≪第105号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2020/1/28〜
第105号
1/31(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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LPO
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ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
LPOの首席奏者たちによる、モーツァルト協奏曲集!
モーツァルト:
・フルート協奏曲第2番 ニ長調 K314
(録音:2017年12月2日)
・オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと
管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K.297b
(録音:2017年11月30日)
・ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191
(録音:2017年12月1日)
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ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
[コンサートマスター:ケヴィン・リン]
ジュリエット・バウザー(フルート)
ジョナサン・デイヴィス(ファゴット)
イアン・ハードウィック(オーボエ)
ジョン・ライアン(ホルン)
トーマス・ワトムフ(クラリネット)
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収録場所:ヘンリー・ウッド・ホール/67:50
ユロフスキ率いるLPO の最新盤は、ソリスト陣もLPO
メンバー、首席奏者を中心とした陣営による協奏曲集。フルート協奏曲はオペラ的な要素も強い作品ですが、華やかなフルート・ソロ、そしてオペラでの経験も豊富なユロフスキというコンビが理想的な演奏を展開しています。協奏交響曲でも、お互いを知り尽くしたメンバーたちによるアンサンブルとあって、安定感抜群、最上のブレンド具合です。ファゴットのジョナサン・デイヴィスはイギリスが誇るファゴット奏者の一人ですが、見事なソロを披露しています。
ジュリエット・バウザー(フルート)
2016年7月よりLPOに首席奏者として迎えられる。LSO
など世界的なオーケストラと協奏曲を演奏しているほか、2014年にはECHOライジング・スターの一人に選出された・
ジョナサン・デイヴィス(ファゴット)
2016年にLPO にて首席奏者に就任。それまでは22歳よりロイヤル・フィルで同じく首席奏者を務めていた。アンサンブルへの客演多数。13歳でバービカン・センターにデビュー。現代作品の初演も手がけている。
イアン・ハードウィック(オーボエ)
イングリッシュ・ナショナル・オーケストラで首席奏者を務めたのち1991年よりLPO
メンバー。王立音楽院で後進の指導にあたるほか、2011年にはミュンヘン国際音楽コンクールの審査員も務めた。
ジョン・ライアン(ホルン)
2001年ギルドホール音楽院卒業、LSO を経て、2009年よりLPO
首席ホルン奏者に就任。R.シュトラウスやモーツァルトのホルン協奏曲でソリストを務めたほか、室内楽なども積極的に演奏している。現代作品の初演も手がけている。
トーマス・ワトムフ(クラリネット)
ロイヤル・フィルのメンバーを経て、2014年9月よりLPO
メンバーとなる。
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LPO 0115
(2CD)
¥2600
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ラヴィ・シャンカル(1920-2012):
オペラ「スカニヤ姫」
[CD1] 第1部
[CD2] 第2部 |
スザンナ・ハレル(スカニヤ姫)
アロク・クマル(シャヴァナ)ほか
パリマル・サダファル(シタール)
ライクマル・ミスラ(タブラー)ほか
デイヴィッド・マーフィー(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
[ヴェッセリン・ゲレフ(コンサートマスター)]
BBCシンガーズ |
ラヴィ・シャンカルの唯一のオペラ、世界初録音!
録音:2017年5月19日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)/88'34
これは興味深い音源の登場です。インド音楽・シタールの神様ラヴィ・シャンカル(1920-2012)が書いた唯一のオペラ、マハーバーラタの物語に基づいた「Sukanya(スカニヒャ姫)」です。西洋音楽とインドの音楽の伝統を融合しながら、年老いた賢人シャヴァナと、彼の若き妻スカニヤ姫の、時空を超えた愛の物語を描きます。LPO
と、インドの古典楽器の達人達による演奏です。
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NOMAD MUSIC
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レ・シエクルの首席奏者による
金管界で知らぬものなき名作、エヴァルト「金管五重奏曲第1番」
(1)デュカス(バリントン編):「ラ・ペリ」のファンファーレ
(2)エヴァルト:金管五重奏曲第1番Op.5
(3)アントワーヌ・シモン:アンサンブル小品集Op.26(全9
曲)
(4)G:セレナード
(5)ドビュッシー(サブーリン編):亜麻色の髪の乙女 |
レ・シエクル金管五重奏団
【ファビアン・ノルベール(C管トランペット)、
エマニュエル・アルマニー(C管トランペット)、
マチュー・シーグリスト(ヴァルヴ・ホルン)、
ダミアン・プラド(トロンボーン)、
シルヴァン・ミノー(チューバ)】
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レ・シエクルの首席奏者による金管五重奏。エヴァルトの金管五重奏曲がついにピリオド楽器演奏で登場!
C管トランペット、セルマー・グランプリ1930&コルネット、ベッソン1885
C管トランペット、セルマー・グランプリ1927&コルネット、ベッソン1885
ヴァルヴ・ホルン、ラウー=ミルロー1900
チューバ、クエノン1910、オフィクレイド、ローク1837、変ホ管アルト・サクソホルン、A.ザックス
トロンボーン、クルトワ1872
録音:2016年12月/アミアン文化センター/41'
20"
金管界では知らぬものなき名作エヴァルトの「金管五重奏曲第1
番」。効果的な楽器法とロシアならではの叙情的な旋律美で、弾いても聴いても魅力的な作品。ついにピリオド楽器による録音が登場しました!
それもレ・シエクルの金管セクション・トップ奏者たちによるアンサンブルという気絶しそうになるほどの組み合わせです。
レ・シエクルは2003年創立、フランス近代作品を初演された当時の響きと奏法で再現する、というポリシーで世界中の注目を浴び、音楽監督のフランソワ・グザヴィエ・ロトとともに日本でも今日もっとも注目されるオーケストラのひとつとなりました。
彼らの響きの特徴を左右しているのが管楽器。ことに金管は今日とは明らかに異なる独特な色彩感に満ちています。
エヴァルトはアレンスキーやグラズノフと同世代で、「金管五重奏曲第1番」は1912年の作。当アルバムの使用楽器は同時代のもので、初演当時の響きが彷彿されます。
またフランス人ながらロシアで活躍したアントワーヌ・シモンは、ロシアで金管の室内楽やソロ曲を創始した草分け的存在。「アンサンブル小品集Op.26」はバレエ音楽のような楽しい組曲。「G」というイニシャルのみの作曲家はおそらくフランスの作曲家ルイ・ジラールと思われ、19世紀後半の酒場やダンスホールの雰囲気を醸すのもシエクルのメンバーは心憎いほどの巧さです。
かつて聴いたことのない音色、超絶的な名人芸いずれも満点。金管関係者には超ド級、音楽ファン誰もが注目のアルバムです。
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キング・インターナショナル
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"Illusions"「イリュージョンズ」 |
阪田知樹(ピアノ/スタインウェイ) |
(1)ミリー・バラキレフ(1837-1910):東洋風幻想曲《イスラメイ》
(2)フレデリク・ショパン(1810-1849)(バラキレフ編曲):
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11より第2楽章「ロマンス」
(3)フランツ・リスト(1811-1886):リゴレット・パラフレーズ
S.434/R.267
(4)ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893)(サムイル・フェインベルク(1890-1962)編曲):
交響曲第5番 ホ短調 作品64より第3楽章「ワルツ」
世界初録音
(5)チャイコフスキー(フェインベルク編曲):
交響曲第6番 ロ短調 作品74『悲愴』より第3楽章「スケルツォ」
(6)セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)(阪田知樹編曲):
私は彼女のもとにいた 作品14-4 世界初録音
(7)ラフマニノフ(阪田知樹編曲):ヴォカリーズ
作品34-14 世界初録音
(8)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調
S.244/R.106(カデンツァ:阪田知樹) |
『「10本の指×ピアノ1台」で交響曲、協奏曲、歌曲、オペラなど様々な編成の《幻影(Illusion)》を聴き手に投影する。』
圧倒的なスケールと歌心に溢れた音色!真のヴィルトゥオーゾ阪田知樹が自ら選曲した珠玉の8
曲。フェインベルク編曲のチャイコフスキー第5番「ワルツ」は世界初録音!ピアノ演奏の新たな可能性を探る大注目新譜登場!
セッション録音:(3)(6)(8)2019年9月4日、(1)(2)(7)2019年12月25日、(4)(5)2020年1月7日/キング関口台スタジオ(第1スタジオ)
DSD 11.2 MHz 録音、日本語帯・解説書付【解説:寺西基之】
真のヴィルトゥオーゾ阪田知樹がセルフプロデュースといえる注目の録音をリリースします!
2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール優勝後、世界から注目されている俊英ピアニスト阪田知樹は圧倒的なテクニックと豊かな表現力で聴衆を虜にしています。
その阪田が選りすぐり録音したこのアルバムのコンセプトは『「10本の指×ピアノ1台」で交響曲、協奏曲、歌曲、オペラなど様々な編成の《幻影(Illusion)》を聴き手に投影する』です。
今回収録したどの作品も超絶技巧をともなう難曲揃い。冒頭、バラキレフの《イスラメイ》から驚かされます。コーカサスの民族舞曲をもとにしたエキゾティシズムを華やかな技巧で表現した超難曲を阪田は実に雄弁な語り口と完全無欠な演奏を披露しております。
そのバラキレフがピアノ独奏に編曲したショパンのピアノ協奏曲第1番第2楽章「ロマンス」。高度なテクニックが求められる当作品ですが阪田はうっとりするほど美しく奏でます。
ピアノ作品はもちろんのこと、オーケストラ作品、歌曲、オペラにも強い興味をもつ阪田。自身の強い希望で録音が実現したフェインベルク編曲のチャイコフスキーの交響曲第5
番第3 楽章「ワルツ」(世界初録音!)と第6番『悲愴』第3
楽章「スケルツォ」は机上の空論ともいえる超難曲。
コンセプトである「10本の指×ピアノ1台」をまさに体現したこの演奏を聴けば、阪田のテクニックはもちろんのこと豊かな音楽性に魅了されます。
また2020年に生誕180年を迎えたチャイコフスキー、そして生誕130
年を迎えたフェインベルクの記念イヤーにふさわしい録音です!
コンポーザー・ピアニストとしても知られる阪田は10代半ばで編曲を手がけはじめ、これまでにフォーレ、ラフマニノフなどの歌曲を中心にピアノ独奏用にアレンジしておりリサイタルでも好評を博してきました。
阪田が編曲したラフマニノフの歌曲「私は彼女のもとにいた」と「ヴォカリーズ」では歌心に満ちた演奏が印象的。もちろん世界初録音となります。
そして阪田の代名詞であるリスト。今回リゴレット・パラフレーズとハンガリー狂詩曲第2番を収録しました。自在に歌いながらも知性的に構築された演奏は圧巻です。
阪田知樹が自ら選曲した珠玉の8曲を聴けば現在の阪田知樹の充実ぶりを体感できます。録音は最高位のDSD
11.2MHz で行われており、臨場感あふれる録音です。ピアノ演奏の新たな可能性を探る大注目のアルバムです!
「現代のヴィルトゥオーゾとして注目を浴びている阪田知樹。研ぎ澄まされた技巧から個性的な音楽を繰り出す彼のピアニズムは、たしかにヴィルトゥオーゾというに相応しい。ロマン派時代のヴィルトゥオーゾ作品を集めた本盤はそうした彼の資質と美質が十二分に現れ出た聴き応えある一枚だ。」(寺西基之〜ライナーノーツより)

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CAVI MUSIC
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8553350
(2CD/特別価格)
【新装再発売】
¥3600
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ディーナ・ウゴルスカヤ追悼盤、平均律クラヴィーア曲集
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 |
ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ) |
ディーナ・ウゴルスカヤ追悼盤、平均律クラヴィーア曲集新装再発売。
※録音:2015年4月&6月、バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
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8553353
(3CD/特別価格)
【新装再発売】
¥4800
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ウゴルスカヤの追悼盤「バッハの平均律クラヴィーア曲集」
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 |
ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ) |
※録音:2015年10月&11月、バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
☆アナトール・ウゴルスキの娘、ディーナ・ウゴルスカヤ。
☆2019年に癌により永眠したウゴルスカヤの追悼盤として、代表作「バッハの平均律クラヴィーア曲集」が分売新装再発売。
ロシアの名ピアニスト、アナトール・ウゴルスキの娘であり、自身も国際的なコンサート・ピアニストとして活動したディーナ・ウゴルスカヤ。
2016年からはウィーン国立音楽演劇大学のピアノ科教授を務めながらも、癌との闘病の末、2019年9月に46歳の若さでこの世を去りました。
ウゴルスカヤの追悼盤として、10年間に渡る充実のコラボレーションを築いてきたドイツのC'Avi-musicの録音の中から、ウゴルスカヤの代表的名盤となっていたJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」が新装再発売。
元々リリースされていた5枚組の全曲盤(8553503)は廃盤となり、第1巻(2枚組)、第2巻(3枚組)の分売となります。
その深い感受性と冷静なパフォーマンスから、「ピアノの哲学者(philosopher
at the piano)」として称賛されたウゴルスカヤの大いなる遺産。スタインウェイでたっぷりと歌うバッハの「聖典」にご注目ください。
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CHRISTOPHORUS
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ヘンデル:宗教的アリア集 |
フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)
オルフェオ・バロック管弦楽団 |
神々しい光の永遠の源よ(アン女王の誕生日のための頌歌
HWV.74 より)
英雄たちは栄光に燃え(オラトリオ 《ヨシュア》
HWV.64 より)
オラトリオ 《アレグザンダー・バルス》HWV.65
からの序曲
Mighty love now calls to arm(オラトリオ
《アレグザンダー・バルス》HWV.65 より)
おお主よ、あなたの慈しみは限りなく(オラトリオ
《サウル》 HWV. 53 より)
On the rapid whirlwind´s wing(オラトリオ
《スザンナ》 HWV.66 より)
合奏協奏曲ハ長調 《アレグザンダーの饗宴》HWV.318
朝が薔薇色の足取りで(オラトリオ 《テオドーラ》HWV.68
より)
合奏協奏曲 Op.3-4 HWV.315
歓喜した魂は(オラトリオ 《テオドーラ》HWV.68
より)
Bless´d be the Lord & What though
I trace(オラトリオ 《ソロモン》HWV.67 より)
オラトリオ 《スザンナ》HWV.66 からの序曲
When first I saw my lovely maid(オラトリオ
《スザンナ》HWV.66 より) |
ドイツの有力カウンターテナー、フランツ・ヴィッツムが歌うヘンデル!
☆ドイツのカウンターテナー、フランツ・ヴィッツム!
☆ヘンデルのオラトリオからのアリア集!
男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルク(Stimmwerck)の創設メンバーであり、ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツム。フィリップ・ヘレヴェッヘ、ニコラス・マギーガン、ヘルマン・マックスら古楽界の名匠と共演し、レコーディングでは、ミリアム・フォイエルジンガー(ソプラノ)、カプリコルヌス・コンソート・バーゼル(ピリオド・アンサンブル)、ジュリアン・ベール(リュート)などとコラボレーションしてきました。
新たなソロ・アルバムは、ヘンデルのオペラではなく「神聖なドラマ」とも呼ばれた"オラトリオ"からのアリアを集め、オルフェオ・バロック管弦楽団をバックにその端正で気高い歌声を聴かせます。
ユリアン・クリストフ・トーレ(ディレクター)
※録音:2019年7月14日−15日、ドイツ
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DREYER GAIDO
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CD 21120
(2CD/特別価格)
¥3600
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メモリーズ・フロム・ホーム
スクリャービン:5つの前奏曲 Op.16
プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22(抜粋)
ヴァインベルク:2つのフーガ
グリゴリ・フリド:ハンガリー・アルバム
カンチェリ:ピアノのための小品集(抜粋) |
エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ) |
ブラームス国際ピアノ・コンクール優勝などの実績を誇り、2012年からハンブルク国際室内楽祭の芸術監督を務め、2014年にはピアノ三重奏団「アンサンブル・ブルーミナ」としてエコー賞を受賞しているロシア系ドイツのピアニスト、エリザヴェータ・ブルーミナが、祖国への想いを寄せるロシアの性格的小品集。
※録音:2018年10月15日−17日、ベルリン・イエス・キリスト教会
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FRA BERNARDO
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ミケランジェロ・ロッシ:トッカータ&コレンタ集 |
ロレンツォ・フェデル(ハープシコード) |
トッカータ第6番/コレンタ第6番/トッカータ第2番/コレンタ第2番/トッカータ第1番/
コレンタ第1番/トッカータ第3番/コレンタ第3番/トッカータ第5番/コレンタ第5番/
トッカータ第4番/コレンタ第4番/チャッコーナ第1番/チャッコーナ第2番/トッカータ第7番/
コレンタ第7番/トッカータ第10番/コレンタ第10番/トッカータ第9番/
コレンタ第9番/トッカータ第8番/コレンタ第8番/《ラ・ロマネスカ》によるパルティータ |
ロレンツォ・フェデルは、1980年イタリア生まれ、ヴィンチェンツァ音楽院でパトリツィア・マリサルディに、ハーグ王立音楽院でトン・コープマンに学んだチェンバリスト。バルトロメオ・ステファニーニ1694年製モデルのハープシコード(ヴィレム・クルスベルヘン1979)を弾いたミケランジェロ・ロッシのトッカータとコレンタ(クーラント)集。
※録音:2017年11月7日−9日、オーストリア
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HALLE
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CDHLL 7553
(CD-R)
¥2200 →\1990
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マーク・エルダー&ハレ管!
シベリウスの交響曲全集最終巻
シベリウス:交響曲第4番&第6番
交響曲第4番イ短調 Op.63
交響曲第6番ニ短調 Op.104 |
マーク・エルダー(指揮)
ハレ管弦楽団 |
マーク・エルダー&ハレ管!シベリウスの交響曲全集最終巻!
☆マーク・エルダー&ハレ管のシベリウス・サイクル!
☆第4巻、交響曲第4番と第6番で完結!
長き歴史を誇るイギリス、マンチェスターの名門オーケストラ、ハレ管弦楽団の自主レーベル
"Halle"が贈る、シベリウスの交響曲サイクル。交響曲第2番が収録された第2巻(CDHLL7516)は特に絶賛され、BBCミュージック・マガジンの「オーケストラル・チョイス」、サンデー・タイムズとクラシックFMの「アルバム・オヴ・ザ・ウィーク」に選ばれています。
シベリウスのもっとも個人的で特徴的な2作品、交響曲第4番と第6番を収録した第4巻で、このシベリウス・サイクルを締めくくり、1960年〜70年代に行われたバルビローリ時代の録音以来となるハレ管のシベリウス交響曲全集が完成します。
※録音:2018年8月2日−3日(第4番)&2019年1月9日−10日、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター、イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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INDESENS!
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リリカル・ジャーニー 〜
シュトラウス&ルクー:ヴァイオリン・ソナタ集
リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ
Op.18
ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調、歌曲《墓の前で》
(コリー・ダルバ&シャモレル編)
リヒャルト・シュトラウス:歌曲《木蔦》
(コリー・ダルバ&シャモレル編) |
レイチェル・コリー・ダルバ(ヴァイオリン)
クリスティアン・シャモレル(ピアノ) |
スイスの逸材レイチェル・コリー・ダルバ!シュトラウス&ルクーのヴァイオリン・ソナタ集!
2012年にNHK交響楽団との共演、武蔵野市民文化会館でのイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを中心としたプログラムで鮮烈な日本デビューを果たしたフランス語圏スイスの逸材レイチェル・コリー・ダルバ。
着実にキャリアを積み重ねてきたコリー・ダルバが、フランスのアンデサンス(Indesens)に録音するにあたり、そのプログラムに選んだのは、ドイツのリヒャルト・シュトラウスとベルギーのギョーム・ルクー。
病によって24歳の若さで他界した夭折の天才ルクーの代表作であり、多くの世界的ヴァイオリニストたちが取り上げ続けている「ヴァイオリン・ソナタ」、そしてドイツ後期ロマン派の名作であるシュトラウスの「ヴァイオリン・ソナタ」の組み合わせは、カップリングの2つの歌曲と共に、アルバム・タイトルである「リリカル・ジャーニー」に相応しい、抒情的かつ濃密なプログラムを形成しています。
1732年製作の銘器ストラディヴァリスを手にコリー・ダルバが、同郷のピアニスト、クリスティアン・シャモレルとのデュオで、ロマン派のヴァイオリン・ソナタの抒情的な旅路を案内してくれます。
※録音:2015年7月27日-30日、ベルリン・イエス・キリスト教会(ドイツ)

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サクソフォンでブラームスを
ブラームス:
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1(サクソフォン版)
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(サクソフォン版)
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2(サクソフォン版) |
ニコラ・アルセニジェヴィチ(サクソフォン)
フランソワーズ・ビュッフェ(ピアノ) |
ブラームスのソナタをサクソフォンで。ドゥラングル門下の俊英登場!
ブラームスの傑作ソナタ3作品を、オリジナルのクラリネット、チェロではなく「サクソフォン」で奏でたフランスの実力派、ニコラ・アルセニジェヴィチの自信作。
ブラームスのソナタ各作品が持つ原曲の魅力をリスペクトしつつ、サクソフォンならではの機能性と艶やかかつ煌びやかな音色を活かした演奏に仕上がっています。
ニコラ・アルセニジェヴィチは、パリ国立高等音楽院でフランス・サクソフォン界の巨匠クロード・ドゥラングルに師事。2014年のアドルフ・サックス国際コンクールをはじめとする数々の国際コンクールでの入賞歴を持ち、セルマー・アーティストとして活躍中の俊英です。
※録音:2016年10月30日-31日&11月1日-2日、パリ国立高等音楽院(フランス)

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パーカッションの芸術
ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》/
ドビュッシー:アラベスク第1番、アラベスク第2番/
サミュ:アキレスの腕/
マシャド:ピシュタコのスパイス/
サラサーテ:サパテアド/
トルティエ:7月22日の16時/
マティアス・シュミット:ガーナイア/
ガーシュウィン:愛するポーギー/
ピアソラ:忘却 |
ジャン=フランソワ・デュレ(打楽器)
マリー=ピエール・ドゥシェ(ピアノ)、他 |
ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団とはジャズを、コンセール・ラムルー管弦楽団とはポップスで共演するなど、クラシック、ジャズ、ポップス、そしてインプロなど、幅広いジャンルで活躍するフランスのクロスオーヴァー・パーカッショニスト、ジャン=フランソワ・デュレ。
ラヴェルやドビュッシーのパーカッション・アレンジ、ジャズ・ピアニスト、ジャン=マリー・マシャドの作品、さらにはガーシュウィンやピアソラなど、デュレのクロスオーヴァ—・スタイルが前面に打ち出されたプログラムで、その妙技を披露してくれています。
※録音:2015年10月、パリ国立高等音楽院(フランス)
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弦楽オーケストラのための作品集
ルーセル:シンフォニエッタ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
エルガー:弦楽のための序奏とアレグロ
バーバー:弦楽のためのアダージョ
ブリテン:シンプル・シンフォニー |
パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ弦楽合奏団
セバスティアン・ビヤール(指揮) |
一般的にフランスの「パリ・ギャルド」と言えば「吹奏楽編成」が有名だが、ここに演奏を収録しているのは「パリ・ギャルド」の「弦楽オーケストラ」。
自身もアマチュアのヴァイオリニストだった時のフランス大統領、ジュール=ヴァンサン・オリオールのリクエストにより1947年6月23日に創設された、フランス国内外の式典や祭典での演奏で活躍しています。
※録音:2015年1月12日-13日&10月22日-23日
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LYRITA
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SRCD.385
(CD-R)
¥2600
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ニコラス・モー:
春の音楽/記憶の声/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
管弦楽のための「春の音楽」
管弦楽のための変奏曲「記憶の声」
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ |
ウィリアム・ボートン(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
ハリエット・マッケンジー(ヴァイオリン) |
ラトルやマリナー、ノリントンらが作品を取り上げ、その名が世界へと広まっていったイギリスの作曲家ニコラス・モー(1935−2009)の作品集。
ウィリアム・ボートンが振る、オーケストラのための「春の音楽(Spring
Music)」と「記憶の声(Voices of Memory)」、そしてデイヴィッド・マシューズやジョン・マッケイブなど様々な現代作品の録音実績があるハリエット・マッケンジーの超絶技巧と特殊奏法が発揮される無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、3曲とも世界初録音となります。
※録音:2019年1月7日−8日、ホディノット・ホール(オーケストラ)/2019年6月18日−19日、ワイアストン・レイズ(無伴奏ヴァイオリン)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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NIMBUS
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NI 5974
(CD-R)
¥2500
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ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ブラームス:チェロ・ソナタ集
クラリネット・ソナタ(ヴィオラ・ソナタ)
第2番変ホ長調Op.120-2
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78(ニ長調へ移調版)
クラリネット・ソナタ(ヴィオラ・ソナタ)
第1番ヘ短調Op.120-1(全曲チェロのための編曲版)
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ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ジョン・ヨーク(ピアノ
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ニンバス(Nimbus)が誇るいぶし銀の名コンビ、ラファエル・ウォルフィッシュとジョン・ヨークのブラームス・プロジェクト第2弾は、クラリネット・ソナタ(ヴィオラ・ソナタ)とヴァイオリン・ソナタのチェロ編曲版をカップリング。
前作に続き、絶妙のコンビネーションと安定感を感じさせる演奏は、長年にわたってコンビを組んできた名手たちの熟練のなせる業です。
※録音:2017年11月7日ー9日、2018年4月4日-6日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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NIBUS ALLIANCE
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NI 6394
(CD-R)
¥2500
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イェール大学音楽部長、ロバート・ブロッカー
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
モーツァルト:
ピアノ協奏曲ヘ長調 K.413
(作曲者自身による弦楽四重奏とピアノのための編曲版)
ピアノ協奏曲イ長調 K.488
2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365* |
ロバート・ブロッカー(ピアノ)
ペーター・フランクル(ピアノ)*
イェール・フィルハーモニア
ウィリアム・ボートン(指揮)
スタテラ・クァルテット
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イェール大学の音楽部長を務め、国際的にも高く評価されている名ピアニスト、ロバート・ブロッカー。
イギリス交響楽団の創設者&音楽監督としてNimbusに膨大な録音を行い、現在はイェール交響楽団の音楽監督も務めるイギリスの名指揮者ウィリアム・ボートンの指揮で贈る、熟練されたモーツァルト。
※録音:2018年3月4日-7日、2019年3月8日、イェール大学音楽院(ニューヘイヴン、アメリカ)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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NI 6398
(CD-R)
¥2500
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アントールド
チャプター1
チャプター2
エピローグ |
シダーハウス・リベリオン
〔アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)、
マレイ・グレインジャー
(アコーディオン、アコーディナ)〕
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300年前に絶滅したモーリシャス島の鳥ドードーの名を冠したエキサイティングなクインテット、「ドードー・ストリート」のメンバー、マレイ・グレインジャーと「悪魔のヴァイオリニスト、パガニーニの直系の子孫のようだ」とその超絶技巧を称えられたヴァイオリン&フィドル奏者アダム・サマーヘイズによるデュオ・アルバム。
ルールに囚われない自由な演奏から生まれる、1つの物語、壮大な映画のサウンドトラックを思い起こさせます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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STERLING
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CDA 1840-2
(CD-R)
¥2700
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聖シーグフリッドの聖務日課
聖シーグフリッドの聖務日課:
Instrumental/交唱第1晩課/第2朝課交唱/第3朝課交唱/
Instrumental/第4朝課交唱/第5朝課交唱/Instrumental/
第7朝課交唱/第8朝課交唱/第2賛歌交唱/第3賛歌交唱/
第5賛歌交唱/第5朝課応唱/Instrumental/第6朝課応唱/
第7朝課応唱/第8朝課応唱/Instrumental/
ベネディクトゥス交唱/賛歌聖歌 |
アンサンブル・イェマ
〔クリスティン・ユーンソン、
ドロテーア・クヌースト、
エメリ・ルース、
カーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーン
(芸術監督)、
ユハンネス・ゲヴォルキアン・ヘルマン
(ハーディガーディ)〕 |
スカンディナヴィアに関わる中世の教会音楽を演奏するため2006年に創設、ビルギッタ修道会の聖歌400年のアルバム『マリア!マリア!』をリリースした「アンサンブル・イェマ」の新作。南スウェーデン、ヴェクショー教区の聖人シーグフリッドの祝日、2月11日の聖務日課のため13世紀の変わり目あたりに書かれた聖歌を歌ったアルバムです。
芸術監督カーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーン(b.1971)を中心とする4人の歌に、王立ストックホルム音楽大学とヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーで学んだミュージシャン、ハーディガーディを得意とするユハンネス・ゲヴォルキアン・ヘルマン(b.1990)の演奏をはさんで進められます。前のアルバムと同じヴェクショーの教会で録音セッションが行われました。
※録音:2019年10月6日8日、ヘムショー新教会(ヴェクショー、スウェーデン)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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<メジャー・レーベル>
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DECCA
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4834952
(38CD)
\16000→\14990 |
再提示
ヴィルヘルム・バックハウス〜デッカ録音全集
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ[モノラル録音]
《CD 1》
1) 第1番ヘ短調Op.2 No.1、2) 第2番イ長調Op.2
No.2、
3) 第3番ハ長調Op.2 No.3、4) 第4番ホ長調Op.7
【録音】1953年(1, 2, 4)、1952年(3)、ジュネーヴ/
《CD 2》
1) 第5番ハ短調Op.10 No.1、2) 第6番ヘ長調Op.10
No.2、3) 第7番ニ長調Op.10 No.3、
4) 第8番ハ短調Op.13『悲愴』、5) 第9番ホ長調Op.14
No.1
【録音】1951年(1, 2)、1953年(3-5)、ジュネーヴ/
《CD 3》
1) 第10番ト長調Op.14 No.2、2) 第11番変ロ長調Op.22、
3) 第12番変イ長調Op.26、4) 第13番変ホ長調Op.27
No.1
【録音】1952年(1, 4)、1953年(2)、1950年(3)、ジュネーヴ/
《CD 4》
1) 第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』、2)
第15番ニ長調Op.28『田園』、
3) 第16番ト長調Op.31 No.1、4) 第17番ニ短調Op.31
No.2『テンペスト』
【録音】1952年(1, 4)、1953年(2, 3)、ジュネーヴ/
《CD 5》
1) 第18番変ホ長調Op.31 No.3『狩』、2) 第19番ト短調Op.49
No.1、3) 第20番ト長調Op.49 No.2、
4) 第21番ハ長調Op.53『ワルトシュタイン』、5)
第22番ヘ長調Op.54
【録音】1953年(1)、1952年(2, 3, 5)、1950年(4)、ジュネーヴ/
《CD 6》
1) 第23番ヘ短調Op.57『熱情』、2) 第24番嬰へ長調Op.78『テレーゼ』、
3) 第25番ト長調Op.79、4) 第26番変ホ長調Op.81a『告別』
【録音】1952年(1, 2)、1951年(3)、1953年(4)、ジュネーヴ/
《CD 7》
1) 第27番ホ短調Op.90、2) 第28番イ長調Op.101、3)
第29番変ロ長調Op.106『ハンマークラヴィーア』
【録音】1953年(1)、1952年(2, 3)、ジュネーヴ/
《CD 8》
1) 第30番ホ長調Op.109、2) 第31番変イ長調Op.110、3)
第32番ハ短調Op.111
【録音】1950年(1)、1953年(2, 3)、ジュネーヴ/
《CD 9》
1) ディアベッリ変奏曲ハ長調Op.120
【録音】1954年、ジュネーヴ/ピアノ協奏曲
ピアノ協奏曲[モノラル録音]
《CD 10》
1) 第2番変ロ長調Op.19、2) 第3番ハ短調Op.37
【演奏】クレメンス・クラウス(1)、カール・ベーム(2)(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1952年(1)、1950年(2)、ウィーン/
《CD 11》
1) 第4番ト長調Op.58、2) 第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
【演奏】クレメンス・クラウス(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1951年(1)、1953年(2)、ウィーン/
ブラームス:《CD 12》
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
【演奏】カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1953年、ウィーン/
《CD 13》
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
【演奏】カール・シューリヒト(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1952年、ウィーン/
《CD 14》
チェロ・ソナタ1)第1番ホ短調Op.38、2) 第2番ヘ長調Op.99
【演奏】ピエール・フルニエ(チェロ)【録音】1955年、ジュネーヴ/
《CD 15》
ショパン:
1) バラード第1番ト短調Op.23、2) マズルカ第17番変ロ短調Op.24
No.4、
3) マズルカ第20番変ニ長調Op.30 No.3、4)
マズルカ第24番ハ長調Op.33 No.3、
5) ワルツ第2番変イ長調Op.34 No.1『華麗なる円舞曲』、
6) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35『葬送』、
練習曲集Op.10より
7) 第3番ホ長調『別れの曲』、8) 第10番変イ長調、
練習曲集Op.25より
9) 第7番嬰ハ短調『恋の二重唱』、10)
第6番嬰ト短調、11) 第8番変ニ長調、
12) 第9番変ト長調『蝶々』、13) 練習曲集Op.10より第5番変ト長調『黒鍵』、
練習曲集Op.25より
14) 第1番変イ長調『エオリアン・ハープ』、15)
第2番ヘ短調、16) 第3番ヘ長調、
練習曲集Op.10より
17) 第8番ヘ長調、18) 第2番イ短調『半音階』、19)
練習曲集Op.25より第11番イ短調『木枯らし』
【録音】1950年(1-7)、1952年(8-19)、ジュネーヴ/
《CD 16》
1) シューベルト:楽興の時Op.94 D780、
シューマン:2) 森の情景Op.82、3) 幻想小曲集Op.12より第3曲:なぜに
【録音】1955年(1, 2)、1951年(3)、ジュネーヴ/
《CD 17》
モーツァルト:
1) 幻想曲ハ短調K.475、ピアノ・ソナタ2)
第10番ハ長調K.330、
3) 第11番イ長調K.331『トルコ行進曲付』、4)
第14番ハ短調K.457、5) ロンド イ短調K.511
【録音】1955年、ジュネーヴ(1, 2, 4,
5)、ウィーン(3)/
《CD 18》
J.S.バッハ:
1) イギリス組曲第6番ニ短調BWV811、
2) フランス組曲第5番ト長調BWV816、前奏曲とフーガ
ト長調3) BWV860、4) BWV884
【録音】1955年、ジュネーヴ/
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ[ステレオ録音]
《CD 19》
1) 第1番ヘ短調Op.2 No.1、2) 第2番イ長調Op.2
No.2、
3) 第3番ハ長調Op.2 No.3、4) 第4番変ホ長調Op.7
【録音】1963年(1)、1968年(2)、1969年(3)、1966年(4)、ジュネーヴ/
《CD 20》
1) 第5番ハ短調Op.10 No.1、2) 第6番ヘ長調Op.10
No.2、3) 第7番ニ長調Op.10 No.3、
4) 第8番ハ短調Op.13『悲愴』、5)第9番ホ長調Op.14
No.1、6) 第10番ト長調Op.14 No.2
【録音】1963年(1- 3)、1968年(5&6)、ジュネーヴ、1958年(4)、ウィーン/
《CD 21》
1) 第11番変ロ長調Op.22、2) 第12番変イ長調Op.26、
3)第13番変ホ長調Op.27 No.1、4) 第14番嬰ハ短調Op.27
No.2『月光』
【録音】1968年(1)、1963年(2)、1969年(3)、ジュネーヴ、1958年(4)、ウィーン、/
《CD 22》
1) 第15番ニ長調Op.28『田園』、2) 第16番ト長調Op.31
No.1、
3)第17番ニ短調Op.31 No.2『テンペスト』、4)
第18番変ホ長調Op.31 No.3『狩』
【録音】1961年(1)、1969年(2)、1963年(3,
4)、ジュネーヴ/
《CD 23》
1)第19番ト短調Op.49 No.1、2) 第20番ト長調Op.49
No.2、
3) 第21番ハ長調Op.53『ワルトシュタイン』、4)第22番ヘ長調Op.54、
5) 第23番ヘ短調Op.57『熱情』、6) 第24番嬰ヘ長調Op.78『テレーゼ』
【録音】1968年(1, 2)、1958年(3、5)、1969年(4,
6)、ジュネーヴ/
《CD 24》
1)第25番ト長調Op.79、2) 第26番変ホ長調Op.81a『告別』、
3) 第27番ホ短調Op.90、4) 第28番イ長調Op.101
【録音】1964年(1)、1961年(2)、1969年(3)、1963年(4)、ジュネーヴ/
《CD 25》
1)第30番ホ長調Op.109、2) 第31番変イ長調Op.110、3)
第32番ハ短調Op.111
【録音】1961年(1, 3)、1964年(2)、ジュネーヴ/
ピアノ協奏曲[ステレオ録音]
《CD 26》
1) 第1番ハ長調Op.15、2) 第2番変ロ長調Op.19
【演奏】ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1958年(1)、1959年(2)、ウィーン/
《CD 27》
1) 第3番ハ短調Op.37、2) 第4番ト長調Op.58
【演奏】ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1958年、ウィーン/
《CD 28》
第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
【演奏】ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1959年、ウィーン/
《CD 29》
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
【演奏】カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1967年、ウィーン
《CD 30》
ブラームス:
1) 6つの小品Op.118、2) 8つの小品Op.76より第2曲:奇想曲、
3) 3つの間奏曲Op.117より第1曲変ホ長調、4)
狂詩曲ロ短調Op.79 No.1、
5) 幻想曲集Op.116より第6曲:間奏曲、
4つの小品Op.119より
6) 第2曲:間奏曲、7) 第3曲:間奏曲、
メンデルスゾーン:
1) ロンド・カプリチオーソOp.14、
無言歌集Op.62より
2) 第6曲:春の歌、3) 第1曲:5月のそよ風、
4) 無言歌集Op.67より第4曲:蜜蜂の結婚
【録音】1956年、ジュネーヴ/
《CD 31》
ハイドン:ピアノ・ソナタ
1) 第52番変ホ長調Hob.XVI:52、2) 第48番ハ長調Hob.XVI:48、3)
幻想曲ハ長調Hob.XVII:4、
4) アンダンテと変奏曲ヘ短調Hob.XVII:6、
5) ピアノ・ソナタホ第34番ホ短調Hob.XVII:34
【録音】1958年、ジュネーヴ/
《CD 32》
モーツァルト:
1) ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595、
ピアノ・ソナタ2) 第11番イ長調K.331『トルコ行進曲付』
【演奏】カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
【録音】1955年(1)、1960年(2)、ウィーン
《CD 32》
ピアノ・ソナタ
1) 第12番ヘ長調K.332、2) 第10番ハ長調K.330、3)
第4番変ホ長調K.282、
4) 第5番ト長調K.283、5) ロンド イ短調K.511
【録音】1961年(1,2)、1966年(3-5)、ジュネーヴ/
《CD 34》
1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54、
シューベルト:
2) 即興曲集Op.142 D935より第3曲変ロ長調、3)
高雅なワルツ集D969
【演奏】ギュンター・ヴァント(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
【録音】1956年(2,3)、(1)、1960年(1)、ジュネーヴ/
[カーネギー・ホール・リサイタル1954]
《CD 35》
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
1) 第8番ハ短調Op.13『田園』、2) 第17番ニ短調Op.31
No.2『テンペスト』、
3) 第26番変ホ長調Op.81a『告別』、4) 第32番ハ短調Op.111、5)
第25番ト長調Op.79
【録音】1954年、ニューヨーク(ライヴ)/
《CD 36》
1) シューベルト:幻想曲集Op.142 D935より第2曲変イ長調、
2)シューマン:幻想小曲集Op.12より第3曲:なぜに、
3) リスト:ウィーンの夜会S.427より第6番、
4) ブラームス:4つの小品Op.119より第3曲:間奏曲、
5) シューベルト:幻想曲集Op.142 D935より第3曲変ロ長調、
6)ショパン:練習曲集Op.25より第2番ヘ短調、
7) シューマン:森の情景Op.82より第7曲:予言の鳥、
8) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番K.331より第3楽章:トルコ行進曲
【録音】1954年、ニューヨーク(ライヴ)/
[ラスト・リサイタル]
《CD 37》
1) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53『ワルトシュタイン』、
2) シューベルト:楽興の時Op.94 D780
【録音】1969年、オーストリア、オッシアッハ/
《CD 38》
1) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331『トルコ行進曲付』、
2) シューベルト:即興曲集Op.142 D935より第2曲変イ長調、
3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31
No.3『狩』、
シューマン:幻想小曲集Op.12より
4) 第1曲:夕べに、5) 第3曲:なぜに、
6) シューベルト:即興曲集Op.142 D935より第2曲変イ長調
【録音】1969年、オーストリア、オッシアッハ |
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ) |
バックハウス没後50周年記念BOX
半年前に告知したものですが、発売日がかなり延期になり、内容も少し変更になったので再度ご紹介します。
ヴィルヘルム・バックハウスが1969年7月5日に世を去ってから、今年で50年になります。この偉大なピアニストがデッカに残したすべての録音が今回初めて集大成されました。
新規リマスタリングされたこれらの録音にはバックハウスのピアニズムの驚くべき完成度が示されています。
ベートーヴェンの歴史的録音2つのソナタ・ツィクルス(モノラル録音と、バックハウスの死去により録音されなかった第29番『ハンマークラヴィーア』のみを除くステレオ録音)、ピアノ協奏曲、チェロ・ソナタ(チェロ:ピエール・フルニエ)、そしてバックハウスの有名な1954年の「カーネギー・ホール・リサイタル」—の他、クレメンス・クラウス、カール・ベーム、カール・シューリヒト、ハンス・シュミット=イッセルシュテット、ギュンター・ヴァントといった指揮者たちとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との共演も全て収録されています。
亡くなる2週間前のバックハウスの「ラスト・リサイタル」と、モノラル録音のベートーヴェンのピアノ・ソナタのツィクルスはインターナショナル発売としては初出です。
オリジナル・ジャケット仕様。

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<映像>
<EP>

第105号
1/30(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
NOMADMUSIC
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ロッテルダム・フィルの首席奏者
ジュリアン・エルヴェによるクラリネット協奏曲、
指揮はヒメノ!豪華メンバーによる五重奏曲も収録
モーツァルト:
・クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
・五重奏断章 変ロ長調 KV Anh,91(フランツ・バイヤー補完)
・クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 |
ジュリアン・エルヴェ(クラリネット)
グスターヴォ・ヒメノ(指揮)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
ゴルダン・ニコリッチ、
ゴラン・グリバイツェヴィチ(ヴァイオリン)
ロマン・スピツェル(ヴィオラ)
セリーヌ・フラメン(チェロ) |
ロッテルダム・フィルの首席奏者ジュリアン・エルヴェによるクラリネット協奏曲、指揮はヒメノ!豪華メンバーによる五重奏曲も収録
録音:2017年3月、2018年9月
フランス出身のクラリネット奏者ジュリアン・エルヴェによるモーツァルトの登場。彼が首席奏者を務めるオーケストラ、ロッテルダム・フィルが管弦楽を担当しているとあって、そのあたたかなアンサンブルは格別なものがあります。
カップリングには元LSO のコンサートマスターであるニコリッチら豪華メンバーを迎えての五重奏曲も収録しています。
ジュリアン・エルヴェはフランス出身。パスカル・モラゲスのクラスに学び、2008年からロッテルダム・フィルの首席クラリネット奏者を務めるほか、ソリスト、室内楽でも活躍しています。楽器はビュッフェ・クランポンを愛奏しています。
ヒメノはコンセルトヘボウ管弦楽団で打楽器奏者を務めていましたが2012年よりヤンソンスのアシスタントとして指揮者としてのキャリアをスタートさせました。その後ハイティンクやアバドのアシスタントも務め、その才能は世界が広く認めるところです。来日もしており、2020/21のシーズンからはトロント交響楽団の第11代音楽監督としてますます活躍が期待されております。
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わが心のリズム〜マリンバのための音楽集
・ヴァルバノフ:
Introduction/ Son nom est Land/
Tout est bruit, tout est battement, toutest
rhtyme‛&/
Homme bleu/ Cajon de Peru/ Tombak/
Venez danser/ Tel est mon voyage
・村松崇継:Land for Marimba Solo
・マティアス・シュミット:Ghanaia for Marimba
Solo and Percussion
・伝承曲(ブルガリアの舞曲)(ヴァルバノフ編曲)
Kopanitza/ Gornodikansko horo
・デイヴ・サミュエルズ:Footpath for Solo
Marimba
・J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調
BWV 1001より
(ヴァルバノフ編)
・ジョン・サタス:One Study One Sammary |
ジェルジ・ヴァルバノフ(マリンバ)
ソニア・メラー(語り) |
イル・ド・フランス国立管弦楽団の第1 ソロ打楽器奏者、ヴァルバノフがつむぐマリンバ作品集
録音:2018年、2019年
ヴァルバノフは、幼いころから音楽に親しみ、演奏会でパーカッションと出会い、7歳でブルガリアで最も重要なコンクールで優勝。2005年、ルクセンブルクでの国際打楽器コンクールで優勝、アンドレ・ジョリヴェ賞も受賞。2009年よりイル・ド・フランス国立管弦楽団の第1ソロ打楽器奏者を務める奏者です。
自身の作品のほか、ドラマや映画音楽などでも活躍する村松崇継の作品、さらにはナレーションも入った注目のプログラムかつこだわりの作りとなっております。
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フランスの気鋭の奏者たちによるダダモとシューベルト
ダニエル・ダダモ(b.1966):Sur Vestiges(弦楽五重奏のための)
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956 |
ノエミ・ブタン(チェロ)
ベラ四重奏団 |
録音:2019年3月
フランスの気鋭の奏者たちが集った1枚。
ノエミ・ブタンは14歳でパリ音楽院に入学、気鋭の演奏家としてサーカスの演者と舞台を共にしたり、ジャズミュージシャンと共演したりもしています。日本でもパフォーマンスを披露しているチェロ奏者です。
ベラ四重奏団はフランスで「おそるべき子供たち」と称された結成13年を超えるグループ。ベラ・バルトークのベラから名前をとっていることもあって、バルトーク作品はもちろんのこと、中欧の作品にも積極的に取り組んでいます。
ダニエル・ダダモの作品は、彼らの委嘱によるもので、シューベルトの弦楽五重奏と一緒に演奏することを念頭に置いた作品となっています。
ノエミは客席に向かって座り、弦楽四重奏が彼女の後ろに座るという配置で演奏されます。
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「1893」
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」op.96
プッチーニ:菊
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 op.10 |
ヴァレーズ四重奏団 |
ヴァレーズ四重奏団による、19世紀末の3作品
録音:2018年10月
フランスの弦楽四重奏団、ヴァレーズ四重奏団による、「1893年」と題した1枚。
文字通り、1893年前後に書かれた作品がプログラムされています。
ヴァレーズ四重奏団はリヨン国立高等音楽院の学生らによって2006年に結成されました。
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芭蕉の俳句に基づくエルサンのピアノ作品集
フィリップ・エルサン:
・Ephemeres(かげろう)〜
ピアノ独奏のための24の細密画〜芭蕉の俳句に基づく
・Steps 〜ピアノ独奏のための三部作 |
ヴァレンティン・ブタール(ピアノ) |
芭蕉の俳句に基づくエルサンのピアノ作品集、クリスタルのような美しい響き
録音:2015年6月
デュティユーにその才能を認められたピアニスト、ヴァレンティン・ブタールによるエルサン作品集。
エルサンは以前に、蕪村の俳句に基づいてピアノ作品を書くよう委嘱され(ティエリー・ラヴァッサール)、俳句に興味を持つようになり、芭蕉の俳句に基づいた24の作品を書き上げました。
これらの作品はアリス・アデールに捧げられています。クリスタルのような硬質な響きの作品群で、耳を澄ませて聞き入りたい1枚です。
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音の洪水に身を任せる快感、
ラフマニノフ「音の絵」、チェロ・ソナタ
ラフマニノフ:
・練習曲集「音の絵」op.39
・チェロ・ソナタ ト短調 op.19 |
ユゲ・シャベール(ピアノ)
エリサ・ユトー(チェロ) |
録音:2015年5月
1988年生まれのチェロ奏者エリサ・ユトーと、パリ国立高等音楽院でカバッソらに師事したピアニスト、ユゲ・シャベールによるラフマニノフ作品集。
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PASSACAILLE RECORDS
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クリストフ・コワン(チェロ)
未知のロマン派作曲家
オーギュスト・トルベックへのオマージュ
オーギュスト・トルベック(1830-1919):
舟歌 Op.6-1、コサックの踊り Op.21、夢
Op.16、
牧歌的ミュゼット Op.6-2、舞曲 Op.4、
コンツェルトシュテュック Op.19、波 Op.22-1、
祈り Op.9、「ワルツの後に」序曲 Op.20、
セレナーデとサルタレッロ Op.7、エレジー
Op.8、
ロマンスとポロネーゼ Op.5、三銃士の行進
Op.22-2、
華麗なる幻想曲 Op.13、アンダンテとロンド
Op.10 |
クリストフ・コワン(チェロ)
ジャン=リュック・エロール(ピアノ)
ヤン・ウィレム・ヤンセン(オルガン) |
サン=サーンスのチェロ協奏曲の初演者、オーギュスト・トルベックによるめずらしい作品集
録音:2019年7〜8月/77'10
サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番の初演に独奏者として参加したチェリスト、オーギュスト・トルベック。彼はパリ音楽院でチェロ教授を務める教育者であり、指揮者であり、歴史的な楽器を収集して優れたコピー楽器を作るチェロ製作者であり、そして作曲家でもありました。
殆どの楽譜が整備されていないため、作曲家としての側面はあまり知られていません。
トルベック没後100年のタイミングで録音されたこのアルバムは、そんな未知のロマン派作曲家が残した名品の数々を美しい演奏で楽しむことが出来る貴重なもの。
チェロの名手として多くの過去の音楽を鮮やかに蘇らせてきたクリストフ・コワンによる、あたたかな音色と歌い回しに聴きほれます。
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PENTATONE
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J.S.バッハ(1685-1750):チェンバロ協奏曲集
(1)チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
(2)チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053
(3)チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV1055
(4)チェンバロ協奏曲第7番 ト短調 BWV1058 |
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)
イル・ポモ・ドーロ |
ミンコフスキにも認められた俊英鍵盤奏者コルティ。イル・ポモ・ドーロと満を持してバッハのチェンバロ協奏曲を録音!
セッション録音:2019年3月1-5日/グスタフ・マーラー・ホール(ドッビアーコ)/ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付、64'08"
1984年イタリア生まれの鍵盤奏者フランチェスコ・コルティが2018
年よりゲスト・コンダクターをつとめるピリオド楽器オーケストラ『イル・ポモ・ドーロ』との共演で、J.S.
バッハのチェンバロ協奏曲集を録音しました!
コルティは2006年ライプツィヒにて第15 回国際ヨハン・セバスチャン・バッハ・コンクールのチェンバロ部門で第1位を受賞。翌2007年にはマルク・ミンコフスキからのアプローチでルーヴル宮音楽隊のメンバーとなり、以後チェンバロ、フォルテピアノ、オルガン奏者として活躍しております。ソリストとしては世界各国で活躍し、2017年6月に調布国際音楽祭に出演し注目を集めました。
満を持してのバッハのチェンバロ協奏曲集は、コルティの魅力である雄弁な語り口で演奏。イル・ポモ・ドーロとともに息の合ったアンサンブルを聴かせてくれます。今後のより一層の活躍が期待される注目の録音です。

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BRIDGE
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【ポール・ルーザース・エディション 第15集】
ポール・ルーザース:
(1)ピアノ協奏曲第3番「パガニーニ変奏曲」
(2)サンバル・ダムール第2巻(全8曲)
(3)カフカプリッチョ(全5楽章) |
(1)アン=マリー・マクダーモット(Pf)
ベンジャミン・シュワルツ(指揮)
オーデンセ交響楽団
(2)クアトロ・マーニ:
【スティーヴン・バック(Cemb)
スーザン・グレイス(Pf)】
(3)アンドレアス・デルフス(指揮)
オーデンセ交響楽団 |
ルーザースのパガニーニ変奏曲にカフカカプリッチョ!
録音:(1)2016年9月、(2)2016年10月 コロラド州ウォレン、(3)2018年6月
デンマーク、オーデンセ DDD、61'42
BRIDGEレーベルによるデンマークの作曲家、ポール・ルーザース(デンマーク語読みではパウル・ルーザスが近い)のエディションの第15集。
ピアノ協奏曲第3番 「パガニーニ変奏曲」は2014年の作。題名通り、リストやラフマニノフも用いたことで有名なパガニーニの24のカプリッチョ第24番の主題を基にしている。
ピアノ独奏はなんとアン=マリー・マクダーモット。サンバル・ダムール第2巻は1986年の作。チェンバロとピアノを共演させた面白い曲。カフカプリッチョは、カフカとカプリッチョを繋げたもの。彼のオペラ「カフカの審判」に基づいている。
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アレック・カリスのドビュッシー:練習曲&子供の領分
ドビュッシー:
12の練習曲
子供の領分(全6曲) |
アレック・カリス(ピアノ) |
録音:2019年3月23—26日 ニューヨーク DDD、69'45
アレック・カリスの弾くドビュッシーのピアノ作品集。
アレック・カリスは米国の中堅ピアニスト。BRIDGEレーベルの記念すべき最初のアルバムがカリスによるショパン&シューマン&カーターでした(BCD9001)。
レパートリーは広いが、特に近現代の音楽で高く評価されている。
ここでのドビュッシーも明快な切り口で、雰囲気に流されることなくドビュッシーの近代性をキッチリ音にしている。
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STRADIVARIUS
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「無伴奏ヴァイオリンのためのオーストリアのバロック音楽」
フィルスマイア(1663-1722):
(1)-(10)パルティータ第1番 イ長調
(11)-(18)パルティータ第5番 ト短調
(19)-(29)パルティータ第6番 イ長調
ビーバー(1644-1704):
(30)前奏曲 ニ長調
(31)パッサカリア ト短調 「守護天使」 |
リリアーナ・ベルナルディ(ヴァイオリン) |
ビーバーとフィルスマイア師弟の無伴奏ヴァイオリン作品集!
録音:2019年16-18日 イタリア,ヴィテルボ、55'32
ザルツブルクにおける師弟、ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704)とヨハン・ヨーゼフ・フィルスマイア(1663-1722)の無伴奏ヴァイオリン曲集。
フィルスマイアは残された作品が極めて少ないが、6つのパルティータは大変優れた作品で近年注目を浴びている。一つのパルティータには1分少々の楽章が多く連なり、変化に富んでいる。第5番ではスコルダトゥーラ(変則調弦)を採用。ここに収録された第1番、第5番、第6番、いずれもなかなかに聞き応えがある。
リリアーナ・ベルナルディはイタリアのヴァイオリニスト。ローマ国立音楽院で学んだ後、ドイツのヴュルツブルク音楽大学やザルツブルクのモーツァルテウムなどで学んだ。
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「ヴィットリオ・モンタルティ(b.1984)作品集」
(1)「地下」(2018)〜アンサンブルのための
(2)「パリの屋根」(2011)〜6人の奏者のための
(3)「動物寓意譚リミックス」(2014)〜独唱のための
(4)「階段を降りていない」(2008)〜アンサンブルのための
(5)「枯渇の試み」(2013)
〜アンサンブルとエレクトロニクスのための |
サンドロ・ゴルリ(指揮)
ディヴェルティメント・アンサンブル
(3)リューバ・ベルガメッリ(ソプラノ) |
ただものではない!いたずら好きの作曲家が大暴れ!?
録音:2018年12月 50:39
ヴィットリオ・モンタルティはイタリアのいくつかの音楽院で学んだ後、フランスのIRCAMで電子音楽について研究し、その後作品はヨーロッパの多くの賞を受賞した。
彼の音楽にはジャズ、ロックの影響が色濃く、その要素がノイズ、エレクトロニクスと組み合わされ、路上のストリート・グラフィティのような混とんとした音響を作り出す。ピコピコという昔懐かしい(?)電子音とゴシゴシ、キューキューという弦楽のノイズ、トイ・ピアノの可愛い音などが混じり飽きさせない。
「動物寓意譚リミックス」の独唱曲は聴きもの。ノイズ系ロック、フリー・ジャズの好きな人にもお薦め。
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「ファウスト・セバスティアーニ(b.1962)作品集」
(1)「無傷の男の国」(2017)〜
声、ナレーション、ソプラノ、サックス四重奏、打楽器のための
(2)「ソロ」(1989,rev2017)〜ソプラノ・サックスのための
(3)「黄金のカブトムシ」(2018)〜打楽器のための
(4)「ナウ・ザ・サックス」(2017)〜サックス五重奏のための |
(1)サンドロ・カッペッレット(語り)
マルタ・ヴルピ(ソプラノ)
フランチェスコ・ベッリ(指揮)
アペイロン・サックス四重奏団
アウラ・アンサンブル
(2)(4)クロード・ドゥラングル(Sax)
(3)ティエリー・ミログリオ(Perc)
(4)アリヤ・サックス四重奏団 |
録音:2017年7月、62:57
ファウスト・セバスティアーニはサルヴァトーレ・シャリーノ、エリオット・カーター、クセナキス、ブライアン・ファーニホウら、それぞれ全く異なる強烈な個性の作曲家に師事し、その後パリのIRCAMで電子音響について学んだ。
そんな彼の音楽は先述の師匠たちの作風とは似ても似つかぬ個性的な作風となっている。
「無傷の男の国」はナレーションとともに田舎の楽師が奏するようなのどかな音楽が続く。「ソロ」は電子音楽のような特殊奏法によるサックスの音色で構成され、「ナウ・ザ・サックス」ではミニマルとポップスが融合したような音楽が展開。個性的な作曲家の登場である。
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「木製の歌」 |
シモーネ・ベネヴェンティ(Perc) |
デイヴィッド・ラング(b.1957):「スクラッピング・ソング」(1997/2001)〜木製打楽器によるヴァージョン
シルヴィア・ボルゼッリ(b.1978):「木製」(2015)〜マリンバとウッド・ブロック、ロングドラムのための
ヨハン・スヴェンソン(b.1983):
「ワンマン・バンド」〜木製打楽器、バイブレーターとエア・インストゥルメントのための(2016)
リッカルド・ノヴァ(b.1960):「a」(妄想の文法)
(2017)〜木製打楽器と電子音のための |
録音:2019年8月、55'09
マリンバを始めウッド・ブロックや様々な木製打楽器による作品集。
無国籍風の民族音楽のような曲が揃って不思議な世界が拡がる。スヴェンソンの「ワンマン・バンド」は文字通り一人でバンドをやる、というコンセプトの曲でブーンという音や空気を使って音を出す楽器が使われて何とも不思議な作品。
ノヴァの「妄想の文法」では電子音も加わりクセナキスとアフリカの民族音楽が合体する。
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STR 33829
【再プレス】
¥2400
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「森の神々」〜レスピーギ(1879-1936):室内歌曲集
森の神々(5曲;1917)/ストルネッロを歌う女(1906)/
トスカーナの4つのリスペット(1915)/きわめて美しい女(1897)/
ロザベッラ万歳(ガルッピ作品のリアライゼーション;1912)/
古い愛の歌(4曲;1912)/最後の陶酔(1896)/
5つの古風な歌(1906)/スケルツォ(1906) |
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)
アルド・オルヴィエート(Pf) |
杉山洋一のブソッティ東京ライヴやベルタニョッリのレスピーギ歌曲集など問い合わせの多かったアルバムが久々に再プレス!
録音: 2008年8月サラ・ピッコロ劇場、サンジョルジョ島、ヴェネチア
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「自動トーノ」〜シルヴァーノ・ブソッティ(1931-):
(1)焼き炭売り
(2)「7つの二枚折絵」から「クプレ」「合唱」「三人で」
(3)涙
(4)バレエ「ファイドラ/ヘリオガバルス」〜「醜い裸」「横たわった裸体」
(5)「5つのイタリアの断章」〜
「丘たちは耳を澄ましている」「愛の曲がり角」「ラーラ再び」
(6)チェロとピアノのための大二重奏曲(ベートーヴェンによる)
(7)自動トーノ
(8)[ボーナス・トラック]そして小鳥は(歌とピアノのための) |
杉山洋一(指揮)
mdiアンサンブル、他 |
録音:2008年1月10日、明治学院大学、ライヴ 80'15
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STR 33950
【再プレス】
¥2400
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「マルコ・モーミ(1978-):オールモスト・ピュア」
(1)言葉(ソプラノ、Fl、Cl、Trp、Perc、Pfと弦楽三重奏;2005)
(2)ほとんど消滅した、E.P.のための(フルートのための;2011)
(3)ほとんど純粋な、E.P.のための(弦楽四重奏のための;2011)
(4)5つの裸体画(テナーSaxとストンプボックスのための;2012)
(5)イコニカ(Fl、Cl、Pfと弦楽三重奏のための;2007)
(6)イコニカ III(6つの声のための;2009) |
(1)ヴァレンティーナ・ヴァレンテ(S)
(1)(3)(5)マリーノ・フォルメンティ(指揮)
Mdiアンサンブル
(2)マッテオ・チェーザリ(Fl)
(4)ダヴイド・ブルッティ(Sax)
(6)ラシド・サフィル(指揮)
ソリステ XXI(六重唱) |
録音:2010年2月-2013年1月
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STR 37064
【再プレス】
¥2400
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「デュアル」
〜カスティリョーニ(1932-96)&
デリラー・グートマン(b.1978)作品集
グートマン:'N アレフ・タンゴ
カスティリョーニ:未発表作品
グートマン:水の歌—
スミレの鼓動,月のマントラ,太陽の鼓動,
線,月の鼓動,愛のマントラ,青の鼓動
カスティリョーニ:バルダッサーレはこう語った
グートマン:鏡の中の歌—
歌の愛徳,私の神殿で,帰還,
砂丘の粗塗りの上に,33の3倍,鏡に
カスティリョーニ:美しいヴェレナのための11の舞曲 |
ラウラ・カトラーニ(ソプラノ)
レファエル・ネグリ(ヴァイオリン,ヴィオラ)
デリラー・グートマン(ピアノ) |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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DORON
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〜Legendary Artistsシリーズ〜
メナヘム・プレスラー(Pf)
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
ピアノと管弦楽のためのロンド変ロ長調
WoO6 |
メナヘム・プレスラー(Pf)
モーシェ・アツモン(指揮)
ウィーン歌劇場管弦楽団 |
メナヘム・プレスラーのベートーヴェン:ピアノ協奏曲が復活!
録音:1967年頃、ADD、49'22
ボザール・トリオのピアニストとして高名なメナヘム・プレスラー、最近はソリストとしても評判が高くDGなどからソロ・アルバムが発売になっております。そんなプレスラーの往年のピアノ協奏曲録音を復活させたDORONのCD、これが4枚目。オリジナルはConcert
Hallレーベルの録音と思われる。プレスラーの柔らかく温かいピアノはベートーヴェンの若き日の名作に打ってつけで、2曲とも大変にいい味わいに仕上がっている。日本とも縁の深いモーシェ・アツモンの指揮も見事。
※半世紀以上前のステレオ録音でテープ劣化がいくらかあることをご了承ください。
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RELIEF
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CR 2005
(2CD)
¥3000
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オッフェンバック最後の喜歌劇の歴史的録音
オッフェンバック:喜歌劇『美しきリュレット』
(ドイツ語版) |
フランク・フォルカー、ルッツ・ヤホダ、
ヨラ・ジーグル、ヘラ・ヤンセン
ヴィルヘルム・クレム
ヘルムート・シュトルツ
ヘルムート・カファーン
ゴットフリート・カソヴィッツ(指揮)
ライプツィヒ放送交響楽団
ライプツィヒ放送合唱団 |
録音:1958年12月1日/DDR/76'23、57'15
『美しきリュレット』はオッフェンバック最後のオペレッタで、作曲家の死の年である1880年に完成しました。
このアルバムに収録されているのは1958年のライプツィヒ放送録音、ドイツ語歌唱によるもの。2019年の夏に放送局のアーカイブから発見された音源で、このたび初CD
化となります。
ボーナストラックで1965年録音のフランス語版が数曲入っています。
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<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE
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4840237
(10CD)
\6400→\5990 |
《パウル・ファン・ケンペン〜フィリップス録音全集》
《CD 1》*
1) ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲、
2) ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲、
3) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲、
ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より
4) 第1幕への前奏曲、5) 第3幕への前奏曲、
6) 婚礼の合唱、
7) タンスマン:オラトリオ『預言者イザヤ』
【演奏】
コルネリス・カルクマン(テノール)(7)、オランダ・オペラ合唱団(6)、
オランダ放送フィルハーモニー合唱団(7)、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1951年、アムステルダム(1-6)、1955年、ヒルフェルスム(7)/
《CD 2》*
オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』より
1)「美しい夜、おお、恋の夜よ」、2)「生垣には、小鳥たち」、
3)「きらめけ、ダイヤモンドよ」、
4) グノー:歌劇『ファウスト』より「この土地を去る前に」、
5) マイアベーア:歌劇『ディノラー』より「影の歌」、
6) ウェーバー:歌劇『オベロン』より「海よ、巨大な怪物よ」、
7) スッペ:歌劇『美しきガラテア』より「Ja,
Wenn die Musik nicht w?r!」、
8) J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』より「私の公爵様」、
ヴェルディ:
9) 歌劇『アイーダ』より「エジプトに栄光あれ」(凱旋の合唱)、
歌劇『ナブッコ』より
10)「祭りの晴れ着がもみくちゃ」、11)「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」、
歌劇『リゴレット』より
12)「Ah! Solo per me l’infamia...Piangi
fanciulla」
13)「女心の歌」、
14) 歌劇『イル・トロヴァトーレ』より
ミゼレーレ「主よ、憐れみたまえ—すでに死は近づき」、
15) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
「ママも知るとおり」、
16) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「衣装をつけろ」、
プッチーニ:歌劇『トスカ』より
17)「妙なる調和」、18)「歌に生き、恋に生き」
【演奏】
グレ・ブロウウェンスティン(1, 6, 14,
15, 18)、
エルナ・スポーレンベルク(2, 5, 7,
8, 12)(ソプラノ)、
Lidy van der Veen(メッゾ・ソプラノ)(1)、
フランス・フローンス(テノール)(13,
14, 16, 17)、
テオ・バイル(バリトン)(3, 4, 12)、
オランダ・オペラ合唱団(1, 7-11)、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1951年、アムステルダム/
《CD 3》
1) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』間奏曲*、
チャイコフスキー:
2) 交響曲第6番ロ短調Op.74『悲愴』、
3) 幻想序曲『ロメオとジュリエット』、4)
スラヴ行進曲Op.31
【演奏】オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(1)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2-4)
【録音】1951年、アムステルダム/
《CD 4》
チャイコフスキー:
1) 交響曲第5番ホ短調Op.64、2) イタリア奇想曲Op.45、
3) 大序曲『1812年』Op.49、
4) シューベルト:軍隊行進曲第1番ニ長調D733(E.ギローによる管弦楽編)、
5) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】1951年、アムステルダム/
《CD 5》
1) ベートーヴェン:『献堂式』序曲Op.124、
2) メンデルスゾーン:『フィンガルの洞窟』序曲、
3) ロッシーニ:『ウィリアム・テル』序曲、
ブラームス:
4) 大学祝典序曲Op.80、5) ハンガリー舞曲集WoO1より第1・3・5・6・17-21番、
6) ベルリオーズ:『ベンヴェヌート・チェッリーニ』序曲Op.23
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1952年(1, 4, 5)、1951年(2,
3, 6)、ベルリン/
《CD 6》
ベートーヴェン:交響曲1) 第3番変ホ長調Op.55『英雄』、2)
第8番ヘ長調Op.93
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1951年(1)、1953年(2)、ベルリン/
《CD 7》
1) ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92、
2) レーガー:ヒラーの主題による変奏曲とフーガOp.100
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1953年(1)、1951年(2)、ベルリン/
《CD 8》
1) メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』序曲Op.21*、
2) ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲*、
3) ドニゼッティ:『連帯の娘』序曲*、
4) ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』序曲*、
5) チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調Op.48
【演奏】コンセール・ラムルー管弦楽団
【録音】1953年(1)、1955年(2-5)、パリ/
《CD 9-10》
1) チャイコフスキー:組曲第4番Op.61『モーツァルティアーナ』、
2) ヴェルディ:レクイエム、
ワーグナー:
3) 歌劇『タンホイザー』序曲*、4) 歌劇『さまよえるオランダ人』序曲*
【演奏】
グレ・ブロウウェンスティン(ソプラノ)(2)、マリア・フォン・イロスヴァイ(コントラルト)(2)、
ペトル・ムンテアヌー(テノール)(2)、オスカー・チェルヴェンカ(バス)(2)、
サンタ・チェチーリア国立アカデミー合唱団(2)、
コンセール・ラムルー管弦楽団(1)、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(2)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団(3, 4)
【録音】1955年、パリ(1)、1955年、ローマ(2)、1947年、ミラノ(3,
4)
*DECCA初CD化 |
パウル・ファン・ケンペン(指揮) |
個性溢れるオランダの指揮者ケンペン初のフィリップス全録音のBOXセット
オランダのパウル・ファン・ケンペンは非常に個性的な指揮者として知られています。ウィレム・メンゲルベルク、ベルナルト・ハイティンクと並び、演奏会及び録音においてコンセルトヘボウ管弦楽団とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の両楽団をたびたび指揮して称賛されていました。
今回初めて発売されるフィリップス録音の全集、CD10枚組ではケンペンの新たな一面を発見できます。
クラシックのレパートリーの他、珍しい音楽も加わり、初めてCDとなる録音も含まれています。比較的短いキャリアであるにも関わらず、レパートリーは驚くほど広範囲にわたっています。
ケンペンは1893年に生まれ、ヴァイオリニストとして研鑽を積み、17歳でメンゲルベルク率いるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員となりました。
1930年代オランダ、ドイツのオーケストラを指揮し、1942年ヘルベルト・フォン・カラヤンの後任として、アーヘン市立歌劇場の音楽監督に就任しました。
このBOXでの最も初期の録音は1947年7月に行われたミラノ・スカラ座管弦楽団とのワグナーの序曲2曲です。ケンペンは1955年に62歳で亡くなっているので、他の曲はすべて1950年代前半ということになります。
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との実り多い関係から生まれた演奏の数々の他、パリのコンセール・ラムルー管弦楽団との序曲、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団とのヴェルディの『レクイエム』、オランダのソプラノ歌手グレ・ブロウウェンスティンなど国際的なソリストとの共演も収録されています。
オリジナル・ジャケット仕様。新規リマスタリング。
限定盤。

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4828800
(4CD)
\3400→\3190 |
デッカ録音新規リマスタリング、初めてまとめてリリース
《ハンス・クナッパーツブッシュ〜ブルックナー:交響曲第3−5番、8番》
ブルックナー:交響曲
《CD 1》
第3番ニ短調/
《CD 2》
第4番変ホ長調『ロマンティック』*/
《CD 3》
第5番変ロ長調/
《CD 4》
第8番ハ短調(シャルク改訂版)
*DECCA世界初CD化
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ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-3)、
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(4) |
作曲者と指揮者の強い結びつきから生まれる壮大な交響曲集
ハンス・クナッパーツブッシュがブルックナーを指揮したデッカ録音を新規リマスタリングし、初めてまとめてリリースします。
1950年代と60年代のレコード収集家にとって、ブルックナーとクナッパーツブッシュの名前は同義語であるかのような強い結びつきがありました。威厳があって壮大なブルックナーの交響曲はいつもゴシック大聖堂にたとえられていました。
クナッパーツブッシュは1954年に第3番でデッカにブルックナーの録音を始め、すぐに第4番、第5番も同じくウィーンで続けて録音されました。
ウエストミンスターに録音された第8番(1963年)も含む4枚組です。
【録音】1954年4月(第3番)、1955年3月(第4番)、1956年6月(第5番)、ウィーン、1963年1月(第8番)ミュンヘン
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4829380
\1500 |
《サー・コリン・デイヴィス〜ドヴォルザーク:交響的変奏曲/弦楽セレナード》
ドヴォルザーク:
1) 交響的変奏曲Op.78、
2) 弦楽セレナード ホ長調Op.22*
*DECCA初CD化 |
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ロンドン交響楽団 |
愛情込めて表現される喜び溢れるドヴォルザーク
フィリップスのアルバムからの、ドヴォルザークの傑作の中でも比較的軽めのオーケストラ作品2作。弦楽セレナードは世界初CD化。
サー・コリン・デイヴィスは常にドヴォルザークの音楽に特別の愛情を示していました。彼はトラブルが続いた1960年代初期の苦しい時期の後に、長い間実り多き関係を築いてきたロンドン交響楽団を指揮して、このアルバムを1968年3月に作りました。
『交響的変奏曲』作曲の1年前、1876年にドヴォルザークが作曲した『弦楽セレナード』は、すべての小節から愛情があふれています。この年はしばしば不幸や個人的事件に襲われていた作曲者にとって幸福な時でした。
第5交響曲や弦楽五重奏曲第2番に共通する喜びが感じらます。チェコとウィーンの踊りのリズムに溢れ、それらはロンドン交響楽団の弦楽部により柔らかな響きで表現されています。
【録音】1968年2月−3月、ロンドン
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(2CD)
\1800 |
《フーベルト・バルワーザー/サー・コリン・デイヴィス〜
モーツァルト:フルート協奏曲&交響曲集》
モーツァルト:
《CD 1》
1) フルート協奏曲第1番ト長調K.313*、
2) フルート協奏曲第2番ニ長調K.314*、
3) フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調K.315*、
4) 交響曲第39番変ホ長調K.543*/
《CD 2》
交響曲
1) 第25番ト短調K.183、2) 第29番イ長調K.201*、
3) 第32番ト長調K.318(序曲)、4) 第40番ト短調K.550
*DECCA初CD化 |
フーベルト・バルワーザー(フルート)(CD
1: 1-3)、
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ロンドン交響楽団 |
伝統を重んじつつ、それにとらわれないデイヴィスのモーツァルト
サー・コリン・デイヴィスと半世紀にわたり連携していたロンドン交響楽団との、初期の頃にフィリップスに録音された3つのモーツァルト・アルバムから。初CD化を含みます。
デイヴィスはベルリオーズ、シベリウス、ティペットで有名ですが、モーツァルトの音楽を特に好んでいました。
モーツァルトの交響曲、協奏曲、セレナードはデイヴィスの初期の録音のかなりの部分を占めていました。1960年代初期よりロンドン交響楽団と定期的に演奏するようになり、まもなく交響曲第39番と第40番をスタジオ録音しました。
それから40年、デイヴィスとオランダのフィリップス・レーベルとの関係が続きました。
交響曲第25番、第29番、第32番の録音が1963年に行われ、これらの録音は“若者”のモーツァルトとして歓迎されました。伝統を重んじながら、それにとらわれない演奏です。
フルート奏者はオランダ生まれのドイツのフーベルト・バルワーザー。フィリップスには、ソリストとして、またロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者として、レーベルの初期のころから録音を行っていました。
【録音】1961年11月(CD 1: 4, CD 2: 4)、1963年11月(CD
2: 1-3)、1964年1月(CD 1: 1-3)、ロンドン
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4840250
(2CD)
\1800 |
《グレイストン・バージェス〜イートン・クワイアブック》
《CD 1》
1) リチャード・デイヴィ:マタイによる主の受難(枝の主日)、
ジョスカン・デ・プレ:
2) Petite Camusette、3) C?urs Desolez、
4) La D?ploration sur la Mort de Johan
Okeghem、
5) Vive le Roy、6) El Grillo、7) La Bernadina、
8) Basies Moy、9) Fortuna Desperata、10)
Ave Maria/
《CD 2》
1) ワルター・ランビ:処女なる御母は男を知らず、
2) ジョン・ブラウン:スターバト・マーテル、
3) ジョン・ネスベット:マニフィカト、
4) ロバート・ウィルキンソン:サルヴェ・レジーナ、
5) ウィリアム・コーニッシュ:聖母マリア、
6) ジョン・フォーギナー:喜べ、とげのないバラ、
ジョン・ダンスタブル:
7) おお、美しきバラよ、8) めでたし、海の星、
9) 救い主のうるわしき母、
10) 聖なるマリア、不幸な者を助け、
11) 来たりたまえ、聖霊よ—来たりたまえ、創造主なる精霊よ
DECCA初CD化 |
イアン・パートリッジ(テノール)(CD 1: 1)、
クリストファー・ケイト(バス)(CD 1: 1)、
オール・セインツ・マーガレット・ストリート少年聖歌隊(CD
1: 1, CD 2: 1-6)、
グレイストン・バージェス(指揮)
パーセル・コンソート・オブ・ヴォイシズ、
エリザベス朝コンソート・オブ・ヴァイオルズ(CD1:
2-10, CD 2: 7-11) |
15世紀末の貴重な原典による美しい合唱曲集
もうすぐ復活祭ですが、1年を通して聴いていただける『イートン・クワイアブック』の2枚組のアルバムです。
これは1960年代にアーゴ・レーベルからリリースされたものに、パーセル・コンソート・オブ・ヴォイセズが15世紀のレパートリーを採り上げた3枚目のアルバムからジョスカン・デ・プレとジョン・ダンスタブルの作品がカップリングされています。
歴史的に貴重な『イートン・クワイアブック』の録音として初めてとなる重要なアルバムが新規リマスタリング、初めてCDとしてリリースされます。
『イートン・クワイアブック』は1490年と1502年の間に編纂された、15世紀末と16世紀初期のイギリスの典礼のポリフォニーに関して現存する最も重要な原典です。
演奏は、ロンドンにあるマーガレット・ストリートのオール・セインツ教会からの少年聖歌隊と、2019年に亡くなった創立者グレイストン・バージェスが指揮するパーセル・コンソート・オブ・ヴォイシズです。
気品あふれるダンスタブルの「おお、美しきバラよ」、恩師への心を打つ感謝を捧げたジョスカン・デ・プレの「D?ploration
sur la Mort Desperata」が聴きものです。
【録音】1967年7月(CD 1: 1, CD 2, 1-6)、1970年10月(CD
1: 2-10, CD 2: 7-11)、ロンドン
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<LP>
ALTUS(LP)
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MELOLP 015/6
(2LP)
¥14000+税
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ヨハンナ・マルツィ・スイス放送録音集
[LP1-A]
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲集 BB 68(セーケイ編曲)
ラヴェル:ハバネラ形式の小品(カトリーヌ編曲)
ガールドニ:ロンド・カプリチオーソ
ディニーク:ホラ・スタッカート( ハイフェッツ編曲)
[LP1-B]
スーク:4つの小品 Op. 17
[LP2-A]
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調
Op. 26
[LP2-B]
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218〜第3楽章(ピアノ伴奏) |
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
[LP1]ドリス・ロシオー(ピアノ)
[LP2-A] ルドヴィート・ライテル(指揮)
ベロミュンスター放送管弦楽団
[LP2-B] ピアノ奏者不詳 |
少女時代からの得意曲ブルッフは彼女の総決算たる超名演奏、初レパートリーとなる録音も含む名手マルツィの貴重な記録
録音:[LP1]1947年3月17日/ジュネーヴ放送
スタジオ2(セッション) [LP2-A]1969年10月19日/チューリヒ放送スタジオSRF(セッション) [LP2-B]1947年10月1日/ジュネーヴ国際音楽コンクール(ライヴ)
国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付
Meloclassic レーベルからリリースされた貴重音源を初
LP 化。LP 用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上で
LP 化しております。
1947年の録音は、彼女のディスコグラフィの空白期間を埋める貴重なもので、とくにガールドニの「ロンド・カプリチオーソ」とディニークの「ホラ・スタッカート」はいままで彼女の録音が聴けなかった曲目である。民族色豊かな作品ばかりが選ばれた3月録音の小品集は、彼女が楽器を変える前の演奏ぶりを初めて伝えるものだが、何れも楽器の鳴りっぷりがよく、彼女のテクニックも冴え渡っており、音楽が多彩な表情を浮かべながら勢いよく前進するのが素晴らしい。
1969年録音のブルッフは表現のゆとりといい、音色やヴィブラートの巧みな使い分けといい、豊かな呼吸感といい、完成された超一流ヴァイオリニストの演奏である。録音が良いこともあるが、ヴァイオリンが真の名器の艶やかな音を発していることも特筆される。ブルッフは前記したように彼女が少女時代から得意としてきた楽曲だけに、まさにここには総決算としての演奏が示されているのである。(音楽評論家
板倉重雄)
※ Meloclassic のCD は東武ランドシステム株式会社様がお取扱いをしています。LP
タイトルのみ、トーメイ電子株式会社(ALTUS)が製作・発売元となり、キングインターナショナルが販売いたします。
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1/29(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
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『アンデルス・シュデニウス・コレクション』
ガエターノ・プニャーニ(1731-1798): 四重奏曲第2番
変ホ長調
クリスティアン・エルンスト・グラーフ(1723-1804):
四重奏曲 ト長調 Op.17 no.3
ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746-1825):
四重奏曲 ニ長調 Op.1 no.5
アントニオ・サッキーニ(1730-1786): 四重奏曲
ハ長調 Op.2 no.3
レブレヒト・ユリウス・シュルツ(1732-1804):
四重奏曲第5番 ホ短調
ガエターノ・プニャーニ(1731-1798): 四重奏曲第3番
イ長調 |
オストロボスニア室内管弦楽団
コッコラ四重奏団
エリナ・ムストネン(チェンバロ)
ニーヴ・マッケナ(フルート) |
『アンデルス・シュデニウス・コレクション』から選曲した珠玉の作品集
古典的リベラリズムの提唱者、フィンランドの司祭でスウェーデンの立法府リクスダーゲン議員のアンデルス・シュデニウス(1729-1803)は、音楽愛好家としても知られます。
彼は、コッコラのキルコンマキ(教会の丘)の牧師館に小規模なオーケストラをもち、楽譜の収集にも努めました。ヨーロッパ大陸の作曲家たちの膨大な数の作品を収め、シュデニウスの署名の入った11巻の楽譜集は、『アンデルス・シュデニウス・コレクション』と呼ばれ、現在、トゥルクのシベリウスス博物館が所蔵しています。
コッコラに本拠を置くオストロボスニア室内管弦楽団とメンバーが結成したコッコラ四重奏団がふたりのソリストと演奏するこのコレクションから選んだ「宝石のような作品」。イタリアのプニャーニ(1731-1798)、カンビーニ(1746-1825)、サッキーニ(1730-1786)、オランダのグラーフ(1723-1804)。音楽史から忘れられてしまったようなレブレヒト・ユリウス・シュルツ1732-1804)の名も見られます。
チェンバロのエリナ・ムストネン(1961-)は、シベリウス・アカデミーを卒業後、アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でトン・コープマンに師事しました。
バッハの《フランス組曲》(ABCD136:1-2)『ドメニコ・スカルラッティの15のソナタ』(ABCD216)などのアルバムを
Alba レーベルに録音しています。ドイツ系アイルランドのフルーティスト、ニーヴ・マッケナは、トゥルク・フィルハーモニックの首席奏者を経て、2019年秋からソロ・フルート奏者としてヘルシンキ・フィルハーモニックで演奏しています。
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『ミサ・ポピュラリス』
ティモ・ルオッティネン(1947-):
ミサ・ポピュラリス |
ルアムジャイ合唱団
キルシ・カウニスマキ=スホネン(合唱指揮)
ニュー・セグメント・オーケストラ
セッポ・"カラ"・アラヨキ(ギター)
マサ・オルパナ(サクフォソーン、フルート)
アルト・ピースパネン(キーボード)
ユーソ・ノルドルンド(ベース)
ユッポ・パーヴォラ(ドラム) |
Alba Records創業者のティモ・ルオッティネンによるミサ曲
Alba Records の前のオーナー、創業者のティモ・ルオッティネン(1947-)は、1960年代の後半、財政運営の学生だった20代に《ミサ・ポピュラリス》と名付けたミサ曲を作曲しました。
当時、世界は、ベトナム戦争、ナイジェリア内戦、プラハの春といった戦争や政情不安の真っただ中にあり、そうした激動する世界を根本から変えたいという願いが、音楽を含むあらゆる文化表現に浸透した時代でもありました。
ルオッティネンのミサ曲も、その時代を背景に作られた作品です。1960年代のポップミュージックとプログレッシヴ・ロックを組み合わせた、当時としては急進的なスタイルで書かれたミサ曲は、1969年4月5日のトゥルク・コンサートホールでの初演は、賛否の議論を巻き起こしたと言われます。
作品は、全曲を統一する主題をもつ「序曲」に始まり、ラテン語のミサ通常文を歌う〈キリエ〉〈グローリア〉〈クレド〉〈サンクトゥス〉〈アニュス・デイ〉とつづきます。バロックからブルースまで、多種多様なメロディとリズムが音楽を彩っています。
初演から50年の録音。オリジナルの版を使った演奏です。ルアムジャイ合唱団は、若い団員40
人の混声合唱団。タイ語の「心を共有する」をグループ名にしています。
「ニュー・セグメント・オーケストラ」と名付けたアンサンブルは、電気増幅したギターとベース、ドラム、ハモンドオルガン、ミニモーグ・シンセサイザー、シタールという、当時の音楽を尊重した編成をとり、『Honk』(ABCD433)などのアルバムを録音したマサ・オルパナ(1973-)、『ピューニキンリンナ・ライヴ』(ABCD428)で彼と共演したアルト・ピースパネン(1958-)たちが参加しています。
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HMF
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おっとこの問題作をいっしょに録音してきた
クネヒトvsベートーヴェン
ベルリン古楽アカデミー/「田園」(指揮者なし)
ユスティン・ハインリヒ・クネヒト(1752-1817):
自然の音楽による描写、あるいは大交響曲
第1楽章:
美しい風景。太陽が輝き、風が穏やかにそよぎ、谷を小川のせせらぎが流れ、鳥がさえずり、
山からも美しい清水がそそぎ、羊飼いがパイプを奏で、羊たちが戯れ羊飼いの娘たちが甘い声で歌う。
第2楽章:
突然空が曇り、あらゆる土地が苦しみおびえ、黒い雲が湧きおこり、風がうなり、
雷がゴロゴロ鳴り、嵐が少しずつ近づいてくる
第3楽章:
激しい風と打ち付けるような雨の嵐がものすごい勢力となる。
こずえがざわめき、ド土砂降りの雨がものすごい音で打ちつける。
第4楽章:
嵐が少しずつおさまり、雲が切れ、空が明るくなってくる
第5楽章:
自然は喜び、天に向かって、創造主である神への大いなる感謝を表し、甘やかな喜びの歌を歌う。
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」
第1楽章:アンダンテ・マ・ノン・トロッポ
田舎に到着すると呼び起こされる、楽しく大らかな気持ち
第2楽章:アンダンテ・モルト・モッソ
小川の畔の情景
第3楽章:アレグロ
農民たちの愉しき集い
第4楽章:アレグロ
雷雨、嵐
第5楽章:アレグレット
牧人の歌。嵐の後の嬉しく、感謝に満ちた気持ち |
ベルリン古楽アカデミー
ベルンハルト・フォルク(コンサートマスター) |
2020年ベートーヴェン・イヤー、ベルリン古楽アカデミーが田園を録音!指揮者なし、少数メンバーでの録音!!
録音:2019年6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
ベートーヴェン・イヤーにあわせ、ハルモニアムンディから、ベルリン古楽アカデミーによる交響曲録音の登場!今回は第6番「田園」。ほかに1,2,4,8番も同団による録音で登場予定です。
「田園」のカップリングは、その30年ほど前に書かれたクネヒトの大交響曲。こちらも同じく自然を描写した音楽で、各楽章のタイトルも類似しており、興味津々です。
この録音に際し、ベルリン古楽アカデミーの面々は、ウィーンでベートーヴェンが演奏したことのある場所(いわゆるホール)すべてを訪ね、その音響を研究。最終的に、小さなホールの響きを理想とし、そのために弦楽器のメンバーも人数を少なくしての編成での録音の運びとなりました。
ベートーヴェン自身が指揮をした演奏会の詳細な記録や絵画は残っていませんが、当時の劇場年鑑に残されているオーケストラのメンバーの人数の記録などから当時のオーケストラの陣容を推察。レイアウトについても、弦楽器は観客から見て左側、管楽器は右側になるようにし、コントラバスはトロンボーン、トランペットやティンパニの少し後ろに配置しました。これにより、メンバー間でのコンタクトもとりやすくなり、指揮者無しでもまるで室内楽を演奏しているように各セクションの次の一手を酌むことができたといいます。
クネヒトの作品は1780年の作(ト長調)。冒頭から田園的な世界が美しい世界です。第2楽章で次第に嵐が近付いてくる様子は不安気に繰り返される転調で表されております。第3楽章の嵐の描写は、何かオペラの序曲を思わせるような華やかなニ長調で展開されており、ベートーヴェンのとはまた違って興味津々です。終楽章は変奏曲の形式をとりながら、コラールのようなすがすがしい楽曲となっています。
ベートーヴェンの交響曲第6 番の各楽章のタイトルとクネヒトのは類似しています。
実際、確実な資料は残されていませんが、ベートーヴェンの初期の作品はクネヒトのと同じ出版社から出版されていたことなどから、ベートーヴェンはクネヒトの作品を知っていたと考えられます。
当時から自然を音楽で模倣する試みは行われており、1780年当時クネヒトの作品も革新的であったかもしれません。
しかしこうして比較して聞いてみると、1808年12月の「田園」初演との間には30年弱の差があるとはいえ、あらためて楽聖ベートーヴェンの革新性と偉大さを痛感してしまうのも事実です。
ベートーヴェンの終楽章では、ベルリン古楽の面々が採用したバランスのおかげで管楽器が際だって聴こえ、今までの「田園」像が覆されるかのような感覚をおぼえます。
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シューベルト:ピアノ・ソナタ集
・ソナタ ト長調 D.894
・ソナタ ハ短調 D.958 |
アダム・ラルーム(ピアノ) |
フランスの俊英アダム・ラルーム、シューベルトの世界を見事に体現!
録音:2019年10月14-17日、パリ
フランスの俊英ラルームのソロディスクがハルモニアムンディから登場!
シューベルトのト長調のソナタ(1816年10月)と、死の数週間前に書かれた3つのソナタのうちの第1曲、ハ短調のソナタ(1828年9月)という珍しい組み合わせです。
ト長調のソナタはシューマンが「最も完全な作品」と賞賛した作品。第1楽章のMolto
moderato e cantabile の冒頭から、画家が繊細な筆遣いで次々と色を重ねながら静かに絵を完成させていくような、そして少しずつ霧が晴れていくような、繊細にして希望を感じる演奏。終楽章の、ともするとめまぐるしいだけになってしまう転調や回想も全てが必然であると感じる説得力抜群の演奏です。
ハ短調のソナタはベートーヴェンを強く意識して書かれたものですが、テクニックと感情の両面に完璧なコントロールが効いた演奏です。
ラルームは10歳でピアノを始め、トゥールーズ音楽院を経て、パリ国立高等音楽院でミシェル・ベロフのもとで研鑽を積みました。
ハンブルクに移り、コロリオフの薫陶も受けており、清潔感のあるタッチと静謐な音楽、完璧なコントロールが持ち味です。
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理知と深みを具えた、ルガンスキー絶品のフランク
フランク:
(1)前奏曲、コラールとフーガ
(2)前奏曲、アリアと終曲
(3)前奏曲、フーガと変奏曲(ハロルド・バウアー編)
(4)コラール第2番ロ短調(ニコライ・ルガンスキー編) |
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ) |
録音:2019年7月/サル・ド・シャントネイル(スイス)
ルガンスキー最新盤は何とフランク作品集。意外な感があるかもしれませんが、彼はこれまでもレーピンやクニャーゼフ(チェロ版)とヴァイオリン・ソナタを録音・演奏し、その素晴しさが高く評価されてきました。
また2015年の来日公演で披露した「前奏曲、フーガと変奏曲」の感動的な演奏が語り草となっています。長年フランク作品集の録音を夢見ていたそうですが、今回ついに実現。
ルガンスキーといえば、正確無比な技巧と緻密に計算された設計で説得力満点の演奏を繰り広げてきました。その点でフランクはルガンスキーにうってつけ。全く外面的でないのに恐ろしく技術的に難しく、また一音たりとも忽せにできぬ理詰めな構成を、まるで科学を解きほぐすように再現しています。
嬉しいのが感動的なオルガン曲2篇のピアノ編曲が収められていること。「前奏曲、フーガと変奏曲」の静かに切々と紡ぐ哀切感、ルガンスキー自身の編曲による「コラール第2番」の俊厳さは絶品。いつもの轟き渡るルガンスキーの輝かしいピアノの音色を抑え、オルガンのような音を出してはいるのが注目です。この曲はフランク最後の作品で、それを最後に置いている点にもルガンスキーの深い理解とこだわりを感じます。
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SIMAX
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『シェティル・ヴォスレフ:ピアノ協奏曲』
シェティル・ヴォスレフ(1939-):
(1)ピアノ協奏曲(1992)*
(2)夢の劇(Ein Traumspiel)(2009)(管弦楽のための)
(3)バラバ(Barabbas)(2004)(管弦楽のための)
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ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
(1)ライフ・オーヴェ・アンスネス(ピアノ)
エドワード・ガードナー(指揮)
(2)アイヴィン・グッルベリ・イェンセン(指揮)
(3)フアンホ・メナ(指揮) |
ノルウェー現代音楽を代表する作曲家、ヴォスレフ80歳記念アルバム、新録音のピアノ協奏曲は、アンスネスがソロを担当!
録音: (1)2019年8月15日-16日、(2)2011年4月14日-15日(ライヴ)、(3)2013年3月21日-22日(ライヴ) グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)/デジパック、79'02
制作: (1)ヨルン・ペーデシェン、(2)(3)アーリル・エーリクスタ/録音:グンナル・ヘルライフ・ニルセン
シェティル・ヴォスレフ は、ベルゲンに生まれ、ベルゲンのグリーグ・アカデミーで長年教えた多作の作曲家です。ヴォスレフの80歳を記念するアルバム。ローガラン県のカルモイで生まれ、グリーグ・アカデミーのイジー・フリンカに学んだピアニスト、ライフ・オーヴェ・アンスネス(1970-)のソロ、ヴォスレフと緊密な関係をつづけるベルゲン・フィルハーモニックの演奏で制作されました。
アンスネスがソロを弾く《ピアノ協奏曲》は、モーツァルトの《2台のピアノのための協奏曲》を聴いたヴォスレフが、「ならんで演奏する、まったく同じ音の楽器」から「エコー協奏曲」のアイデアを得て作曲に着手したという作品です。
作曲を委嘱したスタヴァンゲル交響楽団の1993年シーズンの幕開けに、アンスネスのソロ、アレクサンドル・ドミトリーエフの指揮で初演されました。
アンスネスが、ベルゲン・フィルハーモニックの1995年4月のコンサートで演奏した際にヴォスレフが「マニアックとも言えるほど極度の正確さに依存したこの作品をアンスネスほど上手く演奏できる人を見つけることはできなかっただろう」と語っています。2019年8月、首席指揮者エドワード・ガードナーの指揮で行われたセッションの録音です。
管弦楽のための《夢の劇》は、北ドイツ放送交響楽団(現
NDR エルプフィルハーモニー管弦楽団)の首席指揮者に就任したアイヴィン・グッルベリ・イェンセンが最初のコンサートで指揮するためにヴォスレフに委嘱して作曲されました。
ヒンドゥー教のインドラ神の娘が地上に降りてくるエピソードをスウェーデンの劇作家アウグスト・ストリンドベリが劇に作った『夢の劇』に基づき、ストリンドベリの「時間と空間の存在しない、脈絡のない夢の形をまねた」という言葉を念頭に置きながら作曲したという作品です。2011年5月、グッルベリ・イェンセンがベルゲン・フィルハーモニックを指揮したコンサートのライヴ録音で収録されています。
「歌手のいない歌劇」として作られた管弦楽作品《バラバ》は、ヴォスレフの同名の歌劇に基づく作品です。
イエス・キリストに代わって釈放された盗賊バラバの物語を第1幕「獄舎」第2幕「ピラトの宮殿の近くで」第3幕「受難の陰で」で構成され、指揮台の上方に設置されたディスプレイに歌劇の台本の抜粋を表示しながら演奏されます。
2008年から2013年までベルゲン・フィルハーモニックの第1客演指揮者を務めたスペインのフアンホ・メナ(1965-)の指揮。2013年5月、グリーグホールのコンサートのライヴ録音です。

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『カール・アーノルト:ピアノ協奏曲・ピアノ六重奏曲』
カール・アーノルト(1794-1873):
(1)ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.16
(2)ピアノ六重奏曲(大六重奏曲) Op.23 |
ルライフ・トルゲシェン(フォルテピアノ)
(1)ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
(2)ダーグ・アンデシュ・エーリクセン(ヴァイオリン)
ユッタ・モルゲンシュテルン(ヴァイオリン)
ハンス・グンナル・ハーゲン(ヴィオラ)
ベン・ネーション(チェロ)
グレグ・コーラー(コントラバス) |
ノルウェーの音楽にベートーヴェンの精神を吹きこんだアーノルト
[楽器 Fortepiano: Gottlieb Hafner, Vienna
ca.1830, restored by Edwin Bunk and Johan
Wennink in 1994]
録音:2018年10月31日-11月1日、2019年5月11日-12日 ベルゲン大学講堂(大ホール)(ベルゲン、ノルウェー)/デジパック、60'20
制作・録音:フランソワ・エケール
ドイツの作曲家カール・アーノルト(1794-1873)は、クリスチャニア(現
オスロ)で身を立てた際、ノルウェーの音楽にベートーヴェンの精神を吹きこんだと言われます。
アーノルトは、ノインキルヒェン生まれ。ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして名を馳せ、演奏旅行で訪れたクリスチャニアで音楽家たちと聴衆に乞われ、フィルハーモニック協会の指揮を引き受けます。
トリニティ教会のオルガニストも務め、クリスチャニアで最初のオルガンと作曲の学校を私費で設立。ハルフダン・シェルルフ、オト・ヴィンテル=イェルム、ヨハン・スヴェンセンがこのアカデミーで学んでいます。
《ピアノ協奏曲》は、1819年8月、ワルシャワで初演、2年後、ベルリンで出版された作品です。「アレグロ・モデラート」「アダージョ・マ・ノン・トロッポ」、ロシア民謡に基づく「ロンド」。古典主義とロマンティシズムの結びついた音楽です。フォルテピアノのために作曲され、ポーランドの将軍ユゼフ・ザジチェクの夫人「アレクサンドラ・ザジチェク妃殿下」に献呈されました。
《六重奏曲》は、ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスの編成で演奏される作品です。「アダージョ・ノン・トロッポ
− アレグロ・コン・フオコ」「アンダンテ」「アレグロ・コン・スピリト」「アレグロ・アジタート」の4
楽章。ベートーヴェンのスタイルを踏まえて書かれ、ピアノの技巧的で華麗な音楽の際立った「協奏曲」とも呼べる作品に作られています。1825年に出版、プロシャの将軍、カール・フォン・デル・グレーベンに献呈されました。
ピアニストのトルライフ・トルゲシェン(1967-)は、ベルゲン生まれ。フォルテピアノの演奏をマルコム・ビルソン、バルト・ファン・オールトに学びました。2002年からベルゲンのグリーグ・アカデミーで教授として教えています。
主要なソロ・ピアノ曲を弾いたアルバム(PSC1305)につづくアーノルトの作品集。初録音の2曲。
セッションに先立ちアカデミーの学生グループの協力でリハーサルと研究が行われ、《ピアノ六重奏曲》はベルゲン・フィルハーモニックのプレーヤーたちの共演で録音されました。
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AEOLUS
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縦型チェンバロ!?
ニュルンベルク・ゲルマン国立博物館の
クラヴィツィテリウム |
ベルンハルト・クラップロット
(クラヴィツィテリウム) |
クリスティアン・エアバッハ(after 1568−1635):第6旋法によるカンツォーナ
作曲者不詳(1595年頃南ドイツ):「Je
prends en gres」
エアバッハ:第4旋法によるカンツォーナ、第9旋法によるリチェルカール
ヨハン・シュターデン(1581−1634):トッカータ
ト短調
ヤーコプ・ハスラー:(1569−c.1622):カンツォーナ
ト短調
ハインリヒ・プフェントナー(c.1588−1630):カンツォン
ト長調
シュターデン:バレット ニ長調、コレンテ
ニ短調
ヴァレンティン・ドレッツェル(1578−1658):ソナタ
イ短調
カール・ファン・デア・フーヴェン(1580−1661):第4旋法によるリチェルカール/
ヤーコプ・ペ(1556−after 1623):
「Ist mir ein fein braun Megdelein」、「Du
hast mich woellen nemmen」、
スキャラズラ・マラズラ、「Aus frischem
freyem muth」、ウンガレスカ
ハンス・レオ・ハスラー(1564−1612):第12旋法によるカンツォン
シュターデン:アッラマンダ・ヴァリルト
ハンス・レオ・ハスラー:
カンツォン ニ短調、「Ach Schatz, ich
sing und lache」、「Mit deinen lieblichen
Augen」、
「All Lust und Frewdt」、「Ach weh
der schweren Pein」、「Nun last uns fröhlich
sein」、
「Ihr Musici, frisch auff und last
doch hören」、カンツォン ヘ長調 |
縦型チェンバロ!?ゲルマン国立博物館所蔵「クラヴィツィテリウム」の音色
☆ゲルマン国立博物館所蔵のレア楽器!
☆1620年頃製の「クラヴィツィテリウム」をクラップロットが弾く!
「クラヴィツィテリウム」とは、弦と響板が垂直に立てられた縦型(アップライト)のチェンバロの一種。主流の楽器にはならなかったものの、最古の物は15世紀の楽器が現存しており、その後も散発的に製作され続けていました。
ニュルンベルクのゲルマン国立博物館に所蔵されている貴重なクラヴィツィテリウム(製作者不詳、1620年頃ドイツ)を使用した初のレコーディング。
演奏は、ボブ・ファン・アスペレンの弟子であり、現在ヴァイマールのフランツ・リスト音楽大学でチェンバロ・古楽系鍵盤楽器と古楽を教えているヒストリカル楽器の専門家、ベルンハルト・クラップロット。
縦になったことによりジャックが自動で戻らないため、非常に複雑なアクションを持つクラヴィツィテリウムの不思議なユニークな音色を、16世紀〜17世紀の特別なレパートリーでお楽しみください。
※録音:2013年9月、ゲルマン国立博物館(ニュルンベルク)

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AE-11191
(SACD HYBRID+CD)
¥5100
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ヴィエルヌ:オルガン交響曲全集 Vol.3
オルガン交響曲第5番イ短調 Op.47
オルガン交響曲第6番ロ短調 Op.59
〔Disc1(SACD Hybrid)〜SACD層:オルガン交響曲第5番&第6番、
CD層:オルガン交響曲第5番/
Disc 2(ノーマルCD)〜オルガン交響曲第6番〕 |
スティーヴン・タープ(オルガン) |
フランク、ウィドールの下でその才能を開花させ、ノートルダム大聖堂のオルガニストという栄誉ある地位にまで上り詰めたルイ・ヴィエルヌ(1870−1937)の"マルチチャンネル録音"によるオルガン交響曲全集第3巻。
第3集では、32の国際ツアーと800以上の北米コンサートをこなしてきた、アメリカを代表するコンサート・オルガニスト、スティーヴン・タープが、パリ・サン=シュルピス教会のカヴァイエ=コル・オルガン(1862)を演奏しています。
※録音:2010年9月(第5番)、2014年10月(第6番)、サン=シュルピス教会(パリ)
※ディスク1(SACDハイブリッド盤)は、SACD層に第5番&第6番の両方を、CD層には第5番のみ収録。ディスク2(ノーマルCD)に第6番を収録。
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AE-11181
(SACD HYBRID)
¥2900
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フレデリック・ウィリアム・ホロウェイ:交響的オルガン作品集
序奏とアレグロ・コンチェルタンテ/カンティレーヌ
ホ短調 Op.33/
アンダンテ・カンタンド ホ短調 Op.40/
カノン様式によるクーラント イ短調 Op.58/
演奏会用トッカータ ニ短調 Op.33/二重奏曲
ヘ長調 Op.58/
アレグレット・レッジェーロ ヘ長調 Op.7/
アンダンテ・シンフォニコ 変ニ長調 Op.48/
アレグレット・グラツィオーソ ヘ長調 Op.49/
アンダンテとフィナーレ・フガート ト長調
Op.17/
オルガン交響曲ハ短調 Op.47 |
マルクス・アイヒェンラウプ(オルガン) |
イギリス後期ロマン派の忘れられた作曲家、フレデリック・ウィリアム・ホロウェイ(1873−1954)の世界初録音となるオルガン作品集。
演奏は、世界遺産にも登録されているドイツのシュパイアー大聖堂で2010年よりオルガニストを務め、Aeolusではロパルツのオルガン作品全集(AE-10391)の録音でも評価を高めたドイツの名手、マルクス・アイヒェンラウプです。
※録音:2019年9月16日−18日、聖バルトロメウス大聖堂(ガッケンバッハ、ドイツ)
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ARS PRODUKTION
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ARS 38295
(SACD HYBRID)
¥2700
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キム・ソ・ジン、魅力あふれるモーツァルト・アルバム
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219《トルコ風》 |
キム・ソ・ジン(ヴァイオリン)
マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団 |
ドロシー・ディレイの孫弟子キム・ソ・ジン。ジュリアード仕込みの華麗なるモーツァルト!
24歳でスイスのルツェルン交響楽団のコンサートマスターに就任し、現在はドイツのミュンヘン放送管弦楽団の副コンサートマスターを務め、ハノーファー音楽演劇大学で教鞭も執っている韓国系アメリカ人の女流ヴァイオリニスト、キム・ソ・ジンが奏でる華麗なるモーツァルト。
2006年にリンカーン・センターのアリス・タリー・ホールにジュリアード・オーケストラとの共演で出演しソロ・デビュー。その後は、ソリストとしてもチェコ放送交響楽団やサンクトペテルブルク交響楽団、イ・ムジチ・ドゥ・モントリオール、ブダペスト交響楽団などと共演を重ねるなど目覚ましい活躍を展開しています。
ドロシー・ディレイ門下の田中直子、チョーリャン・リンの両氏にジュリアード音楽院で師事したキム・ソ・ジン。ジュリアード仕込みの確かな音楽性とテクニックが活きた魅力あふれるモーツァルト・アルバムです。
※録音:2019年5月22日-23日、エピファニアス教会(マンハイム、ドイツ)
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ARS 38279
(SACD HYBRID)
¥2700
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カボークロ 〜 リコーダー四重奏によるブラジルの音楽
ヴィラ=ロボス:
アリア(ブラジル風バッハ第5番より)、
ショーロ第4番、カボークロの伝説
レスカラ:アーサー王のピファロスのバンド
ジナタリ:
四重奏曲第3番、カンティレーナ、
セレスタ第1番《サンバ》、セレスタ第2番、レンダ
ゲーハ=ペイシェ:ムラーオ
ヴォルフ:フラウタタ・ドーチェ |
クインタエッセンチア・リコーダー四重奏団
〔グスターヴォ・デ・フランシスコ、
レナータ・ペレイラ、
ペドロ・リベイラン、
フランシエラ・パイシャオ〕 |
リコーダー四重奏による近代ブラジル・プログラム!
2006年にブラジルのサンパウロで結成され、南米各国はもちろんのことヨーロッパを含む世界規模での活躍を展開しているアンサンブル、クインタエッセンチア・リコーダー四重奏団が母国ブラジルの音楽に回帰!
ブラジルの先住民とヨーロッパ人との混血の呼称である「カボークロ」をテーマとしたブラジリアン・プログラムは、2016年からメンバーたちが構想を練り続けてきた20世紀ブラジルの作品集。
近代ブラジルの巨匠ヴィラ=ロボス、ハダメス・ジナタリ(1906-1988)やダニエル・ヴォルフ(1967-)などの作品を、ソプラノからF管のコントラバス、C管のグレートバス・リコーダーを駆使し、熱く、民族色と色彩感豊かでリズミカルな演奏を繰り広げてくれています。ブラジル音楽、ラテン音楽ファンにもおススメしたいリコーダー・アルバムです。
※録音:2019年4月、インマヌエル文化センター(ドイツ)

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AUSTRIAN GRAMOPHONE
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ロパルツ、シェック&プーランク:ヴァイオリン・ソナタ集
ロパルツ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調
シェック:ヴァイオリン・ソナタ Op.16
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ |
デュオ・アールデコ・ウィーン
〔セターレ・ナジファール=ナーヴィ
(ヴァイオリン)、
テレジア・シューマッヒャー(ピアノ)〕 |
20世紀前半に作曲されたベルギー、スイス、フランスの美しき3つのヴァイオリン・ソナタをカップリングした室内楽ファン要チェックの好プログラム。
デュボワ、マスネ、そしてフランクに師事したロパルツのニ短調のソナタは、ブルターニュ地方の民謡的旋律や瞑想的な一面を併せ持つ佳作。ウジェーヌ・イザイ(と伴奏者のラウール・プーニョ)に献呈され、両者の生涯にわたる友情の証ともなった作品です。
ヴァイオリンはテヘラン放送交響楽団やテヘラン交響楽団などで活躍した後、ウィーンへと渡り、トーンキュスラー室内管弦楽団や、ウィーン・カンマーオーパーで活躍したイラン出身の女流奏者セターレ・ナジファール=ナーヴィ。2010年からデュオを組むテレジア・シューマッヒャーと質の高いアンサンブルを繰り広げています。
※録音:2019年4月2日-4日、トーンスタジオFM(ウィーン、オーストリア)
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INDESENS!
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ソヴィエトのトランペット協奏曲集
・ネステロフ:トランペット協奏曲ハ短調
Op.42
ティエリー・ジェルヴェ(トランペット)、バスティアン・スティル(指揮)、モスクワ交響楽団
・ヴァシレンコ:協奏的詩曲ハ短調 Op.113
ティエリー・ジェルヴェ(トランペット)、フランソワ・ブーランジェ(指揮)、
パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
・アルチュニアン:トランペット協奏曲変イ長調
エリック・オービエ(トランペット)、バスティアン・スティル(指揮)、ポーランド放送交響楽団
・パフムートヴァ:トランペット協奏曲
ティエリー・ジェルヴェ(トランペット)、ジャン=フィリップ・ダンブルヴィル(指揮)、
パフムートヴァ・アンサンブル
・ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番
Op.35
エリック・オービエ(トランペット)、ルステム・サイトクロフ(ピアノ)、
ニコラ・シャルヴァン(指揮)、サヴォア地方管弦楽団 |
オービエとジェルヴェが吹くドクシツェルへのトリビュート!
モーリス・アンドレの系譜を継ぐ現代のフランスを代表するトランぺッター、エリック・オービエと、パリ警視庁吹奏楽団のトランペット奏者であり、パリ12区音楽院の教授として後進の育成にもあたっている名手ティエリー・ジェルヴェの2人が奏でる、「ソヴィエト」のトランペット協奏曲集5作品を収録!
オービエは王道中の王道であるアルチュニアンとショスタコーヴィチの2曲、ジェルヴェはネステロフ、ヴァシレンコとパフムートヴァの3曲を演奏。フランスの名手2人による濃厚濃密なソヴィエト・プログラムは、まさに旧ソ連の伝説的なトランペット奏者ティモフェイ・ドクシツェルへのトリビュート・アルバムに仕上がっています。
※録音データ表記無し
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月の光 〜 ヴァイオリンとピアノのための作品集
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調
フォーレ:
夢のあとに Op.7、ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調
Op.13
ドビュッシー:月の光、ヴァイオリン・ソナタ
ト短調
ラヴェル:演奏会用狂詩曲《ツィガーヌ》
マスネ:タイスの瞑想曲 |
タチアーナ・サムイル(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ) |
タチアーナ・サムイルは、モスクワ音楽院、ブリュッセル王立音楽院、マドリード・ソフィア王妃高等音楽院でヴァイオリンを学び、2014年のソチ・オリンピックでは閉会式でソリストの大役を務めあげたロシアのヴァイオリニスト。
ラヴェル、フォーレ、ドビュッシーのソナタ、そしてマスネの「タイスの瞑想曲」がフィナーレを飾るプログラムは、20世紀前半のフレンチ・ヴァイオリン・スクールの歴史を描きます。
※録音:2017年11月27-30日、フラジェ(ブリュッセル、ベルギー)
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ピアノ・モダン・リサイタル Vol.2
ビーチ:前奏曲とフーガ/
シャーモ:ピアノ・ソナタ第3番/
シマノフスキ:前奏曲とフーガ/
シュニトケ:即興曲とフーガ/
メルレ:パッサカリアとフーガ/
タネーエフ:前奏曲とフーガ Op.29/
バス:前奏曲とフーガ/
ミトロプーロス:パッサカリア、間奏曲とフーガ |
オルランド・バス(ピアノ) |
知られざる近現代作品の発掘、紹介に取り組む「ピアノ・モダン・リサイタル」の第2巻は、バッハからショスタコーヴィチを経て現代まで続く「前奏曲とフーガ」のスタイルがテーマ。
最も注目を集めそうなのは、やはり名指揮者ディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960)の「パッサカリア、間奏曲とフーガ」でしょう。1924年に作曲された「パッサカリア、間奏曲とフーガ」は、"作曲家ミトロプーロス"の魅力を伝えてくれる貴重な録音です。
※録音:2016年10月3日-4日&2017年1月8日、サン=マルセル寺院(パリ、フランス)
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フィリップ・シャモー(1952-)「交響曲第5番」
シャモー:交響曲第5番《星たちのマニュスクリプト》 |
アラン・パリス(指揮)
バカウ・ミハイル・ジョラ・
フィルハーモニー管弦楽団 |
パリ出身で現代のフランスを代表する作曲家として活躍するフィリップ・シャモー(1952-)。ヒューマニズムやスピリチュアルティを題材とした作品も多く、この「交響曲第5番」は宇宙の中での人々の思いを音楽で表現した5楽章形式の大作です。
※録音:2017年2月16日-18日、バカウ(ルーマニア)
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PALADINO
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ディミトリ・アシュケナージ、
ブラームスのクラリネット五重奏曲!
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調
Op.115
カウリー:愛の庭 |
ディミトリ・アシュケナージ(クラリネット)
ロビン・シャープ(第1ヴァイオリン)
メヒティルト・ カルコウ(第2ヴァイオリン)
ジェニファー・アンシェル(ヴィオラ)
グンドゥラ・ライトナー(チェロ) |
ディミトリ・アシュケナージ50歳記念!名曲ブラームスのクラリネット五重奏曲!
ウラディーミル・アシュケナージの息子で、アシュケナージ兄弟の弟にして世界的クラリネット奏者、ディミトリ・アシュケナージが自身の50歳を記念してブラームスの大作、であり自らのお気に入りの作品の1つである「クラリネット五重奏曲」をレコーディング!
アシュケナージは愛着のあるブラームスの「クラリネット五重奏曲」に組み合わせたのは、レバノンの作曲家ホウタフ・カウリー(1967-)の五重奏曲「愛の庭」。カタルーニャのクラリネット奏者、ホアン・エンリク・ルナの委嘱によって作曲され、ルナとブロドスキー弦楽四重奏団の共演で2009年4月に初演された作品です。
2つのお気に入りの「クラリネット五重奏曲」でアシュケナージは、王立モネ劇場やウィーン国立歌劇場などでも活躍したチェリスト、グンドゥラ・ライトナーや、サンフランシスコ室内管弦楽団のコンサートマスター、ロビン・シャープなど、気心知れた名手たちを共演者として招聘。
アシュケナージ一家の名クラリネッティストが50歳という節目に、味わい深いブラームスを仲間たちと共に披露してくれています。
※録音2019年6月13日-15日、テアトル・サン・ボネ(ブールジュ、フランス)

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
BONGIOVANNI
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ジョヴァンニ・マルティネッリ オペラ・アリア集
『エルナーニ』『カルメン』『マノン・レスコー』
『トゥーランドット』他のオペラより
全20トラック収録 |
ジョヴァンニ・マルティネッリ(テノール) |
イタリアの大テノールの圧倒的歌唱!
録音:1914-1937年/77'34''
イタリアの名テノール、ジョヴァンニ・マルティネッリ(1885-1969)の名唱集。
ソロ・アリアの他、『トゥーランドット』でエヴァ・ターナーと歌い合う場面も収録。
録音の古さを補ってあまりある、ドラマティックで力みなぎる歌唱が圧倒的です。
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シューベルト:歌劇『双子』 |
ゲオルク・ヘッケル(村長)
ペトラ・ラビツケ(リースヒェン)
フーベルト・シュミート(アントン)
マティアス・シャルテツキー(役人)
ペーター・マーク(指揮)
フィルハーモニア・メディテラニア |
録音:1997年11月15-16日/55'42'' |
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シューベルト:歌劇『四年間の歩哨兵勤務』 |
モニカ・ゴンザレス(ケートヒェン)
フーベルト・シュミート(デュヴァル)
ゼンケ・モールバッハ(ワルター)
ペーター・マーク(指揮)
フィルハーモニア・メディテラニア |
録音:1997年11月15-16日/39'59'' |
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ロッシーニ:カンタータ
カンタータ『真実の敬意』
カンタータ『バイロン卿の死に寄 せるミューズの涙』 |
タチアナ・コロヴィナ(ソプラノ)
アンゲロ・マンゾッティ(コントラルト)
ウィリアム・マッテウッツィ(テノール)
ヘルナン・イトゥラルデ(バス)
ヘルベルト・ハント(指揮)
イ・ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ
チェコ室内合唱団(合唱指揮:パーヴェル・バハ) |
録音:1997年7月22日/63'36'' |
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ガルッピ:歌劇『女が皆恋する男』 |
パオラ・アントヌッチ(ルチンダ)
ロベルト・トゥーラ(ドン・オラーツィア)
フィリッポ・ピーナ・カスティィオーニ(エウジェーニオ伯爵)
リンダ・カンパネッラ(クラリーチェ)、他
マルコ・フラカッシ(指揮)
オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ |
録音:2000年12月9日/77'37'' |
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FIRST HAND RECORDS
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貴重な初出音源!
ニコラーエワ最晩年のライヴ!!
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080 |
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ) |
コントラプンクトゥス1/コントラプンクトゥス2/コントラプンクトゥス3/
コントラプンクトゥス4/オクターヴのカノン/コントラプンクトゥス5/
コントラプンクトゥス6(フランス風の様式による)/コントラプンクトゥス7(拡大と縮小を伴う)/
12度のカノン(5度の転回対位法による)/コントラプンクトゥス8/
コントラプンクトゥス9(12度の転回対位法による)/コントラプンクトゥス10(10度の転回対位法による)/
コントラプンクトゥス11/拡大と反行のカノン/10度のカノン(3度の転回対位法による)/
コントラプンクトゥス13(正像)/コントラプンクトゥス13(鏡像)/コントラプンクトゥス12(正像)/
コントラプンクトゥス12(鏡像)/コントラプンクトゥス14(未完のフーガ) |
貴重な初出音源!ニコラーエワ最晩年の『フーガの技法』ライヴ!!
録音:1993年4月26日/ヘルシンキ、シベリウス音楽院/87'58''
ロシアを代表する偉大なピアニストであるタチアナ・ニコラーエワの最晩年の録音が、マスタリングに定評あるFIRST
HAND RECORDS から発売されます。
1993年11月13日にサンフランシスコでショスタコーヴィチの『前奏曲とフーガ』を演奏中に脳卒中を起こし9日後に亡くなったニコラーエワ。このディスクに収められているのはその半年前、4月26日に行われたヘルシンキでのライヴ録音です。曲目は彼女が得意としたバッハの『フーガの技法』で、これまでリリースされたことのない録音。たいへん貴重な初CD
化です!
20代でバッハの『平均律』全曲を暗譜、ショスタコーヴィチの創作欲も刺激したニコラーエワ。1990年代に入ってもロンドンでバッハの『平均律』『フーガの技法』、ショスタコーヴィチの『前奏曲とフーガ』を暗譜で完璧に演奏するなど長く活躍を続けていました。
当盤の演奏では一部に暗譜が飛んでしまった箇所があるものの、フーガを種類別(単純フーガ、反行フーガ、2重・3重フーガ、鏡像フーガ)に分けて構成し、未完フーガの主題提示でオクターヴを重ねるなどの手を加えた、紛れもないニコラーエワ流の『フーガの技法』を聴くことができます。
途轍もなく大きなスケール、途方もなく深遠な音楽世界に圧倒される至高の名演をぜひお聴きください。
FIRST HAND RECORDS レーベルからは、ニコラーエワの1989年ギリシャ・ライヴの音源も発売されています(FHR-46)。

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PROFIL
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PH 19040
(22CD)
¥7500 →\6990
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7大ロシア・オペラ〜ベオグラード国立歌劇場1955 |
Disc 1-3
グリンカ:イワン・スサーニン
スサーニン:ミロスラフ・チャンガロヴィチ(バス)、アントニーダ:マリヤ・グラヴァチェヴィチ(ソプラノ)、
ソビーニン:ドラゴ・スタルツ(テノール)、ヴァーニャ:ミリツァ・ミラディノヴィチ(アルト)
オスカー・ダノン(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、ユーゴスラヴィア軍合唱団
録音:1955年9-10月/ベオグラード文化の家(モノラル)
+付録:ソビーニンの合唱付きアリア(旧台本)
ニコライ・ゲッダ(テノール)、イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
コンセール・ラムルー管弦楽団、ベオグラード歌劇場合唱団
録音:1957年11、12月/パリ
Disc 4-6
ムソルグスキー:ボリス・ゴドゥノフ(リムスキー=コルサコフ版)
ボリス・ゴドゥノフ:ミロスラフ・チャンガロヴィチ(バス)、フョードル:ソフィヤ・ヤンコヴィチ(メゾソプラノ)、
クセニヤ:ズラータ・セサルディチ(ソプラノ)、シュイスキー:ステパン・アンドラシェヴィチ(テノール)
クラシミル・バラノヴィチ(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
1955年3-4月/ザグレブ国立劇場(モノラル)
+付録:聖ワシーリー大聖堂の場(イッポリトフ=イワノフ編)
ボリス・ゴドゥノフ:マルク・レイゼン(バス)、聖愚者:イワン・コズロフスキー(テノール)
ワシーリー・ネボルスキー(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団
録音:1955-6年
Disc 7-9
ムソルグスキー:ホヴァンシチナ(リムスキー=コルサコフ版)
ホヴァンスキー公:ジャルコ・ツヴェイチ(バス)、アンドレイ:アレクサンドル・マリンコヴィチ(テノール)、
クセニヤ:ズラータ・セサルディチ(ソプラノ)、ゴリーツィン公:ドラゴ・スタルツ(テノール)
クラシミル・バラノヴィチ(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
1955年2月/ベオグラード文化の家(モノラル)
Disc 10-12
リムスキー=コルサコフ:雪娘
春の精:ビセルカ・ツヴェイチ(ソプラノ)、氷の精:ミロスラフ・チャンガロヴィチ(バス)、
雪娘:ソフィヤ・ヤンコヴィチ(メゾソプラノ)、森の精:ドラゴ・ディミトリエヴィチ(テノール)
クラシミル・バラノヴィチ(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
1955年9-10月/ベオグラード文化の家(モノラル)
Disc 13-15
ボロディン:イーゴリ公
イーゴリ公:ドゥシャン・ポポヴィチ(バリトン)、ヤロスラヴナ:ヴァレリヤ・ヘイバル(ソプラノ)、
ウラジーミル:ノニ・ジュネツ(テノール)、コンチャク汗:ジャルコ・ツヴェイチ(バス)
オスカー・ダノン(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
1955年2月/ベオグラード文化の家(モノラル)
Disc 16-17
チャイコフスキー:エフゲニー・オネーギン
ラーリナ:ミラ・ヴェルチェヴィチ(メゾソプラノ)、タチヤナ:ヴァレリヤ・ヘイバル(ソプラノ)、
オネーギン:ドゥシャン・ポポヴィチ(バリトン)
オスカー・ダノン(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
1955年9月/ベオグラード文化の家(モノラル)
Disc 18-20
チャイコフスキー:スペードの女王
ゲルマン:アレクサンドル・マリンコヴィチ(テノール)、トムスキー伯爵:ヨヴァン・グリゴリエヴィチ(バリトン)、
エレツキー:ドゥシャン・ポポヴィチ(バリトン)、伯爵夫人:メラニヤ・ブガリノヴィチ(メゾソプラノ)、
リーザ:ヴァレリヤ・ヘイバル(ソプラノ)
クラシミル・バラノヴィチ(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、
ユーゴスラヴィア軍合唱団、ベオグラード放送児童合唱団
1955年/ベオグラード文化の家(モノラル)
Disc 21-22(ボーナス)
マスネ:ドン・キショット
ドゥルシネア:ブレダ・カレフ(メゾソプラノ)、ドン・キショット:ミロスラフ・チャンガロヴィチ(バス)、
サンチョ・パンサ:レトコ・コロシェツ(バス)、
オスカー・ダノン(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
1965年(ステレオ) |
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で登場!
Profil レーベルならではの大盤振舞い。ロシア・オペラを代表する7篇を全曲版で驚きの価格にてご提供いたします。
ロシア・オペラながら演奏はロシア勢ではなく日本にも1965年に来演してクラシック・ファンを狂喜させたベオグラード国立歌劇場(通称スラヴ・オペラ)により、大半がDecca
のモノラル・セッション録音。日本でも観客を沸かせたバスのチャンガロヴィチの魅力を存分に味わえます。
さらに注目なのが3つのボーナス。
「イワン・スサーニン」はもともと「皇帝に捧げし命」という題でしたが、ソ連時代は不適切とされ内容も改ざんされました。
もちろんソ連以外は何の問題もなく、ニコライ・ゲッタとイーゴリ・マルケヴィチというロシアの血を引く大物がオリジナル版のソビーニンのアリアを録音。それが収録されています。
2つ目は「ボリス・ゴドゥノフ」でリムスキー=コルサコフがカットした聖ワシーリー大聖堂の場を、「コーカサスの風景」で知られるイッポリトフ=イワーノフが復元したもの。
往年の名バス歌手マルク・レイゼンがボリス役、名テノールのコズロフスキーが聖愚者を演じ、ネボルスキーなる指揮者がボリショイ劇場管弦楽団を指揮したテレフンケン音源をCD
化。
3つ目はベオグラード国立歌劇場によるマスネの「ドン・キショット(ドン・キホーテ)」のEverest
音源。
マスネはフランスの作曲家ですが、「ドン・キショット」はロシア出身のシャリヤピンのために作曲し、バスが主役の貴重なオペラとなっています。ここではチャンガロヴィチの美声と迫真の演技を堪能できます。
大半は入手困難なうえ驚きの価格。オペラ・ファン必携のBox
です。
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<映像>

第105号
1/28(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AEVEA
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デュモンの歌に満ちたムソルグスキー
ムソルグスキー:
(1)展覧会の絵 (1874)
(2)クリミア南岸にて(全2曲)(1879)
(3)涙 (1880)
(4)子供の頃の思い出 (1857)
(5)乳母と私 (1865)
(6)村にて (1880頃)
(7)歌劇「ソロツィンスクの定期市」〜市場の場
(8)瞑想曲 (1880)
(9)歌劇「ソロツィンスクの定期市」〜ゴパーク
(10)旗手のポルカ (1852)
(11)夢想 (1865) |
フランソワ・デュモン(ピアノ) |
期待の若手デュモンの歌に満ちたムソルグスキー
67' 02"、88.2kHz / 24bit
フランソワ・デュモンは1985年生まれのフランスの若手。ペライア、プレスラー、シュタイアーらに師事。
2013年にオール・ショパン・プログラムで来日公演を行い、その色彩的な音色と歌うような演奏が絶賛され、今年2020年3月の再来日も期待されています。
デュモンの最新盤はムソルグスキー作品集。「展覧会の絵」をメインに、彼の小品を集めていますが、ムソルグスキー13歳の処女作「旗手のポルカ」が入っていて貴重。後の作品からは想像できないような華麗な作品です。
また、未完の歌劇「ソロツィンスクの定期市」からの2つの小品も興味津々。「ゴパーク」は有名なラフマニノフの編曲ではなく、ムソルグスキーのオリジナルで武骨さが魅力です。
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AE 18060
(2CD)
¥4000
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フィリップ・グラスの21世紀的エチュード
フィリップ・グラス:
Disc 1 エチュード集第1巻
Disc 2 エチュード集第2巻 |
ヤコポ・サルヴァトーリ(ピアノ) |
68' 10"、70' 56"
ミニマル・ミュージックの大御所フィリップ・グラスのエチュード集は、1990年代から2012年に書かれた、まさに私たちと同時代のピアノ音楽。エチュードという曲種らしく第2巻は指のテクニック向上に主眼が置かれ、第2巻はリズムと和声の練習となっていますが、グラスらしいポップでオシャレな感覚にあふれた小品集に仕上がっています。グラス自身鍾愛の作で、来日時にも抜粋を自演しました。
ヤコポ・サルヴァトーリはベルリンを本拠に活動するピアニスト・コンポザー。作曲家らしい斬新な解釈でグラスの魅力を展開させています。
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CEDILLE RECORDS
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Jin Yin ジン・イン 黄金の音色
1-5.ジョウ・ロン(1953-):Five Elements
ファイブ・エレメンツ(五大元素)
[金属/木/水/火/大地]
6.チェン・イ(1953-):Night Thoughts 夜の想い(2004/2019改訂)
7.ル・ペイ:Scenes Through Window 窓越しの景色
8.ヴィヴィアン・ファン(1975-):Bird Song
鳥の歌
ヤオ・チェン:Emanations of Tara エマネーションズ・オブ・タラ(タラの発散・放射)
9.Intro: gloomy, brooding イントロ:陰鬱な、不気味な
10.Green Tara: expansive, saturated 緑のタラ:膨張性の、飽和した
11.Golden Tara: glimmering 黄金のタラ:かすかな光
12.Blue Tara: mysterious, deepened emotion
青いタラ:ミステリアスな、深まった感情
13.Red Tara: extremely undertoned but
with burning sensation inside
赤いタラ:きわめて抑制された、しかし内側では燃えるような感覚
14.White Tara: timelessly, transparently 白いタラ:永遠の、透明な
15.Ending: extremely quiet エンディング:非常に静かな
世界初録音:7,8,9-15
シヴィタス・アンサンブル編曲による世界初録音:1-5,6 |
シヴィタス・アンサンブル、イーハン・チェン(琵琶)1-5,9-15、
エマ・ガーステイン(フルート):1-5,7、シンシア・イェー(パーカッション):1-5 |
録音 2018年2月27日,3月1-2日
Anne and Howard Gottlieb Hall at the Merit
School of Music, Chicago, IL:1-5,9-15
2019年8月29-30日Reva and David Logan Center
for the Arts at the University of Chicago:6-8
2011年、シカゴ交響楽団で活躍するメンバーを中心に結成された「シヴィタス・アンサンブル」による現代の中国系の作曲家の作品を集めた1枚。
どの作品も、ユニークな視点で西洋と極東の音楽の繊細な感性を表現しており、現代中国音楽の動向を探る興味深いアルバムに仕上がっています。冒頭の《ファイブ・エレメンツ》は、ピューリッツァー賞を受賞したジョウ・ロンの作品。
チェン・イ《Night Thoughts》は、唐代の詩にインスパイアされて作曲したもので、いずれも作曲家自身がシヴィタス・アンサンブルのために特別に編曲しています。
ヤオ・チェンの神秘的な《エマネーションズ・オブ・タラ》は、チベット仏教で尊敬される人物の名前に由来し、やはりアンサンブルのために作曲されました。ファンの《鳥の歌》では、冒頭と終結部に鳥の呼び声が聞こえてきます。
ル・ペイ《窓越しの景色》は、快活かつ叙情的な作品で、アメリカのミニマリズムと中国南部の伝統的な民謡が反映されており、これら3曲はいずれも世界初録音となっています。
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CPO
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カバレフスキー(1904-1987):前奏曲全集
1.24の前奏曲 Op.38
2.6つの前奏曲とフーガ Op.61
3.3つの前奏曲 Op.1
4.4つの前奏曲 Op.5 |
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ) |
録音2017年2月17-19日:1,2,42018年2月15日:3
ソビエト連邦時代(1922-1991)の音楽界を支えた作曲家たちの中でもとりわけ高い貢献をしたとされるのがドミトリ・カバレフスキーです。
現在では「道化師のギャロップ」の作者として知られていますが、当時は"ソビエト連邦作曲家同盟"をモスクワに創設するのに尽力するなど、悪名高き"ジダーノフ批判"も受けることなく、政府公認の芸術家として、作曲界で権勢をほしいままにしていました。
彼は多くの教育的作品を残しており、この「24の前奏曲」も、ショパンとスクリャービンの流れを汲みつつ、全体にロシア民謡のエッセンスを加えた親しみやすい曲調で、ピアノ奏法を極めるための試みが随所に施された教育的にも有益な作品として知られています。
前奏曲とフーガはJ.S.バッハの伝統を守りつつ、各々の曲に表題が付けられた独自性のある作品。ミヒャエル・コルスティックの演奏で。
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アニア・ヴェグリー(ソプラノ)
フローリアン・レオポルト・ガスマン(1729-1774):
アリア集 |
アニア・ヴェグリー(ソプラノ)
デヴィッド・スターン(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 |
1.歌劇《スキロのアキッレ》-「Involarmi
盗むために」
2.歌劇《ウティカのカトーネ》-「Se in
campo armato 武装隊にいる場合」
3.歌劇《ウティカのカトーネ》-「Dovea
svenarti allora その時には気を配り」
4.歌劇《ウティカのカトーネ》-「Per darvi
alcun pegno 誓約しないために」
5.歌劇《スキロのアキッレ》-「Ah, ingrato,
amor ああ、ありがたき愛」
6.歌劇《ラ・ジンガーラ-放浪者たち》-「Nessuno
consola un povero core 貧弱な心を誰も慰めない」
7.歌劇《職人の愛》-「Ah, che son fuor
di me ああ、私の外にいる人」
8.歌劇《職人の愛》-「Che vuoi dir con
questi palpiti この胸の高鳴りは」
9.アリア「Come mi sprezza ancora どうやって私を軽蔑するのか」
10.歌劇《ライヴァルの女中たち》-「Cogli
amanti 恋人を手に入れる」
11.オペラ・セリアより「Barbara e non
rammenti バルバラは覚えていない」
12.オペラ・セリアより「Delfin che al
laccio infido デルフィン、陰険な罠」
13.オペラ・セリアより「Dove son 私はどこ」
14.オペラ・セリアより「Pallid’ombra 青白い影」
15.オペラ・セリアより「Saprei costante
e ardita 絶え間なく大胆に」 |
アントニオ・サリエリの師として知られる作曲家!ガスマンのアリア集
録音 Kleiner Sendesaal imLandesfunkhaus
Hannover2016年2月2-5日:5-7,9-142017年11月13-15日:1-4,8,15
最近、にわかに脚光を浴びている作曲家の一人、フローリアン・レオポルト・ガスマンのアリア集。
ボヘミアのブリュックスで生まれ、地元の合唱団で音楽教育を受け、20代の終わりにはすでに歌劇を作曲、これをヴェネツィアの謝肉祭シーズンで上演していたという記録が残っています。
歌劇の台本の多くは当時の名作家ゴルドーニによるもので、彼の歌劇はグルックを凌駕するほどの人気を獲得、1763年にはヨーゼフ2世が彼をウィーンに招き、1772年には宮廷指揮者に任命されるなど皇帝から多大なる信頼を寄せられました。 しかし、活動の絶頂期であった1774年、馬車から落下するという不慮の事故に見舞われ、そのまま45歳の生涯を閉じてしまいます。
現在、彼の名が注目されている一番の理由は、あのサリエリの師匠であったことでしょう。サリエリ人気の高揚に伴い、ガスマンの作品も聴かれるようになりつつあります。
このアリア集は、あまり録音の多くないガスマン作品を知るためにふさわしい1枚。新進気鋭のソプラノ歌手アニタ・ヴェグリーの輝かしい声でお楽しみください。
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インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
ブゾーニ(1866-1924):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
1.ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.29
2.ヴァイオリン・ソナタ Op.36a |
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
イリヤ・シェップス(ピアノ) |
録音 2016年11月3-5日 Hans Rosbaud-Studio
Baden-Baden (SWR)
幼い頃から神童の名を欲しいままにし、名ピアニストとして活躍したブゾーニ。作曲家としては200作ほどの作品を残していますが、彼の室内楽作品はどれも、創作活動の初期の時代に書かれています。
このヴァイオリン・ソナタは、第1番が1889年に着想され、第2番はそのほぼ10年後の1898年から書き始められています。第1番はブラームスら先人の影響が感じられる習作的なソナタですが、第2番ではほぼ独自の作風が確立されており、技巧的なヴァイオリン・パートだけではなく、充実したピアノ・パートが印象的なブゾーニ自身にとっても「自信作」と呼べる1曲であったようです。
このソナタ、全体は3部に分かれており、ゆったりとした第1部、活動的な第2部を経て、第3部はバッハのコラール「わが幸いはいかに、おお魂の友よ」を主題とした鮮やかな変奏が展開されていきます。
かつて、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターとしてチェリビダッケから信頼を寄せられたインゴルフ・トゥルバンが曲全体を見据えた見事な演奏を聴かせます。
トゥルバンはチェリビダッケのもとでミュンヘン・フィルのコンマスを務めた若手の美少年ヴァイオリニスト。
チェリビダッケにかわいがられて88年までコンマスの地位にいた。
店主が最初にびっくりおったまげたのはチェリとのシベリウスのライヴ。
両者のシベリウスはいろいろなところで絶賛されていたらしく、まさに世評を裏付ける衝撃的な演奏だった。
そのトゥルバン、90年代に入ってからはTELOSレーベルからパガニーニなどを出して話題を呼んだが、ルックスは以下のとおり美少年からイカした紳士に見事成長を遂げて演奏家としても進化し続けている。
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PROFILから復活した
トゥルバンの代表作パガニーニのヴァイオリン協奏曲全集 |
PH 14010
(4CD)
\7200 →\5990
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「パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲全集(6曲)/
トゥルバン(ヴァイオリン)、シャンバダル(指揮)ケルンWDR放送管」
[CD 1]
・ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調op.6(原典版)
・ヴァイオリン協奏曲第3番ホ長調
[CD 2]
・ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調op.7
・ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調MS 60
[CD 3]
・ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調MS 78
[CD 4]
・ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調MS 75 |
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
リオル・シャンバダル(指揮)
WDR ケルン放送管弦楽団 |
チェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルでコンマスを務めたトゥルバンの代表作パガニーニのヴァイオリン協奏曲全集Profil
よりカタログ復活
収録:2000、2005 年/原盤:TELOS/ステレオ
1964 年ミュンヘンに生まれたドイツの名手インゴルフ・トゥルバン独奏によるパガニーニのヴァイオリン協奏曲全集がProfil
より再発されます。
地元で12 歳のときに、ゲアハルト・ヘッツェルの目に留まり、ヴァイオリンのクラスへの編入を許され、21
歳のときに、セルジウ・チェリビダッケのもと、ミュンヘン・フィルの第1
コンサートマスターに就任したトゥルバンは、チェリビダッケの大のお気に入りとしても知られていました。
1988 年のミュンヘン・フィル退団後はソリストとしての活動に専念しており、2006
年からは国立ミュンヘン音楽・演劇大学の教授を務めています。
トゥルバンの代表作であるパガニーニのヴァイオリン協奏曲全集は、以前はTELOS
レーベルよりリリースされていたものですが、廃盤で入手の難しい状態が続いていたため、このたびのカタログ復活は広く歓迎されるところです。
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ラインハルト・カイザー(1674-1739):
劇音楽とカンタータ、アリア集
1.コンチェルト(劇音楽)
2.カンタータ「Die bis in den Tod geliebte
Iris」(1968)
3.アリア・アンダンテ(劇音楽)
4.カンタータ「L'Occaso di Titone all'Aurora
oriente」(1713)
5.Grave - Presto - Entree(劇音楽)
6.カンタータ「Mi lasci dunque」(1714)
8-10.歌劇《カロルス》V1712-3つのアリア
11.ロンド(劇音楽)
12.アリア「Luci non vi turbate」
13.メヌエット(異稿)(劇音楽)
14.カンタータ「Benche sempre crudel」 |
オリヴィア・フェルミューレン(メゾ・ソプラノ)
トーマス・イーレンフェルト(指揮)
カペラ・オルランディ・ブレーメン |
録音 2016年1月5-9日,7月3-4日 Andreaskirche
Berlin-Wannsee
ドイツ・バロック期に活躍、100曲ほどの歌劇を残したことで知られるラインハルト・カイザー。ヘンデルやテレマンに並ぶ巨匠と絶賛されたものの、死後はほとんど顧みられることなく、21世紀になってようやくその作品が見直され始めた人です。
彼はハンブルクを拠点に活動し、歌劇だけではなく「劇音楽=歌を伴わない器楽曲」を作曲しており、このアルバムではこれらの器楽のみの曲と、ソロ・カンタータ、アリアを要所に配し、カイザーの音楽を探っていきます。
ほとんどの作品はベルリン州立図書館に所蔵されている未出版の楽譜を用いて演奏されており、研究者にとっても貴重な1枚となることでしょう。
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ヨハン・エヴァンゲリスト・ブランドル(1760-1837):作品集 |
デヴィッド・カストゥーロ=バルビ(ヴァイオリン):1
アレクサンドル・カストゥーロ=バルビ(チェロ):1
ケヴィン・グリフィス(指揮)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団 |
録音 2018年4月19-23日 Beat Fehlmann, Deutsche
Staatsphilharmonie Rheinland-Pfalz
レーゲンスブルクで生まれ、6歳から音楽教育を受けたブランドル。ヴァイオリニストとして才能を開花させ、20歳になる前にドイツ国内でコンサート・ツアーを開催し成功を収めました。
その後はカールスルーエの宮廷楽団に入団し、最終的にはカペルマイスターの地位を得て、亡くなるまでその職に就いていたとされています。
作曲家としても高く評価され、当時はベートーヴェンを上回る人気を獲得し「この時代で最も重要な作曲家の一人」と高く評価されたほどでした。
このアルバムに収録された「協奏交響曲」はツアーに合わせて作曲されたようで、彼自身の技巧を誇示する「名刺代わり」の作品と考えられています。
また「交響曲ニ長調」はベートーヴェンの「交響曲第4番」を先取りするかのような見事な筆致で書かれています。
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ヴォルフェンビュッテル城の音楽集 第4集
ヨハン・タイレ(1646-1724):キリストの受難-マタイ受難曲 |
マンフレート・コルデス指揮
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス |
録音 2019年1月28-30日 Kulturstadt Wolfenbuttel
e.V.Stiftskirche Bassum
「ヴォルフェンビュッテル城」はニーダーザクセン州にあった神聖ローマ帝国の領邦国家で、1514年から1568年にこの国を統治したハインリヒ2世は宗教改革にそのまま身を投じた人物として知られています。
ヨハン・タイレは若い頃から、いくつもの任地に赴きながら、音楽教師、歌劇作曲家として活躍してきた作曲家。ヴォルフェンビュッテルの宮廷には1685年から務め、教会音楽をはじめ様々な作品を発表しました。
この「マタイ受難曲」は1673年の作品で、ブクステフーデが大絶賛したといい、17世紀ドイツで発展したオラトリオ様式による受難曲の注目すべき事例とも言われています。
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DACAPO
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Andalag
スンライフ・ラスムセン(1961-):
アンダラグ〜ソロとサンサンブルのための作品集 |
アルデュバラン(アンサンブル)
ヤクプ・リュッツェン(ヴィオラ) |
1.ファンファーレ・ロンターネ〜管楽八重奏のための(2009)
2.アンダラグ#5〜アルト・フルート、A管クラリネット、ホルンとファゴットのための(2012)
3.アンダラグ#7〜ピッコロ、E♭管クラリネット、ホルンとファゴットのための(2013)
4-6.ヴィオラ・ソナタ第1番(2016)
第1楽章:アンダンテ・カンタービレ/第2楽章:アレグロ・コン・ブリオ/
第3楽章:アンダンテ・エ・ドルチェ/第4楽章:コン・ブリオ/第5楽章:エスプレッシーヴォ
世界初録音 |
録音 2018年10月9-13日 Hoyvikar Church,
Torshavn
スコットランド北の沖合にある18の島からなるフェロー諸島を拠点とするラスムセン。彼は記譜法を祖母と地元の教師から習い、フェロー民謡と聖歌の伝統を吸収した後、ノルウェーやデンマークに渡り、最終的にはコペンハーゲンのデンマーク王立音楽アカデミーで学びました。2002年、フェロー出身者で初となる交響曲第1番を作曲し、北欧評議会音楽賞を受賞しています。
全曲世界初録音となった本作では、故郷の美しい自然を反映しつつ、ラスムセンらしい勢いとエネルギーに満ちた4つの作品を聴くことができます。
演奏は、フェロー出身の才能あふれるアンサンブル「Aldubáran=アルデュバラン」と、ヴィオラ奏者のヤクプ・リュッツェンが担当。
録音はフェローの首都で北欧神話の"雷鳴と稲妻の神"という意味をもつ名のトースハウンで行われました。
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ヤーコプ・ダヴィドセン:
ザ・ワールド・イズ・バベル・アンド・アイヴォリー
世界はバベルと象牙 |
シーネ・アスムセン(メゾ・ソプラノ)
フィグーラ・アンサンブル
ヤーコプ・ダヴィドセン室内管弦楽団 |
1.Cruel to be Kind 残酷な親切
The World is Babel and Ivory 世界はバベルと象牙
2.I:I Can Imagine You 私にはあなたのことが想像できる/
3.II:Worlds of Glass ガラスの世界/4.III:The
Way 道/
5.IV:The World is Babel and Ivory
世界はバベルと象牙/
6.V:You Are My あなたは私の/7.VI:All
Rise 皆立ち上がれ/
8.Naermere もっと近くに
世界初録音 |
録音 2018年8月25-26日 The Village Recording
Studio
このアルバムは、1990年代よりデンマークや北欧のジャズ界やワールドミュージック・シーンで活躍しているコンポーザー・ピアニストのダヴィドセンが案内役となり、聴き手を「伝統的な世界」から、ジャンルを越えた「冒険の旅」へと誘う1枚です。
ダヴィドセンは、ペア・ノアゴーやメシアンに薫陶を受け、作曲やオーケストレーションを学ぶため、ボー・ホルテンやニールス・マルティッセンに師事した作曲家。
ここでは、シェイクスピアやデンマークの詩人、オーレ・サーヴィ(1921?81)やウルスラ・アンキャー・オルセン(1970−)のテクストを使用した作品を、ダヴィドセン室内管弦楽団とフィグーラ・アンサンブルがユニークな解釈で演奏しています。
フィグーラ・アンサンブルは、メゾ・ソプラノ、クラリネット、コントラバス、パーカッションの他、建築家兼セット・デザイナーをはじめ、今回、詩も提供している詩人のU.オルセンも参加するアート集団。
ダヴィドセンの繊細なバランスの上に成り立つメロディックでユーモアのある音楽性を再現しています。
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IBS CLASSICAL
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LA SEDUZIONE ヴェルディ(1813-1901):歌曲集
1.悲しみの聖母よ、私にあわれみを/2.誘惑/
3.ストルネッロ/4.沈黙の墓は暗く/5.人生は苦悩の海/
6.ひとつの星に/7.寂しい部屋で/8.亡命者/
9.墓に近づかないでおくれ/10.煙突掃除夫/11.日没/
12.哀れな男/13.暗い夜の恐怖の中で/14.神秘/15.乾杯 |
カルメン・ソリス(ソプラノ)
ルベン・フェルナンデス・アギーレ(ピアノ) |
録音 2019年2月24-26日 Auditorio Manuel
de falla(Granada)
優れた歌劇作曲家として知られるヴェルディですが、彼は生涯の折々にピアノ伴奏で歌われる歌曲もいくつか残しています。
これらには神話上のエピソードやカリスマ性溢れるヒロインが登場することはありませんが、どれも、ヴェルディらしい劇的な起伏に富んだ美しいメロディが魅力的な「小さなオペラ」と呼ぶにふさわしい作品です。
ドラマティックな歌唱を披露するカルメン・ソリスはスペイン出身のソプラノ歌手。テレサ・ベルガンサを始めとする名手に教えを受け、数多くのコンクールに入賞。これまでに《トゥーランドット》のリューや《道化師》のネッダ役で好評を博したほか、サルスエラの舞台でも活躍する若手の逸材です。
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IBS142019
(2CD)
¥2900
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レオ・ブローウェル(1939-):ギター・ソナタ全集
【CD1】
1-3.ソナタ 第1番
4-7.ソナタ 第2番「旅人のソナタ」
8-11.ソナタ 第3番「黒いデカメロン」
【CD2】
1-4.ソナタ 第4番「思想家のソナタ」
5-7.ソナタ 第5番「アルス・コンビナトリア」
8-10.ソナタ 第6番「謎」(リカルド・ガレン編) |
リカルド・ガレン(ギター) |
録音:2018年5月10-11日 Agustinos Church,
Monachil スペイン
キューバ出身のブローウェルは、現代ギター界で最も重要な作曲家の一人。伝統様式と最新トレンドを融合させるばかりでなく、民族的文化や政治情勢、社会現象、宗教、芸術とあらゆることを作品に盛り込んだ彼の作品はギタリストにとって大切なレパートリーになっています。
彼のソナタは、スペイン・ルネサンス期の弦楽器ビウエラや、17世紀フランスののクラヴサン流儀、ベートーヴェン、ショスタコーヴィチ、スクリャービン、ドビュッシー、アルベニスの響きや、ストラヴィンスキーやバルトーク、ミニマリズムからジャズの 要素までが含まれており、ブローウェル独自のフィボナッチ数列やフラクタルを駆使した独特の作風で構築されていますが、残念なことに録音はあまり多くありません。
今回この作品に挑戦するのはスペインのギタリスト、リカルド・ガレン。「テクニックだけではなく、作曲家のエートス(精神、主張)を表現するのに苦労した」と語る彼の熱演をお楽しみください。
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エルバニア〜20世紀スペインのチェンバロのための音楽 |
シルビア・マルケス・チュリリャ(チェンバロ) |
1.トマス・マルコ:エルバニア(1977)
2-3.ホアキン・ロドリーゴ:リトルネッロ風前奏曲(1979)
4.ホアキン・オムス:前奏曲(1976):世界初録音
ホセ・ルイス・トゥリーナ:2つの練習曲(1989)
5.第1番 プレルーディウム/6.第2番 ソナタ
ファン・マリア・トマス・サバテル:クラヴサンの旅人(1952)
7.I.ロンドンからニューヨークへ/8.II.
アイゼナハ/
9.III.ヴェルサイユの小さなパヴァーヌ/
10.IV.トレドの古い典礼/11.V.カスティーリャの朝の踊り
12.アンヘル・オリヴィエ・ピナ:マヌエル・デ・ファリャの捧げもの(1995):世界初録音
13?19.ホセ・M・サンチェス=ベルドゥ:パランプセストII
I 〜 VII(1996):世界初録音 |
2017年7月30-31日、10月13-14日 Auditorio
Manuel de Falla, Granada スペイン
一度は廃れたと思われたチェンバロですが、20世紀になって次々と新しい作品が書かれています。
カリスマ的な演奏家、ワンダ・ランドフスカに触発されたファリャがチェンバロに目を向け、それに続くかのようにアントワネット・フィッシャーやエリーザベト・ホイナツカのために曲を書く作曲家たちが登場しました。
スペインでは、1960年代に初のチェンバロの教授となったヘノべーバ・ガルベスがその道を切り開き。この国の作曲家たちも、楽器が奏でる音色がもたらす古き良き時代への想いに魅了され、楽器の限界にとらわれることなく自由な作品を発表しています。
このアルバムには、1952年から96年の間に作曲された2曲の世界初録音を含むスペインの作品が収録されており、どれも、スペインの歴史的な鍵盤楽器のスペシャリスト、シルビア・マルケス・チュリリャがプレイエル社のチェンバロなどを使って演奏した味わい深い音色を楽しめます。
現代スペインの鋭敏な感性あふれる、チェンバロの新たな魅力が感じられる1枚です。
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セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):歌劇《巨人の戦争》
セバスティアン・ドゥロン:歌劇《巨人の戦争》全曲
1-5.導入部/6-7.第1場/8-13.第2場/14-17.第3場/
18-22.第4場/23-24.第5場/25-28.第6場 |
キャスト:
マルタ・インファンテ (Palante) /エバ・フアレス(Jupiter)/アウローラ・ペーニャ(Minerva)/
ソロミア・アントニャク(Hercules)/ピラル・アルバ(La
Fama)/ソレダ・カルドーソ(El Tempio)/
ラウラ・サバテル(La Inmortalidad)/オラリャ・アレマン(El
Silencio)/ルイス・ダビド・バリオス(Tenor)
イリベル・アンサンブル/グラナダ・バロック管弦楽団
ダリオ・タマーヨ(芸術監督/ダリオ・モレーノ(チェンバロ&指揮) |
2018年7月30-31日、8月1日 Auditorio Manuel
de Falla, Granada スペイン
ドゥロンはスペイン・バロック時代の劇音楽の作曲家。実際に作品が上演されることはあまりありませんが、10作の楽譜が保存されており、少なくともその中の4作は完全な形で録音されるなど、同時代の作曲家に比べて知名度が低いわけではありません。
彼の作品は、17〜18世紀のスペインの宮廷音楽以外のドラマ・ペル・ムジカ(音楽によるドラマ)の要素等を多用したため、同時代のファン・イダルゴや、宮廷作曲家のアントニオ・レテレスなどの宮廷音楽をしっかり踏まえたドラマトゥルギーに比べると若干難解ですが、親しみやすい旋律と明快な作風はスペインを中心に広く愛されています。
ピリオド楽器を使用してヨーロッパ、特にアンダルシアのバロック時代の作品を多く上演しているグラナダ・バロック管弦楽団とイリベル・アンサンブルに、スペインで活躍する歌手たちによる演奏です。
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IBS32019
【旧譜】
¥2700
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ドヴォルザーク(1841-1904):チェロ作品集
1-3.チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104, B.191
4.ボヘミアの森より Op.68, B.133-第5番「森の静けさ」
5.ロンド ト短調 Op.94, B.181
6.4つの歌 Op.82, B.157-第1曲 私にかまわないで(チェロとピアノ編) |
アドルフォ・グティエレス・アレナス(チェロ)
キンボー・イシイ(指揮)/
マグデブルク・フィルハーモニー管:1-5
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ):6 |
録音 2018年9月25-29日 Schinkelsaal des
Gesellschaftshaus Magdeburg, Germany
名作「チェロ協奏曲」を中心にドヴォルザークのチェロ曲を収録した1枚。
彼独自の旋律美が如何なく発揮された抒情的な「森の静けさ」は、もともと4手ピアノのための曲ですが、作曲家自身がチェロとオーケストラ用に編曲した版が演奏されています。歌曲を思わせる魅力的な旋律が展開されていきます。最後に置かれているのは歌曲「私にかまわないで」をチェロで歌い上げたもの。落ち着いた音色で深い情感を表現しています。
スペインのチェリスト、アドルフォ・グティエレス・アレナスは最初ピアノを学び、14歳の時にチェロに転向。ソフィア王妃音楽院を卒業後はシュタルケルのマスタークラスを受けるなど研鑽を積み、2002年から国際的に活躍を始め、数多くの指揮者、オーケストラと共演する実力派。
オーケストラを指揮するキンボー・イシイは幼少期を日本で過ごし、2009年から2013年には大阪交響楽団首席客演指揮者を務めるなど日本でも活躍、現在はマグデブルク劇場音楽総監督を務めています。
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IBS102015
(3CD)
【旧譜】
¥3000
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の前奏曲とフーガ
【CD1】
1-16.前奏曲とフーガ Op.87 第1番-第8番
【CD2】
1-16.前奏曲とフーガ Op.87 第9番-第16番
【CD3】
1-16.前奏曲とフーガ Op.87 第17番-第24番 |
マリサ・ブラネス(ピアノ) |
録音 2014年7月15-26日,2015年1月7-8日 Sala
manuel de falla
1950年、J.S.バッハの没後200年にライプツィヒで開催された「第1回国際バッハ・コンクール」に審査員として招かれたショスタコーヴィチ。
この時に優勝したタチアナ・ニコラーエワの演奏に感銘を受けるとともに、自身のピアノ演奏の技術向上を目的として書き上げたのがこの「24の前奏曲とフーガ」です。
全曲を演奏するためにはほぼ3時間を要する大作であり、12音全ての調性が網羅されたバッハへのオマージュとも言える作品です。
演奏しているのはスペインの実力派ピアニスト、マリサ・ブラネス。一つ一つの音を丁寧に積み上げ、素晴らしい建造物を創り上げています。
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ロベルト・シエッラ(1953-):ボレロとモントゥノス
1-8.ボレロ(第1巻 2010-2014):世界初録音
9.序奏、歌とデスカルガ(2003):世界初録音
10-13.モントゥノス(2015):世界初録音 |
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ) |
録音 2015年9月4-7日 Auditorio Manuel de
Falla, Granada, Spain
IBSレーベルの看板ピアニスト、フアン・カルロス・ガルバヨは、このアルバムの作曲家ロベルト・シエッラと長きに渡って信頼関係を築いています。
ガルバヨはシエッラのピアノ作品を「夢のような響きを持ち、現実と空想が魅惑的に融合している」と語るほど、彼の音楽に心酔しており、このアルバムでもその特徴を生かした神秘的な音を丁寧に奏でています。
メランコリーと題された「ボレロ」の第1曲で奏される美しい響きは、聴き手を夢幻的な世界へと誘い、親密な夢を見せるかのようです。
トッカータのような華やかなタッチの中から仄かな旋律が立ち上る「序奏、歌とデスカルガ」、戯れにピアノの鍵盤の上で指を躍らせているかのように即興的な「モントゥノス」と個性的な作品が収録されたアルバムです。
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IBS22019
【旧譜】
¥2700
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Jazz Impact バーンスタインへのオマージュ
1.バーンスタイン(1918-1990):前奏曲、フーガとリフ-リフ
(S.アイリーによる室内アンサンブル編)
2-3.バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
4.バーンスタイン:オクタトニック・スケールによる変奏曲
5.オスカル・ナバロ:幻想曲「レニー」
(J.G. グラネーロによるクラリネットとピアノ編)
6-8.カプースチン(1937-):
フルート、チェロとピアノのための三重奏曲
Op.86
(クラリネット、チェロとピアノ編)
9-16.モートン・グールド(1913-1996):
ベニーズ・ギグ-クラリネットとコントラバスのための |
ジョアン・エンリク・リュナ(クラリネット)
サルバドール・ボロン(チェロ):1,4,6-8
トニ・ガルシア(コントラバス):1
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ):
1,2,3,5,6-8
イグナシ・ドメネヒ(パーカッション):1
トニ・ガルシア(コントラバス):1,9-16 |
録音 2018年10月18-21日 Getafe Conservatory,
Auditorium, Getafe, Spain
指揮者、作曲家、教育者として偉大な功績を残したレナード・バーンスタイン。
このアルバムは彼の生誕100年を記念し、2018年に制作された1枚。バーンスタインに強く魅了されているというクラリネット奏者リュナが選んだ作品は、同時にベニー・グッドマンへのオマージュでもあり、アルバム全体に漂うジャズの影響も強く描きだしています。
フアン・カルロス・ガルバヨをはじめとした名手たちの妙技が聴きどころ。
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Impulse
ピアノ・デュオのための作品集 |
ビクトル・デル・バレ(ピアノ)
ルイス・デル・バレ(ピアノ) |
1.ルトスワフスキ(1913-1994):パガニーニの主題による変奏曲
2-4.モーツァルト(1756-1791):4手のためのピアノ・ソナタ
ハ長調 K521
5.リゲティ(1923-2006):2台ピアノのためのインドゥーロ(行進曲)
6.リゲティ:2台ピアノのための「ポリフォニック・エチュード」
7.リゲティ:2台ピアノのための3つの婚礼舞曲
8.リゲティ:ソナチネ
9.リゲティ:アレグロ
10.ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス(2台ピアノ版)
11.ガーシュウィン(1898-1937):歌劇「ポーギーとベス」の主題による幻想曲
(P.グレインジャーによる2台ピアノ編) |
録音 2015年6月15-16日,9月19-20日 Auditorio
Manuel De falla, Granada, Spain
「Inpulse=衝撃、衝動」と題されたスペインのデル・バレ兄弟によるピアノ・デュオ・アルバム。
「収録した作品にはすべて作曲家独自の主張がある」と語る彼らは、2台、または4手による完璧なアンサンブルでその意図を表現することに尽力、ルトスワフスキの「パガニーニ変奏曲」をはじめ、モーツァルトやリゲティ、ラヴェル、ガーシュウィンなど多彩なレパートリーに取り組み、自発性、新鮮さ、対話、親密さを大切にしながら、ピアノからオーケストラを思わせる壮大な響きを紡ぎだしています。
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IBS12016
(2CD)
【旧譜】
¥2900
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El Piano Olvidado 忘れられたピアノ曲
【CD1】
1-6.フリアン・バウティスタ(1901-1961):Colores
色彩
7-12.グスターボ・ピッタルーガ(1906-1975):
6つのスペイン舞曲による組曲
13-15.ホアン・ホセ・マンテコン(1895-1964):Circo サーカス
【CD2】
サルバドル・バカリッセ(1898-1963):24の前奏曲
Op.34 |
ホルヘ・ロバイナ(ピアノ) |
録音 2015年8月10-12日 Auditorio Manuel
de Falla, Granada, Spain
このアルバムに収録された作品は、現在ではほとんど演奏されることのないピアノ曲。しかしどの曲も作曲家の信念と作曲技巧が存分に発揮された聴きどころの多いものばかりです。
スペイン伝統の舞曲のリズムを効果的に取り入れたピッタルーガの「組曲」。ショパンの様式を受け継ぐバカリッセの「24の前奏曲」、メシアンの多彩な響きに通じる大胆な筆致が魅力的なバウティスタの「色彩」をモティーフにした曲集、楽しいマンテコンの「サーカス」、どれもが興味深く、宝石のような美しさを有しています。
カナリア諸島出身のホルヘ・ロバイナはウィーンで学んだピアニスト。これらの曲を申し分ないテクニックで演奏しています。
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IBS82015
【旧譜】
¥2700
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コントラバス・リサイタル
1.ボッテジーニ(1821-1889):
ベッリーニの歌劇「夢遊病の娘」による幻想曲
2-5.アドルフ・ミシェク(1875-1954):
コントラバス・ソナタ 第2番 ホ短調 Op.6
6.フォーレ(1845-1924):夢のあとに Op.7-1(コントラバスとピアノ編)
7.カサド(1897-1966):愛の言葉(コントラバスとピアノ編)
8-14.ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡(コントラバスとピアノ編)
15.ピアソラ(1921-1992):キーチョ(コントラバスとピアノ編) |
アントニオ・トーレス・オルモ(コントラバス)
ルイザ・ハマディ(ピアノ) |
録音 2015年8月5-6日 Auditorio Manuel de
Falla, Granada, Spain
スペインの地方都市アルバセテ出身のコントラバス奏者アントニオ・トーレス・オルモのリサイタル・アルバム。
地元の音楽院で学び、数々の賞を受賞した後、パリのエコール・ノルマル音楽院に留学、更なる研鑽を積みました。
数多くの指揮者と共演するだけでなく、これまでに何枚かのアルバムの録音にかかわってきたオルモですが、このアルバムでは「自分が演奏したい」と強く願っていた作品を選択、思うままに見事な演奏を繰り広げています。
ボッテジーニやフォーレでは、控えめな響きを駆使して曲の美しさを描き出していますが、ファリャやピアソラでは激しい感情表現を交えており、共演のハマディと激しい攻防を繰り広げるなど、聴きどころの多い1枚です。
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ルイス・デ・パブロ(1930-):アナトミアス
1.室内協奏曲(1979)
2.エロス(1933):世界初録音
3-5.アナトミアス(2005-2007):世界初録音 |
フリオ・モゲル(ピアノ):1,2
ディーター・ネル(チェロ):2
マリー・テレサ・プフィス(ヴィオラ):3-5
フアン・ガルシア・ロドリゲス(指揮)
ザーイル・アンサンブル |
録音 2012年6月4日 Sala Joaquin Turina,
Sevilla, Spain:1/2010年2月12日 Sala Joaquin
Turina, Sevilla, Spain:2/2011年11月10日
Teatro Cerezo, Carmona, Sevilla, Spain:3-5
IBS CLASSICALレーベルが取り組む「スペインの知られざる作曲家」の作品録音シリーズ。
このアルバムで取り上げられたビルバオ生まれのルイス・デ・パブロも、ほとんど知られていませんが、現代スペイン音楽を理解するためには必要不可欠な作品を書いている作曲家の一人です。
ピアノとオーケストラ、パーカッションの音がぶつかり合い見事な世界を作り上げる「室内協奏曲」、ピアノとチェロが激しいやりとりを交わし、オーケストラがユニークな音で盛り上げる「エロス」、ヴィオラの独奏を伴う2005年から2007年に書かれた「アナトミアス」。どれもユニークなスタイルを持っています。
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Impresiones intimas 親密な印象
1-2.J.S.バッハ(1685-1750)=リスト:前奏曲とフーガ
イ短調 BWV 543
3.モーツァルト(1756-1791):ロンド イ短調
K511
4-6.シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第4番
イ短調 Op.164, D 537
モンポウ(1893-1987):内なる印象
7.第2番:悲しい鳥/8.第3番:小舟/
9.第4番:子守歌/10.第5番:秘めごと
11.グラナドス(1867-1916):ゴイェスカス
第1部 |
アンブロジオ・バレーロ(ピアノ) |
録音 2013年10月7-9日 Auditorio Manuel
de Falla, Granada, Spain
グラナダ生まれのピアニスト、アンブロジオ・バレーロが弾く様々な作品集。
作品の内面に宿る光と色彩を探求するというバレーロ、このアルバムではシューベルトのソナタ第4番を中心に据え、得意とするモンポウやモーツァルト、リストが編曲したバッハの「前奏曲とフーガ」、グラナドスの「ゴイェスカス」までをじっくり聴かせます。
なかでも、シューベルト自身が気に入っていたというソナタの中間楽章の主題の歌わせ方は絶品!
朴訥とした旋律に秘められたシューベルトの思いが克明に描かれています。
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IBS162018
【旧譜】
¥2700
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Rondena del siglo XIX 19世紀のロンデーニャ
1.ムルチアーノ/グリンカ(1804-1857):ギターのためのロンデーニャと変奏曲
2.ムルチアーノ/インセンガ:ロンデーニャ
3.ムルチアーノ/インファンタ・イサベル:グラナダのロンデーニャ
4.ユリアン・アルカス(1832-1882):ロンド
5.トマス・ダマス:ラ・マカレーナ
6.アンヘル・バリオス(1882-1964):花言葉
7.ファリャ(1876-1946):ドビュッシー墓碑銘のための賛歌(ギター版)
8.モントーヤ(1880-1949):ロンデーニャ
9.ムルチアーノ/イサベル:グラナダのロンデーニャ
10.ムルチアーノ/インセンガ:ロンデーニャ
11.モチュエロ:エル・トロンソ・シエンテ・ドロール
12.ニーニョ・デ・アルマデン:ナベハンド・メ・ペルディ
13.ラファエル・ロメロ(1910-1991):Yo vi
un bicho correr |
エステル・クリソル(ヴォーカル)
フアン・フランシスコ・パディージャ
(ギター) |
録音 2017年12月3-5日 Auditorio Manuel
de Falla, Granada, Spain
音楽学者マリア・ルイサ・マルティネスとピーター・マヌエルによって2015年に発見された一連の作品。
これはグラナダ生まれのギター奏者・作曲家ムルチアーノ(1795-1848)が既存の作品に自由なアレンジを加え、グラナダの伝承音楽であるロンデーニャ(ファンダンゴの一つの形で、フラメンコの原型)に仕上げた曲集でした。
彼は自分のために制作された7弦ギターを自在に操り、独学でありながら、さまざまな曲を弾きこなしていたとされています。
アルバムの冒頭に置かれた曲は、実際にムルチアーノに会い感銘を受けたグリンカが、彼の演奏する曲をノートに書き留めたというもの。他にもロンデーニャに触発されて書かれた様々な作品が楽しめます。
アルバムの後半には歌を伴う曲を収録。19世紀のグラナダの風景を想起させるユニークな1枚です。
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IBS82014
【旧譜】
¥2700
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Aranjuez
ロドリーゴとアリアーガ:作品集
1-3.ロドリーゴ(1901-1999):アランフェス協奏曲
4-7.アリアーガ(1806-1826):交響曲 ニ長調
8.アリアーガ:序曲「幸福な奴隷たち」 |
ホアキン・クレルチ(ギター):1-3
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
ヒスパニア交響楽団 |
録音 2014年7月24-27日 Quinta Alegre Palace,Granada,
Spain
ロドリーゴの名作「アランフェス協奏曲」と夭折の作曲家アリアーガの交響曲を組み合わせた異色のアルバム。
第2楽章の郷愁溢れる美しさで知られる「アランフェス」は名手ホアキン・クレルチがソロを務めています。「スペインのモーツァルト」と異名をとるアリアーガは、将来を嘱望されていたにもかかわらず、病のため20歳直前にこの世を去った天才。
このアルバムに収録された2曲は、どちらも幸福感溢れるさわやかな雰囲気を持った佳作で、とりわけ交響曲は短調と長調が交錯する見事な筆致で描かれています。
アセンシオが指揮するヒスパニア交響楽団の流麗な演奏が心地良い1枚。
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IBS52013
【旧譜】
¥2700
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フアン=アルフォンソ・ガルシア (1935-) :合唱作品集
1.アルト・ドゥエロの歌
2-8.7 Proverbios 7つのことわざ
9.Parabola 放物線
10.Senor, me cansa la vida ご主人、私は疲れた
11.Lo que Vos querais, Senor あなたが欲しいもの
12-14.3 Poemas liricos 3つの抒情詩
15-17.Amarillos 黄色
18-23.6つのカプリチョス
24.Cien jinetes enlutados 100人の騎手の嘆き
25.Cada vez que una mano se me ofrece 手を差し伸べられるたびに
26.Oda a la musica 音楽への賛美 |
エクトル・E・マルケス(指揮)
ヌメン・アンサンブル |
録音 2012年7月20-22日 Iglesia de San Jose,
Albaycin, Granada, Spain
20世紀スペインにおける重要な合唱作品の作曲家、フアン=アルフォンソ・ガルシアの作品集。
アンダルシアの作家の詩を用いた曲は、どれも明快な旋律を持ち、調性を逸脱することがなく、美しいハーモニーを持っており、スペインを中心に人気を博しています。
スペイン国内で活動する合唱団の精鋭を集め、2011年に結成された室内合唱団「ヌメン・アンサンブル」。創設者であり指揮者を務めるエクトル・エリエル・マルケスはスイスのバーゼル・スコラ・カントルムで学び、現在グラナダ大聖堂のカントルを兼任するほか、グラナダ音楽院で教鞭を執っています。
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IBS52012
【旧譜】
¥2700
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Audi, Audi 聞いて、聞いて
1.ティブルツィオ・マッサイノ(1550-1608):聴け、甘美なるわが恋人よ
2.パレストリーナ(1525-1594):いばらの中のゆとりのごとし
3.ゼンフル(1486-1543):愛する者よ、あなたはすべてに美しい
4.トムキンズ(1572-1656):私の愛する声
5.メルヒオール・フランク(1579-1639):あなたはすべてのもの、わが友よ
6.ジャン・レリティエ(1480-1551):肌は黒くとも美しい娘
5声
7.ロドリーゴ・セバーリョス(1530-1581):閉ざされた園
8-9.ヤコプ・プレトリウス(1586-1651):わが愛する者よ、立ちて急げ
5声
10.オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594):
かの人の口で私に口づけせしめよ
11.ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554-1612):
愛する者よ、あなたはすべてに美しい 8声 |
エクトル・E・マルケス(指揮)
ヌメン・アンサンブル |
録音 2012年7月20-22日 Iglesia de San Jose,
Albaycin, Granada, Spain
スペイン国内で活動する合唱団の精鋭を集め、2011年に結成された室内合唱団「ヌメン・アンサンブル」。
基本的にルネサンス期のレパートリーに取り組んでいますが、時には現代スペインの作曲家の作品も手掛けるなど幅広い活躍をしています。
このアルバムは、彼らが得意とするルネサンスのポリフォニー音楽を集めた1枚。「Audi,Audi
聞いて、聞いて」のタイトル通り恋人や神へ語り掛ける親密で魅力的な作品が並んでいます。
力強さと清冽さを併せ持つ美しい合唱をお楽しみください。
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IBS42012
【旧譜】
¥2700
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Danseuse dans Grenade グラナダの舞曲
ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555頃):デルフィンの6部の譜本より
1.第2巻-ファンタジア IV
2.第1巻-ファンタジア VIII
3.第6巻 - 低音上の対位法
4-25.ポンセ(1882-1948):フォリアの主題による変奏曲とフーガ
26.デ・ラ・マーサ(1896-1981):サバテアード
27.デ・ラ・マーサ:ペテネーラ
28-30.アンジェロ・ジラルディーノ(1941-):グァダルキビルのソナタ |
サーニャ・プロール(ギター) |
録音 2012年7月10-12日 Auditorio Manuel
de Falla, Granda, Spain
このアルバムは16世紀に活躍したナルバエスから、19世紀から20世紀の作曲家、ポンセ、デ・ラ・マーサやジラルディーノまでの400年以上に渡る「グラナダの舞曲」を集めた1枚。
ギターに似た楽器「ビウエラ」の名手として知られるナルバエスの技巧的な作品をはじめ、ポンセの大作「変奏曲とフーガ」、デ・ラ・マーサの活力溢れる2作品、哀愁たっぷりのジラルディーノの「ソナタ」とどの曲も異国情緒に満ちた美しい作品です。
「優れたテクニック、気質、洗練、そして卓越した音楽性の持ち主」と評されるスロベニア出身の女性ギタリスト、サーニャ・プロールの演奏で。
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IBS32014
【旧譜】
¥2700
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Sculptures サクソフォン編曲集
1.ジャン・フランセ(1912-1997):主題と変奏(1974)
2-4.シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.73
5-8.J.S.バッハ(1685-1750):
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
第3番 ホ長調 BWV1016
9-11.ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ
Op.11-4(1919)
12.ドビュッシー(1862-1918):2つのアラベスク
第1番 ホ長調
13-19.ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡(1914)
全てM.ガルシア、A.ヤイメ・ラトレによるサクソフォンとピアノ編 |
アニマ・デュオ |
録音 2014年3月10-12日 Auditorio Manuel
de Falla, Granada, Andalusia, Spain
2010年にサクソフォン奏者マリアーノ・ガルシアとピアニスト、アニアナ・ヤイメ・ラトレによって結成された"アニマ・デュオ"。
2人はアラゴン高等音楽院の教授を務める傍ら、世界中の音楽家と共演を重ね、高く評価されています。
このアルバムでは、彼ら自身によるヴァイオリンやヴィオラ、クラリネット、歌のための曲をサクソフォンとピアノのための編曲作品をお楽しみいただけます。サクソフォンの音色を存分に駆使したアレンジは、もともと素晴らしい作品に新たな魅力を付け加えています。
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SONO LUMINUS
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J.S.バッハ(1685-1750):チェンバロ作品集
1-3.イタリア協奏曲 BWV971
4-11.フランス風序曲 BWV 831
[序曲/クーラント/ガヴォット/パスピエ/
サラバンド/ブーレ/ジーグ/エコー]
12-13.半音階的幻想曲とフーガ BWV 903
前奏曲、アンダンテとフーガ BWV 894 &
1003
14.前奏曲 BWV 894
15.アンダンテ BWV 1003
16.フーガ BWV 894 |
ジョリー・ヴィニクール(チェンバロ) |
1738年 クリスティアン・ファーター製 トーマス&バーバラ・ヴォルフ
1995年復元モデル
録音 不明
シカゴで生まれ、パリで学び、1993年にワルシャワの国際チェンバロ・コンクールで1位を獲得、94年にプラハの春音楽祭でデビューしたジョリー・ヴィニクールは、Sono
Luminusより発売したラモー・チェンバロ作品全集などで過去2回、グラミー賞にノミネートされた名奏者です。
2019年には北米で最古の野外音楽祭であるラヴィニア音楽祭に初出演し、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の演奏を披露しました。このアルバムでは、ドイツのジルバーマン・モデルをトム&バーバラ・ヴォルフ夫妻が復元した楽器を用い、バッハの4つの名作を演奏しています。
最近では指揮者としての活動も増えているヴィニクール、ベルゲン・フィルや香港フィル、ロサンゼルス室内管などでの弾き振りのほか、パーセルやモンテヴェルディのオペラなどを指揮しており、さらなる活躍が期待されています。
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Heroine ヒロイン
ポーリーヌ・キム・ハリス/スペンサー・トペル:
1-4.アンビエント・シャコンヌ
(J.S.バッハのパルティータ ニ短調 BWV1004
「シャコンヌ」による)
5-7.デーオ(J.オケゲムの「神に感謝せん」による) |
ポーリーヌ・キム・ハリス(ヴァイオリン)
スペンサー・トペル(電子楽器) |
録音 2018年9月 Sono Luminus スタジオ、ボイス、ヴァージニア、アメリカ
グラミー賞ノミネート経験のあるヴァイオリニスト、ポーリーヌ・キム・ハリスは、クラシックだけではなく、アヴァン・パンク・ヴァイオリン・デュオ「String
Noise」として活動するほか、ヴィジュアル・アートとメディア、映像とダンスに音楽を融合させる試みが高く評価されています。
また、ジョン・ゾーンやフィリップ・グラス、S.ライヒ作品の初演を行い、ジェフ・ベックやレニー・クラヴィッツなどポップ・ロックの大物たちとも多数のコラボを展開、ジャンルを超えた世界を構築しています。
ジュリアード音楽院出身のスペンサー・トペルは、「インスタレーション=作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術」に音を融合させるアーティスト。
このアルバムでは、バッハのシャコンヌとオケゲムの「神に感謝せん」を新たな視点で再構築しており、「アンビエント・シャコンヌ」はライブ音源と録音がブレンドされた42分に及ぶ作品、「デーオ」は、オケゲムの「神に感謝せん」のアコースティック・エレクトロニック・バージョンとなっています。
オケゲムの36のパートからなるカノンが天使の歌声を再現する部分では、それをさらに拡張させ、最終的にはメロディが響きと溶け合い、壮大なサウンドが生まれました。
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The Etudes Project エチュード・プロジェクト
Vol.1 アイスバーグ |
ジェニー・リン(ピアノ) |
1.マックス・グレイフ(1988-):アクリーション(2018)
2.メシアン(1908-1992):4つのリズムのエチュード第1番 火の島I (1949)
3.ヴィクター・バエズ(1985-):エチュード第1番「コロナ」(2018)
4.チン・ウンスク(1961-):エチュード第6番「種子」
(2000)
5.ユー・チュン・チェン(1987-):トゥ・ザ・コンヴァージョンズ (2018)
6.細川俊夫(1955-):練習曲第1番「2つの線」
(2011)
7.ウィル・ヒーリー(1990-):メランコリー・ロボットのための練習曲 第3番 トレイン
(2018)
8.リゲティ(1923-2006):練習曲第1巻 第1番 デゾルドル
(1985)
9.デレク・クーパー(1987-):練習曲第1番「アンリーシュド」
(2018)
10.ルース・クロフォード=シーガー(1901-1953):入り混じったアクセントによる練習曲
(1930)
11.ステファニー・アン・ボイド(1990-):ライラック
(2018)
12.クロード・ドビュッシー(1862-1918):12の練習曲 第11番 組み合わされたアルペッジョのための
13.ドレイク・アンダーセン(1987-):ウォーク(2018)
14.スクリャービン(1872-1915):12の練習曲 Op.8 第2番 嬰ヘ短調
15.ハリー・スタフィラキス(1982-):練習曲 第1巻 オブスティナータ1「有刺鉄線」
(2018)
16.ラフマニノフ(1873-1943):練習曲集「音の絵」Op.33
第4番 ニ短調(モデラート)
17.ジョナサン・ルス(1985-):ナックルズ
(2018)
18.フィリップ・グラス(1937-):練習曲第1集 練習曲第13番
(1994)
19.アレックス・ブルツォス(1985-):シュド・ザ・ワイド・ワールド・ロール・アウェイ
(2018)
20.ショパン(1810-1849):12のエチュード Op.10
第4番 嬰ハ短調 |
録音 2019年4月15-17日
18世紀に生み出され、19世紀前半に一般的になった「エチュード(練習曲)」。
ニューヨーク・タイムズ紙などで絶賛されたピアニスト、ジェニー・リンが練習曲に焦点をあてた「ジ・エチュード・プロジェクト」を立ち上げ、さまざまな作品を紹介しています。
第1弾となる本作は、ショパンやドビュッシー、ラフマニノフ、スクリャービン、メシアン、リゲティ、フィリップ・グラスに細川俊夫などの良く知られた作曲家たちの「エチュード」に、現在ニューヨークで活躍する作曲家集団"アイスバーグ"のメンバー10名による作品を組み合わせた興味深い1枚。
リンの持つ世界観が、繊細で緻密な演奏によってあますところなく表現されています。
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Concurrence 一致
ソルヴァルドスドッティル/トウマソン/シグフスドッティル/パールソン:
管弦楽作品集
1.アンナ・ソルヴァルドスドッティル(1977-):メタコスモス
2.ヘイクル・トウマソン(1960-):ピアノ協奏曲第2番
3.マリア・フルド・マルカン・シグフスドッティル(1980-):オーシャンズ
4.パール・ラグナル・パールソン(1977-):クエイク |
ダニエル・ビャルナソン(指揮)
アイスランド交響楽団 |
録音:2019年2月19−23日、3月4−12日
2019年にアイスランド交響楽団の首席客演指揮者に就任したビャルナソン。作曲家としても活躍する彼が同楽団と取り組んだアルバム第2弾は、前作(DSL-92213)でも取り上げられたソルヴァルドスドッティルとシグフスドッティルを含む、現代アイスランドを代表する作曲家の作品集。
どれもアイスランドの広大な自然とそこに住む人間の特質などを思い起こさせるとともに、トウマソンとパールソンの楽曲では、人間の存在、関係性、コミュニティなどに光が当てられています。
例えば、トウマソンのピアノ協奏曲では、ソリストとオーケストラがほどよい距離感で平等な関係性を保ち、お互いを牽制することなく、孤立もさせない絶妙なバランスで成り立っています。
派手さはなくとも、住民同士の深い絆や大地、空、そして気候との特別な関係性によって保たれているアイスランド音楽の基本のようなものが盛り込まれているアルバムです。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<国内盤>
<映像>

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