≪第110号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2020/12/22〜
12/25(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS
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BIS SA 2493
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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美しき個性派
クレア・ハモンド(ピアノ)〜「変奏曲」
(1)カロル・シマノフスキ(1882-1937):
ポーランド民謡の主題による変奏曲 Op.10(1900-04)
(2)ヘルムート・ラッヘンマン(1935-):
フランツ・シューベルトの主題による5つの変奏曲(1956)
(3)ハリソン・バートウィッスル(1934-):
ゴールドマウンテン変奏曲(2014)
(4)ジョン・アダムズ(1947-):「I Still
Play」(2017)
(5)アーロン・コープランド(1900-1990):
ピアノ・ヴァリエーション(1930)
(6)パウル・ヒンデミット(1895-1963):変奏曲(1936)
(7)ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):シャコンヌ(1963) |
クレア・ハモンド(ピアノ/スタインウェイD) |
シマノフスキ、コープランド、グバイドゥーリナ・・・超絶技巧の難曲揃いの「変奏曲」を集めたクレア・ハモンド渾身のアルバム!
セッション録音:2019年/ポットン・ホール(サフォーク州)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、70'59
プロデューサー&サウンド・エンジニア:トーレ・ブリンクマン(Take5
Music Production)
SACD ハイブリッド盤。
今やイギリスを代表するピアニストの一人として活躍するクレア・ハモンド。圧倒的なテクニックと感性豊かな演奏で人気のピアニストですが、今回は「変奏曲」に焦点を当てたアルバムをリリースしました。
ここに収録された作品は超絶技巧ぶりに唖然とさせられるものばかり。物悲しくも幻想的で美しい旋律の主題と10の変奏曲から構成されているシマノフスキの「ポーランド民謡の主題による変奏曲」は高度なテクニックを要求され、また同時に抒情的な旋律を歌い上げる感性を要しますがハモンドは雄弁に演奏しており驚かされます。
ドイツの現代作曲家ラッヘンマンの「フランツ・シューベルトの主題による5つの変奏曲」はシューベルトの「ドイツ舞曲とエコセーズ」
D.643から着想を得た作品。
コープランドの「ピアノ・ヴァリエーション」はアメリカのピアノ・レパートリーの最高傑作と評される作品で、4つの音を核とし11小節の主題をもとに20もの変奏がついております。
このほか、バートウィッスルの「ゴールドマウンテン変奏曲」、ジョン・アダムズの「I
Still Play」、ヒンデミットの「変奏曲」、グバイドゥーリナの「シャコンヌ」と、20世紀から現代まで様々な顔を見せる変奏曲の世界に名手ハモンドが誘います。
クレア・ハモンドはこれまでパヌフニク作品集やシマノフスキなどで鋭敏な感覚を聴かせてくれていますが、ただのカワイコちゃんと思ったら大間違い。かなり個性的で自己主張強い。しかも超絶技巧の持ち主。
ここではショパンとシベリウスをご紹介しましょうね。シベリウスがとくにすごいです。
ショパン
https://youtu.be/Yzrb2Cjpmig
シベリウス
https://youtu.be/Ckma1fD_CZ0
そして下記アルバムでも登場するパヌフニク:12の小練習曲
Nos. 7-12 ウィグモア・ホールでのライヴ
暗譜なんですね・・・あんまり早くてときどき手が見えなくなります。
https://vimeo.com/25982259

ということでハモンドの個性的なアルバム |
BIS SA 2003
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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パヌフニク父娘
(1)アンジェイ・パヌフニク:12の小練習曲
(2)アンジェイ・パヌフニク(ロクサンナ・パヌフニク編):ショパン讃歌
(3曲)
(3)アンジェイ・パヌフニク:ペンタソナタ
(1984)
(4)アンジェイ&ロクサンナ・パヌフニク:祈り
(5)ロクサンナ・パヌフニク:第2の故郷
(6)ロクサンナ・パヌフニク:Glo (2002)
(7)アンジェイ・パヌフニク:リフレクションズ
(1968) |
クレア・ハモンド(ピアノ) |
パヌフニク父娘のピアノ曲をイギリス期待の若手が見事に披露
録音:2013 年9 月/ポットン・ホール、イギリス/DDD、5.0
Surround Sound、71’29”
SACD ハイブリッド盤。今年生誕百年を迎えるアンジェイ・パヌフニク(1914-1991)
は、ルトスワフスキ、セロツキと並ぶ20 世紀ポーランド音楽史の巨星。1954
年に英国へ亡命し、この地で音楽活動を行なったものの、終生故国とその文化への愛着を断ち切らずにいました。近年では美人作曲家ロクサンナ・パヌフニクの父としても知られています。パヌフニクのピアノ・アルバムは初登場で大歓迎。
パヌフニクはピアニストとして、ルトスワフスキの2
台のピアノのための「パガニーニの主題による変奏曲」を作曲者とともに世界初演したほどですが、ピアノ曲は意外に少なく、1947
年の「12 の小練習曲」、1968 年の「リフレクションズ」、1984
年の「ペンタソナタ」3 作しかありません。いずれも技巧的でダイナミック。
このアルバムでは、愛娘ロクサンナが、父の作品の編曲もしくは父の精神を受け継いで作ったピアノ曲も収められています。興味深いのは、パヌフニク初期1949
年の作で、もともと女声ヴォカリーズとピアノのために書かれ、後にフルートと弦楽オーケストラ用に編曲された「ショパン讃歌」全5
曲中3曲のピアノ独奏用編曲。ポーランド民謡に基づき、きびきびとしたマズルカの第4
曲などピアノ曲としても非常に魅力的。「祈り」はパヌフニクが未完で残した歌曲をロクサンナが完成させ、ピアノ曲にしたもの。死を前にしたパヌフニクの望郷の念と透明な思いが感動的。
さらに興味深いのは、ロクサンナが2003 年に作曲し、2006
年に改訂した彼女最初のピアノ曲「第2 の故郷」。タイトルはもちろんポーランドのことで、ポーランド民謡「森のすみれよ」を主題にした変奏曲となっています。
演奏は若きイギリスの女性ピアニスト、クレア・ハモンド。イギリスには独特なピアニズムの伝統があるにもかかわらず、若いピアニストがほとんど現れないので非常に貴重。高度な技巧を駆使したフレッシュな演奏を繰り広げています。要注目の逸材と申せましょう。
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BIS SA 2004
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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イギリス・ピアニズムの貴重な継承者ハモンドの超絶技巧に驚愕!
エチュード
(1)リャプノフ:超絶技巧練習曲集〜テレク川/夏の夜/嵐
(2)チン・ウンスク(陳銀淑):6つの練習曲
(1995-2003)
(3)シマノフスキ:12の練習曲Op.33
(4)カプースチン:異なる音程による5つの練習曲Op.68 |
クレア・ハモンド(ピアノ) |
録音:2013 年9 月/ポットン・ホール(イギリス)/5.0
Surround sound、67’ 22”
SACD ハイブリッド盤。
イギリス若手ピアニストを代表するクレア・ハモンドのBIS
第2 弾は、超絶技巧ぶりに唖然とさせられます。「エチュード」と題されたアルバムで、文字通り練習曲を集めていますが、創作は古今東西120
年にわたり、性別も多様なプログラミングは非常に計算されていて感心させられます。ピアノのための練習曲は、指の独立や運動性、難しい奏法の習熟を目的とし、ほとんどが難曲ですが、ここに収められた作曲家たちはそこに芸術性や個性を盛り込み、魅力的な世界を作り出しています。
リャプノフの3 曲は「超絶技巧練習曲」からのもので、師匠バラキレフ譲りのボルテージの高いダイナミックな世界。国民楽派らしいロシア色とメロディに魅かれます。現代韓国の女性作曲家チン・ウンスクの練習曲は大井浩明氏が日本で披露し、「(第3
曲は)アジアで最も難しいピアノ曲」と評しています。このハモンドの演奏には作曲者の絶賛の一文を寄せていて、とにかく凄いの一言に尽きます。続くポーランド近代のシマノフスキ作品は、彼が独自の美意識に目覚めた時期のもので、やたらと難しい技巧を要求しながらも、交響曲第3
番やヴァイオリン曲「神話」と共通するBL 趣味を示しています。
さらに日本にもファンの多いカプースチン。彼のピアノ曲はジャズ語法によるカッコ良さに満ちていますが、技巧的にはどれも難しく、とりわけ練習曲はその頂点に位置します。しかしハモンドは余裕の技術に加え、若さあふれるジャズの乗りで最高。要注目の若手ピアニストと申せましょう。
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BIS SA 2393
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737-81):鍵盤のための作品全集
(1)鍵盤協奏曲第1番 変ロ長調
(2)6つのやさしいディヴェルティメント〜鍵盤のための
(3)鍵盤協奏曲第2 番 ヘ長調【世界初録音】
(4)6つのやさしいレッスン〜鍵盤のための |
クレア・ハモンド(ピアノ)
(1)(3)スウェーデン室内管弦楽団
ニコラス・マギーガン(指揮) |
チェコの音楽性とイタリアの影響を融合したミスリヴェチェクの鍵盤のための作品全集!
セッション録音:2018年3月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、76'38"
SACDハイブリッド盤。
プラハ近郊ホルニー・シャールカに生まれ、ローマで没したヨゼフ・ミスリヴェチェクの鍵盤のための作品全集がリリースされます。
ヴェネツィアでジョヴァンニ・ペシェッティに師事したミスリヴェチェクは軽快な声部書法と旋律面での豊かな創意によってイタリア歌劇の作曲家として名声を博したほか、古典派の交響曲、室内楽曲を多数作曲しました。
ここに収録された鍵盤のための作品集では、チェコの音楽性とイタリアの影響を融合した、独自の作曲様式を表しており、その形式上のバランス感覚と多彩な和声はウィーン古典派の巨匠たちの先駆けとなりました。
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BIS SA 2512
(4SACD HYBRID)
¥6700 →\6190
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ラン・シュイ率いるシンガポール交響楽団
初出音源を含むセット化
ラフマニノフ:交響曲&管弦楽曲集 |
ラン・シュイ(指揮)、
シンガポール交響楽団 |
Disc 1(75'26)
(1)交響曲第1番 ニ短調 Op.13(1895)
(2)交響曲 ニ短調「ユース・シンフォニー」
【I.グラーヴェ/II.アレグロ・モデラート】(1891)
(3)交響詩「ロスティスラフ公」(1891)
Disc 2(68'05)
(4)交響曲第2番 ホ短調 Op.27(1906-07)
(5)ヴォカリーズ Op.34-14(1912)(作曲家自身によるオーケストラ版)
Disc 3(82'10)
(6)交響曲第3番 イ短調 Op.44(1935-36)/
(7)交響的舞曲 Op.45(1940)
Disc 4(80'30)
(8)幻想曲「岩」 Op.7(1893)/
(9)-(12)歌劇『アレコ』からの4つの作品
【I.序奏。アンダンテ・カンタービレ/II.男たちの踊り/III.間奏曲/IV.女たちの踊り】(1893)/
(13)ジプシーの主題による奇想曲 Op.12(1894)/(14)スケルツォ
ニ短調(1887)/
(15)歌劇『けちな騎士』への前奏曲 Op.24(1904)/(16)交響詩「死の島」Op.29(1908) |
初出音源を含むセット化!ラン・シュイ率いるシンガポール交響楽団の充実の演奏!ラフマニノフの交響曲&管弦楽曲集
セッション録音:(4)(5)2008年7月、(6)2011年7月&8月、(1)(11)(12)(13)2012年8月、(2)(3)(9)(10)(14)(15)(16)2013年7月&8月、(7)2014年11月、(8)2015年11月/エスパラネード・ホール(シンガポール)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、Disc
1 75'26、Disc 2 68'05、Disc 3 82'10、Disc
4 80'30
SACDハイブリッド盤。
ラン・シュイ率いるシンガポール交響楽団によるラフマニノフの交響曲集&管弦曲集の登場です。
これまで交響曲とピアノ協奏曲とのカップリングでリリースされてきたラフマニノフのシリーズですが、このセット化では3つの交響曲とヴォカリーズ以外は初出音源となる管弦楽曲との組み合わせで4
枚組となります。
1997年にシンガポール交響楽団の音楽監督に就任し、今や一流のアンサンブルにしあげたラン・シュイ。ラン・シュイは2019年まで当団の音楽監督をつとめ、現在は桂冠指揮者として共演を続けております。
ここに録音したラフマニノフの交響曲はBIS
レーベルが誇る名演として知られ、色彩豊かかつ明瞭な演奏が魅力です。
交響曲ばかりでなく、管弦楽曲も丁寧に練り上げており実に聴きものです。当団の充実ぶりを知ることのできる注目の録音がうれしいセット化で登場です。

何度でも紹介します
ラン・シュイ&コペンハーゲン・フィル
おそるべきベートーヴェン交響曲全集
いやはや、すさまじいベートーヴェンに出会えた。
きっと知っている人は知っていたんだろう、ラン・シュイ指揮&コペンハーゲン・フィルによるベートーヴェン:交響曲集。
どうして教えてくれなかったのだ!?こんなすさまじい演奏があったことを。
ラン・シュイ、実はデヴィッド・ジンマンに認められボルティモア交響楽団の副指揮者を務めていた。
20世紀末に登場したあの空前絶後のベートーヴェン交響曲全集録音を生み出した男に師事していたのである。
何らかの形であの異形のベートーヴェン解釈を受け継いでいたのか。
そうして放ったのがこの2009年から5年がかりで録音したベートーヴェン。
シンガポール響との第7番を映像で観たことがあったが、それは過激な演奏だった。
コペンハーゲン・フィルとの演奏はピリオド系楽器を動員して、解釈もさらに先鋭化。なにせ快速。変態指揮者ケンドリンガーも真っ青。
いや、しかしスピードだとか何とかではない、この異様なまでの高揚感、生命感、エネルギー、パワー。
ティンパニはときおり荒れ狂い、弦もかつて聴いたことのないような音色を聴かせ、管はまるで武器かなにかのように聴く者の耳をつんざき・・・音楽はまるで巨大な竜のように天空を激しく舞う。
ラン・シュイ、どんなにとんがって刺激的な音楽を聴かせても、妙な媚びや皮肉な冷笑はない。
真っ向勝負のなのである。
そしてラン・シュイ、どんなにピリオド風に快速で飛ばしても軽くなることはない。
重量級なのである。
まあこれほど興奮しながらベートーヴェンの交響曲を聴きとおしたのは久しぶり。
聴いて後悔することは絶対にない。

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COVIELLO CLASSICS
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COV 92018
(2CD)
¥3400
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1943年生まれのマーティン・オステルターグ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV1007-1012
[CD1]
第1番 ト長調 BWV1007/第2番 ニ短調 BWV1008/
第3番 ハ長調 BWV1009
[CD2]
第4番 変ホ長調 BWV1010/第5番 ハ短調
BWV1011/
第6番 ニ長調 BWV1012 |
マーティン・オステルターグ(チェロ) |
キャリア充分の名手がチェロの聖典を堂々録音
録音:2006年6月14-20日/バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ/[CD1]
54'17''、[CD2] 75'05''
宇宙的な拡がりと豊かさを持ち、チェロ音楽の「聖典」とされるバッハの無伴奏組曲6曲。
バッハがチェロという楽器に対して、これほどの技術と表現を求めて書いたことはひとつの挑戦であったかも知れません。
音楽史上に燦然と輝く作品であり、現代もなおチェロ奏者にとってこれ以上ない試金石となっています。
1943年生まれのマーティン・オステルターグはバーデン=ヴュルテンベルク州、レーラッハ出身のチェリスト。
カールスルーエでレオ・コシールニーに、パリとデトモルトでアンドレ・ナヴァラに師事。
イラク交響楽団、デュッセルドルフ響、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団などで演奏し、1974年には恩師レオ・コシールニーの後を継いでSWR
交響楽団の首席奏者となりました。
1980年にはカールスルーエ音楽大学教授に就任。後進の指導にあたるほか、ソリストや室内楽奏者としても演奏活動を行っています。
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モーツァルトも一目置いたベンダの音楽
ゲオルク・アントン・ベンダ(1722-1795):
メロドラマ『メデア』(1775) |
カタリナ・タールバッハ(ナレーション)
マルクス・ボッシュ(指揮)
カペッラ・アクイレイア |
録音:2018年10月26-27日(ライヴ)/44'15''
ゲオルク・アントン・ベンダ(1722-1795)
のメロドラマ『メデア』(1775年) はモーツァルトが激賞したという作品。
話し言葉のテキストと劇的な音楽の組み合わせが感情豊かな表現を生んでいます。
正確で透明感あるサウンドが持ち味のボッシュ&カペッラ・アクイレイアと、ドイツの女優カタリナ・タールバッハのナレーションによる演奏。
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COV 92101
(2CD)
¥3400
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ヨハン・クリスティアン・ハインリヒ・リンク(1770-1846):オルガン作品集 |
ゲルハルト・グナンと学生たち(オルガン) |
[CD1]
オルガン協奏曲 ハ短調(演奏:ゲルハルト・グナン)
アダージョ ニ長調 Op.57-10(演奏:ベルンハルト・ヘルツォーク)
コラール変奏曲「いざ、もろびと神に感謝せよ」
Op.127(演奏:ニクラス・ヤーン)
後奏曲 ニ長調(演奏:スヴェン・ハナガース)
アダージョ イ短調 Op.57-7(演奏:ベルンハルト・ヘルツォーク)
後奏曲 ハ長調(演奏:キャロリン・カイザー)
アダージョ ホ長調 Op.57-8(演奏:ベルンハルト・ヘルツォーク)
後奏曲 ホ短調(コン・モート) Op.48-10(演奏:アンナ・ツィエルト)
アダージョ イ長調 Op.57-1(演奏:ベルンハルト・ヘルツォーク)
後奏曲 ヘ長調 Op.48-6(演奏:ダヴィド・エマヌエル・フランケ)
アダージョ ハ長調 Op.57-5(演奏:スヴェン・ハナガース)
幻想曲とフーガ 変ホ長調(WoO)(演奏:ベルンハルト・ヘルツォーク)
フーガ(モデラート)(演奏:ベルンハルト・ヘルツォーク)
[CD2]
オルガン協奏曲 ヘ長調(演奏:ステファン・ラーン)
コラール変奏曲「イエス、わが喜び」 Op.127(演奏:キャロリン・カイザー)
後奏曲 ト長調 Op.55(演奏:アンナ・ツィエルト)
アダージョ ホ短調 Op.57-4(演奏:ベルンハルト・ヘルツォーク)
後奏曲 イ長調 Op.48-11(演奏:ダヴィド・エマヌエル・フランケ)
アダージョ ト長調 Op.57-2(演奏:スヴェン・ハナガース)
9つの変奏と終曲 Op.90(演奏:ニクラス・ヤーン) |
ベートーヴェンと同年生まれのオルガン作曲家
録音:2020年5月/[CD1]58'43''、[CD2]55'34''
ベートーヴェンと同年生まれのヨハン・クリスチャン・ハインリヒ・リンク(1770-1846)。オルガン名手としても活躍した、2020年生誕250周年の知られざる作曲家です。
マインツの聖イグナチオ教会にあるオルガン(ベルンハルト・ドレイマン1837年制作)
を使用し、マインツ音楽大学教授のゲルハルト・グナン氏と、Cオルガン科の学生たちがリンクの作品を演奏。
古典派からロマン派への移行期にあたる時代に書かれた興味深い音楽が聴けます。
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バルタザール・エルベン(1626-1686):宗教コンチェルト集
バルタザール・エルベン:
ディクシット・ドミヌス *
Ach, dass ich doch in meinen Augen hatte
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パッサカリア、クーラントとサラバンド
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Erbarm dich mein, o Herre Gott *
ラウダーテ・ドミヌム *
ソナタ『ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ』 *
Ich freue mich im Herrn
Peccavi super numerum *
マティアス・ヴェックマン:トッカータ イ調
バルタザール・エルベン:12声のマニフィカト
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* 世界初録音 |
イェルク=アンドレアス・ベッティヒャー
(オルガン、チェンバロ、指揮)
アーベントムジーケン・バーゼル |
17世紀ヨーロッパの最先端を吸収した作曲家
録音:2020年1月5-9日/70'21''
1626年ダンツィヒ生まれのバルタザール・エルベンは国際色豊かな人物でした。
27歳の時に故郷の聖マリエン教会のカペルマイスターに応募し落選しますが、市議会が彼の将来に可能性を感じ奨学金を支給、それを旅費として5年間ヨーロッパ各地を巡ります。
ローマをはじめとする文化の中心地を訪れたこの間に彼の音楽観は大いに深まり、様々な影響を巧みに織り交ぜた独特の作風を確立しました。
その後一度は落選したマリエンキルシェのカペルマイスターに任命されることになり、亡くなるまでダンツィヒでその職を全うしました。
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PASSACAILLE RECORDS
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アントニオ・ヴァンディーニ(1691-1778):作品全集
ソナタ イ短調 Van.4
ソナタ ハ長調 Van.2
ソナタ 変ロ長調 Van.6
協奏曲 ニ長調 Van.5
ソナタ ハ長調 Van.1
ソナタ 変ロ長調 Van.3
ソナタ ホ長調 Van.7 |
エラナー・フレイ(独奏チェロ)
イザベラ・バイソン(ヴァイオリン)
ロレンツォ・グゴール(ヴァイオリン)
マリア・ボチェッリ(ヴィオラ)
マルク・ファンスヘーウヴェイク
(チェロ、バッソ・ディ・ヴィオリーノ)
パッツィ・モンテーロ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ、コントラバス)
フェデリカ・ビアンキ(チェンバロ) |
至高のイタリア・バロック、輝かしいチェロ音楽
録音:2019年9月26-28日/51'18''
18世紀のもっとも重要なチェリスト兼作曲家のひとりであるアントニオ・ヴァンディーニ。残された6つのソナタと1つの協奏曲はすべてチェロのために書かれたものです。
ヴィヴァルディやタルティーニといった弦のヴィルトゥオーゾに比肩する眼の醒めるような叙情性と技巧性の両立がここにあります。
またヴァンディーニはジャケットの絵からも分かるようにガンバのように弾く「アンダーハンド・ボウ」奏法を最後まで使い続けたチェリストとも言われています。
このアルバムではヴァンディーニの音楽に魅せられたエラナー・フレイが同じ奏法で演奏しており、当時随一の輝きを持ったであろうチェロ音楽がみごとに蘇ります。
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ブラームス:4手ピアノ作品集
ハンガリー舞曲集 WoO.1から第1-5番
シューマンの主題による変奏曲 Op.23
ワルツ集「 愛の歌」 Op.52a
ハンガリー舞曲集 WoO.1から第8、11、13番 |
ウィネケ・ヨルダンス&
レオ・ファン・ドゥセラール(ピアノ連弾) |
ブラームスの4手作品を当時のピアノの響きで
録音:2020年5月19–21日/62'29''
自らの様々な作品を4手ピアノ用に編曲したブラームス。ハンガリー舞曲集ではカラフルな音楽が巧みにピアノで奏でられます。
またシューマンの主題による変奏曲Op.23は、シューマンが精神に異常をきたし亡くなる直前に書いた「幽霊変奏曲」のテーマを使った作品で、偉大な作曲家シューマンへの畏敬の念が感じられる音楽です。
ウィネケ・ヨルダンスとレオ・ファン・ドゥセラールは長きにわたって共演しているピアノ・デュオ。
このアルバムではブラームス時代のブリュートナー製のヒストリカル・ピアノ(ベルリン、1867年頃)
を使用しており、その音色にも注目です。
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2019年に亡くなったヤープ・シュレーダーも参加
ボローニャのフェルメール
ジョルジョ・マイネリオ、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、
ヤコブ・ファン・エイク、ヨハン・ショップ、
ヨハン・アダム・ラインケン、作者不詳、
他の作品集 |
リウヴェ・タミンガ(チェンバロ)
ピーター・ファン・ヘイゲン(リコーダー)
ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(チェンバロ) |
フェルメールと古楽の共鳴
録音:2013年12月/77'11''
2014年にボローニャのパラッツォ・ファーヴァで開催されたフェルメール展にちなんで制作されたCD
です。
フェルメール時代のオランダ古楽の名作選といった趣で、様々なアーティストが参加。
2019年に亡くなった名ヴァイオリニスト、ヤープ・シュレーダーも参加しています(彼のラストレコーディングの一つかもしれません)。
内容詳細、見つけました!
https://www.preludeklassiekemuziek.nl/cd/vermeer-a-bologna-musica-neerlandese-e-italiana/
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INDESENS!
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INDE064
【旧譜】
¥2600
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ホルンの芸術
ベートーヴェン:ピアノとホルンのためのソナタ
ヘ長調 Op.17/
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70/
R・シュトラウス:アンダンテ/デュカス:ヴィラネル/
ボザ:頂上にて/スクリャービン:ロマンス/
ヒンデミット:ホルンとピアノのためのソナタ
ヘ長調 |
ダビド・フェルナンデス・アロンソ(ホルン)
エレーヌ・ティスマン(ピアノ) |
ロッテルダム・フィルの首席ホルニスト。ダビド・アロンソが奏でるホルンの神髄!
世界的名手ダビド・フェルナンデス・アロンソのスペシャルな演奏と19世紀&20世紀のホルンのためのオリジナル作品の傑作たちを通じて、「ホルンの芸術」の醍醐味と真髄に迫る充実のプログラム!
スペイン、ビーゴ出身のダビド・フェルナンデス・アロンソは、ミロ・アンサンブルのメンバーとして難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールで第1位(2001年)と聴衆賞を受賞。
グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ、バイエルン放送交響楽団を経て、現在はロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者として活躍している名手です。
※録音:2014年1月、サン=マルセル寺院(パリ、フランス)

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INDE061
【旧譜】
¥2600
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ピッコロの芸術
ダマレ:
白つぐみ Op.161、鬼火 Op.378、奇想曲
Op.174、
酔狂な女 Op.270、ピッコロ・ポルカ Op.157、
つむじ風 Op.212、キジバト Op.119、タランテラ
Op.391/
ジュナン:
《雨だ、雨だよ、羊飼いのお嬢さん》による幻想曲、
ヴェルディの歌劇《仮面舞踏会》による幻想曲/
マイユール:2本のピッコロのための変奏曲《鳥の巣》* |
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)
ジャン・ケルネール(ピアノ)
マクサンス・ラリュー(ピッコロ)* |
ジョセフ・ランパルとジャン=ピエール・ランパルのランパル親子に師事し、フランス国立管弦楽団では12年間に渡って首席ピッコロ奏者を務め、フランスにおけるピッコロの第一人者として活躍してきた名手、ジャン=ルイ・ボーマディエが奏でる「ピッコロのバイブル」的存在の名盤中の名盤です。
ちなみにこの「ピッコロの芸術」は旧カリオペ(Calliope)の創設者で芸術監督でもあったジャック・ル・カルヴェがプロデュースし、名録音技師ジョルジュ・キッセルホフが収録した録音です。
※録音:1978年−1980年
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INDE065
【旧譜】
¥2600
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カプリース 〜 ヴァイオリンとピアノのための
クライスラー:
ウィーン奇想曲、プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ、
愛の悲しみ、愛の喜び、美しきロスマリン
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチョーソ
サラサーテ:ビゼーの《カルメン》による演奏会用幻想曲
パガニーニ:奇想曲第24番
チャイコフスキー:なつかしき土地の想い出
Op.42 |
タチヤーナ・サムイル(ヴァイオリン)
イリーナ・ランコヴァ(ピアノ)
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2002年第12回チャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門で第3位を受賞し、その後はベルギー、ブリュッセルの王立モネ劇場で首席奏者として活躍した女流ヴァイオリニスト、タチヤーナ・サムイル。
「クライスラー」と「チャイコフスキー」をインスピレーションの源として創り上げられたこの「カプリース」は、クライスラー自身が使用していた1721年製のストラディヴァリで演奏されています。
※録音:2013年12月、サン=マルセル寺院(パリ、フランス)
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ラプソディ・イン・ブルー 〜 トランペットと吹奏楽のための作品集
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
(ヤン=エデルン・ゴアス&ティモフェイ・ドクシツェル編/
トランペット&吹奏楽版)*
アルチュニアン:トランペット協奏曲(ルネ・カストラン編/吹奏楽伴奏版)*
リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》
(フランソワ・ブーランジェ編/吹奏楽版) |
エリック・オービエ(トランペット)*
フランソワ・ブーランジェ(指揮)
ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団(吹奏楽団) |
オービエとパリ・ギャルドの豪華共演!圧巻の演奏が描くパリからロシアへの旅路。
14歳という若さでパリ音楽院のモーリス・アンドレのクラスに入学し、若干16歳でプルミエ・プリ(卒業試験の最高位)を獲得してしまったフランスの天才エリック・オービエが、同じくフランスが誇る世界最高峰の吹奏楽団、
ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団(吹奏楽団)とのコンビで贈るガーシュウィンとアルチュニアン!
ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」はレジェンド、ドクシツェルのソロ編曲をベースにヤン=エデルン・ゴアスの吹奏楽編曲伴奏を組み合わせたヴァージョン。
トランペット奏者のバイブルの1つであるアルチュニアンの協奏曲とあわせて、オービエとパリ・ギャルドという豪華な組み合わせによる華やかかつ驚異的な演奏が繰り広げられています。
そして吹奏楽版の「シェエラザード」。パリ・ギャルドの編成、特色を知り尽くしたブーランジェ隊長のアレンジが冴え渡る秀演です。
※録音:2013年5月、ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ・ホール(フランス、パリ)
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INDE059
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600
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ゴーベール:フルートとピアノのための室内楽作品集
フルートとピアノのための組曲/子守唄/水の上で/
2枚のスケッチ/マドリガル/シシリエンヌ/
ギリシャ風ディヴェルティスマン 〜 2本のフルートとピアノのための*/
ロマンス(ルデュク社刊)/ロマンス(エノック社刊/1908)/
夜想曲とアレグロ・スケルツァンド/幻想曲/
バラード/フルートとピアノのためのソナタ第1番/
フルートとピアノのためのソナタ第2番/
フルートとピアノのためのソナタ第3番/
フルートとピアノのためのソナチネ |
ヴァンサン・リュカ(フルート)
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)
バスティヨン・プラ(第2フルート)* |
戦間期のフランスにおける最も重要なコンポーザー=フルーティスト、そして指揮者としてその名を残し、数多くの優れたフルート作品の作曲家として幅広く親しまれているフィリップ・ゴーベール(1879−1941)。
当時、有数のフルート奏者でもあったゴーベールの作品の数々は現代においても重宝されており、パリ管弦楽団の首席フルート奏者であるヴァンサン・リュカがその主要作品の大半を録音した意義は非常に大きいと言えるでしょう!
ちなみにヴァンサン・リュカの使用楽器は日本を代表するフルート・メーカー、ムラマツ・フルートです。
※録音:2013年4月−5月、サン・マルセル寺院(フランス、パリ)
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エスケシュ:マジック・サーカス 〜 管楽器のための室内楽作品集
マジック・サーカス/メカニック・ソング/ル・バル/
忘れられたアンティフォナ/おどけた三重奏/
グラウンド第4番/テネブレの歌/幻想的舞曲 |
イニティウム・ウィンド・アンサンブル
ティエリー・エスケシュ(ピアノ&オルガン)
アクソン・サクソフォン四重奏団
アンデサンス七重奏団
ヴァンドーム・クラリネット四重奏団
ニコラ・プロスト(アルト・サクソフォン)
パリ・サクソフォン・アンサンブル
エリック・オービエ(トランぺット) |
コンポーザー=オルガニスト、ピアニスト、即興の演奏家など、様々な姿を持つフランスの音楽家、ティエリー・エスケシュ(1965−)の管楽器のための室内楽作品を集めたアルバム。
参加アーティストたちの名声、知名度からも、特にフランスにおけるエスケシュの偉大な立場を知ることができます。
また、エスケシュはデュリュフレの後任として、パリのサン=テティエンヌ・デュ・モン教会のオルガニストに就任した経歴を持ち、優れたオルガニストとしても知られています。
※録音:2008年−2013年
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月の光 〜 ドビュッシーとハープ
ドビュッシー:
ベルガマスク組曲(マリー=ピエール・ラングラメ編)
小組曲 〜2二つのチェロとハープによる(ダーフィト・リニカー編)
夢(マリー=ピエール・ラングラメ編)
ロマンティックなワルツ(マリー=ピエール・ラングラメ編)
グラドゥス・アド・パルナッスム博士(マリー=ピエール・ラングラメ編)
神聖な舞曲と世俗の舞曲
2つのアラベスク(アンリエット・レニエ編)
チェロとハープのためのソナタ(マリー=ピエール・ラングラメ編) |
マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)、
ルートヴィヒ・クヴァント(チェロ)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーたち
〔ダーフィト・リニカー(チェロ)、
アリーヌ・シャンピオン(ヴァイオリン)、
ルイ・エスネオラ(ヴァイオリン)、
マドレーヌ・カルルッツォ(ヴィオラ)、
ヤヌシュ・ヴィジク(コントラバス)〕 |
ベルリン・フィルのハーピスト。ラングラメが奏でる優雅なるドビュッシー。
1993年からベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ハープ奏者として活躍するフランスの名女流、マリー=ピエール・ラングラメが優雅に奏でるフランス印象派の巨匠ドビュッシーの傑作の数々。
ベルリン・フィルの弦楽セクションのメンバーたちとの「神聖な舞曲と世俗の舞曲」以外の収録作品は、全てラングラメやリニカー、レニエの編曲によってハープのための作品への生まれ変わったもの。
ラングラメの流麗で優雅、そして色彩感豊かな演奏は、このハープ版がオリジナルかと思えるほどの完成度。ベルリン・フィルのハーピストがハープで奏でるドビュッシーの世界に身を委ねてみて下さい。
※録音:2012年9月&2013年3月、カンマームジークザール、ベルリン・フィルハーモニー(ドイツ)
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INDE062
【旧譜】
¥2600
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近代フランスのフルートの芸術
フォーレ:フルートとピアノのための幻想曲
Op.79
ドビュッシー:シランクス、牧神の午後への前奏曲
(フルートとピアノ版/ギュスターヴ・サマズイユ編)
ウィドール:フルートとピアノのための組曲
Op.34
プーランク:フルートとピアノのためのソナタ
ゴーベール:幻想曲
メシアン:黒つぐみ
ジョリヴェ:リノスの歌
エネスク:フルートとピアノのためのカンタービレとプレスト* |
ヴァンサン・リュカ(フルート)
エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)
クラウディア・バーラ(ピアノ)* |
近代フランスにおけるフルートのための重要な作曲家、作品によって、19世紀後半化から20世紀前半の「フルート黄金時代」の再現と表現を実現させたヴァンサン・リュカ渾身のプログラム。
1995年からパリ管弦楽団の首席フルート奏者を務め、フルートのフレンチ・スクールの継承者でもあるヴァンサン・リュカが奏でるフランス音楽はやはり格別。
フルートのためのフランス音楽のお手本となる名演の数々を収録しています。
※録音:2007年9月&2012年3月、サン=マルセル寺院(パリ、フランス)
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INDE054
【旧譜】
¥2600
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バッハとピアソラの内緒話
ピアソラ:スール 〜 愛への帰還
J.S.バッハ:ソナタ ロ短調 BWV.1014より
Allegro
ピアソラ:タンガータ
J.S.バッハ:フランス組曲ハ短調 BWV.813より
Allemande
ピアソラ:フガータ、ミロンガ・イズ・カミング、天使の死
J.S.バッハ:パルティータ ハ短調 BWV.826より
サラバンド
ピアソラ:ブエノスアイレスの春
J.S.バッハ:ソナタ ロ短調 BWV.1014より
Andante
ピアソラ:ジータ |
デュオ・インテルメッツォ
〔セバスティアン・オトマユー(バンドネオン)、
マリエル・ガール(ピアノ)〕 |
2006年に結成されたバンドネオンとピアノのコンビによるフランスのアンサンブル、デュオ・インテルメッツォが、大バッハとピアソラの音楽を結び付けたプログラム。
デュオ・インテルメッツォが奏でてゆくピアソラとバッハの音楽はタイトルの通り、2人の偉大な音楽家がまるで2人きりで対話をしているかのよう。
※録音:2013年4月22日−24日
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LA BOTTEGA DISCANTICA
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リュートに乗せて歌う イタリア・ルネサンスの音楽家・作曲家・即興演奏家・演奏の達人
フランツィスクス・ボッシネンシス (15世紀-16世紀)
: リチェルカーレ 6 [Ricercar 6] (1511)
バルトロメオ・トロンボンチーノ (1470-1534)
: Tu dormi io veglio (1509) (*)
不詳 : ビチニウム 7 [Bicimium 7] (1565)
イッポリート・トロンボンチーノ (確認できる活躍期
: 1545-1565) : Perche son tutto foco (1573)
(*)
ジャコモ・ゴルザニス (1520頃-1579頃) :
リチェルカーレ I [Recercare I] (1564)
エテロクリート・ジャンカルリ (16世紀-17世紀)
: Caldi sospir (1602) (*)
フランツィスクス・ボッシネンシス : リチェルカーレ
8 [Recercar 8] (1509)
バルトロメオ・トロンボンチーノ : Per dolor
mi bagno il viso (1511) (*)
不詳 : Voi ve ne andate in cielo (1509)
イッポリート・トロンボンチーノ : Io moro
amando (1573) (*)
ジャコモ・ゴルザニス : リチェルカーレ II
[Recercare II] (1564)
エテロクリート・ジャンカルリ : Perche mi
lasci in vita (1602) (*)
ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ (16世紀-17世紀)
:
ヴォルタ 第4番 フランス風 [Volta quarta
francese] (1599)
ポンペオ・ナターレ (?-1681頃) : Polinnia
(1681)
バルトロメオ・トロンボンチーノ : Ho che
i ciel et la terra (1516) (*)
イッポリート・トロンボンチーノ : Donna
se 'l cor di ghiaccio (1573) (*)
エテロクリート・ジャンカルリ : Con la sua
man (1602) (*)
ヴィンチェンツォ・ガリレイ (1520-1591)
:
コントラプント 1 [Contrapunto 1] (1584)
/ コントラプント 2 [Contrapunto 2] (1584)
フランツィスクス・ボッシネンシス : リチェルカーレ
20 [Recercar 20] (1509)
バルトロメオ・トロンボンチーノ : Son io
quel che era quel di (1516) (*)
ポンペオ・ナターレ : テルシコーレ [Tersicore]
(1681)
イッポリート・トロンボンチーノ : Se voi
dolci et pietosi (1573) (*)
ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ : バッロ
第2番 ドイツ風 [Ballo secondo alemanno] (1599)
エテロクリート・ジャンカルリ : Passer mai
solitario (1602) (*) |
ラクイレージア [L'Aquilegia]
テオドーラ・トマジ (歌 (*)、ハープ)、
フェデリーコ・ロッシニョーリ (リュート) |
録音 : 2018年10月、サンタ・マリア・マッダレーナ教会、スリヴィア、トリエステ、イタリア
ラクイレージアは主に16世紀の知られざる音楽を世に出すために結成されたイタリアのデュオ。
2019年、スペインのムルシア・エコス音楽祭のレジデンス・グループに選出されました。
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<メジャー・レーベル>
<映像>

12/24(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HARMONIAMUNDI
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HMX 2904007
(9CD)
¥7200 →\6790
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全世界で絶賛されてきたシリーズがセットに
フォルテピアノの申し子、天才ベザイデンホウト
モーツァルト:鍵盤楽器のための作品全集 |
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ) |
CD1
・幻想曲 短調 KV 475 (1786) /
・ソナタ ヘ長調 KV 533/ 494(1788) /
・ソナタ 変ロ長調 KV 570 (1789) /
・グルックのジングシュピール《メッカの巡礼たち》のアリエッタ「愚民の思うは」による10の変奏曲
ト長調 KV 455
使用楽器:1987 年Derek Adlam, Welbeck製(ワルター/1795年頃モデル)クリストファー・ホグウッド・コレクション
録音:2009年5月
CD2
・ソナタ ハ長調 K.330/
・ロンド イ短調 K.511/
・ロンド ニ長調 K.485/
・アダージョ ロ短調 K.540/
・ソナタ ハ短調 K.457
使用楽器:Paul McNulty, Divisoc,
Czech Republic, 2008; after Anton Walter'
Sohn, Vienna, c.1802
録音:2010 年1 月
CD3
・ソナタ 変ロ長調 K.333/
・「女ほどすばらしいものはない」による8つの変奏曲
ヘ長調 K.613/
・幻想曲 ハ短調 K.396/
・ソナタ へ長調 K.332
使用楽器:Paul McNulty, Divisov,
Czech Republic, 2009; after Anton Walter
&
Sohn, Vienna, 1805.From the collection
of Alexander Skeaping
録音:2011年5月
CD4
・幻想曲 ニ短調K.397(初版)/
・ソナタ 第9番 ニ長調K.311/
・前奏曲とフーガK.394/
・ボーマルシェの喜劇「セビーリャの理髪師」のロマンス「私はランドール」による12の変奏曲 変ホ長調K.354/
・ソナタ 第5番 ト長調K.283/
・幻想曲 ニ短調K.397(現行版)
録音:2011年10月
CD5
・ソナタ 第11番 イ長調「 トルコ行進曲つき」
K.331/
・パイジェッロの歌劇「哲学者気取り」6つの変奏曲
へ長調 K.398/
・ロマンス 変イ長調 K.Anh.205/
・アレグレットによる12の変奏曲 変ロ長調
K.500/
・ソナタ ハ長調 K.309
録音:2012年11月1-4日
CD6
・フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲ハ長調(キラキラ星変奏曲)
K.265/
・ソナタ 第4番 変ホ長調 K.282/
・アダージョ ヘ長調 K.Anh. 206a/
・ソナタ 第3番 変ロ長調 K.281/
・フランスの歌「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲
変ホ長調 K.353
録音:2013年1月21-24日
CD7
・ドゥゼートの『ジュリ』の「リゾンは眠った」による9
つの変奏曲 ハ長調 K.264
・ピアノ・ソナタ イ短調 K.310
・サリエーリの歌劇『ヴェネツィアの定期市』のアリア「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲
ト長調 K.180
・ピアノ・ソナタ ニ長調 K.284
録音:2012年11月(K.310)/2013年5月(K.264,
180, 284)
CD8
・ソナタ ハ長調K.545/
・グレトリの歌劇「サムニウム人の結婚」の合唱曲「愛の神(行進曲)」による8
つの変奏曲 ヘ長調 K.352/
・組曲 ハ長調K.399/
・メヌエット ニ長調K.355/
・ジーグ ト長調 K.574/
・小さい葬送行進曲 K.453a/
・ソナタ ヘ長調K.280/
・デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲
ニ長調 K. 573
録音:2013年1月(K545)、2014年12月
CD9
・転調するプレリュード(K.624/626a)/
・ソナタ ハ長調 K.279/
・アレグロ 変ロ長調 K.400/
・アレグロ ト短調 K.312/
・4つのプレリュード K.284a/
・12の変奏曲 K.179/
・ソナタ ニ長調K.576
録音:2013年5月(K179)、2014年12月
CD4-9の使用楽器:
Paul McNulty, Divisov, Czech Republic,
2009; after Anton Walter &
Sohn, Vienna, 1805.From the collection
of Alexander Skeaping
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フォルテピアノの申し子、天才ベザイデンホウトによるモーツァルトの鍵盤楽器のための作品全集
「モーツァルトの鍵盤独奏曲の魅力を最大限に引き出した、真に偉大な全集となるだろう(BBC
Music 誌)」など、全世界で高く評価されている、ベザイデンホウトによるモーツァルト鍵盤楽器のための作品全集が9
枚組セットとなってリリースします。
「モーツァルトの再来」とも称されるフォルテピアノの天才ベザイデンホウト。
この作品全集でも、彼のマジックは冴え渡り、耳になじんだこれらの作品でも、新鮮な驚きを与え楽しませてくれ、有名なソナタでも、また共に収録されている、種々の変奏曲や小品も、変化に富む歌いまわしで聴かせてくれます。
ひとつひとつのパッセージが実に活き活きと愛らしい表情に満ちており、ベザイデンホウトの演奏は、モーツァルトの閃きをダイレクトに伝え、今ここで音楽が湧き上がるようです。
抜群の演奏技術、濁りのない清廉な音色、厭味のない自然なテンポ感といった彼ならではの持ち味を遺憾なく発揮し、瑞々しさあふれる鮮烈な演奏による必聴のセットとなっています。
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DAVINCI CLASSICS
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ミラノ・スカラ座フィルのホルニストが参加
角笛の音 〜 ソプラノ、ホルンとピアノのためのフランス音楽集
フォーレ:
ソプラノ、ホルンとピアノのための《タランテラ》Op.10-2、
ソプラノとピアノのための《川のほとりで》Op.8-1/
サン=サーンス:
ホルンとピアノのための《ロマンス》Op.36、
ソプラノとピアノのための《死の舞踏】/
フォーレ:ソプラノ、ホルンとピアノのための《黄金の涙》Op.72/
サン=サーンス:
ホルンとピアノのための《演奏会用小品》Op.94/
マスネ:ソプラノ、ホルンとピアノための《閉じた眼》/
アーン:
ソプラノとピアノのための《彼女の館に捕われた時》、
ソプラノとピアノのための《タンダリス》/
デュカス:ホルンとピアノのための《ヴィラネル》/
ベルリオーズ:
ソプラノ、ホルンとピアノのための《ブルターニュの若い羊飼い》H.65/
フォーレ:ソプラノとピアノのための《月の光》Op.46-2/
マスネ:ソプラノ、ホルンとピアノのための《祝福された愛》/
ボザ:ホルンとピアノのための《森にて》/
フォーレ:ソプラノとピアノのための《夢のあとで》Op.7-1/
ベルリオーズ:ソプラノ、ホルンとピアノのための《激しい炎のような愛は》 |
トリオ・モルゲン
〔バルバラ・コスタ(ソプラノ)、
ロベルト・ミエーレ(ホルン)、
エマヌエレ・デルッキ(ピアノ)〕 |
ミラノ・スカラ座フィルのホルニストが参加!ソプラノ、ホルンとピアノのためのフランス音楽!
ソプラノ、ホルン、ピアノの編成によるトリオ・モルゲンは、主にフランスの声楽と室内楽のレパートリーの紹介、発掘に取り組んでいるイタリアのアンサンブル。
フォーレ、サン=サーンス、マスネ、アーン、ベルリオーズなどの作品を集めたこのフランスのロマンティシズムに満ちた「角笛の音」では、ホルンがソプラノと共に存在感抜群の主役として大活躍!
ホルンのロベルト・ミエーレは1978年、イタリアのカッシーノ出身。サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団などへの参加を経て、現在はミラノ・スカラ座管弦楽団(ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団)で活躍する同国有数のホルニスト。ミラノ・スカラ座管のメンバーで構成されるラ・スカラ・ホルンなどのアンサンブルでも活躍中の名手が奏でるボザやデュカスの名作も必聴です!
ソプラノのバルバラ・コスタもクレモナのポンキエッリ劇場での「蝶々夫人」でタイトル・ロール・デビューを果たし、現在はミラノ・スカラ座を中心に活躍する実力派。
アンサンブルの経験も豊富で、ここでも歌声はもちろんのこと、絶妙なバランス感を披露してくれています。
※録音:2019年12月21日−23日、オミクロン・スタジオ(カプリオーロ、イタリア)

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ハイドン:エステルハージ侯のための6つのソナタ
Op.13
ソナタ第21番ハ長調Hob.XVI-21
ソナタ第22番ホ長調Hob.XVI-22
ソナタ第23番ヘ長調Hob.XVI-23
ソナタ第24番ニ長調Hob.XVI-24
ソナタ第25番変ホ長調Hob.XVI-25
ソナタ第26番イ長調Hob.XVI-26 |
アンドレア・カルカノ
(ピアノ/スタインウェイ) |
作曲家自身の綿密な日記的な存在でもあるハイドンのピアノ・ソナタの数々の中から、自らのパトロンでもあったエステルハージ候に献呈された「ソナタ集
Op.13」を選曲。
この「Op.13」を選んだピアニスト、アンドレア・カルカノは名匠ブルーノ・カニーノの高弟の1人。その活動範囲は幅広く、イタリアはもちろんのことアメリカの各都市、ドバイ、ルガーノ、サンクトペテルブルクやエルジェム(チュニジア)などでコンサートを行っています。
またソリストとしての活動の傍ら、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピアノ科の講師を務めており、カニーノからの教えを広めるべく指導を行っています。
※録音:2020年7月3日−4日、グリファ・エ・フィグリ・スタジオ(イタリア)
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コスト:ギター作品全集 Vol.1
25の練習曲 Op.38/
《メトード・コスト=ソル》より
ルソン、前奏曲とアレグレット、
レヴリ・ノクターン、前奏曲 |
カルロ・フィエレンス
(7弦ギター/
ルネ・ラコート1855年製) |
ギターのレパートリーとテクニックの両面において決定的な足跡を遺したフランスのギターの巨匠、ナポレオン・コスト(1805−1883)の作品の全てを網羅するシリーズの第1巻。
「エチュード」をテーマとした第1巻でソリストを務めているのは、名匠リカルド・イズナオラから絶賛を受けたイタリアのギタリスト、カルロ・フィエレンス。
ナポレオン・コストの代名詞でもある7弦ギターを手に、そのエチュードの醍醐味を奏でます。
※録音:2020年6月、ヴィラ・パラザーニ(プロヴァーリオ・ディゼーオ、イタリア)
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エアカ 〜 ホルンとハープのための近現代作品集
フェッロ:ホルンとハープのための《エアカ(AIRKA)》
ダマーズ:ホルンとハープのための5つの小品《アスペクツ》
シンガー:ホルンとハープのための組曲
アンドレス:ホルンとハープのための《晩秋の歌》
クーツィール:ホルンとハープのためのソナタ
Op.94 |
ヴィットリオ・スキアヴォーネ(ホルン)
ラウラ・ディ・モナコ(ハープ) |
LSOとの共演で名演多数のホルニスト。イタリアの名手ヴィットリオ・スキアヴォーネ!
ホルンとハープという意外とも思える組み合わせで独自性に富んだ美しさと、このホルン&ハープの編成のために書かれた音楽がもたらすことのできる新たな表現力の可能性を示してくれているヴィットリオ・スキアヴォーネとラウラ・ディ・モナコ。
パックスマンのホルン・プレーヤーであるヴィットリオ・スキアヴォーネは、ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団の首席奏者を務めた後、活動の拠点をイギリスへと移し、2015年以降は首席客演奏者としてロンドン交響楽団のコンサートやレコーディングに定期的に参加しているイタリアの名手。
ロンドン交響楽団のレコーディングでは、ガーディナーのシューマン、ノセダのショスタコーヴィチやヴェルディのレクイエムなどに参加しており、2016年にはロトが指揮したマーラーの「交響曲第5番」での演奏で大喝采を浴びるなど、名実ともに現在のイタリアを代表するホルニストの1人です。
※録音:2018年7月、カステッロ・ディ・モルサスコ(モルサスコ、イタリア)

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運命愛 〜 20世紀イタリアのギター作品集
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
24のゴヤのカプリチョ Op.195より 第1番、第12番、第24番
ゲディーニ:演奏会用練習曲/
ベッティネッリ:5つの前奏曲/
ペトラッシ:ヌンク/ジラルディーノ:地上は暗闇となり/
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
忘備録 Op.210より カンパーネ・ア・ヴァレ、アヴェ・マリア |
アンドレア・フェッラリオ(ギター) |
フリードリヒ・ニーチェによって提唱された哲学用語である「運命愛(アモール・ファティ)」をアルバムタイトルに冠する近代イタリアのギター作品集。
カステルヌオーヴォ=テデスコやペトラッシ、ゲディーニなど20世紀のイタリア人作曲家の作品でプログラムを組んだギタリスト、アンドレア・フェッラリオは今作がデビュー・アルバム。
サラエボで行われたIMKA室内楽コンクールやロスピリオージ国際コンクールでの第1位獲得経験を持ち、将来を嘱望されているギタリストです。
※録音:2019年4月−9月、パッシラーノ(イタリア)
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バルパライソ出身の現代作曲家、
ラモン・ゴリゴイティア(1958−)の作品集
ゴリゴイティア:ソノス・トランスクリベンダ |
アンサンブル・イベロアメリカーノ
アウディティフヴォーカル・ドレスデン |
南米チリ中部の都市バルパライソ出身の現代作曲家、ラモン・ゴリゴイティア(1958−)の作品集。
母国のチリで音楽を学んだ後にドイツへと活動の場を移したゴリゴイティアは、現代音楽の作曲家として活動を展開。
現在はケルンを拠点として作曲家、指揮者、ピアニスト、パブリシストとして活躍しています。
※録音年月日不詳
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たそがれ 〜 ラフマニノフ:コントラバスとピアノのための作品集
ひそかな夜のしじまの中で Op.4-3/
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(コントラバス版)/
哀しき夜 Op.26-12/あなたは皆に愛される
Op.14-6/
ヴォカリーズ Op.34-14/たそがれ Op.21-3 |
オラツィオ・フェラーリ(コントラバス)
マルコ・サンナ(ピアノ) |
コントラバス版のチェロ・ソナタ!低弦楽器コントラバスで聴くラフマニノフ!
ロシアン・ロマンティシズムの代名詞的存在であるセルゲイ・ラフマニノフが遺した室内楽の傑作中の傑作である「チェロ・ソナタ」と、美しき歌曲の数々を「コントラバスとピアノ」のデュオで奏でた低弦楽器&低音楽器ファン必聴のラフマニノフ作品集!
イタリアのクロトーネ出身でナポリのサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院で音楽を学んだコントラバス奏者オラツィオ・フェラーリが、ラフマニノフの作品を単純に旋律をなぞるのではなく、精神分析的にもアプローチ。「交響曲第1番」の初演失敗時の精神的ダメージに代表されるよう、その音楽活動や作風の裏にあった脆さをくみ取ろうと試みています。
「チェロ・ソナタ」はもちろんのこと、「ヴォカリーズ」などの声楽作品の名作の数々も、コントラバスの優しくも深みのある音色が聴き手に安堵感を与えてくれます。
※録音:2019年3月&9月、カンマームジークザール(ケルン、ドイツ)

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オルガン4手連弾のための18&19世紀のソナタと幻想曲
マーシュ:前奏曲とフーガ ハ長調
ヨハン・クリスティアン・バッハ:ソナタ
ヘ長調 Op.18-6
モーツァルト:ソナタ ニ長調 K.381
ベールヴァルド:田舎の披露宴
ハッセ:幻想曲 Op.35
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》序曲 |
ロドルフォ・ベッラッティ&
ルカ・フェラーリ
(オルガン4手連弾) |
18世紀から19世紀にかけてブルジョワ階級の台頭により貴族階級の特権でもあったサロンコンサートなどのプライヴェート・コンサートが徐々に身近なものになる中、発展を見せた「鍵盤楽器の4手連弾」。
その1つでもある「オルガンの4手連弾」のバラエティに富んだプログラムを披露するのは、互いにジェノアで活躍するオルガニスト、ロドルフォ・ベッラッティとルカ・フェラーリ。
アッスンタ・エ・サン・クラウディオ教会のジョズエ・アガティが1821年に製作し、その後、1901年、1981年に修復が施されてきたオルガンによる演奏です。
※録音:フラッシノーロ(イタリア)
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パヴロワの歌 〜
べヌス・レイ・ジュニア:
ソプラノとオーケストラのための《パヴロワの歌》
ソプラノとオーケストラのためのメキシコ風バッハ第2番《物言いたげな詩》
無伴奏チェロのためのメキシコ風バッハ第4番《テファンテペックのバッハ》 |
ナタリア・パヴロワ(ソプラノ)
オルガ・カリノワ(チェロ)
モスクワ・ムジカ・ヴィヴァ管弦楽団
ファブリツィオ・ダ・ロス(指揮) |
メキシコのコンポーザー=コンダクター、べヌス・レイ・ジュニア(べヌスティアーノ・レイエス/1969−)の「歌曲集」と「メキシコ風バッハ」のカップリング。
「パヴロワの歌」はロシアの作家、ヴェラ・パヴロワの詩「A
Touch in Seven Octaves」を題材として作曲された7部構成の歌曲集。映画音楽的な作風が印象に残る作品です。
「メキシコ風バッハ」はその名の通り、ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」に触発されて書かれた作品で現在、第7番まで作曲されています。
※録音:2018年2月6月、モスクワ(ロシア)
※当CDはバックインレイの背オビ部分に誤品番「C00307」が記載されておりますが、レーベル側での修正、差替えの予定が無いため現状のまま出荷とさせていただきます。予めご了承下さい。(代理店)
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ALPHA
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『ピアソラ・リフレクションズ』
アストル・ピアソラ(1921-1992)/クラウディオ・コンスタンティーニ編曲:
1. さよなら、パリ
セルゲイ・ヴォイテンコ(1973-):
2. リヴェレーション
ピアソラ:
3. カフェ 1930 (『タンゴの歴史』より)
ピエトロ・ロッフィ(1992-):
4. ノクターン 私たちがまだ過ごしていない時間の子守唄のように
ピアソラ:
5-7. バンドネオン協奏曲「アコンカグア」バンドネオン(アコーディオンで演奏)、弦楽と打楽器のための
8. 孤独(組曲『リュミエール』より)
9. 私はマリア(『ブエノスアイレスのマリア』より)
フランク・アンジェリス(1962-):
10. ピアソラの主題による幻想曲「チキリン・デ・バチン(バチンの少年)」
ピアソラ:
11. 悪魔のロマンス
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
12. アダージョ (チェンバロ協奏曲 ニ短調
BWV 974 マルチェロのオーボエ協奏曲による
より)
セルゲイ・アフノフ(1967-):
13-14. ヨシフ・ブロツキーの1つの詩への2つの鍵 13.
月/14. 川
ピアソラ/ジョン・レネハン編曲:
15. リベルタンゴ |
クセーニャ・シドロワ(アコーディオン)、
アレクサンダー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)...3,8,9,11、
クラウディオ・コンスタンティーニ(ピアノ)...1,8,9,11、
ロベルト・コッホ(ダブルベース)...1,3,4,11、
レーントコ・ディルクス(ギター)...3-11、
ゴルトムント弦楽四重奏団...4,11,13,14、
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
クラーク・ランデル(指揮)...15、
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)...5-7 |
NYCX-10190
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
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録音:2020年9-10月 シュロス・エルマウ、ドイツ...1-4,8-142018年6月 エルプフィルハーモニー、ハンブルク...5-72012年9月24日 BBCホディノット・ホール、カーディフ...15 【国内盤】日本語解説付き
【生誕100年!熱きアコーディオン奏者シドロワによるピアソラ】
ラトヴィア出身のクラシカル・アコーディオン奏者、クセーニャ・シドロワ。名門ドイツ・グラモフォンから「カルメン」の編曲版をリリースし、世界中を虜にした彼女が、ALPHAレーベルより待望のピアソラをリリースします。
バンドネオン奏者としても著名なコンスタンティーニによるピアノ、名手アレクサンダー・シトコヴェツキーのヴァイオリン、そして協奏曲の指揮はヘンゲルブロックが務めるなどバックも強力で、ピアソラと、その影響を受けた作品を収録しています。
名曲「リベルタンゴ」「孤独」などのほか、ソリストとして登場した2017年のN響公演に於いてアンコールで披露した「リヴェレーション」なども収録。情熱的なパフォーマンスを聴かせます。
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ヴィニツカヤ、待望のショパン!
ショパン(1810-1849):4つのバラードと4つの即興曲
1. バラード 第1番 ト短調 Op. 23
2. バラード 第2番 ヘ長調 Op. 38
3. バラード 第3番 変イ長調 Op. 47
4. バラード 第4番 ヘ短調 Op. 52
5. 即興曲 第1番 変イ長調 Op. 29
6. 即興曲 第2番 嬰ヘ長調 Op. 36
7. 即興曲 第3番 変ト長調 Op. 51
8. 幻想即興曲(即興曲 第4番) 嬰ハ短調 Op.
66 |
アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ) |
NYCX-10191
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
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録音: 2020年5-6月 フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク、ドイツ 【国内盤】日本語解説付き
【ヴィニツカヤ、待望のショパン!】
ロシア出身で2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのほか数々のコンクールを制し、2009年のデビュー盤以来、リリースするアルバムも常に話題となってきたヴィニツカヤ。
これまで祖国ロシアの作品を中心に、ラヴェルなどでもダイナミックさと繊細さを両立させた素晴らしいアプローチを聴かせてきた彼女が、久しぶりにリリースするソロ・アルバムは待望のショパンです。
即興曲第1番の軽やかさの中に含みを待たせた独特の表情など実に見事。細やかで優しいフレーズを大きなクライマックスへ運んでゆく思い切った音作りや、一音一音を美しく響かせながら決して甘さに浸らない情感コントロールなど、期待通りの素晴らしいショパン像を作り上げています。

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ようやく一般的にもその名が知られるようになってきた・・・
1983 年生まれ、2007 年のエリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門で優勝した美しきピアニスト、アンナ・ヴィニツカヤ。
ロシアのノボシビルスク出身。
すでにヨーロッパ全土で演奏活動を展開し、2007
年、最難関といわれるエリザベート王妃国際音楽コンクールで一位を獲得。その後リリースした2011
年のコンチェルト・アルバムに対し、ドイツのエコー・クラシック賞を授与されている。
多くのピアニストが「アルゲリッチ2世」という称号を受けて活躍する中、その肉食系兇暴性においてはこの人が最右翼か。
いろいろな映像がある中、最もリアルで最も熱いのはこれ。素人撮りがまた生々しい。
https://www.youtube.com/watch?v=XEL1gr2aH0Y&feature=player_detailpage
こちらはラフマニノフの「パガニーニ・ラプソディ」ライヴ。
https://youtu.be/9XLU-S-6aVY
残念ながらNAIVEのアルバムは廃盤ですが、ALPHAの旧譜アルバムを紹介しておきます。
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名盤復活!
ベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリス
『ホルン・ディスカヴァリーズ』
1-6. ダヴィッド・リニケル(1970-):ヴェルヴェット・ヴァルヴス
- 6つのロマンティック・トリオ編曲集
1. メロディ(チャイコフスキー: 『懐かしい土地の思い出』Op.
42より)
2. ノクターン(チャイコフスキー: 『6つの小品』Op.
19-4)
3. ユーモレスク(ドヴォルザーク: 『8つのユーモレスク』Op.
101-7)
4. ロマンス(ビゼー: 歌劇《真珠とり》
より)
5. 月の光(ドビュッシー: 『ベルガマスク組曲』より)
6. 蜜蜂(フランソワ・シューベルト: 『12のバガテル』Op.
13 より)
7. リチャード・ビッシル(1959-): 新世界の歌
8-10. メイソン・ベイツ(1977-): メインフレーム・トロピックス
8. シリコン・ブルース/9. マリン・スノー/10.
グレイハウンド
11-15. クラウス・ヴァレンドルフ(1948-):ウィリザベサン・サラナーデ
11. "P"デュエット/12. ゴゾ・ファン・トゥッテ/13.
シュレンドリアン/
14. アギア・ガリーニ/15. マイ・ヨーカー(マヨルカ) |
サラ・ウィリス(ホルン)、
町田琴和(ヴァイオリン)...1-6,8-10、
フィリップ・メイヤーズ(ピアノ)...1-10、
クラウス・ヴァレンドルフ(ホルン)...11-15 |
NYCX-10192
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
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録音: 2014年 ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール
オリジナル発売: Gebr. Alexander 番号無し 【国内盤】日本語解説付き
【サラ・ウィリスがベルリン・フィルの友人たちと作り上げた、美しくも楽しい一枚】
2014年ホルンの有名メーカー「アレキサンダー」から発売され、一部の楽器店などに流通したCDが、曲順を組み替えてALPHAレーベルからリリースとなります。
2020年にはアルバム『モーツァルトとマンボ』を世界的に大ヒットさせた、ベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリスが、同オーケストラのヴァイオリン奏者町田琴和らと共に制作したアルバムです。
こちらもベルリン・フィルのチェロ奏者リニケルが、チャイコフスキーやドヴォルザークの名旋律をアレンジした作品を筆頭に、ホルンの幅広い表現力が詰め込まれた内容。
さらに2020年某カップ麺「旨辛豚骨」のテレビCMで、ベルリン・フィル・ホルン・カルテットのアンコール・ピース「地下鉄ポルカ」の替え歌を歌い、日本中のホルン・ファンをのけぞらせたクラウス・ヴァレンドルフも、ダジャレを満載した自身の作品でゲスト参加。
ベルリン・フィルを既に定年退職しているとは思えない張りのある高音を彼が聴かせ、ここではサラも得意の魅力的な低音を存分に吹きまくります。
サラ・ウィリス ALPHA、前作 |
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ベルリン・フィル/サラ・ウィリス (ホルン)
『MOZART y MAMBO モーツァルトとマンボ』
1. モーツァルト(1756-1791): ホルン協奏曲
断章 変ホ長調 K. 370b
2. ダマソ・ペレス・プラード(1916-1989)/ジョシュア・デイヴィス編曲:
Que Rico el Mambo エル・マンボ
3. モーツァルト: ホルンと管弦楽のためのロンド
変ホ長調 K. 371
4. エドガー・オリヴェロ(1985-):サラナード・マンボ(「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」による)
5-7. モーツァルト: ホルン協奏曲 第3番
変ホ長調 K.447
8. ジョシュア・デイヴィス & ユニエト・ロンビーダ・プリエト:
ロンド・アラ・マンボ(K. 447 第三楽章による)
9. イソリーナ・カリージョ(1907-1996)/ホルヘ・アラゴン編曲:
Dos Gardenias くちなしの花をふたつ
10. モイセス・シモン(1889-1945)/ホルヘ・アラゴン編曲:
El Manisero 南京豆売り 〜ライヴ収録
サラ・ウィリス (ホルン)
ハロルド・マドリガル・フリアス (トランペット)、ユニエト・ロンビーダ・プリエト
(サクソフォン)、
ホルヘ・アラゴン (ピアノ)、ハバナ・リセウム・オーケストラホセ・アントニオ・メンデス・パドロン
(指揮)
ザ・サラバンダ(THE SARAHBANDA)
ユニエト・ロンビーダ・プリエト (サクソフォン)、アデル・ゴンザレス・ゴメス
(ボンゴ)、
エドゥアルド・ラモス・エルダンデス
(ティンバレス)、アレハンドロ・アギアル・ロドリゲス
(コンガ)、
オリビア・ロドリゲス・カバレロ (ベース)、エリオ・エルナンデス・ロハス
(ピアノ)
ハバナ・ホーンズ (サラ・ウィリスと14人のホルン奏者たち) |
録音: 2020年1月 オラトリオ・サン・フェリペ・ネリ教会 ハバナ、キューバ
【ベルリン・フィルの名物ホルン吹きが魅せられた、モーツァルトとキューバの音楽】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で活躍するホルン奏者、サラ・ウィリスのアルバムがALPHAレーベルから登場です。
職人揃いのベルリン・フィルにおいて、その明るいキャラクターを生かした司会などの活動でも大活躍の彼女。以前から趣味でサルサなどに親しんでいたそうですが、初めてキューバを訪れた際、当地の音楽に直に接して天国だと感じたこと、またクラシックの素晴らしい音楽家たちがたくさんいるにも関わらず世界に知られていないこと、さらに当地の音楽家が「モーツァルトはきっと素晴らしいキューバ人になったはず」と語ったことがヒントとなり、この不思議な取り合わせのアルバムが誕生しました。
モーツァルト作品で共演するハバナ・リセウム・オーケストラは、ピアニスト、シモーネ・ディナースタインとの共演でソニーにも録音している実力派オーケストラ。
サラ・ウィリスの高音から低音までむらなく安定した技術と豊かな表現力も相まって、素晴らしい演奏を聴かせます。そしてマンボの巨人ダマソ・ペレス・プラードなどによるキューバ音楽の数々は、まさに血の通った面白さ。センチメンタルなメロディで人気の「くちなしの花ふたつ」なども収録し、ラストは「ピーナッツ・ベンダー」という英名でも知られる名作「南京豆売り」のライヴで雰囲気たっぷりに締めています。
モーツァルトもマンボも理屈じゃないんだと、とにかく楽しませてくれるアルバムです。
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サラ・ウィリス
ヴァレンドルフとこっそり出していたロゼッティの協奏曲集
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ベルリン・フィル・ホルン奏者、サラ・ウィリス。むっちゃ美人。もちろん世界的に人気のスターである。
これは、そのサラ・ウィリスの貴重なアルバム。
10年近く前に同胞ヴァレンドルフとこっそり出していたロゼッティの協奏曲集。
アントニオ・ロゼッティ、本名アントニーン・レスレルはボヘミア生まれの作曲家。
1773年ボヘミアを去って、6年の間エッティンゲン=ヴァラーシュタイン侯爵の宮廷楽団に加わったが、その際名前をイタリア風のアントニオ・ロセッティに変えた。その後活躍の場を広げ、多くの作品を出版した。
彼自身自らを「洗練された音楽家」と呼び、生前の名声はハイドン、モーツァルトをしのいだ。音楽家としてとても幸せな生涯を送ったという。
彼が残した多くの曲の中ではこのホルン協奏曲がとりわけ有名で、モーツァルトのホルン協奏曲のお手本にもなったのではないかとも言われている。
確かに・・・似ている。
ヴァレンドルフとサラの演奏に今更コメントも必要ないと思うが、これらの知られざる古典の名曲にきらめくような生命を吹き込んでいて、いまさらながら、「うまい!」と思わず膝をたたいた。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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APR
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APR6033
(2CD)
特別価格
¥2600 →\2390
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フレンチ・ピアノ・スクール 〜 エンマ・ボワネ
〜
78回転ソロ録音全集&フォーレLP録音集 1933−1952 |
エンマ・ボワネ(ピアノ) |
●CD1
◆パテ録音(パリ)
・シューベルト:即興曲変ト長調 D.899-3,Op.90-3(録音:1934年1月22日)
・ウェーバー:ロンド・ブリランテ
Op.62(録音:1934年1月22日)
・フォーレ:夜想曲第4番変ホ長調 Op.36(録音:1933年11月13日)
・フォーレ:即興曲第2番ヘ短調 Op.31(録音:1933年11月13日)
・ファリャ:《4つのスペイン風小品》より
第4曲「アンダルーサ」(録音:1933年11月13日)
◆ビクター録音(ニューヨーク)
・J.S.バッハ(ルイジ・ペッラキオ編):コラール《いと高きところにいます神にのみ栄光あれ》BWV.711
(録音:1934年10月26日)
・ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調
Hob.XVI:48より ロンド(録音:1934年10月26日)
・シャブリエ:《絵画的な10の小品》より
第6曲「牧歌」(録音:1938年1月19日)
・シャブリエ:気まぐれなブーレ(録音:1938年1月31日)
・フォーレ:舟歌第5番嬰ヘ短調 Op.66(録音:1938年1月19日)
・ドビュッシー:前奏曲集第1巻より
音と香りは夕暮れの大気に漂う(録音:1938年1月26日)
・ピエルネ:ワルツ形式の夜想曲 Op.40-2(録音:1938年1月19日)
・イシドール・フィリップ:夜想曲
Op.90(録音:1934年10月26日)
・イシドール・フィリップ:パステル集
Op.24より 第3番「鬼火」(録音:1934年10月26日)
・セヴラック:ひなたで水浴びする女たち(録音1938年1月31日)
・イベール:《物語》 より 第9番「水売り女」(録音:1934年10月26日)
・イベール:《物語》 より 第2番「小さな白いろば」(録音:1934年10月26日)
◆ポリドール・フランス録音(パリ)
イシドール・フィリップ編:4つの古いアリアと舞曲
・ヴィンチ:ラルゴ(録音:1939年)
・ルティーニ:メヌエット・ヴィヴァーチェ(録音:1939年)
・パスクィーニ:アリア(録音:1939年)
・カストルッチ:シシリエンヌとガヴォット(録音:1939年)
●CD2
ヴォックス(VOX)録音(1950年、パリ&1952年、ニューヨーク)
・フォーレ:
舟歌第1番イ短調 Op.26、舟歌第2番ト長調
Op.41、舟歌第3番変ト長調 Op.42、
舟歌第4番変イ長調 Op.44、舟歌第5番嬰ヘ短調
Op.66、舟歌第6番変ホ長調 Op.70
(録音:1950年6月12日、パリ)
・フォーレ:3つの無言歌 Op.17(録音:1950年6月12日、パリ)
・フォーレ:即興嬰ハ短調 Op.84-5(録音:1950年6月12日、パリ)
・フォーレ(アルベルト・ペルリー編):月の光
Op.40-2(録音:1950年6月12日、パリ)
・フォーレ:
夜想曲第1番変ホ短調 Op.33-1、夜想曲第2番ロ長調
Op.33-2、夜想曲第3番変イ長調 Op.33-3、
夜想曲第4番変ホ長調 Op.36、夜想曲第6番変ニ長調
Op.63、夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.74
(録音:1952年4月23日、ニューヨーク) |
フレンチ・ピアノ・スクール・シリーズ!巨匠フィリップの高弟エンマ・ボワネの至芸!
約150年間に渡りパリ音楽院での教えを中心として独特のピアニズムの育んできたフランス。
その全盛期となる20世紀の最初の50年間に録音された貴重な録音の数々を掘り下げている「APR」の「フレンチ・ピアノ・スクール」シリーズから、イシドール・フィリップの高弟であり名女流、エンマ・ボワネ(1891−1974)が復刻!
当時のフランス・ピアノ界の大御所的存在であるイシドール・フィリップにパリ音楽院で師事し、1920年代から30年代にかけてパリの音楽シーンで活躍。当時、アメリカで最も活躍したフランス人ピアニストの1人であるエンマ・ボワネは、1934年に師であるイシドール・フィリップと共に渡米し、ニューヨークのビクターに「フランスのピアノ音楽」と題した78回転SPレコードの5枚組アルバムを含む幾つかのディスクを製作しています。
1950年代はキャリアの低迷期にあったエンマ・ボワネですが、その時期に収録され今回のAPR盤にも含まれている「フォーレ」の演奏の数々は現在ではコレクターズ・アイテムとなっており、名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンのリマスタリングによる復刻は大いに歓迎されることでしょう!
※録音:1933年−1952年
※リマスタリング:マーク・オーバート=ソーン
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APR6034
(2CD)
【新装移行再発売】
特別価格
¥2600 →\2390
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セルジオ・フィオレンティーノ
〜 ライヴ・イン・ジャーマニー1993 |
セルジオ・フィオレンティーノ(ピアノ) |
●CD1
・J.S.バッハ(ブゾーニ、フィオレンティーノ編):前奏曲とフーガ
ニ長調 BWV.532
(録音:1993年1月14日、ミュンスター)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調
Op.110(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調
Op.35(録音:1993年12月11日、ヴァールシュタイン)
・スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ短調
Op.30(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
●CD2
・シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17(録音:1993年12月12日、パーダーボルン)
・グノー(リスト編):グノーの《ファウスト》からのワルツ
S.407(録音:1993年12月12日、、パーダーボルン)
・シュトラウス2世(タウジヒ編):ワルツ《人はただ一度生きる》(録音:1993年12月10日、ミュンスター)
・シュトラウス2世(ゴドフスキー編):喜歌劇《こうもり》による交響的変容(録音:1993年12月10日、ミュンスター)
・ショパン:ワルツ第1番変ホ長調 Op.18《華麗なる大円舞曲》(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
・チャイコフスキー(フィオレンティーノ編):ワルツ変イ長調
Op.40-8(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
・ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2(録音:1993年12月13日、ドルトムント)
・ブラームス(フィオレンティーノ編):ワルツ集《愛の歌》Op.52-1,
Op.52-6(録音:1993年12月13日、ドルトムント) |
孤高の名匠セルジオ・フィオレンティーノ。激賞された1993年のドイツ・ライヴが復活!
半世紀に渡るキャリアを持ちながらも、コンサートピアニストとしての活動は限定的だったこともあり、知る人ぞ知る存在だった孤高の名匠セルジオ・フィオレンティーノ(1927−1998)。
故郷のナポリでピアノを学んだ後、1953年にカーネギーホールデビューを飾り、これから華々しいキャリアを築いていくと思われた矢先、翌年の1954年に遭遇した飛行機事故の影響により演奏家として活動を縮小し、舞台から姿を消して教師へと転身。
50年代に一時的に演奏活動に復帰するも再び第一線から退いていたフィオレンティーノが、本格的にステージへと戻ってきたのがこの「ライヴ・イン・ジャーマニー1993」に収録されているドイツでのコンサートでした。
ミケランジェリからも激賞されたという逸話が残るフィオレンティーノが1993年にドイツで遺したこのライヴ録音は、数多くの評論家、批評家たちを驚かせた重要な記録です。
※録音(ライヴ):1993年、ドイツ
※リマスタリング:ブライアン・クランプ
※APR7036(初出1995年/廃盤)からの新装移行再発売
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<国内盤>
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若林工房
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イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア
J.S.バッハ (1685-1750):
2声のインヴェンション BWV772-78
3声のシンフォニア BWV787-801 |
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
(ピアノ:1922年製ニューヨーク・スタインウェイ) |
精緻な対位法とカンタービレの愉悦〜興趣豊かに描かれるバッハの小宇宙。
J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア、イリーナ・メジューエワ
録音:2020年6月、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO
/ 96kHz+24-Bit録音、発売元:若林工房
メジューエワの2020年録音。初録音となるバッハの「インヴェンションとシンフォニア」の登場です。
ピアノ学習者にとってお馴染みである同曲集は、演奏技法と作曲技法の手引きを目的に書かれた教育用の小品であると同時に、高度な芸術性と豊かなイマジネーションに溢れた第一級の芸術作品でもあります。
「ゴルトベルク変奏曲」や「平均律クラヴィーア曲集」などの録音でバッハ弾きとして高い評価を得てきたメジューエワは、ここでも真摯で感興豊かな演奏を披露。
作品の魅力を改めて浮き彫りにします。(使用楽器:1922年製ニューヨーク・スタインウェイ)
ライナーノートより
「解釈は精緻で的確であり、対位法音楽の構造をクリアーに描き切って見せてくれている。
一方で、対位法というものは、知的なゲームなどではなく、音楽の愉悦のもっとも基本的な要素のひとつであることを、イリーナは存分に教えてくれる。」(岡田央太)
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12/23(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CONCERTO CLASSICS
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ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):
クリスマス・ミサ〜1685年、サン・マルコ大聖堂
1. 第3ソナタ(4声)- 第1部/2. Quid timetis
pastores(3声)*/
3. キリエ(13声)*/4. グローリア(13声)*/
5. 第3ソナタ(4声)- 第2部/6. Non sussurate(独唱)/
7. クレド(13声)*/8. O mirandum(独唱)/
9. 第4ソナタ(4声)- 第1部/10. Obstupescite(4声)*/
11. 第4ソナタ(4声)- 第2部/12. Alma
redemptoris(5声)
* 世界初録音 |
マルコ・ジェンマーニ(指揮)
カペッラ・マルチアーナ |
脈々と続く伝統の上で再現された サン・マルコ大聖堂のクリスマス・ミサ!
録音:2019年12月17日/53'21''
「カペッラ・マルチアーナ」はヴェネツィアのサン・マルコ教会の聖歌隊と器楽奏者たちに冠せられたグループ名で、16世紀以前から脈々と続く伝統があり、モンテヴェルディ、カヴァッリといった作曲家も楽長を務めていました。
このCDで取り上げられているレグレンツィもまた1685年から1690年まで楽長を務めた作曲家です。
そのレグレンツィ作品で構成された本作は2000年から同グループの指揮者を務めているマルコ・ジェンマーニが1685年のクリスマス・ミサを再現した意欲的なライヴで、世界初録音も多く収録しています。
サン・マルコ大聖堂でのクリスマス・ミサはヴェネツィアの街にとって最も重要なイベントの一つで、当時はヴェネツィア中の貴族が参加してたため、作曲家にとっても腕の見せ所だったと言えるでしょう。
ダイナミックなリズム感と独特な対話性に富んだレグレンツィの音楽をお楽しみください。
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EDITION ABSEITS
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フランツ・シュレーカーのマスタークラスinヴィーン&ベルリンvol.4
(1)フーゴ・ヘアマン:ヴァイオリン・ソナタOp.17(1925)
(2)同:ゴシック風トッカータOp.16(1926)
(3)同:祈りOp.18の1(1925)
(4)同:セラフィムの音楽「楽園にて」(1951)
(5)フェリクス・ペティレク:6つのギリシャ狂詩曲(1927)
(6)レオン・クレッパー:2つの舞曲
(7)イスコ・ターラー:ラビの審判(1950)
(8)同:安息日の終り(1950) |
コーリャ・レッシング
(ヴァイオリン(1)、ピアノ(3)-(8))
アンドレアス・ケルステン(ピアノ)(1)(2) |
ドイツ表現主義ピアノ曲の秘曲、世界初録音
録音:2017年1月22日(4)(7)(8)、11月3日(3)(6)、2018年1月28日(1)(2)、7月1日(5)
/十字架教会(ロイトリンゲン)/69'06
全曲世界初録音。
シュレーカー門下の作曲家の珍しい作品を発掘する貴重なシリーズ第4弾。今回はフーゴ・ヘアマン(1896-1967)、フェリクス・ペティレク(1892-1951)、レオン・クレッパー(1900-1991)、イスコ・ターラー(1902-?)
ら4名の作品。才人コーリャ・レッシングがヘアマン作品でヴァイオリンを、他の曲はピアノを担当しています。
4名ともドイツ語圏の作曲家ながらペティレクはギリシャへ、クレッパーとターラーはイスラエルへ渡りました。
しかし作風はいわゆる「頽廃音楽」といわれるドイツ表現主義の典型で、「ギリシャ狂詩曲」と題されていても国民楽派的な色彩はあまりありません。
ペティレクはゴドフスキーとザウアーに、クレッパーはコルトーにピアノを学んだ名手でもあったため、技巧的な面も注目。
ヘアマン1926年作の「ゴシック風トッカータ」は名ピアニスト、ウィルヘルム・ケンプに献呈されていて、ピアニズムが興味津々です。
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EVIDENCE
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Notes
ココウロフ:
(1)燃える太陽/(2)つむじ風/(3)魔女の家で/
(4)内なるエレジー/(5)森の住民/
(6)シベリアの声/(7)氷穴/(8)追憶のワルツ/
(9)エアー(ジェイソン・ベッカー原曲)/
(10)アウトロ |
パヴェル・シャツキー(ピアノ)
ベルンハルト・ヴュンシュ(指揮)
スコアリング・ベルリン管弦楽団
エフゲニー・ヴォルコフ(指揮)
スヴェシニコフ国立アカデミー合唱団 |
ヘヴィメタとラフマニノフの結合?、新時代のロシア音楽
録音:テルデックス・スタジオ(ベルリン)、マトヴェンコ・スタジオ(モスクワ)/ディジパック仕様
コンスタンチン・ココウロフは1992年イルクーツク生まれのピアニストで作曲家。20歳の時、家族とともにクロアチアのザグレブに移住し、この地で活躍しています。
デス、パンテラ、ドラゴンフォースなどヘヴィメタやパンクを聴いて育ち、後にクラシック音楽を学びました。
クラシック作曲家としてはチャイコフスキー、ムソルグスキー、ラフマニノフらの伝統を受け継ぐロマンティックで流れるようなメロディとボルテージの高さに、ポップな感覚を加えた新しいロシア音楽を示しています。
ここに収められた10曲はいずれもココウロフの作風を明確に表していますが、興味深いのは30
年前にリリースされたジェイソン・ベッカーのアルバム「Perpetual
Burn」のAir をピアノとオーケストラへのカバー。完全なロシアのオーケストラ曲となっているのが聴きもの。
他も映画音楽風、ゲーム音楽風の壮大な世界が広がり、ピアノやオーケストラが熱く謳いあげます。
興味深いのはベルリンで器楽部分、モスクワで合唱部分を別々に録音してミキシングしていること。全く自然な出来に感心させられます。
ロシア音楽好きには超オススメの不思議なアルバムです。
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FIRST HAND RECORDS
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「蛾」
ラヴェル:鏡
メトネル:第2即興曲(変奏曲形式で) Op.47 |
マイケル・ブラウン(ピアノ) |
2つの新発見の変奏を含むメトネルが貴重
録音:2019年1月2-10日
コンポーザー・ピアニストとしても活躍するマイケル・ブラウンによるアルバム。
メトネルの第2即興曲はテーマと15の変奏、終曲からなる作品として知られていましたが、さらに2つの変奏の楽譜が新たに発見され、それらを含む形で世界初録音されたのがこのアルバムです。
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FHR 112
(2CD)
¥3600
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シューマン、1839年
[CD1]
フモレスケ 変ロ長調 Op.20/4つの夜曲
Op.23/
アラベスク ハ長調 Op.18/花の曲 変ニ長調
Op.19
[CD2]
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26/3つのロマンス
Op.28/
色とりどりの小品 Op.99-1〜3 3つの小品/
色とりどりの小品 Op.99-10 前奏曲 変ロ短調/
4つの小品 Op.32-4 小フーガ/
アルバムの綴り Op.124-19 幻想的小品 |
アレクサンドラ・パパステファノウ(ピアノ) |
シューマンが集中的に産み落としたピアノ作品
録音:2020年6月23日、7月28日
シューマンは同種の楽曲を集中して作ることがあり、1839年はピアノの年と言われています。
このアルバムの収録曲は、1838年に書かれた「Op.99-1〜3
3つの小品」を除いてすべてが1839年に書かれたもの。ちなみに翌年1840年は歌曲の作曲に集中した「歌の年」として知られています。
ジェルジ・シェボックやアルフレート・ブレンデルにもレッスンを受けたことのあるギリシャ生まれのピアニスト、アレクサンドラ・パパステファノウ。
バッハの平均律(FHR-65)、フランス組曲(FHR-70)に続く3
枚目のアルバムです。
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WERGO
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ヨンギー・パクパーン(1945-):室内楽作品集 |
クリストフ・マリア・ワーグナー(指揮)
E-MEXアンサンブル |
TA-RYONG VI(1988/98)〜フルート、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、パーカッションのための
Silbersaiten(2002)〜ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための
Wundgetraumt(2004/05)〜フルート、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ
BIDAN-SIL(1992/93)〜
オーボエ独奏、フルート、オーボエ・ダモーレ、クラリネット、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロ、コントラバス、パーカッションのための
TA-RYONG III(1991)〜パーカッション二重奏のための
Io(1999/2000)〜
クラリネット、トランペット、トロンボーン、アコーディオン、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロ、コントラバス、パーカッションのための |
西洋モダニズムと韓国伝統音楽のユニークな融合
録音:2019年4月8-9、15-17日/ケルン/68'15''
1945年韓国生まれの作曲家ヨンギー・パクパーン(朴泳姫)、2020年75歳記念盤。
彼女は1965年から72年までソウルで学び、1974年に奨学金を得てドイツに留学、クラウス・フーバーに師事。のちにフーバーの妻となりました。
1994年にはドイツで初めて女性作曲家として教授に任命されており、国際的に高い評価を得ている作曲家です。
世界初録音となる室内楽作品を集めた当盤は、彼女特有の西洋モダニズムと韓国伝統音楽が混ざり合った不思議な作風を味わえる1
枚。
編成の多彩さとパーカッションの効果的な用法に注目です。
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VERMEER DIGITAL
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チェルニー、ヴェーバー、ベートーヴェン :
フルートとピアノのための室内楽作品集
カール・チェルニー (1791-1857) :
フルートとピアノのための協奏的二重奏曲
ト長調 Op.129
カール・マリア・フォン・ヴェーバー (1786-1826)
:
フルートとピアノのためのソナタ 変イ長調
Op.39
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
:
フルートとピアノのためのセレナード ニ長調
Op.41 |
フランチェスカ・パニーニ (フルート)
ヤクプ・トホジェフスキ (ピアノ) |
録音 : 2020年5月、ストゥディオ・グリッファ・エ・フィーリ、ミラノ、イタリア
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
HARMONIAMUNDI(キング・インターナショナル)
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【イザベル・ファウスト SACDシリーズ】 限定再プレス
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世界を魅了しているヴァイオリニスト、イザベル・ファウスト。ハルモニア・ムンディから新譜が出るたびに世界中で高い評価を得ています。
これまでに日本限定企画としてSACD シングルレイヤー盤も発売され、音楽愛好者のみならずオーディオ愛好者の間でも高い評判を得てきました。
今回は、ついに、2012年度レコード・アカデミー大賞を受賞した名盤『ベルク&ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲集』が登場!
そして、同じくレコード・アカデミー賞(室内楽部門)を受賞したフランクのヴァイオリン・ソナタ、そしてベザイデンホウトとのバッハのソナタ集、というラインナップ。
3タイトルで、ファウストの使用楽器が異なるのもポイントです。
音色の違いをより深く感じることができます。ベルリンのテルデックス・スタジオから提供されたマスター音源を、このたびも角田郁雄氏技術監修のもと、マスタリングを行いました。
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HMSA 0036
(SACD シングルレイヤー)
¥5000+税
〔再プレス〕
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J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ集)
・第1番 ロ短調 BWV 1014
・第2番 イ長調 BWV 1015
・第3番 ホ長調 BWV 1016
・第4番 ハ短調 BWV 1017
・第5番 ヘ短調 BWV 1018
・第6番 ト長調 BWV 1019 |
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
クリスティアン・ベズイデンホウト
(チェンバロ) |
【イザベル・ファウスト SACDシリーズ】
限定再プレス
【使用楽器】ヴァイオリン:ヤコブ・シュタイナー
1658年製
チェンバロ:ジョン・フィリップス、バークレー
2008年製(ヨハン・ハインリヒ・グレープナー(ジ・エルダー)、ドレスデン
1722年製モデル/トレヴァー・ピノックより貸与)
録音時期:2016年8月18-24日/国内プレス、限定版、日本語帯・解説付
録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ/録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
●主な使用機材
D/A コンバーター:dCS954/A/D コンバーター:MERGING
Horus/録音システム:MERGING Pyramix
DSD マスタリング/編集システム:SADIE DSD8
クロック・ジェネレーター:Antelope Audio
Trinity
高精度・超低近傍位相ノイズ10MHz マスター・クロック・ジェネレーター:スフォルツァート
PMC-01
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

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HMSA 0035
(SACD シングルレイヤー)
¥4167+税
〔再プレス〕
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イザベル・ファウストによる名曲フランクのソナタと、ショーソンのコンセール
セザール・フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ
イ長調
エルネスト・ショーソン(1855-1899):コンセール〜
ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲
ニ長調 op.21 |
イザベル・ファウスト
(ヴァイオリン/ 1710年製ストラディヴァリウス「ヴュータン」)
アレクサンドル・メルニコフ
(ピアノ/エラール、1885年頃製)
サラゴン・カルテット
クリスティーヌ・ブッシュ(ヴァイオリン)、
リサ・インマー(ヴァイオリン)
セバスティアン・ヴォルフファース(ヴィオラ)、
ジェシーヌ・ケラス(チェロ) |
録音時期:2016年6月、9月/国内プレス、限定版、日本語帯・解説付
録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ/録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
2016年度レコード・アカデミー賞室内楽部門受賞盤。
イザベル・ファウストによる名曲フランクのソナタと、ショーソンのコンセール。
フランク、そして彼に師事したショーソンというフランスの大作曲家によるものであり、さらに、両作とも当時の大ヴァイリニスト、ウジェーヌ・イザイ[1858-1931]
に捧げられている、という点でも共通項のある選曲です。
今回は楽器を「ヴュータン」と愛称のついたストラディヴァリに持ち替えての演奏となります。
フランクのソナタでは、メルニコフが紡ぎ出す前奏から、えもいわれぬ幻想的な雰囲気に思わず引き込まれます。ファウストの摩擦音が皆無のあの運弓が繰り出す音色は、繊細にして幻想的。終楽章も颯爽としたフレーズ運びで、コーダの華やかな終始も晴れやかに終わります。
ショーソンは25歳のときに音楽の道を志し、パリ音楽院に入学、マスネのクラスに入りましたが、オルガン科の教授であったフランクに作曲を師事するようになります。
この『コンセール』(1889〜91年)は、名旋律の玉手箱のような傑作。全体を通して、ファウストの繊細極まりない表情は絶美。2004年結成、18世紀のレパートリーを中心に活動を展開する中堅のアンサンブル、サラゴン・カルテットとのアンサンブルも完璧です。
そしてメルニコフが陰になり日向になり、音楽を引き締めています。
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
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HMSA 0034
(SACD シングルレイヤー)
¥4167+税
〔再プレス〕
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アルバン・ベルク、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
アルバン・ベルク:ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
op.61 |
イザベル・ファウスト
(ヴァイオリン/
スリーピング・ビューティ Stradivarius,
1704)
モーツァルト管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮) |
録音時期:2010年11月/国内プレス、限定版、日本語帯・解説付
録音場所:ボローニャ、Auditorio Manzoni/録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
2012年度レコード・アカデミー大賞受賞盤。ファウストがアバドと初共演。神の域に達した世界。
ファウストにとって満を持しての2度目のベートーヴェン、そして、初登場となるベルクという充実のプログラム。クラウディオ・アバドが是非に、と申し出るかたちで実現したレコーディングです。
アバドとオケが全身全霊でファウストの音楽を支えているのがよく感じられ、ベルクでは爛熟したハーモニーをオケが醸す上で、ファウストが変幻自在な音で飛翔します。
ヴァイオリン界の新女王、という一言だけでは表現しきれない音楽と魅力的な表情、そして衝撃的に美しい音。
ファウストとアバド、モーツァルト管が、神に許された人にしか立ち入ることのできない領域の音楽を展開しています。
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
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<映像>

12/22(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENT
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ラ・プティット・バンドによるバッハのカンタータ3曲、
2020年2月最新録音
1月のカンタータ
J.S.バッハ:
カンタータ第72番『すべては御心のままに』
BWV72
カンタータ第156番『わが片足はすでに墓穴に』
BWV156
カンタータ第92番『我は神の御胸の思いに』
BWV92 |
アンナ・グシュヴェント(ソプラノ)
ルチア・ナポリ(アルト)
シュテファン・シェルペ(テノール)
トーマス・バウアー(バス)
シギスヴァルト・クイケン(指揮、ヴァイオリン)
ラ・プティット・バンド |
クイケン2020年録音、1月から2月にかけて書かれたバッハのカンタータ3題
録音:2020年2月2-5日/ブライバッハ、コンツェルトハウス/62'08''
ラ・プティット・バンドによるバッハのカンタータ3曲、2020年最新録音!
公現祭後の第3日曜日のために書かれた第72番と第156番、その2週間後の七旬節のために書かれた第92番を収録。
これらは1725年から1729年の間で作曲されライプツィヒの聖トーマス教会で演奏された作品で、どれも1月から2月始めの期間に書かれたものです。
器楽も声楽もすべて1パート1人ずつで演奏されていて、非常に透明感のあるサウンド。演奏も素晴らしく、バッハの複雑なポリフォニー構造を明瞭に聴き取ることができます。
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AUDITE
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ヴェントゥリーニの室内協奏曲をラ・フェスタ・ムジカーレが録音!
ヴェントゥリーニ:
(1)室内協奏曲第2番 イ短調 Op.1-2
(2)室内協奏曲第11番 ロ長調 Op.1-11
(3)序曲第5番 ホ短調
(4)序曲第6番 イ長調
(5)室内協奏曲第9番 ト短調 Op.1-9 |
ラ・フェスタ・ムジカーレ |
世界初録音の作品も収録!ハノーファーの宮廷で活躍したヴェントゥリーニの室内協奏曲を名団体ラ・フェスタ・ムジカーレが録音!
セッション録音:2019年10月21-24日/ゼンデザール(ブレーメン)/DDD、ディジパック仕様、63'32
ベルギーのヴァイオリニストで作曲家のフランチェスコ・ヴェントゥリーニ(1675-1745)。
バッハと同時代を生きたヴェントゥリーニはヴァイオリンのヴィルトゥオーソとして知られ、メロディアスかつエレガントそして舞曲を取り入れた作品を残しましたが、現在ではほとんど演奏されることがなく録音も非常に貴重です。
ヴェントゥリーニは18世紀に入り、ハノーファーの宮廷で活躍していたころに自身の音楽を形成していきました。コンチェルト・ダ・カメラ(室内協奏曲)は1715年頃にアムステルダムで出版され、イタリア様式とフランス様式の混合を試みた「趣味の融合」として知られている様式で作曲された革新的な作品です。
フランス風の堂々とした序曲とイタリア風の見事な協奏曲、そしてオーケストレーションはバッハ、テレマン、ラモーのような色彩感覚を持ち合わせています。
またヴェントゥリーニの協奏曲においての特徴として、ソリストは1
つまたは2つではなく実に多様なその組み合わせで書かれていること。例えばオーボエ、リコーダー、ヴァイオリン、ファゴット2本そしてチェロ2本など。それはまるでバッハのブランデンブルク協奏曲を彷彿とさせます。
今回、室内協奏曲第2番 イ短調 Op.1-2、序曲第5番
ホ短調、序曲第6番 イ長調は世界初録音となります。
名手が揃った北ドイツのバロック・アンサンブル、ラ・フェスタ・ムジカーレがヴェントゥリーニの美しい音楽を色鮮やかに奏でます。

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PAN CLASSICS
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フィリップ・ヴェルドロ(c.1480-c.1530):4声のマドリガル集 |
プロフェーティ・デッラ・クインタ |
1. Se l'ardor foss' equale/2. Se mai provasti
donna/3. Gloriar mi poss'io donne/4. Igno
soave/
5. Io son tal volta(器楽演奏)/6. Divini
occhi sereni/7. Trist' Amarilli mia/8.
Ognor per voi sospiro/
9. Madonna, qual certezza/10. Madonna,
per voi ardo/11. Se dimostrarvi a pieno(器楽演奏)/
12. Si lieta e grata morte/13. Deh, perche
si veloce/14. Quando Amor i belli occhi
a terra inchina/
15. Non vi fidate o simplicetti amanti/16.
Con lagrime et sospir(器楽演奏)/17. Fuggi,
fuggi, cor mio!/
18. Con suave parlar con dolce accento/19.
Passer mai solitario in alcun tetto/
20. Ben che'l misero cor(器楽演奏)/21.
La bella man mi porse Madonna/22. Gran dolor
di mia vita |
イタリア・マドリガルの発展に大きく貢献した作曲家
録音:2020年6月30日-7月2日、7月19-20日/スイス、ヴァルデンブルク・スタジオ/48'54''
フランスに生まれて若くしてイタリアに移住、イタリア・ルネッサンス期のマドリガルの発展に大きく寄与したフィリップ・ヴェルドロ。
1520年代はフィレンツェ教会音楽の権威として大聖堂のマエストロ・ディ・カペラも務める人物でしたが、1530年以降に彼の痕跡はほとんど残されておらず、メディチ家追放のいざこざに巻き込まれたという説もあります。
このアルバムでは(おそらく彼の死後)1540年と1565年に編まれたアンソロジーから、4声部のマドリガルが選ばれ演奏されています。
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CHANDOS
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RCHSA5264
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3238+税
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ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン
弦楽オーケストラのためのイギリス音楽
ブリテン:
弦楽オーケストラのための
《フランク・ブリッジの主題による変奏曲》
Op.10
ブリッジ:弦楽オーケストラのための《ラメント(哀歌)》H.117
レノックス・バークリー:弦楽セレナード
Op.12
ブリス:弦楽のための音楽 F.123
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ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン |
CHSA5264
(1SACD HYBRID)
¥2900
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ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン!英国の弦楽オーケストラ作品集!
☆大反響が続くジョン・ウィルソンと"シンフォニア・オヴ・ロンドン"!
☆エルガーやヴォーン・ウィリアムズの足跡を辿る、20世紀前半英国の弦楽オーケストラ作品集!
指揮者、編曲家、そしてライト・ミュージックやアメリカ音楽のスペシャリストとして活躍し、Chandosでは、リチャード・ロドニー・ベネット、コープランド、エリック・コーツの管弦楽作品集などで圧倒的な評価を築いてきたジョン・ウィルソン。
"シンフォニア・オヴ・ロンドン"は、映画音楽やレコーディング・セッションのための専門的なオーケストラとして1955年に設立され、これまで300以上の映画や多数のレコーディングにその名がクレジットされてきましたが、2018年にジョン・ウィルソンが再結成。コルンゴルト(CHSA5220)、フランス作品(CHSA5252)、レスピーギ(CHSA5261)の録音はいずれもグラモフォン誌、BBCミュージック・マガジンの両誌で「特選盤」に選ばれ(国内仕様盤のRCHSA5261はレコード芸術でも「特選盤」)、イギリス中の名手が集う実力派オーケストラとして急速に注目を浴びています。
ジョン・ウィルソンと新生"シンフォニア・オヴ・ロンドン"のオーケストラ録音第4弾は、エルガーやヴォーン・ウィリアムズの足跡を辿る、20世紀前半イギリスの弦楽オーケストラ作品集。
第1次大戦中に作曲されたブリッジの「哀歌」を除く3曲はすべて1930年代の作品で、師ブリッジの主題(弦楽四重奏のための3つの牧歌第2番より)によるブリテンの変奏曲、ブリテンと一緒に暮らしていた時期に書かれたL.バークリーの弦楽セレナーデ、映画「来るべき世界」の音楽を完成させたブリスが「純粋な音楽」を書きたいと取り組んだ「弦楽のための音楽」が、シンフォニア・オヴ・ロンドンの瑞々しい弦の響きを存分に引き立てる、英国音楽ファン必聴のプログラムです。
※録音:2020年1月9日−11日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

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悪魔のロマンス〜サクソフォンと室内オーケストラのためのピアソラ音楽
ピアソラ:
ブエノス・アイレスの秋/悪魔のロマンス/
ブエノス・アイレスの冬/オブリビオン(忘却)*/
ブエノス・アイレスの春/孤独の歳月/
ブエノス・アイレスの夏/リベルタンゴ
(*=編曲:パブロ・シーグレル/
*を除く全曲=オーケストレーション:マルコ・アルボネッティ) |
マルコ・アルボネッティ
(ソプラノ・サクソフォン、
バリトン・サクソフォン)
オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ |
ソプラノ&バリトン・サクソフォンと室内オーケストラで聴くピアソラ!
☆ピアソラに魅せられたサクソフォン奏者、マルコ・アルボネッティ!
☆現地に赴きピアソラを徹底的に研究したアルボネッティが自らアレンジした、サクソフォンと室内オーケストラのためのピアソラ!
ニューヨーク、カーネギー・ホール・デビューが高く評価され、世界中でソリスト&指導者として活動する、イタリアを代表するコンサート・サクソフォニスト、マルコ・アルボネッティが吹く新たなピアソラ・アルバム!
ピアソラが亡くなった日のニュースでピアソラの音楽に出会い、その日から現在までピアソラの音楽への熱い情熱を持ち続けているというアルボネッティ。
博士論文の研究ではブエノス・アイレスに赴き、作曲家のオリジナルのスコアを調べ、ピアソラ夫人のラウラ・エスカラーダや詩人のオラシオ・フェレール、ミュージシャンのパブロ・シーグレルやホセ・ブラガートらにインタビューも行ってピアソラの音楽を深め、今アルバムではシーグレル編曲のオブリビオンを除く全曲を、アルボネッティ自らがオーケストレーション。
ソプラノ・サクソフォン(一部曲ではバリトン・サクソフォン)と室内オーケストラのための華麗なピアソラ・アルバムを創り上げ、そのアレンジにはピアソラのパブリッシャーでありピアソラ音楽賞(PMA)を創設している"Edizioni
A.Pagani"からも、「完璧に遂行された素晴らしい作品であり、マエストロ・ピアソラの音楽に対する偉大な敬意の表明である」と賛辞を送られています。
アルボネッティはタンゴのワクワクするようなリズムを鋭いタンギングで捉え、バンドネオンを彷彿とさせるような麗しいリードの響きで哀愁のピアソラを表現。
サクソフォンと共演するヴァイオリン、ピアノ、ダブル・ベースの各種ソロも絶品です。
※録音:2019年12月4日、テアトロ・マシーニ(ファエンツァ、イタリア)
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シューベルト:歌曲集 《冬の旅》
歌曲集 《冬の旅》 Op.89, D.911
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ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
イアン・バーンサイド(ピアノ) |
ロデリック・ウィリアムズが歌うシューベルト!プロジェクト最終巻は「冬の旅」!
☆2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞した名バリトン、ロデリック・ウィリアムズ。
☆ウィグモア・ホール・ライヴに向けて集中的に研究と演奏を行い、多彩なプロジェクトへと発展させたシューベルト・サイクル。
☆最終巻は、シューベルト歌曲の最高傑作「冬の旅」!
2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られるイギリスの名バリトン、ロデリック・ウィリアムズ。
2019年にChandosでスタートした、ロデリック・ウィリアムズと名歌曲伴奏者イアン・バーンサイドによる3つのシューベルト歌曲集録音プロジェクト。
最終巻となる第3巻は、シューベルト歌曲の頂点をなす最高傑作、「冬の旅」でその栄光を締めくくります。
歌曲、オペラ、宗教曲など数多の公演・録音に参加するロデリック・ウィリアムズですが、シューベルトは特に思い入れが深く、2017/2018シーズンにウィグモア・ホールで行われたシューベルトの3つの歌曲集の公演に向けて3年間集中的に研究と演奏を行いました。
このシューベルト・サイクル・プロジェクトは録音や世界中での公演だけでなく、公開リハーサル、マスタークラス、ワークショップ、ラジオ放送などを含む大規模なプロジェクトで、その経験をブログに詳細に綴っています。
また、ロデリック・ウィリアムズは「ウィグモアでの演奏が究極のゴールではなく、研究や準備そのものが私の焦点」と語っており、ウィグモア・ホールでのコンサートを経て更に深みを増したシューベルトの解釈と堂に入った演奏を、このレコーディングを通じてお届けします。
※録音:2020年7月15日−17日、ポットン・ホール(サフォーク)
Schubert Cycle Projectのブログ:http://rwschubertcycleproject.blogspot.com/
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ロシアの新星ソプラノ、ソフィア・フォミナ
メトネル:歌曲集
A.プーシキンによる6つの詩 Op.36
チュッチェフとフェートによる5つの詩 Op.37
4つの歌 Op.45
7つの歌 Op.46 |
ソフィア・フォミナ(ソプラノ)
アレクサンドル・カルペエフ(ピアノ) |
ロシアの新星ソプラノ、ソフィア・フォミナが歌うメトネル歌曲集!
☆ロシアのライジング・スター、ソフィア・フォミナが歌うメトネル歌曲集!
☆ピアノはメトネル演奏のスペシャリストでもある、アレクサンドル・カルペエフ!
ロシア出身の新星ソプラノ、ソフィア・フォミナはオルロフスキー音楽カレッジとグネーシン音楽アカデミーで学び、2012年にロイヤル・オペラ・ハウスでセンセーショナルなデビューを果たし、国際的なオペラ・シーンへと参入。
以降、フランクフルト、パリ、バイエルン、ハンガリー、シアトル、アムステルダム、コヴェント・ガーデン、BBCプロムスなど、主要なオペラ・ハウス&音楽祭へ出演、2019年のグラインドボーン音楽祭におけるパミーナ役も絶賛されています。
ソフィア・フォミナが歌うメトネル歌曲集では、アレクサンドル・プーシキン、フョードル・チュッチェフ、アファナシー・フェートらの詩によるロシア語の歌曲を中心に、ドイツ系のルーツを持ち、ゲーテやベートーヴェンなどのドイツ文化からも大きく影響を受けたというメトネルのドイツ語リート(ゲーテ、アイヒェンドルフ、シャミッソーの詩)を収録。
ピアノ伴奏を務めるアレクサンドル・カルペエフは、大英図書館のエドナ・アイルズ・メトネル・コレクションに基づいて、メトネルの音楽の演奏・練習に関する博士号も取得しているメトネル演奏のスペシャリストです。
※録音:2018年3月15日−18日、ワイアストン・コンサート・ホール(ワイアストン・レイズ、モンマス)
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CORO
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ヘンデル&ハイドン・ソサエティのコンマス!アイスリン・ノスキー
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.1
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調
K.364 |
アイスリン・ノスキー(ヴァイオリン)
マックス・マンデル(ヴィオラ)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ |
ヘンデル&ハイドン・ソサエティのコンマス!アイスリン・ノスキーが弾くモーツァルト協奏曲集!
☆ヘンデル&ハイドン・ソサエティのコンサートマスター、アイスリン・ノスキーによるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲録音集がスタート!
現在ハリー・クリストファーズが音楽監督を務めるアメリカ最古のピリオド・オーケストラ、「ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)」のコンサートマスターとして、またアイブラー弦楽四重奏団のメンバーとしてもCoroレーベルのディスコグラフィーを華麗に彩ってきたカナダのヴァイオリニスト、アイスリン・ノスキーをフィーチャーしたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集がスタート。
すべてボストン・シンフォニー・ホールでのライヴ・レコーディングで、第1巻は2017年録音の「第3番」(COR16158より)、2018年録音の「協奏交響曲」(COR16168より)、そして今回初出となる2019年録音の「第4番」を収録。
協奏交響曲のヴィオラ独奏は、エイジ・オヴ・インライトゥンメント管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を担いながら、オーストラリア室内管、スコットランド室内管、エンシェント室内管、ヘンデル&ハイドン・ソサエティなどの主要オーケストラでゲスト・プリンシパルも務めてきたカナダ出身のヴィオリスト、マックス・マンデル。
2016年まではカナダの名門ターフェルムジーク・バロック・オーケストラのメンバーも務め、北米を代表するバロック・ヴァイオリニストの1人として注目を集めるアイスリン・ノスキーの、スタイリッシュで生命感にあふれたモーツァルト・プロジェクトにご期待ください!
※録音(ライヴ):2017年1月27日&29日(K.216)、2020年1月24日&26日(K.218)、2018年1月26日&28日(K.364)、シンフォニー・ホール(ボストン、アメリカ)
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RUBICON
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イギリスの才媛、ソフィー・ローザ!
モンジュルー&ヴィオッティ:ヴァイオリン・ソナタ集
エレーヌ・ド・モンジュルー(1764−1836):
ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.2-3(世界初録音)
ヴィオッティ:ヴァイオリン・ソナタ第10番ホ長調
G.38
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ
ヘ短調 Op.4
ウェーバー:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調
Op.10b-2 |
ソフィー・ローザ(ヴァイオリン)
イアン・バックル(ピアノ) |
イギリスの才媛、ソフィー・ローザ!エレーヌ・ド・モンジュルーのソナタ世界初録音!
☆イギリスの才媛、ソフィー・ローザがRubiconから登場!
☆19世紀初頭の女流音楽家の偉大な先人、エレーヌ・ド・モンジュルーのヴァイオリン・ソナタ世界初録音!
2011年のマンチェスター国際ヴァイオリン・コンクールで第2位&聴衆賞を受賞して国際的な注目を集め、数々の奨学金を得て活動し、Champs
Hill Recordsからフランクとラヴェルのヴァイオリン・ソナタ集(CHRCD123)でレコーディング・デビューを果たしたイギリスの若き才媛、ソフィー・ローザ。
次代を担う才能あふれる若きアーティストたちのための"クリエイティヴ・ホーム"
「Rubicon」からリリースされるソフィー・ローザの新アルバムは、19世紀初頭のもっとも影響力のあるピアニスト&作曲家の一人であった、エレーヌ・ド・モンジュルー(1764−1836)の世界初録音となるヴァイオリン・ソナタ(ヴァイオリン付きピアノ・ソナタ)を取り上げる。
カップリングはモンジュルーのデュオ・パートナーとしてヨーロッパ中をツアーで回ったというヴァイオリニスト&作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティのヴァイオリン・ソナタ。
14歳のフェリックス・メンデルスゾーンが書いたソナタ、ウェーバーがアマチュア・プレイヤー向けに書いたソナタへとつなげる魅惑のリサイタル・プログラムを創り上げました。
貴族と結婚したためフランス革命によって命の危機を迎えながらも、その優れた即興能力で「ラ・マルセイエーズ」を演奏し自由を勝ち取ったというエピソードでも知られ、1795年にはパリ音楽院で史上最初の女性教授に任命されるなど女流音楽家のパイオニアとしての功績も残し、彼女の進歩的な練習曲は、ショパン、メンデルスゾーン姉弟、シューマン夫妻などにも大きな影響を与えたというモンジュルーの知られざる魅力に迫ります。
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SIGNUM CLASSICS
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アイ・ガット・リズム
ジョージ・ガーシュウィン&アイラ・ガーシュウィン:
アイ・ガット・リズム、スワンダフル、
エンブレイサブル・ユー、ストライク・アップ・ザ・バンド/
ベニー・グッドマン、ジェイムズ・マンディ&チャーリー・クリスチャン:
エアメイル・スペシャル/
ベニー・グッドマン:スリップト・ディスク/
ジョージ・ガーシュウィン&アイラ・ガーシュウィン:
ファッシネイティング・リズム/
アート・ヒックマン&ハリー・ウィリアムズ:
ローズ・ルーム/
ジョージ・ガーシュウィン、バディ・デシルヴァ&バラード・マクドナルド:
サムバディ・ラヴズ・ミー/
チャーリー・クリスチャン:
ア・スムース・ワン/
ジョージ・ガーシュウィン&アイラ・ガーシュウィン:スーン/
ルイ・プリマ:シング・シング・シング |
ジュリアン・ブリス・セプテット
〔ジュリアン・ブリス(クラリネット)、
マーティン・ショウ(トランペット)、
ルイス・ライト(ヴィブラフォン)、
ニール・ソーントン(ピアノ)、
コリン・オクスリー(ギター)、
ティム・ソーントン(ベース)、
エド・リチャードソン(ドラムス)〕 |
ジュリアン・ブリス・セプテット!新録音はガーシュウィン・アルバム!
☆イギリスの天才クラリネット奏者、ジュリア・ブリス!
☆ジャズ・クロスオーヴァー・プロジェクト、ジュリアン・ブリス・セプテットの新作はガーシュウィン・アルバム!
13歳でアメリカの名門インディアナ大学のアーティスト・ディプロマを取得した神童から、世界的名手へと成長を遂げたイギリスの天才クラリネット奏者ジュリアン・ブリス。
ブリスが2010年に結成したジャズ・クロスオーヴァー・プロジェクト、"ジュリアン・ブリス・セプテット"の新録音。ベニー・グッドマンへと捧げたアルバム(SIGCD288)の続編となるのは、多くのスタンダード・ナンバーを残し、時代もジャンルも超えて愛されるジャズ・ジャイアンツ、ガーシュウィン兄弟の音楽を紹介する1枚。
ジュリアン・ブリスの優美でクラシカルなアプローチで、「アイ・ガット・リズム」、「ファッシネイティング・リズム」、「エンブレイサブル・ユー」などの名ガーシュウィン・ナンバー、そしてベニー・グッドマン楽団の代表曲となった「シング・シング・シング」などの名曲を披露します。
※録音:2020年1月2日−4日、RAKスタジオ(ロンドン)

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BRIDGE
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「生き埋め」
(1)アルテュール・オネゲル(1898-1955):交響的運動「ラグビー」
(2)オトマール・シェック(1886-1957):
「生きしまま葬られ」〜ゴットフリート・ケラーの詩による歌曲集
(3)ディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960):合奏協奏曲 |
レオン・ボットスタイン(指揮)
ザ・オーケストラ・ナウ
(2)ミハエル・ナジ(Br)
ザ・バード・フェスティヴァル合唱団 |
作曲家でもあったミトロプーロスの珍しい合奏協奏曲と近年再評価の著しいオトマール・シェックの「生き埋め」収録!
録音:2019年11月バード・カレッジ [78:48]
メインはオトマール・シェックの演奏時間45分からなる大作、ケラーの詩による歌曲集「生きしまま葬られ」。自由な無調でかかれている。
シェックは詩人ヘルマン・ヘッセとも親交があったが戦争中のナチスとの関係を疑われ、戦後の評価は進まなかった。この作品はオペラ的ともいうべき壮大な歌曲集で聴きごたえ充分。
そして生前指揮者として名声を博したミトロプーロスの合奏協奏曲もシェックに劣らぬ25分に及ぶ大作。マーラーや新ウィーン楽派また同時代の音楽に理解のあったミトロプーロス自身も先進的な作品を数多く残している。
この作品も自由な無調とバルトーク、ロシア系、東欧系の音楽を混ぜ合わせたような面白い作品。いずれも他では聴く機会の少ない貴重な作品の録音である。
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「アメリカン・ギフト」〜マリンバ・デュオ作品集
(1)アーヴィン・ファイン(1914-1962):
ピアノのための音楽 (マリンバ・デュオ版)
(1947)
(2)ロジャー・セッションズ(1896-1985):
ピアノ・ソナタ第1番(マリンバ・デュオ版)(1930)
(3)ジョセフ・ブラケット(1797-1882):
シンプル・ギフト(原曲ピアノ)(1848)
(4)マイケル・ティルソン・トーマス(b.1944):
アイランド・ミュージック(2003) |
ジャック・ヴァン・ギーム(マリンバ1)
ナンシー・ゼルツマン(マリンバ2)
(4)レイモンド・フローリヒ(マリンバ)
ジェームズ・リー・ワイアットⅢ(マリンバ)
デイヴィッド・ハーバート(Perc)
トム・ヘンフィル(Perc) |
名指揮者マイケル・ティルソン・トーマスの隠れた名曲「アイランド・ミュージック」収録!楽しいマリンバ・デュオ作品集!
録音:(1)-(3)2018年5月ボストン、(4)2005年1月サンフランシスコ(ライヴ)、[66:10]
2台のマリンバのためのアメリカ音楽集。ファイン、セッションズ、ブラケットの作品はピアノ曲から2台マリンバへの編曲作品。
このディスクのメインはサンフランシスコ交響楽団のメンバーとの共演で、この編成のために書かれたマイケル・ティルソン・トーマスの「アイランド・ミュージック」。全4曲からなる30分強の大作。
ゆったりした叙情的な曲と打楽器も参加してのグルーヴィなダンス曲で構成されるごきげんな作品。
ティルソン・トーマスの室内楽作品が聴ける珍しいディスクでもあり、打楽器ファン、マリンバ・ファンは必携。
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「原曲がフランス語の歌を英語で歌う」
レイナルド・アーン:5つの小さな歌/
ミヨー:子供の詩(全5曲)、2つの愛の歌/
プーランク:空想/
サン=サーンス:桜の木の農園、とってもいいね、ヒマラヤ杉の声/
マスネ:庭に出ておいて/ルーセル:別れ、娘に与えた花/
ラヴェル:スコットランドの歌/
グノー:巫女、かわいい赤ちゃんねんねしな、おやすみ/ほか全25曲 |
タイラー・ダンカン(Br)
エリカ・スウィッツァー(Pf) |
録音:2020年12月8日 [62:08]
古今のシャンソンの名歌を英語で歌うという企画ディスク。フランス語独特の、あれはかすみか雲か、とも思われる音色、イントネーション、アクセントは、やや角ばった、英語に置き換わり、全く別の曲に聴こえるところが面白い。
ひとつの試みとして意義あるディスク。
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「象牙の動物寓話集」〜動物に関わるピアノ作品集
サン=サーンス(L.ゴドフスキー編):白鳥/
ドビュッシー:黄金の魚/
メシアン:鳩、黄金のオリオール/
グラナドス:嘆きと乙女と夜鶯/
ラヴェル:蛾/ウィリアム・ボルコム:蝶とハミングバード/
バルトーク:蠅の日記、夜の音楽と追跡/
シューマン:預言の鳥/
リスト:小鳥に説教するアッシジの聖フランシスコ/
ヴィラ=ロボス:鉛の牡牛/
ヘンリー・カウエル:虎/
ウィリアム・ボルコム:ぶち猫の散歩、蛇の口づけ/
リムスキー・コルサコフ:熊蜂の飛行(ラフマニノフ編) |
シャン・トゥー(Pf) |
録音:2020年 [72:15]
動物、鳥、虫をテーマにしたピアノ曲を集めたユニークな企画。
サン=サーンスの「白鳥」やリムスキー・コルサコフの「熊蜂の飛行」はおなじみだが、ヴィラ・ロボスの「鉛の牡牛」やクラスターの嵐が吹き荒れるカウエルの「虎」はなかなか聴く機会がないので貴重。
その他、メシアンの初期の作品「前奏曲」から「鳩」、鳥のカタログから「黄金のオリオール」なども聴きごたえ充分。
ピアノのシャン・トゥーは台湾生まれ。ジュリアードで学んだ後、様々なコンクールに上位入賞を果たしている俊英。
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QUERSTAND
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「チロルの英国人 ウィリアム・ヤング(?-1662)のヴィオール音楽」
3声のソナタ第1番/エア/3声の幻想曲第1番/クーラント/
エア第1番/エア第2番/2声のソナタ第2番/アルマンド/クーラント/
組曲 ニ長調(9曲)/2声のソナタ第29番/3声の幻想曲第2番/
前奏曲/クーラント/3声のソナタ第3番/英国人 |
アンサンブル・アルト・デコー:
【ユリアーネ・ラーケ(指揮,ディスカントガンベ,バスガンベ)、
エルファ・ルン・クリスティンスドッティル(バロックヴァイオリン)、
小林佳緒里(バロックヴァイオリン)、
イレーネ・クライン(アルトガンベ)、
トール=ハラルト・ヤンセン(テオルベ)、
カルステン・ローフ(チェンバロ,トゥルヘンオルゲル)、
フラウケ・ヘス(バスガンベ)】 |
謎のイギリス人作曲家ウィリアム・ヤングのヴィオール作品集
録音:2020年2月10-13日 ベルリン、64'02
ユリアーネ・ラーケ率いるアンサンブル・アルト・デコーのquerstandへの4枚目のCD。
「チロルの英国人」と題された、ウィリアム・ヤング(?-1662)の作品集。ウィリアム・ヤングは、17世紀半ばにチロル地方を支配した大公フェルディナント・カールのインスブルックの宮廷でガンバ奏者を務めており、1652年に初めて記録に名前が現れている。それより前はオランダ辺りで活動していたと推測されているが、生年も含め詳しいことはまったく謎である。
インスブルック時代のヤングの最も有名な逸話は、1655年にインスブルックを訪問したスウェーデン女王クリスティーナへの祝賀の一環として彼女の御前で演奏、好評を得たというものである。
作品はいずれも充実したものであるが、録音はこれまであまり多くない。アンサンブル・アルト・デコーの気品ある演奏でこのチロルの英国人の魅力がたっぷり味わえる。
ユリアーネ・ラーケはドイツを代表するガンバ奏者の一人。ブレーメン芸術大学、王立ハーグ音楽院を修了。ガンバ奏者としてのみならず、アンサンブル・アルト・デコーのリーダーとしても活躍。
札幌出身でベルリンを拠点に活躍しているバロックヴァイオリン奏者、小林佳緒里(こばやし
かおり)が参加している。
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VKJK 2002
(2CD、1.5枚価格)
¥2900
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「愛の苦しみ」〜ヨハン・アドルフ・ハッセ(1680-1750)と同時代の作品
スカラブリーニ:シンフォニア ト短調 Op.5-6
ロイター:
私の偶像が寝ているからには」〜
「どうして私は苦しまなくてはならないのか?
ハッセ:3声のソナタ ニ長調 Op.2-6
ポルジーレ:
アリア「私の抱えるつらい苦しみは」〜「誠実な心を引き裂かないでくれ」
スカラブリーニ:シンフォニア ニ長調 Op.5-4
ハッセ:「花を、草を、小川を後にして」〜「しかし私の正当な仕返しを」
ハッセ:3声のソナタ イ長調 Op.2-3
ハッセ:
「思い出さないでおくれ、私のフィッレよ
‛&
心地よい喜びを私は感じている」〜
「私もまたその過酷な苦しみを良く知っている」 |
フィリップ・マトマン(カウンターテノール)
ゲルト・アメルンク(チェンバロ,指揮)
カペラ・イェネンシス |
録音:2019年9月30日-10月3日 ドイツ,イェーナ
DDD、82'13
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1680-1750)を中心に彼の同時代の作曲家の作品を集め、アンサンブル曲とアリアを交互に並べている。ゲオルク・ロイター(1708-1772)は少年時代のハイドンを見出しウィーンに導いたことで知られる人物。
ジュゼッペ・ポルジーレ(1680-1750)はナポリ生まれの作曲家。1708年からバルセロナ、次いで1713年からウィーンで活動。ハッセは彼を高く評価していた。パオロ・スカラブリーニ(1719-1806)はデンマークのコペンハーゲンで活躍したイタリア人作曲家。シンフォニア
ト短調はパリでハッセの名前で出版されて広まってしまったもの。
アリアを歌っているフィリップ・マトマンはドイツの若いカウンターテノール。ここではソプラノ音域までカヴァーしている。カペラ・イェネンシスは2014年結成のバロックアンサンブル。イェーナを拠点に活動している。
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「エーベルハルト・ベトヒャー(b.1934):カンティクム・ノヴム」
ラテン語のミサ曲「ミサ・レゼルヴァータ」/
「さあ来てください、異邦人の救い主よ」/「マリアと天使」/
「賛美を受けなさい、イエス・キリストよ」/「高き天から」/
「キリストは蘇った」/「聖三王(東方の三博士)」/
「来てください、創造主である聖霊よ」/「私たちの父よ」/
「堅固な砦」/「ああ、あなたの恵みと共に留まってください」
「あなたの道を主にゆだねなさい」 |
ダン・カロウセク(指揮)
コーラス・アルス・ブルネンシス
ヨヴィタ・シプ(ソプラノ)
マリト・ベトヒャー(ホルン)
マルティン・ヤクビチェク(オルガン) |
録音:2019年8月30日-9月1日 チェコ,ブルノ
DDD, 37'01
エーベルハルト・ベトヒャーの宗教合唱曲集。
エーベルハルト・ベトヒャーは1934年、ベルリンの生まれ。第二次世界大戦後は東ドイツ人となっていたが、1958年にスウェーデンに、1968年にノルウェイに移住。ドイツの表現主義と北欧音楽の融合した、優しい近代性を醸している。
指揮のダン・カロウセクがブルノ出身の指揮者。コーラス・アルス・ブルネンシスは1979年創立のブルノの合唱団。
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「リューベックのバッハ」〜J.S.バッハ作品集
バッハ:
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV531/
「キリストは死の縄に縛られて横たわった」
BWV718/
カンツォーナ ニ短調 BWV588/
「ああ主よ、哀れな罪人である私を」 BWV742/
「主である神よ、さあ天の扉を開いてください」
BWV1092/
「私は心からあなたを愛しています、ああ主よ」
BWV1115/
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549a/
「私たちの神は堅固な砦」 BWV720/幻想曲ト長調
BWV571/
パルティータ「ああ罪人である私は何をなするべきなのだろうか」BWV770/
フーガ ト長調BWV577/「私たちを救うキリストは」
BWV747/
「私を哀れんでください、ああ主である神よ」
BWV721/
トッカータとフーガ ハ長調 BWV566 |
アルフィト・ガスト(オルガン) |
録音:2020年4月28-30日 リューベック、DDD 78'09
バッハのオルガン曲を、リューベックの聖ヤコビ教会の2つのオルガンを用いて演奏している。BWV720、BWV571、BWV770の3曲は大オルガンを使用。
16世紀まで遡れるオルガンが第二次世界大戦中に片付けられてしまい、戦後に再設置、それをさらに2013年に改装したもの。
その他の曲は15世紀由来のオルガンを1637年にフリードリヒ・シュテルヴァーゲンが拡張した、シュテルヴァーゲン・オルガンを使用。
大オルガンが存在したためにシュテルヴァーゲン・オルガンはあまり手を加えられることなく今日に伝わったという。
アルフィト・ガストは1962年、ブレーメン生まれのオルガン奏者。フレンスブルクの聖ニコライ教会のオルガン奏者、ライプツィヒのフェリックス・メンデルスゾーン音楽舞台大学のオルガン教授を経て、2004年にリューベック音楽大学の教会音楽学会の所長に就任。
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「シュトラールズントの聖ヤコビ教会のオルガン」 |
マルティン・ロスト(オルガン) |
ブクステフーデ:前奏曲 ハ長調 BuxWV 138
バッハ:「さあ来てください、異邦人の救い主よ」
BWV659
パッヘルベル:幻想曲 ト短調
ブクステフーデ:第9旋法によるマニフィカト
BuxWV 205
ドルッケンミュラー:協奏曲 ニ長調
バッハ:「賛美を受けなさい、イエス・キリストよ」
BWV.604
バッハ:「賛美を受けなさい、イエス・キリストよ」
BWV.722
エーリヒ:「キリストを私たちは今すぐ賛美すべきだ」
グロナウ:「高いところにおられる神にだけ栄光がありますように」
バッハ:「高いところにおられる神にだけ栄光がありますように」
BWV 715
ヘンデル:12のヴォランタリーとフーガ(偽作)—ヴォランタリー第5番,第12番,第6番
ライディング:「朝の星がなんと美しく輝いていることか」
クレプス:4つの小前奏曲 Krebs-WV 412-415
クレプス:イタリア風味の幻想曲 ヘ長調 Krebs-WV
422
クレプス:B-A-C-Hに基づくフーガ ロ長調
Krebs-WV 434 |
録音:2020年6月26-28日 ドイツ,シュトラールズント、DDD、70'54
バッハを中心としたオルガン作品を、ドイツ最北部、バルト海に面した歴史ある町シュトラールズントの聖ヤコビ教会のオルガンを用いて演奏している。
ちなみにシュトラールズント(とヴィスマール)の歴史地区は世界遺産に登録されている。
聖ヤコビ教会のオルガンは1741年にクリスティアン・ゴットリープ・リヒターによって製作され、1779年から1783年にかけてベルリンのオルガン製作者エルンスト・マルクスによって改修拡張された。
その後も改修は受けたものの、内部機構は1741年のものが十分保存されており、2017年から2020年にかけての修復によってバロック時代のオルガンが蘇った。
ドイツ(特に東ドイツ)の地方都市で時代遅れとなっていたバロック時代のオルガンがドイツ統一後に蘇った事例は多々あるが、このシュトラールズントの聖ヤコビ教会のオルガンもたいへんに素晴らしい音色を聞かせてくれる。
マルティン・ロストは1963年生まれのドイツのオルガン奏者。ライプツィヒのフェリックス・メンデルスゾーン音楽舞台大学で学んだ後、フランクフルト(オーダー)のカール・フィリップ・エマヌエル大学のコンサートホールのオルガン奏者を経て、1997年からシュトラールズントの聖マリア教会のオルガン奏者を務めている。
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STRADIVARIUS
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「ラヴェル:鏡/マウロ・モンタルベッティ(b.1969):スタンツェ」
モンタルベッティ:「夜明けごとに失い再発見する」/
ラヴェル:「蛾」
モンタルベッティ:「草と太陽を見よ」/
ラヴェル:「悲しき鳥」
モンタルベッティ:「自分を映す鏡」/
ラヴェル:「海原の小舟」
モンタルベッティ:「反射を観察する」/
ラヴェル:「道化師の朝の歌」
モンタルベッティ:「驚いた眼差しと沈黙」/
ラヴェル:「鐘の谷」 |
アンドレア・レバウデンゴ(Pf) |
20世紀フランスと21世紀イタリア前衛との出会い。ラヴェルの「鏡」と交互にモンタルベッティ作品を演奏!
録音:2018年 [52:03]
マウロ・モンタルベッティはイタリアの中堅作曲家。ヴェルディ音楽院でアントニオ・ジャコメッティに師事、その後ジュラール・グリゼイ、マルコ・ストロッパ、フランコ・ドナトーニ、マグヌス・リンドベルイらに学んだ。ここで聴かれる彼の作風は近代フランス音楽とグリゼイに代表されるスペクトル楽派の影響が非常に色濃い。
このディスクではモーリス・ラヴェルのピアノ曲集「鏡」全曲の間にモンタルベッティのピアノ曲集「スタンツェ」が挟まれており、モンタルベッティとラヴェルが互いに合わせ鏡のように(ラヴェルの「鏡」が選ばれていること自体が一種のアナロジーである)反射、反響する。
つまりモンタルベッティは驚くほどラヴェル的に聴こえ、ラヴェルは驚くほどスペクトル楽派を予見していたことに気づかされる一枚。
モンタルベッティはイタリアの作曲家だが、近現代フランス音楽、スペクトル楽派ファンは必聴。
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「2ヴァイオリンズ/プロコフィエフとバルトーク」
バルトーク(1881-1945):44のヴァイオリン二重奏曲Sz98,
BB104より(29曲)
44.トランシルヴァニアの踊り/19.お伽話/16.ブルレスク/
28.悲しみ/43.ピツィカート/36.バグパイプとヴァリアント/
21.新年のあいさつ(1)/42.アラビアの歌/17.ハンガリーの行進曲(1)/
38.ルーマニアの旋舞/37.前奏曲とカノン/10.ルーシの歌/
35.ルーシのコロメイカ/39.セルビアの踊り/7.ワラキアの歌/
25.ハンガリーの歌(2)/33.収穫の歌/4.真夏の夜の歌/
34.数え歌/11.ゆりかごの歌/22.蚊の踊り/30.新年のあいさつ(3)/
13.婚礼の歌/31.新年のあいさつ(4)/32.マーラマロシュの踊り/
1.からかいの歌/8.スロヴァキアの歌/6ハンガリーの歌(1)/9.遊び歌
プロコフィエフ(1891-1953):2つのヴァイオリンのためのソナタ
ハ長調Op.56 |
クラウディオ・モンディーニ(Vn)
アンナ・ペコーラ(Vn) |
2CELLOSではなくて2VIOLINSです!
録音:2019年コルティチェッレ [52:24]
同時代を生きた二人の作曲家の2つのヴァイオリンのための作品を収録。
バルトークの民族音楽研究が結晶化した名作「44のデュオ」は東欧、中欧からアラビアまでの民族音楽を素材としており、いわばもうひとつのミクロコスモス。
プロコフィエフの「ソナタ」は1930年代頃の作品でまだ社会主義リアリズムになる前の無調で書かれた野心作。
ヴァイオリンのクラウディオ・モンディーニはミラノを拠点に活動する中堅、アンナ・パコーラはモンディーニの愛弟子の若手。
ストラディヴァリウス・レーベルが得意とする室内楽の鮮明な録音で各パートの対位法が手に取るように聴きとれ、二人の白熱した演奏が楽しめる。
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「ムナオマイ(追憶)」
〜フィリップ・エルサン(b.1948):フルート作品集
(1)エリアード(2007)〜Fl,Vn.Va,Vc
(2)砂漠の歌(2010)〜Fl solo
(3)砂漠(2002)〜Fl,Va,ヴォーカル・アンサンブル
(4)「5つのミニアチュア」(1996)〜Fl solo
(5)「3つのノクチュルヌ」(2001)〜Fl,Va,Hrp |
ジャン=リュック・メネ(Fl)
アンサンブル・アルテルナンス(Hrp, Vc, Vn,
Va)
ヴォーカル・アンサンブル・アエデス |
録音:2019年
日本ではいまだ知られていない魅力的な作曲家フィリップ・エルサン作品集。
エルサンはローマ出身のフランス人作曲家。パリ音楽院でアンドレ・ジョリヴェに学んだ。フランス文化省、ラジオ・フランス、パリ・オペラ座などから多くの委嘱を受け、室内楽からオペラまで多様な作品を発表している。
このディスクはジャン=リュック・メネのフルートの演奏を中心とした室内楽作品集。ここで聴かれる作風は彼の師匠ジョリヴェの影響もあるようで、フルートの奏するメリスマティックで呪術的なメロディが密教的神秘主義を感じさせる。
「砂漠」ではまるでシャーマンが儀式で奏でるようなミステリアスな旋律にヴォーカル・アンサンブルの祈りのハーモニーが加わり迫力満点。
ドビュッシーの傑作と同じ編成のフルート、ヴィオラとハープのための3つのノクチュルヌでは遠い異国の異教徒の儀式を思わせる美しい作品。現代音楽でありながら遠い過去を見渡すかのような神秘的ロマン主義の作曲家といってよいだろう。
これまで日本ではほぼ未紹介、無名に近いのでこの度のリリースは画期的である。
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「愛の信者」
〜エルマンナ・モンタナーリと
ルイージ・チェッカレッリによるヴォイス・パフォーマンス
《そして夜明けに話す霧》《悪魔が泣いている》
《十字架のロバ》《冗談を言う悪魔》
《自らを蹴るイタリア》ほか全7曲 |
エルマンナ・モンタナーリ(朗読)
ルイージ・チェッカレッリ(音楽/電子音響)
マルコ・マルティネッリ(詞)
シモーネ・マルツォッキ(Trp)
ジュリオ・チントーニ(Perc)
ジャンニ・トロヴァルシ(Fl) |
録音:2019年 [51:57]
全編、女優であり作家でもあるエルマンナ・モンタナーリのイタリア語の朗読に電子音響とトランペット、フルート、打楽器によるフリー・ジャズ風のセッションがつく朗読劇ともヴォイス・パフォーマンスとも言えるシアター・ピース。
モンタナーリの淫靡な声によるイタリア語の詩の朗読には妖しげな魅力がある。
音楽を担当したルイージ・チェッカレッリは1970年以来エレクトロ・アコースティック(つまりこのディスクのように電子音響と生楽器を融合した音楽)の制作に携わっており、イタリアのこの分野の第一人者。
アングラ演劇の様子を音で聴いている気分になる。サブカルの極致(笑)。
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「ANSER」〜ヴァージニア・ステラとアルベルト・ブライダの音楽
即興I、即興II、アンセル、即興III、誉め言葉、
即興IV、シナーブロ、即興V、アンブラ、
ガレナ、テイル、イン・ライン |
ヴァージニア・ステラ(Vn)
アルベルト・ブライダ(Pf) |
録音:2019年 [50:39]
ヴァイオリニスト、ヴァージニア・ステラとピアニスト、アルベルト・ブライダの共作によるヴァイオリンとピアノのための作品集。3〜6分ほどの小品から構成されている。
バルトークやシマノフスキを思わせるモダンな民族主義的な作品が多い。ヴァージニア・ステラはクラシックだけでなくジャズも演奏するマルチ・コンポーザー・ヴァイオリニスト。
アルベルト・ブライダはイタリアを代表するジャズ・ピアニスト兼作曲家。ともにクラシックの伝統や枠組みにとらわれない二人が自由なセッションを聴かせてくれる。
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「ウッチェリーニとロッシのソナタとトッカータ集」
ミケランジェロ・ロッシ(1601/2-1656):トッカータ4ハ長調
マルコ・ウッチェリーニ(c.1610-1680):ソナタ第1-4番
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータ第6番、コレンテ第9番
マルコ・ウッチェリーニ:ソナタとトッカータ第5番、第6番、第7番
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータ第7番、コレンテ第2番
マルコ・ウッチェリーニ:ソナタ第8-11番
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータ第9番
マルコ・ウッチェリーニ:ソナタ第12-14番 |
アルパルラ:
【ダヴィデ・モンティ(Vn)
アルベルト・ラ-シ(Gamba)
ロジェリオ・ゴンサルヴェス(ドゥルシアン)
マリア・クリスティーナ・クレアリー
(アルパ・ドッピア)】 |
録音:2016年 [79:25]
同時代を生きた二人のイタリアの作曲家のソナタとトッカータ集。
ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバにスネサンスのダブルリード楽器ドゥルシアン、バロック・ハープ一種アルパ・ドッピアの四重奏が雅な世界を作り出す。初期バロックのエスプリがここに。
古楽を得意とするSTRADIVARIUSの瑞々しい音質が光る。
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デリラ・グートマン(b.1978)作品集
(1)「夢/モディリアーニとジャンヌ・エビュテルヌ」
(2)管弦楽組曲「ジャンヌとデド」 |
ラウラ・カトラーニ(Sop)
アレッサンドロ・デ・リシ(メモリー・ヴォイス)
デリラ・グートマン(Pf, Electronics)
(2)マルチェロ・ブッファリーニ(指揮)
ローマ・トレ管弦楽団 |
録音:2019年11月25日ライヴ[66:07]
デリラ・グートマンはスペインのピアニストであり歌手、作曲家でもある。マドリッド生まれ。ミラノのヴェルディ音楽院で作曲と電子音楽について学んだ。
ジェルジ・リゲティ、サルヴァトーレ・シャリーノのマスター・クラスで学んだことから考えるとバリバリの前衛音楽作曲家のように思えるがソプラノとピアノのための歌曲集「夢/モディリアーニとジャンヌ・エビュテルヌ」はまるで古きよき時代のシャンソンのような優美で心地よい作品。
組曲「ジャンヌとデド」は5分半の小品で映画音楽のように親しみやすく美しい音楽。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ALTUS
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ALTUS創立20周年記念、完全限定生産盤!!
ALTUS創立20周年記念企画、クナ興奮の大演奏を新リマスターでセット化!
音質改善で迫りくる巨大な名演集、限定生産!
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ALT 455
(6CD)
¥9400 →\8990
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クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル
ORF戦後ライヴ大集成 |
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
DISC1
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB
103(1889年稿)
1960年2月14日/楽友協会 大ホール(ウィーン)、オーストリア放送協会によるライヴ録音
DISC2
リヒャルト・シュトラウス:(1)交響詩『死と変容』/(2)アルプス交響曲
(1)1958年11月9日/楽友協会 大ホール(ウィーン)、オーストリア放送協会によるライヴ録音
(2)1952年4月20日/
楽友協会 大ホール(ウィーン)、ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音
DISC3
フランツ・シュミット:軽騎兵の歌による変奏曲
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調『ザ・グレイト』
1957年10月27日/楽友協会 大ホール(ウィーン)、オーストリア放送協会によるライヴ録音
DISC4
リヒャルト・シュトラウス:交響詩『死と変容』
シューマン:交響曲第4番 ニ短調 作品120
1962年12月16日/ムジークフェラインザール、オーストリア放送協会によるライヴ録音
DISC5・6
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB.108(DISC5:第1・2楽章/
DISC6:第3・4楽章)
1961年10月29日/ムジークフェラインザール、オーストリア放送協会によるライヴ録音 |
新リマスター、完全限定生産、国内プレス、モノラル、日本語帯・解説付
ALTUS レーベル20周年記念企画。連合国オーストリア進駐軍放送=
赤白赤放送集団(ORF 前身)とORF が収録しウィーン・フィルのアーカイヴに保管されていた貴重なオリジナルマスターテープからCD
化され、大きな話題をさらったクナッパーツブッシュの名演を新リマスターで6枚組セット化!
音質改善と共に、元のテープで難のあった個所も最大限手をかけ聴きやすい音に調整。心機一転生まれ変わったクナの大演奏をお楽しみいただけます。
ブックレットには既発の単売CD 原稿を網羅して掲載。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めします!
また、今回の新リマスターによるSACD シングルレイヤー盤も近日発売予定。
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ALTSA 451
(SACDシングルレイヤー)
¥5000
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フルトヴェングラー/ウィーン・フィル
ORF戦後ライヴ大集成 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調『 合唱付き』
作品125
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、ロゼッテ・アンダイ(アルト)、
アントン・デルモータ(テノール)、パウル・シェフラー(バリトン)、ウィーン・ジングアカデミー(合唱)
録音:1953年5月30日/楽友協会 大ホール(ウィーン)
ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音(モノラル)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
作品56a
ヴァイオリン、チェロとオーケストラのための協奏曲
イ短調 作品102
ウィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)、エマヌエル・ブラベッツ(チェロ)
録音: 1952年1月27日/楽友協会 大ホール(ウィーン)
ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音(モノラル)
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
録音: 1952年1月27日/楽友協会 大ホール(ウィーン)
ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音(モノラル)
マーラー:さすらう若人の歌
ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調『
英雄』 作品55
アルフレート・ペル(バリトン)
録音: 1952年11月30日/楽友協会 大ホール(ウィーン)
ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音(モノラル) |
ALTUS創立20周年記念企画。大巨匠の超絶名演を最新リマスターでSACD化、ついに真の姿を現したフルトヴェングラー究極の至芸!
今だかつてない素晴らしい音質に生まれ変わりました!!
新リマスター、完全限定生産、国内プレス、モノラル、251'
10"、日本語帯・解説付
ALTUS レーベル20周年記念企画。連合国オーストリア進駐軍放送=
赤白赤放送集団(ORF 前身)が収録しウィーン・フィルのアーカイヴに保管されていた貴重なオリジナルマスターテープからCD
化され、大きな話題をさらったフルトヴェングラーの名演を2020年最新リマスターでSACD
シングルレイヤー化!
53年の『第九』を始め、ついに真の姿を現したと言っても過言ではない素晴らしい音質に生まれ変わっており、フルトヴェングラー究極の至芸に打ちのめされること間違いなし。
ブラームスのドッペルで聴けるボスコフスキーとブラベッツのソロもウィーン・フィルならではの堪らぬ魅力にあふれています。
CD4枚分、251分もの内容を贅沢にも1枚のSACD
に完全収録、ブックレットには既発CD の原稿を網羅して掲載。
完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めします!
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
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音質向上目覚ましい大注目シリーズ〈ギュンター・ヴァント
不滅の名盤〉第8回発売、北ドイツ放送交響楽団編・最終章!
1 タイトルずつ丁寧に最新リマスタリングを施しSACDハイブリッド化。
ヴァントの求めた「完璧さ」が、過去最高峰の音質で迫ります!!
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PALTSA 029/30
(2SACD HYBRID)
¥5600 →\5190
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ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[15] 北ドイツ放送交響楽団編
[Disc1]
モーツァルト:
(1)交響曲第40番 ト短調 K.550
(2)セレナーデ第6番 ニ長調《セレナータ・ノットゥルナ》K.239
(3)セレナーデ第9番 ニ長調《ポストホルン》K.320
[Disc2]
(4)シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
(5)ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲
(6)ハイドン:ピアノ協奏曲第11番 ニ長調
Hob.XVIII-11 |
ゲルハルト・オピッツ((4)ピアノ)
ニキタ・マガロフ((5)(6)ピアノ)
ギュンター・ヴァント(指揮)
北ドイツ放送交響楽団 |
Profil の名盤を丁寧にSACDハイブリッド化!
1作ずつじっくりと向き合って味わいたい〈ヴァント
不滅の名盤〉情念と構築、愉悦と気品、完璧なるものを常に追い求めたヴァント至高の芸術
録音:(1)1990年12月17日、(2)1990年5月、(3)1989年4月3日、(4)1993年3月21日、(5)1985年、(6)1985年12月2日
すべてハンブルク、ムジークハレにおけるライヴ録音/国内プレス、日本語帯・解説付
Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!
Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化。CD
層・SACD 層共にかつてないほどリアルな音質が追求されています。
眼の醒めるようなヴァントの名演が、更なる鮮烈さを持って堂々の再登場!手兵・北ドイツ放送響編の最終章である今作はモーツァルトの作品集にシューマン、ストラヴィンスキー、ハイドンのピアノ協奏曲を組み合わせた珠玉の内容。ヴァントの神髄はブルックナーだけではありません!
DISC1 ではヴァントのモーツァルト演奏の極意が結晶化された名演を聴くことが出来ます。ロマンティックな情念の噴出とバッハ的な対位法の構築が高次元で結びつき、白熱しながらも理路整然たるモーツァルト40番は緊張感あふれる半音階の推進力に戦慄。
ヴァントの愛奏曲である2曲のセレナーデも、愉しみのための音楽にして気宇壮大な拡がりと深まりを感じさせる稀有な大演奏。楽器やハーモニーのバランス、旋律の歌い方、細かなところまで彫琢された真の美しさに打たれます。
DISC2 は名ピアニスト・オピッツ、マガロフとの共演。いずれも堂々とした佇まいで、含蓄ある円熟の名演。シューマンやハイドンではほとばしるピアノの喜びがオーケストラの懐の深い響きに抱かれて、実に温かく心に染み入ります。
特にハイドンは当曲随一・絶品の美しさ!メカニックなネオ・バロックが炸裂するストラヴィンスキーでの鋭く明瞭で力強い進行もまたヴァントならでは。愉悦と気品を兼ね備えた協奏曲集、ヴァントの貫く音楽姿勢が見事に具現化された世界です。
「あるオーケストラが《完璧さ》を目ざしているというと、そのオーケストラの演奏は《冷たい》とか《平凡》だなどと考えがちです。あるいは《情熱的で》《あたたかみがある》などというと、すぐにその演奏は不正確なだらしのないものだと考えがちですが、こういう考えは慎まねばならないと思います。《完璧さ》と《情熱的な力》は結合されねばなりません。」—ギュンター・ヴァント
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GRAND SLAM
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フルトヴェングラー& BPO、
シューマン、ブラームス、ワーグナー、最上の状態で復刻!
(1)シューマン:「マンフレッド」序曲 Op.115
(2)ブラームス:交響曲 第3 番 ヘ長調 Op.90
ワーグナー:
(3)ジークフリートの葬送行進曲(楽劇「神々のたそがれ」より)
(4)楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
フルトヴェングラー& BPO、灼熱のシューマン、ブラームス、ワーグナー、望みうる最上の状態で復刻!2
トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
録音:(1)(2)1949年12月18日/ティタニア・パラスト(ベルリン)、(3)(4)1949年12月19日/ティタニア・パラスト(ベルリン)/日本語帯・解説付
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/録音方式:モノラル(放送用 録音)
■制作者より
1949年12月18、19日に演奏されたシューマン、ブラームス、ワーグナーは、フルトヴェングラーとベルリン・フィルの戦後のライヴの中でも灼熱の演奏として知られています。
近年、これらの78センチ/毎秒のオリジナル・マスターが発掘されて話題となりましたが、今回入手したテープはそれと同系統のもののようで、音質は非常に鮮明です。
ただし、このマスターはブラームスとワーグナーの葬送行進曲で出力が不自然に変動する個所が含まれていましたが、今回のマスタリングにあたっては、そうした不具合を慎重に調整し、聴いている途中でアンプのヴォリュームを上げ下げすることないように腐心しました。
これらの演奏の決定盤と言えるでしょう。(平林 直哉)
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