SOMM
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SOMMCD0197
(2CD)
¥3800
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ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ集と現代の作品集 第2集 |
クリシア・オソストヴィッツ(ヴァイオリン)
ダニエル・トン(ピアノ) |
【CD1】
1-2.クルト・シュヴァーツィク(1935-) :
Unterwegs nach Heiligenstadt ハイリゲンシュタットへの道〜世界初録音
3-5.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ
第6番 イ長調 Op.30-1
6-8.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ
第9番 イ長調「クロイツェル」Op.47
9.マシュー・テイラー(1964-):Tarantella
Furiosa タランテッラ・フリオーサ‛&世界初録音
【CD2】
1.フィリップ・アシュワース(1983-):エア&世界初録音
2-5.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ
第7番 ハ短調 Op.30-2
6-9.デイヴィッド・マシューズ(1943-):ソナチネ
Op.128&世界初録音
10-13.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ
第10番 ト長調 Op.96 |
録音 2011年2月23-24日、5月29日、11月13-14日、12月18日 Cedars
Hall, Wells, Somerset
ベートーヴェンの10曲のヴァイオリン・ソナタと、10人の現代の作曲家たちによる"ベートーヴェンからインスパイアされた作品"を併せた「BEETHOVEN
PLUS」シリーズの第2集。ベートーヴェンの中期から後期に書かれた充実のソナタ4曲と、現代作曲家たちの思い思いの作品が収録されています。
シュヴァーツィクの崇高な作品からは、彼がベートーヴェンに対する思いを感じることができるでしょう。他にはクロイツェル・ソナタの最終楽章のアンコールの役割をなすテイラーの旋風のようなタランテッラ、抒情的なアシュワースのエア、ベートーヴェン作品を徹底的に研究して仕上げたというマシューズのソナチネを収録。これらはどれほど時を経たとしても、ベートーヴェン作品がその時代に与える影響の強さを知ることができる魅力的な作品です。
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ピーター・ドノホー(ピアノ)
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ集
第2集
ピアノ・ソナタ 第7番 ハ長調 K309
1.第1楽章:Allegro con spirito
2.第2楽章:Andante un poco adagio
3.第3楽章:Rondeau – Allegretto
grazioso
ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 K311
4.第1楽章:Allegro con spirito
5.第2楽章:Andante con espressione
6.第3楽章:Rondeau (Allegro)
ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K310
7.第1楽章:Allegro maestoso
8.第2楽章:Andante cantabile conespressione
9.第3楽章:Presto10.ロンド イ短調 K511 |
ピーター・ドノホー(ピアノ) |
録音 2019年3月3.4日 Royal Birmingham Conservatoire
第1集(SOMMCD0191)に続くピーター・ドノホーが弾くモーツァルトのピアノ・ソナタ集。
1953年生まれのピーター・ドノホー。イヴォンヌ・ロリオに師事し、1982年のチャイコフスキー国際コンクールに1位なしの2位に入賞、世界的に注目を集めました。
一時期バーミンガム市交響楽団の打楽器奏者として在籍していたという異色の経歴を持つ彼は、サイモン・ラトルとは数多く共演をするなど、イギリス屈指のピアニストとして活躍しています。
幅広いレパートリーを持つことで知られますが、2018年から取り組んでいるモーツァルトのピアノ・ソナタ集の録音は、彼の円熟した音楽性と、味わい深い音色が楽しめるもので、第1集がリリースされた際にも「確実に次のアルバムが聴きたくなる演奏」と評価されました。
この第2集ではモーツルトがパリに旅行した1777年から1778年に書かれた作品を収録。母の死の直後に書かれたイ短調に呼応するかのように、その10年後に書かれたロンド
イ短調(父の死を経験する)が置かれた印象的な選曲です。
すでに「完全復活」などという時期は過ぎたと思うが、こうしたホンモノが大作を続けてリリースしてくれるのはほんとにうれしい。
でももっともっと認知されるようになるまで何度でも下記アルバムをご紹介し続けます。
ドノホー、聞きましょう。

ピーター・ドノホーは1953年生まれのイギリスのピアニスト。
マンチェスターに生まれ、王立ノーザン音楽大学にてデレク・ワインダムに師事した後、パリでイヴォンヌ・ロリオに師事。
一時期バーミンガム市交響楽団に打楽器奏者として在籍するも、1982年チャイコフスキー国際コンクールに1位なしの2位をウラディーミル・オフチニコフと分け合ったことによって、俄然ピアニストとして注目を集めた。
1992年にシンシナティのホテルの窓で左手の指を傷めるが、手術を受けて間もなく演奏可能にまで快復することができた。
バーミンガム市交響楽団との縁から、サイモン・ラトルのお気に入りのピアニストの一人として数々の演奏会や録音で共演を重ね、2002年にラトルがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任してから最初の演奏会でも共演を果たした。
驚異的なレパートリーの広さを誇っており、協奏曲だけでも160曲を数えるという。
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SOMMCD255
【旧譜】
¥2400
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エルガー(1857-1934):付随音楽「アーサー王」他
1-3.イギリスの精神 Op.80
4.誇らしき感謝の言葉を持って
5.カリヨン Op.75
6-30.付随音楽「アーサー王」 |
ジュディス・ハワース(ソプラノ)‛&1-3
サイモン・キャロウ(ナレーター)‛&5
ジョン・ウィルソン(指揮)‛&1-5
ロンドン交響合唱団‛&1-4
フィルハーモニア管弦楽団‛&1-4
BBCコンサート・オーケストラ‛&5
ベン・パーマー(指揮)‛&6-30
セント・ポール管弦楽団‛&6-30 |
録音 2014年4月23-24日 Henry Wood Hall,
UK‛&1-4/2012年2月13日 Watford
Colosseum, UK‛&5/2014年3月24日
St.Mary's Church,Walthamstow, London, England,
UK‛&6-30
イギリスの詩人ローレンス・ビニョン(1869-1943)。後に大英帝国博物館の東洋美術部長となり、日本を含む東洋美術の権威となった人ですが、第一次世界大戦開戦時、戦争の哀悼について書かれた彼のいくつかの詩は広く知られており、なかでも「追悼の歌」はイギリスだけではなく、あらゆる戦争犠牲者へのオマージュとして賛美されてきました。
エルガーもビニョンの詩に強く感化され、3部からなる「イギリスの精神」と「誇らしき感謝の言葉を持って」を作曲しました。以降、エルガーとビニョンは良好な関係を築き、1923年に作曲された「アーサー王」の劇音楽もビニョンとのコラボレーションであり、また1914年に作曲されたカリヨンにも、ビニョンが新たな歌詞を付けたことも知られています(この録音は元の
ヴァージョンであるカマルツの詩によるヴァージョンです)。
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SOMMCD0129
【旧譜】
¥2400
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ディーリアス(1862-1934):2台ピアノ編曲による管弦楽作品集
第2集
1.夜想曲 「パリ、大都会の歌」(J.ブーツによる2台ピアノ編)
2.交響詩「おとぎ話」(B.デールによる2台ピアノ編)
3.幻想的舞曲(E.バートレット、R.ロバートソンによる2台ピアノ編)
4.小管弦楽のための2つの小品-第2番 川辺の夏の夜
(P.ウォーロックによる2台ピアノ編)
5.高い丘の歌(P.グレインジャーによる2台ピアノ編) |
サイモン・キャラハン(ピアノ)
竹ノ内博明(ピアノ) |
録音 2011年9月15-16日 Adrian Boult Hall,
Birmingham Conservatoire, Birmingham,England,
United Kingdom
ディーリアスの管弦楽作品を2台ピアノで演奏するシリーズ第2集。第1集(SOMMCD0112)と同じく、サイモン・キャラハンと竹ノ内博明の2人が見事なテクニックで息のあった演奏を披露しています。オーケストラの仄かな響きが美しい「川辺の夏の夜」も、ピアノ編曲版にすることで複雑な和声が鮮やかに紐解かれます。
ブーツが編曲した「パリ、大都会の歌」は賑やかな都会の夜の風景が騒音も含めて表現されており、闊達なピアノの音とともに鮮やかな風景が目に浮かびます。ディーリアスが心のふるさととして憧れていたノルウェーの民話を元に作曲した「おとぎ話」も、原曲のオーケストラ版とは違う響きで聴き手を魅了します。
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SOMMCD257
【旧譜】
¥2400
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パリー(1848-1918):イギリスの抒情詩による12の歌曲集
第1集
1-4.イギリスの抒情詩集 第1集【私の本当の愛/おやすみ/恋人が休むところ/柳の歌】/
5-9.イギリスの抒情詩集 第2集
【おお、私のミストレス/その唇を奪い取る/私には嘆かないで/吹け吹け冬の嵐/つららが壁にぶら下がった時】/
10-12.イギリスの抒情詩集 第3集より
【戦争に行くことについてルーカスへ/刑務所からアルテアへ/ポールとウォン、なぜそのように】/
13.イギリスの抒情詩集 第4集-第4曲 もう泣かないで、悲しみの泉よ/14.イギリスの抒情詩集
第3集-第6曲 すべての苦しみの/
15.イギリスの抒情詩集 第5集-第4曲 私の棺の上に花束を置く/
16.イギリスの抒情詩集 第11集-第7曲 芸術よ、なぜあなたはゆっくりと/
17-21.イギリスの抒情詩集 第7集より【好色なシルヴィー/影をたどって/とどまって歌う小鳥/私はこころを偽った/ジュリア】/
22.イギリスの抒情詩集 第10集-第6曲 夜遅くまで静かな/23.イギリスの抒情詩集
第12集-第2曲 花が咲く/
24.イギリスの抒情詩集 第12集-第3曲 ロザリン/25.イギリスの抒情詩集
第5集-第3曲 気難しい年寄りと若者/
26.イギリスの抒情詩集 第6集-第6曲 緑の森の木の下で/27.ソネット第32番:If
Thou Survive My Well-Contended Day/
28-31.4つのシェークスピアによるソネット【第29番/第87番/第18番/第30番】 |
スーザン・グリットン(ソプラノ)‛&1-4.15.22-23.25/ジェイムス・ギルクリスト(テノール)‛&5-9.13.24.27-31/
ロードリック・ウィリアムズ(バリトン)‛&10-12.14.16-21.26/アンドリュー・ウェスト(ピアノ) |
録音 2015年4月15日 Turner Sims Concert
Hall, University of Southampton,United Kingdom
ピアニスト、アンドリュー・ウェストが企画したヒューバート・パリーの「イギリスの抒情詩に歌曲集」シリーズの第1集。全曲を録音するにあたり、イギリスにおける現代最高の3人の歌手、スーザン・グリットン、ロードリック・ウィリアムズ、ジェイムズ・ギルクリストを起用するだけでなく、音楽学者ジェレミー・ディブルの熱心な研究による校訂版スコアを用いることで、資料的にも価値ある作品が完成しました。12巻からなる歌曲集には、さまざまな表情を持つ歌が含まれており、同時代のドイツ、フランス歌曲とはまた違う郷愁を含んだ繊細な曲調が魅力的。もちろん美しいピアノ・パートも聴きどころです。
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SOMMCD0151
【旧譜】
¥2400
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マスネ(1842-1912):歌曲集
1.恋する女は夢中になる/2.あなたが私に話しかけようとしてくれたなら/
3.内心からの歌-第2曲 ミニョンヌに/4.美しい瞳を愛す/5.リュイソーの歌/
6.対話の夜想曲/7.4月の詩 Op.14-第8曲 さよなら/8.愛してる/
9.アマランスの木の歌-第2番:森の小鳥/10.聖テレーズ/11.オラースとリディ/
12.酔っ払いのコップ/13.すべて過ぎ去り/14.人のうわさ/
15.アマランスの木の歌-第4番:リュイソーについて/16.出発/
17.愛の歌-第6曲:おお!終わらないで、素敵な夜、聖なる夜よ/18.時と愛/
19.センティエの道/20.恋する女/21.閉じた眼/22.恍惚/23.永遠/24.マントゥーズ・シェリー |
クリスティーネ・トッチ(メゾ・ソプラノ)‛&5.9.15.17.18/ニコ・ダーマニン(テノール)‛&6.11.15.18/
スティーヴ・スワロー(コントラバス)‛&8/ガブリエラ・スワロー(チェロ)‛&14.21/
サリー・シルヴァー(ソプラノ)‛&1-24/リチャード・ボニング(ピアノ)‛&1-24 |
録音 2014年4月14.15.16日 Blackburn Hall,
National Opera Studio, London United Kingdom
優れたオペラ指揮者として知られるリチャード・ボニングは、知られざるイギリス・オペラの復興や、フランス歌曲の録音に熱心であり、ソプラノ歌手サリー・シルヴァーとは、自身がピアノ伴奏を務めたウォレスやパルフェなどイギリス近代作曲家の歌曲をリリースしています。マスネの歌曲は2012年にGUILDレーベルからリリースしたアルバムに次ぐ2枚目の録音。
どれもも洗練された旋律と洒落た雰囲気を持つ愛らしい曲です。収録された24曲のうち10曲はアンサンブル形式であり、メゾ・ソプラノのトッチとテノールのダーマニンが参加、美しいハーモニーを聴かせます。
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SOMMCD0153
【旧譜】
¥2400
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グラズノフ/シベリウス/ドヴォルザーク:ヴァイオリン作品集
1-3.グラズノフ(1865-1936):ヴァイオリン協奏曲
イ短調 Op.82
シベリウス(1865-1957):ユモレスク
4.第1番 ニ短調 Op.87-1/5.第2番 ニ長調
Op.87-2/
6.第3番 ト短調 Op.89a/7.第4番 ト短調
Op.89b/
8.第5番 変ホ長調 Op.89c/9.第6番 ト短調
Op.89d/
10-12.ドヴォルザーク(1841-1904):ヴァイオリン協奏曲
イ短調 Op.53 |
エフィ・クリストドゥールー(ヴァイオリン)
ジョン・カリュー(指揮)
ボーンマス交響楽団 |
録音 2014年8月5-6日 The Lighthouse, Poole,
Dorset, United Kingdom
ギリシャ出身のヴァイオリニスト、クリストドゥールーが弾くロシア、東欧、北欧の作品集。
どの曲もドイツ・ロマン派、とりわけブラームスの伝統を感じさせながら、地域の特色を生かした作風を特徴としています。
レオポルド・アウアーに献呈されたグラズノフのヴァイオリン協奏曲は重厚なハーモニーを持つ抒情的な曲。とりわけ第1楽章第1主題の哀愁漂うメロディが印象的です。シベリウスの「ユモレスク」は彼のヴァイオリン協奏曲とは違う、ユニークな軽快さと愛らしさを持つ小品集。ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲は、郷愁たっぷりの旋律で知られる名作。終楽章のロンドはチェコ民謡から採られた特徴的なリズムを持っています。
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SOMMCD0154
【旧譜】
¥2400
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ジョン・マッケイブ(ピアノ)
グリーグ(1843-1907):ノルウェー舞曲集/気分
1-7.気分 Op.73
8-24.スレッター:ノルウェーの農民舞曲 Op.72 |
ジョン・マッケイブ(ピアノ) |
録音 1978年11月13日 St George the Martyr,Borough
High St,London SE1 1JA, UK
イギリスの作曲家でピアニストとしても知られたジョン・マッケイブ(1939-2015)。ハイドン演奏のスペシャリストであるとともに、イギリス近現代作品を積極的に紹介した功績が讃えられています。
あまり知られていませんが、実はマッケイブはグリーグ作品を大変愛しており、生涯に渡ってグリーグを崇拝していました。とりわけ各地の民謡を集めた「スレッター」はマッケイブの愛奏曲であり、この刺激的な作品から多くノインスピレーションを得たと語っています。
アルバムの録音は1978年に行われましたが、オリジナル・テープの損傷が激しかったため、SOMM
RECORDINGSのエンジニア、マーティン・ニコラスとポール・アーデン・テイラーがテープを丁寧に修復、アナログの温かい響きはそのままに、明快なサウンドとして蘇ったというものです。
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SOMMCD0156
【旧譜】
¥2400
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エマ・ジョンソンと仲間たち
1-6.シューベルト(1797-1828):八重奏曲 ヘ長調
D803
7.クルーセル(1775-1838):協奏的三重奏曲「ポプリ」Op.10 |
エマ・ジョンソン(クラリネット)
マイケル・トンプソン(ホルン)
フィリップ・ギボン(ファゴット)
クリス・ウェスト(コントラバス)‛&1-6
カルドゥッチ弦楽四重奏団‛&1-6 |
録音 2014年10月11日 ライヴ Turner Sims,
Southhampton, United Kingdom
17歳で「BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」コンクールを制し、一躍人気者となったクラリネット奏者エマ・ジョンソン。その翌年モーツァルトのクラリネット協奏曲を録音して以来、世界中で50万枚を超えるCD売り上げ総数を誇る彼女ですが、ここでは親しい仲間たちとともに2つの作品を演奏しています。シューベルトの八重奏曲に添えられたのは、スウェーデンの作曲家クルーセルの珍しい作品。
セレナードの形式を思わせるホルンとファゴット、クラリネットのアンサンブルが美しい注目曲です。シューベルトではカルドゥッチ四重奏団とコントラバス奏者クリス・ウェスト、クルーセルではマイケル・トンプソンとフィリップ・ギボン、各々名手たちが参加、親密で楽しいアンサンブルを披露しています。
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SOMMCD0157
【旧譜】
¥2400
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マシューズ/ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲集
1-4.デイヴィッド・マシューズ(1943-):ピアノ五重奏曲
Op.92
5-9.ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ五重奏曲
ト短調 Op.57 |
マーティン・カズン(ピアノ)
ヴィリアーズ四重奏団 |
録音 2015年1月20-21日 Jacqueline du Pré
Music Building,St. Hilda's College,Oxford,
Englang, UK
SOMMレーベルに録音したラフマニノフやグラズノフでの情感溢れる演奏が好評を博しているピアニスト、マーティン・カズン。このアルバムではNAXOSレーベルでもおなじみ、イギリスのアンサンブル"ヴィリアーズ弦楽四重奏団"とともに、ショスタコーヴィチとマシューズのピアノ五重奏曲を演奏しています。マシューズの作品は世界初録音となるもので、古典的な形式による美しい作品です。
第2楽章にタンゴが置かれているところが現代的と言えるでしょう。ピアノと弦楽の華やかな掛け合いが聴きどころです。20世紀における最も偉大な作品の一つであるショスタコーヴィチの「ピアノ五重奏曲」での緊張感に満ちた掛け合いも見事です。
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SOMMCD0158
【旧譜】
¥2400
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ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ&4つの厳粛な歌
1-3.チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
4-7.チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99
8-11.4つの厳粛な歌 Op.121
(A.ベイリー、D.B.シャフランによるチェロとピアノ編) |
アレクサンダー・ベイリー(チェロ)
ジョン・スウェイツ(ピアノ) |
録音 2015年5月18-21日 Gert Hecher Klavier-Athelier,Vienna,
Austria
1956年、イギリスのストックボートで生まれたアレクサンダー・ベイリー。ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏に触れて感銘を受けた彼は12歳でチェロを始め、みるみる頭角を現しました。英国王立音楽院で学んだ後、ウィーン音楽大学でアンドレ・ナヴァラに師事し、幅広いレパートリーを持つチェリストとして世界中で活躍しています。
このアルバムは2016年、彼の60歳を記念してリリースされたもので、ベイリーは幼い頃に影響を受けたデュ・プレに敬意を表し、彼女が愛したブラームスの2曲のソナタと、ベイリーとシャフランが編曲した「4つの厳粛な歌」を演奏しています。またこのアルバムで使用されたピアノはブラームスの時代に作られた3種類の楽器で、Ronisch、Ehrbar、Streicher、それぞれが生み出す特徴ある19世紀の響きも聴きどころです。
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SOMMCD0121
【旧譜】
¥2400
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モンポウ(1893-1987):ピアノ曲選集 第1集
1-6.歌と踊り 第1番-第6番
7-9.ペゼブレ
10-18.内なる印象
19-32.ショパンの主題による変奏曲 |
クレーリア・イルスン(ピアノ) |
録音 2011年2月3-4日 Church of All Saints,
Childs Hill, London, United Kingdom
ロンドンを拠点に活躍するブラジル出身のピアニスト、クレーリア・イルスン。彼女はリオ・デ・ジャネイロ音楽学校で学んだのち、ネルソン・フレイエやジャック・クライン、スティーブン・コヴァセヴィッチらに師事、数多くのコンクール受賞歴を持つだけでなく、南米作曲家の作品を中心に幅広いレパートリーを持つピアニストです。
このアルバムで彼女は「歌と踊り」から第1番〜第6番(残り7曲は第2集で演奏)と、「ペセブレ」、「内なる印象」、「ショパンの主題による変奏曲」を含むモンポウの代表作を演奏、なかでも「内なる印象」では作品の持つ内省的な雰囲気を入念に伝えています。
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SOMMCD0155
【旧譜】
¥2400
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モンポウ(1893-1987):ピアノ曲選集 第2集
1-6.歌と踊り 第7番-第12番/7.歌と踊り 第14番/
8-12.子供の情景/13-21.ひそやかな音楽 第1巻/
22.「月の光」による幻想曲/23.「月の光」によるグロッサ/
24.タンゴ/25-27.主題と3つの変奏曲/
29.子守歌/30.モンジュックの橋 |
クレーリア・イルスン(ピアノ) |
録音 2014年8月28-29日 Church of All Saints,
Childs Hill, London, United Kingdom
クレーリア・イルスンが演奏するモンポウ作品集。「リリシズムとリズムの対比」である"歌と踊り"でのゆったりとした「歌」部分と、活動的な「踊り」部分の鮮やかな表情の付け方が見事です。またモンポウが愛した民謡「月の光」から生まれた2つの作品では、フランス印象派を思わせる移り変わるハーモニーを丁寧に描き出し、憂いを含んだ「タンゴ」や「子守歌」でも、底に秘めた情熱を感じさせる力強い演奏を聴かせます。モンポウを知り尽くしたイルスンならではの名演です。
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SOMMCD0126
【旧譜】
¥2400
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ヴィヴァ・ブラームス! 第1集
ブラームス(1833-1897):
1-3.チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
4-24.ハンガリー舞曲集 WoO1(J.バラレットによるチェロとピアノ編) |
ジェイムズ・バラレット(チェロ)
サイモン・キャラハン(ピアノ) |
録音 2012年9月25日 Champs Hill, Pulborough,West
Sussex, England, United Kingdom‛&1-3/2013年1月11日
The Old Granary Studio,Suffolk, England,
United Kingdom‛&4-24
イギリスの若手チェリスト、ジェームズ・バラレット。アレンジャーとしても名高く、様々な音楽祭やコンサートでチェロのためのアンサンブルを披露し好評を博しています。このアルバムには、ブラームスのチェロ・ソナタ第1番と、バラレット自身の編曲による「ハンガリー舞曲集」の見事なチェロ版が収録されており、この1枚がが彼の才能を広く知らしめるきっかけとなりました。ピアノを担当するキャラハンとの息のあったアンサンブルも聴きどころです。
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SOMMCD0127
【旧譜】
¥2400
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シューベルト(1797-1828):即興曲とレントラー
1-4.4つの即興曲 Op.90 D899
5-8.4つの即興曲 Op.142 D935
17のレントラー D366
9.第1番-第6番
10.第7番-第13番
11.第14番-第17番 |
コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ) |
録音 2012年11月10-11日 Turner Sims Concert
Hall, University of Southampton,United Kingdom
2018年、SOMMレーベルから「ペルト&バッハ:ピアノ作品集」をリリースし、2人の作曲家の共通項を鮮やかに見せたピアニスト、コーデリア・ウィリアムズ。これは彼女が2012年にリリースしたデビュー・アルバムです。
録音のきっかけは、2011年に開催された「ダドリー国際ピアノ・コンクール」で彼女が演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番にレーベル・オーナー、シヴァ・オークが魅せられたこと。すぐさま、このシューベルトが録音されたということです。瑞々しく流麗な表現の中に、深みを感じさせる演奏をお聴きください。
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SOMMCD0128
【旧譜】
¥2400
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スタンフォード(1852-1924):パートソング集 |
ポール・スパイサー(指揮)
バーミンガム音楽院室内合唱団 |
1.オン・ライム Op.142/2.ヘラクレイトス
Op.110-4/3.クロリスヘ/
4.6つのエリザベス朝の牧歌 第1集 Op.49-2
Corydon, arise!/5.つばめ Op.119-6/
6.6つのエリザベス朝の牧歌 第2集 Op.53-3
Praised be Diana/
7.6つのエリザベス朝の牧歌 第2集 Op.53-2
Like desert woods/8.彼の群れへ Op.106-3/
9.6つのエリザベス朝の牧歌 第2集 Op.53-1
On a hill there grows a flower/10.青い鳥
Op.119-3/
11.6つのエリザベス朝の牧歌 第3集 Op.67-3
踊りましょう/12.When Mary thro' the garden
went Op.127-3/
13.6つのエリザベス朝の牧歌 第1集 Op.49-3
ダイアフィニア/14.天国 Op.127-4/15.恋人の歌
OP.111-1/
16.信仰の歌 Op.97-2 神と宇宙/17.Peace,
come away/18.悲歌 Op.110-2/19.Out in the
windy West/
20.魔女 Op.119-1/21.さようなら、我が喜び
Op.119-2/22.電車 Op.119-4/
23.インク瓶 Op.119-5/24.チリンガム Op.119-7/25.我が心はあなたの中に
Op.119-8 |
録音 2012年6月24-25日 Church of St.Alban
the Martyr, Highalte, Birmingham,United Kingdom
厳しいオーディションを通過した24人の学生たちをメンバーとするバーミンガム音楽院室内合唱団によるスタンフォードのパートソング集。
パートソングとは、無伴奏の合唱作品で、気の置けない家族や仲間で、つつましく歌う合唱曲です。しかしスタンフォードのパートソングには、複雑なアンサンブルの手法が用いられており、決して気楽に歌える曲ではないためか、録音はあまり多くありません。しかし、どの曲も宗教音楽作曲家として知られるスタンフォードらしい美しいハーモニーと精緻なテクスチャーを備えており、優れたアンサンブルにとっては歌い甲斐のある曲ばかりです。
このアルバムではアイルランド民謡由来の曲や、宗教的な曲、少し古風な作風による曲と、バラエティに富んだ作品を楽しめます。作曲家としても活躍するポール・スパイサーが全体を丁寧にまとめています。
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SOMMCD0110
【旧譜】
¥2400
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ピーター・ケイティン(ピアノ)
ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲全集
1.幻想的小品集 Op.3- 第2曲 前奏曲 嬰ハ短調「鐘」
2-11.10の前奏曲 Op.23
12-24.13の前奏曲 Op.32 |
ピーター・ケイティン(ピアノ) |
録音 1971年 Springhead School,Northfleet,Kent
イギリスのピアニスト、ピーター・ケイティン(1930-2015)。このアルバムは2011年、彼が80歳を迎えた記念として、かつてユニコーンレーベルに録音したラフマニノフの前奏曲集をリマスターし再発売したもの。
見事なテクニックに裏打ちされた滋味あふれる演奏もさることながら、英文のブックレットにはケイティンへのインタビューとともに、1987年に彼自身が記した各曲の詳細な説明を掲載。彼のラフマニノフにかける熱い思いを知ることができます。
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SOMMCD0108
【旧譜】
¥2400
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バーバー(1910-1981):ピアノ作品集
1-3.3つのスケッチ
4-9.スーヴェニール Op.28(ピアノ版)
10-11.2つの間奏曲
12-15.遠足 Op.20
16.夜想曲 Op.33(ジョン・フィールドを讃えて)
17-20.ピアノ・ソナタ Op.26
21.バラード Op.46 |
レオン・マッコウリー(ピアノ) |
録音 2010年9月27-28日 Champs Hill, Pulborough,
West Sussex, United Kingdom
イギリスのピアニスト、レオン・マッコウリーのバーバー作品集。1997年にもVirginレコードに作品集を録音するなどバーバーの音楽に強い興味を抱いているマッコウリー、長年にわたり作品を研究するにつれ、自身の解釈も成熟、変化してきたと語ります。
2010年に新たに録音されたこのアルバムでは、前作の選曲をほとんど踏襲しながらも、初期の作品「3つの作品」を加えることで、バーバーの作風の変化をより際立たせています。アルバムの中心をなす「ピアノ・ソナタ」での緊張感に満ちた演奏には、マッコウリーのバーバーへの熱い思いが凝縮されています。
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SOMMCD0152
【旧譜】
¥2400
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バーバー(1910-1981):合唱作品集
1-3.覚醒 Op.16/4.昇天日の合唱/5.神の威厳/
6.柵を開け、おお死よ Op.8-2/7-8.2つの合唱曲/
9-10.2つの小品 Op.42/11.修道僧と猫/12.柳の木の下で/
13.ストップウォッチと軍用地図 Op.15/14-16.モテット/
17.殉教の乙女たち Op.8-1/18.ラウンズ:第8番
月/
19.4つの歌 Op.13-3 この輝く夜にきっと/
20.アド・ビビネム/21.天は拠り所/22.神の子羊
Op.11 |
ポール・スパイサー(指揮)
バーミンガム音楽院室内合唱団 |
録音 2014年6月26-27日 Adrian Boult Hall,
Birmingham Conservatoire, England, United
Kingdom
バーバーの作品は19世紀のイディオムを用いて書かれたものが多く、批評家たちからは「時代遅れ」と揶揄されていました。しかし時を追うごとに、その独自性が評価され、現在ではアメリカ近代合唱作品の最高峰とされています。
なかでもアルバムの最後に置かれた「アニュス・デイ」は有名な「弦楽のためのアダージョ」からの編曲作品であり、さまざまな場面で演奏される人気曲となっています。
このアルバムでは無伴奏合唱だけでなく、ティンパニやブラス・アンサンブルを加えた曲や、ピアノ伴奏がついた曲など、バーバーの色彩豊かな合唱曲が選ばれており、合唱指揮者、作曲家ポール・スパイサーが率いる英国の精鋭「バーミンガム音楽院室内合唱団」が一糸乱れぬ見事なハーモニーを披露しています。
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SOMMCD0106
【旧譜】
¥2400
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オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594):合唱作品集
1-17.マタイ受難曲
18.アヴェ・ヴェルム・コルプス
19.見よ人間よ
20.音楽は神の最良の贈り物 |
ニコラス・マルロイ(テノール)
グレッグ・スキッドモア (バリトン)
ジェフリー・スキッドモア(指揮)
エクス・カテドラ・コンソート |
録音 2009年7月20-21日1-18/All Saints,
Gospel Oak, London,United Kingdom 1996年19.20
ASV音源
バーミンガム生まれの合唱指揮者ジェフリー・スキッドモア(1951-)。2011年にリリースされたこのアルバムは彼の60歳の誕生日を記念する、ルネサンスの作曲家オルランド・ディ・ラッソの作品集。
このアルバムのために、彼が長年芸術監督を務めるアンサンブル"エクス・カテドラ"と演奏した「マタイ受難曲」と「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の2曲に、1996年に録音された2曲のモテットを併せることで、スキッドモアが長年に渡り献身してきたルネサンス音楽への情熱を示しています。
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SOMMCD0166
【旧譜】
¥2400
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South of the Line ジュベール(1927-2019):合唱作品集
1.その聖所にて神をほめたたえよ Op.52
2.おお主よ、全ての創造主 Op.7b
3.かくも麗しいバラはない Op.14
4-6.呪文
7.巡礼の歌 Op.169
8-10.3つの肖像画 Op.97
11.怖がらなくていいよ Op.179
12.ソネット Op.123
13.これが主の門 Op.164
14.秋の雨 Op.105
15-19.South of the Line Op.109 |
キャサリン・リギンス(ソプラノ)‛&4-6
クロエ・ソルヴィッジ(ソプラノ)‛&8-10.15-19
アレクシス・クーリング(ソプラノ)‛&11.12
アニア・シプラ(ソプラノ)‛&12
ロバート・ティルソン(テノール)‛&12
ティモシー・エンバーソン(テノール)‛&15-19
アンドリュー・ランダル(バリトン)‛&7.12
ニコラス・ウェアン(オルガン)‛&1.2
ドモンコス・チャベイ(ピアノ)‛&14
ポール・スパイサー(指揮)
バーミンガム音楽院室内合唱団 |
録音 2016年6月27日 Adrian Boult Hall,
Birmingham Conservatoire, Birmingham,England,
United Kingdom
2019年1月7日に91歳の生涯を閉じた南アフリカ、ケープタウン出身の作曲家ジョン・ジュベール。作曲家として活動するかたわら、バーミンガムで教職につき後進を指導、多くの賞を受賞しました。
このアルバムは2017年、彼の90歳の誕生日を記念してリリースされた1枚で、彼が得意とした合唱曲が収録されています。
音楽でコミュニケーションをはかりたいと語ったジュベールにとって、合唱作品は特別の存在であり、様々なテキストを用いて折々の心情を描いた作品はどれも強い存在感を放っています。
なかでも第二次ボーア戦の勃発を契機にトーマス・ハーディが書いた詩を用いた「South
ofthe Line」は強い悲しみと怒りに満ちた曲。戦争に対する彼の思いが強く表れています。
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SOMMCD0119
【旧譜】
¥2400
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ディーリアス/アイアランド:パートソング集
ディーリアス(1862-1934):
1-6.6つのパートソング/7.クレイグ・ドゥーにて/
8-9.夏の夜、水の上にて歌える/
10.光輝は城壁にふりそそぎ/
11.真夏の歌/12.さすらい人の歌
アイアランド(1879-1962):
13.彼らは私に語った、ヘラクレイトス/
14.もう泣かないで、悲しみの泉よ/
15.楽譜を替えようか/16.When May is in
His Prime/
17.新たな王子、新たな教皇/
18.囚われのアダムは横たわり/19.聖なる少年(合唱版)/
20.新年のキャロル/21.トワイライト・アニト/
22.穏やかな西風が |
ポール・スパイサー(指揮)
バーミンガム音楽院室内合唱団 |
録音 2011年7月4-5日 Church of St. Alban
the Martyr,Highgate, Birmingham, England,United
Kingdom
2012年、ディーリアスの生誕150周年とアイアランドの没後50周年を記念してリリースされた1枚。ディーリアスの庇護者フェンビーが「ディーリアスの最も優れた作品は歌曲と合唱音楽にある」と語ったほど、ディーリアスの合唱曲は傑出した出来栄えを誇っています。
ここでは彼のルーツであるドイツ語のテキストを用いた曲や、最高傑作のひとつ「夏の夜、水の上にて歌える」など珠玉の作品を聴くことができます。
ディーリアスより少し後の世代であるアイアランドも合唱作品を好み、内省的かつ神秘的な作品を何曲か書き上げました。彼が最も愛した代表作「聖なる少年(様々な楽器による編曲版が存在する)など、どの曲も静かな美しさを湛えています。
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SOMMCD234
【旧譜】
¥2400
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ダイソン(1883-1964):合唱曲集
1.聖パウロのメリタへの旅
2.連作詩「クオ・ヴァディス」-第4楽章 夜想曲
3.アジンコート |
ニール・マッキー(テノール)‛&1.2
オーシアン・エリス(ハープ)‛&2
ジェーン・ワッツ(オルガン)‛&2
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)‛&1.3
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)‛&2
王立音楽大学室内合唱団‛&2
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団‛&2
ボーンマス交響合唱団‛&1.3
ボーンマス交響楽団‛&1.3 |
録音:2002年5月25-26日‛&1.3 Poole
Arts Centre, United Kingdom
英国王立音楽大学に学び、奨学金を得てイタリアとドイツに留学、教師として後進の指導に当たりながら作曲活動を続けたジョージ・ダイソン。同世代の英国作曲家たちと同じく、抒情的な作風による数多くの壮麗な合唱作品を残した人です。
このアルバムには彼の代表作の一つ「聖パウロのメリタへの旅」と、シェイクスピアの"ヘンリー五世"に登場するエピソードを描いた「アジンコート(アジャンクールとも)」、長編叙事詩「クォ・ヴァディス」から美しい「夜想曲」の3曲を収録。どれも勇壮で劇的、一度聴いたら忘れられないほどの魅力を備えています。
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SOMMCD083
【旧譜】
¥2400
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ジュリオ・カッチーニとそのサークル |
ディヴィッド・ベイツ(指揮)
ラ・ヌオヴァ・ムジカ |
1.モンテヴェルディ(1567-1643):マドリガーレ集
第5巻 SV 94-106-このように少しずつ/
2.カッチーニ(1551-1618):私の苦しみを哀れんでおくれ/3.カッチーニ:この苦き涙/
4.カッチーニ:このうえなく甘いため息/5.カスタルディ(1580-1649):軽い指慣らし/
6.カッチーニ:愛よ、私は去りゆく/7.モンテヴェルディ:マドリガーレ集
第4巻 SV 75-93-星に対して彼は打ち明けた/
8.モンテヴェルディ:マドリガーレ集 第4巻
SV 75-93-もう戦いはやめて、慈悲を/9.カッチーニ:もう戦いはやめて、慈悲を/
10.カプスベルガー(1580-1651):トッカータ/1.モンテヴェルディ:マドリガーレ集
第3巻 SV 60-74-何と不実な顔よ/
12.カッチーニ:何と不実な顔よ/13.フレスコバルディ(1586-1643):トッカータ
第10番/14.カッチーニ:わが太陽を見ん/
15.カッチーニ:アマリッリ麗し/16.モンテヴェルディ:マドリガーレ集
第5巻 SV 94-106-つれないアマリッリ/
17.フィリップス(1561-1628):アマリッリ(カッチーニによる)/18.カッチーニ:星に対して彼は打ち明けた/
19.カッチーニ:幸せな小鳥よ/20.モンテヴェルディ:マドリガーレ集
第4巻 SV 75-93-とても甘美に歌うあの小鳥は/
21.カッチーニ:されば死なねばならぬのか/22.カッチーニ:天国を見つめるフィリ/
23.カッチーニ:歌劇「チェファロの強奪」-筆舌に尽くせぬ熱情 |
録音 2007年1月8-10日 St.Nicholas' Church,
Great Munden, Hertfordshire, England,United
Kingdom
幅広いレパートリーと卓越したテクニックで人々を魅了するバロック・アンサンブル「ラ・ヌオヴァ・ムジカ」。
このアルバムは2007年にカウンターテナー歌手のデヴィッド・ベイツによってアンサンブルが創設されてすぐに録音された1枚で、彼を含めた6人の歌手と、チェンバロ、キタローネ奏者という現在よりも小振りな編成から生み出される小回りの利いた音楽が楽しめます(カッチーニというと「アヴェ・マリア」を思い起こす人も多いでしょうが、あの曲は後世の作曲家の手によるものです)。
カッチーニと同世代の作曲家たち、モンテヴェルディやカスタルディ、カプスベルガー、フレスコバルディ、フィリップスの作品も聴きものです。
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SOMMCD0117
【旧譜】
¥2400
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ロンドンの街にて〜ロンドンの歴史的音楽ツアー |
イアン ・サザーランド(指揮)
フィルハーモニー・コンサート管弦楽団 |
1.ノエル・ゲイ(1898-1954):Me and My Girl:
The Lambeth Walk(I.サザーランドによる管弦楽編)
2.コーツ(1886-1957):組曲「ロンドン」-第3曲
ナイツブリッジ行進曲
3.ファーノン(1917-2005):ウェストミンスター・ワルツ
4.モーリー(1924-2009):ロッテン・ロー
5.コーツ:組曲「ロンドン」-第1曲 コヴェント・ガーデン:タランテッラ
6.サリヴァン(1842-1900):喜歌劇「近衛騎兵隊、または従者とその女中」序曲
7.リチャードソン(1909-1998):ロンドン・ファンタジア
8.ロウ(1901-1988):マイ・フェア・レディ-時間通りに教会へ
9.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):「グリーンスリーブズ」による幻想曲(R.グリーヴズによる管弦楽編)
10.ジャーマン(1862-1936):歌劇「メリー・イングランド」序曲
11.アボット:ロンドン橋落ちた
12.ビンジ(1910-1979):エリザベス朝風セレナード
13.ヘンデル(1685-1759):水上の音楽 組曲第2番
ニ長調 HWV349-第1曲 前奏曲
14.クィルター(1877-1953):3つのイギリス舞曲
Op.11
15.コルンゴルト(1897-1957):映画「シーホーク」:メインタイトル |
録音 不明
ブリティッシュ・ライト・ミュージック(軽音楽)の第一人者として知られる指揮者イアン・サザーランド。もともとヴァイオリン奏者であった彼は、1966年にBBCスコティッシュ放送交響楽団の指揮者に就任、1973年からは名物ラジオ番組「金曜の夜は音楽の夜」に定期的に出演し、ライト・ミュージックの普及に尽力しました。
このアルバムは40年以上に渡るラジオ放送のアーカイブから、彼が振る「フィルハーモニー・コンサート管弦楽団」のライヴを集めた1枚です。どの曲もロンドン市民にはおなじみのもので、多くはロンドンのランドマークにちなんでおり、聴いているだけで、ウェストミンスターやピカデリー広場、そしてテムズ川のほとりなどでくつろいでいる気分になれるというとても楽しいアルアバムです。
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クリスマス - チェルシーのキャロル集
1.グルーバー(1787-1863):きよしこの夜(D.キャッシュモアによる合唱編)/
2.ガントレット(1805-1876):ダヴィデの村の厩の中に(D.ウィルコックスによる合唱編)/
3.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):天から送られた真実/
4.J.S.バッハ(1685-1750):甘き喜びのうちに
BWV729(オルガン・ソロ)/
5.ハウエルズ(1892-1983):汚れなきばら/6.バード(1540-1623):おお、大いなる神秘/
7.ラター(1945-):おやすみ、イエスよ/8.ポット(1957-):今日キリストが生まれた/
9.伝承曲:世の人忘れるな(D.ウィルコックスによる合唱編)/10.ウォーロック(1894-1930):主をほめたたえよ/
11.ブラームス(1833-1897):11のコラール前奏曲
Op.122-8 一輪のばらが咲いて(オルガン・ソロ)/
12.ダーク(1888-1976):わびしき真冬に/1.伝承曲:ディンドン空高く(M.ウィルバーグによる合唱とオルガン編)/
14.アダン(1803-1856):オー・ホーリー・ナイト/
15.アイアランド(1879-1962):聖なる少年(オルガン・ソロ)/16.ヘッド(1900-1976):ベツレヘムへの小道/
17.伝承曲:ああ、ベツレヘムよ(R.ヴォーン・ウィリアムズ、T.アームストロングによる合唱編)/
18.アンダーソン(1908-1975):そりすべり(T.トロッターによるオルガン編)/
19.ガードナー(1917-):明日は私が踊りましょう
Op.75-2/
20.バーリン(1888-1989):ホリデー・イン・ホワイト・クリスマス(J.クレメンツによる合唱編) |
エロイーズ・アーヴィング(ソプラノ)‛&2.14/ローズマリー・ガルトン(ソプラノ)‛&6/
ヘレン・アシュビー(ソプラノ)‛&12/クララ・カンター(アルト)‛&6/
ジョナサン・ビーティ(テノール)‛&6.12/エドワード・ヒューズ(テノール)‛&14/
ジョージ・ハットン(テノール)‛&20/トーマス・ストッダード(バス)‛&3/
アンガス・マクフィー(バス)‛&5/ジェイムズ・オーフォード(オルガン)‛&1.2.4.7.9.11-19/
ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団/ウィリアム・ヴァン(指揮) |
録音 2016年4月2-3日 Temple Church, London,
United Kingdom
1682年にチャールズ2世によって創設されたチェルシー王立病院。イギリス軍を引退した兵士たちが老後の余生を過ごす施設として知られており、毎年5月には花の展覧会が行われ、またクリスマスには盛大なパーティが開催されます。
ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団は施設専属の合唱団であり、とりわけクリスマスの時期には特別な演奏会を開催、施設で過ごす人々だけでなく、近隣住民も彼らの歌声を楽しむのが恒例行事となっています。
おなじみのクリスマス・キャロルからイギリスの伝承曲、近現代の曲、バッハやブラームスの曲など盛りだくさんの感動的なプログラムをご一緒にお楽しみください。
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