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全滅ということもありえる・・・
・・・しかし、このレーベル、規格外

爆裂!仰天の隠れ名盤続出!!
米SELECTMEDIA 1CD\2500
〜4/29(日)


 SELECTMEDIAの体制が変わり、直接の入手が困難になってしまった。
 その後新たなルートを開拓したが、そのルートも昨年途絶えた。
 今回新たに発掘したルートは、とにかくやってみないと分からないというかなり不安定なもの。
 しかしやってみないことには始まらない。
 SELECTMEDIAの在庫状況、経営状況が分からないので、やってみたが全滅ということもありうる。
 入荷まで半年近くかかることもありうる。

 でも、それでも、チャレンジしてみたい方、どうぞ。

 この規格外の化け物レーベル、埋もれさせておくのはあまりに惜しいので・・・。


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 世界は広い。

 もうめぼしいレーベルはすべて掘り起こしつくしたと思っていても、どっかから突然出てくる。しかもそこそこしっかりした実力派、個性派の演奏家を伴って。
 今回のレーベルはあるお客様からの情報でアプローチしたもの。先日VENEZIAからリリースされたマーラー・ボックスの中にザンデルリンクの「大地の歌」が収録されていて、「初出」ということで大きな話題となった。
 ところがそのお客様の話によると、とあるアメリカのマイナー・レーベルから出ている、というのである。どんなに調べてもそんな情報はない。で、お客様に教えを乞うたところ・・・あったのである。ほんとに。しかもほかにも奇妙奇天烈な演奏をたくさん引き連れて。

 レーベルの名は「SELECTMEDIA」。

 いかにも怪しい。
 サイトを開ければすぐに出てくるのはキッズもの。クラシック・レーベルではなく、なんでもかんでも扱う雑多レーベル。とにかくスーパーマーケット的品揃え。初心者空手レクチャーDVDまであったりする。
 で、その雑多なレパートリーの中のひとつとしてようやくクラシック音楽が顔を出す。
 そのリスト。以下のとおり。

 確かに話題になったザンデルリンクの「大地の歌」もちゃんとある。
 そしてご覧のとおり、どういうルートか不明ながら、50年代から80年代のロシアの音源を下にした不思議なレパートリー。ユージナ、グリンベルグ、ラビノヴィチ、ポポフといった有名人もいれば、全く聞いたこともない、ゴースト・アーティストかと疑われるような人もいる。
 しかも実際取り寄せていくつか聴いてみたが、編集ミスと思われるような部分が結構あり(ポポフの「エロイカ」冒頭、ザンデルリンク「大地の歌」での一瞬のノイズ、チャイコフスキー「宿命」、スペイン奇想曲での音飛びなどなど・・・)、またライヴ音源をそのままリリースしているものもあるようで演奏ミス(管がプヒャとか)もある。また音質も全体的にエコーが厚めにかかっており、ちょっとインチキくさく聞こえたりするところもあって、シンセで加工したんじゃないかという噂まで流れたりしている。もちろんそんなことはないのだが、ただいずれにしても完全無欠無菌型アルバム収集家にはお奨めしない。編集ミスの箇所はできるだけコメント欄に記したが、店主がチェックできなかったところがほかにある可能性もある。

 が。

 中にビックリ仰天、開いた口がふさがらないような演奏が点在する。
 なんとおよそ3割の演奏が、とてつもない才能と技量によって生み出された空前絶後の演奏だった。正統派あり、超変化球あり、発狂寸前あり、めずらし物好き、変わったもの好きの方は大喜びの演奏多数。
 ということでこの1ヶ月、ひたすらこのレーベルを聴き続けた。圧倒的な個性と圧倒的な演奏能力。少なくとも何枚かのアルバムに関しては、店主のベスト100CDに堂々食い込む壮絶なアルバムだった。

 ・・・ということでお宝満載の大金脈「SELECTMEDIA」。下記コメントで推奨しているもの(薄緑色になってるアイテム)にハズレはありません。ただくどいようですが完全安全指向型の方には向かないので、どうかお気をつけてどうぞ。
.

     

  

SCHBCTC06J チャイコフスキー  Tchaikovsky Vol. 6
 バレエ音楽「白鳥の湖」第2巻
セルゲイ・アクシオノフ指揮
アカデミアSO
1964年
SCHBCTC05J チャイコフスキー  Tchaikovsky Vol. 5
 バレエ音楽「白鳥の湖」第1巻
 期待通りのいかにもロシアらしい、どっしり重低音演奏。そしてスピーディなところはその低重心のままギュルギュルとギア・チェンジするからものすごいエネルギーで聴くものを圧倒する。
SCHBCTC04J チャイコフスキー  Tchaikovsky Vol. 4
 バレエ音楽「眠りの森の美女」
アレクセイ・ポポフ指揮
キュイビシェフ歌劇場SO
1983年
SCHBCTC03J チャイコフスキー  Tchaikovsky Vol. 3
 交響曲第6番
 イタリア奇想曲
イヴァン・シュヴァルツ指揮
イルクーツク祝祭O
1979年
 快速テンポでぶっとばす爽快「悲愴」に、どでかいスケールの「イタリア奇想曲」。ほんとにこんな指揮者いるのか、こんなオケあるのか知らないが、少なくともこの演奏はいい。お気に入り。
SCHBCTC02J チャイコフスキー  Tchaikovsky Vol. 2
 交響曲第5番
 交響詩「宿命」
ローマン・フォミチェフ指揮
キスロヴォドスク祝祭O
1969年
 ロシアの広さを思い知らされる1枚。こんなスケールの大きい、懐の深い指揮者がロシアにはいたのか?本当は誰か有名な大指揮者が覆面で録音したのじゃないのか?ぽっと出の若手にこんな演奏はできまい。
第5番はロシアの広大な大地を思わせる壮大な演奏。第4楽章のブレーキの掛け方も本当に堂にいったもの。あわてず騒がず巨人の歩み。ライヴ一発録りらしくオケに若干のミスが見られるが、ロシアでは地方コンサートでこういう土着っぽいチャイコフスキーが演奏されているということか。・・・本当にうらやましい。
 ちなみに今まで一度も聴いたことのなかった珍しい交響詩が入っていた。こてこてのロシア民謡てんこもり作品。・・・なのだが最後のところで壮大に音飛びする。そりゃないよ!
SCHBCTC01J チャイコフスキー  Tchaikovsky Vol. 1
 序曲「1812年」
 交響曲第4番
ローマン・フォミチェフ指揮
キスロヴォドスク祝祭O
1971年
 こんな無名の指揮者にこんな堂々とした「1812」を聴かされたらたまらない。ここまで勇壮・雄大な「1812」は初めてかも。ゴロワノフのようなゲテモノ臭さもシモノフのようなハリボテ仕掛けもない。超正統派の、立派な、立派過ぎる演奏。そして続く第4番もこの指揮者のすごさを改めて裏打ちするずっしり演奏。第1楽章の終結部などどこの大巨匠かと思わせるような勇猛果敢さ。続く第2楽章では甘い調べを品よく奏でるセンスもみせる。終楽章コーダでの突進はもちろん苛烈だが、しかし妙にアジったりはしない。正統且つ勇壮。そして最後の最後では前世紀の大指揮者的着地を見せてくれる。オケはド下手でも満足の1枚。ブラボー。
SCHBCSTR1J R・シュトラウス  Richard Strauss Vol. 1
 「死と変容」
  ボーナス/ブラームス:悲劇的序曲 
イゴール・スタンケヴィチ指揮
ウラディオストク祝祭O
1975年
 壮麗な中に情念も忘れていない、なかなかの名演。
SCHBCSC02J シューベルト  Schubert Vol. 2
 交響曲第8、9番
アレクサンダー・イヴァノフ指揮
ハバロフスクSO
1973年
 「グレイト」は冒頭から覇気ある演奏。オケの切れ味もいい。終楽章では普段聴きなれた音が抑えられていたり、聴きなれない通奏低音的管楽器の旋律が聴こえてきて痛快。感性が違う。
 「未完成」含めて3,4箇所で小さい電気ノイズが入る。
SCHBCSC01J シューベルト  Schubert Vol. 1
 交響曲第3、4番
アレクサンダー・イヴァノフ指揮
ハバロフスクSO
1972年
 初期交響曲は、悠然とした雰囲気の中優雅な香りを漂わせたなかなかの名演。
SCHBCRO01J ロッシーニ  Rossini Vol. 1
 序曲集「シンデレラ」、「アルジェのイタリア人」、「セヴィリアの理髪師」、「泥棒かささぎ」
 弦楽のためのソナタ第1、2番
ヴァレンティン・クズネツォフ指揮
アカデミアSO
1981年
アニマCO
1978年
 録音年代は新しいが音質は上等とはいえない。ロシア陣によるロシーニという点では珍しいが。
SCHBCRI01J R・コルサコフ  Rimsky-Korsakov Vol. 1
 シェエラザード
 スペイン奇想曲
ヴァレンティン・クズネツォフ指揮
アカデミアSO
1986年
 アカデミアSOという正体不明のオケによる「シェエラザード」。オケの技量、とくに個人技が重要なこの曲にあって、地方オケではきつい部分があるものだが、ここでは華麗爽快、こてこてのロシア・ロマンをたっぷり十二分に聴かせてくれている。終楽章での追い込みもかなりのもので、マイナー・オケとたかをくくっていると結構ガツンとやられる。続く「スペイン奇想曲」も生気満面、活力みなぎる好演だが、後半部分でまたもや編集ミスがあり鑑賞に堪えない。がっかり。
 演奏陣は上のロッシーニといっしょだがこれの音質は悪くない。
SCHBCMO04J モーツァルト  Mozart Vol. 4
 交響曲第38、41番
ノヴォシビルスクCO
1976年
ペルム放送CO
1978年
 第38番、指揮者なしの室内管弦楽団による演奏だが、これが時代錯誤的に(いや時代相応というべきか)巨大スケールの演奏。華麗で重厚。ところが終楽章で突如快進撃演奏に急変。ズダダダンと思いっきりまくしたててわずか3分半で終了!快感。
 そしてジュピター。違うオケで全く違う年なのだが、なぜか似たようなアプローチ。第1楽章は戦前の巨匠を思わせる、いやそれ以上に重厚な歩み。これまた巨大演奏。まさにジュピター。ところがここでも終楽章に来て一転、ターボ全開の超高速・快速球演奏に。マゼール(RIT 5002/3)に並ぶ快速、そしてクレメンス・クラウス(RE 51)に並ぶ熱血ギュルギュル演奏。これだけのギア・チェンジを指揮者なしでいとも簡単に成し遂げ、完璧な演奏を披露するオケの実力は計り知れない。終楽章だけでも聴く価値あり。やはりロシアはすごい。
 お奨めの1枚。
SCHBCMO03J モーツァルト  Mozart Vol. 3
 幻想曲ハ短調、ニ短調
 ピアノ・ソナタ第14、11、8番
マリア・ユージナ(P)
1951年ライヴ
ユージナ登場。初CD化ということはないが、改めてユージナの威力に衝撃を受ける。
SCHBCMO02J モーツァルト  Mozart Vol. 2
 クラリネット協奏曲
 交響曲第29番
 きらきら星変奏曲
アルギルダス・ブドリス(Cl)
サウルス・ソンデキス指揮
リトアニアCO
1968年
ペルム放送CO
1978年
リマ・ボブリアンスカヤ(P)
1965年
ソンデキスは穏当な表現。無名のボブリアンスカヤの超絶技巧に驚く。
SCHBCMO01J モーツァルト  Mozart Vol. 1
 アイネ・クライネ・ナハトムジーク
 交響曲第40番
 ピアノ協奏曲第21番
コンスタンティン・イヴァノフ指揮
モスクワ・フィル・ソロイスツ、1962年
オトマール・スウィトナー指揮
ドレスデン・シュターツカペレ、1960年
K・ドミトリアディ指揮
レニングラード・フィル、1951年
 ロシア指揮者の重鎮中の重鎮、コンスタンティン・イヴァノフの「アイネ・クライネ」が聴ける。全ソ指揮者コンクールでムラヴィンスキーと1位を分け合い、その後スヴェトラーノフに引き継ぐまでソビエト国立響の首席指揮者を務めた国家的偉人。録音が少ないのが今の名声の低さに直結しているだけにここでのリリースは嬉しい。楷書的スタイルで優雅なロマンを表現。堂々たる演奏で大満足。音質も良い。
 そして続くはスウィトナーの40番。よく聴かれる70年代中盤の録音ではなくなんと1960年の録音。中道を行く正統派スタイルによる甘い演奏。
 続くピアノ協奏曲の21番。ずいぶん達者なピアニストだなあ、と思ったらグリンベルクだった。華麗で雄弁。確固たる美意識のあるモーツァルト。さすが。録音もいい。
SCHBCME02J メンデルスゾーン  Mendelssohn Vol. 2
 交響曲第5番「宗教改革」
 真夏の夜の夢
イゴール・スタンケヴィチ指揮
ウラディオストク祝祭O
1975年
 作曲されたのは2番目ということでなぜか3番、4番と比べて不当な位置にあるが、宗教的な味わい、ワグナー風の壮大さ、メンデルスゾーンらしい憂愁の雰囲気からして、3、4番と堂々と比肩すべき傑作第5番「宗教改革」。スタンケヴィチはこの作品をまさに正々堂々の正面突破。一大叙事詩として壮大に描きつくしている。
SCHBCME01J メンデルスゾーン  Mendelssohn Vol. 1
 交響曲第3番「スコットランド」、
     第4番「イタリア」
イゴール・スタンケヴィチ指揮
ウラディオストク祝祭O、1975年
ヴィアチェスラフ・セロフスキ指揮
ノヴォシビルスク放送SO、1978年
 スコットランド。1楽章、2楽章と平均的な演奏を聴かせてくれていたが、第3楽章。蝶が留まるようなおそるべきテンポの遅さ。通常10分前後で演奏されるこの楽章で14分。鼻歌でついていこうとしても遅すぎてできません。熟しすぎた貴腐ワインを飲むような、足に泥が絡みつく葬送の行進のような、異常な雰囲気を味わえます。かなり変態的です。
 セロフスキの「イタリア」は爽快なベジタブル系。
SCHBCMA03J マーラー  Mahler Vol. 3
 大地の歌
リマ・ヴァラノワ(S)
ミハイル・ドヴェンマン(T)
クルト・ザンデルリング指揮
レニングラード・フィル 1958年
VENEZIAのボックスに収録されているということで話題を呼んだザンデルリンクのロシア時代の「大地の歌」。美しく、精緻な一篇の「歌」。若干のノイズあり。
SCHBCMA02J マーラー  Mahler Vol. 2
 交響曲第5番
アレクセイ・ポポフ指揮
キュイビシェフ歌劇場O
1980年
ポポフ、手堅い演奏。
SCHBCMA01J マーラー  Mahler Vol. 1
 交響曲第1番
セルゲイ・ヴラジェフ指揮
ツーメンSO
1975年
ぎえー。とんでもない演奏に会った。
ロシア勢による珍しいマーラー。ロシア・ロマン派と、独墺の爛熟的退廃的後期ロマン派は同じ匂いがするが、ここまでやるか。
第2楽章11分、第3楽章12分、第4楽章23分。バーンスタインの2回目の録音と比べてもそれぞれ2分以上遅い。第3楽章など完全に葬送行進曲。オケも空中分解しそうなほどのスローテンポ。しかしややもすると陳腐に聴こえてしまう楽章だが、ここまで徹底してホラー的解釈をされるとにわかに美しい世界が広がってくる。窒息死したあと目の前に広がる天国を観たような。そして終楽章はまさに巨人。これまで絶対に聴いたことがないようなあっと驚く仕掛けをいくつか用意しながら、この前代未聞の大巨人はロシアの大地をズシリズシリとのし歩いていく。ラストの大団円の歓喜の声(あるいは断末魔の叫び)は音楽史上に残る強烈さ。
間違いなく過去に聴いたすべてのマラ1の中で最も異常な演奏。絶対聴くべし。ヴラジェフ・・・誰だ?普通じゃない。
SCHBCHY02J ハイドン  Haydn Vol. 2
 交響曲第45番「告別」、第73番「狩」
ボグダン・コヴトゥン指揮
キエフ放送CO
ロシア勢のハイドンというとちょっと不安だったが、昔のドイツ・オケのような音がする。骨太で重厚。しかし機能性が高く、上質のスピード感も味わえる。
SCHBCHY01J ハイドン  Haydn Vol. 1
  交響曲第6、7、8番「朝」、「昼」、「晩」
ペルム放送CO
1966年
SCHBCGL01J グリンカ  Glinka Vol. 1
 「ルスランとルドミュラ」より
   「序曲」、「チェルノモールの行進」、「トルコ舞曲」、「アラビア舞曲」、レズギンカ
 ナイナ城の踊り
 「皇帝に捧げた命」より序曲、ポロネーズ、マズルカ
 ワルツ・ファンタジア
パーヴェル・レヴァシェフ指揮
ロストフSO
1976年
グリンカのめずらしい管弦楽曲集。演奏は案外まともだった。
SCHBCDV01J ドヴォルザーク  Dvorak Vol. 1
 交響曲第9番
 ユモレスク
 スラヴ舞曲第1,2番
アレクセイ・ポポフ指揮
キュイビシェフPO、1972年
ヴィクトル・ラビノヴィチ指揮
ノヴォシビルスクSO、1955年
 ポポフの「新世界」。第2楽章はまったく泥臭くなく抜群に美しく、第3楽章も機能美と爽快さを兼ね備えた美演。しかし終楽章はババッと身を翻して一転爆裂演奏。「お馬鹿」にはならないが天才的個性に満ち溢れた激情と興奮の10分間。
 続くラビノヴィチの「ユモレスク」は、「やめてくれー」と叫びたくなるようなコテコテロマン演奏。結婚式場でかけても恥ずかしい。でもこれ1曲だけでも聴く価値あり。
そして再びポポフ登場。「スラヴ舞曲」。
 またまた快速ギュルギュル演奏。しかも超高速。舞曲というよりほとんどラップのクラブ・ミュージック。続く第2番はロマンティック演奏に戻って、今度はほとんどメロメロのナイト・クラブ状態。
超快速演奏と超ロマンティック演奏とを恥ずかしげもなく使い分けるこの人の才能には脱帽。超お奨めの1枚。
SCHBCCH02J ショパン  Chopin Vol. 2
 ピアノ協奏曲第1、2番
アルカディ・ベシュニアコフ(P)
マクシム・クリロフ指揮
ブレスト祝祭SO、1981年
 意外にも繊細できめ細やかな演奏。ベシュニアコフの演奏は花から花へ、蝶のごとく華麗で優雅。誰も見ていないと思ってひとり影と戯れている子犬のような感じか。なんとも平和的で幸福な演奏。とにかく軽快な部分の「楽しくて仕方ないよー!」という感じの喜ばしさは天下一品。指もまわる回る。かといって白痴っぽい軽薄さも感じられない。いや確信犯的な軽さはちょっと感じられる。アルカディ・ベシュニアコフ、ただものではないと思うのだが、全く聞いたことすらない。
SCHBCCH01J ショパン  Chopin Vol. 1
 バラード第1番 アレクセイ・ルドネフ(P)1980年
 幻想即興曲  ヴェロニカ・クライネル(P)1978年
 マズルカ作品63−3 マルガリータ・グルシェヴスカヤ(P)1973年
 ノクターン作品9-2、15-2、55-2  マルガリータ・グルシェヴスカヤ(P)1973年
 前奏曲作品28 ヴァレンティン・フェドロフ(P)1985年
 ワルツ第5、2、18番、華麗なる大ワルツ ヴラディミル・ブロクスマン(P)1975/1972年
 まいった。これがロシアのショパンか。25年前リヒテルのショパンを初めて聴いたときはなんと異質な音楽だろうとのけぞったが、あのときの感覚と全く同じ。ちょっとしたフレーズの響かせ方やパウゼの取り方がヨーロッパ系の人たちと少し違うのである。ここではほとんど聴いたこともないロシアのピアニストの演奏ばかりが集まっているが、どれも腕達者な人ばかり。
SCHBCBR02J ブラームス  Brahms Vol. 2
 交響曲第3番
 ハンガリー舞曲第9-21番
アレクサンダー・フィリッポフ指揮
クラスノダルSO
スタニスラフ・クズネツォフ指揮
ソーキ祝祭O 1983年
 ぐはあ。こいつらは確信犯か?
 また史上最強に遅いブラームスの3番。コテコテネチョネチョのロマン。第2楽章でも止まりそうなほどに遅いのに、第3楽章にいたっては本当に何度か止まってしまう。終楽章はテンポこそ常識的なものに戻るが、楽器の鳴らし方や、響かせ方、リズムの取り方がやはりどこか違う。
この人たちの感性は普通じゃない。
SCHBCBR01J ブラームス  Brahms Vol. 1
 交響曲第1番
 ハンガリー舞曲第1-8番
アルカディ・ヴェリシェフ指揮
イヴァノヴォ祝祭O 1978年
スタニスラフ・クズネツォフ指揮
ソーキ祝祭O 1983年
 ま、また出た。ロシアの化け物が。

 あの広大な大地の上、荒んだ空の下に生まれた人間でなければこんなブラームスは振れない、おそるべき快演・怪演。
 これはなんと表現すればいいのか。
 宇宙的演奏、あるいは誇大妄想&幻想的演奏。
 アーベントロートの猟奇性と、宇宿の怪奇性と、フェドセーエフの異常性。それらをひっくるめて、なおロシア的な壮大さをも持ちえたという奇跡的な演奏。こんなにも壮絶な演奏がロシアの片隅に残されていたとは、全く持って信じがたい。終楽章の鬼気迫る発狂寸前の追い込みは、あの大虐殺を経てなお未来への希望を棄てなかったロシアの人々の根源的なパワーか?少なくとも日本人でこんな演奏をできる人は絶対にいない。聴いた後で、この歴史的な豪演が、誇大妄想ではなく、現実のたぐいまれな才能と人間性によって生み出されたことを確信するに至り、また感動の度合いが増した。
SCHBCBE04J ベートーヴェン  Beethoven Vol. 4
 交響曲第9番
アレクセイ・ポポフ指揮
キュイビシェフ歌劇場SO、1987年
ポポフ、深い味わいを出しながら、丹精で繊細な第9。
しかしお客様の情報ではどうやらイワノフの演奏らしい。それはそれですごいが、情報のいい加減さというのはまずい。
SCHBCBE03J ベートーヴェン  Beethoven Vol. 3
 交響曲第3番
 エグモント序曲
アレクセイ・ポポフ指揮
キュイビシェフ歌劇場SO、1987年
快速で吹っ飛ばすなかなかの演奏。第1楽章冒頭の編集ミスが悔しい。
SCHBCBE02J
欠番
ベートーヴェン  Beethoven Vol. 2
SCHBCBE01J ベートーヴェン  Beethoven Vol. 1
 ピアノ協奏曲第5番
 ピアノ・ソナタ第14番
イヴァン・トロイツキ(P)
アレクセイ・ポポフ指揮
キュイビシェフ歌劇場SO、1985年
フェオドル・マルシン(P) 1994年
聞き物は「月光」だったかもしれない。
SCHBCBA02J バッハ  Bach Vol. 2
 ブランデンブルグ協奏曲第5、6番
 管弦楽組曲第3番
ノヴォシビルスクCO 1964年
イヴァン・シュヴァルツ指揮
スヴェルドロスク祝祭CO 1964年
カリーニン祝祭O 1959年
SCHBCBA01J バッハ  Bach Vol. 1
 ブランデンブルグ協奏曲第1−4番
 管弦楽組曲第3番よりアリア
イヴァン・シュヴァルツ指揮
スヴェルドロスク祝祭CO 1964年
クルガン・フィル・アンサンブル 1992年
SCHBCVI02J ヴィヴァルディ  Vivaldi Vol. 2
 リュート協奏曲 RV.93
 トリオ RV.85
 ソナタ RV.63「ラ・フォリア」
 マンドリン協奏曲 RV.425
 リコーダー協奏曲 RV.99
 フルート協奏曲 RV.106
 ヴァイオリン協奏曲 ハ長調
ペテルブルグ・バロック・ストリングス
SCHBCVI01J ヴィヴァルディ  Vivaldi Vol. 1
 四季
  ボーナス/メンデルソゾ−ン:序曲「フィンガルの洞窟」
ヴラディミル・クライネル指揮
アンサンブル・エンシェント・ミュージック 1963年
ヴィアチェスラフ・セロフスキ指揮
ノヴォシビルスク放送SO、1974年
SCHBCTE01J テレマン  Telemann Vol. 1
 ターフェルムジーク 変ロ長調
 ポーランド協奏曲 変ロ長調、ト長調
 組曲「ラ・リラ」
ヴォロネズ祝祭O 1967年
イルクーツクCO 1958年
アルハンゲリスク祝祭CO 1963年
SCHBCSTJ1J J・シュトラウス2世  Johann Strauss II Vol. 1
 皇帝円舞曲、美しく青きドナウ、ピツィカート・ポルカ、トリッチ・トラッチ・ポルカ
 「こうもり」序曲、ウィーン気質、ほか
マキシム・クリモフ指揮
ブレスト祝祭O 1984年
ロシア勢によるウィンナ・ワルツというのも珍しい。とはいってもそんなムチャクチャやっているわけではないが、中には「美しく青きドナウ」のように爛熟退廃の帝政時代を思わせるゴージャスな演奏、「ピチカート・ポルカ」のように現大統領の先祖の怪僧が指揮したような幻惑的な演奏、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」のようにハリウッド大スペクタクル映画のような演奏もあるので、単調なままでは終わらない。。
SCHBCMU01J ムソルグスキー  Mussorgsky Vol. 1
 (1)展覧会の絵
 (2)ペルシアの少女の踊り
  モスクワ川の夜明け
  「ソロチンスクの定期市」序奏
  ゴパック
  禿山の一夜
(1)ヴァレンティン・ミスチェンコ指揮
  ミンスク祝祭O
(2)イヴァン・シュワルツ指揮
  イルクーツク祝祭O 1976年
スケールは大きいが、曲が曲だけにもう少し破目を外してもよかったかもしれない(というのはこちらの勝手な期待だが)。
SCHBCHN01J ヘンデル  Handel Vol.1
 水上の音楽第1組曲
        第3組曲より
 王宮の花火の音楽
 「メサイア」よりハレルヤ・コーラス
ミンスク・フィルCO 1987年
ラメント・アンサンブル 1965年
カリーニン祝祭O 1959年
ノヴォシビルスクCO&Cho 1964年
SCHBCGR01J グリーグ  Greig Vol. 1
 (1)ペール・ギュント組曲第1番
  ホルベルク組曲
 (2)ペール・ギュント組曲第2番
 (3)ピアノ曲集 民謡、ノットルノ、春に、小人の行進
(1)アレクサンダー・セルゲーフ指揮
 シベリアンSO 1967年
(2)セルゲイ・リアビニン指揮
 サラトフ音楽院SO 1978年
(3)インナ・スピリドノヴァ(P) 1984年
 二人の指揮者によるペール・ギュント。
 セルゲーノフという指揮者がシベリアのオケをふった第1番。雄大なスケールはこれぞシベリア。オケは若干反応性の鈍さも感じさせるが、その堂々たる雰囲気は鬼気迫るものがある。
 そしてなぜかホルベルク組曲をはさんでリアビニンの第2番。

 ・・・だが・・・これがすごかった。

 およそこの曲の演奏と言うと、北欧の抒情、品の良い文学性が重要視されるものが多かった。清澄で美しく、ときに華麗でときに素朴で。民俗性をあぶりだす変化球盤もあったが、それも文学的な流れだった。
 ところがこの演奏は違う。
 グリーグがまるでロシアの作曲家だと勘違いしたようなドロドロのドラマティック演奏。北欧の民話ではなく、実際にあった血みどろの略奪史。美しく悲しい伝説ではなく、ついこのあいだの戦争譚。
 テンポが遅いというのもあるが(「オーゼの死」は普通3分から4分そこそこのはずが、ここでは6分近くかかってる)、そういう問題ではない。
 なんだか異常に感情の起伏が激しいのである。もともとこの曲は激しいシーンと愛くるしく美しいシーンがめまぐるしく入れ替わる作品とはいえ、フォルテとピアノ、その格差があまりにも激しいので聴いているほうは相当のエネルギーを必要とする。実際、最大音量時は録音の許容量を超えてひょっとすると音割れするかもしれない(店主の3つのシステムのうち、一番いいものしかきちんと再現できなかった。あなたのスピーカーなら大丈夫だとは思うけど。)。「花嫁の略奪」でのあまりの悲劇性、あまりの激烈さには、飾り文句ではなく本当に絶句。いつもの「ペール・ギュント」を聴く姿勢ではなく、ぶちきれ指揮者の気が狂ったような現代音楽を聴くくらいの覚悟がないと、精神的に本当にきついものがある。
 しかし・・・ここまで過剰な表現をする必要があるのかと思ったが、怖いもの見たさについつい何十回も聴いてしまった・・・。

 「激烈演奏」ファンの方は、マーラーの1番、ブラームスの1番、そしてこのペール・ギュントは、絶対押さえておいてほしい。
 ちなみに余興で入っているスピリドノヴァの「小人の行進」、これまたすごいです・・・。



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