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≪第112号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2021/6/1~



6/4(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS

BIS 2613
(9CD)
特別価格
¥11000→\9990

お買い得なボックスで登場!
 しかしカタログ的に貴重、というだけじゃない。本当にいいのである
  名手ミゲル・バセルガのアルベニス:ピアノ作品全集


 CD 1(77'23)(BIS-929)
  イベリア第1集/12の性格的小品集Op.92/マジョルカ島(舟歌)Op.202

 CD 2(74'40)(BIS-1043)
  イベリア第2集/白鍵上の長調による7つの練習曲Op.65/ラ・ベガ(1897 年2月版)/
  アマリア(サロン風マズルカ) Op.95/リコルダッティ(サロン風マズルカ) Op.96/スペイン(思い出) 

 CD 3(63'08)(BIS-1143)
  イベリア第3集/グラナダのサンブラ(東洋舞曲)/
  小さな手のための非常に易しいパヴァーヌOp.83/スペイン(6つのアルバム)Op.165/
  舟歌Op.23/キューバ狂詩曲Op.66(ピアノ独奏版)/アングスチア(無言歌)

 CD 4(71'03)(BIS-1243)
  イベリア第4集 Torres 105/6つの小ワルツ T.47/ピアノ・ソナタ第3番 T.69/
  古風な組曲第1番 T.62/アラブのセレナード T.60

 CD 5(70'05)(BIS-1443)
  スペイン組曲 T.61/ピアノ・ソナタ第4番 T.75/
  古風な組曲第2番 T.66/ソルチーコ T.84/パバーナ・カプリッチョ T.48

 CD 6(75'43)(BIS-1743)
  スペイン狂詩曲(作曲者自身のオリジナル・オーケストラ版)【世界初録音】*/
  ナバーラ(ピラール・バヨーナ補筆完成版)【世界初録音】/
  ピアノ・ソナタ第5番/
  古典組曲第3番/
  
アスレホス(グラナドス補筆完成版)/
  ピアノ協奏曲第1番「幻想協奏曲」*

 CD 7(71'09)(BIS-1953)
  スペインの歌Op.2322 T.101/6つのサロン風マズルカ T.68/演奏会用練習曲「願い」 T.53/
  ワルツ「秋」 T.96/軍隊行進曲 T.45/即興演奏T.115B(1903)/イヴォンヌの訪問! T.104

 CD 8(67'07)(BIS-1973)
  スペイン組曲第2集 T.90/6つのスペイン舞曲 T.78/即興練習曲 T.50/四季 T.100/サロン風マズルカ T.81/
  思い出(マズルカ) T.80/即興曲 T.115C/秋(サロン風ワルツ)T.83/子守歌 T.114 bis

 CD 9(69'06)(BIS-2173)
  旅の思い出 T.72/メヌエット第3番 変イ長調 T.74/夢 T.99/スケルツォ T.57/
  タンゴ T.94B/マズルカ「比類なき歌姫」T.63/メヌエット T.73/
  メヌエット T.89A/即興曲 T.115A/ポルカ「バルビナ・バルベルデ」T.64
ミゲル・バセルガ(ピアノ/Steinway D)
 *リュー・ジア(指揮)、
 テネリフェ交響楽団、
  ホセ・ルイス・ゴメス(コンサートマスター) 

 名手バセルガによるアルベニスのピアノ曲全集がついにお買い得なボックスで登場!

 録音:CD 1:1998年2月/ダンデリード・ギムナジウム(スウェーデン)、CD 2:1999年7月、CD 3:2000年12月6-8日、CD 4:2002年5月、CD 5:2004年4月、CD 6:2007年12月、
  CD 7:2010年12月、CD 8:2013年3月、CD 9:2015年4月/サラゴサ会議宮(スペイン)、CD 6*:2009年7月/サンタ・クルース・デ・テネリフェ(スペイン)
 ボックス・カヴァー:ジョアキム・ミール作「パルマ・デ・マヨルカ」(1900年)
 DDD、クラムシェル・ボックス、10h39'24

 スペインのピアノ作品の演奏と研究をライフワークとしているルクセンブルク出身のミゲル・バセルガ。
 バセルガといえばファリャ(1876-1946)の没後50周年を記念して1996年にピアノ作品全曲録音(BIS-773)したことで注目されました。その後、1998年から2015年にかけて録音したのがアルベニスのピアノ曲全集。
 全9枚がついにお買い得なボックスで登場します!

 ロマン後期を代表するスペイン民族音楽の作曲家、ピアニストのアルベニス(1860-1909)の作風はスペインの民族音楽の色彩豊かな旋律と強い踊りのリズムを基礎にしたもので、スペイン的な情熱にあふれております。

 じっくりと時間をかけ取り組んだこの全集では、どの作品でもスペインの陽光のごとくきらきらと輝くような美しい演奏を披露。超絶技巧を要する作品も多く、リズムの良さと独特の語り口が求められるアルベニスの作品を見事に演奏しております。バセルガでなければ表現できないアルベニスの世界がひろがります!

 ※当ボックスでは分売時全9冊のブックレットがそのまま入っている形で、ディスクとともにクラムシェル・ボックスに収められております。

 





 ピアノのミゲル・バセルガ。
 ものすごくうまい。
 BISは名人ピアニストを探し出してくるのが昔からうまかったが、この人も相当うまい。

 ミゲル・バセルガは1966年ルクセンブルク生まれのスペイン・アラゴン系のピアニスト。BISのアルベニス以外ではスペイン系レーベルで1,2枚CDが出ているだけだが、そんなこと信じられないくらい非常にうまい。
 明晰でダイナミックな打鍵はアルベニスにぴったりで、その鮮やかなリズム感はなんとも「スペイン」!
 店主のようなスペインを知らない異国の人でも「これがスペインなんだなー」という気にさせられる。・・・雰囲気が軽くて粋なのである。きりっとしたさわやかな味わいとすっきりした余韻・・・そう、スペインの伝統的なスパークリング・ワイン「カヴァ」のような。
 とてもスピーディな演奏なので重さや深みに欠けるという人もいるかもしれないけれど、自分はこの人の演奏でアルベニスを愛するようになった。こういうアルベニスが好きな人だってきっといるはず。いや、多いはず。
 だから上記のバセルガの全集、決してカタログ的に貴重、というだけじゃない。本当にいいのである。




(第6巻について)

 第6巻は珍品揃い。これが面白い。
 アルベニスのオーケストラ作品などを中心とした、マニア向けアルバムといえばそうなのだが、エネスコやハルフテルによるオーケストレーションで知られるスペイン狂詩曲が作曲者自身のオリジナル・オーケストレーションで聴けるし(もちろん世界初録音)、アルベニスが未完のまま残した2篇のうちのひとつ「ナバーラ」は通常のセヴラック版でもアムランが録音しているボルコム版でもない、スペインの大ピアニスト、ピラール・バヨーナによる補筆完成版。そして知られざるピアノ協奏曲も、味わい深い名品。
 第6巻、「珍品アルバム」では片付けられない素敵な1枚だったりする。

 




EDITION ABSEITS


EDA 45
(2CD)
¥3100
シモン・ラクス:声とピアノのための作品全集
 Disc1
  (1)ユリアン・トゥヴィムの詩による5つの詩【幸福/同盟/祈り/正誤表/すべて】
  (2)夢想家ディジョ/(3)ほら吹きグジェシュについて/(4)宿なし/(5)老いぼれ/(6)天使の顔/
  (7)涙が流れる/(8)将軍/(9)幸せの福音/(10)幼きイエス/(11)おお母さん/(12)わが心の病/
  (13)愛する者へのキス/(14)古いフランスのバラード/(15)小ワルツ
  ボーナストラック:
   アルコール中毒(ミェチスワフ・フォッグ歌、シレーナレコーズ・オーケストラ 1934年録音)
 Disc2
  (1)8つのユダヤ民謡/(2)パサカイユ(ヴォカリーズ)/(3)ユダヤ人村への悲歌/(4)葬送/
  (5)ヴァンダ・マヤ・ベレゾフスカの3つの詩【私の歌を求めて/人形/小さな囚人】
  (6)通り/(7)雨/(8)存在しない鳥の肖像
  (9)タデウシュ・シリヴィアクの4つの詩【緑のヴァイオリン弾き/かかし/作曲/木の崇拝】
  (10)誰の罪でもない/(11)別れ/(12)もしもお前が
   アニア・ヴェグリー(ソプラノ)、カタジナ・ヴァシアク(ピアノ)
   ドミニク・ホルヴィッツ(語り)(Disc1の8)

 地獄を体験したユダヤ人作曲家シモン・ラクスの全歌曲が初めて日の目を見る!

 録音:2019年4月29/30日, 8月13/14/16日, 2020年2月10-13日, 2月28日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/61'18"、57'58"

 シモン・ラクス(1901-1983)はユダヤ系ポーランド人作曲家。生地ワルシャワで学んだ後、パリ音楽院でポール・ヴィダルとアンリ・ラボーに学び同地で活動、パリにいた同胞のタンスマンやシマノフスキ、詩人のトゥヴィムらと活動するものの、1941年にナチスに捕えられ、アウシュヴィッツさらにダッハウの強制収容所へ入れられました。そこで楽団の作曲・編曲担当となったため命こそ保てたものの、一族はすべて殺されました。
 ラスカは後年フランスで文筆家としても有名となり、収容所での思い出を「死の国の音楽隊」に記し、それは音楽之友社刊の日本語版で読むことができます。

 ラクスより一世代後輩で、同様な経験をしたヴァインベルクの人生と音楽が近年注目されていますが、コンドラシンやフェドセーエフのような献身的な音楽家のいなかったラクスの作品はこれまで演奏、録音で聴く機会がほとんどありませんでした。それゆえ待望の録音登場と申せましょう。

 ラクスにはいろいろな作品を手掛けましたが、本人は歌曲に自信があったとされます。しかし大半がポーランド語によることもあり、期待ほど広まりませんでした。
 多くが友人のユリアン・トゥヴィムの詩により、深い抒情性とユーモアが魅力。戦後の作品はどれもユダヤ人犠牲者への追悼の念が感じられます。

 彼は戦前のポーランド映画のためにポップス調の歌も作曲しました。楽譜は失われているものの、当時の人気歌手ミェチスワフ・フォッグの録音が残っていたためボーナストラックとして追加。
 また反戦メロドラマ「将軍」では映画俳優ドミニク・ホルヴィッツがフランス語の語りで参加しているのも注目。最高の演奏陣によるラクス歌曲の決定盤と申せましょう。

 オペラ歌手として活躍するロンドン生まれのドイツのソプラノ、アニア・ヴェグリーが数奇でつらい人生を送ったラクスの世界を見事に表現しています。
 




HARMONIAMUNDI



HMM 902391
¥2800
ハヴィエル・ペリアネス(ピアノ)
ショパン:マズルカ&ソナタ集

 1. マズルカ ロ長調 op.63-1
 2. ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35
 3. マズルカ ヘ短調 op.63-2
 4. ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58
 5. マズルカ 嬰ハ短調 op.63-3
ハヴィエル・ペリアネス(ピアノ)

 スペインを代表するピアニスト、ペリアネスによるショパン

 録音:2019年4月&2021年4月、テルデックス・スタジオ・ベルリン

 スペインを代表するピアニスト、ペリアネスがショパンを録音しました。
 陰影に富んだ音色による研ぎ澄まされた世界が魅力のペリアネス。その特性はショパンでも見事に発揮されています。
 ここでは晩年(亡くなる3年前)に作曲されたマズルカ三篇(op.63)と、ソナタの第2番、第3番を収録。いずれもノアンに滞在している間に書かれたという共通点があります(葬送行進曲以外)。
 マズルカでは、ポーランドのバグパイプを思わせる響きが聴かれたりと、祖国ポーランドに伝わる音楽のエッセンスが巧みに取り入れられています。
 ソナタでは、ショパンがソナタ形式に精通しており、それを天才的に昇華させていることにあらためて感じ入る演奏となっています。
 2012年、スペイン文化省より国民音楽賞を授与され、直近では2021年1月に来日を果たし、N 響との共演でも高く評価されているペリアネス。
 ますますその音楽性に磨きがかかっていることを感じさせる内容です。
 
 


HMM 905313
¥2800
アコーディオン、バス・ヴィオール、ヴァイオリン、
 3つの楽器による「フーガの技法」!

  J.S.バッハ:フーガの技法 BWV 1080
Les inAttendus(レザンアッタンデュ)~
 ヴァンサン・レルメ(アコーディオン)
 マリアンヌ・ミュレル(7弦バス・ヴィオール)
 アリス・ピエロー(ヴァイオリン)

 録音:2019年12月16-19日、ラ・クーロワ

 ヴァイオリン、バス・ヴィオール、アコーディオンの3種楽器による「フーガの技法」!
 バッハの対位法技法の頂点のひとつ、「フーガの技法」は、鍵盤楽器のために書かれたとされていますが、明確な楽器指定は残されておらず、どのような響きでこの緻密な構造体をならすかは現代の我々に託されたテーマでありつづけています。
 アコーディオンの真っすぐな音色と、2種の弦楽器の音色の相性は抜群。「見る音楽」ともいわれるほどに美しいこの作品の譜面が、様々な角度から光のようにまばゆく真っすぐに立ち上ってきます。
 ヴァイオリンが上声部、ヴィオールが低声部、アコーディオンが中声部を担当するのがメインではありますが、曲によっては2 つの楽器がユニゾンしたりすることによって、思いもよらない響きが生まれたりと、オーディオ的にも楽しめる内容。
 次はどうなるんだろう?と思いながら聴き進めてしまいます。
 ヴァンサン・レルメはフランスで初めて博士号を取得したアコーディオン奏者。マリアンヌ・ミュレルはレザール・フロリサンなどでも演奏するヴィオール奏者で、オーケストラ、ソロの両方で活躍しています。
 アリス・ピエローはレ・ミュジシャン・デュ・ルーブル=グルノーブル、次いでコンセール・スピリテュエルのソロ・ヴァイオリン奏者を務めた実力者。なんとも豪華な顔ぶれによる「フーガの技法」、注目盤です!

 
 
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HMM 905332
(2CD)
¥4200→\3890
アラン・プラネス
 2019年11月新録音
  1836年製プレイエル
ショパン:夜想曲全曲

 [CD1]
  第1番 変ロ短調 op.9-1、第2番 変ホ長調 op.9-2、
  第3番 ロ長調 op.9-3、第4番 ヘ長調 op.15-1、
  第5番 嬰ヘ長調 op.15-2、第6番 ト短調 op.15-3、
  第15番 ヘ短調 op.55-1、第16番 変ホ長調 op.55-2、
  第7番 嬰ハ短調 op.27-1、第8番 変ニ長調 op.27-2、
  第9番 ロ長調 op.32-1、第10番 変イ長調 op.32-2
 [CD2]
  第11番 ト短調 op.37-1、第12番 ト長調 op.37-2、
  第17番 ロ長調 op.62-1、第18番 ホ長調 op.62-2、
  第13番 ハ短調 op.48-1、第14番 嬰へ短調 op.48-2、
  第21番 ハ短調(遺作)、
  第19番 ホ短調 遺作 op.72-1、第20番 嬰ハ短調 遺作
アラン・プラネス
 (ピアノ/
  1836年製プレイエル)

 プラネス、1836年製プレイエルでショパンのノクターン全曲を弾く

 録音:2019年11月、スペイン

 巨匠プラネスが、ショパンのノクターン全曲を録音しました。
 プラネスはこれまでにドビュッシーやショパンを録音し、それぞれのレパートリーに最適な時代の楽器を選択しています。
 今回プラネスが使用した楽器は、1836年製のプレイエルのコンサートグランド。ちょうどノクターンの多くが書かれた時期に作られた楽器です。
 この楽器は標準モデルよりも大きなサイズ(2.40m)で、すでに現代のピアノに匹敵する音量を擁しています。ハープのように軽やかな高音域、ベルベットのような中音域、丸みを帯び澄んだ低音域の3つの音域が、現代の均一な音色のピアノよりもよく混じりあって響きます。
 「ベル・カント」に見せられたショパンが、ピアノを歌わせるための新たなアプローチを展開し、その創意の粋を詰め込んだ楽曲の数々を、プラネスが独特な音色のパレットで見事に響かせています。

 プラネスは1948年生まれ。5歳でピアノをはじめ、8歳でオーケストラと共演。パリ国立高等音楽院でジャン・ドワイアンにピアノを、ジャック・フェヴリエに室内楽を師事、1970年に渡米し、メナヘム・プレスラーとインディアナ大学で一緒になりました。
 伴奏者として、フランコ・グッリ、プリムローズ、シュタルケルらとの共演を重ねました。1977年にフランスにもどり、アンサンブル・アンテルコンタンポランのソリストを務め、様々なフェスティヴァルで演奏(1981年まで)。
 以降は世界各地で演奏活動を展開、LFJで来日もしています。

 
 




LA DOLCE VOLTA


LDV 81
¥2700
トリオ・メトラルによるロシアのピアノ三重奏曲
 (1)ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8
 (2)同:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67
 (3)ヴァインベルク:ピアノ三重奏曲イ短調Op.24
トリオ・メトラル
 【ジョゼフ・メトラル(ヴァイオリン)、
  ジュスティーヌ・メトラル(チェロ)、
  ヴィクトル・メトラル(ピアノ)】

 若いエネルギー爆発!トリオ・メトラルによるロシアのピアノ三重奏曲

 録音:2019年10月31日-11月2日/メッツ・アルセナル大ホール/68'25"、輸入盤・日本語帯・解説付

 2019年3月にリリースしたメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲アルバム(AP-198) が好評のフランスの若い兄弟によるピアノ三重奏団トリオ・メトラル。今回は旧ソ連のピアノ三重奏曲3篇に挑戦。

 ショスタコーヴィチは友人ソレルチンスキー追悼のために書かれた名作第2番と初期の急進的な第1番両方を収録。
 またショスタコーヴィチの薫陶を受け親しかったヴァインベルク初期の作品も収録。ヴァインベルクはピアノの名手だったため、この曲のピアノ・パートはダイナミックに書かれていますが、ヴァイオリンとチェロも同様に難曲で、腕利きのトリオ・メトラルも苦労したと語っています。物凄いエネルギーが放出されるような演奏です。

 トリオ・メトラルはフランスの若い兄弟によるピアノ三重奏団。長兄ジョゼフはパリ音楽院でオリヴィエ・シャルリエに師事。
 妹ジュスティーヌは同院でチェロをラファエル・ピドゥー、ラファエル・メルランに、弟ヴィクトルも同院でピアノをケフェレック、ダルベルトに学び、さらにチッコリーニ、プレスラー、ペヌティエの教えも受けた実力派。
 




MDG


MDG 95122266
(SACD HYBRID)
¥2500
オルゲルプンクト~カッセル、ザンクト・マルティン教会のリーガー・オルガン エックハルト・マンツ(オルガン)
 J.S.バッハ:来たれ聖霊、主なる神 BWV 651
 オトフリート・ブューシング(1955-):主に向かって新しい歌を歌え
 メシアン:聖霊降臨祭のミサ
 ゲオルク・ベーム(1661-1733):今我ら聖霊に願う
 ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629):来たり給え、創造主なる聖霊よVersus II
 ニコラ・ド・グリニー(1672-1703):来たり給え、創造主なる聖霊よ
 アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):Tiento sobre el Cum Sancto Spiritu, de beata virgine de Jusquin
 Gitbi Kwon( 1992-):Zweisam II
 Anna Sowa( 1987-):SOS
 カスパール・ヨハネス・ワルター(1964-): Unbestimmbares Bild
 Mauricio Silva Orendain(1992-):Settled Vagabund
 Samuel Cook (1995-):Ultreia et Suseia
 J.S.バッハ:来ませ、造り主なる聖霊の神よBWV667

 革新的オルガン!カッセル、ザンクト・マルティン教会のリーガー・オルガンを聴く「聖霊降臨」の音楽

 Stereo/5.1/2+2+2、76'27、輸入盤・日本語帯付

 ドイツ中部カッセルにあるザンクト・マルティン教会。2017年に献堂されたメイン・オルガンを用いての録音。
 このオルガンは、オーストリアの名門リーガー社によるもので、革新的な仕掛けによって、オルガンの可能性をさらに発展させ魅力的な音響空間を作り出します。また移動式の楽器のため教会のどの場所にも設置できる利点もあります。
 アルバム内容は、J.S.バッハの音楽ではじまり、様々な地域、時代の作品が収録され、このオルガンの多様な可能性を示しています。
 プログラムの大きなテーマは、「聖霊降臨」。新しいものを生み出す発想が、このオルガンの特性に合っています。
 特にメシアンの「聖霊降臨祭のミサ」は、鮮やかな色彩、メシアンが好んだ鳥の声、即興性と神秘的な静寂は、MDGの高い録音能力によって余すところなく収録されています。

 
 
 

MDG 90322186
(SACD HYBRID)
¥2500
ファビアン・ハウザー(1969-):プレイグラウンド~室内楽作品集
 幻想曲(2019)~フルート、クラリネット、ピアノのための
 2つの夜想曲(2014)~フルートとピアノのための
 3人のための3つの風景(2017)~
  フルート(バス・フルート)、クラリネット、ピアノのための
 波(2019)~クラリネットとピアノのためのソナタ
 Stilbruche(2018)~フルート(ピッコロ)、クラリネット、ピアノ
トリオ・タステンウィンド
カティア・シュルテ=ブネルト(フルート)
ファビアン・ハウザー(クラリネット)
エレーナ・カースマン(ピアノ)

 世界初録音!新感覚のトリオによる新鮮なサウンド

 Stereo/5.1/2+2+2、70'06

 クラリネット奏者であり、作曲家のファビアン・ハウザーによる室内楽作品集。
 ファビアン・ハウザーは、学生時代バンドを組んでおり、毎週のようにライヴのために新しい曲を作っていました。
 その経験から、ポップスの要素と十二音技法を組み合わせた作品や、古典的な様式とループ奏法と取り入れたトリオのための作品など、実験的で意欲的な作品を次々と生み出しています。
 




WERGO


WER 6434
¥2600
解剖学 ~マーク・バーデン(1980-):作品集
 (1)ヴェール Veil (2012) ~2つのピッコロのための
 (2)アマス aMass (2015) ~アンプ増幅された九重奏のための
 (3)ペルソナ personæ (2009) ~バスフルートとバスクラリネットのための
 (4)ラメントーゾ lamentoso (2016) ~ピッコロとファゴットのための
 (5)クレフト cleft (2017) ~ヴァイオリンとチェロのための
 (6)練習曲集 Etudes 1-3 (2017) ~ピアノ独奏のための
  [ベロシティ・ゲージ Velocity Gauge /
   鏡、仮面 Mirrors, Masks /
   感情と郷愁 On Affect and Nostalgia]
 (7)アナトミー anatomy (2010) ~打楽器独奏と大オーケストラのための
(1)マッテオ・チェザーリ、
 ヘレン・ブレッドソー(ピッコロ)
(2)エンノ・ポッペ(指揮)、
 アンサンブル・モザイク
(3)ヘレン・ブレッドソー(バスフルート)、
 カール・ロスマン(バスクラリネット)
(4)ヘレン・ブレッドソー(ピッコロ)、
 ローレライ・ダウリング(ファゴット)
(5)アショット・サルキシャン(ヴァイオリン)、
 セヴリーヌ・バロン(チェロ)
(6)ジョセフ・ヒューストン(ピアノ)
(7)ブライアン・アーチナル(打楽器)、
 ペーター・ルンデル(指揮)、
 ベルリン・ドイツ交響楽団

 容赦ない響きと突き刺さるエネルギー!音の力に魅せられた異才の強烈な作品集

 録音:(1)(3)(4)(6)2019年11月6-10日、(2)2019年4月3-4日、(5)2020年12月16-17日、(7)2020年3月10日/76'32''

 1980年クリーヴランド生まれでベルリン在住の作曲家マーク・バーデンの作品集。
 彼は音を根本的に物理的な現象として捉え、そのエネルギーを直接聴き手の骨身に響かせるかのように音を繰り出します。
 極限まで切り詰めた表現を躊躇なく見せつけ、時に荒々しく暴力的な、あるいは容赦ない響きの選択にどきりとさせられます。
 2本のピッコロが静寂の淵でお互いを包み込み空気の揺らぎに巻き込まれていく「ヴェール」、融合と分裂の間で猛烈なデュオを展開する「クレフト」、バッハのハ短調パルティータが複雑な超絶技巧の中に埋め込まれている「練習曲集」、圧倒的な音のパワーに満ちた打楽器協奏曲「アナトミー」など、様々な編成の作品を収録。この作曲家を知るに最適の1 枚です。

 作曲家HP(一部スコアと楽曲の視聴が可能)
  http://www.mark-barden.com/

 
 




C’AVI-MUSIC

代理店変更により名盤旧譜再紹介

8553357
¥2600
〔旧譜〕

ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ(1919-2006):ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第1番(1947)、ピアノ・ソナタ第2番(1949)、
 ピアノ・ソナタ第3番(1952)、ピアノ・ソナタ第4番(1957)、
 ピアノ・ソナタ第5番(1986)、ピアノ・ソナタ第6番(1988)

アントニー・バリシェフスキー(ピアノ)


 ショスタコーヴィチに愛されたガリーナ・ウストヴォーリスカヤのピアノ作品

 ☆謎多きロシア女流作曲家ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ
 
 1919年にペトログラード(後のサンクトペテルブルク)に生まれたガリーナ・ウストヴォーリスカヤ(1919-2006)。レニングラード音楽院ではショスタコーヴィチに師事しています。
 ショスタコーヴィチは未完成の作品をウストヴォーリスカヤに送り、その曲に対する彼女のコメントを重視していました。
 また、それらの作品に彼女が作曲したテーマが引用されるなど、ウストヴォーリスカヤに大きな期待と信頼を寄せていたことが分かります。
 とはいえ彼女自身が、ショスタコーヴィチの影響を受けたかというと、ショスタコーヴィチに限らず「私の音楽と、他の作曲家の音楽には全く関係性やつながりはない」と自身が語るほど、独自の世界観で作曲活動を行っていたということが窺えます。
 特に、後年になるにつれてその傾向は強くなっていきます。ソ連時代はほとんど実演されなかった作曲家ではありますが、ソ連崩壊後は演奏会でも取り上げられるようになってきました。

 1988年ウクライナ生まれのピアニスト、アントニー・バリシェフスキーは、ウクライナ国立チャイコフスキー記念音楽院で学びました。ヴァレリー・コズロフに師事し、2014年には「アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール」にて優勝を果たしました。その後国内外で活躍しています。

 ※録音:2016年、テルデック・スタジオ、ベルリン(ドイツ)
 

 

8553386
¥2600
〔旧譜〕
オーボエとピアノのための作品集
 クレメント・スラヴィツキー(1910-1999):
  オーボエとピアノのための組曲(1960)
 ヤナーチェク:サルヴェ・レジーナ(歌劇《イエヌーファ》より)
 ハンス・ガル(1890-1987):
  オーボエとピアノのためのソナタ Op.85(1965)
 マルティヌー:モルダヴィア民謡
 パヴェル・ハース(1899-1944):オーボエとピアノのための組曲 Op.17
ヴィオラ・ヴィルムゼン(オーボエ)
今仁喜美子(ピアノ)

 ベルリン・ドイツ響首席オーボエ奏者ヴィルムゼンの妙技!

 ベルリン・ドイツ交響楽団の首席オーボエ奏者であるヴィオラ・ヴィルムゼンと、モーリス・ブルグなど数々のオーボエ奏者の伴奏を務めてきた今仁喜美子によるオーボエとピアノのための作品集。
 ヴィオラ・ヴィルムゼンの表現力を前面に活かした選曲となっており、人の声の如く各作品を歌い上げます。
 《イエヌーファ》をはじめとして声楽作品を取り上げ、オーボエの機能性を極限まで引き出し奏される音色をお楽しみください。

 ※録音:2015年、スタジオ・ブリッツ、ベルリン(ドイツ)
 
 
8553376
¥2600
〔旧譜〕
ゴー・イースト!(4手のためのピアノ作品集)
 ブラームス:4手のためのワルツ集 Op.39 より抜粋
 ヒンデミット:4手のための8つのワルツ集 Op.6
 オズカン・マノフ(1967-)2つのアナトリアの音楽
 ストラヴィンスキー:春の祭典(4手ピアノ版)
ギュルル・エンサリ(ピアノ)
ヘルベルト・シュフ(ピアノ)

 ある日ヒンデミットの《4手のための8つのワルツ集》を弾いていると、それらがブラームスの《4手のためのワルツ集》と様々な点で類似していることに気づき、今回の録音が企画されたという、ギュルル・エンサリとヘルベルト・シュフの夫婦デュオ。
 テーマの「ゴー・イースト!」というのはイスタンブールで結婚した二人の私的な部分と、《ハンガリー舞曲集》を作曲したブラームス、トルコ人作曲家のオズカン・マノフの作品を取り上げたことで「西から、東へ!」との意味が込められているそうです。
 演奏は何といってもスリリングな《春の祭典》!時折ピアノ線に直接触れるなど奇抜な奏法を駆使しながらの熱演です!

 ※録音:2016年4月、シュトゥットガルト(ドイツ)
 
 

8553380
¥2600
〔旧譜〕
フーガ・マーニャ
 ヴァレンティン・ハウスマン(1560頃-1614):フーガ第1番、フーガ第2番
 A.スカルラッティ:四重奏ソナタ第4番
 J.S.バッハ:
  コントラプンクトゥス1、コントラプンクトゥス4、
  コントラプンクトゥス11(フーガの技法 BWV 1080より)
 ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756):ソナタ ハ短調
 モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K.546
 ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調 Op.133
アルミーダ弦楽四重奏団

 2006年にベルリンで結成、アルテミス弦楽四重奏団に師事したアルミーダ弦楽四重奏団は、2012年に第61回ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝(この時、聴衆賞含め6つの賞を獲得)しました。
 その後の活躍は目覚ましく、ヨーロッパではコンセルトヘボウ、ベルリンのフィルハーモニー、ウィグモアホールなどのコンサートでも大成功をおさめています。
 今回のアルバムでは、16世紀のハウスマンからベートーヴェンまでフーガの作品に焦点をあてています。

 ※録音:2016年11月、ベルリン(ドイツ)
 
 
8553377
¥2600
〔旧譜〕
ベートーヴェン:スコットランド&アイルランド民謡集 アンドレ・シュエン(バリトン)
ブーランジェ・ピアノ三重奏団
 アデライーデ Op.46(バリトンとピアノ)、連作歌曲集《遥かなる恋人に寄す》 Op.98(バリトンとピアノ)、
 この暗き墓に WoO.133(バリトンとピアノ)、《25のスコットランド民謡 Op.108》より抜粋(バリトンとピアノ三重奏)、
 《25のアイルランド民謡 WoO.152》より抜粋(バリトンとピアノ三重奏)、
 ポリー・スチュワート《12のスコットランド民謡 WoO.156》より(バリトンとピアノ三重奏)、
 アイルランドっ子の血潮《12のアイルランド民謡 WoO.154》より(バリトンとピアノ三重奏)、
 古老が教えてくれてから《20のアイルランド民謡 WoO.153》より(バリトンと三重奏)、
 むごく悩み多い朝《25のアイルランド民謡 WoO.152》より(バリトンと三重奏)

 南チロル出身のアンドレ・シュエンは今世界的に注目を集めるバリトン歌手のひとりです。
 当初はチェロを演奏していましたが、ザルツブルク・モーツァルテウム大学時代に歌を学び、ヴォルフガング・ホルツマイアーに師事しました。
 現在では、ザルツブルク音楽祭への出演や、ベルリン・フィルとの共演など世界的な活躍に注目が集まっています。
 今作でも柔らかく表情豊かな歌声で、ベートーヴェンの穏やかな民謡集を歌い上げています。

 ※録音:2016年5月、ケルン(ドイツ)
 
 

8553004
¥2600
〔旧譜〕
ゴルトベルク・トリオ・ボン、シトコヴェツキー版ゴルトベルクを弾く!
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
  (D.シトコヴェツキーによる弦楽三重奏版)
ゴルトベルク・トリオ・ボン
 〔ヴェレーナ・シェーネヴェーク(ヴァイオリン)、
 ヘラルド・シェーネヴェーク(ヴィオラ)、
 クリスチャン・ブルナート(チェロ)〕

 有名なシトコヴェツキー編の弦楽三重奏版ゴルトベルク変奏曲を、名手ぞろいのトリオが音楽性豊かに奏でた1枚。
 軽やかな音楽運びが何とも心地よい演奏です。メンバーは元ケルビーニ・カルテットのヴァイオリニスト、ヘラルド・シェーネヴェークとその妻のヴェレーナ、ボン・ベートーヴェン管弦楽団のソロチェリストを務めたクリスチャン・ブルナートの3人で構成されています。
 ニコロ・ガリアーノのヴァイオリン(1742年製)やジョヴァンニ・グランチーノのチェロ(1698年製)といった使用楽器の音色の美しさも特筆されます。

 ※録音:2004年3月(ドイツ)
 
 

8553009
¥2600
〔旧譜〕

ベートーヴェン、クライン、パーセル:弦楽三重奏のための作品集
 ヘンリー・パーセル: 3声のファンタジア(1680)
 ギデオン・クライン(1919-1945):弦楽三重奏曲(1944)
 ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ト長調 Op.9-1

ゴルトベルク・トリオ・ボン
 〔ヴェレーナ・シェーネヴェーク(ヴァイオリン)、
  ヘラルド・シェーネヴェーク(ヴィオラ)、
  クリスチャン・ブルナート(チェロ)〕


 弦楽三重奏は、室内楽の中でも最も凝縮された音楽と言えるでしょう。
 イギリスのヘンリー・パーセルは、早くも17世紀末に《3声のファンタジア》でそのことを示し、18世紀のベートーヴェンはモーツァルトの作品と並んで最も美しい弦楽三重奏曲を残しました。
 ギデオン・クラインは不幸にもナチスの犠牲者となった作曲家です。テレージエンシュタット強制収容所で作曲されたこの作品は、1944年クラインがアウシュビッツに強制送還される数日前に書かれたもので、彼はそこで命を落としました。
 ゴルトベルク・トリオ・ボンは、元ケルビーニ・カルテットのヴァイオリニスト、ヘラルド・シェーネヴェークとその妻のヴェレーナ、ボン・ベートーヴェン管弦楽団のソロチェリストを務めたクリスチャン・ブルナートの3人からなる、腕利きの名手が揃ったアンサンブル。美しく、説得力のある演奏です。(ヴァイオリンは1742年製のニコロ・ガリアーノ、チェロは1698年製のジョヴァンニ・グランチーノを使用しています。)

 ※録音:2004年3月(ドイツ)
 
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8553046
¥2600→\2390
〔旧譜〕
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》(弦楽四重奏版=編曲者不詳:1799年)
 1.序曲
 第1幕
  2.Cingue‛&dieci‛&venti‛&trenta/3.Se vuol ballare/4.Che cara sposa!/
  5.Non so piu cosa son, cosa faccio/6.Non piu andrai, farfallone amoroso
 第2幕
  7.Porgi amor/8.Voi che sapete/9.Susanna, or via, sortite/10.Aprite, presto, aprite
 第3幕
  11.Crudel! Perche finora/12.Hai gia vinta la causa!/13.Riconosci in questo amplesso/
  14.E susanna non vien...Dove sono/15.Che suave zeffiretto/16.Cantiamo, Iodiamo
 第4幕
  17.L'ho perduta...me meshina!/18.Il capro e la capretta/
  19.Giunse alfin il momento/20.Gente, gente, all'armi, all'armi
 マルコリーニ四重奏団(ピリオド楽器)
  〔イエルク・ブッシュハウス(ヴァイオリン) 、マルクス・ホフマン(ヴァイオリン)、
   シュテファン・シュミット(ヴィオラ)、マルティン・フリッツ(チェロ)〕

 ☆コンチェルト・ケルンやフライブルク・バロック管で活躍するメンバーによる、絶品の弦楽四重奏版フィガロ!

 古楽オケとして名高いコンチェルト・ケルンやフライブルク・バロック・オーケストラで活躍するメンバーによるカルテット、マルコリーニ四重奏団による《フィガロの結婚》。
 オーストリアのメルク修道院のアーカイヴに保管されていたという1799年の弦楽四重奏版を使用しています。
 編曲者は不詳ですが、作中の誰もが知っているアリアや重唱曲を中心に、質の高い編曲が行われています。
 マルコリーニ四重奏団の演奏は生気に満ち、響きも鮮やか、ピリオド楽器による弦楽四重奏曲としても充分に楽しめます。

 ※録音:2006年5月、メルク修道院コロマニザール(オーストリア)
 




DA VINCI CLASSICS



C00410
¥2600
ウィーンの昼下がり ~
 ウィーン式コントラバスのための18世紀作品集

  シュペルガー:
   ウィーン式コントラバスとオーケストラのための協奏曲第18番ハ短調
    (イサリン・ルルー編曲五重奏版/世界初録音)
  ディッタースドルフ:
   ヴィオラとウィーン式コントラバスのための二重奏曲変ホ長調
  ホフマイスター:
   ウィーン式コントラバスとヴァイオリン、
    ヴィオラとチェロのための五重奏曲第2番ニ長調

イサリン・ルルー(ウィーン式コントラバス)
パトリック・オリヴァ(第1ヴァイオリン)
マルタ・ムーア(第2ヴァイオリン)
ジャン=フィリップ・ガンディ(ヴィオラ)
ロナン・ケルノア(チェロ)


 ウィーン式コントラバスのために書かれた傑作集。ピリオド・コントラバスの名手イサリン・ルルー!

 ミヒャエル・ハイドンの後任としてグロースヴァルダイン(現在のルーマニアのオラデア)司教の楽長を務めていたディッタースドルフ。
 同地の宮廷でコントラバスのヴィルトゥオーゾであるヨハネス・マティアス・シュペルガー(1750-1812)が活躍していたことにより、ディッタースドルフの有名な「コントラバス協奏曲ニ長調」が誕生し、18世紀におけるコントラバスのための音楽が大きく発展することになります。

 当アルバムのテーマは「ウィーンの昼下がり」であり、その主役は現在の一般的な「コントラバス」ではなく古典派時代のウィーンで用いられた「ウィーン式コントラバス」!
 「ウィーン・ヴィオローネ」とも呼ばれるこの「ウィーン式コントラバス」は弦の本数が5本であり、上から「A-Fis-D-A-F」という、いわゆる「ウィーン式調弦」を基本とするなど、現代のコントラバスとは大きな違いが見られる楽器です。
 この「ウィーン式コントラバス」の発展により、ディッタースドルフやシュペルガー、ホフマイスターの作品をはじめとする数々の秀作が生まれ、古典派時代においてソロ楽器としてのコントラバスの地位が高まることとなりました。

 この「ウィーン式コントラバス」のために書かれた作品集のレコ―ディングに取り組んだのはベルギーの女流奏者イサリン・ルルー。
 ブリュッセル王立音楽院でモダンのコントラバスを学んだ後、バーゼル・スコラ・カントルムでデイヴィッド・シンクレアにピリオドのコントラバスを師事。
 ヘレヴェッヘのシャンゼリゼ管弦楽団のマスターズ・プログラムにも参加し、インスラ・オーケストラやラ・シャンブル・フィラルモニーク、オーゾニア、レザグレマンなどのピリオド・オーケストラ&アンサンブルから招かれるなど、ピリオド・コントラバスの名手として注目を集めている欧州古楽界の有望株の1人です。

 使用楽器はウィーン調弦によるミヒャエル・ウィラー1770年製作のピリオド楽器。作曲当時の響きの再現に要注目!

 ※録音:2020年10月13日-17日、サウンド・リスペクト・スタジオ(ベルギー)
 
 


C00397
¥2600
19世紀~20世紀初期の女流作曲家たちの声楽作品集
 シュルツ=アダイエフスキー:声楽とピアノための《24の前奏曲》
 クララ・シューマン:
  《6つの歌曲》Op.13より 第1番、第2番、ローレライ WoO.19
 アルマ・マーラー:《5つの歌曲》より 第1番、第4番、第5番
ソフィー・クルスマン(ソプラノ)
アンドレア・ルクリ(ピアノ)

 本名はエリザヴェータ・シュリツでエッラ・ゲオルギイェヴナ・アダイェフスカヤなどの呼び名などでも知られるロシア帝国時代の女流コンポーザー=ピアニスト、エッラ・フォン・シュルツ=アダイエフスキー(1846-1926)とクララ・シューマン、アルマ・マーラーの作品を組み合わせた、19世紀~20世紀初期の女流作曲家たちの声楽作品集。
 声楽のための「24の前奏曲」の作曲者であり今作での主役であるシュルツ=アダイエフスキーは、ヘンゼルトやルビンシテイン、ドライショクといった錚々たる大作曲家たちに作曲法を学び、ロシア帝国時代における重要な女流音楽家として歴史にその名を残しています。
 ちなみにこの「声楽とピアノ伴奏」のための「24の前奏曲」の歌詞は作曲者の甥でオーストリアの美術史家、美術商、作家であり翻訳家でもあったベンノ・ガイガー(1882-1965)によって作詞されています。

 ※録音:2020年7月、ロイゼ・ブラッツ文化センターホール(ゴリツィア、イタリア)
 
 
C00402
¥2600
ハープシコーディオン ~
 ピアッツァからピアソラに至るハープシコードと
  アコーディオンのための音楽

   ピアッツァ:ソナタ ヘ長調
   ボルトニャンスキー:五重奏曲第2番より 第3楽章:Allegretto
   コレット:オルガン協奏曲第6番 Op.26
   ダカン:かっこう
   ボッケリーニ(シュタイアー編): ファンダンゴ
   ピアソラ:組曲《タンゴの歴史》より 第1番、第2番、第3番
スヴィトラーナ・シャバルティナ(ハープシコード)
エヴゲニーヤ・チェルカゾワ(アコーディオン)

 1655年にヴェネツィアで出版されたビアージョ・マリーニの「2声、3声または4声のために教会&室内ソナタ集」のタイトル・ページに書かれた『あらゆる種類の楽器に』という言葉から着想を得て、「アコーディオン&ハープシコード(チェンバロ)」という意外(!?)な組み合わせによるアルバムが実現!
 バロック時代のダカンから20世紀のピアソラまでをエヴゲニーヤ・チェルカゾワ自身がアレンジしたアコーディオンとハープシコードのためのヴァージョンが、どこか不思議で新鮮な世界を生み出してくれています。

 ※録音:2019年11月23日、ウクライナ・ルター派教会(キエフ、ウクライナ)
 













6/3(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2385
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
五明カレンによるピアソラ三部作
 ピアソラ:
  (1)「ブエノスアイレス秋」
   (レオニード・デシャトニコフ編曲によるヴァイオリンと弦楽合奏版)
  (2)タンゴ風エチュード第3番(ヴァイオリン独奏)
  (3)タンゴ風エチュード第4番(ヴァイオリン独奏)
  (4)タンゴ風エチュード第5番(ヴァイオリン独奏)
  (5)タンゴの歴史(ヴァイオリンとギター版)
五明カレン
 (ヴァイオリン/
  ストラディヴァリウス"Healy"
   (1711年頃)、(1)指揮)
(1)ジュリアン・ズルマン(指揮)、
 フランス国立ロワール管弦楽団
(3)ステファニー・ジョーンズ(ギター)

 ピアソラ・イヤーに決定盤登場!麗しき五明カレンが情熱的に歌い上げるピアソラ・アルバム!

 セッション録音:(1)2020年6月26&27日/ナント(2)-(5)2020年8月10-13日/ニコデモ教会(ベルリン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、63'03

 SACD ハイブリッド盤。
 麗しのヴァイオリニスト五明カレン、BISレーベル第2弾はピアソラ生誕100周年を記念した注目盤です!
 五明カレンは1982年東京生まれで2歳の時にモントリオールに移住。5歳でヴァイオリンをはじめ、わずか9歳でカナダ音楽コンクール第1位受賞した才華です。
 その後名教師ドロシー・ディレイに師事しジュリアード音楽院で学び研鑽を積みました。現在アメリカを拠点にソリストとして活躍。日本ではル・ポン国際音楽祭2019にも出演しております。2013年11月にNHK スペシャル『至高のバイオリン ストラディバリウスの謎』でイタリアのクレモナを訪れヴァイオリンの史上最高の名器ストラディヴァリウスの秘密に迫るドキュメンタリーに出演し、名器「オーロラ」の音色を名曲に乗せて披露したことでその名が知られております。

 当アルバムでは五明の洗練された表現力でピアソラの情熱と官能の世界を披露。この名曲を表現するのはやはりストラディヴァリウス。当録音では1711年頃に製作された銘器"Healy"で雄弁に奏でます。

  


 ひたむきでまっすぐで、意志の強さを感じさせるヴァイオリンがこの人の特徴。



五明カレン、前作
ついこの間出たと思ったのにもう2年前だった。


ロカテッリがかっこいい!ロカテッリはうまい人が演奏すると本当にすばらしい作品になる



 BIS SA 1998
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
「謝肉祭」
 ヴァイオリンとギターのための作品集
五明カレン(ヴァイオリン;1703年製ストラディヴァリウス「オーロラ」)
イスモ・エスケリネン(ギター;2011年製ロディ)
  (1)ヴィヴァルディ(1678-1741):ソナタ第2番 イ長調 RV.31~12のヴァイオリン・ソナタ集 Op.2より
  (2)ロカテッリ(1695-1764):ソナタ第12番 ニ短調~12の室内ソナタ Op.6より
  (3)パガニーニ(1782-1840):ソナタ第1番~チェントーネ・ディ・ソナタ Op.64 MS.112より
  (4)パガニーニ:ソナタ第1番~ヴァイオリンとギターのための6つのソナタ Op.2 MS.26より
  (5)パガニーニ:ブラヴーラ変奏曲
  (6)コレッリ(1653-1713):ソナタ第12番 ニ短調「ラ・フォリア」~12のヴァイオリン・ソナタ集 Op.5より
  (7)パガニーニ:「ロマンス」「アンダンティーノ・ヴァリアート。スケルツァンド~第1~6変奏」
    ~ギターとヴァイオリンのためのグランド・ソナタ イ長調 Op.39 MS.3より
  (8)パガニーニ:ヴェネツィアの謝肉祭 Op.10 MS.59

 名曲「ラ・フォリア」も収録!麗しの五明カレンが銘器ストラディヴァリウスで奏でるヴァイオリンとギターのための作品集。

 セッション録音:2015年9月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、67'30"

 SACD ハイブリッド盤。
 麗しのヴァイオリニスト五明カレンが銘器ストラディヴァリウス「オーロラ」を用いて演奏したヴァイオリンとギターのための作品集をリリースします。
 五明カレンは1982年東京生まれで2歳の時にモントリオールに移住、5歳でヴァイオリンをはじめ、わずか9歳でカナダ音楽コンクール第1 位受賞した才華。その後名教師ドロシー・ディレイに師事しジュリアード音楽院で学び研鑽を積みました。現在アメリカを拠点にソリストとしてヨーロッパでも高い評価を受けております。

 2013年11月にNHK スペシャル『至高のバイオリン ストラディバリウスの謎』でイタリアのクレモナを訪れヴァイオリンの史上最高の名器ストラディヴァリウスの秘密に迫るドキュメンタリーに出演し、愛器「オーロラ」の音色を名曲に乗せて披露したことでその名が知られております。当番組内で"楽器自体に独特の声を持っている" とその魅力を語る五明カレンが美しい音色を聴かせてくれます。

 共演のイスモ・エスケリンはティモ・コルホネン門下で現在フィンランドを代表するギタリスト。ALBA レーベルより数多くのディスクをリリースしている名手です。


 
 


BIS SA 2360
(SACD HYBRID)
¥2800
バーバー「弦楽のためのアダージョ」の原曲
 (1)バーバー:弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.11
  【第1楽章「モルト・アレグロ・エ・アッパシオナート」
   +第2楽章「モルト・アダージョ」+第3楽章「モルト・アレグロ―プレスト」】
 (2)バーバー:弦楽四重奏曲 ロ短調(最終楽章オリジナル版)
  【「アンダンテ・モッソ、ウン・ポコ・アジタート―アレグロ・モルト、アラ・ブレーヴェ」】
 (3)アイヴス:弦楽四重奏曲第1番「信仰復興伝道会」または「救世主軍から」
 (4)アイヴス:スケルツォ~3つの短い小品集より第2番(弦楽四重奏版)
 (5)アイヴス:弦楽四重奏曲第2番
  エッシャー弦楽四重奏団
   【アダム・バーネット=ハート(第1ヴァイオリン)、ダンビ・ウム(第2ヴァイオリン)、
    ピエール・ラポイント(ヴィオラ)、ブルック・シュペルツ(チェロ)】

 第3楽章の初稿版も収録!バーバーの「弦楽のためのアダージョ」の原曲、弦楽四重奏曲をエッシャー弦楽四重奏団が録音!カップリングのアイヴスも注目。

 セッション録音:2019年2月1-4日/ポットン・ホール(サフォーク/イギリス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、74'15
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:トーレ・ブリンクマン(Take5 Music Production)
 エディティング&マスタリング:トーレ・ブリンクマン(Take5 Music Production)/エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACD ハイブリッド盤。
 ニューヨークを拠点として活動しているアメリカのカルテット、エッシャー弦楽四重奏団が自国の作曲家バーバーとアイヴスを録音!
 バーバーの弦楽四重奏曲 ロ短調は1936年、バーバー26歳の作品。当作品の第2楽章「アダージョ」をバーバー自身が弦楽合奏用に編曲した「弦楽のためのアダージョ」が有名ですが、今回はその原曲の弦楽四重奏曲を録音しました。
 ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第1番や第11番「セリオーソ」を思わせるダイナミックなメロディとリズムが印象的です。
 なお当録音では最終楽章の初稿版も収録。原曲で聴く若かりしバーバーの思いのつまった作品です。
 カップリングのアイヴスの弦楽四重奏曲とスケルツォとともに20世紀のアメリカを代表する作曲家の弦楽四重奏曲をご堪能ください。
 




CLAVES


50 3008
¥2800
「スイス、ルネサンス期の詩篇とモテット集」
 ジュネーブ詩篇:第105、121、122、104、33、100、150詩篇
 スウェーリンク:第105、25、121、12、122、42、9、63、150詩篇
 グディメル:第25、12、104、33、8、150詩篇
アンサンブル・ラマラヴィリア
ステファニー・ボラー(指揮)

 ルネサンス期におけるヨーロッパの音楽芸術の統合。ジュネーブ詩篇をアンサンブル・ラマラヴィリアが録音!

 ディジパック仕様、63'25

 16世紀半ば、ジュネーブ詩篇はスイスを含む改革派のヨーロッパ全体に広がり、ジュネーブの改革派であるジャン・カルヴァンが150の詩篇を収録した最初の全集を1562年に出版しました。
 その後詩篇はフランス語に翻訳されジュネーブのさまざまなカントールがその詩篇に旋律をつけました。

 クロード・グディメル(c.1514-1572)が作曲した4部作の詩篇は、初演からわずか2年後の1564年に出版されました。
 この詩篇は旋律をテノール・パートに配したシンプルな構成で、瞬く間に絶大な人気を博しました。アンサンブル・ラマラヴィリアがこれらの美しい詩篇を歌います。

 
 
 
50 3027
¥2800
「海の景色」
 (1)ジャン=サミュエル・ラシーヌ:Douce terre d'orange
 (2)ラシーヌ:Milonga de la confession
 (3)ダニエル・ペラン(1955-):Vaguement
 (4)フリアン・ペラルタ(1974-):Fetiche
 (5)アントワーヌ・オーベルソン(1957-):Le premier qui voit la mer
 (6)ピアソラ(ラマス編):ブエノスアイレスの冬
 (7)ラシーヌ:Tarentellissimo
 (8)アンヌ・ギロ&ルイ・スクラヴィス(1953-):Qumran
 (9)リー・マッドフォード(1959-):
  La mort d'une baleine et d'une vieille esquimaude
 (10)ローレンス・クルボアジェ:Capo d'uomo
 (11)ラシーヌ:Cours Saleya
 (12)ブノワ・モロー(1979-):Astillerade
 (13)ピアソラ(ラマス編):フラカナパ
ブロリ5
 【ステファニー・ジョゼフ
   (ヴァイオリン、声)、
  イグナシオ・ラマス(ギター、声)、
  ジャン=サミュエル・ラシーヌ
   (クラリネット、声)、
  ジョスリーヌ・リュダシグワ
   (ダブルベース、声)、
  アン・ジロ(バス・クラリネット、声)】

 ブロリ5、結成20周年記念ライヴ!ピアソラを含む白熱の演奏!

 ライヴ録音:2018年9月7日/テアトル・ドゥ・ジョラ(スイス)/ディジパック仕様、70'32

 2018年に結成20周年を迎えた室内楽アンサンブル「ブロリ5」。その記念として同年9月7日にスイスのテアトル・ドゥ・ジョラで行われたライヴを収録したのがこのアルバム「海の景色」です。
 メンバーの自由な発想とジャンルを超えたプログラムで人気を集める当アンサンブル。当ライヴではこれまで共演してきたダニエル・ペラン、ローレンス・クルボアジェ、ブノワ・モローなどが「ブロリ5」のために作曲した作品を主軸に構成。
 また、2021年に生誕100周年を迎えたピアソラも収録しており、当アンサンブルが最も得意とする作曲家だけにそのセンスの良い演奏に期待ができます。
 なお、アルバム・タイトルの「海の景色」とは、「音の波に合わせて航海し、遠くの地平線へと向かっていく」というイメージからその名をつけたのとのこと。大海原に広がるような雄大な世界に誘います。

 
 




MDG



MDG 61322082
¥2500
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー
エリック・サティ ピアノ作品集Vol.8~スポーツと気晴らし
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(ピアノ)
 ・自動記述法(第1曲:船について、第2曲:ランプについて、第3曲:ヘルメットについて)
 ・胎児の干物(第1曲:ナマコの胎児、第2曲:甲殻類の胎児、第3曲:柄眼類の胎児)
 ・太った木の人形のスケッチとからかい(第1曲:トルコ風のチロル舞曲、第2曲:やせた踊り、第3曲:エスパーニャ)
 ・サン・ベルナルド
 ・あらゆる意味にでっちあげられた数章(第1曲:おしゃべり女、第2曲:大石を運ぶ男、第3曲:囚われ人の嘆き)
 ・古い金貨と古いよろい(第1曲:黄金を商う商人の家で(13世紀のヴェネツィア)、
  第2曲:甲冑の踊り(ギリシア時代)、第3曲:キンブリ族の敗退(悪夢))
 ・短い子供のお話
  (第1曲:いんげん豆の王様の戦争の歌、
   第2曲:チューリップの小さな王女様がなんておっしゃったか知っている、
   第3曲:アーモンド入りチョコレーとのワルツ)
 ・新子供の曲集(第1曲:横着でけちんぼうでろくでなし、第2曲:無題、第3曲:とってもすてきな女の子)
 ・絵に描いたような子供らしさ(一日への小さな前奏曲、第2曲:子守歌、第3曲:大きな階段の行進曲)
 ・迷惑な軽い罪
  (第1曲:大きな頭の友人という存在をやっかみ、第2曲:彼のジャムパンを失敬して食べてしまう、
   第3曲:足のまめを理由に輪回しの輪を頂戴するために)
 ・スポーツと気晴らし
 ・ゴルフ
 ・テニス
 ・世紀毎の時間と瞬間的な時間
 ・いやな気取り屋の3つのワルツ
 ・最後から2番目の思想
 ・官僚的なソナチネ

 シュライエルマッヒャーのサティ:ピアノ曲全集第8弾!「スポーツと気晴らし」を含むサティらしい小曲集

 80'49、輸入盤・日本語帯付

 サティのスペシャリストであるシュテッフェン・シュライエルマッヒャーによる「サティ:ピアノ作品集」の第8巻。シュライアーマッヒャーは、1960年ハレに生まれ、ジョン・ケージをはじめ現代音楽も得意とし、自身も作曲家としての顔をもちます。MDGレーベルでは「ジョン・ケージ:ピアノ作品全集」を録音し近年注目を集めています。

 今回収録されているのは、「スポーツと気晴らし」を中心に、「自動記述法」「胎児の干物」「太った木の人形のスケッチとからかい」など3曲から成る小品群などを録音しています。
 全21曲からなる小曲集「スポーツと気晴らし」は、シャルル・マルタンの画集のためにサティが1曲ずつ作曲したもの。「ヨット遊び」「海水浴」「競馬」「テニス」などのタイトルが付けられ、特に永遠に繰り返されて終わりのない「タンゴ」は有名です。

 サティは、独特のユーモアの持ち主として知られ、友人や弟子を自認する人からは親しみをこめて「アルクイユの町の先生」と呼ばれていましたがが、当の本人は「私は冗談が好きではないし、悪ふざけの類いは大の苦手だ。意気がったことを言って何になる?私は決して冗談を言わない」と口にしていたといいます。
 エリック・サティの本当のところはわかりませんが、ここに収録されている曲名から推測できる皮肉屋の一面など、サティの作品における真実を垣間見れる曲集です。
 
 


MDG 30722242
¥2500
ライプツィヒ弦楽四重奏団
ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.13

 弦楽四重奏曲Op.74-1(Hob. III: 72) ハ長調 (30'16)
 弦楽四重奏曲Op.74-2(Hob. III: 73) ヘ長調 (25'48)
 弦楽四重奏曲Op.74-3(Hob. III: 74)ト短調「騎士」 (21'33)
ライプツィヒ弦楽四重奏団
 シュテファン・アルツベルガー(第1ヴァイオリン)
 ティルマン・ビューニング(第2ヴァイオリン)
 イーヴォ・バウアー(ヴィオラ)
 マティアス・モースドルフ(チェロ)

 名門ライプツィヒ弦楽四重奏団によるハイドン弦楽四重奏曲集第13弾、アポーニー伯爵へ献呈された作品74

 77'39、輸入盤・日本語帯付

 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者らにより、1988年に結成されたライプツィヒ弦楽四重奏団。以後、彼らは弦楽四重奏団としての活動に専念し、精緻なアンサンブルと正統的で明晰な解釈により、世界40ヶ国以上で賞賛を獲得しています。
 55人の作曲家の約200作品という膨大なレパートリーを持つ彼らは、モーツァルト、ベートーヴェンから現代、編曲作品に至るまで幅広い作品を精力的に演奏しておりCDもすでに多数制作しています。
 現在進行中なのがハイドンの弦楽四重奏曲全集。
 長きにわたりエステルハージ家に仕えていたハイドンは、1790年当主の死によりその職を辞し、十分な金額の年金を手に、ロンドンを中心に旅をし新しい創作活動に時期にはいります。
 今回リリースされるのは、ちょうどその時期に作曲された作品で、音楽好きのアポーニー伯爵へ献呈された『アポニー四重奏曲集』より作品74です。
 難易度の高い曲集ではありますが、ハイドンの語法を見事に再現しているライプツィヒ弦楽四重奏団の演奏は決定盤といえるでしょう。
 




DA VINCI CLASSICS


C00414
¥2600
イタリア、レッチェの知られざるマドリガーレ集
 バセオ:5声のためのマドリガーレ集第1巻(世界初録音)
スコラ・カントルム・バレンシス
ジルベルト・スコルダリ(指揮)

 世界初録音!イタリア、レッチェの知られざるマドリガーレ集。

 詳しい生没年や経歴等は判明していないものの16世紀の最後の30年間に活躍し、レッチェ大聖堂を務めていたとされるイタリアの音楽家フランチェスコ・アントニオ・バセオ(16世紀頃)。
 バセオは「ナポリ風カンツォン集」(1573年)や「2つのマドリガーレ集」(1573年、1582年)を出版しており、今回録音が行われたの世界初録音となる「5声のためのマドリガーレ集第1巻」1582年にヴェネツィアで出版されました。

 イタリアのヴォーカル・アンサンブル、スコラ・カントルム・バレンシスは、アンサンブル・ジル・バンショワを筆頭とするピリオド・アンサンブルで通奏低音奏者として活躍したジルベルト・スコルダリによって2018年に創設。
 1500年から1700年にかけてイタリアのプーリア州近郊で作曲された音楽の発掘、蘇演に力を注いでる気鋭の団体です。

 ※録音:2021年1月、サン・ジャコモ教会(バーリ、イタリア)
 
 


C00407
¥2600
スタインウェイ・アーティスト、アンドレア・トロヴァート
魂の反射 ~ ショパン:ピアノ作品集

 夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2/夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2/
 ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53《英雄》/
 夜想曲第13番ハ短調 Op.48-1/練習曲第13番変イ長調 Op.25-1/
 バラード第2番ヘ長調 Op.38-2/夜想曲第21番ハ短調/
 夜想曲第19番ホ短調 Op.72-1/ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1/
 前奏曲第15番変ニ長調 Op.28-15/夜想曲第20番嬰ハ短調/
 幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
アンドレア・トロヴァート
 (ピアノ/スタインウェイ)

 スタインウェイ・アーティストにも選ばれているイタリアのピアニスト兼オルガニスト、アンドレア・トロヴァートが奏でるショパン・アルバム。
 フィレンツェ音楽院で研鑽を積み、現在はイタリア、ロヴィーゴのフランチェスコ・ヴェネッツェ音楽院でピアノ科教授の任にあるトロヴァートのショパンは、過剰なロマンティシズムや大袈裟な表現に走らない堅実な演奏。
 丁寧なタッチとスタインウェイとの相性の良さを感じさせる好演奏です。

 ※録音:2020年8月、ストゥディオ・ヴァルテル・ネーリ(アレッツォ、イタリア)
 
 

C00412
¥2600
ベルカント・レアリティーズ
 ティベリーニ:サルヴェ・レジナ
 ロッシーニ:スペイン風ティラーナ
 パチーニ:甘くて美しい満足
 ロッシーニ:別れ、情け知らずの彼女
 パチーニ:あなたは私がまだ持っていると彼女に言うでしょう
 ルビーニ:ああ, もしかしたら、私たちの死と恋人たちの魂
 ロッシーニ:私は嘆こう
 スポンティーニ:アドルフォ・ヌリの最後の詩
 ロッシーニ:ウィーンの人々よさらば
フランチェスコ・サントーリ(テノール)
ローサ・モンターノ(ピアノ)

 イタリアの「ベルカント」の醍醐味をたっぷりと味合わせてくれるプログラムを歌うのは、イタリアのリリック・テノール、フランチェスコ・サントーリ。
 ナポリ音楽院で学んだ後、ベルカント唱法の代名詞的存在であるレナータ・スコットやロッシーニ演奏の権威アルベルト・ゼッダといった大物たちにも師事した期待のテノールです。
 すでにフェニーチェ劇場やサン・カルロ劇場などイタリアの有名歌劇場へのデビューを果たしており、ベルカントの系譜を受け継ぐ存在として注目を集めています。

 ※録音:2019年11月、コンプレッソ・モナスティコ・サンタ・マリア(ナポリ、イタリア)
 
 

C00409
¥2600
時間の断片 ~
 ファマ:フルート、ギターと声楽のための室内楽作品集

  フルートとピアノのためのソナタ《時間の断片》
  2本のフルートのための《2つのパリの印象》
  フルートとギターのための《暗闇の中の光》
  声楽とピアノのための《夢》
  声楽とピアノのための《小さなシャンソン》 ~
   ガブリエル・フォーレへのオマージュ
  ギターのための《2つの肖像画》
エンリコ・ルカ(フルート)
ジュリア・ルッソ(ピアノ)
アルフレード・ドゥルソ(ギター)
ジュリア・マッザーラ(ソプラノ)

 イタリアのクラシカル・ギタリスト、指揮者、そして作曲家であるドメニコ・ファマの「作曲家」としてのポートレート・アルバムは、フルートとギターと声楽、そしてピアノを組み合わせた室内楽作品集。
 2018年にカターニャのマッシモ・ベッリーニ劇場にて指揮者デビューを果たし、2020年にはカターニャ・オルフェオ管弦楽団を創設するなど活発な活動を見せています。
 作曲家としては2011年に活動を本格化。室内楽曲、声楽曲を中心とした作品を続々と発表し、イタリア国内で評価を高めています。

 ※録音:2020年12月、サウンドトラック・スタジオ(カターニャ、イタリア)
 
 

C00411
¥2600
ウィーンの2人のイタリア人 ~
 19世紀のヴァイオリンとギターのための音楽

  パガニーニ:《チェントーネ・ディ・ソナタ集》より ソナタ第1番イ短調
  ジュリアーニ:セレナータ Op.127
  パガニーニ:ソナタ・コンチェルタータ イ長調 MS.2
  ジュリアーニ:協奏的大二重奏曲 Op.52
  シュポワ:グランド・デュオ Op.11(ディアベリ編曲版/世界初録音)
サヴェリオ・ガブリエリ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ベルナルディ(ギター)

 ウィーンのイタリア人。パガニーニとジュリアーニの傑作集!

 コンサートでウィーンを訪れ大成功を収めたニコロ・パガニーニ(1782-1840)と1806年にウィーンに移住して同地で活躍したマウロ・ジュリアーニ(1781-1840)。
 音楽の都ウィーンに大きな足跡を残した2人の同世代のイタリア人、パガニーニとジュリアーニの至芸を"ギターとヴァイオリン"でたどる華麗で美しき音楽旅行!

 イタリアのダッラーバコ・ヴェローナ音楽院からオランダの名門アムステルダム音楽院へと渡りヴァイオリンの研鑽を積んだサヴェリオ・ガブリエリ。
 コリン・カーやミッシャ・マイスキー、ジョヴァンニ・ソッリマ、アルヴォ・ペルトやリチャード・ストルツマンと共演を重ねる傍ら、オランダの女流ヴィルトゥオーゾ、リサ・ヤコブスのザ・ストリング・ソロイスツでコンサートマスターを務めるなど、ジョフレッド・カッパ1643年製のヴァイオリンを手に世界的に活躍するイタリア期待のヴァイオリニストです。
 ギターのロレンツォ・ベルナルディは、エマニュエレ・ブオーノとフランシスコ・ベルニエールの下で学び、インドやベトナムなど東南アジアにも活躍の場を広げている若き実力者。クラシックギター弦のブランド「サバレス」のオフィシャル・アーティストも務めています。

 ※録音:2021年1月9日-11日、テアトロ・リストーリ(ヴェローナ、イタリア)
 
 

C00408
¥2600
シルエット ~ 無伴奏アコーディオンのための作品集
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543/
 セミオノフ:奇想曲第1番/ヤナーチェク:我らの夕べ/
 ガンザー:シルエット ~ 第3楽章/
 クシャコフ:ソナタ第1番/サルディッコ:非連続な非線形/
 ズビツキー:
  チャイコフスキーの《ヴァイオリン協奏曲》に基づく「フィナーレ」/
 ヘルモサ:主の祈り
ミケーレ・ビアンコ(アコーディオン)

 2016年のチッタ・ディ・カステルフィダルド国際コンクールで優勝し、第20回ヴァル・ティドーネ国際コンクールやイタリアのオージモで開催された第70回アコーディオン・ワールド・カップなどでも優秀な成績を収めるなど、イタリアにおけるトップ・アコーディオニストの1人の仲間入りを果たしたミケーレ・ビアンコの無伴奏プログラム。
 バッハの「前奏曲とフーガ BWV.543」で幕を開ける無伴奏アコーディオンの独壇場では、チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」を題材としたウラディーミル・ズビツキーの「フィナーレ」などの興味深い作品の数々がビアンコの繰り出す超絶技巧によって披露されています。

 ※録音:2018年、イル・カンティエレ・ラボラトリオ・ムジカーレ(クトロフィアーノ、イタリア)
 
 

C00406
¥2600
クリス・ジャレットのインプロ・プログラム
 クリス・ジャレット:ザールヴェリンゲンでの新たな旅
クリス・ジャレット(オルガン)

 1956年、アメリカのアレンタウンに生まれ、イースタン・ペンシルバニアの山間部で育った鍵盤奏者クリス・ジャレットのインプロ・プログラム。
 クリス・ジャレットは作曲家としても広く活躍しており、歌劇「ジョン・ダン」や映画音楽「戦艦ポチョムキン」や劇付随音楽「ロメオとジュリエット」などの大作を世に送り出しています。

 ※録音:2020年10月16日、ザンクト・ブラシウス教会(ザールヴェリンゲン、ドイツ)
 
 

C00405
¥2600
カラン&プラーティ:コミュニティ・ガーデン ~
 キーボード、サンプラー、シンセサイザー、
  エレクトリック・チェロと電子楽器のための音楽

   パーサージュ/フェンサフロンディル/
   メジャーバシルティム/ナットジムベイ
アルヴィン・カラン
 (キーボード、サンプラー、ピアノ)
ヴァルテル・プラーティ
 (シンセサイザー、
  エレクトリックチェロ、電子楽器)

 エリオット・カーターやロン・ネルソン、メル・パウエルの弟子で実験音楽を中心に重鎮としての地位を不動にしているアルヴィン・カランと、コンポーザー=チェリストでイタリアのエレクトロニック・パフォーマー、ヴァルテル・プラーティのコレボレーション・アルバム。
 収録4作品は全て2019年の作曲で、アメリカの実験音楽の巨匠とイタリアのコンテンポラリー・コンポーザー=チェリストとの丁々発止のアンサンブルはコンテンポラリー・ファン要注目です。

 ※録音:2019年4月、バルザン・スタジオ(ミラノ、イタリア)
 




ORFEO


MP2102
(2CD)
¥2100
30 Piano Poetries 30のピアノ詩曲
 【CD1】
  1. フランツ・リスト(1811-1886): 夜想曲 第3番 変イ長調 「愛の夢」 S541/R211
  2. アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915): 詩曲 嬰ヘ長調 Op. 32 No. 1
  3. フレデリック・ショパン(1810-1849): 練習曲 変ト長調 「蝶々」 Op. 25 No. 9
  4. スクリャービン: 詩曲 Op. 59 No.1
  5. クロード・ドビュッシー(1862-1918): 古代の墓碑銘 第3番「夜が幸いであるために」
  6. ヨハネス・ブラームス(1833-1897): 間奏曲 ハ長調 Op. 119 No. 3
  7. リスト: 暗い雲 S199/R78
  8. モーリス・ラヴェル(1875-1937):『ダフニスとクロエ』 - 宗教的な踊り(K. リフシッツ編)
  9. ショパン: 練習曲 イ短調 「木枯らし」 Op. 25 No. 11
  10. リスト: 『12の超絶技巧練習曲』-第11番 変ニ長調「夕べの調べ」
  11. スクリャービン: アルバムの綴り Op. 45 No. 1
  12. カロル・シマノフスキ(1882-1937): 仮面劇 Op. 34 第3番「ドン・ファンのセレナード」
  13. ショパン: 練習曲 変ホ長調 Op. 12 No. 11
  14. リスト: 詩的で宗教的な調べ S173/R14-第7番 葬送
  15. マヌエル・デ・フャリャ(1876-1946): 《はかなき人生》 - スペイン舞曲第1番(2台ピアノ版)
 【CD2】
  1. ショパン: 練習曲 ホ長調「別れの曲」 Op. 10 No. 3
  2. スクリャービン: 前奏曲 Op. 16 NO. 1
  3. リスト: パガニーニ大練習曲 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」
  4. フランツ・シューベルト(1797-1828):幻想曲「さすらい人」 ハ長調 Op. 15 D760 - 第2楽章 Adagio
  5. ドビュッシー: 古代の墓碑銘 第6番「朝の雨に感謝するために」
  6. ブラームス: 間奏曲 ロ短調 Op. 119 No. 1
  7. スクリャービン: 詩曲Op. 37 NO. 2
  8. ラヴェル:『ダフニスとクロエ』- 遠くからの声(K. リフシッツ編)
  9. リスト: 2つの演奏会用練習曲 S145 第1番「森のささやき」
  10. シマノフスキ: 仮面劇仮面劇 Op. 34 第1番「シェエラザード」
  11. ショパン: 練習曲 変イ長調「エオリアン・ハープ」 Op. 25 No. 1
  12. ドビュッシー: 古代の墓碑銘 第6番「朝の雨に感謝するために」
  13. リスト: 2つの演奏会用練習曲 S145 第1番「小人の踊り」
  14. スクリャービン: 前奏曲 Op. 16 NO. 4
  15. ラヴェル: ラ・ヴァルス(2台ピアノ版)
 【CD1】
  ヴァルダン・マミコニアン(ピアノ) 1997年録音 ..1,7,14、オレグ・マイセンベルク(ピアノ) 1981年録音 ..2,4,11
  アミール・カッツ(ピアノ) 2015年録音 ..3,9,13、コンスタンティン・リフシッツ(ピアノ) 2012年録音 ..5,8、
  ゲルハルト・オピッツ(ピアノ) 1981年録音 ..6、ミロスラフ・クルティシェフ(ピアノ) 2007年録音 ..10、
  ジョセフ・ブルバ(ピアノ) 1983年録音 ..12、クリスティーナ&ミシェル・ノートン(ピアノ) 2012年録音 ..15
 【CD2】
  アミール・カッツ(ピアノ) 2015年録音 ..1,11 2019年録音 ..9,13、
  オレグ・マイセンベルク(ピアノ) 1981年録音 ..2,7,14、1982年録音 ..4
  ヴァルダン・マミコニアン(ピアノ) 1997年録音 ..3
  コンスタンティン・リフシッツ(ピアノ) 2012年録音 ..5,8,12
  ゲルハルト・オピッツ(ピアノ) 1981年録音 ..6
  ジョセフ・ブルバ(ピアノ) 1983年録音 ..10
  クリスティーナ&ミシェル・ノートン(ピアノ) 2012年録音 ..15

 ORFEOレーベルの豊富なカタログから、ロマン派と印象派の詩的で美しいピアノ曲を中心に30曲選んだ2枚組。
 コンピレーション・アルバムにはおなじみのショパンの練習曲やリストの「愛の夢」、ブラームスの間奏曲から、オリエンタルな雰囲気を宿すドビュッシーの「古代の墓碑銘」、神秘的なスクリャービンの詩曲と前奏曲、描写的なシマノフスキの「仮面劇」などあまり耳にする機会のない作品も含まれています。
 いずれもレーベルを代表する名手たちの演奏で、初出時に高く評価されたものばかりをセレクト。
 また、マイセンベルクのスクリャービンとブルバのシマノフスキは今回が初CD化です。
 




SOLO MUSICA


SM342
¥2400
シューベルト、ヴァインベルク、レヴィティン、ヒンデミット:
 コントラバス作品集
ペトル・ユーガ(コントラバス)
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)..1-3,13-15
  フランツ・シューベルト(1797-1828):アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821(コントラバスとピアノ編)
   1. I. Allegro moderato/2. II. Adagio/3. III. Allegretto
 
  ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):無伴奏コントラバスのためのソナタ Op.108
   4. I. Adagio/5. II. Allegretto/6. III. Allegro moderato/
   7. IV. Allegretto/8. V. Lento/9. VI. Allegro molto
 
  ユーリ・レヴィティン(1912-1993):無伴奏コントラバスのためのソナタ OP. 58
   10. I. Moderato/11. II. Allegretto/12. III. Allegro
  
 パウル・ヒンデミット(1895-1963):コントラバスとピアノのためのソナタ
   13. I. Allegretto/14. II. Scherzo/
   15. III. Molto Adagio · Recitativo Lied. Allegretto grazioso

 録音 2019年5月20-22日 Kupferhaus Planegg(ドイツ)

 楽器の大きさのためか、コントラバスは敏捷性に欠けると信じられがちですが、ルーマニアのコントラバス奏者ペトル・ユーガの演奏を聴くと、そんな先入観は払拭されることでしょう。
 彼の手にかかると、この楽器はいともたやすく軽やかに旋律を歌い上げ、深く瞑想的な音色も響かせます。
 これにはもちろん卓越した技術が必要ですが、イウガはルーマニアで学んでいた時に、ユーディ・メニューインの目に留まり、スイスの国際メニューイン音楽アカデミーに留学したという才能の持ち主。
 ここで研鑽を積んだ後、ベルン国立高等音楽院、パリ音楽院を経て、パリ室内管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団のコントラバス奏者を務めた他、コンクールの入賞歴やオーケストラとの共演も数多く、室内楽奏者としても活躍しています。
 このアルバムでは、ヴァインベルクとレヴィティンの無伴奏ソナタの他に、名ピアニスト、オリヴァー・トリンドルとともにシューベルトの「アルペジオーネ・ソナタ」とヒンデミットのソナタを演奏。楽器の魅力を存分に披露しています。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM

GS 2239/40
(2CD)
¥2700
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
ベートーヴェン、ブラームスのピアノ協奏曲

 Disc 1
  ベートーヴェン:
   (1)ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
   (2)ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
 Disc 2
  (3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
  (4)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(1)-(3)ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
(4)カール・ベーム(指揮)

 バックハウスの名盤が2枚組1枚価格で登場!ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、第2番、第3番、ブラームスのピアノ協奏曲第2番、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 セッション録音:(1)1958年4月16-22日、(2)1958年10月22-26日、(3)1959年6月29&30日、(4)1967年4月14、15、17-19日/ゾフィエンザール(ウィーン)/ステレオ、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 当シリーズの2021年前半の目玉盤は、バックハウスのベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、第2番、第3番(シュミット=イッセルシュテット指揮、ウィーン・フィル)と、ブラームスのピアノ協奏曲第2 番(ベーム指揮、ウィーン・フィル)の組み合わせです。しかも、2枚組ながら1枚価格! ベートーヴェンは第4 番+第5番「皇帝」(GS-2224)も揃えればピアノ協奏曲全集になります。
 復刻の素材は2トラック、38センチのオープンリール・テープで、その瑞々しく見通しの良い音は感涙ものです。特にブラームスは、卒倒するような素晴らしさです。2枚組ゆえに、品切れた場合の再プレスは非常に難しいので、予約されることをお勧めします。(平林 直哉)
 




<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00755
(2CD)
¥3500
炎のコバケン、2021年4月
チャイコフスキー:交響曲 第2番「小ロシア」&第5番

 チャイコフスキー:
  交響曲 第2番 ハ短調 作品17 「小ロシア」
  交響曲 第5番 ホ短調 作品64
小林 研一郎(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団

 チャイコフスキー:交響曲 第2番「小ロシア」&第5番《2枚組》 小林 研一郎(指揮)日本フィルハーモニー交響楽団

 2021年4月13日 東京・サントリーホール にてライヴ収録

 炎のコバケン、傘寿記念公演ライヴ!激しい情熱とエネルギーみなぎる熱演。
 2021年3月に恩賜賞・日本芸術院賞を受賞した小林研一郎の新たな挑戦を祝福する、モニュメンタルなCDシリーズ。
 炎のコバケンの呼び名で多くのファンから愛される、マエストロ小林研一郎の傘寿記念&作曲家チャイコフスキーの生誕180年を記念した、「交響曲全曲チクルス」第2回目のライヴです。
 円熟のタクトに秘められた激しい情熱が、曲調と呼応しドラマティックなサウンドで広がります。サントリーホールを感動の渦に包み込んだ、日本フィルの熱演にも、ご注目ください。
 
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OVCL-00753
(SACD Hybrid)
¥3520
ジャケットは仮です
ファン待望の演奏発見!91歳、亡くなる2年前
 朝比奈のシベリウス第2番

 シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 作品43
朝比奈 隆(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団

 シベリウス:交響曲第2番 朝比奈隆(指揮)大阪フィルハーモニー交響楽団

 1999年7月30日 大阪、フェスティバルホールにてライヴ収録

 没後20年企画!ファン待望の演奏発見!
 これは、1999年7月に行われた大阪フィル330回定期演奏会の記録です。
 朝比奈のシベリウス第2番は、70年代の録音が残されていますが、これは亡くなる2年前巨匠91歳時のメモリアム。
 全編ゆったりとしたテンポからくり出される重厚無比な音楽で、大阪フィルの分厚い響きと相まって、男性的としか言いようのない豪壮なシベリウスが生まれています。
 若き日の江崎友淑によるワンポイント収録が、鮮やかな着地を見せた名録音です。
 




スリーシェルズ


3SCD-0063
¥3056
「太平洋ひとりぼっち 音楽大全」 作曲:芥川也寸志、武満徹
 トラック1~23:本編使用楽曲
  1:メイン・タイトル(DB-1 M-1-2)/2:出発(DB-1A M-2)/3:夜の街(M-3)/
  4:西宮港脱出(DB-2 M-3A)/5:風~暗雲(DB-3 M-4)/6:回想-青年と父-(DB―6A M―6)/
  7:太平洋へ(DB-6A M-7 エコー)/8:回想-青年と母-(M-7A)/9:嵐の後で(DB-8 M-8)/
  10:自分との会話(M-9 エコー)/11:回想-青年と先輩-(DB-10 M-10)/
  12:回想-先輩の忠告~青年と犬-(DB-10 M-11)/13:青空の下で(DB-10 M-12-2)/
  14:マーメイド(M-13)/15:黄昏(DB-13 M-14)/16:朝(DB-14 M-15-2)/
  17:凪(M-イメージの原音-1)/18:太陽の下で(M-17)/19:回想-青年・母・妹-(M-18)/
  20:パール(DB-17 M-19-2)/21:サンフランシスコ(M-20-3)/
  22:上陸(DB18A M-21-2)/23:エンディング(M-22)
 トラック24~48:ボーナストラック(本編用編集済楽曲、加工前素材曲、本編使用楽曲別テイク、本編未使用楽曲)
 【ボーナストラック】
  ◎本編用編集済楽曲
   24:M-3・M-3A/25:DB-18 M-20-4
  ◎加工前素材曲
   26:DB-6 M-7-4/27:DB-8A M-9
  ◎本編使用楽曲別テイク
   28:M-1 (KEEP)/29:DB-6 M-7-1(KEEP)/30:DB-6 M-7-2(KEEP)/
   31:DB-6 M-7-3(KEEP)/32:DB-10 M-12-1/33:DB-14 M-15-1/
   34:M-19-1/35:M-20-1/36:M-20-2/37:M-21-1
  ◎本編未使用楽曲
   38:DB-5 M-5(OK)/39:M-12A-1(KEEP)/40:M-12A-2(OK)/41:M-16(OK)/
   42:M-18イ(OK)/43:M-イメージの原音-2(OK)/44:M-EXB-1(NG)/
   45:M-EXB-2(OK)/46:練習用3つI/47:練習用3つII/48:練習用3つIII

 芥川也寸志・武満徹作曲。市川崑監督、石原裕次郎主演映画「太平洋ひとりぼっち」音楽大全

 企画構成:上妻祥浩(映画研究・解説)/解説:德永洋明(作曲家、新・3人の会)
 プロデュース:西耕一(スリーシェルズ)/協力:日活/原盤:日活株式会社/(C)日活株式会社

 ※収録音源はマスターテープ由来のノイズがございますことをご了承ください。
 ※映画の演出上のカットアウトなども可能な限り手を加えず収録してございます。

 40ページ・プックレット収録詳細内容
 カラースチル写真集....2
 モノクロスチル写真集....4
 曲目一覧....8
 映画『太平洋ひとりぼっち』について(上妻祥浩)....10
 芥川也寸志と武満徹―二大音楽家の共作―(上妻祥浩)....14
 市川崑の映画音楽を手がけた作曲家たち(上妻祥浩)....16
 このCDについて(上妻祥浩)....17
 作品データ....18
 楽曲解説(上妻祥浩)....21
 「畏友」と「恩人」、二人の航海(徳永洋明)....30
 プレスシート....34

 日活全面協力!日本映画史に残る感動の名作のサウンドトラックCD完成!
 映画のために録音されたBGM48曲時間にすると73分を超える音楽を収録。
 「分厚い解説書がついていて欲しい」というファンのリクエストにお応えしてA5サイズ40ページのブックレットと、音楽CDという新たな「SOUNDTRACK CD BOOK」形式の実験的な発売となります。
 40ページBOOKの中身は、秘蔵のカラー、モノクロのスチル写真、音楽録音シートなど多数掲載! 映画評論家の上妻祥浩による楽曲ごとの詳細な解説と、新・3人の会の徳永洋明による、芥川也寸志と武満徹の音楽作法とその交友を踏まえた作品分析など豊富な内容となっています。読み物としてだけでなく資料価値も極めて高いBOOKとなりました。
 音楽CD部分は、芥川と武満が本作のために作曲・録音したオリジナル楽曲のOKテイクをはじめ、別テイクや本編未使用曲も含めてすべて収録し、デジタルリマスタリングによるノイズ除去など音質を向上させて、究極の大全を完成しました。
 壮大で美しいメインテーマをはじめ、主人公の不安な心情を表現した前衛音楽的な響きを持つ曲などバラエティに富んだ楽曲が揃い、巨匠同士のタッグが生んだ珠玉のアルバムとなりました。
 これまで本作の楽曲は、武満の作品集などに抜粋して収録されたことは何度かありましたが、今回ついに完全収録による単独音盤化が、初めて実現しました。
感動の名作を盛り上げた素晴らしい音楽の数々が、その背景を詳細にまとめたCD&BOOKとして甦ります!
 芥川也寸志、武満徹、市川崑、石原裕次郎など夢の共演を記録した伝説の映画音楽の完全盤が登場!!

 芥川也寸志(あくたがわ やすし)
 1925年東京生まれ。父は文豪・芥川龍之介。幼少の頃から作曲の才能に恵まれ、1943年に東京音楽学校に入学。戦後に講師として着任した伊福部昭をはじめさまざまな先達から音楽について学んだ。在学中に発表した『交響三章』をはじめ数多くの純音楽作品が世界的にも認められた他、『八甲田山』(1977)や『八つ墓村』(1977)、そして市川が監督した『野火』(1959)、『おとうと』(1960)、『黒い十人の女』(1961)などの映画やNHKの大河ドラマ『赤穂浪士』(1964)などの映画・放送音楽、『小鳥の歌』といった童謡など、幅広いジャンルで多数の作品を生み出した。また、同世代の若手作曲家だった黛敏郎や團伊玖磨と結成した「3人の会」をはじめとするコンサート活動、NHKの『音楽の広場』などテレビやラジオへの出演も多かった。1989年1月に63歳で病没。

 武満徹(たけみつ とおる)
 1930年東京で生まれ。少年時代にその作品を聴いて感銘を受けたという清瀬保二に師事したものの、ほとんど独学で作曲を学んだ。1950年に作曲家デビュー、翌51年にはさまざまなジャンルの若手芸術家が集まって結成した「実験工房」に参加、前衛音楽家として活躍を始めるとともに、純音楽から歌謡曲など、芥川と同様に多彩なジャンルの作品を創っていった。無類の映画好きだったが映画音楽を手がけるつもりはなかったらしいが、奇しくも裕次郎の本格デビュー作でもある『狂った果実』(1956)を佐藤勝と共作して映画音楽に進出。小林正樹や勅使河原宏など多くの巨匠たちと組み、『砂の女』(1964)、『怪談』(1965)、『乱』(1985)音楽を担当。特に時代劇における和楽器の大胆な使い方は、後に彼の名声を国際的に広げることになる『ノヴェンバー・ステップス』などの純音楽作品の基礎になったとも言える。癌との闘病生活の末、1996年2月に65歳で逝去。
 芥川と武満の共作は『サラリーマン目白三平』(1955)以来2度目だった。



 

3SCD-0062
¥3056
「渡辺宙明音楽選1」
 CBC歌謡
  01.水たまりの歌/02.沈丁花が匂います/03.ひぐらしの笛/04.追分船頭さん/05.フランテンの唄/
 歌のおもちゃ箱『雨ぼうず』
  06.歌のおもちゃ箱テーマ/07.ポロンポロン、てるてる坊主/08.16人のてるてる坊主/
  09.間奏曲/10.ちょん切られたくない/11.てるてる坊主のマーチ、遠い国へ/
  12.夜の交番、私の目玉は赤信号/13.フクロウとてるてる坊主/14.チョチョッキン/
  15.雨はオイラの命水/16.ケロケロ族とてるてる坊主/17.てるてる坊主は雨ぼうず/
  18.お巡りさんとケロケロ族/19.嗚呼!水が抜けてしまった/20.ケロケロ族、困った/
  21.間奏曲/22.雨乞いの歌(ケロケロ族)/23.こんな雨ではダメだ/24.雨ぼうず、祈りの歌/
  25.ポロンポロン/26.降り注ぐ雨/27.雨に消えた雨ぼうず/28.さようなら/
  29.水晶の玉は、雨ぼうずの涙/30.歌のおもちゃ箱エンドテーマ
 歌のおもちゃ箱『僕の日記3 初秋の空』
  31.歌のおもちゃ箱テーマ/32.秋がくる/33.僕の日記、夏の終わりに/34.朝からジイジイ蝉の声/
  35.正チャンが暑気あたり/36.間奏曲/37.正チャンとぼくと金魚/38.お庭は花盛り/
  39.裏の畑の案山子/40.ウエムラさんの送別会/41.正チャンのタコ踊り/42.ウエムラさんの嬉し涙/
  43.ほたるほたる/44.田舎へ絵の具を届けに行く/45.間奏曲/46.ネッコちゃんのお父さん/
  47.滝に行った話/48.川原にて/49.すいすいトンボ/50.蛇の想い出/51.正チャン蛇に追われる/
  52.間奏曲/53.お土産は、鮎とゴリ/54.バスで帰る~エンドテーマ
 『仲良し劇場』BGM
  55-56.Mコール、仲良し劇場テーマ/57-58.Mコール、エンドミュージック1/
  59-60.Mコール、エンドミュージック2/61-62.Mコール、エンドミュージック3
 水たまりの歌
  63-64.水たまりの歌(1,2,3番)/65-70.水たまりの歌(1,2,3番)
 ※渡辺宙明所有マスターテープ音源を使用(03.04.05はSP盤より)
  演奏:CBC管弦楽団/合唱:CBCポッポ会、CBC合唱団、他
  歌唱:石井千穂、泉ケイ子、伊東満、春日八郎、他/渡辺宙明インタビュー(聞き手:田野倉健之)

 (6月23日発売)マジンガーZ、宇宙刑事、スーパー戦隊の作曲家・渡辺宙明の最古のラジオ音楽を発掘!「渡辺宙明・音楽選1」

 作曲、指揮:渡辺宙明/解説・プロデュース:西耕一/音源提供:渡辺宙明、田野倉健之/協力:早川優、松谷敦、田野倉健之、小林孝志

 ※収録音源はマスターテープ由来のノイズがございますことをご了承ください。
 ※映画の演出上のカットアウトなども可能な限り手を加えず収録してございます。

 ラジオ歌謡や子供のためのラジオミュージカルなど最古の宙明作品をCD化!
 現在放送中の『機界戦隊ゼンカイジャー』の音楽で絶好調の渡辺宙明先生。2021年8月19日には96歳を迎えます。作曲家デビュー以来、数え切れないほどの作品を世に送り出してきました。この度、その御本人が保存していた録音からアーカイブするシリーズが開始されました。
 今回は、作曲家デビューとなったCBCラジオ音楽を中心に、SPレコードやオープンリールテープからのCD化です。60年以上前のラジオ歌謡やラジオミュージカルなど、美しいメロディと叙情的な音楽の宝庫です。
 團伊玖磨門下の渡辺宙明、と安易につなげてはいけないが、しかし、やはりこのメロディ、このオーケストレーションは、日本音楽界の正統派の血脈を感じること多し!今こそあらためて聴いて欲しい。
 令和につながる渡辺宙明先生の原点を是非お聴きください。

 ※マスターテープ、マスター音源について
 マスターテープの保存状態は60年以上の前のものとは思えないほど良質なものが多かったため、なるべくマスターの音質のままのマスタリングを致しました。SP盤については、盤が割れたものしか発見されなかった楽曲が2曲あり、レーザーターンテーブルで再生をした後、デジタル上で音飛びノイズを削っていく作業を行いました。経年劣化によるノイズはございます。そして、すべてモノラル音源となりますが、作品のクオリティの高さはもちろん、1950年代のラジオ放送の演奏レベルや音質の良さは特筆されるべきでしょう。放送史、児童音楽史、ラジオ音楽など様々な意味でも貴重な資料となることでしょう。


















6/2(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



HAENSSLER



HC 20034
¥2700
フリーダー・ベルニウス、シュトゥットガルト室内合唱団が
 メンデルスゾーンを録音!

  メンデルスゾーン:
   (1)『テ・デウム』~混声合唱、独唱とオルガンのための MWV B15
   (2)『時は今』~16人の混声合唱とオルガンのための MWV B18
   (3)『3つの教会音楽』Op.23より第2曲「アヴェ・マリア」~
      テノールとオルガンのための
フリーダー・ベルニウス(指揮)
シュトゥットガルト室内合唱団
ソントラウト・エンゲルス=ベンツ(オルガン)
(3)ヨー・ホルツヴァル(テノール)

 ベルニウス率いるシュトゥットガルト室内合唱団が天才メンデルスゾーン、ベルリン時代の産物『テ・デウム』を収録!

 セッション録音:2020年6月25-27日、7月7&8日/福音主義教会、ゲニンゲン(オランダ)/DDD、47'49

 ドイツ合唱界を代表する名指揮者フリーダー・ベルニウス率いるシュトゥットガルト室内合唱団がメンデルスゾーンを録音!
 『テ・デウム』『時は今(オーラ・エスト)』、そして『3つの教会音楽』より第2曲「アヴェ・マリア」を収録しました。
 10代を過ごしたベルリン時代に入団していたジングアカデミーで、合唱と宗教音楽の幅広いレパートリーを身につけたメンデルスゾーン。
 同団でも歌われていたヘンデル、リニー、カルダーラの『テ・デウム』に親しんでいたメンデルスゾーンが12のテキストをもとに作曲したこの作品は、『時は今』とともに同団で学んだことが凝縮された名作です。
 またテノール独唱のアヴェ・マリアもオルガンの伴奏で歌われる崇高な作品。名団体の歌唱で聴く質の高い演奏を堪能することができます。

 
 




PASSACAILLE RECORDS



PAS 1103
¥2600
九重奏曲集 オクサリス
 ニーノ・ロータ(1911-1979):九重奏曲(1959-1974)
  ~ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための
 ハンス・アイスラー(1898-1962) : 九重奏曲第2番(1941)
  ~ヴァイオリン3、コントラバス、フルート、クラリネット、ファゴット、トランペット、打楽器のための
 ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):九重奏曲第2番 H.374(1959)
  ~ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための

 三者三様の九重奏、弦も管も大活躍の室内楽

 66'14''

 名手ぞろいのアンサンブルで魅了する「オクサリス」が3人の作曲家の九重奏曲を録音。
 ロータとマルティヌーの九重奏曲は同じ編成でどちらも1959年に書かれました。
 しかしロータはそこから15年かけて曲を完成させ、マルティヌーはその年に世を去ります。メロディアスな歌にあふれる前者と、祖国への憧れと帰れぬ悲しみが漂う後者は何とも対照的です。
 アイスラーもまた祖国を離れた作曲家。ナチスの台頭で米国へ亡命後、ジョン・スタインベックのドキュメンタリー映画『忘れられた村』の音楽を担当したことをきっかけに生まれたのがこの九重奏曲です。
 



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TYXART



TXA 19131
¥2700→\2490
チェリビダッケのもとでコンマスをしていたスレーテン・クルスティチ
 ヴァイオリンとオルガン、及びオルガン独奏のための作品集

 ヨーゼフ・ハース(1879-1960):
  ヴァイオリンとオルガンのための教会ソナタ第1番 ヘ長調『Jubilate』 Op.62-1(1925/26)*
 同:コラール・フゲッタ 第33番 Valet will ich dir geben / 第31番 Straf mich nicht /
  第26番 O Jesu Christ, meines Lebens Licht - Ach bleib bei uns, Herr Jesu Christ
 マックス・レーガー(1873-1916):
  ヴァイオリンとオルガンのためのバッハのコラール前奏曲「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」によるアリア
 ヨーゼフ・ハース:前奏曲第11番 ホ長調*
 ヨーゼフ・レンナー(1868-1934):ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲 ト長調 Op.56-2 (1929) モデラート
 マックス・レーガー:
  『ベックリンによる4つの音詩』より 第1曲「ヴァイオリンを弾く隠者」 Op.128-1(K.U.ルートヴィヒ編)*
 ヨーゼフ・ハース:
  コラール・フゲッタ 第3番 Aus meines Herzens Grunde / 第4番 Aus tiefer Not schrie ich zu dir / 第13番 Herzliebster Jesu
 ヨーゼフ・レンナー:ヴァイオリンとオルガンのための間奏曲 ヘ長調 Op.85(1929) アダージョ
 ヨーゼフ・ハース:コラール・フゲッタ 第21番 Nun danket alle Gott / 第17番 Liebster Jesu, wir sind hier /
  第34番 Vom Himmel hoch, da komm ich her / 第35番 Was Gott tut, das ist wohlgetan
 同:ヴァイオリンとオルガンのための教会ソナタ第2番 ニ短調『Es ist ein Schnitter』 Op.62-2*
  スレーテン・クルスティチ(ヴァイオリン)、
  ノルベルト・ドゥヒテル(オルガン)、ルートヴィヒ・シュミット(オルガン*)

 ヴァイオリンとオルガンで聴く1900年前後を生きたドイツ作曲家の音楽

 51'50''

 ヨーゼフ・ハース、マックス・レーガー、ヨーゼフ・レンナーのヴァイオリンとオルガン、及びオルガン独奏のための作品集です。
 ヨーゼフ・ハースはあまり知られていませんが変奏の巧みさと独特の書法が特徴的。
 ヴァイオリンを弾くスレーテン・クルスティチは、1982年からミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めチェリビダッケのもとで弾いていた人物です。

 

CDはほとんど出てないクルスティチだがチェリとの1993年のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の録音を見つけた。
音量が小さいがその素晴らしさは分かる。

https://youtu.be/VSQUtOjCEmI
 
テンポはかわいそうなくらい遅いですが。





クルスティチ、近年は指揮者や音楽監督としての仕事がメインになっているのかもしれません。
これは珍しいパパンドプロのアルバムで、スマッシュ・ヒットになったもの。
メチャメチャ楽しい曲集です。



777829
\2700→\2490
クロアチアの作曲家
 ボリス・パパンドプロ(1906-1991):作品集

  1.ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 第2番/
  2.弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ Op.79/
  3.弦楽オーケストラのためのピンタリキアーナ
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
ザグレブ・ソロイスツ/
スレテン・クルスティク(スレーテン・クルスティチ)(指揮)

 クロアチアの作曲家、指揮者ボリス・パパンドプロ(1906-1991)は、20世紀クロアチアの音楽界発展に非常に力を尽くした人です。
 450曲ほどの数多くの作品を残していますが、その作品のほとんどは現在忘れられています。
 彼の父はギリシアの血を引く貴族の家系の出で、彼の母マヤ・ストロッツィはクロアチアの有名なオペラ歌手。恵まれた環境で幼い彼は音楽的才能を存分に伸ばしたのです。キャリアの初期にはクロアチアの音楽協会が主催するアマチュア・オーケストラで指揮者として活躍し、合唱団の指導も行っていました。またザグレブのラジオ局の音楽監督も務めていました。第二次世界大戦後はサラエボやリエカでオペラを指揮するなど、幅広い活動をしています。
 彼の曲は新古典派風でありながら、その中にクロアチア民謡も取り入れたユニークなもので、この独自の個性は大変貴重なものです。

 ここで指揮をしているのは、ミュンヘン・フィルで長らくコンサートマスターを勤めていたスレテン・クルスティク(ベオグラード生まれ)。
 この活気に満ちた音楽を理想的に演奏しています。





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ALPHA



ALPHA742
(2CD)
¥3100→\2890
マルティン・ハーゼルベック
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
 オルガン協奏曲集 Op. 4 & Op. 7、オルガン協奏曲「カッコウとナイチンゲール」

  【CD 1】
   オルガン協奏曲集 Op. 4(1739)
    1-4. オルガン協奏曲第1番 ト短調 Op. 4-1/HWV 289
    5-8. オルガン協奏曲第2番 変ロ長調 Op. 4-2/HWV 290
    9-12. オルガン協奏曲第3番 ト短調 Op. 4-3/HWV 291
    13-16. オルガン協奏曲第4番 ヘ長調 Op. 4-4/HWV 292
    17-20. オルガン協奏曲第5番 ヘ長調 Op. 4-5/HWV 293
    21-23. オルガン協奏曲第6番 変ロ長調 Op. 4-6/HWV 294
   24-27. オルガン協奏曲第13番 ヘ長調 HWV 295「カッコウとナイチンゲール」
  【CD 2】
   オルガン協奏曲集 Op. 7(1750)
    1-4. オルガン協奏曲第7番 変ロ長調 Op. 7-1/HWV 306
    5-8. オルガン協奏曲第8番 イ長調 Op. 7-2/HWV 307
    9-12. オルガン協奏曲第9番 変ロ長調 Op. 7-3/HWV 308
    13-16. オルガン協奏曲第10番 ニ短調 Op. 7-4/HWV 309
    17-20. オルガン協奏曲第11番 ト短調 Op. 7-5/HWV 310
    21-23. オルガン協奏曲第12番 変ロ長調 Op. 7-6/HWV 311
 マルティン・ハーゼルベック(DISC 1: オルガン/DISC 2: チェンバロ〔通奏低音〕)
 ジェレミー・ジョゼフ(DISC 1: チェンバロ〔通奏低音〕/DISC 2: オルガン)
 ウィーン・アカデミー管弦楽団(古楽器使用)

 録音:2021年1月、ウィーン楽友協会大ホール「黄金のホール」

 【ニューイヤー・コンサートが行われる黄金のホール、そのオルガンでヘンデルの真髄を】
 ベートーヴェンの九つの交響曲と管弦楽作品を、当時の楽器と奏法はもちろん、初演場所に可能な限り近い環境の歴史的建造物で録音して好評を博した古楽器オーケストラ、ウィーン・アカデミー管弦楽団。
 今回、ハイドンやモーツァルトをはじめ古典派以降のウィーン音楽に少なからぬ影響を与えた作曲家ヘンデルのオルガン協奏曲を録音するにあたって、彼らが選んだ会場と楽器はウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートでもおなじみの楽友協会大ホールと、そのオルガン。
 1872年フリードリヒ・ラーデガストにより建造された初代のオルガンでは、同年12月にこれらのオルガン協奏曲も演奏されたそうです。
 4代目となる現在の楽器は2011年に設置されたリーガー社製で、ロマン派向けのシンフォニックな響きだけでなく、ヘンデルが想定した劇場用小型オルガンのような音も再現可能。
 
 ハーゼルベックらはチェンバロの通奏低音も交えながら、この楽器の魅力を最大限に引き出しています。
 オルガンとチェンバロはハーゼルベック自身のほか、南アフリカ出身でドイツ語圏を中心に注目を集めている俊才ジェレミー・ジョゼフが担当し、ソロと通奏低音をCDごとに彈き分け、ソロをとった曲の解説執筆もそれぞれが受け持つというアルバム作り。
 古楽器奏者たちから高く評価されてきた敏腕技師ニコラ・バルトロメーのもと、勇壮さと細やかさを兼ね備えたメリハリのある演奏が、由緒あるホールの響きとともに克明に録音されています。
 ウィーン音楽史・古楽復興史・ヘンデル自身の音楽作り、さまざまな角度から「本物」を味わえる、頼もしい新たな録音の登場です。

 
 



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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS042
(2CD+DVD)
¥4500→\4090
フランス目線、二つの「四季」
 ヴィヴァルディ&グイード:四季
  ヴェルサイユ「鏡の間」での演奏DVD付き
アンドレス・ガベッタ(ソロ・ヴァイオリン、指揮)
ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団(古楽器使用)
 【CD 1】 (36分32秒)
  アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):『四季』 ~協奏曲集『和声と創意の試み』作品8より
   1-3. 協奏曲 ホ長調「春」RV 269/4-6. 協奏曲 ト短調「夏」RV 315/
   7-9. 協奏曲 ヘ長調「秋」RV 293/10-12. 協奏曲 ヘ短調「冬」RV 297
 【CD 2】 (56分56秒)
  ジョヴァンニ・アントニオ・グイード(1675頃-1729):『四季』 ~「四季」によるスケルツォ・アルモニコ
   1-7. 春
    1. 時は移ろう/2. 季節はどれもすぐに変わる/3. アンダンテ/4. 小川/
    5. 喇叭の調べ(トランペットのエール)/6. ミュゼット/7. 羊飼いたちの踊り
   8-20. 夏
    8. 大気は燃え上がる/9. 西風の精がいなくなる/10. カッコウの歌/
    11. 助けに飛び来たれ、ああ褒むべき農耕の女神セレスよ/12. セレスの降臨/
    13. 刈入れをする人々の踊り/14. ラルゴ/15. 牧神たちの踊り/16. ニンフたちのムニュエ(メヌエット)/
    17. プレルーディオ・アルペッジョ(分散和音によるプレリュード)/
    18. セレナータ/19. 立派な恋人/20. 野蛮なる嵐
   21-28. 秋
    21. 秋の再来を祝おう/22. 酒神バッコスの仲間たちの歓声と笑い声/23. アレグロ/
    24. 眠り/25. プレスト/26. アダージョ・エ・ピアーノ/27. アレグロ/28. 狩猟
   29-34. 冬
    29. 霜の季節/30. 北風の精が我々に宣戦布告する/31. 昼の時間を大切にせよ/
    32. 戦士たちの行進/33. 笑顔の溢れる祝典/34. 風などいくらでも吹き荒れるがいい

 【DVD】 (93分28秒) CD1、CD2と同内容、画像: 16:9 NTSC All Regions音声: 2ch Stereo
 収録:2020年12月18-23日 ヴェルサイユ宮殿 (CD)、2020年12月21日 ヴェルサイユ宮殿「鏡の間」 (DVD)

 【管楽器入り編成!フランス目線で捉えられた二つの「四季」、ヴェルサイユ「鏡の間」での演奏DVD付き】

 ヴィヴァルディの『四季』は18世紀フランスでも大きな人気を博し、モーツァルト父子がパリを訪問した1763年頃まで「春」が現役レパートリーとして演奏されていたほど。
 チェリストのソル・ガベッタの兄でバロック・ヴァイオリンの名手アンドレス・ガベッタを中心に、フランス古楽界の俊才がヴェルサイユ宮殿に集って録音されたこのアルバムは、そうした18世紀フランスの人々の感覚そのままに、「四季の移ろい」という題材を音楽で辿る好企画です。

 ユニークな解釈のヴィヴァルディに加え、彼と同世代でナポリでの修業の後フランスに来たヴァイオリン奏者・作曲家グイードの"もうひとつの"『四季』も収録。
 グイードの作品はヴィヴァルディの翌年ないし数年内に楽譜出版がなされていますが、これはルイ14世が推奨したフランス音楽絶対主義に反して王の存命時からイタリア音楽を支持し、数多くのイタリア人音楽家の活動を後援したオルレアン公フィリップの宮廷で発表された合奏曲で、ヴィヴァルディ作品と同じく作者不詳の詩を音楽化したもの。
 ルベルやラモーを思わせる舞踏音楽劇のような構成と、ヴィヴァルディにも通じるイタリア趣味で、変幻自在のダイナミックな音楽が繰り広げられる逸品。

 対するヴィヴァルディ『四季』もここでは18世紀の習慣に従い、管楽器を加えた編成で色彩感豊かなサウンドに。「春」での牧歌的なリコーダー(実力派セバスティアン・マルクの演奏)、「秋」での狩猟ホルンやのどかなオーボエの響きがたまりません。

 演奏陣にはハーディ・ガーディに俊才ステファーヌ・フュジェ、リュートの一人にアンドレ・アンリクなど名手たちの名も。フィリップ・ジャルスキーのアンサンブル・アルタセルセで活躍するクラヴサンの中村葉子、ラ・ムジカ・コッラーナのメンバーでもあるヴァイオリンの依田幸司が加わるなど、欧州を拠点に活躍する日本出身の新世代古楽プレイヤーの存在も光ります。

 
 



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IBS CLASSICAL



IBS92021
(2CD)
¥2700→\2490
スペイン国立管弦楽団の首席奏者ロベルト・シリャ(オーボエ)
 忘れられたスペイン王室の音楽
ガエターノ・ブルネッティ(1744-1798):オーボエ六重奏曲全集

 【CD1】
  六重奏曲 第1番 変ロ長調 L273
   1. I. Largo-allegro comodo/2. II. Larghetto sostenuto/3. III. Finale: Allegretto
  六重奏曲 第2番 ヘ長調 L274
   4. I. Allegro moderato/5. II. Andantino con moto/6. III. Thema con variacioni
  六重奏曲 第3番 変ホ長調 L275
   7. I. Larghetto sostenuto - Allegro vivace/8. III. Andantino gracioso con moto/9. III. Finale: Allegro moderato
 【CD2】
  六重奏曲 第4番 変ロ長調 L276
   1. I. Allegro moderato/2. II. Andantino/3. III. Finale: Allegretto
  六重奏曲 第5番 ハ長調 L277
   4. I. Largo sostenutto - Allegro moderato/5. II. Andantino con moto, espressivo/
   6. III. Thema con variacioni: Andantino con moto
  六重奏曲 第6番 ヘ長調 L278
   7. I. Allegro moderato/8. II. Andantino con moto/9. III. Thema con Variacioni: Andantino
  世界初録音
 ロベルト・シリャ(オーボエ)、

 イル・マニアティコ・アンサンブル
  【メンバー】
   ルイス・マリア・スアレス(ヴァイオリン)、パブロ・マルティン(ヴァイオリン)、
   サンドラ・ガルシア(ヴィオラ)、シルビナ・アルバレス(ヴィオラ)、カルラ・サンフェリクス(チェロ)

 録音 2020年8月1-4日 Auditorio Manuel De Falla、Granada(スペイン)

 イタリア出身の作曲家ブルネッティ。優れたヴァイオリニスト、ピエトロ・ナルディーニに師事し、1760~62年頃、両親とともにマドリードに移住。1767年にはスペイン王室の宮廷楽団員となり、カルロス3世の王太子付きのヴァイオリン教師、音楽指南役に選任されました。
 カルロス3世の崩御後は、カルロス4世が組織した「王室室内合奏団」に所属、ヴァイオリンを担当。1795年には「王室室内管弦楽団」の指揮者に選任され、以降、亡くなるまでスペイン王室に仕えるとともに音楽的な影響力を発揮しました。彼は王の御前で演奏するために多数の作品を書きあげており、これらのほとんどは管弦楽と室内楽作品ですが、その大部分は出版されなかったため、没後はほぼ忘れられてしまいました。
 このオーボエ六重奏曲集もカルロス4世のためのの作品で、写本などのデータから1796年から98年の間に書かれたと推測されています。古典的な形式の中に優美な旋律が溢れる魅力的な音楽です。

 ロベルト・シリャはバレンシアで学んだオーボエ奏者。22歳の時にポルト交響楽団の首席奏者に就任したのを皮切りに、現在ではスペイン国立管弦楽団の首席奏者を務めています。客演も数多く、2008年にはYOU TUBEシンフォニー・オーケストラのオンライン・オーディションに参加、マイケル・ティルソン・トーマスと共演したことも大きな話題となりました。

 
 
 


IBS82021
¥2700
ファリャ、プーランク、バカリッセ:チェンバロ協奏曲集
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):チェンバロ協奏曲
  - チェンバロ、フルート、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのために
   1. I. Allegro/2. II. Lento (giubiloso ed energico)/3. III. Vivace (flessibile, scherzando)
 フランシス・プーランク(1899-1963):田園のコンセール FP49
  4. I. Allegro molto/5. II. Andante/6. III. Finale: Presto
 サルバドル・バカリッセ(1898-1963):チェンバロと小オーケストラのための協奏曲 Op. 124
  7. I. Allegro con brio/8. II. Grave/9. III. Allegro
 シルビア・マルケス・チュリリャ(チェンバロ)
 ハビエル・カスティブランケ(フルート)...1-3、ロベルト・シリャ(オーボエ) ...1-3、
 ホセ・ルイス・エステリェス(クラリネット) ...1-3、アイツォル・イトゥリアガゴイティア(ヴァイオリン) ...1-3、
 ダビド・アペリャーニス(チェロ) ...1-3、ムルシア地方交響楽団...4-9、ビルヒニア・マルティネス(指揮)...4-9

 録音2020年7月20-25日 Auditorio "Víctor Villegas"de laRegion de Murcia(スペイン)2020年10月19-20日 Auditorio Manuel de Falla,Granada(スペイン)

 このアルバムには20世紀に作曲された3つのチェンバロ協奏曲が収録されています。
 バロック時代に全盛期を迎えたチェンバロですが、ピアノの出現によって衰退し、19世紀中頃まではほとんど演奏されることがありませんでした。
 しかし19世紀末に、古楽演奏のためにチェンバロの復興が試みられ、何人かの奏者たちが楽器の改良に取り組み、大きなコンサートホールでの演奏に耐え得る強靭な音を生み出す「モダン・チェンバロ」と呼ばれる楽器が生まれます。
 中でも、モダン・チェンバロの開発に熱心だったのが、ポーランドの女性鍵盤楽器奏者ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)で、彼女はプレイエル社の協力のもと、鉄製のフレームに太い弦を張った楽器を開発するとともに、1926年には面識のあったフャリャにチェンバロ協奏曲の作曲を依頼、その翌年にはプーランクにも作品を委嘱、2曲のチェンバロ協奏曲が生まれました。このディスクではその2曲に加えて、スペインのバカリッセの協奏曲を収録。古典的な枠組みの中にモダンな響きが聴かれる曲で、チェンバロの響きも効果的に使われています。

 スペイン、サラゴサ出身のシルビア・マルケス・チュリリャ(近年は名前からチュリリャを省略)は、ピアノ、オルガン、フォルテピアノなどの鍵盤楽器の奏者。古楽器奏者としては、自身のアンサンブル「ラ・テンペスタード」を率い17世紀から18世紀の作品を演奏するとともに、独奏者としても数多くの指揮者、オーケストラと共演することで知られます。
 近代作品にも積極的に取り組み、とりわけスペインの知られざる作品の紹介にも尽力する彼女、このアルバムではモダン・チェンバロを堂々と弾きこなし、オーケストラとの対話を繰り広げています。

 
 
 

IBS102021
¥2700
友情とアコーディオンに関する短い論文 ルイス・デ・パブロ(1930-):作品集
 1. Capricho カプリチョ - 独奏アコーディオンのために(1984-2021)
 Tre riflessi 3つの反映 - 独奏アコーディオンのために(2017-2021)
  2. I. Fantasia 幻想曲/3. II. Quasi corale コラールのように/4. III. Litania 連祷
 Amicitia 友情 - アコーディオンとオーケストラのために(2014)
  5. I. Moto perpetuo 無窮動/6. II. Imago 映像/7. III. Velox 素早く
 8. Tango タンゴ - 独奏アコーディオンのために(1991-1996)
 Tres piezas 3つの小品 -2台のアコーディオンのために(1979-2005)
  9. I. Presto/10. II. Andante/11. III. Scherzo
 イニャキ・アルベルディ(アコーディオン)
 イニゴ・アイスピオレア(アコーディオン)...9-11、ビルバオ交響楽団...5-7、
 エルネスト・マルティネス=イスキエルド(指揮)...5-7

 録音2021年3月23日Auditorio Manuel de Falla(スペイン)...1-4 2018年9月28日Euskalduna Jauregia(スペイン)...5-7 2000年11月10日Auditorio de Altea la Vella(スペイン)...8 2006年2月24日Kokkolan Talviharmonikka(フィンランド)...9-11

 20世紀スペインの作曲家ルイス・デ・パブロのアコーディオン作品集。
 1930年生まれのパブロは、映画「ミツバチのささやき」でも知られる現代作曲家。楽器の音色の探求に熱心で、独特のセンスを持つことで知られています。
 このアルバムでは、アコーディオンのソロとデュオ、そしてオーケストラとの共演という様々な編成による作品を収録。アコーディオンの響きがもつ表現の可能性を追求しています。
 イニャキ・アルベルディはグバイドゥーリナ作品の初演や、トレス、シュトックハウゼン他、数多くの現代作曲家の作品の演奏で知られる若手アコーディオン奏者。
 前作「Cueurs Desolez」(IBS92019)ではカウンターテナー歌手、カルロス・メナと共演、ジョスカン・デ・プレから現代スペインの作品までを奏し高く評価されました。
 



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NAXOS



8.574298
¥1200
Double Echo アメリカ生まれの新しいギター協奏曲集
 アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):「ダンス・ヒッツ」協奏曲(1998)
  1. I. Double Echo 二重のこだま/2. II. Slow Dance Ballad スロー・ダンス・バラード/
  3. III. Salsa Pasada サルサ・パサダ
 アストル・ピアソラ(1921-1992):ギターとバンドネオンのための協奏曲 「リエージュに捧ぐ」(1985)
  4. I. Introduction イントロダクション/5. II. Milonga ミロンガ/6. III. Tango タンゴ
 カーニス:7. Before Sleep and Dreams 眠りと夢の前に:Lullaby 子守歌(1987)(ヴァイオリンとギター版)
 ロベルト・シエッラ(1953-): 小協奏曲(1998)
  8.I.Ritmico リズミックに/9. II. Delicado y Transparente 繊細かつ透明に/
  10. III. Intenso 激しく/11. IV. Preciso 正確に
 カーニス:12. Soliloquy 独白(2016)
 4-6を除き世界初録音
  デイヴィッド・タネンバウム(ギター)、アーロン・ジェイ・カーニス(指揮)...1-3、
  ニュー・センチュリー室内管弦楽団...1-3,5-6、ココ・トリヴィソンノ(バンドネオン)...4-6、
  リサ・リー(ヴァイオリン)...7、マシュー・クレイチー(フルート)...8-11、トム・ニュージェント(オーボエ)...8-11、
  パトリシア・シャンズ(クラリネット)...8-11、ビル・バルビーニ(ヴァイオリン)...8-11、
  ジェニファー・カルプ(チェロ)...8-11、トーマス・ダーシック(指揮)...8-11

 録音 サンフランシスコ音楽大学、カリフォルニア(USA)2005年2月7日 スカイウォーカー・スタジオ...1-6 2018年12月18日 オッシャー・サロン...8-11 2018年6月4日 オッシャー・サロン...12 2020年8月10日 オッシャー・サロン...7

 アメリカ出身のギタリスト、教育者タネンバウムは、ヘンツェやテリー・ライリー、ルー・ハリソンらに作品を委嘱・演奏するなど、ギター曲のレパートリーを豊かにし続けています。
 この20世紀終わりから21世紀にかけて作曲された南北アメリカのギター協奏曲集に収録された作品も、ピアソラを除き、全て演奏者タネンバウムのために作曲されたもので4曲全てが世界初録音です。
 1曲目、カーニスの「ダンス・ヒッツ」協奏曲は親しみやすい旋律が特徴。アルバム・タイトル『Double Echo』はこの曲の第1楽章から採られています。ゆったりとした第2楽章を経て、思わず口ずさみたくなるようなポップス調のメロディを主題とする第3楽章へ続きます。
 同じくカーニスの「子守歌」と「独白」は抒情的でロマンティックな雰囲気を湛えています。シエッラの「小協奏曲」ははじけるようなリズムが印象的な作品。
 これら委嘱作品に添えられたピアソラの二重協奏曲は1985年、ベルギーで開催された国際ギター・フェスティバルのための作品。ウィリアム・ウォルトンの音楽からインスピレーションを受けたとされ、冒頭の「イントロダクション」ではオーケストラが登場せず、ギターとバンドネオンがしみじみとした対話を繰り広げる哀愁漂う楽章であり、第2楽章と第3楽章はピアソラらしいタンゴの曲想です。
 
 
8.574116
¥1200
ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第5集
 ウラディーミル・ディック(1882-1943):ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op. 25(1910)
  1. I. Largo molto sostenuto - Allegro ma non troppo
  2. II. Scherzo: Allegretto grazioso
  3. III. Andante sostenuto
  4. IV. Allegro con brio
 コンスタンティン・イヴァノヴィチ・フォン・スターンバーグ(1852-1924):
  ピアノ三重奏曲第3番 ハ長調 Op. 104(1912)
   5. I. Allegro con spirito/6. II. Tema con variazioni: Andante/
   7. III. Rondo: Allegro con umore
 セルゲイ・ユフェロフ(1865頃-1927): ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op. 52(1911)
  8. I. Moderato – Allegro/9. II. Adagio/10. III. Allegro
ブラームス・トリオ
【メンバー】
 ニコライ・サチェンコ(ヴァイオリン)
 キリル・ロディン(チェロ)
 ナタリア・ルビンシテイン(ピアノ)

 録音 モスクワ音楽院大ホール(ロシア)

 NAXOSの人気シリーズ「ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史」を締めくくる第5巻の登場。このアルバムには音楽史からほとんど名前が消えてしまった20世紀に活動した3人の作品が収録されています。
 パリ音楽院でヴィドールに作曲を学んだウラディーミル・ディックは1910年にフランス国籍を取得しましたが、1943年、彼は家族とともにナチスに捉えられアウシュシッツに送られ、悲劇的な死を迎えます。
 このピアノ三重奏曲は1910年の作品。映画音楽の分野で鍛えた巧みな音作りの中にロシアの魂が込められた力作です。アメリカに渡り、優れたピアニストとして活躍したスターンバーグの三重奏曲は、思いのほか明るく平易な楽想を持つ作品。変奏曲形式で書かれた第2楽章に漂う哀感が強い印象を残します。
 ユーフェロフはオデッサの裕福な家庭に生まれ、グラズノフから作曲の指導を受けた作曲家。このピアノ三重奏曲はノスタルジックな曲想と持つとともに、随所にロシア民謡由来の力強い旋律も聴かれる美しく充実した音楽です。
 
 
8.555181
¥1200
アーサー・サリヴァン(1842-1900):劇音楽集
 『ヴェニスの商人』(1871) - 仮面舞踏会
  1. No. 1. Introduction 序奏
  2. No. 2. Barcarole (Serenade) 舟歌(セレナード)
  3. No. 3. Introduction et bourree 序奏とブーレ
  4. No. 4. Danse grotesque グロテスクな舞曲
  5. No. 5. A la valse ラ・ヴァルス
  6. No. 6. Melodrama メロドラマ
  7. No. 7. Finale フィナーレ
 『ヘンリー8世』(1877) - 劇音楽
  8. No. 1. March 行進曲
  9. No. 2. King Henry's Song ヘンリー王の歌
  10. No. 3. Graceful Dance 優雅な舞曲
  11. No. 4. Water Music 水上の音楽
 12. 歌劇《サファイアの首飾り》 (1864)- 序曲
 13. ハ長調の序曲「イン・メモリアム」(1866)
エマヌエル・ローラー (テノール)...2,9
RTEコンサート・オーケストラ
アンドリュー・ペニー(指揮)

 録音 1992年4月13-16日ナショナル・コンサート・ホール、ダブリン(アイルランド)

 人気劇作家のウィリアム・ギルバートと組んだ「ギルバート&サリヴァン」としてコミック・オペラの世界を席巻した作曲家アーサー・サリヴァン。
 二人の協力関係が始まったのは1875年のことですが、サリヴァン自身は少年時代から楽器を自在に操るとともに、讃美歌などを作曲。14歳の時にはメンデルスゾーン賞を授与されるなどその才能が注目されていました。
 また、若い頃からシェイクスピア作品に関心を持っており、1862年には『テンペスト』の劇音楽を書きあげています。60年代には父の追悼のための「イン・メモリアム」(トラック13)やチェロ協奏曲などの名作を次々と生み出し、次第に英国最高の作曲家と称賛されるまでになります。
 特に劇音楽と歌劇の分野への貢献は抜きんでており、1883年にはヴィクトリア女王からナイトの称号を授与されました。
 このアルバムではサリヴァンの劇音楽の魅力を存分に堪能できます。
 
 
8.579082
¥1200
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):歌曲と民謡集 第2集
 7つの古いギリシャの歌 Op. 58(1950)
  1. No. 1. L'agnelet 子羊, "Chant du Berger" 羊飼いの歌/2. No. 2. La-bas sur le gazon ここに座って、草の上に/
  3. No. 3. Pentozali ペントザリ/4. No. 4. Ma compagne 私の仲間/
  5. No. 5. Ma femme a l'air si gentillet わが妻はとてもきれいにみえる/
  6. No. 6. O liane verte おお、緑のぶどうよ/7. No. 7. La Danse de Zalongo ザロンゴの舞曲
 8. Icaro イカロ Op. 17(1935)/9. Marcha quase funebre 葬送行進曲風に Op. 18(1935)/10. Pastoral 牧歌 Op. 19(1934-35)
 4月25日の3つの歌(1975)
  11. No. 1. Portugal, cravo vermelho ポルトガル、赤いカーネーション/
  12. No. 2. Viva o amor 愛を生きる/13. No. 3. A minha bandeira 私の旗
 3つの散文詩 Op. 7(1928-29)
  14. No. 1. Pronunciarei o teu nome 私はあなたの名前を読み上げる/
  15. No. 2. Escura a noite e tu dormes 夜は暗く、眠りは深い/
  16. No. 3. Quando levantas a tua lampada ランプを掲げると
 10のチェコとスロヴァキアの民謡 Op. 67(1951/1978改訂)
  17. No. 1. L'Adieu 別れ/18. No. 2. Cueillons la framboise ラズベリーを選びましょう/
  19. No. 3. Mere, etes-vous la-bas? お母さん、あなたはどこ?/20. No. 4. L'oiseau planait 鳥の羽ばたき/
  21. No. 5. Chanson du rouet 紡ぎ車の歌/22. No. 6. Toi, la plus belle あなたは最も美しい/
  23. No. 7. Un fusilier d'la garde 警備するライフル射手/24. No. 8. Je possede un doux ami 私にはよい友達がいる/
  25. No. 9. Les Fillettes 少女たち/26. No. 10. Hop, hei! ホップ、ヘイ!
 10を除き世界初録音
  スサナ・ガスパー(ソプラノ)...1,3,6,9-18,20-26、リカルド・パネラ(バリトン)...2,4-5,7,8,11-13,17,19,22,25,26
  ヌーノ・ヴィエラ・デ・アルメイダ(ピアノ)

 録音 Grande Auditorio, Culturgest, Lisbon(ポルトガル)2017年7月21日...9,10 2020年7月15-17日...1-8,11-26

 20世紀後半のポルトガルにおける最も偉大な作曲家の一人、ロペス=グラサ。リスボンでフレイタス・ブランコとヴィアンナ・ダ・モッタから作曲とピアノを学んだ後、大学都市として知られるコインブラに住み、作家や知識人のグループと親しく交流しました。
 この時に知った詩人ジョゼ・レジオらによる数多くのポルトガル語の詩はその後の彼の創作に大きな影響を与えることとなります。
 今回の「歌曲と民謡集」第2集に収録されているのは、フランス印象派の影響を受けた初期の曲から、前述のレジオの詩による「4月25日の3つの歌」まで、作曲年代は45年を越えており、政治的な思想に由来する曲や民謡由来の曲が取り混ぜられています。
 中でも、ポルトガルやチェコ、ギリシャ民謡を素材とする様々な国ごとの特徴を感じさせる旋律では、彼が目指した"国境を越えた友愛から生まれる理想郷"を感じることができます。
 ポルトガル出身、ソプラノのスサナ・ガスパーは英国ロイヤル・オペラ・ハウスが主宰する「ジェット・パーカー・ヤングアーティスト・プログラム」の卒業生。2013年度のカーディフ国際声楽コンクールで注目され、世界的に活躍を始めた新鋭歌手です。
 同じくポルトガル出身のバリトン、リカルド・パネラも歌劇と歌曲両面の演奏で知られる若手です。
 
 
8.660503
(2CD)
¥2400
パウル・アブラハム(1892-1960):喜歌劇《サヴォイの舞踏会》(1932) 全3幕
  フリッツ・レヒナー=ベーダ&アルフレート・グリュンヴァルト: 台本
  ハーシュ・グラゴフ&ジェラルド・フランツェンによる英語版
 【CD1】
  1. 前奏曲/2. 序奏3-22. 第1幕2/3-29. 第2幕
 【CD2】
  1-15. 第2幕(続き)/16-28. 第3幕
 
  英語版...世界初録音
 マドレーヌ・ド・ファブラス...アリソン・ケリー(ソプラノ)、
 アリスティド・ド・ファブラス...ジェラルド・フランツェン(テノール)、
 ムスタファ・ベイ...ライアン・トレント・オールドハム(バリトン)、
 デイジー・パーカー...シンシア・フォーチューン・グルーアル(ソプラノ)、ベベ...ローズ・グッチョーネ(ソプラノ)、
 タンゴリタ...ブリジット・スカッグス(メゾ・ソプラノ)、セレスティン...マット・ダイソン(バリトン)
 シカゴ・フォーク・オペレッタ、アントニー・バレーゼ(指揮)

 録音2014年11月22日Percy Julian Auditorium, Oak Park,Illinois(USA)

 ハンガリー出身のユダヤ系作曲家パウル・アブラハムの喜歌劇《サヴォイの舞踏会》。1932年12月に初演されたこの作品は、既婚男性が妻に嘘をついて舞踏会に出席、それを知った妻が仕返しをするという、ヨハン・シュトラウス2世の《こうもり》を彷彿させるコミカルな筋立て。
 当時流行していたジャズ・バンドやタンゴを音楽に組み込んだことにより、ワイマールやベルリンを中心にセンセーションを巻き起こし、果てはレハール作品に並ぶ世界的なヒット作となりました。
 しかし1933年、ベルリンの映画スタジオで働いていたアブラハムは、ナチスによってドイツを追われ一旦ブダペストに戻り、この作品もドイツでは"退廃音楽"とみなされ上演が禁止されてしまいます。
 それでもアブラハム作品はヨーロッパの他の国で人気を保ち、彼も避難先のウィーンやパリで映画音楽や喜歌劇の創作を続けました。
 しかしファシズムの侵攻に伴い、1940年にキューバを経てニューヨークに亡命。ここで心機一転を図りましたが、当時のニューヨークではガーシュウィンとコール・ポーターが人気を獲得しており、残念なことにアブラハムの作品が注目されることはありませんでした。
 その後ドイツに戻るも寂しい晩年を送り、1960年にひっそりと生涯を終えています。
 この上演は英語版による世界初録音となるものです。
 




OUR RECORDINGS


8.226915
¥2600
TA' MIG MED 私を連れていって キム・ラーセンをギターで
 1. KVINDE MIN (LADY OH LADY)
 2. HVIS DIN FAR GI'R DIG LOV(IF YOUR DAD SAYS OKAY)
 3. JOANNA (JOANNA)
 4. MASSER AF SUCCES(LOTS OF SUCCESS)
 5. DER ER EN SANG (THERE IS A SONG)
 6. SUSAN HIMMELBLA(SUSAN HIMMELBLA)
 7. DEN LIGE VEJ (THE NARROW ROAD)
 8. OM LIDT (IN A MOMENT)
 9. FLYVERE I NATTEN(PLANES IN THE NIGHT)
 10. HIMLEN (HEAVEN)
 11. KOM IGEN (COME AGAIN)
 12. SOM ET STREJF AF EN DRABE
  (LIKE A TOUCH OF A RAINDROP)
イェスパー・シーヴェベク(ギター)
OUR-LP003
(LP)
¥3900

 録音Snowville Recording Studio in Odense(デンマーク)2019年11月4-6日、2020年10月12,13日2021年2月15,16日

 1970年代から歌手として活動、数多くのヒット曲を生み出し、デンマークの国民的アーティストとして愛されたロック・スター、キム・ラーセン(1945-2018)の名曲をギターで演奏するという試み。
 現在、コペンハーゲン王立音楽院で教授を務めるギタリスト、イェスパー・シーヴェベクは若い頃からアンドレス・セゴビアとキム・ラーセンを敬愛してきたといい、今から10年以上も前から、ラーセンの曲をギターで演奏するというこのアルバムの構想を温めていました。
 シーヴェベクはラーセンの曲を編曲する際、ギターが生み出す響きを最大に活かすとともに、まるでブリテンやバルトークが様々な民謡を器楽曲、声楽曲に編曲したかのように、ラーセンの歌が持つシンプルな美しさをギター独奏曲へと移し替えています。
 ギター奏者のための新しいレパートリーを追求した見事な12曲をお楽しみください。

 
 




RAMEE



RAM1916
¥2700
『KEY NOTES ルネサンス以前の鍵盤音楽の世界』 ~ヨーロッパ各地の手稿譜から~
 1. 天より降り来たり Descendit de celis/2. 王の舞曲 Danse real/3. 神よ Domino/
 4. 嫌われぬ民を Tribum quem non abhoruit (原曲: フィリップ・ヴィトリ〔1291-1361〕『フォーヴェル物語』)/
 5. タシンの手法で Chose Tassin (タシン〔13世紀に活躍〕/コリーナ・マルティ)/
 6. 全能にして神の父なる主よ、憐れみ給え(キリエ IV) Kyrie cunctipotens genitor Deus/
 7. めでたし、海の星 Ave maris stella/8. 天使のキリエ Kyrie ang[e]licum/
 9. ホ調のレデウンテス Redeuntes in mi/
 10. わたしは一心にあなたに祈ります Mit ganczem Willem wu¨nch ich dir/11. 慎ましくも慈愛を Humble Pitie/
 12. レ・ラ・ファ・ソの調べによるプレアンブルム Praeambulum super d a f et g/13. (表題のない曲)/
 14. 敬虔の星 Stella pia (アルジェントラートのヘンリクス・ヘスマン〔14世紀末-15世紀初頭に活躍〕)/
 15. パリの風車 Molendium de Paris (原曲: ピエール・デ・モラン〔14世紀に活躍〕)/
 16. 我ら主を祝福せん Benedicamus Domino/17. アーメン Amen/
 18. わたしはその枝に Io me son uno che per la frasche
  (原曲: ヤーコポ・ダ・ボローニャ〔1340?-86年頃に活躍〕)/
 19. ああ、いつだったかあなたがわたしを優しく抱きとめてくれた時のように
  Deh come dolcemente m'abbracciava (ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ〔1340-60頃活躍〕〕/
 20. もし、その甘やかな眼差しが Se la vista soave (フランチェスコ・ランディーニ〔1325頃-1397〕)/
 21. 広き野原に、草木の茂った大きな森に
  Per larghi prati e per gran boschi folti (ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ)/
 22. 愛らしい天使たちが神への感謝を歌う Cantano gl'angiolieti Sanctus/
 23. 祝福して迎えよう、全人類の只中で Benedicamus: Sane per omnia/
 24. 祝福して迎えよう Benedicamus (特記無き楽曲は全て作曲者不詳)
  コリーナ・マルティ
   (クラヴィシンバルム、クラヴィシテリウム、オルガネット〔ポルタティーフ・オルガン〕、オルガン)

 録音:2019年5月13-14日 聖ニコライ教会、アルテンブルフ、ドイツ 2019年8月2-3日 聖レオデガル教会、メーリン、スイス

 【名手コリーナ・マルティが探る、オルガン&チェンバロ音楽の源流】
 バーゼル・スコラ・カントルムで教鞭をとるコリーナ・マルティ。リコーダーやルネサンス以前の様々な管楽器を吹きこなす一方、チェンバロやヴァージナルより前に存在した中世の鍵盤楽器の歴史にも詳しく、チェンバロの祖先クラヴィシンバルムや、ふいごを自ら操作し膝上などで演奏する小型のオルガン、オルガネット(ポルタティーフ・オルガン)の名手でもあり、リュート奏者ミハウ・ゴントコとのユニット「ラ・モッラ」でRAMEEレーベルほかから興味深い中世音楽アルバムを制作してきました。
 古楽器アンサンブル、アントネッロの鍵盤&ハープ奏者西山まりえとの共演でも知られる彼女が今回ソロで世に問うのは、鍵盤楽器ひとつで弾く西洋音楽の源流ともいうべき楽曲を探るプログラム。
 ノートルダム楽派からアルス・ノーヴァを経てブルゴーニュ楽派に至るまで、ルネサンスと呼びうる時代以前にどのような音楽が、どのような楽器で、どのように演奏されていたのかを辿るアルバムです。
 スクワチャルーピ写本、ファエンツァ写本、ブクスハイム・オルガン曲集など、この種の企画で広く典拠とされる写本はもちろん、演奏者自身の見地から多種多様な史料が用いられており、中世流即興の名手でもあるマルティの解釈も含め、弦をはじく音や管を通る音など、素材感のある響きで奏でられる音楽の異世界的な味わいは格別。
 どのような歴史的検証のもと選曲されたかなど、充実した解説(英・仏・独語で掲載)が添えられているのも魅力の一つです。

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROFIL



PH 21002
(17CD)
¥5400→\4990
ありそうでなかった
 ムソルグスキー:歌劇全集
 Disc1-3 76'17 68'49" 64'39" 
  ボリス・ゴドゥノフ
   (1)(リムスキー=コルサコフ版+8場:イッポリトフ=イワーノフ版)
  ボーナス
   (2)6場のカット部分/(3)7場のカット部分
    ボリス・ゴドゥノフ:マルク・レイゼン(バス)、クセニヤ:エリザヴェタ・シュムスカヤ(ソプラノ)、
    フョードル:ブロニスラヴァ・ズラトゴロワ(コントラルト)、乳母:エフゲニヤ・ヴェルビツカヤ(メゾソプラノ)、
    グリゴーリー:ゲオルギー・ネレップ(テノール)、ピーメン:マクシム・ミハイロフ(バス)、
    マリーナ:マリヤ・マクサコワ(ソプラノ)ほか、
    ニコライ・ゴロワノフ(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団(1)
    マリーナ:マリヤ・マクサコワ(ソプラノ)、ランゴーニ:アレクセイ・イワーノフ(バリトン)、
    アレクサンドル・メリク=パシャーエフ(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団(2)
    グリゴーリー:ディミタル・ウズノフ(テノール)、マリーナ:イヴリン・リアー(ソプラノ)、
    ランゴーニ:アントン・ディアコフ(バス)、アンドレ・クリュイタンス(指揮)
    ソフィア国立歌劇場管弦楽団、同合唱団(3)
    録音:1948-49年(モスクワ・セッション)(1)、1948年(ライヴ)、1962年(セッション)(2)、
     1962年(パリ・セッション)(3)
 Disc4-6 65'17" 66'54" 52'50"
  ボリス・ゴドゥノフ(ショスタコーヴィチ版)全曲
    ボリス・ゴドゥノフ:ボリス・シトーコロフ(バス)、クセニヤ:ヴァレリヤ・リュバーヴィナ(ソプラノ)、
    フョードル:エラ・クラユーシキナ(アルト)、乳母:リュドミラ・グルディナ(メゾソプラノ)、
    グリゴーリー:フセヴォロド・プチコフ(テノール)、ピーメン:ミハイル・チェルノジュコフ(バス)、
    マリーナ:リムマ・バリノワ(ソプラノ)ほか、セルゲイ・エリツィン(指揮)キーロフ劇場管弦楽団、同合唱団
    録音:1960年12月14日キーロフ(マリインスキー)劇場(ライヴ)
 Disc7-9 42'14 67'11" 70'08"
  (1)ホヴァンシチナ(リムスキー=コルサコフ版)全曲
  (2)ボーナス:マルファの予言の歌(第2幕)/マルファの恋の歌(第3幕)
    イワン・ホヴァンスキー:アレクセイ・クリフチェーニャ(バス)、
    アンドレイ・ホヴァンスキー:アレクセイ・ボリシャコフ(テノール)、
    ゴリーツィン公:ニカンデル・ハナーエフ(テノール)、シャクロヴィトィ:アレクセイ・イワーノフ(バリトン)、
    マルファ:マリヤ・マクサコワ(ソプラノ)ほか、
    ワシーリー・ネボリシン(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団(1)
    ザーラ・ドゥルハノワ(メゾソプラノ)、アレクセイ・コヴァリョフ(指揮)モスクワ放送交響楽団(2)
    録音:1953年(モスクワ・セッション)(1)、1953年(2)
 Disc10-11 62'36" 68'01"
  ホヴァンシチナ(ショスタコーヴィチ版)全曲
    イワン・ホヴァンスキー:アレクセイ・クリフチェーニャ(バス)、
    アンドレイ・ホヴァンスキー:アントン・グリゴリエフ(テノール)、
    ゴリーツィン公:ウラジーミル・ペトロフ(テノール)、シャクロヴィトィ:エフゲニー・キプカロ(バリトン)、
    マルファ:キラ・レオノワ(ソプラノ)ほか、エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団
    録音:1959/62年(モスクワ・セッション)
 Disc12-13 52'19" 56'56"
  結婚(イッポリトフ=イワーノフ版)全曲
    ポドコリョーシン:ダニイル・デミヤーノフ(バリトン)、ステパン:ゲオルギー・アブラモフ(バス)、
    フョークラ:アンナ・マチューシナ(メゾソプラノ)、コチャカリョフ:パヴェル・ポントリャーギン(テノール)、
    アガーフィヤ:アレクサンドラ・ヤコヴェンコ(ソプラノ)ほか、
    アレクセイ・コヴァリョフ(指揮)モスクワ放送交響楽団
    録音:1952年(モスクワ・セッション)
 Disc14-15 72'56" 68'34"
  (1)ソロチンツィの定期市(シェバリーン版)全曲
 ボーナス:
  (2)前奏曲(リャードフ版)/(3)グリツィコのドゥムカ(キュイ版)/
  (4)アファナシーとヒーブリャの二重唱(サフノフスキー版)/
  (5)禿山の一夜(リムスキー=コルサコフ版)/
  (6)パラーシャのドゥムカ(リャードフ版)/(7)ゴパーク(リャードフ版)
    チェレヴィク:ラトコ・コロシェツ(バス)、ヒーヴリャ:ボグダナ・ストリタル(メゾソプラノ)、
    パラーシャ:ヴィルマ・ブコヴェツ(ソプラノ)ホカ、サモ・フバード(指揮)
    スロヴェニア国立リュブリャナ歌劇場管弦楽団、同合唱団(1)
    グラフィラ・ジュコフスカヤ(ソプラノ)(6)、ニコライ・ゴロワノフ(指揮)モスクワ放送交響楽団(2)(5)-(7)
    ゲオルギー・ヴィノグラードフ(テノール)、サムイル・サモスード(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団(3)
    ヴェラ・マカロワ(メゾソプラノ)、セルゲイ・ストレリツォフ(テノール)、
    レフ・シテインベルク(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団(4)
    録音:1955年(1)、1950年(2)(5)(7)、1948年(3)、1938年(4)、1940年(6)
 Disc16 47'02"
  (1)サランボー(6つの断章)
  (2)ヨシュア~リビア人の戦いの歌(リムスキー=コルサコフ版)
  (3)ヨシュア~古典様式による間奏曲(リムスキー=コルサコフ版)
  (4)ムラダ~公と僧侶たちの行進(リムスキー=コルサコフ版)
    サランボー:ナタリヤ・ロジェストヴェンスカヤ(ソプラノ)、マトー:ウラジーミル・サハロフ(バス)、
    バレアレス島民:ボリス・クリストフ(バリトン)、アレクセイ・コロリョフ(指揮)、
    アレクサンドル・ラビンスキー(ピアノ)(1)
    マリヤ・マクサコワ(メゾソプラノ)、ニコライ・ゴロワノフ(指揮)モスクワ放送交響楽団、同合唱団(2)
    ボリス・ハイキン(指揮)モスクワ放送交響楽団(3)
    ワルター・ジュスキント(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(4)
    録音:1957年(1)、1939年(2)、1955年(3)、1952年(4)
 Disc17 67'41"
  シャリヤピン、ボリス・ゴドゥノフを歌う(リムスキー=コルサコフ版)
   (1)戴冠式の場/(2)第2幕 ボリスのモノローグ「私は最高権力を握った」/
   (3)第2幕 時計の場「ああ苦しい」/(4)第4幕 ボリスの別れ「わが子よ、さらば」/
   (5)第4幕 ボリスの死「鐘だ、弔いの鐘だ」/(6)第1幕2場 ヴァルラムの歌「カザンの城で」/
   (7)第1幕1場 ピーメンのモノローグ「あとひとつ物語を」/
   (8)第4幕 ピーメンのアリア「ある晩のこと」/
   (9)第2幕 ボリスとフョードルの場~モノローグ「私は最高権力を握った」~時計の場
   (10)第4幕第2場 クレムリン宮殿の大広間の場(ピーメンの語りのみ欠)
     フョードル・シャリヤピン(バス)
     ユージン・グーセンス(指揮)管弦楽団(1)(4)、マックス・スタインマン(指揮)ロンドン交響楽団(2)(3)、
     ローレンス・コリングウッド(指揮)コリングウッド管弦楽団(5)、ロザリオ・ブルドン(指揮)管弦楽団(6)、
     ジョージ・ビング(指揮)管弦楽団(7)、指揮及び管弦楽団不明(8)、
     フョードル:マルガレータ・カロージオ(ソプラノ)、シュイスキー:アンジェロ・バダ(テノール)、
     ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指揮)コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団(9)(10)
     録音:1926年5月21日(4) 27日(1)(ロンドン)、1931年6月6日(2)(3)、
      1926年6月13日(ロンドン、スモール・クィーンズ・ホール)(5)、1926年5月31日(6)、
      1922年10月23日(7)、1911年11月26日(8)、1928年7月6日(コヴェントカーデン・ライヴ)(9)(10)

 ゴロワノフはじめ最高の演奏陣!ありそうでなかったムソルグスキー歌劇全集!!

 ムソルグスキーは類のない天才ながら、完成された作品は歌曲やピアノ曲を除けば多くありません。
 ことにオペラは自身でオーケストレーションまで終えたのは「ボリス・ゴドゥノフ」のみで、それも含め他人の手の入った版で演奏されることが主流となっています。

 「ボリス・ゴドゥノフ」「ホヴァンシチナ」をはじめとするムソルグスキーの全オペラを17枚組でProfilレーベルが実現。
 これまでありそうでなかった好企画です。大半がメロディア音源による1946-1963年のボリショイ劇場黄金期の名演によるのも大歓迎。

 リムスキー=コルサコフ版「ボリス・ゴドゥノフ」は1948/9年のゴロワノフによるセッション録音。ボリス役はゴロワノフの指名で名バス歌手マルク・レイゼンが務めていますが、一説にはユダヤ人レイゼンが皇帝ボリスを演じることにスターリンが不服で、ゴロワノフの罷免につながったとも言われます。
 また完全版ではなく、6場は録音しなかったのと7場にもカットがあるため、ボーナストラックとしてメリク=パシャーエフとボリショイ劇場、クリュイタンスとソフィア国立歌劇場による音源で補完しているのもありがたい限り。

 ゴロワノフは「ボリス」以外にも、「ソロチンツィの定期市」から「前奏曲」「禿山の一夜」、「ゴパーク」、「ヨシュア」の「リビア人の戦いの歌」などで凄まじい怪演を聴かせてくれます。

 「ボリス・ゴドゥノフ」と「ホヴァンシチナ」はリムスキー=コルサコフ版とショスタコーヴィチ版がそれぞれ全曲収められていて、違いを堪能できます。
 ショスタコーヴィチ版では「ボリス」がセルゲイ・エリツィン指揮キーロフ(マリインスキー)、「ホヴァンシチナ」がスヴェトラーノフとボリショイという豪華さ。さらに「結婚」「サランボー」など聴く機会の少ないものももれなく収録。
 サランボー役は大指揮者ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーの実母ナタリヤ・ロジェストヴェンスカヤの伝説的な歌唱を味わえます。

 Disc17 はボーナス巻で、不世出のボリス歌手シャリヤピンの至芸をまとめました。
 いずれもイギリスで行った録音や公演で、最後の1928年コヴェントガーデンの上演はシャリヤピンのみロシア語、カロージオとバダはイタリア語という不可思議なことになっているのも珍品。
 


<国内盤> 


ナクソス・ジャパン


日本作曲家選輯

NYCX-70261
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥1980
武満 徹(1930 -1996):ピアノ作品集
 1. ロマンス(1949)
 二つのレント(1950)
  2. I. Adagio/3. II. Lento misteriosamente
 遮られない休息(1952、1959)
  4. I. ゆっくりと悲しく、そして語りかけるように/
  5. II. 静かに、残酷なひびきをもって/6. III. 愛のうた
 7. ピアノ・ディスタンス(1961)/8. フォー・アウェイ(1973)
 9. 閉じた眼 - 瀧口修造の追憶に(1979)/
 10. 閉じた眼 II(1988)/11. 雨の樹素描(1982)/
 12. 雨の樹素描 II - オリヴィエ・メシアンの追憶に(1992)
  こどものためのピアノ小品(1978)
  13. 微風/14. 雲
 リタニ - マイケル・ヴァイナーの追憶に(1989)
  15. I. Adagio/16. II. Lento misterioso
福間 洸太朗(ピアノ)

 録音: 2006年7月 トロント、CBCグレン・グールド・スタジオ

 【福間洸太朗の瑞々しい感性が描く、武満徹の繊細な光と影】
 福間洸太朗は、日本人初となるクリーヴランド国際ピアノ・コンクール優勝者。ドイツと日本を拠点に、闊達なテクニックと繊細なニュアンスに満ちた表現、そしてテーマ性の感じられるプログラミングで国際的なキャリアを積んでいます。
 福間が敬愛の念を込めて世界中で演奏してきた武満徹作品を収録したこのアルバムでは、録音当時23歳の福間による、静寂の中に瑞々しさを湛えた演奏を聴くことが出来ます。
 
 ※解説は既発売商品[8.570261J]のブックレットから転載となります。演奏者プロフィールは今回の発売にあたり刷新しております。
 




<映像>

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ALPHA(映像)



ALPHA741
(DVD+BD)
¥3500→\3190
『モーツァルトとマンボ ライヴ・イン・ハバナ』 (ドキュメンタリー付き)
 モーツァルト(1756-1791):
  ・歌劇《後宮からの誘拐》 K. 384 序曲/・モーツァルト: ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K. 447
 ダマソ・ペレス・プラード(1916-1989)/ジョシュア・デイヴィス編曲:・Que Rico el Mambo
 エル・マンボ エドガー・オリヴェロ(1985-):
  ・Sarahnade Mambo サラナード・マンボ (「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」による)
 ジョシュア・デイヴィス & ユニエト・ロンビーダ・プリエト:
  ・Rondo alla Mambo ロンド・アラ・マンボ (K. 447 第三楽章による)
 イソリーナ・カリージョ(1907-1996)/ホルヘ・アラゴン編曲:
  ・Dos Gardenias くちなしの花をふたつ
 モイセス・シモン(1889-1945)/ホルヘ・アラゴン編曲:・El Manisero 南京豆売り
 ・ドキュメンタリー: 『サラ・ウィリスと旅するキューバ』
 ・ボーナス映像:
  「ロンド・アラ・マンボ」 「モーツァルトとの出会い」「ロンド・アラ・マンボ-フラッシュモブ」
  「アルバム・ジャケットのメイキング」 「コンサートを終えて」「ダンスとドミノ」「キューバに楽器を贈ろう」
 サラ・ウィリス (ホルン)、ハロルド・マドリガル・フリアス (トランペット)、
 ユニエト・ロンビーダ・プリエト (サクソフォン)、ホルヘ・アラゴン (ピアノ)、ハバナ・リセウム・オーケストラ、
 ホセ・アントニオ・メンデス・パドロン (指揮)、ザ・サラバンダ(THE SARAHBANDA)、
 ユニエト・ロンビーダ・プリエト (サクソフォン)、アデル・ゴンザレス・ゴメス (ボンゴ)、
 エドゥアルド・ラモス・エルダンデス (ティンバレス)、アレハンドロ・アギアル・ロドリゲス (コンガ)、
 オリビア・ロドリゲス・カバレロ (ベース)、エリオ・エルナンデス・ロハス (ピアノ)、
 ハバナ・ホーンズ (サラ・ウィリスと14人のホルン奏者たち)

 ライヴ収録(コンサート): 2020年1月4日 オラトリオ・サン・フェリペ・ネリ教会 ハバナ、キューバ
 映像監督: マグダレーナ・ジェンバ=シュヴィント
 収録時間: コンサート(55分12秒) ドキュメンタリー(29分26秒) ボーナス映像(約15分)、字幕: 無し、片面二層ディスク、画像: 16:9 NTSC All Regions、音声: 2ch Stereo & 5.1ch DVD、Blu-ray 共通

 【世界的大ヒット・アルバムのライヴ映像が登場!】
 マンボに魅せられキューバを訪れたベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリスが、地元のミュージシャンと録音して2020年7月に発売、世界的な大ヒットを記録したアルバム『モーツァルトとマンボ』。
 このアルバム録音時にハバナで行ったライヴの映像が登場します。
 
 ベルリン・フィルでは下吹きを担当するウィリスが、人前で初めてと言いながら見事な演奏を聴かせるモーツァルトはもちろん、キューバのミュージシャンたちと共に陽気なグルーヴで繰り広げるマンボが大きな見どころ。
 世界が新型コロナウイルスによるパンデミックに見舞われる直前、今思えば奇跡のような素晴らしいコンサートが記録されています。
 全ての映像監督とドキュメンタリーの構成を担当するのは、『ベートーヴェンと生きる』(サイモン・ラトルとベルリン・フィル)、『ヴィオラは私の声』(タベア・ツィンマーマン)などのドキュメンタリー映像で大きな評価を得ているマグダレーナ・ジェンバ=シュヴィント。NHK-BSでの放送でも話題になりました。
 同内容のDVDとBlu-rayがセットとなっています。

 




『モーツァルトとマンボ ライヴ・イン・ハバナ』
こちらがCD

 



 ALPHA578
\2700→\2490

ベルリン・フィル/サラ・ウィリス (ホルン)
  『MOZART y MAMBO モーツァルトとマンボ』

 1. モーツァルト(1756-1791): ホルン協奏曲 断章 変ホ長調 K. 370b
 2. ダマソ・ペレス・プラード(1916-1989)/ジョシュア・デイヴィス編曲:
    Que Rico el Mambo エル・マンボ
 3. モーツァルト: ホルンと管弦楽のためのロンド 変ホ長調 K. 371
 4. エドガー・オリヴェロ(1985-):サラナード・マンボ(「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」による)
 5-7. モーツァルト: ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447
 8. ジョシュア・デイヴィス & ユニエト・ロンビーダ・プリエト:
    ロンド・アラ・マンボ(K. 447 第三楽章による)
 9. イソリーナ・カリージョ(1907-1996)/ホルヘ・アラゴン編曲:
    Dos Gardenias くちなしの花をふたつ
 10. モイセス・シモン(1889-1945)/ホルヘ・アラゴン編曲:
     El Manisero 南京豆売り ?ライヴ収録
  サラ・ウィリス (ホルン)
  ハロルド・マドリガル・フリアス (トランペット)、ユニエト・ロンビーダ・プリエト (サクソフォン)、
  ホルヘ・アラゴン (ピアノ)、ハバナ・リセウム・オーケストラホセ・アントニオ・メンデス・パドロン (指揮)
  ザ・サラバンダ(THE SARAHBANDA)
   ユニエト・ロンビーダ・プリエト (サクソフォン)、アデル・ゴンザレス・ゴメス (ボンゴ)、
   エドゥアルド・ラモス・エルダンデス (ティンバレス)、アレハンドロ・アギアル・ロドリゲス (コンガ)、
   オリビア・ロドリゲス・カバレロ (ベース)、エリオ・エルナンデス・ロハス (ピアノ)
  ハバナ・ホーンズ (サラ・ウィリスと14人のホルン奏者たち)

 録音: 2020年1月 オラトリオ・サン・フェリペ・ネリ教会 ハバナ、キューバ

 【ベルリン・フィルの名物ホルン吹きが魅せられた、モーツァルトとキューバの音楽】
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で活躍するホルン奏者、サラ・ウィリスのアルバムがALPHAレーベルから登場です。
 職人揃いのベルリン・フィルにおいて、その明るいキャラクターを生かした司会などの活動でも大活躍の彼女。以前から趣味でサルサなどに親しんでいたそうですが、初めてキューバを訪れた際、当地の音楽に直に接して天国だと感じたこと、またクラシックの素晴らしい音楽家たちがたくさんいるにも関わらず世界に知られていないこと、さらに当地の音楽家が「モーツァルトはきっと素晴らしいキューバ人になったはず」と語ったことがヒントとなり、この不思議な取り合わせのアルバムが誕生しました。
 モーツァルト作品で共演するハバナ・リセウム・オーケストラは、ピアニスト、シモーネ・ディナースタインとの共演でソニーにも録音している実力派オーケストラ。
 サラ・ウィリスの高音から低音までむらなく安定した技術と豊かな表現力も相まって、素晴らしい演奏を聴かせます。そしてマンボの巨人ダマソ・ペレス・プラードなどによるキューバ音楽の数々は、まさに血の通った面白さ。センチメンタルなメロディで人気の「くちなしの花ふたつ」なども収録し、ラストは「ピーナッツ・ベンダー」という英名でも知られる名作「南京豆売り」のライヴで雰囲気たっぷりに締めています。
 モーツァルトもマンボも理屈じゃないんだと、とにかく楽しませてくれるアルバムです。




 















6/1(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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PASSACAILLE



PAS 1094
¥2600→\2390
大胆な変更加筆「イリバレン改訂版」
 ペルゴレージ:スターバト・マーテル

オノフリ(指揮)&セビリア・バロック管
 コントラファクタ

 ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル
  (フアン・フランシス・デ・イリバレン編曲版)
 フアン・フランシス・デ・イリバレン(1699-1767):
  Amen / Ave Maria / Ego sum panis vivus /
  Sabia extension / Ego dormivi / Te invocamus /
  Lamentacion 2a del Viernes Santo
マリア・エスパダ(ソプラノ)
カルロス・メーナ(アルト)
エンリコ・オノフリ(指揮)
セビリア・バロック管弦楽団

 オノフリのひねりの利いた選曲、必要な書き換えか、はたまた模造か、スペインの大聖堂に響いた『スターバト・マーテル』

 録音:2017年10月/58'18''

 ペルゴレージ死の年、1736年に作られた畢生の名作『スターバト・マーテル』は、瞬く間にヨーロッパ中で大流行しました。
 18世紀宗教作品の最も美しい成果とされ、数えきれないほどの印刷譜や手書き譜が世界中の図書館に残されています。
 そこで、古楽界の大ヴァイオリニストにして指揮者としても活躍を続けるオノフリが目を付け録音したのは、各地に散らばり姿を変えていった後の『スターバト・マーテル』!
 このCDではスペイン、マラガ大聖堂のアーカイブに残っている5冊の『スタバト・マーテル』の写本から、フアン・フランセス・デ・イリバレンが同大聖堂の楽長を務めていたときに演奏されたバージョンが取り上げられています。
 原作を忠実に書き写すのではなく、ときに大胆な変更を加えた「イリバレン改訂版」にご注目ください。
 イリバレン自身の作品をカップリングしているのも面白いポイントです。
 
 

PAS 1107
¥2600
いちばん高貴な楽器 ~イタリア・ルネッサンス、リュートの技巧 ルカ・ピアンカ(リュート)
 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):ファンタジア第65番 / 第30番
 ジョヴァンニ・マリア・ダ・クレマ(1492-1550):リチェルカーレ第2番
 クローダン・ド・セルミジ(ca1490-1562)、フランチェスコ・ダ・ミラノ:Las je m'y plains
 ヴィンチェンツォ・カピローラ(1474-1548):スパニョーラ風リチェルカーレ
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:2声のカノン
 ペリーノ・フィオレンティーノ(1523-1552):ファンタジア第1番
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア第7番
 フランチェスコ・ベンドゥージ(1553 頃没):Ballo detto "Incognito"
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア第33番
 ジャン・リシャフォール(ca1480-ca1547)、フランチェスコ・ダ・ミラノ:De mon triste deplaisir
 ヴィンチェンツォ・カピローラ:リチェルカーレ第9番
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア第1番
 ジュリオ・チェーザレ・バルベッタ(1540-1603):ファンタジア第7番
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア第15番 / 第34番 "La Compagna"
 オラツィオ・ヴェッキ(1550-1605):So ben mi chi ha bon tempo
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア第87番 / 第10番
 ジョヴァンニ・マリア・ダ・クレマ:リチェルカーレ第15番
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア第61番
 ジュリオ・セーニ・ダ・モデナ(1498-1561):ファンタジア第8番
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア第90番
 ヴィンチェンツォ・カピローラ:リチェルカーレ第6番
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア第67番
 アントニオ・ロッタ (1828-1903):リチェルカーレ第4番
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア第5番
 ヨアン・アンブロシオ・ダルツァ(fl.1508):Calata alla spagnola
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア第22番

 リュートが最も輝いた時代の楽曲を集めた1枚、名手ピアンカの至高の演奏!

 録音:2020年8月25-28日/69'53''

 リュートの黄金時代と言われるイタリア・ルネッサンス。
 この時代のリュート作品は質・量ともに19世紀のピアノ作品に匹敵するものがあります。
 このCDではミケランジェロやモンテヴェルディと並び称され、「悪魔」とまであだ名された天才フランチェスコ・ダ・ミラノと、彼の弟子たちの作品を中心に収録しています。
 リュートが16 世紀に最も高貴な楽器と考えられていた理由が容易に理解できる素晴らしい楽曲たち。
 イル・ジャルディーノ・アルモニコ創設メンバーのルカ・ピアンカによる巧みな演奏でどうぞ。
 



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DELPHIAN

DCD34255
¥2500→\2290

おじいさんが有名な人らしいがそんなことは関係ない
 このひと自身が面白い

エレナ・フィッシャー=ディースカウ

シューマン&ブラームス

 ブラームス:7つの幻想曲 Op.116
 シューマン:クライスレリアーナ Op.16
 ブラームス:2つのラプソディ Op.79

エレナ・フィッシャー=ディースカウ(ピアノ)



 20世紀最大の声楽家ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの孫娘、エレナ・フィッシャー=ディースカウが、エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル「Delphian(デルフィアン)」からデビュー!
 エレナ・フィッシャー=ディースカウはベルリンの音楽一家に生まれ(両親は共にチェリスト)、フランス人の母親とともにフランスで育ち、子どもの頃にパリ音楽院へ通いました。
 その後ドイツに戻ってハノーファー音楽演劇大学でウラジミール・クライネフに、渡米しジョン・ホプキンス大学のピーボディ音楽院でレオン・フライシャーに師事。世界の主要なコンサートホールや音楽祭で演奏する他、フランスの映画「All is forgiven」にピアニスト役として出演するなど、多彩に活動。現在はエジンバラに在住し、セント・メアリーズ音楽学校の教師を務めています。

 ドイツの日刊紙Schwabische Zeitungでは「激しいドラマと繊細なリリシズムを兼ね備えたピアノの魔術師」と称されたエレナ・フィッシャー=ディースカウのソロ・デビュー・アルバムは、ロベルト・シューマンの「クライスレリアーナ」にブラームスの2組の小品集を収録。
 いずれも、クララ・シューマンが作曲後に直接手書き譜を読んだという作品で、祖父の代からロマン派の音楽に深く関わってきた音楽一家の一員であるエレナが、シューマンとブラームスの繊細で幻想的な楽曲を幅広い表現で捉えています。

 ※録音:2020年9月15日-16日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)
 ※使用楽器:スタインウェイ・モデルD, 2015、serial no 599478

  


Elena Fischer-Dieskau plays Beethoven Sonata op. 109, Brahms Op.118

https://youtu.be/TAE29xt3JYc

かなり自由奔放です。化けるかも。


 
 
DCD34259
¥2500
チザム:歌曲集
 エリック・チザム(1904-1965):
  ロバ(12の歌 第11曲)/蜂(12の歌 第9曲)/Snail, Snail, Shoot Out Your Horn/妖精/
  Cradle-Croon/The Prodigy/夏の歌/The Braw Plum/The Three Worthies/Dirge for Summer/
  愛の報酬(愛の詩 第1曲)/ジョニー・ロギー(愛の詩 第2曲)/Skreigh o' Day(愛の詩 第3曲)/
  フラグメント(嘆き)(愛の詩 第4曲)/祈り(愛の詩 第6曲)/イノセンス(愛の詩 第6曲)/
  Hert's Sang(愛の詩 第7曲)/Oisean's Song/Glances/60立方フィート/不快な目/
  Another Incitement for the Gales/ダーマットの眠り/Fiddler's Bidding/The Barnyards o' Delgaty/
  嘆き/There's a Fine Braw Thistle/カリアッハ ― My Spiteful Old Woman/後悔/
  Dan Liughair(A Tale of Lear)/Hame/クックロビン/カリアッハ ― Шейла, моя злая жена/
  人魚の歌/To His Love Whom He Has Kissed Against Her Will/ホームシックネス
 マイリ・ローソン(ソプラノ)、ニッキー・スペンス(テノール)、
 マイケル・モフィディアン(バス=バリトン)、イアン・バーンサイド(ピアノ)

 エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル「Delphian(デルフィアン)」より、スコットランド、グラスゴー出身の知られざる作曲家、エリック・チザム(1904-1965)の歌曲集がリリース。
 チザムはエジンバラ大学でドナルド・フランシス・トーヴィーに作曲を師事。ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」とバルトークの「ピアノ協奏曲第1番」のスコットランド初演者、バルトークの「青ひげ公の城」のイギリス初演者として歴史にその名を残しています。

 Delphianからは歌劇 《シムーン》の世界初録音盤(DCD34139)以来となるチザム・アルバムでは、チザムが生まれ故郷スコットランドのゲール語の民謡から多くのインスピレーションを得て作曲した36曲の歌曲(そのうち27曲は世界初録音)を収録。
 シンプルながらも洗練された親しみやすい魅力を持つこれらの作品を、3人の輝かしきスター歌手たちと、20世紀歌曲伴奏の巨匠イアン・バーンサイドがそれぞれの作品の個性を引き出してお届けします。
 歌詞にはスコットランド語も駆使されており、3人の歌手と伴奏者全員がスコットランド出身というこだわりの布陣も流石です。

 ※録音:2020年8月31日-9月2日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)
 




MUSICA VIVA


MV122
(2CD)
特別価格
¥3600
ドビュッシーからバーンスタインまで ~ ハープのための作品集 カトリーヌ・ミシェル(ハープ)
 ドビュッシー:舞曲、亜麻色の髪の乙女、月の光、小さな羊飼い、アラベスク第1番/
 アーン:前奏曲/ダマーズ:ハープのためのソロ、タンゴ、トリオ、コンチェルティーノ/
 ガーシュウィン:ポーギーとベス/
 ヴァイル:三文オペラ/
 バーンスタイン:
  アーロン・スターンのための、クレイグ・アークハートのために、
  シャーリー・ガビス・ローズ・パールのために、スティーブン・ソンドハイムのために、
  スザンナ・カイルのために、ヘレン・コーツの追憶に、エレン・ゲッツの追憶に、
  ウェスト・サイド・ストーリー

 パリ音楽院を卒業後、1970年フランス放送フィルハーモニー管弦楽団に所属しつつ、ソリストとしても活動を開始。その後、1978年にはフランス国立歌劇場管弦楽団の首席ハープ奏者に就任し、バーンスタイン、ベーム、ブーレーズ、チェリビダッケといった錚々たる指揮者たちとの共演も果たしたフランスの名ハーピスト、カトリーヌ・ミシェル。
 1990年にバーンスタインから委嘱作品の献呈とニューヨークへの招待を受けたものの渡米予定11月の直前、10月中旬にバーンスタインが他界したことにより惜しくも実現しなかった両者の共演。
 この「ドビュッシーからバーンスタインまで」は、バーンスタインへの感謝が込められたオマージュ・アルバムとして製作されました。

 ※録音年月日不詳
 
 


MV103
¥2600
リッカルド・ドーニ(指揮)/アッカデーミア・ムジカーレ・デラヌンチアータ
戦いと嵐

 シャイト:戦いのガイヤルド
 ロック:序幕の音楽
 フェルディナンド・フィッシャー:《春の日記》より 組曲第1番
 ヨーゼフ・ヴェルナー:《音楽のカレンダー》より 11月
 ビーバー:戦い
 テレマン:組曲《ドン・キホーテのブルレスク》TWV.55
 リュリ:グラン・デール・アン・ゲール、《平和の神殿》より
アッカデーミア・ムジカーレ・デラヌンチアータ
リッカルド・ドーニ(指揮)

 イタリア古楽界を代表する鍵盤奏者の1人であるリッカルド・ドーニがミラノのアッビアテグラッソで創設したピリオド・オーケストラ、アッカデーミア・ムジカーレ・デラヌンチアータによる「戦いと嵐」をテーマとしたバロック・プログラム。
 17世紀における器楽の台頭、そして美術、絵画の世界における題材としての「戦い」と「嵐」の存在感の大きさを、ドーニが自身のピリオド・オーケストラで表現してくれています。

 ※録音:2014年10月11日-18日、アッビアテグラッソ(ミラノ、イタリア)




このベストセラー盤の指揮とオーケストラが
リッカルド・ドーニ(指揮)/アッカデーミア・ムジカーレ・デラヌンチアータ
でした


ARCANA
 
A472
\2700→\2490
ジュリアーノ・カルミニョーラ&マリオ・ブルネロ
 バッハとヴィヴァルディ、ヴァイオリンとチェロ・ピッコロによる二重協奏曲集

  1-3.ヴィヴァルディ(オリヴィエ・フーレ復元):弦楽のための協奏曲 ニ長調 RV125
  4-6.ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロ・ピッコロのための協奏曲 ハ長調 RV508 (原曲:2つのヴァイオリンのための)
  7-9.J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェロ・ピッコロのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 (原曲:2つのヴァイオリンのための)
  10-13.ゴルトベルク:弦楽のためのソナタ ハ短調 Du¨rG 14
  14-16.J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェロ・ピッコロのための協奏曲 ニ短調 BWV1060 (原曲:2台のチェンバロのための/ハ短調)
  17-19.ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロ・ピッコロのための協奏曲 変ホ長調 RV515 (原曲:2つのヴァイオリンのための)
 ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン) 1733年ヴェネツィア、ピエトロ・グァルネリ製
 マリオ・ブルネロ(4弦チェロ・ピッコロ)
  1600-10年クレモナ、アントニオ&ジローラモ・アマティ製による
  2017年ブレシア、フィリッポ・ファッサール製復元楽器
 リッカルド・ドーニ(チェンバロ、指揮)アッカデーミア・デラヌンチアータ (古楽器使用)
 NYCX-10133
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音:2018年6月26-30日 デラヌンチアータ修道院、ミラノ 
 【国内盤】日本語解説付

 【カルミニョーラとブルネロによる二重協奏曲集!バッハの名曲2台ヴァイオリンも収録!】

 名手カルミニョーラがARCANAレーベルに登場。ブルネロとのデュオで、バッハとヴィヴァルディの二重協奏曲を聴かせる驚きのアルバムを世に問います。
 ここでブルネロが奏でるのは、『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』を全曲移調無しで弾いた(A469/NYCX-10100)4弦のチェロ・ピッコロ。この楽器は、通常のチェロに張られる4本の弦に上のE弦を足し(バッハの「無伴奏チェロ組曲第6番」は、この5弦のチェロ・ピッコロを想定していると言われます)、さらに一番下のC弦を省いて4本としたもので、アルバム・タイトルのSonar in Ottava(オクターヴで鳴る)が示すように、ヴァイオリンの丁度1オクターヴ下の調弦となっています。
 ヴァイオリンとチェロ・ピッコロを独奏として奏でられるのは、バッハの名曲BWV1043を始めとした、主に2つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲。通常は同音域で重なるため区別し辛い2つの声部が、片方がオクターヴ低いことでたいへん引き立ちます。2つのチェンバロが原曲(ヴァイオリンとオーボエでもお馴染み)のBWV1060ではさらにくっきり。その結果立ち上がるのは二人の丁々発止のやり取りと、目から鱗が落ちるような旋律の綾の面白さ。
 ドーニとアッカデーミア・デラヌンチアータによるアンサンブルも、非常に前掛かりの演奏で名手たちの競演を大いに盛り立てています。それぞれの作品がぐっと身近に、面白く感じるアルバムです。
 

 
 
MV105
¥2600
ディー・チューンズ グレゴリオ・フラッキア(ギター)
 コロンナ:舞曲/
 フラッキア:秘密/
 バリオス:蜜蜂/
 フラッキア:海、ヌガエ/
 ポンセ:ワルツ/
 ファブリ:ベオグラードの夜/
 コロンナ:シンクロニー/
 ソーホー:ガレロン/
 ヨーク:子守歌/
 コロンナ:ゲルニカ/
 フラッキア:夜に/
 作曲者不詳:ミケレンマ/
 フラッキア:ライフ/
 作曲者不詳:聖母の御子/
 ラウロ:セイス・ポル・デレーチョ/
 バカロフ:《イル・ポスティーノ》のメイン・テーマ/
 コロンナ:易しい練習曲第12番/
 ヨーク:サンバースト

 1996年、トリノ出身のコンポーザー=クラシック・ギタリスト、グレゴリオ・フラッキア。
 ギジェルモ・フィエレンスに師事し、アンドレス・セゴビアの孫弟子にあたるフラッキアのアルバム「ディー・チューンズ」は自作を数多く選曲したギターのための小品集。
 ちなみにフラッキアの「海」は、2016年にイタリアの映画監督ダニエレ・ヴィカリの監督作品「Sole cuore amore」で使用されています。

 ※録音年月日不詳
 
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MV123
¥2600→\2390
ロベルト・ファブリツィアーニ(フルート)
J.S.バッハ:7つのフルート・ソナタ集

 ソナタ ロ短調 BWV.1030/ソナタ変ホ長調 BWV.1031/
 ソナタ イ長調 BWV.1032/ソナタ ハ長調 BWV.1033/
 ソナタ ホ短調 BWV.1034/ソナタ ホ長調 BWV.1035/
 ソナタ ト短調BWV.1020
ロベルト・ファブリツィアーニ(フルート)
ロベルト・コーネン(チェンバロ)
カルロ・デンティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 スーパー・ヴィルトゥオーゾ、ファブリツィアーニと大バッハ!

 一般的なフルートから特殊管のハイパー・バス・フルートまでを吹きこなすイタリアのフルート界を代表するスーパー・ヴィルトゥオーゾ、ロベルト・ファブリツィアーニが正統派中の正統派レパートリーである大バッハのフルート・ソナタをレコ―ディング!
 ファブリツィアーニはBWV.1030から1035のソナタ6曲に加え、現在では疑作でC.P.E.バッハの作曲ともされているBWV.1020のソナタを加えて全7曲でソナタ集を構成。
 「BWV.1030~1035」と「BWV.1020」の作風の違いをファブリツィアーニの演奏で聴き比べることが出来るのもこのアルバムならではの魅力と言えるでしょう。

 ※録音年月日不詳
 
 


MV101
¥2600
18世紀のウィーンにおけるフリーメイソンのための音楽
 ケルビーニ:行進曲ヘ長調
 サリエリ:小さなセレナード変ホ長調
 モーツァルト:セレナード変ホ長調
  (グラン・パルティータからの編曲による管楽八重奏版)
 サリエリ:夜の神殿のためのハルモニー
アッカデーミア・ムジカーレ・デラヌンチアータ
セルジオ・デルマストロ(指揮)

 18世紀のウィーンにおいて、秘密結社フリーメイソンの儀式で演奏されていたのではないかと推測される管楽アンサンブルのための作品を集めたユニークなコンセプトのプログラム。
 サリエリやケルビーニの管楽アンサンブルの作品が並ぶ中、最も注目なのはモーツァルトの「セレナード」。ウィーン宮廷劇場の匿名の音楽家が1799年にペーター・フォン・ブラウン男爵に依頼して8つの管楽器での演奏のために「グラン・パルティータ」を編曲した作品であり、ウィーン国立音楽大学に保管されているオリジナル・スコアに基づいて演奏された世界初録音となります。
 アッカデーミア・ムジカーレ・デラヌンチアータは2009年に結成されたイタリアの管楽アンサンブル。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で教鞭を執るクラリネット奏者、セルジオ・デルマストロが指揮を担当しています。

 ※録音年月日不詳
 
 


MV107
¥2600
ビーダーマイヤー様式の織りなすもの
 ヴァイグル:歌劇《船乗りの恋、あるいは海賊》序曲
 マティーカ:ノットゥルノ Op.21
 ヴァイグル:歌劇《スイス人の一家》序曲
 クフナー:セレナーデ Op.2
クラシコ・テルツェット・イタリアーノ

 ビーダーマイヤー様式が流行したウィーン会議の時代の音楽と当時の文化の結び付きを、18世紀後半~19世紀前半の音楽で表現。
 イタリアのピリオド・アンサンブルがトラヴェルソ、ヴァイオリン(またはヴィオラ)、そしてギターのトリオで奏でるヨーゼフ・ヴァイグル(1766-1846)、ヴェンツェスラウス・マティーカ(1773-1830)、ヨーゼフ・クフナー(1776-1856)作品からは、モーツァルトやシューベルトの響きが時折、顔をのぞかせます。

 ※録音:2015年、モンフォルテ・ダルバ(ピエモンテ、イタリア)
 
 


MV102
¥2600
1827年生まれの女流作曲家
テレーザ・ミラノッロ ~ 不滅の音楽

 ミラノッロ:
  悲歌的なグランド・アダージョ/哀歌 Op.7/
  即興曲 Op.8/アヴェ・マリア Op.4/
  マールボロのアリアによるユーモラスな変奏曲 Op.5/
  ラインの酒の歌によるユーモラスな変奏曲 Op.6/
  悲歌的な大幻想曲 Op.1
ヴァレンティーナ・ブッソ(ヴァイオリン)
エリアーナ・グラッソ(ピアノ)

 1827年にイタリアのサヴィリャーノで生を受けた女流コンポーザー=ヴァイオリニスト、テレーザ・ミラノッロ(1827-1904)の作曲家としての功績を取り上げた作品集。
 パリへの移住後、妹のマリア・ミラノッロと共に若くしてデビューを果たし、神童として各地で大絶賛されたテレーザ・ミラノッロ。
 「悲歌的なグランド・アダージョ」は16歳という若さでこの世を去ってしまった妹マリアを追悼するために書かれた作品です。

 ※録音年月日不詳
 


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MUSICA VIVA/INCIPIT

INC240
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290

鬼才ファブリツィアーニ、ベートーヴェンを吹く!
ベートーヴェン:フルートとピアノのための作品集

 フルート・ソナタ変ロ長調 Anhang.4
 2つのフルートのための二重奏曲ト長調 WoO.26*
 セレナード ニ長調 Op.41
 主題と6つの変奏曲 Op.105
 主題と10の変奏曲 Op.107

ロベルト・ファブリツィアーニ(フルート)
マッシミリアーノ・ダメリーニ(ピアノ)
ルイゼラ・ボッテオン(フルート)*


 作曲者の死後、遺産の中から発見され1906年に出版が行われたものの、現在では他人の手による疑作であるとされる「フルート・ソナタ変ロ長調」や1792年、22歳の時に作曲された「二重奏曲ト長調」、ヨーロッパの民謡を採り入れた2つの変奏曲集など、楽聖ベートーヴェンのフルート作品の数々をイタリアの鬼才ロベルト・ファブリツィアーニが演奏!
 近年ではハイパー・バス・フルートなどの特殊管の使用や超越技巧を駆使した現代音楽の演奏などがクローズアップされることが多く、「ファブリツィアーニ」と「ベートーヴェン」という少々意外(?)な組み合わせはフルート関係者にとっても興味津々といったところではないでしょうか。
 イタリアのフルート界を代表するスーパー・ヴィルトゥオーゾと楽聖ベートーヴェンの音楽の"化学反応"にご注目下さい。

 ※録音:2012年5月、ジェノヴァ(イタリア)
 




SIGNUM



SIGCD677
特別価格
¥1800
ジュリアン・ブリス&ジョビィ・バージェス!
 クラリネット&パーカッション
マッキー、ウィテカー、ティケリ

 ジョン・マッキー(マット・エヴァンス&ジュリアン・ブリス編曲):
  アスファルト・カクテル
 エリック・ウィテカー(ジュリアン・ブリス編曲):オクトーバー
 フランク・ティケリ(ジュリアン・ブリス編曲):ブルー・シェイズ
ジュリアン・ブリス(クラリネット)
ジョビィ・バージェス(パーカッション)

 ジュリアン・ブリス&ジョビィ・バージェス!クラリネット&パーカッション・アレンジに編曲!

 ☆ジュリアン・ブリスとジョビィ・バージェスがロックダウン中にお互いの家で録音したミニ・アルバム!
 ☆吹奏楽の人気曲「アスファルト・カクテル」、「オクトーバー」、「ブルー・シェイズ」を、クラリネットとパーカッション(多重録音)のためのエキサイティングでダイナミックなアレンジで!

 13歳でアメリカの名門インディアナ大学のアーティスト・ディプロマを取得した神童から、世界的名手へと成長を遂げたイギリスの天才クラリネット奏者ジュリアン・ブリス。
 イギリスのコンテンポラリー・アンサンブル、パワープラントのメンバーであり、ガブリエル・プロコフィエフの「バス・ドラム協奏曲」の録音でも話題を呼んだパーカッショニスト、ジョビィ・バージェス。互いにわずか数マイルしか離れていないというそれぞれの自宅で2020年のイギリスのロックダウン中に行われたレコーディング・プロジェクト。
 目まぐるしいドライブ感で圧倒するジョン・マッキーの「アスファルト・カクテル」、切ない旋律と美しいハーモニーが魅力のエリック・ウィテカーの「オクトーバー」、ジャズやブルースの要素が見事に融合されたフランク・ティケリの「ブルー・シェイズ」といった吹奏楽の人気曲を、クラリネットとパーカッション(多重録音)のためのエキサイティングでダイナミックなアレンジを施し、それぞれの自宅でレコーディングされています。管打楽器、吹奏楽関係者要注目!

 ※録音:2020年&2021年、イギリス/※収録時間:約22分

 
 




TOCCATA CLASSICS


TOCC-564
¥2400
イェフゲニー・ゼムツォフ(1940-):器楽曲と室内楽曲集
 1-3. 弦楽四重奏曲(1962/2004改訂)/4. バラード - ヴァイオリンとピアノのために(1959/2015改訂)
 5-7. ヴァイオリン・ソナタ第1番 「セルゲイ・プロコフィエフの思い出に」(1961/2001改訂)
 3つのインヴェンション - ピアノのために(1965/2005改訂)
  8. No. 1: Fughetta (Allegro)/9. No. 2: Intermezzo (Adagio molto capriccioso)/10. No. 3: Toccatina (Presto)
 11. Ohnemass オーネマス-ピアノのために(2004)
 5つの日本の詩 - ソプラノ、2つノヴァイオリンとチェロのために(1987/2005改訂)
  12. No. 1: How silent is the garden(松尾芭蕉)/13. No. 2: On the naked branch of a tree sits a raven(松尾芭蕉)/
  14. No. 3: Shudder, o hill!(松尾芭蕉)/15. No. 4: O, this path through the undergrowth(松尾芭蕉)/
  16. No. 5: All is filled with silver moonlight (大島蓼太)
 アストル・ピアソラ:ブエノス・アイレスの四季 (Y.ゼムツォフによる弦楽四重奏編)(2003-16)
  17. ブエノス・アイレスの夏/18. ブエノス・アイレスの冬/19. ブエノス・アイレスの春/20. ブエノス・アイレスの秋
 21. ピアソラ:ル・グラン・タンゴ (Y.ゼムツォフによる独奏ヴィオラと弦楽四重奏編)(2004)
 
 ※世界初録音
  ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)...4、ダヴィッド・ゼムツォフ(ヴァイオリン)...5-7、
  アンナ・フェドロヴァ(ピアノ)...4,8-11、ビョルン・レーマン(ピアノ)...5-7、
  エカテリーナ・レヴェンタール(ソプラノ)...12-16、ユリア・ディナースタイン(ヴィオラ・ソロ)...21、
  ユトレヒト弦楽四重奏団...1-3,12-21
 【メンバー】
  エーヴァ・コスキネン(ヴァイオリン)、キャサリン・ラウトリー(ヴァイオリン)、
  ミハイル・ゼムツォフ(ヴィオラ)、ゼバスティアン・コロスキ(チェロ)

 録音Hochschule fur Musik und Darstellende Kunst,Hamburg(ドイツ)1999年1月13日...5-7、Edesche Concertzaal, Ede(オランダ)2016年1月30日・・・17-20、Studio 150, Bethlehem Church, Amsterdam(オランダ)2020年7月11-12日...1-3,12-16,21、2021年1月27日...4、2021年2月21日...8-11

 ロシアの作曲家イェフゲニー・ゼムツォフ。4歳の年に戦争で父を失い家庭は貧困状態にあったものの、ヴァイオリンのレッスンを受け始めた彼はすぐに才能を発揮、タンボフの音楽大学に入学を果たしました。
 しかし、練習のし過ぎで左手を痛め、作曲に転向。数年後にはモスクワ音楽院に入学し研鑽を積みます。
 彼は学生時代から多数の作品を書きあげており、今回のアルバムにもこの頃に書かれたチャイコフスキーとプロコフィエフの影響を受けたヴァイオリン作品や、弦楽四重奏曲、ピアノ曲などが含まれています。
 また、1980年代には日本や中国の詩に興味を抱き、松尾芭蕉と大島蓼太の詩を用いた神秘的な「5つの日本の詩」が生まれました。
 2004年作曲の「オーネマス」はクラスターが印象的な無調作品です。そして近年はタンゴの魅力に開眼したというゼムツォフ、彼の編曲による2つのピアソラ作品も聴きどころです。
 ヴァイオリン・ソナタで見事な演奏を聴かせるダヴィッド(ドミトリーから改名)と、ユトレヒト弦楽四重奏団で活躍するミハイルは2人とも作曲家の子息。父譲りの音楽性を存分に聴かせます。
 
 


TOCC-440
¥2400
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000): 室内楽作品集 第5集 フルートとオーボエを伴う作品集
 1-4. 17世紀の古いハンガリーの舞曲(1940頃/1987年フルートとピアノ版に改訂)
 5-7. ソナチネ第1番 (1930/2019年、アドリアンによるフルートとピアノ編)...世界初録音
 8. Gyogyuloban 治癒 - フルートとピアノのために(1982年再編)
 9-11. ソナチネ第2番 (1931/2019年、アドリアンによるフルートとピアノ編)...世界初録音
 12. Variazioni ungheresi ハンガリー変奏曲 (1963/2019年、アドリアンによるフルートとギター編)...世界初録音
 13. Meditazione 瞑想曲 - フルートとピアノのために(1990)...世界初録音
 14. ハンガリー風舞曲(1934/アドリアンによるフルートとピアノ編)
 15. ハンガリー風アリアとロンド - フルート、オーボエとピアノのために(1994)
 16-18. 3つのブルレスケ - ピアノのために(1940)...世界初録音
 19-21. ソナチネ第3番 (1959/2019年、レンチェスによるオーボエとピアノのためのトランスクリプション)
 22. Epithalamium 祝婚歌 - オーボエとオルガンのために(1973)...世界初録音
 Cantiones optimae カンティオーネス・オプティメ (1968/2019年レンチェスによるオーボエ・ダモーレとオルガン編)
  23. I. Batoritas a halal ellen 死にゆく人への慰め/24. II. Konyorges 祈り/
  25. III. Maria - enek マリアの歌/26. IV. O Jezus, szuzen szuetett おお、処女から生まれたイエス
 27. アリオーソ(1926/2019年レンチェスによるコールアングレとオルガン編)
 アンドラーシュ・アドリアン (フルート)...1-15/ラヨシュ・レンチェス(オーボエ...15、19-22/
 オーボエダモーレ...23-26/コールアングレ...27/アンドラーシュ・チャーキ(ギター)...12/
 バラーシュ・ソコライ(ピアノ)...1-11,13-21/アンタル・ヴァラディ(オルガン)...22-27

 録音2018年2月24-28日フンガロトン・スタジオ、ブダペスト(ハンガリー)2018年5月25日ヘルツ=イエス教会、シュトゥットガルト(ドイツ)

 ハンガリーの作曲家フェレンツ・ファルカシュ。
 彼の作品集はTOCCATAレーベルの人気シリーズとなっており、12枚目となるこのアルバムにはフルートとオーボエをフィーチャーした作品が収録されています。
 今作で活躍するのはハンガリーを代表するオーボエ奏者ラヨシュ・レンチェスと、フルート奏者アンドラーシュ・アドリアン。
 2人はファルカシュの様々な作品を自身の楽器のために編曲、例えば弦楽合奏とソプラノのための「カンティオーネス・オプティメ」(TOCC-230に収録)をオーボエ・ダモーレとオルガンで演奏する試みなどは、原曲に新たな魅力を加えることに成功しています。
 これまでの作品と同じく、どの曲もハンガリー民謡の要素を巧みに活かした耳なじみのよい旋律で書かれており、また、彼が好んでいたバロック音楽の形式も至るところに見ることができます。
 
 


TOCC-603
¥2400
エミール・ナウモフ(1962-):ピアノ作品集 グレゴリー・マーティン(ピアノ)
 1. Las Brisas そよ風(1996)/2. 3つのエレジー - 第3番 Melancolique et 'Slave' 郷愁とスレーヴ(1988)/
 3. Nocturno ノクトゥルノ: La silencieuse ancienne ruelle de Tryavna トリャヴナの静かな古い路地(1968)
 Danses Bulgares ブルガリア舞曲(1972)
  4. No. 1: Ruchenitsa/5. No. 2: Bavna Ruchenitsa/6. Cathedral in Tears 涙の大聖堂(2019)/
  7. Reminiscenses 思い出 No. 3: Desespoir 絶望(1997)
 La musique dans l'univers d'un enfant 子供の世界の音楽(1978)(抜粋)
  8. No. 1: Conte d'automne 秋の童話/9. No. 2: Flocons de neige 雪の結晶/
  10. No. 3: Une belle histoire 美しい物語/11. No. 8: La tempete 嵐/12. No. 13: Le chateau delaisse 廃城
 13. Rhapsodie ラプソディ(1993)
 13 Anecdotes 13の逸話(1990)(抜粋)
  14. No. 5: Le Cygne 白鳥/15. No. 6: Chez Brahms ブラームスに/16. No. 9: Old Big Band オールド・ビッグ・バンド
 17. Le parfum de l'ame 魂の香り: Nocturne 夜想曲(2013)
 18. Valse pour Nadia ナディアのためのワルツ: pour ma fille わが娘のために(1996)
 19. Reminiscenses 思い出 No.5 Berceuse 子守歌(1997)
 Les saisons de la vie 人生の季節(2013)
  20. No. 4: Entrainant ('Rousing') トレーニング(騒がしく)/21. Romance ロマンス(2012)
 
 ※8-12以外世界初録音

 録音 2020年7月23-24日、8月10日Ruth Lilly Performance Hall of the ChristelDeHaan Fine Arts Center at the University ofIndianapolis(USA)

 1962年、ブルガリアのソフィアで生まれたエミール・ナウモフ。5歳でピアノをはじめた彼は、8歳の時にナディア・ブーランジェに「the gift of my oldage=私の老後の贈り物」と言わしめるほどの才能を見出され、早くも10歳の時には自身のソロ、メニューインの指揮で自作のピアノ協奏曲が公開演奏されるほどの神童ぶりを発揮しました。
 これまでにピアニスト、作曲家として活躍するほか、フォーレの「レクイエム」などの大規模な作品をピアノ用に編曲、様々な形で披露しています。
 
 今作では長い間ナウモフと協力関係にあるピアニスト、グレゴリー・マーティンがピアノを演奏、10歳の作品である「ブルガリア舞曲」から、2019年のノートルダム大聖堂の火災に触発して書かれた「涙の大聖堂」まで、およそ50年間にわたる作曲年代の作品を紹介しています。
 フォーレの孫弟子、ナウモフの美しい旋律を存分にお楽しみください。
 
 

TOCC-612
¥2400
ジョエル・フェイギン(1951-):室内オーケストラのための作品集
 Aviv アヴィヴ - ピアノと室内オーケストラのための協奏曲(2009)
  1. Allegro vivace/2. Adagio/3. Allegro scherzando
 Surging Seas 押し寄せる海 - 弦楽オーケストラのために(2012)
  4. Allegro maestoso/5. Largo/6. Allegro
 歌劇《十二夜》からの2つの歌曲(2013)
  7. 第1番: O Mistress Mine わが愛しの人(Allegretto grazioso)/8. 第2番: Come Away, Death 死よ、来たれ(Adagio)
 2枚のパネルのモザイク(1997)...世界初録音
  9. I. Adagio - Allegro grazioso e scherzando - Adagio/10. II. Adagio - Allegro vivace
 ヤエル・ウェイス(ピアノ)...1-3、ジョン・サヴォーニン(バリトン)...7-8、スロヴァキア国立交響楽団...1-8、
 カーク・トレヴァー(指揮)...1-8、クレムリン室内管弦楽団...9-10、ミーシャ・ラフレフスキー(指揮)...9-10

 録音Campbell Hall, University of California at SantaBarbara(アメリカ)1999年1月14日(ライヴ)...9-10、スロヴァキア放送 第1スタジオ、ブラティスラヴァ(スロヴァキア)2019年10月3日...7-8 2019年10月3-4日...1-3 2019年10月4-5日...4-6

 ニューヨーク生まれ、ロシアの血を引く作曲家ジョエル・フェイギン。ジュリアード音楽院で作曲をロジャー・セッションから学んだ他、ピアノをロジーナ・レヴィーンに学び、優れたピアニスト、伴奏者としても活躍しています。
 1986年にはコーネル大学から委嘱を受けた歌劇《エレウシスの秘儀》を作曲し初演。
 この作品はロシアでもたびたび上演され高く評価されました。その後、2005年に作曲したシェイクスピアの喜劇に基づく歌劇《十二夜》も評判を呼び、何度も再演を繰り返し歌劇作曲家として名を上げました。
 
 このアルバムには彼の小規模なオーケストラ作品を収録。冒頭の「アヴィヴ」は、このアルバムで演奏しているヤエル・ウェイスのために書かれたピアノ協奏曲。モーツァルトへのオマージュであり、モダン、かつ明るい旋律に満ちた作品です。
 「押し寄せる海」は2004年のインドネシアと2011年の日本で起きた津波から触発された曲。破壊的な海の力と、大自然の脅威になすすべもない人間の畏怖と恐怖が描かれています。
 他には、彼の代表作《十二夜》からの2つの歌曲と、遊び心のある「2枚のパネルのモザイク」を聴くことができます。
 




ODRADEK RECORDS



ODRCD 400
¥2500
名手フランソワ=フレデリック・ギィが現代音楽に
マルク・モネ(b.1947)ピアノ作品集

 第1小品集(2006)全12曲
 第2小品集(2010)全8曲
 アルベルティーヌへの手紙(2018)
フランソワ=フレデリック・ギィ(Pf)

 名手フランソワ=フレデリック・ギィが現代音楽に挑む!マルク・モネ:ピアノ作品集!

 録音:2020年2月27-29日オドラデク・スタジオ、ザ・スフェアーズ,イタリア、72:46
 ※日本語オビ・解説付き

 人気のピアニスト、フランソワ=フレデリック・ギィによるマルク・モネ作品集。モネの第1小品集はギィに献呈されるなど、この二人は芸術的な結びつきだけでなく真の友情で結ばれています。
 マルク・モネはパリを拠点に活動する作曲家。ケルン音楽大学でマウリツィオ・カーゲルに師事した後、作曲の傍ら、音楽祭の企画をするなど多角的な活動を続けている。
 このディスクは彼の比較的最近のピアノ曲が収められている。ほとんどが1分から5分、最大で10分程度の小、中品から構成されている。それぞれ「子守歌」とか「幽かな歌」「魂の死のために」「それはどこにある?」といった意味深で詩的な標題がつけられている性格的小品。
 時にクラスターの嵐があるかと思えばバルトーク風だったりバッハのインヴェンション風の曲があったりと多種多様。
 カーゲル風のシアター・ピースではないものの、漂うユーモアはまさにカーゲルの弟子。
  
 


ODRCD 399
¥2500
アール・ワイルド(1915-2010)ピアノ編曲集
 ヘンデル:「調子のよい鍛冶屋」によるアリアと変奏曲
 マルチェッロ:オーボエ協奏曲ニ短調~アダージョ
 ラフマニノフ:
  夢、ここは素晴らしい場所、ミューズ、春の洪水、
  悲しまないで、春の悲しみ、まひわの死に寄せて
 チャイコフスキー:4羽の白鳥の踊り、舞踏会でOp.38-3
 アール・ワイルド:
  ガーシュウィンのポップ・ソングによる7つのヴィルトゥオーゾ・エチュード
 アール・ワイルド編:
  即興曲~ガーシュウィン「誰かが私を見ている」による主題と3つの変奏
 C.P.E.バッハ(ヴィットリオ・フォルテ編):ソルフェジェット
ヴィットリオ・フォルテ(ピアノ)

 現代のヴィルトゥオーゾ、ヴィットリオ・フォルテによるアール・ワイルド編曲集!

 録音:2020年10月20-25日オドラデク・スタジオ、ザ・スフェアーズ,イタリア [77:33]
 ※日本語オビ・解説付き

 19世紀型ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、アール・ワイルドは過去の作曲家の名曲を数多くピアノ独奏用に編曲し自ら演奏しているが、このアルバムはその編曲作品を改めてヴィットリオ・フォルテが演奏、録音した一枚。
 ワイルド本人は2010年まで生き95歳の天寿を全う、88歳で録音したCDはグラミー賞を受賞するという充実したピアニスト人生を送った。今改めて彼の編曲作品を若いピアニストによる優秀な録音で聴くと編曲家、作曲家としてのアール・ワイルドの卓越した一面が見えてくる(因みにワイルドは作曲をエゴン・ペトリに師事している)。
 最後に収められているのはヴィットリオ・フォルテ自身のC.P.E.バッハの主題による即興曲。真面目に聴くもよし、良質のムード音楽、BGMとして聴くとしても最良のディスク。
 
 


ODRCD 385
¥2500
フランス、ベルギーの名ヴァイオリン・ソナタ!
 フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(1886)
 ドビュッシー(1862-1918):ヴァイオリン・ソナタ ト短調(1917)
 フローラン・シュミット(1870-1958):4つの小品Op.25(1901)
フランコ・メッゼーナ(ヴァイオリン)
エレナ・バッラーリオ(ピアノ)

 名匠サルヴァトーレ・アッカルドの高弟によるフランス、ベルギーの名ヴァイオリン・ソナタ!

 録音:2020年11月6-9日オドラデク・スタジオ、ザ・スフェアーズ,イタリア [58:12]
 ※日本語オビ・解説付き

 ヴァイオリンのフランコ・メッゼーナはイタリア・トレント出身。サルヴァトーレ・アッカルドに師事、ソリストとして数多くのコンサートを行い、当ODRADEK RECORDSを始め多くのレーベルからCDをリリースしている。
 やや、くぐもった感のある独特の深みのある甘い音色から紡ぎ出される旋律はイタリア・バロックからロマン派、近代フランス音楽に最もよく合う。
 このディスクではベル・エポック時代フランス語圏の名曲が収められており、艶のある音色とイタリア風カンタービレとでも言うべきか、今時珍しい、とろけるような旋律の唄いまわしは他では決して聴くことのできない、まさに絶品!
 
 
ODRCD 333
¥2500
「コネクティング・アイデンティティ」~現代リトアニアの室内楽
 (1)ジョエル・ホフマン(b.1953):「エイ・ジャウガ・ジャウガ」(2017)
 (2)ミコラス・ナタレヴィチウス(b.1985):「沈黙のこだま」(2017)
 (3)アレギルダス・クローヴァ(b.1958):「フェリヒムニア」(2017)
 (4)ユタ・プラヌリテ(b.1983):「ラダ」(2017)
 (5)ヨナス・ユルクナス(b.1978):「オーディオ・ドゥードゥル#2」(2017)
 (6)ユオザス・ナウヤリス(1869-1934):
  「夢」(1921)(ジルヴィナス・ブラザウスカス編)
 *(1)-(6)はトリオ・アゴラ委嘱作品
トリオ・アゴラ:
 【ジルヴィナス・ブラザウスカス(Cl)、
  ナターニア・ホフマン(Vc)、
  ロベルタス・ロジンスキス(Pf)】

 なかなか日本で知られることのないリトアニア音楽の現在、ヴァスクス、ペルトに通じるポスト・クラシック風の佳曲ぞろい!!

 録音:2018年12月27-30日リトアニア音楽演劇アカデミー、ヴィリニュス [49:13]
 ※日本語オビ・解説はつきません。

 1980年代後半まで大国ソ連の支配を受けて来たバルト三国はその独立と共にその音楽も西側に知られることになりました。
 著名な作曲家ではエストニアのアルヴォ・ペルト、ラトヴィアのペーテリウス・ヴァスクスですが、なぜかわが国でリトアニアの作曲家が紹介されることはありませんでした。
 古い世代では幻想的な作風の画家としても知られるチュルリョーニス(1875-1911)くらいしか知られていません。
 このディスクでは現代リトアニアで活躍する様々な世代の作曲家の作品が収録されており、リトアニア現代音楽を知る上で最適の一枚。
 同じバルト三国のペルト、ヴァスクスに通じる叙情的、ロマン的な作品が多く、唯一リトアニア人ではないホフマン(カナダ生まれ)の「エイ・ジャウガ・ジャウガ」はリトアニアの民族音楽とミニマル・ミュージックが融合した作品。
 演奏するトリオ・アゴラはクラリネット,チェロ,ピアノによるトリオでナウヤリスの「夢」以外は全てこのアンサンブルによる委嘱作品です。
 
 

ODRCD 381
¥2500
「沈黙の量子」~無伴奏ヴィオラ作品集 クシシトフ・コメンダレク=ティメンドルフ(Va)
 ハインリヒ・イグナツ・ビーバー(1644-1704):パッサカリア(1676)
 アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978):ソナタ・ソング(1976)
 タデウス・ディクサ(b.1983):エレジー(2020)
 マチエイ・ジムカ(b.1989):ストレンジ・ウェイヴス
 カミル・チースリク(b.1991):印象(2020)
 マグダレーナ・クルジエル(b.1996):夏の夕べ(2020)
 マレク・チェルニエヴィッツ(b.1974):私は南の庭で一人遊ぶ(2020)
 クシシトフ・ペンデレツキ(1933-2020):
  舞曲(2010)、J.S.バッハの追憶によるサラバンド(2000/01)、カデンツァ(1984)
 アンナ・ロクワフスカ=ムシャウツィク(b.1987):スペース(2020)

 録音:2020年[67:12]

 ビーバー(1644-1704)を除いて全て20~21世紀に書かれた無伴奏ヴィオラのための作品を収録。
 ほとんどが1970年代以降に生まれた作曲家による2020年作曲というところは今日のヴィオラ音楽を知る上で興味深い。
 ヴィオラを弾いているクシストフ・コメンダレック=ティメンドルフはポーランド出身でポーランド国内の数々のコンクールを総なめした後、現在はソリストとして活動の傍ら、EURO室内音楽フェスティバル、スペース・アート・フェスティバル・ポーランドの音楽監督としても活躍している。
 
 
ODRCD 408
¥2500
「デンマークのオルガン音楽」
 ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):前奏曲ホ短調「グレート」
 イェスパー・マドセン(1957-1999):5つの前奏曲
 ルーズ・ランゴー(1893-1952):昇天の日
 ヨハン・ペーター・エミリウス・ハルトマン(1805-1900):
  アレグロ・マエストーソ
 レイフ・ティボ(1922-2001):夏は来たりぬ
 トレ・ビョルン・ラーセン(b.1957):春の前奏曲
 ケヴィン・ドゥガン(b.1959):賞賛、エアロの讃美歌
 カール・ニールセン(1865-1931):コンモティオ
ケヴィン・ドゥガン(Org)

 録音:2019年ダンブレーン大聖堂 [76:42]

 17世紀のブルーンスから19世紀のニールセン、ランゴーを経て20世紀の作曲家に至るデンマークの作曲家によるオルガン作品集。
 17世紀のブルーンスはまだドイツ音楽の影響が濃いが、異端の作曲家ルーズ・ランゴーに至って独自の個性が存分に発揮され、ニールセンの大作「コンモティオ」では彼の交響楽に匹敵する壮大な音の宇宙が展開する。
 デンマーク音楽史をオルガンで辿るユニークな企画。
 

 

ODRCD 411
¥2500
「無伴奏クラリネット作品集」
 アンリ・トマジ(1901-1971):古風なソナチネ(1966)
 ゴードン・ジェイコブ(1895-1986):5つの小品(1973)
 ルドルフ・エッシャー(1912-1980):無伴奏クラリネット・ソナタ(1973)
 エルランド・フォン・コッホ(1910-2009):モノローグ第3番(1975)
 ベラ・コヴァチ(b.1937):ファリャへのオマージュ(1994)
 ヘンリク・オーデゴール(b.1955):
  アンティフォナV「アヴェ・マリア」(2008)
 セルジオ・アゼヴェド(b.1968):無伴奏クラリネットのためのソナチネ(2015)
 ジョヴァンニ・マッタリアーノ(b.1969):ゼタ・ワールド(2011)
ルイ・トラヴァッソ(Cl)

 録音:2020年 [51:55]

 20~21世紀の作曲家による無伴奏クラリネット作品を収録。
 アンリ・トマジ以外はあまり知られていない作曲家ばかりだが無調から調性のある作品までヴァラエティに富んでおり、クラリネット・ファン、新しいレパートリーを探している演奏関係者は必携。
 クラリネットのトラヴァッソはポルトガル出身。ポルトガルとヨーロッパ諸国を中心にソリストとして活動している。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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RCD(Russian Compact Disc)


限定入手になるかもしれないのですが、RCDの名シリーズの案内
先日に続いて第2回の案内
第1回はこちら

ロシア・ピアノ楽派
 エミール・ギレリス
 マリア・ユーディナ

 セルゲイ・ラフマニノフ

ロシア・ヴァイオリン楽派 
 レオニード・コーガン


RCD 16369
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 エミール・ギレリス
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58 (*)
  ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15 (+)
エミール・ギレリス (ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 (*)
レオポルト・ルートヴィヒ (指揮 (*))
クリーヴランド管弦楽団 (+)
ジョージ・セル (指揮 (+))

 録音 : 1957年 (*)、1968年 (+)、ライヴ (*/+) (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16370
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 エミール・ギレリス
 チャイコフスキー (1840-1893) : ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 Op.80 (+)
 ベートーヴェン (1770-1827) : ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19 (*)
エミール・ギレリス (ピアノ)
クリーヴランド管弦楽団 (*)
ジョージ・セル (指揮 (*))

 録音 : 1962年4月3日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (+) 1968年、ライヴ (*)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16371
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 エミール・ギレリス エミール・ギレリス (ピアノ)  
 リスト (1811-1886) : スペイン狂詩曲 S.254 (+)
 モーツァルト (1756-1791) :
  パイジェッロのオペラ 「哲学者気取り」の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲 ヘ長調 K.398 (*)
  グルックのオペラ「メッカの巡礼」の「われら愚かな民の思うは」による10の変奏曲 ト長調 K.455 (*)
  幻想曲 ニ短調 K.397 (*)
 ブラームス (1833-1897) :
  6つの小品 Op.118 から 第5曲 ロマンス ヘ長調
  4つの小品 Op.119 から 第3曲 間奏曲 ハ長調
  8つの小品 Op.76 から 第7曲 間奏曲 イ短調 / 第2番 カプリッチョ ロ短調
 ラヴェル (1875-1937) : 「鏡」から 第4曲 道化師の朝の歌
 アルベニス (1860-1909)/セヴラック (1873-1921) 補筆完成 : ナバーラ

 録音 : 1967年1月18日、ライヴ、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト (+)
  1970年1月5日 (*)、1954年1月6日 (無印)、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (*/無印)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16372
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 エミール・ギレリス
 ドビュッシー (1862-1918) :
  ピアノのために 〔前奏曲 / サラバンド / トッカータ〕
  12のエチュード から 第11曲 組み合わされたアルペッジョのために
 プーランク (1899-1963) : 3つの小品 (1928) から 第1曲 パストラール
 ファリャ (1876-1946)/アルトゥール・ルービンシュタイン (1887-1982) 編曲 :
  火祭りの踊り (バレエ「恋は魔術師」から)
 モーツァルト (1756-1791) :
  ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ長調 K.281 (*)
  ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310 (*)
エミール・ギレリス (ピアノ)

 録音 : 1954年1月6日 (無印)、1970年1月5日 (*)、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16373
¥2200

ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 モーツァルト (1756-1791) :
  レクイエム ニ短調 K.626 から ラクリモーサ (*)
  幻想曲 ハ短調 K.475 / 幻想曲 ニ短調 K.397 / アダージョ ロ短調 K.540
  ピアノ・ソナタ 第15番 ヘ長調 K.533

マリア・ユーディナ (ピアノ)

 録音 : 1954年、ライヴ (*) / 1963年、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (無印)
 (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16374
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 シューベルト (1797-1828) : ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D 960 (*)
 オネゲル (1892-1955) : ヴィオラとピアノのためのソナタ H.26 (1920) (+)
 バルトーク (1881-1945) : ミクロコスモス Sz.107, BB 105 から
  第128, 132, 137, 142, 144, 145番 (#) / 第146, 149番 (**)
マリア・ユーディナ (ピアノ)
アレクセイ・リュビモフ (ピアノ (#))

 録音 : 1954年、ライヴ (*) / 1969年 (#/**) 1960年、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (+)
 (C) 1994 Restored by RCD / (C)(P) 1994 RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16375
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ブラームス (1833-1897) :
  ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24 (*)
  7つの幻想曲 Op.116 から 第2曲 間奏曲 イ短調
  8つの間奏曲 Op.117
   〔第1番 変ホ長調 / 第2番 変ロ短調 / 第3番 嬰ハ短調〕
  6つの小品
   〔第1番 イ短調 / 第2番 イ長調 / 第4番 ヘ短調 /
    第6番 変ロ短調 / 第2番 ホ短調 / 第3番 ハ長調〕
マリア・ユーディナ (ピアノ)

 録音 : 1948年 (*) / 1952年 (無印) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16376
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ブラームス (1833-1897) :
  2つのラプソディ Op.79 から 第2番 ト短調 (#)
  ピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 Op.26 (*)
 ヒンデミット (1895-1963) :
  ホルンとピアノのためのソナタ (1939) (+)
マリア・ユーディナ (ピアノ)
ドミートリー・ツィガノフ (ヴァイオリン (*))
フョードル・ドルジーニン (ヴィオラ (*))
セルゲイ・シリンスキー (チェロ (*))
ヴィタリー・ブヤノフスキー (ホルン (+))

 録音 : 1952年 (#) / 1968年12月 (*) / 1959年、ライヴ (+) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16377
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ヒンデミット (1895-1963) :
  2台のピアノのためのソナタ (1942) (P)
  ヴィオラとピアノのためのソナタ ヘ長調 Op.11 No.4 (1919) (V)
  フルートとピアノのためのソナタ ロ調 (1936) (F)
  コントラバスとピアノのためのソナタ (1949) (D)
  トロンボーンとピアノのためのソナタ (1941) (T)
マリア・ユーディナ (ピアノ)
マリーナ・ドロズドヴァ (ピアノ (P))
フョードル・ドルジーニン (ヴィオラ (V))
ナウム・ザイデル (フルート (F))
ロディオン・アザルヒン (コントラバス (D))
グリゴリー・ヘルソンスキー (トロンボーン (T))

 録音 : 1970年 (P) / 1960年、ライヴ (P 以外)) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16378
¥2200

ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調 Op.120 (*)
  創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80 (+)
  ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 Op.5 (#)

マリア・ユーディナ (ピアノ)

 録音 : 1961年 (*) / 1954年、ライヴ (+) / 1951年 (#) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16379
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  創作主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35 (*)
  ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106 (+)
マリア・ユーディナ (ピアノ)

 録音 : 1961年 (*) / 1952年 (+) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16380
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 Op.31 No.1 (*)
  ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 Op.31 No.2 (+)
  ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111 (#)
マリア・ユーディナ (ピアノ)

 録音 : 1951年 (*) / 1954年4月4日、ライヴ (+) / 1958年 (#) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16381
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第6番 イ長調 Op.30 No.1 (+)
  ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58 (*)
  ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2 (#)
マリア・ユーディナ (ピアノ)
マリア・コゾロウポヴァ (ヴァイオリン (+))
レニングラード交響楽団 (+)
クルト・ザンデルリング (指揮 (+))

 録音 : 1950年 (+) / 1948年 (*) / 1954年4月4日、ライヴ (#) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16382
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調「皇帝」Op.73 (*)
  ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 Op.10 No.1 (+)
マリア・ユーディナ (ピアノ)
モスクワ放送交響楽団 (*)
ナタン・ラフリン (指揮 (*))

 録音 : 1948年 (*) / 1950年 (+) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16383
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調「葬送」Op.26 (*)
  ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op.90 (*)
  ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101 (+)
マリア・ユーディナ (ピアノ)

 録音 : 1958年 (*) / 1959年 (+) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16384
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ムソルグスキー (1839-1881)/
  アレクサンドル・カメンスキー (1900-1952) 編曲 :
   オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」の主題による3つの小品 (*)
 ムソルグスキー : 組曲「展覧会の絵」 (+)
 クシェネク (1900-1991) : ピアノ・ソナタ 第2番 Op.59 (#)
マリア・ユーディナ (ピアノ)

 録音 : 1967年、ライヴ (*) / 1966年 (+) / 1962年 (#) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16385
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 プロコフィエフ (1891-1953) :
  「ロミオとジュリエット」からの10の小品 Op.75 から
   別れの前のロミオとジュリエット (*)
  束の間の幻影 Op.22 (全20曲) (+)
 ショスタコーヴィチ (1906-1975) :
  ピアノ・ソナタ 第2番 ロ短調 Op.61 (#)
マリア・ユーディナ (ピアノ)

 録音 : 1952年 (*) / 1953年 (+) / 1965年 (#) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16386
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 タネーエフ (1856-1915) :
  ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.30 (*)
  ピアノ四重奏曲 ホ長調 Op.20 (+)
マリア・ユーディナ (ピアノ)
ベートーヴェン・カルテット
 ヴァシリー・シリンスキー、
  ドミトリー・ツィガノフ (ヴァイオリン)
 ヴァディム・ボリソフスキー (ヴィオラ)
 セルゲイ・シリンスキー (チェロ)

 録音 : 1957年 (*) / 1953年 (+) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16387
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ボロディン (1833-1887) : 小組曲 Op.1 から (*)
  第1曲 修道院にて 嬰ハ短調 / 第5曲 夢想 変ニ長調 /
  第6曲 セレナード 変ニ長調
 メトネル (1880-1951) : ソナタ三部作 Op.11 (+)
  第1番 変イ長調 / 第2番 ソナタ=エレジー ニ短調 / 第3番 ハ長調
 ストラヴィンスキー (1882-1971) :
  ピアノ・ソナタ ハ長調 (1924) (#) / セレナード イ長調 (#)
マリア・ユーディナ (ピアノ)

 録音 : 1954年、ライヴ、キエフ・フィルハーモニー、キエフ、ウクライナ、ソヴィエト (*) 1958年 (+) / 1962年 (#)
 (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16388
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・ユーディナ
 ストラヴィンスキー (1882-1971) :
  ピアノとヴァイオリンのための協奏的二重奏曲 (*)
  2台のピアノのための協奏曲 (1935) (+)
  2台のピアノのためのソナタ (#)
  ピアノと管楽合奏のための協奏曲 (1923/1924) (**)
マリア・ユーディナ (ピアノ)
ヴィクトル・ピカイゼン (ヴァイオリン (*))
ヴィクトル・デレヴャンコ
 [ジェレヴャンコ] (ピアノ (+))
マリーナ・ドロズドヴァ (ピアノ (#))
モスクワ放送交響楽団 (**)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー (指揮 (**))

 録音 : 1963年 (*/+) / 1962年 (#) / 1968年 (**) (C) 1999 Restored by RCD / (C)(P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16413
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 セルゲイ・ラフマニノフ
 ラフマニノフ (1873-1943) :
  パガニーニの主題による変奏曲 Op.43 (*)
  交響詩「死の島」Op.29 (+)
  ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 (#)
セルゲイ・ラフマニノフ (ピアノ (*/#)、指揮 (+))
フィラデルフィア管弦楽団
レオポルド・ストコフスキー (指揮 (*/#))

 録音 : 1934年 (*) / 1929年 (+/#) (C) 2002 Restored by RCD / (C)(P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16434
¥2200
ロシア・ヴァイオリン楽派 レオニード・コーガン
 チャイコフスキー (1840-1893) : ワルツ・スケルツォ ハ長調 Op.34 (*)
 ヴィエニャフスキ (1835-1880) : 伝説 ト短調 Op.17 (*)
 チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 (+)
 サン=サーンス (1835-1921) : 序奏とロンド・カプリチョーソ イ短調 Op.28 (#)
 サラサーテ (1844-1908) : ビゼーの「カルメン」による演奏会用幻想曲 Op.25 (+)
レオニード・コーガン (ヴァイオリン)
モスクワ放送交響楽団
ヴァシリー・ネボリシン (指揮 (*/#))
アレクサンドル・ガウク (指揮 (+))

 録音 : 1952年 (*) / 1950年 (+) / 1951年 (#) (C) 1994 Restored by RCD / (C)(P) 1994 RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16366
¥2200

ロシア・ピアノ楽派 エミール・ギレリス
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  32の変奏曲 ハ短調 Op.191 (*)
  ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2 (*)
  ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.27 (+)

エミール・ギレリス (ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団 (+)
キリル・コンドラシン (指揮 (+))

 録音 : 1969年 (*) / 1951年1月21日、ライヴ (+) (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 















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