≪第102号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2019/6/11〜
6/14(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
HUNGAROTON
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バルトーク、コダーイらの薫陶を受けた
ジェルジ・コーシャ(1897-1984):
ヴィオラを伴う室内楽作品集 Vol.1
(1)ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
(2)6つの小品
(3)イン・メモリアム
(4)小品集【ヴィオラとハープ版】
(5)2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲 |
ディルク・へーゲマン(ヴィオラ)
(1)(5)マイケル・スー(ヴァイオリン)
(2)(4)レニー・ヤマハタ(ハープ)
(5)シモーネ・リニカー・マイアー
(ヴァイオリン) |
バルトーク、コダーイらの薫陶を受けたコーシャのヴィオラを伴う室内楽作品集第1弾!
セッション録音:2012年5月29日-6月1日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)/66'09"
19世紀後半から20世紀中ごろに活躍したハンガリーの作曲家といえばドホナーニ(1877-1960)、バルトーク(1881-1945)、コダーイ(1882-1967)ですが、彼らから薫陶を受けた作曲家の一人にジェルジ・コーシャ(1897-1984)がいます。
ブダペスト出身のコーシャは10歳でバルトーク門下となりピアノを師事、さらにドホナーニのもとでも研鑽を積み、同郷の名手フバイやシゲティ、フーベルマンらの伴奏を務めたピアノの名手として活躍すると同時にコダーイに作曲を師事しました。
大戦間期の1920年代にピアニストとして、同時に作曲家としてヴェイネル(1885-1960)やライタ(1892-1963)とともに独創的な才能を開花させ、自国ハンガリーではバッハ演奏の権威としても知られています。
9つの交響曲、8つの弦楽四重奏曲、その他声楽作品などを作曲しましたが、ここに収録されているヴィオラを伴う室内楽作品も多く残しました。
第1弾にはピツィカートで始まる印象的なヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲、ハープとヴィオラの掛け合いが魅力の6つの小品、朗々とした旋律が特徴の無伴奏ヴィオラ作品の「イン・メモリアム」、各曲1分前後の全16曲からなる小品集(原曲はピアノ独奏)、そして独特な和声進行が印象的な2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲を収録。
ディルク・へーゲマンの素晴らしい演奏とともにコーシャのヴィオラ作品を堪能することができます。同時発売の第2弾(HCD
32718)と併せてお楽しみください。
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ジェルジ・コーシャ(1897-1984):
ヴィオラを伴う室内楽作品集 Vol.2
(1)「聖ブライセへの祈祷」
(2)フルート、ヴィオラとチェロのための三重奏曲
(3)「聖歌」 |
ディルク・へーゲマン(ヴィオラ)
(1)(3)ローラント・ナイバウアー(バリトン)
(3)ダーニエル・パタキー(テノール)
(1)(2)タチアナ・ルーラント(フルート)
(1)マルク・エンゲルハルト(ファゴット)
(2)フィオン・ボッケミュール(チェロ) |
バルトーク、コダーイらの薫陶を受けたコーシャのヴィオラを伴う室内楽作品集第2
弾!
セッション録音:(1)2014年10月29日、(2)2012年5月10日、(3)2015年4月7-9日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)/63'33"
20世紀のハンガリーを代表する作曲家の一人にジェルジ・コーシャ(1897-1984)によるヴィオラを伴う室内楽作品集第2弾には、声楽を伴う「聖ブライセへの祈祷」「聖歌」、そしてフルート、ヴィオラとチェロのための三重奏曲を収録しました。
ブダペスト出身のコーシャは10歳でバルトーク門下となりピアノを師事、さらにドホナーニのもとでも研鑽を積み、同郷の名手フバイやシゲティ、フーベルマンらの伴奏を務めたピアノの名手として活躍すると同時にコダーイに作曲を師事しました。
大戦間期の1920年代にピアニストとして、同時に作曲家としてヴェイネル(1885-1960)やライタ(1892-1963)とともに独創的な才能を開花させ、自国ハンガリーではバッハ演奏の権威としても知られています。9つの交響曲、8つの弦楽四重奏曲、その他声楽作品などを作曲しましたが、ここに収録されているヴィオラを伴う室内楽作品も多く残しました。名手ディルク・へーゲマンが熱意をこめて録音したコーシャの作品をご堪能ください。
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MIRARE
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第37回ラ・ロック・ダンテロン・ピアノフェスティバル公式CD
(1)クープラン:恋のナイチンゲール/イド・バル=シャイ
(2)シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集〜第2曲/アダム・ラルーム
(3)シューベルト:ディヴェルティメントD.823〜変奏1/クレール・デゼール&エマニュエル・シュトロッセ
(4)同:ハンガリーのメロディD.817/シャニ・ディルカ
(5)チャイコフスキー:秋の歌/ジョナス・ヴィトー
(6)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番〜ラルゴ・アパッショナート/レミ・ジュニエ
(7)メンデルスゾーン:5月のそよ風/マタン・ポラト
(8)デュポン:墓碑銘/マリー=カトリーヌ・ジロー
(9)ショパン:マズルカ第21 番嬰ハ短調Op.30の4/イド・バル=シャイ
(10)モンポウ:庭の乙女たち/ルイス・フェルナンド・ペレス
(11)グラナドス:嘆き、またはマハとナイチンゲール/シャニ・ディルカと鳥笛
(12)ショパン:前奏曲嬰ヘ長調Op.28の13/フィリップ・ジュジアーノ
(13)フォーレ:即興曲嬰ハ短調Op.84の5/ジャン=クロード・ペヌティエ
(14)シャブリエ:アルバムの1ページ/アンヌ・ケフェレック
(15)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ〜第2曲/ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
(16)リスト:ペトラルカのソネット第47番/ニコラ・アンゲリッシュ
(17)スクリャービン:練習曲変ロ長調Op.8の8/アンドレイ・コロベイニコフ
(18)フランク:前奏曲、コラールとフーガ〜前奏曲/マリー=アンジュ・グッチ
(19)ショパン:前奏曲ロ短調Op.28の6/ユリアンナ・アヴデーエワ
(20)チャイコフスキー:田舎でOp.40の7/ボリス・ベレゾフスキー
(21)ラヴェル:クープランの墓〜フォルラーヌ/ナターリヤ・ミルシテイン |
現役最高の名ピアニストの宝箱
80' 00"
フランスで行なわれるラ・ロック・ダンテロン・ピアノフェスティバルの公式CD。
大半がフォルジュルネ音楽祭でおなじみの顔ぶれですがライヴ録音ではなく、既存盤のコンピレーションです。
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NOMAD MUSIC
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オペラ序曲集
・ベッリーニ:序曲〜「カプレーティとモンテッキ」
・ドニゼッティ:
序曲〜「ドン・パスクワーレ」、
「ロベルト・デヴリュー」、「パリのウーゴ伯爵」」
・マイアベーア:序曲〜「アンジュのマルゲリータ」
・メルカダンテ:序曲〜「アンティオキアのエンマ」
・ロッシーニ:序曲〜「タンクレーディ」、「セヴィリアの理髪師」 |
エンリケ・マッツォーラ(指揮)
イル・ド・フランス国立管弦楽団 |
マッツォーラ率いるイル・ド・フランス管弦楽団によるフランス・サウンド満開の序曲集
イタリア出身、とりわけベル・カント・オペラを愛する指揮者マッツォーラによるオペラ序曲集。有名曲から、演奏機会の少ないメルカダンテらの序曲も含まれています。
フランスのオーケストラらしい明るいサウンドも魅力の1枚。
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無伴奏ヴァイオリン作品集
・ハイリンヒ・イグナツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
パッサカリア ト短調 C105
・トーマス・バルツァー(c.1630-1663):
プレリュード ト長調、アルマンド ハ短調
・テレマン(1681-1767):
ファンタジー第3番 ヘ短調 TWV 40-16、
ファンタジー第1番 変ロ長調 TWV 40-14
・J.S.バッハ:パルティータ第2番 ニ短調
BWV 1004 |
パトリック・コーエン=アケニン(ヴァイオリン) |
フランスの名手による17-18 世紀の無伴奏ヴァイオリン作品集
録音:2015年1月/63'33"
パトリック・コーエン=アケニンは、パスカル・アモワイヤル、ミシェル・オークレールらに師事したフランスのヴァイオリン奏者、指揮者。
古楽をレパートリーの中心に据え、ヴァイオリン、指揮(レ・フォリ・フランソワーズ主宰、およびリュリのオペラ等の指揮)の両方で活躍しています。
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NMM 027
(2CD)
¥2700
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ツァイーデ弦楽四重奏団によるハイドン
ハイドン:弦楽四重奏曲 第44-49番
(op.50、Hob.III/ 44-49) |
ツァイーデ弦楽四重奏団 |
録音:2015年
2009年結成のツァイーデ弦楽四重奏団、ハイドンの弦楽四重奏曲op.50の6作品。
2012年にヨーゼフ・ハイドン室内音楽コンクールで第1
位を獲得しており、ハイドンに対する思い入れと解釈は並々ならぬものがあります。
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Letters to Marlene
1. Lili Marleen/2. Letter To Marlene/3.
America/
4. Et In Terra Pax Hominibus Bonae Voluntatis
5. The Dress/6. Les Ardennes/7. Seule/
8. A Dinner At Marlene's Palace/
9. Ein Koffer In Berlin/
10. Falling In Love Again/11. Last Dance |
アンディ・シェパード
(ソプラノ&テノール・サックス)
クリストフ・マルゲ
(バリトン・サックス、ドラム)
ギョーム・ド・シャシー(ピアノ) |
リリー・マルレーンに捧げる1枚
録音:2018年1月
「リリー・マルレーン」を歌ったマレーネ・ディートリヒにインスパイアされたジャズ。
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PARATY
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クララとローベルト・シューマン夫妻の愛の記録
(1)クララ・シューマン:音楽の夜会Op.6(全6
曲)
(2)ローベルト・シューマン:子供の情景Op.15
(3)同:森の情景Op.82
(4)クララ・シューマン:作品番号のないロマンス |
マリー・ヴェルムラン(ピアノ) |
録音:2018年12月11-14日/ボン・スクール・プロテスタント教会(パリ)/70'
36"
ドビュッシー、メシアンと続きヴェルムランがローベルトとクララ・シューマン夫妻に捧げたアルバム。
クララ14歳の時の作「音楽の夜会」はリストをも感心させ、レパートリーにしたという曲。同じく「ロマンス」はローベルトに捧げられています。
ラーザリ・ベルマンとロジェ・ムラロに学んだヴェルムラン。ベテランの余裕で説得力満点です。
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PROFIL
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PH 16092
(2CD)
¥4800
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実力派3名によるロシア古今のピアノ・トリオ集
Disc 1
ババジャニヤン:ピアノ三重奏曲嬰ヘ短調
アリャビエフ:ピアノ三重奏曲イ短調
Disc 2
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第2番ニ短調Op.9「悲しみの三重奏曲」 |
ウリヤナ・ジダーノフ(ヴァイオリン)
ユリヤ・オクルアシヴィリ(ピアノ)
デニス・ジダーノフ(チェロ) |
2018年10月3日/SWRハウス(フライブルク)/41'
39"、43' 02"、STEREO
旧ソ連出身の充実の3 奏者によるピアノ三重奏曲集。
ババジャニヤン(1921-1983) はアルメニアの作曲家で、ハチャトゥリヤンに通じるエスニックな色彩が魅力。
アリャビエフは、チャイコフスキーも愛した名歌「うぐいす」で知られますが、ピアノ三重奏曲はウィーン古典派風のスタイルにロシア的な節回しの現れる魅力的な作品。
ラフマニノフはチャイコフスキー追悼に書かれた大作で、協奏曲風のピアノ・パートがラフマニノフならではです。
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PH 19035
(5CD)
¥5700
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お得なBoxで
クレンケ四重奏団
モーツァルト:弦楽四重奏曲第14〜23番 |
クレンケ四重奏団 |
Disc 1 61' 50"
(1)第14番ト長調K.387/(2)第15番ニ短調K.421
2004年2, 4月/ハンス・ロスバウト・スタジオ
Disc 2 53' 06"
(1)第17番変ロ長調K.458「狩」/(2)第16番変ホ長調K.428
2005年1月31日-2月2日(1)、6月1日-3日/ハンス・ロスバウト・スタジオ
Disc 3 59' 17"
(1)第18番イ長調K.464/(2)第19番ハ長調K.465「不協和音」
2004年9月8日-10日(1)、12月20日-22日/ハンス・ロスバウト・スタジオ
Disc 4 49' 33"
(1)第20番ニ長調K.499/(2)第21番ニ長調K.575
2006年12月4日-6日(1)、4月11日-13日/ハンス・ロスバウト・スタジオ
Disc 5 50' 39"
(1)第22番変ロ長調K.589/(2)第23番ヘ長調K.590
2007年2月21日-23日(1)、11月5日-7日/ハンス・ロスバウト・スタジオ |
ドイツ的な演奏が味わい深いクレンケSQ のモーツァルト、お得なBoxで!
STEREO
今年結成29年を迎えるクレンケ四重奏団。メンバー全員が女性で、楷書的かつ辛口な演奏が特徴。
彼女たちがモーツァルトの「ハイドンセット」と「プロシャ王セット」を3年かけて録音したディスクは高評を得ていましたが、今回5枚組のBox発売。価格もお手頃で、モーツァルトの弦楽四重奏の魅力をたっぷり味わえます。
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TYXART
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この男、商才あり
テレマンと予約購読者
テレマン:リコーダーと通奏低音のためのソナタ
ハ長調 TWV41:C2(『忠実な音楽の師』より)
タベア・デブス編:テレマン(TWV22:8、21:27)とヘンデル(HWV17、HWV99)の音楽によるソナタ
J.S.バッハ:カンタータ『霊と魂は、惑い乱れます』BWV35より第1部のシンフォニア
J.S.バッハ:カンタータ『我は片足を墓穴に入れて立つ』BWV156よりシンフォニア
J.S.バッハ:カンタータ『霊と魂は、惑い乱れます』BWV35より第2部のシンフォニア
タベア・デブス編:テレマン(TWV21:27)とヘンデル(HWV21)の音楽によるソナタ
タベア・デブス編:ブラヴェ(歌劇『Le jaloux
corrigé』)とテレマン(TWV21:27)の作品によるソナタ
テレマン:リコーダー協奏曲 ヘ長調 TWV51:F1 |
タベア・デブス(リコーダー)、クラウディア・ノルツ、ヘンリー・トング(ヴァイオリン)、
ジョーダン・ボーロン(ヴィオラ)、ジョナサン・リース(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
トム・フォスター(チェンバロ) |
テレマンを中心とした18世紀音楽の精粋
録音:2017年11月/66'34''
近代的な精神、創造力の豊かさ、信じがたいほどの生産性を持つテレマンは当時の音楽界で最も多才な作曲家のうちの一人でした。また『忠実な音楽の師』という楽譜集を定期的に刊行し、予約販売を行うなど音楽業界における商才にも恵まれていました。
テレマンは予約者の目を引くために新聞やビラに広告を出し、ヨーロッパ中の代理店や本屋と取引すると同時に同業者にも熱心に声を掛け、貴族のみならずJ.S.バッハ、ブラヴェ、ヘンデルなどの有名な作曲家も予約者に名を連ねました。
テレマンの作品とリコーダー奏者タベア・デブス自ら編んだ予約購読者たちによる音楽の編曲を組み合せた当CDには、18世紀音楽の精粋が詰まっています。
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ノットゥルノ 〜光と影の音楽
クラム:『マクロコスモス』より / ドビュッシー:前奏曲集より
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スクリャービン:前奏曲集より / ショパン:前奏曲、ノクターン
/
バーバー、フィールド:ノクターン
等、全3トラック |
マティアス・ファイト(ピアノ) |
刺激を混ぜこんだ色彩的な小品集
録音:2018年2月/74'07''
夜景に舞う光と影のようなピアノ小品集。マティアス・ファイトは張り詰めた静けさとドラマチックな色彩を交互に展開し、あまり知られていない作品から有名な作品に至るまで広い視野を持ちながら弾き綴ってゆきます。
数人の作曲家を交互に散りばめたプログラムになっており、アメリカの作曲家ジョージ・クラムによる刺激的な音楽が随時差し込まれスパイスのように機能しています。
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リヴィウのリュート・タブラチュア
作曲者不詳:
Tarzeto、Pavan、Tantum ergo sacramentum、
La rocha el fuso、Passo e mezo、 Saltarello、
Passamezo、Ferdinanth、Pasomeza、Tripla、Tarzeto
ダウランド:A Fancy、Forlorn Hope Fancy
クローダン・ド・セルミジ:Le content est
riche
ピエール・サンドラン:Doulce memoire
ジョヴァンニ・パコローニ:Fantasia bellissima
ジャケ・デ・ベルヘム:O s'io potessi donna
ヨアン・アンブロシオ・ダルツァ:Pavana
alla Ferrarese
クレマン・ジャヌカン:Or vien ça,
vien
ヴァレンティン・バクファルク:Non dite
mai |
ベルンハルト・ホフシュテッター(リュート) |
TXA 18116
(LP)
¥3000
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貴重なタブラチュアからの音楽、CDとLP で同時発売
録音:2018年2月/41'51''
16世紀のリュート音楽を今に伝えるこのタブラチュアは、1937年にウィーンの古本屋で売られていたもので、当時ポーランド領だった現ウクライナのリヴィウに渡り現在イヴァン・フランコ大学で保管されています。
フランドル楽派のマドリガルやシャンソンを編曲したものや作者不詳のものが多い中、ダウランドのような良く知られた作曲家の作品も含まれています。
CDとLPで同時発売。
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ベルギーの作曲家による弦楽四重奏作品
ロベール・グロスロ:
ピアノと弦楽四重奏のための
『Ce lac dur oublie que hante sous
le givre...』
マラルメの4つの詩によるソプラノと弦楽四重奏のための
『Le bel aujourd'hui』
弦楽四重奏のための『Matrix in Persian
Blue』 |
リースベト・ドフォス(ソプラノ)
ジャン・ミシェル(ピアノ)
アサセッロ・カルテット |
録音:2018年9月/62'40''
ピアニストとして、そして指揮者としてまずは名を上げたベルギー出身のロベール・グロスロ(1951-)。近年では作曲活動に精を出し広範な作品を生み出しています。楽器の特性を知り尽くし効果的な書法で作曲された音楽で、シンプルな弦楽四重奏でも余計な意味づけをせずに音楽そのもので深く語ることが出来る見事な内容となっています。
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WERGO
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「落下」〜ムジークファブリーク・エディション16
(1)ブライアン・ファーニホウ(1943-):
La Chute d'Icare 〜
クラリネット独奏と室内アンサンブルのための(1987/88)
(2)ステファン・ヴィンクラー(1967-):
Von der Gewissensnot der Insekten 〜17人の楽器奏者のための(2012)
(3)オスカー・ベッティソン(1975-):
Livre des Sauvages 〜大管弦楽のための(2012)
(2)(3)世界初録音 |
アンサンブル・ムジークファブリーク
カール・ロスマン(クラリネット(1))
ディエゴ・マッソン(指揮(1))
クレメント・パワー(指揮(2))
エミリオ・ポマリコ(指揮(3)) |
強烈な技巧の応酬で描くイカロスの墜落
ライヴ録音:(1)2008年2月8日、(2)2013年3月17日、(3)2012年11月24日/61'28''
超絶技巧集団ムジークファブリークによる世界初録音を含むシリーズ第16集。衝撃的・破滅的な曲想を持った現代音楽作品が並びます。
技巧の凄まじさとアンサンブルの複雑さに舌を巻くものばかり、一体どうやったらこんな演奏が可能なのだろうと唸ってしまう強烈さ。
ファーニホウの作品はイカロスの墜落を描いたもので、クラリネット独奏とバックのアンサンブルが目まぐるしく超絶技巧を繰り出しあい旋回していくような恐るべき音楽です。
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DREYER GAIDO
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CD 21116
(2CD/特別価格)
¥3800 →\3490
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ガブリエル・フェルツとシュトゥットガルト・フィル、
マーラーの交響曲第2番!
マーラー:交響曲第2番《復活》 |
ガブリエル・フェルツ(指揮)、
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団
ヘン・ライス(ソプラノ)
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー
(メゾ・ソプラノ) |
☆ドイツ期待のマエストロ、ガブリエル・フェルツ!
☆シュトゥットガルト・フィルとのマーラー最新盤「復活」!
リューベック市劇場、ブレーメン劇場のカペルマイスター、アルテンブルク・ゲラ市の管弦楽団および歌劇場の音楽総監督、シュトゥットガルト・フィルの首席指揮者、シュトゥットガルト市の音楽総監督、バーゼル歌劇場の首席客演指揮者という錚々たるポジションを歴任し、2013/14シーズンからは、ドルトムント市の音楽総監督、ドルトムント・フィルの首席指揮者として活躍したドイツ期待のマエストロ、ガブリエル・フェルツ。
フェルツが2003年から2013年まで首席指揮者を務めたシュトゥットガルト・フィルとのマーラー交響曲集。この期間に行われたマーラー・サイクルの最後の録音となった2013年ライヴ・レコーディングが登場。
ヘン・ライス、ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナーの名歌手とチェコの名門合唱団を迎えて贈るのは、フェルツが13歳の頃から共に歩んできたというマーラーの傑作「復活」。
老舗オンライン・レビュー・サイト「infodad.com」では『ここ数年でもっとも変わった、物議を醸しているサイクル。』と評されるなど、個性的な快演で話題を呼んできたマーラー・シリーズです。
※録音:2013年3月12日、リーダーハレ・ベートーヴェンザール(シュトゥットガルト)

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ハディージャ・ゼイナロヴァ:室内楽作品集
弦楽四重奏のための2つの小品
チェロ独奏のためのソナタ
ヴィオラとアコーディオンのための《Sema》
ヴァイオリン独奏のための《インプレッション》
弦楽三重奏曲
アコーディオン独奏のための《アーテシュガーフ》
弦楽四重奏、ソプラノ、サズ、テープのための《火の国からの風景》 |
アンサンブル・ブリッジ・
オヴ・サウンド |
アゼルバイジャン出身、現在ドイツを拠点に活動する作曲家、オルガニスト、音楽学者のハディージャ・ゼイナロヴァ博士(b.1975)による室内楽作品集。
映画、舞台、オーケストラ、室内楽、声楽と多様なシーンで活躍し、アゼルバイジャンの伝統音楽と西洋の音楽や現代音楽を組み合わせ、まったく新しい音楽を生み出しています。
「火の国からの風景(Pictures from Land
of Fire)」では、自身もソプラノ歌手として演奏に参加。(火の国〔Land
of Fire〕とはアゼルバイジャンのこと)
※録音:2018年10月、ドイチュラントフンク室内楽ホール
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EUDORA
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EUDSACD 1902
(SACD HYBRID)
¥2600
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スペインの高音質レーベルeudora新録音
リヴィジティング・ヴァイオリン&ギター
パガニーニ:協奏的ソナタ MS2
ジュリアーニ:変奏曲 Op.24a
イベール:間奏曲
フェルディナンド・レバイ:小組曲(世界初録音)
アントン・ガルシア・アブリル:
孤独な夜明け(アルバ・デ・ソレダデス)(世界初録音) |
アニマコルデ
〔アンドレス・オルティス(ヴァイオリン)、
パブロ・リオハ(ギター)〕 |
スペインの高音質レーベルeudora新録音、ヴァイオリンとギターのための作品集!
☆ヴァイオリンとギターが対等に対話する。
☆世界初録音を含む、2世紀にわたるヴァイオリンとギターの傑作集。
2012年に結成されたアニマコルデ(Animacorde)は、マドリッド弦楽器教育センターの共同創設者兼共同ディレクターを務めるアンドレス・オルティスと、アンクラージュマン・ギター・デュオのメンバーとしても活動するパブロ・リオハによる、ヴァイオリンとギターのデュオ。この万能で魅力的な楽器の組み合わせのための既存のレパートリーを探求し、新しい作品を委嘱&初演していくことを目的としており、このアルバムでも、パガニーニ、ジュリアーニ、イベールの名作から、世界初録音となるフェルディナンド・レバイ、アントン・ガルシア・アブリルまで、2世紀にわたるレパートリーを収録しています。
※録音:2017年9月29日−10月1日、聖フランシスコ講堂(アビラ、スペイン)
Eudora Records(ユードラ・レコーズ)は、スペインのレコーディング・エンジニア、ゴンサロ・ノケ(Gonzalo
Noque)が主宰するスペイン、マドリッドの新興レーベル。DSD256(11.289MHz)での収録、パッケージ版はSACD
Hybrid Multichannelフォーマットでのリリースをポリシーとしており、新たな世界有数の高音質レーベルの誕生は世界各地のオーディオファンやクラシックファンから注目を集めています。

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NIMBUS ALLIANCE
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NI 6382
(CD-R)
¥2400
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デイヴィッド・マシューズ:交響曲第9番
交響曲第9番 Op.140(世界初録音)
弦楽のための変奏曲 Op.40
(バッハのコラール「夜は来れり」による)*
ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽のための二重協奏曲
Op.122* |
ケネス・ウッズ(指揮)
イギリス交響楽団
サラ・トリッキー(ヴァイオリン)*
サラ=ジェーン・ブラッドリー(ヴィオラ)*
イギリス弦楽オーケストラ* |
60年代にはブリテンの助手として過ごし、70年代にはスカルソープとコラボレーションを行うなど、60年近くにわたる多彩な活動によって、現代を代表するシンフォニストの一人として国際的な名声を確立しているデイヴィッド・マシューズ(b.1943)の作品集。
イギリス交響楽団の「21世紀交響曲プロジェクト(21st
Century Symphony Project)」の一環として世界初録音された「交響曲第9番」をメインに、バッハのコラールをテーマとする弦楽オーケストラのための変奏曲と二重協奏曲を収録。
イギリス交響楽団の首席指揮者&芸術監督を務め、様々なレア作品、現代作品の録音に定評のあるケネス・ウッズが、さすがの手腕を発揮しています。
※録音:2018年、イギリス
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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ストーン・スープ
アライジング パート1〜4/ムーヴィング パート1〜3/アウェイクニング
パート1〜2 |
コーマック・バーン
(バウロン、トーキング・バウロン、スライド・バウロン、パーカッション、
マリンブラ、ビリンバウ、パーカッシヴ・フィドル)、
アダム・サマーヘイズ
(フィドル、ジャンク・ショップ・フィドル、スライド・フィドル、マリンブラ、パーカッシヴ・フィドル) |
ピアーズ・アダムズ率いる「ドードー・ストリート」のメンバーでもある二人の異才、バウロン奏者のコーマック・バーンと、ヴァイオリン&フィドル奏者のアダム・サマーヘイズ。アイルランドのフレーム・ドラム「バウロン」とフィドル(と一部のパーカッション)だけで1枚のアルバムを作るという実験的で挑戦的なレコーディング。すべて二人の作曲とインプロヴィゼーションによるもので、民族的なエッセンス、華麗な即興と超絶技巧や哀愁の旋律が満載。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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CAMEO CLASSICS
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CC 9110
(2CD-R/特別価格)
¥3200 →\2990
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ベルリオーズ:
「レリオ」:
ジャン・フルネ(指揮)、ロンドン交響楽団、BBC合唱団、レイモンド・ネモリン(語り手)、
ミシェル・セネシャル(テノール)、ベルナール・ルフォール(バリトン)
ベルリオーズ:
「ロメオとジュリエット」:
アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)、BBC交響楽団、BBC合唱団、
ナンシー・エヴァンス(メゾ・ソプラノ)、ルネ・ソームズ(テノール)、デイヴィッド・ワード(バス) |
ベルリオーズ没後150周年記念!
☆Cameo Classicsのベルリオーズ没後150周年記念第2弾!
☆フルネによる「レリオ」とウォーレンスタインによる「ロメジュリ」、1950年代のBBC録音が復刻!
「ファウストの劫罰」(CC 9108)に続く、「カメオ・クラシックス」のベルリオーズ没後150周年記念リリース第2弾。
「リリタ(Lyrita)」の創設者、リチャード・イッターが蒐集していたBBC放送のコレクションから、ジャン・フルネ&ロンドン響による「レリオ、あるいは生への復帰」と、アルフレッド・ウォーレンスタイン&BBC響による「ロメオとジュリエット」の貴重な音源を復刻。
※BBC放送日:1957年3月7日(レリオ)/1957年1月6日(ロメオとジュリエット)/ADD
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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PROFIL
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PH 19029
(4CD)
¥4800 →\4590
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フランチェスカッティ&カサドシュ
ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ全集SONY録音
&エクサンプロヴァンス音楽祭ライヴ |
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ロベール・カサドシュ(ピアノ) |
Disc 1 47' 56"
ベートーヴェン:
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12の1/(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12の2/
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12の3
1958年(1)、61年(2)(3)
Disc 2 76' 08"
ベートーヴェン:
(1)ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23/(2)ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30の1/
(3)ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30の2/(4)ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30の3
1961年
Disc 3 76' 21"
ベートーヴェン:
(1)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」/
(2)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」/
(3)ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
1961年(1)、58年(2)(3)
Disc 4 60' 50"
(1)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調/
(2)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108/
(3)同:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13/(4)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ/
1947年(1)、52/56年(2)、51年7月13日(3)(4)/エクサンプロヴァンス音楽祭(ライヴ) |
美音中の美音、フランチェスカッティ最盛期のベートーヴェン
STEREO、MONO
フランチェスカッティとカサドシュの超名盤がお買い得価格で登場。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集はSony
原盤。
端正で正確ながらフランス的なエスプリに満ちた名演として長く決定盤とされていたもの。全盛期のフランチェスカッティ独特な輝くような美音に聴き惚れさせられますが、カサドシュのニュアンスに富むピアノの最高。
さらに嬉しいのが、両者の共演による1947-56
年のエクサンプロヴァンス音楽祭のライヴが収められていること。それもフランク、フォーレ、ドビュッシーとフランス物で、古き良き時代を知る両巨匠ならではの良い香りに満ちた演奏を繰り広げています。
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<メジャー・レーベル>
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SONY
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19075872462
(11CD)
\7500→\6990 |
ミヒャエル・ザンデルリング渾身のショスタコーヴィチ全集、遂に完結
ドレスデン・フィル
ショスタコーヴィチ:交響曲全集
CD1
交響曲第1番ヘ短調 Op.10
交響曲第2番ロ長調 Op.14『十月革命に捧ぐ』
交響曲第3番変ホ長調 Op.20『メーデー』
CD2
交響曲第4番ハ短調 Op.43
CD3
交響曲第5番ニ短調 Op.47『革命』
交響曲第6番ロ短調 Op.54
CD4
交響曲第7番ハ長調 Op.60『レニングラード』
CD5
交響曲第8番ハ短調 Op.65
CD6
交響曲第9番変ホ長調 Op.70
交響曲第12番ニ短調 Op.112『1917年』
CD7
交響曲第10番ホ短調 Op.93
CD8
交響曲第11番ト短調 Op.103『1905年』
CD9
交響曲第13番変ロ短調 Op.113『バービイ・ヤール』
CD10
交響曲第14番ト短調 Op.135『死者の歌』
CD11
交響曲第15番変ホ短調 Op.144 |
ミハイル・ペトレンコ(バス:第13番)
ポリーナ・パスティルチャク(ソプラノ:第14番)
ディミトリー・イヴァシュチェンコ(バス:第14番)
MDR合唱団(第2番、第3番)
エストニア国立男声合唱団(第13番)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ミヒャエル・ザンデルリング(指揮) |
ドレスデン・フィルに空前の黄金時代をもたらした
ミヒャエル・ザンデルリング渾身のショスタコーヴィチ全集、遂に完結。
古典派までは対抗配置の軽快かつ透明なピリオド・スタイル、ロマン派以降は通常配置の重厚なロマン派様式と、演奏する作品によってオーケストラの配置も含めた演奏スタイルを根本的に変化させ、作品に最も適した表現を持ち込む・・・これがドイツの名指揮者クルト・ザンデルリングの三男で、現在ヨーロッパで最も熱い注目を集める指揮者ミヒャエル・ザンデルリングがドレスデン・フィルで確立した方法論といえましょう。
その成果はこのコンビが2015年から始動したベートーヴェンとショスタコーヴィチの交響曲全曲録音プロジェクトに存分に盛り込まれています。
「ベートーヴェンは西洋音楽の根幹の一つである交響曲を完成させた作曲家であり、一方ショスタコーヴィチは交響曲というジャンルの締めくくりを宣言した作曲家である」というザンデルリング独自の視点をもとに進められてきたこの録音プロジェクトは、これまで「第6番『田園』と第6番」、「第3番『英雄』と第10番」、「第1番と第1番」、「第5番と第5番」、「第9番『合唱』と第13番『バビ・ヤール』」という独自のカップリングによる5組のアルバムが発売され、両方の作曲家が共有する魅力的な側面を明らかにしてきました。
そして2018年9月には一足先にベートーヴェンの交響曲9曲が全集としてまとめられ、さらに今回、彼の退任に合わせてリリースされるのが、これまで未発売だった10曲の交響曲を含むこの「ショスタコーヴィチ:交響曲全集」です。
一人の指揮者が同一オーケストラとこれほどの短期間にベートーヴェンとショスタコーヴィチの交響曲全曲を録音したことはおそらく過去に例がなく、その意味でもM.ザンデルリング入魂のプロジェクトといえるでしょう。
ミヒャエル・ザンデルリングの父クルトは、ソ連時代から生前のショスタコーヴィチと深い親交があり、東ドイツに移ってからもショスタコーヴィチの作品を積極的に演奏し続けた(録音も第1・5・6・8・9・10・15番が残されています)。
ミヒャエルの生まれた1967年の時点でショスタコーヴィチはすでに交響曲第13番までを書き上げていたことになります。ミヒャエルにとっては自分の成長とともに歩んできた音楽であり、他の音楽家には成し得ない独自の関わりを保ってきた作品でもあるのです。
ピリオド演奏スタイルを徹底的に貫き、早めのテンポと軽めの響きで、各声部が織りなす綾を透明に浮かび上がらせたベートーヴェンとは異なり、ドレスデン・フィルのいぶし銀の響きを極限まで生かし、「重厚」と「諧謔」の対比を見事に描いています。そこにはファシズムと戦争の影が背後にある環境の中で作曲された「悲歌」や「孤独」が隠されており、そうした秘密のメッセージを浮かび上がらせる独自の解釈は、ショスタコーヴィチ演奏の可能性をさらに拡げるものといえましょう。
優れた音響効果で定評のあるルカ教会とリノヴェーションされて最新鋭のコンサートホールとして生まれ変わったクルトゥーアパラストの2か所でセッションをメインに収録されており、緻密に仕上げられている点もこの新たなショスタコーヴィチ全集の魅力の一つです。
【ミヒャエル・ザンデルリングによるコメント】
『ショスタコーヴィチの音楽は、演奏家としての私の人生に最も根本的なやり方で影響を及ぼしてきた。私が若いチェロ奏者で室内楽奏者だった頃、私はこの音楽と親密な関係を結ぶことができた。それからオーケストラの奏者となり、のちに指揮者になると、私はたびたびその虜となり、幾度となくその強力な催眠術的パワーを実感した。私がショスタコーヴィチの音楽と初めて出会うきっかけを作ったのは私の父だった。昔を振り返って考えてみると、父はよくショスタコーヴィチの楽譜を家に持ち帰ってきたが、そのことがショスタコーヴィチの音楽を私たち家族の中に根づかせる上で大きな役割を果たしたように思う。
父がショスタコーヴィチの作品のリハーサルを行う時にはいつも、その作品の真の意味に父が近づき過ぎてしまうという危険がつきまとっていた。父が作品の背景を過剰とも言えるほどの明晰さで説明すると、いつも必ず誰かがそれを採り上げて、その筋の人間に伝えていたからだ。
われらが密告者(仮に「ジョン」と呼んでおこう)は、私たち一家がヴォルコフ一派と通じているのではないかと疑っていた。ヴォルコフ一派とは、ソロモン・ヴォルコフが編纂したショスタコーヴィチの回想録が基本的に信頼の置けるものだと信じ、それに従ってショスタコーヴィチの音楽を解釈した人々のことである。
ショスタコーヴィチの音楽はいろいろな方法で暗号化されて〜例えば引用という手法によって、あるいはわざと誤解を招くように記されたメトロノーム記号や楽章タイトルによって〜いるのだが、ヴォルコフの本はそのような音楽の内容を暴く手助けとなっていた。だがジョンにしてみればそれはまさに「反ソヴィエト主義、反共産主義が表れたとりわけ危険な例」であり、「社会主義システムに向けられたあからさまに大衆煽動的なプロパガンダ」そのものだった。』(輸入元情報)
2015年3月16,17日(第6番)、2016年8月23-26日(第8番)、2015年9月8-10日(第10番)、2017年2月14-16日(第7番)、2017年3月23,24日(第1番・第2番)、2017年5月26-29日(第12番)、2017年10月9-11日(第5番)、2018年2月10-14日(第13番)、2018年6月29日〜7月3日(第11番)、2018年10月6-8日(第9番)、2019年2月12-15日(第15番)、 2019年1月12-18日(第3番・第4番・第14番)
ドレスデン、ルカ教会(第1,2,6,7,8,10番) クルトゥーアパラスト(第3,4,5,9,11-15番)
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<映像>
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HMF(映像)
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HMM 902603
(3CD+1DVD)
¥6400 →\5990
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映像で登場!
音楽芸術のひとつの頂点
「太陽王」ルイ14世の威光を世界に知らしめた一大スペクタクル
夜のコンセール・ロワイヤル
〜4部または4夜からなる「夜の王のバレ」
1653年2月23日、王によって踊られた「夜の王のバレ」に基づく
テキスト:イサック・ド・バンスラード(1613?-1691)
音楽:
ジャン=ド・カンブフォール(c.1605-1661)、
アントワーヌ・ベッセ(1587-1643)、
ルイ・コンスタンタン(c.1585-1657)、
ミシェル・ランベール(1610-1696)、
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676)、
ルイージ・ロッシ(1597-1653)& 作曲者不詳のものも含まれる |
ダンサー:
シーン・パトリック/
マリアンナ・ボルディーニ、
ピエール=ジャン・ブレオ、
アドリア・コルドンシロ、
フレデリック・エスクラ他
アンサンブル・コレスポンダンス
時、シンシア/
ヴィオレーヌ・ル・シュナデク(ソプラノ)
エウリディーチェ/
カロリーヌ・ウェイナン(ソプラノ)
ほか |
「太陽王」ルイ14世の威光を世界に知らしめた一大スペクタクル「夜の王のバレ」映像で登場!
再構築・音楽監督・指揮:セバスティアン・ドセ
演出・振付・衣裳:フランチェスカ・ラットゥアーダ
録音:2017年11月11,12日、カーン劇場
NTSC、字幕:英独仏、PCMステレオ、2.0、リージョン:ALL、3CD[3h04'23]、DVD[3h16'46]
ルイ14世をたたえるための舞台「夜の王のバレ」はHMC
952223/ KKC 5494 で復活蘇演録音が登場、話題となりました(2015年録音)。これは大きな話題となり、2017年に復活蘇演されました。その映像の登場です(収録:2017年11月)。上演にともない、さらに欠落していた舞曲を補強しています。
ルイ14世といえば5歳にして国王即位、72年にもわたる在位期間に王朝の最盛期を築き、「大世紀」(グラン・シエクル)と称されます。ヴェルサイユ宮殿を建設した王でもあります。
そんなルイ14世は、バレエを奨励し、自らもバレエの名人であったと言います。1651年(13歳)に初舞台を踏み、1653年(15歳)、初主役を演じました。その初主役を演じたのがこの「夜の王のバレ」(ここでの再構築版は「夜のコンセール・ロワイヤル」と題されています)でした。これは、1653年2月23日、プチ・ブルボン宮のホールで上演されました。
1653年といえば、17世紀フランスで起こった貴族の最後の反乱、フロンドの反乱(1648-1653)が終息した年。戦火を避けていたルイ14世は52年の秋にはパリに戻り、宰相マザランも53
年にはパリに戻りました。絶対王政を浸透させ、国王の権力を、パリ市民、そして諸外国の代表に知らしめるためにマザランが企画したのが「王の夜のバレ」でした。
音楽、台本(詩はイサック・ド・バンスラードによるもので、君主とその従臣の間のことを様々に描きつつも、王が至上の存在として輝くように書かれている)、すべてがルイ14世=「太陽王」の登場を讃えるために作られました。
2000年の映画「王は踊る」でもこのバレエのもようは描かれていますがもちろんそれはごく一部。ここでは、当時の人々に強烈なインパクトを与えた作品をモダンな演出で再現。400年以上前の遠いフランスで、一人の王を印象づけるために企画されたこの一大スペクタクルの驚異的なパワーに、フランス文化の底力を見せつけられるようです。
4年前にリリースされたCD |
HMC 952223
(2CD)
\4600 →\4190
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聴け!これが王のための音楽!
「太陽王」ルイ14世の威光を世界に知らしめた一大スペクタクル!
夜のコンセール・ロワイヤル〜4部または4夜からなる「夜の王のバレ」
1653年2月23日、王によって踊られた「夜の王のバレ」に基づく
テキスト:イサック・ド・バンスラード(1613?-1691)
音楽:
ジャン=ド・カンブフォール(c.1605-1661)、
アントワーヌ・ベッセ(1587-1643)、
ルイ・コンスタンタン(c.1585-1657)、
ミシェル・ランベール(1610-1696)、
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676)、
ルイージ・ロッシ(1597-1653)& 作曲者不詳のものも含まれる
再構築:セバスティアン・ドセ |
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セバスティアン・ドセ(指揮)
アンサンブル・コレスポンダンス
時、シンシア/
ヴィオレーヌ・ル・シュナデク(ソプラノ)
エウリディーチェ/
カロリーヌ・ウェイナン(ソプラノ)
ジュノン/
カロリーヌ・メン(ソプラノ)
ヴィーナス、沈黙/
カロリーヌ・バルド(ソプラノ) ほか |
録音:2015年1,2月/グルノーブル、MC2
高さ193mm、背幅17mm、横幅146mm、豪華190
ページフルカラー、ブックCD 仕様
★あらすじ及びドセの「この素晴らしき冒険」(制作ノート)日本語翻訳つき
2015 年は、「太陽王」とも称されるフランスの王、ルイ14
世(1638-1715)の没後400 年にあたります。
フランスではこれにあわせて様々な催しが行われていますが、このリリースも、ルイ14
世にちなんだ注目盤。
ルイ14 世といえば5 歳にして国王即位、72
年にもわたる在位期間に王朝の最盛期を築き、「大世紀」(グラン・シエクル)と称されます。ヴェルサイユ宮殿を建設した王でもあります。
そんなルイ14 世は、バレエを奨励し、自らもバレエの名人であったと言います。
1651 年(13 歳)に初舞台を踏み、1653 年(15
歳)、初主役を演じました。
その初主役を演じたのがこの「夜の王のバレ」(ここでの再構築版は「夜のコンセール・ロワイヤル」と題されています)でした。
これは、1653 年2 月23 日、プチ・ブルボン宮のホールで上演されました。
1653 年といえば、17 世紀フランスで起こった貴族の最後の反乱、フロンドの反乱(1648-1653)が終息した年。
戦火を避けていたルイ14 世は52年の秋にはパリに戻り、宰相マザランも53
年にはパリに戻りました。
絶対王政を浸透させ、国王の権力を、パリ市民、そして諸外国の代表に知らしめるためにマザランが企画したのが「王の夜のバレ」でした。
音楽、台本(詩はイサック・ド・バンスラードによるもので、君主とその従臣の間のことを様々に描きつつも、王が至上の存在として輝くように書かれている)、すべてがルイ14
世=「太陽王」の登場を讃えるために作られました。
この作品は、4 部にわたる前夜祭から始まります。
第1 夜(18:00-21:00) =奇怪な闇の社会/
第2 夜(21:00-24:00) =ヴィーナスの庇護のもとに繰り広げられる恋愛模様/
第3 夜(24:00-3:00) =再び夜の世界に戻り、恋人のエンディミオンに心奪われ本業を忘れた「月」の話と、闇夜の世界で広げられる悪魔や魔女たちによる異様なサバトのもよう/
第4 夜(3:00-6:00) =オルフェウスとエウリディーチェの物語をなぞったストーリー〕
その後、グラン・バレ「昇る太陽」となり、オーロラでさえも目がくらむほどの強烈な一条の光とともに太陽王=ルイ14
世が現れ、幕となります。
主役を踊ったルイ14 世の他にも、総計60 名弱のダンサーたちがこの作品に登場したという記録が残っています。
一方で音楽については、カンブフォールが各前夜祭の幕開けのアリアなどを作曲したのは確かのようですが、その他の音楽、また、演奏者についての詳細な記録はないのが実情(演奏者には、王宮でいつも演奏していた音楽家たちが駆り出されたと考えられています)。
この一大スペクタクルを現代の人に届けるために作品を再構築すべく立ちあがった指揮者のセバスティアン・ドセが行った調査などを記した手記「この素晴らしき冒険」、およびあらすじの日本語訳がオリジナルブックレットに含まれています。
2000 年の映画「王は踊る」でもこのバレエのもようは描かれていますがもちろんそれはごく一部。
ここでは音楽のみではありますが、当時の人々に強烈なインパクトを与えた作品を完全に再現、鮮烈な演奏で収録されています。
400 年以上前の遠いフランスで、一人の王を印象づけるために企画されたこの一大スペクタクルの驚異的なパワーに、フランス文化の底力を見せつけられるようです。

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6/13(木)紹介新譜
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
マイナー・レーベル新譜
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ESTONIAN RECORDS PRODUCTIONS
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ネーメ・ヤルヴィ&エストニア国立響
エストニアの巨匠が奏でるモーツァルト、
生き生きしたシュトラウス
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調
K.482
R.シュトラウス:町人貴族 Op.60 |
カレ・ランダル(ピアノ)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア国立交響楽団 |
エストニアの巨匠が奏でる大いなるモーツァルト、生き生きしたシュトラウスも喜びいっぱい
録音:2015-2018年/エストニア・コンサートホール(ライヴ)/73'42''
共にエストニア出身の巨匠、ネーメ・ヤルヴィとカレ・ランダル。ふたりは世界で活躍する傍ら故郷での演奏活動にも大きな力を注いでおり、祖国の人々から熱く迎えられています。
その熱気を感じるライヴ録音シリーズからモーツァルトの協奏曲が登場。大らかでふくよかなオーケストラの響きが温かみを持って流れていくことでモーツァルトの良さを最大限引き出しており、木管の美しい歌も印象的です。
ランダルのピアノは指揮者のテンポ感にしっかり合った落ち着いたものでじっくりと音楽を味わえます。
またネーメが得意とするR. シュトラウスでは音楽が生き生きと動き出し、ライヴの喜びをいっぱいに聴かせます。
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ネーメ・ヤルヴィ&エストニア国立響
エストニアの巨匠が奏でるモーツァルト、
シェーンベルクの管弦楽法も堪能
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調
K.488
ブラームス/シェーンベルク編:ピアノ四重奏曲第1番ト短調
Op.25
(アンコール)ペーテル・ヴァヒ:母へ |
カレ・ランダル(ピアノ)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア国立交響楽団 |
エストニアの巨匠が奏でる大いなるモーツァルト、シェーンベルクの饒舌な管弦楽法もとことん堪能
録音:2015-2018年/エストニア・コンサートホール(ライヴ)/72'36''
共にエストニア出身の巨匠、ネーメ・ヤルヴィとカレ・ランダル。ふたりは世界で活躍する傍ら故郷での演奏活動にも大きな力を注いでおり、祖国の人々から熱く迎えられています。
その熱気を感じるライヴ録音シリーズからモーツァルトの協奏曲が登場。大らかでふくよかなオーケストラの響きが温かみを持って流れていくことでモーツァルトの良さを最大限引き出しており、木管の美しい歌も印象的です。
ランダルのピアノは指揮者のテンポ感にしっかり合った落ち着いたものでじっくりと音楽を味わえます。シェーンベルク編のブラームスでは大管弦楽の色彩豊かな魅力が炸裂。エストニア国立響の巧さも素晴らしいです。アンコールで取り上げられているヴァヒはエストニアの現代作曲家。民謡風の和声をベースに気だるいグリッサンドを用いながらうねっていく面白い作品です。
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フランスのクラリネット作品集
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調
Op.167
ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
変ロ長調
プーランク:クラリネットとピアノのためのソナタ
変ロ長調
ピエール・サンカン:クラリネットとピアノのためのソナティナ |
セルヴァドーレ・レーニ(クラリネット)
トゥーリ・レーニ(ピアノ) |
フランスのエスプリが効いたクラリネット作品集
録音:2017年/43'29''
サン=サーンスとプーランクは、共に晩年に木管楽器のソナタを残したことで知られています。フランスのクラリネット作品を集めたこのアルバムで、エスプリの効いた音楽の愉悦をお楽しみください。
セルヴァドーレ・レーニはエストニアのクラリネット奏者。1997年から2005年までは京都市交響楽団の首席奏者を務めていました。
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HMF
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HMM 931649
(2CD)
¥2600 →\2390
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名演復活!
A.スカルラッティによるヴェリズモ・オペラともいえる
オラトリオ「カイン、または最初の殺人」
A.スカルラッティ(1660-1725):
オラトリオ「カイン、または最初の殺人」
(6声のオラトリオ、1707年) |
カイン:ベルナルダ・フィンク(アルト)
アベル:グラシエラ・オッドーネ(ソプラノ)
エヴァ:ドロテア・レッシュマン(ソプラノ)
アダム:リチャード・クロフト(テノール)
神の声:ルネ・ヤーコプス(カウンターテナー)
悪魔の声:アントニオ・アベーテ(バス)
ベルリン古楽アカデミー
ルネ・ヤーコプス(指揮) |
A.スカルラッティによるヴェリズモ・オペラともいえるオラトリオ「カイン、または最初の殺人」、ヤーコプスの名演復活!ユングヘーネルの美しきリュートにも注目
録音:1997年9月
オラトリオ「カイン、または最初の殺人」は、旧約聖書に登場するカインとアベルを題材にした作品。カインに殺害されたアベルの物語は、18世紀イタリアの芸術家たちが好んで題材にしたもの。オラトリオ、となっていますが実際は1707年に書かれたヴェリズモ・オペラともいうべきもので、初演した場所も教会ではないと考えられています。
作品冒頭には3楽章から成る序曲が用意されており、これだけでも大変素晴らしい作品。序曲に続き、息子を殺害されて嘆くアダムの美しいレチタティーヴォとアリアに始まり、神の声や悪魔までも登場する、大変劇的な作品となっています。レチタティーヴォでのリュートによる通奏低音はユングヘーネルが担当。美しき通奏低音にも注目したい名演。作品的にも演奏的にも聴きごたえ十分の作品です。
アレッサンドロ・スカルラッティ。
みんな名前は知っている。
そしてスカルラッティに二人いることも知っていて、その親父か息子かどっちかだということも知っている。・・・でもどっちかは知らない。ましてや作品を聴いたことはない。
アレッサンドロは親父のほうである。
息子はイタリアからスペインに渡って鍵盤ソナタの王様となったドメニコである。このドメニコのほうは比較的知られているし、いまでもかなり頻繁に取り上げられるので聴く機会も少なくない。
一方のアレッサンドロ。
この人の音楽を聴く機会は、現在ほとんどない。
・・・しかし音楽史を勉強した人ならば、誰もがこの人の偉大さを知り、この人のオペラを聴いておかなくちゃ、と思うはずである。
まず一般的に知られるのは、モンテヴェルディの次に現れたイタリア最大最高のオペラ作曲家であり、百十いくつのオペラを書いた「ナポリ派」の創始者・・・というようなこと。
しかし、ベルカント・アリアによる新しいオペラの形を作り上げ、ソナタ形式の原型を作り上げ、イタリア風序曲を確立したことで後の交響曲の出発点を作り上げたということは案外知られていない。
そして沈滞しつつあったヴェネツィアからオペラの覇権をナポリに移したことで当時の音楽全体の鮮度と未来を獲得せしめたということも。
言ってみればモンテヴェルディによって生まれたバロック音楽の流れを、一気に奔流としてパワー・アップさせた大偉人なのである。
・・・そうしたことを考えると音楽史全体への影響というのはとてつもなく大きいものがある。その影響力はコレッリやヴィヴァルディよりもはるかに大きかったといっていい。
だからそのことを知った人は誰でもアレッサンドロのオペラ作品を聴きたくなる。
・・・しかしCDがないのである。
まったくないわけではない。
しかしそれだけの大偉人であり、それだけの膨大な数のオペラを書いたとは思えないほど現在リリースされているCDは少ない。
そうした中で今回のアルバムがリリースされることは非常にありがたい。
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MIRARE
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イベリア〜ルネッサンスから現代のスペインとポルトガルの多声音楽集
・アルフォンソ10世:サンタ・マリアのカンティガ
・ウエルガス写本より女声のための作品
・トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア(1548-1611):
Alma Redemptoris mater, Super Flumina
Babylonis, O Magnum Mysterium
・イヴァン・ソラノ(b.1973):Cielo Arterial
・フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):Canciones
y villanescas espirituales
・ドゥアルテ・ローボ(1563-1646):Audivi
vocem de caelo
・アントニオ・カガス・ローサ(b.1960):Lumine
Clarescet
・マヌエル・カルドーソ(1566-1650):Lamentatio |
レ・ゼレマン
ジョエル・スユビエット(指揮) |
中世から現代までのイベリア半島の宗教音楽
録音:2017年6月27-30日、トゥールーズ
賢王ともいわれるアルフォンソ10 世に代表される中世、ゲレーロやトマス・ルイス・デ・ヴィクトリアに代表されるルネッサンス時代、そしてポルトガルのポリフォニー音楽の巨匠ローボとカルドーソ、そして現代の作曲家たちによる宗教作品です。時空を超えたイベリア半島の音楽の旅をお楽しみいただけます。
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ABC CLASSICS
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アンドルー・デイヴィス&メルボルン響
名手競演!R・シュトラウス:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.8
交響詩 《ドン・キホーテ》 Op.35
(騎士的な性格の主題による幻想的変奏曲)* |
アンドルー・デイヴィス(指揮)
メルボルン交響楽団
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)*
クリストファー・ムーア(ヴィオラ)* |
A・デイヴィス&MSOのR.シュトラウス!エーネスが弾く「ヴァイオリン協奏曲」!
☆アンドルー・デイヴィスとメルボルン響のR・シュトラウス・サイクル!
☆ジェームズ・エーネスが弾くヴァイオリン協奏曲!
イギリスではBBC交響楽団の桂冠指揮者、アメリカ、カナダではトロント交響楽団の桂冠指揮者、シカゴ・リリック・オペラの音楽監督兼首席指揮者のポストを持つイギリスの名匠アンドルー・デイヴィス。
2013年から首席指揮者を務めているオーストラリアでの手兵、メルボルン交響楽団とのコンビによるリヒャルト・シュトラウスの管弦楽作品集。
最新盤は、アーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX
4189)で第61回(2019年)グラミー賞を受賞したカナダの天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネスをフィーチャー。
これまで数多くの名盤を生み出し、とりわけ協奏曲録音でグラモフォン賞(エルガー/ONYX
4025)、グラミー賞&ジュノー賞(20世紀のヴァイオリン協奏曲集/ONYX
4016)を受賞するなど高い評価を築いてきたジェームズ・エーネスによる「ヴァイオリン協奏曲」の2016年ライヴ・レコーディング。ダニエル・ミュラー・ショット、クリストファー・ムーアがソロを担当する「ドン・キホーテ」(こちらは2017年6月のライヴ)をカップリングしています。
※録音(ライヴ):2016年8月10日−13日(Op.8)&2017年6月21日−26日(Op.35)、ハマー・ホール(メルボルン芸術センター)
※ABC Classicsのタイトルはレーベル側の事情により、急な廃盤やオーストラリア国外への輸出の終了が発生する場合がございます。予めご了承下さい。(代理店)

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METRONOME
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METCD 1098
(2CD/特別価格)
¥4200
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クープラン&ダングルベール:オルガン作品全集
フランソワ・クープラン(1668−1733):
教区のためのミサ曲、修道院のためのミサ曲
ジャン=アンリ・ダングルベール(1629−1691):
5つのフーガとキリエの四声曲 |
ジェームズ・ジョンストン(オルガン) |
生誕350周年記念第2弾!クープランの「オルガン作品」全集!
フランス・バロックの偉大な作曲家、フランソワ・クープランの生誕350周年(2018年)を記念してキャロル・セラシが録音した「チェンバロ作品全集(METCD
1100/10枚組)」に続き、クープランの「オルガン作品全集」が、イギリスのメトロノーム(Metronome)より登場。
クープランが書いた2つのオルガンのためのミサ曲に、ルイ14世の宮廷でクラヴサン奏者を務めたジャン=アンリ・ダングルベールの作品をカップリング。
ジェームズ・ジョンストンは、ポール・マクリーシュ率いるガブリエリ・コンソート&プレーヤーズのメンバーとして活躍し、フロリレジウムでも鍵盤楽器を担当したイギリスの名手。Metoronomeレーベルからは、「16〜18世紀のヒストリカル・オルガンによるJ.S.バッハのオルガン作品集」という注目のレコーディング・プロジェクトもスタートし話題を呼んでいます。
使用楽器は、ルイ14世のオルガン制作者でもあったジュリアン・トリビュオによって1699年に建造され、現在フランス、サールのサン・マルタン教会にあるバロック・オルガンです。
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INDESENS!
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ピアノ・モダーン・リサイタル Vol.2
エイミー・ビーチ(1867-1944):ピアノのための前奏曲とフーガ(1917)
ユーリー・シャーモ(1947-2015):ピアノ・ソナタ第3番(1969)(+)
カロル・シマノフスキ(1882-1937):ピアノのための前奏曲とフーガ(1909)
アルフレート・シュニトケ(1934-1998):ピアノのための即興曲とフーガ(1965)
ミシェル・メルレ(1939-):ピアノのためのパッサカリアとフーガ(1986)(+)
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):ピアノのための前奏曲とフーガ
Op.29(1910)
オルランド・バス(1994-):ピアノのための前奏曲とフーガ(2016)(*)(+)
ディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960):
ピアノのためのパッサカリア、間奏曲とフーガ(1924)(*) |
オルランド・バス(ピアノ) |
録音:2016年10月3、4日(*以外)、2017年1月8日(*)、サン=マルセル聖堂、パリ、フランス
20・21世紀の「ピアノのための前奏曲とフーガ」を軸としたプログラム。
ユーリー・シャーモはウクライナの、ミシェル・メルレはフランスの作曲家。ディミトリ・ミトロプーロスはギリシャ出身の指揮者・作曲家。オルランド・バスはフランスのピアノおよびチェンバロ奏者・作曲家。
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ドビュッシー(1862-1918):ソナタ、舞曲と狂詩曲
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調
タチアーナ・サムイル(ヴァイオリン) デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ)
(P)2018 録音:フラジェ、ブリュッセル、ベルギー
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
ヴァンサン・リュカ(フルート) リーズ・ベルトー(ヴィオラ)
マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)
クラリネットとピアノのための狂詩曲
フィリップ・ベロ(クラリネット) クレール・デゼール(ピアノ)
(P)2012 録音:スタジオ・セクエンツァ、モントルイユ(パリ郊外)、フランス
シリンクス(フルートのための)
ヴァンサン・リュカ(フルート)
(P)2013 録音:サン・マルセル聖堂、パリ、フランス
チェロとピアノのためのソナタ ニ短調
ジェローム・ペルノー(チェロ) エリザベト・リゴレ(ピアノ)
(P)1997 music square 録音:パリ、フランス
サクソフォンとピアノのための狂詩曲
ニコラ・プロスト(サクソフォン) ローラン・ワグシャル(ピアノ)
(P)2012 録音:スタジオ・セクエンツァ、モントルイユ(パリ郊外)、フランス
神聖な舞曲と世俗的な舞曲(ハープと弦楽四重奏のための)
マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ) ベルリン・フィルハーモニー弦楽四重奏団
(P)2012 録音:フィルハーモニー、ベルリン、ドイツ |
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エルヴェ・セラン クロード・ドビュッシー
ジャズ・インプレッションズ
ドビュッシー(1862-1918)/エルヴェ・セラン(1957-):
小さな羊飼い(子供の領分 から)/月の光(ベルガマスク組曲
から)
小さな黒人/牧神の午後への前奏曲/水の反映(映像
第1集 から)
バレエ(小組曲 から)(*)/亜麻色の髪の乙女(前奏曲集
第1巻 から)(+)
グラドゥス・アド・パルナッスム博士(子供の領分
から)(*)
サラバンド(ピアノのために から)/レントより遅く
ビックス・バイダーベック(1903-1931):イン・ア・ミスト
[In a Mist] |
エルヴェ・セラン(ピアノ)
イヴ・アンリ(ピアノ(*)) |
録音:
2017年11月3-5日、ムードン音楽院ホール、ムードン、フランス(無印)
2017年3月9日、ムードン・スタジオ、ムードン、フランス(*/+) |
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月の光 ドビュッシー、フォーレ、ラヴェルのヴァイオリン・ソナタ
ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番
ト長調
フォーレ(1845-1924):
夢の後に(ヴァイオリンとピアノのための編曲版)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番
イ長調 Op.13
ドビュッシー(1862-1918):
月の光(ヴァイオリンとピアノのための編曲版)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調(*)
ラヴェル:ツィガーヌ(ヴァイオリンとピアノのための演奏会用狂詩曲)
マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲(ヴァイオリンとピアノのための) |
タチアーナ・サムイル(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ) |
録音:2017年11月27-30日、フラジェ、ブリュッセル、ベルギー
(*)は「INDE 105」に収録されている録音と同一です。
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
6つのフルート協奏曲 Op.10
第1番 ヘ長調 「海の嵐」 RV 433/第2番
ト短調 「夜」 RV 439
第3番 ニ長調 「ごしきひわ」 RV 428/第4番
ト長調 RV 435
第5番 ヘ長調 RV 434/第6番 ト長調
RV 437 |
ヴァンサン・リュカ(フルート)
トゥールーズ室内管弦楽団
ジル・コリャール(指揮) |
録音:2017年8月25-27日、レスカール・ホール、トゥルヌフイユ、フランス |
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ヒンデミット(1895-1963):5つの金管ソナタ
トランペットとピアノのためのソナタ 変ロ長調(1939)(*)
ホルンとピアノのためのソナタ ヘ長調(1939)(+)
アルトサクソフォン・ソナタ 変ホ長調(1943)(#)
トロンボーン・ソナタ ヘ長調(1941)(**)
テューバ・ソナタ 変ロ長調(1955)(++) |
エリック・オービエ(トランペット(*))
ダヴィッド・アロンソ(ホルン(+))
ニコラ・プロスト(アルトサクソフォン(#))
ステファン・ラベリ(トロンボーン(**))
ファブリス・ミリシェ(トロンボーン(++))
ローラン・ワグシャル(ピアノ(+以外))
エレーヌ・ティスマン(ピアノ(+)) |
録音:
2017、2018年、スタジオ・セクエンツァ、モントルイユ、フランス(*/**)
2017年、サン・マルセル聖堂、パリ、フランス(+)
2018年、サン=モール音楽院ホール、サン=モール、フランス(#)
2018年、ムードン音楽院ホール、ムードン、フランス(++) |
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ブラームス(1833-1897):
クラリネット、ピアノとチェロのための三重奏曲
イ短調 Op.114(*)
クラリネットとピアノのためのソナタ第1番
ヘ短調 Op.120 No.1
クラリネットとピアノのためのソナタ第2番
変ホ長調 Op.120 No.2 |
パスカル・モラゲス(クラリネット)
フランク・ブラレイ(ピアノ)
クリスティアン・ポルテラ(チェロ(*)) |
録音:2017年9月11-14日、モンス、ベルギー |
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テューバでピアソラ!
アストル・ピアソラ(1921-1992):秋のタンゴ
リベルタンゴ/アヴェ・マリア(昔々)/孤独の歳月/目を閉じて、耳を澄ませ
二十年前/カフェ 1930/アルフレド・ゴッビの肖像/オブリビオン(忘却)/鮫
アディオス・ノニーノ/ビオレンタンゴ/フィナーレ |
トリオ・インノヴァ
ダヴィッド・ザンボン(テューバ)
パトリック・ジグマノフスキ(ピアノ)
ジャン=マルク・ファビアーノ(アコーディオン) |
録音:2017年10月11日、ロベール・ドアノー文化スペース、ムードン=ラ=フォレ、フランス |
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INDE 114
(2CD)
\3000
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プーランク(1899-1963):管楽器を伴う室内楽作品集
[CD 1] 青年期の作品(*)
廃墟を見守る笛吹きの像(無伴奏フルートのための)
クラリネットとファゴットのためのソナタ
Op.32
2つのクラリネットのためのソナタ Op.7(#)
ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲
Op.43
ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ
Op.33
ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための六重奏曲
[CD 2] 晩年の作品(+)
クラリネットとピアノのためのソナタ Op.184
フルートとピアノのためのソナタ Op.164
オーボエとピアノのためのソナタ Op.185
ホルンとピアノのための悲歌 |
パリ管弦楽団ソロ奏者たち
ヴァンサン・リュカ(フルート) アレクサンドル・ガテ(オーボエ)
フィリップ・ベロ(クラリネット) オリヴィエ・デルベス(クラリネット(#のみ))
マルク・トレネル(ファゴット) アンドレ・カザレ(ホルン)
フレデリック・メラルディ(トランペット) ギヨーム・コテ=デュムーラン(トロンボーン)
クレール・デゼール(ピアノ(*))
エマニュエル・ストロッセ(ピアノ(+)) |
録音:2009年、サン=マルセル聖堂、パリ、フランス |
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カロル・ベッファ(1973-):EN BLANC ET NOIR
(白と黒)
Mahler a Venise / Grand Hotel / Spleen
de Leipzig / La Cerisaie / L'Abbe Franz
En blanc et noir / Confessions d'un masque
/ L'Escalier du diable
La Philosophie dans le boudoir / Moebius
/ Des pas sur la glace / Street Art
An Old Prayer / Der Wanderer / Autoportrait
sfumato / Solesmes sous la pluie
La Marche du Cantor / Le Sommeil de la
raison / Berangere ou l'integrite |
カロル・ベッファ(ピアノ) |
録音:2017年2月22日、スタジオ・セクエンツァ、モントルイユ、フランス
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TBON & JACQUES トロンボーンと吹奏楽のための音楽
フェレル・フェラン(1966-):TBON &
JACQUES(トロンボーンと吹奏楽のための)(*)
Tricks & Jacques / The love between
Tbon and Jacques / They chase each other
ジャン=ミシェル・ドゥファイ(1932-)
Performance 4(トロンボーンと金管アンサンブルのための)(+)
Ambivalence
(クラシック・トロンボーン、ジャズ・トロンボーンと声楽アンサンブルのための)(#)
ダニエル・ビンビ(1971-):@robase(トロンボーンと吹奏楽のための)(*) |
ジャック・モージェ(トロンボーン)
ルクセンブルク軍楽隊(*)
ジャン=クロード・ブラウン(指揮(*))
パリ金管アンサンブル(+)
ステファン・ラベリ(指揮(+))
ドゥニ・ルルー(トロンボーン(#))
12 vox A Cappelle(声楽アンサンブル(#)) |
録音:
2018年3月1-2日、ルクセンブルク音楽院、ルクセンブルク(*)
2017年3月28日、ギヨーム・テル・スタジオ、フランス(+)
1997年、スタジオ・シャンピオネ、フランス(#) |
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ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):
オラトリオ「鉱山の歌」(語り、独唱、合唱と管弦楽のための;1956) |
ディディエ・ケルカール(語り)
ゾエ・ゴセ(ソプラノ)
サラ・ローラン(アルト)
セバスティアン・オブレシ(テノール)
ダニエル・オッテヴァール(バス)
アトリエ・コラール・ドゥ・ヴァランシエンヌ(合唱)
コラール・デ・ミヌール・ポロネー・ドゥ・ドゥエ(合唱)
クール・デ・クラス・シャム・デュ・コレージュ・カルポー・ドゥ・ヴァランシエンヌ(合唱)
ヴァレンティアーナ管弦楽団
ニコラ・ブシェ(指揮) |
録音:2018年4月11-13日、フェニックス劇場、ヴァランシエンヌ、フランス |
<国内盤>
<映像>

6/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
EDITION ABSEITS
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ポーランド・アブロード〜弦楽四重奏
(1)ワーグハルター:弦楽四重奏曲ニ長調
(2)ストラスフォーゲル:弦楽四重奏曲第1番
(3)ラトハウス:弦楽四重奏曲第5番Op.72 |
ベルリン・ポーランド弦楽四重奏団 |
ポーランドで生まれ、アメリカで歿した3 名のユダヤ人作曲家の秘曲集
録音:2017年7月16-18日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/60'
12"
生まれはポーランドながら、国外で活躍した作曲家の業績を見直すシリーズの最新盤。
今回は1881年生まれのイグナツィ・ワーグハルター、1895年生まれのカロル・ラトハウス、1909年生まれのイグナツィ・ストラスフォーゲルという3名のユダヤ系作曲家の弦楽四重奏曲を集めています。
ワーグハルターはベルリンで教育を受け、1912年には現在のベルリン・ドイツ・オペラであるシャルロッテンブルクに新設されたオペラ劇場の首席指揮者となり、こけら落とし公演を行います。第二次世界大戦が勃発するとアメリカへ移り、黒人音楽家によるオーケストラを設立するなど人道的活動を行いました。
ストラスフォーゲルは13歳でレオニード・クロイツァーにピアノを、14歳でシュレーカーに作曲を学び、将来を嘱望されますがナチスの台頭でアメリカへ移住します。ニューヨーク・フィルやメトロポリタン歌劇場でコレペテなどをしながら働き、1994年まで存命しました。作品には十二音技法なども用いていますが、いつも旋律的であるのが特徴。
ラトハウスは以前「退廃音楽」で注目されました。彼も最終的にアメリカへ移住、ニューヨーク市立大学で作曲を教えました。弦楽四重奏曲第5番は最晩年の作で、シンプルで透明な世界が独特の魅力を放っています。
ベルリン・ポーランド弦楽四重奏団はベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団のポーランド人メンバーにより2002
年に創設された団体。20世紀ポーランドの作曲家による弦楽四重奏曲の開拓と普及を主眼に活動しています。
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マイダネクの強制収容所で歿した天才バハリッヒの世界
エルンスト・バハリッヒ:
(1)ピアノ・ソナタOp.1 (1917)
(2)3つの歌曲Op.3 (1917-25)
(3)ヴァイオリン・ソナタOp.2 (1925)
(4)詩篇Op.10の1 (1933/4)
(5)イースターの花Op.10の2 (1933/5)
(6)肖像画(3つのピアノ曲)Op.6 (1927)
(7)太陽讃歌Op.11 (1933/4)
(8)前奏曲 (1929)
(9)天使 (1933-7)
(10)初期詩集Op.15 (1915) |
ローラ・ルビオ(ヴァイオリン)
アンナ・クリスティン・ザイン(ソプラノ)
アレクサンダー・ブライテンバッハ(ピアノ) |
録音:2018年7月2-3日(1)(6)(8)、8月13-16日(2)(4)(5)(7)(9)(10)/イエス・キリスト教会(ベルリン)/70'
04"
エルンスト・バハリッヒはオーストリアの作曲家兼指揮者。1892年に生まれ、最初はウィーン大学で法律を学ぶものの、1916年からシェーンベルクに個人的に作曲を師事。1920年から5年間ウィーン・フォルクスオーパーの指揮者を、1928年にはデュッセルドルフ、31年からはデュイスブルクの市立劇場の楽長を務めるもののナチス政権により公職追放となり1942年7月にマイダネクの強制収容所で50年の生涯を終えました。
バハリッヒの作風は師シェーンベルクの影響とベルクへの近親性を感じさせる興味深いもの。
収録曲はすべて世界初録音。個人蔵の自筆譜などを集めて企画が実現、バハリッヒの思いがついに日の目を見ました。
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HMF
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ヘレヴェッヘ1996年、極上の美演、
名盤モーツァルトの「レクイエム」
モーツァルト:
・レクイエム(ジュスマイアー版)K.626
・キリエK.341 |
シビッラ・ルーベンス(ソプラノ)
アンネッテ・マルケルト(アルト)
イアン・ボストリッジ(テノール)
ハンノ・ミューラー=ブラッハマン(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
コンチェルト・ヴォカーレ
シャペル・ロワイヤル
シャンゼリゼ管弦楽団 |
録音:1996年10月9,10日、モントルー(ライヴ録音)
ヘレヴェッヘの抑制の効いた耽美性がこの上なく発揮されたモーツァルトの名盤。「怒りの日」も絶妙のテンポ感で、ティンパニの連打も非常に美しく鳴り響いております。「ラクリモサ」でも声楽の美しさはもちろん、低声楽器のたっぷりとした響きに耳を奪われます。
『キリエ ニ短調』も秀逸の演奏。あらためてヘレヴェッヘの素晴らしい芸術を堪能できる1枚です。
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NIFC
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ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
パデレフスキ:変奏曲とフーガ Op.23
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860−1941):
独創主題による変奏曲とフーガ 変ホ短調
Op.23
レオポルド・ゴドフスキー(1870−138):
ヨハン・シュトラウスの主題による交響的変容
第1番「芸術家の生涯」
パデレフスキ:夜想曲 変ロ長調 Op.16-4 |
ネルソン・ゲルナー(ピアノ) |
ネルソン・ゲルナー、パデレフスキ&ゴドフスキ—を弾く!
☆アルゼンチン出身の世界的ショパン弾き、ネルソン・ゲルナー!
☆NIFCのResonanceシリーズ第4弾。パデレフスキ&ゴドフスキーを弾く!
1990年のジュネーヴ国際音楽コンクールでは1位に輝いた南米アルゼンチンが世界に誇るピアニスト、ネルソン・ゲルナー。ショパン弾きとしても名高く、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の「ザ・リアル・ショパン・シリーズ」にはソロや協奏的作品(ブリュッヘンとの共演)、歌曲伴奏で参加。その他、「パデレフスキ&マルトゥッチのピアノ協奏曲集(NIFCCD
044)」や「ノヴァコフスキ&クログルスキの室内楽作品集(NIFCCD
105)」などの録音でポーランド音楽への造詣の深さを魅せ、2018年にはポーランド文化省より文化勲章「Gloria
Artis Gold Medal」を授与されています。
ショパン以降のポーランドにおける優れたコンポーザー=ピアニストであり、ショパンの楽譜の編纂者、また首相や外務大臣を務めた政治家としても功績を残したポーランドの偉人イグナツィ・ヤン・パデレフスキ。ショパンを始めとする様々な作曲家の作品のトランスクリプションや華麗なパラフレーズを数多く生み出したヴィルトゥオーゾ、レオポルド・ゴドフスキー。
ロマンティックなピアノの伝統を代表し、ショパンの音楽遺産の痕跡を残す二人のコンポーザー=ピアニストの音楽を、ゲルナーの優雅で知的なピアノが贈ります。
※使用楽器:スタインウェイ, D 595375
※録音:2018年4月16日ー18日、コンサート・ホール、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター(ルスワビツェ、ポーランド)

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<メジャー・レーベル>
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DG
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4818034
\2300→\2090 |
バロック音楽界期待の星、マッダレーナ・デル・ゴッボ
ドイツ・グラモフォンからのニュー・アルバム
《マッダレーナ・デル・ゴッボ〜マッダレーナ・アンド・ザ・プリンス》
1) ハイドン:バリトン三重奏曲第113番ニ長調Hob.XI:113、
2) リドル:バリトン、ヴィオラとチェロのためのディヴェルティメント第3番ト長調、
3) ハマー:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番イ長調、
4) ハイドン:バリトン、ヴィオラとチェロのためのディヴェルティメント第27番Hob.XI:27、
5) トマジーニ:バリトン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲ハ長調、
6) ハイドン:バリトン三重奏曲第97番ニ長調Hob.XI:97
“Fatto per la felicissima nascita
di S:Ai:S Prencipe Estorhazi” |
マッダレーナ・デル・ゴッボ
(バリトン[1, 2, 4-6]、ヴィオラ・ダ・ガンバ[3])、
ロベルト・バウアーシュタッター(ヴィオラ)(1,
2, 4-6)、
David Pennetzdorfer(チェロ)(1, 2, 4-6)、
Ewald Donhoffer(チェンバロ)(3) |
エステルハージ侯の愛した楽器の曲をゆかりの地で録音したユニークなアルバム!
バロック音楽界期待の星、マッダレーナ・デル・ゴッボによるドイツ・グラモフォンからのニュー・アルバムが、再び私たちを魅了します。
過去にあまり録音される機会のなかったバリトン(Baryton)という楽器。この楽器をこよなく愛したニコラウス・エステルハージ侯によって委嘱された楽曲が、エステルハージ宮殿で録音されるというユニークなアルバムです。
ハイドンはニコラウス・エステルハージ侯に仕え、エステルハージ家の楽長を務めました。ニコラウス侯の求めに応じてバリトンのための作品を数多く作曲しています。
当盤でマッダレーナと美しいアンサンブルを聴かせてくれるのはウィーン・フィルの奏者達です。
マッダレーナはイタリアで生まれ、ピアノとチェロを学びましたが、ある日ヴィオラ・ダ・ガンバの音に魅了され、バロック音楽に人生を捧げることを決心しました。
現在若手チェリストを育成する財団「Scandinavian
Cello School」の後援者でもあり、このアルバムの収益の一部はこの財団に寄付されます。
【録音】2018年9月17−20日、アイゼンシュタット、エステルハージ宮殿ハイドンザール
マッダレーナ・デル・ゴッボ
典雅な前作 |


4814523
\2300→\2090 |
《マッダレーナ・デル・ゴッボ/ アンリエット
〜 ヴィオールのプリンセス》
マラン・マレ:
ヴィオール曲集第4巻より
1) 第23番 プレリュード, 2) 第27番 カプリース,
3) 第24番 アルマンド, 4) 第25番 ガヴォット,
5) 第26番 ジーグ, 6) 第28&29番
ミュゼット,
7) 第30番 La Sautillante & 第31番
ドゥーブル,
8) 第32番 ロンドー・ルール,
ヴィオール曲集第3巻より
9) 第92番 プレリュード, 10) 第94番
アルマンド,
11) 第105番 ミュゼット, 12) 第107番
ギター,
13) ヴィオール曲集第2巻より 第82番
シャコンヌとロンドー,
ルイ・ド・ケ=デルヴロワ:
14) La Monguichet, 15) La Toute Belle,
16) ヴィオールと通奏低音のため曲集第1巻より第54番
苦情,
17) マラン・マレ:ヴィオール曲集第4巻より
第80番 アラベスク,
18) ルイ・ド・ケ=デルヴロワ:ヴィオール曲集第5巻より
ミュゼット・ヘンリエッテ,
アントワーヌ・フォルクレ:
19) ヴォセル, 20) モランジス |
マッダレーナ・デル・ゴッボ(ヴィオール),
ミケーレ・カレカ(テオルボ),
エヴァルド・ダンホッファー(クラヴサン),
クリストフ・プレンドル(ヴィオール), |
ヴィオールを持った肖像画アンリエットに捧ぐ典雅な曲集
イタリアで生まれ幼い頃から音楽に興味を持ち、4歳からピアノを始めたマッダレーナが次に手にした楽器はチェロでした。
着々とレパートリーを増やしていた彼女は13歳の時にウィーン音楽院に留学。チェロを専攻していた彼女ですが、ふと入ったウィーンの中心にあるレコードショップでヴィオラ・ダ・ガンバの音を耳にし、その音にすっかり魅了されてしまったのです。
そのままチェロの勉強を続け、修士号を取得。コンサート・ホールでソリスト、室内楽の演奏家として活躍していましたが、バロック音楽への思いが断ちがたく、秘密裡にヴィオールの練習を重ね、ある日突然バロック音楽に人生を捧げることに決めたのです。
2012年、彼女は作曲家「プリンシペ・フランチェスコ・マリア・ルスポリ」の名を冠したヴィオラ・ダ・ガンバのコンクールに出場、最終ラウンドに残ると同時に、他のイタリアのコンクールでは審査員も務め、またヨーロッパを中心に演奏会に登場するなど、大きな話題をさらっています。
マッダレーナ・デル・ゴッボ
このアルバムは、ルイ15世と王妃マリー・レクザンスカの最初の子ども(双子)である第2王女アンリエット(1727-1752)に捧げられています。
ヴィオールを持った肖像画でも知られ、音楽をとりわけ好んだ王女ですが、24歳の若さで病となりこの世を去ってしまいました。当時の王室で彼女が愛した音楽をこの上なく美しく典雅に再現しています。
アンリエット・アンヌ・ド・フランス(1727年
- 1752年)の肖像画。アンリエットは未婚のまま24歳で死去した。
【録音】2016年, ウィーン、コンツェルトハウス・スタジオ
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DECCA
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4834710
(20CD+1BDA)
\15000→\13990
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《イシュトヴァン・ケルテス・イン・ウィーン/デッカ録音集》
モーツァルト:交響曲
《CD 1》
1) 第25番ト短調K.183、2) 第40番ト短調K.550
【録音】1972年/
《CD 2》
1) 第29番イ長調K.201、2) 第35番ニ長調K.385『ハフナー』
【録音】1972年/
《CD 3》
1) 第33番変ロ長調K.319、2) 第39番変ロ長調K.543【録音】1962年/
《CD 4》
1) セレナード ト長調K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』、
2) 行進曲第1番ハ長調K.408、3) 交響曲第36番ハ長調K.425『リンツ』
【録音】1963年/[モーツァルト・オペラ・フェスティヴァル]
《CD 5》
歌劇『フィガロの結婚』K.492より
1) 序曲、2)「なんということだ」(第1幕)、
3)「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」(第1幕)、4)「恋とはどんなものかしら(第2幕)、
5)「ひどいやつだ」(第3幕)、6)「とうとう嬉しい時が来た…恋人よ、早くここへ」(第4幕)、
7) 歌劇『イドメネオ』K.366より序曲、
歌劇『後宮からの逃走』K.384より
8)「コンスタンツェよ、また会えるとは」(第1幕)、9)「バッカス万歳!」(第2幕)、
10)「ムーアで捕らえられたかわいい乙女」(第3幕)、
11)「ああ、どんなに勝利を望んだことか」(第3幕)
【演奏】
ルチア・ポップ(ソプラノ)(2, 5, 6)、
ブリギッテ・ファスベンダー(メッゾ・ソプラノ)(4)、
ヴェルナー・クレン(テノール)(2,
8-10)、トム・クラウゼ(バリトン)(2, 3,
5)、
マンフレート・ユングヴィルト(バス)(9,
11)【録音】1971年/
《CD 6》
歌劇『魔笛』K.620より
1) 序曲、2)「私は鳥刺し」(第1幕)、3)「なんと美しい絵姿」(第1幕)、
4)「恋を知るほどの殿方には」(第1幕)、
5) 歌劇『ツァイーデ』K.344より「安らかに憩え、私の優しき生命よ」(第1幕)、
歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588より
6) 序曲、7)「さわやかに風よ吹け」(第1幕)、8)「恋の息吹は」(第1幕)、
9)「あなたに捧げた心」(第2幕)、
10) 歌劇『羊飼いの王様』K.208より「私が愛するならいつでも変わるまい」(第2幕)、
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より
11) 「お手をどうぞ」(第1幕)、12)「みんなで楽しくお酒を飲んで(酒の歌)」(第1幕)
【演奏】
ルチア・ポップ(ソプラノ)(4, 5,
7, 10, 11)、
ブリギッテ・ファスベンダー(メッゾ・ソプラノ)(7,
9)、
ヴェルナー・クレン(テノール)(3,
8)、
トム・クラウゼ(バリトン)(2, 4,
7, 9, 11, 12)、【録音】1971年/
《CD 7- 8》
歌劇『皇帝ティートの慈悲』K.621全曲
【演奏】皇帝ティート:ヴェルナー・クレン(テノール)、
セスト:テレサ・ベルガンサ(メッゾ・ソプラノ)、
ヴィテッリア:マリア・カズーラ(メッゾ・ソプラノ)、
セルヴィリア:ルチア・ポップ(ソプラノ)、
アンニオ:ブリギッテ・ファスベンダー(メッゾ・ソプラノ)、
プブリオ:トゥゴミール・フランク(バス)、
ウィーン国立歌劇場合唱団【録音】1967年/
《CD 9》
レクイエム ニ短調K.626(ジュスマイヤー版)
【演奏】エリー・アーメリング(ソプラノ)、マリリン・ホーン(メッゾ・ソプラノ)、
ウーゴ・ベネッリ(テノール)、
トゥゴミール・フランク(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団
【録音】1965年/
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シューベルト:交響曲
《CD 10》
1) 第1番ニ長調D82、2) 第2番変ロ長調D125【録音】1971年/
《CD 11》
1) 第3番ニ長調D200、2) 第6番ハ長調D589【録音】1971年/
《CD 12》
1) 第4番ハ短調D417『悲劇的』、2) 第5番変ロ長調D485【録音】1970年/
《CD 13》
1) 第8番ロ短調D759『未完成』、2) 歌劇『悪魔の別荘』序曲D84、
3) イタリア風序曲ハ長調D591、4) 歌劇『フィエラブラス』序曲D796
【録音】1963年/
《CD 14》
交響曲第9番ハ長調D944『ザ・グレイト』
【録音】1963年/ |
ブラームス:
《CD 15》
1) 交響曲第1番ハ短調Op.68、2) ハイドンの主題による変奏曲Op.56a*
【録音】1973年/
交響曲
《CD 16》
第2番ニ長調Op.73【録音】1964年/
《CD 17》
1) 第3番ヘ長調Op.90、2) 第4番ホ短調Op.98【録音】1972年/ |
《CD 18-19》
ドニゼッティ:歌劇『ドン・パスクワーレ』全曲
【演奏】
ドン・パスクワーレ:フェルナンド・コレーナ(バス)、
ノリーナ:グラツィエラ・スチュッティ(ソプラノ)、
マラテスタ:トム・クラウゼ(バリトン)、
エルネスト:フアン・オンシーナ(テノール)、
公証人:アンジェロ・メルクリアーリ(テノール)、ウィーン国立歌劇場合唱団
【録音】1964年/ |
《CD 20》
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』
【録音】1961年 |
《BDA》
シューベルト:
交響曲1) 第1番ニ長調D82、2) 第2番変ロ長調D125、3)
第3番ニ長調D200、
4) 第4番ハ短調D417『悲劇的』、5) 第5番変ロ長調D485、
6) 第6番ハ長調D589、7) 第8番ロ短調D759『未完成』、
8) 第9番ハ長調D944『ザ・グレイト』、9)
イタリア風序曲ハ長調D591、
10) 歌劇『悪魔の別荘』序曲D84、11) 歌劇『フィエラブラス』序曲D796
【録音】1971年(1-3, 6)、1970年(4,
5)、1963年(7-11)
*1973年4月16日のケルテスの死後、
一部の未収録部分を同年5月14日に指揮者なしで録音 |
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ウィーン・フィル
(CD 1-CD 4, CD 9-CD 17, CD 20, BDA)、
ウィーン・ハイドン管(CD 5, CD 6)、
ウィーン国立歌劇場管(CD 7, CD 8, CD 18,
19) |
ケルテスとウィーン・フィルから生まれた芸術の集大成
デッカより発売され好評を博したイシュトヴァン・ケルテスとロンドン交響楽団によるドヴォルザークの交響曲全集&交響詩に続き、今回は『イシュトヴァン・ケルテス・イン・ウィーン』と題されたCD20枚組の録音集で、ケルテスの美しく巧みな音楽づくりの新たな側面が明らかにされます。
この偉大な指揮者と、世界最高のオーケストラの一つ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との結びつきによって生まれた芸術が集められました。
オリジナル・アナログ・ソースから新規リマスタリングされたシューベルトの交響曲集、ドニゼッティの歌劇『ドン・パスクワーレ』、ドヴォルザークの交響曲第9番も収録。シューベルトの交響曲集と序曲集が収録された24bit/96kHzのBDオーディオ付き。限定盤。
69ページのブックレット(英・仏・独語)には数々のセッション写真も含まれています。
【録音場所】ウィーン
ケルテス&ロンドン響
ドヴォルザーク:交響曲全集 |


483 0744
(9CD + 1BD-Audio)
\9000→\8490 |
《ケルテス&ロンドン響/ドヴォルザーク:交響曲全集(ブルーレイ・オーディオ付)》
ドヴォルザーク:
【CD1】
1) 交響曲第1番ハ短調「ズロニツェの鐘」Op.3,
【CD2】
1) 交響曲第2番変ロ長調Op.4, 2) 交響曲第3番変ホ長調Op.10,
【CD3】
1) 交響曲第4番ニ短調Op.13, 2) 交響曲第5番ヘ長調Op.76,
【CD4】
1) 交響曲第6番ニ長調, 2) 交響曲第7番ニ短調Op.70,
【CD5】
1) 交響曲第8番ト長調Op.88, 2) 交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95,
【CD6-7】
1) レクイエムOp89, 2) 管楽のためのセレナード
ニ短調Op.44,
3) スケルツォ・カプリチオーソ 変ニ長調Op.66,
4) 交響的変奏曲Op.78,
【CD8】
1) 序曲「我が家」Op.62, 2) 劇的序曲「フス教徒」Op.67,
3) 序曲「自然の王国で」Op.91, 4) 序曲「謝肉祭」Op.92,
5) 序曲「オセロ」Op.93,
【CD9】
1) 交響詩「水の精」Op.107, 2) 交響詩「真昼の魔女」Op.108,
3) 交響詩「金の紡ぎ車」Op.109,
【BD-Audio】
CD1-9の収録曲全曲(24bit/96kHz) |
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ロンドン交響楽団 |
ケルテスの名盤が、新リマスター&ブルーレイ・オーディオ付で発売
43歳で高波にさらわれ亡くなった天才指揮者、ケルテスの代表作の一つがこのドヴォルザークでした。
1963〜70年のステレオ録音で、当時のデッカの迫力ある音調と、ケルテスの覇気に満ちた指揮ぶりがうまく結びついた爽快な演奏。
ドヴォルザークの最も素晴らしい特色であるボヘミア的な高揚感を完璧にとらえた録音で、全曲が見事な仕上がりとなっています。
今回の発売にあたって、オリジナル・マスターテープよりアビイ・ロード・スタジオで24bit/96kHzにてリマスター。1枚のブルーレイ・オーディオ・ディスクに全てを収録したものも付属します。
デッカでのケルテスの録音の多くを担当したプロデューサー、レイ・ミンシャルによるレコーディング・ノートとレアな写真を多数含んだスペシャル・ハードブック仕様。
【録音】1963〜1970年, ロンドン、キングズウェイ・ホール |
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<映像>

6/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AUDITE
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ツィンバロンも多用したクルターグの歌曲と室内楽
ジェルジ・クルターグ(1926-):
(1)ある小説からの15の情景 Op.19〜ソプラノ、ヴァイオリン、ツィンバロンとコントラバスのための
(2)8つの二重奏曲 Op.4〜ヴァイオリンとツィンバロンのための
(3)7つの歌 Op.22〜ソプラノとツィンバロンのための
(4)「ある冬の夕暮れの想い出に」 Op.8〜ソプラノ、ヴァイオリンとツィンバロンのための
(5)ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルクの「スクラップブック」Op.37aより〜ソプラノとコントラバスのための
(6)「フェレンツ・ベレーニ70歳へのオマージュ」〜ツィンバロンのための |
ヴィクトリア・ヴィトレンコ(ソプラノ)、ダヴィド・グリマル(ヴァイオリン)、
ルイージ・ガゲーロ(ツィンバロン)、ニーク・デ・グロート(コントラバス) |
セッション録音:2018年12月9-12日/ライプニツ・ザール(ハノーファー・コングレス・セントラム)/ディジパック仕様、60'54"
2019年に93歳を迎えたルーマニア生まれのハンガリーの作曲家による6つの作品を収録したアルバムの登場です。
ブダペストで学び、のちにパリでミヨー、メシアンに師事したクルターグは1960年代の前衛音楽を吸収し、ヴェーベルンの音列技法の発展的一翼を担いました。ハンガリー動乱後も祖国にとどまり、現役作曲家として現在も活躍しております。
クルターグといえば打弦楽器ツィンバロン(ツィンバロム)を多用し、ハンガリーをはじめとする中欧・東欧地域らしさを示した作品を作曲しております。
なお、ここに収録された「7つの歌」と「ある冬の夕暮れの想い出に」はCDとしては初録音となります。
 
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CAVI MUSIC
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大曲から趣味の良い編曲ものまで堂々と弾きこなす技巧派
ムソルグスキー:展覧会の絵
ガーシュイン:3つの前奏曲
アール・ワイルド:ガーシュウィンの歌曲による7つの超絶技巧練習曲集より
第3曲 The Man I Love/第4曲 Embraceable
You/第7曲 Fascinatin' Rhythm
アール・ワイルド:ラフマニノフの歌曲からのピアノ編曲
夜の静けさ Op.4-3/夢 Op.38-5/小さな島
Op.14-2/
春の水 Op.14-11/此処は素晴らしい場所
Op.21-7 |
ベンジャミン・モーザー(ピアノ) |
大曲から趣味の良い編曲ものまで堂々と弾きこなす技巧派
録音:2018年1月/ダーレム、イエス・キリスト教会/63'48''
1981年にミュンヘンの音楽一家に生まれたベンジャミン・モーザーは、2003年アルトゥール・シュナーベル・コンクール第1位、2007年チャイコフスキー国際コンクール5位入賞および聴衆賞など華々しい経歴を持つ若き名手。
ベートーヴェンとシューベルトの最後のソナタを収録したアルバム(4260085533190)に続く2枚目のアルバムが登場。
大曲『展覧会の絵』やアール・ワイルドが編曲した歌曲などを収録しており興味深い内容となっています。ラフマニノフの歌曲の編曲版はめっぽう美しい逸品。
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バッハを得意とするピアニストの面目躍如たる快演
J.S.バッハ:ゴルドベルク変奏曲 BWV 988 |
ステパン・シモニアン(ピアノ) |
録音:2017年5月/NDRロルフ・リーバーマン・スタジオ/79'49''
1981年生まれでモスクワのチャイコフスキー音楽院で学び、非常に優れたバッハ弾きとして名を知られているステパン・シモニアン。バッハの最高傑作のひとつ、ゴルトベルクの録音が登場です。
清楚でくっきりとした響きをベースとした正攻法の演奏ながら、モダン・ピアノならではの力強いタッチや生き生きとしたアクセントが利いており、安心して楽しみつつ、変奏曲それぞれの新たな魅力も発見できる快演となっています。
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HMF
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Camerata Obscura(暗室)シリーズ
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ハルモニアムンディの旧譜(主にバロック音楽)を、アルルの国立写真学校とコラボレーションし、新しい写真を使用したジャケットイメージでお届けするシリーズ
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悪魔のトリル〜タルティーニ:ヴァイオリン作品集
(1)ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
(2)「運弓法(コレッリの作品5からの
ガヴォットによる50の変奏曲)」より(10曲)
(3)ヴァイオリン・ソナタ イ短調
(4)スコルダトゥーラ・ヴァイオリンのためのパストラーレ |
アンドルー・マンゼ(ヴァイオリン) |
バロック・ヴァイオリンの鬼才マンゼの名を世界に知らしめた名盤
録音:1997年5月27‐30日、カリフォルニア
現在は指揮者としても活躍しているバロック・ヴァイオリンの鬼才アンドルー・マンゼが、「妖気」としか言いようがないオーラを放しつつタルティーニに挑んだ名盤。
夢枕に立った悪魔の弾くヴァイオリンをもとに作曲したという伝説で有名な「悪魔のトリル」は、17世紀の偉大なヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ奏者にして作曲家、教師であたタルティーニの最高傑作。
マンゼはこの作品を録音するにあたり、手稿譜、および初版を徹底的に精査し、いわば「マンゼ版」の楽譜をもって演奏しています。さらに、タルティーニが意図したとおり、通奏低音(伴奏)も一切なし、文字通りヴァイオリン一本で演奏しています。世界中で絶賛されたベストセラーCD
です。
レコード芸術特選、仏ハルモニア・ムンディ屈指の名盤。石井宏氏の「誰がヴァイオリンを殺したか」という本で唯一悪魔が宿る演奏として紹介して大ベストセラーとなった。
「 およそこれまでにもろもろの演奏家の弾いたタルティーニの「悪魔のトリル」の凡百の演奏には、音楽の精気らしいものを感じさせるものはひとつもなかった。彼らが演奏してきたものはすべて音楽の形骸の部分で、いわばダシガラであった。だがマンゼの「悪魔のトリル」はダシがらではない。生きて人の心を掴みにくる”音楽”であり、生命体である。・・・悪魔がタルティーニの枕元にもたらした音楽は、マンゼという一個の天才的音楽家の出現によって、三百年の時空を超えて、ここに再び姿を現したといえよう。」(本文より)
昔のジャケット
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ベルリン古楽アカデミー、「四大元素&四季」
(1)ルベル:四大元素
(2)ヴィヴァルディ:四季 |
ミドリ・ザイラー(Vnソロ)
ベルリン古楽アカデミー |
ベルリン古楽アカデミー、「四大元素&四季」!ミドリ・ザイラーのソロの凄みと迫力に圧倒
録音:2009年9月(ベルリン、テルデックス・スタジオ)
生々しい「感触」「手触り」に満ちたルベルとヴィヴァルディ。
ルベル作品冒頭の「カオス」の不況和音は、耳と心にざらざらとした感触を与えますが、決して不快ではないところが、さすがベルリン古楽アカデミー。一気に世界に引き込まれます。
ヴィヴァルディの「四季」も、「夏」の嵐も、弦楽器の弓が弦にひっかかる感触、ミドリ・ザイラーのソロは、まるでロックかと思うような印象。アンサンブルが刻むリズムも、単に激しいだけでなく、打ち付ける雨粒、足元からずぶぬれになるような
錯覚をおぼえるようです。美しい風景画ではなく、どこまでもリアルな感触の「四季」をご堪能ください。
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ヘレヴェッヘ
パーセル:アンセム集〜「メアリー女王の葬送の音楽」
「主にありて喜べ」「主よ、われらが罪を思い出したもうなかれ」
「シオンのラッパを吹き鳴らせ」「わが祈りを聞きたまえ」 他 |
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ |
ヘレヴェッヘによるパーセル
録音:1993年1月
ヘレヴェッヘの真骨頂、陶器のようななめらかな音運びで葬送のための音楽が紡がれていきます。
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ウィリアム・クリスティ
モンドンヴィルのソナタ集
ジャン=ジョゼフ・カサネア・ド・モンドンヴィル(1711〜1772):
声またはヴァイオリン付きのクラヴサン曲集Op.5 |
ウィリアム・クリスティ(チェンバロ)
ユディット・ネルソン(ソプラノ)
スタンリー・リッチー(ヴァイオリン) |
18世紀パリの最重要人物、モンドンヴィルのソナタ集
録音:1980年1月
1752年から1762年にかけて、コンセール・スピリチュエルの音楽監督を務めたモンドンヴィルは、当時のパリにおける最重要作曲家の一人でした。規模の大きな「グラン・モテ」の作曲と演奏で一躍当時の音楽会の話題をさらったことで知られますが、彼の重要な足跡は室内楽にあります。その一つが、ここに収められている「声またはヴァイオリン付きのクラヴサン曲集」。
題名が示すとおり、奏者は、声かヴァイオリンのいずれかを選択できますが、一曲だけ声とヴァイオリンの両方が必要なものがあります。
どの楽章も独創性に溢れたテクスチュアで書かれており、後のモーツァルトやベートーヴェンが歩むこととなるソナタ形式の礎となっているといわれています。
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LIMEN
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CPLT091 C091
(2CD)
¥3600 →\3290
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バイアーノの平均律!しかも3つの楽器を使い分けての録音
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(全曲) |
エンリコ・バイアーノ
(チェンバロ、フォルテピアノ、
クラヴィコード) |
第1、4、9、12、18、19、24番フォルテピアノ
第2、3、5、7、8、10、13、15、16、17、20、21、22番フォルテピアノ
第6、11、14、23番クラヴィコード
(ボーナス)第1番‛&チェンバロ 第18番クラヴィコード
録音:2017年/53'47''、66'12''
1960年ナポリ生まれ、Symphonia レーベルへの録音などで古楽好きなら知っているイタリアの名鍵盤奏者バイアーノがLIMEN
レーベルに登場!
曲はバッハの平均律1巻、しかもチェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコードを使い分けての録音です。絶妙のリズムの崩しがまばゆい色彩変化を生み、各楽器の音色の違いも鮮烈。これは聴き逃せません。
限定生産、シリアルナンバー付き。
商品にはインターネット上で映像やオーディオが楽しめる無料アクセスコードが封入されています。
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メジャーもマイナーも混ぜた、ロマン派ピアノさまざま
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調
Op.22
ルートヴィヒ・シュンケ:アンダンテ ヘ短調『
郷愁』
シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番 イ短調
Op.164 D537
ルイジ・フェルナンド・カサモラータ:3つのロマンス
リスト:バッハのカンタータ『泣き、歎き、憂い、怯え』の主題による変奏曲 |
グレゴリオ・ナルディ(ピアノ) |
録音:2014年/74'49''
ルートヴィヒ・シュンケ(ドイツ、1810-1834)とルイジ・フェルナンド・カサモラータ(イタリア、1807-1881)、2人のあまり取り上げられない作曲家の作品を収録。どちらもロマン派の魅力的な音楽で、他の収録曲との統一感も取れた面白いプログラムとなっています。ベートーヴェンのソナタは軽やかで明るい演奏。リストは技巧をものともせず堂々と奏でています。
限定生産、シリアルナンバー付き。
商品にはインターネット上で映像やオーディオが楽しめる無料アクセスコードが封入されています。
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シュターツカペレ・ドレスデンでも弾いていたチェロ奏者
カサド:愛の言葉
グラナドス:『ゴィエスカス』からの間奏曲
グラナドス:スペイン舞曲 第5番
エンニオ・ポッリーノ:I canti della schiavitu
- Il sogno dello schiavo
ジュゼッペ・レイチェル:No potho reposare
ホセ・ブラガート:Graciela Y Buenos Aires,
Tango para cello y piano
ピアソラ:エスクアーロ
マルケス:ダンソン
ピアソラ:オブリヴィオン
ペドロ・イトゥラルデ:Pequena Czarda |
ロベルト・ヴィト(チェロ)
クロリンダ・ペルフェット(ピアノ) |
録音:2016年/47'39''
「デュオ・ペルフェット」の名で活動している二人組によるアルバムです。
チェロのロベルト・ヴィトは1971年ドレスデン生まれで1986年にライプツィヒのJ.S.バッハ・コンクールで優勝。過去にシュターツカペレ・ドレスデンに所属し、レヴァイン、ハイティンク、シノーポリらの指揮で演奏したこともあります。
限定生産、シリアルナンバー付き。
商品にはインターネット上で映像やオーディオが楽しめる無料アクセスコードが封入されています。
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KORAMANT RECORDS
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世界初録音!忘れ去られた味わいのメロディ
ヨハン・ヨゼフ・レスラー(1771-1812):
ピアノ協奏曲 変ホ長調
交響曲 ハ長調 |
アレナ・ヘニゴワ(フォルテピアノ)
イジー・スィハ(指揮)
アイゼンベルク管弦楽団(古楽器使用) |
録音:2018年/57'34''
ボヘミアの作曲家ヨハン・ヨゼフ・レスラーの近年発見された協奏曲と交響曲を収録。レスラーは19世紀までは名の知られた作曲家でしたが、20世紀以降忘れられていた存在でした。2曲とも世界初録音です。オーケストラの扱いがなかなか面白く、木管楽器が活躍しコミカルな楽想もありとても楽しめます。ピアノもモーツァルトとベートーヴェンの中間でユーモアと技巧を織り交ぜ駆け抜けるような爽快さが心地よいです。
交響曲は若干小規模なものの壮大な序奏が付いた4楽章構成。小さな動機で始まるフィナーレは対位法的展開がチラリと顔をのぞかせ、モーツァルトの『ジュピター』を思わせます。味わい深い旋律が印象的な2曲、ぜひお試しください。
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NAIVE
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2018年グラモフォン・アワード受賞アーティスト、デルフィーヌ・ガルー。ヴィヴァルディ・エディションより一挙2タイトル登場! |
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ヴィヴァルディ:
コントラルトのためのアリアとカンタータ集 |
デルフィーヌ・ガルー(アルト)
アッカデミア・ビザンチナ
オッターヴィオ・ダントーネ(指揮) |
・アリア「子は飲むだろう(Liquore ingrato)」〜歌劇『ティート・マンリオ』RV
738より
・アリア「愛をもって不運な無実を守れ(L'innocenza
sfortunata)」 〜歌劇『ティエテベルガ』RV
737より
・アリア「愛しい目よ(Care pupille)」〜歌劇『ラ・カンダーチェ』RV
704より
・カンタータ「おお、私の最も美しい紫衣(O
mie porpore piu belle)」RV 685
・アリア「私は行く、誠実で絶望した愛しい人を助けるために(Andro
fida e sconsolata)」〜
歌劇『ティート・マンリオ』RV 738より
・アリア「そうとも、私の愛する誠実な表情よ(Sì,
si bel volto che v'adoro)」〜歌劇『ラ・カンダーチェ』RV
70より
・アリア「純粋な魂よ、おそれるな(Semplice
non temer)」オペラ『試練の中の真実』RV 739より
・カンタータ「親切なフェーブスが照らすように(Qual
in pioggia dorata)」RV 686
・アリア「私の悲しみをやわらげるため(Per
dar pace al tuo dolore)」〜歌劇『ラ・カンダーチェ』RV
704より
・アリア「恋をしている魂にとってそれはやさしいこと(E
pur dolce ad un'anima amante)」〜
歌劇『ジュスティーノ』RV 717より |
宗教作品とオペラのアリア集
録音:2018年2月20-23日
ヴィヴァルディのオペラ・アリアと宗教作品集。アリアもカンタータも実にドラマティックです。

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ヴィヴァルディ:宗教作品集
・悲しめるイスラエルの娘たち RV 638
・讃美歌 汝の兵士らの神 RV 612
(二重唱/テノール:アレッサンドロ・ジャングランデ)
・『聖母マリア昇天祭のために』〜
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(2重オーケストラ)
・サルヴェ・レジーナ RV 618
・草原ではなく RV 641
・レジーナ・チェリ RV 615 |
デルフィーヌ・ガルー(アルト)
アッカデミア・ビザンチナ
オッターヴィオ・ダントーネ(指揮) |
表情豊か、器楽パートも超充実の宗教作品集
録音:2018年1月
ヴィヴァルディの宗教作品集。アレルヤの楽章の華やかさから、おごそかな表情まで、ヴィヴァルディのスタイルの幅広さにあらためて深く聴き入るばかりです。
デルフィーヌ・ガルー(アルト)
パリ出身。ソルボンヌ大学で哲学を学ぶかたわらピアノと歌を学ぶ。バロック音楽を中心に演奏活動を展開。
ヘンゲルブロック、ロト、クリスティ、サヴァール、マルコンら指揮者が率いるアンサンブルと共演多数、ロイヤル・オペラハウス、スカラ座ほかでの登場多数。
2018年、「アジタータ」(アルファ・クラシックス)のディスクがグラモフォン賞のベスト・リサイタル・オブ・ザ・イヤー賞に輝いた。
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SIMAX(キング・インターナショナル)
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The Art of Emotions〜
C.P.E.バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン |
井上裕子(フォルテピアノ) |
C.P.E.バッハ:
・識者と愛好家のための曲集 第5巻より
幻想曲ハ長調とロンド ハ短調 Wq.59
【ファンタジア ハ長調/ロンド ハ短調】
・ソナタ ト短調 Wp.65/17
ハイドン:ソナタ 変イ長調 Hob.XVI.46
モーツァルト:幻想曲(前奏曲)とフーガK.383a(394)
ベートーヴェン:
バレー音楽・プロメテウスの創造物のテーマによる15の変奏曲とフーガ ホ長調
作品35(エロイカ変奏曲) |
200年の時を超えて奏でる感動の芸術、井上裕子デビュー・アルバム!
フォルテピアノ:エドウィン・バンク・コレクション、製作者不明/1785年頃製
録音:2018年3月16-18日、エドウィン・バンクのアトリエ、エンスヘーデ、オランダ/輸入盤・日本語帯・解説付
輸入盤:[SIMAX] PSC.1372
欧州を拠点に活躍する日本人フォルテピアノ奏者の井上裕子デビュー・アルバムが、ノルウェーのSIMAX
レーベルよりリリースされます。
井上裕子の鍵盤奏者としての原点だというC.P.E.バッハの作品を中心に彼に影響を受けたハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの作品を収録しています。
まず、その自由で豊かな表現力に魅せられ、モダンピアノからの転向のきっかけとなった彼女が特別に想いを寄せてきた作品「C.P.E.バッハ:識者と愛好家のための曲集 第5巻」が冒頭に収録されています。
4人の時代の異なる作曲家の作品を演奏するために、今回の録音に使用されたのは、楽器修復師であり素晴らしいコレクションをもつエドウィン・バンク氏所有の、1780年代に製作された楽器。鍵盤の音域は、ベートーヴェンのエロイカ変奏曲も演奏可能な5
オクターブ。
デビュー・アルバムにして最高の舞台が揃った井上裕子渾身の演奏。今後より一層の活躍が期待される1枚です。
井上裕子(いのうえ ゆうこ)
両親の手ほどきでピアノを始める。早くから作曲や即興演奏を学び、ジュニアコンサートや音楽祭へのゲスト出演など、多くの演奏会を経験。その後、都立芸術高校を経て東京音楽大学に入学。在学中、ピリオド楽器による演奏に感銘を受け、チェンバロ科へ転科、同時にフォルテピアノ、クラヴィコード奏法、音楽学的アプローチについても学び、2002
年東京音楽大学院を卒業。2004年・東京でのデビューリサイタル後、ソリスト・通奏低音奏者として幅広いコンサート活動を経た後、イタリアへ渡り、更に研鑽を積む。
2011年に訪れたノルウェーの音楽祭にてシェティル・ハウグサン氏に出会い、その演奏スタイル、音楽的な教授法に心酔してドイツに移住。ケルン音楽大学にてさらなる研鑽を積み、修了リサイタルでは満場一致の最高点を獲得し卒業。その後、Konzertexsamen
を取得。
在学中から様々な古楽音楽祭、コンサートに出演しているが、ボン交響楽団との共演では、『すでに、演奏家として十分なキャリアのある井上裕子は、確かな技術と音楽性で観客を沸かせた。特にバッハの緩徐楽章では、美しいメロディーを朗々と歌い上げ、強い印象を残した。』と、コンサートレビューにて評価された。
彼女のもつレパートリーは特筆に値するもので、初期イタリアバロックから、オランダ・ドイツ・フランス後期バロック、フォルテピアノに移行して古典派までと実に幅広い。また、通奏低音奏者としても、ケルン室内楽管弦楽団・アーヘン交響楽団・ノルウェー古楽オーケストラや、世界的バロックトランペット奏者、フリーデマン・インマー氏らと共演し、高い評価を得ている。
独自の活動としては、トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバとのトリオ、"Les
Triolets"、師であるシェティル・ハウグサンド氏とのチェンバロ・デュオ"DuoÆ"
等がある。2015年より、リングエ国際夏季古楽アカデミー(ノルウェー)の公式伴奏者等を務めている。

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CHALLENGE RECORDS
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クラシカル・インスパイアード・ジャズ!
バッハ、ストラヴィンスキー、アイヴズ、シマノフスキ他、
アレックス・ロア&ウィアーディア/カロル |
アレックス・ロア(ss)
グレン・ザレスキ(p)
デズモンド・ホワイト(b)
アラン・メドナード(ds)
ジョージ・ガーゾン(ts) |
☆ニューヨーク最前線で活躍するサクソフォン奏者&コンポーザー、アレックス・ロア!
☆バッハ、ストラヴィンスキー、アイヴズ、シマノフスキ他、クラシカル・インスパイアード・ジャズ!
アレックス・ロアは、マンハッタンを拠点に活動し、現在のニューヨークのジャズ・シーンでもっとも必要とされているアルト・サクソフォン奏者の一人。
リー・コニッツ、ジョージ・ガーゾン、ジェリー・バーガンジー、ジェームズ・ムーディ、スティーヴ・ウィルソンらの指導を受け、作曲家としては、ヨーロッパのクラシック音楽から、現代のジャズ&ポピュラー音楽シーンで影響力のあるアーティストまで、多くのジャンルを取り入れています。
アレックス・ロアのサード・アルバム「カロル」(カロル・シマノフスキのファーストネームより)は、バッハ、ストラヴィンスキー、アイヴズ、シマノフスキ、スクリャービンらクラシックの大作曲家を中心に、16世紀ルネサンス時代の作曲家マッダレーナ・カスラーナ、20世紀アメリカの作曲家ヘンリー・カウエル、ジュリアス・イーストマンらの音楽をフィーチャーした作品集。アレックス・ロア・カルテットに、これまでのアルバムやライヴでも度々共演してきた重鎮テナー、ジョージ・ガーゾンをゲストに加え、クラシカルなサウンドをベースにしながらもスマートで洗練された現代ジャズを聴かせてくれます。
※こちらのタイトルは、ジャズご担当者様へもご案内しております。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<国内盤>
コウベレックス
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MOON STONES 〜ピアノとヴァイオリンによるDuo〜
サン=サーンス:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 ニ短調 作品75
フランク:
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 |
MOON STONES:
【宮本聖子(ピアノ)、
馬渕清香(ヴァイオリン)】 |
MOON STONES結成10年記念ファーストアルバム!サン=サーンス&フランク:ヴァイオリン・ソナタ!
録音:2019年2月19-20寝屋川市立地域交流センター アルカスホール
製作:花音楽企画/録音・販売元:コウベレックス/51分53秒
MOON STONES(宮本聖子&馬渕清香)の結成10年を記念して、待望のファーストアルバム。
毎年6月に定期演奏会を開催し「本格的ながら楽しいコンサート」をモットーにファンを魅了してきたピアノの宮本聖子と
ヴァイオリンの馬渕清香。
今回はサン=サーンスとフランクの代表作を収録。多岐にわたる演奏活動で培ってきたそれぞれの楽器への愛を超え、懐の深い穏やかな挑戦へと向かう。デュオ演奏のヴィルトゥオーソとして聴く人を惹きつけてやまないフランスのロマン派アルバムとなった。
MOON STONES は2人が同じ誕生日である6月の誕生石からユニットを命名。
●宮本 聖子 MIYAMOTO SEIKO ピアノ
東京音楽大学ピアノ演奏家コースを経てベルリン芸術大学を最優秀の成績で卒業。その後同大学Konzertexamen
(国家演奏家資格コース)にて研鑚を積む。全日本学生音楽コンクール高等学校の部西日本大会第2位入賞。ペスカーラ国際ピアノコンクール審査員特別賞受賞。セニガリア国際ピアノコンクール入選。第2回神戸芸術センター記念ピアノコンクール銅賞。留学中より日本、ドイツなどで演奏活動を行う。現在は大阪を拠点にソリスト、室内楽奏者、伴奏者として活動するとともに、相愛大学音楽学部講師として後進の指導にも精力的に当たっている。ピアノを出口美智子、故中島和彦、故田村宏、竹尾聆子、ライナー・ベッカー、パスカル・ドゥヴァイヨンの各氏に師事。大阪府出身。
●馬渕 清香 MABUCHI SAYAKA ヴァイオリン
3歳よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール第1位。桐朋学園大学卒業後、ヨーロッパ各地の音楽祭などで研鑽を積む。イタリア・シエナのキジアーナ音楽祭にてファイナルコンサート出演キジアーナ・ディプロマ賞を受賞。クラシック音楽の素晴らしさを聴衆の皆さまと一体となって味わえるよう、お話や演出にも趣向を凝らした自主公演の企画に力を入れている。『四次元三重奏団vol.1&vol.2』『琥珀vol.1&vol.2』の計4枚のCDをリリース。また、2019年1月には初のソロアルバム『SAYAKA
MABUCHI SOLO RECITAL』を発売。現在、室内楽をはじめ、ソロやオーケストラでも活動。ヴァイオリンを小国英樹、原田幸一郎、工藤千博、田辺良子 各氏に師事。大阪府出身。
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