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≪第112号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2021/7/13~




7/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ALBA

ABCD 462
(SACD HYBRID)
¥2400
バルト海のために
 カール・ニルセン(1865–1931):
  弦楽四重奏曲第1番 ト短調 FS4(Op.13)
 ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927):
  弦楽四重奏曲第6番 ニ短調 Op.35
 ロッタ・ヴェンナコスキ(1970–):
  Culla D'aria(アリアのゆりかご)(2003–04)
 アンドレーア・タッロディ(1981–):
  悲しみと喜び(Sorg och gladje)(ヴィオラとチェロのための)(2015)
カムス四重奏団
 テルヒ・パルダニウス(第1ヴァイオリン)
 ユッカ・ウンタマラ(第2ヴァイオリン)
 ユッシ・トゥフカネン(ヴィオラ)
 ペトヤ・カイヌライネン(チェロ)

 カムス四重奏団によるステーンハンマルを中心としたバルト海を囲む国々の作曲家の作品集

 録音:2019年12月10日–12日 聖カタリナ教会(カルヤー、フィンランド)/5.1 multichannel/stereo、65'39
制作・録音・編集:サイモン・フォックス=ガール

 サロネン、リゲティ、ブリテンの作品を演奏した『ホムンクルス(Homunculus)』(ABCD 409)をリリースしたカムス四重奏団の第4作。
 「ステーンハンマルの第6番の弦楽四重奏曲を初めて聴いたとき、わたしたちは、唖然としました。なぜ、これほどの偉大な音楽をこれまで聴いたことがなかったのか。とにかく演奏しなければいけない」(カムス)。
 新作の『バルト海のために』では、このステーンハンマルの四重奏曲を中心に、デンマークのカール・ニルセン、フィンランドのロッタ・ヴェンナコスキ、スウェーデンのタッロディという、北欧人が「われらが海(Mare Nostrum)」と呼ぶバルト海を囲む国々の作曲家の作品が演奏されます。

 カール・ニルセン Carl Nielsen の《弦楽四重奏曲第1番 ト短調》は、彼の出世作となった《小組曲》と同じ1888 年の作品です。1898年の公式初演に際して改訂、ピアノのための《ユモレスク・バガテル》などと一緒に演奏され好評を博しました。ヨハン・スヴェンセンに献呈された作品です。
 ステーンハンマルWilhelm Stenhammar の最後の弦楽四重奏曲は、《交響曲第2番》や《セレナード》とともに、彼の対位法の研究が実を結んだ作品です。
 「禁欲的なまでに簡素な主題の素材、非情なまでにポリフォニックな第1楽章の展開、緩徐楽章の澄みきった穏やかな音楽は郷愁を誘う、荒々しく突進する無窮動の終曲」。
 ヴェンナコスキ Lotta Wennäkoski の《Culla D'aria(アリアのゆりかご)》は、クフモ国際室内楽コンペティションの委嘱で作曲され、カムス四重奏団が2003年からレパートリーにしているという作品です。
 最後は、アンドレーア・タッロディ Andrea Tarrodi の《悲しみと喜び》は、ヴィオラとチェロのための「雰囲気のある」二重奏曲。バルト海の潮流のかかえる問題を改善したいという、カムズのメンバーの願いをこめて作られたアルバムです。
 
 

ABCD 465
¥2400
カンテレタル
 1.Sortunut aani(そこなわれた声)(Mika Leppanen)
 2.Mipa paimenten olla- (おれたち羊飼いは)(Mika Leppanen )
 3.Veneelle tuultaVeneelle tuulta(風よ吹け、わたしの舟に)(Mika Leppanen)
 4.Miksi en vasyisi(ばてないわけがない)(Mika Leppanen)
 5.Katso, Kiesus, karjaistani(イエスよ、牛たちを見守ってください)(Mika Leppanen)
 6.Eriskummainen kantele(知りたがりのカンテレ)(Mika Leppanen)
 7.Tehkame iloinen ilta(楽しく夜を過ごそう)(Ippe Katka/Mika Leppanen/Juuso Nordlund/Arto Piispanen/Jari Yliaho)*
  イマンドラ
  イッペ・カトカ(パーカッション)*、ヴィッレ・レヘトヴァーラ(サーリ・ドラム、パーカッション)、
  ミカ・レッパネン(ヴォーカル)、ユーソ・ノルドルンド(ベース)、
  アルト・ピースパネン
   (ピアノ、ハモンド・オルガン M-3、ミニモーグ Model D シンセサイザー、
    ローズ・スーツケース・ピアノ、Jen SM 2007 ストリングマシン)、
  ヤリ・ユリアホ(ギター)
  ゲスト:
   ペッコ・カッピ(ヨウヒッコ)、マサ・オルパナ(クラリネット、テナーサックス、バリトンサックス)

 フィンランド音楽の最前線!イマンドラの最新アルバム歌い継がれてきた詩を集めた『カンテレタル』からインスピレーションを得た作品

 録音:2020年 Studio JJ(タンペレ、フィンランド)/24'50
制作・アナログ録音・ミクシング:ユーソ・ノルドルンド(Studio JJ)/編集:ユーソ・ノルドルンド、ミッコ・サーリネン

 フィンランドのヴォーカリスト、ミカ・レッパネン Mika Leppanen が、「イマンドラ Imandra」を結成してから20年ほど経ちました。フィンランド音楽シーンの最前線で活動する音楽家たちが集結。
 フォーク・ミュージック、プログレッシヴロック、ジャズと、さまざまな要素を取りいれながら、多様なジャンルの音楽家たちと交流して経験を積みました。そうした彼らの音楽は、今なお新鮮さにあふれ、広く支持されています。

 イマンドラの最新アルバム。叙事詩集『カレヴァラ』を編纂したエリアス・リョンロート(ロンロート) Elias Ronnrot(1802-1884)が、人々の間で歌い継がれてきた詩を集めた『カンテレタル(Kanteletar)』からインスピレーションを得て作られた作品です。
 『カンテレタル』第1巻の「一般の歌」と「羊飼の歌」(『おれたち羊飼いは』『イエスよ、牛たちを見守ってください』)から、シベリウスとアーレ・メリカントがそれぞれ男声合唱曲を作った『そこなわれた声』と『楽しく夜を過ごそう』を含む7つの詩を採り、レッパネンのヴォーカルのテクストと主題に使っています。
 フィンランドの民俗楽器「ヨウヒッコ」を弾くペッコ・カッピPekko Kappi と、フィンランド・ジャズを代表するサックス奏者のマサ・オルパナ Masa Orpana がセッションに参加。2020年にタンペレのスタジオで録音されました。
 フィンランドの人たちの思い、生活、祈りの心を、太古から「今」まで、時空を超えてしのばせるアルバムです。
 
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ABCD 501
¥2400→\2190
レータ=マリア・ケンタラ、
 大ヒット異色作「Side by Side(ならべてみると)」の第2弾
  ~ポルスカ=パンドルフィ

 南オストロボスニアのポルスカとジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1624-1687)のソナタ
 [Track 1]
  ヴォイリとペデルソレの6つのポルスカ(Kuusi polskaa Voyrilta ja Pedersoresta)
   G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第4番《La Castella(ラ・カステッラ)》Op.3 no.4
 [Track 2]
   G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第5番《La Cemente(ラ・クレメンテ)》Op.3 no.5
    Lyyrinen polska Ammesmaen Kreetan polskat  Metsapellon polska Haudanmaan morsiuspolska
 [Track 3]
   Limarin polska Tallarin neljas Peli-Ussin polska
    G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第1番《La Bernabea(ラ・ベルナベア)》Op.4 no.1
 [Track 4]
   Taklax Gee Kruununpudotuspolska Bagg-Matts Polska
    G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第3番《La Melana(ラ・メラーナ)》Op.3 no.3
 [Track 5]
   G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第1番《La Stella(ラ・ステッラ)》Op.3.no.1
    Rahapolska Raharinki

 鬼才レータ=マリア・ケンタラの意欲作第2弾。
 店主がかねてからプッシュしているパンドルフィ・メアッリ(1624-1687)の「ソナタ」と、「南オストロボスニアのポルスカ」を自然に解体、融合させ、その違いと共通点を浮き彫りにする。



 バロック・ヴァイオリニストのレータ=マリア・ケンタラが17世紀イタリアの作曲家パンドルフィの「ソナタ」と「南オストロボスニアのポルスカ」新たな「文脈」で音楽はどう聴こえるか、を追求

 録音:2020年6月9日-11日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)/51'04
 制作:クレータ=マリア・ケンタラ、テア・ポルソ、マルック・ヴェイヨンスオ/録音・編集・マスタリング:マルック・ヴェイヨンスオ

 バロック・ヴァイオリニストのクレータ=マリア・ケンタラ Kreeta-Maria Kentala .

 前作は、J.S.バッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ》の曲と「カウスティネンの舞曲」をならべて演奏した『Side by Side(ならべてみると)』。
 このアルバムは「バッハの舞曲ではない舞曲」と地元カウスティネンの舞曲の「違い」と「つながり」に注目。それぞれの楽曲がばらばらではなく、ときに同じ曲かのように連続して演奏され、その異化・同化を楽しむ。
 その企画の新しさと「芸術音楽」としてのクオリティが高く評価され、フィンランド放送(YLE)の「2016年最優秀レコード」と「聴衆の選ぶ一枚」」に選ばれました。



 『ポルスカ=パンドルフィ』と題した今回の新しいアルバムでは、17世紀イタリアの作曲家パンドルフィの「ソナタ」と「南オストロボスニアのポルスカ」をならべ、新たな「文脈(context)」で音楽はどう聴こえるか、という興味を再び追及してみせます。

 ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ Giovanni Antonio Pandolfi Mealli(1624-1687)は、トスカーナ地方モンテプルチアーノ生まれ。オーストリア大公フェルディナント・カール大公のチロルの宮廷楽士を務め、大公の死後、シチリアのメッシーナに移りました。
 1660 年出版の2巻の『ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ』(Op.3 と Op.4)と1669年出版の『トリオソナタ(Cioe Balletti)』が彼の現存する作品とされています。
 このアルバムでは、ポルスカと組み合わせるため、2 つの曲集の5 曲が選ばれました。
 これらの曲では、当時の様式に従いながらもそこかしこで即興的な工夫が凝らされ、さらに、ドリア旋法、舞曲のリズム、民謡の旋律パターンとコードに共通点があることから、ポルスカと「ならべてみたら」という興味を誘われたといいます。
 南オストロボスニアのペリマンニ(フィドル弾き)たちが結婚を祝う集まりなどで弾いたポルスカはすべて、ケンタラの耳を頼りに演奏されます。
 ゆっくりしたテンポ、速いテンポ、突然の変化、思案げにみえたかと思えばただだらだらと、情熱的かと思えば怒り狂ったように。このアルバムのポルスカは、さまざまな表情で演奏されます。



フィンランド放送(YLE)の「2016年最優秀レコード」と「聴衆の選ぶ一枚」」に選ばれた
クレータ=マリア・ケンタラの前作
Side by Side(ならべてみると)


 ABCD 388
(SACD HYBRID)
\2400→\2190
『Side by Side(ならべてみると)-
 バッハのパルティータとカウスティネンの民俗音楽』
クレータ=マリア・ケンタラ
 (バロック・ヴァイオリン)
  J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
   1. ヒントリーキ・ペルトニエミの葬送行進曲(伝承曲)- アルマンド
   2. 吊り橋のハンボ(アルト・ヤルヴェラ(1964-)) - クラント
   3. 短調のポルスカ(ヴィルヤミ・ニーテュコスキ(1895-1985))- サラバンド
   4. ヤーナのワルツ(コンスタ・ユルハ(1910-1984)) - ジグ
  J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
   5. 前奏曲 - ポルスカ(伝承曲)
   6. ルール(遅いジグ)- ポルスカ=マズルカ)(ヴィルヤミ・ニーテュコスキ(1895-1985))
   7. ロンド形式のガヴォット - 小さいカントルのショッティーシュ(伝承曲)
   8. メヌエット I & II - パロカンガスの若者たちのよりよいワルツ(伝承曲)
   9. ブレー - フリーティ・オヤラのポルカ(伝承曲) - ジグ
 スカンディナヴィア最大の民俗音楽祭が行われる街カウスティネン、バッハ無伴奏ヴァイオリンとカウスティネンの民俗音楽を組み合わせたユニークな楽しいアルバムの誕生!

 録音:2015年5月18日-21日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)/5.0 multichannel/stereo/51’12
 制作・録音:サイモン・フォックス=ガール

 クレータ=マリア・ケンタラは、フィンランドを代表するバロック・ヴァイオリニストのひとり。スカンディナヴィア最大の民俗音楽祭でも知られるカウスティネンに生まれ、オストロボスニア音楽学校でマウノ・ヤルヴェラとユハ・カンガスとカイヤ・サーリケットゥに学び、シベリウス・アカデミーを経て、ストックホルムのエツベリ音楽学校でエンドレ・ヴォルフとジェニファー・ヴォルフに師事しました。ケルンのラインハルト・ゲーベルの下でバロック音楽を研究。イギリスのモニカ・ハジェットのプロジェクトにもたびたび参加してきました。カウスティネンに2013 年に創設されたピリオド楽器アンサンブル「バロッコ・ボレアーレ(北のバロック)」のリーダーを務め、アルバム『フォーク・シーズンズ』(ABCD402)のソロも担当しました。

  
 


ABCD 502
¥2400
ビーチ、シュトラウス
 リヒャルト・シュトラウス(1864–1949):
  ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18(1888)
 エイミー・ビーチ(1867–1944):
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.34(1896)
エリーカ・マーリスマー(ヴァイオリン)
エミール・ホルムストロム(ピアノ)

 リヒャルト・シュトラウスとエイミー・ビーチの「ヴァイオリン・ソナタ」

 録音:2021年1月 ロカイネン(フィスカルス、フィンランド)/63'40
 制作・録音:マルック・ヴェイヨンスオ

 シベリウス・アカデミーで学んだエリーカ・マーリスマー Eriikka Maalismaa のヴァイオリンとエミール・ホルムストロム Emil Holmstrom のピアノのデュオ。
 『ピリオド楽器で弾くシューマンのヴァイオリン・ソナタ』(ABCD 438)につづくアルバム第2作は、リヒャルト・シュトラウスとエイミー・ビーチの「ヴァイオリン・ソナタ」によるプログラムです。
 「19世紀は、言ってみれば、ばかげた時代だった。合理性を誇らしく思い、なにかと抑制の多い啓蒙時代がちょっとばかり長すぎた後、それにとってかわった、あふれんばかりのロマンティシズムが人々に目を開かせた。分別だけではない、われわれには感情と呼ばれるものがあるではないか。
 その結果、音楽は恥ずかしげもなく極大化しスマートさを失う。
 オーケストラは肥大し、作品は長く、構想は膨張していった」(ミカエル・マッティラ)(ABCD 503ライナーノート)。
 シュトラウスもビーチも、19世紀に生まれ、20世紀の半ばまで生きた作曲家です。「男らしさと遊び戯れる気分にみちた」シュトラウスの《ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調》と、古都ボストンの女性、エイミー・ビーチの作曲した情緒細やかな《ヴァイオリン・ソナタ イ短調》。
 「ヒット曲」と言われたシュトラウスの作品と、「これといった理由もなく壁際に追いやられてしまっていた」ビーチの作品の「コントラスト」を意識したというプログラムを、ジュゼッペ・ダラリオ製作のヴァイオリンとベーゼンドルファー・ピアノで演奏しています。
 
 

ABACD 25
¥2400
※ジャズです
セリヤ
 セッポ・カントネン(1963–):
  Tulonen/Aani/Portinvartija/
  Avaruuden musiikin porteilla/Tajuntani piirtaa/
  Han halusipaeta/Tuuli ei tieda, ruoho ei muista/
  Taivaan lentavat auttajat/Lenna lintunen pesalles/
  Elaman lahde
アンニマリア・リンネ(ヴォーカル、 朗読)
セッポ・カントネン(ピアノ)
ヴィッレ・ヘッララ(ベース)
ヴィッレ・ピュンシ(ドラム)
ラップランド室内管弦楽団
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)

 長年にわたりフィンランドのジャズシーンを牽引してきたセッポ・カントネンによるミュージカルのタッチとポップな雰囲気の漂うジャズ・アルバム

 録音:2019年12月17日–18日 文化ホール「コルンディ」(ロヴァニエミ、フィンランド)/53'02
 制作:セッポ・カントネン、マルック・ヴェイヨンスオ/録音・ミクシング・マスタリング:マルック・ヴェイヨンスオ

 フィンランドのピアニスト、セッポ・カントネン Seppo Kantonen(1963–)は、長年にわたりフィンランドのジャズシーンでさまざまに活動を行ってきました。
 ヘルシンキのジャズオーケストラ「UMO」などのバンドで演奏、エーロ・コイヴィストイネンやユッキス・ウオティラといったプレーヤーたちと共演。
 自身のグループ「クラング・トリオ」と「トッカ・カルテット」の活動でも知られ、150 を超す数の録音に参加しています。
 1985 年、フィンランド・ジャズ連盟の「ユリヨ賞」を授けられました。

 『セリヤ(Selja)』は、カントネンがフィンランドの詩人シルッカ・セリヤ Sirkka Selja(1920–2017)の詩に作曲した作品で作られたアルバムです。「初めて読んだ時から、私のなかで音楽としての命が芽生えた」と、カントネンは、彼女の詩からインスピレーションを授かったことを語っています。
 10曲のうち6曲のテクストは『Pisaroita ihol-la』(1978)から採られ、この詩集の題名が、ラップランド室内管弦楽団による初演コンサートのタイトルにも使われました。
 アンニマリア・リンネ Annemaria Rinne のヴォーカル、ヴィッレ・ヘッララ Ville Herrala のベース、ヴィッレ・ピュンシ Ville Pynssi のドラム、カントネンのピアノ。
 指揮者のヨン・ストゥールゴールズ John Storgあrds は、コンテンポラリーとクラシカル、ジャズ、トラッド、タンゴと、幅広いジャンルを手がけることで知られます。
 録音セッションは、2019年12月19日の初演に先立ち、同じ「コルンディ」で行われました。ミュージカルのタッチとポップな雰囲気の漂うジャズ・アルバムです。
 




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ALIA VOX



AVSA 9944
(SACD HYBRID)
¥2200→\1990
こんなすさまじい競演が!
 モニカ・ハジェット、バンキーニ、コープマン、ホプキンソン・スミス、サヴァール
 サヴァールと豪華メンバーによる1985年録音の名盤復活!

  F.クープラン:リュリ讃、コレッリ讃
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)
キアラ・バンキーニ(ヴァイオリン)
トン・コープマン(チェンバロ)
ホプキンソン・スミス(テオルボ)
ジョルディ・サヴァール(バス・ヴィオール、指揮)
ベルナール・エルヴェ(語り)

 録音:1985年3月19-22日、パリ

 アストレ録音の再発シリーズに、また一つ名盤が加わりました。1985 年録音の、クープランの「リュリ&コレッリ讃」です!

 『コレッリ讃』では音楽の神が住まうパルナッソス山にコレッリが導かれる様子が描かれ、『リュリ讃』では、コレッリに続いてパルナッソス山へ登ったリュリが、そこで出会ったコレッリと共に演奏を行う、という物語になっています。
 伝統的なフランス趣味と新しい魅力に満ちたイタリア趣味との狭間で揺れていた時代に、両者の融合を掲げていたF. クープランの理想が詰まった作品といえましょう。
 演奏するのは、1980年にコープマンと共にアムステルダム・バロック管弦楽団を設立し、1987年までコンサート・ミストレスを務めたモニカ・ハジェット。
 クイケン兄弟、レオンハルト、アーノンクールらと共演を重ね、1981年にアンサンブル415を結成したバンキーニ。サヴァールとの名盤も多数あるトン・コープマン。サヴァールとともにエスペリオンXX を結成したメンバーでもあるホプキンソン・スミス、という、まさに当時(から)最前線で活躍していた奏者たちによる、熱き思いのこもった名演です。

 
 




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APARTE



AP 259
¥2700→\2490
500年をタイムスリップしたかのようなイマジネーション
 世俗曲と電子音によるジョスカン・デ・プレ

 (1)キスしておくれ/(2)どんな悪より早い噂よ/
 (3)いとおしい形見よ/(4)美しい人、あなたの愛のために/
 (5)ベルナルディーナ/(6)川端の茂みの陰で/(7)美しい愛/
 (8)リ(チェルカー)ダ/(9)ああ、あなたは美しい/
 (10)サヴォワのベルジュレット/(11)ギヨームは暖まって~コオロギ/
 (12)ウニゾノ2/(13)ニンフ、森の精/(14)私は笑う/
 (15)フォイボスの輝き/(16)お前がこんなに好きだ/
 (17)限りない哀惜/(18)愛する人よ、さようなら/
 (19)もはやいかなる哀惜もなく/(20)3声のベルナルディーナ
ジャン=クリストフ・グロッフェ(指揮)
テレーム
ニコラス・ブッツィ(ブックラ・シンセサイザー)
ルドヴィク・ヴァン・ヘレモント(オンド・マルトノ)
(13):
 マチュー・ロマナンス(テノール)、
 シモン・マクハーレ(バリトン)、
 ルイス・ネイバー(バス)

 ルネサンスと現代のテクノロジーが理想的にコラボしたジョスカン・デ・プレ

 録音:2021年4-5月/セント・マルティン教会(マグデン、スイス)/96kHZ 24bit、62'00

 テレームは2013年にジャン=クリストフ・グロッフェがバーゼル・スコラ・カントールム出身者で結成した声楽アンサンブル。名称はラブレーの「ガルガンチュア」に登場する理想郷。
 アンサンブルは可変で、ジャンルを超えたミュージシャンをはじめダンサーや役者とも共演するクリエイティヴな志向が注目されています。

 このアルバムは、ジョスカン・デ・プレ作品を大胆で独創的に解釈し、ルネサンス語法と異なる音(オンド・マルトノ、電子ピアノ、ブックラ・シンセサイザー)と組み合わせることで、ポップな感覚され感じさせる世界を創り出しています。
 違和感は全くなく、電子音が教会内に響く合唱の余韻さながらの美しさで、500年をタイムスリップしたかのようなイマジネーションあふれるひとときを提供してくれます。



テレームの異色作
「シューベルトとジャヌカン、妄想の友情」

ジャン=クリストフ・グロッフェはジャケットで今風の男たちのシューベルティアーデの中、ひとり全裸


 COVIELLO
COV 91724
¥2700→\2490
楽興の時 シューベルトとジャヌカン、妄想の友情
 (1)シューベルト:
  そっと、そっと歌おうD635/ゴンドラの漕手D809/
  楽興の時第1番ハ長調/ナイチンゲールに寄すD196/
  愛による幸せD55/楽興の時第2番変イ長調/
  時の流れのうちにD710
 (2)クレマン・ジャヌカン:夜ごと夜ごとに/ひばり
 (3)アドリアン・ルロワ:ファンタジー
 (4)ジャヌカン:鳥の歌/愛と死と生
 (5)ルロワ:ブルゴーニュのブラーンル組曲
 (6)セルミジ:あなたは私を悩ませる
 (7)ジャヌカン:ナイチンゲール
 (8)シューベルト:
  ナイチンゲールD724/楽興の時第3番ヘ短調/
  セレナードD920/おやすみD903
テレーム
 【ゾーレン・ラヴァナン=リンケ
    (メゾソプラノ)、
  ラニ・オレンシテイン(ピアノ)、
  ジュリアン・フロイミュート(アルト)、
  リオール・レイボヴィチ、
   イーヴォ・ハウン(テノール)、
  ブレノ・クィンデーレ(バリトン)、
  ツィヴ・ブラハ(リュート)、
  ジャン=クリストフ・グロッフェ
    (バスと指揮)】
 妄想が産みだした稀有の共演

 録音:2016年11月/アレゲマイネ古文書館(バーゼル)/65’ 48”

 シューベルト(1797-1828) とクレマン・ジャヌカン(1485 頃-1558 頃) が会うことができて、音楽について楽しく語りあったら、という妄想を具現化したアルバム。
 妄想の主は声楽アンサンブル「テレーム」の指揮者でバス歌手のジャン=クリストフ・グロッフェ。自身ジャヌカンを演じ、ジャケットでは今風の男たちのシューベルティアーデの中で、意味深な全裸を晒しています。

 ロマン派のオーストリアの作曲家と16 世紀のフランスの作曲家には何の接点もないように思われますが、実は多くの共通点があります。ともに膨大な声楽曲を残し、その歌詞を吟味したこと。その多くを友人たちとの楽しみのために書いたこと、主に男声のために書かれていること等々。
 ここでは妄想をできるだけ現実化させるため、ピアノは1813 年製のフォルテピアノを使用。北ドイツの貴族の家で200 年間所蔵されていた楽器を2015 年にクリストファー・カーンが修復しました。

 また選曲も凝っていて、シューベルトの「知られたくないセクシャリティの部分」を暴露しているとのことです。


 




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EVIDENCE



EVCD 76
¥2800
マリアンヌ・ピケッティ(ヴァイオリン)
 世界初録音多数!
  ヴィヴァルディと同時代人の秘宝集
マリアンヌ・ピケッティ(ヴァイオリン)、
ル・コンセール・イデアル
 (1)ヴィヴァルディ:歌劇「試練の中の真実」~シンフォニア(原典版)
 (2)バルバラ・ストロッツィ:わが涙(オリヴィエ・フーレによるディミニッション版)
 (3)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ロ短調RV390(原典版)
 (4)同:2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのためのソナタ変ホ長調「聖墓にて」RV130
 (5)トゥリーニ:3声のソナタ「コリシーノ」(オリヴィエ・フーレによるオーケストラ版)
 (6)ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ト長調RV814(オリヴィエ・フーレによる復元)
 (7)アルビノーニ:シンフォニア ト短調
 (8)マルカントニオ・ツィアーニ:シンフォニア ハ短調「墓」
 (9)ドメニコ・ガッロ:ソナタ第2番~アレグロ・ノン・モルト
 (10)ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調RV562~グラーヴェ
 (11)同:4 つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調RV553
 (12)同:弦楽のための協奏曲ト短調RV157
 (13)モンテヴェルディ:
  歌劇「ポッペアの戴冠」~バッソ・ディ・チャッコーナ(オリヴィエ・フーレによるディミニッション版)
  
 (1)(2)(3)(5)(6)(13)世界初録音

 録音:2021年2月/ノワールラック修道院(フランス)/69'00

 バロック期のヴェネツィアはイタリア音楽の黄金時代とされ、重要な作曲家や演奏家が集まりました。
 ヴァイオリニストのマリアンヌ・ピケッティとル・コンセール・イデアルはこの実りの時代の豊かな遺産を復活することに熱意を燃やしています。

 今回6曲の世界初録音が含まれているのも貴重。ヴィヴァルディ作品の原典版のほか「ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ト長調」は復元版。ほぼすべて楽譜研究家オリヴィエ・フーレの成果が反映されています。
 フーレは本業がバレエ・ダンサーで、日本にもしばしば公演、指導で来ていてお馴染みの存在。ここでは天晴れの音楽学者の顔を見せています。


 





NOMADMUSIC


NMM 092
¥2800
メタモルフォシス
 (1)フィリップ・グラス:メタモルフォシスⅠ
 (2)ラヴェル:鏡~鐘の谷
 (3)カミーユ・ペパン:ナンバー1
 (4)ラヴェル:鏡~蛾
 (5)同:鏡~悲しい鳥たち
 (6)グラス:メタモルフォシスⅣ
 (7)同:鏡~洋上の小舟
 (8)グラス:メタモルフォシスⅡ
 (9)同:メタモルフォシスⅢ
 (10)ラヴェル:鏡~道化師の朝の歌
 (11)グラス:メタモルフォシスⅤ
セリア・オヌト・ベンサイド(ピアノ)
 YAMAHA使用

 鋭敏な感覚の光るセリア・オヌト・ベンサイドのラヴェルとグラス

 録音:2020年5月/イル・ド・フランス国立管弦楽団会館/73'41

 1992年生まれのフランスの美人ピアニスト、セリア・オヌト・ベンサイドの最新盤。
 今回はラヴェルの「鏡」全5曲とその精神的子孫であるフィリップ・グラスの「メタモルフォシス」5曲をちりばめ、1990年生まれの女性作曲家カミーユ・ペパン作品と3つの異なる時代の3名の不可思議な絆を示してくれます。

 ベンサイドはパリ音楽院でヌーブルジェほかに師事。
 高度な技巧に加え華があるうえ、独特な美学によるコンセプトが興味深く、今後目が離せません。
 
 

NMM 091
¥2800
トマ・ルルー~ボーン・トゥ・グルーヴ
 トマ・ルルー(ロラン・エルバス編):
  (1)ストーリーズNo.2/(2)マリゴット湾/(3)シューベルティアーデ/(4)ウォーク・アラウンド/
  (5)ノスタルジック・ソング/(6)リオ・セナリウム/(7)眺めのいい部屋/(8)ヴィラ・マダレナ/
  (9)アルメニアン・トリビュート/(10)ボーリュー/(11)ボーン・トゥ・グルーヴ
 ロラン・エルバス:
  (12)ルルーランド/(13)ブラジル組曲/(14)オペラ・トリビュート
 (15)サム・ファヴロー:バンキー・フローズ
 ラミーヌ・ディアーニュ:
  (16)ンデェ・クムバ/(17)エピローグ
 
 ボーナストラック:
  ウォーク・アラウンド(別テイク)
  トマ・ルルー(チューバ、コーラス)、ロラン・エルバス(ピアノ、キーボード、コーラス)、
  ジェローム・ブイゲス(ギター、コーラス)、
  ラミーヌ・ディアーニュ(フルート、サクソフォン、ンゴーニ、ドゥドゥク、カリンバ、歌)、
  サム・ファヴロー(ベース、コーラス)、フィリップ・ジャルダン(パーカッション、コーラス)ほか

 新時代のチューバ・スター登場!

 録音:2020年9月/スタジオ26(アンティーブ)/57'59

 トマ・ルルーは1987年生まれのフランスのチューバ奏者。マルセイユ歌劇場管弦楽団の奏者を務めながらソリストとして世界中をまわるまさに21 世紀チューバ界の期待の星。
 日本の音楽大学や楽器店でのレクチャーやマスタークラスでもしばしば来日してカリスマ的人気を誇っています。

 ルルーはクラシック作品のみならずジャズやポップスにも造詣が深く、このアルバムではジャズ・ミュージシャンとのコラボでオリジナル作品を披露。
 まるでアルト・サックスのような甘く咽び泣くチューバのソロが聴きもの。
 ルルーはチューバのみならずコーラスで歌声も披露。新時代のチューバ・スターの登場です。
 




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NAXOS



8.551455
(2CD)
¥2400
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
 ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(10弦ギター・デュオ編)

  【CD1】
   1. アリア / 2-16. 第1変奏-第15変奏
  【CD2】
   1-15. 第16変奏-第30変奏 / 16. アリア・ダ・カーポ
デュオ・シナフェ(10弦ギター・デュオ)
【メンバー】
 アンゲラ・クレーガー
 ディミタール・イヴァノフ

 録音 2021年2月24-26日 Chapel of Chexbres(スイス)

 名曲中の名曲として知られるJ.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」。不眠症に悩む伯爵のために、バッハの弟子ゴルトベルクが演奏したという逸話で知られる、チェンバロ(2段鍵盤付きクラヴィチェンバロ)のための作品です。
 冒頭と最後に置かれたアリアの低音パートに基づく30の変奏は、高度な対位法の技術が凝らされており、変奏曲の歴史における頂点の一つとして知られています。
 チェンバロやピアノだけではなく、弦楽合奏やオルガン、リコーダーやサックス・アンサンブルなど様々な楽器で演奏が試みられていますが、今回は2台の10弦ギターによる演奏の登場です。

 10弦ギターはギタリストのナルシソ・イエペスとギター製作者ホセ・ラミレス3世が共同開発した楽器で、一般的な6弦ギターに低音部の弦が4本追加されています。演奏は困難になりますが、これにより倍音の豊かな響きがもたらされます。
 このアルバムで10弦ギターのデュオを聴かせるのは"デュオ・シナフェ"。アンゲラ・クレーガーとディミタール・イヴァノフの2人がベートーヴェンやショパン、ラフマニノフ作品などをギターで演奏するために2019年に設立しました。
 デュオ名の「シナフェ」には相乗効果の意味があります。2020年に「ゴルトベルク変奏曲」の一部を含む様々な作品をアルバム「ClassicalFragments」として発表しましたが、今作では全曲演奏に挑戦、息を呑むかのような素晴らしい演奏を披露しています。

 
 
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8.579095
¥1200
夕暮れのセレナード
 ヴァイオリンと管弦楽のための忘れられたフィンランド音楽集

 1. ゲオルゲ・デ・ゴジンスキー(1914-1994): 優雅なワルツ(1951)
 2. ウーノ・クラミ(1900-1961): エスキース(1932)
 3. ニルス=エリク・フォグステット(1910-1961): 愛撫(1944)(G. デ・ゴジンスキーによるヴァイオリンと管弦楽編)
 4. エレメル・センティルマイ(1836-1908): ジプシー(1875)(G. デ・ゴジンスキーによるヴァイオリンと管弦楽編)
 5. ユルヨ・グナロプロス(1904-1968): カンツォネッタ(1931)
 6. デ・ゴジンスキー: ユモレスク(1966)
 7. ヘイノ・カスキ(1885-1957): ファンタジア・アパッショナータ Op. 9 (1954)(ヴァイオリンと管弦楽版)
 8. ハリー・ベリストロム(1910-1989): ニスカヴオリの女たち - 愛のセレナード(1970)
 9. ベリストロム: ロマンス 変ホ長調(1970)
 10. デ・ゴジンスキー: 夕暮れのセレナード(作曲年不詳)
 11. デ・ゴジンスキー: 平和な夜(作曲年不詳)
 12. エイノ・パルタネン(1915-2004): グッドバイ・スター・アイズ(作曲年不詳)
  (G. デ・ゴジンスキーによるヴァイオリンと管弦楽編)
 13. カスキ: ファンタジア・アパッショナータ Op. 9 (ヴァイオリンとピアノ版)
 全て世界初録音
  リンダ・ヘドルンド(ヴァイオリン)、
  エリサ・ヤルヴィ(ピアノ)-13、ラ・テンペスタ管弦楽団-1-12、ユリ・ニッシラ(指揮)-1-10、
  ヤンネ・タテノ(コンサートマスター、ヴァイオリン・ソロ・・・11,12)

 録音 2019年8月4-7日 Roihuvuori Church,Helsinki(フィンランド)-1-12 2020年8月3日 Sound Team Godzinsky Ltd Studio,Hinthaara(フィンランド)-13

 フィランドでは結婚式でペリマンニと呼ばれるヴァイオリン奏者たちがお祝いの音楽を奏でる伝統があり、ヴァイオリンは最も身近な楽器の一つ。
 民俗音楽からクラシック音楽にいたる様々な分野でヴァイオリンのための楽曲が生まれて来ました。このアルバムでは1930年代から1960年代にかけて人気を博した"ライト・ミュージック=サロン風の軽音楽"に属する様々な作品を紹介、広く愛されながらも、現在では耳にする機会がなくなってしまった美しい曲を楽しむことができます。

 アレンジャー・ピアニストとして活躍したデ・ゴジンスキーをはじめとするほとんどの作曲家は、作品とともに名前も忘れられてしまいましたが、中にはシベリウスに続くフィンランド音楽の歴史の中で最も重要とされるウーノ・クラミの民謡風な「エスキース」や、ピアニストとして名を馳せたヘイノ・カスキの「ファンタジア・アパッショナータ」などの貴重な作品も含まれています。抒情的な雰囲気溢れる珠玉の小品を楽しむことができる1枚です。
 ラ・テンペスタ室内管は、ピアニスト舘野泉がフィンランドで主宰しているオウルンサロ音楽祭を舞台に1997年に創設されたオーケストラ。舘野泉の息子ヤンネ・タテノがコンサートマスターを務め、フィンランド国内外に活動の場を広げています。
 
 


8.574365
¥1200
C.P.E.バッハ/ハイドン: チェロ協奏曲集
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
  チェロ協奏曲 イ長調 Wq. 172, H. 439(1753)
   1. I. Allegro / 2. II. Largo con sordini, mesto / 3. III. Allegro assai
 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1(1761-65)
   4. I. Moderato / 5. II. Adagio / 6. III. Finale: Allegro molto
 ハイドン: チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2(1783)
  7. I. Allegro moderato / 8. II. Adagio / 9. III. Rondo: Allegro
アンドレアス・ブランテリド(チェロ)
コンチェルト・コペンハーゲン(古楽器使用)
ラース・ウルリク・モルテンセン(指揮)

 録音 2020年10月4-6日 ガリソン教会、コペンハーゲン(デンマーク)

 Times of Transition=転換期と題されたこのアルバムに収録された3曲のチェロ協奏曲からは、18世紀後半、それまで全盛だった対位法に重きを置くバロック時代の音楽が、少しずつ素朴で明晰な書法を特徴とする「ギャラント様式」に移り変わっていく様子を窺い知ることができます。
 冒頭に置かれたC.P.E.バッハのチェロ協奏曲は、1753年に作曲された、まさにギャラント様式を代表する作品で、フランス風のロココ趣味にも通じる情緒豊かな旋律をチェロが滔々と歌う美しい曲。
 ボッケリーニやハイドンの作品よりも以前に書かれながらも、時代を先取りする斬新さを有しています。続くハイドンの協奏曲は第1番こそバロックの様式と古典派の様式、双方を併せ持っていますが、第2番は彼の後期の交響曲にも匹敵する充実した作風による音楽です。
 チェロを演奏するアンドレアス・ブランデリドは1987年コペンハーゲン生まれの奏者。14歳の時にエルガーのチェロ協奏曲を、デンマーク王立交響楽団と共演しデビューした逸材です。
 今回は、重鎮ラース・ウルリク・モルテンセンが指揮するコンチェルト・コペンハーゲンをバックに、1707年の「Boni-Hegar」ストラディヴァリウスを用いて端正、かつ歌心ある旋律を奏でています。

 
 
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8.574135
¥1200
フランツ・シューベルト(1797-1828):
 ピアノのための稀少作品と小曲集
ヴォイチェフ・ヴァレチェク(ピアノ)
 2つのスケルツォ D. 593(1817)
  1. 第1番 変ロ長調 / 2. 第2番 変ニ長調/
 3. 幻想曲 ハ短調 D. 2e(1811)/
 4. アレグロ ホ長調 D. 154(1815)
  (「ピアノ・ソナタ第1番 ホ長調 D. 157 - 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ」のスケッチ)/
 5. 幻想曲 ハ長調 D. 605 (断章)(1821-23)/6. 行進曲 ホ長調 D. 606(1818頃)/
 7. 行進曲 ロ短調 D. deest(1822)/8. ピアノ小品 ハ長調 D. 916b(スケッチ)(1827)-世界初録音/
 9. ピアノ小品 ハ短調 D. 916c(スケッチ)(1827)/10. フーガ ニ短調 D. 13(1812頃)/
 11. フーガ ハ長調 D. 24a(1812頃)/12. フーガ ト長調 D. 24b(1812頃)/
 13. フーガ ニ短調 D. 24c(1812頃)/14. フーガ ハ長調 D. 24d(断章)(1812頃)-世界初録音/
 15. フーガ ヘ長調 D. 25c(断章)(1812頃)-世界初録音/
 4つのフーガのスケッチ 変ロ長調 D. 37a(1813頃) (抜粋)
  16. 第1番 / 17. 第3番 / 18. 第4番/
 19. フーガ ホ短調 D. 41a(断章)(1813)-世界初録音/20. フーガ ホ短調 D. 71b(断章)(1813)-世界初録音/
 21. 歌劇《アルフォンソとエストレッラ》 D. 732 - 序曲(1822)

 録音 2020年7月27-29日 European Krzysztof Penderecki Center、Luslawice(ポーランド)

 "歌曲王"と呼ばれ親しまれているシューベルトですが、31年という短い生涯に、未完成を含む21曲のソナタをはじめとする夥しい数のピアノ曲も遺しています。
 その中には、少年時代にサリエリに師事していた頃、対位法の技術を習得するために作曲した「フーガ」と「フーガのスケッチ」や、モーツァルトへのオマージュと思われる「幻想曲 ハ短調」など興味深い作品も多く含まれています。
 また「2つのスケルツォ」はピアノ学習者の必須であった「ソナチネ・アルバム1」に収録されている曲。こちらもシューベルトの作曲技法の習熟が窺える軽快な作品です。
 演奏するヴォイチェフ・ヴァレチェクは1980年ポーランド生まれのピアニスト。これまでにフランツ・リストのアルバムを3枚リリース、テクニックと音楽性が高く評価されています。現在シレジア大学の教授を務め、後進の指導にあたりながら精力的な演奏活動を行っています。

 
 
 
8.573633
¥1200
アントン・アレンスキー(1861-1906):バレエ音楽『エジプトの夜』Op.50(1900)
 1. Ouverture 序曲
 2. Scene et danse de coquetterie 情景と妖艶なダンス
 3. Entree de Cleopatre et scene クレオパトラの入場と情景
 4. Danse d'Arsinoe et des esclaves アルシノエと奴隷の踊り
 5. Danse de Berenice et scene ベレニスの踊りと情景
 6. Scene d'empoisonnement 毒に侵される情景
 7. Danse des Juives ユダヤの少女たちの踊り
 8. Danse des egyptiennes エジプトの少女たちの踊り
 9. Charmeuse des serpents: Deuxieme danse d'Arsinoe
   蛇使い: アリオノエの第2の踊り
 10. Danse des Ghazies ガーズィーの踊り
 11. Cadence de la harpe ハープのカデンツァ
 12. Pas de deux (Tempo di valse) パ・ド・ドゥ(ワルツのテンポで)
 13. Allegro moderato アレグロ・モデラート
 14. Entree solennelle d'Antoine アントニーの厳粛な入場
 15. Finale フィナーレ
アレクサンドル・アヴラメンコ(ヴァイオリン)-1,5,13
ウラディーミル・コルパシニコフ(チェロ)-13
モスクワ交響楽団
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)

 MARCOPOLO 8.225028からのレーベル移行盤
 録音 1996年3月 モスフィルム・スタジオ、モスクワ(ロシア)

 作曲をリムスキー=コルサコフに師事し、優秀な成績でペテルブルク音楽院を卒業。その翌年からモスクワ音楽院の作曲科の講師を務め、1889年には教授に昇進、ラフマニノフやスクリャービン、グレチャニノフらを教えるなど、ロシア音楽の歴史の上で重要な役割を担ったアレンスキー。
 45歳に満たない生涯でありながら、250曲ほどの作品を残したことでも知られています。
 このバレエ音楽『エジプトの夜』は、クレオパトラを巡る愛のかけ引きが描かれた作品で、チャイコフスキーを思わせる豊かな和声と、官能的な旋律が印象的です。
 1908年にミハイル・フォーキンの振付によってマリインスキー劇場で初演され、その翌年にはディアギレフによって、他の作曲家の作品も併せた『クレオパトラ』に改編され、現在でも広く愛好されています。
 




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OPUS ARTE(CD)

OACD9048BD
(30CD)
¥12000→\10990

The Bayreuth Edition
 バイロイト・エディション30枚組BOX


 ◎歌劇《さまよえるオランダ人》(2枚組)
  純粋な愛によって救われるという物語もその後のワーグナーの主要なテーマといえ、
  様々な意味合いでワーグナー入門にうってつけの作品。
   オランダ人-サミュエル・ヨン(バス・バリトン)、ゼンタ-リカルダ・メルベート(ソプラノ)、
   エリック-トミスラフ・ムツェク (テノール)、マリー-クリスタ・マイヤー(メゾ・ソプラノ)、
   舵手-ベンヤミン・ブルンス (テノール)
   バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
   録音 2013年7月25日(ライヴ) バイロイト祝祭劇場
 ◎歌劇《タンホイザー》(3枚組)
  永遠の愛による魂の救済という筋立てはもちろん、ライトモチーフの使用など、
  その後のワーグナー作品を特徴づける要素が形作られています。
   領主ヘルマン-ユン・クヮンチュル(バリトン)、タンホイザー-トルステン・ケルル(テノール)、
   ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ-マルクス・アイヒェ(バリトン)、
   ヴァルター・フォン・フォーゲルヴァイデ-ロタール・オディニウス(テノール)、
   エリーザベト-カミラ・ニールンド(ソプラノ)、ヴェーヌス-ミシェル・ブリート(ソプラノ) 他
   バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団、アクセル・コーバー(指揮)
   録音 2014年8月12日(ライヴ) バイロイト祝祭劇場
 ◎歌劇《ローエングリン》(3枚組)
  2008年の《マイスタージンガー》でのバイロイト・デビューに続き、2011年に題名役で《ローエングリン》に登場した、
  クラウス・フローリアン・フォークトが鮮烈な印象を残した公演。
   ドイツ王ハインリヒ-ゲオルク・ツェッペンフェルト (バス)、
   ローエングリン-クラウス・フロリアン・フォークト (テノール)、
   ブラバントのエルザ姫-アネッテ・ダッシュ (ソプラノ)、
   フリードリヒ・フォン・テルラムント-ユッカ・ラシライネン(バス・バリトン)、
   オルトルート-ペトラ・ラング(メゾ・ソプラノ)、王の伝令-サミュエル・ヨン(バス・バリトン) 他
   バイロイト祝祭合唱団バイロイト祝祭管弦楽団アンドリス・ネルソンス(指揮)
   録音 2011年8月14日(ライヴ) バイロイト祝祭劇場





 ◎楽劇《ニーベルングの指環》
  バイロイトの全曲盤ライヴ録音としては、1966~67年のカール・ベーム盤(Philips)以来、
  実に約40年ぶりの正規盤リリースとなったもの。ティーレマンの指揮に加え、歌手たちも素晴らしい。

  ◎序夜: 楽劇《ラインの黄金》(2枚組)
    ヴォータン-アルベルト・ドーメン(バス・バリトン)、フリッカ-ミシェル・ブリート(ソプラノ)、
    フライア-エディット・ハッラー(ソプラノ)、エルダ-クリスタ・マイヤー(メゾ・ソプラノ)、
    アルベリヒ-アンドリュー・ショア (バス)、ミーメ-ゲルハルト・シーゲル(テノール)、
    ファゾルト-ユン・クヮンチュル (バリトン)、ファフナー-ハンス=ペーター・ケーニヒ(バス) 他
    バイロイト祝祭管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
    録音 2008年(ライヴ) バイロイト祝祭劇場

  ◎第1夜: 楽劇《ワルキューレ》(4枚組)
    ジークムント-エンドリック・ヴォットリヒ(テノール)、フンディング-ユン・クヮンチュル(バリトン)、
    ヴォータン-アルベルト・ドーメン(バス・バリトン)、ジークリンデ-エヴァ=マリア・ウェストブルク(ソプラノ)、
    ブリュンヒルデ-リンダ・ワトソン(ソプラノ)、フリッカ-ミシェル・ブリート(ソプラノ)、
    ゲルヒルデ-ソーニャ・ミューレック(ソプラノ) 他
    バイロイト祝祭管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
    録音 2008年(ライヴ) バイロイト祝祭劇場

  ◎第2夜: 楽劇《ジークフリート》(4枚組)
    ジークフリート-スティーヴン・グールド(テノール)、ミーメ-ゲルハルト・シーゲル(テノール)、
    さすらい人-アルベルト・ドーメン(バス・バリトン)、アルベリヒ-アンドリュー・ショア(バス)、
    ファフナー-ハンス=ペーター・ケーニヒ(バス)、エルダ-クリスタ・マイヤー(メゾ・ソプラノ)、
    ブリュンヒルデ-リンダ・ワトソン(ソプラノ)、森の小鳥-ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)
    バイロイト祝祭管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
    録音 2008年(ライヴ) バイロイト祝祭劇場

  ◎第3夜: 楽劇《神々の黄昏》(4枚組)
    ジークフリート-スティーヴン・グールド(テノール)、グンター-ラルフ・ルーカス(バス)、
    アルベリヒ-アンドリュー・ショア(バス)、ハーゲン-ハンス=ペーター・ケーニヒ(バス)、
    ブリュンヒルデ-リンダ・ワトソン(ソプラノ)、ヴァルトラウデ-クリスタ・マイヤー(メゾ・ソプラノ)、
    第1のノルン-シモーネ・シュレーダー(コントラルト)、第2のノルン-マッティーナ・ディーケ(メゾ・ソプラノ)、
    第3のノルン/グートルーネ-エディット・ハッラー (ソプラノ)他
    バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
    録音 2008年(ライヴ) バイロイト祝祭劇場
 ◎楽劇《トリスタンとイゾルデ》(4枚組)
  端正な騎士然としたロバート・ディーン・スミスと
  迫力溢れる歌唱のイレーネ・テオリンの二人が表題役を演じ、大きな話題となりました。
   トリスタン-ロバート・ディーン・スミス(テノール)、イゾルデ-イレーネ・テオリン(ソプラノ)、
   マルケ王-ロベルト・ホル(バス・バリトン)、クルヴェナール-ユッカ・ラシライネン(バス・バリトン)、
   メロート-ラルフ・ルーカス(バリトン)、ブランゲーネ-ミシェル・ブリート(ソプラノ)、
   若い水夫-クレメンス・ビーバー(テノール)、羊飼い-アルノルト・ベゾイエン(テノール)、
   舵取り-マーティン・スネル(バリトン)
   バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団、ペーター・シュナイダー(指揮)
   録音 2009年8月9日(ライヴ) バイロイト歌劇場
 ◎楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(4枚組)
  セバスティアン・ヴァイグレの指揮による爽快な演奏と、
  選りすぐりの歌手たちの歌唱によって、この長大な作品を存分に楽しむことができます。
   ハンス・ザックス-フランツ・ハヴラタ(バス)、ファイト・ボーグナー-アルトゥール・コーン(バス)、
   ジクストゥス・ベックメッサー-ミヒャエル・フォッレ(バリトン)、
   ヴァルター・フォン・シュトゥルツィング-クラウス・フロリアン・フォークト(テノール)、
   ダフィト-ノルベルト・エルンスト(テノール)、エファ-ミカエラ・カウネ(ソプラノ) 他
   バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団、セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
   録音 2008年(ライヴ) バイロイト歌劇場

 【決定版!手に汗握るバイロイト音楽祭のライヴ録音が一堂に集結】
 OPUS ARTEレーベルが誇る"バイロイト音楽祭ライヴ"を一つにまとめた30枚組BOXの登場。
 どの演目も高く評価された演奏であり、なかでも2008年に《ニーベルングの指環》を指揮したティーレマンは、この演奏で「ワーグナー指揮者」としての評価を一気に高めました。
 またティーレマンは2013年の《さまよえるオランダ人》でも風格ある演奏を披露しています。歌手たちの顔ぶれも錚々たるもので、スティーヴン・グールドやロバート・ディーン・スミスらの重鎮から、話題をまいたクラウス・フロリアン・フォークトまで優れたヘルデン・テノール歌手と、エヴァ=マリア・ウェストブルク、リンダ・ワトソン、イレーネ・テオリンと言った新時代のワーグナー・ソプラノらが織りなす壮大な愛のドラマは、聴き手を圧倒します。
 全ての演目に拍手入り。
 





<メジャー・レーベル>

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WARNER


もってないというわけにはいかない
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 正規レコード用録音集大成



9029523240
(55CD)
\19000→\16990

 うむう。
 ワーナーなんて、とばかにしていたのだが、本気を出してきた。
 これだけのことをされたらもってないというわけにはいかない。




 10分にわたる渾身のプロモーション・ビデオ。
 これをみるだけで万感胸に迫るものがある。
https://youtu.be/_SdWLE9NHZY


 ★フルトヴェングラー生誕135年記念、 フランス・フルトヴェングラー協会協力。
 ★商用リリース用として録音された音源すべてを、2021年新リマスター音源で収録した完全セット。
 ★Warner音源(旧EMI+Telefunken)とUniversal音源(DG+Decca)を初めて統合。
 ★初リリース音源
    シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」 コペンハーゲン 1950年10月1日ウィーン・フィル
    J.シュトラウス:皇帝円舞曲 Op.437(通し演奏によるテスト録音)  I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien
    ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲(通し演奏によるテスト録音)  I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien
    シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」~間奏曲第3番(通し演奏によるテスト録音&未発表テイク)  I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien
    チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48~第3楽章:エレジー(通し演奏によるテスト録音)  II.1950, Brahmssaal, Musikverein, Wien



 この55CDボックスは、フルトヴェングラーのスタジオ録音の音源すべてを統合した初めてのコレクションであるだけでなく、商用リリースを目的としたライブ録音も含まれています。

 Warner Classicsカタログ(旧HMV-EMIとTelefunken)とUniversalカタログ(Polydor、Decca、Deutsche Grammophon)の両社の音源が収録されていますが、Universalとの特別なライセンス契約により、オリジナルマスターの使用が許可されたというのは画期的なことと言っていいでしょう。

 またフランス・フルトヴェングラー協会副会長Stephane Topakian 氏協力のもと多くの音源の照会・調達がおこなわれ、一部、日本の《フルトヴェングラー・センター》による音源も収録されています。

 各録音は最新デジタル機器とさらなる高ビットによる入念なる新しいリマスターにより、これまで以上に入念な復刻となっています。
 また付属ブックレットとドキュメンタリーCDは、フルトヴェングラーの哲学とスコアに命を吹き込む自発性をさらに明らかにしてくれるでしょう。


 ★1950年にウィーン・フィルを指揮した初出音源が含まれています。
    ◎J.シュトラウス:皇帝円舞曲
    ◎ワーグナー:「神々の黄昏」からのジークフリートの葬送行進曲
    ◎シューベルト:「ロザムンデ」から間奏曲第3番
    ◎チャイコフスキー:「弦楽セレナード」からエレジー

 ★1950年10月1日にコペンハーゲンでデンマーク放送が収録した放送音源の「シューベルト:未完成交響曲」はこれまで私的保管のみ、とされていましたが、今回最適な音質で初出収録。これは商用リリース用ではないライブ録音ですが、今回特別に収録されています。

 ★ここに収録されたほとんどの音源は、オリジナルマスターよりフランスのアヌシーにあるArt & Son Studio にて、2021年に192kHz /24bitリマスターされています(以下の音源を除く)。

CD31(ワーグナーとマーラー)、CD 37(バルトーク)、およびCD 27の前半(ベートーヴェンの「皇帝」)は、フィルハーモニア管弦楽団75周年記念BOXのための2020年、192kHz / 24bitリマスター音源を使用。
CD35(ベートーヴェン)は、メニューイン全集のための2016年に96kHz / 24bitリマスター音源を使用。
CD55のドキュメンタリーは44kHz / 16bitでリマスター。

 リマスタリングは、可能な場合はオリジナル・マスターテープから、オリジナルの78回転SPおよびLPマトリックスなども使用され、入手可能な最良のソースから作成されています。

 リマスターを行った、Art&Son Studio では、これまでバルビローリ全集、クリュイタンス全集、ロストロポーヴィチ全集、ジネット・ヌヴー全集、メニューイン全集など、ワーナークラシックスだけでなく他のレーベルも含め、多くの作品のリマスターを手がけています。

 ★各ディスクはオリジナル・ジャケットのデザインによる紙ジャケットに封入。

 ★160ページのブックレット(英語、仏語、独語)には、以下のものを掲載
    ◎フルトヴェングラーに関するエッセイと多くの写真。
    ◎フランス・フルトヴェングラー協会副会長Stephane Topakian 氏と、Art&Son Studio エンジニアChristophe Henault 氏による、音源の調達やその問題等についての解説。
    ◎フルトヴェングラーの経歴タイムライン
    ◎このBOXの、完全なトラックリスト(録音日/会場/録音スタッフ/マトリックス番号/元のカタログ番号)


ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 正規レコード用録音集大成




CD1
  ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 Op.77~序曲
  録音:16.X.1926

  ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」
  録音:16,30.X.1926, I.1927

  メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」序曲 Op.21
  J.Sバッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068~第2曲:エア
  シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」 D.797~間奏曲第3番、バレエ音楽第2番
  録音:13.VI.1929, Hochschule fur Musik, Berlin

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Deutsche Grammophon GmbH
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD2
  ワーグナー:「ローエングリン」~第1幕への前奏曲
  ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」~第1幕への前奏曲、愛の死
  シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」 D.797~序曲
  R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」 Op.28 +リハーサル付き
  録音:1930, Hochschule fur Musik, Berlin

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Deutsche Grammophon GmbH
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD3
  メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 Op.26 +リハーサル付き
  ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」 Op.24~ハンガリー行進曲
  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲変イ長調 Op.46-3
  J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ニ長調 BWV.1047~第1,2楽章
  ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第10番
  録音:1930, Hochschule fur Musik, Berlin

  ウェーバー/ベルリオーズ編:舞踏への勧誘
  録音:1932, Hochschule fur Musik, Berlin

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Deutsche Grammophon GmbH
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD4
  ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲
  ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」 Op.84~序曲
  モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 K.492~序曲
  モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」 K.384~序曲
  録音:1933, Hochschule fur Musik, Berlin

  ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」序曲
  ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 Op.77~序曲、第3幕への前奏曲
  録音:1935, Hochschule fur Musik, Berlin

  モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
  録音:28.XII.1936 & VI.1937, Hochschule fur Musik, Berlin

  J.シュトラウス2世:歌劇「こうもり」序曲
  録音:28.XII.1936, Hochschule fur Musik, Berlin

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Deutsche Grammophon GmbH
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD5
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」
  録音:live: 1.V.1937, Queen’s Hall, London

エルナ・ベルガー(ソプラノ)
ゲルトレーデ・ピッツィンガー(アルト)
ヴァルター・ルートヴィヒ(テノール)
ルドルフ・ヴァツケ(バス)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD6
  ワーグナー:「ワルキューレ」~第3幕
  録音:live: 26.V.1937, Covent Garden, London

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
ルドルフ・ベッケルマン(バス・バリトン)
マリア・ミュラー (ソプラノ)、他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD7-8
  ワーグナー:「神々の黄昏」抜粋
  録音:live: 1.VI.1937, Covent Garden, London

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)
マルガレーテ・クローゼ(メゾ・ソプラノ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD9
  ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」
  録音:8.X & 3.XI.1937, Beethovensaal, Berlin

  ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」~第1幕への前奏曲、愛の死
  録音:11.II.1938, Beethovensaal, Berlin

  ワーグナー:「パルジファル」~第1幕への前奏曲、聖金曜日の音楽
  録音:5.III.1938, Beethovensaal, Berlin

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD10
  チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
  録音:25 & 27.X.1938, Beethovensaal, Berlin

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD11
  フルトヴェングラー:ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲~第2楽章
  録音:25.IV.1939, Beethovensaal, Berlin

エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130~第5楽章:カヴァティーナ
  録音:15.X.1940, Philharmonie, Berlin

  ブルックナー:交響曲第7番ホ長調~第2楽章:アダージョ
  録音:7.IV.1942, Philharmonie, Berlin

  グルック:歌劇「アルチェステ」序曲
  録音:9.X.1942, Philharmonie, Berlin

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records、Teldec Classics、Telefunken (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD12
  ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
  録音:8,23.XII.1943, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」
  録音:22-23.XII.1943, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD13
  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
  録音:28-29.VIII.1947, Kunsthaus, Lucerne

イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ルツェルン祝祭管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD14
  ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
  録音:10-12, 17.XI.1947 & 15.II.1949 , Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 Op.62
  録音:25.XI.1947, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD15
  モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調 K.361「グラン・パルティータ」
  録音:11,19,26.XI & 3.XII.1947, Brahmssaal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ソロイスツ
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD16
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
  録音:17-19 & 25.XI.1947, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD17
  ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
  録音:20,22,24,25 III.1948, Kingsway Hall, London

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Decca Music Group
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy

  ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73(Decca初出盤による)
  録音:20,22,24,25 III.1948, Kingsway Hall, London

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源、リマスター:フルトヴェングラー・センター提供


CD18
  ワーグナー:「神々の黄昏」~ブリュンヒルデの自己犠牲
  録音:26.III.1948, No.1 Studio, Abbey Road, London

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

  メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 Op.26
  録音:15.II.1949, Grosser Saal or Brahmssaal, Musikverein, Wien

  モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
  録音:7-8.XII.1948 & 17.II.1949, Grosser Saal or Brahmssaal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD19
  ワーグナー:ジークフリート牧歌
  録音:16-17.II.1949, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ワーグナー:「タンホイザー」序曲
  録音:17,22.II.1949, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートのラインへの旅
  録音:23.II.1949, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
  録音:30-31.III.1949, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD20
  ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
  録音:30.III & 2.IV.1949, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ワーグナー:「ワルキューレ」~ワルキューレの騎行
  録音:31.III.1949, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」 Op.24~ハンガリー行進曲
  録音:31.III.1949, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  モーツァルト:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K.525
  録音:1.IV.1949, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ブラームス:ハンガリー舞曲~第1,3,10番
  録音:4.IV.1949, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」~第1幕への前奏曲、徒弟たちの踊り
  録音:1,4.IV.(前奏曲), 4.IV.1949(徒弟たちの踊り), Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy


CD21
  ワーグナー:「ローエングリン」~第1幕への前奏曲
  録音:29.VIII.1949, Kunsthaus, Lucerne

  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
  録音:29-31.VIII.1949, Kunsthaus, Lucerne

イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン/ブラームス)
ルツェルン祝祭管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD22
  ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
  録音:18-19.I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」
  録音:19-21.I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD23
  R.シュトラウス:交響詩「死と浄化」 Op.24
  録音:21-24.I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲 Op.437
  録音:24.I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ベートーヴェン:交響曲第4番ト長調 Op.60
  録音:25 & 30.I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD24
  ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲
  録音:31.I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」~第3幕への前奏曲
  録音:1.II.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
  録音:1.II.1950, Grosser Saal or Brahmssaal, Musikverein, Wien

  シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」~間奏曲第3番、バレエ音楽第2番
  録音:2.II.1950, Brahmssaal, Musikverein, Wien

  チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48~第2,4楽章
  録音:2.II.1950, Brahmssaal, Musikverein, Wien

  J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ(グロッケンシュピール入り版と無し版)
  録音:3.II.1950, Brahmssaal, Musikverein, Wien

  モーツァルト:歌劇「魔笛」~「恐れおののかなくてよい」「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
  録音:3.II.1950, Brahmssaal, Musikverein, Wien

ヴィルマ・リップ(ソプラノ/モーツァルト)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD25
  シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」序曲
  録音:3-17.I.1951, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
  録音:4-10.I.1951, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲
  録音:11.I.1951, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by Art & Son Studio, Annecy(シューベルト)
from original tapes by Art & Son Studio, Annecy(チャイコフスキー、ケルビーニ)


CD26
  ハイドン:交響曲第94番ト長調 Hob.I:94「驚愕」
  録音:11-17.I.1951, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
  録音:18.I.1951, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  シューマン:マンフレッド序曲 Op.115
  録音:24-25.I.1951, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  スメタナ:「モルダウ」
  録音:24.I.1951, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD27
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」
  録音:19-20.II.1951, No.1 Studio, Abbey Road, London

エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
Remastering 2020 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy

  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
  録音:25-26.V.1952, Jesus Christus Kirche, Berlin-Dahlem

イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD28
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」
  録音:live: 29.VII.1951, Festspielhaus, Bayreuth

エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン(コントラルト)
ハンス・ホップ(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD29-30
  シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944「グレート」
  録音:27-28.XI & 2-4.XII.1951, Jesus Christus Kirche, Berlin-Dahlem

  フルトヴェングラー:交響曲第2番ホ短調
  録音:22.XI-4.XII.1951, Jesus Christus Kirche, Berlin-Dahlem

  ハイドン:交響曲第88番ト長調 Hob.I:88
  録音:4-5.XII.1951, Jesus Christus Kirche, Berlin-Dahlem

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Deutsche Grammophon GmbH
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD31
  ワーグナー:「神々の黄昏」~ブリュンヒルデの自己犠牲
  録音:22.VI.1952, Kingsway Hall, London

  マーラー:さすらう若者の歌
  録音:24-25.VI.1952, Kingsway Hall, London

キルステン・フラグスタート(ソプラノ/ワーグナー)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン/マーラー)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
Remastering 2020 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD32
  ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
  録音:24,26-28.XI.1952, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」
  録音:24,25.XI.1952, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD33
  ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
  録音:24-25.XI.1952, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD34
  ベートーヴェン:交響曲第4番ト長調 Op.60
  録音:1-2.XII.1952, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ワーグナー:「タンホイザー」序曲
  録音:2-3.XII.1952, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD35
  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
  録音:7-8.IV.1953, Kingsway Hall, London

  ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調 Op.40
  ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
  録音:9.IV.1953, Kingsway Hall, London

イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
Remastering 2016 in 96kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD36
  シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120
  録音:14.V.1953, Jesus Christus Kirche, Berlin-Dahlem

  フランク:交響曲ニ短調 FWV.48
  録音:14-15.XII.1953, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(シューマン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(フランク)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Deutsche Grammophon GmbH、Decca Music Group
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD37
  バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Sz.112
  録音:12-13.IX.1953, No. 1 Studio, Abbey Road, London

イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
Remastering 2020 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD38
  ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」
  録音:28.II. & 1.III.1954, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD39
  ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲/ジークフリートのラインへの旅
  R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 Op.20
  R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」 Op.28
  リスト:交響詩「前奏曲」 S.97
  録音:2-3 III.1954, Grosser Saal, Musikverein, Wien

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD40
  ワーグナー:「ローエングリン」~第1幕への前奏曲
  録音:4.III.1954, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 Op.77~序曲
  ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」 Op.81~序曲
  録音:5-6.III.1954, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  グルック:歌劇「アルチェステ」序曲
  グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲
  録音:8.III.1954, Grosser Saal, Musikverein, Wien

  ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番 Op.72a
  録音:4-5.IV.1954, Hochschule fur Musik, Berlin

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ワーグナー、ウェーバー、グルック)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ベートーヴェン)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD41-43
  J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
  録音:live: 14 & 17.IV.1954, Grosser Saal, Konzerthaus, Wien

アントン・デルモータ(テノール:福音史家)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン:イエス)
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ:女中I、ピラトの妻)
マルガ・ヘフゲン(アルト:女中II)
オットー・エーデルマン(バス:ユダ、ペトロ、ピラト)
ウィーン・ジングアカデミー
ウィーン少年合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New editing by Stephane Topakian and new remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy
※第64~66曲収録


CD44-47
  ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」全曲
  録音:10-22.VI.1952, Kingsway Hall, London

キルステン・フラグスタート(イゾルデ)
ルートヴィヒ・ズートハウス(トリスタン)
ブランシュ・シーボム(ブランゲーネ)
ヨゼフ・グラインドル(マルケ王)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(クルヴェナール)
エドガー・エヴァンス(メロート)
ルドルフ・ショック(牧童、水夫)
ロデリック・デイヴィス(舵手)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD48-49
  ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」 Op.62 全曲
  録音:3-19.X.1953, Grosser Saal, Musikverein, Wien

マルタ・メードル(レオノーレ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(フロレスタン)
ゴットロープ・フリック(ロッコ)
オットー・エーデルマン(ドン・ピツァロ)
アルフレート・ペル(ドン・フェルナンド)
セーナ・ユリナッチ(マルツェリーネ)
ルドルフ・ショック(ヤキーノ)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy


CD50-53
  ワーグナー:「ワルキューレ」全曲
  録音:28.IX-6.X.1954, Grosser Saal, Musikverein, Wien

マルタ・メードル(ブリュンヒルデ)
レオニー・リザネク(ジークリンデ)
フェルディナント・フランツ(ヴォータン)
ルートヴィヒ・ズートハウス(ジークムント)
マルガレーテ・クローゼ(フリッカ)
ゴットロープ・フリック(フンディング)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy



CD54:初リリース音源

  ★シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」
  録音:live: 1.X.1950, Odd Fellow Palaet, Copenhagen
音源:Originally broadcasted by Danish Radio in 1950, Source: Henning Smidth
New remastering in 192kHz/24-bit from original tapes by Henning Smidth
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
  ★J.シュトラウス:皇帝円舞曲 Op.437(通し演奏によるテスト録音)
  録音:I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy

  ★ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲(通し演奏によるテスト録音)
  録音:I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy

  ★シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」
    ~間奏曲第3番(通し演奏によるテスト録音&未発表テイク)
  録音:I.1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy

  ★チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48
    ~第3楽章:エレジー(通し演奏によるテスト録音)
  録音:II.1950, Brahmssaal, Musikverein, Wien
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

  ★チューニング、ブザー、演奏始まりミスの音源
  録音:Editing from original tapes 1949/1950. Recordings in Vienna and Lucerne.
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original tapes by Art & Son Studio, Annecy
ルツェルン祝祭管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)




CD55:ボーナス・オーディオ・ディスク
  ジョン・トランスキーによるドキュメンタリー・インタビュー「フルトヴェングラーの思い出」

音源:Jon Tolansky
Remastering in 44.1kHz/16-bit by Art & Son Studio, Annecy




<国内盤> 

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BIJIN CLASSICAL



BJN-1015
¥2970
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
「シューベルト作品集-1」

 シューベルト(1797-1828):
  即興曲集 作品90 D899
  舞曲集(ドイツ舞曲とワルツ集)
  ピアノ・ソナタ(第4番)イ短調 D537
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 (ピアノ
  1922年製のニューヨーク・スタインウェイ)

 孤独な心に寄り添う優しさと、狂おしいまでの魂の叫び~待望のシューベルト新シリーズ、第1 。「シューベルト作品集-1」イリーナ・メジューエワ

   録音:2020年11月26日~28日、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO / 96kHz+24Bit録音、発売元:日本ピアノサービス株式会社

 「BIJIN CLASSICAL(ビジン・クラシカル)」の第七弾。メジューエワの新たなシューベルト・シリーズがスタートします。
 第1集は、約十年ぶりの再録音となる「即興曲集(作品90)」と、初録音のイ短調ソナタ(D537)に舞曲集を組み合わせたプログラム。
 舞曲集は、ロシアの大先輩、マリヤ・グリンベルクによる選曲を基本に演奏者が新たに編み出したセレクション。
 作曲家の孤独な心に寄り添うような優しさと、狂おしいまでの魂の叫びが共存する演奏は、シューベルト音楽のもつ独特の魔力・魅力を余すところなく伝えます。
 1922 年製のニューヨーク・スタインウェイの生み出す豊穣な響きも聴きどころのひとつです。
 





<映像>


EUROARTS(映像)

20 58073
(Blu-ray)
¥4700
ヴァルトビューネ2010~『愛の夜』
 ・ムソルグスキー/リムスキー・コルサコフ編:交響詩『禿山の一夜』
 ・ドヴォルザーク:歌劇『ルサルカ』Op.114より「月に寄せる歌」*
 ・ハチャトゥリアン:バレエ音楽『スパルタクス』より「アダージョ」
 ・R.シュトラウス:歌劇『カプリッチョ』Op.85より「最後の場」*
 ・ワーグナー:歌劇『リエンツィ』序曲
 ・コルンゴルト:歌劇『死の都』より「わたしに残されたしあわせ」*
 ・R.シュトラウス:歌曲集Op.10より「献身」*
 ・エルガー:愛のあいさつ
 ・プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「さようなら」*
 ・プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「氷のような姫君の心も」*
 ・プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「わたしのおとうさん」*
 ・レオンカヴァッロ:歌劇『ボエーム』より「ミュゼットはみずみずしい唇に美しい歌を」*
 ・レオンカヴァッロ:歌劇『ボエーム』より「ミミ・ピンソンは金髪娘」*
 ・チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
 ・ディニーク:ホラ・スタカート
 ・リンケ:ベルリンの風
  ルネ・フレミング(ソプラノ)
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、イオン・マリン(指揮)

20 58079
(DVD)
¥3100

 新装丁で再登場!ベルリン・フィル/ヴァルトビューネ2010~『愛の夜』METの女王、ルネ・フレミング登場!

 収録時期:2010年6月27日、ベルリン、ヴァルトビューネ野外音楽堂(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9、1080i Full HD、音声:PCM2.0、DTS Master Audio5.1、リージョン:All、BD 25、字幕:英独仏、130分
 (DVD)画面:カラー、16:9、音声:PCM Stereo、Dolby Digital 5.1、DTS 5.1、リージョン:All、DVD9、字幕:英独仏、130分

 新装丁盤。
 毎夏恒例のベルリン・フィルの野外コンサート、ヴァルトビューネ・コンサート。
 2010年の主役はMETの女王、ルネ・フレミング。ドヴォルザーク、プッチーニなどのアリアを美しく歌い上げ、「愛の夜(Nacht der Liebe)」と題した夏の夜のコンサートを盛り上げました。
 特にR.シュトラウス『カプリッチョ』の「最後の場」はなんともロマンティック。そしてコルンゴルトの『死の都』より「わたしに残されたしあわせ」は叙情的で美しく絶品の歌声を聴かせてくれます。
 指揮はルーマニア出身の気鋭イオン・マリン。『禿山の一夜』では絶妙なハーモニーと精密なニュアンス、弦は常に柔らかく、管は華麗に表情豊かに鳴らし、濃密な音楽を作っています。
 ヴァルトビューネならではのリラックスした会場の雰囲気の中、至福の音楽を楽しめる映像です。
 (旧品番:20.58078/20.58074は廃盤となっております。)
 
 
20 53093
(Blu-ray)
¥4700
ヴァルトビューネ2003~ガーシュウィン・ナイト
 1.ガーシュウィン:パリのアメリカ人
 2.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(マーカス・ロバーツ編)
 3.ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調(マーカス・ロバーツ編)
 4.ロバーツ:コール・アフター・ミッドナイト
 5.ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド(ドン・ローズ編)
 6.ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム
 7.リンケ:ベルリンの風(アンコール)
マーカス・ロバーツ・トリオ(2,3,5,6)
マーカス・ロバーツ(ピアノ)
ローランド・ゲリン(ベース)
ジェイソン・マルサリス(ドラムス)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
小澤征爾(指揮)

20 53099
(DVD)
¥3100

 小澤のガーシュウィン・ナイトが新装丁で再登場!

 収録:2003年6月29日、ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9、Full HD、音声:PCM2.0、DTS Master Audio5.1、リージョン:All、BD 25、111分+18分(ボーナス)
 (DVD)画面:カラー、16:9、音声:PCM Stereo、Dolby Digital 5.1、DTS 5.1、リージョン:All、DVD9、111分+18分(ボーナス)

 ベルリン・フィル恒例の夏の野外コンサート、ヴァルトビューネ。小澤征爾が登場して話題となった2003年のガーシュウィン・ナイトが新装丁盤で再登場。

 盲目のジャズ・ピアニスト、マーカス・ロバーツ率いるトリオが、ベルリン・フィルを圧倒的な存在感で巻き込み、古典的なシンフォニック・ジャズにモダンの要素を融合させたスリリングで興味深いパォーマンスをみせています。
 (旧品番:20.53094/20.53098は廃盤となります。)














7/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


BIS


BIS 2602
¥2700
「忘れない」
 (1)ペア・ヌアゴー(1932-):
   「ふたつの間で」(チェロ協奏曲第1番)(1985)
 (2)カイヤ・サーリアホ(1952-):
   「光についての覚書」(チェロと管弦楽のための)(2006)
 (3)ヌアゴー(ヤコブ・クルベア(1976-)編曲):
  「子供を忘れない」(ヴィオラ協奏曲第1番)
   (チェロと管弦楽のための)(1986 adap.2013)
ヤコブ・クルベア(チェロ)
(1)(2)BBC フィルハーモニック
(1)マイケル・フランシス(指揮)
(2)ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
(3)シンフォニア・ヴァルソヴィア、
 シモン・ビヴァレツ(指揮)

 チェリスト、ヤコブ・クルベアがサーリアホとヌアゴーの作品を録音!

 録音:(1)2015年12月17日、(2I)2016年11月6日/フィルハーモニック・スタジオ(MediaCityUK、ソルフォード、イングランド)、(3)2015年8月31日&9月1日/ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサートスタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 制作:(1)(2)ジェレミー・ヘイズ、(3)ベアタ・ヤンコフスカ=ブルズィニュスカ
 録音:(1)(2)スティーヴン・リンカー、(3)ユリタ・エマヌイウォヴ
 BIS ecopak、83'28

 『ノルドセンディング(Nordsending)』(BIS-2269)の「トリオ・アリストス」のチェリスト、ヤコブ・クルベアの BISレーベル第2弾。
 彼がコラボレーションをつづけるふたりの作曲家、デンマークのペア・ヌアゴーとフィンランドのサーリアホの「チェロ協奏曲」を「ソリスト」として演奏したアルバムです。ヤコブ・クルベアは、1976年、デンマークのオーフス生まれ。
 オーフス王立音楽アカデミーのハッロ・ラウセナールスに学んだ後、ドミートリー・フェルシュトマン、ヴァルター・デシュパリ、マッツ・リードストレム、コリン・カーに師事、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーのモーテン・ソイテンの指導を受けてソリスト・ディプロマを取得しました。ヨーロッパ各地のオーケストラとの共演、音楽祭への出演とつづき、2016年からはロンドンの王立音楽大学の教授も務めています。

 ヌアゴーの「チェロ協奏曲第1番」《Between(ふたつの間で)》は、3楽章の作品です。「内に秘めた感情の表現」(チェロ)と「外部要因」(オーケストラ)が対立、そこにソリストが巻き込まれる〈In Between(間にはさまれ)〉、ソリストが優位に立つ〈Turning Point(転換点)〉、ソリストとオーケストラが対等の関係になる〈Among(囲まれて〉。
 「人の成長」になぞらえた音楽ともみなされ、最後の楽章ではチェロが、ガムランの「スレンドロ」によるメロディを弾き、「ヒューマンタッチ」を加えます。クルベアが教わったソイテンも録音した作品です。

 《Remembering Child(子供を忘れない)》は、東西冷戦の時代、核戦争に反対し、1985年に飛行機事故で亡くなった13歳のアメリカの少女、サマンサ・スミスへの「祈り」、そして、大人の愚行と戦っている「子供異端者」への「トリビュート」として書かれた作品です。
 2つの楽章で構成され、2曲のグレゴリオ聖歌も引用して書かれています。ミネソタ州のセントポール室内管弦楽団の委嘱で作曲されピンカス・ズッカーマンに献呈されました。クルベアは、この「ヴィオラ協奏曲第1番」をチェロのために編曲、作曲者の考えを求めながら「カデンツァ」も作曲しました。

 フィンランドのサーリアホもクルベアが共同作業を行う作曲家のひとりです。《Notes on Light(光についての覚書)》は、ボストン交響楽団が委嘱、アンシ・カルットゥネンがソロを弾いてボストンとヘルシンキで初演した作品です。
 〈Translucent, secret(半透明、秘密)〉〈On fire(白熱して)〉〈Awakening(目覚め)〉〈Eclipse(蝕)〉〈Heart of Light(光の核心)〉の5楽章。「ソリストが重要なことを語ろうとすると、オーケストラは彼にスペースを開ける」。チェロの「技巧」を発揮させる書法で作曲され、スコアの最後、T. S. エリオットの詩『荒地』が引用されています。

 
 





CLAVES

50 3031
¥2800
グラウビュンデン・カンマーフィルハーモニーが
 ダレッサンドロ、ユオン、デルングス、ヴェースピを録音

  (1)ダレッサンドロ:交響曲第2番 Op.72
  (2)ユオン:ブルレッタ~ヴァイオリンとオーケストラのための Op.97
  (3)デルングス:3つの詩曲~オーケストラのための Op.173(交響曲第9番)
  (4)ヴェースピ:「別れ」
(2)セバスティアン・ボーレン(ヴァイオリン)
グラウビュンデン・カンマーフィルハーモニー
フィリップ・バッハ(指揮)

 俊英ヴァイオリニスト、ボーレンも参加!グラウビュンデン・カンマーフィルハーモニーがダレッサンドロ、ユオン、デルングス、ヴェースピを録音。

 録音:2021年1月/サル・アム・リンダプラッツ/DDD、ディジパック仕様、79'22

 1989年創設のスイス南東部の室内オーケストラ、グラウビュンデン・カンマーフィルハーモニーがラファエーレ・ダレッサンドロ(1911-1959)、パウル・ユオン(1872-1940)、ジャン・アントーニ・デルングス(1935-2012)、オリヴァー・ヴェースピ(1971-)の作品を録音。
 本拠グラウビュンデンは『アルプスの少女ハイジ』の舞台となったところで、同団も土地柄を反映したかのような伸びやかで明るい音色が魅力です。

 ユオンはドイツで活躍したスイス系ロシア人の作曲家で、タネーエフやアレンスキーに作曲を師事しました。ヴァイオリンとオーケストラのためのブルレッタは単一楽章の作品でヴァイオリンの華やかな技巧とオーケストラの掛け合いが魅力。
 なかなか実演がないだけに当録音は大歓迎と言えます。
 ヴァイオリン独奏はスイスの俊英ヴァイオリニスト、セバスティアン・ボーレン。カルミニョーラ、ブロン、シトコヴェツキーらに師事しその頭角を現しました。精緻で美音が魅力のボーレン。とりわけ高音の伸びやかな美しさは聴きものです。

 
 





KLARTHE


KLA 101
¥2800
「対話」
 (1)マントヴァーニ:「Bug」~クラリネットのための
 (2)ブーレーズ:「ドメーヌ」【I.オリジナル+II.ミラー】~クラリネットと21の楽器のための
 (3)ブーレーズ:「2つの影の対話」~クラリネットとテープのための
 (4)ジャレル:「Assonance」~クラリネットのための
  ニコラ・バルディルー(クラリネット)
  (2)セシル・アガトル(ヴァイオリン)、フロリアーネ・ボナンニ(ヴァイオリン)、
   オレリア・スヴィネ=コヴァルスキ(ヴィオラ)、ユリアン・ダボネヴィレ(ヴィオラ)、
   ルノー・ギウー(チェロ)、シャルリーヌ・シャシュロー(チェロ)、ヤン・デュボス(コントラバス)、
   クリスティアン・リヴェ(ギター)、マガリ・モスニル(フルート)、エレーヌ・ドヴィレネヴー(オーボエ)、
   ニコラ・バルディルー(バス・クラリネット)、ユリアン・ハーディ(ファゴット)、ユーグ・ヴィアロン(ホルン)、
   ヤヴィル・ロセト(トランペット)、アントニ・ガナイ(トロンボーン)、ダヴィド・マッケ(トロンボーン)、
   アレクシス・ラエンス(トロンボーン)、ユレス・ボワティン(トロンボーン)、
   セドリック・カルセレス(サクソフォン)、ニコラ・チュリエ(ハープ)、ルノー・ムッツォリーニ(マリンバ)

 クラリネットの妙技を堪能。ブーレーズ、マントヴァーニ、ジャレルの作品を名手ニコラ・バルディルーが録音!

 録音:2019年6月/ムードン・スタジオ/DDD、ディジパック仕様

 クラリネット奏者ニコラ・バルディルーがブーレーズ、マントヴァーニ、ジャレルの作品を録音しました!

 マントヴァーニは現代を代表する作曲家。著名な演奏家が積極的に委嘱するなど、近年ますます注目されています。1999年に書かれた「Bug」はクラリネットの無伴奏作品です。

 ブーレーズは自身の作品を表現するうえで最も優れた楽器としてクラリネットをあげ、その敏捷性に加えて、幅広い音域のクラリネットを吹き分けることで独自の世界を表現しようとしました。
 「ドメーヌ」はブーレーズの代表作のひとつで「オリジナル」と「ミラー」の2曲からなる作品。今回はそのオリジナル版であるクラリネットと21の楽器による演奏で録音されました。
 弦楽器、木管、金管がクラリネットの旋律と交叉しながら立体的に音楽が進みます。「2つの影の対話」は先の「ドメーヌ」の一部修正版をなし、6 つの楽譜をさまざまな場面に応じクラリネットが演奏し、あらかじめ録音したクラリネットがその音に応えるという実にユニークな作品。
 テープとはその録音物をさし、クラリネットとテープのための作品とされます。その立体感たるや驚くべきもの。クラリネットの世界にどっぷりつかれます。なお、当曲はルチアーノ・ベリオの60歳の誕生日を記念して作曲されました。

 最後にミカエル・ジャレルの「Assonance」で締めくくります。

 ニコラ・バルディルーはミュンヘンARD国際コンクール(1998年)、ニューヨークヤング・アーティスト(2001年)で優勝している逸材。度々来日もしており、日本でも人気の奏者です。
 
 
KLA 118
¥2800
「現代のブラームス...」
 (1)エルサン:「雨の歌」~ヴァイオリンとピアノのための
 (2)バクリ:ヴァイオリン・ソナタ第4 番「ブラームス風」Op. 148
 (3)フィンジ:「冬の夜」~ヴァイオリンとピアノのための
アンサンブル・デ・ゼキリーブル
 【アニエス・ピーカ(ヴァイオリン)、
  ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)】

 ブラームスの3ヴァイオリン・ソナタに着想を得て作曲された3篇

 セッション録音:2020年7月/フランス/DDD、ディジパック仕様

 ブラームスの3つのヴァイオリン・ソナタに着想を得て作曲された3篇。
 フィリップ・エルサン(1948-)は第1番「雨の歌」、ニコラ・バクリ(1961-)は第2番、ジェラルド・フィンジ(1901-1956)は第3番からそれぞれインスピレーションを得て作品を仕上げました。
 現代のブラームスをここに聴くことができます。
 
 


KLA 112
¥2800
ダミアン・ヴェントゥーラがサン=サーンスの協奏曲を録音!
 (1)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33
 (2)ティエリー・ユイレ:チェロ協奏曲 Op.99
 (3)ラヴェル(ジャン・ステファン編曲):
  ハバネラ形式の小品(チェロとオーケストラ編)
 (4)サン=サーンス(ダミアン・ヴェントゥーラ編曲):ロマンス Op.36
 (5)サン=サーンス(飯吉真子編曲):白鳥
ダミアン・ヴェントゥーラ(チェロ)
トゥールーズ室内管弦楽団
ジル・コリャール(指揮)

 録音:2020年8月/トゥルヌフイユ(フランス)/DDD、ディジパック仕様

 フォーレのアルバム(KLA-008)で高い評価を得たダミアン・ヴェントゥーラが、トゥールーズ室内管弦楽団との共演で初の協奏曲アルバムをリリース。
 今年(2021年)に歿後100周年を迎えたサン=サーンスを主軸にコンポーザー・ピアニストのティエリー・ユイレのチェロ協奏曲、ラヴェルのハバネラ形式の小品を収録。フランスのエスプリ漂う演奏を展開しております。
 




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PROSPERO CLASSICAL



PROSP 0017
¥2700→\2490
民族楽器を含む多彩な編成のピリオド・アンサンブル「ヌオーヴォ・アスペット」
 ハンナ・モリソン(ソプラノ)
ハイドン・ニュース~同時代作曲家による室内楽編曲集

 ハイドン:
  (1)「"愛している"とは言わないわ Je ne vous dirais point: J'aime」
   ~交響曲第53番ニ長調『帝国』Hob.I.53 第2楽章に基づく(ソプラノ、ハープ)
  (2)交響曲第60番ハ長調『うかつ者』Hob.I:60(ハープ、ハンマー・ダルシマー、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
  (3)ウェールズ民謡集より「吟遊詩人の絶望 The despairing Bard」Hob. XXXIb:19
   (ソプラノ、ハンマー・ダルシマー、ハープ)
  (4)ディヴェルティメント ト長調 Hob. II:1( リュート、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
  (5)ウェールズ民謡集より「吟遊詩人の感動 The Inspired Bard」 Hob. XXXIb:25( ソプラノ、トゥッティ)
 (1)(2)(4)世界初録音
  ハンナ・モリソン(ソプラノ)、ミヒャエル・デュッカー(リュート、指揮)、ヌオーヴォ・アスペット

 ダルシマーやハープが活躍する今まで聴いたことのなかったハイドン!名ヴァイオリン奏者・平崎真弓も参加

 録音:2017年/56'06''

 民族楽器を含む多彩な編成のピリオド・アンサンブル「ヌオーヴォ・アスペット」による、ハイドン作品のめずらしい編曲集。
 ダルシマーやハープがとても効果的に使われています。ヴァイオリンで平崎真弓も参加。

 リーダーのミヒャエル・デュッカーが自ら図書館やアーカイブを捜索し発見した楽譜を使用。
 適宜さらに手を加えるなどして自分のアンサンブルにぴったりの音楽に仕立てているため、寄せ集めといった感じは一切なく、全体を通して統一感ある響きになっています。

 (1)は交響曲の旋律をそのまま使ったもの。もともと民謡調の楽章を基にしているので、たいへん美しい歌曲に生まれ変わっています。
 (2)「うかつ者」はハイドンと同時代のザルツブルクのハープ奏者であるMeingosius Gaelle 神父の編曲。
 途中で急にチューニングが始まるユーモラスな展開も自然なアレンジで再現されており楽しい演奏です。






録音風景が観られます。「うかつもの」のチューニング・シーンも少し聴けます。^^
https://youtu.be/JfZWSAJ7L_Q


  ひさしぶりです、ハンナ・モリソン



一筋縄ではいかない
ヌオーヴォ・アスペット、前作



 PROSP 0003
\2700→\2490
ヌオーヴォ・アスペット
 ヴェネツィアのゴンドリエ ヴェネツィアを巡る音楽の旅

 タルティーニ:Aria del Tasso
 【Benvenuto a Venezia】
  ヴィヴァルディ:室内協奏曲 ト短調 RV107 第3楽章
  ドメニコ・チェルッティ:II passaggio notturno in gondoletta
 【Vaporetto, Linea Uno】
  作曲者不詳:Si la gondola / Dal cuor che tanto
 【Osteria Al Squero】
  ピエトロ・アウレッタ:Sono i Zerbini/作曲者不詳:Cento vezzi
 【Vaporetto, Linea Due】
  作曲者不詳:Tarantella/ヨハン・ジモン・マイール:La biondina in gondoletta/
  作曲者不詳:Chi no ga la borsa grossa
 【La Pescheria】
  作曲者不詳:Me nato un caso / Tu non dovevi
 【Campo Santa Maria Formosa】
  作曲者不詳:Per mi aver Catina/ヴィヴァルディ:室内協奏曲 ト短調 RV105 第3楽章
 【Malinconia】
  カンプラ:Tant de valeur/作曲者不詳:Dolce xe quel musetto / Un' anguileta fresca
 【II lato oscuro del Carnevale】
  作曲者不詳:Xe qua el fiorer putazze/ドメニコ・チェルッティ:Il gondoliere veneziano
 【II Molo】
  ヴィヴァルディ:室内協奏曲 ニ長調『五色ひわ』 RV90 第2楽章/作曲者不詳:Ciel sereno
   ホルガー・ファルク(バリトン)、
   ヌオーヴォ・アスペット(古楽器アンサンブル)、メルズーガ(電子音響 ※【】内のトラック)

 音楽が生活に溶け込んだヴェネツィアを旅する時代感覚が麻痺するような不思議な心地よさ

 録音:2018年8月14-17日、11月19-21日/79'00''

 「ヌオーヴォ・アスペット」は弦や管のみならず、サルテリオやハープ、種々の打楽器を取り入れた異国情緒あふれる響きの古楽器アンサンブル。非常にすっきりと、現代的なポップスのように演奏しているのもまた特徴的です。
 ホルガー・ファルクが歌う歌曲も、古い歌というより今なお街中で響いているような音楽に聴こえます。また、数曲おきに電子音響制作グループ「メルズーガ」によるトラックが挟まれています。これは電子音ではなく、実際の街の喧騒、遠くで鳴っている音楽、鐘の音、人の話し声などの生活音を録音し作ったもので、まるでゴンドラに乗ってヴェネツィアの街をゆったりと旅していくような感覚にさせてくれます。
 現代の音響技術と古い楽器、人々の生活と芸術が一体となって、耳を楽しませるアルバムです。

 
 

PROSP 0014
¥2700
スイスドイツ語による方言歌曲集 シュビル・ディートヘルム(ソプラノ)
ファビアンヌ・ローメル(ピアノ)
 フリードリヒ・ニグリ(1875-1959):Plange / Spinnerliedli / Schelmeliedli / Dr Chorber
 フォルクマール・アンドレーエ(1879-1962):Die alte Schwyzer / 's Gspuslis Auge
 ギュスターヴ・ハウグ(1896-1966):'s Obedstarnli / Heiweh
 ヴァルター・ラング(1896-1966):Lanzig
 ヴァルター・シュルテス(1894-1971):Summerszyt, o Summerszyt
 フェリックス・プフィスティンガー(1869-1939):'s Obedstarnli / Inukerli
 ゴットフリート・ボーネンブラスト(1883-1960):Plange / Uberanne
 ハイナー・フォレンヴィーダー(1914-1971):Lanzig / Im Schatte
 フェルディナンド・オスカー・ルー(1887-1943):Heiweh /'s Marieli goth goh schloiffele
 ヴァルター・シュルテス:Im Himmel / 's haluf Maitli / 's Larchenastli
 フリードリヒ・ニグリ:Wan's dimmered / D'Walt im Mai
 ヴァルター・シュルテス:Herbstliedli
 フォルクマール・アンドレーエ:I wett I war‛&
 ヴァルター・シュルテス:Inkuerli
 ハンス・ジェルモリ(1877-1936):Summerszyt / Dr Gartegottes / He, guoten Obed
 ヴァルター・シュルテス:Die himmlisch Chilbi

 スイスのことばで歌われる歌曲の数々

 録音:2020年/56'06''

 Meinrad Alois Lienert (1865 -1933)は、スイスで最も重要な方言作詞家の一人であり、多くの詩、物語、小説を書きました。
 このスイスの詩人が手掛けた歌詞に、スイスの作曲家が曲を付けた歌曲を収録したアルバム。スイス、シュヴィーツ州出身のソプラノが共感たっぷりに歌い上げます。

 
 
 

PROSP 0015
¥2700
樹の唄
 ロジャー・クィルター(1877-1953):
  愛の哲学 Op. 3-1
  ジュリアへ Op.8
   (Prelude / The Bracelet / The Maiden Blush / To Daisies /
    The Night Piece / Julia's Hair / Interlude / Cherry Ripe)
 マイケル・ヘッド(1900–1976):
  喜びへ/シンガー/貴方はなぜ喜びを奪ったの/
  月の縁を越えて(The Ships of Arcady / Beloved / A Blackbird Singing / Nocturne)
 ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
  サリー・ガーデン/とねりこの木立/
  この島国で Op.11
   (Let the Florid Music Praise! / Now the Leaves Are Falling Fast /
    Seascape / Nocturne / As It Is, Plenty)
 エリック・コーツ(1886-1957):The Green Hills O'Somerset
  デュオ・ダルーナ
   [レミー・ブルネンス(テノール)、クレメンス・ヒルト(ピアノ)]

 20世紀イギリスの美しい歌

 録音:2020年/55'48''

 愛、喪失、孤独といったテーマを軸に、スイスの若きテノールが歌う歌曲集。あまり顧みられない20 世紀イギリスの作曲家による作品が取り上げられています。
 忘れ去られた作曲家を再び音楽の世界に呼び戻し、コンサート・プログラムで取り上げたいという思いの詰まった1枚。

 
 





TYXART


TXA 21164
¥2700
タンゴ・センチメンタル   タンゴ・センチメンタル・アンサンブル
 アストル・ピアソラ(1921-1992):Oblivion
 ルイス・バカロフ(1933-2017 ):Il Postino
 ヘルマン・ヴァインドロフ(1953-):Agnus Dei( ミサ・アルゼンティナによるインスト版)
 セバスティアン・ピアーナ(1903-1994):Silbando
 ヘルマン・ヴァインドロフ:Hablame
 アストル・ピアソラ:Tango Sensations
 ヘルマン・ヴァインドロフ:Bailar junto al Rio
 アストル・ピアソラ:Tanti Anni prima
 ヘルマン・ヴァインドロフ:El Nombre de la Rosa
 マクシミリアン・シュペンガー:Milonga de la Noche
 ヘルマン・ヴァインドロフ:
  Saludo a la Luna / Te doy mi Corazon / Movimiento del Corazon / Como el Viento de la Tarde
 マクシミリアン・シュペンガー:Mi Corazon( ピアソラへのオマージュ)

 ピアソラと現代音楽の融合

 録音:2021年/64'07''

 アコーディオン奏者マクシミリアン・シュペンガーらで構成された「タンゴ・センチメンタル・アンサンブル」は、アコーディオンのほか弦楽四重奏+コントラバス、ギター、ピアノ、パーカッションを擁するグループ。
 長く計画していたというピアソラやピアーナのタンゴと現代音楽を融合させたプログラムを聴かせます。
 





CENTAUR



CRC37553756
(2CD)
¥4500
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
 J.S.バッハ:ソナタ第1番ト短調BWV.1001
 パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
 ソナタ第2番イ短調 BWV1003
 パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
 ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
 パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
トマス・コーティク(ヴァイオリン)

 マイケル・ティルソン・トーマス(MTT)から、「優れたヴァイオリニスト」として称賛されたトマス・コーティクが奏でる、大バッハの聖典。

 アルゼンチン生まれのヴァイオリニスト、トマス・コーティクは、ニュー・ワールド交響楽団のコンサートマスターを務め、ティルソン・トーマスを筆頭に、ゲルギエフ、アバド、クライツベルク、オールソップ、ドゥネーヴやスパーノといった名立たる指揮者たちと共演を重ねてきた名手。
 Centaur Records からリリースされている、シューベルトのアルバムは、Music Web Internationalの「レコーディング・オヴ・ザ・イヤー」にノミネートされ、モーツァルトのソナタ集では、150万回を超えるSpotifyのストリーミング再生回数を達成しています。
 現在はアメリカのポートランド州立大学のヴァイオリン科准教授として、また世界中で定期的にマスタークラスを開催するなど、教育者としても活躍しています。

 ※録音:2019年(アメリカ)
 
 

CRC3770
¥2500
アドヴェニオ ~ ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏作品集
 ブルース・アトウェル(b.1958):
  ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
 レーラ・アウエルバッハ(b.1973):
  ヴァイオリン、ホルンとピアノのための三重奏曲
 サイモン・A.サーゴン(b.1938):
  ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲《レガシー》
アドヴェニオ・トリオ
 〔ブルース・アトウェル(ホルン)、
  ユリヤ・スミード(ヴァイオリン)、
  エリ・カルマン(ピアノ)〕

 1992年に結成されたアドヴェニオ・トリオが奏でる、現代作曲家たちによる作品集。メンバーの中心的存在でもあるホルン奏者のブルース・アトウェルは、オーケストラ奏者、ソリストとして活躍しており、現在は、ウィスコンシン大学オシュコシュ校のホルン科教授、ミルウォーキー・バレエ・オーケストラ、グリーンベイ交響楽団、フォックス・バレー交響楽団で首席奏者を兼務しています。
 ヴァイオリン、ピアノとのバランスの取れたアンサンブルは勿論のこと、アトウェルの歌うように流れる見事なハイトーンにも注目です。

 ※録音:2018年8月(アメリカ)
 
 

CRC3760
¥2500
ブラームス:クラリネット・ソナタ&三重奏曲集
 (ヒストリカル・クラリネットによる演奏)

  ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
  クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
  クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114*
マリー・ロス(クラリネット)
ペトラ・ソムライ(ピアノ)
クレール=リーズ・デメトル(チェロ)

 ブラームス晩年の傑作を、次代の名手が貴重な楽器を用いて奏でる注目盤。アメリカ生まれのクラリネット奏者、マリー・ロスは、ハーグの王立音楽院で、18世紀オーケストラの首席クラリネット奏者、ヒストリカル・クラリネットの世界的権威でもあるエリック・ホープリッチに師事。
 現在は、フランスのオーケストラ、アンサンブル・マテウスで副首席奏者を務める他、コンチェルト・ケルン、ル・コンセール・ダストレ、ムジカ・アテルナ、ベルリン古楽アカデミーなどの古楽オーケストラとも定期的に共演をしています。
 当アルバムでは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の創設メンバーの一人でもある、ドイツのクラリネット奏者で楽器製作者のオスカール・エーラー製の楽器を使用しています。

 ※使用楽器:オスカール・エーラー社製(B♭管1890年代製、A管1905年製*)
 ※録音:2018年9月9日-12日(ベルギー)
 
 

CRC3759
¥2500
ヒューバート・ハウ:ハーモニック&インハーモニック・ファンタジー
 ヒューバート・ハウ:
  インハーモニック・ファンタジー第3番
  インハーモニック・ファンタジー第2番
  ハーモニック・ファンタジー第3番
  インハーモニック・ファンタジー第4番
  ハーモニック・ファンタジー第4番
  インハーモニック・ファンタジー第5番
  インハーモニック・ファンタジー第8番
ヒューバート・ハウ(コンピュータ)

 アメリカの電子音楽の先駆け的存在の1人、ヒューバート・ハウの自作自演アルバム。
 ヒューバート・ハウは、これまでに、ニューヨーク市立大学クイーンズカレッジ、ジュリアード音楽院、アーロン・コープランド音楽院などで電子音楽の教授を務め、現在は、アメリカ作曲家同盟の会長を務めています。

 ※録音:2017年-2018年(ニューヨーク、アメリカ)
 
 

CRC3753
¥2500
フランスのチェロ作品集
 ドビュッシー:美しき夕暮れ、ソナタ 二短調
 ラヴェル:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op. posth.(C.プロスケ編)、
  ハバネラ形式の小品
 ケクラン:ソナタ Op.66*
 フォーレ:3つの歌 Op.7-第1曲 夢のあとに
 ブーランジェ:夜想曲、行列
ナターシャ・ファーニー(チェロ)
イトカ・フォウラー・フラニコヴァー(ピアノ)
ゲイリー・ハモンド(ピアノ)*

 ソリスト、室内楽奏者として活躍しているアメリカのチェロ奏者、ナターシャ・ファーニーのデビュー盤。ファーニーは、17歳の時にボストン交響楽団をバックに協奏曲デビューを果たし、これまでに、バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団など、アメリカのいくつかのオーケストラと共演。
 ジュリアード音楽院在学中には、2つの協奏曲コンクールで優勝の実績があります。
 「素晴らしいチェロ奏者」、「寛大な音色」と称賛される彼女が奏でる、美しいフランスの作品の数々に注目です。

 ※録音:2017年8月13日-14日、2009年5月22日-23日(アメリカ)
 
 

CRC37513752
(2CD)
¥4500
シューマン:4手ピアノのための作品集
 シューマン:東洋の絵(6つの即興曲)Op.66
 小さな子供と大きな子供のための12の連弾曲集 Op.85
 舞踏会の情景 Op.109
 子供の舞踏会 Op.130
マルタ・フィッシャー(ピアノ)
ビル・ルーテス(ピアノ)

 ウィスコンシン大学マディソン校でピアノ科の教授、国際的な室内楽奏者、伴奏者として活動するマルタ・フィッシャー、夫で同校のピアノ科名誉教授を務めるビル・ルーテスによる夫婦デュオが、息の合った演奏で奏でるシューマンの4手ピアノのための作品集。

 ※録音:2010年&2011年(アメリカ)
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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AUDITE



AU 95649
¥2500→\2290
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第16弾
 ベーム&ウィーン・フィルのブル7、完全初出!

(1)ヒンデミット:木管とハープのための協奏曲
(2)ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB 107
(1)ヴェルナー・トリップ(フルート)
 ゲルハルト・トゥレチェク(オーボエ)
 アルフレート・プリンツ(クラリネット)
 エルンスト・パンペール(ファゴット)
 フーベルト・イェリネク(ハープ)
カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
KKC 6404
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第16弾、ベーム・ファン狂喜!64年のルツェルン・フェスティヴァルで披露されたウィーン・フィルとのブル7、完全初出音源!カップリングは70年のヒンデミットの木管とハープのための協奏曲!

 ライヴ録音:(1)1970年9月6日/ルツェルン、クンストハウス(ステレオ) (2)1964年9月6日/ルツェルン、クンストハウス(モノラル)/ディジパック仕様、78'13

 定評あるaudite レーベルの1st マスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ、正規初出音源集。
 第16弾はカール・ベーム(1894-1981)がウィーン・フィルを振ったとブルックナーの交響曲第7番(1964年9月6日/モノラル)とヒンデミットの木管とハープのための協奏曲(1970年9月6日/ステレオ)です!

 ブルックナーの交響曲はモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスと並びベームのコンサートのレパートリーの中心でした。
 なかでも交響曲第7番は最も得意とした作品で、ウィーン・フィルをはじめ幾度も演奏してきました。当団とは1943年6月4&5日(TAH-444)、1953年3月7日(ALT-075/ ALT-467)、1976年9月26-28日(DG)をはじめ多くの録音が残されていますが、この度、完全初出録音が登場です!
 64年のルツェルン・フェスティヴァルに登場したベームはブルックナーの交響曲第7番とリーザ・デラ・カーザをソリストに迎えたR. シュトラウスの「4つの最後の歌」を演奏。当CD ではブルックナーのみ収録しております。

 当演奏でも楽譜に忠実にすべてのアーティキュレーションの細部にまで気を配り、ベームとウィーン・フィルとの強い結びつきを感じさせます。緊張感を常に持ちながらこの作品を演奏するベームの姿勢、そして絶大な信頼を寄せるウィーン・フィルが一体となりこの上なく美しい響きを生み出します。

 カップリングはヒンデミットの木管とハープのための協奏曲を収録。こちらは伊Affetto からのライセンス盤でセブンシーズがリリース(KICC-2412(廃盤))したことがありますが、この度ルツェルン・フェスティヴァルが保管しているマスター音源からの正規初出となります!
 現代音楽にも興味を持っていたベームは、同時代を生きたパウル・ヒンデミット(1895-1963)の作品も大切にしてきました。
 ここに収めた木管とハープのための協奏曲はベーム唯一の録音。ウィーン・フィルの首席奏者の巧みな演奏はもちろんのこと、ピタリと合わせるベームのタクトにも脱帽。
 この作品はメンデルスゾーンの結婚行進曲が随所に現れる実に楽しくして練りこまれた協奏曲ですが、ベームと黄金時代のウィーン・フィルが奏でる演奏に改めて驚かされます。
 今年(2021年)に歿後40年を迎えるベーム。その音楽は今もオーラを感じさせる輝かしい遺産です。

 演奏の素晴らしさに加えてaudite レーベルの見事な復刻にも注目。
 また、ブックレットには音楽祭のアーカイヴから多くの写真も掲載。音楽祭の歴史を音と資料、両面でお楽しみいただけます。
 




<映像>

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C MAJOR(映像)



80 4804
(Blu-ray)
¥5400→\4990
クリスティ指揮、レザール・フロリサン
2020年12月にウィーンで上演された《プラテー》

 ラモー:歌劇《プラテー》
ウィリアム・クリスティ(指揮)、
レザール・フロリサン、
マルセル・ベークマン(T)、
ジャニーヌ・ド・ビク(S)、
シリル・オヴィティ(T)、
マルク・モイヨン(T)、
エドウィン・クロスリー=マーサー(Bs-Br)、
エマニュエル・デ・ネグリ(S)、
エミリー・レナード(Ms)、
イロナ・レヴォルスカヤ(S)、
バドライク・ローワン(Bs-Br)、
アルノルト・シェーンベルク合唱団
 (合唱指揮:エルヴィン・オルトナー)
KKC 9686
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6620
80 4708
(2DVD)
¥5200→\4790
KKC 9687/8
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6112

 ロバート・カーセン演出、クリスティ指揮、レザール・フロリサンによる、2020年12月にウィーンで上演された《プラテー》。ファッション界のレジェンド、ラガーフェルドをモデルに神話の世界がパリのオートクチュールに!

 演出:ロバート・カーセン/舞台・衣装:ギデオン・デイヴイ/照明:ロバート・カーセン、ペーター・ヴァン・プラテ/映像監督:ダヴィデ・マンシーニ/ボーナス:舞台裏インタビュー
 収録:2020年12月、アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 (4K 収録)、音声:PCM ステレオ、DTS HD-MA5.1、原語:フランス語、字幕:仏独英韓日、ボーナス:英独、170分(本編:138分/ボーナス:32分)
 (2DVD)画面:16:9 、NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、原語:フランス語、字幕:仏独英韓日、ボーナス:英独、170分(本編:138分/ボーナス:32分)

 ロバート・カーセン演出、ウィリアム・クリスティ指揮レザール・フロリサンによる、2020年12月にアン・デア・ウィーン劇場で上演されたラモーの歌劇《プラテー》。本作は2014年に新演出として上演されましたが、その際は、クリスティの不調により代役としてポール・アグニューが指揮しました。

 ラモーの《プラテー》は、1745年に初演。カエルの女王プラテーとギリシャ神話の神々による喜劇。
 このロバート・カーセンの演出では、神話的な出来事は読み替えられ、パリのオートクチュールの世界で起こります。大神ジュピテルは、ファッション界の皇帝ともいわれるカール・ラガーフェルド(1933-2019)をモデルとして描かれています。
 カール・ラガーフェルドは、シャネルやフェンディなどのデザイナーとして、長年ファッション界を牽引した"レジェンド"です。シャネルのようなブランド・マークがあらわれたり、カール・ラガーフェルドの愛猫シュペットをモデルにした本物の猫、バロック音楽に合わせて躍る激しいダンサーたちなど、この独創的でモダンな演出は初演時から話題となっていただけに嬉しい映像化です。
 また、そこには人を美醜で判断することによって起こる差別、消費社会の罪深さなどファッション業界や現代社会で起こっている問題を提起するような演出となっています。

 
 




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HARDY CLASSIC(映像)



HCD-4060
(DVD)
¥2900→\2690
ダニエル・ハーディング(指揮)
フェニーチェ歌劇場 ニューイヤー・コンサート2021

 ・ベートーヴェン: 交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
 ・モーツァルト: 歌劇《フィガロの結婚》- 序曲
 ・ヴェルディ: 歌劇《イル・トロヴァトーレ》より「憂鬱なジプシー男の楽しみは」(鍛冶屋の合唱)
 ・ヴェルディ: 歌劇《リゴレット》より「風の中の羽のように」(女心の歌)
 ・グノー: 歌劇《ロメオとジュリエット》より「私は夢に生きたい」
 ・オッフェンバック: 歌劇《ホフマン物語》より 舟歌(オーケストラ演奏)
 ・ドニゼッティ: 歌劇《連帯の娘》より「ああ!友よ、何とめでたい日々だろう」
 ・マスカーニ: 歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より 間奏曲
 ・ヴェルディ: 歌劇《椿姫》より「不思議だわ~花から花へ」
 ・ヴェルディ: 歌劇《ナブッコ》より「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」
 ・ヴェルディ: 歌劇《椿姫》より「友よ、さあ飲み明かそう」(乾杯の歌)
  ロサ・フェオーラ(ソプラノ)、シャビエル・アンドゥーガ(テノール)、
  ダニエル・ハーディング(指揮)、
  フェニーチェ歌劇場管弦楽団・合唱団(合唱指揮‛&クラウディオ・マリーノ・モレッティ)

 映像監督: ファブリツィオ・グットゥーゾ・アライモ
 【収録】2021年1月1日(無観客ライヴ)/収録時間: 95分/音声:イタリア語/フランス語/ドルビーデジタル2.0/5.1/字幕:なし/画角:16/9 NTSC All Region/DVD‛&片面二層ディスク

 【恒例のフェニーチェ歌劇場ニューイヤー2021年版登場、指揮はダニエル・ハーディング!】
 2004年から開催されているヴェネツィアのフェニーチェ劇場のニューイヤー・コンサート。2021年の指揮を務めたのは2011年、2015年に続く3回目の登場となるダニエル・ハーディングです。
 例年通り、第1部はオーケストラの演奏で、今回の曲目はベートーヴェンの交響曲第4番。
 オペラをテーマとした第2部は、モーツァルトの《フィガロの結婚》序曲で幕を開け、フェニーチェで初演された《リゴレット》《椿姫》を含むヴェルディのオペラからのアリア、合唱曲を中心に、フランス語で歌われるグノーやドニゼッティのアリアと、オーケストラ演奏によるオッフェンバックのホフマンの舟歌、マスカーニの《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲を配した豪華なプログラム。最後には「乾杯の歌」が高らかに歌われます。
 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、ハーディングをはじめ、オーケストラの奏者、合唱団までがマスクを装着して、無観客での演奏ですが、このコンサートはテレビ放送を通じて多くの人々に希望を届けました。
 
















7/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AUDITE



AU 97783
¥2700
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
 「バゼヴィの写本」~オーストリア、マーガレット王女の宮廷音楽

 (1)作者不詳:アヴェ・マリア*
 (2)ヨハネス・ヒセリン(1455頃-1511):「今はただ死を待つばかり」
 (3)ピエール・ド・ラ・リュー(1452 頃-1518): Plorer gemier / レクイエム*
 (4)ヤーコプ・オブレヒト(1457-1505):レクイエム
 (5)ラ・リュー: Il viendra le jour desire*
 (6)ラ・リュー: Puisque je suis hors du compte*
 (7)ロワゼ・コンペール(1445頃-1518):Scaramella fa la galla*
 (8)作者不詳:Amours mon fait*
 (9)アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1513):James que la
 (10)ラ・リュー:「今はただ死を待つばかり」*
 (11)マットイス・ピペラーレ(1450頃-1515): 「今はただ死を待つばかり」
 (12)ヨハネス・オケゲム(1420 頃-1497):「今はただ死を待つばかり」*
 (13)アレクサンダー・アグリコラ(1445頃-1506):Tout a pour moy
 (14)作者不詳:アヴェ・マリア*
 (15)アグリコラ:Sonnes, muses*
 (16)ヨハネス・プリオリス(1460 頃-1514):Deuil et ennuy*
 (17)プリオリス:Royne du ciel / Regina caeli*
 (18)オブレヒト:Missa Fortuna desperata(キリエ* / サンクトゥス* / オザンナ*)
 (19)ラ・リュー:Ma bouche rit
 (20)ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):La mi la sol*
 (21)作者不詳:アヴェ・マリア*
  ドロテー・ミールズ(ソプラノ)*
  ボレアス・カルテット・ブレーメン
   【ジン-ジュー・ペク、エリザベス・シャンポリオン、ユリア・フリッツ、ルイーゼ・マンスケ】
    (リコーダー四重奏団)

 名古楽歌手ミールズとボレアス・カルテット・ブレーメンが共演!
 16世紀初頭、オーストリアのマーガレット王女の宮廷で演奏されていた音楽をカラフルに描き出す!

 セッション録音:2020年8月6-9日/聖マウリティウス福音教会&聖ヴィクトル教会(バッスム、ドイツ)/DDD、ディジパック仕様、61'30
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ

 ボレアス・カルテット・ブレーメンと名古楽歌手ドロテー・ミールズがオーストリアのマーガレット王女の宮廷で演奏をされていた「バゼヴィの写本」からの作品を収録しました。
 「バゼヴィの写本」は16世紀初頭、作曲家で多くの写譜も手掛けたピエール・アラミレ(1470-1536)の工房で作成されたもの。
 ルネサンス期のフランス=フランドル楽派のシャンソン、モテット、ミサ曲などを集めたもので声楽曲、器楽曲などの作品が残されています。
 その中心は即興的かつヴィルトゥオーゾ的な装飾を加えることもあり、当時演奏されていた音楽がいかに色彩豊かであったか、当アルバムではその姿を現在によみがえらせました。

 北ドイツの都市ブレーメンを本拠とするリコーダーの四重奏団、ボレアス・カルテット・ブレーメンは様々なリコーダーを駆使し、非常に幅広い表現を可能にしており、ルネサンス期から現代まで幅広く演奏を展開しています。
 メンバーの一人、ユリア・フリッツはアウディーテ・レーベルからノターリ&フォンタナの作品集(AU-97797)をリリースしています。

 
 





COVIELLO CLASSICS


COV 92108
¥2800
アルフォンソ・フェッラボスコ親子のパヴァーヌとアルマンド
 アルフォンソ・フェッラボスコ2世(1575-1628):
  アルマンド第9番 / パヴァーヌ第3番 Dovehouse
 アルフォンソ・フェッラボスコ1世(1543-1588):プレリュード
 アルフォンソ・フェッラボスコ2世:
  アルマンド第3番 / パヴァーヌ第1番 On Four Notes /
  アルマンド第4番
 アルフォンソ・フェッラボスコ1世:パヴァーヌ in c [第9番b]
 アルフォンソ・フェッラボスコ2世:
  パヴァーヌ第5番 / イン・ノミネ第1番
 アルフォンソ・フェッラボスコ1世:
  イン・ノミネ[第25番] / パヴァーヌ in f [第6番]
 アルフォンソ・フェッラボスコ2世:パヴァーヌ第7番 Sharp Pavan
 アルフォンソ・フェッラボスコ1世:アルマンド
 アルフォンソ・フェッラボスコ2世:
  アルマンド第2番 / アルマンド第4番
 アルフォンソ・フェッラボスコ1世:ファンタジア [第4番]
 アルフォンソ・フェッラボスコ2世:
  パヴァーヌ第8番 / アルマンド第10番
 アルフォンソ・フェッラボスコ1世:
  ガリアルド [第11番] / イン・ノミネ [第26番b] /
  イン・ノミネ [第24番]
 アルフォンソ・フェッラボスコ2世:
  アルマンド第1番 / パヴァーヌ第2番 On Seven Notes
ビー・ファイヴ・リコーダー・コンソート
ソフィー・ヴァンデン・エインデ(フルート)

 リコーダー・アンサンブルで聴くイタリア・ルネッサンス

 73'16''

 2003年にバルセロナで結成されたリコーダー・アンサンブル「ビー・ファイヴ・リコーダー・コンソート」はルネッサンス時代のコンソート音楽を得意とし、また、現代の様々な作曲家とのコラボレーションも行うグループ。
 このアルバムではイタリア・ルネッサンスの作曲家で同姓同名のアルフォンソ・フェッラボスコ親子の作品を収録しています。
 のどかなリコーダーの音色が対位法的に絡み合う、かそけき美の愉しみ。
 





PASSACAILLE RECORDS


PAS 1108
(2CD)
¥3400
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
 [CD1]
  アリア~第15変奏
 [CD2]
  第16変奏~アリア・ダ・カーポ
マイケル・キーナー(チェンバロ)

 レオンハルト門下のベテラン奏者が弾く、充実の低音が魅力のゴルトベルク

 使用楽器:William Dowd (1978), after Blanchet (1730)
 録音:2017年6月26-30日/スイス、Moulin En Clarens/[CD1]42:37、[CD2]45:45

 マイケル・キーナーは1950年生まれのスイスのチェンバロ奏者。ジュネーヴ音楽院でピアノとチェンバロを学んだのちアムステルダムでグスタフ・レオンハルトに師事。
 ブルージュ国際チェンバロコンクールで優勝。クリストフ・コワン、クイケン兄弟、寺神戸亮、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、イル・ガルデリーノなどと共演しています。
 2019年録音の『平均律』(PAS-1078)でも存在感ある力演を聴かせてくれたベテランがこのたび『ゴルトベルク』を録音。名曲中の名曲に正面から向き合ったみごとな演奏です。
 1730年にN. ブランシェが製作した楽器をモデルに、1978年にパリのウィリアム・ダウドが製作したチェンバロを使用。
 力強い低音が魅力のチェンバロで、表現豊かなゴルトベルクが展開されます。
 





AEOLUS

AE11291
(2SACD HYBRID)
¥5700
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080 ザムエル・クンマー(オルガン)
 SACD1 ~
  コントラプンクトゥス1/コントラプンクトゥス2/コントラプンクトゥス3/コントラプンクトゥス4/
  コントラプンクトゥス5/コントラプンクトゥス6(4声)《フランス様式で》/
  コントラプンクトゥス7(4声)《拡大と縮小で》/コントラプンクトゥス8(3声)/
  コントラプンクトゥス9(4声)《12度で》/コントラプンクトゥス10(4声)《10度で》/
  コントラプンクトゥス11(4声)/
 SACD2 ~
  コントラプンクトゥス12.1(4声)/コントラプンクトゥス12.2(4声)/コントラプンクトゥス13.1(3声)/
  コントラプンクトゥス13.2(3声)/オクターヴのカノン/5度の転回対位法による12度のカノン/
  3度の転回対位法による10度のカノン/反行拡大カノン/3つの主題によるフーガ/
  コラール「われ汝の御座の前に進みいで」 BWV.668a/
  4つの主題によるフーガ(ザムエル・クンマーによる「3つの主題によるフーガの」補筆完成版)

 バッハ縁のヒルデブラント・オルガンで弾く「フーガの技法」 SACDハイブリッド盤!

 ☆作曲と同時期に製作されたバッハゆかりのオルガンで弾く「フーガの技法」!
 ☆バッハ・ファン、高音質ファン要注目!

 多くの優れたオルガン作品でも定評の高いドイツの高音質レーベル、Aeolus(エオルス)より、SACD2枚組で贈るバッハの「フーガの技法」オルガン版が登場!
 J.S.バッハが晩年に生み出した対位法芸術の最高傑作であり、鍵盤音楽(主にハープシコードやオルガン)のための最後の大作である「フーガの技法」BWV.1080。
 このアルバムでは、作品が生み出されたのと同時期の1746年に、ナウムブルク(ドイツ)の聖ヴェンツェル教会に、高名なオルガン・ビルダー、ツァハリアス・ヒルデブラントによって製作されたオルガンを使用。
 J.S.バッハ自身もこのオルガンの受け入れに立ち会ったという、バッハが理想とするヒルデブラント・オルガンの多彩なサウンドと、Aeolusが誇る優秀録音によって、「フーガの技法」の新たな一面をお届けします。
 最後には、未完に終わった「3つの主題によるフーガ」を補筆完成させたバージョンも収録。
 このヒストリカル・オルガンで見事なフーガを編み出しているザムエル・クンマーは、1968年シュトゥットガルト生まれ、1996年にマーストリヒトのヨーロッパ・オルガン・コンクールで第1位を受賞したオルガニスト。
 2005年からはドレスデン聖母教会のオルガニストとなり、多くのヨーロッパ諸国、ロシア、アメリカ、中央アフリカ、そして日本でリサイタルを行っています。

 多数の楽譜資料、オルガンや教会のカラー写真を含む80ページ超におよぶブックレット(英語、独語)には、最新の研究を反映した詳細な曲目解説やオルガンの歴史や修復についての情報が掲載されています。

 ※録音:2020年10月26日-29日、聖ヴェンツェル教会(ドイツ)





AVIE


AV2466
¥2600
ザ・ソロ・アルバム クリストフ・クロワゼ(チェロ)
 ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):コンチェルト・ロトンド、アローン
 ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):無伴奏チェロ・ソナタ
 クリストフ・クロワゼ(1993-):スプリング・プロムナード
 ペーテル・ペイツィク(1968-):ストーンヘンジ
 ゾルタン・コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
 トーマス・ブリッチ(1972-):見せびらかすのが好きな人もいる(Some like to show it off)

 クリストフ・クロワゼ!様々な特殊奏法に挑む、無伴奏アルバム!

 ☆ベルリン国際音楽コンクール2018最優秀賞
 ☆クリストフ・クロワゼの無伴奏アルバム!

 クリストフ・クロワゼは1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト。
 オーストリアのブラームス国際コンクールやドイツのベルリン国際音楽コンクールを含む、アメリカ、中国、イタリア、スイスなど数々のコンクールで第1位を受賞しており、2017年にはスイス・アンバサダーズ・アウォード(スイス大使賞)も受賞しています。

 クロワゼは、2020年のロックダウンの機会を利用して、さまざまなソロ作品に集中的に取り組み、また作曲にも手を染めました。
 このアルバムの中心となるのは、コダーイの壮大なソナタで、約2世紀前に書かれた大バッハの組曲に次ぐ、チェロ独奏のための大作です。
 低いほうの2つの弦を半音下げて調律するスコラダトゥーラの技法が用いられているほか、パーカッシブなピチカートや重音奏法、駒に限りなく近い位置で演奏するスル・ポンティチェロなど、さまざまな技巧が要求される難曲ですが、クロワゼは見事にこなしています。

 コダーイのソナタを縁取るように、同胞である2人の作品が演奏されます。
 リゲティの2楽章からなるソナタは、バルトークからインスピレーションを得た作品。チェリスト、作曲家、ポップミュージック・プロデューサーであるペーテル・ペイツィクの《ストーンヘンジ》は、エレクトリック・ギターを思わせるユニークな作品です。クロワゼが無伴奏チェロのために初めて作曲した《スプリング・プロムナード》には、ブギウギ、レゲエ、スウィング、テクノなどの要素が盛り込まれています。

 ※録音:2020年6月、改革派教会(スイス、ニーダーレンツ)

 
 
 

AV2475
¥2600
静寂に向かって
 フレデリック・ショパン:
  ポロネーズ ハ短調 Op.40-2、
  マズルカ ハ長調 Op.68-1、マズルカ ト短調 Op.67-2、
  マズルカ イ短調《エミール・ガイヤール》、
  ワルツ ロ短調 Op.69-2、ワルツ 変イ長調 Op.42、
  ポロネーズ 変イ長調《英雄》Op.53、マズルカ ヘ短調 Op.68-4
 ウィリアム・ボルコム:12の新しいエチュード(全曲)
ラン・ダンク(ピアノ)

 ヴァン・クライバーン国際コンクールのファイナリストであり、ニューヨークのヤング・コンサート・アーティスト・オーディションの優勝者でもあるラン・ダンクのソロ・デビュー・アルバムが登場!
 フレデリック・ショパンとウィリアム・ボルコム、一見すると奇妙に思える組み合わせですが、どちらもダンクに大きな影響を与えた音楽家であり、両者の作品を並べて聴くと、鍵盤への親和性や、音や構造に対する感覚が共通していることがわかります。

 ボルコムの《12の新しいエチュード》は、1988年のピューリッツァー賞受賞作で、さまざまな音楽的イディオムの間を軽やかに行き来する、ボルコムの作曲家としての特徴がよく表れた作品です。
 対してショパンの作品からはエチュードではなくポロネーズ、マズルカ、そしてワルツを選曲。そのスタイルは英雄的なものから、暗く陰鬱なもの、心にしみるものまで実に多彩です。

 ※録音:2016年3月(アメリカ、ニューヨーク)

 
 





BMC(Budapest Music Center)


BMCCD279
¥2500
クルターグの傑作!《ペーテル・ボルネミッサの言葉》。
 作曲家自身によるテキストの朗読付き!

  クルターグ:ペーテル・ボルネミッサの言葉 Op.7
   (クルターグ自身による朗読付き)
トニー・アーノルド(ソプラノ)
ガーボル・チャログ(ピアノ)

 現代ハンガリーを代表する作曲家、ジェルジュ・クルターグ(1926-)の大作で、滅多に聴くことのできない《ペーテル・ボルネミッサの言葉》(ソプラノとピアノのためのコンチェルト)の貴重なレコーディング。
 しかもアルバム冒頭には90歳を超えた作曲家自身による朗読(約8分30秒)が収録されており、作品を体験するうえでの素晴らしいイントロダクションとなっています。
 ハンガリーの宗教改革の中心人物のひとりであったペーテル・ボルネミッサ(c.1535-1584)の古めかしいセリフをクルターグが読み、表現する様は、バルトークが《カンタータ・プロファーナ》のテキストを朗読した録音同様、それ自体が特別な解釈であり、どんな演奏指示よりもはるかに雄弁で、奏者はそこからインスピレーションを受けないわけにはいきません。
 20世紀ハンガリーの著名な音楽評論家ジェルジュ・クローはこのOp.7を「第二次世界大戦後のハンガリー音楽におけるもっとも偉大な作品」と評しています。

 ※録音:2019年2月、BMCスタジオ(ハンガリー、ブタペスト)
 
 

BMCCD202
【旧譜】
¥2500
コンポーザー=コンダクター、ゲルゲイ・ヴァイダの作品集
 ゲルゲイ・ヴァイダ:
  一幕の歌劇《バービー・ブルー》*
  ファレミドのガリバー 
  子どもとの会話 §
ゲルゲイ・ヴァイダ(指揮)* 
ハンガリー公共サーヴィス・メディアMRシンフォニック
  (旧ハンガリー放送交響楽団)*
UMZEアンサンブル 
ヴィットリオ・パリシ(指揮) §
デダロ・アンサンブル §ほか

 ペーテル・エトヴェシュに師事し、2011年からはアメリカ、アラバマ州のハンツビル交響楽団の音楽監督、2014年からは国際アルメル・オペラ・コンクール&フェスティヴァルの芸術監督、さらに2017年からはポートランド祝祭交響楽団の音楽監督を務めるなど、指揮者としても目覚ましい活躍を展開しているハンガリーのコンポーザー=コンダクター、ゲルゲイ・ヴァイダの作品集。
 《バービー・ブルー》はバルトークの生誕125周年を記念して企画された作品で、歌劇《青ひげ公の城》の前段階の「コミックバージョン」として書かれました。
 バルトーク唯一のオペラである《青ひげ公の城》と同じ声部、同じ規模のオーケストラのために作曲されており、表面上は隠されているものの、構造上の重要なポイントや音楽の基本的なプロセスのレベルで《青ひげ公の城》を参照しています。

 ※録音:2009年~2010年
 
 
BMCCD206
【旧譜】
¥2500
聖十字架を讃える単旋律と多声部の典礼聖歌集
 ジョン・ダンスタブル
 ニコラ・ゴンベール
 クレメンス・ノン・パパ
 ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナなどの作品
ラースロー・ドブサイ(指揮)
ヤンカ・センドレイ(指揮)
スコラ・フンガリカ

 音楽史全体に大きな影響を与えた聖十字架崇拝にまつわる典礼聖歌を集めた1枚。
 聖十字架を賛美する聖歌は、東欧正教会の古い典礼に見られ、西欧では聖金曜日の儀式で初めて登場しました。
 中世からルネサンス期にかけてのモノフォニーとポリフォニー、両方の様式による聖歌を並べた、典礼聖歌の歴史の断面図のようなアルバムです。

 ※録音:2009年6月
 
 

BMCCD211
【旧譜】
¥2500
ハンガリーの現代の晩課
 ゾルト・シェレイ:日曜日の晩課
 ペーテル・ゾムボラ:年ごとの晩課
スコラ・カントルム・ブダペスティエンシス
タマーシュ・ブブノー(指揮)
ヤーノシュ・メゼイ(指揮)
ジェルジュ・フィリップ(指揮)ほか

 キリスト教初期の時代から、司祭やその信徒にとって、晩課(ヴェスペレ)を一緒に歌うことは、祭日のお祝いの一部でした。
 この習慣は中世の終わりまで続き、中にはヨーロッパのトランシルヴァニアのように、最近にいたるまで続けられていた地域もあります。
 このジャンルの最盛期は、モーツァルトが書いたようなウィーン古典派の演奏会用晩課でした。
 その後、習慣は廃れてゆきましたが、現代の音楽言語によって、さらに豊かな音楽が生みだされる余地はまだ残っていました。
 ハンガリーの2人の現代作曲家、ゾルト・シェレイとペーテル・ゾムボラによる新たな晩課は、こうした伝統に立ち返って作曲されています。
 2つの作品はBMCによって録音・リリースされただけでなく、ハンガリー教会音楽協会から楽譜としても出版されました。

 ※録音:2007年1月(ハンガリー、ブタペスト)
 
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BMCCD188
【旧譜】
¥2500→\2290
2004年/コチシュ&ハンガリー国立フィルハーモニー管
 マーラーゆかりの地での「巨人」ライヴ!

  マーラー:交響曲第1番 ニ長調《巨人》(花の章付き)
ゾルターン・コチシュ(指揮)
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団

 ゾルターン・コチシュとハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団によるマーラー《巨人》のライヴ!
 マーラーの交響曲第1番は、1889年11月20日にブダペストのヴィガドー・コンサートホールで、当時29歳であった作曲家自身の指揮、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の演奏により初演されました。
 この作品はもともと5楽章で構成されていましたが、マーラーはその後、何度も大幅な修正と変更を加え、最終的に4楽章の形となりました。
 世界的に知られるようになったのは、1896年にベルリンで演奏された4楽章のバージョンからです。
 初演時の楽譜は失われていますが、その後の5楽章版(「花の章」が第2楽章に置かれている版)が現存しており、コチシュはこのバージョンを採用しています。
 マーラーゆかりの地で繰り広げられた、コチシュらしい精緻かつ雄弁な演奏です。

 ※録音:2004年2月&3月、フェレンツ・リスト音楽院コンサート・ホール(ハンガリー、ブダペスト)
 
 

BMCCD213
【旧譜】
¥2500
アドベント・ドミニ
 グラーツ 807の写本からのグレゴリオ聖歌集
ヤンカ・センドレイ(指揮)
ラースロー・ドブサイ(指揮)
スコラ・フンガリカ

 12世紀初頭、オーストリア・クロスターノイブルクの聖アウグスティヌス修道院で編纂されたと考えられている、音楽史的にも重要なグラーツ 807の写本から、クリスマスの祝祭日に先立つアドベントのミサに適した聖歌をミサ本来の順序で収録した1枚。
 プログラムにはオッフェルトリウムの唱和短句を装飾したものや、珍しい聖歌(Benedictus es)が含まれるほか、ハインリヒ・イザーク(c.1450-1517)の《コラリス・コンスタンティヌス》からのコンムニオを4声にアレンジしたものが散りばめられており、アルバムに変化を与えています。

 ※録音:2010年10月、ハンガリー国立博物館
 
 

BMCCD217
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600
東方の光 Vol.2
 ギリシャ-ビザンチンの聖歌、
 モルダヴィアの宗教歌 ほか(全34曲)
タマーシュ・ブブノー(指揮)
聖エフレム男声合唱団ほか

 ヨハネ・パウロ2世の回勅のタイトルを借りて2012年12月にスタートした聖エフレム男声合唱団のコンサートシリーズ『東方の光 Orientale Lumen』は、ブダペストで最も人気のある教会音楽イベントのひとつに成長し、専門家や合唱愛好家から高い評価を得ています。
 本アルバムは2013年と2014年のシーズンに行われた8つのコンサートがベースとなっており、ブルガリア、ギリシャ、ハンガリー、ロシア、セルビア、ウクライナといった国々の祈りが録音されています。
 古の聖歌のほか、ボルトニャンスキー、チャイコフスキー、グレチャニノフ、ラフマニノフといったロシアの作曲家の作品も含まれており、演奏にはさまざまなソリスト、合唱団がゲスト参加しています。

 ※録音:2012年~2014年、聖シュテファン大聖堂(ハンガリー、ブダペスト)
 
 

BMCCD218
【旧譜】
¥2500
ラースロー・シャーリ(1940-):ヒュペーリオンの運命の歌
 そこにはいつもあるものだけがある
  (There's only ever what there is)(2005)
 ストラヴィンスキーの思い出に(1980-2001)
 イクストランへの旅(1980)
 ヒュペーリオンの運命の歌(1985-86)
 最後の旅(El viaje definitivo)(1992)
 ルードゥス・コラリス(2013)
 ヘクサグラム(1988)
ゲーザ・ゲーメシ(指揮)
BHKZアカデミー
スコラ・カントルム・ブダペスティエンシスほか

 現代ハンガリーを代表する作曲家ラースロー・シャーリ(1940-)の、有名な詩人の詩に基づいた作品を集めた1枚。
 「神聖なものの世界にはいつも興味がある」と述べる作曲家がヘルダーリンの詩にインスピレーションを得た大作《ヒュペーリオンの運命の歌》(24の弦楽器のために書かれた20分超の作品)を中心として、スペインの詩人フアン・ラモン・ヒメネスやハンガリーの詩人ヴェレシュ・シャーンドルの詩に基づく作品をその前後に配置し、幅広い年代の作品を聞かせる構成となっています。

 ※録音:2009年~2014年(ハンガリー、ブダペスト)
 





DELPHIAN



DCD34257
(2CD)
特別価格 ¥3600
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(アコーディオン版)
 CD1 アリア、変奏1~15
 CD2 変奏16~30、アリア・ダ・カーポ
サムエーレ・テラーリ(アコーディオン)

 若き才能を発掘するYCATシリーズ第4弾!
 アコーディオン版「ゴルトベルク変奏曲」!

 ☆2019年YCAT国際オーディション入賞!
 ☆イタリアの鬼才アコーディオン奏者、サムエーレ・テラーリが華麗に彩る「ゴルトベルク変奏曲」!

 エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル、Delphian(デルフィアン)が、ショーン・シベ、ピーター・ムーア、ドーリック弦楽四重奏団、ティモシー・リダウトなどの素晴らしき才能を発掘してきたイギリスのアーティスト・マネジメント「YCAT(Young Classical Artists Trust)」と提携。今後3年間で9人のアルバムを予定しているDelphianとYCATとのコラボレーション・シリーズ。

 シリーズ第4弾は、イタリアのスポレート出身、2019年のYCAT国際オーディションで入賞し、YCATアーティストとして国際的に活躍するアコーディオンの鬼才、サムエーレ・テラーリが登場!
 それ以前にも2018年Arassate-Hiria国際アコーディオン・コンクール(スペイン)や2013年'Citta di Castelfidardo'国際コンクール(イタリア)などで第1位を獲得してきたサムエーレ・テラーリ。
 レパートリーはアコーディオンのためのオリジナル作品(グバイドゥーリナ、ドナトーニ、マントヴァーニ、ベリオ等)から、バッハ、ムソルグスキー、リゲティ、シューベルトなどの作品のトランスクリプションまで多岐にわたります。
 これまでコンサートで何度もバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を取り上げてきたテラーリが、ようやくレコーディングのヴァージョンで完成させることができると取り組んだこのアルバム。
 万華鏡のように常に新鮮なこの作品を構想するには、テラーリの楽器が欠かせません。アコーディオンの蛇腹は、ゆっくりとした変奏ではダイナミックなコントラストを強調し、きらびやかで速い変奏では、流れるような純粋なヴィルトゥオージティが力を発揮。
 バッハの不朽の名作がここでは新たな光を放ち、鍵盤の器用さと弦楽器のような表現力が、テラーリの解釈の繊細さと完璧なコントロールによって高められています。

 ※録音:2020年8月25日-27日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)

 
 




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NOVANTIQUA RECORDS

NA25
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
イタリアのリュート界の世界的巨匠、アルベルト・クルニョーラ
J.S.バッハ:リュート独奏のための作品全集

 ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
 前奏曲ハ短調 BWV.999
 組曲ト短調 BWV.995
 前奏曲、フーガとアレグロ変ホ長調 BWV.998
 組曲ハ短調 BWV.997
 組曲ホ短調 BWV.996
 組曲ホ長調 BWV.1006a
アルベルト・クルニョーラ(リュート)

 イタリア・リュート界の巨匠クルニョーラ。その集大成であり、新たな探求の幕開けとなるバッハ!

 イタリアのリュート界の世界的巨匠、アルベルト・クルニョーラによる、「リュート組曲」を含むバッハのリュート独奏作品の全曲録音!
 パオロ・ケリーチやエドゥアルド・エグエスといった巨匠たちの薫陶を受け、1996年から2010年まで中世&ルネサンス音楽の演奏を目的とするフロリレジオ・アンサンブルのメンバーとしても活躍したクルニョーラ。
 このバッハのリュート独奏作品全集はクルニョーラ自身の演奏活動の集大成として、同時に新たな音楽探求の第1歩として録音された同氏にとって記念碑的録音となった名演です。
 プロデューサーとエンジニアは旧シンフォニア・レーベルのロベルト・メオとシグリット・リーの2人が担当。イタリア古楽界の伝説的レーベルの流れを汲む味わい深きバッハ・アルバムです。

 ※録音:2016年6月18日-23日、サン・ピエトロ・エ・ミケーレ教会(ピサ、イタリア)



 
NA13
¥2600
レーヴァ:沈黙の翼
 第1部「ディアローギ」
 第2部「自我の反映」
イヴァーノ・レーヴァ(ピアノ)、
クラングファーベン・クヮルテット
 〔セルジオ・カルネヴァーレ(ヴァイオリン)、
  イザベラ・パルミチャーノ(ヴァイオリン)、
  ツヴェタンカ・アサトリャン(ヴィオラ)、
  シルヴィア・ファシャーノ(チェロ)〕

 イタリア、ナポリ出身のコンポーザー=ピアニスト、インプロヴァイザー、イヴァーノ・レーヴァ(1975-)が、ピアノと弦楽四重奏のために作曲した2部で構成される作品の世界初録音。
 相反する対話と沈黙の共存を作品の中で表現しようとしています。

 ※録音:2015年(イタリア)
 
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NA44
¥2600→\2390
「トゥスカーニア」シリーズ最新作
 フィレンツェでのモーツァルト~ナルディーニとモーツァルト


 モーツァルト:
  ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番ト長調 K.423、
  ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番変ロ長調 K.424
 ナルディーニ:2本のヴィオラのためのソナタ集(第1番~第6番)
アンサンブル・アルラウネ
 〔クララ・フランシスカ・シェーテンザック(ヴァイオリン)、
  ステーファノ・ザノビーニ(ヴィオラ)、
  ヒルデガルド・クーエン(ヴィオラ)〕

 2人の天才ナルディーニとモーツァルト。ロックダウン中に録音されたトゥスカーニア最新作!

 イタリアのトスカーナ地方出身の作曲家とその同世代の作曲家の作品を組み合わせる「トゥスカーニア」シリーズの最新作として登場するのは、リヴォルノ出身の音楽家ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793)とモーツァルト!
 2020年の春、ロックダウンにより多くの制限がある中でレコーディングが行われたこの「フィレンツェでのモーツァルト」で取り上げられたのは「二重奏」。
 短期間ではあるものの、トスカーナ大公国のフィレンツェに父レオポルトと共に滞在していたモーツァルト。
 ナルディーニは友人でもあったレオポルトからそのヴァイオリニストとしての実力を高く評価されており、モーツァルト父子と繋がりを持っていたことが知られています。
 トスカーナ大公のカペルマイスターを務めたナルディーニとモーツァルトの関係を、アンサンブル・アルラウネがピリオド楽器、ヴェルディ・ピッチ(432Hz)での演奏で表現します。

 ※録音:2020年、ピエヴェッキア(イタリア)

 



 ヴァイオリニスト、ナルディーニはレオポルト・モーツァルトの称賛を受けており、自身も優れたヴァイオリニストであったレオポルトは、ナルディーニの演奏についてこう書き残している。

「彼の音色の美しさ、純粋さ、均一さ、そして彼のカンタービレが持つ味を超えるものはない。しかし彼は難技巧を駆使しているわけではないのだ。」

 レオポルト・モーツァルトの友人でもあったナルディーニは、息子のヴォルフガングが1770年から1771年にかけて初めてイタリアを訪れ、宮廷で職探しをしている姿を目の当たりにしている。






 「トゥスカーニア」シリーズ、第2巻は先日ご紹介、第1巻は下記、今回初紹介。



トゥスカーニア Vol.1・2
NA17
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
今回初紹介!
 トゥスカーニア Vol.1 ~ カンビーニ&ボッケリーニ


 カンビーニ:演奏会用四重奏曲 Op.21
 ボッケリーニ:ヴィオラとチェロのための二重奏曲
アンサンブル・アルラウネ
 〔クララ・フランシスカ・シェーテンザック(ヴァイオリン)、
  ステーファノ・ザノビーニ(ヴィオラ)、
  ヒルデガルド・クーエン(ヴィオラ)、
  アウグスト・ガスバッリ(チェロ)〕

 現在のトスカーナ州のリヴォルノで生まれ、アフリカ旅行中に海賊に襲撃され数年間奴隷として過ごした後に解放され、パリで大成する(その後没落)という波乱の生涯を送ったイタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746-1825)。
 カンビーニとのカップリングに選ばれたのはボッケリーニの二重奏曲。共にイタリアで生まれ、他国で名声を確立した2人の音楽家の作品の共通点とコントラストを探る好プログラムです。
 演奏、録音にはピリオド楽器を使用し、ピッチは「ヴェルディ・ピッチ」とも呼ばれる432Hzを採用しています。

 ※録音:2016年9月、ピエヴェッキア教会(イタリア)
 

 NA27
\2600→\2390
トゥスカーニア Vol.2 ~ カンビーニ&モーツァルト
 カンビーニ:
  2本のヴィオラのためのデュオ・コンチェルタンテ(世界初録音)
 モーツァルト:
  歌劇《魔笛》(1792年編曲)より、何と美しい絵姿、
  もう会えないのか?、誰にも恋の喜びはある、
  この道の先に目的地があります、
  恋を知る男たちは、僧たちの行進曲<

アンサンブル・アルラウネ
 〔ステーファノ・ザンビーニ(ヴィオラ)、
  ヒルデガルド・クーエン(ヴィオラ)〕


 海賊に襲われ奴隷になるなど波乱の生涯を送ったカンビーニ。モーツァルトの「魔笛」の編曲とのユニークなカップリング!
 アフリカ旅行中に海賊に襲撃され数年間奴隷として苦難の時を過ごしたというエピソードを持つ18世紀~19世紀イタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746-1825)が、パリ移住後に発表した世界初録音となる「デュオ・コンチェルタンテ」と、1792年に行われ編曲者不詳のモーツァルトの「魔笛」のヴィオラ二重奏版を組み合わせたユニークなプログラム。
 大成しなかったナポリ時代からは一転して移住先のパリで才能を花開かせたものの、フランス革命の時期を境としてその人気は急落。
 不遇な余生を過ごしたとされるカンビーニの音楽が、モーツァルトの「魔笛」のアリアからの編曲と交互に演奏されることにより、その魅力がさらに引き立てられています。
 デトモルト音楽大学で今井信子に、ニュルンベルク音楽大学でハンス・コールハーゼに師事したステーファノ・ザンビーニと、ドイツの女流ヴィオリスト、ヒルデガルド・クーエンのアンサンブルは絶妙です。
 ちなみに使用楽器はピリオド楽器、ピッチは「ヴェルディ・ピッチ」としても有名な432Hzです。

 ※録音:2017年8月、ピエヴェッキア教会(イタリア)


  海賊にひどい仕打ちを受けるカンビーニを描いた絵か?


フランス革命の時期になると、カンビーニは愛国的な作品や賛美歌などを多く発表していったが、次第に人気は低迷し、以後不遇な生活を送るようになる。
1800年以降にどのような生活を送ったかについては資料がないため不明であるが、1825年に精神病院で死んでいるのが発見された。



 パリで紛失した協奏交響曲について



 1778年にモーツァルトはパリのコンセール・スピリチュエルの演奏会で交響曲第31番『パリ』と協奏交響曲を作曲した。
 交響曲第31番は7月に演奏されたが、協奏交響曲の方は、初演直前に楽譜が行方不明となってしまった。
 1778年5月1日の父レオポルト宛ての手紙において、モーツァルトはカンビー二の妨害ではないかと疑い、またその理由を次のように記している:

 初めて会った時、何も知らずにしたとはいえ、僕はカンビーニをひどい目にあわせたのです。
 この人の四重奏の1つをぼくは聴いたことがあります。とてもきれいな作品で、なかなかいい曲です。
 ぼくはカンビーニに、あれは良い曲だとほめ、始めの方を弾いて聴かせました。
 ところがそこにリッターとラムとプントがいて、いつまでもぼくの演奏を止めさせないのです。
 カンビーニが、知らないところは自分で作って弾けばいいというので、ぼくはそうしました。すると、彼は「こいつはすごいやつだ!」などと言ってすっかり度を失ってしまいました。
 こんな事があったのであの人はきっと、いい気持ちはしなかったと思います。

 しかし、カンビーニはモーツァルトを高く評価しており、その作品を筆写していることや、本人が明確に否定していることなどからも、妨害の犯人が彼である可能性は高くない。


 
 



 
 
NA15
¥2600
ミュージック・フォー・ツー Vol.1
 ルクレール:
  2本のヴァイオリンのためのソナタ ホ短調 Op.3-5、
  2本のヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 Op.3-4、
  2本のヴァイオリンのためのソナタ ニ長調 Op.3-6
 マルティノフ:
  2本のヴァイオリンのためのバロック組曲第1番(世界初録音)
アントン・マルティノフ(ヴァイオリン)
クレメナ・ニコロワ(ヴァイオリン)

 バロック音楽、クラシック音楽、ロマン派音楽、現代音楽を融合させた複数のプログラムで構成される革新的なプロジェクト「ミュージック・フォー・ツー(Music for Two)」の第1巻。
 第2巻(NA23)と同じルクレール&アントン・マルティノフ(1969-)という組み合わせの第1巻には、鬼才マルティノフの「バロック組曲第1番」を収録。
 鬼才とブルガリアの才女、ルクレールとマルティノフのコラボレーションが独特の世界を創り上げています。

 ※録音:ヴィチェンツァ(イタリア)
 
 

NA21
¥2600
前奏曲とカンシオーネス
 ザーゴ:
  若い巡礼者たち/セビリアの子守歌/
  アンダ、ヤレオ/ゾロンゴ/ドン・ボイソのロマンス/
  三枚の葉っぱ/モンレオンの少年たち/
  ハエンの女たち/ラ・タララ/4人のラバ追い人/
  トランプの王様たち/チニタスのカフェ/18世紀のセビリア人
マリーナ・コンパラート(メゾ・ソプラノ)
マルコ・ミーニャ(ギター)

 ジョージ・ベンジャミンが審査員を務めた2003年度の武満徹作曲賞で第3位に入賞したイタリアの作曲家、ヴィットーリオ・ザーゴ(1967-)が生み出した、スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカへのオマージュ・プログラム。
 13曲全てにフェデリコ・ガルシア・ロルカの詩が用いられています。

 ※録音:2018年、タイムライン・レコーディング・スタジオ
 





B RECORDS


LBM034
¥2800
AIMER A LOISIR 思うがままに愛する オルセー=ロワイヨモン・アカデミー歌曲コンサート・シリーズ
 ジャック・イベール(1890-1962): ドン・キホーテの4つの歌 (1932)
  1. Chanson du depart de Don Quichotte ドン・キホーテの旅立ちの歌 /
  2. Chanson a Dulcinee ドゥルシネア姫の歌 / 3. Chanson du Duc 公爵の歌 /
  4. Chanson de la mort de Don Quichotte ドン・キホーテの死の歌
 5. フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):In der Fruhe 明け方に(1888)
 6. ロベルト・シューマン(1810-1856): Dichters Genesungs 詩人の目覚め Op. 36 No. 5(1840)
 7. ヴォルフ: 別れ(1888)
 アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871-1942): 5つの歌(1895-1896)
  8. Orientalisches Sonnet 東洋風のソネット / 9. SuBe, suBe Sommernacht 甘い、甘い夏の夜 /
  10. Herbsten 秋 / 11. Nun schwillt der See so bang 湖はいま不安にゆれている /
  12. Der Tag wird kuhl, der Tag wird blaB 日が暮れて、涼しさを帯びる
  カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
   13. La cloche 鐘(1855) / 14. Tristesse 悲しみ(1868) / 15. Soiree en mer 海の夕暮れ(1862)
  アンリ・デュパルク(1848-1933):
   16. Au pays ou se fait la guerre 戦のある国へ (1870) / 17. La vie anterieure 前世(1884) /
   18. L'invitation au voyage 旅への誘い(1870) / 19. Phidyle フィディレ(1882)
  20. エルネスト・ショーソン(1855-1899): Hebe エベ(1882)
  ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
   21. Clair de lune 月の光 Op. 46 No. 2 / 22. Dans la foret de septembre 9月の森で Op. 85 No. 1
  モーリス・ラヴェル(1875-1937): Cinq Melodies populaires grecques 5つのギリシャ民謡
   23. Chanson de la mariee 花嫁の目覚め / 24. La-bas, vers l'eglise 向こうの教会へ /
   25. Quel galant m'est comparable 私と比べられる男前はだれなんだ? /
   26. Chanson des cueilleuses de lentisques 乳香を集める女たちの歌 / 27. Tout gai ! 何と楽しい!
 ミハイル・ティモシェンコ(バス・バリトン)‛&1-7、エリツァ・デセヴァ(ピアノ) ‛&1-7、
 カエリグ・ボシェ(テノール)‛&8-15、エレノラ・ペルツ(ピアノ)‛&8-15、
 アクセル・ファニョ(ソプラノ)‛&16-19、アドリアーノ・スパムパナト(ピアノ)‛&16-19、
 グレース・ダーラム(メゾ・ソプラノ)‛&20-27、エドワード・リダル(ピアノ)‛&20-27

 録音 2021年2月7日(ライヴ) Academie Orsay-Royaumont(フランス)

 毎年、オルセー=ロワイヨモン・アカデミーで開催される歌曲リサイタル。
 こちらは2021年2月に行われたコンサートの模様を収録した1枚。
 今回も4組の歌手とピアニストがフランス近代歌曲を中心に、ヴォルフ、シューマン、ツェムリンスキーの歌曲まで、素晴らしい演奏を披露しました。
 ティモシェンコはロシア出身のバス・バリトン。2015年から2017年までパリ国立オペラ・アカデミーのメンバーとなり、数多くの舞台に立ちました。カエリグ・ボシェはブルターニュ出身。
 2020/21年からオルセー=ロワイモヨン・アカデミーの会員になっています。アクセル・ファニョはすでにフランス内外で高い評価を受けているソプラノ。
 2020/21年からはエルヴェ・ニケとル・コンセール・スピチュアルと共演し、新たなプロジェクトに挑戦しています。メゾ・ソプラノのグレース・ダーラムはロンドン出身、バロック系の作品と20世紀フランスのレパートリーで定評ある歌手です。
 




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OEHMS



OC1903
(2CD)
¥3100→\2890
キタエンコ・コンダクツ・チャイコフスキー
 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):管弦楽作品集

  【CD1】
   1. 歌劇《スペードの女王》 Op. 68 - 序曲 / 2. イタリア奇想曲 Op. 45
   劇付随音楽『雪娘』 Op. 12(抜粋)
    3. Prologue: Introduction / 4. Act II: Melodrama / 5. Act III: Dance of the Tumblers
   バレエ音楽『眠りの森の美女』 Op. 66(抜粋)
    6. I. Introduction - The Lilac Fairy / 7. II. Adagio - Pas d'action /
    8. IV. Panorama / 9. V. Waltz / 10-17. ロココ風の主題による変奏曲 Op. 33
  【CD2】
   1. 弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 Op. 11 - 第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」(チェロと弦楽オーケストラ編)
   バレエ音楽『くるみ割り人形』 Op. 71(抜粋)
    2. Overture / 3. Act I Tableau 1: Decoration of the Christmas tree /
    4. Act I Tableau 1: March / 5. Act I Tableau 1: Children's galop and entry of the parents /
    6. Act I Tableau 2: Waltz of the snowflakes / 7. Act II Tableau 3: Divertissement: a. Chocolate - Spanish Dance /
    8. Act II Tableau 3: Divertissement: b. Coffee - Arabian Dance /
    9. Act II Tableau 3: Divertissement: c. Tea - Chinese Dance /
    10. Act II Tableau 3: Divertissement: d. Trepak - Russian Dance /
    11. Act II Tableau 3: Divertissement: e. Dance of the Toy Flutes /
    12. Act II Tableau 3: Divertissement: f. Mother Gigogne and the clowns /
    13. Act II Tableau 3: Blumenwalzer / 14. Act II Tableau 3: Pas de deux: Intrada /
    15. Act II Tableau 3: Variation 1: Tarantella /
    16. Act II Tableau 3: Variation 2: Dance of the Sugar-Plum Fairy /
    17. Act II Tableau 3: Coda / 18. Act II Tableau 3: Final waltz and apotheosis
 レオナルド・エルシェンブロイヒ(チェロ) ‛&CD1:10-17,CD2:1
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、
 ドミートリー・キタエンコ(指揮)

 録音Studio Stolberger Strasse, Cologne(ドイツ) 2011年3月‛&CD1:1 2010年11月‛&CD1:2,6-9 2011年12月‛&CD1:3-5 2009年8月、2012年3月‛&CD1:10-17,CD2:1 2015年10月5-9日‛&CD2:2-18

 2020年に80歳を迎えたキタエンコを祝して、彼と30年以上にわたって協力関係を築いてきたケルン・ギュルツェニヒ管とのコンビによるチャイコフスキーの録音から、管弦楽作品をセレクトした2枚組。
 プロコフィエフやショスタコーヴィチなどではオーケストラの機動力を存分に生かした、切れ味のよい演奏を聴かせることで知られるキタエンコ、このチャイコフスキーでは、作品の持つ旋律の美しさを際立たせるとともに、バレエ音楽では抒情的な場面と躍動的な場面とのメリハリの効いた表現を聴かせています。
 共演するチェリスト、エルチェンブロイヒは1986年ボリビア生まれの実力派。
 近年は指揮者としても頭角を現し、ボリビアでオーケストラを共同設立し様々な曲の演奏で高い評価を受けています。

 
 
 
OC491
¥2400
ラートハウス/ティーセン/アルマ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
 カロル・ラートハウス(1895-1954): ヴァイオリン・ソナタ Op. 14
  1. I. Andantino / 2. II. Intermezzo: Andante / 3. III. Rondo: Allegro ma non troppo
 ハインツ・ティーセン(1887-1971): デュオ・ソナタ Op. 35‛&世界初録音
  4. I. Praludium: Allegro ma non troppo / 5. II. Andante quasi adagio / 6. III. Finale: Allegro molto vivace
 ポール・アルマ(1905-1987): ヴァイオリン・ソナタ‛&世界初録音
  7. I. Lento / 8. II. Interlude: Sostenuto rubato / 9. III. Allegro / 10. IV. Postlude: Sostenuto rubato
 デュオ・インゴルフソン-ストウペル
 【メンバー】
  ジュディス・インゴルフソン(ヴァイオリン)、ウラディーミル・ストウペル(ピアノ)

 録音 2020年11月25-27日 イエス=キリスト教会、ダーレム、ベルリン(ドイツ)

 ヴァイオリニスト、ジュディス・インゴルフソンとピアニスト、ウラディーミル・ストウペルによるデュオ。
 彼らは、第一次世界大戦、および第二次世界大戦に巻き込まれ、命を落とす、もしくは迫害を受けた作曲家たちの作品に関心を持ち、それらの作品の演奏と録音に尽力しています。
 このアルバムにはユダヤ系オーストリア人のカロル・ラートハウス、ドイツ人のハインツ・ティーセン、ハンガリー出身のポール・アルマという3人の作曲家の作品が収録されており、ティーセンとアルマの作品は世界初録音となります。

 ラートハウスはシュレーカーの弟子であり、1920年代にベルリンで大人気を博しました。映画音楽の分野でも活躍しましたが、ナチス・ドイツによって「退廃芸術」のレッテルを貼られ、一時期上演を禁止されています。
 ティーセンは1922年にベルリンで創設された国際現代音楽協会(ISCM)のメンバーであり、1925年から1945年までベルリン音楽大学で音楽理論と作曲を教えましたが、その音楽は、やはりナチス政権によって「不適切」とされています。
 またセルジュ・チェリビダッケの師としても知られています。
 ポール・アルマはハンガリー生まれ。1925年以降、ピアニストとして活躍、アメリカの大学で現代音楽を教えていました。
 1930年から1933年まではドイツで指揮者として働くためにアメリカでのキャリアを断念しましたが、ゲシュタポに目を付けられパリに逃亡。以降フランスで活動を行った作曲家です。
 彼のヴァイオリン・ソナタは未出版であり、遺族が原稿をデュオに提供、この録音が完成しました。

 
 





<映像>

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C MAJOR(映像)



80 5204
(Blu-ray)
¥5400→\4990
ザルツブルク音楽祭2020
 ティーレマン&ウィーン・フィル

 ワーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」、
  ブルックナー「ロマンティック」


   ワーグナー:
    女声のための5つの詩「 ヴェーゼンドンク歌曲集」*
   ブルックナー:
    交響曲第4番変ホ長調WAB104「ロマンティック」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ ソプラノ)*
KKC 9684
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6620

80 5108
(DVD)
¥3800→\3490
KKC 9685
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4620

 ザルツブルク音楽祭2020。メゾ・ソプラノの女王、エリーナ・ガランチャ、ティーレマン&ウィーン・フィルによるワーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」、ブルックナー「ロマンティック」

 収録:2020年8月、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9、1080i 、音声:PCM Stereo,DTS-HD MA 5.0、リージョン:All BD 50 、原語:ドイツ語、字幕:英独韓日、105分
 (DVD)画面:16:9、1080i 、音声:PCM Stereo,DTS-HD MA 5.0、リージョン:All DVD9、原語:ドイツ語、字幕:英独韓日、105分

 2020年に創立100周年を迎えたザルツブルク音楽祭。世界的パンデミックで開催が危ぶまれていましたが、会期を短縮し、プログラムを変更し開催されました。

 本上演は、ティーレマン指揮ウィーン・フィルによるブルックナー交響曲第4番と、ソリストにメゾ・ソプラノの女王、エリーナ・ガランチャを迎えてのワーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」というプログラムでした。

 ワーグナーの「ヴェーゼンドンク歌曲集」は、パトロンだった実業家ヴェーゼンドンクの妻マティルデから贈られた5 つの詩を用いて1857年に作曲したもの。究極の愛のオペラ《トリスタンとイゾルデ》と並行して書かれ、ワーグナーは愛人であったマティルデとの関係が続いている間に、2つの名曲を残したことになります。
 叶わぬ願いを温室の植物にたくして歌う第3曲「温室にて」では、やるせない気持ちと晴れない心をガランチャが見事に表現しています。
 また「トリスタンとイゾルデ」の第2幕"愛の二重唱"に転用された第5曲「夢」。夢に愛をたくして歌う密やかな愛の悲しみをガランチャの麗しい声で静かに歌い上げます。

 ブルックナーへの熱い思いを常日頃から語っているティーレマンは、「ドイツの正統的伝統を継承する最右翼」と賞賛されています。
 このブルックナーの4番は、ミュンヘン・フィルとの演奏(2008年)、シュターツカペレ・ドレスデンとの演奏(2015年)などがあり、ティーレマンも得意とする演目といえるでしょう。
 一音一音丁寧に紡ぎだされるブルックナーの世界を堪能し、ウィーン・フィルの豊潤な響きと、優れたアンサンブルで、ティーレマンの確信に満ちた演奏が繰り広げられています。

 
 





NIFC(DVD-PAL)(映像)


NIFCDVD008
(1DVD PAL)
¥3700
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921)の歌劇《ゴプラナ》
 ジェレンスキ:歌劇《ゴプラナ》
  (3幕のロマンティック・オペラ)
グジェゴシュ・ノヴァク(指揮)
ポーランド国立歌劇場テアトル・ヴィエルキ合唱団&管弦楽団

 ジェレンスキとパデレフスキ!ポーランド・オペラ2作品のDVD!

 ☆2017年国際オペラ賞の最優秀再発見作品部門受賞!
 ☆19世紀のポーランド・ロマンティシズムの中心的役割を担った作曲家、ヴワディスワフ・ジェレンスキの歌劇《ゴプラナ》!

 ポーランドの2つの主要な音楽文化機関、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)とポーランド国立歌劇場「テアトル・ヴィエルキ」の継続的な協力関係の賜物としてリリースされる知られざるポーランド・オペラの映像作品。

 ワルシャワ音楽院の教師、ワルシャワ音楽協会の芸術監督、クラクフ音楽アカデミーの院長を歴任し、19世紀のポーランド・ロマンティシズムの中心的役割を担った作曲家ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921)の歌劇《ゴプラナ》。
 指揮はグジェゴシュ・ノヴァク、演出はヤヌシュ・ヴィシニェフスキが担当し、2017年に名誉ある国際オペラ賞の最優秀再発見作品部門を受賞しています。
 リリシズム溢れる音楽と伝統的な伝説や壮大なポーランド文学に浸った「非現存の世界」をお楽しみください。

 ※当タイトルはPAL方式に対応したプレーヤー、PCでのみ再生可能です。予めご了承下さい。
 
 

NIFCDVD009
(1DVD PAL)
¥3700
イグナツィ・パデレフスキが作曲した唯一の歌劇《マンル》!
 パデレフスキ:歌劇 《マンル》(3幕オペラ)
グジェゴシュ・ノヴァク(指揮)
ポーランド国立歌劇場テアトル・ヴィエルキ合唱団&管弦楽団

 ☆優れたコンポーザー=ピアニストであり、政治家としても活躍した偉人イグナツィ・パデレフスキが作曲した唯一の歌劇《マンル》!

 ポーランドの2つの主要な音楽文化機関、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)とポーランド国立歌劇場「テアトル・ヴィエルキ」の継続的な協力関係の賜物としてリリースされる知られざるポーランド・オペラの映像作品。

 ショパン以降のポーランドにおける最も優れたコンポーザー=ピアニストであり、同国の首相や外務大臣を務めるなど政治家としても活躍した偉人イグナツィ・パデレフスキ(1860-1941)が作曲した唯一の歌劇《マンル》。
 ワーグナーの影響を受けた作品で、ライトモティーフの手法が取り入れられています。ドレスデンにおける初演(1901年)は大成功で、その後のポーランドやアメリカでの上演含め、パデレフスキ自身非常に満足していたようです。
 内容は不寛容と文化の違いがもたらす結果を描いた苦い物語で、マレク・ヴァイスの演出により、現実に対する考察を促すような、パワフルで示唆に富むものに仕上がっています。

 ※当タイトルはPAL方式に対応したプレーヤー、PCでのみ再生可能です。予めご了承下さい。
 
















7/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


2L



2L 165SABD
(Blu-ray Disc Audio
+SACD HYBRID)
¥4000
慰め
 1.アンデシュ・ヨルミン(1957–):主の道を知れ(Sci vias domini)
 2.オストラ(ノルウェー)伝承の賛美歌(歌集『Folgesvenner』):今、陽が昇る(Nu rinder solen opp)
 3.エストニア・ノアローツィ(スウェーデン)伝承の賛美歌(アンナ・マリア・フリーマン 編曲):
  アッバ、優しき心の父よ(Abba, hjartans Fader god)
 4.エストニア・ノアローツィ(スウェーデン)
  伝承の賛美歌(アンナ・マリア・フリーマン 編曲)(イントロ:マッツ・アイレットセン):
   また一日が過ぎていった(Nu haver denna dag)
 5.アンドルー・スミス(1970–):慈しみと愛のあるところ(Ubi caritas)
 6.ナルヨルデ(ノルウェー)伝承の子守歌(リン・アンドレーア・フグルセット、トリグヴェ・サイム 編曲):
  ねんねんころり(Bysjan, bysjan)
 7.ヴェストフォルのアンデブー(ノルウェー)
  伝承の賛美歌(トーネ・クローン、トリグヴェ・サイム、マッツ・アイレットセン 編曲):
   われら主の晩餐へ(Ska vi ustridig hist)
 8. 中世ドイツ・オーストリアの賛美歌(『ノルウェー賛美歌集』)(リン・アンドレーア・フグルセット 編曲):
  キリストはよみがえりぬ(Krist er oppstanden)
 9.オステルダーレン(ノルウェー)
  伝承の子守歌(リン・アンドレーア・フグルセット 編曲)(イントロ:マッツ・アイレットセン):
   おねむりわが子(So ro, liten tull)
 10.グーブランスダーレン(ノルウェー)伝承の子守歌(リン・アンドレーア・フグルセット 編曲):
  子守歌「太陽が谷間にしずんでゆく」(Bansull)
 11.エストニア・スール=パクリ(スウェーデン)
  伝承の賛美歌(リン・アンドレーア・フグルセット、トリグヴェ・サイム 編曲):
   来れ精霊よ(Kom, helge Ande)
 12. 伝承曲(トリオ・メディイーヴァル 編曲):リム・リーマ(Limu lima)
   Solbonn(太陽の祈り)(テレマルク(ノルウェー)伝承曲)
   Limu limu lima(リム・リム・リーマ)(スウェーデン伝承曲)
   Vysssa lulla(ヴュッサ・ルッラ)(おやすみ、かわいいわが子)(スウェーデン伝承の子守歌)
 13.スウェーデン伝承の歌(オステルヨートランド・ヴレタ修道院)
  (アンナ・マリア・フリーマン、マッツ・アイレットセン 編曲):
   この自然には(I hela naturen)
 14.エストニア・ノアローツィ(スウェーデン)伝承の賛美歌:神を讃えよ(Pris vare Gud)
 15.シニッカ・ランゲラン(1961–)(作詞・作曲):弟のこころ(Lillebrors hjerte)
 16.アンデシュ・ヨルミン(1957–)(作詞・作曲):夜のつばさ(Nattens vingar)
  トリオ・メディイーヴァル
   【アンナ・マリア・フリーマン、リン・アンドレーア・フグルセット、ヨールン・ロヴィーセ・フーサン】
  マッツ・アイレットセン(ベース) トリグヴェ・サイム(サクソフォーン)

 ECMからヒット作を生み出してきたノルウェーのヴォーカルアンサンブル「トリオ・メディイーヴァル」2L初登場!時代を超えた「慰めとやすらぎ」を与えるアルバム超高音質録音で聴く賛美歌と子守歌のコレクション

 録音:2020年10月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
 制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ
 [DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
 [Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD]
 [Disc 2: Blu-ray: 5.1 Dolby TrueHD (24bit/192kHz), 7.1.4. Auro-3D (96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos (48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide]

 ノルウェーのヴォーカルアンサンブル「トリオ・メディイーヴァル(トリオ・メディーヴァル) Trio Mediæval」は、1997年に結成し、2001年のアルバム第1作『Words of the Angel』で一躍、国際的に知られる存在になりました。
 リン・アンドレーア・フグルセット Linn Andrea Fuglseth とアンナ・マリア・フリーマン Anna Maria Friman は創設メンバー。
 ヨールン・ロヴィーセ・フーサン Jorunn Lovise Fusan が、2018年に新たなメンバーとして加わりました。『慰め(Solacium)』は、ECM Records で8枚のアルバムを作ってきた彼らの初めての 2L レーベルへの録音です。

 賛美歌と子守歌のコレクション。誰が最初に歌ったのか知る由もない伝承の歌、何について歌ったかも定かでない歌。
 「時代を超えた」これらの歌は、いつとも知れない過去とこれからの未来をつなぐ鎖として、わたしたちに「慰めとやすらぎ」を与えつづけます。
 このアルバムでは、スウェーデンのベーシスト、アンデシュ・ヨルミン Anders Jormin とノルウェーのトラッド・ミュージシャン、シニッカ・ランゲラン Sinikka Langeland の新しい子守歌も歌われます。
 どちらも自分たちの子供への「ちょっとした贈り物」として作られた作品です。
 オスロのソフィエンベルグ教会で行われた録音セッションには、ベースのマッツ・アイレットセンMats Eilertsen とサックスのトリグヴェ・サイム Trygve Seim という「父親ふたり」も参加しました。
 トリオ・メディイーヴァルとともに、COVID-19 の今、いろいろな垣根をとりはらい、共通する人間性への讃歌を歌いあげています。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
 Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
 SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください]

 
 




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BIS



BIS SA 2488
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団、ついにベートーヴェンを録音!
 第1弾は弦楽四重奏曲第1~3番!

  ベートーヴェン:
   (1)弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18-1
   (2)弦楽四重奏曲第2番 ト長調「 挨拶する」Op.18-
   (3)弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.18-3
キアロスクーロ四重奏団
 アリーナ・イブラギモヴァ
  (ヴァイオリン/Anselmo Bellosio c.1780)
 パブロ・エルナン=ベネディ
  (ヴァイオリン/Andrea Amati 1570)
 エミリー・ホーンルンド
  (ヴィオラ/Willems,c.1700)
 クレール・チリヨン(チェロ/Carlo Tononi 1720)
KKC 6403
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 注目盤!キアロスクーロ四重奏団がついにベートーヴェンを録音!第1弾は弦楽四重奏曲第1~3番!

 セッション録音:2019年6月23-26日/ゼンデザール、ブレーメン(ドイツ)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、76'46
 プロデューサー:アンドリュー・キーナー/サウンド・エンジニア:ファビアン・フランク(Arcantus Musikproduktion)

 SACD ハイブリッド盤。
 現代屈指のヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団がついにベートーヴェンを録音開始。第1 弾は弦楽四重奏曲第1-3番を収録しました!
 2005年結成の当団は結成当初から楽曲の深い解釈で注目を集め、演奏活動とともに録音にも積極的に取り組んできました。
 BIS レーベルからはこれまでにハイドンとシューベルトを録音。そのいずれのディスクも高い評価を得ており、なかでもハイドンの弦楽四重奏曲第77番「皇帝」はレコード芸術誌の特集「新時代の名曲名盤500」で同楽曲の第1 位に選ばれました。結成当時から変わらぬメンバーで、さらなる進化を遂げている名団体です!

 弦楽四重奏曲の第1番から第3番は作品18として第4番から第6番を含む6つの弦楽四重奏曲からなり、1798年から1800年頃までに書き上げ1801年に出版されています。
 30歳になろうかというベートーヴェンがついに挑んだこのジャンルではその生き生きとしたアンサンブルを楽しめる作品群。
 初期作品ながらベートーヴェンの個性と編み込まれた楽曲構成はさすがの一言です。キアロスクーロ四重奏団ならではのシャープにして実に温かみのある演奏は同曲集の新たな名盤誕生と申せましょう。
 今後のリリースにも期待が高まります!(団名の"Chiaroscuro(キアロスクーロ)"はコントラストを印象づける明暗法そして陰影法を意味します)。

 
 




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CHANNEL CLASSIS



PCCS43621
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
アンナ・フェドロヴァ新録音
 シェイピング・ショパン ~ ショパン:ワルツ、マズルカ、夜想曲集

 ワルツ第1番変ホ長調 Op.18 《華麗なる大円舞曲》、
 夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1、夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2、
 3つのワルツ Op.34
  〔ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1、ワルツ第3番イ短調 Op.34-2、
   ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3〕、
 ワルツ第5番変イ長調 Op.42、3つのマズルカ Op.50
  〔マズルカ第30番ト長調 Op.50-1、
   マズルカ第31番変イ長調 Op.50-2、
   マズルカ第32番嬰ハ短調 Op.50-3〕、
 3つのワルツ Op.64
  〔ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1《小犬》、
   ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2、
   ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3〕、
 幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
アンナ・フェドロヴァ(ピアノ)
CCS43621
¥2600→\2390

 アンナ・フェドロヴァ新録音!ショパンのワルツ、マズルカ、ノクターン集!

 ☆アンナ・フェドロヴァのソロ・アルバム第3弾!
 ☆ついに、オール・ショパン・アルバムが完成!

 アンナ・フェドロヴァは、ズヴェーデンやアルゲリッチが絶賛するウクライナ出身のピアニスト。
 2013年に行われた「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番」のライヴ映像はYouTubeで3,200万回以上という規格外の再生数を誇り(クラシックの協奏曲動画再生数では世界第1位)、一躍その名を世界に轟かせました。
 2019年7月に行われた来日公演も好評を博しています。

 フェドロヴァのChannel Classics第6弾、3枚目のソロ・アルバムとなるのは、ついにオール・ショパン・プログラムが登場! ショパンの音楽は幼い頃からフェドロヴァの人生の重要な位置を占めており、当時キエフで教師をしていた両親とともにショパンの様々な作品に取り組んで来ました。
 2020年のCOVID-19パンデミックによりコンサートや聴衆から引き離されていたフェドロヴァは改めてショパンの音楽を通して彼らに親しみを感じ、レコーディングの機会を得たときにすぐにショパンの音楽について考え、様々なワルツ、ノクターン、マズルカを選択し、様々な感情、気分、色彩を内包する「幻想即興曲」を追加しました。
 ショパンが創り出した魅惑的な雰囲気と独創的な夢の世界を、フェドロヴァの繊細なパフォーマンスで描きます。
 「ショパンの小品を演奏していると、まるで生きている絵画の中に飛び込んだような気分になり、そのユニークなストーリー、色、キャラクターを、音楽によって芸術的に形作っていくことができます。」(アンナ・フェドロヴァ)

 ☆アンナ・フェドロヴァの名を世界に広めた 《ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番》のYouTube動画は、ついに3,200万回再生を突破!

 
 





ET’CETERA



KTC1647
¥2600
私的演奏協会の音楽 Vol.6
 レーガー:ロマンティックな組曲
  (シェーンベルク&ルドルフ・コーリッシュ編/室内アンサンブル版)
 ウェーンベルン:パッサカリア Op.1
  (ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)
 ツェムリンスキー:詩篇第23篇
  (ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)
 ウェーベルン:「2つの歌 Op.8」、「4つの歌 Op13」
ヘンク・グイタルト(指揮)
グルッポ・モンテベロ

アンナ・ルツィア・リヒター(ソプラノ)

2021/8/2追記
 近年クルレンツィス&ムジカエテルナと頻繁に共演するなど人気急上昇中のドイツの名歌手、アンナ・ルツィア・リヒター(アンナ・ルチア・リヒター)が歌うウェーベルンの「2つの歌 Op.8」、「4つの歌 Op13」の追加収録も決定いたしました。リヒターは2020年の春からはメゾ・ソプラノへと転向しているため、今回の録音がソプラノ時代の最後の録音の1つとなるとのことです。





 「私的演奏協会の音楽」第6弾!グイタルトによる、ウェーンベルン!

 ☆グルッポ・モンテベロによる、人気室内アンサンブル・アレンジ・シリーズ第6弾!
 ☆新ウィーン学派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトによるウェーンベルンの《パッサカリア》!

 シェーンベルクが1918年に設立し、自身と同時代の作曲家の交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた「私的演奏協会」。その演奏会は、最終的には計113回も開かれたということです。
 『私的演奏協会の音楽』は、シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」によって、シェーンベルクの仲間や弟子たちがアレンジした様々な室内楽バージョンを取り上げ、「私的演奏協会」の音楽を現代に再現するという人気シリーズです。

 第6弾となる今回は、「私的演奏協会」の設立者であるシェーンベルクが編曲した、レーガーの《ロマンティックな組曲》はもちろんのこと、新ウィーン学派を得意とするヘンク・グイタルトとグルッポ・モンテベロの編曲によるウェーンベルンも収録され充実の内容です!
 グルッポ・モンテベロの巧みなアンサンブルをご堪能ください!

 
 
 


KTC1713
¥2600
夢のあと ~ヴァイオリンとピアノのための作品集
 フォーレ:夢のあと/
 ヴィエニャフスキ:カプリッチョ・ワルツOp.7/
 エルガー:愛の挨拶 Op.12/
 ブラームス:スケルツォ Wo.2/
 チャイコフスキー:感傷的なワルツ/
 パガニーニ:カンタービレ MS 109/
 ラヴェル:フォーレの名による子守歌/
 シモネッティ:マドリガル/
 パガニーニ:カンタービレとワルツ Op.19/
 ファリャ(クライスラー編):歌劇《はかなき人生》よりスペイン舞曲/
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/
 トセリ:嘆きのセレナーデ/
 パラディス:シチリアーノ/
 サラサーテ:マラゲーニャ Op.21-14/
 ショスタコーヴィチ:組曲《馬あぶ》よりロマンス
カルロス・ダマス(ヴァイオリン)
アンナ・トマシク(ピアノ)

 ポルトガルを代表するヴァイオリニスト、カルロス・ダマスのヴァイオリン名曲小品集!

 1973年生まれ、ポルトガルを代表するヴァイオリニストの一人、カルロス・ダマスは、パリ音楽院でジャクリーン・ルフェーヴルとイヴリー・ギトリスの下で学び、英グラモフォン誌と英ストラッド誌からは、「フリッツ・クライスラーの作品の最高の解釈者の一人」と評価されました。
 今回のアルバムでも、クライスラーの編曲したファリャのスペイン舞曲を取り上げています。
 また、その他の収録曲も、ロマンティックな作品を中心にしており、まさにカルロス・ダマスの魅力をたっぷりと堪能出来る内容となっています。
 
 

KTC1921
¥2600
クロスロード
 テロ・ラヌ:イントロダクション・アンド・ダンス(2007)
 ウィルマ・ピストリアス:クロスロード(2019)、クロスロードⅡ
 カルロ・ディアス:リユース・ミュージックⅠ(2017)
 ウィルマ・ピストリアス:クロスロードⅢ、クロスロードⅣ
 ティモ・キティラ:オッズ・アンド・エンズ(2017)
 ウィルマ・ピストリアス:クロスロードⅤ、クロスロードⅥ
 カルロ・ディアス:リユース・ミュージックⅡ
 ウィルマ・ピストリアス:クロスロードⅦ、クロスロードⅧ
 エートゥ・レフトネン:ワームホール(2017)
 パヴェウ・ムィキェティン:ラ・ストラーダ(1991)
アグリー・パグ
 〔ユホ・ミーリラ
   (リコーダー、エレクトリック・ギター、
    ライヴ・エレクトロニクス)、
  ミロン・アンドレス(ヴィオール、ビウエラ)、
  ウェズリー・シェン(チェンバロ)〕

 アグリー・パグはアムステルダムを中心に活動しているトリオで、2014年に現代音楽を演奏することを目的に結成されました。
 彼らは古楽器を用いて、現代作曲家の作品を演奏することによって、今までにない時代を超えた新しい音作りを行うことを可能にしました。
 過去と現代の音楽の融合をお楽しみ下さい。
 




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NOVANTIQUA RECORDS

NA20
(2CD)
特別価格 ¥3600→\3290
エウローパ・ガランテの首席チェリスト!アンドリアーニ
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集

 チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/
 チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/
 チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
  アレッサンドロ・アンドリアーニ(チェロ/フェルディナンド・ガリアーノ1782年製)
  マリオ・ソラッツォ(フォルテピアノ/ヨーゼフ・ブロッドマン1805年頃製作&ヨハン・シャンツ1820年頃製作)

 エウローパ・ガランテの首席チェリスト!アンドリアーニの革新的なベートーヴェン!

 ファビオ・ビオンディのエウローパ・ガランテで首席チェロ奏者という大役を任されているイタリアの名手、アレッサンドロ・アンドリアーニが、イタリコ・スプレンドールなどで鍵盤楽器奏者として活躍する同じくイタリアの奇才マリオ・ソラッツォとのデュオで繰り広げるベートーヴェンのソナタ全集!
 アンドリアーニとソラッツォのデュオは世界的にも珍しいオリジナルのピリオド楽器、フェルナンド・ガリアーノ製作のチェロ、ヨーゼフ・ブロッドマン製作とヨハン・シャンツ製作の2台のフォルテピアノを用いてベートーヴェンのチェロ・ソナタを独創的な解釈で演奏しています。
 ベートーヴェンのチェロ・ソナタのイメージを刷新し、「名曲」が「新曲」のように聞こえるようになる個性豊かで実に革新的な録音です。
 エウローパ・ガランテの名手によるベートーヴェン、ご期待下さい!

 ※録音:2019年11月5日-9日、アッバツィア・サン・マルティーノ・デッレ・スカーレ(モンレアーレ、イタリア)

 
 
 
NA29
¥2600
音楽と体制 Vol.3 ~ ナチス時代の退廃音楽
 ツェムリンスキー:至るところに5月の花が咲き
 ウルマン:秋
 テュベルク:弦楽六重奏曲
アンサンブル・アルラウネ

 政治権力が人種的、政治的な理由で特定の文化を否定し、多くの芸術、音楽が「退廃」の烙印を押されてしまったナチス政権下のドイツ。
 このナチス政権下の困難な時代において禁じられた音楽の発掘と再評価を進める「音楽と体制」シリーズの第3集は、ツェムリンスキー、ウルマン、そしてテュベルク(タイベルクとも)の3作品を収録。
 ウィーン、その後はアメリカへと逃れて生き延びたツェムリンスキーに対し、アウシュヴィッツ強制収容所で命を落としたウルマンとテュベルク。
 イタリアのアンサンブル・アルラウネが、歴史に翻弄された音楽家たちの作品を表舞台へと引き戻してくれています。

 ※録音:2018年3月&10月
 
 
NA28
¥2600
フラグメンツ ~ ルチアーノ:クラリネットのための室内楽作品集
 ストラヴィンスキーの《3つの小品》による即興的変奏曲/
 2つのオマージュ的小品/2つの現代的練習曲/
 幻想曲/断章/蚊/3つのディヴェルティメント/
 4つのディヴェルティメント
ルカ・ルチアーノ(クラリネット)

 イギリスのリーズ音楽大学においてクラシック、コンテンポラリー、ジャズの各ジャンルで高い学術的地位を授与されたイタリアのコンポーザー=クラリネッティスト、ルカ・ルチアーノの自作自演集。
 英国クラリネット&サクソフォン協会からは「現代クラリネットの顔としての地位を確立した」と称されるなど絶賛されている実力者です。

 ※録音:2007年-2015年
 
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NA27
¥2600→\2390
トゥスカーニア Vol.2 ~ カンビーニ&モーツァルト
 カンビーニ:
  2本のヴィオラのためのデュオ・コンチェルタンテ(世界初録音)
 モーツァルト:
  歌劇《魔笛》(1792年編曲)より、何と美しい絵姿、
  もう会えないのか?、誰にも恋の喜びはある、
  この道の先に目的地があります、
  恋を知る男たちは、僧たちの行進曲<

アンサンブル・アルラウネ
 〔ステーファノ・ザンビーニ(ヴィオラ)、
  ヒルデガルド・クーエン(ヴィオラ)〕


 海賊に襲われ奴隷になるなど波乱の生涯を送ったカンビーニ。モーツァルトの「魔笛」の編曲とのユニークなカップリング!
 アフリカ旅行中に海賊に襲撃され数年間奴隷として苦難の時を過ごしたというエピソードを持つ18世紀~19世紀イタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746-1825)が、パリ移住後に発表した世界初録音となる「デュオ・コンチェルタンテ」と、1792年に行われ編曲者不詳のモーツァルトの「魔笛」のヴィオラ二重奏版を組み合わせたユニークなプログラム。
 大成しなかったナポリ時代からは一転して移住先のパリで才能を花開かせたものの、フランス革命の時期を境としてその人気は急落。
 不遇な余生を過ごしたとされるカンビーニの音楽が、モーツァルトの「魔笛」のアリアからの編曲と交互に演奏されることにより、その魅力がさらに引き立てられています。
 デトモルト音楽大学で今井信子に、ニュルンベルク音楽大学でハンス・コールハーゼに師事したステーファノ・ザンビーニと、ドイツの女流ヴィオリスト、ヒルデガルド・クーエンのアンサンブルは絶妙です。
 ちなみに使用楽器はピリオド楽器、ピッチは「ヴェルディ・ピッチ」としても有名な432Hzです。

 ※録音:2017年8月、ピエヴェッキア教会(イタリア)


  海賊にひどい仕打ちを受けるカンビーニを描いた絵か?


フランス革命の時期になると、カンビーニは愛国的な作品や賛美歌などを多く発表していったが、次第に人気は低迷し、以後不遇な生活を送るようになる。
1800年以降にどのような生活を送ったかについては資料がないため不明であるが、1825年に精神病院で死んでいるのが発見された。



 パリで紛失した協奏交響曲について



 1778年にモーツァルトはパリのコンセール・スピリチュエルの演奏会で交響曲第31番『パリ』と協奏交響曲を作曲した。
 交響曲第31番は7月に演奏されたが、協奏交響曲の方は、初演直前に楽譜が行方不明となってしまった。
 1778年5月1日の父レオポルト宛ての手紙において、モーツァルトはカンビー二の妨害ではないかと疑い、またその理由を次のように記している:

 初めて会った時、何も知らずにしたとはいえ、僕はカンビーニをひどい目にあわせたのです。
 この人の四重奏の1つをぼくは聴いたことがあります。とてもきれいな作品で、なかなかいい曲です。
 ぼくはカンビーニに、あれは良い曲だとほめ、始めの方を弾いて聴かせました。
 ところがそこにリッターとラムとプントがいて、いつまでもぼくの演奏を止めさせないのです。
 カンビーニが、知らないところは自分で作って弾けばいいというので、ぼくはそうしました。すると、彼は「こいつはすごいやつだ!」などと言ってすっかり度を失ってしまいました。
 こんな事があったのであの人はきっと、いい気持ちはしなかったと思います。

 しかし、カンビーニはモーツァルトを高く評価しており、その作品を筆写していることや、本人が明確に否定していることなどからも、妨害の犯人が彼である可能性は高くない。


 
 
NA23
¥2600
ミュージック・フォー・ツー Vol.2
 ルクレール:2本のヴァイオリンのためのソナタ集 Op.3
 マルティノフ:2本のヴァイオリンのためのバロック組曲第2番
アントン・マルティノフ(ヴァイオリン)
クレメナ・ニコロワ(ヴァイオリン)

 バロック音楽、クラシック音楽、ロマン派音楽、現代音楽を融合させた複数のプログラムで構成される革新的なプロジェクト「ミュージック・フォー・ツー(Music for Two)」の第2巻は、ルクレールとマルティノフのカップリング。
 2016年3月にパリで開催された音楽祭「ヴァイオリンの春」で初演された鬼才マルティノフの「バロック組曲第2番」は、初演後の評価が非常に高く、録音を望まれていた注目作です。
 終曲にはブルガリアの伝統音楽に触発された「バロチャニーザ」という曲が置かれています。
 鬼才マルティノフとデュオを組むのはブルガリアの才女クレメナ・ニコロワ。モダンとピリオドの両方を弾きこなし、ヨーロッパの様々なシーンで活躍中です。

 ※録音:2016年12月、ベースメント・スタジオ(ヴィチェンツァ、イタリア)
 
 
NA26
(2CD)
特別価格
¥3600
セステット・ストラディヴァリ、ブラームスの2つの弦楽六重奏曲
 ブラームス:
  弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18
  弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op.36
セステット・ストラディヴァリ

 セステット・ストラディヴァリ(ストラディヴァリ六重奏団)は、2001年12月、ローマのサンタンジェロ城で開催された国際音楽祭「ヴァイオリンの芸術(The Art of the Violin)」のためのコンサートを機に、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の音楽家たちによって結成されたアンサンブル。
 イタリアで最古と言われるオーケストラで活躍する名手たちのアンサンブルが取り上げるのは、ブラームスの2つの弦楽六重奏曲。
 サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の弦楽セクションの代名詞的な存在でもあるアンサンブルが、ドイツ・ロマン派の秀作を濃密に奏でます。

 ※録音:2017年1月17日-19日
 






<メジャー・レーベル>

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DG



4860484
(9CD)
\6800→\6390

ルドルフ・ブッフビンダー
 いきなりのベートーヴェン: ピアノ・ソナタ全集

  2014年8月ザルツブルク音楽祭〈ライヴ〉

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
CD1
 ピアノ・ソナタ 第1番 へ短調 作品2の1
 ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 作品2の2
 ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 作品2の3
CD2
 ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 作品7
 ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 作品10の1
 ピアノ・ソナタ 第6番 へ長調 作品10の2
CD3
 ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 作品10の3
 ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13 《悲愴》
 ピアノ・ソナタ 第9番 ホ長調 作品14の1
 ピアノ・ソナタ 第10番 ト長調 作品14の2
CD4
 ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 作品22
 ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 作品26 《葬送行進曲》
 ピアノ・ソナタ 第13番 変ホ長調 作品27の1
 ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27の2 《月光》
CD5
 ピアノ・ソナタ 第15番 ニ長調 作品28 《田園》
 ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 作品31の1
 ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31の2 《テンペスト》
CD6
 ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 作品31の3
 ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 作品49の1
 ピアノ・ソナタ 第20番 ト長調 作品49の2
 ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 作品53 《ワルトシュタイン》
 ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 作品54
CD7
 ピアノ・ソナタ 第23番 へ短調 作品57 《熱情》
 ピアノ・ソナタ 第24番 嬰へ長調 作品78
 ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 作品79
 ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 作品81a 《告別》
 ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 作品90
CD8
 ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 作品101
 ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 作品106 《ハンマークラヴィーア》
CD9
 ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 作品109
 ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
 ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)

 決定盤登場!
 ウィーンの伝統の正統な継承者、現代最高のベートーヴェン・マスターによる3度目の全集


 32曲あるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏を世界中で60回以上行い、60年以上にもわたって作品を研究し続けるベートーヴェンのスペシャリスト、巨匠ブッフビンダー3回目のピアノ・ソナタ全集。(第1回はテルデック1980/82、第2回はRCA2010)
 2014年のザルツブルク音楽祭における、ひと夏で行った全曲演奏会の貴重な記録。同音楽祭の歴史の中でも初の全曲演奏会でした。
 ベートーヴェン演奏の理想像として、語り継がれる名盤。
 
  録音:2014年8月 ザルツブルク音楽祭〈ライヴ〉



ブッフビンダーDG前作
ティーレマンが振るベルリン・フィルと共演した2016年12月のライヴ録音

ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第1番



4837733
\2300→\2090
《ルドルフ・ブッフビンダー~ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第1番、他》
 1)ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第1番 第1番 ハ長調 作品15
 2)ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 作品34
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クリスティアン・ティーレマン

 【ベートーヴェン生誕250周年】
 現代最高のベートーヴェン弾き、ルドルフ・ブッフビンダーのDG第2弾。

 DG移籍第一弾『ディアベッリ・プロジェクト』でベートーヴェンの変奏技法の頂点を究めながら、現代の作曲家への新たな変奏の委嘱で新たな地平を拓いたブッフビンダー。早くも移籍第2弾のベートーヴェンが登場!
 ピアノ協奏曲第1番は、ドイツ音楽の正統的継承者として絶大な人気を誇るクリスティアン・ティーレマンが振るベルリン・フィルと共演した2016年12月のライヴ録音。
 カップリングはベートーヴェン的音楽語法が確立された時期に作曲され、その成果のひとつとみなされる「創作主題による6つの変奏曲作品34」。
 録音:2016年12月 ベルリン、フィルハーモニー〈ライヴ・レコーディング〉(協奏曲)、2019年8月 ベルリン(変奏曲)


 
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4860525
\2800→\2590
《ヴィキングル・オラフソン~モーツァルト&コンテンポラリーズ》
 1. ガルッピ:アンダンテ・スピリトーソ(ピアノ・ソナタ 第9番 ヘ短調から)
 2. モーツァルト:ロンド ヘ長調 K.494
 3. C.P.E.バッハ:ロンド ニ短調 H 290
 4. チマローザ:ソナタ 第42番 ニ短調(オラフソン編曲)
 5. モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397(未完)
 6. モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485
 7. チマローザ:ソナタ 第55番 イ短調(オラフソン編曲)
 8-10. ハイドン:ピアノ・ソナタ 第47番 ロ短調
 11. モーツァルト:小さなジグ ト長調 K.574
 12-14. モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 K.545
 15. モーツァルト:アダージョ 変ホ長調(弦楽五重奏曲 第3番 ト短調 K.516から オラフソン編曲)
 16. ガルッピ:ラルゲット(ピアノ・ソナタ 第34番 ハ短調から)
 17-19. モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
 20. モーツァルト:アダージョ ロ短調 K.540
 21. モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(リスト編曲)   
ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)
4860526
(2LP)
\4800

 未知の宝石が光輝く! 
 巧みなプログラミングによるモーツァルト・トリビュート。

 2019年英グラモフォン賞「アーティスト・オブ・ジ・イヤー」受賞、2020年ドイツ『オーパス・クラシック賞』器楽録音(ピアノ)部門受賞と世界的な音楽賞を次々と射止める驚異的な才能。
 世界が絶賛するデジタル時代のハイブリッド・アーティスト、ヴィキングル・オラフソンによるモーツァルト・トリビュート。

 モーツァルトのお気に入りの作品を、彼の同時代の作品と一緒にプレイリストのように絶妙に配置。
 ドイツ=オーストリアのカール・フィリップ・エマヌエル・バッハとハイドンは、音楽と精神の両方でモーツァルトと密接に関係を持つ一方、イタリアのガルッピとチマローザは、モーツァルトと直接的な繋がりはなく、地理的距離もあったにせよ、18世紀の同じ音楽生態系に属し、共存した異なる美的価値を反映している。
 
 ピアノ学習者が必ず学ぶモーツァルトのソナタ第16番(旧第15番)やハイドンのソナタ第47番など大変有名な作品と、現在ではあまり顧みられなくなった同時代の作曲家、ガルッピ、チマローザ、C.P.E.バッハらの珠玉の作品を並置することでそれぞれ魅力を倍増させている。新たな発見の喜びを提供する非凡なアルバム。

 ウィーン古典派作品における繊細かつ大胆な独自の解釈は、ピアニストとしての評価さらに決定的なものとする。
 
  録音:2021年4月 レイキャヴィク  



 おや・・・先日の紗良・オット~Echoes of Life エコーズ・オヴ・ライフも突然の高価格帯だったが、このアルバムもちょっと高い。
 別の仕様なのか??





「Chopin : Prelude No 4 」おっと・・・この感性、ただものじゃない。

https://youtu.be/Uv6DL8GnUDo

 バッハとショパンを収録したアルバムを過去に出していたらしいので探索したが、今は手に入らない・・・中古で10000円の高値がついていた。
 



オラフソンのドイツ・グラモフォン第2弾「バッハ」


4835022
\2300→\2090
《ヴィキングル・オラフソン~バッハ》
J.S.バッハ
 1. 前奏曲(前奏曲とフゲッタト長調BWV902)
 2. 今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよ(コラールBWV734 ケンプ編曲) 
 3. 4. 前奏曲とフーガ(平均律クラヴィーア曲集第1巻から第10番ホ短調BWV855)
 5. オルガン・ソナタ第4番 BWV528 第2楽章(ストラダル編曲) 
 6. 7. 前奏曲とフーガ(平均律クラヴィーア曲集第1巻から第5番ニ長調BWV850) 
 8. いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659(ブゾーニ編曲) 
 9. 10. 前奏曲とフーガ(平均律クラヴィーア曲集第1巻から第2番ハ短調BWV847) 
 11. いざ、罪に抗すべしBWV54(オラフソン編曲) 
 12.-23. イタリア風のアリアと変奏 イ短調BWV989 
 24. 2声のインヴェンション第12番イ長調BWV783 
 25. 3声のシンフォニア第12番イ長調BWV798 
 26. ガヴォット(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006から ラフマニノフ編曲) 
 27. 前奏曲第10番ロ短調(前奏曲とフーガBWV855a シロティ編曲)
 28. 3声のシンフォニア第15番ロ短調BWV801 
 29. 2声のインヴェンション第15番ロ短調BWV786 
 30.-32. 協奏曲ニ短調BWV974 
 33.主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639(ブゾーニ編曲) 
 34.-35. 幻想曲とフーガイ短調BWV904
ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)
 オラフソンのドイツ・グラモフォン第2弾!
 世界が注目する「アイスランドのグレン・グールド」(ニューヨーク・タイムズ紙)
 「ずば抜けた才能」(英グラモフォン誌)が注目される新時代ピアニスト
 
 「バッハはカレイドスコープ」(様々な音楽や人生を映す万華鏡)と語るオラフソンは、誰もが録音している《ゴルトベルク変奏曲》や《パルティータ》、《フランス組曲》のような全曲・全集録音ではなく、親しみ深い曲から少々サプライズ的なあまり 注目されていない曲までを含む選曲により、バッハの様々な側面に光をあて、新しさを感じさせるユニークなアルバムとして提示しています。
 もともと鍵盤作品ではない曲のピアノ編曲は、ラフマニノフ、ブゾーニ、シロティ、ストラダルからオラフソン 自身による編曲まで、世代によってどう変化してきたかという違いも興味深いところです。
 バッハの無限の可能性を探究した非凡なアルバムとなっています。 

 録音:2018年4月 レイキャヴィク




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DECCA



4851605
\2300→\2090
《ジャニーヌ・ヤンセン~12のストラディヴァリウス》

1. ファリャ/クライスラー編:スペイン舞曲(クライスラー34)
2. スーク/愛の歌 作品7の1(アラード)
3. C.シューマン:3つのロマンス 作品22 第1番(サン・ロレンツォ)
4. R.シューマン:幻想小曲集 作品73(キャプテン・サヴィル)
5. ヴュータン:3つの無言歌 作品7 第3曲:失望(ヴュータン)
6. チャイコフスキー/アウアー編:歌劇《エフゲニー・オネーギン》から レンスキーのアリア(シュムスキー)
7. シマノフスキ:《神話》作品30 第1曲:アレトゥーサの泉(イダ・ヘンデル)
8. ラヴェル:ハバネラ形式の小品(De Chaponay)
9. エルガー:ため息 作品70(タイレル)
10. ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 作品19から 第3楽章(ミルシテイン)
11. チャイコフスキー:メロディ 作品42の3(ティツィアーノ)
12. ホイベルガー/クライスラー編:真夜中の鐘(クライスラー33)
13. クライスラー:シンコペーション(クライスラー34)
14. クライスラー:愛の悲しみ(クライスラー33)
15. ジェローム・カーン/パッパーノ編:《ロバータ》から〈イエスタデイ〉(シュムスキー)

  ()内は使用楽器名
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
アントニオ・パッパーノ(ピアノ)

 美しきヴィルトゥオーソが世界の至宝、12挺のストラディヴァリウスの魅力を解き明かす。

 ヴァイオリン界の美しきトップスターが、名匠ストラディヴァリウスが遺した世界的至宝、12本の名器を演奏して、珠玉のヴァイオリン作品を録音したクラシック・ファン垂涎のアルバム。
 英Sky ArtsのTV番組とのタイアップ企画によるプロジェクト。
 
 ストラディヴァリウスの楽器は制作されてから約300年間にわたり、世界に名を轟かせた名ヴァイオリニストたちと生涯を共にしてきました。
 そして夫々の名器には楽器と縁が深かった作曲家や演奏家の名前がニックネームとして付けられています。

 今回の録音に使用された楽器も、クライスラーやミルシテインなど著名な演奏者のニックネームが付けられた名器中の名器です。

 
録音:2020年11月30日~12月2日 ロンドン、カドガンホール


嬉しそう。
Una Bernand / Decca


************

 DECCAは「カワイコちゃん」路線が顕著だが、1、2枚アルバムを出してすぐに契約を切ってくる。
 平然と冷徹に切ってくる。
 「1枚出してやったんだから文句ないだろ」みたいな感じで。
 そういう中でヤンセンがしっかり今の状況を確保しているというのは、ひとつには彼女の芸術的才能、そしてもうひとつは彼女のキャラクターによると思われる。とくにその相手に強い印象を与えるキャラクター。大体「四季」のアルバムでのクラシック・アーティストにはあるまじきセミヌード的ピンナップ(そこまではいかんか)の時点で、彼女のキャラクターはもう爆裂していたわけである。
 これからもその「目立ちたがり性格」とムターを超えそうな「姉御的性格」で、どこまでもDECCAを引っ張っていってほしい。


 ジャニーヌ・ヤンセン。1978年オランダ生まれ。
 97年コンセルトヘボウの演奏会でデビュー。あれよあれよといううちに人気アーティストの仲間入りし、1999年にはカーネギー・ホール・デビュー。2000年にゲルギエフ&キーロフと初共演、直後にオケをロッテルダム・フィルに代えて日本デビュー。2002年のロンドン・デビューで大絶賛を浴びついにデッカ・レーベルから声を掛けられることになる。さらに自ら故郷のユトレヒトで室内楽の音楽祭も主宰しマイスキーら超一流アーティストを招き共演しているという。
 なんだか宇宙人のような人。




ジャニーヌ・ヤンセン、15年以上前ですが
DECCAセカンド・アルバム
ヴィヴァルディ 「四季」

475 6293
\2300→\2090
ヴィヴァルディ:協奏曲集作品8 「四季」 ジャニーヌ・ヤンセン(Vn)
室内アンサンブル:
 キャンディーダ・トンプソン(Vn)、
 ヘンク・ルービング(Vn)、
 ジュリアン・ラクリン(Va)、
 マールテン・ヤンセン(Vc)、
 ステーシー・ワットン(Cb)、
 エリザベス・ケニー(テオルボ)、
 ヤン・ヤンセン(オルガン&ハープシコード)

録音:2004年5月20-23日 オランダ、アムステルダム

(発売当時のコメントから)

 ヤンセンのアルバムならなんでもいいというわけではないが、そのなかでもこれは反則。
 今までたくさんの美貌の演奏家が出てきたが、ここまでいくともう誉め文句も出てこない。
 ジャケットに映るその容姿は女優並みというより、明らかにそれ以上。それでアイドルではなく本格派なのだからたまらない。アンナ・ゴウラリ、パトリシア・プティボン、村治佳織、フジ子・ヘミング(そりゃ違うか)らを次々担ぎ出し、実力派かわいこちゃん路線を推進するDECCAがそんな彼女を放っておくはずがない。
 前作のDECCAデビュー・アルバムはアイドル的作品だったが、にもかかわらず批評家の評価も高く、オランダ国内でも大ヒットを記録した。
 そのヤンセンの第2弾が「四季」。ははあ、またアイドル路線第2弾かと思いきや、これが史上最小編成8人による演奏というのだから、ついつい食指が動いてしまう。案外女傑で指揮りたがりでぐいぐい自分の感性で音楽作りをしているかもしれない。なんたって20代で音楽祭を創設しちゃうんだから。しかも若手とはいえ大先輩の天才ラクリンをヴィオラに据えている。よほどすごいパトロンがいるか、よほど厚顔無恥か、よほど人間的に魅力があるか、よほど音楽的に優れていないとこんなアルバムを第2弾にはもってこられない。・・・聴いてみましょう。


 ということで聴きました。

 きっとその美貌に惑わされているに違いない・・・。
 こんなポッと出のアイドル系ヴァイオリニストの演奏に惹かれるはずがない・・・。
 しかしなんとなく高貴で気品ある正統派音楽作りと、小編成演奏による斬新な演奏に、ヤンセンであることを忘れて何回も聴いてしまった。
 悪くないんです。ほんとに。

 ちなみにどうでもいいけどラクリンは彼氏みたい。





 




<LP>


DG(LP)


4860595
(2LP)
\4800
※CD掲載済
《アリス=紗良・オット~Echoes of Life エコーズ・オヴ・ライフ》
イン・ザ・ビギニング・ワズ
 1. フランチェスコ・トリスターノ:イン・ザ・ビギニング・ワズ
 フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
  2. 第1番 ハ長調
  3. 第2番 イ短調
  4. 第3番 ト長調
  5. 第4番 ホ短調

インファント・レベリオン
 6. ジェルジュ・リゲティ:ムジカ・リチェルカータ 第1曲
 フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
  7. 第5番 ニ長調
  8. 第6番 ロ短調
  9. 第7番 イ長調
  10. 第8番 嬰ヘ短調
  11. 第9番 ホ長調

ウェン・ザ・グラス・ワズ・グリーナー
 12. ニーノ・ロータ:ワルツ
 フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
  13. 第10番 嬰ハ短調
  14. 第11番 ロ長調
  15. 第12番 嬰ト短調
  16. 第13番 嬰へ長調
  17. 第14番 変ホ短調
  18. 第15番 変ニ長調 《雨だれ》

ノー・ロードマップ・トゥ・アダルトフッド
 19. チリー・ゴンザレス:前奏曲 嬰ハ長調
 フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
  20. 第16番 変ロ短調
  21. 第17番 変イ長調
  22. 第18番 ヘ短調

アイデンティティ
 23. 武満徹:リタニ -マイケル・ヴァイナーの追憶に- 第1曲
 フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
  24. 第19番 変ホ長調
  25. 第20番 ハ短調

ア・パス・トゥ・ウェア
 26. アルヴォ・ペルト:アリーナのために
 フレデリック・ショパン:24の前奏曲 作品28
  27. 第21番 変ロ長調
  28. 第22番 ト短調
  29. 第23番 ヘ長調
  30. 第24番 ニ短調

ララバイ・トゥ・エターニティ
 31. アリス=紗良・オット:ララバイ・トゥ・エターニティ
  モーツァルトのレクイエム ニ短調 K.626から ラクリモーサの断片による
アリス=紗良・オット(ピアノ)

 人生に響き続けるプレリュード、アリスが紐解く24+7のストーリー
 
 日本とドイツの血をひき、世界で活躍する美貌のピアニスト、アリス=紗良・オット3年振りのニュー・アルバム。
 
 大ヒットを記録した2ndアルバム『ショパン:ワルツ全集』以来のショパン・アルバム。
 今回はショパンの『24の前奏曲 作品28』を中心に、アリスに影響を与えた7つの作品を間奏曲(インタールード)として織り込んだアリスの足跡を辿る個人的なアルバム。

 バッハの平均律クラヴィーア曲集に倣い、24の全ての調で書かれたショパンの前奏曲集作品28は、それぞれの曲が短く、感興の赴くまま溢れる詩情を自由に綴ったかのような個性的な性格を持つ楽曲が次々と現れるため、非常に親しみやすい作品集となっている。
 
 録音:2021年2月 ミュンヘン
 
















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