≪第106号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2020/4/14〜
4/17(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PRINTEMPS DES ARTS DEMONACO
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PRI 028
(2CD)
¥2900 →\2690
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フランスの名手フィリップ・ビアンコーニ
ブラームス:ピアノ協奏曲第1&2番
CD 1
(1)ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
CD 2
(2)ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83 |
フィリップ・ビアンコーニ(ピアノ)
ミハウ・ネステロヴィチ(指揮)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団 |
実に堂々たる演奏。フランスの名手ビアンコーニが満を持してブラームスのピアノ協奏曲を録音!
セッション録音:2019年3月27-30日/ヤコフ・クライツベルク・ホール(モナコ)/DDD、CD1
: 46'35"、CD2 : 47'02"
ショパンのバラード集(LDV 14)、シューマンの謝肉祭、ダヴィッド同盟舞曲集(LDV
28)(いずもレコード芸術特選盤)など、数々の名録音でも知られるフランスの名手フィリップ・ビアンコーニが満を持してブラームスのピアノ協奏曲を録音しました。
ビアンコーニは1960年ニース生まれ。ギャビー・カサドシュ、シモーヌ・デルベール=フェリヴェ(マルグリット・ロンとロベール・カサドシュの弟子)に師事し、第7回ヴァン・クライバーン国際コンクールで銀メダルを受賞している実力派。
1980年代には20代の若さで絶頂期のヘルマン・プライとも多数共演し名声を博し、その後、ピエール・ランパル、ヤーノシュ・シュタルケル、ゲイリー・ホフマン、ガルネリ弦楽四重奏団、ターリヒ四重奏団などとの共演でも知られるピアニストです。
ビアンコーニの長いキャリアの中でも数少ないピアノ協奏曲の録音。還暦を目前とするビアンコーニが成熟したピアニズムを感じさせる充実の演奏を展開。室内楽を得意とするビアンコーニらしくネステロヴィチ率いるモンテカルロ・フィルとともにきめ細やかなアンサンブルとともにビアンコーニらしい堂々たる演奏を披露しております。
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ブルーノ・マントヴァーニの新作2篇。
『交響曲第1番』、『アブストラクト』!
ブルーノ・マントヴァーニ(1974‐):
(1)交響曲第1番『l'idee fixe』(2015)
(2)『アブストラクト』〜独奏チェロとオーケストラのための(2017) |
パスカル・ロフェ(指揮)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
(2)マルク・コッペイ(チェロ) |
フランス現代作曲家ブルーノ・マントヴァーニの新作2篇。幻想交響曲をなぞらえた『交響曲第1番』と、コッペイを独奏に迎えた『アブストラクト』!
録音:(1)2019年5月7&8日/ヤコフ・クライツベルク・ホール(モナコ)(セッション)、(2)2018年4月26日/グリマルディ・フォーラム(モナコ)【モンテカルロ・バレエ団の初演ライヴ】/DDD、75'00"
現代作曲家の作品も積極的に演奏しているフランスの指揮者パスカル・ロフェがモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団を振ってフランスの作曲家ブルーノ・マントヴァーニの新作2篇を録音しました。
マントヴァーニは1974年、オー=ド=セーヌ県シャティヨン生まれ。ペルピニャン音楽院でピアノ、パーカッション、そしてジャズを学んだのちにパリ国立高等音楽・舞踊学校にてガイ・ラベルから作曲を、ロラン・キュニオから電子音響音楽を学びました。
2010年、36歳という若さで母校のパリ国立高等音楽・舞踊学校院長に就任しております。現在、フランス政府などから作品の委嘱を受けている期待の作曲家のひとりです。
マントヴァーニははじめての交響曲を作曲するまで20曲以上の管弦楽曲を作曲しており、大規模で壮大な交響曲というジャンルに挑む前から多くの表現の可能性を探っていました。2015年に作曲した交響曲第1番『l'idée
fixe』はベルリオーズの幻想交響曲を形式をなぞらえながら、マントヴァーニ独自の世界観で作り上げました。
一方、2017年に作曲された独奏チェロとオーケストラのための『アブストラクト』は、モンテカルロ・バレエ団の芸術監督をつとめるジャン=クリストフ・マイヨーが振付したバレエのために書かれた作品で、バレエ、チェロそしてオーケストラが融合する可能性をエレガントに探った作品で、チェロが旋律を担いながらオーケストラとの対話を楽しむ意欲作です。当録音は2018年4月26日の初演ライヴを収めました。
チェロの独奏をつとめたマルク・コッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集め、その後ソリストとしてはインバル、クリヴィヌ、ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。
室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ピリス、ベロフ、デュメイ、ムローヴァ、パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ弦楽四重奏団(1995年から2000年)のメンバーとして数多くの録音を残しております。
現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げており、手兵と共演したハイドン&C.P.Eバッハのチェロ協奏曲集(AU
97716)では高い評価を得ました。
この他、カラビツ指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団とのドヴォルザークのチェロ協奏曲(AU
97734)、そして名手ペーター・ラウルとのベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全集(KKC5889/90
/ AU 23440)などをリリースしております。
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DUX
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ギター・エヴォリューション Vol.3
ペンデレツキ:ヴィオラとオーケストラのための協奏曲
(ピオトル・プシェボラ編曲によるギター版/2018年)
メイエル:ギター、ティンパニと弦楽のための協奏曲
Op.115
ミコワイ・グレツキ:ギター協奏曲《アリオーソとフリオーソ》 |
ピオトル・プシェボラ(ギター)
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)
マチェイ・トヴォレク(指揮)
ダヴィット・ルンツ(指揮)
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントス管弦楽団 |
ペンデレツキの"ギター協奏曲"を収録!ポーランドの俊英と巨匠ペンデレツキの共演!
先日、惜しくも他界した現代ポーランドの巨匠、クシシュトフ・ペンデレツキ(1933−2020)の作品を含む、現代のポーランドの作曲家たちによるギター協奏曲集のシリーズ第3弾。
ペンデレツキの「ギター協奏曲」は、1983年に作曲された「ヴィオラ協奏曲」のソロ・パートを、今回の録音のソリストでもあるポーランドの俊英ギタリスト、ピオトル・プシェボラが2018年にギター版に編曲を行ったもの。
プシェボラのギター・アレンジは、ペンデレツキのお墨付きを得た言わばオフィシャル・ヴァージョン!ペンデレツキのオーケストレーションと、ギターのソロ・パートのブレンド具合も特筆ものです。
ソリストのピオトル・プシェボラは、ワルシャワのショパン音楽大学でマルチン・ザレヴスキにギターを指示した同国の俊英。ポーランドを中心とした20を超えるギター・コンクールでの入賞歴を誇り、19回の第1位、3回のグランプリ獲得という実績を持っています。
※録音:2018年12月22日−2019年5月20日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
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クープラン一族の鍵盤作品集
ルイ・クープラン:ボーアン手稿譜(ca.1658)からのクラヴサン曲集
フランソワ・クープラン:
クラヴサン曲集第2巻(1717)より クラヴサン第6組曲変ロ長調、
クラヴサン曲集第3巻(1722)より ティク・トク・ショク、
またはオリーブしぼり機(クラヴサン第18組曲より)
アルマン=ルイ・クープラン:クラヴサン曲集
Op.1(1751) |
ドロタ・サイブルスカ=アムスラー(クラヴサン) |
クープラン一族の芸術の歴史。ヌーシャルテルの3台の銘器の饗宴!
17世紀から19世紀に至る200年の間にフランスで隆盛を誇った「クープラン一族」。その鍵盤音楽の至芸の変遷を、ポーランドの名女流の演奏、そして3台の歴史的楽器と共にたどる古楽ファン要注目の好企画。
ルイ、フランソワ、アルマン=ルイの3人のクープランの作品を奏でるドロタ・サイブルスカ=アムスラーは、ワルシャワのショパン音楽アカデミーで研鑽を積んだ後、ユゲット・ドレフュスとケネス・ギルバートに師事し、ジュネーヴ音楽院ではクリスティアーヌ・ジャコテのクラスを一等賞で卒業した経歴の持ち主。
ここでは、スイス、ヌーシャテルの芸術歴史博物館に所蔵されている3台の銘器、ルイ・ドゥニ製作(1658年)、ルッカース製作(1632/1740年)、クリスティアン・クロル(1770年)のクラヴサン(ハープシコード/チェンバロ)を弾き分けており、それぞれの楽器の音色と3人のクープランたちの音楽との饗宴を愉しむことができる贅沢なアルバムに仕上がっています。
※録音:2010年6月7日−9日、芸術歴史博物館(ヌーシャテル、スイス)

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メッセージズ 〜 ポーランドの弦楽四重奏曲集
アンジェイ・パヌフニク:弦楽四重奏曲第2番《メッセージ》
モニューシュコ:弦楽四重奏曲第1番ニ短調
ペンデレツキ:弦楽四重奏曲第3番《書かれなかった日記のページ》 |
メッセージズ・クヮルテット |
アンジェイ・パヌフニク(1914−1991)の夫人であるカミラ・パヌフニクが「パーフェクト!」との称賛を寄せた、ポーランドの女流弦楽器奏者たちによるクヮルテットが奏でる3世紀にまたがる同国の弦楽四重奏曲集。
19世紀は「ポーランド・オペラの父」と称されたモニューシュコ、20世紀はイギリスへと移住しバーミンガム市交響楽団の音楽監督としても活躍したパヌフニク、そして21世紀はペンデレツキの作品を選曲。19世紀から21世紀の3世紀の間に変化を遂げたポーランドの「弦楽四重奏」の歴史を紐解いています。
メッセージズ・クヮルテットは2014年に結成されたポーランドの弦楽四重奏団。2015年にブルガリアのプロヴディフで開催された第2回国際室内楽コンクールで第2位とショスタコーヴィチ賞を受賞するなど、今後の飛躍が期待されています。
※録音:2019年4月14日−15日&7月12日−14日、カロル・シマノフスキ音楽アカデミー・コンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
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カラウォフ:スルー
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ/
ヴァイオリン、バス・クラリネット、打楽器とピアノのための《スルー》/
ヴァイオリン、チェロとピアノのための《ピアノ三重奏曲》/
チェロ、打楽器とピアノのための《インプローデッド・アグロメーション》 |
アンジェイ・カラウォフ(ピアノ)
マウゴジャタ・ヴァシュショネク(ヴァイオリン)
ロクサナ・クヴァシニコフスカヤ(ヴァイオリン)
ヤツェク・ドジョジャク(バス・クラリネット、打楽器)
アガタ・ラザルチク(ヴァイオリン)
マリアンナ・シコルスカ(チェロ)
アガタ・バク(チェロ)
ウカシュ・ピオトロフスキ(打楽器) |
ポーランドの新世代の音楽家であるアンジェイ・カラウォフは1991年生まれのピアニスト、作曲家、インプロヴァイザー。
ワルシャワのショパン音楽アカデミーを卒業後、ポーランドの2つの作曲賞で入賞を果たし、2018/2019シーズンにはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のLPOヤング・コンポーザーズ・メンタリング・プログラムに参加し、同オーケストラとの共演を果たしています。
※録音:2014年、2016年、2017年、イザベリンAスタジオ
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CYPRES
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知られざるフランス=フランドル楽派の俊才
シモーヌ・ド・ボヌフォン:レクイエム
シモーヌ・ド・ボヌフォン(1500頃〜歿年不詳):
1-7. 死者のための5声のミサ曲(レクィエム/1556)
アルノルト・フォン・ブルック(1500〜1554):
8. ドイツ語によるモテトゥス「生きていながら、わたしたちは死の只中にある」
ヤコブス・デ・ケルレ(1531〜1591):
9. ラテン語によるモテトゥス「生きていながら、わたしたちは死の只中にある」
オルランドゥス・ラッスス(1532〜1594):
10. ラテン語によるモテトゥス「生きていながら、わたしたちは死の只中にある」
ニコラ・ゴンベール(1495〜1560):
11. ラテン語によるモテトゥス「生きていながら、わたしたちは死の只中にある」
ウェルガス・アンサンブル
アクセル・ベルナージュ、ローズマリー・ゴールトン、ヘレン・カッサーノ、
ザビーネ・リュッツェンベルガー(ソプラノ)
アヒム・シュルツ、ポール・ベントリー=エンジェル、オザン・カライェズ、
アドリアーン・デ・コステル、トム・フィリップス、マシュー・ヴァイン(テノール)
ロマン・ボクレール、ギヨーム・オルリー(バス) |
音楽監督:パウル・ファン・ネーヴェル
録音:2018年4月28日 ルーフェン(ベルギー)、パルク修道院(ライヴ収録)
【美麗!知られざるフランス=フランドル楽派の俊才、フランス中南部の古都に残した傑作】
数百年前の音楽世界には、まだまだ知られざる名匠が埋もれていると実感させられるアルバムを、毎年のようにじっくり録音し続けてきたベルギー屈指の古楽声楽集団ウェルガス・アンサンブル。
今回のアルバムの中軸を占める作曲家シモーヌ・ド・ボヌフォンの名前に聴き覚えがなくても無理はありません、彼等ですらその発見に驚いているくらいですから。
16世紀半ば、フランス中南部オーヴェルニュ地方の中心都市クレルモン(現在のクレルモン=フェランの一部)の大聖堂の聖歌隊が歌っていた「死者のためのミサ曲(レクィエム)」は5パートからなる構成で、高音部をあまり動かさず、極端な高音域が全くと言ってよいほど出てこない峻厳な曲構成が特徴。
内省の細やかな動きは、百戦錬磨のポリフォニー猛者ともいえる音楽監督パウル・ファン・ネーヴェルをして「ゴンベールやクレメンス・ノン・パパと並べても全く遜色ない」と感嘆せしめるほど。
教皇庁やスペイン王らに仕えた巨匠たちによる同一歌詞のモテトゥスが後半に並び、その作風の絶好の比較対象になっているアルバム構成もさすがです。
全盛期の多声音楽の粋をじっくり聴くにふさわしい最新録音です。
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<映像>
<LP>
PENTATONE(LP)
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KKC 1163/6
(4LP)
【限定プレス】
¥8200
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「ハチャトゥリアン、プロコフィエフ、グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲集」
[LP 1]
(1)ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
ニ短調(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
[LP 2]
(2)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1
番 ニ長調 Op.19(A 面)
(3)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調
Op.82(B 面)
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
セッション録音:2004 年5 月12 &
13 日/ DZZ 第5 スタジオ(モスクワ)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ヨブ・マールセ
レコーディング・プロデューサー:ヨブ・マールセ
バランス・エンジニア:エルド・グルート
レコーディング・エンジニア:カール・シュールビエルズ
エディター:カール・シュールビエルズ、セバスティアン・シュタイン、ヨブ・マールセ
「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、憂鬱なセレナード、ワルツ=スケルツォ、なつかしい土地の思い出」
チャイコフスキー:
[LP 3]
(4)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
[LP 4]
(5)憂鬱なセレナード Op.26(A面)
(6)ワルツ=スケルツォ Op.34(A面)
(7)なつかしい土地の思い出 Op.42(B面)
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)
ヤコフ・クライツベルク((4)-(6)指揮、(7)ピアノ)、(4)-(6)ロシア・ナショナル管弦楽団
セッション録音:2006年4月/
(4)-(6)DZZ 第5スタジオ(モスクワ)、(7)MCO1
スタジオ5(ヒルフェルスム)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ヨブ・マールセ
レコーディング・プロデューサー:(4)-(6)ヨブ・マールセ、(7)セバスティアン・シュタイン
バランス・エンジニア:(4)-(6)エルド・グルート、(7)ジャン=マリー・ヘイセン
レコーディング・エンジニア&エディター:セバスティアン・シュタイン |
ユリア・フィッシャーのLP2 タイトルを限定セット販売!誉れ高き名盤ハチャトゥリアン、プロコフィエフ、グラズノフ、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲集
LP 1&2:68'25"、LP 3&4:79'24"、輸入盤・日本語帯付 ※日本語解説書はつきません
ハイエンド、マルチチャンネル・サラウンド・レコーディングで高い評価を集めるクラシック専門レーベルPENTATONE
が誇る名盤、ユリア・フィッシャーのハチャトゥリアン、プロコフィエフ、グラズノフのヴァイオリン協奏曲集とチャイコフスキー・アルバムのLP2
タイトルを限定でセット販売いたします!(単売されている2
タイトルを袋詰めした状態での出荷となります)。
ミュンヘン生まれのユリア・フィッシャーは、3歳でヴァイオリンを、その後ピアノも習いはじめすぐにその才能を開花させ、ヴァイオリン、ピアノそれぞれで国際的なコンクールに複数回優勝している逸材です。
確かな技術と情熱的な語り口が魅力のフィッシャーはPENTATONE
レーベルからディスク・デビューを飾り、瞬く間に世界のひのき舞台に上りつめ、現在はドイツを代表する世界的ヴァイオリニストとして活躍しております。
衝撃のデビュー盤となったハチャトゥリアン、プロコフィエフ(第1番)、グラズノフのヴァイオリン協奏曲集は録音当時21歳でしたが、既にフィッシャー独自のスタイルが確立されており、彼女の最大の魅力と言える情熱的で表情豊かな演奏で大絶賛されました。
冒頭のハチャトゥリアンは、一度聴いたらその旋律が耳に残る第1楽章の提示部から凄まじい存在感を示し、圧倒的なテクニックで雄大に演奏します。
第2楽章の歌謡的で抒情的な主題ではフィッシャーの美音が冴えわたり、聴き手の心を鷲掴みにします。そして、民族舞踏を想わせる無窮動の終楽章は超ド級の名演で、終結部の強烈な同音連続によって豪快に終わります。
次に収録されたプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1
番では、「夢みるような」と作曲者自身が述べた第1主題を絶妙な歌い回しで弾きはじめ、緩-
急- 緩と配列された全3楽章構成の中で、非常に豊かな表現力を披露しております。
そしてグラズノフは、終始フィッシャーの美音が冴えわたります。ヴァイオリンの様々な奏法を用い、高度な技術が要求されるグラズノフのヴァイオリン協奏曲ですが、余裕すら感じさせる演奏には脱帽です。
一方、チャイコフスキー・アルバムでも彼女の才能が光ります。協奏曲では、雄大にそして官能的に歌い上げる第1楽章、泣きの第2楽章、攻めの第3楽章と、溌剌とした演奏の中にも豊かなニュアンスで表現しております。
また、なつかしい土地の思い出では故ヤコフ・クライツベルクと息の合ったアンサンブルを披露しております。情熱に満ちた美音でチャイコフスキーの作品を歌い上げます。
ドイツ、パラス社プレスの180g 重量盤。完全限定セット。
なお、このセットには日本語解説書は付きません。
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4/16(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BERLIN CLASSICS
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BC 0301304
(4CD)
¥5700
※通常CD盤
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ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲全集(第0〜5番) |
児玉麻里(ピアノ)
ケント・ナガノ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団 |
CD 1
ピアノ協奏曲 第0番 変ホ長調 WoO4
ピアノと管弦楽のためのロンド 変ロ長調
WoO6
創作主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調(《エロイカ変奏曲》)
Op.35
録音:2019年5月9,10日、ベルリン、イエス・キリスト教会
CD2
ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19
録音:2006年6月23-24日、テルデックス・スタジオ・ベルリン
CD3
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲
ハ長調 Op56
コーリャ・ブラッハー(ヴァイオリン)ヨハネス・モーザー(チェロ)
録音:2006 年11月9,10日、ベルリン、シーメンスヴィラ
CD4
ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調Op.73『皇帝』
録音:2013年3月5,6日(第4番)、2013年3月8,9日(第5番)、ベルリン、イエス・キリスト教会 |
ベートーヴェン・イヤー2020、児玉麻里とケント・ナガノによるベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集、2019年録音の≪第0番≫も収録!通常CD盤
クラムシェルBOX仕様(+紙ジャケット)、53'10"、輸入盤・日本語帯・解説付
児玉麻里、ケント・ナガノによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。
当録音は、2006年から2019年にかけて録音された力作。正統的で緻密な解釈のなかにも豊かな表情を示す児玉麻里は、ベートーヴェンのスペシャリスト。すでに録音されているピアノ・ソナタ全集も各国で高い評価を得ており、当盤でもその研ぎ澄まされた音色でフレーズのすみずみまで磨きあげられた世界が広がります。
ベルリン・ドイツ交響楽団の奏でる親密な室内楽的なサウンドと、ケント・ナガノの丁寧な仕事ぶりも光るベートーヴェンです。
また本セットには、≪ピアノ協奏曲第0 番≫と≪ピアノと管弦楽のためのロンド≫も収録されており、若きベートーヴェンの挑戦と充実した音楽性が示されています。
児玉とナガノは、ベルリン州立図書館に所蔵されていた0
番の自筆譜にもあたり、緻密なリサーチを経て、両者で丁寧に解釈を深めていった演奏は、新たなベートーヴェン像を浮かび上がらせてくるものです。
BCSA-0001/4 とは異なり、当セットは直輸入盤通常CDに帯解説が付属しています。
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CANTALOUPE MUSIC
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メレディス・モンク(1942-): Memory Game
サイレンス・フィクション・オペラ《The Games》(1983-84)より
1. Spaceship(1983)(M.ゴードンによるヴォーカル・アンサンブル編)
2. Gamemaster's Song(1983) (M.モンクによるヴォーカル・アンサンブル編)
- ソロ:セオ・ブレックマン
3. Migration(1983)(M.モンクによるヴォーカル・アンサンブル編)
4. Memory Song(1983)(J.ウルフによるヴォーカル・アンサンブル編)
5. Downfall(1983)(K.トムソンによるヴォーカル・アンサンブル編)
6. The Politics of Quiet(1996)より Waltz
in 5s
(M.モンク&A.スニフィンによるヴォーカル・アンサンブル編)
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ソロ:ケイティ・ガイシンガー
7. Turtle Dreams Cabaret(1983)より
Tokyo Cha-Cha (A.スニフィンによるヴォーカル・アンサンブル編)
8. impermanence (2006)より
Totentanz(D.ラングによるヴォーカル・アンサンブル編)
9. Under and Above(1983)よりDouble Fiesta
(D.ラングによるヴォーカル・アンサンブル編)
- ソロ:メレディス・モンク |
ヴォーカル:メレディス・モンク、セオ・ブレックマン、ケイティ・ガイシンガー、
アリソン・スニフィン、マイケル・セルヴェリス
- 3のみ
バング・オン・ア・カン・オールスターズ(アンサンブル) |
録音2016年12月 Rob Friedman at Water Music,
Hoboken, NJ 2017年11月、2018年3月 David
Cossin's Studio
アメリカ現代における「総合芸術」の第一人者メレディス・モンク。1960年代から斬新なヴォイス・パフォーマンスを行い、数多くのアーティストに多大な影響を与え続けている彼女ですが、このアルバムでは過去作品に新たなアレンジを加えながら、自身のキャリアを振り返るという、まさにアルバム・タイトル「Memory
Game」そのままの世界を披露しています。
長らく彼女と活動を共にしているブレックマン、スニフィン、ガイシンガーが演奏に参加、オリジナルのスタイルを継承しながらも、どこまでも斬新な表現を追求するモンクの意欲に圧倒される1枚です。
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マイケル・ゴードン(1956-):Anonymous Man
アノニマス・マン
1. I. A Tale/2. II. I Moved/3. III. On
Desbrosses Street/
4. IV. It's Julie Passing Through Town/
5. V. I First Noticed Robinson/
6. VI. On That Terrible Beautiful Morning/
7. VII. One Day I Saw/
8. VIII. Abraham Lincoln's Journey Down
Desbrosses Street/
9. IX. I Sleep At Home |
ドナルド・ナリー(指揮)
クロシング(ヴォーカル・アンサンブル) |
録音 2018年3月20,21,22日 The Curtis R.
Priem Experimental Media and Performing Arts
Center (EMPAC) at RensselaerPolytechnic Institute,
Troy, NY
マイケル・ゴードンの「アノニマス・マン」は24人のメンバーによる無伴奏の合唱作品。
物語の舞台はかつてゴードンが住んでいた地区。移ってきた当初はホームレス以外、ほとんど人通りのなかった倉庫地区が、時を経て住宅地になるまでのゴードン自身の回想に、妻となる女性と出会ったことや、彼の家の向かいに家を建てる2人の男性との会話を交え、物語は進行します。
演奏は2005年に結成、フィラデルフィアを拠点として現代合唱音楽の普及に力を尽くす合唱団「クロシング」。小さなグループから生まれるヴォーカル・サウンドが互いに重なり合い、催眠的な効果が生まれています。
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<メジャー・レーベル>
<映像>
<LP>
CANTALOUPE MUSIC(LP)
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CA21149
(1LP)
¥4000
※収録時間にご注意ください
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ミーラ・オライリー:2つの声のためのホケット
【sideA】
1. I. -(0:59)
2. II. -(1:43)
3. III. -(1:36)
【sideB】
4. IV. -(1:30)
5. V. -(1:33)
6. VI. - 1:26)
7. VII. -(1:22) |
ミーラ・オライリー(ヴォーカル) |
ホケット(ホケトゥス=語源の意味は「しゃっくり」)とは、中世ヨーロッパで使用された、複数の演奏者がお互いに他が音を出さない時に言葉で音を出し、補完的に一つのリズムまたはメロディーラインを編み出す奏法。
このアルバムでは、この方式に興味を持ったオライリーが、聴覚シーン分析に関する研究者アルバート・ブレグマンの研究と、聴覚と知覚に関する彼女自身の実験を通じて、まずコンピューターで作品を書き上げ、自身で2つのパートを実際に歌うという試みを行っています。現在はこの録音のみが存在しますが、実際には、2人のパフォーマーで歌ったり、エレクトロニクスとのコラボで演奏することを意図して書かれた作品です。
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4/15(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALBA
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この1曲を聴くためだけにも・・・
ひとりの歌手がヴァイオリンを弾きながら歌うことを想定して作曲されたホルストの《声とヴァイオリンのための4
つの歌》
多重録音ではなく、ライサネンがヴァイオリンを弾きながら歌うスタイルで録音
『Trasparente(透明)』
イルマリ・マエンパー(1971–):透明
ベヴァリー・ジュリー・ラント(1963-)(ナンド・ルッソ作詞):ソフィア
− ホクマ(声、ヴァイオリンと打楽器のための)
ジャン・ファン・フュフト(1958-):3つのウィリアム・ブレイクの歌【喜びという名の幼な子/私のかわいいバラ/蝿】
ウルヤス・プルッキス(1975–)(ブラム・ファン・サムベーク作詞):
なぞ(声、ヴァイオリンとファゴットのための)
J.S.バッハ(1685–1750)(ヴィルピ・ライサネン
編曲):
前奏曲(《前奏曲とフーガ へ短調》BWV.857)(声とヴァイオリンのための)
グスターヴ・ホルスト(1874–1934):声とヴァイオリンのための4つの歌Op.35
【やさしきイエスよ/わが魂は火と氷に過ぎぬ/聖処女のことを歌おう/わが愛するお方は、まことのお方】
伝承曲(リスト・アイナリ(1948–)編曲):ダーラナの古い賛美歌
ハッリ・オステルマン(1964–):
サロティエにて(声、ヴァイオリンとチェロのための)
だが、おまえと私に触れるものはすべて(声、ヴァイオリンとチェロのための)
ジョン・ジェイコブ・ナイルズ(1892–1980)(ジャン・ファン・フュフト
編曲):
なぜイエスは(ハープ、声とヴァイオリンのための)
ベヴァリー・ジュリー・ラント(ナンド・ルッソ作詞):わが家(声、ヴァイオリンと打楽器のための) |
ヴィルピ・ライサネン(メゾソプラノ、ヴァイオリン)、ナンド・ルッソ(打楽器)、
ハッリ・オステルマン(チェロ)、ブラム・ファン・サムベーク(ファゴット)、ニック・スホルテン(ハープ) |
多彩な音楽家ヴィルピ・ライサネンによるヴァイオリン弾き歌いによるアルバム
録音:2010年、2017年 レンスヴァウデ教会(レンスヴァウデ、ユトレヒト、オランダ)/51'49
フィンランドのメゾソプラノ歌手ヴィルピ・ライサネンは、ユトレヒトとアムステルダムの音楽院で声楽を学びました。
2009年、ザルツブルク音楽祭のルイジ・ノーノの《Al
gran sole carico d' amore(愛にあふれる偉大な太陽に向かって)》で国際デビュー。
ヴォルフガング・リームやウルヤス・プルッキスのオペラの初演、フィンランド国立歌劇場が上演した細川俊夫のモノドラマ《大鴉》をはじめ、現代の音楽を中心とするレパートリーでオペラハウスとコンサートで活躍しています。

新しいアルバム『Trasparente(透明)』は、ヴァイオリニストとしてのキャリアをもつ彼女の魅力をいっぱいに示すため、ライサネンのために作曲または編曲された「ヴァイオリンと歌」のための作品で構成されました。
モデルになったのは、ひとりの歌手がヴァイオリンを弾きながら歌うことを想定して作曲されたホルストの《声とヴァイオリンのための4
つの歌》です。
アルバムの曲はすべて、多重録音ではなく、ライサネンがヴァイオリンを弾きながら歌うスタイルで録音されました。

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HARMONIAMUNDI
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HMX 2908980
(2CD)
特別価格 ¥2800
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ピカソと音楽
[CD1]
・Guitares Gitanes:ファンダンゴ、エル・マラゲーニョ
・ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より第2楽章
アダージョ、ある貴紳のための幻想曲
〔マルコ・ソシアス(ギター)、リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス指揮〕
・ファリャ:
カンシオン、アンダルシアのセレナータ〔ハビエル・ペリアネス(ピアノ)〕
バレエ音楽「恋は魔術師」より悩ましい愛の歌、火祭りの踊り、きつね火の踊り
〔マリーナ・エレディア(カンタオーラ)、マーラー・チェンバー・オーケストラ パブロ・エラス=カサド(指揮)〕
・サラサーテ:カルメン幻想曲〔グラフ・ムルハ(ヴァイオリン)、ナタリア・グース(ピアノ)〕
・ストラヴィンスキー:小管弦楽のための組曲第1番〔リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス指揮〕
・グラナドス:ゴイェスカス〜ファンダンゴのフィナーレ〔BBC
交響楽団&シンガーズ、ポンス指揮〕
・ストラヴィンスキー:「プルチネッラ」よりタランテッラ〔リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス指揮〕
・ミヨー:スカラムーシュよりVif〔スペンドンク(クラリネット)、アレクサンドル・タロー(ピアノ)〕
・ドビュッシー:仮面〔アラン・プラネス〕
・サティ:操り人形は踊っている
[CD2]
・ストラヴィンスキー:
兵士の物語〔ジャン=クリストフ・ガイヨ(指揮)〕
クラリネット・ソロのための3つの小品〔ワルター・ブイケンス(クラリネット)〕
「プルチネッラ」よりセレナータ〔リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス(指揮)〕
・オネゲル:クラリネットとピアノのためのソナチネ〔スペンドンク(クラリネット)、タロー(ピアノ)〕
・ドビュッシー:
マンドリン〔ゾフィー・カルトホイザー(ソプラノ)、ユージン・アスティ(ピアノ)〕
シランクス〔フィリップ・ベルノー(フルート)〕
牧神の午後への前奏曲〔レ・シエクル、フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)〕
6つの古代墓碑銘〔アラン・プラネス(ピアノ)〕
・サティ:最後から2番目の思想より朝の歌〔アレクサンドル・タロー(ピアノ)〕
・ラヴェル:
「鏡」より道化師の朝の歌〔パリ管弦楽団、ジョゼプ・ポンス(指揮)〕
ダフニスとクロエより第3部〔アンサンブル・エデス、レ・シエクル、フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)〕
・ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」〔マーラー・チェンバー・オーケストラ、パブロ・エラス=カサド(指揮)〕 |
「音楽」という視点から天才ピカソを俯瞰する"Les
musiques de Picasso"ピカソと音楽
2020年4月から8月までパリのフィルハーモニーで行われるピカソ展に合わせて制作された企画盤。ピカソは毎日音楽を聴いていたわけでもなく、また、自身は楽器を演奏しませんでしたが、音楽は彼の創造性をかきたてるものでした。
音楽は、ピカソにとって、主題(題材・・・音楽家やダンサー、楽器、楽譜を描いた一連のイメージに見られるように)であり、メタファー(著作や演劇プロジェクトにみられる歌の断片や音楽的な暗示)でした。また、バレエなど舞台作品の美術を依頼されてもいましたし、同時代の数え切れない音楽家、作曲家、歌手とも交流がありました。
この2枚組では、ピカソが幼い頃に聴いていたジプシーの子守歌や、カフェ「クアトロ・ガッツ」で出会ったアルベニスらの音楽、また、マンドリンの楽器が描かれた作品(ドビュッシーの「マンドリン」)、パリで親しんだ「六人組」の作品、ピカソが美術を手がけたバレエ作品の音楽など、「音楽」という視点から見たピカソの芸術を俯瞰することができます。
すべての道は驚異の天才ピカソへとつながる、そんな気さえするくらいに、ピカソという人物のもとに、当時の最先端の人間と優れた音楽が寄り添っていたことに感じ入る内容となっております。
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MDG
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MDG 94321626
(SACD HYBRID)
¥2500 →\2290
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レジス・パスキエをゲストに迎えたフォーレのピアノ五重奏曲
フォーレ:
ピアノ五重奏曲第1番ニ短調作品89
ピアノ五重奏曲第2番ハ短調作品115 |
モーツァルト・ピアノ四重奏団
マルク・ゴトーニ(ヴァイオリン)
ハルトムート・ローデ(ヴィオラ)
ペーター・ヘール(チェロ)
パウル・リフィニウス(ピアノ)
レジス・パスキエ(ヴァイオリン: 第1番)
瀬川 祥子(ヴァイオリン:第2番) |
2.0,5,1,2+2+2
フォーレの室内楽作品を語る上で欠くことのできない「ピアノ五重奏曲」。フォーレは2曲を残していますが、どちらもフォーレ独特の響きをもつ美しい作品です。
1909年に作曲された第1番は、フォーレの人生の充実期であり音楽にも懐深く温かさを感じます。また最晩年に書かれた第2番は、聴覚異常との戦いもあり内省的であり悲壮感が強く出ています。
第2番はフォーレの室内楽作品の最高峰とも言われ、フォーレらしい各声部の洗練された絡み合いは聴きどころ。
演奏は、今年結成20周年のモーツァルト・ピアノ四重奏団。そして20世紀初頭のパリで大活躍したパスキエ・トリオのヴィオラ奏者ピエール・パスキエの息子で、フランス音楽の香りを直接継承するレジス・パスキエと、パリを中心に活躍する日本人ヴァイオリニスト瀬川
祥子の2人を迎え、これ以上ない布陣です。
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MDG 90321716
(SACD HYBRID)
¥2500
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大バッハの孫弟子、ベートーヴェンと同い年
クリスティアン・ハインリッヒ・リンク(1770-1846):
室内楽作品集Vol.1
ヴァイオリン、チェロ、ピアノのためのソナタ
ニ長調〜アレグロ
ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op32-1
ピアノ三重奏曲第2番ト長調Op32-2
ピアノ三重奏曲第3番イ長調Op32-3
ヴァイオリンとピアノのためのとてもやさしいソナタ
変ロ長調
ピアノ三重奏曲変ホ長調 |
トリオ・パルナッスス
【ユリア・ガリッチ(ヴァイオリン)
ミヒャエル・グロス(チェロ)
ヨハン・ブランシャール(ピアノ)】 |
生誕250周年、忘れられた作曲家リンクのピアノ・トリオ
2.0,5,1,2+2+2/56'09
2020年はベートーヴェンだけではありません!
ドイツで活躍したオルガニスト兼作曲家で、大バッハの孫弟子にあたるクリスティアン・ハインリッヒ・リンクは生誕250周年を迎えます。トリオ・パルナッススが今日では忘れられてしまったこの作曲家に光りをあてます。
3つの作品32のピアノ三重奏曲は二楽章構成です。その中で失われたチェロ・パートを演出家でもあるウーリッヒ・ラッシュがピアノ・パートを手掛かりに復元しました。
一方、変ホ長調のピアノ三重奏曲は、三楽章構成であり古典派の形式を感じさせます。表情豊かな和声をもつこの作品はベートーヴェンの音楽言語に通ずる部分もあり、この記念の年に新しい音楽世界を広げることができます。
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MDG 90321696
(SACD HYBRID)
¥2500
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「シュタルンベルク音楽の日」〜祝祭
・ドヴォルザーク:アメリカ組曲Op.98b イ長調
〜クラリネット、ホルン、ファゴット、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
(ウルフ=グイド・シェーファー編)
・シュポア:九重奏曲Op.31
〜フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
・ウォルフ・ケルシェック(1969-):祝祭狂詩曲
〜フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット、トランペット、
ヴァイオリン(ソロ)、ヴァイオリン、ヴィオラ |
ルーデンス・トゥルク祝祭アンサンブル
シュテファニー・ヴィンカー(フルート)、カイ・フレンブゲン(オーボエ)、ヨハネス・グマインダー(クラリネット)、
マルテ・レファルト(ファゴット)、ジビュレ・マーニ(ホルン)、マティアス・ヘフス(トランペット)、
ルーデンス・トゥルク(ヴァイオリン)、クリスティーナ・アルトゥンヤン(ヴァイオリン)、
ローランド・グラッスル(ヴィオラ)、タイア・リシ(ヴィオラ)、ウェン=シン・ヤン(チェロ)、
エッケハルト・ベーリンガー(コントラバス)、ヨナス・クラウス(ティンパニ、パーカッション) |
「シュタルンベルク音楽の日」20周年記念の意欲的なアルバム
2.0,5,1,2+2+2/61'05
ヴァイオリニスト、ルーデンス・トゥルクが学生時代に創設した「シュタルンベルク音楽の日」。コンサートと充実したマスタークラスが開催されるこの音楽祭は20周年を迎え、錚々たる講師陣、演奏家を集め室内楽の意欲的なプロジェクトを立ち上げました。
クラリネット奏者でもあり卓越した編曲者であるウルフ=グイド・シェーファーの編曲による「ドヴォルザーク:アメリカ組曲」。
そして滅多に演奏されることのない「シュポア:九重奏曲」。この音楽祭のために書かれた「ケルシェック:祝祭狂詩曲」。
名奏者でしか成し得ない難曲を卓越した演奏、そして各楽器の特徴をよくとらえた名録音で聴くことのできる貴重なアルバムです。
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MDG 61221752
(2CD)
【再発売】
¥3600
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フリードリヒ・キール(1821-1885):
チェロとピアノのための作品全集
CD1(66'46)
ソナタWoO ニ長調
小組曲Op.77 イ長調
ソナタOp.67 ト短調
CD2(75'47)
ソナタOp.52 イ短調
3つの小品Op.12
旅の景色Op.11 |
ハンス・ツェントグラーフ(チェロ)
クリストフ・ウーリッヒ(ピアノ) |
フリードリヒ・キールのチェロ作品全集
2.0,5,1,2+2+2/75'47
19世紀ドイツで活躍した作曲家フリードリヒ・キール。多くの室内楽作品を残したことで知られています。独学で音楽を学び、14歳の時ヴィトゲンシュタイン家の宮廷で披露したヴァイオリンでその才能を見出され、わずか2年後宮廷オーケストラのヴァイオリン奏者として雇われ、その音楽的才能は一気に開花しました。
ここにはチェロとピアノのための作品がすべて収められています。中でもユニークなのが、旅の印象をもとに作曲した「旅の景色」。"アルプスにて"や"滝のほとりで"といったタイトルは、聴くものに情景を思い起こさせます。
チェロのハンス・ツェントグラーフは、そうしたキールの色彩豊かな音楽を理想的に引き出しています。1997年、2002年からの再発売。
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PENTATONE
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PTC 5186771
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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グスターボ・ヒメノ、
ルクセンブルク・フィルとの第7弾はフランク!
セザール・フランク(1822-1890):
(1)交響曲 ニ短調(1877/1888)
(2)交響的変奏曲〜ピアノとオーケストラのための(1885) |
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
(2)デニス・コジュヒン(ピアノ) |
アバド、ヤンソンスが認めた逸材。世界が注目する指揮者グスターボ・ヒメノ。ルクセンブルク・フィルとの第7弾はフランク!コジュヒンを迎えた交響的変奏曲にも注目。
セッション録音:(1)2019年7月、(2)2019年11月/フィルハーモニー・ルクセンブルク
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、ディジパック仕様、54'01"、輸入盤・日本語帯付
SACDハイブリッド盤。
今世界が注目する指揮者グスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルとのPENTATONE
レーベル第7弾は、フランクの交響曲そして俊英ピアニスト、デニス・コジュヒンを迎えて交響的変奏曲を録音しました。
ヒメノは2001年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席打楽器奏者に就任。その後、音楽家としてさらなる研鑽として指揮を学び、その才能が開花した若手筆頭格の音楽家です。
2012-13年、2013-14年のシーズンには、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でマリス・ヤンソンスの副指揮者を務め、2014年1月にヤンソンスの代役としてコンセルトヘボウのデビューし、一躍世界から注目される指揮者となりました。
指揮者としての日本デビュー公演は2013年9月の仙台フィルとの共演で、その後2015年には2度来日。そのうち同年11月のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との来日公演で大成功をおさめ、日本の音楽界にもその名が知られるところとなりました。このフランクの演奏でも見通しのよいすっきりとした演奏を聴かせてくれます。
PENTATONE レーベルからリリースされているヒメノ&ルクセンブルク・フィルのアルバムはこれまでにショスタコーヴィチ(PTC
5186622)、ブルックナー(PTC 5186613)、ラヴェル(PTC
5186652)、マーラー(PTC 5186651)、ストラヴィンスキー(PTC
5186650)、ドビュッシー(PTC5186627)をリリースし好評を得ております。
強靭なテクニックと豊かな表現力を兼ね備えた鬼才デニス・コジュヒンはマドリッドのソフィア王妃高等音楽院に留学し、ドミトリ・バシキロフとクラウディオ・メーネルに師事し研鑽を積みました。
2010年に開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝し一躍世界から注目されたコジュヒンは、翌2011年2月に初来日を果たし、その演奏会はNHK「クラシック倶楽部」で放映され日本のクラシック・ファンにも広く知られることとなりました。以後たびたび来日し、2017年9月にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮、NHK
交響楽団と共演し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番(1941年版)の雄大な演奏は大きな話題を集めました。
ヴェルビエ音楽祭、ルール・ピアノ音楽祭、ラインガウ音楽祭など、数々の著名音楽祭にも出演している現在ヨーロッパで最も人気のある実力派ピアニストのひとりです。
PENTATONE レーベルからリリースしているチャイコフスキーとグリーグの協奏曲(PTC
5186566)、ブラームスのピアノ作品集(PTC5186568
/ KKC 5892)、ラヴェルとガーシュウィンのピアノ協奏曲(PTC
5186620 / KKC 5893)、メンデルスゾーンの無言歌集とグリーグの叙情小曲集(PTC
5186734 / KKC 6033)をリリースしており高い評価を集めております。
グスターボ・ヒメノ、PENTATONE レーベルの7タイトル。
毎回カップリングが奇抜で秀逸。 |
PTC 5186613
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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グスターボ・ヒメノ&ルクセンブルク・フィル
ブルックナー(1824-1896):
(1)-(4)交響曲第1番 ハ短調 WAB.101(1890/1891年ウィーン稿)
(5)行進曲 ニ短調 WAB.96
(6)-(8)3つの小品 WAB.97 |
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・
フィルハーモニー管弦楽団 |
セッション録音:2016年6月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、63’06”
(1)-(4)I.12’03”+II.12’07”+III.9’08”+IV.16’57”=50’15”、(5)4’44”、(6)-(8)I.変ホ長調
2’15”+II.ホ短調 3’03”+III.ヘ長調 2’37”=7’55” |
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PTC 5186622
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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グスターボ・ヒメノ&ルクセンブルク・フィル
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
(1)-(4)交響曲第1番 ヘ短調 Op.10
(5)スケルツォ 嬰ヘ短調 Op.1
(6)主題と変奏 Op.3
(7)スケルツォ 変ホ長調Op.7
(8)5つの断章Op.42 |
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・
フィルハーモニー管弦楽団 |
セッション録音:2016年6月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、68’33”
(1)-(4)I.8’47”+II.4’55”+III.9’27”+IV.9’43”=32’52”、(5)5’13”、(6)15’25”、(7)3’56”、(8)11’00” |
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PTC 5186652
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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グスターボ・ヒメノ、ルクセンブルク・フィル
第3弾は色彩感豊かなラヴェル!!
ラヴェル(1875-1937):
(1)-(14)バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(56’59”)
(15)「海原の小舟」(8’36”)
(16)「亡き王女のためのパヴァーヌ」(7’09”) |
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管 |
セッション録音:2017年3月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、72’35”
SACD ハイブリッド盤。 |
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PTC 5186651
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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今回もやはりカップリングが意外&秀逸!
グスターボ・ヒメノ&ルクセンブルク・フィル
第4弾
マーラー交響曲第4番とピアノ四重奏曲!
グスタフ・マーラー(1860-1911):
(1)交響曲第4番 ト長調
(2)ピアノ四重奏曲 イ短調 断章(速すぎないように)
【コリン・マシューズ編曲】(12’55”) |
(1)ミア・パーション(ソプラノ)
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・
フィルハーモニー管弦楽団 |
セッション録音:(1)2017 年2 月、(2)2017
年6 月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、輸入盤・日本語帯付、67’12”
SACD ハイブリッド盤。
第4 楽章にソプラノ独唱による『子供の魔法の角笛』の「天上の生活—私たちは天上の歓喜をうける」を用いたマーラーの交響曲第4
番。明るく楽しく端正であるこの作品をヒメノは非常に見通しのよい解釈でスッキリとした演奏をしております。ミア・パーションの透き通るような歌声にも注目です。
毎回意外なカップリングで楽しませてくれる彼ら、今回のカップリングはマーラー10
代の作品、ピアノ四重奏曲 イ短調 断章(コリン・マシューズによる管弦楽編曲版)です。当作品はマーラーの初期の習作ながら陰鬱で頽廃的な印象を強く与え、まぎれもなくマーラーの世界であることを実感させてくれる作品です。 |
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PTC 5186650
(2SACD HYBRID)
\4200 →\3890
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グスターボ・ヒメノ、ルクセンブルク・フィル第5弾、
ストラヴィンスキー・アルバム! |
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 |
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
Disc 1
1.-13.バレエ音楽『春の祭典』(1913)(34'00")
14.『葬送の歌』 Op.5(1909)(12'35")
Disc 2
1.-3.『カルタ遊び』(24'10")
4.-6. 管弦楽のための協奏曲 ニ調『バーゼル協奏曲』(12'00")
7.-20.バレエ音楽『アゴン』(1957)(21'55") |
セッション録音:2017年1月&6月、2018年6月&7月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、Disc
1 46' 35"、Disc 2 58' 05"、輸入盤・日本語帯付
SACD ハイブリッド盤。
期待のストラヴィンスキー。冒頭の『春の祭典』から強烈なリズムと刺激的な不協和音で驚くほど高密度かつ、緊張感に満ちた演奏を聴かせてくれます。
この他、失われたとみられていた幻の作品『葬送の歌』(2016
年12 月2 日にゲルギエフ指揮、マリインスキー劇場管弦楽団により蘇演)、3
回勝負のトランプに見立て、踊り手をトランプ・カードとして扱うアメリカ・バレエ団の委嘱作品『カルタ遊び』、バーゼル室内管弦楽団の主宰者パウル・ザッハーの委嘱作品『バーゼル協奏曲』、そして、17
世紀に出版されたフランスの舞曲集の旋律を用いた12
人の舞踊手のために書かれた抽象的バレエ『アゴン』が収録されました。
ヒメノによる躍動感に満ちたストラヴィンスキーをお楽しみください。 |
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PTC 5186627
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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グスターボ・ヒメノ。
ルクセンブルク・フィルとの第6弾はドビュッシー・アルバム! |
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 |
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
1.-3. 『海』−3つの交響的スケッチ(1903-1905)
【I.海の夜明けから真昼まで(8'46")+
II.波の戯れ(6'49")+III.風と海との対話(8'15")=23'50"】
4.-6. 管弦楽のための映像より第2 集『イベリア』(1905-1908)
【I.街の道や抜け道を通って(7'17")+
II.夜の香り(7'44")+III.祭の日の朝(4'56")=
19'57"】
7.-9. 『映像』第1集(コリン・マシューズ編曲)(1901-1905/2018)
【I.水に映る影(6'12")+
II.ラモーをたたえて(8'01")+III.運動(4'17")=18'30"】
10.-15. 『6つの古代のエピグラフ』(ルドルフ・エッシャー編曲)(1914/1978)
【I.夏の風の神、パンに祈るために(2'16")+
II.無名の墓のために(3'41")+
III.夜が幸いであるために(2'06")+
IV.カスタネットを持つ舞姫のために(2'32")+
V.エジプト女のために(2'58")+
VI. 朝の雨に感謝するために(2'14")=15'47"】 |
セッション録音:2016年9月、2018年7月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、78'22"、輸入盤・日本語帯付
SACD ハイブリッド盤。
今世界が最も注目する若手指揮者グスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルとのPENTATONE
レーベル第6 弾は2018 年に没後100 年を迎えたドビュッシー・アルバムです。 |
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PTC 5186797
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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指揮者グスターボ・ヒメノ、ルクセンブルク・フィルとの第7弾は
ロッシーニ晩年の最高傑作小ミサ・ソレムニス!
ジョアキーノ・ロッシーニ(1863-1867):
小ミサ・ソレムニス |
エレオノーラ・ブラット(ソプラノ)
サラ・ミンガルト(アルト)
ケネス・ターヴァー(テノール)
ルカ・ピサローニ(バス)
ウィーン・ジングアカデミー
トビアス・ベルント(オルガン)
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 |
セッション録音:2018年3月/フィルハーモニー・ルクセンブルク
DSD、マルチチャンネル、81'52"、ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付
SACDハイブリッド盤。
今世界が最も注目する若手指揮者グスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルとのPENTATONEレーベル第7弾はロッシーニ・アルバムで晩年の最高傑作のひとつといわれる小ミサ・ソレムニスです。
新譜が第7弾なので、これは番外編か? |
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レーナース率いるベルリン放送合唱団、
ブルックナーとストラヴィンスキーのミサ曲
(1)ブルックナー:
ミサ曲第2番 ホ短調 WAB 27〜
混声合唱と管楽オーケストラのための
(1882年稿、1885年/1896年改訂)
(2)ストラヴィンスキー:
ミサ曲(1948)〜混声合唱と管楽オーケストラのための |
ベルリン放送合唱団
ベルリン放送交響楽団の管楽メンバー
ヘイス・レーナース(指揮) |
名録音技師クリストフ・フランケによる録音!レーナース率いるベルリン放送合唱団が伝統と革新から生まれたブルックナーとストラヴィンスキーのミサ曲を録音!
セッション録音:2019年6月/RBBハウス・デス・ルンドフンクス、マスーレンアレー(ベルリン)/ディジパック仕様、53'10"、輸入盤・日本語帯付
PENTONE レーベルからリリースされている数々の録音でも知られるベルリン放送合唱団がブルックナーとストラヴィンスキーのミサ曲を録音しました。
ここに収録された両曲は混声合唱と管楽オーケストラ(小編成の吹奏楽)という珍しい編成をとります。大作曲家が遺した伝統と革新から生まれたミサ曲、注目の録音です!
交響曲のイメージが強いブルックナーですが、ザンクト・フローリアンのオルガニストを務めていたこともあり、かなりの数に上る宗教声楽曲を作曲しており、その代表格がミサ曲です。
ミサ曲第2番ホ短調はリンツの新しい大聖堂の建造を祝うため、1866年に8月に着手、同年11月に書き上げるも大聖堂の完成が遅れために初演は1869年となりました。その後1882年、1885年、1896年と改訂されております。交響曲の緩徐楽章を思わせる美しい旋律が印象的です。
一方、ストラヴィンスキーのミサ曲は新古典的かつ反ロマン的な作品。ブーランジェがこの作品に対する熱い思いをストラヴィンスキーへの手紙に書き送ったことでも知られます。
礼拝に楽器を用いることができないロシア正教会の正教徒だったストラヴィンスキーは礼拝にミサ曲を使われることを望んでいたとも言われ、ミサ曲に対する強い思いから自らの意思で作曲しました。曲はミサ通常文に従い、キリエ、グロリア、クレド、サンクトゥス、アニュス・デイからなり、初演は1948年10月、ミラノにてアンセルメ指揮、ミカラ座管弦楽団および同合唱団により行われました。
首席指揮者ヘイス・レーナースとともにベルリン放送合唱団がスタイルの違う両作曲家のミサ曲をこの上ない美しさで歌います。
またレコーディング・プロデューサーはベルリン・フィルの録音でも知られるクリストフ・フランケが担当。質の高い録音であることも注目です。
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NAXOS
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フランク(1822-1890):プシュケ/呪われた狩人/アイオロスの人々
1. 交響詩「呪われた狩人」 M.44(1882)
交響詩「プシュケ」(合唱と管弦楽版)(1887)
2. 第1部 プシュケの眠り
3. 第1部 西風に運ばれたプシュケ
4. 第2部 エロスの花園
5. 第2部 愛よ、生命の源よ
6. 第2部 プシュケとエロス
7. 第3部 愛よ、彼女は汝の名を知り
8. 第3部 プシュケの悩みと嘆き
9. 第3部 エロスは赦せり
10. 交響詩「アイオロスの人々」 M.43(1875) |
スコットランド王立音楽院合唱団 5,7,9
ジャン=リュック・タンゴー(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 |
録音 2018年1月16-18日、2019年8月28日 RSNO
Centre, Glasgow, Scotland, UK
ベルギーに生まれ、幼い頃から楽才を発揮するも、教会オルガニストとして、また教師として生涯慎ましい生活を送ったフランク。
作曲家としては長い間評価されることがなく、その作品はほとんど出版されることすらありませんでした。ようやく1882年に発表した「呪われた狩人」の初演で幾分かの成功を収め、彼の人気は少しだけ高まりましたが、大成功と言えるほどではありませんでした。しかし、以降のフランクは次々に優れた作品を書き上げ、独自の世界を創り上げていきます。
このアルバムには、安息日に禁を破って狩に出かけた伯爵が永劫の罪によって呪われるまでを描いた描写的な「呪われた狩人」、ギリシャ神話のエピソードを全編ゆったりとした音楽で描いた「プシュケ」、そしてフランクが人気を獲得するより前の作品「アイオロスの人々」の3曲を収録。
とりわけ通常合唱なしで演奏される「プシュケ」を合唱付きのフルヴァージョンで聴けるのがポイントで、濃厚な雰囲気を湛えた合唱とオーケストラの色彩的な響きは、一般的には固いイメージのフランクへの認識を根本的に覆すほどに官能的です。
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ノルウェー生まれ
エイヴィン・グローヴェン(1901-1977):交響曲第1番、第2番
交響曲第1番 「山脈に向かって」 Op. 26(1937/1950改訂)
1. I. Andante quasi cantabile/2. II.
Allegro/
3. III. Largo/4. IV. Allegro ma non
troppo
交響曲第2番 「真夜中の時」 Op. 34(1938-1943)
5. I. Allegro moderato/
6. II. Andante/7. III. Allegro |
ペーテル・シルヴァイ(指揮)
クリスチャンサン交響楽団 |
録音 2017年6月27-30日 Kilden Teater og
konserthus, Kristiansand, Norway
ノルウェー南西の都市テレマルク出身の作曲家グローヴェン(1901-1977)。この地域は20世紀初頭に工業地帯として栄えるとともに、民族音楽の宝庫としても知られ、グローヴェンも15歳になる前に、200を超える民謡舞曲を作曲し、ハルダンゲルヴァイオリンで演奏したことが知られています。民謡の魅力に取りつかれたグローヴェンは、オスロに定住し、正式な音楽教育を受けたあとも、いかにして人々に民謡の素晴らしさを伝えるかに注力、ラジオ番組や記事で積極的に紹介するだけではなく、2000曲ほどのノルウェー民謡を収集し、時にはアラスカまで出掛けエスキモーに伝わる旋律も集めています。
このアルバムに収録されている2つの交響曲は、どちらも独特な舞曲のリズムと響きに満たされており、聴き手に斬新な印象を与えます。
ノルウェーの中堅指揮者で、ヤンソンスの助手を務めた経験を持つシルヴァイの情熱的な演奏が作品の魅力を引き立てています。
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フランス・ピアノ秘曲集 |
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ) |
1. ドビュッシー(1862-1918): 新発見の練習曲(1915)/
2. ドビュッシー: 燃える炭火に照らされた夕べ(1917)/3.
メシアン(1908-1992): 初見視奏曲(1934)
メシアン: 峡谷から星たちへ (1974)(抜粋)
4. 第4曲 マミジロオニヒタキ/5. 第9曲
マネシツグミ
6. メシアン: La Fauvette Passerinette
シラヒゲムシクイ(1961)
7-9. ブーレーズ(1925-2016):前奏曲、トッカータとスケルツォ(1944)
世界初録音
ブーレーズ: 12のノタシオン(1945)
10. 第1番 気まぐれな - 中庸の速さで/11.
第2番 とても活発に/12. 第3番 きわめて遅く/
13. 第4番 リズミカルに/14. 第5番 優しく、そして即興的に/15.
第6番 急速に/
16. 第7番 厳かに/17. 第8番 中庸の速さから、とても活発な速さまで/18.
第9番 遠くで、穏やかに/
19. 第10番 機械的に、そして乾いたように/20.
第11番 きらめくように/21. 第12番 遅く -
力強くそして荒々しく
22. ブーレーズ: 天体暦の1ページ(2005)
23. ラヴェル(1875-1937):メヌエット 嬰ハ短調(1904) |
録音 2018年8月27-29日 Muziekgebouw, Amsterdam,Netherlands
近現代のピアノ作品を得意とするピアニスト、ラルフ・ファン・ラートが弾くフランス現代の秘曲集。
ドビュッシーの最後のピアノ曲「燃える炭火に照らされた夕べ」、ドビュッシーから大きな影響を受けたメシアンの「峡谷から星たちへ」の中から"2つの鳥の歌"、2012年に発見された「シラヒゲムシクイ」、そしてそのメシアンから教えを受け、独自の音楽語法を確立させたブーレーズの最初期の作品『12のノタシオン』と世界初録音となる「前奏曲、トッカータとスケルツォ」などを収録。
ブーレースの最後のピアノ曲である「天体暦の1ページ」には初期の作風の残滓がはっきり残っており、これらはフランス現代音楽の軌跡をたどるとともに、各々の作曲家の作風を知る良い例ともなります。ラヴェルがノートに書きつけた短いメヌエットにも、その伝統がはっきり認められることでしょう。
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ベートーヴェン(1770-1827):民謡編曲集
1. アイルランド歌曲集 第2集 WoO 153 - 第44曲
日の光 Hess 178
2. 26のウェールズ歌曲集 WoO 155 - 第19曲
クルーイドの谷 (第1稿 Hess 191)
3. アイルランド歌曲集 第2集 WoO 153 - 第30曲
私は花のしとねに寝ている夢を見た(第2稿)
4. アイルランド歌曲集 第2集 WoO 153 - 第41曲
私は聖者をたたえよう(第2稿 Hess 196)
5. アイルランド歌曲集 第2集 WoO 153 - 第49曲
むだなことだ(第2稿)
6. アイルランド歌曲集 第2集 WoO 153 - 第48曲
おお、私があのやさしいベニヒワだったら(第1稿
Hess 198)
7. 25のスコットランド歌曲集 Op. 108 - 第4曲
アイラのおとめ(第2稿 Hess 200)
8. 25のスコットランド歌曲集 Op. 108 - 第4曲
アイラのおとめ(第1稿 Hess 200)
9. 25のスコットランド歌曲集 Op. 108 - 第7曲
すこやかな若者、
ハイランドの若者(第2稿、改訂版ヴァイオリン・パート付き
Hess 201)
(第1稿、オリジナル・ヴァイオリン・パート付き
Hess 201)
11. 25のスコットランド歌曲集 Op.108 - 第20曲
忠実なジョニー(第1稿 Hess 203)
12. 26のウェールズ歌曲集 WoO 155 - 第7曲
おお夜よ、私の恥じらいを隠せ (破棄された第2稿
Hess204)(1810)
13. 26のウェールズ歌曲集 WoO 155 - 第14曲
夢 (第1稿 Hess 205)
14. 26のウェールズ歌曲集 WoO 155 - 第20曲
つぐみに寄す (第1稿 Hess 206)
15. 25のスコットランド歌曲集 Op.108 - 第11曲
おお、お前は心の若者 (第1稿 Hess 202)(1815)
16. アイルランド歌曲集 第3集 WoO 154 -
第60曲 オーエン・ロー・オニールへの哀歌
17. アイルランド歌曲集 第3集 WoO 154 -
第62曲 オニール城
18. アイルランド歌曲集 第3集 WoO 154 -
第19曲 グレンコーの虐殺
19. さまざまな国の29の歌曲集 WoO158 - 第19曲
1羽の白い鳩 (第1稿 Gardi 25)
20. アイルランド歌曲集 第2集 WoO 153 -
第40曲 故郷を遠く離れて (異稿版 Hess 195)
パウラ・ゾフィー・ボーネット(ソプラノ)
1-6,11,12,13,15,18、
ダニエル・ヨハンセン(テノール) 1,6,13,14,19,20、ゲオルク・クリムバッハー(バリトン)
3,7-10、
ヨーゼフ・ヘルツァー(ヴァイオリン) 1,3-20、ベルティン・クリステルバウアー(チェロ)
1,3-20、
ベルナデッテ・バルトス(ピアノ) |
録音 2019年2月25,28日、3月1日 4tune audio
productions, Vienna, Austria
スコットランド音楽のプロモーターとして活躍した出版業者ジョージ・トムソン(1757-1851)。
彼が活躍した当時は、イギリスやスコットランドで民謡への関心が高まり、器楽や声楽作品への編曲が求められていました。
トムソンはアマチュアの演奏家に喜ばれる作品を想定し、ハイドンやコジェルフ、プレイエルなど多数の作曲家に編曲を依頼しました。
ベートーヴェンも編曲を依頼された一人でしたが、トムソンが求める「単純な編曲」には飽き足らず、弦楽とピアノを伴う凝ったアンサンブルによる作品を書き上げるとともに、トムソンに新しいテキストも要求。その結果、2人の共同作業は1803年から1819年まで続き、100曲を超える作品が完成しました。
これらはあまり耳にすることがありませんが、どの曲からもベートーヴェンが楽しんで作曲した様子が伝わってきます。
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スコリク(1938-): ヴァイオリン協奏曲全集
第2集
1. ヴァイオリン協奏曲 第5番(2004) Moderato
2. ヴァイオリン協奏曲 第6番(2009) Moderato
3. ヴァイオリン協奏曲 第7番(2011) Allegro,Moderato
4. ヴァイオリン協奏曲 第8番「ショパンへの暗示」
(2011) Andante
5. ヴァイオリン協奏曲 第9番(2014) Moderato
世界初録音 |
アンドレイ・ビエロウ(ヴァイオリン)
ヴォロディミール・シレンコ(指揮)
ウクライナ国立交響楽団 |
録音 ウクライナ国立ラジオ・カンパニー、大コンサート・スタジオ、キエフ 2015年2月11日2/2月12日3/2月13日5/2015年6月22日4/2015年10月23日1
ミロスラフ・スコリク(1938-) はリヴィヴ音楽院を経て、モスクワ音楽院の大学院でカバレフスキーに師事、ウクライナを代表する作曲家および教師の1人として活躍しています。
彼の9曲あるヴァイオリン協奏曲は45年間に渡って書かれたもので、第1集(8.574088)に続くこの第2集には2004年から2014年に書かれた5曲を収録。
ジャズの要素が強い第5C番、瞑想的なテーマで始まり、次第に狂騒的になる第6番、第6番の荒々しさを発展させた第7番、ショパン生誕200年を記念して、ショパン作品から様々な引用が聴かれる第8番、抒情的な主題が劇的に展開する感動的な第9番、どれも単一楽章によるスコリクの作風が端的に示された興味深い作品群です。
ヴァイオリニスト、ビエロウは第6番と第9番の初演者であり、スコリク作品の優れた理解者として知られています。
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何度でも紹介します
人によっては最初の5秒で泣くと思う
店主にとって人生最高の名曲のひとつ
ミロスラフ・スコリク「メロディ」 |
最初の5秒で泣くと思う。
ウクライナの作曲家ミロスラフ・スコリクの「メロディ」。
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スコリクは1938年、ウクライナのリヴィウ生まれ。
第二次世界大戦の後、家族とともに追放されたシベリアで当地の「政治犯」から音楽を学んだという。
その後故郷に生還してからはカバレフスキーに師事、音楽家として大成し、現在もウクライナで生きている。
先鋭的で現代的なクールさ、悲惨な少年時代から来る鬱屈したエネルギー、そしてウクライナの民俗的な叙情性・・・それらが破綻すれすれに融合。多重人格者のように曲ごとに姿かたちを変えて現れる。
ちょっと難解で近寄りがたかったり、情熱的でパワフルだったり、妙にポップだったりメロディアスだったり。
そんなスコリクの作品の中で、極限的にメロディアスな作品が・・・この「メロディ」。
映画『高き峠』のための音楽だが、後にヴァイオリン編曲されたらしい。
これが本当に危ない。
クラシック史上でも類を見ない甘く美しく感傷的な音楽。
始まった瞬間に理性や知性を吹き飛ばされる。
人によっては最初の5秒で泣くと思う。
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ロベルト・シエッラ(1959-): カンタレス
カンタレス(2015) 世界初録音
1. I. Hanacpachap cussicuinin
2. II. Canto Lucumi
3. III. Interludio
4. IV. Suerte lamentosa
5. ロイサ(2014-2015)
チェロとピアノのための三重協奏曲(2015)
6. I. Energico
7. II. Tiempo de bolero
8. III. Veloz, con aire de merengue |
トリオ・アルボス・・・6-8
【メンバー】
セシリア・ベルコヴィチ(ヴァイオリン)
ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)
フアン・カルロス・ガルバーヨ(ピアノ)
コーネル大学合唱団&グリークラブ 1,2,4
ロバート・アイザックス(音楽監督) 1,2,4
ランフランコ・マルセレッティ(指揮)
ハラパ交響楽団 |
録音 Tlaqna Hall, University of Veracruz,
Xalapa, Mexico 2016年1月23日1-4/2018年5月19日5-8
コーネル大学グリークラブとコーネル大学合唱団の創立100年記念曲「カンタレス」の作曲を依頼されたプエルトリコ出身の作曲家、ロベルト・シエッラ(1959-)は"失われた声"を呼び起こす音楽を書こうと決意したといいます。
まず彼は、17世紀の祈りの本からケチュア語(インカ帝国の祖となった民族の言葉)のテキスト「Hanacpachap
cussicuinin」を探し出し、4声のポリフォニーによるモダンな音楽を付けました。
第2曲はアフロキューバンの儀式音楽とスペイン語の呪文の融合。独特なリズムと浮遊感は謎めいた雰囲気を盛り上げます。
オーケストラによる第3曲「Interludio 間奏曲」は瞑想的でありながら、やはりユニークなリズムで彩られています。
最後の曲は16世紀のスペインの作家ベルナル・ディアス・デル・カスティリョが書いたアステカ帝国征服の悲劇的な物語。侵略するもの、されるもの、双方の視点が錯綜する激しい戦いの音楽です。
カリブ海の雰囲気を映し出した「三重協奏曲」と「ロイサ」も民族色豊かな楽しい作品です。
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エミール・ソーレ(1852-1920):
24のエチュード・カプリース 第4集 第20番-第24番
1. エチュード・カプリース 第20番 嬰ヘ短調
2. エチュード・カプリース 第21番 ニ長調
3. エチュード・カプリース 第22番 ロ短調
4. エチュード・カプリース 第23番 ト長調
5. エチュード・カプリース 第24番 ホ短調世界初録音 |
ナツリン・ラシドヴァ(ヴァイオリン) |
録音 Holy Trinity Church, Weston, Hertfordshire,
UK 2018年12月16日 1/12月17日 4/2019年2月20日
3/2月22日 2/4月22日 5
フランス出身のヴァイオリニスト、エミール・ソーレ(1852-1920)の「24のエチュード・カプリース」の最終集。
ソーレは12年間に渡り英国王立音楽アカデミーで教鞭を執り、彼が指導した150人の学生たちは、その後の英国音楽界に大きな影響を与えたことで知られています。
またヴィオラ奏者のライオネル・ターティスは、ソーレが率いる弦楽アンサンブルで演奏した際「ソーレは素晴らしい左手の技術を備えており、また弓の扱いもうまかった」と回顧録に記しました。
ソーレは自身の素晴らしいテクニックを伝えるためにいくつかの練習曲を作曲、その中で最も難易度が高く、かつ芸術的に優れているとされるのが「24のエチュード・カプリース」です。10分近くの長さを誇る各々の曲は、単なる"練習曲"の域を完全に超えており、それぞれが独立したコンサート・ピースとしても成立するほどの高い完成度を誇っています。
シリーズを通して、ナツリン・ラシドヴァが作曲者「ソーレ」の名を冠した1685年製のストラディヴァリを演奏。ヴァイオリンの演奏技法全てを駆使した難曲を見事に弾ききりました。
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期待の新進演奏家シリーズ
ドミトロー・チョニ: ピアノ・リサイタル |
ドミトロー・チョニ(ピアノ) |
ドビュッシー(1862-1918):映像 第1集(1901-1905)
1. 第1曲 水の反映/2. 第2曲 ラモーを讃えて/3.
第3曲 運動
ヒナステラ(1916-1983):ピアノ・ソナタ第1番
Op. 22(1952)
4. I. Allegro marcato/5. II. Presto
misterioso/
6. III. Adagio molto appassionato/7.
IV. Ruvido ed ostinato
8. リゲティ(1923-2006): 練習曲集 第1巻
- 第5番 虹(1985)
プロコフィエフ(1891-1953): ピアノ・ソナタ第6番
イ長調 Op. 82
9. I. Allegro moderato/10. II. Allegretto/11.
III. Tempo di valzer lentissimo/12. IV.
Vivace |
録音 2019年4月15-17日 Auditorio Sony,
Madrid, Spain
2018年に開催された"パロマ・オシェア・サンタンデール国際ピアノコンクール"の優勝者、ドミトロー・チョニのリサイタル・アルバム。
このコンクールは、アルベニス財団やソフィア王妃高等音楽院の創設者として名高いパロマ・オシェアが、1972年に創設した歴史あるピアノコンクールです。
1993年、ウクライナ出身のチョニはすでに国際的に活躍の場を広げており、将来が期待されるピアニストの一人です。全てが20世紀の作品で占められたこのアルバムでは、彼のユニークな個性が如何なく発揮されており、とりわけ抒情的なドビュッシーと力強くリズミカルなプロコフィエフでの鮮やかな対比が見事です。
技巧的なヒナステラ作品や、ドビュッシー作品へのオマージュであるリゲティの練習曲での美しい音色も聴きどころです。
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ONDINE
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マグヌス・リンドベルイ(1958-):Accused 告発/2つのエピソード
Accused 告発(2014)ーソプラノと管弦楽のための3つの尋問
1. Part 1/2. Part 2/3. Part 3
2つのエピソード(2016)
4. エピソード 1/5. エピソード 2 |
アヌ・コムシ(ソプラノ) 1-3
ハンヌ・リントゥ(指揮)
フィンランド放送交響楽団 |
録音 ヘルシンキ・ミュージック・センター フィンランド 2017年6月
1-3/2019年8月 4-5
ハンヌ・リントゥが指揮する、現代フィンランドを代表する作曲家の一人、マグヌス・リンドベルイの2つの作品。
「2つのエピソード」は2016年、ロンドンのプロムスでベートーヴェンの『第九』の前奏曲として初演された作品。
楽器編成や曲の構成は『第九』に倣っており、ベートーヴェンを思わせる旋律が至るところに織り込まれたカラフルな音響がユニーク。ベートーヴェンとは切り離して、独立して演奏することもできるとリンドベルイは語っています。
『告発』はこれまで声楽作品をあまり手掛けてこなかったリンドベルイにとって初の本格的な「声とオーケストラ」のための作品。
フランス革命、旧東独、現代アメリカで実際に起きた裁判での尋問場面をテキストに用い、アヌ・コムシのソプラノ独唱により緊迫したやりとりを聴かせます。時代を超えての"普遍的な人間の価値観"が反映された意欲作です。

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チャイコフスキー(1840-1893):徹夜祷 Op. 52
他
1-14. 徹夜祷 Op. 52(1881)
15. 聖キリルと聖メソディオス尊崇の賛歌(1885)
16. 伝説 Op. 54 No. 5(1883)
17. 法律学生の歌(1885)
18. 天使は叫べり(1887) |
シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)
ラトヴィア放送合唱団 |
録音 2020年1月8-13日 聖ジョン教会、リガ、ラトヴィア
『聖ヨハネ・クリュソストムスの典礼』(ODE-1336)に続くラトヴィア放送合唱団とクラーヴァによるチャイコフスキーの宗教作品集。第2作目となる今作は、あまり耳にすることのない「徹夜祷」を中心としたプログラムです。
1870年代から1880年代にかけて、伝統あるロシア正教会の音楽を研究したいと考えたチャイコフスキーが、集中的に作曲した一連の宗教曲の中の1曲「徹夜祷」は、それぞれ短い聖歌の旋律に考え抜かれた和声を付けたもの。
しかし、あまりにも美しい仕上がりであったためか「教会で演奏するにはふさわしくない」とされ、初演は教会で行われることなく、全ロシア産業芸術展のコンサートホールでサハロフが指揮するチュドフスキー合唱団によって行われました。ラフマニノフの同名作とは違った繊細な旋律が魅力的です。
また、このアルバムには他に同時期に書かれた4曲の宗教曲を収録。ラトヴィア放送合唱団による清冽な歌唱が見事です。

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ODE-1359
(3CD)
¥3100 →\2890
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再発売!ムストネンの弾き振り
ベートーヴェン(1770-1827): ピアノ協奏曲全集
【CD1】
1-3. ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15
4-6. ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19
【CD2】
1-3. ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
4-6. ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.61a
【CD3】
1-3. ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
4-6. ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73 |
オッリ・ムストネン(ピアノ&指揮)
タピオラ・シンフォニエッタ
(コンサートマスター メリ・エングルンド) |
録音 Espoo, Tapiola Hall 2006年11月 協奏曲
第1番、2006年12月 協奏曲 第2番、2007年10月
協奏曲 第3番、2007年11月 協奏曲 ニ長調、2009年3月
協奏曲 第5番、2009年6月 協奏曲 第4番
『ベートーヴェン生誕250周年』記念アルバム。
2007年から2009年にかけて録音されたムストネンとタピオラ・シンフォニエッタによるピアノ協奏曲全集は、発売当時からサンデー・タイムズなど多くのメディアで絶賛された演奏。
ムストネンは、卓越したピアニズムに加え、オーケストラを自由自在に操り、斬新なアプローチでベートーヴェンの音楽に迫ります。
また、ピアノ協奏曲第1番ではムストネン自身のカデンツァを用いるなど創意工夫も怠りません。ピアノ協奏曲ニ長調(ヴァイオリン協奏曲の編曲)は、2009年に来日しNHK交響楽団と共演した際にも弾き振りを披露、大きな話題となったのも記憶に新しいところです。
3枚別々に発売されたアルバムをボックスにまとめ、お求めやすい価格にて再リリースいたします。
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PHASMA MUSIC(Willowhayne Records)
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ミハイル・トラヴロス:カラーズ / メタモルフォーゼズ
COLOURS0
1. Blue/02. Green/03. Yellow/
04. Orange/05. Red/06. Indigo/07.
Violet
METAMORPHOSES 0
8. Introduction/09. Art Museum/10.
Emergence/
11. Fading Memories/12. The Swamp/
13. Ice Age/14. Fluido/15. The Journey |
ミハイル・トラヴロス (作曲)
イウォナ・グリンカ (フルート)
スピロス・コントス (イングリッシュホーン)
スピロス・トラヴロス (ヴァイオリン)
ディミトリス・トラヴロス (チェロ) |
録音: 不明(2019年?)
【音響的視覚的な色彩感覚にあふれるエレクトロニクス作品】
エレクトロニクスと4つのアコースティック楽器、様々なサウンド・エフェクトで構成される「COLOURS」と、実在のイメージが変容していくヴィデオ・アートのために作られた「METAMORPHOSES」を収録。
いずれも強烈な音響的色彩感覚が、視覚をも大いに刺激するように響く、幻惑的な作品です。
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PEACE IS WHEN
クリストス・サマラス:女声合唱のための作品集 |
サミリアデス女声ヴォーカル・アンサンブル
マリア・パパゲオルギュー (指揮)
アニタ・タニ=マノーシス (ピアノ) |
1-3. 女声三部合唱のための3つの歌 (2014)
1. Peace Is When/2. The Child with
the Trumpet/3. The Flowers Pray for the
Children
4. The Child 女声三部合唱のための (1986)
5-9. 女声二部合唱とピアノのための5つの歌
(2012)
5. The Mad Ship/6. The Sparkler/7.
The Pledged One/
8. Everything Was Taken by the Summer/9.
The Grievance
10-13. 女声三部合唱のための4つの歌 (2015)
10. If Only I Were a Stable's Straw/11.
Christmas Night/
12. I Saw in My Dream Yesterday/13.
Christmas
14-17. 女声三部合唱のためのフォーク・ソング
14. Macedonian Carol (2008)/15. Young
Apple Tree (1999)/
16. Sleep, Who Is Taking the Children
(Lullaby) (1999)/17. The East Shone (2008) |
録音: 不明(2019年?)
【ギリシャ発、美しき女声合唱の響き】
ギリシャの作曲家クリストス・サマラスが、ハルキディキ州ポリギロスの女声合唱団、サミリアデスのために書いた作品を集めたアルバム。
使用されている詩の多くがギリシャの詩人たちによるもので、音楽も伝統音楽を思わせる美しいものに、時折現代的な半音進行などが、独特のスパイスを加えています。
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PHILHARMONIA BAROQUE ORCHESTRA
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キャロライン・ショウ(1982-)作品集 Is a Rose
/ The Listeners
Is a Rose
1. No.1 The Edge/2. No.2 And So/
3. No.3 Red, Red Rose
The Listeners
4. No.1 Prologue/5. No.2 Let Your Soul
Stand Cool/
6. No.3 Greeting/7. No.4 In World's
Vast Frame/
8. No.5 Of a Million Million/9. No.6
That's Us/
10. No.7 Maps/11. No.8 Sail Through
This to That/
12. No.9 Pulsar/13. No.10 Epilogue |
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
1-3
エイブリー・アムロウ(コントラルト) 4、7、10、13
ダション・バートン(バス・バリトン) 5、8、10
ニコラス・マギーガン (指揮)
フィルハーモニア・バロック管弦楽団・合唱団 |
録音: 2019年3月9-10日、10月19-20日 第一会衆派教会、バークレー、カルフォルニア
(ライヴ)
【若くしてピュリッツァー賞とグラミー賞を受賞した、今最も注目されるアメリカの女流作曲家!】
1982年に生まれ、ニューヨークを拠点としてヴォーカル、ヴァイオリン、作曲、プロデュースで活躍するキャロライン・ショウ。
2013年作曲の「8声のためのパルティータ」でピュリッツァー賞を最年少で受賞、2020年のグラミー賞ではアルバム「オレンジ」が最優秀室内楽・小編成アンサンブル・パフォーマンス賞を受賞し、今アメリカで最も話題となっている若手作曲家の一人です。
18世紀スコットランドの詩人ロバート・バーンズ、現代イギリスの詩人ジェイコブ・ポーリー、そしてショウ自身の詩による「Is
a Rose」は、コラール風の弦合奏、アイリッシュ風のハープなどと、名花オッターの奥行きのある歌声が絡む美しい作品。
続く「The Listeners」は、ショウにとって初めての大作で、天文学者カール・セーガンが中心となって製作され、1977年ボイジャー探査機に搭載された"ゴールデン・レコード"へのオマージュとなっています。
セーガンのスピーチやレコードに収録されている各国の挨拶などが引用され、ソリスト、合唱と古楽器の管弦楽団が壮大な響きを作り上げる、規模の大きなオラトリオです。
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ヘンデル(1685-1759) : オペラ・アリア集 |
エイブリー・アムロウ (コントラルト)
ニコラス・マギーガン (指揮)
フィルハーモニア・バロック管弦楽団 |
カンタータ《アチス、ガラテアとポリフェーモ》
HWV 72 より
1. Benche tuoni e l'etra avvampi/
歌劇《アグリッピーナ》 HWV 6 より
2. Otton, qual portentoso fulmine e questi/3.
Voi che udite il mio lamento/
歌劇《リナルド》 HWV 7a より
4. Cara sposa, amante cara/5. Venti,
turbini/6. Or la tromba in son festante/
歌劇《シッラ》 HWV 10 より
7. Senti, bell'idol mio/8. Con tromba
guerriera/
歌劇《ゴールのアマディージ》 HWV 11 より
9. E si dolce il mio contento/10. O
rendetemi il mio bene/11. Sussurrate, onde
vezzose/
歌劇《アルチェステ》 HWV 12a より
12. Gia che morir non posso/
歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》
HWV 17 より
13. Priva son d'ogni conforto/14. Dall'ondoso
periglio... Aure deh per pieta/
歌劇《アルチーナ》 HWV 34 より
15. Verdi prati |
録音: 2019年
【話題のヘンデル歌手、エイブリー・アムロウのデビュー・アルバム】
グラインドボーン音楽祭でエメリャニチェフが振った《リナルド》、リール劇場でアイムが振った《ロデリンダ》などに立て続けに出演し、ヘンデル歌いとしての知名度を大きく上げているコントラルト、エイブリー・アムロウのソロ・デビュー・アルバム。
お得意のヘンデルをずらっと並べたプログラムで、その深みと温かみを併せ持った歌声をと素晴らしい技巧を堪能することが出来ます。

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RECART(Willowhayne Records)
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スパニッシュ・ギター・アンコール |
ミカル・スタニコフスキ (ギター) |
1.Joaquin Malats (1872-1912):Serenata
espanola/2.Joaquin Turina (1882-1949):
Rafaga op. 53/
3.Francisco Tarrega (1852-1909): Adelita
– Mazurka/4.Francisco Tarrega (1852-1909):
Sueno – Mazurka/
5.Fernando Sor (1778-1839):"Les folies
d'Espagne", Variees et un menuet Op
15A/
6.Fernando Sor (1778-1839): 6 Piezas breves
Op. 5: No.5, Andante largo/
7.Fernando Sor (1778-1839): 12 Estudios
Op. 29: No.24, E minor/
8.Gaspar Sanz (ca.1640-1710): Canarios/9.Gaspar
Sanz (ca.1640-1710): Villanos/
10.Domenico Scarlatti (1685-1757): Sonata
K.32 / L.432, D minor/
11.Luys de Narvaez (ca 1500-1552) –
Fantasia III del tercer tono/
12.Manuel de Falla (1876-1946): Homenaje,
"Le Tombeau de Claude Debussy" |
ポーランド出身で現在はドイツを中心に活躍、若手ギタリストの中でも際立った個性で注目されるミカル・スタルニコフスキによる、スペインのギター小品集。
情熱とメランコリー、スパニッシュ・ギターの魅力をたっぷりと。
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パデレフスキ(1860-1941):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集
1. Song for Violin & Piano in F major
2. Romance for Violin & Piano in
A major
3. The Cracovienne, Op.9 No.5
4. Melodie in G flat major, Op.16 No.2
5. Birke und Magdelein, Op.7 No.3
6. Allegro de Concert in G minor
7.-9. Sonata in A minor, Op.13 |
スワヴォミール・トマシーク (ヴァイオリン)
ロベルト・モラフスキ (ピアノ) |
録音: 不明(2019年?)
ポーランド出身の2人、ヴァイオリニストのトマシークとピアニストのモラフスキによる、故国が誇る偉人パデレフスキによる作品集。
唯一のヴァイオリン・ソナタのほか、可憐なピアノ小品「ミセラネア
Op. 16 - 第2曲メロディ」をヴァイオリンとピアノに編曲したものなどが収められています。
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WILLOWHAYNE RECORDS
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アーノルド・クック:
オーボエとハープシコードもしくはピアノのためのソナタ、
オーボエとピアノのためのソナタ
1-3. アーノルド・クック(1906-2005):
オーボエとハープシコードもしくはピアノのためのソナタ
(1962)
4-6. アーノルド・クック:オーボエとピアノのためのソナタ
(1957)
7-9. リチャード・エルフィン・ジョーンズ(1944-):
オーボエとピアノのためのソナタ 「ヴィヴァ・アルテア!」
*
10. キャサリン・タナー=ウィリアムズ(1973-):Luminous
*
11. キャサリン・タナー=ウィリアムズ:Darkness
Falling with Birdsong *
*=世界初録音 |
キャサリン・タナー=ウィリアムズ(オーボエ)
クリストファー・ウィリアムズ(ピアノ) |
録音: 2019年11月14、15日 ワイアストーン・コンサートホール
UK
【現代イギリスのオーボエ作品集】
イギリスのコーンウォール出身のオーボエ奏者キャサリン・タナー=ウィリアムズと、その夫でもあるピアニストのクリストファー・ウィリアムズによる、Willowhayneレーベルへの2枚目のアルバム。
知られざる素晴らしい作品の発掘に秀でた彼女たちらしく、ここには世界初録音を含むイギリスの作品を収めています。
タナー=ウィリアムズの和声と対位法の教師でもあるリチャード・エルフィン・ジョーンズによる最新のオーボエ・ソナタ(初演は2019年3月にこのCDと同じ組み合わせで行われました)と、ジョーンズと親交のあったアーノルド・クックによる2つのオーボエ・ソナタ、そして最後にタナー=ウィリアムズによる自作を収録。
どの作品もオーボエが持つエキゾチックな魅力が引き出されたもので、二人は高い技術と息の合った演奏でその素晴らしさを堪能させてくれます。
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4/14(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ATMA CLASSIQUE
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モントリオール国際音楽コンクール覇者によるシューマン
シューマン:
森の情景 Op.82
4つの夜曲 Op.23
フモレスケ Op.20 |
ゾルタン・フェイエルヴァーリ(ピアノ) |
録音:2018年9月3-5日/ケベック、ドメーヌ・フォルジェ
2017年のモントリオール国際音楽コンクール覇者、ゾルタン・フェイエルヴァーリのATMAレーベル・デビュー盤。
ハンガリー出身の新世代の名手としてアメリカ、ヨーロッパの各地でリサイタルを開催し活躍しているピアニストが奏でる注目のシューマンです。
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再発見された12世紀の聖歌
〈聖母受胎祭〉
1. Salve virginale/2. Alme virginis/3.
Priusquam in utero/
4. Egredietur virga/5. Iesse virga/6.
Beatus venter
〈聖パルドゥルフス〉
7. Premiere lecture de la Vie de saint
Pardoux/8. Regem humilium/
9. Regem humiliumによるオルガン即興/10.
Pardulphus largus/
11. Ut quoque te miris/12. Cossessas
ut opes/
13. Deuxieme lecture de la Vie de saint
Pardoux/
14. Arnulphus sprevit/15. Arnulphus
sprevitによるオルガン即興/
16. In fide recta/17. Catolica religione/18.
Traditui a parentibus/
19. Traditui aparentibusによるオルガン即興 |
レベッカ・ベイン&
パスカル・デュアメル(指揮)
アンサンブル・スコラスティカ |
女声アンサンブルが歌う12 世紀の聖歌
録音:2019年8月/ケベック、聖アウグスティヌス教会
2008年に結成されたアンサンブル・スコラスティカは9世紀から14世紀にかけての中世の聖歌とポリフォニーを専門とする、カナダで唯一の女声アンサンブル。
フランス、クルーゼ地方の知られざる中世音楽を探求しています。
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C’AVI−MUSIC
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コンポージング・ベートーヴェン 〜 クラリネット三重奏曲集
ベートーヴェン:
クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲
(ピアノ三重奏曲第4番)変ロ長調 Op.11《街の歌》
バガテル集 Op.119
(ヨハネス・シェールホルン〔b.1962〕によるクラリネット、
チェロとピアノのための編曲版)
ピアノ、クラリネットとチェロのための三重奏曲変ホ長調
Op.38
(ベートーヴェン自身による七重奏曲
Op.20からの編曲) |
キリアン・ヘロルド(クラリネット)
ペーター=フィリップ・ステムラー(チェロ)
ハンスヤコプ・ステムラー(ピアノ) |
オリジナルとアレンジを組み合わせたベートーヴェンのクラリネット三重奏曲集!
☆ドイツ・カンマーフィル、SWR放送響の首席クラリネット奏者を務めたキリアン・ヘロルド!
☆オリジナル、作曲家自身による編曲、現代作曲家による編曲の3段構えによるベートーヴェンのクラリネット三重奏曲集!
ドイツのカヴィ(C'avi)によるこだわりのベートーヴェン・アニヴァーサリー・アルバムはまだまだ続きます。
今度はクラリネット、チェロ、ピアノの編成によるクラリネット三重奏のための作品集で、この編成のためのベートーヴェンのオリジナル作品(ヨーゼフ・ヴァイグルの喜歌劇から旋律が使われた『街の歌』)、ベートーヴェン自身が七重奏曲から三重奏曲へと編曲した作品、そして現代ドイツの作曲家ヨハネス・シェールホルン(b.1962)によってピアノのためのバガテル集から編曲された作品と、三重に組み立てられたプログラム。
クラリネットは、23歳の若さでブレーメン・ドイツ・カンマーフィルの首席クラリネット奏者に就任し、2011年からはバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の首席奏者も務めた名手、キリアン・ヘロルド。そして、hr交響楽団(フランクフルト放送響)のソロ・チェリストやアルミーダ四重奏団のメンバーを務めるペーター=フィリップ・ステムラーと弟のハンスヤコプ・ステムラーの兄弟デュオとの共演です。
※録音:2019年9月&10月、ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデン=バーデン、ドイツ)
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8553105
(2CD)
特別価格¥3600
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ライヴ・イン・ベルリン
ハイドン:ピアノ三重奏曲第44番ホ長調 Hob.XV:28
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:
ピアノ三重奏とスピーカーのためのバレエ音楽《プレザンス》
シューベルト:ピアノ三重奏曲変ホ長調 Op.100,
D.929 |
トリオ・ガスパール |
ドイツ、ギリシャ、イギリス出身の奏者により2010年に結成され、柔軟で斬新な独自の取り組みが評価されてきたピアノ三重奏団、トリオ・ガスパール。
ハイドンとシューベルトのお馴染みのレパートリーに、B.A.ツィンマーマン(1918−1970)のレア・レパートリーを組み合わせた意欲作。
ツィンマーマンの生誕100年となる2018年にベルリンで行われたライヴで、曲ごとの拍手や歓声も独立したトラックに収録されています。
※録音(ライヴ):2018年5月、ピエール・ブーレーズ・ザール(ベルリン)
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エネスク、ラヴェル、ブリテン:ピアノ三重奏曲集
エネスク:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
ブリテン:ピアノ三重奏のための序奏とアレグロ |
アマティス・トリオ |
アマティス・トリオ(アマティス三重奏団)は、ドイツのヴァイオリニスト
レア・ハウスマン、イギリスのチェリスト サミュエル・シェパード、オランダ/中国のピアニスト
メンジー・ハンによって2014年にアムステルダムで結成。2016-2018のBBCの新世代アーティスト、2018/2019のECHO(ヨーロッパ・コンサート・ホール機構)のライジング・アーティストに選ばれ、2019年夏にはBBCプロムス・デビューも果たしたアマティス・トリオのデビュー・アルバム。
最初のアルバムからあまり知られていない作品を録音するというアイディアで取り組み、ラヴェルのピアノ三重奏曲と、ラヴェルの音楽からインスピレーションを得たエネスクとブリテンの初期の作品をプログラムしています。
※録音:2018年3月、バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
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CHRISTOPHORUS
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ロシアのおとぎ話 〜
トランペットのためのヴィルトゥオーゾ・サロン・ミュージック |
ヨアヒム・K・シェーファー(コルネット&トランペット)
ドレスデン・バッハ=ゾリステン |
ジュール・レヴィ:ロシア民謡による大幻想曲/
ユリウス・ナーゲル:幻想曲 《ロシアのおとぎ話》/
オスカー・ベーメ:ロシアの舞曲 Op.32/
ヴァシリー・ブラント:子守歌 Op.14、演奏会用ポルカ
Op.13、演奏会用小品第1番 Op.11/
オスカー・ベーメ:愛の歌 Op.22-2、サンクトペテルブルクの夜
Op.23、サンクトペテルブルクの思い出/
ヴァシリー・ブラント:演奏会用小品 Op.12/
アレンスキー:演奏会用ワルツ/
チャイコフスキー:バレエ 《白鳥の湖》より
ナポリの踊り |
ヨアヒム・K・シェーファー!トランペットで堪能するロシアン・メロディー
☆ロシアの美メロを輝かしきトランペットの音色で!
「トランペット・アンサンブル・ヨアヒム・シェーファー」など、数々のアンサンブルを創設しリーダーを務めてきたドレスデンのトランペットの名手、ヨアヒム・(カール・)シェーファー。
自身が創設したアンサンブル、ドレスデン・バッハ=ゾリステン(ドレスデン・バッハ・ソロイスツ)を率いて、ロシアの民謡や旋律を輝かしきトランペットの音色で披露。
トランペット(orコルネット)、ピアノ、コントラバスという編成で、当時の最高のトランペット奏者の一人であったジュール・レヴィ(1838−1903)、オスカー・ベーメ(1870−1938)、ヴァシリー・ブラント(1869−1923)らによる、美しい旋律とヴィルトゥオーゾ性を兼ね備えた作品を優雅に聴かせます。
そして、チャイコフスキーの名曲「ナポリの踊り」(白鳥の湖より)の収録も嬉しいポイントです。
※録音:2019年3月15日−17日、ドイツ
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ポンセ:パリ時代のギター作品集
南のソナティナ/主題・変奏と終曲/
8つの前奏曲/ソナタ第3番/
「スペインのラ・フォリア」による変奏曲とフーガ |
ティルマン・ホップシュトック(ギター) |
ギターとチェロをダルムシュタットとケルンで学び、現在ではドイツを代表するギタリストとして、世界中で活躍するティルマン・ホップシュトック。
「メキシコ国民楽派の開祖」や「近代メキシコ国民楽派の父」とも呼ばれるマヌエル・マリア・ポンセ(1882−1948)が、パリ音楽院でデュカスに作曲を学び、セゴビアと親交を深めたパリ時代(1926年〜1932年)のギター作品集が、ドイツのChristophorusから復刻。「南のソナティナ」と「主題・変奏と終曲」はオリジナル・マニュスクリプトによる演奏です。
※録音:1998年、1999年、2000年
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老年の叡智 〜
ミンネザングの中のアルス・モリエンディ |
アウグスブルク古楽アンサンブル |
これまでもChristophorusレーベルから多数のミンネザング(中世ドイツ語圏の恋愛歌曲や抒情詩)のアルバムを録音してきたアウグスブルク古楽アンサンブル(ensemblefur
frhe musikaugsburg)による、新たなミンネザング・アルバム。
15世紀の黒死病(ペスト)の流行に際して、死を目前にしての心構えなどを説いた「アルス・モリエンディ(死亡術、あるいは往生術とも)」をテーマにした、様々なミンネジンガーたち(ナイトハルト・フォン・ロイエンタール、オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン等)の作品を収録。
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CHE 0221-2
【再発売】
¥1700
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ローゼンミュラー:ドイツ語の宗教コンチェルト集
神の御業を見よ/
主よ、御身の怒りでわれを罰することなかれ/
父よ、われは罪を犯した/
ヴァイオリンとファゴットのためのソナタ/
おお優しきイエス、御身を思う者は/
驚け、自然よ/あなたはなぜそこに立っているのか?/
われは知る、わが救世主の生けるを/ここに神の愛の証あり |
アルノ・パドゥフ(指揮)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル |
ライプツィヒで将来を約束されながらも同性愛疑惑により同地を追われ、ハンブルク、ヴェネツィアで活躍の場を得た音楽家ヨハン・ローゼンミュラー(1619−1684)。
初リリース時にも高い評価を受けた実績を持つ、ヨハン・ローゼンミュラーの名を受け継いだドイツのアンサンブルによる宗教コンチェルト集が再度復刻。
※録音:2000年11月1日−3日。
※CHR 77227、CHR 77319からの移行再発売。
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CHE 0220-2
【再発売】
¥1700
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ロシア・ドン・コサック合唱団が歌う「クリスマスの夕べの祈り」
ロシアのクリスマス 〜
ロシア正教会のクリスマスの夕べの祈り |
ロシア・ドン・コサック合唱団
マルセル・ニコラエヴィチ・ヴェルホフ(指揮) |
1992年に設立、1999年には「Army choir of
the great Don Army」の称号を与えられ、2000年にはモスクワの"ホワイトハウス"でも演奏したロシア・ドン・コサック合唱団が歌う「クリスマスの夕べの祈り」。オランダ人の指揮者ヴェルホフとドン・コサック合唱団の重厚で力強い歌声は、広大なロシアの大地を思い起こさせる。
西欧の合唱団とは全く別物の存在感、迫力は圧倒的。
※録音:2008年10月22日−26日
※CHR 7736からの移行再発売。
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DUX
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ヴェソウォフスキ:インダストゥリーアリィ
〜 協奏曲集
ユーフォニアムと弦楽オーケストラのための
《ユーフォリィ・コンチェルト》*
ハープシコード、弦楽オーケストラとマルチメディアのための
《シルヴァー・コンチェルト》#
フルートと弦楽オーケストラのための《アンコール・コンチェルト》+
弦楽オーケストラとマルチメディアのための
《インダストリアル・コンチェルト》** |
スティーヴン・ミード(ユーフォニアム)*
ウカシュ・ドゥゴシュ(フルート)+
アレクサンドラ・ガジェカ・アントシェヴィチ(ハープシコード)#
ロベルト・カバラ(指揮)、
シレジアン室内管弦楽団、
マレク・モシュ(指揮)**
ティヒ市室内管弦楽団《AUKSO》** |
スティーヴン・ミード登場!ヴェソウォフスキのユーフォリィ・コンチェルト!
ポーランドのカトヴィツェのカロル・シマノフスキ音楽院で作曲をエドヴァルト・ボグスワフスキとアレクサンデル・ラソニに、ピアノをヴォイチェフ・シヴィタワに師事し、今後の活躍を大いに期待されているポーランドの作曲家アダム・ヴェソウォフスキ(1980−)の協奏曲集に、なんと世界的ユーフォニアム奏者、スティーヴン・ミードが登場!!
スティーヴン・ミードからの委嘱により作曲された「ユーフォリィ・コンチェルト」は2019年6月に完成したばかりの新作。
ユーフォニアムの柔らかなサウンドを最大限に引き出すカンティレーナ形式で書かれた第1楽章で幕が上がるこのコンチェルトは異なる3つのキャラクターの楽章で構成された注目作です。
フルートのための「アンコール・コンチェルト」は、ソリストの技術的、表現的な要素に左右されるというユニークな作品。5楽章形式ではあるものの、厳密に演奏順は決められておらず、決定はソリストに委ねられています。ポーランド、シロンスク県のホジュフ市の150周年を記念して作曲されました。
大物スティーヴン・ミードの参加はもちろんのこと、伝統的な作曲技法とデジタルの両方を駆使するポーランド作曲界の寵児の実力も要注目です。
※録音:2019年11月15日−23日、ヘンリク・ミコワイ・グレツキ・シレジアン・フィルハーモニー(ポーランド)

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ルジツキの作品集、
「ピアノ協奏曲第1番」をメインとしたオーケストラのための3つの作品
ルジツキ:
交響的スケルツォ《スタンチク》Op.1
スタニスワフ・ヴィスピャンスキの詩に基づく
交響詩《ボレスワフ2世》Op.8
ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.43 |
オルガ・ザド(ピアノ)
シモン・マコウスキ(指揮)
低シレジア・フィルハーモニー交響楽団 |
ジョナサン・プロウライトがソリストを務めたピアノ協奏曲やピアノ五重奏曲(いずれもHyperion)によって、ここ日本でも知名度が飛躍的に向上したポーランドの作曲家ルドミル・ルジツキ(1883−1953)。
ポーランドのドゥクス(Dux)レーベルが送り出すルジツキの作品集は、「ピアノ協奏曲第1番」をメインとしたオーケストラのための3つの作品。大胆王、冷酷王とも呼ばれた11世紀のポーランド王ボレスワフ2世を題材とした交響詩など、後期ロマン派のポーランドの香りを存分に楽しめるプログラムです。ご当地であるポーランド勢の演奏、解釈も楽しみなポイント。
※録音:2019年11月&12月、シュテファン・シュトラール・コンサート・ホール(イェレニャ・グーラ、ポーランド)
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組曲「ファースト・コマンド」
ポレブスキ:
エレクトロアコースティック組曲《ファースト・コマンド》 |
ハッシュタグ・アンサンブル |
組曲「ファースト・コマンド」は、イギリスの小説家ジョゼフ・コンラッド(1857−1924)の作品「陰影線(シャドウ・ライン)を題材とし、電子音とアコースティック楽器(ここでは弦楽器と管楽器のアンサンブル)の融合を試みた野心的な作品。
アンサンブル名の"ハッシュタグ"というネーミングからも現代的センスとユーモアを感じさせてくれます。
※録音:2019年3月、オトレンブシ(ポーランド)
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DUX 1622-1623
(2CD)
特別価格¥3600
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舞台はインド!モニューシュコのオペラ「パリア」!
モニューシュコ:歌劇《パリア》(イタリア語版) |
カタジナ・ホーリシュ(ソプラノ)
ロベルト・ジェジエルスキ(バス)
ユーリ・ゴロデツキ(テノール)
シモン・コマサ(バリトン)
トマシュ・ヴァルミヤク(テノール)
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団 |
「幽霊屋敷」や「ハルカ」などの国民的オペラを作曲し、ポーランド・オペラの父と称さ、2019年には生誕200周年を迎えた19世紀ポーランドの大作曲家スタニスワフ・モニューシュコ(1819−1872)。
同じ19世紀を生きたショパンが手を付けなかった「オペラ」をポーランドで発展させた功績は今もなお非常に高く評価されています。
1869年に完成した3幕のオペラ「パリア」は、インドのカースト制度を舞台とした内容でありながら、音楽は純ポーランド的というユニークな作品。
同年12月12日の世界初演では残念ながら厳しい評価を受けてしまったものの、20世紀初頭に再評価され、現在はモニューシュコの代表作の1つに数えられています。
2019年の第23回ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン・イースター音楽祭でのライヴ録音で、指揮者はポーランド指揮界のエース、ウカシュ・ボロヴィチという万全の布陣です!
※録音(ライヴ):2019年4月7日−12日、ポズナン・フィルハーモニー(ポーランド)

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モニューシュコ:宗教作品集
ミサ曲イ短調/声をはり上げよ/
我が眼を照らしたまえ/主を褒めたたえよ/
ミサ曲ホ短調/クリスマス・キャロル |
ジョアンナ・ウカシェフスカ(ソプラノ)
イウォナ・パンタ(ソプラノ)
ウカシュ・ファルチンキエヴィチ(オルガン)
パヴェウ・ウカシェフスキ(指揮)
ワルシャワ・プラガ大聖堂聖歌隊《ムジカ・サクラ》 |
ロマン派時代のポーランドにおける「オペラの父」、スタニスワフ・モニューシュコの宗教音楽の作曲家としての一面を教えてくれる貴重なプログラム。
1855年と翌56年に作曲されたイ短調とホ短調の2つのミサ曲を中心とするここに収録された宗教作品は全て50〜60年代に作曲されており、キャリアの中期にいたモニューシュコの充実ぶりを物語っています。
指揮はポーランドの合唱界の顔とも言うべき人気作曲家であるパヴェウ・ウカシェフスキ。合唱のスペシャリストの指揮、解釈が、ポーランド・オペラの父の宗教作品の魅力をしっかりと伝えてくれます。
※録音:2019年6月21日−22日、ワルシャワ・プラガ教会(ポーランド)
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マドラフスキ:迷宮
アコーディオンのための
《オンライン・ラビリンス・ミュージック》
アコーディオンのための《バラード》
2台のアコーディオン、弦楽オーケストラとピアノのための
《ディアローグ》
2台のアコーディオンのための《ディプティク》
アコーディオン、弦楽オーケストラとティンパニのための協奏曲 |
バルトシュ・グウォヴァツキ(アコーディオン)
マチェイ・フラキエヴィチ(アコーディオン)
バルトシュ・コウスト(アコーディオン)
エルスビエタ・プリスタシュ(指揮)
ポトカルパチェ室内管弦楽団 |
ワルシャワのショパン音楽アカデミーで作曲を学び、2017年にポーランドのサノクで開催された国際作曲コンクールでの受賞歴を持つイェルジー・マドラフスキのアコーディオンのための作品集。
アコーディオンのための作品を続々と書き上げており、そのいずれの作品もポーランドの名手たちによって演奏されるなど高評価を受けています。
今回の録音に参加している2人のアコーディオン奏者、フラキエヴィチ、グウォヴァツキもポーランドを代表する若き名手です。
※録音:2019年7月15日−17日、アルトゥール・マラフスキ・ポトカルパチェ・フィルハーモニー(ジェシュフ、ポーランド)
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DUX 1632/1633
(2CD)
特別価格¥3600
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ヴァインベルク:室内交響曲集
弦楽オーケストラとティンパニのための
《室内交響曲第2番》Op.147
弦楽オーケストラ、クラリネットと
トライアングルのための《室内交響曲第4番》Op.153
弦楽オーケストラとティンパニのための
《シンフォニエッタ第2番》Op.74
フルートと弦楽オーケストラのための
《協奏曲第2番》Op.148bis |
ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団
アンナ・ドゥチマル=ムロツ(指揮)
コルネル・ヴォラク(クラリネット)
ルカシュ・ドゥゴシュ(フルート)
ベアタ・スレミアン(トライアングル)
ピオトル・ショルツ(ティンパニ) |
DUXのヴァインベルク・プロジェクト!アマデウス室内管の演奏で一挙2タイトルが登場!
2019年12月で生誕100周年を迎えた20世紀のポーランド、旧ソ連/ロシアを代表する作曲家の1人、ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919−1996)。
旧ソ連時代には義父が反ユダヤ主義運動により殺害され、自身もジダーノフ批判でいくつかの作品の演奏が禁止され、さらには1953年に逮捕されるという激動と苦難の人生を歩んだヴァインベルク。
スターリンの死後、その名誉は回復されたものの、その数多くの優れた作品に対して録音が追いついておらず、再評価の途中という状態が続くヴァインベルクの芸術に光をあてる「ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団」によるプロジェクトの続編が登場!
今回の収録曲は、弦楽オーケストラと共に「ティンパニ」に重要な役割を持たせた「Op.147」と「Op.74」、死の4年前の最晩年の作品の1つであるクラリネットが活躍する「Op.153」、弦楽オーケストラ伴奏版の「Op.148bis」の4作品。
ヴァインベルクの生まれ故郷であるポーランドの演奏家たちによって、ヴァインベルクの芸術が着実に明らかにされていくことでしょう。
※録音:2015年4月15日−2019年5月13日、ポズナン・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)

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ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団による
ヴァインベルク・プロジェクト
ヴァインベルク:
弦楽オーケストラのための《交響曲第2番》Op.30
弦楽オーケストラとハープシコードのための《交響曲第7番》Op.81 |
ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団
アンナ・ドゥチマル=ムロツ(指揮)
オスカル・クラヴィエツキ(コントラバス)
ドロタ・フラッコヴィアク=カパラ(ハープシコード) |
1968年にポーランドを代表する名女流指揮者、アグニェシュカ・ドゥチマルによって創設されたポーランド放送アマデウス室内管弦楽団によるヴァインベルク・プロジェクト。
ここでは、ショスタコーヴィチ的な雰囲気を連想させる初期の秀作である「交響曲第2番」(1946年)と、ハープシコードが場面転換の重要な役割を担い、アダージョ・ソステヌートで始まり、アダージョ・ソステヌートで終わる「交響曲第7番」(1964)の2作品をカップリング。
ドゥクス(DUX)とアマデウス室内管のヴァインベルク・プロジェクトで指揮を振るうのは、2009年から同オーケストラの副指揮者を務めているアグニェシュカの娘であるアンナ・ドゥチマル=ムロツ。母親譲りの音楽性と統率力に期待がかかります。
※録音:2019年6月10日−12日、ポズナン・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
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FINETONE
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アルメニアン・クラシックス
ハチャトゥリアン:クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
ガギク・オヴンツ:デュオ・ソナタ Op.13〔チェロ、ヴァイオリン〕
アルノ・ババジャニアン:ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲 |
ヴォルフガング・マイヤー(クラリネット)
ソントラウト・シュパイデル(ピアノ)
ルベン・メリクセティアン(ピアノ)
ミッシャ・マイヤー(チェロ)
アニ・アガベキャン(ヴァイオリン) |
ドイツのサクソフォン奏者、作編曲家、教育者として活躍するペーター・レーヘルが設立した高品質レーベル、ファイントーン(Finetone)。
ジャズ、クラシックの両面で活躍し、カールスルーエ音楽大学の教授、学長を務め、ペーター・レーヘルとの共演も多いドイツ・クラリネット界の重鎮、ヴォルフガング・マイヤーが参加するアルメニアン・アルバム。
アルメニア音楽の父、アラム・ハチャトゥリアンのクラリネット三重奏曲に始まり、アニ・アガベキャンのデビュー・アルバム(FTM
8040)にも作品を収録していたガギク・オヴンツ(1930−2019)、そしてアルノ・ババジャニアンの室内楽作品を組み合わせています。
※録音:2018年11月&2019年3月
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FRA BERNARDO
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FRANCISCI MAGNVS AMOR 〜
初期鍵盤楽器のコレクターと愛好家の偉大な愛を探る
アンドレア・ガブリエリ、ジョヴァンニ・ガブリエリ、
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ、アンニーバレ・パドヴァーノ、
アンドレア・アンティコ、ジローラモ・カヴァッツォーニ、
マルコ・アントニオ・カヴァッツォーニ、
ピーター・フィリップス、ジョヴァンニ・ピッキ、
アントニオ・ヴァレンテ、ルッジェーロ・トロフェオ、
フランチェスコ・ビアンカルディ等の作品 |
ペーター・ヴァルトナー
(ヴァージナル、
ハープシコード) |
歴史的鍵盤楽器の愛好家注目!
☆ヒストリカル・キーボードのマニア向けアルバム!
オルガン、ハープシコード、フォルテピアノなどの歴史的鍵盤楽器の名手でありヒストリカル演奏と楽器の知識にも富んだ音楽学者、ペーター・ヴァルトナーが、歴史的鍵盤楽器のコレクターと愛好家に贈るアルバム。
細心の注意をはらって復元された、16世紀フィレンツェのヴァージナルと、16世紀ナポリのハープシコードを演奏しています。
※録音:2019年2月1日−2日、スイス
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<国内盤>
NKB
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NKB-107
(2SACD HYBRID)
¥4000+税
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ベートーヴェン:交響曲第9番・『レオノーレ』序曲第3番
(NKB設立10周年記念コンサート・ウィーンムジークフェライン
ライヴ)
DISC1
[1] (拍手)
[2] ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番
作品72
[3] (拍手)
[4]-[5] ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125
第1〜2楽章
DISC2
[1]-[2] ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125
第3〜4楽章
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北村憲昭(指揮)
スロヴァキア国立交響楽団、合唱団
エヴァ・ホルニャーコヴァー(ソプラノ)
エレナ・シャトキナ(メッツォソプラノ)
パヴォル・オラヴェツ(テノール)
ペテル・ミクラーシュ(バス)
ヨゼフ・ハブロニ(合唱指揮) |
NKB設立10周年記念コンサート in ウィーンムジークフェライン、北村憲昭(指揮)スロヴァキア国立交響楽団、ベートーヴェン
交響曲第9番 / 『レオノーレ』序曲第3番
録音:2019年10月20日ウィーン・ムジークフェライン・ザール
フォーマット:SACD Hybrid (CD STEREO /
SACD STEREO / SACD 5.0 Surround)
北村憲昭指揮によるオーケストラ作品の録音事業を行っている
NKB/HR レーベルはベートーヴェンの交響曲やドビュッシー・ストラヴィンスキーなどの近代音楽の録音を進行してきました。
2019年、NKB はその設立 10周年にあたりウィーン楽友協会大ホールで記念コンサートを開催、この模様を収録したアルバムをリリースします。
「黄金のホール」とも呼ばれるウィーン楽友協会大ホールは、日本でもウィーンフィルのニューイヤーコンサート会場として知られ、その無二の音響の美しさで多くの音楽家・聴衆を魅了してきました。
2019年10月20日に開催された NKB 設立10周年記念コンサートではベートーヴェン累世の大作・交響曲第
9 番が北村憲昭指揮のもとスロヴァキア国立交響楽団・合唱団および中欧で活躍中のソリストにより演奏され、演奏後のホールは聴衆の歓呼に包まれました。
このコンサートの模様を丸ごと収録し、ホールに満ちる豊饒な響きを余すところなく伝えるアルバムがここに完成しました。微妙なニュアンスを伝える精細さと聴き手を包み込むスケール感を併せ持つ音楽音響の結実をぜひご体験ください。
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