≪第102号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2019/5/7〜
第102号
5/17(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
<メジャー・レーベル>
DG
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4836978
(4CD+1BDA)
\4200 |
CD4枚組+BDオーディオ
《ヘルベルト・フォン・カラヤン〜チャイコフスキー:交響曲全集》
チャイコフスキー:
《CD 1》
交響曲
1) 第1番ト短調『冬の日の幻想』Op.13、
2) 第2番ハ短調『小ロシア』Op.17/
《CD 2》
1) 交響曲第3番ニ長調『ポーランド』Op.29、
2) スラヴ行進曲Op.31、
3) イタリア奇想曲Op.45/
《CD 3》
交響曲
1) 第4番ヘ短調Op.36、2) 第5番ホ短調Op.64より第1・2楽章/
《CD 4》
交響曲
1) 第5番ホ短調より第3・4楽章、2) 第6番ロ短調『悲愴』Op.74
《BDA》
交響曲第1番−第6番、スラヴ行進曲、イタリア奇想曲 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
カラヤン没後30年記念。CD4枚組+BDオーディオ
●2019年7月16日に没後30年を迎えるヘルベルト・フォン・カラヤンのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との2大ツィクルス、チャイコフスキーとブルックナーの交響曲全集が発売されます。どちらも全曲を収めたBDオーディオ付きです。
●録音は1975年10月から1979年2月の間に行われています。カラヤンはチャイコフスキーの第4番から第6番は何度も録音しましたが、第1番から第3番は1970年代の終わり頃まで録音することはありませんでした。1966年10月にイエス・キリスト教会で録音された『スラヴ行進曲』と『イタリア奇想曲』を併録。
●オリジナル音源からの24bit/96kHzリマスタリング。CD4枚組とBDオーディオのセット。
●BDオーディオのスペックは Stereo 96 kHz/
24 Bit LPCM
【録音】1977年−1979年(第1番)、1979年(第2・3番)、1976年(第4・6番)、1975年(第5番)、1966年(Op.31,
Op.45)、ベルリン
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4837137
(9CD+1BDA)
\7500 |
CD9枚組+BDオーディオ
《ヘルベルト・フォン・カラヤン〜ブルックナー:交響曲全集》
ブルックナー:交響曲
《CD 1》
1) 第1番ハ短調、2) 第5番変ロ長調より第1楽章/
《CD 2》
第5番変ロ長調より第2−4楽章/
《CD 3》
第3番ニ短調/
《CD 4》
1) 第2番ハ短調、2) 第8番ハ短調より第1楽章/
《CD 5》
第8番ハ短調より第2−4楽章/
《CD 6》
第4番変ホ長調『ロマンティック』/
《CD 7》
第6番イ長調/
《CD 8》
第7番ホ長調/
《CD 9》
第9番ニ短調
《BDA》
交響曲第1番−第9番 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
カラヤン没後30年記念。CD9枚組+BDオーディオ
●2019年7月16日に没後30年を迎えるヘルベルト・フォン・カラヤンのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との2大ツィクルス、チャイコフスキーとブルックナーの交響曲全集が発売されます。どちらも全曲を収めたBDオーディオ付きです。
●1975年1月から1981年1月に録音されたカラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のブルックナー・ツィクルスは、ブルックナー録音の歴史的指標となっています。音楽の底流にあるものへのカラヤンの深い感性が際立ち、これらの録音はカラヤン最高の演奏でもあり、おそらくかつてなされたことのないほど最も深くブルックナーを解釈した演奏と言えるでしょう。
●オリジナル音源からの24bit/96kHzリマスタリング。CD9枚組とBDオーディオのセット。
●BDオーディオのスペックは Stereo 192
kHz/ 24 Bit DTS HD Master Audio
【録音】1981年(第1・2番)、1980年(第3番)、1975年(第4・7−9番)、1976年(第5番)、1979年(第6番)、ベルリン
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4837122
(12CD)
\8000→\7490 |
《ヘフリガー生誕100年記念盤
エルンスト・ヘフリガー・エディション》
《CD 1》
シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』D795**
【演奏】ジャクリーヌ・ボノー(ピアノ)【録音】1959年/
《CD 2》
シューベルト:歌曲集『冬の旅』D911**
【演奏】小林道夫(ピアノ)【録音】1969年/
《CD 3》
シューベルト:歌曲集『白鳥の歌』D957**
【演奏】エリック・ヴェルバ(ピアノ)【録音】1965年/
《CD 4》
*1) シューマン:歌曲集『詩人の恋』Op.48、
ベートーヴェン:
2) 連作歌曲集『遥かなる恋人に』Op.98、
3) 君を愛す(優しき愛)WoO123*、4) アデライーデOp.46
【演奏】エリック・ヴェルバ(ピアノ)【録音】1962年/
《CD 5》
シューマン:
1) 魔法の角笛を持つ少年Op.30 No.1、2) 私のばらOp.90
No.2、
3) くるみの木Op.25 No.3、4) 月の夜Op.39
No.5、5) 美しい異郷Op.39 Mo.6、
6) 歌手の慰めOp.127 No.1、7) 心の通い合いOp.77
No.3、8) 月に寄すOp.95 No.2、
9) ぼくは樹々の下をさまようOp.24 No.3、10)
いとしい恋人、君の手をOp.24 No.4、
11) ぼくの苦悩の美しいゆりかごOp.24 No.5、12)
天は一粒の涙をこぼしたOp.37 No.1、
13) 三月スミレOp.40 No.1、14) 日の光に寄すOp.36
No.4、15) 戸外にてOp.89 No.5、
シェック:
16) プラハの学生の放浪歌Op.12 No.2、17)
わが母にOp.14 No.1、
18) 呼びかけOp.20 No.14、19) つつましい望みOp.24a
No.7、
コダーイ:『3つの歌曲』Op.14より
20) 第1曲:亡命者の歌、21) 第2曲:火のように、22)
第3曲:待っておくれ、小鳥よ、
ヴォルフ:『メーリケ歌曲集』より
23) 第37曲:郷愁、24) 第24曲:明け方に、
25) 第15曲:旅路にて、26) 第17曲:庭師、27)
第6曲:春だ
【演奏】ヘルタ・クルスト(ピアノ)(1-5,
16-27)、ジャクリーヌ・ボノー(ピアノ)(6-15)
【録音】1958年(1-5, 16-27)、1959年(6-15)/
《CD 6》
シューベルト:
1) 愛の言葉D410、2) 悲しみの喜びD260、3)
愛の声D412、
4) 月に寄せてD193、5) 憩いのない愛D138、6)
私に挨拶をD741、
7) 泉のほとりの若者D300、8) リュートに寄せてD905、9)
シルヴィアにD891、
10) ミューズの子D764、
ブラームス:
11) 秘密Op.71 No.3、12) 森の静寂の中でOp.85
No.6、
13) おお来たれ、夏の夜よOp.58 No.4、14)
便りOp.47 No.1、
15) 我らはさまよったOp.96 No.2、16) お前が微笑みさえすればOp.57
No.2、
17) おやすみ、いい夜でありますようにOp.59
No.6、
18) 風もそよがぬ和やかな空気Op.57 No.8、19)
太鼓の歌Op.69 No.5、
20) おお愛らしい娘よOp.47 No.4、21) セレナードOp.106
No.1、
22) 青春の歌1「僕の恋は青々としている」Op.63
No.5
【演奏】ヘルタ・クルスト(ピアノ)【録音】1956年/
《CD 7》
ヤナーチェク:歌曲集『消えた男の日記』、
ヘンデル:歌劇『セルセ』より
2) オンブラ・マイ・フ(なつかしい木陰)、3)
もしそなたを侮る者の愛を望むなら、
4) 歌劇『ジュリアス・シーザー』HWV17より「我が心に」、
オラトリオ『サムソン』HWV57より
5) まったくの暗やみ、6) かくして東雲の赤の雲に彩られ、
オラトリオ『メサイア』HWV56より
7)「Trste dich, mein Volk」−「Alle Tale
macht hoch erhaben」
8)「Der da throne im Himmel」−「Du zerschlgst
sie mit dem eisernen Zepter」
【演奏】ラファエル・クーベリック(ピアノ)(1)、カール・リヒター(指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団(2-8)
【録音】 1963年(1)、1961年(2-6)、1964年(7,
8)/
《CD 8》
J.S.バッハ:カンタータ
1)『暁の星のいと美しきかな』BWV1より「Unser
Mund und Ton der Saiten」、
2)『いと尊き御神よ、いつわれは死なん』BWV8より
「Was willst du dich, mein Geist, entsetzen」、
『わがうちに憂いは満ちぬ』BWV21より
3)「Wie hast du dich, mein Gott」−「Bche
von gesalznen Zhren」、
4)「Erfreue dich, Seele」、
5)『ああいかにはかなき、ああいかにむなしき』BWV26より
「So schnell ein rauschend Wasser schiet」、
6)『人よ、汝はさきに告げられたり、善きことの何なるか』BWV45より「Der
Hchste lsst mich seinen Willen wissen」、
7)『人々シバよりみな来たりて』BWV65より「Verschmhe
nicht, du meiner Seele Licht」、
8)『わが去るは汝らの益なり』BWV108より「Mich
kann kein Zweifel stren」、
9)『わがイエスをばわれは放さず』BWV124より「So
lange sich ein Tropfen Blut」−「Und wenn
der harte Todesschlag」、
10) 『ミサ曲ロ短調』BWV232より「ベネディクトゥス」、
11) 『マニフィカト』BWV243より「Deposuit
potentes」、
『マタイ受難曲』BWV244より
12)「Ich will bei meinem Jesu wachen」、
13)「Mein Jesus schweigt zu falschen Lgen
stille」−「Geduld! Wenn mich falsche Zungen
stechen」、
『ヨハネ受難曲』BWV245より
14)「Ach mein Sinn」、15)「Erwge, wie sein
blutgefrbter Rcken」
【演奏】
カール・リヒター(指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団(1,
3-5, 7-15)、アンスバッハ・バッハ週間管弦楽団(2,
6)
【録音】1968年(1)、1959年(2, 6)、1969年(3,
4)、1966年(5)、
1967年(7-9)、1961年(10, 11)、1958年(12,
13)、1964年(14, 15)/
《CD 9》
マショー:
1) バラード第18番、2) ロンドー第1番、3)
バラード第26番、
4) バラード第31番、5) ロンドー第10番、6)
バラード第39番、7) ヴィルレー第17番、
8) バラード第16番、9) ロンドー第21番、
テレマン:『忠実な音楽の師』より
10)「Gesundheits-Brunnen, warme Bder」、
11)「Sume nicht, geliebte Schne!」、12)「Bum,
bum bum」、13)「Glckselig ist, wer alle Morgen」、
14) J.S.バッハ:カンタータ『われは貧しき者、われは罪のしもべ』BWV55、
15) J.S.バッハ(ホフマン作):カンタータ『わが魂はほめ讃う』BWV189**
【演奏】1969年(1-9)、1966年(10)、1967年(11-13)、1959年(14,
15)
【録音】アウグスト・ヴェンツィンガー(指揮)(1-3,
5-9)、ルドルフ・シャイデッガー(オルガン)(4)、
ヨーゼフ・ウルザマー(指揮)(10-13)、カール・リヒター(指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団(14,
15)/
《CD 10》
モーツァルト:
歌劇『魔笛』K.620より
1)「なんと美しい絵姿」、
2)「O ewige Nacht」−「Schnelle Fe」−「Nur
geschwinde!」、
3)「どうしたの? どうしたの? どうしたの?」、
歌劇『後宮からの誘拐』K.384より
4)「ここで君に会えるのだ、僕のいとしいコンスタンツェ」、
5)「コンスタンツェよ! 君に再会するのだ」−「O
wie ngstlich, o wie feurig」、
6)「うれし涙が流れるとき」、
歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588より
7)「いとしい女の愛の吐息が」、8)「叶えておくれ、親切なそよ風よ」、
9)「なんという大きな葛藤の中に」−「Tradito,
schernito」、
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527より
10)「なんと痛ましいことでしょう」−「行って、無慈悲な人、行って!」、
11)「どうして私が信じることができようか」−「彼女の安らぎこそ」、
12)「その間に僕の恋人を慰めに行ってください」
【演奏】マリアンネ・シェヒ(ソプラノ)(3)、リゼロッテ・ロッシュ(ソプラノ)(3)、
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)(10)、マルガレーテ・クローゼ(メッゾ・ソプラノ)(3)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)(3)、ヘルマン・プライ(バリトン)(8)、
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリンRIAS交響楽団(1-6)、ベルリン放送交響楽団(10-12)、
オイゲン・ヨッフム(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(7-9)
【録音】1955年(1-3)、1954年(4-6)、1962年(7-9)、1958年(10-12)/
《CD 11》
ロッシーニ:
『スターバト・マーテル』より
1)「嘆き、憂い、悲しむ聖母の魂を」、2)「聖母よ、願わくば」、
歌劇『セビリャの理髪師』より
3)「Sieh, shon die Morgenrte」、
4)「Strahlt auf mich der Blitz des Goldes」、
ヴェルディ:歌劇『椿姫』より5)「乾杯の歌」、
ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』より
6)「聞け、森でひばりが歌うのを」、7)「フェントン!」−「いとしい人よ、泣いていたの?」、
ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』Op.72より
8)「神よ、ここは暗い」−「人生の春の日に」、9)「おお、名付けようのない歓喜よ」、
ワーグナー:歌劇『さまよえるオランダ人』より「遠い海から嵐とともに」、
マスネ:歌劇『マノン』より11)「Ich bin allein!」−「Ach,
entflieh holdes Bild」**、
12)「Ich Tor, meine Schlfen glhen」−「O
schne Zeit」−「Ich schloss die Augen」**、
13) アダン:歌劇『ロンジュモーの御者』より「御者の歌:Freunde,
vernehmet die Geschichte」*
【演奏】
マリア・シュターダー(ソプラノ)(2,
5)、リタ・シュトライヒ(ソプラノ)(3, 4)、
カテリーナ・アルダ(ソプラノ)(7)、Marianna
Radev(コントラルト)(2)、
ラインハルト・ペータース(バリトン)(3,
4)、キム・ボルイ(バス)(2)、
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリンRIAS交響楽団(1,
2, 10)、
バイエルン国立管弦楽団(8, 9)、
ラインハルト・ペータース(指揮) ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団(3,
4)、
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(5)、
ハンス・レーヴライン(指揮)バンベルク交響楽団(6,
7)、
エルンスト・メルツェンドルファー(指揮)ベルリン放送交響楽団(11-13)
【録音】1954年(1, 2)、1964年(3, 4)、1958年(5)、1964年(6,
7)、1957年(8, 9)、1952年(10)、1961年(11-13)/
《CD 12》
1) ブルックナー:テ・デウム、
マーラー:『大地の歌』
2) 第1楽章:大地の哀愁に寄せる酒の歌、
3) 第3楽章:青春について、4) 第5楽章:春に酔える者、
5) コダーイ:ハンガリー詩篇Op.13
【演奏】マリア・シュターダー(ソプラノ)(1)、ジークリンデ・ヴァーグナー(コントラルト)(1)、
ピーター・ラガー(バス)(1)、オイゲン・ヨッフム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2-4)、
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリン放送交響楽団(5)
【録音】1965年(1)、1963年(2-4)、1959年(5) |
エルンスト・ヘフリガー(T) |
20世紀の偉大なリリック・テノール、ヘフリガー生誕100年記念盤
20世紀の偉大なリリック・テノールの一人、エルンスト・ヘフリガーは、ドイツの歌曲、モーツァルト・オペラの歌唱、そしてバッハのオラトリオ、ミサ曲、カンタータの歌唱で高い評価を得ています。
バッハの受難曲での福音史家は世界的な模範となっています。
ヘフリガーの生誕100年(2019年7月6日)を記念し、ドイツ・グラモフォンは魅力的な録音をぎっしりと収めたCD12枚組のセットを発売します。
ベートーヴェンの「君を愛す」、アダンの『ロンジュモーの御者』は初CD化。その他世界初CD化も多数。
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オーストラリアELOQUENCE
ユニバーサル・グループにあって最も情熱的で最も熱心なリリースを繰り広げてくれているオーストラリアEloquence。今回もマニアックながらホットな新譜の登場です。
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4828586
\1200 |
《リュシ・ドレーヌ、ジョゼフ・カントルーブ、シュザンヌ・ダンコ〜フランスの歌》
1) ベルリオーズ:歌曲集『夏の夜』、
2) カントルーブ:フランスの歌*
(1. La belle est au jardin d’amour、
2. Qu’on you n’ero pitchounlo、3.
Ya rien de si charmant、
4. La fermo d’un paure om、5. Ma douce
amie、
6. Petite Claudinette、7. Au berdure、
8. De bon matin je me suis leve、9.
Som-Som、
10. L’hiver sera bientot passe、11.
O ciucciarella!、
12. Se lo voy、13. Bon mati me llevi、14.
Sur la Montagne)
*DECCA初CD化 |
シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)(1)、
リュシ・ドレーヌ(ソプラノ)(2)、
ジョゼフ・カントルーブ(ピアノ)(2)、
ソーア・ジョンソン(指揮)
シンシナティ交響楽団(1) |
白雪姫”が歌うカントルーブの『フランスの歌』
ジョゼフ・カントルーブの『フランスの歌』は、ディズニーのヒロイン、白雪姫の声としても知られるリュシ・ドレーヌの歌唱、作曲者自身がピアノ伴奏しています。初期のオワゾリールから発売されたアルバムで今回、オリジナル・テープからのリマスタリングでデッカ初CD化となります。
1931年生まれのリュシ・ドレーヌはこのアルバム録音当時19歳ぐらいでしたが、その声は軽やかで新鮮で技術に頼ることなく、カントルーブが彼女を理想とした理由がすぐにわかります。
よく知られていながら、まだ評価が追いついていないベルリオーズの『夏の夜』をカップリング。ベルギーのソプラノ歌手シュザンヌ・ダンコが歌っています。
【録音】1951年4月24日、シンシナティ、ミュージック・ホール(1)、1950年、パリ、ステュディオ・デ・シャンゼリゼ(2)
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4840156
(2CD)
\1800 |
《アントン・パウリク〜『ウィーン・女・歌』/オペレッタ・アリア集》
《CD 1》オペレッタ・アリア集
1) J.シュトラウス2世:『ジプシー男爵』より、
2) J.シュトラウス2世:『ヴェネツィアの一夜』より、
3) ミレッカー:『乞食学生』より、
4) J.シュトラウス2世:『ヴェネツィアの一夜』より、
5-6) スッペ:『ボッカチオ』より、
レハール:
7) 『メリー・ウィドウ』より、8-10) 『この世は美しい』より、
11-13) 『微笑みの国』より、14-16) 『パガニーニ』より、
17-18) 『ロシアの皇太子』より、19) 『フリーデリケ』より、
20) 『ルクセンブルク伯爵』より
《CD 2》オペレッタ・アリア集
1) カールマン:『サーカスの女王』より、
2) ドスタル:『クリヴィア』より、
3) キュンネッケ:『かの地から来た従兄弟』より、
4) カッティング:『ベル・アミ』より、
5) ドスタル:『ハンガリーの結婚式』より、
6) カッティング:『ラインのメデルス』、
7) ツェルニク:『誰が知ってるの?』より
8) カールマン:喜歌劇『伯爵令嬢マリツァ』(ハイライツ)*
*DECCA初CD化 |
レナーテ・ホルム(ソプラノ)、
ヴェルナー・クレン(テノール)(CD 1, CD
2:1-7)、
マーリカ・ネーメト(伯爵令嬢マリツァ:ヴォーカル)、
モニカ・ダールベリ(リーザ:ソプラノ)、
ソーニャ・ドラクスラー(マーニャ:ソプラノ)、
ペーター・ミニッヒ(タシロ伯爵:テノール)、
ヘルベルト・プリコパ(コローマン・ジュパン男爵:バリトン)、
ウィーン・フォルクスオーパー合唱団(CD 2:
8)、
アントン・パウリク(指揮)
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団 |
ウィーンのオペレッタが満喫できる2つのアルバムをセット
最も注目すべきポピュラーなクラシック音楽といえば、オペレッタです。その2つのデッカ・アルバムが全曲、新規リマスタリングされ、発売されます。
1901年プレスブルク生まれのアントン・パウリクはウィーンのオペレッタ作品の傑作の舞台に数十年にわたり立ち続けました。パウリクとウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団は、1958年にカールマンの有名な喜歌劇『伯爵令嬢マリツァ』の抜粋を、そして1970年にはウィーン・オペレッタのアリア集を2枚組のLPに録音しました。その2つのアルバムが2枚組CDにまとめられました。
【録音】1958年11月1−2日(CD 2: 8)、1970年12月2−4、7−12日(CD
1, CD 2:1-7)、ウィーン、ゾフィエンザール
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4827339
(2CD)
\1800 |
《レイモン・アグール〜月の光/ワルトトイフェル:ワルツ集》
《CD 1》
1) マスネ:タイスの瞑想曲、
2) チャイコフスキー:無言歌*、
3) フォーレ:パヴァーヌ、
4) エルガー:夢の子供たち、
5) ドビュッシー:月の光(ムートン管弦楽編)*、
6) J.S.バッハ/バルトーク編:目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声、
7) チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ、
8) グルック:精霊の踊り*、
9) マスネ:聖処女の最後の眠り、
10) アダン:歌劇『われ、もし王者なりせば』序曲、
11) オーベール:歌劇『王冠のダイヤモンド』序曲**/
《CD 2》
スッペ:
1) 喜歌劇『軽騎兵』序曲、2) 喜歌劇『ウィーンの朝・昼・晩』序曲*、
3) 喜歌劇『スペードの女王』序曲*、
4) エロルド:歌劇『ザンパ』序曲*、
ワルトトイフェル:
5) スケーターズ・ワルツ、6) ワルツ『私の夢』、
7) ワルツ『恋は一筋に』、8) 軍楽風ワルツ『擲弾兵』、
9) スペイン、10) ドローレス、11) ワルツ『ポモーヌ』
*DECCA初CD化
**初発売 |
レイモン・アグール(指揮)
ロンドン新交響楽団(CD 1, CD 2: 1-4)、
ダグラス・ギャムリー(指揮)
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(CD
2: 5-11) |
ロマン派クラシックの曲を集めた3つのアルバムを2枚のCDに
人気のロマン派クラシックの3つのデッカ・アルバムを完全リマスタリングしてCD化しました。初めてのセットとしての発売となります。2枚組。
ハンガリー生まれの娯楽性の高いクラシック音楽のベテラン指揮者レイモン・アグールが1957年と1958年に録音したアルバムに、オーストラリア生まれの指揮者ダグラス・ギャムリーがワルトトイフェルの作品を演奏した陽気なアルバムを組み合わせています。
【録音】1957年1月9日&2月5日(CD 1:
10, 11, CD 2: 1-4)、1974年4月26&30日(CD
2: 5-11)、ロンドン、キングズウェイ・ホール、1958年5月28−31日、ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール(CD
1: 1-9)
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4829370
(2CD)
\1800 |
《サー・コリン・デイヴィス〜『ザ・ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス』ハイライツ》
『ザ・ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス』(1969年/1971年/1972年〜ハイライツ)
《CD 1》
1) 解説、
エルガー:
2) 演奏会用序曲『コケイン』(首都ロンドンにて)Op.40、
3) 行進曲『威風堂々』第1番、
4) 解説、
5) ウッド:イギリスの海の歌による幻想曲、
6) パリー/エルガー編:エルサレム〜解説、
7) サー・コリン・デイヴィスのスピーチ/ハッピー・バースデー(聴衆)、
8) 伝承曲:ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン/
《CD 2》
1) ベルリオーズ:Hail, all hail to the
Queen(歌劇『トロイアの人々』より)、
ワーグナー:『ヴェーゼンドンク歌曲集』より
2) 悩み、3) 夢、
4) メンデルスゾーン:スケルツォ(弦楽八重奏曲変ホ長調Op.20より)、
ウォルトン:『大市長のテーブルのための歌』より
5) コントラスト、6) 韻、
7) エルガー:行進曲『威風堂々』第1番、
8) ウィリアムソン:The Stone WallA Cassation
for Audience and Orchestra、
9) アーン/サージェント編:ルール・ブリタニア、
10) パリー/エルガー編:エルサレム、
11) サー・コリン・デイヴィスのスピーチ、
12) 伝承曲:ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン |
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)(CD 2: 2,
3)、
エリザベス・ベインブリッジ(メッゾ・ソプラノ)(CD
2: 5, 6, 9)、
BBCコーラス、
BBCシンガーズ、
BBCコラール・ソサエティ、
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
BBC交響楽団 |
世界的な音楽フェスティバルの歴史的録音
ロンドンで毎年行われている世界的な音楽フェスティバル『プロムナード・コンサート』の最終夜の『ザ・ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス』。サー・コリン・デイヴィスが指揮した1969年、1971年、1972年の演奏から収録されたフィリップスの歴史的LPより初めてまとめて発売されます。2枚組。
1969年の『ザ・ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス』は、エルガーの作品中最もすばらしい序奏と称される『コケイン』で始まります。愛国的な『ルール・ブリタニア』、パリーの『エルサレム』、エルガーの行進曲『威風堂々』第1番、国歌『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』の4曲は必ず演奏される曲目です。
【録音】1969年9月13日(CD 1, CD 2: 7, 10,
12)、1971年9月18日(CD 2: 8, 9)、1972年9月16日(CD
2: 1-6)、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
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4827315
(4CD)
\4000 |
《フィリップ・ピケット〜カルミナ・ブラーナ集》
『カルミナ・ブラーナ』
《CD 1》第1巻/
《CD 2》第2巻/
《CD 3》第3巻/
《CD 4》第4巻 |
フィリップ・ピケット(指揮)
ニュー・ロンドン・コンソート |
中世の写本を現在に蘇らせる『カルミナ・ブラーナ』の全4巻セット
『カルミナ・ブラーナ』は中世ラテン語、中高ドイツ語などで書かれた詩歌を集めた写本で、それらを所蔵していたバイエルンの修道院によって名付けられました。
今日ではカール・オルフがそれに基づいて作曲した同名の世俗カンタータが有名で、ラテン語とドイツ語で書かれた愛の詩、学生の歌、宗教の詩が多く集められました。
1960−70年代にもオリジナルの写本からの演奏が試みられましたが、1980年代に入って体系的なアプローチがなされ、イギリスで最も革新的な古楽アンサンブル、ニュー・ロンドン・コンソートがフィリップ・ピケットの指揮によりデッカのオワゾリールに録音して話題を呼びました。
その1986年に録音された第1巻の成功の1年後、3枚のアルバムが発売され、さらに1996年にそれらがセットとして発売されましたが、その後しばらくは入手不能となっていました。
そして今回再び全4巻、CD4枚組での発売となりました。
【録音】1986年1月13−14日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(CD
1)、1987年1月12−17日、ロンドン、テンプル教会(CD
2-CD 4)
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4840180
(2CD)
\1800 |
《ロリン・マゼール、クリストフ・フォン・ドホナーニ〜
ストラヴィンスキー/バルトーク:バレエ音楽集》
《CD 1》
ストラヴィンスキー:
1) 火の鳥(1910年版)、2) 春の祭典(1921年版)/
《CD 2》
1)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ(1947年版)、
バルトーク:
2)2つの肖像Sz.37 Op.5、
3)中国の不思議な役人Sz.73 Op.19 |
ホルスト・ゲーベル(ピアノ)(CD 2: 1)、
エーリヒ・ビンダー(ソロ・ヴァイオリン)(CD
2: 2)、
ウィーン国立歌劇場合唱団(CD 2: 3)、
クリストフ・フォン・ドホナーニ(CD 1: 1,
CD 2)、
ロリン・マゼール(CD 1: 2)(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ウィーン・フィルの豪華な演奏で聴くストラヴィンスキーとバルトークのバレエ音楽
ストラヴィンスキーの革新的なディアギレフ委嘱のバレエ三部作をマゼールとドホナーニがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と演奏しています。同じくウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるドホナーニのバルトークをカップリング。CD2枚組。
クリストフ・フォン・ドホナーニは現代最も多才な指揮者として知られています。ロマン主義と第二次ウィーン楽派の作品で特に有名です。
活動の初期よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と親密な関係を築き、コンサートでも録音でも、メンデルスゾーンからフィリップ・グラスまで、並外れた透明性のある、鮮やかな開始の演奏を繰り広げています。
【録音】1974年3月25−28日(CD 1: 2)、1977年12月6、14&15日(CD
2: 1)、11月22−24日(CD 2: 3)、1979年9月26日(CD
2: 2)、9月27日&10月9日(CD 1: 1)、ウィーン、ゾフィエンザール
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<LP>

5/16(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
PROFIL
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PH 19027
(2CD)
¥4800
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デルジャヴィナのハイドン第2 弾
ハイドン:変奏曲と小品
Disc 1
(1)カプリッチョ ト長調Hob.ⅩⅦ:1
(2)20の変奏曲イ長調Hob.ⅩⅦ:2
(3)12の変奏曲変ホ長調Hob.ⅩⅦ:3
(4)幻想曲ハ長調Hob.ⅩⅦ:4
Disc2
(5)6つの変奏曲ハ長調Hob.ⅩⅦ:5
(6)変奏曲ヘ短調Hob. ⅩⅦ:6
(7)5つの変奏曲ニ長調Hob.ⅩⅦ:7
(8)アダージョ ト長調Hob.ⅩⅤ:22/Ⅱ
(9)変奏曲ハ短調「ロクスラーヌ」Hob.Ⅰ:63
(10)アレグレット ト長調Hob.ⅩⅦ:10
(11)アダージョ ヘ長調Hob.ⅩⅦ:9
(12)ドイツ国歌による変奏曲Hob.Ⅲ:77/Ⅱ
(13)12のドイツ舞曲Hob.Ⅸ :12 |
エカテリーナ・デルジャヴィナ(ピアノ) |
お待たせしました。デルジャヴィナのハイドン第2
弾登場!
録音:2016年11月29 / 30日/ザールラント放送/46'
30"、54' 54"
ハイドンのピアノ・ソナタ全集(PH12037) に続くデルジャヴィナのハイドン第2弾は変奏曲を中心とした小品集。楷書的ながら独自の解釈がユニークで話題となった前作にひきつづき、今回も驚くほど新鮮なハイドン像が出現します。タイトルだけみると同じようですが、「カプリッチョ」はドイツ民謡「8人のへぼ仕立屋」を、「12の変奏曲」は弦楽四重奏曲第20番のメヌエットを主題にしており、「変奏曲ヘ短調」はハイドンらしからぬ悲痛な感情にあふれています。また、弦楽四重奏曲第77番「皇帝」の第2楽章による変奏曲はオーストリア(現ドイツ)国歌を主題としていて、ピアノ版でも格調高く美しさの極みです。
エカテリーナ・デルジャヴィナは1967年生まれ、グネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事、1993~2006まで母校、2003年からはモスクワ音楽院で教えています。フォルジュルネ音楽祭に出演して日本でも注目される逸材です。
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こだわりのピアノ女王、ルイザ・ボラク
今回はモーツァルトを俎上に
ビゼー編曲の珍品「ドン・ジョヴァンニのセレナード」も
(1)モーツァルト:「女ほど素晴らしいものはない」による8つの変奏曲K.613
(2)同:「ああ、お母さん聞いて(きらきら星)」による12の変奏曲K.265
(3)同:ロンド イ短調K.511
(4)リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
(5)モーツァルト(ビゼー編):ドン・ジョヴァンニのセレナード
(6)ショパン:「お手をどうぞ」による変奏曲Op.2 |
ルイザ・ボラク(ピアノ)
(6)ホリア・アンドレースク(指揮)
ルーマニア国立放送管弦楽団 |
ビゼー編曲の珍品「ドン・ジョヴァンニのセレナード」が聴ける好アルバム!
録音:2010年10月/ブカレスト放送(ライヴ)/78'
24"
前作「エネスコを讃えて」で、その高度なピアニズムとマニアックな選曲が話題となったルイザ・ボラク。1968年ルーマニア生まれのベテランで、今回はモーツァルトに挑戦。名作オリジナル作品3篇に加え、難曲として知られるリストの「ドン・ジョヴァンニ」の回想と、ショパンが「ドン・ジョヴァンニ」の「奥様、お手をどうぞ」を主題にしたピアノとオーケストラのための変奏曲も収録という贅沢盤。
ボラクならではのマニアックなのが、ビゼーがピアノ用に編曲した「ドン・ジョヴァンニのセレナード」。ビゼーは若い頃生活のために各種の編曲を行ないましたが、なんと「ドン・ジョヴァンニ」全曲をピアノ独奏用(歌なし)にしています。ビゼーはリストを驚かすほどのピアノの腕前を持っていたため、この編曲も極めてピアニスティックに仕上げられています。アルバムタイトルは「愛のモーツァルト」ですが、「モーツァルトを讃えて」であること間違いなしと申せましょう。
ルイザ・ボラク、こだわりの前作
霊感と夢〜エネスコを讃えて |
PH 17000
(2CD)
\3500 →\3290
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ルイザ・ボラク(ピアノ)
霊感と夢〜エネスコを讃えて
ピアノ独奏用「ルーマニア狂詩曲第1番」、「ツィゴイネルワイゼン」、「ラ・ヴァルス」
「子供の情景」に収録されるはずだったシューマン新発見曲「予感」の世界初録音
アンドレースクとのシューマンのピアノ協奏曲
Disc 1
(1)エネスコ:四声のフーガ(1897)
(2)同:ワルツ ニ長調(1888)
(3)同:ワルツ集「カーネーション」(全4曲)(1888)
(4)ラヴェル:夜のガスパール
(5)同(作曲者編):ラ・ヴァルス
(6)ミハロヴィチ:5つのバガテルOp.27
(7)サラサーテ(エネスコ編):ツィゴイネルワイゼンOp.20
(8)エネスコ(作曲者編):ルーマニア狂詩曲第1番
Disc 2
(9)ドビュッシー:12の練習曲
(10)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(11)同:予感
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ルイザ・ボラク(ピアノ)
ホリア・アンドレースク(指揮)
ルーマニア国立放送管弦楽団(10) |
「子供の情景」に収録されるはずだったシューマン新発見曲の世界初録音!
録音:2016年7月17-21日/75’ 48”、78’
47”
1968 年生まれのルーマニアの女流ピアニスト、ルイザ・ボラクはこれまでも興味深いCD
を多数リリースしてきましたが、今回最強のアルバムが登場です。
母国の偉大な先達エネスコへの敬意が中心となっていますが、彼がなんと7
歳の時に作曲したニ長調のワルツと「カーネーション」と題されたワルツ集を収録しているのが驚き。また代表作「ルーマニア狂詩曲」をエネスコ自身が技巧的なピアノ曲に仕立てたものも大歓迎。さらに彼がピアノ独奏用に編曲したサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」は、エネスコ自身がピアノ・ロールに残した演奏を聴くことができますが、ヴァイオリンもピアノも得意とし、生のジプシー音楽を聞いて育ったエネスコならではの処理が興味津々。サラサーテのメロディが、リストのハンガリー狂詩曲ばりの派手なヴィルゥオーゾ的ピアノ曲に様変わりして新鮮です。
さらにエネスコの後輩でエコール・ド・パリの一員ながら録音に恵まれないマルセル・ミハロヴィチ(1898-1985)
の最高傑作とされる「5 つのバガテル」(名ピアニストの妻モニク・アースに献呈)や、ボラクの超絶技巧を示すラヴェルの「夜のガスパール」と「ラ・ヴァルス」も切れ味抜群。
もうひとつの注目は、シューマンの未知作品「予感」が収録されていること。
「子供の情景」からはずされた作品で、近年発見されボラクが世界初演し、2009
年に初出版されました。シューマン・ファン必見の宝石のような小品です。
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AVIEから個性的なアルバムをリリースしていた女流ピアニスト、ボラクのPROFILアルバム。
これが、聴きどころの多い、というかサービス過剰なアルバム。
まずは同郷の大偉人エネスコの7 歳の時の作品。
そしてあの「ルーマニア狂詩曲」のエネスコ自身によるピアノ編曲版。
さらにミハロヴィチが妻モニク・アースに捧げたという珍しい「5つのバガテル」。
そしてエネスコ編曲による「ツィゴイネルワイゼン」。
ラヴェル編曲による「ラ・ヴァルス」もある
CD2はドビュッシーの「12の練習曲」で始まり、ルーマニアの名匠アンドレースク指揮によるルーマニア国立放送管弦楽団とのシューマンのピアノ協奏曲。
これでだけでも十分すぎるほど満足なのに、最後には「子供の情景」に収録されるはずだったシューマン新発見曲「予感」という曲の世界初録音。
ここまでサービスいっぱいにしなくてもよかったんじゃないかというこだわりと愛情の詰まったアルバム。

ボラクのポートレート映像。
ピアノにも言葉にも「芯」を感じます。
https://youtu.be/wyMtp2Y5kFA
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オーケストラを従えながらもジャス・テイストを利かせたピアソラ
ピアソラ:
(1)アディオス・ノニーノ
(2)オブリビオン
(3)ブエノスアイレスの夏
(4)コルドバへのオマージュ
(5)リェージュへのオマージュ
(6)愛
(7)恐怖
(8)バチンの少年 |
ウィリアム・サバティエ(バンドネオン)
フリートマン・ヴュットケ(ギター)
ヴィンフリート・ホルツェンカンプ(コントラバス)
ティモ・ハンドシュー(指揮)
南西ドイツプフォルツハイム室内管弦楽団 |
録音:2018年6月/オーバーダーディンゲン、ラウレンティウス教会/52'
00"
フランスのバンドネオン奏者とドイツのギタリスト、ベーシストによるトリオ。2017年結成、ピアソラ作品に特別な思いを寄せ、今回のデビュー盤もオーケストラを従えピアソラ・ワールドを繰り広げています。
ヴィンフリート・ホルツェンカンプのベースがジャズ・スピリットに満ちていて、クラシック風解釈のピアソラとはひと味異なる素敵な音世界にひたれます。
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TOCCATA
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TOCC-206
\2300 |
フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):ピアノ作品集
第1集
1-4.ピアノ・ソナタ 第2番 変ホ長調(1853)
5-8.ピアノ・ソナタ 第3番 ニ短調(1854)
9-14.6つの前奏曲 Op.2(1864年出版)
世界初録音 |
イェンス・バルニーク(ピアノ) |
ユダヤ人医師を父としてヘッセンに生まれたゲルンスハイム。1848年、革命を避けて一家が移住したライプツィヒでモシェレスにピアノを学び、やがてパリに留学。ロッシーニ、ラロ、サン=サーンスらと親交を結び作曲家、ピアニストとして活躍を始めました。1897年には王立ベルリン芸術アカデミーの会員となり、1901年には作曲家アカデミー高等学院の院長に任命されるほどの名声を得ましたが、彼の死後、一時その作品はほとんど忘れられてしまいました。近年、人気が復活しはじめ、いくつかの作品が蘇演されています。このアルバムに収録されたピアノ曲も世界初録音。10代の作品である2曲のピアノ・ソナタはシューマンとブラームスを思わせる内省的な美しさを誇り、そのほぼ10年後の前奏曲はショパンの影響を感じさせます。2曲のソナタはピアニスト、バルニーク自身がゲルンスハイムの手書き原稿から修復した版を用いて演奏しています。
録音 2018年10月5-7日 ゼンデザール SWR、カイザースラウテルン、ドイツ
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TOCC-489
\2300 |
カール・レーヴェ(1796-1869):ピアノ作品集
第2集
ソナタより音詩「春」Op.47(1824)
1.第1楽章:目覚めた朝
2.第2楽章:自然の生活
3.第3楽章:農村の集まりに行く
4.第4楽章:陽の傾き
聖書の情景 Op.96(1844)
5.Bethesda ヨハネによる福音書 第5章:29
6.Gang nach Emmahus ルカによる福音書
第24章:2829
7.Martha und Maria ルカによる福音書 第10章:3842
8-11.華麗なる大ソナタ 変ホ長調 Op.41(1819)
12.夕べの幻想曲 Op.11(1817)…世界初録音 |
リンダ・ニコルソン(ピアノ…1839年頃エラール) |
シューベルトと同時期に生まれ、数多くの歌曲を残したレーヴェ。とりわけ劇的な内容を持つ「バラード」を得意とてしており、その作品をヴォルフが模範としていたことでも知られています。作品は歌曲だけに留まることなく、オペラや器楽曲も数多く残しています。
中でもピアノ曲には名作が多く、本来ピアニストであったレーヴェの本領発揮と言えるジャンルです。
この第2集はレーヴェ没後150年の記念アルバムであり、各楽章にタイトルが付された「春」と宗教的な性格を持つ「聖書の情景」の他、技巧的な「大ソナタ」、世界初録音となる「夕べの幻想曲」の4曲が収録されています。
リンダ・ニコルソンはバロック期の作品を得意とするピアニスト。ここでは1839年頃に製造されたエラールから典雅な音を引き出しています。
録音 2017年4月4-6日 クラウス・フォン・ビルマスク・ザール
WDR ケルン
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TOCC-485
\2300 |
リフシッツ、クニャーゼフ、アスタショーヴァら名手が集結
イゴーリ・レイヘルソン(1961-):ピアノと室内楽作品集
第2集
1-3.ピアノ三重奏曲 第2番 ロ短調(2004)
4-8.ピアノのための5つの短い小品(2005)
9.ヴァイオリンとピアノのためのメロディ(2008)
10-13.ピアノ四重奏曲 嬰ト短調
(ロベルト・シューマンへのオマージュ)(2002)
世界初録音 |
コンスタンティン・リフシッツ(ピアノ)
エカテリーナ・アスタショーヴァ(ヴァイオリン)…1-3.10-13
アレクサンドル・クニャーゼフ(チェロ)…1-3.10-13
マルク・ブシュコフ(ヴァイオリン)…9
アンドレイ・ウソフ(ヴィオラ)…10-13 |
1961年レニングラード生まれの作曲家レイヘルソン。一時期ニューヨークで活躍し、現在はモスクワを拠点に活動しています。
ジャズ・ピアニストとしても名高い彼の作品は、ラフマニノフ風の華麗なテクニックとジャズのイディオムを融合させたロマンティックなスタイルで、多くの演奏家たちが彼の作品を愛奏しています。
このアルバムではレイヘルソンの友人であるピアニスト、リフシッツを中心に、同じく親しいクニャーゼフ、アスタショーヴァら名手たちが集結。親密なアンサンブルを聴かせます。
古典的な佇まいを持つピアノ三重奏曲第2番とピアノ四重奏曲、メランコリックな旋律が印象的な「メロディ」、遊び心溢れる「ピアノのための5つの小品」と興味深い作品が並びます。
録音 The House of Sound Recording, Moscow,
Russia 2017年6月16-18日…1-3.10-13 2017年6月10日…4-8 2017年6月15日…9
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TOCC-451
\2300 |
フアン・カバニリェス(1644-1712):オルガンとチェンバロのための21作品
1.ティエント第57番 イタリア風 第1旋法による
…新復元版による世界初録音
2.ティエント第107番 右手のための 第6旋法による
…新復元版による世界初録音
3.ティエント第89番 右手のための 第8旋法による
4.ティエント第40番 左手のための 第3旋法による
…新復元版による世界初録音
第1旋法による12のベルソ
5.ベルソ第42番
6.ベルソ第49番
7.ベルソ第43番
8.ベルソ第50番
9.ベルソ第45番
10.ベルソ第51番
11.ベルソ第46番
12.ベルソ第53番
13.ベルソ第47番
14.ベルソ第52番
15.ベルソ第48番…新復元版
16.ベルソ第57番 de contras
17.ティエント第46番 両手のための
ソによる第2旋法…新復元版による世界初録音
18.ティエント第26番 全部で 第1旋法による
19.フォリアの違い 第1旋法による
20.ティエント第30番 全部で 第1旋法による
21.ティエント第81番 両手のための 第4旋法による |
ティモシー・ロバート
(オルガン)…1-17、20-21
(チェンバロ)…18-19 |
スペインのオルガン奏者,作曲家カバニリェス。
1665年以降バレンシア大聖堂のオルガニストを務める傍ら多くの作品を残しました。
とりわけオルガンのための作品は、同時代のブクステフーデに匹敵するほどの完成度を誇り、ルネサンス以来のスペイン鍵盤音楽の流れを集約したとされる大家です。
1927年から彼の作品の出版が始まりましたが、あまりにも数が多いため、いまだ全集の完成には至っていません。
このアルバムはカバニリェスの鍵盤作品第3集であり、名手ティモシー・ロバートがオルガンとチェンバロを弾き分け、カバニリェスの複雑な書法による色鮮やかな曲を再現することに成功しています。
録音:2017年5月30-31日 サン・ジャウメ教会
ビラ=レアル、バレンシア…1-17 2015年11月17日
マイケル・ジョンソン・ワークショップ、フォントメル・マグナ…18.19 2004年8月7日
パリッシュ教会、バニャルブファール、マヨルカ…20.21
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TOCC-456
\2300 |
デヴィッド・ハックブリッジ・ジョンソン(1963-):管弦楽作品集
第3集
1.アスペンス Op.362(2017)
2.ジグラット Op.251(2017)
3-4.弦楽とハープのための2つのエレジー Op.159(2005)
5-7.交響曲 第15番「Where the Wind Is Born」Op.361-3(2017)
8.Valse merovingienne ワルツ・メロヴィング
Op.77a
(2000/2017オーケストラ編)
世界初録音 |
ポール・マン(指揮)
リエパーヤ交響楽団
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イギリスの「知られざる作曲家」の一人、ハックブリッジ・ジョンソン。11歳で作曲を始め夥しい数の作品を書いていますが、なぜか、これらはほとんど演奏されることがありませんでした。
しかし、2001年にイギリスの「新音楽推進協会」の作曲家に選ばれ、ようやくその作品の演奏機会や録音機会が増えつつあります。このアルバムは彼の3番目の管弦楽作品集。交響曲が中心に収録された第1集(TOCC-393)、第2集(TOCC-452)とは異なり、4曲の小品がメインに置かれています。どれも抒情的な作品であり、自然風景からインスピレーションを受けた交響曲第15番も同じテイストで書かれています。
録音 Amber Concert Hall, Liepja, Latvia 2017年6月15-16日…1-4 2018年12月3-4日…5-8
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TOCC-420
\2300 |
ハインリヒ・ズーターマイスター(1900-1995):管弦楽作品集
第1集
1-7.大管弦楽のための交響的組曲「ロメオとジュリエット」(1940)
8-13.スイス民謡による管弦楽と朗読のための幻想曲「アルペン」
(1946-1948)
14-18.モルジュの朝の歌(1978-1979)
19-22.ディヴェルティメント 第2番(1959-1960)
世界初録音 |
ブルーノ・カトマス(朗読)…8-13
ライナー・ヘルド(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 |
スイスの作曲家ズーターマイスター。学者の家系に生まれ幼い頃から音楽に興味を抱き、ミュンヘンでカール・オルフに師事し作曲家としての活動を始めました。
明快な作風による彼の作品は同時代の指揮者たちを魅了し、ベームやカラヤン、サヴァリッシュなど錚々たる指揮者たちが演奏、なかでも「ロメオとジュリエット」はベームが初演したことで広く知られるようになり、ズーターマイスターの代表作となりました。
このアルバムにはその「ロメオとジュリエット」を含む4作品を収録。オーケストラの響きを存分に生かした雄大な作品は、まるで巨大な風景画を見ているような鮮烈な印象を聴き手に与えます。
録音 2018年10月1-2日 Saint Jude-on-the-Hill,
Hampstead Garden Suburb,London NW11
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TOCC-518
\2300 |
ピーター・ラシーン・フリッカー(1920-1990):オルガン作品集
1.イントラーダ Op.64(1971)…世界初録音
2-6.5つの短い小品 Op.83(1980)…世界初録音
7.パストラーレ(1959)
8.トッカータ「グラディウス・ドミニ」Op.55(1968/1869改訂)…世界初録音
9.オルガンのためのコラール(1956)…世界初録音
10.前奏曲 Op.60(1969)…世界初録音
11.三重奏曲(カノン・オスティナート)(1968)…世界初録音
12.レチタティーヴォ、即興と行列聖歌 Op.92(1985)…世界初録音
13.リチェルカーレ Op.40(1965)…世界初録音 |
トム・ウィンペニー(オルガン) |
ロンドンで生まれ、王立音楽大学でアーネスト・ブロック(エルネスト・ブロッホ)に師事し作曲家となったフリッカー。第二次世界大戦後に母校の作曲家の教授に就任、室内楽や交響曲など数多くの作品を発表し、高い評価を受けます。
1964年にカリフォルニア大学サンタ・バーバラ校の客員教授となり後進の指導に力を尽くし、この地で生涯を終えました。彼の作品は力強くエネルギーに満ちており、同時代のイギリスの作曲家たちのように民謡や抒情的な作風を用いることはなく、どちらかというとシェーンベルクやバルトークの作品に近い様式を持ったものです。
とはいえ、決して調性を完全に放棄することはなく、終始特有のスタイルを保っています。このアルバムではイギリスを代表するオルガニスト、ウィンペニーが見事な演奏を聴かせます。
録音 2018年8月8-9日 Priory Church of
St Mary, Bridlington, East Riding of Yorkshire,
UK
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TOCC-519
\2300 |
ロベルト・フュルステンタール(1920-2016):室内楽作品集
第1集
1-5.2台のオーボエとピアノのためのソナタ
ニ短調 Op.56
6-9.チェロ・ソナタ ヘ短調 Op.58
10-13.ヴィオラ・ソナタ ニ短調 Op.57
14-17.ヴァイオリン・ソナタ 変ロ短調 Op.43
18-20.ピアノ三重奏曲 Op.65
世界初録音 |
ロセッティ・アンサンブル
【メンバー】
マルコム・メッシター(オーボエ)…1-5
クリストファー・オニール(オーボエ)…1-5
サラ・トリッキー(ヴァイオリン)…14-20
サラ=ジェーン・ブラッドリー(ヴィオラ)…10-13
ティモシー・ロウ(チェロ)…6-9
ジョン・レネハン(ピアノ) |
1920年、ウィーンのユダヤ人家庭に生まれたフュルステンタール。1938年にドイツがオーストリアに侵攻した際には、彼も多くのユダヤ人たちと同じくアメリカへ亡命しました。
幸福な家庭と愛する人を失った彼は音楽の道を捨て、アメリカで会計士として生活の基盤を作り、一度はユダヤ人女性を妻に迎えましたが、すぐに破局してしまいます。
しかし、亡命から35年を経て偶然、かつての恋人に再会した彼は忘れていた創作への意欲を取り戻し、2016年11月、96歳で生涯を閉じるまで数多くの作品を書き上げました。
彼が語った言葉、「作曲をするとき、私の心はウィーンに帰る」は亡命音楽家たちを象徴する言葉として、2017年、日本で開催された展示会のスローガンにも使用されました。フュルステンタールの作品のほとんどは歌曲ですが、ここには珍しい室内楽作品が収録されており、1900年代前半の良きウィーンを思い起こさせる美しい旋律を聴くことができます。
録音 St Silas the Martyr, Kentish Town,
London 2018年11月8-9日…10-20 2018年12月17-19日…1-9
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TOCC-522
\2300 |
Schumann by Arrangement
シューマン:子供のためのアルバム(A.カルットゥネンによる弦楽三重奏編)
第1部:小さい子供のために
1.メロディ
2.兵士の行進
3.口ずさむ歌
4.コラール
5.小曲
6.哀れな孤児
7.狩人の歌
8.勇敢な鼓手
9.民謡
10.楽しき農夫
11.シチリアーナ
12.サンタクロース
13.愛する5月よ
14.小さな練習曲
15.春の歌
16.最初の喪失
17.朝の散歩をする子供
18.刈り入れの歌
第2部:大きな子供のために
19.小さなロマンス
20.田舎風の歌
21.タイトルなし
22.ロンド
23.騎手の歌
24.収穫の歌
25.劇場からの余韻
26.タイトルなし
27.カノン風の歌
28.思い出
29.見知らぬ人
30.タイトルなし
31.戦いの歌
32.シェエラザード
33.ブドウ狩りの歌-喜びの時
34.主題
35.ミニョン
36.イタリア人の船乗りの歌
37.水夫の歌
38.冬の時 その1
39.冬の時 その2
40.小さなフーガ
41.北欧の歌「ガーデへのあいさつ」
42.装飾的コラール
43.大晦日の歌
世界初録音 |
ゼブラ・トリオ
【メンバー】
エルンスト・コヴァチッチ(ヴァイオリン)
スティーヴン・ダン(ヴィオラ)
アンシ・カルットゥネン(チェロ)
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1848年、シューマンが“長女マリーの7歳の誕生日の贈り物”として作曲した7つの小品をもとに、曲を付け加えたり、改訂したりと数々の変遷を経て生まれたのがこの「子供のためのアルバム」。
全2部、43曲で構成されており、技巧的には平易ですが、自然と季節の移り変わりや、シューマンの心情が反映された珠玉の作品集です。
チェリスト、アンシ・カルットゥネンはこの曲集を弦楽三重奏用に編曲。多彩な響きを駆使することで、曲の繊細さを存分に引き出し、見事な作品へと生まれ変わらせることに成功しています。
シンプルな旋律の一つ一つに豊かな抒情性が宿っていることを実感させてくれます。
録音 2018年5月10-12日 アマン・スタジオ
ウィーン
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TOCC-532
\2300 |
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950):ピアノ作品集
第2集
1.カスケーズ(1910頃)
20のカプリースとリズミック・スタディ 第1集(1920頃出版)
2.第1番:Allegro giusto
3.第2番:Tranquillo e soave
4.第3番:Agitato
5.第4番:Poco lento e calmato
6.第5番:Lento deciso
7.第6番:Con forza e ritmo
8.第7番:Tranquillo
9.第8番:Strepitoso
10.第9番:Moderato con dignita
11.第10番:Allegramente
12.エスキース-コードの練習のための(1930頃)
20のカプリースとリズミック・スタディ 第2集
(1920頃出版)
13.第11番:Moderato
14.第12番:Movimento di Valse lente
15.第13番:Allegretto capriccioso
16.第14番:Allegramente
17.第15番:Un poco animato ed intimo
18.第16番:Capriccioso e con gioia
19.第17番:Deciso
20.第18番:Leggiero e con tenerezza
21.第19番:Leggiero e con semplicita
22.第20番:Animato assai ma a tempo
世界初録音 |
パオロ・ムナン(ピアノ) |
第1集(TOCC-473)に続くジャック=ダルクローズのピアノ作品集。
第2集には彼の名声を高めた「20のカプリースとリズミック・スタディ」全曲を中心に、作品が収録されています。
ジャック=ダルクローズはもともとブルックナーやローベルト・フックスに師事した人ですが、パリでフォーレやドリーブとも親交を結び、パリ風の洒脱な作風を身に着け、サロン風のピアノ曲やカンタータなど幅広い作品を残しました。
幼児を中心とした音楽学習の方法論の一つ「リトミック=動きを通じて音楽の諸概念を教える」の概念に基づいた練習曲は、ピアニストにとっての技術的課題の習得を目的にしながらも、流麗で美しい旋律をもっています。
録音 2018年4月12-13日 スタジオ・アンセルメ、スイス・ロマンド放送、ジュネーヴ
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<映像>

5/15(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENT
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廃盤復活
バルトルド・クイケン
無伴奏フルート作品集
J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ
イ短調 BWV1013
オトテール:3つの歌とドゥーブル
ヴァイス:リュート組曲 ト長調(フルート版)
ヴィヴァルディ/ルソー編:『春』
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ イ短調 H.562
/ W.132
フィッシャー:メヌエットと変奏 |
バルトルド・クイケン
(フラウト・トラヴェルソ) |
名盤復活!バルトルドの無伴奏を堪能。王道バッハの無伴奏ソナタから珍品ルソー編曲の『春』まで!
録音:2000年10月/74'31''
ACC20144として発売されていたものの廃盤となっていたタイトルが品番を変えて復活しました!CD1枚まるごとバルトルド・クイケンの無伴奏が聴ける名盤です。
メインとなるのはJ.S.バッハの無伴奏ソナタ。貫録ある佇まいで多層的な旋律を吹いてゆくバルトルドの至芸は必聴です。
注目トラックは思想家ルソーが編曲したヴィヴァルディの『春』。ほぼヴァイオリンの旋律をなぞる編曲ですが、勘所で単調さを避けるためオクターヴ移動を取り入れたりと、フルート1本のためにしっかりと書き換えられています。
またフルートの名手でもあったフリードリヒ2世の宮廷に勤めたC.P.E.バッハの無伴奏ソナタは父親と同じイ短調が選択されつつも、書法の違いが明白で技巧も冴えわたり新時代を感じさせる楽曲となっています。
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ACC 24360
(3CD)
¥2700
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ユングヘーネル
ACCENT名録音集1978-1980 |
コンラート・ユングヘーネル(リュート) |
イタリアのリュート音楽
【CD1】
カプスベルガー:
トッカータ第1番 / ガリアルダ第1番
/ トッカータ第1番 / ガリアルダ第4番 / トッカータ第5番
/ ガリアルダ第2番、第7番 /
コレンテ第12番 / トッカータ第7番
/ カンツォーネ第1番 / トッカータ第5番 / トッカータ第4番
ピッチニーニ:
トッカータ第1番 / リチェルカーレ第1番
/ パッサカリア / コレンテ第5番 / トッカータ第11番
/ トッカータ第8番 /
コレンテ第6番 /トッカータ第12番 /
パルティータ / トッカータ第13番 / ガリアルダ第3番
/ コレンテ第10番 / トッカータ第2番
ドイツのリュート音楽
【CD2】
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調
BWV1001より アダージョ / フーガ BWV1000 /
リュート組曲 ハ短調 BWV997
ヴァイス:カイェタン男爵の死によせるトンボー
/ リュート組曲 ニ短調
【CD3】
ヴァイス:リュート組曲 ハ短調 / 前奏曲とフーガ
ハ長調 / リュート組曲 ト短調 |
リュートの巨匠ユングヘーネルの名録音3 枚組。聴き応えたっぷり、魅惑の収録内容!
録音:【CD1】1980年6月、【CD2】1978年9月、【CD3】1979年9月/59'13''、58'11''、59'33''
リュートの巨匠として、またカントゥス・ケルンのリーダーとして古楽界に多大な影響を及ぼしたユングヘーネル。過去音源からリュート独奏の名演を集めた3枚組が登場します。
イタリアとドイツの精粋が味わえるプログラムで素晴らしい演奏をお楽しみください。
バッハのフーガBWV1000 は、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1
番BWV1001 のフーガのリュート版です。ユングヘーネルはBWV1001
のアダージョもリュートで弾いていて、ひとつながりの音楽として聴けるようになっています。大変な技巧を感じさせない手腕も流石です。
他にもヴァイスやカプスベルガー、ピッチニーニと聴き応えある名品を網羅できる魅力的な収録内容となっています。
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ALTUS
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第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位
山本貴志(ピアノ)〜Dreaming
ドビュッシー:夢想
チャイコフスキー:四季より 6月「舟歌」
パデレフスキ:メロディー 変ト長調op.16-2
プーランク:メランコリー
モーツァルト:ロンド イ短調 KV511
シューマン:ロマンス 嬰ヘ長調op.28-2
シベリウス:もみの木
ブラームス:間奏曲 イ長調op.118-2
ショパン:ノクターン ホ長調op.62-2 |
山本貴志(ピアノ) |
山本貴志、待望の新録音!9人の作曲家がいざなう、それぞれの夢の世界。
録音:2018年12月20-21日/飯山市文化交流館なちゅら/国内プレス、日本語帯・解説付
2005年ショパン国際ピアノコンクール第4位を始め華々しい経歴を持ち、現在ポーランドを拠点に活躍を続けるピアニスト山本貴志による2018年新録音!
「夢」をテーマに9人の作曲家を取り上げ弾き紡いだアルバムとなっています。
初期の作品ながら調性をぼかし水彩画のような滲みを表現したドビュッシーの「夢想」、憂鬱さを超えて人生の悲喜交々を物語るプーランクの「メランコリー」、自然そのものにすべてを投影させたシベリウスの「もみの木」、晩年の澄み切った諦念が静かに広がっていくブラームスの間奏曲。どの曲も夢幻的な美しさを持ちながらそれぞれ個性にあふれ、一貫したテーマの中で様々な音楽表現が味わえます。
山本貴志 プロフィール
1983年長野県生まれ。5歳でピアノを始め、97年第12回長野県ピアノコンクールでグランプリ受賞。2001年第70
回日本音楽コンクール第3 位。02年桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を首席で卒業後、ソリストディプロマコースにて研鑚を積む。
03年より5年間、ワルシャワ・ショパン音楽アカデミーに在学。04年第56回プラハの春国際音楽コンクール第3位入賞及び最年少ファイナリストに贈られる"ヴァレンティーナ・カメニコヴァー"
特別賞を受賞。第6回パデレフスキ国際ピアノコンクール第5位。04年度文化庁新進芸術家海外留学研修員。05年第4回ザイラー国際ピアノコンクールにおいて満場一致で優勝およびショパン作品最優秀演奏賞受賞。同年第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位入賞。06年アメリカ・ソルトレークシティでの第14回ジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクール第2位。第33回日本ショパン協会賞を受賞。08年ショパン音楽アカデミーを首席で卒業した。
これまでに大島正泰、玉置善己、ピオトル・パレチニの各氏に師事。ポーランド・ワルシャワに拠点を持ち、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団などをはじめとする数々のオーケストラと共演を重ねるほか、リサイタルや室内楽公演などを精力的に行っている。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
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スリーシェルズ
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「オーケストラ・トリプティークによる芥川也寸志個展」〜芥川が絃楽へ寄せた想い〜
(1)絃楽オーケストラのための陰画(1966)
(2)大河ドラマ『赤穂浪士』よりテーマ(1964)
(3)オペラ『暗い鏡』より「間奏曲」(1960)
(4)映画『鬼畜』 (松本清張原作、野村芳太郎監督)よりストリートオルガン(1978)
(5)映画『猫と庄造と二人のをんな』(谷崎潤一郎原作、豊田四郎監督)より(1956)
(6)映画『ゼロの焦点』(松本清張原作、野村芳太郎監督)より(1961)
(7)映画『破戒』(島崎藤村原作、市川崑監督)より(1962)
(8)-(10)絃楽のための三楽章(トリプティーク)(1953)
(11)譚詩曲(1951)
(12)-(20)『24の前奏曲』より(1979)
「ハ長調、イ長調、ト短調、ニ長調、ロ短調、変ホ短調、ヘ長調、ホ短調、変イ長調」
(21)秋田地方の子守歌(1977)
【ボーナストラック(2013年9月19日の浜離宮朝日ホールにおける第2回演奏会より)】
(22) music for Strings #1 -盟友・武満徹に捧げる-
※陰画、トリプティーク、間奏曲、music
for Strings #1 以外は清道洋一編曲 |
水戸博之(指揮)
オーケストラ・トリプティーク:
三宅政弘(コンサートマスター)
1Vn 迫田圭、加藤美菜子、大杉那々子、千原徳子、原田真帆
2Vn 三瀬俊吾、内藤歌子、星野仁子、小澤麻里、阿曽璃子
Va ?橋奨、伊藤美香、星光、米納真妃子
Vc 竹本聖子、任?娥、渋井妙、加藤皓平
Kb 佐藤洋嗣、志水祐亮 |
【芥川也寸志没30年記念CD2タイトル発売!】
芥川也寸志の全弦楽作品を収録した決定版!オーケストラ・トリプティークによる「芥川也寸志個展」
録音:2016年7月13日・渋谷区文化総合センター伝承ホール
(22)のみ2013年浜離宮朝日ホール、録音:シャッツグレーバー
■企画:スリーシェルズ、■解説:清道洋一、■協力:芥川眞澄、吉原一憲
芥川也寸志の全弦楽作品を収録した決定版!
日本の弦楽オーケストラ作品の中でも、武満徹と並んで上演回数の多い芥川也寸志の「トリプティーク」。芥川の最高傑作とも呼び声の高いその「トリプティーク」だけでなく、幻の作品「絃楽オーケストラのための陰画」、清道洋一編曲によるNHK大河ドラマ「赤穂浪士のテーマ」や映画「ゼロの焦点」「鬼畜」「譚詩曲」「24の前奏曲」などオーケストラ・トリプティークによる芥川也寸志作品集。
名演との評判も高かった2016年のコンサートをついに発売!

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3SCD-0045
(2CD)
¥4000円+税
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「芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート」
DISC1
(1)Do Re Mi Fa Sol La Si Do !
(2)祝典組曲No.3 marcia in do
(3)映画「鬼畜」組曲
(4)(5)小管絃楽のための組曲より Basso
ostinato、トッカァタ
(6)バレエ「KAPPA」組曲
(7)-(12)NHK大河ドラマ「赤穂浪士」組曲
(13)-(20)幻のテーマ音楽集
(13)NHKオープニング・エンディング
(14)日本のあゆみ(Andanteino)
(15)若い農民(Allegro molt)開始と終了
(16)学校放送(Andantino)
(17)家庭の音楽(Allegretto)
(18)メロディの流れ(Moderato)
(19)NHK教養大学(Andanteino)
(20)海外の話題(Allegretto)
DISC2
(1)-(5)映画「八つ墓村」組曲
(6)映画「八甲田山」組曲
(7)みつばちマーチ |
松井慶太(指揮)
オーケストラ・トリプティーク
三宅政弘(コンサートマスター)
ゲスト葬者:
森ミドリ(チェレスタ)
今江望(ストリートオルガン) |
美しいメロディー、アレグロとリズムの楽しみ生誕90年のメモリアルコンサートがついにCD化!「芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート」
構成・復元:徳永洋明、清道洋一(祝典組曲No.3のみ清道オーケストラ編曲)
録音:2015年5月31日きゅりあん大ホール/録音:小島雅夫
※トラック番号は、曲調にあわせてつけているため組曲も1トラックとしているものもあります
■企画:スリーシェルズ、新・3人の会 ■解説:徳永洋明、清道洋一、小林淳 ■協力:松竹音楽出版、東宝ミュージック
芥川眞澄
生誕90年のメモリアルコンサートがついに発売!
芥川也寸志の映画音楽の三大傑作である「八つ墓村」「八甲田山」「鬼畜」の組曲やNHK大河ドラマ「赤穂浪士」のBGMの組曲化!幻の傑作バレエ「Kappa」や「小管弦楽のための組曲」や「NHK幻のテーマ音楽集」など美しいメロディー、アレグロとリズムの楽しみが満載!
日本映画の傑作を音楽で支えた作曲家 芥川也寸志(1925-1989)の生誕90年コンサートがついにCD発売!文豪
芥川龍之介の息子でもある芥川也寸志の感動的な音楽をたっぷりと聴けます。
「たたりじゃ〜!」の流行語でも知られる金田一耕助シリーズの映画「八つ墓村」は、映画音楽としても日本映画史に残る傑作です。徳永洋明が映画のサウンドトラックから執念の耳コピで復元された部分も楽譜を復元して上演した入魂のスコアとなります。芥川も「私の映画音楽の集大成である」と語っています。
今なお人気を誇る映画「八甲田山」(1977)もこれまで演奏されたものとは違う新構成の組曲です。映画「鬼畜」(1978・松本清張原作)組曲は、貴重なストリートオルガンの演奏も入った貴重な版です。これらは日本アカデミー賞を受けた日本映画の傑作です。
もうひとつの目玉はバレエ音楽「河童」(1951)です。これは、芥川龍之介が晩年に書き上げた傑作「河童」を原作とするバレエに、その息子である也寸志が音楽をつけたものです。時を越えた親子共演となります。アレグロ、リズムの愉悦が満載!なんと芥川には珍しい「ルンバ」やジャズ的なフィーリングを発揮した部分もあり、傑作発見です!今回、作曲家の清道洋一によって復元構成され、組曲としてよみがえりました。
幻の音楽の復活となる。NHK大河ドラマ「赤穂浪士」組曲や、日本のテレビ放送の最初に流れた「NHKテレビオープニングテーマ」も貴重!戦後のお茶の間を彩った心温まる放送音楽の数々は、メロディーメーカー芥川の宝庫である!
芥川也寸志を愛する音楽家が結集して、生誕90年を祝ったコンサートのCD化となります。
オーケストラ・トリプティーク
2012年、旧奏楽堂にて日本の弦楽オーケストラ曲を集めて第1回コンサートを開催して評価を受ける。第2回、第3回演奏会は、朝日新聞文化財団の助成を受け浜離宮朝日ホール(朝日新聞社内)で開催し、いずれもCD化され新聞、音楽誌他で好評を得た。2014年は伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして、NHKや新聞の取材
も受け、3回の公演を成功に導く。2015年は、生誕90年の作曲家特集として、芥川也寸志と渡辺宙明の個展を開催して好評を得る。フルオーケストラ、弦楽オーケストラ、アンサンブル、小編成まで様々な形態で日本の作曲家の音楽をアーカイヴすべく活動している。リリースされたCDは12枚。タワー・レコード
やamazonのチャートで1位も記録している。
トリプティーク(三連画)とは、前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意思の表明でもある。
常任指揮者は水戸博之。これまでに齊藤一郎、松井慶太、渡辺宙明、渡辺俊幸、山崎滋、西田幸士郎らの指揮者と共演を重ねている。
水戸博之(指揮)
東京音楽大学、及び同大学院を卒業。これまでに指揮を広上淳一、汐澤安彦、田代俊文、加納明洋、三河正典各氏に師事。
井上道義氏、下野竜也氏のそれぞれのマスタークラスにていずれも優秀者に選ばれ、入賞者によるコンサートに出演。
これまでに京都市交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、サンアゼリアフィルハーモニカを指揮。
現在オーケストラ・トリプティーク常任指揮者を務める他、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス、京都市ジュニアオーケストラ及び八王子ユース弦楽アンサンブルアシスタントコンダクター。
三宅政弘(ヴァイオリン)
兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。東京音楽大学卒業。
全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門大阪大会高校の部 第一位。
江藤俊哉ヴァイオリンコンクールヤングアーティスト部門第三位。
東京音楽大学コンクール第三位。桐朋祭超絶技巧選手権ヴァイオリン部門グランプリ受賞。
2009年9月、2011年1月にソロリサイタルを開催し、好評を博す。
これまでに、竹本洋、後藤維都江、山本彰、辻井淳、東儀幸、田中千香士、海野義雄、横山俊朗の各氏に師事。
オーケストラ・トリプティークコンサートマスターを務める。
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ACCENTUS MUSIC(国内仕様盤)
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KKC 6030
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税
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ヴァインベルクの「24の前奏曲」をクレーメルが入魂の演奏!
ヴァインベルク(クレーメル編):
24の前奏曲Op.100(ヴァイオリン版) |
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン) |
クレーメルによるヴァインベルクの録音が登場!超謎めいたヴァインベルクの「24の前奏曲」をクレーメルが入魂の演奏!
録音:2017年12月/パリャシャウス・ドヴァラス(リトアニア)
(CD)[ACC.30476CD]、47'21、輸入盤・日本語帯・解説付
ヴァインベルクはクレーメルが数年来非常な熱意を燃やす作曲家。ヴァイオリンのオリジナル曲ではなく、無伴奏チェロのための「24の前奏曲」をクレーメル自身がヴァイオリン用に編曲したものを全曲録音しました。
クレーメルは2017年9月に読売日本交響楽団とヴァインベルクのヴァイオリン協奏曲を演奏した際、アンコールにこのなかから2曲を弾き、さらに2018年2月にはサントリーホールで全曲を演奏して話題となりました。
ヴァインベルクの「24の前奏曲」は1968年の作で、大チェリストのロストロポーヴィチに捧げられました。長短24の調ではなく、異なる性格による作品を集めていて興味津々。ことにショスタコーヴィチやシュニトケに勝るとも劣らぬミステイアスな引用に終始していて、その点もクレーメルの関心を引き、チェリストだけの宝にしておきたくないと編曲の意欲を燃やしたと思われます。
たとえば第5番はシューマンのチェロ協奏曲から、第21番はショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番から露骨にして大胆な引用(というよりそっくりそのまま)しているのも衝撃。後者はもちろんロストロポーヴィチに捧げられていますが、前者もショスタコーヴィチがロストロポーヴィチのために1963年に再オーケストレーションしていることもあり、なにやら意味深。おそらくクレーメルは意味を理解して披露しているらしいのも、推理小説ばりの面白さ。
クレーメルの演奏もシャープで緊張感に満ち、この謎めいた作品にさまざまな光を当てています。リトアニアの写真家アンタナス・ストクス(1939
〜)の雰囲気あるモダンな写真が添付されているのもイマジネーションを広げさせられます。

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<LP>
ACCENTUS MUSIC(LP)
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KKC 1132
(LP)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3500+税
※CD発売済
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ヴァインベルクの「24の前奏曲」をクレーメルが入魂の演奏!
ヴァインベルク(クレーメル編):
24の前奏曲Op.100(ヴァイオリン版) |
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン) |
クレーメルによるヴァインベルクの録音がLPとなって登場!超謎めいたヴァインベルクの「24の前奏曲」をクレーメルが入魂の演奏!
録音:2017年12月/パリャシャウス・ドヴァラス(リトアニア)
(LP)47'21、180g、輸入盤・日本語帯・解説付
ACCENTUS MUSIC レーベルから発売されたクレーメルによるヴァインベルクの録音がLPとなって登場します。ヴァインベルクはクレーメルが数年来非常な熱意を燃やす作曲家。ヴァイオリンのオリジナル曲ではなく、無伴奏チェロのための「24の前奏曲」をクレーメル自身がヴァイオリン用に編曲したものを全曲録音しました。
※国内仕様盤も同時発売。
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5/14(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PROFIL
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チョン・ミョンフンの「エロイカ」が登場!
しかもシュターツカペレ・ドレスデン
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」 |
チョン・ミョンフン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン |
チョン・ミョンフンの「エロイカ」がついに登場!それもシュターツカペレ・ドレスデン、燃えるライヴ!!
録音:2004年11月27日/ゼンパーオパー(ライヴ)/52'
10"
Profil レーベル「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」シリーズ41作は、なんとチョン・ミョンフン指揮の2004年11月27日のライヴ。ミョンフンは2012
年からシュターツカペレ・ドレスデンの首席客演指揮者の任にありますが、2001年11月の初登場以来たびたび指揮台に立つたけでなく、ピアニストとしてメンバーたちと室内楽を演奏するなど密接な関係を続けてきました。
ミョンフンは東京フィルとベートーヴェンの交響曲全集CDを出していますが、どちらかといえばフランス物を得意とするイメージがあるため、珍しいリリースと申せましょう。さらに今回はドイツの伝統を受け継ぐ名門シュターツカペレ・ドレスデンとの共演というなので、非常に期待できます。
まさにミョンフンならではの「エロイカ」、推進力あふれる熱演で聴く者を釘づけにします。まさにファン待望のリリース、ご期待ください。
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GENUIN
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「ドイツ国際ピアノ賞2018年受賞者 ソ・ヒョンミン」
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ドビュッシー:月の光がふりそそぐテラス
ドビュッシー:月の光
シューマン:アラベスク Op.18
シューマン:子どもの情景 Op.15 |
ソ・ヒョンミン(ピアノ)
(ハンス・H.スー) |
聴きごたえ十分!優秀な若手ピアニスト!ハンス・H.スーことソ・ヒョンミンの素晴らしいライヴ!
録音2018年9月14日 ヴィースバーデン(ライヴ録音)、68'06
既に極めて優秀な若手ピアニストとして注目を浴びているソ・ヒョンミンの初CD。ソ・ヒョンミンは1990年、韓国のソウル生まれ。生地で学んだ後、ニューヨークのマネス音楽院に留学。その後世界各地の様々なコンクールで受賞。日本では2013年の第5回仙台国際音楽コンクールのピアノ部門で第2位を受賞、話題になっていた。2016年の韓国のイサン・ユン国際コンクールで第1位。そして2018年のドイツ国際ピアノ賞を受賞、その御褒美としての演奏会のライヴ録音のCDである。なお彼は国際的に活動する際はHans
H. Suhと名乗っており、このCDでもその名義。
演奏はたいへん素晴らしい。例えばリストのピアノ・ソナタ、物々しく派手に弾くのではなく、淡々としているようで、僅かな揺らしや溜め、和音のコントロール、抑制と解放が実に見事に作られており、たいへん聞き応えがある。米国で長く修行した成果である知的で合理的な演奏技術と音楽性に、ドイツを中心とした欧州で活躍するようになって見に付けた風格が加わっている。彼は間違いなく偉大なピアニストになるだろう。その初期の結実をここに聞ける。
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「オペラ」〜歌劇からの金管アンサンブル
ウェーバー(プフィースター編):「魔弾の射手」序曲
ドヴォルザーク(ドレクスター編):「ルサルカ」から(4曲)
ボロディン(ローレンス編):「イーゴリ公」序曲
プロコフィエフ(ローレンス編):「三つのオレンジへの恋」から(4曲)
フンパーディンク(ドレクスラー編):「ヘンゼルとグレーテル」から(2曲)
ロッシーニ:「ギヨーム・テル(ウィリアム・テル)」序曲 |
10フォー・ブラス |
10フォー・ブラス第3弾!金管アンサンブルによるオペラからの名曲集!
録音:2018年7月20-23日 ドイツ,ヘルフォルト、67'41
GENUINから発売された2枚のCD、ポートレイト(GEN
13294)、オリジナル(GEN 15365)に続く、10フォー・ブラスの久々のCD。題名の通りオペラの音楽を金管アンサンブルで演奏、序曲だけでなくアリアや舞曲なども演奏して楽しませてくれる。
10フォー・ブラスは2000年に当時のドイツの若手奏者たちによって結成されたドイツの金管アンサンブル。ブラスというと輝かしいイメージになるけれど、彼らは柔らかいコクのある響きも素晴らしい。今回の録音には打楽器奏者も含めて15人が参加している。
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「恋のサヨナキドリ」
ダカン:ツバメ/
パリシュ=アルヴァーズ:導入とベッリーニのノルマによる変奏曲
Op.36/
F.クープラン:フランスのフォリア、またはドミノ(全12曲)/
リスト:愛の夢第3番 S.541/ラモー:鳥のさえずり/
ヒンデミット:ハープ・ソナタ/ダカン:カッコウ/
リスト:サヨナキドリ S. 250-1/F.クープラン:恋のサヨナキドリ/
ポッセ:ヴェネツィアの謝肉祭による変奏曲/
リスト:慰め第3番 ニ長調 S.172 |
アニェス・クレマン(ハープ) |
録音:2018年10月10-13日 ドイツ,ジンスハイム、68'21
ハープのオリジナル曲に加え、クラヴサン曲、ピアノ曲などをハープで演奏している。
アニェス・クレマンは1990年、フランス中部のオーヴェルニュ地方の生まれのハープ奏者。2016年にミュンヘンでのARD音楽コンクール(ミュンヘン国際音楽コンクール)で第1位を獲得。腕前は非常に高く、ハープの華麗な音色が鍵盤楽器曲の技術を軽々と弾いていることに驚かされる。
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「フルートとギターの二重奏」
ハイドン:ソナタ ニ長調 Hob.XVI:37(原曲ピアノ・ソナタ)
モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397((原曲ピアノ独奏曲)
ベートーヴェン:ソナタ第26番 変ホ短調 Op.81a
「告別」(原曲ピアノ・ソナタ)
ハイドン:ソナタ イ長調 Hob.XVI:30(原曲ピアノ・ソナタ)
ジュリアーニ:フルートとギターのための大協奏二重奏曲
Op.85 |
ノエミ・ジェーリ(フルート)
カタリン・コルタイ(ギター) |
録音:2018年6月11-14日 ハンガリー,ソンバトヘイ、72'55
フルートとギターの二重奏。オリジナルのジュリアーニの大協奏二重奏曲の他はいずれも演奏する二人の編曲。
ハイドンのピアノ・ソナタの中でも特に有名なニ長調のピアノ・ソナタや、ベートーヴェンの告別、モーツァルトの幻想曲など、いずれもフルートとギターによって新たな雰囲気に生まれ変わって聞くことができる。
演奏する二人は共にリスト音楽アカデミーの出身。フルートのノエミ・ジェーリはさらにウィーン国立音楽大学やミュンヘン音楽大学で学び、広くヨーロッパで活躍している。カタリン・コルタイはブリュッセル王立音楽院などで学び、バロック・ギターやリュート、テオルボなども弾くギタリスト。
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「シューベルト&シューマン:フルート作品集」
シューベルト(ベーム編):「白鳥の歌」
D957〜漁師の娘,影法師,鳩の便り
シューベルト:「萎れた花」の主題による序奏と変奏曲
ホ短調 D802
シューマン(マティック編):3つのロマンツェ
Op.94
シューベルト(ラリュー編)):ソナティネ
ニ長調 D384
シューマン(マティック編):おとぎの絵本
Op.113 |
デュオ・マティック・フート:
【クリスティアン・マティック(フルート)
マティアス・フート(ピアノ)】 |
録音:2017年10月16-17日,2018年11月20日
フランクフルト・アム・マイン、64'25
「ドビュッシーと彼の友人たち」(GEN 18600)に続くデュオ・マティック・フートの新録音は、シューベルトとシューマンの作品集。オリジナルのD802の他は編曲。
クリスティアン・マティックの柔らかい美音のフルートが巣晴らしく、長年コンビを組むマティアス・フートとの相性も抜群で、幸せな一時を過ごすことができる。
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「エネスク:ヴァイオリンとピアノのための作品集」
ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.25
子どもの頃の印象 Op.28
ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op6
協奏即興曲 |
デュオ・ブリュッゲン=プランク:
【マリー・ラダウアー=プランク(ヴァイオリン)
ヘンリケ・ブリュッゲン(ピアノ)】 |
録音:2018年6月18-21日 ベルリン=ダーレム、68'11
ジョルジェ・エネスク(ジョルジュ・エネスコ)のヴァイオリンとピアノのための作品を収録。演奏するは若手女性デュオ、デュオ・ブリュッゲン=プランク。マリー・ラダウアー=プランクはオーストリア、ザルツブルクの生まれ。2014年、ライプツィヒのJ.S.バッハ国際コンクールのヴァイオリン部門で第2位(ちなみに第1位は日本の岡本誠司)など、数多くのコンクールで受賞している。
ヘンリケ・ブリュッゲンはドイツ、シュタットオルデエンドルフの生まれ。若い二人の奏でるエネスクはルーマニア民俗色を強調するよりはエネスクの国際的な洗練味を引き立てたもので、新鮮である。
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「エデン」〜ドイツ語の歌曲集
ウルマン:リカルダ・フックに基づく5つの詩
Op.26
シェーンベルク:シュテファン・ゲオルゲの「架空庭園の書」からの15の詩
Op.15
ウェーベルン:シュテファン・ゲオルゲの詩による5つの歌
Op.4
シュレーカー:ウォルト・ホイットマンの「草の葉」からの2つの抒情歌曲 |
エーファ・レッシュ(ソプラノ)
エリック・シュナイダー(ピアノ) |
録音:2018年8月27-28,30日ケルン、62'14
20世紀初頭から第二次世界大戦直前の頃までのドイツ語の歌曲集。アウシュビッツ収容所で処刑されたヴィクトル・ウルマン(1898-1944)がドイツの作家リカルダ・フックの詩に付けた歌曲と、フランツ・シュレーカー(1878-1934))が米国の作家、ウォルト・ホイットマンの代表作「草の葉」比較的珍しい。
エーファ・レッシュは近現代歌曲を得意とするソプラノ。GENUINからは既にドビュッシーとブリテンの歌曲集(GEN
16430)が発売されている。
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「遠くへの渇望」〜シューベルトとアイスランド民謡集
アイスランド民謡:この谷で
シューベルト:
遠くへの渇望 D770,月に寄せるさすらい人の歌
D870,舟人 D536
アイスランド民謡:私の舌よ
シューベルト:
それらがここにあったことを D775,好奇心の強い男
D795-6,耽り D715
アイスランド民謡:私たちは牧草地に立っていた
シューベルト:君は私の憩い D776,かじかみ
D911-4
アイスランド民謡:優しく眠れ
レイフス:子守歌
シューベルト:泉のほとりの若者 D300
アイスランド民謡:キスしておくれ、優しい娘よ
シューベルト:いやな色 D795-17,歓迎と告別
D767
アイスランド民謡:宵の明星が明るく輝いても
シューベルト:漁夫の愛の幸福 D933
アイスランド民謡:アイスランド、祝福の地よ
シューベルト:流れの上で D943 |
ベネディクト・クリスチャンソン(テノール)
ティルマン・ヘフス
(ホルン,アイスランド、祝福の地よ)
アレクサンダー・シュマルチ(ピアノ) |
録音:2018年8月16-18日 ベルリン、63'34
美声テノール、ベネディクト・クリスチャンソンのデビューCD。ベネディクト・クリスチャンソンはアイスランドの北岸の町、フーサヴィークに生まれた。アイスランドで学んだ後、ベルリンに留学。まずバッハのテノールとして名を挙げ、さらにドイツリートやオペラでも活躍している。
素晴らしく美しい声の持ち主で、「君は私の憩い」のような聞きなれたシューベルトの名曲が新鮮な感動をもって聞くことができる。故郷アイルランドの民謡を数曲挟んでいて、さすがにこれも素晴らしい。
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「前奏曲」
プロコフィエフ:前奏曲 Op.12-7
バッハ:前奏曲 ロ短調 BWV855a
ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-12
ラヴェル:「クープランの墓」〜前奏曲
ブルーメンフェルト:前奏曲 Op.17-14
レスピーギ:グレゴリオ聖歌による3つの前奏曲
第2番
タニェーエフ:前奏曲 Op.103-3
ショパン:前奏曲 Op.28-8
マルティヌー:ラルゴの形式による前奏曲
アレンスキー:前奏曲 Op.63-1
フェインベルグ:前奏曲 Op.15-3
ドビュッシー:月の光がふりそそぐテラス
メシアン:風のなかの反映
スクリャービン:前奏曲 Op.11-2 |
カリム・シェハタ(ピアノ) |
録音:2018年10月8,9,11日 ライプツィヒ、48'40
題名の通り、前奏曲ばかりを集めた面白いCD。バッハ、ショパン、ドビュッシー、ラフマニノフ、ラヴェルのような有名な曲から、ウクライナ出身のフェリックス・ブルメンフェリト(ブルーメンフェルト
1863-1931)、アントン・アレンスキー(1861-1906)、サムイル・フェインベルグ(1890-1962)などの作品も収録。
カリム・シェハタはクェート生まれのドイツのピアニスト。両親はエジプト人とドイツ人で、5歳の時にドイツに移る。弟のナビル・シェハタはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席コントラバス奏者で、共演したCD(GEN
17448)が発売され、また2018年には兄弟で来日して話題となった。
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「シューベルト:男声合唱曲全集第5集」
父の命名祝日のためのカンタータ D80/春の歌
D709/
歓喜に寄せて D189/ここで忠実な夫婦はお互いに抱擁する
D60/
葉が愛をささやいている D988/静かな歌 D916/
墓 D377/限りない喜び D54/ゴンドラを漕ぎ
D809/
疲れを癒す巡礼者 D57/夜の音楽 D848/
冬の酒宴の歌 D242/酒宴の歌「さあ、みんな楽しく」
D267/
嵐に翻る旗 D58/酒宴の歌 D183/
五月の歌「野は緑を増し」 D129/月の光 D875/
限りない喜び D51/冬の日 D984/
呻くような嘆きは終わり D53/水上を飛ぶ霊たちの歌
D705 |
ヤン・シュマッハー(指揮)
カメラータ・ムジカ・リンブルク
クリストフ・プレガルディエン
(テノール D189,D183)
ゼバスティアン・コールヘップ
(テノール D875)
ティルマン・ホップシュトック
(ギター D80,D984)
アンドレアス・フレーゼ
(ピアノ D189,D809,D267,D129,D705) |
録音:2014年3月7−9日 ディエツ、61'18
GENUINの進めるシューベルトの男声合唱曲全集も第5集に。今回も静かで感動的な曲から陽気な酒の歌まで多種多様。また独唱ゲストのクリストフ・プレガルディエン、ゼバスティアン・コールヘップ、ギターのティルマン・ホップシュトック、ピアノのアンドレアス・フレーゼといつもの面々も参加。シューベルトの歌曲は好きだけれど男声合唱曲は聞いたことがないという人は、ぜひこのCDで。
第1集(GEN 15349)、第2集(GEN 16410)、第3集(GEN
17474)、第4集(GEN 18616)。
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リフ・ミグダルの無伴奏ヴァイオリン曲集
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番
ハ長調 BWV 1005
ベン=ハイム:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
ト長調 Op.44
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
Sz117 |
リフ・ミグダル(ヴァイオリン) |
録音:2018年10月4-7日 ケルン、66'43
ドイツのヴァイオリニスト、リフ・ミグダルの無伴奏ヴァイオリン曲集。
有名なバッハとバルトークの作品に加え、イスラエルの作曲家、パウル・ベン=ハイム(1897-1984)を含めているのが珍しい。
リフ・ミグダルはドイツ西部のヘルネの生まれ。ドイツを中心に国際的に活躍しており、2016年10月にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会にヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「ブエノスアイレスの四季」(いわゆる「八季」)のヴァイオリン独奏者として初出演している。
難曲として知られるバルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタでは、技術的に軽々と弾きこなすだけでなく、死の前年のバルトークの最後の輝きというべき静かな熱気もはらんだものになっている。一方バッハではバロック弓を用いて演奏、聞いた誰もが近い将来の全曲録音を期待せずにはいられないような素敵な演奏になっている。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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SWR CLASSIC
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SWR19075CD
(3CD)
\3300→\2990 |
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール) 20世紀の音楽集
【CD1】
ギュンター・ラファエル(1903-1960):
パルムシュトレーム-ソナタ
1.Palmstrom-Palmstrom steht an einem Teiche
パルムシュトレーム-パルムシュトレームは池のそばに立っている
2.Der Schnupfen-Ein Schnupfen hockt auf der
Terrasse
風邪-テラスでスクワット
3.Nach Norden-Palmstrom ist nervos geworden
北から-パルムシュトレームは神経質になる
4.Das Perlhuhn-Das Perlhuhn zahlt: eins,
zwei, drei, vier
ホロホロチョウ-数える、1、2、3、4
5.Die Geruchsorgel-Palmstrom baut sich eine
Geruchsorgel
香るオルガン-
パルムシュトレームは良い香りのするオルガンを作る
フリッツ・ノイマイヤー(1900-1983):学生の歌
6.Ein Maienlob
7.Tanzlied
8.Auf den anbrechenden Morgen
9.Vergebliche Wacht
10.Abendsegen
11.Auf die Liebe
12.Wo sind die Stunden
13.Fast nach dem Hollandischen
ディートリヒ・フォン・バウツネルン(1928-1980):
歌劇《ジャクリーヌ・プトプトプト》より
14.Einerlei ob arm oder reich
貧乏か金持ちか…初出音源
エヴェレット・ヘルム(1913-1999):
歌劇《トッテンブルクのベラゲルング》より
15.Die reiten, haben's gut 馬は楽しい時を過ごす
16.Tritt ein-Sind wir allein 入場-私たちは一人
17.Ach, nun ist es so gekommen ああ、それがやりかたです
18.Herzleutnant, hab' um dich gebangt
ヘルツロイトナント、私はあなたを恐れている
ハインリヒ・ファイシュナー(1910-1961):
オペラ・ジョコーサ《サーカス・カランバ》より
19.Ach Bumbo, mein guter Alter
ああ、バンボ、私の良き年輩者
20.Herrlich ist dieses Platzchen このお菓子は豪華です
録音・・・全てモノラル
1957年10月23日
シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク ライヴ…1-5
1960年5月26日 Grosen Saal des Stadtischen
Saalbaus in Saarlouis…6-13
1954年7月10日 Freiburg, Studio des SWF…14
1956年5月23-26日 シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク
ゼンデザール…15-18
1957年2月26-28日 シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク
ゼンデザール…19-20 |
ヴァルター・トリープスコルン(クラリネット)…1-5
ロマン・シマー(ヴァイオリン)…1-5
カール・シャート(スネアドラム)…1-5
アルフレート・クレチュマー(コントラバス)…1-5
ロルフ・ラインハルト(ピアノ)…1-5
カール・リステンパルト(指揮)…6-13
ザール室内管弦楽団…6-13
カテリーナ・フォン・ミクリシュ=ラデツキ(ソプラノ)…14
ギュンター・ヴィヒ(指揮)…14
フライブルク州立音楽大学管弦楽団&合唱団…14
ヘティ・プリュマッヒャー(メゾ・ソプラノ)
他…15-18
ローレ・パウル(ソプラノ) 他…19-20
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)…15-20
シュトゥットガルト放送交響楽団…15-20 |
【CD2】
ハンス・プフィッツナー(1869-1949):「ドイツの精神」Op.28より
4人の独唱、混声合唱、オーケストラとオルガンのための
第1部:人々と自然-
1.Es geht wohl anders als Du meinst
2.Herz, in deinen sonnenhellen Tagen
3.Die Lerche grust den ersten Strahl
第2部:生と歌
4.Was ich wollte, liegt zerschlagen
5.Die Nonne und der Ritter
6.Schlussgesang
ヘルマン・ロイター(1900-1985):シラーの詩による三部作
テノール、混声合唱とオーケストラのための
7.第1曲:Der Spruch des Konfuzius 孔子のことわざ
8.第2曲:Der Abend 夜に
9.第3曲:Das Punschlied ポンスの歌
録音・・・全てモノラル
1958年10月27日 シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェン=ザール
ライヴ…1-6
1960年6月1日 シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク
ゼンデザール…7-9 |
アンネリース・クッパー(ソプラノ)…1-6
マルガレーテ・ベンス(アルト)…1-6
エルンスト・デンガー(バス)…1-6
ハインツ・メンデ(指揮)…1-6
シュトゥットガルト・フィルハーモニー合唱団…1-6
南西ドイツ放送交響楽団…1-6
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)…7-9
南ドイツ放送合唱団…7-9
南ドイツ放送交響楽団
(シュトゥットガルト放送交響楽団)…7-9 |
【CD3】
ストラヴィンスキー(1882-1971):「オイディプス王」より
1.Non reperias vetus scelus…初出音源
カール・オルフ(1895-1982):
歌劇《アンティゴネ》より
2.Aber jetzt kommt aus dem Thor Ismene
…初出音源
3.Der Geist der Liebe…初出音源
歌劇《暴君オイディプス王》より
4.Ach, wie schwer ist Wissen, wo es unnutz
dem Wissenden
5. Bist du noch eigenmachtig, muss ich
…初出音源
ヴェルナー・エック(1901-1983):歌劇《検察官》より
6.第1幕:Ganz ungewohnlich, ganz unverhofft
…初出音源
7.第3幕:Die Anstalt gefallt mir, das Fruhstuck
war wundervoll…初出音源
アルバン・ベルク(1885-1935):歌劇《ヴォツェック》より
8.第1幕:Du der Platz ist verflucht…初出音源
9.第2幕:Andres! ich kann nicht schlafen
…初出音源
録音・・・全てモノラル
1959年10月14日 シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク
ゼンデザールII ライヴ…1
1956年3月9日
ヴュルテンベルク州立歌劇場 ライヴ…2-3
1959年12月11日
ヴュルテンベルク州立歌劇場 ライヴ…4-5
1957年5月9日
シュヴェツィンゲン ロココ劇場 ライヴ…6-7
1956年11月1日
ヴュルテンベルク州立歌劇場 ライヴ…8-9 |
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)…1
SWRヴォーカル・アンサンブル…1
南ドイツ放送交響楽団
(シュトゥットガルト放送交響楽団)…1
フェルディナント・ライトナー(指揮)…2-5
ヴュルテンベルク州立歌劇場管弦楽団・合唱団…2-5
グスタフ・グレーフェ(バリトン)…6-7
ゲルハルト・シュトルツェ(テノール) 他…6-7
ヴェルナー・エック(指揮)…6-7
シュトゥットガルト放送交響楽団…6-7
トーニ・ブランケンハイム(バリトン)
アウグスト・ザイダー(テノール)
ゲルハルト・シュトルツェ(テノール)
マリア・キナス(ソプラノ) 他
フェルディナント・ライトナー(指揮)…8-9
ヴュルテンベルク州立歌劇場管弦楽団・合唱団…
8-9 |
若々しく輝かしい声でモーツァルトやバッハを歌い人々を魅了したテノール歌手、フリッツ・ヴンダーリヒ。1966年、36歳にして不慮の事故でこの世を去ってしまいましたが、彼の人気は21世紀の今でも衰えることがありません。
古典派やバロック期の作品で定評のあったヴンダーリヒですが、彼と同時代の作品を積極的に歌うなど、レパートリーの幅広さには驚くべきものがありました。
このシリーズ第8集では、そんな20世紀の作曲家たちの作品を収録。初出音源も多く、まさに「知られざるヴンダーリヒ」を知るためのアルバムの登場と言えそうです。
CD1に収録されているギュンター・ラファエルは難解な作風で知られていますが、この「パルムシュトレーム・ソナタ」はジャズと新古典派の作風の融合から生まれた楽しい曲。ヴンダーリヒの軽快な歌唱が物語をひきたてます。
他にはオペレッタからの曲や、プフィッツナーの質実剛健な「ドイツの精神」、ストラヴィンスキーやカール・オルフ、ベルクの《ヴォツェック》からのアリアなど盛りだくさん。“歴史上最も傑出したテノール”と讃えられるヴンダーリヒの貴重な録音です。
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