.
NAXOS
|


8.573988
\1200 |
ミャスコフスキー(1881-1950):交響曲 第1番/第13番
交響曲 第1番 ハ短調 Op.3(1908/1921改訂)
1.第1楽章:Lento, ma non troppo - Allegro
2.第2楽章:Larghetto (quasi andante)
3.第3楽章:Allegro assai e molto risoluto
4.交響曲 第13番 変ロ短調 Op.36 |
アレクサンドル・ルーディン(指揮)
ウラル・ユース交響楽団 |
「ベートーヴェン、マーラー、ブルックナーなどのように多くの作曲家は交響曲第10番を完成できない」…そんなジンクスをあっさり破ったのがロシアの作曲家ミャスコフスキー。
彼は生涯に27曲の交響曲を作曲、現代でも「ソヴィエト交響曲の父」として讃えられています。活動の初期にはピアノ曲と歌曲を書いていたというミャスコフスキーが、交響曲第1番に着手したのは1908年、サンクトペテルブルク音楽院に在学中の時。
完成版は1914年に初演されたものの、彼自身は作品の出来に不満を持っており、1921年に大幅な改訂を加え、よりロシア情緒あふれる作品へと書き換えています。
1933年に作曲された第13番は大きく3つの部分に分けられる単一楽章の作品。彼の作品の中で“最も不協和音が多用された”曲であり、この曲を境に、ミャスコフスキーの作風は聴きやすいものへと変遷を遂げていきます。
冒頭の弦の響きを切り裂くようなティンパニの活躍が目立つユニークな交響曲です。
録音 2018年5月19-21日 Philharmonic Hall,Yekaterinburg,Russia
|
. |


8.574064
\1200 |
アレクサンダー・ラハバリ(1948-):わが母なるペルシャ
第1集
交響詩 第1番「Nohe Khan」
ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲
(1972年作曲「Nohe Khan」/2018改訂)
1.Allegro
2.Andante
3.Allegro molto
4.交響詩 第2番「母の涙」(2018)
5.交響詩 第3番「子供たちの祈り」(2018)
世界初録音 |
パウラ・ラハバリ(ヴァイオリン)…1-3
アレクサンダー・ラハバリ(指揮)
プラハ・メトロポリタン管弦楽団…1-3
アンタルヤ国立交響楽団…4.5 |
アレクサンダー・ラハバリは世界的に活躍するイラン出身の名指揮者。イラン国立音楽院でヴァイオリンと作曲を学び、作曲家としても多くの作品を世に送り出してます。
交響詩はこれまでに8曲作られており、どれもイランの前身である「ペルシャ」の民族音楽的要素が巧みに用いられたエキゾチックな作風を備えており、伝統的なスタイルと即興的な要素がブレンドされたユニークな作品。
第1番はイランの伝統儀式で活躍するテノール歌手である「Nohe
Khan」をテーマにしており、宗教的な儀式で歌う彼らの声をヴァイオリンで模し、オーケストラとの華麗な協奏曲に仕立てています。
第2番は短い交響詩であり、子供を失った母親の悲しみの心が歌われています。第3番はあどけない子供たちの祈りの風景。曲が進むにつれ、いたずら心が芽生える子供たちの心が描かれています。
録音 :2018年6月23日 チェコTVミュージック・スタジオ、プラハ…1-3 2018年4月27日
ライヴ録音 AKMアスペンドス・サロヌ、アンタルヤ、トルコ…4.5
|
|

8.573940
\1200 |
クレメンティ(1752-1832):鍵盤のためのソナタ集
1-3.ソナタ 変ロ長調 Op.12-1
4-5.ソナタ 変ロ長調 Op.2-6
6-8.ソナタ 変ホ長調 Op.7-1
9-10.ソナタ ハ長調 Op.7-2
11-12.ソナタ ハ長調 Op.2-2
13-15.ソナタ ハ長調 Op.9-2 |
パク・ソナ(ピアノ) |
現代では「初心者のためのソナチネ」の作者として知られるクレメンティ、実は半世紀以上に渡って数多くのチェンバロ、ピアノのための作品を書き、自身の作品の普及のために楽譜出版を手掛け、更にはピアノの製造まで行うという実業家でもありました。
クレメンティについて、モーツァルトは「チェンバロ弾きとしては素晴らしい技術だが、単なる機械的な演奏しかできない」と酷評しましたが、ベートーヴェンは彼の作品を高く評価し、クレメンティもベートーヴェンのいくつかの作品を出版するなど、良好な関係を築いていました。
このアルバムではウィーンとロンドンで出版された作品を収録、どれも簡潔なソナタ形式の中にピアノ演奏に必要なテクニックが散りばめられています。
演奏している韓国系アメリカ人ピアニスト、パク・ソナは第5回仙台国際音楽コンクール(2013)の入賞者。美しい音色とテクニックで聴き手を魅了します。
録音 2017年3月15-16日Moese Recital Hall,Yale
School of Music,New Heven,Conneticut,USA
|
|


8.573966
\1200 |
ヨハン・シュターミッツ(1717-1757):交響曲集
Op.3
1-4.交響曲 ト長調 Op.3-1 Wolf G2(1751-1754)
5-8.交響曲 ト長調 Op.3-3 Wolf G3(1751-1754)
9-11.交響曲 変ホ長調 Op.3-4 Wolf Eb3(1750頃-1752)
12-14.交響曲 イ長調 Op.3-5 Wolf A2(1750頃-1752)
15-17.交響曲 ヘ長調 Op.3-6 Wolf F2(1748頃-1752) |
アレクサンドル・ルーディン
ムジカ・ヴィーヴァ・モスクワ室内管弦楽団 |
18世紀、ボヘミアで全盛を誇ったシュターミッツ一族。なかでもヨハンは“マンハイム楽派”の創立者とされています(室内楽作品で知られるカールは、ヨハンの息子)。
彼が残した50曲以上の交響曲は、それまでのイタリア序曲から派生した3部からなるシンフォニア(急-緩-急)ではなく、メヌエットを挿入した4楽章形式で書かれており、これはヨーゼフ・ハイドンを先取りする、当時としては新しい試みでした。
またソナタ形式の発展にも寄与し、オーケストラ内では管楽器を重用することで音色にメリハリを付けるなど、作品に近代的な響きを与えたことでも知られています。
このアルバムでは1750年前後の交響曲を5曲収録。ハイドンが1750年代の終りから交響曲の作曲に手を染めたことを考えると、やはりシュターミッツが時代を先取りしていたことがわかります。
録音 2018年6月 Grand Hall of the Moscow
Conservatory,Russia
|
|


8.559839
\1200 |
スーザ(1854-1932):吹奏楽のための作品集 第19集
1.第2幻想曲(原曲:エル・カピタン)
…V.ラゴーンによる管楽バンド編/D.スターン編集(1896)
2.Non-committal Declarations 未確定の宣言
(女声3声と管楽バンド編)(1920)
3.On the 5.15-ユモレスク(1916)(D.スターン編集版)
4.ミュージカル《ブライド・エレクト》から(管楽バンド版/M.パートン編集)
5.ファイティング・レース(1922)(D.スターン編集)
6.バンド・ケイム・バック-ユモレスク(1895)(K.タム編集)
7.デイヴィッド・ギヨン:羊と山羊「牧草地へのウォーキング
(J.P.スーザによる管楽バンド編)
8.伝承曲:わらの中の七面鳥(D.ギヨン&J.P.スーザによる管楽バンド編)
1.2.4.5…世界初録音 |
キース・ブライオン(指揮)
ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック・ウィンド・オーケストラ
イジー・アトキンソン/
ローラ・ホッキング/
ロザンナ・クーパー(ソプラノ)…2
リンダ・エクストローム・スタンリー/
キース・ブライオン(語り)…3
ジョナサン・ホリック(トロンボーン)…5
|
「マーチ王」として知られるスーザですが、彼はワルツやオペレッタなど多くのジャンルに渡って作品を書きました。
このアルバムに収録された2曲のユモレスクも珍しい作品。
「On the 5.15」は1915年に流行したポピュラー・ソングを元にしており、今回の録音にあたってはD.スターン版を収録、曲の途中でブライオンの声が聞こえる楽しい作品に仕上がっています。
もう1曲のユモレスク「バンド・ケイム・バック」はロータリー・クラブでの昼食会でのバンドのメンバーたちの処遇を描いた作品。他にはトロンボーンが活躍する「ファイティング・レース」、3人の女声が声を競う「未確定の宣言」などユニークな曲を収録。よく知られる民謡「わらの中の七面鳥」で全編が締めくくられます。
録音 2017年1月7-9日アマリリス・フレミング・コンサートホール、ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック、ロンドン
UK
|
|


8.573975
\1200 |
ソーレ(1852-1920):24のエチュード・カプリース
第3集
第14番-第19番
1.第14番:変ホ長調
2.第15番:ロ長調
3.第16番:嬰ト短調
4.第17番:ホ長調
5.第18番:嬰ハ短調
6.第19番:イ長調
世界初録音 |
ナツリン・ラシドヴァ(ヴァイオリン) |
フランス出身のヴァイオリニスト、エミール・ソーレ。幼い頃から神童として名を広め、時にはフランツ・リストと共演するなど華々しい演奏活動を行いました。
指導者としても活躍、ベルリン新音楽アカデミーや、ロンドンの英国王立音楽院で後進を指導、最終的にはロンドンに定住し、作曲家としても数多くの作品を発表しています。
彼は自身の素晴らしいテクニックを伝えるためにいくつかの練習曲を作曲、その中で最も難易度が高く、かつ芸術的に優れているとされるのが「24のエチュード・カプリース」です。
10分近くの長さを誇る各々の曲は、単なる“練習曲”の域を完全に超えており、それぞれが独立したコンサート・ピースとしても成立するほどの高い完成度を誇っています。
第1集、第2集と同じくナツリン・ラシドヴァが作曲者「ソーレ」の名を冠した1685年製のストラディヴァリを演奏、その美しいサウンドで作品の魅力を存分に伝えます。
録音 2018年4月2-3日Holy Trinity Church,
Weston, Hertfordshire UK
第1集(第1番-第7番)…8.573704
第2集(第8番-第13番)…8.573843
|
|


8.573982
\1200 |
ブゾーニ(1866-1924):ピアノ作品集 第11集
1.ピアノ・ソナチネ 第5番「大ヨハン・セバスティアン氏の名による短いソナチネ」
2-6.バッハの断片による対位法的幻想曲-コラール前奏曲
7.J.S.バッハ=ブゾーニ:前奏曲、フーガとアレグロ
変ホ長調 BWV998
J.S.バッハ=ブゾーニ:コラール前奏曲集
8.来ませ、造り主にして聖霊なる神よ BWV667
9.目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645
10.いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
11.今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよ
BWV734
12.主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV639
13.主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ
BWV617
14.アダムの罪によりすべては失われぬ BWV637
15.アダムの罪によりすべては失われぬ BWV705
16.汝のうちに喜びあり BWV615
17.われらが救い主イエス・キリスト BWV665 |
ヴォルフ・ハーデン(ピアノ) |
ブゾーニのピアノ作品集第11集は、彼の目を通して描かれたバッハ作品の数々を収録。
フランツ・リストに心酔するとともに、優れたピアニストでもあったブゾーニは、早い時期から「トランスクリプション=編曲」に興味を抱き、数多くの作品を華麗なピアノ曲へと変貌させました。
代表的な作品は1884年の「バッハのシャコンヌ」で、濃密な響きと華やかな装飾に彩られたバッハは、ロマンティックな風情を持ち、リストの一連のトランスクリプションの伝統に連なるピアニスティックなものとして知られています。
しかし、ほぼ30年を経て書かれた「大ヨハン・セバスティアン氏の名による短いソナチネ」は、原曲である「ファンタジーとフーガ
ニ短調. BWV905」(バッハの真作であるかは疑わしい)の簡潔な様式をそのまま写し取り、瞑想的な作品として仕上げており、入り組んだハーモニーは前衛的でもあります。
厳格な対位法をそのままピアノへ移し替えた「10のコラール前奏曲」も聴きどころ。
録音 2018年7月9-10日 ワィアストン・コンサートホール、モンマス、UK
|
|


8.573995
\1200 |
モダン・トランペットの芸術 第1集
1-3.ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934-2016):
トランペットとピアノのためのソナタ Op.1(1955)
4.エネスコ(1881-1955):伝説(1906)
5.オネゲル(1892-1955):イントラーダ H.193(1947)
6-8.ヒンデミット(1895-1963):トランペットとピアノのためのソナタ(1939)
9.マルティヌー(1890-1959):トランペットとピアノのためのソナチネ
H.357(1956)
10.J.G.ウィリアムズ(1972-):XX Mountains
of Abstract Thought
11.リゲティ(1923-2006):
歌劇《グラン・マカーブル》-
3つのアリア「ミステリー・オヴ・ザ・マカーブル」(1988)
(E.ハワース編) |
ヒュー・モーガン(トランペット)
パトリシア・ウルリヒ(ピアノ) |
NAXOSの新しいシリーズ「モダン・トランペットの芸術」。
20世紀から21世紀にかけてトランペットとピアノのために書かれた様々な作品を集めるという趣旨のもと、第1集では1906年に作曲されたエネスコの「伝説」をはじめ、ヒンデミット、マルティヌーら近代の作品から、マクスウェル・デイヴィス、リゲティといった現代作品を収録しています。
なかでもエネスコの「伝説」は、楽器特性の進歩により半音階奏法が完全に可能となった証と言える作品で、近代トランペット作品の中でも重用視される曲。
他のレパートリーでも数々の特殊奏法を用い、万華鏡のような音色を駆使しており、トランペットの可能性を極限まで追求した聴きごたえのあるものばかりです。
アンサンブル「セプトゥーラ」のメンバーであり、バーゼル交響楽団の奏者、ヒュー・モーガンの超絶技巧でお楽しみください。
使用楽器:YAMAHA
録音 2018年7月15-17日 ポットン・ホール・スタジオ、サフォーク,UK
|
|

8.579046
\1200 |
ロブ・キーリー(1960-):室内楽曲集
1-6.クラリネット四重奏曲(2017)
7-12.2つのヴァイオリンのためのデュオ(2015)
13-15.クラリネット・ソナタ(2016)
16.ディスティル(2016)
17-21.クラリネットとピアノのための5つのバガテル(2017)
22-24.ピアノ三重奏曲 第2番(2015)
世界初録音 |
ヴィクトリア・ザメク(クラリネット)…
1-6.13-15.17-21
サラ・サーロー(クラリネット)…1-6
クリスハットン(クラリネット)…1-6
アンドリュー・スパーリング(クラリネット)…1-6
キャロライン・ボルディング(ヴァイオリン)…7-12
ルース・エーリッチ(ヴァイオリン)…7-12
ロブ・キーリー(ピアノ)…13-21
クリス・ブラニク(ヴィブラフォン)…16
アクィナス・トリオ…22-24 |
イギリスの現代作曲家、ロブ(ロバート)・キーリー。一つ前の世代のバートウィスルやフィニッシーと同じく“難解で複雑な作品”を書く作曲家として知られています。
しかし、彼自身は「室内楽が最も表現力のある形式である」と考えており、例えばピアノ三重奏曲ではハイドン、ショパンの作品を模範にしているとも語っています。
そしてクラリネット四重奏曲はモーツァルト作品からインスパイアされているのだそうですが、どことなく雰囲気が感じられるだけで、全く別の作品に仕上がっています。
クラリネット作品では、名奏者ヴィクトリア・ザメクの存在が不可欠であり、成立においても、演奏においても彼女は素晴らしい存在感を見せています。
録音:2017年9月22-23日 All Saints Church,East
finchley…1-6.13-15.17-24 2017年1月28日
StThomas'Church stockport…7-12 2016年10月8日
All Saints Church,East finchley…16
|
. |


8.579022
\1200 |
レバノンの作曲家
エル=コーリー(1957-):ピアノ・ソナタ 第1番-第4番
1-3.ピアノ・ソナタ 第1番 Op.35(1984)
4-5.ピアノ・ソナタ 第2番 Op.61(1998)
6-7.ピアノ・ソナタ 第3番 Op.67「イエス、太陽の子」(2002-2003)
8-9.ピアノ・ソナタ 第4番 Op.82「夜に」(2010-2012)
10.川 Op.89(2012)
11.練習曲 Op.51(1992)
12.主題と変奏 Op.45(1987) |
ジャコモ・シナルド(ピアノ) |
レバノンの作曲家エル=コーリー。NAXOSからはオーケストラ作品を中心に、すでに6枚のアルバムがリリースされており、その迫力ある響きは一部の熱狂的な愛好家たちの人気を博しています。
彼はもともと高いテクニックを有したピアニストであり、ピアノのための作品も数多く存在、ここでは4曲のピアノソナタを中心に、いくつかの小品が収録されています。
ピアノ・ソナタ第1番は短いながらも伝統的な3楽章形式で書かれており、暴力的な音の嵐と瞑想的な雰囲気が交錯するユニークな作品。トッカータを思わせる終楽章が聴きものです。
第2番は2楽章形式で、ゆっくりした部分と早い部分の対比が見事。第3番は簡潔な音で構成されたミニマル的要素を持つ曲です。
ピアニスト、シナルドに献呈された第4番はほぼ無調でありながら、劇的な展開を持っています。
2012年のマルグリット・ロン国際ピアノ・コンクールの課題曲「川」、1992年エコール・ノルマル音楽学校のコンクールの課題曲「練習曲」、同じくエコール・ノルマル音楽学校のコンクールの課題曲「主題と変奏」もコーリーの独自性溢れた作品です。
録音 GMスタジオ、モディカ、イタリア 2017年5月7日…1-3 2017年9月16日…4-7 2018年3月30日…8-9 2018年4月24日…10-12
|
|


8.559857
\1200 |
ダニエルプール(1956-):作品集
アフロディーテに語りかける(2016)
ソプラノ、独奏ホルン、室内オーケストラのための
テキスト:エリカ・ジョング(1942-)
1.第1曲:Adagio - Animando
2.第2曲: Molto moderato
3.第3曲:Agitated, presto (ben misurato)
4.第4曲:Solemn, with simple flowing motion
5.第5曲:Playfully (in the manner of a
tango)
6.第6曲:Graceful, simply flowing
弦楽のための交響曲「愛も死も強い」(2014)
- 原曲:弦楽四重奏曲 第6番「Addio」
7.第1楽章:Moderato e triste - Agitato
8.第2楽章:Presto giocoso
9.第3楽章:Cantabile e sostenuto - Agitato
10.カディッシュ(ヴァイオリンと弦楽オーケストラ版) |
サラ・シェーファー(ソプラノ)…1-6
マキシム・セミョノフ(ホルン)…1-6
エフゲニー・プラヴィロフ(ヴァイオリン)…10
ミッシャ・ラフレフスキー(指揮)
ロシア弦楽オーケストラ |
作曲家ダニエルプールと指揮者ラフレフスキーは2000年に初めて出会ってから、ずっと信頼関係で結ばれています。
ラフレフスキーは2016年に「弦楽のための交響曲」のアメリカ初演を行った後、「アフロディーテに語りかける」の初演に立ち会い、ソプラノ歌手のシェーファーの歌に接したといいます。
そしてヴァイオリンとオーケストラのための「カディッシュ」も含めた3作品の録音をダニエルプールに提案、すぐに行動を起こし2017年4月には実際に録音が完成したという早業でした。
「アフロディーテに語りかける」は自らの死を考えた女性が、夢の中で美と愛の女神に出会い、生きる喜びを取り戻すまでを描いた作品。初演でもソロを担当したサラ・シェーファーの瑞々しいソロが聴きどころです。“ソロモンの雅歌”の一節から採られた「愛も死も強い」はもともと弦楽四重奏第6番として作曲され、編曲版は2014年にゲルギエフの指揮で初演されています。
「カディッシュ」は1977年に亡くなったダニエルプールの父への追悼曲。生、死、平和についての考察です。
録音 2017年4月17-24日 Choral Arts Academy“V.S.Popov”,Moscow,Russia
|
|

8.559868
\1200 |
グレゴリー・ハッター(1971-):世俗合唱曲集
1.Shed No Tear!
2.Ah! Woe is Me!
3.A Farewell 告別
4.Tears, Idle Tears
5.Cradle Song 子守歌
6.Winter Song 冬の歌(合唱とハンドベル編)
7.Blow, Blow, Thou Winter Wind
吹け、吹け、冬の風
3つのアメリカ風マドリガル
8.第1番:Bond and Free 束縛と自由
9.第2番:Tears 涙
10.第3番:I Love You 愛してる
11.Under the Harvest Moon 秋の月の下で
12.Tears 涙(女声4声版) |
シャノン・セイ(ソプラノ)…12
フィロヴォクス・アンサンブル…1-7
スコット・ニコラス(ピアノ)…7
ロバート・シューネマン(指揮)…1-7
コンポーザーズ合唱団…8-10
ダニエル・ショウ(指揮)…8-10
ミネソタ・コラール・アーティストの歌手たち…11
マシュー・クロトン(指揮)…11 |
アメリカを拠点に活躍する作曲家グレゴリー・ハッター。多彩な作風を特徴とする彼の作品は、これまでに新古典派主義風、後期ロマン派風、無調、十二音を用いた前衛、ジャズなどあらゆる様式に渡り、その色彩豊かな音楽で聴き手を魅了しています。
そんなハッター、今回の合唱曲集には、保守的ともいえる穏やかな響きを持つ作品が多く、中でもハンドベルの響きが曲を彩る「冬の歌」の素朴な美しさが耳に残ります。
最後に置かれた女声アンサンブルのよる「涙」は、現代的なハーモニーと透明感溢れる音色がとりわけ印象的です。
録音:
Church of the Redeemer, Chestnut Hill,Massachusetts,USA
2014年9月25.29日…1-4/2012年4月28日…5
Fraser Recording Studio, WGBH, Boston,Massachusetts,
USA
2011年4月5日…6/2014年3月13日…7
2018年4月14-15日 Church of the Redeemer,
New Haven, Connecticut…8-10
2015年9月22日 First Lutheran Church,
Columbus Heights, Minnesota…11
2016年12月23日 North Branch Studios,
Chicago, Illinois, USA…12
|
|


8.660466
(2CD)
\2400 |
ジァンルイージ・ジェルメッティ(指揮)
ロッシーニ(1792-1868):歌劇《エドゥアルドとクリスティーナ》2幕
アンドレア・レオーネ・トットーラ&
ゲラルド・ベヴィラクワ・アルドブランディーニ:台本
ジョヴァンニ・シュミット「オドアルドとクリスティーナ」:原作
【CD1】
1.シンフォニア
2-21.第1幕
【CD2】
1-2.第1幕(続き)
3-24.第2幕 |
カルロ:スウェーデン王…ケネス・ターヴァー(テノール)
クリスティーナ:王の娘、エドゥアルドの秘密の妻…
シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(ソプラノ)
エドゥアルド:スウェーデン軍の将軍…
ラウラ・ポルヴェレッリ(メゾ・ソプラノ)
ジャコモ:スコットランドの王子…
バウルジャン・アンデルジャノフ(バス)
アトレイ:王宮護衛大尉、エドゥアルドの親友…
シー・シャン(テノール)
ジァンルイージ・ジェルメッティ(指揮)
ポズナン・カメラータ・バッハ合唱団
(アニア・ミヒャラク…合唱指揮)
ヴィルトゥージ・ブルネンシス
(カレル・ミターシュ…芸術監督)
|
エドゥアルドとクリスティーナは秘密の内に結婚し、子供も生まれています。しかし、このことを知らないクリスティーナの父であるスウェーデン王カルロは、彼女とスコットランドの王子ジャコモとの縁談を目論みます。
いよいよ王カルロがクリスティーナのところにやってきた時に、出てきたのは2人の子供グスターヴォ。「父は誰なのか?」と問い詰める王、答えることのできない娘…王は法廷で彼女を裁くことを決断しますが…
1819年に初演された《エドゥアルドとクリスティーナ》。実は新作ではなく、ロッシーニの以前のいくつかの作品からかなりの曲が転用された「再生オペラ」であったため、それに気が付いた当時の聴衆は作品を非難。次第に忘れられてしまいました。
しかし、全体の出来ばえは素晴らしく、また転用元のオペラはほとんど演奏されることもないので、現在の聴き手としては、全く新しい作品として楽しむことができるでしょう。
ロッシーニを得意とするジェルメッティの見事な演奏に乗って、歌手たちが迫真の歌唱を聴かせます。
録音 2017年7月14.16.21日 第29回 ヴィルトバート
ロッシーニ音楽祭 ドイツ バート・ヴィルトバート
トリンクハレ
|
|


8.660456
(3CD)
\3600 |
グノー(1818-1893):歌劇《ファウスト》1864年ロンドン版
5幕
ジュール・パルピエ&ミシェル・カレ:台本、
オネシーム・プレデール:テキスト追加
【CD1】
1-4.第1幕
5-9.第2幕
【CD2】
1-11.第3幕
【CD3】
1-10.第4幕
11-16.第5幕 |
ファウスト…アリヤシュ・フラシン(テノール)
メフィストフェレス…カルロ・コロンバーラ(バス)
マルグリート…マルユッカ・テッポネン(ソプラノ)
ヴァランタン…ルチオ・ガッロ(バリトン)
ジーベル…ダイアナ・ホーラー(メゾ・ソプラノ)
マルト…イヴァナ・スルブリヤン(メゾ・ソプラノ)
ブランデル(ヴァグナー)…ヴァルッテリ・トリッカ(バリトン)
ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)
リエカ・クロアチア国立歌劇場管弦楽団&合唱団
(ニコレッタ・オリヴィエリ…合唱指揮) |
1839年にローマ賞を受賞したグノーは、ローマ留学時代にゲーテの「ファウスト」を熟読し、作品のオペラ化を志していました。
その後《サッフォー》や《いやいやながら医者にされ》などいくつかのオペラに着手したものの、どれも失敗。結局1852年から作曲をはじめ、1858年に完成させた《ファウスト》がグノーの初の成功したオペラとなりました。
1859年の初演後、グノーは作品に何度も改編を施し、最初は台詞を用いた「オペラ・コミック」形式で書かれていたものを、台詞をレチタティーヴォに変更、その後も5曲のバレエ音楽を追加するなど、上演の都合にあわせて変更が行われています。
このアルバムには1864年のロンドン上演のためのヴァージョンが収録されており、当時人気のバリトン歌手チャールズ・サントリーのためのアリア「Avant
de quitter ces lieux」が含まれていますが、バレエ音楽は追加されていません。
ファウストを歌うフラシンは劇場の首席ソリスト。カルメンの“ドン・ホセ”を当たり役にする注目のテノールです。
録音 :2016年11月2-11日 Croatian National
Theatre Ivan Zajc, Rijeka, Croatia
|