≪第100号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2018/12/11~
12/14(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENT
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ヘンデル:リコーダー・ソナタ集
前奏曲 ト長調 HWV571 - ソナタ ハ長調 HWV365
(装飾的即興)- ソナタ ヘ長調 HMV369
前奏曲 ト短調 HWV572 - ソナタ ト短調 HWV360
幻想曲第1 番 変ロ長調(作曲家不詳)- ソナタ
変ロ長調 HWV377
前奏曲 イ短調 HWV576 - ソナタ イ短調 HWV362
前奏曲 ロ短調 ZN773(パーセル作曲)- ソナタ
ロ短調 HWV367 |
シュテファン・テミング(リコーダー)
ヴィープケ・ヴァイダンツ(チェンバロ) |
今注目のリコーダー奏者がヘンデルの本質を暴く!
録音:2018 年8 月13-15 日/スイス、ゼーヴェン、サン・ジェルマン教会/63'20''
リコーダー奏者にとって大切な作品であるヘンデルの6つのソナタ。オペラのような歌謡性からシンプルにして奥深い表情まで、ヘンデルの本質が豊かに詰まった作品を気鋭のリコーダー奏者テミングが見事に奏でます。その自然な息遣いはリコーダーからまるで人間の声を引き出したかのような素晴らしさです!
力強いバスの歩みが魅力の通奏低音パートはチェロを用いずチェンバロ1台で演奏。2018年の来日公演でも共演していたヴァイダンツの巧妙なリアリゼーションによる雄弁な演奏はリコーダーと同等の存在感を持ち、ハイレベルなデュオとなって耳を楽しませます。それぞれのソナタの前に、関連する調性のチェンバロ・ソロを挿入しているのも面白い構成です。
1987 年ケープタウン生まれの若手リコーダー奏者シュテファン・テミングは、ヴィヴァルディの協奏曲(ACC-24332)、バッハ&
ハッセ(ACC-24315)など、ACCENT レーベルをはじめ既に多くのCDをリリースしており評価も大変高い注目の逸材です。今後の活躍も目が離せません。

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ACC 26410
(2CD)
¥3800
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ヘンデルの権威による最新の名演
ヘンデル:オラトリオ『ユダス・マカベウス』
HWV63
(1747年版) |
ケネス・ターヴァー
(テノール:ユダス・マカベウス)
ディアンナ・ブレイウィック
(ソプラノ:イスラエルの婦人)
ソフィー・ハームセン
(メゾソプラノ:イスラエル人)
ジョアン・フェルナンデス(バス:シモン、大使)
オーウェン・ウィレッツ(カウンターテナー:司祭)
イナ・ジャックス(アルト:使者)
ダヴィド・カヴェーリウス(合唱指揮)
北ドイツ放送合唱団
ローレンス・カミングス(指揮)
ゲッティンゲン祝祭管弦楽団 |
録音:2018 年5 月10 日/ドイツ、ゲッティンゲン
シュタットハレ/74'52''、62'09''
『メサイア』と並びヘンデルの成功作として広く知られるオラトリオ『ユダス・マカベウス』。ゲッティンゲンで行われているヘンデル国際音楽祭でのライヴ録音です。ローレンス・カミングスは音楽祭の音楽監督でもあるヘンデルの専門家で演奏の完成度は折り紙つき。
『ユダス・マカベウス』の初演は1747年コヴェントガーデン。表彰式でおなじみの「見よ勇者は帰る」は1750
年の再演時に新しく加えた曲のため、1747年版には入っていません。オリジナルのオラトリオでじっくりと音楽を味わってください。
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ALTUS
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SACDシングルレイヤーで発売!
メシアン:歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》(全3幕8景) |
天使:エメーケ・バラート(ソプラノ)、
聖フランチェスコ:ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン)、
重い皮膚病を患う人:ペーター・ブロンダー(テノール)、
兄弟レオーネ:フィリップ・アディス(バリトン)、
兄弟マッセオ:エド・ライオン(テノール)、
兄弟エリア:ジャン=ノエル・ブリアン(テノール)、
兄弟ベルナルド:妻屋秀和(バス)、
兄弟シルヴェストロ:ジョン・ハオ(バス)、
兄弟ルフィーノ:畠山 茂(バス)、
新国立劇場合唱団、
びわ湖ホール声楽アンサンブル(合唱)、
冨平恭平(合唱指揮)、
ヴァレリー・アルトマン=クラヴリー、
大矢素子、小川 遥(オンド・マルトノ)、
シルヴァン・カンブルラン(指揮)、
読売日本交響楽団 |
緊急発売!2018年度レコードアカデミー賞「特別部門/歴史的録音」受賞記念!超話題盤、カンブルラン読響の『アッシジ』がSACD化!!
録音:2017年11月19 ・26日/サントリーホール(ライヴ録音)/188'
23''、69' 23''、国内プレス、日本語帯・解説付
4枚組のCDで発売され瞬く間に話題となり、2018年度レコードアカデミー賞「特別部門/歴史的録音」に選ばれた名盤、カンブルラン&読響の『アッシジ』がSACDシングルレイヤー化!SACDならではの利点を生かした長時間収録で4時間のオペラが2枚組に収まりました。1・2
幕がDISC1、3幕がDISC2に収録されています。
読響と常任指揮者カンブルランが2017年に行った、メシアンの長大なオペラ『アッシジの聖フランチェスコ』の全曲版国内初演ライヴ。読響創立55周年記念として行われ、「音楽の友」誌の企画〈コンサート・ベストテン2017〉第1位に輝いた伝説的公演です。さらにこの年、読響は〈第49回(2017年度)
サントリー音楽賞〉、〈第30回ミュージック・ペンクラブ音楽賞〉も受賞しており、この『アッシジ』公演が大きな要因となったことは間違いありません。
2010 年4月から3期9年に及び読響の常任指揮者を務め、2018年度で最後の年を迎えるカンブルランが日本演奏史に刻んだ大いなる偉業です。
メシアン畢生の大オペラ『アッシジの聖フランチェスコ』は9人のソロ歌手、40近い打楽器、10パートからなる合唱など破格の規模の編成で、演奏時間も4時間を優に超える作品。休憩をはさんだ当日の公演時間は5時間半に及びました。オンド・マルトノが3台必要というのもメシアンらしく、まさに規格外の内容です。
国内ではこれまで抜粋版が演奏されるにとどまり、遂にその全貌が楽しめるとあって演奏会は大変な話題となりました。
カンブルランはメシアンの管弦楽作品の体系的な録音を残しているメシアン音楽のスペシャリストで、読響とも『トゥーランガリラ交響曲』や『彼方の閃光』を取り上げ名演を聴かせてきた実績があります。この『アッシジ』も作曲家と作品への深い理解に裏打ちされた稀代の名演。
演奏会形式での上演ですが、それゆえに音楽を語ることに集中した演奏が繰り広げられており、時に瞑想的なまでの作品の真価がひしと伝わってきます。まばゆく響き渡る鳥たちの歌を描いた第6
景の複雑かつ壮麗な場面も鮮烈。
ALTUS レーベルの録音はカンブルラン本人も信頼を置く優れたもので、メシアンならではの輝かしい音響を見事に捉えています。解説書には楽曲解説・歌詞対訳はもちろんのことカンブルランのインタビューなども収録しており充実の内容。海外盤を含めてもなかなかCDが手に入らない『アッシジ』における大変貴重な全曲盤です。
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
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CONTINUO CLASSICS
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ヴィオラ・ダ・モーレ協奏曲~
バロック時代の協奏曲とソナタVol.1「不死鳥」
(1)ミシェル・コレット(1707-1795):
協奏曲 二長調「不死鳥」
(2)ジャン=バティスト・バリエール(1707-1747):
ソナタ ニ短調
(3)ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):
ソナタ ニ長調
(4)マルタン・ベルトー(1705-1771):トリオ・ソナタ
ホ短調
(5)ロベール・ド・ヴィゼー(1660-1732):シャコンヌ
(6)アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
ラルゴ~2つのチェロと通奏低音のための協奏曲
ト短調より
(7)アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
12の室内トリオ・ソナタより第12番「チャッコーナ」 |
フィリップ・フロン
(ヴィオラ・ダ・モーレ)
ジャン=ピエール・ノウアー
(ヴィオラ・ダ・モーレ)
マリー・ノウアー
(ヴィオラ・ダ・モーレ)
ウィリアム・ウォーターズ
(テオルボ) |
名手フロンと仲間たちが奏でるバロック時代のヴィオラ・ダ・モーレの作品集
録音:2018 年/フランス/49'00"
ブリュッセル王立音楽院でヴィーラント・クイケンの下で研鑽を積んだヴィオラ・ダ・モーレの名手フィリップ・フロンが、17世紀から18世紀初頭のバロック時代に活躍した作曲家のヴィオラ・ダ・モーレの作品を収録しました。のびやかで美しいヴィオラ・ダ・モーレの音色に酔いしれることができます。
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FIRST HAND RECORDS
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「喜びの庭」 |
ザ・テリング |
作曲者不詳:
La rosa enflorese / Pues que tu reyna
del cielo / Rosa das rosas /
Plus bele que flor, Quant revient et
fuelle et flor, L'autrier joer m'en alai,
Flos /
O virgo pia,Lis ne glai, Amat / Ther
is no rose of swych virtu / Ad rose titulum(instrumental)
/
Laude novella sia cantata / Der winter
will hin weichen / Unter den Linden
マショー:De tout flors (instrumental)
ヨハンネス・チコーニア:O rosa bella, o
dolce anima mia
アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモ:Un
fiore gentil m'apparse
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:Ave generosa
/ Procession from Ordo Virtutum |
凛とした美しさ、花を題材とした中世音楽。
[Clare Noburn(歌)、Ariane Prussner(歌)、Leah
Stuttard(中世ハープ、フレームドラム、歌)]
2009年結成の中世音楽演奏グループ「テリング」によるアルバム。収録曲は12世紀から15世紀の音楽で構成されていて、ユリやバラをはじめ花が題材に使われています。
ユリは純粋さを、バラは愛を表し、神聖な表現としても良く用いられていました。静かで繊細な音楽から凛とした力を感じる不思議な味わいのアルバムです。
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HUNGAROTON
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麗しきチェリスト、ディッタ・ローマン
「ソロ・チェロ・ポートレート」 |
ディッタ・ローマン(チェロ) |
(1)ゾルターン・コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロ・ソナタ
Op.8
(2)ジェルジュ・クルターク(1926-):民謡風に
(3)ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):無伴奏チェロ・ソナタ
(4)クルターク:クリスティアン・ズターへのメッセージ=コンソレーション
(チェロのためのサイン、ゲーム、メッセージより)
(5)ペーテル・エトヴェシュ(1944-):ポリーへの2つの詩
(6)クルターク:ソクラテスの別れ(チェロのためのサイン、ゲーム、メッセージより)
(7)バルナバシュ・ドゥカイ(1950-):信仰の贖罪
(8)クルターク:ヤーノシュ・ピリンスキ、ジェラール・ド・ネルヴァル~ゾルターン・コチシュに捧げる
(チェロのためのサイン、ゲーム、メッセージより)
(9)ドゥカイ:私は私の心で見た
(10)クルターク:シャドウ |
ペレーニの秘蔵っ子!麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンが母国ハンガリーの作曲家の無伴奏作品に挑戦!
セッション録音:2017年11月18-21日/フンガロトン・スタジオ/61'07"
ハンガリーの注目チェリスト、ディッタ・ローマンが母国の作曲家コダーイ、クルターク、リゲティ、エトヴェシュ、ドゥカイの無伴奏チェロ作品を収録しました。
イヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェリストに師事したローマンはペレーニの秘蔵っ子として知られ、ヨーロッパを中心に活躍しております。2012年にはライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2位受賞し、バッハ弾きとして確固たる地位を築きました。
これまでは端正で正当的なスタイルで優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力でしたが、当ディスクでは自国の作品を朗々と奏でております。
トランシルヴァニアの民俗楽器の手法を用いたコダーイの無伴奏チェロ・ソナタは1923年にザルツブルクで開かれた第1回国際現代音楽祭にて初演された作品で、現在ではチェロ奏者の必須レパートリーに数えられます。
ローマンはフンガロトン・レーベルよりバッハの無伴奏組曲の第1、3、5番を収めた第1集(HCD
32731)、第2、4、6番を収めた第2集(HCD 32732)、ヴァイオリン・ソナタ第2&
3番、無伴奏フルートのためのパルティータそして、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3
番を5 弦チェロ・ピッコロによる編曲版(HCD32796)、そしてドビュッシー、ベルトーク、ファリャ、ラヴェルの作品集(HCD
32793)をリリース。いずれも好評を博しております。
ローマン、優美なバッハ無伴奏 |
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ディッタ・ローマンによる優美なバッハ無伴奏第1弾
J.S.バッハ(1685-1750):
・無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
・無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
・無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011 |
ディッタ・ローマン
(チェロ;JB Salomon 1770年) |
すでに話題になっているディッタ・ローマンによる優美なバッハ無伴奏第1弾。
ペレーニの秘蔵っ子!麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンによる優美なバッハ無伴奏第1弾は第1、3、5
番
録音:2013 年7 月、フンガロトン・スタジオ/DDD、67’18”
麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンによるバッハの無伴奏組曲第1
集(第1、3、5 番)がリリースされます。ディッタ・ローマンは7
歳よりチェロをはじめました。これまでにイヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェリストに師事。とりわけペレーニの秘蔵っ子として知られ、ヨーロッパ各地で演奏会を成功させています。2012
年にはライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2
位受賞し、一躍話題となりました。レパートリーは広く、バッハから現代まで様々な作品を演奏しています。
ローマンのバッハは、優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力です。当演奏ではいわゆるバロック奏法を取り入れ、弓は無駄な力が抜けて柔らかな音色を奏でます。正統的で端正なスタイルの中にも内なる秘めた情熱が演奏に好印象を受けます。今後の活躍も非常に楽しみな演奏者と言えましょう。なお、第2
集(第2、4、6 番)も今秋リリース予定とのことです。
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バロック奏法も取り入れた優美なバッハ第2弾!
J.S.バッハ:
・無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008(23’26”)
・無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV.1010(19’52”)
・無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012(29’27”) |
ディッタ・ローマン
(チェロ/JB Salomon、1770年製) |
麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンによるバロック奏法も取り入れた優美なバッハ第2弾!
セッション録音:2014 年1 月25-28日/ブダペスト、フンガロトン・スタジオ/DDD、73’04”
麗しきチェリスト、ディッタ・ローマン。好評のバッハの無伴奏組曲の第1、3、5
番を収めた第1集(HCD 32731)に続き第2、4、6
番を収めた第2 集が早くも登場致します。
これまでにイヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェリストに師事したローマンはとりわけペレーニの秘蔵っ子として知られ、現在はヨーロッパを中心に活躍しております。2012
年にはライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2
位受賞し、バッハ弾きとして確固たる地位を築きました。
満を持してのバッハ無伴奏全曲録音となりましたが、ローマンは演奏法について研究に研究を重ね、いわゆるバロック奏法を取り入れ、弓は無駄な力が抜けて柔らかな音色を奏でます。端正で正当的なスタイルで優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力です。特に難曲として知られる第6
番。二つの弦で同じ音を交互に同音を弾きリトルネッロ形式で書かれているとても印象的な前奏曲ですがローマンは自身の描いたバッハ演奏を見事に表現しており、組曲の最後にふさわしい名演を聴かせてくれます。第1
集と合わせてお楽しみください。
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PAN CLASSICS
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天才vs天才
リナ・トゥール・ボネmeetsヤコブ・ラッティンガー/マレmeetsコレッリ
ヒューム:兵士のガリアルド(ヴィオール)
フォルクレ:シャコンヌ「La Buisson」(ヴィオール)
マレ:組曲ニ長調(ヴィオール)
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ト短調(ヴァイオリン)
マラン・マレ:シャコンヌとロンドー(ヴィオール)
ビーバー:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ホ短調(ヴァイオリン)
マレ:聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘の音
(ヴィオールmeetsヴァイオリン)
ジャック・モレル:シャコンヌ(ヴィオールmeetsヴァイオリン)
ヒューム:Hark, hark(ヴィオール)
マレ、コレッリ、即興:フォリア(ヴィオールmeetsヴァイオリン) |
<アンサンブル・ムジカ・ナランス>
リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)
ヤコブ・ラッティンガー
(ヴィオラ・ダ・ガンバ、指揮)
ハンス・ブリューデル(バロックギター)
アクセル・ヴォルフ(テオルボ)
ラルフ・ヴァルトナー(チェンバロ)
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YouTubeで話題沸騰!マレとコレッリ、ふたりの天才が現代に出逢う!ヴィオールとヴァイオリンの幸福なデュオ。
録音:2015 年10 月14-16 日/ドイツ、シュロベンハウゼン/64'56''
熱狂的な演奏が人々を虜にしYouTube で65万回以上再生されている、リナ・トゥール・ボネとヤコブ・ラッティンガーによる『フォリア』。これはマレのヴィオールのための『フォリア』とコレッリのヴァイオリンのための『フォリア』を組み合わせ新たな変奏曲として造り上げた音楽です。
このアルバムはその『フォリア』を最終到達点として、ヴィオールとヴァイオリンそれぞれの名曲を並べ2つの楽器の「出会い」を描きます。
後半、デュエットに発展し待望の『フォリア』が現れるという構図。各楽器の巧妙な書法と幸福な発展に耳を奪われます。2018年に来日し日本でも人気がどんどん上がっているスペインのヴァイオリニスト、リナ・トゥール・ボネの迫真の演奏が凄まじく、注目必至です。
ということでいつかも紹介して大反響となった映像、どうぞ。
これは魔術か。
https://youtu.be/C4m1KHjp03M

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マドリガーレの変遷をたどる
「愛、運命、死」
チプリアーノ・デ・ローレ:
Datemi pace(4声のマドリガーレ集 第2巻)
Mia benigna fortuna(4声のマドリガーレ集
第2巻)
Schiet'arbuscel(4声のマドリガーレ集
第2巻)
Amor, ben mi credevo(4声のマドリガーレ集
第1巻)
ハーメリンによるリュート編曲版
Ancor che col partire(4声のマドリガーレ集
第1巻)
Amor, ben mi credevo(4声のマドリガーレ集
第1巻)
Sicut cervus desiderat(MS. Mmc; M viii,
87)
ハーメリンによるリュート編曲版
ルッツァスキ:
Tu ribello d'Amor (マドリガーレ集第4巻)
Ahi, cruda sorte mia(マドリガーレ集第5巻)
ジェズアルド:
Se la mia morte brami(マドリガーレ集第6巻)
Occhi, del mio cor vita(マドリガーレ集第5巻)
シピオーネ・ラコルチャ:Ahi, tu piangi(マドリガーレ集第2巻)
モンテヴェルディ:
ニンファの嘆き(マドリガーレ集第8巻「戦いと愛のマドリガーレ集」)
カプスベルガー:トッカータ第6番(リュート曲集第1巻)
モンテヴェルディ:
マリアンナの嘆き(マドリガーレ集第6巻)
Zefiro torna e'l bel tempo rimena(マドリガーレ集第6巻) |
<プロフェーティ・デッラ・クインタ>
ドロン・シュライファー、
ロマン・メリシュ(カウンターテナー)
リオル・レイボヴィチ、
ダン・ドゥンケルブルム(テノール)
エラム・ロテム(バス、指揮)
オリ・ハーメリン
(ルネサンスリュート、
アーチリュート) |
録音:2018年4 月8-12日/スイス、ヴァルデンブルク・スタジオ/64'21''
5人の男声をメイン・メンバーとしてイスラエルで結成され、現在スイスで活動しているプロフェーティ・デッラ・クインタ。16~17世紀の声楽曲をレパートリーとし、器楽奏者を適宜加えて演奏しています。リーダーのエラム・ロテムはチェンバロ奏者、作曲家でもあります。
マドリガーレはルネサンス期イタリアで発展した多声声楽曲。模倣や半音階など高い作曲技術が用いられ、バロックへと繋がる音楽史全体の発展にも大きな影響を及ぼしました。デ・ローレからモンテヴェルディに至る1600年前後の50年間に焦点を当て、概ね作曲順で数々のマドリガーレを並べたCDになっており、作曲家ごとの響きの変遷が味わうことが出来ます。
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PENTATONE
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PTC 5186635
(2SACD HYBRID)
¥5200 →\4790
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『こうもり』の白熱ライヴ!
ローレンス・フォスター指揮&ハノーファー北ドイツ放送フィル
ヨハン・シュトラウスⅡ世(1825-1899):オペレッタ『こうもり』(1874) |
ニコライ・シューコフ(アイゼンシュタイン/テノール)、
ローラ・エイキン(ロザリンデ/ソプラノ)、
ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(フランク/バリトン)、
エリーザベト・クールマン(オルロフスキー公/メゾ・ソプラノ)、
クリスティアン・エルスナー(アルフレート/テノール)、
マティアス・ハウスマン(ファルケ博士/バリトン)、
アレクサンダー・カイムバッヒャー(ブリント博士/テノール)、
アニカ・ゲルハルズ(アデーレ女中/ソプラノ)、
アリス・ヴァジンガー(イーダ/ソプラノ)、
クルト・リドル(フロッシュ/バス)
ローレンス・フォスター(指揮)、
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、
WDR 放送合唱団 |
L.フォスター&ハノーファー北ドイツ放送フィルによるJ.
シュトラウスⅡ世『こうもり』の白熱ライヴ!
ライヴ録音:2018年1月/NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、Disc
1 43'59"、Disc 2 72'10"、輸入盤・日本語帯付
SACDハイブリッド盤。ローレンス・フォスター率いるハノーファー北ドイツ放送フィルによるヨハン・シュトラウスⅡ世のライヴ・シリーズ。第1
弾の『ジプシー男爵』(PTC 5186482)に続く第2弾は名作『こうもり』です!
こうもりの扮装をしたままアイゼンシュタインに置き去りにされたファルケが、敵をとろうとアイゼンシュタインをたぶらかし、大恥をかかせるオペレッタ『こうもり』。
台本はR.ベネディクスの喜劇『牢獄』に基づき、H.メイヤックとL.
アレヴィが作ったヴォードビル劇『大晦日の晩餐会』を下書きにC.ハフナーとR.ジュネが書き上げました。
ヨハン・シュトラウスⅡ世の代表作として、今もなお演奏され続けている『こうもり』をL.フォスターは華やかに演出いたします。クリスティアン・エルスナー、ニコライ・シューコフなど豪華な歌手陣にも注目です。

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PTC 5186791
(5CD)
¥6800 →\6290
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スイス・ロマンド管弦楽団、100年の軌跡(1918-2018)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)、ホルスト・シュタイン(指揮)
ピンカス・スタインバーグ(指揮)、アルミン・ジョルダン(指揮)
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ファビオ・ルイージ(指揮)
パウル・クレツキ(指揮)、ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ジョナサン・ノット(指揮)、エルネスト・アンセルメ(指揮)
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スイス・ロマンド管弦楽団 |
CD 1(75'33"):「フランス音楽」
1.-6. クロード・ドビュッシー(1862-1918):
『6つの古代のエピグラフ』(エルネスト・アンセルメ編曲)(1914/1978)
【I.夏の風の神、パンに祈るために(2'36")+II.無名の墓のために(3'06")+
III.夜が幸いであるために(2'18")+IV.カスタネットを持つ舞姫のために(2'09")+
V.エジプト女のために(3'01")+VI.朝の雨に感謝するために(2'07")=15'17"】
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
録音:1978年5月17日/ラジオ・ジュネーヴ、第1スタジオ(ジュネーヴ)
7.-9.モーリス・ラヴェル(1875-1937):歌曲集『シェヘラザード』(1904)
【I.「アジア」(9'40")+II.「魔法の笛」(3'08")+III.「つれない人」(3'51")=16'39"】
マリリン・リチャードソン(ソプラノ)、ホルスト・シュタイン(指揮)
録音:1980年4月16日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
10.エドゥアール・ラロ(1875-1937):『イスの王様』序曲(1875)(11'34")
ピンカス・スタインバーグ(指揮)
録音:2002年9月12日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
11.ポール・デュカス(1865-1935):『ポリュークト』序曲(1891)(15'04")
アルミン・ジョルダン(指揮)
録音:1993年12月19日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
12.-14.ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲(1912)
【I.「夜明け」(5'09")+II.「パントマイム」(6'33")+III.「全員の踊り」(4'46")=16'19"】
アルミン・ジョルダン(指揮)、ロマンド室内合唱団、アンドレ・シャルレ(合唱指揮)
録音:1993年12月1日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ) |
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
ホルスト・シュタイン(指揮)
ピンカス・スタインバーグ(指揮)
アルミン・ジョルダン(指揮)
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CD 2(76'39"):「ドイツ・レパートリー」
1. ボリス・ブラッハー(1903-1975):
パガニーニの主題による変奏曲~管弦楽のための
Op.26(1947)(14'00")
マレク・ヤノフスキ(指揮)
録音:2012年1月12日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
2. リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):『タンホイザー』序曲と第1幕より
「バッカナール」(1845/1861/1875)(21'24")
ピンカス・スタインバーグ(指揮)
録音:2004年3月10日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
3. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
歌劇『サロメ』Op.54 より「7 つのヴェールの踊り」(1905)(10'03")
ピンカス・スタインバーグ(指揮)
録音:2004年3月10日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
4. ロベルト・シューマン(1810-1856):『マンフレッド』序曲
Op.115(1852)(12'14")
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
録音:1984 年11月19日/サン=ピエール大聖堂(ジュネーヴ)
5. R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』Op.20(1889)(18'54")
ファビオ・ルイージ(指揮)
録音:2000年9月14日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ) |
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ピンカス・スタインバーグ(指揮)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
ファビオ・ルイージ(指揮) |
CD 3(67'20"):「20世紀の音楽」
1. ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):管弦楽のためのメロディ(1971)(10'05")
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
録音:1978年3月29日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
2. ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):
フォトプトシス(大オーケストラのためのプレリュード)(1969)(13'10")
ホルスト・シュタイン(指揮)
録音:1985年5月31日/ヴェロドローム・ディヴェール(パリ)
3.-4. ベーラ・バルトーク(1881-1945):
ヴァイオリン協奏曲第1番 Sz.36遺作(1907-08)(I.10'53"+II.10'51"=21'44")
アイザック・スターン(ヴァイオリン)、パウル・クレツキ(指揮)
録音:1961年11月8日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
5.-9. ハインツ・ホリガー(1939-):ゲオルク・トラークルの詩による5つの歌(1992)
【I.第1曲(3'39")+II.第2曲(1'50")+III
.第3曲(2'15")+IV.第4曲(3'25")+V.第5曲(6'42")=17'51"】
コルネリア・カリッシュ(メゾ・ソプラノ)、ロマンド室内合唱団(女声)、
アルミン・ジョルダン(指揮)
録音:1993年12月1日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
10.アルバン・ベルク(1885-1935):パッサカリア(1913)
ファビオ・ルイージ(指揮)
録音:2002年3月27日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ) |
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
ホルスト・シュタイン(指揮)
パウル・クレツキ(指揮)
アルミン・ジョルダン(指揮)
ファビオ・ルイージ(指揮) |
CD 4(81'53"):「ロシア音楽」
1.-4. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ音楽『結婚』(1923)
【I.第1場「花嫁の家で」(5'04)+II.第2場「花婿の家で」(5'50")+
III.第3場「花嫁の出発」(3'15")+第4場「結婚の祝宴」(9'55")=24'04"】
フランシーヌ・ローラン(ソプラノ)、ナディーヌ・ドニズ(メゾ・ソプラノ)、
ルイ・デヴォ(テノール)、ミヒャエル・ブロダルト(バス-バリトン)
スザンヌ・ウッソン、ウルスラ・リュッティマン、ダグ・アシャ、ギ=ミシェル・キャレイ(ピアノ)
ピエール・メトラル、イヴ・ブリュストウ、レイモンド・ジャキエ、
フレデリク・マカレス、ウィリアム・ブランク(パーカッション)
ホルスト・シュタイン(指揮)、ロマンド室内合唱団、アンドレ・シャルレ(合唱指揮)
録音:1983年10月24日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
5.セルゲイ・ラフマニノフ(1882-1971):交響詩『死の島』
Op.29(1908)(21'39")
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
録音:2013年5月29日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
6-18.ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』(1913)(36'01")
ジョナサン・ノット(指揮)
録音:2017年6月1日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ) |
ホルスト・シュタイン(指揮)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ジョナサン・ノット(指揮) |
CD 5(76'06"):「ヒストリカル・ドキュメント」
1.-3.ギュスターヴ・ドレ(1866-1943):歌劇『羊飼い』(1906)
【I.第1幕(27'39")+II.第2幕(26'04")+III.第3幕(22'20")=76'06"】
フェルナンド・コレーナ(バス)、ユグ・キュエノー(テノール)、
ジョルジュ・ジェニン(テノール)、ルネ・シャンバス(テノール)、
マリー=ルイーズ・ロシャ(メゾ・ソプラノ)、ユリエッテ・サルフィスベルク(ソプラノ)
ヴァレザン合唱団、ジョルジュ・ヘンニ(合唱指揮)、エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音:1943年1月1日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
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エルネスト・アンセルメ(指揮) |
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PENTATONEレーベルからの好企画!スイス・ロマンド管弦楽団、100
年の軌跡をたどる5 枚組BOX 登場!
録音:1943年-2017年
CD 1 75'33"、CD 2 76'39"、CD
3 67'20"、CD 4 81'53"、CD 5 76'06"/輸入盤・日本語帯付
1918年にエルネスト・アンセルメによって設立された名門スイス・ロマンド管弦楽団は2018年に100周年を迎えました。これを記念して100年の軌跡をたどる5枚組のBOXがPENTATONEレーベルより発売となります。
アンセルメの手腕により育て上げられた当団は、独自の響きを持った一流のオーケストラに成長しました。アンセルメの時代から近現代の作品や新作の初演に力を注ぎ、同時に数多くの録音も残してきました。
当BOXでは当団の長い歴史を垣間見ることができる構成となっており、「フランス音楽」、「ドイツ・レパートリー」、「20世紀の音楽」、「ロシア音楽」、「ヒストリカル・ドキュメント」の5つのテーマをもとにこれまでの歴代の首席指揮者10名の演奏を堪能することができます。
スイス・ロマンド管弦楽団の歴代の首席指揮者はエルネスト・アンセルメ(1918-1967)、パウル・クレツキ(1967-1970)、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(1970-1980)、ホルスト・シュタイン(1980-1985)、アルミン・ジョルダン(1985-1997)、ファビオ・ルイージ(1997-2002)、ピンカス・スタインバーグ(2002-2005)、マレク・ヤノフスキ(2005-2012)、ネーメ・ヤルヴィ(2012-2015)、ジョナサン・ノット(2016-)です。
アンセルメが築いた一流オーケストラとして、質の高い優れた演奏をし続けてきたこの100
年。現在のシェフ、ジョナサン・ノットによりさらなる高みにのぼるスイス・ロマンド管弦楽団の魅力がつまった画期的なBOXです。
100ページにものぼるブックレットには当時の演奏風景や貴重な写真、資料も掲載されております。
CD5には1943年の歴史的録音としてアンセルメが指揮をしたスイスの作曲家ギュスターヴ・ドレの歌劇『羊飼い』が収録されております。
ドレは1885年から87年までベルリンでヨアヒムに学んだ後、パリに赴きデュボワとマスネに作曲を師事しました。その後、国民音楽協会のコンサート指揮者として活動。1894年12月23日には友人ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』の初演を指揮したことでも知られます。
歌劇『羊飼い』は1906年にパリのオペラ-コミック座で上演され、作曲者として成功を収めるきっかけとなった作品の一つです。アンセルメが指揮したこの歴史的録音をPENATATONE
の技術チーム"ポリヒムニア・インターナショナル"
が丁寧にリマスタリングを施しております。

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TYXART
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「B³」
J.S.バッハ:パルティータ第6番 ホ短調 BWV830
ブラームス:
間奏曲 ロ短調 Op.119、ホ長調 Op.116、
イ短調 Op.76-7、イ長調 Op.118-2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調『悲愴』Op.13 |
アレクセイ・コルニエンコ(ピアノ) |
ブラームスの世界から見たバッハとベートーヴェン
69'10''
1954年生まれのロシアのピアニスト、アレクセイ・コルニエンコによる3大Bアルバム。彼はブラームスへの共感が熱く、このアルバムでもブラームスの間奏曲がメインとなっています。バッハとベートーヴェンの作品からも、いわばブラームス的なロマン性を引き出して演奏。
ひとつのアルバムでこの3人を取り上げ構成するのは難しい中、演奏者の個性をしっかりと刻み込んだプログラムと言えるでしょう。
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バロックの響きを持ったクリスマス・オラトリオ
ヨーゼフ・ハース(1879-1960):聖夜op.85 |
カンティカ・ノヴァ・ホルツキルヒェン(合唱)
カトリン・ヴェンデ= エーマー(指揮)
ノルベルト・ドゥヒテル(オルガン)
アレックス・ドロウ(朗読) |
62'45''
シンフォニア、第1部、第2部で構成され、バロック時代のオラトリオのような響きで書かれた『聖夜』。演奏しやすいように、ノルベルト・ドゥヒテルがオルガン伴奏に書き換えて演奏しています。ところどころ朗読が入ります。
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BRUDERLEIN, KOMM TANZ MIT MIR
子供のための歌
フンパーディンク:Bruderlein, komm tanz
mit mir
ツェルター:Der Kuckuck und der Esel
ベートーヴェン:
Marmotteによる即興演奏、Freude,
schoner Gotterfunkenによる即興演奏
シュルツ:Der Mond ist aufgegangen (Abendlied)
アンシュッツ:Es klappert die Muhle am
rauschenden Bach
伝承曲:Zwei kleine Wolfe、Es tanzt ein
BiBaButzemann
民謡:
HeiBa, Kathreinerle、Fuchs, du hast
die Gans gestohlen、
Ein Jager langs dem Weiher ging、
O Tannenbaum-Du tragst einen grunen
Zweig、
Kein schoner Land in dieser Zeit 他 |
ジャネット・レック(ソプラノ)
ジャン・レック(ジャズ・ピアノ)
他 |
ジャズ・アレンジで楽しく聴かせるフォークソング
68'41''
童謡や民謡、聴きなじみの良い歌をジャズ・アレンジ。ソプラノのジャネット・レックとその兄弟ジャンのデュオに、ベース、ドラムスも登場し軽妙なノリで明るく歌う、楽しいアルバムです。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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AUDITE
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AU 21459
(3CD)
¥4100 →\3790
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ボレット全盛期のレア音源の数々でピアノの魅力を満喫!
ショパン、ベートーヴェン、グリーグ、
フランク、ドビュッシー、シューマン
Disc 1
(1)ショパン:12のエチュードOp.25
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
Disc 2
(3)シューマン:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.14
(4)グリーグ:バラードOp.24(抜粋)
(5)フランク:前奏曲、アリアとフィナーレ
(6)ショパン:幻想即興曲Op.66
Disc 3
(7)ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズOp.22
(8)同:ポロネーズ第3番イ長調Op.40の1「軍隊」
(9)同:ポロネーズ第4番ハ短調Op.40の2
(10)同:ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」
(11)シューマン(リスト編):春の夜Op.39
の12
(12)ドビュッシー:映像第2集
(13)同:仮面
(14)デロ=ジョイオ:ピアノ・ソナタ第2番
(15)ゴドフスキ:ヨハン・シュトラウスの「こうもり」による交響的変容 |
ホルヘ・ボレット(ピアノ)
モーシェ・アツモン(指揮)
ベルリン放送交響楽団(2) |
これは欲しい!ボレット全盛期のレア音源の数々でピアノの魅力を満喫!!
録音:1974 年12月3日/フランス放送(ステレオ)(2)、1968
年4月24日(ステレオ)(1)、1964 年3月11日(モノラル)(3)、
1961年10月2日(モノラル)(4)(12)(13)、1962
年3月26日(モノラル)(5)、1963年2月21日(モノラル)(6)、1971年3月3日(ステレオ)(7)、
1966 年12月2日(ステレオ)(8)-(11)、1966
年1月6日(ステレオ)(14)、1963 年2月21日(モノラル)(15)
/以上ベルリン・ラジオハウス・ザール3
75' 47"、71' 24"、77' 17"
大好評のaudite ボレット・シリーズ、第3集にして最終巻のリリースとなります。
ホルヘ・ボレット(1914-1990) はキューバ出身のアメリカのピアニスト。大柄な技巧と濃厚な表現による19世紀風ピアノ演奏でファンの多い巨匠。独特のコクのある音色を持ち、たっぷりと歌われたリストやショパンは絶品でした。
ボレットはゴドフスキに学んだ後、ラフマニノフの従兄でリストとチャイコフスキーの愛弟子だったジロティに師事して仕上げた、まさに血統書付のピアノDNA
を持っています。しかしずっと不遇で、1970年代になりようやく世界的な注目を集め、Decca
を中心に録音を残しました。
このアルバムはボレット全盛期1960-70年代の貴重な記録で、ゴドフスキの「こうもり」以外は世界初出。当時最先端だった西ドイツの放送局のクオリティにより奇跡的な状態で収録されていました。それをaudite
社主ベッケンホーフが細心のマスタリング技術で、見事な音質に蘇らせました。
今回のアルバムの凄い点は、ほとんどの楽曲がボレット唯一の録音で、ここでしか聴くことができないということ。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」は、いかにもボレットに向いていそうながら、確かに他では聴いたことがないはず。予想を上回る大きな演奏で圧倒されます。
またショパンの作品25のエチュードを全12
曲弾いているのも嬉しすぎる発見。「英雄ポロネーズ」や「軍隊ポロネーズ」も全盛期のボレットも魔術的演奏で楽しめます。
さらに興味深いのは、「オーケストラなしの協奏曲」の異名を持つシューマンのピアノ・ソナタ第3番と、グリーグの作品中でも最もドラマティックで深い大作「バラード」が残っていたこと。シューマンのボルテージの高さ、グリーグ(何故か第12変奏カット)の慟哭は誰の演奏も及ばぬ境地に至っています。この2作をボレットの演奏で味わえるのはピアノ音楽の醍醐味と申せましょう。
またボレットと同時代の友人ノーマン・デロ=
ジョイオのピアノ・ソナタ第2番は、彼がカーネギホールで世界初演したゆかりの曲。これもボレットの録音が残っていたのは幸運の至り。
どの曲もピアノの美しさと魅力を濃縮しています。ピアノ音楽に興味ある方々必携の宝です。
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DOREMI
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ジュリアン・ブリームのオールドバラ音楽祭ライヴ!
(1)ダウランド:テノールとリュートのための11の歌曲
(2)ブリテン:テノールとギターのための6つの中国の歌
Op. 58
(3)ブリテン:テノールとギターのための3つのイギリス民謡編曲
(4)テレマン:フルート、リュートとチェンバロのためのトリオ・ソナタ
(5)トゥリーナ:ギター・ソナタ Op.61
(6)シューベルト:フルートとギターのためのワルツ集
Op.9 (D 365) |
ジュリアン・ブリーム(リュート、ギター)
ピーター・ピアーズ(テノール)
オーレル・ニコレ(フルート)
ジョージ・マルコム(チェンバロ) |
録音:(1)-(3)1958年6月7日、(4)-(6)1959
年6月23日/オールドバラ音楽祭でのライヴ
初CD化。
ブリテンが創設に関わった、イギリスで毎年6月に開かれる「オールドバラ音楽祭」。名リュート&
ギター奏者、ジュリアン・ブリームが参加した1958年と1959年のライヴ録音が登場します。
58年はピアーズとの共演、言わずと知れた名コンビの演奏です。59年はニコレ、マルコムとの共演でこちらも豪華。
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デヴェツィとバルシャイの共演、第2弾
ハイドン:
ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.21 Hob.XIII:11
ピアノ・ソナタ
ハ長調 Hob.XVI:35、ヘ長調 Hob.XVI:23、
ニ長調 Hob.XVI:51、変イ長調 Hob.XVI:46 |
ヴァッソ・デヴェツィ(ピアノ)
ルドルフ・バルシャイ(指揮)
モスクワ室内管弦楽団 |
初CD 化。
ヴァッソ・デヴェツィ(1927-1987)はギリシャ生まれのピアニストでテオドラキスやマリア・カラスと親交がありました。60~70年代はソ連に住み、バルシャイ、オイストラフ、ロストロポーヴィチらと共演しています。
DHR-8063 でバルシャイとのバッハの協奏曲録音が発売されているデヴェツィ。今回のハイドンはふたりの共演盤の第2集となります。
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DHR 8063
(2CD)
\4800 →\4390
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カラス毒殺説の犯人として有名な
ヴァッソ・デヴェツィのバッハ演奏を聴く
J.S.バッハ:
ピアノ協奏曲 ニ短調 BWV1052
ピアノ協奏曲 ホ長調 BWV1053
ピアノ協奏曲 ニ長調 BWV1054
ピアノ協奏曲 イ長調 BWV1055
ピアノ協奏曲 ヘ短調 BWV1056
ピアノ協奏曲 ト短調 BWV1058
パルティータ第1番変ロ長調 BWV825
半音階的幻想曲とフーガ BWV903
フランス組曲第6番ホ長調 BWV817
平均律クラヴィーア曲集第1巻より第5番ニ長調
BWV850 |
ヴァッソ・デヴェツィ(ピアノ)
ルドルフ・バルシャイ(指揮)
モスクワ室内管弦楽団 |
録音:1972 年頃(協奏曲)、1970 年頃(ソロ)
1927 年ギリシャ生まれでロストロポーヴィチと共演していたりするヴァッソ・デヴェッツィ。マリア・カラスがらみでも名前が出てくる人ですが録音が少なく、まとまって聴けるのは貴重。指揮がバルシャイというのも注目です。
ピアノのヴァッソ・デヴェッツィはマリア・カラス晩年の友人として知られ、その遺産を横領したカラス毒殺説の犯人として名があがることもあるという人物。
その演奏を聴くか聴かないかは・・・あなた次第です。

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HELICON
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HEL 029682
(5CD)
¥7200 →\6490
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バーンスタイン&イスラエル・フィル
未発表ライヴ録音集 1957-1974 |
レナード・バーンスタイン(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 |
[CD 1]
・ベートーヴェン(1770-1827):献堂式序曲(9:11)
【録音:1957年10月2日】
・ノアム・シェリフ(1935-2018):祝典前奏曲(10:59)【録音:1957年10月2日】
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
ハ長調 op.15( 39:53)
【録音:1970年3月22日】(ピアノ:バーンスタイン)
[CD 2]
・シューマン(1810-1856):交響曲第2番
ハ長調 op.61(41:34)
【 録音:1974年11月2日】 [STEREO]
・ブロッホ(1880-1959):ヘブライ狂詩曲「シェロモ」(チェロ:ポール・トルトゥリエ)(21:12)
【録音:1957年10月2日】
[CD 3]
・マーラー(1860-1911):交響曲第3番
([CD4]につづく)
[CD 4]
・マーラー:交響曲第3番([CD3]のつづき)
(独唱:レイチェル・アドナイロ、リナト合唱団、シャロニト児童合唱団)(101:42)
【録音:1971年9月20日】
・パウル・ベン=ハイム(1897-1984):
ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:イツァーク・パールマン)(19:20)
【録音:1968年5月5日】
・ストラヴィンスキー(1882-1971):「火の鳥」組曲(
23:18)
【録音:1970年3月23日】
[CD 5]
・バーンスタイン:チチェスター詩篇
(ボーイ・ソプラノ:ダニエル・オーレン、リナト合唱団(合唱指揮:ベルティーニ))(19:03)
【録音:1968年5月5日】
・バーンスタイン:3つの瞑想~「ミサ」より(チェロ:シムカ・ヘレド(首席奏者))(17:20)
【録音:1972年5月20日】(当時世界初録音)
・バーンスタイン:交響曲第3番「カディッシュ」
(メゾ・ソプラノ:ジェニー・トゥーレル、語り:ハンナ・ローヴィナ、
コル・イスラエル&テル・アヴィヴ合唱団、ザディコフ児童合唱団)(42:20)
【録音:1963年12月10日】(世界初演時の録音) |
バーンスタイン生誕100周年にとどめのボックスが登場!
バーンスタイン&イスラエル・フィル 未発表ライヴ録音集
1957-1974
すべて初出!マーラーの3 番も収録!シューマンの交響曲第2
番はステレオ!自作も収録!パールマン、トルトゥリエとの共演!!
レナード・バーンスタイン(1918-1990)の生誕100周年記念に、バーンスタインのとどめのボックス発売のニュースです!1957-1974年のイスラエル・フィルとのライヴが収められた5枚組ボックス、すべて初出。
イスラエル・フィルとはマーラーの第3番や弾き振りによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、さらにステレオ収録のシューマンの交響曲第2番(ほかはすべてMONO)、そして自作の録音も含む、きわめて貴重な5
枚組です!
バーンスタインとイスラエル・フィルの初共演は1948年。1950年にはイスラエル・フィルの初のアメリカ・ツアーにバーンスタインも指揮者として参加(クーセヴィツキー、ソロモンと3人の指揮者が参加)。
1967年には嘆きの壁の前でマーラーの交響曲第2番を演奏、80年代にはヨーロッパ、アメリカ、メキシコ、そして日本へのオーケストラ・ツアーでもバーンスタインが指揮。1988年にはオーケストラは初共演から40年を記念して、バーンスタインを名誉指揮者に任命するなど、両者の間には、長きにわたって親密で特別な関係が築かれていました。
マーラーの第3番の録音は1961年4月3日、および1987年12月1日にニューヨーク・フィルと録音した2種しかありませんでしたが、ここでイスラエル・フィルとのこの録音もディスコグラフィーに加わることになりました。
イスラエル・フィルとのマーラーといえば第9番(1985年録音)(HEL
029656/ KKC5220) がベストセラーとして燦然と輝いています。1960年代にマーラー交響曲全曲をセッション録音、すでにマーラーのエキスパートとして鳴らしていたバーンスタインの1971年の貴重な録音とあって、大注目です。
ピアニストとしても活躍したバーンスタイン。録音は協奏曲のほか、室内楽、さらにはディースカウやジェニー・トゥーレルら、バーンスタインが認めた歌手の歌曲伴奏、自作の交響曲第2番「不安の時代」もピアノを演奏(指揮はクーセヴィツキー)したものなどが残されています。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番は演奏会でもよく取り上げたもので、ニューヨーク・フィルとの録音も残っていますが、ここでは1970年の弾き振りの録音が収められています。
自作で世界初演時のものも2作収録。「カディッシュ」は当時世界初録音の音源。翌年の1964年にはニューヨーク・フィルと(歌手は同じトゥーレル)、そして1977年にはウィーン・フィルとも録音を残しています。
カディッシュはケネディ大統領が1963年11月23日に暗殺されたことを受けて「レクイエム」として捧げられたものですが、もともとはヘブライ語で、すべてのシナゴーグで唱えられるユダヤの祈りで、この作品では「死」という言葉は現れず、「生」という言葉が3度出てきます。迫真の熱い演奏となっています。
他にもトルトゥリエによる「シェロモ」やパールマンによるベン=ハイムのヴァイオリン協奏曲など、民族色が濃厚に感じられるプログラムでの連帯感はものすごいものがあります。

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<LP>
 ALTUS(LP)
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TALTLP 051/2
(2LP)
¥14000+税
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ヨウラ・ギュラーの至芸 協奏曲編 第1集
[LP1]
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
[LP2]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調
Op.58
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章) |
ヨウラ・ギュラー(ピアノ)
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 |
アルゲリッチが惚れ込んだ幻のピアニスト、待望のLP
化!超貴重ギュラーのコンチェルト録音!
録音:[LP1]1959年6月21日、[LP2]1958年5月15日(いずれもライヴ)/国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付
TAHRA レーベルの音源をALTUS がライセンスし、LP
用のリマスタリングを施しアナログ・マスター・テープを作成した上で製品化。ヨウラ・ギュラーの貴重な協奏曲録音がLP
でお楽しみ頂けます。
収録曲はベートーヴェンの4 番とショパンの2番。どちらも天才ギュラーの繊細さと豪快さがよく活かされています。勢いに乗ってときに豪放磊落なまでの爽快な弾きっぷりを聴かせるギュラーですが、たまに見せる繊細な表情もまた素晴らしく、ショパン2楽章での最弱音による愛の歌には心が揺さぶられます。
天才ほとばしるソリストに対し、フランス音楽界の礎を築いた巨匠アンゲルブレシュトと自ら創設したフランス国立放送管の名コンビが好サポートを見せ、音楽のレベルをさらに一段と高めています。
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WEITLP 030/1
(2LP)
¥14000+税
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シュトラウス・ファミリーのワルツ・マーチ・ポルカ集
[LP1-A面]
ヨーゼフ・シュトラウス:オーストリアの村つばめ
Op.164
ヨハン・シュトラウス2世:ペルシャ行進曲
Op.289
[LP1-B面]
ヨハン・シュトラウス2世:芸術家の生涯
Op.316
同:常動曲 Op.257
[LP2-A面]
ヨーゼフ・シュトラウス:天体の音楽 Op.235
ヨハン・シュトラウス2世:ピツィカート・ポルカ
[LP2-B面]
ヨハン・シュトラウス2世:南国の薔薇 Op.388
同:トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214 |
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
ベルリン放送交響楽団 |
マタチッチのウィンナ・ワルツ!驚天動地のスタジオ録音!許光俊氏も絶賛した名演奏がLP
化!
録音:1958年6月24-26日/ベルリン放送会館第1ホール/国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付
WEITBLICK レーベルからCD で発売され話題となった音源をライセンス、LP
用のリマスタリングを施しアナログ・マスター・テープを作成した上で製品化。驚きのマタチッチによるシュトラウス・ファミリー!
許光俊氏も絶賛した陰影のあるリズム感、意味ありげな表情と濃厚な歌いまわし。軽やかな口当たりとは対極にある、重厚・豊饒・雄大なシュトラウス・ファミリーです。かといって重いだけの演奏ではなく、絶妙のテンポの揺らぎからくるノリの良さはウィーンで学んだマタチッチの面目躍如。抜群のセンスと表現意欲が聴く者の耳を虜にする奇跡のような大演奏。音質極上です!
※ Weitblick のCD は東武ランドシステム株式会社様がお取扱いをしています。LP
タイトルのみ、トーメイ電子株式会社(ALTUS)が製作・発売元となり、キングインターナショナルが販売いたします。
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12/13(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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キング・インターナショナル
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KKC 050
¥2400 →\2190
廃盤
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ウィーン・フィルの楽団長を務めるダニエル・フロシャウアー
8歳の神童モーツァルトによるピアノ三重奏曲
モーツァルト:
(1)ピアノ三重奏曲第7番ト長調K.564
(2)ピアノ三重奏曲第5番ホ長調K.542
(3)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタ変ロ長調K.10
(4)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタト長調K.11
(5)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタイ長調K.12
(6)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタヘ長調K.13
(7)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタハ長調K.14
(8)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタ変ロ長調K.15 |
アリスタ・トリオ
【ダニエル・フロシャウアー
(ヴァイオリン)、
ラファエル・フリーダー(チェロ)、
鳥羽泰子(ピアノ)】 |
2017年9月よりウィーン・フィルの楽団長を務めるダニエル・フロシャウアー。キング・インターナショナルは12年ほど前に彼の録音を行ない、レコード芸術誌特選に輝くなど高い評価を受けましたが、長らく廃盤となっておりました。それが今回値段を下げて復活いたします。
ウィーン生まれ。ジュリアード音楽院とウィーン国立音楽大学で学び、ズッカーマンにも師事。1998
年からウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場の第一ヴァイオリン奏者を務め、2004
年からはセクションのリーダーとなりました。キュッヘル率いるウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団メンバーでもあります。ウィーンの伝統を感じさせる彼の薫り高きモーツァツトをお楽しみください。
8歳の神童モーツァルトによるピアノ三重奏曲を本場ウィーンの演奏で
録音:2006年4月19日 TONAL Studios(ウィーン)/DDD、ステレオ
2006年9月にKICC-3006で発売。8歳のモーツァルトが作曲したK.10から15には二つの版が存在しますが、新全集ではピアノ三重奏のジャンルに編入されました。しかし三重奏による録音はほとんどなく貴重。
それをモーツァルト・ピアノソナタ全集シリーズで評価の高い鳥羽泰子、フロシャウアーとフリーダーが演奏した豪華最新録音。名作の誉れ高いピアノ三重奏曲第5番が入っているのも嬉しい。ウィーンの香りを満喫できます。
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KKC 051
¥2400 →\2190
廃盤
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誰にも真似のできない薫り高きモーツァルト
モーツァルト:
(1)「ああ、お母さん聞いて(きらきら星)」による
12の変奏曲 K.265/
(2)ロンド イ短調 K.511/(3)ロンド ニ長調
K.485/
(4)アンダンテ ハ長調K.1a/(5)アレグロ
ハ長調K.1b/
(6)アレグロ ヘ長調K.1c/(7)メヌエット
ヘ長調K.1d/
(8)メヌエットとトリオ K.1e/f/(9)メヌエット
ヘ長調K.2/
(10)アレグロ 変ロ長調K.3/(11)メヌエット
ヘ長調K.4/
(12)メヌエット ヘ長調K.5/(13)ピアノ小品
ハ長調K.9a
(14)ヴァイオリン伴奏のピアノソナタ ハ長調K.6
(15)ヴァイオリン伴奏のピアノソナタ ニ長調K.7
(16)ヴァイオリン伴奏のピアノソナタ 変ロ長調K.8
(17)ヴァイオリン伴奏のピアノソナタ ト長調K.9 |
ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオリン)(14)-
(17)
鳥羽泰子(ピアノ) |
録音:2006年10月13日(ソロ)、14日(ソナタ)/TONAL
studios(ウィーン)/DDD、ステレオ
2007年3月にKICC-3007で発売され、レコード芸術誌特選となった名盤。名作「きらきら星変奏曲」をはじめ2篇のロンドなど人気作のほか、モーツァルトが8歳頃に作曲した最初期作品が入っているのも注目。
さらに、とりあげられることの少ないヴァイオリン伴奏付のピアノソナタが超貴重。鳥羽の生き生きとして個性的な解釈、シリーズ最高の出来となっています。
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PENTATONE
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PTC 5186757
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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マンゼ&NDRフィル、モーツァルトの交響曲第40&41番!
モーツァルト(1756-1791):
1.-4. 交響曲第40番 ト短調 KV.550(1788)
(I.7'32" +II.13'16" +III.4'20"
+IV.9'30"=34'38")
5.-8. 交響曲第41番 ハ長調 KV.551「ジュピター」(1788)
(I.11'26" +II.11'00" +III.6'04"
+IV.11'33"=40'03") |
アンドルー・マンゼ(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管 |
鬼才マンゼ×NDRフィルがキリリと攻め込むモーツァルトの交響曲第40&41番!
ライヴ録音:2017年2月21-24日(交響曲第40番)、2018年3月5-8日(交響曲第41番)/NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール
PCM HI-RES、ディジパック仕様、74' 47"、輸入盤・日本語帯付
SACDハイブリッド盤。
もともと高名なバロック・ヴァイオリンとして知られているマンゼは指揮者としての活躍も目覚ましく、2014年からはハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めています。
PENTATONE レーベルからリリースしたメンデルスゾーンの交響曲全曲録音が話題となる中、当ディスクではメンデルスゾーンと並行して収録されたモーツァルトの交響曲第40&41番がリリースされます。バロック・ヴァイオリンの名手であるマンゼらしく、とりわけ弦楽器の細やかな表情や絶妙なテンポ設定など、当演奏でもキリリと攻め込む"マンゼ節"
で聴かせます。
モーツァルトの傑作第40番交響曲ト短調は、「最も苦悩に満ちた音程」とされる短二度を基本動機として全曲にわたって使用し、これに派生する半音階的な旋律と和声に重要な動機を与えました。一度聴いたら忘れがたいこの名曲をマンゼは緊張感を持たせながらもハッとさせられる表情付けで演奏します。
一方、第40番と同年に作曲された第41番ハ長調「ジュピター」。終楽章ではすべての人々が讃嘆してやまない偉大な音構築を置き華々しく高らかな終止に達します。マンゼは実にカラフルな演奏を聴かせます。
今後、第38番&第39番のリリース予定もあるとのことで大いに期待が高まります。
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AVIE
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シューマン:蝶々、子供の情景/ブラームス:Op.117,
118
シューマン:蝶々 Op.2
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117、6つの小品
Op.118
シューマン:子供の情景 Op.15 |
サラ・ベス・ブリッグス(ピアノ) |
ハンス・ガルのスペシャリストが弾く、シューマン&ブラームス!
☆ハンス・ガルのスペシャリスト、サラ・ベス・ブリッグスが弾くシューマン&ブラームス!
☆クララ・シューマンから影響を受けた二人のロマンティックで魅力的な小品集。
世界初録音となったハンス・ガルのピアノ協奏曲(AV
2358)で英グラモフォン誌「クリティクス・チョイス」に選ばれ、ハンス・ガルのピアノ三重奏曲集(AV
2390)は英MusicWeb Internationalで「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」に選ばれるなど、ハンス・ガルの一連の録音でその名と実力を知らしめたイギリスのピアニスト、サラ・ベス・ブリッグス。
Avie Recordsへの初めてのソロ・レコーディング、そしてメジャー・レパートリーは、シューマンの「蝶々」と「子供の情景」、ブラームスの作品117と118の小品集。
ロベルト・シューマンの妻であり、ブラームスのミューズでもあったクララ・シューマンから大きく影響を受けてきた、ロマンティックで魅力的な小品集です。
11歳でBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーのファイナリストとマイラ・ヘス・アウォードに最年少で選ばれたサラ・ベス・ブリッグスは、4年後のザルツブルク国際モーツァルト・コンクールで共同優勝者となり国際的に活躍。
英国の主要ホールでリサイタルを行い、ドイツ、スイス、フランス、イタリア、アメリカでリサイタルとコンチェルトを披露。ヨーク大学で長年鍵盤楽器を教え、スイスとアメリカでも教鞭を執っています。
※録音:2018年7月16日-18日、セダーズ・ホール、ウェルズ・カテドラル・スクール(イギリス)

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QUARTZ
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QTZ 2129
(2CD/特別価格)
¥2500
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ヴィラ=ロボス:ピアノ作品全集Vol.4 &
5
かわいい子供たち
輪になって遊ぼう
おとぎ話
実用の手引き第1巻~第11巻 |
マルセロ・ブラトケ(ピアノ) |
クラシックからジャズまで幅広いジャンルで活躍するブラジルのピアニスト、マルセロ・ブラトキが取り組む、エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959)のピアノ作品全集。
第4巻&第5巻のセットは、子供からインスピレーションを得た作品、そして音楽教育者としての優れた業績を示す「実用の手引き(全11巻)」を収録。
これらの作品は、ドビュッシーの「子供の領分」やシューマンの「子供の情景」と同じように、「子供に触発された」作品であっても、「子供の演奏向け」ではなく、ある程度の技術や音楽的感性が要求されます。
※録音:2016年3月&2017年4月、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
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RAUMKLANG
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メリディアン ~ ノルド
ノルウェー、デンマーク、アイスランド、
スウェーデン、イギリス、ドイツ、
フィンランド、アイルランド民謡集 |
シエラ〔ヴォーカル・アンサンブル〕
ゲスト:
ペーター・アレクサンダー・バウアー
(パーカッション)
バーナバス・ヘルマン
(ティン・ホイッスル) |
女声ヴォーカル・アンサンブル「シエラ」!民謡集第1弾は、「北」がテーマ!
☆ドイツの若き女声ヴォーカル・アンサンブル「シエラ」!
☆民謡集第1弾は、「北」がテーマ!
シエラ(Sjaella)は、6人の若き女性シンガーからなるドイツのア・カペラ・ヴォーカル・アンサンブル。グループ名はスウェーデン語の「sjal(魂)」に由来します。クラシックから民謡、ポピュラー・ソングまで多様なレパートリーを誇り、国内外の有名な音楽祭に参加、各地のア・カペラ・コンクール、ヴォーカル・コンクールで優勝してきました。
ドイツのRaumklangからリリースされる「Meridiane」は、メンバーが知り合ってきた様々な国の歌を特集するシリーズ。第1弾「NORD(North)」は北欧諸国や、ドイツ、スコットランドなど北方の国がテーマ。北欧の美しい民謡を、研ぎ澄まされた歌声と洗練されたアレンジで贈ります。
※録音:2018年4月9日-12日、コルディッツ城(ドイツ)

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RUBICON
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ノーテイションズ&スケッチズ ~
ブーレーズ、デュティユー、メシアン:独奏ピアノ作品集
ブーレーズ:12のノタシオン、天体暦の1ページ
デュティユー:
ピアノ・ソナタ、3つの前奏曲、扇状の小前奏曲
メシアン:シラヒゲムシクイ、前奏曲(Op.posth) |
アレグザンダー・ソアレス(ピアノ) |
フランス現代音楽の俊才!アレグザンダー・ソアレスのデビュー・アルバム!
☆フランス現代作品のリーディング・ピアニスト、アレグザンダー・ソアレス!
☆ブーレーズ、デュティユー、メシアンのピアノ作品でRubiconからデビュー!
次代を担う才能あふれる若きアーティストたちのための"クリエイティヴ・ホーム"
「Rubicon」から、またも新しい鮮烈な才能が登場!
イギリスのピアニスト、アレグザンダー・ソアレスは、23歳でサウスバンク・センターでデビューし、2015年のロイヤル・オーヴァー=シーズ・リーグ・コンクールでゴールド・メダルを受賞、シティ・ミュージック財団の「2015アーティスト」に選ばれています。
コンサート・プログラムの大半をフランスの現代音楽が占めるアレグザンダー・ソアレス。このデビュー・アルバムでもピエール・ブーレーズ、アンリ・デュティユー、オリヴィエ・メシアンといったフランス現代音楽を代表する作曲家たちのレパートリーを、その峻烈なテクニックと音楽性で披露します。
メシアン研究の権威ピーター・ヒルの発見・校訂・初演で話題を呼んだ、メシアンの「シラヒゲムシクイ(La
Fauvette Passerinette)」も収録。

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FUGA LIBERA
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FUG611
\2600 |
ロベルト・シューマン (1810-1856)、ジョルジ・クルターグ
(1926-)
ヴィオラ、クラリネットとピアノのための作品集
シューマン:おとぎの絵本 Op.113 ヴィオラとピアノのための
1.Nicht schnell
2.Lebhaft
3.Rasch
4.Langsam, mit melancholischem Ausdruck
クルターグ:サイン、ゲームとメッセージ
独奏ヴィオラのための より
シューマン:3つのロマンス Op.94 ヴィオラとピアノのための
5.サイン、ゲームとメッセージ (Perpetum
Mobile 常動曲)
6.ロマンス第1番 (Nicht schnell)
7.サイン、ゲームとメッセージ (Doloroso
嘆くように)
8.ロマンス第2番 (Einfach, innig)
9.サイン、ゲームとメッセージ (Jelek I
しるし I)
10.サイン、ゲームとメッセージ (Jelek
II しるし II)
11.ロマンス第3番 (Nicht schnell)
12.サイン、ゲームとメッセージ (In Nomine
? all’ongharese 神の御名において)
クルターグ:R.Sch.(ロベルト・シューマン)へのオマージュ
ヴィオラ、クラリネットとピアノのための
13.Merkwurdige Pirouetten des Kappelmeister
Johannes Kreisler ? Vivo
14.E.: Der Begrenzte Kreis... Molto semplice,
piano e legato
15.... und Wieder Zuckt es Schmerzlich
F .um die Lippen... ? Feroce, agitato
16.Felhovalek, marsutanap... (Toredek-Toredek)
Calmo, scorrevole
17.In der Nacht / Dans la nuit ? Presto
18.Abschied (Meister Raro endeckt Guillaume
de Machaut) ? Adagio, poco andante
シューマン:おとぎ話 Op.132 ヴィオラ、クラリネットとピアノのための
19.Lebhaft, nicht zu schnell
20.Lebhaft und sehr markiert
21.Ruhiges tempo, mit zartem Ausdruck
22.Lebhaft, sehr markiert |
エレーヌ・ドゥサン (ヴィオラ)
ロナルト・ファン・スパーンドンク (クラリネット)
…13-22
ルイ・ロルティ (ピアノ) …1-4、6、8、11
ナタナエル・グーアン (ピアノ) …13-22 |
フランス出身のヴィオラ奏者エレーヌ・ドゥサンは、2011年にジュネーヴ州立高等音楽院を卒業後、この世代随一のソリストとして活躍するほか、アンサンブル2e2mのメンバーとしても活動しています。
彼女が強い情熱をもってシューマンに取り組むこのアルバムでは、現代を生きる作曲家クルターグの作品と対峙させることにより、お互いの特性を引き立てるという稀有な試みを成功させました。
全部で24曲あるクルターグの「サイン、ゲームとメッセージ」から5曲を選び、その間にシューマンの「3つのロマンス」を挟み込むという実験的な試みも素晴らしい効果を生んでいます。もう一つ収録されたクルターグ作品もシューマンへのオマージュであり、親和性が高いのは当然のこと。作風は異なっているものの、音楽が目指す方向が近い作曲家だからこそ、このような共鳴が生まれるのだと言えるでしょう。
ドゥサンのヴィオラは鳴らし過ぎることなく、常に優しく耳当たりの良い音色で、19世紀と20世紀が生んだ巨匠の音楽を丁寧に歌い上げています。CHANDOSレーベルに録音の多いロルティの参加も注目です。
プロモーション動画https://youtu.be/HtVndX_q1Ks
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FUG612
\2600 |
「ORIGINS」 20世紀前半のフルート作品
ケクラン:フルートとピアノのための14の小品
1.Vieille Chanson. Andante con moto
2.Gai, assez anime
3.Andante espressivo
4.Moderato con moto
5.Allegro moderato
6.Andante quasi adagio
7.Beau soir. Large
8.Andantino
9.Allegretto con moto
10.Allegretto quasi Andantino
11.Allegretto
12.Danse printaniere. Allegretto
13.Marche funebre. Andante
14.Allegro moderato
シュルホフ:フルートとピアノのためソナタ
15.Allegro moderato
16.Scherzo. Allegro giocoso
17.Aria. Andante
18.Rondo-Finale. Allegro molto gajo
19.ババジャニアン:Vagharshapat Dance ヴァガルシャパトの舞曲
20.ババジャニアン:Impromptu 即興曲
アミロフ:フルートとピアノのための6つの小品
21.Song of the Ashugi アシクの歌
22.Lullaby 子守歌
23.Dance 舞曲
24.In the Azerbaijan Mountains アゼルバイジャンの山々にて
25.At the Spring 春に
26.Nocturne 夜想曲
バルトーク(P.アルマ編曲):ハンガリーの農民の歌による組曲
フルートとピアノのための
Chants populaires tristes 民衆の悲歌
27.Rubato
28.Andante
29.Poco rubato
30.Andante
31.Scherzo. Allegro
Vieilles danses 古い舞曲
32.Allegro
33.Allegretto
34.Allegretto
35.L’istesso tempo
36.Assai moderato
37.Allegretto
38.Poco piu vivo ? Allegretto
39.Allegro
40.Allegro |
トーン・フレット (フルート)
ヴェロニカ・イリチェンコ (ピアノ) |
19世紀後半から20世紀にかけて活躍した作曲家たちによるフルートのためのオリジナル作品(バルトークはピアノ作品からの編曲)を収録。フランスのケクラン、チェコのシュルホフ、アルメニアのババジャニアン、アゼルバイジャンのアミロフ、ハンガリーのバルトークと、それぞれの風土の影響を強く受けた、いずれも個性的な作品です。
バルトークはピアノのための「15のハンガリーの農民の歌」を、弟子の一人であるハンガリー出身のパウル・アルマがフルートとピアノのために編曲したもので、第6曲「バラード」を省略し、繰り返しや変奏が若干加えられています。
元々バルトークが各地で取材した民謡を編曲したもので、民族色豊かな旋律とルバート、特徴的な和声を楽しむことのできる作品です。フルートのフレットはFUGA
LIBERAより数点のアルバムをリリースしています。作品の特性に沿った生き生きとした表現がたいへん魅力的。
録音:2018年7月30日-8月1日 ベルギー、アントワープ・アート・センター、ブルー・ホール
プロモーション動画 https://youtu.be/8X8TIWmr444
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MSR
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ルイジ・ペラッキオ(1883-1966):ピアノ作品集
(1)9つの詩曲
(意志、ゼフィロ、死者の夜、トンボ、
レズビアンの踊り子、雨、700、夜、偉大)
(2)25の前奏曲 |
デイヴィッド・コレヴァー(Pf) |
20世紀前半の知られざるイタリアの天才作曲家ペラッキオ世界初ピアノ作品集!
録音:2017年7月コロラド大学グルーシン・ホール、ボールダー[68:28]
ルイジ・ペラッキオはイタリアの作曲家でアルフレッド・カゼッラと同じ年に生まれた。近い世代のイタリアの作曲家にマリピエロ、カステルヌーヴォ=テデスコらがいるが、ペラッキオの作品は今日ほとんど忘れ去られてしまっている。
ドビュッシーの影響が濃いものの、時にシマノフスキを思わせる響きがあったり20世紀イギリスの何人かの作曲家を思い出させたりと明らかに20世紀の音感で書かれた音楽である。なによりもその静かで内省的、控えめ、遠慮深めな音楽はイタリア人作曲家という一般的なイメージに反しデリカシーに溢れて大変美しい。
聴く人を著しく選ぶがドビュッシー、ラヴェル、サティ、モンポウ、シマノフスキ、ディーリアス、モーラン、バックスが好きな人はきっと気に入るはず。
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「サルンバ」~ペーター・リーウェン(1953-)の音楽第3集
(1)二重協奏曲「サルンバ」(2015)~
2つのヴァイオリンと室内管弦楽のための
(2)室内交響曲(2013)
(3)四重協奏曲(2015)~
クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノと管弦楽のための
(4)コンチェルト・アルフレスコ(2013)~
トランペットと管弦楽のための |
(1)エメリーン・ピエール(Vn)
(1)(3)ラヴァード・スコウ・ラーセン
((1)Vn,(1)(3)指揮)
(1)ノイス・ドイツ・カンマーアカデミー
(2)(4)フランツ・アントン・クラーガー(指揮)
(2)スロヴァキア・ナショナル交響楽団
(3)ソリ・チェンバー・アンサンブル
(3)(4)ムーアズ交響楽団
(4)アレン・ヴィツッティ(Trp) |
録音:2015-2016年、[63:27]
リーウェンはオランダ出身のアメリカ・ニューメキシコ州で育った作曲家。小さい頃よりロック、ジャズ、地元ニューメキシコで聴いた民族音楽に親しみ、それらを融合した新しい世界音楽の創造を目指している。
スタイルとしては新古典主義から新ロマン主義、ポスト・ミニマリズムの影響が感じられ、作品はストラヴィンスキー、ジョン・アダムズ、マイケル・トーク、久石譲、吉松隆らの音楽を思わせるリリカルな内容。四重協奏曲は4つの楽器がさながらジャズのセッションのように協奏し迫力充分。
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「動きと踊り」~クロード・ドビュッシーのピアノ音楽
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
雪の上の足跡、雪が踊っている、とだえたセレナード、
デルフィの舞姫、パックの踊り、英雄的な子守歌、
象の子守歌、ベルガマスク組曲、ロマンティックなワルツ、
レントより遅く、マズルカ、ダンス(シチリアのタランテラ)、
ミンストレルズ、風変わりなラヴィーヌ将軍 |
ジェリー・ウォン(Pf) |
録音:2018年5月[72:00]
ドビュッシーのピアノ作品集より代表的な小品をセレクトした一枚。ジェリー・ウォンは中国系アメリカ人で東京オペラシティにてリサイタルを行ったこともある若手ピアニスト。
インディアナ大学、マンハッタン音楽院ほかで学び、現在ソリストとしてアメリカ、アジアを中心に活動している。
ドビュッシーの音楽のエキゾチックな側面が際立つ、色彩感豊かな演奏が印象的。ピアノの暖かいタッチにピアニストの人柄が感じされる一枚。
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「失われたロマンティシズム」
~ルイーゼ・ライヒャルト(1779-1826)歌曲集
6つの歌曲、色とりどりの薔薇を通して、マリア、
森を通って、夜の讃美歌、花のなかの花、
ただ愛だけが、しあわせなリオ、ほか全22曲 |
エイミー・プフリンマー(Sop)
ドリュー・モントグー(Pf) |
録音:2018年5月、6月ロヨラ大学ヌーンメーカー・ホール、ルイジアナ州ニュー・オーリンズ、[44:16]
ルイーゼ・ライヒャルトは今日ではほとんど忘れられたドイツの作曲家。音楽家の一家に生まれ生前は合唱指揮者として活躍した。
作品は歌曲が主要な分野でゲーテ、ノーヴァリス、クレメンス・ブレンターノらの詩に好んで曲をつけている。シューベルトよりおよそ20歳年長だが時代の空気感を共有しており、シューベルトの歌曲の影響を受けた抒情性の高いもの。知られざるドイツ・リートの貴重な作品集。
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ODRADEK RECORDS
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「バルティック・コンチェルト」
(1)ペーテリウス・ヴァスクス(b.1946):《愛の声》
~ヴァイオリンと弦楽のための幻想曲(23:31)
(2)ユリウス・ユゼリウナス(1916-2001):
オルガン、ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲(27:13)
(3)アナトリユス・センデロヴァス(b.1945):
ヴァイオリンと室内管弦楽のための協奏曲(20:32) |
ゼラルダス・ヴィドヴァ(Vn)
リトアニア室内管弦楽団
(1)(3)モデスタス・ピトレナス(指揮)
(2)アドリヤ・チェパイテ(指揮)
(2)カロリナ・ユオデリテ(Org) |
新ロマン主義、新抒情派の香りが横溢するバルトの作曲家による現代の美しいヴァイオリン協奏曲集!
録音:(1)(3)2014年8月/11月/(2)2016年4月、DDD、71:21
新ロマン主義、新抒情派の香りが横溢する20世紀バルト地域出身の作曲家による現代の美しいヴァイオリン協奏曲を集めた一枚、北欧音楽ファン必聴のディスクの登場です。
ヴァスクス、ジュゼリュナスはラトヴィア、センデロヴァスはリトアニア出身。ヴァスクスは20年ほど前にギドン・クレーメルの尽力により国際的に知られるようになりましたが、他の2人は日本ではほとんど知られていません。しかしいずれも前衛派とは一線を画す20~21世紀型ロマンティシズムを追求したドラマティックで美しい作品ぞろいです。
ヴァスクスの「愛の声」(2009)は代表作「遠き光」を思わせる力作、ラトヴィア作曲界の重鎮と目されるジュゼリュナスの「オルガン、ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲」はむしろ年下のヴァスクスより使っている技法は現代的ですが、それでも後期ロマン派とショスタコーヴィチを併せ持ったような暗い情念が炸裂する名品。
センデロヴァスの協奏曲は終始静けさの中、ヴァイオリンのむせび泣く旋律に弦楽が悲しげなハーモニーで応えます。ソロのゼラウダス・ヴィドヴァとリトアニア室内オーケストラによる作品への深い共感に満ちた熱演が聴きもの。
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ODRCD 366
(2CD)
¥4800
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「アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):後期ピアノ作品集」
CD1)
ソナタ第5番Op.53/2つの舞曲Op.73/詩曲-夜想曲Op.61/
ソナタ第6番Op.62/2つの部分Op.59/2つの詩曲Op.63/
ソナタ第7番Op.64/2つの詩曲Op.71/5つの前奏曲Op.74/
詩曲《焔に向かって》Op.72
CD2)
2つの小品Op.57/2つの前奏曲Op.67/ソナタ第9番Op.68/
2つの詩曲Op.69/ソナタ第10番Op.70/4つの小品Op.56/
アルバムの綴りOp.58/ソナタ第8番Op.66/3つの練習曲Op.65 |
ジェームズ・クライリング(Pf) |
ジェイムズ・クライリングのスクリャービン後期ピアノ作品集
録音:2015年6月(CD1)、2017年1月(CD2)ロンドン・ヘンリー・ウッド・ホール,77:04/62:38
若手ピアニスト、ジェームズ・クライリングは年少の頃よりスクリャービンの音楽に強く惹かれ、スクリャービンのソナタに関する論文で博士号を取ったほどのスペシャリスト。
このディスクでは第5番以降のピアノ・ソナタとその前後に書かれた彼の創作後期のピアノ作品の全てが収められている。残響を控えたディテールの細やかな演奏がスクリャービンの音楽のより内省的な側面を際立たせる。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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OTAKEN RECORDS
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未通針盤からの板起し!
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル、ブラームス1番!
(1)ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
(2)ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 作品21 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
未通針盤からの板起し!フルトヴェングラー&ベルリン・フィル、リアルなサウンドによるブラームス1番!
録音:(1)1952年2月10日、(2)1954年9月19日、ティタニア・パラストでのライヴ録音 ※(1)未通針アナログ盤からの復刻
アナログ期、録音物の記録媒体として、レコードほど優れたものはなかったと言われております。但し、未通針であること、保存環境が良いことなどが条件となります。これらの条件を満たせば、レコードは、とれたてほやほやの音を、長く保つことが出来るのです。
この度、大阪で発見されたフルトヴェングラーのブラームス第1交響曲のレコードは、まさにこの条件を満たすものでした。最盛期のアナログレコードが、この条件で発見されるのは、今ではもはや珍しいことと言えましょう。
さっそく針を落としてみると、はたして、大変迫力のあるリアルなサウンドが再生されるではありませんか。プチプチノイズも皆無に等しく、録音して間もないマスターテープを聞いているかのようです。フルトヴェングラーが、実際に目の前で指揮しているのかと、錯覚しました。
もともとこの演奏は、同曲中フルトヴェングラーの暫定ベストとされる方は多いのですが、気迫の面で、51年の北ドイツ放響との同曲演奏に軍配を挙げる方も少なくありません。ところが、その気迫も、この復刻では、申し分なく再現されていると思われ、これよりは、総合的にすぐれたこの演奏を名実ともにベストにして良いのではないかと思われます。
余白には、フルトヴェングラー最後の演奏会のベートーヴェン第1交響曲を入れました。意外に明るい演奏です。あわせお楽しみくださいませ。
(オタケンレコード 太田憲志)
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PROFIL
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PH 18080
(10CD)
¥5700 →\5290
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クライバーン・ボックス
(10CD)¥5700→\5290 |
ヴァン・クライバーン(ピアノ) |
Disc 1 60' 00"
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(2)リスト:愛の夢第3番
(3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
キリル・コンドラシン(指揮)モスクワ・フィル(1)
録音:1958 年モスクワ・セッション(1)(2)、1958年4月18日モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)(2)
Disc 2 47' 48"
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
キリル・コンドラシン(指揮)モスクワ・フィル
録音:1962年モスクワ
Disc 3 69' 25"
(1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調/(2)ショパン:バラード第3番変イ長調Op.47/
(3)同:スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39/
(4)同:エチュード イ短調Op.25 の11「木枯らし」/(5)同:エチュード
ホ短調Op.25の5/
(6)同:エチュード ハ短調Op.10 の12「革命」/(7)同:幻想曲ヘ短調Op.49
録音:1960年(1)、1959年(2)-(7) モスクワ
Disc 4 43' 13"
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
キリル・コンドラシン(指揮)シンフォニー・オブ・ジ・エア
録音:1958 年ニューヨーク
Disc 5 72' 28"
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
録音:1962年(1)、1961年(2) シカゴ
Disc 6 78' 48"
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
録音:1960年(1)、1961年(2) シカゴ
Disc 7 57' 02"
(1)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
(2)マクダウェル:ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.23
ワルター・ヘンドル(指揮)シカゴ交響楽団
録音:1960年 シカゴ
Disc 8 68' 05"
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
(2)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82
(3)ショパン:バラード第3番変イ長調Op.47
(4)リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
レニングラード・フィル
録音:1959年6月7日ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)(1)
Disc 9 52' 47"
ショパン:
(1)ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」/(2)ノクターン第17番ロ長調Op.62の1/
(3)幻想曲ヘ短調Op.49/(4)エチュード
イ短調Op.25の11「木枯らし」/
(5)エチュード ホ長調Op.10の3「別れの曲」/(6)バラード第3番変イ長調Op.47/
(7)ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64の2/(8)スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
録音:1961年 ニューヨーク
Disc 10 34' 47"
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
キリル・コンドラシン(指揮)RCA交響楽団
録音:1958年 ニューヨーク |
ラフマニノフの協奏曲からショパンの「英雄ポロネーズ」「別れの曲」までクラーバーンのピアニズムを堪能できる10枚組Box
MONO
Profile レーベルが、クライバーンの音源を集めて10
枚Box にした超お買い得盤。
ヴァン・クライバーン(1934-2013) は、ビルボード誌でクラシック初の7
週連続第1位をとるなどアメリカを代表するピアニストですが、さまざまな意味でロシア・ソ連と切っても切れぬ縁がありました。
師匠ロジーナ・レヴィーンはロシア人で、彼女からロシア・ピアニズムをみっちりと仕込まれ、明快で大きな音と強靭なテクニックを習得。1958年に行なわれた第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、米ソ冷戦時代の友好の懸け橋的存在となりました。当時の人気はすさまじく、クラシックのレコードとしては唯一ビルボード誌7
週連続1 位となるほどでした。
ここではCD10枚にわたり彼のピアニズムを堪能できます。十八番のチャイコフスキーやラフマニノフの協奏曲は、輝かしい音色とみずみずしい情感が今日でも魅力満点。シューマンやプロコフィエフの協奏曲も興味津々ながら、同国の偉大な先人マクダウェルの協奏曲第2番が嬉しい限り。理想的な名演で、聴けば気にいること間違いなしの美しさです。
さらにショパンやリストの独奏曲も大歓迎。とりわけ「英雄ポロネーズ」や「ワルツ第7
番」をはじめ「別れの曲」「革命」「木枯らし」などのほか、リストもピアノ・ソナタと「愛の夢」と人気作を網羅。
基本的にRCA とメロディア音源ですが、超お買い得価格でご提供。必見のBox
です。
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<メジャー・レーベル>

12/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BIS
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BIS SA 2355
(SACD HYBRID)
¥2700
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『ゴロヴィンの音楽』
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758):
ゴロヴィン伯爵の祝宴のための音楽
(Festmusik till Greve Golovin)(1728) |
ホール・バロック
ダン・ラウリン(リコーダー、指揮) |
ホール・バロックとダン・ラウリンがルーマンの《ゴロヴィン伯爵の祝宴のための音楽》の全曲を録音!
セッション録音:2017 年11 月/ショーナルプ教会(ホール、スウェーデン)
制作・録音:ファビアン・フランク
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、81'53"
SACDハイブリッド盤。
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758)は、フレーデリク一世の時代、宮廷の楽士長を務め、スウェーデン音楽の最初の重要な作曲家として歴史に名前を残しました。ストックホルム生まれ。
父ユーハンから最初の音楽教育を受け、1711年に宮廷楽団のヴァイオリニストに就任。1715年から1721年までをロンドンで過ごし、ヘンデルのオーケストラでヴァイオリン奏者を務めました。帰国後、副楽士長に就任。スウェーデン音楽の新時代を開いていきました。
《ゴロヴィン伯爵の祝宴のための音楽》は、彼の代表作のひとつ《ドロットニングホルムの音楽》(1744)に先立って作曲された作品です。ロシア公使ゴロヴィン伯爵が、1728年、ピョートル二世のロシア皇帝即位を祝う宴会のためルーマンに作曲を依頼。『ロシア公使ゴロヴィン伯爵主催の祝宴のための音楽』と記された、「アレグロ」と「序曲」に始まり、ジグ、ブレ、メヌエット、ルール、ガヴォットといった舞曲、アリア、シンフォニア、ホーンパイプ、シチリアーノなど45曲の極めてモダンなバロック様式の音楽が作られました。
この作品は、王立音楽アカデミー制作のスウェーデン音楽アンソロジーに22曲の抜粋が収められ、今回、ピリオド楽器アンサンブル「ホール・バロック」とリコーダー奏者ダン・ラウリンにより初めて全曲が録音されます。
使われた楽譜は、ルーマンの手稿譜と、イングマル・ベンクトソンとラーシュ・フリデーン校訂編纂の出版譜。楽器指定が確かでないため、宮廷楽団の記録から推定した編成を元に各楽章の性格と全体の姿、そしてホール・バロックの編成を考慮して、リコーダー属とオーボエ・ダ・カッチャなどオーボエ属の楽器、ファゴット、コントラバスを加えた弦楽五重奏、チェンバロ、マンドラとバロックギターのアンサンブルにより演奏されます。
ホールのショーナルプ教会でのセッション録音。ブックレット裏表紙に、祝宴の行われた伯爵の公邸「Baatska
Palatset」が遠景に描かれた18世紀初頭の作とされる絵が使われています。
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BIS SA 2314
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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カトワール、フリードマンの美しきピアノ五重奏曲集!
(1)ゲオルギー・ルヴォヴィチ・カトワール(1861-1926):
ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.28(1914)
(2)イグナツィ・フリードマン(1882-1948):
ピアノ五重奏曲 ハ短調(1918) |
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)
ニルス=エーリク・スパルフ(第1ヴァイオリン)
ウルフ・フォシュベリ(第2ヴァイオリン)
エレン・ニスベト(ヴィオラ)
アンドレーアス・ブランテリード(チェロ) |
セッション録音:2017 年1 月/アルヘルゴナ教会(万聖人教会)(ストックホルム)
制作・録音:マリオン・シュヴェーベル
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、62'08"
SACDハイブリッド盤。
2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロの「古典的」弦楽四重奏とピアノ組み合わせによる五重奏は、ボッケリーニの作品の後、19世紀になってロベルト・シューマン、ブラームス、フランク、ドヴォルジャーク、フォーレたちによるインスピレーション豊かな作品が作られました。
ベンクト・フォシュベリと「仲間たち」のアルバムでは、ポスト=ロマンティシズムとモダニズムの間に書かれた、あまり知られていない2曲のピアノ五重奏曲が演奏されます。
ゲオルギー・ルヴォヴィチ・カトワール(1861-1926)は、フランスの家系に生まれたロシアの作曲家です。モスクワ音楽院でカール・クリントヴォルトにピアノを学び、ドイツに留学。帰国して数年後、モスクワから離れた田舎に移り、1916年にモスクワ音楽院の教授に任命されるまで、タネーエフやアレンスキーたちと会う以外は、作曲の研究と創作に専念したといわれます。
《ピアノ五重奏曲 ト短調》は、1921 年に出版された作品です。アレグロ・モデラート、アンダンテ、アレグロ・コン・スピリト・エ・カプリッチョーゾの3楽章。独創的な和声とリズム構造、哀愁にみちた雰囲気のため、カトワールの作品の中でもっとも際立った魅力をもつ作品とされています。
ポーランド生まれのイグナツィ・フリードマン(1882-1948)は、作曲家としてよりも20世紀を代表するピアニストのひとりとして知られます。
《ピアノ五重奏曲 ハ短調》は、1918年に書かれた作品です。第一次世界大戦が影を落としたともいわれる厳粛な気分の第1楽章、主題と個性的な6つの変奏の第2楽章、ポーランド民謡を主題にした第3楽章〈エピローグ〉。ロマンティックあるいはサロン・スタイルのピアノ曲や歌曲の多い彼の作品の中で最良の音楽とみなされている作品です。
BIS レーベルへの多くの録音で知られるヴァイオリニスト、王立スウェーデン音楽アカデミー会員のニルス=エーリク・スパルフ、スウェーデン放送交響楽団のメンバーの者ウルフ・フォシュベリ、アルバム『美しい人よ目覚めよ』(BIS
SA-2181)のエレン・ニスベト、グリーグとグレインジャーとカール・ニルセン(BISSA-2120)とフォーレ(BIS
SA-2220)を録音したアンドレーアス・ブランテリード。フォシュベリと室内楽を楽しんでいる仲間たちによるアンサンブル。
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BIS SA 2197
(2SACD HYBRID)
¥5400 →\4990
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ヤッコ・クーシストがバッハの
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ全曲に挑む! |
ヤーコ・クーシスト |
J.S.バッハ(1685-1750):
[Disc 1]
(1)無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番
ト短調 BWV1001
(2)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番
ロ短調 BWV1002
(3)無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調
BWV1003
[Disc 2]
(4)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
ニ短調 BWV1004
(5)無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番
ハ長調 BWV1005
(6)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番
ホ長調 BWV1006
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名器ゴフリラーで奏でる野太い音色。フィンランドが誇る鬼才、ヤッコ・クーシストが遂にバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ全曲に挑む!
ヴァイオリン/マッテオ・ゴフリラー制作(1702)
セッション録音:2015年1月、2016年5月、2017年5月/オステルローケル教会(オステルローケル、スウェーデン)
制作・録音:インゴー・ペトリ
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、Disc
1 68'39"、Disc 2 70'34"
SACDハイブリッド盤。フィンランドのヴァイオリニスト、ヤーコ・クーシスト(1974-)は、オスモ・ヴァンスカが音楽監督のラハティ交響楽団でコンサートマスターを務め、現在、指揮者、作曲家としても活動しています。2018年8月からクオピオ交響楽団の首席指揮者、また2019年にはフィンランド国立オペラで彼の新作歌劇『氷』の初演を指揮することが決まっています。
彼は、BISレーベルへの録音が多く、『シベリウス作品全集』ではヴァイオリニストとして、初録音の曲も含む室内楽を中心とする作品を手がけました。クーシストの久しぶりのソロ・アルバムは、J.S
バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの全曲です。
彼は、ヴァイオリンを習っていた10歳の時にホ長調のパルティータを課題として与えられ、5年から6年後には、いろいろなフーガを日課のように弾くようになったと言います。
「技巧と音楽表現と目的の折り合いをつけるという、いつ終わるともしれない仕事には、なんというかスリルのような感覚がある。そのことが理解できたのも、鋭い洞察力を備えた先生たちの下で練習できたおかげだ。‛&‛&これほど演奏しがいのある美しいヴァイオリン音楽は、他にない」とクーシストは語り、制作と録音を担当したインゴー・ペトリに感謝の言葉を贈っています。
録音セッションは、ストックホルム市の北、ストックホルム群島に面したオステルローケルの教会で行われました。名器ゴフリラーで奏でる野太い音色をご堪能ください。

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CORO
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COR 16169
(2CD)
¥3600
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ザ・シックスティーン!
ヘンデル「エイシスとガラテア」!
ヘンデル:
牧歌劇《エイシスとガラテア》HWV.49a |
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ジェレミー・バッド(エイシス/テノール)
グレース・デイヴィッドソン(ガラテア/ソプラノ)
ステュアート・ヤング(ポリフィーマス/バス)
マーク・ドーベル(デイモン/テノール)
サイモン・ベリッジ(コリドン/テノール) |
創設40周年を迎えるザ・シックスティーン!ヘンデル「エイシスとガラテア」!
☆2019年に創設40周年を迎えるザ・シックスティーン!
☆名盤揃いのヘンデル録音、5年ぶりの新録音は「エイシスとガラテア」!
1979年にハリー・クリストファーズが創設し、2019年に記念すべき40周年を迎えるザ・シックスティーン。2019年アニヴァーサリー・イヤー最初のリリースを飾るのは、前作「イェフタ(COR
16121)」から約5年ぶりとなるヘンデルの新録音。
愛、悲劇、解放の物語を描いた牧歌劇「エイシスとガラテア」が登場。今回も、グレース・デイヴィッドソン、ジェレミー・バッド、マーク・ドーベルといった豪華歌手陣が集結。特に、グレース・デイヴィッドソンのガラテアは、英MusicWeb
Internationalのライヴ・レビュー・セクションである"Seen
and Heard International"から「純粋な声と素晴らしく完璧なピッチ」と絶賛されています(2018年6月ロンドンのキングス・プレイス公演)。
2009年の英グラモフォン賞で2冠に輝いた「戴冠式アンセム集」(COR
16066)を筆頭に、「メサイア」(COR 16062)や「サウル」(COR
16103)など、名演揃いの「ヘンデル」に新たに加わる「エイシスとガラテア」。1718年の初演版(HWV.49a)に忠実に、わずか5人の歌手と9人の器楽奏者という小編成で贈るザ・シックスティーンの「エイシスとガラテア」にご期待ください!
※録音:2018年6月25日-27日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

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SIGNUM CLASSICS
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ラヴ・ソング |
キングズ・シンガーズ |
ハロルド・アーレン&アイラ・ガーシュウィン(リチャード・ロドニー・ベネット編):イッツ・ア・ニュー・ワールド
ランディ・ニューマン(ローソン編):ホエン・シー・ラブド・ミー
ジョン・レジェンド(レストレンジ編):オール・オヴ・ミー
ハロルド・アーレン&テッド・ケーラー(レストレンジ編):アイヴ・ガット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング
フィンランド民謡(チルコット編):そこにわたしの愛しい人が
フランシス(ブリュートン編):ドント・ウォーリー・アバウト・ミー
ポール・サイモン(ローソン編):四月になれば彼女は
リチャード・ロジャーズ&ロレンツ・ハート(レストレンジ編)
韓国民謡(チルコット編):アリラン
ジョルジュ・オーリック(ラングフォード編):君が僕の傍で眠るとき
シャルル・トレネ&ジャック・ローレンス:ビヨンド・ザ・シー
ジョージ・ガーシュウィン&アイラ・ガーシュウィン(ベネット編):わが愛はここに
イギリス民謡(ローソン編):我が愛を愛す
スコットランド民謡(キャリントン編):我が恋人は赤い薔薇
ジェローム・カーン、ドロシー・フィールズ&ジミー・マクヒュー:アイ・ウォント・ダンス
スティーブン・スティルス(ローソン編):どうにもならない望み
マク・ゴードン&ハリー・ウォーレン(レストレンジ編):アット・ラスト
ポール・サイモン(ジャックマン編):ある人の人生
ヴィクター・ヤング&エドワード・ヘイマン(レストレンジ編):恋に落ちた時 |
キングズ・シンガーズのラヴ・ソング集!
☆キングズ・シンガーズのラヴ・ソング・コレクション!
2018年に結成50周年を迎えた、男声ア・カペラ・グループのレジェンド、ギンクズ・シンガーズ。
「ラヴ・ソング」は、これまでSignum Classicsへ録音してきたキングズ・シンガーズのアルバムから、珠玉のラヴ・ソングを集めたスペシャル・コンピレーション・アルバム。
民謡からのアレンジや、往年のスタンダード・ナンバー、現代のシンガー・ソングライターらの美しくも切ない恋の歌を、キングズ・シンガーズの最高のハーモニーでお届けします。

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ジョン・タヴァナー:ミサ・グロリア・ティビ・トリニタス
おおいに喜びたまえ/王のキリエ/
ミサ・グロリア・ティビ・トリニタス
(ミサ曲 《汝三位一体に栄光あれ》)/
アヴェ・マリア/声を聞き/安息日が過ぎて |
コントラプンクトゥス
オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団
オーウェン・リース(指揮) |
☆エイミー・ハワース、ローリー・マクリーリーらによるヴォーカル・コンソート、「コントラプンクトゥス」が歌う、ジョン・タヴァナー!
名匠オーウェン・リースが結成した "コントラプンクトゥス"
は、ガーディナーからの信頼も厚いエスター・ブラジル、マリアン・コンソートのリーダー、ローリー・マクリーリー、タリス・スコラーズやカージナルズ・ミュージック、ポリフォニーなどで活躍するソプラノ、エイミー・ハワースなどの名歌手たちが参加するイギリスのヴォーカル・コンソート。
同じく、オーウェン・リースが指揮を務めるオックスフォードの名門聖歌隊、オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団とともに、イギリス・ルネサンスの巨匠ジョン・タヴァナー(c.1490-1545)の傑作「ミサ・グロリア・ティビ・トリニタス」を歌います。
※録音:2018年7月10日-13日、セント・マイケル&オール・エンジェルズ教会(オックスフォード)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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PROFIL
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PH 18045
(10CD)
¥5700 →\5290
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ムラヴィンスキー・ボックス4
ファン狂喜の未知の音源多数収録の超お得盤! |
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮) |
Disc 1 68' 46"
ベートーヴェン:
(1)交響曲第2番ニ長調Op.36/(2)交響曲第4番変ロ長調Op.60
ソヴィエト国立交響楽団(1)、レニングラード・フィル(2)
録音:1940年モスクワ・セッション(1)、1955年6月3日プラハ・ライヴ(2)
Disc 2 79' 14"
ベートーヴェン:
(1)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」/(2)交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
レニングラード・フィル
録音:1961年6月2日ベルゲン・ライヴ(1)、1949年レニングラード・セッション(2)
Disc 3 79' 35"
(1)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」/(2)交響曲第7番イ長調Op.92
レニングラード・フィル
録音:1962年3月20日レニングラード・ライヴ(1)、1958年レニングラード・セッション(2)
Disc 4 54' 36"
(1)グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
(2)リャードフ:ババ・ヤガーOp.56
(3)リムスキー=コルサコフ:歌劇「見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの伝説」~6つの交響的断章
(4)チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミン」Op.32
レニングラード・フィル
録音:1956年9月14日レニングラード・ライヴ(1)、1959年4月21日モスクワ・ライヴ(2)、
1949年4月4日年レニングラード・セッション(3)、1948
年3月10日レニングラード・セッション(4)
Disc 5 76' 24"
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第11番ト短調Op.103「1905年」/
(2)同:祝典序曲Op.96/(3)ウストヴォリスカヤ:子供の組曲
レニングラード・フィル
録音:1957年11 月3日レニングラード・ライヴ(1)、
1955 年4 月21日レニングラード・ライヴ(2)、1954年レニングラード・セッション(3)
Disc 6 67' 10"
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77
(2)ボリス・クリュズネル:ヴァイオリン協奏曲
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)(1)、
ミハイル・ヴァイマン(ヴァイオリン)(2)、レニングラード・フィル
録音:1956年11月30日レニングラード・セッション(1)、1957
年3月20日レニングラード・ライヴ(2)
Disc 7 54' 22"
(1)シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」
(2)バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
ソヴィエト国立交響楽団①、レニングラード・フィル②
録音:1959 年5月6日モスクワ・ライヴ(1)、1962
年2月10日ブダペスト・ライヴ(2)
Disc 8 69' 47"
(1)シベリウス:交響曲第3番ハ長調Op.52
(2)同:トゥオネラの白鳥Op.22 の3
(3)グラズノフ:交響曲第4番変ホ長調Op.48
(4)同:バレエ組曲「ライモンダ」Op.57a~第3幕の間奏曲
レニングラード・フィル
録音:1963年10月27日レニングラード・ライヴ(1)、1961年5月14日レニングラード・ライヴ(2)、
1948年3月2日レニングラード・セッション(3)、1962年2月10日ブダペスト・ライヴ(4)
Disc 9 62' 03"
(1)ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調Op.38
(2)同:交響曲第3番Op.67「交響詩曲」
(3)アルチュニアン:祝典序曲
レフ・オボーリン(ピアノ)(1)、チェコ・フィル(1)、レニングラード・フィル(2)(3)
録音:1946年6月1日プラハ・ライヴ(1)、1947年12月13日レニングラード・ライヴ(2)、
1949年11月15日レニングラード・ライヴ(3)
Disc 10 58' 14"
(1)ババジャニアン:ヴァイオリン協奏曲イ短調
ボーナス・トラック
(2)ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14~第2楽章「舞踏会」
(3)同:ファウストの劫罰Op.24~妖精の踊り
(4)リスト:メフィスト・ワルツ第1番
(5)ドビュッシー:クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)(1)、
ウラジーミル・クラサヴィン(クラリネット)(2)、
レニングラード・フィル(1)(3)(4)(5)、ソヴィエト国立交響楽団(2)
録音:1949年11月15日レニングラード・ライヴ(1)、1949年モスクワ・セッション(2)、
1962年2月10日ブダペスト・ライヴ(3)、1947年2月14日レニングラード・セッション(4)、
1962 年4月20日レニングラード・ライヴ(5) |
Profil ムラヴィンスキー・シリーズ第4弾。ファン狂喜の未知の音源多数収録の超お得盤!
MONO
Profileレーベルが、弊社の依頼でドイツの放送局に眠るムラヴィンスキーの音源を発掘するシリーズも第3弾、まだまだ驚きの音源が多数登場します。
今回まず目をひくのはベートーヴェンの交響曲。ムラヴィンスキーはベートーヴェンの全交響曲をレパートリーに入れていましたが、現時点で第8番と第9番は世に出ていないのと、著作隣接権保護中1982年録音の交響曲第1番を除く6篇を収録。第2番以外は手兵レニングラード・フィルとのもので、いずれも推進力に満ちた大きな演奏を味わえます。
ショスタコーヴィチの交響曲第11番は1957年10月30日にラフリン指揮ソヴィエト国立交響楽団が世界初演を行いましたが、その4日後にムラヴィンスキーとレニングラード・フィルがレニングラード初演した際の録音が入っているのも貴重。これが壮絶極まりない演奏で、終楽章などムラヴィンスキーらしからぬ凶暴さで荒れ狂います。
オイストラフとのヴァイオリン協奏曲第1番の1956
年11月30日ライヴも神がかり的名演で、数ある同曲のディスク中でも特別な価値があると申せましょう。
今回の注目は、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが1962年2月に行ったブダペスト公演が初めて正式に日の目をみていること。バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」、ベルリオーズの「妖精の踊り」、グラズノフの「ライモンダ」の間奏曲など幻の音源が蘇りました。
そのほか、レオニード・コーガンとのババジャニアン、ミハイル・ヴァイマンとのクリュズネルのヴァイオリン協奏曲の初出音源が驚き。また、ハチャトゥリアンの交響曲第3
番とアルチュニアンの祝典序曲のともに世界初演時の録音も嬉しい限り。
大半は入手困難なうえ、驚きの価格。ファンさえも持っていない音源続出の超貴重Bo
です。
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<映像>

12/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BIS
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BIS SA 2208
(SACD HYBRID)
¥2700
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スドビンがついにベートーヴェンの後期ソナタに挑む!
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
(2)ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
(3)6つのバガテル Op.126 |
エフゲニー・スドビン(ピアノ) |
繊細にして強靭なピアニズム。俊英スドビンがついにベートーヴェンの後期ソナタに挑む!
セッション録音:(1)(2)2016 年7 月/セント・ピーターズ・ハレ(マンチェスター)、(3)2014
年11 月/セントジョージ(ブリストル)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、62'53"
SACD ハイブリッド盤。
繊細にして強靭なピアニズムが魅力のBIS レーベルの看板アーティスト、エフゲニー・スドビン。欧米では「ホロヴィッツの再来」とも評されているほど高い評価を得ています。
期待の新譜では満を持してベートーヴェンの後期ソナタに挑みました。ベートーヴェンの作品について、ピアノ協奏曲は全曲録音いるものの、ピアノ独奏作品ははじめての録音となります。
エフゲニー・スドビンといえば、光り輝く音色、歯切れのよいタッチ、流れるような推進力、そして絶妙な歌い回しを持ち味が最大の特徴で、このベートーヴェンでも彼の持ち味が発揮されています。味わい深いベートーヴェンをご堪能いただけます。
スドビンは1980 年サンクトペテルブルク生まれ。90年にベルリンで研鑽を積んだ後、王立音楽院でクリストファー・エルトンに師事。その間にイタリア、コモ湖国際ピアノアカデミー参加、マレイ・ペライヤ、クロード・フランク、レオン・フライシャー、スティーヴン・ハフ、アレキサンダー・ザッツにも師事しています。
BIS レーベルの社主ロベルト・フォン・バール氏が惚れ込み、スカルラッティのソナタ集(BIS
1508 / KKC 5225)でデビュー。このディスクが欧米で大絶賛され、その後ベートーヴェン、ラフマニノフ、チャイコスフキー、メトネルなどの録音で高い評価を得ました。今最も注目されるピアニストのひとりです。
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HAENSSLER
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アニカ・トロイトラーのブラームス第2弾は
チェリスト、ユリア・ハーゲンとの共演!
ブラームス:
(1)「調べのように私を通り抜ける」Op.105-1
(2)「サッフォー風頌歌」Op.94-4
(3)チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
(4)「野の寂しさ」Op.86-2
(5)「愛のまこと」Op.3-1
(6)チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
(7)「愛の歌」Op.71-5
(8)「子守歌」Op.49-4 |
(1)(2)(4)(5)(7)(7)=チェロ編曲版
ユリア・ハーゲン(チェロ)
アニカ・トロイトラー(ピアノ) |
セッション録音:2017 年8 月1-3 日/インマヌエル教会(ヴッパータール)/67'42"
ドイツ、デトモルト出身で現在ベルリンを拠点に活躍するピアニスト、アニカ・トロイトラーによるブラームス録音第2弾はチェリスト、ユリア・ハーゲンとの共演で、2つのチェロ・ソナタと歌曲の編曲作品6曲が収録されました。
ロストック音楽・演劇大学にてマティアス・キルシュネライトに、ハノーファー音楽・演劇・メディア大学にてベルント・ゲツケに師事したトロイスラーは2014年に開かれたモントリオール国際音楽コンクール第3位を受賞するなど、確かな実力を備えたドイツ期待の若手ピアニストです。
ブラームスのヘンデルの主題による変奏曲とフーガ、幻想曲集(HC
17061)でも溌剌とした演奏で高い評価を得ました。
共演のチェロのユリア・ハーゲンは1995 年生まれ。5歳からチェロを始め、ザルツブルクでデトレフ・ミルケに師事しました。2007年から2011年までモーツァルテウム音楽院にてエンリコ・ブロンツィに師事、その後、ウィーンにてラインハルト・ラツコ、2013年秋からハインリヒ・シフに学びました。
プリマ・ラ・ムジカ・コンクール、リーツェン国際チェロ・コンクールで優勝するなどのコンクール歴を誇ります。豊かな音色で歌い上げる注目のブラームスの録音です。
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アリンデ弦楽四重奏団が奏でるメンデルソーンとパーセル
(1)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番
ヘ短調 Op.80
(2)メンデルスゾーン:カプリッチョ ホ短調
Op.81-3
(3)パーセル:ファンタジア第6番 ヘ長調
(4)パーセル:ファンタジア第8番 ニ短調
(5)パーセル:ファンタジア第10番 ホ短調
(6)パーセル:ファンタジア第11番 ト長調 |
アリンデ弦楽四重奏団
【エウジェーニア・オッタヴィアーノ
(第1ヴァイオリン)、
グッリエルモ・ダンドーロ・マルケージ
(第2ヴァイオリン)、
エリン・カービー(ヴィオラ)、
モーリツ・ベンヤミン・コルブ(チェロ)】 |
新進気鋭のクヮルテット、アリンデ弦楽四重奏団が奏でるメンデルソーンとパーセル
セッション録音:2018 年5 月20 日-22 日/インマヌエル教会(ヴッパータール)/43'14"
国際的な室内楽コンクールにて受賞歴を誇る新進気鋭のクヮルテット、アリンデ弦楽四重奏団がメンデルソーンとパーセルを収録しました。
現在ヨーロッパを中心に活躍する同団はヴェルビエをはじめとする国際的な音楽祭にも出演する期待のクヮルテット。ストレートに切り込む溌剌とした演奏が聴きものです。
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モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1
(1)ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
(2)ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 K.281
(3)ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
(4)ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調 K.570(新全集では第17番) |
ジャン・ミュラー(ピアノ) |
ルクセンブルク生まれのジャン・ミュラーがモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音を始動!
セッション録音:2016 年8 月、2017 年1 月/ルクセンブルク国立音楽学校/70'44"
ルクセンブルク生まれのジャン・ミュラーがモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音を始動しました。ヘンスラー・レーベルからリリースしたゴルトベルク変奏曲(HC17059)では、高度な技術に裏付けされた圧倒的なテクニックを武器に変幻自在に各変奏、音色の変化をつけて演奏し好評価を得ました。
透き通るように美しいタッチで絶賛されるミュラーが満を持して臨んだモーツァルトのピアノ・ソナタ録音も大いに期待が高まります。なお、ミュラーは2016
年7 月よりルクセンブルク室内管弦楽団の芸術監督もつとめております。
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PENTATONE
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PTC 5186722
(SACD HYBRID)
¥2700
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アンナ・ルチア・リヒターがシューベルトの歌曲を録音!
シューベルト:
(1)「月に寄せて」D.259(3'17")
(2)「小人」D.771(5'21")
(3)「わが心に」D.860(2'52")
(4)ミニョンの歌「ただあこがれを知る者だけが」D.877/4(3'20")
(5)ミニョンの歌 その1「私にいわせないで」D.877/2(4'12")
(6)ミニョンの歌 その2「大人になるまでこのままに」D.877/3(3'18")
(7)「郷愁」D.456(2'26")
(8)「墓堀人の郷愁」D.842(6'52")
(9)「すみれ」D.786(12'57")
(10)「最初の喪失」D.226(2'12")
(11)「エレンの歌」その1 D.837(8'44")
(12)「エレンの歌」その2 D.838(3'09")
(13)「エレンの歌」その3(アヴェ・マリア)
D.839(5'56")
(14)「この世からの別れ」D.829(2'35")
(15)「岩上の羊飼い」D.965(12'26") |
アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ)
ゲロルト・フーバー(ピアノ)
(15)マティアス・ショルン(クラリネット) |
麗しきソプラノ歌手アンナ・ルチア・リヒターがシューベルトの歌曲を録音!
セッション録音:2018年5月1日/MCOスタジオ1、ヒルフェルムス(オランダ)
DSD、マルチチャンネル、ディジパック仕様、80'58"、輸入盤・日本語帯付
SACDハイブリッド盤。
ドイツの名唱、麗しきソプラノ歌手アンナ・ルチア・リヒターがPENTATONE
レーベルより本格的なソロ・デビューとなるシューベルトの歌曲集をリリースします。
アンナ・ルチア・リヒターは、9歳から母より声楽の手ほどきを受け、ケルン大聖堂少女聖歌隊の隊員となりました。その後バーゼルでクルト・ヴィトマー教授に師事、その後ケルンで研鑽をつみました。
主な受賞歴としては、2008年ベルリン全国声楽コンクール年少部門第2位、2011年キッシンゲンの夏音楽祭ルイトポルト賞、2012年ツヴィッカウで行われた国際ロベルト・シューマン・コンクール優勝などがあげられます。
2015年10月ベルナルト・ハイティンク指揮、ロンドン交響楽団の来日公演では、マーラーの交響曲第4番のソリストで登場し話題となりました。シューベルトの歌曲の神髄に迫る注目の録音です。
ビデオ・クリップ:https://youtu.be/dqnk9Q-eGY0
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SUPRAPHON
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民俗色を色濃く呈したマルチヌーの美しき歌曲集
マルチヌー(1890-1959):
(1)1ページの歌曲集 H.294(1943)
(2)2ページの歌曲集 H.302(1944)
(3)スロヴァキア歌曲集 H.126(1920)
(4)新シュパリーチェク H.288(1942) |
マルティナ・ヤンコヴァー(ソプラノ)
トマーシュ・クラール(バリトン)
イヴォ・カハーネク(ピアノ) |
セッション録音:2017 年6 月8-10 日/マルチヌー・ホール、プラハ音楽院(プラハ)/82'34"
スプラフォン・レーベルが力を注いで新録音をリリースしているチェコの作曲家、ボフスラフ・マルチヌー(マルティヌー)。生涯400作にも及ぶ作品を残した多作曲家として知られます。
マルチヌーは声楽作品の分野でもチェコの民俗性を色濃く呈した美しい作品を残しました。当ディスクには1920年から晩年の1943年までに作曲された歌曲集4篇を収録。スシル詞の1
ページの歌曲集、2ページの歌曲集や民謡詞の新シュパリーチェクなどマルチヌーの豊かな旋律美を堪能できる作品が揃いました。
歌唱はスプラフォン・レーベルでもおなじみのマルティナ・ヤンコヴァーとトマーシュ・クラールです。ヤンコヴァーは1998
年からチューリッヒ歌劇場のソリストを務めるソプラノ歌手で、ザルツブルク音楽祭に頻繁にゲスト出演し、ガーディナー、アーノンクール、フェドセーエフ、ヘレヴェッヘ、ラトルなど名だたる世界的指揮者と共演し高い評価を得ています。
一方、クラールはヤナーチェク音楽院に学んだバリトン歌手で2005
年よりコレギウム・ヴォカーレ1704 の主要メンバーとして活躍し、クラールが参加したディスクも数多くリリースされております。ヤナーチェクの歌曲集(SU
4183)でも優れた歌唱で高い評価を得ております。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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WEITBLICK
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久々にスヴェトラーノフ新譜3タイトル発売!
(1)正に美女と野獣の組合せ!マルコヴィッチとの協奏曲ライヴ、(2)手兵ロシア国立響との十八番ラフマニノフ2番!、(3)実は得意であったドビュッシー名演集 |
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スヴェトラーノフ(指揮)&スウェーデン放送響
正に美女と野獣の組合せ!マルコヴィッチとの協奏曲ライヴ
(1)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77 |
シルビア・マルコヴィッチ(ヴァイオリン)
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団 |
録音:(1)1981年9月17日、ヴェステラス、コンサートホール、ライヴ、(2)1981年9月18日ストックホルム・ベルワルドホール、ライヴ
すべてライヴ・ステレオ録音/(1)[8:40][8:20][7:32]、(2)[24:08][9:04][8:30]
ルーマニア出身の美しすぎるヴァイオリニスト、シルヴィア・マルコヴィッチが巨匠スヴェトラーノフと共演した協奏曲ライヴ。
マルコヴィッチのCDは極めて少ないために、ヴァイオリン愛好家には垂涎の商品となりましょう。スヴェトラーノフはマルコヴィッチの才能を認め、度々共演しました。
マルコヴィッチのヴァイオリンは、まるで人の泣き声のような、感情的な発露を隠そうともしないものです。そのうえ、時として奔放で野放図なまでの奔放さを見せることもあり、正に気まぐれな美少女といった趣があります。
スヴェトラーノフの伴奏は威風堂々、一点一画を疎かに竹刀堂々たる横綱相撲。この大きな構えの中で、マルコヴィッチのヴァイオリンは歌い、踊ります。まるで峩々と聳え立つアルプス山脈に咲く清楚なエーデルワイスを想わせる名演。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付
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スヴェトラーノフ(指揮)
ロシア国立響との十八番ラフマニノフ2番!
ラフマニノフ:
交響曲第2番ホ短調Op.27 |
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
ソビエト国立交響楽団(ロシア国立交響楽団) |
録音:1978年3月11日エーテボリ、コンサートホール、ライヴ・ステレオ録音/[8:40][8:20][7:32]
気力体力充実してギンギンのスヴェトラーノフが手兵ソビエト国立響を率いて、スウェーデンを訪れた際のライヴ。
巨匠のラフ2もかなりの数に上りますが、演奏内容、録音状態を鑑みると、当演奏はかなり上位に食い込みます。気が遠くなるほどの深い呼吸。荒れ狂ったかと思うと深い癒しの時間。静寂からまた奔流へ、と千変万化の名曲の名解釈。巨匠の芸風にうってつけです。
エーテボリのコンサートホールはアコースティックの優秀さで高名。そのため録音は非常に優秀で聞きやすく、さらに今回からスヴェトラーノフ研究の第一人者である、はやしひろし氏による整音を依頼。万全の態勢で名演を堪能できることになりました。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付
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スヴェトラーノフ(指揮)&スウェーデン放送響
実は得意だったドビュッシー名演集
ドビュッシー:
(1)牧神の午後への前奏曲
(2)夜想曲
(3)交響詩「海」 |
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団 |
録音:(1)(3)1979年1月28日ストックホルム、コンサートホールライヴ、ステレオ、(2)1999年5月7日ストックホルム、ベルワルドホール、ライヴ、デジタル録音
(1)[11:51]、(2)[31:20]、(3)[9:11][6:37][8:23]
スヴェトラーノフにとってドビュッシーは裏レパートリーというか秘蔵の得意曲でありました。あの顔に似ず、美音に対する追求は並々ならぬものがあり、さらには究極の癒しとまで呼びたい静謐さとリラックスを音楽に求めた巨匠でもありました。
「牧神」にはその美質が良く表れております。「海」は豪快そのもの、のんびり泳いでいたら、最後は波に追いまくられるようなドラマティックな名演。「夜想曲」は、ソビエト国立響との演奏が未CD化で入手しにくく、フィルハーモニア管とのコリンズ盤は締まりがないため、このスウェーデン盤は歓迎されましょう。女声合唱団を加えた豪華版で、たまらない抒情性にあふれかえった名作です。
今回からスヴェトラーノフ研究の第一人者である、はやしひろし氏による整音を依頼。万全の態勢で名演を堪能できることになりました。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付
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<メジャー・レーベル>

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