SOMM RECORDINGS
こちらも新代理店登場で再び日の目を見たSOMM、今回は新譜と、初紹介、あるいはかなり久しぶりとなるアイテムを掲載しています。
貴重な歴史的録音もこちらで合わせて紹介しています。 |
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エリック・コーツ(1886-1957):歌曲集 |
キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ)
クリストファー・グリン(ピアノ) |
1.8つの童謡 - 第3曲 Little Boy Blue/2.Sleepy
Lagoon/3.I Pitch My Lonely Caravan at Night/
4.Bird Songs at Eventide/5.The Scent of
Lilac/6.The Fairy Tales of IrelandThe Mill
o' Dreams 夢の水車/
7.Back O'The Moon(前奏曲)/8.Dream O'Nights/9.The
Man In The Moon/10.Bluebells/
11.Dreams of London/12.Song of the Little
Folk/13.Reuben Ranzo/14.Sea Rapture/15.Green
Hills o'Somerset/
16.Always As I Close My Eyes/17.Tell me
where is Fancy Bred4つの古いイギリスの歌/
18.オルフェウスと彼のリュート/19.シルヴィアは誰/20.緑の木陰/21.好いた同士の彼氏と彼女/
22.Our Little Home/23.I Heard you Singing/24.By
the North Sea/25.At Daybreak/
26.Stars and a Crescent Moon/27.Rise up
and Reach the Stars/28.Homeward to You
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録音 2018年4月5-6日 Turner Sims, Southampton,England,
UK
イギリスの作曲家、エリック・コーツ。彼の作品は《ライト・ミュージック》という"決して厳格ではなく、気軽に楽しめる"ジャンルに属し、代表作「ダンバスターズ」や「4つの世紀」などの美しいメロディは多くの人に親しまれています。
このアルバムはイギリスのメゾ・ソプラノ、キャスリン・ラッジが歌うコーツの歌曲集。アイルランド民謡を下敷きにしたいくつかの歌やオリジナル作品まで、どの曲もどこか懐かしい肌触りを持ち、聴き手の心を癒します。
語りかけるようなラッジの歌唱が曲をひきたてます。
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Private Passions
秘めたる情熱アーノルド・バックスとハリエット・コーエン
アーノルド・バックス(1883-1953):
1-3.ピアノ・ソナタ 変ホ長調/
4.夜に(パッサカリア)4つの小品‛&世界初録音/
5.幻想的行進曲/6.ロマンス7.牧歌8.幻想曲
ハリエット・コーエン(1895-1967):ロシアの印象‛&世界初録音
9.ヴォルガの日没/10.放浪者/11.ウィルナの古い教会/
12.タタール人/
13.バックス:伝説 |
マーク・ベッビントン(ピアノ) |
録音 2017年9月26&27日 CBSO Centre,Birmingham
近代イギリスの作曲家アーノルド・バックス。7曲の交響曲や、晦渋なピアノ曲で知られますが、何より彼の名を広めたのは、12歳年下の名ピアニスト、ハリエット・コーエンとの秘められた恋。道ならぬ恋に走った彼は、コーエンのために数多くの作品を書き、それに応える形でコーエンもいくつかの曲を作曲。このアルバムでは2人の親密な音楽による対話を聴くことができます。
バックスの「ソナタ変ホ長調」は後に交響曲第1番として完成する曲。オーケストラ版の豊穣な響きを思わせる華麗な作品です。
他には、妖艶な雰囲気を漂わせる「夜に」、様々な表情を持つ曲が並べられた「4つの小品」、代表作の一つ「伝説」が収録されています。併せて、コーエンの作品ではムソルグスキーを思わせる「ロシアの印象」が収録されており、ここでは彼女の技巧の高さをうかがい知ることができます。2人の芸術家の秘めたる思いが込められた1枚です。
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オルウィン/カーウィゼン:弦楽四重奏曲集
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):3つの冬の詩
1.冬の情景-Andante
2.エレジー-「凍った水」-Adagio e piangevole
3.セレナード-「雪のシャワー」-Allegretto
scherzando
ドリーン・カーウィゼン(1922-2003):弦楽四重奏曲
第1番
4.第1楽章:Allegro moderato
5.第2楽章:Lento
6.第3楽章:Allegro-Meno mosso-Tempo1
カーウィゼン:弦楽四重奏曲 第2番
7.第1楽章:Molto adagio
8.第2楽章:Allegro-Meno mosso-Tempo1
オルウィン:弦楽四重奏曲 第3番
9.第1楽章:
Allegro molto-Allegroscherzando con
bravura –
Tempo1-Meno mosso Allegro scherzando
10.第2楽章:Adagio-Allegro-Adagio |
ティペット四重奏団
【メンバー】
ジョン・ミルズ(ヴァイオリン)
ジェレミー・アイザック(ヴァイオリン)
リディア・ローンデス=ノースコット(ヴィオラ)
ボジザール・ヴコティチ(チェロ) |
録音 2018年5月10-11日 Parish Church of
St Nicholas,Thames Ditton
近代イギリスの2人の作曲家による弦楽四重奏作品。オルウィンはもともとフルート奏者として活躍したのち、作曲家として活動。交響曲や管弦楽作品の他、70作以上の映画音楽の作曲家として知られています。
優れた教育者でもあったオルウィンの教え子の一人がドリーン・カーウィゼン。やがて彼女はオルウィンの秘書となり、1975年には妻となります。彼女はドリーンという名前が好きではなく、普段はミドルネームである「メアリー」を用いていました。
華やかでストーリー性のあるオルウィン作品に比べ、近代的なカーウィゼン。2人の作風の違いにもご注目ください。
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再生の歌
ジョナサン・ダヴ(1959-):The Passing of
the Year 一年の通過
1. Invocation 祈り
2.The narrow bud opens her beauties to
the sun 太陽により細いつぼみは開花する
3.Answer July 7月の答え
4.Hot Sun, Cool Fire 熱い太陽、涼やかな炎
5.Ah, Sun-flower! ああ、ひまわりの花よ
6.Adieu! farewell earth's bliss! さようなら、大地の至福に別れを
7.Ring out, wild bells 打ち出せ、荒ぶる鐘よ
8.ジュディス・ワイアー(1954-):a blue
true dream of sky 空の本当の青い夢
9.タリク・オレガン(1978-):Threshold
of Night 夜の敷居
ウィル・トッド(1970-):再生の歌‛&世界初録音
10.Me renovare
11.Return Again
12.Chorale
13.セシリア・マクダウォール(1951-):Standing
as I do before God
14.ヒュー・ワトキンス(1976-):The Phoenix
and the Turtle 不死鳥とカメ
15.ロードリック・ウィリアムズ(1965-):Love
bade me welcome 愛は私を歓迎する
16.ロードリック・ウィリアムズ:Everyone
Sang 誰もが歌った‛&世界初録音 |
ベンジャミン・グッドソン(指揮)
バース・カメラータ
エリザベス・クラッグ(ソプラノ)‛&8.13
ヒュー・ワトキンス(ピアノ)・・・1-7 |
録音 2018年7月1-2日 Millfield School,
Somerset
2017年に創立30周年を迎えた声楽アンサンブル「バース・カメラータ」。これを記念し、ジョナサン・ダヴやウィル・トッドなどイギリスで活躍する7人の作曲家たちに依頼したのがこのアルバムの収録曲です。
複雑なハーモニーが楽しめる前衛的な作品や、ジャズ風の洒落た作品、民謡風の親しみやすい作品など多彩な表情を持つ曲を、彼らは見事に演奏しています。
また、作曲家の中には、長年にわたりアンサンブルとコラボレーションを続けてきた作曲家でバリトン歌手のロードリック・ウィリアムズも含まれており、アンサンブルの広範囲な活躍を知ることができます。
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シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
1-5.ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
6-18.子供の情景 Op.15
19-36.交響的練習曲 Op.13 |
レオン・マッコウリー (ピアノ) |
録音: 2012年5月20-21日 Champs Hill, Pulborough,
West Sussex, England,United Kingdom
ロマン派から近代作品を得意とするイギリスのピアニスト、レオン・マッコウリー。1993年にベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、同年、リーズ国際ピアノ・コンクールでも第2位を獲得し世界的な活躍を開始しました。
このアルバムではシューマンの名曲に取り組み、抒情的で夢見るような「子供の情景」、多彩な表情を見せる「交響的練習曲」、ユーモラスな曲想が楽しい「ウィーンの謝肉祭の道化」、この3曲をそれぞれ巧みに演奏し、シューマンの内的世界を表現しています。「交響的練習曲」では通常では最後に置かれる「5つの変奏」を曲中に挿入するというユニークな試みを行っているところにも注目です。
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SOMMCD027
【初紹介旧譜】
¥2400 →\2190
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アンセルメ(指揮)&スイス・ロマンド管
レスピーギ/ストラヴィンスキー:バレエ音楽集
1-8.レスピーギ(1879-1936):
バレエ音楽「風変りな店」P120(ロッシーニによる)
9-12.ストラヴィンスキー(1882-1971):
バレエ音楽「ペトルーシュカ」(抜粋) |
エルネスト・アンセルメ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団 |
録音:1950年7月20-22日 キングスウェイ・ホール
イギリス 1-8/1949年11月29-30日 ヴィクトリア・ホール
スイス 9-12/モノラル録音
スイス出身の名指揮者、エルネスト・アンセルメ。録音技術に多大なる興味を抱いていた彼だけに、この2曲も素晴らしい音が捉えられています。
「風変りな店」はDecca盤よりも1か月後の録音。軽やかで粋な表現が魅力的です。
ストラヴィンスキーは1949年の録音。こちらも驚くほど鮮明な音が広がります。
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SOMMCD037
【初紹介旧譜】
¥2400 →\2190
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ホーレンシュタイン:チェコ・フィルを振る
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):交響詩「ドン・ファン」Op.20
ブラームス(1833-1897):交響曲 第2番 ニ長調
Op.73 |
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音1966年9月8日 ライヴ モントルー音楽祭、スイス/ステレオ録音
1966年、モントルー音楽祭でライヴ録音されたホーレンシュタインとチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。
ホーレンシュタインが得意としたブラームスでは、悠然たる演奏が繰り広げられています。発売時には大きな話題となったアルバムです。
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SOMMCD023
【初紹介旧譜】
¥2400 →\2190
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コンスタント・ランバート:最後のレコーディング集 |
コンスタント・ランバート(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 |
ワルトトイフェル(1837-1915):
1.ワルツ「女学生」Op.191/2.ワルツ「ポモーヌ」Op.155/
3.ワルツ「スケートをする人々」Op.183/4.ワルツ「海辺にて」Op.234
スッペ(1819-1895):
5.喜歌劇「スペードの女王」-序曲/6.喜歌劇「ウィーンの朝・昼・晩」-序曲
ウォルトン(1902-1983):
7.ファサード 第2組曲-第1曲 ファンファーレ/8.ファサード
第1組曲-第1曲 ポルカ/
9.ファサード 第1組曲-第3曲 スイスのヨーデル/10.ファサード
第2組曲-第2曲 ワルツ/
11.ファサード 第2組曲-第4曲 タンゴ-パソドブレ/12.ファサード
第2組曲-第3曲 カントリー・ダンス/
13.ファサード 第2組曲-第5曲 民謡/14.ファサード
第2組曲-第4曲
ノーチェ・エスパニョーラ
15.ファサード 第2組曲-第6曲 オールド・サーフォーク/16.ファサード
第2組曲-第2曲
スコットランド・ラプソディ
17.ファサード 第1組曲-第5曲
タランテッラ、セヴィリャーナ
18.シャブリエ(1841-1894):5つの小品よりバラビル |
録音1950年3月27日 Kingsway Hall, United
Kingdom
レコーディング・プロデューサー:ウォルター・レッグ
イギリスの作曲家、指揮者コンスタント・ランバート(1905-1951)。数々のロマン派音楽の解釈が高く評価されましたが、ヴィック・ウェルズ・バレエ団の創設者の1人であったためか、とりわけバレエ音楽を好んでいました。
このアルバムは彼の最後の録音となった1枚で、優雅なワルトトイフェルやスッペの曲と、荘厳なウォルトンの「ファサード」が組み合わされており、最後にシャブリエが置かれた考え抜かれたプログラムが魅力的です。
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SOMMCD056
【旧譜】
¥2400
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ブリッジ(1879-1941):ピアノ作品集 第1集
1.カプリッチョ 第1番 イ短調
2-4.3つのスケッチ
5.カプリッチョ 第2番 嬰ヘ短調
6-8.砂時計
9-12.4つの小品
13-15.ピアノ・ソナタ |
マーク・ベッビントン(ピアノ) |
録音日 不明 Number8 arts centre,Pershore,Worcs
イギリス近代の作曲家ブリッジは、同時代の作曲家たちのように自作に民謡の要素を取り入れることはせず、あくまでも前衛主義を貫いたことで知られており、彼のピアノ曲も、どちらかというと気難しく難解な雰囲気を持っています。
しかし、2006年3月、セント・ジョン・スミス広場で開催された"イギリスのピアノ・ソナタ・シリーズ"のコンサートで、ベッビントンがブリッジのソナタを演奏したところ、評論家たちに高く評価されたとともに、難解とされたこの曲が聴衆にも親しみを持って迎えられました。以降、ベッビントンはブリッジの作品を集中的に録音。作品の普及に一役買っています。
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SOMMCD254
【旧譜】
¥2400
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ジェイコブ、ウィリアムソン、カーウィゼン:ピアノ協奏曲集
1-3.ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):ピアノ協奏曲
第1番
4-6.マルコム・ウィリアムソン(1931-2003):ピアノ協奏曲
第2番
7-9.ドリーン・カーウィゼン(1922-):ピアノ協奏曲 |
マーク・ベッビントン(ピアノ)
リチャード・ジェンキンソン(指揮)
イノヴェーション室内アンサンブル |
録音 2014年6月2-3日 CBSO Centre, Birmingham,England,
United Kingdom
マーク・ベッビントンによる3人の近代イギリス作曲家によるピアノ協奏曲集。英国王立音楽院で学び、ノエル・カワードなどの作品のオーケストレーションで知られるゴードン・ジェイコブの協奏曲は、華やかなピアノの音色を重厚なオーケストラが支える意欲作。
オルウィンの夫人となったカーウィゼンの協奏曲は、活発な第1、第3楽章と瞑想的な第2楽章の対比が美しく聴きごたえのあるもの。シドニーで生まれ、ロンドンに移住したウィリアムソンの作品は、8日間という短期間で書き上げられたにもかかわらず、精緻かつ、多彩なアイデアに富んだ曲です。とりわけ終楽章のリズミカルなテーマが聴きもの。
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ドヴォルザーク(1841-1904):糸杉/歌のこだま |
ティモシー・ロビンソン(テノール)‛&1-18
グレアム・ジョンソン(ピアノ)‛&1-18
デルメ弦楽四重奏団‛&19-30 |
歌曲集「糸杉」 B11
1.わが歌よ響け/2.おまえのやさしい眼差しに魅せられて/3.死は多くの人の心をとらえる/
4.おお、ただ一人のいとしい人よ/5.おお、それは何とすばらしい夢だったことか/
6.私は甘いあこがれにひたることを知っている/7.おお、美しい金のばらよ/
8.おお、私たちの愛は幸せではない/9.あの人の家のあたりをさまよい/
10.疑いがしばしば私を苦しめる/11.私の心は悲しみに沈む/12.私はいとしいお前の手紙に見入って/
13.山の中ですべては静まり/14.せせらぎに沿った森で/15.私の心を暗い不安がおそう/
16.そこに古い岩がたっている/17.この地にさわやかな西風が吹き/
18.私の歌がなぜ激しいのか、お前はたずねる歌のこだま(「糸杉」の弦楽四重奏編)
B152/
19.私は甘いあこがれにひたることを知っている/20.死の支配/
21.おまえのやさしい眼差しに魅せられて/22.おお、私たちの愛は幸せではない/
23.私はいとしいお前の手紙に見入って/24.おお、美しい金のばらよ/
25.あの人の家のあたりをさまよい/26.せせらぎに沿った森で/
27.おお、ただ一人のいとしい人よ/28.そこに古い岩がたっている/
29.この地にさわやかな西風が吹き/30.私の歌がなぜ激しいのか、お前はたずねる |
録音 2002年10月3日 Pro Corda, Leiston
Abbey,Suffolk, England, United Suffolk, England,
United
1873年、ドヴォルザークはアンナ・チェルマーコヴァーと結婚します。彼女は以前、彼が音楽教師を務めていた時の生徒。その時はアンナとその姉、ヨゼフィーナもドヴォルザークにに師事していました。
実はドヴォルザークは姉のヨゼフィーナに恋心を抱いていたのですが、それはかなわずアンナを妻に迎えたのでした。そしてヨゼフィーナを忘れることができなかった彼の満たされぬ思いから生まれたのが歌曲集「糸杉」でした。
その後、20年以上を経て、ドヴォルザークは「糸杉」のうち何曲かを弦楽四重奏曲に編曲。甘酸っぱい恋の思いはそのままに、品の良い美しい四重奏曲として仕上がっています。
録音のあまり多くない「糸杉」では、ロビンソンの伸びやかな歌声が作品の魅力を存分に伝えています。
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SOMMCD022
(2CD)
【旧譜】
¥3800
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J.S.バッハ(1685-1750):チェンバロ&オルガン作品集
【CD1】
1.甘き喜びのうちに BWV751
2-6.「高き天よりわれは来たれり」によるカノン風変奏曲
BWV769
7-10.パストラーレ ヘ長調 BWV590
11.パストラーレ ヘ長調 BWV590
12.甘き喜びのうちに BWV729
13.高き天よりわれは来たれり BWV738
14.ベツレヘムに生まれし幼子 BWV603
15.イエス・キリストよ、汝はたたえられよ
BWV604
16.かくも喜びに満てる日 BWV605
17.高き天よりわれは来たれり BWV606
18.天使の群れ、天より来たれり BWV607
19.甘き喜びのうちに BWV608
20.汝らキリスト者よ、こぞりて主をたたえよ
BWV609
21.イエス、わが喜び BWV610
22.われらキリストをたたえまつる BWV611
23.われらキリスト者、今ぞ喜びにあふれ BWV612
24.われとともに神の恵みをほめたたえよ BWV613
25.古き年は過ぎ去り BWV614
26.汝のうちに喜びあり BWV615
27-29.幻想曲 ト長調 BWV571
30.高き天よりわれは来たれり BWV700
31.高き天よりわれは来たれり BWV701
32-33.前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547
【CD2】
1-2.半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
3.音楽の捧げもの BWV1079
- 3声のリチェルカーレ(チェンバロ編)
4-5.幻想曲とフーガ ハ短調 BWV906
6-7.ファンタジアとフーガ ニ長調 BWV908
8-22.2声のインヴェンション BWV772-786
23-37.3声のシンフォニア BWV787-801 |
ニコラス・ジャクソン
(オルガン‛&CD1)
(チェンバロ‛&CD2) |
録音:2000年10月 New College,Oxford, United
Kingdom‛&CD1/2000年6月‛&CD2
イギリスのオルガン奏者、作曲家ニコラス・ジャクソン。1964年、自身が立ち上げた室内管弦楽団とともに、バッハの4つのチェンバロ協奏曲を録音。高く評価されるとともに、1971年から1974年までセント・ジェームズ教会、1974年から1977年までセント・ローレンス教会、この2つのロンドンで最も有名な教会のオルガニストを務めたほか、1987年にはスペイン、カタルーニャで開催された「バッハ音楽祭」の監督に就任するなど幅広い活動で知られています。
このアルバムは2000年、オックスフォードのニューカレッジで録音された一連のバッハ作品集。CD1はオルガン、CD2はチェンバロの多彩な響きが楽しめます。
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SOMMCD015
【旧譜】
¥2400
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パーシー・ターンブル(1902-1976):ピアノ作品集
1-4.7つの性格的スケッチ 第2.3.4.7番
5-7.7つのミニチュアより
8-20.パスティッチョ
21-23.ソナチネ
24.ジーグ
25.ワルツ
26.メヌエット
27-29.3つの小品(幻想組曲)
30.エピグラム
31.6つの前奏曲-第6番
32-34.3つの冬の小品 |
ピーター・ジェイコブス(ピアノ) |
録音1999年9月27-28日 St. Philip's Church,
London,England, United Kingdom
少年時代にニューカッスルのセント・ニコラス大聖堂教会で聖歌隊として歌い、音楽教育を受けたものの、宝石のデザインに興味を示し、一時期はその方面の学校に通ったというターンブル。しかし、結局は音楽の道に戻り、ピアニスト、合唱作品の作曲家として活躍を始めます。
伝統的な舞曲の形式を好んだ彼は、自作にも積極的にこれらを取り込みながら、自由な創作の翼を広げユニークな作品へと変貌させたことで知られ、このアルバムでも特徴的な曲を聴くことができます。
なかでも「バスティッチョ」と題された組曲は、過去の作曲家たちのスタイルを模倣し、新しい曲を創り上げたもの。各々の作風の特徴が良く捉えられた興味深い作品です。
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ラヴェル(1875-1937):2台ピアノのための作品集
1.序奏とアレグロ(2台ピアノ版)
2-5.スペイン狂詩曲(2台ピアノ版)
6.耳で聴く風景
7-11.マ・メール・ロワ(2台ピアノ版)
12.シェエラザード、おとぎ話への序曲(2台ピアノ版)
13.口絵
14.ラ・ヴァルス(2台ピアノ版) |
ジェニファー・ミカレフ(ピアノ)
グレン・イナンガ(ピアノ)
クリスチャン・スターリング(ピアノ)‛&13 |
録音 2011年7月10-11日 Potton Hall, Suffolk,
United Kingdom
1994年にデュオを結成したジェニファー・ミカレフとグレン・イナンガ。彼らはロンドン王立音楽院でアーロン・ショルとマーティン・ロスコーに学んだ生徒同士で、デュオ結成翌年にはチェコで開催された「第9回シューベルト・ピアノ・デュオ・コンクール」で優勝するなど、着実に成果をあげてきました。
このアルバムではラヴェルの2台ピアノのための作品を披露。硬質なタッチを生かした美しい音色と、力強い低音部が印象的な演奏です。ラ・ヴァルスでの熱狂的な盛り上がりが聴きどころ。
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SOMMCD034
【旧譜】
¥2400
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ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-2013):ピアノ作品集
1.序奏とアレグロ
2-16.主題と変奏
17-19.ピアノ・ソナタ Op.24
20.アパラシオン
21-28.8つの練習曲
29-31.ソナチネ |
ニコラス・アンウィン(ピアノ) |
録音 2002年6月21-22日 ポットン・ホール
サフォーク、UK
現在では主として技巧的なフルートのための作品が知られているダマーズ。しかし、彼はコルトーに師事、パリ音楽院のピアノ科で一等賞を受賞したという優れたピアニストでした。
作曲家としては、20世紀前半から主流になっていた前衛的な作風ではなく、印象派、新古典派の作風を用いた優美な旋律を持つ作品を書いたことで、時代の波に乗ることができず、一時は存在が忘れられてしまいました。
しかし、最近になってプーランクやラヴェルを思わせる洒脱さが再評価され、作品の演奏機会が増えています。優美でテクニカルな練習曲、古典的なソナタなど、興味深い作品が楽しめます。
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SOMMCD047
【旧譜】
¥2400
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エリザベス朝の花束 |
ザ・クラークス・オブ・クライストチャーチ
(アンサンブル) |
1.ベネット(1575-1614):生きとし生けるものは
2.ファーマー(1570-1601):イギリスのマドリガーレ集
第1巻 - かわいい、きれいな、愛らしい娘
3.ウィルビー(1574-1638):イギリスのマドリガーレ集
第1巻 - ご婦人よ、私はバラを見ていると
4.ウィールクス(1575-1623):3声のためのエア、またはとりとめのない気分
- ロビン・フッドが
5.ウィルビー:イギリスのマドリガーレ集
第1巻 - 第12番 さようなら、かわいいアマリリス
6.ファーマー:イギリスのマドリガーレ集
第1巻 - ああフィリスひとりだけ
7.ベネット:マドリガーレ集 - 涙せよ,わがまなこ
8.サミュエル・スティーヴンス(1757-1837):まだらの蛇たちよ
9.サミュエル・スティーヴンス:疑え、星は炎なのではないかと
10.シールド(1748-1829):かわいそうなバーバラ
11.ホースレー(1774-1858):緩やかで爽やかな泉
12.伝承曲:君が眼にて酒を汲めよ(J.コットンによる声楽アンサンブル編)
13.シューベルト(1797-1828):セレナード「きけきけ雲雀」D889(J.コットンによる声楽アンサンブル編)
14.シューベルト:シルヴィアに Op.106-4
D891(J.コットンによる声楽アンサンブル編)
15.グノー(1818-1893):6つの新しいパートソング
- 私の恋人は私の心を持っている
(J.コットンによる声楽アンサンブル編)
16.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):オルフェウスがリュートをとれば
(J.コットンによる声楽アンサンブル編)
17.プーランク(1899-1963):ファンシー FP174(J.コットンによる声楽アンサンブル編)
18.ウォルトン(1902-1983):お気に召すまま-緑の森の木の下で(J.コットンによる声楽アンサンブル編)
リチャード・パンチェフ(1959-):エリザベス朝の5つの詩
19.Dear if you change
20.Hey nonny no!
21.Beauty is but a painted hell
22.O stay, sweet love
23.Shall I come, sweet love |
録音 2004年2月20-22日 The Chapel of St.
Edward'sSchool, Oxford, England,United Kingdom
エリザベス一世がイングランドを統治していた16世紀から17世紀。「イングランドの黄金期」と呼ばれるこの時代には、シェークスピアの戯曲やダウランドの音楽が流行、科学の発展も著しく、人々は文化的な生活を営んでいました。
このアルバムはその時代に実際に書かれた音楽だけでなく、後世の作曲家たちの「エリザベス朝にちなんだ音楽」も収録。この時代に書かれた詩を用いたシューベルトやプーランクなどの曲をはじめ、現代作曲家パンチェフのユニークな合唱曲を聴くことができます。
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SOMMCD048
【旧譜】
¥2400
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ラフマニノフ(1873-1943):サロン小品集/ピアノ・ソナタ第1番
1-3.ピアノ・ソナタ 第1番 ニ短調 Op.28
サロン小品集 Op.10
4.夜想曲 イ短調/5.ワルツ イ長調/
6.舟歌 ト短調/7.メロディ ホ短調/
8.ユモレスク ト長調/9.ユモレスク ト長調(改訂版)/
10.ロマンス ヘ短調/11.マズルカ 変ニ長調 |
マーティン・カズン(ピアノ) |
録音 2004年10月24-26日 The Banff Centre
for the Arts, Alberta, Canada
スコットランド生まれのピアニスト、マーティン・カズン。イギリス王立音楽院在学中の1998年にデビュー。いくつかの国際コンクールで優勝し世界的な活躍をはじめました。
1996年に公開された映画『シャイン』では主人公ヘルフゴットの「手の吹き替え」出演をして話題になったことでも知られています。
2004年に録音されたこのラフマニノフ作品集は彼のデビュー・アルバムであり、デイリーテレグラフ誌の"今週のクラシックCD"に選ばれるなど高い評価を受けています。
ゲーテの「ファウスト」に基づき構成されたという長大なソナタ第1番で冴えわたる彼の驚異的なテクニックは、聴き手に強い印象をもたらします。
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モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲集 第2集
1-3.弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調 K155
4-6.弦楽四重奏曲 第3番 ト長調 K156
7-9.弦楽四重奏曲 第4番 ハ長調 K157
10-12.弦楽四重奏曲 第5番 ヘ長調 K1578
13-15.弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 K159
16-18.弦楽四重奏曲 第7番 変ホ長調 K160 |
コウル四重奏団 |
録音 2005年2月3-4日 St. Paul's Church,
Birmingham,United Kingdom
1974年、英国王立音楽院の学生たちによって創立、以降イギリス作品を中心に活発に活動を続けるコウル四重奏団。
メンデルスゾーンやシューベルトなどのロマン派作品から近現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに30作を超えるレコーディングを行うなど、40年以上に渡る長いキャリアを誇っています。
このアルバムは第1集(SOMMCD040)の2年後に録音されたもので、初期の6曲を収録。若きモーツァルトのリリシズムが丁寧に表現された演奏です。
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SOMMCD064
【旧譜】
¥2400
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ヴァイオリン小品集 |
キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)
チャールズ・オーウェン(ピアノ) |
1.モンティ:チャールダッシュ/
2.フォーレ:夢のあとに/
3.ラヴェル:ハバネラ形式の小品/
4.ガーシュウィン:歌劇《ポーギーとベス》-第2幕「なんでもそうとは限らない」
(J.ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノ編)/
5.ドビュッシー:美しき夕暮れ/
6.ブロッホ:バール・シェム-ニーグン/
7.ポンセ:エステレリータ(小さな星)(J.ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノ編)/
8.クレイン:ジプシー・カーニヴァル/
9.ヨゼフ・スーク:バラード ニ短調/
10.クライスラー:ジプシーの女/
11.ホイベルガー:喜歌劇《オペラ舞踏会》Op.40-真夜中のベル
(F.クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編)/
12.アクロン:2つのヘブライの小品 Op.35-ヘブライの旋律
(L.アウアーによるヴァイオリンとピアノ編)/
13.フバイ:チャールダッシュの情景 第4番「ヘイレ・カティ」Op.32/
14.伝承曲:オレンジ・ブラッサム・スペシャル
(K.ガワーズ、S.リードによるヴァイオリンとピアノ編) |
録音 2004年3月27.29.30日 St. Paul's School,
London, United Kingdom
映画音楽作曲家、パトリック・ガワーズを父に持ち、幼い頃から音楽的な環境で育ったキャサリン・ガワーズ。ユーディ・メニューイン音楽院で、日本にルーツを持つ名教師でありヴァイオリニストのデヴィッド・タケノに師事、才能を開花させました。ナイジェル・ケネディのツアーに参加したり、ジャズ・アンサンブルに参加するなど幅広い活動をしていますが、このアルバムではモンティの「チャールダッシュ」やポンセの「小さな星」など、誰もが耳にしたことのある名曲を次々に演奏。聴き手を魅了する術を知っている彼女ならではの見事な演奏を楽しめます。
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シューマン、グリーグ、ブラームス、ベルク:ピアノ作品集
1-6.シューマン(1810-1856):アベッグ変奏曲
Op.1
7-10.グリーグ(1843-1907):4つのピアノ小品
Op.1
11-14.ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ
第1番 ハ長調 Op.1
15.ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ Op.1 |
アラスデア・ビートソン(ピアノ) |
録音 2008年5月5-7日 Chanps Hill, West
Sussex,England, United Kingdom
スコットランド出身のピアニスト、アラスディア・ビートソンが演奏するロマン派から近代のピアノ作品集。
2003年の「上海国際ピアノ・コンクール」で第2位に入賞、ウィグモア・ホールで開催したリサイタルが絶賛され注目を集めた人です。
このアルバムは各々の作曲家の「作品番号第1番」が集められたもの。シューマンの「アベッグ変奏曲」でのストーリー性、グリーグ作品にみられるシューマンの影響、ブラームスのソナタから感じられるベートーヴェンの様式、独創的なベルクと、それぞれの作品から特徴を引き出した見事な演奏です。
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SOMMCD0150
【旧譜】
¥2400
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シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
1-18.ダヴィット同盟舞曲集
19-21.幻想曲 ハ長調 Op.17
22-27.創作主題による変奏曲 WoO24 |
コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ) |
録音 2015年1月10-11日 Turner Sims Concert
Hall,University of Southampton,
2006年「BBCヤングミュージシャン賞」を獲得、世界のひのき舞台に躍り出た女性ピアニスト、コーデリア・ウィリアムズが演奏するシューマンの3つの曲集。
彼女の演奏は、どれも明確な表現力を持っており、例えば若きシューマンの創造力が存分に発揮された「ダヴィッド同盟舞曲集」ではフロレスタン、オイゼビウスの性格の違いが的確に描き分けられています。
「幻想曲」での瞑想的な第3楽章や、晩年のシューマンの幻覚から生まれた変奏曲での夢幻的な雰囲気の作り方など、どれも素晴らしい演奏です。
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SOMMCD258
【旧譜】
¥2400
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ヴァレリー・トライオン
ドビュッシー、フォーレ、ラヴェル:
ピアノとオーケストラのための作品集
1-3.ドビュッシー(1862-1918):幻想曲
4.フォーレ(1845-1924):バラード 嬰ヘ長調
Op.19(ピアノとオーケストラ版)
5-7.ラヴェル(1875-1937):ピアノ協奏曲
ト長調 |
ヴァレリー・トライオン(ピアノ)
ヤク・ファン・ステーン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音 2014年9月7-8日 Henry Wood Hall,United
Kingdom
イギリスの女性ピアニスト、ヴァレリー・トライオンが弾くフランス近代のピアノとオーケストラのための作品集。
若きドビュッシーの才気ほとばしる「幻想曲」では、煌めくような美しいピアノの音色が印象的。フォーレの「バラード」はあまり演奏されることのない作品であるものの、抒情性と郷愁に満ちた雰囲気は独特であり、後のノクテュルヌやバルカローレを思わせるフォーレらしい曲。かたや、ラヴェルの協奏曲は名曲中の名曲。彼女は全ての曲を丁寧に、かつ味わいたっぷりに聴かせます。ヘンリー・ウッド・ホールの艶やかな響きにも注目です。
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ピーター・ウォーロック・クリスマス
ピーター・ウォーロック(1894-1930):
1.主をほめたたえよ/2.コーニッシュ・キャロル/
3.コーニッシュ・クリスマス・キャロル/4.キリストの御身体/
5.I Saw a Fair Maiden/6.As Dewe in Aprylle/7.鳥/
8.カリヨン、カリッラ/9.囚われのアダムは横たわり/
10.The Rich Cavalcade/11.クリスマスの日の歌/
12.メアリーの5つの小さな喜び/
13.作者不詳:清らかなる東の空(P.ウォーロックによる合唱編)/
14.ウォーロック:My little sweet darling/
15.作者不詳:御子が生まれた
ウォーロック:
16.乙女の歌うやさしい歌/17.Where Riches
Is Everlastingly/
18.What cheer? Good cheer!/19.The Frostbound
Wood/
20.The First Mercy/21.ベツレヘムの夜明け/
22.Tyrly Tyrlow/23.子守歌/24.シカモアの木 |
ジュリアン・エンペット(バリトン)‛&4
マーガレット・ケーブル(メゾ・ソプラノ)‛&4.14-16
ジャネット・トンプソン(ヴォーカル)‛&23
マシュー・モーリー(オルガン)‛&8.12.17.18.22-24
ローズマリー・バーンズ(ピアノ)‛&11.20
ロザムンデ四重奏団‛&14-16
ルイス・ホールジー(指揮)
アレグリ・シンガーズ |
録音1992年5月9.16日 University College
School,Hampstead, London, England,United
Kingdom
イギリスの音楽家ピーター・ウォーロック。実はこの名前はペンネーム(Warlock=魔法使い)であり、本名はフィリップ・アーノルド・ヘゼルタインという音楽評論家です。
彼の作品のほとんどは歌曲であり、このアルバムで聴くことのできる合唱曲や、ピアノ伴奏の歌曲など多彩な作品が残されています。
音楽評論を生業としていただけに、その趣味はルネサンスからバルトークまでと幅広く、作品にもその影響が感じられるのも面白いところです。
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