≪第105号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2019/12/10〜
12/13(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS
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BIS SA 2413
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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サンプソンが歌うイギリス名詩の歌曲集
「コントラスト」—イギリス名詩の歌曲集 |
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ;Steinway D) |
●ウィリアム・ウォルトン(1902-83):『大市長のテーブルのための歌』
●レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-):「リュートを弾くオルフェウス」、「屋根の上のあの空」、「沈黙の正午」
●フランク・ブリッジ(1879-1941):
「幸せな日よ、去ることなかれ」、「目を閉じているとき」、「崇拝」、
「おいで、私のもとへわが夢の中」、「年をとったら」、「青いマントル」、
「愛がやってきた 馬に乗って」
●ヒュー・ワトキンス(1976-):『5つのラーキンの歌』【世界初録音】
●ロジャー・クィルター(1877-1953):
「ドリーム・バレー」Op.20-1、「喜びの美しき家」Op.12-7、「泉のほとりで」Op.12-6、
「アラブの愛の歌」、「秋の夜」Op.14-1、「わが人生の喜び」Op.12-2
●ウォルトン:『ファサードの3つの歌』 |
セッション録音:2018年8月/ポットン・ホール(サフォーク)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、81'06"
SACD ハイブリッド盤。
バッハ・コレギウム・ジャパンでもおなじみの名唱キャロリン・サンプソン。前作「狂気のなかの正気」(BIS
SA 2353)では愛に殉じて狂死もしくは自ら命をたつヒロインを題材とした作品を集めた興味深いアルバムで話題となりました。
当アルバムはイギリスの作曲家がシェイクスピア、ジョーダン、ワーズワースなどが残した名詩に曲をつけた好企画。ウォルトン、ヴォーン・ウィリアムズ、クィルター、そしてヒュー・ワトキンス(1976-)という4人の作曲家がそれぞれ描く、イギリス名詩が輝く歌曲集です。
ピアノのミドルトンがサンプソンに寄り添うような演奏を披露しております。

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HMF
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ベルリオーズとの夕べ
1. マルティーニ:愛の喜び〔声、ピアノ〕
2. レル:Viens, aurore(アンリⅣ世の愛したロマンス)〔声、ギター〕
3. デュヴィエンヌ:Vous qui loin d'une
amante(いつも計算ばかりしているあなた)〔声、ギター〕
4. ベルリオーズ:囚われの女(「東方詩集」より)〔声、チェロ、ピアノ〕
5. マリオ・オーレリオ・ザニ・ド・フェッランティ(1801-1878):後悔〔ギター〕
6. ニコラ・ダライラック(1753-1809):誰もあなたの弓にあらがうことはできない〔ギター〕
7. ダライラック:おお!私のジョルジェット〔声、ギター〕
8. ドミニク・デッラ・マリア(1769-1800):おお!慎重な愛しい人のために〔声、ギター〕
9. リスト:イデ・フィクス(アンダンテ・アモローソ)ベルリオーズ作品の編曲〔ピアノ〕
10. ベルリオーズ:Le Jeune Patre breton(若いブルターニュの牧童)〔声、ホルン、ピアノ〕
11. フェッランティ:Le Desir. Variation〔ギター〕
12. ベルリオーズ:タグス川(タホ川、テージョ川)〔声、ギター〕
13. ドミニク・デッラ・マリア:Que d'etablissements
nouveaux(数え切れぬ新たな努力に)〔声、ギター〕
14. メイソニエール:愛の悲しみ〔声、ギター〕
15. ベルリオーズ:妖精の踊り〔ピアノ〕
16. ベルリオーズ:エレジー〔声、ピアノ〕
17. メイソニエール:リラまたはギターのための第4
のロンド〔ギター〕
18. プランタード(1764-1839):紅く輝く森林よ〔声、ギター〕
19. ダライラック:ニーナのロマンス〔声、ギター、ハープ〕
20. ベルリオーズ:巡礼者の行進(トロイの人々より)〔ピアノ〕 |
ステファニー・ドゥストゥラック(メゾ・ソプラノ)
ティボー・ルーセル(ギター/ジャン=ニコラ・グローベール、パリ、1830年頃/国立音楽博物館所蔵、E.375)
タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ/プレイエル、1842年製/国立音楽博物館所蔵、E.991.16.1)
リオネル・ルヌー(ナチュラル・ホルン/Courtois
Neveu Aine, パリ、1815-1837)
ブリュノ・フィリップ(チェロ/Finocchi
di Perugia, 1750年頃)
カロリーヌ・リービ(ハープ/Blaicher,
Paris, 1830年製) |
ベルリオーズが声とギターのために編曲した歌曲など「ギター」という視点からベルリオーズにまつわる作品を集めた好企画!
ベルリオーズは若い頃からギターに親しみ、作曲の際にギターを用いることもありました。「幻想交響曲」もギターで楽想を練ったとされています。
先人達の作品を学ぶために、歌曲の編曲も行いましたが、それも声とギターという編成のものでした。ここではそうしたベルリオーズによる編曲歌曲や、ベルリオーズと交流のあった同時代の音楽家たちによる作品が集められており、タイトルにあるようにベルリオーズのサロンでの音楽会のようなプログラムとなっています。
プログラム自体も興味深いものがありますが、さらに注目なのが、ここで演奏されているギターは、ベルリオーズ、そしてパガニーニも所有していたという楽器。さらにピアノも他の楽器もすべてベルリオーズの時代のもの。ベルリオーズと彼を囲む仲間たちの気配までもが感じられそうな、特別な1枚となっています。
ドゥストゥラックの迫力ある歌声、そしてルーセルの奏でるギターの音色、さらに名手タンギ・ド・ヴィリアンクールのピアノによるリストがベルリオーズ作品を編曲した「イデ・フィクス」(幻想交響曲のモティーフに基づく作品)も存分に楽しめます。
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MIRARE
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ルイ13世の宮廷のスペイン歌曲 |
アンサンブル・エル・ソル
クロエ・セヴェール(チェンバロ、指揮) |
・Gaspar Sanz (1640/1710) :
Clarin de los Mosqueteros del Rey de
Francia、Zarabanda Francesca
・Etienne Moulinie (1599/1676) :
Repicavan las campanillas、Ojos si quiereis
vivir、Si matais quando mirais、
Si menacen colores morena、Si negra tengo
la mano
・Gabriel Bataille (1575/1630) :
Quien quiere entrar conmigo、Pues que
me das a escoger、Passava amor、
Si suffropor ti morena、Claros ojos bellos、De
mi mal nace mi bien、
Dezid como puede ser、Vuestros ojos tienen
d'Amor
・Santiago de Murcia (1673/1739) : Las
Bacas、Las Penas、Tarentelas、Jacaras Francesca
・Gabriel Bataille :
Rio de Sevilla、En el valle, Ynes la
tope riendo、El baxel esta en la playa、Aver
mil damas
・Henri de Bailly (158?/1637) : Yo soy
la Locura |
王族の国際政略結婚がもたらした豊かな音楽
録音:2019年4月
1615年、ルイ13世はスペイン王フェリペ3世の王女アナ(アンヌ・ドートリッシュ)と結婚しました。
アナはスペインの様々な文化をフランス宮廷にもたらし、当時宮廷につかえていた音楽家たちは大いに刺激を受けました。
1701年、フェリペ5世はマリア・ルイサ・デ・サボヤと結婚、彼女の音楽教師はほかならぬサンチャゴ・デ・ムルシアでしたが、ムルシアはマリアのためにフランスの薫りをまとった作品を書こうと務めました。
王族の国際政略結婚によってもたらされた文化交流は、ここに収められたような豊かな宝を多数生み出しています。
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CHANNEL CLASSICS
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YouTubeで2,400万回超再生された
ウクライナの新鋭アンナ・フェドロヴァ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1
前奏曲嬰ヘ短調 Op.23-1
前奏曲嬰ト短調 Op.32-12
前奏曲ト長調 Op.32-5
前奏曲変ロ長調 Op.23-2
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 |
アンナ・フェドロヴァ(ピアノ)
モデスタス・ピトレナス指揮
ザンクト・ガレン交響楽団 |
ウクライナの新鋭アンナ・フェドロヴァ、待望のラフマニノフ・アルバム!
☆YouTubeで2,400万回超再生された話題のラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」!
☆ウクライナ出身、世界から注目を集める新鋭ピアニスト、アンナ・フェドロヴァ!
☆Channel Classics第3弾は、待望のラフマニノフ・アルバムが登場!
アンナ・フェドロヴァは、ヤープ・ファン・ズヴェーデンやマルタ・アルゲリッチが絶賛するウクライナ出身のピアニスト。2013年にアムステルダムで行われた「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番」のライヴ映像はYouTubeで2,400万回以上という規格外の再生数を誇り(クラシックの協奏曲動画再生数では世界第1位)、一躍その名を世界に轟かせました。
2019年7月に行われた来日公演も好評を博し、オランダの高音質レーベルChannel
Classicsからリリースされた2つのアルバム(PCCS
41318、PCCS 42219)も各誌で高い評価を獲得しています。
Channel Classics第3弾では、ついに待望のラフマニノフ・アルバムが登場。「ピアノ協奏曲第1番」と「パガニーニ狂詩曲」の大曲に、Op.23とOp.32の前奏曲集からの4曲を収録。フェドロヴァは「私の人生を通して、ラフマニノフと彼の音楽は私の心の中で特別な場所にあった」と語っており、2020年春にはラフマニノフのピアノ協奏曲第1番〜第3番でのヨーロッパ・ツアーも予定しています。
リトアニアの若き注目指揮者モデスタス・ピトレナスは、リトアニアのカウナス交響楽団の首席指揮者、ラトビア国立オペラの音楽監督を歴任し、現在はリトアニア国立交響楽団の首席指揮者&音楽監督を務めながら、2018年シーズンからはスイスのザンクト・ガレン交響楽団とザンクト・ガレン劇場の首席指揮者も兼任しています。

これがそのYouTubeのラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」
https://youtu.be/rEGOihjqO9w
今現在(2019/12/13)24,622,950 回視聴になってます。

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ザ・ダンシング・ベース
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
(プローイェン編:コントラバスとヴァイオリンのための)
ロータ:
コントラバスと管弦楽のための
《ディヴェルティメント・コンチェルタンテ》
ファリャ:7つのスペイン民謡
(プローイェン編:コントラバスとハープのための) |
リック・ストーティン(コントラバス)
マリン・ブロマン(ヴァイオリン)
ラヴィニア・マイヤー(ハープ)
スウェーデン放送交響楽団のメンバー |
☆アムステルダム・シンフォニエッタ、ベルリン放送響、スウェーデン放送響、マーラー室内管の首席奏者を歴任したオランダの名コントラバス奏者、リック・ストーティン!
☆名盤「ザ・ダンシング・ベース」が復刻!
リック・ストーティンは、ベルリン放送交響楽団とアムステルダム・シンフォニエッタで首席コントラバス奏者を務め、現在はスウェーデン放送交響楽団とマーラー室内管弦楽団の首席奏者を担うオランダを代表する名コントラバス奏者。
しばらく入手困難となっていたコントラバス・アレンジによるラテン・プログラム「ザ・ダンシング・ベース」がノーマルCD盤で復活!
※録音:ピアソラ(ライヴ):2012年10月、ベルワルド・ホール/ロータ(ライヴ):2012年3月、ベルワルド・ホール(ストックホルム/スウェーデン)/ファリャ:2013年4月、ウェストベスト(スキーダム/オランダ)
※「CCSSA 33613」からの移行再発売。SACD盤の「CCSSA
33613」は廃盤となります。
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CORO
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COR 16177
(4CD/特別価格)
¥7200 →\3990
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ヘンデル&ハイドン・ソサエティの中心メンバーによる
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 |
スザンナ・オガタ(ヴァイオリン)
イアン・ワトソン(フォルテピアノ) |
CD 1 〜
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23/ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調
Op.47《クロイツェル》/
CD 2 〜
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24《春》/ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調
Op.96/
CD 3 〜
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1/ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調
Op.30-2/
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3/
CD 4 〜 ヴ
ァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1/ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調
Op.12-2/
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3 |
ベートーヴェン生誕250周年記念!HHSの名手によるヴァイオリン・ソナタ全集BOX!
☆ヘンデル&ハイドン・ソサエティの名手が共演!
☆ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集が全集BOXセットになって登場!
使用楽器:ヴァイオリン:ヨーゼフ・クロッツ1772年製
フォルテピアノ:ポール・マクナルティ2000年製作(アントン・ヴァルター・モデル)
ハリー・クリストファーズが第13代音楽監督を務める米国古楽界の名門ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)の中心メンバー、アシスタント・コンサートマスターのスザンナ・オガタと、アソシエイト・コンダクターのイアン・ワトソンのコンビによる「ベートーヴェン」のソナタ集。
2014年〜2017年に録音され、ニューヨークタイムズ紙、グラモフォン誌、ストラド誌などで絶賛レビューを得てきたこれらの録音が、全集BOXセットとなって新登場。
使用楽器はヨーゼフ・クロッツのヴァイオリン(18世紀製作)、ヴァルター・モデルのフォルテピアノ(ポール・マクナルティ製作)。ヒストリカル楽器の優美な音色による上質なベートーヴェンを、お得なセット価格でお届けします。
※録音:CD1:2014年6月7日−9日、CD2:2015年6月21日−23日、CD3:2016年6月5日−8日、CD4:2017年3月17日−19日、メカニクス・ホール(ウースター、マサチューセッツ、アメリカ)

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ARCANA
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『永遠の光〜ザルツブルク・レクイエム』
ステファノ・ベルナルディ(1577-1637):『死者のためのミサ』、モテットとシンフォニア
1-8.6声の『死者のためのミサ』/9.シンフォニア
第3番/
10.「主よ、御身へ我が魂をあげん」/
11.シンフォニア 第4番/12.4声の連祷/
13.シンフォニア 第2番/14.「深き淵より我汝に呼びかけん、主よ」 |
ヴォーチェス・スアヴェス
リア・アンドレス、クリティナ・ボネル、ミリヤム・ヴェルンリ
(ソプラノ) 、
ヤン・トーマー、ハビエル・ロブレダーノ・カブレラ
(カウンターテナー) 、
パオロ・ボルゴノーヴォ、ラファエル・ヘーン、フロリアン・クラマー
(テノール) 、
トビアス・ヴィツキー (バリトン) 、ダヴィデ・ベネッティ
(バス) 、オリ・アムラン (テオルボ)、
コンチェルト・シロッコ
ステファノ・ロッシ (ヴァイオリン) 、
朝吹 園子 (ヴァイオリン、ヴィオラ) 、
ピエトロ・モデスティ (木管コルネット) 、
スザンナ・デフェンディ (アルト・サックバット) 、
キャサリン・モトゥズ (テナー・サックバット) 、
ナサニエル・ウッド (テナー・サックバット、バス・サックバット) 、
ジュリア・ジェニーニ (テナー・ダルシアン、バス・ダルシアン) 、
ルカ・バンディーニ (ヴィオローネ) 、ミケーレ・ヴァネッリ
(オルガン) |
ピッチ a'=465 Hz 1/4コンマ ミーントーン
録音:2019年2月6-9日 聖マルティン教会、ラインフェルデン(スイス)
【ヴェローナ出身ザルツブルクで活躍した知られざる作曲家、ベルナルディのレクイエム初録音!】
ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂で聖歌隊の楽長を務めたジョヴァンニ・クローチェの作品集(A439)に続き、ヴォーチェス・スアヴェスとコンチェルト・シロッコが私たちを誘うのはザルツブルク。モンテヴェルディと同時代にこの地で活躍した、ヴェローナ出身のステファノ・ベルナルディの作品集です。
1628年から34年までの間、彼は新しく建造されたザルツブルク大聖堂の初めての聖歌隊楽長を務め、そのキャリアのピークを迎えていました。
彼は特にここに収められたような多声声楽作品と器楽作品の発展の中で、イタリアの新しいスタイルをザルツブルクに根付かせることに大きく貢献し、現在ではこの地の音楽の祖と見なされています。
彼の音楽の高い水準を示す証として、今日までザルツブルク大聖堂のアーカイヴに残されている素晴らしい『レクイエム』を挙げることが出来るでしょう。
とりわけ強く印象に残るのは「続唱」のパートで、ここには有名なグレゴリオ聖歌「怒りの日」が引用されています。このベルナルディの『レクイエム』とモテットは世界初録音となります。
収録作品のうちシンフォニアは器楽合奏によるものですが、全ての声楽作品においても、オルガンのほかサックバットを中心とした合奏が鳴り響き、同時代のヴェネツィア楽派を連想する壮麗な音楽を堪能することができます。
モーツァルトより一世紀半前、ビーバーが着任する前のザルツブルクでいかにイタリア流儀の音楽が根づいていったか、この貴重な録音で明らかになるでしょう。
ヴォーチェス・スアーヴェス&コンチェルト・シロッコは古楽復興の一大拠点バーゼルで学んだ俊才が集う実力派古楽グループ。
近年急速に欧州で注目を集めつつある名団体で、日欧での活躍が目立つ朝吹園子氏の参加も心強いところです。
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『Affect is no Crime〜古い楽器に新しい音楽を』古楽器のための現代音楽
1-2.ジョスリン・モーロック(1969-):Revenant
再来 (2002)
〜トラヴェルソ、バロック・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ハープシコードのための/
3.ハンス=マルティン・リンデ(1930-):Anspielungen
ほのめかし (1998)〜トラヴェルソのための/
4-8.ジャクリーヌ・フォンテイン(1930-):La
Fenetre Ouverte 開かれた窓 (1996)
〜トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ハープシコードのための/
9.タノス・ポリメネアス・リオンティリス(1981-):Sun
Bleached 陽光に浄められて (2018)
〜トラヴェルソ、バロック・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ハープシコード、エレクトロニクスのための/
10-13.ユッカ・ティエンスー(1948-):Tiet/Lots
過程 (2003)
〜トラヴェルソ、バロック・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ハープシコードのための
全て世界初録音 |
エウローパ・リトロヴァータ
マッテオ・ジェモロ(トラヴェルソ) 、
パトリツィオ・ジェルモーネ(バロック・ヴァイオリン) 、
ミロン・アンドレス(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 、
リサ・コクヴェンダ・シュヴァイガー(ハープシコード)、
タノス・ポリメネアス・リオンティリス(エレクトロニクス)‛&9 |
録音:2018年9月20-22日 ザヴェンテム芸術大学、ベルギー
【古楽器の響きを生かす現代音楽を集めた、聴き応えあるアルバム】
古楽器ならではの音色にイマジネーションを掻き立てられる作曲家は多く、クラシカルな作品に囚われない演奏も近年は増えています。
エウローパ・リトロヴァータはそういった、同時代の作曲家たちとのコラボレートで古楽器を演奏するブリュッセルのグループ。彼らの活動の先駆けともいえるフィンランドのハープシコード奏者ティエンスーの作品をはじめ、フルートとリコーダーの巨匠リンデの作品、カナダのモーロック、ベルギーのフォンテインといった女流作曲家、ギリシャの若手リオンティリスなどによる多彩な作品を収録しています。
トラヴェルソ(バロック・フルート)の重音やフラッタータンギング、ハープシコードの内部奏法や肘弾き、ガンバのフラジオレットやボディパーカッション、コル・レーニョなど特殊奏法のほか、効果的な反響音なども駆使したサウンドはたいへん面白く、いずれも前衛作品ながら非常に興味深く聴くことが出来ます。
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CD ACCORD
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ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):弦楽四重奏曲
第11番-第13番
弦楽四重奏曲 第11番Op.89(1905)
1.第1楽章:Allegro assai/2.第2楽章:Allegretto/
3.第3楽章:Adagio semplice/4.第4楽章:Allegro
leggiero
弦楽四重奏曲 第12番 Op.103(1969-70)
5.第1楽章:Largo/6.第2楽章:Allegretto/7.第3楽章:Presto/
8.第4楽章:Moderato/9.弦楽四重奏曲 第13番
Op.118(1977)
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シレジアン弦楽四重奏団 |
録音 2018年 Concert Hall, Karol Szymanowski
Academy of Music,Katowice, Poland
2010年のブレゲンツ音楽祭において作品が集中的に演奏され、急速に注目が高まったヴァインベルク。以前は悲惨な戦争体験から「悲劇の作曲家」としてのみ知られていましたが、最近では作品を耳にする機会も増え、彼の穏やかで抒情的な側面にも光があたるようになってきました。
全17曲ある弦楽四重奏曲は、初期の作品では親友ショスタコーヴィチの影響が感じられるものの、後期になるに従い、全く違う様相を見せていきます。
このアルバムには第11番から第13番までの3曲を収録。なかでも激しい第12番は「暗い」ヴァインベルクを代表する作品です。第11番は民謡風のモティーフが効果的に使われ、第13番は単一楽章で書かれています。ポーランドの主要な室内楽団の1つであるシレジアン四重奏団の演奏です。
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ヴァインベルク、タンスマン、A.チャイコフスキー:
ヴァインベルク三重奏団 |
ヴァインベルク三重奏団 |
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):ピアノ三重奏曲
Op.24(1945)
1.第1楽章:前奏曲とアリア:Larghetto/2.第2楽章:トッカータ:Allegro/
3.第3楽章:詩曲:Moderato/4.第4楽章:終曲:Allegro
moderato
アレクサンドル・タンスマン(1897-1988):ピアノ三重奏曲(1938)‛&世界初録音
5.第1楽章:Introduction and Allegro:
Andante espressivo -Allegro deciso/
6.第2楽章:Scherzo: Allegro vivace/7.第3楽章:Arioso:
Adagio quasi largo/
8.第4楽章:Finale: Allegro moderato
ma ben ritmato
アンジェイ・チャイコフスキー(19335-1982):トリオ・ノットゥルノ
Op.6(1978)‛&世界初録音
9.第1楽章:Allegro agitato ed impetuoso/10.第2楽章:Andante
tranquillo |
録音 2018年10月 Concert Hall of the Karol
Szymanowski Academy of Music,Katowice
2016年「第20回タンスマン祝祭音楽祭」でデビューした「ヴァインベルク三重奏団」。
ポーランドを代表する3人の奏者たちによって結成された弦楽三重奏団です彼らが最も敬愛するのは、アンサンブルに名を冠する作曲家ヴァインベルクの作品。
このアルバムで彼らは、そのヴァインベルクと同じくポーランド出身の作曲家タンスマンとアンジェイ・チャイコフスキーの作品を演奏。心地よいテンポと漲る緊張感が作品を際立たせています。
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Supernova ポーランド現代の弦楽四重奏と管弦楽作品集
1.クシシュトフ・レンツォフスキ(1986-):スペルノーヴァ
2.ダヴィド・ルボヴィチ(1981-):トッカータ
3.レンツォフスキ:波
4.ハンナ・クレンティ(1961-):コンチェルト・ロッソ
5.ミハウ・ザボルスキ(1978-):草原のメロディ
6.マテウシュ・スモチンスキ(1984-):コスモス
7.ダヴィッド・ルボヴィチ:Za wcze?nie /トゥー・アーリー
8.スモチンスキ:ハッピー |
アトム弦楽四重奏団
クリスティアン・ダノヴィチ(指揮)
NFMレオポルディヌム管弦楽団 |
録音 2017年12月1,3日 ライヴ Main Hall
of the Witold LutosawskiNational Forum of
Music,Poland
ポーランドのクロスオーバー系アンサンブル「アトム弦楽四重奏団」とNFMレオポルディヌム管弦楽団は2年間に及ぶコラボレーションを行い、極めて興味深い作品を生み出しました。
このアルバムでは弦楽四重奏団のメンバーによるいくつかの曲や、カリスマ的作曲家ハンナ・クレンティがアンサンブルに捧げた「コンチェルト・ロッソ」などエネルギッシュな作品を聴くことができます。
アルバムタイトルでもある「スペルノーヴァ」はアンサンブルのチェリスト、レンツォフスキの曲。民謡風のテイストを持つ旋律が、妖し気な雰囲気を振りまきながら朗々と歌われていく作品です。他の曲も耳なじみが良く、どこか懐かしさも感じさせます。
弦で奏される鳥の声が聞こえる「草原のメロディ」や喜びの感情が溢れる「ハッピー」などユニークな曲が並びます。
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ハルトマン/ウェーベルン:弦楽四重奏曲集
アイリス弦楽四重奏団、ハルトマンを弾く
1-3.カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963):
弦楽四重奏曲 第1番「カリヨン」
4-6.ハルトマン:弦楽四重奏曲 第2番
7.ウェーベルン(1883-1945):緩徐楽章 |
アイリス弦楽四重奏団 |
録音 2018年1月 Concert Hall of the Karol
Szmanowski Academy of Music,Katowice, Poland
ドイツの作曲家ハルトマン。8曲の交響曲やヴァイオリン協奏曲「葬送協奏曲」など、戦争への抗議を込めた作品で知られます。時にはクラスターなどの前衛的で野心的な作風を用いながらも、過去の作品、とりわけブルックナーやマーラーの影響も感じさせる強烈な色彩感を持つ音楽を書いています。
第二次世界大戦後はドイツ音楽界の重鎮として活躍。ドナウエッシンゲン音楽祭の運営にも関与するなど、現代音楽の発展にも大きく寄与しました。
ヘルマン・シェルヘンに捧げられた弦楽四重奏曲第1番「カリヨン」は1935年、ジュネーヴ作曲コンクールの最優秀賞を受賞した作品。冒頭の沈痛な旋律はユダヤ民謡が由来です。耽美的な第2楽章、激しい第3楽章と、全体がメリハリのある構成です。
タイトルを持たない第2番は、妻エリザベスに捧げられており、第1番よりも成熟した作風を有しています。
また、アルバムの最後には、彼の師であるウェーベルンの美しい「緩徐楽章」を収録。ポーランドの若い世代を代表する奏者たちによるアイリス弦楽四重奏団の緊密な演奏です。
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アトマ四重奏団、シマノフスキ、パヌフニク、ペンデレツキを弾く
シマノフスキ(1882-1937):弦楽四重奏曲 第2番
Op.56(1920)
1.第1楽章:Moderato dolce e tranquillo
2.第2楽章:Vivace, scherzando
3.第3楽章:Lento - Moderato
4-8.パヌフニク(1914-1991):弦楽四重奏曲
第3番「ヴィチナンキ」(1990)
9.ペンデレツキ(1933-):弦楽四重奏曲 第3番
「書かれなかった日記のページ」(1933) |
アトマ四重奏団 |
録音 2018年11月12-15日 Concert Hall of
the Krzysztof Penderecki European Centre
forMusic, Lus?awice, Poland
「アトマ四重奏団」は現代ポーランドにおける最も若い奏者たちで構成されたアンサンブルです。
もともとはポーランド音楽アカデミーの卒業者たちが「New
Music Quartet」という名前で活動していましたが、2016年から今の名前を用いるようになりました。数多くの国際コンクールで入賞経験のあり大きな期待が寄せられています。
このアルバムには、彼女たちが2年がかりで模索した「芸術的にユニーク」と考える、様々な作曲年代に書かれた作品が収録されています。
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ポーランド女性作曲家たちのサロンにて |
マグダレーナ・リサク(ピアノ) |
1.マリア・シマノフスカ(1789-1831):18の舞曲
- 第4番 ポロネーズ ヘ短調/
2-5.シマノフスカ:20の練習曲と前奏曲(抜粋)
【第1番:ヘ長調/第10番:変ホ短調/第16番:変ホ長調/第18番:ホ長調】/
6.ヘレーナ・ウォプスカ(1887-1920):無言歌
Op.2/
7.ナタリア・ヤノータ(1856-1932):マズルカ
イ長調 Op.6-2/
8.ワンダ・ランドフスカ(1879-1959):4つの小品
Op.2-4 En valsant ワルツ/
9.ランドフスカ:4つの小品 Op.2-2 Nuit d'automne
秋の夜/
10.ヤドヴィガ・サルネツカ(1877-1913):4つの印象
Op.12-3 Con sentimento e dolore/
11.サルネツカ:4つの印象 Op.12-4 Gentile/
12.サルネツカ:練習曲 ヘ短調「Quasi un
dolore」/
13.ミシンスカ=ヴォイチェホフスカ(1858-1930):
Basn smetnej nocy 切ない夜のおとぎ話/
14.ゾフィア・オッセンドフスカ(1887-1943):
Moudjahid, danse deguerriers musulmans
ムジャヒド、ムスリム戦士の踊り/
15.ヘレーナ・クジジャノフスカ(1867-1937):ワルツ=バレエ/
16.テクラ・バダジェフスカ(1834-1861):乙女の祈り |
録音 2018年10月 Concert Hall, Karol Szymanowski
Academy of Music,Katowice, Poland
ヨーロッパの上流社会における「サロン」は、人々の出会いを促すだけではなく、新しい文化が生まれる場所でもありました。
とりわけ19世紀には、女性たちが運営するサロンが特別な役割を果たしていたことも知られています。
例えばロシアではアレクサンドル1世の皇后エリザヴェータ・アレクセーエヴナとアレクサンドル2世の皇后マリア・アレクサンドロヴナ。
この2人の宮廷ピアニストを務めたマリア・シマノフスカのサンクトペテルスブルグの華やかなサロンや、同じく技巧的なピアニストとして名を馳せたナタリア・ヤノータのサロンでは、次々と新しい音楽や話題が生まれました。
しかし、残念なことに現代では彼女たちの名前はほとんど目にすることはありません。かろうじて1856年に発表されたバダジェフスカの「乙女の祈り」のみが、今でも世界中のピアノ愛好者たちを虜にしています。
このアルバムでは、このようなポーランドのサロンで活躍した女性たちの作品を楽しむことができます。
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シモン・ラクス(1901-1983):作品集
1-3.チェロ・ソナタ(1932)/4-6.ポーランド組曲(1935)/
7.バラード「ショパンへのオマージュ」(1949)/
8-10.ピアノ、9つの管楽器と打楽器のための室内協奏曲(1964)・・・世界初録音 |
ブワジェイ・ゴリンスキ(チェロ)‛&1-3、ロベルト・クヴィアトコウスキ(ヴァイオリン)‛&4-6、
ドミニカ・グラピャーク(ピアノ)‛&1-10、ドロータ・コヴァルスカ(ピッコロ&フルート)‛&8-10、
アリーチャ・シムチク(オーボエ&コールアングレ)‛&8-10、アンジェイ・ヴォイチェホフスキ(クラリネット)‛&8-10、
ヴォイチェフ・コリンスキ(クラリネット&バス・クラリネット)‛&8-10、ミロスワフ・パホヴィッチ(ファゴット)‛&8-10、
エヴァ・ナチク=ヤンコフスカ(ファゴット&コントラファゴット)‛&8-10、ズビグニェフ・カリチンスキ(ホルン)‛&8-10、
エヴァ・チェハンスカ(ホルン)‛&8-10、カミール・クルチコフスキ(トランペット)‛&8-10、
マテウシュ・ヴィチンスキ(打楽器)‛&8-10 |
録音 2018年9月 Green Hall, Polish Baltic
Frédéric Chopin Philharmonic,Poland
シモン・ラクスはフランスで活動したポーランドの作曲家。もともとはロシア市民として生まれ、ビリニュスとワルシャワで数学を学び、1921年に新しく設立されたワルシャワ音楽院に入学、ポーランド国籍を取得します。
1926年にはウィーンに行き、その翌年にはパリに留学、この時期にはアレクサンドル・タンスマンと親交を結びました。しかし第二次世界大戦中にナチスに捉えられ収容所に送られたものの、なんとか生き延びパリへ戻ることができました。
大戦後は作曲を続けるも、1967年頃には作曲を辞め、翻訳家、作家として残りの生涯を過ごしたというラクス。独立した思考を持っており、音楽でも独自の作風を生み出し、当時流行の作風を用いることなく曲を書き上げました。
全体的に辛辣な曲が続きますが「ショパンへのオマージュ」だけは優しい風情を持っています。
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マルチン・ミエルチェフスキ(1600頃-1651):声楽と室内楽作品集
1.ミサ・トリウムファリス:キリエ/2.ミサ・トリウムファリス:グローリア/
3.2声のカンツォーナ 第2番/4.主日のための晩課:主は言われた/
5.主日のための晩課:ほめたたえよ、神のしもべたちよ/
6.Credidi クレディーディ/7.われ喜びに満てり/
8.主が建てたもうのでなければ/9.イェルサレムよ、主を讃めたたえよ/
10.主日のための晩課:マニフィカト/11.3声のカンツォーナ
第2番 |
アンジェイ・コセンジャク(指揮)
ヴロツワフ・バロック・アンサンブル |
録音 2017年4月24-27日 Main Hall, Witold
Lutos?awski National Forum of Music, Wroc?aw,Poland
ポーランドの知られざるバロック作品を積極的にリリースするアンジェイ・コセンジャク。今回のアルバムは、第1集(ACD-227)が好評を博したミエルチェフスキの声楽作品集。ミエルチェフスキの生年や幼い頃の状況はわかっていませんが、1638年からワルシャワ王室礼拝堂の音楽家となり、1645年には国王ヴワディスワフ4世の弟カロル・フェルディナント・ヴァザの宮廷楽長に就任したという記録が残っています。
作品の中にポーランド民謡を取り入れるなど、当時の最先端の様式を用いた作品を残しており、このアルバムでは不完全ながらも現存する「ミサ・トリウムファリス」の断片を含む、彼のいくつかの宗教的声楽曲を聴くことができます。
今作でもコセンジャクは合唱の配置に心を配り、ミエルチェフスキが求めたであろう響きを追求しています。
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カール・ヘークフ(1707-1773):ヴァイオリン・ソナタ集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(SLUB Mus.2976-R-5)
4-6.ヴァイオリン・ソナタ ト長調(SLUB Mus.2976-R-1)
7-9.ヴァイオリン・ソナタ ハ長調
10-12.ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調(SLUB
Mus.2976-R-4)
14-15.ヴァイオリン・ソナタ ホ長調(SLUB
Mus.2976-R-3)
16-18.ヴァイオリン・ソナタ ト長調
19-21.ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(SLUB
Mus.2976-R-2) |
ミコワイ・ズゴウカ(ヴァイオリン)
ヤロスワフ・ティエル(チェロ)
アレクサンドラ・ルポチンスカ(チェンバロ) |
世界初録音録音 2019年1月28-31日 Main Hall
of the Witold Lutos?awski,National Forum
of Music,Wroc?aw, Poland
18世紀ドイツのヴァイオリニスト、カール・ヘークフのヴァイオリン・ソナタ集。もともとは軍楽隊のオーボエ奏者として活躍し、連隊の一員としてポーランドに赴いた際、ワルシャワの知事の目に留まり、知事のお抱えの音楽家となりました。この地ではヴァイオリンとホルンを演奏、その後フランツ・ベンダの推薦によりツェルプストの音楽監督に就任。
優れたヴァイオリン奏者、教師として名を馳せ、最終的には「ドイツにおけるヴァイオリン演奏法の創始者の一人」として讃えられるようになった人です。このアルバムには彼の技術の粋を極めたソナタを収録。どの曲もバロック盛期の特徴を備えており、最初と最後のソナタは調性も冒頭の旋律もほとんど同じですが、装飾の違いや、少しずつ違う曲に発展していくところはヘークフの創意工夫の表れと言えるでしょう。
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ACD-256
(2CD)
¥4500
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アントニオ・マリア・ボノンチーニ(1677-1726):
オラトリオ「洗礼者ヨハネの斬首」
【CD1】1-18.第1部
【CD2】1-23.第2部 |
聖ジョヴァンニ・バッティスタ(ヨハネ)‛&
エヴァ・マルシニク(アルト)
エロディアーデ‛&ボジェナ・ブイニツカ(ソプラノ)
サロメ‛&アルドーナ・バルトニク(ソプラノ)
エローデ‛&ヤロミール・ノセク(バス)
天使‛&ヨアンナ・ドブラコフスカ(メゾ・ソプラノ)
アンジェイ・コセンジャク(指揮)
ヴロツワフ・バロック管弦楽団 |
録音 2018年1月22-24日 Main Hall of the
Witold Lutosawski National Forum of Music,Poland
ポーランドを代表する古楽系指揮者コセンジャクによるイタリア・バロック期の作曲家アントニオ・マリア・ボノンチーニのオラトリオ。
父も兄も音楽家であり、若い頃から優れたチェリストとして名を馳せたボノンチーニは、ウィーンの宮廷に仕えカール大公の宮廷楽長を務めるなど、多彩な活躍をしたことで知られています。
このオラトリオ「洗礼者ヨハネの斬首」は1709年の四旬節に皇帝ヨーゼフ1世の礼拝堂で初演された作品で、当時のウィーンの歌手と器楽奏者たちの持つ高いレベルを意識した技巧的な作風に拠っています。
聖書に基づく有名な場面が描かれており、ボノンチーニは各場面で女声を上手く用いることで、エローデとサロメの二重唱などに極めて官能的な音楽を与えています。
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Chateau de Versailles Spectacles
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ヴェルサイユ旧王室礼拝堂の大オルガン Vol.2
〜
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1681-1738):オルガン作品集
Vol.1
マニフィカト、ノエルとその他のオルガン小品集 |
ジャン=バティスト・ロバン(オルガン) |
1-5.マニフィカト 第1番 ニ短調/6.中音域に三度管
イ長調/7.ミュゼット ト長調/
8-13.マニフィカト 第2番 ト短調/14.「クリスマスがやってくる」/15.「ヨゼフよ、よく聞け」/
16.「さて、マリアがわれらに言うには」/17.カリヨン、あるいは鐘/18-24.マニフィカト
第8番 ト長調/
25.半音階的フーガ/26.フーガ 「めでたし、星の海」/27-32.マニフィカト
第3番/
33.復活祭のためのオフェルトリウム「主の息子ら、娘らよ」 |
録音 2019年6月8-11日 ヴェルサイユ旧王室礼拝堂
【ヴェルサイユ王室礼拝堂のオルガニストとして活躍したダンドリューの作品集】
1710年に完成したヴェルサイユ王室礼拝堂の大オルガン。1721年、その公式オルガニストの一人に任命されたジャン=フランソワ・ダンドリューによる、主に宗教的題材に基づく作品集。二度の大改修を含む度重なる改造で、当初の姿から大きく変化したオルガンも1995年には可能な限り建造当時の形へと復元され、ここではダンドリュー自身が想定したであろう響きでそのノエル(クリスマスの俗謡にもとづくオルガン曲)やマニフィカトなどを楽しむことができます。チェンバロ独奏曲以外はめったに演奏されないダンドリューの、オルガニストとしての本領を知ることができる貴重な企画です。
ここでオルガンを奏でるロバンは1976年生まれのフランス人。NAXOSにもオルガニストとしてクープランの作品集(8.557741)を録音しているほか、作曲家として残したアルバム(8.570892)も高く評価された多才なアーティストです。ここでもダンドリューの意図と楽器の特性を深く理解し、たいへん聴き応えのある演奏を聴かせてくれています。
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ヴェルサイユ旧王室礼拝堂の大オルガン Vol.3
『ヴェルサイユのバロック・クリスマス』 |
ガエタン・ジャリ(オルガン、指揮)
ヴェルサイユ・バロック音楽センター少年少女合唱団 |
1.ピエール・ダンドリュー(1664-1733):家畜にえさを与えよ/
2.クロード・バルバストル(1724-1799):陽気な羊飼いはいずこへ行くのか/
3.クロード・バルバストル:ヨゼフはよい妻をめとり/
4.クロード・バルバストル:さて、マリアがわれらに言うには/
5.ジャン・フランソワ・ダンドリュー(1681-1738):果てしない願いを擁く者たちよ/
6.ルイ・クロード・ダカン(1694-1772):救い主イエス・キリストよ/
7.ルイ・クロード・ダカン:幼い娘/
8.クロード・バルバストル:クリスマスがやってくる/
9.ミシェル・コレット(1707-1795):シャトルの市民たちはみな/
10.ルイ・クロード・ダカン:アダムはあわれな男でした |
録音:2019年6月23-25日 ヴェルサイユ旧王室礼拝堂
【ヴェルサイユの大オルガンと少年合唱団によるクリスマス】
1679年、ヴェルサイユ宮殿内の新しい王室礼拝堂に据えるため、ルイ14世の命により建造が計画された大オルガン。しかし礼拝堂そのものの建築の遅れや中断、計画の変更に伴いオルガンの様式も変更を余儀なくされ、遅れに遅れて1710年に落成し、フランソワ・クープランの演奏でお披露目がなされました。このオルガンはその後、二度の大改修を含む度々の改修と修復が行われ当初の姿からはだいぶ変わってしまっていましたが、1989年に一旦取り外されたのち、1994年から95年にかけて可能な限り1710年の状態に戻す修復が行われています。
このアルバムは、そんなヴェルサイユ宮殿のかつての王室礼拝堂にあるオルガンの魅力をフルに伝えようという企画の第3弾。
今回は器楽のみならず声楽陣も含めた古楽合奏団マルグリット・ルイーズを主宰するガエタン・ジャリによるオルガン演奏と、高い歌唱技術に支えられた美しさと素朴な明るさを併せ持つ子供たちの合唱との共演により、フランス・バロックのクリスマス合唱作品を雰囲気たっぷりに味わうことができます。
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CYPRES
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CYP4654
(2CD)
¥4200
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パスカル・デュサパン(1955-):歌劇《Penthesilea
ペンテジレーア》(2011-13)
プロローグ、11の情景とエピローグ
パスカル・デュサパン&ベアテ・ヘックル:台本
【CD1】 1.プロローグ/2-9.情景1-8
【CD2】 1-3.情景9-11/4.エピローグ |
ペンテジレーア‛&ナターシャ・ペトリンスキ、プロテ‛&マリゾル・モタンルヴォ、
アキレス‛&ゲオルグ・ニグル、オデュッセウス‛&ヴェルナー・フォン・メヘレン、
第1の巫女‛&イヴ=モー・ユボー、使者‛&ヴィアルド・ヴィトールト、
女使者‛&ヤロスラヴァ・コジナ、女戦士‛&マルタ・ベレッタ、
フランク・オリュ(指揮)、モネ交響楽団&合唱団 |
2015年4月7日,9日 モネ劇場
フランスの現代作曲家パスカル・デュサパンの7作目となる歌劇《ペンテジレーア》(「La
Melancholia」も含めると8作目)。
ハインリヒ・フォン・クライストの戯曲をもとに、デュサパンとヘックルが自由に翻案した、アマゾンの女王ペンテジレイアとトロイアの武将アキレスとの「恐ろしい愛の物語」は、2014年の"サントリーホール
国際作曲委嘱シリーズ"で作品の一部が演奏され大きな話題となりました。
古代ギリシャを思わせる雰囲気をそのまま現代に移し、電子音や色彩豊かなオーケストラの響きを加えた独特な音世界はデュサパンならではの肌触りを持っています。
ペンテジレーアを歌うのはメゾ・ソプラノ歌手ナターシャ・ペトリンスキ。サントリーホールの抜粋場面(世界初演時)でもこの役を歌い高く評価されています。
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Fin de nuit 夜の終わり
フィリップ・ブスマンス(1936-):作品集
1.ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲(1979)
2.2台ピアノとオーケストラのためのカプリッチョ(2010)
ピアノとオーケストラのための「夜の終わり」(2019)
3.第1楽章:Dernier reve 最後の夢
4.第2楽章:Envols 飛翔 |
ジェオルジェ・トゥドラケ(ヴァイオリン)
ダヴィッド・カドゥーシュ(ピアノ)
ジュリアン・リベール(ピアノ)
ゲルゲイ・マダラシュ(指揮)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団 |
録音 2019年3月4-9日 サル・フィラルモニーク、リエージュ、ベルギー
ベルギーで生まれリエージュ音楽院でピアノを学び、作曲家として活動するフィリップ・ブスマンス。初期の頃はセリー技法に基づく音楽を書いていましたが、1962年にベルギー・フランス語放送(RTBF)のプロデューサーになってからは、音楽で聴衆とコミュケーションを取る必要性に目覚め、耳なじみの良い作品を書くことに注力しています。
世界的に有名なブリュッセルのモネ劇場でも数多くの新作歌劇が初演されてきましたが、このアルバムには3曲の協奏的作品を収録。
1979年の「ヴァイオリン協奏曲」と、2019年の最新作でアルバムタイトルでもある「夜の終わり」との作風の違いをお楽しみください。
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Fugitives とりとめなく
ムヒディン・デュルオグル(1969-):作品集
1.Scenes d'Anatolie アナトリアの風景さまざま
-クラリネット、チェロとピアノのための(2013)
2.Contact 接触-フルートとピアノのための(1987-88)
3.Grand Singulie 大きな異物-ヴァイオリンとピアノのための(1996)
4.Footnotes 脚注-ハープのための(2006)
5.Emotions fugitives とりとめのない感情
I
-チェロとピアノのための(2004-2006)
6.Emotions fugitives II-チェロとピアノのための(2010-2011)
7.Emotions fugitives III-チェロとピアノのための(2018-2019)
8.In Memoriam 追悼-クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための(2011) |
ムヒディン・デュルオグル(ピアノ)
アンサンブル・ケオプス
【メンバー】
カム・ニン(ヴァイオリン)/マリー・アランク(チェロ)
ロナルド・ヴァン・スパンドンク(クラリネット)
ギャビー・パ=ヴァン・リエ(フルート)
ソフィー・アランク(ハープ) |
録音:2018年11月27-28日,2018年12月27-28日 ダダ・スタジオ、ブリュッセル、ベルギー
1969年トルコ生まれ、現在ベルギーを拠点に活躍するピアニスト、作曲家ムヒディン・デュルオグル。
このアルバムは、現在ブリュッセル王立音楽院の室内楽教授を務める彼の初の単独作品集となります。
演奏するのは、2006年に創設されて以来、たびたびデュルオグルと共演を重ねてきたベルギーの"アンサンブル・ケオプス"で、作曲家自身のピアノを交えながら、曲によって編成を変え、デュルオグル作品の特色である「トルコの民族音楽に由来する色彩感やリズム」などを完全に具現化しています。古典派からジャズまで柔軟な解釈を見せるアンサンブルならではの見事な演奏です。
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m#4 ピエール・シリンクス(1988-)
1.m#1.1/2.m#1.2/
3.m#1.3/4.m#1.4/
5.m#1.5/6.m#1.6/
7.m#1.7/8.m#1.8 |
ピエール・シリンクス(作曲、エレクトロニクス)
クヮチュオールMP4(弦楽四重奏団)
【メンバー】
クレール・ブルデ(ヴァイオリン)
マルハレート・ヘルマント(ヴァイオリン)
ピエール・エノー(ヴィオラ)
メリル・ハヴァード(チェロ) |
ベルギーに生まれ、王立モンス音楽院で作曲と古典文学を学んだピエール・シリンクス。2013年に若い音楽家のための「アンリ・プッスール賞」、以降、数々の賞を受賞し、現在は、ブリュッセルで現代音楽と実験音楽のコンサートを毎月開催する"SMOG"のメンバーとして活躍しています。
こちらのアルバム「M#1」は室内楽とエレクトロニクスの融合で、シリンクスは弦楽四重奏とともに、この演奏のために設計された2つの小さなMIDIコントローラーを備えたポータブル・コンピュータを用いて幽玄な音を紡ぎだしています。
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c#1 ピエール・シリンクス(1988-)
1.c#1.1/2.c#1.2/
3.c#1.3/4.c#1.4 |
ピエール・シリンクス
(作曲、エレクトロニクス) |
シンディ・カスティーリョ(クロイカー・オルガン:1981年製)
ベルギーに生まれ、王立モンス音楽院で作曲と古典文学を学んだピエール・シリンクス。2013年に若い音楽家のための「アンリ・プッスール賞」、以降、数々の賞を受賞し、現在は、ブリュッセルで現代音楽と実験音楽のコンサートを毎月開催する"SMOG"のメンバーとして活躍しています。
こちらのアルバム「c#1」はオルガニスト、シンディ・カスティーリョとライヴ・エレクトロニクスのデュオ作品。J.S.バッハのコラール「おお主なる神、われを憐れみたまえ」BWV721を素材に用い、いくつかのセクションで構成された作品からは、Chant
d'Oiseau(=鳥の声)教会のクロイカー・オルガンの性能を存分に駆使しながら、エレクトロニクスとの融合により新たな響きが生まれています。
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DACAPO
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6.200004
(3SACD HYBRID)
¥6400 →\5990
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ルーズ・ランゴー(1893-1952):弦楽四重奏曲全集 |
ナイチンゲール弦楽四重奏団 |
【CD1】
1-4.弦楽四重奏曲 第2番 BVN145(1918/1931改訂)
5-7.弦楽四重奏曲 第3番 BVN183(1924)
8.弦楽四重奏曲 第6番BVN160(1918/19)
9-16.「おお、血と涙にまみれた御頭よ!」による変奏曲
BVN71(1914/1931改訂)
【CD2】
1-4.ばら園での遊び BVN153 (1918) ‛&世界初録音
5-8.弦楽四重奏曲(変イ長調) BVN155 (1918)
9-11.弦楽四重奏曲 第4番「夏の日々」BVN215
(1914-18/1931改編)
【CD3】
1-4.弦楽四重奏曲 第1番 BVN68 (1914-15/1936改編) ‛&世界初録音
5-8.弦楽四重奏曲 第5番 BVN189 (1925/1926-38改編)
9.弦楽四重奏曲 断章「イタリアン・スケルツォ」BVN408
(1950) ‛&世界初録音 |
録音:【CD1】2010年12月、2011年6月&8月 王立音楽院コンサートホール
【CD2】2012年8月、2012年11月&12月、2013年1月 王立音楽院コンサートホール
【CD3】2012年8月19-24日、2013年9月3-6日、2013年1月10日 王立音楽院コンサートホール
DACAPOより2012年から14年にかけて発売され、グラモフォン誌やBBCミュージック・マガジンから高い評価を得た、デンマーク後期ロマン派の作曲家ランゴーの弦楽四重奏曲全集のBOX化。
革新的な作風により、生前は聴衆に受け入れられることのなかったランゴーの作品ですが、近年ようやく評価が進んできました。
作品によってかなり作風が異なり解釈が難しいランゴーですが、コペンハーゲンを拠点に活躍するナイチンゲール弦楽四重奏団は、その異なる世界観を見事に引き出しています。
アンサンブル名のように"軽やかに歌うような"豊かな音楽性をもち、北欧全域はもちろん、ドイツ、イギリス、ロシア、中国、ブラジル、北米でも演奏しています。
SACD層では、サラウンドによる豊かな弦の響きもお楽しみいただけます。
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ラスムッセン(1947-):「四季」(A.ヴィヴァルディによる)
カール・オーゲ・ラスムッセン(1947-):「四季」(2014)(A.ヴィヴァルディによる)
1-3.春 変ホ長調 フレドリーク・フレム(ヴァイオリン)
4-6.夏 ト短調 ペーター・スピシュスキー(ヴァイオリン)
7-9.秋 ヘ長調 フレドリーク・フレム(ヴァイオリン)
10-12.冬 ヘ短調 ペーター・スピシュスキー(ヴァイオリン)
13.ラスムッセン:フォリア、フォリア・・・(2015)
レスピーギ(1817-1936):組曲「鳥」(K.A・ラスムッセン編曲)
14.前奏曲 原曲:ベルナルド・パウクィーニ(1637-1710)
15. 鳩 原曲:ジャック・ド・ガロ(c.1625-c.1695)
16. 牝鶏 原曲ジャン=フィリップ・ラモー
(1683-1764)
17. 夜鶯 原曲:作者不詳
18. 郭公 原曲:ベルナルド・パウクィーニ |
マグヌス・フリークルンド(指揮)1-12,14-18/
ラース・ウルリク・モルテンセン(指揮)13/
コンチェルト・コペンハーゲン(古楽器使用) |
録音 Garrison Church, Copenhagen, Denmark2018年6月11-14日‛&1-122018年4月18日‛&132018年6月8-9日‛&14-18
デンマークの気鋭の作曲家ラスムッセンが、ヴィヴァルディの「四季」を"21世紀仕様"に再構築!
おなじみの「四季」でありながら、現代人の感覚に合わせてリズムや反復やアクセントに、絶妙なずらしが施されたかのような斬新なバージョンの登場です。
ラスムッセンは、既存の音楽を素材として音楽のモンタージュを作成する作風が特徴で、「四季」と同様にレスピーギの「鳥」を再構築したものも収録されています。
演奏するのは、来日経験もある北欧随一の古楽器オーケストラ、コンチェルト・コペンハーゲン(通称「CoCo」)。2015年から2017年まで、ラスムッセンがコンポーザー・イン・レジデンスを務めたことで、相性も抜群。生き生きとした演奏が展開されています。
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6.220655
(SACD HYBRID)
¥2600
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ナンシー・ダルベア(1881-1949):弦楽四重曲全集
1-4.弦楽四重奏曲 第1番(1915) 世界初録音
5-8.弦楽四重奏曲 第2番(1922)
9-11.弦楽四重奏曲 第3番(1927) 世界初録音 |
ノルディック弦楽四重奏団 |
録音 2018年11月3日-4日,2019年3月11-14日 Koncertsalen,
the Royal Danish Academy of Music
1881年デンマーク生まれの知られざる女性作曲家ナンシー・ダルベア。
このアルバムは世界初録音2曲を含む彼女の弦楽四重奏曲全集。裕福な家庭に生まれ、ピアニストを目指すも慢性の腱鞘炎で断念し作曲を始めたダルベアは、音楽愛好家であった夫の理解もありカール・ニールセンに師事、オーケストレーションの腕を磨いて、師匠の曲の手伝いも任されるようになりました。
弦楽四重曲奏 第1番は、ニールセン門下生時代の作品で、1914年にダルベアの自宅で初演した際に、ニールセンも演奏に参加しています。
第2番は1926年にドイツの出版社より出版され海外でも演奏されました。第3番は恩師ニールセンに捧げられています。演奏は2013年に若い奏者たちで結成された北欧音楽を得意とするノルディック弦楽四重奏団。ダルベア作品を温かな極上のサウンドで演奏しています。
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6.220579
(SACD HYBRID)
¥2600
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DREAMSCAPES イェスパー・コッホ:作品集
Dreamscapes ドリームスケープス〜チェロとオーケストラのための(2005-07)
1.I Day-dreaming 白日夢/2.II Lullaby
– interrupted 子守歌—中断された/
3.III Hungarian Dreams ハンガリアン・ドリームズ
Arcadia Lost アルカディア・ロスト〜ヴァイオリンとオーケストラのための(2015-16)
4.I Barcarole 舟歌/5.II Notturno ノットゥルノ/6.
III Pastorale パストラール
Lonesome ロンサム〜クラリネット、弦楽、ハープとパーカッションのための(2010-13)
7.Largo – Allegro con brio –
Valse lente – Allegro con brio –
Allegrocapriccioso– Allegro furioso-Largo
世界初録音 |
ミカエラ・フカコヴァ(チェロ)、ヨン・クルセ(クラリネット)、
エウジェン・ティチンデレアヌ(ヴァイオリン)、
ジャスティン・ブラウン(指揮)、オーデンセ交響楽団 |
録音 2017年11月6-10日 Carl Nielsen Salen,
Odense Koncerthus
デンマークの作曲家、イェスパー・コッホは、1992年、25歳の若さで国際作曲賞であるインターナショナル・ロストラム・オブ・コンポーザーズで優勝(エサ=ペッカ・サロネンと同時受賞)。
器楽曲、交響曲を中心に、メロディアスで、調性感のある響きを多用し、郷愁に満ちた失われた夢の世界をテーマに多くの作品を生み出しています。
コッホが長年パートナーとして共演しているオーデンセ響と、3曲の協奏曲をそれぞれ献呈されたソリストたちによる演奏は、ファンタジーとリアリティーが絶妙にブレンドされた世界に導いてくれることでしょう。
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MUSIQUE EN WALLONIE
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ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953):声楽作品集 |
サラ・デフリース(ソプラノ)
クレイグ・ホワイト(ピアノ) |
6つの歌 Op.25
1.Lys-Chrysanthemes 菊の花
世界初録音/
2.Apres un reve 夢のあとに/
3.Ferveur printaniere 春の熱狂/4.Chanson
roumaine ルーマニアの歌/
5.Chanson d'automne 秋の歌/6.Bal de
fleurs 花の舞踏会 /
アルマン・シルヴェストリの詩による7つの歌
世界初録音
7.Reveries 黙想/8.En avril 4月に/9.Mignonne
かわいい/
10.Les etoiles effarouchees おびえた星/
11.Voici que les grands lis 大きなゆりの花/
12.Pourquoi? なぜ?/13.Bonsoir こんばんは/
6つの円熟の歌
14.Dans son ecrin その場合/15.Paix 平和/
16.Ninon ニノン
世界初録音/
17.Entrevisions 仄かなる幻/18.Si tu
me quittes un jour いつか私を離れるなら/
19.Rouge 赤/
20.Les Malhureux 不幸
世界初録音 |
録音 2019年4月 Flagey, Bruxelles, Belgique
ベルギーのオルガニスト、作曲家ジョゼフ・ジョンゲン。幼いころから楽才を発揮、13歳で作曲を始め、24歳の時にベルギー王室主宰の「ローマ賞」を獲得。作曲家、教師として活躍を始めました。数多くの作品を残しましたが、現在ではオルガン曲や室内楽曲が良く知られています。
歌曲も数多く手掛けており、2016年にはソプラノ歌手、サラ・デフリースが、ジョンゲンの私的な資料から未公開の歌曲を20曲以上発掘し「アルマン・シルヴェストリの詩による7つの歌」などの世界初録音を含むその何曲かをこのアルバムで披露しています。サラ・デフリースとイギリスのピアニスト、グレイグ・ホワイトによる繊細で美しい歌の数々は、器楽曲とは違ったジョンゲンの世界を存分に楽しめます。
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MUSO
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RENOUVEAU 新しい時フランスの「歌曲集」-声とギターのための
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
1.われらの愛 Op.23-2(1879)/2.祈りながら(1890)/
3.秘密 Op.23-3(1881)/4.夢のあとに Op.7-1(1877)
デオダ・ド・セヴラック(1872-1921):
5.新しい時(1898)/6.12の歌曲-第2番 雪模様(1903)/
7.12の歌曲-第3番 夢(1901)/8.哀しき風景(1901)
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937): 9.子守歌
イ長調 Op.31-9(1914)-ギター独奏のための
レイナルド・アーン(1874-1947):
10.歌曲集「灰色の雲」-第5番 恍惚の時(1892)/
11.20の歌曲集 第1集-第5番 恋される人(1892)/
12.20の歌曲集 第2集-第14番 クロリスに(1916)/
13.20の歌曲集 第1集-第11番 艶なる宴(1891)
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
14.美しき夕暮れ(1891)/15.移り気で 悩める魂(ロマンス)(1891)/16.感傷的な風景(1883)/
17.角笛の音は森へ向かって悲しげに響く(1891)/18.お告げの鐘(1891)
19.マヌエル・ド・ファリャ(1876-1946):ドビュッシーへのオマージュ(1920)-ギター独奏のための/
20.セヴラック:サン=クルーの女船頭たちのヴォードヴィル(1905)/
21.エリック・サティ(1866-1925):エンパイア劇場のプリマドンナ(1904) |
マテュー・ヴァルヌランによる歌とギターのための編曲‛&1-13,21,21
ティルマン・ホップストックによる歌とギターのための編曲‛&14-19
デュオ・ヴァルヌランステファニー・ヴァルヌラン(ソプラノ)
マチュー・ヴァルヌラン(ギター‛&ジャスパー・センダー:2018年製/弦:サバレス) |
録音 2019年2月21-24日 クロード・ジョゼフ・ボネ礼拝堂跡、ジュジュリュ、フランス
もともとは"ピアノと歌"のために書かれたフランス近代のさまざまな「la
mélodie=歌曲」を"ギターと歌"に置き換えたアルバム。
洗練された表情を持つ作品が、ギターの繊細なタッチを得ることで更に魅力的な表情を加え、詩と音楽の融合が一層深まるかのようです。フォーレやアーン、ドビュッシーなどの有名曲や、あまり知られていないセヴラックの歌曲に、ヴィエルヌとファリャのギター独奏曲を加え、最後はサティの「エンパイア劇場のプリマドンナ」で締めくくるという洒落た選曲は、長年に渡ってこれらのレパートリーを追求するデュオ・ヴァルヌランならではのプログラム。
姉と弟による親密な演奏は、これらの歌に魅力的な輝きを与えています。
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RESONUS
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ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):フルート協奏曲集
協奏曲イ短調 QV5:236
1. Allegro di molto ma con Spirito/2.
Andantino/
3. Piu tosto Moderato ma Gustoso協奏曲ヘ長調 QV5:162/4.Allegro/
5.Amoroso, ma non lento/6.Vivace協奏曲ト長調 QV5:178/7.Allegro/
8.Andante un poco/9.Allegro di molto協奏曲ホ短調 QV5:116/
10.Cantabile e frizzante (con sordini) |
エリジウム・アンサンブル
【メンバー】
グレッグ・ディクマンス(バロック・フルート)、ルチンダ・ムーン(バロック・ヴァイオリン1)、
ナタリア・ハーヴェイ(バロック・ヴァイオリン2)、クリスティアン・リード(ヴィオラ)、
ジョセフィーネ・ヴァインズ(チェロ)、ルース・ウィルキンソン(ヴィオローネ)、サマンサ・コーエン(テオルボ) |
録音 2018年終盤-2019年初旬 St Joseph's
Church, Malvern (Melbourne, Australia)
これまでのボワモルティエやテレマン作品で高い評価を得た「エリジウム・アンサンブル」。
アンサンブルの主宰者であるフルート奏者グレッグ・ディクマンスが独奏を務めるクヴァンツの協奏曲集の登場です。
クヴァンツはプロイセンのフリードリヒ大王のフルート教師として名声を獲得し、膨大な数のフルート協奏曲を作曲、そのほとんどがフリードリヒ大王の宮廷で演奏されたという恵まれた存在でした。
また1752年に出版した教則本「フルート奏法の試論」は後世に大きな影響を与えました。
このアルバムではディクマンスと、ヴァイオリンのルチンダ・ムーンがイニシアティヴを執り、クヴァンツの工芸細工のような作品に新たな命を吹き込んでいます。
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In No Strange Land
イン・ノー・ストレンジ・ランドマーティン・バッシー(1958-):
合唱作品集 |
Sonoro(ヴォーカル・アンサンブル)
マイケル・ヒギンズ(オルガン)
ニール・フェリス(指揮) |
1.Children of light チルドレン・オブ・ライト/2.Whitsunday
聖霊降臨祭/3.Swet Jesus/
4.Jesus, pro me perforates イエス、千歳の岩よ/5.The
Burning babe 燃える嬰児/
6.Desideratum 切実な要求/7.The Jesse
Tree エッサイの木/8.Balulalow 子守歌/
9.Where is this stupendous stranger?/10.The
Praises of St. Francis 聖フランシスコの賛美/
11.Del Nacimiento キリストの降誕/12.Que
se Ilamaba Maria/
13.Song of the Nuns of Chester チェスターの修道女の歌
Three Motets 3つのモテット
14.Ave Maria アヴェ・マリア/15.The
Evening Hymn of King Charles I チャールズ一世の夕べの賛歌/
16.In No Strange Land イン・ノー・ストレンジ・ランド/
17.The Breaking of Bread ザ・ブレイキング・オブ・ブレッド(聖餐式)/
18.Christ is the morning star キリストは明けの明星 |
録音日 不明
1958年、ロンドン生まれの現代作曲家のマーティン・バッシーの合唱曲集。
バッシ—は、ケンブリッジ大学のキングス・カレッジで音楽を学び、合唱に強いこだわりを持つ作曲家です。指揮者、歌手、教育者としても活動、25年以上に渡りチェスター・バッハ・シンガーズの音楽監督やマンチェスター大学で声楽の講師を務めています。
このアルバムでは、2016年に創設されたロンドンのヴォーカル・コンソート「SONORO」がバッシー作品を高らかに歌い上げました。
指揮はアンサンブルの創設者ニール・フェリスが担い、マイケル・ヒギンスがオルガンを担当、世界初録音となる各々の作品を色彩豊かに、美しい響きで魅惑的に描き出しています。
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RESONUS(INVENTA)
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Handel Uncaged
ヘンデル(1685-1759):カウンターテナーのためのカンタータ集
1-5.Udite il mio consiglio 俺の忠告を聞け
HWV172
*ローマ版 世界初録音
6-10.Stanco di piu soffrire 悩みに疲れ HWV167a
11-15 Figli del mesto cor 打ちひしがれた心の子ら
HWV112
16-43 Amore Uccellatore 「愛の神、鳥刺しになる」〜
愛の神は望んだ/愛の神が見てHWV176/175 *世界初録音 |
ローレンス・ザッツォ (カウンターテナー)
ジョナサン・マンソン
(チェロ&ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンドリュー・マジンリー
(テオルボ&ギター)
ギジェルモ・ブラケッタ(チェンバロ) |
ヘンデルが訪れた当時のイタリアは、オラトリオや教会音楽が盛んでした。ここで初めてイタリア人歌手の素晴らしさに触れたヘンデルは、このアルバムタイトル「Handel
Uncaged(解放されたヘンデル)」の通り、あらゆる声楽的な実験を行うかのようなイタリア語によるカンタータを作曲し始めました。
このアルバムでは、アメリカ出身のカウンターテナー、ローレンス・ザッツォが"アルトのためのカンタータ"を厳選。未出版作品である10のアリアからなる「愛の神、鳥刺しになる」と「俺の忠告を聞け」HWV172(ローマ版)の世界初録音を収録しています。
ザッツォは英国王立音楽大学在学中にブリテンの「夏の世の夢」のオベロン役でデビュー、ロイヤル・オペラ、MET、ウィーン国立歌劇場、モネ劇場など主要なオペラハウスで活躍する、端正でまろやかな声の持ち主。
本作では、古楽界で名を馳せるチェリスト、マンソンをはじめとした奏者たちと素晴らしい演奏を披露しています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ALTUS
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ALT 417/9
(3CD)
¥5700 →\5290
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リヒター伝説の東京公演、不滅の『マタイ』
カール・リヒター 来日ライヴ1969
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244 |
ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
マルガ・へフゲン(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
キート・エンゲン(バス)
ペーター・ファン・デア・ビルト(バス)
カール・リヒター(指揮)
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団 |
天才のみが生む感動 —吉田秀和(1969年5月16日 朝日新聞夕刊
演奏会評より)
年末の大注目盤!バッハの伝道師、カール・リヒターの超絶名演3
タイトル!69年来日ライヴ&79年ノートルダム・ライヴ、一挙発売!全品ステレオ!!
天才リヒター伝説の東京公演。手兵を引き連れ初来日で聴かせた不滅の『マタイ』。NHK
オリジナル音源より新マスタリングで復活!
ライヴ録音:1969年5月5日/東京文化会館(ステレオ)/国内プレス、日本語帯・解説・歌詞対訳付
NHK が収録していた1969年リヒター初来日時のライヴ。96年の発売盤以降リリースがなく、入手困難だった貴重音源です。このたび復刻に際しALTUSが入念にリマスターを施し、最高水準の音質で商品化いたしました。バッハの大家リヒターの圧倒的な世界がこれまでにない精度で広がる感動の逸品です。
リヒターと言えば58年スタジオ録音の『マタイ』が超名盤として君臨していますが、ライヴのリヒターもぜひ聴いて頂きたいです。重厚巨大な響きによる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演です。冒頭合唱での深く重いバスの保続音と壮大無比な世界観から既にバッハの化身と化したリヒターの独壇場。「バラバを!」の減七和音は恐るべき凄まじさ。「本当に、この人は神の子であった」のくだりも鳥肌が止まらない、時代を超越した美しさの極致です。
「バッハ解釈者としてのリヒターの名を不滅のものとした、アルヒーフ・レーベルでのセッション録音(1958年)の、新即物主義的な峻厳そのものの解釈と生々しい響きの演奏にくらべて、より響きがやわらかなレガートで進行も自然、波うつように大きな呼吸と感興がある。」(山崎浩太郎氏の解説より)
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ALT 420/1
(2CD)
¥3600 →\3290
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リヒター伝説の東京公演、不滅の『ロ短調ミサ』
カール・リヒター 来日ライヴ1969
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232 |
ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
マルガ・へフゲン(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
エルンスト=ゲロルト・シュラム(バス)
カール・リヒター(指揮)
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団 |
天才リヒター伝説の東京公演。手兵を引き連れ初来日で聴かせた不滅の『ロ短調ミサ』。NHK
オリジナル音源より新マスタリングで復活!
ライヴ録音:1969年5月9日/東京文化会館(ステレオ)/国内プレス、日本語帯・解説・歌詞対訳付
NHKが収録していた1969年リヒター初来日時のライヴ。96年の発売盤以降リリースがなく、入手困難だった貴重音源です。このたび復刻に際しALTUSが入念にリマスターを施し、最高水準の音質で商品化いたしました。バッハの大家リヒターの圧倒的な世界がこれまでにない精度で広がる感動の逸品です。
バッハの最高傑作とも呼ばれる『ミサ曲 ロ短調』。誰もが知るリヒターの名盤と言えば61年のスタジオ録音盤ですが、このライヴも聴き逃してはなりません。峻厳な威容からくる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演です。切れ味鋭い「キリエ」、観念的な恐怖が襲ってくる「クルチフィクスス」、突き抜ける輝かしいラッパ、ゆったりと感動的な終曲フーガなどどこをとってもリヒターの熱い共感がぎっしりと詰まっています。
「バッハ解釈者としてのリヒターの名を不滅のものとした、アルヒーフ・レーベルでのセッション録音(1961年)の、新即物主義的な峻厳そのものの解釈と生々しい響きの演奏にくらべて、より響きがやわらかなレガートで進行も自然、波うつように大きな呼吸と感興がある。」(山崎浩太郎氏の解説より)
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ALT 422/3
(2CD)
¥3100 →\2890
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カール・リヒター ノートルダム大聖堂ライヴ1979
J.S.バッハ:オルガン作品集
[CD1]
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV530
前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
[CD2]
幻想曲 ト長調 BWV572
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
前奏曲とフーガ ロ短調 より前奏曲 BWV544/1 |
カール・リヒター(オルガン) |
晩年リヒター、力みなぎる渾身のバッハ!ノートルダム大聖堂に轟く圧倒的音響。聴衆を熱狂の渦に巻き込む超絶名演、初CD
化!
ライヴ録音:1979年5月28日/ノートルダム大聖堂(ステレオ)/国内プレス、日本語帯・解説付、初CD
化
INA(フランス国立視聴覚研究所)に保管されていた超お宝音源をALTUS
がリマスターして初CD 化!
巨匠リヒター晩年のノートルダム・ライヴです。曲はもちろんバッハの名作目白押し、楔のフーガありパッサカリアあり大フーガありの重厚プログラム。
演奏も素晴らしく、これぞリヒター!と叫びたくなるような大演奏。圧倒的な緊迫感と強靭な構築力を持ちながら、ロマンティックな盛り上がりすら感じられる豊穣な演奏。どこまでも続く確信に満ちた終結和音には心が震えます。
昨今こういった演奏をする人は見かけなくなりましたが、これは間違いなくバッハの音楽であると誰もが思うはず。聴衆の反応も熱狂的で、割れんばかりの拍手が鳴り響くアンコールは強烈です。
「ノートルダム大聖堂の大オルガンは、13世紀に初めて設置。20世紀に入ってからも、さらなる改修が重ねられ、109ストップと約8000本ものパイプを擁する、世界を代表する壮麗な銘器に。
大聖堂着工から850周年となる2013年には、演奏台を一新し、パイプも清掃されて、本来のクリアな響きを取り戻した。
しかし、そんな矢先、2019年4月15日に大聖堂で大規模な火災が発生。大オルガンも燃え落ちたと一時は伝わったが、事故から10日後になり、奇跡的に無事であることが判明した。現在は解体して別の場所に運ばれ、メンテナンス作業が進められているという。」(寺西肇氏の解説より)
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HMF
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1956年アルジェリア生まれのフランスの指揮者ペレス率いる「アンサンブル・オルガヌム」のタイトル続々復活!
作曲当時の状況を徹底的に研究し、作曲当時の手法で演奏する奏法により、各地に残る聖歌などの宗教音楽の一連の録音で高く評価されています。
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「カントゥス・プラヌス」
〜18世紀フランスのオーセール大聖堂における
(1)預言者、福音書家ヨハネをたたえて
(2)大地の恵みの収穫を感謝して |
マルセル・ペレス(指揮)
アンサンブル・オルガヌム |
フランスの教会の典礼音楽
録音:1989年9月
ブルゴーニュの都市、オーセールの町にそびえるゴシック建築のオーセール大聖堂は、ロマネスク様式の華麗さや装飾を一切排除した、荘厳な聖堂です。
ここに残されている聖歌は、ローマ教会のものとはまったく異なる、ガリア(フランス)の教会の伝統や性格を明確に打ち出すことを目指す動き「ガリシズム」の完璧な例となっています。
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シトー修道会の聖歌〜12世紀のモノディー |
マルセル・ペレス(指揮)
アンサンブル・オルガヌム |
キリストの昇天:行列聖歌の応唱
洗礼者ヨハネ:日中のミサ〜アレルヤ唱「神に遣された者」
洗礼者ヨハネ:大ミサ〜アレルヤ唱「女から生まれた者の中で」
クリスマスの朝課:第4の応唱「神は私たちを愛されるゆえ」
聖母被昇天の祝日の朝課:第4の応唱「エルサレムの娘たちよ」
聖ベルナール祭の朝課の応唱集:
第1の応唱「聖なる者の最初の徳」,第2の応唱「あり余るほど備わった徳」,第4の応唱「神を畏れ敬い」,
第5の応唱「ここちよい香りの百合」,第6の応唱「聖なる者は主より授り」,第8の応唱「永遠の誓約」,
第9の応唱「彼はオリーヴの木のように」,第12の応唱「主は彼の聖徳を認められた」 |
12世紀の僧が聴いたであろう響き
録音:1991年9月、フォンフロワド修道院
シトー派の聖歌の素晴らしさをもっと研究するために、ペレスはシトー派の修道院をいくつか訪ねました。
その一つであるフォンフロワド修道院(このCD
もここで収録された)は、建物の音響が、単声でも素晴らしくよく響き、独自の不思議なハーモニーを生み出すことに着目しました。礼拝や祈祷で、僧たちが耳にしたであろう響きまでをも研究しての演奏は、私達をまさに時空を越えた旅へといざなってくれます。
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13世紀の貴重な手稿譜の作品、グラドゥアーレ
エレノア・オブ・ブリタニーのグラドゥアーレ
〜13,14世紀の単聖歌とポリフォニー |
マルセル・ペレス(指揮)
アンサンブル・オルガヌム |
13世紀から伝わる貴重な手稿譜
録音:1991年11月
常に研究を怠らないペレス、ここでは13世紀の貴重な手稿譜の作品を録音。エレノア・オブ・ブリタニーが過ごしたフォントヴロー修道院に伝わるグラドゥアーレです。
中世の音楽に対して私達がもっているイメージを大きく覆すような、大胆な音楽が展開されています。
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コルシカに伝わる聖歌、ペレスらが蘇らせた伝説の名盤
コルシカ島の聖歌
〜17世紀と18世紀のフランチェスコ会の写本による |
マルセル・ペレス(指揮)
アンサンブル・オルガヌム |
地中海に伝わった豊かな聖歌
録音:1993年11月
1993年録音。すでに教会では演奏されなくなり、口頭伝承と不完全なかたちの写本のみによって伝えられていたコルシカに伝わる聖歌を、ペレスらが蘇らせた伝説の名盤。地中海の人々によって歌い継がれていた豊かな音楽世界に驚かされます。
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中世スペインのカトリック聖歌集
モサラベ聖歌〜スペイン中世キリスト教聖歌集 |
マルセル・ペレス(指揮)
アンサンブル・オルガヌム |
中世スペインのカトリック音楽
録音:1994年5月
中世スペインのカトリック聖歌集。グレゴリオ聖歌とは違った特色があり、音楽史的にも重要なジャンルです。
シスネロスが編纂した合唱作品集からペレスが選りすぐった1枚です。
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12世紀の間にわたってヨーロッパのスタンダードだった
ローマ教会の聖歌
ローマ教会の聖歌 復活祭の日曜日の晩課 |
マルセル・ペレス(指揮)
アンサンブル・オルガヌム |
12世紀の間にわたってヨーロッパのスタンダードだった聖歌
録音:1996年11月
長年にわたってヨーロッパのスタンダードであった聖歌、ローマ教会の聖歌。ここでは復活祭の日曜日の晩課の音楽がおさめられていますが、その豊かで圧倒的な威厳に満ちた世界に驚かされます。
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SPECTRUM SOUND
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CDSMBA 038
(4CD+ボーナスCD)
¥4900 →\4590
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「偉大なる指揮者たち」
ライナー、マルケヴィチ、クレツキ、バーンスタイン、カイルベルト、セル
CD 1(LP restoration 24bit/192kHz remastering)
●ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調
Op.60 初CD 化
●ハイドン:交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104 初CD
化
フリッツ・ライナー(指揮)、シカゴ交響楽団
録音:1957年9月/シカゴ(ライヴ/モノラル)
使用音源:Special Edition Prepared
Exclusively for WFMT Radio /
Chicago Symphony Radiothon 13 CS
088 Not for sale 1st pressing LP |
CD 2
●マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)、フランス国立管弦楽団
録音:1967年6月21日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ/ステレオ)
音源:INA archives
●ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」 初CD
化
パウル・クレツキ(指揮)、フランス国立管弦楽団
録音:1960年5月3日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ/ステレオ)
音源:INA archives |
CD 3
●チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調「悲愴」
Op.74 初CD 化
レナード・バーンスタイン(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1957 年3月30日/ニューヨーク(ライヴ/モノラル)
音源:オープンリール・テープ復刻 |
CD 4
●ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調(ノヴァーク版)
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)、バンベルク交響楽団
録音:1962年/ドイツ(放送用セッション/モノラル)
音源:オープンリール・テープ復刻 |
ボーナスCD
●モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.
550
●ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ジョージ・セル(指揮)、北ドイツ放送交響楽団
録音:1959年5月25日/ムジークハレ、ハンブルク(放送用セッション/モノラル)
音源:オープンリール・テープ復刻 |
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完全限定盤。初CD 化を含むSpectrum Soundレーベルが丁寧に復刻した貴重音源。ライナー、マルケヴィチ、クレツキ、バーンスタイン、カイルベルト、セルの名演集
丁寧な復刻で定評のあるSpectrum Sound レーベル。
当セットはフランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源と当レーベルが保有するオープンリール・テープからの復刻で構成されている名指揮者ライナー、マルケヴィチ、クレツキ、バーンスタイン、カイルベルト、セルの録音集です。ここに生々しく蘇った名演をお楽しみください。
当セットのボーナスCD は不織布に入れられた形でジュエルケースに封入されております。
完全限定盤。
日本語解説は付きません。
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CDSMBA 039
(4CD)
¥4900 →\4590
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「偉大なるチェロ奏者たち」
ラドゥ・アルドゥレス、エンリコ・マイナルディ、
ピエール・フルニエ、ヤーノシュ・シュタルケル、
CD 1
「ラドゥ・アルドゥレス−ルーマニア・ラジオ放送協会アーカイヴ」
(1)サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1番
ハ短調 Op.32
(2)ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ
ニ短調 Op.40
(3)モーツァルト:ガヴォット
(4)フォーレ:エレジー
(5)ドヴォルザーク:「我が母の教えたまいし歌」
録音:(1)(2)(5)1960年、(4)1961年、(3)1962年/
ルーマニア・ラジオ放送内スタジオ(放送用セッション/モノラル)
音源:オープンリール・テープ復刻 |
CD 2
●ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
イ短調 Op.102 初CD 化
エディト・パイネマン(ヴァイオリン)、エンリコ・マイナルディ(チェロ)、
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)、南西ドイツ放送交響楽団
録音:1963 年12月6日/ドイツ(放送用セッション/モノラル)
音源:オープンリール・テープ復刻
●ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
ピエール・フルニエ(チェロ)、エルネスト・アンセルメ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1956年11月14日/スイス(放送用セッション/モノラル)
音源:オープンリール・テープ復刻 |
CD 3
●J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調
BWV1008
●カサド:無伴奏チェロ組曲
●ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番
イ長調 Op.69
●バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)、アラン・プラネス(ピアノ)
録音:1983年11月18日/スタジオ104、パリ(ライヴ/ステレオ)
音源:INA archives
●コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8 初CD
化
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
録音:1987年3月9日/シャンゼリゼ劇場内ホール(ライヴ/ステレオ)
音源:INA archives |
CD 4
●J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番
ニ長調 BWV1012 初CD 化
ピエール・フルニエ(チェロ)
録音:1961 年4月19日(ライヴ/モノラル)
音源:オープンリール・テープ復刻 |
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完全限定盤。初CD 化を含むSpectrum Soundレーベルが丁寧に復刻した貴重音源。名チェリスト、アルドゥレス、フルニエ、マイナルディ、シュタルケルの名演集
丁寧な復刻で定評のあるSpectrum Sound レーベル。
当セットはフランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源と当レーベルが保有するオープンリール・テープからの復刻で構成されている、名チェリスト、アルドゥレス、フルニエ、マイナルディ、シュタルケルの名演集です。ここに生々しく蘇った名演をお楽しみいただけます。
完全限定盤。
日本語解説は付きません。
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CDSMBA 040
(9CD)
完全限定盤
¥9400 →\8990
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「偉大なる演奏者たち」
フルトヴェングラー、カイルベルト、アバド
ザンデルリング、マルケヴィチ、フェラス、カイルベルト
パウル・ドクトール(ヴィオラ)、アンドレ・コラール(ピアノ)
オイストラフ、トリオ・デ・フランス、ケンプ、ヨッフム
ハスキル、シュタルケル、ロストロポーヴィチ、
フランチェスカッティ、マゼール
大注目の初出音源含む
1980年6月シャンゼリゼ劇場/アバド&フランス国立管/ベートーヴェンの交響曲第7番、
1978年4月パリ・ライヴ/シュタルケル/バッハ無伴奏チェロ組曲第1番&第3番、
1977年6月ラ・ロシェル音楽祭/ロストロポーヴィチ/バッハ無伴奏チェロ組曲第2番、
1961年6月シャンゼリゼ劇場/フランチェスカッティ/ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 |
CD 1
●ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
●ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
Op.56a
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、北ドイツ放送交響楽団
録音:1951年10月27日/ハンブルク(ライヴ)
使用音源:French Wilhelm Furtwangler
Society
SWF 8201 ED 1 MONO LP(Master tapes
from INA archives)(24bit/192kHz LP restoration)
CD 2
●フルトヴェングラー:交響曲第3番 嬰ハ短調(3楽章版)
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956年3月6日(モノラル)
使用音源:Private archives from WFG
(Wilhelm-Furtwängler-Gesellschaft inBerlin)
& rundfunk berlin brandenburg
CD 3&4
●ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調
Op.92 初出音源
クラウディオ・アバド(指揮)、フランス国立管弦楽団
録音:1980年6月28日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ/ライヴ)/使用音源:INA
archives
●ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調
Op.47「革命」
クルト・ザンデルリング(指揮)、ベルリン交響楽団
録音:1966年10月3日/メトロポール劇場、ベルリン(ステレオ/ライヴ)
使用音源:Private archives from Deutsches
Rundfunkarchiv(オープンリール・テープ復刻)
●ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 初CD
化
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)、ロシア国立交響楽団
録音:1960年11月25日/モスクワ音楽院大ホール(モノラル/ライヴ)
使用音源:Melodiya LP M10 47567 005(24bit/192kHz
LP restoration)
CD 5
●ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 Op.61
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)、フランス国立管弦楽団
録音:1967年9月21日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ/ライヴ)/使用音源:INA
archives
●シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
イ短調 D.821 初出音源
パウル・ドクトール(ヴィオラ)、アンドレ・コラール(ピアノ)
録音:1959年11月6日/パリ(モノラル)/使用音源:INA
archives
CD 6
●ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.77
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、シャルル・ブリュック(指揮)
フランス公共放送フィルハーモニー管弦楽団
録音:1967年5月30日/サル・プレイエル(モノラル/ライヴ)/音源:INA
archives
●フォーレ:ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120 初CD
化
トリオ・デ・フランス
【ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)、アンドレ・レヴィ(チェロ)、
ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)】
録音:1960 年1月9日/フランス(モノラル/セッション)/音源:INA
archives
CD 7
●ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調
Op.58
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、オイゲン・ヨッフム(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
録音:1969年10月22日/シャンゼリゼ劇場、パリ(ライヴ)/音源:INA
archives
●ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調
Op.58
クララ・ハスキル(ピアノ)、アンドレ・クリュイタンス(指揮)、フランス国立管弦楽団
録音:1955年12月8日/パリ(モノラル/ライヴ)/音源:INA
archives
CD 8
● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番
ト長調 BWV1007 初出音源
● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番
ハ長調 BWV1009 初出音源
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
録音:1978年4月1日/パリ(ステレオ/ライヴ)/音源:INA
archives
● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番
ニ短調 BWV1008 初出音源
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
録音:1977年6月29日/ラ・ロシェル音楽祭(ステレオ/ライヴ)/音源:INA
archives
CD 9
●ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 Op.61 初出音源
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)、ロリン・マゼール(指揮)、フランス国立管弦楽団
録音:1961年6月18日/シャンゼリゼ劇場(モノラル/ライヴ)
使用音源:INA archives
●シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調
Op.100 D.929より第1&2楽章 初出音源
トリオ・デ・フランス
【ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)、アンドレ・レヴィ(チェロ)、
ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)】
録音:1960年3月6日/ORTFスタジオ、パリ(モノラル/放送用セッション)/使用音源:INA
archives |
アバド、フェラス、フランチェスカッティ、ドクトール、シュタルケル、ロストロポーヴィチの正規初出音源も収録!スペクトラム・サウンド&ベルアーム10周年を記念して完全限定盤が登場!!
スペクトラム・サウンド・レーベルが2019年に10周年を迎えました。その周年を記念してフランス国立視聴覚研究所(INA)提供の音源を中心とした完全限定の9枚組がリリースされます。
今回の完全限定盤には大注目の初出音源が含まれます。
1980年6月シャンゼリゼ劇場におけるアバド&フランス国立管とのベートーヴェンの交響曲第7番、
1978年4月パリにおけるライヴ収録のシュタルケル独奏のバッハ無伴奏チェロ組曲第1番&第3番、
1977年6月ラ・ロシェル音楽祭におけるロストロポーヴィチ独奏のバッハ無伴奏チェロ組曲第2番、
1961年6月シャンゼリゼ劇場におけるフランチェスカッティ独奏のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲
そのどれもがスペクトラム・サウンドの確かな技術でリマスタリングされました。
在庫なくなり次第廃盤となる限定盤です。日本語解説は付きません。
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<メジャー・レーベル>
<LP>

12/12(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
<メジャー・レーベル>
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DG
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4837244
(2CD)
\3400→\3090 |
《ダニエル・ホープ〜ベル・エポック》
《CD 1》
1) ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲Op.21、
2) ドビュッシー:夢想(バズーラ編)、
3) マスネ:タイスの瞑想曲(Knoth編)、
4) R.シュトラウス:明日!Op.27 No.4、
5) シェーンベルク:ノットゥルノ、
エルガー:
6) 朝の歌Op.15 No.2、7) 序奏とアレグロOp.47/
《CD 2》
1) ラフマニノフ:ロマンスOp.6 No.1、
2) シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための小品ニ短調、
3) ツェムリンスキー:セレナード イ長調より第1楽章、
4) ケクラン:4つの小品、
5) フォーレ:アンダンテOp.75、
6) ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ『遺作』、
7) ベルク:私の両眼を閉じてください、
8) エネスク:協奏的即興曲Op.28、
9) フォーレ:初見視奏曲、
10) ジュオン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品、
11) ベルク:『若き日の歌』より「冬」、
12) ブリッジ:小品集より「ロシアのワルツ」、
13) ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女、
14) クライスラー:愛の悲しみ、
15) アーン:クロリスに、
16) ドビュッシー:ミンストレル、
17) ヴェーベルン:4つの小品Op.7 |
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
リーズ・ドゥ・ラ・サール(CD 1: 1)、
サイモン・クロフォード=フィリップス(CD 2)(ピアノ)、
チェン・イバイ(チェロ)(CD 2: 12)、
Jane Berth(CD 1: 3, 5-7)、
Maria Todtenhaupt(CD 1: 4)(ハープ)、
シュテファン・ドール(ホルン)(CD 2: 4)、
モイツァ・エルトマン(ソプラノ)(CD 1: 4)、
チューリヒ室内管弦楽団(CD 1) |
ホープのニュー・アルバムは現代の“ベル・エポック”を再構成
ダニエル・ホープの2枚組ニュー・アルバム『ベル・エポック』では、普仏戦争と第一次世界大戦勃発(1914年)に挟まれた華やかな時期にヨーロッパで生まれた名曲と知られざるレア曲をお楽しみいただけます。
後期ロマン派、印象派と新ウィーン楽派の初期作品が組み合わされ、シェーンベルク、ラフマニノフ、エルガーなどの作曲家による珍しい傑作、そしてマスネの『タイスの瞑想曲』、ドビュッシーの『夢想』、R.シュトラウスの『明日!』などの人気曲が収録されています。
ショーソンのヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲は弦楽オーケストラ版として初録音されました。
【録音】2019年4月30日(CD 2)、7月15日(CD
1)、ベルリン、テルデックス・スタジオ
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4837724
\2300 |
《Andor Izsak〜ルイス・レヴァンドフスキ:18
Liturgical Psalms》
ルイス・レヴァンドフスキ:18 Liturgical
Psalms
1) 詩篇23篇、2) 詩篇25篇、3) 詩篇36篇、4)
詩篇37篇、
5) 詩篇39篇、6) 詩篇42篇、7) 詩篇46篇、8)
詩篇51篇、
9) 詩篇62篇、10) 詩篇65篇、11) 詩篇67篇、12)
詩篇84篇、
13) 詩篇85篇、14) 詩篇90篇、15) 詩篇100篇、16)
詩篇103篇、
17) 詩篇121篇、18) 詩篇134篇 |
Marton Levente Horvath(オルガン)、
ルチア・メジェシ・シュワルツ(メッゾ・ソプラノ)(1-3,
6, 10, 11-13, 16)、
Rozsa Kiss(ソプラノ)(9, 14, 16)、
Viola Thurnay(アルト)(9, 14, 16)、
Gabor Pivarcsi(テノール)(9, 14, 16)、
Szabolcs Hamori(バス)(9, 14, 16)、
Andor Izsak(指揮)
ハンガリー放送合唱団
(合唱指揮:ゾルターン・パド) |
ユダヤの宗教音楽学者でもある指揮者によるユダヤ教の礼拝音楽
ルイス・レヴァンドフスキは、ベルリンのオラニエンブルガー通りのシナゴーグの指揮者、合唱指揮者、オルガニストで、現代のユダヤ教の礼拝音楽のパイオニアでした。
レヴァンドフスキが1879年に作曲した傑作を、1944年にブダペストのユダヤ人街に生まれたオルガニスト兼指揮者Andor
Izsakが初めて全曲録音しました。
彼はヨーロッパで破壊され忘れられた、特にオルガンと合唱のためのユダヤ教の宗教音楽を中心に音楽学者として研究し、ブダペストのドハーニ通りのシナゴーグでオルガニストを務めていた時にこの歴史的な詩篇の歌に出会いました。
この演奏には長い間行方がわからなかった自筆譜を基にIzsakが1994年に出版したものが使用されています。
ドイツ・グラモフォンはこの世界初録音にあたり、ハンガリー政府とHungarian
Radio Art Groupからの多大な援助に感謝の意を表明しています。
【録音】 2019年6月28日、ブダペスト
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<映像>

12/11(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALIA VOX
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AVSA 9936
(2SACD HYBRID)
¥5200 →\4790
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サヴァールのメサイア!
ヘンデル:メサイア(全曲) |
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
ル・コンセール・デ・ナシオン
レイチェル・レドモンド(ソプラノ)
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)
ニコラス・マルロイ(テノール)
マティアス・ヴィンクフレル(バリトン) |
録音:2017年12月18-19日、ヴェルサイユ(フランス)/multichannel
サヴァールがメサイアを録音しました!
そのやわらかな管弦楽の響きは見事。歌唱陣も素晴らしい歌声を聴かせてくれます。すべてが自然であたたかい風合いのメサイアとなっております。
ソリスト陣も充実。スコットランド出身のレイチェル・レドモンド(ソプラノ)はクリスティ主宰の「声の庭」に選ばれた才能の持ち主。ダミアン・ギヨンはBCJ
でもおなじみの名手。
ニコラス・マルロイはリヴァプール出身、ガーディナーとの共演も多いテノール。ミュンヘン出身のマティアス・ヴィンクフレルは1990年生まれ、2014年ザルツブルク・モーツァルト国際コンクールで第1位に輝いた若手注目株です。

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Piae Cantiones(スピリチュアル・ソング集) |
ユートピア室内合唱団
アンドルー・ローレンス=キング(指揮) |
1. Divinum mysterium/2. Iucundare a 3/3.
Iucundare a 4/4. Congaudeat turba fidelium/
5. Angelus emittitur/6. Paranymphus adiens/7.
Laus Virginis Nati sonat/
8. Personent hodie/9. Zachaeus arboris
ascendit/10. Verbum caro factus est/
11. In dulci iubilo/12. Tempus adest floridum/13.
Psallat fidelis concio/
14. Psallat scholarum concio/15. O quam
mundum/16. Ramus virens olivarum/
17. Dies est laeticiae/18. Gaudete/19.
Cedit hiems eminus/20. Omnis mundus iucundetur/
21. Iesu dulcis memoria/22. Resonet in
laudibus/23. Puer natus in Bethlehem |
フィンランドに伝わる珠玉の音楽集、ローレンス=キングが誘う天上の響き
録音:2017年5月26-28日、8月11-13日
アンドルー・ローレンス=キングが今回はハープではなく指揮者として登場。フィンランド(およびスウェーデン)に古より伝わり、1582年にグライフスヴァルトで初めて出版された歌集を録音しました。
テキストはすべて宗教的なテーマを扱ってはいますが、聖歌ではなく、当時の学生たちによって歌い親しまれていたものと考えられています。
旋律のリズムも舞曲を思わせるものから、Gaudete(クリスマス・キャロル)まで、様々なスタイルのものが並びます。
ユートピア室内合唱団は2001年に結成されたフィンランドを代表する声楽グループ。
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BIS
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BIS SA 2394
(SACD HYBRID)
¥2800
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ケルン・アカデミーによるモーツァルトの管弦楽作品集!
モーツァルト:
(1)行進曲 ニ長調 K.249(1776)
(2)セレナード第7番「ハフナー」 ニ長調K.250(1776)
(3)音楽の冗談 K.522(1787) |
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
ケルン・アカデミー |
ウィレンス率いるケルン・アカデミーによる明るく軽やかなモーツァルトの管弦楽作品集!
セッション録音:2018年5月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、85'51"
SACD ハイブリッド盤。
フォルテピアノ奏者、ロナルド・ブラウティハムによるモーツァルトのピアノ協奏曲全曲録音シリーズでもおなじみのマイケル・アレクザンダー・ウィレンス率いるケルン・アカデミー。当ディスクはモーツァルトの管弦楽作品の行進曲
ニ長調 K.249、セレナード第7番「ハフナー」
ニ長調 K.250、音楽の冗談 K.522 を収録しております。
1996年にマイケル・アレクサンダー・ウィレンスによって設立されたケルン・アカデミー。幅広いレパートリーの中でも最も得意とするのがこのモーツァルトです。ここに聴く管弦楽作品も実に軽やか。アンサンブルの響きを大切にし、明るく彩ったモーツァルトを堪能することができます。
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BIS SA 2437
(SACD HYBRID)
¥2800
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シューマン:ピアノ三重奏曲集 Vol.1
(1)ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.63
(2)幻想小曲集 Op.88
(3)ピアノ三重奏曲第2番 ヘ長調 Op.80 |
クングスバッカ・ピアノ三重奏団
【マリン・ブロマン(ヴァイオリン)、
イェスパー・スヴェドベリ(チェロ)、
シモン・クラウフォード=フィリップス
(ピアノ)】 |
名団クングスバッカ・ピアノ三重奏団がシューマンのピアノ三重奏曲の録音を開始!
録音:2018年9月/セントジョージ(ブリストル)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、76'19"
SACD ハイブリッド盤。
1997年創設のクングスバッカ・ピアノ三重奏団がシューマンのピアノ三重奏曲集の録音を開始しました。
当団はメルボルン国際室内楽コンクールで最優秀賞を受賞後、BBC
ラジオに出演しヨーロッパを中心に活躍の場を広げてきました。精緻なアンサンブルが魅力の当団が真正面からとらえたシューマンの演奏には説得力とともに雄弁に語る歌い口も印象的です。
シューマンはヴァイオリン、チェロ、ピアノための三重奏曲として4曲をのこしていますが、ピアノ三重奏曲としては3作品で、残り1曲は「幻想小曲集」と名付けられております。当ディスクにはピアノ三重奏曲第1番、同第2番と幻想小曲集が収録されております。
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BIS SA 2434
(SACD HYBRID)
¥2800
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ニコス・スカルコッタスによる協奏的管弦楽曲集
ニコス・スカルコッタス(1904-1949)
【ヤニス・サンプロヴァラキス編】:
(1)シンフォニエッタ 変ロ長調(1948)
(2)ヴァイオリンとピアノと管弦楽のための協奏曲(1930)
(3)ヴァイオリンと室内オーケストラのための組曲(1929)
(4)「Digenes in his Last Agony」(1935)
(5)2つの行進曲と9つのギリシャ舞曲(1946-47)
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ゲオルギオス・デメルツィス(ヴァイオリン)
ヴァシリス・ヴァルヴァレソス(ピアノ)
アテネ・フィルハーモニー管弦楽団
バイロン・フィデツィス(指揮)
(4)エレフテリオス・ヴェニゼロス
(声/1930年収録の歴史的録音より) |
ギリシャの作曲家ニコス・スカルコッタスによる協奏的管弦楽曲集
録音:(1)2017 年9月、(2)-(3)2018 年2月/アルテミス・マライアラス・ホール(アテネ)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、69'53"
SACD ハイブリッド盤。
BISレーベルが力を注いで世界初録音に取り組んでいるシェーンベルク門下のギリシャの作曲家ニコス・スカルコッタス(1904-1949)。当ディスクにはヴァイオリンやピアノのソロが伴う協奏的管弦楽曲が収録されております。
スカルコッタス自身がヴァイオリニストでもあったため、とりわけヴァイオリン作品には独特の面白さがありますが全作品共通して言えるのが、難技巧が要求されることです。
また当録音で注目のひとつといえるのが「Digenés
in his Last Agony」です。この作品には20 世紀前半、ギリシャを代表する政治家エレフテリオス・ヴェニゼロスの肉声をデジタル編集し当作品に加えております。ギリシャの演奏家がスカルコッタスの作品を全身全霊で演奏しております。
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BIS SA 2404
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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ダウスゴーがベルゲン・フィルとブルックナーの交響曲第6番
ブルックナー:交響曲第6番 イ長調(1879-81)
(I.14'54"+II.16'38"+III.8'04"+IV.12'40"=53'21") |
トーマス・ダウスゴー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団 |
鮮烈なオーケストレーションで現代的感覚満点。ダウスゴーがベルゲン・フィルとブルックナーの交響曲第6番を録音!
セッション録音:2018年6月/グリーグ・ホール、ベルゲン(ノルウェー)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、53'21"
SACD ハイブリッド盤。スウェーデン室内管弦楽団の音楽監督として多くの録音でも知られるデンマークの指揮者トーマス・ダウスゴー。
当アルバムではノルウェーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団を振りブルックナーの交響曲第6
番を録音しました。
ダウスゴーといえば鮮烈なオーケストレーションで現代的感覚満点。一方でピリオド・アプローチも取り入れなど、独自の解釈のもとダイナミックな音楽づくりが魅力です。
大期待のブルックナーでも抜群のセンスでダウスゴーならではの解釈で新鮮な空気を吹き込みます。ベルゲン・フィルの新たな一面をのぞかせる注目のリリースです。

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CLAVES
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50 1912/3
(2CD)
¥4200
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グレゴリオ・ザノン(1980-):ピアノ独奏曲集
CD 1
(1)ソナタB/(2)「1月のある日」/
(3)「永遠の森で」/(4)3つの練習曲「ゴルトベルク」
CD 2
(5)ハイぺリオン/(6)再編小品集 パート1/
(7)再編小品集 パート2/
(8)再編小品集 パート3/(9)アニマ |
(1)-(4)セドリック・ペシャ(ピアノ)
(5)-(9)グレゴリオ・ザノン(ピアノ) |
3つの練習曲「ゴルトベルク」も収録!スイス期待の作曲家ザノンのピアノ独奏曲集
セッション録音:2012年3月、2016年8月、2019年8月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
CD 1 65'21"、CD 2 44'50"、ディジパック仕様
スイス期待の作曲家グレゴリオ・ザノンによるピアノ独奏曲集。ザノンは1980年ジュネーヴ生まれ。ロンドンの王立音楽院を2004年に卒業後、作曲家としてのキャリアをスタート。Claves
レーベルからリリースされている室内楽作品集(50
2606)で注目され、以後ヨーロッパを中心に活躍しております。
このピアノ独奏曲集ではソナタB、「1 月のある日」、「永遠の森で」、3つの練習曲「ゴルトベルク」をセドリック・ペシャが、ハイぺリオン、3つの再編小品集、アニマをザノンによる自作自演で録音しております。
ペシャは1976年フランス人とスイス人の両親のもとに生まれ、ローザンヌ、ジュネーヴ、ベルリンの音楽大学にて研鑽を積みました。ピエール・ローラン・エマール、ダニエル・バレンボイム、クリスティアン・ツァハリスなど世界的なピアニストに師事、またディートリヒ・フィッシャー=ディースカウに声楽の伴奏をそしてアルバン・ベルク四重奏団に室内楽を学びました。
2002年にはアメリカ、ソルト・レイク・シティーで開かれたジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクールにて第1位を受賞し、その後ヨーロッパ、アメリカを中心にコンサート・ツアーで大成功をおさめました。Claves
レーベルからリリースされているデビュー盤のJ.S.バッハでゴルトベルク変奏曲(50
2407)で注目され、以後ソリストとして第1線で活躍しております。
2017年2月にはすみだトリフォニーホールにおけるピアノ・リサイタルにてゴルトベルク変奏曲を演奏。リピートなしで演奏しゴルトベルクの核心に迫りました。そんなペシャがザノン作曲の3つの練習曲「ゴルトベルク」を録音しました。アリアのメロディがパッチワークのように現れる実に興味深い作品です。
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50 1905/6
(2CD)
¥4200
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ブルックナーにも師事した
ジャック=ダルクローズによる
世俗オラトリオ「夜明かし」からの組曲
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950):
世俗オラトリオ「夜明かし」より抜粋〜
4人の独唱、混声合唱と管弦楽のための組曲
(1891-1905) |
ソフィー・グラフ(ソプラノ)
アンニア・ハウグ(アルト)
ヴァレリオ・コンタルド(テノール)
ブノワ・カプ(バス / バリトン)
ル・シャン・サクレ・ジュネーヴ
ジュネーヴ室内管弦楽団
ロマン・マイヨール |
なんと美しく輝かしい旋律。ブルックナーにも師事したジャック=ダルクローズによる世俗オラトリオ「夜明かし」からの組曲
セッション録音:2018年9月/エルネスト・アンセルメ・スタジオ(ジュネーヴ)
CD 1 44'54"、CD 2 39'52"、ディジパック仕様
知られざるスイス・ロマン派の作曲家エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950)。ウィーン音楽院でブルックナーに、パリ音楽院でリュシーにそれぞれ作曲を師事しました。アラビア民族音楽のリズム法に触発され、リトミックを発案したことでも知られます。
ここに収録された作品は4人の独唱、混声合唱と管弦楽のための組曲で世俗オラトリオ「夜明かし」からの抜粋で構成されております。非常に心地よく美しい旋律が魅力的な作品です。
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PROFIL
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異版シリーズを本格開始。
ブルックナー交響曲、シャラー異版シリーズ
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(1891年ウィーン版) |
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ |
ブルックナー交響曲全集録音を完了したシャラーが、異版シリーズを本格開始。
録音:2019年5月26日/レゲンテンバウ・マックス・リットマン・ザール(バート・キッシンゲン)(ライヴ)
ゲルト・シャラーは手兵フィルハーモニー・フェスティヴァと2012年にブルックナーの交響曲第1番1866年リンツ版をリリースしていますが、今回1891年ウィーン版に挑戦。ブルックナーの全交響曲録音を完了したシャラーの次なる挑戦は、各交響曲の異版。
かつてロジェストヴェンスキーの演奏による18種の版のディスクが発売されましたが、シャラーはそれ以上の大企画となる予定です。彼はこの企画が単なるブルックナー専門家向けのマニアックなものでなく、一般音楽ファンにも魅力的で、どの版がお気に入りかを選べる楽しみに満ちているとしています。
交響曲第1番は1866年に作曲され、77年と84年に細部が修正されましたが、交響曲第8番の改訂後の1891年に大幅な改訂が施されました。シャラーによれば音楽自体はさほど違いがないものの、オーケストレーションを後期交響曲のように厚くして重厚さと音響効果を増しているとのこと。
1866年リンツ版のディスクとの音響的違いを際立たせるため、今回はエーブラハ大修道院付属教会ではなくバート・キッシンゲンのレゲンテンバウ、マックス・リットマン・ザールでのコンサートがライヴ録音されました。このホールは各声部を明瞭に引き出す一方、温かみのあるシルクのような音響でロマン派作品に最適、世界最高のホールのひとつであるとシャラーは絶賛しています。
シャラーの大プロジェクトは、来る2024年のブルックナー生誕200周年に向けてのチクルスで、誕生月であるその9月に完成を目指しています。ご期待ください。
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WIGMORE HALL LIVE
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WHLIVE 0094
(2CD)
¥2300
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ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.1
CD1 ピアノ三重奏曲
第2番ト長調Op.1-2/第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」
CD2 ピアノ三重奏曲
第4番変ロ長調Op.11/第6番変ホ長調Op.70-2
録音:2015年12月2日、ウィグモアホール、ロンドン(ライヴ) |
アトス・トリオ
【アネッテ・フォン・ヘーン(ヴァイオリン)、
シュテファン・ハイネマイヤー(チェロ)、
トーマス・ホッペ(ピアノ)】 |
WHLIVE 0095
(2CD)
¥2300
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ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.2
CD1 ピアノ三重奏曲
第1番変ホ長調Op.1-1/第3番ハ短調Op.1-3
CD2
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」
録音:2016年3月6日、ウィグモアホール、ロンドン(ライヴ) |
実力派のアトス・トリオによるウィグモアホールで評判を呼んだベートーヴェン・ピアノトリオ・チクルスがCDで登場!
2003年にベルリンで結成されたアトス・トリオ。これまでにイラン・グロニッチ、メナヘム・プレスラー、アルバンベルク四重奏団のもとで学び、ドイツ音楽コンクール、メルボルン国際室内楽コンクール、そしてカーリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン国際トリオ賞を受賞した実力派トリオ。
このCD は、ウィグモアホールで行った、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲演奏会の録音で、演奏会は評論家の間でも高く評価され、評判を呼んだシリースとなっています。
アネッテ・フォン・ヘーンは、ウィーンの楽器製作者ユリア・パシュの楽器(2016年製)、シュテファン・ハイネマイヤーのチェロはイギリスの製作者トマス・ケネディ(1810年製)の楽器を使用しています。
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WHLIVE 0092
(2CD)
¥2300
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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集Vol.5
CD1 弦楽四重奏曲
第5番イ長調 Op.18-5/第9番ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキー第番」
CD2
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
録音:2015年1月10日、ウィグモアホール、ロンドン(ライヴ) |
エリアス弦楽四重奏団
【サラ・ビトルロック(ヴァイオリン)、
ドナルド・グラント(ヴァイオリン)、
マーティン・セイヴィング(ヴィオラ)、
マリー・ビトルロック(チェロ)】 |
WHLIVE 0093
(2CD)
¥2300
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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集Vol.6
CD1 弦楽四重奏曲
第6番変ロ長調 Op.18-6/第8番ホ短調 Op.59-2『ラズモフスキー第2番』
CD2
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
録音:2015年3月7日、ウィグモアホール、ロンドン(ライヴ) |
若手弦楽四重奏団、エリアスQ の弦楽四重奏曲の至宝ベートーヴェン・チクルス!
1998年に結成された若手カルテット、エリアス弦楽四重奏団。メンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」のドイツ語の呼び名から取られたカルテット名。マンチェスターにあるノーザン国立音楽大学に在籍中に結成され、クリストファー・ローランド博士に師事、ケルンの音楽学校ではアルバンベルク四重奏団にも師事しています。BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれ、2010年にはボレッティ・ブイトーニ・トラスト賞を受賞するなど、新時代のアーティストとして注目を集めています。
2010年9月にウィグモアホールで行われたリサイタルを収録したアルバム(シューマン/
ハイドン:WHLIVE0051)は、CBBC ミュージックマガジンの新人賞に選ばれました。
このアルバムは、エリアス弦楽四重奏団が2012
年以来イギリス全土で行っている、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会を受けて企画されたウィグモアホールでのチクルス。
聴き慣れた楽曲を新鮮に、かつ正統的なアプローチの中にもドラマティックな解釈を取り入れ、ベートーヴェンの音楽性に正面から挑んでいます。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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キング・インターナショナル
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諏訪根自子、パルティータ第2番から、
巌本真理、斎藤秀雄との共演によるオール・バッハ・プログラム!
J.S.バッハ:
(1)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004
(2)2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043 |
(2)諏訪根自子(ヴァイオリン)
巌本真理(第2ヴァイオリン)
斎藤秀雄(指揮)
桐朋学園オーケストラ |
ニッポン放送開局65周年記念。伝説の名演シリーズ第3弾(フジセイテツ・コンサート第2弾)、諏訪根自子幻の放送音源!
諏訪根自子初出音源が驚愕の初出現。十八番のパルティータ第2番から、巌本真理、斎藤秀雄との共演によるドッペル・コンチェルトまでオール・バッハ・プログラム!!
録音:1957年(1)、1957年4月26日(2)/目黒公会堂(公開収録)/MONO、日本語帯・解説付
ニッポン放送の「フジセイテツ・コンサート」シリーズ第2弾は諏訪根自子1957年の公開録音。初めて日の目を見る音源で、当時37歳だった全盛期の天衣無縫かつ端正な演奏を味わえます。
収録の2篇はどちらもバッハ作品で、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番はもちろん全曲。これまで1970年代末のキングレコードのスタジオ録音が知られていますが、この新発見「シャコンヌ」音源も驚きの入魂ぶりで、曲が進むにつれて音楽が白熱して引き込まれます。他の4曲もストイックな表現のなかに熱い情熱を感じさせる名演です。
もうひとつの驚きはバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」の録音が残っていたこと。第2
ヴァイオリンは同門の巌本真理が務め、斎藤秀雄が桐朋学園のオーケストラで伴奏しています。
両独奏者の似ているようで違うニュアンスやフレージングが興味津々。弦楽器に精通した斎藤秀雄ならではの統率力で桐朋学園オーケストラがボルテージの高い伴奏を示しています。
*古い音源を使用しているため、当時の録音技術、テープ劣化によりお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。
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12/10(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
HAENSSLER
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HC 19021
(2CD)
¥4200
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ブルッグラーベによるオラトリオ『ステラ・マリス』
ヘルゲ・ブルッグラーベ(1973-):
オラトリオ『ステラ・マリス』 |
ユリア・イェンチ(朗読)
アレクサンドラ・ブッシュ=ゼクゼル(メゾ・ソプラノ)
オリヴィア・イェレミアス(チェロ)
ハイディ・メルツ(打楽器)
マルクス・エイヒェンラウプ(オルガン)
ヨッヘン・バウアー(クラリネット)
シュパイアー大聖堂声楽アンサンブル
マルクス・メルチオリ(指揮) |
現代作曲家ブルッグラーベによるオラトリオ『ステラ・マリス』、遂に録音。
録音:2018年9月24-26日/シュパイアー大聖堂
主に合唱作品を多く手掛けるドイツの作曲家ヘルゲ・ブルッグラーベによるオラトリオ『ステラ・マリス』が録音されました。この作品は2006年にシャルトル大聖堂の1000
周年記念に作曲されました。
ステラ・マリス(海の星の聖母)とは、聖母マリア、イエス・キリストの母マリアの古来の呼び名です。異邦人に対して旧約のイスラエルを比喩的に"海"
といい、それは海岸線の向こうの人々という意味を持ちました。
ブルッグラーベが実にドラマティックに描いた注目作です。
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ジードラーが歌うR.シュトラウス&ワーグナー歌曲集 |
ゲルハルト・ジーゲル(テノール)
ガブリエル・ドブナー(ピアノ) |
● R.シュトラウス:8 つの歌 Op.10
【1. 献呈/2.何もなく/3. 夜/4.ダリア/5.待ちわびて/
6.もの言わぬ花/7.サフラン/8.
万霊節】
● R.シュトラウス:歌曲集
【ひそやかな誘い Op.27-3/15 ペニヒで
Op.36-2/
ああ悲しい、不幸なる者よ Op.21-4/悪天候
Op.69-5/
私は恋を抱いて Op.32-1/あなたの黒髪を私の頭に広げてください
Op.19-2/
明日! Op.27-4】
●ワーグナー:女声のための5つの詩(ヴェーゼンドンク歌曲集)
【1. 天使/2.止まれ/3.温室にて/4.
悩み/5.夢】 |
ドイツの実力派テノール、ジードラーが歌うR.
シュトラウス&ワーグナー歌曲集
録音:2017年6月&2019年5月/バージニア州ハリソンバーグ、フォーブス・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ・コンサート・ホール/58'36"
1963年生まれのドイツのテノール、ゲルハルト・ジードラーの注目アルバム、R.
シュトラウス&ワーグナー歌曲集がリリースされます。
オーバーバイエルンのトロストベルク出身のジードラーはテノール・ブッフォ、リリック・テノールとしてデッサウ・ザクセン=アンハルト州立劇場でキャリアを積み、ドイツ、ブルガリア、オランダ、スペインで客演を重ねたのち、1998年バイエルン国立歌劇場デビュー。1999年から2006年までニュルンベルク劇場に在籍していましたが、2006年以降は欧米の主要な歌劇場を舞台にフリーランスとして活躍しています。
前作シェーンベルクのブレットル・リーダーをはじめとするアルバム(PH
15032)でもその実力を証明しております。
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ウカシュ・ヴォシ(1967-):フルートとピアノのための作品集
(1)組曲第2番
(2)エルセニョール幻想曲
(3)ソナタ第5番
(4)アニー・ロースのテーマによる幻想曲
(5)ソナタ「メジュゴリェ」 |
クシシュトフ・カチカ(フルート)
タチアナ・チェルニチカ(ピアノ) |
実にロマンティックな作品。ポーランドの作曲家ヴォシによるフルートとピアノのための作品集
録音:2018年8月21-23日/スウェーデン/58'36"
1967年ポーランド生まれの作曲家ウカシュ・ヴォシによるフルートとピアノのための作品集。ヴォシの作品は非常にロマンティックで、近年若いアーティストが積極的にとりあげております。
その中でも母国ポーランドのフルート奏者クシシュトフ・カチカは以前よりヴォシの作品に魅了され演奏してきました。この度満を持しての録音となりました。
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ANAKLASIS
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ポーランドの新レーベル"Anaklasis"始動!
1945年にクラクフで設立された同国最大級の音楽出版社で、主に楽譜やクラシック、ジャズ、映画音楽等の書籍の出版を手がけている「ポーランド音楽出版社(PWM
Edition)」が新たに設立したレーベル「Anaklasis(アナクラシス)」の取り扱いを開始します。
ポーランドの20世紀と21世紀の近現代音楽を中心に、ショパンやモニューシュコなどの同国の大作曲家、さらにはジャズまでをカバーし、ポーランドの音楽や演奏家たちの普及のために設立された要注目のレーベルです。
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BI-ピアノ・リサイタル
ショパン:ポロネーズ変ホ短調 Op.26-2/
クラウゼ:石の音楽/
ショパン:マズルカ イ短調 Op.67-4/
ケージ:水の音楽(ウォーター・ミュージック)/
ショパン:バラード ヘ長調 Op.38/
クラウゼ:手袋の音楽/
ショパン:夜想曲変ホ長調 Op.55-2 |
ジグムント・クラウゼ(ピアノ) |
パリで名教師ナディア・ブーランジェに師事したポーランドのベテラン・コンポーザー=ピアニスト、ジグムント・クラウゼ(1938ᬢ)が繰り出す、ショパン、ケージ、そして自作の音楽が生み出す秩序と混沌の世界。
ジグムント・クラウゼは、ブーレーズの招きによりパリのIRCAMのアーティスティック・コンサルタントや、1987年から1990年にかけては国際現代音楽協会(ISCM)の会長を務めた現代音楽界の大物。
ケージや自作の演奏、解釈はもちろんのこと、ショパンの作品の演奏も、さすがはポーランドの音楽、ピアニストと唸らされる出来栄えです。
※録音:2015年、ウッチ・バツェヴィチ音楽院(ポーランド)
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ローズ・ピアノと弦楽器のための作品集
ノヴァク:アンプリファイド・キーボードと弦楽オーケストラのための《ナニナーナ》
クプチャク:ローズ・ピアノ、弦楽器と電子楽器のための《フルネス》
スタンチク:ローズ・ピアノと弦楽オーケストラのための《デュオ》
クラウゼ:ローズ・ピアノと弦楽オーケストラのための《ロンド》 |
ピオトル・オジェホフスキ
(ローズ・ピアノ)
ティヒ市室内オーケストラ《AUKSO》
マレク・モシュ(指揮) |
アメリカ軍の前線兵士たちの慰安目的、また戦傷軍人が生計を立てるための新たな手段となるよう、ハロルド・ローズによって1940年代に開発されたとされる電気式鍵盤楽器「ローズ・ピアノ」。
アナクラシス(Anaklasis)・レーベルが取り組んだのは、この「ローズ・ピアノ」をソロ楽器とした協奏的作品を集め、レコーディングを行うという壮大な企画!
ジグムント・クラウゼ(1938ᬢ)、スラヴォミール・クプチャク(1979ᬢ)、アレクサンドル・ノヴァク(1979ᬢ)、そしてマルチン・スタンチク(1977)の4人の作曲家たちが2015年から2017年にかけて作曲した新作4作品が、「ローズ・ピアノ」の新たな可能性を広げています。
※録音:2018年6月&2019年6月、カロル・シマノフスキ音楽アカデミー(ポーランド)
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マチェイ・ジエリンスキ:多島海 〜 弦楽のための作品集
弦楽オーケストラのための《シャイニング
II》
ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽オーケストラのための
《バーコード》
アコーディオン、チェロ、打楽器と弦楽オーケストラのための
《アッチェロ・タングエロ》 |
カタルジナ・ドゥダ(ヴァイオリン)
カタルジナ・ブドニク(ヴィオラ)
クラウディウシュ・バラン(アコーディオン)
トマシュ・シュトラール(チェロ)
ジェマ・ローズフィールド(チェロ)
ティヒ市室内オーケストラ《AUKSO》
マレク・モシュ(指揮) |
ワルシャワの名門ショパン音楽大学で学んだ後、ロンドンへと渡り王立音楽院で研鑽を積み、アラン・ブッシュ作曲賞、ジョサイヤ・パーカー作曲賞を受賞。
2011〜2012年シーズンには、ポーランド放送交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスの大任を務めたマチェイ・ジエリンスキ(1971ᬢ)のポートレート・アルバム。エモーショナルなポストモダニズムを掲げているジエリンスキ。その作品は現代音楽の手法を取り入れながらも、旋律的な視点も組み合わせた興味深い作風に仕上がっています。
ポーランド勢の音楽家に加え、レオノーレ・ピアノ・トリオでお馴染みのチェリスト、ジェマ・ローズフィールドの参加もポイントです。
※録音:2019年4月&6月、カロル・シマノフスキ音楽アカデミー(ポーランド)
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DANACORD
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Danacord Records が初めて録音するシューベルトの《冬の旅》
シューベルト:歌曲集 《冬の旅》 D.911 Op.89 |
マティアス・ヘーゼゴー(テノール)
トーヴェ・レンスコウ(ピアノ)
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Danacord Records が初めて録音するシューベルトの《冬の旅》。マティアス・ヘーゼゴー(b.1978)は、王立デンマーク音楽アカデミーとデンマーク・オペラ・アカデミーで学びました。
モンテヴェルディのオルフェオ、《エイシスとガラテア》
のエイシス、《魔笛》 のタミーノ、カール・ニルセンの
《仮面舞踏会》 のレアンダーといったリリックテナーの役で王立デンマーク歌劇場やヨーテボリ歌劇場などのオペラハウスに出演。バッハの
《マタイ受難曲》と 《ヨハネ受難曲》 の福音史家、ヘンデルの
《メサイア》、ハイドンの 《天地創造》 、シューベルトの作品をはじめとする芸術歌曲をコンサートで歌ってきました。
共演のピアニスト、トーヴェ・レンスコウは、オルボーの北ユラン音楽アカデミーとコペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーで長年教え、主に室内楽奏者として活躍。シアベクのピアノ作品全集、ルーズ・ランゴーとオト・モーテンセンのピアノ作品集など、膨大な数の録音でも知られます。
2018年9月、良い雰囲気と素晴らしい音響のためコンチェルト・コペンハーゲンをはじめとする音楽家たちの録音会場に使われているコペンハーゲンのガーニソン教会(要塞教会)で録音セッションが行われました。
※録音:2018年9月24日−27日、ガーニソン教会(コペンハーゲン)
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遊び場 〜 ヘアマン・D・コペル/
ベンヤミン・コペル:ピアノ作品集
ヘアマン・D・コペル(1908−1998):
ピアノ協奏曲第3番 Op.45、
田園詩(ピアノのための)、10のピアノの小品
Op.20
ベンヤミン・コペル(b.1974):
9つの対話の応答(アルト・サクソフォーンとピアノのための) |
リケ・サンベア(ピアノ)
ベンヤミン・コペル(アルト・サクソフォーン)
南ユラン交響楽団
ボー・ホルテン(指揮)
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コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーは、2017年、創設から150周年を迎えました。
これを記念してアカデミーは、創設者のニルス・W・ゲーゼ、カール・ニルセン、ホルムボー、ブレンダール・ベンクトソンをはじめとするアカデミーゆかりの作曲家と演奏家の音楽を集成したアルバムを制作。ブラームスのソロ作品集『奪われた時間』(DACOCD856)をリリースしたリケ・サンベア(b.1977)が新作アルバムで取りあげたヘアマン・D・コペルもそこに加わったひとりです。
コペルは、カール・ニルセンから才能を認められ、作曲家、ピアニストとして活躍、20世紀デンマークの音楽を彩りました。ヘアマンの一家は「コペル・ダイナスティ」とも呼ばれ、弟ユーリウスはヴィオラ奏者、子のアナスは作曲家でポップミュージシャン、娘ローネはソプラノ歌手、孫のニコライはピアニストとしてデビューした後、音楽ジャーナリストとして活動しています。
このアルバムに参加しているサクソフォーン奏者のベンヤミン・コペル(b.1974)も、ヘアマンの孫にあたります。
ヘアマンの 《ピアノ協奏曲第3番》 は、「第1楽章のシンプルなジャズ的主題、第2楽章の信じられないほどの力とドラマ、第3楽章の悪魔の哄笑」にサンベアが「恋に落ちた」と語る作品です。コペルがエーリク・トゥクセン指揮デンマーク国立放送交響楽団(デンマーク国立交響楽団)と共演したアムステルダムのコンセルトヘボウでのライヴ録音(Danacord
DACOCD561)もあり、作曲家のニルス・ヴィゴ・ベンソンは「19世紀のヴィルトゥオーゾ的ピアノ協奏曲の復興」と評しています。
作曲家でもあるボー・ホルテンの指揮する南ユラン交響楽団(南デンマーク・フィルハーモニック)の共演です。《田園詩》
は「リス・ヤコブセン夫人に献呈」されたピアノ・ソロ曲。1933年の
《ピアノの小品》 は、「アンダンティーノ」から「アレグレット(主題と変奏)」の10曲を結ぶためベンヤミン・コペルが作曲した
《9つの対話の応答》が、ベンヤミン自身のアルトサックスとサンベアのピアノによる演奏で挟まれます。
※録音2019年5月8日−10日、アルシオン・コンサートホール(スナボー、デンマーク)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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HUNGAROTON
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HCD 32840/42
(3CD)
¥4500 →\4190
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ザ・マスターズ・コレクション〜ゾルターン・コチシュ
Disc 1
(1)バルトーク:子供のために Sz.42, BB
53より第1巻第16曲、同第17曲、第4巻第26曲、同第27曲
(2)ドビュッシー:チェロ・ソナタ L.135
(3)コダーイ:ソナチネ
(4)バルトーク:コントラスト〜ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための
Sz.111 BB 116
(5)バルトーク:ラプソディ第1番〜チェロとピアノのための
Sz.88 BB 94
(6)バルトーク: 2台のピアノと打楽器のためのソナタSz.110
BB 115
Disc 2
(7)ハイドン:カプリッチョ Hob.XVII:1
(8)モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
(9)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番
ハ短調 K. 457
(10)シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」
イ長調 D.667より第4楽章
(11)モーツァルト:3台のピアノ協奏曲第7番「ロードローン」
ヘ長調 K.242
Disc 3
(12)クルターク:8つの小品 Op.3
(13)ケージ:4つの舞曲「What So Proudly
We Hail」より第1曲、第3曲
(14)バルトーク:交響詩「コシュート」
BB 31 DD 75
(15)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番
遺作 Sz.36 BB 48a
(16)バルトーク:ディヴェルティメント〜弦楽のための
Sz.113 BB 118 |
(2)(3)(5)ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)/
(4)ミクローシュ・セントヘイ(ヴァイオリン)、カールマーン・ベルケス(クラリネット)、
(6)(11)デジュー・ラーンキ(ピアノ)/(6)グスタフ・セール(パーカッション)/
(6)(13)ゾルターン・ラス(パーカッション)/
(10)ガーボル・タカーチ=ナジ(ヴァイオリン)、ガーボル・オルマイ(ヴィオラ)、
アンドラーシュ・フェイエール(チェロ)、フェレンツ・チョントシュ(コントラバス)/
(11)アンドラーシュ・シフ(ピアノ)/(15)バルナバーシュ・ケレメン(ヴァイオリン)、
(11)ハンガリー国立管弦楽団、ヤーノシュ・フェレンチク(指揮)/
(14)-(16)ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、ゾルターン・コチシュ((1)-(13)ピアノ、(14)-(16)指揮) |
ハンガリーの大ピアニスト&指揮者ゾルターン・コチシュ。フンガロトン・レーベルの名録音が3
枚組で登場。
録音:1970年-2008年/Disc 1 74'48"、Disc
2 67'37"、Disc 3 74'09"
2016年11月6日に64歳で歿したハンガリーの大ピアニスト&指揮者のゾルターン・コチシュ。母国ハンガリーのフンガロトン・レーベルの名録音が『ザ・マスターズ・コレクション〜ゾルターン・コチシュ』として3枚組で登場しました。
コチシュは1970年にハンガリー放送が主催したベートーヴェン・ピアノ・コンクールで優勝。以後、ラーンキ、シフとならび「ハンガリー三羽烏」として日本でも絶大な人気を誇りました。
独特な感性と高度なテクニックで鋭い演奏を聴かせてくれたコチシュですが、音楽家としての後年から晩年にかけては指揮者としても成功し、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼指揮者として演奏・録音活動を行ってきました。
コチシュを語るうえでバルトークなくしては語れず、ピアノ作品はもちろんのこと管弦楽曲さらに声楽作品まで数々の名録音を残してきました。
ここにその業績を凝縮した形で1970年から2008年までに録音された代表的な演奏が収録しました。現在廃盤となっているタイトルからの音源も多数なだけに注目のリリースといえましょう。
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HCD 32837/39
(3CD)
¥4500
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ザ・マスターズ・コレクション〜フェレンツ・リスト室内管弦楽団
Disc 1
(1)J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調
BWV1068
(2)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」より「春」
ホ長調Op.8-1 RV 269
(3)ヘンデル:組曲「水上の音楽」第2番
ニ長調 HWV349
(4)ヘンデル:組曲「水上の音楽」第3番
ト長調 HWV350
(5)コレッリ:コンチェルト・グロッソ ヘ長調
Op.6-2
(6)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6
番 変ロ長調 BWV1051
Disc 2
(7)モーツァルト:ディヴェルティメント
ニ長調 D.136
(8)モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調「ジュノーム」
K.271
(9)ハイドン:交響曲第45番 嬰ヘ短調「告別」
Hob.I-45
Disc 3
(10)J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244より第1曲「来たれ、娘たちよ、われとともに嘆け」
(11)バルトーク:弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽
Sz.106 BB 144
(12)アンドラーシュ・セールレーシ(1921-2007):コンチェルトⅢ
(13)ワーグナー:ジークフリート牧歌 |
(1)トランペットアンサンブル・エドワード・H・タール/
(1)(3)(4)ペーテル・ポングラーチ(オーボエ)、ガーボル・ディエネス(オーボエ)、
ラースロー・ハラ(ファゴット)、ミハーイ・カサーシュ(ティンパニ)/
ジュジャ・ペルティシュ((2)-(4)(6)チェンバロ、(11)チェレスタ)/
(3)(4)ラースロー・ツィドラ(リコーダー)、ベーラ・ドラホス(フルート)/
(5)カールマーン・コストヤール(ヴァイオリン)/(5)(6)マーリア・フランク(チェロ)/
(8)デジュー・ラーンキ(ピアノ)/(10)ジュネス・ミュジカルス合唱団、フリジェス・シャンドール(指揮)/
(13)エルヴィン・ルカーチ(指揮)/
フェレンツ・リスト室内管弦楽団、ヤーノシュ・ロッラ((1)(2)(5)独奏ヴァイオリン、(6)ヴィオラ) |
J.S.バッハからハンガリー現代作品まで多彩なレパートリーで魅了。フェレンツ・リスト室内管弦楽団の代表的録音が3枚組で登場。
録音:1976年-1997年/Disc 1 73'51"、Disc
2 68'20"、Disc 3 68'49"
1963年に当時フランツ・リスト音楽院教授を務めていたフリジェス・シャンドールの呼びかけて集まった同学院の学生達によって設立されたフェレンツ・リスト室内管弦楽団。
その名団体がフンガロトン・レーベルに録音してきた選りすぐりの録音を3枚組でリリースしました。
結成当時より基本編成は弦楽アンサンブルですが作品によって管楽器も加わる形をとっている当団は編成の大きな作品でない限り指揮者を置かずに芸術監督も務めるコンサートマスターのヤーノシュ・ロッラのリーダーシップにより演奏を行っています。
非常に精度の高いアンサンブルには定評がありバロックからハンガリーの近現代まで幅広く演奏しております。現在廃盤となっているタイトルからの音源も多数なだけに注目のリリースといえましょう。
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TESTAMENT
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SBT 21323
(2CD)
¥3900 →\3590
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偉大なるヴァイオリニストたち(1900年-1913年の録音集) |
[CD1]
J.S.バッハ:
1. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
ト短調〜プレリュード
2. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番
ロ短調〜「ブーレ」
3. J.ヨアヒム:ロマンス ハ長調
ブラームス:
4. ハンガリー舞曲〜第1番 ト短調 (ヨアヒム編)/
5. ハンガリー舞曲〜第2番 ニ短調(ヨアヒム編)
1.〜5.【演奏】ヨーゼフ・ヨアヒム 【録音】1903年初頭、ベルリン
6. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ホ短調〜フィナーレ/7. ヴュータン:ロンディーノ/
8. シャブリエ:10の絵画風小品〜第10番「スケルツォ=ワルツ」/9.
クライスラー:ウィーン奇想曲
6.〜9.
【演奏】ウジェーヌ・イザイ(ヴァイオリン)、カミーユ・ドクリューズ( ピアノ)
【録音】1912年12月、ニューヨーク
10. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
ホ長調〜「プレリュード」
サラサーテ:
11. 序奏とカプリース= ホタ/12. 序奏とタランテラ
op.43〜「タランテラ」/
13. ミラマール=ソルツィーコ op.42/14.
バスク奇想曲 op.24/
15. ツィゴイネルワイゼン/16. ハバネラ/17.
ザパテアード
18. ショパン( サラサーテ編):夜想曲 変ホ長調
op.9-2
10.〜18.【演奏】パブロ・デ・サラサーテ 【録音】1903年、パリ
19. ヴィエニャフスキ:クヤヴィヤーク「ポーゼンの思い出」
20. チャイコフスキー:カンツォネッタ
(ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 第2楽章より)
21. パデレフスキ:メロディ 変ト長調
19.〜21.【演奏】スタニスラフ・バルツェヴィツ 【録音】1905年、ワルシャワ
[CD2]
1. ヴィエニャフスキ:伝説 ト長調 op.17
1.【演奏】ベルンハルト・デッサウ 【録音】1903年、ベルリン
2. 2つの性格的なマズルカ〜第1番ト長調「オベルタス」
2.【演奏】ポール・ヴィアルドー 【録音】1900年、パリ
3. ロッシーニ(エルンスト編):『オテロ』幻想曲
op.11
4. サラサーテ:スペイン舞曲 ハ長調 op.26
5. ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第5番
嬰ヘ短調
3.〜5.【演奏】アルノルト・ロゼー 【録音】1900年頃/1909年、ウィーン
J.S. バッハ
6.〜7. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
ホ長調〜「ブーレ」と「ジーグ」
6.〜7.【演奏】アンリ・マルトー 【録音】1913年2月14日、パリ
8. 管弦楽組曲第3番 ニ長調〜「G線上のアリア」
9. クライスラー:クープランの様式によるプロヴァンスの朝の歌
10. チャイコフスキー:ハプサールの想い出〜第3番「無言歌」ヘ長調
8.〜10.【演奏】フリッツ・クライスラー 【録音】1903年/1911年11月6日、ロンドン
11. ビゼー:『カルメン』第3幕より「ジプシーの歌」/12.
バッツィーニ:小人の踊り/
13. ヴィエニャフスキ:2つの性格的なマズルカ〜第2番
ニ長調「旅芸人」
11.〜13.【演奏】ヤン・クーベリック 【録音】1903年11月/1911年7月3日、ロンドン
14. ドゥセック(ブルメスター編):メヌエット/15.
ヘンデル(ブルメスター編):メヌエット
14.〜15.【演奏】ウィリー・ブルメスター 【録音】1909年9月27日、ベルリン
16. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
ホ長調〜「ガヴォット」
16.【演奏】ジャック・ティボー 【録音】1904年、パリ
17. リース:組曲第3 番 ト長調〜第5番「無窮動」
17.【演奏】マリー・ホール 【録音】1904年12月21日、ロンドン
18. フバイ:カルメンによる華麗な幻想曲
18.【演奏】フランツ・フォン・ヴェチェイ 【録音】1904年7月15日、ロンドン
19. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
ホ長調〜「プレリュード」
20. ラースロー:ハンガリーの歌
フバイ:
21.チャルダーシュの情景〜第5番「バラトン湖の波の上で」op.33
22. 花の生命〜第5曲「ゼフィール(そよ風)」op.30
19.〜22.【演奏】ヨゼフ・シゲティ 【録音】1908 年9月30日/1909年6月8日/1913
年1月1日、ロンドン
23. シューベルト:12のバガテル〜第9番「蜜蜂」
24. J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調〜「G
線上のアリア」
ヴィエニャフスキ:
25. 2つの性格的なマズルカ〜第1番 ト長調「オベルタス」/
26. マドリガル/27. モスクワの思い出
23.〜27.【演奏】カロル・グレゴロヴィッチ 【録音】1909年12月、モスクワ |
レーベルで再プレス完成!クライスラー、ヨアヒムらの録音集
ヨアヒム、クライスラー、ヴェチェイらの貴重な録音。2012年頃に発売され、その後長期品切れでしたが、レーベルで再プレスが完成しました!
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<国内盤>
299MUSIC
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ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲
(2段鍵盤チェンバロのためのさまざまな変奏を持つアリア) |
長尾洋史(ピアノ) |
長尾洋史 ピアニズム・シリーズ 2か月連続リリース!
長尾洋史 ピアニズム・シリーズ第1弾(1月10日発売) バッハ:ゴルトベルク変奏曲/長尾洋史
録音:2019年8月14-15日 魚沼市小出郷文化会館「大ホール」/72'59"
DXD Recoriding
長尾洋史 ピアニズム・シリーズ第1弾
日本きっての実力派ピアニストが鍵盤音楽の金字塔「ゴルトベルク変奏曲」と真正面から向かい合う。終始充分なまでにコントロールされた演奏に自我はなく、ただあるがままに音楽の真価を伝える。透徹で実直な至誠一貫した演奏こそ、音楽を音楽たらしめる長尾洋史の矜持の表れである。
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クロード・ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集
第1巻&第2巻 |
長尾洋史(ピアノ) |
前奏曲第1巻 (1909-10)
(1)デルフィの舞姫たち/(2)帆(ヴェール)/(3)野を渡る風/(4)音と香りは夕暮れの大気に漂う/
(5)アナカプリの丘/(6)雪の上の足跡/(7)西風の見たもの/(8)亜麻色の髪の乙女/
(9)遮られたセレナード/(10)沈める寺/(11)パックの踊り/(12)ミンストレル
前奏曲第2巻 (1911-13)
(1)霧/(2)枯葉/(3)ヴィーノの門/(4)妖精たちはよい踊り子/(5)ヒースの茂る荒れ地/
(6)奇人ラヴィーヌ将軍/(7)月光に濡れる謁見のテラス/(8)水の精/
(9)ピックウィック卿をたたえて/(10)カノープ/(11)交代する三度/(12)花火 |
長尾洋史 ピアニズム・シリーズ第2弾(2月10日発売) ドビュッシー:前奏曲集 第1巻&第2巻
録音:2019年8月16-17日 魚沼市小出郷文化会館「大ホール」 /74'34'
DXD Recoriding
長尾洋史 ピアニズム・シリーズ第2弾
日本きっての実力派ピアニストが洗練された表現で満たすドビュッシー「前奏曲集」。
磨き抜かれたタッチは卓越した色彩の広がりを創り、素直な流れのなかにも各曲それぞれに輝きを与える。感性と知性が絶妙に綯交じる演奏こそ、音楽を音楽たらしめる長尾洋史の矜持の表れである。
長尾洋史(ピアノ) Hiroshi Nagao, piano
東京藝術大学音楽学部器楽科及び、同大学院修士課程を修了。在学中に安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、米谷治郎の各氏に師事。1995年、エコールノルマル音楽院(パリ)に留学。
NHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など国内主要オーケストラとの共演やソロ・リサイタル、マクサンス・ラリュー(フルート)、ジャン=イヴ・フルモー(サクソフォン)、パーヴェル・ベルマン(ヴァイオリン)など、国内外の管弦楽器奏者とも多数共演。また、国内外を問わず多くの作品の初演、サイトウ・キネン・フェスティバル松本やサントリーホール・サマーフェスティバルなどの音楽祭出演、NHK等のメディア出演など、その活動は多岐にわたっている。
CDは「エボカシオン」「ラヴェル&ドビュッシー」(ライブノーツ)、「メシアン:アーメンの幻影 2台ピアノ」、「リスト&レーガーを弾く」(コジマ録音)のソロのほか、ミシェル・ベッケ(トロンボーン)、ワルター・アウアー(フルート)、加納悦子(メゾソプラノ)らとの共演など多数リリースされ、各紙にて好評を得ている。
透明で芯のある美しい音、緻密で精巧なテクニックの中に、熱くみずみずしい音楽を聴かせることのできる数少ない演奏家である。
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東武レコーディングズ
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TBRCD 0080/89
(10CD)
¥3500+税
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アリアCDでも大ベストセラーとなっていたあの全集が国内盤に
完全限定盤
「4手ピアノによるブルックナー:交響曲全集」 |
ディノ・セクイ(ピアノ)
ゲルハルト・ホッファー(ピアノ) |
ブルックナー:交響曲第0番(アウグスト・ストラダル編)/
録音:2019年9月4日 [14:34][12:57][7:22][11:53]
ブルックナー:交響曲第1番(フェルディナント・レーヴェ編)/
録音:2008年9月4日 [12:44][11:50][6:49][14:15]
ブルックナー:交響曲第2番(ヨーゼフ・シャルク編)/
録音:2009年9月4日ライヴ [18:38][13:04][7:08][12:46]
ブルックナー:交響曲第3番(グスタフ・マーラー編)/
録音:2010年9月4日 [22:22][15:56][7:02][13:20]
ブルックナー:交響曲第4番(フェルディナント・レーヴェ編)/
録音:2012年9月4日 [18:47][16:05][10:46][20:09]
ブルックナー:交響曲第5番(オットー・ジンガー2世編)/
録音:2013年9月4日 [21:48][18:45][10:28][20:04]
ブルックナー:交響曲第6番(ヨーゼフ・シャルク編)/
録音:2014年9月4日 [17:02][15:31][8:29][13:57]
ブルックナー:交響曲第7番(ヨーゼフ、フランツ・シャルク編)/
録音:2016年9月4日 [20:07][21:56][10:18][12:50]
ブルックナー:交響曲第8番(ヨーゼフ・シャルク編)/
録音:2017年9月4日 [14:43][14:55][26:22][22:12]
ブルックナー:交響曲第9番(ヨーゼフ・シャルク、フェルディナント・レーヴェ編)/
録音:2018年9月4日 [25:05][10:38][24:42] |
目から鱗!新鮮そのもの!四手ピアノによるブルックナー:交響曲全集!!編曲者はレーヴェ、マーラー、シャルク兄弟ら錚々たる顔触れ超特価!10枚組で¥3,500+税!
全てAlter Dom in Linz(リンツ旧大聖堂)におけるライヴ録音
ブルックナーの交響曲全集を連弾で!しかもその編曲者たるやレーヴェ、マーラー、シャルク兄弟、ジンガーら錚々たる顔触れ。ブルックナーの門弟や紅衛兵ともいえる擁護者が心を込めて編曲したもの。お遊びでちょろちょろとやったものとは一線を画します。初期の交響曲が実に面白いのが特徴です。初期からかなり凝った作品をブルックナーが作り続けていたことが分かります。
虚心坦懐に誠実な演奏を展開するのはディノ・セクイ(1984年ヴェネディク生まれ)とゲルハルト・ホッファー(1969ウェルス生まれ)のデュオ。ブルックナーの誕生日である9月4日にブルックナーがオルガンを弾いていたゆかりの地であるリンツ最大のバロック建築旧大聖堂で10年以上に渡ってコツコツと演奏し続けた情熱がここに結実!美麗ボックス入り、超特価(完全限定品)で登場です。
編曲者の横顔:
アウグスト・ストラダル(1860〜1930)は、チェコ出身のピアニスト、音楽教師、作曲家、編曲家。ボヘミアのテプリツェで生まれる。ウィーン音楽院に進み、作曲をアントン・ブルックナーに師事した。1884年からはフランツ・リストの弟子となり、1886年にリストが死去するまで助手として各地に同行した。この時期に、ブルックナーの交響曲のピアノ独奏編曲も行っている。ストラダルは、ピアニストや教師として活動する一方で、ピアノのために多くの編曲を残した。その対象は、自らが学んだブルックナーやリスト、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、ワーグナー、マックス・レーガー、マーラーなど広範で、未出版のものも多い。
フェルディナンド・レーヴェ(1865〜1925)オーストリアの指揮者。カイム管弦楽団(現在のミュンヘン・フィル)音楽監督をへて、みずからウィーン演奏協会管弦楽団(現在のウィーン交響楽団)を設立し初代音楽監督。直弟子として、師であるブルックナーが遺した最後の交響曲である交響曲第9番の改訂を行う(1906年 レーヴェ版)。1919年から1922年まで、ウィーン国立音楽大学学長を兼任した。
ヨーゼフ・シャルク(1857〜1900) オーストリアのピアニスト、音楽学者。大指揮者フランツ・シャルクの兄。兄弟そろってブルックナーに師事。フランツとともに多くのブルックナーの作品の改訂を行い普及に尽力する。
フランツ・シャルク(1863〜1931) オーストリアの大指揮者。兄はピアニストのヨーゼフ。兄弟揃ってウィーン楽友協会音楽院でアントン・ブルックナーに師事し指揮法と作曲学を学ぶ。シャルクは当時マイナーな存在であった師匠ブルックナーの作品を広く知らしめるべく、多くの作品の改訂を行い普及に務めた。
グスタフ・マーラー(1860〜1911) 言わずとしれた大作曲家。生前は指揮者としても世界を股に掛ける活躍をする。ブルックナーは作曲家としてはライバル関係にあったが、演奏にも熱心で編曲も行った。
オットー・ジンガー2世(1863〜1931) ドイツのピアニスト、作曲家オットー・ジンガー1世の息。アメリカで教育を受けたあとドイツで作曲家、指揮者、編曲家として活動し、ヴォーカルスコアを含む大量のピアノ用編曲を残した。ベートーヴェンの全ての交響曲や、少なくとも57曲を超えるリストの歌曲、ヨハネス・ブラームスの全交響曲、リヒャルト・シュトラウスの全交響詩などの作品が含まれている。
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