≪第101号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2019/4/16〜
4/19(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALTUS
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ALTL 012/3
(2CD)
¥4000 →\3690
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許光俊氏「この若者には才能があるのだ」
坂入健司郎最新新譜登場!
東京ユヴェントス・フィルハーモニー 創立10周年記念演奏会
マーラー:交響曲第8番 変ホ長調『千人の交響曲』 |
第1ソプラノ:森谷 真理、第2ソプラノ:中江
早希、第3ソプラノ:中山 美紀
第1アルト:谷地畝 晶子、第2アルト:中島
郁子
テノール:宮里 直樹、バリトン:今井
俊輔、バス:清水 那由太
児童合唱:NHK東京児童合唱団(合唱指揮:金田典子)
合唱:東京ユヴェントス・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:谷本
喜基、吉田 宏)
管弦楽:東京ユヴェントス・フィルハーモニー(コンサートミストレス:青木
尚佳)
指揮:坂入 健司郎 |
最強のアマオケ、ユヴェントス・フィル10周年記念公演。坂入健司郎氏がマーラー畢生の超大作に挑んだ記念碑的ライヴ!圧倒的な貫録をもって白熱の名演を構築した、感動の『千人』がCD
化!!
録音:2018年9月16日/ミューザ川崎シンフォニーホール(ライヴ)/国内プレス、日本語帯・解説・歌詞対訳付
東京ユヴェントス・フィル創立10周年記念として2018年にミューザ川崎で行われた『千人』交響曲のライヴが早くもCD
化!
これまでもブルックナーやマーラーの大編成オーケストラ作品を取り上げ絶賛されてきた坂入&
ユヴェントスによる、まさに集大成と言える極大規模の声楽付き大交響曲への挑戦。その演奏の完成度たるや恐るべきもので、公演に居合わせた人々を大いに沸かせました。コンサート史上またとない『千人』の輝かしい名演、ぜひCD
で堪能ください。
分類上アマオケとされるユヴェントス・フィルですが、その確かすぎる腕前は最早説明不要。第2部冒頭の対位法的なアダージョを聴けば、それぞれの楽器がいかに表現豊かに歌っているかが身に染みてわかります。
坂入氏の指揮ぶりはとても細やかで、大編成の音楽を相手に巧みにバランスをコントロール、常に多角的・多面的な響きを提示。次々と形を変える音響体としての面白さにも注目です。計算に計算を重ね、大きなクライマックスへと全体を導いていく視野の広さと統率力には脱帽せざるを得ません。
また豪華歌手陣の活躍ぶりにも目を見張るものがあります。そして気迫みなぎる力強い合唱に、精練された美しさの児童合唱!緊張感にあふれた最弱音から開放感に満ちた最強音まで、演者すべてが一体となって築き上げた至高のマーラーです。
●坂入 健司郎(指揮)
1988年5月12日生まれ、神奈川県川崎市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。
これまで指揮法を井上道義、小林研一郎、三河正典、山本七雄各氏に、チェロを望月直哉氏に師事。また、モスクワ放送響音楽総監督ウラディーミル・フェドセーエフ氏、元アルメニア国立放送交響楽団音楽監督井上喜惟氏と親交が深く、指揮のアドバイスを受け、アシスタントを務めている。
13歳ではじめて指揮台に立ち、2007年3月東京芸術劇場で行なわれたチャイコフスキーの『交響曲第4番』をメインとした演奏会で成功を収め、音楽現代2007年5月号において「クライマックスを作るのが実に上手く、白熱した名演となり未来の巨匠ぶりを存分に発揮していた。」と絶賛される。
2008年より東京ユヴェントス・フィルハーモニーを結成、現在まで音楽監督を務める。これまで、イェルク・デームス氏、ジェラール・プーレ氏、舘野泉氏など世界的なソリストとの共演や、数多くの日本初演・世界初演の指揮を手がける。
2015年1月、ミューザ川崎でマーラーの交響曲第2番『復活』を指揮した演奏会で好評を博したことを機に、同年3月に指揮者として初めて「かわさき産業親善大使」に就任。5月には、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭に出演を果たし、MOSTLY
CLASSIC 誌 2015年8月号の特集「注目の気鋭指揮者」にも推挙された。
2016年、新鋭のプロフェッショナルオーケストラ、川崎室内管弦楽団を結成。音楽監督に就任。その活動は、2016年12月朝日新聞紙「旬」にて紹介された。その後、湯山玲子氏主宰「サロン・ド・爆クラ!」にて、シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」の連続上演を企画・指揮、2018年には東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に初客演しオルフ「カルミナ・ブラーナ」を指揮、成功を収めた。その他にもマレーシア国立芸術文化遺産大学に客演し、新作を世界初演するなど海外での指揮活動も行なっている。
●東京ユヴェントス・フィルハーモニー(管弦楽)
2008年「慶應義塾ユースオーケストラ」という名称で、慶應義塾創立150年を記念する特別演奏会のために慶應義塾の高校生・大学生を中心として結成されたオーケストラ。
2014年には、幅広い年齢層や出身のメンバーが集い、より広く門戸をひろげて文化活動に貢献する存在でありつづけることを願い、団体名称を「東京ユヴェントス・フィルハーモニー」に名称を変更し、より一層精力的な活動を続けている。総勢約150名による編成。
フルーティストの小山裕幾氏をソリストに迎えた創立記念演奏会は成功を収め、その後も、イェルク・デームス氏をソリストに迎えた第2回演奏会や、ジャン・シベリウス作品の日本初演を行なった第3回演奏会、舘野泉氏をソリストに迎え2曲の協奏曲を演奏した第4回演奏会など、毎回独自の演奏会を企画し、数多くの世界初演・日本初演を手がけており、各方面から好評を博している。

坂入健司郎ミニ特集!
(初特集時のコメントから)
将棋にしても卓球にしてもテニスにしても野球にしても、どこからともなく天才的な少年・青年が現れ、これまでの歴史を全部ひっくり返してしまうようなことがある。
指揮の世界もそうなのかもしれない。
坂入健司郎。29歳。
慶應義塾大学経済学部卒業。
ブルックナーの交響曲第5番を許光俊氏に、第8番を奥田佳道に絶賛され、またたくまに3点の大作シンフォニー・アルバムをリリース。次々とベストセラーを記録。いまや注目度No.1の日本人若手指揮者となった。
しかし、その音楽的ルーツは、プロフィールを読む限りはっきりしない。
小林研一郎や井上道義に指揮法を師事したとあるし、フェドセーエフ、井上喜惟のアドバイスを受けたとある。
だがその一方でわずか13歳で指揮台に上がり、19歳のときには「未来の巨匠ぶりを絶賛された」ともある。
つまり・・・この人、誰かに「何か」を学んだのではなく、生来「何か」を持っていたのではないのかと思われるのである。
その音楽は格闘しない。
まっすぐなのである。
健やかでのびやかで素直。
聴いていて不思議なくらいすーっと入ってくる。
何かを越えようとか、何かに苦悶しているとか、何かの影におびえるとか、そういうよけいなものがない。
育ちのよさなのか、性格のよさなのか、そこは分からないのだが、往年の巨匠を意識して見栄を張ったり、最先端の解釈を意識して無理をしたり、そういう不自然さがまったくないのである。
すべてが自然で、ただただ音楽があるがままの形で流れていく。
およそ音楽家というものは最終的にこういう演奏を目指しているのではないか?
それをこの29歳の青年は、ひょっとしたら13歳のときからやっていて、今もやっているのかもしれない。
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ALTL 008/9
(2CD)
\4000 →\3690
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巨匠は意外なところから現れる
坂入健司郎の「マラ3」ライヴ!
(1)マーラー:交響曲第3番ニ短調
(2)ブラームス:アヴェ・マリア Op.12
(3)ヴォルフ:妖精の歌 〜女声合唱と管弦楽のための |
(1)谷地畝晶子(アルト)
(3)首藤玲奈(ソプラノ)
(1)(2)オルフ祝祭合唱団(合唱指揮:谷本善基)
(1)中央区・プリエールジュニアコーラス
(合唱指揮:古橋富士雄)
毛利文香(コンサートミストレス)
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー |
録音:2017年1月8日/ミューザ川崎シンフォニーホール(ライヴ)/日本語帯・解説付、国内プレス
流れ、抑揚、強弱などなど、大きなところをはずさないのだ。特にフィナーレは、信じられないほど美しく、深みがあった。繰り返すが、呆然とするほど美しく、感動的だったのだ。(許
光俊)
音楽評論家、許光俊氏も絶賛。知る人ぞ知る気鋭コンビ、坂入健司郎&
東京ユヴェントス・フィル!
既にリリースされているブルックナーの交響曲第5番(ALTL-005)や第8
番(ALTL-006)では、若々しい新鮮な好演、と思いきや巨匠然とした悠然たる大きな演奏を聴かせ、人々を大いに驚かせました。そして彼らが今回挑んだのは、管弦楽と声楽による長大な交響曲、マーラーの3
番!
この大作を相手に、真に美しいところを取りこぼすことなく、圧倒的な演奏を披露。錯綜するコンテクストもくっきりと描き分けており、オーケストラの技量にもほれぼれします。終楽章の弦楽の歌はすばらしく感動的!声楽曲でまとめたプログラムも技あり。『ドイツ・レクイエム』を思わせる美しいブラームスの『アヴェ・マリア』と、ヴォルフの色彩的な音使いがまばゆい『妖精の歌』をカップリング。2017
年、新年早々に行われ鮮烈ライヴがめでたく音盤化。これは要注目です!歌詞対訳を完備した解説書も嬉しい。
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坂入健司郎(指揮)&東京ユヴェントス・フィル
そして2014年
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB
105 |
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー |
まだ20 代の若者が、これほど堅牢で構築的なブルックナーを振るとは。全体像がしっかり把握されていて危なげがない。(許光俊)
ライヴ録音:2014 年1 月11 日/杉並公会堂
大ホール/ステレオ、ライヴ
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「これはまずい。坂入のコンサートに初めて出かけた私は心配になった。まだ20
代の若者が、これほど堅牢で構築的なブルックナーを振るとは。全体像がしっかり把握されていて危なげがない。いい音楽じゃないか。そのへんの本場のよりよほど聴きごたえがあるじゃないか。それが困るのだ。困ったことに、この若者には才能があるのだ。才能がなければ、ただの趣味、ただの遊びで済むものを。どうしたらこの才能を生かせるか。彼は一生かけてこの難題と取り組まないといけないのだ。そのキャリアの出発点と呼ぶべき、輝かしくも呪われた一夜の記録がこれだ。」(許光俊)
ここまで許光俊氏が若手の指揮者をほめることは滅多にないです。
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ALTL 006/7
(2CD特価)
\2800 →\2590
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日本音楽界を震撼させた才能
ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン2016にも登場
坂入健司郎と東京ユヴェントス・フィル第2弾
(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(2)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年改訂稿)WAB.108 |
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィル |
ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン2016にも出演!!坂入健司郎と東京ユヴェントス・フィル
「あふれ出るブルックナーへの愛、想い。祈りも烈しい情趣もお任せあれ。知情意兼ね備えた坂入健司郎渾身のタクト。尽くすオーケストラ。これぞライヴ、これがライヴ。いや、素晴らしい!」音楽評論家
奥田佳道
ライヴ録音:2016 年1 月9 日/すみだトリフォニーホール/ライヴ
注目の新人指揮者坂入健司朗(さかいりけんしろう)氏のブルックナーシリーズ第2弾は8
番!
大チェリビダッケもかくやの美しいハーモニーが聴く人を包みます。新人離れの悠揚迫らぬ風格あり。東京ユヴェントス・フィルもうまい!
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坂入健司郎の「ブル9」ライヴ、遂にCD化!
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB 109 |
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー |
巨匠然とした落ち着きぶり、類まれなバランス感覚と見通しの良いサウンド。演奏・録音ともに優秀。坂入健司郎の「ブル9」ライヴ、遂にCD化!
録音:2018 年1 月7 日/ミューザ川崎シンフォニーホール(ライヴ)/国内プレス、日本語帯・解説付
各界絶賛、坂入& ユヴェントスのブルックナー、真打登場!2018
年1 月に行われた、第9 番のライヴ録音です。
これまでに発売されている第5 番(ALTL-005)、第8
番(ALTL-006)はいずれも好評。そして今作は過去最高と言って差し支えない文句なしの出来栄えです。2018
年9 月にはマーラーの「千人の交響曲」を演奏会で披露、これまた素晴らしい完成度でした。次々と名演を繰り出す坂入健司郎、今後も目が離せません!
巨匠然とした落ち着きぶりと息の長いフレージング。音楽の大きさ、重さに見合ったテンポ設定でブルックナー未完の交響曲をじっくりと奏でていきます。とても見通しの良い響きで、すべての音がバランス良く分離して聴こえ、両翼配置によるヴァイオリンの掛け合い効果も抜群。指揮者の見事なコントロールと各奏者の高い演奏能力に舌を巻きます。第3
楽章の美しさは特に感動的。耳をつんざく和声の絶叫になりがちなクライマックスも、どこか憂いのあるしなやかな響きです。もちろん音量が小さい訳ではなく、張りのある大迫力の演奏。演奏・録音どちらも優秀、注目必至のブル9
です。
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デムスと共演したシューマン:ピアノ協奏曲
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この若者には才能があるのだ。(許光俊氏)
新進指揮者坂入健司郎デビュー
巨匠デームスもソリストで登場!
慶應義塾ユースオーケストラによる2011年3月20日の記録
(1)近谷直之:“Paradigm shift”(世界初演)
(2)シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
(3)シューマン:トロイメライ(アンコール)
(4)チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
Op.32
(5)ラヴェル:マ・メール・ロワより『妖精の国』(アンコール) |
坂入健司郎(指揮)
慶應義塾ユースオーケストラ
(現:東京ユヴェントス・フィルハーモニー)
(2)(3)イェルク・デームス(ピアノ) |
なんと巨匠デームスがソリストで登場!
慶應義塾ユースオーケストラによる震災直後2011年3月20日の記録
ライヴ録音:2011 年3 月20 日/ティアラこうとう/ステレオ、ライヴ
坂入健司郎率いる慶應義塾ユースオーケストラによる2011
年3 月のライヴは世界初演となった、近谷直之の“Paradigm
shift、巨匠イェルク・デームスをソリストに迎えたシューマンのピアノ協奏曲、そしてチャイコフスキーの幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」という充実のプログラムでした。
震災直後となった当ライヴは坂入とオーケストラのただならぬ思いが感じられ入魂の熱演となっております。アンコールで演奏された「妖精の国」は祈りそのものです。
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若き名匠・坂入健司郎
川崎室内管弦楽団、結成演奏会!
モーツァルト・プロがついにCD化
モーツァルト:
(1)ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
変ホ長調 K.364
(2)交響曲第41番 ハ長調『ジュピター』
K.551 |
毛利文香((1)ヴァイオリン)
田原綾子((1)ヴィオラ)
坂入健司郎(指揮)
川崎室内管弦楽団 |
若き名匠・坂入健司郎率いる川崎室内管弦楽団、結成演奏会!
話題沸騰のモーツァルト・プロがついにCD
化。毛利文香、田原綾子のソロがたまらなく魅力的な協奏交響曲と溌剌たるフィナーレが楽しすぎるジュピター!!
録音:2016 年12 月30 日/藤原洋記念ホール(ライヴ録音)/国内プレス、日本語帯・解説付
2016 年に結成されたプロオーケストラ、川崎室内管弦楽団の第1
回演奏会を収録したアルバムです。音楽監督・指揮者を務めるのは若き名匠・坂入健司郎!坂入氏と言えば2008
年結成の東京ユヴェントス・フィルでの演奏もアマオケとは思えぬ雄渾さでマニアの度肝を抜いていますが、こちらはプロオケで室内管弦楽団。編成の身軽さを活かしたモーツァルト・プログラムで大いなる喜びを瑞々しく表現しており、マエストロの新たな魅力がほとばしっています。オーケストラの技量も大変素晴らしく、舌を巻く巧さ!今後の活躍に目が離せません。
協奏交響曲では共に輝かしい受賞歴を持つ気鋭の奏者、毛利文香と田原綾子がソロを担当しています。指揮者も含めてみな神奈川県出身。交響的で幸福な一体感あふれるトゥッティに痺れ、技巧的にして純度の高い透明なソロの掛け合いに魅せられます。
「ジュピター」はフィナーレが最高に楽しい名演です。光輝くポリフォニーの綾、はっとするような和声の変化。繰り返しをすべて実施しているのにまったく冗長さがなく常に溌剌としていて胸が高鳴ります。創造性に満ちた感動のコーダに至るまで、息つく暇もない充実感! |
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MIRARE
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アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
・ソナタ第13番 変ロ長調 KV 333
・ソナタ第12番 ヘ長調 KV 332
・ソナタ第11番 イ長調 KV 331「トルコ行進曲つき」 |
アンヌ・ケフェレック(ピアノ) |
清冽きわまりないタッチ、漂う気品とエレガンス。ケフェレックによるモーツァルト新録音の登場!
軽やかかつカラフルな純フランス風ピアニズムの担い手として貴重な存在のケフェレック。待望の新譜はモーツァルトのソナタ集です。
モーツァルトといえばMIRARE レーベルからは2001年録音の作品集(MIR
9931)がありますが、それから20年弱を経ての録音となります。
彼女の清冽なタッチはまさにモーツァルトにぴったり。ここでは名曲3曲を録音しております。「トルコ行進曲つき」冒頭の変奏曲の美しさはまさに絶品。何も構えることなくすべてが自然に流れており、まさに巨匠のなせる芸術といえましょう。
モーツァルトの魅力を純に味わうことができます。
アンヌ・ケフェレック ミニ特集
女性って50歳を過ぎて魅力的になる人がいる。
いわゆる「いい年の取り方をしてる」っていうことでしょうか。
もちろん同じことが男性でも言えるとは思うんですが、経験や感性、考え方というものが表情に表れて、それが魅力的に映る。
若い頃にはよく分からなかったけど、半世紀生きてきてようやくそういうものが見え始めた、ということなのでしょうか。
というのはちょっと前にピアニストのアンヌ・ケフェレックに会ったとき、それはもう素敵だったんですね。
彼女の年齢はよく知りませんが、おそらく還暦は過ぎてると思います。
でもとても気品があって、女性らしいかわいらしさもあって、魅力的だったんです。
そうしたら演奏もすばらしかった。
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ、イド・バル=シャイ、フィリップ・ジュジアーノ、児玉桃、アンヌ・ケフェレック、アブデル・ラーマン・エル=バシャといった人気沸騰の若手から超ベテランまで6人のピアニストが、ショパンの作品を年代順にとっかえひっかえ1日をかけて 演奏するという耐久コンサートだったんですが、そのコンサートで演奏された数十曲の中で、たった1曲だけ、聴いた瞬間に涙が止まらなくなった演奏が・・・ケフェレックの弾いたノクターン嬰ハ短調
でした。
たおやかで優美、それでいて寂しげ。時代と人の悪意に翻弄されてなお毅然とふるまう美しき貴婦人のごとき。
この演奏だけはまったく次元が違っていて、その瞬間ホールに何かが降り立ったような気がしました。
ケフェレック、それまで正直それほど意識したことはありませんでした。優しげで温かな、「普通」の「元」美人ピアニストかと思ったんですが、「普通」じゃなかったんです。
昔の写真と今の写真を比べてみても、なんとなく人間的成長が伺えるような気がします。

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MIRARE
MIR 096
\2700 →¥2490
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アンヌ・ケフェレック(P)
ショパン:作品集
・ポロネーズ 変ロ長調KK.IV/1(1817)
・ポロネーズ ト短調S1/1(1817)
・ポロネーズ 変イ長調KK.IV/a2(1821)
・マズルカ イ短調Op.7-4(1824)
・ポロネーズ ヘ短調Op.71-1(1828)
・ソステヌート 変ホ長調(1840)
・カンタービレ 変ロ長調(1834)
・ノクターン 嬰ハ短調 遺作(1830)
・幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66(1834)
・ワルツ ヘ短調 Op.70-2(1841)
・マズルカ ハ短調 Op.50-3(1841-1842)
・子守歌 変ニ長調Op.57(1843)
・舟歌 嬰ヘ長調Op.60
・スケルツォ第4番 ホ長調Op.54(1842)
・ワルツ イ短調KK.IVb/11,P2/11
・バラード第4番 ヘ短調Op.52(1842)
・マズルカ ヘ短調Op.67-4(1848) |
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アンヌ・ケフェレック(P) |
録音:2009年11月フランス・リモージュ、81mm
ケフェレック、世界中で人気があるらしくここ数年MIRAREから継続的に新譜が出てきていた。
前回のハイドン、その前のバッハはいずれもベストセラー、とくにバッハの深遠で心に染み入る演奏はその年のピアノ・アルバムの中でも一際光を放っていた。
・・・しかし・・・なぜかショパンのアルバムがなかった。
ケフェレック、あれだけの実演を聴かせてくれたのに、なぜかショパンは出さなかった。
でもそれはショパン・イヤーまで取っておいたのだ・・・。といっても安易に「ショパン・イヤーの決定盤!!」などと宣伝するつもりはない。いつどのような形でリリースされたとしても、このアルバムは絶対的な輝きを持つはずだから。
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MIRARE
MIR 320
\2700 →¥2490
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アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
ダンスに加わって〜フランスのピアノ小品集
(1)モンポウ:歌と踊り第4番
(2)ラヴェル:なき王女のためのパヴァーヌ
(3)同:優雅で感傷的なワルツ〜第2曲
(4)ドビュッシー:雪が踊っている〜「子供の領分」
(5)シャブリエ:アルバムの一葉
(6)ロパルツ:ロンド〜「山の日陰で」
(7)アーン:愛と倦怠の踊り〜「うぐいす狂乱」
(8)フロラン・シュミット:
石板に書かれた文字のロンド〜「眠りの精の一週間」
(9)プーランク:シャンパーニュのブランル〜「フランス組曲」
(10)マスネ:狂ったワルツ
(11)プーランク:パヴァーヌ〜「フランス組曲」
(12)ドビュッシー:バレエ〜「小組曲」
(13)ラヴェル:古風なメヌエット
(14)ドビュッシー:舞曲〜「カンマ」
(15)サン=サーンス:のんきなワルツOp.110
(16)サティ:ゆがんだ舞曲〜「逃げ出したくなる歌」
(17)ピエルネ:即興的なワルツOp.27
(18)愛と悪の踊り〜「うぐいす狂乱」
(19)プーランク:幽霊の舞踏会〜「夜想曲集」
(20)フォーレ:スペインの踊り〜「ドリー」
(21)フランク:ゆるやかな舞曲
(22)ドビュッシー:
クロタルを持つ舞姫のための〜「6つの古代の墓碑銘」
(23)ショーソン:パヴァーヌ〜「いくつの舞曲」 |
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
ガスパール・ドゥアンヌ(連弾)
(8)(12)(17)(20)(22) |
フランスのピアノ曲のなかでも最も魅力的な23
篇を集めた、宝物にしたくなるケフェレックの最新アルバム
録音:2016年10月/アルセナル(メッツ)/82’
00”
フォル・ジュルネ音楽祭の常連として日本でも非常に人気の高いケフェレックですが、軽やかかつカラフルな純フランス風ピアニズムの担い手として貴重な存在。
彼女が弾くだけでフランス・ピアノ音楽がオシャレな香りにあふれます。
今回のアルバムも「サティと仲間たち」の続編的な19
世紀末からベル・エポックの、パリが流行の最先端だった時代のピアノ曲から、いちばん聴きたかったものばかりを23
曲集めた好企画。
サン=サーンス、ショーソン、ラヴェル、アーン、プーランクらフランス音楽の魅力を存分に堪能できます!ラヴェルやドビュッシーはともかく、録音の少ないものが大半で、ケフェレックの美演で聴くことができるのは存外の幸せと申せましょう。
シャブリエの遺作「アルバムの一葉」は、絶美なメロディがしっとりかつ真摯に謳われる感動的な小品で、彼の作品中の白眉といってよい隠れた名品。
またマスネのピアニスティックな「狂ったワルツ」もあくまでフランス的なエスプリに満ちているのがケフェレックならでは。おなじく「狂乱と愛」をテーマにしたアーンの作品も近年いくつか録音はありますが、ようやく納得できる演奏の登場。
またショーソンの「パヴァーヌ」も気が変になりそうな麻薬的な美しさをふりまいています。そして純フランス的なプーランク。オシャレかつエレガント、古き良きパリの脂粉の匂いがしてくるような文化を味わえます。
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PENTATONE
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PTC 5186638
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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サン=サーンス、プーランク!
山田和樹&スイス・ロマンド管、フレンチ作品
(1)サン=サーンス(1835-1921):
交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」(1886)
(2)プーランク(1899-1963):
オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
ト短調 FP.93(1938)
(3)ウィドール(1844-1937):
トッカータ〜オルガン交響曲第5番 ヘ短調
Op.42-1(1879)より |
クリストファー・ジェイコブソン(オルガン)
(1)(2)山田和樹(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団 |
サン=サーンス、プーランク!!山田和樹&スイス・ロマンド管がオルガンを伴うフレンチ作品を録音!
セッション録音:2017 年8 月/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)/DSD、マルチチャンネル、65'31"、ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付
エグゼクティヴ・プロデューサー&レコーディング・プロデューサー:ヨブ・マールセ
バランス・エンジニア&エディティングエルド・グルート
レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン
SACD ハイブリッド盤。
国内外で躍進を続ける希代の指揮者山田和樹が名門スイス・ロマンド管弦楽団を振った期待の新譜は、オルガニスト、クリストファー・ジェイコブソンを迎えてのフレンチ作品集で、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」とプーランクのオルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲を収録しました!
世界の主要オーケストラに客演を重ね、国内のオーケストラや合唱団とも多く共演、各地で高い人気を獲得している若きマエストロ山田和樹は2016年よりモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督兼芸術監督に就任。また2012
年から現在に至るまでスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務め、PENTATONE
レーベルから当団との録音のリリースを続けております。
サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」はサン=サーンスの魅力が凝縮された名作。繊細にして華麗なオーケストラと荘厳なパイプオルガンの響きが溶け合い、壮大な音楽を展開します。この豊かな旋律を山田和樹率いるスイス・ロマンド管弦楽団がこの上なく美しく響かせます。
プーランクのオルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲はレクイエムの作曲家として知られる名オルガニストのモーリス・デュリュフレ(1902-1986)が初演をつとめたことでも知られる作品。
独奏オルガン、ティンパニ、弦楽五部による編成で、オルガンの多様な音色に加えてティンパニが非常に効果的にあらわれます。プーランクらしさも堪能することができるおしゃれで魅力的な作品です
そして、最後に収録されたシャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937)のオルガン交響曲第5番より第5
楽章「トッカータ」も要注目です!
ヴィドールは名オルガンビルダーのカヴァイエ=コル(1811-1899)の推薦によりわずか25歳でサン=シュルピス教会の正オルガニストに就任した逸材。作曲者としても活躍し、オルガン作品のほか、歌劇、協奏曲なども作曲し、オルガン交響曲は10曲をのこしました。交響曲といってもオルガン独奏のための作品です。
ここに収録された第5番の終楽章「トッカータ」は単独で演奏されることも多い名曲で、荘厳なパイプオルガンの音色を楽しむことができる無窮動の難曲。
デューク大学の教会オルガニストをつとめ、PENTATONE
レーベルからもリリースしているクリストファー・ジェイコブソンの明確な演奏も光り輝いております。
演奏はもちろんのこと、PENTATONE レーベルの録音を担当しているポリヒムニア・インターナショナルの技術チームによる優秀録音であることも注目です!

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ALBION RECORDS
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ヴォーン・ウィリアムズ:2台ピアノのための音楽
交響曲第5番ニ長調
(2台ピアノ版/編曲:マイケル・マリナー、改定:ヴォーン・ウィリアムズ、校訂:アンソニー・ゴールドストーン)
ランニング・セット(2台ピアノ版/編曲:ヴァリー・ラスカー&ヘレン・ビッダー)
タリスの主題による幻想曲(2台ピアノ版/モーリス・ジェイコブソン) |
ゴールドストーン&クレモウ〔アンソニー・ゴールドストーン(ピアノ)
キャロライン・クレモウ(ピアノ)〕 |
世界初録音!2台ピアノ版のRVW!交響曲第5番は師弟共同作業によるアレンジ!
ヴォーン・ウィリアムズと縁のある音楽家たちの編曲による、世界初録音となる「2台ピアノ」のための編曲集!
1943年にロイヤル・アルバート・ホールで初演が行われ、シベリウスに献呈された「交響曲第5番」の2台ピアノ版は、王立音楽大学でヴォーン・ウィリアムズに作曲を師事したマイケル・マリナー(1895ᬢ1973)の編曲。
この「2台ピアノ版」の「交響曲第5番」は、そのマニュスクリプトにヴォーン・ウィリアムズによる修正や注釈が付けられるなど作曲者自らが全体を監修。師弟の共同作業によって完成した作曲者お墨付きのヴァージョンです!
名作「タリスの主題による幻想曲」の2台ピアノ版は、スタンフォードとホルストに作曲を学んだ20世紀イギリスのコンポーザー=ピアニスト、モーリス・ジェイコブソン(1896ᬢ1976)のアレンジです。
※録音:2016年、セント・ジョン・ザ・バプティスト教会(イギリス)

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柳の歌 〜 シェイクスピア歌曲集
ヴォーン・ウィリアムズ(ゲスト編):丘を越えて、谷を越えて/
ヴォーン・ウィリアムズ(ゲスト編):雲をいただく塔/
ヴォーン・ウィリアムズ(パスフィールド編):柳の歌/
ヴォーン・ウィリアムズ:忠実への哀歌/
マクミラン:ソネット/レイトン:カノン/
ウィルコックス:5つのシェイクスピアの歌/
チルコット校訂:きけ、きけ、ひばり/
ネアウム:五尋の深み/デルプ:来たれ、死よ/
チルコット:耳に心地良い音楽を/
ラッター:恋する男とその娘/ラッター:まだらの雛菊が |
レ・シレーヌ女声合唱団
アンドルー・ナン(指揮)
フィオヌアラ・ウォード(ピアノ) |
シェイクスピアの物語やテキストからインスピレーションを得て作曲された、ヴォーン・ウィリアムズの作品を中心とする美しき「シェイクスピア集」。
ヴォーン・ウィリアムズはもちろんのこと、ラッターやチルコットなど、現代まで脈々と続くシェイクスピアの作品からの影響、そしてその偉大な存在感を再確認させてくれるプログラムです。
レ・シレーヌはスコットランドのグラスゴーを拠点とする女声合唱団。スコットランド王立音楽院の卒業生と学生で構成される30人の歌い手から成る合唱団です。
※録音:録音年月日不詳、セント・ギルバート教会(グラスゴー、イギリス)
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アイ・ラヴ・マイ・ラヴ 〜 フォーク・ソング・コレクション |
様々なアーティスト |
ヴォーン・ウィリアムズ編:民謡編曲集
イングリッシュ・シンガーズ/録音;1928年
シャープ編:カンタベリーの鍵
ウィルソン:編:リオ・グランデ
ブロードウッド編:クロコダイル
スチュアート・ウィルソン(テノール)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
録音:1930年7月1日&1929年10月8日
シャープ編:ベンボウ提督
フレデリック・ラナロウ(バリトン)、フレデリック・キッドル(ピアノ)
録音:1919年
シャープ編:やめて、ジョン!
コンチータ・スペルビア(メゾ・ソプラノ)、アイヴァー・ニュートン(ピアノ)
録音:1932年3月17日
バントック編:海の悲しみ
グラスゴー・オルフェウス合唱団、ヒュー・ロバートソン(指揮)/録音:1947年9月19日
ホルスト編:アイ・ラヴ・マイ・ラヴ
フリート・ストリート合唱団、T.B.ローレンス(指揮)/録音:1941年5月26日
シャープ編:クリスタル・スプリング
ヴォーン・ウィリアムズ編:恋人にリンゴを
ノース・ミッドランズ・セカンダリー・モダン・スクール少女合唱団/録音:1947年5月16日
ヴォーン・ウィリアムズ編:火曜日の朝
ブリティッシュ・ナショナル・オペラ・カンパニー、マルコム・サージェント(指揮)
録音:1924年10月3日
クライスラー編:ロンドンデリー・エアー
レオン・グーセンス(オーボエ)、クラレンス・レイボールド(ピアノ)/録音:1931年6月15日
グレインジャー編:ブリッグの定期市
ノーマン・ストーン(テノール)、オリアーナ・マドリガル・ソサエティ、G.ケネディ・スコット(指揮)
録音:1927年7月4日
スマイス:2つのフランス民謡
ライト・シンフォニー・オーケストラ、エイドリアン・ボールト(指揮)/録音:1939年3月3日
バターワース:シュロップシャーの若者
ブリティッシュ交響楽団、エイドリアン・ボールト(指揮)/録音:1920年11月16日
ヴォーン・ウィリアムズ編:コキジバト
グラスゴー・オルフェウス合唱団、ヒュー・ロバートソン(指揮)/録音:1945年11月8日 |
この「アイ・ラヴ・マイ・ラヴ」は、リマスタリングが施されたイギリス民謡の78回転録音のコレクション。
民謡の採集によって自らの作風を確立したヴォーン・ウィリアムズのルーツの1部を知ることの出来る歴史的録音の数々を収録しています。
20世紀初頭に集められたシンプルなアレンジによる民謡が持つ、古典的かつ素朴な美しさが存分に収められたアルバムです。
※リマスタリング:ピーター・レイノルズ
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CHRISTOPHORUS
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CHR 77439
(2CD)
【新装再発売】
¥5400 →\4990
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汝は結婚せよ
皇帝マクシミリア1世のための音楽
CD1
マクシミリアン1世のためのモテット 〜
ハインリヒ・イザーク、ルートヴィヒ・ゼンフル、
ジョスカン・デ・プレ、パウル・ホフハイマー、
グレゴリオ聖歌
CD2
マクシミリアーノのためのミサ曲 〜 イザーク:
聖処女マリアのミサ(4声&6声)、
ジョスカン・デプレ、ホフハイマー |
アンサンブル・ホフカペレ
マイケル・プロクター(指揮) |
☆神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の没後500周年を記念した新装再発売!
アンサンブル・ホフカペレはイギリスの音楽家マイケル・プロクターによって1998年に結成され、ルネサンス時代の宗教作品を主なレパートリーとして内外より高い評価を獲得している合唱団。
プロクターは宗教音楽のスペシャリストであると同時に、自身が運営する出版社「エディション・マイケル・プロクター」では600曲にも及ぶルネサンス音楽のカタログを持っています。
プロクター&アンサンブル・ホフカペレによってChristophorusに録音された神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世のための音楽(イザークのモテット集と2つのミサ曲を中心とするもの)が、マクシミリアン1世の没後500周年を記念し、セットになって新装再発売されます。
※録音:CD1:1998年10月、ドイツ/CD2:2005年7月、ドイツ
マクシミリアン1世(1459年3月22日 - 1519年1月12日)は、神聖ローマ帝国のローマ皇帝(1508年
- 1519年)、ローマ王(ドイツ王、在位:1486年
- 1493年)、オーストリア大公。
武勇に秀で体躯に恵まれ、芸術の保護者であったことから、中世最後の騎士とも謳われる。
自身と子・孫の結婚政策で成功をおさめ、ハプスブルク家の隆盛の基礎を築いたことから、マクシミリアン大帝と称される。
「戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ」の言葉が示すとおり、ハプスブルク家は婚姻により領土を拡大してきた。その最も成功した例がマクシミリアンの時代であった。
ハプスブルク家ならではの多民族国家の姿が、マクシミリアン1世の時代に生み出されていったわけである。
芸術の保護者だったと書いたが、旅から旅への日々を過ごしていたマクシミリアンは、やがて楽団を同行させるようになり、旅先での儀式はもちろん、旅の途中でも演奏をさせた。
旅の楽団のメンバーは、後に作られたウィーンの王宮礼拝堂の聖歌隊に参加させ、宮廷礼拝堂少年聖歌隊と創設したが、これがウィーン少年合唱団の前身となった。
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DELPHIAN
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ジョン・キッチン・プレイズ・
ブリティッシュ・ライト・ミュージック |
ジョン・キッチン(オルガン) |
サリヴァン:
《ペンザンスの海賊》序曲、《ミカド》より
燃え上がる輝きを持つ太陽は/
トムソン:
オン・ザ・スクエア、パルク・デ・パリ、
バスビー・バークレーへのサリュート/
サリヴァン:
《ペンザンスの海賊》より
Oh! is there not one maiden breast?、
《古城の衛士》序曲/
トムソン:
吟遊詩人の式典、ワーリー・グラニー、
バラのブーケ、テュリッヒからインベリー/
サリヴァン(ベアストウ編):《嵐》より
第3幕への前奏曲 |
エジンバラ市のオルガニストやオールド・セント・ポール教会の音楽監督、エジンバラ大学のダイレクターなどを歴任してきた名オルガニスト、ジョン・キッチンのデルフィアン(Delphian)での18タイトル目となるレコーディング。
少年時代の英雄的存在であるアーサー・サリヴァン(1842ᬢ1900)と、アバディーンを主な活躍の場としたマイケル・トムソン(1949ᬢ2016)の作品をカップリングしたプログラムでは、オルガンでイギリスのライト・ミュージックの黄金時代を再現!
エジンバラ、アッシャー・ホールのオルガンで「シネマ・オルガン・スタイル」の醍醐味を響かせています。
※録音:2018年1月16日ᬢ17日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
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DELPHIAN(Blu-rayオーディオ)
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DCD 34303
(Blu-ray Audio)
¥2600
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ヒエロニムス・プレトリウス:
ミサ曲 《誰かがわたしの主を取り去って》 |
シグロ・デ・オロ
パトリック・エイリーズ(指揮) |
聖木曜日〜オルランド・ド・ラッスス:私の魂死ぬがごとく悲し/
ヤーコプ・ハンドル(・ガルス):イェルサレムの娘らよ/
聖金曜日〜ヒエロニムス・プレトリウス:おお,
すべての人よ/
ハンス・レーオ・ハスラー:神よ, 我が神よ/
復活の主日〜
ヒエロニムス・プレトリウス:
誰かがわたしの主を取り去って、ミサ曲
《誰かがわたしの主を取り去って》/
アンドレア・ガブリエリ:マリアは墓に立ち/
ヒレロニムス・プレトリウス:良き牧者がよみがえりたまいぬ |
Blu-ray Audioヴァージョン!ヒエロニムス・プレトリウスの世界初録音となるミサ曲!
2014年にロンドンのスピタルフィールズ音楽祭でデビューした新世代をリードする合唱団、「スペイン黄金世紀」を意味する"シグロ・デ・オロ"のセカンド・アルバムのブルーレイ・オーディオ・ヴァージョン!
ハンブルクの聖ヤコビ教会でオルガニストを務めたドイツ・ルネサンスの重要な作曲家、ヒエロニムス・プレトリウスのミサ曲「誰かがわたしの主を取り去って」(ミサ・トゥレルント・ドミヌム・メウム)の世界初録音。
シグロ・デ・オロの創設者&ディレクターであるパトリック・エイリーズは、スティーヴン・レイトンの下で聖歌隊員として研鑽を積み、現在ウォーギンガム合唱協会の音楽監督、モーリー・カレッジの指導者、コロス合唱団(Khoros
Choir)の指揮者、オール・セインツ・パトニーの音楽監督、ウェスト・サセックス・ユース合唱団のディレクターなど多くのポストを兼ねる実力者。
革新的なプログラム、卓越したパフォーマンス、ルネサンスと現代レパートリーの興味深い解釈で注目を集める若き合唱団、"シグロ・デ・オロ"にご注目ください。
※Blu-ray Disc対応のプレイヤーでのみ再生可能となります。
※オーディオ・トラックのみの収録で、映像は収録されておりません。

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FRA BERNARDO
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FB 1905157
(2CD/特別価格)
¥3800
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オブレヒト:ミサ曲集
アントワーヌ・ビュノワ(c.1435−1492):
絶望的な運命の女神(3世)
ヤーコプ・オブレヒト(1457/8−1505):
ミサ・フォルトゥーナ・デスペラータ
(ミサ曲 《絶望的な運命の女神》)(4声)
伝統的な聖歌(1500年頃):尊く優しいマリア
オブレヒト:
ミサ・マリア・ツァルト(ミサ曲 《優しいマリア》)(4声) |
ビューティー・ファーム |
オーストリアの注目男声ヴォーカル・アンサンブル"ビューティー・ファーム"
第6弾は「オブレヒト」
☆オーストリアの有力男声ヴォーカル・アンサンブル、"ビューティー・ファーム"!
☆アルバム第6弾は、ヤーコプ・オブレヒトの2つのミサ曲!
☆高い完成度を誇る精緻なポリフォニーと刺激的なジャケット・デザインに注目!
"ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人のヴォーカル・アンサンブル。
コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。
これまで、オケゲム、ラ・リューといったルネサンスの巨匠たちのミサ曲録音で高い評価を得てきたビューティー・ファームの6枚目のアルバム。
当時流行したシャンソンや俗謡、聖歌などの旋律からミサ曲(パロディ・ミサ)を多数作曲したフランドルの作曲家、ヤーコプ・オブレヒトの2つのミサ曲。原曲となるビュノワの(作と考えられている)シャンソン「絶望的な運命の女神」、聖歌「尊く優しいマリア」も併録し、高い完成度を誇る精緻なポリフォニーを披露します。
ビューティー・ファームのアルバムでは恒例となっている、刺激的で印象的なジャケット・デザインにも注目。
※録音:2018年8月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
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GLOSSA
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ハイドンとハープ
アンネ=マリー・クルムフォルツ(1766−1813):
ロビン・アデアのお気に入りの旋律(ハープのための編曲)
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732−1809):ジ・インスパイアード・バード*
レオポルト・コジェルフ(1747−1818):いにしえのハーモニー*
ジャン=バティスト・クルムフォルツ(1747−1790):
ハイドンの有名なアンダンテ(自由なヴァイオリン伴奏を伴うハープのための編曲)
〔交響曲第53番「帝国」第2楽章〕
ハイドン:いにしえのハーモニー*
ルイ=シャルル・ラゲ(1744−after 1793):
ハイドンのXシンフォニーのハープのための編曲(ヴァイオリン伴奏を伴う)〔交響曲第71番〕
ジョゼフ・エロウイス(1752−?):前奏曲
エグジュペール・ドゥ・ラ・マニエール(18世紀):
ハイドンのロクスラーヌのハープのための編曲〔交響曲第63番第2楽章〕
ハイドン:タウィン城*、揚げひばり*、妖精の宴
ソフィア・デュセック(1775−1831):神よ皇帝を守り給え
ハイドン:ロビン・アデア*
ニコラ=シャルル・ボクサ(1789−1856):ハイドンの「天地創造」によるプティ・モザイク |
キアラ・グラナータ(ハープ)、
ラッファエーレ・ペ(カウンターテナー)*、
アナイス・チェン(ヴァイオリン)、
マルコ・チェッカート(チェロ) |
交響曲や「天地創造」からのハープ・アレンジ収録!ハイドンとその時代のハープ作品集!
☆マラ・ガラッシに学んだヒストリカル・ハープ奏者、キアラ・グラナータのファースト・ソロ・アルバム。
☆ハイドンのハープ作品と、ハイドンの交響曲&オラトリオからの編曲作品!
キアラ・グラナータは、Glossaアーティストでもある偉大なハーピスト、マラ・ガラッシに学んだイタリアのヒストリカル・ハープ奏者。様々なレーベル、アンサンブルのレコーディングに参加し、Glossaではラ・ヴェネクシアーナ、イ・トゥルキーニ、ラッファエーレ・ペらのアルバムで共演してきました。Glossaでの初のソロ・アルバムは、「ハイドンとハープ」と題した古典派のハープ作品集。
ハイドン他の作曲家によるウェールズ民謡、アイルランド民謡を元にしたハープ作品と、ハイドンの交響曲やオラトリオ「天地創造」、そしてハイドンが作曲したオーストリア帝国国歌「神よ、皇帝フランツを守り給え(神よ皇帝を守り給え)」からのハープ版アレンジを収録。
古典派の室内楽やヒストリカル・ハープのファンはもちろん、ハイドンの交響曲やオラトリオの愛好家にもオススメできる素敵なハープ・アルバムです。
※録音:2019年1月&2月、ヴィーニュ劇場(ロディ、イタリア)
※使用ハープ: トラック1〜15:harpe à
crochet by Holtzman, Paris, c.1790 (restored
by Dario Pontiggia, 2017)/トラック16:harpe
a fourchettes by Naderman, Paris, c.1825
(restored by Beat Wolf, 2009)]

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マルコ・ダッラクイラ:リュート作品集 〜
ベッラ・インコグニータ 〜 マルコ・ダッラクイラの想像 |
ルーカス・ヘニング(リュート) |
「フリジアン」・リチェルカール/ラ・カーラ・コッサ/ラ・サンタ・アンナ(ルーカス・ヘニング)/
「セスキアルテラ」・リチェルカール/ヌ・ベルジエ(クレマン・ジャヌカン)/「フロットレスカ」/
「プリアムボレスカ」/「ドリアン」・リチェルカール/ラ・トラディトーラ/
「ヒポドリアン」・リチェルカール/「ヒポリディアン」・リチェルカール/
「チェロルム・レジナ」・リチェルカール(リファレンシング・ジョスカン・デプレ/
センツァ・カント&ソタナ&メツァナ(ルーカス・ヘニング)/
センツァ・テノーレ&ボルドゥン&コントラバッソ(ルーカス・ヘニング)/
ラ・カーラ・コッサ・「スル・コントラバッソ」/
マエストロ・マルコ・ダ・ラクイラのリチェルカール
《caro-a-H-HE》/
うちの亭主はお人よし(ピエール・パスロー)/センツァ・カント/
ラ・コンパーニャ・デッラ・ソファミファ(ルーカス・ヘニング)/「ソファミファ」・リチェルカール/
トチャ・トチャ・ラ・カネッラ/ラ・カーラ・コッサ・「スル・テノーレ」/
マエストロ・マルコ・ダ・ラクイラのファンタジア/ア・バッタリア(クレマン・ジャヌカン)
※「」内はヘニングが付け加えたタイトル |
SCBで学んだ若きリュ—ティスト!マルコ・ダッラクイラのリュート作品集!
☆バーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を積んだ次代のリューティスト、ルーカス・ヘニング。
ルーカス・ヘニングは古楽教育、古楽研究の世界的権威として知られるスイスの古楽専門音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)で学び、2016年に卒業した次代を担う期待のリューティスト。
マルコ・ダッラクイラ(c.1480−after 1538)は、16世紀のヴェネツィアで活躍したリュート奏者&作曲家。
フランチェスコ・ダ・ミラノの少し上の世代で、リュートのタブラチュア譜の印刷にも携わり、いくつかの限られた作品が残されています。
ルーカス・ヘニングは、ダッラクイラの作品とジャヌカン、パスローらの作品、自身の作品を組み合わせ、ダッラクイラへと捧げるリサイタルを創造。よりポリフォニックに、複雑に発展していった当時のリュート音楽をSCBで研鑽を積んだ若きリュート奏者が描きます。
※録音:2018年7月、聖セバスティアン教会(シュラット、ドイツ)

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NEU
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NEU 010
(2CD/特別価格)
¥4000 →\3790
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21世紀の新たなルネサンス音楽
ベルナット・ビバンコス(1973-):レクイエム
〜
混声合唱、独唱、チェロ独奏、チェロ四重奏、アコーディオンと打楽器のための
(世界初録音) |
ラトビア放送合唱団
シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)
パウ・コディーナ(チェロ)
イヴェタ・ロマンカネ(ソプラノ)
イエヴァ・エゼリエテ(ソプラノ)
エリクス・キルスフェルズ(チェロ)
ダルタ・スヴェティナ(チェロ)
マダラ・ノルビテ(チェロ)
エマ・アレクサンドラ・バンデニース(チェロ)
アルトゥルス・ノヴィクス(アコーディオン)
イヴォ・クルスコプス(打楽器) |
ラトビア放送合唱団が歌う現代スペインのレクイエム
ベルナット・ビバンコス(1973-)は、生まれ故郷のスペインのバルセロナからフランスのパリ、ノルウェーのオスロへと活躍の場を広げ、2003年からはカタルーニャ高等音楽院の作曲と管弦楽法の教授を務め、モンセラット合唱団の音楽監督、カタルーニャ音楽堂のコンポーザー・イン・レジデンスを歴任したスペインの音楽家。
西欧の伝統的な手法とモダンな響きの和声の融合、豊かな色彩感と高度なテクスチャ、精神性の表現などを追及した作品は、母国スペインを中心に高く評価されています。
演奏はヨーロッパ最高峰のプロフェッショナル合唱団の1つであるラトビア放送合唱団。音楽監督兼首席指揮者、シグヴァルズ・クラーヴァの指揮によるビバンコスの「レクイエム」でもその驚くほど純度の高いハーモニーは健在!
現代のスペインで起こった新たな合唱芸術を、ラトビアの至宝が厳かに歌い上げています。
※録音:2015年9月、聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)

ここに美しいサイトがあります。
少しずつ試聴できます。
https://www.neurecords.com/requiem/
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SKANI
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クライスレリアーナ、オクタゴン
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
ジェニーティス:《オクタゴン:エピソードとソナタ》 |
レイニス・ザリンシュ(ピアノ) |
ラトビアの俊英によるクライスレリアーナ
シューマンの「クライスレリアーナ」と、ラトビアのアンドリス・ジェニーティス(1978ᬢ)が、ラトビア放送第3のアーティスト・イン・レジデンス、レイニス・ザリンシュのために作曲した「オクタゴン:エピソードとソナタ」の初録音の組み合わせ。
ジェニーティスは、ボストン交響楽団とライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が共同委嘱、アンドリス・ネルソンスの指揮で初演された近作の「Mara」で国際的に知られるようになりました。「オクタゴン:エピソードとソナタ」は「さまざまな体験、わたしの祖国の色とエネルギー、そして暑い7月にギリシャを旅してまわった際の経験といったことから得た対照的な印象」をピアノ曲集にまとめた作品です。
※録音:2018年8月27日ᬢ29日 ラトビア放送第1スタジオ(リガ、ラトビア)

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モスクワ音楽院
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SMCCD 0233-0234
(2CD)
\5200 →\4790
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アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
ドビュッシーの「24の前奏曲」−原曲と脱構築
[CD 1]
ドビュッシー(1862-1918):ピアノのための24の前奏曲
[CD 2]
ドビュッシー:ピアノのための24の前奏曲
から 抜粋(*)
ドビュッシー/アンドレ・カプレ(1878-1925)編曲:
「聖セバスチャンの殉教」から 抜粋(*) |
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
ヴラディーミル・タラソフ(打楽器(*)) |
録音:2010-2013年、ライヴ、モスクワ および
ブルノ(チェコ)
(*)は演奏者による「脱構築」的演奏。
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ロディオン・シチェドリンの様々な顔
シチェドリン(1932-):
封印された天使 から 御身の名により浄められ(合唱のための)(*)
Ave Music(合唱、オーボエ、トランペットとオルガンのための)(+/#)
無伴奏ヴァイオリンのためのデュエット(Vn)
ニキータ・ボリソグレプスキー(ヴァイオリン)
氷の家(マリンバのための)(ma)
お茶目な小曲(ピアノのための)(p1)
バッソ・オスティナート(ピアノのための)(p1)
オペラ「愛だけでなく」から
ヴァルヴァラの歌と小唄(メゾソプラノとピアノのための)(ms/p2)
食われるほど甘く、吐き出されるほど苦く(ソプラノと合唱のための)(sp/+)
神に誓って罪なし、皇帝に誓って咎(とが)なし(ソプラノと合唱のための)(sp/+)
長年(合唱とピアノと器楽アンサンブルのための)(+/p3/en)
ハイリガーの行進(合唱とピアノのための)(+/p4) |
デニス・ゴルーベフ(オーボエ(#))
アレクセイ・コルニリエフ(トランペット(#))
エフゲニア・クリヴィツカヤ(オルガン(#))
ニキータ・ボリソグレプスキー(ヴァイオリン(Vn))
ヴィクトル・シフ(マリンバ(ma))
日高志野(ピアノ(p1))
クセニア・ヴャズニコヴァ(メゾソプラノ(ms))
ヴラディーミル・ロディオノフ(ピアノ(p2))
マリア・チェルマキナ(sp))
エカテリーナ・メチェティナ(ピアノ(p3))
新音楽スタジオ・アンサンブル(en)
ミハイル・クリヴィツキー(ピアノ(p4))
ロシア音楽院合同国立青年合唱団(*)
モスクワ音楽院室内合唱団(+)
アレクサンドル・ソロヴィヨフ(指揮(*/+)) |
録音:2013-2017年、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール
および 小ホール |
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オルガンとハープの二重奏
J・S・バッハ(1685-1750):主よ、人の望みの喜びよ
BWV 147 No.10
マルセル・トゥルニエ(1879-1951):ハープのための4つの小品
ヘスス・グリディ(1886-1961):善き羊飼いの三連画(オルガンのための;1953)(*)
アルベニス(1860-1909):スペイン組曲 Op.47
から
グラナダ−セレナータ(No.1)/キューバ−奇想曲(No.8)
フランク(1822-1890):前奏曲、フーガと変奏曲
ロ短調 Op.18
アド・ワメス[ワムス](1953-):トワイライト(ハープとオルガンのための;2016)
ジョン・トマス(1826-1913)&ジュリアス・ベネディクト(1804-1885):
グノーの「ファウスト」の主題によるハープとピアノのための二重奏曲
オッフェンバック(1819-1880):オペラ「ホフマン物語」から
舟歌 |
オレシア・クラフチェンコ(オルガン)
ナージャ・セルゲーエヴァ(ハープ(*以外)) |
録音:2018年1月26日、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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EPITAGRAPH
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【Epitagraph(エピタグラフ)】
歴史的価値ある音源の発掘・蒐集・復刻を目的に2019年に立ち上げられた日本の自主制作レーベル。旧エピタフォーン・レーベル。 |
EPITA 004/5
(2UHQCD)
¥3400 →\3090
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限定発売
世界初出、シューリヒト
1962年6月10日、ウィーン祝祭週間「英雄」
協奏曲はゼルキンの母国帰還コンサート!
ベートーヴェン:
<DISC 1>
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
<DISC 2>
交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」 |
カール・シューリヒト(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) |
世界初出!エピタグラフ・レーベル第2弾はシューリヒト。あの61年ザルツブルク盤をも凌ぐか、翌年のウィーン盤「英雄」。協奏曲はゼルキンの30年ぶりとなる母国帰還コンサート!
ベートーヴェン「英雄」&ピアノ協奏曲3 番/シューリヒト&VPO、ゼルキン(1962)【2UHQCD】
限定発売
録音:1962年6月10日 アン・デア・ウィーン劇場、ウィーン(ライヴ)/MONO、34'15"
/ 47'47"、国内製造品、日本語帯・解説付
シューリヒト晩年の" 十八番"「英雄」。あの1961年ザルツブルク/オルフェオ盤をも凌ぐか、翌年のウィーン会場盤!
シューリヒトは晩年「英雄」を殊のほか愛好しており、57
年のパリ音楽院とのEMI セッション録音を初め、4種のライヴ録音
(1)1952年シュトウットガルト/ RSO /ヘンスラー盤。
(2)1961年ザルツブルク/ VPO /オルフェオ盤。
(3)1963年パリ/フランス国立/アルトゥス盤。
(4)1964年/ BPO/テスタメント盤)
が知られてきましたが、今回の世界初出盤は、1962年6月10日、ウィーン祝祭週間にアン・デア・ウィーン劇場でウィーン・フィル(VPO)を指揮した演奏です。
フルトヴェングラーの<ウラニアのエロイカ>に匹敵するとまで海外でも称賛を浴びた61年盤の翌年、場所をウィーンに移して、成しとげた名演がついに日の目をみます!
60年にウィーン・フィルの名誉指揮者の称号を贈られた老シューリヒトが、ここでもきびきびとしたテンポ、透徹した造型と明快な展望で、充実した力強い表現をみせています。
冒頭から大きな躍動感に満ち、アダージョでは感情をむき出しにした英雄的な表現。最終楽章のコーダで頂点にまで導くさまは筆舌に尽しがたく、61年盤をも上回る迫力を感じさせます。
ゼルキンは「バックハウスを思わせる演奏、リヒテルを思わせる気質」で会場を圧倒!
「1962年6月10日の、ルドルフ・ゼルキンのテアター・アン・ウィーンへの登場は、30年ぶりとなる恐るべき子供の母国への帰還であった。
ウィーンでシェーンベルクの弟子であったアメリカ育ちのピアニストは、ここでシューリヒトとの共演を強く望んだのである。二人の音楽芸術家はベートーヴェンのピアノ協奏曲第3
番を演奏した。
ピアニストのゼルキンは第1楽章アレグロ・コン・ブリオで感情が爆発するのを抑えようと苦労したが(感情はゼルキンの心の中に嵐を引き起こした)、その後、平常心を取り戻した。『ゼルキンの演奏はバックハウスを思わせる。彼の気質は、スヴャトスラフ・リヒテルを思わせる』とフォルクスブラットの音楽時評担当者は称賛の気持ちを込めてこう記したのだった。」
(ミシェル・シュヴィ/扇田慎平、塚谷由理子、佐藤正樹・共訳『大指揮者カール・シューリヒト
生涯と芸術』アルファベータ刊)
ORF(オーストリア放送協会)のアーカイヴからエピタグラフが入手した世界初出音源。
微細な盤質ノイズこそ残っているものの、アナログの薫りも豊かに、ふくよかで温かみある音。ウィーン・フィルの弦・管の音色は最高!
ゼルキンのピアノの輝かしい音もしっかりとらえられています。
しかも今回は高音質CD の決定版であるUHQCD で発売!
限定発売となっておりますので、お早めにお求め下さい。
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EPITA 006
(UHQCD)
¥2800 →\2590
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限定発売
シューリヒトはスイス・ロマンドにブルックナー演奏の奥義を伝授
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ハース版) |
カール・シューリヒト(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団 |
全宇宙的な表現力!シューリヒトはスイス・ロマンドにブルックナー演奏の奥義を伝授した!
ブルックナー:交響曲第7番/シューリヒト&スイス・ロマンド管(1961)【UHQCD】
限定発売
録音:1961年1月25日 ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(ライヴ)/MONO、59'57"、国内製造品、日本語帯・解説付
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
アンセルメ=スイス・ロマンドとの深い結びつき
1944年、アンセルメの求めに応じて、スイス・ロマンド管弦楽団(OSR)
に客演したカール・シューリヒト(1880-1967)。健康状態に不安を抱えていたシューリヒトはアンセルメの勧めもありそのままジュネーヴにとどまり、終戦後もスイスでアンセルメの協力の下、活動を再開するようになります。デッカへのレコーディングはアンセルメの推薦によるものでした。
48年にスイス・ロマンド管弦楽団の客演指揮者に迎えられたシューリヒトは、53年にジュネーヴではじめてブルックナーの作品(9番)を採りあげ、57
年に7 番のアダージョを、4年後の61年にこの7番の全曲を演奏するに至りました。
「スイス・ロマンド圏におけるブルックナーの大使でもあったシューリヒトは、戦後唯一のブルックナー交響曲演奏の先駆者といってもいいだろう。友であったシューリヒトの後を追ってヴォー州に住むようになったフルトヴェングラーでさえも、1947年から1954年のあいだに、ジュネーヴやローザンヌでブルックナーの交響曲を採りあげることはなかった」
(ミシェル・シュヴィ/扇田慎平、塚谷由理子、佐藤正樹・共訳
『大指揮者カール・シューリヒト 生涯と芸術』アルファベータ刊)
「(1953年の演奏会を評して『ラ・マンディエ』紙にヘルマン・ラングは)このマエストロは、この作曲家の全宇宙的な表現力の演奏に必要な情熱の集中と信念を、一から十まですべてオーケストラの楽団員に伝授した。(中略)ブルックナーの威光を現代に蘇らせ、このような成功を収めることができたのは、何よりも比類なき指揮者であるカール・シューリヒトの力によるものである」(同上)
アンセルメに鍛えられたスイス・ロマンドにブルックナーの奥義を伝授!
その繰り出すサウンドは"シルクの肌ざわり"
と称された弦、クリスタルの輝きで清らかさ漂う木管、咆哮力も著しい金管と、この上なく魅力的。そしてなによりも老シューリヒトの晩年であることを感じさせない情熱と集中力、その深遠で全宇宙的な表現力に圧倒されます!
待望!ブルックナー7番の新発掘録音。
ブルックナーはシューリヒトの定番レパートリー。8,9番はVPOとのEMI録音が有名ですが、7番はハーグ・フィルとの64年録音(コンサートホール、いまCo)しか有名なものがありませんでした。
こうしたなか、アルトゥスがフランス国立との63年ライヴを発売してベストセラーに。そして、このたびの61年OSR
盤、由緒ある録音だけに興味津々!
エピタグラフ(レーベル)がRSR(ラジオ・スイス・ロマンド)のアーカイヴから入手した音源。かつて発売されたRARE
MOTH レーベルのCD-R盤より格段音質は良く、関口台スタジオでの最新リマスタリングで、音はさらにしっかりと復元できています。しかも今回は高音質CDの決定版であるUHQCD で発売!
限定発売となっておりますので、お早めにお求め下さい。
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モスクワ音楽院
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マリア・ユーディナ/ヒンデミットの器楽ソナタを弾く
ヒンデミット(1895-1963):
フルートとピアノのためのソナタ(1936)(*)
ヴィオラとピアノのためのソナタ ヘ長調
Op.11 No.4(1919)(+)
コントラバスとピアノのためのソナタ(1949)(#)
トロンボーンとピアノのためのソナタ(1941)(**)
ホルンとピアノのためのソナタ(1939)(++) |
ナウム・ザルデル(フルート(*))
フョードル・ドルジーニン(ヴィオラ(+))
ロドロン・アザルヒン(コントラバス(#))
グリゴリー・ヘルソンスキー(トロンボーン(**))
ヴィタリー・ヴヤノフスキー(ホルン(++))
マリア・ユーディナ(ピアノ) |
録音:1959-1965年、スタジオ モノラル、ADD |
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マリア・ユーディナ/シューマンを弾く
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ(ピアノのための)Op.16
ピアノのための幻想小曲集 Op.12 から 夕べに(No.1)
森の情景(ピアノのための)Op.82 から
予言の鳥(No.7)
ピアノのための幻想曲 Op.17 |
マリア・ユーディナ(ピアノ) |
録音:1951年6月10日、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール モノラル、ADD |
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SMCCD 0242-0243
(2CD)
\5200 →\4790
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マリア・ユーディナ/モーツァルトを弾く
モーツァルト(1756-1791):
[CD 1]
ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調 K.284 (K.205b)(#)
ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310 (K.300d)
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331 (K.300i)
[CD 2]
ピアノのための幻想曲 ニ短調 K.397 (K.385g)
ピアノのための幻想曲 ハ短調 K.475
ヴァイオリンとピアノ・ソナタ イ長調 K.526(*)
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488(+) |
マリア・ユーディナ(ピアノ)
マリーナ・コゾルーポヴァ(ヴァイオリン(*))
ソヴィエト国立交響楽団(+)
アレクサンドル・ガウク(指揮(+)) |
録音:1951年10月6日(無印/#)、1951年10月13日(*)、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール(無印/#/*)
1947年7月9日、スタジオ、モスクワ(+) モノラル、ADD
(*)(#)初出音源。
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ヴァン・クライバーン/モスクワ音楽院ライヴ、1960年
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ協奏曲第3番ハ長調
Op.26
ブラームス(1833-1897):ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
Op.83 |
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
モスクワ放送交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮) |
録音:1960年6月3日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール モノラル、ADD |
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SMCCD 0247-0249
(3CD)
\8000 →\7490
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ヴァン・クライバーン/第1回チャイコフスキー国際コンクール
全録音
[CD 1] 第1次予選
J・S・バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前奏曲とフーガ
変ロ短調 BWV 867
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ第10番
ハ長調 K.330 (K.300h)
ショパン(1810-1849):ピアノのための12の練習曲
Op.25 から イ短調(No.11)
リスト(1811-1886):
ピアノのための超絶技巧練習曲集 S.139
から ニ短調「マゼッパ」(No.4)
スクリャービン(1872-1915):ピアノのための12の練習曲
Op.8 から ホ長調(No.5)
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノのための6つの小品 Op.19 から 創作主題と変奏曲
ヘ長調(No.6)
[CD 2] 第2次予選
タネーエフ(1856-1915):ピアノのための前奏曲とフーガ
嬰ト短調 Op.29
チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ(大ソナタ)ト長調
Op.37 から 第1楽章
バーバー(1910-1981):ピアノ・ソナタ 変ホ短調
Op.26 から 第4楽章
ショパン:ピアノのための幻想曲 ヘ短調 Op.49
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調
S.244(ピアノのための)
[CD 3] 決選
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調
Op.23(*)
カバレフスキー(1904-1987):ピアノのためのロンド
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲第3番
ニ短調 Op.30(+) |
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
モスクワ・フィイルハーモニー管弦楽団(*)
キリル・コンドラシン(指揮(*)) |
録音:1960年4月2、7、11日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール モノラル、ADD |
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ギュンター・ラミン、チェンバロを弾く/モスクワ音楽院ライヴ
J・S・バッハ(1685-1750):
パルティータ第4番 ニ長調 BWV 828
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番ニ長調
BWV 1028(*)
ヘンデル(1685-1759):
チェンバロ組曲集第2巻 から シャコンヌ
ト長調 HWV 435
チェンバロ組曲集第1巻 組曲第3番 ニ短調
HWV 428 |
ベルンハルト・ギュンター(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*))
ギュンター・ラミン(チェンバロ) |
録音:1954年6月19日、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール
ギュンター・ラミン(1898年10月15日 - 1956年2月27日)は、ドイツのオルガニスト、鍵盤楽器奏者、指揮者。
ハンス・ヘニー・ヤーンとともにドイツ・オルガン運動の唱道者。
カールスルーエに牧師の子として生まれる。1940年に、カール・シュトラウベの跡を継ぎ、聖トーマス教会の音楽監督(カントル)であるトーマスカントルに就任し、バッハの作品を演奏し続けた。
指揮者としても活動し、バッハと縁の深いライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と共にマタイ受難曲、ヨハネ受難曲などを録音している。

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<映像>

4/18(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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ガウクの"幻の「悲愴」"、驚愕の〈新事実〉とともに復活!
チャイコフスキー:
(1)交響曲第6番 ロ短調「悲愴」Op.74
(2)情景(第2幕)〜バレエ「白鳥の湖」Op.20より
(3)ワルツ(第1幕)〜バレエ「白鳥の湖」Op.20より
(4)グラズノフ:スペイン舞曲〜バレエ「ライモンダ」Op.57より |
アレクサンドル・ガウク(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 |
ガウクの"幻の「悲愴」"、約61年ぶりに驚愕の〈新事実〉とともに復活!
ライヴ録音:1958年5月12日、東京、日比谷公会堂
使用音源:新世界 (1)PLS-44(33 1/3 rpm)、(2)-(4)PEV-65(45rpm)/モノラル
■制作者より
1958年4月、旧ソ連からレニングラード・フィルが初来日をはたしました。最終日近くの5月12日、日比谷公会堂で行われたアレクサンドル・ガウク指揮のチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」とアンコール3
曲(「白鳥の湖」より)がライヴ録音されましたが、これらは外来オーケストラの初めての日本録音という記念すべきものでした。約2ヶ月後、「悲愴」は30センチLP
で、「白鳥の湖」は45回転のEP でそれぞれ発売されましたが、各媒体では日比谷公会堂の音響の悪さがことごとく非難されたため、以後、これらのレコードは〈一度も(注:製作者談)〉再発売されることなく、60年以上が経過しました。そのため、中古市場では「悲愴」は極めてレアですが、「白鳥の湖」のEP
盤はさらに稀少であり、あらゆるレコードの中でも最も入手が難しいものです。
今回、かけがえのない音源を復刻することに成功しましたが、その過程で思わぬ事実が発覚しました。まず、「白鳥の湖」の3曲のうちの1曲〈スペイン舞曲〉は、何とチャイコフスキーではなく、グラズノフの「ライモンダ」だったのです!また、「悲愴」はかなりピッチが高くカッティングされていたため、これも修正しました。つまり、当時は狂ったピッチの「悲愴」を聴き、グラズノフをチャイコフスキーと勘違いして、批評がなされていたのです。61年目にしてようやくまっとうな形で復刻されたので、今こそこれらの演奏の正しい評価がなされる時なのです。
なお、オリジナル・マスターはすでに失われているので、LP、EPより復刻しました。60年も経過している盤ですので、それなりにノイズが入ることをご了承下さい。また、アンコールではフェイド・アウトがいささか唐突ですが、これはオリジナル通りです。(平林 直哉)
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ベーム&VPO、モーツァルトの「ジュピター」&「アイネ・クライネ」
モーツァルト:
(1)交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
(2)セレナード第13番 ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 |
カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ベーム&VPO、モーツァルトの「ジュピター」&「アイネ・クライネ」、"究極の甘美"が最高音質で蘇る!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻
録音:1944年3月28、29日/ムジークフェラインザール(ウィーン)(放送録音)/モノラル
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
LP時代にはヴォックス原盤で流通し、かつて宇野功芳が絶賛していた演奏です。とにかく、この演奏は〈何が起こったのか〉と思うほど、突然変異的に甘美で即興的な内容です。ヴァイオリンはポルタメントが多用され、木管楽器(
特にオーボエ)の個性的な音色も印象的です。テンポも手さぐりで進むような感じで、突然燃え上がったりします。また、「ジュピター」の第2楽章の遅さも際だっています。
たとえば、ベームはウィーン・フィルと1949年に「ジュピター」を録音していますが、これに比べるとずっと端正です。また、ウィーン・フィルではブルーノ・ワルター指揮の「ジュピター」(1938年)と「アイネ・クライネ」(1936年)が昔から有名ですが、その2種と比較しても、甘美さではこのベーム盤が二枚も三枚も上です。
なお、これらの録音は帝国放送のマグネトフォンで収録されたようですが、ごく一部のキズを除き、全体的には1950年代のモノラル録音にも匹敵する優秀音質です。それが、望みうる最上の情報量で復刻されました。ベーム・ファン、ウィーン・フィル・ファンともに必携です。(平林 直哉)
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SPECTRUM SOUND
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ザンデルリンク、初出音源!!
正規録音にはないシューマン「春」と
神秘的とも言えるほど美しいブラ4!
(1)シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 Op.38「春」
(2)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 |
クルト・ザンデルリンク(指揮)
フランス国立管弦楽団 |
大注目盤。フランス国立視聴覚研究所(INA)音源提供
ザンデルリンク、初出音源!!正規録音にはないシューマン「春」と神秘的とも言えるほど美しいブラ4!
ライヴ録音:1980年2月27日/シャンゼリゼ劇場(パリ)/ステレオ、直輸入盤・日本語帯解説付
スペクトラムサウンドの好企画、フランス国立視聴覚研究所(INA)提供の音源からザンデルリンクがフランス国立管を振った1980年2月27日のライヴ録音でシューマンの交響曲第1番「春」とブラームスの交響曲第4
番が正規初出音源として登場します!
まず注目は正規録音にはないシューマンの交響曲第1番「春」です。細部まで見通しのよい豊かな響きと堂々たる演奏に心打たれます。
カップリングのブラームスも実に感動的。細部にまで神経の行き届いた演奏で、神秘的とも言える美しさです。音質も素晴らしくバランスよく収録されているのは喜ばしいことと言えましょう。
平林直哉氏による日本語解説付。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
BIS(国内仕様盤)
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KKC 5996
(SACD HYBRID)
¥3000+税
輸入盤発売済み
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アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団
シューベルトの交弦楽四重奏曲
フランツ・シューベルト(1797-1828)
弦楽四重奏曲第14番 ニ短調《死と乙女》
D810
弦楽四重奏曲第9番(第11番)ト短調 D173 |
キアロスクーロ四重奏団
アリーナ・イブラギモヴァ(第1ヴァイオリン)
パブロ・エルナン=ベネディ(第2ヴァイオリン)
エミリー・ホーンルンド(ヴィオラ)
クレール・チリヨン(チェロ) |
録音:2017年3月/ドイチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)/BIS
SA 2268、62'47/輸入盤・日本語帯・解説付
今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団。
BIS レーベルからリリースしているハイドンの弦楽四重奏曲第31-33番(BIS
SA 2158 / KKC 5677)、第34-3番(BIS SA 2168
/ KKC 5832)が高く評価される中、期待の新譜はシューベルトの弦楽四重奏曲第14番≪死と乙女≫と第9番です。
古典派と初期ロマン派のレパートリーに特化して当団の期待の高まる録音です。
1815年作曲の第9番ト短調。同年、歌曲、教会音楽、ピアノ・ソナタなど多数の作品を残した実りの年でした。ハイドン、モーツァルトの影響が見受けられるものの、シューベルトの個性も明確になりつつある作品で、本格的な短調の作品はこれが最初となります。
そして、シューベルトの傑作の一つである第14番ニ短調≪死と乙女≫。第2楽章に歌曲≪死と乙女≫
Op.7-3 D.531のピアノ伴奏部を借用したのでこの通称を持ちます。
全体を通じ、ロマン的な情趣に満ちており、ことに第1
楽章の主題のもつインパクトと悲愁が印象的です。2005年に当時英国王立音楽大学(RCM)で学んでいた友人を中心に結成し、近年アンサンブルが成熟してきたキアロスクーロ四重奏団。団体名の"Chiaroscuro(キアロスクーロ)"
は美術用語で、コントラストを印象づける明暗法や陰影法を意味しますが、その名の通りシューベルトの溢れる魅力を再発見させてくれているような見事な解釈を披露しております。
2019年4月来日スケジュール
■ 4月23日(火)王子ホール
■ 4月25日(木)パルテノン多摩
■ 4月27日(土)兵庫県立芸術劇場 神戸女学院小ホール
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<映像>

4/17(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALBA
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ABCD 432
(SACD HYBRID)
¥2300 →\2090
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『ブラームスIV=セーゲルスタム』
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
レイフ・セーゲルスタム(1944-):
交響曲第295番《ulFSoDErBlom in Memoriam...》
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トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
レイフ・セーゲルスタム(指揮、ピアノ *)
ヤン・セーデルブロム(ヴァイオリン)*
ロイ・ルオッティネン(チェロ) |
ブラームス=セーゲルスタムのプロジェクト最後のアルバムがリリース!
録音:2016年1月4日-5日(ブラームス)、5月25日 トゥルク・コンサートホール(トゥルク、フィンランド)
5.0 multichannel/stereo、66'33
制作: マルティン・ナゴルニ/録音:トーレ・ブリンクマン
レイフ・セーゲルスタム(1944-)と彼が首席指揮者を務めるトゥルク・フィルハーモニックのシリーズ。ブラームスの交響曲と彼の自作の交響曲を並べて録音するプロジェクトの最後のアルバムがリリースされます。
ブラームスの第4番の交響曲は、1884年と1885年の夏、保養地のスティリアで作曲されました。バロック音楽の厳格な構造にロマンティックな情熱がはめこまれ、悲劇の色彩をもつ叙事詩と秋の憂愁の漂う抒情が映える音楽。
「この交響曲の始まりは、音楽はどう生まれるかを説明するために使える」(セーゲルスタム)。
セーゲルスタムの交響曲第295番《ulFSoDErBlom
in Memoriam...》(セーデルブロム追悼)は、ヴァイオリン、チェロとピアノがオーケストラと合奏する1
楽章の音楽です。
ヨーナス・コッコネンの《最後の誘惑》、パーヴォ・ヘイニネンの《綾の鼓》、エーリク・ベリマンの《歌う樹》、アウリス・サッリネンの《クッレルヴォ》といったフィンランドの20世紀を代表するオペラの初演を指揮したウルフ・セーデルブロム(1930-2016)を追悼。彼の名にちなむ「F-S-D-E-B」の音を使って作曲しています。
第1番&第2番
プロモーション・ビデオ観られます↓
https://youtu.be/Vs2brK6Encs |
ABCD 390
(SACD HYBRID)
\2300 →\2090
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セーゲルスタム&トゥルク・フィル
ブラームス:交響曲第1番/セーゲルスタム:交響曲第288番
ブラームス:交響曲第1番
(I:16’28、II:9’56、III:5’42、IV:18’42)
セーゲルスタム:
交響曲第288番「Letting the FLOW go on...」
(20’44) |
レイフ・セーゲルスタム(指揮&ピアノ)
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:2015年11月2-5日、2016年1月4-7日、トゥルク・コンサートホール/Stereo/Multichannel5.0、71’35
北欧が生んだ巨人レイフ・セーゲルスタムによる新プロジェクトがフィンランドのALBA
レーベルでスタート。
ブラームスの4 つの交響曲とセーゲルスタムの新作交響曲4
つ収録していきます。
第1 弾はブラームスの第1 番とセーゲルスタムの第288
番。セーゲルスタムとブラームスの組み合わせは音楽的には意外に感じますが(容貌はそっくり?!)、1990
年代前半にラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団との全集を残しています。
ブラームスはセーゲルスタムと対照的に交響曲は僅か4
曲。
ブラームスの第1 番は、最初の構想から完成までに20
年以上の年月をかけていて、ベートーヴェンに並ぶような作品を書かなければならないというプレッシャーもあったと言われています。結果「ベートーヴェンの第10
番」とも称されるほどの傑作が生まれたのでした。
セーゲルスタムは全体的にゆったりとしたテンポをとっており、分厚い重量感ある演奏を聴かせてくれます。特に第1
楽章の序奏はセーゲルスタムらしい迫力に満ちています。
そしてセーゲルスタムの交響曲第288 番「Letting
the FLOW go on...」。流れに身を任せ…300
曲の大台目前。セーゲルスタムは2012 年からトゥルク・フィルの芸術監督を務めており、息のあった手兵との演奏が展開されています。
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ABCD 403
(SACD HYBRID)
\2300 →\2090
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進化を続けるセーゲルスタム&トゥルク・フィル、新プロジェクト!
セーゲルスタムVS ブラームスの交響曲第2弾!
ブラームス:交響曲第2番
(I:22’05、II:11’47、III:5’34、IV:10’25)
レイフ・セーゲルスタム:
交響曲第289番「When a Cat Visited」(19’05)/
ヴァイオリン・ソロ;Nobu Takizawa |
レイフ・セーゲルスタム(指揮&ピアノ)
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:2015年11月2-5日(ブラームス)、2016年1月4-7日(セーゲルスタム)、トゥルク・コンサートホール/Stereo/
Multichannel 5.0、69’00
北欧が生んだ巨人レイフ・セーゲルスタムによる新プロジェクトがフィンランドのALBA
レーベルでスタート。ブラームスの4 つの交響曲とセーゲルスタムの新作交響曲4
つ収録していきます。
第2 弾はブラームスの第2とセーゲルスタムの第289
番。セーゲルスタムとブラームスの組み合わせは音楽的には意外に感じますが(容貌はそっくり?!)、1990
年代前半にラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団との全集を残しています。
ブラームスはセーゲルスタムと対照的に交響曲は僅か4
曲。第1 番は20 年以上の歳月をかけて作曲されましたが、この第2
番はヴェルター湖畔のペルチャハで着想され、クララ・シューマンの家があったドイツはバーデンバーデンのリヒテンタールで完成されました。わずか4
カ月という期間で書き上げました。
セーゲルスタムは終始落ち着いたテンポで進み、フレーズやリズムの取り方が独特で、素っ気なさがかえって印象に残る響きを作り出しています。
300 番目前のセーゲルスタムの289 番の交響曲「Whena
Cat Visited」。猫の鳴き声を表すような、弦の唸り、フルートのトレモロが特徴的な作品。トゥルク・フィルハーモニー管に所属する日本人ヴァイオリン奏者がソロを務めています。
また、セーゲルスタムは2012 年からトゥルク・フィルの芸術監督を務めており、息のあった手兵との演奏が展開されています。 |
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ABCD 420
(SACD HYBRID)
\2300 →\2090
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『ブラームス=セーゲルスタム III』
ブラームス :交響曲第3番 へ長調 Op.90
レイフ・セーゲルスタム(1944ー):
交響曲第294番《Songs of a UNICORN heralding》
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トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
レイフ・セーゲルスタム(指揮)
タニヤ・ニソネン(ホルン)* |
セーゲルスタム&ブラームスの第3 弾!
録音:2016 年5 月23 日-26 日 トゥルク・コンサートホール(トゥルク、フィンランド)/5.0
multichannel/stereo、61'12
制作: マルティン・ナゴルニ/録音:トーレ・ブリンクマン
セーゲルスタムと彼が首席指揮者を務めるトゥルク・フィルハーモニックがブラームスの交響曲と彼の自作の交響曲を並べて録音するプロジェクト。「聖杯巡礼を連想する冒頭の歩み。生まれようとするヴァイナモイネンかレンミンカイネンが胎内の壁を叩いていると思うのも楽しい」第1
番。「アダージョ・ノン・トロッポ。アルプスの牧場の美しい風景が姿を見せる」第2
番。セーゲルスタムは「ひげ顔の兄弟」の最初の2
つの交響曲についてそう語っています。つづく第3
番。ブラームスのもっとも詩的でさまざな感情を呼び起こす作品のひとつです。
セーゲルスタムの交響曲は、第294 番《Songs
of a UNICORN heralding》(到来を告げるユニコーンの歌)。前のアルバムの「流れを進める」第288
番と「猫が訪ねてくる」第289 番と同様、「シベリウス最後の交響曲」に倣う「一楽章、およそ22
分」の作品です。一角獣は何を告げるのか。「愛と憎しみ、生と死、富と貧困、光と闇、湿気と乾燥、温もりと冷たさ、速さと遅さ、加速と遅延、フラクタル次元の直線と空気力学的比喩そうした二元性」。オブリガートのホルンを副首席奏者タニヤ・ニソネン、第2
ピアノをセーゲルスタムが担当。彼は、造語やダブルミーニングを駆使した「セーゲルスタム語」のライナーノート(英語・フィンランド語)も寄せています。
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フィンランド音楽界の巨匠エーリク・T・タヴァッシェルナ
『バラードとその他の物語(Ballades &
Other Stories)』
ラウタヴァーラ:ピアノソナタ第2番《火の説法(1970)
ショパン:バラード第1番 ト短調 Op.23
リンドベリ:ピアノ・ジュビリー(2000)−
第6番 第3番
ショパン:バラード第2番 へ長調 Op.38
サーリアホ: バラード(2005)
ショパン:バラード第3番 変イ長調 Op.47
ホイットール: 草の葉(2005-09)−
第6曲〈夜の浜辺で〉- 第7曲〈もの静かな辛抱づよいクモ〉
ショパン:バラード第4番 へ短調 Op.52 |
エーリク・T・タヴァッシェルナ(ピアノ)
[Piano: Steinway D] |
録音:2017年12月 シベリウス・ホール(ヤルヴェンパー、フィンランド)/64'44
制作:ヴィーヴェ・マエメツ/録音: エンノ・マエメツ
ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーの名誉教授、エーリク・T・タヴァッシェルナは、1951
年、ヘルシンキ生まれ。タパニ・ヴァルスタとモスクワのヘンリエッタ・ミルヴィスに学び、ウィーン音楽大学でディーター・ヴェーバー、ニューヨーク大学でユージン・リスト、ジュリアード音楽院でサーシャ・ゴロドニツキに師事。シベリウス・アカデミーで1982
年からピアノと室内楽を教え、ショパンを弾いてコッコネンに認められたヤンネ・メルタネン、トランスクリプションと現代音楽に関心を寄せるリスト=マッティ・マリン、ヘンリ・シーグフリードソン、カトリーナ・コルテたちを育てました。
コンサートではハイドン、シューベルト、エングルンドたちのソナタを演奏、スウェーデンの
BIS レーベルにシベリウスのピアノ作品の全曲を録音したことでも知られます。
『バラードとその他の物語』は、タヴァッシェルナが久しぶりに録音したアルバムです。2017年に行ったリサイタルのコンセプトに沿ったプログラムが組まれ、ショパンのバラード4曲がフィンランドのピアノ作品とともに演奏されます。
ラウタヴァーラの「コラール風コードのテクスチュアとローリング・アルペッジョ」に特徴づけられるピアノソナタ《火の説法》。ロンドンのロイヤル・フェスティヴァルホールがピエール・ブーレーズへの誕生日プレゼントとして委嘱した第1曲と、5つの短い曲を「調和する全体」にまとめたマグヌス・リンドベリの《ピアノ・ジュビリー》から2曲。カイヤ・サーリアホが「メロディのある曲を書きたかった」という、エマヌエル・アックスのための小品《バラード》。マシュー・ホイットールがウォルト・ホイットマンの詩に基づきリスト=マッティ・マリンのために作曲した12の前奏曲《草の葉》の2曲。
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ECM
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4818016
(2CD)
\3400→\3090 |
《キース・ジャレット〜J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻》
1987年3月ニューヨーク・トロイ貯蓄銀行音楽ホール・ライヴ
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
BWV846-BWV869
《CD 1》
1) 前奏曲第1番ハ長調BWV846、2) フーガ第1番ハ長調BWV846、
3) 前奏曲第2番ハ短調BWV847、4) フーガ第2番ハ短調BWV847、
5) 前奏曲第3番嬰ハ長調BWV848、6) フーガ第3番嬰ハ長調BWV848、
7) 前奏曲第4番嬰ハ短調BWV849、8) フーガ第4番嬰ハ短調BWV849、
9) 前奏曲第5番ニ長調BWV850、10) フーガ第5番ニ長調BWV850、
11) 前奏曲第6番ニ短調BWV851、12) フーガ第6番ニ短調BWV851、
13) 前奏曲第7番変ホ長調BWV852、14) フーガ第7番変ホ長調BWV852、
15) 前奏曲第8番変ホ/嬰ニ短調BWV853、
16) フーガ第8番変ホ/嬰ニ短調BWV853、17)
前奏曲第9番ホ長調BWV854、
18) フーガ第9番ホ長調BWV854、19) 前奏曲第10番ホ短調BWV855、
20) フーガ第10番ホ短調BWV855、21) 前奏曲第11番ヘ長調BWV856、
22) フーガ第11番ヘ長調BWV856、23) 前奏曲第12番ヘ短調BWV857、
24) フーガ第12番ヘ短調BWV857
《CD 2》
1) 前奏曲第13番嬰ヘ長調BWV858、2) フーガ第13番嬰ヘ長調BWV858、
3) 前奏曲第14番嬰ヘ短調BWV859、4) フーガ第14番嬰ヘ短調BWV859、
5) 前奏曲第15番ト長調BWV860、6) フーガ第15番ト長調BWV860、
7) 前奏曲第16番ト短調BWV861、8) フーガ第16番ト短調BWV861、
9) 前奏曲第17番変イ長調BWV862、10) フーガ第17番変イ長調BWV862、
11) 前奏曲第18番嬰ト短調BWV863、12) フーガ第18番嬰ト短調BWV863、
13) 前奏曲第19番イ長調BWV864、14) フーガ第19番イ長調BWV864、
15) 前奏曲第20番イ短調BWV865、16) フーガ第20番イ短調BWV865、
17) 前奏曲第21番変ロ長調BWV866、18) フーガ第21番変ロ長調BWV866、
19) 前奏曲第22番変ロ短調BWV867、20) フーガ第22番変ロ短調BWV867、
21) 前奏曲第23番ロ長調BWV868、22) フーガ第23番ロ長調BWV868、
23) 前奏曲第24番ロ短調BWV869、24) フーガ第24番ロ短調BWV869 |
キース・ジャレット(ピアノ) |
聴き手を作曲者に近づける透明性を重視した、ジャレットのクラシック演奏
1987年2月に録音された平均律クラヴィーア曲集から始まったキース・ジャレットのバッハ録音。
このアルバムは、第1弾となったスタジオ録音の1か月後となる同年3月に、音響が良いことで知られるニューヨークのトロイ貯蓄銀行音楽ホールで行われたライヴを収録したもの。
最初に録音された『平均律クラヴィーア曲集』のスタジオ演奏は、『グラモフォン』誌で
「これらの演奏はテンポ、フレージング、アーティキュレーション、そして装飾音の使用が完全に制覇されている。
楽器も演奏者も目立たない媒体となり、そこから音楽が誇張なく現れてくる」
と絶賛されました。
聴き手をより作曲者に近づけるために、演奏者は透明な存在になることを目標に掲げたキース・ジャレット。
彼は当時次のように語っています。
「バッハを弾く時、五線に書かれた演奏記号、音符の動きは本質的に豊かな表現力を有しているので、そこから思考の過程が聞こえてきます。どんな着色もこのプロセスには不要なのです」。
自分が最も影響を受けた作曲家はバッハだと語るキース・ジャレット。
キースはこのあと、チェンバロで平均律第2巻やフランス組曲を、さらにはピアノでヘンデルやモーツァルト、ショスタコーヴィチなども録音していきますが、そのきっかけとなった演奏とも言えるライヴ盤です。
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4818265
\2500 |
《ハインツ・ホリガー〜『Zwiegesprache』/クルターグ、ホリガー:作品集》
1) クルターグ:... ein Brief aus der Ferne
an Ursula、
2) ホリガー:Berceuse pour M.、
3) クルターグ:... fur Heinz ...、
4) ホリガー:Die Ros’、
5) クルターグ:Die Ros’、
6) ホリガー:Airs−Sept poemes
7) クルターグ:Schatten、
8)クルターグ:Rozsnyai llona in memoriam、
9) クルターグ:Einen Augenblick lang、
10) クルターグ:Versetto (apokrif organum)、
11) ホリガー:エリオット・カーターへのオマージュ、
12) クルターグ:Kroo Gyorgy in memoriam、
13) クルターグ:Desert、
14) クルターグ:Der Glaube、
15) クルターグ:... summaia a B.P.、
16) クルターグ:... ein Sappho-Fragment、
17) クルターグ:... (Hommage a Tristan)、
18)クルターグ:Einen Augenblick lang、
19) クルターグ:In Nomine−all’ongherese
(Damjanich emlekko)、
20) ホリガー:オーボエ・ソロのためのソナタ |
サラ・ウェゲナー(ソプラノ)(4, 5, 13)、
フィリップ・ジャコテ(朗読)(6)、
ハインツ・ホリガー
(オーボエ[1, 4, 6, 9, 11, 13-15, 20]、
ピアノ[3]、
コーラングレ[5, 6, 8, 10, 11, 16, 17,
19])、
マリー=リーゼ・シュプバッハ(コーラングレ[2,
4, 6]、オーボエ[6])、
エルネスト・モリナーリ
(バス・クラリネット[4, 10, 17]、
コントラバス・クラリネット[7, 8, 11,
12, 15, 18]) |
ホリガー生誕80年記念、クルターグとの音楽の「対話」
アルバム『Zwiegespr?che』(「対話」)は、ハインツ・ホリガーが演奏する非常に感動的なオーボエの音ともに、彼の長年の友人であるジェルジ・クルターグがホリガーのために書いた作品で始まります。
そして次にホリガーが作曲した答えが、教え子であるマリー=リーゼ・シュプバッハのコールアングレで演奏され、二人の作曲家の対話がここから広がってゆきます。
どの作品も短いながら多くのメッセージが込められています。ホリガーを中心にシュプバッハ、クラリネット奏者のエルネスト・モリナーリが共演。ソプラノ歌手のサラ・ウェゲナーもその透き通った力強い声を披露しています。
世界をリードするオーボエ奏者として長きにわたって活躍を続けるホリガーの80歳を記念するこのアルバムには、彼の演奏者、作曲者としての2つの芸術性が完璧に具現化されています。
録音: 2018年6月1−4日、チューリヒ、DRSラジオ・スタジオ
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<メジャー・レーベル>

4/16(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AURORA
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唐詩をモチーフにしたノルウェーのイーベルグの《生命の惑星の歌》
ヘルゲ・イーベルグ(1954-):
生命の惑星の歌(管弦楽、5人のソリスト、朗読のための合奏協奏曲) |
エリセ・ボートネス(ヴァイオリン)
クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(メゾソプラノ)
フランク・ハーヴロイ(バリトン)
トム・オッタル・アンドレーアセン(アルトフルート)
リウ・ティエガン(朗読)
シセル・エンドレーセン(朗読)
イングリ・ブライエ・ニュフース(ピアノ・ソロ)
ビョルン・ローケン
(ゴング、クリスタル・サウンドボウル、
クリスタル・サウンドピラミッド)
ノルウェー放送管弦楽団
カイ・グリンデ・ミューラン(指揮) |
録音:2018年3月19日-20日、5月7日–9日 NRK
大スタジオ(オスロ)/59'55
録音(北京語朗読):首都師範大学音楽学院、中央戯劇学院(北京)
録音(打楽器、英語朗読):Urban Sound Studios(オスロ)
制作:ハルドル・クローグ、ヘルゲ・イーベルグ
録音:オイスタイン・ハルヴォシェン、テリエ・へレム
ヘルゲ・イーベルグの《生命の惑星の歌》は、「唐詩を素材に使い、現在の生態学的状況に光をあてる」をコンセプトに作られた作品です。
マーラーの《大地の歌》のテクストに採られたのと同じ詩の原詩と英訳詩を使い、ヴァイオリン、ピアノ、メゾソプラノとバリトン、アルトフルートの加わる「管弦楽、5人のソリスト、朗読のための合奏協奏曲」のスタイルで書かれた9つの楽章で構成されています。
〈前奏曲〉(王維「送別」)、Part 1と Part
2に分かれた〈悲歌の話〉(李白「悲歌行」)、道化と楽士たちの〈パレード〉、〈大宴会〉(李白「宴陶家亭子」)、〈蓮の踊り〉(李白「採蓮曲」)、〈長い秋の夜〉(銭起「效古秋月長」)、〈生が夢に過ぎぬなら〉(李白「春日酔起言志」)、〈告別〉(王維「山中送別」)。
各楽章は、中国国家大劇院で活躍した俳優のリウ・ティエガンとヴォーカル・アーティストのシセル・エンドレーセンによる原詩と英訳詩の朗読に始まり、ソリストが「ソロ」あるいは「アンサンブル」で合奏する音楽が続きます。
この作品は、2011年の「ウルティマ現代音楽祭」のためにノルウェー室内管弦楽団の委嘱で作られ、初演に接したノルウェーの新聞「Aftenposten」は「われわれの忘れることのできない夜になった」という賛辞を呈し「グスタフ・マーラーの象徴的芸術作品にインスパイアされた新たな『大地の歌』」と呼びました。
このアルバムの録音セッションは、2018年、ノルウェー放送のオスロの大スタジオで行われました。オスロ・フィルハーモニックの第1コンサートマスター、ヴァイオリニストのエリセ・ボートネス、ピアニストのクリスチャン・イーレ・ハドラン、メゾソプラノのマリアンネ・ベアーテ・シェラン、バリトンのフランク・ハーヴロイ、オスロ・フィルハーモニックのフルート奏者、トム・オッタル・アンドレーアセンが、カイ・グリンデ・ミューラン(1987-)指揮のノルウェー放送管弦楽団と共演。別録音の北京語朗読と英語朗読を加えてアルバムに作られました。
作曲者イーベルグの寄せたノーツ『気象危機に脅かされ』(「春の草は翌年も緑になるだろうか」)がブックレットに掲載されています。
[プロフィール]
ヘルゲ・イーベルグ(1954-)。ノルウェーの作曲家、ピアニスト、著作家。オスロ大学で音楽学、思想史、宗教学、オラヴ・アントン・トンメセンとラグナル・ソーデルリンの下で作曲を学びました。ノルウェーのオーケストラの委嘱による管弦楽のための音楽を中心にコンテンポラリー・ミュージックとジャズの間を自由に行き来するスタイルの作品を発表しています。
「エドヴァルド賞」と「スペルマン賞」にノミネートされ「イタリア賞」の最優秀作品賞に選ばれた1990
年の歌劇《Detondes problem(悪の問題)》が代表作。《ロルフ・ヤコブセンの詩による歌》と《Aren'
t We All Warriors in OUr Life?》を収録したプロフィール・アルバム『ReHumaniZing』(ACD5052)をノルウェー作曲家協会の
Aurora レーベルが制作しています。
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BIS
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BIS ecopak パッケージについて
BISレーベルの社主、ロベルト・フォン・バール氏が環境に配慮した『BIS
ecopak パッケージ』を採用。
こちらのパッケージは、森林認証制度のFSC及びPEFC
を取得している素材、また環境に配慮された接着剤や大豆油インク、水性ニスを使用しリサイクル性に優れており、プラスチックは使用されておりません。
今後、当レーベルではこちらのパッケージでのリリースが増えていく予定です。
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BIS SA 2381
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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ハオチェン・チャンが奏でる
チャイコフスキー&プロコフィエフの協奏曲!
(1)プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ協奏曲第2番
ト短調 Op.16
(2)チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番
変ロ短調 Op.23 |
ハオチェン・チャン(ピアノ;Steinway D)
ディーマ・スロボデニューク(指揮)
ラハティ交響楽団 |
世界が注目するハオチェン・チャンが奏でる煌めくチャイコフスキー&プロコフィエフの協奏曲!!!
セッション録音:(1)2018年3月、(2)2018年1月/シベリウス・ホール(ラハティ)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、66'29"
SACD ハイブリッド盤。
世界が注目する中国出身のピアニスト、ハオチェン・チャンのBIS
レーベル第2弾はプロコフィエフとチャイコフスキーのピアノ協奏曲です!
「まるで巨匠の様な演奏だ!」と激賞した故ロリン・マゼールをはじめ、巨匠をもうならせるハオチェン・チャンは、優しい抒情性と聴衆を魅了する強靭なテクニックをあわせもつ若手随一のピアニストです。
1912年末から1913年4月にかけて作曲された4楽章からなるプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番。超絶技巧を要する当作品はピアノ協奏曲第1番に増して、より野性的で斬新なアイディアを交えた意欲作です。
ピアノの名手でもあったプロコフィエフらしく終始ピアノが支配的かつ効果的に活躍します。ハオチェン・チャンは「完璧」という言葉では足らないほどの次元の違う完成度でこの難曲を演奏しております。
その完璧さは技術面だけではなく、抜群の表現力を持ち合わせており、一聴の価値ありと申せましょう。
言わずと知れた名曲、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。チャイコフスキーらしいこの上なく美しいメロディと圧倒的な存在感を示す超絶技巧が最大の魅力です。ハオチェン・チャンの詩的な表現力が光る名演です!!
共演の指揮者ディーマ・スロボデニュークは1975年モスクワ生まれ。17歳でフィンランドに移住しシベリウス音楽院でレイフ・セーゲルスタム、ヨルマ・パヌラから指揮を学びました。
2016年秋のシーズンからラハティ交響楽団の首席指揮者に就任し、その後ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にもデビューをしている期待の指揮者です。
ハオチェン・チャン来日公演情報
■ 2019年11月3日(日)15:00 京都コンサートホール
■ 2019年11月5日(火)19:00 東京芸術劇場
フィラデルフィア管弦楽団、ヤニック・ネゼ=
セガン(指揮)、ハオチェン・チャン(ピアノ)*
演目:ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番*、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
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BIS SA 2238
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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ハオチェン・チャン、BISレーベルより本格的デビュー!
1.-13.シューマン:子供の情景 Op.15(18’34”)
14.リスト:バラード第2番 ロ短調 S.171(13’52”)
15.-16.ヤナーチェク:
ピアノ・ソナタ 変ホ長調「1905年10月1日、街頭にて」
(13’55”)
17.-19.ブラームス:3つの間奏曲 Op.117(17’56”) |
ハオチェン・チャン
(ピアノ;Steinway D) |
世界的巨匠が激賞するハオチェン・チャン。BISレーベルより遂に本格的デビュー!
セッション録音:2016年2月/ノイマルクト/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、65’46”
SACD ハイブリッド盤。
世界が注目する中国出身のピアニスト、ハオチェン・チャンがBIS
レーベルより本格的デビュー・ディスクをリリース致します。「まるで巨匠の様な演奏だ!」と激賞した故ロリン・マゼールをはじめ、巨匠をもうならせるハオチェン・チャンは、繊細な叙情性と聴衆を魅了する力強さをあわせもつ、若手随一のピアニストです。
注目の選曲はシューマンの子供の情景にはじまり、リストのバラード第2
番、ヤナーチェクのピアノ・ソナタ第1 番「1905
年10 月1 日、街頭にて」、そしてブラームスの3
つの間奏曲という充実の構成。テクニックを前面に押し出すピアニスト若手が多い中、ハオチェン・チャンは既に成熟した音楽を紡ぎだしております。ヤナーチェクのピアノ・ソナタは、チェコ人のための大学創設を請願したデモに参加して殺された労働者を悼む作品で、10
月1 日はその日付です。3 楽章の作品でしたが、紛失により2
楽章の作品として残されました。詩的な表現力と卓越したハオチェン・チャンならではのこの選曲は若手にして既に成熟した音楽性の証明と言え、2015
年6 月の来日公演でも披露し絶賛されております。無限の可能性を感じさせる大型新人の演奏をお楽しみください。
ハオチェン・チャン(ピアノ)
2009 年、第13 回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて史上最年少優勝して以来、若き中国出身のピアニスト。アメリカ、ヨーロッパ、アジアでその深く繊細な音楽性と大胆な想像力、そして目を見張るほどのテクニックで聴衆を魅了しています。
2005 年、カーティス音楽院において、ゲイリー・グラフマンに師事。2010/11
シーズンにフォートワースで行われたクライバーン・コンサート・シリーズでは、ダラス・モーニング・ニュース紙及びフォート・ワース・スター・テレグラム紙で絶賛され、セレブリティシリーズ後援によるボストン・デビューでもボストン・フェニックス紙の2010
年、クラシック・コンサート年間トップ10 にランクインしたほどの逸材です。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのライヴ録音を収録したディスク(HMU
907506 / ハルモニアムンディ・フランス)は、批評家の称賛を浴びました。
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エレキギターによるグルジェフ
サイイドと踊り/嵐の月日が過ぎ去ったように/
ブハラのデルヴィシュ/祈り/サイイドと踊り/
ガファルとゼイナブが夢遊病状態で歩いた時/
サイイドと踊り/チベット・ダンス/
モルト・レント・エ・リベラメンテ/
フラグメント第4/キリストの復活/
瞑想/聖書を読みて |
ギュンター・ヘルビッヒ(エレキギター) |
グルジェフの不思議世界がエレキギターで蘇った
録音:2017年3月、2018年4月/音楽制作会社ハタイタニ(ウェリントン、ニュージーランド)/BIS
ecopak、56'05"
アルメニア生まれの神秘主義思想家にして稀代の奇人ゲオルギー・グルジェフ(1866頃-1949)。多才な彼の遺産のひとつに作曲があります。実際は一本指で弾いたものを友人の作曲家トーマス・ド・ハルトマンが曲に仕立ていますが、膨大な数が残され一部でカルト的な人気を誇っています。彼が放浪のさなか中央アジアやアフガニスタン、チベットで接した民俗音楽の要素を採り入れた個性的作品ばかりで、時代を先んじた感性に驚かされます。
キース・ジャレットをはじめ音源はいくつかありますが、前代未聞な演奏が登場。ニュージーランドのギタリスト、ギュンター・ヘルビッヒが自ら編曲したグルジェフのピアノ曲13篇をなんとエレキギターで演奏。それもグレッチの銘器ホワイトファルコンの美しい音色で響きます。
ヘルビッヒはドイツ出身で、10代の頃にスピリチュアルに興味を持ちグルジェフの著作に強い影響を受けて以来、彼にとって大事な存在だったとのこと。
エレキギターだとより幻想的な音世界が広がり、情感を込めるのが容易なうえ、ピアノではできない微分音を出せるため、民俗音楽独特なメリスマを絶妙に表現しています。ワールドミュージック・ファンにもオススメ。
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BIS SA 2365
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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サカリ・オラモが故国フィンランドのオストロボスニア室内管を振る
ロシアの仮面舞踏会
(1)プロコフィエフ(バルシャイ編):束の間の幻影(全15曲)
(2)スクリャービン(ヨウニ・カイパイネン編):前奏曲Op.11より(全13曲)
(3)アレンスキー:チャイコフスキーの主題による変奏曲Op.35a
(4)チャイコフスキー:エレジー |
サカリ・オラモ(指揮)
オストロボスニア室内管弦楽団 |
つややかで美しい響き、ロシアの弦楽オーケストラ作品集
録音:2017年12月/スネルマン・ホール(フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、59'27"
SACD ハイブリッド盤。
ロイヤル・ストックホルム・フィルの首席指揮者を務めるサカリ・オラモが故国フィンランドのオストロボスニア室内管を振ってのロシアの弦楽オーケストラ作品集。
内容の大半は編曲で、バルシャイが編曲したプロコフィエフの「束の間の幻影」と、現代フィンランドの作曲家ヨウニ・カイパイネンによるスクリャービンの前奏曲集がメインとなっています。
どちらもオリジナルはピアノ曲で、両者の初期作品。プロコフィエフは全20曲のうち15曲、スクリャービンは全24曲中13曲が選ばれ編曲され、曲順も変えられています。
スクリャービンの前奏曲集Op.11は、まだ神秘主義語法を確立する前のもので、ショパン風な繊細さと初期スクリャービンならではの透明な叙情が美しい作品。オラモの歌い回しとつややかな弦楽オーケストラの響きで新たな魅力が発見できます。
スクリャービンの師だったアレンスキーの「チャイコフスキーの主題による変奏曲」は、もともと弦楽四重奏曲第2番の第2楽章として作ったものをアレンスキー自身が弦楽合奏用に編曲しました。
チャイコフスキーの歌曲「伝説」Op.54の5を主題に、ロシア的な情感豊かな変奏が繰り広げられます。
最後に収められたチャイコフスキーの「エレジー」はオリジナルの弦楽オーケストラ曲。ガ劇「エフゲニー・オネーギン」初演の演出を務めたイワン・サマーリンのお祝いに書きながら出版を許可せず、サマーリン逝去の際に「サマーリンの思い出のエレジー」として世に出ました。
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BIS SA 2420
(SACD HYBRID)
¥2700
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ヨウン・レイフス幻のオラトリオ『エッダ』第2部世界初録音!
ヨウン・レイフス(1899-1968):
オラトリオ『エッダ』第2部〜「神々の生涯」
Op.42 |
ハンナ・ドウラ・ストゥルルドウッティル(メゾ・ソプラノ)
エルマル・ギルベルトソン(テノール)
クリスティン・シグムンソン(バス)
スコラ・カントゥルム
ヘルマン・ボイマー(指揮)
アイスランド交響楽団 |
ヨウン・レイフス幻のオラトリオ『エッダ』第2部をついに世界初録音!
録音:2018年4月/ハルパ・コンサートホール(レイキャヴィーク、アイスランド)、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、65'10"
SACD ハイブリッド盤。
古代北欧歌謡集『エッダ』に基づくヨウン・レイフス(1899-1968)のオラトリオ『エッダ』は、4部の作品として構想され、彼が大規模な作品を中心に作曲活動を行ったころ、1935
年から作曲が始められました。
1939年に第1部「天地創造」が完成。1951年に第2部に着手したあと作業が中断、1966年になって最後の4つの楽章を完成させました。第3部「神々のたそがれ」に取り掛かったものの、作曲者が亡くなったため第3部は未完成、第4部「復活」はテクストだけが残されました。
「幻のオラトリオ」とされた作品の第1部「天地創造」(BIS
SA 1350)は、2006年に初演され、史実をあえて無視して使った北欧青銅器時代と同じタイプの青銅ホルンや巨大な打楽器群をともなう大胆なオーケストレーションと、アイスランドのアイデンティティを刻んだ音楽により、アイスランド音楽史の貴重な遺産と呼ばれる作品になりました。第2部「神々の生涯」は、〈オーディン(Ooinn)〉〈オーディンの息子(SynirOoins)〉〈女神(Asynjur)〉〈ワルキューレ(Valkyrjur)〉〈ノルン(Nornir)〉〈戦士(Einherjar)〉の6楽章で構成した作品です。
3人の独唱者、混声合唱と管弦楽を要する大規模な音楽に作られていることもあり、作曲者の存命中には演奏されず、2018年、アイスランド著作権協会(STEF)とアイスランド独立100周年記念委員会の資金援助により初演が実現しました。
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BIS SA 2323
(SACD HYBRID)
¥2700
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パウル・マギ登場!ロルフ・マッティンソンの美しき作品集
『永遠に向かって』
ロルフ・マッティンソン(1956-):
(1)オープニング・サウンド〜管弦楽のための
Op.94(2012)
(2)君を思う・・・〜ソプラノと管弦楽のための
Op.100(2014)
【I.恋人のかたわら(ゲーテの詩)/II.愛の歌(リルケの詩)/
III.青いアジサイ(リルケの詩)/IV.恋する女の書くこと(ゲーテの詩)/
V.月夜(アイヒェンドルフの詩)】
(3)力わざ〜管弦楽のための Op.95(2013)
(4)永遠に向かって〜ソプラノと管弦楽のための
Op.103(2015) |
(2)(4)リサ・ラーション(ソプラノ)
パウル・マギ(指揮)
マルメ交響楽団 |
現代スウェーデンでもっとも人気の高い作曲家、ロルフ・マッティンソンの美しき作品集!
録音:2017年5月、9月/「マルメ・ライヴ」コンサートホール(マルメ、スウェーデン)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、66'44"
SACD ハイブリッド盤。
スウェーデンの作曲家ロルフ・マッティンソン(1956-)の《オープン・マインド》や《エミリ・ディキンソンの詩による管弦楽歌曲集》などを収録した『予感』(BIS
SA 2133)に続く作品集。
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団から2013年1月の新しいコンサートホールの落成のため委嘱された、ファンファーレ風の音楽に始まる《オープニング・サウンド》。
《君を思う・・・》は、リサ・ラーションのためチューリヒ・トーンハレ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、オランダ・フィルハーモニック管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団、ヨーテボリ交響楽団が共同委嘱した、ゲーテ、リルケ、アイヒェンドルフの「愛」を共通テーマとする詩による歌曲集。
コンサートのオープニングに演奏するためヨーテボリ交響楽団から委嘱された、エネルギッシュで劇的な小品《力わざ》。
《永遠に向かって》は、マルメ交響楽団が新しい本拠地「マルメ・ライヴ」コンサートホールのオープニングのためマッティンソンに委嘱。スウェーデンの詩人カーリン・ブーイェの『その時』と『夜の深遠なチェロ』の2つの詩をテクストに作曲され、最初の詩の第2行
"In i evigheten" が曲名に採られています。
この作品集のセッションにはエストニア出身の指揮者、パウル・マギ(1953-)が起用されました。王立スウェーデン音楽アカデミーの会員、2004年からウプサラ室内管弦楽団の芸術監督と首席指揮者を務めています。
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お、パウル・マギがBISに登場。
ひそかに店主が偏愛しているエストニアの指揮者。
入ってくるか不安なSWEDISH SOCIETYだが、とてもすばらしいアルバムなので、下記、ご紹介します。
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入ってきますように!辺境パワー爆発!
SWEDISH SOCIETY
パウル・マギ&ウプサラ室内管弦楽団シリーズ
1CD\2700→\2490
ウプサラはスウェーデン第4の都市。ちなみにウプサラ大学は北欧最古の大学である。
そのウプサラのオーケストラ、ウプサラ室内管弦楽団。田舎オケ・ファンにはたまらないその辺境っぽさだが、しかしなかなかあなどれない。昨年「店主試聴記」でお奨めしたヘルメル・アレクサンデションの交響曲第2番。そのオケがこのウプサラ室内管弦楽団だった。
そしてそのときの指揮者がパウル・マギ。
1953年エストニア生まれの指揮者。現在ウプサラ室内管弦楽団の芸術監督。
で、彼らの第1弾が先日リリースされたシェエラザード、チャイ5、ステンハンメル。これがまあ味わい深い逸品たちだった。シェエラザードではヴァイオリン・ソロがかなり危なっかしかったりするのだが、そこさえも魅力に思わせてくれる堂々たる歌いっぷり。おそらく好評だったのだろう、矢継ぎ早に6タイトルのリリースとなり、さらに最新巻まで登場したわけである。
いずれにしても辺境オケ・マニアのみなさま、おみのがしなく。SWEDISH
SOCIETYなので現地完売の際はご容赦を・・・。
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リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
交響組曲「シェエラザード」Op.35
録音:2006年4月6日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ |
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮) |
「どうだ、すごいだろー、この曲をこんなに完璧に演奏するんだぞー」というような超豪華演奏や、「おらおら、こんなにオレ様風に演奏したんだぞー」という自己主張強い系の演奏はどうもだめで、「すみません、私たち人数少ないし、あんまりうまくないし、どっちかというと下手っぴなんですが、すごく練習しました。今から一生懸命弾くので聴いてください。がんばります。」というような演奏が最近聴きたかった。
この曲は「千夜一夜物語」をテーマにした作品。
だからハリウッド3D映画のように再現するのもいいと思うし、おどろどろしい化け物屋敷のように再現するのもいいと思う。製作者の感性でどんなやりかただってありだと思う。
でもだからこそ、同様に田舎のサーカス小屋で見るようなちょっとスケール感の小さい、手作り風の「千夜一夜物語」だってありだと思う。
ひょっとしてあまりにもすごすぎる演奏ばかりを聴きすぎて耳が疲れたのか。
でも、この田舎芝居小屋的なパウル・マギ&ウプサラ室内管弦楽団の演奏・・・悪くない。
演奏は確かにそれほどうまくない。肝心なヴァイオリン・ソロが「そこで音ずれたらあかんだろ」みたいなところもある。だがそういうことも全部含めて愛おしく感じられる。「がんばってます!聴いてください!」という声が聞こえるような、本来音楽が持つ元気さというか躍動感というかワクワク感というか、そういう根源的な魅力を持っているのである。だから音楽が生き生きと息づいていて、こちらの胸に響いてくる。ちょっとしたところで不思議な演出を効かせてて、これまでの演奏にはないような個性を感じさせてくれるところもいい。なんにしても、「演奏日に間に合わせました」じゃない、自分たちの「シェエラザード」を立派にモノにしているのである。
これが店主が思う「シェエラザード」の最高アルバムとかいうつもりは全然ない。
でもこれまで豪華絢爛、完全完璧な非の打ち所のない「シェエラザード」ばかり聴いてきた人がこの演奏を聴いたら、きっといろんなことを思わせられると思う。
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シベリウス(1865-1957):
交響曲第3番ハ長調 Op.52(*)
交響曲第4番イ短調 Op.63(+) |
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮) |
録音:2006年1月23日(*)、2004年4月22日(+)、ウプサラ大学大講堂、ライヴ |
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ロッシーニ(1792-1868):オペラ「ウィリアム・テル」序曲
ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲第15番
Op.141 |
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮) |
録音:2006年9月21日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ |
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マーラー(1860-1911):
交響曲第1番(1889/1894;エルヴィン・シュタイン校訂版)
花の章 |
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮) |
録音:2007年4月24日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ |
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チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第5番ホ短調 Op.64
録音:2005年9月22日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ |
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮) |
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ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):
管弦楽のためのセレナード Op.31
録音:2006年1月12日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ |
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮) |
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パウル・マギ&ウプサラ室内管弦楽団のシベリウス第2弾!
シベリウス(1865-1957):
交響曲第1番ホ短調 Op.39
交響曲第7番ハ長調 Op.105 |
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮) |
録音:2010年3月11日、2011年5月12日、ライヴ、ウプサラ・コンサート&コングレス・コンサートホール、ウプサラ、スウェーデン
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BIS SA 2429
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
※レーベル移行リマスタリング再発売
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『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』の
ハイドン自身によるクラヴィーア用編曲版!
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
(1)『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』Hob.XX/1C
(2)アンダンテと変奏曲 ヘ短調Hob.XVII/6
Op.83 |
ニコラ・スタヴィ
(ピアノ;Steinway D-274) |
『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』のハイドン自身によるクラヴィーア用編曲版!
セッション録音:2006年1月/サン=マルセル寺院(パリ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、62'55"
SACD ハイブリッド盤。
世界初録音のフォーレのピアノ作品集(BIS
SA 2389)や難曲揃いで知られる旧ソ連の作曲家ティシチェンコのピアノ作品集(BISSA
2189)でも注目を集めるニコラ・スタヴィ。
当録音はかつてMandala レーベルからリリースされていたハイドンのアルバムで、この度BIS
レーベルによりリマスタリングし同レーベルからSACD
ハイブリッド盤で再発売します。
ハイドンの代表作『十字架上のキリストの最後の7
つの言葉』は1785年に管弦楽作品のために作曲されましたが、その後1787年には四旬節にスペインのカディスで演奏するために弦楽四重奏版を、さらに1794年に歌詞をつけたオラトリオ版を編曲しております。当録音ではハイドンが監修したクラヴィーア用の編曲版をピアノで演奏しております。
演奏のニコラ・スタヴィはドミニク・メルレに学んだ後、アルフレート・ブレンデル、ジェラール・フレミー、クリスチャン・イヴァルディらの薫陶も受けました。ユンディ・リが優勝した2000年のショパン・コンクールで特別賞、翌2001年のジュネーヴ国際音楽コンクールでは第2位を受賞した実力派です。
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RAUMKLANG
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CPEバッハ、モーツァルト、ハイドン:ヴァイオリン・ソナタ集
C.P.E.バッハ:
チェンバロとヴァイオリンのためのシンフォニア
ニ長調 Wq.74, .507*
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
K.9*
ハイドン:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Hob.XV:32
C.P.E.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ ロ長調
Wq.77, H.513
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
K.306h |
ウッラ・ブンディース(ヴァイオリン)
高田泰治
(チェンバロ*、フォルテピアノ |
日本テレマン協会の名奏者たち、18世紀のヴァイオリン・ソナタ集!
☆テレマン室内オーケストラの首席客演コンサートマスター、ウッラ・ブンディース!
☆日本人古楽系鍵盤楽器奏者、高田泰治とのデュオ。
ウッラ・ブンディースは、南アフリカ生まれ、ドイツ育ちのバロック・ヴァイオリニスト。参加したアルバムは、これまでカンヌ・クラシカル・アウォードやドイツ・レコード批評家賞などを受賞。
2010年から日本テレマン協会のミュージック・アドヴァイザーを務め、2012年からはテレマン室内オーケストラの首席客演コンサートマスターを務めています。
高田泰治は、クリスティーネ・ショルンスハイムやアンドレアス・シュタイアーに学んだ古楽系鍵盤楽器奏者で、2009年以来ウッラ・ブンディースのデュオ・パートナーとして日本とドイツの両国で活躍しています。
日本テレマン協会の中心メンバーでもある二人のデュオ・アルバムが、ドイツのラウムクラング(Raumklang)より登場。
得意とするモーツァルト、ハイドン、C.P.E.バッハのヴァイオリン・ソナタ(ヴァイオリン伴奏を伴うフォルテピアノ〔チェンバロ〕のためのソナタ)集で、その高い音楽性を発揮しています。
※録音:2016年4月26日−28日、三重県文化会館

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ヴァツワフ・ス・シャモトゥウ:作品全集
「エレミヤの哀歌」他、
ポーランド・ルネサンスの巨匠ヴァツワフ・ス・シャモトゥウ
(ヴェンセスラウス・シャモトゥリヌス)のポリフォニー音楽 |
クラクフ・シンガーズ
アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネット(芸術監督)
マルク・レヴォン(リュート) |
新発見の「エレミヤの哀歌」収録!
ジグムント・アウグスト2世の宮廷作曲家を務めたポーランド・ルネサンスの巨匠、ヴァツワフ・ス・シャモトゥウ〔シャモトゥウのヴァツワフ/ラテン語名ヴェンセスラウス・シャモトゥリヌス〕(ca.1520/25−ca.1560)の現存するすべての作品。
長い間失われていると考えられていたが近年発見され、マルク・レヴォン、アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネットらによって再構築された「エレミヤの哀歌」を含む、ラテン語のモテット、ポーランド語のモノフォニー、ポリフォニックな讃歌集。
クラクフ・シンガーズは2013年に結成されたポーランドのヴォーカル・アンサンブル。新発見されたシャモトゥウの「エレミヤの哀歌」は、クラクフ・シンガーズによって、2018年3月に現代初演を果たしています。
共演しているマルク・レヴォンは、ドイツの器楽グループ、「アンサンブル・レオネス」の設立者でもある中世&ルネサンス音楽の専門家です。
※録音:2018年4月6日−10日、クラクフ(ポーランド)

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TALANTON
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テレマン:「オーボワスト」のためのウィンド・バンド音楽
序曲 ヘ長調 TWV.55:F3
(2本のオーボエ、2本のホルン&ファゴット)
序曲 ハ短調〔TWV.55:c1とTWV.55:c2からの組み合わせ〕
(2本のオーボエ、ターユ・ド・オーボワ&ファゴット)
5声の協奏曲 ニ長調 TWV.44:D2
(2本のオーボエ・ダモーレ、2本のホルン&ファゴット)
序曲 《狩り》 TWV.44:F10
(2本のオーボエ、2本のホルン&ファゴット) |
レ・オーボワスト・ドゥ・プリュス
〔ゲオルク・コラル(バロック・オーボエ、オーボエ・ダモーレ)、
エヴァ・グリースハーバー(バロック・オーボエ、オーボエ・ダモーレ)、
ブリッタ・ヒンリヒス(ターユ・ド・オーボワ)、
ニコラウス・M.ブローダ(バロック・ファゴット)、
シュテファン・カッテ(ナチュラル・ホルン)、
ファビオ・フォルジャリーニ(ナチュラル・ホルン)〕 |
歴史的なオーボエ・バンドを再現!テレマンのオーボエ作品集。
☆歴史的なオーボエ・バンドを再現!
☆ヒストリカル楽器によるテレマンのオーボエ作品集。
レ・オーボワスト・ドゥ・プリュス(les hautboistes
de prusse)は、歴史的なオーボエ、ファゴット、リコーダー、チェンバロの専門家・研究者であるゲオルク・コラルが設立したアンサンブル。
バンド名の"オーボワスト(hautboistes)"は、オーボエやファゴット以外にも様々な管楽器、あるいは鍵盤楽器、弦楽器までも演奏した音楽家のことで、「単に『オーボイスト』、『オーボエ奏者』と訳すことはできない」と説明されています(後には軍楽隊を指す言葉としても使われました)。
ダンス音楽、葬送行進曲、教会カンタータで町のミュージシャンとの共演、公式な式典での演奏など、多様な実用音楽(Gebrauchsmusik)のレパートリーを誇った"オーボワスト"たちのための歴史的なウィンド・バンドを再現しています。
※録音:2017年11月27日−30日、ドイツ
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タンゴ・フラメンコ
マヒモ・バルビエリ:デ・ブエルタ・イ・メディア
ファリャ:スペイン舞曲第1番
ハイメ・B.ルドルフ:タンゴ・フラメンコ
ピアソラ:タンゴ組曲より 第2番 アンダンテ、第3番
アレグロ
グラナドス:東洋風舞曲
ルドルフ:Valery
ドミンゴ・サンタ・クルス:市民連合
モリコーネ:ガブリエルのオーボエ |
レアンドロ・リバ(ギター)
ハイメ・B.ルドルフ(ギター) |
タンゴとフラメンコの素敵な出会い
アルゼンチン出身、現在はドイツ在住で、ヨーロッパとラテン・アメリカのクラシック・ギター作品だけでなく、南米の民族音楽、アルゼンチンのタンゴなどもレパートリーとするギタリスト、レアンドロ・リバ。
幼少期からスペインとドイツに住み、フラメンコ・ギターを伴うセファルディの歌やバロック音楽、バロック・ギター、その他のジャンルの音楽(自身の作品も)を結合させているハイメ・B.ルドルフ。
二つの異なるギター(クラシック・ギターとフラメンコ・ギター)、異なる文化的背景を持つ二人のギタリストによるデュオで、アルゼンチンのタンゴとスペインのフランメンコの素敵な出会いと創造的な対話を表現。
※録音:2018年7月、ドイツ
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GEGA NEW
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タバコフ(指揮)&ブルガリア国立放送響
「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.8」
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
(1)交響曲第3番変ホ長調「メーデー」Op.20
(2)交響曲第14番「死者の歌」Op.135 |
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
(1)ブルガリア国立放送混声合唱団
(2)ネリヤ・クラフチェンコ(Sop)
ウラディミール・ペトロフ(Br) |
タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集録音シリーズ第8弾!
録音:(1)2013年11月25-29日、(2)2015年2月9-13日、ともにブルガリア国立放送スタジオ1(セッション)、72:36
ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのライフワーク、ショスタコーヴィチの交響曲全集シリーズ第8弾。
既に第4〜11、13番がリリースされ、第13番と第5、6番はレコード芸術誌の月評で準特選盤に選ばれています。
今回リリースされるのは万国の労働者の団結を謳った第3番「メーデー」と作曲者晩年の「死者の歌」という全く対照的な作品のカップリング。
プロパガンダ作品という批判が未だに消えない第3番をタバコフは華やかに力強くまとめています。
そして何といっても極めつけは「死者の歌」。このマーラーの「大地の歌」と双璧ともいえる作品を自身が作曲家でもあるタバコフはどこまでも緻密に、そして室内楽のように繊細にリアリゼーションします。
いつもはゴリゴリ、ジャリジャリとした豪快なブルガリア国立放送響がここでは大変内省的で深みのある演奏を聴かせてくれます。これまでと同様、スタジオでじっくりと行われたセッション・レコーディング。音質も大変優秀。
日本語解説付き。
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「ブラームス周辺の人々」
(1)クララ・シューマン(1819-96):3つのロマンスOp.22
(2)ブラームス(1833-97):ヴィオラ・ソナタ第2番Op.120-2
(3)ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド(1821-1910):6つの小品
(4)ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番Op.120-1 |
ルメン・クヴェトコフ(Va)
ルドミル・アンゲロフ(Pf) |
ブラームスと親交の深かった二人の女流作曲家のヴィオラ作品集!
録音:2018年5月、74:30
ブラームスの2つのヴィオラ・ソナタを主軸にブラームスと縁の深かった二人の女性作曲家による作品を収めた。クララ・シューマンの3つのロマンスはもともとヴァイオリン作品で美しい旋律に溢れた名品。ヴィオラで演奏されることにより更に深みが増している。
ガルシア=ヴィアルドは当時の名アルト歌手でブラームスのアルト・ラプソディの世界初演者として知られる。自ら作曲も行い、歌劇を含む多くの作品を残した。この6つの小品も、もとはヴァイオリンのための作品。サロン的な性格的小品から構成され当時流行だったジプシー風の楽想を取り入れた曲もある楽しい曲集。
ヴィオラのクヴェトコフは故国ブルガリアで学んだ後、渡米。ハイティンク、メータ、シャイーらと共演、現在はスペイン王立歌劇場専属ソロ・ヴィオラ奏者の地位にある若手。ブラームスのソナタは彼の十八番で味わい深い演奏を聴かせる。
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