≪第102号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その11 2019/7/9~
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7/12(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
キング・インターナショナル
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KKC 058
(SACD HYBRID)
¥3100
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オンド・マルトノ作品集
1. 池辺晋一郎:熱伝導率ーーオンド・マルトノのために(1995)
2. トリスタン・ミュライユ:ガラスの虎(1974)
3. 坂本龍一:Rebirth 2(2015)
4. 近藤譲:原因と結果(2014)
5. ベルナール・パルメジアーニ:ウートルメール(1969)
6. 坂本龍一:パロリブル(1985) |
大矢素子(オンド・マルトノ)
佐藤紀雄(ギター/4)
甲斐史子(ヴィオラ/4)
有馬純寿(電子音響/3,5)
松本望(ピアノ/2,6) |
注目のオンド・マルトノ奏者、大矢素子、待望のCD!
坂本龍一によるマルトノのためのオリジナル楽曲、フランス電子音楽界の巨人パルメジアーニによる秘曲も収録!
録音:2018年12月16日、2019年2月2&3日、キング関口台スタジオ
魅惑の電子楽器、オンド・マルトノのアルバムの登場。
オンド・マルトノは、モリス・マルトノが1920
年代に開発した電子楽器(「オンド」はフランス語で電波や波。マルトノの電波、といった意味の楽器)。小型オルガンのような、鍵盤(とその前にワイヤーが張ってある)がついた本体と、大小様々のスピーカーの組み合わせで、つやのある弦楽器のような音色から、宇宙空間をただようような神秘的な音、時には爆発的な音まで、様々な音色が出る魅惑の電子楽器です。誕生してまもなく100年ほどの楽器ですが、メシアンをはじめ大作曲家たちによるオリジナル楽曲が多く書かれているほか、映画やTVCMなどでもしばしば使われているなど、注目の楽器といえるでしょう。
演奏するのは大矢素子。これまでに東京オペラシティ「B→C」に登場、また、2017年の日本音楽界の話題をさらった公演「メシアン:アッシジの聖フランチェスコ」(カンブルラン指揮、読響)でもオンド・マルトノを演奏。さらに、映画『レヴェナント:蘇えりし者』(2016)において坂本龍一作曲の楽曲を演奏しています。オンド・マルトノ研究で博士号を取得してもいる、まさに演奏と研究の両面でマルトノ界の最先端をいく注目の存在です。
収録作品は、坂本龍一がマルトノのために書いたオリジナル楽曲(Rebirth
2)をはじめとする、マルトノのオリジナル作品たち(パロリブルは、坂本龍一は1985年発売のCD「未来派野郎」においてアナログシンセで録音していますが、もともとはマルトノの音色を想定した楽曲)。ディスク冒頭に収録の池辺晋一郎の「熱伝導率」では、マルトノの醍醐味のひとつともいえる強烈なグリッサンドやポルタメントが多用されており、一気にマルトノの世界へと引き込まれます。
坂本龍一の「Rebirht 2」は、アカデミー賞主演男優賞(レオナルド・ディカプリオ)・監督賞・撮影賞を受賞した『Revenant:蘇えりしもの』の劇中音楽。映画でも、実際に大矢素子が奏でるマルトノが流れ、映画の世界を盛り上げておりました。他にも近藤譲のミリ単位の高度なアンサンブルが求められる世界初録音曲『原因と結果』など、注目のプログラムです。
共演陣は、アンサンブル・ノマドで百戦錬磨の活躍と実力をみせるギターの佐藤紀雄とヴィオラの甲斐史子。電子音響は東京現音計画の有馬純寿。ピアノの松本望は作曲・ピアノの両面で活躍する俊英。現代音楽シーンのみならず、日本の音楽界の要となる奏者たちが集結しています。
大矢素子執筆のブックレットでは、楽器の歴史および奏法についても写真付きで紹介。
マルトノの魅力を味わい尽くせ、マルトノ通への道も開かれる稀有なアルバムです!
映画『レヴェナント: 蘇えりし者』の音楽を制作していた時、監督からの要望でオンド・マルトノを使いたいということになり、日本で大矢さんに出会った。僕は10代の頃からメシアンや三善晃の曲などでこの楽器の音を聴き、なかなかエロティックで神秘的な音だなと思っていたのだが、本物の楽器に接したのはこの時が初めて。今回のアルバムでは、その時に弾いていただいた「Rebirth
2」という曲と、30代の時にアナログシンセを使ってこの楽器を模して作った「パロリブル」という曲を収録していただいた。両方ともサイン波なので、音自体を似せるのは容易いが、表現力は大矢さんの方が一枚も二枚も上である。
坂本龍一(音楽家)
【収録曲について】
・池辺晋一郎:熱伝導率・・・実相寺昭雄監督の映画『D
坂の殺人事件』の劇中音楽であり、オンド・マルトノ奏者、原田節に献呈されたオンド・マルトノ独奏のための作品。強烈なグリッサンドやポルタメントが多用された緊迫の世界の中、映画の官能性をも彷彿とさせる、マルトノの魅力が炸裂した作品です。
・ミュライユ:ガラスの虎・・・自身マルトノ奏者でもあるミュライユによる、マルトノとピアノのための作品。マルトノの低音域のうなりと、ピアノのクラスターが織りなす世界に心がしびれます。
・坂本龍一:Rebirth 2・・・アカデミー賞主演男優賞、監督賞、撮影賞受賞映画「レヴェナント・蘇えりし者」(2016、レオナルド・ディカプリオ主演)の劇中音楽。マルトノが奏でる息の長い旋律が美しい作品。
・近藤譲:原因と結果・・・大矢素子委嘱作品(2014)、世界初録音。マルトノとヴィオラ、ギターによる、高度のアンサンブルが要求される難曲。名手たちによるミリ単位のアンサンブルがつむぐ究極世界です。
・フランス電子音響音楽史の巨人、パルメジアーニの「Outremer」は、秘曲ともいうべき大作。CD初登場音源。タイトルのOutremerは、outre-mer
の表記では「海の向こう」や「海外」、ハイフンを含まない表記outremerでは「瑠璃色」などの意を持ちます。電子音響とマルトノのエネルギーの融合爆発は圧巻。
・坂本龍一:パロリブル・・・心に沁み入るような美しい旋律が魅力の作品。もともと坂本龍一はこの作品をオンド・マルトノの音色を想定して作曲していました。坂本が描いていた世界がついに実現したともいえるでしょう。
■大矢素子 (おおや もとこ)
英国生まれ。東京藝術大学楽理科在学中、オンド・マルトノの響きに魅了され、演奏と研究両面からアプローチ。同大学院在学時、開発者モリス・マルトノ著『アクティヴ・リラクゼーション』を翻訳出版(春秋社)。ロータリー国際親善奨学生として渡仏後、パリ国立高等音楽院に入学。在院中メシアン《三つの小典礼》の世界ツアーにソリストとして出演。平成20年度文化庁新進芸術家海外研修制度派遣研修員として研鑽を積み、同音楽院オンド・マルトノ科を最優秀(首席)で卒業。マルトノの思想研究により音楽学博士号を取得(東京藝術大学)。オンド・マルトノを原田節(ハラダタカシ)、ヴァレリー・アルトマン=クラヴリィ、音楽学を船山隆、福中冬子の各氏に師事。
オペラシティ「B → C」出演。東フィル、読響、N
響、都響など各オーケストラと共演。NHK Eテレ「スコラ 坂本龍一音楽の学校―電子音楽編」出演、アカデミー賞主演男優賞・監督賞・撮影賞受賞映画『レヴェナント:蘇えりし者』において坂本龍一作曲の楽曲を演奏、2017年メシアン《アッシジの聖フランチェスコ》の全曲本邦初演(シルヴァン・カンブルラン指揮、読響)に参加。2019年東京・春・音楽祭でリサイタルを開催(於上野の森美術館)など多方面で活動を展開。
現在東京藝術大学非常勤講師。
現代音楽における演奏・研究両面からの活躍が益々期待される存在である。

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PENTATONE
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PTC 5186671
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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ラトルがピアノを演奏!!
『ソワレ』~コジェナーと仲間たち
1.エルンスト・ショーソン(1855-1899):終わりなき歌
Op.37(1898)~メゾ・ソプラノ、弦楽四重奏とピアノのための
2.-8.アントン・ドヴォルザーク(1841-1904):
歌曲集~メゾ・ソプラノ、フルート、クラリネット、弦楽四重奏とピアノのための【ダンカン・ワード編曲】
Ⅰ.「私の歌が鳴り響く、愛の賛歌」~ジプシーの歌
Op.55 B.104(1880)より第1曲
Ⅱ.「大きくゆったりとした軽い亜麻の服を着て」~ジプシーの歌
Op.55 B.104(1880)より第6曲
Ⅲ.「私の心はしばしば痛み」~4つの歌
Op.2(1882)より第3曲
Ⅳ.「草を刈る娘」~民謡風の歌曲 Op.73
B.146(1886)より第2曲
Ⅴ.「わが母の教えたまいし歌」~ジプシーの歌
Op.55 B.104(1880)より第4曲
Ⅵ.「弦の調子を合わせて」~ジプシーの歌
Op.55 B.104(1880)より第5曲
Ⅶ.「おやすみ」~民謡風の歌曲 Op.73
B.146(1886)より第1曲
9.-10.ヨハネス・ブラームス(1833-1897):2つの歌
Op.91(1863)~メゾ・ソプラノ、ヴィオラとピアノのための
11.-13. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
シェイクスピアによる3 つの歌(1953)~メゾ・ソプラノ、フルート、クラリネットとヴィオラのための
14.-16.モーリス・ラヴェル(1875-1937):
マダガスカル島民の歌(1925-1926)~メゾ・ソプラノ、フルート、チェロとピアノのための
17.-21.ブラームス:5 つのオフィーリアの歌
WoO 22(1873)~メゾ・ソプラノと弦楽四重奏のための
22.-29.レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):韻ふみ歌(1925)~メゾ・ソプラノ、クラリネットとピアノのための
30.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):「明日!」(1894) |
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)、
サー・サイモン・ラトル(ピアノ)
ヴォルフラム・ブランドル(ヴァイオリン)、
ラヘル・リリング(ヴァイオリン)、ユリア・デイネカ(ヴィオラ)
ダヴィド・アドリヤン(チェロ)、アンドリュー・マリナー(クラリネット)、
カスパル・ツェーンダー(フルート) |
大注目盤。なんとラトルがピアノを演奏!!コジェナーと仲間たちによる珠玉の歌曲集「わが母の教えたまいし歌」も収録!!
セッション録音:2017年7月/マイスターザール(ベルリン)/DSD、マルチチャンネル、73'24"、ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付
SACD ハイブリッド盤。
これは驚きのリリース!ラトルがピアノ演奏でコジェナーとの夫婦共演が実現しました!
「ソワレ」(夕べ)と題された当アルバムは夕刻から仲間たちとアンサンブルを楽しむというコンセプトで、コジェナーが絶大なる信頼を寄せる名手と珠玉の歌曲を歌い上げます。
選曲も秀逸。ブラームス、ドヴォルザーク、ヤナーチェク、ショーソン、ラヴェル、R.シュトラウス、ストラヴィンスキーの歌曲をコジェナーとアンサンブルが温かみのある歌声と演奏で聴かせてくれます。
また、ドヴォルザークでは「わが母の教えたまいし歌」も収録。コジェナーの母国であるチェコへの思いも感じられる注目の録音です。
ラトルのピアニストとしてのデビュー盤であるとともに愛妻コジェナーが仲間たちと音楽を楽しんだディスクが完成しました。
コジェナーのPENATONE レーベル第1弾「ため息の庭」(PTC
5186725)も好評発売中です!
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CENTAUR
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キンガ・アウグスティン(ヴァイオリン)
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア
TWV 40:14-25 |
キンガ・アウグスティン(ヴァイオリン) |
ファンタジア第1番変ロ長調 TWV 40:14/ファンタジア第2番ト長調
TWV 40:15/ファンタジア第3番ヘ短調 TWV 40:16/
ファンタジア第4番ニ長調 TWV 40:17/ファンタジア第5番イ長調
TWV 40:18/ファンタジア第6番ホ短調 TWV 40:19/
ファンタジア第7番変ホ長調 TWV 40:20/ファンタジア第8番ホ長調
TWV 40:21/ファンタジア第9番ロ長調 TWV 40:22/
ファンタジア第10番ニ長調 TWV 40:23/ファンタジア第11番ヘ長調
TWV 40:24/ファンタジア第12番イ短調 TWV 40:25 |
ポーランド出身で現在はニューヨークを拠点に活躍する女流ヴァイオリニスト、キンガ・アウグスティンが奏でる、バロック期の無伴奏独奏曲の重要作品のひとつ、テレマンの「12のファンタジア」。アウグスティンの演奏は、英ストラド誌でも賞賛されている。使用楽器は、アントニオ・ザノッティが1734年に製作したヴァイオリン。
面白いことにこの楽器は、テレマンがファンタジアを作曲した時期と同時期に製作された楽器である。
録音:2015年11月17日&23日、パトリッチ・サウンド・スタジオ(ニューヨーク、アメリカ)
古風な、と言いたくなる品のある音色を聞かせてくれるキンガ・アウグスティン。
最新作はテレマンの「無伴奏ファンタジア」。

ショパン弾いてます。
https://www.youtube.com/watch?v=ixbz2oMdyGA
キンガ・アウグスティン |
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キンガ・アウグスティン、チェコのヤナーチェク・フィル
ブルッフとメンデルスゾーンの傑作協奏曲2作品
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
Op.26
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
Op.64
マスネ:タイスの瞑想曲 |
キンガ・アウグスティン(ヴァイオリン)
ヤクブ・クレッカー(指揮)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団 |
ポーランド出身で現在はニューヨークを拠点に活躍する女流ヴァイオリニスト、キンガ・アウグスティンが、チェコのヤナーチェク・フィルとの共演で奏でるブルッフとメンデルスゾーンの傑作協奏曲2作品。
その演奏はストラド誌でも賞賛されています。使用楽器はアントニオ・ザノットゥスが18世紀初期に製作したヴァイオリン。
※録音:2016年3月8日-9日、ヤナーチェク・フィルハーモニック・スタジオ(チェコ)
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ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集(コントラバス&ピアノ版)
チェロ・ソナタ第1番 イ長調 RV.47
チェロ・ソナタ第2番ニ長調 RV.41
チェロ・ソナタ第3番イ短調 RV.43
チェロ・ソナタ第4番ト長調 RV.45
チェロ・ソナタ第5番ホ短調 RV.40
チェロ・ソナタ第6番 ト長調 RV.46 |
ジョージ・スピード(コントラバス)
セヒ・ジン(ピアノ) |
オクラホマ大学のコントラバスの助教授および、オクラホマシティ・フィルハーモニー管弦楽団首席コントラバス奏者を務めるジョージ・スピードが、コントラバスで弾く、ヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集。
録音:2017年3月28日、4月25日&5月5日、コーナーストーン・レコーディング・カンパニー(オクラホマ、アメリカ)
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ブラームスの傑作ドイツ・レクイエムのロンドン版
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45
(2台ピアノのためのロンドン版、英語歌唱) |
テ・デウム
マシュー・C. シェパード
(アーティスティック・ディレクター)
他 |
マシュー・C. シェパードによって、2008年に結成された合唱団テ・デウムのデビュー盤は、ブラームスの傑作ドイツ・レクイエムのロンドン版。
録音:2016年4月16日、長老派教会(カンザス州、アメリカ)
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チェック・ユア・フッティング
レイ・バーンズ:ロード・スウィング/
ソニー・ロリンズ(レイ・バーンズ編):
セント・トーマス/ラテン・フレア/
ナット・キング・コール(レイ・バーンズ編):
ストレイトゥン・アップ・アンド・フライ・ライト/
チェック・ユア・フッティング/ザ・ダンス/
タンゴ・ノワール/セイリング・カイツ/
ストラスラ/アップル・スナップ |
レイ・バーンズ・クロスロード
〔ジョン・ブレイクJr.(ヴァイオリン)、
カーティス・スチュワート(ヴァイオリン)、
メーガン・クリュッグ(ヴィオラ)、
リーガン・バーンズ(チェロ)、
レイナード・バーンズ(ベース)、
エリノア・ザヤス(ピアノ)、
ヘスス・フィゲロア(パーカッション)、
クリス・シェーラー(パーカッション)〕 |
レイ・バーンズ・クロスロードは、弦楽四重奏にジャズのリズムセクションを加えた斬新なコンセプト・グループ。
オリジナル作品に加え、ジャズ・スタンダードとして有名なソニー・ロリンズの「セント・トーマス」やナット・キング・コールの「ストレイトゥン・アップ・アンド・フライ・ライト」のアレンジ版も収録。
録音:2010年8月25日、デア・スタジオ(ニューヨーク、アメリカ)
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チェロ・イノヴェーションズ ~
ドヴォルザーク、ポッパー、フレスコバルディ、ブルッフ:
チェロ・アレンジ作品集 |
アシュリー・サンダー・サイドン(チェロ)
.エリク・アンダーソン(チェロ)
ヘスス・モラレス(チェロ)
ジョージ・ワーク(チェロ) |
ドヴォルザーク:ロンド Op.94/
ポッパー:ハンガリー狂詩曲 Op.68/
フレスコバルディ:トッカータ/
ブルッフ:コル・ニドライ Op.47/
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調
「春」 Op.8-1, RV.269/
ミゲル・デル・アギーラ:ロコスの行列/
ロンベルク:スウェーデンの歌によるディヴェルティメント第1番
Op. 42/
モンティ:チャールダーシュ |
ドレイク大学の教授やゼニス室内楽フェスティバルのエグゼクティヴ・ディレクターを務めるチェロ奏者、アシュリー・サンダー・サイドンによるチェロ四重奏のための名曲アレンジ集。
録音:2016年4月11日ᬢ13日、(ミズーリ州、アメリカ)
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DAPHNE
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愛の三部作
マリー・サミュエルソン(1956-):
アプロディーテー - サッフォーの断片(愛の三部作
第1番)(メゾソプラノまたはアルトと管弦楽のための)
カーティヤ・ドラゴイェヴィチ(メゾソプラノ)、スウェーデン放送交響楽団、ダニエル・ブレンドゥルフ(指揮)
無限の新しい子. 私のふたりの息子へ(愛の三部作
第2番)(クラリネット独奏と管弦楽のための)
アンドレーアス・スンデーン(クラリネット)、マルメ交響楽団、サラ・ヨアニデス(指揮)
エロス効果と団結(愛の三部作 第3番)(室内管弦楽のための)、
空気の運ぶ線と轟音(管弦楽のための)
ノルディック室内管弦楽団、サラ・ヨアニデス(指揮) |
スウェーデンのマリー・サミュエルソン(1956-)の新しい「作曲家ポートレート」アルバム。『愛の三部作』は、異なるオーケストラの委嘱を受け、2014年から2016年の間に彼女が書いた作品です。
最初の 《アプロディーテー - サッフォーの断片》
は、スウェーデン放送交響楽団とヨーテボリ交響楽団が共同委嘱、女声独唱と管弦楽のための「カンタータ」として作られました。
2014年に見つかった、それまで知られていなかったというサッフォーの詩のパピルスに記された断片のスウェーデン語訳が、海の波を想起させる管弦楽を背景に歌われます。
《無限の新しい子. 私のふたりの息子へ》
は、サミュエルソンが壁にずっと貼っておいたというヨーラン・ソンネヴィの詩『あり得ないこと』の一節にインスピレーションを得て作曲されました。マルメ交響楽団の委嘱作です。
社会学者ジョージ・カツィアフィカスの『エロス効果』に基づく《エロス効果と団結》は、ノルディック室内管弦楽団の委嘱を受けて書かれました。「今日の音楽が、感情の言語になり、現代のやり方でロマンティシズムを表現できる」ことを示した3つの作品には主題的、音楽的な結びつきがあり、「組曲」としても演奏されます。
《空気の運ぶ線と轟音》 は、2009年の作品です。「紙に書かれた音楽が人を高揚させることができるか」。後に『愛の三部作』に使われることになる素材を含み、リズムと響きをさまざまに変化させる語法(「空気によって運ばれる弦楽器のフラジオレットの多層や管楽器の速いトリルを、音楽を前進させる、雷鳴を思わせるコードと結合した」)が曲名に示されます。
メゾソプラノ歌手のカーティヤ・ドラゴイェヴィチ、ダニエル・ブレンドゥルフ、スウェーデン放送交響楽団ソロ奏者、カール・ニルセンのクラリネット協奏曲(DAPHNE1056)のアンドレーアス・スンデーン。ノルディック室内管弦楽団を指揮するオーストラリアのサラ・ヨアニデスは、《エロス効果と団結》
をアメリカのタコマ交響楽団で再演しています。
※録音:2016年3月11日-12日、ベールヴァルドホール(ストックホルム)(アフロディーテー)(ライヴ)、2018年9月17日、マルメ・ライヴ・コンサートホール(マルメ、スウェーデン)(無限の新しい子)、2017年8月14日-17日、トンハッレン(Tonhallen)(スンツヴァル、スウェーデン)
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NOSAG
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コネクション ~ オッド・スニーエゲン:作品集
オッド・スニーエゲン(1952-):豚の翼に乗って星へ
(フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)/
Adagio Assai(ソプラノ・サクフォソーンのための)*/
姿と信号(チェロとピアノのための)**/
知っているか、息子よ、世界がどれほど小さな英知に支配されているか?
(電気増幅したバスフルートのための)***/
弦楽四重奏曲第1番₁^アルト・サクソフォーンのための最初の小品# |
オルター・エゴ
〔マヌエル・ズリア(フルート)、アルド・カンパニャーリ(ヴァイオリン)、
フランチェスコ・ディロン(チェロ)、オスカル・ピッツォ(ピアノ)、パオロ・ラヴァリア(指揮)〕、
ダヴィード・ブルッティ(ソプラノ&アルト・サクソフォーン)*#、デュオ・ディロン=トルクァーティ
〔フランチェスコ・ディロン(チェロ)、エマヌエーレ・トルクァーティ(ピアノ)〕**、
マヌエル・ズリア(バスフルート)***、
ステーンハンマル四重奏団
〔ペーテル・オーロフソン(第1ヴァイオリン)、ペール・オーマン(第2ヴァイオリン)、
トニー・バウアー(ヴィオラ)、マッツ・オーロフソン(チェロ)〕ñ |
オッド・スニーエゲン(1952-)はストックホルム生まれ。作曲の基礎を身につけた後、ストックホルム大学で音楽学と作曲を学び、音楽学者、音楽教師として活動。1987年からスウェーデン音楽情報センターでクラシカル、ジャズ、トラッド音楽のプロモーションに携わり、2006年、スウェーデン放送のラジオ番組シリーズの音楽など、作曲を再開しました。
スニーエゲンは、構築性や彫像性といった形式を重視、伝統的なアンサンブルのための作品を中心に作曲しています。
スニーエゲンの初めての「作曲家ポートレート」。イタリアの現代音楽アンサンブル「オルター・エゴ」のための
《豚の翼に乗って星へ》。イタリアのダヴィード・ブルッティがウンブリアの
Festival SituAzioni 2012 で初演した「悲歌」《Adagio
Assai》。ブルッティが同じ音楽祭で初演した《アルト・サクソフォーンのための最初の小品》は、スウェーデンのフリージャズ・プレーヤー、ラーシュ=ヨーラン・ウランデルに献呈された作品。現代音楽の「デュオ・ディロン=トルクァーティ」のための《姿と信号》。
国王グスタフ二世アドルフに仕えた宰相アクセル・オクセンシェルナの「知っているか、息子よ、世界がどれほど小さな英知に支配されているか?」を曲名にした「電気増幅したバスフルート」の独奏曲。3つの楽章をオペラの3つの幕に、4人の奏者を4人のキャラクターに見立て、悲喜こもごもの音楽とした弦楽四重奏曲第1番は、ステーンハンマル四重奏団の初演した作品です。
※録音:2011年-2014年
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<国内盤>
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ソニー
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SICC30512
\2808(税込み) |
ポゴレリチ、21年ぶりのアルバム!
1. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調
Op.54
2.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番嬰へ長調
Op.78
3. ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調
Op.36 |
イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ) |
2016年9月(1,2) 2018年6月(3)、ドイツ、エルマウ城(1,2) オーストリア、ライディング、リスト・ホール(3)
国内盤先行発売!
鬼才ピアニスト、イーヴォ・ポゴレリチのソニー・クラシカルからのデビュー・アルバム(長期専属契約の1枚目)で、1998年グラモフォン発売のショパン「スケルツォ」以来21年ぶりのニュー・アルバムです。
生前のホロヴィッツが愛奏したラフマニノフの超弩級のロマン派ソナタ、第2番とベートーヴェンの小ぶりなソナタ第22番・第24番という2曲は、今のポゴレリチならではの個性的な選曲でいずれも彼にとって初録音であるのみならず、この2人の作曲家のピアノ曲を録音するのも今回が初めてです。
録音はベートーヴェンが2016年にドイツで、ラフマニノフが2018年にオーストリアで行われました。
繊細な録音が、漆黒の重味を備えた独自のピアノ・サウンドと、一つ一つの音符を明晰かつ克明に弾き分けるタッチ、そしてポゴレリチの息遣いまでも余すところなく捉えています。2019年クラシック・ピアノ界最大の話題盤といえましょう。

4年前に発売されたポゴレリチ/DG録音全集
リリース当時「お願いだから新録音出して」と書いていたが・・・出たわけである・・・ |


479 4350
(14CD)
\8000→\7190 |
お願いだから新録音出して→出た!
《イーヴォ・ポゴレリチ/DG録音全集》
【CD1】
ショパン:
①ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送行進曲付」,
②前奏曲 嬰ハ短調Op.45, ③スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39,
④夜想曲 変ホ長調Op.55-2, ⑤練習曲 ヘ長調Op.10-8,
⑥練習曲 変イ長調Op.10-10, ⑦練習曲 嬰ト短調Op.25-6
[録音]1981年2月, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD2】
①ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番Op.111,
②シューマン:交響的練習曲Op.13,
③シューマン:トッカータ ハ長調Op.7
[録音]1981年9月, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD3】
ショパン:
①ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21~
クラウディオ・アバド(指揮) シカゴ交響楽団,
②ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
[録音]1983年2月, シカゴ、オーケストラ・ホール/
【CD4】
①ラヴェル:夜のガスパール,
②プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82「戦争ソナタ」
[録音]1982年10月, ミュンヘン音楽大学/
【CD5】
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23~
クラウディオ・アバド(指揮) ロンドン交響楽団
[録音]1985年6月, ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール/
【CD6】
J.S.バッハ:
①イギリス組曲第2番イ短調BWV.807,
②イギリス組曲第3番ト短調 BWV.808
[録音]1985年10月, スイス、ラ・ショー・ド・フォン/
【CD7】
ショパン:24の前奏曲Op.28(全曲)
[録音]1989年10月、ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ/
【CD8】
①リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調,
②スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調Op.19「幻想ソナタ」
[録音]1990年12月、ハノーファー、ベートーヴェンザール/
【CD9】
ハイドン:
①ピアノ・ソナタ第46番(31番)変イ長調Hob.XVI:46,
②ピアノ・ソナタ第19番(30番)ニ長調Hob.XVI:19
[録音]1991年8月、ハノーファー、ベートーヴェンザール/
【CD10】
D・スカルラッティ:
①ソナタ ホ長調K.20/L.375, ②ソナタ ホ長調K.135/L.224,
③ソナタ ニ短調K.9/L.413, ④ソナタ ニ長調K.119/L.415,
⑤ソナタ ニ短調K.1/L.366, ⑥ソナタ ロ短調K.87/L.33,
⑦ソナタ ホ短調K.98/L.325, ⑧ソナタ ト長調K.13/L.486,
⑨ソナタ ト短調K.8/L.488, ⑩ソナタ ハ短調K.11/L.352,
⑪ソナタ ト短調K.450/L.338, ⑫ソナタ
ハ長調K.159/L.104,
⑬ソナタ ハ長調K.487/L.205, ⑭ソナタ
変ロ長調K.529/L.327,
⑮ソナタ ホ長調K.380/L.23
[録音]1991年9月、ハノーファー、ベートーヴェンザール/
【CD11】
ブラームス:
①カプリッチョ嬰ヘ短調Op.76-1, ②間奏曲イ長調Op.118-2,
③2つのラプソディOp.79, ④3つの間奏曲Op.117
[録音]1991年7月、ハノーファー、ベートーヴェンザール/
【CD12】
①ムソルグスキー:展覧会の絵、
②ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
[録音]1995年8月、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール/
【CD13】
モーツァルト:
①幻想曲ニ短調K.397, ②ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283,
③ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付き」
[録音]1992年6月、ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ/
【CD14】
ショパン:
①スケルツォ第1番ロ短調Op.20, ②スケルツォ第2番変ロ短調Op.31,
③スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39, ④スケルツォ第4番ホ長調Op.54
[録音]1995年9月、ワトフォード、コロッセウム |
イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ) |
独特の解釈が常に議論を呼ぶ天才
ポゴレリチは、1980年のショパン・コンクールで前代未聞の大胆な解釈で物議を醸し、衝撃的なデビューをかざりました。自らの芸術を求め、ピアノ界の異端児として大胆且つ奔放な演奏で常に音楽界の話題をさらうアーティストです。
DGに録音したこれらの説得力ある演奏には、彼独自の解釈がつぎ込まれ、聴く者の心を掴んで離しません。当セットは彼がDGに録音した14枚のアルバムを、オリジナルのカップリングでオリジナル・デザインのスリーブに収めています。
【録音】1981~1995年

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7/11(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ATMA CLASSIQUE
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ジャン・ド・サント=コロンブ(1640?-1700?):
2台のヴィオールのためのコンセール集より
第2番 Le Change/第3番 Le Tendre/
第10番 Les Couplets/第27番 (La) Bourrasque/
第36番 L'attentif/第41番 Le Retour/
第44番 Tombeau Les Regrets/第48番 Le
Rapotte/
第52番 L'estourdy/第53番 Les Roulades/
第59番 Le Precipite/第62番 La Boutade |
レ・ヴォワ・ユメーヌ
[スージー・ナッパー&
マーガレット・リトル
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)]
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謎に包まれたガンバ作曲家、稀代の名品を味わう
録音:2003~2004年/76'10''
マラン・マレの師として知られるものの謎が多く、生没年や生涯も明らかにされていない作曲家サント=コロンブ。
67曲からなる「2台のヴィオールのためのコンセール集」はその代表作であり、典雅で幽玄なガンバの旋律が絡み合う名品です。
レ・ヴォア・ユメーヌは2枚組× 4タイトルからなる貴重な全曲録音を果しており、その録音から抜粋して1枚にまとめたのがこのアルバム。
これだけでも十分にサント=コロンブの魅力が味わえ、かいつまんでいくつか聴いてみたいという方にはぴったりの内容と言えます。
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CYBELE RECORDS
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CYBELEKIG012S
(4SACD HYBRID)
¥4200
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ヴォルフガング・リームとオルガン
[Disc1~3]
リーム:オルガン作品全集(演奏:マルティン・シュメーディング)
リームによるオルガン即興(1970)
[Disc4] (ドイツ語の会話)
ミリャム・ヴィーズマンとヴォルフガング・リームの対話(2018)
ミリャム・ヴィーズマンとマルティン・シュメーディングの対話(2018) |
マルティン・シュメーディング(オルガン) |
ドイツの重鎮リーム、そのオルガン作品を網羅!
76'05''、80'08''、73'00''/Mono / Stereo
/5.0ch Surround Sound /3D-Binaural-Stereo
pure DSD Recording
高音質レーベルCYBELE RECORDS からリームのオルガン作品全集が登場。
SACDハイブリッドで、SACD層ではバイノーラル録音、サラウンド録音が楽しめます。
ヴォルフガング・リームは1952年生まれのドイツの作曲家で、現在なお第一線で活躍し続けている大御所。
CD3枚分ものオルガン作品を書いており、すべてを収録したディスクは今までにありませんでした。
今回の全集のうち、3分の2の作品は初録音だということです。
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PREISER RECORDS
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ツィーラー・エディション第25集「今日は今日」
1. Erzherzog Wilhelm Marsch, Op.174
2. Singen, lachen, tanzen, Walzer Op.486
3. Heut' ist heut' - Lied und Quartett
aus der Operette "Ein tolles Madel"
4. Fremdenfuhrer-Gavotte aus der Operette
"Der Fremdenfuhrer"
5. Verliebte Eselsstreiche, Humoreske Op.309
6. Schaferstundchen, Polka--Mazurka Op.278
(290)
7. Flaggensalut, Polka schnell Op.408
8. Konig Humbert Marsch, Op.288 (376)
9. Krank' dich nicht - Lied und Quartett
aus der Operette "Fesche Geister"
10. Die Dorfschonen, Landler Op.393
11. Veni, vidi, vici, Polka schnell Op.229
(277)
12. O du schone, holde Kinderzeit-Lied
und Terzett aus der Operette"Fesche
Geister"
13. Rutscherpeter, Polka francaise Op.459
14. Heut' wird es interessant-Lied und
Quartett aus der Operette "Das dumme
Herz"
15. Leben und leben lassen, Walzer Op.276
16. Freundlich leuchten unsere Sterne-Lied
und Quartett aus der Operette "Die drei
Wunsche" |
エカテリーナ・ミハイロヴァ(ソプラノ)
オルガ・チェルヴィンスキ(メゾソプラノ)
クリスティアン・ドレッシャー(テノール)
ゲジム・ベリシャ(バリトン)
ハンス・シャーデンバウアー(指揮)
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管 |
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ツィーラー・エディション第26集「写真円舞曲」
1. Maroicic - Marsch, Op.175
2. Huldingungen - Walzer, Op.157
3. Gluck in der Liebe, Ungluck im Spiel:
Aus der Operette Der Schatzmeister
4. Flattersinn, Op.127: Polka francaise
5. Das hat der Herrgott g'sagt, Op.476:
Aus der Operette Wiener Kinder
6. Barrison - Marsch, Op.536
7. Walzer - Fotografien, Op.134
8. Ein Kuss ist wie ein suBer Traum: Aus
der Operette Der Husarengeneral
9. Casse - Cou - Galopp, Op.19
10. Ziererei, Op.200: Polka francaise
11. Die Schlittenpost, Op.412: Tyrolienne
12. Punschlied: Aus der Operette der Schatzmeister
13. Memoiren einer Tanzerin, Op.166
14. O Madel sage ja: Aus der Operette Der
Schatzmeister
15. Fahnen - Marsch, Op.440 |
ユリア・コチ(ソプラノ)
クリスティアン・ドレッシャー(テノール)
ハンス・シャーデンバウアー(指揮)
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管 |
まだまだ続く人気シリーズ、ツィーラー・エディション
Preiser レーベル名物ツィーラー・エディション。2003年にツィーラーの作品を演奏するために設立されたオーケストラによる演奏です。
オペレッタの一コマなどを絡めつつ生き生きと奏でられるワルツやポルカの数々。ウィーン音楽の心を知る若き奏者たちのみずみずしい演奏でお楽しみください。
ツィーラーはJ. シュトラウスと並ぶウィーンの大作曲家で、19世紀後半から20世紀初頭にかけてのウィーン音楽界を牽引した存在です。32の舞台作品を含む約600もの音楽を作曲しました。
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In mein Heazz
1. 's Leachal (Agnes Palmisano / Daniel
Fuchsberger)
2. A Tanzerl aus der untern Lad (Franz
Allmeder / Ludwig Gruber)
3. I bin a Madl von einer eigenen Rass'
(Richard Leukauf)
4. Wer hat dies Liedlein erdacht (Gustav
Mahler)
5. D' Waldhutten (Roman Domanig-Roll /
Karl Foderl)
6. Hob Mi gean (Agnes Palmisano / Martin
Zrost)
7. Sehnsucht (Agnes Palmisano / Helmut
Th. Stippich)
8. Walzer (Franz Schubert)
9. Das irdische Leben (Gustav Mahler)
10. Unter Beymer (Moshe Oysher / Alexander
Olshanetsky)
11. Meinem Kind (Gerhard Bronner)
12. Oblivion (Horacio Ferrer / Astor Piazzolla)
13. Tarde Triste (Ruben Dario / Paul Gulda)
14. Stony Bridge (Agnes Palmisano / Paul
Gulda)
15. In mein Heazz (Agnes Palmisano / Paul
Gulda) |
アグネス・パルミサーノ(歌) |
自由なアレンジでウィーン音楽を
ウィーンの伝統的な歌やクラシックなどを自由なアレンジでポップス調に歌ったアルバム。マーラーやシューベルトも取り上げられています。ピアノでパウル・グルダも参加。
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LAWO CLASSICS
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クラリネット・トリオ ~
シューマン、ブルッフ、モーツァルト:クラリネット三重奏曲集
シューマン:おとぎ話 Op.132
ブルッフ:8つの小品 Op.83
W・A・モーツァルト:
ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲
変ホ長調 .498
《ケーゲルシュタット・トリオ》 |
オスロ・フィルハーモニック・チェンバーグループ
〔ライフ・アルネ・ペーデシェン(クラリネット)、
ヘンニンゲ・ランドース(ヴィオラ)、
ゴンサロ・モレーノ(ピアノ)〕
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オスロ・フィルハーモニー管弦楽団のプレーヤーが集まって音楽を楽しむ「オスロ・フィルハーモニック・チェンバーグループ」の新作アルバム。
シューマンの《おとぎ話》、ブルッフの《8つの小品》、モーツァルトの《ケーゲルシュタット・トリオ》という、ピアノ、クラリネット、ヴィオラの三重奏のためのスタンダード・レパートリーを演奏しています。
首席クラリネット奏者のライフ・アルネ・ペーデシェン、ヴェルターヴォ弦楽四重奏団の創設メンバーだった、ヴィオラ・セクションのヘンニンゲ・ランドース。
ゴンサロ・モレーノは、マドリードに生まれ、1990年からノルウェーで活動。オスロ・フィルハーモニックの首席ピアニストを務めています。
※録音:2017年2月6日8日&2018年6月6日7日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz
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バッハ:ピアノ作品集
J.S.バッハ:
フランス風序曲(パルティータ) BWV.831
変奏をともなうサラバンド ハ長調 BWV.990
イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV.811 |
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ) |
フィンマルク県の地域音楽家とフリーランスのアーティストとして活動するノルウェーのピアニスト、ニルス・アンデシュ・モッテンセンのドビュッシー、グリーグ、バルトークを弾いた『戸外にて」(LWC1032)とプラームスの作品集「陰鬱な真夜中に」(LWC1084)につづく
LAWO Classics ソロ・アルバム第3作。
フランス音楽と出会ったバッハが、フランスの和声、リズム、装飾、形式を採り入れて作曲した
《フランス風序曲》。「イギリス人のために」書かれた「前奏曲」と「フランス舞曲」による6曲の
《イギリス組曲》 の第6番。
※録音:2019年1月14日16日、ヤール教会(バールム、ノルウェー)Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz
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アイヴィン・グローヴェン:歌曲集 |
マリアンネ・ベアーテ・キーラント(メゾソプラノ)
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ) |
アイヴィン・グローヴェン:
母の十字架のしるし/病院で, 夜/もう一晩病院で/大草原の主婦の子守歌/
劇「ジェノアの結婚」ᬢ
あわれな雄鹿、ロルピンデン、最初のアツバサクラソウの歌、もうひとつのアツバサクラソウの歌、
北に向かって、グルファルド、ヴェロニカの祈り、わたしのギュルデンラクに/
劇「家畜商人」ᬢ
彼女はたったの16歳だった、ボルの歌、ああ,
赤っぽい金髪の娘は、春と恋、
だが, ある夕べ、三月の太陽、蝶々、病床で、ありえる混乱/
劇「ヴェネチアの人たち」のセレナードᬢ
荒れ地、あなたは光り輝かねばならない、川を歩いて渡りたい、夜、
雪どけの天気、イヌバラ、空はとても高く |
Lawo Classicsの主力アーティストの1人であり、鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られるノルウェーの名メゾ・ソプラノ歌手、マリアンネ・ベアーテ・キーラント(マリアンネ・ベアーテ・シェラン)とピアニスト、モッテンセンの共演によるノルウェー歌曲のシリーズ。
アイヴィン・グローヴェンは、ヴェスト=テレマルクのロルダールに生まれ、何世代にも渡り伝えられた民俗音楽に囲まれて育ちました。
幼いころからフィドル演奏を習い、15歳の時には200を超すスロッテルをハリングフェレ(ハルダンゲルフィドル)で弾いたといい、自身も作曲を手がけました。その後、オスロに移り、作曲家、民俗音楽の収集家として活動。民俗音楽と芸術音楽の橋渡しをしたことでノルウェー音楽史に名を残しています。
オスロ900周年を祝う1950年、市庁舎が新しく建設された際、オープニングのために行われた作曲コンペティションに選ばれた序曲
《ヤラルリョード》、そのほか、ピアノ協奏曲第1番、交響曲第2番
《真夜中の時》 といった作品が今も演奏されています。
グローヴェンの歌曲の多くは、ヘンリク・ヴェルゲラン、ハンス・E・ヒンク、インゲボルグ・レフリング・ハーゲンの詩と劇をテクストに作曲されました。憧れ、苦しみ、やさしい心、激しい感情と抑圧といった詩人の内面を自然に描いた作品として評価されています。
※録音:2018年5月23日25日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz
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広げる心と耳に届かない群れ
デュロ・ジヴコヴィチ:心を護ることについて
ラグンヒル・ベーシュタード:xtendo
ヤン・マッティン・スモルダール:(herd)STUDY
ヤン・エーリク・ミカルセン:狩人 |
アンサンブル・エルンスト
トマス・リームル(指揮)
シリエ・アーケル・ヨンセン(ソプラノ)
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「広げる心と耳に届かない群れ」は、オスロの現代音楽グループ、アンサンブル・エルンストのLAWO
Classicsアルバム第2作。
オルヤン・マトレ、アルネ・ヌールハイム、サルヴァトーレ・シャリーノの作品を演奏した『・・But・・』(LWC1085)に続くアルバムとして企画され、委嘱作とノルウェーの作曲家の書いた世界的にもアピールする作品によるプログラムが組まれました。
セルビア生まれ、ストックホルム在住のデュロ・ジヴコヴィチの《心を護ることについて》。ノルウェー国立音楽大学でラッセ・トーレセンの実験的音楽のコースに参加、フランスのスペクトル音楽にも関心を寄せるラグンヒル・ベーシュタードの《xtendo》。
パフォーマンス・アーティストやインストレーション・アーティストとのコラボレーションによる創作活動グループ「アンサンブル・ネオン」の創設者のひとり、ヤン・マッティン・スモルダールの《(herd)STUDY》。
王立デンマーク音楽アカデミーのハンス・エーブラハムセンとベント・サーアンセンに学び、2011年度武満徹作曲賞のファイナルで演奏された《パーツ
II》など、豊かなテクスチュアと「北欧の音色」に特徴があるとされる、ヤン・エーリク・ミカルセンの《狩人》。
※録音:2017年11月4日5日、NRK(ノルウェー放送)ラジオ・コンサートホール(オスロ)、11月6日7日、ヤール教会(バールム、ノルウェー)
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<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE
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4840781
\1200 |
《キングス・カレッジ合唱団~
みどり児はお生まれになった/ブリテン、V.ウィリアムズ:クリスマス作品集》
ブリテン:
1) みどり児はお生まれになったOp.3、
2) 祝祭カンタータ『キリストに寄りて喜べ』Op.30、
3) キャロルの祭典Op.28、
4) ヴォーン・ウィリアムズ:クリスマス・キャロルによる幻想曲 |
ピーター・バーリー(オルガン)(2)、
レイチェル・マスターズ(ハープ)(3)、
ハーヴェイ・アラン(バス・バリトン)(4)、
ケンブリッジ大学室内女声合唱団(1)、
スティーヴン・クレオバリー(1-3)、
デイヴィッド・ウィルコックス(4)(指揮)
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団、
ロンドン交響楽団(4) |
チャペルに響く美しい歌声で聴くクリスマス音楽の傑作
合唱曲の作曲家としてのブリテンはアマチュアや若い歌手向けの作品に才能を発揮しました。
自身で探した貴重なテキストに曲をつけ、これ以上ないと思えるほど歌詞に合った音楽を作り上げました。
その特徴はこのCDに収録されたクリスマスの3作品、名曲『みどり児はお生まれになった』、1940年代の小品の傑作『キリストに寄りて喜べ』『キャロルの祭典』に顕著に表れています。
クリスマスの儀式にふさわしい、独特の雰囲気を持つキングス・カレッジ・チャーチを活動拠点とするキングス・カレッジ合唱団。録音も数多く行っていますが、1990年にスティーヴン・クレオバリーの指揮で行われたこの録音ほど素晴らしいものはありません。
【録音】1990年3月-12月(1-3)、1962年8月(4)、ケンブリッジ、キングス・カレッジ
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4829386
(2CD)
\1800 |
《エーリヒ・クライバー、ジャン・マルティノン~デッカ録音集(78s盤)》
《CD 1》
1) ヘンデル:歌劇『エジプト王妃ベレニーチェ』HWV38より
アンダンテ・ラルゲット*、
2) モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550、
3) ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』/
《CD 2》
1) ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『天体の音楽』Op.235*、
2) J.シュトラウス2世:喜歌劇『ジプシー男爵』序曲*、
3) ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』Op.92*、
エーリヒ・クライバー
4) チャイコフスキー:歌劇『オルレアンの少女』よりアリア「さらば森よ」*、
5) シャブリエ:田園組曲*、
6) ラヴェル:クープランの墓*
ジャン・マルティノン
*DECCA初CD化
【演奏】
【録音】1949年4月(CD1: 1, 2)、1948年2月(CD
1: 3, CD 2: 1-3)、12月(CD 2: 5)、1947年5月(CD
2: 4, 6)、ロンドン、キングズウェイ・ホール |
エウゲニア・ザレスカ(メッゾ・ソプラノ)(CD
2: 4)、
エーリヒ・クライバー(CD 1, CD 2: 1-3)、
ジャン・マルティノン(CD 2: 4-6)(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 |
1947年から1949年に行われた78s盤のデッカ・スタジオ録音をCD化
エーリヒ・クライバーとジャン・マルティノンによるLPのデッカ録音はCDになっていますが、78s盤にはまだ珍しいものがあります。
今回クライバーによるモーツァルト(交響曲第40番)、ベートーヴェン(交響曲第6番)と、ヘンデル、ヨーゼフ・シュトラウス、ヨハン・シュトラウス2世、ドヴォルザークの楽曲、そしてマルティノンによるチャイコフスキー、シャブリエ、ラヴェルの楽曲がまとめられ、新規リマスタリングされて発売されます。
録音は1947年から1949年。一部初CD化。CD2枚組。
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4824753
\1200 |
《ヘレン・ワッツ、ロバート・ティアー~ヘンデル:カンタータ&アリア集》
ヘンデル:
1) カンタータ『暁は東に輝き』HWV166、
2) カンタータ『つねに栄光を担い』HWV87、
3) カンタータ『お前は誠実か、お前は貞節か』HWV171、
4) カンタータ『ハーモニーの聖人よ、見よ(ハーモニー頌)』HWV124、
『9つのドイツ・アリア』より
5) 第6曲「私の霊魂は見ることで聴く」HWV207、
6) 第4曲「快い静けさ、安らかな泉」HWV205 |
ヘレン・ワッツ(コントラルト)(1-3)、
ロバート・ティアー(テノール)(4-6)、
レイモンド・レッパード(指揮)
イギリス室内管弦楽団(1-3)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(4-6) |
ウェールズ出身の二人の歌手によるヘンデル作品のアルバム
ヘンデルの3つのイタリア・カンタータをウェールズ出身のヘレン・ワッツは完璧なイタリア語で、ドラマティックな歌唱技法と洗練された軽快なコロラトゥーラの技法を披露して歌っています。
彼女の声を聴いた人はその劇的で力強いイギリスの“オラトリオ”のコントラルトの声に驚きを隠せないでしょう。
イギリスのチェンバロ奏者、音楽学者で指揮者のレイモンド・レッパードは、イギリス室内管弦楽団の仲間たちとともにヘレン・ワッツの歌唱にスタイリッシュな伴奏を提供しています。
同じくウェールズ出身のロバート・ティアーが歌うドイツのアリアとカンタータ『ハーモニー頌』を併録。
【録音】1961年3月、ロンドン、キングズウェイ・ホール(1-3)、1969年11月、ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(4-6)
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4828588
(2CD)
\1800 |
《ヘレン・ワッツ、ジェフリー・パーソンズ~歌曲リサイタル》
《CD 1》
ヴォルフ:
1)『ゲーテの詩による歌曲集』より「ミニョンの歌Ⅰ-Ⅳ」、
2)『イタリア歌曲集』より「小さなものでも」、
3)『女声のための6つの歌曲』より「ねずみ捕りのおまじない」、
4)『ゲーテの詩による歌曲集』より「エピファーニアスの祭り」、
シューマン:
5) 女の愛と生涯Op.42、
6) メアリー・スチュアート女王の詩Op.135、
『子供のための歌のアルバム』Op.79より
7) 第23曲:時は春、8) 第13曲:てんとう虫、
9)『リーダークライス』Op.39より第12曲:春の夜、
10)『子供のためのアルバム』Op.79より第12曲:眠りの精、
11)『ミルテの花』Op.25より第1曲:献呈/
《CD 2》
1) シューベルト:セレナードD920、
ブラームス:
2) おとめの歌Op.107 No.5*、3) 恋人の誓いOp.69
No.4*、
4) 鍛冶屋Op.19 No.4*、5) セレナードOp.14
No.7*、
6) 鎮められた憧れOp.91 No.1、
7) 聖なる子守歌Op.91 No.2、8) アルト・ラプソディOp.53
*DECCA世界初CD化演奏 |
ヘレン・ワッツ(コントラルト)、
ヴィオラ・タナード(CD 2: 1)、
ジェフリー・パーソンズ(CD 1, CD 2: 2-7)(ピアノ)、
セシル・アロノヴィッツ(CD 2: 6, 7)(ヴィオラ)、
ルイス・ホールジー(指揮)
エリザベサン・シンガーズ(CD 2: 1)、
エルネスト・アンセルメ(指揮)
スイス・ロマンド放送合唱団&ローザンヌ・プロ・アルテ合唱団、
スイス・ロマンド管弦楽団(CD 2: 8) |
キャリーン・フェリアの後継者、ウェールズのコントラルトによるロマン派歌曲集
ウェールズ出身のコントラルト、ヘレン・ワッツによるヴォルフ、ブラームスとシューマンの歌曲が収録された2枚のLPに、シューベルトの魅力的な『セレナード』、ブラームスの『アルト・ラプソディ』が加わった19世紀のレパートリーをそろえたロマン派歌曲のリサイタルです。
新規リマスタリング。CD2枚組。一部世界初CD化。
ヘレン・ワッツは同じくコントラルト歌手のイギリスのキャスリーン・フェリアの重責を引き継いだ歌手と言われています。
【録音】1966年(CD 1:1-5, CD 2: 1)、1964年(CD
1: 6-11, CD 2: 2-5)、1963年(CD 2: 6,7)ロンドン、1965年10月、ジュネーヴ(CD
2: 8)
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4828578
(2CD)
\1800 |
《ヘレン・ワッツ~廷臣と騎士のための歌》
《CD 1》
1) カッチーニ:このうえなく甘いため息、
カレスターニ:2) とても美しいお嬢さん、3)
Folgorate、
4) チフラ:In quell gelato core、
5) ディンディア:Infelice Didone、6)
穏やかな西風が戻り、
7) グランディ:Vientene, o mia fedel、
ヘンリー・ローズ:
8) A Complaint against Cupid、9) No
Constancy in Man、
10) An Eccho、11) Tavola-In quel gelato
core、
12) Parting、13) Dissuasion from Presumption、
14) Suffrance、15) Hymn to God the
Father、
16) Hymn to Got the Son、17) Hymn to
God the Holy Ghost、
18) Among Rosebuds、19) A Lady to a
young Courtier、
20) I prithee send me back my heart、
パーセル:
21) 束の間の音楽、22) リッチモンドの丘の上で、
23) バラ園の館から、24) They tell us
that your mightly powers、
25) 運命の時は、26) Corinna、
27) 音楽が愛の糧であるならば(第1稿)、
28) 音楽が愛の糧であるならば(第2稿)/
《CD 2》
スカルラッティ:
1) Il rossignuolo、2) 愛らしく美しいクローリ、
J.S.バッハ:
3) カンタータ『罪に抗すべし』BWV54、
4)『マタイ受難曲』BWV244よりアリア「憐れみたまえ、わが神よ」、
5) いざ、待ち望みたる時を告げよBWV53(ホフマン作)、
6) 我はその御名を言い表さんBWV200(シュテルツェル作)
DECCA世界初CD化 |
ヘレン・ワッツ(コントラルト)、
サーストン・ダート
(チェンバロ/CD 1: 1-9, 11-14, 18-28, CD
2:1, 2、
チェンバー・オルガン/CD 1: 10, 15-17)、
デズモンド・デュプレ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(CD
1: 21-28, CD 2: 1, 2)、
サーストン・ダート(指揮)
フィロムジカ・オブ・ロンドン(CD 2: 3-6) |
人気のあったコントラルト歌手のLP3枚をまとめて初CD化
大変人気のあったコントラルト歌手ヘレン・ワッツの3つのオワゾリールのLPを新規リマスタリングにより初めてまとめて発売します。
CD2枚組。世界初CD化。
ヘレン・ワッツは故郷ウェールズを離れ、ロイヤル・アカデミーで学び、キャスリーン・フェリアの後継者としての地位を確立してオラトリオの舞台でバッハとヘンデルの歌唱を披露しました。
アルバム『Courtiers and Cavaliers』の成功の後、パーセルとスカルラッティの歌のアルバム、そしてバッハのカンタータのアルバムと続きました。
3つのアルバムはサーストン・ダートの繊細で学者らしく芸術的な指揮によるもので、人気がありながらもあまり知られていない珠玉の曲が多く集められました。
ヘンリー・ローズによる13曲の歌により多くのリスナーに17世紀のイギリスの最も独創的な声が届けられ、ワッツの「音楽が愛の糧であるならば」とカンタータ『罪に抗すべし』は今の私たちの時代でも輝きを保っている美しい歌唱です。
【録音】1956年(CD 1: 1-20)、1958年(CD
1: 21-28, CD 2)、ロンドン
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4828582
(2CD)
\1800 |
アルフレッド・デラー唯一のヘンデル・オペラ全曲録音
《アンソニー・ルイス~ヘンデル:歌劇『ソザルメ』》
《CD 1- 2》
ヘンデル:歌劇『ソザルメ』HWV30全曲
DECCA初CD化 |
ソザルメ…………アルフレッド・デラー(カウンターテノール)
Haliate………ウィリアム・ハーバート(テノール)
Erenice………ナンシー・エヴァンス(メッゾ・ソプラノ)
Elmira………マーガレット・リッチー(ソプラノ)
Argone……ジョン・ケンティッシュ(テノール)
Melo………ヘレン・ワッツ(コントラルト)
Altomaro………イアン・ウォーレス(バス・バリトン)
セント・アンソニー・シンガーズ
テレンス・ワイル(チェロ)
サーストン・ダート(チェンバロ)
アンソニー・ルイス(指揮)
サンタ・チェチーリア管弦楽団 |
アルフレッド・デラー唯一のヘンデル・オペラ全曲録音。初CD化
1732年2月にロンドンのキングス・シアターで初演され、2年後に再演されてから、ヘンデルの歌劇『ソザルメ』は1955年1月にBBC放送で演奏されるまで全曲で聴かれることはありませんでした。
1ヵ月後同じ指揮者、演奏者でオワゾリールにこの録音が行われました。
多くのリスナーにアルフレッド・デラー(1912-1979)を、そしてカウンターテノールの歌唱というものを紹介したのがこの録音でした。
ヘレン・ワッツ、ナンシー・エヴァンス、マーガレット・リッチーが共演しています。
CD2枚組。世界初CD化。【録音】1954年、ロンドン
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<LP>

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7/10(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CAVI MUSIC
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若きチェロの名手が挑むコダーイの難曲!
コダーイ:
(1)チェロとピアノのためのソナティナ Op.4
(2)無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
(3)ヴァイオリンとチェロのためのデュオ
Op.7 |
ユリアン・ステッケル(チェロ)
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン(3))
パウル・リヴィニウス(ピアノ) |
若きチェロの名手が挑むコダーイの難曲!二重奏ではヴァイトハースも参加
録音:(1)(2)2017年9月、(3)2018年1月/64'53''
2010年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝の経歴を持つユリアン・ステッケルは1982年生まれのドイツのチェロ奏者。室内楽・協奏曲と若くして既に多くの録音をリリースしている彼が、ついに難曲の無伴奏をはじめとしたコダーイ作品に挑みます。
無伴奏での強烈にみなぎる力感と息を呑む技巧の応酬は聴いてほれぼれとしてしまいます。
また他の作品での共演者との息の合った表現も聴きもので、心地よい緊張感に貫かれています。
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モーツァルト:弦楽四重奏曲集 第2集
弦楽四重奏曲第1番 ト長調『ローディ』 K.80
弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調『狩』 K.458
弦楽四重奏曲第20番 ニ長調『ホフマイスター』
K.499 |
アルミーダ四重奏団 |
軽やかに奏でられるモーツァルトの四重奏
録音:2018年7月/69'09''
アルミーダ四重奏団は2006年にベルリンで設立されたカルテットで、「弦楽四重奏の父」ハイドンのオペラ作品を名に冠しています。
2021年までに完結予定のモーツァルトの弦楽四重奏曲全曲録音の第2弾。
若々しくも天才的な手際の良さを感じさせる第1
番、完成度の高い「ハイドン・セット」の中の1曲で「狩」の名で知られる第17番、ハイドン的愉悦のフィナーレが楽しい第20番を収録。軽やかな演奏で瑞々しく奏でられます。
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偉大なイギリス作品集
ブリッジ:弦楽六重奏曲 変ホ長調 H.107
ホルスト:弦楽六重奏のためのスケルツォ(世界初録音)
ホルブルック:弦楽六重奏曲 ニ長調『ヘンリー・ヴォーン』
Op.43 |
ケルン六重奏団 |
世界初録音あり。珍しい英国の六重奏曲集
録音:2018年3・4月/60'07''
弦楽六重奏というジャンルはあまりメジャーでなく、イギリスの作品でまとまったアルバムはさらに珍しいと言えます。どれも美しいメロディを持ちながら手の込んだ和声が使われ絶妙に複雑な色合いが魅力となっています。
ホルストの『スケルツォ』は世界初録音となっており注目に値します。王立音楽院時代の1897年に書かれたもので、手稿譜のみが現存している9分ほどの作品。しっかりした構成を持ち、各パートが絡み合う充実した書法が魅力です。
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詩の朗読がシューベルト、ショパンと響き合う |
カタリナ・タールバッハ(朗読)
ファイニンガー・トリオ |
シューベルト:ノットゥルノ 変ホ長調 D897
【朗読】インゲボルク・バッハマン:Erklar'
mir Liebe
【朗読】ライナー・マリア・リルケ:Die
Liebenden /
【朗読】ライナー・マリア・リルケ:Liebes-Lied
ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.8 第1楽章
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Fortissimo
【朗読】ゴットフリート・ベン:Liebe
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Die
Liebe
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Ouverture
【朗読】ゴットフリート・ベン:Noch einmal
ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.8 第2、第3楽章
【朗読】ゴットフリート・ベン:Auf deine
Lider senk' ich Schlummer
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Mein
Tanzlied
【朗読】ゴットフリート・ベン:Rosen
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Als
ich Tristan kennen lernte
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:An
den Gralprinzen
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:An
den Prinzen Tristan
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:An
den Ritter aus Gold
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:An
Tristan
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Abschied
【朗読】ゴットフリート・ベン:Madonna
【朗読】ゴットフリート・ベン:Bitte wo
-
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Was
hat die Lieb mit der Saison zu tun
ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.8 第4楽章
【朗読】ウィリアム・シェイクスピア:Sonett
23
【朗読】ウィリアム・シェイクスピア:Sonett
43
【朗読】ウィリアム・シェイクスピア:Sonett
56
【朗読】ベルトルト・ブレヒト:Die Liebenden |
録音:2016年/60'56''
「愛と死」をテーマとした詩の朗読に、イメージの近いシューベルトとショパンの作品を絡めたアルバム。
ライヴでもこのようなコンサートを行っており、カタリナ・タールバッハはドイツの有名な女優です。
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<メジャー・レーベル>
<映像>

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7/9(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CENTAUR
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ジャン=バプティスト・サンジュレー:
ヴァイオリンとピアノのためのオペラ・ファンタジーVol.2
ウェーバーの歌劇 《オベロン》 Op.141による華麗なる幻想曲
ルコックの歌劇 《アンゴット夫人の娘》
Op.136による幻想曲
ドニゼッティの歌劇 《連隊の娘》 Op.30による幻想曲
ワーグナーの歌劇 《タンホイザー》 Op.131による華麗なる幻想曲
アダンの歌劇 《一日王妃》 Op.130による華麗なる幻想曲 |
トーマス・ウッド(ヴァイオリン)
ブライアン・ダイクストラ(ピアノ)
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ウースター大学の教授、トーマス・ウッドとコンポーザー=ピアニストであるブライアン・ダイクストラのコンビで贈るオペラ・ファンタジー第2弾。
多くのサクソフォンのための作品を遺したベルギーロマン派の作曲家、ジャン=バプティスト・サンジュレーによる有名なオペラを題材としたヴァイオリンのための作品集。
録音:2015年10月3日&11月22日、ゴー・リサイタル・ホール、ウースター大学(アメリカ)
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ヴィンセント・パーシケッティ:ピアノ作品集
ソナチネ第1番 Op.38、ソナチネ第2番 Op.45、
ソナチネ第3番 Op.47、ソナチネ第4番 Op.63、
ソナチネ第5番 Op.64、ソナチネ第6番 Op.65、
小さなピアノの本 Op.60、セレナード第7番
Op.55、
セレナード第2番 Op.2、詩集第1巻 Op.4、
詩集第2巻 Op.5、詩集第3巻 Op.14、
パレードOp.57、アルバムのための変奏曲 Op.32 |
マイロン・シルバースタイン(ピアノ) |
1951年に作曲された吹奏楽の名曲「ディヴェルティメント」など多くの作品を残した、20世紀アメリカの作曲家、ヴィンセント・パーシケッティのピアノ作品集。
録音:2015年8月10日ᬢ12日、パトリッチ・サウンド・スタジオ(ニューヨーク、アメリカ)
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クレランボー&ラモー:声楽と器楽のための作品集
クレランボー:カンタータ「ピラムとティスベ」
ラモー:
クラヴサン曲集第1巻より前奏曲イ短調、
カンタータ「焦燥」、
コンセールによるクラヴサン曲集第5組曲
クレランボー:カンタータ「オルフェー」 |
レ・ボストナーデ
ザカリー・ワイルダー(テノール) |
古楽アンサンブル、レ・ボストナーデとアメリカ出身のテノール歌手、ザカリー・ワイルダーが贈るクレランボー&ラモーの作品集。
ザカリー・ワイルダーは17~18世紀の作品をレパートリーとしており、バッハ・コレギウム・ジャパン、ヘンデル&ハイドン・ソサエティなど多くの古楽アンサンブルとも共演をしている逸材。
録音:2016年6月22日ᬢ24日、ボストン・ファースト教会(ボストン、アメリカ)
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アメリカの弦楽三重奏曲集
ウォルター・ピストン:3つのカウンター・ポイント
アラン・ホヴァネス:三重奏曲 Op.201
レナード・マーク・ルイス:子守歌
ジョン・ハービソン:トリオ・ソナタ
ヘンリー・カウエル:7つのパラグラフ
デイヴィッド・コルソン:弦楽三重奏曲第1番《座禅》 |
コンコルディア弦楽三重奏団
〔マルシア・ヘンリー・リーベナウ
(ヴァイオリン)、
レスリー・ペルナ(ヴィオラ)、
カレン・ベッカー(チェロ)〕 |
ピオリア交響楽団のコンサート・マスター、ブラッドレイ大学のヴァイオリン、ヴィオラ、室内楽の助教授を務める、マルシア・ヘンリー・リーベナウを筆頭に、弦楽三重奏の可能性を追求する目的で結成されたコンコルディア弦楽三重奏団が贈る、アメリカン・プログラム。
録音:2017年5月22日ー24日、アメリカ
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CHANNEL CLASSICS
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ニン・フェン(ヴァイオリン)
ビルトゥオシズモ ~ パガニーニ&ヴュータン:
ヴァイオリン協奏曲集
ニコロ・パガニーニ(1782-1840):
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6
アンリ・ヴュータン(1820-1881):
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調 Op.31 |
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ロッセン・ミラノフ(指揮)
アストゥリアス交響楽団 |
中国のヴィルトゥオーゾ ニン・フェン、パガニーニ&ヴュータンの超絶協奏曲集!
☆パガニーニ・コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン!
☆ミラノフ&アストゥリアス響との録音第2弾は、パガニーニとヴュータンの超絶協奏曲!
中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動するニン・フェンは、ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールなどの権威あるコンクールで入賞し、2005年にマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、2006年にはパガニーニ国際コンクールで第1位を受賞した、中国最高峰と評される天才ヴァイオリニスト。
「ツィゴイネルワイゼン」、「スペイン交響曲」、「ツィガーヌ」、「カルメン幻想曲」といった濃厚なプログラムで話題を呼んだ「アパッシオナード(CCS
37916)」に続く、ロッセン・ミラノフ&アストゥリアス交響楽団(アストゥリアス州立交響楽団)とのレコーディング第2弾。
11歳でイタリアとヨーロッパ中に名を轟かせたニコロ・パガニーニ、6歳で公演デビューし、シューマンから「小さなパガニーニ」と称されたアンリ・ヴュータン。2人の偉大なヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストの協奏曲を、現代のヴィルトゥオーゾ、ニン・フェンが華々しく描きます。
使用楽器:ストラディヴァリウス1721 "MacMillan"

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ドイツ&オーストリアの吹奏楽傑作選 |
オランダ王立海軍軍楽隊
アルヤン・ティエン(指揮) |
R.シュトラウス(1864-1949):ヴィルヘルム・フォン・オラーニエンの変奏曲
ベートーヴェン(1770-1827):軍楽のための行進曲ハ長調
WoO.20
メンデルスゾーン(1809-1847):夜想曲ハ長調
Op.24
ブルックナー(1824-1896):軍隊行進曲変ホ長調
WAB.116
ヒンデミット(1895-1963):コンサート・バンドのための交響曲変ロ長調
シェーンベルク(1874-1951):ウィンド・バンドのための主題と変奏
Op.43a
クルト・ヴァイル(1900-1950):シンフォニック・ウィンズのための小さな三文オペラ |
オランダの名門軍楽隊第2弾!独墺の吹奏楽オリジナル作品集!
☆オランダの名門軍楽隊第2弾!
☆ドイツ&オーストリアの吹奏楽オリジナル作品集!
☆管楽器&吹奏楽関係者、ミリタリー・バンド愛好家要注目!
1945年に設立されたオランダ王立海軍の名門軍楽隊によるChannel
Classics第2弾。前作(CCS 40818)では、リムスキー=コルサコフを中心に、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチら、ロシアの偉大な作曲家たちがミリタリー・バンドのために書いた作品集が、その凝ったプログラムと高い演奏クオリティで話題を呼びました。
第2弾では、舞台をドイツ&オーストリアに移し、ベートーヴェンからヒンデミットまで独墺の大作曲家たちが吹奏楽(ウィンド・バンド、ミリタリー・バンド等)のために書いたオリジナル作品を収録。充実のパフォーマンスで、ほぼ1世紀半にわたるシンフォニック・ウィンド・バンドの進化と発展を描きます。
指揮は、2017年からオランダ王立海軍軍楽隊の音楽監督と首席指揮者となったアルヤン・ティエン。
メンデルスゾーンの「夜想曲」では、珍しい低音金管楽器「オフィクレイド」の19世紀のオリジナル楽器が使われています。管楽器&吹奏楽関係者、ミリタリー・バンド愛好家要注目!

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RUBICON
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オリジンズ ~ ハイドン、フランシス=ホード
ハイドン:ピアノ協奏曲第11番ニ長調
シェリル・フランシス=ホード:
盗まれたリズム、ピアノ協奏曲《空、川と丘の間》(世界初録音)
ドビュッシー:ハイドンを讃えて
デュカス:ハイドンの名による悲歌的前奏曲
ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット
レイナルド・アーン:ハイドンの名による主題と変奏
ウィドール:ハイドンの名によるフーガ
伝承曲:「私がベンバサへ行った時」 |
イヴァナ・ガヴリッチ(ピアノ)
カリン・ヘンドリクソン(指揮)
サウスバンク・シンフォニア |
ボスニア出身の麗しきピアニスト、イヴァナ・ガヴリッチ、ハイドンとボスニアの音楽を繋ぐ!
☆英BBCミュージック・マガジン賞2011で新人賞を受賞したサラエヴォ出身のピアニスト、イヴァナ・ガヴリッチ!
☆ハイドンのピアノ協奏曲とサラエヴォの民謡、フランシス=ホードの新作を繋ぐ。
イヴァナ・ガヴリッチは、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエヴォ出身、1992年に渡英し、2011年にはデビュー・アルバム(CHRCD
009)が英BBCミュージック・マガジン賞で「新人賞(Newcomer
of the Year)」に選ばれるなど、特に英国で絶大な評価を築いています。
ガヴリッチのニュー・アルバム「ORIGINS(起源)」は、多様で豊かな文化が溶け込んだガヴリッチの故郷サラエヴォの音楽とハイドンがテーマ。ハイドンの「ピアノ協奏曲第11番ニ長調」の第3楽章は「ハンガリー風ロンド」というタイトルでありながら、クロアチアあるいはボスニアの民謡の旋律が基になっていると考えられており、英国の若き作曲家、シェリル・フランシス=ホード(b.1980)のピアノ協奏曲「空、川と丘の間(Between
the Skies, the River & the Hills)」は、ハイドンの協奏曲やサラエヴォの非公式アンセムとしても親しまれている民謡「私がベンバサへ行った時(When
I went to Bembasa)」などからインスピレーションを得て2018年に作曲、ガヴリッチによって初演された作品です。
余白には、ドビュッシー、ラヴェル、デュカスらによるハイドン・オマージュ作品、フランシス=ホードが編曲したサラエヴォ民謡のピアノ版なども収録しています。

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リヴァプールへのラヴレター
スピナーズ:イン・マイ・リヴァプール・ホーム/
伝承曲:アメイジング・グレイス/アイヴズ:わが祖国/
伝承曲:ホームワード・バウンド/
バントック:封印された歌/
伝承曲:三隻の船/
アイアランド:海への情熱/
マイケルオ・ヘッド:河口/
リチャード・ミラー:大西洋への入り口/
スタン・ケリー:リヴァプール・ララバイ/
伝承曲:ジョニー・トッド/
マーク・シンプソン:歌劇《プレジャー》より「What
will they tell me tonight?」/
スティーヴン・ハフ:マダム・アンド・ハー・マダム/
ポール・マッカートニー&カール・デイヴィス:《リヴァプール・オラトリオ》より「The
World You're Coming Into」/
ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:ブラックバード/
マニング・シャーウィン:バークリー広場のナイチンゲール/
伝承曲:ダニー・ボーイ/伝承曲:夏の名残のばら/
伝承曲:リーヴィング・オブ・リヴァプール/
ティモシー・ジャクソン:オール・アワ・ディフェレント・ヴォイシズ/
ロジャーズ&ハマースタイン:ミュージカル
《回転木馬》より ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン* |
ジェニファー・ジョンストン(メゾ・ソプラノ)、アラスター・ホガース(ピアノ)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団*&合唱団、
イアン・トレイシー(指揮)*リヴァプール・フィルハーモニック・ユース・カンパニー |
ジェニファー・ジョンストンが歌う、リヴァプール・ソング!デジタル・シングルでiTunesチャート第1位となった楽曲も収録!
☆リヴァプール出身のオペラ・スター、ジェニファー・ジョンストン。
☆ビートルズや民謡なども含む、リヴァプール愛に溢れるソング集。
☆デジタル・シングルがiTunesチャート第1位となった「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」も収録!
イギリス、リヴァプール出身のドラマティック・メゾ、ジェニファー・ジョンストンは、ケンブリッジ大学と王立音楽カレッジで学び、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選出され、キリル・ペトレンコ&バイエルン国立歌劇場を中心に国際的なオペラ・シーンで活躍。
元ロイヤル・リヴァプール・フィル合唱団のメンバーでもあり、ロイヤル・リヴァプール・フィルの2019/2020シーズンではアーティスト・イン・レジデンスとして活動するジョンストンが、故郷リヴァプールへの愛を綴ったソングブック。近現代のクラシックからイギリスやアイルランドの有名なトラディショナル、フォークやジャズのナンバー、そしてリヴァプールと言えばビートルズまで、郷土愛に溢れたプログラム。
注目トラックは、リヴァプールFCのアンセム(応援歌)としても知られ、FC東京ほか世界中のサッカー・クラブでも親しまれている「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」(原曲はリチャード・ロジャーズのミュージカルより)。2019年6月1日に行われたチャンピオンズ・リーグ決勝に向けてリリースされたデジタル・シングルがiTunesチャートで第1位に輝くなど大ヒットとなった感動のライヴがこのアルバムにも収録されています。

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注目の姉妹デュオ、デュオ・ビリンガー!
華麗なヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン作品集!
「こんなに胸騒ぎが」 |
デュオ・ビリンガー
〔レア・ビリンガー(ヴァイオリン)、
エステル・ビリンガー(ピアノ)〕 |
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):演奏会用ポロネーズ
Op.4
パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908):ツィゴイネルワイゼン
Op.20
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):序奏とロンド・カプリチオーソ
Op.28
モーリス・ラヴェル( 1875-1937):ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ(1906-1975):組曲「馬あぶ」
Op.97aより ロマンス
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(
1895-1968):
フィガロ(ロッシーニの《セビリアの理髪師》より
「私は町の何でも屋」による演奏会用狂詩曲)
ニコロ・パガニーニ(1782-1840):
ロッシーニの《タンクレディ》より 「こんなに胸騒ぎが」による序奏と変奏曲
Op.13
フランツ・ワックスマン(1906-1967):カルメン幻想曲
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):ユーモレスク
Op.101-7(ワックスマン編曲) |
☆ヨーロッパを中心に注目度が高まっているドイツの姉妹デュオ、デュオ・ビリンガー!
☆Rubicon(ルビコン)第2弾は、華麗で技巧的なヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン作品集!
ヨーロッパを中心に評価が急上昇中のドイツ期待の姉妹デュオ、ヴァイオリンのレア・ビリンガーとピアノのエステル・ビリンガー第2弾!
14歳の時にベルリンのフィルハーモニーでのソロ・デビューを飾り、国際的なキャリアをスタートしたヴァイオリニストのレア・ビリンガーは、ザルツブルク音楽祭やMDRムジークゾマー(MDR音楽の夏)、ダヴォス国際音楽祭など世界各地の国際音楽祭で活躍。
クロスター・シェーンタール、ロドルフォ・リピツァー、シュポア、ヤンポルスキーの各国際コンクールで入賞を果たし、2008年にはブラームス国際コンクールで最高位を受賞するなど、
華々しい活躍を見せるドイツの才女です。
ピアニストのエステル・ビリンガーは、数多くの世界的ピアニストを育成したドイツの名教師、カール=ハインツ・ケマーリングに師事。第6回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールで第1位に輝き、その才能に多くの注目が集まっています。
デュオとしても、2011年に2つの著名なコンクール(ピネロロ市国際室内楽コンクール、フィレンツェ国際室内楽コンクール「ヴィットリオ・グイ」)で続けて優勝し、世界中の音楽祭やコンサート・シリーズに招待されています。
Rubicon第2弾となる「こんなに胸騒ぎが(Di
Tanti Palpiti)」は、前作「フランク&グリーグ(RCD
1007)」ではロマンティックで美しい音色を聴かせてくれたのと対照的に、ヴィエニャフスキ、サラサーテ、パガニーニなどの華麗で技巧的なヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリンの名作が集められた情熱のリサイタル・アルバムです。

素人撮影ですが動画見つけました。
https://youtu.be/QQBuxuzCPtU

姉妹デュオ、デュオ・ビリンガー!
ライフラインズ ~ グリーグ、リスト、フランク |
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姉妹デュオ、デュオ・ビリンガー!
ライフラインズ ~ グリーグ、リスト、フランク
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調
Op.8
リスト:2つのエレジー
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 |
デュオ・ビリンガー
〔レア・ビリンガー(ヴァイオリン)、
エステル・ビリンガー(ピアノ)〕 |
ドイツの才女たち、ビリンガー姉妹がRubicon初登場!時は19世紀。リストが繋ぐ、グリーグとフランク!
☆ヨーロッパを中心に注目度が高まっているドイツの姉妹デュオ、デュオ・ビリンガーがRubicon(ルビコン)初登場!
ヨーロッパを中心に評価が急上昇中のドイツ期待の姉妹デュオ、ヴァイオリンのレア・ビリンガーとピアノのエステル・ビリンガーが、セザール・フランクのヴァイオリン・ソナタを携え、Rubicon(ルビコン)初登場!
ビリンガー姉妹は、グリーグとフランクはもちろんのこと、それぞれと交流を持っていたリストの作品が中核として重要な役割を果たすリサイタル・プログラムを披露。ドイツから世界へと本格的に羽ばたく姉妹デュオの絶妙なコンビネーションにご注目下さい!
14歳の時にベルリンのフィルハーモニーでのソロ・デビューを飾り、国際的なキャリアをスタートしたヴァイオリニストのレア・ビリンガーは、ザルツブルク音楽祭やMDRムジークゾマー(MDR音楽の夏)、ダヴォス国際音楽祭など世界各地の国際音楽祭で活躍。クロスター・シェーンタール、ロドルフォ・リピツァー、シュポア、ヤンポルスキーの各国際コンクールで入賞を果たし、2008年にはブラームス国際コンクールで最高位を受賞するなど、
華々しい活躍を見せる、ドイツの才女です。
ピアニストのエステル・ビリンガーは、数多くの世界的ピアニストを育成したドイツの名教師、カール=ハインツ・ケマーリングに師事。第6回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールで第1位に輝き、その才能に多くの注目が集まっています。
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ALBANY
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「オーボエとピアノのための作品集」
(1)シューマン(1810-56):アダージョとアレグロOp.70
(2)クレメント・スラヴィツキ(1910-1990):組曲
(3)イゴール・ストラヴィンスキー(1882-1971):パストラル
(4)ジェフリー・ラスバン(b.1959):
2つのオーボエのための4つのモア・ディヴァージョンズ
(5)ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):オーボエ・ソナタ |
ジェフリー・ラスバン(Ob)
マーク・シャピロ(Pf)
(4)フランク・ローゼンワイン(Ob) |
クリーヴランド管の首席オーボエ奏者ラスバンのソロ・アルバム!シューマンから自作まで!
録音:2017年5-6月
ジェフリー・ラスバンは1990年以来クリーヴランド管弦楽団の首席オーボエ奏者を勤めている名手で、このアルバムでは彼のオーボエの甘い美音を堪能できる。彼は作曲も行い、ここでは自作自演も聴かせている。
シューマンはもともとホルンとピアノのための、ストラヴィンスキーはソプラノのための曲からの編曲でそれ以外はオリジナル作品。オーボエの伸びやかな音色が生かされるようにロマンティックな美しい作品ばかりが収められておりオーボエ・ファンは必携。
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「サックスとハープのための作品集」
イダ・ゴトコフスキ(b.1933):エオリエンヌ(1969)
ナタリー・モラー(b.1990):陽の光と月の滝(2014)
パトリック・オマリー(b.1989):魔術(2015)
クリスティーヌ・デルフィーヌ・ヘドゥン(b.1990):アマラン・ナ・チャスカ(2014)
スティーヴン・ラッシュ(b.1958):旋風(2015)
アンジェリカ・ネグロン(b.1981):スティル・ヒヤー(2017)
ジャスパー・サスマン(b.1989):「・・・ナイス・ボックス!オー・ソー・スクエア」(2014)
ユセフ・A・ラテーフ(1920-2013):ロマンス(1991)
マルセル・トゥルニエ(1897-1951):庭師の手紙(1912)
クリスティーヌ・デルフィーヌ・ヘドゥン:キッチン・ダンス(2015) |
アドミラル・ローンチ・デュオ:
【ジョナサン・ハルティング・コーエン(Sax)
ジェニファー・R・エリス(Hrp)】 |
[75:24]
サックスとハープのための二重奏曲集。ゴトコフスキはフランスの作曲家。エオリエンヌはもともとフルートとハープのために書かれたが後にフルート・パートが作曲者によりサックスに書き換えられた。フランス印象派と新古典主義が融合したおしゃれな佳曲。
他に近代フランス風、ジャズの影響のあるものなど、比較的、聴きやすい作品でまとめられている。アドミラル・ローンチ・デュオはバング・オンナ・カンなどアメリカの著名な現代音楽祭にも出演しているユニット。
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「ナンシー・ヒル・エルトン・プレイズ・ショパン&ドビュッシー」
ショパン(1810-1849):ピアノ・ソナタ第3番
ドビュッシー(1862-1918):
前奏曲集第1集より
(アナカプリの丘、雪の上の足跡、西風の見たもの、亜麻色の髪の乙女)
前奏曲集第2集より
(霧、ヴィーノの門、月の光が降り注ぐテラス、花火、喜びの島、月の光) |
ナンシー・ヒル・エルトン(Pf) |
録音:2019年1月[66:57]
ナンシー・ヒル・エルトンはテキサス大学でジョン・ペリー、サウス・カロライナ大学でジョン・ケネス・アダムスに師事した。
現在はアメリカ南部を中心に活動しているピアニスト。得意とするショパンのソナタとドビュッシーを収録。
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「スティーヴン・ラッシュ(b.1958)室内楽作品集」
ショート・スタックス(六重奏曲第2番)/
テーミング・ザ・オックス-第1稿/ライト・レイズ/
内なる反乱/テーミング・ザ・オックス-第2稿/
ディジーの思い出(木管五重奏曲)/旋風/チューバ・ソナタ |
スティーヴン・ラッシュ(Vc)
デイヴィッド・ジャクソン(Trb)
エイミー・ポーター(Fl)
フリッツ・ケーンツィヒ(Tuba)
ほか多数 |
スティーヴン・ラッシュはこれまでに6つのオペラを始め、多くの舞台のための作品、交響曲、室内楽を発表している。
このディスクは彼の室内楽を集成したもの。ジャズ、ロックなどの要素を現代音楽と融合したノリのよい作品ばかりで肩の力を抜いて楽しめる内容となっている。
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「リチャード・アルダッグ(b.1955):作品集」
フルート、ピアノと打楽器のための幻想曲(2015)
チェロ二重奏曲(2013)
夜想曲と舞曲(2014)~Cl, Vn, Pf
アラブの恋の歌(2015)~Sop, Vc, Pf
フルートとヴァイオリンのための二重奏曲(2017)
チェロとピアノのためのロマンス(2015)
弦楽四重奏のための《ラクリモサ》(2016)
室内アンサンブルのためのセレナード(1991/2014) |
ジーナ・ガルヤス(Fl)
イアン・スカーフェ(Pf)
ディヴェシュ・カラムチャンダニ(Perc)
ジャン=ミシェル・フォントノー(Vc)
レイチェル・パトリック(Vn)
マシュー・ボイルス(Cl)
リチャード・アルダッグ(指揮)
ほか多数 |
録音:2017-2018年、[71:12]
リチャード・アルダッグ(Richard Aldag)はニューヨーク大学でジョージ・パールらに作曲を学んだ。作品は上海響やサンフランシスコ響などで演奏されている。
彼の作風は構成のしっかりとしたアカデミックな無調音楽。アメリカ東海岸流の洗練されたモダニズムが魅力。
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「マナティ」
~バーナード・ホッファー(b.1934):ピアノ作品集
(1)7つの前奏曲(1975)
(2)9つの新しい前奏曲(2016)
(3)2台のピアノのためのイヴェントと回遊(2014)
(4)ネイキッド(2010) |
ランドール・ホッジキンソン(Pf)
(3)レスリー・アンパー(Pf) |
録音:2018年9月[60:03]
バーナード・ホッファーはスイス出身で1941年にアメリカに移住、イーストマン音楽院で学んだ後、現在はニューヨークを中心に活動している。
あらゆるジャンルの音楽を作曲し中には邦楽器と弦楽のためのバレエ「サダコ」(広島で被爆した子供、佐々木禎子さんのお話)という作品もある。
このディスクはピアノ作品集成でポピュラーっぽいものから鍵盤をひっぱたくクラスター風のもの、メシアン風の和声の曲まで様々な曲が収められている。
アルバム・タイトルのマナティとはあの海洋生物のことで9つの新しい前奏曲集のなかの一曲。
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ENSEMBLE MODERN
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2020年は生誕120年・没後70年!ヴァイル芸術の精髄!
クルト・ヴァイル(1900-1950)
(1)音楽劇《マハゴニー》(1927)
[歌詞:B.ブレヒト]
(2)《水辺の歌》(1934/2017)
~ソプラノ、男声四重唱と室内オーケストラのための
[歌詞:ジャック・デヴァルほか]
(3I)《小さな三文音楽》(1928)
~管楽オーケストラのための |
HK.グルーバー(指揮)
アンサンブル・モデルン
(1)(2)ウテ・グフレラー(Sop)
(1)ヴィニーベーヴェ(Sop)
(1)(2)アマルコルド(男声四重唱) |
2020年は生誕120年・没後70年!ヴァイル芸術の精髄!
録音:(1)2016年5月5、6日デッサウ、(2)2017年4月12、13日フランクフルト、(3)2016年2月24、25日フランクフルト,77:38
来年、生誕120年(没後70年)を迎えるヴァイルが舞台のために書いた様々な音楽をコンパクトにまとめた、ヴァイルを知るのに最適の一枚。
前衛音楽を得意とするアンサンブル・モデルンがヴァイルの音楽が持つユーモアと社会風刺、人間の哀歓を鋭く描き出す。
有名な「マハゴニー市の興亡」のプロトタイプとして書かれた音楽劇「マハゴニー」には既に有名なマハゴニー・ソング、アラバマ・ソングが含まれ、「~興亡」のダイジェスト版、組曲として楽しめる。「小さな三文音楽」は三文オペラの管楽オーケストラによる組曲。モデルンのメンバーもノリに乗ってごきげんな演奏を繰り広げている。
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アンサンブル・モデルンのオ-ボエ奏者ホンメルのソロ・アルバム |
クリスティアン・ホンメル(Ob, コール・アングレ,
ルポフォン, バスOb)
(9)(11)(15)小川るみ(Perc)、
(7)ライナー・レーマー(Perc) |
CD1)
(1)ワーグナー(1813-83):「羊飼い」~「トリスタンとイゾルデ」より/
(2)ベンジャミン・ブリテン(1913-76):6つのメタモルフォース/
(3)ロルフ・リーム(b.1937):平素の/
(4)エジソン・デニソフ(1929-96):ソロ/
(5)イサン・ユン(1917-95):ピリ/
(6)ヴィンコ・グロボカール(b.1934):呼吸の研究/
(7)キリアン・シュヴォオン(b.1972):ケルプホルツ/
(8)フリードリヒ・チェルハ(b.1926):軽率な骨片/
(9)ジョン・ケージ(1912-92):龍安寺
CD2)
(10)トマス・ハンメルマン(b.1964):ムーヴィングI/
(11)キャシー・ミリケン(b.1956):青のカタログ/
(12)サミール・オデー=タミミ(b.1970):バーカル/
(13)マーク・アンドレ(b.1964):iv5/
(14)イェルク・ビルケンケッター(b.1963):ベル・カント/
(15)ヴィト・ズライ(b.1979):デュース/
(16)ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):セクエンツァVII/
(17)クリスティアン・ペドロ・バスケス・ミランダ(b.1969):ミクロスコピア/
(18)ウーヴェ・ラッシュ(b.1957):歌唱 |
録音:2010-2016年、hrゼンデザール、フランクフルト、77:16/73:33
クリスティアン・ホンメルはアンサンブル・モデルンの首席オーボエ奏者。ハインツ・ホリガーに学び、その後多くの国際コンクールに入賞、2008年よりアンサンブル・モデルンに在籍する。
20~21世紀音楽に深い関心がある他、バッハのオーボエ協奏曲全集録音にも挑む。このディスクは20、21世紀のオーボエ独奏曲を中心に集められた極めて貴重なディスク。
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の中のオーボエソロに始まり、間にケージの龍安寺を挟みつつ、オーボエ音楽の現在を俯瞰する好企画。
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<国内盤>
コウベレックス
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Hommage ~永遠のオマージュ~/
村主紀子&シュターミッツ四重奏団
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 作品114「鱒」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲(ピアノ五重奏版)
【第2番ホ短調Op.46-2/第10番ホ短調Op.72-2/第15番ハ長調Op.72-7】 |
村主紀子(ピアノ)
シュターミッツ四重奏団
イルジー・ルベシュ(コントラバス) |
村主紀子とシュターミッツ四重奏団のプラハ録音!シューベルトの鱒とピアノ五重奏版スラヴ舞曲!
録音:2018年8月13-14日、プラハ芸術アカデミー
スタジオ,53分59秒
レコーディング・ディレクター: Marketa
Janackova/販売元:コウベレックス
「心惹かれる清らかな旋律に まっすぐな想いをのせて」
広島市出身の村主紀子は、シュターミッツ四重奏団と国内外で共演し、今回プラハ芸術アカデミーのスタジオにおいて録音した。クリアな音色で颯爽と奏でる、村主の渾身のファーストアルバムである。
村主紀子 ピアノ
広島市出身、5歳よりピアノを始める。エリザベト音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ科卒業。
卒業後、チェコ(プラハ)にてクーベリック・トリオ主宰ミュージックキャンプ・プラハに参加。フランティシェク・マリー、マルチナ・マイクスネロヴ卒業後、チェコ(プラハ)にてクーベリック・トリオ主宰ミュージックキャンプ・プラハに参加。フランティシェク・マリー、マルチナ・マイクスネロヴァ、ボフスラフ・マトウシェク、アレナ・ヴラサーコヴァーのマスタークラスを受講。ピアノソロ、室内楽、ピアノ指導法においてディプロマ取得。また、ピアノ五重奏コースにてシュターミッツ四重奏団と初共演。翌年、くらしき作陽大学にて同四重奏団の公開レッスンを受講。
第33回霧島国際音楽祭マスタークラス修了、室内楽クラスコンサートに出演。カメラータ室内合奏団(ポーランド)、プリマ・ヴィスタ室内合奏団(ポーランド)等と共演。
2014年、2018年広島にてシュターミッツ四重奏団と演奏会を開催。チェコ(プラハ)にて短期留学を重ね、石川静氏、クヴィタ・ビリンスカ氏、シュターミッツ四重奏団の各氏より指導を受ける。滞在中にプラハ芸術アカデミー、プラハコンセルヴァトワールにてシュターミッツ四重奏団と共演。
2018年8月、プラハ芸術アカデミー内のスタジオにて、シュターミッツ四重奏団とコントラバス奏者のJri
Rubes(プラハ放送交響楽団団員)とともに初のレコーディングを行った。
シュターミッツ四重奏団
1985年結成。1986年ザルツブルク国際室内楽コンクール優勝。
それ以降チェコ音楽界で高い評価を受け、チェコ文化省から名誉賞を贈られる。レパートリーは古典派から現代までと幅広く、チェコのスメタそれ以降チェコ音楽界で高い評価を受け、チェコ文化省から名誉賞を贈られる。レパートリーは古典派から現代までと幅広く、チェコのスメタナ、ドヴォルザークなどのロマン派はもとより、ヤナーチェク、マルティヌーなどの現代作曲家の演奏も高く評価されている。
多数のCDリリースのうち「ドヴォルザーク弦楽四重奏曲Op.96
& 106」は、シャルル・クロス・アカデミーのディスク大賞を受賞。現在ヨーロッパ、カナダ、アメリカ、日本を始め、世界各国で演奏活動を行っている。
クァルテットの名称はボヘミアのシュターミッツ家一族に由来している。
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