≪第100号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2018/12/25〜
第100号
12/28(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ANIMAL MUSIC
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ANI 076
(2CD)
¥4000 →\3690
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イルジー・バールタが約四半世紀ぶりにバッハの無伴奏全曲を録音!
J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)
Disc 1
第1番 ト長調BWV1007
第2番 ニ短調BWV1008
第3番 ハ長調BWV1009
第4番 変ホ長調BWV1010
【?.前奏曲+?.アルマンド】
Disc 2
第4番 変ホ長調BWV1010
【?.クーラント+?.サラバンド+
?.ブーレⅠ&Ⅱ+?.ジーグ】
第5番 ハ短調BWV1011
第6番 ニ長調BWV1012 |
イルジー・バールタ
(チェロ;作者不詳
(プラハ/1700年代)) |
チェコを代表するチェリスト、イルジー・バールタが約四半世紀ぶりにバッハの無伴奏全曲を録音!低速ではじまる組曲第1番の前奏曲など、興味をつきない大宇宙が広がります!
録音:2018年7月-10月/ソノ・レコーズ(チェコ)/ディジパック仕様、CD
1 69'02"、CD 2 74'11"
チェコを代表するチェリスト、イルジー・バールタ久々の新録音は、23年ぶりの再録となるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲、ガット弦を使用しての録音です。これまでの演奏経験、また人生経験から培った新鮮な解釈で挑んだ全曲録音。
まず驚かされるのは組曲第1番前奏曲のテンポ設定。バロック弓を使いながらも驚くほど遅いテンポで始まりつい聴き入ってしまいます。軽やかな演奏にして一音一音たっぷりと聴かせるバールタの演奏で、当作品の新たな魅力にも気づかされます。途中、急にテンポ設定も変わり、前奏曲だけでも驚きの連続です。
6つの組曲を"6楽章の交響曲" と位置付け、全曲を聴くことで現在のバールタが思い描くバッハの大宇宙が広がります。

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B−SHARP
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KKC 4168
(SACD HYBRID)
¥2700
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ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラによる
シェーンベルクとベートーヴェンのアルバム。
シェーンベルク:浄められた夜 作品4
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調
作品131
(弦楽合奏版/ミトロプーロス編) |
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
ミヒャエル・エルクスレーベン(コンサートマスター) |
録音:2015年11月5日、ベルリン・コンツェルトハウス
レコーディング・プロデューサー:フィリップ・ネーデル
レコーディング・エンジニア:マルティン・キストナー
62'23、輸入盤・日本語帯・解説・訳付
2015年11月に、ベルリン・コンツェルトハウスでライヴ録音されたベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラによるシェーンベルクとベートーヴェンのアルバム。
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの母体であるベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団は、ベルリンのコンツェルトハウスを本拠地に1952年設立された名門オーケストラ。2008年にヴァイオリンの日下紗矢子が日本人初の第1コンサートマスターに就任、翌2009年に日下紗矢子とミヒャエル・エルクスレーベンの二人をリーダーとしてベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラが結成されました本録音は、ミヒャエル・エルクスレーベンがコンサートマスターを務めています。
本ライヴの演目を決定する際まずシェーンベルクの≪浄められた夜≫が候補にあげられました。シェーンベルクはドイツの詩人リヒェルト・デーメルの詩に魅了され、デーメルの詩に基づく作品をいくつか作曲しています。この≪浄められた夜≫もそのひとつ。そしてカップリングには、≪浄められた夜≫が単一楽章であることから、同じように全7楽章が休みなく連続して演奏されるベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番が選ばれています。
エルクスレーベンは、演奏家の使命として完璧な演奏を目指すのではなく、作曲家の元の意図に近づけ「ルーツに戻る」ということに重きをおいたといいます。そしてライヴでは、作品のメッセージを深く掘り下げ、聴衆に作品の醍醐味を伝えることを目標に挑んでいると。
しかし、かつての師クルト・ザンデルリングは、厳しいリハーサルの後必ずこう言っていたといいます。「今夜の我々の運命は神に任せるしかない」と。演奏家としての使命と神からの幸運を手にした充実の録音といえるでしょう。
プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=cei-8MlSXho

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KKC 4167
(SACD HYBRID)
¥2700
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ハイディ・ツァイによる3人の作曲家のピアノ・ソナタ集
ノルベルト・ブルグミュラー(1810-1836):
ピアノ・ソナタ ヘ短調作品8
ルートヴィヒ・シュンケ(1810-1834):
ピアノ・ソナタ ト短調作品3「グランド・ソナタ」
ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837):
ピアノ・ソナタ第5番嬰ヘ短調作品81 |
ハイディ・ツァイ(フォルテピアノ) |
使用楽器:コンラート・グラーフ1819年製コピー、ポール・マクナルティ作
録音:2016年4月10-14日b-sharpスタジオ、ベルリン
72'31、輸入盤・日本語帯・解説・訳付
ヨーロッパを中心に活躍する古楽奏者でありフォルテピアノ奏者であるハイディ・ツァイによるベートーヴェンとシューマンの間にはさまれた3人の作曲家のピアノ・ソナタ集。
彼女は、アンサンブル「バルセロナ・バロック」を設立、フォルテピアノ奏者としてヨーロッパ各地、上海などで演奏活動を行うほか、現在はフランス在住で後進の指導にもあたっています。
本アルバムは、ロマン派初期に作曲されたフンメル、ブルグミュラー、シュンケの3
人の作曲家のピアノ・ソナタを収録しています。時代の過渡期にあり現在でこそほとんど知られていないピアノ・ソナタでありますが、ベートーヴェンからシューマンへと続く道に少なからずとも影響を与えた作品群です。
ベートーヴェンと同時代に生きたフンメル。ピアニストとして名声をほしいままにしていたフンメルですが、作曲家としてベートーヴェンに大きく引き離されることとなります。しかし、このピアノ・ソナタ第5
番についてはベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」を凌駕するような新境地を開いた作品となっています。そして1810年にデュッセルドルフで生まれたノルベルト・ブルグミュラー(教則本で有名なのは兄ヨハン・フリードリヒ・フランツ)は、メンデルスゾーンやシューマン、ショパンらと同世代。幼少より音楽の才能を発揮しましたが、体が弱く26歳という若さでこの世を去っています。
シューマンは彼の才能を認めており彼の未完の交響曲を補筆しています。ブルグミュラーがまだ10代の頃に作曲されたピアノ・ソナタ。ベートーヴェンの「熱情」を模範とし、ショパンのピアノ・ソナタ第2番を予感させるような野心的な作品となっています。そしてルートヴィヒ・シュンケ。滞在先のライプツィヒでシューマンと親しくなり、この作品3
のピアノ・ソナタはシューマンに捧げられています。シュンケはピアニストとして華々しく活躍していましたが、肺結核にかかり24
歳で亡くなっています。
17世紀から21世紀まで、そしてチェンバロ、フォルテピアノ、ピアノを巧みに操るハイディ・ツァイならではの好企画盤となっています。
プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=jmor57xlPbM
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HMF
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HMM 905314/5
(2CD)
¥2800 →\2590
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マーラーが1902年に交響曲第3番を初演したオーケストラ
ロトが感動の名演
マーラー:交響曲第3番ニ短調 |
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
サラ・ミンガルド(コントラルト)
スコラ・ハイデルベルク女声合唱団
ケルン大聖堂児童合唱隊 |
マーラーが1902年に交響曲第3番を初演したオーケストラで、あのロトが感動の名演を果した!
録音:2018年10月/ケルン・フィルハーモニー/94'
00"
マーラーの交響曲第5番を、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団と録音して絶賛を受けたロトが、第3番に挑戦しました。同オーケストラは1904年にマーラー自身の指揮で第5
番を世界初演という深い縁がありました。第3
番は多くの文献に「1902年6月9日、クレーフェルトにて作曲者自身の指揮により初演」としか書かれていませんが、この際のオーケストラも、なんとケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団でした。
ロトはやや速めのテンポながら造型も大きく、ヴィブラート控え目、金管もまろやかに響かせるなど才気煥発ぶりが光ります。牧歌的な歌い回しも絶妙。また児童合唱の天使のような無垢さとイタリアのベテラン、サラ・ミンガルドのカウンターテナーのような低く妖しげな声が、この世のものとは思えぬ不思議な世界を創り上げています。ロトならではの目から鱗の落ちるような「マラ3」が出現しました。
2018年のセッション録音で、強奏部でも豊かに響く録音も特筆もの。時代楽器演奏でないことを残念に思う向きもあるかもしれませんが、今回もドイツのギュルツェニヒ管で大正解。さらにレ・シエクルで培った「初演当時の響き」をここでも追求、今や少なくなった117年前の古き良きドイツのオーケストラをタイムマシンで聴きに行く感があります。超注目盤の登場です!

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CHANNEL CLASSICS
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ニン・フェン率いる弦楽四重奏団ドラゴン・クヮルテット
ボロディン、ヴァインベルク、ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調
Op.110
ヴァインベルク:弦楽四重奏曲第5番変ロ長調
Op.27 |
ドラゴン・クヮルテット
〔ニン・フェン(ヴァイオリン)、
ワン・シャオマオ(ヴァイオリン)、
ツェン・ウェンシャオ(ヴィオラ)、
チン・リーウェイ(チェロ)〕 |
パガニーニ・コンクールを制した天才、ニン・フェン率いる弦楽四重奏団
第2弾!
☆ニン・フェン率いる中国のスター・アーティストたちによる弦楽四重奏団
"ドラゴン・クヮルテット"!
☆セカンド・アルバムは、ロシアの弦楽四重奏曲集!
中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動するニン・フェンは、ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールなどの権威あるコンクールで入賞し、2005年にマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、2006年にはパガニーニ国際コンクールで第1位を受賞した、中国最高峰と評される天才ヴァイオリニスト。
ドラゴン・クヮルテット(ドラゴン弦楽四重奏団)は、ニン・フェンを筆頭に、チャイコフスキー国際コンクールで銀メダルを受賞したチン・リーウェイ(キン・リウェイ)、中国中央バレエ団オーケストラのコンサートマスター、ワン・シャオマオ、バイエルン放送交響楽団の首席ヴィオラ奏者、ツェン・ウェンシャオといった中国のスター・アーティストたちによって2012年に結成されたアンサンブル。弦楽四重奏のための名曲から、優れた希少作品、中国の現代作品などを世界中で演奏し、活動を続けています。
シューベルトの「死と乙女」&ドヴォルザークの「アメリカ」の名曲アルバム(CCS
39417)で衝撃的なデビューを飾ったドラゴン・クヮルテット。セカンド・アルバムは、ショスタコーヴィチの第8番、ボロディンの第2番といった、ロシアを代表する重要弦楽四重奏曲を収録し、その並外れた技術と音楽性を聴かせます。
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ONYX
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ワシリー・ペトレンコ&RLPO/エルガー第3弾!「エニグマ変奏曲」!
エルガー:
エニグマ変奏曲 Op.36
演奏会用序曲《南国にて(アラッシオ)》Op.50
弦楽セレナード Op.20 |
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル |
ワシリー・ペトレンコ&RLPO、エルガー第3弾!
「エニグマ変奏曲」!
☆ワシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプール・フィル!
☆交響曲第1番&第2番に続くエルガー第3弾、「エニグマ変奏曲」!
2006年9月にワシリー・ペトレンコを首席指揮者(Principal
Conductor。2009年9月からはChief Conductor)に迎え、世界を舞台に快進撃を続ける英国の名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(RLPO)。
エルガーの交響曲第1番(ONYX 4145)、交響曲第2番(ONYX
4165)をリリースし、ロシア音楽だけではない才覚を証明したワシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプール・フィルのエルガー第3弾では、傑作「エニグマ変奏曲」を中心に、「南国にて」、「弦楽セレナード」を収録。
ロイヤル・リヴァプール・フィル、オスロ・フィルという2つの名門オーケストラで首席指揮者を務め、2021年からはシャルル・デュトワの後任としてロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に任命されたことでも話題を呼んでいる若き巨匠の筆頭格ワシリー・ペトレンコ(RLPOとは「桂冠指揮者(Conductor
Laureate)」のポストで関係を続ける予定)。
現代最高峰の"エルガリアン"とも称さるワシリー・ペトレンコと、充実の関係を築いてきた英国の名門オケによる新たなエルガー録音にご期待ください!
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COL LEGNO
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COL20412
\2500 |
マドリガル集
1-5.シェールホルン(1962-):マドリガーリ・ア・ディオ(2011)
6-12.サンチェス=ベルドゥ(1968-):
Scriptvra antiqva(2010-2012)
13.ドーメン(1962-):インフラ(2008)
14.ガーデンシュテッター(1966-):Weh(2007) |
ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト
【メンバー】
サラ・マリア・サン(ソプラノ)
スザンネ・ライツ=ローリー(ソプラノ)
トゥルイケ・ヴァン・デア・ポエル(メゾ・ソプラノ)
マルティン・ナジ(テノール)
グリエルモ・アンツォレーナ(バリトン)
アンドレアス・フィッシャー(バス)
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マドリガルの歴史を辿り、新たな形で現代によみがえらせる「ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト」。このアルバムでは21世紀に書かれた4つの作品を演奏しています。
古風な歌い交わしだけでなく、時には囁きなど様々な技巧を凝らした演奏は「声の限界」への挑戦ともいえるでしょう。
録音 2012年4月2-5日 Siemens-Villa Berlin,
Germany
プロモーション動画 http://ml.naxos.jp/album/WWE1CD20412
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COL20413
\2500 |
Drama
1-6.ルカ・ジランチェスコーニ(1956-):Herzstuck
心の小品(2012)
7-12.カンペ(1976-):Falsche Lieder 偽りの歌(2011)
13-20.ミシャ・ケーザー(1959-):Praludien
1. Buch
前奏曲集 第1巻より第1番-第8番(2004/05)
21-22.フリードリヒ・チェルハ(1926-):2つの情景(2010/2011) |
ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト
【メンバー】
サラ・マリア・サン(ソプラノ)
スザンネ・ライツ=ローリー(ソプラノ)
トゥルイケ・ヴァン・デア・ポエル(メゾ・ソプラノ)
マルティン・ナジ(テノール)
グリエルモ・アンツォレーナ(バリトン)
アンドレアス・フィッシャー(バス) |
「ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト」のために4人の作曲家が書いたアンサンブル作品。切れ切れの音をつなぎ合わせながら浮き上がる旋律、ささやき、つぶやき、怒号、哀願、多彩な感情を乗せた歌声が交錯する音楽です。
録音 2013年1月
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COL20416
\2500 |
Art of Duo サクソフォン作品集
1-4.オルブライト(1944-1998):アルト・サクソフォン・ソナタ
5.デサンクロ(1912-1971):前奏曲、カデンツァとフィナーレ
6-8.デニソフ(1929-1996):アルト・サクソフォン・ソナタ
9.ムートシュピール(1965-):Music Before
Time 時の前の音楽
10.コッレア(1960-):アレグレ
11.ツェフ(1960-):パーカッシヴ・モニュメント
12.ブラインファルク(1971-):The O I Know
私が知る「O」
13.リュッカー(1985-):Lieber zwei Saxophone
親愛なる2つのサクソフォン
14.ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ Op.1658b
-第1曲 Vif(G.ブラインファルク編) |
ゲラルト・プラインファルク(ソプラノ&アルト・サクソフォン,クラリネット,バスクラリネット)
イーレン・セレルフォ(ピアノ)…1-8
ヴォルフガンク・ムートスピール(バリトン・ギター)…9
アンドレア・コッレア(ギター)…10
クリストフ・ツェフ(ピアノ)…11
ペール・マティセン(フレットレス・ベース)…12
ファビアン・リュッカー(バリトン・サクソフォン)…13
ハリ・シュトイカー(ギター)…14 |
グラーツ音楽大学でサクソフォンを教えているプラインファルクが奏する近現代のサクソフォン作品集。始めの3曲はピアノ伴奏によるシンプルな作品集。その後は様々な楽器とのデュオが続きます。
前衛的な作品からジャズ風のノリの良い作品まで自由自在な表情を見せるサクソフォンの音色をお楽しみください。おなじみのミヨーのスカラムーシュでは、サクソフォンとクラリネットを持ち換えての演奏が繰り広げられます。
録音:2013年9月12-13日 Wavegarden Tonstudio,
Heiliger Stein (Mitterretzbach), Austria…1-8. 2013年9月
Ziegelwerk…9.11.13 2013年7月-9月 Pezzlgasse…10.12.14
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旧譜
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COL20405
\2500
〔旧譜〕 |
デュサパン(1955-):歌曲集「O mensch! おお人間よ」
1.O mensch! Gib acht!
2.Ein spiegel ist das leben
3.Ehrgeiz
4.Der wanderer
5.Das eherne schweigen
6.Zurnt mir nicht - Erstes zwischeenspiel
7.Heiterkeit - Was geschieht?
8.Auf hohen
9.Ehrgeiz - Zweites zwischenspiel
10. Nachtlied
11.Das wort
12.Desperat
13.Drittes zwischenspiel
14.Das nachtliche geheimn
15.Lied des ziegenhirten
16.Viertes zwischenspiel
17.An Richard Wagner
18.Ehrgeiz
19.Die frohliche wissenschaft
20.Wer hier nicht lachen kann …
21.Seine gesellschaft zu finden wissen
22.Aus der tonne des diogenes
23.Ruhm und ewigkeit - Still! |
ゲオルグ・ニグル(バリトン)
ヴァネッサ・ヴァグナー(ピアノ) |
フランスの現代作曲家、デュサパンがニーチェのテキストを用いて作曲した「おお人間よ」。詩的で神秘的な雰囲気が宿った美しい歌曲集です。
演奏するバリトン歌手ニグルはデュサパンの信頼が厚く、この録音以前にも2作の歌劇に出演しています。現代音楽を得意とするピアニスト、ヴァグナーも作品を深く読み込み、見事な伴奏をつけています。
録音 2012年4月25.26日 Casino Baumgarten
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COL20406
\2500
〔旧譜〕 |
Notturni 現代のピアノ作品集
1.ファーニホウ(1943-):レンマ=イコン=エピグラム(1981)
2.ベンジャミン(1960-):シャドウラインズ(6つのカノン的前奏曲)(2001)
3.チェルハ(1926-):マリーノのために「gestorte
Meditation」(2010)
4.チェルハ:幼年時代「スロヴァキアの思い出」-
第5番 Brezova(1956/1989)
5.シュトックハウゼン(1928-2007):ピアノ小品
V(1954)
6.チェルハ:幼年時代「スロヴァキアの思い出」-
第9番 Egbell(1956/1989)
7.ケージ(1912-1992):One(1987)
8.チェルハ:幼年時代「スロヴァキアの思い出」-
第20番 Knabenschwermut(1956/1989)
9.シュトックハウゼン:音、一日の24時間-
3時間目「自然の持続時間」Work83-第5番(2005/2006) |
マリーノ・フォルメンティ(ピアノ) |
2011年の秋、ウィーン・モデルン現代音楽祭での録音。1965年生まれのピアニスト、マリーノ・フォルメンティはこの音楽祭で深夜に開催された「Notturni」と呼ばれるコンサートに4回出演、フリードリヒ・チェルハとその周辺のピアノ曲を演奏しました(チェルハはこの機会に初めてピアノ独奏曲を作曲、フォルメンティに捧げています)。
演奏された作品はどれも演奏困難な技巧が用いられており、これらをライヴで弾き切ったフォルメンティの技巧と音楽性には驚嘆するばかりです。
録音 2011年10月29.31日,11月14.23日 Wiener
Konzerthaus, Austria
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COL60012
\2500
〔旧譜〕 |
ソレール(1729-1783):ファンダンゴとソナタ集
1.ファンダンゴ
2.ソナタ 第90番 嬰へ長調
3.ソナタ 第88番 変ニ長調
4.ソナタ 第21番 嬰ハ短調
5.ソナタ 第84番 ニ長調
6.ソナタ 第117番 ニ短調
7.ソナタ 第6番 ヘ長調
8.ソナタ 第15番 ニ短調
9.ソナタ 第18番 ハ短調
10.ソナタ 第48番 ハ短調
11.ソナタ 第24番 ニ短調
12.ソナタ 第27番 ホ短調
13.ムレッドゥ(1975-):ソレール・デリリウム |
ダヴィデ・カバッシ(ピアノ)…1-12
リベロ・ムレッドゥ(エレクトロニクス)…13 |
2005年に開催された「ヴァン・クライヴァーン国際ピアノ・コンクール」で入賞したピアニスト、ダヴィデ・カバッシ。
彼はスペインの作曲家、聖職者のソレールを好んでおり、このアルバムではカバッシが代表的なソナタを12曲演奏、最後に現代作曲家ムレッドゥによるソレールヘのオマージュ「ソレール・デリリウム」で締めくくるというプログラムです。
録音 2008年4月6-8日 Barto?k Studio, Bernareggio, Italy
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COL60014
\2500
〔旧譜〕 |
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲集
1-3.ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調「ジュノーム」K271
4-6.ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K595 |
ジャスミンカ・スタンチュール(ピアノ)
グスタフ・クーン(指揮)
ボルツァーノ=トレント・ハイドン管弦楽団 |
ウィーン音楽大学で学び、1989年、ウィーン国際ベートーヴェン・コンクールで優勝を飾ったピアニスト、ジャスミンカ・スタンチュールをソリストに、グスタフ・クーンが率いるボルツァーノ=トレント・ハイドン管弦楽団が演奏するモーツァルトの2曲の協奏曲。ロサンゼルス・タイムズ誌やウィーン・ツァイトゥング誌などで絶賛されたアルバムです。
録音 2007年9月19日-10月3日 Auditorium
Haydn, Bolzano, Italy.
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COL60016
(3CD)
\4800
〔旧譜〕 |
ワーグナー(1813-1883):舞台神聖祝典劇《パルジファル》
【CD1】
1-10.第1幕
【CD2】
1-2.第1幕 続き
3-11.第2幕
【CD3】
1-10.第3幕 |
パルジファル…ミヒャエル・バーバ(テノール)
アンフォルタス…トーマス・ガツェッリ(バリトン)
ティトゥエル…ミハエル・ドウマス(バス)
グルネマンツ…マンフレード・ヘム(バス)
クリングゾル…ミヒャエル・クプファー(バリトン)
クンドリー…マルティナ・トムチク(メゾ・ソプラノ)
他
グスタフ・クーン(指揮)
ウィルトン修道院少年合唱団
チロル祝祭管弦楽団&合唱団 |
現代音楽に特化している「col legno」レーベルには珍しい、ワーグナーの「パルジファル」全曲録音。
ロマン派のオペラを得意とするグスタフ・クーンの手堅い指揮と、チロル祝祭管弦楽団の奏でる手作り感にあふれたワーグナーが心地よい雰囲気をかもしだしています。歌手たちの熱唱も聴きどころ。
録音 2007年7月 チロル音楽祭 Passionsspielhaus, Erl, Austria, during
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COL60017
\2500
〔旧譜〕 |
シューマン(1810-1856):謝肉祭/ピアノ協奏曲
1-20.謝肉祭 Op.9
21-23.ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 |
ダヴィデ・カバッシ(ピアノ)
グスタフ・クーン(指揮)…21-23
ボルツァーノ=トレント・ハイドン管弦楽団…21-23
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2005年に開催された「ヴァン・クライヴァーン国際ピアノ・コンクール」で入賞したピアニスト、ダヴィデ・カバッシによるシューマンの2つの作品集。ベートーヴェンやモーツァルトなど古典派作品で端正な演奏を聴かせるカバッシ、ここでもキレのよいタッチによる美しいシューマンを演奏しています。
録音 2010年10月15日 Bartok Studio, Bernareggio…1-20 2008年5月5日
Auditorium Haydn, Bolzano ライヴ…21-23
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COL70001
(8CD)
\6000
〔旧譜〕
※ドイツ語による朗読のCDです |
ワーグナー(1813-1883):楽劇《ニーベルングの指環》
スヴェン=エリク・ベヒトルフによるリブレット朗読
※CD8枚のほかに、全収録内容のMP3を収めたCD-Rom1枚付き |
スヴェン=エリク・ベヒトルフ(朗読) |
長大な《指環》のテキストのみを朗読で延々と楽しむという企画。
楽しみ方は人それぞれ。ドイツ語の美しい響きに耳を奪われます。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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キング・インターナショナル
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世界初出音盤(LP)のマスターテープから初CD化
1943年/フルトヴェングラー&ウィーン・フィル/田園
ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」
<ボーナストラック>
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28*
シューベルト:
交響曲第8番 ロ短調「未完成」 D. 759-第1楽章リハーサル* |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
*ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
優美で気品ある至高絶美のサウンド!ウィーン・フィルの美質をいかしたフルトヴェングラー最高の「田園」、ついに世界初出音盤(LP)のマスターテープから初CD化。望みうる復元最高音質で登場。
併録の2曲は超希少音源—宇野功芳絶賛の「ティル」と巨匠の発言入り「未完成」練習風景。
録音:1943年12月22,23日 ムジークフェラインザール、ウィーン/*1951年頃
ベルリン〜1952年ドイツ映画 『音楽の大使(フルトヴェングラーと巨匠たち)』サウンドトラックより
96kHz 24bit、デジタル変換音源、MONO、国内製造品、日本語帯・解説付
SP時代の「田園」というと、ワルターがウィーン・フィル(VPO)と1936年におこなった録音が有名ですが、フルトヴェングラーもVPO
を起用して43年に独エレクトローラ(EMI系)へセッション録音(会場はムジークフェラインザール)を行なっていました。
しかし、戦時の折、材料不足のためSP発売は見送られることに。1952年、LP時代になって、巨匠はVPO
とLP用に再録音したため、43年録音のほうはお蔵入りの状態が続きました。
1971年に米ターナバウト・レーベル(VOX プロダクション)よりLP(TV-4408)が登場。これは43年録音の世界初出音盤。86年になってようやくエレクトローラがLP
で発売したときのような、第1楽章提示部の反復を"加工再使用"
したものではなく、巨匠のオリジナル演奏通り(反復なし)のもの。しかも、原盤のSP
11 面中4 面は別テイクとなっています。この巨匠オリジナル演奏通りのマスター音源が96kHz/
24bit でデジタル・リマスターされて、ついに初めてCDで登場します!
この演奏こそ、フルトヴェングラー理想の「田園」といえるもの。ムジークフェラインの豊かな残響を取り入れ、弦は典雅にまろやかに響き、低弦はコクある深みの音を、木管は爽やかで瑞々しい歌を奏でます。慈しむように優しい自然な流れ。BPO
との翌44年録音のような激烈な「嵐」( ティンパニの強打)
にはならず、そのあとに訪れる平安は祈りに満ちた感情を呼び起こしてやみません。
ボーナストラックとして2 曲を追加。ベルリン・フィルとの「ティル」と「《未完成》の練習風景」で、1952年公開のドイツ映画
「音楽の大使( フルトヴェングラ- と巨匠たち)」で使われた音源です。77年に発売されたLP・米エヴェレストSDBR-3252
のマスターテープから96 k Hz/ 24Bit で変換された迫真の音質にご注目ください。
「ティル」・・宇野功芳氏が「演奏自体はウィーン盤よりもさらに優れている。・・その気迫の鋭さには誰しも圧倒されよう。・・猛烈な終結も比類がない」(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社α文庫)と評しているように、巨匠随一の名演。ベルリン・フィルの上手さ、その合奏力には舌を巻くほど。
「《未完成》の練習風景」・・曲の冒頭から3分強(61小節まで)
の練習風景。巨匠の発言入り。市販CD としては初出となる超希少音源。
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<国内盤>
<映像>
<LP>

12/27(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HMF
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エッセール&ジョゼフ・ジュード
対面型ダブル・ピアノによるエッセール編の「幻想交響曲」
ベルリオーズ(エッセール編):
幻想交響曲Op.14(2台ピアノ版) |
ジャン=フランソワ・エッセール、
マリー=ジョゼフ・ジュード
(ピアノ) |
オーケストラに肉薄する迫力!対面型ダブル・ピアノによるエッセール編の「幻想交響曲」
ピアノ:1928年プレイエル製対面ピアノ使用
録音:2018年6月/シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)/53'
00"
ベルリオーズ・イヤーの幕開けを飾る注目のアルバムがリリースされます。ベルリオーズの幻想交響曲をジャン=フランソワ・エッセールがみずから2台のピアノ用に編曲、マリー=ジョゼフ・ジュードと共演しています。
ベルリオーズの幻想交響曲の編曲といえばリストによる独奏用が有名ですが、徹頭徹尾オーケストラ的発想で作られている曲だけに、10本の指でカバーするにはリストであっても限界がありました。連弾版もいくつか作られましたが、音域がかぶる部分は必ずしも再現できませんでした。
何故かこれまで2台のピアノ版がありませんでしたが、全く非ピアノ的な音楽にもっともふさわしいのは、演奏者の自由度の高いこの形態だという「コロンブスの卵」的アイディアが実現しました。
名ピアニスト、エッセールの編曲だけに華麗かつ効果的。「舞踏会」でのフランス的な洒脱さ、「断頭台への行進」迫力と終楽章の狂気いずれも充実度満点。技巧的なピアノ作品特有なボルテージの高い興奮にも満ちています。
さらに興味深いのは、通常のピアノでなく1928年プレイエル社製対面ピアノを用いていること。これは同社が1897年に開発した両サイドに鍵盤を持つ大きな長方形の楽器で、一台で2台ピアノを演奏できるもの。全部で74台製造され、コルトーやホルショフスキも所有していたとされます。
今回はパリの音楽博物館所蔵の貴重なオリジナル楽器で演奏・録音となりました。コンディションの異なる2台のピアノを用いることでは達成できない響きの均一性が驚異的で、理想的なピアノ版・幻想交響曲が誕生しました。
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CHANNEL CLASSICS
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OCCSSA 41119
(2SACD HYBRID/
特別価格)
(国内仕様盤)
¥5333+税
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天女レイチェル・ポッジャーの新譜は・・・
バッハ!"ヴァイオリン版" 無伴奏チェロ組曲!!
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(ヴァイオリン版/世界初録音)
組曲第1番ト長調 BWV.1007
組曲第2番ニ短調 BWV.1008
組曲第3番ハ長調 BWV.1009
組曲第4番変ホ長調 BWV.1010
組曲第5番ハ短調 BWV.1011
組曲第6番ニ長調 BWV.1012
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レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン) |
CCSSA 41119
(2SACD HYBRID/
特別価格)
(輸入盤)
¥4000→\3690
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天女レイチェル・ポッジャーのバッハ!"ヴァイオリン版"
無伴奏チェロ組曲!!
☆グラモフォン賞2018「アーティスト・オヴ・ザ・イヤー」受賞!
☆バロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・ポッジャーのバッハ伝説最新章!
☆J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」を全曲ヴァイオリンで演奏するという画期的な録音!
"バロック・ヴァイオリンの天女"
レイチェル・ポッジャーは、1997年から2002年にかけてイングリッシュ・コンサートのリーダーを務め、2006年には自身が主宰するブレコン・バロック・フェスティヴァルの芸術監督に就任。
オランダのChannel Classicsレーベルより数々の伝説的名盤を生み出し、2015年には英国王立音楽アカデミーの誉れ高き「バッハ賞」を受賞(女性アーティストとしては初)。そして、2018年の英グラモフォン賞では「アーティスト・オヴ・ザ・イヤー」に選ばれるという快挙を達成しています。
2018年来日公演時のインタビュー(レコード芸術2018年11月号掲載)でも語られ話題を呼んでいた、バッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲をヴァイオリンで演奏するという画期的なプロジェクトの録音がついに登場。様々な楽器のために作品をリサイクルするのもバッハの魅力のひとつと語るポッジャーが、チェロの真似ではなく、ヴァイオリンならではの表現で実現させた「無伴奏チェロ組曲」です。
歴史的名盤となった「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」(CCSSEL
2498)に始まり、トレヴァー・ピノックと共演した「ヴァイオリン・ソナタ集」(CCS
14798)、ブレコン・バロックのデビュー・アルバム「ヴァイオリン協奏曲集」(CCSSA
30910)、ピリオド・アンサンブル版の「フーガの技法」(CCSSA
38316)と、ポッジャーが築いてきた輝かしき「バッハ伝説」に、新たな、そして偉大な一枚が加わります!

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IBS CLASSICAL
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IBS32018
\2600 |
ウルマン(1898-1944):歌劇《アトランティスの皇帝》 |
ピエール=イヴ・プリュヴォ(バリトン)/
ヴァシル・スリパーク(バリトン)
アンナ・ウォール(メゾ・ソプラノ)/
ナタリー・ペレス(ソプラノ)
セバスティアン・オブレヒト(テノール) 他
オルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレス/
ファクンド・アグディン(指揮) |
退廃音楽の烙印を押されたことで知られるヴィクトル・ウルマンがテレジエンシュタットの強制収容所で作曲したオペラ「アトランティスの皇帝」。
主人公である皇帝がヒトラーを揶揄したものとされたのか、リハーサルまではこぎつけたものの、結局上演されることなくウルマンは強制収容所で命を落とします。
物語は極めてわかりやすいもの。“社会の近代化に伴い、死神がへそを曲げ、誰も死ななくなってしまう世界。危機感をいだいた皇帝が死神に「元の世界にもどすように」詰め寄るのですが、死神はその代償として皇帝の命を要求する・・・”作品には当時流行していたジャズやハイドン、ヴァイルなどの旋律もさりげなく取り入れられていますが、やはり全曲に漂う「死の影」からは逃れることができません。
この演奏は、各々の歌手の表現力が高く、全体がすっきりとまとめられています。
録音 2015年3月5-7日 Podium Dudingen,Switzerland
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IBS22018
(2CD)
\3000 |
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集 第1巻&第2巻
他
【CD1】
1-3.版画
4.バラード
5-16.前奏曲集 第1巻
【CD2】
1-12.前奏曲集 第2巻
13-15.忘れられた映像 |
クラウディオ・コンスタンティーニ(ピアノ) |
ペルー出身のピアニスト、コンスタンティーニが弾くドビュッシー。彼はピアノだけでなくバンドネオンの演奏家としても国際的なキャリアを持ち、作曲家、編曲家としても活躍するというマルチな才能の持ち主です。
このアルバムは、彼によるドビュッシー作品全集の第2集となるもので、後期の傑作である2巻の「前奏曲」を中心に、版画やバラード、「忘れられた映像」が並べられており、陰影に富んだ響きと美しいタッチを味わうことができます。
2014年にリリースされた第1集(IBS72014)と併せ、南米出身のピアニストによる初のドビュッシー、ピアノ作品全曲録音となる記念すべきアルバムです。
録音 2015年3月10-11日,2016年2月22-23日 Auditorio
Manuel de Falla, Granda, Spain
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IBS12018
\2600 |
ドヴォルザーク(1841-1904):歌曲集
4つの歌 Op.82
1.Lasst mich allein 私にかまわないで
2.Die Stickerin 縫い取りしながら
3.Fruhling 春
4.Am Bache 小川のほとりで
ジプシーの歌 Op.55
5.Ma pisen zas 私の歌が鳴り響く、愛の讃歌
6.Aj! Kterak trojhranec muj preozkosne
zvoni
ああ、聴けよ私のトライアングルを
7.A les je tichy kolem kol 森はひっそりと静まりかえり
8.Kdyz mne stara matka zpivat ucivala
わが母の教え給いし歌
9.Struna naladena 弦の調子をあわせて
10.Siroke rukavy 大きくゆったりとした軽い亜麻の服を着て
11.Dejte klec jestrabu 鷹の翼はタトラの峰高く
民謡風の歌曲 Op.73
12.第1番:Dobru noc, ma mila おやすみ
13.第2番:Zalo dievca zalo travu 草刈り女
14.第3番:Ach, neni, neni tu, co by me
tesilo
ああ、お前はもういない
15.第4番:Ej, mam ja kona faku 私は馬を持っている
聖書の歌 Op.99
16.Oblak a mrakota jest vukol Neho
黒雲と闇は主のまわりにあり
17.Skryse ma a paveza ma Ty jsi
主よ、御身はわが隠れ家にしてわが盾
18.Slys, o Boze, slys modlitbu mou
神よ、わが祈りを聞きたまえ
19.Hospodin jest muj pastyr 主はわが羊飼い
20.Boze! Boze! Pisen novou
神よ、神よ、新しき歌を歌わん
21.Slys, o Boze, volani me
おお神よ、わが願いを聞きたまえ
22.Pri rekach babylonskych
バビロン川のほとりで
23.Popatriz na mne a smiluj se nade mnou
主よ、われを顧みたまえ
24.Pozdvihuji oci svych k horam
山に向かいてわれ眼を上げ
25.Zpivejte Hospodinu pisen novou
主に向かいて新しき歌を歌え |
マルタ・インファンテ(メゾ・ソプラノ)
ホルヘ・ロバイナ(ピアノ) |
1874年から1878年の間、若いドヴォルザークはオーストリア政府の国家奨学金の審査を受け、これを得ることに成功しました。
当時の彼の年収の2倍以上の高額でしたが、彼は結局5年間に渡り受けとれたため、心おきなく中央ヨーロッパ音楽の伝統を学ぶことができたのです。
とは言え、当時のウィーンがチェコ出身の作曲家に求めたのは「チェコの音」であり、モラヴィア民謡やスラヴの民謡だったのです。
このアルバムに収録されている多くの歌は民謡に由来しており、なかでも「わが母の教え給いし歌」の郷愁溢れる旋律は日本でも広く愛される名曲です。
かたや「聖書の歌」はドヴォルザークがニューヨークで過ごした時期の作品。彼の友人たちや故郷の父親を思い作曲したとされる深い感情表現に彩られた曲です。マルタ・インファンテの美しい声が魅力的な1枚です。
録音 2016年9月4-6日 Auditorio Manuel de
Falla, Granada, Spain
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IBS162017
\2600 |
近現代のスペイン・ヴァイオリン作品集
1.ロドルフォ・アルフテル(1900-1987):カプリッチョ
Op.40
2.ギンジュアン(1931-):テンシオ
3-4.ガルシア・アブリル(1933-):ディプティコ
5.ベルナオラ(1929-2002):パジーナ
6.トレス(1965-):チャコーナ
7.ブロトンス(1959-):地には平和を Op.97
8.サラーテ(1972-):歌 第1番
9.サラーテ:歌 第2番
10.ホセ・アレナス(1983‐):マクトゥーブ
1 |
アレハンドロ・ブスタマンテ(ヴァイオリン) |
19歳でソリストとして舞台に立って以来、アレハンドロ・ブスタマンテはその誠実な演奏で世界的に活躍しています。コンクールの受賞歴も多く、また各国の批評家たちも彼に好意的な意見を寄せています。
2010年からピアニスト、エンリケ・バガリアとデュオを結成し、ロマン派から近現代の作品を演奏していますが、このアルバムではスペイン近現代の無伴奏作品を演奏、幅広いスタイルによる多彩な作品を聴かせています。
アルフテルとパジーナ以外は、全てプスタマンテのために作品が提供されており、彼自身も作曲家たちの惜しみなき献身に感謝していると言葉を寄せています。
録音 2017年4月23-25日 Auditorio, Manuel
de Falla, Granada, Spain
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IBS182017
\2600 |
フェルナンデス(1570-1629):カンツォネッタ集
1.Si a Belen Carillo vas
2.Virgen, a parir te atreves
3.Oh, que gozo tan profundo
4.Sabes, Bras, como entre el heno
5.Si de amor la viva fragua(室内アンサンブル編)
6.Aunque por extranos modos
7.Corramos, Gil, tras de aquel
8.Senor, si el alma os agrada
9.A San Pedro(室内アンサンブル編)
10.Si es que a adorarme os provoco
11.En tres casas de ajedrez
12.Quien es la Iglesia romana
13.Hoy a la reina en su dia
14.De San Pedro(室内アンサンブル編)
15.Verbo en carne soberano
16.De estas ovejas de aca
17.Que juzgas tu, Juan pastor
18.Cenemos, que es Nochebuena
19.Cenemos, que es Nochebuena
20.Algun bocado de pan
21.Cual es la comida
22.Hombre, no estes descuidado |
カペラ・プロラティオヌム
アンサンブル・ラ・ダンスリー |
1614年、ハエンの詩人アロンソ・デ・ボニッラ・ガルソン(1570頃-1635)が出版した文学作品集「Peregrinos
pensamientos de misterios divinos en varios
versos y glosas dificultosas」は688の詩を含む分厚い本で、概念主義による最も初期の残存する出版物として知られています。Peregrino=ペレグリーノとは奇妙なもの、偽りのもの、様々な解釈が可能なもの、不正確なものなど、いくつかの意味を持つ言葉であり、この書を完全に解釈することは困難とされていました。しかし著者でさえ、この書物から「歌うための音楽」が生まれていたとは想像もできなかったでしょう。フェルナンデスはプエブラ大聖堂のチャペルマスターであり、1614年のクリスマス・イブのためにこの曲集を書いたとされています。この世界初録音となるアルバムは、知られざるフェルナンデスの音楽を通して、ボニッラの文学を辿ります。
録音 2017年4月23-25日 Auditorio, Manuel
de Falla, Granada, Spain
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IBS172017
\2600 |
HAUSPOZ
現代のアコーディオン作品集
1-2.デュケ:Iduna
3.ウルキーサ(1988-):Assur
4.エドラー=コペス(1976-):Rumores de limite
I, "Escuchar al viento"
5.サントコフスキー:Desierto y oasis
6.リュウ・ウェン(1988-):Penumbra
7.ボニラウリ(1964-):Al Tasto 010
8.ホセ・ドミンゲス・ロブレス:3つのノクトゥルノス
9.ストーク:Botschaft
10.アブラミドウ:Vocx |
マリア・スボメンディ・デ・ラ・オス(アコーディオン)…1-2.6.7.9.10
アンデル・タレリア(アコーディオン)…3.4.5.6.
オルガ・モラル(アコーディオン)…6.8
ルシア・オタエギ(クラリネット)…3.5/エリサ・アイロン(チェロ)…3
アイトル・ウカール(ギター)…4/ハイゼ・リザラズ(ピアノ)…7
マッディ・サンス・サンチェス(ハープ)…9
アガーテ・アミリビア・ガライ(チェロ)…9
ラウラ・ガルシア・イタルテ(クラリネット)…10 |
1994年生まれの若き女性アコーディオン奏者デ・ラ・オス。数々のコンクールで受賞経験を持つ彼女は現在、バーゼルで現代音楽を学ぶほか、世界初演曲の演奏も数多くこなし、作曲家が要求する超絶技巧にもやすやすと応える存在です。
このアルバムでもソロだけでなくアンサンブルにも見事な順応性を見せる彼女、その才能に世界中が注目しています。
オルガ・モラルは1992年バルセロナ生まれ。すでにスペイン、フランス、ドイツで演奏活動を多く行うだけでなく、スペインのユース管弦楽団(JONDE)とも共演。もちろんコンクール受賞歴も多い逸材です。
もう一人のアンデル・タレリアは「アコーディオンの天才」として高く評価されており、このアルバムでも安定した技巧による悠々たる演奏を聴かせています。
3人の共演はトラック6の1曲のみですが、この曲では意表を突く音を楽しむことができます。アコーディオンの概念が覆されるような興味深い1枚です。
録音 2017年7月12-15日 Musikene, San
Sebastian, Spain
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IBS152017
(2CD)
\3000 |
トマス・マルコ(1942-):カンタータ「イスラ・デソラーダ」
【CD1】
1.La sombra de los recuerdos
2.Aquelarre
3.El tiempo y la memoria
【CD2】
1.La soledad violada
2.El mar de las Nereidas |
マリナ・ロドリゲス=クージ(メゾ・ソプラノ)
エドゥアルド・サンタマリア(テノール)/マヌエル・ガリアーナ(ヴォーカル)
カンタブリア大学室内合唱団
グスタボ・ディアス=ヘレス(ピアノ)/ハビエル・ネグリン(ピアノ)
アントニオ・ドミンゴ(打楽器)/ペドロ・テラン(打楽器)
ホセ・ラモン・エンシナール(指揮) |
2015年にルチアーノ・ゴンザレス・サルミエント(長いキャリアを持つピアニストであると同時に詩人としても活躍)によって書かれた詩的な文章をテキストに、トマス・マルコが作曲したカンタータ。
内容は5つのエピソードで構成されており、荒廃した島で孤独に生きる人々が描かれています。物語は合唱、語り、メゾ・ソプラノとテノール独唱によって進められます。
複雑なプロットを包みこむかのようなピアノと打楽器の合いの手が聴きどころです。
録音 2017年8月16日 ライヴ 66 Festival
Internacional de Santander, Cantabria, Spain
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IBS142017
\2600 |
TRUTHS
サクソフォン作品集
1.フィゲーラ(1988-):Via
2.トレス(1965-):Epodo
3.キスラン(1984-):Sobre la expresion del
movimiento
4.エスラバ(1970-):http://ml.naxos.jp/opus/800807
5.ポサダス(1967-):アナバシス
6.ベルナル(1978-):Numbers No. 1, "post
truth" |
アンヘル・ソリア(サクソフォン) |
1842年、ベルギーの音楽家、楽器職人アドルフ・サックスが持ち込んだ楽器に賞賛の声を上げたベルリオーズ。彼はこの楽器のすばらしさを新聞記事にしましたが、当時はまだ多くの賛同者を得るには至りませんでした。
しかし20世紀後半になって、サクソフォンはジャズの分野で予想以上の人気を獲得、人々はこの楽器の新たな可能性を見出すこととなりました。
このアルバムではアバンギャルドと呼ばれる世代に属する作曲家たちによって書かれた6つの作品を聴くことができます。彼らの美学はどれも異なり、その表現方法は多様性に富むため、結果的に楽器のあらゆる表現力を引き出すことに成功しています。
録音 2016年7月,2017年1-3月 Lamila Studio,
Spain
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IBS112017
\2600 |
トマス・マルコ(1942-):ピアノ作品集
1.ソレア
2.お守り
3-5.カルメネスの形式によるソナタ
6-8.ジャルディーニ・スカルラッティアーニ(マドリードのソナタ)
9-11.3つの小品
12.無窮動によるトッカータ
13-19.Movilidad de la escultura 彫刻のモビリティ |
マリオ・プリスエロス(ピアノ) |
1942年スペイン生まれの作曲家、トマス・マルコ。マドリードで法律を学びながら、音楽(作曲とヴァイオリン)も学び、フランスで現代音楽の雄、ブーレーズ、マデルナに教えを乞い、ドイツではシュトックハウゼンの助手も務めたという万能の人。
彼のポリシーは現実を解体した上で再構成し、アート作品へと変換するというもので、このアルバムに収録されている作品も、ラテン的なリズムと不思議な音の並び方がユニーク。
「マドリードのソナタ」と題された曲や、音が乱雑に並べられているような「トッカータ」が聴きごたえたっぷりです。
録音 2017年6月4-6日 Auditorio Manuel
de Falla, Granada, Spain
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IBS102017
\2600 |
MIRROR
J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ BWV170&82
他
1.ジョスカン・デ・プレ(1455-1521):森のニンフ、泉の女神(管弦楽編)
2-6.J.S.バッハ:カンタータ 第170番「喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜」
7.バード(1540-1623):聖なるミューズたちよ
8-12.J.S.バッハ:カンタータ 第82番「われは満ちたれり」 |
アンナ・ウォール(メゾ・ソプラノ)…2-6.7
リザンドロ・アバディー(バス・バリトン)
ファクンド・アグディン(指揮)
オルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレス |
「MRROR」と題されたこのアルバムは、バッハの2曲のカンタータと、これに呼応するかのようなジョスカン・デ・プレとバードの作品で構成されています。
本来は声楽で歌われるデ・プレの「Nymphes
des bois 」はオケゲムの死を悼んで書かれたもの。バードの「Ye
sacred muses」はトマス・タリスのためのエレジー。
そしてバッハの2つのカンタータは生きていることへの疑問と感謝が歌われるなど、これら4つの作品は「魂の終着」というテーマを持っており、作曲された年代の違いこそあれ、どれも諦念と悲しみを反映するかのような静かな美しさを有しています。
2004年にスイス、バーゼルで創設されたオルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレスは、フランスとスイスを中心に活躍する室内管弦楽団。バロック期以前の作品だけでなく、最近では「ヌエボ・タンゴ・ヌエボ」というプロジェクトに取り組み大きな成果を上げているアンサンブルです。
録音 2016年10月12-14日 Salle de l'Inter
- Porrentruy, Switzerland
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<LP>
TOKYO FM(LP)
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TFMCLP 1057/8
(2LP)
¥14000+税
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佐藤陽子、斎藤秀雄の芸術
[LP1]
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 Op.35
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
[LP2-A面]
モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543
[LP2-B 面]
ロッシーニ:歌劇『セビリアの理髪師』序曲
ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲 Op.437 |
佐藤陽子(ヴァイオリン)
斎藤秀雄(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団 |
コーガンに見出された天才・佐藤陽子。凱旋帰国公演の白熱的興奮、ついにLP化!世界の小澤を育てた名匠・斎藤秀雄のタクトも素晴らしい。
録音:[LP1、2-B面]1974年2月18日/東京文化会館、[LP2-A面]1973年4月3日/東京文化会館
国内プレス、完全限定生産盤、日本語帯・解説付
TOKYO FMからCDで出ていた名盤がめでたくLP化!LP用のリマスタリングを施しアナログ・マスター・テープを作成した上で製品化しています。佐藤陽子の至芸、斎藤秀雄の芸術をとくとお楽しみください。
超天才ヴァイオリニスト佐藤陽子のチャイコフスキーは何度聴いても凄まじいです。完璧な技巧に鬼気迫る表現、開いた口がふさがらない大興奮の巧さ。斎藤秀雄のタクトがまた寸分の狂いもなくソリストにビタッと合わせ、爽快ですらある凄味にあふれています。斎藤秀雄芸術をさらに味わえるのがモーツァルト。
この縦横の揃い具合と音程の綺麗さはいったい何事か?しかも非常に多声的。しかし最近の古楽的解釈とはまったく違う、必要なものだけを徹底的に鍛え上げた現代オーケストラという響きで唯一無二。
注目を集めたのは、モスクワでレオニード・コーガンに師事し、4年ぶりに帰国した佐藤陽子さんだった。このチャイコフスキーは快演と評されて話題になったものだ。完璧なテクニックと精妙なカンタービレ、音楽の強い推進力など、鮮やかというほかはない演奏である。
なおこの時の佐藤さんの演奏には盛り上げたフィナーレの大詰で楽器の弦が切れてしまい(パンという音が録音にも入っている)、最後の二つの16分音符は、エイッと弾く身振りだけしてしめくくった、というエピソードがある。しかし不思議なもので、演奏の現場で激しい音楽のエネルギーに巻き込まれている聴き手は、実際に出なかった音も何となく聞こえたような気になってしまうものらしい。
ラジオ中継室にいた筆者も一瞬オヤと思った程度だった。ただ部屋の窓から、佐藤さんがその瞬間におそろしく派手な大見得を切ったように見えたのは確かだった。
—音楽評論家 元・FM 東京プロデューサー 東条碩夫
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12/26(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ARCODIVA
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1998年に創設されたARCODIVA(アルコディーヴァ)。チェコと中央ヨーロッパの作品に100以上のカタログを誇るチェコのレーベルです。
チェコの放送局や「プラハの春」音楽祭などのコラボレーションも多く、アルバムのクォリティの高さで知られています。 |

UP0203
\2300 |
グラナドス&ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集
1-4.グラナドス(1867-1916):ピアノ三重奏曲
Op.50
5-8.ドヴォルザーク(1841-1904):
ピアノ三重奏曲 第3番 ヘ短調 Op.65 |
ハリール・トリオ
【メンバー】
エドゥアルド・ガルシア・サラス(ヴァイオリン)
ヤーナ・ポドルスカ(チェロ)
ヴァーツラフ・マーシャ(ピアノ) |
スペインのヴァイオリニスト、ガルシア・サラスを中心に結成されたアンサンブル“ハリール・トリオ”。彼らの目標は19世紀後半に活躍したチェコのヴァイオリニスト、カレル・ハリールの名前を広めることでした。
ハリールは長年ヨアヒム四重奏団(初代)の第2ヴァイオリニストを務めただけでなく、ソリストとしては1886年にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をドイツで初演、またピアニスト、作曲家として知られるテレサ・カレーニョと共演するなど多彩な活動をした人です。このアルバムでアンサンブルはグラナドスとドヴォルザークの三重奏曲を演奏、良き19世紀の香りを存分に伝えています。
録音日 不明
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UP0204
(2CD)
\3600 |
トリオ・クラヴィオ:ピアノ三重奏曲集
【CD1】
1-5.ストラヴィンスキー(1882-1971):組曲「兵士の物語」
6-8.バルトーク(1881-1945):コントラスツ
BB116
9-12.シェーンフィールド(1947-):クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
【CD2】
1.フルニーク(1967-):アルファベット
2-4.ブルンナー(1983-):Like Children 子供のように
5.フィラス(1955-1997):キアロスクーロ
6-7.ボドロヴァ(1954-):ダンシング・マウンテン |
トリオ・クラヴィオ
【メンバー】
ヤーナ・チェルノホウツォーヴァ(クラリネット)
ルシア・フルカ・コプソーヴァ(ヴァイオリン)
ルシエ・ソウトローヴァ・バルチョーヴァ(ピアノ) |
チェコの三重奏団「トリオ・クラヴィオ」はポーランドのクラリネット奏者、指揮者、ヤクブ・ボクンの支援のもとに2013年に設立されたアンサンブルです。
ブロツワフで開催された音楽祭でデビュー、以降、ヨーロッパ全土でリサイタルを開催し高い評価を獲得している彼女たち、3人それぞれがヤマハの奨学金を得た俊英でもあり、ソリスト、オーケストラのメンバーとしても活躍しています。
このアルバムではバルトークやストラヴィンスキーをはじめとした近現代の作品を演奏、多彩な音色をいかした闊達な表現が魅力的です。
録音 2017年 Sound Studio HAMU, Martinu
Hall, Prague, Czech Republic
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UP0179
\2000 |
ボニ・プエリ/ヨーロッパからの心
1.ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」HWV56-ハレルヤ
2.ライヒャ(1770-1836):テ・デウム
3.ヴァヴィロフ(1925-1973):カッチーニ伝「アヴェ・マリア」
(V.ポペルカによる合唱と管弦楽編)
4.フランク(1822-1890):天使の糧
(S.ボドロヴァによる合唱と管弦楽編編)
5.J.S.バッハ(1685-1750):G線上のアリア(V.ポペルカによる合唱と管弦楽編)
6.スメタナ(1824-1884):連作交響詩「わが祖国」-第2曲
モルダウ
(V.ポペルカによる合唱と管弦楽編)
7.イェレミアーシュ:チェコ民謡-モラヴィアとスロヴァキア民謡
8.伝承曲:Za tichu Moravu(V.ポペルカによる合唱と管弦楽編)
9.伝承曲:Ty bystersky zvony(V.ポペルカ、M.ライチルによる合唱と管弦楽編)
10.伝承曲:Tancuj, tancuj(V.ポペルカ、M.ライチルによる合唱と管弦楽編)
11.チェン・チーガン(1951-):あなたとわたし
12.ポペルカ:ハリウッド・メドレー |
クリスティーナ・ジョンストン(ソプラノ)…4.11
ボニ・プエリ少年合唱団
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ
マレク・シュティレツ(指揮) |
チェコを代表する合唱団「ボニ・プエリ」。東ボヘミアの都市、フラデツ・クラロヴェを本拠地とし、世界中で活躍。2000年には初来日し、以降、日本に何度もやってきて見事なハーモニーを披露しています。
通常の少年合唱団とは違い、変声期を迎えたメンバーもそのまま在籍(23歳まで)することで、ソプラノ、アルト、テノール、バスまですべてのパートをカバー、厚みのあるハーモニーを紡ぎだすことで知られています。
このアルバムには、「アヴェ・マリア」や「G線上のアリア」など彼らの最も得意とするレパートリーと、イェレミアーシュによる“ボヘミア民謡”をもとにしたアレンジ作品など洗練された曲が収録されており、合唱団の魅力が存分に提示された魅力的な1枚となっています。
録音日 不明
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UP0197
\2000 |
ボニ・プエリのワンダフル・ワールド
1.シール/ウェイス:この素晴らしき世界(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
2.モーツァルト(1756-1791):アイネ・クライネ・ナハトムジーク
K525-第1楽章
(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
3.スメタナ(1824-1884):連作交響詩「わが祖国」-第2曲
モルダウ
(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
4.伝承曲:Ty bystersky zvony(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
5.ヴェイヴォーダ(1902-1988):シュコーダ・ラスキ(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
6.リンダ:ライオンは寝ている(A.ラフ、D.シャロンによる合唱とピアノ編)
7.伝承曲:Trepa no coqueiro(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
8.ソロヴィオフ=セドイ(1907-1979):モスクワの夜(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
9.伝承曲:Rege, rege(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
10.伝承曲:聖者の行進(J.ラターによる合唱とピアノ編)
11.モリコーネ(1928-):ミッション-ネッラ・ファンタジア
(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
12.ホーナー(1953-2015):タイタニック-My
Heart Will Go On
(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
13.ジョン・ウィリアムズ(1932-):スター・ウォーズ(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
14.ハンプトン(1957-):聖なる御名をたたえよ
15.バーリン(1888-1989):ホワイト・クリスマス(H.マッカーシーによる合唱とピアノ編)
16.ベルナルド(1897-1944):ウィンター・ワンダーランド(カピニェックによる合唱とピアノ編)
17.ジョン・レノン&オノ・ヨーコ:ハッピー・クリスマス(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
18-19.Hye-Seung Nam:シカゴ・タイプライター(パク・サンヒによる合唱とピアノ編)
20.バルタク(1954-):Just Dream Your Dream(I.ゼレンカによる合唱とピアノ編) |
ボニ・プエリ少年合唱団
ローベルト・フックス(ピアノ)
パヴェル・ホーラク(指揮) |
1982年に設立された「ボニ・プエリ」はチェコの青少年合唱団。1252年からプラハの聖ヴィート大聖堂で活動していた聖歌隊の伝統を継承しながら、現代の魅力的なレパートリーも歌いこなす注目の合唱団です。このアルバムには彼らのとりわけユニークなレパートリーを収録。チェコ民謡からスター・ウォーズなどの映画音楽までを親密なハーモニーで聴かせています。世界を魅了する歌声をお楽しみください。
録音日 不明
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UP0195
\2000 |
シューマン(1810-1856):ピアノ作品集 第1集
1-6.6つの間奏曲 Op.4
7-24.交響的練習曲 Op.13 |
マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(ピアノ) |
ロシア、サンクトペテルブルクで生まれ、現在はフランスを拠点に活躍しているピアニスト、マリーナ・サムソン=プリマチェンコ。4歳でピアノをはじめ、名手ゲンリフ・ネイガウスの弟子となり更なる研鑽を積み、ピアニストとして演奏する傍ら、数多くの後進を育てています。
シューマンは彼女の得意とする作曲家であり、ARCODIVAの2枚のアルバムでは、シューマン作品の持ち味を存分に生かしたロマンティックな演奏を披露しています。
録音 2017年4月 Martino Hall, Lichtenstein
Palace, Prague
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UP0196
\2000 |
シューマン(1810-1856):ピアノ作品集 第2集
1-20.謝肉祭 Op.9
21-33.子供の情景 Op.15
34.花の曲 変ニ長調 Op.19
35.アラベスク ハ長調 Op.18 |
マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(ピアノ) |
マリーナ・サムソン=プリマチェンコが弾くシューマン、第2集。メインとなる「謝肉祭」では、さまざまな表情を持つ小さな曲を丁寧に取りまとめ、賑やかさともの悲しさを併せ持つ全曲のストーリーを描き出しています。
一転、「子供の情景」では憧憬、郷愁といったシューマン作品の持つ内省的な魅力を引き出して見事。ロマンティックなシューマン像を的確に表現した聴き応えのある1枚です。
録音 2017年4月 Martino Hall, Lichtenstein
Palace, Prague
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UP0199
\2000 |
ヤナーチェク(1854-1928):草陰の小径にて/霧の中で(弦楽四重奏編)
草陰の小径にて-第1集
(J.ブルクハウザーによる弦楽四重奏編)
1.われらの夕べ
2.散りゆく木の葉
3.一緒においで
4.フリーデクの聖母マリア
5.彼女らは燕のようにしゃべり立てた
6.言葉もなく
7.おやすみ
8.こんなにひどく怯えて
9.涙ながらに
10.ふくろうは飛び去らなかった
草陰の小径にて-第2集
(T.イールによる弦楽四重奏編)
11.Andante
12.Allegretto
13.Piu mosso
14.Allegro
15.Vivo
霧の中で(T.イールによる弦楽四重奏編)
16.Andante
17.Molto adagio
18.Andantino
19.Con moto (Presto) |
チェコ・フィルハーモニー弦楽四重奏団 |
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のソリストたちによって結成された弦楽四重奏団「チェコ・フィルハーモニー弦楽四重奏団」が演奏するヤナーチェク。
彼らが選んだ作品は、モラヴィア民謡が効果的に使われた「草陰の小径にて」と、ヤナーチェク最後のピアノ作品「霧の中」を弦楽四重奏版に編曲したもの。
夭逝した娘オルガのための追悼音楽である「草陰の小径」、晩年の不安な心情が反映された「霧の中」、どちらも拍子や速度があいまいに設定された移ろいやすい気分を持つ、ヤナーチェクらしい作品ですが、弦楽四重奏で演奏することにより、原曲のピアノ版よりも更に神秘的な色合いが濃く打ち出された興味深い表現を楽しめます。
録音日 不明
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UP0200
\2000 |
エベン&ルカーシュ:宗教的合唱曲集
エベン(1929-2007):
1.プラハ・テ・デウム
2.愛あるところに神ありて
3-8.待降節と四旬節第3主日のためのミサ曲
ルカーシュ(1928-2007):
9-15.レクイエム Op.52
16.ガーナのクリスマスの祈り Op.59
17.われら神であるあなたを讃えん Op.311
18.ホディ-ドナ・モビス・パーチェム Op.350 |
プラハ・カレル大学合唱団 |
20世紀チェコを代表する2人の作曲家による宗教的合唱作品集。優れたピアニスト、オルガン奏者として知られるペトル・エベンの愛国心溢れる「プラハ・テ・デウム」や、チェコ国内で広く知られた合唱作曲家ルカーシュの代表作「レクイエム」など、チェコの近現代合唱曲の作風を端的に示す全7曲が収録されています。
プラハ・カレル合唱団は1948年に創設された、チェコで最も古い大学合唱団の一つで、このアルバムは合唱団設立70周年を記念して制作されました。素晴らしい残響を誇るプラハの教会での録音も聴きどころです。
録音日 不明
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UP0201
\2000 |
クルチェク(1939-):管弦楽作品集
1-3.オーボエ協奏曲
4.ヴァイオリン協奏曲
5-7.古い様式による3つの舞曲
8-13.スラブの物語への音楽「古い水車小屋の秘密」
序奏-方法/嵐-夜/恐怖-夢/喜劇役者/
市場/魔法の書-新しい水車小屋 |
ガブリエラ・クルコヴァ(オーボエ)…1-3
レンカ・コウブコヴァー=トルゲルセン(ヴァイオリン)…4
スロヴァキア室内管弦楽団…5-7/ボフダン・ヴァルハル(指揮)…5-7
ヤロスラフ・クルチェク(指揮)…1-13
ムジカ・ボヘミカ…1-4.8-13 |
指揮者、録音プロデューサーとしても活躍する作曲家ヤロスラフ・クルチェクの作品集。
南ボヘミア近郊で生まれ、プラハ音楽院で作曲を学び、電子音楽とチェコ民謡を研究したというクルチェクは、20年以上に渡りアンサンブル「ムジカ・ボヘミア」を率い、民族音楽を基にした作品や現代作品を演奏、聴衆を魅了しています。
このアルバムではオーボエ、ヴァイオリンのための協奏曲や、怪奇物語「古い水車小屋の秘密」など、クルチェクの特徴的な作品を聴くことができます。どの曲もボヘミア民謡が効果的に使われたとても聴きやすい作風です。
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UP0202
\2000 |
クルチェク(1939-):声楽作品集
1.Aramejsky Ot enaa アラム語による主の祈り
2-6.ミサ曲 第10番
7-10.Ne tempori credideris 信頼できない時間
11-13.O, lux mundi ああ、世界の光よ |
カレル・ヤクブ(テノール)…1.2
ペトラ・ハヴランコーヴァ(ソプラノ)…2-6
リュドミラ・ヴェルネローヴァ(ソプラノ)7-10
レンカ・ピスティエカー(アルト)…7-10
リュボミール・ブラスピール(テノール)…7-10.11
ズデニェク・ハヴラーネク(バス)…7-10
ジェントルメン・シンガーズ
ムジカ・ボヘミカ
チェコ児童合唱団ジトロ
イウヴェントゥス・パエダゴギア・プラハ
スロヴァキア室内管弦楽団 |
ヤロスラフ・クルチェクは、プラハ音楽院で作曲を学んだ後、CDレーベル「Suraphon」の音楽ディレクターを務め、プラハの放送局で働くなど現代チェコ音楽界を牽引する人物の一人として知られています。
このアルバムは作曲家としての彼の本質を示すシリアスな合唱作品が収録されており、中世音楽の伝統とチェコの民族音楽のエッセンスが融合された興味深い作品を聴くことができます。
冒頭の「アラム語による主の祈り」では東洋的な雰囲気を持つ清冽な合唱と、これを包み込む美しいオーケストラの響きが融合し、素晴らしい効果を上げています。「ミサ曲」にはジャズ風の要素も盛り込まれるなど、ジョン・ラターを思わせる親しみやすい作風も魅力です。
録音日 不明
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UP0205
\2300 |
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ集
1-3.ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調 K281
4-6.ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K330
7-9.ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K570
10-12.ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調 K576 |
マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(ピアノ) |
プラハの歴史ある聖ラウレンツィウス教会で録音されたモーツァルトの4曲のピアノ・ソナタ。
演奏するマリーナ・サムソン=プリマチェンコはロシア、サンクトペテルブルク生まれ。4歳でピアノをはじめ、現在はフランスを拠点に活躍するピアニストです。
このアルバムでは繊細な感覚を生かし、一つ一つの音に心配りを行った美しいモーツァルトを聴かせています。
録音 2018年1月 聖ラウレンツィウス教会、プラハ
チェコ
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UP0208
\2300→\2090 |
INSPIRED BY CLASSICS 〜民族音楽に魅せられた作曲家たち
ブラームス:21のハンガリー舞曲 WoO1より(室内アンサンブル編)
1.第5番:嬰ヘ短調
2.第7番:イ長調
3.第4番:ヘ短調
4-5.サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20より
6-7.リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 S224/R105(室内アンサンブル編)
バルトーク:ルーマニア民族舞曲 BB68(室内アンサンブル編)
8.第1番:棒の踊り
9.第2番:飾り帯の踊り
10.第3番:足踏みの踊り
11.第4番:プチュム人の踊り
12.第5番:ルーマニア風ポルカ
13.第6番:速い踊り
コダーイ:ガランタ舞曲(室内アンサンブル編)
14.第1番:Lento
15.第3番:Allegretto moderato
16.第5番:Allegro con moto, grazioso
17.第7番:Allegro
18.第8番:Poco meno mosso
19.第9番:Allegro vivace |
チェコ・フィルハーモニック・ツィムバロン・アンサンブル |
チェコ・フィルハーモニック・ツィムバロン・アンサンブルは、世界各地で民族音楽を演奏し、作品に対する強い情熱を聴衆に届けています。
コンサートのプログラムは、ブラームスやバルトーク、コダーイなどの民謡に由来するクラシック作品に独自の編曲を施し、ツィンバロンをはじめとした多彩な楽器で演奏するというユニークなもの。
作曲家たちが魅せられた民謡本来の楽しさに加え、各々の作曲家たちのアプローチの違いもはっきり感じさせるとともに、オリジナルに縛られることのない自由な編曲が、民謡とクラシック音楽の素晴らしい融合を更に引き立てています。
録音日 不明
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<メジャー・レーベル>

12/25(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HAENSSLER
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HC 18072
(2CD)
¥4400 →\3990
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オムニバス/ペーター=ルーカス・グラーフ(フルート)
「フラウト・トラヴェルソ・オブリガート」 |
ペーター=ルーカス・グラーフ(フルート) |
J.S.バッハ:
CD 1
(1)カンタータ「甘き慰め、わがイエスは来ませり」BWV151より第1曲「アリア」
ノブコ・ガモオ=ヤマモト(ソプラノ)
(2)カンタータ「汝至高の善なる、主イエス・キリスト」BWV113より第5曲「アリア」
アーダルベルト・クラウス(テノール)
(3)カンタータ「安らぎと喜びもてわれは逝く」BWV125より第2曲「アリア」
マルガ・ヘフゲン(アルト)
(4)カンタータ「われらが口を笑いにて満たすべし」BWV110より第2曲「アリア」
アルド・バルディン(テノール)
(5)(6)カンタータ「わが心よ、汝備えをなせ」BWV115より第1曲「コラール合唱」、第4曲「アリア」
アーリーン・オジェー(ソプラノ)
(7)カンタータ「愛する神よ、われいつの日に死すや」BWV8より第4曲「アリア」
フィリップ・フーテンロッハー(バス)
(8)カンタータ「主なる神よ、われらはみな汝をたたえん」BWV130より第5曲「アリア」
アーダルベルト・クラウス(テノール)
(9)復活祭オラトリオ BWV249より第5曲「アリア」
アーリーン・オジェー(ソプラノ)
(10)カンタータ「おお愛する魂よ、汝を飾れ」BWV180より第2曲「アリア」
アーダルベルト・クラウス(テノール)
(11)カンタータ「汝何を悲しまんとするや」BWV107より第1曲「コラール合唱」
(12)カンタータ「喜べ、救われし群れよ」BWV30より第5曲「アリア」
メヒティルド・ゲオルク(アルト)
(13)カンタータ「われは貧しき者、われは罪の僕」BWV55より第3曲「アリア」
アーダルベルト・クラウス(テノール)
(14)カンタータ「おお永遠の炎、おお愛のみなもと」BWV34より第3曲「アリア」
ヘレン・ワッツ(アルト)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、フランクフルト・カントライ、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指揮)
録音:(14)1972年、(2)(3)1973年、(4)(8)1974年、(1)1977年、(7)(10)(11)1979年、
(5)(6)1980年、(9)1981年、(13)1982年、(12)1984年
CD 2
(1)カンタータ「神のみわざは善きかな」BWV99より第1曲「コラール合唱」
(2)カンタータ「神のみわざは善きかな」BWV100より第3曲「アリア」
アーリーン・オジェー(ソプラノ)
(3)カンタータ「ああ、いかにはかなく、いかに空しき」BWV26より第2曲「アリア」
アーダルベルト・クラウス(テノール)
(4)カンタータ「主なる神は、太陽にして楯なり」BWV79より第2曲「アリア」
ユリア・ハマリ(アルト)
(5)カンタータ「ああ、愛するキリスト者よ、心安んぜよ」BWV114より第2曲「アリア」
クルト・エクヴィルツ(テノール)
(6)(7)カンタータ「われ何ぞ世を思いわずらわん」BWV94より第1曲「コラール合唱」、第4曲「アリア」
エルセ・パースケ(アルト)
(8)カンタータ「われらあまたの苦難を経て神の御国に入らん」BWV146より第5曲「アリア」
ヘレン・ドナート(ソプラノ)
(9)カンタータ「愛するイマヌエル、信仰厚き者の将軍よ」BWV123より第5曲「アリア」
フィリップ・フッテンロッハー(バス)
(10)カンタータ「主、汝まことの神よ、われらから取り去りたまえ」BWV101
より第6曲「アリア」
アーリーン・オジェー(ソプラノ)
(11)カンタータ「主よ、汝の目は信ずる者を見守りたもう」BWV102より第5曲「アリア」
クルト・エクヴィルツ(テノール)
(12)カンタータ「汝ら、自らキリスト者と名づけし者」BWV164
より第3曲「アリア」
ユリア・ハマリ(アルト)
(13)カンタータ「神のひとり子なる主キリスト」BWV96より第3曲「アリア」
アーダルベルト・クラウス(テノール)
(14)カンタータ「いと高きにある神に栄光あれ」BWV191より第2曲「アリア」
ノブコ・ガモオ=ヤマモト(ソプラノ)
アーダルベルト・クラウス(テノール)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、フランクフルト・カントライ、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指揮)
録音:(14)1971年、(11)1972年、(8)(13)1973年、(5)-(7)1974年、(1)1979年、
(3)(10)1980年、(4)())1981年、(12)1982年、(2)1983年&1984年 |
ペーター=ルーカス・グラーフがオブリガートを演奏したバッハのカンタータ集!
CD 1 78'22"、CD 2 76'25"
独ヘンスラー・レーベルの誉れ高きリリング指揮によるJ.S.
バッハのカンタータ大全集。その作品中、オブリガートは巨匠ペーター=ルーカス・グラーフも演奏しておりました。
当アルバムではグラーフが演奏した作品の中から構成されたオムニバスです。グラーフのオブリガートが美しき歌唱に華を添えます。
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AEOLUS
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AE-10097
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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サン=サーンス:交響曲第3番《オルガン付き》
(ボヴェ編曲/オルガン協奏曲版)
交響曲第3番ハ短調 Op.78 《オルガン付き》
(ギー・ボヴェ編曲/オルガンと管弦楽のための協奏曲版)
フルートとオルガンのためのロマンス Op.37
(ウルリッヒ・メルダウ編曲)
フルート、クラリネットとオルガンのためのタランテラ
Op.6
(ウルリッヒ・メルダウ編曲) |
ウルリッヒ・メルダウ(オルガン)
カレル・ヴァルター(指揮)
カプリッチョ・バロック・オーケストラ
アン・フライターグ(トラヴェルソ)
フランチェスコ・ネグリーニ(クラリネット) |
サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」ピリオド・オケによる
"オルガン協奏曲版"!
☆サン=サーンスの傑作「交響曲第3番《オルガン付き》」の「オルガン協奏曲バージョン」!
☆19世紀の楽器を使用したピリオド・オケ!
☆Aeolusの高音質SACDサラウンド録音!
スイスのオルガニスト&作曲家であるギー・ボヴェによって、「オルガンと管弦楽のための協奏曲」のようにオルガンが活躍するトランスクライブが施されたサン=サーンスの傑作「交響曲第3番」。オルガンは、チューリッヒの改革派教会でカントルとオルガニストを務めるウルリッヒ・メルダウが、1951年建造のクーン社製の巨大なオルガンを使用し、スイスのピリオド・アンサンブル、カプリッチョ・バロック・オーケストラが19世紀の時代楽器を使用して伴奏。
優れた音響で知られるこの教会で、定評あるAeolusの高音質SACDサラウンドにて世界初録音されています。
ウルリッヒ・メルダウが編曲した「オルガン伴奏版」の室内楽作品2曲も収録。
※録音:2017年12月、チューリッヒ改革派教会(スイス)

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AE-11171
(SACD HYBRID)
¥2800
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アントニオ・デ・カベソン
「世界でもっとも古いオルガン作品の1つ」、鍵盤作品集
カベソン:ティエント、ディフェレンシア&グロサーダ集 |
レオン・ベルベン(オルガン) |
スペイン・ルネサンスの盲目の大作曲家でありオルガニスト、アントニオ・デ・カベソン(1510−1566)の、「世界でもっとも古いオルガン作品の1つ」と言われる鍵盤作品集。
演奏は、レオンハルトの最後の弟子であり、スヴェーリンクの鍵盤作品全集(AE-11021/6CD+Bonus
CD)で仏ディアパゾン・ドール賞を受賞したオランダの名手、レオン・ベルベン。
演奏可能なコンディションで残されている世界でもっとも古いオルガンの1つである、ドイツ、オステンネンの聖アンドレアス教会のゴシック・オルガン(c.1425/30)を使用。
※録音:2018年9月、聖アンドレアス教会(オステンネン、ドイツ)
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BRIDGE
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BCD 9512
【再発売】
¥2300
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マーシー・ローゼンが歌う
R.シュトラウス&グリーグのチェロ・ソナタ!
R.シュトラウス:チェロ・ソナタホ長調Op.6
グリーグ:チェロ・ソナタイ短調Op.36 |
マーシー・ローゼン(Vc)
スーザン・ウォルターズ(Pf) |
若き日のマーシー・ローゼンが情緒豊かに歌うR.シュトラウス&グリーグのチェロ・ソナタ!!
録音:SUNYパーチェス・リサイタル・ホール,[52:29]
※1989年ミュージカル・ヘリテージ・ソサエティから出ていたもの
先ごろ発売になった「メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品全集」(BCD9501)が好評のアメリカのベテラン女流チェリスト、マーシー・ローゼン。このアルバムはマーシー・ローゼンがウォーカー・ファンド賞を受賞した記念に1989年にリリースされたものの再発売です。
演奏される頻度はさほど多くないこの2つのチェロ・ソナタは通には人気の作品で、ロマンティックな情感に溢れていますが、まだ若手だったころのマーシー・ローゼンは瑞々しく歌い上げ、聴くものを唸らせます。
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「ハンガリーから台湾へ」
ダナ・ウィルソン:ハンガリー民謡集[19:02]
レイ・リァン:ソング・リコレクションズ[24:07]
バルトーク:弦楽四重奏曲第4番Sz.91[24:24]
ウェイチー・リン(林偉傑):4つの台湾民謡[10:38] |
フォルモサ四重奏団:
【ジャスミン・リン(Vn)
ウェイン・リー(Vn)
チェイェン・チェン(Va)
デボラ・パエ(Vc)】 |
実力派フォルモサ四重奏団の「ハンガリーから台湾へ」
録音:2017年10月16-20日シカゴ音楽院ニコラス・ホール[78:11]
フォルモサ四重奏団は2002年台湾で結成され、メンバー・チェンジを経て現在も台湾やアメリカで活躍する弦楽四重奏団です。
ロンドン国際弦楽四重奏コンクール(現ウィグモア・ホール弦楽四重奏コンクール)で第1位とアマデウス賞を受賞した経歴を持ちます。フォルモサとは台湾の別称で欧州では今もこの呼称が使われているところもあります。
最初と最後にそれぞれハンガリーと台湾の民謡を題材とした作品を置き、中の2曲は民族的ながらも現代的なサウンドの作品を置くという考えられたプログラムです。
吹奏楽作品でも著名なダナ・ウィルソンのハンガリー民謡集はまるで民族音楽のようで楽しい。レイ・リァン作品は現代的なサウンドとローカルな味わいが巧妙にかけ合わされ、バルトークの強烈な名作では温かみのあるサウンドが余裕を感じさせます。最後は台湾民謡集で、ハンガリー民謡との親和性が感じられます。
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<LP>

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