≪第103号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2019/8/27〜
8/30(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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GLOSSA
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PGCD 921127
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
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チェロの神様がついにこの曲を録音
ロエル・ディールティエンスが弾くC.P.E.バッハWq.172!
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲イ短調(Wq 170, 1750)
チェロ協奏曲変ロ長調(Wq 171, 1751)
チェロ協奏曲イ長調(Wq 172, 1753) |
ロエル・ディールティエンス(チェロ)
18世紀オーケストラ |
GCD 921127
¥2500→\2290
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"ポスト=ブリュッヘン時代"の18世紀オーケストラ!ロエル・ディールティエンスが弾くC.P.E.バッハ!
☆"ポスト=ブリュッヘン時代"を歩む18世紀オーケストラ!
☆ベルギーの名チェリスト、ロエル・ディールティエンスが弾く「ベルリンのバッハ」!
「ポスト=ブリュッヘン時代」へと突入したピリオド・オーケストラのパイオニア、18世紀オーケストラの音楽創造の旅路。
第4作目のレコーディングは、ベルギーの名チェリスト、ロエル・ディールティエンスを迎えたC.P.E.バッハのチェロ協奏曲集が登場。ロエル・ディールティエンスは、ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、デ・レーウ、ポンスたちからの信頼も厚く、自身が創設した"アンサンブル・エクスプロラシオン"との多数の録音でも知られる、モダンとバロックの両方のチェロの権威です。
J.S.バッハの息子たちのなかでもっとも成功した音楽家である次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、バロックと古典派の過渡期を歩んだ作曲家で、鍵盤楽器ソナタによってモーツァルトやベートーヴェンにも大きな影響を与えました。
18世紀には「チェロ協奏曲」はまだ新しいジャンルであり、C.P.E.バッハのこれらのチェロ協奏曲(1750年〜1753年)は、ボッケリーニやハイドンがチェロ協奏曲を書くよりも前に生み出された作品。
ブリュッヘンが築いた18世紀オーケストラのサウンドとディールティエンスの雄弁なチェロによって、魅力的で多彩な物語が紡がれています。
レコーディング・セッションにも訪れて解説のエッセイを寄稿しているのは、ブリュッヘンの長年の友人でもあったというオランダの人気小説家アンナ・エンクヴィスト(Anna
Enquist)です。
※録音:2019年3月、カイゼル運河教会(アムステルダム、オランダ)

何度か紹介しているエマニュエル・バッハ:チェロ協奏曲 イ長調 H.439 (Wq 172)。
エマニュエル・バッハの最高傑作であるというだけでなく、最近はすべてのチェロ協奏曲の中で最高の作品ではないかという気がしてきた。
先日ミュラー=ショット が録音したのも当然。ケラスが取り上げたのも当然。
そして今回ついにチェロの神様がこの曲を録音。
おそらく過去の名盤を一気に凌駕する決定的な名録音となるだろう。
ロエル・ディールティエンスのアルバムといえばこの絶対的名盤を思い出す。
もしまだ聴かれたことがないという方は、今から人生最高の幸せを実感することになる。
ぜひ。 |
HMG 508235
(2CD)
\3200
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ディールティエンスのヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
[CD1]
協奏曲RV401 ハ短調,RV417ト短調,
RV423 変ロ長調,RV405 ニ短調*,
RV400 ハ長調,RV419 イ短調、RV415 *
[CD2]
協奏曲RV420 イ短調,RV408 変ホ長調,
RV411 ヘ長調,RV407 ニ短調,
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
「プロテウス」RV544 ヘ長調,
RV421 イ短調,
ヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲RV561
ハ長調 |
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ロエル・ディールティエンス
(Vc &指、ピッコロ・チェロ*)
アンサンブル・エクスプロラシオン |
ヴィヴァルディの珠玉のチェロ協奏曲、ディールティエンスのしっとり美しい音色で!
録音:[CD1]1997 年 [CD2]2001 年
発売当時、朝日試聴室推薦、レコード芸術特選ときわめて高い評価を得た、ディールティエンス率いるアンサンブル・エクスプロラシオンによるヴィヴァルディの名盤。ヴィヴァルディのチェロ協奏曲は、音楽史上初めて、チェロがソロの楽器として活躍するように書かれたもの。RV405ニ短調のデモーニッシュな冒頭と、続くチェロのソロで奏でられる美しい旋律、RV415
ト長調協奏曲のターフェルムジークを思わせるきらびやかな音世界・・・ヴィヴァルディが腕によりをかけて書いたことがよくわかる秀作ぞろいです。ディールティエンスの奏でるしっとりとした音色がまた魅力です。
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昔リリースされて人気を得たディールティエンスの2枚のチェロ協奏曲集。
ヴィヴァルディはご存知のとおり多作家である。その中にあってチェロ協奏曲はあまり目立った作品群ではない。
そのちょっと控えめなたたずまいは、「四季」などの華美なヴァイオリン協奏曲と比べるまでもなく、軽く聴き流してしまうと地味にしか聴こえない。
・・・が、よく耳を澄ますと、控えめなロマンの中に、ときおりどうしようもなく切ない旋律が現れる。
それに気づいて聴き込み始めると、その深く沈んだ、まるで宗教的アリアのような抒情が胸にしみこんでくるようになる。
ヴェネツィアの喧騒に隠れた裏通りの平穏な一角。
破廉恥な仮面舞踏会で残されたわずかな道徳。
ヴァイオリン協奏曲が「陽」だとしたらこれは明らかに「影」。
だからあんな強烈な太陽の下でも、この音楽だけは不思議と自然に心に入り込んできたのだろう。
人生、そうしたふと足を止める影のようなものが必要なときもある。
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ジェズアルド:マドリガーレ集第2巻(1594)
おまえはわずかな痛手で/いとしいひとを奪わないでくれ/苦悩がこんなにも甘美なものなら/
私が黙ると悲しみが迫り/かわいらしくて色っぽいほくろよ/雪のように白い手を/この手ではないのか/
かぐわしい手袋から/優美なヴェールの中から/あの燃えるような輝く眼が現れると/おまえは少しずつ/
ああ, なんと大きな苦しみなのか/別れにあたって私の心は/私は決して変えないだろう/
アディショナル・トラック 〜
ポンポニオ・ネンナ(1556−1608):情けをと私は泣きながら叫ぶのだが/
ジョヴァンニ・デ・マック(c.1548−1614):あなたは私の涙に泣く/
ネンナ:ああ, あなたは私を捨てた、ため息,
口づけと言葉/
デ・マック:私の悲しみが増し/ネンナ:Ecco,
o dolce, o gradita/
ジュゼッペ・パラッツォット・タリャヴィーア(1583-beforeー1653):私を殺して,
残酷な女よ/
シジズモンド・ディンディア(c.1582ー1629):さあ,
これで私は死ぬのです/
ジェズアルド:ああ, 痛ましい喜び |
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
〔ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)、フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)、
エレーナ・カルツァニーガ(アルト)、ジュゼッペ・マレット(テノール)、
ラッファエレ・ジョルダーニ(テノール)、ダニエレ・カルノヴィチ(バス)〕 |
ラ・コンパーニャ・マドリガーレ新録音!ジェズアルドのマドリガーレ集第2巻!
☆レコード・アカデミー賞2017で音楽史部門賞を受賞した屈指のヴォーカル・アンサンブル
"ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ"!
☆これまで度々取り組んできた異端の天才カルロ・ジェズアルドの新録音!
モンテヴェルディの傑作「聖母マリアの夕べの祈り」(GCD
922807)で2017年レコード・アカデミー賞「音楽史部門賞」を受賞し、一躍その名を世界へ轟かせた屈指のラテン系ヴォーカル・アンサンブル、"ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ"。
第9弾となる新アルバムは、「マドリガーレ集第6巻(GCD
922801)」、「レスポンソリウム集(GCD 922803)」、「マドリガーレ集第3巻(GCD
922806)」と、同グループが最初の録音から度々取り組んできた異端の天才、ジェズアルドの音楽。
聖職者の家柄、ヴェノーサ公、コンツァ伯という貴族であると同時に、妻と不倫相手を殺めた血塗られた側面、晩年の孤独な末路という数奇な人生を歩んだ天才作曲家、カルロ・ジェズアルド(1566−1613)。1594年にフェラーラで出版された5声のマドリガーレ集第2巻は、後期のマドリガーレ集に見られるテキストの心理的な歪みや苦しみ等は少なく、より穏やかなアプローチですが、その感受性豊かな音楽の洗練さは既に成熟したものとなっていました。
アディショナル・トラックとして、ジェズアルドの宮廷で働き影響を与え合ったポンポニオ・ネンナやジョヴァンニ・デ・マックなど、同時代のマドリガーレ作曲家たちの作品も多数収録しています。
※録音:2018年4月24日ー28日(ジェズアルド:第2巻)、2018年6月24日ー26日(その他の作曲家)、2018年9月20日(ジェズアルド:ああ,
痛ましい喜び)、聖ロッコ&セバスティアーノ信心会(トリノ、イタリア)

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GUILD
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モーツァルト:交響曲第40番、ピアノ協奏曲第21番
《フィガロの結婚》 K.492より 序曲
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467*
エクスルターテ・ユビラーテ
(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ) K.165**
交響曲第40番ト短調 K.550 |
ジョン・レネハン(ピアノ)*
グレース・デイヴィッドソン(ソプラノ)**
リマ・スシャンスカヤ(指揮)
ロンドン・ナショナル交響楽団 |
ジョン・レネハン、グレース・デイヴィッドソン!Guildからモーツァルト名曲アルバム登場!
☆Guildから意外なモーツァルト新録音が登場!
☆レネハンが弾く「エルヴィラ・マディガン」、デイヴィッドソンが歌う「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」、そして「フィガロの結婚序曲」と「交響曲第40番」と名曲のオンパレード!
☆レコーディング・エンジニアはトニー・フォークナー!
多くの知られざる作品、意欲的なレパートリーを録音してきた老舗Guildレーベルから、意外とも思えるモーツァルトの新録音が登場!
今日のクラシックシーンでもっとも多才なピアニストの一人、ジョン・レネハンが弾くのは、映画『みじかくも美しく燃え』から「エルヴィラ・マディガン」の愛称を持つ「ピアノ協奏曲第21番」。
英国を代表する古楽系ソプラノ、グレース・デイヴィッドソンは「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」のタイトルでも親しまれるモテット「エクスルターテ・ユビラーテ」を歌います。
そして、オイストラフの最後の弟子であったワールドクラスのヴァイオリニストから指揮者へと転向し活躍しているリマ・スシャンスカヤが、多くのクラシック、TV、映画、ブロードウェイの音楽を手掛けてきたロンドンのナショナル交響楽団を振り、「フィガロの結婚序曲」、「交響楽第40番」を演奏。
いずれも、時代を超えて世界中で愛され続けてきたモーツァルトの超名曲たちが1つのアルバムに凝縮されています。
※録音:2018年12月11日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
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SONO LUMINUS
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DSL-92226
(CD+BD-A)
¥2700
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Impermanence |
ローレライ・アンサンブル |
1.作者不詳:Portum in ultimo(カリクストゥス写本、スペイン
1160-1173)
2.武満徹(1930-1996):風の馬-ヴォカリーズ第1番
3-5.ピーター・ギルバート(1975-):月見 第1番:Ama
no hara/第2番:Akikaze ni/第3番:Tsuki mireba
6.デュファイ(1397-1474):Rite maiorem iacobum
canamus / Arcibussummis miseri reclusi
7.作者不詳:Pour ce que point fu de la amere
espine / A toi vierge merepresente (トリノ写本
MS s.J.II.9、キプロス 15世紀)
8.デュファイ:O proles Hispanie / O sidus
Hispanie
9.作者不詳:Qui patris atris honoris / Paraclite
spiritus(トリノ写本)
10-12.ピーター・ギルバート:月見 第4番:Nageke
tote/第5番:Wata no hara/第6番:Kokoro ni mo
13.作者不詳:Par grant soif clere fontainne
/ Dame de tout pris(トリノ写本)
14.デュファイ:花の中の花
15.作者不詳:Sanctus in eternis regnans
/ Sanctusとingenitus pateratque carens(トリノ写本)
16.デュファイ:誉れある使徒に
17-18.ピーター・ギルバート:月見 第7番:Hototogisu/第8番:Natsu
no yo wa
19.武満徹:風の馬-ヴォカリーズ第2番 |
録音 2016年7月26-30日 Church of the Redeemer,
Chestnut Hill, MABlu
Blu-ray AUDIO フォーマット/5.1 DTS HD
MA 24/192kHz、9.1 Auro-3D 24/96kHz、2.0 LPCM
24/192kHz、9.1 Dolby Atomos 24/48kHz
ボストンで活躍する女声ヴォーカル・グループ"ローレライ・アンサンブル"。古楽作品から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、その美しいハーモニーは高く評価されています。
Sono Luminusへのデビューとなるこのアルバムでは、ほぼ1000年の長きに渡る歴史の中から生まれた作品を取り上げ、「すべて移り変わり続けること」についての人々の精神的な拠り所を探っていきます。
住処を失い彷徨う難民、また精神的な何かを求めて巡礼の旅に出る人、彼らの心に去来する「無常」は逃れる術のないことですが、同時に謙虚さと自由を手に入れることができます。
このアルバムに集められた音楽の内容も、一定のところにとどまることなく常に変化する可能性を秘めているものばかり。中でもピーター・ギルバートの「月見」は日本的な諦観と無常の心がマッチした瞑想的な雰囲気が心を捉えます。
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DSL-92224
(CD+BD-A)
¥2700
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Nordic Affect He(a)r
1.ステファンスドッティル:He(a)r:I/2.シグフスドッティル(1980-):スパイラルズ/
3.ステファンスドッティル:He(a)r:II/4.ミリヤーム・タリー(1976-):Warm
life at the foot of the iceberg/
5.ステファンスドッティル:He(a)r:III/6.ソルヴァルドスドッティル(1977-):リフレクションズ/
7.ステファンスドッティル:He(a)r:IV/8.ソルヴァルドスドッティル:インプレッションズ/
9.ステファンスドッティル:He(a)r:V/10.グドナドッティル(1982-):Point
of Departure/
11.ステファンスドッティル:He(a)r:VI/12.シグフスドッティル:ルーム/13.ステファンスドッティル:He(a)r:VII |
ノルディック・アフェクト(アンサンブル)、ハラ・ステヌン・ステファンスドッティル(ヴァイオリン&ヴォーカル)、
グドルン・フルント・ハロアルドッティル(ヴィオラ&ヴォーカル)、
ハンナ・ロフストッティル(チェロ&ヴォーカル)、グドルン・オスカルスドッティル(チェンバロ&ヴォーカル) |
録音 2017年12月4-15日 Inter Arts Center's
studios, Malmo, Sweden
Blu-ray AUDIO フォーマット 5.1 DTS HD
MA 24/192kHz、9.1 Auro-3D 24/96kHz、2.0 LPCM
24/192kHz、9.1 Dolby Atomos 24/48kHz
好評を博した前作「クロックワーキング」(SLE-70001)に続くアイスランドで活躍するアンサンブル「ノルディック・アフェクト」の新しいアルバム。
自然の力からインスピレーションを得て、神秘的なサウンドを生み出すことで知られる彼らの新作には、7曲の世界初録音を含む豊かな音楽が収録されています。
器楽曲の多くは、彼らが長年取り組んできた「近年のアイスランドにおけるエキサイティングなアーティストたちとのコラボレーション」であり、なかでもシグフスドッティルは、インディーズ・バンド「amiina」と世界ツアーを行うなど、ボーダーレスな活動が際立っています。
作曲家、チェリストであるグドナドッティルの荘厳な弦の響き、数多くの賞を受賞する女性作曲家ソルヴァルドスドッティルの斬新な音、エストニア出身のタリーが描いた遊び心たっぷりの音の連なりなど、耳も楽しい1枚です。
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DSL-92227
(CD+BD-A)
¥2700
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Aequa
アンナ・ソルヴァルドスドッティル(1977-):作品集
1.Scape/2.Spectra/3.Aequilibria/
4.Sequences/5.Illumine/
6.Reflections/7.Fields |
インターナショナル・
コンテンポラリー・アンサンブル |
録音 2018年5月28-30日 Oktaven Audio, Mount
Vernon, New York, USA
Blu-ray AUDIO フォーマット 5.1 DTS HD
MA 24/192kHz、9.1 Auro-3D 24/96kHz、2.0 LPCM
24/192kHz、9.1 Dolby Atomos 24/48kHz
アイスランド出身、現在最も注目を浴びている女性作曲家アンナ・ソルヴァルドスドッティル。
このアルバムは彼女の最近の作品を集めた1枚で、ピアノ・ソロから大規模な弦楽アンサンブルまで、様々な楽器編成によるユニークな音楽を聴くことができます。
彼女は多くの場合、自然からインスピレーションを得るも、直接に自然の要素を取り入れることはないといい、音そのものの構造性と、細部と全体のバランスを考えながら、全ての要素が曲の最後まで成長し続ける様子を描くことに重きをおいています。
どの曲も緻密に編み込まれたサウンドで構成されており、時には調性感や抒情性も漂う変幻自在な響きが魅力的です。
演奏しているインターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブルは35人のメンバーからなるアーティストたちの集団。様々な活動を通して世界のコミュニティとの接点を図る前衛的なグループです。
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Citizen ブルース・レヴィングストン:ピアノ・リサイタル |
ブルース・レヴィングストン(ピアノ) |
1.ノーラン・ガッサー(1984-):アメリカ国民/
2.ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):3つの幻影-第2曲
サマーランド/
3.ショパン(1810-1849):マズルカ 第2番 嬰ハ短調
Op.6-2/
4.ショパン:マズルカ 第15番 ハ長調 Op.24-2/
5.ショパン:マズルカ 第13番 イ短調 Op.17-4/
6-11.デイヴィッド・T・リトル(1978-):Accumulation
of Purpose/
12-14.オーギュスタ・グロス(1944-):3つの小品
「ロケーションズ・イン・タイム」/
15-16.プライス・ウォールデン(1991-):神聖な空間/
17.伝承曲:アメイジング・グレイス(P.ウォールデンによるピアノ編) |
録音 2018年5月14-16日 Sono Luminus Studios,
Boyce, Virginia, USA
アメリカで活躍するピアニスト、ブルース・レヴィングストンのコンセプト・アルバム。
現代作品を得意とする彼は、アルバムを制作する際、かならず「古典的な作品」と「現代作品」をバランスよく配置し、聴き手の注意を喚起します。
このアルバムは、彼の生まれ故郷であるミシシッピの「シヴィル・ライツ・ミュージアム(公民権博物館)」からコンサートの招待を受けた際、この地の複雑な歴史について思いを馳せたことがきっかけとなり生まれたもの。
多くの芸術家を輩出する一方、人種差別、貧困、格差などの問題も抱え、戦いの爪痕もいたるところに残っているという地域で育った彼は、人々がお互いを認め合うことが必要だと考えアルバム・タイトルを「シチズン=市民性」とし、民族意識の高い作曲家たちの作品を選びました。多彩な曲が一堂に会し、作曲家とレヴィングストンそれぞれの想いが伝わります。
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Vernacular
サイウン・ソルステインスドッティル:チェロ・リサイタル
1.ラグナル・パールソン(1977-):Afterquake
2.スリドゥル・ヨンスドッティル(1967-):48
Images of the Moon
3-5.ハルドール・スマウラソン:O
6-10.ハフリジ・ハルグリームソン(1941-):ソリティア
Op.1 |
サイウン・ソルステインスドッティル(チェロ) |
録音 2018年3月12-16日 Sono Luminus Studios,Boyce,
Virginia, USA
アイスランド系アメリカ人のチェリスト、サイウン・ソルステインスドッティルのリサイタル・アルバム。
アイスランド以外の国でほとんどの日々を過ごしてきたにもかかわらず、自身の言語体系はアイスランド語であり、倍音や音のテクスチュアにも敏感に反応するのも、静寂を大切にし、無駄のない表現を好むのも、アイスランドの文化の特徴であると語るソルステインスドッティル。
このアルバムでは、探求心溢れる彼女自身が選んだ"ユニークな表現や考え方を共有できる作曲家"の作品を演奏。未知の世界に果敢に挑戦する、若きチェリストの姿が鮮やかに描き出されています。
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Edge of Youth
ジャネット・スン:ヴァイオリン・リサイタル
1-10.エネスコ(1881-1955):幼き頃の印象
Op.28
11.ミッシー・マッツォーリ(1980-):Dissolve,
O My Heart
12-16.ブリテン(1913-1976):ヴァイオリンとピアノのための組曲
Op.6
17.ダン・ヴィスコンティ(1982-):
Rave-Up ヴァイオリンとピアノのための
18.ガプリエル・プロコフィエフ(1975-):
Sleeveless Scherzo 独奏ヴァイオリンのための |
ジャネット・スン(ヴァイオリン)
ウィリアム・ウォルフラム(ピアノ)-1-10.12-16.17 |
録音 2017年12月4-8日Sono Luminus Studios,Boyce,
Virginia, USA
アルバム・タイトルの「The Edge of Youth」とは「人が成長する過程に於いて、より成熟した自分自身を発見する時期」を表しており、自分自身に確信が持てるのは、自身が心地よく感じるぎりぎりの「エッジ(先端)」まで自分を持って行った時だと若きヴァイオリニスト、ジャネット・スンは語ります。
このアルバムは彼女自身の芸術的な旅の過程を示すもので、ブリテンからエネスコ、若き3人の作曲家の作品に挑戦していくと予想外のサウンドや新発見があったといい、「クラシックの伝統を踏襲しながらも、無意識の内でその伝統に異議を唱えている」作曲家たちの心の声を丁寧に拾い上げ、彼女自身の音で再現しています。
ジャネット・スン-ワシントン・ポスト紙で「魅惑的な演奏、絶妙な音色」と絶賛、強烈な知性と繊細さ、そして超絶技巧を併せ持ち、世界各地のコンサートホールや音楽祭で活躍中。
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The Guitar ルパート・ボイド:ギター・リサイタル |
ルパート・ボイド(ギター) |
1.アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994):フェリシダージ(R.ディアンスによるギター編)
2.ジョビン:白い道(P.ベッリナーティによるギター編)
3.ソル(1778-1839):モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲
Op.9
4-9.J.S.バッハ(1685-1750):リュート組曲
ホ長調 BWV1006a(ギター編)
10.グレアム・クーネ(1956-):A Closed World
of Fine Feelings and Grand Design
11-20.レオ・ブローウェル(1939-):シンプルな練習曲
21.ピアソラ(1921-1992):天使のミロンガ(B.ベニテスによるギター編)
22.ピアソラ:天使の死(B.ベニテスによるギター編)
23.ジョン・レノン/ポール・マッカートニー:ジュリア(R.ボイドによるギター編) |
録音 2018年5月7-10日 Sono Luminus Studios,
Boyce,Virginia, USA
ソリスト、室内楽奏者として活躍するルパート・ボイドのカジュアルなギター・アルバム。
ソルとブローウェルを除き、ここに収録されている作品のほとんどは他の楽器のために書かれたものですが、ボイドはギターの持つ可能性を極限まで引き出し、これらの曲がまるでもともとギターのために書かれたかのように軽やかに弾き切っています。
ジョビンの哀愁漂う2曲の歌は歌詞がなくとも存分に雰囲気が伝わりますし、ピアソラのタンゴでもバンドネオンとは全く違う魅力が漂います。
もともとギターのためのソルとブローウェル作品は、まさに超絶技巧の嵐。最後の「ジュリア」での穏やかな歌い口も聴きどころです。
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South of the Circle 現代北欧の弦楽四重奏曲集
1.ダニエル・ビャルナソン(1980-):Stillshot(2015)
2-5.ウナ・スヴェインビャルナルドッティル:Opacity(2014)
6-9.ヴァルゲイル・ジーグルトソン(1971-):ネブラスカ(2011)
10.ディス・マミコ・ラグナルスドッティル(1984-):
Fair Flowers(2018)
11.ヘイクル・トウマソン(1960-):Serimonia(2014) |
シッギ弦楽四重奏団 |
録音 2018年6月10-14日 Masterkey Studios,
Seltjarnarnes, Iceland
2012年、レイキャビクで開催された「ヤング・スカンジナビア・コンポーザー・フェスティヴァル」でデビューしたシッギ弦楽四重奏団は、現代の作曲家と積極的にコラボレーションし、多くの委嘱作を初演しています。
彼らはルネサンスから古典派、ロマン派の作品も演奏しますが、何より20世紀から21世紀のレパートリーに情熱を傾けており、即興演奏やエレクトロニクスなども取り入れた実験的な演奏にも力を注いでいます。
このアルバムに収録された5人の作曲家の作品は、彼らにとってまさに腕の見せ所といったもので、シャコンヌの形式を模した「Stillshot」、断片的な旋律を残しながら混沌の中にに沈んでいく旋律でアイスランドの野に咲く花を描いた「Fair
Flowers」、ミニマル要素の強いスヴェインビャルナルドッティルの「Opacity」、アルバム中では最も旋律的なジーグルトソンの「ネブラスカ」、緊張感溢れる「セリモニア」のどれもが主張の強い音楽です。
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The Kernis Project:Debussy
1-5.アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):弦楽四重奏曲
第3番「河」
6-9.ドビュッシー(1862-1918):弦楽四重奏曲
ト短調 Op.10 |
ジャスパー弦楽四重奏団 |
録音 2017年12月12-15日 Sono Luminus Studios,Boyce,
Virginia, United States
2008年に設立されたジャスパー弦楽四重奏団。設立後まもなく数々の賞を獲得し、高く賞賛されているアンサンブルです。
ハイドン、ベートーヴェンからベルク、リゲティ、他現代の作曲家の作品まで幅広いレパートリーを持つ彼らにおける10年間の軌跡を示すのが、今回の「カーニスとドビュッシー」の作品集。2010年に弦楽四重奏曲第2番を初めて演奏した時から、カーニスの作品に魅せられ、まだ見ぬ弦楽四重奏曲第3番を演奏することを夢見ていたという彼ら。遂に作品を手にし、絶え間なく変化する音楽を演奏することに大きな喜びを感じています。
アルバムでは、ドビュッシーの弦楽四重奏を併せ、更に物語を膨らませました。絶え間なく姿を変える官能的な響きが印象的な作品です。
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The Food of Love シェイクスピアによる歌、踊り、幻想
【お気にめすまま】
1.ジャン・デストレ:The Buffens-Tiers
livre de danseries(1559)
2.作者不詳:Kemp's Jig-Matthew Holmes
MSS(1588-1597頃)
3.トーマス・モーリー:It Was a Lover and
his Lasse-First Booke ofAyres(1600)
【十二夜】
4.モーリー:O Mistresse Mine -Consort
Lessons(1599)
5.作者不詳:Peg-a-Ramsey -Ballet Lute
Book(1600頃)
6.ロバート・ジョーンズ:Farewell, Dear
Love -First Book of Songs(1600)
【ロメオとジュリエット】
7.リチャード・エドワーズ(1525-1566):When
Griping Grief
8.作者不詳:My Lady Carey's Dompe(1525頃)
9.作者不詳:Complain My Lute-broadside
ballad(16世紀)
10.アントニー・ホルボーン:Heart's Ease
(The Honiesuckle)-Pavans,Galliards, and Almains(1599)
【ヘンリー4世 第2部&冬の物語】
11.トーマス・ロビンソン:The Queen's Goodnight-Schoole
OfMusicke(1603)
12.ジョン・ダウランド(1563-1626):Fancy
13.作者不詳:The Carman's Whistle-broadside
ballad(16世紀)
14.プレイフォード:Cuckolds All a-Row-The
English DancingMaster(1651)
15.作者不詳:Whoope, Do Me No Harm/Jog
On-(16世紀末)
【ハムレット】
16.ダウランド:The King of Denmark, his
Galliard
17.ダウランド:Tarleton's Riserrectione
(plucked strings)
18.作者不詳:Gravedigger's Song ("In
youth when I did love") /Tarleton's
Riserrectione (bagpipes)-(16世紀末)
19.作者不詳:Bonny Sweet Robin-Matthew
Holmes MSS(1588-1597頃)
20.ダウランド(伝):Tarleton's Jig
【テンペスト】
21.作者不詳:Greensleeves(16世紀頃)
22.ジョン・ジョンソン(1545頃-1594):Greensleeves
23.ロバート・ジョンソン(1545-1594頃):Where
the Bee Sucks
24.ロバート・ジョンソン:Full Fathom Five
【ウィンザーの陽気な女房たち&オセロ】
25.作者不詳:Fortune My Foe-The Dallis
Lute Book(1585)
26.作者不詳:Willow Song-The Lodge Lute
Book(1559頃)
【真夏の夜の夢】
27.ホルボーン:Fairie Rownde-Pavans, Galliards,
and Almains(1599)
28.「ロクスバラのバラード集」よりベン・ジョンソン:The
Mad Merry Pranks of Robin
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ボルティモア・コンソート(アンサンブル)
【メンバー】
メアリー・アン・バラード(トレブル&バス・ヴィオール)、マーク・クデク(シターン、バス・ヴィオール)、
ダリー・リプキス(バス・ヴィオール、リコーダー、クラムホルン、ゲムスホルン)、ロン・マクファーレン(リュート)、
ミンディ・ローゼンフェルト(フルート、ファイフ、バグパイプ、クラムホルン)、ダニエレ・スヴォナヴェク(ソプラノ) |
録音 2018年7月29日-8月2日 the Leighton
Concert Hall, DeBartolo Performing ArtsCenter,
University of Notre Dame
シェイクスピア時代の音楽を演奏するために、1980年に設立された「ボルティモア・コンソート」は、スコットランドからイングランド、フランスにまたがる"宮廷で奏でられた音楽"を中心に、舞曲から民謡まで幅広い曲を演奏、その関係性を探っています。シェイクスピアの作品には、数多くの音楽についての言及があり、それらは一般的に3つのカテゴリーに分類できます。
劇そのものへの付随音楽、もともとの戯曲のテキストに添えられた特定の歌(シェイクスピア自身が歌詞を付けたものも)、劇中で使われたと推測される音楽。
例えばロバート・ジョンソンの2つの曲は、明らかに「テンペスト」で使われた確証があり、ジョンソン自身も「シェイクスピアの作曲家」として文書に書かれているなど、彼がシェイクスピア作品と深いかかわりがあったことは間違いないようです。
この録音では、現存する譜面の最も初期の物を使用して演奏が行われています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ALTUS(profil)
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リヒテルとムラヴィンスキー、両雄相見える!ピアノ協奏曲
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
作品83
(2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
変ロ短調 作品23 |
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 |
リヒテルとムラヴィンスキー、両雄相見える!互いを鼓舞し合う、魂のこもりきった轟音!有無を云わさぬ説得力、圧倒的強烈さ!
録音:(1)1951年5月24日(ライヴ)、(2)1959年7月24日/モノラル、国内プレス、日本語帯・解説付
ムラヴィンスキーとリヒテル、ロシアの大巨匠ふたりの共演による重量級の協奏曲集。ブラームス第一楽章、提示部でオーケストラが怒涛の盛り上がりを見せたのち、それを凌駕するパワーで入り込んでくるリヒテルのピアノ!爆発的な強烈さで交わされる、魂のぶつかり合いとも言うべき破格の協奏。ライヴの瑕もなんのその、そら恐ろしいまでの凄みに支配されています。
チャイコフスキーはスタジオ録音とされており年代的にもブラームスと比べて音質が良く、演奏精度の高さもさることながら、こちらもみなぎるような力強さで有無を云わさぬド迫力。
オーケストラとピアノがそれぞれ実に堂々たる巨大な存在となり、互いをどこまでも鼓舞し合います。細やかなフレーズを的確にこなしながらも凄まじい推進力と爆発力でグイグイと音楽を引っ張っていき、涙の出るような圧倒的クライマックスまで一気呵成に突き進んでいく超名演です!
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ムラヴィンスキーは「花のワルツ」も振っていた!
有名曲を惜しげもなく演奏した「くるみ割り」
(1)チャイコフスキー:
バレエ音楽『くるみ割り人形』 作品71より
13曲
行進曲/お客様の退場、クリスマス・ツリーは伸びる/
くるみ割り人形とはつかねずみの王との戦闘/冬の松林/
雪片のワルツ/アラビアの踊り/中国の踊り/
トレパーク/葦笛の踊り/花のワルツ/パ・ド・ドゥ/
こんぺいとうの踊り/終幕のワルツとアポテオーズ
(2)モーツァルト:
フルートとハープのための協奏曲 ハ長調
K. 299 |
ボリス・トリズノ(フルート(2))
エレーナ・シニツィナ(ハープ(2))
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 |
ムラヴィンスキーは「花のワルツ」も振っていた!有名曲を惜しげもなく演奏した「くるみ割り」。緊張感みなぎる強烈な音響に震える貴重録音集!
録音:(1)1946-48年、(2)1949年3月15日/モノラル、国内プレス、日本語帯・解説付
ムラヴィンスキーの『くるみ割り人形』と言えば有名どころの曲をあまり取り上げない独自の選曲によるもの、というイメージが強いのですが、比較的初期の録音ではなじみのある曲もしっかり取り上げています。
ここで聴ける録音は「花のワルツ」をはじめ有名曲が揃っていて大変貴重!40年代に細切れに録音されたものですが解釈は一本筋が通り、音質もこの時代としては十分に良く、聴き応えのある演奏となっています。
可愛らしい旋律もガッシリと固めた低音や狂いのない強烈なアタックに彩られ、恐ろしい緊張感に満ちています。またオーケストラのメンバーがソロを務めたと思われるモーツァルトの『フルートとハープのための協奏曲』は、古典的なすっきりとした響きを良しとしつつも精密かつ明晰な音造りで辛口な演奏。こちらもムラヴィンスキー節がおおいに炸裂、聴き逃せません!
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DOREMI
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DHR 8083
(3CD)
¥7100 →\6590
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メナヘム・プレスラー 第3集
モーツァルトとベートーヴェンの協奏曲
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449
(2)ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450
(3)ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453
(4)ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
(5)ピアノ・ソナタ イ長調 K.331
(6)ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.570
(7)ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576
ベートーヴェン:
(8)ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
(9)ピアノと管弦楽のためのロンド 変ロ長調
WoO.6 |
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
エトガー・ザイペンブッシュ((1)(2)指揮)
ヴィルフリード・ベッチャー((3)(4)指揮)
ウィーン室内管弦楽団((1)~(4))
モーシェ・アツモン((8)(9)指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団((8)(9)) |
協奏曲を中心に収録したプレスラーの注目音源
録音:1966-68年頃
1923年生まれでソリストとして、またボザール・トリオのメンバーとして活躍、90歳を超えてなお演奏活動を続けるプレスラー40代の録音が3枚組で登場。
モーツァルトとベートーヴェンの協奏曲が聴けるのが嬉しいです。第1集はDHR-7889、第2集はDHR-7989として発売中。
メナヘム・プレスラーの芸術Vol.1&2 |


DHR 7889
\2300 →\2090
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「メナヘム・プレスラーVol.1 / メンデルスゾーンを弾く」
(1)メンデルスゾーン:
ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
(2)六重奏曲ニ長調Op.110
(3)厳格な変奏曲ニ短調Op.54
(4)ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14
(5)子どものための小品集Op.72(6曲)
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(1〜5)メナヘム・プレスラー(P)
(1) ハンス・スワロフスキー(指)、
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
(2)ギレー四重奏団のメンバー
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初CD化 ピアノ界の重鎮プレスラーが弾くメンデルスゾーン録音
録音:1950-1953年
1923年生まれで、半世紀以上に渡る活動歴を誇るボザール・トリオの創立メンバーとして知られる重鎮ピアニスト、メナヘム・プレスラー。コンサートホール録音のスワロフスキーとの協奏曲ほか、メンデルスゾーン作品を集めた一枚はすぐれたソリストとしての姿を伝える貴重なものです。すべて初CD化。
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DHR 7989/90
(2CD)
\4400 →\3990
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メナヘム・プレスラーの芸術Vol.2 ショパンを弾く
ショパン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
[デイヴィッド・ジョゼフォヴィッツ(指)ウィーン国立歌劇場管/
1965年12月8日]
(2)ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
[ハンス・スワロフスキー(指)ウィーン国立歌劇場管/
1966年6月4日]
(3)アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズOp.22
[ジャン=マリー・オーベルソン(指)ウィーン国立歌劇場管/
1960年代]
(4)2つのポロネーズOp.26
(5)幻想ポロネーズOp.61
(6)マズルカ変ロ長調Op.7の1/変ロ短調Op.24の4/
嬰ハ短調Op.30の4/ロ短調Op.33の4/ヘ短調Op.63の2
[録音:1960年代] |
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メナヘム・プレスラー(Pf) |
さすがプレスラー、50 年前にかくも現代的ショパン演奏を披露
STEREO
ボザール・トリオのメンバーとして、いぶし銀の芸風を聴かせるメナヘム・プレスラー。今回は彼が40
歳前後の1960 年代に残したショパンの録音をまとめました。2
曲の協奏曲は現在入手可能なDoron Music 盤と同一ですが、他は珍しい待望のCD
化。プレスラーは多くのショパン弾きのような華麗さや毒気、甘やかさはないものの、極めて正統的で健康。しかし決して無味乾燥ではなく非常に音楽的。ことに短調の内省的なマズルカは絶品です。伝統にとらわれないユニークなショパンとして必聴の演奏と申せましょう。 |
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DHR 8091
(4CD)
¥9400 →\8990
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フランス弦楽三重奏団 第1集
モーツァルト:
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのディヴェルティメント
変ホ長調 K.563
ヴァイオリンとヴィオラのための2つのデュエット
K.423、K.424
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのアレグロ
ト長調 K.562e
オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
ピアノ四重奏曲 ト短調 K.478
協奏交響曲 変ホ長調 K.364
フルート四重奏曲 第1〜4番 K.285、K.285a、K.285b、K.298
2つの幻想曲 ヘ短調 K.594、ヘ短調 K.608
6つの前奏曲とフーガ K.404a
2つのヴァイオリンとチェロのためのアダージョとメヌエット
K.266
2つのヴァイオリンと2つのチェロのためのフーガ
ト短調 K.401
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのフーガ
ト長調 K.443
アダージョとフーガ ハ短調 K.546 |
フランス弦楽三重奏団
[ジェラール・ジャリ(ヴァイオリン)、
セルジュ・コロー(ヴィオラ)、
ミシェル・トゥルニュ(チェロ)]
モーリス・ブルグ(オーボエ)
ジョルジュ・プルーデルマッハー(ピアノ)
ミシェル・デボスト(フルート)
トゥールーズ室内管弦楽団
ルイ・オーリアコンブ(指揮) |
フランス流の音色で聴かせるモーツァルト
録音:1966-77年頃
フランス往年の名トリオ、フランス弦楽三重奏団によるモーツァルト録音集。あまり取り上げられないバッハからの編曲によるフーガ集なども入っています。
CD4枚に渡り様々な作品を取り上げており、共演者も当時のフランス楽壇の魅力を伝えてくれます。
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<国内盤>
<LP>
ALTUS(LP)
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WEITLP 032/3
(2LP)
¥14000+税
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イダ・ヘンデル ヴァイオリン協奏曲集
[LP-1]ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
イ短調 作品53
(A面:第1・2楽章、B面:第3楽章)
[LP-2]シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
(A面:第1・2楽章、B面:第3楽章) |
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
[LP1]フェルディナント・ライトナー(指揮)
[LP2]ロリン・マゼール(指揮)
ケルン放送交響楽団 |
世界初出音源がLPに!特にドヴォルザークはマーク&パイネマン盤以来の名演!イダ・ヘンデル自ら認めた超絶演奏の記録。
録音:[LP1]1963 年3月22日、[LP2]1960 年2月8日/ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルク・ホール
モノラル、国内プレス、完全限定生産盤、日本語帯・解説付
WEITBLICK レーベルからリリースされた世界初出音源を初
LP 化。LP 用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上で
LP 化しております。
「確たるテクニックと溢れんばかりのロマンティシズム、そして何より、ことに両端楽章においてはヘンデルのヴァイオリンのテンションの高さをマイクが生々しく捉えている」(レコード芸術、岡部真一郎氏による新譜月評より)
イダ・ヘンデルは1928年ポーランドの都市ヘウムで生まれました。5歳でベートーヴェンを演奏し、7歳でヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールに入賞。その後パリに渡りカール・フレッシュやジョルジュ・エネスコの下で学びます。9歳でロンドン・デビュー、以来多くのツアーをこなし1952年にカナダに移住。レコーディングも多く、長きに渡って相当数の録音を残しています。1989年フロリダ州マイアミに居を移し、現在は実演から引退しているものの90
代にして教師として活動を続けています。このLPに収められた2曲は60年代の気迫みなぎるイダ・ヘンデル絶頂期に録られた、同曲の決定版というべき名演です。
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TALTLP 058/9
(2LP)
¥14000+税
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ヨッフム・コンセルトヘボウ・ブルックナー・ライヴシリーズ
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』
[LP1] A面:第1楽章、B面:第2楽章
[LP2] A面:第3楽章、B面:第4楽章 |
オイゲン・ヨッフム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 |
待望の分売LPで登場!「黄金に輝く金管、ベルベットのごとき弦」と評されたコンセルトヘボウとヨッフム円熟の壮絶ステレオ・ライヴ。
録音:1975年1月16日 /アムステルダム(ライヴ)/モノラル、国内プレス、完全限定生産盤、日本語帯・解説付
これがヨッフム翁のブルックナーの結論!高音質録音で話題となった限定生産ブルックナー交響曲選集LP
からの分売がついに登場します。
気力横溢、1975年ヨッフム翁快心の第4番。オーケストラの素晴らしき響きを活かしきった、ヨッフム無類の崇高なる音楽の建造物に酔いしれます。ステレオ録音によるヨッフムの大名演をじっくりとお楽しみください。
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TALTLP 060/1
(2LP)
¥14000+税
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ヨッフム・コンセルトヘボウ・ブルックナー・ライヴシリーズ
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
[LP1] A面:第1楽章、B面:第2楽章
[LP2] A面:第3楽章、B面:第4楽章 |
オイゲン・ヨッフム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 |
待望の分売LPで登場!「黄金に輝く金管、ベルベットのごとき弦」と評されたコンセルトヘボウとヨッフム円熟の壮絶ステレオ・ライヴ。日本ライヴとは別演奏、本拠地コンセルトヘボウでの70年盤。
録音:1970年3月15日 /アムステルダム(ライヴ)/モノラル、国内プレス、完全限定生産盤、日本語帯・解説付
これがヨッフム翁のブルックナーの結論!高音質録音で話題となった限定生産ブルックナー交響曲選集LP
からの分売がついに登場します。
1970年録音で壮年期の濃厚な味わいが堪らぬ、本拠地コンセルトヘボウでの第7番。オーケストラの素晴らしき響きを活かしきった、ヨッフム無類の崇高なる音楽の建造物に酔いしれます。
ステレオ録音によるヨッフムの大名演をじっくりとお楽しみください。
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8/29(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CHALLENGE CLASSICS
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CC 72828
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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レツボール&アルス・アンティクヮ・アウストリア
知られざる名品、第2弾
ルペルト・イグナーツ・マイヤー(1646-1712):
宗教曲集(1681)からのアンティフォナ集
1. In terras descendam
2. Ave Regina coelorum
3. Salve Regina
4. Alma Redemptoris mater
5. Regina coeli laetare |
グナール・レツボール(ヴァイオリン、指揮)
アルス・アンティクヮ・アウストリア |
古楽界の巨匠レツボールによる知られざる名品、第2弾
46'14''
「宗教曲集からの詩篇集」(CC-72759)に続く、レツボールによる貴重なマイヤー作品録音です。
アンティフォナは「交唱」とも訳される古くから伝わる聖歌の伝統的な歌い方で、2郡に分かれ呼び交わしを行うもの。マイヤーによる収録曲はほぼ聖母マリアについての内容で、美しく敬虔な音楽となっています。歌手陣と器楽陣が交わり合い織りなす立体的なサウンドのなか、レツボールのヴァイオリンや華やかなトランペットの掛け合いなども登場。変化に富んだ響きが楽しめます。
知られざる名品、第1弾 |
CC 72759
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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ビーバーと同じ時代に活躍したマイヤーの美しき秘曲
ヴァイオリンはレツボール
ルペルト・イグナーツ・マイヤー:
宗教曲集(1681)からの詩篇集
1. Laudate pueri Dominum(詩篇112/113)
2. Confitebor tibi Domine(詩篇110/111)
3. Beati omnes(詩篇127/128)
4. Nisi Dominus(詩篇126/127)
5. Venite gentes(聖歌) |
グナール・レツボール
(ヴァイオリン、ヴィオラ、指揮)
アルス・アンティクヮ・アウストリア |
ヴァイオリンのオブリガートも活躍する秘曲
録音:2017 年11 月26-28 日/オーストリア、聖フローリアン/59’13’’
録音されるだけでも珍しい作品を古楽界の巨匠レツボールが演奏した注目のディスク。
ルペルト・イグナーツ・マイヤー(1646-1712)による宗教曲集です。彼は1683
年から死ぬまでミュンヘンで活動し、ドイツにおけるプロテスタント音楽の改革者のひとりとみなされていました。
その音楽にはイタリアの協奏曲様式が巧みに組み合わされています。ここに収録されている楽曲は小規模な弦と通奏低音に独唱が加わる編成で、演奏は当時の教会の慣習に従い男声のみによる歌唱。
曲によってはボーイソプラノも登場します。ヴァイオリンのオブリガートが技巧的なソロをとることもあり、レツボールの魅力が最大限に発揮されています。
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CC 72788
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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クリストフ・プレガルディエンによるシューマンとワーグナーの歌曲集
シューマン:詩人の恋 Op.48
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集 WWV91
シューマン:レーナウの6つの詩とレクイエム
Op.90 |
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ミヒャエル・ゲース(ピアノ) |
当代きっての名歌手による、あたたかく柔らかな歌唱。
63'36''
当代きっての名テノールの一人、クリストフ・プレガルディエンによるシューマンとワーグナーの歌曲集。あたたかで柔らかな、落ち着いた雰囲気のなかで歌われる珠玉の名品です。
『レーナウの6つの詩とレクイエム』はニコラウス・レーナウの詩による6曲の後にレクイエムが続く独特な構成。シューマンがこの歌を作曲しているときレーナウは精神を患い病院に入っていましたが、実際に亡くなったのは作品完成直後というエピソードが知られています。このレクイエムは死者への畏敬の念や強い悲しみというものでなく、とても安らかな音楽となっていて実に感動的です。
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CC 72560
(2CD)
【旧譜再プレス】
¥2600
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J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタ
BWV1014-1019
[CD1]
ソナタ第1番 変ロ短調 BWV1014
ソナタ第2番 イ長調 BWV1015
ソナタ第3番 ホ長調 BWV1016
[CD2]
ソナタ第4番 ハ短調 BWV1017
ソナタ第5番 ヘ短調 BWV1018
ソナタ第6番 ト長調 BWV1019
補遺:第6番初稿版からの2楽章
(Cantabile, ma un poco Adagio / Adagio) |
キャサリン・マンソン(ヴァイオリン)
トン・コープマン(チェンバロ) |
廃盤だった名演ソナタが復活しました!コープマンとマンソンの雄弁な対話
録音:2011年/41'08''、58'25''
レーベルでいったん廃盤となっていたコープマンの名アルバムが復活しました。
キャサリン・マンソンは2006年にコープマンの手兵オケ、アムステルダム・バロック管弦楽団のリーダーに任命され、またロンドン・ハイドン四重奏団のメンバーとしても活躍し国際的にも高い評価を得ている名手。
もちろんコープマンとの相性も抜群で、ヴァイオリンとチェンバロが同等の発言力を持ち雄弁な掛け合いを繰り広げるバッハのソナタから、すばらしく愉しい音楽を紡ぎ出しています。
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R−RESONANCE
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RRSC 20010/11
(2SACD HYBRID)
【再リリース】
¥4800 →\4490
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SACD ハイブリッド盤で復活!
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
BWV1001-1006 |
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン) |
[Disc 1]
ソナタ第1番 ト短調 BWV1001/パルティータ第1番
ロ短調 BWV1002/
ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
[Disc 2]
パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004/ソナタ第3番
ハ長調 BWV1005/
パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 |
初SACD ハイブリッド化!デジタルマスターからアナログマスターを作成し、最新マスタリングを経てDSD
化。
ライナー・キュッヒルが、名器ストラディバリウス《シャコンヌ》で描き出すJ.S.バッハの音宇宙!SACD
ハイブリッド盤(2019年最新マスタリング)で待望の再リリース!
セッション録音:2003年4月/ショッテン修道院(ウィーン)/2019年最新リマスタリング、日本語・英語解説書付【解説:安田和信】
SACD ハイブリッド盤。
ライナー・キュッヒルが名器ストラディバリウス《シャコンヌ》で演奏したバッハの『無伴奏』。長らく再リリースが待たれていましたが、いよいよSACD
ハイブリッド盤で蘇ります。
2016年、長い間務めたウィーン・フィルのコンサートマスターを定年退職したキュッヒルは、ソロ活動や教育活動など、幅広い分野で活躍を続けています。
とりわけ、NHK 交響楽団のゲスト・コンサートマスターとしての活動は、ウィーン・フィル時代の勇姿を見る思いで、私たちを大いに楽しませてくれています。
本作品は、キュッヒルが52歳という壮年期にウィーンのショッテン修道院においてセッション録音されたもので、バッハへの熱い思いが込められた演奏が展開されます。
2017年、タワーレコードとアールレゾナンスの提携企画によるアナログレコード(300セット限定)を制作した際にキング関口台スタジオで作成したアナログマスターを使用し、2019年最新マスタリングを経てDSD
化しました。従来CD の豊かで骨太な中低域と輝く高音域に加え、より柔らかくしなやかな音色が再現され、キュッヒルによるバッハ演奏の本質を見事に描き出します。
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RRSC 20009
(SACD HYBRID)
【再リリース】
¥2900 →\2690
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SACD ハイブリッド盤で復活!
ライナー・キュッヒルとグザヴィエ・ドゥ・メストレ
『日本の歌』
1 浜辺の歌(成田為三)/2 椰子の実(大中寅二)/
3 初恋(越谷達之助)/4 早春賦(中田 章)/
5 芭蕉布(普久原恒男)/6 荒城の月(滝
廉太郎)/
7 宵待草(多 忠亮)/8 故郷(岡野貞一)/
9 浜千鳥(弘田龍太郎)/10 ペチカ(山田耕筰)/
11 叱られて(弘田龍太郎)/12 中国地方の子守歌(山田耕筰)/
13 かなりや(成田為三)/14 さくら貝の歌(八洲秀章)/
15 からたちの花(山田耕筰)/16 赤とんぼ(山田耕筰)
※全ての編曲:小野崎孝輔 |
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ) |
初SACDハイブリッド化!デジタルマスターからアナログマスターを作成し、最新マスタリングを経てDSD化。
キュッヒル+メストレ 黄金のデュオによる不朽の名盤『日本の歌』、SACD
ハイブリッド盤(2019年最新リマスタリング)で待望の再リリース!
セッション録音:2003年4月/ショッテン修道院(ウィーン)/2019年最新リマスタリング、日本語・英語解説書付【解説:安田和信、白柳龍一(レコーディングノート)】
SACD ハイブリッド盤。
私たちの心にのこる美しい日本の旋律、ライナー・キュッヒルとグザヴィエ・ドゥ・メストレが深い情感と共に歌いあげます。
録音当時、ウィーン・フィルの第一コンサートマスターを務めていたキュッヒルは、デュオの相手にピアニストではなく、同じくウィーン・フィルの首席ハープ奏者、メストレを指名しました。
キュッヒルは日本の歌の録音に際し、「日本の歌に内在する繊細で瑞々しく、豊かな抒情性を描き出すためには、ピアノよりハープによる伴奏の方がよい」と明確な方向性を示してくれました。
編曲は深い抒情をたたえた作品を数多く世に送り出した巨匠・小野崎孝輔。キュッヒルとメストレは共に、小野崎の編曲に大きな信頼と強い共感をもって録音に臨みました。
録音エンジニアは、ウィーン・ムジーク・フェライン弦楽四重奏団やキュッヒルの諸作などで定評のあるミヒャエル・コルンホイッスル。
今回も、ウィーン・ショッテン修道院内部の豊かな残響の中に、限りなく美しい日本の旋律が浮かび上がります。
今回、新たにデジタル音源をキング関口台スタジオでアナログ化、その音源ソースをもとに入念なマスタリングを経てDSD
データを作成しました。これにより、キュッヒルのヴァイオリンが、より艶やかな響きを聞かせるとともに、メストレのハープも細かい粒立ちが明瞭になりました。
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CARO MITIS
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CM 0042004
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
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短調のテレマン
管弦楽組曲イ短調 TWV.55:a3(世界初録音)
ソナタ ヘ短調 TWV.44:32
協奏曲ホ短調 TWV.52:e3
ソナタ変ロ長調 TWV.44:34
協奏曲ホ短調 TWV.53:e1 |
プラトゥム・インテグルム・オーケストラ
(古楽器使用) |
ポーランドやハンガリーなど東欧での古楽隆盛が叫ばれて久しい昨今、モスクワ音楽院で学び、古楽に興味を抱いた実力者などによって結成されたロシアでは非常に珍しい常設のピリオド・オーケストラ、プラトゥム・インテグルムの「短調」のテレマン・プログラム。
芸術監督で首席チェリストのパヴェル・セルビン、コンサートマスターのセルゲイ・フィルチェンコを中心に繰り広げられていくテレマンの音楽からは、ロシアにおける古楽の豊かで確かな土壌の存在を知ることが出来ます。
「管弦楽組曲イ短調」は世界初録音。また、短調の中に唯一存在する長調の「ソナタ変ロ長調」のアクセント具合も絶妙です。
※録音:2004年5月16日-19日、RTRスタジオ5
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CM 0032005
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
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長調のテレマン
管弦楽組曲変ロ長調 TWV.55:B4
合奏協奏曲ト長調 TWV.52:G1
協奏曲ホ長調 TWV.51:E1
協奏曲ト長調 TWV.51:G4
合奏協奏曲ト長調 TWV.53:G1
ソナタ ト短調 TWV.44:33 |
プラトゥム・インテグルム・オーケストラ
(古楽器使用) |
かつて鬼才リュビモフが率いていたエンシェント・ミュージック・アンサンブル(Ancient
Music Ensemble)を前身とするモスクワのピリオド・オーケストラ、プラトゥム・インテグルム。
「短調のテレマン」(CM 0042004)と対を成すこの「長調のテレマン」でも、ピリオド楽器の管楽器、弦楽器、通奏低音が、様々なテレマンのスタイルの音楽で大活躍!テレマンはポーランドの民族音楽から影響を受けたことも知られており、スラヴの民族音楽の香りも漂わせるプログラムです。
※録音:2005年6月、RTRスタジオ5
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CM 0022004
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
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ティッツ:器楽のための作品集
交響曲(シンフォニア)第4番ハ長調/
五重奏曲第6番ニ短調/二重奏曲ハ長調/
五重奏曲ニ短調 Op.1-5/
協奏曲変ホ長調(全曲世界初録音) |
プラトゥム・インテグルム・オーケストラ
(古楽器使用) |
ドイツのニュルンベルクで生を受けた18世紀後期〜19世紀初期の知られざるコンポーザー=ヴァイオリニスト、アントン・フェルディナンド・ティッツ(1742-1810)の作品集は全曲世界初録音!
ドイツからロシアへと渡り、サンクトペテルブルクで40年近く、またエカチェリーナ2世の宮廷で宮廷音楽家として活躍するなど、古典派時代のロシアの楽壇の発展に寄与した音楽家の1人です。
ロマン派の到来を感じさせる一面、またウィーン古典派的な一面を感じさせる作風が特徴的なティッツの珍しい作品を、ロシア、モスクワ古楽界の精鋭たちが解き放ちます。
※録音:2004年1月30日-2月2日、RTRスタジオ5
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CM 0022006
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
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ヨハン・クリスティアン・バッハ:協奏交響曲ト長調(C.45;T.286/4)
五重奏曲ト長調 Op.2(B.66;T.310/9)
六重奏曲 Op.3(B.78;T.302/1)
交響曲(シンフォニア)ト短調 Op.6-6(C.16a;T.276/3) |
プラトゥム・インテグルム・オーケストラ
(古楽器使用) |
大バッハの末子とモスクワの精鋭ピリオド・オーケストラがコネクト!ロシアにおける古典派音楽の発掘を進めてきたプラトゥム・インテグルムが、ドイツ古典派、バッハ一族の天才の作品を取り上げた注目盤。
オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが活躍する「協奏交響曲」や、「交響曲(シンフォニア)」などJ.C.バッハの様々なスタイルの音楽を、プラトゥム・インテグルムの艶やかなサウンドで愉しませてくれます。
「協奏交響曲」を除き世界初録音。
※録音:2006年-2007年
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CM 0042003
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
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ボルトニャンスキー:イタリアン・アルバム
歌劇《クィント・ファビオ》より シンフォニア
アリア「愛しい人、どうか無事に戻っておくれ」
カンツォネッタ「さあ、この誇り高きひと時に」
アリア「テミールの胸を飾りに」
習作フーガ《アーメン》
モテット《主が連れ帰ってくださったとき》
モテット《アヴェ・マリア》
モテット《サルヴェ・レジナ》
モテット《山も谷も響きをあげて》 |
プラトゥム・インテグルム・オーケストラ
(古楽器使用)
アナトーリ・グリンデンコ(指揮)
ガリーナ・クニシュ(ソプラノ)
エレーナ・ポジダエヴァ(アルト)
アントン・ヴァシリエフ(バリトン)
ロシア総主教区聖歌隊のソリストたち
モスクワ少年カペラ |
古典派時代のロシアを代表する作曲家の1人、ドミトリー・ボルトニャンスキー(1751-1825)のイタリア留学時代の作品を集めたまさに「イタリアン・アルバム」。
師であるガルッピからの影響、イタリアの楽壇で吸収したスタイルをベースとした作品群は、ロシア時代の作品を集めた「ロシアン・アルバム」(CM
0052003)との聴き比べも面白い。
合唱協奏曲(合唱聖歌コンチェルト)の作曲家として有名なボルトニャンスキーのイタリア時代を捉えた貴重な企画です。
※録音:2003年8月、10月
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CHANDOS
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エリック・コーツ:管弦楽作品集 Vol.1
ザ・メリーメイカーズ(小序曲)
結婚式の道化師(バレエからの組曲)
ダンシング・ナイツ(演奏会用ワルツ)
バラッド Op.2(弦楽オーケストラのための)
2つの交響的狂詩曲(ポピュラー・ソングによる)
スリーピー・ラグーンにて(ヴァルス=セレナード)
ロンドン〔ロンドン・エヴリデイ〕(管弦楽のための組曲) |
ジョン・ウィルソン(指揮)
BBCフィルハーモニック |
絶好調のジョン・ウィルソン!エリック・コーツの作品集がスタート!
☆ライト・ミュージック&アメリカ音楽のスペシャリスト、ジョン・ウィルソン!
☆英国ライト・ミュージックを代表する作曲家、エリック・コーツの管弦楽作品集始動!
指揮者、編曲家、そしてライト・ミュージックやアメリカ音楽のスペシャリストとして活躍し、Chandosでは、リチャード・ロドニー・ベネット、そしてアーロン・コープランドの管弦楽作品集で圧倒的な評価を築いてきたジョン・ウィルソン。
絶好調のジョン・ウィルソンがコルンゴルト(CHSA
5220)と並行してスタートを切るのは、英国のライト・ミュージックの全盛期を代表するコンポーザー=コンダクター、エリック・コーツ(1886−1957)の管弦楽作品集。
初期にはアーサー・サリヴァンやエドワード・ジャーマンの影響を受け、ジャズやダンス・バンドの要素を取り入れながら独自に進化していったエリック・コーツの音楽。
「スリーピー・ラグーンにて(バイ・ザ・スリーピー・ラグーン)」や「ナイツブリッジ行進曲(組曲『ロンドン』の終楽章)」など、そのキャッチーなメロディーで世界に親しまれ続けてきたナンバーを、長年エリック・コーツの作品を演奏してきたジョン・ウィルソンの軽やかな指揮で贈ります。
※録音:2019年1月9日−10日、メディア・シティUK(サルフォード)

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ハイドン:オルガン協奏曲集
協奏曲第1番ハ長調 Hob.XVIII:1
(オルガンとオーボエを伴う弦楽オーケストラのための)
協奏曲第6番ヘ長調 Hob.XVIII:6
(ヴァイオリン、オルガンと弦楽オーケストラのための)*
協奏曲第2番ニ長調 Hob.XVIII:2
(オルガンと弦楽オーケストラのための) |
イアン・クイン(オルガン)
ソフィー・ジェント(ヴァイオリン)*
ジョナサン・コーエン(指揮)
アルカンジェロ |
コーエン&アルカンジェロと共演!イアン・クインのハイドン協奏曲集!
☆イアン・クインが弾くハイドンのオルガン・コンチェルト!
☆共演は、ジョナサン・コーエン&アルカンジェロ!
イアン・クインは、アメリカ、ニュー・メキシコ州のセント・ジョン大聖堂でオルガニスト兼音楽監督を務め、英米の多くの大学や教会で音楽を教えているウェールズ出身のオルガン奏者、合唱指揮者、作曲家。
Chandosでは、「ロシア」、「アメリカ」、「北欧」など様々なテーマに沿ったユニークなオルガン作品集をリリースしてきました。久しぶりとなる新録音は、ハイドンのオルガン協奏曲集。
伴奏は、イギリスの優れた若手チェリスト、指揮者であるジョナサン・コーエンによって2010年に結成された新鋭ピリオド・アンサンブル「アルカンジェロ」が務めます。ヴァイオリンとオルガンのための二重協奏曲である第6番では、アルカンジェロの他、ラ・プティット・バンド、レトロスペクト・トリオ、イル・ガルデリーノ、水戸芸術館専属弦楽四重奏団「ミト・デラルコ」など多くのピリオド・アンサンブルで活躍してきた名手ソフィー・ジェントが共演します。
※録音:2019年3月19日−22日、セント・メリー教区教会(サウス・ウッドフォード、ロンドン)

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第3弾は「女性作曲家」!
ハー・ヴォイス 〜 ニーヴ・トリオ
ビーチ、クラーク、ファランク:ピアノ三重奏曲集
ルイーズ・ファランク(1804−1875):
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.33
エイミー・ビーチ(1867−1944):ピアノ三重奏曲
Op.150
レベッカ・クラーク(1886−1979):ピアノ三重奏曲 |
ニーヴ・トリオ
〔アンナ・ウィリアムズ(ヴァイオリン)、
ミハイル・ヴェセロフ(チェロ)、
エリ・ナカムラ(ピアノ)〕 |
ビーチ、クラーク、ファランク!ニーヴ・トリオ第3弾は「女性作曲家」!
☆アメリカ、ロシア、日本の若き才能が集った、アメリカのピアノ三重奏団!
☆サード・アルバムのテーマは、女流作曲家!
アメリカ、ロシア、日本の若き才能が集い、2010年に結成されたアメリカのピアノ三重奏団、"ニーヴ・トリオ(Neave
Trio)"。
ゲール語で「明るく」、「晴れやかな」といった意味の名前を持つ、フレッシュでアイディアに満ち溢れた期待の若きトリオです。
「アメリカン・モーメンツ(CHAN 10924)」、「フレンチ・モーメンツ(CHAN
10996)」といったこだわりのプログラミングで続いてきたChandosでのレコーディング、第3弾のテーマは、「女流作曲家」。
パリ音楽院初の女性教師となったフランスのルイーズ・ファランク。ヘンリー・ウッド・クイーンズ・ホール管弦楽団の最初の女性奏者となったイギリスのヴィオリスト、レベッカ・クラーク。アメリカの女性作曲家で初めて交響曲を作曲&出版したエイミー・ビーチ。スタイルや作風はそれぞれ異なりながらも、女性音楽家としての地位と権利を開拓してきた偉人という共通点を持つ3人のピアノ三重奏曲を組み合わせています。
※録音:2019年5月21日−23日、ポットン・ホール(サフォーク)
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STRADIVARIUS
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ルイーザ・セッロ&ブルーノ・カニーノの第2弾!
「イタリア風!」 |
ルイーザ・セッロ(フルート)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ) |
ガッリ:ベッリーニの「ノルマ」に基づく幻想曲
Op.168-4
ブリッチャルディ:ヴェルディの「トラヴィアータ」のヴィオレッタのアリア
カザレット:ヴェルディの「トラヴィアータ」によるサロン小品
デ・ミケリス:ヴェルディの「運命の力」のレオノーラのアリア
Op.47
ガッリ:ヴェルディの「リゴレット」に基づく幻想曲
Op.40
ドニゼッティ:ソナタ
ガッリ:ドニゼッティの「愛の妙薬」に基づく幻想曲
Op.165-1
チュル:ロッシーニの「セビリアの理髪師」のアルマヴィーヴァ伯爵のカヴァティーナ
チュル:ロッシーニの「セビリアの理髪師」のロジーナのカヴァティーナ
コッティニエス:ロッシーニの音楽の夜会から(5曲) |
ルイーザ・セッロ&ブルーノ・カニーノの第2弾!イタリア・オペラ・アリアに基づくフルート作品集!
録音:2019年1月5、6日 イタリア,ウーディネ、71'28
「イタリア風!」と題されたCD。フルートとピアノで19世紀のイタリアオペラのアリアを演奏している。原曲に忠実なものから自由に翻案しているものまで、いずれも楽しめる。
ルイーザ・セッロはイタリアの人気フルート奏者。彼女はムーティ時代のスカラ座のオーケストラでも度々フルートを吹いていたので、こうしたイタリアオペラを基にした作品はお手の物である。
バッハのフルート・ソナタ集(STR 37095)に続いて、ここでも伴奏は大ベテラン、ブルーノ・カニーノ。やはり実に巧く、単なる伴奏に終わっていない。
ルイーザ・セッロ&ブルーノ・カニーノの第1弾 |
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「バッハ:ソナタ・コンチェルタンテ」
J.S.バッハ:
フルート・ソナタ イ長調 BWV1032
フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030
フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031
フルート・ソナタ ト短調 BWV1020(疑作) |
ルイーザ・セッロ(フルート)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ) |
イタリアのフルート奏者、ルイーザ・セッロと巨匠ブルーノ・カニーノによるバッハのフルート・ソナタ集!
録音:2017年11月4,5日 イタリア ポルデノーネ,DDD、54'25
イタリアのフルート奏者、ルイーザ・セッロが、日本でもお馴染みのイタリアの大ベテラン・ピアニスト、ブルーノ・カニーノの伴奏でバッハのフルート・ソナタを演奏している。
ルイーザ・セッロはイタリア最北東部、スロヴェニアに近いウーディネの生まれ。短期間ミラノのスカラ座のフルート奏者を務めたこともあるが、その後はソリストとして国際的に活躍している。
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「グロンドーナ・プレイズ・ソル」
フェルナンド・ソル(1778-1839):
大ソナタ第12番 Op.25/
モーツァルトの「魔笛」から選んだ6つのアリアOp.19/
メヌエット Op.11-4/アンダンティーノ
Op.2-3/
メヌエット Op.11-12/マズルカ Op.32-4/
メヌエット Op.11-5/
導入とモーツァルトの主題による変奏曲
Op.9/
メヌエット Op.5-3/メヌエット Op.24-1/
メヌエット Op.3/シチリリアーナ Op.2-6 |
ステファノ・グロンドーナ
(ギター,1839年
ルネ・ラコト製作のギター使用) |
日本でもおなじみグロンドーナのフェルナンド・ソル作品集!
録音:2014-2015年 イタリア,ヴィチェンツァ、74'08
日本でもおなじみのイタリアの名ギター奏者、ステファノ・グロンドーナがフェルナンド・ソル(1778-1839)の作品を録音、しかもソルの没年に製作されたルネ・ラコト製作のギターを使用しているのだから目が離せない。
ソルはカタルーニャのバルセロナ生まれで後にパリで活躍。ピアノなどと同様、ギターも19世紀半ばの楽器は現代のそれとは音色がかなり異なっており、本来の味わいを引き出すためには時代楽器が不可欠である。
ステファノ・グロンドーナは1958年、ジェノヴァ生まれのギター奏者。詩情豊かな歌い口が実に素晴らしい。
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「近代イタリアの歌曲集」 |
スタンシー・マストリアン(ソプラノ)
スコット・クラウン(ピアノ) |
ルピ(1908-1971):7つの寓話と寓意
ピッツェッティ(1880-1968):優しく嘆き悲しむあのサヨナキドリ
マリピエロ(1882-1973):カニとニワムシクイ
コルテーゼ(1889-1976):私の船は忘却に満ちて進む
コルテーゼ:清らかな水よ、私はお前たちのささやきを聞いている
カゼッラ(1883-1947):トリルッサによるローマ方言の4つの寓話
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):ダンテの「新生」による4つのソネット
モルターリ(1902-1993):回れ、回れ、輪になって(全6曲)
ブッツィ=ペッチャ(1854-1943):コロンベッタ |
録音:2014年1月13-17日 米国 メリーランド州
カレッジパーク、56'43
近代イタリアの作曲家による歌曲集。ロベルト・ルピ(1908-1971)、ルイージ・コルレーゼ(1889-1976)、ヴィルジーリオ・モルターリ(1902-1993)、アルトゥーロ・ブッツィ=ペッチャ(1854-1943)の作品が珍しい。
スタンシー・マストリアンはイタリア系米国人のソプラノ。20世紀のイタリア歌曲のスペシャリストとして知られている。
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「ムタツィオーニ」〜無伴奏サクソフォン作品集
シャリーノ:ベルグソンの時計/遥か遠くの微風に/感謝の歌
テレマン:ファンタジア第2番/第9番/第11番
ナポリターノ:3つの小品
ドビュッシー:シランクス |
アルベルト・ナポリタ (サクソフォン) |
録音:2018年5月25,27日 イタリア,フォッジャ、66'12
イタリアを代表するクラシカル・サキソフォン奏者、アルベルト・ナポリターノの無伴奏演奏。
サクソフォンというとフランスのイメージが強いが、南イタリアのフォッジャ生まれのナポリターノの演奏はカラリと明るく美しい。自作と、彼に捧げられたサルヴァトーレ・シャリーノの作品を収録。
またテレマンのファンタジアが素敵だ。
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「フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):ギター作品集」
カスティーリャ組曲(1920)(全3曲)
ソナティナ(1923)
性格的小品集(1931)〜
プレアンブロ/オリベラス/メロディア/
ロス・マジョス/アルバーダ/パノラマ
ソナタ=ファンタジア(1953)
ブルガレーサ(1928) |
ピエトロ・ロカット(ギター) |
録音:2017年9月30日,2018年9月29,30日
イタリア,トリノ, 65'26
20世紀スペインの偉大な作曲家、フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982)のギターの名作を収録。
ピエトロ・ロカットは1990年、イタリア、トリノ生まれのギター奏者。様々なコンクールを受賞し、イタリアの若い世代のギター奏者でも特に注目されている。
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「コンフィニ」〜サクソフォン四重奏作品集
ウォルトン:5つのバガテル(1970-71)
ボノメッティ(1979-):晩の思索(2019)
リッケッリ:
バルトークのルーマニア舞曲から霊感を受けたカプリッチョ
(2016)
ロメロ:
サクソフォンのためのラテンアメリカ四重奏曲(1976)
サッコ(1981-):都会の(2006)
リゲティ:6つのバガテル(1953) |
コリタジェ・サキソフォン四重奏団:
【グイド・コンソーリ(ソプラノSax)
ロエンツォ・リッケッリ(アルトSax)
マッテオ・タンブリン(テノールSax)
ロベルト・ジェノヴァ(バリトンSax)】 |
録音:2019年4月 イタリア,ブレッシャ,56'58
様々なサクソフォン四重奏曲を集めている。クラウディオ・ボノメッティ(1979-)はコリタジェ・サキソフォン四重奏団のために書かれた作品。
グイード・ウンベルト・サッコ(1981-)の「都会の
Urban」はジャズの即興演奏的味わいを盛り込んだ作品。リゲティの6つのバガテルは木管五重奏曲を編曲しているが、実にピッタリあっている。
コリタジェ・サキソフォン四重奏団は、イタリアの4人のサクソフォン奏者によって結成されたサクソフォン四重奏団。名前は4人の姓から取っている。
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「D.スカルラッティと18世紀スペイン・チェンバロ曲集」 |
アマヤ・フェルナンデス・ポスエロ(チェンバロ) |
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K213
ソレル:ソナタ第84番 ニ長調
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K1
M.P.デ・アルベニス(1755-1831):ソナタ
ニ長調
D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K201/ソナタ
ホ短調 K98/ソナタ イ長調 K208
デ・アルベロ(1722-1756):ソナタ第12番
ニ長調
F.M.ロペス(1742-1821):ミヌエ・アファンダンガドによる変奏曲
ニ短調
D.スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K184/ソナタ
ハ短調 K115 |
録音:2018年6月29日-7月1日 ミラノ,67'28
ドメニコ・スカルラッティ他、18世紀のスペインで活躍した作曲家のチェンバロ曲集。スカルラッティ、ソレルに加え、マテオ・ペレス・デ・アルベニス(1755-1831)、セバスティアン・デ・アルベロ(1722-1756)、フェリックス・マキシモ・ロペス(1742-1821)の作品が珍しい。
アマヤ・フェルナンデス・ポスエロは、マドリッドで学んだ後、ミラノでラウラ・アルヴィーニに学んだチェンバロ奏者。柔らかく上品な音色の中にも南欧の血が感じられる演奏である。
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「風の翼に乗って」 |
ジョン・ハケット(フルート)
マルコ・ロ・ムシオ(オルガン,ピアノ,チェンバロ) |
ロ・ムシオ:G.A.N.D.A.L.F.の名に基づくリチェルカーレ
グルック:精霊の踊り
ロ・ムシオ:リチェルカーレ「ピエンツァの大聖堂」/半音階的リチェルカーレ「オルヴィエートの大聖堂」
テレマン:ソナタ ヘ長調
ハッケット:アイスクリーム・ワルツ
ロ・ムシオ:ヴォカリーズ第1番/ヴォカリーズ第2番
ハッケット:思いは家路に向かう/ガラドリエルの思い出
ラヴェル:眠りの森の美女のパヴァーヌ
ロ・ムシオ:ヴォカリーズ第3番/ヴォカリーズ第5番
キング・クリムゾン:ムーンチャイルド
ロ・ムシオ:記念碑で/上品な愛
リゲティ:ムジカ・リチェルカータ〜第6番,第7番,第8番
ハッケット:第2の機会/巫女の手/無毛の心/厳しい試練の後 |
録音:2018年9月9、10日,11月3日,12月2日
ローマ、61:07
「風の翼に乗って」と題されたCD。基本的にフルート独奏に鍵盤楽器伴奏の演奏だが、鍵盤楽器独奏もある。バロック音楽から現代音楽、擬バロック曲、そしてキング・クリムゾンの名曲まで多種多様。
ジョン・ハケットは英国のフルート奏者。彼は英国の有名ロックバンド、ジェネシスの元メンバー(ギター)、スティーヴ・ハケットの弟で、ジョンもクラシックとポップスと両方で活躍している。近年はイタリア人オルガン奏者、マルコ・ロ・ムシオとのコンビで、こうした時代や分野を問わない演奏活動をしている。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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天才チェリスト、アニア・タウアーの放送録音集!
(1)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調
Op.33
(2)チャイコフフスキー:ロココの主題による変奏曲
Op.33
(3)シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
(4)ドビュッシー:チェロ・ソナタ
(5)マルセル・ドラノワ:抒情的スケッチ |
アニア・タウアー(チェロ)
(1)ハンス・ミュラー=クライ(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団
(2)クリストフ・シュテップ(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団
(3)クラウス・ペーター・ザイベル(指揮)
ニュルンベルク交響楽団
(4)(5)ヘルムート・シュルテス(ピアノ) |
夭折の天才チェリスト、アニア・タウアーの放送録音集!全点国内初登場!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻
録音:(1)1966年3月3日/シュトゥットガルト、SDR、フンクスタジオ (2)1967年6月29日/シュットットガルト、SDR、フンクスタジオ (3)1965年7月15日/ニュルンベルク、マイスタージンガーハレ
(4)1962年4月28日/バイエルン放送、スタジオ・フランケン (5)1962年10月23日/バイエルン放送、スタジオ・フランケン
録音方式:ラジオ放送用録音((1)(2)ステレオ、(3)(4)(5)モノラル)
■制作者より
不世出の天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレと同じ1945年に生まれ、そのデュ・プレと同じく短命だったドイツの名女流チェリスト、アニア・タウアー(1945-1973)。
短期間の活動ゆえに正規録音は非常に少なく、このディスクに収録された放送録音は非常に貴重な記録です。
これらすべては正規録音には含まれないも演目であり、かつ国内初登場となります。タウアーのダイナミックで情熱的な演奏はデュ・プレに匹敵するもので、注目の発売です。
また、従来からタウアーの最期については謎や噂などが飛び交っていただけで、詳細は明らかではありませんでしたが、この解説書ではそれらがすべて明らかにされています。
また、既存盤では収録場所が不明でしたが、これらも最新の調査により判明しています。2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻で、サン=サーンスとチャイコフスキーがステレオ、その他はモノラルです。珍しいプライヴェート写真も掲載されています。(平林直哉)
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<映像>
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クレンペラー・フィルム財団
OTTO KLEMPERER FILM FOUNDATION(映像)
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KKC 9476/80
(5Blu ray)
¥14400
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クレンペラー・フィルム財団
1970年ベートーヴェン生誕200年記念演奏会
ベートーヴェン:交響曲全集 |
オットー・クレンペラー(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 |
BD1
交響曲第1番ハ長調Op.21/交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
収録:1970年5月26日
放映(BBC TV):1970年6月19日(第1番)、6月21日(第2番)
BD2
交響曲第4番変ロ長調Op.60/交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
収録:1970年6月2日/放映(BBC TV):1970年6月26日
BD3
交響曲第2番ニ長調Op.36/交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
収録:1970年6月9日
放映(BBC TV):1970年6月19日(第2番)、6月28日(第6番)
BD4
交響曲第8番ヘ長調Op.93/交響曲第7番イ長調Op.92
収録:1970年6月21日/放映(BBC TV):1970年7月3日
BD5
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
テレサ・ツィリス=ガラ(ソプラノ)、ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ジョージ・シャーリー(テノール)、テオ・アダム(バリトン)、ニュー・フィルハーモニア合唱団
収録:1970年6月30日/放映(BBC TV):1970年7月5日
[ボーナス・オーディオ]
オットー・クレンペラーについて/ガレス・モリスによる回想録
(インタビューアー:ジョン・トランスキー) |
クレンペラー・フィルム財団ベートーヴェン生誕250年企画
クレンペラー生涯最後のベートーヴェン・チクルスがなんとブルーレイで発売!1970年ベートーヴェン生誕200年記念演奏会、オリジナルのアナログ素材を完璧にリマスター。高解像度の映像と音声で復刻!
収録:1970年5、6月、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール/3h02、音声:PCM MONO、リージョン:0、直輸入盤・日本語解説書付
以前クラシカ・ジャパンで放映され、神々しいばかりの『田園』などマニアのあいだで話題となっていたクレンペラー最後のベートーヴェン・サイクルがついにブルーレイソフトで登場。
新たにリマスターされて画質・音質共に大幅にアップ。演奏の様子をクリアな映像で見ることができるため、楽員たちの献身的というほかない真剣な様子がそれだけでも感動的。1970年のテレビ放映プログラムなので音声はモノラルですが、情報量も十分に多くたいへん聴きやすい音になっています。
このベートーヴェン・サイクルのライヴ映像は、1967年にデッカを退職してBBC
テレビ音楽部門の責任者になっていたジョン・カルショーの尽力で制作されたものです。カルショーは米キャピトル時代の1953年にクレンペラーと契約しようとして、上層部に阻まれ断念した過去がありました。
クレンペラーは1966年8月に腰部を骨折して大きな手術を受け、療養のため約6か月間という予定外の空き時間を過ごすことになります。
その長い空き時間に、死や宗教の問題について思いを巡らせ、1967年1月には、47年間のカトリック信仰を終えてユダヤ教に改宗。背景には、イスラエル在住の妹マリアンネの危篤状態に、前年の姉レギーナの死、そしてなかなかうまくいかないイスラエルとの関わり方の問題などもありました。
1967年2月に現場復帰したクレンペラーは、マーラー交響曲第9番のリハーサルの際、近くにあった指揮棒を手に取って気に入り、楽員の意見も聞き入れて三十数年ぶりに指揮棒を使用することに決定。1971年9月の最後のコンサートまでの4年7か月、基本的には棒を使って指揮しています。
クレンペラーの最晩年様式は、死や宗教への強い思いで始まり、指揮の方法も、楽員が見やすい指揮棒スタイルに変更。それが超低速化した演奏を崩壊寸前で食い止め、独自の世界を築き上げることに繋がったものと考えられます。
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<LP>
ベルリン・フィル・自主制作盤
BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS
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KKC 1135
(LP)
¥7255+税
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ベルリン・フィルの首席指揮者に就任した
キリル・ペトレンコとの最初の共演LP
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第6番 ロ短調≪悲愴≫作品74 |
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ(指揮) |
ついに2019/20シーズンよりベルリン・フィルの首席指揮者に就任したキリル・ペトレンコとの最初の共演盤がLPで登場!世界2019個限定生産
録音:2017年3月22/23日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/180g、ハーフスピード・マスタリング、直輸入盤・日本語帯解説付
【デジタルバウチャー】
・ハイレゾ・ダウンロード・コード[24bit/192kHz]
・デジタル・コンサートホール7 日間無料視聴
2019年8月23日のシーズン・オープニング・コンサートで正式にベルリン・フィルの首席指揮者に就任したキリル・ペトレンコ。就任コンサートでは「第9」が演奏され、ベルリン・フィルの新しい時代のスタートが切られました。
この度記念すべき2019/20 シーズンの始まりにあたって、ベルリン・フィルとペトレンコの最初の共演盤チャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》がLPでリリースされます。今年にかけて、2019個限定販売となります。
この演奏は、2015年夏に彼が首席指揮者に選出された後、最初に客演した機会(2017年3月)に収録されたもので、ゲネプロと3回の演奏会をもとにしたライヴ録音となります。
キリル・ペトレンコは、1972年、シベリアのオムスク生まれ。18歳の時に家族(父親はヴァイオリン奏者)と共にオーストリアに移住し、ウィーンで指揮者としての教育を受けました。その意味で、ロシアと独墺双方の伝統を吸収した音楽家と呼べます。ウィーン・フォルクスオーパー、マイニンゲン劇場、ベルリン・コーミッシェ・オーパーで活躍した後、2013年よりバイエルン国立歌劇場の音楽総監督に在任。
ベルリン・フィルには、2006年に初登場し、その後わずか3回の共演で首席指揮者に選ばれました。
その音楽性の特徴は?彼はこれまで、ほとんど音源がなく、入手可能なのは特定の希少曲に限られていました。これは、彼が自分の演奏に極めて厳しく、録音の発売を了承してこなかったからからだと言われています。
密度の高いリハーサルや、解釈を厳密に徹底させることでも知られますが、最大の魅力は、そうした自分を追い詰める厳格さが、本番では沸き立つような感情の奔流へと変化する点でしょう。
彼自身はそれを、「リハーサル中に抑えてきた感情の箍を、演奏会の瞬間において外し、解放する」と表現しています。
当盤の《悲愴》も、そうした感情の横溢を示すものとなっていますが、この表現性の高さが、ベルリン・フィルの力強い音楽性と合致していることは言うまでもありません。
キリル・ペトレンコの放散するエネルギーと、オーケストラの表現意欲がぶつかり合い、激しくドラマチックなチャイコフスキーが展開されています。その燃焼度の高さは、両者の関係に大きな期待を抱かせると同時に、なぜ彼がベルリン・フィルから嘱望され、首席指揮者に選ばれたのかを納得させてくれます。
当エディションのデザインは、首席指揮者就任に当たってベルリン・フィルが展開するイメージ・キャンペーンに依拠し、キリル・ペトレンコが放つ音楽的・感情的な「エナジー」を象徴しています。

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8/28(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CYBELE RECORDS
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3D 001901
(SACD HYBRID)
¥2500 →\2290
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「バイノーラル録音」
2台のオルガンと打楽器のための編曲集 第2集
ホルスト:『惑星』 Op.32
デュカス:『魔法使いの弟子』 |
ヨルグ・エンデブロック
(歴史的ヴァルカーオルガン)
スザンネ・レーン(クライスオルガン)
コンラード・グラーフ(打楽器) |
豊饒な音の宇宙、高音質録音による編曲版『惑星』!
62'23''、Stereo、5.1 ch Surround Sound、3D-Binaural-Stereo、(Artificial
Head)、pure DSD Recording
ヘッドホンで聴くことにより最高音質の効果を発揮するように作られた「バイノーラル録音」を用いた、2台オルガンとパーカッションによる編曲シリーズ第2弾。教会に鳴り響く大音響を余すことなく捉えた充実のディスクです(SACD
層に通常の録音とバイノーラル録音の2種類が収められています。CD層は通常録音のみになります)。
第1弾(3D-001701)では『展覧会の絵』他を収録していましたが、今作はホルストの名作『惑星』を収録。
大管弦楽のために書かれた豊饒な響きをそのままにアレンジし、高音質で収録するというシリーズの目的が表れている選曲と言えます。
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LIMEN
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CDVD136 C136
(CD+DVD)
¥3500
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シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ集
第1番 ニ長調 D.384
第2番 イ長調 D.385
第3番 ト短調 D.408 |
チハト・アスキン(ヴァイオリン)
ジャーナ・ギュルメン(ピアノ) |
シューベルトならではの伸びやかな歌に魅了される
録音:2018年/リメン・スタジオ/51'20"、NTSC
16:9
チハト・アスキンは1968年イスタンブール生まれのイスラム教徒で、幼いころから作曲もこなしているヴァイオリニストです。簡潔な展開のなかでシューベルトの歌が伸びやかに奏でられる名品ソナチネ3曲を収録。
シリアルナンバー付き限定盤。演奏風景を収めたDVD
がセットになっています。
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フルートで聴く20世紀イタリア音楽の進化
カゼッラ:バルカローラとスケルツォ
マルコ・エンリコ・ボッシ:インプロヴィゾ、シチリアーナとジーガ
アレッサンドロ・ロンゴ:組曲
ブゾーニ:アルバムの一葉
ブルーノ・ベネデッティ:演奏会用ソナチネ
ニーノ・ロータ:5 つのやさしい小品
ゴッフレド・ペトラッシ:セレナータ |
ジョヴァンニ・マレッジーニ(フルート)
内本久美(ピアノ) |
録音:2018年/リメン・スタジオ
1903年のカゼッラ作品から1980 年のペトラッシ作品まで、20世紀イタリアのフルート音楽を集めたアルバムです。時代の流れと共に前衛的な響きを取り入れながらも、古典的歌謡性を残しつつ独自の進化を遂げたイタリア音楽をお聴きください。
限定生産、シリアルナンバー付き。商品にはインターネット上で映像やオーディオが楽しめる無料アクセスコードが封入されています。
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PAN CLASSICS
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マンハイム楽派が打ち上げた華麗な作品群
フランツ・クサヴァー・リヒター:
フルート協奏曲 ホ短調、トリオ・ソナタ
変ロ長調 Op.4-1
ヨハン・シュターミッツ:
フルート協奏曲 ト長調
フランツ・クサヴァー・リヒター:
チェンバロ三重奏曲 ニ長調、チェンバロ三重奏曲
ト短調 |
ヤナ・セメラードヴァー
(フラウト・トラヴェルソ)
アンサンブル・カストール |
録音:2019年2月14-16日/オーストリア/79'57''
マンハイム楽派を興した重要な作曲家のひとり、フランツ・クサヴァー・リヒター。モラヴィア生まれの彼は20年以上にわたりマンハイムの宮廷楽団でヴァイオリン奏者を務め、さらにバス歌手としても活躍しました。
この時期に書かれた作品はバロックと古典派の狭間で特別な輝きを放つマンハイム様式の魅力をおおいに伝えてくれます。
同じくマンハイム楽派の創設者であるヨハン・シュターミッツの作品もカップリング。華麗なフルート協奏曲や、雄弁なチェンバロ三重奏曲などを収録しています。
後者はオブリガート・チェンバロとヴァイオリン、チェロのための作品でまさに古典派ピアノ・トリオの前身。
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CARO MITIS
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CM 0032003
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
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J.S.バッハ:オーボエ作品集 Vol.2
管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV.1066
オーボエとチェンバロのためのソナタ ト短調
BWV.1030b
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
BWV.1043
イタリア協奏曲 BWV.971 |
アレクセイ・ウトキン(オーボエ)
エルミタージュ室内管弦楽団 |
ロシアの奇才オーボイスト、アレクセイ・ウトキンによるバッハ・アルバムの第2弾。
ここでの「オーボエのための編曲作品」に選ばれたのは、「2本のヴァイオリンと弦楽、通奏低音のための協奏曲
BWV.1043」!
「オーボエとヴァイオリン版」の「BWV.1043」では、ウトキンのオーボエと手兵エルミタージュ管弦楽団の第1ヴァイオリン、ピョートル・ニキフォロフが、艶やかな音色で素晴らしいアンサンブルを披露。
ボーナストラックの「イタリア協奏曲(同オーケストラのチェンバリスト、アンナ・カルペンコの演奏です)」も含め、聴きごたえ十分のバッハ・アルバムです。
※録音:2003年9月22日ᬢ28日、RTRスタジオ5(モスクワ)
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CM 0032004
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
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オーボエシュピッツェ 〜
モーツァルト:オーボエのための作品集Vol.1
オーボエ、ヴァイオリン、2本のヴィオラと
チェロのための五重奏曲ト短調 K.516
オーボエとオーケストラのためのアンダンテ変ロ長調
K.315
オーボエ協奏曲ハ長調 K.314 |
アレクセイ・ウトキン(オーボエ)
エルミタージュ室内管弦楽団 |
ウトキンのモーツァルト・アルバム第1集、使用楽器はフランスの老舗メーカー、F・ロレー社のオーボエ!
モーツァルトでも様々な仕掛けを用意したウトキン。自らの編曲による「五重奏曲
K.516」と「アンダンテ K.315」はともに世界初録音。
「オーボエ協奏曲」も含め、ウトキンのロシアン・オーボエ・サウンドが光ります。
※録音:2004年2月、RTRスタジオ5(モスクワ)
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CM 0042006
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
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もしハイドンがオーボエのために書いたならばVol.1
ハイドン:協奏交響曲変ロ長調 Hob.I:105
ディヴェルティメント イ長調 Hob.XV:35
オーボエ協奏曲ハ長調 Hob.VIIg:C1 |
アレクセイ・ウトキン(オーボエ)
エルミタージュ室内管弦楽団 |
古典派の大巨匠ハイドンが他の楽器(弦楽器など)のために書いた作品を、もし「オーボエ」のために書いていたら・・・?という奇才アレクセイ・ウトキンならではの好企画の第1弾。
オリジナルの「協奏交響曲」と「オーボエ協奏曲(作曲者不詳?)」に挟むのは、「鍵盤楽器、ヴァイオリンとチェロのためのディヴェルティメント」を、オーボエ・ダモーレのための編曲したヴァージョン!
もし、ハイドンがこの「Hob.XV:35」をオーボエのために書いていたならば・・・と感じずにはいられない興味深い仕上がりです。
※録音:2006年4月、RTRスタジオ5(モスクワ)
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CM 0042007
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
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モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集
ソナタ ニ長調 K.306/301I
ソナタ ホ短調 K.304/300c
ソナタ ト長調 K.379/373a |
アレクサンドラ・ネポムニャシュチャヤ(ピアノ)
セルゲイ・フィルチェンコ(ヴァイオリン) |
ロシアの実力派ピリオド・オーケストラ、プラトゥム・インテグルムのコンサートマスターを務めるセルゲイ・フィルチェンコと、グネーシン音楽大学、モスクワ音楽院でオルガ・マルティノワに師事した気鋭の鍵盤奏者、アレクサンドラ・ネポムニャシュチャヤのデュオによるモーツァルトのソナタ集。
ロシアの古楽界で活躍する弦楽器奏者と鍵盤楽器奏者が織りなす、ロシア発のモーツァルト。その響きにご注目下さい。
※録音:2008年5月、RTRスタジオ5(モスクワ)
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<メジャー・レーベル>
オーストラリアDECCA
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4840144
(8CD)
\6800 |
《クルト・マズア〜ブラームス:交響曲・管弦楽曲全集》
ブラームス:
《CD 1》
1) 交響曲第1番ハ短調Op.68、
2) ハイドンの主題による変奏曲Op.56a/
《CD 2》
交響曲1) 第2番ニ長調Op.73、2) 第3番ヘ長調Op.90/
《CD 3》
1) 交響曲第4番ホ短調Op.98、2) 大学祝典序曲Op.80、
3) 悲劇的序曲Op.81/
《CD 4》
1) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77、
2) ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102/
《CD 5》
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15/
《CD 6》
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83/
《CD 7》
セレナード
1) 第1番ニ長調Op.11、2) 第2番イ長調Op.16/
《CD 8》
ハンガリー舞曲第1番−第21番 |
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)(CD
4)、
ハインリヒ・シフ(チェロ)(CD 4: 2)、
ミシャ・ディヒター(ピアノ)(CD 5, CD 6)、
クルト・マズア(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 |
ドイツの名指揮者&楽団が磨き上げたブラームスの集大成
クルト・マズアが長年手兵とした名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と磨き上げたブラームスの管弦楽演奏の全集が発売されます。
1977年から1981年に東独ETERNAとフィリップスに行われたブラームス録音がCD8枚組のセットとしてまとめられたものです。
協奏曲ではサルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)、ハインリヒ・シフ(チェロ)、アメリカのミシャ・ディヒター(ピアノ)が共演しています。
限定盤。オリジナル・ジャケット仕様。
【録音】1977年-1981年、ライプツィヒ

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4840204
(9CD)
\7000 |
《ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団〜ブルックナー:交響曲全集》
アバド、シュタイン、ベーム、マゼール、ショルティ、メータ
ブルックナー:交響曲
《CD 1》
第1番ハ短調[リンツ版]/
《CD 2》
第2番ハ短調/
《CD 3》
第3番ニ短調『ワーグナー』[ノーヴァク版]/
《CD 4》
第4番変ホ長調『ロマンティック』[1978/80年版]/
《CD 5》
第5番変ロ長調[ノーヴァク版]/
《CD 6》
第6番イ長調/
《CD 7》
第7番ホ長調/
《CD 8》
第8番ハ短調/
《CD 9》
第9番ニ短調 |
クラウディオ・アバド(CD 1)、
ホルスト・シュタイン(CD 2, CD 6)、
カール・ベーム(CD 3, CD 4)、
ロリン・マゼール(CD 5)、
サー・ゲオルグ・ショルティ(CD 7, CD 8)、
ズービン・メータ(CD 9)(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
デッカに残された輝かしいブルックナーの伝説
1960年代、70年代の6人の指揮者(アバド、シュタイン、ベーム、マゼール、ショルティ、メータ)によるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のブルックナー交響曲全曲録音です。
第1番から第9番まで各曲ごとのCD9枚組セット。デッカに残された輝かしいウィーン・フィルによるブルックナーの伝説です。
今では世界中でブルックナー交響曲を演奏しているウィーン・フィルですが、若きクラウディオ・アバドが1969年にこの見事な録音を行った時、少なくともオーストリアとドイツ以外では第1番はあまり知られていませんでした。
ここでの最も早い録音はズービン・メータにより1965年5月に行われた第9番で、この指揮者のデビュー録音でした。発表後まもなく批評家たちから称賛された名演です。
オリジナル・ジャケット仕様。
【録音】1969年(CD 1)、1973年(CD 2,
CD 4)、1970年(CD 3)、1974年(CD 5)、1972年(CD
6)、1965年(CD 7, CD 9)、1966年(CD 8)、ウィーン

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4828527
\1200 |
《モーリス・アンドレ、サーストン・ダート〜ロイヤル・ブラス・ミュージック》
[ジェームズ1世の宮廷音楽]
1) シンプソン:イントラーダ、
2) ハーディング:アルマンド、
3) ホルボーン:妖精のラウンド、
4) リーザーランド:パヴァーヌ、
5) ガイ:アルマンド第13番、
6) ホルボーン:ザ・チョイス、
7) バッサーノ:ファンタジア、
8) ファーナビー:アルマンド、
9) ホルボーン:ガリヤード、
10) ジョンソン:アルマンド第7番、
11) ホルボーン:聖夜のことだった、
12) コプラリオ:ファンタジア第76番、
13) フェラボスコ2世:アルマンド第5番、
14) ディアリング:ファンタジア、
15) ルポ:アルマンド、
16) バッサーノ:パヴァーヌ第16番、
17) ホルボーン:愛の果実、
フェラボスコ2世:
18) パヴァーヌ、19) アルマン、
[イギリス・バロック・トランペット音楽]
20-22) ムッゲ:トランペット協奏曲第1番ニ長調、
23-31) クラーク:組曲ニ長調、
32-34) ボンド:トランペット協奏曲第1番ニ長調
DECCA初CD化 |
モーリス・アンドレ、
ジャン・ピロー(1-19)(トランペット)、
モーリス・スーザン、アンリ・アルケ、
カミーユ・ヴェルディエ、
Bernard Gallot(トロンボーン)(1-19)、
サーストン・ダート(指揮)(1-19)、
ピエール・コロンボ(指揮)オワゾリール・アンサンブル(20-34) |
イギリス・バロック音楽の名アルバム2タイトルを初カップリング
戦後のイギリスでバロック音楽の復活に指導的役割を果たしていたチェンバロ奏者&指揮者サーストン・ダート。
2019年、エロクァンスからはその芸術を称えたアルバムをリリースしてきましたが、今回は17、18世紀のイギリス・ブラス音楽の2つのオワゾリール・アルバム——「ジェームズ1世の宮廷音楽」と「イギリス・バロック・トランペット音楽」——をまとめて新規リマスタリング、初CD化となります。
ダート指揮するアンサンブルをリードしているのは伝説のフランスのトランペット奏者モーリス・アンドレです。
【録音】1956年5月(20-34)、1960年(1-19)、パリ
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4828531
\1200 |
《サーストン・ダート、ボイド・ニール、ジョージ・セル〜
ヘンデル:水上の音楽/モーツァルト:教会ソナタ》
ヘンデル:水上の音楽
1-8) 第1組曲ヘ長調HWV348、
9-12) 第3組曲ト長調HWV350、
13-17) 第2組曲ニ長調HWV349、
18) 歌劇『アルチーナ』HWV34序曲*、
19) 歌劇『ベレニーチェ』HWV38序曲*、
20) 歌劇『忠実な羊飼い』HWV8cよりメヌエット(ビーチャム編)、
21) 歌劇『セルセ』HWV40よりラルゴ、
モーツァルト:教会ソナタ22) ヘ長調K.244*、23)
ト長調K.274*
*DECCA初CD化 |
サーストン・ダート(オルガン)(22, 23)、
サーストン・ダート(指揮)
フィロムジカ・オブ・ロンドン(1-17, 22, 23)、
ボイド・ニール(指揮)ボイド・ニール管弦楽団(18,
19)、
ジョージ・セル(指揮)
ロンドン交響楽団(20, 21) |
50年代に録音されたヘンデルの人気管弦楽曲を絶妙に組み合わせた一枚
好評を博したサーストン・ダートによるヘンデルの『水上の音楽』のオワゾリール録音です。
1954年録音のボイド・ニール指揮による序曲、1961年録音のジョージ・セルによる歌劇からの曲をカップリングし、ダートの演奏をさらに盛り上げています。
ダートによるモーツァルトの2曲の教会ソナタも収録しています。
【録音】1960年1月(1-17)、1954年7月(18,
19)、1961年8月(20, 21)、1957年(22, 23)、ロンドン
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4840518
\1200 |
《アルフレッド・デラー〜ブクステフーデ/パーセル/キャンピオン》
ブクステフーデ:
1) 天に向かって歓呼せよBuxWV64、
2) フーガ ハ長調BuxWV174*、
3) 甘き喜びのうちにBuxWV52*、
フランチェスコ・カノーヴァ・ダ・ミラノ:
4) リュート・ファンタジア第30番&第30番40番*、
5) リュート・ファンタジア(番号なし)**、
キャンピオン:
6) 風雨に晒された帆、7) 最も甘美で心地よきは御身の道、
8) 光の創造主よ、9) To music bent、
10) わが創造主を哀れみたまえ、
11-19) パーセル:来たれ、汝ら芸術の子よZ.323*
*DECCA初CD化
**初発売 |
アルフレッド・デラー(1, 3, 6-19)、
ジョン・ウィットワース(11-19)(カウンターテノール)、
アイリーン・マクローリン(3)、
マーガレット・リッチー(11-19)(ソプラノ)、
ブルース・ボイス(バリトン)(11-19)、
モーリス・ベヴァン(バス・バリトン)(3)、
セント・アンソニー・シンガーズ(11-19)、
エリ・ゴーレン、レナード・フリードマン(ヴァイオリン)(1,
3)、
アンナ・シャトルワース(チェロ)(1, 3)、
デズモンド・デュプレ(ヴィオラ・ダ・ガンバ[1,
3]、リュート[4-10])、
デニス・ヴォーン(オルガン)(2, 3)、
アンソニー・ルイス(指揮)
オワゾリール・アンサンブル(11-19) |
カウンターテノールの代名詞、デラー最盛期の芸術
1950年代から70年代に大人になった音楽愛好家にとって、アルフレッド・デラー(1912-1979)はギター界のセゴビア、チェロ界のカザルスのように、まさしくカウンターテノールの代名詞でした。
作曲家マイケル・ティペットは初めて聴いた時、その声の美しさを絶賛しました。デラーの初期のLPを聴いた多くの人々もティペットと同じ思いを抱いたことでしょう。
その初期のLPの中から新たに選曲されたアルバムが新規リマスタリングで発売されます。デラーの最盛期の芸術をお楽しみいただけます。
一部初CD化。一部初発売。
【録音】1955年(1-10)、1954年(11-19)、イギリス
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4825237
(2CD)
\1800 |
《マーガレット・プライス〜マーガレット・プライス・イン・リサイタル》
《CD 1》
1) ベッリーニ:せめて、私にかなわぬなら*、
2) ドニゼッティ:糸巻き*、
3) ヴェルディ:アヴェ・マリア*、
4) ロッシーニ:誘い*、
シューベルト:
5) 君はわが憩いD776*、6) 野ばらD257*、
7) 糸を紡ぐグレートヒェンD564*、8)
ますD550*、
伝承曲(ウェールズ民謡):
9) Y bore glas*、10) Bugeilio’r Gwenith
Gwyn*、
11) Wrth Fynd Efo Delo I Dowyn*、
12) Dafydd y Garreg Wen*、13) Y Deryn
Pur*、
14-16) テイト:Three Gaelic Ballads*、
17) ホディノット:Roman Dream Op.54*、
18-22) ベルク:アルテンベルク歌曲集/
《CD 2》
ヴェルディ:
1) 日没、2) 誘惑、3) ひとつの星に、4)
煙突掃除夫、
5) 私は安らぎを失い、6) ああ、悲しみの聖母様、
7) 美しい日々を誰が私に返してくれるのか、8)
ジプシーの女、
9) 亡命者、10) 墓に近づかないでおくれ、11)
寂しい部屋で、
12) 暗い夜の恐怖の中で、13) 哀れな男、14)
ストネッロ、
15) アヴェ・マリア、16-18) ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』
*DECCA初CD化 |
マーガレット・プライス(ソプラノ)、
ジェイムズ・ロックハート(CD 1: 1-17)、
ジェフリー・パーソンズ(CD 2: 1-15)(ピアノ)、
クラウディオ・アバド(指揮)
ロンドン交響楽団(CD 1: 18-22, CD 2: 16-18) |
ウェールズが生んだ大ソプラノの歌声を集めた充実のアルバム
ウェールズのソプラノ歌手マーガレット・プライスによるリサイタル録音です。初CD化となるアーゴ、オワゾリール録音と、ヴェルディの歌曲集、アバドによるベルクの『アルテンベルク歌曲集』とラヴェルの歌曲集『シェエラザード』のドイツ・グラモフォン録音がまとめて発売されます。マーガレット・プライスの芸術を余すところなく堪能できるアルバムとなっています。
CD2枚組。
【録音】1969年(CD 1: 1-13)、イギリス、1971年7月(CD
1: 14-17)、1970年12月(CD 1: 18-22)、1987年(CD
2: 16-18)、ロンドン、1986年、ウィーン(CD
2: 1-15)
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8/27(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ANIMAL MUSIC
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『Inner Place』
1.INTRO/2.HAPPY TO BE THREE/
3.AMBER LANTERN/4.BURNT UMBER/
5.I GUESS SO/6.THE WEIGHT OF LIGHT THOUGHTS/
7.SCARLET/8.CORNER OF THE ROOM/
9.SEVEN/10.VERMILION/11.INNER PLACE/
12.SOMEDAY SOON/13.OUTRO/
※全て二コル・ボーコヴァーのオリジナル作品 |
ニコル・ボーコヴァー(ピアノ)
マルチン・コツィアーン
(アコースティック・ベース)
ミハル・ヴィエルツィゴン(ドラムス) |
魅惑のピアニスト、ボーコヴァーがジャズをベースとした自作のピアノ・トリオ作品を録音!
録音:2019年/オルリー劇場録音スタジオ(ブリュノ)/ディジパック仕様、44'07"
ジャンルにとらわれずチェコの優秀なアーティストの録音に力を入れているANIMAL
MUSIC から注目のピアニストがデビューします。
ヤナーチェクが没した地としても知られるオストラヴァ出身の女性ピアニスト、二コル・ボーコヴァーがジャズをベースとしたオリジナルのピアノ・トリオ作品を13曲収録しました。
ボーコヴァーはバロックから現代までのレパートリーをもつ実力派ですが、近年はジャズを中心とした演奏活動を展開しております。
ボーコヴァーの自作はクラシック、ミニマルミュージック、ポピュラーにインスパイアされたピアノ・トリオで、達者な腕前で華麗なテクニックと美しいメロディが融合した演奏を聴かせます。
まさにジャンルをこえた新時代のピアニストと申せましょう。
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ARCANTUS
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コレギウム・ヴォカーレ・ハノーファーがグラツィアーニの
『聖母マリアの夕べの祈り』
ボニファツィオ・グラツィアーニ(1604-1664):
『聖母マリアの夕べの祈り』 |
ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)
ハンナ・ツムザンデ(ソプラノ)
ヨハネス・オイラー(カウンターテナー)
ミルコ・ルートヴィヒ(テノール)
ラルフ・グローベ(バス)
ラ・フェスタ・ムジカーレ
コレギウム・ヴォカーレ・ハノーファー
フローリアン・ローマン(合唱指揮) |
コレギウム・ヴォカーレ・ハノーファーがグラツィアーニの『聖母マリアの夕べの祈り』を世界初録音!
ライヴ録音:2018年6月/聖ヨハネス教会(ハノーファー)/ディジパック仕様、66'54"
コレギウム・ヴォカーレ・ハノーファーがボニファツィオ・グラツィアーニ(1604-1664)の『聖母マリアの夕べの祈り』を世界初録音しました。
1604年、ミラノ生まれに生まれたボニファツィオ・グラツィアーニは、1646年にジェス教会の関連教会で楽長に就任するなど活躍するとともに多くの作品を残しました。
ここに収録された『聖母マリアの夕べの祈り』もグラツィアーニらしい温かみのある作品です。
録音はBIS レーベルでもおなじみのTake 5 MusicProduction
が担当しております。
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「おお 救い主よ、天を引き開け」〜クリスマス合唱曲集
(1)メンデルスゾーン:「喜べ、もろびと」Op.79-1
(2)ヴァインライス:「船がやって来る」
(3)シュレック:「我いかに汝を迎えん」
(4)ブラームス:「おお救い主よ、天の扉を開け」Op.74-2
(5)フォルバッハ:「ベツレヘムに生まれたもう」
(6)ティール「神の御子は今宵しも」
(7)ラインベルガー:ミサ曲 変ホ長調 Op.109
(8)ティール:「もろびと声あげ」
(9)ブルッフ:「クリスマスの夜に」Op.60-1
(10)ティール:「クリスマスの歌」
(11)ヘルマン:「クリスマス・キャロル」
(12)ティール:「3 人の天使がやさしい歌を歌う」
(13)レーガー:「眠れ、愛しい子」
(14)ミースナー:「きよしこの夜」
(15)コルネリウス:「三人の王が」Op.8-3
(16)ヘルツォーゲンベル:「クリスマス・キャロル」 |
カペラ・サンクテ・クルチス・ハノーファー
フローリアン・ローマン(合唱指揮) |
カペラ・サンクテ・クルチス・ハノーファーが歌うクリスマス合唱曲集
セッション録音:2017年/聖ヨハネス教会(ハノーファー)/ディジパック仕様、64'45"
フローリアン・ローマン率いるカペラ・サンクテ・クルチス・ハノーファーが歌うクリスマス合唱曲集。カール・ティールの作品を中心にブルッフ、レーガー、ラインベルガーなど、この上なく美しいクリスマス合唱作品を収録されております。
録音はBIS レーベルでもおなじみのTake 5
Music Production が担当しております。
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『音の跡(Klangspuren)』 |
ブラスバンド・ブレヒクラング
ロベルト・フォイクト(フリューゲルホルン)* |
1.ジェームズ・カーノウ(カーナウ)(1943–):
レジェンド・イン・ブラス(Legend in
Brass)− ファンファーレ(Fanfare)
2.ヤコブ・デ・ハーン(1959–):オレゴン(Oregon)
3.アラン・ファーニー(1960–):鋼鉄の空(Stal
Himmel)
4.-6.ダロル・バリー(1956–):北欧三部作(A
Nordic Trilogy)
バイキング船団(The Longboats)
オーディン賛歌(Hymn to Odin)
危険な航海(Perilous Voyages)
7. マーク・テイラー(サンディ・スミス 編曲):クレージー・ブラス・マシン(The
Crazy Brass Ma-chine)
8.-10.リチャード・グランタム:アフリカ・オデッセイ(African
Odyssey)
大草原(Open Plains)* サハラ(Sahara) フィナーレ(Finale)
11.ケイティ・モス(1881–1947)(デレク・ブロードベント
編曲):花の踊り(フローラル・ダンス)(The
Floral Dance)
12.ピーター・グレーアム(1958–):世界の窓(Windows
of the World)− アマゾン熱帯雨林(Amazonia)
13. ハンス・ジマー(1957–)(アラン・ファーニー
編曲):ライオン・キング(The Lion King) |
ブラスバンド・ブレヒクラング、創設10周年を記念して録音した『音の跡』!!
セッション録音:2017年3月24日-27日、4月21日-23日/「グレーテ・ウンライン」総合学校講堂(イェーナ、ドイツ)/ディジパック仕様、58'18"
制作:インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)/録音:ファビアン・フランク(Arcantus
Musikproduktion)
ドイツ、イェーナの「ブラスバンド・ブレヒクラング」は、1971年、「ブラスバンド・カール・ツァイス・イェーナ」として発足。21世紀に入り、トランペット、テノールホルンをコルネット、バリトン、ユーフォニアムに替え、英国式ブラスバンド「ブラスバンド・ブレヒクラング(シートメタルの音)」に改組されました。
メンバーのアレクサンダー・リヒターとパトリシオ・コセンティーノが共同で指揮を担当、ブラスバンドのためのオリジナル曲と別ジャンルの作品の編曲をレパートリーにホール・コンサート、ピクニック・コンサート、フィルハーモニー・オーケストラとのジョイント・コンサートと、さまざまな活動を行ってきました。
2017年、創設10周年を記念して制作された『音の跡(Klangspuren)』では、団の歴史を振り返り、スコットランドとイングランドの作品が中心に演奏されます。
オーストラリアの作曲家リチャード・グランタムの《アフリカ・オデッセイ》は、初録音の作品。
制作は、BIS レーベルの録音で知られる Take5
MusicProduction のインゴ・ペトリが担当しました。
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AUDITE
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大バッハのはとこ、ヨハン・ベルンハルト・バッハ
チューリンゲン・バッハ・コレギウムが奏でる
ヨハン・ベルンハルト・バッハの管組全4曲!
ヨハン・ベルンハルト・バッハ(1676-1749):
(1)管弦楽組曲第1番
(2)管弦楽組曲第2番
(3)管弦楽組曲第3番
(4)管弦楽組曲第4番 |
チューリンゲン・バッハ・コレギウム
ゲルノート・ジュスムート
(ヴァイオリン、指揮) |
チューリンゲン・バッハ・コレギウムが奏でる大バッハのはとこ、ヨハン・ベルンハルト・バッハの管組全4曲!
セッション録音:2019年1月28日-2月1日/ゲオルク教会(アイゼナハ)/ディジパック仕様、82'22"
ヨハン・エルンスト公2世のヴァイオリン協奏曲を集めたアルバム(AU
97769)が高い評価を得るチューリンゲン・バッハ・コレギウム。注目の第2弾はヨハン・セバスティアン・バッハのはとこ、ヨハン・ベルンハルト・バッハの管弦楽組曲全4曲を収録したアルバムです。
ヨハン・ベルンハルトは1676年にエアフルトに生まれ、音楽家であった父から音楽の手ほどきを受けました。1695年には生地でオルガニストとなり、その後はマクデブルク、アイゼナハでもオルガニストとして、またザクセン=アイゼナハ公の宮廷音楽家として活躍し、1749年にアイゼナハにて死去しました。作曲家としてはオルガン作品を中心に作曲しましたが現在その大部分は失われており、現存している作品の代表作がこの4つの管弦楽組曲です。

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親戚といってもかなり離れているが(最上段右から2番目)、同年代で同族ということを考えると何らかの形で関わりがあったと考えて自然かと。
この4つの管弦楽組曲はJ.S.バッハと息子のヨハン・クリスティアンが演奏するためにコピーされたこともあるらしい。
ヨハン・ベルンハルトはパッヘルベルの弟子でテレマンと同僚だった可能性もあるらしく、そういう意味ではJ.S.バッハとはちがったドイツ音楽の伝統を引き継いでいたのだろう。

この作品をチューリンゲン・バッハ・コレギウムはJ.B.バッハが晩年を過ごしたアイゼナハで収録しました。
演奏の素晴らしさはもちろんのこと、audite
レーベルの社主にしてトーン・マイスターのルドガー・ベッケンホーフ氏による録音であることも注目です。
スマッシュ・ヒットとなった
夭折の天才貴族作曲家
ザクセン=ヴァイマール公ヨハン・エルンスト2世 |
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バッハと縁の深い
夭折の天才貴族作曲家
ザクセン=ヴァイマール公ヨハン・エルンスト2世(1696-1715):協奏曲集
(1)協奏曲第3番 ホ短調/(2)協奏曲第4番
ニ短調/
(3)協奏曲第7番 ト長調/(4)協奏曲第5番
ホ長調/
(5)2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調/
(6)協奏曲第8番 ト長調/(7)協奏曲第1番
変ロ長調/
(8)協奏曲第2番 イ短調/(9)協奏曲第6番
ト短調/
(10)トランペット協奏曲 ニ長調 |
チューリンゲン・バッハ・コレギウム
【ゲルノート・ジュスムート
(ヴァイオリン、指揮)、
(5)ダーヴィット・カストロ=バルビー
(ヴァイオリン)、
(10)ループレヒト・ドレース(トランペット)】 |
J.S.バッハのオルガン協奏曲のオリジナル作品でも知られるエルンスト公子の協奏曲集!
セッション録音:2018年10月29-31日/ヨハン・セバスチャン・バッハ教会(アルンシュタット)/63'37"、ディジパック仕様
ザクセン= ヴァイマール領主ヨハン= エルンスト公の息子、ヨハン・エルンスト公2世のヴァイオリン協奏曲を集めたアルバムの登場です。
1696年生まれのエルンスト公2世は幼少時より音楽的才能を開花させた逸材で、作曲をJ.G.ヴァルター、J.S.バッハに習いました。1715年、わずか18歳という若さでこの世を去った鬼才エルンスト公2世。彼が遺したヴァイオリン協奏曲6篇はテレマンが出版し、またJ.S.バッハはオルガン協奏曲(BWV592、BWV595)やチェンバロ独奏のための作品(BWV982、BWV984、BWV987、BWV592a)として編曲しました。
エルンスト公2世が作曲した協奏曲は10代らしい溌剌さとともにイタリア・バロック風の様式感をもった明るい旋律が魅力で"チューリンゲンのヴィヴァルディ"との異名をもちます。ゲルノート・ジュスムート率いるチューリンゲン・バッハ・コレギウムが見事な演奏を披露しております。また、audite
レーベルの社主にしてトーン・マイスターのルドガー・ベッケンホーフ氏による録音であることも注目です。
ヨハン・エルンスト2世が住んでいたお城
バッハは学生生活が終わってアルンシュタットで正式採用されるまでの半年間、ワイマールでバイトっぽいことをやっていたが、その5年後、もう一回ワイマールで、今度は宮廷礼拝堂オルガニスト兼宮廷楽師として働くことになる。
今回の主役ヨハン・エルンスト2世はこのときにバッハからいろいろ学んだ。
またこの当時ヨハン・エルンスト2世がオランダからヴィヴァルディやアルビノーニの楽譜を大量に買い付けてくれたおかげで、バッハはイタリアの協奏曲様式を身につけることができた。
ワイマールは、当時、第1領主(ヴィルヘルム・エルンスト)と第2領主(エルンスト・アウグスト)が共同統治するという不思議な統治体制を敷いていた。
バッハはやがてその二人のいさかいに巻き込まれるような形でケーテンに転出することになる(第2領主がケーテンを紹介してくれるが、一方第1領主によって一時期投獄される)。
いままではバッハのワイマール時代の音楽を聴くことであの宮廷の音楽を知ることができたが、今回ヨハン・エルンスト2世の作品を聴くことで、当時の音楽をいうものをもっとダイレクトに感じ取ることができそう。
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SUPRAPHON
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カハーネクがドヴォルザークとマルティヌーの協奏曲に挑む!
(1)ドヴォルザーク(1841-1904):ピアノ協奏曲
ト短調 Op.33(1876)
(2)マルティヌー(1890-1959):ピアノ協奏曲第4番「呪文」
H.358(1956) |
イヴォ・カハーネク(ピアノ)
ヤクブ・フルシャ(指揮)
バンベルク交響楽団 |
フルシャ&バンベルク響の好サポートを得てカハーネクがドヴォルザークとマルティヌーの協奏曲に挑む!
録音:(1)2017年10月4&5日(セッション)、(2)2019年1月17-19日(ライヴ)/バンベルク・コンサート・コングレス・ホール「ヨーゼフ・カイルベルト・ザール」/59'24
イヴォ・カハーネクがドヴォルザークとマルティヌーのピアノ協奏曲を録音。共演はヤクブ・フルシャ指揮、バンベルク交響楽団で、スプラフォン・レーベルとバイエルン放送の共同企画により実現しました!
ドヴォルザーク唯一のピアノ協奏曲は1876年に作曲されたものの何度も書き換えられました。1883年に改訂版が完成。作曲を依頼し作品を献呈されたカレル・スラフコフスキーのピアノによって演奏されました。ヴァイオリン協奏曲にくらべて演奏頻度が少ないもののドヴォルザークの作品を知るうえでかかせない作品といえましょう。
カップリングはスプラフォン・レーベルが力を注いで新録音をリリースしているチェコの作曲家、ボフスラフ・マルティヌーです。
マルティヌーは生涯400作にも及ぶ作品を残した多作曲家として知られ、ピアノ協奏曲は5つ作曲されております。
「呪文」と題された第4番はチェコを代表する大ピアニスト、ルドルフ・フィルクシュニーの委嘱により作曲された作品。オーケストラを縮小し、打楽器やハープを加えている興味深い協奏曲です。
ピアノのイヴォ・カハーネクは感情の豊かさと深さで評価されている演奏家で、サイモン・ラトルが2014年11月のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートにてソリストに指名するなど、ヨーロッパを中心に活躍を場を広げているチェコ期待の星です。
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ベルフィアト五重奏団がライヒャの木管五重奏曲を録音!
ライヒャ(1770-1836):
(1)木管五重奏曲 変ホ長調 Op.88-2
(2)木管五重奏曲 ホ短調 Op.88-1
(3)木管五重奏曲 ニ長調 Op.91-3 |
ベルフィアト五重奏団
【オト・レイプリハ(フルート)、
ヤン・ソウチェク(オーボエ)、
イルジー・ヤヴーレク(クラリネット)、
オンドレイ・シンデラーシュ(ファゴット)、
カテジナ・ヤヴールコヴァー(ホルン)】 |
卓越した技術と感性豊かなアンサンブルが魅力!新進気鋭のベルフィアト五重奏団がライヒャの木管五重奏曲を録音!
セッション録音:2018年1月6,7,24-26日/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)/68'04
現在チェコを拠点に活躍する新進気鋭の木管五重奏団、ベルフィアト五重奏団。当団のデビュー盤となった母国チェコの作曲家フェルステル、ハース、ヤナーチェクの作品を収めたアルバム(SU
4230)でも卓越した腕前を聴かせてくれました。また、2017年11月には待望の来日公演を果たし話題となりました。
期待の第2弾もチェコの作曲家でライヒャ(レイハ)の木管五重奏曲です。
ライヒャは1770年にプラハに生まれるも10歳の時に孤児となり、チェリストで作曲家としても活躍していた叔父ヨーゼフ・ライヒャに引き取られました。1785年にはケルン選帝侯マクシミリアンの宮廷楽団のフルート奏者及び楽長を務め、同団にてヴィオラ奏者をつとめていたベートーヴェンと知り合い、後の1789年にはベートーヴェンとともにボン大学に入学しました。ハイドンに師事したライヒャはマンハイム楽派、ウィーン楽派の影響による作品を残しました。
"木管五重奏の父"の異名をもつライヒャは作品88(1817)、作品91(1818)、作品99(1819)、作品100(1820)(いずれの作品も6
曲から構成されている)を作曲し、計24曲の木管五重奏を残しました。
ここに収録された作品はその中からの3 曲で木管五重奏曲の最重要レパートリーです。ベルフィアト五重奏団の知性的な解釈で母国の作品を敬愛をこめて奏でます。
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F.X.リヒターの旋律美しい詩篇に基づく2篇!
フランツ・クサヴァー・リヒター(1709-1789):
(1)「バビロンの流れのほとりに」(1768)(詩篇第136篇に基づく)
(2)「ミゼレーレ」(1770-73)(詩篇第50篇に基づく) |
マルケータ・ブーモヴァー(ソプラノ)
パヴィア・ラドストヴァー(ソプラノ)
ピョートル・オレク(アルト)
カミラ・マザロヴァー(アルト)
ラロスラフ・ブレジナ(テノール)
ヤクブ・クビーン(テノール)
イルジー・M・プロハースカ(バス)
チェコ・アンサンブル・バロック
管弦楽団&合唱団
ロマン・ヴァーレク(指揮) |
マンハイム楽派の巨星F.X.リヒターの旋律美しい詩篇に基づく2篇!
セッション録音:2019年6月12-15日/聖ミカエル教会(ズノイモ)
スプラフォン・レーベルが力を注いで録音をしているフランツ・クサヴァー・リヒター(1709-1789)の作品集。当アルバムには詩篇に基づく2篇「バビロンの流れのほとりに」「ミゼレーレ」が収録されました。
モラヴィア出身のリヒターは1747年よりマンハイム宮廷の歌手となり、1769年よりストラスブール大聖堂の楽長を務めた18
世紀にボヘミアからドイツに出て活躍した作曲家たちの代表格。
前古典主義をリードしたリヒターは宮廷楽団での目覚ましい活躍によりマンハイム楽派の巨星として音楽史にその名を残しました。
歌手であったリヒターの作品はそのどれもが美しい旋律を伴い、ここに収録された2篇でも作曲から250年ほどたった現在も色褪せることなく輝きます。素晴らしいソリスト陣を従えたロマン・ヴァーレク指揮、チェコ・アンサンブル・バロック管弦楽団(オリジナル楽器)&合唱団の演奏が光ります。
同団によるリヒターの録音はこれまでにシンフォニア第52番、テ・デウム、オーボエ協奏曲(SU
4240)、聖金曜日のためのオラトリオ《キリストの降架》(SU4204)、レクイエム(SU
4177)がリリースされており、オリジナル楽器による貴重な録音として高く評価されております。
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TACTUS
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TC 841880
(3CD/特別価格)
¥5000
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ジョヴァンニ・リナルディ:ピアノ作品集
20の陰影 Op.68
9月
アルバムのページ
「子供の笑顔」への序曲集
「子供の笑顔」 |
ダリオ・ボヌッチェッリ(ピアノ) |
19世紀イタリアの可憐なピアノ小品集!
19世紀イタリアの作曲家ジョヴァンニ・リナルディ(1840−1895)のピアノ作品集。ピアノ・ソナタや変奏曲といった重厚なコンサート・ピースではなく、自然や風景、日常や些細な感情等をテーマにした可憐で楽しい小品ばかり(恐らくすべて世界初録音)が3枚のCDに収められています。
数々の国際コンクールにおいて受賞歴を誇るイタリア出身の若手ピアニスト、ダリオ・ボヌッチェッリが繊細なタッチで描きます。
※録音:2017年7月、ジェノヴァ(イタリア)
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めでたし栄ある乙女 〜
ルネサンスからバロックへの聖母マリアの音楽
A.スカルラッティ:ようこそ天の女王
フレスコバルディ:4声のカンツォン第2番
作者不詳:めでたし栄ある乙女
メールロ:4声のカンツォン
モンテヴェルディ:4声のマニフィカト第2番
フレスコバルディ:4声のカンツォン第6番
モンテヴェルディ:聖母のための連祷
ジョバンニ・バッティスタ・グリッロ:4声のカンツォン第16番 |
サビーノ・マンツォ(指揮)
ヴォクス・ポエティカ・アンサンブル
ノヴァ・アルタ |
人類の歴史におけるすべての芸術にとってもっとも重要なインスピレーションの源となってきた聖母マリアへの信仰と献身をテーマに、イタリア・ルネサンスとバロックの重要な作曲家たちの聖母マリアへの音楽を歌う。
※録音:2016年4月、フェルモ(イタリア)
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フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ:歌曲集
4つの詩 Op.7/2つの詩 Op.8/印象 Op.26/
ラ・カンツォーニ・デル・ニエンテ Op.36より/
古いバラード Op.42/
カンティレーネ・ア・コロンビーナ Op.45より |
ガブリエッラ・モリージ(ソプラノ)
アドリアーノ・トゥミアッティ(ピアノ) |
フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ(1880−1955)は、20世紀初頭のイタリアで起こった芸術運動「未来派」に属する音楽家で、
第一次世界大戦後には民俗音楽の研究に専念し、故郷ロマーニャ地方の音楽に関する重要な研究とコレクションを発表しています。
※2017年2月、イタリア
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ジョヴァンニ・マリア・ペレッツァの勇壮軽妙なオルガン・ソナタ集
ジョヴァンニ・マリア・ペレッツァ:12のオルガン・ソナタ |
ブルーノ・ベルガミーニ(オルガン) |
1847年トリノに生まれ、フランスを経て、アルゼンチンのブエノスアイレスで活動(ブエノスアイレスで没)、サンサーンス、ヴェルディ、プッチーニらとも親交を結んだという作曲家、ジョヴァンニ・マリア・ペレッツァの勇壮軽妙なオルガン・ソナタ集。トリノのティエネ・サン・ガエターノ教会のオルガン(Carlo
Vegezzi Bossi, 1890)を使用。
※録音:2017年10月、ティエネ・サン・ガエターノ教会(トリノ、イタリア)
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エドアルド・ブルーニ:アルス・モーディ
トリオ・リコルシーヴォ
(クラリネット、チェロとピアノのための)
メタトロペス(ハープのための) |
ロレンツォ・グッツォーニ(クラリネット)
ジュゼッペ・バルッティ(チェロ)
ヴォルハ・カルミザヴァ(ピアノ)
フランチェスカ・ティラーレ(ハープ) |
イタリアのピアニスト兼作曲家エドアルド・ブルーニ(b.1975)の、アルス・モーディ(旋法の芸術)・プロジェクト第2弾。
2015年に作曲されたクラリネット三重奏のための作品、2016年に作曲されたハープのための作品を収録。
※録音:2017年10月、ロンチェーニョ(イタリア)
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ジュリオ・メルカティ:宗教作品集
「Interrogatorio a Maria」組曲
合唱とオルガンのための3つのモテット
エルマ・ビフロンテ(両面彫刻)〜
アリアンナとマリア(ソプラノ、チェロとオルガン)
聖母マリアのアンティフォナによるオルガンのための4つのヴァース
3つのオッフェルトリウム(オルガン)
来たり給え、創造主なる聖霊よ(オルガン) |
ジュリオ・メルカティ(オルガン、指揮)
グルッポ・ヴォカーレ・サン・ベルナルド |
「ワーグナー・オルガン・トランスクリプションズ」(TC
812301)などの録音もあるイタリアのオルガニスト兼作曲家、ジュリオ・メルカティ(b.1971)の自作自演による宗教作品集。
※録音:2018年10月、ルガーノ(イタリア)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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キング・インターナショナル
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ニッポン放送開局65周年記念、伝説の名演シリーズ開始
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日本を代表するラジオ局ニッポン放送は1954年開局で、今年が65周年にあたります。開局以来クラシック音楽にも熱心で、1955年から2005年まで「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート)を毎週放送、音楽ファンから支持を受けていました。既成のレコードを放送する番組ではなく、内外の名演奏家の実演を公開収録する趣旨だったため、貴重音源が多数残されています。
それらを厳選のうえCD化するシリーズ開始となります。ほとんどが初めて日の目を見るどころか、存在さえ知られていなかったものばかり。今後、驚きのラインナップをご期待ください。
*古い音源を使用しているため、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。 |
田中希代子幻の音源
田中希代子(1932 − 1996)は輝かしい栄光と壮絶なる悲劇のピアニスト。1950年18歳で敗戦国の焦土から単身欧州に渡りパリ音楽院に入学、5年後日本人として初めてショパン・コンクール入賞という快挙を成し遂げ、ヨーロッパで華々しい活躍をみせながらも12年後には膠原病という不治の病で演奏生命を絶たれてしまいました。その軌跡を紹介すべく、没後10周年記念CDとして2006年にキングレコードより発売された「田中希代子〜東洋の奇蹟」は各方面で反響を呼びました。
「戦後日本が生んだ最大の天才女性ピアニスト」とまで称賛された田中希代子の遺された数少ない音源を探し求める人は、いまも後を絶ちません。これまで世に出た演奏は「戦慄が走る」「異常な興奮が甦る」と多くの方々から絶賛の嵐で迎えられました。
出つくしたと思われていた田中希代子の新たな音源が、ニッポン放送に残っていました。それも彼女がいちばん輝いていた1964年帰国時の公開録音で、他で聴くことのできないレパートリーが多いのも大歓迎。とんでもない幻の音源の出現と申せましょう。
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壮絶な「熱情」、狂気と沈潜の「クライスレリアーナ」
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
(2)シューマン:クライスレリアーナOp.16(第3曲なし) |
田中希代子(ピアノ) |
壮絶な「熱情」、狂気と沈潜の「クライスレリアーナ」。凄すぎる田中希代子の芸術。
収録:1964年12月7日/東京文化会館(ライヴ)/STEREO
激しいパッションと力強い表現を魅力とした田中希代子にとり、ベート−ヴェンの「熱情ソナタ」はまさにうってつけの演目。明快な打鍵、物凄いエネルギーの放出による推進力に満ちた演奏で、聴き手を一瞬たりとも離さない魔力が独特。「クライスレリアーナ」も狂気と沈潜の振幅が極端なまでに大きく、誰にも真似の出来ないものとなっています。放送時間の都合で第3曲がカットされています。
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ミケランジェリを感心させた田中希代子のショパン
(1)ショパン:24の前奏曲Op.28
(2)同:ノクターン ホ長調Op.62の2
(3)同:幻想即興曲Op.66 |
田中希代子(ピアノ) |
あのミケランジェリを感心させた田中希代子のショパン
収録:1964年6月2日/都市センターホール(ライヴ)(3)/STEREO
田中希代子のショパンの「24の前奏曲」は、ポーランドで行なったコンサートのライヴがかつてリリースされていましたが、これは同年に東京で行なった初出ライヴ。
こちらも得意曲だっただけに、その説得力と語り口の巧さに聴き惚れます。「幻想即興曲」のみ、2004年にリリースされたCD「新日鉄コンサートArchive」に収録されていました。
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超感動的な田中希代子、辛口のショパン
(1)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
(2)同:バラード第1番ト短調Op.23
(3)ハイドン:ピアノ・ソナタ第46番変イ長調 |
田中希代子(ピアノ) |
収録:1964年6月22/都市センターホール(ライヴ)(2)/STEREO
これは奇跡! 田中希代子の「葬送ソナタ」と「バラード第1
番」の演奏が残っていました。
これがどちらも凄まじいのひとことに尽きるもので、まさに「戦慄が走る」という表現がぴったり。緊張感とボルテージの高さはもちろんながら、静かに歌う部分の美しさも絶品。一転ハイドンの古典的な均整美からこぼれる音楽の愉悦感も最高です。
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田中希代子の生気あふれるスカルラッティ
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲つき」
(2)スカルラッティ:ソナタ ヘ長調K.445 (L.385)
(3)同:ソナタ 変ホ長調K.193 (L.142)
(4)同:ソナタ 変ロ長調K.551 (L.396)
(5)同:ソナタ 変ロ長調K.544 (L.497)
(6)同:ソナタ ト長調K.146 (L.349)
(7)同:ソナタ ニ長調K.96 (L.465)
+田中希代子の語り |
田中希代子(ピアノ) |
きらめくタッチ、田中希代子の生気あふれるスカルラッティ
収録:1964年6月2日(1)、22日(2)-(7)/都市センターホール(ライヴ)/STEREO
田中希代子はスカルラッティを得意としていたとされますが、ついに実際の音で堪能できます。6篇が選ばれていますが、いずれも生き生きとした音楽作りが輝く快演。どの曲にも大きな物語性を感じます。
モーツァルトの「トルコ行進曲つきソナタ」は1960年にキングレコードのスタジオ録音がありますが、こちらはその4年後のライヴ。端正ながら独自の歌い回しがさすがです。
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<国内盤>
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