≪第110号アリアCD新譜+@紹介コーナー≫
その9 2021/2/9〜
2/12(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALIA VOX
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AVSA 9942
(SACD HYBRID)
【再発売】
¥2200
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La Lira d'Esperia 西方のリラ
〜中世のフィドル音楽1100-1400 |
ジョルディ・サヴァール
(リラ、ラバーブ、レベック、ヴィオール)
ペドロ・エステヴァン(打楽器) |
【I】
1. ROTUNDELLUS* - Trad. Galicia - CSM
105
2. LAMENTO* - Trad. Adrianopoli, Sefarade
3. DANZA DE LAS ESPADAS* - Trad. d'Algerie,
El Kantara
4. ISTAMPITTA : IN PRO - Italie : Trecento
mss.
5. SALTARELLO Italie : Trecento mss.
【II】
6. RITUAL* - Trad. Algerie, Zendani
7. EL REY DE FRANCIA* - Trad. Smyrne
(Izmir), Sefarade
8. DANZA RITUAL* - Trad. Galicia -
CSM 353
9. ISTAMPITTA : LA MANFREDINA - Italie
: Trecento mss.
10. TROTTO - Italie : Trecento mss.
【III】
11. ALBA* - Trad. Castello de la Plana
12. PAXARICO TU TE LLAMAS* - Trad.
Sarajevo, Sefarade
13. DANZA DEL VIENTO * - Trad. Algerie,
Berbere
14. ISTAMPITTA : LAMENTO DI TRISTANO
- Italie : Trecento mss.
15. SALTARELLO - Italie : Trecento
mss.
【IV】
16. DUCTIA* - Trad. Galicia - CSM 248
*ジョルディ・サヴァール編 |
アストレ時代の名盤「西方のリラ」がSACDハイブリッドでリマスター再発売!中世の吟遊詩人に思いをはせるサヴァール会心の名演
録音:1994年/ステレオ、マルチチャンネル、54'54''
サヴァールと盟友エステヴァンによる1994
年録音、ASTREEレーベルの名盤「西方のリラ」(E-8547)がSACDハイブリッドでリマスター再登場!
高音質録音でも話題となったディスクゆえにたいへん嬉しい復活です。
中世の弦楽器が響かせた音楽を雰囲気たっぷりに現代によみがえらせたプログラムは、音楽を通して魂が大胆さと勇気、寛大さに動かされることを確信していたすべてのジョングルールへのオマージュ。永遠を感じさせる音楽のすばらしさに浸ってください。
1999 年録音の「西方のリラII〜ガリシアの中世の音楽」も既にSACD
ハイブリッドで再発売されているので(AVSA-9907)、合わせて聴けば復活の喜びもひとしおです。
※タイトルの「Esperia」とは、古代ギリシア人、古代ローマ人がイタリア、スペインを指して用いた名称。
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ATMA CLASSIQUE
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ヒンデミット:ホルンのための室内楽作品集
ホルンとピアノのためのソナタ
アルトホルンとピアノのためのソナタ
ホルン協奏曲(シモン・ブルジェ編、室内楽版)
4つのホルンのためのソナタ
木管五重奏のための小室内音楽 0p.24-2 |
ルイ=フィリップ・マルソレ(ホルン)
シモン・ブルジェ(ホルン)
ルイ=ピエール・ベルジュロン(ホルン)
グザヴィエ・フォルタン(ホルン)
ペンタドル(木管五重奏団)
デイヴィッド・ジャルベール(ピアノ) |
ホルン大活躍のヒンデミット作品集
録音:2020年9月/ケベック
カナダの名ホルン奏者ルイ=フィリップ・マルソレによるヒンデミット・アルバムです。
ホルンのために多くの作品を書いた作曲家は多くはありませんが、ヒンデミットはソナタから室内楽、協奏曲まで様々な作品を残しておりホルン奏者にとって貴重な存在。
マルソレはモントリオールを拠点に活動し、2009年にメトロポリタン管弦楽団の首席奏者に就任。
レ・ヴィオロン・デュ・ロワやモントリオール室内管弦楽団とも頻繁に共演し、また木管五重奏団「ペンタドル」のメンバーとしても活躍。
ATMAレーベルからCDリリースも多く、キャリアと経験を生かした演奏が聴けます。
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ラヴェル:ピアノ作品集
鏡
ハイドンの名によるメヌエット
亡き王女のためのパヴァーヌ
ボロディン風に
前奏曲(1913)
クープランの墓 |
ジャン=フィリップ・シルヴェストル
(ピアノ;1854年エラール) |
エラールの響きがラヴェル本来の姿を映し出す
録音:2020年1月/ケベック
カナダのピアニスト、ジャン= フィリップ・シルヴェストルがエラール製ピアノでラヴェルを録音。
楽器の選択についてシルヴェストルは、「バロック的な雰囲気を出すためにはハープシコードのようなアーティキュレーションとソノリティを持ったピアノが必要。
このアルバムをエラールという特別なピアノで録音することにしたのは、その音色と振動が、ラヴェルや最初の印象派の時代の音、魂、雰囲気を再現しているから」と語っています。
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HARMONIAMUNDI
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「失われた時を求めて」の原動力となった1907年コンサートを再現
プルースト、1907 年7 月1 日のコンサート
(1)レイナルド・アーン:クロリスに
(2)シューマン:夕べにOp.12の1
(3)ショパン:前奏曲変ニ長調Op.28の15「雨だれ」
(4)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
(5)同:子守歌Op.16
(6)クープラン:神秘的なバリケード
(7)フォーレ:夢のあとに
(8)同:ノクターン第6番変ニ長調Op.63
(9)ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
(10)アーン:いみじき時 |
テオティム・ラングロワ・ド・スワルテ(ヴァイオリン)
(ヴァイオリン:ストラディヴァリウス「ダヴィドフ」1708年/
タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ)
(ピアノ:エラール1891年) |
生誕150年のプルースト。「失われた時を求めて」の原動力となった1907年コンサートを再現
録音:2020年9月/フィラルモニ・ド・パリ(シテ・ド・ラ・ミュージック)
今年(2021年)は文豪マルセル・プルーストの生誕150周年にあたります。それを記念してハルモニア・ムンディならではのアルバムが登場します。
プルーストは音楽の造詣が深く、レイナルド・アーンとのパートナー関係は有名ですが、若い頃からフォーレの音楽を熱愛していました。
彼は「失われた時を求めて」の執筆を開始する6
年前の1907 年7 月1 日にリッツ・ホテルで「フィガロ」誌編集者ガストン・カルメットのためのディナーを催しました。その際フォーレも招き自作を演奏させる企画もしたとされます。
しかし土壇場でキャンセルされたため、マルグリット・アッセルマンとモーリス・アヨ、エドゥアール・リスレルでプログラムを再考したのがこの演目でした。
演奏者の主張で当初企画していた趣旨から大きく変更されましたが、プルーストの音楽的嗜好は反映され、アーンの美しい作品を最初と最後に、フォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番をメインに据えています。
このソナタは「失われた時を求めて」に登場する架空の「ヴァントゥイユのソナタ」のモデルとみなす研究家も多く、小説成立に大きな役割を果たしたことは間違いありません。
また「ヴァントゥイユのソナタ」が「トリスタンとイゾルデ」の強い影響を受けているという設定から、リスト編曲の「イゾルデの愛の死」も重要。
プルーストは、「失われた時を求めて」中最も感動的な「祖母の死」の場面をこの編曲を聴いた印象で書いたとも言われ、この小説が音楽から多大なインスピレーションを得ていこと、1907年7月1日のコンサートが重要なカギとなっていることを証明してくれます。フランス文学関係者必聴のアルバムです。
演奏は17世紀作品で高い評価を受けるテオティム・ラングロワ・ド・スワルテ。シテ・ド・ラ・ミュージックの音楽博物館所蔵の1708年製作ストラディヴァリウスの銘記「ダヴィドフ」を使用。
ピアノはハルモニア・ムンディいち押しのタンギ・ド・ヴィリアンクールが同じく音楽博物館所蔵の1891年製エラールを使用。
ハーフ・サイズのグランドで、サロンで愛用されたモデルゆえ、まさに往時の響きを再現しています。
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PREISER RECORDS
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リートとデュエット
ベートーヴェン:Lebens-genuss / Der Kuss
モーツァルト:
Der Zauberer / Die Verschweigung / An
Chloe /
Oiseaux, si tous les ans / Dans un bois
solitaire
グントルフ・パルテン(1927-):
Bientot quatorze ans / Die kurze Schone
/
Die lange Schone / Die stumme Schone
/ Die Rose /
Tanire an die Rosen / An ein junges Madchen
/
Die Liebe zur Deutlichkeit / Ein Frauenzimmer-Wunsch
/
Der Wettstreit / Die Freundschaft / Psyche
/ Amors Pfeil
ハイドン:
Cupido / Der erste Kuss / Eine sehr gewohnliche
Geschichte /
Das strickende Madchen / Minna / Die
zuspate Ankunft der Mutter |
シモーナ・エイシンガー(ソプラノ)
ライナー・トロスト(テノール)
マンフレッド・シーベル(ピアノ) |
古典派歌曲の自然な美しさ
録音:2020年7月/73'06''
ウィーンの歌手ふたりによるソロ歌曲と二重唱集。
グントルフ・パルテンはウィーンの作曲家で、古典派の中にあっても違和感のない音楽です。
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ALBION RECORDS
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ヴォーン・ウィリアムズ:民謡集 Vol.1
サセックス民謡集より
Bold General Wolfe、Low Down in the Broom、
The Thresherman and the Squire、The Pretty
Ploughboy、
Who is that that Raps at my Window?、
How Cold the Wind doth Blow、Captain
Grant、
Farewell Lads、Come All You Worthy Christians、
The Turkish Lady、The Seeds of Love、The
Maid of Islington、
Here's Adieu to all Judges and Juries、Lovely
Joan/
6つのイギリス民謡/祖国の歌第4巻より 海の歌 |
メアリー・べヴァン(ソプラノ)
ニッキー・スペンス(テノール)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
ジャック・リーベック(ヴァイオリン)
ウィリアム・ヴァン(ピアノ) |
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion
Records)」より、ヴォーン・ウィリアムズが声楽とピアノ、またはヴァイオリンのために編曲した80曲にもおよぶ民謡集の第1弾が登場。
英国ロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞や英国批評家サークル賞、2019年には栄誉あるMBE(大英帝国五等勲爵士)を受勲するなど、輝かしい活躍を見せるイギリスの名ソプラノ、メアリー・べヴァン。
ヤナーチェクの歌曲集(Hyperion CDA68282)で2020年BBCミュージック・マガジン賞の声楽部門を受賞したスコットランド出身のテノール、ニッキー・スペンス。
2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られるイギリスの名バリトン、ロデリック・ウィリアムズという豪華歌手陣で贈る好企画。
※録音:2020年6月7日ᬢ11日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン、イギリス)
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DA VINCI CLASSICS
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ヴォーカル・コーズ(声帯) 〜 チェロ・アンサンブルのための音楽
ダウランド:
流れよ、わが涙(ソプラノとチェロ八重奏版)、ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルメイン(チェロ五重奏版)
ブリテン(ステファノ・チェッラート編):騒がしいブレー(チェロ八重奏版)
マリア・ナニーノ:御身が唇には慈しみが置かれぬ(チェロ四重奏版)
チェッラート:チェロ四重奏のためのトッカータ
ラモー(ジョゼフ・ノワイヨン&ミケーレ・バルキ編):夜の賛歌(チェロ五重奏版)
プティ:チェロ四重奏のための組曲
J.S.バッハ:わが愛しき神に(チェロ四重奏版)、汝の行くべき道と(チェロ四重奏版)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番 |
オン・ザ・ブリッジ・アンサンブル
〔ステファノ・チェッラート(チェロ)、エマヌエレ・リガモンティ(チェロ)、
ベネデッタ・ジョーロ(チェロ)、シモーネ・チェッペテッリ(チェロ)、
サラ・メルリーニ(チェロ)、マッテオ・ヴェルチェローニ(チェロ)、
アレッサンドロ・ブルッティ(チェロ)、ヴィットリオ・ゼロッキ(チェロ)〕
カルロッタ・コロンボ(ソプラノ) |
イタリア古楽界の名手チェッラートが牽引!チェロ八重奏が繰り広げる古今折衷の世界!
イタリアのピリオド・アンサンブル、アルモニオーサの首席チェリストである名手、ステファノ・チェッラートが牽引するチェロ8重奏によるプロジェクト「ヴォーカル・コーズ(声帯)
」は、16世紀から現代に至る音楽史の重要な局面を横断したプログラム。
ダウランドやバッハ、ブリテン、ヴィラ=ロボス、そしてチェッラートの自作などによる古今折衷のプログラムを、チェッラートが率いるチェロ8重奏というスタイルの卓越なアンサンブルで楽しませてくれます。
オン・ザ・ブリッジ・アンサンブルは2019年にステファノ・チェッラートが若手チェリストたちの教育プログラムの一環として立ち上げたアンサンブル。
すでにイタリアのオーケストラで活躍するメンバーも多数所属しており、その実力は折り紙付きです。
※録音:2019年9月3日−5日、サン・ジョヴァンニ教区博物館(アスティ、イタリア)
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カンビッサ:管弦楽作品集
管弦楽のための5つの小品
管弦楽のための協奏曲第1番
管弦楽のための協奏曲第2番
管弦楽のための協奏曲第4番 |
モルドバ国立フィルハーモニー管弦楽団
マッシミリアーノ・ドニネッリ(指揮)
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スイスのボーディオ出身の指揮者であり作曲家ジョルジオ・カンビッサ(1921−1998)の主要作品を集めた管弦楽作品集は、モルドバのオーケストラとイタリアの指揮者のコンビによる2019年の新録音。
作曲をジョルジョ・ゲディーニとヴィート・レヴィに、指揮法をアントニオ・グァルニエリとヘルベルト・フォン・カラヤンに学んだカンビッサ。
1961年のエリザベート王妃国際音楽コンクールの作曲部門(室内楽)で第1位を受賞し、1962年から1980年にかけてはボルツァーノ音楽院の院長、その後、1989年まではローマ音楽院の院長とサンタ・チェチーリア・アカデミーのメンバーを務めるなど、作曲家、教育者としての功績がクローズアップされがちなカンビッサですが、指揮者としてもバックハウスやコルトー、ギーゼキング、グリュミオーといった巨匠たちと共演を重ねた実力者としてイタリアの音楽史にその名を残しています。
※録音:2019年8月26日−9月3日、キシナウ・フィルハーモニー劇場(モルドバ)
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リチーニオ・レフィーチェ(1883−1954)「22の歌曲集」
レフィーチェ:ソプラノとピアノのための22の歌曲
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マルタ・マリ(ソプラノ)
エドモンド・サヴィオ(ピアノ)
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ロレンツォ・ペロージと共に20世紀のイタリアにおける教会音楽の新しい方向性を示すなど、大きな役割を果たした作曲家でありカトリックの司祭でもあったリチーニオ・レフィーチェ(1883−1954)の歌曲集。
この「22の歌曲集」は宗教的題材、世俗的題材の両方を自らの作品に取り込み、オペラも作曲するなどしたレフィーチェの作曲家としての功績の再評価の機運を高める切っ掛けの一部となることでしょう。
※録音:2019年9月、ブレッシャ(イタリア)
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EM RECORDS
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ディッキー・バード・ホップ 〜 ライト・ミュージック・クラシックス |
ポール・ギネリー(ピアノ) |
ジャック・ストレイチー:シアターランド/
ジェフリー・トイ:ホーンテッド・ボールルーム/
ロナルド・ガーリー:ディッキー・バード・ホップ/
ベンジャミン・デイル:プルネラより インテルメッツォ/
サー・ノエル・カワード :ロンドン・モーニングより
マズルカ、パ・ド・ドゥ、ホーンパイプ/
リチャード・アディンセル:インヴィテーション・ワルツ/
ジャック・ストレイチー:イン・パーティー・ムード/
エドウィン・ヨーク・ボウエン:シリアス・ダンス/ハイドン・ウッド:失恋/
ヴィヴィアン・エリス:アルパイン・パスチャーズ/
サンディー・ウィルソン:百寿者のワルツ/
ヒューバート・バス:コーニッシュ・ラプソディー/
ビリー・メイヤール:ジル・オール・アローン/
マデリーン・ドリング:ピンク・マイナー、ブルー・エアー、ブラウン・スタディ/
エリック・コーツ:ヴァルス(世界初録音)/
サー・アーノルド・バックス:オリバーの眠れない夜/
ジェフリー・ライト:トランスアトランティック・ララバイ/
リチャード・アディンセル:ワルソー・コンチェルト |
近代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe
English Music Festivalの自主レーベル「EM
Records」より、20世紀半ばに作曲されたライト・ミュージックの作品集が登場。
演奏は、BBCワールドサービスとラジオ3のスタッフアナウンサー、ディーリアス・トラストの会長も務めるポール・ギネリー。
※録音:2019年3月20日&21日、福音史家聖ヨハネ教会(オックスフォード、イギリス)
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ポール・ルイス:ハープ作品集
ポール・ルイス(b.1943):
ノスタルジックなワルツ*/子守唄とオルゴール・ワルツ*/
ジェーン・オースティン組曲*/4つの古代の踊り**/
2つの独り言**/2つのFi***/鈴の音***
(全曲世界初録音) |
フィオナ・ホスフォード(ハープ)***
カミラ・ペイ(ハープ)*
アレクサンダー・ライダー(ハープ)** |
コメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」や「ベニー・ヒル・ショー」などの音楽で知られる1943年生まれのイギリスの作曲家、ポール・ルイスによるハープ作品集第2弾。
半世紀近くテレビや映画の音楽を書いてきたポール・ルイスの作品は、ソロ楽器としてのハープの魅力を十分に引き出した美しいメロディや、豊かなハモニー、心地良いリズムが詰め込まれている。
※録音:2018年9月24日、25日&30日、2018年10月9日&11日、セント・メアリー教区教会(イギリス)
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INDESENS!
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静かな都市
コープランド:静かな都市/
ホヴァネス:復活 Op.71より アリア/
デュパルク:前世/パーシケッティ:空ろな人々/
ムソルグスキー(ラヴェル編):
組曲《展覧会の絵》より 第2曲「古城」/
ホヴァネス:聖グレゴリウスの祈り/
マーラー:交響曲第1番《巨人》より 花の章/
エネスク(オーケストレーション:リシャール・デュビュニョン):
伝説/
ピアソラ(編曲:リシャール・デュビュニョン):
アディオス・ノニーノ/
アンダーソン:トランペット吹きの子守歌 |
オリヴィエ・アントニー・テリア
(トランペット、コルネット&
フリューゲルホルン)
ローラン・ゲイ(指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団 |
眠る街、静かな夜、そして一瞬の安らぎ。スイスの名トランぺッター、アントニー・テリアの妙技!
時計都市として有名なスイスのラ・ショー=ド=フォン出身で現在はクラシックとジャズの両ジャンルで活躍する世界的トランペット奏者、オリヴィエ・アントニー・テリアが自身の古巣であるローザンヌ室内管弦楽団との共演で繰り広げる多彩な「クラシック・プログラム」!
1996年から2002年までローザンヌ室内管弦楽団、2005年から2012年までベルン交響楽団の首席トランペット奏者を務め、ラインホルト・フリードリヒからの招きでルツェルン祝祭管弦楽団にも参加するなど世界の第一線で活躍してきたアントニー・テリア。
プログラムの冒頭に置かれたコープランドの「静かな都市」代表されるように、アントニー・テリアがこのプログラムで表現しているのは「眠る街、静かな夜、そして一瞬の安らぎ」。
クラシック、ジャズの両方のジャンルに精通するアントニー・テリアのセンスに満ちた、美しくも繊細な完成度の高いトランペット・アルバムです。
※使用楽器:アダムス
※録音:サル・メトロポール(ローザンヌ、スイス)
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ギョーム・サン=ジャメ(1967−)のオーケストラ作品集
サン=ジャメ:
青のシンフォニー 〜 労働者の交響曲
アコーディオンとオーケストラの7つのスケッチ*
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ギョーム・サン=ジャメ(サクソフォン)
エマニュエル・ベックス(ハモンド・オルガン)
ジャン=フランソワーズ・ヴェルディエ(指揮)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ・コンテ管弦楽団
ディディエ・イチュルサリィ(アコーディオン)*
オーレリアン・アザン・ジエリンスキ(指揮)*
ブルターニュ管弦楽団* |
ジャズとクラシックの両ジャンルで活躍するフランスのコンポーザー=サクソフォニスト、ギョーム・サン=ジャメ(1967−)のオーケストラ作品集。
「労働者の交響曲」という副題が付けられた「青のシンフォニー(La
Symphonie 'Bleu'」は、フランスの指揮者、ジャン=フランソワーズ・ヴェルディエからの委嘱によって作曲され2019年に完成した5楽章形式の大作。
5つの楽章には、チャーリー・チャップリン、ヴィクトル・ユーゴー、ジャック・タチ、アルテュール・オネゲル、フレッド・リップマンといった活躍したジャンルも異なる5人の人物の名前が付けられており、それぞれの功績を思い起こさせるかのように、クラシックに留まらない多彩な作風が同居するユニークなシンフォニーに仕上がっています。
※録音:2020年7月、2019年9月*
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RUBICON
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シチリアン・トラヴェラー |
アレッシオ・ピアネッリ(チェロ&ディレクター)
アヴォス室内管弦楽団 |
スルハン・ツィンツァーゼ(1925−1991):ジョージア民謡の主題による7つの小品
コミタス(1869−1935):アルメニアの民謡と舞曲集
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875−1912):
24の黒人の旋律集 Op.59より 第20曲「巡礼歌」、第10曲「ディープ・リヴァー」
ベーラ・バルトーク(1881−1945):ルーマニア民俗舞曲集
Sz.68
ニコス・スカルコッタス(1904−1949):36のギリシャ舞曲集
AK11より
シリーズ1第3曲「イピロティコス」、シリーズ1第2曲「クリティコス」、シリーズ3第3曲「クレフティコス」
アレッシオ・ピアネッリ(b.1989):
シチリア民謡の主題よる変奏曲(チェロと弦楽のための編曲:アレッシオ・ピアネッリ) |
アレッシオ・ピアネッリ!シチリア島を舞台に旅する音楽旅行!
☆イタリアの若きチェリスト=コンポーザー、アレッシオ・ピアネッリ!
☆ジョージア、アルメニア、ルーマニア、ギリシャからシチリア島へ、様々な文化を旅する音楽旅行!
イタリア、シチリア等出身の若き注目チェリスト&作曲家、アレッシオ・ピアネッリがRubicon(ルビコン)から登場!
ピアネッリはパレルモでジョヴァンニ・ソッリマニ、バーゼルでトーマス・デメンガに師事し、アントニオ・ヤニグロ国際チェロ・コンクールなど複数の国際コンクールで入賞、作曲家としてはイタリアのラヴェンナ音楽祭と「100チェロ」が主催する国際作曲コンクールで最優秀賞も獲得しています。
2018年にはボルレッティ=ブイトーニ財団賞のフェロウシップも受賞し、「アヴォス・ピアノ・カルテット」のメンバーとして2018年、2020年などに来日経験のあるアレッシオ・ピアネッリが、ジョージア、アルメニア、ルーマニア、ギリシャからシチリア島へ、様々な文化を旅する音楽旅行。
地中海の中心に位置するため、何世紀にもわたって多くの文明が横断し、多様で豊かな文化を育んできたシチリアのアイデンティティを探るプロジェクト。
各地の民謡・民俗舞曲をテーマにした作品をピアネッリがチェロと弦楽のための編曲を施し、才気煥発なアレンジとヴィルトゥオージティを披露しています。
※録音:2019年11月28日−12月1日、テアトロ・ドン・ボスコ(ローマ)
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プーランク&フランク:チェロ・ソナタ集
プーランク:チェロ・ソナタ Op.143
デュティユー:ザッハーの名による3つのストロフ
フランク:チェロ・ソナタ イ長調 M8(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
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ミヒャエル・ペトロフ(チェロ)
エルデム・ミシルリオグル(ピアノ)
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ミヒャエル・ペトロフ、プーランク&フランクでソロ・デビュー!
☆トリオ・イシムシズのチェリスト、ミヒャエル・ペトロフがプーランク&フランクでソロ・デビュー!
キアロスクーロ・クヮルテットのヴァイオリニスト、パブロ・エルマン・ベネディが参加するピアノ三重奏団「トリオ・イシムシズ」のメンバーとしてRubicon(ルビコン)から2つのアルバムをリリースしてきたブルガリア出身のチェリスト、ミヒャエル・ペトロフによるソロ・デビュー・アルバム。
2015/16シーズンのECHO Rising Starに選ばれ、アムステルダム・コンセルトヘボウ、パリのシテ・ド・ラ・ミュージック、ウィーン楽友協会、ブダペスト芸術宮殿、ケルン・フィルハーモニーなどヨーロッパの主要なコンサートホールで演奏し、中国とアルゼンチンをツアーしてきたミヒャエル・ペトロフが贈るのは、フランクからデュティユーまで、約1世紀にわたる魅力的なプログラム。
イザイの結婚式のプレゼントとして作曲されたフランクの傑作「ヴァイオリン・ソナタ」の「チェロとピアノ版」、パウル・ザッハーの誕生日祝いに書かれたデュティユーの「3つのストロフ」、ピエール・フルニエに捧げられたプーランクのチェロ・ソナタを、同じくトリオ・イシムシズのメンバーであるトルコ系イギリス人ピアニスト、エルデム・ミシルリオグルとの親密なデュオで悠々と描きます。

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ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番/楽興の時
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調
10の前奏曲 Op.23より〔第4曲、第5曲、第6曲〕
6つの楽興の時 Op.16
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ソニア・バッハ(ピアノ)
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ソニア・バッハのサード・アルバム!ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番!
☆オイゲン・ダルベール国際音楽コンクール第1位!
☆ソニア・バッハのサード・アルバム!
☆エレガントにきらめくトーンで弾く、ラフマニノフのソナタ第2番&楽興の時、前奏曲集!
イギリス室内管弦楽団との共演、弾き振りでのバッハ協奏曲集でデビューしたソニア・バッハは、イタリアでラザール・ベルマン、スペインでアリシア・デ・ラローチャにピアノを学び、現在はスタインウェイ・アーティストとして活躍中の女流ピアニスト。
オイゲン・ダルベール国際音楽コンクールでの第1位&大賞受賞や、第12回ヴィオッティ=ヴァルセージア国際音楽コンクールでの特別賞受賞など順調にキャリアを重ねてきました。
バッハ(RCD1006)、ショパン(RCD1042)に続くサード・アルバムは、ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番に、若きヴィルトゥオージティが発揮された「楽興の時」、そして10の前奏曲
Op.23からの3曲を収録した、ラフマニノフ・アルバム。
「表情豊かな正確性と完璧なテクニック...クリーンで宝石のようなトーン」(英BBCミュージック・マガジン)と称賛された、エレガントにきらめくスタインウェイの音色でラフマニノフを彩ります。

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ATHENE(DIVINE ART)
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ピーター・シェパード・スケアヴェズ
偉大なるヴァイオリン 第4集 1629年製『ブラザーズ・アマティ』
ビーバーの優秀な弟子
ヨハン・ヨーゼフ・ヴィルスマイアー(1663-1722):
6つのパルティータ
1-10. パルティータ第1番 イ長調
11-20. パルティータ第2番 変ロ長調
21-29. パルティータ第3番 ハ短調
30-38. パルティータ第4番 ニ長調
39-46. パルティータ第5番 ト短調
47-56. パルティータ第6番 イ長調 |
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン) |
1629年製 ジローラモ・アマティ
録音 2020年1月29日、2月21日、7月29日 St
John the Baptest, Aldbury(イギリス)
イギリスの名ヴァイオリニスト、ピーター・シェパード・スケアヴェズがさまざまな銘器でその時代の音楽を演奏するシリーズ。
第4集ではビーバーの優秀な弟子であったと言われるオーストリアのヴァイオリニストで作曲家、ヨハン・ヨーゼフ・ヴィルスマイアーの「6つのパルティータ」を演奏しています。
この作品は1715年にザルツブルクで出版された「Artificiosus
Concentus pro Camera 巧みな室内のためのコンツェルト集」に含まれる曲集で、以前は独奏ヴァイオリンと通奏低音用とみなされていましたが、近年の研究で通奏低音はもともと付けられていなかったことがわかっています。
スケアヴェズが演奏で用いたのは、ロンドンの王立音楽院に所蔵されている1629年に製造された『ブラザーズ・アマティ』の楽器。アマティ一族の初代製作者アンドレアの息子ジローラモ(1561?-1630)が、生前最後に製作した楽器の一つであると推測され、初期のクレモナ様式の外観を備えています。



ATH-23203
(2CD)
\3200→\2990 |
ピーター・シェパード・スケアヴェズ
偉大なるヴァイオリン 第1集〜ニコロ・アマティ
1570年製
テレマン(1681-1767):24のファンタジア |
ピーター・シェパード・スケアヴェズ (ヴァイオリン) |
【CD1】無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア
1-4.ファンタジア 第1番 変ロ長調 TWV40:14/5-8.ファンタジア
第2番 ト長調 TWV40:15/
9-11.ファンタジア 第3番 ト長調 TWV40:16/12-14.ファンタジア
第4番 ニ長調 TWV40:17/
15-18.ファンタジア 第5番 イ長調 TWV40:18/19-22.ファンタジア
第6番 ホ短調 TWV40:19/
23-26.ファンタジア 第7番 ニ長調 TWV40:20/27-29.ファンタジア
第8番 ホ長調 TWV40:21/
30-32.ファンタジア 第9番 ロ短調 TWV40:22/33-35.ファンタジア
第10番 ニ長調 TWV40:23/
36-39.ファンタジア 第11番 ヘ長調 TWV40:24/40-42.ファンタジア
第12番 イ短調 TWV40:25
【CD2】無伴奏フルートのための12のファンタジア (ヴァイオリン編)
1-3.ファンタジア 第1番 イ長調 TWV40:2/4-7.ファンタジア
第2番 イ短調 TWV40:3/
8-9.ファンタジア 第3番 ロ短調 TWV40:4/10-12.ファンタジア
第4番 変ロ長調 TWV40:5/
13-15.ファンタジア 第5番 ハ長調 TWV40:6/16-18.ファンタジア
第6番 ニ短調 TWV40:7
19-20.ファンタジア 第7番 ニ長調 TWV40:8/21-23.ファンタジア
第8番 ホ短調 TWV40:9/
24-27.ファンタジア 第9番 ホ長調 TWV40:10/28-30.ファンタジア
第10番 嬰ヘ短調 TWV40:11/
31-33.ファンタジア 第11番 ト長調 TWV40:12/34-37.ファンタジア
第12番 ト短調 TWV40:13 |
録音 2013年11月13.21日 Church of St.John
the Baptist,Aldbury, Hertfordshire, England,United
Kingdom
歴史的楽器のリリースにこだわるATHENEレーベルの新シリーズ「The
Great Violins」の第1集。
このシリーズのテーマは「歴史的に価値あるヴァイオリンを用いて様々な曲を演奏すること」にあり、時には何世紀も全く演奏されていなかった貴重な楽器を用いての録音も予定されています。
第1集では1570年製のアマティを使用。イギリスのヴァイオリニスト、ピーター・シェパード・スケアヴェズは美しいフォルムを持つ楽器から崇高な音を紡ぎ出しています。
演奏曲は、テレマンの「ヴァイオリンのためのファンタジア」に加え、フルートのためのファンタジアのヴァイオリン編曲版という珍しいもの。曲ごとに移り変わる美しい音色を存分にお楽しみください。
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ATH-23205
\2700→\2490 |
ピーター・シェパード・スケアヴェズ
偉大なるヴァイオリン 第2集/
オーレ・ブルのサロン・コンサートを再現〜ニコロ・アマティ
1647年製
1.オーレ・ブル(1810-1880):シチリアーナ
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ
第18番 ト長調 K301
2.第1楽章:Allegro con spirito
3.第2楽章:Allegro
4.ミラールグッテン(1801-1872):結婚行進曲
(J.ハルヴォルセンによるヴァイオリン編)
5.グノー(1818-1893):バッハの前奏曲 第1番による瞑想曲(アヴェ・マリア)
ブル:
6.無伴奏ヴァイオリンのための四重奏曲
7.ギター・セレナード
8.オーロラ
9.2つの春の踊り
10.ハリング 第2番
11.悪魔の踊り
12.グリーグ(1843-1907):
4つのデンマーク語の歌「心の歌」Op.5-2「詩人の心」
(ソーレによるヴァイオリンとピアノ編)
13.ビショップ(1786-1855)/ブル/スケアヴェズ:アメリカ幻想曲
14.ブラーガ(1829-1907):天使のセレナード(ポリッツァー編)
15.ヘイエルダール(1832-1918):ニッセスペル
Op.11
16.ブル:山の情景 |
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)
ロデリック・チャドウィック(ピアノ)・・・2.3.5.8.12.14.16 |
17世紀イタリアのヴァイオリン製作者ニコロ・アマティは、祖父アンドレア、父ジローラモの技を受け継ぎ、クレモナをヴァイオリンの一大生産地にした業績は知られています。またストラディバリ、グァルネリも彼の弟子であり、その優雅なスタイルを持つ楽器は現代でも愛されています。
ニコロ・アマティが1647年に制作した楽器はノルウェーの作曲家、ヴァイオリニスト、オーレ・ブルが「私の真珠」と呼び、愛奏していた楽器で、100年以上公式の場から姿を消していた幻の銘器です。ブルは公式なコンサートだけでなく、私的なコンサートでもこの楽器を用い、自作を演奏して、ヨーロッパだけでなく、アメリカ全土でも彼の名前を高めたのです。
このアルバムでは、そんなブルが実際に演奏していた愛器による“サロン・コンサート”を再現しており、美しい音色が100年前以上前の雰囲気を余すことなく伝えています。
ヴァイオリンは才人ピーター・シェパード・スケアヴェズ。
下記アルバムなど、ちょっとこだわりの録音を数多く残しています。
録音:2015年5月11日 church of St. John
the Baptist, Aldbury, England,United Kingdom・・・1.4.6.7.9-11.13.15 2015年7月11日
St. Michael's, Highgate, London, United Kingdom・・・
2.3.5.8.12.14.16
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ATH-23206
(2CD)
\3200 →\2990
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ピーター・シェパード・スケアヴェズ
ザ・グレイト・ヴァイオリンズ 第3集 1685年製ストラディヴァリ
クラーゲンフルト手稿譜(1685年編纂)
96の楽章からなる独奏楽器のための音楽集
【CD1】52曲
【CD2】44曲 |
ピーター・シェパード・スケアヴェズ
(ヴァイオリン) |
プレリュード、メヌエット、サラバンド、アルマンド、クーラント、行進曲、ジーグなどをいくつかの調性と、様々なスコルダトゥーラを用いた楽曲集
使用楽器 アントニオ・ストラディヴァリ(1685年製)
録音 2018年1月25日,7月31日 St Michael's
Highgate,London
歴史的楽器による録音を行うATHENEレーベルの"ザ・グレイト・ヴァイオリンズ"シリーズ第3弾は、1685年に制作されたストラディヴァリが奏でる、オーストリアの「クラーゲンフルト手稿譜」からの作品集。
上質皮紙の表紙の80丁からなる手稿譜に出会ったスケアヴェズは、集中的に楽譜を研究し録音にこぎつけました。作曲家名は不明ですが、おそらくベネディクト派の修道尼の作品だということです。
今回は96の小品をCD2枚に収録しています。イギリスの奏者、スケアヴェズは数多くの作曲家から作品を献呈される名手で、音楽学と歴史的作品の優れた知識と解釈で知られていると同時に、ヴィオッティ、パガニーニ、ヨアヒム、クライスラーにオーレ・ブルが愛奏した楽器を演奏したことのある唯一の存在です。
今回用いているのは、手稿譜と同じ1685年製のストラディヴァリ。このヴァイオリンはモダン楽器に比べて小さく、ヴィオリーノ・ピッコロと呼ばれることもあります。これにガット弦を張り、ジェノヴァの弓製作者、アントニオ・アイレンティの17世紀の弓を使って演奏しています。
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DIVERSONS(DIVINE ART)
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J.S.バッハ(1685-1750):鍵盤楽器のための作品集
1-4. トッカータ ニ長調 BWV 912
5-10. イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807
11-16. パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825
17-18. 半音階幻想曲とフーガ ニ短調 BWV
903 |
ジル・クロスランド(ピアノ) |
録音 2003年3月2日 Old Granary Studio,
Beccles, Suffolk(イギリス)
ウェスト・ヨークシャー出身のピアニスト、ジル・クロスランドが演奏するJ.S.バッハの4つの作品。
彼女は王立ノーザン音楽大学で学んだ後、ウィーンに留学。パウル・バドゥラ=スコダとサリー・サージェントに師事し研鑽を積みました。
バロック期と古典派の作品をレパートリーの主軸に据え、とりわけバッハ作品をピアノで演奏することに関心を抱いており、これまでにも「ゴルトベルク変奏曲」や「平均律クラヴィーア曲集」をリリース。どれも高く評価されています。
このアルバムは彼女がウィグモア・ホールにデビューする1年前の2003年に録音された1枚です。
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DIVINE ART
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1847年、イスタンブールのリスト |
ゼイネプ・ユチバシャラン(ピアノ) |
1. フランツ・リスト(1811-1886): ジュゼッペ・ドニゼッティの行進曲による大パラフレーズ
S. 407
スルタン・アブデュルメジト・ハーンのために
2. リスト: 《ランメルモールのルチア》の回想
S. 397
3. ウェーバー(1786-1826): 舞踏への勧誘
Op. 65
4. ショパン(1810-1849): マズルカ ロ短調
Op. 33 No. 4
5. リスト: ベッリーニの歌劇《清教徒》より序奏とポロネーズ
S. 391
6. シューベルト(1797-1828)/リスト編:
魔王 S. 558
リスト: MAGYAR DALOK ハンガリーの歌 S.
242より
7. Lento/8. Andantino/9. Sehr Langsam
10. リスト: ノルマの回想 S. 394 |
録音 2012年6月21-22日 Nilento Studio,Kallered(スウェーデン)
1847年、フランツ・リストはイスタンブール(当時はコンスタンティノーブル)を訪れ、彼のために特別に設えられたエラールのピアノでリサイタルを行いました。
リストはこの地にほぼ1か月滞在し、スルタンの宮殿でも2回演奏、高く評価されました。当時のイスタンブールは西洋文化の中心地であり、イタリアやフランスからもたらされたオペラが人気を誇っていたため、リストが得意としたオペラのトランスクリプションも聴衆から大好評をもって迎えられました。
このアルバムは、リストがそれらのコンサートで採り上げた作品の中から、トルコ系アメリカ人のピアニスト、ゼイネプ・ユチバシャランが曲を厳選。
超絶技巧を要することで知られる「ノルマの回想」などを堂々と演奏しています。
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METIER(DIVINE ART)
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MSV-28611
(2CD)
¥2700
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BECOMINGS サム・ヘイデン(1968-):ピアノ作品集
【CD1】
1-7. Becomings 〜になる I-VII (2016-2018)
【CD2】
1. Fragment (After Losses) 断片(喪失の後)(2003)
2. ...still time... 静止した時(1990)
3. Piano Moves ピアノ・ムーヴズ(1990) |
イアン・ペイス(ピアノ) |
録音 2020年8月&9月 City University London(イギリス)
英国の作曲家サム・ヘイデンのピアノ作品全集の第1集。
彼は19歳から作曲をはじめ、作風は無調を採用した複雑なスタイル。自身で「私の作品は"ポスト・ミニマリズム"と"新しい複雑さ
new-complexity"の伝統から生まれている」と語っています。
また、電子音楽の分野でも高く評価されています。このアルバムでは新作「Becomings」と、以前に書かれた3つの作品を収録。
「Becomings」は2016年から2018年に作曲された7つの楽章で構成された作品で、難解でありながらも、複雑なリズムと音色が楽しめます。
また、増幅されたピアノの響きを全編に用いた「断片」、「...静止した時」、「ピアノ・ムーヴズ」も音響を追求するヘイデンらしい作品。
演奏は現代音楽のスペシャリストとして知られるイアン・ペイス。ヘイデンが求める超絶技巧を難なくクリアし、見事な演奏を披露しています。
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for clarinet and strings 「クラリネットと弦楽器のために」 |
ジェミニ(アンサンブル)
イアン・ミッチェル(指揮・クラリネット) |
1. シリル・スコット(1879-1970):クラリネット五重奏曲(1951/1953改訂)
ニコラ・レファニュ(1947-): 無言歌(2005)...初録音
クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために
2. I. A far cry 遠く/3. II. No paseran
奴らを通すな/
4. III. Catalunya! カタルーニャ!/5.
IV. Remembrance 思い出
6. ハワード・スケンプトン(1947-): Lullaby
子守歌(1983) クラリネットとチェロのために
トニー・コー(1934-): Dream Odyssey ドリーム・オデッセイ(2006)...初録音
クラリネットと弦楽四重奏のために
7. I. Marsh Lanterns 沼地のランタン/8.
II. The Pathless Wood 道なき森/
9. III. Bird of Fortune 幸運の鳥
10-12. レベッカ・クラーク(1886-1979):前奏曲、アレグロとパストラーレ(1941)
クラリネットとヴィオラのために
サディ・ハリソン(1965-): Fire in Song 歌の火(2020)...初録音
クラリネット、ヴィオラ、2人のナレーターのために
13. I. The World's Lament 世界の嘆き
14. II. Bandicoot and the Hollow Log
バンディクートとホロウログ
15. III. Quail and the Burning Twig
ウズラと燃える小枝
16. IV. Honey Bees and the Paperbark
Swamp ミツバチとペーパーバーク・スワンプ
17. V. Honey Bees and the Tall Grass
ミツバチと背の高い草
18. VI. Bäru the Saltwater Crocodile
and the Ancient Fire イリエワニのベルと古代の火
19. VII. Lament for the Whole World
全世界への嘆き
20-26. スケンプトン: ジェミニのダンス(1994)
フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、パーカッションとピアノのために |
録音 1995年9月20日 All Saints' Church,East
Finchley, London(イギリス)...1
1995年9月26日 All Saints' Church,Richmond(イギリス)...20-26
1995年9月28日 All Saints' Church,Richmond(イギリス)...10-12
2020年10月6日...Saint Michael's Church,Highgate,
London(イギリス)...2-9,13-19
イギリスのクラリネット奏者イアン・ミッチェルと彼が率いるアンサンブル「ジェミニ」による室内楽作品集。
王立音楽院でアラン・ハッカーに師事したミッチェルは、ソリストとして広く活動しており、ヨーロッパからアメリカ、オーストラリア、台湾、北朝鮮までツアーを行い、幅広い人気を獲得しています。
彼のために40曲以上のクラリネット、及びバス・クラリネットのための作品が書かれただけではなく、数多くの室内楽作品やオーケストラ作品の初演に携わり、彼と同時代の音楽の普及にも務めています。
このアルバムでも、世界初録音を含む20-21世紀作品を演奏しており、作曲家たちが彼に寄せる信頼の厚さも伺えます。
「ジェミニ」は1974年にミッチェルに拠って創設されたアンサンブル。このアルバムの最後に置かれた「ジェミニのダンス」はアンサンブルのために書かれた作品です。
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エリック・クレイヴン:
ピアニストたちのための小品集 第1集(2017-2019)
1-25. 第1番-第25番 |
メアリー・ダレー(ピアノ) |
録音 2019年12月18-19日 Menuhin Hall, Cobham,
Surrey(イギリス)
難解な作品で知られてきたエリック・クレイヴン。
彼は2017年に開催された名ピアニスト、アンソニー・ゴールドストーンのお別れコンサートに出席した際、同席していたリコーダー奏者、ジョン・ターナーとの会話に触発されて、この「ピアニストたちのための小品集」の作曲を思い立ちました。
この曲集は、技術的には平易であるとともに、魅力的な旋律とアイディアに満ちており、これまでの彼の作品とは一線を画すもの。
とはいえ、スコアにはテンポ、強弱、フレージング、ペダリング、および音符のアーティキュレーションに関する指定が一切書かれておらず、表現は全て奏者に一任されるという自由度の高い曲集でもあります。
このアルバムでは、作曲家の良き理解者メアリー・ダレーが「模範的な演奏(クレイヴン談)」を披露しています。
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アラステア・ホワイト(1988-):歌劇《ローブ》
1-14. 第1部
15-20. 第2部
※世界初録音 |
サラ・パーキン(ソプラノ)
ロージー・ミドルトン(メゾ・ソプラノ)
クララ・カンター(メゾ・ソプラノ)
ケリー・プーケンス(ソプラノ)
ベン・スミス(ピアノ)
ジェンニ・ホーガン(フルート) |
録音 2019年8月6日 The Place, London(イギリス)
「ファッション・オペラ」と銘打たれた風変りな作品《ローブ》。近未来を舞台にした仮想と現実が交錯する物語で、4人の女性歌手、フルート、ピアノによる演奏と、舞台上にはダンサー、俳優が登場、物語を進めていきます。
2019年、ロンドンで初演され、同年の『クリエイティヴ・エジンバラ賞』の最終候補に選ばれました。
この録音は初演キャストをフィーチャー、聴き手を不思議な世界へ誘います。
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オルランド・ハシント・ガルシア(1954-):弦楽四重奏曲第1番-第3番
1. 弦楽四重奏曲第1番(1986)
"rendering counterpoint レンダリング・カウンターポイント"
2. 弦楽四重奏曲第2番(1998/2000改訂)
"cuatro クアトロ"
3. 弦楽四重奏曲第3番(2018)
"I never saw another butterfly 私は他の蝶を見たことがない" |
アマーネット四重奏団
【メンバー】
ミーシャ・ヴィテンソン(ヴァイオリン)
アヴィ・ネイジン(ヴァイオリン)
マイケル・クロツ(ヴィオラ)
ジェイソン・キャロウェイ(チェロ) |
録音 2019年8月27日 Wertheim Performing
Arts Center Concert Hall,Miami(アメリカ)
1954年にハバナで生まれ、1961年にアメリカに移住した作曲家オルランド・ハシント・ガルシア。
マイアミ大学でモートン・フェルドマンに師事し、作曲と音楽理論を学んだ彼の音楽は、師であるフェルドマンの作風を引き継いだもので、ゆっくりとした動きと万華鏡のような色彩豊かな音、そして少しずつ変化していくモティーフなどが特徴です。
この3曲の弦楽四重奏曲の作曲時期は、およそ30年にまたがっており、その作風には作曲当時の彼が抱いていた関心がそのまま反映されています。
第1番は師フェルドマンの影響が強く、第2番にはキューバの民族楽器「クアトロ」とスペインの「4」などさまざまな意味が隠されています。
第3番はやはり彼が関心を持っているホロコーストの悲劇を描いたもの。テレージエンシュタット収容所の子供たちが書いた本からインスパイアされています。
フロリダ国際大学のカルテット・イン・レジデンスを務めるアマーネット四重奏団の演奏で。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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キング・インターナショナル
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KKC 074/8
(5CD)
¥10200
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岡村喬生・日本クラウン全録音
Disc1 赤とんぼ/岡村喬生 日本の抒情を歌う
(1)赤とんぼ/(2)砂山/(3)あわて床屋/(4)夏の思い出/(5)われは海の子/(6)ペチカ/(7)朧月夜/
(8)あの町この町/(9)月の沙漠/(10)待ちぼうけ/(11)浜千鳥/(12)夏は来ぬ/(13)いちじく/
(14)早春賦/(15)七つの子/(16)浜辺の歌/(17)故郷/(18)里の秋/(19)みかんの花咲く丘/
(20)椰子の実/(21)紅葉/(22)夕焼小焼/(23)冬景色/(24)冬の夜/(25)鞠と殿さま/(26)ゆりかご
Disc2 荒城の月/岡村喬生 日本の抒情を歌うⅡ
(1)荒城の月/(2)ひぐらし/(3)秋風の歌/(4)悲しくなったときは/(5)幌馬車/(6)かごかき/
(7)浅間の馬子/(8)かやの木山/(9)平城山/(10)出船/(11)鉾をおさめて/(12)城ケ島の雨/
(13)波浮の港/(14)ゴキブリの歌/(15)しぐれに寄する抒情/(16)お六娘/(17)丹沢/
(18)くちなし/(19)落葉松/(20)この道/(21)黴/(22)曼珠沙華/(23)初恋/(24)びわ
Disc3 シューベルト:歌曲集「冬の旅」Op.89、D.911(全曲)
Disc4 懐しき愛の歌
(1)ヴォルガの舟歌/(2)オールド・ブラック・ジョー(フォスター)/(3)魔王(シューベルト)/
(4)シューベルトのセレナーデ/(5)プラター公園の春/(6)帰れソレントへ/
(7)海に家を建てたい(ドニゼッティ)/(8)遥かなるサンタルチア/(9)懐しき愛の歌/(10)さらば草原よ/
(11)シェナンドー/(12)アイルランドの子守歌/(13)ウィーン、わが夢の街/(14)ブラームスの子守歌/
(15)黄昏の夢(リヒャルト・シュトラウス)/(16)ステンカ・ラージン/(17)トスティのセレナータ/
(18)嘆きのセレナータ(トセリ)/819)遥かに(トスティ)/(20)最後の歌(トスティ)
Disc5 昭和を歌う
(1)有楽町で逢いましょう/(2)誰もいない海/(3)上を向いて歩こう/(4)雪の降る街を/(5)知床旅情/
(6)酒は涙か溜息か/(7)北帰行/(8)影を慕いて/(9)洒落男/(10)見上げてごらん夜の星を/(11)与作/
(12)北国の春/(13)青葉城恋唄/(14)芭蕉布/(15)死んだ男の残したものは/(16)さとうきび畑 |
Disc1:岡村喬生(バス)
磯崎陽一(ヴァイオリン)(1)-(6)(9)-(15)(17)(19)(23)-(26)、
福本とも子(ヴィオラ)(1)-(5)(9)(10)(13)(15)(17)(19)、永山利彦(チェロ)(1)-(6)(9)(11)-(18)(20)-(24)、
白石隆(フルート)(2)(8)(9)(12)(15)(16)(19)(20)(22)(25)、安原理喜(オーボエ、イングリッシュホルン)(6)(10)、
池田和彦(クラリネット)(5)(7)(8)(13)(18)(21)、森田格(ファゴット)(3)(8)(10)、
伊藤康英(ピアノと編曲)(1)-(14)(16)-(26)、榊原栄(編曲)(15)
Disc2:岡村喬生(バス)、伊藤康英(ピアノ)
Disc3:岡村喬生(バス)、高橋悠治(ピアノ)
Disc4:岡村喬生(バス)
Disc5:岡村喬生(バス) |
追悼!日本クラウン岡村喬生大集成
Disc2:録音:1993年8月9、15日、9月10日/光が丘 IMAホール
Disc3:録音:1991年6月6、18、27日、9月10日/光が丘 IMAホール
Disc4:編曲:イルジー・ライニシュ/録音:1995年8月24-29日/チェコ共和国プラハ、IMGマルティネック・スタジオ
Disc5:編曲:前田憲男/録音:1999年3-5月/CRS第1スタジオ
日本語帯・解説付
日本クラウンとキングインターナショナルのレコード会社間の垣根を越えたコラボ第2弾は、今年(2021年)1月6日に89歳の生涯を閉じた岡村喬生。イタリア歌劇団来日公演に唯一の日本人ソリストとして参加するなど、日本を代表するバス歌手として活躍しました。
オペラ歌手としてのみならず、その豊かな声量と人目を引く容姿からテレビ番組の司会や役者としてのタレント活動、さらには文筆家としてもお馴染みで、昭和の時代にクラシック音楽を啓蒙した偉大な存在でした。
彼はライヴ音源を好まなかったため活躍のわりにディスクは限られ、今日その美声に接する機会は残念ながら多くありません。
そのなかで日本クラウン制作の5枚のディスクは、岡村喬生の迫力ある歌唱と芸達者ぶりを示し、その魅力をあますところなく伝えると本人も認める名盤でした。
現在入手困難なこの5枚をまとめた追悼企画。偉大なバス歌手であり、偉大なエンターテナーだった岡村喬生の永久愛蔵盤です。
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<国内盤>
BIS(国内仕様盤)
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KKC 6351/2
(2SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6000+税
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BCJがケルンで録音した《ヨハネ受難曲》
J.S.バッハ:《ヨハネ受難曲》 BWV245
(1739/49 年第4稿) |
ジェイムズ・ギルクリスト(エヴァンゲリスト)
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ダミアン・ギヨン(アルト)
ザッカリー・ワイルダー(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス/イエス)
松井亜希(ソプラノ/下女)
谷口洋介(テノール/下役)
浦野智行(バス/ペテロ)
渡辺祐介(バス/ピラト)
バッハ・コレギウム・ジャパン
寺神戸亮(コンサートマスター)
鈴木優人(チェンバロ)
鈴木雅明(指揮) |
日本語解説・歌詞対訳付。2020年3月、苦難を乗り越えて実現。BCJがケルンで録音した《ヨハネ受難曲》
セッション録音:2020年3月14-17日/ケルン・フィルハーモニー大ホールMasaaki
Suzuki ©Marco Borggreve
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、[Disc
1] 第1部 31'29、[Disc 2] 第2部 72'56、[BIS]
BIS SA.2551、輸入盤・日本語帯・解説・歌詞対訳付、【作品解説:ロビン・A・リーヴァー(翻訳:広瀬珠子)、歌詞対訳:藤原一弘】
2020年3月、バッハ・コレギウム・ジャパンは創立30周年の一環でヨーロッパ・ツアーを全11公演の日程で予定していましたが、新型コロナウイルスが急激に蔓延したために8公演がキャンセルとなってしまいました。
しかしツアー予定最後に数日滞在していたケルンにおいて、ヨハネ受難曲の録音とライブ・ストリーミングが実現しました。
録音はケルン・フィルハーモニー大ホールにてセッションで行われました。苦難な状況下の中で実現したこの記録は、BCJ
が世界に発信する2020年最大の注目盤がリリースといえます。
奇しくも創立30周年を迎えたBCJ が全身全霊を尽くした録音となりました。
演奏のすばらしさはもちろんのこと、技術陣にも注目!プロデューサーは名録音技師マルティン・ザウアー、サウンド・エンジニアはMyrios
レーベルのシュテファン・カーヘンが担当しております。
また、レコーディング・コーディネーターはBCJ
の首席指揮者鈴木優人がつとめております。
CD 録音セッションは、ライブ・ストリーミングの前後一両日、ヨーロッパの各国が順次国境を閉鎖しフライトも次々のキャンセルされていく、大変緊張した雰囲気の中で行われました。
ホテルのカフェやレストランも徐々に営業場所を狭めていき、最終日には、ついに警察官がホールに現れ、直ちに立ち退いて建物を閉鎖するよう求められました。
しかし幸い、その警察官もBCJ の演奏を聞いて下さっていたことから私たちの活動を理解してくださり、1
時間だけ猶予が与えられたのでようやく最後まで収録することができたのです。
皮肉なことに、ヨハネ受難曲は、このような緊迫した雰囲気の中で演奏するのに誠に相応しい受難曲と言わざるを得ません。
イエス・キリストの逮捕と処刑という緊迫した物語を、マタイ受難曲より遙かに劇的に映し出したこの音楽は、私たちが今回経験した大きな苦難に際し、この世に生きることの意味を、改めて考え直すことを私たちに迫るかのようです。
バッハ・コレギウム・ジャパン
音楽監督 鈴木雅明
【バッハ・コレギウム・ジャパン公式ホームページより】

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ナクソス・ジャパン
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松村禎三(1929-2007):交響曲 第1番・第2番・ゲッセマネの夜
交響曲第1番(1965)
1. I. Andante/2. II. Adagio/3. III.
Allegro
交響曲第2番(1998/1999年改作/2006年最終稿)...世界初録音
4. I. half note = 50/5. II. quarter
note = 46/
6. III. half note = 50
7. ゲッセマネの夜に(2002) |
神谷郁代(ピアノ)...4-6
湯浅 卓雄(指揮)
アイルランド国立交響楽団 |
録音 2006年9月18-19日 アイルランド ダブリン
ナショナル・コンサート・ホール
京都で生まれ、尺八や筝をたしなむ両親のもと幼い頃から音楽に興味を示した松村は、1949年に旧制第三高等学校理科を卒業後、作曲家への道を目指して清瀬保二を頼って上京。当時清瀬の家に出入りしていた武満徹と親交を結ぶも、結核のために東京藝術大学の受験に失敗し、5年間の療養生活を余儀なくされました。
その頃から俳句も手掛け、この分野でも才能を発揮します。退院後は次々と作品を発表、1970年より藝大音楽学部作曲科にて教鞭を執るまでになりました。
このアルバムには3つの作品を収録。東洋的な精神を表現しようと努めた1965年の「交響曲第1番」では、壮大な音が聴き手を圧倒します。
そして35年以上経て書かれた「交響曲第2番」は彼自身のモノローグ。響きはより調性に回帰し、ピアノと管弦楽は対話を重ねながら最後のクライマックスへと突き進みます。最後に置かれた、「ゲッセマネの夜に」では、松村の思いはキリストの眼差しを借りながら、人々の苦悩を描きだします。
西耕一氏によるオリジナル解説も読みごたえ充分です。
※解説、演奏者プロフィールは既発売商品[8.570337J]のブックレットから転載となります。
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<映像>
EURO ARTS(映像)
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20 54697
(Blu-ray)
¥4700
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モリコーネ・コンダクツ・モリコーネ
【人生と伝説】
1. アンタッチャブル/2. デボラのテーマ「つらい想い」〜メインテーマ/
3. 海の上のピアニスト/4. ニュー・シネマ・パラダイス
【1 ページ】
5. H2S/6. シシリアン/7. ある夕食のテーブル/
8. 愛のさけび声/9. マッダレーナ
【セルジオ・レオーネによる伝説】
10. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ〜
Cockey's Song/
11. 続・夕陽のガンマン/ 地獄の決斗/12.
ウェスタン/
13. 夕陽のギャングたち/14. 黄金のエクスタシー
【社会派映画】
15. 狂った旋律/16. 殺人操作/17. 供述によるとペレイラは.../
18. 労働者階級は天国に入る/19. カジュアリティーズ
【悲劇的、叙情的、叙事詩...】
20. タタール人の砂漠/21. ミッション |
エンニオ・モリコーネ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団
バイエルン放送合唱団
スザンナ・リガッチ(ソプラノ)
ギルダ・ブッタ(ピアノ)
ウルリヒ・ヘルケンホフ(パンパイプス)
ヘンリー・ラウダレス(ヴァイオリン)
ノルベルト・メルケル(ヴィオラ) |
デジタルリストア版。息子ジョヴァンニが監督として演出!モリコーネの映画音楽人生を時期ごとに振り返る!「モリコーネ・コンダクツ・モリコーネ」がデジタル・リストアでブルーレイとして蘇る!
収録:2004年10月20日、ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)/
画面:1080i、Full HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD
Master Audio、リージョン:All、片面1 層
映像監督:ジョヴァンニ・モリコーネ/プロデュース:ヘルムート・パウリ
イタリアを代表する世界的な映画音楽の巨匠で、「ニュー・シネマ・パラダイス」や「海の上のピアニスト」など、500本以上の長編映画の音楽を手掛けたエンニオ・モリコーネが2020年7月6日(現地時間)お亡くなりました。91歳でした。
本盤は、モリコーネが2004年にミュンヘン放送管弦楽団とミュンヘンのフィルハーモニー・ガスタイクで行ったコンサートの模様を収録し映像を今回デジタル・リストアしてブルーレイで発売されます。
モリコーネは、1928年ローマで生まれ、1960年代は映画監督セルジオ・レオーネとのコンビで「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「続・夕陽のガンマン」といったいわゆるマカロニ・ウェスタン音楽の第一人者となりました。
1986年にはローランド・ジョフィ監督の「ミッション」を担当しゴールデングローブ賞作曲賞を受賞、1987年に「アンタッチャブル」でハリウッド進出を果たしグラミー賞を受賞、その直後1989年には世界的に大ヒットした「ニュー・シネマ・パラダイス」で一気に知名度をあげました。
このコンサートは、モリコーネの息子ジョヴァンニ・モリコーネが監督を務めており、モリコーネの映画音楽人生を時期ごとに振り返るような演出で、途中には映画の場面が映し出されるなど、感動的な構成でモリコーネ・ファンなら必聴。
※既発の20-54694と同内容ですが、音声にDTS-HS
MAが加わりましたので、新品番となり再発売となりました。既発の20-54694は廃盤となります。
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2/11(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
DA VINCI CLASSICS
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音楽の交差点〜20&21世紀のイタリアとハンガリーの木管五重奏曲集
カゼッラ:プパツェッティ Op.27(木管五重奏版/マッツォーリ編)
アゲイ:5つの易しい踊り
ディ・ステファノ:5つの古代の秘密
ファルカシュ:17世紀の古いハンガリーの踊り
エリア:夜の目覚め
ロンバルディ:常動曲 |
クィンテット・アネモス
〔フィリッポ・マッツォーリ(フルート)、
マリカ・ロンバルディ(オーボエ)、
ニコラ・ズッカーラ(クラリネット)、
アルビン・レボッセ(ホルン)、
イヴァン・カレスターニ(ファゴット)〕 |
イタリアとハンガリーの音楽の交差点。カゼッラのプパツェッティの木管五重奏版!
異なる文化や歴史的背景を持つ「イタリア音楽」と「ハンガリー音楽」のボーダーラインを越え、両方の国々の音楽を交差させたプログラムを披露してくれているのは、イタリアの木管アンサンブルであるクィンテット・アネモス。
イタリアからは同国における器楽復興の立役者の1人カゼッラがピアノデュオのために作曲し、その後、作曲者自身の手によって室内オーケストラ版へと編曲されるなど、現在では様々な編成で演奏される「プパツェッティ」の木管五重奏版、ハンガリーからはレスピーギに師事するなどイタリアとも縁の深いファルカシュの「17世紀の古いハンガリーの踊り」などを収録。
近現代のイタリアとハンガリーで誕生した木管五重奏曲の魅力を存分に伝えてくれる充実のプログラムと演奏です。
クィンテット・アネモスは2010年にフランスで結成され、特に20世紀音楽に焦点をあてた活動を繰り広げている木管五重奏団。
フルートのフィリッポ・マッツォーリが木管五重奏曲用に編曲したカゼッラの「プパツェッティ」は、その完成度の高さから2017年春にドイツの出版社インプロンタ(Impronta)から出版されました。
※録音:2019年9月27日−28日、ジュゼッペ・ヴェルディ・ホール、ブダペスト・イタリア文化会館(ハンガリー)
※YouTubeにてハイライトをご試聴いただけます!
→ https://youtu.be/qOFuT9NB5_o
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ベートーヴェン:大フーガ、ピアノ・ソナタ
ベートーヴェン:
大フーガ変ロ長調 Op.134(4手連弾のための)*
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》
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ジュゼッペ・ロッシ(ピアノ)
エリサ・ヴィスカレッリ(ピアノ)*
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ジュゼッペ・ロッシは、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業した後、アルド・チッコリーニやイヴァン・ドンチェフ、マウリツィオ・バリーニにピアノを師事し、イタリア国内外で活躍中の俊英ピアニスト。
ウィリアム・バードからスウェーデンのアリス・テグネールなどの現代ではあまり知られていない作曲家たちの作品に取り組むなど、膨大なレパートリーを誇っています。
使用ピアノはファツィオリF278。イタリアの俊英と銘器ファツィオリ、そしてベートーヴェンの音楽の融合が楽しみなポイントです。
※録音:2019年7月16日−20日、アビー・ロッキ・スタジオ(ローマ、イタリア)
※YouTubeにてハイライトをご試聴いただけます!
→ https://youtu.be/hrkI7n3aZnA
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地球上の自由なギター 〜 ギターのための現代イタリア作品集 |
アルベルト・メシルカ(ギター) |
ジラルディーノ:ソナタ《フレデリックへの手紙》/
アンブロジーニ:夜想曲《ジミ・ヘンドリックスへのトンボー》/
ダドーネ:ルブリコ/モリコーネ:4つの小品/
シャリーノ:トラキスとの別れⅡ/
ダッロンガロ:HIC 〜 ペトラッシの追憶に/ペロッコ:ミヌタ/
ソルビアーティ:顔の本/
カンポグランデ:インクジェット前奏曲/
デ・ビアージ:クコル/
ソッリマ:《地球上の自由な生活》より 第5楽章 |
巨匠エンニオ・モリコーネや、チェロの鬼才ジョヴァンニ・ソッリマ、重鎮サルヴァトーレ・シャリーノをはじめとした現代イタリアの音楽家たちによる「ギター作品」の数々を集めたイタリアン・プログラム。
現代イタリアのギター作品の魅力を紐解くのは、1984年生まれのイタリアのギタリスト、アルベルト・メシルカ。
ホプキンソン・スミスやフランコ・パヴァンとの共同で、フランチェスコ・ダ・ミラノの1565年の写本を出版し、2013年にはキューバのコンポーザー=ギタリストであるレオ・ブローウェルから作品を献呈され初演を行うなど、将来を嘱望されている期待のギタリストの1人です。
※録音:ヴァーチャル・スタジオ(トレヴィーゾ、イタリア)
※YouTubeにてハイライトをご試聴いただけます!
→ https://youtu.be/6hdACtobNQg
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BR KLASSIK
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アルヴォ・ペルト(1935-):ミゼレーレ
1. Which Was the Son of .. それは..の息子であった(2000)
無伴奏合唱のために
2. Festina lente フェスティーナ・レンテ(1986)
弦楽オーケストラとハープのために
3. Tribute to Caesar 皇帝への納めもの(1997)
無伴奏合唱のために
4. Sequentia セクエンティア(2005/2019改訂) ヴァイオリン、パーカッションと弦楽オーケストラのために
5. The Deer's Cry 鹿の叫び(2007) 無伴奏合唱のために
6-26. ミゼレーレ(1989/1992) 独唱、合唱、アンサンブルとオルガンのために
27. Ja ma kuulsin haale ..そして私は声を聴いた(2017)
無伴奏合唱のために |
ウタ・ユングヴィルト(ハープ)..2,4、スタンコ・マディチ(ヴァイオリン)..2,4、
アレクサンダー・フィッケル(パーカッション)..2,4、ミュンヘン放送管弦楽団..2,4、
アンナ=マリア・パリー(ソプラノ)..6-26、ベンノ・シャハトナー(アルト)
..6-26、
アンドルー・レプリ・マイヤー(テノール)
..6-26、ムーン・ユン・オー(テノール) ..6-26、
トーマス・ハンベルガー(バス) ..6-26、バイエルン放送合唱団..1,3,5-27、
OENM(OESTERREICHISCHES ENSEMBLE FUER
NEUE MUSIK
新しい音楽のためのオーストリアのアンサンブル)..6-26
ハワード・アーマン(指揮) |
録音2020年9月8-11日 バイエルン放送 第1スタジオ
ミュンヘン(ドイツ)..1,3,5,27 2020年5月15日 バイエルン放送
第1スタジオ、ミュンヘン(ドイツ)..2 2020年11月9,10日 ヘルクレスザール、ミュンヘン(ミュンヘン)..4 2019年7月21日(ライヴ)
モーツァルト財団..6-26
活動の初期には新古典主義の作品を書いていたアルヴォ・ペルトが、自らの作品に「ティンティナブリの様式」と呼ばれる静謐で簡素な作風を採り入れたのは、1970年代になってからのこと。
1977年には「カントゥス—ベンジャミン・ブリテンの思い出に」を作曲し、以降、この様式を用いた宗教作品を次々と生み出して、他の作曲家たちにも大きな影響を与えてきました。
このアルバムには1986年から2019年までに書かれた5つの合唱曲と2つの器楽アンサンブル作品を収録。基本的に穏やかな曲ですが、アルバムの中心となる「ミゼレーレ」は、ドラマティックな「怒りの日」の場面を含む起伏のある作品で、ここではアーマン率いるバイエルン放送合唱団とソリストが一体となって壮麗な音楽を創り上げています。
ミュンヘン放送管弦楽団による2曲の器楽のみの作品も聴きどころです。
プロモーション動画: https://youtu.be/xb1baHe7QPs
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OEHMS CLASSICS
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OC1900
(4CD)
¥4500
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アルフレッド・パール(ピアノ)
フランツ・リスト(1811-1886):ピアノ作品集 |
アルフレッド・パール(ピアノ)
【CD4】
ヤコブ・クライツベルク(指揮)、
BBC交響楽団 |
【CD1】
1. 巡礼の年 第2年 イタリア S161/R10b
– 第1番 婚礼/2. バラード第2番 ロ短調
S171/R16/
3. ノクターン「夢のなかに」 S207 R87/4.
眠られぬ夜、問いと答え S203/R79/
5. 不運 S208/R80/6. 詩的で宗教的な調べ
第3番 孤独の中の神の祝福/
7. メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
S514/R181
【CD2】
1-4. ピアノ・ソナタ ロ短調
巡礼の年 第2年 イタリア S161/R10b (抜粋)
5. 第4番 ペトラルカのソネット 第47番/6.
第5番 ペトラルカのソネット 第104番/
7. 第6番 ペトラルカのソネット 第123番/8.
第7番 ソナタ風幻想曲 「ダンテを読んで」
【CD3】
12の超絶技巧練習曲 S139/R2b
1. 第1番 ハ長調「前奏曲」/2. 第2番
イ短調/3. 第3番 ヘ長調「風景」/4. 第4番
ニ短調「マゼッパ」/
5. 第5番 変ロ長調「鬼火」/6. 第6番
ト短調「幻影」/7. 第7番 変ホ長調「英雄」/
8. 第8番 ハ短調「荒々しき狩」/9. 第9番
変イ長調「回想」/10. 第10番 ヘ短調/
11. 第11番 変ニ長調「夕べの調べ」/12.
第12番 変ロ短調「雪あらし」
【CD4】
1-4. ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S124/R455/
5-10. ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S125/R456/11.
死の舞踏 S126/R457 |
【CD1】録音 1997年12月16-17日,1998年7月27-29日 Sendesaal
Radio Bremen(ドイツ)
【CD2】録音 2000年3月28,29日 Sendesaal
Radio Bremen(ドイツ)..1-4、1998年7月29日,1999年7月12日 Sendesaal
Radio Bremen(ドイツ)..5-7、1991年4月3日 Reitstadel
Neumarkt, Oberpfalz(ドイツ)..8
【CD3】録音 1999年5月31日-6月2日,7月12日,11月2-4日 Sendesaal
Radio Bremen(ドイツ)
【CD4】録音 2003年4月23-24日 BBC Media
Vale Studios, London(イギリス)
1965年、チリのサンティアゴ出身のピアニスト、アルフレッド・パールが1997年から2003年に録音したリスト作品をまとめた4枚組BOX。
9歳で初のリサイタルを行った彼は、チリ音楽院を経て、ドイツに留学。ギュンター・ルートヴィヒに師事し、ロンドンではマリア・クルチオに師事し研鑽を積み、数多くのコンクールでの優勝経験を持っています。
ベートーヴェンのソナタ全曲演奏が知られていますが、このリストも技巧を生かした見事な演奏です。
12の超絶技巧練習曲では派手な音作りですが、「ペトラルカのソネット」などの比較的内省的な作品では、歌心溢れる演奏を聴かせます。
また、ヤコブ・クライツベルクが指揮したBBC交響楽団との協奏曲は、息のあったオーケストラとの掛け合いと、クライマックスに向けての高揚感が高く評価された演奏。
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OC991
(2CD)
¥3800
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ピエトロ・マスカーニ(1863-1945):歌劇《イリス》全3幕
台本: ルイージ・イッリカ
【CD1】
1-16. 第1幕
【CD2】
1-12. 第2幕
13-17. 第3幕 |
イリス..カリーネ・ババジャニアン(ソプラノ)
オオサカ..サムエーレ・シモンチーニ(テノール)
キョウト..エルネスト・ペッティ(バリトン)
イリスの盲目の父..ダヴィッド・オシュトレク(バス)
芸者..ミナ・クラウゼン(ソプラノ)
くず拾い..アンドレス・モレーノ・ガルシア(テノール) 他
フェリックス・クリーガー(指揮)
ベルリン・オペラグループ管弦楽団&合唱団 |
録音 2020年2月17-18日 ヴェルナー=オットー=ザール、コンツェルトハウス、ベルリン(ドイツ)
1890年に初演された歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》で大成功を収めたマスカーニ。その後も指揮者として活躍しながら数々の歌劇を作曲、生涯に15作を書き残しました。
この《イリス》は1898年、ローマでマスカーニ自身の指揮により初演された歌劇。当時、ヨーロッパを席捲していた『ジャポニズム・ブーム』の流れに乗った作品で、台本作家イッリカがマスカーニに台本を提供。
初演時は大成功を収めています。タイトルの『イリス』とはあやめの花のこと。江戸を舞台に盲目の父の世話をする純真な娘イリスが、若者オオサカと女衒キョウトに騙され、吉原に売られてしまう物語。
また第2幕でイリスが歌うアリア「Un di, ero
piccina 私がまだ小さな子供だった頃」は、北斎の浮世絵「蛸と海女」からインスピレーションを得たと言われています。
この作品のタイトル・ロールを歌うのはアルメニア出身のソプラノ、カリーネ・ババジャニアン。プッチーニを得意とする彼女、ここでも美しい歌声で聴き手を魅了します。
指揮は、1975年ドイツ生まれのフェリックス・クリーガー。ベルリン・フィルでクラウディオ・アバドのアシスタントを務め、2000年からビーレフェルト劇場のカペル・マイスターに就任。現在はベルリン・オペラグループ管弦楽団創設者、芸術監督、首席指揮者として活躍しています。
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REGENT
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セントルイス・クラシックス |
セントルイス室内合唱団
フィリップ・バーンズ (指揮) |
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ (1872-1958)
: 天の主を称えよ [O praise the Lord of Heaven]
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グランヴィル・バントック (1868-1946) :
パンへの訴え [Invocation to Pan]
ゾルターン・コダーイ (1882-1967) : イエスと商人
[Jezus es a Kufarok]
オーランド・ギボンズ (1583-1625) : 銀色の白鳥
[The silver swan]
ボブ・チルコット (1955-) : 銀色の白鳥 [Silver
swan] (+)
アレクサンドル・グレチャニノフ (1864-1936)
:
キリストの復活を見て [Voskreseniye hristovo
videvshe] Op.59 No.8
ジャン・シベリウス (1865-1957) : 恋人 [Rakastava]
Op.14
ローベルト・シューマン (1810-1856) : ロマンスとバラード
Op.67
トゥーレの王 [Der Konig von Thule] /
美しいロートラウト姫 [Schon Rohtraut]
野ばら [Heidenroslein] / 雷雨 [Ungewitter]
/ ジョン・アンダーソン [John Anderson]
ロイ・ハリス (1898-1979) : 民主主義の3つの歌
[Three songs of democracy]
古き主張の汝へ [To thee, old cause] /
震えた年 [Year that trembled]
自由、寛容 [Freedom, toleration]
アルノルト・シェーンベルク (1874-1951)
: 地上の平和 [Friede auf Erden] Op.13 |
録音 : 2017年2月25-28日、長老派第二教会、セントルイス、ミズーリ州、アメリカ合衆国
世界初CD録音 (*) / 世界初録音 (+)。
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ドブリンカ・タバコヴァ (1980-) : 合唱作品集
うるわしき救い主の御母 [Alma redemptoris
Mater]
神に歓呼せよ [Jubilate Deo] (*)
トルーロ・カンティクルズ [Truro Canticles]
(*)
マニフィカト [Magnificat]
ヌンク・ディミティス (と われらを救いたまえ、主よ)
[Nunc dimittis (with Salva nos, Domine)]
オルガン独奏のための二部作
[Diptych for solo organ] (*)
パストラール前奏曲 [Pastoral prelude]
コラール [Chorale]
称賛 [Praise] (*) / Of a rose sing we (*)
カイナンス・コーヴ [Kynance Cove] (+)
サウス・ダウンズで [On the South Downs]
(+/#) |
トゥルロー大聖堂聖歌隊
ナタリー・クレイン (チェロ (#))
ジョゼフ・ウィックス (オルガン (*))
BBCコンサート管弦楽団 (+)
クリストファー・グレイ (指揮) |
録音 : 2018年4月24-26日、トゥルロー大聖堂、トゥルロー、イギリス
ドブリンカ・タバコヴァはブルガリア生まれのイギリスの作曲家。
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聖なるエアーズ ポール・エアーズ (1970-)
: 合唱作品集
【詩篇】
When I consider thy heavens / The Lord
my shepherd is / Crimond (The Lord's my shepherd)
The Lord my pasture shall prepare / This
is the day
【賛歌】
Be thou my vision / Grant O God Thy protection
/ This joyful Eastertide
Let all mortal flesh keep silence / A
new commandment
【黒人霊歌】
Didn't my Lord deliver Daniel? / Go down
Moses / Motherless Child / Deep River
Joshua fought the battle of Jericho
【アンセム】
On this mountain / God be in my head
/ Quanto sei bella
【キャロル】
The angel Gabriel / Go tell it on the
mountain / When the song of the angels is
stilled
【アンコール】
Psalms and Hymns and Spiritual Songs |
ケンブリッジ・セルウィン・カレッジ・チャペル聖歌隊
シャンナ・ハート、デイヴィッド・ヘインズ
(オルガン)
サラ・マクドナルド (指揮) |
録音 : 2018年7月4-6日、セルウィン・カレッジ・チャペル、ケンブリッジ、イギリス
ポール・エアーズはイギリスの作曲家・編曲家・合唱指揮者・オルガン奏者。
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聖母のための祈り [Prieres pour Notre Dame] オルガンと高声のためのフランス音楽
マルセル・デュプレ (1886-1971) :聖母の晩課のための15の唱句
[15 Versets pour les Vepres du commun
des Fetes de la Sainte-Vierge] Op.18
リリー・ブーランジェ (1893-1918) : ピエ・イエズ
[Pie Jesu] (斉唱)
ジャンヌ・ドメッシュー (1921-1968) :
グレゴリオ聖歌の主題による12のコラール前奏曲
[12 Choral Preludes on Gregorian Chant
Themes] Op.8 から
顧みたまえ、主よ [Attende Domine]
(No.3) / 天より滴らせたまえ [Rorate Caeli]
(No.1)
フランシス・プーランク (1899-1963) : 黒衣の聖母へのリタニア
[Litanies a la Vierge Noire] FP 82 |
ロムジー修道院聖歌隊シニア・ガールズ、コリン・ウォルシュ
(オルガン)
ジョージ・リッチフォード (指揮) |
録音 : 2018年7月17-18日、サントゥアン修道院、ルーアン、フランス
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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SPECTRUM SOUND
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ライトナー!待望のブルックナー「ロマンティック」
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ノヴァーク版) |
フェルディナント・ライトナー(指揮)
フランス国立管弦楽団 |
懐かしき巨匠ライトナー!待望のブルックナー「ロマンティック」,オーソドクスを極めつくしたさきにある大ブルックナーの真実!1974年ステレオ・パリ・ライヴ
ライトナーのブルックナーと云えば名盤の誉れ高いSWRとの6番、9番がありますがついに4番も発売、熱心なブルックナー、ファンの皆様に大変な朗報と申せましょう。
ライヴ録音:1974年5月8日/サル・プレイエル(パリ)/ステレオ、輸入盤・日本語帯・解説付【解説:平林直哉】
*24bit/192KHz digital restoration and remastering
from the original master tapes
クラッシック界の大久保彦左衛門、盤鬼平林直哉氏は
「この演奏を一言で云うならば、これほど楽譜に忠実な演奏は珍しい、ということだ。ブルックナーのスコアはまるで古典派のように簡潔に書かれている。しかしながら私たちは知らず知らずのうちに原典とは離れた像を愛でていることに気づかされるのである。ライトナーの演奏は何気なく聴いていると主張の穏やかなものに思える。だがブルックナーが意図した本来の響きとは何か、と自問する人にとってはかけがえのない規範となりうるのである」
と激賞されております。
まさに真のオーソドクスとは何かを問う、今は亡きライトナー翁の滋味深く他に代え難い音楽遺産でございます。音質も大変よく音楽の楽しみを心おきなく味わえます。
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<国内盤>
ART INFINI
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MECO-1061
(SACD HYBRID)
\3000+税
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『le miroir ミロワール』 |
山口佳子 (ソプラノ)
田中 健 (ピアノ) |
1. マスネ:《タイス》〜 私は美しいと言って/
2. マスネ:《マノン》〜 さようなら、私たちの小さなテーブル/
3. ビゼー:《カルメン》〜 何を恐れることがありましょう/
4. プッチーニ:《つばめ》〜 ドレッタの夢/
5. グノー:《ロメオとジュリエット》〜 私は夢に生きたい/
6. ドニゼッティ:《ドン・パスクワーレ》〜
騎士はその眼差しに/
7. ビゼー: 四月の歌/
8. ビゼー: 古い歌/
9. ロッシーニ: フィレンツェの花売り娘/
10. ロッシーニ: 赤ちゃんの歌/
11. プーランク: 愛の小径/12. サティ: あなたが欲しい/
13. サティ: エンパイア劇場のプリマドンナ/
14. 平井康三郎: うぬぼれ鏡 |
録音: 2020年7月17日&18日 DSD 11.2MHz(DSD
256)レコーディング
甘さと強さを兼ね備えたオペラ界のキャンディ・ヴォイス。
藤原歌劇団の実力派ソプラノ、大注目のファースト・アルバム。
藤原歌劇団の実力派ソプラノ歌手、山口佳子待望のデビュー・アルバムです。本人が若い時から永く歌い続けてきたオペラ・アリアや歌曲の名曲全14曲を心ゆくまでお楽しみ下さい。
ピアニシモからフォルテシモまで、まさに驚異的な歌唱力で魅せる超ワイドレンジの歌声を、DSD11.2MHzの超ハイレゾ・レコーディングが隅々まで余すところなく捉えました。ブックレット解説も、全てアーティスト本人の書き下ろしによる入魂の1枚です。
CD発売に寄せて 山口佳子
人前で歌を歌うという事
誰かが書いた言葉と誰かが書いた音
そこに込められているものを出来るだけ正確に伝えようと
自分の中にあるありったけの心と頭と体と声を使って表してみる事
だからそこにあるものは
書いた人の喜びであるし書いた人の悲しみではあるけれど
自分の喜びであり自分の悲しみでもあって
それを見つめる事はまるで鏡の中の自分を見ているようである
出会った作品を、理解し表現するという作業は、結局のところ、その作品に自分がどう呼応するか、何を感じ、何を思うのか、自分が一体どんな人間なのかを知らされる事になります。オペラにせよ歌曲にせよ、多種多様なそのキャラクターを演じるという事は、日常生活では出会わない、知らなかった自分に出会う事でもあるかもしれません。
収録という普段とは違う作業には、そんな自分をより客観的に「鏡」の中に覗くような、そんな感覚がありました。
毎日覗く鏡、そこに映る自分は、いつも同じようで、いつも少しずつ違う。音楽も同じようで、同じ歌をいつもと同じように歌ってみても、それはいつも少しずつ違うもの。だからこその難しさ、そして面白さ。
未熟さも成熟さも全部ひっくるめて、これが今の私の「鏡」。
タイトル「le miroir」にはそんな気持ちも込められています。
山口佳子(ソプラノ) Yoshiko Yamaguchi,
Soprano
東京藝術大学声楽科卒業、同大学院修士課程修了。サントリーホールホール・オペラシリーズや藤原歌劇団公演のアンダースタディ、カヴァーキャストとして研鑽を積み、2005年アルベルト・ゼッダ指揮、藤原歌劇団公演「ラ・チェネレントラ」クロリンダ役でデビュー。その後(財)江副育英会オペラ奨学生、文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア留学。
2005年ペーザロ・ロッシーニ音楽祭のアカデミア・ロッシニアーナに参加し「ランスへの旅」にコルテーゼ夫人役で出演した他、2006年第11回オルヴィエート国際コンクールオペラ部門第1位、副賞として同市立歌劇場公演「ラ・ボエーム」にムゼッタ役で出演、2011年フランスにて「セビリアの理髪師」ロジーナ役、2013年トリエステ歌劇場「カルメン」ミカエラ役など様々な公演に出演し、海外での研鑽を積む。帰国後は「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ、「椿姫」ヴィオレッタ、「ミニョン」フィリーヌ、「アラベラ」ズデンカ、「愛の妙薬」アディーナ、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ、「コシ・ファン・トゥッテ」デスピーナ等、様々なオペラ公演で主要な役を務め、近年は日生劇場「セビリアの理髪師」ベルタ(2016)、藤原歌劇団・帝国ホテル共催「こうもり」アデーレ(2012)、「メリー・ウィドウ」ヴァランシエンヌ(2015)、「フィガロの結婚」スザンナ(2018)、藤原歌劇団公演「ランスへの旅」コルテーゼ夫人(2019)、「カルメン」フラスキータ(2020)等の役でも好評を得ている。
また、仙道作三作曲「樋口一葉 恋の和歌」「与謝野晶子
みだれ髪」「小林一茶 七番日記」など邦人作品の創唱や出演も多く、日本語の美しい語感を大切にした歌唱は定評を得ている。その他、様々なコンサートや「メサイヤ」「第九」等のソリストとしても各地で活躍。藤原歌劇団団員、日本オペラ協会会員。中澤桂、木村宏子、大島洋子、マルゲリータ・グリエルミ、ウィリアム・マッテウッツィ、五十嵐麻利江の各氏に師事。東京都出身。(2020年12月現在)
■アールアンフィニ(Art Infini)について
アールアンフィニ・レーベルは、株式会社ソニー・ミュージックダイレクトと、株式会社ミューズエンターテインメントとのパートナーシップによるクラシック専門レーベルです。世界的に活躍する才能溢れるアーティストのCD
アルバムを定期的に制作、リリースしています。
アールアンフィニはフランス語で「永遠の芸術」の意味。一貫してマーケットに迎合することなく、アーティストが表現したいことを純粋に追求しています。制作過程においては、全てのアルバムにおいてDSD
方式でプロダクションされたマスターを使用、スイス・マージングテクノロジー社のDAW
ピラミクスにてDSD11.2MHz、またはDXD384KHz
フォーマットでのレコーディングを行っています。
マイクロフォンが捉えた信号を極力劣化させないようラインの最短化を図り、ステージ上のマイクロフォンの直近で収録されたアナログ信号をDSD、DXD
信号に変換後、RAVENNA(AES67)で伝送しています。また動的リスクを回避するため記録媒体は厳選されたSSD
を使用、さらにレコーディング〜編集〜マスタリングまで全ての電力は、高品位なリチウムイオンバッテリーで供給されます。アナログ、デジタル領域共に、まさに究極とも言える高品位化を実現しています。
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スリーシェルズ
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作曲家の湯浅譲二氏の協力、マスターテープ提供によるアーカイブ・シリーズのスタート!
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スリーシェルズは、作曲家の湯浅譲二氏の協力、マスターテープ提供によるアーカイブ・シリーズをスタートします。
第1弾は、CD「湯浅譲二の映画音楽」とCD「EXPO'70「せんい館」のための音楽」を2月28日に同時発売決定します。全国のCD店で流通致しますが、限定プレスのためお早めにお買い求めくださいませ。
今回の2種類のCDは、いずれも映画監督で映像作家の松本俊夫(1932-2017)と作曲家の湯浅譲二による仕事の集成となります。
「湯浅譲二の映画音楽」には、松本俊夫が監督した映画「薔薇の葬列」「母たち」「わたしはナイロン」の音楽を収録、初CD化となります。「EXPO'70「せんい館」のための音楽」にはA5判40頁解説、8頁写真集が付属します。
『日本の電子音楽』『武満徹の電子音楽』などで知られる川崎弘二とスリーシェルズの西耕一の共同企画で作られた湯浅譲二CD完成です!
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「湯浅譲二の映画音楽」〜松本俊夫監督「薔薇の葬列」「母たち」「わたしはナイロン」
湯浅譲二作曲/松本俊夫監督
1-19.『薔薇の葬列』(1969)
20-41.『母たち』(1967)
42-59.『わたしはナイロン』(1962) |
「3SCD-0059/湯浅譲二の映画音楽」
企画監修:川崎弘二、西耕一/解説:阪本裕文/協力:湯浅譲二、湯浅玲奈
3SCD-0059「湯浅譲二の映画音楽/松本俊夫監督「薔薇の葬列」「母たち」「わたしはナイロン」について
作曲家・湯浅譲二氏が保管していたマスターテープを発掘&高音質デジタル化!
これまで1度も音盤化されていない湯浅譲二作曲、松本俊夫監督作品から3作が初CD化です!
トールケース仕様・特殊A5判のジャケットは両面カラーで写真家・遠藤正による『薔薇の葬列』のスチール写真を使用。
全24ページの付属冊子には、松本俊夫監督と親交のあった映像研究者・阪本裕文による詳細な解説や、湯浅譲二作曲・松本俊夫監督によるフィルモグラフィーを掲載しています。
収録された音楽について
【薔薇の葬列】
エレクトーンの電子サウンドが不条理なる美しさを掻き立てる。
【母たち】
ピアノ、カリンバ、赤ちゃんが母を呼ぶ声など。世界各地の母を巡る音楽。湯浅&松本だけでなく、寺山修司も作詩で加わった。
【わたしはナイロン】
日野皓正のトランペット演奏が心地よく響く湯浅ジャズ。コーラスや電子音も加わり、前衛的かつ爽快なサウンドを展開。
湯浅譲二氏のご提供によるマスターテープを使用させて頂きました(「わたしはナイロン」を除く)
再生デッキは、STUDER A812、ケーブルは、Acoustic
Revive社のご協力による最高グレードのケーブルを使用してデジタル化を行いました。
※マスターテープの劣化によるノイズなどございますことをご了承くださいませ

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「湯浅譲二/EXPO'70「せんい館」のための音楽」
湯浅譲二:
1-22.スペース・プロジェクション「アコ」の音楽
23-27.ファッション・ショーの音楽
28.回廊Aの音楽「パターンスライドの音楽」
29.回廊Bの音楽「カラーゴーラウンドの音楽」
30-33.回廊Bの音楽「カラーゴーラウンドの音楽素材1-4」
34.ルネ・マグリットの男の音楽「人形Aその1」
35.ルネ・マグリットの男の音楽「人形Aその2」
36.スペース・プロジェクション「アコ」の音楽(完成版) |
「3SCD-0060/湯浅譲二・Expo70せんい館のための音楽」
企画監修:川崎弘二、西耕一/解説:阪本裕文/協力:湯浅譲二、湯浅玲奈
作曲家・湯浅譲二氏が所有保管していたマスターテープを発掘&高音質デジタル化!
「スペース・プロジェクション・アコ」のための2chマスターテープ発見&CD化!
今回、CD化されるのは、せんい館の天井、床などを取り囲む25系統のスピーカー群で再生された多チャンネル音源ではなく、テープ加工・編集用の素材として収録された2chのオーケストラ曲のマスター音源です。
しかし、それは「素材」といってしまうにはあまりに勿体ない。それだけでも鑑賞できる作品でした。これまで知られた音源より数段鮮度の高いサウンドも必聴です。これは大発見と言って良いでしょう。
同じく湯浅譲二氏保管マスターテープには「スペース・プロジェクションのための音楽」も、これまで知られているものより音質の良いものが記録されていました。こちらも新発見です。
今回は、純粋な管弦楽のみの版と、完成版の両方を収録して比較鑑賞が可能となりました。
湯浅譲二が大阪万博「せんい館」のために作った先鋭的なサウンドが甦る!
トールケース仕様・特殊A5判のジャケットは両面カラーで写真家・遠藤正による大阪万博せんい館のスチール写真を使用。附録冊子は2種類。
・川崎弘二「日本万国博覧会の電子音楽第1巻・せんい館」(40ページ)
・写真家・遠藤正による「せんい館写真集」(8ページカラー)
『日本の電子音楽』『武満徹の電子音楽』などで知られる川崎弘二とスリーシェルズの西耕一の共同企画で作られた湯浅譲二CD完成です!
収録された音楽について
【スペース・プロジェクション「アコ」の音楽】
湯浅作品でも最も先鋭的な音響の一角を担う作品。純粋に管弦楽曲の断片として作曲されたそのマスターを発見!
【ファッション・ショーの音楽】
「せんい館」で開催されたファッション・ショーのための音楽を発見!湯浅の職人的仕事を発見。
【回廊Aの音楽「パターンスライドの音楽」】
鳥の鳴き声や子供たちの遊ぶ声をミックスして超現実的な夢幻空間を演出したテープ音楽
【回廊Bの音楽「カラーゴーラウンドの音楽」】
特殊奏法を駆使したエレキギターによるアブストラクトサウンドが炸裂
【ルネ・マグリットの男の音楽「人形Aその1」「人形Aその2」】
湯浅譲二、武満徹、谷川俊太郎らの若き日の声も使用されたテープ作品「ヴォイセズカミング」の「インタビュー」に結実する別バージョンを収録。「あのー」「そのー」「やはりなんというか」「やっぱりどうしても」「ある意味で」・・・。
【スペース・プロジェクション「アコ」の音楽(完成版)】
「せんい館」内部で25系統のスピーカー群で再生された音をマイク収録したと推測される2chテープのマスターを発見!
これまで音盤化されていたものよりリアルで鋭いサウンドが味わえます。
※マスターテープの劣化によるノイズなどございますことをご了承くださいませ
※湯浅譲二氏のご提供によるマスターテープを使用させて頂きました(「わたしはナイロン」を除く)
※再生デッキは、STUDER A812、ケーブルは、Acoustic
Revive社のご協力による最高グレードのケーブルを使用してデジタル化を行いました
湯浅譲二(ゆあさ・じょうじ):
福島県郡山市生まれ。少年期より音楽に興味をおぼえ独学で作曲を始める。1949年、慶応大学教養学部医学部進学コースに入学する。在学中より秋山邦晴、武満徹らと親交を結び、1951年「実験工房」に参加、作曲に専念する。以来、オーケストラ、室内楽、合唱、劇場用音楽、インターメディア、電子音楽、コンピュータ音楽など、幅広い作曲活動を行っており、国内はもとより、世界の主要オーケストラ、フェスティバルなどから多数の委嘱を受けている。1981年からカリフォルニア大学サン・ディエゴ校教授(現在名誉教授)を務め、日本大学芸術学部、東京音楽大学、桐朋学園大学等でも後進の指導にあたる。
1997年、「ヴァイオリン協奏曲—イン・メモリー・オブ 武満徹─」により第45回尾高賞および第28回サントリー音楽賞を受賞。1998年から2011年まで、「サントリーホール国際作曲委嘱シリーズ」の監修を務めた。2010年、国際現代音楽協会(ISCM)名誉会員に、2014年、文化功労者に選ばれた。
受賞:ベルリン芸術祭審査員特別賞(1961)、イタリア賞(1966、67)、ヴェネチア国際記録映画祭サン・マルコ金獅子賞(1967)、尾高賞(1973、88、97、2003)、日本芸術祭賞(1973、83)、飛騨古川音楽賞大賞、京都音楽賞大賞(1995)、サントリー音楽賞(1996)、芸術選奨文部大臣賞(1997)、紫綬褒章(1997)、日本芸術院賞・恩賜賞(1999)、第23回日本アカデミー賞映画音楽優秀賞(2000)、文化功労者(2014)。

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2/10(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
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ABCD 461
(SACD HYBRID)
¥2400
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J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集第3部より |
リーサ・アールトラ(オルガン/シモ&カヴィライネン1994年製作) |
(1)前奏曲 変ホ長調「聖アン」 BWV552/1/(2)「これぞ聖なる十戒」
BWV678/
(3)「これぞ聖なる十戒」によるフゲッタ BWV679/
(4)「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV680/
(5)「われらみな唯一なる神を信ず」によるフゲッタ
BWV681/
(6)「天にいますわれらの父よ」 BWV682/
(7)「天にいますわれらの父よ」 BWV683/
(8)「われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」
BWV684/
(9)「われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」
BWV685/
(10)「深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」
BWV686/
(11)「深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」
BWV687/
(12)「われらの救い主なるイエス・キリスト」
BWV688/
(13)「われらの救い主なるイエス・キリスト」によるフーガ
BWV689/
(14)フーガ 変ホ長調「 聖アン」 BWV552/2 |
バッハの全曲演奏会も達成したリーサ・アールトラがついにバッハを録音!『聖アン』を含むクラヴィーア練習曲集!!
セッション録音:2019年10月14&15日/ピルッカラ教会(タンペレ)/5.0
Surround sound、マルチチャンネル、60'31
1990年にシベリウス・アカデミーでオルガンのディプロマを取得し、1991年にヘルシンキ大聖堂でデビュー・リサイタルを行った実力派リーサ・アールトラがバッハのオルガン作品集をリリースします!
ソリスト、チェンバロ奏者として、また室内楽奏者としても活躍しているアールトラはタンペレ地方のピルッカラ教会のオルガニストもつとめおります。
当教会で5年をかけバッハのオルガン作品全曲演奏会を成し遂げました。今回満を持してのセッションが実現。もちろんピルッカラ教会での録音です。
当アルバムにはオルガンのためのクラヴィーア練習曲集第3部から、前奏曲とフーガ 変ホ長調
『聖アン』BWV552 を両端に12曲のコラール(BWV678〜BWV689)を収録。豪華絢爛で雄大な前奏曲と5声の三重フーガを有する高貴な気分をたたえるフーガの『聖アン』ですが、アールトラは教会の残響も考慮し、快活にして重厚感を漂わせて演奏。全体的に速めのテンポ設定で推進力がうまれます。
また当オルガンを知り尽くしているからこその絶妙なレジストレーションです。

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BIS
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BIS SA 2565
(SACD HYBRID)
¥2800
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スペイン |
フランツ・ハラース(ギター/マティアス・ダマン製作) |
レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ(1896-1981):
(1)ロンデーナ/(2)『瞑想曲』〜4つのオリジナル作品より第2番(3)ソレア/
(4)エンリケ・グラナドス(1867-1916):『ゴヤの女』〜昔風スペイン歌曲集より/
(5)ルイス・デ・ミラン(1500 年頃〜1561年頃):6つのパヴァーヌ/
(6)フェルナンド・ソル(1778-1839):「マルボロー」の主題による序奏付き変奏曲
Op.28/
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
(7)クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌/
(8)『粉屋の踊り』〜三角帽子より(ハラース編曲)
(9)フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):『トリハ』〜スペインの城より
フランシスコ・タレガ(1852-1909):
(10)涙/(11)アルハンブラの思い出
イサーク・アルベニス(1860-1909):
(12)『グラナダ』〜スペイン組曲第1集 Op.47より第1曲
(13)『スペイン』〜カタルーニャ奇想曲
Op.165より第5楽章
(14)『カディス』〜スペイン組曲第1集 Op.47より第4曲
ホアキン・トゥリーナ(1882-1949):
(15)セヴィリア風 Op.29/
(16)ギター・ソナタ Op.61 |
『アルハンブラの思い出』も収録!ギターの名手ハラースが情熱的に紡ぐスペイン・アルバム。
セッション録音:2020年11月/十字架教会内アルベルト・レンプ・ザール、シュヴァービング(ミュンヘン)/DSD、4.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、81'58
SACD ハイブリッド盤。
名手フランツ・ハラースがスペイン・アルバムをリリースします!
1922 年6 月、グラナダのアルハンブラ宮殿のアルヒベス広場でマヌエル・デ・ファリャ、フェデリコ・ガルシア・ロルカ、サンティアゴ・ルシニョールなど著名な芸術家、知識人が列席した「カンテ・ホンド」が開かれました。
このイヴェントの目的はフラメンコ芸術の純粋さを示すことを目的とし、当時29歳だった名ギタリスト、アンドレス・セゴビアがオープニング演奏を飾り、ファリャの「クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌」を演奏しました。
この作品は20 世紀のスペイン音楽の重要な特徴を示す傑作として現在も演奏されております。ハラースは16世紀から20世紀まで純粋なスペインのギター作品を凝縮したアルバムを完成させました。
収録作品はミラン、サインス・デ・ラ・マーサ、グラナドス、ファリャ、アルベニス、ソル、タレガ、トゥリーナとギター・ファン狂喜の内容。
最後のトゥリーナのギター・ソナタは、スペイン自治協会の写本の複製をもとにした現存する最も古いスコアで演奏されています。
華麗なテクニックと情熱的な旋律はスペイン音楽の象徴ともいえる作品です!
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BONGIOVANNI
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小編成伴奏でも聴き応えありのミサ曲
ロッシーニ:小荘厳ミサ曲
〜独唱、合唱、2 台ピアノとハルモニウムのための |
アナスタシア・レオノヴァ(ソプラノ)
ダニエラ・ヌッツォーリ(メゾソプラノ)
北宅憲太郎(テノール)
ディエゴ・コッリ(バス)
ジュゼッペ・ブルーノ(第1ピアノ)
ジャコモ・ベネデッティ(第2ピアノ)
ディミトリ・ベッティ(ハルモニウム)
ジャンニ・ミーニ(合唱指揮)
カプリッチョ・アルモニコ
フェデリコ・バルダッツィ(指揮) |
74'39''
ピアノ2台とハルモニウムという小編成の伴奏で書かれた荘厳ミサ。音楽の規模はまったく小さくなく、ピアノの伴奏がリズミカルで力強いトラックもあったりと楽しめます。
そして何といってもオペラ作曲家ロッシーニならではの巧みな声楽書法が魅力。
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アルフレート・フーバー(1962-):作品集
『エニグマ(謎)』 Op.23 〜
ヴァイオリンと室内オーケストラのための協奏曲
組曲第1番『ハフナー』Op.37〜
ヴァイオリン独奏と打楽器グループのための
『ディオスクロイ』Op.27〜ピアノと弦楽オーケストラのための |
エスター・ハフナー(ヴァイオリン)
マルティン・ケルシュバウム 、
チェチーリア・マルテルッチ、
ドミニク・プリーラー、
フェレンク・シンシ(パーカッション)
アンドレア・ルクリ(ピアノ)
マッシモ・ベッリ(指揮)
フェルッチョ・ブゾーニ室内管弦楽団 |
医学を学び作曲を志した作曲家の作品集
62'55''
1983年の医学生時代に作曲を学び、それを自分のライフワークにしようと決意したアルフレート・フーバー。
医者で化学者でもあったボロディンや保険屋に務めたアイヴズ、精神医学を学んだシノーポリのように、2つの職業のキャリアを積んだ人物による作品集です。
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GLOSSA
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バリトン・ヴィルトゥオーゾの芸術 〜 ロッシーニ:アリア集
1. 《トルヴァルドとドルリスカ》より アリア
「ああ、まわりに轟いているのは何の声だ?」
2. 《ラ・チェネレントラ(シンデレラ)》より
シーンとアリア 「四月の蜜蜂のように」
3. 二重唱 「重大な秘密を」
4. 《泥棒かささぎ》より アリア 「私が泥棒で訴えられる?」
5. 《ブルスキーノ氏》より アリア 「この社交界という劇場では」
6. 《セミラーミデ》より アリア「そうだ、復讐をしよう」
7. 《幸福な間違い》より アリア 「ひとつの声が私の心を打った」
8. 《ギヨーム・テル(ウィリアム・テル)》より
アリア 「動いてはいけない」
9. 《ラ・チェネレントラ》より 二重唱のシーン
「そうだ、すべてが変わるだろう」&アリア
「天の深い神秘の中に」
10. バスのためのシーンとアリア 「栄光の声が」 |
ジョルジョ・カオドゥーロ(バリトン)、ヴィルトゥオージ・ブルネンセス、ヤコポ・ブルーサ(ディレクター)、
ファビオ・マリア・カピタヌッチ(バリトン/tr.2,
3)、チェチーリア・ベルニーニ(メゾ・ソプラノ/tr.2,
3)、
アンナ・ヴィオラ(ソプラノ/tr.2)、アレッサンドロ・コルテッロ(テノール/tr.2)、
ブルノ・ヤナーチェク合唱団(tr.1, 2,
6) |
イタリアのバリトン、ジョルジョ・カオドゥーロ!ロッシーニの技巧的なベルカント・アリア集!
☆イタリアの若きバリトン・スター、ジョルジョ・カオドゥーロ!
☆華麗なる技巧で歌うロッシーニのベルカント・アリア集!
1980年モンファルコーネ(イタリア)生まれのジョルジオ・カオドゥーロは、2020年の国際オペラ・コンクール「As.Li.Co」で優勝し、同世代の主導的なバリトン歌手として活動しています。
ロイヤル・オペラ・ハウス、パリ国立オペラ、ミラノ・スカラ座、ローマ歌劇場、ベルリン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、サンフランシスコ・オペラなどの世界の主要な劇場で歌い、特にロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニ、ヴェルディなど華麗なベルカント・レパートリーを得意とするジョルジョ・カオドゥーロが、ロッシーニの極めて技巧的なオペラ・アリアをセレクションしたロッシーニのアリア集。
ロッシーニが描いたコミカルで多様な表情の役柄を、カオドゥーロのまばゆく芳醇なバリトン・ヴォイスで歌います。
伴奏は、ブルノ国立ヤナーチェク歌劇場管弦楽団のコンサート・マスター、カレル・ミタスが創設したヴィルトゥオージ・ブルネンセス(チェコ・オペラ交響楽団)で、ヤナーチェク歌劇場管弦楽団、ブルノ・フィル他、チェコのトップ・オーケストラの首席奏者やセクション・リーダーなどが参加しています。
※録音:2019年2月2日−4日、トンスタジオ・ランフマン(チェコ)
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HARP&COMPANY
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ベルギーの作曲家によるハープ作品集
ニコラ・ムニエ:5声のコンセール
レオポルド・サミュエル:5声のコンセール
マルセル・オブラン:3つの舞曲*
ジョゼフ・ジョンゲン:ハープのためのバラード
Op.125
ベンジャミエン・リッケ:オ・サントル*
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ラシェル・タリトマン(ハープ)
マルコス・フレナーニ=マルティンス(フルート)
ダニエル・ルーベンシュタイン(ヴァイオリン)
ピエール=アンリ・ゼレブ(ヴィオラ)
クミコ・オクトミ(ヴィオラ)*
ヨハネス・ブルクホフ(チェロ) |
イスラエル、テルアビブ出身の世界的ハーピスト、ラシェル・タリトマンが設立した「ハープ音楽に特化」した世界でも珍しい自主レーベル、「ハープ・アンド・カンパニー(Harp
& Company)」の最新タイトルは、ベルギーの作曲家たちによる世界初録音となる作品集。
近代ベルギーを代表する作曲家、ジョゼフ・ジョンゲンが1943年にクロマチックハープのために作曲した印象派の影響を受けた色彩感豊かな「バラード」から、ジョンゲンの「5声のコンセール」の編成(フルート、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)に基づき、ラシェル・タリトマンのために作曲された現代ベルギーの作曲家、ニコラ・ムニエの作品まで幅広く収録。
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ディルク=ミヒャエル・キルシュ(b.1965):ハープのための室内楽作品集
アソーレス 〜 フルート、イングリッシュホルン、ヴィオラ、チェロ、ハープのための性格的組曲
Op.35/
イングリッシュホルンのための哀歌 Op.23/
ハープのための2つの即興曲 Op.37/
フルート、ヴィオラとハープのためのトリオ・パストラル
Op.12a/
フルートとハープのための 《 ....ある夏の日...
》 Op.9a/
アルトフルート、ヴィオラ、ハープのための3つの夜想曲
Op.6a/
オーボエとハープのためのパストラーレ Op.3 |
ラシェル・タリトマン(ハープ)、マルコス・フレナーニ=マルティンス(フルート)、
ハイケ・シュタインブレヒェル(イングリッシュホルン)、ローラン・オウケ(ヴィオラ)、
ディルク=ミヒャエル・キルシュ(オーボエ)、カロリーナ・プリールズ(チェロ) |
ドイツ出身の作曲家、オーボエ奏者のディルク=ミヒャエル・キルシュのハープのための室内楽作品集。ラシェル・タリトマンのために作曲された「即興曲」を含む、全曲世界初録音。
ディルク=ミヒャエル・キルシュの作品の中でも、特にオーボエのためのソロ作品は、国際ダブルリード協会主催のコンクールや、ミュンヘン国際音楽コンクールなど、権威あるコンクールにおいて重要な作品に位置付けられている。
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NIMBUS
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NI5998
(CD-R)
¥2500
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3つのフランス歌曲集 〜 デュポン、アーン、フォーレ
レイナルド・アーン(1874−1947):歌曲集
《傷んだ木の葉》
アーン:《ラテンのエチュード》より タンダリス、リデ
ガブリエル・デュポン(1878−1914):歌曲集
《秋の詩》
ガブリエル・フォーレ(1845−1924):歌曲集
《閉ざされた庭》 Op.106
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シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ)
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シャーロット・ド・ロスチャイルドが歌うフランス歌曲集!
☆シャーロット・ド・ロスチャイルドが詩情豊かに歌う、20世紀初頭の麗しきフランス歌曲!
世界中にその歌声を響かせるソプラノ歌手であり、イギリスの歴史ある名門ロスチャイルド家の長女でもあるシャーロット・ド・ロスチャイルド。
ザルツブルク音楽学校、英国王立音楽大学、同大学院を卒業し、音楽の才を発揮。18ヶ国語の歌をレパートリーとするなど、世界各地で音楽活動を行っています。
シャーロット・ド・ロスチャイルドの2020年新録音は、「イヴの歌」や「幻影」を収録し人気を博したフォーレ歌曲集(NI5915)に続くフランス・プログラム、アーン、デュポン、フォーレの作品を集めた麗しきフランス歌曲集をリリース。
いずれも20世紀初頭に作曲されたフランス語の詩情豊かな歌曲集を、シャーロットの柔らかい歌声と、Nimbusの代表兼アーティスティック・ディレクターを務めるエイドリアン・ファーマーの繊細なピアノで贈ります。
※録音:2020年2月28日−29日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

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ONYX
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PONYX4198
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143+税
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ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)、自宅で録音!
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調
Op.27-1
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調
Op.27-2
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 二短調
Op.27-3
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調
Op.27-4
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番 ト長調
Op.27-5
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調
Op.27-6
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ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
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ONYX4198
¥2600→\2390
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ジェームズ・エーネス新録音!イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ!
☆2019年グラミー賞を受賞したカナダの天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス!
☆ロックダウン中に自宅で録音されたイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ!
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞したカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。
エーネスはCOVID-19によるロックダウンに見舞われた2020年の3月に、自らオンライン・コンサートの企画を立ち上げ、「Recitals
from Home」と題してバッハとイザイの6つの無伴奏ヴァイオリン作品を順に公開していきました。
エーネスはバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータは20年以上前に録音された名盤(AN28772-3)を残していますが、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは意外にも初めての録音となり、ここに第1番〜第6番までまとめたOp.27全曲録音のアルバムが実現しました。
3月の時点では自宅にレコーディングの機材もノウハウもまったくなかったというエーネスが、世界中のレコーディング関係者や友人の助けを借りながら機材を揃え、リビングルームをレコーディング・スタジオへと変えて臨んだ録音は、想像以上の録音品質の高さに驚かされます。
録音はノイズを避けるため朝の早い時間に行われ、バッハの「聖典」に対するもっとも重要な拡張作品となるイザイの無伴奏ソナタを、その類稀なる技巧によって力強く緻密に仕上げています。
☆オンライン・コンサート「Recitals from
Home」のトレイラーをご覧いただけます!
https://vimeo.com/ondemand/recitalsfromhomecomplete

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ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル!
ツェムリンスキーの「人魚姫」
ツェムリンスキー:人魚姫
シュレーカー:王女の誕生日
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ワシリー・ペトレンコ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
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ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル!ツェムリンスキーの「人魚姫」原典版!
☆ワシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプール・フィル!
☆物語を題材にした、ツェムリンスキーとシュレーカーのドラマティックな管弦楽作品!
2021年からシャルル・デュトワの後任としてロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に任命されており、2021年1月にはスヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団の芸術監督をウラディーミル・ユロフスキから引き継ぐことも発表されるなど、新時代の巨匠としての道を邁進するワシリー・ペトレンコ。
ペトレンコが2006年から首席指揮者(Principal
Conductor。2009年からはChief Conductor)として15年間篤い信頼を築き、2021年9月以降も桂冠指揮者(Conductor
Laureate)として関係を継続する英国の名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(RLPO)。
ストラヴィンスキー、エルガー、チャイコフスキーなど絶賛されたアルバムに続いてペトレンコ&RLPOが目を向けたのは、童話やおとぎ話を題材に書かれた、ツェムリンスキーとシュレーカーのドラマティックな管弦楽作品。
アンデルセンの童話を基に作曲され、義弟シェーンベルクの「ペレアスとメリザンド」と同じコンサート(1905年)で初演されたツェムリンスキーの代表作「人魚姫」は、初演時の酷評によりカットされた部分などを復元したオリジナル・ヴァージョンのスコアで演奏。
当時のウィーンの作曲家の中でもっとも進歩的な一人でありながら、ナチスによって排斥されたフランツ・シュレーカーの「王女の誕生日」は、オスカー・ワイルドの物語によるパントマイムのための音楽で、1908年に初演され、シュレーカーの最初の成功した作品となりました。

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SIGNUM CLASSICS
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ファツィオリ・ピアノで弾く
スピラ・スペラ 〜 バッハ・トランスクリプションズ |
エマニュエル・デスパ(ピアノ) |
J.S.バッハ:
序曲(カンタータ第29番「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」
BWV.29より/サン=サーンス編曲)
シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調
BWV.1004より/ブゾーニ編曲)
前奏曲ロ短調 BWV.855a(ジロティ編曲)
前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543(リスト編曲)
コラール「いまぞ喜べ、汝らキリストのともがらよ」
BWV.734(ブゾーニ編曲)
コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」
BWV.659(ブゾーニ編曲)
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582(テオドール・サーントー編曲)
コラール「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」
BWV.645(ブゾーニ編曲)
コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」
BWV.639(ブゾーニ編曲)
幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542(サーントー編曲)
主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ「心と口と行いと生活で」
BWV.147より/マイラ・ヘス編曲) |
エマニュエル・デスパ新録音!バッハ・トランスクリプション登場!
☆エマニュエル・デスパがファツィオリ・ピアノで弾くバッハ・トランスクリプション!
王立音楽院で名教師ルース・ナイにピアノを学び、クラウディオ・アラウの孫弟子にあたるフランスのファツィオリ・プレイヤー、エマニュエル・デスパ。
ロマン派とポスト・ロマン派作品の優れたパフォーマーとして高い評価を得てきた、エマニュエル・デスパが、ファツィオリの優美な音色で響かせるJ.S.バッハのピアノ・トランスクリプション集。
ブゾーニの「シャコンヌ」や人気のコラール集、サン=サーンスの「序曲」、マイラ・ヘスの「主よ、人の望みの喜びよ」などの有名なアレンジを中心に、19世紀後半から20世紀前半に活動したハンガリーのピアニスト&作曲家、テオドール・サーントー(1877−1934)の世界初録音を含むレア・トランスクリプションまで、充実のラインナップで贈るバッハ・トランスクリプションを、モダン・ピアノの特性を活かした煌びやかなサウンドで収録しています。
※録音:2020年2月4日−6日、コンサート・ホール(ワイアストン・レイズ)
※使用楽器:Fazioli model 278
☆YouTubeにてご試聴いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=9KZOqxR_ycU

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ジェレ・ハンコック:合唱作品集
子羊への歌/ユビラーテ・デオ/
聖なる幼子(インファント・ホーリー, インファント・ローリー)/
トゥ・サーヴ/聖トーマス・サーヴィス/オルガンのためのエア/
復活祭のミサ/The Lord Will Surely Come/
キリスト・イエスにあって一つ/
あなたのすまいはいかに麗しいことでしょう/
Come Ye Lofty, Come Ye Lowly/
神の賜物を再び燃えたたせなさい/
ジャッジ・エターナル/詩篇第8篇/祈り、働け/
「祈り、働け」による変奏曲/ディープ・リヴァー |
ニューヨーク五番街・聖トーマス男声合唱団&少年合唱団
聖トーマス・ブラス
ジェレミー・フィルセル(オルガン・指揮)
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アメリカの聖公会合唱の伝統における主要団体、ニューヨーク五番街・聖トーマス男声合唱団&少年合唱団が、元合唱団長でオルガニストのジェレ・ハンコック(1934-2012)に敬意を表し捧げたトリビュート・アルバム。
合唱関係者にとって父親のような存在であったハンコックは、その30年以上に渡るキャリアの中で、数多くの合唱曲やオルガン曲を生み出しました。その多くは彼の友人や同僚のために作曲されています。
演奏は、現オルガニストで音楽監督のジェレミー・フィルセル(オルガニストとしてもピアニストとしても活躍する数少ないヴィルトゥオーゾとして知られています)が指揮し、聖トーマス・ブラスが伴奏します。(曲によってはアソシエイト・オルガニストのベンジャミン・シーンとアシスタント・オルガニストのニコラス・クアルドクスがオルガンを担当しています。)
※録音:2020年2月、聖トーマス教会(アメリカ、ニューヨーク)
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ロドリゴ・ルイス:室内楽作品集 〜 星を見よ
ヴァイオリン・ソナタ R.6
星を再び見るために(A Riveder Le Stelle)R.8
ピアノ三重奏曲 R.9
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ケレンザ・ピーコック(ヴァイオリン)
ヒュー・ワトキンス(ピアノ)
ローラ・ファン・デル・ヘイデン(チェロ)
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1988年生まれのメキシコの作曲家、ロドリゴ・ルイスによる美しくロマンティックな室内楽作品集。
ダンテの『神曲』地獄篇からインスピレーションを受けた、ヴァイオリンとピアノのための《星を再び見るために
A Riveder Le Stelle》や、湖畔の星降る夜が夜明けに変わるイメージから作曲された《ヴァイオリン・ソナタ》など、各作品は2017〜2019年に作曲されたものですが、みなベートーヴェンやシューマン、ブラームスの影響を強く受けた、19世紀的な調性音楽として書かれています。
「調性のある音楽は、とても直接的に自分に語りかけてくるものだと感じています。結局のところ、最も経験の浅いリスナーでさえ、モーツァルトのソナタならば高度な分析を必要とせずに、完璧に楽しむことができます。」(ブックレット掲載のインタヴューより)
※録音:2020年1月、スネイプ・モルティングス
ブリテン・スタジオ(イギリス、サフォーク)
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GALLO
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「テレマン:オーボエのための幻想曲・カノン集」 |
ファブリス・フェレーズ(オーボエ) |
テレマン:
12の幻想曲 TWV40:2/13〜第11番 ト長調
TWV 40:12/
旋律的カノン イ短調 TWV40:123/
12の幻想曲 TWV40:2/13〜第6番 ニ短調 TWV
40:7/
12の幻想曲 TWV40:2/13〜第1番 イ長調 TWV
40:2/
12の幻想曲 TWV40:2/13〜第2番 ホ短調 TWV
40:3/
旋律的カノン ト長調 TWV40:118/
12の幻想曲 TWV40:2/13〜第8番 ホ短調 TWV
40:9
J.S.バッハ:パルティータ第2番 BWV1004〜アルマンド,ジーグ
テレマン:12の幻想曲 TWV40:2/13〜第4番
変ロ長調 TWV 40:5
W.F.バッハ:二重奏曲 変ホ長調 F56
(以下ボーナス:トラック)
テレマン:
旋律的カノン イ短調 TWV40:123(単声のみ)/旋律的カノン
ト長調 TWV40:118(単声のみ) |
スイスのオーボエ奏者、ファブリス・フェレのテレマンを中心とした無伴奏のバロック作品集!
録音:2020年7月 ブザンソン、DDD,54'42
スイスのオーボエ奏者、ファブリス・フェレーズ(若しくはフェレ)の演奏するテレマンを中心とした無伴奏のバロック作品。
テレマンの幻想曲集は本来フルートのための作品。
ボーナス・トラックにカノンを追いかけ無しで演奏したものも収録。バッハのパルティータはもちろん無伴奏ヴァイオリンのための作品。
ファブリス・フェレーズは国立リヨン音楽大学を修了後、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団のオーボエ奏者として活躍。現在はブザンソン音楽院の教授を務めている。また指揮者としても知られている。
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「孤独 solitudes」
ショパン:夜想曲 ヘ短調 Op.55-1
リスト:シューベルトのさすらい人
リスト:シューベルトの糸を紡ぐグレートヒェン
チャイコフスキー:「四季」 Op.37a〜秋の歌
ドビュッシー:雪の上の足跡
サティ:3つのジムノペディ
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126 |
アダルベルト・マリア・リーヴァ(ピアノ) |
アダルベルト・マリア・リーヴァ初のピアノ名曲集!
録音:2020年6月19-20日 イタリア ロンバルディア州クヴェーリオ、DDD,69'25
「孤独 solitudes」と題されたピアノ曲集。
選曲が巧く、短調ないしは物憂げな作品が多く収録されていながらも、配列が工夫されていて、しみじみとした一晩の演奏会のように聞ける。
アダルベルト・マリア・リーヴァはここ十数年で著しく台頭して来たミラノ出身のピアニスト。
CDもいくつも出しており、しかもいずれもかなり意欲的な内容ばかり。
名曲集的なCDはこれが初めてだろうが、リーヴァの情感豊かな潤い溢れる美しさにどっぷり浸れる。
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CEMBAL D’AMOUR
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「モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン
Vol.4」 |
モルデカイ・シェホリ(Pf) |
ショパン:1825年から1833年のマズルカ集(全23曲)
マズルカ ト長調 KK.IIa/2/マズルカ 変ロ長調
KK.IIa/3/マズルカ イ短調 Op.68-2/
マズルカ ハ長調 Op.68-1/マズルカ ヘ長調
Op.68-3/マズルカ ニ長調 KK IVa/7/
マズルカ ヘ短調 Op.7-2a/マズルカ 嬰ヘ短調
Op.6-1/マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2/
マズルカ ホ長調 Op.6-3/マズルカ 変ホ短調
Op.6-4/マズルカ 変ロ長調 Op.7-1/
マズルカ イ短調 Op.7-2/マズルカ ヘ短調
Op.7-3/マズルカ 変イ長調 Op.7-4/
マズルカ ハ長調 Op.7-5/マズルカ ニ長調
KK.IVb/2/マズルカ 変ロ長調 KK.IVb/1/
マズルカ 変ロ長調 Op.17-1/マズルカ ホ短調
Op.17-2/マズルカ 変イ長調 Op.17-3/
マズルカ イ短調 Op.17-4/マズルカ ハ長調
KK.IVb/3 |
モルデカイ・シェホリのショパン:マズルカ集3タイトル全59曲!
録音:2020年夏 ラスベガス、DDD、53'57
モルデカイ・シェホリがショパンの録音に弾みをつけた。今回、マズルカ集が一気に3枚発売になる。
モルデカイ・シェホリは1946年、イスラエル、テルアヴィヴの生まれ。早くに才能を示し、米国に留学、ジュリアード音楽大学を修了している。現在は米国を拠点に活躍している。
シェホリはショパンを敬愛し得意にして来たことはこれまで発売された彼のCDで証明済み。それだけに今回のCDでは網羅的録音への意気込みが強く感じられる。
この第4集にはショパンが1825年から1833年までに書いたマズルカが作曲順に並べられている。作品番号のつけられなかったKK番号も5曲含まれている。
演奏はシェホリらしく、大ホールで大観衆を向こうに回すような演奏ではなく、サロンでショパンが人々をうっとりさせたようなもの。録音会場も小さめの場所と思われる。
既刊:
第1集 CEMBCD 156 ワルツ集/第2集 CEMBCD
160 バラード集 他/第3集 CEMBCD 170 練習曲集
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「モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン
Vol.5」 |
モルデカイ・シェホリ(Pf) |
ショパン:1834年から1839年のマズルカ集(全19曲)
マズルカ 変イ長調 KK.IVb/4/マズルカ
ト短調O p.24-1/マズルカ ハ長調 Op.24-2/
マズルカ 変イ長調 Op.24-3/マズルカ 変ロ短調
Op.24-4/マズルカ ト長調 Op.67-1/
マズルカ ハ長調 Op.67-3/マズルカ ハ短調
Op.30-1/マズルカ ロ短調O p.30-2/
マズルカ 変ニ長調 Op.30-3/マズルカ 嬰ハ短調
Op.30-4/マズルカ 嬰ト短調 Op.33-1/
マズルカ ニ長調 Op.33-2/マズルカ ハ長調
Op.33-3/マズルカ ロ短調 Op.33-4/
マズルカ ホ短調 Op.41-1(Op.41-2)/マズルカ
ロ長調 Op.41-2(Op.41-3)/
マズルカ 変イ長調 Op.41-3(Op.41-4)/マズルカ
嬰ハ短調 Op.41-4(Op.41-1) |
録音:2020年夏 ラスベガス、DDD、51'09
モルデカイ・シェホリによるショパン集第5巻にしてマズルカ集3枚の第2弾。
モルデカイ・シェホリは1946年、イスラエル、テルアヴィヴの生まれ。長く米国で活躍しており、ニューヨークの演奏会には欠かせぬ一人になっている。
この第5集にはショパンが1834年から1839年までに書いたマズルカが作曲順に並べられている。
シェホリのショパンは派手さはあまりないが、そこにはピアニストではなくショパンを聞いてもらおうという謙虚な愛情が篭っており、じっくり味わえる沿道である。
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「モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン
Vol.6」 |
モルデカイ・シェホリ(Pf) |
ショパン:1840年から1849年のマズルカ集(全17曲)
マズルカ イ短調 KK.IIb/4 「ノートル・タン」/マズルカ
イ短調 KK.IIb/5 「エミル・ガイヤール」/
マズルカ ト長調 Op.50-1/マズルカ 変イ長調
Op.50-2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3/
マズルカ ロ長調 Op.56-1/マズルカ ハ長調
Op.56-2/マズルカ ハ短調 Op.56-3/
マズルカ イ短調 Op.59-1/マズルカ 変イ長調
Op.59-2/マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3/
マズルカ ロ長調 Op.63-1/マズルカ ヘ短調
Op.63-2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3/
マズルカ イ短調 Op.67-4/マズルカ ト短調Op.67-2/マズルカ
ヘ短調 Op.68-4 |
録音:2020年夏 ラスベガス、DDD、60'35
モルデカイ・シェホリによるショパン集第6集はマズルカ集第3集。
モルデカイ・シェホリは1946年、イスラエル、テルアヴィヴの生まれ。米国を中心に活躍している。Cembal
d'amourはシェホリがレコード会社の制約を受けずに自分の演奏活動を記録し広めるために創設したレーベル。
20年を超える活動で既に100点以上のCDを発売している。その最新刊がこのショパンの後期マズルカ集。1840年から亡くなる1849年までの作品が作曲順に収録されている。
後期のマズルカは有名曲が多く、また作品番号が付けられていないながらも人気の高い「ノートル・タン」と「エミル・ガイヤール」も収録。ここでもシェホリの誠実な演奏が味わい深い。
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MUSIC&ARTS
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M&ACD 1301
(3CD、2枚価格)
¥4300 →\3990
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名手コリン・ティルニー、85歳の新録音
J.S.バッハ:パルティータ集 全曲
第1番 変ロ長調 BWV825
第2番 ハ短調 BWV826
第3番 イ短調 BWV827
第4番 ニ長調 BWV828
第5番 ト長調 BWV829
第6番 ホ短調 BWV830 |
コリン・ティルニー(チェンバロ) |
巨匠コリン・ティルニーの85歳の新録音!バッハのパルティータ集全曲!
録音:2019年5月 カナダ ビクトリア ブリティッシュ・コロンビア州,157'19
チェンバロの巨匠コリン・ティルニーがバッハの6つのパルティータを録音。
1933年10月31日生まれのティルニーは録音時85歳、しかし驚くべきは年齢ではなくその演奏の素晴らしさ。
柔らかい音色とゆったりした流れでじっくりとバッハの音楽を広げるティルニーの演奏には、道を究めた者だけが得られる達観があり、一貫して落ち着き払ったいながらバッハならではの雄大な世界が広がる。
カナダに移住して以降はチェンバロの演奏と教育にほぼ専念しているティルニーだからこそのこのバッハのパルティータだ。
コリン・ブースが1984年に製作したチェンバロ(1728年のハンブルクのクリスティアン・ツェル製作のチェンバロに基づく)を使用。
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ODRADEK RECORDS
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ODRCD 409
(2CD)
¥4600 →\4190
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東京コンテンポラリー・ソロイスツ
高橋悠治(b.1938)作品集「歌垣」
Disc1
01. クロマモルフⅠ(1964)〜アンサンブルのための
06'04
02. オペレーション・オイラー(1968)〜2つのオーボエのための
07'26
03. あえかな光(2018)〜アンサンブルのための
05'49
04. 6つの要素(1964)〜4つのヴァイオリンのための
07'57
05. さ[SA](1999)〜ホルン独奏のための
11'46
06-07. 歌垣[KAGAHI]〜ピアノと管弦楽のための
29'23
Disc2
01. 散ったフクシアの花(2010)〜クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための
01'20
02. 石(1993)〜チェロのための 09'42
03. メタテーシスⅠ(1968)〜ピアノのための
06'19
04. ローザス(第2版)(1975)〜増幅ヴァイオリンのための
11'48
05. タラとシシャモのため(2015)〜
アコーディオン、エレクトリック・ギター、バリトン・サックス、ピアノのための
14'07
06. 和幣(ニキテ)(1971)〜アンサンブルのための
08'12
07. 般若波羅蜜多(1968)〜声、アンサンブル、3つのテープのための
16'42 |
東京コンテンポラリー・ソロイスツ
ピアノ 黒田亜樹/メゾソプラノ 波多野睦美/フルート 上野由恵 泉真由/
オーボエ 鷹栖美恵子 荒木奏美/クラリネット 田中香織 伊藤圭/
コントラバスクラリネット 原浩介/ファゴット 山田知史
笹崎雅通/サックス 栃尾克樹/
ホルン 福川伸陽 根本めぐみ/トランペット 上田じん
宮本弦 松山萌 守岡未央 植竹佑太/
トロンボーン 村田厚生 廣瀬大悟 橋本晋哉/パーカッション 神田佳子 會田瑞樹/
ヴィブラフォン 窪田健志/ハープ 山宮るり子/
ヴァイオリン 尾池亜美 印田千裕 城代さや香
周防亮介 徳永慶子 松岡麻衣子/
チェロ 中木健二 山澤慧 長谷川彰子 細井唯
蟹江慶行 山本大/コントラバス 佐藤 洋嗣/
アコーディオン 大田智美/ギター 山田岳/エレクトロニクス サウンドアート 有馬純寿 |
幻の作品「歌垣」「般若波羅蜜多」も収録!高橋悠治の最新ライヴ録音!
企画・指揮 杉山洋一
録音:2018年12月29日、2019年10月29日、東京オペラシティ、リサイタルホール(ライヴ録音)
録音・ミキシング・マスタリング:櫻井卓 [71:27/68:12] ※日本語オビ解説付き
子供のころから、作曲家としてピアニストとしてそして思索家として、音楽のみならず、わたしたちが生きる社会において、高橋悠治の存在に憧れていた。
当時、我々が熱望して止まなかった海外の情報といえば、高橋悠治や、武満徹、一柳慧、湯浅譲二、石井眞木といった凡そ同世代に属する作曲家たちが日本に紹介していて、それらの演奏会に通うたび、鮮烈な感動に胸が高鳴ったのをおぼえている。彼らこそがわたしたちの興味を呼び覚まし、育んでくれたのだ。
今日まで、わたしたちを高橋悠治や彼の周りの作曲家が育んでくれた。だから、彼らの音楽を未来のため若い世代に橋渡ししたいと願うのは、ごく自然のことだ。高橋悠治の古い資料や録音の多くは消失していて、探し出すのに何年もかかった。
「歌垣(Kagahi)」はニューヨーク公共図書館で発見され、「般若波羅蜜多(Prajna
Paramita)」と「和幣(Nikite)」は、実妹であるピアニストの高橋アキ氏宅で、人知れず大切に保管されていた。
それらの楽譜を、大西義明氏や栃尾克樹氏がていねいに浄書して下さり、蘇演が可能となった。楽譜の所在の調査にあたっては、小野光子氏の掛け値なしの献身的努力に、心から謝意を記したい。みなさんが、高橋悠治の驚くほど美しい音楽世界を存分に愉しまれることを願いつつ。(杉山洋一※ライナーノートより抜粋)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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クナ&ミュンヘン・フィル、ライヴによるブルックナーの第5番
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調(改訂版) |
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 |
"悪魔的な響き!"、クナ&ミュンヘン・フィル、ライヴによるブルックナーの第5番、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
セッション録音:1959年3月19日/ミュンヘン、ヘルクレスザール/日本語帯・解説付
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)、モノラル(ラジオ放送用録音)
■制作者より
目下のところ、クナッパーツブッシュの唯一のライヴによるブルックナーの交響曲第5番です。入手したテープはモノラルながらダイナミック・レンジが広く、この特徴を最大限に生かしてマスタリングを施しました。通常はダイナミック・レンジを圧縮して聴きやすくしますが、それを極力回避したために、第4楽章のコーダは、それこそ"悪魔のような響き"が展開されます。その凄まじさは言葉を失うほどで、ここをやりたかったために、クナがこの第5番を選択したのではないかと思わせるほどです。ライヴのクナは凄い!(平林 直哉)
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ORFEO
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C200052
(2CD)
¥2700 →\2490
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1970年12月14日ウィーン楽友協会
ギネス・ジョーンズ、ジェイムズ・キング、テオ・アダム!
ベートーヴェン(1770-1827): 歌劇《レオノーレ》(1805) |
レオノーレ...ギネス・ジョーンズ(ソプラノ)、フロレスタン...ジェイムズ・キング(テノール)、
ドン・ピツァロ...テオ・アダム(バス)、ロッコ...ゲルト・ニーンシュテット(バス・バリトン)、
マルツェリーネ...ロートラウト・ハンスマン(ソプラノ)、ヤキーノ...ヴェルナー・ヘルヴェヒ(テノール)、
ドン・フェルナンド...エーベルハルト・ヴェヒター(バリトン)
ウィーン放送合唱団...ゴットフリート・プラインファルク(指揮)
ウィーン楽友協会合唱団...ヘルムート・フロシュアウアー(指揮)
ウィーン放送交響楽団、カール・メレス(指揮) |
録音 1970年12月14日(ライヴ) ウィーン、ムジークフェライン(オーストリア)
ベートーヴェンの唯一の歌劇《フィデリオ》。この作品は2回の大きな改訂を施されたことで知られています。
初稿版である《レオノーレ》は1805年の初演以降、あまり演奏されることがありませんでしたが、1905年にリヒャルト・シュトラウスがこの初稿版を演奏するなど、折にふれ、何人かの指揮者が手掛けています。
この1970年12月14日の上演は、ウィーン楽友協会の大ホールで行われた演奏会形式のもの。
冒頭ではレオノーレ序曲第2番が演奏されています。ハンガリー出身で、1966年にバイロイト音楽祭で《タンホイザー》を指揮し、好評を博したカール・メレスが全体をまとめ、当時ワーグナー・ソプラノとして名を馳せたギネス・ジョーンズがタイトル・ロールを歌い、《フィデリオ》でのフロレスタン役を得意としたジェイムズ・キングと、やはりワーグナー歌手として知られるテオ・アダムのドン・ピツァロが脇を固めています。
他にもヴェヒターやニーンシュテットら配役も万全。
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MP2101
(2CD)
【再発売】
¥2100
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ハイドン:『ミサ・チェレンシス』
ヨンメッリ:『 テ・デウム』、『ミサ曲 ニ長調』 |
【CD1】
ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
1-6. ミサ曲第3番「ミサ・チェレンシス」
(聖セシリア・ミサ) ハ長調 XXII:5(1776)
ルチア・ポップ(ソプラノ)、ドリス・ゾッフェル(アルト)、
ホルスト・ラウベンタール(テノール)、クルト・モル(バス)、
バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団、ラファエル・クーベリック(指揮)
録音 1982年7月4日(ライヴ) オットーボイレン修道院、バジリカ(ドイツ)
【CD2】
ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):
1-4. テ・デウム ニ長調(1766)/5-10.
ミサ曲 ニ長調(1763)
ジュディ・ベリー(ソプラノ)、マルタ・ベニャチコヴァー(アルト)、
ジョン・ラ・ピエール(テノール)、ニコラウス・メール
(バス)、プラハ室内合唱団、
ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ、ヒラリー・グリフィス(指揮)
録音 1997年11月10-12日 プラハ |
『聖セシリア・ミサ』として知られるハイドンの5番目のミサ曲は、演奏に1時間あまりを要する大規模な作品です。
作曲は1766年頃、エステルハージ侯の宮廷楽長に就任し「シュトルム・ウント・ドラング(疾風怒濤)様式」を編み出した頃の作品らしく、精巧な対位法が織り交ぜられた輝かしい楽想を持っています。
この演奏は1982年、ラファエル・クーベリックが指揮するバイエルン放送交響楽団によるもの。ルチア・ポップやクルト・モルら当時最高の歌手を揃え、悠然と奏されるハイドンは現在でも同曲最高の演奏の一つとして評価されています。
ニコロ・ヨンメッリは、ハイドンよりも少し上の世代に属するイタリアの作曲家。
オペラ作曲家として一世を風靡しましたが、この「ミサ曲ニ長調」と「テ・デウム」はヴュルテンブルク伯カール=ユーゲンの宮廷に仕えていた円熟期の作品。オペラで培った声楽の扱いが遺憾なく発揮された見事な出来栄えを誇ります。
イギリス出身の指揮者グリフィスは、プラハ国立歌劇場の指揮者を務めたことで知られています。
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<国内盤>
EDITION HST
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「J.B.ヴァンハル(1739 -1813);交響曲集第26巻
(HST-120)」
ヴァンハル:交響曲ハ短調(第2稿)Bryan
c3 (1762-64?)
ヴァンハル:交響曲ニ長調「アイヒビクル伯爵夫人」Bryan
D12 (1775-78?)
Bonus-
ガスマン:交響曲ニ長調Hill 5 (ca.1765) |
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子、
福本 牧(ヴァイオリン)、他 |
ヴァンハル:交響曲集第26巻」、唯一献呈されたニ長調『アイヒビクル伯爵夫人』とハ短調交響曲(第2稿)を収録!全曲世界初録音!〜楽団結成24周年記念、特別価格!
録音: 2020年2月26日、東京オペラシティ・近江楽堂にてライヴ収録
※全曲世界初録音!
ニ長調交響曲D12は、ヴァンハル交響曲の中で献呈先が唯一写譜タイトルページに"Dedicata
All "Illustr SS: Contessa Guisepha de
Eichbigl" 「ジュゼファ=アイヒビクル伯爵夫人へ」と記載がある貴重な作品である。
その後の四重奏曲などでは「皇帝作曲家」"dela
Musique del' Empereur"などの肩書きが一般となる。
(北米ブライアン教授は20世紀末「アイヒビクル伯爵夫人の情報、皆無」とカタログ論文上述べているが、「アイヒビクル」"Eichbigl"とはトルコ訛りのウィーン語であり、独語では「アイヒビヒル」"Eichbichl"となり、独バイエルン・ミュンヘン〜ローゼンハイム途中の町を治めていた貴族で、ヴァンハル・マニアのトウルン&タクシス公"Turun&Taxis"のレーゲンスブルク宮にもほど近い場所にあり、地理的には合点のいく話である)
ハ短調(c3)第2稿では、B管クラリネットが活躍する特異な交響曲。
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NEOS
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TBLS-0005
【国内仕様盤】
¥2500+税
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「子供の情景」〜杉山洋一(b.1969)作品集
(1)「鵠〜白鳥の歌」(2015)〜17絃筝のための
(2)「杜甫二首」(2014)〜女声と器楽のための
(3)五重奏曲「アフリカからの最後のインタビュー」(2013)
(4)R.シューマンの「子供の情景」(2017)〜ヴィオラ四重奏のための
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(1)沢井一恵(十七絃筝)
(2)ウォンジュン・キム(Voice)、
リチャード・ストルツマン(Cl)
ア ー・リン・ノイ(Va)、
ステファン・ゴスリング(Pf)
(3)東京現音計画:
【有馬純寿(エレクトロニクス)、
大石将紀(Sax)、神田佳子(Perc)、
黒田亜樹(Pf)、橋本晋哉(Tuba)】
(4)今井ヴィオラ四重奏団:
【今井信子、ファイト・ヘルテンシュタイン、
ウェンティン・カン、ニアン・リウ】 |
杉山洋一企画の高橋悠治作品集リリース記念。杉山洋一の作品集国内仕様発売!
※品番NEOS11901の国内仕様
録音:(1)2017年7月、(2)2015年2月、(3)2013年9月、(4)2017年9月 [75:23]
杉山洋一は作曲を三善晃に師事した後、イタリアに留学しさらにフランコ・ドナトーニらに学んだ。
指揮者としても活動し、アンサンブル・モデルン、ウィーン・モデルンとも共演している。
このディスクは彼の最近の独奏曲、室内楽曲を集めたもので、彼の作品のまとまったディスク自体が少ないため大変貴重。
「R.シューマンの子供の情景」は有名な同名のピアノ曲をヴィオラ四重奏のために編曲(?)だが、もはや編曲の粋を脱したリミックス、リコンポーズ作品。
シューマンがウェーベルン風にデフォルメ・再構成されており大変興味深い。
ストルツマン、今井信子、沢井一恵、アンサンブル東京現音計画ほか豪華アーティスト参加の一枚。
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<映像>
BONGIOVANNI(映像)
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AB 20040
(DVD)
¥5400
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詩人タッソーを描いた力作オペラ
ドニゼッティ:歌劇『トルクァート・タッソー』 |
レオン・アン(トルクァート・タッソー)
ジルダ・フィウーメ(エロノーラ・デステ)
ジョルジョ・ミッゼーリ(ロベルト・ジェラルディーニ)
マルツィオ・ジョッジ(ドン・ゲラルド)
アンヌンツィアータ・ヴェストリ
(スカンディアーノ伯爵夫人)
ガブリエレ・サゴーナ(アルフォンソ2世)
アレッサンドロ・ヴィオーラ(アンブロージョ)
ベルガモ音楽祭管弦楽団&合唱団
ファビオ・タルターリ(合唱指揮)
セバスティアーノ・ロッリ(指揮) |
演出:フェデリコ・ベルトラーニ
収録:2014年11月/ベルガモ、ドニゼッティ劇場/16:9、NTSC、Stereo、PCM、字幕:伊英、160分
リストの交響詩でも知られる16世紀イタリアの詩人タッソーを描き、1833年に初演されたドニゼッティの3幕のメロドラマ『トルクァート・タッソー』。
『愛の妙薬』(1832)や『ルクレツィア・ボルジア』(1833)と同時期のもので、ドニゼッティ自身とても力の入った作品で当時の反応は上々でした。
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2/9(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AUDITE
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マンデルリング四重奏団が奏でるフレンチ・アルバム、
ラ・トンベルの弦楽四重奏曲!
(1)モーリス・ラヴェル(1875-1937):弦楽四重奏曲
ヘ長調
(2)フェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928):
弦楽四重奏曲 ホ長調 Op.36 |
マンデルリング四重奏団
【ゼバスティアン・シュミット(第1ヴァイオリン)、
ナネッテ・シュミット(第2ヴァイオリン)、
アンドレアス・ヴィルヴォール(ヴィオラ)、
ベルンハルト・シュミット(チェロ)】 |
美しくも引き締まった演奏で魅了。名手マンデルリング四重奏団が奏でるフレンチ・アルバム。ラヴェルとカラフルなハーモニーが魅力のラ・トンベルの弦楽四重奏曲!
セッション録音:2018年10月11-14日/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)/DDD、57'13
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ/プロデューサー:ステファン・ラング/
レコーディング・プロデューサー:ステファン・シュミット
独auditeレーベルの看板アーティスト、マンデルリング四重奏団。前作「ペニーズ・フロム・ヘヴン」〜アンコール作品集(AU-97786)では弦楽四重奏の新たな魅力を伝える、ジャンルを超えた多様な音楽を聴かせてくれました。期待の当アルバムではフランスの作曲家、ラヴェルとラ・トンベルの弦楽四重奏曲を録音しました。
ラヴェルの弦楽四重奏曲いわずと知れた名曲。その繊細にして情景美あふれる旋律と、きりりとしまった構成が絶妙な作品ですが、当団の実に味わい深くも硬派な演奏がこの作品にマッチしております。
パリ生まれのフェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928)は、オルガニストとしても活躍した作曲家。ギルマンやデュボワなどの大オルガニストにして作曲家に師事したラ・トンベルはオルガニストして成功。
その後、師ギルマンやダンディとともにスコラ・カントールムの創設に参画し、後進の育成にも力を注ぎました。
多彩な芸術家としても知られるトンベルは彫刻家、写真家、詩人、画家そして天文学者としても活躍しました。作曲家としては各ジャンルに作品を残しましたが、演奏機会はごく少なく名団体による録音は大歓迎といえましょう。
4楽章構成【第1楽章:ラルゴ・マ・ノン・トロッポ—アレグロ、第2楽章:アレグロ・アッサイ・スケルツァンド、第3楽章:アダージョ・コン・モルト・エスプレシオーネ、第4楽章:アレグロ・コン・ブリオ】の弦楽四重奏曲は表現力豊かで極めてカラフルなハーモニーが特徴。
またオルガニストらしく、4 つの楽器の掛け合いや構成がまるでオルガンを思わせる和声感も現れます。知られざるこの作品を名手が奏でることにより新たな魅力に気づかされることでしょう。
なお、当団によるフレンチ・アルバムはもう1タイトル、リリース予定とのこと。こちらも期待が高まります。
マンデルリング四重奏団のアンサンブルは安定感抜群。激情の中にも決して冷静さを欠かない演奏で、名門の名にふさわしい堂々たる演奏を聴かせてくれます。
2015年より新メンバーに迎えられたヴィオラのアンドレアス・ヴィルヴォールはドイツのエアフルト生まれ。ワイマールの音楽学校を卒業後ヴィオラに転向し、ベルリン・ハンス・アイスラー高等音楽院にてアルフレート・リプカに師事。
また、キム・カシュカシアン、クリストフ・ポッペンなど著名な演奏家から薫陶を得ました。その後、国際的な音楽祭に出演するほかファウスト・クァルテットのメンバーとして、また2001年よりベルリン放送交響楽団首席奏者として活躍しております。

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PASSACAILLE RECORDS
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名歌手ブラシコヴァと名コルネット奏者ディッキー
天使の息吹の上で
カルロ・G:天使の糧 / 花婿の母のように
/ 母なるエルサレム
パレストリーナ:お告げの祈り
ディンディア:見よ、主の母の奇跡(3声)
カヴァッリ:3声のソナタ / なんと素敵な
ジュリアン・ヴァヒナー(1969-):大天使のビジョン
ボノンチーニ:シンフォニア /『 勝利のカミラ』より
「もしもあなたが女神なら」「しかしこの苦しみが」「武装したすべて」
サティ:『3つの歌』より 天使たち
イヴァン・ムーディ(1964-):大天使と天使たち
ボノンチーニ:ソナタ第5番 Op.6より
アレッサンドロ・スカルラッティ:『気楽なアントニーノ』より
「月桂冠」「愛しく甘き思い出」「復讐を望む心」 |
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)、
ブルース・ディッキー(コルネット)
ブレステイキング・コレクティヴ |
たまらない美しさ!歌とコルネットの二重唱
録音:2020年2月10-14日/ベルギー、シント=トロイデン/72'28''
器楽アンサンブルを伴奏として、名歌手ブラシコヴァと名コルネット奏者ディッキーの美しい「二重唱」が繰り広げられるアルバムです。
16世紀半ばから18世紀にかけて人気の高まったコルネットは、天使の楽器として美術作品にもよく登場しました。
そんな天使の音楽のイメージから出発し、時代をめぐりサティを経て、現代の委嘱作品2曲にまでたどり着くプログラム。メランコリックで繊細な響きに満ちた演奏で、、時空をたゆたうように紡がれていく音楽が胸にしみます。
コルネットは4種類を使い分けて演奏。器楽伴奏はヴァイオリン、ガンバ、通奏低音。ヤコブ・リンドベルイがテオルボで参加しています。

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歴史的ヴィオローネ
コレッリのチェロ
・・・コレッリが参加したローマのアンサンブルでも使用されていたらしい
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:ヴィオローネのためのトッカータ
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:ヴィオローネのためのルッジェーロ
ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第6番
ジョヴァンニ・ロレンツォ・ルリエル:ヴィオローネと通奏低音のためのソナタ
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:ヴィオローネのためのカプリッチョとパッサカリア
ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第7番
ピエトロ・ジュゼッペ・ガエターノ・ボーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ第10番
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:ヴィオローネのためのカプリッチョ
ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第5番
ジュゼッペ・コロンビ:ヴィオローネのためのトロンバ
ドメニコ・ガブリエリ:チェロと通奏低音のためのソナタ
ドメニコ・ガブリエリ:カノン
ジュゼッペ・コロンビ:ヴィオローネのためのチャッコーナ |
アレッサンドロ・パルメリ
(ヴィオローネ;1685年ローマ、シモーネ・チマパーネ製)
リッカルド・ドーニ(チェンバロ、オルガン)、
懸田貴嗣(チェロ) |
歴史的ヴィオローネを用いて自在に歌い駆け巡る独奏曲集
演奏ピッチ:390Hz
録音:2012年10月31日-11月2日/イタリア、クレーマ/53'21''
チェロの前身であるヴィオローネの、1685
年製オリジナル楽器を用いた珍しい録音。
この楽器はコレッリが参加したローマのアンサンブルでも使用されていたという貴重なものです。
無伴奏あり通奏低音付きあり、独立したソロ楽器としてのチェロ語法が発展・確立されていく時代の作品が並び、のびやかなヴィオローネの歌が楽しめます。
特にジョヴァンニ・ロレンツォ・ルリエルは「ヴィオローネのジョヴァンニーノ」というあだ名で呼ばれていた作曲家で楽器の使い方も天下一品、華やかなソナタに心が躍ります。
見事なヴィオローネを聴かせるアレッサンドロ・パルメリは古楽チェロの名手で、鍵盤奏者のリッカルド・ドーニと共にエンリコ・オノフリとの共演も多い演奏家。
日本の誇る名チェリスト懸田貴嗣も通奏低音で参加しています。
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フレデリク・ネイリンク(1985-):
イ・ソリスティのための作品集 第1集
ホモ・デウス・フランケンシュタインI〜XII
斧I
ゲシュタルトI *
ゲシュタルトI のエコーその1 *
ゲシュタルトI のエコーその2
ゲシュタルトV * |
イ・ソリスティ(木管アンサンブル) |
長期のコラボレーションが生んだ作品群
録音:2012年11月2日(*ライヴ)、2020年9月15・16日/ベルギー、コンセルトヘボウ・ブリュッヘ/58'24''
2011年に出会って以来、長期的なコラボレーションを続けてきた作曲家フレデリク・ネイリンクと木管アンサンブル「イ・ソリスティ」によるアルバム。
遊び心あるカラフルな作品から抽象的な音楽まで、さまざまな表現を駆使した曲集です。
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SOLO MUSICA
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Eight Seasons Evolution 8つの四季の進化 ヴィヴァルディの四季とピアソラ作品
1. ヴィヴァルディ(1678-1741): ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 春 第1楽章/2. ピアソラ(1921-1992): 天使のミロンガ/
3. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 春 第2楽章/4. ピアソラ: 天使の死/
5. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 春 第3楽章/6. ピアソラ: 天使の復活/
7. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 夏 第1楽章/8. ピアソラ: Oblivion オブリビオン/
9. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 夏 第2楽章/10. ピアソラ: Fuga y Misterio
フーガと神秘/
11. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 夏 第3楽章/12. ピアソラ: Vuelvo al Sur
南へ帰ろう/
13. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 秋 第1楽章/14. ピアソラ: Mi Exaltacion
高揚/
15. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 秋 第2楽章/
16. ピアソラ: Buenos Aires Hora Cero ブエノス・アイレス午前零時/
17. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 秋 第3楽章/18. ピアソラ: Psicosis シコシス/
19. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 冬 第1楽章/20. ピアソラ: Adios Nonino
アディオス・ノニーノ/
21. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」
- 冬 第2楽章/22. ピアソラ: Milonga en re
レのミロンガ/
23. ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲「四季」-
冬 第3楽章
全てマリー=ルイーズ・ディングラー&クリストフ・ディングラーによる2台ヴァイオリン編 |
Twiolins(トゥワイオリンズ)
【メンバー】
マリー=ルイーズ・ディングラー(ヴァイオリン)、
クリストフ・ディングラー(ヴァイオリン) |
録音 2020年2月 Artworkfoto.de Studios
Mannheim(ドイツ)
ヴァイオリニスト、マリー=ルイーズ・ディングラーとクリストフ・ディングラーによるデュオ「Twiolins
トゥワイオリンズ」。
音楽一家で育った彼らは、7歳でヴァイオリンを始め瞬く間に才能を現し、ソリストとして活躍するだけでなく、長年にわたり共演を重ねてきました。
また2009年には室内楽の舞台に新風を吹き込むことを目的とした「プログレッシヴ・クラシック音楽賞(PCMA)」を創設、この3年ごとに開催されるコンクールで、2台ヴァイオリン作品のレパートリーを確実に増やしています。
そんな2人がこのアルバムで取り組んだのは、ピアソラとヴィヴァルディを組み合わせるということでした。
これまでにはギドン・クレーメルなどが「2つの四季」としてヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「ブエノスアイレスの四季」を組み合わせた例がありますが、トゥワイオリンズはこれを更に発展させ、さまざまなピアソラ作品をヴィヴァルディの「四季」に組み込み、2台のヴァイオリンのみで演奏。聴き手に新鮮な驚きをもたらすことに成功しています。
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ヴァルター・グリンマー&3Gクァルテット
1. フィリップ・ラシーヌ(1958-):弦楽五重奏のためのアダージョ
2-5. シューベルト(1797-1828):弦楽五重奏曲
ハ長調 D. 956 |
ヴァルター・グリンマー(チェロ)
3Gクァルテット
【メンバー】
エギディウス・シュトライフ(ヴァイオリン)
リサ・リーダー(ヴァイオリン)
マリアーナ・ドウティ(ヴィオラ)
セバスティアン・シンガー(チェロ) |
録音 2020年6月1-3日 録音場所 不明
1965年にベルンでデビューしたチェリスト、ヴァルター・グリンマー。パウル・クレツキとシャルル・デュトワによってベルン交響楽団の独奏チェロ奏者として起用されるとともに、ベルン音楽院の教職に就き後進の指導にあたりました。
1971年からはベルン弦楽四重奏団のメンバーとして、ほぼ15年間にわたり数多くの四重奏のレパートリーを演奏、とりわけ同時代の作品を積極的に初演したことは、彼の音楽観に強い影響を与えています。
このアルバムでは、友人の作曲家フィリップ・ラシーヌが彼のために作曲したアダージョと、シューベルトの弦楽五重奏を演奏しています。
共演は、2004年に作曲家クラウス・フーバーによって設立された"3Gクァルテット"。
現代作品を得意とし、グリンマーと共通する音楽観を持つアンサンブルです。
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SM348
(2CD)
¥3200
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ヴァイオリンはインゴルフ・トゥルバンとお弟子さん
アンリ・マルトー(1874-1934): 作品集第5集
24のカプリース Op. 25
【CD1】
1. インプロヴィゼーション、三度の練習曲/2.
前奏曲、六度の練習曲/
3. ケークウォーク、八度の練習曲/4. アプローチについて、音程の練習曲/
5. ワルツ、第2ポジションのための練習曲/6.
アパショナート、第2ポジションのための練習曲/
7. ノクターン、第3ポジションのための練習曲/8.
即興曲、第4ポジションのための練習曲/
9. アメリカ風トッカータ、第4ポジションのための練習曲/10.
間奏曲、第5ポジションのための練習曲/
11. タランテッラ、第6ポジションのための練習曲/12.
秋の気分、移弦の練習曲
【CD2】
1. 一つの情報で、トリルとトレモロの練習曲/2.
スピニング・ホイールで、流暢さの練習曲/
3. カプリース・ヴィエノワ、スタッカートの練習曲/4.
メランコリー、トレモロの練習曲/
5. 無駄なセレナード、フラジオレットの練習曲/6.
ハルレキン、ピッツィカートの練習曲/
7. 農民の踊り、第7ポジションのための練習曲/8.
ジグ、リズムの練習曲/
9. 常動曲、スピッカートの練習曲/10.
ラメント、弓の表現と抑制の練習曲/
11. 素晴らしいワルツ、トリルの練習曲/12.
嵐、半音階の練習曲 |
ヴァイオリン:
インゴルフ・トゥルバン..CD1:1,3/CD2:1、
ミレーナ・ヴィルケ..CD1:2/CD2:2,12、
タッシロ・プロブスト..CD1:4、
ゼーレン・ビンデマン..CD1:5/CD2:9、
リリアン・ヘーレ..CD1:6/CD2:4、
小池星花..CD1:7/CD2:3、
ヨハンナ・ローデ..CD1:8,11、
カテリナ・イェメツ..CD1:9,12、
鈴木舞..CD1:10/CD2:5、
ローニャ・ゾフィー・プッツ..CD2:6,11、
クララ・シェン..CD2:7、
カタリナ・シュマウダー..CD2:8、
ソン・ボミ..CD2:10、
西川朋子(ピアノ) |
録音2017年12月12日、2019年10月7日 University
of Music and Performing Arts Munich(ドイツ)
近年、作品の復興が著しい作曲家アンリ・マルトー。優れたヴァイオリニストであった彼は、先人パガニーニの例に倣い「24のカプリース」を作曲しましたが、こちらは無伴奏で弾かれるパガニーニ作品とは異なり、全編ピアノの伴奏を伴うとともに、各々曲が、明確にヴァイオリン練習曲としての役割も持たされています。
名手インゴルフ・トゥルバンはこの作品を自身のマスタークラスで使用、彼の12人の弟子たちと、彼が信頼するピアニスト西川朋子とともに全曲を演奏、見事なアルバムに仕上げています。.
そして今回の第5弾はヴァイオリンがインゴルフ・トゥルバン!
トゥルバンはチェリビダッケのもとでミュンヘン・フィルのコンマスを務めた若手の美少年ヴァイオリニスト。
チェリビダッケにかわいがられて88年までコンマスの地位にいた。
店主が最初にびっくりおったまげたのはチェリとのシベリウスのライヴ。
両者のシベリウスはいろいろなところで絶賛されていたが、まさに世評を裏付ける衝撃的な演奏だった(CD-Rでのみの発売)。
そのトゥルバン、90年代に入ってからはTELOSレーベルからパガニーニなどを出して話題を呼んだが、ルックスは以下のとおり美少年からイカした紳士に見事成長を遂げて演奏家としても進化し続けている。

PROFILから復活した
トゥルバンの代表作パガニーニのヴァイオリン協奏曲全集 |
PH 14010
(4CD)
\7200 →\5990
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「パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲全集(6曲)/
トゥルバン(ヴァイオリン)、シャンバダル(指揮)ケルンWDR放送管」
[CD 1]
・ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調op.6(原典版)
・ヴァイオリン協奏曲第3番ホ長調
[CD 2]
・ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調op.7
・ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調MS 60
[CD 3]
・ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調MS 78
[CD 4]
・ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調MS 75 |
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
リオル・シャンバダル(指揮)
WDR ケルン放送管弦楽団 |
チェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルでコンマスを務めたトゥルバンの代表作パガニーニのヴァイオリン協奏曲全集Profil
よりカタログ復活
収録:2000、2005 年/原盤:TELOS/ステレオ
1964 年ミュンヘンに生まれたドイツの名手インゴルフ・トゥルバン独奏によるパガニーニのヴァイオリン協奏曲全集がProfil
より再発されます。
地元で12 歳のときに、ゲアハルト・ヘッツェルの目に留まり、ヴァイオリンのクラスへの編入を許され、21
歳のときに、セルジウ・チェリビダッケのもと、ミュンヘン・フィルの第1
コンサートマスターに就任したトゥルバンは、チェリビダッケの大のお気に入りとしても知られていました。
1988 年のミュンヘン・フィル退団後はソリストとしての活動に専念しいる。
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ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第7番、第23番、第28番
1-4. ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op. 10-3
5-7. ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 「熱情」
Op. 57
8-11. ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.
101 |
ジャン=ニコラ・ディアトキン(ピアノ) |
録音 2020年7月6-9日 Listztzentrum Raiding(オーストリア)
高名な医師一家に生まれ、6歳から音楽の勉強を始めたジャン=ニコラ・ディアトキン。1989年からクラウディオ・アラウの弟子ルート・ネイエに師事、1994年にはナディア・ブーランジェの弟子、ナルシス・ボネから教えを受け研鑽を積みました。
最初は歌手の伴奏者として活動をはじめ、1999年頃からはソリストとしても活躍。作品の本質を伝えるピアニストとして高く評価されています。
このアルバムではベートーヴェンの3曲のソナタを演奏。30年にわたる演奏経験と作品の探求から生まれた彼自身の解釈が反映されています。
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カトナ・ツインズ
Hollywood Swing ハリウッド・スウィング |
カトナ・ツインズ
【メンバー】
ピーター・カトナ(ギター)、ゾルタン・カトナ(ギター) |
1. ジャンゴ・ラインハルト(1910-1953): マイナー・スウィング/
2. ラミン・ジャヴァディ(1974-): ゲーム・オブ・スローンズ/
3. スタンリー・マイヤーズ(1930-1993): ディア・ハンター
- カヴァティーナ/
4. ヘンリー・マンシーニ(1924-1994): ピンク・パンサー
レナード・バーンスタイン(1918-1990): ウェスト・サイド・ストーリー
5. Maria マリア/6. Mambo マンボ/7.
I Feel Pretty アイ・フィール・プリティ/
8. Somewhere どこかへ/9. America アメリカ/
10. ジョン・ウィリアムズ(1932-): シンドラーのリスト/11.
ラインハルト: 雲/
12. セサール・ロサス: デスペラード - マリアッチの歌
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
平均律ギター曲集 - 前奏曲とフーガ Op. 199より
13. 前奏曲第4番 ホ長調/14. フーガ第4番
ホ長調/15. 前奏曲第7番 嬰ハ短調/
16. フーガ第7番 嬰ハ短調/17. 前奏曲第3番
イ短調/18. フーガ第3番 イ短調/
全てカトナ・ツインズによる2台のギター編 |
録音 2019年8月1-31日 録音場所 不明
ファースト・アルバム(SM215)で独自のアレンジによるピアソラからモーツァルトまでを一気呵成に聴かせた双子ギター・デュオ「カトナ・ツインズ」。
それから27年を経た彼らが演奏するのは、ハリウッドの映画音楽をアレンジした名作の数々です。ハリウッド映画にジプシー・ジャズを持ち込んだジャンゴ・ラインハルトから、バーンスタインやマンシーニらのお馴染みの音楽を、原曲の華やかな響きをそのままギター2台に置き換えた彼らのアレンジは、野心的であると同時に抗しがたい魅力を備えています。
アルバムの最後に添えられているのは、1940年代から50年代に多くの映画音楽を書いたカステルヌオーヴォ=テデスコの「平均律ギター曲集」からの抜粋。こちらは2台ギターのためのオリジナル作品です。

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フランス6人組
オーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、
プーランク、タイユフェールのピアノ曲と歌曲 |
フランツィスカ・ハインツェン(ソプラノ)
ベンジャミン・ミード(ピアノ) |
ジョルジュ・オーリック(1899-1983):
1. 前奏曲(1919) レオン=ポール・ファルグによる3つの詩(1940)/
2. Nuit Blanche 白夜祭/3. Enfance アンファンス/4.
Regrets 後悔
ルイ・デュレ(1888-1979):
5. 無言歌 Op. 21(1920)
果樹園 Op. 42(1932)
6. La biche/7. Arretons-nous/8. Eau
qui se presse/9. Comme un verre de Venise/
10. Un cygne/11. La passante d'ete/12.
La fontaine
アルトゥール・オネゲル(1892-1955):
13. サラバンド H26(1920)
倫理学の小講義 H148(1941)
14. Jeanne ジャンヌ/15. Adele アデル/16.
Cecile セシル/17. Irene イレーヌ/18. Rosemonde
ロズモンド
エリック・サティ(1866-1925):
19. 第1メヌエット(1920)
4つのささやかな歌曲(1920)
20. Elegieエレジー/21. Danseuse 踊り子/22.
Chanson 歌/23. Adieu 告別
ダリウス・ミヨー(1892-1974):
24. マズルカ(1914)
コクトーの詩による3つの歌曲(1920)
25. Fumee 煙/26. Fete de Bordeaux ボルドーの祭り/27.
Fete de Montmartre モンマルトルの祭り
フランシス・プーランク(1899-1963):
28. ワルツ ハ調(1919) 燃える鏡(1938)/29.
おまえには夕べの炎が見えるだろう/
30. 私はおまえの額になづける
ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):
31. 牧歌、遊び心(1919) 6つのフランスの歌(1929)/32.
Non, non, la fidelite/
33. Souvent un air de verite/34. Mon
mari m'a diffamee/35. Vrai Dieu, qui m'y
confortera/
36. On a dit mal de mon ami/37. Je vous
donne, avec grand plaisir |
録音 2020年7月 SRF Studio, Zurich(スイス)
20世紀前半のフランスで活躍した作曲家たちの集団「フランス6人組」。
サティを中心に『新青年』を結成した若き作曲家たちの中から、詩人コクトーが選んだオーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、プーランク、タイユフェールの6人は、第一次世界大戦後のフランスにおいて、ドビュッシーの後継者として音楽界を主導する役割を担いました。
このアルバムでは6人の名前をアルファベット順に並べ、サティも加えた各々のピアノ曲と連作歌曲を収録。彼らの美的アイデアと個性、そして生涯にわたる友情のつながりが垣間見えるユニークな1枚です。
美しい歌声を披露するのは、スイス出身、宗教曲を得意とするソプラノ歌手フランツィスカ・ハインツェン。長年共演を務めるピアニスト、ベンジャミン・リードと息の合った演奏を聴かせます。
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Nachklang こだま
ショイブレ、ミーク、オネゲル、マルタン、シェックの歌曲集 |
ルカ・ベルナルド(テノール)
ハンス・アドルフセン(ピアノ) |
ハンス・ショイブレ(1906-1988):7つの冬の歌
Op. 1..初録音
1. I. Anfang はじまり/2. II. Erster
Schnee 初雪/3. III. Schnee 雪/
4. IV. Winterwald 冬の森/5. V. Die
unertragliche Stille 耐えられない沈黙/
6. VI. Am Jahresend zu singen 年末に歌う/7.
VII. Ende 終わり
アルトゥール・オネゲル(1892-1955): クローデルによる3つの詩
8. I. Sieste 昼寝/9. II. Le Delphinium
デルフィニウム/10. III. Le Rendez-vous その約束
11. ペーター・ミーク(1906-1990): Erlebnis
経験
12. フランク・マルタン(1890-1974):Dedicace
de Pierre de Ronsard ピエール・ド・ロンサールの献身
オトマール・シェック(1886-1957):
13. Dammrung senkte sich von oben たそがれは迫り/14.
meines Kindes Tode わが子の死/
15. Ergebung 降伏/16. Keine Rast 休むことなく/17.
Vor der Ernte 収穫の前/
18. Schifferliedchen 船乗りの小唄/19.
Abschied 別れ/20. Die Einsame 孤独な人/
21. Abendlied 夕べの歌/22. Nachklang
こだま |
録音 2019年8月22-24日 Radiostudio Zurich(スイス)
スイス出身の作曲家たちの知られざる歌曲を集めた1枚。選ばれたのはどれも各々の作曲家たちの初期作品であり、なかでもショイブレの「7つの冬の歌」は、チューリヒ中央図書館に所蔵されていた、彼の弟エリックの手による写譜を用いた世界初録音となるものです。
他の作品もほとんど耳にする機会のない珍しいものばかり。
歌っているのは、2019/20年のシーズンからチューリヒ歌劇場のインターナショナル・オペラ・スタジオのメンバーとなったばかりの若きテノール、ルカ・ベルナルド。伸びやかな声が持ち味です。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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キング・インターナショナル
NHK交響楽団新シリーズ
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KKC 2188/90
(3CD)
¥4000 →\3690
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NHK交響楽団新シリーズ
フェスティバルホールをバイロイト祝祭劇場風に改造
50年前のブーレーズ「トリスタンとイゾルデ」
1967年大阪国際フェスティバルの「トリスタンとイゾルデ」
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)
(1967年大阪国際フェスティバルに於けるバイロイト・ワーグナー・フェスティバル・ライヴ) |
トリスタン:ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)、イゾルデ:ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、
国王マルケ:ハンス・ホッター(バス・バリトン)、クルヴェナル:フランス・アンダーソン(バス)、
ブランゲーネ:ヘルタ・テッパー(アルト)、メロート:セバスチャン・ファイアジンガー(テノール)、
牧童、若い船乗り:ゲオルク・パスクーダ(テノール)、舵手:ゲルト・ニーンシュテット(バス)、
ピエール・ブーレーズ(指揮)
NHK交響楽団、
大阪国際フェスティバル合唱団 |
これほど凄いオペラ上演が50年以上も前に行なわれていた!ブーレーズの「トリスタンとイゾルデ」がついに登場!!
演出、装置、衣裳:ウィーラント・ワーグナー
録音:1967年4月10日/フェスティバルホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付
1967年の大阪国際フェスティバルに、ブーレーズの指揮、バイロイトからの引越し公演でワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」が上演され、当時の日本音楽界の大きな話題となりました。
ヴィーラント・ワーグナーの演出、ヴィントガッセン、ニルソン、ホッターら最高の歌手陣、NHK交響楽団という豪華キャストによる今日の感覚からも空前絶後の公演音源が初登場となります。
フェスティバルホールをバイロイト祝祭劇場風に改造までして、非常に高額な入場料も話題となりましたが、聴衆を1963年のベルリン・ドイツ・オペラによる本邦初演以上の感動に巻き込んだとされます。
そのスタッフたちの熱意、聴衆の真剣な姿勢と強い緊張感が半世紀以上を経てもまざまざと伝わってきます。
解説書は当時の記事、ブーレーズを含む出演者のインタビューなどを多数掲載。資料としても価値があります。
歌詞対訳はご購入された方のみ弊社ホームページで閲覧、ダウンロードできます。(キング・インターナショナル)
お聴き苦しい箇所がございますが、マスターテープ劣化に起因するものです。予めご了承ください。
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マルティノン初出のストラヴィンスキー
NHK交響楽団新シリーズ
ストラヴィンスキー:
(1)バレエ音楽「春の祭典」
(2)バレエ組曲「火の鳥」(1919年版) |
ジャン・マルティノン(指揮)
NHK交響楽団 |
日本の聴衆を震撼させたマルティノン初出のストラヴィンスキー
録音:1963年5月20日(1)、4月17日(2)/東京文化会館(ライヴ)/モノラル、日本語帯・解説付
フランスの名指揮者ジャン・マルティノンが1963年に10年ぶり2度目の来日をした際の貴重な音源が初出。初来日時に演奏した「春の祭典」の衝撃が語り草となっていたため、ここに収められた公演も非常な注目を集めました。
練習に立ち会った外山雄三氏によれば、「春の祭典」は当時としては記録的な長時間かけて行い、そのおかげでこの作品が同団の完全なレパートリーになったとのこと。
また「火の鳥」もフィナーレに入る直前の弦楽器の最弱音のトレモロだけをひどく念入りに練習させたとそうで、どちらもその成果を実際に確認できるのも、得難い価値と申せましょう。
お聴き苦しい箇所がございますが、マスターテープ劣化に起因するものです。予めご了承ください。
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マルティノン、10年ぶり2度目の来日公演
NHK交響楽団新シリーズ
(1)プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100
(2)ルーセル:交響曲第3番ト短調Op.42 |
ジャン・マルティノン(指揮)
NHK交響楽団 |
N響も燃えた!マルティノン渾身の恩師ルーセルの交響曲!
録音:1963年5月11日(1)、5月25日(2)/東京文化会館(ライヴ)/モノラル、日本語帯・解説付
フランスの名指揮者ジャン・マルティノンが1963年に10年ぶり2度目の来日をした際の貴重な音源。
プロコフィエフの交響曲第5番はマルティノンの十八番ですが、NHK交響楽団との演奏もエネルギーと力に満ち、その世界に引き込まれます。
ルーセルは作曲の恩師だったこともあり、マルティノンは多くの録音を残していますが、交響曲第3番はフランス国立放送管弦楽団とのライヴしかありませんでした。
このNHK交響楽団との演奏は物凄い迫力と推進力がまさにルーセル音楽の真骨頂。58年前のNHK交響楽団のひたむきさにも感動させられます。
お聴き苦しい箇所がございますが、マスターテープ劣化に起因するものです。予めご了承ください。
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フルネ1963年フォーレの「レクイエム」
NHK交響楽団新シリーズ
(1)フォーレ:レクイエムOp.48
(2)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(3)ラヴェル:ラ・ヴァルス |
ジャン・フルネ(指揮)
NHK交響楽団
(1)古澤淑子(ソプラノ)、
ヨセフ・モルナール(バリトン)、
東京混声合唱団 |
「日本ハープ界の父」モルナールと古澤淑子の歌唱が貴重。フルネ1963年フォーレの「レクイエム」登場!
録音:1963年1月29日/武蔵野音楽大学ベートーヴェンホール(ライヴ)/ステレオ、日本語帯・解説・歌詞対訳付
フランスの巨匠ジャン・フルネといえばフォーレのレクイエムが十八番で、4種の録音を残していますが、さらにもう一枚の名盤が世に出ます。
2度目の来日時1963年1月のライヴで、NHK交響楽団からフランス的な敬虔な祈りの響きを引き出しています。
注目は独唱者。ヨーロッパを本拠にした往年のソプラノ歌手古澤淑子の歌唱を聴くことができるのも興味津々ながら、バリトンは何とヨセフ・モルナール。言わずと知れた「日本ハープ界の父」ですが、彼はウィーン少年合唱団出身で、ハープ演奏のみならず歌手としても舞台に立ちましたが、歌唱を聴くことが全くできないため非常に貴重。ここでは抑えた情感が感動的な歌唱を聴かせてくれます。
お聴き苦しい箇所がございますが、マスターテープ劣化に起因するものです。予めご了承ください。
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<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE
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4829360
(2CD)
\1800 |
《チャールズ・マッケラス
〜カレイドスコープ/オーケストラ・エクストラヴァガンザ》
《CD 1》
1) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228、
J.シュトラウス2世:
2) 喜歌劇『こうもり』序曲、3) 喜歌劇『ジプシー男爵』序曲、
ブラームス:ハンガリー舞曲
4) 第1番ト短調、5) 第20番ホ短調*、6) 第21番ホ短調*、
オッフェンバック:喜歌劇『地獄のオルフェ(天国と地獄)』より
7) 序曲、8) カンカン、
9) チャイコフスキー:歌劇『マゼッパ』より「コサックの踊り」、
10) スメタナ:歌劇『売られた花嫁』より「道化師の踊り」、
11) ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲、
12) ウェーバー:歌劇『アブ・ハッサン』序曲、
13) トマ:歌劇『ミニョン』序曲、
14) ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65 /
《CD 2》
1) スッペ:喜歌劇『怪盗団』序曲、
2) マイアベーア:戴冠式行進曲(歌劇『預言者』より)、
3) グリンカ:ホタ・アラゴネーサ、
グリーグ:
4-5) 2つの悲しい旋律Op.34(傷ついた心/過ぎし春)*、
6) 羊飼いの歌と農夫の踊り(『2つのノルウェーの旋律』Op.63より)*、
7) トロルドハウゲンの婚礼の日(『抒情小品集』第8集Op.65より)*、
シベリウス:
8) 悲しきワルツOp.44、
組曲『クリスチャン二世』Op.27より9) エレジー、10)
ミュゼット、
11) 組曲『ペレアスとメリザンド』Op.46より間奏曲、
12) フィンランディアOp.26
*DECCA初CD化 |
チャールズ・マッケラス(指揮)
ロンドン交響楽団(CD 1, CD 2:1-3)、
ロンドン・プロムス交響楽団(CD 2:4-12) |
レパートリー豊富な多才な指揮者による優れた録音集
オーストラリアの指揮者サー・チャールズ・マッケラスはキャリアの初期に人気のバレエ曲や交響曲をマーキュリー、フィリップス、デッカなど多くのレコード・レーベルに録音しました。
今回の録音集は、1958年5月にデッカから発売された最初のアルバム(グリーグとシベリウス)、そしてその3年後の1961年に発売された『カレイドスコープ』。これは「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス」の臨場感あふれる見事な技術でロンドン交響楽団との序曲集などが録音されたものです。ブラームスのハンガリー舞曲第20番と第21番が初CD化で加わっています。
1965年にフィリップスに録音された、『こうもり』序曲と『ジプシー男爵』序曲の切れのある2つの演奏は長い間入手不能であった貴重なものです。
マッケラスは非常に多才で、鋭い聴覚とさりげない棒さばきをあらゆるクラシック・レパートリーの隅々にまで行き届かせる指揮者でした。
【録音】1961年7月(CD 1:1, 4-14, CD 2:
1-3)、1965年1月(CD 1:2, 3)、1958年5月(CD
2: 4-12)、ロンドン
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4829364
\1500 |
《チャールズ・マッケラス〜グルック、ラモー:管弦楽組曲》
1-13) ラモー:バレエ組曲『カストールとポリュックス』*、
14-18) グルック:バレエ組曲『オルフェオとエウリディーチェ』*、
19) ケルビーニ:歌劇『アナクレオン』序曲**、
20) チマローザ:歌劇『秘密の結婚』序曲**
*DECCA初CD化
**初発売 |
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)
ロンドン交響楽団 |
この時代の音楽をこよなく愛した指揮者による18世紀の舞台音楽集
指揮者サー・チャールズ・マッケラスにとって18世紀の音楽は子供の頃から夢中になっていた音楽でした。
「特に私が好んでいるのはその美しい交響曲と、中央ヨーロッパのバロック芸術に見られる非常に華麗な装飾です。私は古い音楽を古い方法で、作曲家がイメージした方法で演奏するよう努めてきました。バロック・オーケストラによって作られる音を再現することには価値があると信じ、そこに情熱を傾けています」
と、マッケラスは1977年に語っています。
これは1965年にフィリップスに行われたラモーとグルックのバレエ音楽、そして今まで一度も発売されたことのないケルビーニとチマローザの序曲集という18世紀の舞台音楽をまとめた録音集です。
【録音】1965年3月(1-18)、1月(19, 20)、ロンドン
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4840190
(2CD)
\1800 |
《エリック・コーツ/ジェフリー・コーベット/マルコム・サージェント〜
コーツ/エルガー/カワード:管弦楽曲集》
《CD 1》
エリック・コーツ:
1-3) 組曲『3人のエリザベス』、4-7) 組曲『4つの世紀』、
8) 幻想曲『3頭の熊』、
9) 組曲『結婚式の道化師』より「花嫁たちの踊り」、
10-12) 組曲『3人の男』 /
《CD 2》
1-5) アルバート・コーツ:ヘンリー・パーセルの劇音楽からの組曲、
6-20) エルガー;独創主題による変奏曲Op.36『エニグマ』、
21) サー・ノエル・カワード:バレエ『ロンドン・モーニング』(G.ジェイコブによる管弦楽編)
DECCA初CD化 |
エリック・コーツ(指揮)
ロンドン新交響楽団(CD 1)、
サー・マルコム・サージェント(指揮)
ロンドン交響楽団(CD 2:1-20)、
ジェフリー・コーベット(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(CD 2:21) |
1950年代の人気のイギリス音楽集。初CD化
エリック・コーツとサー・ノエル・カワードほど20世紀半ばのイギリスを明るく表現している作曲家はいません。最もノスタルジックに、聴衆を慰め、様々な困難から音楽で気分を紛らわせてくれました。
イギリスのライト・ミュージックへの関心が再び高まり、このアルバムの魅力も高まっています。1949年から1953年に録音されたコーツの管弦楽組曲とカワードのバレエ『ロンドン・モーニング』が収録されています。
『3頭の熊』はゴルディロックスのお話からの短い管弦楽幻想曲で、コーツにより絵画的な趣向で描かれています。
『3人の男』は田舎、都会、海での3人のイギリスの典型的な人物を表現しています。『3人のエリザベス』は王家の肖像のギャラリーを表し、小説『フォーサイト・サガ』から制作されたBBCのドラマのテーマ曲として有名になった主題がまとめられた音楽です。
おそらく代表作ともいえる『4つの世紀』は華やかな17世紀からワルツの時代を経て熱狂的なジャズ・バンドの世界へと時代を越えてゆきます。
指揮者サー・マルコム・サージェントもカワードやコーツに劣らず、1950年代のイギリスの音楽作りを具体的に表現しました。
エルガーの『エニグマ』変奏曲と、指揮者アルバート・コーツ(エリック・コーツとは関係ありません)が編曲した『パーセルの劇音楽からの組曲』が収録された1953年のデッカ・アルバムが新規リマスタリングされました。CD2枚組。
【録音】1953年2月(CD 1:1-7)、1月(CD
2:1-20)、1949年5月(CD 1:9-12)、1959年7月(CD
2:21)、ロンドン
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4841485
(20CD)
\12300→\10990 |
《ペーター・マーク・エディション》 20CDボックス
《CD 1》
モーツァルト:1) セレナード第4番ニ長調K.203、2)
セレナード第9番ニ長調K.320『ポストホルン』
【演奏】ジャン・プーニェ(ヴァイオリン)(1)、ロンドン新交響楽団(1)、スイス・ロマンド管弦楽団(2)
【録音】1955年1月、ロンドン(1)、1951年10月、ジュネーヴ(2)/
《CD 2》
モーツァルト:
1) 交響曲第28番ハ長調K.200(189k)、
2) 交響曲第29番イ長調K.201(186a)、3)
交響曲第34番ハ長調K.338
【演奏】スイス・ロマンド管弦楽団
【録音】1951年3月(1, 2)、1949年(3)、ジュネーヴ/
《CD 3》
モーツァルト:
1) 交響曲第32番ト長調K.318、2) 交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』、
3) クラリネット協奏曲イ長調K.622
【演奏】ジェルヴァース・ドゥ・ペイエ(クラリネット)(3)、ロンドン交響楽団
【録音】1959年1月(1, 2)、11月(3)、ロンドン/
《CD 4》
モーツァルト:
ホルン協奏曲1) ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417、
2) ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447、
3) ホルン協奏曲第1番ニ長調K.386b(K.412&514)、
4) ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495、5)
ホルン協奏曲断章ホ長調K.Anh.98a
【演奏】バリー・タックウェル(ホルン)、ロンドン交響楽団
【録音】1961年4月(1, 4, 5)、1959年11月(2,
3)、ロンドン/
《CD 5》
モーツァルト:
1) ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415、2)
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
【演奏】ジュリアス・カッチェン(ピアノ)、ロンドン新交響楽団
【録音】1955年8月、ロンドン/
《CD 6》
モーツァルト:
1) ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216、
2) ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョK.261、
3) ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219『トルコ風』、
4) ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド
ハ長調K.373
【演奏】ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)、イギリス室内管弦楽団
【録音】1991年12月、ロンドン/
《CD 7》
モーツァルト:
1) ノットゥルノ ニ長調K.286、2) セレナータ・ノットゥルナ
ニ長調K.239、
3) 歌劇『ルーチョ・シッラ』序曲K.135、
4) 歌劇『エジプト王ターモス』K.345より間奏曲
【演奏】ロンドン交響楽団
【録音】1959年12月、ロンドン/
《CD 8》
モーツァルト:
1-6) 6つのドイツ舞曲K.509、7) 6つのドイツ舞曲K.600より第5番、
8) 4つのドイツ舞曲K.602より第3番、
9) 3つのドイツ舞曲K.605より第2番、10)
6つのドイツ舞曲K.600より第1番、
11) 6つのドイツ舞曲K.600より第2番、
12) 3つのドイツ舞曲K.605より第3番『そり遊び』、
13-14) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527より
「ご婦人、これがカタログです」(カタログの歌)/「ああ、お許しを、皆様方」、
15-16) 歌劇『フィガロの結婚』K.492より
「もし踊りをなさりたければ」/「復讐だ、さあ復讐だ」、
17) アリア「ああ、情け深い星たちよ、もし天にいて」K.538、
18) 大ミサ曲ハ短調K.427より「精霊によりて」、
19) 『エクスルターテ・ユビラーテ』K.165より「アレルヤ」
【演奏】
フェルナンド・コレーナ(バス)(13-16)、
ジェニファー・ヴィヴィアン(ソプラノ)(17-19)、
ロンドン交響楽団(1-12)、スイス・ロマンド管弦楽団(13-16)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(17-19)
【録音】1959年1月(1-12)、1956年2月(17-19)、ロンドン、1952年4月、ジュネーヴ(13-16)/
《CD 9》
メンデルスゾーン:
1) 交響曲第3番イ短調Op.56『スコットランド』、
2) 序曲『ヘブリディーズ(フィンガルの洞窟)』Op.26
【演奏】ロンドン交響楽団
【録音】1960年4月、ロンドン/
《CD 10》
メンデルスゾーン:
1) 『夏の夜の夢』序曲Op.21、
2-8) 劇音楽『夏の夜の夢』Op.61
(スケルツォ/夜想曲/結婚行進曲/
歌と合唱「舌先裂けたまだら蛇」/間奏曲/道化たちの踊り/フィナーレ)、
9-16) ショパン:バレエ『レ・シルフィード』(R.ダグラス編)
【演奏】
ジェニファー・ヴィヴィアン(5, 8)、マリオン・ロウ(5)(ソプラノ)、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス女声合唱団(5,
8)、
ロンドン交響楽団(1-8)、パリ音楽院管弦楽団(9-16)
【録音】1957年2月、ロンドン(1-8)、1957年11月、パリ(9-16)/
《CD 11》
ロッシーニ:
1) 歌劇『ウィリアム・テル』序曲、2)歌劇『シンデレラ』序曲、
3) 歌劇『セミラーミデ』序曲、4) 歌劇『どろぼうかささぎ』序曲、
5-14) ドリーブ:バレエ『泉』(抜粋)
【演奏】パリ音楽院管弦楽団
【録音】1958年11月(1-4)、1957年11月(5-14)、パリ/
《CD 12》
1) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23、
2) グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
【演奏】ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)、フィルハーモニア管弦楽団
【録音】1993年7月、ロンドン/
《CD 13-14》
フェルディナンド・パエール;歌劇『レオノーラ』
【演奏】
ジークフリート・イェルザレム(テノール/フロレスターノ)、
ウルスラ・コシュト(ソプラノ/レオノーラ)、
ジョルジオ・タデオ(バス/ロッコ)、
エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ/マルチェリーナ)、
ヴォルフガング・ブレンデル(バリトン/ヤキーノ)、
ノルベルト・オース(テノール/ドン・ピッツァロ)、
ヨーン・ヴァン・ケステレン(テノール/ドン・フェルナンド)、
バイエルン放送交響楽団
【録音】1978年7月、ミュンヘン/
《CD 15-16》
ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』
【演奏】
モンセラート・カバリエ(ソプラノ/ルイザ)、
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール/ロドルフォ)、
シェリル・ミルンズ(バリトン/ミラー)、
アンナ・レイノルズ(メッゾ・ソプラノ/フェデリーカ)、
ボナルド・ジャイオッティ(バス/ヴァルテル伯爵)、
リチャード・ヴァン・アラン(バス/ヴルム)、
アンネッテ・チェリーネ(メッゾ・ソプラノ/ラウラ)、
フェルナンド・パヴァロッティ(テノール/農夫)、
ロンドン・オペラ・コーラス、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1978年6月、ロンドン/
《CD 17》
1) ベッリーニ:オーボエ協奏曲ホ長調、
2) サリエリ:フルートとオーボエのための協奏曲ハ長調、
3) チマローザ:オーボエ協奏曲ハ長調(A.ベンジャミン編)、
4) ドニゼッティ:コーラングレのための小協奏曲ト長調
【演奏】
ハインツ・ホリガー(オーボエ[1-3]、コーラングレ[4])、
オーレル・ニコレ(フルート)(2)、バンベルク交響楽団
【録音】1965年12月、バンベルク/
《CD 18》
1) ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53、
2) ラヴェル:ツィガーヌ(ヴァイオリンと管弦楽のための演奏会用狂詩曲)
【演奏】エディト・パイネマン(ヴァイオリン)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1965年7月、プラハ/
《CD 19》
ワーグナー:
1) 歌劇『ローエングリン』より「遥かな国へ」、
2) 歌劇『タンホイザー』より「聞くのだ!
熱情を胸に」、
3) 舞台神聖祝典劇『パルジファル』より「役に立つ武器は、一つだけ」、
楽劇『ワルキューレ』より4)「冬の嵐は過ぎ去り」、5)「一本の剣を父は私に約束した」、
楽劇『ジークフリート』より
6)「ノートゥング! ノートゥング!」、7)「鍛えろ、かなづち、堅い剣を」、
8)「あいつが俺の父親じゃないとは何と嬉しいことだろう」、
9) 楽劇『神々の黄昏』より「ブリュンヒルデよ!
聖なる花嫁よ!」、
10) ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』より「神よ、ここは暗い」、
11) ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』より「嫌だ、こんな苦しみにはもう耐えられない」
【演奏】ティチョ・パーリー(テノール)、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
【録音】1966年1月、ベルリン/
《CD 20》
1) シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54*、
2) ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21*
【演奏】フー・ツォン(ピアノ)、ロンドン交響楽団
【録音】1962年6月、ロンドン
*初CD化 |
ペーター・マーク(指揮) |
卓越したモーツァルト指揮者のデッカ録音集。CD20枚組BOX限定盤
ペーター・マークのデッカ録音に、ドイツ・グラモフォン、ウェストミンスターに行われた録音も加えて新たにまとめられたセットです。
1950年代の卓越したモーツァルト指揮者の一人であるペーター・マーク、この全集にはセレナード、バリー・タックウェルとのホルン協奏曲からジョシュア・ベルとの2曲のヴァイオリン協奏曲まで、モーツァルトの8枚のCDが含まれます。
1962年にフー・ツォンと共演したシューマンのピアノ協奏曲とショパンのピアノ協奏曲第2番も収録しています(初CD化)。
CD20枚組BOX限定盤。
スイス出身のペーター・マークは初めピアニストでしたが、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの薦めで指揮者になり、初めてデッカに録音したのは30歳になってからスイス・ロマンド管弦楽団とでした。
真のモーツァルト指揮者と称されたマーク、初めの7回のデッカ録音はすべてモーツァルト(セレナード集、交響曲集、ジェニファー・ヴィヴィアン、フェルナンド・コレーナとのアリア集)でした。
高く評価されてきたロッシーニの序曲集の他、このBOXにはマークによるパエールの『レオノーレ』の先駆け的録音やルチアーノ・パヴァロッティも参加しているヴィヴァルディの『ルイザ・ミラー』が収録されています。

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