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≪第112号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2021/6/8~





6/11(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

 

BONGIOVANNI

GB 2585
¥2600
レオンカヴァッロの忘れられた名作『ジプシーたち』
 レオンカヴァッロ:歌劇『ジプシーたち』
デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ(フレアナ)
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(ラドゥ)
アルマンド・リカイ(タマール)
ジョルジョ・ヴァレリオ(老人)
ダニエレ・アジマン(指揮)
イタリア・フィルハーモニー管弦楽団
アブ・ハルモニアエ合唱団

 レオンカヴァッロの忘れられた名作に光を当てる

 録音:2019年11月4日/ミラノ(ライヴ)

 プーシキンの詩「ジプシー」から着想を得て台本が書かれた『ジプシーたち』(Zingari)。
 1912年にロンドンで初演され大きな成功を収めたにもかかわらず、作曲者の死後すぐに劇場のレパートリーから外され、長いあいだ忘れ去られていたオペラです。
 この作品の魅力を知らしめるべく、美しく演奏された2019年の録音。
 




AULICUS CLASSICS



ALC0024
¥2600
ブラームス:クラリネット・ソナタ集
 クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
 クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
 クラリネット、チェロとピノのための三重奏曲 Op.114

ジョヴァンニ・プンツィ(クラリネット)
トーケ・ムルドロプ(チェロ)
コンスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)


 クランポン・アーティスト、俊英プンツィのブラームス!

 イタリアのクラリネット界の次代を担う逸材の1人として期待を受けるジョヴァンニ・プンツィは、ミラノでアレッサンドロ・カルボナーラに、パリでフィリップ・ベローに、コペンハーゲンでヨン・クルーセに師事。
 10を超える国際コンクールでの入賞歴を持ち、ビュッフェ・クランポン・アーティストにもその名を連ねると同時に、デンマークのコペンハーゲン・フィルで首席奏者を務めるなど活躍中の俊英です。
 後期ロマン派のドイツにおけるクラリネットのための室内楽作品の最高峰、ブラームスの2つのソナタと三重奏曲での濃密で堂々たる演奏が、プンツィのクラリネット奏者としての成熟度を物語っています。

 ※録音:2019年4月、テレシネサウンド(ローマ、イタリア)
 
 

ALC0021
¥2600
地中海の魂 ~ G管クラリネットのための作品集
 ポンテイーニ:ユダヤのクラリネット/
 ババジャニアン:哀歌/
 デ・シエナ:ビドリエラス/
 マンガーニ:アダージョ/
 コヴァーチ:パガニーニアーナ/
 コレンティ:小さな天使/
 マンガーニ:ユダヤ組曲/
 フィロソ:カンタービレ/
 コヴァーチ:バッハへのオマージュ/
 マッタリアーニ:南ルート/
 コヴァーチ:ショーレム・アレイヘム/
 セメラーロ:地中海の魂
ピエロ・ヴィンチェンティ(クラリネット)
イタリア国家警察音楽隊
マウリツィオ・ビッリ(指揮)
マルシダ・コーニ(ピアノ)

 トルコやギリシャの民族音楽などで用いられることの多い「G管のクラリネット」のために作曲された作品のみを集めたというクラリネット奏者、東欧民族音楽ファン要注目のかなりユニークなアルバムが登場!
 一般的なA管とB♭管と比べて楽器自体が長く、さらには音色もエキゾチックな雰囲気が漂うという東欧の民族音楽的旋律にピッタリな「G管のクラリネット」。
 日本でも人気急上昇中のミケーレ・マンガーニや、ハンガリーのコンポーザー=クラリネッティスト、ベラ・コヴァーチなどの民族色豊かな秀作をたっぷりと収録しています。

 ※録音:2018年10月、テレシネサウンド(ローマ、イタリア)
 
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ALC0020
¥2600→\2390
アルバニアの芸術 ~ アルバニアのピアノ作品集
 シモン・ジョニ:春の詩
 コズマ・ララ:ソナタ第1番
 ラマダン・ソコリ:バラード第4番
 トニン・ハラピ:ソナチナ
 アレクサンドル・ガシ:前奏曲第2番、前奏曲第4番
 ハイグ・ザカリアン:主題と変奏
 レク・クルティ:言葉のないロマンス
 ティッシュ・ダイヤ:5つの小品
 シュペティム・クシュタ:悲劇は道を誤った
 エンドリ・シーナ:おそらく
マルシダ・コーニ(ピアノ)

 バルカン半島の南西部に位置するアルバニア共和国の作曲家たちのピアノ作品のみを集めた辺境音楽愛好家にとって見逃せない魅惑的なプログラム!
 音楽的にも歴史的にも非常に興味深いアルバニアにおける、ユニークで特別な作品の数々を集めたこの「アルバニアの芸術」には、レク・クルティ(1884-1948)をはじめとするアルバニアでの初の本格的なピアノ作品や、旧ソビエト連邦で研鑽を積み、アルバニアの音楽大学を作った重要な作曲家たちの作品が収録されています。
 アルバニアの民族音楽的な要素を幅広く取り入れた作品や作風は、完全な共産主義の中で独裁政権の崩壊と内戦を経て成熟を見せたことも大きな特徴です。

 ※録音:2018年10月、テレシネサウンド(ローマ、イタリア)
 




ORCHID CLASSICS



ORC100168
¥2400
「カール・ニールセン国際音楽コンクール」の受賞記念アルバム
 クラリネット・コンクール優勝者ブラージュ・シュパロヴェツ


WORKS FOR CLARINET クラリネット作品集

 1. クロード・ドビュッシー(1862-1918): 第1狂詩曲(管弦楽伴奏版)
 カール・ニールセン(1865-1931): クラリネット協奏曲 Op. 57
  2. I Allegretto un poco/3. II Poco Adagio/4. III Allegro non troppo/5. IV Allegro vivace
 ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):
  舞踏前奏曲 - 独奏クラリネット、パーカッション、ハープ、ピアノと弦楽合奏のために
   6. I Allegro molto/7. II Andantino/8. III Allegro giocoso/9. IV Andante/10. V Allegro molto
 アーロン・コープランド(1900-1990): クラリネット協奏曲
  11. I Slowly and expressively12. II Cadenza (freely)13. III Rather fast
 ブラージュ・シュパロヴェツ(クラリネット)、オーデンセ交響楽団、
 アンナ・スクリレヴァ(指揮)...2-13、ヴィンチェンツォ・ミレターリ(指揮)...1

 録音 オーデンセ・コンサート・ホール(デンマーク) 2020年6月15-18日...2-13 2020年9月16-17日(ライヴ)...1

 2019年に開催された「カール・ニールセン国際音楽コンクール」の受賞記念アルバム。
 こちらはクラリネット・コンクールの優勝者ブラージュ・シュパロヴェツのリサイタル・アルバム。
 2015年からケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席奏者に加えて、ベルリン芸術大学の准教授を務めているシュパロヴェツ。このコンクールに優勝したことで更なる知名度を獲得しました。
 審査員を務めたマイケル・コリンズが「1位が当然と思える。最初から抜きんでていたし、聴衆と音楽の喜びを分かち合うことが出来る。テクニックとあたたかなサウンドは、彼の個性となるだろう。」とコメントしています。
 このアルバムではオーデンセ交響楽団と4つの作品を演奏。ドビュッシーがパリ音楽院の卒業試験作品として書いた第1狂詩曲、ニールセンのクラリネット協奏曲、民謡風のテイストを持つルトスワフスキの「舞踏前奏曲」、どれも息を呑むような見事な演奏です。
 そしてコープランドの協奏曲は、ベニー・グッドマンが提案したカデンツァと終結部のパッセージを簡略化した短縮版ではなく、演奏至難な初稿版にて演奏されています。
 
 


ORC100169
¥2400
「カール・ニールセン国際音楽コンクール」の受賞記念アルバム
 フルート・コンクール優勝者ジョセフィーヌ・オレック

フルート協奏曲集 ニールセン/フェルヘイ/フランセ

 カール・ニールセン(1865-1931): フルート協奏曲(1926)
  1. I. Allegro Moderato
  2. II. Allegretto un poco - Adagio ma non troppo Tempo di Marcia
 テオドール・フェルヘイ(1848-1929): フルート協奏曲 Op. 43 No. 1(1902)
  3. I. Allegro non troppo/4. II. Andantino/
  5. III. Allegro alla Zingarese
 ジャン・フランセ(1912-1997): フルート協奏曲(1966)
  6. I. Presto/7. II. Andantino/8. III. Scherzo/
  9. IV. Allegro - Allegretto con spirito molto
ジョセフィーヌ・オレック(フルート)
オーデンセ交響楽団
アンナ・スクリエヴァ(指揮)

 録音 2020年6月19-24日 オーデンセ・コンサート・ホール(デンマーク)

 2019年に開催された「カール・ニールセン国際音楽コンクール」の受賞記念アルバム。
 こちらにはフルート・コンクールの優勝者ジョセフィーヌ・オレックの演奏が収録されています。
 2017年からロッテルダム・フィルハーモニ管弦楽団の首席フルート奏者を務めるオレック、コンクールでもエレガントな演奏と輝かしい音色が絶賛されました。
 このアルバムでは彼女が個人的なシンパシーを感じているという3人の20世紀作曲家たちの作品を選曲。
 美しくウイットに富んだニールセンのフルート協奏曲、オランダの作曲家フェルヘイの技巧的な協奏曲、そして緻密な書法によるオーケストラ・パートに乗って、フルートが軽やかな旋律を歌うフランセの協奏曲、この3曲を彼女は鮮やかに吹きこなしています。
  




RESONUS CLASSICS


RES10285
¥2600
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):オルガン作品集 第1集 マシュー・オーウェンズ(オルガン)
 1. プレリュード ニ短調 P407/2. フーガ ニ短調 P154/3. トッカータ ヘ長調 P463/
 4-10. コラール・パルティータ「Ach, was soll ich Sunder machen ああ罪人なるわれ、何をなすべきか」P7a/
 11-22. 5声のマニフィカト・フーガ P314-325/23. チャコーナ ヘ短調 P43/
 24. Warum betrubst du dich,mein Herz 何ゆえに悲しむや、わが心よ(第1稿)P483/
 25. Warum betrubst du dich,mein Herz 何ゆえに悲しむや、わが心よ(第2稿)P484/
 26-35. コラール・パルティータ「Was Gott tut,das ist wholgetan 神のみわざは善きかな」 P379/
 36. Ein feste Burg ist unser Gott われらが神は堅き砦 P106

 1965年製 フロベニウス・オルガン
 録音 2014年7月17-18日 チャペル・オブ・クィーンズ・カレッジ、オックスフォード(UK)

 『パッヘルベルのカノン』で知られる作曲家パッヘルベル。ブクステフーデと近い時代を生きた彼は、優れた鍵盤楽器奏者であるとともに、フレスコバルディやフローベルガーなどの初期バロックの作曲家から受けた影響を、次世代のバッハへと伝える架け橋になりました。
 とりわけコラール前奏曲やフーガの発展に大きく寄与し、その作品は当時の人々から高い人気を得ていました。
 このRESONUS CLASSICSでのパッヘルベル:オルガン作品集を手掛けているのは、2005年1月よりウェルズ大聖堂のオルガニストと聖歌隊監督を務めたマシュー・オーウェンズ。
 J.S.バッハ全オルガン作品の演奏で高く評価されています。今回の録音に使用されたのは1965年製のフロベニウス・オルガン。パッヘルベル作品の多様なスタイルを表現するにふさわしい音色を備えた楽器です。

 
 
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RES10282
¥2600→\2390
「モンテヴェルディ弦楽バンド」音楽監督
 オリヴァー・ウェッバー(ヴァイオリン)

CON ARTE E MAESTRIA 芸術と熟達の技
 イタリア・バロック黎明期における超絶技巧ヴァイオリンの装飾技法
オリヴァー・ウェッバー(ヴァイオリン)
スティーヴン・デヴァイン(オルガン&チェンバロ)
  1. ジョヴァンニ・バッサーノ(1561頃-1617): 第1リチェルカータ
  2. シプリアーノ・デ・ローレ(1515頃-1565): Anchor che col partire
   リッカルド・ロニョーニ(1550頃-1620頃)による装飾
  3. ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594):Deh hor foss'io col vago della luna
   ウェッバー(1969-)による装飾
  4. アスカニオ・マイオーネ(1565頃-1627):Canzon francese prima 第1フランス風カンツォン
  5. ビアージョ・マリーニ(1594-1663): シンフォニア「ラ・ガルダーナ」
  6. オリヴァー・ウェッバー: リチェルカータ(原曲: ジョヴァンニ・バッサーノ)
  7. トマ・クレキヨン(1505頃-1557頃): Par trop souffrir de fortuneennemie
   ウェッバーによる装飾
  8. オルランド・ディ・ラッソ(1532頃-1594): Susanne ung jour
   ジローラモ・ダッラ・カーサ(1601年没)による装飾
  9. ゲルトナー(生没年不詳): トッカータ
  10. マリーニ: シンフォニア「ロルランディナ」
  11. ジョヴァンニ・ガブリエリ(1555頃-1612): 第2旋法によるトッカータ
  12. トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548頃-1611): Dilectus tuus candidus
   ジョヴァンニ・バティスタ・ボヴィチェッリ(16世紀後半に活躍)による装飾
  13. デ・ローレ: Signor mio caro
   ウェッバーによる装飾
  14. ウェッバー:チャッコーナ(モンテヴェルディ、サンチェス、R&F. ロニョーニにならって)
  15. ミケランジェロ・ロッシ(1601頃-1656): 第9トッカータ
  16. ダリオ・カステッロ(1602-1631): 第1ソナタ
  17. カルロ・G(1600頃-1620活躍): Convertisi planctum
  18. ジョヴァンニ・パオロ・カプリオーリ(1580頃-1627頃): Vulnerasti cormeum
   ウェッバーによる装飾
  19. アントニオ・モルターロ(1587-1610活躍): カンツォーナ「ラ・マルヴェッツァ」
   ウェッバーによる装飾
  20. アウレリオ・ヴィルジリアーノ(1600頃活躍): 「Vestiva i coll」[リチェルカータ]
  21. パレストリーナ: Così le chiome mie
   ウェッバーによる装飾
  22. アンドレア・ガブリエリ(1532頃-1585): 4声のイントナツィオーネ
  23. パレストリーナ: Io son ferito
   フランチェスコ・ロニョーニ(?-1626頃)による装飾

 録音 2021年2月10-12日 St John's Church, Loughton(UK)

 16世紀の終わりから17世紀の初頭にかけて発展した「ディミニューション=旋律中の音を細かい音価の音符に細分すること」と呼ばれる演奏様式。これは変奏曲などでよく使われる方式で、当時の奏者たちは元のシンプルな旋律に即興的な装飾を付ける技術が求められていました。
 このような作品の一つに、パレストリーナのマドリガーレ「Io son ferito ああ、私はこんなに傷ついて」の旋律にフランチェスコ・ロニョーニが装飾を施したものがあり、ここには「芸術と熟達の技」というキャプションが付けられていました。
 このアルバムには、当時のディミニューションの作例と、ヴァイオリニストのオリヴァー・ウェッバー自身がこの時代の作品に新たな装飾を施したヴァージョンを聴くことができます。
 オリヴァー・ウェッバーは17世紀から18世紀作品を得意とするピリオド楽器アンサンブル「モンテヴェルディ弦楽バンド」の音楽監督。このアルバムはアンサンブルに属する奏者たちをフィーチャーするシリーズ『モンテヴェルディ弦楽バンド・イン・フォーカス』の最初の1枚となります。

 
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS

BIDD85001
¥2200→\1990
ジノ・フランチェスカッティ プレイズ・ラロ&ヴュータン
 1-4. アンリ・ヴュータン(1820-1881):ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ短調 Op. 31
 5-8. エドゥアール・ラロ(1823-1892):スペイン交響曲 Op. 21
 9. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):ハバネラ Op. 83
 10. パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908):ツィゴイネルワイゼン Op. 20
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
フィラデルフィア管弦楽団/
 ユージン・オーマンディ(指揮)...1-4
ニューヨーク・フィルハーモニック/
 ドミトリ・ミトロプーロス(指揮)...5-8
コロンビア交響楽団/
 ウィリアム・スミス(指揮)...9,10

 録音:1957年4月14日...1-4(STEREO)、1957年4月22日...5-8(STEREO)、1957年11月10日...9,10(STEREO)
 音源情報 Columbia ML 5184...1-8、Columbia ML 5253...9,10
 復刻プロデューサー: Eric Wen/復刻エンジニア: David Hermann/マスタリング: Dennis Patterson

 【パガニーニ直系の弟子、フランチェスカッティによる1957年「スペイン交響曲」初のステレオ録音!】
 20世紀中葉に活躍したヴァイオリニスト、ジノ・フラン チェスカッティ(1902-1991)。パガニーニ唯一の弟子とされるカミッロ・シヴォリに学んだ父の薫陶を受けて育ったフランチェスカッティは、5歳でリサイタルを開き、10歳でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏。のちにジャック・ティボーの目に留まり指導を受け、ラヴェルとのデュオでツアーを行うなど、若くしてフランスを代表するヴァイオリニストとなります。
 しかし、第2次世界大戦を契機にアメリカに移住。1972年に引退するまで同地に留まり、戦後のアメリカでハイフェッツと人気を二分するスターとして活躍しました。
 遂に来日することの無かったフランチェスカッティですが、パガニーニ直系とされる超絶技巧と輝かしいサウンドに加え、イザイやクライスラーの影響を受けたとされる優雅な演奏は、米コロンビアへの録音を通じて日本でも人気を博しました。

 このアルバムに収録されているのは1957年のステレオ録音集。1950年代に人気が高かったラロの 「スペイン交響曲」は、当時活躍していたハイフェッツ、ミルシテイン、メニューイン、シェリング、グリュミオー、コーガン、オイストラフ、スターンなどの巨匠たちがこぞって録音していますが、フランチェスカッティの再録音となる当盤の華麗な演奏はそれらの中でも際立つ仕上がりを見せています。
 当時はモノラルからステレオへの移行期にあたり、このフランチェスカッティ盤は「スペイン交響曲」初のステレオ録音でした(初出時はモノラル。当CDはステレオ音源から復刻)。
 今回のCD化に際しては、初出時と同じくヴュータンのヴァイオリン協奏曲第4番をカップリング。併せてフランチェスカッティの超絶技巧と輝かしい美音を楽しめるサン=サーンスの「ハバネラ」とサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」も収録されています。
 ラロ以外は左右の広がりが若干狭いですが、全てステレオでの復刻です。

 
 



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BONGIOVANNI

HOC 089
(2CD)
¥4800→\4390
ミトロプーロスの『トスカ』59年盤が登場
 プッチーニ:歌劇『トスカ』
メアリー・カーティス・ヴァーナ(トスカ)
ユッシ・ビョルリンク(カヴァラドッシ)
コーネル・マクニール(スカルピア男爵)
ノーマン・スコット(チェザーレ)
ローレンス・デイビッドソン(堂守)
パウル・フランケ(スポレッタ)
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団

 録音:1959年11月/ニューヨーク(ライヴ)

 何種類か録音が残っているミトロプーロスの『トスカ』。59年のものは以前MYTOからリリースされていたものの今や入手難の音源で、うれしい発売。ビョルリンクら名歌手の歌唱がすばらしい。

 余白にボーナスとしてビョルリンクとシミオナートが歌う『カヴァレリア・ルスティカーナ』の抜粋が収録されています。
 





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RCD

限定入手になるかもしれないのですが、RCDの名シリーズの案内
先日に続いて第3回の案内
ロシア・ピアノ楽派
マリア・グリンベルク
/ヴラディーミル・ソフロニツキー

第1回はこちら 第2回はこちら

RCD 13006
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・グリンベルク
 ラフマニノフ (1873-1943) :
  ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30 (*)
  楽興の時 Op.16 から 第3番 ロ短調
  10の前奏曲 Op.23 から
   第2番 変ロ長調 / 第4番 ニ長調 / 第7番 ハ短調 / 第9番 変ホ短調
  13の前奏曲 Op.32 から
   第1番 ハ長調 / 第5番 ト長調 / 第8番 イ短調 / 第10番 ロ短調 / 第11番 ロ長調
  幻想的小品 ト短調
マリア・グリンベルク (ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団 (*)
カルル・エリアスベルク (指揮 (*))

 録音 : 1958年、ライヴ (*) / 1952年 (無印)/(C) 1999 Restored by RCD / (P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 13007
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・グリンベルク
 シューマン (1810-1856) :
  ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 (*)
  色とりどりの小品 Op.99 (全14曲)
マリア・グリンベルク (ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団 (*)
カルル・エリアスベルク (指揮 (*))

 録音 : 1958年、ライヴ (*) / 1947年 (無印)/(C) 1999 Restored by RCD / (P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 13008
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・グリンベルク
 シューマン (1810-1856) :
  交響的練習曲 Op.13 (*)
  子供の情景 Op.15 (+)
  3つの幻想的小品 (幻想小曲集) Op.111 (#)
マリア・グリンベルク (ピアノ)

 録音 : 1961年 (*) / 1951年 (+) / 1969年 (#)/(C) 1999 Restored by RCD / (P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 13009
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・グリンベルク
 ボロディン (1833-1887) : ピアノ五重奏曲 ハ短調 (*)
 メトネル (1880-1951) : 2つのおとぎ話 Op.20
  〔第1番 変ロ短調 / 第2番「鐘」ロ短調〕 (+)
 ショスタコーヴィチ (1906-1975) :
  24の前奏曲とフーガ Op.87 から (#)
   第1番 ハ長調 / 第7番 イ長調 / 第8番 嬰ヘ短調 / 第15番 変ニ長調
  人形の踊り から (#)
   第5番 おどけたワルツ 変ホ長調 /
   第3番 ロマンス ヘ長調 / 第7番 踊り ニ長調
 ロクシーン (1920-1987) : ピアノのための変奏曲 (1953) (**)
マリア・グリンベルク (ピアノ)

 録音 : 1946年 (*) / 1952年 (+) / 1960年 (#) / 1956年 (**)/(C) 1999 Restored by RCD / (P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 13010
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・グリンベルク
 プロコフィエフ (1891-1953) : 10の小品 Op.12 から 第10番 スケルツォ (#)
 アレンスキー (1861-1906) :リャビーニンの主題によるピアノと管弦楽のための幻想曲 ホ短調 Op.48 (+)
 グリンカ (1804-1857) :
  アンダルシア舞曲 ト長調 / ワルツ 変ホ長調 / 子供のポルカ 変ロ長調 / マズルカ ハ短調
  タランテッラ イ短調 / アリャビエフの歌曲「ナイチンゲール」の主題による変奏曲
  マズルカ 変イ長調 / 別れのワルツ ト長調
 リャードフ (1855-1914) :
  ポーランドの主題による変奏曲 変イ長調 (*) / 練習曲 変イ長調 Op.5 (*)
  練習曲 ホ長調 Op.12 (*) / 練習曲 ヘ長調 Op.37 (*) / 練習曲 嬰ハ短調 Op.40 (*)
 グラズノフ (1865-1936)/ブルーメンフェルト (1863-1931) : ワルツ 第1番 ニ長調 Op.47 (**)
  マリア・グリンベルク (ピアノ)、モスクワ放送交響楽団 (+)、セルゲイ・ゴルチャコフ (指揮 (+))

 録音 : 1961年(#) / 1947年 (+) / 1950年 (*)/ 1948年 (**) / 1959年 (無印)/(C) 1999 Restored by RCD / (P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 13011
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・グリンベルク マリア・グリンベルク (ピアノ)
 ブラームス (1833-1897) :
  ハンガリー舞曲集 (ピアノ独奏版) から (*)
   第3番 ヘ長調 / 第7番 ヘ長調 / 第9番 ホ短調 / 第11番 ニ短調 / 第14番 ニ短調
  16のワルツ Op.39 から (+)
   第1番 ロ長調 / 第3番 嬰ト短調 / 第6番 嬰ハ長調 / 第7番 嬰ハ短調 / 第15番 変イ長調 / 第16番 嬰ハ長調
  3つの間奏曲 Op.117 〔第1番 変ホ長調 / 第2番 変ロ長調 / 第3番 嬰ハ短調〕 (#)
  4つのバラード Op.10 から 〔第3番 ロ短調 / 第4番 ロ長調〕 (**)
  創作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21 No.1 (++)
  8つの小品 Op.76 から 第2番 カプリッチョ ロ短調 (++)

 録音 : 1960年 (*) / 1964年 (+) / 1961年 (#) / 1950年 (**) / 1970年 (++)/(C) 1999 Restored by RCD / (P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 13012
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 マリア・グリンベルク
 シューベルト (1797-1828)/リスト (1811-1886) 編曲 :
  さすらい人 S.558 No.11 (D 489)
  白鳥の歌 S.560 (D 957) から
   愛の使い (No.10) / アトラス (No.11) / 別れ (No.5) / 街 (No.1)
  冬の旅 S.561 から 氷結 (No.5)
 シューベルト :
  4つの即興曲 D 899
   〔第1番 ハ短調 / 第2番変ホ長調 / 第3番 変ト長調 / 第4番 変イ長調〕 (*)
  ワルツ組曲 から レントラー (*)
マリア・グリンベルク (ピアノ)

 録音 : 1969年 (無印) / 1970年、ライヴ (*)/(C) 1999 Restored by RCD / (P) 2021 Europe RCD

 

RCD 13013
¥2200

ロシア・ピアノ楽派 マリア・グリンベルク
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」Op.13 (*)
  ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 Op.22 (+)
  ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調「葬送」Op.26 (#)

マリア・グリンベルク (ピアノ)

 録音 : 1951年 (*) / 1964年 (+) / 1965年 (#)/(C) 1999 Restored by RCD / (P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 13014
¥2200

ロシア・ピアノ楽派 マリア・グリンベルク
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  ピアノ・ソナタ 第13番 変ホ長調「幻想曲風」Op.27 No.1 (*)
  ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2 (+)
  ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調「熱情」Op.57 (#)

マリア・グリンベルク (ピアノ)

 録音 : 1964年(*) / 1966年 (+) / 1960年 (#)/(C) 1999 Restored by RCD / (P) 2021 Europe RCD
 
 

RCD 16182
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー
 ショパン (1810-1849) :
  マズルカ 変ニ長調 Op.30 No.3 (*) / マズルカ 嬰ハ短調 Op.30 No.4 (*)
  マズルカ 嬰ハ短調 Op.33 No.1 (+) / マズルカ ハ長調 Op.33 No.3 (#)
  マズルカ ロ短調 Op.33 No.4 (*) / マズルカ 嬰ハ短調 Op.41 No.1 (#)
  マズルカ ホ短調 Op.41 No.2 (+) / マズルカ 変イ長調 Op.41 No.4 (**)
  24の前奏曲 Op.28 (+)
ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)

 録音 : 1956年1月、ライヴ (*)
    1949年10月 (+)、11月 (#)、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (+/#)
    1956年12月、ライヴ、スクリャービン博物館、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (**)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16183
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー
 シューベルト (1797-1828) : ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D 960 (*)
 ショパン (1810-1849) : ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58 (+)
 シューマン (1810-1856) : 3つのロマンス Op.28 (#)
  第1番 変ロ短調 / 第2番 嬰ヘ長調 / 第3番 ロ長調
ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)

 録音 : 1956年3月 (*)、12月2日 (+)、1958年7月5日 (#)、ライヴ/(C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16184
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー
 シューマン (1810-1856) : ピアノ・ソナタ 第1番 嬰ヘ短調 Op.11 (*)
 シューベルト (1797-1828) :
  ピアノ・ソナタ 第14番 イ短調 D 784 (+)
  4つの即興曲 Op.90, D 899 から 第4番 変イ長調 [1948/1/5] (#)
 ショパン (1810-1849) :
  ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44 (**) / ポロネーズ 変イ長調 Op.53 (**)
ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)

 録音 : 1958年7月5日、ライヴ (*)
    1953年12月25日、ライヴ、チャイコフスキー・コンサートホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (+)
    1948年1月5日 (#)、1949年11月21日 (**)、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (#/**)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16185
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
 ショパン (1810-1849) :
  練習曲 変ト長調 Op.10 No.5 [1954/6/6] (*) / 練習曲 変イ長調 Op.posth No.3 [1949/11/21] (+)
  練習曲 ホ長調 Op.10 No.3 [1960/10/22] (*) / 練習曲 嬰ハ短調 Op.10 No.4 [1960/10/22] (*)
  練習曲 変ホ短調 Op.10 No.6 [1956/12/2] / 練習曲 ヘ短調 Op.10 No.9 [1956/12/2]
  練習曲 ヘ長調 Op.25 No.3 [1956/12/2] / 練習曲 変ホ短調 Op.25 No.4 [1956/12/2]
  バラード 変イ長調 Op.47 No.3 [1952/1/28] (#) / バラード ヘ短調 Op.52 No.4 [1958/7/20]
 シューマン (1810-1856) :
  アラベスク ハ長調 Op.18 [1956/2/29]
  色とりどりの小品 Op.99 から [1956/2/29]
   小品 第1番 イ長調 / 小品 第2番 ホ短調 / 小品 第3番 ホ長調 / アルバムの綴り 第1番 嬰ヘ短調
   アルバムの綴り 第2番 ロ短調 / アルバムの綴り 第3番 変イ長調 / アルバムの綴り 第4番 変ホ短調
   アルバムの綴り 第5番 変ホ長調
  ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.14 から 第3楽章 クララ・ヴィークの主題による変奏曲 [1956/2/29]

 録音 : [年/月/日]、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール (*)、モスクワ音楽院大ホール (+)、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (*/+)
    レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト (#)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16186
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー
 シューベルト (1797-1828) : ピアノ・ソナタ 第21番 変イ長調 D 960 (*)
 シューマン (1810-1856) :
  幻想小曲集 Op.12 から 第1番 夕べに (+) / 謝肉祭 Op.9 (全20曲) (#)
ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)

 録音 : 1960年10月11日、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (*)
    1946年 (+) / 1959年、ライヴ (#)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16187
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー
 シューマン (1810-1856) :
  クライスレリアーナ Op.16 (*)
  8つのノヴェレッテ Op.21 から〔第7番 ホ長調 / 第8番 嬰ヘ短調〕 (+)
 ショパン (1810-1849) :
  夜想曲 変ホ長調 Op.9 No.2 / 夜想曲 ヘ長調 Op.15 No.1 /
  夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15 No.2 /
  夜想曲 ト短調 Op.15 No.3 / 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 (#)
ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)

 録音 : 1952年 (*) / 1958年、ライヴ (+) / 1960年、ライヴ (無印)
    1949年10月20日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (#)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16188
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
 ショパン (1810-1849) :
  幻想曲 ヘ短調 Op.49 [1949/10/20] (*) / 即興曲 変ト長調 Op.51 [1952/1/28]
  夜想曲 嬰ハ短調 Op.27 No.1 [1952/1/28] (+) / 夜想曲 変ニ長調 Op.27 No.2 [1952/1/28] (+)
  夜想曲 ト長調 Op.37 No.2 [1958] (+) / 夜想曲 ハ短調 Op.48 No.1 [1949/11/21] (*)
  マズルカ ホ長調 Op.6 No.3 [1949/11/21] (*) / マズルカ 変ホ短調 Op.6 No.4 [1949/11/21] (*)
  マズルカ ヘ短調 Op.7 No.3 [1956/12/2] / マズルカ 変ロ長調 Op.17 No.1 [1949/11/21] (*)
  マズルカ 嬰ハ短調 Op.50 No.3 [1949/11/21] (*)
 シューベルト (1797-1828) :
  「さすらい人」による変奏曲 ハ長調 D 760 [1956/12/25] (#)
  楽興の時 D 760 から 〔第3番 ヘ短調 / 第5番 ヘ短調〕 [1956]

 録音 : [年/月/日]、ライヴ
    モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (*)
    レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト (+)
    チャイコフスキー・コンサートホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (#)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16189
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
 ショパン (1810-1849) :
  ワルツ 変イ長調 Op.64 No.3 / ワルツ ロ短調 Op.69 No.2 (*) / ワルツ 変ト長調 Op.70 No.1 (*) /
  ワルツ ヘ短調 Op.70 No.2 (*) / ワルツ 変ニ長調 Op.70 No.3 (*) / マズルカ ロ長調 Op.63 No.1 /
  マズルカ ヘ短調 Op.63 No.2 / マズルカ ヘ長調 Op.68 No.3 / マズルカ イ短調 Op.67 No.4 /
  マズルカ ハ長調 Op.68 No.1 / マズルカ イ短調 Op.68 No.2
 シューベルト (1797-1828) :
  舟歌 (水の上で歌う) (+) / 街 (+) / 若い尼僧 (+) / 海の静けさ (+)
  宿屋 (#) / 魔王 (#) / ワルツ=カプリス 第7番 (ウィーンの夜会 から) (**)
 メンデルスゾーン (1809-1847) : 厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54 (#)

 録音 : 1949年11月21日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (無印)
    1953年12月25日、ライヴ、チャイコフスキー・コンサートホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (+)
    1960年10月11日、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (#)
    1956年3月7日 (*)、1956年5月31日 (**)、ライヴ (*/**)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16190
¥2200

ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「幻想曲風」Op.27 No.2 (+)
  ピアノ・ソナタ 第15番 ニ長調「田園」Op.2 (*)
  アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO 57 (*)
  ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111 [1954](**)

ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)

 録音 : 1960年10月11日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (*) 1956年12月9日、ライヴ (+) / 1954年 (#)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16191
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー
 ベートーヴェン (1770-1827) : ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調「熱情」Op.57 (*)
 ハイドン (1732-1809) : ピアノ・ソナタ 第50番 ニ長調 Hob.XVI:37 (*)
 ドビュッシー (1862-1918) :
  水の反映 (+) / 前奏曲 イ短調 (+)
  子供の領分 から
   第1曲 グラドゥス・アド・パルナッスム博士 /
   第3曲 人形へのセレナード
  前奏曲集 から
   第1巻 第12曲 ミンストレル / 第2巻 第12曲 花火 /
   第2巻 第10曲 カノープ
   第2巻 第6曲 奇人ラヴィーヌ将軍 / 第2巻 第2曲 枯葉
 メンデルスゾーン (1809-1847) : 3つの練習曲 Op.104 から 第3番 イ短調 (#)
ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)

 録音 : 1957年1月 (*)、1956年12月 (+)、1852年1月28日 (無印)、1954年6月 (#)、ライヴ/(C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD

 

RCD 16192
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー
 リスト (1811-1886) :
  ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178 (*)
  詩的で宗教的な調べ S.173 から 第7番 葬送曲 / メフィスト・ワルツ 第2番 S.515
  巡礼の年 第2年 イタリア S.161 から 第5曲 ペトラルカのソネット 第104番 ホ長調
  2つの演奏会用練習曲 S.145 から 第2番 小人の踊り 嬰ヘ短調
  超絶技巧練習曲集 S.139 から 第5番 鬼火 変ロ長調 (+)
ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)

 録音 : 1960年10月22日、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (無印) 1960年、ライヴ (*) / 1955年、ライヴ (+)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16193
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
 リスト (1811-1886) :
  われらの主イエス・キリストの変容の祝日に S.188 (*) / 暗い雲 S.199 (*)
  B-A-C-H の主題による幻想曲とフーガ S.529 (+) / 忘れられたワルツ 第1番 嬰ヘ長調 S.215 No.1 (#)
 リャードフ (1855-1914) :
  4つの前奏曲 Op.46 から 第1番 変ロ長調 / 4つの前奏曲 Op.39 から 第2番 ホ短調
  3つの前奏曲 Op.36 から 第3番 ト長調
 ボロディン (1833-1887) : 小組曲
   修道院にて / 間奏曲 / マズルカ I / マズルカ II / 夢想 / セレナード / 夜想曲
 カバレフスキー (1904-1987) : ピアノ・ソナタ ハ長調 Op.13 No.1
 メトネル (1880-1951) :ソナタ三部作 Op.11 から 第3番 ハ長調 (**) / 3つのお話 Op.17 から 第2番 ハ短調 (**)

 録音 : 1954年6月11日、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (無印)
    1956年12月25日 (*)、1959年8月17日 (+)、1955年6月25日 (#)、1956年6月14日 (**)、ライヴ (*/+/#/**)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16194
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
 ラフマニノフ (1873-1943) :
  幻想的小品集 Op.3 から 第2番 前奏曲 嬰ハ短調「鐘」 [1949]
  10の前奏曲 Op.23 から 〔第1番 嬰ヘ短調 / 第4番 ニ長調 / 第6番 変ホ短調〕 [1946]
  13の前奏曲 Op.32 から 第3番 ホ長調 [1946] / 第5番 ト長調 [1960] / 第12番 嬰ト短調 [1946]
  楽興の時 Op.16 から 第3番 ロ短調 [1946]
  練習曲集「音の絵」Op.33 から 第2番 ハ長調 [1951] / 第9番 嬰ハ短調 [1947]
  練習曲集「音の絵」Op.39 から 第4番 ロ短調 [1947] / 第5番 変ホ短調 [1947]
 プロコフィエフ (1891-1953) :
  サルカズム Op.17 (全5曲) [1956] (*) / ピアノ・ソナタ 第3番 イ短調 Op.28 [1956] (*)
 ショスタコーヴィチ (1906-1975) :
  24の前奏曲とフーガ Op.87 から 〔第9番 ホ長調 / 第3番 ト長調〕 [1956] (*)
 スクリャービン (1872-1915) :
  2つの前奏曲 Op.27 〔第1番 ト短調 / 第2番 変ロ長調〕 [1957]
  4つの前奏曲 Op.31 から 〔第3番 変ホ長調 / 第4番 ハ長調〕 [1957]
  4つの前奏曲 Op.33 から 〔第1番 ホ長調 / 第2番 嬰ヘ長調 / 第3番 ハ長調〕 [1957]
  3つの小品 Op.49 から 〔第2番 前奏曲 ヘ長調 / 第3番 夢想 ハ長調〕 [1957]

 録音 : [年]、ライヴ (*)/(C) 2002 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16195
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)
 スクリャービン (1872-1915) :
  ピアノ・ソナタ 第3番 嬰ハ短調 (*) / 詩曲「焔に向かって」(*)
  24の前奏曲 Op.11 から 第10番 嬰ハ短調 / 第13番 変ト長調
  4つの前奏曲 Op.22 から 第1番 嬰ト短調 / 第3番 ロ長調 (+) / 第4番 ロ短調 (+)
  4つの前奏曲 Op.37 〔第1番 変ロ短調 / 第2番 嬰ヘ短調 / 第3番 ロ長調 / 第4番 ト短調〕 (+)
  12の練習曲 Op.8 から
   第2番 嬰ヘ短調 / 第4番 ロ長調 / 第5番 ホ長調 / 第7番 変ロ短調 / 第8番 変イ長調
   第10番 変ニ長調 / 第11番 変ロ短調 (#) / 第12番 変ニ短調
  8つの練習曲 Op.42 から 第2番 嬰ヘ短調 / 第4番 嬰ヘ長調 (**) / 第5番 嬰ハ短調 (**)
  3つの小品 Op.52 から 第2番 謎 嬰ハ短調 (#)
  幻想曲 ロ短調 Op.28 (+)

 録音 : 1952年1月30日、ライヴ、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト (無印)
    1952年1月19日 (#)、1958年7月5日 (**)、スクリャービン博物館、モスクワ、ロシア、ソヴィエト (#/**)、1959年 (+)
 (C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 
 

RCD 16196
¥2200
ロシア・ピアノ楽派 ヴラディーミル・ソフロニツキー
 プロコフィエフ(1891-1953) :
  束の間の幻影 Op.22 から 第1-7,10-12,17,18曲 (*)
  ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.87 (*) / 年老いた祖母の話 Op.31 (*)
  10の小品 Op.12 から 第6番 伝説 (+)
 メトネル (1880-1951) :
  4つのおとぎ話 Op.26 から 第1番 変ホ長調 / 第3番 ヘ短調
  2つのおとぎ話 Op.14 から 第2番 騎士の行進
  3つのアラベスク Op.7 から 第1番 牧歌
 スクリャービン (1872-1915) : 24の前奏曲 Op.11 から (+)
  第1番 ハ長調 / 第3番 ト長調 / 第6番 ロ短調 / 第7番 イ長調 /
  第8番 嬰ヘ短調 / 第9番 ホ長調 / 第11番 ロ長調 / 第12番 嬰ト短調 /
  第14番 変ホ短調 / 第15番 変ニ長調 / 第18番 ヘ短調
ヴラディーミル・ソフロニツキー (ピアノ)

 録音 : 1955年 (*)、1959年 (+)、1956年 (無印)、ライヴ/(C) 2003 Restored by RCD / (P) 2020 Europe RCD
 





<国内盤> 


BRAVO RECORDS


BRAVO 10002
¥3300
「1122」~ニコライ・カプースチン:4手のためのピアノ作品集
 カプースチン:
  (1)スリー・フォー・トゥー~2台ピアノのための3 部作 Op.145
  (2)連弾のためのカプリッチョ Op.146
  (3)ディジー・ガレスピーの"マンテカ"によるパラフレーズ Op.129
  (4)2つの楽章からなる協奏曲(ピアノ連弾版) Op.30
  (5)シンフォニエッタ Op.49
 
 (1)(2)=世界初録音
piaNA=ピアーナ
 (西本夏生、佐久間あすか)

 カプースチンと出会って、カプースチンに夢中になったpiaNAとしてのこの10 年。生前のカプースチン本人と実際に対話しながら出来上がっていったこれらの作品を、その記憶と思い出が薄れないよう、このCDに閉じ込めました。  piaNA

 最高にスタイリッシュでアーティスティックな女性ピアノ・デュオ・ユニットpiaNA(ピアーナ)によるカプースチン 4手のためのピアノ作品集、ついにリリース!

 近年、日本でも高い人気を誇る作曲家、ニコライ・カプースチン。クラシック音楽を土台に、ジャズの要素を取り入れた作品の数々は、幅広い層のファンを獲得しています。
 カプースチンから2つの新作を献呈されたピアノ・デュオpiaNAが、それらの世界初録音を含む4手のためのピアノ作品集を完成させました!ライナーノートには人気YouTuberピアニストCateen(かてぃん)として活躍する角野隼人氏も言葉を寄せています!

 セッション録音:2020年10月2日、12月4日/五反田文化センター 音楽ホール/日本語帯・解説付
 プロデューサー:piaNA ディレクター:白柳龍一/エンジニア:深田 晃 マスタリング・エンジニア:藤田厚生
 ライナーノート:角野隼斗(Cateen)、パスカル・ヒメノ、カルスト・デ・ヨング

 ニコライ・カプースチン(1937-2020)は、ウクライナに生まれの作曲家でピアニスト。モスクワ音楽院在学中にラジオで聴いたアメリカのジャズ音楽に興味を持ち、クラシック音楽を土台にしつつ、ジャズの要素を取り入れた独自のサウンドを追究し始めました。のちに多くのピアニストが彼の作品を演奏するようになり、その名は一躍世界にとどろくようになりました。

 カプースチンの作品をライブなどで取り上げてきたピアノ・デュオ piaNA は、カプースチンと親交を深める中で、作曲家本人から2つの作品を献呈されるという栄誉に輝きました。
 惜しくも、カプースチンは昨年世を去りましたが、献呈作品の世界初録音を含む4手ピアノの作品集が、piaNAの演奏で、ついに完成しました。

 西本夏生はスペインに留学し、当地で本格的にクラシック音楽を学びました。古典から現代まで、幅広いレパートリーを持ち、コンクールでの入賞経験も多く、近年はスペインの作曲家、パスカル・ヒメノの作品集をリリースしています。
 一方の佐久間あすかも子供時代からヨーロッパや日本で数々のコンクールを踏破したあと、一旦はジャズやポップスの道に進みましたが、それらの経験を活かし、再びクラシックの世界に戻ってきた俊英ピアニスト。まさに、カプースチンの演奏にはうってつけのデュオと言えます。

 録音はコロナ禍の中、2020年の10月と12月に慎重な感染対策を施した上で行われ、音の名匠・深田晃氏による透明感あふれる素晴らしい音響に圧倒されます。

 【ピアーナ / 西本夏生 & 佐久間あすか プロフィール】
  クラシックピアニストとして独自の歩みを進み続ける2 人、西本夏生、佐久間( 旧姓: 松本) あすかによる女性ピアノデュオユニット。互いに違うスタイルを持ちつつもその刺激を共有し、まるで1人で弾いているかのようにシンクロする その演奏は、ピアノを2人で弾くということの本当の面白さを聴くものにも体感させる。
  2010年 結成直後より日本国内のみならず、ヨーロッパにおいても様々なシーンで演奏を行い、各地で好評を博している。2012年にはロシアの作曲家ニコライ・カプースチンの4手作品のみに焦点を当てたアルハバム「piaNA plays Kapustin」をフランス Artist Label 社よりリリース。
  同年、カプースチンよりpiaNA に「three for two op.145」「capriccio op.146」のピアノデュオ曲2曲が献呈されている。 カプースチンが曲を献呈した、世界で唯一のピアノデュオである。
  2011年グリーグ国際ピアノコンクール連弾部門ファイナリスト。
 














6/10(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AULICUS CLASSICS


ALC0034
¥2600
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン
 ヴィエニャフスキ:演奏会用ポロネーズ第1番ニ長調 Op.4/
 クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ、愛の悲しみ/
 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28/
 パガニーニ:カンタービレ/
 シューベルト:蜜蜂 Op.13-9/
 マスネ:タイスの瞑想曲/
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20/
 ジョン・ウィリアムズ:《シンドラーのリスト》より テーマ/
 チャイコフスキー:メロディ Op.42-3/
 ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第2番イ長調 Op.21
ファブリツィオ・ファラスカ(ヴァイオリン)
ステファニア・レダエリ(ピアノ)

 フィルハーモニア管弦楽団の弦楽器の名手たち!

 2016年にインスブルック・チロル交響楽団のコンサートマスターに就任し、現在はイギリスの名門フィルハーモニア管弦楽団のアシスタント・コンサートマスターとして大活躍中のイタリアのヴァイオリニスト、ファブリツィオ・ファラスカが、1727年製のグァルネリのヴァイオリンで奏でるヴァイオリンのヴィルトゥオーゾの系譜と歴史!
 音楽史上屈指のヴィルトゥオーゾとして名高いパガニーニやクライスラーの作品はもちろんのこと、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」やそのサラサーテのために書かれたサンサーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」を収録するなど、コンポーザー=ヴァイオリニストたちの関連性にも焦点をあてています。
 また、マスネやチャイコフスキー、さらにはジョン・ウィリアムズなどバラエティに富んだプログラム構成も、このファラスカのヴィルトゥオーゾ・プログラムの魅力です。

 ※録音:2019年1月、テレシネサウンド(ローマ、イタリア)
 
 

ALC0029
¥2600
エルネスト・ショーソンの作品集
 ショーソン:
  ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための
   コンセール ニ長調 Op.21
  弦楽四重奏曲ハ短調 Op.35
フィルハーモニア・チェンバー・プレーヤーズ
 〔ファブリツィオ・ファラスカ(ヴァイオリン)、
  サラ・オーツ(ヴァイオリン)、
  小倉幸子(ヴィオラ)、
  エリク・ヴィレミニー(チェロ)〕
ガブリエレ・ピエラヌンツィ(ヴァイオリン)
ジン・ジュ(ピアノ)

 アシスタント・コンサートマスターのファブリツィオ・ファラスカやヴィオラの副首席奏者を務める小倉幸子など、フィルハーモニア管弦楽団のメンバーによる弦楽四重奏団を中心としたロマン派のフランスを代表する作曲家の1人、エルネスト・ショーソンの作品集。
 「コンセール」ではフィルハーモニア管弦楽団の弦楽セクションの選抜メンバーと呼んでも差支えが無い実力者たちのアンサンブルに、イタリアの名手ガブリエレ・ピエラヌンツィと、チャイコフスキー国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールでの入賞歴を持つピアニスト、ジン・ジュがゲスト参加。
 リュリ、ラモー、クープランといったフランスの大作曲家たちからの影響も見受けられる傑作で、フィルハーモニア管弦楽団の名手たちが極上の演奏を聴かせてくれます。

 ※録音:2018年9月3日-5日、パラッツォ・キアーラ(トロペーア、イタリア)
 
 
ALC0027
¥2600
アキコ・シロガネ&シューマン
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
 シューマン:子供の情景 Op.15、クライスレリアーナ Op.16
アキコ・シロガネ(ピアノ/スタインウェイ)

 東京出身の日本人ピアニスト、アキコ・シロガネは東京芸術大学で田崎悦子、野島稔の両氏にピアノを師事した後にアメリカへと渡り、インディアナ大学に特待生として入学。
 その後、スイスのジュネーヴ高等音楽院でドミニク・ウェバーに師事し、同地を拠点として活動を続けています。

 ※録音:2018年12月18日-20日、スタジオ・エルネスト・アンセルメ(ジュネーヴ、スイス)
 




PRIMA FACIE



PFCD153
¥2600
6人のヴォーカルのための
 約80分にもおよぶ大作「シュティムング」

  カールハインツ・シュトックハウゼン:
   STIMMUNG(シュティムング)~
    6人のヴォーカルのための
エレクトリック・フェニックス
 〔ニコール・ティベルス(ソプラノ)、
  ジュディス・リース(ソプラノ)、
  ナンシー・ロング(メゾ・ソプラノ)、
  ダリル・ランズウィック(テノール)、
  テリー・エドワーズ(バス)、
  ジョン・ホワイティング(サウンド)〕

 2007年にこの世を去ったドイツを代表する現代音楽のカリスマ作曲家、カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007)。
 当アルバムに収録された「シュティムング」は、1968年に作曲された6人のヴォーカルのための約80分にもおよぶ大作。変ロ音の倍音のみを基本構造として全曲が構成され、「Masic Names(神々の名前)」や、シュトックハウゼン自作の詩が歌詞に用いられています。
 民族音楽「ホーミー」を思わせる特殊唱法などが各所に用いられていることも特徴的で、この唱法が生む神秘的な響きは、聴衆をトランス状態へと誘います。

 ※録音(ライヴ):1997年4月6日、クイーン・エリザベス・ホール(ロンドン、イギリス)
 
 

PFCD150151152
(3CD)
特別価格
¥4800

ピア二ストの易経 ~
 ジェフリー・プール:8つのゾーンでのピアノのための64の幻想曲

  グリーン・シュート/ゴールデン・エッグ/
  パープル・マウンテン/クリムゾン・フレイム/
  スカーレット・バレー/ブラック・ウェーブ/
  インディゴ・スカイ/シルバー・ラグーン

ジェフリー・プール(ピアノ)


 イギリスの現代作曲家、ピアニスト、教育者、ジェフリー・プールは、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲、合唱曲など、幅広いジャンルの作品を手掛け、1971年に作曲された「ワイモンダム聖歌」は、男声ア・カペラ・グループのレジェンド、キングズ・シンガーズのレパートリーのひとつとしても有名です。
 当アルバムは、中国の易経からインスピレーションを得た全64の小品から成る幻想曲をプール自身の演奏で贈ります。
 
 

PFCD147
¥2600
指揮者&作曲家の祝典
 ピーター・ディキンスン:
  Late Afternoon in November*/
  As I walked out(スティーヴン・ウィルキンソン編)/
 ジョン・マッケイブ:
  Visions/
  Rowing down the Tide(スティーヴン・ウィルキンソン編)/
 Betjeman's Bells(スティーヴン・ウィルキンソン編)
  - Wantage Bells、Uffington、Bristol/
 The Lark in the Clear Air(スティーヴン・ウィルキンソン編)/
 ジョン・マッケイブ:
  Siberia/
  The Piper o' Dundee(スティーヴン・ウィルキンソン編)/
 デイヴィッド・エリス:Sequentia in tempore Natali Sancti/
 スティーヴン・ウィルキンソン:That Time of Year
スティーヴン・ウィルキンソン(指揮)
ウィリアム・バード・シンガーズ
BBCノーザン・シンガーズ*

 「指揮者&作曲家の祭典」と題した当アルバムは、1919年生まれの重鎮作曲、スティーヴン・ウィルキンソン(90歳までウィリアム・バード・シンガーズの指揮者として活動し、ロンドンのBBCシンガーズ、ダブリンの RTE シンガーズなど多くの著名な合唱団とも共演。永年の合唱への貢献により大英帝国勲章も受賞しています。)を中心に、ジョン・マッケイブ、デイヴィッド・エリスらによる合唱作品を収録。
 20世紀から現在にかけて発展してきた英国の合唱の歴史を辿ります。
 




PRO PIANO

新しく代理店が誕生したので旧譜を再紹介しています。
PPR224540
(2CD)
【旧譜】
¥4500

アドルフ・フォン・ヘンゼルト(1814-1889):ピアノ作品集
 12の演奏会用性格的練習曲 Op.2、
 ゴンドラ Op.13-2(世界初録音)、
 春の歌 Op.15(世界初録音)、トッカティーナ Op.25、
 愛の詩 Op.3、狂詩曲 Op.4-1(世界初録音)、
 12のサロン風練習曲 Op.5、2つの夜想曲 Op.6

エスター・ブディアルジョ(ピアノ)


 ヘンゼルトの世界初録音を含むピアノ作品集!

 バイエルン王国に生まれたヘンゼルトは、作曲家兼ピアニストとして活動し、のちにサンクトペテルブルクに移住した際には、教育者としても活動していました。ショパンを得意としていたヘンゼルトは数々の練習曲を書いています。
 インドネシアのピアニスト、エスター・ブディアルジョはThe Boston Globeで「彼女のタッチの繊細さと多様性、そして指の洗練された巧妙さと音楽精神に驚く」と評されました。ウィリアム・カペル国際ピアノコンクール優勝など、世界的評価を得ています。

 ※録音:2003年3月9日-10日、ニューヨーク(アメリカ)
 ※使用楽器:Kawai EX 2316001
 
 

PPR224537
【旧譜】
¥2500
グラズノフ・ピアノ・トランスクリプションズ
 演奏会用ワルツ第1番 Op.47
  (F.ブルーメンフェルトによるピアノ独奏版)、
 バレエ音楽《四季》(グラズノフによるピアノ独奏版)
ペール・テングストラント(ピアノ)

 スウェーデンのピアニスト、ペール・テングストラントによるグラズノフのトランスクリプション・アルバム。作曲者自らの編曲版による録音としては珍しいバレエ音楽《四季》を、1997年にクリーヴランド国際コンクール優勝のペール・テングストラントが色彩豊かなピアノで端正に描きます。グラズノフ自身の編曲も聴きどころです。

 ※録音:2002年6月15日-16日、プロ・ピアノホール、ニューヨーク(アメリカ)
 ※使用楽器:Humburg Steinway D 0220
 
 

PPR224536
【旧譜】
¥2500
モシュコフスキ:20の小練習曲
 モシュコフスキ:20の小練習曲(世界初録音)
 ブラームス:ハンガリー舞曲集第1巻
  (モシュコフスキによるピアノ独奏版)(世界初録音)
エスター・ブディアルジョ(ピアノ)

 インドネシアのピアニスト、エスター・ブディアルジョはThe Boston Globeで「彼女のタッチの繊細さと多様性、そして指の洗練された巧妙さと音楽精神に驚く」と評されました。
 ウィリアム・カペル国際ピアノコンクール優勝など、世界的評価を得ています。モシュコフスキによる編曲版のブラームスでは、歌心溢れる演奏で、エレガントなブラームスを聴かせてくれています。

 ※録音:2001年12月7日-8日、プロ・ピアノホール、ニューヨーク(アメリカ)
 ※使用楽器:Kawai EX 2186001
 
 

PPR224534
【旧譜】
¥2500
ゴドフスキーのピアノ・ソナタ ホ短調、
 その難曲に挑むアダム・アレクサンダー

  ゴドフスキー:ピアノ・ソナタ ホ短調
アダム・アレクサンダー(ピアノ)

 ゴドフスキーのピアノ・ソナタ ホ短調は難曲として知られています。その難曲に挑むのはカナダのピアニスト、アダム・アレクサンダー。
 その完璧な技術でこの難曲を見事に弾ききります。そのスリリングで緊張感あふれる演奏をご堪能ください。

 ※録音:2001年7月26日-27日、サニー・パーチェス・スタジオ(アメリカ)
 ※使用楽器:Humburg Steinway D 0180
 



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VMS



VMS199
¥2700→\2490
オーストリアiTunesチャート第2位になった!
 フローリアン・ベルナー(チェロ)
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番~第3番

 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008
  無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009
  無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007
フローリアン・ベルナー(チェロ)

 ベルナーが歌い上げるバッハの無伴奏チェロ組曲!

 ☆オーストリアiTunesチャート第2位!
 ☆フーゴ・ヴォルフ四重奏団のチェリスト、フローリアン・ベルナーが情感たっぷりに歌い上げるバッハ無伴奏!

 2021年5月にオーストリアにおけるiTunesのアルバム・チャートで2位にランクインするなど現在のオーストリアの音楽シーンをリードする大注目のチェリスト、フローリアン・ベルナー。
 これまで日本ではあまり録音に触れられる機会が多くなく知名度も高くありませんでしたが、今回注目の新譜が登場します。

 ベルナーは1973年ウィーンの出身。ウィーン音楽大学でアンジェリカ・メイとアルバン・ベルク弦楽四重奏団に師事したのち、イタリアでは世界的名手、マリオ・ブルネロにも学びました。
 1993年にフーゴ・ヴォルフ弦楽四重奏団を結成すると、同世代の弦楽四重奏団の中でも最もエキサイティングな存在として国際的名声を高め、現在も世界を股に掛け活躍しています。
 個人としては2007年から2013年まで、クラウディオ・アバドとダニエル・ハーディング指揮のマーラー室内管弦楽団に定期的に客演し、2007/08年にはニーダーエスタライヒ管弦楽団のゲスト・ソロ・チェリストを務めました。

 ウィーン楽友協会のムジークフェラインザールで行われた「モーツァルト・イヤー」にソリストとして出演したほか、ブレゲンツ音楽祭へのゲスト出演、テレビ東京でベートーヴェンのチェロ・ソナタのドキュメンタリーを制作するなど、多方面で活動を行っています。
 2016年からはムジークフェラインのアルバン・ベルク・アンサンブルの一員となり、ますますその名声を高めており、アメリカの様々な大学の教壇にも立っています。

 今回ベルナーが満を持して世に送り出すチェリストにとっての聖典ともいうべき不朽の名作、バッハの無伴奏チェロ組曲。ベルナーはニコロ・ガリアーノ1819年作の名器の深い音色を存分に引き出し、大きなスケールで情感たっぷりに歌い上げています。
 数多の名盤ひしめくバッハの傑作に、一聴に値する新たな定番の登場です。

 ※録音:2020年9月21日-29日、サン・ロレンツォ教会(カスタニェート・カルドゥッチ、イタリア)

 
 
 

VMS194
¥2700
沈黙からの脱出 ~ ライヴ・フロム・ロイジアルテ音楽祭2019
 アルヴォ・ペルト:
  ソルフェジオ、詩篇、アリヌシュカの回復への変奏曲、
  主よ,平和を与えたまえ、スンマ
 レオンハルト・レヒナー(ca.1553-1606):
  生と死についてのドイツ語の箴言
 ペルト:鏡の中の鏡
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ
クリスティアン・アルテンブルガー(ヴァイオリン)
リディア・アルテンブルガー(ヴァイオリン)
トマス・セルディツ(ヴィオラ)
パトリック・デメンガ(チェロ)
シルケ・アーフェンハウス(ピアノ)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
エアヴィン・オルトナー(指揮)

 2006年に創設され、オーストリア東部で最も人気のある現代音楽や文学の祭典として知られるロイジアルテ音楽祭の2019年のライヴ録音。
 エストニアからウィーンに移住したアルヴォ・ペルトの作品を中心とした構成のプログラムで、ウィーン国立音楽院とジュリアード音楽院で学び現在はウィーン国立音楽大学の教授も務めるドイツのヴァイオリニスト、クリスティアン・アルテンブルガーとその妻のリディア・アルテンブルガーをはじめ各方面で活躍する実力派が質の高い演奏を繰り広げています。

 ※録音(ライヴ):2019年、ランゲンロイス(オーストリア)
 




ALBANY


TROY 1850
¥2400
「変化 transformations」
 レオン・カーシュナー(1919-2009):
  ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲第2番(2002)
 セッションズ(1896-1985):
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1953)
 セッションズ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(1978)
 シェーンベルク:幻想曲
エリザベス・チャン(ヴァイオリン)
スティーヴン・ベック(ピアノ)
アルバート・パリーニ(チェロ)

 シェーンベルク、セッションズ、カーシュナー、20世紀アメリカのヴァイオリン作品集!

 DDD、62'54

 「変化 transformations」と題された近現代室内楽作品集。
 ニューヨーク生まれの米国の作曲家、レオン・カーシュナー(1919-2009)はカリフォルニア大学でアーノルト・シェーンエルクに学んでおり、21世紀に入るまで長年活躍した。
 ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲第2番は2002年、カーシュナーが80歳を超えてからの作品。師匠譲りのモノトーンの音楽に加え、老境のカーシュナーの穏やかな芯の強さが映えている。ロジャー・セッションズ(1896-1985)は言うまでもなく人気作曲家。無伴奏ヴァイオリン・ソナタは1953年、ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲は1978年の作品。
 エリザベス・チャンは米国で独奏者としてまた室内楽で活躍するヴァイオリニスト。
 
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TROY 1847
¥2400→\2190
アメリカ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者
 ピーター・ウィノグラード
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集

 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
 ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
ピーター・ウィノグラード(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ウェストフォール(ピアノ)

 録音:2019年5月23,25,29日、DDD、71'13

 ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集。
 ピーター・ウィノグラードはアメリカ弦楽四重奏団(1974年創設)の第1ヴァイオリン奏者を1990年から務めており、ここでもソリスト的なヴァイオリンではなく、室内楽的な渋めの演奏で、それがブラームスとよく合っている。
 

ピーター・ウィノグラード。
 ほのぼのとした穏やかな演奏を聴かせてくれます。
 こういう朴訥で落ち着いた演奏がいいですね・・・。
 

TROY 1849
¥2400
ジャネット・アームズ・プレイズ・ロバート・カート&
 ラリー・アラン・スミス

  ロバート・カールカール:
   川の蛇行
   鳥と花
   浮遊の形態
   ソナティーナ「音と隙間の踊り」
  ラリー・アラン・スミス:
   私は君に付いて行く...君は私に付いて来る
   狂気と歓喜の1時間
   3つのフルートのための三重奏曲
   フルート四重奏のためのスキャット
ジャネット・アームズ(フルート)
ジョン・マクマーテリー(フルート)
シャノン・ヴァンズーラ(フルート)
アリソン・ヒューズ(フルート)
ナタリア・カミンスカ=パラーツィク
 (フルート)
ジェス・ゴルドバーグ(ピアノ)

 録音:2015年12月17日 米国 コネティカット州 ハートフォード、2014年6月3日 米国 ニュージャージー州 ウェイン、2019年1月29日 米国 コネティカット州 ハートフォード, DDD、48'19

 米国の作曲家、ロバート・カールと、ラリー・アラン・スミスによるフルート作品集。カールは日本に深く関心を持っている様子で、2007年には3か月日本に滞在。「浮遊の形態」には明らかに尺八からの影響が伺える。
 スミスはパリでナディア・ブーランジェに学んでおり、フランス近代音楽の影響が色濃い。
 中心となっているジャネット・アームズはニューヨーク・シティを拠点とするフルート奏者で、ニューヨークの様々なオーケストラで演奏している。
 
 

TROY 1852
¥2400
「ドン・ウォーカー(b.1941):作品集」
 (1)ホルンとピアノのための3つの小品
 (2)管弦楽のための3つの円形演技場
 (3)トランペットとピアノのための2つの小品
 (4)アイスキュロスの「ペルシア人」に
 (5)ポーランドの王
 (6)「最後の言葉」~管弦楽のための
 (7)金管楽器とピアノのための二重変奏曲
 (8)「ついに」~管弦楽のための
(1)(7)マーティン・ノヴァク(ホルン)
(3)(7)トマーシュ・プロコップ(トランペット)
(5)(7)ヴィト・マトロハ(トロンボーン)
(1)(3)(5)(7)マーティン・プロハスカ(ピアノ)
(2)(6)島田俊行(指揮)
 モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団
(4)(8)アンドレアス・バウムガルトナー(指揮)
 OGZM管弦楽団

 録音年・場所不詳、DDD、53'20

 Albanyではおなじみの米国の作曲家、ドン・ウォーカー(1941-)の作品集。「寄せ集め A Mixed Bag」と題されている通り、金管楽器作品あり管弦楽作品あり。いずれも親しみやすい作風で楽しめる。
 東京生まれで15歳で米国に渡り、指揮者として海外で活躍する島田俊行が参加している。

 ※いずれの曲も録音年月日、収録会場などは明記されていません。
 
 

TROY 1853
¥2400
「アメリア・キャプラン:弦楽器を含む作品集」
 (1)(スト)リング・トーンズ
 (2)ギターでの瞑想
 (3)狂気の現状についての短い意見
 (4)スーパーヴィオラ 3.0
 (5)倍額補償
 (6)度を超え
(1)ゾラ四重奏団、(2)ポール・ライリー(G) 
(3)エリザベス・クロフォード(Cl)
 チャン・ユーファン(Va) 
(4)キャトリーン・マイドール(Va)、
 ケティ・ネズ(Pf)
(5)チャン・ユーファン(Va)、
 チャン・メイチュン(Va)
(6)チャン・ユーファン(Va)、
 カート・フォーラー(Vc)
 ジン・スジン(Pf)

 録音:(1)2016年7月14日、(2)2018年1月26日、(3)2020年8月20日、(4)2017年1月15日、(5)2019年1月31日、(6)2018年5月14-15日
 全てインディアナ州 マンシーでの録音、DDD、60'26

 現代アメリカの作曲家によるトロンボーンとピアノもしくは3本のトロンボーンのための作品を収録。ジョディ・デイヴィスはカンザス・シティ響の首席奏者を務める他、各地のオーケストラと共演、ソリストとしても活動している。
 収録されている作品はいずれもトロンボーンの機能を最大限に生かした親しみ易い作風。
 ブラス関係者は必聴。
 
 

TROY 1854-55
(2CD)
¥4300
シーラ・シルヴァー(b.1946):連作歌曲集
 (1)「耐え難い美」(16曲)/(2)「愛すると」(3曲)/(3)「超越」(3曲)/
 (4)夜想曲/(5)「チャリーサ」(6曲)/(6)「耐え難い美」からの4つの歌
  (1)(2)ドーン・アップショー(S)/(1)(5)ルーシー・フィッツ・ギボン(S)/
  (1)ライザ・リニ・ハーマン(S)、ディアン・ミーク(MS)、リザ・リニ(Pf)、
   クリストファー・クーリー(Pf)、ティモシー・ロング(Pf)/
  (1)(5)ライアン・マカラフ(Pf)/(1)(6)イワマ・カヨ(Pf)/(2)(4)ギルバート・カリッシュ(Pf)/
  (3)シドニー・アウトロー(Br)、ウォーレン・ジョーンズ(Pf)/
  (4)ギルバート・カリッシュ(Pf)/(6)ステファニー・ブリズ(アルト)

 録音:(1)(No.15以外)(2)(4)(6)2019年9月20-23日 米国 ニューヨーク州 アナンデール・オン・ハドソン、(1)(No.15)(3)(5)2020年9月12-13日 米国 ニューヨーク州 ニューヨーク・シティ,DDD、140'29

 米国の作曲家、シーラ・シルヴァーの歌曲集。シーラ・シルヴァー(Sheila は日本ではしばしばシェイラとカナ表記されるが、英米ともシーラと読む)は1946年、ワシントン州シアトルの生まれ。カリフォルニア大学バークレー校で学んだ後、パリに留学しており、さらに1979年にはローマ賞の音楽作曲部門を受賞している。現在はニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の名誉教授。
 作風は、いかにも西海岸のネオロマンティック風。2曲だけだがドーン・アップショーが参加している。なお「チャリーサ」は、作曲者自身の解説によると、古代ギリシャの美女だという。
 
 

TROY 1856
¥2400
「マシュー・シュライバイズ(b.1980):作品集」
 (1)内側の真実
 (2)気付き
 (3)惑星Xを探して
 (4)―ということ(3曲)
 (5)サンドバーグ歌曲集(5曲)
(1)(3)ダニエル・ペスカ(ピアノ)
(2)(3)サミー・レスニック(クラリネット)
 ハンナ・ハーヴィッツ(ヴァイオリン)
(4)ディーター・ヘニングズ(ギター)
(5)トニー・アーノルド(ソプラノ)
 ティモシー・ワイス(指揮)
 ゾーン・コレクティヴ

 録音:時期不詳、オバーリンのオバーリン音楽院クロニック・ホール,DDD、67'38

 米国の作曲家で香港を拠点に活動しているマシュー・シュライバイズ(1980―)の作品集。いずれも2009年以降の最新作。比較的実験的な作風。「―ということ They say」は各曲の表題に繋がっている。
 サンドバーグ歌曲集は、米国の詩人カール・サンドバーグ(1878―1967)の詩に曲をつけたもの。トニー・アーノルドは米国の現代声楽曲を得意とするソプラノ。
 録音年月日は記載されていないが、米国、オハイオ州、オバーリンのオバーリン音楽院クロニック・ホールでの収録とある。
 
 

TROY 1857
¥2400
ニール・ロルニック:作品集
 (1)大海が都市を浸食する(2曲)
 (2)蜃気楼(3曲)
 (3)悪魔との取引(8曲)
ニール・ロルニック
 ((1)-(3)コンピューター、(2)ピアノ)
(1)VOXARE弦楽四重奏団
(3)ジェニファー・チェ(ヴァイオリン)
 キャスリーン・サパヴ(ピアノ)

 録音:(1)(2)2019年7月14,17日コロラド州 ガニソン、(3)2018年11月20日コロラド州 デンヴァー、DDD,56'21

 米国の作曲家、ニール・ロルニックの自作自演集。
 ニール・ロルニックは1970年代末からクラシック音楽にコンピューター音を加えた作品を発表し、この種の音楽の先駆者として知られる。音楽そのものはむしろ平易なもので、クラシック音楽を取り込んだゲーム音楽のようにも聞こえる。
 ロルニックは2002年からニューヨークを拠点としており、ここに収録されている3作品はいずれも2015年以降の最新作。「大海が都市を侵食する」は、RCP 代表濃度経路(詳しくは検索を)を参照した作品で、第1楽章では大阪も取り扱われている。
 
 

TROY 1858
¥2400
スーザン・キャンダー:室内オペラ
 「dwb(driving while black黒人運転)」
ロバータ・ガンブル(ソプラノ)
ニュー・モース・コード

 録音:2020年8月21-22日、DDD、46'00

 米国の作曲家、スーザン・キャンダーがソプラノのロバータ・ガンブルの台本に音楽を付けた室内オペラ「dwb(黒人運転)」の録音。この、ソプラノ、チェロ、打楽器のみによる40分ほどの小オペラは2020年3月19日に初演が予定されていたが、新型ウイルス禍によって流れてしまい、代わりに8月21-22日にまず音楽を録音、9月3-5日に映像を収録して、10月23日に映像として初演された。
 初演は好評で追加公演が行われたほど。dwbはdriving while blackの略で、黒人が運転しているというだけで自動車が不当に取り締まりを受けることを意味している。
 台本の設定に、時は今、場所はここ、と指定されているように、まさに現代米国の問題を取り上げている。
 台本作家でもあるロバータ・ガンブルは米国のベテランのソプラノ。ミズーリ州カンザス・シティを拠点としており、幅広く活躍している。 ブックレットに英文台本が掲載されている。
 
 
TROY 1859
¥2400
「フェニモア吹奏」~ジョゼフ・フェニモア(b.1940):木管楽室内楽作品集
 (1)クラリネット・ソナタ/(2)木管五重奏とピアノのための六重奏曲/
 (3)春のソナタ~フルートとピアノのための/(4)ロマンス~フルート、クラリネットとピアノのための/
 (5)オーボエとピアノのための二重奏曲/(6)木管五重奏とピアノのための六重奏曲第2番
  (1)デイヴィッド・ニーザマー(クラリネット)、チャールズ・シュナイダー(ピアノ)
  (2)(6)チェルシー室内アンサンブル、ジョゼフ・フェニモア(ピアノ)
  (3)ゲイリー・ショッカー(フルート)、デニス・ヘルムリッチ(ピアノ)
  (4)ティム・マロシュ(フルート)、ラリー・ガイ(クラリネット)、ジョゼフ・フェニモア(ピアノ)
  (5)ユージン・ボックス(オーボエ)、ジョゼフ・フェニモア(ピアノ)

 録音:(1)1976年11月18日ニューヨーク州 ビンガムトン、(2)(4)(6)1987年10月25日ニューヨーク州 ルードンビル、(3)1985年11月6日ニューヨーク州 オルバニー、(5)1989年11月6日ニューヨーク州 ニューヨーク,DDD、79'30

 米国の作曲家、ジョゼフ・フェニモアの木管楽器の室内楽作品集。
 ジョゼフ・フェニモアは1940年、ニューヨーク・シティの生まれ。長年に渡って作曲家、また教師として活躍している。
 このCDは過去の彼の作品の演奏をまとめたもの。録音状態が芳しくないものも含まれるが、フェニモアの洒落た音楽が楽しめる。
 
 

TROY 1860
¥2400
「ビールマイヤー:アンビエント・ワークス(環境作品集)」
 もう一つのパイロットの着陸誘導
 後方散乱/暗室聖域
 ラルゴ,モンテゴ/マニュメド
 聖マルティヌスの夏/時間がない
ダグ・ビールマイヤー(コンピューター)

 DDD、47'22

  米国のコンピューター音楽家、ダグ・ビールマイヤーによるコンピューター環境音楽集。環境音楽というもの自体が1970、80年代の流行のようになってしまっているが、それを21世紀的に刷新したようなもの。
 40年ほど前にそうした曲に夢中になった世代には受け入れやすく、知らない世代には新鮮に聞こえるだろう。いずれも2005年以降の製作。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD899
(1CD-R)
¥2700→\2490
20世紀のデンマーク音楽を牽引した
 エミール・レーセンの芸術
デンマーク放送交響楽団
デンマーク放送コンサート・オーケストラ*
 エミール・レーセン(1887ー1964):
  ヒマラン(デンマーク・ラプソディ)(1926)
    エミール・レーセン(指揮)[録音:1953年]
  シューベルトの主題による変奏曲(1928)
    アーネ・ハメルボー(指揮)[録音:1959年10月3日(コンサート・ライヴ)]
  グリーンランドの民謡(1934)
    トマス・イェンセン(指揮)[録音:1959年2月15日(コンサート・ライヴ)]
  歌劇《ある母親の物語》(1941) ~ 間奏曲
    トマス・イェンセン(指揮)[録音:1958年4月3日(コンサート・ライヴ)]
  喜歌劇《ファリネッリ》 ~ アリア集
   歌に翼あり/人生の優しさを追ったものは/人生のよろこび/そこに歌あり
    アクセル・シュツ(テノール)、エミール・レーセン(指揮)[録音:1941年11月25日]
  南ユランの旋律による幻想曲(1930)
    エミール・レーセン(指揮)[録音:1946年]
  デンマークのクリスマス・キャロルによる幻想曲(1933)
    トマス・イェンセン(指揮)[録音:1957年12月14日(コンサート・ライヴ)]
  デンマーク放送展覧会のファンファーレ(1950)
    エーリク・トゥクセン(指揮)[録音:1956年8月31日(コンサート・ライヴ)]
  ラジオフォニア(バーレスク・ラプソディ)(1950)*
    ハンス・ペーザー・オーセ(指揮)[録音:1969年(ライヴ TV プロダクション)]

 20世紀のデンマーク音楽を牽引し続けたエミール・レーセンの芸術。

 エミール・レーセン(1887-1964)は、コペンハーゲン生まれ。フランツ・リストの弟子シークフリト・ランゴーにピアノ、作曲家ヴィルヘルム・ローセンベアに音楽理論を学び、1911年、ピアニストとしてコンサート・デビューしました。
 レストランと劇場で演奏、編曲と作曲を手がけることからキャリアをスタート、1917年に初めてティヴォリ公園のオーケストラを指揮しています。
 デンマーク放送交響楽団の指揮者を務め、王立デンマーク劇場ではバレエの指揮を担当しました。管弦楽曲、バレエや歌劇など劇場のための音楽、映画音楽を主に作曲。カール・ニールセン作品のオーケストレーションも彼の業績のひとつです。Danacord がリリースする「トリビュート」アルバムには、レーセンの作品がレーセン自身とデンマーク放送ゆかりの指揮者による演奏で収録されています。

 ユラン半島北部のヒマラン地方のフィドル曲を素材に採り「H.C.ロンビュー風テクスチュア」の軽いオーケストラ曲にした「デンマーク・ラプソディ」《ヒマラン》。シューベルト没後100年の1928年に作曲された、四手のピアノ曲を主題とする《シューベルトの主題による変奏曲》。1933年に没した、グリーンランドの極地探検家クヌーズ・ラスムセンの追悼コンサートのための《グリーンランドの民謡》。アンデルセンの「暗い童話」に基づく歌劇《ある母親の物語》のメランコリックな〈間奏曲〉。有名なカストラート歌手を主人公にしたオペレッタ《ファリネッリ》は、現在も上演され、レーセンの代表作のひとつに挙げられる作品です。

 一世を風靡したデンマークのテノール歌手アクセル・シュツ(シェッツ)がHMVに録音した4つのアリアが収録されています。
 ドイツと国境を接した南ユラン地方の民謡10曲と、19世紀デンマークのキャロルを素材にした2つの《幻想曲》。デンマーク放送の25周年を記念する展覧会のオープニング「ファンファーレ」。雑多なラジオ番組をモンタージュした《ラジオフォニア》。初めて紹介されるコンサートのライヴ録音と放送録音が多数含まれるコレクションです。

 ※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



<映像>

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BEL AIR CLASSIQUES(映像)



BAC184
(DVD)
¥3500→\3190
パリ・オペラ座は、いかに作られたか
映像ドキュメンタリー『帝国のオペラ』

 パリ・オペラ座(ガルニエ宮)の建設
NYDX-50155
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 脚本: ステファン・ランドフスキ/映像監督: パトリック・カブア/編集:フランチェスカ・メラーニ/制作: フランソワ・デュプラ、パトリシア・ウタール(ベルエール・メディア)
 収録時間: 90分/音声: フランス語 PCMステレオ2.0(DVD)/字幕:日本語・英語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region DVD...片面二層ディスク

 【パリを代表するモニュメント、パリ・オペラ座(ガルニエ宮)は、いかに作られたか】
 パリ・オペラ座 ー この絢爛豪華な建物もひと度、上演がはね人々が去れば地下に広大な貯水槽を持ち怪人の跋扈する不気味な空間となる ー 作家ガストン・ルルーがこの建物に触発されて描いた物語「オペラ座の怪人」は、幾度も映画化されミュージカルとなり、人々のオペラ座への興味をそそってきました。
 時はフランス第2帝制時代。ナポレオン3世の命によるパリ改造計画の一環として帝都パリにふさわしい新オペラ座建設計画が具体化。建築設計の公開コンペが行われ、多数の応募作の中から採用されたのが、無名の若き建築家シャルル・ガルニエの設計案でした。
 普仏戦争に敗れたフランス第2帝政が瓦解、それに続くパリ・コミューンの叛乱と第3共和政に至る激動の時代を乗り越え、15年の年月を掛けて、ガルニエは豪華なファサード、絢爛たる大ロビー、見る者を圧倒するような大階段を擁する新オペラ座を完成させました。
 本映像は、エッフェル塔、凱旋門とならびパリを代表するモニュメントのひとつパリ・オペラ座の竣工に至る物語を歴史的、文化的な事件、事象を背景に、まるで上質なミステリーを読むかのようにスリリングに描き出しています。

 
 



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NAXOS(映像)



2.110689
(2DVD)
¥4000→\3690
ディエゴ・ファソリス(指揮)/ミラノ・スカラ座
モーツァルト(1756-1791):歌劇《偽りの女庭師》全3幕(1775)

   台本: ジュゼッペ・ペトロセリーニ(伝)



  ドン・アンキーゼ(ラゴネーロの市長)...クレシミール・スパイサー(テノール)、
  ヴィオランテ(庭師サンドリーナと名乗る侯爵令嬢)...ジュリー・マルタン・デュ・テイユ(ソプラノ)、
  ベルフィオーレ伯爵...ベルナール・リヒター(テノール)、
  アルミンダ(ミラノの淑女)...アネット・フリッチュ(ソプラノ)、
  騎士ラミロ...ルチア・チリッロ(メゾ・ソプラノ)、
  セルペッタ(市長の小間使い)...ジューリア・セメンツァート (ソプラノ)、
  ナルド(ヴィオランテの侍従)...マッティア・オリヴィエーリ(バリトン)、
  フォルテピアノ...ジェームズ・ヴォーガン、チェンバロ...パオロ・スパダーロ
  ミラノ・スカラ座管弦楽団(ピリオド楽器使用)、
  ディエゴ・ファソリス(指揮)
NBD0129V
(Blu-ray)
¥4000→\3690
NYDX-50160
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 演出: フレデリック・ウェイク=ウォーカー(2014年グラインドボーン音楽祭での初上演に基づく)
 装置&衣装デザイナー: アントニー・マクドナルド/照明: ルーシー・カーター/映像ディレクター: ダニエラ・ヴィスマーラ
 映像収録...2018年10月11日ミラノ・スカラ座(イタリア)/収録時間: 179分
 音声: イタリア語歌唱 PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・イタリア語・英語・ドイツ語・ドイツ語・韓国語
 画角:16/9 NTSC All Region DVD DVD...片面二層ディスク×2 Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i High Definition

 【若きモーツァルトの自信作を鬼才ディエゴ・ファソリスの指揮で!】
 ドン・アンキーゼ市長は屋敷に住み込みの女庭師サンドリーナに夢中。今日も口説きにかかっています。そして使用人のナルドは小間使いのセルペッタにぞっこん。しかしセルペッタはもっと若い男がいいと軽くあしらいます。
 そんな時、市長の姪アルミンダがベルフィオーレ伯爵を伴い来訪します。実はこの伯爵、今はサンドリーナと名乗るヴィオランテの元恋人。やきもちからヴィオランテ(サンドリーナ)を刺してしまい逃走していたのです。ヴィオランテはベルフィオーレを探すために女庭師として市長の家に潜伏、そして彼女の侍従ロペルトもナルドと名を変え、市長宅に住み込んでいたのです。ベルフィオーレは、サンドリーナが死んだはずのヴィオランテにそっくりなことに気が付きますが...。

 1775年、19歳の誕生日を目前に控えたモーツァルトの歌劇《偽りの女庭師》がミュンヘンのザルヴァートル劇場で初演されました。
 この作品はイタリア語歌唱で上演されますが、モーツァルト自身の手により、後にドイツ語のジングシュピールに改作されたり、二部からなる序曲に追加の楽章を加え交響曲とされるなど、モーツァルトのお気に入りの作品でもありました。
 ヴィオランテとベルフィオーレの二重唱をはじめとする魅力的な音楽の数々に、若きモーツァルトの優れた才能が満ち溢れています。
 この上演は2014年のグラインドボーン音楽祭で初披露されたフレデリック・ウェイク=ウォーカーの演出を踏襲するものですが、2018年のスカラ座のリバイバルでは、スカラ座管がピリオド楽器に持ち替えるとともに、クレシミール・スパイサーやジュリー・マルタン・デュ・テイユら強力な歌手を起用し、古楽演奏の権威ディエゴ・ファソリスのタクトが陰影に富む表情と軽快なテンポで全体をまとめ上げています。

 
 




OPUS ARTE(映像)



OA1336D
(DVD)
¥3600
ジャック・オッフェンバック(1819-1880):
 喜歌劇《青ひげ》全3幕

  台本: アンリ・メイヤック&リュドヴィク・アレヴィ
  原作: シャルル・ペローの童話『青ひげ』

 特典映像
  ◎オッフェンバック物語
  ◎キャスト・ギャラリー
青ひげ...ヤン・ブロン(テノール)
サフィール王子...カール・ガザロシアン(テノール)
フルレット...ジェニファー・クルシエ(ソプラノ)
ブロット...エロイーズ・マス(メゾ・ソプラノ)
ポポラニ...クリストフ・ゲイ(バリトン)
オスカル伯爵...ナビル・スリマン(バリトン)
ボベーシュ王...クリストフ・モルターニュ(テノール)
クレマンティーヌ王女...
 アリーヌ・マルタン(メゾ・ソプラノ)
リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮...カリーネ・ロカテッリ)
ミケーレ・スポッティ(指揮)
OABD7290D
(Blu-ray)
¥4400
NYDX-50164
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 演出: ロラン・ペリー クリスティアン・レートとの共同制作/装置デザイン: シャンタル・トマカミーユ・デュガスとの共同制作
 衣装: ロラン・ペリージャン=ジャック・デルモットとの共同制作/照明デザイン: ジョエル・アダン
 収録: 2019年6月25日、29日 リヨン歌劇場/収録時間: 123分(本編)+58分(特典映像)
 音声: フランス語歌唱 PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・フランス語・英語・ドイツ語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region DVD DVD...D片面二層ディスク Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i High Definition

 【オッフェンバック演出のスペシャリスト、ロラン・ペリーによる風刺と愉悦に満ちた《青ひげ》登場!】
 村の羊飼いのダフニス(実はサフィール王子)と、花売り娘のフルレット(実は王女エルミア)は公認の恋人同士、今日も愛を語り合っています。そこへやってきたのは牛飼いの娘ブロット。彼女がダフニスに色目を使っていると、錬金術師のポポラニが現れます。
 彼は青ひげの6番目の妻を探しに来たと語り、村の女たちを集め、くじ引きを行います。くじが当たったのはブロットでした。そこに居合わせたボベーシュ王の長官オスカル伯爵は、くじ引きに使われた籠が王家のものであることを見抜きます。
 以前、川に流されてしまった王女を探していたオスカル伯爵は、籠の持ち主フルレットが行方不明の王女エルミアであると確信します。彼女を連れて王宮に戻ろうとした矢先、新しい妻を探しにやってきた青ひげ公はフルレットに一目ぼれ。しかしポポラニは「新妻はくじ引きでブロットに決定した」と青ひげに伝えますが...

 この作品はペローの童話『青ひげ』を題材にした全くのパロディ。作曲当時、世を治めていたのは無類の漁色家として知られるフランス第二帝政の皇帝ナポレオン3世。
 この作品はナポレオン3世を始めとした治世者たちへの鋭い風刺として、コミカルに描かれた登場人物を笑いとばし、市民たちの鬱憤をはらしていたのです。
 このリヨン歌劇場での上演を監督したのは独創的な演出で知られるロラン・ペリー。個性の強い登場人物たちを現代的な舞台にうまく配置し、一見残酷なストーリーに独特のユーモアを加えることに成功しています。
 題名役を歌うのはフランスのテノール歌手ヤン・ブロン。甘く美しい声が「青ひげ」の特異なキャラクターを引き立てています。可憐なフルレット役にはフランスを中心に人気を博すソプラノ、ジェニファー・クルシエ。
 そして物語を牽引するブロット役は、独特のコクを感じさせる味わい深い歌唱と演技で聴衆を魅了するエロイーズ・マス。新鋭ミケーレ・スポッティの流麗で生気に満ちたタクトが、オーケストラと歌手、合唱から愉悦に満ちたオッフェンバックの音楽の魅力を存分に引き出しています。

 特典映像としてクラシック・ドキュメンタリーの名匠ライナー・モーリッツによる50分のドキュメンタリー「オッフェンバック物語」を収録。
 演出家のロラン・ペリー、バリー・コスキー、指揮者のエンリケ・マッツォーラ、歌手のフェリシティ・ロット、ヤン・ブロンらが、自ら参加した舞台映像(《美しきエレーヌ》、《天国と地獄》、《青ひげ》、《ホフマン物語》)を交えながら、オッフェンバックの生涯とその作品の魅力を語る必見映像です。

 
 















6/9(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2464
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ダウスゴー(指揮)&ベルゲン・フィル
1873年原典版のノーヴァク校訂第1稿、ブルックナーの交響曲第3番

 ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB.103
  (1873年原典版ノーヴァク校訂第1稿)
トーマス・ダウスゴー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団

 1873年原典版のノーヴァク校訂第1稿で演奏!ダウスゴーらしい刺激的にして繊細な緩急も交えたブルックナーの交響曲第3番。

 セッション録音:2019年6月17-21日/グリーグ・ホール、ベルゲン(ノルウェー)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、56'35
プロデューサー、エディティング&ミキシング:インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)/エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACDハイブリッド盤。
 数多くの録音で評価を集めるトーマス・ダウスゴー。ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団を振った交響曲第6番(KKC-6150 / BISSA-2404)は、レコード芸術誌(2020年5月号)の特集「新時代の名曲名盤500」にて同曲のベスト・ワン・ディスクに選ばれており、数多の名盤が揃う同曲でダウスゴー盤がその筆頭として注目されております。期待の新録音は交響曲第3番です!

 当録音では1873年の原典版のノーヴァク校訂第1稿を使用して演奏しております。
 「私がこの交響曲を知ったのは第3稿(1889年稿)でしたが、1873年の原典版のスコアに立ち返ったとき、自分自身と完全に調和し、そのユニークで実験的なスタイルは最初から最後まで光り輝いていました。
 絶望と恍惚を感じる、これこそがブルックナーの最も崇高な部分であり、どの版を選択すべきかを自然と導いてくれるものだと思います」と語るダウスゴー。
 ワーグナーに献呈されたこの交響曲第3番をダウスゴーらしい刺激的にして繊細な緩急を交えた演奏で聴かせます!

 交響曲第3番の演奏時間は第1 楽章:19'15、第2楽章:15'51、第3楽章:6'05、第4楽章:14'28=56'35です。

 




(ブルックナー交響曲第3番1873年原典版第1稿について、昔書いたコメント)

 ブルックナーの交響曲第3番。ブルックナーの交響曲の中でもユニークなエピソードをもち、ブルックナー・マニアでない人にも非常に聴きやすい作品。

 ブルックナーはこの曲を1872年に着手。
 この曲を制作中、交響曲第2番と書きかけの第3番の楽譜を持ってワーグナーを訪ね作品献呈を申し出たそうである。なかなか思い切ったことをする。ただ奥さんのコジマは乞食が物乞いに来たと思ったらしく、ワーグナーも忙しかったのでさっさとブルックナーを追い返したのだが、残された楽譜を見て仰天、ブルックナーを追いかけて絶賛したという。
 献呈を許諾された夜、ブルックナーはワーグナーと飲みすぎて泥酔、ワーグナーが献呈を許した曲が2番か3番か分からなくなって後から確認したというチャーミングな話が残っている。

 そうしてこの交響曲第3番は1873年に初稿(第1稿または1873年稿)が完成した。

 1875年、ウィーン・フィルによって初演が計画されたが、リハーサルでオーケストラが「演奏不可能」と判断し、初演は見送られる。
 それを受けて1876年、ブルックナーは大幅改訂を試み、1877年に完成(第2稿、または1877年稿)。ブルックナー自身がウィーン・フィルを指揮して初演となった。
 しかしブルックナーの指揮が下手だったこともあり観客が次々と帰ってしまい、終演時にはほとんど誰も残っていなかったという(ただ、残っていた客の中にマーラー青年がいたらしい)。

 その後1878年、出版に合わせて一部修正。
 さらに1888年、大幅改訂され、1889年に完成(第3稿、または1889年稿)。1890年にハンス・リヒター指揮ウィーン・フィルによって初演され、今度は成功を収めた。


 で、この作品、ワーグナーに献呈されたことから「ワーグナー交響曲」と呼ばれていて、最初に書いた第1稿には、ワーグナーの楽劇の旋律の引用が随所に見られる。
 そのひとつが第2楽章のタンホイザー引用シーン。
 ブルックナーの音楽がいつのまにかワーグナーに変わり、しかもワーグナーよりもかっこいいのである。
 「青は藍より出でて藍より青し」などというとワーグナー・ファンに怒られるかもしれないが、ことこのシーンについてならそういっても許されるだろうというくらい美しく壮麗で雄大。

 しかしその感激の場面を含め、せっかくのワーグナー引用音楽は、第2稿・第3稿と改訂が進むにつれ削除されてしまった。
 なので一般的に演奏されることの多い第2稿・第3稿を聴いても「ワーグナー交響曲」の醍醐味は味わえない。

 この曲の愛称である「ワーグナー交響曲」を愉しもうと思うと第1稿を聴かないといけないわけである。





ダウスゴー(指揮)&ベルゲン・フィル
ブルックナーの交響曲
、前作第1弾は第6番!



 BIS SA 2404
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ダウスゴーがベルゲン・フィルとブルックナーの交響曲第6番
 ブルックナー:交響曲第6番 イ長調(1879-81)
  (I.14'54"+II.16'38"+III.8'04"+IV.12'40"=53'21")
トーマス・ダウスゴー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団

 鮮烈なオーケストレーションで現代的感覚満点。ダウスゴーがベルゲン・フィルとブルックナーの交響曲第6番を録音!

 セッション録音:2018年6月/グリーグ・ホール、ベルゲン(ノルウェー)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、53'21"

 SACD ハイブリッド盤。スウェーデン室内管弦楽団の音楽監督として多くの録音でも知られるデンマークの指揮者トーマス・ダウスゴー。
 当アルバムではノルウェーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団を振りブルックナーの交響曲第6 番を録音しました。

 ダウスゴーといえば鮮烈なオーケストレーションで現代的感覚満点。一方でピリオド・アプローチも取り入れなど、独自の解釈のもとダイナミックな音楽づくりが魅力です。
 大期待のブルックナーでも抜群のセンスでダウスゴーならではの解釈で新鮮な空気を吹き込みます。ベルゲン・フィルの新たな一面をのぞかせる注目のリリースです。

 




AULICUS CLASSICS



ALC0033
¥2600
ゾラ・スローカーが参加!イェナーの室内楽作品集!
 グスタフ・イェナー:
  クラリネットとピアノのためのソナタ ト長調
  クラリネット、ホルンとピアノのための三重奏曲変ホ長調
パオロ・ベルトラミーニ(クラリネット)
ゾラ・スローカー(ホルン)
ロベルト・アロージオ(ピアノ)<

 ホルンのゾラ・スローカーが参加!ブラームス唯一の弟子イェナーの室内楽作品集!

 ブラームスが認めた唯一の弟子であり、父はスコットランド出身の医師だったドイツの音楽家、グスタフ・イェナー(1865-1920)の「クラリネット」が主役の室内楽曲2選!
 父親の自殺という苦難、師であるブラームスの厳しい指導を乗り越えたイェナーは、その師の庇護もありマルブルク大学の音楽監督兼指揮者に就任。
 作曲家としてもブラームス以降のドイツにおいて数々の優れた室内楽作品を遺し、これらの作品からはブラームスからの色濃い影響にイェナー独自の作風の融合が見られます。

 ルガーノのスイス・イタリア語放送管弦楽団(スイス・イタリアーナ管弦楽団)の首席クラリネット奏者であり、イタリア人として初めて「プラハの春国際音楽祭」において第1位(1996年)を受賞するなど、華々しい経歴を持つパオロ・ベルトラミーニと共にこのイェナーの作品集で重要な役割を果たしているのはゾラ・スローカー!
 トロンボーン界のレジェンドの1人、ブラニミール・スローカーの娘であり、トーマス・ミューラー、エーリッヒ・ペンツェル、そしてラドヴァン・ブラトコヴィチにホルンを師事。現在はベルトラミーニと同じスイス・イタリア語放送管弦楽団で首席奏者を務めており、スイスを拠点として大活躍中の名手です。

 ※録音:2019年10月、テレシネサウンド(ローマ、イタリア)

 
 
 


ALC0031
¥2600

モーツァルトとシューマンの「ピアノ四重奏曲」
 モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
 シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47

ガブリエレ・ピエラヌンツィ(ヴァイオリン)
ロッコ・フィリッピーニ(チェロ)
フランチェスコ・フィオーレ(ヴィオラ)
アルフォンス・コンタルスキー(ピアノ)

 ローマ出身のガブリエレ・ピエラヌンツィとフランチェスコ・フィオーレ、スイスの名手ロッコ・フィリッピーニ、そしてドイツのアルフォンス・コンタルスキーによる多国籍クヮルテットが描くモーツァルトとシューマンの「ピアノ四重奏曲」の世界。
 惜しくもアルフォンス・コンタルスキーは2010年、ロッコ・フィリッピーニは2021年に他界してしまったため、彼らが遺した室内楽奏者としての至芸に接することのできる貴重な機会と言えるでしょう。

 ※録音:1999年2月、オラトリオ・デル・カラヴィタ(ローマ、イタリア)
 
 

ALC0025
¥2600

シューベルトの「Op.100」、
 メンデルスゾーンの1839年作曲の傑作「Op.49」をカップリング

  シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.100
  メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49

トリオ・ヘルビッヒ
 〔アルベルト・ミーナ(ヴァイオリン)、
  カルロ・オノリ(チェロ)、
  ミケーレ・ダンブロージオ(ピアノ)〕


 サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の第2ヴァイオリンのセクション・リーダーを務めるアルベルト・ミーナと、同オーケストラのチェロ・セクションの副首席を務めるカルロ・オノリ、アルド・チッコリーニやハンス・レイグラフに師事し、レスピーギやカゼッラなどイタリア音楽のスペシャリストとして高名なピアニスト、ミケーレ・ダンブロージオがトリオを結成!
 1975年にスタンリー・キューブリック監督が映画「バリー・リンドン」のサウンドトラックとして第2楽章を採用したシューベルトの「Op.100」、メンデルスゾーンの1839年作曲の傑作「Op.49」をカップリングしています。

 ※録音:2019年1月、テレシネサウンド(ローマ、イタリア)
 



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エリザベート王妃国際音楽コンクール
(QUEEN ELISABETH COMPETITION)



QEC2021
(4CD)
¥5300→\4890
日本先行発売
 務川慧悟、阪田知樹が入賞!
  『エリザベート王妃国際音楽コンクール ピアノ部門2021』

 【CD 1】
  1-4. ブラームス: ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op. 83/ジョナタン・フルネル
  5. ブルーノ・マントヴァーニ: 妖精の庭から/セルゲイ・レドキン
  6. ピエール・ジョドロフスキ: 夜想曲/ジョナタン・フルネル
 【CD 2】
  1-3. ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op. 30/セルゲイ・レドキン
  4-7. シューマン: ピアノ・ソナタ第3番へ短調(管弦楽のない協奏曲)Op. 14/ドミトリ・シン
  8. ショスタコーヴィチ: プレリュードとフーガ 変ニ長調 Op. 87-15/務川慧悟
 【CD 3】
  1-3. モーツァルト: ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488/ヴィタリ・スタリコフ
  4-6. モーツァルト: ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595/務川慧悟
  7. ラモー: ガヴォットと6つのドゥーブル/務川慧悟
 【CD 4】
  1. リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調/阪田知樹
  2. ブラームス: ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op. 24/ジョナタン・フルネル
  3. ショパン: 夜想曲第17番 ロ長調 Op. 62-1/ジョナタン・フルネル
  4. ドビュッシー: レントより遅く/セルゲイ・レドキン
 ヒュー・ウルフ指揮、ベルギー国立管弦楽団(CD1: 1-5/CD2: 1-3)
 フランク・ブラレイ指揮、ワロニー王立室内管弦楽団(CD3: 1-6)

 <エリザベート王妃国際音楽コンクールにおけるライヴ録音>
 2021年5月10,12-15日 ブリュッセル、フラジェ、スタジオ4(下記以外)
 2021年5月27日、29日 ブリュッセル、パレ・デ・ボザール(CD1: 1-5/CD2: 1-3)

 【日本先行発売!務川慧悟、阪田知樹が入賞のQEC2021】
 5月29日(日本時間30日)に閉幕したばかりのエリザベート王妃国際音楽コンクールから、熱演を収めたライヴ盤が早くも登場!
 エリザベート王妃国際音楽コンクールは、チャイコフスキー・コンクール、ショパン・コンクールと共に「世界三大コンクール」と呼ばれる屈指の名門コンクール。
 前身のウジェーヌ・イザイ・コンクール時代を含めれば、ピアノ部門の優勝者には、エミール・ギレリス(1938)、レオン・フライシャー(1952)、ウラディーミル・アシュケナージ(1956)、アブデル・ラーマン・エル=バシャ(1978)、フランク・ブラレイ(1991)、アンナ・ヴィニツカヤ(2007)、デニス・コジューヒン(2010)、ボリス・ギルトブルク(2013)など、錚々たる顔ぶれが並びます。
 2021年のピアノ部門は、当初予定の2020年から(新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で)1年延期されて開催。パンデミック後に開催される最初のメジャー・コンクールとして大きな注目を集めました。
 日本でも、ともに愛知県出身の務川慧悟と阪田知樹が入賞したことから新聞・テレビで紹介されたので、ご覧になった方も多いと思います。
 
 このアルバムにはセミ・ファイナルとファイナルから、入賞した6人のピアニストによる選りすぐりの演奏が収録されています。難関で知られるコンクールだけに、今年の入賞者6名は、すでにプロとしてのキャリアを築いている実力者が揃い、非常にハイ・レベルな演奏が繰り広げられました。
 無観客で行われたので、演奏終了を待ちきれずに拍手が沸き起こるといった場面はありませんが、それだけに集中して聴けて余韻まで味わえるのは2021年ならでは。
 どの演奏も高水準ですが、フルネルとレドキンは流石にどの曲も立派。そして第3位となった務川慧悟が弾くモーツァルト最後のピアノ協奏曲、第27番の味わい深さが印象的で、ラモーで聴かれるセンスもさすがです。フランツ・リスト国際ピアノ・コンクールの優勝者、阪田知樹(第4位)の鬼気迫るロ短調ソナタも大きな聴きもの。
 
 CD1の6はセミ・ファイナルの、5はファイナルのための新作課題曲です。

 <結果>
  第1位及び聴衆賞 ジョナタン・フルネル
  第2位 セルゲイ・レドキン
  第3位 務川慧悟
  第4位 阪田知樹
  第5位 ヴィタリ・スタリコフ
  第6位 ドミトリ・シン

 

 どうでもいいことだが、2017年に続いて今回も名手フランク・ブラレイが指揮している。それが聴きたかったりもする。
 




SOMM RECORDINGS


SOMMCD0635
¥2500
マンハッタンからモンマルトルヘ -
 ピアノ・デュオによるガーシュウィンとバーンスタイン
ジュリアン・ジェイコブソン(ピアノ)
マリコ・ブラウン(ピアノ)
  レナード・バーンスタイン(1918-1990):
   《ウェスト・サイド・ストーリー》- シンフォニック・ダンス(J.マストによる2台ピアノ編1998)
    1. I. Prologue: Allegro Moderato/2. II. Somewhere: Adagio/3. III. Scherzo: Vivace e Leggiero/
    4. IV. Mambo: Meno Presto/5. V. Cha-cha: Andantino con Grazia/
    6. VI. Meeting Scene: Meno mosso/7. VII. Cool - Fugue: Allegretto/
    8. VIII. Rumble: Molto allegro/9. IX. Finale: Adagio
  ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):
   10. 第2ラプソディ(J. ジェイコブソンによる4手ピアノ編 2014)..世界初録音
   11. パリのアメリカ人(J. ジェイコブソンによる4手ピアノ編 2016)..世界初録音
   12. ラプソディ・イン・ブルー(H. レヴァインによる4手ピアノ編 1943)

 録音 2020年8月26-28日メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)

 ジュリアン・ジェイコブソンとマリコ・ブラウン。2021年は2人のピアニストがデュオを結成してから10周年にあたります。
 この記念アルバムに収録されているのはアメリカを代表する作曲家、バーンスタインとガーシュウィンの名作集。
 バーンスタインの「シンフォニック・ダンス」は、ニューヨーク出身のピアニスト&作曲家ジョン・マストが1998年に2台ピアノ用に編曲したヴァージョンで演奏。
 時に超絶技巧を要求しつつエネルギッシュなオーケストラの響きを余すことなく伝え、華麗な演奏効果を生んでいます。
 かたや、ガーシュウインの「第2ラプソディ」と「パリのアメリカ人」はジェイコブソン自身による4手ピアノへのアレンジで、これが世界初録音となります。
 "狂乱の時代"と呼ばれる1920年代のパリの活気が描かれた名作「パリのアメリカ人」と、ニューヨークの通りを彷徨う人物を描いた「第2ラプソディ」、どちらもピアノ・デュオを知り尽くしたジェイコブソンならではの新鮮かつ親密なアレンジが施されています。
 そして「ラプソディ・イン・ブルー」は往年のジャズ・トランペッター、ヘンリー・レヴァインが1925年にアレンジし、ガーシュウイン自身も演奏したというヴァージョン。ここでも2人は作品の持ち味を最大に活かした見事な演奏を披露しています。
 
 

SOMMCD0634
¥2500
Romantic Revolution ドゥシェク/ショパン:ピアノ作品集
 ヤン・ラディスラフ・ドゥシェク(1760-1812):
  1-2. ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 Op. 35 No. 1
  3-4. ピアノ・ソナタ第12番 ト長調 Op. 35 No. 2
  5-7. ピアノ・ソナタ第13番 ハ短調 Op. 35 No. 3
 フレデリック・ショパン(1810-1849):
  8. 夜想曲 嬰ヘ長調 Op. 15 No. 2
  9. バラード第1番 ト短調 Op. 23
マイケル・ドゥセク(ピアノ..Steinway モデルD)

 録音 2020年7月17-18日 メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)

 英国を拠点に活躍するピアニスト、マイケル・ドゥセク。彼の名前はヴァイオリニスト、五嶋龍との共演で日本でもおなじみですが、実は苗字からもわかる通り、ボヘミア出身でイギリス・ピアノ楽派の基礎を築いたとされるヤン・ラディスラフ・ドゥシェクの子孫でもあります。
 ロマン派ピアノ音楽の先駆者とみなされるドゥシェクの作品は、シューマンやショパンにも影響を与えたとされており、このアルバムでは、ドゥシェクが1797年に作曲した3曲のソナタに、ショパンの夜想曲とバラード第1番を組み合わせることで、ドゥシェクの革新性とロマン派との共通性を探るとともに、ドゥセクからの偉大な祖先へのオマージュとなっています。
 
 


ARIADNE5012
¥2500
Favourite Orchestral Classics オーケストラ名曲集 フィルハーモニック・コンサート・オーケストラ
イアン・サザーランド(指揮)
 1. シャルパンティエ: テ・デウム - 前奏曲/
 2. コールリッジ=テイラー: 演奏会用小組曲 Op. 77 - ナネットの奇想曲/
 3. プロコフィエフ: バレエ音楽『ロメオとジュリエット』- 若いジュリエット/
 4. マスカーニ: 歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』- 間奏曲/
 5. ビゼー: 組曲『アルルの女』- メヌエット/
 6. グリーグ: 抒情小曲集 - ノルウェー農民の行進曲/
 7. ディーリアス: 春を告げるかっこうを聞いて/
 8. メンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』- スケルツォ/
 9. J.S.バッハ:羊は安らかに草を食み(W. ウォルトン編)/
 10. ファリャ: バレエ音楽『恋は魔術師』- 火祭りの踊り/
 11. ストラヴィンスキー: バレエ音楽『火の鳥』- 子守歌/
 12. コープランド:『ロデオ』 - ホー・ダウン/
 13. プッチーニ: 歌劇《修道女アンジェリカ》- 間奏曲/
 14. グリーグ: 抒情小曲集 - トロルドハウゲンの婚礼の日/
 15. ディーリアス: 歌劇《村のロメオとジュリエット》- 楽園への道/
 16. ハチャトゥリアン:『仮面舞踏会』- ギャロップ/
 17. ドビュッシー: 小組曲 - 小舟にて/
 18. ハチャトゥリアン: バレエ音楽『ガイーヌ』- 剣の舞/
 19. チャイコフスキー: バレエ音楽『白鳥の湖』- 情景

 録音1988年6月 BRスタジオ、ミュンヘン(ドイツ)1992年12月 NDRスタジオ、ハノーファー(ドイツ)

 1936年、グラスゴー出身の指揮者イアン・サザーランド。1966年からBBCスコティッシュ・ラジオ・オーケストラの指揮者に就任、1972年にオーケストラが改変されるまで、軽音楽を中心とした演奏で幅広い人気を獲得しました。
 その後はBBCコンサート・オーケストラにたびたび客演し、BBCラジオの「フライデー・ナイト・イズ・ミュージック・ナイト」に定期的に出演するなど幅広いレパートリーで聴衆を魅了しました。
 1980年代にはBBCラジオ・オーケストラに初の首席指揮者として就任し、1991年にオーケストラが解散するまで、バロック、クラシック、ロマンティック、コンテンポラリーの作品に加え、ハリウッドやブロードウェイのミュージカルまで数多くの作品を演奏した功績で知られています。
 このアルバムには、1988年と1992年にフィルハーモニック・コンサート・オーケストラと行った録音が収録されており、3世紀にわたる16人の作曲家のさまざまな作品を聴くことができます。
 祝祭的なシャルパンティエの「テ・デウム」からの前奏曲や、あまり耳にすることのないコールリッジ=テイラーの「ナネットの奇想曲」、熱狂的なハチャトゥリアンの「剣の舞」など、耳に楽しい名曲が次々と聞こえてくる楽しい1枚です。
 
 

SOMMCD0636
¥2500
英国歌曲の100年 第2集 ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
ネイサン・ウィリアムソン(ピアノ)
 ウィリアム・オルウィン(1905-1985): 歌曲集 A Leave - Taking 告別
  1. No. 1. The Pilgrim Cranes/2. No. 2. Daffodils/3. No. 3. The Ocean Wood/
  4. No. 4. Fortune's Wheel/5. No. 5. Study of a Spider/
  6. No. 6. The Two Old Kings/7. No. 7. A Leave - taking
 アラン・ブッシュ(1900-1995)&アラン・ロースソーン(1905-1971):監獄の歌曲集
  8. I. Andante lentamente (ブッシュ)/9. II. Andantino piacevole (ブッシュ)/
  10. III. Poco gravamente (ロースソーン)/11. IV. Andante (ロースソーン)12. V. Grave (ブッシュ)
 アラン・ロースソーン: ジョン・フレッチャーの詩による2つの歌曲
  13. Away, Delights/14. God Lyaeus
 エリザベス・マコンキー(1907-1994): 3つのドンネの歌..世界初録音
  15. A Hymn to God the Father/16. A Hymn to Christ/17. The Sun Rising
 ドリーン・カーウィゼン(1922-2003):
  18. Serenade..世界初録音/19. Noon..世界初録音/20. Echo (Seven Sweet Notes) ..世界初録音/
  21. The Ride-by-Nights..世界初録音/22. Clear Had the Day Been..世界初録音/
  23. Slow Spring..世界初録音/24. Echo (Who Called?) ..世界初録音

 録音 2020年7月15-16日 メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)

 第1集(SOMMCD0621)が高く評価されたジェイムス・ギルクリストとネイサン・ウィリアムソンによる「英国歌曲の100年」シリーズ。前作ではホルスト、クラーク、ガーニー、ブリッジの作品が紹介されていましたが、今回の第2集には5人の作曲家の作品を収録。ほとんど耳にすることのない歌曲ばかりが選ばれています。
 ドイツ後期ロマン派の影響が感じられるオルウィンの「告別」、エリザベス朝時代の古風な雰囲気とユーモアが融合したロースソーンの「ジョン・フレッチャーの詩による2つの歌曲」、ロースソーンとブッシュがドイツの社会主義の劇作家エルンスト・トラーの詩に付けた「監獄の歌曲集」に続き、ウィリアムソンが"劇的な感覚が吹き込まれた野心的な曲"と評価する女性作曲家マコンキーの「「3つのドンネの歌」と、同じくウィリアムソンが「真の想像力と表現力に富んだ珠玉の歌」と呼ぶオルウィンの妻カーウィゼンの7曲の歌。
 ギルクリストとウィリアムソンはそれぞれの歌曲が持つ魅力を最大に引き出し、聴き手に届けます。
 アルバムのために書き下ろされたウィリアムソンの詳細な解説(英語のみ)も読み応えがあります。
 



 

STRADIVARIUS

STR 37150
¥2400
武満徹(1930-1996):ギター独奏のための作品全集 フラヴィオ・ナティ(ギター)
 (1)ギターのための小品(1991)~シルヴァーノ・ブソッティ60歳の誕生日のために
 (2)-(5)すべては薄明のなかで(1987)
 (6)-(8)フォリオス(1974)
 (9)エキノクス(1993)
 (10)-(12)森のなかで(1995)
 (13)-(24)ギターのための12の歌(1977)
  1.ロンドンデリーの歌/2.虹の彼方へ(H.アーレン)/3.サマータイム(ガーシュイン)/
  4.早春賦(中田章)/5.失われた恋(J.コスマ)/6.星の世界(C.C.コンバース)/
  7.シークレット・ラヴ(S.フェイン)/8.ヒア・ゼア・アンド・エヴリウェア/
  9.ミシェル/10.ヘイ・ジュード/11.イエスタディ(9-11.J.レノン&P.マッカートニー)/
  12.インターナショナル(P.ドジェイテール)
 (25)最後のワルツ(レスリード&バリー・メイソン/武満編)(1983)

 武満生誕90年を記念して録音された最新盤!東京国際ギター・コンクール上位入賞のフラヴィオ・ナティ

 録音:2020年7月16-18日サン・ビアージョ教会、カティチアーノ [79:28]

 武満徹の作品は死後20年以上経てもその人気に陰りは全く見られず、むしろますます多くの人に愛され聴き続けられています。
 彼の残したギター独奏のための作品は既に多くのギタリストによって演奏、録音されていますが、ここにまた一枚、若くて優秀なギタリストによる武満作品集が生まれました。
 フラヴィオ・ナティは2012年にサンタ・チェチーリア音楽院を首席で卒業した後、オランダ、マーストリヒト大学で更に研鑽を積み今最もヨーロッパで注目を集めているギタリスト。
 最近では東京国際ギター・コンクールでも上位入賞を果たし、日本国内でもリサイタルを開いています。
 武満音楽に重要な沈黙と静寂、間の感覚は非常にデリカシーを持って演奏、また12の歌における歌心はイタリア人らしいカンタービレが生かされ実に美しい演奏になっています。
 何よりも艶やかな音色が武満の官能的な響きに更なる輝きを与えています。
 現代音楽と室内楽の録音を得意とするSTRADIVARIUSの繊細で鮮やかな音質も聴きどころです。
 
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STR 37168
¥2400→\2190
リリアーナ・ベルナルディ(Vn)
「無伴奏ヴァイオリンのためのオーストリアのバロック音楽Vol.2」

 ヨハン・ヨーゼフ・フィルスマイア(1663-1722):
  パルティータ第2番変ロ長調
  パルティータ第3番ハ短調
  パルティータ第4番ニ長調
 ニコラ・マッテイス(ca.1690-ca1737):
  幻想曲 ハ長調
  アリア・ファンタジア
リリアーナ・ベルナルディ(Vn)

 無伴奏ヴァイオリンのためのオーストリアのバロック音楽第2弾

 録音:2020年8月24-26日サンタ・マリア・アスンタ教会、ローマ [53:37]

 「フィルスマイア&ビーバー作品集(STR37147)に続くあまり知られることのないバロック時代のオーストリアの作曲家の無伴奏ヴァイオリンのための作品集第2弾。
 二人ともJ.S.バッハと同時代人である後期バロック時代の作曲家。フィルスマイアはヴァイオリニストとしてザルツブルクの宮廷で活動し作曲はH.I.ビーバーに師事した。無伴奏ヴァイオリンのための6つのパルティータは彼の最もよく知られた作品である。
 マッテイスはイタリア出身のヴァイオリニストで主にロンドンで活躍、在世時にはコレッリに次ぐ名ヴァイオリニストを謳われた。多くのヴァイオリン作品を作曲したが、そのほとんどは今日忘れられており、この20年ほどの間に再評価が進んでいる。
 フィルスマイアにせよマッテイスにせよバッハと同時代の作曲の様式を知る上で貴重な一枚。バロック音楽を得意とするStradivarius特有の美しい録音も大いに聴きどころ。




 リリアーナ・ベルナルデがフィルスマイアを弾いている1分ほどの動画。
 ちょっと不思議な映像になってます。

Vilsmayr: V Partita Prelude Harpeggio
https://youtu.be/rDnxnjN2mgA



リリアーナ・ベルナルディ
無伴奏ヴァイオリンのためのオーストリアのバロック音楽Vol.1


 STR 37147
\2400→\2190
「無伴奏ヴァイオリンのためのオーストリアのバロック音楽」
 フィルスマイア(1663-1722):
  (1)-(10)パルティータ第1番 イ長調
  (11)-(18)パルティータ第5番 ト短調
  (19)-(29)パルティータ第6番 イ長調
 ビーバー(1644-1704):
  (30)前奏曲 ニ長調
  (31)パッサカリア ト短調 「守護天使」
リリアーナ・ベルナルディ(ヴァイオリン)

 ビーバーとフィルスマイア師弟の無伴奏ヴァイオリン作品集!

 録音:2019年16-18日 イタリア,ヴィテルボ、55'32

 ザルツブルクにおける師弟、ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704)とヨハン・ヨーゼフ・フィルスマイア(1663-1722)の無伴奏ヴァイオリン曲集。
 フィルスマイアは残された作品が極めて少ないが、6つのパルティータは大変優れた作品で近年注目を浴びている。一つのパルティータには1分少々の楽章が多く連なり、変化に富んでいる。第5番ではスコルダトゥーラ(変則調弦)を採用。ここに収録された第1番、第5番、第6番、いずれもなかなかに聞き応えがある。
 リリアーナ・ベルナルディはイタリアのヴァイオリニスト。ローマ国立音楽院で学んだ後、ドイツのヴュルツブルク音楽大学やザルツブルクのモーツァルテウムなどで学んだ。



 

 
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STR 37144
¥2400→\2190
ロマンティックでブラジルの民族音楽の影響を受けた親しみ易い作風
ネイ・ロサウロ、彼の主要な協奏曲を収録

 ネイ・ロサウロ(b.1952):
  (1)ティンパニと弦楽のための協奏曲
  (2)マリンバと弦楽のための協奏曲第1番
  (3)マリンバ、ティンパニと管弦楽のための二重協奏曲
イヴァン・マンチネッリ(マリンバ)
ドメニコ・カニャッチ(ティンパニ)
(1)(2)ロベルト・モリネッリ(指揮)
(3)ジョージ・ぺーリヴァニアン(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団

 録音:2018年 [64:49]

 ネイ・ロサウロはブラジル、リオ・デジャネイロ出身のマリンバ、打楽器奏者で自らも作曲を盛んに行っており、このアルバムは彼の主要な協奏曲を収録している。
 難解な現代音楽臭は皆無でいずれもロマンティックで新古典主義的あるいはブラジルの民族音楽の影響を受けた親しみ易い作風。
 マリンバ、打楽器奏者の作曲だけあって演奏効果の高いグルーヴィでノリのよいラテン音楽が耳に心地よい。
 
 

STR 37148
¥2400
シモーネ・ピライーノ(b.1985):作品集
 光に向かって/ダンテへのオマージュ/夢/
 懐かしい痛み/会議の価値/ため息/
 ヴォカリーズ第1番/ヴォカリーズ第2番/
 沈黙/はしけ/習作第2番「音色」/
 光に向かって(ピアノ独奏版)
シルヴュー・ディマ(Vn)
ジョアッキーノ・ディ・ステファノ(Vn)
ガスパーレ・ダマート(Va)
ジュゼッペ・ナストロ(Vc)
アルベルト・マニアッチ(Pf)

 録音:2016-2019年 [52:58]

 シモーネ・ピライーノはパレルモ音楽院、アルトゥーロ・トスカニーニ音楽院で学び、室内楽から管弦楽曲、オペラまで幅広い作品を発表している作曲家。
 このアルバムには弦楽とピアノによる室内楽が収められている。彼の作風はこのディスクを聴く限りでは調性に基づくロマンティックで叙情的なものだが、ピアノのアルペジオに弦楽の息の長い旋律が歌われる辺りに若干のミニマリズムの影響を感じることが出来る。
 いわばイタリア風カンタービレの明るいギャヴィン・ブライヤーズと言った趣き。アンビエント、一種のサロン音楽としても楽しめる。
 
 

STR 37163
¥2400
「ソー・ファー」~マッテオ・リゴッティ(b.1980)作品集
 (1)Q(2013)~クラリネットのための
 (2)Q2(2013)~クラリネットのための
 (3)とろける頬として(2012)~ピアノのための
 (4)眩しさ(2013)~ギターのための
 (5)絶え間のないエコー(2019)~
  アコーディオンとアルト・サックスのための
 (6)金属の変更(2017)~
  エレクトリック・ギター、金属物とエレクトロニクスのための
 (7)蜘蛛の巣..一枚のガラス(2017)~サクソフォン四重奏のための
ロレンツォ・マルコロンゴ(Cl)
マウロ・トノッリ(G, エレキG)
アレッサンドロ・ジャノッティ(Pf)
マルゲリータ・ベルランダ(アコーディオン)
エマヌエーレ・ダルマソ(Aサックス)
マテオ・リゴッティ(エレクトリニクス)
クーゲル・アンサンブル

 録音:2017/2020年 [52:19]

 リゴッティはトレント音楽院でまずギターを学んだ後、スイスのルガーノ音楽学校で作曲と理論を学んだ。その後バートウィスル、ラッヘンマン、ベッツィ・ジョラスら、それぞれ作風が著しく異なる作曲家達の指導を受けた。
 彼の作風はエレクトロニクス、特殊奏法を駆使した音色、質感、テクスチュアの推移で構成されており、そういう意味ではラッヘンマンの影響が濃い。
 しかしもともとギターを学んだ作曲家らしく、パンク・ロック、ノイズ系ロックへの愛着も感じられ、ジョン・ゾーンのばりのアナーキーな音響が炸裂する。よってノイズ系が好きな人におすすめ。
 
 
STR 37167
¥2400
フランチェスコ・ペンニージ(1934-2000):ピアノ作品集
 6つの小品、ピアノのための音楽、後遺症、プロムナード、
 フラメンコ99、クワジ・カンタービレ、牧歌風に、
 カルロ・マリネッリのための縁起の良いアラベスク、
 メイビー・ブルース、とても大きな夜、他全24曲
ステファーノ・カシオーリ(Pf)

 録音:2020年 [50:02]

 フランチェスコ・ペンニージはダラピッコラの音楽に刺激を受け作曲を志した。同時にグラフィック・デザインと美術にも関心を示し、多くの美術作品を残している。
 作曲家として当初はドビュッシーなどの印象派の影響から始まり、新古典主義、やがて新ウィーン楽派の影響を強く受け12音技法による作品を多く手がけるようになる。
 このディスクでは20代の作品(新古典主義の影響が色濃い)から晩年までのピアノ独奏曲(晩年はロマン的なものに回帰している)が収められており、彼の創作の過程をこれ一枚で俯瞰出来る内容となっている。
 日本ではほとんど紹介されてこなかった作曲家の貴重な作品集。
 
 

STR 37173
¥2400
「ミンモ(ドメニコ)・ダンツァ合唱作品集」
 アヴェ・マリア(2010)/サンクトゥス(2012)
 アニュスデイ(2013/17)/サルヴェ・レジーナ(2016)
 パドレ・ノストロ(2011)/アヴェ・マリア(2014)
アレクセイ・A・エリザロフ(指揮)
サンクトペテルブルク
 「スタニスラフ・レグコフ」室内合唱団

 録音:2019年 [55:00]

 ドメニコ(ミンモ)・ダンツァの生年は不詳だが20世紀~21世紀の作曲家。
 彼はイタリア・プッリャ州に生まれ地元の大学で音楽を学んだ。教会の合唱指揮者として長年活動し、その傍ら宗教を題材にした混声合唱曲を多く作曲した。作風は確固とした調性で書かれており、J.S.バッハ、モーツァルト、あるいはロシア正教の聖歌と見紛うばかりの古典的な書法で作曲されている。
 しかしながら、ところどころバロック、古典派の作曲家が決して書くことのなかった音の動き、音の選び方がなされており、そういう点で紛れもない今日の音楽といえる。
 
 

STR 37174
¥2400
ロベルト・HP・プラッツ(b.1951):フルートのための作品集
 《夢以上》(2017)~コントラバス・フルートのための
 《ワンダーブロック》(2007/8)~アルト・フルートのための
 《ファウスト》(2018)~フルートのための
 《ホルトマン》(2019)~アルト・フルートのための
 《フルト・トリオ》(2010)~3本のフルートのための
 《その後I》(2003)~フルートのための
 《揺り木馬》(2003)~フルートのための
 《線香花火》(1997/2000)~アルト・フルートのための
 《ルフト・フルート》(2009)~フルートのための
 《カリンの塔》(2002)~フルートと磁気テープのための
 《レジタル》(1992/93)~
  フルート、アルト・フルート、バス・フルート、
   ピッコロと磁気テープのための
ロベルト・ファブリツィアーニ
 (コントラバスFl、バスFl、
  アルトFl、Fl、ピッコロ)

 録音:2019年フィレンツェ [77:55]

 ドイツの作曲家ロベルト・HP・プラッツの独奏フルートのための作品集。多くの作曲家から信頼される名フルーティストで自らも作曲するロベルト・ファブリツィアーニの妙技が聴ける一枚。
 プラッツはヴォルフガング・フォルトナー、シュトックハウゼンに師事、ラッヘンマンと並ぶ今日のドイツ現代音楽界の重鎮。指揮者としても広く活動している。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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STRADIVARIUS



STR 37189
【再発売】
¥2400→\2190
待望の再発売!
 リヒテル、晩年の奇跡
「リヒテル・プレイズ・ハイドン&モーツァルト」

 ハイドン:
  (1)ピアノ・ソナタ第20番ハ短調Hob.XVI-20
  (2)アンダンテと変奏 ヘ短調Hob.XVII-6
 モーツァルト:
  (3)幻想曲ハ短調K.475
  (4)ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) 

 リヒテルの晩年のハイドン&モーツァルトが待望の再発売!日本語オビ・解説付き!

 録音:(1)(2)1992年2月22日ジューク(フランス)、(3)(4)1991年10月2日ツーク(スイス)
 全てライヴ録音、79:41、2021年リマスター(STR33343の再発売)

 20世紀最高のピアニストの一人巨匠スヴャトスラフ・リヒテル(1915-1997)のライヴ録音再発売シリーズの最新巻。今回は1991年と1992録音のハイドンとモーツァルトです。
 リヒテルはハイドンを度々取り上げており、この92年録音の第20番は評価が高い。
 またモーツァルトの2曲も近い時期のライヴがPHILIPSからも発売になっていましたが別録音です。
 2021年のリマスター盤です。

  ※今回の発売にあたり、伊熊よし子先生にライナー・ノートを執筆いただく予定です。




先日紹介したSTRADIVARIUS
再発売のグリーグ/ドビュッシー



 STR 37179
(2CD)
【再発売】
\2400→\2190
リヒテルの晩年の名盤が待望の再発売
「グリーグ:抒情小品集より/ドビュッシー:前奏曲集第2巻より」
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) 
 CD1
  (1)グリーグ:抒情小品集より
   アリエッタOp.12-1/ワルツOp.12-2/夜警の歌Op.12-3/妖精の踊りOp.12-4/
   ハリングOp.38-4/カノンOp.38-8/蝶々Op.43-1/春に寄すOp.43-6/
   即興的ワルツOp.47-1/ノルウェー農民行進曲Op.54-2/スケルツォOp.54-5/
   鐘の音Op.54-6/秘密Op.57-4/彼女は踊るOp.57-5/郷愁Op.57-6/夢想Op.62-5
 CD2
  トロルハウゲンの婚礼の日Op.65-6/山の夕べOp.68-4/小妖精Op.71-3/
  森の静けさOp.71-4/過ぎ去りてOp.71-6/思い出Op.71-7/
  夏の夕べOp.71-2(アンコール)/夜想曲Op.54-4(アンコール)
 
 (2)ドビュッシー:前奏曲集第2巻より
   霧/枯葉/ヴィーノの門/妖精たちはあでやかな舞姫/
   ヒースの草むら/エジプトの壷(カノープ)(アンコール)

 リヒテルの晩年の名盤が待望の再発売!
 グリーグ:抒情小品集&ドビュッシー:前奏曲集のライヴ。初回入荷分に限り2枚組1枚価格の特価!

 録音:(1)1993年10月19日アテネ、10月28日コザニ(ギリシャ)、(2)1993年1月13日コゼンツァ(イタリア)、 全てライヴ、デジタル録音、51:14/50:21(STR33353の再発売)

 名演奏として名高いリヒテル(1915-1997)晩年のグリーグ:抒情小品集とドビュッシー:前奏曲集の抜粋がリマスターされ待望の再発売になります。
 グリーグは1994年の最後の来日公演と同じプログラムです。
 

 




<映像>

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バイエルン国立歌劇場自主レーベル
BSOrec(映像)

BSOREC1001
(2DVD)
¥4800→\4390
キリル・ペトレンコ(指揮)&バイエルン国立歌劇場
 コルンゴルトの歌劇《死の都》


 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):歌劇《死の都》Op.12(1920) 全3幕
   台本: パウル・ショット(エーリヒ&父ユリウス・コルンゴルトのペンネーム)
   原作: ジョルジュ・ローデンバックの小説『死都ブリュージュ』



 パウル..ヨナス・カウフマン(テノール)、
 マリエッタ/マリーの幻影..マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)、
 フランク/フリッツ..アンドレイ・フィロニャチク(バリトン)、
 ブリギッタ..ジェニファー・ジョンストン(メゾ・ソプラノ)、
 ユリエッテ..ミリヤム・メサク(ソプラノ)、
 リュシエンヌ..コリンナ・ショイルレ(ソプラノ)、
 ガストン/ヴィクトラン..マヌエル・ギュンター(テノール)、
 アルベルト伯爵..ディーン・パワー(テノール)
 バイエルン国立歌劇場合唱団&児童合唱団(合唱指揮..ステラリオ・ファゴーネ)、
 バイエルン国立管弦楽団、
 キリル・ペトレンコ(指揮)


BSOREC2001
(Blu-ray)
¥4800→\4390
NYDX-50158
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6050

 演出: サイモン・ストーン/演出アシスタント: マリア=マグダレーナ・クヮシク/装置デザイン: ラルフ・マイヤーズ/衣装デザイン: メル・ページ/照明デザイン: ローランド・エドリヒ/ドラマテイック・アドバイザー: ルーカス・ライプフィンガー
 バーゼル歌劇場の協力によるプロダクション/ビデオ・ディレクター: ミリアム・ホイヤー

 録音: 2019年12月 ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場(ライヴ)/収録時間: 143分
 音声: ドイツ語歌唱 PCMステレオ 2.0/DTS5.1(DVD) PCMステレオ 2.0/DTS-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・ドイツ語・英語・フランス語・韓国語
 画角:16/9 NTSC All Region DVD..片面二層ディスク×1、片面単層ディスク×1 Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i High Definition ※国内盤には日本語解説付き
 * Jonas Kaufmann appears courtesy of Sony Music Entertainment

 【バイエルン国立歌劇場自主レーベルBSOrec、第2弾はカウフマンとペーターゼンが歌う歌劇《死の都》】
 19世紀のブルージュ、若きパウルは亡くなった妻マリーを悼み街を彷徨います。そして出会ったのがマリーと瓜二つの踊り子マリエッタ。次第に夢と現実の境界が曖昧になるパウル..
 2019年の秋、バイエルン国立歌劇場で上演されたコルンゴルトの歌劇《死の都》のライヴ収録。強烈な印象を残すサイモン・ストーンの演出と、美しく陶酔的な旋律をオーケストラから精緻に引き出すキリル・ペトレンコの指揮のもと、ヨナス・カウフマンとマルリス・ペーターゼンが主役を歌ったこの上演は観客とメディアに大絶賛されました。狂気すれすれの迫真の歌唱を聴かせるカウフマン、女性のもつ様々な面を演じ分けるペーターゼン、そして彼らをとりまく歌手たちの見事な歌唱が聴きどころです。

 「まちがいなく聴く価値がある」..ベルンハルト・ノイホフ(BR KRASSIK)
 「見事に考え抜かれた、大胆なまでによくできた作品」..ナイル・フィッシャー(The Times)
 「キリル・ペトレンコがバイエルン国立管弦楽団を 興奮状態に導く」..マルクス・ティエル(Mu¨nchner Merkur)
 「これ以上の歌手は得られない」..(BR24)
 「《死の都》にとって、ミュンヘンのプロダクションよりも良いものは想像しがたい」..ジョシュア・バロン(The New York Times)

 バイエルン国立歌劇場は、17世紀に創設されたバイエルン選帝侯の宮廷歌劇場を起源とし、モーツァルトやワーグナーの歌劇を初演した歴史を持つドイツを代表する名門歌劇場。
 ハンス・フォン・ビューロー、ブルーノ・ワルター、ハンス・クナッパーツブッシュ、ゲオルグ・ショルティ、クレメンス・クラウス、ルドルフ・ケンペ、ヨーゼフ・カイルベルト、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、キリル・ペトレンコ..といった音楽史上屈指の名指揮者を音楽監督に迎え、錚々たる名歌手たちと築いて来た栄光の歴史を誇ります。



 今後の映像リリース計画(順不同、発売日未定)
 オーケストラはすべてバイエルン国立管弦楽団
 <映像作品>
  〇アブラハムセン: 歌劇《雪の女王》
   バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)、レイチェル・ウィルソン(メゾ・ソプラノ)、ピーター・ローズ(バス・バリトン)
   コルネリウス・マイスター(指揮) 収録: 2020年1月
  〇ストラヴィンスキー: 歌劇《マヴラ》、チャイコフスキー: 歌劇《イオランタ》
   バイエルン国立歌劇場オペラ・スタジオ、アレフティナ・ヨッフェAlevtina Ioffe(指揮) 収録: 2019年4月
  〇リヒャルト・シュトラウス: 歌劇《ばらの騎士》
   マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)、クリストフ・フィシェッサー(バス)、サマンサ・ハンキー(メゾ・ソプラノ)、ヨハネス・マルティン・クレンツレ(バリトン)、カタリーナ・コンラーディ(ソプラノ)
   ウラディーミル・ユロフスキ(指揮) 収録: 2021年3月

 
















6/8(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


PENTATONE



PTC 5186870
¥2600
天才ギタリスト、シベ~「巡礼」
 ①ファリャ:粉屋の踊り~『三角帽子』より
 ②ホセ:悲しみのパヴァーヌ~ギター・ソナタより第3 楽章
 ③モンポウ:歌と踊り第10 番(モンポウ自身によるギター編)
 ④サティ:ジムノペディ第1 番
 ⑤サティ:グノシエンヌ第1 番
 ⑥サティ:グノシエンヌ第3 番
 ⑦モンポウ:歌と踊り第6 番
 ⑧ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 ⑨ファリャ:クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌
 ⑩モンポウ:コンポステラ組曲
 ⑪プーランク:サラバンド
ショーン・シベ
 (ギター/マイケル・ジー2020年製作)

 天才ギタリスト、シベがコロナ禍の今届けたい思い。スペインとフランスの作品を組み合わせた情熱と安らぎを与えてくれる注目盤。

 セッション録音:2020年8月&11月/クライトン・カレッジ教会、ミドロシアン(スコットランド)/DDD、56'20、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ケイト・ロケット/レコーディング・プロデューサー:マシュー・スワン/レコーディング・エンジニア:デイヴ・ローウェル

 幅広いレパートリーを誇る天才ギタリスト、ショーン・シベがPENTATONE レーベル初登場。「巡礼」と題されたアルバムをリリースいたします!イギリス人と日本人の両親のもと、1992 年に生まれたシベはスコットランド王立音楽院で学び、その後イタリアでパオロ・ペゴラーロに師事。その後の活躍は目覚ましく2017年のロイヤル・フィルハーモニック協会音楽賞で「ヤング・アーティスト賞」を受賞しています。

 新型コロナウィルス感染拡大により、生活が一変してしまった2020 年。シベもまた様々な思いを持ちながら自問自答の日々が続きました。その状況下で“今”だからこそ聴衆に届けたいと思いから当アルバムを制作することを決意。
 その内容はファリャ、ホセ、モンポウ、サティ、ラヴェル、プーランクというスペインとフランスの作品を組み合わせており、シベにとって“孤独”の時間に深い慰めを与えてくれた作品で構成しております。

 ここに収録したスペイン人作曲家といえば、情熱的かつもの悲しさを兼ね備えた魅惑的な作品を数多く残しておりますが、シベはこのパンデミックという厳しい時代においても、悲しいノスタルジアではなく、未来への希望や喜びを表現したいという思いで演奏しました。
 卓越した技術と感性豊かな演奏は聴き手に安らぎを与えてくれます。

 
 



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AULICUS CLASSICS

 RCAイタリアやアリストン・レコーズで活躍したロマーノ・ディ・バーリによって設立されたイタリア、ローマを本拠地とするクラシック・レーベル「Aulicus Classics(アウリクス・クラシックス)」の取り扱いを開始します。
 アンドレア・オリヴァやファブリツィオ・ファラスカ、ジョヴァンニ・プンツィ、ブルーノ・カニーノなどイタリアの名手たちによる優れた演奏の数々にどうぞご注目下さい。 (代理店)
ALC0038
¥2600→\2390
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管の首席
 名フルーティスト、アンドレア・オリヴァ

ドビュッシー、バルトーク、ニールセン、ヒンデミット、
 エネスク&タクタキシヴィリ:フルート作品集

  エネスク:カンタービレとプレスト
  ヒンデミット:フルートとピアノのためのソナタ
  ドビュッシー:シランクス
  バルトーク:ハンガリー農民組曲
  ニールセン:子どもたちが遊んでいる
  タクタキシヴィリ:フルートとピアノのためのソナタ
アンドレア・オリヴァ(フルート)
ロベルト・アロージオ(ピアノ)

 サンタ・チェチーリア国立アカデミー管の首席。名フルーティスト、アンドレア・オリヴァの至芸!

 イタリア、ローマを本拠地とする歴史ある名門オーケストラ、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団で首席奏者として活躍する同国屈指のフルーティスト、アンドレア・オリヴァが奏でる20世紀のフルート作品集。
 民族楽器としてのフルート、トラヴェルソを含めると、音楽における西洋と東洋、現在と過去を繋ぐ存在でもある「フルート」のために書かれた20世紀の作品の数々が各地の民謡から旋律、リズム、旋法を採り入れたという事実は自然なことなのかもしれません。
 アンドレア・オリヴァが構成したこのリサイタル・プログラムではドビュッシーとヒンデミットを除き、エネスクのルーマニア、バルトークのハンガリー、ニールセンのデンマーク、タクタキシヴィリのグルジアといったそれぞれの作曲者たちと母国の音楽との重要な関係性が極上の音色を通じて浮かび上がってきます。
 巨匠ゴールウェイが絶賛したイタリアの天才フルーティストの至芸をたっぷりとご堪能下さい。

 ※録音年月日不詳
 
 


ALC0032
¥2600

モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲集
 モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
 ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115

ジョヴァンニ・プンツィ(クラリネット)
コペンハーゲン・ストリングス
 〔安井優子(ヴァイオリン)
  ジャニーナ・ミューラー(ヴァイオリン)
  宇野秀一(ヴィオラ)
  レンナルト・ヤルデ(チェロ)〕

 クラリネット奏者にとっての室内楽作品におけるバイブル的存在であるモーツァルトとブラームスの「クラリネット五重奏曲」を奏でるのは、デンマークのコペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者を務めている1989年、イタリア、サレルノ出身の俊英ジョヴァンニ・プンツィ。
 ビュッフェ・クランポン・アーティストにもその名を連ねるジョヴァンニ・プンツィは、ミラノでアレッサンドロ・カルボナーラに、パリでフィリップ・ベローに、そしてコペンハーゲンでヨン・クルーセに師事し、10を超える国際コンクールでの入賞歴を持つなど、クラリネット界の次代を担う逸材の1人として期待を受けています。
 プンツィと共演する弦楽四重奏はコペンハーゲン・ストリングス。2人の日本人奏者、コペンハーゲン・フィルの安井優子と、デンマーク王立管弦楽団の宇野秀一の参加も注目ポイントです。

 ※録音:2016年、王立デンマーク音楽アカデミー(コペンハーゲン、デンマーク)
 
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ALC0037
¥2600→\2390
コスタンティーノ・カテーナが
 ファツィオリ&エラール、2種類のピアノを弾き分けて贈るショパン・アルバム

  ショパン:
   ピアノ・ソナタ第2番変ホ短調 Op.35/
   ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44/幻想曲ヘ短調 Op.49*/
   舟歌嬰ヘ長調 Op.60/舟歌嬰へ長調 Op.60*

コスタンティーノ・カテーナ
 (ピアノ/
  ファツィオリF278&
   エラール1847年製*)


 サレルノのジュゼッペ・マルトゥッチ音楽院でピアノと作曲を学び、アルド・チッコリーニやミケーレ・カンパネッラ、ホアキン・アチュカロにも師事したイタリアのピアニスト、コスタンティーノ・カテーナが「モダン」と「ピリオド」の2種類のピアノを弾き分けて贈るショパン・アルバム。
 カテーナが選んだモダン・ピアノはイタリアのピアニストらしくファツィオリのコンサートグランド「F278」で、ピリオド・ピアノは1847年にパリで製作されたエラール。
 「舟歌嬰ヘ長調」は2台の楽器それぞれでの演奏を収録するなど、イタリアの名手の手による現代イタリアの銘器とショパンの時代の銘器の聴き比べという贅沢なひと時をお楽しみいただけます。

 ※録音:コンプレッソ・ミュゼアーレ・ディ・サンタ・クローチェ(ウンベルティデ、イタリア)
 
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ALC0036
(2CD)
特別価格 ¥3600→\3290

ブラームス:ピアノ4手連弾のための編曲集
 弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51-1(4手連弾版)
 弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2(4手連弾版)
 弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 Op.67(4手連弾版)
 ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25(4手連弾版)

ステファニア・レダエッリ&
 ガブリエレ・デル・サント(ピアノ4手連弾)


 ブラームスが自身の手でピアノ4手連弾版へと編曲を行った3つの弦楽四重奏曲とピアノ四重奏曲第1番をイタリアのピアニストたちの演奏でカップリング。
 オリジナルの編成とは独立したパラレル・ワールドであるピアノ4手連弾によるバージョンからは、ブラームスとこの編成、編曲の絆との強さを感じさせてくれます。
 アッカルドやブルネロといったイタリアの名匠たちとの共演も数多い女流ピアニスト、ステファニア・レダエッリとイタリアのアンサンブル・ミューザゲートでピアニストを務めるガブリエレ・デル・サントが息の合ったコンビネーションを披露してくれています。

 ※録音:2019年11月、テレシネサウンド(ローマ、イタリア)
 



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BASTILLE MUSIQUE

特別な仕様のため一度完売すると再生産はかなり難しいのではないかと。
どうかお早めに。

 ☆ベルリンの新興高品質レーベル、「Bastille Musique(バスティーユ・ミュズィク)」の取り扱いを開始いたします!
 ☆スリムボックスを採用し、CDやブックレットだけでなくフォト・リーフレットなども封入した豪華ラグジュアリー・パッケージ!

 「Bastille Musique (バスティーユ・ミュズィク)」は、ドイツ人プロデューサーのセバスティアン・ゾルテによってベルリンで設立されたドイツのレーベルです。
 ストリーミングやダウンロードなどのデジタル・フォーマットが成長するマーケットにおいて、ハイ・クォリティのパッケージ製品を世界中のクラシック音楽の愛好家に届けるため、演奏のクォリティの高さはもちろんのこと、意外性のあるレパートリー、CDとブックレットに加えてフォト・リーフレットの封入、日本&ドイツのデザイン事務所が担当した統一性を感じさせるスリムボックスの採用など、斬新なスタイルを特徴とする「ラグジュアリー・レーベル」として着実に成長を遂げています。
 
 クラウス・ジモンの編曲&指揮による室内楽編成版の「マーラー:交響曲第5番」や、フライブルク・バロック・オーケストラの共同創設者、ペトラ・ミュレヤンスの「J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集」、そしてミヒャエル・ヴェンデベルクとニコラス・ホッジスによる「ブーレーズ:ピアノ作品全集」などを筆頭とする「Bastille Musique (バスティーユ・ミュズィク)」のラインナップにどうぞご期待下さい。(代理店)


RBM003
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
クラウス・ジモン編曲、小編成版のマーラー交響曲第5番!
 マーラー(クラウス・ジモン編):交響曲第5番(室内管弦楽版)
クラウス・ジモン(指揮)
ホルスト・シンフォニエッタ
BM003
特殊価格 ¥2900→\2690

 世界初録音!クラウス・ジモン編曲、18人の演奏家のためのマーラー:交響曲第5番!

 ☆ベルリンのラグジュアリー・レーベル「Bastille Musique」新規取り扱い!

 ドイツ生まれのピアニスト兼指揮者である、クラウス・ジモン編曲による18人の音楽家による室内管弦楽版の《マーラー:交響曲第5番》。
 20世紀の音楽を特に得意としているという、ジモンの編曲版は、そもそも大編成で演奏されるマーラーの音の厚みを損なうことなく、むしろ原曲よりも室内楽管弦楽版の方が弦楽器とのバランスがとれているのではないかと思わせるほどに驚かされます。
 もちろんそこには編曲者本人の指揮ということも要因の一つでしょう。さらにはシェーンベルクや、プフィツナー、リームといった近現代の作品を多く取り上げ、演奏し研究し尽くしてきたジモンの経験が活かされていると思わせてくれます。
 編成は、アンサンブル・ミニの録音でも話題を呼んだ交響曲第9番の小編成版(ARS38155S)と同じように、アコーディオンやピアノを含む、18人の奏者のために書かれています。

 ホルスト・シンフォニエッタは、1996年に指揮者のクラウス・ジモンによってフライブルクで結成され、その演奏スタイルはバロック、モダンにこだわらずそれらの良い部分を活かす中庸なスタイルを取っています。
 さらに、常設のドラム、音響技師もおり、まさに現代の室内管弦楽団の理想ともいえるサウンドを聴かせてくれています。レパートリーも20世紀の音楽を中心に、活動しており、今後の演奏も期待されます!

 ※録音:2015年、フライブルク(ドイツ)
 ※編成:フルート(ピッコロ)、オーボエ(イングリッシュ・ホルン)、第1クラリネット、第2クラリネット(バス・クラリネット)、ファゴット、第1ホルン、第2ホルン、トランペット、パーカッション×2、ハープ、アコーディオン、ピアノ、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス

 
 
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OBM008
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
フライブルク・バロック・オーケストラの創設者、ペトラ・ミュレヤンス
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集

 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV.1023*
 ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ第1番 ロ短調 BWV.1014
 ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ第2番 イ長調 BWV.1015
 ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ第3番 ホ長調 BWV.1016
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV.1021*
 ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV.1017
 ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ第5番 ヘ短調 BWV.1018
 ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ第6番 ト長調 BWV.1019

ペトラ・ミュレヤンス(ヴァイオリン)
ザビーネ・バウアー(ハープシコード)
マリー・デラー(チェロ)*

BM008
(2CD)
特殊価格 ¥3700→\3390

 フライブルク・バロック・オーケストラの創設者、ペトラ・ミュレヤンスが弾くバッハ!

 ☆フライブルク・バロック・オーケストラの創設者で長年コンサート・ミストレスを務めたドイツの名手、ペトラ・ミュレヤンス!
 ☆艶やかなバロック・ヴァイオリンの音色で綴るバッハの伴奏付きヴァイオリン・ソナタ集!

 ペトラ・ミュレヤンスは、ライナー・クスマウルやニコラウス・アーノンクールらに学んだドイツのバロック・ヴァイオリン奏者&指揮者。
 1987年に、ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツとともにフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)を創設し、30年間に渡り共同音楽監督(兼コンサート・ミストレス)を務め、世界最高峰の古楽オーケストラへと育ててきました。
 30周年を迎えた2017/18シーズンにクリスティアン・ベザイデンホウトに音楽監督のバトンを託して以降もメンバーとして活動を継続。
 FBOのメンバーによるアンサンブル、フライブルク・バロック・コンソートを始めとする室内楽分野でも活躍する傍ら、「ホット・アンド・クール」と呼ばれるグループとともにクレツマー、タンゴ、チャールダーシュ、ジャズのコンサート&レコーディングを行うなど、才気に溢れたレパートリーも誇ります。
 現在、フライブルク音楽院とフランクフルト音楽大学でバロック・ヴァイオリンの教授も務めています。

 ペトラ・ミュレヤンスが艶やかなバロック・ヴァイオリンの音色とエモーショナルなリズムで魅せるバッハ・アルバムは、2つの通奏低音付きヴァイオリン・ソナタと、6つのオブリガート・チェンバロ付きヴァイオリン・ソナタ集。
 無伴奏ヴァイオリンや無伴奏チェロのための名曲と同じく、バッハのケーテン時代に生み出されたこれらの傑作を、アンハルト=ケーテン侯の邸宅であったバッハ縁の宮殿(現在はケーテン・バッハ音楽祭の会場の1つでもあるSchloss Köthen)でレコーディングしています。
 ハープシコードはカメラータ・ケルンの創設メンバーでもあるザビーネ・バウアー。2つの通奏低音付きソナタでは、チェロとリコーダーの双方でFBOやカメラータ・ケルンなどドイツの主要古楽アンサンブルにゲスト参加しているマリー・デラーが加わります。

 ※録音:2018年、ケーテン(ドイツ)

 
 
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OBM016
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
アンサンブル・アンテルコンタンポランのピアニスト
 ミヒャエル・ヴェンデベルク
ブーレーズ:ピアノ作品全集

 12のノタシオン(1945)/ピアノ・ソナタ第1番(1946)/
 ピアノ・ソナタ第1番 第1楽章の初稿/
 ピアノ・ソナタ第2番(1946-48)/構造 第1集(1951-52)*/
 ピアノ・ソナタ第3番(1955-57)より
  フォルマン3 星座-鏡、フォルマン2 トロープ/
 ピアノ・ソナタ第3番よりフォルマン1 アンティフォニー(断片)(1955-63)/
 構造 第2集(1956-61)*/構造 第2集より第2章の異稿*/
 草稿の断片(1987)/アンシーズ(1994/2001)/
 天体暦の1ページ(2005)
ミヒャエル・ヴェンデベルク(ピアノ)
ニコラス・ホッジズ(第2ピアノ)*
BM016
(2CD)
特殊価格 ¥3700→\3390

 初の全曲録音となるブーレーズのピアノ作品全集!

 ☆アンサンブル・アンテルコンタンポランのピアニストを務めたミヒャエル・ヴェンデベルク!
 ☆初稿や異稿、未完作品も含めて初の完全収録を果たしたブーレーズのピアノ作品全集!

 Bastille Musique(バスティーユ・ミュズィク)より、ピエール・ブーレーズ(1925-2016)のピアノ作品を初めて完全収録した全集が登場!
 演奏者には現代音楽のエキスパート、ミヒャエル・ヴェンデベルクとニコラス・ホッジスを迎え、Deutschlandfunk Kulturとの共同制作によりピエール・ブーレーズ・ザールで録音が行われた、完全版に相応しいクオリティの豪華ボックスセットです。
 《ピアノ・ソナタ第1番》の第1楽章の初稿と、《構造 第2集》の第2章の異稿、そして《ピアノ・ソナタ第3番》(未完)のフォルマン1については、今回の収録が世界初録音。
 全64ページのブックレット(英語、フランス語、ドイツ語)には音楽学者マルティン・ツェンクとオラフ・ヴィルヘルマーによる解説や、アーティストとプロデューサーへのインタビューが掲載されており、作曲家やアーティストの写真、自筆を印刷したリーフレットも付属しています。

 メインのピアノを務めるミヒャエル・ヴェンデベルクは、アンサンブル・コントルシャン(ジュネーヴ)の音楽監督、エレバン歌劇場(アルメニア)の常任指揮者、ハレ歌劇場(ドイツ)のカペルマイスターなどを務めるドイツの指揮者&ピアニスト。
 2000年~2005年には、ブーレーズが創設したアンサンブル・アンテルコンタンポランのピアニストとしてブーレーズと集中的に活動し、2015年のブーレーズ90歳記念などでも、彼の全ピアノ作品演奏を行っているスペシャリストです。

 ※録音:2018年~2020年、ピエール・ブーレーズ・ザール(ドイツ、ベルリン)
 ※使用楽器:スタインウェイ D274 コンサートグランド

 
 
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BM005
特殊価格 ¥2900→\2690

ドイツ・レコード批評家賞&ICMAノミネート盤
 ギル・イェジン
スクリャービン:ピアノ・ソナタ&詩曲集

 ピアノ・ソナタ第2番《幻想ソナタ》Op.19/2つの詩曲 Op.32/
 悪魔的詩曲 Op.36/詩曲 Op.41/ピアノ・ソナタ第5番 Op.53/
 詩曲-夜想曲 Op.61/ピアノ・ソナタ第10番 Op.70/
 2つの詩曲 Op.63/詩曲《焔に向かって》Op.72

ギル・イェジン(ピアノ)


 ドイツ・レコード批評家賞&ICMAノミネート盤、ギル・イェジンが弾くスクリャービン!

 ☆新規取り扱い、ベルリンのラグジュアリー・レーベル、「Bastille Musique(バスティーユ・ミュズィク)」!
 ☆ドイツ・レコード批評家賞やICMA(国際クラシック音楽賞)にノミネート! ギル・イェジンが弾くスクリャービンのピアノ作品集。

 オルレアン国際コンクールで4つの主要賞を受賞するなど、数々の輝かしい受賞歴を持つピアニスト、ギル・イェジンによるオール・スクリャービン・アルバム。彼女は現代音楽の分野で高い評価を得ており、チン・ウンスク、リゲティ、ブーレーズ、メシアンの作品をカップリングした2014年のデビュー・アルバムは、アカデミー・シャルル・クロスの「クー・ドゥ・クール」を受賞し、世界中のリスナーを熱狂させました。
 ベルリンのテルデックス・スタジオで制作された本アルバムには、スクリャービンの3つのピアノ・ソナタ(第2番、第5番、第10番)と6つの詩曲(作品32、36、41、61、63、72)が収録されています。
 また全48ページのブックレット(英語、ドイツ語)には音楽学者ディーター・レックスロスによる解説や、ピアニストとプロデューサーへのインタビューなどが掲載され、レコーディング風景や作曲家の写真なども付属しています。

 ※録音:2016年、テルデックス・スタジオ(ベルリン、ドイツ)

 
 
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BM011
(2CD)
特殊価格
¥3700→\3390
ベリオの「シュマン」、初のコンプリート・ボックス
ルチアーノ・ベリオ:シュマン(全曲)

 シュマンI(ハープと管弦楽のための)/シュマンII (ヴィオラと9楽器のための)/
 シュマンIIb (管弦楽のための)/シュマンIIc (バスクラリネットと管弦楽のための)/
 シュマンIII(ヴィオラと管弦楽のための)/シュマンIV(オーボエと11弦楽器のための)/
 シュマンV(ギターと室内オーケストラのための)/
 コル・オド(シュマンVI)(トランペットと室内オーケストラのための)/
 レシ(シュマンVII)(アルトサクソフォンと管弦楽のための)
  ケルンWDR交響楽団、アンドレアス・ミルトナー(ハープ)、クリストフ・デジャルダン(ヴィオラ)、
  アンドレアス・ランゲンブッフ(バスクラリネット)、マールテン・デッケルス(オーボエ)、
  パブロ・マルケス(ギター)、マーティン・グリープル(トランペット)、ルッツ・コペッチ(アルト・サクソフォン)
  指揮:ペーテル・エトヴェシュ、エミリオ・ポマリコ、マリアーノ・キアッキアリーニ、
   マヌエル・ナウリ、バス・ウィーヘルス、ジャン=ミカエル・ラヴォア、ブラッド・ルブマン

 ☆ベリオの「シュマン」、初のコンプリート・ボックス!

 ルチアーノ・ベリオ(1925-2003)の《シュマン》、初のコンプリート・ボックス! 《シュマン》(「道」を意味するフランス語の複数形)は、さまざまな楽器のために書かれた器楽曲《セクエンツィア》を、ベリオ自身が管弦楽や室内オーケストラを含む編成に拡大編曲したもので、本アルバムはIからVIIまで全曲を収録しています。
 ソリストはハープのアンドレアス・ミルトナー、ヴィオラのクリストフ・デジャルダンなど一流の奏者が担当。ペーテル・エトヴェシュやエミリオ・ポマリコ、マリアーノ・キアッキアリーニなど豪華指揮者陣がWDR交響楽団を振っています。
 全64ページのブックレット(英語、ドイツ語)には音楽学者マルティナ・ジーバーによる解説や、ソリストへのインタビューが掲載され、作曲家や演奏家の写真、自筆などの資料も付属しています。

 ※録音:2016年~2017年、ケルン・フィルハーモニー(ケルン、ドイツ)
 
 
 




DUX


DUX1730
¥2500
野田燎:閉じた眼 ~ サクソフォン作品集
 野田燎(b.1948):秘密の庭園 1(4本のサクソフォン/2018)/禅 1(2本のサクソフォン/2018)/
 胡蝶の舞(ソロ・サクソフォン/2016)/禅 2(2本のサクソフォン/2018)/
 竜安寺 2(2本のサクソフォン/2018)/ダンス・ダンス・ダンス(ソロ・アルト・サクソフォン/2019)/
 ワルシャワの深夜(ソロ・サクソフォン/2019)/禅 3(2本のサクソフォン/2018)/
 アルジャントゥイユ近くの散歩(ソロ・サクソフォン/2016)/スプリトの日(ソロ・サクソフォン/2018)/
 閉じた眼(ソロ・サクソフォン/2019)/
 夢 ~ ドゥアニエ・ルソーの絵画に触発された3つの小品〔夢、蛇使いの女、戦争〕(ソロ・サクソフォン/2015)/
 秘密の庭園 2(4本のサクソフォン/2018)
  野田燎(サクソフォン)、パヴェウ・グスナル(サクソフォン)、
  ゴルドン・トゥードル(サクソフォン)、アンドレアス・ファン・ズーレン(サクソフォン)

 世界初録音多数! 自作自演!野田燎のサクソフォン新作集!

 現代のサクソフォンのための重要なレパートリーを数多く生み出してきた作曲家、サクソフォン奏者、音楽療法家、野田燎(b.1948)が書いた新しいサクソフォン音楽集。
 サクソフォンのみの1人から4人までの様々な編成のために2015年~2019年に書かれた新作ばかりで、日本の音楽や和のイメージが用いられた作品から、ドゥアニエ・ルソー(アンリ・ルソー)やクロード・モネ、村上春樹、オディロン・ルドンらの芸術作品からインスピレーションを得た作品など、豊かなイメージが広がる音楽が並びます。
 「ダンス・ダンス・ダンス」と「夢(3つの小品)」を除く全曲が世界初録音。

 野田燎は大阪音楽大学、アメリカのノースウェスタン大学大学院、フランスのボルドー音楽院で学び、パリを中心にサクソフォン奏者、作曲家の両面で活躍。
 1986年の帰国後は30年間にわたり音楽運動療法の研究を続け、2004年には日本大学大学院医学研究科より医学博士号を授与。現在大阪芸術大学教授。
 これまで、フランス作曲家協会賞、ボルドー市名誉賞、大阪芸術祭賞(金賞、銀賞、3つの銅賞)、大阪市民劇場奨励賞などを受賞。

 ※録音:2020年1月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)

 
 



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QUARTZ



QTZ2138
¥2600→\2390
イリーナ・ボグダノワ(ピアノ)
 ラフマニノフ:ピアノ作品集

  ひなぎく Op.38-3/前奏曲ニ長調 Op.23-4/
  ワルツ Op.10-2/エレジー Op.3-1/V.R.のポルカ/
  コレルリの主題による変奏曲 Op.42/楽興の時 Op.16
イリーナ・ボグダノワ(ピアノ)

 ☆ロシアの才女、イリーナ・ボグダノワ第2弾!
 ☆ラフマニノフ生誕140周年記念コンサートでも披露した、ラフマニノフの幅広いピアニズムを俯瞰するプログラム!

 イリーナ・ボグダノワは、14歳でウクライナのアレムダール・カラマーノフ国際ピアノ・コンクールで優勝した他、イタリア、スペインの各コンクールで優秀な成績を収めてきたロシアの才女。
 2015年にリリースしたショパンの「練習曲全集」(QTZ2109)では、「ポリーニが1970年代にDGに残した名盤を思い起こさせるような明瞭さ」(BBCミュージック・マガジン)、「彼女のショパンは情熱と興奮に満ちており、身の毛のよだつようなテクニックを持っている」(ファンファーレ誌)など、英主要メディアで称賛されました。

 Quartzレーベル第2弾では、演奏家としても作曲家としても常に人生の中心にピアノを据えてきたロシアの巨星ラフマニノフのピアノ作品集をリリース。
 初期の作品(Op.3、Op.10、Op.16)から成熟期の作品(Op.23、Op.38)、後期の作品(Op.42)まで、ラフマニノフの幅広いピアニズムを俯瞰するプログラムで、2013年~2014年にかけてロシアで行われた一連のコンサート、ラフマニノフ生誕140周年記念特別プログラムをなぞる内容となっています。
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ウラディーミル・スピヴァコフ、パーヴェル・ギリロフ、ドミトリー・バシキーロフなど、多くの偉大なミュージシャン達からも賞賛されてきたイリーナのまばゆい音楽的才能にご注目ください。

 ※録音:2019年5月17日ー19日、ファツィオリ・コンサート・ホール(イタリア)



前作、大絶賛されたショパン:エチュード



 QTZ 2109
\2600→\2390
イリーナ・ボグダノワ(ピアノ)
 ショパン:練習曲全集

  12の練習曲 Op.10
  12の練習曲 Op.25
  3つの新しい練習曲 Op.Posth
イリーナ・ボグダノワ(ピアノ)

 第2のリシッツァとなるか。

 イリーナ・ボグダノワは、14歳でウクライナのアレムダール・カラマーノフ国際ピアノ・コンクールで優勝した他、イタリア、スペインの各コンクールで優秀な成績を収めてきたロシアの才女。
 これまで、Melodiyaの「ロシアン・ピアノ・アンソロジー・シリーズ」に参加してきたボグダノワだが、ショパンの「練習曲全集」という、すべてのピアノ・レパートリーのなかでも最高レベルの技術と表現力が試される難曲でソロ・デビューを果たす。

 ※録音:2013年、モスクワ




垢抜ける前のボグダノワ
・・・でも美人。


 CLASSICAL RECORDS
CR 013
\3500
海外直輸入
イリーナ・ボグダノワ
 D・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ
   ニ短調 K.1 L.366/ヘ短調 K.238 L.27/ロ短調 K.27 L.449
   ホ長調 K.380 L.23/イ長調 K.112 L.345
 シューベルト(1797-1828):即興曲変ロ長調 Op.142 No.3
 ショパン(1810-1849):練習曲変ト長調 Op.10 No.5
 ラヴェル(1875-1937):夜のガスパール から スカルボ
 ラフマニノフ(1873-1943):絵画的練習曲ニ長調 Op.39 No.9
 プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83

イリーナ・ボグダノワ(ピアノ)

すでに完売のボグダノワの貴重なロシアCLASSICAL RECORDS盤。海外の倉庫に少量在庫があるみたいなので在庫限定ということで。完売の際はご容赦を。



 




SIGNUM CLASSICS


SIGCD689
¥2500
トム・レーラー:歌曲集(ザ・クイーンズ・シックス・マーダー・ザ・ソングズ・オヴ・トム・レーラー)
 マゾヒズム・タンゴ/オイディプス王/公園の鳩に毒を/公害/
 シーズ・マイ・ガール/ジ・エレメンツ/ウィンナー・シュニッツェル・ワルツ/
 マイ・ホーム・タウン/アイ・ゴット・イット・フロム・アグネス/アルマ/
 ザ・ヴァチカン・ラグ/ウィー・ウィル・オール・ゴー・トゥギャザー・ホエン・ウェイ・ゴー
  クイーンズ・シックス
   〔トム・リルバーン(カウンターテナー)、ダニエル・ブリテン(カウンターテナー)、
    ニコラス・マッデン(テノール)、ドミニク・ブランド(テノール)、
    アンドルー・トンプソン(バリトン)、サイモン・ホワイトリー(バス)〕

 クイーンズ・シックスSignum第3弾!トム・レーラーのソングブックを自由奔放に歌う!

 ☆ウィンザー城セント・ジョージ・チャペルの精鋭たち、クイーンズ・シックス。
 ☆パブリック・ドメインとなったトム・レーラーのソングブックを風刺たっぷりにコミカルに歌う!

 エリザベス1世の即位450周年となった2008年に、ウィンザー城セント・ジョージ・チャペル聖歌隊のメンバーによって結成され、ロイヤル・ウェディングでのパフォーマンスなど英国王室と縁の深いことでも知られる男声ア・カペラ・グループ、クイーンズ・シックス。
 タリス・スコラーズやザ・シックスティーン、ポリフォニーなど、合唱王国イギリスの名アンサンブルのメンバーとしても活躍する6人の精鋭たちによるSignum Classics第3弾は、様々な社会的・政治的問題を扱った風刺作品で知られるアメリカのシンガーソングライター、ピアニスト、数学者、トム・レーラー(b.1928)のソングブック。

 トム・レーラーは自身の「キャッチーで野蛮な音楽風刺」を誰もが自由に使えるようにと、約100曲におよぶ曲の著作権を放棄し、パブリック・ドメインとしました。そして、クイーンズ・シックスがこのユニークな試みに挑戦。
 「Murder the Songs of Tom Lehrer(トム・レーラーの歌をぶち壊せ!)」という刺激的なタイトルで、代表作「公園の鳩に毒を」や、少将の歌の節に元素名を並べた「ジ・エレメンツ」、恋多きマーラー夫人について歌う「アルマ」、教会の矛盾を風刺した「ヴァチカン・ラグ」などのユーモラスな作品を取り上げ、曲によってはまったく違う雰囲気に自由にアレンジして歌っています。
 
 ジャケットのデザイン&メンバーのイラストは、ヴォーン・ウィリアムズ協会の創設メンバーでもあるというイギリスのアーティスト&イラストレーター、ポール・テイラーの作品です。

 ※録音:2021年2月5日-6日、アスコット小修道院(イギリス)
 





FANFARE CINCINNATI


FC017
(2CD)
¥3000
スコット・ダヴェンポート・リチャーズ:歌劇《Blind Injustice 盲目の不正義》
 【CD1】
  1-22. シーン1-22
 【CD2】
  1-9. シーン23-31
  ジョゼフ・ラッタンツィ(バリトン)、サミュエル・レヴァイン (テノール)、ヴィクトリア・オカファー(ソプラノ)、
  マリア・ミラー (メゾ・ソプラノ)、テレンス・チン=ロイ(テノール)サンカラ・ハロウナ(バリトン)、
  マイルス・ウィルソン=トリヴァー(バス)、トーマス・J・カポビアンコ(テノール)、エリック・シェイン(バリトン)、
  デボラ・ナンスティール(メゾ・ソプラノ)、モーガン・スミス (バリトン)、ジョゼフ・パリッシュ(バリトン)、
  ヤング・プロフェッショナルズ・コラール・コレクティヴ、シンシナティ・オペラ・コーラス、
  シンシナティ交響楽団、ジョン・モリス・ラッセル(指揮)

 録音 2019年7月22-24日、26-27日 ウィルクス・スタジオ、シンシナティ・ミュージック・ホール、オハイオ(USA)

 作曲家として、また俳優として活躍するスコット・ダヴェンポート・リチャーズの歌劇《Blind Injustice 盲目の不正義》世界初演時のライヴ録音盤。
 アメリカ連邦検察官マーク・ゴッジーの著書が原作。ゴッジーはOIP(Ohio Innocence Project=DNA鑑定によって冤罪証明を行うオハイオ州のNPO)のディレクターも務めており、不当に投獄されながらもOIPによって無罪が証明された6人の人物にインタビューを行い、著書にまとめました。
 実話に基づく社会派の作品です。シンシナティ・ポップス・オーケストラのジョン・モリス・ラッセルが指揮し、ロビン・グアリーノが舞台演出と劇指導を担当、アメリカを中心に活躍する歌手たちが渾身の歌唱を披露しています。
 
 

FC016
(2CD)
【旧譜】
¥2600
TRANSATLANTIC
 ガーシュウィン/ヴァレーズ/ストラヴィンスキー:管弦楽作品集
シンシナティ交響楽団
ルイ・ラングレー(指揮)
  【CD1】
   1. ジョージ・ガーシュウィン(1988-1937): パリのアメリカ人
    (クリティカル・エディション: オリジナル・ノーカット版)....世界初録音
   2. エドガー・ヴァレーズ(1883-1965): アメリカ(1922年オリジナル版)
    イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971): 交響曲 ハ調
   3. I. Moderato alla breve - Tempo agitato senza troppo accelerare - Tempo I
   4. II. Larghetto concertante - Doppio movimento - Doppio valore
   5. III. Allegretto
   6. IV. Largo - Tempo giusto, alla breve
  【CD2】
   1. ガーシュウィン: パリのアメリカ人(クリティカル・エディション: スタンダードな短縮版)....世界初録音

 録音 2019年3月17日 シンシナティ・ミュージック・ホール、オハイオ(USA)

 2013年からシンシナティ交響楽団の音楽監督を務めるルイ・ラングレー。彼の指揮によるオーケストラとの3枚目のアルバムはガーシュウインとヴァレーズ、ストラヴィンスキーの作品集。
 アメリカを象徴するガーシュウィンの「パリのアメリカ人」は、どちらも世界初録音となる2つのクリティカル・エディションを収録、また147名のプレイヤーによるヴァレーズの「アメリカ」は演奏機会の少ないオリジナル・ヴァージョンを選択。
 そして中心となるのはストラヴィンスキーの「ハ調の交響曲」という意欲的な選曲が聴きどころです。
 ラングレーはオーケストラから巧妙に精緻なサウンドを引き出しています。
 
 

FC014
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥3000
カイル・スミス(1956-):カンティクル/アレルヤ
 カンティクル
  1-6. 第1部: The Search for the Beloved
  7-11. 第2部: Preparations for a Perfect Union
  13-18. 第3部: Full Union
 19. アレルヤ
トム・ガス (チェロ)....1-18
ミカエラ・ルヒカ・ヒッバード(チェロ)....1-18
マーク・コスマーラ(チェロ)....1-18
ラッセル・バージ(打楽器)....1-18
シンシナティ・ヴォーカル・アーツ・アンサンブル
クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指揮)

 録音 2018年1月13-15日 St. Boniface Catholic Church, Cincinnati(USA)

 シンシナティ・ヴォーカル・アーツ・アンサンブル(VAE)が歌うカイル・スミスの2作品。
 彼は現代アメリカを代表する合唱音楽の作曲家であり、グラミー賞ノミネート経験を持ち、声楽アンサンブル「クロッシング」や「LAギターカルテット」をはじめとする数多くの団体から作品の委嘱を受け、多数の作品を発表しています。
 この「カンティクル」は16世紀スペインのカトリック司祭、神秘思想家"十字架のヨハネ"のテキストを用いた合唱曲。
 神との一体化に至るまでの過程を説いたヨハネの思想が、合唱と打楽器、チェロのアンサンブルで描かれており、シンプルな旋律を歌うふくよかな声の響きと、切れのある打楽器の音色が素晴らしい録音によって余すことなく捉えられています。
 アカペラで歌われる「アレルヤ」の瞑想的な音楽も美しさの極みです。
 
 


FC015
【旧譜】
¥2600
Voyage シンシナティ・ポップス・オーケストラ:映画&TV音楽集
 1. グスターヴ・ホルスト(1874-1934): 組曲「惑星」 Op. 32 - 第4曲 木星 快楽の神
 2. マイケル・ジアッキーノ(1967-):『スター・トレック』 - テーマ
 3. ジョン・ウィリアムズ(1932-):『スターウォーズ・エピソード VII』「フォースの覚醒」
   - ザ・ジェダイ・ステップス・アンド・フィナーレ
 ジアッキーノ: 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』 -
  4. ジン・アーソと希望の組曲/5. インペリアル組曲/6. ウィルズのガーディアンの組曲
 7. デイヴィッド・ニューマン:『ギャラクシー・クエスト』 - メイン・テーマ
 8. ジョン・ウィリアムズ:『ロスト・イン・スペース』(1965) - テーマ(シーズン1, 2)(編曲: R.ペレット)
 9. スチュー・フィリップス(1929-):『宇宙空母ギャラクティカ』- テーマ(編曲: R.ペレット)
 10. ロン・グレイナー(1922-1981):『ドクター・フー』- テーマ(編曲: R.ペレット)
 11. スチュー・フィリップス(1929-):『25世紀の宇宙戦士キャプテン・ロジャース』- テーマ(編曲: R.ペレット)
 12. バリー・グレイ(1908-1984): 『スペース1999』 - テーマ(編曲:R. ベレット)
 13. ジョン・ウィリアムズ: 『ロスト・イン・スペース』(1965) - テーマ(シーズン3)(編曲: R.ペレット)
 14. ジアッキーノ: ヴォヤージュ
 15. ジャスティン・ハーウィッツ(1985-):『ファースト・マン』 - テーマ
 16. ホルスト: 組曲「惑星」 Op. 32 - 第1曲 火星 戦争の神
 17. ホルスト: 組曲「惑星」 Op. 32 - 第2曲 金星 平和の神
  ヴォーカル・アーツ・アンサンブル....2,4,6、ダリル・トーマス・キュービアン(テルミン)....15、
  ジリアン・ネベト(ハープ)....15、ケイト・マルグルー(朗読)....17、
  シンシナティ・ポップス・オーケストラ、ジョン・モリス・ラッセル(指揮)

 録音 2019年2月3-4日 シンシナティ・ミュージック・ホール、オハイオ(USA)

 アポロ11号の月面着陸50周年を記念して作曲された「ヴォヤージュ」を中心に選曲したアルバム。
 宇宙や星をテーマにした曲が選ばれており、ホルストの『惑星』や『スターウォーズ』などおなじみの曲が満載の1枚です。
 「ヴォヤージュ」の作曲家のマイケル・ジアッキーノは当初ゲーム音楽の作曲家として名を上げ、後にテレビ・ドラマやハリウッド映画の音楽を担当、2009年のアニメ映画「カールじいさんの空飛ぶ家」ではアカデミー作曲賞を受賞しています。
 
 

FC011
(2CD)
【旧譜】
¥3000
グレゴリー・スピアーズ(1977-):
 歌劇《Fellow Travelers 同伴者》

  【CD1】
   1-10. シーン1-8
  【CD2】
   1-10. シーン9-16
  世界初録音
アーロン・ブレイク(テノール)
ジョゼフ・ラッタンツィ(バリトン)
デヴォン・ガスリー(ソプラノ)
アレクサンドラ・ショーニー(ソプラノ)
マーカス・デローチ(バリトン)
タリア・リーバーマン(ソプラノ)
ポール・ショルテン(バリトン)
ヴァーノン・ハートマン(バリトン)
クリスチャン・パーセル (バス・バリトン)
シンシナティ交響楽団
マーク・ギブソン(指揮)

 録音 2016年6月17日-7月10日(ライヴ) シンシナティ・オペラ、オハイオ(USA)

 シンシナティ・オペラによって製作された歌劇《Fellow Travelers 同伴者》の世界初演時の録音。
 トーマス・マローンの小説を脚色し、ケビン・ニューバリーが演出したこの作品は、1950年代アメリカを席捲したマッカーシズムの只中を生きた若者ティモシー・ラフリンが主人公。
 共産主義反対運動に参加することを熱望する彼が恋心を抱いたのは国務省職員のホーキンス・フラーであり、当時は禁じられた同性愛者の排斥運動である「ラベンダーの恐怖」を絡めながら物語は進みます。
 演奏は歌手と17人の奏者による室内オーケストラによって行われ、オーケストラが奏でるミニマル的な音楽は聴き手に陶酔感をもたらします。
 この初演は大成功を収め、シカゴ・リリック・オペラ、ミネソタ・オペラ、ボストン・リリック・オペラで次々と再演が行われています。
 
 

FC013
【旧譜】
¥2600
AMERICAN ORIGNALS アメリカン・オリジナルス – 1918
 1. Hello Cincinnati!-ジョン・モリス・ラッセルによる掛け声
 2. ジェイムス・リーズ・ヨーロップ(1885-1938):Hey There! (T. ベレンスによるオーケストラ編)
 3. ウォルター・ドナルドソン(1893-1947):How 'Ya Gonna Keep 'Em Down on the Farm
 4. ジョージ・M・コーハン(1878-1942): Over There (R. マウンジー編)
 5. ベリー・ブラッドフォード: I Ain't Gonna Play No Second Fiddle
 6. シェルトン・ブルックス(1886-1975):At the Darktown Strutters Ball (J.プライスによるオーケストラ編)
 7. ハーマン・フップフェルド(1894-1951): Night Owl
 8. ジェイムズ・プライス・ジョンソン(1894-1955):Runnin' Wild (R. マウンジーによるオーケストラ編)
 9. ウィル・マリオン・クック(1869-1944): In Dahomey: Swing Along
 10. アーヴィング・バーリン(1888-1989):God Bless America (R. マウンジーによるオーケストラ編)
 11. ピーター・ボイヤー (1970-): In the Cause of the Free
 12. ビリー・ヒル(1899-1940): Prairie Lullaby
 13. ユービー・ブレイク (1883-1983):Shuffle Along: I'm Just Wild About Harry
 14. J・ティム・ブライム: Cocoanut Grove Jazz
 15. ウィリアム・クリストファー・ハンディ(1873-1958): Memphis Blues
 16. バーリン: Remember
 17. スペンサー・ウィリアムズ(1889-1965) : I Ain't Got Nobody
 18. スティーヴ・マーティン/ニッキー・サンダース(1979-): Auden's Train
  スティープ・キャニオン・ランガーズ....3,7,16-18、
  リアノン・ギデンズ(ヴォーカル)....5,9,13,17、ポッキー・ラファージ(ヴォーカル)....7,12,15,17、
  ロビン・ワトソン(タップシュー)....8,13,17、ロバート・サリヴァン(トランペット)....11、
  シンシナティ・ポップス・オーケストラ、ジョン・モリス・ラッセル(指揮)

 録音 2017年11月10-12日(ライヴ) シンシナティ・ミュージック・ホール、オハイオ(USA)

 シンシナティ・ポップス・オーケストラ通算95枚目となるこのアルバムは、指揮者ジョン・モリス・ラッセルによる20世紀前半のアメリカを象徴する1枚。
 冒頭、モリス・ラッセルの「 Hello Cincinnati!」の掛け声ではじまり、ゴキゲンなナンバーが次々と登場します。
 スーザの行進曲を思わせる行進曲や、甘い歌声を聴かせるスティープ・キャニオン・ランガーズ、アメリカン・ルーツ・ミュージックの第一人者リアノン・ギデンズ、そして軽快なタップ音を響かせるダンサー、ロビン・ワトソンら人気者が集結、1910年代はじめから第一次世界大戦までの古き良きアメリカの雰囲気を蘇らせました。
 















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