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NAXOS
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ヴィラ=ロボス(1887-1959):合唱編曲集
1. メンデルスゾーン(1809-1847): 無言歌集
第2巻 Op.30-第3曲 ホ長調(1932)
2-3. J.S.バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集 第1巻 - 前奏曲とフーガ第8番
変ホ短調/嬰ニ短調 BWV853(1938)
4. シューマン(1810-1856): トロイメライ(1933)
5. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻
- フーガ第1番 ハ長調 BWV846(1932)
6. シューベルト(1797-1828): セレナード(1933)
7. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻
- フーガ第21番 変ロ長調 BWV866(1932)
8. ショパン(1810-1849): ワルツ 第7番 嬰ハ短調(1932)
9. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻
- 前奏曲第22番 変ロ短調 BWV867(1932)
10. ラフマニノフ(1873-1943): 前奏曲 嬰ハ短調
Op.3-2「鐘」(1934)
11. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集
第2巻-前奏曲第14番 嬰ヘ短調 BWV883(1937)
12. マスネ(1842-1912): エレジー(1932)
13. J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集
第2巻-フーガ第5番 ニ長調 BWV874(1932)
14. ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 「悲愴」
Op.13 - 第2楽章 アダージョ・カンタービレ(1932)
15. ヴィラ=ロボス: ブラジル風バッハ第9番(1945)(合唱版)
2-3.15を除き、全て世界初録音
1-14‛&H.ヴィラ=ロボスによる合唱編‛&()内は編曲年 |
ヴァレンティナ・ペレッジ(指揮)、
サンパウロ交響合唱団 |
NYCX-10189
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥1800+税
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【歌詞】6 Ludwig Rellstab原詩(Arthur Nestrovskiによるブラジル語翻訳)、12 Louis
Gallet詩他は歌詞無し(ヴォカリーズ)
録音 Sala Sao Paulo, Brazil 2019年8月5日 1-3 2019年8月6日 ,7,9,12 2019年8月8日 4,6,11,13 2019年8月9日 8,10,14 2019年8月10日 15
クラシックの名曲をアレンジして歌った録音は過去に多くありますが、これはヴィラ=ロボスによる合唱編曲という点に注目!
ブラジルの民族音楽に根差したオーケストラ作品やギター曲で知られるヴィラ=ロボス。彼は生涯に1000曲ほどの作品を書きましたが、その中には数多くの合唱作品があります。
このアルバムでは、その中でもとりわけ珍しい"ヴィラ=ロボスによるバッハからロマン派作品の合唱編曲版"を収録。これらは主としてリオデジャネイロで活動していた「Choir
of the Orfeao dos Professores=教師の合唱団」のために書かれたもので、ほとんどが1933年から1935年の間に初演されています。
原曲の多くは鍵盤曲ですが、ヴィラ=ロボスはこれらを見事にアレンジ。ベートーヴェンやシューベルト、シューマン、ショパンなどの良く知られた旋律が声による交響楽として生まれ変わっています。
すべてア・カペラ(無伴奏)、2曲以外は歌詞を持たないヴォカリーズなので純粋に音楽として楽しめるのも魅力。また、ここには彼が敬愛したバッハの『平均律クラヴィーア曲集』からの合唱アレンジが全て含まれています。
*国内仕様盤には日本ヴィラ=ロボス協会会長 木許裕介氏の解説・歌詞日本語訳が付属します。
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リスト(1811-1886):ハンガリー民謡の主題による幻想曲
1. ハンガリー民謡の主題による幻想曲 S123/R458
「ハンガリー幻想曲」(1849-1852)
ゴラン・フィリペツによるパフォーミング・エディション
2. スペイン狂詩曲 S254/R90
「スペインのフォリアとホタ・アラゴネーサ」(1858)
フェルッチョ・ブゾーニによるピアノと管弦楽編
BV B58(1894)
3-4. 深き淵より S691/R668『楽器による詩篇』
ジェイ・ローゼンブラットによる補筆完成版(1955)
5. 死の舞踏 S126/R457(1849)(「深き淵より」の第1稿)
フェルッチョ・ブゾーニ編(1819) BV B72 |
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)
イムレ・コラール(指揮)
コダーイ・フィルハーモニー管弦楽団 |
NYCX-10188
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥1800+税
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録音 2019年8月25-28日 Franz Liszt Hall,
University of Debrecen, Hungary
若いころのフランツ・リストは数多くのコンサートを行い、煌めくような超絶技巧で聴衆を魅了しました。円熟期には後進の指導も熱心に行い、彼の周囲には若い音楽家たちが大勢集まるようになりました。
その中の一人、イタリア出身のフェルッチョ・ブゾーニはリストの音楽に心酔し「リストのピアノ曲は、ピアノ芸術のアルファにしてオメガである」と賛辞を送り、作品の校訂、編曲を行ったことで知られています。
このアルバムにはブゾーニによる「スペイン狂詩曲」と「死の舞踏」のアレンジ版と、「ピアノ協奏曲第3番」の校訂で知られる音楽学者ジェイ・ローゼンブラット(1955-)が補筆完成版を作成した「深き淵より」、そして現代におけるリスト研究の第一人者でピアニスト、ゴラン・フィリペツが自由なカデンツァを加えた「ハンガリー民謡の主題による幻想曲」の4曲を収録。
リストの後継者たちが織りなす素晴らしい世界をご堪能ください。
*国内仕様盤にはピアニスト・評論家、長井進之介氏の解説が付属します。
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Hungarian Serenade ハンガリーのセレナード
1. シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992):
Szatmari Tancok サトゥマーレの踊り -
弦楽三重奏のために
2-4. ゲザ・フリード(1904-1989): 弦楽三重奏曲
Op.1(1926)
5-7. ヴェレシュ: ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ(1928頃)
8-9. フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):
ノットゥルノ Op.2 - 弦楽三重奏のために(1927)
10-12. ラースロー・ヴァイネル(1916-1944):
弦楽三重奏曲/セレナード(1938)
13. ヴェレシュ: Somogyi Tancok ショモジーの踊り
- 弦楽三重奏のために
14-16. レジェー・コーカイ(1906-1962):
セレナード - ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために(1956) |
オッフェンブルク弦楽三重奏団
【メンバー】
フランク・シーリ(ヴァイオリン)
ロルフ・シーリ(ヴィオラ)
マルティン・メルカー(チェロ) |
録音 2019年10月4日-10月7日 Peter Kaiser
Saal,リヒテンシュタイン
20世紀初頭のハンガリーでは、バルトークとコダーイが民族音楽を熱心に収集、研究を行い自身の作品にも取り入れました。
これらの研究成果は次世代の作曲家たちにも受け継がれ、ハンガリーの伝統的な旋律を用いた作品が次々と生まれました。
リスト音楽院の教授を務め、クルターグやリゲティを指導したファルカシュ、コダーイに師事しバルトークの助手を務めたヴェレシュ、
ハンガリー放送の音楽ディレクターを務め、リスト研究家として知られるコーカイ、
コダーイに学び将来を嘱望されるも強制収容所で命を落としたヴェイネル、
同じく戦時中は迫害されながらもなんとか生き延び、戦後はオランダで活躍したフリード。
ポスト・バルトーク&コダーイ世代の作曲家によるハンガリー色豊かな音楽をお聴きください。
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オーベール(1782-1871):序曲集 第3集
1. ロンドン万博の開幕のための大序曲(1862)
歌劇《舟歌、または愛と音楽》S.38(1845)より‛&世界初録音
2. 序曲/3. 第2幕 間奏曲/4. 第3幕 エール・ド・ダンス
歌劇《白頭巾》S.27(1836)より‛&世界初録音
5. 序曲/6. 第2幕 間奏曲/7. 第3幕 間奏曲
歌劇《レストック、または陰謀と愛》S.24(1834)より
8. 序曲/9. 第2幕 間奏曲‛&世界初録音
10. 歌劇《ポルティチの唖娘》S.16(1828)-序曲
歌劇《愛の夢》S.51(1869)より
11. 序曲/12. 第3幕 間奏曲‛&世界初録音
13. 歌劇《誓い、または贋金つくり》S.22(1832)-序曲 |
ダリオ・サルヴィ(指揮)
モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音 2019年11月19-22日 Reduta Hall, Olomouc,Czech
Republic
フランスのロマン派オペラの頂点を築いた作曲家の一人、ダニエル・フランソワ・オーベール。彼は50作ほどの歌劇を作曲しましたが、現在それらが上演されることはほとんどありません。
活躍当時はワーグナーと人気を二分するほどの評価を得ていたオーベールの歌劇から序曲と間奏曲を紹介するこのシリーズ。
第3集には比較的知られる《ポルティチの唖娘》の序曲を含む、6作品からの序曲と間奏曲、そして1862年にサウスケンジントンで開催された「第2回ロンドン万博」の開幕に寄せた大序曲を収録。
この曲の冒頭に現れる印象的なホルンの重奏は、ロシア出身の振付家ヴィクトル・グゾフスキーの"グラン・パ・クラシック"で効果的に用いられています。
今作もダリオ・サルヴィが振るモラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で。
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スーザ(1854-1932):吹奏楽のための作品集 第20集 |
キース・ブライオン(指揮)
英国王立ウェールズ
音楽大学ウィンド・アンサンブル |
1. Oh, How I've Waited for You おお、どれほどあなたを待ったことか(1926)
ナット D.エイヤー&H.カートンのオリジナル・メロディによる
2. 《エル・カピタン》より吹奏楽のための第1幻想曲(1895) V.ラゴーネによる編曲、D.スターン編集
3. 喜歌劇《クリスと不思議なランプ》- 第2幕
ペイシェント・エッグ(1899)(吹奏楽版)
4. 喜歌劇《フリーランス》 - 第2幕 「歴史の謎」愛した少女たち(1905)(吹奏楽版)
5. 喜歌劇《許婚》 - 第2幕 スノー・ベイビー(1897)(吹奏楽版)
6. A Bouquet of Beloved Inspirations いとしきインスピレーションの花束(1921)
7. Good-Bye グッド・バイ(1892)
8. Follow the Swallow フォロー・ザ・スワロー(1892)
R.ヘンダーソンのオリジナル・メロディによる |
録音 2017年9月24-26日 Dora Stoutzker Hall,Royal
Welsh College of Musicand Drama, Cardiff,
UK
19世紀のバンド音楽発展に貢献した"マーチ王"スーザ。
この第20集にはブロードウェイで人気を博したメロディを用いた「おお、どれほどあなたを待ったことか」をはじめ、自作のオペレッタ《エル・カピタン》からの幻想曲や、他の歌劇からの旋律を吹奏楽用にアレンジした曲、楽員たちが次々と舞台から姿を消していく、ハイドンの「告別」からアイデアを得た「グッド・バイ」(最後は、その日が給料日だったことを思い出した楽員たちが慌てて舞台に戻ってくるという趣向)など、ユーモラスな作品が並びます。
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アメリカのパーカッション作品集
1. ケージ(1912-1992): First Construction
ファースト・コンストラクション (in Metal)(1939)
6人のパーカッション奏者と一人のアシスタントのために
ヒナステラ(1916-1983): Cantata para America
magica
魔術的アメリカに寄せるカンタータ Op.27(1960)
ドラマティック・ソプラノとパーカッション・オーケストラのために
2. I. Preludio y canto a la aurora
夜明けの前奏曲と歌
3. II. Nocturno y canto de amor 夜想曲と愛の歌
4. III. Canto para la partida de
los guerreros 戦士の出発のための歌
5. IV. Interludio fantastico 素晴らしい間奏曲
6. V. Canto de agonia y desolacion
苦悶と荒廃の歌
7. VI. Canto de la profecia 予言の歌
8-10. ルー・ハリソン(1917-2003):ヴァイオリンとパーカッションのための協奏曲(1959)
11. ヴァレーズ(1883-1965): Ionisation イオニザシオン |
パークラマ・パーカッション・アンサンブル
シーネ・アスムセン(ソプラノ)
ニクラス・ヴァレンティン(ヴァイオリン)
ジャン・トレル(指揮) |
録音 Concert hall of the Royal Danish Academy
ofMusic、デンマーク 2009年3月6日 ライヴ‛&11 2013年3月9日‛&8-10 2014年3月8-9日‛&2-7 2015年11月8日‛&1
近代アメリカのパーカッションのための作品集。
1935年から45年にかけて打楽器のための作品を集中的に作曲したケージの「ファースト・コンストラクション」は、彼の師であるシェーンベルクが提唱した十二音技法を打楽器に持ち込み、16種類の楽器とサンダーマシンで演奏するというものです。
ヒナステラの「魔術的アメリカに寄せるカンタータ」は戦争、自然現象、愛など人間の生活にまつわる事象が、コロンブス以前の古いテキストで語られるという壮大な作品。
ルー・ハリソンの協奏曲は十二音の技法にインドやアフリカ音楽の要素を取り入れた独自の作風による協奏曲。朗々と歌うヴァイオリンとパーカッションの荒々しい響きが融合し、見事な音楽を創り上げています。
ヴァレーズの「イオニザシオン」は打楽器のための音楽の先駆的作品の一つ。5分ほどの小品でありながらも、消防車用のサイレンまでを含む37の楽器の音色が交錯し、素晴らしい音の風景を描き出していきます。
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ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第2集 チャイコフスキー、パブスト
1-2. チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ三重奏曲 イ短調 「偉大な芸術家の思い出に」Op.50(1881)
3-6. パウル・パブスト(1854-1897): ピアノ三重奏曲
イ長調(1895) |
ブラームス・トリオ
【メンバー】
ニコライ・サチェンコ(ヴァイオリン)
キリル・ロディン(チェロ)
ナタリア・ルビンシテイン(ピアノ) |
録音2017年6月1-2日‛&3-6 2018年6月7,8,15日‛&1-2モスクワ音楽院
大ホール、ロシア
ブラームス・トリオによるロシア・ピアノ三重奏曲の歴史
第2集。
第1集(8.574112)では、このジャンルの幕開けとなるアリャビエフ、グリンカ、アントン・ルビンシテインの作品が紹介されましたが、第2作では記念碑的作品であるチャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出に」と東プロイセン出身でロシアで活躍したピアニスト、作曲家パウル(パーヴェル)・パプストのピアノ三重奏曲を収録。
チャイコフスキーの作品は、彼の旧友ニコライ・ルビンシテインへの追悼音楽であり、長大な2つの楽章で構成された重厚な作品です。
パプストの三重奏曲はほとんど知られていませんが、こちらはニコライの兄、アントン・ルビンシテインを偲んで書かれた作品。イ長調をメインとしていますが、長調と短調の間を揺れ動く、流麗なハーモニーが特徴です。
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Durch Raum und Zeit 時空を超えて
マンドリン&ギター・リサイタル |
イェンス=ウーヴェ・ポップ(ギター)
ヨッヘン・ロス(マンドリン) |
1. イェンス=ウーヴェ・ポップ(1967-):
Night Train to Odessa オデッサへの夜行列車
2. クリス・シーリ(1981-): Raining at
Sunset 日暮れに雨が降る
3. サイモン・メイヤー(1953-): The Buttermere
Waltz バターメア・ワルツ
4. ヨッヘン・ロス(1976-): Waltz for D
ワルツ・フォー・D
5. J.S.バッハ(1685-1750): 無伴奏チェロ組曲
第6番 ニ長調 BWV1012 - IV サラバンド(O.ケルベラー編)
6. ダウランド(1563-1626): The Frog Galliard
かえるのガイヤルド P.23(編曲者不詳)
7. グラナドス(1867-1916): スペイン風舞曲
Op.37 - 第5番 アンダルーサ(J.M.ムーラ編)
8. イェンス=ウーヴェ・ポップ: Jodaeiye
別離
9-12. ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
ソナタ ト短調 K.88/L.36/P.8(J.ベーア編)
13. サイモン・メイヤー: Dance of the
Water Boatmen 水中に棲む虫の踊り
14. イェンス=ウーヴェ・ポップ: Nessiah
ネシア
15. 伝承曲(J.ヨハンソン編): Emigrantvisa
移民の歌
16. エスビョルン・スヴェンソン(1964-2008):
Ajar アジャール |
録音 2019年10月14日-15日 Kreuzkirche Budelsdorf,Germany
1967年生まれのギタリスト、イェンス=ウーヴェ・ポップ。2005年から「デイヴィッド・オルロフスキー・トリオ」に参加、伝統的なクレズマー・ミュージック、クラシック、ジャズを融合させた音楽で人々を魅了してきましたが、マンドリンのヨッヘン・ロスとはそれ以前の1997年からコラボレーションを開始し、主としてスコットランドの民族音楽と20世紀作品を演奏しています。
このアルバムにはスカルラッティやダウランド、バッハなどのバロック以前の作品からグラナドス、伝承曲、オリジナル曲まで、スタイルの違う様々な作品が収録されていますが、ギターとマンドリンが醸し出す美しく繊細な響きは、どの曲にもどこか懐かしい風情をもたらしています。
彼らの自発的な対話を捉えるために、録音の際は3テイクまでしか録らなかったという拘りのアルバムです。
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Passacaglia della Vita ... 人生のパッサカリア 初期バロックの音楽
1. 作曲者不詳: ロドリーゴ・マルティネス/
2. サンティアゴ・デ・ムルシア(1685-1732):
ファンダンゴ/
3. ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600-1679):Accenti
queruli 嘆きの調べをそよ風に乗せて/
4. タルクィニオ・メールラ(1595-1665): チャコーナ/
5. モンテヴェルディ(1567-1643): 苦しみはかくも甘き/
6. アンドレア・ファルコニエーリ(1586-1656):
チャコーナ/
7. ステファノ・ランディ(1587-1639): 人生のパッサカリア/
8. シャヴァーシュ・ラスターニ(1986-): Hiwdah
Angosht/
9. フアン・アラニェス(生年不詳-1649): チャコーナ:素敵な人生/
10. ディエゴ・オルティス(1510-1570): 第2レセルカーダ-第5-第2/
11. アンリ・ル・バイイ(生年不詳-1637):
私は狂気「痴れ者のパッサカーユ」/
12. カプスベルガー/ピッチニーニ: 第3前奏曲/様々な技法によるチャコーナ/
13. ファルコニエーリ: パッサカリア/
14. マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):
第5アリア: ベルガマスカによる |
Cembaless チェンバレス(古楽アンサンブル)
【メンバー】
チャン・シェンユ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、シュテファン・コイム(バロックギター、アーチリュート)、
ダヴィッド・ハンケ(リコーダー)、エリザベート・フォン・シュトリツキ(ソプラノ)、
アンナベル・オペルト(リコーダー)、ロベルト・フェルミューレン(テオルボ)、
シャヴァーシュ・ラスターニ(トンバク、ダフ、ダルヤー、クゼ、アドゥフェ、グングル) |
録音 2019年 Ev. Kirche St. Peter und Paul,
Gonningen, Germany
2014年に設立された古楽アンサンブル「チェンバレス」。
アンサンブル名の通り「チェンバロを用いることなく」ヴィオラ・ダ・ガンバやテオルボ、アーチリュートを中心に、多彩な打楽器を加えたユニークな編成を取り、様々な作品を演奏しています。
2015年にケルンの古楽センターで開催したリサイタルで大成功を収め、以降、着実に活動の幅を広げるチェンバレス、この「人生のパッサカリア」と名付けられたアルバムでは、生きていくことにつきものの、心痛、裏切り、誘惑、無常、興奮、楽しさと笑いなどの感情に即した作品を、大胆に楽しく、そして情熱的に演奏します。
シェンユの饒舌なガンバ、ソプラノのシュトリツキの清冽な歌唱、リコーダーのオペルトの超絶技巧、さまざまな打楽器を自在に操るラスターニなど、各々の奏者の妙技をお楽しみください。
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セシリア・マクドウォール(1951-):オルガン作品集
1. Celebration セレブレーション(2014)/2.
First Flight ファースト・フライト(2019)‛&世界初録音
O Antiphon Sequence アンティフォン・ゼクエンス(2018)‛&世界初録音
3. I. O Sapientia 第1曲 来たれ、おお知恵よ/4.
II. O Adonai 第2曲 おお、アドナイ/
5. III. O Radix Jesse 第3曲 おお、エサイの根よ/6.
IV. O Clavis David 第4曲 おお、ダヴィデの鍵よ/
7. V. O Oriens 第5曲 おお、明けの星よ/8.
VI. O Rex Gentium 第6曲 おお、全ての民の王よ/
9. VII. O Emmanuel 第7曲 おお、エマニュエル
10. George Herbert Trilogy「ジョージ・ハーバート」三部作
-第2曲 Sacred and Hallowed Fire 神聖な炎(2013/2020改訂)
11. Wo Gott der Herr nicht bei uns halt 主なる神、われらがもとにあらずば(2011)‛&世界初録音
3 Antiphons 3つのアンティフォン(2006)‛&世界初録音
12. No.1 Ave Regina 幸いなるかな天の女王/
13. No.2 Ave Maria アヴェ・マリア/
14. No.3 Regina Caeli 天の女王
15.George Herbert Trilogy「ジョージ・ハーバート」三部作
-第3曲 Church Bells Beyond the Stars 星の彼方の教会の鐘(2013)
16. 4つのピアノ・ソロ-第3番 パヴァーヌ(1999) (W.フォックスによるオルガン編
2020)‛&世界初録音
17. George Herbert Trilogy「ジョージ・ハーバート」三部作
-第1曲 Sounding Heaven and Earth 天と地の響き(2010)‛&世界初録音 |
ルーシー・ハンフリス(トランペット)12-14
ウィリアム・フォックス(オルガン)1963年
J.W.ウォーカー製 |
1951年、ロンドンで生まれたセシリア・マクドウォール。若い頃は教師として後進を指導していた彼女ですが、40代になってから作曲家になることを志し、ヨーゼフ・ホロヴィッツらに師事、合唱作品がすぐさまアイバーズ作曲家賞にノミネートされるなど注目を集めます。
彼女のスタイルは滑らかなメロディ・ラインと時折織り込まれる絶妙な不協和音であり、これらは文学や建築といったジャンルから触発されているといいます。
このオルガンのための作品集は、マクドウォール自身がとても楽しんで作曲したというもので、バッハの未完成小品を補筆完成させるプロジェクトにも参加した彼女の手腕が発揮された、多彩な作品を存分に楽しめます。
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ドッジソン(1924-2013):室内オペラ《マーガレット・キャッチポール
- 離れた2つの世界》全4幕
ロナルド・フレッチャー: 台本/リチャード・コッボルドの小説:
原作
CD1‛&第1幕/CD2‛&第2幕/CD3‥第3幕-第4幕 世界初録音 |
アンサンブル・ペルペトゥオジュリアン・パーキンス(指揮)
マーガレット・キャッチポール‛&ケイト・ホーデン(ソプラノ)、ウィル・ロード‛&ウィリアム・ウォレス(テノール)、
ジョン・ルフ‛&ニコラス・モリス(バス)、ジョン・バリー‛&アリステア・オルレンショー(バリトン)、
クルソー‛&リチャード・エドガー=ウィルソン(テノール)、コッボルド夫人‛&ダイアナ・ムーア(メゾ・ソプラノ)、
ステッビング医師‛&ピーター・ウィルコック(バス)、裁判官‛&マシュー・ブルック(バス)、
パルマー夫人‛&ユリア・スポルセン(ソプラノ) |
録音 2019年7月5-7日 Britten Studio, SnapeMaltings,
Suffolk, UK
1924年にロンドンで生まれたドッジソン。彼の両親は画家であり、「不思議の国のアリス」で知られるルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)は遠い親戚でした。
18歳の時に王立海軍に徴兵され4年間従軍、その後は王立音楽院で作曲と音楽理論を学び、1950年から作曲家として活動を始めます。
この室内オペラ《マーガレット・キャッチポール
- 離れた2つの世界》は、サフォークで生まれ、馬を盗んだ罪でオーストラリアに移送されるも、脱獄して隠遁生活を送った実在の女性マーガレットを主人公に据えた物語。細やかな人物設定と美しい言葉使い、素朴な音楽が魅力的なオペラです。
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