≪第100号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2019/1/29〜
第100号
2/1(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS
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KKC 4169
(SACD HHBRID)
¥2700 →\2490
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2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第1位/ジャン・チャクムル
1.-2.ベートーヴェン(リスト編曲):アデライーデ
S.466 R.121
3.-6.シューベルト:ピアノ・ソナタ第7番
変ホ長調 D.568
7.-10. ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調
Hob.XVII/6
11.ファジル・サイ(1970-):ブラック・アース(黒い大地)
Op.8
12.-16.バルトーク:戸外にて Sz.81
17. 佐々木冬彦(1965-):SACRIFICE(2017) |
ジャン・チャクムル(ピアノ) |
緊急リリースの大注目盤!!第10回浜松国際ピアノコンクールの覇者、ジャン・チャクムルのデビュー盤がBISレーベルより発売!
ピアノ/Kawai SKEX(Shigeru Kawai Concert
Grand
セッション録音:2019 年1 月/アクトシティ浜松コンサートホール
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、84'56"、[BIS
ecopak]、輸入盤・日本語帯・解説付
SACDハイブリッド盤。2018年第1 回浜松国際ピアノコンクール第1位のほか、同コンクールの室内楽賞、札幌市長賞など数々の賞に輝いたジャン・チャクムルのデビュー盤がBISレーベルより緊急リリース!2019年1月、コンクールの会場となったアクトシティ浜松におけるセッション録音です。
収録作品は予選でも絶賛されたハイドンのアンダンテと変奏曲、バルトークの戸外にて、当コンクールの委嘱作品である佐々木冬彦作曲のSACRIFICE、さらにはベートーヴェン(リスト編曲)のアデライーデ、シューベルトのピアノ・ソナタ第7番、そしてチャクムルの母国であるトルコ出身のピアニスト、ファジル・サイ作曲のブラック・アースです。繊細で透き通るように美しいチャクムルの演奏を堪能することができます。
1997年トルコのアンカラ生まれのジャン・チャクムルはレイラ・ベケンシル及びアイシェ・カプタンのもとで音楽を学び始め、6年間師事した菅野潤やエムレ・シェンに多大な影響を受けました。2012年にアンカラの高校を卒業後、パリのスコラ・カントルムにてマルセラ・クルデリに師事し2014年に首席で卒業。現在、ワイマールにてグリゴリー・グルツマンに師事し研鑽を積んでおります。
2017年にはスコットランド国際ピアノコンクールで第1位、翌2018年には第10回浜松国際ピアノコンクールで第1位を受賞するなど、現在その活躍が最も期待される若手ピアニストのひとりです。なお、チャクムルは同コンクールの優勝者ツアーとして2019年4月より全国20公演をこえる演奏会が予定されております。日本語解説付ブックレット。
※国内品番のみのご案内となります。
BIS ecopak パッケージについて
BIS レーベルの社主、ロベルト・フォン・バール氏が環境に配慮した『BIS
ecopak パッケージ』を採用。こちらのパッケージは、森林認証制度のFSC
及びPEFC を取得している素材、また環境に配慮された接着剤や大豆油インク、水性ニスを使用しリサイクル性に優れており、プラスチックは使用されておりません。今後、当レーベルではこちらのパッケージでのリリースが増えていく予定です。
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CHALLENGE CLASSICS
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CC 72806
(2SACD HYBRID)
【再発売】
特別価格¥2500 →\2290
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各パート1人による名演が廉価で復活!
クイケンのクリスマス・オラトリオ再発売
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 |
シギスヴァルト・クイケン(指揮、ヴァイオリンⅠ)、イム・スンヘ(ソプラノ)、
ペトラ・ノスカイオヴァ(メゾ・ソプラノ)、ステファン・シェルペ(テノール)、
ヤン・ファン・デア・クラッベン(バリトン)、
【ラ・プティット・バンド】
イン・キム(ヴァイオリンⅠ)、サラ・クイケン(ヴァイオリンⅡ、エコー(第4部第4曲)、
バーバラ・コンラート(ヴァイオリンⅡ)、マルレーン・ティアース(ヴィオラ)、
ロナン・ケルノア(バス・ド・ヴィオロン)、赤津真言(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)、
アンネ・プストラウク(トラヴェルソⅠ)、シーン・ヒュイブレヒツ(トラヴェルソⅡ)、
ヴィンチアーネ・ボードゥイン(オーボエ、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ/
1,2,3,5,6 部)、
オフェール・フレンケル(オーボエ、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ/
2,5 部)、
カタルチナ・ソコロフスカ(オーボエ、オーボエ・ダモーレ/
2,3,4,6 部)、
マシュー・ルー(オーボエ、オーボエ・ダモーレ/
1,2,4 部)、
ライナー・ヨハンセン(ファゴット)、ジャン=フランソワ・マドゥフ(ホルンⅠ、トランペットⅠ)、
ピエール=イヴ・マドゥフ(ホルンⅡ、トランペットⅡ)、グラハム・ニコルソン(トランペットⅢ)、
コーエン・プレティンク(ティンパニ)、ベンヤミン・アラール(オルガン) |
各パート1人による名演が廉価で復活!クイケンのクリスマス・オラトリオ再発売
録音:2013年12月11, 13-17日/プレディクヘーレン教会ルーヴェン(ベルギー)
72'32''、66'50''、DSD、Multi-ch / Stereo
しばらく廃盤となっていたクイケンのクリスマス・オラトリオ(CC-72394)が廉価になってお求めやすく再発売!
クイケンの名盤を再び流通出来ることとなりました。もちろんSACD
ハイブリッドの音質もそのままです。
声、楽器とも、各パート一人の演奏です。クイケンは、バッハによる明確な「チェロ」という指定がない限り(そしてその指定が明確なことは稀)、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを用いますが、このクリスマス・オラトリオの録音でも、スパッラを採用。
また、通奏低音群であるバス・ド・ヴィオロンも、ほとんどチェロのような楽器ですが、実際にはチェロより少し大きめのサイズのもので、響きも実際違います。こうしたこだわりも、各パート一人だと、各声部がよりくっきりと響くことにより、それぞれの音色を感じ取ることができます。
声楽パートも各声部一人で演奏することにより、テキストがより明確に、ダイレクトに響いてくるよう。規模の大きな管弦楽で聴く、祝祭感の強い演奏もよいものですが、ここで聴くような、各パート一人による演奏を聴くと、各パートの音色やテキストはもちろんのこと、クリスマスの神聖さ、クリスマスの喜ばしさ、といったひとつひとつの要素すべてが、より濃さを増して伝わってきます。チャレンジ・クラシックスならではの優秀録音も魅力。
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PROFIL
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PH 16075
(2CD)
¥4800 →\4390
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ティーレマン、
シュターツカペレ・ドレスデン・ライヴ2014年
ヴェルディ:レクイエム |
クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)
マリーナ・プルデンスカヤ(メゾソプラノ)
チャールズ・カストロノーヴォ(テノール)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン・シュターツオーパー合唱団 |
ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデン、「ドレスデン爆撃」から69年目感動の追悼コンサート!
録音:2014年2月13日/ドレスデン・ゼンパーオーパー(ライヴ)/43'
43"、37' 37"
Profilレーベル「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」シリーズ46
作は、2014年2月13日のライヴ。69年前の1945年の同日、連合軍による「ドレスデン爆撃」があり、25,000人とも言われる死者のうえ、街の85%
が破壊されゼンパーオーパーも全壊しました。69年を経て、犠牲者と街へヴェルディのレクイエムが捧げられたコンサート。
シュターツカペレ・ドレスデンは1951年2月13日、まだ瓦礫の山のなか、当時の音楽監督ルドルフ・ケンペの指揮でヴェルディのレクイエムを演奏したとされます。その後東西ドイツも統一され、平和となった時代に再度戦争の悲劇を認識するコンサートがティーレマンの指揮で実現。独唱もブルガリア、ロシア、アメリカ、ドイツとかつての恩讐を超え、平和への祈りが感動的に歌われます。ティーレマンの充実ぶりも驚異的ですが、コンサートの趣旨から、拍手は行なわれず、数分にわたる沈黙で哀悼の意を表しています。
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GLOSSA
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ヒロ・クロサキ参加!
アレッサンドロ・スカルラッティ:リコーダーとヴァイオリンのカンタータ集
アルト、2本のリコーダー、2本のヴァイオリンと通奏低音のための室内カンタータ
《E perche non seguite, o pastorelle》
ソプラノ、ピッコロ、2本のヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のためのアリア
《Sconsolato rusignolo》
アルと、リコーダー、2本のヴァイオリンと通奏低音のための室内カンタータ
《フィレーノ、いとしき我が恋人》
ソプラノ、リコーダー、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための室内カンタータ
《かの心地よき平安は》
アルト、リコーダー、2本のヴァイオリンと通奏低音のための室内カンタータ集
《君はあの名前の人》 |
ホセチュ・オブレゴン(チェロ&ディレクター)
ラ・リティラータ〔アリシア・アモ(ソプラノ)、ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ)、
フィリッポ・ミネッチャ(カウンターテナー)、タマル・ラロ(リコーダー)、
ミヒャエル・フォルム(リコーダー)、ヒロ・クロサキ(ヴァイオリン)、パブロ・プリエト(ヴァイオリン)、
ダニエル・ロレンソ(ヴィオラ)、フアン・カルロス・デ・ムルダー(アーチリュート)、
ダニエル・オヤルサバル(チェンバロ、ポジティヴ・オルガン)〕 |
ヒロ・クロサキ参加! リティラータ第7弾!A・スカルラッティの室内カンタータ集!
☆スペイン古楽新時代のチェリスト、ホセチュ・オブレゴンが率いる古楽アンサンブル
"ラ・リティラータ"。
☆日本が誇るバロック・ヴァイオリニスト、ヒロ・クロサキ(黒崎広嗣)も参加!
☆ナポリ楽派の開祖、アレッサンドロ・スカルラッティの室内カンタータ集!
古楽大国「Glossa」が誇るスペイン古楽新時代の象徴、チェリストのホセチュ・オブレゴンと、オブレゴン率いるピリオド・アンサンブル、ラ・リティラータ。素晴らしきスペイン・バロック、イタリア・バロックのレコーディングを世に送り出してきたラ・リティラータのGlossa第7弾は、18世紀ナポリ楽派の開祖アレッサンドロ・スカルラッティ!
800以上の世俗的カンタータを作曲したとされるアレッサンドロ・スカルラッティの作品から、リコーダーとヴァイオリンを主体とする4つの室内カンタータをプログラム。リコーダーのタマル・ラロ、ヴァイオリンのヒロ・クロサキといったお馴染みの名手たちが彩る厳格なシンフォニア、フィリッポ・ミネッチャらが歌う表情豊かなアリアでA・スカルラッティの優れた創造性を描きます。
※録音:2018年9月&10月、トレロドネス(ブレバール劇場、スペイン)

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ルーベン・ヤイス&ラバロッカ、
ゼレンカのミサ曲!
ゼレンカ:諸聖人のミサ(ドレスデン、1741) |
ルーベン・ヤイス(指揮)
ラバロッカ
カルロッタ・コロンボ(ソプラノ)
フィリッポ・ミネッチャ(カウンターテナー)
シリル・オヴィティ(テノール)
ルカーシュ・ゼマン(バス) |
☆ルーベン・ヤイス&ラバロッカのGlossa第3弾!
☆広大でダイナミックなゼレンカのミサ曲!
1998年から2007年にかけてミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響合唱団の指揮者を務めたルーベン・ヤイスが率いる、ミラノを拠点とする器楽と声楽のバロック・アンサンブル
"ラバロッカ(laBarocca)"。グルックのオペラ・アリア集(GCD
924101)、J.S.バッハのカンタータ集(GCD 924102)に続くGlossa第3弾は、ゼレンカのミサ曲!
1679年ボヘミア生まれ、ザクセン選帝侯に仕え、ドレスデン宮廷で30年以上にわたり作曲家&コントラバス奏者として活動したヤン・ディスマス・ゼレンカ。晩年のゼレンカが自身の創作活動の集大成として作曲した連作ミサのうちの1つ、1741年にドレスデンで出版された、ソリスト、合唱と管弦楽のための「諸聖人のミサ(ミサ・オムニウム、サンクトルム)」。
フィリッポ・ミネッチャ、シリル・オヴィティといったGlossaが誇る優れたソリスト、そしてラバロッカのハイクオリティな合唱と器楽が重要な貢献を果たす、ゼレンカの広大でダイナミック(特にグローリア)なミサ曲です。
※録音:2018年9月、オーディトリウム・ディ・ミラノ(イタリア)
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GCD 920943
(3CD/特別価格)
【新装再発売】
¥5000
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ラ・ヴェネクシアーナ
モンテヴェルディ:倫理的、宗教的な森
聖ガブリエーレ・アルカンジェロの祈り
聖ジュゼッペの祈り
ミサ・ソレムニス |
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)
ラ・ヴェネクシアーナ
ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)
アレーナ・ダンチェヴァ(ソプラノ)
ナディア・ラーニ(ソプラノ)
クラウディオ・カヴィーナ(カウンターテナー)
ジュゼッペ・マレット(テノール)
サンドロ・ナリア(テノール)
マッテオ・ベッレット(バス)
ダニエーレ・カルノヴィチ(バス) |
ラ・ヴェネクシアーナのモンテヴェルディ!名盤「倫理的、宗教的な森」が新装再発売!
☆ラ・ヴェネクシアーナのモンテヴェルディ!
☆モンテヴェルディ晩年の大作"倫理的、宗教的な森"が新装再発売!
鬼才クラウディオ・カヴィーナ率いる、ラテン系ヴォーカル・アンサンブルの最高峰ラ・ヴェネクシアーナ。特にモンテヴェルディのスペシャリストとして多くの名盤をGlossaに録音したラ・ヴェネクシアーナの伝説的名録音の1つ、スペインのクエンカで行われている音楽祭「宗教音楽週間」でライヴ録音された「倫理的、宗教的な森」が新装再発売!
「倫理的、宗教的な森」は、当時モンテヴェルディが楽長の任にあったヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の礼拝のために作曲した全40曲のモテットとミサを収めた壮大な規模の宗教曲集であり、1610年にヴェネツィアで出版された「聖母マリアの夕べの祈り」と並ぶモンテヴェルディの宗教作品の代表作です。
※録音(ライヴ):2005年3月、クエンカ・サン・ミゲル大聖堂(スペイン)

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CARL DAVIS COLLECTION
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CDC 020
【旧譜】
¥2200
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カール・コンダクツ・クラシカル・フェスティヴァル・
フェイヴァリッツ
コープランド:市民のためのファンファーレ
シュトラウスII世:美しく青きドナウ
シベリウス:フィンランディア*
スーザ(カール・デイヴィス編):星条旗よ永遠なれ
ヴェルディ(ソレーラ編):ヘブライの捕虜たちの合唱*
シュトラウスII世:ポルカ《雷鳴と稲妻》
チャイコフスキー:序曲《1812年》*/+
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》より
ハレルヤ*
エルガー(カール・デイヴィス編):威風堂々第1番
パリ—:エルサレム* |
カール・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ブライトン祝祭合唱団*
王立砲兵隊バンド+ |
カール・デイヴィスが振るクラシック名曲集!
ポール・マッカートニーとの共作による「リヴァプール・オラトリオ」や数々の映画音楽の作曲家としても有名なアメリカの指揮者カール・デイヴィスが贈るクラシックの名曲集。
スーザの「星条旗よ永遠なれ」はカール・デイヴィスの編曲、デイヴィッド・カランのオーケストレーションによるスペシャル・ヴァージョンを取り上げ、エルガーの「威風堂々第1番」には「希望と栄光の国」の歌詞を追加。さらにはシベリウスの「フィンランディア」やチャイコフスキーの「1812年」の合唱パートにアレンジを加えるなど、随所に仕掛けが満載です!
※録音:1992年2月19日ᬢ20日、アビー・ロード・スタジオ1(ロンドン)
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CDC 013
【旧譜】
¥2200
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アップ・イン・ライツ 〜
ブロードウェイ、ハリウッド&ウエスト・エンド |
カール・デイヴィス(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ |
カンダー:ニューヨーク・ニューヨーク/ロジャース:カルーセル・ワルツ/
ロイド・ウェッバー:キャッツ組曲/デイヴィス:ハリウッド・テーマ、キーストン・コップス/
ガーシュウィン:ポーギーとベス 〜 ヴァイオリンとオーケストラのためのセレクション/
バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリーより
序曲/レーヴェ:マイ・フェア・レディ/
ボック:屋根の上のバイオリン弾き/バカラック:雨にぬれても/
マクダーモット:ヘアー 〜 オーケストラのためのセレクション/ハムリッシュ:コーラス・ライン |
「ハリウッド」、「ブロードウェイ」と「ウェスト・エンド」をテーマとした、カール・デイヴィスが振る映画とミュージカルの名作集。
カール・デイヴィスとBBCコンサート・オーケストラのコンビはもちろんのこと、アンドリュー・ロイド・ウェッバーのプリンシパル・オーケストレイター、デイヴィッド・カランの編曲よる組曲版「キャッツ」など、各作品のアレンジも注目ポイントです。
※録音:2010年6月&12月、アビー・ロード・スタジオ1(ロンドン)
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CDC 015
【旧譜】
¥2200
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チャップリンの音楽付きサイレント映画
「街の灯」の1931年のオリジナル・スコア
チャップリン:街の灯(1931年のオリジナル・スコア版)
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カール・デイヴィス(指揮)
シティ・ライツ・オーケストラ
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チャーリー・チャップリンの音楽付きサイレント映画、「街の灯」の1931年のオリジナル・スコアをカール・デイヴィスが1989年に復元。映画の公開当時の技術では伝えきれなかった音楽の魅力を、復元した当時のスコアに沿って、カール・デイヴィス、映画のタイトルを冠したスペシャル・オーケストラが伝えてくれています。
※録音:CTSスタジオ(録音年月日不詳)
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CDC 014
【旧譜】
¥2200
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カール・デイヴィス、1925年の映画「ベン・ハー」の音楽
デイヴィス:ベン・ハー |
カール・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・
フィルハーモニー管弦楽団 |
1925年の映画「ベン・ハー」の音楽も、過去のサイレント映画に新たなオリジナル・スコアを作曲したカール・デイヴィスの大仕事の1つ。このカール・デイヴィスとRLPOの演奏で用いられているスコアのオーケストレーションは、コリン・マシューズとデイヴィッド・マシューズが担当しています。
※録音:1989年3月5日ᬢ6日、フィルハーモニック・ホール(リヴァプール)
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EM RECORDS
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小町碧とソフィー・ローザ
縦糸と横糸 〜 イギリスの2台ヴァイオリンのための作品集
レベッカ・クラーク:2台のヴァイオリンとピアノための組曲
ポール・パターソン:
2台のヴァイオリンとピアノためのアリュージョンズ・トリオ
(世界初録音)
ゴードン・ジェイコブ:
2台のヴァイオリンのための4つのバガテル(世界初録音)
アーネスト・ジョン・モーラン:2台のヴァイオリンのためのソナタ
アラン・ロースソーン:2台のヴァイオリンのための主題と変奏 |
小町 碧(ヴァイオリン)
ソフィー・ローザ(ヴァイオリン)
サイモン・キャラハン(ピアノ) |
小町碧とソフィー・ローザ!2台ヴァイオリンのための英国音楽!
☆イギリス音楽のスペシャリスト、小町碧!
☆2台のヴァイオリンのための知られざるイギリス音楽集!
イギリスの見過ごされてきた作品を発掘するイングリッシュ・ミュージック・フェスティヴァル(English
Music Festival)の自主レーベル「EM Records」から、ロンドン在住、イギリス音楽のスペシャリストとして活躍するヴァイオリニスト、小町碧のレコーディングが登場!
2011年のマンチェスター国際ヴァイオリン・コンクールで第2位&聴衆賞を受賞しChamps
Hill Recordsからフランク&ラヴェルのヴァイオリン・ソナタ集(CHRCD
123)でデビューしたソフィー・ローザ、小町碧とコンサートやレコーディングで度々共演し、知られざるイギリス音楽の伝道者として活動するサイモン・キャラハンとの共演。
20世紀と21世紀のイギリスで作曲された2台のヴァイオリンのための魅力的な作品を収録。まるで織物の縦糸と横糸(Warp
and Weft)のように織り合うヴァイオリンの旋律。技巧的でありながら、イギリス民謡の要素や「歌」を最大限に表現したアルバムです。
※録音:2016年12月12日−13日、福音史家聖ヨハネ教会(イフリー・ロード、オックスフォード)
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EMRCD 045-46
(2CD)
¥5000
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リチャード三世
ポール・カー:ソナティナ(世界初録音)
リチャード・パンチェフ:
無伴奏ヴァイオリンのための組曲
《キング・リチャード三世》(世界初録音)*
フランシス・ポット:
無伴奏ヴァイオリンのためのテネブレ(世界初録音)
ポール・ルイス:
ヴァイオリンのためのスレナディ(哀歌)
《The Most Famous Prince of Blessed
Memory》(世界初録音)
ライオネル・セインズベリー:独白 |
ルパート・マーシャル=ラック(ヴァイオリン)
エム・マーシャル=ラック(朗読)* |
シェイクスピアの劇などでも知られ、イギリスの歴史でもっとも物議を醸している君主、イングランド王「リチャード三世」からインスピレーションを得た、無伴奏ヴァイオリンのための4つの作品。
4作品とも、イングリッシュ・ミュージック・フェスティヴァル(EMF)の委嘱により作曲され、2015年のEMFで初演されたものです。
※録音:2016年9月20日−21日、セント・メアリー&セント・アルケルダ教会(ヨークシャー、イギリス)
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英国合唱作品のガーランド |
ニコライ室内合唱団
クリスチャン・ユンググレーン(指揮) |
ヘンリー・バルフォア・ガーディナー:夕べの讃歌/ハウエルズ:レクイエム/
ヴォーン・ウィリアムズ:来たれ死よ/
モーラン:「春の歌」より 2つの歌/
ジョーゼフ・ホロヴィッツ:It was a lover
and his lass/
トマス・モーリー:It was a lover and his
lass/
ウィリアム・ロイド・ウェバー:Margery(世界初録音)、月(世界初録音)/
ロバート・ルーカス・ピアサル:レイ・ア・ガーランド/
スタンフォード:シャル・ウィー・ゴー・ダンス?
Op.67-3/
ウォーロック:春のすべての花/
ホルスト:イヴニング・ウォッチ Op.43-1/
パーシー・フレッチャー:「キリストの受難」より
オー・マン・リメンバー/
ジョン・ヘンリー・モーンダー:「Olivet
to Calvary」より 2つの合唱 |
EM Recordsによる初の海外アーティストとのコラボレーションとなったアルバム。スウェーデン、ストックホルムのニコライ室内合唱団が歌うイギリスの合唱作品集。ハウエルズのレクイエムから、スタンフォード、ホルスト、ヴォーン・ウィリアムズなど英国を代表する作曲家、そしてあまり馴染みのない作曲家まで、イギリス合唱の魅力を幅広く伝えてくれます。
※録音:1979年、1987年、1983年、1993年、2009年、1979年、2016年
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EMRCD 040-41
(2CD)
¥5000
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アンドルー・ダウンズ:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第1番
ピアノ・ソナタ第2番(世界初録音)
2台ピアノのためのソナタ*
ソナティナ(世界初録音)
7つの前奏曲(世界初録音)
ハーバート・ハウエルズの思い出に(世界初録音)
7つの後奏曲(世界初録音) |
ダンカン・ハニーボーン(ピアノ)
キャサリン・ラム(ピアノ)* |
20世紀イギリス&アイルランドのピアノ音楽のスペシャリスト、ダンカン・ハニーボーンが演奏するアンドルー・ダウンズのピアノ作品集。アンドルー・ダウンズ(b.1950)は、バーミンガム音楽院作曲科のヘッドを務めた作曲家。王立音楽カレッジではハウエルズに学んでおり、「ハウエルズの思い出に」はハウエルズの没後25周年に作曲されたもの。
※録音:2016年11月7日−8日、ワイアストン・コンサート・ホール
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METRONOME
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METCD 1100
(10CD/特別価格)
¥14900 →¥9990
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生誕350周年記念BOX
クープラン:チェンバロ作品全集 |
キャロル・セラシ(チェンバロ)
ジェームズ・ジョンストン(チェンバロ/2ndパート)
市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ) |
●CD1 − クラヴサン奏法(1716)/【クラヴサン曲集第1巻】(1713)クラヴサン第1組曲ト短調/ト長調
●CD2 − クラヴサン第2組曲ニ短調/ニ長調/クラヴサン第4組曲ヘ長調/ヘ短調
●CD3 − クラヴサン第3組曲ハ短調/ハ長調/クラヴサン第5組曲イ長調/イ短調【クラヴサン曲集第2巻】(1717)
●CD4 − クラヴサン第6組曲変ロ長調/クラヴサン第7組曲ト長調/ト短調/クラヴサン第8組曲ロ短調
●CD5 − クラヴサン第9組曲イ長調/イ短調/クラヴサン第10組曲ニ長調/二反長/クラヴサン第11組曲ハ長調/ハ短調
●CD6 − クラヴサン第12組曲ホ長調/ホ短調/【クラヴサン曲集第3巻】(1722)
クラヴサン第13組曲ロ短調/クラヴサン第14組曲ニ長調/ニ短調
●CD7 − クラヴサン第15組曲イ短調/イ長調/クラヴサン第16組曲ト長調/ト短調/クラヴサン第17組曲ホ短調/ホ長調
●CD8 − クラヴサン第18組曲ヘ短調/ヘ長調/クラヴサン第19組曲ニ短調/ニ長調
【クラヴサン曲集第4巻】(1730)
クラヴサン第20組曲ト長調/ト短調
●CD9 − クラヴサン第21組曲ホ短調/ホ長調/クラヴサン第22組曲ニ長調/ニ短調/
クラヴサン第23組曲ヘ長調/クラヴサン第24組曲イ短調/イ長調
●CD10 − クラヴサン第25組曲変ホ長調/ハ長調/ハ短調/クラヴサン第26組曲嬰ヘ短調/クラヴサン第27組曲ロ短調 |
生誕350周年記念BOX!キャロル・セラシのクープラン全集!
英グラモフォン賞の受賞歴を誇り、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校ではジャン・ロンドーを指導するなど名教師としてもその名を知られる女流鍵盤奏者キャロル・セラシ。
これまでに1999年のグラモフォン受賞盤であるジャケ・ド・ゲールを筆頭に、J.S.バッハやC.P.E.バッハ、ハイドンなど、数多くの名演奏を世に送り出してきたキャロル・セラシがフランス・バロックに回帰。遂にフランソワ・クープランのチェンバロ作品、しかも全曲を録音しました!
キャロル・セラシは4巻のクラヴサン曲集に収められた膨大な数の作品を、6台のチェンバロを弾き分けて演奏。
スウェーデンでセファルディムの家系に生まれ、フランス語を母語とするなど様々な文化をルーツとするキャロル・セラシだからこそ奏でることのできる色彩感豊かな演奏は古楽ファン要注目です。
2018年11月10日に迎えた大クープラン生誕350周年のアニヴァーサリーを盛大に祝う、素晴らしいクォリティの全集が誕生しました。
※録音:2016年10月−2017年10月、イギリス
※使用楽器〜クラヴサン奏法:William F.
Morton, 1991 (after Iohannes Ruckers, Antwerp
1624)/第1巻:Andreas Ruckers, Antwerp 1636,
revalement Henri Hemsch, Paris 1763/第2巻:Philippe
Humeau, 1989 (after Antoine Vater, Paris
1738)、2nd:William F. Morton, 1991/第3巻:Keith
Hill, 2010 (after Pascal Taskin, Paris 1769)、2nd:Andrew
Garlick, 1986 (after Jean-Claude Goujon,
Paris 1749)/第4巻:Antoine Vater, Paris
1738
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METCD 1094
(2CD/特別価格)
¥4200
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ヒストリカル・オルガンによるJ.S.バッハのオルガン作品集Vol.1
〜
クラヴィーア練習曲集第3巻
J.S.バッハ:
前奏曲 BWV.552-1
クラヴィーア練習曲集第3巻 BWV.669-689
4つのデュエット BWV.802-804
フーガ BWV.552-2 |
ジェームズ・ジョンストン(オルガン)
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オルガン/ヨハン・ヨアヒム・ワーグナー1739−41年製作
長年、ポール・マクリーシュ率いるガブリエリ・コンソート&プレーヤーズのメンバーとして活躍し、アシュリー・ソロモンのフロリレジウムでも鍵盤楽器を担当したイギリスの名手、ジェームズ・ジョンストンが、16〜18世紀のヒストリカル・オルガンによるJ.S.バッハのオルガン作品のレコーディング・プロジェクトをスタート!
第1巻の「クラヴィーア曲集第3巻」は、バッハ存命中の1739年から42年にかけて当時のドイツの名工、ヨハン・ヨアヒム・ワーグナーによって製作されたオルガンによる演奏。当時のヨーロッパにおける重要な巡礼地の1つだったノルウェー中部、トロンハイムのニーダロス大聖堂に大バッハのオルガン作品が響き渡ります。
※録音:2012年1月11日−15日、ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)
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ヒストリカル・オルガンによるJ.S.バッハのオルガン作品集Vol.2
〜
幻想曲、前奏曲とフーガ
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.545
幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.537
幻想曲ト長調 BWV.572
前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544
フーガ ト短調《小フーガ》BWV.578
前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538 |
ジェームズ・ジョンストン(オルガン) |
オルガン/ヘルマン・ラファエリス1554−55年製作
古楽シーンでの目覚ましい活躍に加え、ベルナルト・ハイティンクの招きによりボストン響やシカゴ響、バイエルン放送響などの世界トップクラスのオーケストラのコンサート、レコーディングにも参加しているジェームズ・ジョンストン。
「幻想曲、前奏曲とフーガ」をテーマとしたシリーズ第2弾の演奏は、デンマークのシェラン島のロスキレ大聖堂に設置されている16世紀中期のオルガンによるもの。オランダのオルガン・ビルダー、ヘルマン・ラファエリスによる建築後、17世紀に修復が施されたオルガンが、北ドイツ・オルガン楽派とバッハを繋ぎます。
※録音:2015年11月21日−23日、ロスキレ大聖堂(シェラン、デンマーク)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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PROFIL
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PH 18062
(4CD)
¥4800 →\4390
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ロストロポーヴィチ モスクワ録音集 |
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ) |
Disc 1 49' 39"
(1)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
(2)チャイコフスキー:ロココ主題による変奏曲Op.33
(3)ショパン:序奏と華麗なポロネーズOp.3
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)(1)、
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)ソヴィエト国立交響楽団(2)、
アレクサンドル・デデューヒン(ピアノ)(3)
1950年3月1日/モスクワ音楽院小ホールにおける世界初演時のライヴ(1)、
1960年11月30日/モスクワ音楽院大ホール(2)、1954年/モスクワ音楽院小ホール(3)
Disc 2 52' 20"
(1)ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ
ニ短調Op.40
(2)カバレフスキー:チェロ・ソナタ 変ロ長調Op.71
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(ピアノ)(1)、ドミートリー・カバレフスキー(ピアノ)(2)
1960年頃(モスクワ・スタジオ)(1)、
1962年11月6日/モスクワ音楽院小ホールにおける世界初演時のライヴ(2)
Disc 3 49' 01"
(1)シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
(2)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1
番変ホ長調Op.107
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)ソヴィエト国立交響楽団(1)、モスクワ・フィル(2)
1960年11月30日(1)、1961年2月10日(2)/モスクワ音楽院大ホール
Disc 4 49' 43"
(1)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1 番イ短調Op.33
(2)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番〜前奏曲
(3)ミヨー(ロストロポーヴィチ編):ブラジルの郷愁〜ティジュカ
(4)ファリャ(ピアティゴルスキー編):恋は魔術師〜火祭りの踊り
(5)グラナドス(ロストロポーヴィチ編):ゴエスカス〜間奏曲
(6)ストラヴィンスキー(ロストロポーヴィチ編):妖精の口づけ〜パ・ド・ドゥ
(7)ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34の14
グリゴーリー・ストリャロフ(指揮)モスクワ放送交響楽団(1)、
アレクサンドル・デデューヒン(ピアノ)(2)‐(7)
1953年(1)、1962年11月6日モスクワ音楽院小ホール(2)、
1960年12月11日(3)-(6)、1956年(7)/モスクワ音楽院大ホール |
MONO
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927-2007)
は指揮をはじめ多方面で才能を発揮しましたが、何といってもやはりチェロが一番で、真に偉大な奏者でした。
ここでは彼のソ連時代、20代から30代半ばまでの若々しく切れ味の良い妙技を集めています。
当時彗星のように現れたロストロポーヴィチは超絶的な技巧に加え、深い大きな音楽性で大スターとなりました。同時代の作曲家たちとも親密にかかわり、彼に弾いてもらうために世界中で数多くの作品が生まれました。当Boxに収められた作品のなかでも、プロコフィエフとカバレフスキーのチェロ・ソナタ、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲は彼のために書かれたもの。
前者の2篇は世界初演時の貴重な記録で、プロコフィエフ作品はリヒテルが、カバレフスキー作品は作曲者自身がピアノを受け持っているのも豪華です。ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタはロストロポーヴィチのために書かれたものではありませんが、ここではショスタコーヴィチ自身が素晴らしい伴奏を聴かせてくれます。
協奏作品は3篇をロジェストヴェンスキー、サン=サーンスのみストリャロフ指揮で披露。旧ソ連の音楽家の驚異的な演奏技術を堪能できます。
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<国内盤>
若林工房
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WAKA 4213-14
(2CD)
¥3700(税込)
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「メジューエワ・プレイズ・エラール
〜びわ湖ホール・リサイタル2018」
ドビュッシー:
ベルガマスク組曲/マスク(仮面)/
映像 第1集/子供の領分/
前奏曲集より(5曲)
(1)亜麻色の髪の乙女(第1巻 第8曲)
(2)とだえたセレナード(第1巻 第9曲)
(3)沈める寺(第1巻 第10曲)
(4)妖精たちは妙なる踊り子(第2巻 第4曲)
(5)ヒースの荒地(第2巻 第5曲)
喜びの島/アラベスク 第1番/
そして月は廃寺に沈む(映像 第2集 第2曲) |
イリーナ・メジューエワ(ピアノ) |
ラテン的な明晰さとアルカイックなまなざしに彩られた美しい響き メジューエワ・プレイズ・エラールC〜びわ湖ホール・リサイタル2018
ピアノ‛&エラール model 260 フルコンサートグランド、1927年製
録音:2018年10月20日、びわ湖ホール 小ホールにおけるコンサート・ライヴ/STEREO
/ 96kHz+24-Bit録音、発売元:若林工房
2018年10月20日にびわ湖ホール・小ホールで行われたメジューエワによるドビュッシー没後100年記念リサイタルのライヴ録音。「月の光」や「沈める寺」、「亜麻色の髪の乙女」といった人気作品のほか、「映像
第1集」や「喜びの島」などの傑作も並べたプログラムは聴き応え十分です。
使用楽器は森田ピアノ工房所有の1927年製の名器エラールmodel260
。ベル・エポックのフランス文化の薫りを彷彿とさせる典雅なサウンドをお楽しみください。
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<映像>
EURO ARTS(映像)
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20 58817
(6DVD)
¥6400 →\5990
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クラウス・グート演出/ザルツブルク音楽祭
ダ・ポンテ・オペラ三部作2006-2009年
アーノンクール、ド・ビリー、アダム・フィッシャー、
アンナ・ネトレプコ、イルデブラント・ダルカンジェロ、パトリシア・プティボン |
DVD1&2
モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』全曲
イルデブランド・ダルカンジェロ(Br:フィガロ)、アンナ・ネトレプコ(S:スザンナ)、
ドロテア・レーシュマン(S:伯爵夫人)、ボー・スコウフス(Br:アルマヴィーヴァ伯爵)、
クリスティーネ・シェーファー(S:ケルビーノ)、マリー・マクローリン(Ms:マルチェリーナ)、
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs:バルトロ)、パトリック・ヘンケンス(T:ドン・バジリオ)、
オリヴァー・リンケルハーン(T:ドン・クルツィオ)、フローリアン・ベッシュ(Br:アントニオ)、
エヴァ・リーバウ(S:バルバリーナ)、
ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
演出:クラウス・グート/装置・衣装:クリスティアン・シュミット/
映像監督:ブライアン・ラージ
収録:2006年7月、8月、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
DVD3&4
モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲(ウィーン版)
クリストファー・マルトマン(Br ドン・ジョヴァンニ)、
アーウィン・シュロット(Bs レポレッロ)、アンネッテ・ダッシュ(S
ドンナ・アンナ)、
マシュー・ポレンザーニ(T ドン・オッターヴィオ)、
ドロテア・レッシュマン(S ドンナ・エルヴィーラ)、エカテリーナ・シューリナ(S
ゼルリーナ)、
アレックス・エスポジト(Br マゼット)、アナトーリ・コチェルガ(Bs
騎士長)、
ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
演出:クラウス・グート/装置、衣装:クリスティアン・シュミット
収録:2008年7月、8月ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
DVD5&6
モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』全曲
ミア・パーション(S フィオルディリージ)、イザベル・レナード(Ms
ドラベッラ)、
トピ・レーティプー(T フェランド)、フローリアン・ベッシュ(Br
グリエルモ)、
ボー・スコウフス(Br ドン・アルフォンソ)、パトリシア・プティボン(S
デスピーナ)、
ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
アダム・フィッシャー(指揮)
演出:クラウス・グート/装置:クリスティアン・シュミット
衣装:アンナ・ゾフィー・トゥマ
収録:2009年7月、8月ザルツブルク音楽祭(ライヴ) |
ザルツブルク音楽祭2006-2009、クラウス・グート演出で話題となったダ・ポンテ・オペラ3
部作BOXが再登場!
NTSC、画面:カラー、16:9、音声:PCM Stereo,
DTS5.1(DVD1&2)、PCM Stereo, DD5.0,DTS5.0(DVD3-6)、字幕:
伊英独仏西中(『フィガロの結婚』),伊英独仏西日(『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』)、
収録時間:DVD1&2=202分+ドキュメンタリー26分、DVD3&4
=177 分、DVD5&6 =191分、リージョン:
All
クラウス・グートの演出で話題騒然となった、ザルツブルク音楽祭2006
/ 2009で上演されたモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ3部作がボックス・セットで再発売されます。
指揮者にはアーノンクール、ド・ビリー、アダム・フィッシャー、そしてアンナ・ネトレプコ、イルデブラント・ダルカンジェロ、パトリシア・プティボンなどの豪華歌手陣を揃え、音楽面でも非常に完成度の高い上演です。
巨匠アーノンクールの説得力ある音楽を聴かせる『フィガロの結婚』、グートの冴えわたる演出で上演された『ドン・ジョヴァンニ』ウィーン版、森の中の別荘で描かれる若者たちの変化を描いた『コジ・ファン・トゥッテ』など、どれも大きな評判となった上演のライヴ映像です。
DVD1&2
クラウス・グートによるザルツブルク音楽祭でのダ・ポンテ三部作の第1弾『フィガロの結婚』。原作にないキューピッドの登場や、込み入った登場人物の心理描写を緻密におこなうグートの演出は、アーノンクールの情報量膨大な演奏スタイルと共に強い主張を感じさせるユニークなもの。じっくりしたテンポで『フィガロ』の深部をえぐり出そうとするアーノンクールのここでの手法は実に面白く、軽やかなドタバタ劇が、階級問題や革命思想といった社会派的要素も反映させた奥の深い人間ドラマとして扱われ、独特の説得力を持つに至っています。
そうした枠組みの中でダルカンジェロ、ネトレプコといった現代のスター歌手たちがそれぞれの役柄を個性豊かに演じるこの上演は、モーツァルト生誕250年という特別な年に聖地ザルツブルクでおこなわれた音楽祭を代表するものとなりました。
DVD3&4
クラウス・グートによるザルツブルク音楽祭でのダ・ポンテ三部作の第2弾となった『ドン・ジョヴァンニ』。舞台は鬱蒼とした暗い森の中。通常かっこいい誘惑者に描かれるドン・ジョヴァンニは、冒頭の騎士長との戦いで銃弾を受けて大怪我をし、終始苦しんでいます。
一方、ドンナ・アンナはドン・ジョヴァンニと密通しているものの、それをドン・オッターヴィオに嘘までついて隠そうとする人物。ゼルリーナは小悪魔を通り越して魔性の女で、ウィーン版特有のレポレッロを縛り上げる二重唱ではいたぶって楽しんでいる様子も。グートは森という野生の中で、登場人物の理性の内側にある本性を開けようとしているようです。なお地獄落ちで幕切れです。
ドン・ジョヴァンニは、英国のバリトン、マルトマン。常に痛みに苦しんでいるという個性的なタイトルロールを印象的に演じています。レポレッロはウルグアイ出身のイケ面バス、シュロット。チンピラ風のレポレッロがピッタリ。
さらにドイツの人気ソプラノ、ダッシュのドンナ・アンナ、メトでも活躍する米国のテノール、ポレンザーニのドン・オッターヴィオ、モーツァルト・ソプラノとして大人気のレッシュマンのドンナ・エルヴィーラ、ロシア出身でロンドンでの『リゴレット』のジルダが大成功を収めたシューリナのゼルリーナ、グート演出の『フィガロの結婚』来日公演でフィガロを歌ったエスポジトのマゼット、そしてバスの重鎮、コチェルガの騎士長と現代の最高水準の面々。
ド・ビリーがウィーン・フィルを生き生きと鳴らし、音楽面でも極めて充実した上演です。
DVD5&6
クラウス・グートによるザルツブルク音楽祭でのダ・ポンテ三部作、完結編は『コジ・ファン・トゥッテ』。舞台は森の中の高級別荘にやってきたセレブな若者たちと初老のドン・アルフォンソ。『ドン・ジョヴァンニ』では森が人間の本性を象徴していましたが、この『コジ・ファン・トゥッテ』でも別荘の中にだんだん木が増えていくことで、若者たちの変化が示されています。
歌手は、グラインドボーン音楽祭での上演でも好評だったパーションとレーティプー、人気急上昇中の米国のメッゾ、レナード、リート歌手としても人気の高いオーストリアのバリトン、ベッシュといった若手に加え、ベテランのスコウフスのドン・アルフォンソ、芸達者なプティボンのデスピーナと、適材適所。アダム・フィッシャーの手堅い音楽もあって、大きな評判となった上演のライヴ映像です。
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1/31(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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NAXOS
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8.573824
\1200 |
準・メルクル(指揮)&マルメ歌劇場管
ロルツィング(1801-1851):序曲集
1.歌劇《刀鍛冶》序曲(1846)
2.歌劇《オペラのおけいこ》序曲(1851)
3.歌劇《ウンディーネ》序曲(1845)
4.歌劇《密猟者》序曲(1842)
5.歌劇《ハンス・ザックス》序曲(1840)
6.歌劇《クリスマス・イヴ》序曲(1832)
7.歌劇《皇帝と船大工》序曲(1837)
8.歌劇《アンドレアス・ホーファー》序曲(1832)
9.歌劇《レジーナ》(1848) |
準・メルクル(指揮)
マルメ歌劇場管 |
ロルツィングは19世紀ドイツ歌劇場に於いて、モーツァルトとヴェルディに次いで最も人気の高い作曲家でした。
両親が俳優であった彼は、自ら演者として舞台に立ちテノールやバリトンのパートを歌っていたといい、歌劇を作曲する際にもその経験が大いに役立ったようです。
代表作《皇帝と船大工》は初演こそ失敗したものの、その後次第に評価が高まり、やがて英語やフランス語、ロシア語など様々な言葉に翻訳され世界中で上演されるほどの人気を誇っています。
このアルバムでは比較的良く知られる《ウンディーネ》《密猟者》をはじめ、ロルツィングの最後の作品《オペラのおけいこ》まで、ドイツ・コミック・オペラの伝統を継承する序曲を準・メルクルとマルメ響の演奏で味わうことができます。
録音 2017年6月7-10日、マルメ歌劇場、スウェーデン
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8.574013
\1200 |
ジョアン・ファレッタ(指揮)&バッファロー・フィル
レスピーギ(1879-1936):ローマ三部作
ローマの祭り(1928)
1.チルチェンセス
2.五十年祭
3.十月祭
4.主顕祭
ローマの噴水(1916)
5.夜明けのジュリアの谷の噴水
6.朝のトリトンの噴水
7.真昼のトレヴィの泉
8.黄昏のメディチ荘の噴水
ローマの松(1924)
9.ボルゲーゼ荘の松
10.カタコンバ付近の松
11.ジャニコロの松
12.アッピア街道の松 |
ジョアン・ファレッタ(指揮)
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団 |
NAXOSレーベルの「ローマ三部作」と言えば、エンリケ・バティスとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との凄まじい演奏がお馴染みですが、その録音は1991年、ほぼ30年前ということもあって「そろそろ新録音が出てほしい」という要望が多くなってきました。
そこで登場したがこのファレッタとバッファロー・フィルハーモニーの演奏です。レスピーギ作品ではすでに「教会のステンドグラス」(8.557711)で華麗な演奏を披露、高い評価を受けているファレッタですが、この2018年の最新録音では一層華やかな音作りと、多彩な表現を駆使し、申し分ない「21世紀のレスピーギ」を聴かせています。
録音 2018年5月30日、6月4日 Kleinhans Music
Hall, Buffalo, New York, USA
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いま聴いてもすごい
これがNAXOSという会社の方向性さえ変えたバティスの暴君演奏
まだの方はぜひ
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8.573275
\1200 |
ゴットリープ・ムッファト(1690-1770):チェンバロのための組曲集
第2集
組曲 イ長調 MC B16
1.Prelude 前奏曲/2.Allemandeアルマンド
3.Courante クーラント/4.Sarabande サラバンド
5.Menuet メヌエット/6.Coquette コケット
7.Gigue ジーグ
組曲 ニ短調 MC B43
8.Fantaisie ファンタジー/9.Allemande
アルマンド
10.Hornpipe ホーンパイプ
11.ガヴォットとロンド Gavotte en Rondea
12.Sarabande サラバンド/13.Menuetメヌエット
14.Air エア/15.Menuet-Trio メヌエット-トリオ
16.Gigue ジーグ
組曲 ヘ長調 MC B9
17.Prelude 前奏曲/18.Menuet メヌエット
19.Fantaisie ファンタジー/20.Sarabande
サラバンド
21.Bourree ブーレ/22.Postillon ポスティヨン
23.Menuet-Trio メヌエット-トリオ/24.Finale
終曲
組曲 ハ長調 MC B15
25.Prelude 前奏曲/26.Menuet メヌエット
27.L'llegress 喜び/28.Contrefaiseur 菓子屋
29.Rondeau ロンド
30.Sarabande サラバンド
31.Passepieds パスピエ I-II
32.Gigue ジーグ
33.Marche 行進曲
34.Finale 終曲 |
芥川直子(チェンバロ) |
日本のチェンバロ奏者、芥川直子によるゴットリープ・ムッファト作品集第2集。2012年に録音された第1集(8.572610)と同じ楽器(Henk
van Schevikhovenによるリュッカーズの復元)を用いた6年ぶりの続編です。
作曲者のゴットリープ・ムッファトはザルツブルクとパッサウの宮廷で活躍したゲオルク・ムッファトの末息子で、幼い頃から音楽家としての将来を嘱望されており、本人も期待に違わず、オルガニスト、教師として才能を発揮しました。
彼の作品は洗練されたスタイルで書かれており、同時期に活躍したヘンデルにも影響を与えたとされています。残念ながら彼の存命中に出版された作品はわずかであり、ベルリンに保存されていた自筆稿は第二次世界大戦で散逸してしまいました。第1集も含め、これらの録音は各地に散らばった譜面を探し求めることで実現したもので、知られざる作曲家の再復興に一役買うアルバムです。
録音 2018年3月5-8日 Schuttbau, Rugheim
(Unterfranken), Germany
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8.573885
\1200 |
期待の新進演奏家シリーズ/エレーヌ・ブレグ(フルート)
ジョリヴェ(1905-1974):フルート作品全集
第1集
1-5.Asceses アセーズ(アルト・フルート版)(1967)
6.Fantaisie-Caprice ファンタジー・カプリース-フルートとピアノのための(1953)
7.Cabrioles 跳躍-フルートとピアノのための(1953)
8. Incantation ‘Pour que l’image devienne
symbole
呪文「イメージが象徴となるために」(アルト・フルート版)(1937)
9-11. Flute Sonata フルート・ソナタ(1958)
【5つの呪文】(1936)
12.A.Pour accueillir les negociateurs
- et que l'entreveu soit pacifique
交渉相手を迎えるために-そして会見が和解に達するように
13.B.Pour que l'enfant qui va naitre
soit un fils
生まれてくる子が男であるように
14.C.Pour que la moisson soit riche
qui naitra des sillons qur le laboureur trace
農夫の耕す田畑の収穫が豊かであるように
15.D.Pour une communion sereine de
l'etre avec le monde
生命と天地の穏やかな合致のために
16.E.Aux funerailles du chef - pour
obtenir la protection de son ame
首長の死へ− その魂の庇護を得るために
17.Chant de Linos リノスの歌(フルートとピアノ版)(1944) |
エレーヌ・ブレグ
(アルト・フルート)…1-5.8
(フルート)…6-7.9-17
フランソワ・デュモン(ピアノ)
…6-7.9-11.17 |
パリ国立高等音楽院在学中にルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団に入団し話題となったエレーヌ・ブレグ。2017年に開催された神戸国際フルート・コンクールで第1位を獲得し、2018年からは南西ドイツ放送交響楽団の首席奏者に就任、更なる活躍が期待されています。
このアルバムは神戸のコンクール直後に録音されたもので、選ばれたのはジョリヴェの作品集。楽器の特性をとことん活かした彼の20曲ほどのフルート作品は奏者たちにとって特別な作品であり、なかでも「リノスの歌」と「5つの呪文」は高い人気を誇っています。これらの難曲を彼女は堂々と演奏、見事なテクニックと音楽性を披露しています。
録音 2017年12月27-29日 Grand Auditorium,
Conservatory of Music, Luxembourg City, Luxembourg
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8.574067
\1200 |
ブラジル外務省主導!
約100曲のブラジル作品を順次紹介していくことになるらしい
NAXOSの新企画、その第1弾!
アルベルト・ネポムセーノ(1864-1920):
「 いたずら小僧」前奏曲
ブラジル組曲
交響曲 ト短調 |
ファビオ・メケッティ(指揮)
ミナス・ジェライス・フィルハーモニー管弦楽団 |
ブラジル外務省が主導するプロジェクト「Brasil
em Concerto」。19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲の作品をブラジルのオーケストラが演奏、録音するという、これまでになかった大がかりな企画です。
この第1弾に選ばれたのは19世紀後半のブラジル音楽の発展に力を尽くした作曲家アルベルト・ネポムセーノ。1888年、ヨーロッパに留学したネポムセーノは7年間の滞在期間でたくさんの知識を得て、これを国に持ち帰り、自身の作品に反映、結果、彼は自国の民間伝承の要素を作品に採用した最初の作曲家の一人となり、後進のヴィラ=ロボスらにも大きな影響を与えました。
このアルバムには3曲が収録されており、なかでも前奏曲「いたずら小僧」は聴き手の耳をひきつける魅力を持っており、リヒャルト・シュトラウスも愛したという明るく楽しい曲です。
壮大な楽想を持つ交響曲ト短調、コントラスト豊かな情景が描かれたブラジル組曲も魅力的です。
録音 2018年4月9-11日 Sala Minas Gerais,Belo
Horizonte,Brazil

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8.579017
\1200 |
ベネット・カサブランカス(1956-):七つの俳句、田園曲
他
1-7.七つの俳句(2013)
8-9.クラリネットとピアノのための2つの小品(2000)
10.チリーダのためのリチェルカーレ(2014)
11.アリアーガのための小品(2015)
12-17.セース・ノーテボームの詩による6つの注釈(2010)
18.ショパンへのページ(2015)
19-21.セルバンテスの墓碑銘(2016)
22.フルートとピアノのためのアリア(1977)
23.アルト・サクソフォンと六重奏のためのコンチェルティーノ「牧歌」(2012) |
ティム・リー(ナレーター)…12-17
アンサンブル・ニュー・バビロン
ロレンツォ・フェランディス(指揮)…1-7.12-17.23 |
ユニークな作風によるピアノ作品が話題になったスペインの作曲家カサブランカス。日本にも度々来日し、独特な音楽観を語り人気を博しました。
40年以上に渡り作曲を続けてきた彼の作品は高度に洗練されたハーモニーと、細部まで入り組んだテクスチャで構成されています。
このアルバムに収録されている9つの作品は「フルートとピアノのためのアリア」を除くと、全て21世紀になってから書かれたもの。
なかでも面白いのが、コンパクトにまとめられた「七つの俳句」。リアルタイムに彼の作風を示すニュアンス豊かな作品です。音楽は唐突に生まれ、突然断ち切られるか、静かに消えていきます。
ナレーターを伴う「6つの注釈」、遊び心溢れる即興的な「アリア」など万華鏡を思わせる小品が並びます。のどかな旋律が切れ切れに聞こえてくる「牧歌」も工夫が凝らされた面白い作品です。
録音 2017年6月27-28日 sendesaal Bremen,Germany
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8.573832
\1200 |
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):管弦楽作品集
第2集
古いウィーンのセレナード(1941-1942)
古風な様式による弦楽四重奏のためのパルティータ
(弦楽オーケストラ版)(1937-1938/1945改訂)
古典的な様式による弦楽四重奏のためのシンフォニア
(弦楽オーケストラ版)(1940-1941/1944改訂) |
スティーヴン・スローン(指揮)
ボーフム交響楽団 |
後期ロマン派に属する作曲家ヨーゼフ・マルクス。晩年にはフランス印象主義の影響を取り入れた作品を書きましたが、基本的にはあまり前衛的な作風を採用することはありませんでした。
このアルバムでは、彼が好んだ「古風な様式」に基づいた3つの作品が収録されています。「古いウィーンのセレナード」はオーストリア音楽の特徴を前面に押し出したのどかな曲であり、もともと弦楽四重奏のために書かれた「パルティータ」はミクソリディア旋法が用いられたエスニックな響きを持つ曲。
同じく弦楽四重奏のために書かれた「シンフォニア」はハイドンやモーツァルトに敬意を払ったウィーン風の明るい主題を持つ曲。どれもロマンティックな感性と古典的な様式が融合した美しい作品です。
※ASV CDDCA1158からの移行盤
録音 2003年4月24-30日 シュタットハレ ヴッパータール、ドイツ

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8.573654
\1200 |
モイゼス(1906-1984):交響曲 第9番・第10番
交響曲 第9番 Op.69
1.第1楽章:Andante: Un poco tenuto e
molto espressivo
2.第2楽章:Andante con moto
3.第3楽章:Allegro con brio
交響曲 第10番 Op.77
4.第1楽章:Adagio - Allegro - Adagio
5.第2楽章:Allegro ma non troppo
6.第3楽章:Larghetto: Molto espressivo
7.第4楽章:Andante tranquillo: Allegro |
スロヴァキア放送交響楽団
ラディスラフ・スロヴァーク(指揮) |
※MARCOPOLO 8.225092からの移行盤
スロヴァキアの作曲家モイゼスの交響曲第9番と第10番。スロヴァキアの伝統とヨーロッパのトレンドを巧みに融合した彼の作品はどれも耳なじみが良く、また時に斬新な響きにおおわれています。
1971年に初演された交響曲第9番は暗くて劇的な雰囲気を持ち、これは当時ソビエトが彼の祖国を侵略していたことから、時代に対する絶望が表現された作品と言われています。
この曲とは対照的に、冒頭こそ激しくとも、全体的に穏やかな作風を持つ第10番は、政治色が一切排除されており、内面の平和と古典的な様式が追求された交響曲です。曲の中心をなすのは第3楽章のラルゲットであり、この牧歌的な響きに彼の心情の全てが集約されているかのようです。
録音 1995年6月26-30日 スロバーク放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ
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8.573455
\1200 |
ニュージーランド弦楽四重奏団
ブラームス(1833-1897):弦楽五重奏曲 第1番&第2番
弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 Op.111(1890)
弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.88(1882) |
ニュージーランド弦楽四重奏団
【メンバー】
ヘレーネ・ポール(第1ヴァイオリン)/モニク・ラパンズ(第2ヴァイオリン)
ジリアン・アンセル(ヴィオラ)/ロルフ・ジェルステン(チェロ)
マリア・ランブロス(ヴィオラ) |
1882年に作曲された第1番、1890年に作曲された第2番、どちらもブラームスの室内楽作品における傑作であり、とりわけ第1番に関してはブラームス自身が「これまでにこのような美しい曲を私から受け取ったことはないと思います」と出版者ジムロック宛の手紙に記すほどの自信作でした。
保養地での美しく親密な雰囲気を反映させた第1楽章ののどかで明るい主題、少しだけ憂うつな第2楽章、快活な第3楽章はベートーヴェンの伝統をしっかり受け継ぎながらも、ブラームスらしい重厚なハーモニーを聴かせる名作です。
第2番も同じくゆったりとした旋律に満たされていますが、終楽章では彼が愛したハンガリーの民族音楽らしいメロディも現れるなど、起伏に富んだ楽想が魅力です。弦楽四重奏曲全曲を録音しているニュージーランド弦楽四重奏団は、五重奏曲でも充実した演奏を聴かせます。
録音 2016年11月16-19日 at St. Anne’s
Anglican Church, Toronto, Ontario, Canada

ニュージーランド弦楽四重奏団。
なんともそっけない名前だが、これが結成30年を超えるなかなかの実力派なのだ。
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8.574045
\1200 |
WILD DANCE 野性的な踊り
ヴァイオリンとギターのための編曲集
1-2.ガーシュウィン(1898-1937):ポーギーとベスより(1935)
It ain't necessarily so なんでもそうとは限らない/Summertime
サマータイム
パウル・コハンスキ(1887-1934)/カロル・シマノフスキ(1882-1937):
3.Zwit 夜明け(1925)
4.Dziki taniec 野性的な踊り(1925)
ロドリーゴ(1901-1999):4つのセファルディの歌(1965)
5.Respondemos 答え
6.Una pastora yo ami 私は羊飼いの娘を愛している
7.Nani, nani: Cancion de cuna 眠れ、眠れ:子守歌
8.Morena me llaman 黒髪の女は私を呼ぶ
ラヴェル(1875-1937):2つのヘブライの歌(1914)
9.第1番:Kaddisch カディッシュ
10.第2番:L'enigme eternelle 永遠の謎
コルンゴルト(1897-1957):組曲「から騒ぎ」Op.11より(1919)
11.Intermezzo: Gartenszene 間奏曲‐庭の情景
12.Hornpipe ホーンパイプ
13.ポンセ(1882-1948):エストレリータ(小さな星)
14.ジョン・ウィリアムズ(1932-):シンドラーのリスト-テーマ
ルーカス・フォス(1922-2009):3つのアメリカ風小品
15.第1番:Early Song アーリー・ソング
16.第2番:Dedication 献呈
17.第3番:Composer's Holiday 作曲家の休日
※グレッグ・ネスター編曲(トラック3のみアレン・クランツ編曲)
世界初録音 |
デュオ・ソニドス
【メンバー】
ウィリアム・クヌート(ヴァイオリン)
アダム・レヴィン(ギター)
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全3巻が予定されているデュオ・ソニドスによる「ヴァイオリンとギターのための編曲集」の第1集。
歌曲や管弦楽曲、室内楽など豊富なレパートリーから選ばれた作品が2つの楽器のために編曲され、新たな魅力を放っています。
ポーギーとベスでは、愛嬌たっぷりの第1曲と、郷愁溢れる第2曲の対比が面白く、アルバムタイトルになっているコハンスキの「野性的な踊り」では民族色豊かな旋律が執拗に繰り返されます。
寂しげで神秘的なロドリーゴの「4つのセファルディの歌」、エキゾチックな魅力がたっぷりのラヴェル「ヘブライの歌」、哀愁を帯びたギターの響きとヴァイオリンの調べが溶け合うコルンゴルトとポンセ。
そしてアルバムの終りに置かれたジョン・ウィリアムズの「シンドラーのリスト」とルーカス・フォスの「3つのアメリカ風小品」。聴き手の耳を全く飽きさせることのない楽しいアルバムです。
録音 2017年6月15-18日 聖ジョン・クリソストム教会
ニューマーケット、カナダ
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8.573456
\1200 |
エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサ(1903-1982):ギター音楽集
1.ハバネラ(1953)
2.Campanas del alba 夜明けの鐘(1963)
【プラテーロと私】(1968)
3.第1番:Platero プラテーロ
4.第2番:El loco 気のふれた男
5.第3番:La azotea 窓辺のテラス
6.第4番:Darbon ダルボン
7.第5番:Paseo 騎乗
8.第6番:La tortuga カメ
9.第7番:La muerte 死
10.第8番:A Platero, en su tierra プラテーロは彼の世界へ
11.Homenaje a la guitarra
ギターへのオマージュ(1961)
12.Homenaje a Toulouse-Lautrec
トゥールーズ=ロートレックへのオマージュ(1963)
13.Confidencia 信頼(1970)
14.Homenaje a Haydn ハイドンへのオマージュ(1957)
15.Bolero ボレロ(1936)
16.Sonando caminos 夢見る小道(1963)
17.Evocacion criolla クレオールの祈り(1978)
18.Laberinto 迷宮(1967) |
ホセ・アントニオ・エスコバル(ギター) |
エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサはスペインのブルゴス生まれ。彼の兄レヒーノ(1896-1981)もピアノとギターを学んでおり、エドゥアルドも6歳から音楽を学び始めましたが、家族は貧しく、他の兄弟に音楽を学ばせるだけの余裕はありませんでした。
レヒーノがギターのレッスンを始め、才能を表したためか、エドゥアルドはギターではなくチェロに転向、そのままチェリストとして活動を始めました。
平行して作曲を学んだ彼はチェロ曲やギター曲を次々と発表、やがて作曲家としての名声を獲得することとなります。
このアルバムには彼のギター曲を収録。トレモロ奏法が見事な「夜明けの鐘」や、ファン・ラモス・ヒメネスの同名詩集に基づく「プラテーロと私」(カステルヌオーヴォ=テデスコの作品が有名)など、独特な味わいを持つ作品集です。
録音 2018年1月22-24日 聖ポール教会 ニューマーケット、オンタリオ、カナダ
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8.573965
\1200 |
フリードリヒ・ザイツ(1848-1918):ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルト集
第2集
コンチェルト 第6番 ト長調 Op.31(1907)
1.第1楽章:Allegro moderato
2.第2楽章:Andante cantabile
3.第3楽章:Allegro giocoso
コンチェルト 第7番 ニ短調 Op.32(1907)
4.第1楽章:Allegro moderato
5.第2楽章:Andante sostenuto
6.第3楽章:Finale: Allegro giusto
コンチェルト 第8番 ト長調 Op.38(1910)
7.第1楽章:Allegro moderato
8.第2楽章:Largo
9.第3楽章:Allegro moderato
コンチェルト 第9番 ニ長調 Op.50(1916)
10.第1楽章:Allegro moderato
11.第2楽章:Adagio molto cantabile
12.第3楽章:Allegro risoluto
コンチェルト 第10番 イ長調 Op.51(1922)
13.第1楽章:Allegro non troppo
14.第2楽章:Adagio
15.第3楽章:Lento energico
16.第4楽章:Allegro
コンチェルト イ短調 Op.25(1902)
17.第1楽章:Allegro moderato
18.第2楽章:Maestoso |
チョン・ヘジン(ヴァイオリン)
ウォーレン・リー(ピアノ) |
1848年生まのドイツ・ロマン派時代に活躍したザイツ。11曲の初心者用の「協奏曲」の作曲家として知られていますが、学習者用とは言え、どれも短いカデンツァを備えた聴きどころの多い作品です。
もちろん曲の至るところにボウイングやスタッカート、ダブル・ストップ奏法、トリルなどが仕込まれており、1曲を仕上げるだけで、ヴァイオリン奏法の技術が身に着く仕様になっています。
ピアノ・パートにも工夫が凝らされており、ヴァイオリンを引き立てる美しい旋律が与えられています。第1集(8.573801)でも素晴らしい演奏を披露したチョン・ヘジンとウォーレン・リーによる息のあったデュエットです。
録音 2018年1月26-27日 Hong Kong University
of Science and Technology Concert Hall
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8.573906
\1200 |
期待の新進演奏家シリーズ/ヴォジン・コチチ(ギター)リサイタル
J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ 第2番
ニ短調 BWV1004(V.コチチ編)
1.第1曲:アルマンド
2.第2曲:クーラント
3.第3曲:サラバンド
4.第4曲:ジーグ
5.第5曲:シャコンヌ
6.レゴンディ(1822-1872):序奏とカプリース
Op.23(1864)
7.ポンセ(1882-1948):「スペイン」のラ・フォリアによる主題、変奏とフーガ(1930)
8.マレク・パシェツニー(1980-):Phosphenes
眼閃(S.L.ヴァイスによる)(2016) |
ヴォジン・コチチ(ギター) |
2017年、ドイツで開催された「ハインツベルク国際ギター・コンクール」の優勝者ヴォジン・コチチのリサイタル・アルバム。
1990年セルビアで生まれ、チューリヒ音楽大学で学士号を取得、現在もチューリヒで研鑽を積んでいます。すでにソリストとしてオーケストラとも数多く共演をこなすなど幅広く活躍していますが、このアルバムではバッハの無伴奏パルティータ第2番全曲(彼自身の編曲による)や、レゴンディ、ポンセ、パシェツニーなどの技術的に困難なレパートリーに挑戦、なかでもポンセの長大なフーガや、パシェツニーの複雑な作品(コンクールでの課題曲)での指裁きに思わず聴き入ってしまうほど、魅力的な演奏を聴かせています。
録音 2018年4月26-28日 聖ポール教会 ニューマーケット、オンタリオ、カナダ
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8.573944
\1200 |
シューマン(1810-1856):歌曲集 第8集
スペインの歌遊び 他
恋のたわむれ Op.101(1849)より
1.第5番:春の祭りの美しさ
2.第7番:千回もの挨拶をあなたに送る
3.第8番:太陽の輝くように
スペインの歌遊び(1849) Op.74
4.第1番:最初の出会い
5.第2番:間奏曲
6.第3番:愛の痛み
7.第4番:夜に
8.第5番:裏切られた
9.第6番:憂うつ
10.第7番:告白
11.第8番:便り
12.第9番:私は愛されて
13.第10番:密輸入者
スペインの恋の歌(1849) Op.138
14.第1番:前奏
15.第2番:私は心の底深く苦しみを抱き
16.第3番:おお、なんと愛らしいおとめ
17.第4番:私を花で覆って
18.第5番:ロマンス「豊かなエプロ川の流れよ」
19.第6番:間奏曲
20.第7番:ああ、なんとあの娘が怒るとは
21.第8番:山は高く
22.第9番:おとめは青い瞳をしている
23.第10番:暗い光の輝き |
アンナ・パリミナ(ソプラノ)…1-4.6-9.11.12.15.17.23
マリオン・エックシュタイン(コントラルト)…1-3.4.6.8.11.12.17.21.23
ジーモン・ボーデ(テノール)…1-3.5.7.8.10.12.16.20.22.23
マティアス・ホフマン(バス・バリトン)…1.3.5.8.12.13.18.22.23
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)…1-13、(ピアノ・セコンド)…14-23
シュテファン・イルマー(ピアノ・プリモ)…14-23 |
1849年、当時のヨーロッパは至るところで政治的混乱が生じており、争いを嫌ったシューマンは住み慣れたドレスデンを離れ、デュッセルドルフへ移ることを決めました。
この年に作曲された3つの歌曲集にはソロ、デュエット、カルテットを組み合わせた多彩な曲が散りばめられており、そのテーマも様々です。彼のお気に入りの詩人リュッケルトの詩による「恋のたわむれ」、若い頃に熱中するもしばらく遠ざかっていたガイベルの詩を用いた「スペインの歌遊び」と「スペインの恋の歌」、要所要所にスペイン風のリズムが用いられた歌を4人の歌手と2人のピアニストが歌い継いでいきます。耳にする機会はあまり多くありませんが、シューマンの円熟の作曲技法と精緻な筆致が魅力的な曲集です。
録音 2018年クルトゥア・ツェトルム・インマヌエル
ヴッパータール、ドイツ
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8.579049
\1200 |
J.S.バッハ:マニフィカト/ヘルムシュロット:ルーメン
J.S.バッハ(1685-1750):マニフィカト ニ長調
BWV243(1733)
1.Magnificat わたしの魂は主をあがめ
2.Et exsultavit spiritus meus 私の霊は救い主である
3.Quia respexit humilitatem 主のはしためにも
4.Omnes generationes いつの世の人も
5.Quia fecit mihi magna 力ある方が、わたしに
6.Et misericordia その憐れみは代々に
7.Fecit potentiam 主はその腕で力を振るい
8.Deposuit potentes 権力ある者をその座から
9.Esurientes implevit bonis 飢えた人を良い物で満たし
10.Suscepit Israel そのしもべイスラエルを
11.Sicut locutus est わたしたちの先祖に
12.Gloria Patri 父と子と聖霊に栄光あれ
ロベルト M.ヘルムシュロット(1938-):ルーメン(2017)
独唱、合唱、オーケストラによる異教徒間の対話
13.第1部:Tempus praeteritum 過去の時
14.第2部:Tempus praesens 現在の時
15.第3部:Tempus posterum 未来の時 |
シリ・ソーンヒル(ソプラノ)
ミラ・グラツィク(ソプラノ)
ゾフィア・ケルバー(ソプラノ)
アンナ・カルマジン(ソプラノ)
テレサ・ホルツハウザー(アルト)
フローレンス・ロソー(アルト)
マルクス・シェーファー(テノール)
ロバート・セリアー(テノール)
アンドレアス・マッタースベルガー(バス)
ニクラス・マルマン(バス)
ジモン・マイール合唱団…13-15
コンチェルト・デ・バッスス
フランツ・ハウク(指揮) |
1723年にライプツィヒのトーマスカントルに就任したバッハは、その年のクリスマス用に「マニフィカト」を作曲しました。この時は変ホ長調が用いられ、曲間に別のテキストを使った4つの曲が挿入されていましたが、その後バッハは挿入曲を除き、調性をニ長調に変更。現在はほとんどこちらの版で演奏が行われます。
フランツ・ハウクがこの作品に組み合わせたのは、現代の作曲家ヘルムシュロットのオラトリオ「ルーメン」。パーカッションを多用したカラフルな音響と緊迫感溢れる合唱による異教徒間の対話を描いたオラトリオであり、およそ300年の時を隔てた宗教曲を楽しめます。
録音 he Kongregationssaal, Neuburg an der
Donau, Germany 2017年9月19-21日…13-15 2017年9月22-23日…1-12
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8.660399
(2CD)
\2400 |
マイール(1763-1845):歌劇《ケルスキの人々》2幕(1808)
ガエターノ・ロッシ(1774-1855):台本
【CD1】
1.シンフォニア
2-21.第1幕
【CD2】
1.第1幕(続き)
2-20.第2幕
世界初録音 |
トロイタ…マルクス・シェーファー(テノール)
トゥスネルダ…イヴォンヌ・プレンツキ(ソプラノ)
タマーロ…アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)
ツァラスト…アンドレアス・マッタースベルガー(バス)
エルチルダ…カタリーナ・コンラディ(ソプラノ)
カリロ…ウーヴェ・ゴッツヴィンター(テノール)
ドゥンクラーモ…ハラルド・トゥム(テノール)
アラルド…マルクス・ツァイトラー(テノール)
バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバー
ジモン・マイール合唱団
コンチェルト・デ・バッスス
フランツ・ハウク(チェンバロ&指揮) |
キリストが誕生した頃の古代ゲルマニア。この地で勢力を誇っていたのがケルスキ人です。族長であるアルミニウスの下、ローマ軍をトイトブルクの森の戦いで撃滅し、ローマのゲルマニア侵攻を挫折させたことは画期的なこととして知られています。
マイールが彼らを題材に歌劇《ケルスキの人々》を作曲したのは、ナポレオンの軍隊がヨーロッパを駆け巡っていた時のこと。不安な時代だからこそ、台本作家のロッシは勇敢な古代の人々に思いを馳せたのでしょう。家族の絆、ロマンス、嫉妬、愛国心、これらが描かれた勇壮な作品は当時の聴衆の心を奮い立たせました。この録音ではピリオド楽器を用い、1808年初演時の響きが再現されています。
録音 2016年9月20-28日 he Kongregationssaal,
Neuburg an der Donau, Germany
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DORON
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「フランスのヴァイオリン・ソナタ集」
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調
Op.13 |
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
ミレナ・モロヴァ(ピアノ) |
名手マリオ・ホッセンによるフランスのヴァイオリン・ソナタ集!
録音:2007年11月10−12日 ウィーン、DDD、66'40
フランク、ドビュッシー、フォーレのヴァイオリン・ソナタを1枚に収録。
マリオ・ホセンは8歳でオーケストラと共演したという早熟のヴァイオリニスト。その後ソフィア、ウィーン、パリで学び、ソリストとして欧米で活躍している。1749年、ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ作のヴァイオリンを使用。
ミレナ・モロヴァは芸暦50年を超えるブルガリアの名ピアニスト。
このCDには解説冊子が付属していません。
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「ムソルグスキー:歌曲集」
「日の光もなく」
(全6曲:壁に囲まれて,
群衆の中であなたは私に気付かなかった,
退屈で騒がしい日も終わり,気だるさ,悲歌,川の上で)
「子供部屋」
(全7曲:ばあやと,隅で,カブトムシ,人形と,
夕べの祈り,木馬に乗って,いたずら猫,お馬に乗って)
「死の歌と踊り」
(全4曲:子守歌,セレナード,トレパーク,司令官) |
グラツィエラ・ヴァルチェヴァ・フィエロ(MS)
マチエイ・ピクルスキ(Pf) |
メッゾソプラノによって歌われるムソルグスキーの歌曲!
録音:2016年12月2日 ローザンヌ,51'26
ムソルグスキーの歌曲というと男声低音で歌われるイメージが強いが、有名な蚤の歌も本来はメッゾソプラノのための歌曲、女声には女声の良さがある。
このCDではムソルグスキーの代表的歌曲集3作、「日の光もなく」、「子供部屋」、「死の歌と踊り」を、ブルガリアのメッゾソプラノ、グラツィエラ・ヴァルチェヴァ・フィエロが歌っている。彼女はソフィアで学び歌手活動を始め、その後スイスのローザンヌを拠点に活動している。ブルガリアの歌手は伝統的にロシアものに強く、彼女もその伝統を担っている。
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ORF
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CD 3216
(2CD)
¥4800
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「新しい地平」
CD1)
(1)ドヴォルザーク:
弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」(弦楽合奏版)
(2)バーバー:弦楽のためのアダージョ
(3)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番
(4)アルハンドロ・デル・ヴァレ=ラタンツィオ(b.1986):
「ジェイチー」
CD2)
(5)プレイエル(1757-1831):交響曲ハ長調Op.66
(6)ルーセル(1869-1937):シンフォニエッタ
(7)ストラヴィンスキー(1882-1971):協奏曲ニ調
(8)ニーノ・ロータ(1911-1979):弦楽のための協奏曲 |
ビジャン・カーデム=ミサーク(指揮)
アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ
(3)カロリン・イェステット(Sop)
(4)ミヒャエラ・ライングルーバー(Sax)
(5)ヨアヒム・ムルニヒ(Perc) |
カデム=ミサーク&アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォのユニークなアルバム2タイトル!
(1)合奏版ドヴォルザークのアメリカ+ルーセル、ストラヴィンスキーなど、(2)室内合奏版マーラー4番やキラールなど
録音:(1)-(4)(7)2016年8月6、7日、(5)(6)2015年8月8、9日、(8)2012年8月11、12日/[65:08]
[60:31]
アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォは1977年に指揮者ビジャン・カーデム=ミサーク(ハデム=ミサーグ)によって結成された弦楽アンサンブルでバロックから現代まで幅広いレパートリーを持っている。
このディスクはドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」の弦楽合奏版、現代の若手作曲家ラタンツィオのサックスと打楽器を含む新ロマン主義風の佳曲、さらにはルーセル、ストラヴィンスキーの新古典主義期の交響曲、20世紀最大のメロディ・メーカー、映画音楽の巨匠ニーノ・ロータの弦楽のための協奏曲と聴きどころ満載の一枚。
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CD 3223
(2CD)
¥4800
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「アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ」
CD1)
(1)メンデルスゾーン:
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調
(2)ドヴォルザーク:弦楽のためのセレナーデ
CD2)
(3)ヴォイチェフ・キラール(1932-2013):
「オラヴァ」〜弦楽合奏のための
(4)マーラー:交響曲第4番ト長調
(エルヴィン・シュタインによる室内アンサンブルによる版) |
ビジャン・カーデム=ミサーク(指揮、(1)Vn)
アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ
(1)アンティ・シイラーラ(Pf)
(2)マリン・ハルテリウス(Sop) |
録音:CD1)2017年8月5、6日、CD2)2017年9月17日/[61:50]
[63:26]
前述のアカデミア・アレグロ・ヴィーヴォの2枚目のアルバム。管楽セクションを加えて、メンデルスゾーンの協奏曲、マーラーの交響曲第4番の室内アンサンブル版にも挑戦。
注目はポーランド出身の現代作曲家キラールの弦楽のための「オラヴァ」。
因みにキラールはペンデレツキ、グレツキらとポーランド前衛音楽の旗手でありながら映画音楽も多数手がけ、盟友ロマン・ポランスキー監督の映画に多くのスコアを提供している。ここに収められた1988年作の「オラヴァ」は民族ミニマリズムともいうべき内容でヤナーチェク風の民族舞曲のリズムがジョン・アダムスを思わせるミニマリスティックな展開で聴かせる。
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「ルーカス・ハーゼルベック作品集」
(1)「消えてからII」(2012/13)〜Sop, Fl,
Cl, Vn, Vc
(2)「気にしない」(2012)〜M.Sop, Org
(3)「あの光」(2005/06)〜
シュプレッヒシュティンメ, Fl, イングリッシュhr,
Pf
(4)「プロトコルの夢」(2013)〜Ten, Trb,
Vn, Pf
(5)「do reit me a koischwoazza kefa」(2010/11)〜
低声, バスCl, バリトンsax, コントラ・フォルテ,
再生装置 |
ウルズラ・ラングマイア(Sop)
エレーナ・ガブリエリ(Fl)
岩瀬 龍太(Cl、バスCl)
ステファニー・プレン(Vc)
アグネス・パルミサーノ(M.Sop)
ゴットリープ・ヴァリッシュ(Pf)
ルーカス・ハーゼルベック(バス)
ほか多数 |
録音:2013/2015/2016年
ルーカス・ハーゼルベックはウィーン出身の中堅作曲家(生年は非公表)。バリトン歌手でもあるハーゼルベックは多くの声楽を含む室内楽、オペラを作曲している。このディスクには現代ドイツの詩人アンドレアス・ハウザー、H.C.アルトマン、20世紀シュールレアリスムの詩人P.ツェラン、作家テオドール・アドルノの詩に曲をつけた室内楽モノオペラともいうべき作品が収められている。表現主義の唱法であるシュプレッヒシュティンメ(語り歌い)を多用した前衛的、実験主義的様式が顕著の音楽。
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「クリストフ・レンハルト作品集」
(1)「死んだ島」〜管弦楽のための
(2)「ナイアドを乾かす」〜ヴァイオリンとピアノのための
(3)「夜の鏡」〜クラング・フォルム・ウィーンとピパ
(4)「芥子の色」〜メゾ・ソプラノとピアノのための
(5)「オビッド・ナソのための墓碑銘」〜弦楽四重奏のための
(6)「水没した土地」〜アンサンブルのための |
(1)クリストフ・レンハルト(指揮)
ニーダー・エステルライヒ・トーン・キュンストラー管
(2)カリン・アダム(Vn)
ドリス・アダム(Pf)
(3)クレメント・パワー(指揮)
クラング・フォルム・ウィーン
ペイ・ジュ・ツァイ(ピパ)
(4)クラウディア・タンドル(MS)
クリストフ・レンハルト(Pf)
(5)フーゴー・ヴォルフ四重奏団
(6)ペーター・コイシュニヒ(指揮)
アンサンブル・コントラプンクテ |
録音:2014/2015/2016/2017年
クリストフ・レンハルトはオーストリアの若手〜中堅世代の作曲家、ピアニスト。ベルク、フリードリヒ・チェルハの影響著しい管弦楽曲「死んだ島」は彼の代表作。
中国琵琶の一種ピパとアンサンブルのための「夜の鏡」、アンサンブルのための「水没した土地」の表現主義と実験主義が合わさった、いずれも濃密な書法がこの作曲家の特色。
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「現代オーストリアの合唱音楽」
アントン・ハイラー(b.1923):
揚げ足取り、思い出、オーストリアの城、
ハイディ・パイディ、私の友はあなたを呼ぶ
ヴォルフガング・ザウゼング(b.1956):
インドの祈り、詩篇131、バビロン川で、
魂はどこに?、月明かりに、回顧、12番目の幻視
フローリアン・マイエリ:
キリエ、クレド、サンクトゥス、アニュス・デイ、夜の歌 |
フローリアン・マイエリ(指揮)
コロ・シアモ(合唱団)
コーラス・ヴィエネシス(合唱団)
コーネリアス・オボーニャ(Vo) |
録音:2017年
20〜21世紀オーストリアの混声のための合唱曲を集めた一枚。いずれもいわゆる現代音楽色は薄く、近現代的なハーモニーを使いながらも抒情性のある内容に仕上げられている。
アントン・ハイラーはフランク・マルタンとヒンデミット、フランツ・シュミットに師事し師匠たちゆずりの後期ロマン派、新古典主義を折衷した美しい音楽。
ヴォルフガング・ザウザングはそのハイラーの弟子で師匠の路線を継承しつつ、それに現代的要素を加えた作風。合唱ファンにお薦めの内容。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

1/30(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALBA
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シベリウスの後継者になるべきがそうならなかった逸材
ヘイノ・カスキ:ピアノ作品集〜『夜の海辺にて』
ヘイノ・カスキ(1885-1957):ソロ・ピアノのための作品集 |
ヤンネ・メルタネン(ピアノ) |
夜の海辺にてOp.34 no.1/ばら園の乙女Op.24
no.1/前奏曲 変ト長調 Op.7 no.1/
山のトロルのセレナードOp.15 no.1/森の静けさOp.25
no.2/流行り歌Op.27 no.3/
夏の夜Op.38 no.1/牧歌Op.10 no.4/前奏曲
ハ長調Op.46 no.1/詩Op.46 no.2/
夢の姿Op.27 no.1/ブルレスケ Op.32 no.3/ヴェネツィアの夕べOp.15
no.2/
前奏曲 ロ短調《パンカコスキ急流(激流)》
Op.48 no.1/子守歌Op.17 no.3/
泉のほとりのニンフたちOp.19 no.2/秋の朝Op.21
no.2/
無言歌Op.24 no.2/夕べの気分Op.14 no.3/悲しい歌Op.32
no.4 |
フィンランドの名手メルタネンがカスキを弾く
[Piano: Steinway & Sons D371281]
録音:2018年11月2 日–3日 ヘルシンキ/49'57
制作・録音:ヘイッキ・サヴォライネン
オスカル・メリカントと同じようにピアノの小品で人気を集めた作曲家として名を残す、フィンランドのカスキのソロ・ピアノのための作品。
ヘイノ・カスキは、1885年、ピエリスヤルヴィ(リエクサ)の教会音楽家の子に生まれました。ヘルシンキでイルマリ・クローンに音楽理論、エルッキ・メラルティンに作曲を学び、ベルリンのパウル・ユオンの下で4年間、作曲の勉強を続けました。
ピアノの小品の他に、ヴァイオリン、チェロ、フルートのためのソナタなどの室内楽や歌曲を作曲しています。「印象主義風のデリカシーを感じさせる和声がごく稀にみられるものの、基本のスタイルはナショナル・ロマンティシズム」(キンモ・コルホネン)。
カスキは、100曲近いピアノの小品を書き、《ばら園の乙女》《夢の姿》《夕べの気分》《森の静けさ》など、その多くに音楽の内容を示唆する曲名がつけられています。フィンランドのピアニスト、ヤンネ・メルタネン(1967-)のアルバムには、彼が以前に録音したことのある《夜の海辺にて》のほか、カスキのピアノ音楽を代表する作品が全部で20
曲収められています。ロマンティックな《前奏曲
変ト長調》、グリーグを思わせるともいわれる爽やかさのある《山のトロルのセレナード》。
前奏曲《パンカコスキ急流(激流)》は、フィンランドでもっとも壮大な急流のひとつ「パンカコスキ急流」を「トレモロ、アルペッジョ、分散和音、パッセージワークにより、典型的にロマンティックな情景に描いた」作品です。ショパンの《夜想曲》(ABCD160,
ABCD190)と2つのピアノ協奏曲(ABCD247)、コッコネン(ABCD127)やサティの作品(ABCD115)などのアルバムを録音したメルタネンが、抑えがたい気持ちをピアノに託したカスキの世界に聴き手を誘います。

ヘイノ・カスキ(1885年6月21日 - 1957年9月20日)はフィンランドの作曲家。
ヘルシンキに出てエルッキ・メラルティン、ジャン・シベリウス、セリム・パルムグレンに師事。
シベリウスの推薦でベルリン留学を果たすも、第一次世界大戦により帰国を余儀なくされた。
その後はヘルシンキ音楽院のピアノ教師などを務め、1950年にプロ・フィンランディア・メダルを受賞。
順調に行けばシベリウスの後継者になるべき逸材だった・・・が、残念ながらそうはならなかった。
なぜなら・・・1957年9月20日、91歳のシベリウスが死去した同じ日に、カスキも亡くなったから。
彼は自身の代表作を1919年に作曲した交響曲ロ短調であると考えていた。
その交響曲、店主が知る限りCDは出ていない。・・・がyoutubeで聴ける。
https://youtu.be/s7oAh8X06lg
さて、カスキが出てきたら、この二人も一緒にご紹介しておきましょう。
かなりの北欧通でも混乱してしまうちょっとよく似た名前の3人。
ヘイノ・カスキ(1885-1957)とウーノ・クラミ(1900-1961)とトイヴォ・クーラ(1883-1918)。
ウーノ・クラミ(1900-1961):ピアノとヴァイオリンのための作品集 |
alba
ABCD 352
\2300
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ウーノ・クラミ(1900-1961):
ピアノ、ピアノとヴァイオリンのための作品集〜風景
ロンド ヘ短調 作品1(1917)(ピアノのための)
メロディ イ長調 作品3-1(1916)(ピアノのための)
葬送行進曲 ハ短調 作品8(1916)(ピアノのための)
バラード「森の精」ニ短調 作品10-4 (1916)(ピアノのための)
田園詩 変イ長調(1919)(ピアノのための)
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調(1920)
前奏曲第3 番「カプリース風ワルツ」(1921)(ピアノのための)
舟歌 作品5(1924)(ピアノのための)
格言(1926) (ピアノのための)
ヘルシンキ行進曲(1934) (ピアノのための)
ユモレスク 作品36-1 (1945-46)(ヴァイオリンとピアノのための)
悲しい歌 作品36-2 (1945-46)(ヴァイオリンとピアノのための)
歌(1952) (ヴァイオリンとピアノのための)
小組曲(1957) (ピアノのための) |
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エサ・ユロネン(P)
シルック・マンテレ(Vn) |
軒先からふっと聞こえた風鈴のような1枚。
ウーノ・クラミ。1900年、フィンランド生まれの作曲家。
ポスト・シベリウスと言われることもあったが、現在に至るまでそれほど高い名声を博したことはない。
これはそのフィンランドの知られざる作曲家クラミの、ピアノとヴァイオリン作品だけを集めた珍しいアルバム。
これが秀逸な1枚だった。
まず冒頭のピアノ曲「ロンド」作品1 がきわめて印象的。
初めてこのアルバムを聴いた日は、仕事の関係上、フルトヴェングラーやらクナッパーツブッシュやらフリッツ・ブッシュやらの濃い音楽ばかりをかけていたと思うのだが、翌朝起きたときにふと口ずさんだのはこの曲だった。
この曲の旋律が頭から離れないのだ。はかなげで、いたいけで、でもとってもカッコいい。
今回のアルバムはクラミの人生に沿って作品が並べられているのだけど、一番最初にこれを聴かされたらちょっとたまらない。
クラミはフランス近代の作曲家から強い影響を受けたといわれる。ただ、このアルバムを聴いて思った。・・・彼がどんなにフランスから影響を受けたといっても、結局その本質的なものは生涯変わらなかった、と。
後半生のヴァイオリン曲を聴いてみてほしい。ロマンティスト
クラミを満喫させてくれる作品が次々と登場してきて、胸が締め付けられる。
とくに「悲しい歌」 作品36-2 の切なさ。
ぜひ聴いておいてほしいアルバムである。
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『アースリー・エンジェル − 17世紀尼僧院の音楽』
マリア・クサヴェリア・ペルコーナ(c.1652–c.1709):
Ad gaudia, ad iubila(喜べ騒げ、羊飼いたちよ)
イザベラ・レオナルダ(1620–1704):
Volo Jesum(憧れるは最愛のイエス)
クラウディア・ルスカ(1593–1676):
第2のカンツォン(Canzon seconda)
ローザ・ジャチンタ・バダラ(c.1660–c.1710):
Non plangete(泣かないで)
イザベラ・レオナルダ(1620–1704):
ヴァイオリン・ソナタ第12番(Violin sonata
no.XII)*
ローザ・ジャチンタ・バダラ( c.1660–c.1710):
Pane angelico(天使の糧)
ベルナデット・レ(fl.1606–1626):4声のカンツォーナ(Canzona
a 4)
キアラ・マルガリータ・コッツォラーニ(
1602–c.1677):
O quam bonus es(おお、わがイエス、なんと良き)** |
アースリー・エンジェル
アンナ・ヴィルベリ(ソプラノ・ソロ)**
ペーター・スピスキ(ヴァイオリン)
アイラ・マリア・レヘティプー
(ヴァイオリン・ソロ) *
アンドルー・ローレンス=キング
(バロック・ハープ)
エーロ・パルヴィアイネン(リュート)
マリアンナ・ヘンリクソン(オルガン)
カイサ・ダールベク(ソプラノ、指揮) |
地上の天使が奏でる、神に仕える日常生活を送る「女」たちの音楽
録音:2017年7月1日–3日 シポー教会(シポー、フィンランド)/56'49
制作: ユッシ・レヘティプー
録音: ミッコ・ムルトニエミ
アーリー・ミュージックのアンサンブル「アースリー・エンジェル(Earthly
Angels)」(地上の天使)は、2016年、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーに学ぶソプラノ歌手、カイサ・ダールベクの第2回博士課程コンサートのために結成されました。その後、ヨーロッパとフィンランドのプレーヤーが集まり、17世紀と18世紀の音楽を「今日」の聴衆に伝えるプロフェッショナルの声楽器楽アンサンブルとして活動を続けています。
アルバム第1作では、17世紀イタリアのミラノ、ヴェネツィア、ボローニャの写本に収められた、尼僧たちの作ったモテット、賛美歌、カンツォーネが特集されました。さまざまな思いをかかえ、神に仕える日常生活を送る「女」たちの音楽。
リーダーのダールベクは、アーリー、クラシカル、コンテンポラリーと、幅広い時代の音楽をレパートリーにフィンランドとヨーロッパで活動。2013年、ヴァーサのアーリー・ミュージック・フェスティヴァルを創設、芸術監督を務めています。
ヴァイオリンのペーター・スピスキ(1966–)は、スロヴァキア出身、コンチェルト・コペンハーゲンのコンサートマスターとカメラータ・オーレスンの音楽監督。
フィンランド・バロック管弦楽団のリーダー、アイラ・マリア・レヘティプー。
エーロ・パルヴィアイネンは、「ラルペッジャータ」「アルテ・デイ・スオナトーリ」、ヘルシンキ・バロック管弦楽団のリュート奏者。
ガーンジー生まれ、バロック・オペラとオーケストラの指揮者、ハープ奏者のアンドルー・ローレンス=キング(1959–)は、フィンランドを訪れ、オストロボスニア室内管弦楽団などのアンサンブルを指揮しています。
チェンバロとオルガン奏者のマリアンナ・ヘンリクソンは、フランスの「レ・アンバサドゥール」、ヨーロッパ連合バロック管弦楽団、ヘルシンキ・バロック管弦楽団の演奏に参加してきました。
シベリウス・アカデミーの出身のソプラノ、アンナ・ヴィルベリは、室内合唱団「ルーメン・ヴァロ」のメンバーです。
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ABCD 435
(SACD HYBRID)
¥2300
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『夢を見ているように』
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
(1)チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第3番
Op.82(1992)
(2)夢を見ているようにOp.21(1974 arr.2017)
(ユハ・カンガス(1945–)編曲)(チェロと19の弦楽器のための)*
(3)ヴィオラ、コントラバスと室内オーケストラのための協奏曲
Op.87(1993) |
マルコ・ユロネン(チェロ)
リッリ・マイヤラ(ヴィオラ)
リヴァー・ティエリ(コントラバス)
オストロボスニア室内管弦楽団
ユハ・カンガス(指揮)
[* 世界初録音] |
録音: (1)2018年5月22日、(2)5月23日、(3)11月8日–9日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)/5.1
Multichannel/stereo、71'31
制作・録音: サイモン・フォックス=ガール
「信じられないほどの勢いと創造性のある世代に潜在する力がまだ充分に探求されておらず、その作品がそれぞれの国以外ではコンサートに欠かせない演目にはなっていない世代」の作曲家のひとり、フィンランドのノルドグレン(1944-2008)の『フィンランド悲歌』(ABCD425)につづく作品集。
《チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第3番》は、ショスタコーヴィチの交響曲第12番《1917年》の短い引用のある、対照的な4つの楽章の作品です。オストロボスニア室内管弦楽団の委嘱で作曲、1992年9月12日、スティーヴン・イッサーリスとユハ・カンガスの指揮で初演されました。マルコ・ユロネン(1966–)とオストロボスニア室内管弦楽団にとっては2
度目の録音です。
《夢を見ているように》は、「リゲティに近いクラスター風スタイルの和声と表現的なメロディによる『メロディック=ポリフォニック・クラスター』」の音楽として、1974年、チェロとピアノのために作曲されました。この作品をユハ・カンガスが「チェロと19の弦楽器」のために編曲、「ノルドグレンの音楽」の音世界をできる限り忠実にたどりながら、独奏チェロとオストロボスニアのプレーヤーが対話する抒情のパッセージをもつ作品に作り上げました。
《ヴィオラ、コントラバスと室内オーケストラのための協奏曲》は、カウスティネン室内楽週間の委嘱作。ヴィオラとコントラバスのソロと、ピアノ、打楽器、幅広い色彩の弦楽によるアンサンブルが「小説のチャプター」のように音楽を展開させてゆく単一楽章で書かれ、終幕、「わたしたちを彼岸に導こうとする」かのようにハイドンのピアノ曲《アンダンテ
ト短調》が「これ以上ないスローモーション」で引用されます。
[注 《夢を見ているように》のブックレット裏とインレー・カードに記載された「Op.20」は、謝りです。ブックレットのノーツにある「Op.21」が正しい作品番号です。]
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ABCD 434
(SACD HYBRID)
¥2300
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『メンデルスゾーン ピアノとチェロのための作品』
フェリクス・メンデルスゾーン(1809–1847):
チェロソナタ第2番 ニ長調 Op.58 no.2 MWV
Q32(1843)
協奏的変奏曲 Op.17 MWV Q19(1829)
アルバムのページ ロ短調 MWV Q25(1835)
チェロソナタ第1番 変ロ長調 Op.58 no.1
MWV Q27(1838)
無言歌ニ長調 Op.109 MWV Q34(1845) |
グアダルーペ・ロペス=イニゲス(チェロ)
オルガ・アンドリュシュチェンコ(ピアノ) |
[楽器 Cello: Claude Pieray(Paris 1725)、Piano:
Erard(Paris 1862)]
録音:2018年8月16日–17日、9月1日–2日 ニュー・パヴィリオン(カウニアイネン、フィンランド)/5.0
Multichannel/stereo、62'16
制作・録音:ミッコ・ムルトニエミ
ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーを拠点に活動するスペインのチェリスト、グアダルーペ・ロペス=イニゲス(1983–)は、バロック・チェロによる『ガブリエッリ、スカルラッティ
チェロのための作品全集』(ABCD412)でアルバム・デビュー。作品の要素を深く掘り下げた演奏が高く評価されました。
好評を受けて制作された第2作アルバムでは、前作と同じクロード・ピエレーが1725年に製作したチェロでロマンティックな音楽、メンデルスゾーンの作品を演奏しています。
共演者のオルガ・アンドリュシュチェンコ(1978–)は、モスクワ生まれ。モスクワ音楽院を卒業後、ケルンの音楽大学でアルボ・ヴァルドマ、ハノーファー音楽大学でヴラディーミル・クライネフに学び、ドイツを本拠に活動しています。豊かで温かい雰囲気を求め、バロック・チェロと調和する響きの1862年製作のエラール・ピアノが録音に使われました。カウニアイネン市のホール「ニュー・パヴィリオン」での録音。
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『この待降節の月』 |
アウディーテ室内合唱団
ヤニ・シヴェーン(指揮) |
マシュー・ホイットール(1975–):クリスマスには闇がある
【この待降節の月/大地は老いてゆく/木枯らしの風、ほえたけり/クリスマスに愛が降りてきた】
ジャン・ド・ブレブフ(1593–1649)(マシュー・ホイットール(1975–)編曲):ヒューロンのキャロル
セリム・パルムグレン(1878–1951)(アンナ・フースコネン(1983–)編曲):聖母マリアは幼子をあやし
ジャン・シベリウス(1865–1957)(アンナ・フースコネン(1983–)編曲):5つのクリスマスの歌Op.1
【クリスマスはもうそこに/クリスマスがやってくる/夜のとばりがおりて/私には富も名声もいらない/雪は高く積もり】
クロード・ドビュッシー(1862–1918)(アンナ・フースコネン(1983–)編曲):家のない子のクリスマス
アレックス・フリーマン(1972–):クリスマスのキャロル
【おんどり/四千の願い/コヴェントリー・キャロル/我らワッセルしつつ来たれり/
おお、大いなる神秘】 |
録音:2017年1月21日–22日、3月25日–26日、5月6日 ロイフヴオリ教会(ヘルシンキ)/53'16
制作:トゥーリ・リンデベリ
録音:マルック・ヴェイヨンスオ
アウディーテ室内合唱団は、ヘルシンキ音楽院の公式アンサンブルとして1991年に創設されました。創設者ヤニ・シヴェーンは、シベリウス・アカデミーの学部と修士課程で学び、合唱指揮者、作曲家、音楽教師として活動、アウディーテ室内合唱団とタンペレ・フィルハーモニック合唱団の芸術監督、ヘルシンキ・ミュージック・センター合唱団の指揮者を務めています。
『この待降節の月』と題したアルバムでは、このアンサンブルで歌っている作曲家たちの作品と彼らの編曲による伝統的な待降節の作品が歌われます。
バスを担当するカナダ出身のマシュー・ホイットール
Matther Whittall(1975–)が、イギリスの詩人クリスティーナ・ロセッティ(1830–1894)の詩をテクストに採った《クリスマスには闇がある》と、フランスからカナダに渡ったイエズス会宣教師、ジャン・ド・ブレブフ(1593–1649)の《ヒューロンのキャロル》。
アルトを歌うアンナ・フースコネン(1983–)が、新しい感覚の和声に編曲したパルムグレンの《聖母マリアは幼子をあやし》、シベリウスの《5つのクリスマスの歌》、ドビュッシーの《家のない子のクリスマス》。アウディーテのテノール、アメリカのノースカロライナで育ったアレックス・フリーマン(1972–)が、イギリスの伝統のキャロルを素材、あるいはテクストに使って作曲した《クリスマスのキャロル》と、クリストバル・デ・モラーレスが歌詞の一節を追加したテクストに作曲した《おお、大いなる神秘》。
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CHALLENGE CLASSICS
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CC 72754
(SACD HYBRID)
¥2600
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リサ・ラーション(ソプラノ)
美しき北欧弦楽サウンドとソプラノの共演
ロルフ・マルティンソン(1956-):
Garden of Devotion Op. 97(ソプラノと弦楽オーケストラ)
A.S. in Memoriam Op. 50a(弦楽オーケストラ)
To the Shadow of Reality Op. 96(ソプラノと弦楽四重奏)
Landscape Op. 84(ヴァイオリン独奏)
Kalliope Op. 66(弦楽オーケストラ) |
リサ・ラーション(ソプラノ)
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)
オランダ室内管弦楽団 |
録音:2018年6月20-23日/78'06''、DSD、Multi-ch
/ Stereo
スウェーデンを代表する作曲家のひとりであるマルティンソンによる作品集です。作曲家からの信頼が厚いソプラノ、リサ・ラーションが歌う2
作を中心に、声と弦楽器の作品で構成。ロマンティックな調性感と細かく織り込んだ弦楽の響きが織りなすサウンドが美しいです。
「A.S. in Memoriam」はアルノルト・シェーンベルクへのオマージュ。また「Landscape」はムンクの絵画『Strand(1904)』にインスピレーションを受けた作品です。
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グルートゥーズ写本(1400年頃)からの声楽・器楽曲集 |
アヴァンチュール |
Wach auff mein hort der lewcht dort her
/ Min hertz in hohen frouden /
Dijn troost allein / Mocht ich dein wegeren/
Dijn troost allein /
Ich bin pey ir sy wais nit darumb / So
wie bi lieve in rusten leit / Des klaffers
neyden /
So wie bilieve in rusten leit / Allmachtig
got herr Jhesu Christ /
Der winter will hin weichen / Scinc her
den wijn / Scinc herden wijn /
Ein vrouleen edel von nature / Binnen in
mir hertzen cas / Frow myn willen nym vergut
/
Egidius waer bestu bleven / Was ich begynne
/ O, cranc onseker broosch engine /
Wiplich figur/ Bekenne myn klag / Wel up
elcsin die vruecht begaert |
リコーダーと歌を同列に紡ぐアンサンブル
録音:2018年6月30日〜7月2日/66'34''
リコーダー3人と男声歌手1人からなるアンサンブル「アヴァンチュール」は中世音楽を専門としています。
このディスクでは15 世紀にベルギーのルイ・ド・グルートゥーズが所有していた写本をもとに、アレンジも施しながら演奏したディスク。
ポリフォニックな重唱曲をリコーダーと声に振り分け演奏しています。声楽作品を楽器で演奏することは当時もあったと考えられ、自然かつ飽きの来ない生き生きとしたアンサンブルが聴けます。
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ブラジル・クラシックの雄ニャターリを聴く
ラダメス・ニャターリ:
古風な組曲より アリア / Flor da noite
/ Poema /
Canhoto* / Negaceando* / ヴァイオリン・ソナタ
/
Violino / Perfumosa* / Uma rosa para
o Pixinguinha /
Maneirando* / Pretenciosa*
ヴィラ=ロボス:
Improviso No.7 / O canto do cisne negro
* ピアノ独奏 |
ルイス・ハベーロ(ピアノ)
フロール・ブラーム(ヴァイオリン) |
録音:2018年5月22・23日/スキーダム/48'55''
ラダメス・ニャターリはブラジルの音楽家。リオ・デ・ジャネイロの国立放送管弦楽団の指揮者として、作編曲家としてポピュラーとクラシック双方の分野で活躍しました。
このアルバムは彼のヴァイオリンとピアノのための作品を網羅した初のディスク。ブラジルのクラシック音楽を得意とする演奏家による秀演です。
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POOH′S HOOP
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塚谷水無子だからこそ奏でられる
J.S.バッハ(1685-1750):
オルゲルビュッヒライン BWV599-644 |
塚谷水無子(パイプオルガン) |
01. いざ来ませ、異邦人の救い主 Nun komm
der Heiden Heiland, BWV 599(1:07)
02. 神よ、汝の慈しみによりて Gott, durch
deine Gute / Gottes Sohn ist kommen, BWV
600(1:14)
03. 主キリスト、神の独り子 Herr Christ,
der ein`ge Gottessohn / Herr Gott, nun sei
gepreiset, BWV 601(1:34)
04. 全能の神に讃美あれ Lob sei dem allmachtigen
Gott, BWV 602(0:52)
05. 嬰児(みどりご)ベツレヘムに生まれたまえり Puer
natus in Bethlehem, BWV 603(0:59)
06. イエス・キリストよ、讃美を受けたまえ Gelobet
seist du, Jesu Christ, BWV 604(1:08)
07. かくも喜びに満てるこの日 Der Tag,
der ist so freudenreich, BWV 605(1:58)
08. 高き御空よりわれは来り Vom Himmel
hoch, da komm ich her, BWV 606(0:50)
09. 御空より御使いの軍勢来れり Vom Himmel
kam der Engel Schar, BWV 607(1:31)
10. 甘き喜びのうちに In dulci jubilo,
BWV 608(1:31)
11. イエス・キリストの徒よ、こぞりて神を讃えまつれ Lobt
Gott, ihr Christen, allzugleich, BWV 609(0:53)
12. イエスよ、わが喜び Jesu, meine Freude,
BWV 610(1:58)
13. キリストをわれらさやけく頌め讃うべし Christum
wir sollen loben schon, BWV 611(2:02)
14. われらキリストの徒 Wir Christenleut,
BWV 612(1:27)
15. われとともに神の慈しみを讃えよ Helft
mir, Gotts Gute preisen, BWV 613(1:21)
16. 古き年は過ぎ去りぬ Das alte Jahr
vergangen ist, BWV 614(2:11)
17. 汝にこそ喜びあり In dir ist Freude,
BWV 615(3:02)
18. 平安と喜びもてわれは逝く Mit Fried
und Freud ich fahr dahin, BWV 616(1:57)
19. 主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ Herr
Gott, nun schleuB den Himmel auf, BWV 617(2:23)
20. おお、罪なき神の小羊よ O Lamm Gottes,
unschuldig, BWV 618(3:40)
21. キリストよ、汝神の小羊 Christe,
du Lamm Gottes, BWV 619(1:04)
22. われらに幸いを与えたもうキリストは Christus,
der uns selig macht, BWV 620(2:07)
23. イエス十字架につけられたまいし時 Da
Jesus an dem Kreuze stund, BWV 621(1:01)
24. おお人よ、汝の大いなる罪を悲しめ O
Mensch bewein dein Sunde groß, BWV
622(5:38)
25. 主イエス・キリストよ、われら汝に感謝す Wir
danken dir, Herr Jesu Christ, daß du
fur uns gestorben bist, BWV 623(1:00)
26. 神よ、われを助けて遂げさせたまえ Hilf,
Gott, daB mir`s gelinge, BWV 624(1:36)
27. キリストは死の縄目につながれたり Christ
lag in Todesbanden, BWV 625(1:17)
28. われらの救い主なるイエス・キリスト Jesus
Christus, unser Heiland, der den Tod uberwand,
BWV 626(0:51)
29. キリストは甦りたまえり Christ ist
erstanden, BWV 627(4:56)
30. 聖なるキリストはよみがえりたまえり Erstanden
ist der heilge Christ, BWV 628( 0:56)
31. 栄光の日はあらわれぬ Erschienen
ist der herrliche Tag, BWV 629(1:14)
32. 今日、神の子は勝利をおさめ Heut
triumphieret Gottes Sohn, BWV 630(1:32)
33. 来ませ、創り主にして聖霊なる神よ Komm,
Gott Schopfer, Heiliger Geist, BWV 631(0:50)
34. 主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ Herr
Jesu Christ, dich zu uns wend, BWV 632(1:19)
35. いと尊きイエスよ、われらはここに集いて Liebster
Jesu, wir sind hier, BWV 633(1:21)
36. いと尊きイエスよ、われらはここに集いて Liebster
Jesu, wir sind hier, BWV 634(1:33)
37. これぞ聖なる十戒 Dies sind die heilgen
zehn Gebot, BWV 635(1:27)
38. 天にましますわれらの父よ Vater unser
im Himmelreich, BWV 636(1:14)
39. アダムの堕落によりすべては朽ちぬ Durch
Adams Fall ist ganz verderbt, BWV 637(1:32)
40. われらに救いの来たれるは Es ist
das Heil uns kommen her, BWV 638(1:11)
41. われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ Ich
ruf zu dir, Herr Jesu Christ, BWV 639(2:50)
42. 主よ、われ汝に望みをいだけり In
dich hab ich gehoffet, Herr, BWV 640(1:00)
43. われら悩みの極みにありて Wenn wir
in hochsten Noten sein, BWV 641(1:42)
44. 尊き御神の統べしらすままにまつろい Wer
nur den lieben Gott laBt walten, BWV 642(1:46)
45. 人はみな死すべきさだめ Alle Menschen
mussen sterben, BWV 643(1:27)
46. ああ、いかにはかなく、いかにむなしき Ach
wie nichtig, ach wie fluchtig, BWV 644(1:24)
47. いざ来ませ、異邦人の救い主 Nun komm
der Heiden Heiland, BWV 599(1:05) |
優秀録音。全てのストップを使用した驚きのレジストレーション!
聖バフォ教会の大オルガンを知り尽くした塚谷水無子だからこそ奏でられる唯一無二のオルゲルビュッヒライン!
[使用楽器:ミュラー・オルガン、1738年製作]
セッション録音:2018年10月3-5日/聖バフォ教会、ハーレム、オランダ/78'32"
レコーディング・エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン
さまざまなアプローチで聴き手を圧倒する塚谷水無子が、J.S.バッハのオルゲルビュッヒライン(オルガン小曲集)を録音!オランダ、ハーレムの聖バフォ教会に据え付けられた名器ミュラー・オルガン(1738
年制作)を使用しています。
かつてシュヴァイツァーはこの曲集を「音楽史における最大の出来事のひとつ」と呼ぶなど、高名な音楽家、音楽学者たちが挙って激賞する割に聴き手からはそれに見合う評価を得てきたとは思いにくいオルゲルビュッヒライン。塚谷は当ミュラー・オルガンの全64
のストップを使用した驚きのレジストレーションとテンポで新たな解釈で演奏!名器ミュラー・オルガンを知り尽くした塚谷でしか表現のできない唯一無二の演奏を披露しております。
塚谷のさまざまなこだわりのもと収録した当曲集。塚谷は全46
曲(「いと尊きイエスよ、われらはここに集いて」BWV633
の異稿BWV634 も収録!)ののち、別テイクの第1
曲「いざ来ませ、異邦人の救い主」BWV599 でこの曲集をとじます。教会暦一年の循環を示すダ・カーポ、そしてゴルトベルクをライフワークとする奏者の成せる解釈と申せましょう。
演奏はもちろん、録音にもこだわりをもつ塚谷水無子。当録音も塚谷が絶大なる信頼を寄せるダニエル・ファン・ホルセンが担当しております。ホルセンは大学時代にオルガンを専攻していたこともあり、オルガン音楽、教会の響きの録音特性も知り尽くしていることからオルガンの録音には非常に定評があります。当録音でもワンポイント録音を採用し、臨場感に富んだ演奏を楽しむことができます。
『クリスチャン・ミュラー・オルガンの64のストップを漏らさず使って録音出来たことが何よりの喜びだ。1738年に完成した世界最大の楽器にはバッハの時代にだけ存在した音色が数多く備わる。約6000本のオルガンパイプと巨大なふいごが生み出す音響。バッハが愛した32フィートが作り出す低音のダイナミズム。』(塚谷水無子)
『「オルゲルビュッヒライン」、この曲集ほど高名な音楽学者たちが挙って激賞する割に、リスナーからはそれに見合う評価を得てきたとは正直思いにくい。そして、塚谷が「オルゲルビュッヒライン」に挑む以上、周到な考証から大胆に帰納される「目から鱗」の解法を期待できないはずがない。その期待は叶った。そして、なぜ今までこの曲集がリスナーに高く評価されてこなかったのか、彼女の演奏を通じてその謎がほぼ解けたのである。今回、塚谷盤の何に驚いたかと言えば、延々と述べてきたこの曲集に対する我が不定愁訴を作り出してきた疑問——特にレジストレーションとテンポ——を、彼女がクリアに解決して見せてくれたことだ。』(佐々木裕二/ライナーノーツより)
塚谷水無子
東京藝大楽理科卒業後オランダへ。パイプオルガン・作曲・即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイに、ピアノ・室内楽をヴィム・レーシンクに、チェンバロをロベール・コーネンに師事。アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。17年にわたりロイヤルコンセルトヘボウ、オランダ国立歌劇場はじめヨーロッパ各地のコンサートに出演、委嘱作品の世界初演も数多く手がける。Music
Bird やOttava など番組出演はじめ、国内外の新聞雑誌インタビュー多数。古楽から現代音楽、ジブリまでレパートリーは多岐にわたる。
J.S.バッハ《ゴルトベルク変奏曲》をライフワークとし、日本人初録音のパイプオルガン(PCD
1204)、演奏至難のポジティフオルガン(PCD
1305)、ブゾーニ編曲版を語り尽くしたピアノ(PCD
1712)のPooh's Hoopレーベルからリリースされてい3つのアルバムは音楽各誌で絶賛。新感覚エッセイ「ゴルトベルク変奏曲を聴こう!」(音楽之友社)を出版。
CD《涙のバガテル〜シルヴェストロフ・ピアノ作品集》(PCD
1409)、《ぬんこむ〜Nun komm, der Heiden
Heiland〜》(PCD 1507)(Pooh's Hoop)、《バッハ・オルガン作品集》《バッハ・オルガン作品集II》《聖なるパイプオルガン》《愛と祈りのパイプオルガン》《癒しのパイプオルガン》(キングレコード)、《
WhisperingWinds第2集&第2 集》(キングインターナショナル)発売中。

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LYRINX
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ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
「リスト:シューベルト編曲&シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番」 |
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ) |
リスト:ウィーンの夜会第6番(シューベルトのワルツによる)
リスト:
シューベルトの挨拶を送ろう S558-1/シューベルトの焦燥
S563-5/
シューベルトの水の上で歌う S558-2/
シューベルトの君は私の憩い S558-3/シューベルトの若い尼僧
S558-6/
シューベルトのエレンの歌第3番(アヴェ・マリア)
S558-12
シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番 イ短調
D.784
リスト:
シューベルトの糸を紡ぐグレートヒェン
S558-8/
シューベルトの魔王 S558-4/シューベルトの影法師
S560-12/
シューベルトの都会 S560-1/シューベルトの辻音楽師
S561-8 |
ムーザ・ルバツキーテの弾くリスト:シューベルト歌曲の編曲とシューベルトのピアノ・ソナタ第14番
録音:2012年4月23—27日 マルセイユ/70'20、DSD録音
リトアニアを代表する名ピアニスト、ムーザ・ルバツキーテの弾くリストのシューベルト歌曲の編曲と、シューベルトのピアノ・ソナタ第14番。
ムーザ・ルバツキーテは1959年、ソ連時代のリトアニアのカウナスの生まれ。音楽一家に生まれ彼女も幼くしてピアノを学び、7歳の時には首都ヴィリニュスでハイドンのピアノ協奏曲を弾く天才少女だった。
モスクワ音楽院で学んだ後、ソ連の偉大なピアニストとして活躍したが、共産圏外で活動を制限されたため国際的知名度を得たのはリトアニアが独立を回復した1990年以降のこと。卓越したリスト弾きとして知られており、ここでも深みのある演奏が素晴らしい。
この人はきっとこれからとてもいい年の取り方をしていきそうだな・・・というのが、ムーザ・ルバツキーテ。
昔、ジャケットの表情を見て「こわそうなひとだな」とか「きつそうな人だな」と思ったのを覚えています。
とくに印象的だったのは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番の室内楽バージョンのジャケット。
上海弦楽四重奏団の面々を引き連れ、こちらを挑むような鋭い視線で女王様然と腰掛けているんです。
これはかなりこわい、というか、「ははー、女王様〜」という感じです。
LONTANO盤のジャケット。DORONから出なおしになったが入手困難。
ところがこの人の最近の印象が変わったんです。
美しく慈悲深い貴婦人のようになっていて、まさかこれがあのルバツキーテ・・・!?と。
こうなってくると最近リリースされたサン=サーンスのピアノ協奏曲集も俄然聴きたくなってきませんか。
要注意アーティストです。

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「ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲のための協奏曲集」
ヴィヴァルディ:
マンドリン協奏曲 ニ長調 RV93
2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調
RV532
マンドリン協奏曲 ハ長調 RV425
マンドリンとヴァイオリンのための協奏曲
変ロ長調 RV548
多数の楽器のための協奏曲 ハ長調 RV558
マンドリンとヴィオラ・ダモーレのための協奏曲
ニ短調 RV540 |
ヴァンサン・ベーア=ドゥマンデ(マンドリン)
クリスティーヌ・アントワーヌ(ヴァイオリン,指揮)
ル・ジャルダン・ミュジカル
ファビオ・ガルッチ(マンドリン)
ピエール=アンリ・ジュエレブ(ヴィオラ・ダモーレ) |
ヴィヴァルディ:マンドリンのための協奏曲集
録音:2016年11月7‐10日マルセイユ/44'30、DSD録音
ヴィヴァルディのマンドリンのための協奏曲を集めたCD。ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲というと、映画「クレイマー、クレイマー」で用いられたハ長調
RV425が有名だが、それ以外にも名曲がある。ここではリュートのための作品も含めマンドリンで演奏できる協奏曲を5曲収録している。
ヴァンサン・ベーア=ドゥマンデは今日のバロック・マンドリンの第一人者で、マルセイユ音楽院やベルギーのリエージュ王立音楽院で教えている。クリスティーヌ・アントワーヌはレ・ミュジシャン・ドゥ・ルーヴルなどでも活躍したバロック・ヴァイオリニスト。2007年にピリオドオーケストラ、ル・ジャルダン・ミュジカルを創設し率いている。
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MSR
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MS 1637
(2CD)
¥3600
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「チェロ協奏曲集」
(1)エルガー:チェロ協奏曲第1番 ホ短調 Op.85
(2)R.シュトラウス:ドン・キホーテ Op.35
(3)シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
(4)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調
Op.104 |
キム・クック(チェロ)
(1)(3)アルカディ・シュテインルフト(指揮)
(2)(4)ゲラルド・エデルステイン(指揮)
(1)-(3)サンクトペテルブルク国立交響楽団
(4)ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団
(2)アンナ・ヴァインシュタイン(ヴィオラ) |
アメリカのチェリスト、キム・クックのチェロ協奏曲集第3集。エルガー、シューマン、ドヴォルザークの名曲収録!
録音:(1)(3)2016年6月 サンクトペテルブルク、(2)2016年5月
サンクトペテルブルク、(4)2001年2月 チェコ/DDD、140'31
アメリカのチェリスト、キム・クックのMSRへのチェロ協奏曲集第3集。第1集(MS1289)はショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番,チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲。第2集(MS1512)はサン=サーンスの協奏曲第1番,フォーレのエレジー、ラロの協奏曲。
キム・クックはネブラスカ州出身。イェール大学とイリノイ大学を修了し、ブラジルのサンパウロ交響楽団の首席チェロ奏者を務めていた。近年はソリストとして世界中で活躍。ルイージ・ガリンベルティ(1888-1957)製作のチェロを使用している。
アルカディ・シュテインルフトはソ連のレニングラード生まれの指揮者。ロシアを中心にとりわけオペラやバレエの指揮者として活躍している。ゲラルド・エデルステインはアルゼンチン出身の指揮者。幅広く活躍しており、現在は米国ペンシルベニア州のウィリアムズポート交響楽団の音楽監督。
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MS 1699
(2CD)
¥3600 →\3290
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「ガブリエル・デュポン:ピアノ作品全集」
ガブリエル・デュポン(1878-1914):
憂鬱な時間(全14曲)
砂丘に囲まれた館(全10曲)
2つのバレエのエール
アルバムの数葉(4曲) |
ボ・ティース(ピアノ) |
20世紀初頭のフランスの作曲家、ガブリエル・デュポン:ピアノ作品全集
録音:2017年12月,2018年1月 アイオワシティ/DDD、99'50
20世紀初頭のフランスの作曲家、ガブリエル・デュポン(1878-1914)のピアノ作品全集。
優れた作曲家だったにもかかわらず、36歳で病没し、死後なかなか顧みられることのなかったデュポンも、ここ数年でずいぶんCDが増えた。それでもピアノ作品全集はおそらくこれが初めてだろう。デュポンはラヴェルの3歳年下でほぼ同世代だが、作風は対極的で、繊細で内省的で染み入るような美しさに満ちたデュポンの作品には独特の魅力が詰まっている。
ボ・ティースは米国ミネソタ州出身のピアニスト。ドビュッシーをはじめとする近代フランス音楽を得意としており、ここでもデュポン独特の魅力を見事に引き出している。

ガブリエル・デュポン。
今や、およそほとんどのクラシック・ファンには馴染みがない人だが、生前はオペラを書けば必ず当たる、といっても過言ではないほどの超人気作曲家だった。
生まれたのは1878 年。パリ音楽院での師匠はマスネ、それにオルガンの巨匠ヴィドール。そう、フランクの系譜をひく純粋芸術路線に、美しいものを求めてやまない世紀末の人々を魅了しつくすバランス感覚も身につけた、完璧な芸術家だったのである。
そして、肺結核を病んで早世たというのも伝説的。プロヴァンスの片田舎で療養しながら、人を避けるようにして、独自の内面世界を見つめ続けたという。
実際そのピアノ作品を聴いてみれば、これぞ世紀末といった薫り高い耽美的世界。
「砂丘の家」は、しずかに気持ちを落ち着けてくれる音楽集。同時代のセヴラックあたりも想起させるような、4〜5分の充実した小品が居並ぶ。
また世紀末情緒という点では、もうひとつの「病める時」のほうがいかにもそれらしい。大小あわせて14
ある小品群は、療養中のデュポンが身近な光景を題材に、やさしさ、恐怖、希望…とさまざまな心象風景を織り交ぜて綴った私小説的な内容だが、「庭に注ぐ陽光」「白夜〜幻覚」「風の歌」「死神がうろついている」といった示唆的なタイトルにもあらわれているとおり、謎めいた雰囲気に満ちた作品。
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韓国のピアニスト、キム・ジュヨンのおそらく初のCD
ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob. XVI:48
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲
Op.42
リスト:パガニーニによる大練習曲S.141 |
キム・ジュヨン(ピアノ) |
録音:2017年1月14,15,18日 米国,インディアナ州マンシー/DDD、56'52
韓国のピアニスト、キム・ジュヨンのおそらく初のCD。
キム・ジュヨンは12歳で韓国交響楽団と共演したほどの天才少女だった。その後国際的に活躍している。派手に技巧をひけらかすことない誠実で丁寧な演奏が持ち味で、リストのラ・カンパネッラのような曲でもじっくり聞かせてくれる。
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「バーバラ・ハーバック作品集VOL.12」
〜管弦楽作品集第4集
ハーバック:
交響曲第11番 「帰還」
管弦楽組曲「偽善」 (全13曲) |
デイヴィッド・アンガス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:2017年8月14−16日 ロンドン/DDD,77'37
米国、ペンシルベニア州出身の作曲家、鍵盤楽器奏者、バーバラ・ハーバックの新作管弦楽曲2作の録音。ハーバックはチェンバリスト、オルガニストとして活躍する一方、40年以上作曲活動にも取り組んでおり、MSRからは彼女の作品集が継続して発売されている。
第12集であるこのCDには、2017年の作品、交響曲第11番
「帰還 Retourner」と管弦楽組曲「偽善」を収録。どちらも世界初録音。「帰還」は、ウィラ・キャザー(1873-1947)の小説「ああ開拓者たちよ!」(1913)に基づいた3楽章の作品。
「偽善」は、ロイス・ウィーバー(1888-1939)の監督した1915年の同名無声映画のための音楽。作風はどちらもいたって穏やかで適度にロマンティックで、気持ちの良い音楽である。英国の指揮者デイヴィッド・アンガスとロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏もたいへん充実。
ちなみに鍵盤楽器奏者としてのハーバックもMSRからCDになっており、その中にはソレルのソナタ全集(MS
1300 14CD)という偉業も含まれている。
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「アメリカの反射 20世紀と21世紀の合唱音楽」
アメリカ民謡(アーブ編):シェナンドー
アメリカ民謡(コープランド,ファイン編):ずっと昔
アージェント:ウォールデン池
ウィティカー:水の夜
ローリゼン:そう言われているが
伝承歌(チャップマン編):彼女はツバメのようだ
ローリー(ホーリー編):美しい川
伝承歌(ギブズ編):全能の偉大な神
ランシュタッド:なぜ籠の鳥は歌う
シェーカー教徒の伝承歌:私は飢え渇き
オルウッド(カークナー編):雲のない日
アパラチアの伝承歌(カークナー編):明るい朝の星 |
ジェフリー・ハント(指揮)
セント・チャールズ・シンガーズ |
録音:2017年6月14−21日 シカゴ/DDD、63'33
「茂みといばら」 合唱のための民謡集第1巻&第2巻(MS
1606)に続くジェフリー・ハント率いるセント・チャールズ・シンガーズのMRSへの2枚目のCD。今回は伝承歌の編曲を含めた20世紀と21世紀の作品集。
米国の合唱音楽の重鎮、ドミニク・アージェント(1927—)の「ウォールデン池」は5曲からなる作品で、極めて美しい傑作である。エリック・ウィテカー(1970—)の水の夜、モートン・ローリゼン(1943—)のリルケの詩による「そう言われているが」、など名曲が目白押し。セント・チャールズ・シンガーズの歌は、十分に洗練された合唱だが、いざと言う時にはアメリカの田舎の素朴さも感じさせてくれる。
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「アリッサ・モリス:オーボエのための室内楽作品集」
子供たちはどこから来たのか?(4曲)(2013)
海岸の万華鏡(3曲)(2013)
衝突練習曲集(2017)(全6曲)
動き(2010)(全4曲) |
アリッサ・モリス(オーボエ)
クリスティーナ・ハーン(Pf)
エリザベス・ダーリング(Fl)
アンドレア・ヴォス=ロシュフォール(Cl)
ジェシカ・フィンドリー・ヤング(Fg) |
録音:2017年5月8-9,25-26日 シンシナティ/DDD、63'40
オーボエ奏者アリッサ・モリスの自作自演。アリッサ・モリスは現在、米国,カンザス州トピーカのトピーカ交響楽団の首席オーボエ奏者を務めており、またソリストとして欧米各地で活躍している。
同時に作曲活動も盛んで、このCDに収録されているのはここ十年ほどの作品ばかり、いずれも世界初録音である。
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デルフィ・トリオ、
ウィリアム・ボルコムのピアノ三重奏曲は世界初録音
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調
Op.70-2
ウィリアム・ボルコム(1938-):ピアノ三重奏曲
ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調
Op.101 |
デルフィ・トリオ:
【リアナ・ベルベ(Vn)
ミシェル・クォン(Vc)
ジェフリー・ラデュー(Pf)】 |
録音:2017年12月19-21日 オレゴン州アシュランド、DDD,68'50
米国のピアノ三重奏団、デルフィ・トリオのおそらく初CD。三人は出身校は別々だが、サンフランシスコ音楽院の室内楽過程で出会いデルフィ・トリオを結成した。いかにも若々しい果敢で清清しい演奏を繰り広げている。
ウィリアム・ボルコム(1938-)のピアノ三重奏曲は世界初録音。
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MS 1682
【レーベル移行再発売】
¥2300 →\2090
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名盤復活!
「ヴァイオリンとハープのための作品集」
ドニゼッティ:ヴァイオリンとハープのためのソナタ
ト長調
シャポシニコフ :ヴァイオリンとハープのためのソナタ
ニ短調
ホヴァネス:ヴァイオリンとハープのためのソナタ
Op.406
ラサラ:羊飼いコヤの詩
ボレン:典礼舞踊からの章
サン=サーンス:ヴァイオリンとハープのための幻想曲
Op.124 |
オーロラ・デュオ:
【ドンナ・フェアバンクス(ヴァイオリン)
リサ・リッティング(ハープ)】 |
録音:1996年3月13,25日,6月15日,8月10日,11月26日,1997年1月3日
米国,ユタ州プロボ/DDD、62'32
ヴァイオリンとハープのデュオ、オーロラ・デュオのMSRへの2枚目のCD。1枚目は近代ものを中心とした「メロディ」(MS
1332)だった。この2枚目のCDは20年以上前、4-TAYというレーベルから発売された彼女たちのデビューCDの再発売。
たいへん意欲的な選曲で、ホヴァネスとボレンの作品は世界初録音、またシャポシニコフの作品はヴァイオリンとハープによる初録音だった。とにかく美しい音楽ばかりで、気持ちよく1枚聞き通してしまう。
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「ドイツ・ロマン派のオルガン曲」
レーガー:
オルガンのための12の小品 Op.59〜
トッカータ ニ短調,フーガ ニ短調
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第6番
ニ短調 Op.65
ラインベルガー:12の性格的小品集 Op.156
ブラームス:フーガ 変イ短調 WOO8
リスト:B-A-C-Hの主題に基づく前奏とフーガ |
フェリックス・ヘル(オルガン) |
録音:2018年7月4日 ドイツ,リューデンシャイト/DDD、75'27
ドイツのオルガニスト、フェリックス・ヘルがドイツ・ロマン派の作曲家のオルガン作品を演奏したCD。ラインベルガーの12の性格的小品集は35分もかかる大作。
フェリックス・ヘルは1985年、ドイツのフランケンタールの生まれ。一般的なドイツのオルガニストがドイツ近辺に教会の楽長を長年務めることが多いのに対し、ヘルは若い頃に米国に渡りジュリアード音楽院とカーティス音楽院で学んだことから、たいへん国際的に活躍している。
ドイツ西部、ノルトライン=ヴェストファーレン州のリューデンシャイトにある福音キリスト教会に設置されているE.F.ヴァルッカー製作のオルガン(1902年,1957年と2000年に改修)を使用。ドイツ・ロマン派のオルガンを演奏するには打ってつけの楽器である。
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「パレストリーナ:あなたはペテロである」
パレストリーナ:
(1)あなたはペテロである/あなたが地上でつなぐことは
(2)-(6)ミサ 「あなたはペテロである」
(7)鹿が小川を求めるように/私の魂は渇望している
(8)私の肉は本当の食べ物
(9)あなた方はシオンで喇叭を吹け/天よ、天から水を落とせ
(10)私の心は叱責と苦悩を期待していた
(11)善良な羊飼いが蘇った/そして私たちの過越であるキリストは |
デイヴィッド・シュラー(指揮)
セント・ルーク・イン・ザ・フィールズ合唱団 |
録音:2017年1月29−31日 ニューヨーク/DDD、63'43
ピエール・ド・マンシクールの作品集(MS
1632)に続くデイヴィッド・シュラー率いるセント・ルーク・イン・ザ・フィールズ合唱団のCDは、パレストリーナの作品集。
デイヴィッド・シュラーはニューヨークのセント・ルーク・イン・ザ・フィールズ教会の音楽監督を長年務めており、1988年にセント・ルーク・イン・ザ・フィールズ合唱団を創設、シュラーの指導により高い実力を獲得した同合唱団は、教会を飛び出し古楽演奏会でも活躍するほどの人気が合唱団になっている。なお男女混声合唱である。
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MS 1162
【再プレス】
¥2300
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「フェリックス・ヘル、リーガー=クロスのオルガンを弾く」
ブクステフーデ:フーガとシャコンヌ ハ長調
BuxWV 137
バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541
バッハ:コラール「目覚めろと声が私たちを呼ぶ」
BWV.645
デュプレ:クリスマスの歌に基づく変奏曲
ジグー:トッカータ ロ短調
ボエルマン:ゴシック組曲 Op.25
ウィドール:サンフォニー第5番
レーガー:「勝利の冠を戴いた陛下に万歳」に基づく変装とフーガ
バッハ:G線上のアリア |
フェリックス・ヘル(オルガン) |
(P)(C)2005/DDD、79'03
フェリックス・ヘルの新譜(「ドイツ・ロマン派のオルガン曲」MS1694)の発売にあわせて廃盤だった旧譜も再プレスとなりました。
ドイツのオルガニスト、フェリックス・ヘルが米国、ジョージア州サバンナの独立長老派教会に設置されているリーガー=クロス・オルガンを演奏したもの。最新かつ大規模なオルガンで、物凄い音がする。
フェリックス・ヘルは1985年、ドイツのフランケンタールの生まれ。ジュリアード音楽院とカーティス音楽院で学び、ドイツ、米国、そしてオーストラリアで活躍している。
録音年月日が表記されていないが、Pマーク、Cマークとも2005年である。
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<映像>
C MAJOR(映像)
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74 8604
(4Blu-ray)
¥14400
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ジョン・ノイマイヤー・コレクション
バレエ『ニジンスキー』全2幕
振付、照明、舞台美術、衣装:ジョン・ノイマイヤー
音楽:
ショパン:前奏曲 第20番ハ短調 Op.28より
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化より
リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』より
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ
Op.147より
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番ト短調
Op.103より
出演:
ヴァーツラフ・ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
ロモラ・ニジンスキー(ヴァーツラフの妻):カロリーナ・アグエロ
ブロニスラヴァ・ニジンスカ(ヴァーツラフの妹):パトリシア・フリッツァ
スタニスラフ・ニジンスキー(ヴァーツラフの兄):アレイズ・マルティネス
セルゲイ・ディアギレフ(インプレザリオ&メンター):イヴァン・ウルバン
エレオノーラ・ベレーダ(ヴァーツラフの母):アンナ・ラウデール
トーマス・ニジンスキー(ヴァーツラフの父):
カーステン・ユング
タマーラ・カルサヴィナ(バレエ・ダンサー):シルヴィア・アッツォーニ
「謝肉祭」のアルルカンと「薔薇の精」(ダンサーとしてのニジンスキー):アレク
サンドル・トルーシュ/クリストファー・エヴァンズ
「シェエラザード」の黄金の奴隷と「牧神の午後」の牧神(ダンサーとしてのニジンスキー):
マルク・フベーテ/カーステン・ユング
ペトルーシュカ(ダンサーとしてのニジンスキー):ロイド・リギンズ
レオニード・マシーン(若いダンサー):ヤコポ・ベルーシ
ニジンスキーのリフレクション:アレクサンドル・トルーシュ/アレイズ・マルティネス、他
収録:2017年5月ハンブルク国立歌劇場(ライヴ)
映像監督:トーマス・グリム
特典映像:ジョン・ノイマイヤーのインタビュー(日本語字幕付)
収録時間:本編135分、特典18分
バレエ『クリスマス・オラトリオ』
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248
振付、衣装、照明:ジョン・ノイマイヤー
装置:フェルディナンド・ヴェーゲルバウアー
出演:
ロイド・リギンズ(男)、アンナ・ラウデーレ(母)、カーステン・ユング(その夫)、
カレン・アザチャン(羊飼い)、
シルヴィア・アッツォーニ(天使)、アレクサンドル・トゥルシュ(天使)、
大石裕香、シルヴァーノ・バローン、レスリー・ヘイルマン、
クリストファー・エヴァンズ、ウラディミール・コシチュ(スイーパー)、ハンブルク・バレエ
演奏:
ジュリアン・プレガルディエン(エヴァンゲリスト)、メリッサ・プティ(ソプラノ)、
カーチャ・ピーヴェック(アルト)、マニュエル・ギュンター(テノール)、
ヴィルヘルム・シュヴィングハマー(バス)、
ハンブルク国立歌劇場合唱団、エーベルハルト・フリードリヒ(合唱指揮)、
ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団、アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)
収録:2014年、ハンブルク国立歌劇場
映像監督:トーマス・グリム
プロデューサー:ベルンハルト・フライシャー
特典映像:ジョン・ノイマイヤーとロイド・リギンズのインタビュー(言語:英、字幕:独)
バレエ『タチヤナ』
原作:アレクサンドル・プーシキン
振付、舞台美術、衣裳、照明:ジョン・ノイマイヤー
音楽:レーラ・アウエルバッハ
出演:
エレーヌ・ブシェ(タチヤナ)、エドヴィン・レヴァゾフ(オネーギン)、
レスリー・ヘイルマン(オリガ)、アレクサンドル・トゥルシュ(レンスキー)、
カーステン・ユング(N 公爵)、ハンブルク・バレエ団
演奏: サイモン・ヒューウェット指揮、ハンブルク国立フィル
収録:2014年、ハンブルク国立歌劇場(ライヴ)
収録時間: 本編135分、特典34分
バレエ『人魚姫』
振付、舞台美術、衣装デザイン、照明:ジョン・ノイマイヤー
音楽:レーラ・アウエルバッハ
原作:ハンス・アンデルセン
出演:
ヤンヤン・タン(人魚姫)、ロイド・リギンズ(詩人)、ティート・ヘリメッツ(王子)、
サラ・ヴァン・パタン(王女)、デイヴィッド・カラペティヤン(海の魔法使い)、
サンフランシスコ・バレエ団
演奏:マーティン・ウェスト指揮、サンフランシスコ・バレエ管弦楽団
収録:2011年4月30日〜5月7日、サンフランシスコ、ウォー・メモリアル・ホール(ライヴ)
監督:トーマス・グリム
ボーナス映像:人魚姫メイキング(字幕:ドイツ語、フランス語)
収録時間:本編119分、ボーナス35分
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74 8508
(8DVD)
¥14400
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現代最高峰の振付家ジョン・ノイマイヤー、80歳記念ボックス限定発売!
振付:ジョン・ノイマイヤー
(4Blu-ray)画面:16:9 1080p HD、音声:DTS-HD
MA 5.1、PCM STEREO、リージョン:All、限定盤
(8DVD)画面:16:9 ,NTSC、音声:DTS-HD MA
5.1、PCM STEREO、リージョン:All、限定盤
現代最高峰の振付家ジョン・ノイマイヤー(1939.2.24
〜)の80歳を記念した限定ボックスセット。ハンブルク・バレエの芸術監督を40年以上続けているジョン・ノイマイヤー。2015年に京都賞の思想・芸術部門を受賞し、80歳を迎えた現在でもバレエの新たな表現方法を模索する現代最高の振付師の一人。ノイマイヤーが描いた『ニジンスキー』『クリスマス・オラトリオ』『タチヤナ』『人魚姫』の4作品をまとめました。
『ニジンスキー』
伝説の天才バレエ・ダンサー、ヴァスラフ・ニジンスキーの波乱の生涯を描いた作品。ロシアの芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが立ち上げた『バレエ・リュス』のスターとして、20世紀初頭のヨーロッパを熱狂させたニジンスキー。
この作品『ニジンスキー』は2幕構成となっていて、第1幕は『バレエ・リュス』のスターとして華々しく活躍した時代を、リムスキー=コルサコフ作曲「シェエラザード」の甘美な音楽とともに描いています。一転、第2幕は第一次世界大戦の恐怖の中で狂気に堕ちていく姿を、ショスタコーヴィチの交響曲第11番をバックに、ノイマイヤー特有の鋭い内面的描写力で視覚化しています。
ニジンスキーを踊るのは、ハンブルク・バレエ団のプリンシパルでノイマイヤーからの信頼も厚いアレクサンドル・リアブコ。リアブコは、2000
年の初演時からこの『ニジンスキー』のセカンド・キャストとして参加しており、18年間踊り続ける中で、さらなる進化を遂げた『ニジンスキー』を魅せてくれます。
そしてニジンスキーの妻ロモラをカロリーナ・アグエロ、ディアギレフをイヴァン・ウルバンとハンブルク・バレエ団を代表する面々が揃っています。
『クリスマス・オラトリオ』
ノイマイヤーがバッハの『クリスマス・オラトリオ』に振りつけた作品。バッハの『クリスマス・オラトリオ』は、クリスマス関連の礼拝で用いられる6つのカンタータを内容としています。ノイマイヤーは2007年に『クリスマス・オラトリオ』の最初の3つの部分が振り付け、その後残りの3つを仕上げ、2013年に完全版が上演されました。
『クリスマス・オラトリオ』はイエスの降誕を祝うための音楽で、明るく祝祭的な気分に満ちています。特に第1部の冒頭『歓呼の声を放て、喜び踊れ!』は、トランペット3本とティンパニ、フルートとオーボエ各2本+弦楽合奏という豪華編成で書かれており、勢いのある華やかな気分を盛り上げてくれます。
振付にあたり、ノイマイヤーは以下のように述べています。「この冒頭の部分から取れるように、我々人類すべてが経験する感情、信頼、希望、進行、疑問、自己犠牲といったものを表しており、私の振付は宗教を表現したものではありません。多くの異なる文化や宗教を統一するちからがバッハの音楽にはあります。振付を通して、人間の価値を新たに見出したつもりです。ですので、このバレエの中では聖母マリアは「母」、ヨセフは「彼女の夫」としています。」
非常にシンプルながら、このクリスマスの奇跡を美しく、そして心に訴えかける演出で表現しています。
ダンサーには、2015年から同団の副芸術監督に就任したロイド・リギンズ、長身でしなやかな手脚をもつアンナ・ラウデ−レらトップダンサーに加え、2015年に退団し、ノイマイヤーに触発され現在は振付師として独立した日本人、大石裕香も舞台に立っています。エヴァンゲリストには、近年メキメキ実力をつけているジュリアン・プレガルディエン、その他歌手陣もハンブルクを拠点に活動する実力派を揃え、安定した歌唱を聴かせてくれます。
『タチヤナ』
ノイマイヤーとアウエルバッハが贈る21世紀版『エフゲニ・オネーギン』。このバレエではオネーギンでなく、ヒロインのタチヤナの視点から描いています。ドストエフスキーなども、この小説の真の主人公はオネーギンではなくタチヤナだと述べていますが、ノイマイヤーとアウエルバッハも同意見でした。
『エフゲニ・オネーギン』のバレエはノイマイヤーの師ジョン・クランコが1965年に制作したものが知られていますが、その影響を全く受けず、むしろアンドレア・ブレートが演出したチャイコフスキーのオペラでの1980年代風解釈を参考にしたとのこと。タチヤナはロシアの片田舎に住む多感な少女。ノイマイヤーは、この話で起こるすべての出来事が彼女の妄想に端を発するとしています。そのためチャイコフスキーもクランコも扱わなかったタチヤナの夢の場を中心に据え、熊をフロイト心理学の象徴のように登場させ、意外な結末となります。
音楽の雄弁さも特筆で、原作はロシア人アウエルバッハにとって諳んじているうえ、自身の文才と妄想力で21世紀のプーシキンを再創造しています。
予想外なのがレヴァゾフ演じるオネーギン。ノイマイヤーはロシア・アヴァンギャルドの有名な画家ロトチェンコをモデルにしたとのことで、19世紀ロシアの虚無的な貴族の若者がスキンヘッド、裸にジャケットをはおったパンク風ファッションで登場します。
特典映像は、ノイマイヤー、ブシェ、レヴァゾフが作品観や意図について語る興味深いもの。日本語字幕付き。
『人魚姫』
2009年にノイマイヤーとハンブルク・バレエ団により日本公演が行われ、聴衆の感動と紅涙を絞らせたレーラ・アウエルバッハの『人魚姫』。レーラ・アウエルバッハはロシア出身、ニューヨーク在住で作曲家としてはもとより、ピアニスト、ヴァイオリニスト、フルート奏者としても一級の腕を持ち、さらに作家としてノーベル文学賞にノミネートまでされたというマルチタレント中のマルチタレント。モーツァルトばりの天才として話題となっています。
『人魚姫』は、2005年にアンデルセンの生誕200年を記念してデンマーク政府からの委嘱で作曲。アウエルバッハにとって初のグランド・バレエで、尊敬するノイマイヤーからの指名ということもあり、非常な力作となり、彼女を代表する作品となりました。
ノイマイヤーは2007年に自身の率いるハンブルク・バレエ団公演のため、音楽ともども大改訂を施し、これが現行版となっています。作曲当時のアウエルバッハは、「トルストイのワルツ」録音や、諏訪内晶子とアンサンブル金沢によるヴァイオリン協奏曲第2番初演などでたびたび日本を訪れ、日本の伝統文化(特に能と京都)から受けた強い印象をもとに、スケッチを書き溜めていました。ことに小雨に煙る秋の龍安寺や雅楽が重要なモチーフとなったと言われ、それら日本的要素は初演以来たびたび指摘されてきました。
主役の人魚姫はサンフランシスコ・バレエ団のプリンシパルの中国人ダンサー、ヤンヤン・タン。完璧なテクニックとしなやかな美しさはいつもの通りの魅力ですが、それに加え人魚姫の悲しい運命を身体動作だけで見事に表現。アウエルバッハ好みのペシミズムと狂気が観る者の涙を誘います。
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EUROARTS(映像)
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20 57488
(DVD)
¥3400 →\3090
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モーリス・ベジャール〜時を超えて
『春の祭典』『ボレロ』 |
モーリス・ベジャール&20世紀バレエ団
(ベジャール・バレエ・ローザンヌ) |
ストラヴィンスキー:『春の祭典』
(1)収録:1960年/BW(36分)
出演:ジェルミナル・カサド、タニア・バリ、フラヴィオ・ベンナーティ、ピエール・ドブリエヴィッチ、
モーリス・ベジャール、アントニオ・カーノ、マリー=クレール・カリエ、ローラ・プロエンサ、
ジェニ・ランゲ、ニコレ・フローリス
(2)収録1971年/カラー(36 分)
出演:タニア・バリ、ジェルミナル・カサド、パオロ・ボルトルッチ
ラヴェル:『ボレロ』
(1)収録1962年/SW(18 分)
出演:ディスカ・シフォニス
(2)収録1977年/カラー(20 分)
出演:マイヤ・プリセツカヤ |
ベジャール不朽の名作『春の祭典』『ボレロ』がデジタル・リストア版で登場!
マイヤ・プリセツカヤ、ディスカ・シフォニス、モーリス・ベジャール、伝説のダンサーによる映像
画面:4:3,NTSC、音声:モノラル、リージョン:All、110分
天才振付師モーリス・ベジャール(1927-2007)。ベジャールの代表作『春の祭典』『ボレロ』がデジタル・リストアされて発売されます。
ベジャールの『春の祭典』は、1959年にブリュッセルで初演され、革新的な舞台は瞬く間に支持を集め、20世紀バレエ団設立のきっかけともなりました。
ここに収録されているのは、1960年と1971年の映像。ベジャールとともに初期の20世紀バレエ団を支えた名手ジェルミナル・カサド、タニア・バリやパオロ・ボルトルッチらが出演しています。
そして『ボレロ』は、円卓の上でソロ・ダンサーが踊り、他のダンサーたちが取り囲んで群舞を踊る作品。ディスカ・シフォニスが海から上がってくる様子に着想を得て創作。その後ジョルジュ・ドンがメロディを踊ったクロード・ルルーシュ監督映画『愛と哀しみのボレロ』で世界的名声を得ました。ここでは、ディスカ・シフォニスによる1962年収録の映像と、現代最高のバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤが1977
年に収録した映像2篇がおさめられています。
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1/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS
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BIS SA 2353
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
狂気のなかの正気
(1)ブラームス:
人々は彼をむき出しの台で運んだ〜「5つのオフェーリアの歌」より
(2)シューマン:心の痛みOp.107の1
(3)リヒャルト・シュトラウス:3 つのオフェーリアの歌Op.67
(4)ケクラン:アスタルテの讃歌
(5)ドビュッシー:ビリティスの歌
(6)ケクラン:ビリティスの墓碑銘
(7)デュパルク:ミニヨンのロマンス
(8)ヴォルフ:
ミニヨンの歌(全3曲)/君を知るや南の国〜「ゲーテ歌曲集」より
(9)シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェンD118
(10)ブラームス:乙女の歌Op.107の5
(11)シューマン:糸を紡ぐ女Op.107の4
(12)サン=サーンス:オフェーリアの死
(13)ショーソン:オフェーリアの歌
(14)ブラームス:5 つのオフェーリアの歌(全曲)
(15)デュパルク:戦争の起こった国へ
(16)プーランク:モンテカルロの女 |
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ) |
キャロリン・サンプソンの「狂乱もの」。女の情念を静かにかつ恐しく再現
録音:2018年1月/ポットン・ホール(サフォーク)/74'
50"
オペラでは「狂乱もの」は名作揃いですが、歌曲でも愛に殉じて狂死もしくは自ら命をたつヒロインを題材としたものがあります。それをまとめた好企画。
これまでバッハの宗教作品などで「品行方正」ぶりを示していたサンプソンが、開き直って女の性(さが)を露骨に表現しているのに驚かされます。
これを十八番にした文豪がシェイクスピア。ことに「ハムレット」のオフェーリアは父を恋人ハムレットに殺され狂乱するさまが有名で、多くの作曲家がとりあげています。
ブラームスやリヒャルト・シュトラウスの心理描写も流石ながら、サン=サーンスの落ちつきのない伴奏やショーソンの非現実的な美しさがむしろオフェーリアの乙女心を巧みに表現していると申せましょう。
もうひとりの文豪ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」のミニヨンも、愛するヴィルヘルムが他の女性とキスしているのを見てショック死してしまいます。また「ファウスト」のグレートヒェンも、愛するファウストに会えないあまりわが子を手にかける狂母。フランスのピエール・ルイスの「ビリティスの歌」は、同性愛まで含め愛の遍歴を繰り返す悲しい女性を主人公にし、ドビュッシーやケクランが名曲に仕立てています。
圧巻はコクトーの詩によるプーランクの「モンテカルロの女」。自殺する女性がひとりで語り続ける狂気のモノローグ劇ですが、女言葉により興奮していくさまは演劇のようで引き込まれます。サンプソンの女優的資質がいかんなく発揮され、女性の悲しさ、怖さを伝えてくれます。
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MIRARE
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CARNETS DE VOYAGE(旅へのチケット)〜ボヤージュ
旅から生まれた音楽(ものがたり) |
1.マヌエル・ド・ファリャ(1876-1946):スペイン舞曲第1番(はかなき人生より)
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、モディリアーニ弦楽四重奏団
ギュイ=ルー・ボワノー(カスタネット)
2.ドリーブ(1836-1891):カディスの娘たち
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、ラケル・カマリーナ(ソプラノ)
ヨアン・エロー(ピアノ)
3.フリアン・プラサ:ブエノスアイレス〜東京
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、ビクトル・ウーゴ・ビジェーナ(バンドネオン)
4.タレガ:グラン・ホタ・アラゴネーサ
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)
5.アラン・ウルマン/アマリア・ロドリゲス:Meu
amor (私の愛)
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、ラケル・カマリーナ(ソプラノ)
6.ボッケリーニ:ギター五重奏曲 ニ長調 G.448よりファンダンゴ
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、モディリアーニ弦楽四重奏団
ギュイ=ルー・ボワノー(カスタネット)
7.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番よりアリア(カンティレーナ)
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、ラケル・カマリーナ(ソプラノ)
8.ピアソラ(ビジェーナ&ロスフェルダー編):アヴェ・マリア
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)
ビクトル・ウーゴ・ビジェーナ(バンドネオン)
9.ルペルト・チャピ:セベデオの娘たちよりカルセレラス
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)
ラケル・カマリーナ(ソプラノ)、ヨアン・エロー(ピアノ)
10-12.ピアソラ(ビジェーナ& ロスフェルダー編):
タンゴの歴史〔売春宿1900/カフェ 1930/ナイトクラブ
1960〕
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、ビクトル・ウーゴ・ビジェーナ(バンドネオン)
13.ロドリーゴ:
ラケル・カマリーナ(ソプラノ)
14.ファリャ(M.レニュロ編):火祭りの踊り(恋は魔術師より)
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、モディリアーニ弦楽四重奏団
15.ペドロ・ピナル/ペロド・アシス・コインブラ:Se
eu adivinhasse que sem ti
ラケル・カマリーナ(ソプラノ)、ヨアン・エロー(ピアノ) |
2018年のラ・フォル・ジュルネTOKYO でも話題沸騰のギター奏者エマニュエル・ロスフェルダーが誘う音楽の旅!
録音:2018年9月
ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018にも出演し、聴衆を熱狂の渦に巻き込んだギター奏者、エマニュエル・ロスフェルダーと注目アーティスト達が繰り広げる、熱きアンサンブル。ギターと他の楽器や声との絶妙なアンサンブルが要求される作品をプログラム。
「CARNETS DE VOYAGE(旅へのチケット)〜ボヤージュ旅から生まれた音楽(
ものがたり)」と、音楽祭と同テーマがタイトルになっており、スペインの舞曲から、ブラジル(ヴィラ=ロボス)、ピアソラ(アルゼンチン)、さらには東京までも含まれるなど、様々な雰囲気を楽しめるのはもちろん、ロスフェルダーの技術の高さに圧倒される1
枚となっております。
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ジャン=ルイ・デュポール(1749-1819):チェロ協奏曲集
・チェロ協奏曲 第4番 ホ短調
・チェロ協奏曲 第1番 イ長調
・チェロ協奏曲 第5番 ニ長調 |
ラファエル・ピドゥ(チェロ)
ストラディヴァリア
ダニエル・キュイエ
(ヴァイオリンと指揮) |
18世紀を生き抜いたジャン=ルイ・デュポールのチェロ協奏曲集!
録音:2017年10月
トリオ・ヴァンダラーでもおなじみのチェロ奏者、ラファエル・ピドゥと、古楽界のサラブレッド、ダニエル・キュイエ率いるストラディヴァリアによる、デュポールのチェロ協奏曲集の登場。
ジャン=ルイ・デュポールは1749年10月4日、18世紀の真ん中に生まれました。彼の8つ年上の兄ジャン=ピエールは優れたチェロ奏者でしたが、ただちにジャン=ルイの才能に気付き、チェロの指導を開始。ジャン=ルイはフリードリヒ大王の目にとまり、宮廷のオペラなどの奏者としてパリを離れプロイセンに移りました。ジャン=ルイは兄がフランスで務めていたポストを引き継いで奏者として活動を開始、またたく間に名声を博し、兄よりも有名になったともいえます。
フランス革命が近くなり亡命しようと考え、最終的には兄をたよってプロイセンに移り、そこでもまた兄の宮廷オペラでのポストを引き継ぎながら、パリでは終えられなかった楽器奏法についての論文を完成させたほか、ベートーヴェンをはじめとする作曲家と出会ったりもしました。
ジャン=ルイ・デュポールのチェロ協奏曲は、パリを発つ前に、コンセール・スピリチュエルなどでも演奏された第1番から第3番、およびプロイセン時代の第4,5番が遺されており、いずれも3楽章構成となっています。急速なスケール、アルペジオの奏法、さらには左手の敏捷な動きと自由な右手が要求される難解なパッセージなど、自身すぐれた奏者であること、そしてロマン派時代の幕開けに生きた作曲家でもあったことを感じさせる充実した作品です。
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Au Long de la Loire〜
ロワール川に沿って〜流域の音楽的描写 |
アンサンブル・ジャック・モデルヌ
ジョエル・シュビエット(指揮) |
・序唱〜"Exultantes in partu virgins
処女の誕生を喜ぶ"より
(12-16世紀の山間部の手稿譜に基づく)
・オケゲム(1420頃-1497):
キリエ(ミサ« Fors seulement
»より)/Intemerata Dei Mater
・ジャン・ムトン(1459-1522):
グローリア(ミサ« Quem dicunt
homines » より)/
Nesciens mater virgo virum/Quis dabitoculis
nostris
・クレマン・ジャヌカン(1485-1558):
Quand contremont verras/Herbes et
fleurs/Bel aubépin verdissant/Le
rossignol/
Etans assis aux rives aquatiques/サンクトゥス(ミサ«
La bataille »より)
・ファブリス・カイエタン(1540-1578):La
terre va les eaux boivant
・ピエール・セルトン(1515-1572):Vignon,
vignette
・アントワーヌ・ド・フェヴァン(1470-1512):序唱〜ミサ«
Pro fidelibus defunctis »より
・ギョーム・ファギュ(1442-1475):アニュス・デイ〜ミサ«
Je suis en la mer »より
・作曲者不詳:Dedans la mer |
ロワール川にまつわるルネッサンス期の作品集
録音:2018年10月
ロワール川にまつわるルネッサンス期の作品集。ムトンやクレマン・ジャヌカンら、フランスの巨匠たちによるポリフォニー声楽作品をとおして、アンサンブル・ジャック・モデルヌが古のロワール川流域の世界へと私達を誘ってくれます。
ロワール川沿いにそびえたつカテドラルや修道院、城などが目に浮かぶような美しい世界が広がります。
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CARNETS DE VOYAGE(旅へのチケット)〜ボヤージュ
旅から生まれた音楽(ものがたり) |
[CD1]
1.サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 op.103「エジプト風」〜第1
楽章 アレグロ・アニマート
ブリジット・エンゲラー( ピアノ) 、アンドレア・クイン(指揮)、パリ室内管弦楽団
2.ドヴォルザーク(1841-1904):交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」〜第2楽章
ラルゴ
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団
3.チャイコフスキー(1840-1893):ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 op.35〜第2楽章 カンツォネッタ
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)、イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)
4.マヌエル・ド・ファリャ(1876-1946):スペイン舞曲第1番(はかなき人生より)
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、モディリアーニ弦楽四重奏団
ギュイ=ルー・ボワノー(カスタネット)
5.ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):アランフェス協奏曲〜第2楽章
アダージョ
ラムルー管弦楽団、フェイサル・カルイ(指揮)、カニサレス(ギター)
6.テレマン(1681-1767):ソナタ ト短調TWV43:g1〜第2楽章
ラルゴ
レ・ゾンブル、マルゴー・ブランシャール&シルヴァン・サルトル(指揮)
7.ジャン=ルイ・デュポール(1749-1819):チェロ協奏曲第1番
イ長調〜ロマンス(アダージョ)
ストラディヴァリア、ダニエル・キュイエ(ヴァイオリン&指揮)、ラファエル・ピドゥ(チェロ)
8.ベルリオーズ (1803-1869) :イタリアのハロルド
op.16〜第3楽章 アレグロ・アッサイ
南西ドイツ放送交響楽団(現シュトゥットガルト放送交響楽団)
シルヴァン・カンブルラン(指揮)、ジャン=エリック・スーシ(ヴィオラ)
9.ラロ(1823-1892):スペイン交響曲 op.21〜第2楽章
スケルツァンド
カタルーニャ・エ・バルセロナ交響楽団
ダレル・アン(指揮)、ティアンワ・ヤン(ヴァイオリン)
10.ラフマニノフ(1873-1943):パガニーニの主題による狂詩曲
op.43より(抜粋)
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
ドミトリー・リス(指揮)、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
[CD2]
1.チャイコフスキー(1840-1893):イタリア狂詩曲
イ長調 op.45より(抜粋)
ウクライナ国立交響楽団、テオドール・クチャル(指揮)
2.R=コルサコフ(1844-1908):スペイン奇想曲
op.34
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、エイドリアン・リーパー(指揮)
3.グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲 イ短調
op.16〜第2楽章 アダージョ
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
エイヴィン・グルベルグ・ イェンセン(指揮)、シャニ・ディリュカ(
ピアノ)
4.ジャック・イベール(1890-1894):寄港地〜第3曲バレンシア
コンセール・ラムルー管弦楽団、佐渡裕(指揮)
5.シャブリエ(1841-1894):狂詩曲「スペイン」
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、エイドリアン・リーパー(指揮)
6.サン=サーンス(1835-1921):アルジェリア組曲
op.60〜第3曲 夕べの幻想
バスク国立管弦楽団、準・メルクル(指揮)
7.マヌエル・ド・ファリャ(1876-1946):スペインの庭の夜〜第2曲
はるかな踊り
バスク国立管弦楽団、カルロ・リッツィ(指揮)、ルイス・フェルナンド・ペレス(ピアノ)
8.ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番
ヘ長調 op.96「アメリカ」〜第2楽章 レント
モディリアーニ弦楽四重奏団
9.ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラージ(1640-1708):トリオ・ソナタ
ト短調〜アダージョ
ラ・レヴーズ、フロランス・ボルトン&バンジャマン・ペロー(指揮)
10.リスト:トリスティア〜「オーベルマンの谷」より
トリオ・ショーソン
11.リスト:ワレンシュタットの湖で(巡礼の年
第1年「スイス」より)
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
12.リシャール・ガリアーノ(b.1950):フランス風小組曲より夜明けの曲(Aubade)
フェリシアン・ブリュ(アコーディオン)
エルメス弦楽四重奏団、エドゥアルド・マカレス(コントラバス) |
2019年ラ・フォル・ジュルネ・ド・ナント音楽祭、公式CDラ・フォル・ジュルネTOKYO
2019 と同テーマ!
1995年にフランスの港町ナントで生まれたクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭。今年のテーマは「Carnets
de voyage(旅へのチケット)〜ボヤージュ(旅)から生まれた音楽(ものがたり」。さまざまな時代の作曲家たちが、旅先で得たインスピレーションをもとに書きあげた名作の数々が演奏されます。2019年5月にはラ・フォル・ジュルネ音楽祭が日本でも開催(第15回目)、テーマは今年のナントでの音楽祭と同じもの。一足先に、音楽祭の雰囲気を味わって頂けるセットです。
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PAN CLASSICS
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オノフリとボネが共演、刺激たっぷりのバルトーク!
バルトーク:
2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲
Sz.98 BB104
ヴィヴァルディ:
2つのヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調
RV70 |
エンリコ・オノフリ(ヴァイオリン)
リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン) |
録音:2018年4月/イタリア/61'08''
大御所オノフリと気鋭ボネ、大人気奏者ふたりのデュオ・アルバムが登場。古楽ヴァイオリン・ファンには狂喜の1枚と言えます。曲がまた一癖あり、なんとバルトークを披露!使用楽器にもこだわり、挑戦的な1
枚が完成しました。ぜひご注目ください。
1920、30年代はE 線がスチール弦、A線とD線が生ガット弦、G線はガットの巻き弦という組み合わせが一般的でした。
また、1932年に撮られたハンガリーの弦楽四重奏団の写真では、E線がスチール弦、A線が生ガット弦、D線とG線はガットの巻き弦となっているヴァイオリンも見られます。スチールとガットの組み合わせが生む音質がこの時代の特色。当盤のふたりのヴァイオリンもこの組み合わせによっていて、特にスチール弦のE
線が効果的に響きます。
ドイツのヴァイオリン奏者、教育者であったエーリヒ・ドフライン氏にピアノ曲集『子供のために』の編曲を依頼されたバルトークは、代わりに新曲を作曲します。そして生まれたのが1931年に書かれた『44の二重奏曲』。東欧の民謡を素材としており、旋法によるシンプルな歌が音楽の核。教育目的ということもあり概ね平易な技巧で書かれていますが、ふたつの旋律が同格に扱われパズルのようにリズムが絡み合い、勘所では打楽器的な効果や重音奏法も見られます。バルトーク版「2声インヴェンション」を思わせる小宇宙、聴き込むほどに創意にあふれた刺激的な音楽です。
ヴィヴァルディのRV70
はトリオ・ソナタですが、通奏低音を省いて2本のヴァイオリンのみでも演奏可能、という楽曲。急緩急の3楽章構成で、技巧的で華やかな掛け合いが散りばめられた協奏的な作品です。バルトークのデュオと近似性もあり、セットで聴くと新鮮。
新旧世代の交代といえば、バロック・ヴァイオリンの世界もまさにその渦中。
とくにバーゼル。
スコラ・カントルム周辺をはじめ、スイス、ドイツ、フランスなどの古楽系教育機関の主任教諭が変わるなか、若い世代が続々と存在感をあらわしはじめている。
そんな中、現代楽器で確かな研鑽を積んだのち、ウィーンや故郷で華々しく活躍しているスペイン出身のリナ・トゥール・ボネも要注目のひとり。
出すCD出すCDすべて快挙と言っていい新星。
先日の来日公演も、音楽業界のプロフェッショナルを感嘆させる壮絶なものだったらしい。
メジャーかどうかに関係なく、ものすごい人というのは存在するのである。
リナ・トゥール・ボネ、覚えておきましょう。
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PC 10403
【移行再発売】
¥2500 →\2290
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ニコラス・ルドフォード(1485-1557):
ミサ・ベネディクタ・エト・ヴェネラビリス |
エドワード・ヒギンボトム(指揮、オルガン)
ニューカレッジ・オックスフォード合唱団 |
ア・カペラで歌われる美しい宗教曲、レーベル移行再発売
録音:2007年6月11 〜 14日/フランス/63'13''
2008年にK617レーベルから発売され、グラモフォン誌やBBCミュージック・マガジンで高評価を得た音源の移行再発売です。
少年合唱を伴うア・カペラで歌われる美しい宗教曲で、ジョン・タヴァナーを思わせる素晴らしい音楽でありながら不当に日の目を見ることのなかった佳品。心洗われる音楽で、演奏も素晴らしいです。
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SUPRAPHON
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ピアノ三重奏に新生スメタナ・トリオが挑戦!
(1)ツェムリンスキー:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.3
(2)ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
(3)アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.32 |
スメタナ・トリオ
【イトカ・チェホヴァー(ピアノ)、
ラディム・クレスタ(ヴァイオリン)、
ヤン・パーレニーチェク(チェロ)】 |
美しいメロディと退廃感が魅力のピアノ三重奏に新生スメタナ・トリオが挑戦!
録音:2018年10月23-25日、2018年12月8, 9,
13日/マルティーネク・スタジオ(プラハ)/73'
39"
ヨゼフ・スーク・ピアノ四重奏団のヴァイオリニスト、ラディム・クレスタを迎えた新生スメタナ・トリオの最新盤。1890年代に作られた3篇のピアノ三重奏曲に挑戦しています。
ツェムリンスキー25歳の若書き三重奏曲は、もともとクラリネット、チェロ、ピアノのために書かれましたが、需要を鑑みてクラリネット・パートをヴァイオリンでも演奏可としています。ある作曲コンクールで入選し、審査員だったブラームスの推薦で出版されたとされますが、内容的にもブラームスの影響の濃い、美しい作品。
アレンスキーの名作三重奏曲は悠然としたテンポによる大きな演奏で、たっぷり歌い込んでいるのが非常に魅力的。スメタナのピアノ曲で名手ぶりを発揮したチェホヴァーの切れ味よさも注目。全体に若々しさにあふれるアルバムとなっています。
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