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≪第112号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2021/5/25~



5/28(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HARMONIAMUNDI



HMX 2905342
(2CD)
¥3600→\3290
ロト&レ・シエクルのバレエ・リュス
 廃盤だったロトの「春の祭典」「ペトルーシュカ」「火の鳥」
  仏HMからセットで登場!
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル
 [CD1]
  ストラヴィンスキー:
   (1)バレエ音楽「春の祭典」 (1913年初版)
   (2)バレエ音楽「ペトルーシュカ」 (1911年初版)
 [CD2]
  (1)グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」第2幕よりサラセン人の入場/東洋の踊り
  (2)同:バレエ音楽「四季」より 秋のバッカナール
  (3)シンディング(チャーリー・パイパー編):東洋舞曲Op.32の5
  (4)アレンスキー:バレエ音楽「エジプトの夜」よりエジプト女の踊り/蛇のシャルムーズ/ガジーの踊り
  (5)グリーグ(ブルーノ・マントヴァーニ編):小妖精Op.71の3(抒情小曲集より)
  (6)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910 年版全曲)

 世界中に衝撃を与えたロト&レ・シエクルの「バレエ・リュス」2 枚組で登場!!

 録音:[CD1]2013年5月14日/メス・アルセナル、5月16日/グルノーブルMC2、9月29日/フランクフルト旧オペラ座(1)、2013年5月14日/メス・アルセナル、5月16日/グルノーブルMC2(2)(すべてライヴ)
  [CD2]2010年10月2日/シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)、10月9日/ラン大聖堂(ともにライヴ)/2h09'

 CDリリースのたびに世界中に大きな音楽的ショックを与え続けているロト&レ・シエクル。
 2014年度レコード・アカデミー大賞を受賞した衝撃の名盤「春の祭典」&「ペトルーシュカ」[ASM-015およびKKC-5401、いずれも廃盤]、そして「火の鳥」が入ったアルバム[ASM-06およびKKC-5195、いずれも廃盤]が、このたびharmoniamundiレーベルからあらたな装いで2枚組として再登場します!

 「春の祭典」は1913年5月29日、モントゥーの指揮によりシャンゼリゼ劇場で初演され、音楽史上最大のスキャンダルとなりました。
 今日では人気曲として、またオーケストラの性能を披露できる好個の楽曲として頻繁に演奏されますが、複雑な変拍子、無理な楽器法など、古楽器あるいは古楽指揮者には不可能な作品とされてきました。
 ここでは、まず冒頭のファゴット(1900年ビュッフェ・クランポン製バソン)の音から未知のもので衝撃度満点。また小型のフレンチ・チューバ、小トロンボーンも新鮮で、ピストン・ホルン8 本の響きも独特。ロシア的な重量感あふれる音で奏されるのが常ですが、この明るいフランス的音色こそまさに初演時の音。目から鱗が落ちる衝撃度です。

 また「春の祭典」初演時1913年版楽譜は自筆のままでパウル・ザッハー財団が所蔵していますが、ロトはこれと1922年ロシア音楽出版社初版のスコア、モントゥー所蔵の1920年代初頭の楽譜を検討、音の間違いとストラヴィンスキーが改訂した箇所をはっきりさせ、1913年5月29日初演時の音の再現を試みました。 

 「ペトルーシュカ」も初演時1911年版。四管の大編成で、協奏曲風に活躍するはずのピアノがあまり目立ちません。ここでは日本人ジャン=ヒサノリ・スギタニが1892 年製エラールのピアノで美しい響きを醸し出しています。通常の交響楽団がこの版をとりあげると、もっさりと重くなりますが、ロト&レ・シエクルは大編成なことを意識させない透明さ。ことにグロッケンシュピールやチェレスタのキラキラした響きが効果的で、ロシア・バレエならではの夢のあふれる世界を創り出しています。

 「火の鳥」全曲でも、この作品が百年前の1910年6月、ピエルネの指揮によりパリ・オペラ座で初演された際の響きを再現しています。
 ピッチこそさほど違和感はありませんが、弦楽器はガット弦、金管は細管、木管やハープはいずれもフランス製で、パリ音楽院直伝の奏法を遵守しているため、聴感上の印象はかなり違います。
 ヴィブラートも少なめで、パステル画のような色彩がいかにもフランス風。4管の大編成ながらすっきりしていて、金管の響きが独特。原色的で厚い音というストラヴィンスキーのイメージが一新され新鮮の極み。グラズノフのサウンドも向いていて、作品の爽やかさに痺れさせられます。

 ブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器が明記されていて、貴重な資料となっています。

 




 ACTES SUDからリリースされていたロトの「春の祭典」「ペトルーシュカ」「火の鳥」。
 とくに「春の祭典」&「ペトルーシュカ」は2014年度レコード・アカデミー大賞を受賞した大大大ベストセラー盤。

 ・・・なのに。

 なのに廃盤だった。
 ちょっと信じられないかもしれないが、「ASM015」「ASM-06」で検索すれば高値で中古市場で売られているのを発見すると思う。

 その2つのアルバムを仏HMが買い取ってセット・リリース。



(「春の祭典」「ペトルーシュカ」リリース時の代理店コメント)

 これはとんでもない衝撃。「春の祭典」と「ペトルーシュカ」の時代楽器による録音が登場しました。時代考証に則した演奏による近代名曲を次々リリース、今最も注目される奇才指揮者のひとりフランソワ=グザヴィエ・ロト。誰が手掛けるかと思われた「春の祭典」、ロトがやってくれました。
 どちらも1900 年前後に作られた、主にフランス製の楽器と奏法を用いているのはもちろんながら、改訂魔だったストラヴィンスキーゆえに版の問題も、ここでは初版により、まさに初演時に響いた音を再現しています。
 「春の祭典」は1913 年5 月29 日、モントゥーの指揮によりシャンゼリゼ劇場で初演され、音楽史上最大のスキャンダルとなりました。今日では人気曲として、またオーケストラの性能を披露できる好個の楽曲として頻繁に演奏されますが、複雑な変拍子、無理な楽器法など、古楽器あるいは古楽指揮者には不可能な作品とされてきました。ここでは、まず冒頭のファゴット(1900 年ビュッフェ・クランポン製バソン)の音から未知のもので衝撃度満点。
 また小型のフレンチ・チューバ、小トロンボーンも新鮮で、ピストン・ホルン8 本の響きも独特。ロシア的な重量感あふれる音で奏されるのが常ですが、この明るいフランス的音色こそまさに初演時の音。目から鱗が落ちる衝撃度です。
 また「春の祭典」初演時1913 年版楽譜は自筆のままでパウル・ザッハー財団が所蔵していますが、ロトはこれと1922 年ロシア音楽出版社初版のスコア、モントゥー所蔵の1920 年代初頭の楽譜を検討、音の間違いとストラヴィンスキーが改訂した箇所をはっきりさせ、1913 年5 月29 日初演時の音の再現を試みました。
 「ペトルーシュカ」も初演時1911 年版。四管の大編成で、協奏曲風に活躍するはずのピアノがあまり目立ちません。ここでは日本人ジャン=ヒサノリ・スギタニが1892 年製エラールのピアノで美しい響きを醸し出しています。通常の交響楽団がこの版をとりあげると、もっさりと重くなりますが、ロト&レ・シエクルは大編成なことを意識させない透明さ。ことにグロッケンシュピールやチェレスタのキラキラした響きが効果的で、ロシア・バレエならではの夢のあふれる世界を創り出しています。
 今回もブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器が明記されていて、貴重な資料となっています。ロトの演奏は相変わらず才気煥発。歴史的な意義はもちろんながら、切れの良いリズム感、推進力など驚くほど魅力的な演奏を繰り広げています。




(レコード・アカデミー大賞受賞当時のコメント)


 「このアルバムが取ったか!」
 ついそう叫んでしまった。
 レコ芸の若干保守的な選者のハートにもこのアルバムの斬新さはぐっと来たのだ。

 ACTES SUDリリースのフランソワ=グザヴィエ・ロト/ストラヴィンスキー「春の祭典」。

 マイナー・レーベルが大賞を取ってももう何の驚きもなくなったが、これでまた質の高いレーベル、そして芸術家に注目が集まってくれるのは嬉しい。
 伝説の「幻想」以来いつ大々的にブレイクするか見守ってきたが、これでようやく花開くときが来た。

(「火の鳥」
リリース時の代理店コメント)

 近年、時代楽器による演奏がどんどん近世に及んでいますが、ついにストラヴィンスキーを含むディアギレフのバレエ・リュスにまで達しました。驚きなのが「火の鳥」全曲盤。この作品が百年前の1910 年6 月、ピエルネの指揮によりパリ・オペラ座で初演された際の響きを再現しています。ピッチこそさほど違和感はありませんが、弦楽器はガット弦、金管は細管、木管やハープはいずれもフランス製で、パリ音楽院直伝の奏法を遵守しているため、聴感上の印象はかなり違います。ヴィブラートも少なめで、パステル画のような色彩がいかにもフランス風。4管の大編成ながらすっきりしていて、金管の響きが独特。原色的で厚い音というストラヴィンスキーのイメージが一新され新鮮の極み。


 



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C’AVI-MUSIC



8553232
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
オリジナル・ハープシコードで弾くバッハ!
 歴史的鍵盤のエキスパート、グリエルミ!

  J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV.846‐869
ルカ・グリエルミ
 (ハープシコード/
  クリスティアン・ツェル製オリジナル、
   1737年ハンブルク)

 オリジナル・ハープシコードで弾くバッハ!歴史的鍵盤のエキスパート、グリエルミ!

 ☆ルカ・グリエルミがクリスティアン・ツェル製作のオリジナル・ハープシコードで弾くバッハ!
 ☆ツェルの楽器を愛したレオンハルトの思い出に捧げられた1枚!

 指揮者、作曲家としての活動に加え、歴史的鍵盤楽器のエキスパートとして多彩な活躍を見せるルカ・グリエルミが弾く、バッハの平均律クラヴィーア曲集!
 グリエルミはハープシコードをトン・コープマンやパトリツィア・マリサルディに師事し、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレでのオルガンなど、アンサンブルのメンバーとしても活躍しています。
 今回のレコーディングにあたり、楽器はバルセロナ音楽博物館に所蔵されているクリスティアン・ツェル製作のオリジナル・ハープシコード(1737年ハンブルク)を使用。
 グスタフ・レオンハルトがツェルの楽器を愛していたことから、本アルバムは彼の思い出に捧げられています。バッハの傑作全24曲が美しく明瞭な響きで紡がれてゆくさまを、じっくりとお楽しみください。

 ※録音:2017年5月、バルセロナ音楽博物館(スペイン)
 
 

8553486
¥2600
MEMORIAS~6つのタブローによるピアソラの思い出 クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団

 J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080よりコントラプンクトゥスI、IX/
 ピアソラ:天使の死、天使のミロンガ、4人でタンゴ、ミロンガ・ピカレスク、天使の復活/
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/
 ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ/
 カルロス・ガルデル(1890-1935):わが懐かしのブエノスアイレス、ポル・ウナ・カベサ/
 ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲 Op.2、ミロンガ/
 ガーシュウィン:ウォーキング・ザ・ドッグ、レディ・ビー・グッド、アイ・ガット・リズム


 ☆一流のサクソフォン四重奏で聴く、一味も二味も違ったピアソラ・アルバム!

 ベルリン・フィルのサクソフォン・パートや、ルツェルン音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭におけるエキサイティングな演奏で名高いクレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団が、自らの設立20周年とアストル・ピアソラの生誕100周年を同時に祝う特別なアニヴァーサリー・アルバムをリリース!
 演奏の素晴らしさはもちろんのこと、プログラムも凝っており、ピアソラの最も重要な音楽モデルとなった6名の作曲家とピアソラ自身の作品を並べ、これまでにない斬新な視点を提供しています。
 アルバムのコンセプトは、アルゼンチンの作家ナタリオ・ゴリンがピアソラへのインタビューをまとめたアンソロジー『A manera de memorias』がきっかけとなっており、6つのタブローはそれぞれ「バッハ」「パリ」「ストラヴィンスキー」「ガルデル」「ヒナステラ」「ジャズ」と題されています。クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団ならではの、一味も二味も違った見事なピアソラ・アルバムです。

 ※録音:2020年8月、ドイツ放送カンマームジークザール(ドイツ、ケルン)
 
 

8553488
¥2600
ミッション・タンゴ(40年代、50年代、60年代とそれ以降のタンゴ集)
 ・1940年代のタンゴ
  La Cumparsita/Morena del 900/Puro Apronte/Tigre Viejo/
  Senores Yo Soy del Centro/Zamba para Olvidarte
 ・1950年代のタンゴ
  El Puntazo/Mala Junta/El Tobiano/El Andariego/
  Si Sos Brujo/Desde el Alma/Julie/Coqueta
 ・1960年代とそれ以降のタンゴ
  El Chapucero/Don Agustin Bardi/Ojos Negros/
  Camandulaje/Milonga Triste/Chiru
 ・ボーナストラック Una Vez*
クアルテート・ソルタンゴ
 〔トーマス・ライフ(ヴァイオリン)、
  カレル・ブレデンホルスト(チェロ)、
  アンドレアス・ロクセス(バンドネオン)、
  マーティン・クレット(ピアノ)〕
レオネル・カピターノ(ヴォーカル)*

 ☆実力派アンサンブルが贈るタンゴの歴史!

 伝統的なオルケスタ・ティピカ(ポピュラー音楽を演奏するバンドのこと)の甘美なサウンドと、真の室内楽奏者としての力量を兼ね備えたアンサンブル、クアルテート・ソルタンゴが贈るタンゴの歴史!
 「40年代」「50年代」「60年代以降」と3つの時代に分けられた20曲のタンゴに加え、ヴォーカルのレオネル・カピターノとコラボレーションしたボーナストラック、プグリエーセの《Una Vez》を収録しています。
 伝統的なバンドの多くが歌手と共演するのに対し、クアルテート・ソルタンゴは基本楽器編成で、カルテットの各メンバーにスポットライトを浴びる機会が与えられているのが特徴。
 クラシック、ジャズ、タンゴと多方面で活躍し、ヨハネス・ブラームス国際コンクールなどでの優勝歴を持つハンブルク出身の俊英マーティン・クレットのピアノにも注目です。

 ※録音:2020年7月(ドイツ、ミュンヘン)
 



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CHATEAU



C20003
¥2500→\2290
岡城千歳(ピアノ)
 4年の年月をかけて録音・プロダクションを完成 
  スクリャービン:「プロメテウス、火の詩」(7台ピアノ版)

  スクリャービン:
   「プロメテウス、火の詩」 作品60
    (ピアノ編曲版7台ピアノ用多重録音/編曲:岡城千歳/世界初録音)
   2つの詩曲 作品63〔第1曲 「仮面」、第2曲「奇妙なもの」〕
   2つの詩曲 作品69〔第1曲 アレグレット、第2曲 アレグレット〕
   ポエム・ノクターン 作品61
岡城千歳(ピアノ) 

 岡城千歳最新作はスクリャービン!衝撃の"7台ピアノ版"「プロメテウス」!

 ☆岡城千歳最新作! 10年の年月をかけて編曲に取り組み、4年の年月をかけて録音・プロダクションを完成させた衝撃作!
 ☆7台ピアノ版(49トラック多重録音)によるスクリャービンの「プロメテウス」!
 ☆日本語解説付き!

 万華鏡のように変化するピア二ズムと評され、独特の個性と色彩豊かな音色、確固たる表現力と独創性で世界的に注目を浴びるピアニスト、アレンジャー、プロデューサー、岡城千歳が自ら設立したニューヨークのレーベル「Château(シャトー)」最新プロジェクト。
 Pro Pianoレーベルからは、スクリャービンのピアノ・ソナタ第5番や練習曲全集、そして「法悦の詩」(2台ピアノ版)なども録音してきた岡城千歳が、自身の編曲によって「7台ピアノ版」にアレンジしたスクリャービンの交響曲第5番「プロメテウス、火の詩」。
 レコード芸術2021年2月号に掲載されたインタビューでも触れられ、その驚くべき発想に早くから注目が集まっていた話題作が遂に登場!
 岡城千歳がピアニストとしての活動を休止し、出版社ブージー&ホークスで編曲の仕事を行っていた頃から、10年の年月を掛けて編曲に取り組み、4年の年月をかけて録音・プロダクションを完成させたという、まさに渾身作です。

 全体を7台のピアノのためにトランスクリプションしているわけではなく、基本は2台で進行しながら時に3台~5台になり、最大で6台~7台になるという構成。それも、多数のピアノを使うのは多くの音を重ねて弾くためや大きな音を出すためではなく、あくまでも音楽的な音色を目的としているとのことで、5台~6台重なっているのも(一部を除き)、フォルテで激しく音の多い所ではなく、ゆっくりでピアニッシモで音が薄いところに限られています。
 録音は、ピアノ1台に付き7本のマイクを使用し、7台×7本の計49トラックをオーバー・ダブして作成。
 シャルル・リシャール=アムランのアルバムでもお馴染みのカール・タルボットがミキシングを、元SONYのエンジニアでありグレン・グールドの音源のリマスタリングでも高名なアンドレアス・マイヤーがマスタリングを担当するなど、レコーディング面でのクオリティにも期待がかかります。

 ※録音:2017年1月22日&2019年10月27日-28日、パレ・モンカルム(ケベック、カナダ)

 スクリャービンがいかにこの「プロメテウス」作曲時に苦しい思いを抱いていたかは、楽譜を見て弾いていると、痛いほど、身につまされて感じるのです、自分も苦しい思いをしていた最中だっただけに余計に。
 その「涙」の思いがこのプロメテウスには深く込められている、だから弾いていて何度も涙しました。その思いを、聴いていただける方々にお伝えしたい、その万感の思いの一心で創ったCDです。
 プロメテウスの苦悩が、そしてそのスクリャービンの涙の思いが、私の思いが、聴いてくださった方々にお伝えすることができれば、本当に光栄でしあわせに思います。それだけが重要なことで、その他のことは全く問題ではありません。岡城千歳(オフィシャルサイト掲載のインタビューより)

 
 





LCMS


LCMS2021
¥2600
EMBERS ~
 レイモンド・ディーン&ヴァレンティン・シルヴェストロフ:
  弦楽のための作品集

   レイモンド・ディーン(b.1953):MARTHIYA*
   ヴァレンティン・シルヴェストロフ(b.1937):弦楽四重奏曲第3番
   レイモンド・ディーン:EMBERS
カルドゥッチ弦楽四重奏団
クラッシュ・アンサンブル*

 2006年に設立されたアイルランドの現代音楽レーベル、LCMS(ラウズ・コンテンポラリー・ミュージック・ソサエティ)の新録音は、ジェラルド・ベネット、カールハインツ・シュトックハウゼン、尹伊桑に師事したアイルランドの作曲家、レイモンド・ディーンと、ペルトやシュニトケらと肩を並べるウクライナの大作曲家、ヴァレンティン・シルヴェストロフによる弦楽のための作品集。

 天才クラリネット奏者ジュリアン・ブリスとの共演でも話題を呼んだカルドゥッチ弦楽四重奏団と、アイルランドを代表するアンサンブルの一つ、クラッシュ・アンサンブルのメンバーが、どこか幻想的で哀愁を帯びた世界に誘います。
 
 

LCMS20201
¥2600
リンダ・カトリン・スミスによる
 弦楽三重奏のための大作《MEDOW(牧草地)》

  リンダ・カトリン・スミス(b.1957):
   MEDOW(牧草地)~ 弦楽三重奏のための
ミア・クーパー(ヴァイオリン)
ヨアヒム・レーワー(ヴィオラ)
ウィリアム・バット(チェロ)

 ニューヨーク出身の作曲家、リンダ・カトリン・スミスによる約33分にもおよぶ弦楽三重奏のための大作 《MEDOW(牧草地)》 。
 RTEコンサート・オーケストラのリーダーを務める女流ヴァイオリニスト、ミア・クーパーを筆頭に、風に揺れる草花のごとく、自然にゆったりと流れる音楽をヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが緻密に創り上げていきます。

 ※録音:2020年8月29日、カムデン・スタジオ(ダブリン、アイルランド)
 



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MUSICA VIVA

MV118
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290

ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)
ロンドンのイタリア人 ~ ジャルディーニ、J.C.バッハとアーベル

 ジャルディーニ:無伴奏ヴァイオリンのための6つの協奏曲集 Op.15
 J.C.バッハ:シンフォニア第6番 Op.6
 アーベル:序曲第4番ハ長調 Op.17

ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)
アッカデーミア・ムジカーレ・デラヌンチアータ
リッカルド・ドーニ(指揮)


 カルミニョーラが繰り広げる"ロンドンのイタリア人"!

 イタリアが世界に誇るバロック・ヴァイオリンの鬼才ジュリアーノ・カルミニョーラが、コレッリの弟子ソーミスの弟子である18世紀イタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796)の「6つのヴァイオリン協奏曲 Op.15」を網羅!
 ジャルディーニはヨンメッリの作品を作曲者の眼前で演奏した際、自身のヴィルトゥオージティを最大限にアピールするために過剰な即興的装飾を付け加えたがために、怒りが頂点に達したヨンメッリから平手打ちを受けたというエピソードを持っています(聴衆はその圧倒的な演奏に大喝采)。

 1750年にロンドン・デビューを飾り、その後は同地に定住してヨハン・クリスティアン・バッハ、カール・フリードリヒ・アーベルたちと親交を深めたことも知られています。
 1772年にロンドンで出版され、スペインのマドリッド国立図書館に保存されていたジャルディーニの「Op.15」の知られざる魅力が、名匠カルミニョーラのヴァイオリンによって解き放たれます。

 ※録音:2016年6月19-26日、サンタントニオ・アバーテ教会(ミラノ、イタリア)
 
 

MV126
¥2600
J.S.バッハ:6つのトリオ・ソナタ BWV.525-530(ヴィオラ&オルガン版)
 トリオ・ソナタ第1番変ホ長調 BWV.525
 トリオ・ソナタ第2番ハ短調 BWV.526
 トリオ・ソナタ第3番ニ短調 BWV.527
 トリオ・ソナタ第4番ホ短調 BWV.528
 トリオ・ソナタ第5番ハ長調 BWV.529
 トリオ・ソナタ第6番ト長調 BWV.530
フランチェスコ・フィオーレ(ヴィオラ)
リッカルド・ドーニ(オルガン)

 大バッハのオルガンのための「6つのトリオ・ソナタ」をヴィオラとオルガンのデュオ・ヴァージョンで演奏するという音楽的にも魅力的な取り組みが実現!
 このトランスクリプションは、コレッリやヴィヴァルディ、アルビノーニ、そして自分自身の作品を再構築、編曲、オーケストレーションしたJ.S.バッハの手法に準ずる形で行われました。
 ヴィオラとオルガン版の「6つのトリオ・ソナタ」はバッハの手によっては生み出されておらず、17世紀後半~18世紀前半のヴィオラのためのレパートリーを広げるという観点からも貴重な録音と言えるでしょう。
 イタリア古楽界のオルガンの名手リッカルド・ドーニと組むのはフランチェスコ・フィオーレ。オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナの首席ヴィオラを務め、アッカルド弦楽四重奏団でも活躍した経歴を持つ実力者です。

 ※録音:2019年10月22日-23日、サン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会(チェザーノ・ボスコーネ、ミラノ、イタリア)
 
 

MV121
¥2600
クラリネットのための素晴らしき小品たち
 ウール:ディヴェルティメント
 デュボワ:クラリネット四重奏曲
 スターク:ペッツィ・ファンタスティチ
 ジェイコブ:スケルツェット、パヴァーヌとゴパック
 フランセ:小四重奏曲
 トマジ:3つのディヴェルティスマン
 スターク:セレナータ
スターク・クラリネット四重奏団
 〔ヴィニバルド・バッカリ(クラリネット)、
  サウロ・ベルティ
   (クラリネット&バセット・ホルン)、
  セルジオ・ブルスカ
   (クラリネット&バス・クラリネット)、
  アントニオ・フライオリ(クラリネット)〕
パオロ・ベルトラミーニ(クラリネット)

 フランセやトマジ、デュボワなどのフランス勢、イギリスのジェイコブ、ドイツのコンポーザー=クラリネット奏者スタークなどによる「クラリネット四重奏曲」の秀作を集めたプログラム。
 ポピュラーな「B♭管クラリネット3本+バス・クラリネット」の編成だけでなく、スタークやフランセの作品では3rdパートをバセット・ホルンに置き換えているなど、楽器の組み合わせとそのサウンドの変化も楽しむことが出来るクラリネット関係者におススメしたい充実のアルバムです。
 スターク・クラリネット四重奏団にゲストとして招聘されたのはパオロ・ベルトラミーニ。1996年のプラハの春音楽祭で第1位を受賞したイタリアのトップ・プレーヤーの1人です。

 ※録音:2017年4月23日-24日&2018年4月30日-5月1日、ローマ(イタリア)
 
 

MV119
¥2600
メランコリア ~ ヘンデルのバス・アリア集
 《エツィオ》HWV.29より Gia Risanar D'intorno, 序曲, Nasce Al Bosco in Rozza Cuna
 《アリオダンテ》HWV.33より Invida Sorte Avara, Voli Colla Sua Tromba
 《リッカルド》HWV.23より 序曲、Nel Mondo e Nell'abisso
 《アチス、ガラテアとポリフェーモ》HWV.72より Fra L'ombre e Gl'orrori
  合奏協奏曲 Op.6-1
 《オルランド》HWV.31より
  Lascia Amor e Siegu Marte, 序曲, O voi Del Mio Poter Minister Eletti, Sorge Infausta Una Procella
  アンドレア・マストローニ(バス)、
  アッカデーミア・デランヌンチアータ、
  リッカルド・ドーニ(チェンバロ&指揮)

 ヘンデルの珍しいアリアを歌うバスのアンドレア・マストローニは、ロッシーニやモーツァルトはもちろん、今回録音を行ったヘンデルやヴィヴァルディなどバロック時代の音楽も得意とするイタリアの音楽家。
 当初はクラリネットを学んでいたものの声楽に転向。レッラ・クベルリやリタ・アントニアッツィ、フェルナンド コルデイロ オーパに声楽を師事し、クレモナのクラウディオ・モンテヴェルディ音楽院を優秀な成績で卒業しています。
 METやスカラ座、フェニーチェ歌劇場、パリ・オペラ座、バイエルン国立歌劇場など、超一流のオペラハウスですでに華々しい活躍を繰り広げています。

 ※録音:2017年6月28日-30日&9月23日-25日、アッビアーテグラッソ(ミラノ、イタリア)
 




TONAR



TONAR01101
¥2700
マヌエル・バルエコ(ギター)
 キューバとスペインからの音楽 
マヌエル・バルエコ(ギター)
 ルイス・デ・ナルバエス:
  バハ・デ・コントラプント、「牛を見張れ」によるディファレンシア、
  皇帝の歌、もう1つの「牛を見張れ」による3つのディフェレンシア/
 イサーク・アルベニス:カスティーリャ、アラゴン/
 イグナシオ・セルバンテス:キューバ舞曲集/
 セバスティアン・イラディエル:ラ・パロマ/
 ホアキン・マラッツ:ラ・モレナ/
 エンリケ・グラナドス:スペイン舞曲5番より アンダルーサ、キューバ風 Op.36/
 ホアキン・ニン=クルメル:ミランの主題による6つの変奏曲/
 ロベルト・シエッラ(b.1953):ギターのためのソナタ

 小澤征爾の指揮で武満徹の作品のアメリカ初演を行ったこともあるキューバ出身の伝説的ギタリスト、マヌエル・バルエコ。キューバ&スペインの作曲家による作品に加え、キューバと非常によく似た文化を持つ国であるプエルトリコ出身の作曲家、ロベルト・シエッラがバルエコのために書いた情熱的なソナタをカップリング。
 




GALLO


GALLO 1639
¥2200
「反響」~
 カタルーニャの作曲家モンポウ(1893-1987)&ボネット(1933-2019)作品集

   モンポウ:歌と踊り第6番/歌と踊り第1番*/前奏曲第7番/高み*
   ボネット:夜想曲第2番
   モンポウ(シゲティ編):庭の少女たち*
   モンポウ:前奏曲第5番/前奏曲第6番/前奏曲第10番
   ボネット:
    フォンテーヌブローのソナタ*/夜想曲集(第3番、第1番、第5番)/
    遠くの踊り(全4曲)*/夜想曲第4番
   モンポウ:悲歌*
エステル・ピネダ(ピアノ)
アリアーヌ・グランジョン
 (ヴァイオリン;*印)

 カタルーニャの作曲家モンポウとボネットのピアノとヴァイオリンのための作品集!

 録音:2020年10月 フランス,ムードン,67'07 ※簡易収納紙ケース

 スペイン、カタルーニャ、バルセロナ生まれの二人の作曲家の作品を収録。
 フェデリーコ(カタルーニャ語ではフレデリク)・モンポウ(1893-1987)は20世紀のカタルーニャを代表する作曲家で、日本でもおなじみだろう。
 ナルシス・ボネット(1933-2019)はモンポウより40年下。二度の大戦でパリを離れざるを得なかったモンポウと異なり、ボネットは長年に渡りパリを拠点とし、ナディア・ブーランジェに学び、作曲と教職で活躍した。
 二人とも近代フランス音楽からの影響が色濃く、いわゆるスペイン情緒は薄く、しかしカタルーニャ気質というべきものは共に感じられる。
 エステル・ピネダは、カタルーニャ州サバデイ(サバデル)の生まれ。19世紀末から20世紀初めの音楽を得意とし、またスペインものにも力を入れている。
 アリアーヌ・グランジョンはおそらくフランスのヴァイオリニスト。アール・デコ Art d'Echos 弦楽三重奏団でヴァイオリンを受け持っている。
 
 

GALLO 1611
¥2200
「シェフィカ・クトゥルエル・プレイズ無伴奏フルート作品集」
 C.P.E.バッハ:ソナタ イ短調 Wq.132 (H562)
 バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013
 リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行
 タッシナーリ:牧神
 ドビュッシー:シランクス
 ヴェイセル/クトゥルエル:昼と夜が過ぎて行く
 クトゥルエル :私の天使たる母アイシェ・アリヤクのためのレクイエム
シェフィカ・クトゥルエル(フルート)

 58'45

 トルコを代表するフルート奏者、シェフィカ・クトゥルエルによる編曲も含めた無伴奏フルート作品集。
 バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータをはじめ有名曲はもちろんのこと、トルコの盲目の詩人にしてトルコ民謡の弾き語りであるアーシュク・ヴェイセル(1894-1973)をフルートで演奏したり、クトゥルエルが亡き母に捧げる自作も素晴らしい。
 
 

GALLO 1641
¥2200
「変奏曲と幻想曲」
 メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54
 ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
 マルタン:フラメンコのリズムに基づく幻想曲(1973)
 シューベルト:幻想曲 ハ長調 「さすらい人幻想曲」 D760
レート・ライヒェンバッハ(ピアノ)

 録音:2020年10月2,5―7日 スイス,アーラウ、73'37 ※簡易収納紙ケース

 メンデルスゾーンとブラームスの変奏曲に、シューベルトのさすらい人幻想曲、そして珍しいマルタンのフラメンコのリズムに基づく幻想曲を収録。
 マルタンのフラメンコのリズムに基づく変奏曲は1973年の作。翌年にルツェルンでパウル・バドゥラ=スコダによって初演された。フラメンコという言葉から予想されるようなスペイン情緒ではなく、あくまでマルタンらしい渋めのモダンな、けれども前衛的ではない独特の作風。
 レート・ライヒェンバッハは1974年生まれのスイスのピアニスト。
 




GEGA NEW


GD 417
¥2200
ゾルニツァ・イラリオノヴァ(ヴァイオリン)
 「贈り物」~フランス近代ヴァイオリン作品集

 ショーソン:詩曲
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
 サン=サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲
ゾルニツァ・イラリオノヴァ(ヴァイオリン)
マリア=エレナ・スレデヴァ(ピアノ)

 ブルガリア期待の若手イラリオノヴァの素敵なフランス近代ヴァイオリン作品集!

 録音:2021年1月 ソフィア、63'34

 意外なところから素敵なフランス近代ヴァイオリン作品集が出て来た。
 ブルガリアの若いヴァイオリニスト、ゾルニツァ・イラリオノヴァの、おそらく初CDと思われる。
 彼女についてはこのCDにも詳しい経歴が載っていないが、1992年、ブルガリア北部のプレヴェンの生まれ。母親もヴァイオリニスト。ソフィア国立音楽院を修了後、マドリッドのソフィア王妃高等音楽院でカザフスタン出身でオイストラフの高弟ザハール・ブロンに学び、さらにソフィアの新ブルガリア大学でブルガリアの高名なヴァイオリニスト、マリオ・ホッセンにも学んでいる。まだ国際的に活躍し始めて5年というところだが、このCDを聞けば彼女が既に大きな魅力を持っていることに気付かされるだろう。
 線の細いながらも美音の持ち主で、バリバリ弾くのではなく、音に愛情を込めるような弾き方が好ましい。
 しばしば技巧誇示的に演奏されるサン=サーンス/イザイのワルツ形式の練習曲もいかにもサロン的優美さが漂う。
 ショーソンの詩曲、フランクのソナタ、ドビュッシーのソナタといった有名曲でも気負わず丁寧に演奏しており、成熟味には薄いかもしれないが、若く素直な良さは楽しめるだろう。
 マリア=エレナ・スレデヴァのピアノが若いヴァイオリニストをよく助けている。



チャイコフスキーの「感傷的なワルツ」が聴けます。
映像と音は合ってません・・・。

https://youtu.be/x72X0QCH5Sk

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DANACORD

DACOCD886
(2CD-R)
特別価格
¥2700
ラウニ・グランデールの遺産 第6集  デンマーク放送合唱団・交響楽団
ラウニ・グランデール(指揮)
 クーラウ:歌劇《ルル》 Op.65
  [Disc 1] 序曲、第1幕、第2幕(前奏曲-四重唱)
  [Disc 2] 第2幕(二重唱-終曲)、第3幕
    ウーノ・エブレリウス(テノール、ルル王子)、
  キアステン・ヘアマンセン(ソプラノ、妖精ペリフェリーメの娘シディ)、
    エレン・マーグレーテ・エズラス(ソプラノ、羊飼いの娘ヴェラ)、
    モーウンス・ヴェーゼル(バス、魔法使いディルフェング)、ニルス・ムラー(テノール、小人バルカ)、
    ヴォルマー・ホルブル(テノール、羊飼い)、ヴァルボー・ガーオ(メゾソプラノ、第1の魔女)、
    ダウマー・スコウ(メゾソプラノ、第2の魔女)、エアンスト・ヒュー=クヌセン(ソロ・フルート)
    [録音:1956年5月15日 デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)]
 [Bonus tracks]
  ヘンデル:歌劇《ジュリオ・チェザーレ》-「Priva son d'ogni conforto」
   エルセ・ブレムス(メゾソプラノ)[録音:1948年2月19日]
  グルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》-「J'ai perdu mon Eurydice」
   エルセ・ブレムス(メゾソプラノ)[録音:1948年9月6日]
   ペーター・アーノル・ハイセ(1830-1879):歌劇《王と代官(Drot og Marsk)》- 王と炭焼き娘オーセの二重唱
   テューイェ・テューイェセン(テノール) マーゲリータ・フロー(ソプラノ)[録音:1945年6月16日]
  ハイセ:歌劇《王と代官(Drot og Marsk)》- レディ・インゲボーと代官の二重唱
   テナ・クラフト(ソプラノ) ホルガー・ビューリング(バス)[録音:1933年6月2日]

 デンマークの巨匠、ラウニ・グランデールの遺産 第6集!

 20世紀デンマークを代表する指揮者のひとり、ラウニ・グランデール(1886-1960)の「遺産」シリーズの第6作。
 クーラウの《ルル》は、「3幕のロマンティックなジングシュピール」として書かれた作品です。ドイツで出版された妖精と幽霊の物語のコレクションに収められた『ルル、または、魔法の笛(Lulu, oder Die Zauber-flote)』に基づきC.C.F. ギュンテルベアが執筆したデンマーク語台本に作曲され、1824年10月29日に初演されました。
 この録音は、グランデールがデンマーク放送交響楽団を指揮してデンマーク放送のスタジオからライヴ放送した一連のデンマーク・オペラのひとつ。
 彼が引退する少し前、1956年5月15日の演奏です。演出を担当したトーベン・クローウによる「短縮版」で演奏され、3時間を超す作品から第2幕の「第10番」「第11番」と第3幕の「第15番」「第16番」などセリフを含むナンバーがカットされ、物語の進行を説明するナレーションが加えられました。
 このアルバムには、ナレーションを省略、デンマーク放送所蔵のオリジナル・テープをデジタルリマスターした音源が収録されています。初めてリリースされる録音です。

 ※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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PROFIL



PH 21019
(6CD)
¥4500→\4190
ルイス・カウフマン名演集
 Disc1 70'48"
  (1)ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール
  (2)サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op.61
 Disc2 64'09"
  (1)マルティヌー:2つのヴァイオリンとピアノのためのソナタH.213/
  (2)同:5つの小品H.184/
  (3)リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18/
  (4)ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ第1番/
  (5)ミヨー:小さなワニの踊りOp.256(全3曲)
 Disc3 62'27"
  (1)ミヨー:ヴァイオリン協奏曲第2番Op.263/
  (2)ドヴォルザーク:ユモレスク/
  (3)チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ/
  (4)ドルドラ:思い出/
  (5)クライスラー:ロンドンデリーの歌/
  (6)マスネ:タイスの瞑想曲/
  (7)シューマン:トロイメライ/
  (8)リムスキー=コルサコフ(クライスラー編):熊蜂の飛行/
  (9)シューベルト:アヴェ・マリア
 Disc4 74'13"
  (1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64/
  (2)フランク:ヴァイオリン・ソナタ/
  (3)バーバー:ヴァイオリン協奏曲Op.14
 Disc5 72'22"
  (1)コープランド:ヴァイオリン・ソナタ/
  (2)ロバート・ラッセル・ベネット:ソング・ソナタ/
  (3)同:ヘクサポーダ(六脚類)/
  (4)グアルニエリ:ヴァイオリン・ソナタ第2番/
  (5)クインシー・ポーター:ヴァイオリン・ソナタ第2番
 Disc6 71'37"
  (1)ヴィヴァルディ:四季/(2)同:ヴァイオリン協奏曲第8番ト短調RV332/
  (3)同:ヴァイオリン協奏曲第12番ハ長調RV178/
  (4)同:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調RV513
 ルイス・カウフマン(ヴァイオリン)
 Disc1:アルトゥール・バルサム(ピアノ)、パスカル四重奏団(1)、
  マウリツ・ヴァン・デン・ベルク(指揮)オランダ・フィルハーモニー管弦楽団(2)
 Disc2:ペーター・リバール(ヴァイオリン)(1)、ピナ・ポッツィ(ピアノ)(1)(2)、
  アルトゥール・バルサム(ピアノ)(3)(5)、セオドア・サイデンバーグ(ピアノ)(4)
 Disc3:ダリウス・ミヨー(指揮)フランス国立放送管弦楽団(1)、ポール・ウラノフスキー(ピアノ)(2)-(9)
 Disc4:オットー・アッカーマン(指揮)オランダ・フィルハーモニー管弦楽団(1)、
  エレーヌ・ピニャーリ(ピアノ)(2)、ワルター・ゲール(指揮)ミュージカル・マスターピース交響楽団(3)
 Disc5:アーロン・コープランド(ピアノ)(1)、セオドア・サイデンバーグ(ピアノ)(2)、
  ロバート・ラッセル・ベネット(ピアノ)(3)、アルトゥール・バルサム(ピアノ)(4)(5)
 Disc6:ヘンリー・スヴォボダ(指揮)コンサートホール室内管弦楽団(1)、ペーター・リバール(ヴァイオリン)(4)、
  クレメンス・ダヒンデン(指揮)ヴィンタートゥール交響楽団(2)-(4)

 美音と華やかな演奏が魅力!ヴィヴァルディからバーバーまで、ルイス・カウフマンの芸にたっぷりひたれる6枚

 録音:Disc1:1950年11月(1)、1950年代(2)、Disc2:1940年代末~1950年代初頭(1)-(3)、1948年頃(4)、1949年(5)、Disc3:1949年(1)、1952年(2)-(9)、Disc4:1952年7月(1)、1954年(2)、1950年頃(3)
Disc5:1949年(1)、1950年代初頭(2)、1940年(3)、1950-52年(4)(5)、Disc6:1947年12月(1)、1950年8月(2)-(4)/MONO

 ルイス・カウフマン(1905-1994) はアメリカの名ヴァイオリニスト。ハイフェッツと同世代ながら、ステレオ録音に恵まれなかったため今日の知名度は一連の巨匠たちほど高くはありません。
 しかし「カサブランカ」「風と共に去りぬ」などハリウッド映画のサウンドトラックにヴァイオリン・ソロで参加するなど全盛期は非常な人気を誇りました。

 カウフマンは非常にレパートリーが広く、メンデルスゾーンやフランクの定番名曲や小品から、コープランドやバーバーのような当時の最新作まで積極的にとりあげ普及に努めました。
 ここでもミヨー、コープランドやロバート・ラッセル・ベネットが自作の伴奏をしているのが貴重です。

 また、ヴィヴァルディの「四季」をアメリカで最初にレコーディングし、この曲がポピュラーになることを助けたといわれます。「四季」のみならずカウフマンは「和声と創意の試み」までも録音するという進歩性を示しています。

 とは言っても学究的なスタイルではなく、あくまで華やかな美音と力強い奏法が特徴で、「古き良きアメリカ」的な魅力を堪能させてくれます。


 




RELIEF



CR 1928
¥2200
ドニゼッティの遺作オペラ『リタ』
 その面白さをとくと味わえる名演!

  ドニゼッティ:歌劇『リタ』(ドイツ語版)
インゲボルク・ハルシュタイン(ソプラノ;リタ)
エルヴィン・ヴォールファールト(テノール;ベッペ)
カール・クリスティアン・コーン(バリトン;ガスパロ)
ヨーゼフ・シュトローブル(指揮)
バイエルン放送交響楽団

 初CD化!名歌手3人迫真の歌いぶり!
 ドニゼッティの遺作オペラ『リタ』その面白さをとくと味わえる名演!

 録音:1960年12月7・8日/ヘラクレスザール(バイエルン放送、モノラル)/59'25''

 1960年のバイエルン放送録音、ドニゼッティの楽しい一幕物オペラ『リタ』が初めてCD 化されます。
 モノラルながら丁寧なリマスターがなされ十分に満足できる音質。インゲボルク・ハルシュタイン、エルヴィン・ヴォールファールト、カール・クリスティアン・コーンという豪華なキャストによる初演後100周年の年の録音。
 とにかく全開・迫真の歌いっぷりが素晴らしく、コミカルな音楽も相まって凄すぎて思わず笑ってしまうほどの面白さです。

 一幕のオペラ・コミック『リタ、または引っぱたかれた夫、または二人の男と一人の女』(1841)はドニゼッティの遺作で、初演は作曲家の死後12年たって1860年にようやくなされました。
 物語は3人の登場人物のみで描かれ、それぞれの歌手に均等に見せ場があるようにアリア、二重唱、三重唱が巧みに配置されています。
 軽い内容の喜劇ですが音楽の書法は天下一品、ドニゼッティのおいしいところが存分に凝縮されています。
 オリジナルはフランス語で書かれ、イタリア語版も良く上演される人気作。
 このCDでは指揮者のヨーゼフ・シュトローブルがテキストを起こしたドイツ語版が採用されています。

 【物語のあらすじ】
  2番目の夫ベッペを尻に敷いて暮らす宿屋の女将リタ。すぐ引っぱたかれるのでベッペはうんざりしている。そこへ偶然お互い死んだと思っていた亭主関白な1番目の夫ガスパロが訪れる。これ幸いとベッペはガスパロにリタを渡そうとするが、ガスパロは別の女性との再婚を考えており、お互いリタを押し付け合って埒が明かない。
 結局くじ引きでガスパロがリタを引き取ることになるが、ガスパロは策を講じてリタからまんまと自分との婚姻届を奪い取り、これで俺は自由だと去っていく。ベッペとリタが元の鞘に納まり幕。

 
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 034
(24CD)
完全限定盤
¥27000→\23990
「ザ・チョイス~LP復刻とINAアーカイヴ」(ヴァイオリン、チェロとピアノ)
 CD 1【初出音源】
  J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
    マリー=クロード・トゥヴニー(ヴァイオリン)
    ウジェーヌ・ビゴー(指揮)、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1960年1月30日/パリ(モノラル)/音源:INA archives
  モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 KV.454
    ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)、ベルナール・リンガイセン(ピアノ)
    録音:1966年2月7日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、第105スタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives
  プロコフィエフ:ロメオとジュリエットから3つの小品/ファリャ:火祭りの踊り
    アンリ・メルケル(ヴァイオリン)、ジャン・ドワイアン(ピアノ)
    録音:1961年2月1日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives


 CD 2
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3 番 ハ長調 BWV1008【初出音源】
    アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
    ライヴ録音:1963年7月2日/シミエ、ニース(モノラル)/音源:INA archives
  コダーイ:無伴奏チェロ組曲 Op.8
    ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
    録音:1957年10月5日/アビーロード、第3スタジオ(ロンドン)(モノラル)
    LP 復刻(2021年最新) * Source : U.K EMI Columbia 33CX 1595 Blue Gold ED 1 LP

 CD 3【初出音源】
  ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
    アリス・メトアン(チェロ)、イーナ・マリカ(ピアノ)
    録音:1960年6月25日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives
  J.S.バッハ(フルニエ編):「わが心の切なる願い」 BWV727/
  シューマン:アダージョとアレグロ/フォーレ:エレジー/ドビュッシー:チェロ・ソナタ
    ピエール・フルニエ(チェロ)、アンドレ・コラール(ピアノ)
    録音:1959年11月24日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives

 CD4【初出音源】
  ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
    アンドレ・レヴィ(チェロ)、ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)
    録音:1954 年6月18日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
    アンドレ・レヴィ(チェロ)
    録音:1950年3月10日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives

 CD 5【初出音源】
  アンリ・レフコヴィチ ORTF録音集Vol.2
   ウェーバー:2つのヴァイオリン・ソナタ
     アンリ・レフコヴィチ(ヴァイオリン)、エレーヌ・ボスキ(ピアノ)
     録音:1958年6月30日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives
  ブロッホ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(第1&2楽章のみ)
    アンリ・レフコヴィチ(ヴァイオリン)、ボリス・メルソン(ピアノ)
    録音:1967年3月21日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)【レフコヴィチ最後の録音】/音源:INA archives
  ショーソン:詩曲
    指揮者不明、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
    ライヴ録音:1959年2月23日/パリ(モノラル)/音源:INA archives


 CD 6
  フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調【 初出音源】
    ミシェル・ブシノ(ヴァイオリン)、イーナ・マリカ(ピアノ)
    録音:1959年7月4日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
    ジャン・フルニエ(ヴァイオリン)、
    ライヴ録音:1956年7月16日/シャンゼリゼ劇場(パリ)(モノラル)/音源:INA archive

 CD 7
  ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
    ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)、ジャック・ジャンティ(ピアノ)
    録音:1958年10月10日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3 番 ニ短調 Op.108
    ジャック・デュモン(ヴァイオリン)、ジャニーン・ダコスタ(ピアノ)
    録音:1960年3月20日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives

 CD 8
  サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.103「 エジプト風」
    モニク・ド・ラ・ブルショルリ(ピアノ)
    ジャン= バティスト・マリ(指揮)、 フランス国立放送管弦楽団
    ライヴ録音:1965年4月6日/フランス放送協会(ステレオ)/音源:INA archives
  プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83「戦争ソナタ」
    ユーリ・ブーコフ(ピアノ)
    ライヴ録音:1961 年7月15日(モノラル)/音源:INA archives
  ショパン:マズルカ集 Op.17-4、Op.7-4、Op.59-1、Op.17-2、Op.7-1、Op.68-4
    フー・ツォン(ピアノ)
    録音:1959年11月25日/ORTFスタジオ(パリ)(モノラル)/音源:INA archives

 CD 9【CDSMBA012(CD1)】
  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
  J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調BWV 1004よりサ
    ラバンド(アンコール)
    レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)
    フランス放送ニュー・フィルハーモニー管弦楽団
    ライヴ録音:1977年2月18日/メゾン・ドゥ・ラ・ラジオ(ステレオ)/音源:INA archives
  バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.87/バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
    ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)、ジャン=クロード・アンブロジーニ(ピアノ)
    録音:1968年7月5日/シャンゼリゼ劇場(モノラル)/音源:INA archives

 CD 10 & 11【CDSM003JT】
  ドビュッシー:チェロとピアノのためのソナタ ニ短調/
  モーツァルト:ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447(フィッシャー編曲版)/ブレヴァル:チェロ・ソナタ ハ長調
  フランクール:アダージョ・カンタービレ-アレグロ・ヴィーヴォ(トローウェル編曲版)/
  クープラン:パストラーレ(カサド編曲版)/パウル・ヒンデミット:チェロ・ソナタ Op.11-3/
  ラヴェル:ハバネラ形式による小品/J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007/
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012/コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
    ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)、レオン・ポマーズ(ピアノ)
    マクシミリアン・ピルツァー(指揮)、キャッスル・ヒル祝祭管弦楽団
    録音:1951年-1953年(モノラル)
    使用音源:U.S.A Period SPL 543, 741, 582, TE 1093 Thrift Edition BOX ED1,ED 2LP

 CD 12【CDSMAC007】
  シューベルト:セレナーデ/リュリ:メヌエット~町人貴族より/マルティーニ:愛の喜び/
  シューマン:夢想/ドヴォルザーク:ユモレスク/イラディエル:鳩/
  ブラームス:ハンガリー舞曲第6番/リムスキー=コルサコフ:インドの歌/ブラームス:子守唄/
  ボッケリーニ:メヌエット/メンデルスゾーン:春の歌/シューベルト:アヴェ・マリア/
  ブラームス:ワルツ変イ長調/グノー:アヴェ・マリア/ショパン:ノクターン第2番/
  ルービンシュタイン:メロディ/モーツァルト:メヌエット/ブラームス:ハンガリー舞曲第5番/
  ショパン:練習曲第3番「別れの曲」/マスネ:タイスの瞑想曲/ポンセ:エストレリータ/
  グリーグ:ソルヴェーグの歌/ゴダール:ジョスランの子守唄/アルベニス:タンゴ
    ジャック・ゲステム(ヴァイオリン)、ラオール・ゴラ(ピアノ)
    録音:1950年代/パリ(モノラル)/使用音源:French Philips P 77280 L, P 77281 L ED 2 LPs

 CD 13& 14【CDSM014JT】
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 BWV1007-1012
    ジャン=マックス・クレマン(チェロ)
    録音:1958年(ステレオ)/使用音源:イギリス Decca-London L'OISEAU-LYRE OLS 133/4 Yello Label2LP オリジナル盤

 CD 15& 16【CDSMAC024】
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 BWV1007-1012
    アンリース・シュミット・ドゥ・ヌヴー(チェロ)
    録音:1957年-1958 年(モノラル)
    使用原盤:独TELEFUNKEN LT6626-8 ED 1 LP(license from Ducrete-Thomson)

 CD 17【CDSMAC025】
  ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38/ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
    アンリース・シュミット・ドゥ・ヌヴー(チェロ)、ロルフ・クニーパー(ピアノ)
    録音:1960年/パリ(モノラル)
    使用音源:French BAM LD 500.063 Original LP(1st STEREO Compatible LP(ED 2 LP))
  マスネ:タイスの瞑想曲/マスカーニ:間奏曲~カヴァレリア・ルスティカーナより/
  マスネ:エレジー/シューマン:トロイメライ/
  リスト:愛の夢第3番/ブラームス:ワルツ第15番 Op.39/
  ショパン:練習曲第3番「別れの曲」/リムスキー=コルサコフ:インドの歌
  ベルナール・ミシュラン(チェロ)、アンドレ・コラール(ピアノ)
    録音:1957年/パリ(モノラル)
    使用音源:French Odeon SOE 3283, SOE 3256 & SOE 3354 ED 1 45rpm LPs.

 CD 18【CDSMLESIK008】
  (1)ヘンデル:トリオ・ソナタ第7番 ト短調~2つのヴァイオリンとチェンバロのための
  (2)マルチェッロ:ソナタ ヘ長調~チェロとチェンバロのための
  (3)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
    (1)(3)ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)、(1)ユルゲン・シュミット=ヴォイクト(ヴァイオリン)、
    (2)エンリコ・マイナルディ(チェロ)、(1)(2)ルートヴィヒ・カウフマン(チェンバロ)
    ライヴ録音:1966年12月/ドイツ・エプシュタイナー音楽祭(モノラル)
    音源: German DGG Private 629 906 ED 1 LP( Only MONO Version pressing)

 CD 19【CDSMBA011】
  シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
    チョン・キョンファ(ヴァイオリン)、ズデニェク・マーツァル(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
    ライヴ録音:1973年5月16日/シャンゼリゼ劇場(パリ)(ステレオ)/音源:INA archives
  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
    チョン・キョンファ(ヴァイオリン)、シャルル・デュトワ(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
    ライヴ録音:1978年10月18日/シャンゼリゼ劇場(パリ)(ステレオ)/音源:INA archives

 CD 20 & 21【CDSMBA017】
  J.S. バッハ:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
    アニェル・ブンダヴォエ(ピアノ、指揮)、フランス国立管弦楽団のメンバー
    録音:1962年12月8日(モノラル)/音源:INA archives
  ハチャトゥリヤン:ピアノ協奏曲 変ニ長調
    アニェル・ブンダヴォエ(ピアノ)、ヤーノシュ・コミヴェシュ(指揮)、フランス国立管弦楽団
    録音:1964年1月17日(モノラル)/音源:INA archives
  ドビュッシー:映像 第1集
    アニェル・ブンダヴォエ(ピアノ)
    録音:1960年1月9日(モノラル)/音源:INA archives
  ラヴェル:夜のガスパール
    アニェル・ブンダヴォエ(ピアノ)
    録音:1959年11月10日(モノラル)/音源:INA archives
  J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ短調 BWV853/
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変ニ長調 Op.110/ドビュッシー:映像 第1集/
  J.S.バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV596/J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BW543
    イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
    ライヴ録音:1973年6月28日(ステレオ)/音源:INA archives

 CD 22【CDSMBA031】
  ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
  モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第34番 変ロ長調 K.378(317b)
  フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
    アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)、ディノラ・ヴァルシ(ピアノ)
    ライヴ録音:1984年11月12日/メゾン・ド・ラジオ・フランス104スタジオ、
     グランド・オーディトリアム(パリ)(ステレオ)/音源:INA archives

 CD 23
  ブラームス:
   (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」
   (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.100
   (3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
     レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、アンドレイ・ムイトニク(ピアノ)
     ライヴ録音:(3)1955年、(2)1956年、(1)1959年
     音源:Private open reel-to-reel audio tapes

 CD 24【CDSM002JYNA】
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010
  コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
    ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)、アーノルド・エイダス(ヴァイオリン)
    録音:1950年-1951年/使用音源:U.S.A Period SPL 543, 582, TE 1093 Thrift Edition BOX 初出LP

 コーガン、グリュミオー、ボベスコ、キョンファ、シュタルケル、レヴィ、ブルショルリ・・・。初出音源、廃盤タイトルを含むスペクトラム・サウンドの完全限定ボックスの登場!

 モノラル、ステレオ

 スペクトラム・サウンド・レーベルがフランス国立視聴覚研究所(INA)提供の音源を中心としたお買い得セットの完全限定リリース。
 当セットではヴァイオリン、チェロ、ピアノに焦点を当て、当レーベルが誇る丁寧なリマスタリングで聴くコーガン、グリュミオー、ボベスコ、キョンファ、シュタルケル、レヴィ、ブルショルリなど20世紀の名演奏家の至芸をお楽しみいただけます。
 その内容は現在入手困難のタイトルを数多く含み、このセットでの再登場はうれしい限り。
 在庫なくなり次第廃盤となる限定セットです。日本語解説は付きません。
 
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CDSMBA 047
(10CD)
完全限定盤
¥15000→\13990
「ザ・チョイス~交響曲と管弦楽曲」
 マリの初出音源含む!
 CD 1
  ベートーヴェン:「エグモント」序曲 Op.84/
  ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47「革命」/ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
    ユージン・オーマンディ(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団
    ライヴ録音:1958年5月17日/ボルドー国立歌劇場・大劇場(モノラル)
    音源:INA archives
    *24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes

 CD 2【 初出音源】
  チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
    ジャン= バティスト・マリ(指揮)、ストラスブール放送交響楽団
    ライヴ録音:1969年5月30日/ストラスブール(ステレオ)
    音源:INA archives
    *24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes


 CD 3
  ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.15/ビゼー:「アルルの女」からファランドール
    アンドレ・クリュイタンス(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
    ライヴ録音:1955 年5月20日/ザールブリュッケン(モノラル)
    音源:INA archives
    *24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes

 CD 4
  チャイコフスキー:交響曲第5 番 ホ短調 Op.64
    ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
    ライヴ録音:1962年1月1日/サル・プレイエル(パリ)(モノラル)
    音源:INA archives
    *24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes

 CD 5
  ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47「革命」
    ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
    ライヴ録音:1959年6月9日/ストラスブール(モノラル)
    音源:INA archives
    *24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes

 CD 6
  フランク:交響曲 ニ短調
    ピエール・デルヴォー(指揮)、フランス国立管弦楽団
    ライヴ録音:1972年9月15日/ブザンソン(ステレオ)
    音源:INA archives
    *24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes

 CD 7
  ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47「革命」
    スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
    ライヴ録音:1959年12月1日/シャンゼリゼ劇場(パリ)(ステレオ)
    音源:INA archives
    *24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes
  プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 Op.25「古典」
    ジャン・マルティノン(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
    録音:1971年10月20日/シャンゼリゼ劇場(パリ)(ステレオ)
    音源:INA archives
    *24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes

 CD 8【初出音源】
  ムソルグスキー(ラヴェル編):「展覧会の絵」
    ジャン= バティスト・マリ(指揮)、 フランス国立放送管弦楽団
    ライヴ録音:1966年4月21日/メゾン・ド・ラジオ・パリ、103スタジオ(ステレオ)
    音源:INA archives
    *24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes
  ストラヴィンスキー: バレエ音楽「春の祭典」
    ジャン・マルティノン(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
    ライヴ録音:1970年9月14日/ブザンソン(ステレオ)
    音源:INA archives
    *24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes


 CD 9【 初出音源】
  マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
    フランツ・コンヴィチュニー(指揮)、シュターツカペレ・ベルリン
    ライヴ録音:1960年10月14日/ベルリン(モノラル)/音源:Private open reel-to-reel audio tapes


 CD 10
  ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
    カール・シューリヒト(指揮)、 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
    ライヴ録音:1963年5月19日/ヘラクレス・ザール(ミュンヘン)(モノラル)
    音源:Private open reel-to-reel audio tapes
  ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
    パウル・クレツキ(指揮)、 フランス国立放送管弦楽団
    ライヴ録音:1961年6月28/シャンゼリゼ劇場(パリ)(ステレオ)
    音源:INA archives
    *24bit/48KHz digital restoration and remastering from the original master tapes

 フランス国立視聴覚研究所(INA)音源提供。オーマンディ、マリ、クリュイタンス、マルティノン、クレツキ・・・驚きの正規初出音源を含む完全限定盤!

 24bit/192kHz Digital Transfer & Remastering from the original master tapes in INA Archives/モノラル、ステレオ

 スペクトラム・サウンド・レーベルよりフランス国立視聴覚研究所(INA)提供の音源を中心としたお買い得セットの完全限定リリース。
 当セットでは交響曲と管弦楽曲に焦点を当て、当レーベルが誇る丁寧なリマスタリングで聴くオーマンディ、マリ、クリュイタンス、マルティノン、クレツキ、スクロヴァチェフスキなど20世紀の名演奏家の正規初出音源をお楽しみいただけます。
 在庫なくなり次第廃盤となる限定セットです。日本語解説は付きません。
 



<国内盤> 


EDITION HST

HST-918
(4CD)
¥4840
J.B.ヴァンハル(1739-1813);18のピアノ作品集 (HST-918)(ピアノ・ソナタとピアノを含む室内楽)
 CD1 ヴァイオリン・ソナタ第1巻(HST046)
  ヴァイオリン・ソナタト長調Weinmann XIa:11/ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調Weinmann XIa:12
  ヴァイオリン・ソナタニ短調 Weinmann XIa:13
 CD2 後期ピアノ・ソナタ集(HST054)
  ピアノ・ソナタ変ホ長調 Weinmann XIII:152/ピアノ・ソナタト短調 Weinmann XIII:153 (1812)/
  ピアノ・ソナタト短調Weinmann XIII:154/アダージョ ニ長調 ~トッカータNr.3 W.XIII:17/
  ファンタジー ニ長調 W.XIVb:30/主題と変奏 イ長調W.XV:A1(1787)/
  カンタービレ~交響曲へ長調Bryan F5
 CD3 ヴァイオリン・ソナタ第2巻(HST075)
  ヴァイオリン・ソナタソナタ変ホ長調Weinmann XIa:64
  ヴァイオリン・ソナタソナタ集Op.33 Weinmann XIa:55-57(変ロ長調/変ホ長調/ト長調)
 CD4 ピアノ三重奏曲集(HST110)
  ピアノ三重奏曲 ハ長調Weinmann Xa:20/ピアノ三重奏曲 ニ長調Weinmann Xa:21/
  ピアノ三重奏曲 へ長調Weinmann Xa:22/ピアノ三重奏曲 ハ長調Weinmann Xa:23(1781)
 ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ:
  江間理恵(ピアノ;CD 1,2)、船本貴美子(ピアノ;CD 3)、鶴井 弥葉(ピアノ;CD 4)
  福本 牧(ヴァイオリン;CD 1,3,4)、小原 圭(チェロ;CD 4)

 「ヴァンハル:ピアノ・ソナタとピアノを含む室内楽」CD4枚組・楽団24周年記念、特別限定盤(全曲世界初録音!)

 録音: 2007-17年、東京・府中ウイーンホール、三鷹風のホールなどにてライヴ収録
 ~限定盤・楽団結成24周年記念、特別価格! *薄型4枚組みPPケース入り
 




<映像>

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EURO ARTS(映像)



20 65528
(7DVD)
¥13000→\11990
ズービン・メータ~レトロスペクティブ
 DVD 1( 110mm)
  ・モーツァルト:ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191/
  ・バルトーク:管弦楽のための協奏曲。
  ・ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』op.92
  ・ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 op.88。
  ・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番ト長調 op.46-8
    ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団、ズービン・メータ(指揮)
    収録:1977年1月10-13日ロサンジェルス、
     ドロシー・チャンドラー・パヴィリオン、ミュージック・センター(ライヴ)
 DVD 2(96mm) ヴァルトビューネ1997/ホワイト・ナイト
  ・グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲/
  ・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1 番変ロ短調 op.23~第1楽章/
  ・チャイコフスキー:バレエ『白鳥の湖』~ワルツ( チャイコフスキー)/
  ・ショパン:小犬のワルツ/
  ・ムソルグスキー:歌劇『ホヴァーンシチナ』~前奏曲『モスクワ川の夜明け』/
  ・ムソルグスキー:歌劇『ソロチンスクの定期市』~陽気な若者たちのゴパーク/
  ・リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行/
  ・リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲/
  ・プロコフィエフ:バレエ『ロミオとジュリエット』~タイボルトの死/
  ・ リンケ:ベルリンの風
    ダニエル・バレンボイム(ピアノ)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ズービン・メータ(指揮)
 DVD 3(182mm) ヴェルディ・ガラ
  第1部
   ・『ナブッコ』より『行け、我が想いよ』
   ・『イェルサレム』より『神が私たちを引き離そうとしている』
   ・『海賊』より『俺が捕虜になるとは』、『天と地から嫌われようと』
   ・『リゴレット』より『女心の歌』、『いつだか君と出会ったのを』
   ・『トロヴァトーレ』より『夜は静まりかえっている』、『母さん 眠れないのかい?』
   ・『椿姫』より『不思議だわ‛& ああ多分彼なのね』
   ・『仮面舞踏会』より『立て お前の息子に‛& お前だったのだな』、『ああ!死を 恥辱を』
  第2部
   ・『運命の力』より『神よ 平安をください』/
   ・『ドン・カルロ』より『彼女は私を愛してはくれぬ』、『宿命的な授かり物!』/
   ・『アイーダ』より『勝ちて帰れ!』、『祖国を救った者よ』/
   ・『オテロ』より『もう夜も更け』、『アヴェ・マリア』/・『ファルスタッフ』より『世の中みな冗談』
     マルセロ・アルバレス、ホセ・カレーラス、ホセ・クーラ、ダニエラ・デッシー、
     マリエッラ・デヴィーア、ルチアーナ・ディンティーノ、プラシド・ドミンゴ、ジャンルカ・フロリス、
     バルバラ・フリットリ、コンスタンティン・ゴーニー、エリザベート・マトス、レオ・ヌッチ、
     ルッジェーロ・ライモンディ、ロッサーナ・リナルディ、チンツィア・リッツォーネ、
     グローリア・スカルキ、リッカルド・ザネッラート
     ヴェルディ音楽祭合唱団、フィレンツェ5月祭管弦楽団、ズービン・メータ(指揮)
     収録:2001年5月11日、パルマ、テアトロ・パディリョーネ・パラカッサ(ライヴ)
 DVD 4(95mm) イスラエル・フィル創立75周年記念コンサート
  ・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
  ・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番~サラバンド
    ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)
  ・ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
    エフゲニー・キーシン(ピアノ)
  ・ショーソン:詩曲 Op.25
    ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
  ・ベートーヴェン:交響曲第8 番ヘ長調 Op.93
    イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ズービン・メータ(指揮)
    収録時期:2011年12月24日、テル・アヴィヴ(ライヴ)
 DVD 5( 125mm)
  ヴェルディ:歌劇『ファルスタッフ』全曲
    アンブロージョ・マエストリ(Br ファルスタッフ)、フィオレンツァ・チェドリンス(S アリーチェ)、
    マッシモ・カヴァレッティ(Br フォード)、エレオノーラ・ブラット(S ナンネッタ)、
    エリーザベト・クルマン(Ms クイックリー夫人)、シュテファニー・ホウッツェール(Ms メグ)、
    ハヴィエル・カマレナ(T フェントン)、ルカ・カザリン(T 医師カイウス)、
    ジャンルカ・ソレンティーノ(T バルドルフォ)、ダヴィデ・フェルシーニ(Br ピストーラ)、
    ウィーン・フィルハーモニア合唱団(Philharmonia Chor Wien)、
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ズービン・メータ(指揮)
    演出:ダミアーノ・ミキエレット/装置:パオロ・ファンティン/
    衣装:カルラ・テーティ/照明:アレッサンドロ・カルレッティ/
    収録:2013年8月ザルツブルク、モーツァルトのための劇場(ライヴ)/字幕:伊英独仏西中韓日
 DVD 6(88mm)
  モーリス・ベジャール振付 ベートーヴェン「第九交響曲」
   音楽:ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン/振付:モーリス・ベジャール/
   指揮:ズービン・メータ/演奏:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団/芸術監督:ジル・ロマン/
   出演: 東京バレエ団、モーリス・ベジャール・バレエ団、
    クリスティン・ルイス(ソプラノ)、藤村実穂子(メゾソプラノ)、
    ペーター・スヴェンソン(テノール)、アレクサンダー・ヴィノグラードフ( バス)、
    栗友会(合唱) 、栗山文昭( 合唱指揮)、ピョートル・ナルデリ(振付指導)
   収録:2014年11月8&9日 NHKホール、東京、ライヴ
 DVD 7(130mm) イスラエル・フィル退任記念演奏会
  ・イスラエル国歌/・リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125/
  ・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.72より第2番 ホ短調 ドゥムカ/・マーラー:交響曲第2番「復活」
    イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ズービン・メータ(指揮)、イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)、
    チェン・レイス(ソプラノ)、オッカ・フォン・デア・ダムラウ(メゾソプラノ)
    収録:2019年10月、テル・アヴィヴ(ライヴ)/※ズービン・メータのインタビュー(字幕:独、英)

 ズービン・メータ祝・85歳、映像初発売のイスラエル・フィル退任コンサートを収録したDVDセット!

 画面:NTSC 、16:9 & 4:3、音声:PCM Stereo、Dolby Digital 5.1、dts 5.1、リージョン:All、DVD9、826 分

 2021年4月29日に85歳を迎えたズービン・メータ。当日は無観客でしたが85歳を祝うコンサートがベルリン国立歌劇場で行われたりと、年齢を重ねてもなお情熱的に指揮活動を行っています。
 今回リリースされる7枚組のDVDセットには、そうしたメータの歴史が詰まっています。

 DVD1は、ロス・フィルとの共演。
 異例の若さでロス・フィルの音楽監督(1962-1978) に抜擢されたズービン・メータ。Decca と専属契約したかれはダイナミックな指揮ぶりで手兵とともに、ストラヴィンスキーやホルストなどいまも誉れ高いアルバムをつぎつぎと発表し、一躍その名を世界に轟かせることになります。
 このライヴ映像では、スタジオ盤でも知られるバルトーク、ドヴォ8を筆頭に、その白熱ぶり、切れ味とも最高のパフォーマンスをみせてくれます。
 この頃のメータの音楽運びは迷いのない思い切りのよさがなによりの魅力で、痛快でさえあります。ロス・フィルとともにスターダムに駆け上がり、その黄金時代を築いたメータがもっとも輝いていた時期のかけがえのない記録といえるでしょう。

 DVD2には、1977年にベルリン・フィルの夏の風物詩、ヴァルトビューネの野外コンサート映像。
 1997年のテーマはロシアの古都サンクト・ペテルブルク。メータとバレンボイムの息の合ったチャイコフスキーの協奏曲をはじめ、ロシアの名曲を堪能できます。
 
 ヴェルディ没後100周年記念ガラ・コンサートの模様を収録したDVD3。ドミンゴ、カレーラス、テッシーら617名のスター歌手たちが勢揃いした奇跡の超豪華ガラ・コンサートです。

 DVD4 は、イスラエル・フィル創立75周年記念コンサート。
 ヴァイオリニストのフーベルマンの呼びかけで、ヨーロッパのユダヤ系音楽家たちがパレスチナに建設したオーケストラがトスカニーニの指揮で初披露されたのが1936年12月26日。
 それが今日のイスラエル・フィルとなり、2011年に創立75 周年を迎えました。それを祝い2011年12月に行われたコンサートをライヴ収録。
 
 DVD5には、2013年、ヴェルディ・イヤーのザルツブルク音楽祭での『ファルスタッフ』。
 辛口新聞評でも大絶賛されたミキエレットの舞台。

 DVD6は、東京バレエ団&モーリス・ベジャール・バレエ団が共演した「第九交響曲」。
 1964年東京バレエ団が創立された年に初演されたモーリス・ベジャール振付によるベートーヴェン「第九交響曲」。
 東京バレエ団創立50周年にモーリス・ベジャール・バレエ団との共同制作により東京、NHKホールで2014年に上演された際の映像。
 ダンサー、オーケストラ、独唱歌手、合唱団の総勢350人が繰り広げる大スペクタクルの舞台が高画質で楽しむことができます。
 
 最後に、2019年10月に行われた長らく音楽監督を務めたイスラエル・フィルの退任コンサートの模様は映像初収録です。
 またボーナス・インタビューには、これまでの音楽人生を振り返ったメータのインタビューが収録されています。
 
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20 68485
(6DVD)
¥12000→\10990
マルタ・アルゲリッチBOX
 DVD1(63分)
  ドキュメンタリー『マルタ・アルゲリッチの音楽夜話』
    ジョルジュ・ガショ監督/制作:2002年(日本語字幕付)
 DVD2(54分)
  ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11/
  ショパン:マズルカ ハ長調Op.24-2/
  シューマン:幻想小曲集Op.12-7『夢のもつれ』
    マルタ・アルゲリッチ( ピアノ)、シンフォニア・ヴァルソヴィア ヤツェク・カスプシク(指揮)
    収録:2010 年8月27日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホール
    映像監督:ピエール= マルタン・ユバン
 DVD3(62分)
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、
    ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、サー・チャールズ・グローヴス(指揮)
    収録:1977年2月6日、プレストン、ギルド・ホール(ライヴ)
  プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3 番ハ長調 Op.26
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン(指揮)
    収録:1977年5月3日、クロイドン、フェアフィールド・ホール(ライヴ)
 DVD4(120分)
  アルゲリッチ& バレンボイム/テアトロ・コロン凱旋公演
   モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ長調K.448
   シューベルト:創作主題による8つの変奏曲変イ長調D813
   ストラヴィンスキー:春の祭典(2台ピアノ版)
   シューマン:2台ピアノのためのアンダンテと変奏Op.46
   ラフマニノフ:組曲第2番Op.17~ワルツ
   カルロス・グアスタビーノ: バイレシート
   ミヨー:スカラムーシュ~ブラジレイラ
     ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
     マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) ダニエル・バレンボイム( 指揮、ピアノ)
     収録:2014年8月コロン劇場、ブエノスアイレス(ライヴ)
 DVD5(85分)
  シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 イ短調 Op.105
  プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 ニ長調 Op.94a
  フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
 (アンコール)
  クライスラー:愛の悲しみ、美しきロスマリン
    ガイ・ブラウンシュタイン(ヴァイオリン)、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
    収録:2020年2月22日、ピエール・ブーレーズ・ホール、ベルリン(ライヴ)
 DVD6(57分)
  『プロメテウス』神話の様々な変奏~火の詩
    監督:クリストファー・スワン
  ベートーヴェン:『プロメテウスの創造物』 Op.43より(導入部『嵐』/第1番/第9番/パストラーレ第10番)/
  リスト:交響詩『プロメテウス』/
  スクリャービン:交響曲第5番『プロメテウス』/
  ノーノ:『プロメテオ』組曲 (1992)~ヘルダーリン
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:スクリャービン)
    ベルリン・ジングアカデミー、フライブルク・ゾリステン合唱団
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1992 年5月23-25日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 アルゲリッチ祝80歳、これまでのアルゲリッチの名演を映像で振り返る
 画面:NTSC,16:9 (DVD3/4:3)、音声:PCM Stereo,DD5.1,DTS5.1、リージョン:All、DVD9、472分

 2021年6月に80歳を迎えるアルゲリッチ。それを記念して」EURO ARTSからアルゲリッチの映像集6枚組がリリースされます。
 まずDVD1 は、ジョルジュ・ガショ監督による『マルタ・アルゲリッチの音楽夜話』。アルゲリッチがインタビューに応じ、自らについて語るというもの。
 作曲家や演奏、室内楽についての示唆に富む言葉の数々に、過去の映像や演奏風景が散りばめられるという印象的な構成になっており、ヨーロッパとアメリカでいくつもの賞を受賞しています。
 子供のころのベートーヴェンの協奏曲での出演前の恐怖の記憶や、グルダへの尊敬の念、バッハやベートーヴェン初期作品でのユーモアの感覚、シューマンやリストへの共感、ソロ演奏での孤独感など、アルゲリッチの音楽に興味のある方なら見逃せない話がたくさん含まれています。

 DVD2は、2010年のショパン・イヤーにワルシャワでおこなわれたコンサートを収録したもの。カスプシク指揮するシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演した記念演奏会にふさわしい豪華なコンサート映像。
 
 そしてDVD3には、1977年にBBC が制作した貴重な映像。当時35歳のアルゲリッチが得意のチャイコフスキーとプロコフィエフの第3協奏曲を弾くという魅力的な内容です。
 何より若いアルゲリッチの輝くような姿に目を奪われます。唖然とする指回りと速いテンポ、強靭なのになめらかな打鍵の美しさ、とてつもないエネルギーとオーラの発散に息もつけぬ1時間を満喫できます。
 
 さらにDVD4は、2014年マルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイム、お互いの故郷であるブエノスアイレスのテアトロ・コロンで初めて2 人揃ってのコンサートが行われました。
 ダニエル・バレンボイムによって創設されたウエスト= イースタン・ディヴァン・オーケストラを率いて行われたコンサートは、ブエノスアイレスの人々の熱烈な拍手と歓声で迎えられました。当初2枚組でリリースされていた商品ですが、今回収録しているのは、アルゲリッチ、バレンボイムによるピアノ・デュオ・ライヴ。

 続いてDVD5には、2020年2月にベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールで行われた、世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチと元ベルリン・フィルのコンサートマスターで現在はソロとして活躍するガイ・ブラウンシュタインによるデュオ・リサイタルの映像。
 
 最後は、クラウディオ・アバドが、ベルリン・フィルの定期演奏会で取り上げた「プロメテウス」神話に基づく様々な作曲家による作品が収録されたライヴ。
 「プロメテウス神話」とは、ギリシア神話の神プロメテウスが人間に火を与えたとして、ゼウスの怒りをかい、不死身のプロメテウスは永遠にハゲ鷹に腹を割かれて処刑された、それを勇敢なヘラクレスがハゲ鷹を殺しプロメテウスを救うという内容。映像監督のクリストファー・スワンは、照明等を駆使した視覚的効果を巧みに使い、「火」「炎」を表現。ベルリンのフィルハーモニーホールが、赤、黄色、緑、青と変幻自在に染まっていく様子は必見です。
 スクリャービンの交響曲第5番『プロメテウス』では、アルゲリッチがピアノ・ソロとして登場。神秘主義に影響され、色彩への強い関心をもち、音楽に色彩をも取り込もうとしたスクリャービンの作風が最も色濃く投影された曲。
 大編成のオーケストラとヴォカリーズによる混声合唱、そして独奏ピアノのために作曲されましたアルゲリッチの神秘的で魅惑的な演奏にも注目です。
  
  ※なお、インターナショナル・バージョンにはDVD1に「BLOODY DAUGHTER」が収録されていますが、権利の関係で日本版には「音楽夜話」を収録しています。)


 















5/27(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALBION RECORDS



ALBCD043
¥2600
ヴォーン・ウィリアムズ:民謡集 Vol.2
 南アパラチア山脈からの9つのイギリス民謡
 声楽とヴァイオリンのための2つのイギリス民謡
 民謡選集 第1集
メアリー・べヴァン(ソプラノ)
ニッキー・スペンス(テノール)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
トーマス・グールド(ヴァイオリン)
ウィリアム・ヴァン(ピアノ)

 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion Records)」が贈る、ヴォーン・ウィリアムズが声楽とピアノ、またはヴァイオリンのために編曲した80曲にもおよぶ民謡集の第2弾。

 英国ロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞や英国批評家サークル賞、2019年には栄誉あるMBE(大英帝国五等勲爵士)を受勲するなど、輝かしい活躍を見せるイギリスの名ソプラノ、メアリー・べヴァン。
 ヤナーチェクの歌曲集(Hyperion CDA68282)で2020年BBCミュージック・マガジン賞の声楽部門を受賞したスコットランド出身のテノール、ニッキー・スペンス。
 2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られるイギリスの名バリトン、ロデリック・ウィリアムズという豪華歌手陣に加え、ブリテン・シンフォニアのリーダーを務め、現代音楽の第一人者の一人として高い評価を得ているヴァイオリン奏者、トーマス・グールド。
 ロンドン・イングリッシュ・ソング・フェスティヴァルの創設者であり音楽監督でもあるピアニスト、ウィリアム・ヴァンという充実のメンバーが集結。

 ※録音:2020年6月7日-11日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン、イギリス)、2016年1月4日-5日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
 



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CHRISTOPHORUS



CHE02242
¥1700
ハンブルク州立歌劇場管、バイロイト祝祭管の首席奏者、
 ハンブルク国立音楽大学の教授
  欧州フルート界の重鎮、ジャン=クロード・ジェラール
フルートのための有名なメロディ

 J.S.バッハ:メヌエット&バディネリ(管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067より)/
 グルック:精霊の踊り(歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より)/
 作者不詳:グリーンスリーブス/
 デルヴロワ:パピヨン(蝶)/クープラン:恋するうぐいす(「クラヴサン曲集第3巻」より)/
 アナセン(アンデルセン):エチュード第3番/
 シューベルト:セレナーデ(「白鳥の歌」より)/
 ヨハネス・ドンジョン:風の歌/
 サティ:ジムノペディ第1番/
 ゴセック:タンブラン/
 ドビュッシー:シランクス/
 J.S.バッハ:ラルゴ(チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056〔フルート協奏曲イ短調 BWV.1056a〕より)/
 リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(歌劇 「皇帝サルタンの物語」より)/
 J.S.バッハ:サラバンド(無伴奏フルート・パルティータ イ短調 BWV.1013より)/
 グノー:アヴェ・マリア/
 J.S.バッハ:バディネリ(管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067より)
  ジャン=クロード・ジェラール(フルート)、アンネ=カテリーネ・ハインツマン(第2フルート)、
  クリスティアン・オステルターク(ヴァイオリン)、ヴェレーナ・ゾマー(ヴァイオリン)、
  エンリケ・サンティアゴ(ヴィオラ)、マーティン・オステルターク(チェンバロ)、
  ヴォルフガング・ギュトラー(コントラバス)、アンドレアス・カーステン(ハープシコード)、
  ボリス・ビョルン・バガー(ギター)

 重鎮ジャン=クロード・ジェラールが吹くフルートによる名旋律集!

 ハンブルク州立歌劇場管、バイロイト祝祭管の首席奏者、ハンブルク国立音楽大学の教授を務めた欧州フルート界の重鎮、ジャン=クロード・ジェラールが90年代に吹きこんだフルート名曲集。
 演奏、教育活動での来日も多く、日本のフルート界に与えた影響も大きいフランスの名手による名技で、「バディネリ」、「グリーンスリーブス」、「ジムノペディ」、「シューベルトのセレナーデ」、「熊蜂の飛行」、「グノーのアヴェ・マリア」などの永遠の名曲から、デルヴロワ、アナセン(アンデルセン)、ドンジョンなどのフルートの重要レパートリーをお届けします。
 編成も無伴奏、フルートとギター、フルートと弦楽など多彩。1曲目の「バディネリ」は正統派の演奏で、ラスト・トラックの「バディネリ」は華麗な即興演奏がふんだんに盛り込まれたバージョンが収録されています。

 ※録音:1997年2月&3月、シュトゥットガルト


 
 

CHE02232
¥1700
オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインの歌曲と器楽作品集
 オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインの歌
アンサンブル・レオネス、
マルク・レヴォン
 (歌、リュート、チェトラ、ヴィオラ・ダルコ、指揮)

 「ジョスカン・デ・プレ(CHR77348)」、「アレクサンデル・アグリコラ(CHR77368)」らの器楽作品集といった画期的なプログラムとクオリティの高い演奏で評判を呼んだアンサンブル・レオネス。
 ヨーロッパから西アジア、北アフリカまで渡り歩いたという中世ドイツ語圏の詩人・作曲家、オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインの歌曲と器楽作品集。各地の文化を吸収・発展させていった、豊かで個性的な音楽が収録されており、カウ・ホルン、ハーディ・ガーディ、バグパイプ、中世フルート、ヴィエールなど、中世器楽のスペシャリスト達の演奏と歌が楽しめます。
 2015年にリリースされていたオリジナル盤(CHR77379)は、朝日新聞夕刊の「for your Collection~クラシック音楽」でも紹介され話題を呼びました。

 ※録音:2013年4月2日ー5日、ビニンゲン聖十字架教会(スイス)
 
 

CHE02222
¥1700
ローゼンミュラー:サルヴェ・レジナ ~ ヴェネチアでうまれた宗教音楽
 ヨハン・ローゼンミュラー:
  勇ましく戦いに臨め/3声のソナタ第4番/
  讃美すべく立ち上がらん/
  おお、富めるかた/私はあなたを讃えます/
  主よ、私は信頼しました/5声のソナタ第12番/
  主のしもべらよ、主をほめたたえよ/サルヴェ・レジナ
ホスエ・メレンデス・ペラエス(指揮)
イ・フェデーリ、ロレンツァ・ドナディーニ(ソプラノ)
ハビエル・ロブレダーノ・カブレラ(カウンターテナー)
ダニエル・イッサ(テノール)
リザンドロ・アバディー(バス)
イズマエル・ゴンサレス・アロニス(バス)

 ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684)は、ライプツィヒ聖トーマス教会のカントルに内定しながらも同性愛疑惑により投獄され、脱獄しイタリアで活動しながらその名を広めた作曲家。
 ここでは、ピエタ院などで働いていたヴェネツィア時代のほとんどの宗教音楽と器楽作品を、ホスエ・メレンデス・ペラエスが芸術監督を務める16世紀~17世紀を専門とする古楽アンサンブル、イ・フェデーリが演奏。

 ※録音:2010年3月、スイス
 




COBRA RECORDS

COBRA0081
¥2700
ヘリコン弦楽四重奏団
イントロスペクト ~ テル・ホルスト:弦楽四重奏曲集

 マールテン・テル・ホルスト(b.1987):
  弦楽四重奏曲第1番ホ短調(2017-2000)
  弦楽四重奏曲第2番変ロ長調(2017-2020)
  弦楽四重奏のための子守歌(2018-2020)
ヘリコン弦楽四重奏団
 〔ステラ・ザーケ(ヴァイオリン)、
  マリーケ・コステルス(ヴァイオリン)、
  ロータス・デ・フリース(ヴィオラ)、
  レナーテ・アペルロー(チェロ)〕

 オランダの若き作曲家と弦楽四重奏団のダブル・デビュー・アルバム!

 ☆マールテン・テル・ホルストとヘリコン弦楽四重奏団、オランダの若き音楽家たちのデビュー・アルバム!

 1987年オランダ生まれの作曲家、マールテン・テル・ホルストと、2015年に結成されたオランダの新生クァルテット、ヘリコン弦楽四重奏団。
 オランダのCobra Recordsからリリースされる「Introspect」は、彼ら双方にとってデビューCDとなるアルバムです。
 テル・ホルストは4歳でヴァイオリンを始め、15歳で作曲を開始。その後1年間アムステルダム音楽院で作曲を学ぶも、ソフトウェア開発というまったく異なった分野に進み、2017年に30歳にして再び音楽を書きたいという衝動を感じました。
 このアルバムに収録された2つの弦楽四重奏曲は、どちらも2017年に最初の音符が書かれ、2020年春のロックダウン中に最後の音符が書き上げられました。
 時代を超越したメロディックな言語によって、愛、疑い、戦い、希望を巡る個人的な旅が描かれています。
 
 ヘリコン弦楽四重奏団はラトヴィアとオランダの女流奏者たちによって結成され、現代のレパートリーを中心に、気候変動をテーマとしたプログラムなど独自の活動を展開。
 メンバーはクレメラータ・バルティカやオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団を始めとする様々なオーケストラやアンサンブルのメンバーにも所属し、2020年には、オランダの才能あるミュージシャンを助成しているケルシェス財団から奨学金を授与されています。

 ※録音:2020年8月24日-26日&2021年1月12日-13日、Koepelkerk(レンスワウデ、オランダ)

  



メンデルスゾーンの第6番やってます。女の子だけの演奏は初めて観たかも。
https://youtu.be/4TYlWUR7Z6I



 



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BMC

代理店変更に伴い旧譜再掲載


BMCCD250
【旧譜】
¥2500→\2290
ヴァイオリン・アルバムですがコチシュのラスト・レコーディング
 フリッツ・クライスラーへのオマージュ
バルナバーシュ・ケレメン(ヴァイオリン)
ゾルターン・コチシュ(ピアノ)
 クライスラー:
  中国の太鼓 Op.3、ルイ13世のシャンソンとパヴァーヌ(クープランの様式による)、
  アレグレット(ボッケリーニの様式による)/
 ドヴォルザーク(クライスラー編):スラブ舞曲第2番/
 バログ(クライスラー編):北の哀歌/
 クライスラー:
  愛の悲しみ、愛の喜び、美しきロスマリン、シンコペーション、ベートーヴェンの主題によるロンディーノ/
 ドヴォルザーク(クライスラー編):インド人の嘆き/
 クライスラー:ウィーン風小行進曲/
 ドヴォルザーク(クライスラー編):ユモレスク Op.101 No.7/
 クライスラー:ジプシーの女、ジプシー奇想曲/
 チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンテ・カンタービレ/
 クライスラー:おもちゃの兵隊の行進曲、レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6/
 ホイベルガー(クライスラー編):真夜中の鐘(喜歌劇《オペラ舞踏会》より)/
 クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2、前奏曲とアレグロ(プニャーニの様式による)

 ゾルターン・コチシュのラスト・レコーディング

 ゾルターン・コチシュ最後の録音となった今作。この「クライスラーへのオマージュ」はコチシュによって企画されました。
 彼はクライスラー自身が演奏している際のピアノ伴奏に満足できず、この録音を行いました。
 実際にこの演奏を聴くとクライスラーの作品がいかにピアノ伴奏も重視して作られているかということがわかります。
 共演のバルナバーシュ・ケレメンも死のわずか三か月前の録音となったコチシュの渾身の演奏に応え、ヴァイオリンとピアノが見事に融合したクライスラーが完成しています。

 ※録音:2016年8月6-9日、14日、フェニックス・スタジオ(ハンガリー)
 
 

BMCCD233
【旧譜】
¥2500
ジェルジュ&マールタ・クルターグ・プレイ・クルターグ
 《遊び》抜粋、4手のための組曲(1950-51)
ジョルジュ・クルターグ(ピアノ)
マールタ・クルターグ(ピアノ)

 2016年に生誕90年を迎えた際リリースされたジョルジュ・クルターグの自作自演集。
 妻であるマールタ・クルターグとの共演も注目の一枚。
 クルターグが書き続けてきた《遊び》はまさに彼の音楽の神髄の結晶といえるでしょう。
 短い小品の集合体ではありますが、作曲者自身の演奏で聴くとより一層深みをまして作品を堪能できます。

 ※録音:1955年2月(4手のための組曲)、1978年11月、1988年12月、1993年1月、2001年6月(《遊び》抜粋)一部ライヴ・レコーディング、ハンガリー放送音源
 
 


BMCCD240
【旧譜】
¥2500
Wohin? ~ どこへ?
 ゾルターン・イェネイ(1943-2019):
  Wohin?2013、ヘラクレイトス ロ調、
  ヘラクレイトスの涙、ヘラクレイトス・アドバービアル、
  「半分が同じになることはありませんか?」、
  慰め(something lost: echo)、
  無知と経験の歌、パヴァーヌ
ゾルターン・コチシュ(指揮)
MR交響楽団、MR合唱団
ガーボル・チャログ(ピアノ)
クルーリック弦楽四重奏団
ジョルジ・デーリ(チェロ)
ピーア・コムシ(ソプラノ)

 ハンガリーの現代作曲家ゾルターン・イェネイの作品集。
 2003年音楽雑誌「MusikTexte」は作曲家たちにイラク戦争に対する見解を求めました。
 その答えとしてイェネイは冒頭の一曲《Wohin?2013》を作曲しました。
 曲中ではベートーヴェンの《歓喜の歌》が不協和音となって引用されています。
 どんな答えよりも作曲者の抗議の想いが伝わってくる音楽となっています。

 ※録音:2013年
 
 

BMCCD249
【旧譜】
¥2500
ペーテル・エトヴェシュ(1944-):弦楽四重奏曲集
 《セイレーン・サイクル》(2015/16)
 対応(1992)
カルダー弦楽四重奏団
アンドレイ・ルナ(ソプラノ)

 ハンガリーの現代作曲家ペーテル・エトヴェシュは、ブーレーズのあとを継いでアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を務めたことでも有名です。
 《セイレーン・サイクル》では弦楽四重奏とは別にソプラノの歌唱が加わっていますが、エトヴェシュは元々テキストから作曲することに長けており、今作でもその技法によって練り上げられた見事な作品を聞くことが出来ます。

 ※録音:2016年(ハンガリー)
 
 

BMCCD223
【旧譜】
¥2500
ラフマニノフ&リスト:ピアノ・ソナタ集
 ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.36
  (1931年改訂版、第2稿)
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
アドリエンネ・クラウス(ピアノ)

 ハンガリーのピアニスト、アドリエンネ・クラウスはブタペストのリスト音楽院を卒業しました。
 また、ゲオルク・ショルティに認められチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団のヨーロッパツアーに参加したことにより活躍の場を国際的に拡げていきました。
 その後も、ミヒャエル・ギーレン、ユーリ・バシュメット、ミクローシュ・ペレーニなどと共演するなど、各地で高い評価を受けています。

 ※録音:2015年8月17-18日、BMCコンサートホール(ハンガリー)
 
 

BMCCD224
【旧譜】
¥2500
プレイズ・ベートーヴェン、セールレーシ、チャポー
 アンドラーシュ・セールレーシ(1921-2007):Paesaggio con morti(1987)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110(1821)
 ジュラ・チャポー(1955-):ストレート・ラビリンス(2001)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111(1822)
ガーボル・チャログ(ピアノ)

 アンドラーシュ・セールレーシはハンガリー生まれの作曲家であり、音楽学者でした。特にバルトークの研究者として有名で、バルトークの作品につけられる「Sz.」の番号は彼がつけたものです。
 ジュラ・チャポーはハンガリー生まれの現代作曲家で、ミニマルミュージックの影響を受けています。現在はカナダを中心に活動しており、彼の曲は世界中で演奏されています。
 ハンガリーの最先端の作品の間にベートーヴェンを演奏するという意欲的なアルバムに仕上がっています。

 ※録音:2013-2015年、BMCコンサートホール(ハンガリー)
 
 

BMCCD226
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600
ペーテル・エトヴェシュ(1944-):
 歌劇《パラダイス・リローデッド(リリス)》
グレゴリー・ヴァイダ(指揮)
ハンガリー放送交響楽団
アンネッテ・シューンミュラー(リリス)
ホルガー・ファルク(ルシファー)
エリック・ストクロッサ(アダム)
レベッカ・ネルソン(エヴァ)
ゲルノット・ハインリヒ(天使A)
アンドレアス・ヤンコヴィッチ(天使B)
ミヒャエル・ヴァーグナー(天使C)

 2013年10月ウィーンで初演されたこのオペラは、ドイツの劇作家アルベルト・オステルマイアーによって書かれたもので、基本的にはそのあらすじに従って作曲されているものの、元の主人公であるルシファではなくリリスにスポットをあてるなど、エトヴェシュによる解釈も含まれています。
 聖書における人間の祖であるイヴではなくリリスを祖として選んだらどうなるか、エトヴェシュは問いかけます。
 この盤ではウィーン初演時のキャストで録音されています。

 ※録音:2014年1月、ハンガリー放送スタジオ22(ハンガリー)
 




EM RECORDS


EMRCD066
¥2600
フェニックス ~ オーボエとピアノのための音楽
 リチャード・ロドニー・ベネット:4つのカントリー・ダンス
 ウィリアム・オルウィン:オーボエとピアノのためのソナタ
 マイケル・バークリー(b.1948):スネーク*
 ジョナサン・ダヴ(b.1959):愛するレナンシーへの嘆き
 ジョナサン・ピーズ(b.1988):ウェストボーン・ノクターン(世界初録音)*
 ポール・パターソン(b.1947):フェニックス・ソナタ(世界初録音)
 フレデリック・ディーリアス(ロバート・スレルフォール編):
  ハーモニック・ヴァリエーションズ(世界初録音)*
ニコラ・ハンズ(オーボエ、コールアングレ*)
ジョナサン・ピーズ(ピアノ)

 近代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festivalの自主レーベル「EM Records」より、20世紀から現代にかけて作曲された世界初録音を多数含む、オーボエとピアノのための魅惑的な作品集が登場。

 ニコラ・ハンズは、英国の王立音楽アカデミーでオーボエをメラニー・レッジに、コールアングレをジル・クラウザーに師事。
 2015年から2017年までは、ポルトガルのオルケストラ・ド・ノルテで第2オーボエおよびコールアングレ奏者を務め、現在は、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、ロイヤル・バレエ・シンフォニア、カメレオン・オーケストラ、オルフェウス・シンフォニアなど、ロンドンを拠点に様々なオーケストラでの演奏や、ソリスト、室内楽奏者として活動しています。
 当アルバムは、オーボエだけでなく、珍しいコールアングレのための作品も収録。ダブルリード関係者、管楽器ファン注目の作品集です。

 ※録音:2019年10月21日-23日、プラムクロフト初等学校(ロンドン、イギリス)
 
 

EMRCD068
¥2600
ポール・カー(b.1961):愛の光
 愛の光 ~ レクイエム・ミサ-(第1部):
  永遠の安息を、キリエ、怒りの日、奇しきラッパの音、
  死は驚く、偉大なる王、思い出されよ、
  (第2部):呪われし者、涙の日、奉献(主, イエスよ)、
   アニュス・デイ、永遠の光を/
 詩篇23(全曲世界初録音)
アンドルー・フォーン(指揮)
トレディーチ(混声合唱)
ロブ・バートン(ソプラノ・サクソフォン)
アルバ・マーチャント(チェロ)
エルネド・ピアース(ハープ)
サイモン・アール(オルガン)

 ステージ・マネジャー、抽象画家、作曲家という多彩な才能を持つポール・カーによる世界初録音作品集。
 2005年に亡くなった母を偲んで作曲した「天使のためのレクイエム」でも知られるポール・カーの新録音は、モーツァルトのレクイエムをモデルに、現代的に再解釈した壮大なミサ曲です。

 ※録音:2020年9月1日-3日、クライストチャーチ修道院(イギリス)
 




SIGNUM CLASSICS



SIGCD682
¥2500
元キングス・シンガーズのメンバー!
 グレイストン・アイヴズの《レクイエム》

  グレイストン・アイヴズ(b.1948):レクイエム
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジ聖歌隊
ブリテン・シンフォニア
リチャード・ピネル(指揮)

 元キングス・シンガーズのメンバー!合唱を知り尽くしたグレイストン・アイヴズの《レクイエム》

 ☆ケンブリッジ・ジーザス・カレッジ聖歌隊とブリテン・シンフォニアの初共演!
 ☆数々の合唱曲を手掛けてきたグレイストン・アイヴズによるレクイエム!

 1496年創設という長い歴史と伝統を誇るケンブリッジ大学のジーザス・カレッジの合唱団。
 音楽監督のリチャード・ピネルは、かつてウィンザー城セント・ジョージ・チャペルの副音楽監督を務めたヴィルトゥオーゾ・オルガニスト。そして、室内オーケストラはケンブリッジで活動しているブリテン・シンフォニア。両者初共演となる今作ではともに美しくそして神秘的な歌声と音色を響かせています。

 グレイストン・アイヴズは1948年にイギリスで生まれで、キングス・シンガーズのメンバーとしても知られました。これまでに作曲されてきた彼の合唱作品は歌詞に対する理解が深く伝わり評価されてきました。
 今作のレクイエムは、根底にイギリス教会の典礼のための音楽の伝統が息づいていますが、チベットの僧侶から購入したという小さなシンバルが全曲を通して用いられており、そのことからも様々な音楽の要素が取り入れられていることがわかります。合唱を知り尽くしたグレイストン・アイヴズだからこそといえる様々な工夫がみられる興味深い作品となっています。

 ※録音:2020年3月16日-17日、ケンブリッジ・ジーザス・カレッジ教会(カナダ)
 



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CPO



555377
(2CD)
¥2800→\2590
CDがなかなか出なかった
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954):
  交響曲第1番 ロ短調

   1-4. 交響曲第1番 ロ短調(1941)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・
 フィルハーモニー管弦楽団
ファウジ・ヘイモア(指揮)

 録音 2019年3月6-8日、10月1-4日 ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー、スタジオ(ドイツ)

 20世紀を代表する指揮者の一人、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー。彼は幼い頃から作曲に勤しみ、青年期の1910年には印象的な『テ・デウム』を自身の指揮で初演、成功を収めたこともあり、マーラーのような「指揮もする作曲家」を目指していました。
 しかし指揮者としての活動が忙しくなってしまい、作曲活動は中断。じっくり作曲に取り組めるようになったのは、1935年に作品の上演が禁止されていたヒンデミットを擁護したことをきっかけにナチスと対立し、ベルリン・フィル音楽監督をはじめ公職を辞してからでした。
 彼の創作熱は再び高まり、以降、亡くなるまでの20年間に2つのヴァイオリン・ソナタ、ピアノ五重奏曲、ピアノ協奏曲と3つの記念碑的な交響曲が生まれています。
 4つの楽章からなる「交響曲第1番」は1938年から1941年に書かれ、後期ロマン派の流れを汲みブルックナーの影響を感じさせる長大な作品。1903年に発表した「ラルゴ」という作品が、若書きながらもアイディアの源となっています。
 しかしこの曲をフルトヴェングラー自身は演奏することなくこの世を去ってしまい、結局1989年にアルフレート・ヴァルターが録音、公開ではその2年後に同指揮者によって世界初演されたという経緯を持っています。




 交響曲第1番ロ短調は、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーにより作曲された、10代の頃の習作「交響曲ニ長調」(第1楽章のみ完成・現存)に続く、事実上2番目の交響曲である。
 フルトヴェングラーは、1903年に、ミュンヘンのカイム管弦楽団を指揮してデビューした。この時、ブルックナーの交響曲第9番とあわせて『ラルゴ』と題した、演奏時間13分程度の自作曲を発表した。この『ラルゴ』の主要主題を活用し、さらに拡大させる形で『交響曲第1番』の作曲が開始され、1943年に完成した。
 全曲約75~80分。

 1943年、作曲者指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で初演が行われる予定であったが、第1回目のリハーサル直後に作曲者自ら撤回。結局作曲者の生前には演奏されず、一時期は存在しなかったかのように扱われたり、「未完成である」とまでいわれたが、1991年4月27日、アルフレート・ヴァルター指揮、フィルハーモニア・フンガリカによって初演された。
 アルフレート・ヴァルターは、録音に当たって第4楽章のコーダの譜面を改変している。最後のコラールに本来その場面では使われていなかった(他の部分で登場した)シンバルが加わり、最後の和音に至るまでトライアングルが鳴り続ける。和音を打つ回数も増え、本来の譜面では第1拍目で終わる男性終止であるのに対し、こちらは最後の和音をフェルマータにしている。
 日本初演は、2002年6月22日、ゲオルゲ・アレクサンダー・アルブレヒト指揮、ヴァイマール・シュターツカペレによって行われた。

 聴きたい人は多いと思うがCDがなかなか出なかった。


アルフレート・ヴァルター指揮 MARCO POLO 廃盤

ゲオルゲ・アレクサンダー・アルブレヒト指揮 ARTE NOVA廃盤

 
 


555210
¥2800
フランツ・ラハナー(1803-1890):交響曲第6番 他
 1. 交響曲第6番 ニ長調 Op. 56
 2. ファゴット協奏曲 変ホ長調 世界初録音
スー・チャーファ(ファゴット)
エヴァーグリーン交響楽団
ゲルノート・シュマルフス(指揮)

 録音 2017年1月3日 基隆市カルチャー・センター、台北(台湾)

 フランツ・シューベルトの親友であり、エンゲルベルト・フンパーディンクの師として知られるドイツの作曲家、指揮者フランツ・ラハナー。
 この「交響曲第6番」は、1837年4月19日にラハナー自身の指揮で初演され、ミュンヘンのマスコミから"優れた傑作"と大絶賛された作品です。
 付点音符が印象的な短いモティーフを積み上げていく第1楽章、コラール風の旋律が美しい第2楽章、第3楽章は沸き立つようなスケルツォ、第1楽章と同じく付点リズムが多用された快活な終楽章という4つの楽章を持つ古典的な構成でありながら、突然の転調などユニークな作風が楽しめます。
 かたや「ファゴット協奏曲」は1824年の作品。ラハナーがウィーンにいた頃に書かれた恐らく彼の初となるオーケストラ作品で、当時のウィーン国立歌劇場管弦楽団首席ファゴット奏者、テオパルド・ヒュールスに捧げられました。
 今回の世界初録音となる演奏は、エヴァーグリーン交響楽団の首席奏者スー・チャーファによるものです。
 
 

555229
(2SACD HYBRID)
¥3700
マックス・レーガー(1873-1916):オルガン作品集 第7集
 【SACD1】
  1. 変奏曲とフーガ Op. 73(1903)
  2.「5つのやさしい前奏曲とフーガ」 Op.56より第1番、第3番(1903)
 【SACD2】
  1. 幻想曲とフーガ Op. 29(1898)
  2.「5つのやさしい前奏曲とフーガ」Op.56より第2番(1903)
  3. 13のコラール前奏曲 Op. 79bより
   第1番、第3番、第8番、第9番、第11番(1901-04)
  4.「5つのやさしい前奏曲とフーガ」 Op.56より第5番(1903)
  5. 幻想曲とフーガ Op. 135b(初稿)
ゲルハルト・ヴァインベルガー(オルガン)

 使用楽器 SACD1..シュタインマイヤー - オルガン(1911年製) キリスト教会、マンハイム(ドイツ)
  SACD2..ヤーン - オルガン(1909年製) Versohnungskirche Dresden-Striesen(ドイツ)
 録音 2019年10月15-18日‛&SACD1、2020年10月13-16日‛&SACD2

 cpoレーベルのJ.S.バッハ: オルガン作品全集の録音がドイツレコード批評家賞を受賞したオルガニスト、ゲルハルト・ヴァインベルガー。
 現在彼が取り組んでいるのは、レーガーのオルガン作品です。今作にはレーガー自身が"小規模なオルガン作品"と呼んだ「5つのやさしい前奏曲とフーガ」を中心に、コラール前奏曲と幻想曲、フーガが収録されており、レーガーの優れた対位法の技法をじっくり味わうことができます。
 また、今回の第7集も、これまでと同じくマルチ・チャンネル対応のSACDフォーマットで、オルガンの美しい響きが余すことなく捉えられており、高音質を楽しむことができる2枚組となっています。
 ヴァインベルガーは今作でも2種類のオルガンを使用。楽器の響きの違いも味わえます。

 ゲルハルト・ヴァインベルガーは1948年バイエルン生まれ。ミュンヘン音楽大学でオルガンを学び、1971年にはミュンヘン国際音楽コンクールのオルガン部門で2位入賞を果たしています。
 その後ケンプテンの聖ロレンツ大聖堂でコーラスマスターを務めた後、ミュンヘン音楽大学でオルガンと教会音楽の教授を務めた他、1984年から2003年まではヴュルツブルク音楽大学でも教えています。
 またヨーロッパ科学芸術アカデミーのメンバーであり、ライプツィヒ新バッハ協会の理事会のメンバーも務めています。
 
 

555426
¥2800
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
 テレマン: イギリス王、ハノーファー選帝侯ジョージ1世のためのカンタータ集

  1. Bleibe, lieber Konig, leben 留まりたまえ、親愛なる王よ TWV13:21
   バス独唱、2つのトランペット、ティンパニ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音のために
  2. Du bleibest dennoch unser Gott 未だ留まれ、われらが神よ TWV13:9b
   ソプラノ、バス独唱、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音のために
  3. Lieber Konig, du bist tot TWV4:15
   バス独唱、2つのトランペット、ティンパニ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音のために
  4. Gib, daB ich mich nicht erhebe TWV1:621
   1749年、三位一体後の第23日曜日のためのカンタータ
   ソプラノ独唱、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音のために
  5. GroBmachtigster Monarch der Briten ブリテンの最も強力な君主 TWV12:11
   ソプラノ、バス独唱、2つのトランペット、ティンパニ、2つのフルート、
   2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のために
 ハンナ・ツムザンデ(ソプラノ)、ドミニク・ヴェルナー(バス)、
 バロックヴェルク・ハンブルク(古楽器使用)、イラ・ホックマン(指揮)

 録音 2020年10月12-14日 Christuskirche Hamburg-Othmarschen(ドイツ)

 このアルバムには、テレマンの膨大な声楽曲の中から3つの機会カンタータと2つの教会カンタータが収録されています。
 作品はどれも、ハノーファー選帝侯からイギリス国王となったジョージ1世のために書かれたもので、3つの機会カンタータはそれぞれ、王の誕生日、業績を称えるための曲、そして葬儀のためのもの。どの曲も王を象徴するトランペットが活躍し、君主に対する感謝や悲しみを余すことなく表現しています。
 ここで称えられているのは、神聖ローマ帝国のハノーファーで生まれたジョージ(ゲオルク)1世(1660-1727)。
 彼の母ゾフィーがイングランド王ジェームズ1世の血を引いていたため、アン王女の崩御に伴いステュワート朝が断絶すると、54歳でグレートブリテン王国の国王として迎えられ、ハノーヴァー朝の開祖となり亡くなるまでこの地位にありました。
 ヘンデルがジョージ1世のために水上の音楽を書いたことでも知られています。テレマンは王を崇拝する人々の思いを素晴らしい音楽として描き出すことに成功しています。
 
 

555288
(2CD)
¥4500
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):
 《エンディミオーネ》(1776)

  2幕のセレナータ
 
 ※世界初録音
ディアーナ‛&アレクサンドラ・ザモイスカ(ソプラノ)
ニーチェ‛&ウルリケ・ホフバウアー(ソプラノ)
アモール‛&リディア・トイシャー(ソプラノ)
エンディミオーネ‛&
 ニコラス・スパノス(カウンターテナー)
ザルツブルク・ホーフムジーク(古楽器使用)
ヴォルフガング・ブルンナー(指揮)

 録音 2018年9月28日-10月2日 Solitar、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学(オーストリア)

 フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの弟、ミヒャエルによるイタリア語のセレナータ《エンディミオーネ》。
 実質的にはオペラであるこの作品の台本は、ピエトロ・メタスタージオによるもので、ここでは冷徹に純潔を守る月の女神ディアナが、美しい青年エンディミオーネと恋に落ちたことで生じる悲劇が描かれています。
 作品は1778年に初演されるも、その後は忘れられてしまいましたが、ようやく200年以上を経てザルツブルクで蘇演。
 ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学出身の歌手を中心とするアンサンブルが絶妙な歌唱を披露、ザルツブルク・ホーフムジークは18世紀当時の響きを忠実に再現するとともに、指揮者ヴォルフガンク・ブルンナーは、ユーモラスなウィットを備えたチェンバロによる通奏低音でアクセントを加えています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BMC

代理店変更に伴い旧譜再掲載


BMCCD201
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600→\3290

ヴェーグ・コンダクツ・シューベルト
 交響曲第1番 ニ長調 D.82
 交響曲第2番 変ロ長調 D.125
 交響曲第3番 ニ長調 D.200
 交響曲第4番 ハ短調 D.417《悲劇的》

シャーンドル・ヴェーグ(指揮)
カメラータ・ザルツブルク


 亡くなる半年前の渾身のシューベルト!

 ハンガリー生まれの名ヴァイオリニストであったヴェーグは、1978年からカメラータ・ザルツブルク(前身はモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ、ザルツブルク)の指揮をとるようになりました。
 この当時の団員たちはヴェーグが教授を務めるモーツァルテウム音楽大学の学生ということもあり、そのサウンドの統一感は素晴らしく、この録音でも素晴らしいアンサンブルを披露しています。
 何とも言えない柔らかな響きと温かさを携えた演奏には、感動させられずにはいられません。
 ヴェーグが亡くなる半年前、まさに集大成ともいえるシューベルトの演奏になっています。

 ※録音:1996年5月26-27日、30日、フィルハーモニー、ケルン(ドイツ)
 















5/26(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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SAKURA



SAKURA 12
¥3100→\2890
85歳ハイドシェック、新録音!
 バッハ:フランス組曲 II

 (1)J.S.バッハ:フランス組曲第4番 変ホ長調 BWV815
 (2)J.S.バッハ:フランス組曲第2番 ハ短調 BWV813
 (3)J.S.バッハ:フランス組曲第1番 ニ短調 BWV812
 (4)エリック・ハイドシェック:
  モーリス・クーロンの詩による前奏曲集「4大元素~海」全曲
   【「海は語る」~「貝殻」~「渡り蟹」~
    「お気に入りの鳥」~「ノワルムチエ島」~
    「漂流物」~「哀しみの海」】
 (5)ハイドシェック:
    モーリス・クーロンの詩による前奏曲集「4大元素~大地」より
      第6曲「心満たされる風景」
 (6)ドビュッシー:前奏曲集第1巻より「亜麻色の髪の乙女」
エリック・ハイドシェック(ピアノ)

 ハイドシェック、待望の新録音!今年(2021年)85歳を迎える巨匠ハイドシェックが再びバッハに挑む!

 録音:(1)-(3)2019年5月&6月/ビュシェール、フランス(セッション) (4)-(6)2003年8月18日/草津国際音楽祭(ライヴ)/DDD、50'14、日本語帯・解説付

 ●2021の9月に85歳を迎える、愛すべき巨匠「エリック」待望の新録音。
 ●2018年発売の、「バッハ~ベートーヴェン~バッハ」(SAKURA-11)に続き、再びバッハに戻りました。原点、終着点としてのバッハです。
 ●巨匠の真っ黒に書き込まれたスコア研究を経たものの、聴こえる音はバッハへの慈しみに満ちた極めて美しいものです。
 ●作曲家ハイドシェックにも注目。フランスの詩人、モーリス・クーロンの詩に触発された自作の前奏曲集、そしてドビュッシーの名作「亜麻色の髪の乙女」も聴き逃せません。
 ●曲目解説はハイドシェック自身によって書かれましたが、ウィットに富んだ極めて独創的なものです。
 ●巻頭のエッセイに今年(2021年)3月29日に逝去された、コルトオ(コルトー)同門の遠山慶子さんの遺稿を使用いたします。

 
  書き込みで真っ黒になったフランス組曲のスコア



前作


 SAKURA 11
¥3100→\2890
エリック・ハイドシェック2017年新録音!!
 Eric Heidsieck BACH-BEETHOVEN-BACH

 (1)J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より
   フーガ第1番 ハ長調BWV846/2、
   前奏曲とフーガ第11番 ヘ長調BWV856、
   前奏曲とフーガ第12番 ヘ短調BWV857
 (2)ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 Op.34
  (ハイドシェックの短いナレーションに続いて)
 (3)J.S.バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
 (4)J.S.バッハ:フランス組曲第6番 ホ長調 BWV817
エリック・ハイドシェック
 (ピアノ;YAMAHA CF III)

 巨匠が最後の到達点に選んだのはバッハ、82 歳を迎える巨匠からのメッセージ。ハイドシェック、バッハ/ベートーヴェン/バッハ

 セッション録音:(1)(3)(4)2017 年6 月、12 月/ビュシェール(フランス)、(2)2007 年8 月/草津国際音楽アカデミーでのライヴ録音/51’07”

 ハイドシェックの最新録音盤。フランスのPOLYMNIE 社と日本のSAKURA(桜)レーベルとの共同制作盤です。
 あの伝説の宇和島ライヴからもう30 年。依然として日本で絶大な人気を誇るハイドシェックも今年82 歳を迎えるが、なおピアノへの情熱は健在です。
 今、巨匠は自らの最終到達点としてベートーヴェンからバッハを選びました。アーティスト本人による、ユーモア溢れる軽妙洒脱な曲目解説も注目です(日本語訳付)。
 また、ともに同時期、名ピアニスト・コルトオから薫陶を得た遠山慶子さんのエッセイ入りです。




 いまから30年近く前。
 クラシックとは縁のないテイチク・レーベルが、ひとりのほとんど無名のピアニストのCDをリリースすることになった。

 エリック・ハイドシェック。

 コルトー門下最大の天才であったが、当時彼の名を知る日本人はほとんどいなかった。
 そのハイドシェックという人が宇和島で開いたコンサートのライヴがCD化されるという。

 曲は「テンペスト」。

 ・・しかし・・・当然、誰も注目しなかった。
 そんなわけだったから、あるCDショップのベテラン・クラシック国内盤リーダーも、そのCDの初回注文数を「1枚」とした。

 さて、その同じ売り場に、新人で入ってきた生意気な若者がいた。
 その若者はハイドシェックを知っていた。
 直前に刊行された宇野功芳氏の「名演奏のクラシック」という本に、そのハイドシェックのことが熱く熱く紹介されていたからである。
 で、生意気な新人は国内盤担当のリーダーに提言した。

 「これ、すごいらいしいので売れると思いますよ。もっと数多くしたほうがいいと思います。」

 もちろんその忠言はあっさり却下された。
 そして発売の日にそのアルバムが1枚入ってきた。
 そのCDは1日目で店頭から姿を消した。

 1週間後、再び1枚入荷した。
 その1枚もその日に姿を消した。

 1週間後、担当者は2枚入れた。
 その2枚がまた1日で姿を消した。

 ようやく、生意気な新入りが言ったことが本当かもしれないと気づいた国内盤担当者は、その新人にこのピアニストが誰なのか、このCDが何なのか尋ねた。
 「コルトーの最愛の弟子で、フランスの有名シャンパン醸造所の御曹司らしいです。EMIには結構録音があるらしいんですが、今は全部廃盤です。この録音はこのピアニストを愛する宇和島の作家が企画したコンサートで、そのテンペストは評論家の宇野功芳が言うには、「鬼神が乗り移ったかのような壮絶な演奏」だったらしいです。」

 ほんとに生意気な新人だが、ようやくそのCDは今度は10枚ほど注文された。
 しかしそれもわずか3日で完売した。

 結局そのハイドシェックの「テンペスト」は、クラシックCDチャートの1位に輝き、その年のベストセラーの1枚となった。
 
 その若者が実際にそのCDを聴いたのは発売後の給料日。
 早速家に帰って聴いた「テンペスト」は、まさに壮絶・圧巻。
 濃厚でエネルギッシュで個性的。
 かなり好き勝手やってて傍若無人にも思えるが、しかしどこか品がある。貴族的なのである。

 「このベートーヴェンを聴いて、まだ「テンペスト」をプログラムに加えようとするピアニストがいたら、僕はその人の顔が見たい。僕がピアニストだったら、もう永久にこの曲は弾かない。弾けない!(宇野功芳氏)」。

 確かにあれから何十種類の「テンペスト」を聴いたが、この演奏に及ぶ(どころか近づける)演奏はまだひとつもない。これからもそうだろうと思う。

 ちなみにその生意気な若者はその後アリアCDショップという店を立ち上げ、その国内盤リーダーの女性と結婚することになるが、それはどうでもいい話である。



そのテンペスト、まさかの廃盤
また何十年後かに登場するのを待ちましょう。

まさかの廃盤
国内盤キング
KICC3631
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
 宇和島ライヴ 1989年9月22日

   モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
   ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 op.31-2『テンペスト』
   シューベルト:即興曲 変ロ長調 D.935-3
   ドビュッシー:版画
   ヘンデル:アダージョ(組曲第2番より)
   ヘンデル:クーラント(組曲第9番より)
   ストラヴィンスキー:ピアノ・ソナタ?第1楽章
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
録音:1989年9月22日 宇和島市南予文化会館

 ハイドシェックのテイチク・宇和島ライヴ・シリーズはいずれも大ベストセラーを記録したがその後廃盤となりすべて市場から消えた。
 店主はフランスに残り在庫があるというデマに振り回されてフランスの在庫を探し回ったり、テイチクに再プレス要請をしたりといろいろやったが結局だめだった。
 その後、宇野功芳氏の強い希望によりキングから発売になり、それも廃盤となって、4,5年前にキングから再・再発されたものがこれである。
「これは天才ハイドシェックの、今までのどのレコードよりも格段に優れた超名演である。現代のグランド・ピアノの性能をフルに発揮し、目もくらむようにシンフォニックでロマンティックな世界を現出したモーツァルトもさることながら、圧巻は「テンペスト」! それはさながら鬼神が乗り移ったかのような凄絶さであり、僕など、この録音を初めて耳にしたときは体中汗びっしょりになってしまった。レコード史上に燦然と輝く不滅の記録と絶讃したい。」 宇野功芳 ライナーノーツより(KING RECORDS)



 




C’AVI-MUSIC

代理店変更に伴い旧譜のいくつかを再案内


8553337
【旧譜】
¥2600
シューマン&ヒラー:ピアノ五重奏曲集
 シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44(1842)
 フェルディナント・ヒラー(1811-1885):
  ピアノ五重奏曲 ト長調 Op.156(1873)
トビアス・コッホ(フォルテピアノ)
ケルン・プレイエル弦楽四重奏団

 トビアス・コッホのフォルテピアノでシューマン&ヒラーのピアノ五重奏曲集!フェルディナント・ヒラーは、1811年にドイツに生まれました。
 1810年に生まれたロベルト・シューマンとは1歳違いで、4つの交響曲を含む200曲以上の作品を残しました。フンメルに師事し非常に優秀なピアニストとしても有名でした。
 当時ドイツの楽壇では重鎮的存在であり、演奏者、作曲家としてだけでなくケルン音楽院の院長を務めるなど様々な面で活躍しました。同時収録されているシューマンのピアノ五重奏曲と同じようにヒラーの曲もまさにロマン派といった作風で堂々たる作品に仕上がっています。

 シューマンやロマン派の作品を特に重視しているトビアス・コッホ。クララ・ヴィーク=シューマンのいとこであるヴィルヘルム・ヴィークが1860年頃に作成したフォルテピアノを使用している点も注目です。
 また、知られざる作品を積極的に取り上げてきたケルン・プレイエル弦楽四重奏団の演奏は躍動感に溢れた素晴らしいものになっています。

 ※録音:2014年、シューマン・ハウス、ツヴィッカウ(ドイツ)
 
 

8553388
【旧譜】
¥2600
グリンカ:ピアノ変奏曲集 ウラディーミル・ストウペル(ピアノ)
 「母に祝福あれ」の主題による変奏曲 ホ長調(1826)、
 ケルビーニの歌劇《ファシスカ》の主題による変奏曲 変ロ長調(1826/27)、
 ドニゼッティの歌劇《アンナ・ボレーナ》の主題による華麗な変奏曲 イ長調(1831/32)、
 バレエ《キア・キング》の2つの主題による変奏曲 ニ長調(1831)、
 ベッリーニの歌劇《カプレーティとモンテッキ》の主題による変奏曲 ハ長調(1832)、
 アリャビエフの《ナイチンゲール》の主題による変奏曲(1832)/
 グリンカ(バラキレフ編):ひばり/リャードフ:グリンカの主題による変奏曲

 ロシア生まれのフランス人ピアニスト、ウラディーミル・ストウペルによるグリンカのピアノ変奏曲集。
 今回のプログラムではあえて作曲時代順に並べることによって、グリンカの作曲の変遷を辿ることができるようになっています。
 また、『ロシア音楽の父』ともいうべきグリンカの影響力を感じさせるように、バラキレフとリャードフの作品も収録されることになりました。
 ジュネーブ国際音楽コンクールで最優秀賞に輝いたストウペルが華麗にグリンカを披露します。

 ※録音:2016年6月、ケルン(ドイツ)
 
 


8553382
【旧譜】
¥2600
ヴァイオリンとピアノのための作品集
 エネスク:
  ヴァイオリン・ソナタ第3番《ルーマニアの民俗様式で》イ短調 Op.25
 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
 ニコス・スカルコッタス(1904-1949):
  小組曲第1番 AK 51、小組曲第2番 AK 52
 ラヴェル:ツィガーヌ
ヨニアン・イリアス・カデシャ(ヴァイオリン)
ニコラス・リマー(ピアノ)

 サルヴァトーレ・アッカルドやアンティエ・ヴァイトハースに学んだ才能豊かなヴァイオリニスト、ヨニアン・イリアス・カデシャによるヴァイオリンとピアノのための作品集。
 エネスクやラヴェルはもちろんのこと、聴きどころはスカルコッタスの小組曲です。
 完璧ともいえる卓越した技術で難曲を弾きこなす姿は息をのむほどの迫力と緊張感に満ちています。

 ※録音:2016年5月(ドイツ)
 




DA VINCI CLASSICS



C00352
(2CD)
特別価格
¥3600
オペラの花束 ~ コントラバスとピアノのための幻想曲集(全曲世界初録音)
 スコントリーノ:ヴェルディの歌劇《仮面舞踏会》による幻想曲
 ベッリーニの歌劇《テンダのベアトリーチェ》による幻想曲
 ベッリーニの歌劇《夢遊病の女》による幻想曲
 プラタニアの歌劇《ヴェンデッタ・スラヴァ》による幻想曲
 幻想曲《フィオーリ・ベッリニアーニ》
 幻想曲《フィオーリ・ロッシニアーニ》
 ヴェルディの歌劇《椿姫》による幻想曲
 ドニゼッティの歌劇《シャモニーのリンダ》による幻想曲
 ベッリーニの歌劇《清教徒》より おお、愛する人よ
ニコラ・マラグジーニ(コントラバス)
ミレア・ズッカーロ(ピアノ)

 RAI国立交響楽団の首席コントラバス!マラグジーニが繰り広げる"オペラの花束"!

 イタリアとドイツで音楽を学び、19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍したコンポーザー=ダブルベーシスト、アントニオ・スコントリーノ(1850-1922)。
 長きに渡り不当なまでに埋もれていたスコントリーノの音楽や楽譜が、ニコラ・マラグジーニをはじめとする音楽家の研究と情熱により、現代の国際的なシーンに蘇りました。
 ここではスコントリーノが当時の巨匠たちの作品に触発されて作曲したコントラバスのためのヴィルトゥオージティと優美な旋律に満ち溢れた「幻想曲」の全てが収録されています。

 スコントリーノの洗練された書法が発揮された「幻想曲」の全てを録音したのはイタリアのコントラバス奏者ニコラ・マラグジーニ。
 2004年にカターニャのマッシモ・ベッリーニ劇場管弦楽団の首席奏者に就任した後、2014年からはRAI国立交響楽団(トリノ・イタリア放送交響楽団)の首席奏者として活躍する同国屈指のコントラバス・プレーヤーです。
 イタリアの大作曲家たちの名作とスコントリーノの卓越した作曲技法、そしてニコラ・マラグジーニの妙技のコラボレーションが「世界初録音」の価値をさらに高めています。

 ※録音:2020年2月23日-25日&3月10日-11日、スタジオ・シンフォノス(カターニャ、イタリア)

 
 
 

C00353
¥2600
バッハとイタリア Vol.3
 トレッビ:3つのコラール
 ファッキネッティ:
  J.S.バッハのコラールによる主題と変奏曲 FZ.308
 ボーゲン:
  J.S.バッハの主題によるコラール、パルティータ・コラール第2番
 フィオレンティーノ:
  J.S.バッハのBWV.147に基づく《主よ、人の望みの喜びよ》
 マンゾッティ:J.S.バッハのBWV.21に基づく《涙と嘆き》
 ボイト:
  J.S.バッハのBWV.766に基づくパルティータのトランスクリプション
 ヴラド:5つのコラール
キアラ・ベルトリオ
 (ピアノ/シュタイングレーバー)

 イタリアの女流ピアニスト、キアラ・ベルトリオの演奏による、J.S.バッハとイタリア楽壇の繋がり、関係を描くレコ―ディング・プロジェクトの第3巻。
 アッリーゴ・ボイトやセルジオ・フィオレンティーノがJ.S.バッハの音楽を題材として作曲した作品からも、大バッハがイタリアの音楽家たちに与えた影響を大きさを知ることが出来ます。
 キアラ・ベルトリオはパウル・バドゥラ=スコダの薫陶を受け、2005年にレオン・フライシャーの指揮でカーネギー・ホールへのデビューを果たしたイタリアの才媛。
 ここではシュタイングレーバーのグランド・ピアノを弾いています。

 ※録音:2020年1月2日-4日、ベルガミーニ・ピアノフォルティ(ピアネッツァ、イタリア)
 
 

C00233
¥2600
ダミーのための音楽 ~ 室内楽のためのコンテンポラリー作品集
 カラ:ダミーのためのコンチェルティーノ
 ビショーネ:序奏と常動曲
 コッジョラ:ボトルの中のシンフォニー
 カラ:4-BIS
 コッジョラ:水上で
 ビショーネ:1850年に
アクローム・アンサンブル
マルチェロ・パロリーニ(指揮)
ロベルト・アルノルディ(ヴァイオリン)
ルカ・ヴァノーリ(打楽器)

 フェデリコ・ビショーネ(1965-)、アルベルト・カラ(1975-)、パオロ・コッジョラ(1967-)の3人のイタリア人作曲家たちが、現代音楽のスペシャリストたち、アクローム・アンサンブルの強力を得て個性的な音楽の道を追求したプログラム。
 アルベルト・カラの「コンチェルティーノ」をヒントにして「ダミー」をアルバム・タイトルにするなど「愉快、皮肉」をコンセプトとしたプログラムに仕上がっています。

 ※録音:2019年1月-7月、ノヴェノヴェ・スタジオ(ミラノ、イタリア)
 
 

C00294
¥2600
ベートーヴェンの時代のギターとフォルテピアノ
 ジュリアーニ:2つのロンド Op.68
 ディアベリ:華麗な大ソナタ Op.102
 ベートーヴェン:アダージョ WoO.43b
 ウェーバー:たいへん易しいディヴェルティメント Op.38
 フンメル:ポプリ Op.53
アンジェロ・コローネ(ギター)
エンリコ・マリア・ポリマンティ
 (ピリオドピアノ/
  ブロードマン1810年製のレプリカ)

 ベートーヴェンの時代のギターとピアノ!楽聖、フンメル、ディアベリたちによる二重奏曲集!

 音楽的には「ベートーヴェンのウィーン」とも例えることが出来る18~19世紀のウィーン。
 このベートーヴェンの時代に誕生した当時としては比較的珍しかった「ギター」と「ピアノ」のデュオのためにディアベリやウェーバー、フンメル、ジュリアーニ、そしてベートーヴェン自身が書いた作品を集めた好プログラム!
 ギターとピリオド・ピアノで鮮やかなサウンドと繊細なグラデーションを表現するのはアンジェロ・コローネとエンリコ・マリア・ポリマンティ。
 アンジェロ・コローネは、アリリオ・ディアス、ブルーノ・バティスティ・ダマリオ、アンジェロ・ジラルディーノといった世界的名手たちに師事したイタリアのギタリスト。
 同じくイタリア出身の鍵盤奏者、エンリコ・マリア・ポリマンティが奏でるウーゴ・ガシグリアが製作したブロードマン1810年製のレプリカモデルのピリオド・ピアノ(鍵盤は6オクターヴ)との共演で、ベートーヴェンの時代の響きの再現に取り組んでいます。
 ベートーヴェンの時代に大作曲家たちが書き上げた「ギター」と「ピアノ」のためのデュオの醍醐味を存分に味わえる充実の演奏です。

 ※録音:2019年4月12日-13日、カプラーニカ(イタリア)
 
 

C00303
¥2600
グリーグ&フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ集
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
パオロ・アルディンギ(ヴァイオリン)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ)

 イタリアの2人の重鎮、ヴァイオリンのパオロ・アルディンギとピアノのブルーノ・カニーノのデュオが繰り広げる室内楽史上の絶対的名作ソナタ2作品!
 北欧のグリーグ、フランスのフォーレという異なるスタイルの2つのソナタの中で見せる様々な表情や豊かな表現力は様々な経験を重ねてきたベテランならではの味わい深さがあります。
 フランコ・グッリの高弟であるパオロ・アルディンギは2006年から名匠ブルーノ・カニーノとコンビを組み続けており、そのコンビネーションは絶品です。

 ※録音:2009年9月14日-16日、ピエヴェ・ヴェッキア(ルッカ、イタリア)
 



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MUSICAPHON



M56901
【旧譜】
(1SACD HYBRID)
¥2600→\2390
戦後スイスのサウンド(リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.1)
 ロルフ・リーバーマン(1910-1999):フリオーソ(1945)
 リヒャルト・シュトラウス:
  メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための習作)
 オネゲル:交響曲第3番《典礼風》

ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団


 リューベック・フィルハーモニー・ライヴ・シリーズ!

 スイス出身の名指揮者ロマン・ブログリ=ザッヒャー(1966-)と、彼が音楽監督を務めたドイツの歴史あるオーケストラ、リューベック・フィル(1897年創設)による「リューベック・フィルハーモニック・ライヴ」シリーズ第1巻。
 一見、折り合いのつかない2つの言葉「戦後の音」と「スイス」をテーマとしたシリアスなプログラムで、スイスの作曲家リーバーマンとオネゲル、そして戦後スイスに移住したR.シュトラウスの、第二次世界大戦とかかわりの深い作品《メタモルフォーゼン》を取りあげています。3作品とも、リューベック・フィルの高い演奏技術、アンサンブル力が存分に生かされた名演です。

 ブログリ=ザッヒャーは2001年からハンザ都市リューベックの音楽監督に就任し、2007年から2013年まで、リューベック歌劇場の音楽監督を7年間務めた実力派の指揮者です。(ブログリ=ザッヒャーの後は沼尻竜典が、2019/2020シーズンからはシュテファン・ヴラダーが就任)歌劇場の音楽監督時代に行った《ニーベルングの指環》上演&DVD製作のプロジェクトは各界より非常に高く評価され、2012年のドイツECHO賞を受賞しました。

 ※録音:2007年3月




 先日リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.3・4の案内が来て「1と2はどうなったんだ」と思ったら来ました。どどっと。

 リューベックはドイツ連邦共和国の都市。バルト海に面する北ドイツの代表都市。
 かつてはハンザ同盟の盟主として繁栄を誇った。なので正式名称をハンザ都市リューベックという。ドイツはいまだに「ハンザ同盟」という意識が厳然と残っているのか。
 そのリューベックの街のオーケストラ・・・その名も正式には「ハンザ都市リューベック・フィルハーモニー管弦楽団」。1897年創立。アーベントロート、フルトヴェングラーも第1次大戦前は指揮をしていたのでその名を知っている人も多いと思う。
 ・・・ただ残念ながら現在その名を聞くことはほとんどない。
 しかし辺境オーケストラ・マニアの方はきっと今でも彼らの動向を追っていたはず。古きよきドイツの伝統を守り続けた、古色蒼然とした音色。派手さはないが、格式高い雰囲気。ちゃんとCDも何枚か出ているのである。

ロマン・ブログリ=ザッヒャー


 ロマン・ブログリ=ザッヒャーは1966年生まれのスイスの指揮者。長年ブラジルの指揮者ジョン・ネシュリングのアシスタントを務め、さまざまなオペラハウスで70近くのオペラを上演、その一方で世界の50ものオーケストラの客演指揮者を務めてきた。現場たたきあげのオペラ指揮者であり、コンサート指揮者である。

 
 


M56902
【旧譜】
(1SACD HYBRID)
¥2600→\2390
おとぎ話と動物(リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.2)
 サン=サーンス:動物の謝肉祭
 ラヴェル:マ・メール・ロワ
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団
ビョルン・エングホルム(ナレーター)

 スイス出身の名指揮者ロマン・ブログリ=ザッヒャー(1966-)と、彼が音楽監督を務めたドイツの歴史あるオーケストラ、リューベック・フィル(1897年創設)による「リューベック・フィルハーモニック・ライヴ」シリーズ第2巻はメルヘンと動物をテーマに、サン=サーンスの《動物の謝肉祭》とラヴェルの《マ・メール・ロワ》をカップリング。ビョルン・エングホルムによるナレーションが収録されているのも特徴です。


 ※録音:2007年10月
 
 


M56912
【旧譜】
(1SACD HYBRID)
¥2600→\2390

クラリネット、宇宙(リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.5)
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 へ短調 Op.120-1
  (L.ベリオによるクラリネットと管弦楽版)
 ホルスト:組曲《惑星》 Op.32

ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団
ライナー・ヴェーレ(クラリネット)


 スイス出身の名指揮者ロマン・ブログリ=ザッヒャー(1966-)と、彼が音楽監督を務めたドイツの歴史あるオーケストラ、リューベック・フィル(1897年創設)による「リューベック・フィルハーモニック・ライヴ」シリーズ第5巻!
 ルチアーノ・ベリオが編曲した管弦楽伴奏版のブラームスのクラリネット・ソナタ第1番に、ホルストの名曲をカップリングしたユニークな組み合わせで、伝統あるリューベック・フィルのオーケストラ・サウンドを存分に楽しめる1枚。
 ブラームスの交響曲ツィクルス(M56936,M56947,M56950,M56954)同様、過剰な派手さを避けた、丁寧かつスケールの大きな演奏が大変魅力的です。


 ※録音:2008年10月
 
 


M56920
【旧譜】
(1SACD HYBRID)
¥2600→\2390
シューマン、記念祭(リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.7)
 シューマン:
  交響曲第2番 ハ長調 Op.61
  交響曲第4番 ニ短調 Op.120(1851)
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団

 スイス出身の名指揮者ロマン・ブログリ=ザッヒャー(1966-)と、彼が音楽監督を務めたドイツの歴史あるオーケストラ、リューベック・フィル(1897年創設)による「リューベック・フィルハーモニック・ライヴ」シリーズ第7巻は、シューマンの交響曲!
 ブログリ=ザッヒャー&リューベック・フィルらしいドイツ的なサウンド、実直な音楽づくりが見事にはまった素晴らしい演奏で、説得力のあるシューマンをお楽しみいただけます。
 第4番は1851年の改訂版による演奏です。


 ※録音:2006年6月(第2番)&2009年6月(第4番)
 

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MUSICAPHON
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)&リューベック・フィル
★オネゲル:交響曲全集
★ブラームス交響曲全集
★ストラヴィンスキー「火の鳥」・「春の祭典」



 M56942
(2SACD HYBRID)
特別価格 \2600→\2390
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)&リューベック・フィル
オネゲル:交響曲全集

 交響曲第1番
 交響曲第2番*
 交響曲第3番《典礼風》
 交響曲第4番《バーゼルの喜び》
 交響曲第5番《3つのレ》
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団
グィド・セゲレス(トランペット)*
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 M56936
(SACD HYBRID)
【旧譜】
\2600→\2390
ブラームスVol.1 ~ 後期ロマン主義
 ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
 R.シュトラウス:死と変容 Op.24
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団
 ※録音:2010年9月&2012年6月 


 M56947
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ブラームスVol.2 ~ 哀愁を帯びたスイス
 ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
 シェック:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調《幻想曲風》Op.21(幻想曲風協奏曲)
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団
カルロス・ジョンソン(ヴァイオリン)
 ※録音:2011年1月 


 M56950
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ブラームスVol.3 ~ 交響的な古典主義
 ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
 モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調 KV.364
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団
マユミ・ザイラー(ヴァイオリン)
ナオミ・ザイラー(ヴィオラ)
 ※録音:2012年6月 


 M56954
(SACD HYBRID)
\2600→\2390

ブラームスVol.4 ~ ヴィルトゥオーゾ・モダニティ
 ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
 ツィンマーマン:トランペット協奏曲《誰も知らない私の悩み》

ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)
 ※録音:2012年6月 


 M56908
(1SACD HYBRID)
\2600→\2390

リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.3
ファゴット・オーケストラ

 オネゲル:交響曲第1番
 ダレッサンドロ(1911-1959):ファゴット協奏曲 Op.75
 ラヴェル:道化師の朝の歌
 ストラヴィンスキー:バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)

ヤーコブ・マイヤーズ(ファゴット)
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団

 2008年のライヴ。 


 M56909
(1SACD HYBRID)
\2600→\2390

リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.4
詩的作品集

 R.シュトラウス:
  ドン・ファン Op.20、
  ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら Op.28
 ストラヴィンスキー:春の祭典

ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指揮)
リューベック・フィルハーモニー管弦楽団

 ※録音:2007年7月8日-9日、2008年6月8日-9日、リューベック(ドイツ)
 「春の祭典」がすごい。
 あわてず騒がず、不動心の「春の祭典」。こけおどし一切なし。
 しかしズリズリと重厚に迫ってくるそのすごみ。これはかなりの重圧。恐怖ですらある。メジャー・オケ何するものぞ。これが辺境で歴史を支えてきたオケの本当の力か。





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ALPHA

ALPHA746
¥2700→\2490
樫本大進とエリック・ル・サージュを中心に、
 エマニュエル・パユ、ポール・メイエ、フランソワ・メイエなどなど
ニーノ・ロータ:室内楽作品集

 ニーノ・ロータ(1911-1979):
  1-3. フルート、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
   1. I. Allegro ma non troppo/2. II. Andante sostenuto/
   3. III. Allegro vivace con spirito
  4-5. BACHの名による2つのワルツ
   4. No. 1 サーカス-ワルツ/5. No. 2 ワルツ-カリヨン
  6. ささやかな音楽の捧げ物
  7-11. 九重奏曲
   7. I. Allegro/8. II. Andante/9. III. Allegro con spirito/
   10. IV. Canzone con variazioni, allegretto calmo/
   11. V. Vivacissimo
  12-14. チェロ、クラリネットとピアノのための三重奏曲
   12. I. Allegro quasi in 1/13. II. Andante/14. III. Allegrissimo
  15-16. 15の前奏曲 より
   15. Prelude XIII. Andante cantabile
   16. Prelude II. Allegro, ma espressivo e delicato
樫本大進(ヴァイオリン)..1-3、7-11
ホアキン・リケルメ・ガルシア(ヴィオラ)..7-11
クラウディオ・ボホルケス(チェロ)..7-11
オーレリアン・パスカル(チェロ)..12-14
エマニュエル・パユ(フルート)..1-3、6-11
ポール・メイエ(クラリネット)..6-14
フランソワ・メイエ(オーボエ)..6-11
ジルベール・オダン(バソン)..6-11
ブノワ・ド・バルソニー(ホルン)..6-11
オリヴィエ・ティエリ(コントラバス)..7-11
エリック・ル・サージュ(ピアノ)..1-5、12-16
NYCX-10230
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: 2020年8月6-7日 ラ・クロエ、アントレーグ=シュル=ラ=ソルグ、フランス ※国内盤には日本語解説付き

 【スーパー・スターの共演が成せる、ニーノ・ロータの魅力全開の作品集】
 樫本大進とエリック・ル・サージュを中心に、エマニュエル・パユ、ポール・メイエ、フランソワ・メイエ、ジルベール・オダンといったベルリン・フィルやレヴァン・フランセなどで活躍するの名手たちに加え、注目の若手チェリスト、オーレリアン・パスカルといった話題のアーティストたちを惜しげもなく揃え、イタリアの巨匠ニーノ・ロータの室内楽作品とピアノ作品を収録したアルバム。
 『ゴッドファーザー』に代表される映画音楽が世界中の人の心を掴んだロータですが、本人はあくまでもクラシックの作曲家という立場にこだわっていたと伝わります。
 それらは近年注目されてきているとはいえ、その映画音楽ほど高い人気にはなっていないのが実情。ところがこのアルバムで聴くことの出来る音楽の生き生きとして魅力的なこと。
 『道』や『ロミオとジュリエット』を思わせる切ないメロディ、ユーモアとアイロニー、心躍る躍動感。その面白さ、美しさは、これまであまり日が当たらなかったことが全く信じられないほど。
 最高の表現者たちを得て若々しい生命を吹き込まれた、本人が望んだであろうニーノ・ロータ像を聴くことの出来る素晴らしいアルバムです。

 
 
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ALPHA686
¥2700→\2490
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 ハイドン2032 Vol.10 『一日の時の移ろい』 ~
 ハイドン: 交響曲「朝」「昼」「晩」/
  モーツァルト:「セレナータ・ノットゥルナ」

   フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
    1-4. 交響曲 第6番 ニ長調 Hob.I:6「朝」
    5-9. 交響曲 第7番 ハ長調 Hob.I:7「昼」
    10-13. 交響曲 第8番 ト長調 Hob.I:8「晩」
   ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
    14-16. セレナード第6番 ニ長調 K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 (古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
NYCX-10231
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: 2019年1月18-22日 グスタフ・マーラー・ホール(エウレジオ文化センター)、ドッビアーコ(イタリア北東部ボルツァーノ県) ※国内盤には日本語解説付き

 【交響曲全曲録音シリーズ、初期の重要連作へ!しかも併録曲はモーツァルト】
 ハイドン生誕300周年となる2032年までに、その100曲を越える交響曲を全て実演・録音してリリースするプロジェクトHAYDN 2032も10作目に突入。
 毎回テーマ性ある選曲が興味深く、そこに他の作曲家の作品などが適宜盛り込まれるのも面白いところですが、今回は作曲当初から連作として構想されていたことが明らかな初期の3曲「朝」「昼」「晩」が待望の登場!
 ハイドンがエステルハージ侯爵家に副楽長として雇われて間もなくの1761年に発表されたと考えられるこれらの作品は、宮廷楽団の名手たちの技量と新任副楽長の才覚を存分に印象づけるべく、多様な作曲様式が盛り込まれた傑作。
 弦楽器で奏でられるレチタティーヴォ、フルートからコントラバスまで様々な楽器が随所で繰り広げるソロなど聴きどころ満載で、現代の演奏団体にとっても腕が試される連作ですが、イル・ジャルディーノ・アルモニコは流石の腕利き揃いで、隅々まで才気あふれる演奏を味わえます。
 選び抜かれた古楽器の素材感に満ちたサウンドもさることながら、アンサンブル全体が一つの生き物のような一体感で伸縮自在のダイナミズムを堪能でき、ハイドンならではの曲作りの面白さが存分に伝わる痛快さ。
 
 各交響曲が朝から晩(夕)まで、一日の三つの時間をそれぞれ表現しているハイドン作品の続編として、モーツァルトがザルツブルクの音楽夜会のために書いた「セレナータ・ノットゥルナ」を"夜"にあたる曲として併録。
 こちらも首席ヴァイオリンのバルネスキによる当意即妙な即興パッセージが心地良く、全編を通じて生気に満ちた音作りがたまりません。当シリーズの常通り、音楽学者モーリッツ・バウアーによる最新研究をふまえた作品解説も添えられています。

 
 



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FUGA LIBERA



FUG780
¥2700→\2490
【19世紀のオルガニストが残した、知られざる交響曲】
パトリック・ダヴァン(指揮)&ミュルーズ交響楽団
 レオン・ボエルマン(1862-1897):交響曲 ヘ長調/交響的変奏曲/4つの小品

 1-3. 交響曲 ヘ長調 Op.24 (サン=サーンスに) ..世界初録音
  1. I. Introduction – Allegro con fuoco
  2. II. Intermede varie : Allegro ben marcato
  3. III. Recitatif et Final
 4. チェロと管弦楽のための交響的変奏曲 Op.23 (ヨーゼフ・ザルモンに)
 5-8. 弦楽のための4つの小品 (「神秘の時」より) ..世界初録音
  5. I. Allegro/6. II. Moderato/7. III. Allegro/8. IV. Andantino
ミュルーズ交響楽団
パトリック・ダヴァン(指揮)
アンリ・ドマルケット(チェロ)..4
NYCX-10232
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: 2018年1月 ラ・フィラチュール、ミュルーズ、フランス ※ 国内盤には日本語解説付き

 フォーレやフランクの次の世代のオルガニスト兼作曲家としてフランスで活躍したレオン・ボエルマン。
 僅か35歳で結核に倒れた彼が残した作品はオルガンのためのものが多く、ほかには室内楽作品が若干知られる程度。
 ところが、少ないながら管弦楽のための作品を残しており、その中には演奏時間が30分を超える立派な交響曲もありました。今回その作品が初めてCDで登場します。
 この交響曲はサン=サーンスに捧げられており、19世紀末の作品ながら、まるで現代の映画音楽を先取りしたような響きも現れる隠れた傑作。
 構成的には当時の大交響曲に及ばない点もあるとはいえ、このような先進的な側面を持つ作品が1世紀以上埋もれていたのは驚きです。
 
 「交響的変奏曲」は当時活躍したチェリスト、ヨーゼフ・ザルモン(ジョセフ・サルモン)に捧げられた、ダイナミックで聴き応えのある作品。
 「4つの小品」は、もともとハルモニウムという小型のオルガンのために書かれた曲。フランクなども作品を残す当時流行していたこの楽器のために、ボエルマンはミサ典礼文などから宗教的な表題を付した100曲以上の小品を集めた「神秘の時」Op. 29、30を出版しました。同じ年、その中から4曲を選んで弦楽用に編曲したものがこちらの作品。民謡を思わせるような素朴で美しいメロディが印象的です。

 「このリリースについて」
 Ricercarレーベルの主宰者でもある音楽学者のジェローム・ルジュヌは、19-20世紀に活躍したフランスのオルガニストによる交響作品を体系的に録音しようと、当時デュポンの管弦楽作品を録音した(FUG751/日本語解説付 NYCX-10050)ばかりの指揮者パトリック・ダヴァンに持ちかけました。
 ダヴァンも丁度同じことを考えていたとこの企画に大いに賛同し、彼が芸術監督を務めていたミュルーズ交響楽団と共に、ボエルマンの作品のみによるアルバムをTimpaniレーベルへ録音したことを告げました。
 ところがレーベルが活動を休止してしまい、このリリースは頓挫。そのまま時が経ってしまう中、2020年9月9日、ダヴァンは急死してしまいました。
 彼が熱く語ったこの録音への思いを忘れられないルジュヌの熱意により、今回レーベルを変えてのリリースが実現しています。

 



アリアCDでも累計200セット以上販売してきた
この大ベストセラーの指揮がパトリック・ダヴァンだった
Vieuxtemps: Complete Violin Concertos
FUGA LIBERA
FUG575
(3CD)\4500
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲全集
アンリ・ヴュータン(1820?1881):
 ①協奏曲 第1番ホ長調 op.10
 ②協奏曲第2番 嬰へ短調 op.19
 ③協奏曲 第3番 イ長調 op.23
 ④協奏曲 第4番 ニ短調op.31
 ⑤協奏曲 第5番イ短調 op.37「グレトリー」
 ⑥協奏曲 第6番 ト長調 op.47
 ⑦協奏曲 第7番 イ短調 op.49
第1番から
 ヴィネタ・サレイカ (ヴァイオリン)
 ラチャ・アヴァネシヤン (ヴァイオリン)
 ニキータ・ボリソ=グレスキー (ヴァイオリン)
 ロレンツォ・ガット (ヴァイオリン)
 ヨッシフ・イワノフ(ヴァイオリン)
 ヨレンテ・デ・マイヤー (ヴァイオリン)
 ハリエット・ラングレー (ヴァイオリン)

パトリック・ダヴァン指揮
ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団




 



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NAXOS



8.574310
¥1200
日本ヴィラ=ロボス協会推薦盤
サンパウロ響のコンマス、エマヌエーレ・バルディーニ
 エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ヴァイオリン・ソナタ全集

 1. ソナタ・ファンタジア第1番「Desesperance 絶望」(1912)
 ソナタ・ファンタジア第2番(1914)
  2. I. Allegro non troppo/3. II. Largo - Moderato/
  4. III. Rondo: Allegro final
 ヴァイオリン・ソナタ第3番(1920)
  5. I. Adagio non troppo/6. II. Allegro vivace scherzando/
  7. III. Molto animato e final
エマヌエーレ・バルディーニ(ヴァイオリン)
パブロ・ロッシ(ピアノ)
NYCX-10229
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥1980

 ヴィラ=ロボスが残したヴァイオリン・ソナタはわずかに3曲。しかしこの3曲には、彼のパリ遊学以前の作風の変遷がきわめて鮮やかな形で刻まれている。第1番「絶望」と第2番は、ソナタ・ファンタジアと題された自由な構成のなかで独特のメランコリーを漂わせる傑作。フォーレやドビュッシーなどフランス音楽の影を色濃く宿しながらも、随所にブラジル的な要素が盛り込まれている。
 白眉は第3番。ヴィラ=ロボスのその後の作品を予感させるような音楽言語が炸裂!その過激さゆえか第3番はコンサートで取り上げられることは稀であるが、このCDを機に実演の機会が増えることを強く願う。
 それにしても、なんとアヴァンギャルドなヴァイオリン・ソナタ!
   日本ヴィラ=ロボス協会会長/指揮者 木許 裕介

 録音 2020年1月7-8日 Westchester Studios, New York(USA) ※国内仕様盤には日本語解説付き

 【大人気、NAXOS発ヴィラ=ロボス・シリーズ、今作は秘曲ヴァイオリン・ソナタ全集!日本ヴィラ=ロボス協会推薦盤】
 ヴィラ=ロボスの3曲のヴァイオリン・ソナタは、20代から30代にかけて書かれた作品です。当時のヴィラ=ロボスは、民謡採集のために出かけたブラジル奥地から戻り、クラシック音楽の技法にブラジル音楽の要素を採り入れた語法を確立して、新進作曲家として認められ始めた頃。
 とはいえ、ソナタ第1番作曲時は、まだ作曲よりもチェロの演奏で生計を立てていたこともあり、メランコリックな雰囲気と抒情性を特徴とするこの曲にも弦楽器奏者としてのスキルが生かされています。
 その後ピアノ奏法についてもじっくり学んだ彼は、2年後にソナタ第2番を作曲。自由な形式の中で2つの楽器が見事な対話を聴かせるこの作品は、1915年11月に開催した自身の新作のコンサートの中で演奏されました。
 そして1920年に発表された第3番のソナタは、ドビュッシーの影響も感じられますが、後の一連のショーロスにも連なる更なる洗練された語法を持っています。
 ヴァイオリンを演奏するバルディーニはイタリア出身のヴァイオリニスト。2005年からブラジルに居住し、サンパウロ交響楽団のコンサートマスターを務めるほか、指揮者としても活躍しています。

 



エマヌエーレ・バルディーニのNAXOS旧譜
ちょっとこういう外れた曲を録音するのが好きなんでしょう
このアルバムもなかなか魅力的でした


 8.574297
\1200
DREAMS AND DRAMA 夢とドラマ
 エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 - 第3番

   1-3. ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 Op. 1(1895)
   4-5. ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op. 10(1901)
   6-9. ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ長調 Op. 27(1943)
エマヌエーレ・バルディーニ(ヴァイオリン)
ルカ・デッレ・ドンネ(ピアノ)

 録音 2019年9月18,20,21日 サラ・サンパウロ(ブラジル)

 歌劇《マドンナの宝石》の美しい間奏曲が有名なイタリアの作曲家ヴォルフ=フェラーリ。若い頃には画家を志していたものの、10代の終わりに父の故郷であるドイツに移った頃から音楽に魅了され、ラインベルガーから対位法を個人的に学び20代で作曲を手掛けるようになりました。
 1900年には自作のオペラ《チェネレントラ》をヴェネツィアで初演、その時は失敗に終わったものの、のちにブレーメンで上演し大成功を収めています。以降、数多くのオペラを作曲し、イタリア・オペラ界の重鎮として評価されました。
 そんなヴォルフ=フェラーリ、作曲を始めたばかりの頃と、晩年になってから数多くの器楽曲を作曲しましたが、これらのほとんどは現在に至るまで演奏されることがありません。
 このアルバムには初期の作品であるヴァイオリン・ソナタ第1番と第2番、そして後期の第3番を収録。
 息の長い旋律が美しい初期の2曲はもちろんのこと、神秘的な雰囲気を持つ第3番の美しさがとりわけ印象に残ることでしょう。
 

 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BERLIN CLASSICS



BC 0302054
(5CD)
¥6000→\5490
ドヴォルザーク交響曲全集といえばこれだった
 スイトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
オリジナル・アナログ・テープからの最新マスタリング
オトマール・スイトナー指揮、
シュターツカペレ・ベルリン

 ドヴォルザーク:交響曲全集 

 Disc 1
  交響曲第1番ハ短調 op.3『ズロニツェの鐘』/録音時期:1979年8月
 Disc 2
  交響曲第2番変ロ長調 op.4/録音時期:1979年10月
  交響曲第3番変ホ長調 op.10/録音時期:1978年7月
 Disc 3
  交響曲第4番ニ短調 op.13/録音時期:1980年12月
  交響曲第5番ヘ長調 op.76/録音時期:1977年11月
 Disc 4
  交響曲第6番ニ長調 op.60/録音時期:1979年7月&1980年2月
  交響曲第7番ニ短調 op.70/録音時期:1981年2月
 Disc 5
  交響曲第8番ト長調 op.88/録音時期:1977年7月
  交響曲第9番ホ短調 op.95『新世界より』/録音時期:1978年3月&4月

 *Berlin Classicsアーカイブ所蔵、オリジナル・アナログ・テープからの最新マスタリング盤!!

 録音場所:ベルリン、キリスト教会/録音方式:ステレオ(セッション)
 プロデューサ:マルカス・ハイニッケ/マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル

 *ブックレットにオリジナルLPジャケットならびに今回使用したBerlin Classics(旧ETERNA)所蔵のオリジナル・アナログ・マスターテープの写真を掲載

 *マスタリングについて
 ETERNAテープをリマスタリングする際の前提は、オリジナル・サウンドを変えることなく可能な限り最高の状態でオリジナル・サウンドを再現することでした。
 全ての作業はオリジナルのアナログ・マスターテープに基づいています。
 マスタリングはそれぞれのテープに対して細心の注意を払って行われました。
 アナログ領域のみでサウンド処理されたアナログ信号を96kHz / 24bitの高品位デジタル化後に44.1kHz / 16bit化されました。
 また、デジタル領域においてもノイズの除去や、オリジナル・サウンドに影響を与えるその他の修復は行わず、必要最小限のテープ・エラーとテクニカル・クリックのみの修復が行われました。
  (クリストフ・スティッケル(マスタリング・エンジニア))
 




DA VINCI CLASSICS



C00218
¥2600
ディ・マルティーノ:室内楽作品集 Vol.1
 カルトーニ・アニマーティとバガテル/
 トッカータ/ナポリ組曲/主題と変奏/
 アレグロ/ブルレスカ風の序奏/フィアバ/
 アダージョとアレグロ
マリア・ロザリア・オリヴィエロ(ピアノ)
ルカ・リッカルディ(ピアノ)
ジョルジオ・ザニョーニ(フルート)
ジュゼッペ・プレンチペ(ヴァイオリン)
アントニオ・コロンナ(チェロ)、他

 リッカルド・ムーティの最初の師匠の1人であったことでもその名を知られるイタリアの作曲家、アラディノ・ディ・マルティーノ(1908-1989)。
 ナポリを主な活躍の場としたディ・マルティーノの作品は、器楽、室内楽からオペラまで多岐に渡り、サン・カルロ劇場やトリノのアウディトリアムRAIなど、イタリア国内の著名なホールで演奏され高い評価を受けています。
 他の19世紀後半~20世紀前半のイタリアの作曲家たちと同様にその作品はまだまだ知られているとは言い難いため、この室内楽作品集のシリーズがディ・マルティーノの復権に繋がることになるでしょう。

 ※録音:1960年-1980年
 




GRAND SLAM



GS 2238
¥2700
レフ・オボーリン・イン・ジャパン 1956
 (1)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 (2)ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
 (3)チャイコフスキー:「舟歌」~「四季」Op.37bisより
 (4)チャイコフスキー:「トロイカ」~「四季」Op.37bisより
レフ・オボーリン(ピアノ)

 レフ・オボーリンの"幻の日本録音"、詳細なデータとともに初CD 化!

 録音:(1)1956年10月23日、(2)-(4)1956年10月22日/国際ラジオ・センター、赤坂、東京/モノラル、日本語帯・解説付
 使用音源:新世界レコード LS-6(LP)/録音方式:モノラル(レコーディング・セッション)

 ■制作者より
 1956年秋、旧ソ連からレフ・オボーリンが初来日し、全国公演の合間にスタジオ・セッションを行いました。
 このLPは1956年に初発売され、ムソルグスキーのみ1959年に再発売されましたが、以後は全く出ていません。また、録音データも不明でしたが、このたびその詳細な資料(日付け、技術者名、使用機材、使用したピアノ等)を入手、完全な形で復刻しました。
 とかく伴奏者のイメージが強いオボーリンですが、その正統的で豊かな音楽性は良識あるピアノ・ファンから高く評価されています。さすがに、第1回ショパン・コンクールの覇者というのは伊達ではありません。

  〈おことわり〉この音源のマスター・テープ、もしくはコピー・テープは存在せず、当CD はLP からの復刻となります。60年以上も前の素材ですので、LP特有のノイズがそれなりに入っております。その点をご了承下さい。(平林 直哉)
 



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HAENSSLER



HC 20083
(3CD)
¥4200→\3890
ちょっと悪趣味で貴重な20年前の大ベストセラー盤復活
 ホテーエフとフェドセーエフ
  ピアノ協奏曲第1番第3楽章は手稿譜によるオリジナル版
 チャイコフスキー:ピアノと管弦楽のための作品全集

 Disc1
  (1)ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23(第3楽章ノーカット版)
  (2)協奏幻想曲Op.56
 Disc2
  (1)ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44(ノーカット版)
  (2)アレグロ ハ短調(1864)
 Disc3
  (1)ピアノ協奏曲第3番変ホ長調(タネーエフ補筆完成3 楽章版)
  (2)ゾフィー・メンター(リスト?):ハンガリーのジプシーの歌
  (チャイコフスキーのオーケストレーション)
 ボーナス:チャイコフスキーの肉声(1890)
アンドレイ・ホテーエフ(ピアノ)
ウラジーミル・フェドセーエフ(指揮)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ

 チェイコフスキーに強いこだわりを持つふたりの大物演奏家の貴重盤復活。
 

 Disc1:1998年2月(1)、1996年9月(2)/モスクワ(セッション)/Disc2:1996年11月(1)、1997年8月(2)/モスクワ(セッション)/Disc3:1998年2月/モスクワ(セッション)/78'33、56'05、69'53

 1998年にKoch Schwannレーベルからリリースされ話題となったBoxが2011年にリマスタリングを施されヘンスラーから再登場。
 チャイコフスキーに執念を燃やすホテーエフとフェドセーエフがタッグを組んだ企画で、ピアノとオーケストラのための作品を完全に収めています。

 有名なピアノ協奏曲第1番は第1、第2楽章こそ現行版ですが、第3楽章はカットされた箇所を自筆譜に基づき復元。通常より2分ほど長くなっています。
 同様にピアノ協奏曲第2番と協奏幻想曲もたいていカットされる個所をきちんと演奏しているのが貴重。

 ピアノ協奏曲第3番はチャイコフスキー自身が第1楽章のみ完成させていますが、のこされたアンダンテとフィナーレを、草稿から愛弟子タネーエフがピアノと管弦楽のための作品に仕上げたものを付けて全3 楽章46分の大作で再現。

 またチャイコフスキー学生時代に課題で書かされた「ピアノと弦楽のためのアレグロ」と、最晩年の不思議な「ハンガリーのジプシーの歌」も貴重。
 「ハンガリーのジプシーの歌」はリストが弟子のピアニスト、ゾフィー・メンターのために作曲しながらオーケストレーションする力が残っておらず、「チャコフスキー氏に頼みなさい」と遺言したと伝えられています。
 ただ、リスト嫌いを公言していたチャコフスキーなので、断られることを恐れたメンターは自分の曲と偽り頼んだCとされますが、まだリストの真作とは確定されていません。

 ボーナス・トラックに有名なチャイコフスキーの肉声が収められています。ちょうど同盤収録曲を作曲中の1890年の録音なので、雰囲気を感じられるでしょう。

 アンドレイ・ホテーエフは1946年生まれ。モスクワ音楽院でナウモフに師事しますが、リヒテルに認められて強い影響を受けました。フェドセーエフのチャイコフスキー愛ともに旧ソ連派の底力を見せつけてくれます。





 宝物とまではいわないけれど、リリース後すぐに廃盤になったのでけっこう大事にしていたKOCHのボックス。
 20年のときを経てHANSSLERから復活。

←こんなジャケット。お宅の棚にもあるかも。

 当時はまだチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番、第3番のCDすら珍しかった時代。そのボックスではさらに第1番の原典版を収録したということで大ベストセラーになった。余白のエジソン式蝋管によるチャイコフスキーの肉声も悪趣味で話題に。


 おっと、その問題の第3楽章が聴けちゃいます。1996.11.24.のライヴらしいです。.
 ちょっと「がくっ」とくるところも含めて楽しんでみてください。

https://youtu.be/p_NWCN-gwLs
 














5/25(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CALA SIGNUM


SIGCD685
¥2500
オーストラリア人、タイ人 ~ サクソフォンとピアノのための新しい音楽
 マシュー・オーロヴィチ(b.1970):ハーリー・バーリー
 ジェラード・ブロフィー(b.1953):ダルヴィーシュ
 ティム・ダーガヴィル(b.1962):水に勝るものなし
 ナロングリット・ダマブトラ(b.1962):ASEANの3つの精神
 サクスリ・パン・ヴォンタラドン(b.1974):セレニティ・フラックス
 デニー・ユープラサート(b.1969):イサーン
HDデュオ
 〔マイケル・デューク(サクソフォン)、
  デイヴィッド・ハウイー(ピアノ)〕

 オーストラリアとタイの作曲家による多種多様なサクソフォン作品集!

 ☆オーストラリアとタイの作曲家によるコラボレーション!

 この企画は2009年にHDデュオの2人がタイのバンコクで行われた「ワールド・サクソフォン・コングレス」で演奏を行うために訪れたことがきっかけで立ち上がりました。
 タイの音楽に大いに影響された二人はその音楽をオーストラリアに持ち帰り、逆にオーストラリアの音楽をタイに広めたいとも考えました。
 そういった両国の音楽を共有したいといった思いから生まれたのが、この一枚です。
 オーストラリアとタイの現代作曲家の作品をまとめ収録されました。なかなか耳にすることの出来ない作品ばかりが収録されている意欲的な録音になっています。

 HDデュオのマイケル・デュークは、インディアナ大学で学び、クラシック・サクソフォン奏者のユージン・ルソーに師事しました。その後、バークリー音楽大学ではジャズを学び多方面で活躍しています。
 オーストラリアの主要なオーケストラとはほとんど共演しており、今作では、様々な作曲家によるアルバムとなっている性質上、クラシックだけでなくジャズや東洋的な響きなど多様性に富んだ作品ばかりとなっていますが、それらを見事に吹き分けているところからもその幅広い音楽性を見せてくれています。

 ※録音:2018年、2019年(オーストラリア)

 
 




CLASSICO/SCANDINAVIAN CLASSICS

代理店が変わったため再案内
220600
【旧譜】
¥1700

"デンマーク黄金時代"の作曲家、C・E・F・ヴァイセの交響曲!
 C・E・F・ヴァイセ:
  交響曲第1番ト短調 DF117
  交響曲第7番変ホ長調 DF123

ラース・ウルリク・モーテンセン(指揮)
コンチェルト・コペンハーゲン


 クリストフ・エアンスト・フリードリク・ヴァイセ(ドイツ語ではクリストフ・エルンスト・フリードリヒ・ヴァイゼ)は1774年、ハンブルクに程近く、デンマークと北ドイツの文化が入り混じるアルトナに生まれました。
 アルトナは1864年までデンマーク領でしたが、現在はハンブルクに併合されドイツ領となっています。コペンハーゲンでオルガンを学んだヴァイセは、改革派教会でのアシスタント・オルガニストの職に就き、また作曲も並行して行っており、全7曲の交響曲は1799年までの早い時期に作曲されました。
 19世紀に入るとデンマークは戦火や財政破綻などで混迷を極めていたものの、その中でヴァイセは今日でも彼の代名詞として知られているような合唱曲やカンタータの名作を数多く生み出し、デンマークの芸術が飛躍的に発展した、所謂「デンマーク黄金時代」で活躍した人物の一人となりました。
 
 
220599
【旧譜】
¥1700
モーツァルト:ミサ曲 ハ長調 KAnh. C.1.20
 モーツァルト:
  ミサ曲 ハ長調 KV.Anh. C.1.20
  モテット《踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ》KV.165/158a
  それゆえに大切なこと KV.143
ダグラス・ボストック(指揮)
チェコ室内管弦楽団
イネッサ・ガランテ(ソプラノ)
シーネ・アスムセン(メゾソプラノ)
パヴォル・プラスリク(テノール)
メーズ・ティーマン(バス)
イトロ女声合唱団
フラデツ・クラーロヴェー男声合唱団、他

 現在最も一般的であるルートヴィヒ・フォン・ケッヒェルによるモーツァルトの作品目録の中で、真作の信憑性が疑われる作品というセクションに分類されているミサ曲 ハ長調 KAnh. C.1.20を、指揮者であるレスリー・ヘッドが校訂した楽譜による世界初録音という貴重な1枚。
 イギリスの指揮者ダグラス・ボストックの他、ラトヴィアの名ソプラノ、イネッサ・ガランテらの名手が参加しています。
 
 
220596
【旧譜】
¥1700
メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品集
 メンデルスゾーン:
  協奏的変奏曲 Op.17
  チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op.45
  チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58
  無言歌 ニ長調 Op.109
シムカ・ヘレド(チェロ)
シモーネ・ディナースタイン(ピアノ)

 メンデルスゾーンが遺したチェロとピアノのための全作品を収めた一枚。ズービン・メータに抜擢され24歳の若さで名門イスラエル・フィルの首席チェロ奏者の座に就いたイスラエル=アメリカのチェリスト、シムカ・ヘレドの優美な演奏を、エマニュエル・アックスに「驚くべき音楽性」と評価されたアメリカのピアニスト、シモーネ・ディナースタインが最高のサポートで引き立てます。
 
 
220595
【旧譜】
¥1700
パリの夢 マティアス・フロム(ギター)
 タレガ:涙、ロシータ、アラビア奇想曲、アデリータ/
 フェデリーコ・モレーノ・トロバ:トリーハ(悲歌)/
 ジョアオ・P・ギマランエス:鐘の音/
 イサク・アルベニス:マヨルカ、カディス/
 マッテオ・カルカッシ:アンダンティーノ イ長調/
 フェルナンド・ソル:アレグレット ロ短調/
 ヘンリク・ロング:シシリエンヌ/
 J・S・バッハ:ガヴォットとロンドー ホ長調/
 ヴィラ=ロボス:ショーロス第1番/
 スタンリー・マイヤーズ:カヴァティーナ(映画「ディア・ハンター」のテーマ)/
 マティアス・フロム:French Inspiration(フランス的霊感)[サティへのオマージュ]/
 Reverie a Paris(パリの夢)[オレウ・ケフェズへのオマージュ]

 ローラン・ディアンスに学んだデンマークのギター奏者、マティアス・フロムによる、ラテン系の曲を中心に自作も含む独奏ギターのための新旧の作品集。
 ヘンリク・ロングは、19世紀デンマークでもっとも重要なギター奏者です。彫刻家ベアテル・トーヴァルセンと知り合ったことをきっかけにデンマークのエリート芸術家のサークルに加わりました。
 王立劇場の合唱指揮者を務めた後、演奏活動をやめ、ギター演奏を内々で楽しむため、多くの独奏曲とアンサンブル曲、ギター伴奏による歌曲を作曲しました。
 
 
220592
【旧譜】
¥1700
フォーレとその孫弟子たち
 フォーレ:ピアノ四重奏曲第2番 ト短調 Op.45
 フランセ:八重奏曲
  (クラリネット、バスーン、ホルンと弦楽五重奏のための)
 デュティユー:引用
  (オーボエ、打楽器、
   チェンバロとコントラバスのためのディプティーク)

エスビェア・アンサンブル


 音楽史においての20世紀への橋渡し役として重要な役割を果たしたのと同時に、大変優れた教育者として数々の弟子を世に送り出したフォーレとその孫弟子として大成した2人の作曲家(フランセはナディア・ブーランジェ、デュティユーはノエル・ギャロンを通しての孫弟子)の作品を組み合わせた1枚。
 ピアニストや管弦楽アンサンブル、打楽器奏者などを擁し古典から現代まで幅広い音楽を探求するエスビェア・アンサンブルの演奏でどうぞ。
 
 
220589
【旧譜】
¥1700
スカルラッティ:16のソナタ デイヴィッド・ストロング(ピアノ)
 ソナタ
  ロ短調 アレグロ K.27/ニ長調 アレグロ K.436/イ長調 アレグロ K.322/
  ニ短調(トッカータ)アレグロ K.141/ト長調 プレスト K.13/イ長調 アレグロ・モルト K.212/
  ハ短調 K.11/ハ長調 アンダンテ K.132/ト長調 ヴィーヴォ K.201/ロ長調 ヴィーヴォ K.262/
  ニ短調(アリア) K.32/ニ長調 プレスト K.29/ヘ短調 アンダンテ・カンタービレ K.481/
  イ長調 アレグロ K.209/ニ長調 アンダンテ K.281/ト長調 ヴィーヴォ K.125

 イギリス・ウェスト・ヨークシャー出身でデンマーク在住のピアニスト、デイヴィッド・ストロングによるスカルラッティのソナタ集。
 1964年生まれのストロングはマンチェスターにある王立ノーザン音楽大学で研鑽を積み在学中にも多数の賞を受賞。3つのディプロマを取得して卒業するとすぐにソリストとして活躍の場を拡げ、イギリスをはじめフランス、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、スロヴァキア、デンマークなどで舞台に立ってきました。
 1990年にデンマークへ移住すると、数々のアンサンブルとの共演など年間70のコンサートをこなすデンマークで最も多忙で多才なピアニストの一人として活躍しています。
  




DA VINCI CLASSICS


C00359
¥2600
ポリフォニーの芸術 ~ 世紀を超えて影響を与えたJ.S.バッハ パオロ・リナルディ(ピアノ/YAMAHA CFX)
 J.S.バッハ:
  トッカータ ホ短調 BWV.914、幻想曲とフーガ イ短調 BWV.904、前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.846
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
 J.S.バッハ(ブゾーニ編):
  コラール《われらは汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ》BWV.639、
  コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.659
 ブラームス:スケルツォ変ホ短調 Op.4
 ダラピッコラ:アンナリベラの音楽帳

 バッハからダラピッコラへ。ピアノによるポリフォニーの神髄探求!

 J.S.バッハの「ポリフォニー」の偉大な存在感、そしてその作曲技法と音楽が何世紀もの時を超えて様々な音楽家たちに与えた影響の大きさを表現したプログラム。
 バッハの「トッカータ」が導入となり、ダラピッコラの「アンナリベラの音楽帳」でフィナーレを迎えるプログラム「ポリフォニーの芸術」を奏でるのはイタリアの若手実力派パオロ・リナルディ。
 イタリアからロンドンへと渡り、スタインウェイ・アーティスト、ロンドンのトリニティ・カレッジのフェローとして活動中のリナルディ。
 2019年のノースロンドン国際音楽祭におけるエリート・ピアノ・コンクールで優勝を果たすなど着実にキャリアを積み上げている期待のピアニストです。

 ※録音:2020年8月、ヴィラ・ボッシ(ヴァレーゼ、イタリア)
 
 

C00355
¥2600
イタリアの幻想
 タレガ:パガニーニの《ヴェニスの謝肉祭》による変奏曲
 レゴンディ:夢の夜想曲(レヴリ・ノクターン)Op.19
 ジュリアーニ:ロッシニアーナ第1番 Op.119
 カステルヌオーヴォ=テデスコ:
  悪魔的な奇想曲《パガニーニへのオマージュ》Op.85
 ダンジェロ:リュディアの2つの歌
ヴィンチエンツォ・サンドロ・ブランカッチョ(ギター)

 イタリア、ナポリ出身のギタリスト、ヴィンチエンツォ・サンドロ・ブランカッチョが1本のギターで繰り広げるイタリア音楽の伝統へのオマージュ。
 「パガニーニ」に代表されるイタリアのヴィルトゥオージティとカンタービレを存分に取り入れた作品ばかりを集めた「技巧」と「歌心」が同居する魅力的なプログラムです。
 ヴィンチエンツォ・サンドロ・ブランカッチョは、2014年にはドイツ、コブレンツのライン州立フィルハーモニー管弦楽団との共演でロドリーゴのアランフェス協奏曲を演奏するなど、ヨーロッパを中心に世界各地へと活躍の場を広げているギタリスト。
 すでに10を超える国際コンクールでの優勝、入賞歴を持つなど実績も十分です。

 ※録音:2018年11月-2019年4月、イタリア
 
 

C00354
¥2600

カップリングはエドゥアルド・フベルト(1947-)の作品
 シューマン:8つのノヴェレッテ Op.21、トッカータ ハ長調 Op.7
 フベルト:幻想、トッカータ

パオロ・ヴェルガリ(ピアノ/YAMAHA CFX)


 イタリア、ファレローネ出身のピアニスト、パオロ・ヴェルガリは、ダ・ヴィンチ・クラシックスでの3枚目となるレコ―ディングで、ロベルト・シューマンの最も楽しく、エレガントで謎めいた作品のひとつである「ノヴェレッテ」のサイクルを探求。
 作品が持つ抒情性の表現を大切にし、シューマンの美学を鮮明に描いてくれています。
 ヴェルガリがシューマンの作品とのカップリングに選んだのは、南米アルゼンチンでポーランド人の家庭に生まれたコンポーザー=ピアニスト、エドゥアルド・フベルト(1947-)が2019年に作曲した2作品。
 「トッカータ」の対比が興味深いポイントです。

 ※録音:2020年9月28日-30日、ローマ(イタリア)
 
 

C00356
¥2600
フリーダム ~ ミアーニ:トラップ ~ マルコムXへのトリビュート
 メッシエリ:ア・ディープ・ビリーフ ~
  マーティン・ルーサー・キングへのトリビュート
 モルテーニ:ジャストX ~ マルコムXへのトリビュート
 ルグリ:ヤンの悲鳴 ~ ヤン・パラフへのトリビュート
 イアンヌ:サマディ、ガンディー ~ マ
  ハトマ・ガンディーへのトリビュート
 スキアヴォ:ア・トレ・ファルファーレ ~
  ミラバル姉妹へのトリビュート
アレックス&
 モリス・セバスティアヌット
 (サクソフォン、
  トランペット&電子楽器)

 マルコムX、マーティン・ルーサー・キング、ガンディー、ヤン・パラフ、ミラバル姉妹にインスパイアされて作曲された6曲のコンテンポラリー作品集。
 公民権運動や独立運動などで歴史にその名を残す人物たちへの「トリビュート」として書かれた作品を演奏するのは、サクソフォンのアレックスとトランペットのモリスのセバスティアヌット兄弟。
 モリスは現在、オーケストラ・アカデミア・チャイナ(中国アカデミー管弦楽団)の首席トランペット奏者を務め、アレックスはワシントンD.C.のアメリカ海軍バンド国際サクソフォン・シンポジウムで一等賞に輝くなど、腕利きの兄弟デュオが深いメッセージが刻まれた6作品の絶妙のコンビネーションで披露します。

 ※録音:2019年9月、イースト・ランド・レコ―ディング・スタジオ・コモンズ(イタリア)
 




DELPHIAN



PDCD34245
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集(オーボエ版)
 ソナタ 変ロ長調 K.454
 ソナタ ホ短調 K.304
 ソナタ 変ロ長調 K.378
オリヴィエ・スタンキエヴィチ(オーボエ)
ジョナサン・ウェア(ピアノ)
DCD34245
¥2500

 若き才能を発掘するYCATシリーズ第3弾!LSO首席Ob、オリヴィエ・スタンキエヴィチ!

 ☆若き才能を発掘する「YCATシリーズ」!
 ☆2012年国際オーボエコンクール・軽井沢の覇者! ロンドン交響楽団首席オーボイスト、オリヴィエ・スタンキエヴィチ!
 ☆モーツァルトの華麗なヴァイオリン・ソナタを、優美なオーボエの音色で。

 エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル、Delphian(デルフィアン)が、ショーン・シベ、ピーター・ムーア、ドーリック弦楽四重奏団、ティモシー・リダウトなどの素晴らしき才能を発掘してきたイギリスのアーティスト・マネジメント「YCAT(Young Classical Artists Trust)」と提携。今後3年間で9人のアルバムを予定しているDelphianとYCATとのコラボレーション・シリーズ。

 第3巻は、ロンドン交響楽団の首席オーボエ奏者を務める新世代の天才オーボイスト、オリヴィエ・スタンキエヴィチが登場!
 1989年フランスのニースに生まれたオリヴィエ・スタンキエヴィチ(スタンキエーヴィチ)はパリ音楽院で研鑽を積み、2011年からトゥールーズ・キャピトル国立管の首席奏者として活動。
 2012年に行われた「第10回 国際オーボエコンクール・軽井沢」で第1位(大賀賞)を受賞。2015年にはライプツィヒとニューヨークで開催されたヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションでも優勝し、2015年からロンドン交響楽団の首席奏者にも抜擢、同年から英国王立音楽カレッジの教授陣にも加わっています。ヨーロッパ、日本、アメリカで幅広く活動し、2022年にもソリストとしての日本公演を予定しています。

 プログラムは、モーツァルトの愛される3つのヴァイオリン・ソナタをオーボエで演奏するという注目企画。
 演奏技法や調性、音域の点でも特にオーボエに適しているという変ロ長調の2曲とホ短調の1曲を選び、まるで元々オーボエのために書かれた作品であるかのような自然なニュアンス、豊かなインスピレーションで、優美で繊細ななるモーツァルトを聴かせます。
 K.304のホ短調ソナタは、2014年の来日公演でも披露された作品です。

 ※録音:2020年8月22日-24日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)

 
 




ET’CETERA


KTC1922
¥2600
金鉱 ~ バッハ・ファミリー、ゴルトベルク、テレマン
 J.S.バッハ:リコーダーとハープシコードのためのソナタ ヘ長調
  (原曲:ヴァイオリンとハープシコードのための) BWV.1016
 C.P.E.バッハ:フルートとハープシコードのためのソナタ ニ長調
 J.S.バッハ:リコーダーとハープシコードのためのソナタ第3番 ニ短調(原曲:オルガンのための) BWV.527
 J.G.ゴルトベルク:リコーダーとハープシコードのためのソナタ 変ホ長調
  (原曲:2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調) DurG13(BWV.1037)
 G.P.テレマン:クラヴサンのための36のファンタジーより ~
  ファンタジー第1番 ニ長調 (ファンタジー TWV33:34とTWV33:14からの編曲)、
  ファンタジー第2番 ト短調(ファンタジー TWV33:8とTWV33:14からの編曲)
 W.F.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BR-WFB B17
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988より アリア(リコーダーと通奏低音のための編曲)
  ザ・シアター・オヴ・ジ・イヤーズ
   〔カーステン・エッケルト(リコーダー)、アレクサンドラ・コレネワ(ハープシコード)〕

 様々なアレンジ&トランスクリプションを含む、バッハ周辺のリコーダー作品集!

 ☆ウィーン国立音大リコーダー教授、カーステン・エッケルト!
 ☆様々なアレンジ&トランスクリプションを含む、バッハ周辺のリコーダー作品集!

 ウィーン国立音楽大学のリコーダー科教授を務め、古楽と現代音楽のもっとも多彩で需要の高いリコーダー奏者の一人として活動するカーステン・エッケルト。
 古楽の新しい発見、希少性、好奇心からなる魅力的なプログラムを追求してきたエッケルトのアンサンブル「ザ・シアター・オヴ・ジ・イヤーズ(The Theatre of The Ears/耳の劇場)」の新録音。
 プログラムによって編成や共演者もまったく異なるアンサンブルですが、本アルバムでは、アルセナーレ・ソノーロやラ・ヴォーチェ・ストゥルメンターレのメンバーを務めるロシアのハープシコード&ピアノ奏者、アレクサンドラ・コレネワどのデュオで、大バッハと息子のカール・フィリップ・エマヌエル・バッハとヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ、「ゴルトベルク変奏曲」との関係でも知られるヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク、そしてテレマンの音楽を、多彩なアレンジ&トランスクリプションによるリコーダーとハープシコードのための作品として披露します。
 
 


KTC1721
(2CD)
¥4800
レーマンス:6つの交響曲
 エベール・レーマンス(1741-1771):
  交響曲第9番ト長調/交響曲第4番ハ長調/
  交響曲第3番へホ長調/交響曲第12番ニ長調/
  交響曲第7番ヘ長調/交響曲第11番ハ長調/
  交響曲第6番変ロ長調
ヴラド・ウェーフェルベルヒ(指揮)
テラ・ノヴァ・コレクティーフ

 ベルギーの音楽一家に生まれ、当時の多くの芸術家や音楽家と同じように、ブルージュからパリへと渡り活動したエベール・レーマンス(1741-1771)の交響曲集。
 レーマンスは、フランソワ=ジョセフ・ゴセックとともに初期のフランスの交響曲スタイルの発展に重要な役割を果たし、少なくとも14曲の交響曲を作曲しています。

 テラ・ノヴァ・コレクティーフは、イ・ソリスティ・デル・ヴェントやシャン・ダクションのメンバーでもあるクラリネット奏者、ヴラド・ウェーフェルベルヒを芸術監督として2012年に結成されたベルギーのピリオド・アンサンブル。18世紀~19世紀の知られざるベルギーの音楽を続々と発掘・録音しています。
 
 

KTC1709
¥2600
フォー・ナウ&フォーエヴァー ~ テナー・サクソフォンのための音楽
 ベルナルト・ファン・ブールデン:フォー・ナウ・アンド・フォーエヴァー(2014)(テナー・サクソフォン独奏のための)
 ザ・ロード・バック(2000)(テナー・サクソフォンとイングリッシュ・ホルンのための)
 エミル・フロビル:カント・ペンシエローソ Op.97(1976)(テナー・サクソフォンとピアノのための)
 ミクローシュ・マロシュ:Zopf(2015)(テナー・サクソフォンとアルト・サクソフォンのための)
 ファリフ・ヤノフ=ヤノフスキー:ダイアローグ(プロ・エ・コントラ)(2015)(テナー・サクソフォンとピアノのための)
 レオ・サママ:カプリッチョⅡ Op.88(2016)(テナー・サクソフォンとピアノのための)
 アンドレアス・ファン・ズーレン:Halvdager(半日) Op.96(2015)(テナー・サクソフォンとピアノのための)
 ジャン=バティスト・サンジュレー:
  アダージョとロンド Op.63(1859)(テナー・サクソフォンとピアノのための)、
  サボイの思い出 Op.73(1860)(テナー・サクソフォンとピアノのための)
   (※サンジュレーを除く全曲世界初録音)
 アンドレアス・ファン・ズーレン(テナー・サクソフォン)、マルティーン・マース(ピアノ)、
 スザンヌ・ファン・ズーレン=ルッカー(イングリッシュ・ホルン)、
 エリオット・ライリー(アルト・サクソフォン)

 ジャズ・シーンでは花形でありながら、クラシック・シーンではあまり表に出ることの少ないテナー・サクソフォンをフィーチャーした興味深いアルバム。
 アンドレアス・ファン・ズーレンはオランダのブラバンツ音楽院で学んだ、オランダ/モラヴィア系のサクソフォン奏者。
 140を超える「バス・サクソフォンのための作品」が彼のために書かれており、バス・サックスの第一人者としても知られています。
 また、2021年にはアドルフ・サックスのオリジナル楽器の音色を調査する博士論文を完成させるなど、サクソフォンの歴史や歴史的な楽器にも造詣が深く、このアルバムではサンジュレーの2曲でアドルフ・サックスのサクソフォン(1861年製)とエラールのグランド・ピアノ(1843年製)が使われています。
 21世紀に書かれた作品(フロビルとサンジュレーを除く全曲)は、ファン・ズーレンへ献呈された作品です。
 
 

KTC1706
¥2600
QUARANT(AIN)E ~
 ブリッジ、シャミナード、サン=サーンス、レスピーギ

  ブリッジ:
   チェロ・ソナタ/
   Voor de pianiste Lineke Lever(Wiel Kustersの詩)/
  シャミナード:初めての手紙、愛の虜、悲しい歌、愛の言葉/
  サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート Op.43/
  Zimurrak(Erika Lagoma Pombarの詩)/
  レスピーギ:アダージョと変奏
オイアナ・アリスティサバル・プーガ(チェロ)
リネケ・レファー(ピアノ)

 オイアナ・アリスティサバル・プーガは、1981年スペインのバスク地方生まれ、オランダのユトレヒト音楽院とロッテルダム音楽院で研鑽を積み、チェロ・オクテット・アムステルダムのメンバーとして10年間活動したチェリスト。
 オランダのマーストリヒト生まれで同い年となるリネケ・レファーと贈る、ブリッジ、サン=サーンス、レスピーギのチェロ作品、シャミナードの歌曲からの編曲作品を組み合わせた秀逸なプログラム。
 アルバム・タイトルの「QUARANT(AIN)E」は、今年40歳になる二人と40を意味するフランス語のQUARANTE、そしてQUARANTEを語源として現在は検疫の意味を持つQUARANTAINEが掛けられているとのことです。
 




SIGNUM CLASSICS


SIGCD681
¥2500
フォーレ:歌曲全集 Vol.4
 私は口づけをしたから、クリスマス Op.43-1、
 祈り、罪の償い Op.8-2、孤独 Op.3-1、
 愛の歌 Op.27-1、いなくなった人 Op.5-3、
 夜想曲 Op.43-2、涙 Op.53-1、贈り物Op.46-1、
 墓地にて Op.51-2、優しき歌 Op.61、
 牢獄 Op.83-1、ヴォカリーズ (第21番)、
 金の涙 Op.72、ヴォカリーズ (第9番)、
 平和がきた Op.114、幻想の水平線 Op.118
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
ローナ・アンダーソン(ソプラノ)
イゾベル・ブキャナン(ソプラノ)
ジョン・チェスト(バリトン)
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)
アン・マレー(メゾ・ソプラノ)
キティ・ホウェイトリー(メゾ・ソプラノ)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)

 英国を代表する名ピニアストであり、世界的な歌曲伴奏者であるマルコム・マルティヌーがリードするSignumの歌曲シリーズ。
 「プーランクの歌曲全集」の成功を受けてスタートした新たなフランス歌曲、「ガブリエル・フォーレの歌曲全集」の第4巻。
 これまでのシリーズに引き続き、アン・マレーやサラ・コノリー、当代有数のカウンターテナーであるイェスティン・デイヴィスなど、イギリス最高峰の歌い手たちが集い、フォーレが生み出した優美な歌曲の数々を歌い上げます。

 ※録音:2014年-2019年
  
 


SIGCD676
¥2500

クリストファー・ガニング(1944-)の自作自演による《交響曲第5番》
 ガニング:交響曲第5番/弦楽四重奏曲第1番

クリストファー・ガニング(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ジュノ弦楽四重奏団


 「名探偵ポワロ」の音楽など、映画やテレビの音楽の作曲者として有名なイギリスの作曲家、クリストファー・ガニング(1944-)の自作自演による《交響曲第5番》。
 2009年に作曲された《交響曲第5番》はラッブラやR.R.ベネットから作曲を学んだガニングの、約50分というスケールで書かれた壮大なシンフォニーです。
 弦楽四重奏曲第1番は、1999年に作曲され2006年に改訂されました。

 ※録音:2008年1月&2011年5月
 
 


SIGCD678
特別価格 ¥1800
キングズ・シンガーズ/ライブラリー Vol.3
 レノン&マッカートニー:ハニー・パイ
 クリスティン・マクヴィー:ソングバード
 ポール・サイモン:恋人と別れる50の方法
 ジェイコブ・コリアー:イン・ザ・リアル・アーリー・モーニング
 中国民謡:茉莉花
 ニコライ・リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
キングズ・シンガーズ
 〔パトリック・ダナキー(カウンターテナー)、
  エドワード・バトン(カウンターテナー)、
  ジュリアン・グレゴリー(テノール)、
  クリストファー・ブリュートン(バリトン)、
  ニック・アシュビー(バリトン)、
  ジョナサン・ハワード(バス)〕

 キングズ・シンガーズ新録音!ポピュラー・レパートリーのミニ・アルバム第3巻!

 ☆男声ア・カペラのレジェンド、キングズ・シンガーズ!
 ☆珠玉の名曲と素晴らしいアレンジのレパートリーを録音するミニ・アルバム・シリーズ「ライブラリー」第3巻!
 ☆ビートルズやポール・サイモン、中国民謡、そして「熊蜂の飛行」も収録!

 2018年に結成50周年を迎えた男声ア・カペラ・グループのレジェンド、キンクズ・シンガーズ。エドワード・バトン(カウンターテナー)、ニック・アシュビー(バリトン)が加わった新メンバー(2019年7月来日公演時のメンバー)によるニュー・アルバム。これまで何千ものアレンジメントのレパートリーを積み重ねてきたキングズ・シンガーズの、緊密なハーモニー・レパートリーの歴史と新たな地平の両方を探求するEPシリーズ「ライブラリー」。
 古いお気に入りの名曲を、新しいアレンジやアダプテーションとともに祝うミニ・アルバムで、第3弾では、定番のビートルズから、ポール・サイモン、クリスティン・マクヴィー、ジェイコブ・コリアーなどの優れたミュージシャンたちの楽曲に、世界でも親しまれる中国民謡の1つ「茉莉花(ジャスミンの花)」、そして、あらゆる楽器や編成のアレンジでも知られ、キングズ・シンガーズやスウィングル・シンガーズなどの人気レパートリーの1つともなっているリムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」を収録しています。

 ※録音:2020年9月9日-10日、メニューイン・ホール(ユーディ・メニューイン・スクール、イギリス)
 ※収録時間:約19分

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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MEMBRAN



MEMBRAN 600583
(10CD)
¥2500→\2290
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 名演奏集

 マッケラス指揮/幻想交響曲
 パーヴォ・ヤルヴィ指揮/「新世界」交響曲
 ユーリ・シモノフ指揮/「火の鳥」
 アイヴォー・ボルトン指揮/ベルワルド:交響曲第4番
 ギュンター・ヘルビッヒ指揮/「英雄」
 ジェーン・グローヴァー指揮/「ジュピター」
 ヴァーノン・ハンドリー指揮/「惑星」、

などなど聴きどころたくさん
 Disc. 1 ユーディ・メニューイン指揮
  エルガー:
   創作主題による変奏曲「謎」、序曲「南国にて」Op.50、
   威風堂々第4番、朝の歌Op.15-2
    1994年5月、1995年1月録音
 
 Disc. 2 チャールズ・マッケラス指揮
  ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」Op.9、幻想交響曲Op.14/
  シベリウス:交響詩「フィンランディア」 Op.26
   1994年1月録音
 
 Disc. 3 パーヴォ・ヤルヴィ指揮
  ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」Op.95、
  序曲「謝肉祭」Op.92、スケルツォ・カプリチオーソOp.66
   1994年1月録音
 
 Disc. 4 ユーリ・シモノフ指揮
  ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」/
  ハチャトゥリアン:バレエ音楽「スパルタクス」より抜粋/
  プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」Op.25
   1996年、1994年8月、1996年3月録音
 
 Disc. 5 アイヴォー・ボルトン指揮
  モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
   マリアクララ・モネッティ(pf)/
  ベルワルド:交響曲第4番変ホ長調「繊細な」 1994年9月、12月録音
 
 Disc. 6 レイモンド・レッパード指揮
  フランク:
  交響曲ニ短調、交響詩「アイオロスの人々」、
  交響詩「呪われた狩人」 1995年3月録音
 
 Disc. 7 ギュンター・ヘルビッヒ指揮
  ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲Op.72、交響曲第3番「英雄」Op.55 1994年6月録音
 
 Disc. 8 ジェーン・グローヴァー指揮
  ハイドン:交響曲第101番ニ長調Hob.I:101「時計」/
  モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲、交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
   1994年11月、1993年10月録音
 
 Disc. 9 ヴァーノン・ハンドリー指揮
  ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲/
  ホルスト:組曲「惑星」Op.32、セント・ポール組曲Op.29-2
   1993年10月録音
 
 Disc. 10 バリー・ワーズワース指揮
  ガーシュウィン:パリのアメリカ人、ラプソディ・イン・ブルー クリストファー・オライリー(pf)
  ラヴェル:ボレロ、亡き王女のためのパヴァーヌ/
  ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 1993年10月録音
  ディーリアス:2つの水彩画 1994年8月録音



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RADIO SERVIS



CR 1095
(2CD)
¥2400→\2190
プラハの春音楽祭ゴールド・エディション Vol.2
 ★来日公演直後のカラヤン&ベルリン・フィルによるドヴォ8 ('66)、初出!
 ★ケンプによるショパンのピアノ協奏曲第2番 ('59)、
 ★マルケヴィッチ&チェコ・フィルによる「春の祭典」('59)、
 ★コンドラシン&プラハ放響によるショスタコ9番 ('60)
 CD1(65'09)
  ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
     録音:1966年5月30日、スメタナ・ホール、プラハ(ライヴ)
  ショパン:ピアノ協奏曲第2盤
    ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、
    チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、カレル・アンチェル(指揮)
     録音:1959年5月16日、スメタナ・ホール、プラハ(ライヴ)
 CD2(55'03)
  ストラヴィンスキー:春の祭典
    チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、イゴール・マルケヴィッチ(指揮)
     録音:1959年5月30日、スメタナ・ホール、プラハ(ライヴ)
  ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調Op.70
    プラハ放送交響楽団、キリル・コンドラシン(指揮)
     録音:1960年6月5日、スメタナ・ホール、プラハ(ライヴ)

収録音声:モノラル

 チェコ放送の「プラハの春音楽祭」ライヴ・シリーズ第2弾!貴重音源続々リリース!!
 来日公演直後のカラヤン&ベルリン・フィルによるドヴォ8 ('66)、初出!ケンプによるショパンのピアノ協奏曲第2番 ('59)、マルケヴィッチ&チェコ・フィルによる「春の祭典」('59)、コンドラシン&プラハ放響によるショスタコ9番 ('60)

 120'12

 チェコ放送の自主レーベル「ラジオサーヴィス」のシリーズ『プラハの春音楽祭ゴールド・エディション』の第2弾登場!
 プラハの春音楽祭は第2 次世界大戦終了まもない1946年に開始され、現在まで続く世界的な音楽イベントとなっていますが、当初から国営チェコ放送と共同して公演をライヴ放送しており、貴重なライヴ録音が数多く残されています。
 それらは当時のチェコの音楽シーンをあらわす重要な記録であるとともに、現代の音楽ファンをも魅了してやみません。

 第2弾の目玉は、1 9 6 6 年5月3 0日のライヴ音源、カラヤン&ベルリン・フィルによるドヴォルザーク交響曲第8番です。
 カラヤンは、1963年6月18日にウィーン・フィルとともにチェコ・デビューを果たして以降、ベルリン・フィルとともに頻繁に「プラハの春音楽祭」に登場するようになりました。
 チェコ放送には少なくないカラヤンのアーカイヴが残されていますが、今回1 9 6 6 年にベルリン・フィルと行った演奏会をリリースすることが可能になりました。
 演奏会は前半にバルトーク管弦楽のための協奏曲が、後半にこのドヴォルザーク交響曲第8番が演奏されました。後者はカラヤンにとって特に思い入れのある楽曲であり、この演奏の直前に行われた日本ツアーでも取り上げています。

 そして、次に往年の名匠ヴィルヘルム・ケンプの録音。ケンプの「プラハの春音楽祭」デビューは1956年、ベートーヴェン全曲リサイタルと、当時設立されたばかりのブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団とのシューマンのピアノ協奏曲でした。
 今回収録されているのは1959年の同音楽祭でアンチェル&チェコフィルとともに演奏されたショパンのピアノ協奏曲第2番。ケンプのショパンの録音はピアノ・ソロの作品のみで、この協奏曲は大変貴重な録音です。

 ディスク2には、マルケヴィッチ&チェコ・フィルによる「春の祭典」。マルケヴィッチは、指揮を「春の祭典」の初演者ピエール・モントゥに学び、さらに数々のバレエ作品を委嘱した名興行師ディアギレフ最後の弟子と云われており、「春の祭典」はマルケヴィッチが生涯最も得意とした楽曲。
 この時の演奏は、チェコ・フィルでも語り継がれており、その後も同団で演奏する際の手本となっているといいます。

 最後にキリル・コンドラシン指揮プラハ放送交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲第9番。
 「プラハの春音楽祭」では、第1回目から旧ソ連出身の指揮者が多く登場します。それは主に政治的な理由で優先的に招聘していましたが、当時の旧ソ連出身の音楽家は、オイストラフ、リヒテル、ロストロポーヴィチなどをはじめ優れた才能を持った人物が多く、西側でキャリアを積んだ人も多くいました。
 コンドラシンも1949年から50年にかけてプラハ放送響と度々共演、1960年から75年まで首席指揮者を務めていたモスクワ・フィルと頻繁にプラハを訪れていたようです。
 コンドラシンは、1979年にオランダへ亡命し、アムステルダム・コンセルトヘボウの指揮者に就任。その後東欧圏のオーケストラは振ることなく急逝してしまったため、このプラハ放送響との録音は幸運といえるでしょう。

 





第1弾!



 CR 1042-2
(2CD)
¥2400→\2190
プラハの春 コールド・エディション Vol.1
 クリュイタンス、アニー・フィッシャー、ミュンシュ
 ヨセフ・スク、サヴァリッシュ、エーリヒ・クライバー

CD1 ラヴェル (1875-1937) : スペイン狂詩曲 (管弦楽のための) チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、
アンドレ・クリュイタンス (指揮)
 録音 : 1955年5月30日、ライヴ、
スメタナ・ホール、プラハ市民会館、プラハ、チェコ
バルトーク (1881-1945) : ピアノ協奏曲 第3番 アニー・フィッシャー (ピアノ)、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、
アントニオ・ペドロッティ (指揮)
  録音 : 1956年5月24日、ライヴ、
スメタナ・ホール、プラハ市民会館、プラハ、チェコ
マルチヌー (1890-1959) : 交響曲 第1番 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、
シャルル・ミュンシュ (指揮)
 録音 : 1946年5月27日、ライヴ、
ドヴォルジャーク・ホール、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
CD2 ドヴォルジャーク (1841-1904) : ヴァイオリン協奏曲 イ短調 ヨセフ・スク (ヴァイオリン)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ (指揮)
  録音 : 1958年5月26日、ライヴ、
ドヴォルジャーク・ホール、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
ノヴァーク (1870-1949) : 南ボヘミア組曲 (管弦楽のための) チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、
エーリヒ・クライバー (指揮)
  録音 : 1955年5月20日、ライヴ、
ドヴォルジャーク・ホール、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ

    
 そうそうたる顔ぶれが並ぶ1940-1950年代のプラハの春。

 プラハの春音楽祭は第2次世界大戦終了まもない1946年に開始され、現在まで続く世界的な音楽イベントとなっていますが、当初から国営チェコ放送と共同して公演をライヴ放送していました。これまでもそれらお宝音源の一部はCD化されファンを興奮させていましたが、その膨大な音源をチェコ放送のレーベル「ラジオサーヴィス」がシリーズ発売します。
 今回は5作品がとりあげられていますが、いずれも注目の大物演奏家なのに驚かされます。第1回プラハの春音楽祭でシャルル・ミュンシュが初登場した際のマルチヌーの交響曲第1番の音源も残っていました。ミュンシュはプラハの春音楽祭でいろいろな作品を演奏したことが語り草となっていますが、記念すべきデビュー公演が日の目をみました。
 アニー・フィッシャーによるバルトークのピアノ協奏曲第3番も貴重。マルケヴィチ&ロンドン交響楽団との録音は名盤中の名盤となっていますが、この幻の音源でのフィッシャーのはつらつとしたピアノはたいへん魅力的。
クリュイタンス、サヴァリッシュも嬉しい限りですが、注目はエーリヒ・クライバー。亡くなる前年、最晩年にこの音楽祭に登場した際のライヴ。彼はプラハで学ぶなど縁が深く、凱旋公演でもありました。旧師ノヴァークの『南ボヘミア組曲』を指揮していることも聴衆を感激させ、国歌が引用されている終曲では熱狂の渦となっていることを実体験できる稀有な記録となっています。今後のシリーズにもご期待ください。


 



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RCD(ロシアン・コンパクト・ディスク)


RCD ロシア・ピアノ楽派


限定入手になるかもしれないがRCD名シリーズの案内が。
ゲンナジー・ジュベンコ (ピアノ)
ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
ヴラディーミル・アシュケナージ (ピアノ)
ヴィクトル・メルジャーノフ (ピアノ)
グリゴリー・ギンズブルク (ピアノ)
オレグ・ボシュニアコーヴィチ (ピアノ)
エミール・ギレリス (ピアノ)
マリア・ユーディナ (ピアノ)
ヴィクトル・ブーニン (ピアノ)
ニコライ・ペトロフ (ピアノ)
スヴャトスラフ・リヒテル (ピアノ)
エミール・ギレリス (ピアノ)


RCD 30107
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ゲンナジー・ジュベンコ
 リスト (1811-1886) : ハンガリー狂詩曲 第12番
 ムソルグスキー (1839-1881) : 組曲「展覧会の絵」
 プロコフィエフ (1891-1953) :
  ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 Op.82
  4つの小品 Op.4 から 悪魔的暗示 (No.4)
  4つの練習曲 Op.2 から 第1番 ニ短調
ゲンナジー・ジュベンコ (ピアノ)

 録音 : 2000年4月9日、スタジオGDRZ スタジオ2、モスクワ、ロシア/(C) 2000 Gennady Dzyubenko / (C)&(P) Europe RCD
 
 

RCD 16197
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
 スクリャービン (1872-1915) :
  4つの前奏曲 Op.74 第1番 [1958] / 第2番 [1957] / 第3番 [1958] / 第4番 [1957]
  2つのマズルカ Op.40 第1番 変ニ長調 [1956] / 第2番 嬰ヘ長調 [1956]
  9つのマズルカ Op.25 から 第3番 ホ短調 [1955] / 第7番 嬰ヘ短調 [1959] / 第8番 ロ長調 [1955]
  ピアノ・ソナタ 第10番 Op.70 [1961]、ピアノ・ソナタ 第9番 Op.68 [1958]、
  ピアノ・ソナタ 第5番 Op.53 [1948]、ピアノ・ソナタ 第6番 Op.62 [1961]、
  ピアノ・ソナタ 第8番 Op.66 [1960]
  6つの前奏曲 Op.13 から 第3番 ト長調 [1960] / 第6番 ロ短調 [1960]
  5つの前奏曲 Op.16 から 第2番 嬰ト短調 [1959] / 第4番 変ホ短調 [1959] / 第5番 嬰ヘ長調 [1959]

 録音 : [年]、ライヴ/(C) 2003 Restored by RCD / (C)&(P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16198
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
 スクリャービン (1872-1915) :
  8つの練習曲 Op.42 から
   第2番 嬰ヘ短調 [1952] (#) / 第3番 嬰ヘ短調 [1958] (+) / 第4番 嬰ヘ短調 [1958] (+) / 第5番 嬰ハ短調 [1958] (+)
  3つの小品 Op.49 から 第1番 変ホ長調 [1961] (*)
  4つの前奏曲 Op.39 [1961] (*) 第1番 嬰ヘ長調 / 第2番 ニ長調 / 第3番 ト長調 / 第4番 変イ長調
  4つの小品 Op.56 から 第2番 ハ短調「皮肉」 [1946]
  2つの小品 Op.57 から 第1番「憧れ」 [1946]
  2つの詩曲 Op.32 から 第1番 嬰ヘ長調 [1958] (+)
  2つの詩曲 Op.69 から 第1番 [1958] (+)
  3つの小品 Op.45 から 第2番「おどけた詩曲」 [1961] (*)
  2つの小品 Op.57 から 第2番「舞い踊る愛撫」 [1961] (*)
  2つの前奏曲 Op.67 から 第1番 [1953]
  3つの小品 Op.2 から 第3番 マズルカ即興曲 ハ長調 [1953]
  10のマズルカ Op.3 から [1952] 第6番 嬰ハ短調 / 第9番 嬰ト短調 [1952]
  2つの即興曲 Op.14 から 第2番 嬰ヘ短調 [1948]
  ポロネーズ 変ロ短調 Op.21 [1950]
  7つの前奏曲 Op.17 から [1959] 第1番 ニ短調 / 第3番 変ニ長調 / 第4番 変ロ短調 / 第5番 ヘ短調 / 第6番 変ロ長調
  2つの詩曲 Op.32 から 第1番 嬰ヘ長調 [1955] (**)
  3つの前奏曲 Op.35 から [1961] 第1番 変ニ長調 (*) / 第2番 変ロ長調 (*)

 録音 : [年]、ロシア、ソヴィエト ライヴ、レニングラード・フィルハーモニー・ホール、レニングラード (#) ライヴ、スクリャービン博物館、モスクワ (*) ライヴ、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ (+) ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ (**)
 (C) 2003 Restored by RCD / (C)&(P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16199
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・アシュケナージ
 ショパン (1810-1849) :
  12の練習曲 Op.10
  12の練習曲 Op.25
ヴラディーミル・アシュケナージ (ピアノ)

 録音 : 1959、1960年、グネーシン音楽学校コンサートホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト
 (C) 1994 Restored by RCD / (C)&(P) 1994 RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16209
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴィクトル・メルジャーノフ
 ブラームス (1833-1897) : パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
 リスト (1811-1886) : パガニーニによる大練習曲集 S.141
  第1番 ト短調 / 第2番 変ホ長調 (*) /
  第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」 / 第4番 ホ長調 /
  第5番 ホ長調「狩」 / 第6番 イ短調 (*)
ヴィクトル・メルジャーノフ (ピアノ)

 録音 : 1951年 (*) / 1955年 (無印)/(C) 1995 Restored by RCD / (C)&(P) 1995 RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16261
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 グリゴリー・ギンズブルク
 モーツァルト (1756-1791) :
  ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503 (*)
  ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331 (#)
  ピアノ、クラリネットとヴィオラのための
   三重奏曲 第2番 変ホ長調「ケーゲルシュタット」K.498 (+)
グリゴリー・ギンズブルク (ピアノ)
モスクワ放送交響楽団 (*)
キリル・コンドラシン (指揮 (*))
ヴラディーミル・ソロキン (クラリネット (+))
ヴァディム・ボリソフスキー (ヴィオラ (+))

 録音 : 1949年(*) / 1952年 (#) / 1948年 (+)/(C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16262
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 グリゴリー・ギンズブルク グリゴリー・ギンズブルク (ピアノ)
 リスト (1811-1886) : ピアノ作品集
  シューベルトの「白鳥の歌」 S.560, R.245 から セレナード
  19のハンガリー狂詩曲 S.244, R.106 から 第2番 嬰ハ短調
  シューベルトの「白鳥の歌」 S.560, R.245 から 住処
  アリャビエフによるロシアの歌「ナイチンゲール」
  19のハンガリー狂詩曲 S.244, R.106 から 第6番 変ニ長調
  グノーのオペラ「ファウスト」からのワルツ
  シューベルトの12の歌曲 S.558, R.243 から 糸を紡ぐグレートヒェン
  19のハンガリー狂詩曲 S.244, R.106 から 第10番 ホ長調「前奏曲」
  ヴェルディのオペラ「リゴレット」の演奏会用パラフレーズ S.434, R.267
  シューベルトの12の歌曲 S.558, R.243 から 魔王
  モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の主題による幻想曲 S.697

 録音 : 1949年、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト/(C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16263
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 グリゴリー・ギンズブルク
 リスト (1811-1886)/ブゾーニ (1866-1924) 編曲 :
  スペイン狂詩曲 S.254, R.90 (ピアノと管弦楽のための版) (*)
 リスト :
  死の舞踏 (ピアノと管弦楽のための) S.126 (+)
  巡礼の年 第1年 スイス S.160, R.10 A159 から ジュネーブの鐘 (#)
 J・S・バッハ (1685-1750) : 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV 532
 J・S・バッハ/ブゾーニ 編曲 : シャコンヌ
   (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 BWV 1004 から)
グリゴリー・ギンズブルク (ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団 (*/+)
ニコライ・アノーソフ (指揮 (*/+))

 録音 : 1949年2月24日 (*)、1947年 (+)、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (*/+) 1947年、ライヴ (#) / 1957年12月25日、ライヴ (無印)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16264
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 グリゴリー・ギンズブルク
 アレンスキー (1861-1906) : ピアノ協奏曲 ヘ短調 Op.2 (*)
 リスト :
  ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S.124 (+)
  ピアノ協奏曲 第2番 イ長調 S.125 (+)
グリゴリー・ギンズブルク (ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団
セルゲイ・ゴルチャコフ (指揮 (*))
ニコライ・アノーソフ (指揮 (+))

 録音 : 1948年 (*) / 1949年2月24日、ライヴ (+)/(C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16265
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 グリゴリー・ギンズブルク
 ルビンシテイン (1829-1894) :
  ピアノ協奏曲 第4番 ニ短調 Op.70 (*)
 チャイコフスキー (1840-1893) :
  ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 (+)
グリゴリー・ギンズブルク (ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団
アーロン・シェレシェフスキー (指揮 (*))
コンスタンチン・イヴァーノフ (指揮 (+))

 録音 : 1949年 (*) / 1950年 (+)/(P) 1995 Restored by RCD / (C)&(P) 1995 RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16266
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 グリゴリー・ギンズブルク グリゴリー・ギンズブルク (ピアノ)
 リスト (1811-1886) :
  ミュラー歌曲集 (シューベルトの6つの歌曲) S.565 から どこへ? / さすらい
  巡礼の年 第1年 スイス S.160, R.10 A159から
   ウィリアム・テルの聖堂 / ヴァレンシュタットの湖 / オーベルマンの谷 / 牧歌 / ジュネーヴの鐘
  巡礼の年 第2年 イタリア S.161, R.10 A55 から ペトラルカのソネット第123番
  巡礼の年 第2年 追加 ヴェネツィアとナポリ S.162, R.10 A197 から タランテッラ
 J・S・バッハ (1685-1750)/ブゾーニ (1866-1924) 編曲 : トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565 (*)
 J・S・バッハ/ゴットフリート・ガルストン (1879-1950) 編曲 :
  シチリアーノ (フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV 1031 から) (*)
 J・S・バッハ/ブゾーニ 編曲 : われは御身を呼ぶ、主イエス・キリストよ BWV 639 (*)

 録音 : 1952年10月23日 (無印) / 1957年12月25日 (*)/(C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16275
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 オレグ・ボシュニアコーヴィチ
 ショパン (1810-1849) :
  ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58 (*)
  マズルカ (+)
   ヘ短調 Op.4 No.4 / ヘ短調 Op.7 No.3 / ロ短調 Op.33 No.4 /
   変イ長調 Op.50 No.2 / ヘ短調 Op.63 No.2 /
   嬰ハ短調 Op.63 No.3 / ハ長調 Op.67 No.3 / イ短調 Op.67 No.4
  ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44 (#)
  前奏曲 (#)
   ハ長調 Op.28 No.1 / ホ短調 Op.28 No.4 / ロ短調 Op.28 No.6 /
   イ長調 Op.28 No.7 / 嬰ヘ長調 Op.28 No.13 /
   変ニ長調 Op.28 No.15 / ハ短調 Op.28 No.15
オレグ・ボシュニアコーヴィチ (ピアノ)

 録音 : 1968年 (*) / 1969年 (+) / 1970年 (#)/(C)&(P) 2002 RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16277
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 エミール・ギレリス
 ラフマニノフ (1873-1943) : 10の前奏曲 Op.23 から 第5番ト短調 (*)
 チャイコフスキー (1840-1893) : 6つの小品 Op.19 (+)
  夕べの夢想 / ユーモラスなスケルツォ / アルバムの綴り /
  夜想曲 / カプリッチョーソ
  創作主題と変奏曲
 プロコフィエフ (1891-1953) : ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 Op.84 (#)
エミール・ギレリス (ピアノ)

 録音 : 1962年4月9日 (*)、1950年 (+)、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (*/+)
    1968年1月18日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト (#)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16278
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 エミール・ギレリス
 メトネル (1880-1951) :
  ピアノ・ソナタ ト短調 Op.22 (+) /
  忘れられた調べ 第1集 Op.38 から 回想ソナタ (No.1) (#)
 チャイコフスキー (1840-1893) : ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 (*)
 プロコフィエフ (1891-1953) :
  束の間の幻影 Op.22 から 第1曲 / 第7曲 / 第8曲
  オペラ「三つのオレンジへの恋」Op.33 から スケルツォと行進曲
エミール・ギレリス (ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団 (*)
エフゲニー・スヴェトラーノフ (指揮 (*))

 録音 : 1954年1月6日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (+) 1969年、ライヴ (#) / 1968年2月20日、ライヴ (*) / 1968年、ライヴ (無印)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD

 外装およびブックレットに「プロコフィエフ : ピアノ協奏曲第1番」が収録されているかのように表示されておりますが、これはミスプリントです。
 恐縮ながら当面このまま供給されますので、なにとぞご了承ください。(代理店)
 
 

RCD 16291
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
 スクリャービン (1872-1915) :
  6つの前奏曲 Op.13 から 第1番 ハ長調
  24の前奏曲 Op.11 から 第2番 イ短調 / 第4番 ホ短調 / 第5番 ニ長調
  5つの前奏曲 Op.15 から 第1番 イ長調
  左手のための2つの小品 Op.9 から 第1番 前奏曲 嬰ハ短調
  24の前奏曲 Op.11 から 第9番 ホ長調
  4つの前奏曲 Op.22 から 第2番 嬰ハ短調
  24の前奏曲 Op.11 から
   第16番 変ロ短調 / 第17番 変イ長調 / 第19番 変ホ長調 / 第20番 ハ短調 /
   第21番 変ロ長調 / 第22番 ト短調 / 第23番 ヘ長調 / 第24番 ニ短調
  4つの小品 Op.52 から 詩曲 ハ長調 / 2つの小品 Op.59 から 詩曲
  4つの小品 Op.51 から 翼のある詩曲 / 4つの小品 Op.52 から やつれの詩曲
  2つの詩曲 Op.63 から 仮面 / 悪魔的詩曲 ハ長調 Op.36 / 2つの詩曲 Op.69
  2つの舞曲 Op.73 〔暗い炎 (No.2) / 花飾り (No.1)〕 / 2つの詩曲 Op.71
  4つの小品 Op.51 から たよりなさ / 3つの小品 Op.45 から アルバムの綴り 変ホ長調
  ピアノ・ソナタ 第4番 嬰ヘ長調 Op.30 / 悲劇的詩曲 変ロ長調 Op.34
  ワルツ 変イ長調 Op.38 / 12の練習曲 Op.8 から 第11番 変ロ短調

 録音 : 1960年1月8日、5月13日、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト/(C)&(P) 2002 RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16292
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
 モーツァルト (1756-1791) : 幻想曲 ハ短調 K.396
 シューマン (1810-1856) : 幻想曲 ハ長調 Op.17
 リスト (1811-1886) :巡礼の年 第2年 イタリア S.161, R.10 A55 から ダンテを読んで (ソナタ風幻想曲)
 ラフマニノフ (1873-1943) : 楽興の時 Op.16 から 第5番 変ニ長調 / 第2番 変ホ短調
 スクリャービン (1872-1915) : ピアノ・ソナタ 第4番 嬰ヘ長調 Op.30
 ショパン (1810-1849) : マズルカ 嬰ハ短調 Op.41 No.1
 ドビュッシー (1862-1918) : 子供の領分 から 人形へのセレナード
 リャードフ (1855-1914) : オルゴール (音楽玉手箱) Op.32
 プロコフィエフ (1891-1953) : 風刺 (サルカスム) Op.17 から 激しくせき立てるように

 録音 : 1951年11月26日、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト/(C)&(P) 2002 RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16322
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 J・S・バッハ (1685-1750) : ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
マリア・ユーディナ (ピアノ)

 録音 : 1969年/(C) 1999 Restored by RCD / (C)&(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16323
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 J・S・バッハ (1685-1750)/リスト (1811-1886) 編曲 :
  前奏曲とフーガ イ短調 BWV 543 (*)
 J・S・バッハ :
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3番 ホ長調 BWV 1016 (V)(*)
 ハイドン (1732-1809) :
  ピアノ・ソナタ 第62番 変ホ長調 Hob.XVI:52 (#)
 シューベルト (1797-1828)/リスト 編曲 : 湖のほとりで (+)
 シューベルト : 楽興の時 Op.94, D.780 から 第3番 ヘ短調 (+)
マリア・ユーディナ (ピアノ)
マリア・コゾロウポヴァ (ヴァイオリン (V))

 録音 : 1950年 (*) / 1951年10月6日、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (#) 1954年、ライヴ (+)
 (C) 1999 Restored by RCD / (C)&(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16354
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴィクトル・ブーニン
 スクリャービン (1872-1915) :
  2つの夜想曲 Op.5 から 第1番 嬰ヘ短調 (*)
  2つの即興曲 Op.10 〔第1番 嬰ヘ短調 / 第2番イ長調〕
  2つの即興曲 Op.12 から 第1番 嬰ヘ長調
  2つの即興曲 Op.14 〔第1番 ロ長調 / 第2番 嬰ヘ短調〕
  12の練習曲 Op.8 から 第11番 変ロ短調 / 第12番 嬰ニ短調
 メトネル (1880-1951) : ピアノ・ソナタ ト長調 Op.22 (+)
 ラフマニノフ (1873-1943) : 6つの楽興の時 Op.16 (#)
  第1番 変ロ短調 / 第2番 変ホ短調 / 第3番 ロ短調 /
  第4番 ホ短調 / 第5番 変ニ長調 / 第6番 ハ長調
ヴィクトル・ブーニン (ピアノ)

 録音 : 1974年 (*) / 1975年 (無印) / 1983年 (+) / 1982年 (#)/(C)&(P) 1998 RCD / (C)&(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16364
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ニコライ・ペトロフ ニコライ・ペトロフ (ピアノ)
 D・スカルラッティ (1685-1757) : 鍵盤楽器のためのソナタ
  ホ長調 K.380, L.23, P.483 / イ長調 K.24, L.495, P.80
  ト長調 K.124, L.232, P.110 / ニ長調 K.96, L.465, P.210
 ソレール (1729-1783) :鍵盤楽器のためのソナタ
  第90番 嬰ヘ長調 / 変ロ長調 (M.25) / 第119番 変ロ長調 / 第88番 変ニ長調
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  サリエリのオペラ「ファルスタッフ」の二重唱「まさにその通り」の主題による10の変奏曲 WoO 73
 フンメル (1778-1837) : ロンド 変ロ長調 Op.11
 シューベルト (1797-1828)/カール・タウジヒ (1841-1871) : 軍隊行進曲 変ニ長調 Op.51, D.733
 シューベルト/ヴァンダ・ランドフスカ (1879-1959) : 感傷的なワルツ Op.50, D 779 から抜粋
 リスト (1811-1886) : 演奏会用大独奏曲

 録音 : 1997年、GTRK "Culture"、モスクワ、ロシア/(C) 2003 Restored by RCD / (P) 2003 RCD / (C)&(P) 2020 Europe RCD 
 
 

RCD 16365
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 スヴャトスラフ・リヒテル
 ムソルグスキー (1839-1881) : 組曲「展覧会の絵」 (*)
 プロコフィエフ (1891-1953) : ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83 (+)
 ラフマニノフ (1873-1943) :
  10の前奏曲 Op.23 から 第4番 ニ長調 / 第5番 ト短調
  13の前奏曲 Op.32 から 第10番 ロ短調 / 第12番 嬰ト短調
スヴャトスラフ・リヒテル (ピアノ)

 録音 : 1959年 (*) / 1960年 (+) / 1958年 (無印)/音源提供 : テレビ・ラジオ番組のための国家基金 (ロシア)
 (C) 1994 Restored by RCD / (C)&(P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16367
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 エミール・ギレリス
 ラヴェル (1875-1937) : 亡き王女のためのパヴァーヌ / 水の戯れ
 シューベルト (1797-1828) : 6つの楽興の時 Op.94, D.780
  第1番 ハ長調 / 第2番 変イ長調 / 第3番 ヘ短調 /
  第4番 嬰ハ短調 / 第5番 ヘ短調 / 第6番 変イ長調
 J・S・バッハ (1685-1750) :
  ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV 1048 (*)
エミール・ギレリス (ピアノ)
エレーナ・ギレリス (ピアノ (*))
ニコライ・ハリコフスキー (フルート (*))
ソヴィエト国立交響楽団 (*)
キリル・コンドラシン (指揮 (*))

 録音 : 1951年 (*) / 1969年、ライヴ(無印)/(C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16368
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 エミール・ギレリス
 J・S・バッハ (1685-1750) :
  2台のピアノ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 第2番 ハ長調 BWV 1061 (*)
 ベートーヴェン (1770-1827) : ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調「皇帝」 Op.73 (+)
エミール・ギレリス (ピアノ)
ヤコフ・ザーク (ピアノ (*))
ソヴィエト国立交響楽団 (*)
キリル・コンドラシン (指揮 (*))
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 (+)
レオポルト・ルートヴィヒ (指揮 (+))

 録音 : 1948年 (*)、1957年 (+)、ライヴ/(C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 


RCD 16358
¥2200
ロシア・ヴァイオリン楽派
 ダヴィド・オイストラフ、レオニード・コーガン

  ベートーヴェン (1770-1827) : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (*)
  ヴュータン (1820-1881) : ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 Op.37 (+)
ダヴィド・オイストラフ (ヴァイオリン (*))
フランス国立放送管弦楽団 (*)
アンドレ・クリュタンス (指揮 (*))
レオニード・コーガン (ヴァイオリン (+))
ソヴィエト国立交響楽団 (+)
キリル・コンドラシン (指揮 (+))

 録音 : 1958年 (*) / 1950年 (+)/(C) 2003 Restored by RCD / (C)&(P) 2021 Europe RCD
 



<メジャー・レーベル>
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DG



4860546
(2CD)
\3100→\2890
《アンドリス・ネルソンス~ボストン交響楽団
 ショスタコーヴィチ:交響曲第1番、第15番&第14番、室内交響曲》

  ショスタコーヴィチ:
  CD1
   ①交響曲 第1番 ヘ短調 作品10
   ②交響曲 第15番 イ長調 作品141
  CD2
   ③交響曲 第14番 ト短調 作品135
    クリスティーネ・オポライス(S)、アレクサンドル・ツィムバリュク(Bs)
   ④室内交響曲 ハ短調 作品110a(編曲:ルドルフ・バルシャイ)
ボストン交響楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス

 シリーズ第1弾~第3弾がグラミー賞3連覇した好評ショスタコーヴィチ交響曲全曲録音シリーズ最新盤!

 ラトヴィア出身の俊英指揮者、ネルソンスと彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団による大好評のショスタコーヴィチ交響曲全曲録音シリーズ第5弾!

 レニングラード音楽院の卒業制作として作曲され、初演の大成功がショスタコーヴィチを世界の檜舞台にのしあげた最初の交響曲第1番。様々な作品の引用が興味深い第15番は彼の最後の交響曲となった作品です。ソプラノとバスの独唱による死をテーマとした連作歌曲となっている交響曲第14番は、前衛的技法が盛り込まれ、創作の集大成ともいえます。
 さらに、弦楽四重奏曲の最高傑作第8番をバルシャイが編曲し、作曲者も絶賛した室内交響曲 作品110aも収録しています。

 1978年に、当時まだソ連領だったラトヴィアのリガに生まれたアンドリス・ネルソンスは、ショスタコーヴィチの音楽の演奏に対して独自の視点をもっています。
 彼はソビエトの音楽的伝統のもとで教育された、最後の指揮者の一人です。そしてサンクトペテルブルクで長く学んだネルソンスは、ロシアの偉大な巨匠たちの伝統を受け継ぐと同時に、レパートリーの中核をなすドイツ作品では西欧の巨匠たちの伝統も受け継いでいるという、現在ではたぐいまれな指揮者の一人です。

 録音:2018年2月(第14番)、11月(第1番)、2019年4月(第15番)、2020年1月(室内交響曲) ボストン、シンフォニー・ホール〈ライヴ・レコーディング〉
 
 




<国内盤> 


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APPLAUDIR



APLCD 008
¥2860
長谷川 美沙(pf)
モーツァルト:ピアノ作品集 第2集

 J.P.デュポールのメヌエットの主題による9つの変奏曲ニ長調K.573
 レクイエム ニ短調K.626
  (Introitus - Lacrimosa) (Karl Klindworth編)
 ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調K.281
 幻想曲ニ短調K.397
 グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調K.356 (K.617a)
  (Paul Badura-Skoda編)
 レクイエム ニ短調K.626 (Lacrimosa) (Franz Liszt編)
  (レコーディング :
   2021年4月6日 大阪・豊中市立文化芸術センター 小ホール)
長谷川 美沙(pf)

 <演奏者プロフィール>長谷川 美沙
 大阪府出身。3歳よりクラシックピアノを始め、4歳でイェルク・デームスの弟子となる。
 数々の国内コンクールで入賞し、コンサート出演やオーケストラとの協演を果たす。 15歳より毎年米国にてピアノコンサートを開催し、全米各地で注目を集め、米国ユタ州立大学音楽部ピアノ演奏学科より特待入学許可を得る。
 2013年にはデームスの薦めによりルッツ・レスコヴィッツと初共演し、翌年にはミラベル宮殿コンサートに招聘された。2015年にはザルツブルグ名門コンサートシリーズのマイスターコンサートのピアニストをつとめ、2017年のドイツの音楽祭でジェレミー・メニューインの代役をつとめて好評を博す。その後、主にヨーロッパ各地の音楽祭から毎年招聘を受け、ソリスト、室内楽奏者として活躍している。
 これまでに主に、ドイツ、オーストリア、アメリカ、中国、日本などでの演奏活動を行っている。また、後進の指導にも力を注ぎ、ドイツ・ハンブルク近郊で18歳以下を対象としたコンクールを現地の音楽家達と立ち上げ、世界で活躍できる音楽家の発掘を目指し、定期的なマスタークラスを開催している。また、入賞者へのステージマナーを指導するクラスは特に人気が高い。立ち上げ2年目にして、国際ピアノコンクールの入賞者を輩出している。
 共演者は、ダヴィド・ゲリンガス、アイレン・プリッチン(ムジカ・エテルナ/ゲスト・コンサートマスター)、ウラディミール・メンデルスゾーン(クフモ音楽祭音楽監督)、ヨアヒム・シェーファー(ドレスデン・バッハ=ゾリステン主宰)、ルッツ・レスコ#ヴィッツ、小林美恵、林裕、松実健太など。また、世界的リコーダー奏者のミカラ・ペトリからは「最高峰の室内楽奏者」と評価されている。
 現在、ザルツブルグ名門コンサートシリーズの日本代表を務め、東日本大震災復興支援活動や被災地域活性化事業などにも力を注ぎ、定期的にコンサートやマスタークラスなどを行っている。
 これまでに、イェルク・デームス、ハリーナ・C・ステファンスカ、スーザン・ダルマイヤー、池田明子、和田克、山本瑛子、加藤崇子の各氏に師事。

 <解説より>
 モーツァルトは、天才的なクラヴィーア奏者(現代風に言えばピアニスト)であった。
 従って、作曲家モーツァルトとしてはピアノに関する作品は中核をなすべきものなのだが、自身はそれほど重要視していなかったと思われる。
 というのも、他ジャンルの作品に比べて、ソナタなどピアノの作品については、ほとんど何も書き残していないのである。
 「ソナタ」「変奏曲」「小品」に「レクイエム」のピアノ・ソロ版という、編曲ものとしては型破りと言える作品を加え、ピアノを通してモーツァルトの真髄を今一度味わってみたい。







長谷川 美沙 (ピアノ)


 大阪府出身。3歳よりクラシックピアノを始める。4歳でイェルク・デームスのレッスンを受講し、その後、来日毎にレッスンを受講。堺音楽コンクール、神戸国際音楽コンクール、史上最年少での全日本ソリストコンテスト入賞、アジア国際音楽コンサートにて銀賞受賞(金賞該当者なし)など数々のオーディションに合格し、コンサート出演やオーケストラとの協演を果たす。15歳より毎年米国にてピアノコンサートを開催し、全米各地で注目を集め、米国ユタ州立大学音楽部ピアノ演奏学科より特待入学許可を得る。
 2013年にはデームス氏の薦めでルッツ・レスコヴィッツ氏と初共演し、翌年にデュオ・コンサートを開催。2015年にはザルツブルグ名門コンサートシリーズのマイスターコンサートのピアニストをつとめ、同年にはドイツ・クリスマスコンサートなどに招聘された。2017年のレリンゲン音楽祭(ドイツ)では、ジェレミー・メニューインの代役をつとめ、好評を博した。2018年にはハルツブルグ音楽祭(ドイツ)などヨーロッパの各地の音楽祭から招聘を受ける。
 現在はレスコヴィッツ氏が最も信頼するピアニストとしてデュオを組み、日本のみならず、ドイツ、オーストリアなどで活躍中。共演者には、レスコヴィッツ他、ダヴィド・ゲリンガス、ウラディミール・メンデルスゾーン、アイリン・プリッチン、ソレン・ペダシー、インレマー・ブランテリド、フェドール・グリゴリエフ、ウーヴァ・ヘルシュミット、小林美恵、林裕、松実健太など。
 また、レスコヴィッツ氏監修のもと、ザルツブルガー・シュロスコンツェルト・イン・ジャパンの運営を行っている。これまでにピアノをイェルク・デームス、ハリーナ・C・ステファンスカ、スーザン・ダルマイヤー、池田明子、和田克、山本瑛子、加藤崇子の各氏に師事。
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長谷川 美沙の2枚のアルバム


APPLAUDIR
APLCD 005
\2860
長谷川 美沙(pf)
シューマン:ピアノ作品集

 ピアノ協奏曲?第1楽章Allegro affettuoso(シューマン編曲ピアノ独奏版)
 ピアノ・ソナタ第2番
 主題と変奏
 交響曲第4番(アウグスト・ホルン編曲ピアノ独奏版)
 歌曲集「ミルテの花」?睡蓮の花(ピアノ独奏版)
長谷川 美沙(pf)
レコーディング : 2018年4月17日 大阪・豊中市立文化芸術センター 小ホール)


<解説より>
 シューマンのピアノ作品集は種々出ているが、当盤はオリジナルのピアノ作品に加えて、交響曲や協奏曲などのトランスクリプションが含まれており、従来の作品集とは一線を画す内容となっている。
 ピアノ作品においては天才的ながらも、管弦楽作品では「オーケストレーションに問題あり」「交響曲はピアノ的発想」などと言われてきたシューマンだが、ピアノ演奏で再構築してみると色んな側面が見えて来て実に面白い。
 ピアノ・ソロによるシューマンの管弦楽作品がどのように耳に届くのか、様々な点で興味は尽きない。



 「ルッツ・レスコヴィッツ」のアルバムで、重鎮レスコヴィッツのヴァイオリンをふわっと包み込むようなピアノでときにリードした逸材、長谷川 美沙。

 その長谷川 美沙がソロ・アルバムを出してきた。
 シューマンのピアノ曲集。
 しかしさすが才女、ただのアルバムでは終わらない。
 なんとピアノ協奏曲第1楽章と交響曲第4番のピアノ独奏版なのである。
 オーケストレーションに問題ある、と言われたシューマンの管弦楽作品をあえてピアノ独奏用編曲版で聴くことで、今まで見えてこなかった部分が見えてくるのではないか・・・そういう発想である。

 ピアノ協奏曲の編曲はシューマン自身の手によるものだが、音楽出版社のアルフレート・デルフェルの手も加わっているらしい。
 もともとこの作品の第1楽章は独立して「幻想曲」として作曲されたので、今回はその第1楽章のみを再現。
 正直もっとオーケストラは活躍していると思ったのに、長谷川美沙のピアノ独奏で聴くと「これで全然いいじゃない」という気になってしまった。オーケストラ部分をむりやりピアノ用に直した陳腐さはまったくなく、もともとピアノ用に作ったものを(むりやり)オーケストラ用に編曲していたのかも、そんなふうに感じるほど。
 自然で、ダイナミックで、華やか。
 なぜこれまでこの編曲版がもっと聴かれて来なかったのか、不思議なほどである。


 続いて激しくも狂おしいソナタ第2番が来るのだが、その次の曲が「主題と変奏」。シューマンが作曲した事実上最後の作品。

 シューマンは1854年2月17日の夜、天使たちの合唱という幻聴を聴き、それを楽譜に書き留めた。そしてそのメロディーからピアノ変奏曲を作ろうとする。
 数日後、シューマンはその変奏曲を完成させるが、そのあと家を飛び出し、ライン川に身を投じた。

 「主題と変奏」はその曲。

 しかしクララはこの曲を出版しなかった。この曲が出版されたのは、シューマンが亡くなった80年後の1939年。
 クララという人は非常に聡明な人で、人間的にも立派な人・・しかし、シューマンの死の事になると、そしてシューマンの作品のことになると、どうもクララはおかしな行動を取る。
 この曲にはたしかに狂気はある・・・でもそれは聞く人を地獄に連れ込む、陰のあるどす黒い狂気ではなく、清らかで天上を思わせるような狂気。
 生きながらにしてすでに天国にいるかのような、そんな静かで清らかな光すら見える。

 
 そして続いて登場するのが交響曲第4番ピアノ独奏版。
 1825年生まれ、ライプツィヒ音楽院で学んだアウグスト・ホルンによる編曲。編曲作品を多く手がけ、ハイドン、モーツァルト、さらにはワーグナーまで編曲しているらしい。
 今回はシューマンの交響曲の中でもとくにロマンティックで華やかで動的な第4番、たしかに編曲し甲斐のある作品。しかしさすがにこの曲を過不足なくピアノひとつで聴かせるというのは至難の業。実際第1楽章、第2楽章の編曲については若干もっさりしているというか、作曲者自身の霊感を汲み取れていない印象を受けた。
 しかし、やはりこの曲の醍醐味は第3楽章から第4楽章にいたるエクスタシー。ここでどこまで爆発させられるか。そこは長谷川 も合点承知のようで、そこにすべてのピークをもっていき、「お、やるね」と思わせてくれる。
 第4番については、ピアノ編曲版のほうが原曲よりもいいとまでは言わないが、終楽章でのがんばりは要注目。かなり満腹にさせてくれると思う。


APPLAUDIR
APLCD 006
\2860
長谷川 美沙(pf)
 モーツァルト/ピアノ作品集


  1. サリエリの「わが愛しのアドーネ」による6つの変奏曲
  2. 幻想曲ハ短調
  3. セレナード第9番ニ長調「ポストホルン」?ロンド (ピアノ独奏版)
  4. ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 (ピアノ独奏版)
長谷川 美沙(pf)

 レコーディング : 2019年6月21日


 この人のピアノには高貴な香りがある。
 長谷川 美沙。
 
 人は、その特異なレパートリーに注目するかもしれない。あるいは重鎮ルッツ・レスコヴィッツとの共演に注目するかもしれない。
 しかし、まず注目すべきは、その気高いまでの気品、落ち着いた佇まい。
 話はそこからである。


 さて、そんな長谷川 美沙のソロ・アルバム新譜が出た。
 モーツァルト。
 その時点でもう成功は約束されたようなものだが、さすが長谷川 美沙、選曲がやはり普通じゃない。
 冒頭からして「サリエリ「わが愛しのアドーネ」の変奏曲 」で始まり、幻想曲ハ短調 が来てほっとしたら、次はセレナード「ポストホルン」ロンドのピアノ独奏バージョン・・・そして最後がピアノ協奏曲第20番のピアノ独奏バージョンである。

 ただ、この曲目だけ見たら、なんと珍しい選曲、なんとマニアックな選曲・・・そう思うかもしれない。
 でも長谷川 美沙の意図は、人が弾かない変わった曲を選ぶことにあるのではない。
 それは、先日バス待ちの間に書いたという以下のさらりとしたメールを読めば分かる。


 選曲は、はじめに幻想曲だけが決まっていて、他に協奏曲を何か弾こう、ということで、自分自身が一番好きな協奏曲を演奏することにしました。ただ、おそらく一番ピアノで演奏しづらい曲だったと、後になり分かりました。
 アルカン編曲なのですが、そもそもあまりアルカン好きでない私はカデンツァをどう弾くかで悩みました。
 普通に弾けば、超絶技巧、迫力あるアルカンでしかなくなり、モーツァルトにかけ離れてしまう。
 そんな中、ザルツブルク音楽祭の関係者に、「違う編曲で何か良いカデンツァはないだろうか、どうしたものか」とご相談したところ、一言「アルカンは、誰よりメロディティックであるべきだよ」とだけ返答頂き、その意味を考えました。
 ショパンの生きたあの時代、ピアノもあの頃のピアノ(幸いデームスの自宅でたくさん古楽器を演奏させて頂いていたので)の感触、そして何よりアルカンはモーツァルトを尊敬していた・・・そこにヒントを得ました。
 今のように指のサーカスでは決してなかったはずなので。

 そしてそれに対して、モーツァルトより前の時代のサリエリをモーツァルトは、どう表現したのかを探りたく、サリエリのアリアの変奏曲を選択しました。(サリエリの「わが愛しのアドーネ」による6つの変奏曲 )

 (セレナード第9番ニ長調「ポストホルン」の)ロンドは、全くピアノ感がないものを表現する難しさ、かつあの当時の社交界のロンドというものを表現したくて選びました。
 全ては、古き良き伝統の文化・音楽を感じて頂きたいなと思っての選曲でした。

 私自身、ザルツブルクで一年のうちの半分ほどを過ごすようになり、その独特の時間の流れを体験し、また幸いにルッツやデームという、どちらかといえばオールドな世代と共に過ごすことでしか感じることのできない、世界観を見せて頂いて。。。きっとモーツァルトやアルカンの時代には、これ以上の世界観、時間の流れ、社交の場があったのだろうと、そういうものを含めて、選曲共々、皆さんに楽しんで頂けたらなと、思っております。


 
 店主からはもう何も言うことはない。
 ここに彼女の考えがすべて込められている。

 そんなふうに選ばれた作品が、長谷川 美沙という類いまれなるピアニズムを持った芸術家によって演奏されているのである・・・。
 馥郁たる70分を過ごさせてもらえると思う。

 




ナクソス・ジャパン



NYCC-27313
¥2750
福間洸太朗
バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ
福間洸太朗(ピアノ:ベヒシュタイン Model D282)
 ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)
  1.アリア「羊は安らかに草を食み」~カンタータ「わが楽しみは元気な狩のみ」BWV 208より(編曲:エゴン・ペトリ)
  2.コラール「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV 645(編曲:フェルッチョ・ブゾーニ)
  3.コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV 659(編曲:ブゾーニ)
  4.コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV 639(編曲:ブゾーニ)
  5.コラール「主よ、人の望みの喜びよ」~カンタータ「心と口と行いと命もて」BWV 147より(編曲:マイラ・ヘス)
  6.シンフォニア(序曲)~カンタータ「神よ、われら汝に感謝す」BWV 29より(編曲:カミーユ・サン=サーンス)
  7.前奏曲とフーガ イ短調 BWV 543(編曲:フランツ・リスト)
  8.シチリアーノ~フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031より(編曲:ヴィルヘルム・ケンプ)
  9.シャコンヌ ~無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より(編曲:ヨハネス・ブラームス)
  10.アリア「憐れみ給え、わが神よ」~マタイ受難曲 BWV 244より(編曲:福間洸太朗)
  11.パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV 582(編曲:オイゲン・ダルベール)
  12.コラール「バビロンの流れのほとりにて」BWV653(編曲:サムイル・フェインベルク)

 録音:2020年10月20-22日 相模湖交流センター、ラックスマンホール/DXD 24bit/352.8kHz Recording
 ライナーノーツ:福間洸太朗(日・英)

 コロナ禍の不安の中で心が自然と求めたバッハの音楽。癒しと希望を込めて、歴史を彩る名ピアニストたちの編曲で贈る。
 昨年、自身初となるオール・ベートーヴェン・アルバムをリリースして日欧で高い評価を得た福間洸太朗。
 しかし、CD発売記念コンサートをはじめとする昨年春以降の演奏会はコロナ禍により世界中で相次いで開催延期・中止となってしまいました。
 その不安の中で心が自然と求めたのがバッハの音楽。ヨーロッパの演奏会で披露したプログラムを元に録音に取り組みました。
 選ばれたのは、歴史に名を遺す大ピアニストたちによる「バッハの音楽に忠実な編曲」。心安らぐコラールや、仰ぎ見る山のようにそびえ立つシャコンヌやパッサカリア、そして福間自身による「マタイ受難曲」の名アリア‛&。大きな起伏に富んだドラマのような1枚を最後のコラールがそっと閉じて、深く穏やかな余韻で満たします。福間、会心の一枚。

 このアルバムに寄せて
  パンデミックが世界を襲った2020年。先行きの見えない不安の中で、SNSを通して多くの方から「バッハ」を聞きたいというメッセージを頂きました。その頃、私自身もバッハを弾きたい想いに駆られていたのです。これは偶然ではなく、バッハの音楽が心に癒しをもたらしてくれるからに違いありません。このアルバムを聴かれた皆様が少しでも心の安らぎを感じ、慈愛の心を強くしていただけたら、私はこの上なく嬉しく思います。---福間洸太朗(ライナーノーツより抜粋)

 ***CD発売記念コンサート***
 福間洸太朗ピアノ・リサイタル― Road to Bach ―
  2021年6月19日(土)19:00開演東京、サントリーホール

 福間洸太朗
  パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学、コモ湖国際ピアノ・アカデミーにて学ぶ。20歳でクリーヴランド国際ピアノ・コンクール優勝(日本人初)およびショパン賞受賞。
  これまでにカーネギーホール、リンカーン・センター、ウィグモア・ホール、ベルリン・コンツェルトハウス、サル・ガヴォー、サントリーホールなどでリサイタルを開催する他、クリーヴランド管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、フィンランド放送交響楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、トーンキュンストラー管弦楽団、NHK交響楽団など国内外の著名オーケ ストラとの共演も多数。
 2016年7月にはネルソン・フレイレの代役として急遽、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団定期演奏会において、トゥガン・ソヒエフの指揮でブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏し喝采を浴びた。
 またフィギュア・スケートのステファン・ランビエルなどの一流スケーターとのコラボレーションや、パリにてパリ・オペラ座バレエ団のエトワール、マチュー・ガニオとも共演するなど幅広い活躍を展開。

  CDは「France Romance」、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番、第24番、第32番」(ナクソス)など、これまでに16枚をリリース。テレビ朝日系「徹子の部屋」や「題名のない音楽会」、NHK-FMなどにも出演。第39回日本ショパン協会賞受賞。2020年7月より「レア・ピアノミュージック」という珍しいピアノ 作品を取り上げる演奏会シリーズもプロデュースしている。東京とベルリンを拠点に活動中。

 
 

















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