≪第107号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2020/6/30〜
7/3(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AURIS CLASSIC
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仰ぎ見て 〜
ヴェルディ、ヴォルフ、ウルバイティス、レーガー&ニューステット
ヴェルディ:主の祈り
ヴォルフ:アイヒェンドルフの詩による6つの宗教的な歌
ミンダウガス・ウルバイティス:ラクリモーサ
レーガー:8つの宗教的歌曲
クヌート・ニューステット:平和(Peace)、歌と喜び(Sing
and rejoice) |
ケムニッツ聖十字架教会室内合唱団
ステフェン・ヴァルター(指揮) |
ライプツィヒ、ドレスデンと並ぶザクセン州の独立市の一つ、ケムニッツの聖十字架教会(ドイツ福音教会)で活動する室内合唱団。ヴェルディ、ヴォルフ、レーガーの後期ロマン派宗教合唱作品に、リトアニアのミンダウガス・ウルバイティス(b.1952)、ノルウェーのクヌート・ニューステット(1915−2014)の作品を組み合わせています。
※録音:2019年5月15日−17日、ケムニッツ聖十字架教会(ドイツ)
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C’AVI−MUSIC
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ベートーヴェン・トリオ・ボン
ベートーヴェン:ピアノ三重奏のための作品集Vol.3
ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 Op.11 《街の歌》
交響曲第6番ヘ長調 Op.68 《田園》
(クリスティアン・ゴットリープ・ベルケ(1796−1875)編曲/
ピアノ三重奏版) |
ベートーヴェン・トリオ・ボン
〔ジンサン・リー(ピアノ)、
ミハイル・オヴルツキ(ヴァイオリン)、
グリゴリー・アルミャン(チェロ)〕 |
ベートーヴェン・トリオ・ボン!ピアノ三重奏版「田園」!
☆ドイツの気鋭トリオ、"ベートーヴェン・トリオ・ボン"(BTB)のベートーヴェン録音!
☆ピアノ三重奏曲とアレンジ作品を1つずつ組み合わせるという、BTBならではのベートーヴェン・アニヴァーサリー・シリーズ!
☆最終巻となる第3巻は、「街の歌」と「田園」!
ゲオルギー・スヴィリードフやアレクサンドル・アリャビエフを含むロシアのレア・レパートリーとオーケストラ作品からの「ピアノ三重奏アレンジ」の録音・演奏でその実力を知らしめて来たドイツ気鋭のピアノ三重奏団、ベートーヴェン・トリオ・ボン(BTB)。
BTBが名前に掲げるベートーヴェンのアニヴァーサリー・アルバムは、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲のためのオリジナル作品と、管弦楽作品からのピアノ三重奏アレンジを1曲ずつ組み合わせて対比させるという、こだわりのプログラムで贈る全3巻のシリーズ。
最終巻となる第3巻は、ベートーヴェンの名曲ピアノ・トリオ、《街の歌》と交響曲第6番《田園》の組み合わせ。
当時オーケストラ作品の室内楽版は日常的に作られており、「田園」も(当初はその革新性ゆえにあまり評価されなかったにもかかわらず、)初演から数十年の間に、弦楽六重奏、ピアノ2手、4手、8手、フルート四重奏などのアレンジ版が登場しています。
最初にピアノ三重奏版を書いたのは、ブラームスの友人でもあったというフルートの名手(ゲヴァントハウス管弦楽団のメンバー)、クリスティアン・ゴットリープ・ベルケ(1796−1875)です。
※録音:2019年4月、ドイツ放送室内楽ホール(ケルン)
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DUX
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グレツキ最晩年の大作。
オラトリオ《サンクトゥス・アダルベルトゥス》!
グレツキ:
ソプラノ、バリトン、混声合唱とオーケストラのためのオラトリオ
《サンクトゥス・アダルベルトゥス》Op.71 |
エヴァ・トラーチュ(ソプラノ)
スタニスワフ・クフリュク(バリトン)
シレジアン・フィルハーモニー交響楽団&合唱団
ミロスワフ・ヤチェック・ブワシュチク(指揮)
スワヴォミール・ホラント(語り) |
グレツキ最晩年の荘厳なる大作。オラトリオ《サンクトゥス・アダルベルトゥス》!
「悲歌のシンフォニー」でセンセーションを巻き起こしたグレツキが、プラハの聖アダルベルトの殉教1000周年を記念すべく1997年に作曲した荘厳なオラトリオ。
当初は教皇ヨハネ・パウロ二世のポーランドへの巡礼中に初演が行われる予定となっていたものの、作曲者グレツキが病に倒れたことにより実現しませんでした。
その後、息子のミコワイ・グレツキが父のアーカイヴの中からオラトリオのマニュスクリプトを発見し、グレツキの死去から5年後の2015年11月4日に、ICEクラクフ・コングレスセンターの創立70周年を記念したガラ・コンサートで初演されたというエピソードを持っています。
兵庫県立芸術文化センターの開館15周年記念公演「ラ・ボエーム」(2022年へ延期予定)への出演が決まっていたソプラノのエヴァ・トラーチュや、実績十分のバリトン、スタニスワフ・クフリュクの存在感も見逃せないポイントです。
※録音:2019年11月27日−29日、ヘンリク・ミコワイ・グレツキ・シレジアン・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
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クシジャノフスカ:室内楽作品集
チェロ・ソナタ ヘ短調 Op.47*
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.28+
弦楽四重奏曲イ長調 Op.44 |
アンナ・ヴローベル(チェロ)*
マウゴジャタ・マルチク(ピアノ)*
アンジェイ・ゲンプスキ(ヴァイオリン)+
グジェゴシュ・スクロビンスキ(ピアノ)+
弦楽四重奏団《カメラータ・ヴィストゥラ》 |
両親の移住先であるフランス、パリ近郊のクールブヴォアで生を受け、パリを中心とするフランスをその生涯の活躍の場とした19世紀後期〜20世紀後期ポーランドの女流コンポーザー=ピアニスト、ハリーナ・クシジャノフスカ(1867−1937)。
パリ音楽院でアントワーヌ=フランソワ・マルモンテルとエルネスト・ギローに師事し、1880年には同音楽院を一等賞で卒業した実力の持ち主。活動の場がフランスだったため、後年のバツェヴィチと比べて知名度では大きな差を付けられているものの、紛れもなく19世紀後半に世界を舞台に活躍した音楽家であり、ピアニスト、作曲家の両面で再評価が待たれる人物です。
※録音:2019年11月4日−5日&20日、オトレンブシ(ポーランド)
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ポーランド・ロマン派の代表格
ストヨフスキ:歌曲集
セレナーデ/6つのメロディ Op.33/物言わぬ娘のフルート/
ユーフォニーズ/星/5つの歌曲 Op.11/憧れ/残念/
浅ましい/クラコヴィアク/ポロネーズ風のシャンソン/
ポーランドの想い出 |
マグダレーナ・モレンドフスカ(ソプラノ)
ユリア・サモヨウォ(ピアノ) |
ドリーヴ、デュボワ、パデレフスキといった大作曲家たちに師事し「交響曲」や「ピアノ協奏曲第1番&第2番」、「ポーランド幻想曲」などで大成功を収め、20世紀初頭にはアメリカへと渡り、ニューヨーク・フィルが初めて作品を取り上げたポーランド人作曲家となったジグムント・ストヨフスキ(1870−1946)。
ポーランドにおけるロマンティシズムの代表格の1人と目され、大編成作品に注目が集まりがちだが、ワルシャワ時代、パリ時代に作曲された歌曲、民謡を題材とした歌曲はどれも佳作ばかり。
ストヨフスキの知られざる魅力を解き明かす貴重な録音です。
※録音:2019年10月27日−30日、キェルツェ(ポーランド)
復権著しいジグムント・ストヨフスキ
Acte Prealable の知る人ぞ知るベストセラー・アルバム
1CD\2600→\2390 |
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ジグムント・ストヨフスキ(1870-1946):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.13
ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ長調 Op.37(1911)
ロマンス Op.20(1919)
アウグスト・ヴィルヘルミ編曲:メロディ(Op.1
No.1;1888/1889)
アルフレート・カイザー編曲:オバド(Op.8
No.3;1891)
録音:2011年2月25-26日、3月5日、カトヴィツェ国立音楽学校 |
イレナ・カリノフスカ=グロフス(ヴァイオリン)
バルバラ・パクラ(ピアノ) |
ストヨフスキはクラクフでパデレフスキらに、パリ音楽院でドリーブ、デュボワらに師事したポーランドの作曲家・ピアニストで、1905年にニューヨークに移住、以後この都市を拠点に合衆国で活躍しました。
近年再評価の動きが著しく、ヴァイオリン協奏曲を収めたCD(AP
0221)は当レーベルのベストセラーの一つとなっています。世界初録音と表記されています。
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ジグムント・ストヨフスキ(1870-1946):
ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ長調 Op.37(*)
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス
Op.20(+)
ヴァイオリン協奏曲ト長調 Op.22(+) |
アグニェシュカ・マルハ(ヴァイオリン)
ジャン=ジャック・シュミット(ピアノ(*))
ワルシャワ・エルスネル中等音楽学校管弦楽団(+)
ピオトル・ヴァイラク(指揮(+)) |
録音:2008年8月25-26日、ケールザッツ(スイス)、Oekumenisches
Zentrum(*)
2008年5月28-30日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2(+)
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ET’CETERA
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ポール・ギルソン:サクソフォンと管弦楽のための作品集
アルト・サクソフォン協奏曲第1番
(オリジナル・シンフォニック・ヴァージョン世界初録音)
アルト・サクソフォン協奏曲第2番
テナー・サクソフォンと管弦楽のための
《レチタティーヴォとセレナード》(世界初録音) |
クルト・ベルテルス(ヒストリカル・サクソフォン)
ジャン・レイサム=ケーニック(指揮)
フランダース交響楽団 |
☆世界最初のサクソフォン協奏曲!
☆ベルギーのポール・ギルソンの協奏曲をヒストリカル・サクソフォンで!
1902年に、世界で最初にサクソフォンとオーケストラのための協奏曲を書いたブリュッセル出身の作曲家、ポール・ギルソン(1865−1942)のサクソフォン協奏曲集。第1番は長い間紛失しており、近年発見されたもので、オリジナル版は世界初録音。
「レチタティーヴォ(レシタティフ)とセレナード」はチェロと管弦楽のための作品から、作曲者本人によってテナー・サクソフォン版に編曲されたものです。
ソリストは、ピアノ、ヴァイオリン、サックスの3名からなるクゴーニ・トリオ(Kugoni
Trio)やアネモス・サクソフォン四重奏団のメンバーを務めるクルト・ベルテルス。
現在ブリュッセル王立音楽院で初期のサクソフォンと歴史的情報に基づいた演奏(より具体的には、1867年から1904年に存在していたブリュッセル王立音楽院におけるサクソフォン・スクールの練習と演奏、レパートリー)を研究しており、ヒストリカル・サクソフォンで披露するこの協奏曲アルバムは、彼の博士研究の芸術的成果となるものです。
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19世紀ブリュッセルのサクソフォン
ナゼール・ベークマン(1822−1900):
グランド・ポロネーズ、ウェスターロ城の思い出
Op.21(1894)
シャルル・ギュスターヴ・ポンスレ(1845−1903):エロディアード
ベークマン:軍隊コンチェルティーノ Op.23(1891)
ポール・ギルソン(1865−1942):即興曲(1906)
ベークマン:演奏会用小品第3番 Op.27(1890)
ジョゼフ・ジョンゲン(1873−1953):瞑想曲
Op.21(1901)
ベークマン:
演奏会用小品第2番 Op.17(1888)、
エレジー Op.14(1889)、フランドル狂詩曲
Op.29 |
クルト・ベルテルス(ヒストリカル・サクソフォン)
ベルト・コッホ(ヒストリカル・ピアノ) |
ブリュッセル王立音楽院で初期のサクソフォンと歴史的情報に基づいた演奏を研究するクルト・ベルテルスによる博士研究の成果となるもう一つのアルバム。19世紀のブリュッセル王立音楽院におけるサクソフォン・スクールのレパートリーを再現。
生徒への教材としても使われたナゼール・ベークマンの作品を中心に、サクソフォンのための作品を1つしか残していなかったポンスレの「エロディアート」、ヴァイオリンとピアノのための作品からアレンジされたポール・ギルソンの即興曲、コール・アングレとピアノのための作品からアレンジされたジョンゲンの瞑想曲など、世界初録音を含む知られざる作品で、伝統的なサクソフォンのレパートリーを広げます。
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名伴奏ピアニスト、ケルヴィン・グラウト
フランク・ブリッジ:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ
ラメント(哀歌)
田園的小品集
ソリテュード |
ケルヴィン・グラウト(ピアノ) |
エリーザベト・シュヴァルツコップのマスタークラスで伴奏を務め、ジェシー・ノーマン、グンドゥラ・ヤノヴィッツ、エリー・アーメリングら偉大な歌手たちの伴奏も務めてきたイギリスのピアニスト、ケルヴィン・グラウト。現在はオランダを拠点に活動しており、オランダの国際研究機関であるリート・アカデミーのディレクターも務める他、オランダでブリティッシュ・ピアノ音楽協会(British
Piano Music Society/BPMS)を設立しています。
イギリスの知られざるピアノ音楽を紹介、演奏、録音するBPMSによる最初のレコーディングが、ブリテンの師としても知られるフランク・ブリッジ(1879−1941)のピアノ作品集です。
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PERFECT NOISE
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ヤコブ・ロイシュナーが弾く「ディアベッリ変奏曲」
ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲 Op.120 |
ヤコブ・ロイシュナー(ピアノ) |
2008年からケルン音楽大学の教授を務めるドイツのピアニスト、ヤコブ・ロイシュナーが弾く「ディアベッリ変奏曲」。日本を含むアジア、ヨーロッパ、アメリカ各国でコンサートとマスタークラスを開き、ヴァイオリニストの漆原啓子とのデュオでも知られる名手です。
※録音:2018年10月8日−10日、ノイマルクト(ドイツ)
※使用楽器:スタインウェイ 602285
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RUBICON
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ドイツの名ヴァイオリニスト、ウルフ・シュナイダー
ナイト・オン・アース |
ウルフ・シュナイダー(ヴァイオリン)
ヤン・フィリップ・シュルツェ(ピアノ) |
コルンゴルト:セレナーデ(パントマイム
《スノーマン》より/ヴァイオリンとピアノ版)/
フランツ・フォン・ヴェチェイ(1893−1935):北国の夜/
ハチャトゥリアン:夜想曲(《仮面舞踏会》より/作曲者によるヴァイオリンとピアノ版)/
チャイコフスキー:憂鬱なセレナード Op.26/
ジョゼフ・アクロン(1886−1943):ヘブライの子守歌
Op.35-2(レオポルド・アウアー版)/
シマノフスキ:夜想曲とタランテラ Op.28/ズデニェク・フィビフ(1850−1900):晴夜(世界初録音)/
フェルディナント・ダヴィット(1810−1873):怪談(バラード)
Op.41-10(《思い出》 Op.41より/世界初録音)/
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ (1926−2012):5つの夜の小品/
パウル・ユオン(1872−1940):子守歌 イ長調
Op.28-3/
ガブリエル・ピエルネ(1863−1937):子守歌
ヘ長調 Op.8/
レスピーギ:子守歌 P.31-1(6つの小品より)/
トゥリーナ:月の歌(サンルカールの娘の詩
Op.28 より)/
ジョリ・ブラガ・サントス(1924−1988):夜想曲
Op.1(世界初録音)/
ヒューゴ・アルヴェーン(1872−1960):眠れる森
Op.28-6/
クリスティアン・シンディング(1856−1941):夕べの歌
Op.89-3(3つの小品より)/
シベリウス:子守歌 Op.79-6(6つの小品より)/
ジョージ・クラム(b.1929):4つの夜想曲
− 夜の音楽Ⅱ/
エルガー:夜の歌 Op.15-1 |
ウルフ・シュナイダー登場!儚くも美しい「夜の音楽」
☆ドイツの名ヴァイオリニスト、ウルフ・シュナイダーがRubicon登場!
☆「夜」からインスピレーションを得た、儚くも美しいヴァイオリンとピアノのための小品集!
ウルフ・シュナイダーは、ベルリン・フィルの首席チェリストを務めているマーティン・レーアらと結成した"トリオ・ジャン・ポール"で大阪とメルボルンの国際室内楽コンクール、ドイツ音楽コンクール(ボン)で一等賞と特別賞を受賞し、師でもあるトーマス・ツェートマイヤーの四重奏団にも参加してきたドイツの名ヴァイオリニスト。ハノーファー音楽演劇大学の教授としても多くの有力なミュージシャンを育てています。
Rubicon(ルビコン)からリリースされる「ナイト・オン・アース」は、セレナード、ノクターン、子守歌など「夜」をテーマとし「夜」からインスピレーションを得た様々なヴァイオリンとピアノのための小品集(編曲作品も含む)。
チャイコフスキーの「憂鬱なセレナード」やエルガーの「夜の歌」などの名曲から、3つの世界初録音を含むレア・レパートリーまで、こだわりのプログラムで儚くも美しい「夜」の音楽を奏でます。
※使用楽器:Joannes Florenus Guidantus,
Bologna, 1725

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<国内盤>
スリーシェルズ
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「渡辺岳夫音楽祭」
松井慶太指揮、オーケストラ・トリプティーク、ヒーローコーラス
『白い巨塔』組曲(1978)
01.メインタイトル/02.テーマ/03.手術の曲/04.対立/05.佐枝子のテーマ/
06.異常を認める里見(手術パターン)/07.誤診(重く流れて)/08.裁判の曲/
09.財前の裏側(わびしく)/10.怒り9-3/11.エンディング/12.メインタイトル-セリフ-テーマ
『天才バカボン』組曲(1971)
13.『バカ田大学校歌』(Instrumental)/14.『バカ田大学校歌』(歌入り)/
15.主題歌(Instrumental)/16.M2 パパのテーマ/17.M6
B ハジメのテーマ/
18.M12 怪しげに/19.M29/20.M8 B/21.予告編の音楽
『巨人の星』組曲(1968-1971)
22.『ゆけゆけ飛雄馬』(Instrumental)/23.M60/24.M2/25.M74/26.M15/
27.M17/28.M49/29.M109/30.青雲高校応援歌
「青雲健児の歌」/31.M31/
32.C(巨人の星オープニングより)/33.M32
B/34.M109/35.M106(M1)/
36.M32/37.M97/38.M107 T2/39.M225
オズマのテーマ/40.M228/41.M42/
42.M214/43.M120/44.M211/45.M127/46.M204/47.M91/48.『ゆけゆけ飛雄馬』(歌入り)
『アルプスの少女ハイジ』(1974)
49.主題歌「おしえて」(Instrumental)
『フランダースの犬』(1975)
50.主題歌「よあけのみち」(Instrumental)
『機動戦士ガンダム』組曲(1979)
51.主題歌「翔べ! ガンダム」/52.H-6
サブタイトル/53.A-3 長い眠り(前半)/
54.A-3 長い眠り(後半)/55.F-1 ガンダム
大地に立つ/56.B-3 サスペンス/
57.F-2 颯爽たるシャア/58.C-3 戦いへの恐怖/59.A-1
悲愴、そして決然と(前半)/
60.A-1 悲愴、そして決然と(後半)/61.F-3
勇壮なるガンダム/62.D-1 安堵/63.D-2 悲しみ
以下アンコール
64.翔べ! ガンダム/65.ゆけゆけ飛雄馬/66.天才バカボン |
松井慶太(指揮)、オーケストラ・トリプティーク(コンサートマスター:三宅政弘)、
ヒーローコーラス(合唱) |
巨人の星、ガンダム、バカボンの音楽を作った作曲家・渡辺岳夫の音楽祭CDが完成!
録音:2017年9月3日新宿文化センター(録音:上埜嘉雄/編集:今堀拓也)(トータルタイム68分37秒)
■企画・発売元:スリーシェルズ/■解説:西耕一
■協力:渡辺家、藤田純二、前川陽子、小林淳、貴日ワタリ
■渡辺岳夫について
「巨人の星」「機動戦士ガンダム」など、誰もが知る主題歌とBGMを作った男。それが作曲家
渡辺岳夫(1933-1989)です。作曲家の渡辺浦人の長男として生まれ、父の仕事を手伝い音楽の道へ。FEN(進駐軍ラジオ)でアメリカのジャズを聴いて、ドラムやポピュラー音楽もマスターしました。
その後、パリで最高の作曲技術を学んで帰国。アニメ、ドラマなど幅広くBGM、主題歌を作曲して、映像と音楽の可能性を追求し、週に10本以上の番組を抱えながら20数年間で1万曲を超える作品を残しました。
亡くなって30年を越えた今も、ファンからは「ナベタケ」サウンドと呼ばれ、世界で愛されています。
このCDは、2017年に開催され、話題となった奇跡の音楽祭の待望のライヴCDです。
■2017年に開催された渡辺岳夫音楽祭
誰もが知ってる「ナベタケ」サウンドですが、コンサートで上演される機会は皆無でした。その状況に一石を投じようとオーケストラ・トリプティークが立ち上がり、渡辺岳夫御遺族の協力のもと、オリジナル楽譜を探索。残されていた自筆譜をオリジナル音源と検証。テレビで使われた音を再現しつつ、音楽祭が行われました。取り上げられたのは、お馴染みの「巨人の星」「機動戦士ガンダム」「天才バカボン」「アルプスの少女ハイジ」「フランダースの犬」など。映像と共に脳裏に焼き付いた、最高にカッコいいサウンドが甦りました。ときにシリアス、ときにナンセンス、ヒーロー達の活躍を彩ったナベタケの職人技が冴える!
■録音の編集・ミックスにもこだわり
30年以上前の音源しか残されていないナベタケサウンドの2020年版を作る!万全を持しての録音はスリーシェルズの主任録音技師の上埜嘉雄が担当。それをコンサートとはまた違った観点で、録音芸術として今堀拓也が編集を担当しました。
フランスのIRCAMや世界の現代音楽・電子音楽研究の成果を惜しげもなく投入。コンサートの記録とはアプローチを変えてテレビ、映画音楽のスタジオ的なバランスも引き出した編集となっています。オーケストラの音を知り尽くした録音技師と編集技師だからこそできるCDの完成です。
■収録作品について 渡辺岳夫の言葉より抜粋
巨人の星 「音楽は人の心に入りこんで、そこで長い長い命を燃やし続けるのです。」
機動戦士ガンダム
「今回の仕事は何か1つ越えたなという実感があります」
「オープニングテーマはアムロの燃え上がる心と行動を願いました」
「エンディングテーマはアムロの周りにいる人たちのアムロへの願いを託しました」
「生命の尊さ、勇気、行動、人間讃歌になりました」
白い巨塔 「財前五郎という男の生きざま」を書きました

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<映像>

7/2(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALBA
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セーゲルスタム2度目のマーラー4番!
チクルスなのか?
マーラー:交響曲第4番ト長調
(I:18'09, II:11'38, III:29'50, IV:10'10) |
レイフ・セーゲルスタム(指揮)
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
エッシ・ルッティネン(メゾ・ソプラノ) |
収録:2019年5月27-29日、トゥルク・コンサートホール/61'40
セーゲルスタムが首席指揮者を務めるトゥルク・フィルハーモニー管弦楽団とのマーラー交響曲第4
番。両者は「ブラームス&セーゲルスタム」のシリーズが好評で、その相性の良さは実証済。セーゲルスタムのマーラーといえば、デンマーク国立放送交響楽団との全集録音や、演奏会でも度々取り上げ、お得意の作曲家。
自ら「サンタクロースの弟」を名乗るセーゲルスタムですが、その音楽性はそのワイルドな風貌からは想像できない、緻密細やかな音楽作りをしています。
マーラーの交響曲第4 番は、全ての交響曲の中でも親しみやすく人気の高い作品。セーゲルスタムとトゥルク・フィルの演奏は、冒頭の鈴の音やフルートの響きから北欧らしい静謐な美しさを示していて、色彩豊かな音楽を描き出しています。
最終楽章ではソプラノの独唱が入り、「角笛」の中から「天上の生活」を歌います。ここではフィンランドのメゾソプラノ、エッシ・ルッティネンが美しい歌声を聴かせます。
すでに伝説と化しつつあるセーゲルスタムのCHANDOSでのマーラー交響曲全集、長く廃盤
現在熱烈復活申請中。代理店も動いてくれている。 |

CHANDOS |
マーラー交響曲全集 |
デンマーク国立放送交響楽団
レイフ・セーゲルスタム |
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ブラームス:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ 第1番ホ短調Op.38
チェロ・ソナタ 第2番ヘ長調Op.99 |
マルクス・ホホティ(チェロ)
エミール・ホルムストレム
(ピアノ:ベーゼンドルファー1882年) |
フィンランドの俊英チェリスト、マルクス・ホホティによるブラームス
ロードベリ三重奏団として『メンデルスゾーン姉弟』(ABCD451)
でALBA デビューしたチェロ奏者のマルクス・ホホティのソロ・アルバムは、味わい深い旋律が堪能できるブラームスのチェロ・ソナタ集。
ピリオド楽器を用いた演奏で、朗々としたホホティのチェロとピアノとが呼応し合い、ブラームスならではの味わい深い対話が繰り広げられます。
マルクス・ホホティ Markus Hohti(1976–)。
シベリウス・アカデミーでマッティ・ロウシ、バーゼル音楽院でトーマス・デメンガに師事、マルック・ルオヤラン=ミッコラの下でバロック・チェロを学びました。ソリスト、室内楽奏者として活動。ウーシンタ・アンサンブルに参加、現代音楽のグループ「defunensmble」を主宰しています。
トレイラー → https://www.youtube.com/watch?v=NAbv-4ufFWA
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CLAVES
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本来もっと人気が出てしかるべき
ソプラノとクラリネットがソロをつとめるマイアベーアの歌劇「テオリンダの愛」!
ジャコモ・マイアベーア(1791-1864):歌劇「テオリンダの愛」〜
ソプラノ、クラリネット、合唱とオーケストラのための情景カンタータ(1816) |
レネケ・ルイテン(ソプラノ)
ダヴィデ・バンディエーリ(クラリネット)
ローザンヌ室内管弦楽団
ローザンヌ歌劇場合唱団
ジャン・フィリップ・クレール(合唱指揮)
ディエゴ・ファソリス(指揮) |
名唱ルイテンの華やかな歌声にも注目!ソプラノとクラリネットがソロをつとめるマイアベーアの歌劇「テオリンダの愛」!
ライヴ録音:2019年11月8日/ローザンヌ歌劇場/DDD、ディジパック仕様、38'58
ダルムシュタットでウェーバーと共にフォーグラー神父に師事したジャコモ・マイアベーアはオペラ作曲家として成功し、「預言者」、「アフリカの女」などの傑作をのこしました。
1816 年から24 年までイタリアにてロッシーニ風の歌劇を発表し、翌25
年にはベルリンでドイツ語の歌劇を上演、その後26
年にパリに拠点とし、活躍の場を広げました。
ソプラノ、クラリネット、合唱とオーケストラのための情景カンタータ「テオリンダの愛」は1816
年の作品。テオリンダとアルミドロの愛の物語をソプラノとクラリネットを登場させ表現したマイアベーアの才能が光った傑作です。
名唱レネケ・ルイテンのソプラノと、ローザンヌ室内管弦楽団の首席ソロ・クラリネット奏者のダヴィデ・バンディエーリが華やかに演奏します。
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生前はヨーロッパを制圧するほどの爆発的人気を誇っていたマイアベーア、本来なら今の世ももっと聴かれてしかるべき偉大な音楽家である。
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CONTINUO CLASSICS
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陽光漂う明るいスペイン、メキシコのバロック舞曲
「ファンダンゴ!」
●サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1739):
「La Jota」「Canarios, Cumbee」「Fandango」「El
Paloteado」「FoliasGallegas」
「Tarentella」「Jacaras Por La E」「Otros
Canarios Por La A」「Espanoletas」
「Las Bacas」「Zarambesques」「OMuecas」「Que
Luces」「Gaitas」
●作者不詳:
「Y Mientras Pues Soy Dios(ビジャンシーコ)」「Ah
Del Tiempo(ビジャンシーコ)」
「A Quien No Mueve ADolo(r ビジャンシーコ)」「Que
Gloria Aumenta Divino(ビジャンシーコ)」
●マヌエル・デ・メサ:「Las Flores Y Las
Estrellas(ビジャンシーコ)」
●フアン・デ・アラウホ:「Mariposa Que
Vuelas Can Alas De Amo(r ビジャンシーコ)」 |
エレオノーラ・ドゥヴェーズ(ソプラノ)、
ムジカ・アンティクヮ・メディテラネア、
クリスティアン・マンドーズ(指揮) |
陽光漂う明るいスペイン、メキシコのバロック舞曲をムジカ・アンティクヮ・メディテラネアが演奏!
セッション録音:2009年8月/サン=マルティアル教会/DDD、ディジパック仕様、61'16
スペインは、アラブ、イタリア、フランスなど、様々な文化が混ざり合い、独自の音楽が生まれてきました。その歴史の中心にはギターが特別な位置を占めています。
また、スペインのバロック音楽は、フランスやイタリアの影響を受けながらも、スペイン的な旋律は持ち合わせ、演劇だけでなく、器楽曲、世俗的な歌曲で繁栄しました。特に教会や世俗的なお祝いの時にはカスタネット、ギター、バスクの太鼓、鐘を伴った歌と踊りが人気を集めました。
ここに収録されたアルバムは、サンティアゴ・デ・ムルシアの代表作「ファンダンゴ」を含むムルシアの作品を中心に、スペインにおけるクリスマス・ソングのことを意味するビジャンシーコの作品を収録。クリスティアン・マンドーズ率いるムジカ・アンティクヮ・メディテラネアが幸福感に満ちた陽光漂う明るいスペイン、メキシコのバロック舞曲を演奏します。
名華エレオノーラ・ドゥヴェーズがスペインのバロック音楽を歌ったアルバム(CC777
731)も好評発売中です。
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DUX
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タンスマン&バツェヴィチ:ピアノ協奏曲集
タンスマン:ピアノ協奏曲第1番
バツェヴィチ:ピアノ協奏曲 |
ユリア・コチュバン(ピアノ)
アルトゥール・ルービンシュタイン・
フィルハーモニー管弦楽団
パヴェウ・プシトツキ(指揮) |
キーワードは、ポーランドとフランス。タンスマンとバツェヴィチのピアノ協奏曲集!
20世紀のポーランドが輩出した2人の偉大な作曲家、アレクサンドル・タンスマン(1897−1986)と、グラジナ・バツェヴィチ(1909−1969)の知られざる「ピアノ協奏曲」をカップリングしたポーランドのレーベルならではの好企画。
「六人組」への加入の誘いを受けるなど、保守的なポーランドではなく、フランスを主な活躍の舞台としたタンスマン。1925年に作曲された「ピアノ協奏曲第1番」は、新古典主義の作風でありながらも、どことなくフランスの和声も感じさせる秀作です。
国際的な名声を得た最初のポーランド人女流作曲家、グラジナ・バツェヴィチ。「ピアノ協奏曲」は世界的評価を得た1953年の「ピアノ・ソナタ第2番」の少し前となる1949年に作曲されており、ナディア・ブーランジェ直伝の作曲技法が発揮された代表作の1つです。
ソリストのユリア・コチュバンは、ワルシャワのショパン音楽大学とザルツブルクのモーツァルテウムで、ピオトル・パレチニとパヴェル・ギリロフに師事したポーランドの才媛。バツェヴィチ・インターナショナル・サマー・アカデミーを創設し、ダイレクターに就任するなど、バツェヴィチの作品の発掘と解釈に定評のあるピアニストです。
※録音:2019年9月2日−6日、グラジナ&キェイストゥット・バツェヴィチ音楽アカデミー(ウッジ、ポーランド)
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ポーランドのチェロ Vol.2
バツェヴィチ:チェロ協奏曲第2番
ペンデレツキ:チェロ協奏曲第2番* |
ロマン・ヤブウォンスキ(チェロ)
ポーランド放送交響楽団
タデウシュ・ストゥルガラ(指揮)
イェジー・カトレヴィツ(指揮)* |
「2(第2番)」をテーマとした、20世紀ポーランドのチェロ協奏曲集は、バツェヴィチ、そしてペンデレツキという大物2人の作品を収録。
モスクワ音楽院とイェール大学で研鑽を積んだロマン・ヤブウォンスキは、現代のポーランドにおけるチェロ界の大御所的存在の1人。
ルトスワフスキとの親交も厚く、そのチェロ協奏曲の理解者として知られるなど、近現代のポーランド作品への造詣の深さは非常に高い評価を受けています。
特にペンデレツキの「チェロ協奏曲第2番」のポーランド初演においてソリストを務めたのがこのヤブウォンスキ。作曲者が太鼓判を押した演奏が繰り広げられます。
※録音:1996年12月5日&1984年3月3日、ポーランド放送(カトヴィツェ、ポーランド)
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スピサク:ピアノ独奏作品&室内楽作品集
ピアノ組曲
ヴァイオリン・ソナタ
2台ピアノのための協奏曲* |
アンナ・クジャイツカ=ヤクレヴィチ(ピアノ)
アダム・モクルス(ヴァイオリン)
ウカシュ・トレプチンスキ(ピアノ)* |
父がアルコール中毒だったことにより、苦難の少年時代を過ごした苦労人でもありながらも、バツェヴィチ、ナディア・ブーランジェ、ルトスワフスキから賛辞を寄せられた20世紀ポーランドの作曲家、ミハウ・スピサクのピアノと室内楽作品集。
ナディア・ブーランジェにその才能を見出されたスピサクは、1955年に開催されたオリンピックの公式アンセムを選出するコンクールでグランプリを受賞するという快挙を達成。1956年のメルボルン・オリンピックの開会式でその混声合唱とオーケストラのために書かれたアンセムが演奏されるという、サクセスストーリーの持ち主です。
※録音:2017年1月8日、15日&2月17日、カロル・シマノフスキ音楽アカデミー(カトヴィツェ、ポーランド)
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RUBICON
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RCD 1036
(5CD)
特別価格
¥7200 →\5990
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いきなり全集!
クリストフ・ケーニヒ(指揮)&ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番ハ長調 Op.21/交響曲第2番ニ長調
Op.36/交響曲第3番変ホ長調 Op.55《英雄》/
交響曲第4番変ロ長調 Op.60/交響曲第5番ハ短調
Op.67《運命》/交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》/
交響曲第7番イ長調 Op.92/交響曲第8番ヘ長調
Op.93/
交響曲第9番ニ短調 Op.125《合唱付き》*/
交響曲第10番変ホ長調 第1楽章(バリー・クーパーによるベートーヴェンのスケッチからの復元)/
《フィデリオ》序曲 Op.72/《エグモント》序曲
Op.84/《レオノーレ 序曲第3番 Op.72/
《コリオラン》序曲 Op.62/《プロメテウスの創造物》序曲、アダージョ(第9番)、フィナーレ(第16番)
Op.43 |
クリストフ・ケーニヒ(指揮)、
ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク、
ルクセンブルク室内合唱団*、
アントニオ・グロス(ディレクター)*、
ゲニア・キューマイヤー(ソプラノ)*、
アンケ・フォンドゥンク(メゾ・ソプラノ)*、
ミシェル・ケーニヒ(テノール)*、
ヨッヘン・クプファー(バリトン)* |
Rubiconのベートーヴェン・アニヴァーサリー!クリストフ・ケーニヒが振る交響曲全集!
☆ヨーロッパのトップクラスのオーケストラから首席奏者たちが集まり結成されたスーパー・オーケストラ、ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク(SEL)!
☆クリストフ・ケーニヒが振るベートーヴェン!交響曲第10番(第1楽章)や各序曲集も収録された交響曲全集です!
1968年にドレスデンで生を受け、ドレスデン音楽大学で指揮を学び、ドレスデン・シュターツカペレではコリン・デイヴィスのアシスタントとして経験を積んだドイツの指揮者クリストフ・ケーニヒと、現在ケーニヒが首席指揮者兼音楽監督を務めるソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク(ソロイスツ・エウロペーンズ・ルクセンブルク/SEL)。
ケーニヒとRubicon Classicsが盛大に祝うベートーヴェンの生誕250周年。過去数年にわたって録音を積み重ね、新型コロナウイルスのパンデミックが襲う直前の2020年に無事録音が完了した交響曲全集。
第1番〜第9番の交響曲に、ベン・パリーが復元した「第10番」の第1楽章といくつかの序曲集も収録。
ケーニヒの綿密で個性的な解釈は、Rubicon第1弾となった「英雄」(RCD
1020)では、サンデータイムズからは「powerful
and rich in detail」と称賛されましたが、今回収録されている「英雄」は新たな録音です。
欧州のトップクラスのオーケストラから首席奏者たちが集まり結成されたスーパー・オーケストラ「SEL」のスタイリッシュなパフォーマンスで贈る魅惑のベートーヴェンをどうぞ。

今回の全集とは別の録音「英雄」
いろいろ話題を呼んだ異色のアルバム |
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ドレスデン出身の指揮者クリストフ・ケーニヒ
因縁の二人の交響曲を指揮 メユール&ベートーヴェン
メユール(1763-1817):交響曲第1番 ト短調
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 |
クリストフ・ケーニヒ(指揮)
ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク
(Soloists Europeens Luxembourg) |
クリストフ・ケーニヒは1968 年ドレスデン出身の指揮者。ドレスデンの音楽大学に学び、シュターツカペレ・ドレスデンでサー・コリン・デイヴィスのアシスタントを務めていました。
歌劇とシンフォニーの両方で活躍しており、2003
年、チューリヒ歌劇場の「後宮からの誘拐」では健康上の理由で初日4
日前にキャンセルしたメストの代わりに新演出の舞台を指揮、一躍注目を浴びました。
現在オルケストラ・シンフォニカ・ド・ポルト・カサ・ダ・ムジカの首席指揮者の任(2009‐12
年)にあり、さらに近年、ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルクの首席指揮者と音楽監督にも就任しました。
そんなケーニヒとソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルクとの共演盤が登場。
フランス革命期に活躍し、ベートーヴェンを思わせる作風のメユールの交響曲と、ベートーヴェンのエロイカ、という興味深いプログラムです。
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メユールの交響曲第1番。
昔WARNERからミンコフスキの指揮で出てた。珍しいから結構売れてた。でも古典派のつまんない曲だろうと思って聴いてなかった。
ほう・・・でもこんな生きのいい素敵な曲だとは。
で、しばらく仕事しながら聴いていた。
そうしたら、突然、ベートーヴェンの「運命」になった。
あ、誤解を生む書き方をしてすみません・・・。
ベートーヴェンの「運命」そっくりの音楽が出てきた。ダダダダ〜ンである。ベートーヴェンほど衝撃的ではないが、十分効果的なダダダダ〜ンである。
・・・しかし・・・、しかしそれはないだろ。
これではいくらなんでも露骨なパクリだ。せっかくいい曲なのに。
デモ・・・待てよ・・・
ハンス・ロットの例もある(マーラーのパクリかと思ったらマーラーがパクっていた)。
さっそく「運命」とメユールの交響曲第1番の作曲年代を調べた。
「運命」・・・1803−1808年
「メユール交響曲第1番」・・・1809年
むむむ・・・微妙・・・。
メユールは1808年12月22日の「運命」の初演に立ち会っていたのか?「運命」に衝撃を受けてこの第1番の終楽章を作ったのか・・・。そうである証拠も、そうでない証拠もない。
・・・それともいわゆる「百匹目の猿」現象か?
この突然変異的な鬼気迫る動機を自分の音楽の中に取り込もうという霊感が、突如ウィーンとパリに降りてきた・・・。そういうこともまったく考えられないことはない。
うーん・・・あとの判断は聴き手の方にお任せしよう。
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ついに来たか!?シベリウス・サイクル始動!!
オウェイン・アーウェル・ヒューズ
シベリウス:交響曲第1番&第3番
交響曲第1番ホ短調 Op.39
交響曲第3番ハ長調 Op.52 |
オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 |
オウェイン・アーウェル・ヒューズのシベリウス・サイクル始動!
☆ウェールズの実力派指揮者、オウェイン・アーウェル・ヒューズのシベリウス・サイクルがスタート!
イギリスのRubicon(ルビコン)より、ウェールズの指揮者オウェイン・アーウェル・ヒューズとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるシベリウスの交響曲サイクルがスタート。
1942年にウェールズのカーディフに生まれたオウェイン・アーウェル・ヒューズ(オワイン・アルウェル・ヒューズ)は、作曲家・指揮者として成功したアーウェル・ヒューズ(1909−1988)の息子として育ち、ボールト、ハイティンク、ケンペらに指揮を学び、40年以上にわたって情熱的な音楽制作を続けてきました。
彼が首席副指揮者を務めたロイヤル・フィルとのシベリウス・サイクル第1巻は、交響曲第1番と第3番で始動。日本での知名度はまだ途上ながらも、欧米では堅実に評価を積み重ね、2009年にはCBE(大英帝国勲章第3位)を受勲している実力者による新たなシベリウスにご期待ください!

新譜が出るたびに店主がプッシュするも、いつまでたってもブレイクしないイギリス人指揮者オーウェン・アーウェル・ヒューズ。
あまりに王道すぎるそのスタイルが日本人受けしないのか。
あまりになだらかな音楽作りが退屈なのか。
でもときおり見せる極上の美がたまらない。
そのヒューズが今度はシベリウスに挑む!
これはいいかも!!
ようやくみんなが注目してくれる日が来るのか!?来ないのか!?どうなのか!?
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ドビュッシー:ソナタ集
チェロ・ソナタ
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
ヴァイオリン・ソナタ
象たちのトーマイ
小さなワルツ
アッシャー家の夜(世界初録音) |
ピクセルズ・アンサンブル |
ドビュッシーの3つのソナタと3つのレア・ピアノ作品!
☆イアン・バックルが結成した多目的室内楽団
ピクセルズ・アンサンブル!
☆ドビュッシーの3つのソナタに、3つのレア・ピアノ曲も収録!
ピクセルズ・アンサンブルは、リーズ大学やリヴァプール大学で教鞭を執るピアニスト、イアン・バックルが2016年に結成しディレクターを務める室内楽団。ロイヤル・リヴァプール・フィルのリーダー(コンサートマスター)を務めたテルマ・ハンディや首席チェロ奏者を務めたヨナタン・オースゴールを始めとする、優れたソリスト、室内楽ミュージシャン、レコーディング・アーティスト、オーケストラの首席奏者、新しい音楽の探求家たちが参加し、古典派から現代の音楽まで、多様な音楽に取り組んできました。
期待のデビュー・アルバムは、ドビュッシーの室内楽作品集。ヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ、そしてフルートとヴィオラ&ハープのための三重奏ソナタをメインに、20世紀のフランス音楽を専門とするイギリスの音楽学者ロバート・オーリッジが補筆完成させた3つの珍しいピアノ曲(そのうち1つは世界初録音)も収録した、ドビュッシー・ファン注目のプログラムです。

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CAPRICCIO
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C5416
(3CD)
¥3300 →\2990
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ホルガー・グロショップ
ブゾーニ(1866-1924): 初期ピアノ作品集
1877-1883 作曲・出版全作品集 |
ホルガー・グロショップ(ピアノ) |
【CD1】初期傑作集
Una festa di villaggio 村の祭日 Op.9(BV
185, 1881)
1. Preparazione alla festa 祭りの準備/2.
Marcia trionfale 凱旋行進曲/
3. In chiesa 教会にて/4. La fiera
市場/5. Danza 踊り/6. Notte 夜
7. Marcia di paesani e contadine 村人と農民の行進
Op.32(BV 193,1882)‛&世界初録音
ピアノのための24の前奏曲 Op.37(BV 181,
1880/81)
8-13. 第1部/14-19. 第2部/20-25.
第3部/26-31. 第4部
【CD2】若き日の作品集(1877-1879)
1. Scherzo tratto dalla Sonata ソナタからのスケルツォ
Op.8(BV 62,1877)‛&世界初録音
Cinq pieces pour piano ピアノのための5つの小品
Op.3(BV 71, 1877)
2. Preludio 前奏曲/3. Menuetto メヌエット/4.
Gavotta ガヴォット(BV 26, 1873)/
5. Etude 練習曲/6. Gigue ジーグ
7. Minuetto メヌエット ヘ長調 Op.14(BV
77, 1878)‛&世界初録音
Suite campestre 田園組曲 Op.18(BV 81,
1878)
8. Canzone villereccia del mattino
朝のヴィレレッシアの歌/9. La caccia 狩り/
10. L'orgia 大騒ぎ/11. Il ritorno
帰郷/12. Preghiera della sera 夜の祈り
13-14. Preludio e Fuga 前奏曲とフーガ
Op.21(BV 85, 1878)‛&世界初録音
15. Gavotta ガヴォット Op.25(BV 89,
1878)
Racconti fantastici 幻想的な物語 Op.12(BV
100, 1878)
16. Duello 決闘/17. Klein Zaches
小さなツァヘス(E.T.A.ホフマンの幻想小説より)/
18. La caverna di Steenfoll ステーンフォールの洞窟(G.ハウフの素晴らしき物語より)
19. Menuetto capriccioso メヌエット・カプリチオーソ
Op.61(BV 124, 1879)
古風な舞曲 Op.11(BV 126, 1878/79)
20. Minuetto メヌエット/21. Gavotta
ガヴォット/22. Giga ジーグ/23. Bourree
ブーレ
【CD3】若き日の作品集(1880-1883)
1. Gavotte ガヴォット Op.70(BV 152,
1880)
Tre pezzi nello stile antico 古い様式による3つの小品
Op.10(BV 159, 1880)‛&世界初録音
2. Minuetto メヌエット/3. Sonatina
ソナチネ/4. Gigue ジーグ
5-6. Preludio e Fuga 前奏曲とフーガ
Op.36(BV 180, 1881)‛&世界初録音
Trois morceaux 3つの小品(BV 197, 1882?)
7. Scherzo スケルツォ Op.4/8-9.
Prelude et Fugue 前奏曲とフーガ Op.5/10.
Scene de ballet バレエの情景 Op.6
11.Danza notturna 夜の舞曲 Op.13(BV
189, 1882)
Macchiette medioevali 中世の道化役者
Op.33(BV 194, 1882/83)
12. Dama 貴婦人/13. Cavaliere 騎士/14.
Paggio 小姓/15. Guerriero 戦士/
16. Astrologo 占星術師/17. Trovatore
吟遊詩人
ボーナス・トラック
18. アンナ・ヴァイス=ブゾーニ(1833-1909):Improvvisata
per pianoforte ピアノのための即興(1855) |
録音 2018年2月19-22日,10月1-3日Berlin,
Ölbergkirche
音楽家の両親のもとに生まれ、幼い頃から神童の名をほしいままにしたブゾーニ。8歳でピアニストとして演奏会デビューを果たすとともに、数多くのピアノ曲を書き始めました。
後年になって「若い頃の作品の完成度はあまり高くない」と自作を否定したと言われますが、出版された作品からは、ブゾーニが既に高度な音楽性と作曲技法を身に着けていたことが伺われます。また、至るところに円熟期の作品との共通性も見出すことができるでしょう。
この3枚組には、ブゾーニが11歳から17歳までに作曲し、出版された作品を全て収録。世界初録音も多く、ファンにとっては嬉しいアルバムです。
演奏しているのは、すでにトランスクリプション集(C7015、C5198)を録音し、ブゾーニ作品の演奏に定評のあるホルガー・グロショップ。ブゾーニのオーソリティとして貫禄のある演奏を聴かせます。
また、トランスクリプション集と同じく、今作にもボーナス・トラックとしてブゾーニの母アンナ=ヴァイスの作品が添えられています。
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カプースチン/シュニトケ:チェロ協奏曲集
カプースチン(1937-):
チェロとオーケストラのための協奏曲 第1番
Op.85(1997)
1. I.Allegro/2. II.Largo con moto/3.
III.Allegro
シュニトケ(1934-1998):
チェロとオーケストラのための協奏曲 第1番(1986)
4. I.Pesante-Moderato/5. II.Largo/
6. III.Allegro vivace/7. IV.Largo |
エッカルト・ルンゲ(チェロ)
フランク・シュトローベル(指揮)
ベルリン放送交響楽団 |
録音2018年3月9-10日,2019年9月30日-10月2日RBB,Haus
des Rundfunks,Berlin
近年すっかり人気作曲家の仲間入りを果たしたカプースチン。彼のジャズ風の音楽はジャンルを超えて多くの聴き手に愛されています。
そんなカプースチンは、これまでに2曲のチェロ協奏曲を書いており、第2番は演奏機会も多く、録音も存在しますが、なぜか第1番はその存在がほとんど忘れられています。
今回この曲に取り組んだのはドイツのチェリスト、エッカルト・ルンゲ。彼は10年前にモスクワを訪れた際、カプースチンから直接作品の覚え書きを託されたといい、今回の録音でもカプースチンの意図を汲んだ見事な演奏を披露しました。
また、シュトローベル指揮するベルリン放送交響楽団も、ビッグバンド風のグルーヴィーなサウンドを存分に聴かせます。
カップリングは1986年に作曲されたシュニトケのチェロ協奏曲第1番。こちらは楽器の限界に挑むようなハイテンションの音楽が展開します。
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ONDINE
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ODE-1360
(2CD)
¥2500
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ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):鍵盤楽器のための初期の8つのソナタ
【DISC 1】
1-4. ソナタ 第13番 ト長調 Hob. XVI:6
(1760年以前)
5-7. ソナタ 第15番 ホ長調 Hob. XVI:13
(1760年代前半)
8-10. ソナタ 第12番 イ長調 Hob. XVI:12
(1755年?)
11-13. ソナタ 第19番 ホ短調 Hob. XVI:47bis
(1765-67年)
14-15. ソナタ 第32番 ト短調 Hob. XVI:44
(1771-73年)
【DISC 2】
1-3. ソナタ 第31番 変イ長調 Hob. XVI:46
(1768-69年)
4-6. ソナタ 第30番 ニ長調 Hob. XVI:19
(1767年)
7-9. ソナタ 第33番 ハ短調 Hob. XVI:20
(1771年) |
トゥイヤ・ハッキラ (フォルテピアノ)
・1747年ゴットフリート・ジルバーマン製作楽器を
アンドレア・レステッリが復元(第15番、第32番)
・1790年代製作者不明の
ウィーン式5オクターヴのオリジナル楽器 "Bureau
de musique Leipsic"(上記以外) |
録音: 2019年1月31日-2月1日、4-5日 カルヤー(カーリス)教会、フィンランド
【名手ハッキラによるハイドン、1790年代オリジナルのフォルテピアノ使用】
フィンランドを代表するフォルテピアノ奏者トゥイヤ・ハッキラ。そのレパートリーは幅広く、古典派から現代までピリオドもモダンも弾きこなし、シベリウスやサーリアホなど、故国の作品演奏でも活躍する彼女によるハイドンが登場しました。
現在約60曲が残存し、当時の記録によると実は80曲ほども存在したと伝わるハイドンの鍵盤楽器のためのソナタのうち、40歳になるまでの時期に書かれた8曲を収めています。
うち6曲では、ハッキラ自らが所有する1790年代のオリジナル楽器を使用。素晴らしい保存状態のしっかりとした音で、その軽やかで美しい響きを堪能することが出来ます。ハイドンが聴いた当時の響きを追求した、聴き応えのある一枚です。
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オウティ・タルキアイネン(1985-):『大地、春の娘』
『サイヴォ(聖なる土地)』
メゾ・ソプラノと室内管弦楽のための歌曲集
『大地、春の娘』 Eanan, gida nieida (2014–15)
1.「プロローグ」 Prologa/2. I.「大地、春の娘」
Eanan, gida nieida/
3. II.「この凍える大地を住みかとしよう」Daid
galbma guovlluid mii johtit/
4. III.「父祖の地は、今は切り裂かれ」Ahccamet
opmodat lea odne juhkkojuvvon/
5. IV.「この長い夜の間に」Dat guhkes
idjadiimmu/6. V.「柳は真っ直ぐでもなく、高くもなく」
In nu njuolgat/
7. VI.「おいで、その道のりをそっと教えよう」Boade
ja cajehan suoli daid balgaid/
8. VII.「私は見たものを刻もう」 Mun
sarggun daid govaid/9.「エピローグ」 Epiloga
ソプラノ・サクソフォンとエフェクター、管弦楽のための協奏曲『サイヴォ(聖なる土地)』
Saivo (2016)
10. I.「君の面影」 Kuvajaisesi/11.
II.「水の中で」 Vedessa/
12. III.「灰の中で」 Tuhkassa/13.
IV.「反響」 Heijastus/14. V.「亀裂」 Halkeama |
ヴィルピ・ライサネン (メゾ・ソプラノ) ‛&1-9、
ユッカ・ペルコ (ソプラノ・サクソフォン、エフェクター)
‛&10-14、
ヨーン・ストルゴーズ (指揮)、ラップランド室内管弦楽団 |
録音: 2018年11月11-13日 ‛&1-9 2019年10月29、30日
‛&10-14 コルンディ・ハウス・オブ・カルチャー、ロヴァニエミ、フィンランド
【フィンランドで最も注目される新世代の女流作曲家タルキアイネンによる、管弦楽を用いた初の作品集】
1985年フィンランドのロヴァニエミに生まれ、シベリウス・アカデミーのほかマイアミ大学でも作曲を学び、ビックバンドの作曲などジャズでも活躍するオウティ・タルキアイネン。スカンジナヴィアで最も北、ラップランド地方の風景やサーミ民族の文化を下地とした作品を発表し続けています。
これまで器楽曲や室内楽のCDはリリースされていましたが、管弦楽を用いた作品集は今回が初めて。サーミ語の詩に基づく『大地、春の娘』は、ラップランドの自然、歴史、その中で培われた思想などが、美しさと厳しさが交錯し高い緊張を保つ音楽に乗せて歌われます。
ジャズ・サクソフォン奏者として活躍するユッカ・ペルコのために書かれた協奏曲は、サーミ語で"聖なる土地"を表す『サイヴォ』をタイトルとし、ソリストが足元で操作する各種エフェクターを通して音を加工するという、現代ならではの作品。ジャズのグルーヴも随所に感じられる、スリル溢れる作品です。
指揮は故国フィンランドの作品はもちろん、ショスタコーヴィチなどの解釈でも近年注目される、ストルゴーズ。
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TOCCATA CLASSICS
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リヒャルト・シュテール(1874-1967):
オルガン独奏曲とオルガンのための室内楽作品集
オルガンとヴァイオリンのための組曲 Op.102(1944)
1. Grave/2. Butterfly and Flower 蝶と花/
3. Allegro giusto
ピアノとオルガンのための5つの間奏曲Op.35(1913)
4. No. 1 Andante con moto/
5. No. 2 Poco presto/6. No. 3 Allegro
molto/
7. No. 4 Poco adagio/8. No. 5 Vivace
オルガン・ソナタ ニ短調 Op.33(1914)
9. I Allegro con brio/10. II Andantino
pastorale/
11. III Finale: Allegro vivace
全て世界初録音 |
ヤン・レヘトラ(オルガン)
アンナ=レーナ・ハイコラ(ヴァイオリン)‛&1-3
アンニカ・コントリ=グスタフソン(ピアノ)‛&4-8 |
録音 2020年1月17日 St Paul's Church,ヘルシンキ,フィンランド‛&9-11、2020年4月23日
St Paul's Church,ヘルシンキ,フィンランド‛&1-3、2020年5月11日
Church of Reconciliation,ホッローラ,フィンランド‛&4-8
ナチスによってオーストリアを追われ、アメリカに亡命した作曲家リヒャルト・シュテール(1874-1967)。Toccataレーベルからは、これまでに4枚の室内楽作品集がリリースされており、いずれもコルンゴルトを思わせる、後期ロマン派時代特有の爛熟した響きが聴き手を魅了しています。
今作にはオルガンのための作品を収録。シュテールのオルガン曲は決して多くありませんが、オーケストラ作品にもしばしば登場させるなど、オルガンは彼にとって重要な楽器でした。
ここでは、ピアノとオルガンという珍しい組み合わせによる「5つの間奏曲」、オルガン独奏のソナタ、ヴァイオリンとオルガンが美しい音色を紡ぎだす「組曲」を収録。フィンランドのオルガニスト、レヘトラを中心とした演奏でお聴きいただけます。
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クリストファー・ライト(1954-):宗教合唱曲集
1-2.マニフィカトとヌンク・ディミティス(1993/1993改訂)
3つのキャロル
3. Qui natus est de virgine 聖処女から生まれし幼子(1996)
4. The Eternal Star 永遠の星(1998)
5. The Crown of Roses ばらの冠(1975)
6. A Penitential Prayer 悔い改めの祈り(2005)
7. Hymn of Salvation 救いの讃美歌(1999/2010改訂)
8. In Memoriam 思い出に(2001)
ミサ・ブレヴィス(2009)
9. キリエ/10. グローリア/11. サンクトゥス/12.
アニュス・デイ
13. The Bread of Life 命のパン(2004)
14. Thy Perfect Grace 完璧な恵み(2016)
15. I am come into deep waters わたしは深き水底にいる(2016)
16. Prayer for Peace 平和への祈り(1983)
17. Rejoice in the Lord Alway 主において常に喜びなさい(2004)
全て世界初録音 |
カンティクム(声楽アンサンブル)
ジュリアン・トーマス(オルガン)‛&1-2,8,14,17
マーク・フォークゲン(指揮) |
録音 2019年6月22,23日 Chapel of Tonbridge
School, Kent
イギリス、サフォーク出身のクリストファー・ライト(1954-)の宗教的合唱作品集。
ライトは、イギリス大聖堂の伝統を継承し、ブリテンやウォルトンの流れを汲む作品を発表する作曲家。室内楽曲では前衛的な音を好んで用いますが、宗教曲やオルガン曲では、時折刺激的な音を交えることはあるものの、聴衆に直接届くことを目的とした美しい音楽を書いています。
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イヴァン・ソコロフ(1960-):室内楽と器楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ第2番(2018)
1. I Allegro moderato/2. II Adagio molto/
3. III Andante moderato/4. IV Allegro
molto
5. 4手ピアノのための回想(2013)
6-18. ヴィオラとピアノのための13のポストリュード(2018)
19. 独奏ヴィオラのためのエレジー(2001)
※全て世界初録音 |
カレン・ベントリー・ポリック
(ヴァイオリン‛&1-4),
(ピアノ‛&5),(ヴィオラ‛&6-19)
イヴァン・ソコロフ(ピアノ)‛&1-18 |
録音 2019年9月24-27日 Immanuelskirche,
Wuppertal, Germany
1960年、モスクワで生まれたイヴァン・ソコロフ。教養豊かな家庭に育ち、幼い頃からピアノを始め、8歳の時から作曲を学びました。12歳の時にはネイガウスの高弟レフ・ナウモフに師事、彼から強い影響を受け、後に「私の人生で最も大切な人」と呼んでいます。
モスクワ音楽院を卒業後、作曲家として活躍を始めたソコロフは初め前衛的な作品を書いていましたが、後に急進主義を否定し、チャイコフスキーやグラズノフを思わせる伝統的な書法へと回帰していきます。
このアルバムにはごく最近の作品を中心に収録。スクリャービン風の「ポストリュード」や、ラフマニノフ風の「エレジー」など、ソコロフの作風が味わえる1枚です。
伴奏は全てソコロフが担当、ソリストのポリックはヴァイオリンとヴィオラ、ピアノを自在に操り、作品の真価を伝えます。
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ヘルマン(ゲルマン)・ガリーニン(1922-1966):弦楽のための作品全集
1.ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのスケルツォ(1966)
2.ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのアリア(1959)
弦楽オーケストラのための組曲(1949)
3. I Adagio/4. II Scherzo/5. III Intermezzo/6.
IV Finale
弦楽四重奏曲第1番(1947)
7. I Andante maestoso/8. II Vivace/9.
III Andante/10. IV Presto
弦楽四重奏曲第2番(1956)
11. I Adagio/12. II Allegretto/13.
III Andante/14. IV Moderato
1‛&世界初録音他、全て初デジタル録音 |
ロシア音楽院オーケストラ‛&1-6
イヴァン・ニキフォルチン(指揮)‛&1-6
アナスタシア・ラティシェヴァ(ヴァイオリン)
‛&1,2,7-10,11-14
アリーナ・ミナエヴァ(ヴァイオリン)‛&7-14
アナスタシア・ベンチッチ(ヴィオラ)‛&7-10
クセニア・ハリトノヴァ(ヴィオラ)‛&11-14
アンナ・シェルバコヴァ(チェロ)‛&7-14 |
録音 プロダクション・コンプレックス・トンスタジオ
第1スタジオ,モスフィルム、モスクワ 2019年3月12日‛&3-6、2019年3月14日‛&1,2、2019年5月29日,30日‛&7-14
ロシアの地方都市、トゥーラ出身のヘルマン(ゲルマン)・ガリーニン。家族を失い孤児院で育つも、ピアノと民族楽器を学びモスクワ音楽院へ進みます。そしてバルバロッサ作戦の開始とともに陸軍に入隊、軍のための音楽を作曲し、活躍しました。
その後はモスクワ音楽院に復帰しショスタコーヴィチとミヤスコフスキーに師事。才能を開花させたガリーニンは1950年に作曲した「叙事詩」でスターリン賞を受賞するなど、当時のでソヴィエトで高く評価されています。
ところが1951年に統合失調症を発症、病と闘いながら曲を書き続けました。自由奔放な作風で知られますが、1957年に書かれた彼の最後の室内楽作品「弦楽四重奏曲第2番」では、悲しみと諦観に支配された音楽が展開します。
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「マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音」
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PAN CLASSICS
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PC 10418
(12CD)
¥6000 →\5590
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MYTOの音源がPAN CLASSICSから
ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指環』全曲
『ラインの黄金』 録音:1960 年7月26日
『ワルキューレ』* 録音:1960 年8月17日
『ジークフリート』 録音:1960 年7月28日
『神々の黄昏』 録音:1960 年7月30日 |
ヘルマン・ウーデ(ヴォータン、さすらい人)、ジェローム・ハインズ(ヴォータン)『*
ワルキューレ』、
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)『*
ワルキューレ』、
ハンス・ホップ(ジークフリート)、ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークムント)、
オーセ・ノルドモ=レーヴベリ(ジークリンデ)、ゴットローブ・フリック(フンディング、ハーゲン)、
オタカール・クラウス(アルベリヒ)、ヘロルド・クラウス(ミーメ)、
ゲルハルト・シュトルツェ(ローゲ)、ヘルタ・テッパー(フリッカ)、
グレース・ホフマン(ヴァルトラウテ)、イングリット・ビョーナー(フライア、グートルーネ)、
マルガ・ヘフゲン(エルダ)、トーマス・ステュアート(グンター、ドンナー)、
ゲオルク・パスクダ(フロー)、ペーター・ロート・エーラング(ファフナー)、
アルノルト・ファン・ミル(ファゾルト)、ドロテア・ジーベルト(森の小鳥)、
ルドルフ・ケンぺ(指揮)、バイロイト祝祭管弦楽団、同合唱団 |
1960年バイロイト、ケンぺの『指環』全曲が12枚組ボックスセットで復活!
バイロイト音楽祭ライヴ(モノラル)
MYTO レーベル(2011年発売)からの移行再発売。ケンぺ指揮による1960
年バイロイトでの『指環』全曲が12枚組ボックスセットで復活!
ケンぺは1960年から1963年にかけて4回バイロイトの『指環』を振りました。初登場となった1960年の公演は新演出を採用し、さらにビルギット・二ルソンやハンス・ホップをはじめ多くの新しい声楽家を起用したもので、50年代とは違う魅力を持つ新時代の『指環』となりました。ケンぺの指揮もすばらしく今なお名演として語り継がれる内容となっています。
『ワルキューレ』に関しては残された録音が第2サイクルのものであることが判明しているため、7月27日ではなく8月17日という日付表記になっています。一部キャストが異なるのはそのためです。
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なぜかPAN CLASSICSからMYTOの音源が登場。
ひょっとしてイタリアに進出したか。
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SUPRAPHON
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あの「わが祖国」の一週間前のライヴ録音
1939年のナチス占領下のチェコ
ターリヒによるスメタナ:オペラ「リブシェ」より
(1)オペラ「リブシェ」序曲 |
(1)
1940年4月30日(HMV / Electrola)
モノラル |
(2)-(11)
オペラ「リブシェ」第3幕より |
(2)-(11)
1939年5月29日
国民劇場、プラハ(ライヴ) |
(2)-(11)詳細
欠落の有無を含め、各トラックに収録されている小節を【
】内に記載しております。
なお、参照したスコアはPrague: Umelecka
Beseda, n.d.(1917) で、当スコアのページ及び小節も(
)内に併記いたしました。
予言(ヴィシェフラドゥのリブシェの部屋で)
1場
(2)「2人の兄弟間で作られた平和」【31小節〜70小節】=(P166-6小節〜P167-15
小節)
(3)「ああ、ありがとう(君に感謝)」【11小節の3
拍目〜終わり】=(P170-3小節3拍目〜P172-8
小節)
2場
(4)「彼来る!」【全小節】=(P172-8小節〜P176-3小節)
3場
(5)「ようこそ」【最初〜41 小節】=(P176-4小節〜P178-13
小節)
4場
(6)「ああ、兄弟、親愛なる兄弟よ」【66小節〜終わりまで】=(P186-2小節〜P189
終わり)
5場
(7)「儀式行進」【全小節】=(P190-1小節〜P193終わり)
(8)「ねえ、不屈のヴィシェフラドゥ(高い城)」【最初〜40小節3拍目まで】=(P194最初〜P196-8小説3拍目まで
)
(9)「結婚は貴方を祝福します」【5小節2音符目〜終わり】=(P197-15小節2音符目〜P222-5小節)
リブシェの予言
(10)「強力な神々」【全小節】=(P222-6小節〜P243)
(11)チェコ国歌:『我が家何処や』(観客の歌)
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マリエ・ポドゥヴァロヴァー(リブシェ)、
スタニスラフ・ムジュ(プシェミスル)、
ヴィレーム・ジーテク(フルドシュ)
ヨセフ・ヴォイタ(シュチャーフラフ)、
ヤロスラフ・ヴェヴェルカ(ルトボル)、
オタ・ホラーコヴァー(クラサヴァ)
マルタ・クラーソヴァー(ラドゥミラ)、
ヨセフ・クジカヴァ(ラドヴァン)
(1)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
(2)-(11)プラハ国民劇場合唱団&管弦楽団、
ヤン・マリオ・オウジェドゥニーク(合唱指揮)
ヴァーツラフ・ターリヒ(指揮) |
完全初出音源。
1939年のナチス占領下の国家の誇りと勇気、大胆な顕現。
あの「わが祖国」の一週間前のライヴ録音が残っていた!
ターリヒ唯一のオペラ録音、スメタナ「リブシェ」の第3幕が2020年最新リマスタリングで遂に日の目を見る!!
録音:、、54'24、輸入盤・日本語帯付
1939年6月5日、ナチス占領下のプラハで行われたヴァーツラフ・ターリヒによるスメタナの「我が祖国」のライヴ録音(下記CD SU-4065)は世界中で注目を集め、2012年の英グラモフォン賞の「スペシャル・アワード〜歴史的録音部門」を受賞するなど、ターリヒのディスコグラフィ史上最も輝くディスクの1
枚となりました。
今回リリースされる注目のCD は、その「我が祖国」の1週間前にあたる1939年5月29日、ターリヒ指揮により国民劇場でライヴ収録されたもの。
最後の傑出したリブシェ姫と言われるマリエ・ポドゥヴァロヴァーが歌う、スメタナのオペラ「リブシェ」。
その第3幕の断片が奇跡的に残されておりました。
もちろん完全初出。
またターリヒ指揮による唯一のオペラの録音であり、さらにプラハの国民劇場で行われた現存するもっとも古いオペラの音源です。
そして、ナチスによって厳しく禁止される前のオペラ「リブシェ」最後の公演となった歴史的な記録とも言えます。
この公演の熱狂ぶりは、記録された聴衆の長く盛大な拍手と共に歌われた国歌からも窺い知ることが出来るでしょう。
残されていた貴重な音源は完全ではないものの、その価値は計り知れません。
なお、当ライヴの翌年1940年にスタジオ録音された「リブシェ」序曲も収録されております。
今回スプラフォン・レーベルが誇る技術陣は丁寧にリマスタリングを施し、欠落部分はきわめて少なく、音楽的に聴きやすいフレーズを大切に復刻することに成功。
当アルバムのプロデューサーでリマスタリングにも携わったミロシュ・グートが語るトレーラーはこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=ONql8maEMo0
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「リブシェ」なんて聴いたことないなあ・・・という人も多いと思う。
しかしチェコ最重要オペラはこれである。「わが祖国」同様、この作品がチェコ音楽を支えてきた。
「リブシェ」はチェコの伝説に登場する女性。彼女の予言によってプラハの歴史が始まったとされる。そんなこともこの曲が愛される理由とは思う。
1881年6月11日、プラハ国民劇場のこけら落しで初上演されたのはこのオペラ。そしてすぐに火災で焼け落ちてしまったそのプラハ国民劇場が国民の総力で再建された1883年11月18日、そこで最初に上演されたのも「リブシェ」。
さらに今回ご紹介したようにナチス占領下の異常事態に人々の心を奮い立たせるために上演されたのもやはり「リブシェ」。
だからこそその後ナチスはこのオペラを上演中止にしたのである。
絶対に持っておくべき1枚
これがその1939年ドイツ占領下のプラハでのコンサート
ターリヒ&チェコ・フィル
わき上がるチェコ国歌 /1939年ドイツ占領下プラハでの感動ライヴ
このコンサートが開催されたのは、ナチス・ドイツの強圧外交により建国わずか20
余年でチェコスロヴァキア共和国が崩壊したという激動の年。
ここで繰り広げられるのはターリヒとチェコ・フィルによる熱い熱い「わが祖国」。
しかし衝撃的瞬間はその演奏が終わった後に訪れます。
演奏が終了し、泣き叫ぶような歓声が静かになったところで・・・
突如聴衆たちがチェコ国歌を歌い始めるのです。
曲目紹介では「斉唱」と書かれていますが、そんなかしこまった整然としたものじゃありません。
誰かが感極まって歌い始め、一人、二人、三人、とその数は増え、気づいたら大合唱になる・・・。
国を思う熱い心が息吹となって人々の口から歌声となって現れ、あっというまに嵐のような絶唱となって会場全体を呑み込む。
これは「クラシック」じゃない、これは「演奏」ではないと言う人もいるかもしれません。
・・・でも私は思いました。
これこそが音楽だ、と。
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ターリヒ&チェコ・フィル 『わが祖国』
[CD 1]
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」(全曲)
・1939年6 月5 日オリジナル・ラジオ前説アナウンス
・ヴィシェフラド / モルダウ / シャールカ
/ ボヘミアの森と草原より |
[CD 2]
・ターボル / ブラニーク
・チェコ国歌(聴衆斉唱)
・オリジナル放送終了アナウンス
ドヴォルザーク:「スラヴ舞曲」第2集Op.72,
B. 147
・1939年6 月13 日オリジナル・ラジオ前説アナウンス
・「スラヴ舞曲」第2 集(全曲演奏)
・チェコ国歌(レコード録音)
・オリジナル放送終了アナウンス |
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チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ラジオジャーナル管弦楽団
ヴァーツラフ・ターリヒ(指揮) |
収録場所:すべてプラハ、国民劇場( モノラル・ライヴ)
収録:オスロ・ノルウェー放送協会(NRK)、Arkiv
783 【2011 年プラハにおけるデジタル・リマスタリング】
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「メジャー・レーベル」
「映像」

7/1(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PENTATONE
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PTC 5186760
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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ユロフスキ率いるベルリン放送響
グスタフ・マーラー(1860-1911):「大地の歌」
1. 第1楽章「大地の哀愁を歌う酒の歌」(8'49)
2. 第2楽章「秋に寂しき者」(9'39)
3. 第3楽章「青春について」(3'33)
4. 第4楽章「美について」(7'20)
5. 第5楽章「春に酔える者」(4'51)
6. 第6楽章「告別」(28'31) |
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
ロバート・ディーン・スミス(テノール)
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ベルリン放送交響楽団 |
マーラーを得意とするコノリー、スミスが独唱!色彩的で甘美な「大地の歌」をユロフスキ率いるベルリン放送響がライヴ収録!
ライヴ録音:2018年10月14日/ベルリン、フィルハーモニー/PCM
HI-RES、62'43、輸入盤・日本語帯付、ディジパック仕様
エグゼクティヴ・プロデューサー:ステファン・ラング(ドイチュラントラジオ・クルトゥーア)&ルノー・ロランジェ(ペンタトーン)
レコーディング・プロデューサー:フローリアン・B・シュミット
SACDハイブリッド盤。
世界が注目する指揮者のひとりウラディーミル・ユロフスキ。数多くのディスクがリリースされる中、期待の新譜はベルリン放送交響楽団とのライヴ録音でマーラーの「大地の歌」を収録しました。
1972年モスクワ生まれのユロフスキは、1990年18歳のときに家族とともにドイツに移住。ドレスデンおよびベルリンで研鑽をつみ、1995
年ウェクスフォード音楽祭におけるリムスキー=コルサコフの「5月の夜」の演奏で世界的に注目されました。
翌年にはレコーディングを開始し、2007年より首席指揮者に就任したロンドン・フィルをはじめ、ロシア・ナショナル管弦楽団と自国ロシアの作品を数多く録音をのこし、2017/18
シーズンからはベルリン放送交響楽団の首席指揮者兼芸術監督にも就任しており、当盤ではその最新録音を聴くことができます。
本来、第9番にあたる交響曲としてマーラーが作曲した「大地の歌」は、〈第9〉が死につながることを避け、交響曲としなかった作品。マーラー独自の世界観を見事にあらわしたペシミスティックな耽美主義の作品です。
独唱はメゾ・ソプラノのサラ・コノリーとテノールのロバート・ディーン・スミスです。これまでにコノリーはヤニック・ネゼ=
セガン指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(2011年収録)と、スミスはイヴァン・フィッシャー指揮、ブダペスト祝祭管弦楽団(2017年収録)とそれぞれ同曲の録音があり、マーラーを得意とする名唱の共演にも注目です。

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CENTAUR
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霧〜レスピーギのヴァイオリンとピアノのための作品集
レスピーギ:
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調
霧(ジェイムソン・クーパー編曲)
雨(ジェイムソン・クーパー編曲)
アルメニアの詩人の語る4つの詩(ジェイムソン・クーパー編曲)
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 |
ジェイムソン・クーパー(ヴァイオリン)
エリ・カルーマン(ピアノ |
レスピーギのヴァイオリン・ソナタ集!歌曲からのトランスクリプションも収録!
大阪国際室内楽コンクールを始め、アメリカ国内外の多くのコンクールで入賞を果たしてきたユークリッド弦楽四重奏団の創設メンバー&第1ヴァイオリンを20年超務めているジェイムソン・クーパーが弾く、オットリーノ・レスピーギのヴァイオリン作品集。
数々の色彩豊かなオーケストラ作品で知られるレスピーギですが、ヴァイオリンとピアノのための作品も「もっと聴かれる価値のある作品である」と取り組まれたアルバムです。
レスピーギがボローニャでヴァイオリンとヴィオラを習っている時期に書いたニ短調のソナタと、それから約20年後の円熟期に書かれたロ短調のソナタ、2つのヴァイオリン・ソナタに加え、ジェイムソン・クーパー自身がヴァイオリンとピアノ版に編曲した3つの歌曲を収録し、儚くも情熱的なレスピーギの魅力を伝えています。
※録音:2017年1月8月(アメリカ)
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ザ・グランド・デュオ〜シューベルト:
ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)全集
ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲(ソナタ)イ長調
ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第1番ニ長調
ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第2番イ短調
ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第3番ト短調 |
エリザベス・ホロウェル(ヴァイオリン)
エリン・ヘルヤード(フォルテ・ピアノ) |
エリン・ヘルヤードは、モントリオールのアンサンブル・カプリースの主要メンバーとして活躍し、オーストラリアのピンチガット・オペラやアンティポディーズ管弦楽団の芸術監督&共同創設者として活動するオーストラリア新世代の古楽系鍵盤奏者です。
エリザベス・ホロウェルは、シドニー音楽院を第一級優等学位で卒業し、オーストラリア室内管弦楽団の中心的メンバーとして活躍しています。
実力派のエリン・ヘルヤードとエリザベス・ホロウェルが、ピアノ曲で音楽史において重要な歴史を残したシューベルトのヴァイオリン・ソナタを奏でます。
※録音:2017年6月(ニュージーランド)
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戦争から平和へ 〜
ホロコーストにインスパイアされた第二次世界大戦期の
ヴァイオリンとピアノのための作品
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.53
ハワード・ファーガソン:ヴァイオリン・ソナタ第2番
メシアン:
世の終わりのための四重奏曲より第8曲「イエスの不滅性への讃歌」 |
ベトゥル・ソイカン(ヴァイオリン)
フアン・パブロ・アンドラーデ(ピアノ) |
ベトゥル・ソイカンはスイスでのコンチェルト・コンクールの最優秀賞で特別賞を受賞し、ベルン交響楽団とのサミュエル・バーバーのヴァイオリン協奏曲の奏者に選ばれました。
世の終わりのための四重奏曲「イエスの永遠性への第二讃歌」ともいわれている、世の終わりのための四重奏曲より第8曲「イエスの不滅性への讃歌」はヴァイオリンとピアノの二重奏曲で、ベトゥル・ソイカンが奏でるヴァイオリンでメシアンらしい天国的な遅さの中にじっくりと賛歌が歌われています。
このアルバムは、ヨーロッパのユダヤ人600万人が犠牲になった第二次世界大戦のナチスによるホロコーストに影響を受けた作品です。
※録音:2017年3月(アメリカ)
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バウルデヴェイン:ミサ曲《デュ・ボン・デュ・クール》 |
カペラ・アラミレ、
アラミレ・コンソート、
ピーター・アルクハート(指揮) |
作曲者不詳:3声のデュ・ボン・デュ・クール/
ノエル・バウルデヴェイン:ミサ曲《デュ・ボン・デュ・クール》よりキリエ、5声のアン・ドゥレール・アン・トリステス/
アドリアン・ヴィラールト:6声のアン・ドゥレール・アン・トリステス/
バウルデヴェイン:ミサ曲《デュ・ボン・デュ・クール》よりグローリア/
ジェハン・ル・コック:Si par souffri a5/
ティールマン・スザート:Si par souffrir
a4/
バウルデヴェイン:ミサ曲《デュ・ボン・デュ・クール》よりクレド/
ジャン・ムートン:Adieu mes amours、Qui
ne regrettroit/
バウルデヴェイン:ミサ曲《デュ・ボン・デュ・クール》よりサンクトゥス/
作曲者不詳:プチッツ・カミュゼット/
ヴィラールト:プチッツ・カミュゼット/
バウルデヴェイン:ミサ曲《デュ・ボン・デュ・クール》よりアニュス・デイ/
ムートン:5声のデュ・ボン・デュ・クール |
ピーター・アルクハートは作曲、演奏、音楽史を学び、ウェストミンスター・クワイア・カレッジとスミス・カレッジで音楽学と指揮の学位を取得し、ハーバード大学で博士号を取得。
15世紀と16世紀のフランドル楽派の音楽を研究しており、1984年にマサチューセッツ州ケンブリッジで結成された、男女11人の合唱団「カペラ・アラミレ」のディレクターも務めています。
フランドル楽派の音楽を追究したピーター・アルクハートと実力のある合唱団の美しいハーモニーに注目です。
※録音:2015年(アメリカ)
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シュナーベル&シューベルト:ヴァイオリン作品集
アルトゥール・シュナーベル:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
シューベルト:
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調
D.934 |
ウィリアム・ハーヴェイ(ヴァイオリン)
フレデリック・シュウ(ピアノ) |
名ベートーヴェン弾き、シュナーベルが残したヴァイオリン・ソナタ!
メキシコを代表するオーケストラ、オルケスタ・シンフォニカ・ナシオナルのコンサートマスターを務め、ヴァイオリニスト、指揮者、作曲家と多岐に活躍するウィリアム・ハーヴェイ。
20世紀前半を代表するベートーヴェン弾きと知られる、アルトゥール・シュナーベルが書いた、45分にも及ぶ無伴奏ヴァイオリンのための大作と、シューベルトの傑作のひとつに数えられる幻想曲をカップリングしたアルバム。
録音:2018年1月3日ᬢ4日&2月13日、WFMTスタジオ(シカゴ、アメリカ)
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バロック・アコーディオン
ヴィルヘルム・ヒエロニムス・パッヘルベル:トッカータ
ト長調
ブクステフーデ:フーガ ハ長調 BuxWV.174
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543
D.スカルラッティ:
ソナタイ長調 L.293、ソナタ嬰ヘ短調 L.481、ソナタ
イ長調 L.43
ヨハン・パッヘルベル:トッカータ ホ短調
P.462
クープラン:キリエのフーガ
J.S.バッハ:
パルティータ第3番 イ短調 BWV.827、
前奏曲とフーガ 二長調 BWV.532 |
ウィリアム・ポップ(アコーディオン) |
アメリカのベテラン・アコーディオン奏者、ウィリアム・ポップが素晴らしきバロック作品の数々をアコーディオン独奏で描く作品集。
ポップは、20年間アメリカ空軍バンドに所属し、空軍弦楽団と、アメリカ国内、ヨーロッパ、アジアと幅広く演奏ツアーを行っている。
録音:2016年ᬢ2017年、ウィリアム・ポップ音楽スタジオ(ラブランド、アメリカ)
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アジアン・ソウル 〜 デイヴィッド・ローブ:ヴァイオリン作品集
デイヴィッド・ローブ:
コガク*/アジアン・ウインズ**/ソナチネ**/
インティメイト・シーン**/Ayung sungai** |
茂木うらら(ヴァイオリン)*
トレヴァー・ホーフェリッヒ(ヴァイオリン)** |
日本の伝統楽器にも造詣の深いアメリカ人作曲家、デイヴィッド・ローブ(1939-)のヴァイオリンのための作品集。
ソロや室内楽で数々の賞を受賞し、現在ニューヨークを拠点に活躍している日本人ヴァイオリニスト、茂木うららが故郷の風景を華麗に描く。
録音:2017年2月ᬢ5月、カレイドスコープ・サウンド(ニュージャージー、アメリカ)
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マック・デイヴィス:歌曲集
マック・デイヴィス:
恐怖の対称/サークルとホイールの歌/
子供の娯楽のための讃歌/ファルコン/
5つのエリザベス朝の抒情詩/
主があなたを祝福し、あなたを守られるように |
リンダ・ポストン=スミス(ソプラノ)
ロバート・カール・スミス(ピアノ) |
アメリカの作曲家、マック・デイヴィスによる24の歌曲集。様々な詩に基づいた作品の数々を、マンハッタン音楽院とジュリアード音楽院で研鑽を積んだ夫婦デュオで贈る。
録音:2016年5月15日ᬢ17日、スミス・レジデンス(テキサス、アメリカ)
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MELISM
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代理店変更により再掲載 |
Melismは、ギリシャ出身のヴィルトゥオーゾ・ピアニストであると同時に、フランス・パリを拠点に活躍する敏腕プロデューサー&エンジニアでもあるニコラオス・サマルタノスが設立したレーベルです。
カツァリスなど様々な世界的ピアニストたちの録音を手がけてきたサマルタノスによる優秀録音はもちろんのこと、センスが光るユニークなプログラミングにもご注目下さい。
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ブラームス:間奏曲集
4つの小品 Op.119より第1曲、第2曲
7つの幻想曲集 Op.116より第2曲、第4曲、第5曲、第6曲
8つのピアノ小品 Op.76より第3曲、第4曲、第6曲、第7曲
3つの間奏曲 Op.117
6つの小品 Op.118より第2曲 |
クリストフ・シロドー(ピアノ) |
1970年パリ生まれのフランスの作曲家・ピアニスト、クリストフ・シロドーがブラームスの間奏曲集をリリース!
10代より独学で作曲をはじめ、これまでに7つの交響曲を発表するなど、作曲家としても活躍するシロドーは、1982年にピアニストとしてデビュー。モスクワ音楽院でエフゲニー・マリーニンに学び、タチアナ・ニコラーエワやジョルジュ・シフラにも師事しています。
シロドーは、これまでフェインベルクやウルマン、スカルコッタスといった少し珍しいレパートリーの録音によって高く評価されてきました。ブラームスの間奏曲集という王道レパートリーで見せる、コンポーザー=ピアニストならではの表現にご期待ください!
※録音:2019年
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スカルコッタス:世界初録音集 1949-2019 Vol.1 |
クリストフ・シロドー(ピアノ)
ニコラオス・サマルタノス (ピアノ)、他 |
ニコス・スカルコッタス (1904-1949):
1-5. ヴァイオリンと小オーケストラのための組曲(作曲家自身によるヴァイオリンとピアノ版)
(1929)
〔ニーナ・ピーサレヴァ・ジンバリスト
(ヴァイオリン)、ニコラオス・サマルタノス
(ピアノ)/録音:2017年〕
6.音楽 (メゾソプラノとピアノのための)
(1946)
7.海辺で (メゾソプラノとピアノのための)
(1946)
8.昔々 (メゾソプラノとピアノのための)
(1938)
〔アンゲリカ・カタリオウ (メゾソプラノ)、ニコラオス・サマルタノス
(ピアノ)/録音:2017年〕
9-13.オデュッセウスの帰還 (作曲家自身による2台ピアノ版)
(1944-1949)
〔ニコラオス・サマルタノス、クリストフ・シロドー
(ピアノ)/録音:1994年、2018年(新編集、新マスタリング)〕
14-25. 12のギリシャ舞曲 (1931-1949)
〔リトル・シンフォニー・オーケストラ・オブ・サンフランシスコ、グレゴリー・ミラー
(指揮)/録音:1957年 (ステレオ)〕
26-27. Sifneikos I - Ipirotikos I (作曲家自身によるピアノ版)
(1946-1947)
〔トタ・エコノモス (ピアノ)/録音:1949年〕 (※すべて世界初録音) |
20世紀前半のギリシャを代表する作曲家、ニコス・スカルコッタスの作品の世界初録音音源を選りすぐって紹介する好企画の第1巻。
現在確認されているもっとも古い録音である1949年の《Sifneikos
I》《Ipirotikos I》から、ニコラオス・サマルタノス、クリストフ・シロドーらの演奏によるスカルコッタスの代表作《オデュッセウスの帰還》、さらに2017年に録音されたばかりの組曲や歌曲まで、さまざまなジャンルの作品、音源が収録されています。
ブックレットにはサマルタノスによる解説のほか、自筆譜や演奏会ポスターなどの図版が掲載されています。
著名な評論家で音楽学者のハンス・ケラーは近代音楽の4つの"S"のうちの一人としてスカルコッタスの名を挙げましたが(残りの3名はシェーンベルク、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ)、これはいわゆる近代音楽の美学を根本的に再定義した20世紀の最も優れた作曲家たちと、スカルコッタスを対等な立場に置くためのものでした。
調性音楽と無調音楽、十二音技法を自在に使い分け、民族主義や新古典主義的な技法も取り入れた幅広い作風と、確立された個性により、近年再評価が進んでいます。
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失われた作品 —— フェインベルク/ヴィンテルベルク:作品集
サムイル・フェインベルク(1890-1960):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番
Op.12 posth. (1912)*、
ピアノのための幻想曲 第1番 Op.5 (オリジナル版
1917)、
ピアノ組曲 第1番「エチュード形式の4つの楽曲」
Op.11 (1919)
ハヌシュ(ハンス)・ヴィンテルベルク(1901-1991):
ピアノ・ソナタ 第1番 (1936)、
ピアノ組曲「1945」(テレージエンシュタット) |
クリストフ・シロドー(ピアノ)
アンナ・ピーサレヴァ・ジンバリスト(ヴァイオリン)*
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20世紀の"忘れられし"天才、フェインベルクとヴィンテルベルクのマスターピース!
ウクライナ生まれ、20世紀ロシア(ソ連)を代表するコンポーザー=ピアニストの1人であるサムイル・フェインベルクと、彼の11歳年下でプラハ出身、ナチスの迫害によりテレージエンシュタットでの抑留経験を持つハヌシュ(ハンス)・ヴィンテルベルク、2人のユダヤ系作曲家による知られざる作品集。
収録曲のほとんどが世界初録音ですが、作曲家でフェインベルクの研究も行っているピアニスト、クリストフ・シロドーの鋭い解釈により、思わず聴き入ってしまう説得力に満ちた演奏が繰り広げられています。
※録音:2018年3月&10月、2001年7月*、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
※使用楽器(ピアノ):ベヒシュタイン D-282,
No.206565、スタインウェイ D, NO.499495*
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MLSCD 008
【旧譜】
¥2600
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エンドレス・ワーグナー 〜 リスト/ワーグナー/ビューロー:ピアノ作品集 |
フローランス・ドラージュ(ピアノ) |
1. リスト:おお、お前、優しい夕星よ (ワーグナーのオペラ「タンホイザー」より)
S.444, R.277
2. リスト:聖杯への厳かな行進曲 (ワーグナーの楽劇「パルジファル」より)
S.450, R.283
3. ワーグナー:マティルデ・ヴェーゼンドンクのためのアルバムの綴り
ト長調 (1857)
4. リスト:イゾルデの愛の死 (ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」より)
S.447, R.280
5. ワーグナー:エレジー (主題) 変イ長調
WWV 93
6. リスト:エルザの夢 (ワーグナーのオペラ「ローエングリン」より)
S.446 No.2, R.279 No.2
7. リスト:ローエングリンのエルザへの非難(ワーグナーのオペラ「ローエングリン」より)
S.446 No.3, R.279 No.3
8. ハンス・フォン・ビューロー:ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の主題による演奏会用パラフレーズ
9. リスト:紡ぎ歌 (ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」より)
S.440, R.273
10-11. リスト:前奏曲とフーガ イ短調(原曲:J.S.バッハ「オルガンのための前奏曲とフーガ
BWV 543」) S.462 No.1, R.119 No.1 |
コルトーの愛弟子、フローランス・ドラージュが弾くワーグナー!
コルトーの愛弟子フローランス・ドラージュによる、ワーグナーにまつわるピアノ・アルバム!
「エンドレス・ワーグナー」と題された本アルバムには、リストとビューローによるワーグナーの素晴らしいトランスクリプション、パラフレーズに加え、ワーグナー自身の珍しい小品が2曲収録されています。
ドラージュはワーグナーの音楽を得意としており、国際リヒャルト・ワーグナー協会e.V.から名誉勲章を授与されているほか、バイロイトで毎年リストのワーグナー・トランスクリプションを取り上げており、その演奏はバイロイト祝祭劇場の総監督を務めたリヒャルト・ワーグナーの孫、ヴォルフガング・ワーグナーからも称賛されました。
「もし私に娘がいたら、それはフローランス・ドラージュのようであっただろう」というコルトーの言葉が示すように、ドラージュはコルトーのピアニズムを受け継ぎ、それを現代の我々に伝えてくれる貴重な存在。独特の個性が感じられる味わい深い演奏と、プログラムの妙味を存分にお楽しみください。
※録音:2016年4月、2017年3月、サン=マルセル教会(フランス、パリ)
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MLSCD 023
【旧譜】
¥2600
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波 〜 ドビュッシー&クープラン:ピアノ作品集 |
アマンディーヌ・アビブ (ピアノ) |
フランソワ・クープラン:輝かしい女、またはボンタン夫人
(クラヴサン曲集 第2巻 第11組曲 第2曲)
クロード・ドビュッシー:グラドゥス・アド・パルナッスム博士
(「子供の領分」第1曲)
クープラン:花の女神 (クラヴサン組曲 第1巻
第5組曲 第9曲)
ドビュッシー:ヒース (前奏曲集 第2巻 第5曲)
クープラン:ゆりの花ひらく (クラヴサン組曲
第3巻 第13組曲 第1曲)
ドビュッシー:アナカプリの丘 (前奏曲集
第1巻 第5曲)
クープラン:子守歌、またはゆりかごの中のいとし子
(クラヴサン組曲 第3巻 第15組曲 第2曲)
ドビュッシー:トッカータ (「ピアノのために」第3曲)
クープラン:ティク=トク=ショック、またはオリーヴ搾り機
(クラヴサン組曲 第3巻 第18組曲 第6曲)
クープラン:双生児 (クラヴサン組曲 第2巻
第12組曲 第1曲)
ドビュッシー:沈める寺 (前奏曲集 第1巻
第10曲)
クープラン:波 (クラヴサン組曲 第1巻 第5組曲
第14曲)
ドビュッシー:金色の魚 (「映像」第2巻 第3曲)
クープラン:さまよう亡霊たち (クラヴサン組曲
第4巻 第25組曲 第5曲)
ドビュッシー:交代する3度 (前奏曲集 第2巻
第11曲)
クープラン:編物をする女たち (クラヴサン組曲
第4巻 第23組曲 第2曲)
クープラン:葦 (クラヴサン組曲 第3巻 第13組曲
第2曲)
ドビュッシー:喜びの島 |
ドビュッシーとクープラン!フランスの2人の巨匠の作品を交互に演奏!
ドビュッシーとクープラン、時間的には遠く離れている2人の巨匠の作品を交互に演奏することで、両者の共通点を浮かび上がらせた秀逸な1枚。
ドビュッシーはF.クープランやラモーといったロココ期の作曲家をフランス的であるとして高く評価していました。
マルセイユ生まれのアマンディーヌ・アビブはヨーロッパ以外の音楽にも強い関心を寄せており、ラオスの音楽を研究したり、ジャズ奏者との共演を行ったりするなど、多方面での活躍を見せる卓越したピアニストです。
※録音:2019年3月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)/※使用楽器:スタインウェイ
D, NO.499495
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MLSCD 010
【旧譜】
¥2600
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ラヴェル:鏡
1. ナウモフによる即興演奏 (2017年7月、パリ)
(2分50秒)
ラヴェル:
2. 高雅で感傷的なワルツ M.61/3-7. 鏡
M.43/
8. 亡き王女のためのパヴァーヌ N.19/
9-11. ピアノのためのソナチネ 嬰ヘ短調
M.40 |
エミール・ナウモフ (ピアノ) |
7〜8歳の時にパリでナディア・ブーランジェに見出され彼女の最後の弟子になったという、天才型のピアニスト、エミール・ナウモフ。18歳でマインツの音楽出版社ショットと契約するなど、作曲家としての顔も持ち合わせ、ムソルグスキー《展覧会の絵》のピアノ協奏曲版や、フォーレ《レクイエム》のピアノ独奏版など、編曲ものを得意としています。
ピアニストとしては、ホロヴィッツやルービンシュタインに例えられ、前者の炎と後者の詩情を持ち合わせていると評されます。
そんなナウモフのラヴェル・アルバムは、いかにも彼らしく自身のピアノ即興によって幕を開けるのですが、これがなんとも良い音楽で、続くラヴェルの音世界への素晴らしい導入となっています。(嬉しいことに、ブックレットに譜面が丸々掲載されています。)
メインとなるラヴェルの演奏では、囁くようなピアニッシモから、鐘の音のような迫力と深みを兼ね備えたフォルティシモまで、幅広いタッチを使い分け、ラヴェルの音楽特有の複雑なテクスチャーと微妙なニュアンスを見事に表現しています。サン=マルセル福音教会の美しい残響を活かして遅めのテンポを採用した《亡き王女のためのパヴァーヌ》も絶品。
※録音:2017年7月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)/※使用楽器:スタインウェイ
D, NO.499495
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MLSCD 013
【旧譜】
¥2600
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ロジェ=デュカス(1873-1954):ピアノ作品集
バルカローレ 第1番 (1906)/エチュード 第1番
(1914)/
エチュード 第2番 (1916)/6度のエチュード(第3番)
(1916)/
アラベスク 第1番 (1917)/アラベスク 第2番
(1919)/
リズム (1917)/ソノリティ (1918)/
バルカローレ 第2番 (1920)/バルカローレ
第3番 (1920) |
パトリック・エメルレ (ピアノ) |
フランス近代のもう一人のデュカス、フォーレの愛弟子の1人、ジャン・ロジェ=デュカスに光を当てる1枚!
ドビュッシーやラヴェルの陰に覆われてしまった感のあるロジェ=デュカス(ポール・デュカスとは血縁関係なし)ですが、ピアノ曲の分野ではショパンやフォーレの影響を受けた特筆すべき名品を残しています。
バルカローレ(舟歌)、特に1920年作曲の第2番は必聴。ロジェ=デュカスの音楽は同じくフォーレに師事したジョルジェ・エネスクの作風と近いものがあるかもしれません。パリのサン=マルセル福音教会の素晴らしい音響効果とベヒシュタイン・ピアノの美しい音色、フランス近代音楽ファン必携の1枚です。
※録音:2018年3月&9月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
※使用楽器:ベヒシュタイン D-282, NO.206565
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MLSCD 003-004-005
(3CD)
【旧譜】
特別価格 ¥4800
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ピア・セーゲルスタム〜チェロ録音集成 (a piacere)
【CD1】
シュニトケ:チェロとピアノのためのソナタ
第1番 (1978)〔録音:1994年秋〕
ダラピッコラ:チェロのために (無伴奏チェロのための)
(1945)〔録音:1999年4月〕
スカルコッタス:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
(1947) 〔録音:1999年3月〕
モーリス・オアナ:シルト[Syrtes] (チェロとピアノのための)
(1970)〔録音:1994年秋〕
ヴェーベルン:チェロとピアノのための3つの小品
Op.11 (1914)〔録音:1999年〕
【CD2】
ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121 (1896)
〔録音:1997年4月〕
アントン・ヴェーベルン:
チェロとピアノのための小品 第2番 ヘ長調
(1899)/
リヒャルト・デーメルの詩による5つの歌
から「夜毎の恐れ」/
シュテファン・ゲオルゲの詩による4つの歌
から「深い夢の底から目覚めると」(1908-1909)
〔録音:1999年1月〕
ブリッジ:チェロとピアノのためのソナタ
ニ短調 H.125 (1913-1917) 〔録音:2006年5月
エネスク:チェロとピアノのためのソナタ
第2番 Op.26 No.2 (1935)〔録音:2007年4月
【CD3】
スカルコッタス:チェロとピアノのための全作品
[ソナティナ A/K 62 (1949)/セレナード
A/K 64 (1948/1949)/ラルゴ A/K 66 (1940頃)/
ボレロ A/K 63 (1948-1949)/優しいメロディー
A/K 65 (1949)]〔録音:1994年秋〕
リスト:チェロとピアノのための全作品
[ノネンヴェルトの僧房 (エレジー) S.382
(1841-1883)/忘れられたロマンス S.132c (1843-1880)/
エレジー 第1番 S.136b (1874-1875)/エレジー
第2番 S.131b (1877-1878)/
悲しみのゴンドラ S.134 (1882-1885)]〔録音:1997年4月〕
ブゾーニ:愛しい人 (Kultaselle) (フィンランド民謡によるチェロとピアノのための10の短い変奏)〔録音:2007年4月〕 |
ピア・セーゲルスタム (チェロ)、
千々岩英一(ヴァイオリン)、
マリア・ベロウソヴァ(ピアノ)、
クリストフ・シロドー (ピアノ) |
フィンランドのチェリスト、ピア・セーゲルスタムによる、近現代作品を含む稀少な楽曲を集めた充実の3枚組。
リストとスカルコッタスのチェロ作品全集に、ブリッジ、エネスコ、シュニトケの3つのチェロ・ソナタ、歌のパートをチェロで演奏したブラームスの《4つの厳粛な歌》など、シリアスで聴き応えのある作品が揃っています。
ピアニストのクリストフ・シロドー、ヴァイオリニストの千々岩英一など共演者にも注目。
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KAIROS
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0013002KAI
(2CD)
【新装再発売】
¥3600 →\3290
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チェルハ:シュピーゲル
CD1 [1-5] シュピーゲル(鏡) Ⅰ〜Ⅴ
CD2 [1-2] シュピーゲル(鏡) Ⅵ〜Ⅶ
シルヴァン・カンブルラン(指揮)、
バーデン・バーデン=フライブルクSWR交響楽団
(南西ドイツ放送交響楽団)
〔録音:2006年7月20日、Werkstattbühne
(ブレゲンツ、オーストリア)〕
[3] カール・プラントルのためのモニュメントゥム(1988)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)、
ORFウィーン放送交響楽団
〔録音:2001年5月、ORF(ウィーン、オーストリア)〕
[4] モメンテ(2005)
フリードリヒ・チェルハ(指揮)、ウィーン放送交響楽団
〔録音:2007年10月6日、Stefaniensaal
(ウィーン、オーストリア)〕 |
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
バーデン・バーデン=フライブルクSWR交響楽団、他 |
カンブルラン&ウィーン放送響!チェルハの「シュピーゲル」新装再発売!
未完成に終わったアルバン・ベルクの「ルル」の補筆完成者としてもその名を知られるオーストリアの作曲家、フリードリヒ・チェルハ(b.1926)。濃密な音響をオーケストラで表現した代表作「シュピーゲル(鏡)」をカンブルランが振った名盤が新装再発売されました!
全7部約80分の「シュピーゲル」に、オーストリアの彫刻家カール・プラントルの作品からインスピレーションを受けて作曲された「モニュメントゥム」、オーケストラのための「モメンテ」をカップリングした2枚組です。
※2010年にリリースされていたSACD盤は廃盤となり、品番・バーコードは同じままノーマルCD盤として再発売いたします。
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グロスマン:フロム・アファー
ホルヘ・ビリャビセンシオ・グロスマン(b.1973):
アンサンブルのための 《シレイⅠ(Siray
I)》(2005)*
無伴奏ヴィオラのための 《パルティータ》(2019)
ピアノとエレクトロニクスのための
《ルディ・ムタティオ(Ludi Mutatio)》(2015)‡
弦楽四重奏曲のための
《ダ・ロンターノ(Da Lontano)》(2016)§ |
タレア・アンサンブル*、
ジェイムズ・ベイカー(指揮)*、
カイル・アームブラスト(ヴィオラ)
アンナ・デッリコ(ピアノ)‡
ジョシュア・オックスフォード(エレクトロニクス)‡
ミヴォス・クヮルテット§ |
ペルー出身、ブラジルに帰化し、現在はアメリカで活動する作曲家、ホルヘ・ビリャビセンシオ・グロスマン(b.1973)の作品集。
21世紀のモダニズムを基調に、バッハや新ウィーン楽派の側面、南アメリカの芸術や文化の影響が含まれた幅の広い作風を見せます。
※録音:2012年4月*、2020年2月₁A2018年7月‡、2019年10月§
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PALADINO
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愛の挨拶
カステルヌオーヴォ=テデスコ:フィガロ
〜 コンサート・トランスクリプション*/
シューベルト(ポッパー編):アヴェ・マリア
Op.54-2*/
クライスラー(ルンメル編):シンコペーション₁^
フォーレ(カザルス編):夢のあとに Op.7-1*/
カール・ダヴィドフ:無言歌(言葉のないロマンス)
Op.23*、噴水にて Op.20-2₁^
モシュコフスキ(ルンメル編):ギター Op.45-2₁^
セザール・キュイ:カンタービレ Op.36-2*/
クライスラー(ルンメル編):ウィーン小行進曲/
ゲオルク・ゴルターマン:ロマンス Op.96-1₁^
エルガー:愛の挨拶₁^ルドルフ・グリック:夢
Op.20₁^
バルドゥイン・ズルツァー:バガテル Op.123a*/
マリア・テレジア・フォン・パラディス(ルンメル編):シシリエンヌ*/
プロコフィエフ(M. Rejtich編):スケルツォ*/
フランセ(M. Gendron編):無窮動(1944)₁^
パウル・フォークト(D. Smith編):ガヴォット
Op.20₁^
ブラームス(ルンメル):子守歌 Op.49-4 |
マルティン・ルンメル(チェロ)、
ゲルダ・グッテンベルク(ピアノ)*、
ステファン・シュトロイスニック(ピアノ)8 |
paladino musicの創設者でもあるプリース門下の名チェリスト、マルティン・ルンメル。様々なエチュードなど多数の録音でも知られるルンメルが選びぬいた、チェロとピアノのための小品集。
「愛の挨拶」、「夢のあとに」、「シューベルトのアヴェ・マリア」などの名曲から、あまり知られていない未知の宝石までを組み合わせた愛らしいミニチュア・ピースです。
新たなチェロ・レパートリーの発掘にもオススメ!
※録音:2012年12月4日*&2019年12月19日
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ALTUS(PROFIL)
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PALTSA 013/4
(2SACD HYBRID)
¥5200 →\4790
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ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[7]
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団編
[Disc1]
ブルックナー:
交響曲第4番 変ホ長調《ロマンティック》
WAB.104
(1878-80年原典版)
[Disc2]
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
WAB.105(原典版) |
ギュンター・ヴァント(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ALTUS 大注目シリーズ〈ギュンター・ヴァント
不滅の名盤〉第4 回発売、ミュンヘン・フィルとの録音が出揃います!1
タイトルずつ丁寧に最新リマスタリングを施しSACD
ハイブリッド化。ヴァントの遺した崇高なまでの音楽を全力で堪能せよ!
Profil の名盤を丁寧にSACDハイブリッド化!1作ずつじっくりと向き合って味わいたい〈ヴァント
不滅の名盤〉気高い美しさのブル4 はミュンヘンとのラスト・コンサート!確固たる響きで真に迫るブル5も必聴!
録音:2001年9月13〜15日(Disc1)、1995年11月29日・12月1日(Disc2)/ミュンヘン、ガスタイクにおけるライヴ/ステレオ、日本語帯・解説付、国内プレス
Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!
Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化。CD層・SACD層共にかつてないほどリアルな音質が追求されています。
巨匠ギュンター・ヴァントがミュンヘン・フィルと残した偉大なブルックナー・ライヴ。第4番は2001年、ヴァントとミュンヘン・フィル最後の演奏会の録音です。愛おしい音楽との別れを慈しむかのような気高くも美しい崇高な名演。オーケストラから湧き上がる歌を有機的にコントロールし、整然とした厳しさを持ちながら窮屈さは微塵も無く、深呼吸したくなるような充実した響きに貫かれています。大きな弧をゆっくりと描くように周到に音を積み上げ、空間を音楽で隙間なく満たしていくフィナーレのコーダはたいへん感動的。
95年の第5番はあのベルリン・フィルとのライヴ直前のもので、こちらもヴァントの妥協なき構築とオーケストラの自発性が見事に混ざり合った演奏です。勇壮な曲想を持ち、また複雑な対位法を駆使した、ヴァントにとっても特別な存在であるこの名曲を骨太の響きと確固たる解釈で絶妙に組み上げた純然たる名演。
解説書には楽曲解説の他、舩木篤也氏がブルックナー都市としてのミュンヘンとヴァントについて、また板倉重雄氏がミュンヘン・フィルの詳細な歴史について書き下ろした原稿を掲載しています。
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PALTSA 015/6
(2SACD HYBRID)
¥5200 →\4790
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ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[8]
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団編
[Disc1]
シューベルト:
交響曲第8(9)番 ハ長調《ザ・グレート》
D.944
[Disc2]
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調
作品21
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68 |
ギュンター・ヴァント(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 |
Profil の名盤を丁寧にSACDハイブリッド化!1
作ずつじっくりと向き合って味わいたい〈ヴァント
不滅の名盤〉大きなスケールと細かな構築が同居した圧巻の演奏、輝かしく強靭なハ長調で終わる交響曲3題!
録音:1993年5月28日(シューベルト)、1994年2月4日(ベートーヴェン)、1997年2月19・21・23日(ブラームス)/ミュンヘン、ガスタイクにおけるライヴ/ステレオ、日本語帯・解説付、国内プレス
Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!
Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品。CD層・SACD層共にかつてないほどリアルな音質が追求されています。
巨匠ギュンター・ヴァントがミュンヘン・フィルと残した偉大なライヴ録音。ハ長調で力強く締めくくる、ヴァントが得意とした3曲の交響曲を収録。《ザ・グレート》のたっぷりと奏でられた序奏部からは無限に広がる雄大さが、ブラームスの煽るように早いテンポの序奏部からは真に切迫した緊張感が、有無を言わさぬ説得力で立ち現れます。
曲の長さが必要な音楽を奏でる上で過不足ない完璧なものであると証明するように、大きなスケールで構築されながらも同時に細やかなバランス処理とテンポ設定がなされたヴァントならではの圧巻演奏。最後の一音まで続く必然の連続が聴く者を圧倒します。ベートーヴェンの1番も引き締まった響きが素晴らしく、作品の革新性を迷いなく捉えた演奏です。各曲各所でオーケストラから湧き上がる表情豊かな歌もたまりません。
解説書には楽曲解説の他、舩木篤也氏がブルックナー都市としてのミュンヘンとヴァントについて、また板倉重雄氏がミュンヘン・フィルの詳細な歴史について書き下ろした原稿を掲載しています。
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OLYMPIA
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1970年代のソコロフ!
ベートーヴェン (1770-1827) :
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106 |
グリゴリー・ソコロフ (ピアノ) |
録音 : 1975年11月18-19日、ミュンヘン、ドイツ
原盤、初出 : Eurodisc / Melodiya
収録時間 : 28分強
伝説のピアニスト、グリゴリー・ソコロフの1970年代の録音。
弱冠16歳でチャイコフスキーコンクール1位を獲得。
しかしその輝かしい経歴にも関わらず彼の録音は極めて少なく、コンサート活動にもあまり積極的でなかったためにその音楽活動は長くヴェールに包まれていた。
そんなときフランスのマイナー・レーベル「OPUS111」から次々と新譜が登場。
それらのCDはリリースされるたびにレコ芸で特選を獲得。
あっという間にソコロフはメジャーのアーティストを尻目に時代の寵児となっていった。
・・・だがOPUS111の斜陽とともにCDは次々と廃盤。
気づくと入手できるCDはわずかになり、いつしかその名を聞かなくなっていた。
その後ようやくNAIVEから復活リリース、さらにDGからも新録音が登場するようになり、世界は再びこのひとの演奏に触れることができるようになった。

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1970年代のソコロフ!
ショパン (1810-1849) : ピアノ協奏曲 第1番
ホ短調 Op.11 |
グリゴリー・ソコロフ (ピアノ)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィトルト・ロヴィツキ (指揮) |
録音 : 1977年11月、ブルゲルバウ、ミュンヘン、ドイツ
原盤、初出 : Eurodisc / Melodiya
収録時間 : 44分弱
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チャイコフスキー (1840-1893) :
ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 (*)
ピアノと管弦楽のための協奏幻想曲 ト長調
Op.56 (+) |
ミハイル・プレトニョフ (ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴラジーミル・フェドセーエフ (指揮) |
録音 : 1990年、ウォルサムストー・アセンブリー・ホール
(*) / アビー・ロード・スタジオ No.1 (+)、ロンドン、イギリス
原盤、初出 : Virgin Classics
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MKM 313
【旧譜 再入荷】
¥2400 →\2190
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J・S・バッハ : チェロとチェンバロのための3つのソナタ
J・S・バッハ (1685-1750) :
チェロとチェンバロのためのソナタ 第1番
ト長調 BWV 1027 (*)
チェロとチェンバロのためのソナタ 第2番
ニ長調 BWV 1028 (*)
チェロとチェンバロのためのソナタ 第3番
ト短調 BWV 1029 (*)
ヨハン・クリスティアン・バッハ (1735-1782)
: チェロ協奏曲 ハ短調 W.C 77 (+)
ジャン=バティスト・ブレヴァル (1753-1823)
:
チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調
Op.12 No.5 (#) |
ダニール・シャフラン (チェロ)
アンドレイ・ヴォルコンスキー (チェンバロ
(*))
ソヴィエト国立交響楽団 (+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー (指揮
(*))
ニーナ・ムシニャン (ピアノ (#)) |
録音 : 1966年、ステレオ (*) / 1961年 (+)、1948年
(#)、モノラル (+/#)
そこそこ録音は残しているのに安定したレーベルから発売されないため、出ては消えるを繰り返すシャフランの音源。
今回はOLYMPIAからバッハのソナタ集の再入荷案内が。
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<国内盤>
OTTAVA RECORDS
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OTTAVA 10004
(UHQCD)
¥3000+税
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The Live!
ベートーヴェン(1770-1827):
(1)交響曲第7番 イ長調 作品92
(2)序曲「コリオラン」ハ短調 作品62
(3)序曲「エグモント」ヘ短調 作品82 |
田尻洋一(ピアノ/ 編曲) |
ついにベールを脱いだ!孤高のピアニスト
田尻洋一、白熱のライブ録音がU-HQCD で初登場!!
魂の鼓動をベートーヴェンが表現すると、まるで地球が地響きをたてて踊り狂うような、強力なエネルギーを感じさせる音楽になります。7番のシンフォニーは、とてつもない熱量を放射する作品で、演奏していてもどんどんエネルギーが湧き出てくる感覚があります。 (田尻洋一・ライナーノートより)
ライブ録音:(1)2012年2月26日、伊丹アイフォニックホール/(2)(3)2012年5月19日、いたみホール/DDD、日本語帯・解説付【日本語解説:田尻洋一】
●桐朋学園大学卒業後、イディル・ビレット女史の唯一の弟子として研鑽を積んだ田尻洋一。1996年から、作曲家ごとの全曲演奏というユニークなスタイルで活動を開始、2000年以降は、管弦楽曲を自身で編曲したソロを次々とプログラムに取り入れ、通常のピアノ演奏会の枠を大きく超えた新たなジャンルを確立しています。
●今回リリースするベートーヴェンの交響曲第7番と「コリオラン」「エグモント」は、共に2012年に伊丹市で開催されたリサイタルの鬼気迫るライブ録音で、巨匠エンジニア・深田
晃氏が念入りにマスタリングを施しました。
●今回のアルバムの解説で、田尻自身、次のように語っています。
『魂の鼓動をベートーヴェンが表現すると、まるで地球が地響きをたてて踊り狂うような、強力なエネルギーを感じさせる音楽になります。7番のシンフォニーは、とてつもない熱量を放射する作品で、演奏していてもどんどんエネルギーが湧き出てくる感覚があります』。
●これまでに、開催した全曲演奏会は以下のようになります。
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会(1997年、2010年)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会(96年、04年、09年、16年)
シューベルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会(99年、14年)
シューマン:ピアノ作品全曲演奏会(97年、17年)
ブラームス:ピアノ作品全曲演奏会(98年、13年)
ほかにも、以下のような大規模演奏会を開催しています。
ショパン:24の前奏曲+24の練習曲コンサート(96年、06年)
リスト:12の超絶技巧練習曲全曲コンサート(06年、10年)
●2000年からプログラムに取り入れた管弦楽曲のオリジナル・ソロ編曲のジャンルでは、2012年にベートーヴェンの全交響曲、19年にはブラームスの全交響曲、ほかに、「未完成」「新世界」「悲愴」「プラハ」などの交響曲をはじめ、ベートーヴェンの「皇帝」をはじめ、モーツァルト、シューマン、ブラームス、ショパン、グリーグ、サン=サーンスなどのピアノ協奏曲のソロ編曲版を演奏しています。
●ソロをはじめ、室内楽アンサンブル、オーケストラなどへの客演も数多く、日本各地での演奏会は2000回を超える数となり、2010年はアメリカ、2011年からは毎年2回のペースで欧州リサイタル公演を継続しており、2014年には日本スイス国交樹立150年記念リサイタルに招聘されています。
●国際的な活動が認められ、スタインウェイ・ハンブルク本社からスタインウェイ・アーティストの称号を与えられました。
【田尻洋一プロフィール】
桐朋学園大学卒業後、ヨーロッパに留学。イディル・ビレット唯一の弟子として研鑽を積む。
これまでに、ベートーヴェン、モーツァルト、ブラームスのピアノ・ソナタ全曲リサイタル、シューマンにおピアノ作品全曲演奏など、作曲家ごとの全曲リサイタル(ツィクルス)を相次いで開催し、国際的にも注目を集める。
管弦楽曲のオリジナル・ソロ編曲のジャンルでは、ベートーヴェン、ブラームスの交響曲全曲演奏を完遂。ほかにも「未完成」「新世界」「悲愴」など、レパートリーは多い。
また、ベートーヴェン、モーツァルト、ショパン、シューマン、ブラームスなどのピアノ協奏曲をピアノ独奏用に編曲し演奏している。これらの他にもオペラの序曲、室内楽、歌曲など、数多くの作品をピアノ独奏用に編曲し、自身のプログラムに取り入れている。独奏的で旺盛な活動は、スタインウェイ・ハンブルク本社から高く評価され、スタインウェイ・アーティストの称号を授与されている。
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6/30(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
FOOTPRINT
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Exclusive(独占) |
スヴァンホルム・シンガーズ
ソフィア・セーデルベリ(指揮) |
ソフィア・セーデルベリ(1972−):水浴場のイントロ
伝承曲(セーデルベリ編曲):リム・リム・リーマ、ホルガローテン
ジョン・ニュートン(1725−1807)/山田耕筰(1886−1965)(セーデルベリ編曲):アメージング・グレース/赤とんぼ
セーデルベリ:セレナード(ヤーコブ・アクセル・ユーセフソン(1818−1880)の歌による)
ペーター・ブルーン(1968−):
平和(ジェラード・マンリー・ホプキンズ(1844−1889)/ウィルフレッド・オーウェン(1893−1918)の詩)
クリスチャン・エングクヴィスト(1979−):ここは今とても穏やかだ
ヘンリク・ダールグレーン(1991−):息子から母へ(マヤ・アンジェロウ(1928−2014)の詩)
エミール・フレードベリ(1993−):家に近いところ(エレノア・ルーズベルト(1884−1962)のスピーチから)
セーデルベリ:キリエ(グレゴリオ聖歌の主題による)、アヴェ・マリア(グレゴリオ聖歌の主題による)
クヌート・ニューステット(1915−2014):サルヴェ・レジナ
セーデルベリ:
この世はうるわし(べアンハート・セヴェリン・インゲマン(1789−1862)、
セシリア・ボート・ホルムベリ(1857−1920)、ノア・シアトル(c.1786−1866)、『スウェーデン葬送ミサ』から) |
スウェーデンを代表する男声合唱団、スヴァンホルム・シンガーズ20周年記念盤!
「スヴァンホルム・シンガーズ Svanholm Singers」は、テノール歌手セト・スヴァンホルムの子、エヴァ・ブーリーン
Eva Bohlin により、1998年、大学都市ルンドに創設されました。2001年からはソフィア・セーデルベリ(セーデルベリ・エーベルハード)
Sofia Soderberg(1972−)が指揮者を務め、国内のコンサートと日本を含む海外ツアーを重ね、ウプサラのオルフェイ・ドレンガル(OD)とともにスウェーデンと世界を代表する男声合唱団として知られるようになりました。
2018年、シンガーズの20周年に際して録音されたアルバム第7作『Exclusive』。ルンド市にある水浴場が改装され、再開イベントのためにセーデルベリが作曲した《水浴場のイントロ》。彼女の編曲で歌われるスウェーデン2つの伝承曲、《アメージング・グレース》と《赤とんぼ》。デンマークのペーター・ブルーン
Peter Bruun が、コペンハーゲンで開催された「合唱音楽世界シンポジウム」のため委嘱を受け、ジェラード・マンリー・ホプキンズ
Gerard Manley Hopkins の『Peace(平和)』とウィルフレッド・オーウェン
Wilfred Owen の『The Next War(次の戦争)』をテクストにして作曲した《平和》。
スウェーデンのクリスチャン・エングクヴィスト
Christian Engquist が個人的体験を詩に書き作曲した、シンガーズ主宰の作曲コンペティションのための《ここは今とても穏やかだ》。エレノア・ルーズベルトの「世界人権宣言」のスピーチをテクストにした、シンガーズのテノール、エミール・フレードベリ
Emil Fredberg の《家に近いところ》。シンガーズのヘンリク・ダールグレーン
Henrik Dahlgren が、「世界人権宣言」から70年の記念コンサートのために団から委嘱され、マヤ・アンジェロウ
Maya Angelou の詩に作曲した《息子から母へ》。
ノルウェーのニューステット Knut Nystedt
が、スヴァンホルム・シンガーズと創設者エヴァ・ブーリーンに献呈した《サルヴェ・レジナ》。スカンディナヴィアの主にクリスマスのシーズンに歌われる
B. S. インゲマンの詩による歌にいくつかの詩を付け加え、大きく展開させた《この世はうるわし》。ユニークな個性とカリスマ性のあるスタイルで知られるシンガーズの「独占」する曲を「スナップショット」のように並べた構成のプログラムです。
※録音:2018年6月8日−10日、マーシュヴィンスホルム教会(マーシュヴィンスホルム、スコーネ、スウェーデン)
※制作・録音:ペール・ショーステーン
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Fields of Light(光の原野)
伝承曲(エリーアス・カステグレーン編曲):花咲く季節がやってきた
伝承曲(モクリンタのポルスカ)(マシュー・ピータソン(1984−)編曲):山の夏
ヴェストマンランドの伝承曲:フットゥリ・ペッテルのポルスカ
伝承曲(グンナル・エーリクソン(1936−)編曲):やさしい春になった
伝承曲(グレーテ・ペーデシェン(1960−)/ヘンニング・ソンメッロ(1964−)編曲):ヴァルソイフィヨルドの結婚行進曲
伝承曲(トゥーマス・ヨンソン(1964−)編曲):この世はうるわし
伝承曲(グンナル・エーリクソン/ソフィア・オーグレーン(1985−)/ユセフィーナ・パウルソン(1984−)編曲):
イェンディーネの子守歌
ヴェストマンランドの伝承曲:初めてのポルスカ
伝承曲(ベンクト・ウッレーン(1950−)編曲):トリロ
伝承曲(ヒューゴ・アルヴェーン(1872−1960)編曲):牧場の歌「リム・リム・リーマ」
マシュー・ピータソン(1984−):光の原野(エーディト・セーデルグレーン(1892−1923)の詩)
〔森の湖、ノクターン、ひと筋の海、星の夜、捕らわれの鳥、光の原野〕
伝承曲(アンデシュ・オールヴァル(1932−2012)/ソフィア・オーグレーン/ユセフィーナ・パウルソン編曲):
このすばらしい夏に
ユセフィーナ・パウルソン(1984−):ワシミミズク(トゥーマス・トランストレーメル(1931−2015)の詩) |
ウプサラ・ヴォーカルアンサンブル、ソフィア・オーグレーン(指揮)、
ユセフィーナ・パウルソン(ニッケルハルパ) |
ソフィア・オーグレーン Sofia Agren(1985−)が音楽監督と首席指揮者を務めるウプサラ・ヴォーカルアンサンブル
Uppsala Vokalensemble、スウェーデン伝統のキー付きフィドル、ニッケルハルパ奏者のユセフィーナ・パウルソン
Josefina Paulson(1984−)、スウェーデン系アメリカの作曲家マシュー・ピータソン
Matthew Peter-son(1984−)のコラボレーション・アルバム。フィンランドの詩人エーディト・セーデルグレーン(1892−1923)の詩にマシュー・ピータソンが作曲した《光の原野》を中心に、スウェーデンの伝承曲とノルウェー伝承曲の《ヴァルソイフィヨルドの結婚行進曲》により、夜明けから夕暮れまで、さまざまな光に映る原野の姿とメランコリックな気分の風景をたどるプログラム。
※録音:2019年3月29日−31日、ベリンゲ教会(ベリンゲ、スウェーデン)
※制作・録音:ペール・ショーステーン
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In Paradisum(天国に) |
ソフィア・ヴォーカルアンサンブル
ベンクト・ウッレーン(指揮) |
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942−2019):天国に(2016)(《レクイエム》から)/
オーラ・ヤイロ(1978−):サンクトゥス(2009)/
マシュー・ピータソン(1984−):カンターテ・ドミノ(2018)/
ヤコブ・ミュールラード(1991−):甘美な歌を歌おう(2013)/
ジェイムズ・マクミラン(1959−):ミゼレレ(2009)/
アルフレート・シュニトケ(1934−1998):3つの聖歌(1983−84)/
アルヴォ・ペルト(1935−):"...which
was the son of‛&"(2000)、主よ、今こそあなたは(Nunc
dimittis)(2001)/
カーリン・レーンクヴィスト(1958−):わたしは手を挙げ(2017)/
ポール・ミーラー(1975−):至福(Beatitudes)(2013) |
ソフィア・ヴォーカルアンサンブル Sofia
Vokalensemle は、1995年、ベンクト・ウッレーン
Bengt Ollén(1950−)によりストックホルムのソフィア教区に創設されました。教区とスウェーデン国内のコンサート活動と海外ツアーを行い、各国のフェスティヴァルやコンペティションに参加。2009年にノルウェーのベルゲンで行われたグリーグ国際合唱祭ではグランプリを受賞しました。録音活動も行い、イギリスとアメリカの作品を歌った『The
Darkness Is No Darkness』(2009)(FRCD047)、北欧のクリスマスの歌を集めた『A
Spotless Rose(清らな一輪のばら)』(2011)(FRCD060)、『スウェーデン・クリスマス・オラトリオ』(2012)(FRCD069)を
Footprint Records に録音しています。
新しいアルバムは、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム
Sven-David Sandstrom の《レクイエム》の〈天国に〉から始まり、スウェーデン、ノルウェー、アメリカ、スコットランド、ロシア、エストニア、ウェールズの作曲家による宗教曲が歌われます。スウェーデン系アメリカのマシュー・ピータソン
Matthew Peterson(1984−)がソフィア・ヴォーカルアンサンブルの委嘱で書いた『詩編』(98番「新しい歌を主に向かって歌え」)による《カンターテ・ドミノ》。スウェーデンの作曲家ヤコブ・ミュールラード
Jacob Muhlrad(1991−)が作曲した、ユダヤ教の安息日の朝、シナゴグの集まりを終える宗教詩による《Anim
zemirot(甘美な歌を歌おう)》。シュニトケの「傑作」のひとつとされる《3つの聖歌》。
ペルト Arvo Part が『ルカによる福音書』のテクストに作曲した《"‛&which
was the son of‛&"》(「イエスの系図」(3章23節−38節「イエスが宣教を始められたときは」)と《主よ、今こそあなたは》(2章29節−32節)。ウプサラ大学の神学者ヤコブ・アレニウス
Jacob Arrhenius が1694年に伝承賛美歌を基に書いたテクストにカーリン・レーンクヴィスト
Karin Rehnquist が作曲した《わたしは手を挙げ》。ポール・ミーラー
Paul Mealor の《至福(Beatitudes)》は、
『マタイによる福音書』(5章3節−12節「心の貧しい人々は、幸いである」)による作品です。
※録音:2019年5月3日−5日、ホーロー教会(セーデルテリエ、スウェーデン)
※制作・録音:ペール・ショーステーン
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Det blaser upp(風が向きを変え)
Det blaser upp igen(Anba siklon)(風が向きを変え)(Sanba
Zao/Sanna Kallman)
Halla alla(やあ、みんな)(trad./Sanna
Kallman)
Hatten ramlade av(Panama m tonbe)(帽子が落ちた)(trad./Sanna
Kallman)
Tre blad(Twa fey)(三枚の葉)(trad./Goran
Berg/Sanna Kallman)*
Solen den ar for alla(larenn kongo leve
o)(太陽はみんなのもの)(trad./Sanna Kallman)
Vad ar sanning(Verite o la la)(真実とは何?)(trad./Sanna
Kallman)
Si och sa(Kreyol pale)(まあそんなところ)(Sanba
Zao/Sanna Kallman)
Min fjaril(Papa loko)(わたしの蝶々)(trad./Sanna
Kallman)
Bortom bergen(Deye mon-la, ann prale we)(山なみの向こうに)(trad./Sanna
Kallman)
Nar vi ses igen(Wangol)(わたしたちが再会する時)(trad./Sanna
Kallman) |
サンナ・シェルマン(ヴォーカル)、
ステーン・シェルマン(テナーサックス、バリトンサックス、ソプラノサックス、ホイッスル、ヴォーカル
*)、
スペクトルム児童合唱団、プリスマ児童合唱団、ミケール・アンデション(ハイチ・ドラム、マラカス、ベル)、
ヘンリク・セーデルブルム(ギター、バスギター、バンジョー)、
アーレ・モッレル(アコーディオン、フルート、柳笛、ハーモニカ、口琴)、
クラース・ニルソン(トランペット、テューバ)、フィリッパ・リューデル(ヴォーカル)* |
『Det blaser upp(風が向きを変え)』は、サンナ・シェルマン
Sanna Kallman の作った詩的でリズミカルなスウェーデン語の歌詞でハイチの伝承歌を歌ったアルバム。彼女とともにスウェーデンのワールドミュージック・シーンで活躍するステーン・シェルマン
Sten Kallman をはじめとするミュージシャン、ブートシルカの児童合唱団「スペクトルム
Spektrum」とクニヴスタの児童合唱団「プリスマ
Prisma」がセッションに参加。クレオール語の歌が、新たな表情と意味をもつ歌として歌われます。
※録音:2019年4月6日−7日、クルトゥルフューレン(ストックホルム)
※録音:ペール・ショーステーン
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TACTUS
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G.B.ヴィターリ:ソナタ集 Op.5(1669)
(2つ、3つ、4つ&5つの楽器のためのソナタ集) |
イタリコ・スプレンドーレ |
ラ・セッシ/ラ・カンポーリ/ラ・マスドーニ/ラ・パラヴィンチーニ/ラ・グラティアーニ/
ラルビチーニ/ラ・サンヴィターレ/ラ・グィドーニ/ラ・ラニョーニ/
ラ・サッサテッリ(2本のヴァイオリン、アルト・ヴィオラとヴィオローネのための)/
カプリッチョ・デット・イル・モルツァ(2本のヴァイオリン、アルト・ヴィオラとヴィオローネのための)/
ラ・スカラブリーナ(2本のヴァイオリン、アルト、テナーとバスのための) |
エステ宮廷に仕えた17世紀イタリアの作曲家G.B.ヴィターリの作品集!
イタリア、ボローニャの老舗レーベル「Tactus」が贈る、G.B.ヴィターリの作品を掘り起こしていくという興味深い録音プロジェクト。
イタリアのモデナは、当時エステ家によって統治されていたモデナ=レッジョ公国の首都で、ヴァイオリン愛好家でもあった公爵フランチェスコ2世によって多彩な音楽が生み出され、その豊富な音楽遺産はエステンセ図書館に保存されています。その遺産を世界に広める活動の最初のステップとして選ばれたのが、エステ宮廷で楽長を務めたジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632−1692)(息子のトマソ・アントニオ・ヴィターリも作曲家)の作品で、この「ヴィターリ・エディション」ではCD6枚にわたる作品の録音が発売されます。
第4巻は、それぞれにモデナ地域の有力な貴族の名前が付けられた12のソナタ集
Op.5。各ソナタは編成もスタイルも多様で、実際の貴族の性格や特徴に関連付けられて作曲されたと考えられています。
イタリコ・スプレンドーレは、芸術監督のアレッサンドロ・アンドリアーニ(エウローパ・ガランテの元チェリスト)と第1ヴァイオリン&指揮者のクラウディオ・アンドリアーニの兄弟が牽引する古楽アンサンブル。高い技術の演奏とともに、緻密な文献的アプローチと継続的な研究によって、ほとんど演奏されることのなかった知られざる作品を現代へと蘇らせています。
※録音:2016年12月&2017年11月、イタリア
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G.B.ヴィターリ:様々なソナタ集 Op.11(1684)
(6つの楽器のためのフランスとイタリアの様々なソナタ集)
室内シンフォニア/組曲第1番/組曲第2番/
組曲第3番/組曲第4番/組曲第5番/組曲第6番/
組曲第7番/組曲第8番/組曲第9番/組曲第10番
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イタリコ・スプレンドーレ |
イタリコ・スプレンドーレによるヴィターリ・エディション第5巻は、シンフォニアと10の組曲からなる6声のソナタ集
Op.11。バッレッティ、カプリッチ、ガヴォッテ、ジーグ、ボレー、ゾッパ、サラバンダ、フランス風コレンテなど、フランス風とイタリア風の様々な舞曲による組曲で、フランスとイタリアの様式が精巧にブレンドされています。
※録音:2017年10月、イタリア
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G.B.ヴィターリ:2本のヴァイオリンのためのソナタ集
Op.9(1684)
ソナタ第11番/ソナタ第10番/ソナタ第5番/ソナタ第7番/
ソナタ第6番/ソナタ第1番/ソナタ第4番/ソナタ第2番/
ソナタ第12番/ソナタ第9番/ソナタ第3番/ソナタ第8番 |
イタリコ・スプレンドーレ |
イタリコ・スプレンドーレによるヴィターリ・エディション、最終巻となる第6巻は、2本のヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ
Op.9。こちらは印刷譜の形では現存しておらず、一部には激しい損傷もある手書き譜(マニュスクリプト)からイタリコ・スプレンドーレが修復・補完・再構築をして録音しています。
※録音:2017年10月、イタリア
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ARCODIVA
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クルムフォルツ/ドゥシェク:ハープ作品集
ジャン=バティスト・クルムフォルツ(1747-1790):
1-3. ハープ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op.13
4-6. ハープ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.13
7-10. ハープ・ソナタ Op.17
ヤン・ラディスラフ・ドゥシェク(1760-1812):
11. 12の段階的なレッスン -
第11番 ト短調(シャンソネット)(ハープ編)
12. ハープ・ソナタ ヘ長調 「リッチモンド・ヒルの少女」 |
バルボラ・プラハー(ハープ) |
録音 2019年11月-12月 Domovina Studio Prague,
Czech Republic
18世紀古典派時代に活躍したチェコ出身の2人の作曲家クルムフォルツとドゥシェクのハープ作品を、この時代に作られたシングル・アクション・ハープ(Louis
XVI)を用いて演奏したアルバム。
このハープは、パリのハープ製作者ルノー&シャトランが1779年に製造した楽器を、240年後の2019年、ドイツのハープ製作者ライナー・トゥラウが復元したモデルです。
演奏しているのは、プラハ音楽院とブリュッセル王立音楽院で学び、ノルウェー音楽アカデミーでイザベル・ベリンに教えを受けたハープ奏者バルボラ・プラハー。クラシックだけではなく、マルチなジャンルで活躍するアーティストです。
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代理店移行に伴い再案内 |
UP0072
【旧譜】
¥2100
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ドヴォルザーク/マルティヌー/スーク: ピアノ三重奏曲集
1-4.ドヴォルザーク(1841-1904):
ピアノ三重奏曲 第3番 ヘ短調 Op.65
5.スーク(1874-1935):悲歌 Op.23(ピアノ三重奏編)
6-8.マルティヌー(1890-1959):
ピアノ三重奏曲 第3番 ハ長調 H.332 |
チェコ・トリオ
【メンバー】
ミラン・ランガー(ピアノ)
ダナ・ヴラホヴァー(ヴァイオリン)
ミロスラフ・ペトラーシュ(チェロ) |
録音日 不明
日本にも度々来日、高い人気を誇るチェコ・トリオの歴史は1890年代にまで遡ります。現在のメンバーは、プラハ音楽院とプラハ芸術アカデミーの教授として活動する傍ら、チェコの伝統を伝えるトリオとして日々活躍中。このアルバムでも温かい音色と深みのある表現で、自国が誇る音楽を奏でています。
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ヤナーチェク/クシーシュコフスキー: 声楽作品集
パヴェル・クシーシュコフスキー(1820-1885):
1.Rozchodna(1850)/2.Utonula/3.Odvedeneho
prosba/4.Pastyr a poutnici5.Vyprask
レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):
6.おまえは宿命から逃れられない JW IV/9
6(1878)/7.生い茂る樅の木に2羽の鳩がとまり(1878/80)/
8.4つのモラヴィア男声合唱曲 JW IV/28-第3曲
カレカニカ(1900)/
9.慰めなき孤独 JW IV/7(1898/1925)/10.来たり給え、創造主なる聖霊よ
JW II/13(1903)/
11.コンスティトゥエス JW II/12(1903)/12.アヴェ・マリア
JW IV/16(1884)
3つの男声合唱曲 JW IV/19(1888)
13.第1番: Louceni/14.第2番: Holubicka/15.第3番:
Zarlivec
5つの民謡曲集 JW IV/37(1912)
16.第1番: Isly panny/17.第2番: V tom
velickem sirem poli/
18.第3番: Proc, kalino, neprokvetas/19.第4番:
Putovali hudci/20.第5番: A byl jeden zeman |
Qヴォックス(声楽アンサンブル)
ヴラディーミル・フメロ(バリトン) 2.4.13-15.16-20、マルティン・ヤクビーチェク(ハーモニウム) 11.16-20 |
録音 2004年3月18-20日、4月28日 Brno
チェコの男声四重唱「Qヴォックス」によるヤナーチェクとクシーシュコフスキーの声楽作品集。クシーシュコフスキーはヤナーチェクの師匠であり、モラヴィア民謡を編曲し合唱曲として普及させた功績で知られる音楽家です。
アルバムに収録されているのは、どれもモラヴィア民謡の旋律が基になっていますが、和声の扱いや休符の使い方などに、古典的な様式に則ったクシーシュコフスキー、斬新なヤナーチェクと各々の個性が出ています。素朴な歌から宗教的な歌まで多彩な曲を、Qヴォックスの表現豊かな歌唱でお楽しみいただけます。
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UP0073
【旧譜】
¥2100
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バロックと古典派のはざまには、こんな素敵な曲も眠っているのだ
マルティヌー/ルカーシュ/シュターミッツ:ヴィオラのための協奏曲集
1-2.マルティヌー(1890-1959):ラプソディ・コンチェルト
H.337
3-5.ズデニェク・ルカーシュ(1928-2007):ヴィオラ協奏曲
Op.185
6-8.カール・シュターミッツ(1745-1801):ヴィオラ協奏曲
第1番 ニ長調 |
イトカ・ホスプロヴァー(ヴィオラ)
プラハ室内管弦楽団 |
録音 2005年8月1-3日 Domovina Studio,Prague
ピルゼン音楽院を経て、プラハ芸術アカデミーでヴィオラを学んだイトカ・ホスプロヴァー。ソリストとして、また室内楽奏者として多数の重要な賞を獲得、アルバン・ベルク四重奏団やスメタナ四重奏団から薫陶を受け、ベネヴィッツ四重奏団の創設メンバーとして活躍したほか、多くの四重奏団にゲストとして招かれ、その音楽性を披露しました。オーケストラとの共演も多く、チェコ国内だけではなく、ヨーロッパ全域でソリストとして演奏し、好評を得ています。
このアルバムでは古典派から近現代に渡るチェコ系作曲家の3つの協奏曲を収録。ホスプロヴァーは時代によって変化する作風を鮮やかに捉え、当意即妙の演奏を聴かせます。
(このアルバムは以前熱くご紹介したことがある)
もともとはマルティヌーの名曲ラプソディ・コンチェルトが聴きたくて手に入れたこのアルバム。
マルティヌーらしい才気あふれたこの作品は、演奏者たちの手堅い名演のおかげでかなり聴きごたえがあった。続くルカーシュの作品も初めて聴いたが第1楽章はかなりかっこいい。はまった。
で、3つ目は何だっけと思ったらシュターミッツ。いきなり古典派でガクっときたが、まあ強烈な2曲のあとにはお口直し的にこういうのもいいでしょう・・・的に聴き始めていた。
そうしたら第2楽章でえもいわれぬ香り豊かな音楽が流れてきた。
美しいのである。
モーツァルトのように。
そういやいつか息子のシュターミッツのヴァイオリンとヴィオラのためのアルバムを推薦したなあ。有名な親父さんの曲はあんまり意識して聴いたことがなかったけれど、親父さんもこんな素敵な曲も書いてたんだなあ。・・・と思いながらようやくブックレットを手にした。
・・・そうしたらこの曲も息子のカールの曲だった。父ヨハンではなかった。
店主はよほど息子カールと相性がいいのか?いや、相性なんか関係ない。これは、モーツァルトの多くの美しい曲にひっそりともぐりこませてもOKなくらい、素敵な作品。バロックと古典派のはざまには、こんな素敵な曲も眠っているのだ。
ちなみに美形のヴィオリスト、ホスブロヴァーがボディコン風ドレスを身につけたジャケットはかなり強烈。
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UP0055
【旧譜】
¥2100
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ドヴォルザーク&シューマン:ピアノ五重奏曲集
1-4.シューマン(1810-1856):ピアノ五重奏曲
変ホ長調 Op.44
5-8.ドヴォルザーク(1841-1904):ピアノ五重奏曲第2番イ長調
Op.81 |
マルティン・カシーク(ピアノ)
ウィハン弦楽四重奏団 |
録音 2003年4月18.19日、5月3.4日 Lichtenstein
Palace in Prague
1985年に設立、チェコを拠点に活躍し、度々の来日で日本でも多くのファンを獲得しているウィハン弦楽四重奏団と、名手マルティン・カシークが共演したシューマンとドヴォルザークのピアノ五重奏曲。ロマンティックなシューマン、力強く活発なドヴォルザーク。いずれも曲の持ち味を生かした積極的な表現が聴きどころです。
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UP0104
【旧譜】
¥2100
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フランセ/ボルド/ダンディ/ピエルネ/ジョリヴェ:
室内楽作品集
1-4.フランセ(1912-1997):五重奏曲 第2番
5-8.シャルル・ボルド(1863-1909):バスク組曲
Op.6‛&世界初録音
9-12.ダンディ(1851-1931):組曲 Op.91
13.ピエルネ(1863-1937):愛する国への旅
14.ジョリヴェ(1905-1974):リノスの歌 |
カルロ・ヤンス(フルート)
カテジーナ・エングリホヴァー
(ハープ)9-12,14
マルティヌー四重奏団 |
録音 2007年5月&9月 Donovina Studio Prague
歳からフルートを始め、12歳の時にはヴァイオリンも始めたカルロ・ヤンス。リエージュ王立音楽院とマーストリヒト王立音楽院で研鑽を積み、ケルン音楽アカデミーではアンドラーシュ・アドリアンのマスタークラスを受講した後、フルート奏者として活動を始めました。
古典から現代まで幅広いレパートリーを持ち、多くの作曲家が彼のために作品を書いています。このアルバムには世界初録音となるボルドの「バスク組曲」を始め、フルートを愛する人にはおなじみの作品を収録。マルティヌー四重奏団の端正な伴奏とともに、エングリホヴァーのハープが洒落た響きでヤンスのフルートを引き立てています。
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スメタナ: ピアノ三重奏曲/ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第4番
1-3.スメタナ(1824-1884):ピアノ三重奏曲
ト短調 Op.15
4-9.ドヴォルザーク(1841-1904):
ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 「ドゥムキー」
Op. 90, B.166 |
プラハADトリオ
【メンバー】
イルジー・フルニーク(ヴァイオリン)
ミロシュ・ヤホダ(チェロ)
マルティン・カシーク(ピアノ) |
録音 2007年10月26-28日 Martinu Hall, LichtensteinPalace,
Prague
この"プラハADトリオ"は、マルティン・カシークを始めとした3人のチェコの奏者がピアノ協奏曲の協演で出会い、2007年にドヴォルザークを演奏したことで結成されたアンサンブル。
名前の"AD"とはアントニン・ドヴォルザークの頭文字であり、プラハ交響楽団の首席奏者ヤホダとフルニーク、そしてカシークの3人がメンバーです。彼らの年齢は離れていますが、経験と知識をベースに個性を上手く生かした親密な演奏を生み出しました。
アンサンブルの活動は2年間のみの一時的なものでしたが、2008年にはプラハのプロムスに参加、2009年には「プラハの春」で演奏するなど、充実した活動を行っています。
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ENCHIRIADIS |
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エドゥアルド・モラレス=カソ (1969-) :
内なる魂の歌—歌曲集 |
キレニア・コルソ (ソプラノ)
ユーリ・アナニェフ (ピアノ) |
「空白」[El vacio] (ソプラノとピアノのための4つの連作歌曲)
(1990-1993)
広い海を見せてあげよう [Te traigo el
ancho mar] (1990)
空白 [El vacio] (1993)
おお、何が悲しい![iOh, que es la tristeza!]
(1990)
もはやそこに川は無い![iEl rio ya no
esta!] (1990)
私の白いノロ鹿 [Mi corza blanca] (1989)
ああ、川![iAy del rio!] (1990)
海辺で [A orillas del mar] (1996)
戻れ、海よ [Vuelve mar] (1998)
そしてその陰には深淵が [Y en las sombras
lo profundo] (1995)
おまえの水の中をどう歩けばいいのか [Como
andar tus aguas] (1990)
心残りは無い [No hay nostalgias] (1996)
泣きやみかた [Como no llorar] (1994)
花びらを散らしたら、どこへ行く [Si se
deshoja a donde ira] (1994)
「奇跡」[Un milagro] (ソプラノとピアノのための3つの連作歌曲)
(1989-1993)
奇跡 [Un milagro] (1989) / わたしの心は広い
[Ancho es mi corazon] (1991)
山のポプラの木々の中に [En los alamos
del monte] (1993)
「病んだバラ」[La rosa enferma] (ソプラノとピアノのための2つの連作歌曲)
(2001-2009)
病んだバラのプロローグ [Prologo de
la rosa enferma] (2009)
病んだバラ [La rosa enferma] (2001)
(以上、特記以外、独唱とピアノのための楽曲) |
録音 : 2016年12月19-20日、スペイン著作権協会ファリャ・ホール、マドリード、スペイン
エドゥアルド・モラレス=カソはキューバの作曲家。ハバナに生まれ国内で学んだ後スペインのマドリード音楽院に留学しアントン・ガルシア・アブリル
(1933-) に師事、マドリード自治大学で博士号を取得し、以来スペインで活躍しています。
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フィドルの時代 13世紀の音楽におけるフィドル
不詳 : Florex fex favellea (コンドゥクトゥス)
ギラウト・リキエル [Guiraut Riquier] (1230頃-1292)
:
Humils, forfaitz repres e penedens (宗教的トルバドゥール歌曲)
Jhesu Crist, filh de Dieu vieu (宗教的トルバドゥール歌曲)
不詳 : O varium Fortune (コンドゥクトゥス)
ユク・デ・サンシルク [Uc de Sant Circ]
(1217?-1253?) :
Tres enemics e dos mals segnors ai (トルバドゥール歌曲)
Nuls hom no sap d'amic tro l'a perdut
(トルバドゥール歌曲)
不詳 : Amis, amis, trop me laissiez en
estrange pais (ロトルアンジェ ; 宗教的トルバドゥール歌曲)
ティボー・ド・シャンパーニュ [Thibaut de
Champagne] (ナバラ王テオバルト1世) (1201-1253)
:
Aussi com l'unicorne (カントゥス・コロナートゥス
; トルバドゥール歌曲)
不詳 : Salva nos stella maris (ロンデルス)
/ Veris principium (ロンデルス) / Psallite
regi glorie (ロンデルス)
ゴーティエ・ド・ダルジー [Gautier de Dargies]
(1165頃-1236) : La douce pensee (レー)
アダン・ド・ラール (1240頃?-1287頃) : Merveille
est quel talent j'ai de chanter (シャンソン)
不詳 : ダンス・レアル [Danse Real] 1, 2
/ 第5のエスタンピー・レアル [La quinte Estampie
Real]
ジャン・ド・レスキュレル (?-1304) :
Amour, voules-vous acorder (バラッド)
/ Amours, que vous ai meffait (バラッド)
/ Abundance de felonnie (バラッド)
不詳 : Clavus pungens acumine (コンドゥクトゥス) |
アレハンドロ・トナティウ・エルナンデス
(中世フィドル [medieval fiddle])、
ペペ・モラレス・ルナ (シトル [citole])、ラウル・ラシリャ・クレスポ
(バグパイプ [muse])、
マウリシオ・モリナ
(各種打楽器 [frame drum without jingles,
tambourine, square frame drum, wooden clappers]) |
録音 : 2016年7-11月、クリア・レアルのゴシック・ホール、ベザルー、カタルーニャ、スペイン

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モンテヴェルディ・セッションズ
クライディオ・モンテヴェルディ (1567-1643)
:
ティルシとクローリ [Tirsi e Clori] (マドリガーレ集
第7巻 (1619) から) (*)
美にふさわしい称賛 [De la bellezza le
dovute lodi] (スケルツィ・ムジカーリ (1607)
から)
西風が戻り [Zefiro torna] (マドリガーレ集
第6巻 (1614) から)
ニンファの嘆き [Lamento della Ninfa]
(マドリガーレ集 第8巻 (1638) から) (+)
さあ、さあ、可愛い羊飼い娘たちよ [Su,
su, su pastorelli vezzosi] (マドリガーレ集
第8巻 から)
波はささやき [Ecco mormorar l'onde] (マドリガーレ集
第2番 (1590) から)
愛の神よ、どうすればいいのか [Amor che
deggio far] (マドリガーレ集 第7巻 から) |
ムジカ・フィクタ
アリーチェ・バルチアーニ (ソプラノ I
: ニンファ (+))、マノン・ショヴァン (ソプラノ
II : クローリ (*))、
ガブリエル・ディアス (カウンターテナー
: ティルシ (*))、アリエル・エルナンデス (テノール
I)、
ビクトル・サルド (テノール II)、ファビオ・バルティア
(バス)
アンサンブル・フォンテガーラ
エルビラ・マルティネス・ガバルドン (ヴァイオリン
I)、ダニエル・ピンテニョ (ヴァイオリン II)、
サラ・アグエダ (ダブル・ハープ)、マリア・アレハンドロ・サトゥルノ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
パブロ・サピコ (テオルボ、バロック・ギター)、
ラウル・マリャビバレナ (指揮) |
録音 : 2018年5月、オスペディア・デ・サンタ・クルス礼拝堂、マドリード県、スペイン
モンテヴェルディのマドリガーレを演奏する・・・それは歌手たちが時には相和し、時にはぶつかり合う声のセッション。精緻な英国系アンサンブルも良いですが、ラテン系歌手たちが飛沫を散らす密な演奏はやはりたまりません!
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ヘンデルのオペラによる『七つの大罪』
ヘンデル (1685-1759) :
【序奏】
オラトリオ「ベルシャザル」HWV 61 から
序曲
【暴食】
オラトリオ「ベルシャザール」HWV 61
から "Let festal joy triumphant reign"
[試聴]
【色欲】
オペラ「アリオダンテ」HWV 33 から 第2幕
シンフォニア
オラトリオ「セメレ」HWV 58 から "Come
to my arms" [試聴] - "Ah, take
heed what you press"
【怠惰】
オルガン協奏曲 HWV 309 から アダージョ
合唱曲「快活の人、沈思の人、温和の人」HWV
55 から "Come rather, Goddess"
【強欲】
オペラ「ヘラクレス」HWV 60 から シンフォニア
オペラ「ロタリオ」HWV 26 から
"Non pensi quell' altera"
/ シンフォニア & "Son vinto, o Ciel"
/ "Regno, grandezza" [試聴]
【嫉妬】
オラトリオ「テオドーラ」BWV 68 から
シンフォニア
オペラ「ロデリンダ」HWV 19 から
"Fatto inferno e il mio petto"
/ "Pastorello d'un povero armento"
【傲慢】
合奏協奏曲 Op.3 No.5, HWV 316 から
アダージョ
オペラ「タメルラーノ」HWV 19 から "Forte
e lieto a morte andrei" / "A suoi
piedi"
【憤怒】
オラトリオ「エステル」HWV 50 から シンフォニア
オペラ「フラーヴィオ」HWV 16 から "Fato
tiranno e crudo"
【地獄落ち】
オペラ「タメルラーノ」HWV 19 から "Figlia
mia, non pianger, no"
オペラ「ポーロ」HWV 18 から シンフォニア
【贖罪】
オラトリオ「テオドーラ」BWV 68 から
"Descend, kind Pity" |
フアン・サンチョ (テノール)、
カペラ・クラコヴィエンシス (ピリオド楽器オーケストラ)、ヤン・トマシュ・アダムス
(指揮) |
録音 : 2016年10月、クラクフ・ラジオ、クラクフ、ポーランド
2010年代よりバロック・オペラでの活躍が目覚ましいスペインのテノール、フアン・サンチョ
(1982年生まれ)。ヘンデルのオペラとオラトリオに示された、キリスト教における「死に至る七つの罪源」と地獄落ち、贖罪を追って行く興味深いプログラムです。
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ボッケリーニ (1743-1805) :
スターバト・マーテル Op.61, G.532
(ソプラノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、
チェロとコントラバスのための) (1781年版) |
アナイス・オリベラス (ソプラノ)
グアダルペ・デル・モラル (ヴァイオリン I)
エリサベト・バタリェル (ヴァイオリン II)
ジョルディ・アルマンゴル (ヴィオラ)
オレゲル・アイマミ (チェロ)
シャビエ・プエルタス (コントラバス) |
録音 : 2018年6月、ラトランティダ (ウゾナ舞台芸術センター)、ビク、カタルーニャ、スペイン
アナイス・オリベラスはカタルーニャ (スペイン)
出身のソプラノ。古楽唱法の師はマルタ・アルマハノ。カペリャ・レイル・デ・カタルーニャ他さまざまな古楽アンサブルへの参加を重ねており、今後の活躍が大いに期待されます。
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真夜中、パリにて ギター伴奏歌曲集 |
マリビ・ブラスコ (ソプラノ (*以外))
ハビエル・ソモサ (ギター) |
ジャン・ポール・エジード・マルティニ (1741-1816)/ハビエル・ソモサ編曲
:
愛の喜び [Plaisir d'amour] (ロマンス)
エドゥアール・ブリュギエール (1793-1863)/フランチェスコ・モリーノ
(1768-1847) 編曲 :
けっして愛を語るな [Ne parlons jamais
d'amour] (ロマンス)
フェルディナンド・カルッリ (1770-1841)
:
まじめに私に話しかけて [Parlami pur sincero]
何をしているのか、愛しの人は [Che fa
il mio bene]
フェルナンド・ソル (1778-1839) :
Si dices que mis ojos / Mis descuidados
ojos / Muchacha, y la verguenza
ギターのための12の練習曲 Op.6 から 第9番
(*)
モーツァルト/フェルナンド・ソル編曲 :
窓辺においで [Deh vieni alla finestra]
シューベルト (1797-1828)/ナポレオン・コスト
(1805-1883) :
マルゲリーテ [Marguerite] (糸を紡ぐグレートヒェン
[Gretchen am Spinnrade] D 118)
アヴェ・マリア [Ave Maria] D 839
ビセンテ・マルティン・イ・ソル (1754-1806)
: 12のイタリア語カンツォネッタ から
希望 [La speranza] / 無垢 [L'innocenza]
/ 愛と嫉妬 [Amore e gelosia]
マウロ・ジュリアーニ (1781-1829) :
混乱し、動揺し [Confuso, smarrito] (カヴァティーナ)
/ 別れ [Abschied] (リート)
ヨハン・カスパール・メルツ (1806-1856)
: 愛の歌 [Liebeslied] (ギターのための) (*)
シューベルト/ハビエル・ソモサ編曲 : 月に寄す
[An den Mond] D 193
シューベルト/ヨハン・カスパール・メルツ
: セレナード [Ständchen] D 957
(以上、(*)以外、ソプラノとギターのための楽曲) |
録音 : 2018年2月19-20日、ヘタフェ専門音楽院コンサートホール、ヘタフェ、マドリード県、スペイン
ラケル・アンドゥエサとともに「スペインの古楽系ソプラノ」の印象が強いマリビ・ブラスコが、ギター伴奏の古典派・ロマン派歌曲を披露するプログラム。真夜中のパリのちょっとあやしい艶っぽさが伝わってくるようです。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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キング・インターナショナル
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KKC 4228/9
(2CD)
¥3200
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嵐が吹きすさぶようなすさまじい
フルトヴェングラーの《フィデリオ》53年ウィーンでのライヴ
世界初出LPのマスターテープから国内盤CD化
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》
作品72 (全曲)(全2幕) |
マルタ・メードル(ソプラノ:レオノーレ)、ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール:フロレスタン)、
ゴットロープ・フリック(バス:ロッコ)、セーナ・ユリナッチ(ソプラノ:マルツェリーネ)、
ルドルフ・ショック(テノール:ヤキーノ)、オットー・エーデルマン(バス:ドン・ピツァロ)、
アルフレート・ペル(バリトン:ドン・フェルナンド)ほか
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ウィーン国立歌劇場合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) |
フルトヴェングラーの《フィデリオ》の中では最高の出来映え・・嵐が吹きすさぶようなすさまじい《フィデリオ》が実現。(ジョン・アードイン)
フルトヴェングラー最高の《フィデリオ》(53年ウィーンでのライヴ)、世界初出LPのマスターテープから、ついに国内盤CDとしてよみがえる!!
録音:1953年10月12日 アン・デア・ウィーン劇場、ウィーン(ライヴ)/MONO、75:27(CD1:第1幕)、66:15(CD2:第2幕)、日本語帯・解説付
音源提供:DISCOS, Milano
国内発売旧LP:セブンシーズK20C-417/9(1985.9.21)(オリジナルLPはチェトラFE-8/10)
国内発売旧CD:セブンシーズK30Y-10154/5(1992.6.21)(チェトラ輸入盤CDC-12の国内仕様)
生誕250年を迎えたベートーヴェン・イヤーの2020年、フルトヴェングラーの"大物"
貴重音源の登場。1805年《フィデリオ》が初演されたアン・デア・ウィーン劇場で1953
年に行われたライヴ《フィデリオ》です。
巨匠がとりわけ愛好したオペラ、それは《指環》《トリスタンとイゾルデ》《ドン・ジョヴァンニ》《魔笛》《魔弾の射手》とともに《フィデリオ》でした。この《フィデリオ》には4種の録音((1)1948年ザルツブルク・ライヴ、(2)1950年ザルツブルク・ライヴ、(3)本録音にあたる1953年ウィーン・ライヴ、(4)翌日以降に同じ顔ぶれで行なわれたEMI
スタジオ録音)がありますが、この(3)、音質は(4)にこそ及ばないものの、明瞭明晰で解像度高く自然な音色で録音されていること、何よりも台詞もまじえた全曲のライヴ録音であること((4)は台詞カットのセッション録音)、そして、生き生きとした音楽の流れの良さで、適度の緊張感をもって、豪華歌手陣も含めて演奏されていることなど、長所が見られます。
有名な録音だけにCD 時代に入り、海外盤もいくつか発売されていますが、今回のKII
盤の特徴は、「レオノーレ序曲第3 番」演奏後の嵐のような拍手・歓声・床を踏み鳴らす音がマスターテープに遺された1分20秒余りそのまま収録されていることです。(CETRA
のCDC-12も、拍手は15秒ほどでカットされていました)台詞の場面も含めて歌詞対訳は弊社HP(WEB
サイト)に掲載します。フルトヴェングラーの遺産として大いなる価値があるCD
の復活といえるでしょう。
1985年、(市販)世界初出LP となった伊チェトラ盤。ミラノ、ディスコス社制作のこの音源をキングレコード(セブンシーズ・レーベル)は同年に国内発売しましたが、CD
はチェトラ輸入盤(CDC-12)の国内仕様(K30Y-10154/5)で対応したため、マスターテープはキングレコードの倉庫に眠ったままになっておりました。今回、このアナログテープ(2トラック、38cm
/秒)から、キング関口台スタジオで35年ぶりにデジタル・リマスタリング!初のCD
化になります。日本語解説書(浅里公三氏のライナーノーツ)付。台詞の場面も含めて歌詞対訳は弊社HP(WEB
サイト)に掲載。(ブックレットに記載するパスワードを入力)
アメリカの著名な音楽評論家ジョン・アードイン(1935-2001)は、ファン必読の名著で本録音を称賛しています。「ウィーンでのライヴ録音と聴き比べると、EMI
のスタジオ録音盤は失望せざるを得ない。監獄場面のメロドラマを除いてせりふが入っておらず、場面転換も息抜きなしに行なわれている。一連の音楽が終わっても感情的に解き放たれることがなく、次の音楽への気持ちの準備ができない。指揮者も歌い手たちも、マイクの前では舞台のときほど熱く垂れていない。
概念と実行が理想的な形でまとまりを見せたのは、やはり1953年のライヴ盤であろう。個々のキャストに問題はあるものの、フルトヴェングラーの《フィデリオ》の中では最高の出来映えであり、嵐が吹きすさぶようなすさまじい《フィデリオ》が実現している。」(
ジョン・アードイン著 藤井留美訳《フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ》音楽之友社刊、2000年)
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RCD
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ヴラジーミル・ソフロニツキー
シューベルト (1797-1828)/リスト (1811-1886)
編曲 :(ピアノ独奏版)
水車屋と小川 / 魔王 / リタニア / 春の思い
/ 影法師 / 住処
(以上、ピアノ独奏版)
シューベルト :
即興曲 ハ短調 D 899 / 即興曲 変イ長調
D 935 /
即興曲 変ト長調 D 899 (+)
楽興の時 D 780 から (*)
第1番 ハ長調 / 第2番 変イ長調 / 第3番
ヘ短調 /
第4番 嬰ハ短調 / 第6番 変イ長調
(以上、ピアノ独奏曲) |
ヴラジーミル・ソフロニツキー (ピアノ) |
録音 : 1953年 (+) / 1959年 (*) / 1960年
(無印)/前出 : Vista Vera, VVCD 00031
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RCD 16293
【未案内旧譜】
【再発売】
¥2200
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ナタリヤ・シェメーエヴァ ハープのための音楽
アントワーヌ・フランシスク (1570-1605)
:
パープのためのパヴァーヌとブランル〔1977〕
ジャン=バティスト・カルドン (1760-1803)
:
ハープ・ソナタ 変ホ長調 Op.7 No.1〔1975〕
パウル・ヒンデミット (1895-1963) : ハープ・ソナタ
(1939)〔1973〕
カルロス・サルセード (1885-1961) :
古い様式の主題によるハープのための変奏曲
Op.30〔1975〕
エイトル・ヴィラ=ロボス (1887-1959) :
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとハープのための五重奏曲〔1990〕(*)
アーノルド・バックス (1883-1953) : ハープとヴィオラのための幻想曲〔1986〕(+) |
ナタリヤ・シェメーエヴァ (ハープ)
アレクサンドル・ゴルイシェフ (フルート (*))
リンマ・ステパニヤン (ヴァイオリン (*))
レオニート・カプラン (ヴィオラ (*/+))
ヴィクトル・シャメーエフ (チェロ (*)) |

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