≪第107号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2020/6/2〜
6/5(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CPO
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コジェルフ(1747-1818):ピアノ三重奏曲集 第3集
1. ピアノ三重奏曲 イ長調 P. IX:8
2. ピアノ三重奏曲 ハ短調 P. IX:11
3. ピアノ三重奏曲 ヘ長調 P. IX:12 |
Trio 1790(ピリオド楽器使用)
【メンバー】
アネッテ・ヴェーネルト(ヴァイオリン)
イモラ・ゴンボス(チェロ)
ハラルド・ヘーレン(フォルテピアノ) |
録音 ドイツ放送、室内楽ホール 2015年10月18日‛&3 2016年11月10-12日‛&1,2
プラハで生まれ、ウィーンで活躍したレオポルト・アントニーン(アントン)・コジェルフ。数多くの作品を残し、なかでもピアノ三重奏曲は60曲以上が目録に掲載されています。
この第3集に収録された3曲は、1786年から1787年に書かれたもので、最初は楽譜出版業を営んでいたコジェルフ自身によって発表されましたが、数か月後にはパリ、ロンドン、マンハイムなどで再印刷されており、コジェルフの当時の人気の高さが伺えます。
これらはどれも穏やかでリラックスした性格を持ち、心揺さぶられるピアノの妙技も楽しめます。また、ゆったりとした楽章では、フィールドやショパンの夜想曲を思わせるロマンティックな旋律が現れるなど、コジェルフの先進性も感じられます。古典派盛期の響きを紡ぐTrio1790の流麗な演奏で。
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オスカー・シュトラウス(1870-1954):ピアノ協奏曲/セレナード
他
1. ピアノ協奏曲 ロ短調
2. ライゲン=ワルツ
3. 弦楽オーケストラのためのセレナード Op.
35
4. トラガント=ワルツ
舞踏音楽『トラガントの王女』のモティーフによる |
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
エルンスト・タイス(指揮)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 |
録音 2018年3月12-16日 SWRスタジオ、カールスルーエ
ユダヤ系の家庭に生まれ、ベルリンでブルッフに作曲を学んだオスカー・シュトラウス。ワルツ全盛だった時代の中で、敢えて「シュトラウス一家」との混同を避けるために、自らの姓「Strauss」から"s"を一つ取り除いたとのエピソードが知られています。
彼はワルツ作曲家としてよりも、より実入りの良いキャバレーにおける劇場音楽の仕事を選択し(これはほかならぬヨハン・シュトラウス2世の助言だったとされます)、1904年に書き上げた最初のオペレッタ「愉快なニーベルンゲン」で大成功を収め、オッフェンバックの後継者としての地位を築きました。
20曲ほどのオペレッタの他、映画音楽やバレエ音楽も書きあげており、このアルバムでは彼の珍しいピアノ協奏曲を始めとした管弦楽作品を聴くことができます。
古典的な手法で書かれた「セレナード」は曲中の「ワルツ」と「行進曲風に」で、後の軽妙なオペレッタを思わせるエレガントな作風が味わえます。
またフランツ・リストが提唱した"新しいドイツ"モデルに基づく「ピアノ協奏曲」は彼がブルッフの生徒であったことが理解できるロマンティックな作品です。3つの楽章は切れ目なく演奏され、リストを想起させる大胆な楽想も現れます。
オリヴァー・トリンドルの巧みな演奏が知られざる作品の魅力を引き立てます。
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ライネッケ(1824-1910): 管弦楽作品集 第1集
1-4. 交響曲第3番 ト短調 Op. 227
5. 序曲《マンフレッド王》Op. 93
6. 歌劇《マンフレッド王》第4幕よりロマンス
7. 歌劇《マンフレッド王》第5幕の前奏曲
8-11. 交響曲第1番 イ長調 Op. 79
12. 勝利の行進曲 Op. 110 |
ヘンリー・ラウダレス(指揮&ヴァイオリン‛&6のみ)
ミュンヘン放送管弦楽団 |
録音 バイエルン放送第1スタジオ 2014年4月8-11日‛&1-7 2013年3月19-22日‛&8-11 2016年7月22日‛&12
ドイツ・ロマン派の作曲家、教育者カール・ライネッケの管弦楽作品集第1集。高名な音楽教育者を父に持ち、7歳で作曲を始め12歳でピアニストとして公開演奏を行うほど早熟だったライネッケは、85歳という長寿を全うする直前まで作曲活動を続け、未出版作品も含めると1000曲以上の作品を書き上げました。
その作風は保守的であり、同時代の評論家たちに酷評されても、「自分を先駆的な天才とみなす大胆さはなかった」と述べ、作風を変化させることはありませんでした。
とはいえ、時代の流れや他の作曲家たちの作品を念入りに研究したライネッケは、さまざまな技法を自在に操りながら、自身の作法を常に熟成させていきます。
このアルバムに収録された2曲の交響曲のうち、第1番は1858年、第3番は1895年に作曲されており、どちらも美しく心に染み入る旋律に満たされています。
残念ながら成功作とはならなかった歌劇《マンフレッド王》もシューマンを思わせる充実した作品。最後に置かれた「勝利の行進曲」は「燃えるような情熱と祝祭の精神」を持った華やかな小品です。
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555335
(2CD)
¥4500
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イヴァン・ザイツ(1832-1914):
歌劇《ニコラ・シュビッチ・ズリンスキ》
3幕の音楽悲劇
全曲版世界初録音 |
ニコラ・シュビッチ・ズリンスキ‛&
ロベルト・コラール(バリトン)
エヴァ:ズリンスキの妻‛&
クリスティーナ・コラール(メゾ・ソプラノ)
イェレナ:夫妻の娘‛&アンナマリヤ・クネゴ(ソプラノ)
ロヴロ・ユラニッチ‛&
アリアジェ・ファラスティン(テノール) 他
ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)
リエカ交響楽団、リエカ歌劇場合唱団 |
録音 2018年10月17-22日 クロアチア・ナショナル劇場「イヴァン・ザイツ」
クロアチアの作曲家イヴァン・ザイツ。この歌劇《ニコラ・シュビッチ・ズリンスキ》は16世紀に実在したクロアチアの将軍ズリンスキが、1566年、小さな部隊を率いてオスマントルコの大部隊と戦い、命をかけてシゲトヴァールの要塞を守り抜いたという実話を元に書かれています。
ロッシーニやヴェルディを思わせるイタリア・オペラの伝統と、ウィーンのオペレッタを融合した作風による「英雄物語」を締めくくるのは、クロアチアの愛国歌としてザイツが10年前に作曲した「ウ・ボイ、ウ・ボイ(突撃!)」。日本でもよく知られる旋律が壮大な男声合唱に編曲され、高らかに歌われます。
《ニコラ・シュビッチ・ズリンスキ》初の全曲録音となるこのアルバムでは、これまでに何度もタイトルロールを歌ってきたロベルト・コラールを始め、優れた歌手を起用。また物語の1/3を合唱が占めるこの作品での、リエカ歌劇場合唱団の力強いハーモニーが聴きどころです。
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555253
(2SACD HYBRID)
¥5300
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ブクステフーデ(1637-1707): オルガン作品全集
第1集 |
フリードヘルム・フランメ(オルガン)
クリストフ=トロイトマン=オルガン(1734-37) |
【SACD1】
1. 前奏曲 ハ長調 BuxWV 137(前奏曲、フーガとチャコーナ)/
2. 今ぞ我ら聖霊に願いたてまつる BuxWV
208/3. 今ぞ我ら聖霊に願いたてまつる BuxWV
209/
4. 今ぞわが魂よ主をたたえよ BuxWV 213/5.
わが愛しき神に BuxWV 179/
6. チャコーナ ホ短調 BuxWV 160/7. われらの救い主なるイエス・キリスト
BuxWV 198/
8. 前奏曲 ト短調 BuxWV 163/9. 汝の御子によりてのみわれ汝に感謝す
BuxWV 195/
10. 第1旋法のマニフィカト BuxWV 204/11.
第9旋法によるマニフィカト BuxWV 205/
12. 前奏曲 ヘ長調 BuxWV 144/13. ああ神よそして主よ
BuxWV 177/
14. われ汝に感謝す、愛する主よ BuxWV
194/
15. 前奏曲 ト長調 BuxWV 147/16. 前奏曲
嬰ヘ短調 BuxWV 146
【SACD2】
1. トッカータ ニ短調 BuxWV 155/2. 平安と歓喜もて
われはいく BuxWV 76/
3. 前奏曲 ニ短調 BuxWV 140/4. パッサカリア
ニ短調 BuxWV 161/
5. トッカータ ヘ長調 BuxWV 157/6. 天にまします我らの父よ
BuxWV 207/
7. カンツォネッタ イ短調 BuxWV 225/8.
カンツォネッタ ハ長調 BuxWV 167/
9. われらが神は堅き砦 BuxWV 184/10.
フーガ ハ長調 BuxWV 174/11. フーガ ト長調
BuxWV 175/
12. おお、光よ、祝福されし三位一体 BuxWV
216(断片)/13. 前奏曲 ホ短調 BuxWV 143/
14. 人よ、汝幸いに生きんとせば BuxWV
206/15. 前奏曲 ホ長調 BuxWV 141 |
録音 2018年5月10-13日 Klosterkirche St.
Georg zu Grauhof bei Goslar,ドイツ
「北ドイツ・バロックの作曲家たちのオルガン作品集」で知られるフリードヘルム・フランメによる新しいシリーズは、デンマーク出身でありながら、リューベックを中心に活躍したブクステフーデの作品集。
約40年に渡りリューベックの聖母マリア教会のオルガニストを務めたブクステフーデは、朝や日曜日の礼拝時での演奏のほか、前任のトゥンダーが始めた演奏会「夕べの音楽」を拡大し、多くの聴衆たちを喜ばせたことでも知られています。
彼のオルガン曲はコラール編曲と自由な形式の曲を併せて40曲ほどが遺されており、自由曲の多くは「冒頭部-第1フーガ-間奏部-第2フーガ-終結部」の5部からなる華麗なもの。
このアルバムではDisc1にコラール前奏曲やコラール変奏曲、Disc2には足鍵盤を用いないパッサカリアやトッカータなどを収録。
フランメは、ブクステフーデの革新的な作風による作品を、これまでのシリーズで用いたシュニットガー・オルガンではなく、グラウホフのトロイトマン=オルガンで演奏しています。
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SOMM RECORDINGS
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Rosa Mystica 奇しき薔薇の聖母〜聖母 マリアの音楽ポートレイト
1. ジョン・タヴナー(1944-2013): 神の御母よ、我ここに立ち/
2. ラドフォード(1485-1557): 幸あれ、その御受胎は/
3. ブルックナー(1824-1896): アヴェ・マリア/
4. ダルビー(1942-2018): 救いの聖母/
5. イエイロ(1978-): セカンド・イヴ/
6. ダイソン(1883-1964): マニフィカト ヘ長調/
7. ブリテン(1913-1976): ローザ・ミスティカ
(奇しき薔薇の聖母)〜A.M.D.G.(神のさらなる栄光のために)より/
8. ハウエルズ(1892-1983): マニフィカト
(チチェスター礼拝)/
9. リュッティ(1949-): アヴェ・マリア/
10. ウィラン(1880-1968): 私は鳩のように美しい彼女を見た/
11. ビンガム(1952-): めでたし、この上なく聖なる乙女/
12. ヴィレット(1926-1998): 聖母への賛美歌/
13. クヴェルノ(1945-): アヴェ・マリス・ステッラ/
14. マクダウエル (1951-): オブ・ア・ローズ
世界初録音‛&9,11,14 |
カラム・アルジャー(オルガン)4,6,8,9、イサベッラ・アボット(ソプラノ)6、
イモジェン・ラッセル(ソプラノ)11,12
ロイヤル・バーミンガム音楽院室内合唱団、ポール・スパイサー(合唱指揮) |
録音 2019年6月27日,28日 St. Alban the
Martyr,Birmingham
いつの時代も、聖母マリアの献身的な愛は永遠の魅力として人々の心を捉えてきました。
このアルバムは、古くは1485年生まれの荘厳なポリフォニーが特徴的なラドフォードの作品から、ドラマティックなブルックナー、ブリテン、そして現代の作曲家の作品まで、様々な時代の聖母マリアをテーマとした合唱曲を集めています。
20世紀イギリスを代表するタヴナーの「神の御母よ、我ここに立ち」は、レールモントフの詞による神秘的な癒しの雰囲気をもつ楽曲。
他には聖母マリアがキリストの母であることを神に感謝する内容の「マニフィカト」他、時代によって異なる表現方法で聖母を讃える全14曲です。
またアルバム・タイトルは、ブリテンの「奇しき薔薇の聖母」から採られています。
演奏は、ロイヤル・バーミンガム音楽院の室内合唱団と、イギリスでも屈指の合唱指揮者スパイサー、そしてオルガンは、現在ウェストミンスター大聖堂でオルガン研究をしているアルジャーです。
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ハミルトン・ハーティ(1879-1941): 歌曲集 |
キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ)
クリストファー・グリン(ピアノ) |
1. Sea Wrack シーラック/2. Scythe Song 鎌の歌/3.
My Lagan Love マイ・ラガン・ラヴ/
4. The Blue Hills of Antrim アントリムの緑の丘/
5. Arlequin and Columbine アルルカンとコロンバイン(ピアノ独奏)/6.
A Cradle Song ゆりかごの歌/
7. The Song of Glen Dun グレン・ダンの歌/8.
Mignonette ミニヨネット/
9. By the Sea バイ・ザ・シー/10. The
Fiddler of Dooney ドゥーニーのヴァイオリン弾き/
11. To the Gods of Harbour and Headland ハーバーとヘッドランドの神たちへ/
12. The Lowlands of Halland ハランドの低地/
13. By the Bivouac's Fitful Flame 野営の気まぐれな炎の傍らで/14.
Dreaming ドリーミング/
15. The Stranger's Grave 見知らぬ人の墓/16.
Idyll 田園詩(ピアノ独奏)/
17. Poppies ポピー/18. Flame in the Skies
of Sunset 夕暮れの空の炎/
19. Lane o' the Thrushes つぐみの小道/20.
A Lullaby 子守歌/
21. My Thoughts of You あなたへの想い/
22. Your Hand in Mine, Beloved 愛する人よ、あなたの手が私の手の中に/23.
At Easter 復活祭に/
24. Come, O Come, My Life's Delight 来たれ、来たれ、私の人生の喜びよ/
25. Adieu, Sweet Amaryllis さようなら、愛しのアマリリス
世界初録音‛&9-25 |
録音 2018年4月9-10日 Turner Sims Concert
Hall,Southampton
北アイルランド、アルスター地方出身のハーティは、もともとピアノ伴奏者として音楽活動を始めましたが、ハレ管弦楽団の指揮者に就任し大成功を収めました。
作曲家としてはヘンデルの『水上の音楽』、『王宮の花火の音楽』の管弦楽編曲や自作の「アイルランド交響曲」などで知られていますが、伴奏者として多くの歌手との共演で培ったセンスで、優れた歌曲も多数生み出しました。
ここに収録された23曲には、人気曲「アントリムの緑の丘」や「マイ・ラガン・ラヴ」の他、ウォルト・ホイットマンやトマス・キャンピオン、ハーティ自身による詩に曲をつけた作品など彼のアイルランドの伝統への想いが、情感豊かな表現力として活かされています。
また、2曲のピアノ独奏曲を含むトラック5,11,16,21,25の5曲は、英国音楽の研究者で本盤のライナーノーツも担当したジェレミー・ディブルが手稿譜からおこした新しいエディションで聴くことができます。
リヴァプール出身で、タイムズ紙に「クラシックのライジング・スター」と評されたメゾ・ソプラノのキャスリン・ラッジによる歌唱です。
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TOCCATA CLASSICS
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エルンスト・クシェネク(1900-1991):ピアノ作品集
第2集
1-2. トッカータとシャコンヌ、"我は信ず"のコラールによる Op.13(1922)
3-7. 小組曲 Op.13a(1922)
2つの組曲 Op.26(1924)‛&世界初録音
9-13. 第1番、14-18. 第2番
19-21. ピアノ・ソナタ 第5番 Op.121(1950)
22-27. 6つのフェルメッセン Op.168(1958) |
スタニスラフ・フリステンコ(ピアノ‛&スタインウェイD) |
録音 2016年1月3,4日,3月7,8,29日 Clonick
Hall,Oberlin Conservatory of Music, Oberlin,
Ohio
オーストリアのチェコ系家庭に生まれ、ウィーンでシュレーカーに師事、ナチスによって退廃音楽の烙印を押され亡命、アメリカで活躍したクシェネク(1900-1991)
。一時期は忘れられていたものの、20世紀後半からオペラや交響曲、管弦楽曲などの作品が見直されています。
クシェネクのピアノ曲を紹介するこのシリーズ第2集では、彼の職人技とも言える精緻な作曲技法と、豊かな想像力、ユーモアが活かされた作品が収録されています。
バッハのカンタータ「我は信ず」に基づくとされる初期の「トッカータとシャコンヌOp.13」は、評論家や音楽学者をひっかける冗談のような目的で書かれた曲が、壮大な対位法によるエッセイのように発展していきます。
『3つの組曲』では、バロックと現代の舞曲が扱われ、クシェネクの自由気ままな興味が示されます。悲し気な「ソナタ第5番」はアメリカ亡命時代に書かれたもの。締めくくりの『6つのフェルメッセン』は、即興的かつ万華鏡のような雰囲気を持つ、モダニズムとフリージャズが出会ったような小品集です。
第1集(TOCC-298)に続き、ウクライナ出身、アメリカ系のピアニスト、フリステンコによる演奏です。
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エドゥアルド・ナプラヴニク(1839-1916): 室内楽作品集 第1集
ヴァイオリンとピアノのための作品全集 |
ラナ・トロトヴシェク(ヴァイオリン)
ルドミル・アンゲーロフ(ピアノ) |
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調
Op.52(1890)
1. I. Andante sostenuto – Allegro/2.
II. Scherzo: Vivace – Meno mosso –
Tempo di Scherzo/
3. III. Andantino doloroso/4. IV.
Allegro con fuoco
ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.60(1896)
5. I. Molto moderato – Allegro
moderato/6. II. Scherzo. Allegro vivo/
7. III. Elegie. Molto moderato/8.
IV. Tarantella. Vivace
ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.64(1898)
9. No. 1. 夜想曲/10. No. 2. ワルツ=カプリース/
11. No. 3. ロシアのメロディ/12. No.
4. スペイン風スケルツォ世界初録音 |
録音 2017年11月11,12日 ユニオン・ホール,パルティザーンスカ,マリボール,スロヴェニア
チェコ生まれのナプラヴニク(1839-1916)は、19世紀のロシア音楽界で指揮者として華々しく活躍しました。
中でもマリインスキー劇場の首席指揮者として有名であり、彼はこの劇場でムソルグスキーの歌劇《ボリス・ゴドノフ》を初演した他、チャイコフスキーの6作品や、リムスキー=コルサコフの9作品など、多数のロシアの重要なオペラの初演を指揮しました。
自作も数多く残していますが、現在ではこれらの作品は、あまり顧みられることがなくなっています。
しかし、ここに収録されたヴァイオリンとピアノのための3つの作品はいずれもおおらかで優しく、チャイコフスキーを思わせる情熱的なメロディで溢れています。作品の再発見による正しい評価が待たれる作曲家の一人です。
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ジョリー・ブラガ・サントス(1924-1988): 室内楽全集
第2集
1. ピアノ四重奏曲 Op.28(1957)
舞踏組曲 Op.63-ピアノ、オーボエ、ヴィオラ、コントラバスのための(1984)
2. I. 前奏曲/3. II. サラバンド/4. III.
タランテラ
ピアノ三重奏曲 Op.64(1985)
5. I. Largo/6. II. Allegro/7. III.
Lento/
8-9. アダージョとスケルツィーノ〜管楽五重奏のための
(1956)
金管のための組曲-3本のトランペット、ホルン、2本のトロンボーンとテューバのための(1985)‛&世界初録音
10. I. Moderato/11. II. Allegro/12.
III. Andante |
ジル・ローソン(ピアノ)‛&1-7、エリオット・ローソン(ヴァイオリン)‛&1,5-7、ナタリア・チッチ(ヴィオラ)‛&1-4、
カテリーネ・ストリンクス(チェロ)‛&1,5-7、アドリアーノ・アギアル(コントラバス)‛&2-4、
リッカルド・ロペス(オーボエ)‛&2-4,8,9、ヌーノ・イヴォ・クルス(フルート)‛&8,9、
アントニオ・サヨーテ(クラリネット)‛&8,9、カロリーノ・カレイラ(ファゴット)‛&8,9、
パウロ・ゲレイロ(ホルン)‛&8-12、ジョルジ・アルメイダ/アントニオ・キターロ/ペドロ・モンテイロ(トランペット)‛&10-12、
ジャレット・バトラー/ヴィトル・ファリア(トロンボーン)‛&10-12、イリディオ・マッサコーテ(テューバ)
‛&10-12 |
録音 2017年12月5-8日,2018年6月6-8日 Centro
Cultural de Belem,Lisbon
6つの交響曲で知られる、20世紀ポルトガルを代表する作曲家の一人ジョリー・ブラガ・サントス(1924-1988)。
初期の作品ではルネサンス期のポルトガルの巨匠たちから吸収した旋法や和声法への傾倒と、複雑な対位法とが相まって、ヴォーン・ウィリアムズやモーランのようなイギリスの作曲家に驚くほど近い響きが感じられます。
彼の和声語法は、時間の経過とともに収斂されていき、作品のスタイルも変わって行きますが、ポルトガルの民族舞踊の精神が吹き込まれたユーモアのセンスと力強いエネルギーは保持され、変わらぬ魅力となっています。
この第2集に収録されている5作品は、1950年代半ばから1980年代半ばまでの30年間に作曲されたもので、様々な楽器の組み合わせを提示しています。
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ハンス・ガル(1890-1987): 声楽作品集 第1集
1. モテット Op.19(1924)
エリザベス朝の詩による4つのマドリガル
Op.51
2. No. 1. Youth and Cupid/3. No. 2.
True Love/4. No. 3. A Cradle Song/5. No.
4. Foolish Love
4つのパートソング
6. No. 1. Spring/7. No. 2. Madrigal/8.
No. 3. Hymn to Diana/9. No. 4. Invocation
エピグラム:レッシングの詩による5つのマドリガルOp.27
10. No. 1. Stillleben/11. No. 2. Hymnus/12.
No. 3. Vita brevis/13. No. 4. Irrtum/14.
No. 5. Grabschrift
サテリコン:4つの格言 Op.72
15. No. 1. Weisheit des Schopfers/16.
No. 2. Gute Vorsatze/17. No. 3. Von der
Schicklichkeit/18. No. 4. Von der Wahrheitsliebe
4つの英国民謡
19. No. 1. Early One Morning/20. No.
2. An Eriskay Love Lilt/
21. No. 3. O can ye sew cushions/22.
No. 4. Ye Banks and Braes
世界初録音(11-14を除く)
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ボレアリス ア・クワイアー・フォー・ザ・ノースブリジット・バッジ(合唱指揮)‛&1-14,19-22
スティーヴン・ミューア(合唱指揮)‛&15-18 |
録音 Clothworkers Centenary ConcertHall,University
of Leeds, England 2019年1月4-7日‛&1-18 2020年1月5-6日‛&19-22
ハンガリー系ユダヤ人としてドイツ、オーストリアを経てイギリスで活躍した作曲家ハンス・ガル(1890-1987)の声楽作品集。この盤の企画者であり、室内合唱団、ボレアリスの創設者ミューアが語る通り、ガルはナチスにドイツを追われるという経験をしながらも、ドイツ・オーストリアの伝統を継ぐオペラや交響曲など多数の作品を残しました。そのような彼の音楽が見直されるようになったのはここ20〜30年のことです。
中でも室内合唱作品は演奏が極めて難しく、なかなか演奏される機会がありませんでした。そのため、ミューアはかつてケンブリッジ大学のトリニティ・コレッジで合唱を研究し、現在はイギリスやドイツでオペラやオラトリオのソリストとして活躍するブリジット・バッジと共に、2017年プロの合唱団「ボレアリス(「北、北風」の意味を持つ)」を発足させました。
ボレアリスは16人から20人の歌い手で構成され、"悪魔のように難しい"ガルなどを歌いこなすために、若手から経験豊富なベテランまでをバランスよく配置しています。第1集では、8声の合唱から、チャーミングな民謡まで、聴き応えのあるアカペラ作品が収録されています。
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CASCAVELLE
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VEL 1617
【再発売】
¥2200
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ソフィー・コッシュの「ミルテの花」再発売!
シューマン:「ミルテの花」 Op.25(全26曲) |
ソフィー・コッシュ(メッゾソプラノ)
ネルソン・ゲルナー(ピアノ) |
フランスのメッゾソプラノ、ソフィー・コッシュの「ミルテの花」再発売!
録音:2004年12月22-24日 パリ、47'22
旧VEL 3085の再発売。
オペラで大人気のフランスのメッゾソプラノ、ソフィー・コッシュがシューマンのリートに挑んだことで初発売時話題になった。
しっとりとした美声と知的な歌い口、そしてネルソン・ゲルナーの味わい深い伴奏と、たいへん見事な出来栄え。嬉しい復活。
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GALLO
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「20世紀ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための室内楽」
バルトーク:コントラスツ
ショスタコーヴィチ(マジストレッリ編):5つの小品
(原曲 2つのヴァイオリンとピアノのための)
ロータ:古い家での交霊術
ミヨー:組曲 Op.157b
ストラヴィンスキー:無伴奏クラリネットのための3つの小品
ストラヴィンスキー:「兵士の物語」
(作曲者自身によるヴ ァイオリン、クラリネットとピアノの版) |
ルイージ・マジストレッリ(Cl)
ジャンバッティスタ・ピアネッツォーラ(Vn)
ルータ・スタダルニカイテ(Pf) |
精力的に録音活動を続けるマジストレッリによる20世紀の室内楽作品集!
録音:2019年11月12-19日 イタリア,チェサーノ・マデルノ、DDD,67'02
近代のクラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲を収録。ニーノ・ロータの「古い家での交霊術」が比較的珍しい。
ルイージ・マジストレッリは、ミラノ近郊サン・ステーファノ・ティチーノ生まれのクラリネット奏者。ミラノ音楽院を修了後、様々なオーケストラのクラリネット奏者として、また独奏者として活躍している。
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GALLO 1609-10
(2CD)
¥4000
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「ドンプレソンとサン・マルタンのオルガン」 |
ギ・ボヴェ(オルガン)
(1)-(6)ヴィヴィアーヌ・ロリオ(オルガン) |
(1)A.スカルラッティ:トッカータ第11番 イ長調/
(2)D.スカルラッティ:オルガンのためのソナタ(K287,K328
ト長調,K255 ハ長調)/
(3)バッハ:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲
RV56のオルガンへの編曲 BWV596/
(4)モランディ:4手オルガンのための導入、主題と変奏/
(5)ダヴィド・ダ・ベルガモ神父:4手のための4つのディヴェルティメント/
(6)ディアナ:上昇 イ長調,ポロネーズ ニ長調/
(7)バッハ:前奏とフーガ ハ長調 BWV547/
(8)作者不詳:神モーツァルトのボレロ/
(9)ボヴェ:オルガンを提示するために/
(10)モーツァルト:機械オルガンのためのアンダンテ
K616/
(11)ボエリ:幻想曲とフーガ/
(12)ブラームス:コラール「装いなさい、ああ愛する魂よ
」/
(13)チャイコフスキー(ボヴェ編):「くるみ割り人形」—葦笛の踊り,金平糖の精の踊り/
(14)キュイ:前奏曲 変ロ長調/
(15)バッハ:前奏曲とフーガ ニ短調 BWV532 |
「モーツァルトのボレロ?」スイスの村のオルガンをギ・ボヴェが弾く!
録音:(1)-(6)2019年11月17日 スイス,ドンブレソン/(7)-(15)2019年12月5日
スイス,サン・マルタン/DDD、123'43
スイスの二つの村、ドンブレソンとサン・マルタンの教会に据えられたオルガンを、スイスが誇るオルガンの巨匠、ギ・ボヴェが演奏したCD。
前半はヴィヴィアーヌ・ロリオと共演した4手演奏が主。どちらのオルガンも高名なオルガン製作者、ヨーゼフ・ナイトハルトが創設したオルガン製作工房、サン・マルタンSAによるもので、輝かしさと柔らかさが共存した音色が素晴らしい。有名曲から珍しい曲まで、ボヴィがストップを自由自在に駆使して楽しませてくれる。
作者不詳の「神モーツァルトのボレロ」は、モーツァルトの素材をラヴェルのボレロ風に仕立てた面白い小品。
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MERIDIAN
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スタンコフ兄弟のメンデルスゾーン協奏曲集!
メンデルスゾーン:
(1)ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.25
(2)ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲
ニ短調 |
(1)(2)ラチェザール・スタンコフ(ピアノ)
(2)イーヴォ・スタンコフ(ヴァイオリン)
(1)(2)ライナス・ラーナー(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 |
ブルガリア出身スタンコフ兄弟のメンデルスゾーン協奏曲集!
録音:2019年5月30-31日 英国 クロイドン、DDD、64'06
イーヴォとラチェザールのスタンコフ兄弟のCD。メンデルスゾーンの、ヴァイオリン協奏曲
ホ短調ほど知られていないけれど素敵な協奏曲を2曲収録。どちらもメンデルスゾーンらしい歌心に満ちた佳作。
スタンコフ家はブルガリアで3代続く音楽家の一族だそうで、イーヴォとラチェザールとも国内外で幅広く活躍している。
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「祈り」〜ヒュー・モーガン:オルガン作品集
モーガン(b.1975):
対話/祈りと踊り/前奏曲/天国/
讃美歌前奏曲集(6曲)/子守歌/
生きている石/アリア/ファンファーレ/
パルティータ・ボレアリス |
デイヴィッド・パイプ(オルガン) |
英国のオルガン奏者、作曲家、ヒュー・モーガンのオルガン作品集
録音:2018年4月9,10,11日 英国 ノースヨークシャー、DDD、70'18
英国のオルガン奏者、作曲家、ヒュー・モーガンのオルガン作品集。ヒュー・モーガンは1975年、南ウェールズのニューポートの生まれ。オルガン演奏や合唱指導と並行して作曲活動も盛んに行っている。いかにも現代オルガン作品といった曲。
デイヴィッド・パイプは英国のオルガン奏者。英国の中東部海岸の町、ブリドリントンのブリドリントン修道院のオルガンを使用。
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ODRADEK RECORDS
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「DANCES AND DELIGHTS」
(1)ボザ:スカラムーシュ Op.53-2
(2)デルヴァンクール:クロカンブッシュ
(3)ボザ:プルチネッラ Op.53-1
(4)デクリュック:フランス風小品集(全8曲)
(5)イベール:アリア
(6)パスカル:ソナティヌ
(7)ピアソラ:タンゴ・エチュード集〜第4番,第5番,第6番 |
デュオ・ウルティマ:
【グイード・ボイマー(Sax)
アルダール・ラーツ(Pf)】 |
デュオ・ウルティマのODRADEKへのアルバム第3弾!フランス近現代サックス作品集+ピアソラ!
録音:2019年6月3-5日 イタリア,ペスカーラ、DDD、58'59 ※日本語オビ・解説付き
デュオ・ウルティマのODRADEKへの3タイトル目のアルバム。
フランス近代音楽にはクラシック・サクソフォンの名曲がたくさんある。「踊りと喜び」と題されたこのCDは、フランス近代音楽好きならばぜひ聞いてほしいもの。
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991)のプルチネッラとスカラムーシュはピアノ曲として知られているが、このサキソフォンとピアノがオリジナル。クロード・デルヴァンクール(1888—1954)の「クロカンブッシュ」は6つの小品からなる洒落た曲集。
クロカンブッシュとは小さなシュークリームを円錐状に積み上げたフランスのお菓子。
フェルナンド・デクリュック(1896-1954)フランス風小品集も猛烈にいい。
グイード・ボイマーはドイツのサキソフォン奏者。フランスの奏者の華やかな音色とは一味違ったやや渋めの響きがジンワリ来る。
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「5月の夜」
(1)レベッカ・クラーク(1886-1979):ソナタ(原曲
ヴィオラ・ソナタ)
(2)フォーレ:ソナタ(原曲 ヴァイオリン・ソナタ第1番
イ長調 Op.13)
(3)オルランド・バス:変容1
(4)ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調(2つのサキソフォンとピアノによる演奏) |
アヤク・ジョレンテ(Sax)
オルランド・バス(Pf)
(4)モーリシ・エステレル(Sax) |
サックスによるフォーレのヴァイオリン・ソナタにドビュッシー:ピアノ三重奏曲!?
録音:2019年4月3-5日 イタリア,ペスカーラ、DDD、78'53 ※日本語オビ・解説付き
スペインのサキソフォン奏者、アヤク・ジョレンテ(Áyax
Llorente)によるサキソフォン曲集。
ヴィオラ奏者で今日では作曲家として知られるレベッカ・クラーク(1886—1979)の代表作であるヴィオラ・ソナタは、サキソフォンでもピタリと合っていて、じっくりした味わいを醸している。
一方フォーレとドビュッシーは編曲ものの雰囲気の変化が楽しめる。
アヤク・ジョレンテは1992年生まれのスペインの若いサキソフォン奏者。カラッとした音色と絶妙なコントロールが素晴らしい。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ALTUS
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ALTUS 大注目シリーズ〈ギュンター・ヴァント
不滅の名盤〉第3回発売、ミュンヘン・フィルとのシリーズが始まります!
1タイトルずつ丁寧に最新リマスタリングを施しSACD
ハイブリッド化。
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PALTSA 009/10
(2SACD HYBRID)
¥5200 →\4790
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ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[5]
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団編
[Disc1]
ハイドン:交響曲第76番 変ホ長調 Hob.
I:76
ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 WAB.
106(原典版)
[Disc2]
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB
109(原典版) |
ギュンター・ヴァント(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 |
Profil の名盤を丁寧にSACDハイブリッド化!1
作ずつじっくりと向き合って味わいたい〈ヴァント
不滅の名盤〉結晶化した美、深遠なる音響に打ちのめされるブル9ヴァントの愛した名品ハイドン76番も聴き逃せません!
録音:1999年6月24日(Disc1)、1998年4月21日(Disc2)/ミュンヘン、ガスタイクにおけるライヴ/ステレオ、日本語帯・解説付、国内プレス
Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!
Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化しました。
巨匠ギュンター・ヴァントがミュンヘン・フィルと残した偉大なブルックナー・ライヴ。引き締まったリズムが躍動する第6番、圧倒的に深遠な音響が胸を打つ第9番。晩年のヴァントが全霊をかけて臨んだ名演をお聴きください。
特に第9番アダージョの結晶化した美は同曲異演中最高との呼び声も高いものです。ブルックナー演奏に歴史と伝統を持つミュンヘン・フィルの熱量も素晴らしく、滋味と歌にあふれた、、音楽がみるみる湧き上がってくるような演奏。己の信念を貫くヴァントの緊張度の高い指揮と相まって、他では聴けない絶妙のバランスが形成されています。
第6番と同日に演奏されたヴァントの愛奏曲、ハイドンの第76番がカップリングされているのも注目。この音源はSACDとLPで限定発売されたことがありますが、通常CDとしても聴けるソフトでは初登場。すっきりとした響きの中で知的なユーモアが小気味良く駆けていく逸品です。
解説書には楽曲解説の他、舩木篤也氏がブルックナー都市としてのミュンヘンとヴァントについて、また板倉重雄氏がミュンヘン・フィルの詳細な歴史について書き下ろした原稿を掲載しています。
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PALTSA 011/2
(2SACD HYBRID)
¥5200 →\4790
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ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[6]
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団編
[Disc1]
ブルックナー:交響曲
第8番 ハ短調 WAB.108(1884-90年、ハース版)
第1楽章〜第3楽章
[Disc2]
ブルックナー:交響曲
第8番 ハ短調 WAB.108(1884-90 年、ハース版)
第4楽章
シューベルト:交響曲第7(8)番 ロ短調《未完成》
D.759 |
ギュンター・ヴァント(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 |
Profil の名盤を丁寧にSACDハイブリッド化!1
作ずつじっくりと向き合って味わいたい〈ヴァント
不滅の名盤〉高い緊張度とオケの自主性が絶妙のバランスを生むあまりにも壮大でしかも歌にあふれた圧倒的なブル8!
録音:2000年9月15日(ブルックナー)、1999年9月28日(シューベルト)/ミュンヘン、ガスタイクにおけるライヴ/ステレオ、日本語帯・解説付、国内プレス
Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化しました。
巨匠ギュンター・ヴァントがミュンヘン・フィルと残した偉大なブルックナー・ライヴ。破格のスケールを持つ大曲、第8番で圧巻の音楽を奏でるヴァント至高の境地をご堪能ください。ブルックナー演奏に歴史と伝統を持つミュンヘン・フィルの熱量も素晴らしく、滋味と歌にあふれた、、音楽がみるみる湧き上がってくるような演奏。
己の信念を貫くヴァントの緊張度の高い指揮と相まって、他では聴けない絶妙のバランスが形成されています。カップリングの「未完成」も大変美しい演奏で、第2楽章の静かに消えていくラストなど実に味わい深いもの。
解説書には楽曲解説の他、舩木篤也氏がブルックナー都市としてのミュンヘンとヴァントについて、また板倉重雄氏がミュンヘン・フィルの詳細な歴史について書き下ろした原稿を掲載しています。
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BMC
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代理店変更に伴ってヴェーグの名盤が再入手可能に |
BMCCD 263
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600 →\3290
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ヴェーグ・イン・ヒズ・マザー・タン
CD 1
[1-2] コダーイ:弦楽四重奏曲第2番 Op.10
[3-6] バルトーク:弦楽四重奏曲第6番
[7-9] シャーンドル・ヴェレシュ:弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲
CD 2
[1-3] ヴェレシュ:ヴァイオリン協奏曲
[4-7] ヴェレシュ:4つのトランシルヴァニア舞曲
[8-11] ロベルト・フォルクマン:弦楽セレナード第2番ヘ長調
Op.63
[12] アンドル・ロションチ:パッサカリア
[13] イェヌー・タカーチュ:パッサカリア
Op.73 |
シャーンドル・ヴェーグ(ヴァイオリン〔CD1&CD2[1-3]〕、指揮〔CD2[4-13]〕)、
ヴェーグ四重奏団〔CD1〕
〔シャーンドル・ヴェーグ(ヴァイオリン)、シャーンドル・ゾルディ(ヴァイオリン)、
ジェルジ・ヤンツェル(ヴィオラ)、パール・サボー(チェロ)〕、
パウル・ザッハー(指揮〔CD1[7-9]〕)、バーゼル室内管弦楽団〔CD1[7-9]〕、
リュック・バルマー(指揮〔CD2[1-3]〕)、ベルン州立管弦楽団〔CD2[1-3]〕、
カメラータ・ザルツブルク〔CD2[4-13]〕 |
シャーンドル・ヴェーグの稀少録音集!
ハンガリー、ブダペスト・ミュージック・センターの自主レーベル「BMC(ビーエムシー)」レーベルによる、「BMCアーカイヴ」シリーズ。
ハンガリーが誇る偉大なヴァイオリニスト&指揮者、シャーンドル・ヴェーグの貴重な録音集。第3巻は、コダーイ、バルトークから、シャーンドル・ヴァレス、アンドル・ロションチ、イェヌー・タカーチュなどハンガリーの現代作品で、ヴェーグの室内楽奏者、協奏曲のソリスト、指揮者としての優れた功績を収めています。
※録音:1954年1月14日(CD1[1-2])、1958年2月5日(CD1[3-6])、1962年1月26日(CD1[7-9])、1959年12月14−15日(CD2[1-3])、1993年8月7日(CD2[4-7]、1986年2月12日(CD2[8-11])、1983年3月12日(CD2[12])、1984年11月16日(CD2[13])
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BMCCD 262
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600 →\3290
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ヴェーグ〜室内音楽家
CD 1
[1-4] ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調
Op.96
[5-25] シェーンベルク:月に憑かれたピエロ
Op.21
CD 2
[1-4] ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番ハ長調
Op.59-3 《ラズモフスキー》
[5-8] シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調
D.956 |
シャーンドル・ヴェーグ(ヴァイオリン)、
ヴェーグ四重奏団〔CD1[5-25]、CD2[1-8]〕
〔シャーンドル・ヴェーグ(ヴァイオリン)、シャーンドル・ゾルディ(ヴァイオリン)、
ジェルジ・ヤンツェル(ヴィオラ)、パール・サボー(チェロ)〕、
パウル・バウムガルトナー(ピアノ〔CD1[1-4]〕)、
ジャンヌ・エリカール(ヴォイス〔CD1[5-25])、ハンス=ユンゲン・メーリング(フルート〔CD1[5-25])、
パウル・ブレッヒャー(クラリネット〔CD1[5-25])、ピエトロ・スカルピーニ(ピアノ〔CD1[5-25])、
エーヴァ・ツァコー(チェロ〔CD2[5-8]) |
BMCアーカイヴによるシャーンドル・ヴェーグの録音集第2巻は、パブロ・カザルスをはじめ、ルドルフ・ゼルキン、ミェチスワフ・ホルショフスキ、ヴィルヘルム・ケンプ、ユーディ・メニューイン、エルネー・ドホナーニなどの巨匠たちとも室内楽パートナーとして共演してきた、偉大な室内楽奏者としてのヴェーグにフォーカスあてたプログラム。
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタと弦楽四重奏曲、シューベルトの弦楽五重奏曲、そしてシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」で、彼が情熱を注いだ室内楽の真髄をどうぞ。
※録音:1957年2月25日(CD1[1-4])、1952年11月14日(CD1[5-25])、1954年1月14日(CD2[1-4])、1948年7月13日(CD2[5-8])
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BMCCD 261
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600 →\3290
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ヴェーグと彼の四重奏団
CD 1
[1-4] ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番ハ短調
Op.18-4
[5-8] ブロッホ:弦楽四重奏曲第2番
[9-11] バーバー:弦楽四重奏曲 Op.11
CD 2
[1-3] オネゲル:弦楽四重奏曲第2番 H.103
[4-7] ハンス・イェリネク:弦楽四重奏曲第2番
Op.13
[8-13] ベルク:抒情組曲 |
ヴェーグ四重奏団
〔シャーンドル・ヴェーグ(ヴァイオリン)、
シャーンドル・ゾルディ(ヴァイオリン)、
ジェルジ・ヤンツェル(ヴィオラ)、
パール・サボー(チェロ)〕 |
BMCアーカイヴによるシャーンドル・ヴェーグの録音集第1巻。
ヴェーグが音楽活動の当初から強く惹かれ、その後のキャリアでも常に重要な存在であり続けた弦楽四重奏の録音集。
ヴェーグの芸術における伝統と現代性の共存を反映させるため、ブロッホ、バーバー、オネゲル、イェリネク、ベルクといったヴェーグと同時代の作品が選ばれています。
※録音:1956年2月4日(CD1[1-4])、1948年7月8日(CD1[5-8])、1956年2月4日(CD1[9-11])、1956年5月11日(CD2[1-3])、1952年11月3日−4日(CD2[4-7])、1952年11月14日(CD2[8-13])
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<メジャー・レーベル>
DECCA GOLD
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481 9453
発売中止 |
《ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン〜デイヴィッド・ラング:歌劇『prisoner
of the state』》
デイヴィッド・ラング:歌劇『prisoner of
the state』
1) I was a woman、2) Prisoners! wake
up!、
3) I stole a loaf of bread、4) where
is the boy?、5) gold、
6) there is one thing、7) prison song、
8) entrance of the governor、9) better
to be feared、
10) o what desire、11) uhhh. So dark、12)
how cold it is、
13) he’s moving、14) return of the govenor、15)
stand back、
16) what is one man?、17) waiting for
the inspectors |
ジュリー・マトヴェ、
エリック・オーウェンズ、
アラン・オーク、ジャレット・オット他(ヴォーカル)、
コンサート・コラール・オブ・ニューヨーク(男声)、
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック |
新たな音楽監督を迎えたニューヨーク・フィルハーモニックが委嘱作品を世界初録音
2019年のニューヨーク・フィルハーモニックの委嘱作品、アメリカの作曲家デイヴィッド・ラング(b.1957)の歌劇『prisoner
of the state』の初演は、「暗く、騒然とした、夢中にさせる作品」、「音楽監督としての初めてのシーズンを迎えた最高のヴァン・ズヴェーデン」と『ニューヨーク・タイムズ』に称賛されました。
ベートーヴェン唯一のオペラ『フィデリオ』に因んだこの作品の世界初録音はニューヨーク・フィルハーモニックと長期の録音契約を結んだDecca
Goldの最新アルバムです。
録音:2019年6月6−8日、 ニューヨーク、リンカーン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、デイヴィッド・ゲフィン・ホール
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<LP>

6/4(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PARNASSUS ARTS
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PARNASSUS ARTS:
1999 年設立。クラシック音楽に特化したアーティスト・エージェンシーであり、また忘れ去られたバロック・オペラの復活上演も行うウィーンの制作会社。
2020 年より、オーナーのゲオルク・ラング氏とアーティスティックディレクターを務めるマックス・エマヌエル・ツェンチッチ氏が、自らのブランドから音源をリリースすることを決定。
ツェンチッチ氏がタイトルロールを歌うヴィンチの歌劇を皮切りに、古楽最先端の録音をリリース予定。
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91 2010487001
(3CD)
¥6000 →\5490
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18世紀初頭最も有名なオペラ作曲家は
ヘンデルでもヴィヴァルディでもなく、レオナルド・ヴィンチだった
スター歌手ツェンチッチら選りすぐりメンバーで贈る傑作バロック・オペラ、ヴィンチ
ヴィンチ:歌劇『ポーランド王ジズモンド』 |
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(カウンターテナー;ジズモンド)
ユーリ・ミネンコ(カウンターテナー;オトーネ)
ソフィー・ユンカー(ソプラノ;クネゴンダ)
アレクサンドラ・クバス=クルク(ソプラノ;プリミスラオ)
ジェイク・アルディッティ(カウンターテナー;エルネスト)
ディリアラ・イドリソヴァ(ソプラノ;ジュディッタ)
ニコラス・タマーニャ(カウンターテナー;エルマーノ)
マルツィン・シヴィオントキエヴィチ(指揮、チェンバロ)
マルティナ・パストゥシュカ(音楽監督)、
oh! オルキェストラ・ヒストリチナ |
スター歌手ツェンチッチら選りすぐりメンバーで贈る忘れ去られた傑作バロック・オペラ、ヴィンチの音楽のすばらしさにひれ伏す注目リリース!
録音:2019年/[CD1]75'29''、[CD2]69'44''、[CD3]72'07''
18世紀初頭に最も有名なオペラ作曲家はヘンデルでもヴィヴァルディでもなく、レオナルド・ヴィンチ(1690-1730)でした。ナポリで音楽を学んだ彼は1719年には作曲したオペラ・ブッファが認められ名を知られるようになり、1722年からより権威のあるオペラ・セリアも作るようになり、瞬く間に成功を収めました。
ヴィンチの名はヨーロッパ中に轟き、遠く離れたロンドンにいるヘンデルさえもその影響力に抗うことはできませんでした。しかし若くして毒により命を落としたとされ、突然の死は急速に世間から彼の音楽を忘れさせる結果となります。
今世紀になってようやく、ヴィンチの音楽を舞台や録音で聴くことができるようになってきました。1727年にローマのテアトロ・デッレ・ダーメで初演された歌劇『ポーランド王ジズモンド』も不当に忘れ去られていた傑作のひとつであり、CD
を通して多くの人に聴いてもらいたいという思いから、今回の製品化がなされました。
今やカウンターテナーの最高峰に位置するスター歌手でありParnassus
Arts のアーティスティックディレクターも務めるツェンチッチがタイトルロールを歌い、他にも選りすぐりのメンバーが集まって最高の演奏を聴かせてくれる豪華なディスクです。
ヴィンチの音楽のすばらしさをぜひ体感ください。
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PROSPERO CLASSICAL
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PROSPERO CLASSICAL:
ソニーやEMIで長年エグゼクティブ・プロデューサーを務めたマーティン・コーン氏と、デザイナーでありソーシャルメディアの専門家でもあるクリスティーネ・シュバイツァー氏によって2019
年に設立されたスイスのレーベル。
レーベル名はシェイクスピアの『テンペスト』の登場人物、プロスペローから。
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PROSP 0001
(2CD)
¥4200 →\3890
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ストラディヴァリウス・カルテットのメンバー
マヤ・ウェーバー(チェロ)
ストラディヴァリが残した最高峰のチェロで
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) BWV1007-1012
[CD1]
第1番 ト長調 BWV1007
第2番 ニ短調 BWV1008
第3番 ハ長調 BWV1009
[CD2]
第4番 変ホ長調 BWV1010
第5番 ハ短調 BWV1011
第6番 ニ長調 BWV1012 |
マヤ・ウェーバー(チェロ) |
20年弾き続けたストラディヴァリウスの名器との別れ、最後に選んだのはバッハの聖典、無伴奏全曲録音!
使用楽器:ストラディヴァリス Bonamy Dobree-Suggia(1717年製)
録音:2019年6月27-28日、7月1、2、8、9日/スイス/[CD1]58'46''、[CD2]77'45''
ストラディヴァリウス・カルテットのメンバーとしても活躍しているマヤ・ウェーバー。彼女の楽器はストラディヴァリが残したチェロの中で最高峰のものとされる1717年製「ボナミィ・ドブレー・スッジア」。この楽器の貸与期間は1999年から2019年までの20年間と決まっていて、その最後の年に録音されたのがこのアルバムです。
チェリストにとっての聖典であるバッハの無伴奏全曲を、愛奏してきた名器との別れを思いながら演奏。その風情は格別のものがあります。
スイスのチェリスト、マヤ・ウェーバーは音楽一家に生まれ4歳でチェロをはじめ、ケルン音大ではフランツ・ヘルマーソンに師事、またアルバン・ベルク四重奏団に室内楽を習いました。1995年にアマール・カルテットのメンバーとしてプロの道に進んで以降、室内楽、ソロともに方々で活躍を続けています。
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SPHERES
ガーシュウィン:パリのアメリカ人(S.Schroter
編)
ロータ:クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲
トマス・デメンガ(1954-):サマー・ブリーズII
シモン・ヘッゲンドルン(1982-):シエーナ
シーン・ヒッキー(1970-):ティーアガルテン
ダニエル・シュナイダー(1961-):8月金曜日の夜 |
トリオ・エクリプス
[ライオネル・アンドレイ(クラリネット)、
ベネデック・ホーヴァース(ピアノ)、
セバスティアン・ブラウン(チェロ)] |
若き実力派トリオによる圧巻の演奏、楽しい作品群から滲み出る高度な技術とアンサンブルの妙
録音:2019年10月7-10日/67'24''
スイスの名門・バーゼル音楽院で出会った3人の奏者で結成されたグループによるアルバムです。
クラリネット、チェロ、ピアノという編成をとり、近現代の作品を若い感性で刺激的に演奏。各地の音楽祭やコンクールで注目を集めている若手アンサンブルの実力をお聴きください。
自由で生き生きしたアンサンブルを繰り広げながら、音楽のしっかりした構成感を決して損なわないガーシュウィン。美しくも甘くならずピリッとした寂寞感が漂う緩徐楽章が素晴らしいロータ。続く現代作品もジャズやポップスの語法を取り入れたタイプの音楽で、同じ路線をとりながら様々なメロディや音響効果を楽しくかつ明晰に表現しています。
演奏技術の高さに感服。
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ヴェネツィアのゴンドリエ 〜ヴェネツィアを巡る音楽の旅
タルティーニ:Aria del Tasso
【Benvenuto a Venezia】
ヴィヴァルディ:室内協奏曲 ト短調 RV107
第3楽章
ドメニコ・チェルッティ:II passaggio
notturno in gondoletta
【Vaporetto, Linea Uno】
作曲者不詳:Si la gondola / Dal cuor
che tanto
【Osteria Al Squero】
ピエトロ・アウレッタ:Sono i Zerbini/作曲者不詳:Cento
vezzi
【Vaporetto, Linea Due】
作曲者不詳:Tarantella/ヨハン・ジモン・マイール:La
biondina in gondoletta/
作曲者不詳:Chi no ga la borsa grossa
【La Pescheria】
作曲者不詳:Me nato un caso / Tu non
dovevi
【Campo Santa Maria Formosa】
作曲者不詳:Per mi aver Catina/ヴィヴァルディ:室内協奏曲
ト短調 RV105 第3楽章
【Malinconia】
カンプラ:Tant de valeur/作曲者不詳:Dolce
xe quel musetto / Un' anguileta fresca
【II lato oscuro del Carnevale】
作曲者不詳:Xe qua el fiorer putazze/ドメニコ・チェルッティ:Il
gondoliere veneziano
【II Molo】
ヴィヴァルディ:室内協奏曲 ニ長調『五色ひわ』
RV90 第2楽章/作曲者不詳:Ciel sereno |
ホルガー・ファルク(バリトン)、
ヌオーヴォ・アスペット(古楽器アンサンブル)、メルズーガ(電子音響 ※【】内のトラック) |
音楽が生活に溶け込んだヴェネツィアを旅する時代感覚が麻痺するような不思議な心地よさ
録音:2018年8月14-17日、11月19-21日/79'00''
「ヌオーヴォ・アスペット」は弦や管のみならず、サルテリオやハープ、種々の打楽器を取り入れた異国情緒あふれる響きの古楽器アンサンブル。非常にすっきりと、現代的なポップスのように演奏しているのもまた特徴的です。
ホルガー・ファルクが歌う歌曲も、古い歌というより今なお街中で響いているような音楽に聴こえます。また、数曲おきに電子音響制作グループ「メルズーガ」によるトラックが挟まれています。これは電子音ではなく、実際の街の喧騒、遠くで鳴っている音楽、鐘の音、人の話し声などの生活音を録音し作ったもので、まるでゴンドラに乗ってヴェネツィアの街をゆったりと旅していくような感覚にさせてくれます。
現代の音響技術と古い楽器、人々の生活と芸術が一体となって、耳を楽しませるアルバムです。
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LUFT 〜サクソフォンとバンドネオンのための作品集
カルロス・ガルデル(1890-1887) & マルセル・ラッテス(1886-1943):
Cuando tu non estas
マルセロ・ニシンマン(1970-): Hombre Tango
ブクステフーデ(c.1637-1707): Danket dem
Herrn
ファン・カルロス・コビアン(1888-1942):
Mareados
ペドロ・ダッタ(1887-1934): Aeroplano
ピアソラ(1921-1992): Bordel 1900
マルセロ・ニシンマン: Argentinos en Europa
バルバラ(1930-1997): Nantes
ピアソラ: Escualo
カベソン(1510-1566): Tiento del sexto tono
ピアソラ: Jeanne y Paul |
マヤ・リサク・バローゾ(サクソフォン、編曲)
マルセロ・ニシンマン(バンドネオン、作編曲) |
サクソフォンとバンドネオンで古楽と現代をつなぐ
録音:2019年2月4-6日/48'49''
サクソフォンとバンドネオンのデュオ・アルバムです。バンドネオンは教会音楽においてオルガンの代用品として使用されていた楽器でもあります。
古楽の編曲からピアソラのヌエーヴォ・タンゴ、演奏者自身の作品まで変化に富んだプログラムとなっており、クラシック・タンゴの歴史と発展を追うことができます。
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ウェンディ・ウォーターマンの肖像
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.9 / イ長調
K.208 / ハ長調 K.159
モーツァルト:幻想曲 ニ短調K.397
ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2 / イ短調
Op.7-2 / ロ短調 Op.33-1
ブラームス:間奏曲 ロ短調 Op.119-1 / 変ロ短調
Op.117-2 / ハ長調 Op.119-3
シューベルト:
ハンガリー風メロディ ロ短調 D.817、即興曲
変ト長調 D.899、
3つのピアノ曲 D.946より アレグレット
変ホ長調
ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.69-1 / 嬰ハ短調
Op.64-2
シューベルト:楽興の時 D.780より 第3番
ヘ短調 |
ウェンディ・ウォーターマン(ピアノ) |
自ら愛奏曲を選んで構成した美しいピアノ・アルバム
録音:2019年
アメリカのピアニスト、ウェンディ・ウォーターマンは1955年デビューの長いキャリアを持つピアニスト。
彼女がずっと愛してきたレパートリーを自ら選んでレコーディングしたのがこのアルバムです。親しみやすい小品から、成熟した音楽が美しく溢れてきます。
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CHAMPS HILL RECORDS
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BBCヤング・ミュージシャン2010
ララ・メルダ 〜 ショパン |
ララ・メルダ(ピアノ) |
ショパン:
3つの夜想曲 Op.9
〔夜想曲第1番変ロ短調 Op.9-1、夜想曲第2番変ホ長調
Op.9-2、夜想曲第3番ロ長調 Op.9-3〕/
バラード第1番ト短調 Op.23/
2つの夜想曲 Op.27
〔夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1、夜想曲第8番変ニ長調
Op.27-2〕/
バラード第2番ヘ長調 Op.38/バラード第3番変イ長調
Op.47/
2つの夜想曲 Op.48
〔夜想曲第13番ハ短調 Op.48-1、夜想曲第14番嬰ヘ短調
Op.48-2〕/
バラード第4番ヘ短調 Op.52 |
BBCヤング・ミュージシャン受賞ピアニスト!ララ・メルダがショパンで録音デビュー!
☆BBCヤング・ミュージシャン2010に選ばれたララ・メルダ!
☆特に評判の高いショパンで堂々のレコーディング・デビュー!
これまでナタリー・クライン、フレディ・ケンプ、ニコラ・ベネデッティ、ピーター・ムーアなどのスター・アーティストたちを排出してきた、BBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤー。
「BBCヤング・ミュージシャン」と名前が変わった2010年に16歳でその栄冠を勝ち取ったピアニスト、ララ・メルダのデビュー・レコーディングが、将来有望な若手アーティストを続々と発掘・紹介するイギリスの「Champs
Hill Records」から登場。
ララ・メルダ(Lara Melda Omeroglu)は、1993年にトルコ系の両親の下でロンドンに生まれ、8歳でコンサート・デビュー、12歳で協奏曲デビューを果たし、2009年にはドイツ、ヴァイマールのフランツ・リスト国際ピアノ・コンクールでファイナルに進出。2010年のBBCヤング・ミュージシャンのファイナルでは、ワシリー・ペトレンコ&BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団との共演でサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番を披露し、その才覚を世界に広めました。
その後も英国王立音楽カレッジで研鑽を積み、2016年には優秀な成績で卒業。2017年にウィグモア・ホール・デビュー、2018年にはBBCプロムス&ロイヤル・アルバート・ホール・デビューと順調にキャリアを重ねています。
注目のデビュー・レコーディングは、3巻の夜想曲集と4つのバラード全曲を収録したショパン・アルバム。365Bristolのレビューでは「間違いなく、これまで聞いた中でもっとも優れた演奏の1つ」と絶賛され、ウィグモア・ホールでのバラード全曲演奏会は完売公演となるなど、特に称賛されてきたララ・メルダの優美なショパン解釈をどうぞ。
※録音:2019年3月4日−5日&25日−26日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)

ちょっとぽっちゃりしているころのララ・メルダのショパン。
https://youtu.be/tl2833J07xg
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ココシュカの人形 〜 愛の芸術、アルマ・マーラーの人生と音楽
アルマ・マーラー:1. 夏の夜、2. 夜の光、3.
収穫の歌、4. 孤独な歩み/
ツェムリンスキー:5. 至福の時/
グスタフ・マーラー:
6. アダージェット(交響曲第5番より)、7.
美しさゆえに愛するなら、8. 美しきラッパの鳴るところ/
ヴェーベルン:9. クラリネット, トランペットとヴァイオリンのための三重奏楽章/
デイヴィッド・マシューズ:10. トランスフォーメイション/
ワーグナー:11. 夢、12. イゾルデの愛の死/
ジョン・カスケン:
13. バス・バリトン(歌&朗読), サクソフォン(ソプラノ&アルト),
トランペット, ヴァイオリンとピアノのためのメロドラマ
《ココシュカの人形》 |
1、2、7、8、11:デイヴィッド・マシューズ編曲(メゾ・ソプラノ、ヴァイオリン、トランペット、クラリネット、ピアノ)
3:デイヴィッド&コリン・マシューズ編曲(メゾ・ソプラノ、ヴァイオリン、トランペット、クラリネット、ピアノ)
6:イアン・ファリントン編曲(ヴァイオリン、ピアノ)
12:リスト編曲(ピアノ独奏)
〔5と12を除き、世界初録音〕
ジョン・トムリンソン(バス・バリトン/13)、ロザンナ・マディルス(メゾ・ソプラノ/1-5、7-8、11)、
カウンターポイズ
〔フェネラ・ハンフリーズ(ヴァイオリン)、デボラ・キャランド(トランペット)、
カイル・ホーチ(サクソフォン、クラリネット)、イアン・ファリントン(ピアノ)〕 |
☆フェネラ・ハンフリーズが参加するアンサンブル、カウンターポイズ!
☆アルマ・マーラーとオスカー・ココシュカの激烈なドラマを描いた最新委嘱作!
☆ヴァイオリン、トランペット、クラリネット、ピアノの編成で伴奏するマーラー夫妻の歌曲も収録!
カウンターポイズは、BBCミュージック・マガジン賞2018で器楽部門賞を受賞した注目のヴァイオリニスト、フェネラ・ハンフリーズをはじめとする、イギリスの優れた器楽奏者たちによるアンサンブルで、ヴァイオリン、トランペット、クラリネット、ピアノの型破りな編成で、新たなサウンドワールドを生み出しています。
最新アルバムは、ヒリアード・アンサンブルのために書いた「The
Dream of the Rood」で2009年イギリス作曲賞を受賞した作曲家、ジョン・カスケン(キャスケン)による最新委嘱作「ココシュカの人形」をメインに、このアンサンブルの編成で伴奏するためにデイヴィッド&コリン・マシューズ兄弟が編曲したマーラー夫妻の歌曲やヴァイオリン作品、ピアノ曲、三重奏曲などを組み合わせたプログラム。未亡人となったアルマ・マーラーとの激しい恋愛や、等身大のアルマ人形との奇行、人形をモチーフにした絵画などで知られる画家オスカー・ココシュカとアルマ・マーラーを取り巻く激烈なドラマが音楽と詩で描かれています。
※録音2018年5月&2019年1月、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
※ジャケットの絵画は、オスカー・ココシュカの『青い服の女』(シュトゥットガルト州立美術館)
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MELISM
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MLS-CD 003-004-005
(3CD)
¥4000 →\3690
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その名に聞き覚えが
ピア・セーゲルスタム—チェロ録音集成
[CD 1]
アルフレート・シュニトケ (1934-1998)
:チェロとピアノのためのソナタ 第1番 (1978)
(*)
録音:1994年秋
ルイージ・ダラピッコラ (1904-1975) :チェロのために
(無伴奏チェロのための) (1945)
録音:1999年4月
ニコス・スカルコッタス (1904-1949) :ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
(1947) (**)
録音:1999年3月
モーリス・オアナ (1913-1992) :シルト
[Syrtes] (チェロとピアノのための) (1970)
(*)
録音:1994年秋
アントン・ヴェーベルン (1883-1945) :チェロとピアノのための3つの小品
Op.11 (1914) (+)
録音:1999年 |
[CD 2]
ブラームス (1833-1897) :4つの厳粛な歌
Op.121 (1896) (歌のパートをそのままチェロで演奏)
(+)
録音:1997年4月
アントン・ヴェーベルン:
チェロとピアノのための小品 第2番 ヘ長調
(1899) (+)
リヒャルト・デーメルの詩による5つの歌
から 夜毎の恐れ (1907)
(歌のパートをそのままチェロで演奏)
(+)
シュテファン・ゲオルゲの詩による4つの歌
から 深い夢の底から目覚めると (1908-1909)
(歌のパートをそのままチェロで演奏)
(+)
録音:1999年1月
フランク・ブリッジ (1879-1941) :チェロとピアノのためのソナタ
ニ短調 H.125 (1913-1917) (+)
録音:2006年5月 (#)
ジョルジュ・エネスク (1881-1955) :チェロとピアノのためのソナタ
第2番 Op.26 No.2 (1935) (+)
録音:2007年4月 (#) |
[CD 3]
ニコス・スカルコッタス:チェロとピアノのための全作品
(*)
ソナティナ A/K 62 (1949) / 小セレナード
A/K 64 (1948/1949) / ラルゴ A/K 66 (1940頃)
ボレロ A/K 63 (1948-1949) / 優しいメロディー
A/K 65 (1949)
録音:1994年秋
リスト (1811-1886) :チェロとピアノのための全作品
(+)
ノネンヴェルトの僧房 (エレジー) S.382
(1841-1883) / 忘れられたロマンス S.132c (1843-1880)
エレジー 第1番 S.136b (1874-1875) /
エレジー 第2番 S.131b (1877-1878)
悲しみのゴンドラ S.134 (1882-1885)
録音:1997年4月
ブゾーニ (1866-1924) :
愛しい人 [Kultaselle] (フィンランド民謡によるチェロとピアノのための10の短い変奏)
(+)
録音:2007年4月 (#) |
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ピア・セーゲルスタム (チェロ)、
千々岩英一 (ヴァイオリン (**))、
マリア・ベロウソヴァ (ピアノ (+))、
クリストフ・シロドー (ピアノ (*)) |
録音場所:サン=マルセル福音教会、パリ、フランス
(#以外) /サル・ベラカーザ、ル・コリュム、モンペリエ、フランス
(#)
ヘルシンキのシベリウス・アカデミー、パリ音楽院で学んだフィンランドのチェロ奏者ピア・セーゲルスタムの録音集成。
やはりあの人の娘でしたー。
演奏風景は観られないのですが、ブゾーニ
の「愛しい人」の録音が聴けます。名曲名演。
https://youtu.be/3w0dPwih9wM
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エンドレス・ワーグナー
リスト、ワーグナー、ビューロー:ピアノ作品集 |
フローランス・ドラージュ (ピアノ) |
リスト (1811-1886) :
おお、お前、優しい夕星よ (ワーグナーのオペラ「タンホイザー」より)
S.444, R.277
聖杯への厳かな行進曲 (ワーグナーの楽劇「パルジファル」より)
S.450, R.283
ワーグナー (1813-1883) :マティルデ・ヴェーゼンドンクのためのアルバムの綴り
ト長調 (1857)
リスト:イゾルデの愛の死 (ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」より)
S.447, R.280
ワーグナー (1813-1883) :エレジー (主題)
変イ長調 WWV 93
リスト:
エルザの夢 (ワーグナーのオペラ「ローエングリン」より)
S.446 No.2, R.279 No.2
ローエングリンのエルザへの非難
(ワーグナーのオペラ「ローエングリン」より)
S.446 No.3, R.279 No.3
ハンス・フォン・ビューロー (1830-1894)
:
ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の主題による演奏会用パラフレーズ
リスト:
紡ぎ歌 (ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」より)
S.440, R.273
前奏曲とフーガ イ短調
(原曲 : J・S・バッハ「オルガンのための前奏曲とフーガ
BWV 543」) S.462 No.1, R.119 No.1 |
録音:2016年4月15日、2017年3月8日、サン=マルセル教会
[Temple Saint-Marcel]、パリ、フランス
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天才エミール・ナウモフ MELISM荷登場
ラヴェル:ピアノ作品集 + 即興演奏
即興演奏 (2017年7月、パリ) (2分50秒)
ラヴェル:
高雅で感傷的なワルツ M.61 / 鏡 M.43
/
亡き王女のためのパヴァーヌ N.19 /
ピアノのためのソナティネ 嬰ヘ短調 M.40 |
エミール・ナウモフ (ピアノ) |
録音:データ未詳
1962年ブルガリアのソフィアに生まれ、ナディア・ブーランジェ
(1887-1979) の最後の教え子となったフランスの名ピアニスト、エミール・ナウモフが当レーベルに初登場。
1962年ソフィア生まれのピアニスト。
8歳のときN・ブーランジェに見出され17歳まで師事していた。
10歳で作った曲をメニューインの指揮、自分がピアノを弾いて公開演奏したというのだからまぎれもない神童だったのだろう。
さらに20代前半の時には代役としていきなり練習なしの本番でチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏し一躍時の人に。
これ、ブーランジェ大先生に教えてもらってるナウモフ少年(10歳)。
この鬼のような先生を前になんか楽しそうなんだけど・・・
https://youtu.be/YBuYX62w_mw

こちらは10年ほど前のバッハ編曲作品の演奏シーン。
独特の感性、独特の弾き方・・・
https://youtu.be/K5b5Y-Uv7Ac

まだ入りますように・・・
ピアノ独奏によるフォーレ「レクイエム」
ナウモフ編曲
SAPHIR 1CD¥3000
2000年代前半、ロング・ベストセラーを続けていたナウモフの異次元的フォーレの世界。ナウモフ編曲、ピアノ独奏によるフォーレ「レクイエム」。
原曲に忠実ながら新鮮、そして実にフォーレ的な音楽に仕上がっていると
ころがフォーレ・ファンを喜ばせていた。
同時収録の小品がまた切ない。
海外の在庫限り。
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ピアノ独奏によるフォーレ「レクイエム」
フォーレ/エミール・ナウモフ編曲:レクイエム
Op.48(ピアノ独奏版)
フォーレ:夜想曲 第1番 Op.33/第6番 Op.63/第7番
Op.74/第13番 Op.119
フォーレ/エミール・ナウモフ編曲:
3つの歌曲[月の光 Op.46 No.2/秋 Op.18
No.3/揺りかご Op.23 No.1] |
エミール・ナウモフ(P) |
録音:1999年3月111215日、パリ、コルタンベール通り、ル・タンプル。
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失われた作品たち
サムイル・フェインベルク (1890-1960) :
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番
Op.12 posth.
ピアノのための幻想曲 第1番 Op.5 (*)
ピアノ組曲 第1番「エチュード形式の4つの楽曲」Op.11
ハヌシュ [ハンス]・ヴィンテルベルク (1901-1991)
:
ピアノ・ソナタ 第1番
ピアノ組曲「1945」(テレージエンシュタット) |
アンナ・ピーサレヴァ・ジンバリスト
(ヴァイオリン (*))
クリストフ・シロドー (ピアノ) |
録音:データ未詳
二人のユダヤ系作曲家の滅多に聴けなさそうな作品を取り上げたアルバム。
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ジャン・ロジェ=デュカス (1873-1954) :ピアノ作品集
バルカローレ 第1番 / エチュード 第1番 /
エチュード 第2番 / 6度のエチュードアラベスク
第1番 /
アラベスク 第2番 / リズム / ソノリティ
/
バルカローレ 第2番 / バルカローレ 第3番 |
パトリック・エメルレ (ピアノ) |
録音:データ未詳
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ベンガルのばら
オッフェンバック、リスト、バッハ:ピアノ作品集
オッフェンバック (1819-1880) :ベンガルのばら
(6つの感傷的なワルツ)
リスト (1811-1886) :
即興ワルツ S.213 / 忘れられたワルツ
第1番 S.215 / エステ荘の噴水
J・S・バッハ (1685-1750) :
クラヴィーアのためのカプリッチョ
「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV 992
J・S・バッハ/ブゾーニ (1866-1924)
編曲:
いざ来たれ、異教徒の救い主よ (BWV 659) |
フローランス・ドラージュ (ピアノ) |
録音:データ未詳
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波 グープラン、ドビュッシー:ピアノ作品集 |
アマンディーヌ・アビブ (ピアノ) |
フランソワ・クープラン (1668-1733) :輝かしい女、またはボンタン夫人
(クラヴサン曲集 第2巻 第11組曲 第2曲)
クロード・ドビュッシー (1862-1918) :グラドゥス・アド・パルナッスム博士
(「子供の領分」第1曲)
クープラン:花の女神 (クラヴサン組曲 第1巻
第5組曲 第9曲)
ドビュッシー:ヒース (前奏曲集 第2巻 第5曲)
クープラン:ゆりの花ひらく (クラヴサン組曲
第3巻 第13組曲 第1曲)
ドビュッシー:アナカプリの丘 (前奏曲集
第1巻 第5曲)
クープラン:子守歌、またはゆりかごの中のいとし子
(クラヴサン組曲 第3巻 第15組曲 第2曲)
ドビュッシー:トッカータ (「ピアノのために」第3曲)
クープラン:ティク=トク=ショック、またはオリーヴ搾り機
(クラヴサン組曲 第3巻 第18組曲 第6曲)
クープラン:双生児 (クラヴサン組曲 第2巻
第12組曲 第1曲)
ドビュッシー:沈める寺 (前奏曲集 第1巻
第10曲)
クープラン:波 (クラヴサン組曲 第1巻 第5組曲
第14曲)
ドビュッシー:金色の魚 (「映像」第2巻 第3曲)
クープラン:さまよう亡霊たち (クラヴサン組曲
第4巻 第25組曲 第5曲)
ドビュッシー:交代する3度 (前奏曲集 第2巻
第11曲)
クープラン:編物をする女たち (クラヴサン組曲
第4巻 第23組曲 第2曲)
クープラン:葦 (クラヴサン組曲 第3巻 第13組曲
第2曲)
ドビュッシー:喜びの島 |
録音:データ未詳
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ニコス・スカルコッタス (1904-1949) :世界初録音集
1949-2019 Vol.1
ヴァイオリンとピアノのための組曲 (1929)
ニーナ・ピーサレヴァ=ジンバリスト (ヴァイオリン)、ニコラオス・サマルタノス
(ピアノ)
録音:2017年
音楽 (メゾソプラノとピアノのための) (1946)
海辺で (メゾソプラノとピアノのための) (1946)
昔々 (メゾソプラノとピアノのための) (1938)
アンゲリカ・カタリオウ (メゾソプラノ)、ニコラオス・サマルタノス
(ピアノ)
録音:2017年
オデュッセウスの帰還 (2台のピアノのための)
(1944-1949)
ニコラオス・サマルタノス、クリストフ・シロドー
(ピアノ)
録音:1994-2018年
12のギリシャ舞曲 (管弦楽のための) (1931-1949)
リトル・シンフォニー・オーケストラ・オブ・サンフランシスコ、グレゴリー・ミラー
(指揮)
録音:1957年 (ステレオ)
Sifneikos I - Ipirotikos I (ピアノのための)
(1946-1947)
トタ・エコノモス (ピアノ)
録音:1949年 |
録音場所:データ未詳
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MLS-CD 006-007
(2CD)
¥3700
〔旧譜・再案内〕
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J・S・バッハ (1685-1750) :無伴奏チェロ組曲
[CD 1]
無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV 1008
無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV 1009
無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV 1010
[CD 2]
無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV 1011
無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV 1012
無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV 1007 |
クセニア・ヤンコヴィチ (チェロ) |
録音:2006年3月、サン=マルセル福音教会、パリ、フランス
クセニア・ヤンコヴィチは1958年セルビアのニシュに生まれたセルビア系ロシアのチェロ奏者。9歳でベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団と共演。11歳より政府給費留学生としてモスクワ音楽院中央音楽学校でステファン・キリアノフ、ムスティスラフ・ロストポーヴィチに師事。1981年ガスパル・カサド国際コンクール
(フィレンツェ) 優勝。
ソリストおよびアンサンブル・プレーヤーとして活躍。
1990年から2004年までヴュルツブルク音楽大学教授。2004年以来2018年現在デトモルト音楽大学教授。
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PASSAVANT MUSIC
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ジプシー風に — ヴァイオリンとツィンバロムで
伝承曲 : ひばり [Ciocârlie]
フランツ・フォン・ヴェチェイ (1893-1935)
: 悲しいワルツ [Valse Triste]
伝承曲 : Bessarabyanka
伝承曲 : Serenade Holofenny
パブロ・デ・サラサーテ (1844-1908) : ツィゴイネルワイゼン
Op.20
ジョゼフ・アクロン (1886-1943) : ヘブライのメロディー
Op.33
フリッツ・クライスラー (1875-1962) : レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス
Op.6
イェネー・フバイ (1858-1939) : おいで、カティ
[Heyre Kati] Op.32
チプリアン・ポルンベスク (1853-1883) :
バラード
ブラームス (1833-1897) : ハンガリー舞曲
第2番
ヴィットーリオ・モンティ (1868-1922) :
チャールダーシュ |
エリザベト・バルマス (ヴァイオリン)
シリル・デュピュイ (ツィンバロム) |
録音 : 2017年5月19-21日、ステュディオ・アクースティク、パッサヴァン、フランス
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ドビュッシー (1862-1918) : ピアノ作品集
ベルガマスク組曲 / 版画 / ピアノのために
/ 仮面 / 喜びの島 |
ポール・モンターグ (ピアノ) |
録音 : 2017年3月、ステュディオ・アクースティク、パッサヴァン、フランス
ポール・モンターグは1982年フランスのヌイイ=シュル=セーヌに生まれ、ブローニュ=ビヤンクール国立地方音楽院で学んだ後、パリ音楽院でジャン=フランソワ・エッセール、マリエ・ジョゼフ・ジュードとレーナ・シェレシェフスカヤに、エコール・ノルマル音楽院でクリスティアン・イヴァルディとシャンタル・ドビュシーに師事したピアニスト。
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アンドレ・ジョリヴェ (1905-1974) : 親密な詩
— 歌曲集
親密な詩 (5つの歌) (1943)
愛 / 私はあなたに会いたい / 私たちは静かな水に浸かる
/
あなたは眠る / あなたに語りかける
アルジェリア−タンゴ (ピアノのための) (1934)
(*)
兵士の3つの訴え (作曲者の詩による) (1940)
敗残兵の訴え / ポン・ド・ジャンでの訴え
/ 神への訴え
フォム・ボム・ボ (ピアノのための) (*)
3つのギャラントな詩 (1951)
狂人へのソネット / 呪いの書簡 / 悔悟したマドレーヌへのソネット
シディ・ヤ=ヤ=プレリュード (ピアノのための)
(1934) (*)
ボーリングブローク卿の騾馬 (1928)
エリック・サティの名によるサラバンド (1925-1930)
(ピアノのための) (*)
チューインガム (ピアノのための) (1928)
(*)
マディア−ルンバ (ピアノのための) (1935)
(*)
冬の庭 (4つの詩) (1951)
夜明け / 幸福の家 / いくつの腕が開かれたことだろう
/ 静寂 |
フランソワ・ル・ルー (バリトン (*以外))
オリヴィエ・ゴダン (ピアノ) |
録音 : 2017年6月16-19日、ステュディオ・アクースティク、パッサヴァン、フランス
フランス近代歌曲解釈においてジェラール・スゼー
(1918-2004) の後継者と称されるフランソワ・ル・ルー
(1955年生まれ) が聴かせる円熟。フランス歌曲ファンなら必聴です。
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ギターとチェロのための音楽
ラヴェル (1875-1937)/ジョアキン・デ・ソウザ・アントゥネス、デュオ・ソレーア編曲
:
ハバネラ形式の小品 (ギターとチェロのための版)
ファリャ (1876-1946)/コンラート・ラゴスニヒ
(1932-2018)、ティボー・ルプリ、デュオ・ソレーア編曲
:
7つのスペイン民謡 (ギターとチェロのための版)
コンラート・ラゴスニヒ (1932-2018)、ティボー・ルプリ編曲
:
オペラ「はかなき人生」より スペイン舞曲
第1番 (ギターとチェロのための版)
グラナドス (1867-1916)/アリアナ・ブルステイン、ロベルト・レニャーニ、ティボー・ルプリ、デュオ・ソレーア編曲
:
スペイン舞曲集 より オリエンタル &
アンダルシア (ギターとチェロのための版)
ハダメス・ニャタリ (1906-1988) : ギターとチェロのためのソナタ
フォーレ (1845-1924)/デュオ・ソレーア、ティボー・ルプリ編曲
: パヴァーヌ (ギターとチェロのための版)
ホアキン・ニン (1879-1949)/ティボー・ルプリ、デュオ・ソレーア編曲
:
スペイン連作 [Seguida espanola] (ギターとチェロのための版)
チャイコフスキー (1840-1893)/コンラート・ラゴスニヒ編曲
: 感傷的なワルツ Op.51 No.6 (ギターとチェロのための版) |
デュオ・ソレーア
アルメン・ドネイアン (ギター)、ミシェル・ピエール
(チェロ) |
録音 : 2017年10月、ステュディオ・アクースティク、パッサヴァン、フランス
フランスのギタリストとチェリストが2010年に結成したデュオ・ソレーアのファーストCD。ギターとチェロという異色の組み合わせのための編曲を取り揃えたアルバムです。
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2016年コルトー賞受賞者 ロナルド・ノエルジャディ
ムソルグスキー (1839-1881) : ピアノ組曲「展覧会の絵」
チャイコフスキー (1840-1893) : ピアノ曲集「四季」Op.37bis |
ロナルド・ノエルジャディ (ピアノ) |
録音 : 2017年7月1-5日、ステュディオ・アクースティク、パッサヴァン、フランス
ロナルド・ノエルジャディはインドネシア出身のピアニスト。ピアノを始めたのが12歳という遅さながら、1年しないうちにインドネシア国内のコンクールで1位、オーストラリアのクイーンズランド国際ピアノ・コンクール3位入賞という信じがたいほどの上達ぶりを見せ、2010年パリのエコール・ノルマル音楽院に入学。
2016年、同音楽院のコンサート・ピアニスト・スーペリア・ディプロマ取得者
(修士課程修了ピアニスト) コンクール全会一致1位入賞者に与えられるコルトー賞を授与されました。
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深見まどか — ドビュッシーとラヴェルを弾く
ドビュッシー (1862-1918) : 12の練習曲
(ピアノのための) (1915)
ラヴェル : 鏡 (ピアノのための) (1904-1905) |
深見まどか (ピアノ) |
録音 : 2018年4月2-3日、ステュディオ・アクースティク、パッサヴァン、フランス
ブックレットに日本語解説文を記載。
深見まどか (ふかみ まどか) ピアノ
京都市生まれ。東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校、同大学音楽学部を経て渡仏。パリ国立高等音楽院修士課程において3つの科
(ピアノ、古楽、室内楽) 全てを審査員満場一致の首席で卒業。同音楽院学長の推薦を受け、最優秀学生として仏国立学術団体アカデミー・フランセーズ奨学金を受けた。パリ・エコール・ノルマル音楽院コンサーティスト・ディプロマ取得。また、アブデル・ラーマン・エル=バシャの勧めによりベルギー・エリザベート王妃音楽大学のアーティスト・イン・レジデンスを3年間務めた。
シャンゼリゼ劇場、サル・コルトー、サル・ガヴォー、カーザ・ダ・ムジカ、Flagey、Bozar
大ホール、モハメド5世国立劇場などヨーロッパの主要ホールで度々演奏し、その演奏はラジオ・フランスやベルギー国営ラジオにてヨーロッパ全土に放送されている。
国際コンクールにおいて10個以上の受賞を重ねる。2010年ポルト市国際音楽コンクール4位、2015年ロンティボー国際音楽コンクール5位
(1位なし) 並びに最優秀ラヴェル作品演奏賞、2017年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール・ファイナリスト並びに最優秀現代曲演奏賞など。第15回アメリカ・ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールに選抜出場。第16回ワルシャワ・ショパン国際ピアノコンクールディプロマ授与。国内では全日本学生音楽コンクールなどに入賞。2012年度青山音楽賞新人賞受賞。
フィガロジャポン紙のパリ特集では若手演奏家を代表して、ジョルジオ・アルマーニ氏らと共に紹介された。その他雑誌では
ぶらあぼ、モーストリー・クラシック、月刊ピアノでも紹介されている。ソリストとしてはこれまで、ベルギー国立ワロニー管、パリ室内管、芸大フィル、ポルト国立管、フランスパドルー管などのオーケストラと共演。昨年は西本智実指揮イルミナート・フィルハーモニーオーケストラと共演。仏
Passavant Music レーベルから2枚のアルバム「ドビュッシー
: 12練習曲 / ラヴェル : 鏡」、「ヴィルトゥオーゾ」をリリースし、iTunes、Spotify
などの音楽ストリーミングサービスでも配信されている。現在はエコールノルマル音楽院やパリ郊外の地方音楽院などで伴奏助手や教員をしながら、日本とヨーロッパ各地で演奏活動をしている。昨年夏よりヤマハ・ピアニスト・ラウンジ
Web サイトにてコラム「C'est la vie〜 関西人のパリ音楽漂流記」を連載中。2019年春には、マリア・ジョアン・ピリスらと共にポルトガルで同国のソウザ大統領の前で演奏し、また東京では渾身の企画「ドビュッシーピアノ作品全曲演奏チクルス」(主催:ヤマハ・ミュージック・ジャパン)
を成功させた。
≪卓越した技術と音色を併せ持つヴィルトゥオーゾ≫
≪壮絶なパワーと集中力≫ ≪傑出したドビュッシー弾き。不可能を感じさせない技巧と個性≫
— 仏ウエストフランス紙、クラシカ・ジャンダ紙などのコンサート評より
≪まどかさんは常に真摯に音楽に取り組み、音楽に対して献身的な愛を傾けるピアニスト。膨大なレパートリー、完全な音楽性と安定した高度なテクニック。≫
— マリア・ジョアン・ピリス
http://www.tokyo-concerts.co.jp/artists/madokafukami/
(C) 2017 Tokyo Concerts Co., Ltd.
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ヴィルトィオーゾ 深見まどか — リスト、ブゾーニ、ヒナステラを弾く
リスト (1811-1886) :
巡礼の年 第2年「イタリア」(ピアノのための)
S.161 から
ダンテを読んで−ソナタ風幻想曲 (No.7)
パガニーニ大練習曲集 (ピアノのための)
S.141 から ラ・カンパネッラ (No.3)
ブゾーニ (1866-1924) : ピアノのためのエレジー集
から
転機の後に (No.1) / トゥーランドットの居間
(間奏曲) (No.4)
ヒナステラ (1916-1983) : ピアノ・ソナタ
第1番 Op.22
J・S・バッハ (1685-1750)/ブゾーニ編曲
:
われは御身に呼ばわる、主イエス・キリストよ
(コラール前奏曲 BWV 639 ; ピアノ版) |
深見まどか (ピアノ) |
録音 : データ未詳
ブックレットに日本語解説文を記載。
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2017年コルトー賞受賞者 ドミートリ・マリニャン
シューマン (1810-1856) : ピアノ・ソナタ
第1番 嬰ヘ短調 Op.11
プロコフィエフ (1891-1953) :「シンデレラ」からの組曲
(ピアノのための) |
ディミトリ・マリニャン (ピアノ) |
録音 : 2018年4月27日−5月2日、ステュディオ・アクースティク、パッサヴァン、フランス
ディミトリ・マリニャン1998年パリに生まれたルーマニア系フランスのピアニスト。エコール・ノルマル音楽院のコンサート・ピアニスト・スーペリア・ディプロマ取得者
(修士課程修了ピアニスト) コンクール全会一致1位入賞者に与えられるコルトー賞を、19歳の若さで授与されました。
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パルマからスカラ座へ
パガニーニ、ロッラ : ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集 |
ミカエル・セーグル (ヴァイオリン)
ニコラ・セーグル (チェロ) |
ニコロ・パガニーニ (1782-1840) :
ヴァイオリンとチェロのための協奏的二重奏曲
[Duetto concertante] 第3番 イ長調
ヴァイオリンとチェロのための協奏的二重奏曲
[Duetto concertante] 第1番 変ホ長調
ヴァイオリンとチェロのための協奏的二重奏曲
[Duetto concertante] 第2番 ト短調
アレッサンドロ・ロッラ (1757-1841) :
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
[Duetto] 第3番 イ長調
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
[Duo] 第2番 ハ長調
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
[Duo] 第1番 変ロ長調 |
録音 : データ未詳
アレッサンドロ・ロッラはイタリアのパヴィアに生まれたヴァイオリンおよびヴィオラ奏者・指揮者・作曲家。ミラノで学び、パルマ公の宮廷楽団のコンサートマスターを務めていた時期
(1772-1802) に少年パガニーニの師匠となり
(1795-)、1802年にはミラノ・スカラ座管弦楽団のコンサートマスター兼オーケストラ・ディレクターに就任し1833年まで務めました。ヴァイオリンとヴィオラの多様な演奏技法を開拓した、まさにパガニーニの先駆者と呼ぶにふさわしい音楽家です。
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2019年コルトー賞受賞者 ヌール・アヤディ
ローベルト・シューマン (1810-1856) : 交響的練習曲
(ピアノのための) Op.13
クララ・シューマン (1819-1896) :
ローベルト・シューマンの主題による変奏曲
(ピアノのための) Op.20
ストラヴィンスキー (1882-1971) :
「ペトルーシュカ」からの3つの楽章 (ピアノのための)
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ヌール・アヤディ (ピアノ) |
録音 : データ未詳
パリのエコール・ノルマル音楽院のコンサート・ピアニスト・スーペリア・ディプロマ取得者
(修士課程修了ピアニスト) コンクール全会一致1位入賞者に与えられるコルトー賞。2019年はこの賞が創設されて以来初めて女性に授与されました。
モロッコ生まれのヌール・アヤディ、受賞時点で20歳。
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PAS 115216
【未案内旧譜】
¥2500
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アーン、ドラフォス : 歌曲集
レイナルド・アーン (1874-1947) :
灰色の歌 (全7曲) / 傷ついた葉 /
アントワーヌ・ワトー、画家の肖像 (ピアノのための)
(*)
レオン・ドラフォス (1874-1955) :
花の五重奏 (全5曲) / 水のほとりで / 嘘
/ 私を慰めておくれ、夏の花よ
紫の花 (ピアノのための) (*) / 第2の捧げ物
(ピアノのための) (*) |
クレマンティーヌ・デクテュール
(ソプラノ (*以外))
ニコラ・シュヴロー (ピアノ)
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録音 : データ未詳
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PLECTRA MUSIC
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La Barre という名のクラヴサン音楽 |
カレン・フリント (チェンバロ) |
Claude de La Barre (1570-?)/
Pierre [II] de La Barre (1572-1626以後)/
Germain de La Barre (1579-?)/
Pierre [III] de La Barre (1592-1656)/
Charles-Henri de La Barre (1625頃-1670頃)/
Joseph Chabanceau de La Barre (1633-1678)/
Pierre [IV] de La Barre (1634-1710以前)
ニ調の楽曲
Prelude G. 31a (La Pierre)、Allemande
G. 23a (Berlin-40623)、
Corente di Monsu della Bara G. 27 (Chigi
Q IV 24)、Sarabanda di Monsu della Bara G.
28 (Chigi Q IV 24)、
Courant G. 29 (Hintze)、Courante de La
Barre G. 20 (Lynar A-1)
イ調の楽曲
Monsier Bares Allmaine G. 8 (Cosyn)、Coranto
[to G. 8] G. 9 (Cosyn)、
Allamande [Gigue] G. 23b (Copenhagen-376)
ニ調の楽曲
Allmaine G. 10 (Cosyn)、Coranto G. 11
(Cosyn)、
Sellabrand G. 12 (Cosyn)、Courant G.
14 (Ch-Ch-1236)
ヘ調の楽曲
Courante La Barre G. 39 (Parville)、Allemand
G. 24 (Ihre)、Corant G. 13 (Ch-Ch-1236)、
Courant La Bar G. 25 (Ihre)、Coranto
G. 3b (Cosyn)、Saraband G. 26 (Ihre)、
Courante de Mr Dela Barre G. 42 (Bauyn-III)、Gigue
Mr Joseph Dela Barre G. 41 (Bauyn-III)
ニ調の楽曲
Auttre Corant de La Barre ...Variatio
G. 22 (Lynar A-1)、Corante G. 21 (Lynar A-1)
ト調の楽曲
Allmaine G. 16 (Handmaide)、Coranto G.
17 (Handmaide)、
Saraband G. 18 (Handmaide)、Corant la
Barr G. 15a (Ch-Ch-378)
ニ調の楽曲
Allemande La Barre G. 33 (Parville)、Corrant
Bear G. 1 (Rogers)、
Selebrande Beare G. 2 & Sarabande
G. 2b (Rogers/Gresse)、Corrant Beare G. 4
(Rogers)、
Corrant Beare G. 5 (Rogers)、Courant
de La Barre ...Variatio G. 6c (Lynar A-1)
ホ調の楽曲
Sarabrand La Barr G. 19 (Ch-Ch-1177)
イ調の楽曲
Courante de Mr de La Barre [Allemande]
G. 36 (Parville)、Courante de Mr de La Barre
G. 37 (Parville)、
Sarabande G. 28a (Copenhagen-376)、Gigue
de Mr de La Barre G. 38 (Parville)
ニ調の楽曲
Prelude de Monsieur de La Barre G. 31
(Parville)、Allemande La Barre G. 32 (Parville)、
Courante La Barre G. 34 & Courante
G. 34a (Parville/Babell)、
Sarabande La Barre G. 35 & Sarabande
G. 35a (Parville/Babell)、
Gigue de Mr. Dela Barre G. 40 (Bauyn-III)
(楽曲の出典)
G. : Bruce Gustafson and R. Peter Wolf,
ed., Harpsichord Music
Associated with the Name La Barre,
The Broude Trust, New York, 1999
Babell : London, British Library, Add.
MS 39569
Bauyn : Paris, Bibliotheque nationale
de France (Musique), Res. Vm7 674-675
Berlin-40623 : formerly Berlin, Deutsche
Staatsbibliothek, Mus. Ms. 40623
Ch-Ch-378 : Oxford, Christ Church College
Library, Mus. Ms. 378
Ch-Ch-1177 : Oxford, Christ Church College
Library, Mus. Ms. 1177
Ch-Ch-1236 : Oxford, Christ Church College
Library, Mus. Ms. 1236
Chigi Q IV 24 : Rome, Bibliotheca Apostolica
Vaticana, Chigi Q IV 24
Copenhagen-376 : Copenhagen, Det Kongelige
Bibliotek, Handsckrift Afd. , Gl. Kgl. Saml.
376 fol.
Cosyn : Paris, Bibliotheque nationale
de France (Musique) Res. 1184, 1185
Gresse : Utrecht, Universiteitbiblioteek,
LBMUZ: Rar Msq 1; Hs. 20 B 9
Handmaide : John Playford, comp. Musicks
Handmaide. [Part 1] London, John Playford,
1663
Hintze : New Haven, Yale University,
Beinecke Library, Music Deposit No. 3
Ihre : Uppsala, Universitetsbibliotek,
Ihre 284
La Pierre : Paris, Bibliotheque nationale
de France (Musique), Res. Vmd. Ms. 18
Lynar A-1 : Berlin, Deustche Staatsbibliothek,
Lubenau Tabulaturen, Lynar A-1
Parville : Berkeley, University of California,
Jean Gray Hargrove Music Library, MS 778
Rogers : London, British Library, Department
of Manuscripts, Additional Ms. 10337 |
録音 : データ記載無し
使用楽器 :1690年頃、パリにて、Philippe
Denis 製? ("Ioannes Ruckers me fecit,
1620" との記銘あり)/1732年、パリにて、Fnancois
Blanchet 製?/1745年、パリにて、Fnancois
Blanchet 製?
楽器調律 : John Phillips, a1 = 408 Hz,
temperament ordinaire
17世紀中盤から終盤にかけて書かれた音楽を収録した写本の中に、La
Barre という名の人物がその作曲者とされたり関連付けが成されているクラヴサン
(チェンバロ) のための楽曲が数多く見られます。
高名なジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バールの作品のみならず、43にのぼる
La Barre 関連楽曲を拾い集めてまとめて収録してしまうのがクラヴサン「オタク」なプレクトラ・ミュージックらしいところです。
使用楽器はこれらの楽曲が盛んに弾かれたと考えられる時代のオリジナル。徹底しています。
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SOUPIR EDITIONS
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日本の印象 — 子守歌と童謡
島原地方の子守唄 / 赤い山青い山 / 泣くないよ
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江戸の子守唄 / 五木の子守唄 / 出船 / 竹田の子守唄
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赤とんぼ / ゆりかごの歌 (*) / 七つの子
/ 小山の子兎 /
中国地方の子守唄 / おらのおんばこ / やまがなれども
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いか採り舟の唄 / 浜辺の歌 / 荒城の月 /
おきゃがり音頭 (器楽) |
中山明美 (ソプラノ)
日原史絵 (筝、三味線、唄)
ヴェロニク・ピロン (尺八、笛、打楽器)
Erika [恵利歌] (歌 (*)) |
録音 : 時期の記載無し、ステュディオ・コッペリア、パリ、フランス
日本語の歌詞と演奏者紹介がブックレットに記載されています。
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S 237
(2CD)
¥2900
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満たされぬ夢 |
ミシェル・ベルナール (朗読 (*))
ジョアン・パウロ・サントス (ピアノ (+)) |
[CD 1] 詩の朗読 (*)
サビーヌ・シコー (1913-1928) 作詩 :
Ah ! Laisser-moi crier / Un medecin
? / Vous parler ? / Printemps / Le Petit
Cepe /
Fafou / La Chevre / Les Pelerins de
la dune / Chemins de l'ouest / Chemins de
l'est /
Chemins du nord / Chemins du sud /
Le Chemin de l'amour / Le Chemin des hauts
plateaux /
Le Chemin des hors-la-loi / La Solitude
/ La Vieille Femme de la lune /
La Grotte des lepreux / Premiere Feuilles
/ Le Chemin des arbres / L'heure du platane
/
Vigne vierge d'automne / Quand j'habitais
Florence / La paix / Le Cinema / Maladie
/
Douleur, je vous deteste / Medecins
/ Jours de fievre / Aux medecins qui viennent
me voir /
Demain / Quand je serais guerie
[CD 2] ピアノ小品集 (+)
アントニオ・フラゴーゾ (1897-1918) :
前奏曲 / 子守歌 / 舞曲 / ノクターン
ガブリエル・デュポン (1878-1914) :
医師 [Le medecin] / うろつく死 [La
mort rode] / 眠れぬ夜 [Nuit blanche] / 静穏
[Calme] /
思い出の家 [La maison du souvenir]
/ 松林の夕暮れ [Le soir dans les pins] /
星明かり [Clair d'etoiles]
ギヨーム・ルクー (1870-1894) :
無言のシャンソネット [Chansonnette
sans paroles] / 忘れられたワルツ [Valse oubliee]
リリ・ブーランジェ (1893-1918) :
古い庭から [D'un vieux jardin] / 明るい庭から
[D'un jardin clair] / 行列 [Cortege] |
録音 : データ記載無し (2017年以前)
若くして亡くなった詩人と作曲家の作品を収めた2枚組アルバム。
サビーヌ・シコー (Sabine Sicaud) はフランスの天才少女詩人。裕福な家に生まれ自然に恵まれた環境で6歳から詩を書き始め11歳にして詩壇の注目を集めましたが、外傷により骨髄炎を患いその苦痛と苦悩を詩にしたためながら15歳の生涯を閉じました。
朗読はフランスのシンガーソングラーター、ミシェル・ベルナール
(1947年生まれ)。
アントニオ・フラゴゾはポルトガルの作曲家・ピアニスト。将来を嘱望されましたが1918年に大流行したインフルエンザ
(スペイン風邪) に感染し21歳で命を落としました。
彼と夭折したフランスの3人の作曲家の小品を弾くのはポルトガルのピアニスト、ジョアン・パウロ・サントス
(1959年生まれ)。
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フィリップ・ルルー (1959-) : 翼・・・
Postlude a l'epais (フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための)
(2016)
録音 : 2016年7月2日、ポンピドゥー・センター大ホール、パリ、フランス
Ailes [翼] (歌手を含む14人の演奏者のための)
(2011-2012) (*)
録音 : 2015年7月26日、ライヴ、The
Center for New Music, Auditorium、イスラエル音楽院、テルアビブ、イスラエル
De la texture (2006-2007)
(フルート、クラリネット、ギター、ピアノ、打楽器、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)
録音 : 2013年1月9日、Targ Auditorium、ブーフマン=メータ音楽学校、テルアビブ、イスラエル
Continuo(ns) (フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための)
(1993-1994)
録音 : 2014年1月11日、The Center for
New Music, Auditorium、イスラエル音楽院、テルアビブ、イスラエル
Dense... englouti (ピアノのための) (2011)
録音 : 2016年12月31日、The Clairmont
Concert Hall、ブーフマン=メータ音楽学校、テルアビブ、イスラエル |
エルス・ヤンセンス=ファンムンスター (メゾソプラノ
(*))、アミット・ドルベルグ (ピアノ)、
マイター・アンサンブル、ゲスト・ミュージシャンたち、ピエール=アンドレ・ヴァラド
(指揮) |
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フランスの近代化 ヴァイオリンとピアノのための音楽
ラヴェル (1875-1937) :
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ短調
(遺作) (1897)
メシアン (1908-1992) :
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 (1933)
ブーレーズ (1925-2016) :
アンセム I (無伴奏ヴァイオリンのための)
(1992) (*)
メシアン : ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏
(1932)
ラヴェル : ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ト長調 (1923-1927)
ドビュッシー (1862-1918) :
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調
L.140 (1916-1917) |
ダヴィド・ペトルリク (ヴァイオリン)
イタマール・ゴラン (ピアノ) |
録音 : 2017年3月28-31日、Studio du Portail
ダヴィド・ペトルリク (1995年生まれ) はパリ音楽院、エッセン芸術大学
(ドイツ) 等で学んだヴァイオリニスト。2016年にギドン・クレーメル率いる世界ツアーに抜擢されました。
イタマール・ゴラン (1970年生まれ) はリトアニア出身のイスラエルのピアニスト。パリ音楽院におけるダヴィド・ペトルリクの室内楽の師でした。
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バッハのサインの下で ピアノ用に編曲されたバッハの作品集 |
コリンヌ・クロスカ (ピアノ) |
J・S・バッハ (1685-1750)/エリアーヌ・リシュパン
(1910-1999) 編曲 :
コラール「御身がわが側にあらせられば」BWV
508 (ピアノのための版)
ブゾーニ (1866-1924) 編曲 :
シャコンヌ (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
第2番 ニ短調 BWV 1004 より) (ピアノのための版)
コラール集 (ピアノのための版) から
第3番「来たれ、異教徒の救い主よ」BWV
659
第6番「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」BWV
617
第5番「われは御身に呼ばわる、主よ」BWV
639
リスト (1811-1886) 編曲 : 前奏曲とフーガ
イ短調 BWV 543 (ピアノのための版)
アレクサンドル・ジロティ (1863-1945) 編曲
:「コラール 嬰ハ長調」によるピアノのためのパラフレーズ
フランク (1822-1890) 編曲 : ピアノのためのコラール前奏曲とフーガ |
録音 : 2017年7月8-9、19-20日、ステュディオ・セクスタン、マカロフ、フランス
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アメリカン・タッチズ ガーシュウィン、バーンスタイン
: ピアノ作品集 |
セリア・オネト・ベンザイード (ピアノ) |
バーンスタイン (1918-1990)/セリア・オネト・ベンザイード編曲
: 「キャンディード」序曲 (1957 ; ピアノ版)
ガーシュウィン (1898-1937)/ダリー &
セリア・オネト・ベンザイード編曲 : パリのアメリカ人
(1928 ; ピアノ版)
バーンスタイン : タッチズ [Touches] (ピアノのためのコラール、8つの変奏とフーガ)
(1981)
ガーシュウィン : ピアノのための3つの前奏曲
(1926)
バーンスタイン/セリア・オネト・ベンザイード編曲
:「ウエストサイド・ストーリー」のシンフォニック・ダンス
(ピアノ版) |
録音 : 2018年5月12-14日、ステュディオ・セクスタン、マカロフ、フランス
セリア・オネト・ベンザイードは俳優一家に生まれ、パリ音楽院、エコール・ノルマル音楽院で学んだフランスのピアニスト。
若いながらに既にバロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーを有し、当盤でも聴ける通り編曲にも才能を発揮しています。2019年に来日し「ジャコバン国際ピアノ音楽祭
2019 in 岐阜」に出演しました。
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Essaimer...
世界の合流点で 2台ピアノのための音楽 |
デュオ・ラフィット
フローランス・ラフィット、
イザベル・ラフィット (ピアノ) |
リムスキー=コルサコフ (1844-1908)/デュオ・ラフィット編曲
:交響組曲「シェエラザード」より (2台ピアノ版)
海とシンドバッドの船 (第1楽章) / カランダール王子の物語
(第2楽章)
モーツァルト (1756-1791)/ブゾーニ (1866-1924)
編曲 : オペラ「魔笛」序曲 (2台ピアノ版)
デュオ・ラフィット編曲 : オペラ「魔笛」からのアリア集
(2台ピアノ版)
タミーノと3人の侍女 (No.1)「助けてくれ!助けてくれ!」
パパゲーノ (No.2)「私は鳥刺し」/ パパゲーノ
(No.8)「鈴よ、鳴れ鳴れ」
夜の女王 (No.14)「復讐の炎は地獄のようにわが心に燃え」
パパゲーノ (No.20)「娘か可愛い女房が一人」/
合唱 (No.21)「万歳!清められた者!」
ドヴォルジャーク (1841-1904)/パウル・ユオン
(1872-1940) 編曲 :
交響曲 第9番 ホ短調「新世界より」Op.95
より 第1楽章 (2台ピアノ版) (*)
ミヨー (1892-1974) :リオの思い出 (2台ピアノのための)
/ リベルタドーラ 第5番 (2台ピアノのための)
ピアソラ (1921-1992)/パブロ・シーグレル
(1944-) 編曲 :
天使のミロンガ (2台ピアノ版) / リベルタンゴ
(2台ピアノ版)
クロード・ヌガロ (1929-2004) : ジャズとジャヴァ
(2台ピアノのための) |
録音 : 2018年2月15-18日、ステュディオ・セクスタン、マカロフ、フランス
1961年生まれの双子姉妹デュオ。
アルバム・タイトルの「Essaimer」は「蜜蜂の巣別れ
(巣分け)」「群れの移動」「分派」というような意味。
(*)はこの版による世界初録音とのことです。
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S 249
(3CD)
¥3600 →\3290
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アン・ショパン音楽祭総裁イヴ・アンリ
ショパン (1810-1849) : マズルカ全集 |
イヴ・アンリ (ピアノ) |
[CD 1] (1825-1833)
マズルカ WN 7 / マズルカ WN 8 / マズルカ
WN 14, Op.68 No.2 / マズルカ B 31
マズルカ WN 24, Op.68 No.1 / マズルカ
WN 25, Op.68 No.3
5つのマズルカ Op.6 (No.1, No.2, No.3,
No.4 & No.5) / マズルカ WN 26, Op.67
No.1
4つのマズルカ Op.7 (No.1, No.2, No.3
& No.4)
4つのマズルカ Op.17 (No.1, No.2 , No.3
& No.4)
マズルカ WN 4 / マズルカ B 71 / マズルカ
B 32
[CD 2] (1833-1840)
4つのマズルカ Op.24 (No.1, No.2, No.3
& No.4) / マズルカ WN 45 / マズルカ WN
48
4つのマズルカ Op.30 (No.1, No.2, No.3
& No.4)
4つのマズルカs Op.33 (No.1, No.2, No.3
& No.4)
4つのマズルカ Op.41 (No.1, No.2 , No.3a
& No.4) / マズルカ WN 42a / マズルカ
WN 42b
[CD 3] (1841-1849)
3つのマズルカ Op.50 (No.1, No.2 &
No.3) / 3つのマズルカ Op.56 (No.1, No.2 &
No.3)
3つのマズルカ Op.59 (No.1 , No.2 &
No.3) / 3つのマズルカ Op.63 (No.1, No.2 &
No.3)
マズルカ WN 60, Op.67 No.4 / マズルカ
WN 64, Op.67 No.2 / マズルカ WN 65 Ekier,
Op.68 No.4
(Supplements)
マズルカ Op.41 No.3b / Bourree notee
par Chopin en Berry / マズルカ Op.67 No.4b
Melodie populaire polonaise / マズルカ
WN 65 Magin, Op.68 No.4 |
録音 : データ未詳/使用楽器 : 1836年、プレイエル製
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イヴ・アンリ。
10歳でオーケストラと共演。 13歳の誕生日にはベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番をベルリンのフィルハーモニーで弾いたらしい。若干
11歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピエール・サンカンに師事。
そこでピアノ、和声、指揮法など、7つのクラスで一等賞を獲得したというから、やはり天才なのだろう。
その後はチッコリーニに師事、F.リスト、R.シューマン国際コンクールで優勝した。
パリ国立高等音楽院教授。2003年フランス文化省より「芸術と学問・騎士勲章」授与。
1995年から2010年までノアン音楽祭(フランス)芸術監督を務め、2011年には同総裁に任命されノアン・ショパン音楽祭に改称した。
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S 219
【旧譜再紹介】
¥2500 →\2290
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イヴ・アンリ/リスト・リサイタル
リスト (1811-1886) :
巡礼の年 第2年「イタリア」S.161 (1837-1858)
から
ダンテを読んで−ソナタ風幻想曲 (No.7)
巡礼の年 第2年「イタリア」S.161 から
ペトラルカのソネット 第47番 (No.4)
巡礼の年 第1年「スイス」S.160 (1848-1855)
から オーベルマンの谷 (No.6)
巡礼の年 第2年「イタリア」S.161 から
ペトラルカのソネット 第104番 (No.5)
バラード 第2番 ロ短調 S.171 (1853)
巡礼の年 第2年「イタリア」S.161 から
ペトラルカのソネット 第123番 (No.6)
(以上、ピアノのための) |
イヴ・アンリ (ピアノ) |
録音 : 2010年7月27-29日、サン=マルセル教会、パリ、フランス/使用楽器
: ベヒシュタイン D 182
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S 243
(4CD)
【旧譜 再紹介】
¥4200 →\3890
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ショパン ノアンの夏 1839-1846
ショパン (1810-1849) : ピアノ作品集 |
イヴ・アンリ (ピアノ) |
[CD 1] 1839-1841
《1839年夏》
ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35 (*) / 即興曲
第2番 嬰ヘ長調 Op.36
ノクターン ト長調 Op.37 No.2 / スケルツォ
第3番 嬰ハ短調 Op.39
3つの練習曲 Op. posth. [変ニ長調 (No.1)
/ ヘ短調 (No.2) / 変イ長調 (No.3)]
《1841年夏》
3つのマズルカ Op.41 [ロ長調 (No.1)
/ 変イ長調 (No.2) / 嬰ハ短調 (No.3)]
[CD 2] 1841-1842
《1841年夏》
前奏曲 嬰ハ短調 Op.45 / バラード 第3番
変イ長調 Op.47
2つのノクターン Op.48 [ハ短調 (No.1)
/ 嬰ヘ短調 (No.2] / 幻想曲 ヘ短調 Op.49
《1842年夏》
3つのマズルカ Op.50 [ト長調 (No.1)
/ 変イ長調 (No.2) / 嬰ハ短調 (No.3)]
即興曲 第3番 変ト長調 Op.51 / バラード
第4番 ヘ短調 Op.52 / ワルツ ヘ短調 Op.70
No.2
[CD 3] 1842-1843-1844
《1842年夏》
ポロネーズ 第6番 変イ長調「英雄ポロネーズ」Op.53
/ スケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54
《1843年夏》
2つのノクターン Op.55 [ヘ短調 (No.1)
/ 変ホ長調 (No.2)]
3つのマズルカ Op.56 [ロ長調 (No.1)
/ ハ長調 (No.2) / ハ短調 (No.3)]
バルカローレ 変ニ長調 Op.57
《1844年夏》
ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58 (*)
[CD 4] 1845-1846
《1845年夏》
3つのマズルカ Op.59 [イ短調 (No.1)
/ 変イ長調 (No.2) / 嬰ヘ短調 (No.3)]
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 / 幻想ポロネーズ
変イ長調 Op.61
《1846年夏》
2つのノクターン Op.62 [ロ長調 (No.1)
/ ホ長調 (No.2)]
3つのマズルカ Op.63 [ロ長調 (No.1)
/ ヘ短調 (No.2) / 嬰ハ短調 (No.3)]
2つのワルツ Op.64 [変ニ長調 (No.1)
/ 嬰ハ短調 (No.2)] |
録音 : 2004年、スタジオ・ギミック、イエール、フランス
(*)/2005-2008年、サン=マルセル福音教会、パリ、フランス
(*以外)
ショパンは1839年と1841〜1846年の夏に恋人ジョルジュ・サンド
(1804-1876) と共に彼女の父方の実家であるノアン
(フランス中部) の館で過ごし、パリの社交界から離れたこの場所で作曲に没頭し数多くの作品を書き上げました。
イヴ・アンリ (1959年生まれ) はパリ音楽院でピエール・サンカン
(1916-2008) 、アルド・チッコリーニ (1925-2012)
に師事したフランスのピアニスト。1995年から2010年までノアン音楽祭
(フランス) 芸術監督を務め、2011年には同総裁に任命されノアン・ショパン音楽祭に改称しました。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

6/3(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
DELPHIAN
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ヒア・ウィー・アー |
ザ・ハーメス・エクスペリメント |
エミリー・ホール(b.1978):アイ・アム・ハッピー・リヴィング・シンプリー/
ミーシャ・ムロフ=アバド(b.1991):リンデンの木/
エロリン・ウォーレン(b.1958):ガン・ガン・ガン/
フレイヤ・ウェーリー=コーエン(b.1989):我らフェニキアの船乗り/
ジョエル・ラスト(b.1989):パック・オヴ・オーダーズ/
オリヴァー・リース(b.1990):ウー・ハッ・ヤー/
アンナ・メレディス(b.1978):フィン・ライク・ア・フラワー
〔マリアン・スコフィールド(b.1991)編曲
室内アンサンブル版〕/
ジョセフィーヌ・スティーヴンソン(b.1990):ビトウィーン・ウォー・アンド・ユー/
ジャイルズ・スウェイン(b.1946):シャンソン・デヴォート・エ・ポワソヌーズ/
エミリー・ホール:ジ・エンド・オヴ・ジ・エンディング |
☆ハープ、クラリネット、ソプラノ、コントラバスのエネルギッシュでスタイリッシュなアンサンブルがデビュー!
ハープ、クラリネット、ソプラノ、コントラバスという異色の編成で2013年に結成されたコンテンポラリー・アンサンブル、"ザ・ハーメス・エクスペリメント"のファースト・アルバム。
結成からわずか6年で60を超える作品を委嘱し、RPS
Award(ロイヤル・フィルハーモニック協会賞)2019のヤング・アーティスト・カテゴリーにノミネートした他、ロイヤル・オーヴァーシーズ・リーグのミックスド・アンサンブル賞(2019)、ノンクラシカルズ・バトル・オヴ・ザ・バンド(2014)などの賞を受賞してきました。
デビュー・アルバムの「Here We Are」には、9つの委嘱作(もちろんすべて世界初録音)と、コントラバス・メンバーのマリアン・スコフィールドが自身のアンサンブルのために編曲したアンナ・メレディスの「Fin
like a Flower」(このバージョンによる世界初録音)をプログラム。
ヴィクトリア・ムローヴァとアバドの息子ミーシャ・ムロフ=アバド(ミーシャ・ムローヴァ=アバド)やタムシン・ウェーリー=コーエンの妹であるフレイヤ・ウェーリー=コーエンをはじめ、ジョエル・ラスト、オリヴァー・リース、ジョゼフィーヌ・スティーヴンソンなど、1990年前後に生まれた新しき才能たちの作品を中心に収録しています。
※2019年10月9日ᬢ10日&13日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)

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DACAPO
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6.220648
(SACD HYBRID)
¥2600
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全曲版として世界初録音
ニールセン(1865-1931): 劇音楽《母》 Op.41
ヘルゲ・ローデ作 プロローグと7場の劇のための音楽
プロローグ
1. No.1 Marsch 行進曲第1場/2. No.1a
Saga drom 長い戦いの夢/
3. No.1b Roselil og hendes moder ロセリルと母/4.
No.2 Tagen letter 霧が晴れていく/
5. No.3 Melodrama メロドラマ/6. No.3a
Tro og Hab spiller 信仰と希望が戯れている
第2場
7. No.4 Vildt gar storm mod sorte vande
暗い海で嵐が騒ぐ
第3場
8. No.5 Grammofon vals 蓄音機のワルツ/9.
No.6 Min pige er sa lys som rav 愛しい娘は輝く琥珀のよう/
10. No.7 Ved festen fik en moder bud 祭の日に母親が聞かされたこと/
11. No.8 Dengang ornen var flyveklar
鷲が飛び立つ時が来た/
12. No.9 Tidselhosten tegner godt アザミの群生は明るい行く末を期待する
第4場
13. No.10 Forspil 前奏曲/14. No.11
Sa bittert var mit hjerte 私は本当に嫌だったのだ/
15. Her vil ties, her vil bies 人生は穏やかに、人生は緩やかに/16.
No.12 Bornene leger 子供たちが遊んでいる
第5場
17. No.13 Brudstykker af de krigsforende
landes nationalmelodier 戦う国々の国歌/
18. Der er et yndigt land 美しく愛おしい大地/
19. No.14 Sondret folk er vokset sammen
引き離された国家が、また一つに
第6場
20. No.15 Menuet メヌエット/21. No.16
Dengang doden var i vente 彼の最後の言葉/
22. No.17 Fanfare musik ファンファーレ/23.
No.18 Menuet メヌエット
第7場
24. No.19 Forspil 前奏曲/25. No.20
Ekkosang エコー・ソング/
26. No.22 Som en rejselysten flade この島々が一体になった
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アダム・リース(テノール)吟遊詩人、
パレ・クヌーセン(バリトン)道化師、
デンマーク国立ヴォーカル・アンサンブルフィルハーモニー合唱団26、
オーデンセ交響楽団、
アンドレアス・デルフス(指揮) |
【ニールセン、幻の名作がヴェールを脱ぐ!】
ニールセンによるフルートのレパートリーとして馴染みの深い「霧が晴れていく」、「子供たちが遊んでいる」を含む劇音楽《母》。しかしその全曲の楽譜が出版されたのは2007年のことであり、今回のアルバムで初めてその全貌が現代に明らかにされます。作曲は1920年。
かつてデンマーク王に属したシュレースヴィヒ公国の北部にあたるユトランド半島南部が、第一次世界大戦終結によるドイツ撤退後、国民投票によりデンマーク領に復帰した記念に書かれました。
ヘルゲ・ローデの脚本による物語は、デンマークを表す「母」と、復帰した地域を表す「息子」によるおとぎ話のような内容。
ここにニールセンはデンマークの古謡や、大戦に参加した国々の国歌などを引用する美しくも愛国的な曲作りで、20世紀前半のデンマークで最も重要であったとされる出来事に花を添えました。有名なフルートとハープによる「霧が晴れていく」に代表されるように、室内楽編成の楽曲も多く含みますが、ラストは管弦楽と合唱による壮麗な楽想で結ばれています。
演奏は作曲家の故国デンマークの演奏家たちと、かつてのシュレースヴィヒ公国からドイツに残った地域の出身である指揮者デルフス。
歴史の中での大きな和解も感じさせる、意義深いアルバムと言えるでしょう。
録音: 2020年1月27日-2月1日 カール・ニールセン・ホール、オーデンセ・コンサートハウス
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NAXOS
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オーベール(1782-1871): 序曲集 第2集
1. 歌劇《宮廷の音楽会、またはデビュタント》
S.11(1824) - 序曲‛&世界初録音
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 S.165(1805頃)‛&世界初録音
2. I. Allegro ma non troppo/3. II. Andante/4.
III. Presto
5. 歌劇《フィオレッラ》 S.15(1826) - 序曲/6.
歌劇《フィオレッラ》 S.15(1826) -第3幕:
間奏曲‛&世界初録音/
7. 歌劇《ジュリー、または一時の過ち》S.1(1805)
- 序曲‛&世界初録音/
8. 歌劇《ジュリー、または一時の過ち》S.1(1805)
- フィナーレ‛&世界初録音/
9. 歌劇《レストック、または陰謀と愛》 S.24(1834)
- 第3幕: 間奏曲‛&世界初録音/
10. 歌劇《レオカディー》 S.12(1824) - 序曲/11.
歌劇《レオカディー》 S.12(1824) - 第2幕:
間奏曲‛&世界初録音/
12. 歌劇《レオカディー》 S.12(1824) - 第3幕:
間奏曲‛&世界初録音/
13. 歌劇《クーヴァン、またはシメイのジャン》
S.2 - 第1幕: 序奏‛&世界初録音/
14. 歌劇《クーヴァン、またはシメイのジャン》
S.2 - 第2幕: 序奏‛&世界初録音/
15. 歌劇《婚約者》 S.17(1829) - 第3幕:
間奏曲‛&世界初録音 |
マルケータ・チェピツカー(ヴァイオリン)‛&2-4
ダリオ・サルヴィ(指揮)、
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ |
録音 2019年2月4-7日 The House of Music,
Pardubice, Czech Republic
フランスの歌劇作曲家オーベールの序曲集。好評を博した第1集(8.574005)と同じく、ダリオ・サルヴィの指揮による第2集には、ほとんどが世界初録音となる序曲や間奏曲と、やはり世界初録音の「ヴァイオリン協奏曲」が収録されています。
明るく大胆な和音で始まる《宮廷の音楽会、またはデビュタント》序曲は、社会的陰謀を乗り越え、宮廷歌手の職を得る歌手アデルの物語。オーベールが好んで用いた"反復する音型"が至るところに現れる楽しい作品です。
他には18世紀ローマを舞台にした《フィオレッラ》序曲、オーベール最初の舞台作品《ジュリー》の簡素ながら美しい調べを持つ序曲など、エレガントで洗練された作品が並び、またタルティーニやモーツァルトを思わせる古典的な佇まいの「ヴァイオリン協奏曲」も聴きどころです。
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ギターによる
J.S.バッハ(1685-1750): 無伴奏チェロ組曲 第1集
ジェフリー・マクファーデンによるギター編(2009)
1-6. 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV
1007
7-12. 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV
1008
13-18. 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV
1008 |
ジェフリー・マクファーデン(ギター) |
録音 2009年6月8-11日 聖ジョン・クリソストム教会,ニューマーケット,オンタリオ,カナダ
バッハの無伴奏チェロ組曲は、今でこそ"チェロの旧約聖書"と呼ばれ、あらゆるチェリストの憧れの作品であるとともに、バッハ作品の中でも最高峰に位置づけられる曲集です。
バッハの死後、ほぼ1世紀半の間はほとんど見向きもされなかったというこの作品の価値を見出したのは、ほかならぬ名奏者パブロ・カザルス。少年時代にこの曲集に魅入られたカザルスは、念入りに作品を研究し、25歳の時に初めて公の場で演奏。作品の素晴らしさが多くの人に知れ渡ることとなりました。
チェリストだけではなく、ギタリストたちもこの曲の持つ芸術性に魅せられ、まず、フランシスコ・タレガは第3番からブーレをギター用に編曲。またアンドレス・セゴビアもいくつかの曲をギター用に編曲するなど、これまでも多くのギタリストたちがこの曲集にさまざまな形で挑み、素晴らしい演奏を披露しています。
カナダ出身のジェフリー・マクファーデンも作品に魅了された一人。自ら作品をアレンジし、バッハが要求する複雑な対位法を明確にギターで表現することに成功しました。
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ハウエルズ(1892-1983): ピアノ作品集 第1集 |
マシュー・シェルホーン(ピアノ) |
1. 幻想曲(1917)/2. 夢見る道化師(1918)/
3. わが主ヘアウッドのガリアード(1949)4.
フィンジ - 彼の安息(1956)
夏の牧歌(1911)
5. 第1曲 牧場-休息/6. 第2曲 夏の歌/7.
第3曲 ジューン-ヘイズ/
8. 第4曲 丘を下って/9. 第5曲 静かな森/10.
第6曲 真夜中近く/
11. 第7曲 朝に/12. シチリアーナ(1958)/13-14.
パヴァーヌとガリアード(1964)
ペトリュス組曲(1967-1973)
15. 第1曲 フィニクルのスケルツォ/16.
第2曲 ガヴォット/17. 第3曲 ヴェイグラントフルート/
18. 第4曲 メヌエット・シネ・ノミネ/19.
第5曲 バスーニック・ダンス/
20. 第6曲 オッズ・メヌエット/21. 第7曲
トッカティーナ
世界初録音 |
録音 2019年8月19-21日 メニューイン・ホール,ストークダバノン,サリー,UK
20世紀英国の作曲家ハーバート・ハウエルズのピアノ曲集。
幼い頃、家にあったアップライトピアノを妹と共に奏でることが最初の音楽教育だったというハウエルズは、グロスター大聖堂のオルガン奏者ハーバート・ブルワーに学ぶとともに、ここで机を並べたアイヴァー・ガーニーと終生に渡る友情を結びました。
後に宗教曲作曲家として名を馳せることになるハウエルズですが、このアルバムでは王立音楽大学で学ぶ以前に書かれた初期作品『夏の牧歌』から、ドビュッシーを思わせる「幻想曲」、晩年の成熟した作風に拠る『ペトリュス組曲』まで8作品を収録。
全てが世界初録音であり、またハウエルズの作曲スタイルの変遷がくまなく捉えられています。
1977年ヨークシャー生まれのピアニスト、シェルホーンが作品の魅力を伝えます。
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アンディ・スコット(1966-):ウェストランド サクソフォンとピアノのための作品集
1. 3文字の言葉(2010)‛&世界初録音
2.フジコ(2005)-サクソフォンとピアノ版(2009)‛&世界初録音
3-5. アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ(2015)
フルートとピアノのためのソナタ(2002-2003)からの編曲‛&世界初録音
6. And Everything is Still そして全てがまだ(2008)-サクソフォンとピアノ版(2008)‛&世界初録音
7. MHP(2007)-サクソフォンとピアノ版(2008)‛&世界初録音
8. Respectfully Yours 粛白(2015)-サクソフォンとピアノ版(2017)‛&世界初録音
9. Paquito パキート(2004)-サクソフォンとピアノ版(2018)‛&世界初録音
10. Westland ウェストランド(2016)‛&世界初録音
11. My Mountain Top マイ・マウンテン・トップ(1998)-サクソフォンとエレクトロニクス版(2001) |
ティモシー・マカリスター
ソプラノ・サクソフォン‛&2,6,11、アルト・サクソフォン‛&1,3-5,7-9、テナー・サクソフォン‛&10
リズ・エイムス(ピアノ)‛&1-9レムン・シセイ(ナレーター)‛&11
スティーヴ・ウィリアムズ&アンディ・スコット(エレクトロニクス)‛&11 |
録音 2018年3月9-11日 ポットン・ホール,サフォーク,UK‛&1-9/2018年5月23日
スタンプス・オーディトリウム,ミシガン大学,USA‛&10-11
40年以上の長きに渡りサクソフォン奏者として活躍してきたアンディ・スコット(1966-)。アポロ・サックス・カルテットの創設メンバーとしてスタイルやジャンルにこだわることなく、さまざまな音楽を演奏してきた彼の作品は、常に自由であり何物にも縛られることがありません。
このアルバムには、スウェーデンのピアニスト、エスビョルン・スヴェンソンの思い出に捧げられたジャズ風の「3文字の言葉」、サックスが生まれたフランスに敬意を表した「ソナタ」、英国の詩人レム・シセイの同名の詩からインスパイアされた即興的な「そして全てがまだ」、エネルギッッシュな「MHP」などの世界初録音を含む様々な作品が収録されており、スコットが思い描いた音楽世界を垣間見ることができます。
名手マカリスターは3種類のサクソフォンを使い分け、全ての作品に共感を込めて演奏しています。
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EGREGORE+コルネットと室内オーケストラのための編曲集
1. ヴィヴァルディ(1678-1741): 歌劇《グリゼルダ》RV
718-第2幕 アリア 「2つの風にかき乱されて」
(A.メンドーサによるコルネットと室内オーケストラ編)(2018)
アルベニス(1860-1909): イベリア 第2巻(1906)
(E.オッシャーによるコルネットと室内オーケストラ編)(2018)‛&世界初録音
2. 第1曲 ロンデーニャ/3. 第2曲 アルメリア/4.
第3曲 トリアーナ
5. エフレイン・オッシャー(1974-): ラテン狂詩曲(2018)‛&世界初録音
6. テオ・シャルリエ(1868-1944): ソロ・ド・コンクール(1900)
(E.オッシャーによるコルネットと室内オーケストラ編)(2018)‛&世界初録音
ヴィラ=ロボス(1887-1959): ブラジル風バッハ
第5番(1938/45)
(E.オッシャーによるコルネットと室内オーケストラ編)(2018)
7. 第1曲 アリア: カンティレーナ/8.
第2曲 踊り: マルテロ‛&世界初録音 |
ファビオ・ブルム
F管コルネット‛&1、C管コルネット‛&2-4、トランペット,フリューゲルホルン,A管ピッコロ・コルネット‛&5、
B♭管コルネット‛&6、G管コルネット‛&7、D管コルネット‛&8
パーチョ・フローレス(指揮)、
コンソナンツ室内アンサンブル |
録音 2018年10月11-13日 インマヌエル・カペレ,ブレーメン,ドイツ
アルバムタイトルの「EGREGORE」とは同一の思念、目的を持つ集合体の意味。複数の人々が様々なエネルギーを共有することを意味しており、"トランペット・ファミリー"に含まれるコルネットやフリューゲルホルンの多彩なサウンドを紹介するための革新的なプロジェクトの名前としてふさわしいもの。
添えられた「+」には、新しい方法にトライすることが表明されています。ここではプロジェクトのために特別に開発されたモダン楽器を使用、楽器の特性に合わせヴィヴァルディからヴィラ=ロボスに至る各々の作品にアレンジを施すことで、コルネットが持つ独特の色彩感を味わっていただけます。
このアルバムでデューを飾るファビオ・ブルムはリオ・デ・ジャネイロ出身のトランペット奏者。現在はスペインの楽器会社「STOMVI」の専属アーティストとして、楽器の魅力を世界中に広めています。
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ロリ・レイトマン: 秘密の出口 他
ソプラノとクラリネットのための作品集
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クリスティーン・ハースト=ヴァイシュチュク(ソプラノ)2-16
デニス・ゲイニー(クラリネット) |
1. カルメン・オッパーマン(1919-2010):
アン・スール-独奏クラリネットのための(2000)
ロリ・レイトマン(1955-): 秘密の出口(2017)‛&世界初録音
2. 第1曲 What Rose Out of the White Leaves
of Your Body あなたの体の白い葉から生まれたもの
3. 第2曲 When in Early Summer 初夏の頃
4. 第3曲 Child 子供
レイトマン: もう二度と蝶々を見ることはなかった(1996)-歌とクラリネット編(2018)
5. 第1曲 The Butterfly 蝶々
6. 第2曲 Yes, That's the Way Things Are
そうだ、物事はそういうものだ
7. 第3曲 Birdsong 鳥の歌
8. 第4曲 The Garden 庭
9. 第5曲 Man Proposes, God Disposes 計画するのは人、成敗をつけるのは神
10. 第6曲 The Old House 古い家
レイトマン: Living In The Body リヴィング・イン・ザ・ボディ(2001)-歌とクラリネット編(2018)抜粋
11. 第1曲 Burning the Woods of My Childhood
子供時代の森が燃えている
12. 第2曲 Living in the Body リヴィング・イン・ザ・ボディ
13. 第4曲 Lost at Table テーブルで失われた
14. 第5曲 Bring on the rain 雨を降らせる
15. 第6曲 Crossroads クロスロード
16. ダイアナ・ローゼンブラム(1983-):冬の雨(2013)‛&世界初録音 |
録音 Hulsey Recital Hall, University of
Alabama at Birmingham, USA 2019年8月16日‛&1/2018年9月10日‛&11-16/2018年9月14日‛&2-10
現代アメリカを代表する声楽曲作曲家の一人ロリ・レイトマン。このアルバムでは彼女の作品を中心とした、21世紀のソプラノとクラリネットのために書かれた作品を聴くことができます。
レイトマンの『もう二度と蝶々を見ることはなかった』はテレージエンシュタットの強制収容所に連れてこられた子供たちが記した、希望と絶望の詩をテキストにした深く感動的な作品。
1996年に初演されたこの曲からインスピレーションを受けた歌手クリスティーン・ハースト=ヴァイシュチュクとクラリネット奏者デニス・ゲイニーがレイトマンに続編の作曲を依頼、生まれたのが『秘密の出口』です。こちらはドイツの詩人ネリー・ザックスの詩が用いられており、やはり生と死が作品の根源となっています。
『リヴィング・イン・ザ・ボディ』は愛、記憶、再生の物語。アルバムではオッパーマンの「アン・スール」とローゼンブラムの「冬の雨」を付け加え、深い余韻をもたらしています。
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ロッシーニ(1792-1868): カンタータ『テーティとペレーオの結婚』(1816)
アンジェロ・マリア・リッチ(1776-1850):
台本 |
ジョーヴェ‛&ジョシュア・スチュワート(テノール)、チェレーレ‛&レオノール・ボニッラ(ソプラノ)、
テーティ‛&エレオノーラ・ベロッチ(ソプラノ)、ペレーオ‛&メルト・スング(テノール)、
ジュノーネ‛&マリーナ・コムパラート(メゾ・ソプラノ)、
グレツキ室内合唱団‛&マテウシュ・プレンドータ(音楽監督)、
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス‛&カレル・ミタス(音楽監督)、
ピエトロ・リッツォ(指揮) |
録音 2018年7月24,26日 ライヴ 第30回ロッシーニ祝祭音楽祭 ドイツ、バート・ヴィルトバート
1815年、ナポリの劇場で《エリザベッタ》を初演、一夜にして名声を獲得した23歳のロッシーニ。以降、有利な契約でサン・カルロ劇場の音楽監督に就任し、数多くのオペラや声楽曲を精力的に生み出すこととなります。
このカンタータ『テーティとペレーオの結婚』は1816年の作品で、ロッシーニの有力な支持者となったブルボン王室の結婚の儀を祝して書かれたもの。花嫁と花婿は海の女神テティスと英雄のペレウスになぞらえられています。
後にロッシーニの妻となるコルブランを始めとした、当時の人気歌手たちの技量が存分に生かされた装飾的な旋律を、多彩なオーケストレーション、力強い合唱が盛り立てる壮大なカンタータです。
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フランシス・ポット(1957-):夜明けと共に/ワード
言葉
At First Light 夜明けと共に(2018)
1. I. Requiem aeternam dona eis Domine
主よ、彼らに永遠の休息を与えてください
2. II. Generatio praeterit et generatio
advenit - 一つの時代は去り、次の時代が来る
3. III. Daybreak 夜明け
4. IV. Laudibus in sanctis Dominum celebrate
Supremum 最も神聖な主を賛美する
5. V. This Day Has Ended 一日は終わった
6. VI. We Follow the Dead to Their Graves
- 私たちは彼らの墓まで死者を追う
7. VII. God of Compassion Who Dwells
on High いと高きところにおわす憐れみの神
Word 言葉(2012)
8. Prelude 前奏曲
9. In the Beginning was the Word, and
the Word was With God 初めに言葉があり、言葉は神と共にあった
10. In the Beginning was the Word. What
Word? 初めに言葉があった。 何の言葉?
11. What Has Come into Being in Him was
Life 彼の人生に存在するようになった
12. I Have Seen the Sun Break Through
私は太陽が突き抜けるのを見た
13. He was in the World and the World
Came into Being through Him
彼は世界にいて、世界は彼を通して存在するようになった
14. And to One God Says, Come to Me by
Numbers and Figures
そして、一人の神が言うには、数と形状によって私のところに来なさいと
15. You Must Put Your Knowledge Off and
Come to Me with Your Mind Bare
あなたは知識を捨て、裸の心で私のところに来なければなりません
16. But to All Received Him, Who Believed
in His Name
しかし、彼の名を信じた彼を受け入れたすべての人に
17. It's a Long Way Off それは長い道のり
18. And the Word Became Flesh and Lived
Among Us そして、その言葉は生きた肉となって私たちに
19. Epilogue -エピローグ
20. Enough That We are on Our Way 私たちは充分に進んでいる
21. And the Word Became Flesh and Lived
Among Us
そして、その言葉は生きた肉となって私たちに
世界初録音 |
ジョセフ・スプーナー(チェロ)‛&1-3,5-7
クリスティアン・ウィルソン(オルガン)‛&8,10,12,14,15,17,19-21
コモーショ(合唱団)‛&1-7,9-18,20-21
マシュー・ベリー(指揮) |
録音 2019年3月22-24日 キーブル・カレッジ教会、オックスフォード、UK
英国出身の合唱音楽作曲家フランシス・ポット。ドラマティックで感情豊かな彼の音楽は、過去の伝統を未来へ繋ぐ架け橋として高く評価されており、世界の40か国以上で演奏、放送されています。
このアルバムには2010年代に作曲された2つの世界初演作を収録。『夜明けと共に』は親しい人の死を悼むモテットを中心に、それを取り巻く瞑想的な曲で構成された作品。嘆き悲しむかのようなチェロが曲に寄り添い、言葉のない歌を奏でています。『言葉』はマートン・カレッジの創設750周年記念の委嘱作。
ポットは、ウェールズの司祭、詩人ロナルド・スチュワート・トーマスの美しくも難解な詩を、聖ヨハネのプロローグに合わせ、ポスト・モダンの時代における"新しい福音書"として人々に提示します。
神秘的な合唱を披露するのは1999年に創設された「コモーショ」。現代作品をレパートリーの中心に据え、数多くの作品の初演を担う実力派合唱団で、2012年にリリースされたポットの合唱曲集(8.572739)でも見事なアンサンブルを聴かせています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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DACAPO
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8.204001
(4CD)
¥4400 →\3990
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デンマーク国王フレゼリク9世(1899-1972)指揮による管弦楽作品集
王様が指揮する「英雄」、聴いてみたい |
フレゼリク9世(指揮) |
【DISC 1】 デンマーク王立管弦楽団
クーラウ: 1. 劇音楽《妖精の丘》 序曲
Op. 100 (1828)
ロンビ: 2. 幻想曲「夢の絵画」 (1846)/3.「オギュスト・ブルノンヴィルに敬礼」
(1869)
シューベルト: 4-5. 交響曲第8番 ロ短調
「未完成」 D 759 (1822)
録音: 1948年12月
【DISC 2】 デンマーク国立交響楽団
ワーグナー:
1.歌劇《タンホイザー》 序曲 (1845)
録音: 1949年2月23日
2. 歌劇《リエンツィ》 序曲 (1840)
録音: 1953年9月15日
ベートーヴェン:
3-6. 交響曲第7番 イ長調 Op.92 (1812)
録音: 1954年2月21日
グリーグ:7.『2つの悲しい旋律』 Op.34 -
II. 「過ぎし春」 (1880)
録音: 1949年12月12日
【DISC 3】 デンマーク国立交響楽団
ゲーゼ: 1. 序曲「オシアンの余韻」 Op.
1 (1840)
録音: 1949年12月12日
ベアセン: 2. 歌劇《高貴な訪問客》 前奏曲
(1919)
録音: 1953年9月15日
ベートーヴェン: 3-6. 交響曲第3番 変ホ長調
Op. 55 「英雄」 (1804)
録音: 1950年4月27日
【DISC 4】 デンマーク国立交響楽団
ベートーヴェン: 1-4. 交響曲第1番 ハ長調
Op. 21(1800) 録音: 1969年
ワーグナー:
5. 歌劇《さまよえるオランダ人》 序曲
(1841)
6. 楽劇《神々の黄昏》 第3幕より 「ジークフリートの葬送行進曲」
(1874)
録音: 1969年 ウェーバー:
7. 歌劇《魔弾の射手》 序曲 Op. 77 (1821)
録音: 1946年
8. 歌劇《オイリアンテ》 序曲 Op. 81 (1823)
録音: 1942年
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【デンマーク国王自ら管弦楽を振る、貴重な記録を集大成!】
大の音楽愛好家であったデンマーク国王フレゼリク9世。その音楽との関わり方は、世界の歴史を紐解いても極めて珍しいもので、王座に就いている間にオーケストラの指揮をし、録音までするという君主は他に類をみません。
独学で音楽を学び、大規模なオーケストラの難曲を振るのが好きで、ワーグナーのオペラからの楽曲にも果敢に挑戦し、その目覚ましい音楽活動で一種独特のオーラを放っていました。
2020年、現デンマーク女王のマルグレーテ2世が80歳を迎えるのを記念して、女王の父親であるフレゼリク9世の歴史的録音の数々が、新たに限定盤ボックスセットとして登場します。デンマーク王家は代々芸術に深い造詣があり、マルグレーテ女王自身も絵を描き続けています。
今回収録されているのは、かつてリリースされたものの現在は入手不能となっていた2組のアルバムに、新しく発見された音源を加えてリマスターを施したもの。
1942年から1969年までの録音で、デンマークが誇る作曲家たちの作品の他、ベートーヴェンやワーグナー、ウェーバーの曲などが収録されており、君主と2つのオーケストラとの深い絆をも記録しています。

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GRAND SLAM
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ジネット・ヌヴー白熱のライヴ、ブラームス&ショーソン
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.77
(2)ショーソン:詩曲 Op.25 |
ジネット・ヌヴー(ヴァイオリン)
(1)ロジェ・デゾルミエール(指揮)、
フランス国立放送管弦楽団
(2)シャルル・ミュンシュ(指揮)、
ニューヨーク・フィルハーモニック |
ジネット・ヌヴー、白熱のライヴ2種、ブラームス&ショーソン。2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
■制作者より
ジネット・ヌヴーの弾いたブラームスのヴァイオリン協奏曲、ショーソンの詩曲は長い間スタジオ録音(HMV
/ EMI)が定番でした。しかし、近年では放送録音も発掘され、その凄まじさが多くのファンに衝撃を与えています。
このディスクの2 曲は初出音源ではありませんが、2トラック、38センチ、オープンリール・テープを使用し、記録されている情報を最忠実に復刻しました。恐らく、初めて聴いたかのような新鮮さ、内容の濃さを実感していただけると思います。(平林直哉)
録音:(1)1948年4月25日/バーデン・バーデン、クアハウス (2)1949年1月2日/ニューヨーク、カーネギー・ホール
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(放送用録音)
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>

6/2(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BIS
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BISSA 2518
(SACD HYBRID)
¥2800
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レシェティツキ:ピアノ曲集
(1)2つのピアノ曲Op.38【1.気まぐれなメヌエット/2.即興的マズルカ】
(2)4つの小品Op.36【1.アリア/2.ジグ/3.ユモレスク/4.泉】
(3)2つの小品Op.43【1.セレナータ/2.ラ・ピッコラ】
(4)パステル画Op.44
【1.前奏曲/2.古風なジグ/3.ユモレスク/4.オクターヴの間奏曲】
(5)2つのピアノ曲Op.47【1.ノクターン/2.スケルツォ】 |
トビアス・ビッガー(ピアノ) |
チェルニーの弟子にしてパデレフスキやシュナーベルの師レシェティツキの甘く華麗な世界
録音:2019年7月/インマヌエル教会文化センター(ヴッパータール)/DSD、4.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、58'52"
SACDハイブリッド盤。
テオドル・レシェティツキはポーランドに生まれ、ウィーンでチェルニーにピアノを師事したピアニスト・コンポーザー。アントン・ルビンシテインが開設したペテルブルグ音楽院のピアノ科教授に招かれ1862年から78年まで教え、ロシア・ピアニズムの基礎を作りました。
彼は独特なメソードを持つ名伯楽として知られ、弟子にはパデレフスキ、フリードマン、ガブリロヴィチといった伝説の名手を筆頭に、シュナーベル、エリー・ナイ、ブライロフスキー、ホルショフスキ、左手のヴィトゲンシュタインまで錚々たる大物が顔を揃えています。
レシェティツキはピアノ曲を中心に作曲も残していて、ほとんどがサロン的小品ですが、華やかで技巧的、弟子の大ピアニストたちが演奏会や録音で披露していましたが、今日であまり聴く機会がありません。ゆえに待望のディスク登場となります。
演奏のトビアス・ビッガーは1962年生まれのドイツの個性派ピアニスト。1982年にイタリアのコンクールで入賞しながらも弁護士として働き、1998年にピアノへ専念することを決めました。知られざる技巧作品に熱心で、編曲も数多く行うなど19世紀風芸風が興味津々です。
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CONTINUO CLASSICS
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ジェラール・プーレ、日本の若き才能と共演!
ロシアのヴァイオリン・ソナタ集
(1)ストラヴィンスキー:イタリア組曲
(2)プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタOp.56
(3)モシュコフスキ:2つのヴァイオリンとピアノのための組曲Op.71
(4)プロコフィエフ:5つのメロディ
(5)ショスタコーヴィチ(アトヴミヤン編):
5つの小品〜2つのヴァイオリンとピアノのための |
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)、
間宮美紗(ヴァイオリン)(2)(3)(5)
池田珠代(ピアノ)(1)(3)-(5) |
もはや絶滅寸前な粋で清潔な演奏、巨匠プーレが日本の若き才能と披露する魅惑の世界
録音:2018年11年、2019年1月/ムードン・スタジオ/Stereo、71'11"
日本でも活躍する巨匠ジェラール・プーレ。ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを作曲者と世界初演したガストン・プーレを父に持ち、名手シェリングに学んだ彼の演奏は技術的な安定はもとより、軽やかで明るい音色とフランス風の洒脱さで誰も真似のできぬ名人芸を示しています。
彼には多数の録音がありますが、このアルバム収録曲はいずれも初物。「ロシアのヴァイオリン・ソナタ集」と銘打っているもののソナタはプロコフィエフのみでモシュコフスキはポーランド人。むしろパリに暮らしたストラヴィンスキー、プロコフィエフ、モシュコフスキのフランス的センスをプーレならではの至芸で再現しています。
伝ペルゴレージ素材によるストラヴィンスキーのバレエ音楽「プルチネルラ」を作曲者自身がヴァイオリンとピアノ用に編曲した「イタリア組曲」と、プロコフィエフの歌曲集をやはり作曲者自身が編曲した「5つのメロディ」ではプーレの独奏をたっぷり堪能できます。またプロコフィエフのパリ時代最後の作「2つのヴァイオリンのためのソナタ」では、無伴奏の二重奏をプーレの1994年生まれの愛弟子間宮美紗と共演。懸命な間宮を支えています。
モシュコフスキ円熟期の「2つのヴァイオリンとピアノのための組曲」は、ピアノ作曲家で知られる彼としては珍しい形態ですが、この編成の貴重なオリジナル作品で、華やかかつ美しいメロディにあふれているため良く演奏されています。プーレの演奏で聴くことができるのはとんでもない幸せと申せましょう。ピアノ・パートを担う池田珠代は桐朋学園で学んだ後、パリ音楽院でジャック・ルヴィエにピアノ、ジャン=ミシェル・ダマーズに室内楽を師事。プーランク国際ピアノ・コンクール優勝の実力派。

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DIVIEN ART
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「リコレクションズ」マルコム・リプキン(1932-2017)の音楽
Prelude and Dance 前奏曲とダンス
1. I. Prelude: Comodo grazioso/2. II.
Dance: Allegro molto
Naboth's Vineyard ナボトのワイン畑
3. I. Dialogue I/4. II. Dialogue II/5.
III. Interlude/6. IV. Dialogue III/7. V.
Dialogue IV
Interplay インタープレイ
8. I. Moderately flowing, dreamlike 適度に流れるように、夢のように/
9. II. Very still 微動だにしない/10.
The Journey 旅/
11. Clifford's Tower クリフォードの塔(暗闇の中へー悲歌—平和への賛歌)/
12. Pastorale パストラーレ
弦楽三重奏曲
13. I. Allegro con moto/14. II. Allegretto
capriccioso/
15. III. Canzona: Largo di molto/16.
IV. Moderato – Allegro |
ジョン・ターナー(リコーダー)‛&3-10、ニコラス・トライグスタド
(チェロ)‛&1-9、
ジャネット・シンプソン(チェンバロ/ピアノ)‛&1-9、
デイヴィッド・コークヒル (パーカッション)‛&8-9、ナッシュ・アンサンブル‛&11-16 |
録音 2019年10月30日 St Pauls Church,Heaton
Moor Road, Stockport‛&1-9/2017年4月21日
Carole Nash Room,Royal Northern College of
Music,Manchester‛&10/1984年7月7-8日,12月6日Recorded
byHyperion‛&11-16
英国のリヴァプールで生まれ、50年の作曲家としてのキャリアを全うし2017年に亡くなった作曲家マルコム・リプキンへのトリビュート・アルバム。
2つの交響曲、オーボエ協奏曲、ピアノ曲、室内楽などを作曲し、BBCからの委嘱作品なども書いていたリプキン、かつては、わかりやすいメロディを多用した彼の音楽は古臭いと敬遠されたこともありましたが、現代ではその独創性が見直されています。
このアルバムには現在第一線で活躍する器楽奏者たちによる新録音に加え、1964年結成、ウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルを務めるナッシュ・アンサンブルが、1984年にHyperionレーベルへ録音したLPを本アルバムのためにリマスターした音源(トラック11-16)が収録されています。
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IBS CLASSICAL
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世の終わりメシアン/武満徹: 20世紀のクラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための四重奏曲集
1. 武満徹(1930-1996): カトレーンII
メシアン(1908-1992): 世の終わりのための四重奏曲
2. I. 水晶の典礼/
3. II. 世の終わりを告げる天使のためのヴォカリーズ
/
4. III. 鳥たちの深淵/5. IV. Intermede
間奏曲/
6. V. イエスの永続性への賛歌/
7. VI. 7つのトランペットのための狂乱の踊り/
8. VII. 世の終わりを告げる天使のための虹の混乱/
9. VIII. イエスの不滅性への賛歌 |
ホセ・ルイス・エステレス(クラリネット)、
アイツォル・イトゥリアガゴイティア(ヴァイオリン)、
ダビド・アペリャーニス(チェロ)、
アルベルト・ロサド(ピアノ) |
録音 2019年8月28-31日Auditorio Manuel de
falla(Granada)
ホロコースト後のアウシュビッツ解放から75周年を迎える2020年を記念するアルバム。
ここではクラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノという珍しい編成によるメシアンと武満の2作品を収録しています。
メシアンは1940年、ゲルリッツ強制収容所で20世紀室内楽の歴史に残る「世の終わりのための四重奏曲」という重要な作品を書き、翌年には多数の捕虜たちの前で初演しました。
聖書のヨハネ黙示録第10章からインスピレーションを得て書かれた作品には、宗教的なものを背景に、メシアンが好んだヒンドゥー教のリズム、鳥の鳴き声など、豊富なイメージが反映されています。
武満の「カトレーンII」はメシアンへのオマージュとして書かれたもので、原曲の「カトレーン」から4人の独奏者パートを抽出するとともに、4つの楽器のイメージを生かした作品です。演奏は、ヴァイオリンのザハール・ブロン門下のイトゥリアガゴイティア他、ヨーロッパで活躍するソリストたちです。
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アランフェス以外ほとんど知られていない
ロドリーゴ(1901-1999): SOLERIANA
ソレリアーナ〜室内オーケストラ作品集 |
ジョアン・エンリク・リュナ(指揮)
ソフィア王妃芸術館管弦楽団 |
SOLERIANA ソレリアーナ
1. Entrada エントラーダ/2. Fandango
ファンダンゴ/
3. Tourbillon トールビヨン/4. Pastoral
パストラル/5. Passepied パスピエ
TRES VIEJOS AIRES DE DANZA 3つの伝統的舞曲の調べ
6. Pastoral パストラル/7. Minue ミヌエ/8.
Jiga ジーガ
DOS MINIATURAS ANDALUZAS 2つのアンダルシアの小品
9. Preludio プレルーディオ/10. Danza
ダンサ
ZARABANDA LEJANA YVILLANCICO 遥かなるサラバンドとビリャンシーコ
11. Zarabanda Lejana, Adagio サラバンド、アダージョ/
12. Villancico, Allegretto ビリャンシーコ、アレグレット |
録音 2019年4月9-10日 Palau de les Arts(Sala
Sinfonica)
「アランフエス協奏曲」があまりにも有名なため、他の170曲ほどの作品はほとんど知られていないロドリーゴ。このアルバムでは、あまり演奏されることのない室内オーケストラのための作品を紹介することで、彼がなぜ20世紀スペインで最も成功した作曲家の一人であるのかを紐解きます。
ロドリーゴはスペインの民族性を重んじつつも、1930年代に流行したヨーロッパの新古典主義を取り入れ、クラシックの伝統に則った作曲をしたため、同時代のポピュラー音楽に霊感を求めた他の作曲家たちとは一線を画した作品を書きあげたと言えます。
例えば、アルバム・タイトルになっている「ソレリアーナ」は、18世紀スペインの作曲家ソレール(1729-1783)のチェンバロ・ソナタを下敷きにしており、チェンバロの響きを模したオーケストラの響きがユニークです。
演奏しているソフィア王妃芸術館管弦楽団は、ロリン・マゼールが創設したオーケストラ。マゼールは2006年から2011年まで楽団を率い、彼に選ばれた国際的な音楽家たちが集まっています。
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ORCHID CLASSICS
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Russian Colours
ロシアン・カラーズロシアの室内アンサンブル作品集 |
カメラータ・チャイコフスキー(室内アンサンブル)
ユーリ・ジスリン(ヴァイオリン、ヴィオラ&指揮) |
グラズノフ(1865-1936): アルト・サクソフォン協奏曲 変ホ長調 Op.109(1934)
ユーリ・ジスリンによるヴィオラと弦楽オーケストラ編
1. Allegro moderato/2. Andante/3.
Moderato - Cadenza/4. Allegro
アレンスキー(1861-1906): 弦楽四重奏曲第2番
イ短調 Op. 35a(1894)
ユーリ・ジスリンによる第1楽章と第3楽章の弦楽オーケストラ編
5. Moderato/
6. チャイコフスキーの主題による変奏曲
Op.35a(アレンスキーによる第2楽章の弦楽オーケストラ編)/
7. Finale - Andante sostenuto
8. チャイコフスキー(1840-1893): アンダンテ・カンタービレ(弦楽四重奏曲第1番Op.11より)(1871)
ユーリ・ジスリンによる弦楽オーケストラ編
9. ボロディン(1833-1887): 弦楽四重奏曲第2番 第3楽章「夜想曲」(1881)
ユーリ・ジスリンによる弦楽オーケストラ編
10. ラフマニノフ(1873-1943): ヴォカリーズ Op.34-14(1912) ユーリ・ジスリンによる弦楽オーケストラ編 |
録音 2019年10月28-29日 St Mark's Church,
St John's Wood,London
ヴァイオリンとヴィオラ演奏の両面で活躍するロシア出身のユーリ・ジスリンがロンドンで結成した室内アンサンブル、カメラータ・チャイコフスキー。
ガーディアン紙に絶賛されたデビュー盤(ORC10098)に続く、Orchid
Classicsからの2作目となるこのアルバムには、19世紀から20世紀にかけてロシアで花開いた様々なロマン派時代の音楽が収録されており、ジスリンは演奏だけでなく、アレンスキーの「チャイコフスキーの主題による変奏曲」を除く全ての作品に編曲を施し、独自の響きを創り上げています。
収録曲は、ヴィオラと弦楽オーケストラのために編曲されたグラズノフの「アルト・サクソフォン協奏曲」をメインとし、チャイコフスキーへのトリビュート作品ともいえるアレンスキーの「弦楽四重奏曲第2番」、ボロディンの良く知られた「弦楽四重奏曲第2番」第3楽章"夜想曲"や、チャイコフスキーの民謡風のメロディを持つ「アンダンテ・カンタービレ」、ラフマニノフのお馴染みの美しい「ヴォカリーズ」の5曲です。
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シアトル交響楽団(SEATTLE SYMPHONY)
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ダウスゴー&シアトル交響楽団
ニールセン(1865-1931): 交響曲第1番&第2番
交響曲第1番 ト短調 Op.7
1. I. Allegro orgoglioso/2. II. Andante/
3. III. Allegro comodo/4. IV. Finale:
Allegro con fuoco
交響曲第2番 ロ短調「四つの気質」 Op.16
5. I. Allegro collerico/6. II. Allegro
comodo e flemmatico/
7. III. Andante malincolico/8. IV.
Allegro sanguineo |
トマス・ダウスゴー(指揮)
シアトル交響楽団 |
録音 S. Mark Taper Foundation Auditorium, Benaroya
Hall, Seattle, Washington. ライヴ 2020年1月30日、2月1日‛&1-4/2019年4月4,6,7日‛&5-8
デンマーク出身の指揮者トマス・ダウスゴー。1997年から2019年までスウェーデン室内管弦楽団の首席指揮者を務めるかたわら、デンマーク国立交響楽団の首席指揮者(2004-2011)を経て、現在はBBCスコティッシュ交響楽団の首席指揮者とシアトル交響楽団の音楽監督を兼任。創造性と革新性に満ちた演奏で聴き手を魅了しています。
今作では彼が得意とするニールセンの交響曲第1番と第2番を演奏。これは、すでにリリースされた第3番(2017年録音)と第4番(2015年録音)に続くニールセン交響曲ツィクルスの第2作となります。
ブラームスら、ドイツ・ロマン派の影響が感じられる若々しい作風による第1番、人間の気質を表すとされる4つの楽章で構成された第2番、どちらもニールセンの創意工夫と、豊かな描写力溢れる画期的な作品であり、ダウスゴーは各々の曲の特色を生かし、聴き応えのある演奏を繰り広げています。
ダウスゴーはこれまでシアトル交響楽団と3枚のアルバムを録音しており「マーラー:交響曲第10番」は2017年のGramophone賞にノミネートされるなど高い評価を受けていますが、自国の音楽を大切にしてきたダウスゴーならではの説得力あるニールセンの交響曲は、ベナロヤ・ホールの芳醇な響きと相俟って、聴き手に素晴らしい感動をもたらすことでしょう。
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SOOND
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SOOND(ソーンド)は、作曲家ブルーノ・ルトールにより2020年にブリュッセルで創設されました。
既存の美観、形式、地域性などあらゆる規制に囚われず、様々な音楽を垣根無く幅広く扱い、それらの融合を目指しています。 |
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1-16. コラン・ロッシュ(1974-):
鏡の中のロマン(テーブルの上のシーシュポス)
〜 声のためのエチュード |
声:Colin Roche、Gevorg Badalyan、
Chaya Czernowin、Santiago Diez Fischer、
Cameron Graham、Dmitri Kourliandski、
Chanhee Lim、Darya Zvezdina
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録音: 2019年10月、パリ
1974年生まれパリ在住のアーティスト、コラン・ロッシュのアルバム。生涯にわたって同じ題材の作品を描き続けたフランス生まれのポーランドの画家ロマン・オパルカに衝撃を受け、その業から、神の怒りに触れたシーシュポスが山から落ちる岩を繰り返し頂へと運び上げる永遠の罰を思い、さらにアルベール・カミュによる「シーシュポスの神話」へと巡る思考の中から生まれた作品。
少しずつ変化するフランス語のテキストが、男声あるいは女声、一人あるいは複数で延々と語られてゆきます。語りによるミニマル・ミュージックのような面白さ。フランス語の響きも相まって、不思議な心地よさのアルバムです。
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コラン・ロッシュ: LE LIVRE DES NOMBRES 民数記
〜
リアルタイム・パフォーマンス |
コラン・ロッシュ
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録音: 2019年10月、パリ
1974年生まれパリ在住のアーティスト、コラン・ロッシュのアルバム。タイトルは、旧約聖書で出エジプト記の2年余り後からの物語とされる『民数記』からとられているようです。
全1トラック53分、響きの少ない室内で何かの作業をしている物音、息遣い、そして鼓動音が続く作品。
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"La fabrique"、ソロ楽器のための作品4曲を収録
1. Erotique de l'allumette - Erotic of
the match (2009)
コントラバスのための
2. Etat seconddu verre d'eau - Second state
of a glass of water (2012)
バス・フルートのための
3. Au fil des pas (ou l'inachevement perpetuel)
- As the footsteps go by (or perpetual
incompletion) (2009)
チェロのための
4. L'intrigante (levres sur Silex) - The
schemer (lips on silex) (2015)
ピッコロのための |
Shao-Wei Chou(ピッコロ、バス・フルート)
ローラ・マリク (チェロ)
ユリス・ヴィグリュー (コントラバス) |
1974年生まれパリ在住のアーティスト、コラン・ロッシュのアルバム。小さな工場を表す"La
fabrique"をタイトルに、ソロ楽器のための作品4曲を収録しています。
いずれも、特殊奏法を駆使し、言葉少ないながらも時に激しつつ、音楽というよりも何かを語るような作風です。
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TOCCATA NEXT
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コミタスの遺産〜アルメニアのピアノ三重奏曲集
1-3. ババジャニアン(1921-1983):ヴァイオリン、チェロとピアノの三重奏曲 嬰ヘ短調(1952)
4-9. コミタス(1869-1935): 6つのアルメニアの小品(V.バルティキアンによるピアノ三重奏編)(2016)
10-12. グリゴリヤン(1976-): エテルヌス(2018)
トリオ・エテルヌスに捧げる
13-18. アゴシアン(1977-): ピアノ三重奏曲「コミタスへのオマージュ」(2017)
4-18 世界初録音 |
トリオ・エテルヌス
【メンバー】
アレクサンダー・スチュワート(ヴァイオリン)、
ヴァルーヤン・バルティキアン(チェロ)、
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ) |
録音 2019年7月27-31日 Calouste Gulbenkian
Foundation, Lisbon
アルメニアの司祭で、音楽学者、歌手としても活動したコミタス(本名:Soghomon
Soghomonian)を讃えるアルバムの登場。
コミタスは1869年生まれ。幼い頃に両親を失い、アルメニアの神学校で教育を受け、1894年に司祭となりましたが、アルメニア人虐殺事件に巻き込まれ精神を病み、悲劇的な最期を送ったことで知られています。
また、フィールドワークにより収集した膨大な数のアルメニアの民俗音楽や歌から、固有のアクセントなどを解明し保存したことで、"アルメニア音楽の父"と呼ばれています。
コミタスの偉業を継承した作品を集めたこのアルバムには、"20世紀の古典"となったババジャニアンの1曲の他、コミタスの「6つのアルメニアの小品」の民謡の編曲版を含む3つの世界初録音作品が収録されています。
演奏は、イギリス人ヴァイオリニスト、アルメニア人のチェリストと、ポーランド人のピアニストにより2013年に結成されたトリオ・エテルヌスです。
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最後の偉大なカストラートの一人〜ザ・ロマンティック・カストラート
ジャンバティスタ・ヴェッルーティの装飾音付き歌曲とアリア
ニコリーニ(1762-1842): 《カール大帝》より
1. シンフォニア
2-3.シェーナとアリア Ecco, o Numi‛&Ah
quando cessera
「ここで、おお神々は」‛&「ああ、それが止まった時」
ロッシーニ(1792-1868): 《バビロニアのチーロ》より
4. カヴァティーナ T'abbraccio, ti stringo「私はあなたを抱きしめる」
バーガーシュ卿ジョン・フェイン(1784-1859):
《恥ずかしがり屋の恋》より
5. シンフォニア
6-7. シェーナとアリア Che vuoi mio
cor?...T'intendo mio cor
「あなたは私の心の何が欲しいのか?」‛&「私はそれを理解する」
8. ベートーヴェン(177-1827): パイジェッロのオペラ《水車屋の娘》の二重唱
「わが心はもはやうつろになりて」による6つの変奏曲
WoO 70
9-17. ヴェッルーティ(1780-1861): 「わが心はもはやうつろになりて」の主題による8つの変奏曲
18. バーガーシュ卿:《恥ずかしがり屋の恋》よりアリエッタ
Placido zeffiretto「穏やかな微風」
モルラッキ(1784-1841): 《テバルドとイソリーナ》より
19. シンフォニア
20-21.シェーナとロマンツァ Notte tremenda‛&Caro
suono lusinghier
「素晴らしい夜」‛&「愛しいお世辞の響き」
22. クラーマー(1771-1858): ヴェネツィアのエール、ピアノのためのロンド・ブリランテ
23. ウェルシュ(1780-1848): Ah can I
think of days gone by?
世界初録音‛&トラック8を除く |
ロバート・クロウ(男声ソプラノ)・・・2-4,6-7,9-18,20-21,23、
アイリス・ラス(フルート)‛&21、ヨアヒム・エンダース(ピアノ) |
録音 2019年10月7-11日 Gemeindesaal of
the Evangelische Petrusgemeinde,Darmstadt,
Germany
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴェッルーティ(1780-1861)は、最後の偉大なカストラートの一人で、17世紀から18世紀当時のオペラ界をまるで"ディーヴァ"のように席巻しました。
ヴェッルーティのレパートリーは、自身が活躍したロマン派時代の歌が多かったことが大きな特徴で、各々の歌にほどこす装飾音の際立ったスタイルは、後にロッシーニ、ベッリーニやドニゼッティを歌うプリマ・ドンナたちのお手本となりました。
このアルバムで歌っているのは、アメリカ出身、1992年に世界でも極めて希少なプロの男声ソプラノとしてデビューしたクロウ。女性のソプラノに負けない高音を美しく操り、スタンダールやメアリー・シェリーなどの作家やウェリントン公爵に愛されたというヴェッルーティの華やかな世界観を見事に再現しています。
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MEGADISC CLASSICS
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フィリップ・エルサン (1948-):ソングラインズ
ソングラインズ [Songlines]
(ピアノ、フルート、クラリネット、トロンボーン、チェロ、コントラバスと打楽器のための)
(2007)
アンサンブル・ゼリグ
イン・ブラック [In Black] (ピアノのための)
(2007)
セドリック・ティベルギアン (ピアノ)
チェロ・ソナタ (2003)
ロマン・ガリウ (チェロ)
クラリネット、チェロとピアノのための6つのバガテル
(2007)
アンサンブル・ゼリグ
遠くに [In die Ferne] (ピアノとバリトンのための
; 全8曲)
アリス・アデール (ピアノ)
マテュー・レクロアル (バリトン) |
録音 : データ記載無し (2017年以前)、ストゥディオ・アクースティク
(パッサヴァン・スタジオ)、パッサヴァン、フランス
フィリップ・エルサンはパリ音楽院でアンドレ・ジョリヴェ
(1905-1974) に師事したフランスの作曲家。指揮者テオドール・クルレンツィスとロシアのペルミ国立オペラ・バレエ劇場の委嘱を受け作曲した合唱オペラ「トリスティア」(2016年)
はウィーン、ベルリン、アテネ、ルツェルン等でも上演されました。
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MDC 7874
(2CD)
¥4300
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ルシアン・ゲリネル (1930-) : ピアノ作品全集 |
ジャン=ルイ・ロブラン (ピアノ)
クリストフ・マニアン (ピアノ (*)) |
[CD 1]
8つの前奏曲 [Huit Preludes] (1981-1995)
2つのエチュード [Deux Etudes] (1979-1982)
夢、楽章 [Songe, Mouvement] (1993)
歌、空間 I, II, III [Chants, Espaces
I, II, III] (2台のピアノのための) (1985-1991)
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子供とピアノのために [Pour un enfant
et un piano] (1958-1975)
[CD 2]
城壁の巡視路 [Chemin de ronde] (1998-2008)
12のマイクロ・エチュード [Douze micro-etudes]
(1984-1990)
2つの碑銘 [Deux inscriptions]
モーリス・オアナのための [pour Maurice
Ohana] (ピアノ4手連弾のための) (1987) (*)
ドビュッシーのための碑銘 [pour Debussy]
(2013)
12の小品 [Douze petites pieces] (2010-2011)
記憶ゲーム [Jeu memoire] (2001)
4つの極小品 [Quatre pieces vraiment petites]
(2013)
(特記以外、ピアノ独奏のための) |
録音 : 時期の記載無し (2016年10月以前)、ストゥディオ・アクースティク
(パッサヴァン・スタジオ)、パッサヴァン、フランス
ルシアン・ゲリネルはチュニジア育ちのフランスの作曲家。2つのオペラを含む多様なジャンルに150を超える作品があります。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
METIER
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エドワード・カウイー(1943-):
クラリネット協奏曲 第2番/オーケストラのための協奏曲
1. クラリネット協奏曲 第2番(1979-80)
2. オーケストラのための協奏曲(1981-82) |
アラン・ハッカー(クラリネット)‛&1
マーティン・ロスコー(ピアノ)‛&2
ハワード・ウィリアムズ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音: Philharmonic Hall, Liverpool1983年11月2日‛&2/1984年1月29日‛&1
カウイーは1943年、イギリスのバーミンガム生まれ。ポーランドでルトスワフスキに学び、ティペットに指導を受け、大学で物理や絵画も学んだという作曲家です。
自然を愛し、その色彩やパターンなどを作品に反映させることで知られ、ここに収録された2作品も、水を取り巻く自然環境のインスピレーションから生まれています。
どちらの作品も単一楽章で構成されており、ダイナミックかつ緊張感あふれる仕上がりを持つ、21世紀の重要なオーケストラ・レパートリーです。
クラリネット協奏曲でソリストを務めるアラン・ハッカーは古典から現代曲までを得意とするイギリスの奏者。指揮を務めるのは、作曲家が認めるハワード・ウィリアムズ。
この音源はもともと1986年にHyperionより発売されたLPの復刻で、当時「オーケストラ作品におけるトゥール・ド・フォルス(力作)!」とオブザーヴァー紙やタイムズ紙から高い評価を得た録音です。
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<国内盤>
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SONARE
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藤原浜雄/ヴァイオリン・リサイタル 2020
(1)ヴィターリ(シャルリエ編):シャコンヌ
ト短調
(2)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
遺作
(3)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番
イ短調 Op.105
(4)ストラヴィンスキー(ドゥシュキン編):ディヴェルティメント「妖精の口づけ」
(5)ヴィエニアフスキ:「ファウスト」による華麗なる幻想曲
Op.20 |
藤原浜雄(ヴァイオリン)
三上桂子(ピアノ) |
なんと輝かしく美しい音色。藤原浜雄、三上桂子による2020年2
月のリサイタルのライヴ録音!
ライヴ録音:2020年2月20日/紀尾井ホール/DDD、74'43"、日本語帯・解説付
日本を代表するヴァイオリニストの藤原浜雄と藤原の夫人、ピアニストの三上桂子。期待の最新盤は2020年2月20日、紀尾井ホールにおけるリサイタルを収めたライヴ録音です。
収録作品はヴィターリのシャコンヌにはじまり、ラヴェルのヴァイオリン・ソナタ
遺作、シューマンのヴァイオリン・ソナタ第1番、ストラヴィンスキーのディヴェルティメント、そしてヴィエニアフスキの「ファウスト」による華麗なる幻想曲という充実の内容!藤原浜雄が奏でる輝かしく美しい音色と三上桂子の表情豊かな演奏。阿吽の呼吸から奏でられる二人の演奏は常に聴き手の心に届く唯一無二の世界が広がります。常に進化し続けるデュオの演奏をお楽しみください。
「ストイックで、しかし決してペダンティックにならない透明で温かい演奏は、藤原さんの良心だ(西原
稔)」ライナー・ノーツより
藤原浜雄と三上桂子の共演盤、「ヴァイオリン・リサイタル2017」(SONARE
1038)、「ヴァイオリン・リサイタル2015」(SONARE
1028)、「ヴァイオリン・リサイタル2012」(SONARE
1016)、「ヴァイオリン・リサイタル2010」(SONARE
1005)、「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集(1997年録音)」(SONARE
1009)も好評発売中です!
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ナクソス・ジャパン
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日本作曲家選輯 仕様変更再発売
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NYCX-55787
【仕様変更再発売】
¥1800+税
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伊福部昭(1914-2006):
シンフォニア・タプカーラ/SF交響ファンタジー
第1番 他
シンフォニア・タプカーラ(1954、1979改訂)
1. Lentp molto-Allegro/2. Adagio/3.
Vivace/
4. ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ(1961、1972改訂)
5. SF交響ファンタジー 第1番 |
エカテリーナ・サランツェヴァ(ピアノ)‛&4
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮) |
録音 2004年5月3-12日 モスクワ、ロシア国営TV&ラジオ・カンパニー「Kultura」、第5スタジオ
1935年、ルーセルやイベールなどフランスの著名作曲家が審査員を務めたチェレプニン賞で第1位を獲得したのは、21歳の無名の青年、伊福部昭でした。北海道で暮らしていた彼は、アイヌの人々とも接し、その生活や文化から大きな影響を受けており、アイヌ民族が持つ生命力を余すことなく反映した、処女作にして第1位受賞作「日本狂詩曲」と、伊福部昭の名は瞬く間に日本の音楽界に知れ渡ることとなります。以来、伊福部は優れた教師として、また映画「ゴジラ」に代表される映画音楽の大家として、日本の音楽界に絶大な影響を与え続けました。
このアルバムには、アイヌ舞踊の一形式である"タプカーラ"から想起された「シンフォニア・タプカーラ」、反復(オスティナート)にこだわり、繰り返しで全編を埋め尽くそうとした「リトミカ・オスティナータ」、「ゴジラ」シリーズを中心とする映画音楽を伊福部自身がメドレー化した「SF交響ファンタジー
第1番」の3曲を収録。ヤブロンスキー率いるロシア・フィルハーモニー管弦楽団の荒々しいまでのエキサイティングな演奏でお楽しみいただけます。伊福部家のルーツから説き起こした片山杜秀氏の解説文も素晴らしく、読み応え充分です。
※解説、演奏者プロフィールは既発売商品[8.557587J]のブックレットから転載となります。
初登場時のコメントから
ついに登場。
いまやNAXOS最大のヒット・シリーズとなった「日本作曲家選輯」。その企画が始まったときから「伊福部はいつ?曲は何?」という質問が何度寄せられたことだろう。そんな人気・実力共に日本音楽最高の地位を占める伊福部のアルバムがようやく登場となった。
やはり代表作は「SF交響ファンタジー第1番」。「ゴジラ」である。この作品はご存知のように怪獣映画のために作られた単体音楽をフル・オーケストラ用に編曲してメドレー風につなぎ合わせたものである。ちなみに「ファンタジー」というのは、単に接続されただけの無形式な楽曲、というような意味で、SFファンタジーの意味ではない。実は伊福部自身は、映画音楽は映画と切り離して演奏されるべきではない、と考えていたらしく、この作品も本来は1回限りの映画音楽コンサートで披露して終わり、というつもりだったらしい。作品リストにも含めないつもりだった。・・・ところがあまりの反響の大きさに何度も演奏されることになり、ついには心ならずも代表作となってしまった。伊福部本人は「気恥ずかしい限りです」と語っている。
しかし、この曲はやはりそれだけ多くの人の心を揺り動かすものをもつ。確かにゴジラのテーマがいきなり出てきて失笑する人もいるかもしれない。しかしその土俗的で原始的なエネルギーと、ひたすら扇情的でかっこいいリズムとメロディーに、ぐぐぐと心臓を掴まれるともう身動きすることはできない。幼年時代や少年時代の追憶に浸りながらも、体中を熱い電流がほとばしる。とにかくかっこいい。音楽そのものは現代文明を破壊する怪物を象徴しているのかもしれないが、聴いている我々は手に入る武器を持ってそうした自然の化け物に立ち向かいたくなってくる。何度も言うがとにかくかっこいい。からだの底の方から勇気が湧いてきて元気が出てくるのである。
10年前にフランス盤で広上が指揮したこの曲のCDが出たとき、店頭でかけるやわずか15分の間に在庫分が残らず売れていったことを思い出す。池袋WAVEでは今でも伝説となっているあの年のベストセラーである。今回の指揮はヤブロンスキーとロシア・フィル。若干のおとなしさはあるが、この曲のもつダイナミックさを無難に仕上げて過不足ない。とりあえずこの世紀の傑作をご賞味あれ!
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NYCX-57819
【仕様変更再発売】
¥1800+税
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早坂文雄(1914-1955):ピアノ協奏曲/左方の舞と右方の舞
他
ピアノ協奏曲(1948)-世界初録音
1. I.Lento/2. II.Rondo/
3. 左方の舞と右方の舞(1941)/4. 序曲
ニ調(1939) |
岡田博美(ピアノ)‛&1,2
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮) |
録音 2005年4月29日-5月5日 モスクワ、ロシア国営TV&ラジオ・カンパニー「Kultura」、第5スタジオ
『七人の侍』や『羅生門』など、日本の映画音楽史に残る作品を書いた早坂文雄。
少年時代から作曲家を志すも、家庭の事情で音楽大学への進学を断念。しかし、同世代の伊福部昭や、三浦淳史と「新音楽連盟」を結成し、ピアノを演奏するなど音楽への道を捨てることはありませんでした。念願の作曲家になってからは、「汎東洋主義」を提唱、東洋的な感性による様式や響きを活かした独自の音楽を創り上げました。その作風は黛敏郎や武満徹ら、次代を担う多くの作曲家に影響を与えたことでも知られます。
このアルバムには、早坂の純音楽での代表的作品を収録。世界初録音となった「ピアノ協奏曲」は岡田博美がソロを務め、曲の持つ瞑想的な美しさを紡ぎだしています。他には、雅楽からインスピレーションを得た「左方の舞と右方の舞」、皇紀2600年記念奉祝管弦楽曲懸賞に首席入選した「序曲ニ調」が収録されています。片山杜秀氏によるオリジナル解説付き。
※解説、演奏者プロフィールは既発売商品[8.557819J]のブックレットから転載となります。
初登場時のコメントから
伊福部昭と並ぶ民族楽派の急先鋒でありながら、雅楽などの伝統音楽を大胆に取り入れて独特の日本的美学を音楽にした早坂文雄。
その存在はコンサート音楽ばかりではなく、黒澤明や溝口健二などの映画音楽を通じて世界的に広まっており、武満徹の師としても知られている。もっとも人気が高い「左方の舞と右方の舞」は宮廷雅楽のイディオムをオーケストラに変換した作品。公式にはこれが初録音となる大作「ピアノ協奏曲」は演奏されることの少ない“幻の名曲”。日本最高のピアニストの一人、岡田博美による繊細かつ完璧な演奏は本シリーズでも白眉といえる。
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