DA VINCI CLASSICS
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バスポザウネのための4つの協奏曲集
カール・ハインリヒ・マイヤー:
バスポザウネのための《コンチェルティーノと変奏》
フリードリヒ・アウグスト・ベルケ:
バスポザウネのためのコンチェルティーノ
Op.40
(ピアノ伴奏編曲&校訂:エリック・バーガー)
クリスティアン・ゴットリーブ・ミュラー:
バスポザウネのためのコンチェルティーノ変ホ長調
Op.5
ヨハン・インマヌエル・ミュラー:前奏、コラール、変奏とフーガ |
アルド・カテリーナ
(バスポザウネ/
アルベルト・ヴォルフラム1976年製)
ジョヴァンニ・サベーラ
(ピアノ/シュタインバッハ1913年製) |
ロマン派時代のドイツ管トロンボーンの響きが蘇る。バスポザウネのための初期ロマン派の協奏曲集!
ドイツのマイスターたちによって製作されるドイツ製のトロンボーン「ポザウネ」。
ベートーヴェンの「運命」の第4楽章に用いられ、その後の19世紀のロマン派時代にクラシック界、特にドイツで市民権を得て発展を遂げたポザウネ(トロンボーン)のために作曲された4曲の初期ロマン派の重要作を収録した音楽史的観点からも興味深いプログラムが登場(ここではF管アタッチメント付きのバスポザウネ/バス・トロンボーン)。
19世紀前半のドイツを代表するトロンボーン奏者であり、共にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団に所属した経歴を持つフリードリヒ・アウグスト・ベルケ(1795−1874)とカール・トラウゴット・クヴァイサー(1800−1846)。
この2人の活躍により発展したトロンボーンの演奏技術、楽器のメカニズム、音楽、そして伝統のジャーマンサウンドに接することの出来る貴重な録音の登場です!
1976年製のバスポザウネを吹くアルド・カテリーナは2017年11月にローマのパルコ・デッラ・ムジカ音楽堂で行われた国際コンクールにおいて第2位、最優秀イタリア人演奏家賞を獲得した実力派。
現在はドイツを活動の拠点としており、ロマン派時代のドイツにおけるポザウネのためのレパートリーの発掘、演奏に情熱を注いでいます。
◆使用楽器について
※バスポザウネ:19世紀前半の製作者不詳のトロンボーンをモデルとして1976年アルベルト・ヴォルフラムが製作した楽器(Model
Sinfonia, Weite 3)に、2018年1月、アルベルトの息子でマルクノイキルヒェンに工房を構えるゲルハルト・ヴォルフラムがF管アタッチメントを追加し、ロマン派時代のサウンドを再現できるドイツ管のシングルローターのバスポザウネ(バストロンボーン)として復元しました。
※ピアノ:1913年にトリノのシュタインバッハが製作した楽器。イタリア、サン・ベネデット・デル・トロントのジョコンディ社が復元を担当しました。
※録音:2019年3月、アウディトリウム・アッカデミア・デッラ・ムジカ・ランチャーノ(イタリア)
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ピアノの詩人、ショパンの「ポーランド歌曲集」
ショパン:
17のポーランドの歌 Op.74/魅惑/ドゥムカ |
イカス・デュオ
〔アンナ・カタルジナ(アルト)
ヴァレリオ・セレンターノ(ギター)〕 |
1829年から1847年にかけて作曲されたものの、出版は作曲家の死の約10年後まで待たなければならなかったピアノの詩人、ショパンの「ポーランド歌曲集」。
2013年から活動を始めたイタリアのアルトとギターによるイカス・デュオは、このショパンの19曲の「ポーランド歌曲集」を声楽とギターのためにアレンジ。
ギターのヴァレリオ・セレンターノが「歌曲集全曲の最初のギターと声楽のための編曲になるはず」と述べるこのヴァージョンは、ショパンの抒情性をより一層際立たせています。
※録音:2018年3月、スタジオ52(ナポリ、イタリア)
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リッジ:室内楽作品集
・弦楽四重奏曲ト短調
グローリア・メラーニ(ヴァイオリン)、パオロ・アルディンギ(ヴァイオリン)、
アレッサンドロ・フランコーニ(ヴィオラ)、フィリッポ・ブルキエッティ(チェロ)
・弦楽四重奏のための《トスカーナの風景》
マルチェロ・ダンジェロ(ヴァイオリン)、マルコ・ドメニケッリ(ヴァイオリン)、
ヴァレンティナ・ガスペレッティ(ヴィオラ)、ヴァレリオ・カッサーノ(チェロ)
・弦楽四重奏のための《陽の光》
ピエルパオロ・デル・プレテ(ヴァイオリン)、マリア・ミケーラ・セルフェダ(ヴァイオリン)、
ラウラ・ペッレ(ヴィオラ)、ティジアナ・ディ・ジュゼッペ(チェロ)
・5つの楽器のためのラプソディ
グローリア・メラーニ(ヴァイオリン)、アレッサンドロ・フランコーニ(ヴィオラ)、
フィリッポ・ブルキエッティ(チェロ)、ジュリオ・ピエトロパオロ(ピアノ)、
ジャコモ・リッジ(ヴィブラフォン)
・ピアノ五重奏曲
ダニエレ・フレディアネッリ(ピアノ)、キアーラ・モランディ(ヴァイオリン)、
マルチェロ・ダンジェロ(ヴァイオリン)、ヴァンレンティナ・ガスペレッティ(ヴィオラ)、
ヴァレリオ・カッサーノ(チェロ)
・ファゴットとピアノのための即興曲
ジローラモ・ラリキウタ(ファゴット)、ジャコモ・リッジ(ピアノ) |
1983年11月、イタリアはトスカーナ州のバルガで生まれたイタリアの音楽家、ジャコモ・ルッジ。
作曲家であると同時にソングライターでもあり「ジャズとゴスペルを愛している」とも述べるルッジが手懸けたクラシックの室内楽作品は、難解な実験音楽とは正反対の調性音楽。
どこかジャズなど他ジャンルとのボーダーレスな響きも感じられる作風が特徴です。
※録音:2011年2月&2020年6月、イタリア
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オマージュ 〜 サティ:ピアノ作品&弦楽四重奏のための編曲集
サティ:6つのグノシエンヌ
シモナッチ:弦楽四重奏のための《コラール》
サティ:12の小コラール
サティ(シモナッチ編):
6つのグノシエンヌより 第1番〜第4番(弦楽四重奏版)
サティ:1906年から1913年までの6つの作品
サティ(シモナッチ編):
快い絶望、うつろな空想(弦楽四重奏版) |
ジャンカルロ・シモナッチ(ピアノ/ファツィオリF278)
ダヴィド・シモナッチ(ヴァイオリン)
ファビオラ・ガウディオ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ルンド(ヴィオラ)
マルコ・シモナッチ(チェロ) |
異端児エリック・サティの新たな視点。弦楽四重奏版の"グノシエンヌ"(4曲)を収録!
ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でカルロ・ゼッキにピアノを、サンタ・チェチーリア音楽院でアルド・クレメンティに作曲を師事し、現在では特に近現代音楽の解釈に高い評価を受けているイタリアのコンポーザー=ピアニスト、ジャンカルロ・シモナッチ。
様々な近現代作品を演奏、録音してきたスペシャリストであるシモナッチは、当時の西洋音楽に一石を投じ、現代音楽美学の創始者的な存在ともなったエリック・サティの音楽に着目。
サティの音楽の録音をシンプルな「ピアノ作品集」に留めず、名作「グノシエンヌ」などを"弦楽四重奏版"として再構築することにより、サティの音楽の表現の幅を広げ、新たな視点と発見をもたらしてくれています。
特に「グノシエンヌ」では、"ピアノ・ソロ"と"弦楽四重奏"での響きの違いが非常に興味深い仕上がりとなっています。
※録音:2018年11月8日−9日、ロッキ寺院(ローマ、イタリア)

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インプレッションズ 〜 トレサン:ギター作品集
ソナチナ/詩的な練習曲第6番《ニンナ・ナンナ》/
4つの演奏会用練習曲/夜想曲/印象/
幻想曲/レオへのカンツォーネ
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レオナルド・デ・マルキ(ギター) |
1998年にトレヴィーゾで開催された《ラ・ノストラ・カンツォーネ》作曲コンクールで第1位を受賞し、翌年の1999年にヴァレンナで開催された国際ギター作曲コンクールでは自身の「ソナチネ」が同じく第1位に輝くなど、堂々たる経歴を持つイタリアのコンポーザー=ギタリスト、リヴィオ・トレサン(1956−)。
2014年に作曲された「印象」からはドビュッシー的な響きを感じることが出来るなど、非常に幅広い作風を持ち味とする作曲家です。
※録音:2018年5月−2020年7月、トレヴィソ(イタリア)
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C00318
(2CD+1DVD/PAL)
特別価格 ¥4800
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非対称的な思想 〜 ギターとエレクトロニクスのためのイタリア音楽集 |
ダヴィデ・フィッコ(ギター) |
ミラン:ファンタジア第16番/
コルギ:和声と音階/
ヴェルリンジェリ:共鳴と連打/
ガヴァッツァ:12弦とメッツォ/
サンニカンドロ:御顔の光を/
コンフォルティ:ネイラル/
ジョルジ:非対称的な思想/
フィッコ:アーバヤ・ダルン/
シャラッファ:フィオレカッラ/
アンドレオーリ:EA/
ベルターニ:茶色/
リ・カルツィ:不安定な平衡主義者/
コミーノ:プレッシャー/
トリヴェッラート:ノットゥルノ/ソラッツィ:憂いの壁/
ジャッキーノ:死ぬほど/
バロンティーニ:前奏曲/ズッコ:適切な影の中で/
ベネデッティ:プロムナード |
現代のイタリアを代表するギタリストの1人であるダヴィデ・フィッコ(1962−)が、まさに「非対称的」な存在であるアコースティックなクラシック・ギターと電子音との共存、融合に取り組んだ壮大なプロジェクト。
16世紀のルイス・デ・ミランの「ファンタジア第16番」で幕を明け、フィッコ自身を含む計18人の現代作曲家たちが生み出した新しいスタイルのギター作品の数々を4本のギターを駆使して弾き分けています。
※DVDにはCD1、CD2と同様の19曲が収録されています。
※当DVDはPAL方式のため、PAL方式対応のプレーヤーやパソコンのみで再生可能です。予めご了承下さい。
※録音:クーネオ音楽院(イタリア)
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パガニーニの"ギター伴奏版"ヴァイオリン協奏曲第6番!
パガニーニ:
ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調 MS.75
(ギター伴奏原典版/世界初録音)
ヴァイオリンとピアノのための《6つのカンタービレとワルツ》
(第1番 MS.124、第2番 MS.125、第3番
MS.126、
第4番 MS.127、第5番 MS.128、第6番
MS.129) |
パオロ・ギドーニ(ヴァイオリン)
ガブリエレ・ザネッティ(ギター) |
パガニーニの"ギター伴奏版"ヴァイオリン協奏曲第6番!手稿譜の発見、校訂により実現した"原典版"の世界初録音!
「ダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci
Classics)」が贈るイタリアのレーベルならではの歴史的企画は、パガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第6番」の原典版となる「ギター伴奏版」の世界初録音!!
1972年にイギリス、ロンドンのアンティーク・ディーラーの下でエドワード・ニールによって発見されたパガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第6番」。発見された際、そこには2つのフォルダがあり、片方には「ヴァイオリンの独奏パート」と「オーケストラ伴奏の概要」が、そしてもう一方には「ギター伴奏譜」が収められていました。
現在では、この時に発見されたオーケストラ伴奏譜の記録を元としてモンペリオ、またはフィオーレによって復元されたオーケストラ伴奏譜を用いて演奏されることが多い「ヴァイオリン協奏曲第6番」ですが、今回のレコーディングに用いられたのは、まさに初期稿、またはオリジナル版と呼ぶに相応しい「ギター伴奏版」。
パガニーニ自らもギタリストであったことからヴァイオリンとギターのために優れた作品を数多く遺し、さらには作曲の際にピアノではなくギターを頻繁に使用していたという事実からも、この「ギター伴奏版」の「ヴァイオリン協奏曲第6番」が持つ意味の大きさは非常に大きいと言えるでしょう!
パガニーニの後期の作風の発展を示しヴァイオリンの技巧の極限を要求しているように見えるのと同時に、ヴィオッティやクロイツェル、ローデの協奏曲を彷彿とさせる作風もこの「ヴァイオリン協奏曲第6番」の特徴です。
マントヴァ出身のヴァイオリニスト、パオロ・ギドーニはシエナのキジアーナ音楽院で研鑽を積んだのち、スイスのシオンでイヴリー・ギトリスに師事。19歳という若さでフィレンツェのヴィットリオ・グイ賞を受賞した経歴を持ち、トリオ・マティスを1983年に創設し、ソリスト、室内楽奏者として世界各地で活躍する名手です。
ギタリストのガブリエレ・ザネッティは、ブレーシャ音楽院(ルカ・マレンツィオ音楽院)でギターを学び、アコースティックとエレクトリックの2つのギター、そしてマンドリンを弾きこなす秀才。この「ギター伴奏版」の「ヴァイオリン協奏曲第6番」の手稿譜を発見し楽譜を校訂するなど、録音を実現させた"立役者"でもあります。
※録音:2019年9月20日、オラトリオ・デイ・カンピ・ボネッリ(マリアーナ・マントヴァーナ、イタリア)
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レバイ:ギター作品集
ソナタ ニ長調/ソナタ イ長調/一楽章のソナタ/
10の小品/ベートーヴェンに基づく変奏曲/
ヘンデルのサラバンドに基づく変奏曲 |
レオポルド・サラチーノ(ギター) |
その死後から約半世紀の間、その芸術の魅力は歴史の陰に隠れた存在だったオーストリアの音楽家、フェルディナンド・レバイ(1880−1953)は、ハイリゲンクロイツ修道院の聖歌隊員として音楽に接し、1901年に入学したウィーン音楽院ではヨーゼフ・ホフマン、そしてロベルト・フックスに師事。
1904年に完成させたオーケストラのための作品「魔王」がフックスに大絶賛され順風満帆なキャリアを築きながらも、ヒトラーによるオーストリア併合によって名誉を失い、さらには職を追われ貧困の中、この世を去るという悲劇的な最期を遂げた人物でもあります。
※録音:2019年7月25日−26日、マジスター・レコーディング・エリア(プレガンツィオール、イタリア)
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ケミカ・ソノーラ・シンボリカ
バジーレ:フルートとエレクトロニクスのための音楽寓話 |
ベネデット・バジーレ(フルート&エレクトロニクス) |
ジャズとインプロ、コンテンポラリーを中心に様々な分野で活躍するイタリアのマルチ・フルーティストであるベネデット・バジーレが、エレクトロニクスを駆使してフルートによる独自の世界を構築しています。
※録音:2020年2月、ストゥーディオ・オンダ・ソノーラ(モンレアーレ、イタリア)
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プロイセン王フリードリヒ2世の宮廷での音楽
J.S.バッハ:王の主題による無限カノン
プロイセン王フリードリヒ2世:ソナタ第2番イ短調
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ ト長調
(世界初録音/
ガブリエレ・トイアによるBWV.1027, BWV.1039からの編曲)
グラウン:ソナタ ニ長調 IKG.34
クヴァンツ:ソナタ ロ短調 QV.1:168
C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調 WQ.123
トイア:ポツダムへの別れ(世界初録音) |
ガブリエレ・フォルメンティ(トラヴェルソ)
ガブリエレ・トイア(ハープシコード) |
プロイセン王国の国王であると同時に文化人。フリードリヒ2世の宮廷でのトラヴェルソ音楽。
第3代プロイセン国王であると同時に卓越した芸術的才能を備え、自らも優れたコンポーザー=フルーティストとして当時の宮廷における音楽文化の発展に影響を与えたことがあまりにも有名なフリードリヒ2世(1712−1786)。
この「プロイセン王フリードリヒ2世の宮廷での音楽」では、「北のヴェルサイユ」とも称されプロイセン王国の宮殿や施設が数多く存在したポツダムで演奏されたであろう、トラヴェルソのために傑作の数々を収録。
フリードリヒ2世はもちろん、王に仕えたクヴァンツやグラウン、C.P.E.バッハの作品はもちろんのこと、この地で「音楽の捧げもの」の着想を得たと伝わる大バッハの作品を、バルトルド・クイケンらに師事したミラノの名手、ガブリエレ・フォルメンティが奏でています。
フォルメンティはこの録音で、ファビオ・ディ・ナターレによって製作されたフリードリヒ2世使用のトラヴェルソのレプリカを使用しています。
※録音:2019年7月、ストゥーディオ・クラシカ・ヴィヴァ(パヴィア、イタリア)
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フルートとピアノのための20世紀と21世紀の幻想曲とロマンス集
ブルン:ロマンス Op.41/
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 Op.26/
マッコンヴィル:浜辺のロマンツァ/
フォーレ:幻想曲 Op.79/ルッソ:幻想曲/
タファネル:《ミニョン》の主題によるグランド・ファンタジー/
サン=サーンス:ロマンス Op.37/
マガリフ:ロマンス |
リタ・ダルカンジェロ(フルート)
ジュリアーノ・マッツォカンテ(ピアノ)
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ドップラーやフォーレ、タファネル、サン=サーンスなど19〜20世紀の作曲家たちと、3人の現代作曲家たちが書き上げたフルートのための「幻想曲(ファンタジー)」と「ロマンス」を集めた好プログラム。
フルート奏者にとって重要なレパートリーとしての地位にあり続けている「幻想曲」と「ロマンス」を奏でるのは、イタリアの女流フルーティストのリタ・ダルカンジェロ。イギリスやミラノ、マンハイムで研鑽を積み、巨匠ジェームズ・ゴールウェイに師事した才女です。
※録音:2019年4月15日−16日、テアトロ・マルッチーノ(キエーティ、イタリア)
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ブロージ:14の歌曲とピアノのための4つのワルツ
白夜/思い出/悲しいワルツ/古い鳴き声/ロマンツァ/
予感/悲しげなワルツ/凧の歌/海沿い/物憂げなワルツ/
私は待っている/ヴェネツィアの風景/華やかなワルツ/
知る由もなく/黄色い帯/風の中のため息/かっこう/紡ぎ女/蛍 |
モニカ・ベンヴェヌーティ(ソプラノ)
ジュゼッペ・ブルーノ(ピアノ) |
19世紀末から20世紀初頭にかけてのイタリアで活躍したオペラ作曲家でありながらも、現在ではほとんどその名前を知られていないレナート・ブロージ(1873−1924)のソプラノのための歌曲に4曲のピアノのためのワルツをカップリング。
ブロージは1896年に歌劇「最初の夜」でウィーンのコンクールで優勝を果たし、1923年にフィレンツェで初演されたオペレッタ「トスカーナのバッカス」で成功を収めています。内省的かつサロン風の雰囲気を備えた歌曲の数々が、作曲家と同じくフィレンツェ出身のソプラノ、モニカ・ベンヴェヌーティの歌声で蘇ります。
※録音:2020年1月3日−4日、ブルーノ・バルトレッティ音楽学校(セスト・フィオレンティーノ、イタリア)
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20世紀のマンドリンを伴う室内楽作品集
ムニエル:フィジオロジー・ムジカーリ Op.194/
ソレンティーノ:プレニルーリオ(満月)/
ロマーノ:恋のつぶやき/
アンコナ:ネニア・ダモーレ/ナポリ:フラメント/
カラーチェ:
サルタレッロ Op.79、セレナータ・ロマンティカ
Op.94、
ファンタジア・ポエティカ Op.56/
メッツァカーポ:ナポリ |
グラン・デュオ・ヴェスヴィウス
〔ジャンルイジ・スペリンデオ(マンドリン)、
ジュゼッペ・ガンゼルリ(ピアノ)〕 |
ピッツァ、スパゲッティ、そしてマンドリン!イタリアの伝統。マンドリンのための20世紀作品集!
ナポリから世界へ。イタリア、ナポリ音楽の伝統に深く根ざしながらもアメリカ、ロシア、日本、ヨーロッパなど世界各国へのマンドリンの普及に積極的に貢献してきたムニエルやカラーチェ、メッツァカーポなどの作曲家たちの作品を収録したイタリアのレーベルならではのマンドリンのための室内楽作品集。
すべてがナポリに通じる3つのイタリアの代名詞的存在である「ピッツァ・スパゲッティ・マンドリン」。マンドリンがピッツァやスパゲッティと同じイタリアのシンボルであるという事実は、この楽器のイタリア、特にナポリでの存在感の大きさと重要性を物語っています。
まさにイタリアの至宝、マンドリンのための傑作を奏でているのはヴィンチェンツォ・ディ・ベネデットとステファノ・カルディに学んだマンドリン奏者ジャンルイジ・スペリンデオ。オルケストラ・ジョヴァニーレ・ナポレターナの首席指揮者を務め、17〜20世紀のマンドリン作品、ナポリ民謡をレパートリーとする現代イタリアのマンドリンの名手です。
日本でも人気の高いマンドリン作品集。ご当地イタリアから素敵なアルバムが届きました。
※録音:2020年2月、ステューディオ・ガンゼルリ(サン・ジョルジョ・ア・クレマーノ、イタリア)

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ディアンス:ギター作品集
サント・ティルソ/多国籍の3つの小品/
パリ再訪/シラキュース/自転車乗り/
カプリコーンの夢/3つのサウダージ/
アルバ・ネラ/リブラ・ソナチネ/手紙ふたたび |
ミケーレ・ディ・フィリッポ(ギター) |
チュニジア出身で20世紀〜21世紀初頭のフランスを代表するコンポーザー=ギタリストとして君臨したギター界の巨匠、ローラン・ディアンス(1955−2016)が遺したギター作品の数々を収録。
ディアンスの名前が先行しがちなその作品の数々に対し、演奏のミケーレ・ディ・フィリッポはあくまでもギターを絶対的な主人公として、この作品たちの内面的なビジョンにスポットライトをあてるというアプローチを選択しています。
ディ・フィリッポはイタリアの新世代のギタリスト。作曲活動も活発で「アーロン・コープランドへのトリビュート」などの佳作を続々と発表しています。
※録音:2020年3月−5月、アッソロ・プロドゥツィオーニ・ムジカーリ(ジェンツァーノ・ディ・ローマ、イタリア)
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音の反射〜現代イタリアのピアノ三重奏曲集
マニアーチ:希望の風/
マンディーナ:デカトロン/
ピライーノ:そっと寄り添って/
リコッタ:椿姫/
カセサ:テン |
トリオ・アルテ
〔ミルコ・ダンナ(ヴァイオリン)、
ジョルジオ・ガロファロ(チェロ)、
ヴァレンティナ・カセサ(ピアノ)〕 |
イタリアのアンサンブル、トリオ・アルテの創立10周年を記念して6人のシチリア島の作曲家たちによって書かれたピアノと弦楽器による三重奏のための新作の数々を同アンサンブルがレコーディング。
イタリア、シチリア島における現代の音楽言語と、ピアノを伴う三重奏の室内楽を結び付けることにより、現在のイタリアの音楽の普及と世界への発信を目指しています。
※録音:2019年6月、メダルト・ステューディオ(パレルモ、イタリア)
※当CDの背オビには品番が「C00315」と誤表記されておりますが、レーベルでの修正、再印刷の予定が無いため現状のまま出荷させていただきます。
なお、バックインレイには正しい品番である「C00314」が表記されております。予めご了承下さい。
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アバウトケージVol.4 〜 チューバ、またはトロンボーンのための作品集
ケージ:トロンボーンとピアノのための《Two5》
チューバのための《ソロ》
スライド・トロンボーンとフォンタナ・ミックスのための《ソロ》 |
ジャンカルロ・スキャッフィーニ
(トロンボーン&チューバ)
フランチェスカ・ジェモ(ピアノ) |
アバウトケージ・シリーズ第4集!ジョン・ケージのトロンボーンとチューバ作品集!
イタリアのヴィブラフォン奏者でジョン・ケージに影響を受け、その作品に精通しているセルジオ・アルマローリの監修による「アバウトケージ」シリーズの第4集は、「トロンボーン」と「チューバ」のための作品集。
現代の音楽シーンにおいて革命的な役割を果たし「音楽」の定義を広げたジョン・ケージが遺した低音金管楽器、トロンボーンとチューバのための音楽。特に1957年から58年にかけて作曲された「スライド・トロンボーンとフォンタナ・ミックスのための《ソロ》」での先見性、天才的発想には改めて驚かされます。
トロンボーンとチューバの両方を駆使しケージの作品に取り組むのは、イタリアのマルチ・プレーヤー、ジャンカルロ・スキャッフィーニ。1970年にはダルムシュタットでシュトックハウゼン、リゲティ、グロボカールに音楽を学び、現代音楽の室内アンサンブル、ヌオーヴェ・フォルメ・ソノーレを創設するなど、イタリアの金管楽器界における近現代音楽の大御所的存在です。
※録音:イル・ポライオ(ロンコ・ビエッレーゼ、イタリア)

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アバウトケージVol.5 〜 オルガン作品全集
オルガン2/ASLSP
想い出
メインのハーモニーのいくつか |
ピエルジョヴァンニ・ドメニギーニ(オルガン) |
ダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci Classics)の「アバウトケージ」シリーズの第5集にはジョン・ケージの「オルガン」のための3作品を収録。
ケージのオルガンと言えばやはり「オルガン2/ASLSP」。楽譜は約8ページのみであるものの「ASLSP/As
Slow as Possible=可能な限り遅く」とタイトルにある通り、演奏時間は事実上"無限"というあまりにもスケールが大きすぎるこの作品を今回は約17分で演奏し、コンパクト(?)にまとめています。
ちなみにこの「オルガン2/ASLSP」は、ドイツ、ハルバーシュタットの聖ブキャルディ教会で2001年9月5日に演奏が始まり、なんと639年(!)をかけて2640年に終了する予定で現在も続けられています。
※録音;2019年12月13日、ペルージャ大聖堂(イタリア)
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ルドヴィコ・ペローニ(1990−)の野心作にしてデビュー作。
実験的オペラ「夢追い人(II Sognatoio)」
ペローニ:実験的オペラ《夢追い人》
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フィリッポ・ダヴォリ(ヴォーカル)
ホセ・ダニエル・シリグリアーノ(クラリネット)
クイック・レスポンス・オーケストラ
ルドヴィコ・ペローニ(指揮)
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イタリアの詩人でもあるフィリッポ・ダヴォリ(1965−)の詩を題材として作曲された全9場で構成される実験的オペラ「夢追い人(II
Sognatoio)」は、イタリアの気鋭の作曲家ルドヴィコ・ペローニ(1990−)の野心作にしてデビュー作。
2017年のテアトロ・ムジカ・エ・ショアの入賞作品でもあります。
※録音:2020年1月25日−26日、ヌファブリック・ベースメント・スタジオ
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