≪第112号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2021/7/13~
7/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
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ABCD 462
(SACD HYBRID)
¥2400
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バルト海のために
カール・ニルセン(1865–1931):
弦楽四重奏曲第1番 ト短調 FS4(Op.13)
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927):
弦楽四重奏曲第6番 ニ短調 Op.35
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970–):
Culla D'aria(アリアのゆりかご)(2003–04)
アンドレーア・タッロディ(1981–):
悲しみと喜び(Sorg och gladje)(ヴィオラとチェロのための)(2015) |
カムス四重奏団
テルヒ・パルダニウス(第1ヴァイオリン)
ユッカ・ウンタマラ(第2ヴァイオリン)
ユッシ・トゥフカネン(ヴィオラ)
ペトヤ・カイヌライネン(チェロ) |
カムス四重奏団によるステーンハンマルを中心としたバルト海を囲む国々の作曲家の作品集
録音:2019年12月10日–12日 聖カタリナ教会(カルヤー、フィンランド)/5.1
multichannel/stereo、65'39
制作・録音・編集:サイモン・フォックス=ガール
サロネン、リゲティ、ブリテンの作品を演奏した『ホムンクルス(Homunculus)』(ABCD
409)をリリースしたカムス四重奏団の第4作。
「ステーンハンマルの第6番の弦楽四重奏曲を初めて聴いたとき、わたしたちは、唖然としました。なぜ、これほどの偉大な音楽をこれまで聴いたことがなかったのか。とにかく演奏しなければいけない」(カムス)。
新作の『バルト海のために』では、このステーンハンマルの四重奏曲を中心に、デンマークのカール・ニルセン、フィンランドのロッタ・ヴェンナコスキ、スウェーデンのタッロディという、北欧人が「われらが海(Mare
Nostrum)」と呼ぶバルト海を囲む国々の作曲家の作品が演奏されます。
カール・ニルセン Carl Nielsen の《弦楽四重奏曲第1番
ト短調》は、彼の出世作となった《小組曲》と同じ1888
年の作品です。1898年の公式初演に際して改訂、ピアノのための《ユモレスク・バガテル》などと一緒に演奏され好評を博しました。ヨハン・スヴェンセンに献呈された作品です。
ステーンハンマルWilhelm Stenhammar の最後の弦楽四重奏曲は、《交響曲第2番》や《セレナード》とともに、彼の対位法の研究が実を結んだ作品です。
「禁欲的なまでに簡素な主題の素材、非情なまでにポリフォニックな第1楽章の展開、緩徐楽章の澄みきった穏やかな音楽は郷愁を誘う、荒々しく突進する無窮動の終曲」。
ヴェンナコスキ Lotta Wennäkoski の《Culla
D'aria(アリアのゆりかご)》は、クフモ国際室内楽コンペティションの委嘱で作曲され、カムス四重奏団が2003年からレパートリーにしているという作品です。
最後は、アンドレーア・タッロディ Andrea
Tarrodi の《悲しみと喜び》は、ヴィオラとチェロのための「雰囲気のある」二重奏曲。バルト海の潮流のかかえる問題を改善したいという、カムズのメンバーの願いをこめて作られたアルバムです。
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カンテレタル
1.Sortunut aani(そこなわれた声)(Mika
Leppanen)
2.Mipa paimenten olla- (おれたち羊飼いは)(Mika
Leppanen )
3.Veneelle tuultaVeneelle tuulta(風よ吹け、わたしの舟に)(Mika
Leppanen)
4.Miksi en vasyisi(ばてないわけがない)(Mika
Leppanen)
5.Katso, Kiesus, karjaistani(イエスよ、牛たちを見守ってください)(Mika
Leppanen)
6.Eriskummainen kantele(知りたがりのカンテレ)(Mika
Leppanen)
7.Tehkame iloinen ilta(楽しく夜を過ごそう)(Ippe
Katka/Mika Leppanen/Juuso Nordlund/Arto Piispanen/Jari
Yliaho)* |
イマンドラ
イッペ・カトカ(パーカッション)*、ヴィッレ・レヘトヴァーラ(サーリ・ドラム、パーカッション)、
ミカ・レッパネン(ヴォーカル)、ユーソ・ノルドルンド(ベース)、
アルト・ピースパネン
(ピアノ、ハモンド・オルガン M-3、ミニモーグ
Model D シンセサイザー、
ローズ・スーツケース・ピアノ、Jen
SM 2007 ストリングマシン)、
ヤリ・ユリアホ(ギター)
ゲスト:
ペッコ・カッピ(ヨウヒッコ)、マサ・オルパナ(クラリネット、テナーサックス、バリトンサックス) |
フィンランド音楽の最前線!イマンドラの最新アルバム歌い継がれてきた詩を集めた『カンテレタル』からインスピレーションを得た作品
録音:2020年 Studio JJ(タンペレ、フィンランド)/24'50
制作・アナログ録音・ミクシング:ユーソ・ノルドルンド(Studio
JJ)/編集:ユーソ・ノルドルンド、ミッコ・サーリネン
フィンランドのヴォーカリスト、ミカ・レッパネン
Mika Leppanen が、「イマンドラ Imandra」を結成してから20年ほど経ちました。フィンランド音楽シーンの最前線で活動する音楽家たちが集結。
フォーク・ミュージック、プログレッシヴロック、ジャズと、さまざまな要素を取りいれながら、多様なジャンルの音楽家たちと交流して経験を積みました。そうした彼らの音楽は、今なお新鮮さにあふれ、広く支持されています。
イマンドラの最新アルバム。叙事詩集『カレヴァラ』を編纂したエリアス・リョンロート(ロンロート)
Elias Ronnrot(1802-1884)が、人々の間で歌い継がれてきた詩を集めた『カンテレタル(Kanteletar)』からインスピレーションを得て作られた作品です。
『カンテレタル』第1巻の「一般の歌」と「羊飼の歌」(『おれたち羊飼いは』『イエスよ、牛たちを見守ってください』)から、シベリウスとアーレ・メリカントがそれぞれ男声合唱曲を作った『そこなわれた声』と『楽しく夜を過ごそう』を含む7つの詩を採り、レッパネンのヴォーカルのテクストと主題に使っています。
フィンランドの民俗楽器「ヨウヒッコ」を弾くペッコ・カッピPekko
Kappi と、フィンランド・ジャズを代表するサックス奏者のマサ・オルパナ
Masa Orpana がセッションに参加。2020年にタンペレのスタジオで録音されました。
フィンランドの人たちの思い、生活、祈りの心を、太古から「今」まで、時空を超えてしのばせるアルバムです。
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レータ=マリア・ケンタラ、
大ヒット異色作「Side by Side(ならべてみると)」の第2弾
~ポルスカ=パンドルフィ
南オストロボスニアのポルスカとジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1624-1687)のソナタ
[Track 1]
ヴォイリとペデルソレの6つのポルスカ(Kuusi
polskaa Voyrilta ja Pedersoresta)
G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第4番《La
Castella(ラ・カステッラ)》Op.3 no.4
[Track 2]
G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第5番《La
Cemente(ラ・クレメンテ)》Op.3 no.5
Lyyrinen polska Ammesmaen Kreetan
polskat Metsapellon polska Haudanmaan
morsiuspolska
[Track 3]
Limarin polska Tallarin neljas Peli-Ussin
polska
G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第1番《La
Bernabea(ラ・ベルナベア)》Op.4 no.1
[Track 4]
Taklax Gee Kruununpudotuspolska Bagg-Matts
Polska
G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第3番《La
Melana(ラ・メラーナ)》Op.3 no.3
[Track 5]
G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第1番《La
Stella(ラ・ステッラ)》Op.3.no.1
Rahapolska Raharinki |
鬼才レータ=マリア・ケンタラの意欲作第2弾。
店主がかねてからプッシュしているパンドルフィ・メアッリ(1624-1687)の「ソナタ」と、「南オストロボスニアのポルスカ」を自然に解体、融合させ、その違いと共通点を浮き彫りにする。
バロック・ヴァイオリニストのレータ=マリア・ケンタラが17世紀イタリアの作曲家パンドルフィの「ソナタ」と「南オストロボスニアのポルスカ」新たな「文脈」で音楽はどう聴こえるか、を追求
録音:2020年6月9日-11日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)/51'04
制作:クレータ=マリア・ケンタラ、テア・ポルソ、マルック・ヴェイヨンスオ/録音・編集・マスタリング:マルック・ヴェイヨンスオ
バロック・ヴァイオリニストのクレータ=マリア・ケンタラ
Kreeta-Maria Kentala .
前作は、J.S.バッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ》の曲と「カウスティネンの舞曲」をならべて演奏した『Side
by Side(ならべてみると)』。
このアルバムは「バッハの舞曲ではない舞曲」と地元カウスティネンの舞曲の「違い」と「つながり」に注目。それぞれの楽曲がばらばらではなく、ときに同じ曲かのように連続して演奏され、その異化・同化を楽しむ。
その企画の新しさと「芸術音楽」としてのクオリティが高く評価され、フィンランド放送(YLE)の「2016年最優秀レコード」と「聴衆の選ぶ一枚」」に選ばれました。

『ポルスカ=パンドルフィ』と題した今回の新しいアルバムでは、17世紀イタリアの作曲家パンドルフィの「ソナタ」と「南オストロボスニアのポルスカ」をならべ、新たな「文脈(context)」で音楽はどう聴こえるか、という興味を再び追及してみせます。
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ
Giovanni Antonio Pandolfi Mealli(1624-1687)は、トスカーナ地方モンテプルチアーノ生まれ。オーストリア大公フェルディナント・カール大公のチロルの宮廷楽士を務め、大公の死後、シチリアのメッシーナに移りました。
1660 年出版の2巻の『ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ』(Op.3
と Op.4)と1669年出版の『トリオソナタ(Cioe
Balletti)』が彼の現存する作品とされています。
このアルバムでは、ポルスカと組み合わせるため、2
つの曲集の5 曲が選ばれました。
これらの曲では、当時の様式に従いながらもそこかしこで即興的な工夫が凝らされ、さらに、ドリア旋法、舞曲のリズム、民謡の旋律パターンとコードに共通点があることから、ポルスカと「ならべてみたら」という興味を誘われたといいます。
南オストロボスニアのペリマンニ(フィドル弾き)たちが結婚を祝う集まりなどで弾いたポルスカはすべて、ケンタラの耳を頼りに演奏されます。
ゆっくりしたテンポ、速いテンポ、突然の変化、思案げにみえたかと思えばただだらだらと、情熱的かと思えば怒り狂ったように。このアルバムのポルスカは、さまざまな表情で演奏されます。
フィンランド放送(YLE)の「2016年最優秀レコード」と「聴衆の選ぶ一枚」」に選ばれた
クレータ=マリア・ケンタラの前作「Side by Side(ならべてみると)」 |
ABCD 388
(SACD HYBRID)
\2400 →\2190
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『Side by Side(ならべてみると)-
バッハのパルティータとカウスティネンの民俗音楽』 |
クレータ=マリア・ケンタラ
(バロック・ヴァイオリン) |
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
ニ短調 BWV1004
1. ヒントリーキ・ペルトニエミの葬送行進曲(伝承曲)-
アルマンド
2. 吊り橋のハンボ(アルト・ヤルヴェラ(1964-))
- クラント
3. 短調のポルスカ(ヴィルヤミ・ニーテュコスキ(1895-1985))-
サラバンド
4. ヤーナのワルツ(コンスタ・ユルハ(1910-1984))
- ジグ
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番
ホ長調 BWV1006
5. 前奏曲 - ポルスカ(伝承曲)
6. ルール(遅いジグ)- ポルスカ=マズルカ)(ヴィルヤミ・ニーテュコスキ(1895-1985))
7. ロンド形式のガヴォット - 小さいカントルのショッティーシュ(伝承曲)
8. メヌエット I & II - パロカンガスの若者たちのよりよいワルツ(伝承曲)
9. ブレー - フリーティ・オヤラのポルカ(伝承曲)
- ジグ |
スカンディナヴィア最大の民俗音楽祭が行われる街カウスティネン、バッハ無伴奏ヴァイオリンとカウスティネンの民俗音楽を組み合わせたユニークな楽しいアルバムの誕生!
録音:2015年5月18日-21日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)/5.0
multichannel/stereo/51’12
制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
クレータ=マリア・ケンタラは、フィンランドを代表するバロック・ヴァイオリニストのひとり。スカンディナヴィア最大の民俗音楽祭でも知られるカウスティネンに生まれ、オストロボスニア音楽学校でマウノ・ヤルヴェラとユハ・カンガスとカイヤ・サーリケットゥに学び、シベリウス・アカデミーを経て、ストックホルムのエツベリ音楽学校でエンドレ・ヴォルフとジェニファー・ヴォルフに師事しました。ケルンのラインハルト・ゲーベルの下でバロック音楽を研究。イギリスのモニカ・ハジェットのプロジェクトにもたびたび参加してきました。カウスティネンに2013
年に創設されたピリオド楽器アンサンブル「バロッコ・ボレアーレ(北のバロック)」のリーダーを務め、アルバム『フォーク・シーズンズ』(ABCD402)のソロも担当しました。
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ビーチ、シュトラウス
リヒャルト・シュトラウス(1864–1949):
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18(1888)
エイミー・ビーチ(1867–1944):
ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.34(1896) |
エリーカ・マーリスマー(ヴァイオリン)
エミール・ホルムストロム(ピアノ) |
リヒャルト・シュトラウスとエイミー・ビーチの「ヴァイオリン・ソナタ」
録音:2021年1月 ロカイネン(フィスカルス、フィンランド)/63'40
制作・録音:マルック・ヴェイヨンスオ
シベリウス・アカデミーで学んだエリーカ・マーリスマー
Eriikka Maalismaa のヴァイオリンとエミール・ホルムストロム
Emil Holmstrom のピアノのデュオ。
『ピリオド楽器で弾くシューマンのヴァイオリン・ソナタ』(ABCD
438)につづくアルバム第2作は、リヒャルト・シュトラウスとエイミー・ビーチの「ヴァイオリン・ソナタ」によるプログラムです。
「19世紀は、言ってみれば、ばかげた時代だった。合理性を誇らしく思い、なにかと抑制の多い啓蒙時代がちょっとばかり長すぎた後、それにとってかわった、あふれんばかりのロマンティシズムが人々に目を開かせた。分別だけではない、われわれには感情と呼ばれるものがあるではないか。
その結果、音楽は恥ずかしげもなく極大化しスマートさを失う。
オーケストラは肥大し、作品は長く、構想は膨張していった」(ミカエル・マッティラ)(ABCD
503ライナーノート)。
シュトラウスもビーチも、19世紀に生まれ、20世紀の半ばまで生きた作曲家です。「男らしさと遊び戯れる気分にみちた」シュトラウスの《ヴァイオリン・ソナタ
変ホ長調》と、古都ボストンの女性、エイミー・ビーチの作曲した情緒細やかな《ヴァイオリン・ソナタ
イ短調》。
「ヒット曲」と言われたシュトラウスの作品と、「これといった理由もなく壁際に追いやられてしまっていた」ビーチの作品の「コントラスト」を意識したというプログラムを、ジュゼッペ・ダラリオ製作のヴァイオリンとベーゼンドルファー・ピアノで演奏しています。
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セリヤ
セッポ・カントネン(1963–):
Tulonen/Aani/Portinvartija/
Avaruuden musiikin porteilla/Tajuntani
piirtaa/
Han halusipaeta/Tuuli ei tieda, ruoho
ei muista/
Taivaan lentavat auttajat/Lenna lintunen
pesalles/
Elaman lahde |
アンニマリア・リンネ(ヴォーカル、 朗読)
セッポ・カントネン(ピアノ)
ヴィッレ・ヘッララ(ベース)
ヴィッレ・ピュンシ(ドラム)
ラップランド室内管弦楽団
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮) |
長年にわたりフィンランドのジャズシーンを牽引してきたセッポ・カントネンによるミュージカルのタッチとポップな雰囲気の漂うジャズ・アルバム
録音:2019年12月17日–18日 文化ホール「コルンディ」(ロヴァニエミ、フィンランド)/53'02
制作:セッポ・カントネン、マルック・ヴェイヨンスオ/録音・ミクシング・マスタリング:マルック・ヴェイヨンスオ
フィンランドのピアニスト、セッポ・カントネン
Seppo Kantonen(1963–)は、長年にわたりフィンランドのジャズシーンでさまざまに活動を行ってきました。
ヘルシンキのジャズオーケストラ「UMO」などのバンドで演奏、エーロ・コイヴィストイネンやユッキス・ウオティラといったプレーヤーたちと共演。
自身のグループ「クラング・トリオ」と「トッカ・カルテット」の活動でも知られ、150
を超す数の録音に参加しています。
1985 年、フィンランド・ジャズ連盟の「ユリヨ賞」を授けられました。
『セリヤ(Selja)』は、カントネンがフィンランドの詩人シルッカ・セリヤ
Sirkka Selja(1920–2017)の詩に作曲した作品で作られたアルバムです。「初めて読んだ時から、私のなかで音楽としての命が芽生えた」と、カントネンは、彼女の詩からインスピレーションを授かったことを語っています。
10曲のうち6曲のテクストは『Pisaroita ihol-la』(1978)から採られ、この詩集の題名が、ラップランド室内管弦楽団による初演コンサートのタイトルにも使われました。
アンニマリア・リンネ Annemaria Rinne のヴォーカル、ヴィッレ・ヘッララ
Ville Herrala のベース、ヴィッレ・ピュンシ
Ville Pynssi のドラム、カントネンのピアノ。
指揮者のヨン・ストゥールゴールズ John Storgあrds
は、コンテンポラリーとクラシカル、ジャズ、トラッド、タンゴと、幅広いジャンルを手がけることで知られます。
録音セッションは、2019年12月19日の初演に先立ち、同じ「コルンディ」で行われました。ミュージカルのタッチとポップな雰囲気の漂うジャズ・アルバムです。
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ALIA VOX
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AVSA 9944
(SACD HYBRID)
¥2200 →\1990
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こんなすさまじい競演が!
モニカ・ハジェット、バンキーニ、コープマン、ホプキンソン・スミス、サヴァール
サヴァールと豪華メンバーによる1985年録音の名盤復活!
F.クープラン:リュリ讃、コレッリ讃 |
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)
キアラ・バンキーニ(ヴァイオリン)
トン・コープマン(チェンバロ)
ホプキンソン・スミス(テオルボ)
ジョルディ・サヴァール(バス・ヴィオール、指揮)
ベルナール・エルヴェ(語り) |
録音:1985年3月19-22日、パリ
アストレ録音の再発シリーズに、また一つ名盤が加わりました。1985
年録音の、クープランの「リュリ&コレッリ讃」です!
『コレッリ讃』では音楽の神が住まうパルナッソス山にコレッリが導かれる様子が描かれ、『リュリ讃』では、コレッリに続いてパルナッソス山へ登ったリュリが、そこで出会ったコレッリと共に演奏を行う、という物語になっています。
伝統的なフランス趣味と新しい魅力に満ちたイタリア趣味との狭間で揺れていた時代に、両者の融合を掲げていたF.
クープランの理想が詰まった作品といえましょう。
演奏するのは、1980年にコープマンと共にアムステルダム・バロック管弦楽団を設立し、1987年までコンサート・ミストレスを務めたモニカ・ハジェット。
クイケン兄弟、レオンハルト、アーノンクールらと共演を重ね、1981年にアンサンブル415を結成したバンキーニ。サヴァールとの名盤も多数あるトン・コープマン。サヴァールとともにエスペリオンXX
を結成したメンバーでもあるホプキンソン・スミス、という、まさに当時(から)最前線で活躍していた奏者たちによる、熱き思いのこもった名演です。

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APARTE
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500年をタイムスリップしたかのようなイマジネーション
世俗曲と電子音によるジョスカン・デ・プレ
(1)キスしておくれ/(2)どんな悪より早い噂よ/
(3)いとおしい形見よ/(4)美しい人、あなたの愛のために/
(5)ベルナルディーナ/(6)川端の茂みの陰で/(7)美しい愛/
(8)リ(チェルカー)ダ/(9)ああ、あなたは美しい/
(10)サヴォワのベルジュレット/(11)ギヨームは暖まって~コオロギ/
(12)ウニゾノ2/(13)ニンフ、森の精/(14)私は笑う/
(15)フォイボスの輝き/(16)お前がこんなに好きだ/
(17)限りない哀惜/(18)愛する人よ、さようなら/
(19)もはやいかなる哀惜もなく/(20)3声のベルナルディーナ |
ジャン=クリストフ・グロッフェ(指揮)
テレーム
ニコラス・ブッツィ(ブックラ・シンセサイザー)
ルドヴィク・ヴァン・ヘレモント(オンド・マルトノ)
(13):
マチュー・ロマナンス(テノール)、
シモン・マクハーレ(バリトン)、
ルイス・ネイバー(バス) |
ルネサンスと現代のテクノロジーが理想的にコラボしたジョスカン・デ・プレ
録音:2021年4-5月/セント・マルティン教会(マグデン、スイス)/96kHZ
24bit、62'00
テレームは2013年にジャン=クリストフ・グロッフェがバーゼル・スコラ・カントールム出身者で結成した声楽アンサンブル。名称はラブレーの「ガルガンチュア」に登場する理想郷。
アンサンブルは可変で、ジャンルを超えたミュージシャンをはじめダンサーや役者とも共演するクリエイティヴな志向が注目されています。
このアルバムは、ジョスカン・デ・プレ作品を大胆で独創的に解釈し、ルネサンス語法と異なる音(オンド・マルトノ、電子ピアノ、ブックラ・シンセサイザー)と組み合わせることで、ポップな感覚され感じさせる世界を創り出しています。
違和感は全くなく、電子音が教会内に響く合唱の余韻さながらの美しさで、500年をタイムスリップしたかのようなイマジネーションあふれるひとときを提供してくれます。
テレームの異色作
「シューベルトとジャヌカン、妄想の友情」
ジャン=クリストフ・グロッフェはジャケットで今風の男たちのシューベルティアーデの中、ひとり全裸 |
COVIELLO
COV 91724
¥2700 →\2490
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楽興の時 シューベルトとジャヌカン、妄想の友情
(1)シューベルト:
そっと、そっと歌おうD635/ゴンドラの漕手D809/
楽興の時第1番ハ長調/ナイチンゲールに寄すD196/
愛による幸せD55/楽興の時第2番変イ長調/
時の流れのうちにD710
(2)クレマン・ジャヌカン:夜ごと夜ごとに/ひばり
(3)アドリアン・ルロワ:ファンタジー
(4)ジャヌカン:鳥の歌/愛と死と生
(5)ルロワ:ブルゴーニュのブラーンル組曲
(6)セルミジ:あなたは私を悩ませる
(7)ジャヌカン:ナイチンゲール
(8)シューベルト:
ナイチンゲールD724/楽興の時第3番ヘ短調/
セレナードD920/おやすみD903 |
テレーム
【ゾーレン・ラヴァナン=リンケ
(メゾソプラノ)、
ラニ・オレンシテイン(ピアノ)、
ジュリアン・フロイミュート(アルト)、
リオール・レイボヴィチ、
イーヴォ・ハウン(テノール)、
ブレノ・クィンデーレ(バリトン)、
ツィヴ・ブラハ(リュート)、
ジャン=クリストフ・グロッフェ
(バスと指揮)】 |
妄想が産みだした稀有の共演
録音:2016年11月/アレゲマイネ古文書館(バーゼル)/65’
48”
シューベルト(1797-1828) とクレマン・ジャヌカン(1485
頃-1558 頃) が会うことができて、音楽について楽しく語りあったら、という妄想を具現化したアルバム。
妄想の主は声楽アンサンブル「テレーム」の指揮者でバス歌手のジャン=クリストフ・グロッフェ。自身ジャヌカンを演じ、ジャケットでは今風の男たちのシューベルティアーデの中で、意味深な全裸を晒しています。
ロマン派のオーストリアの作曲家と16 世紀のフランスの作曲家には何の接点もないように思われますが、実は多くの共通点があります。ともに膨大な声楽曲を残し、その歌詞を吟味したこと。その多くを友人たちとの楽しみのために書いたこと、主に男声のために書かれていること等々。
ここでは妄想をできるだけ現実化させるため、ピアノは1813
年製のフォルテピアノを使用。北ドイツの貴族の家で200
年間所蔵されていた楽器を2015 年にクリストファー・カーンが修復しました。
また選曲も凝っていて、シューベルトの「知られたくないセクシャリティの部分」を暴露しているとのことです。
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EVIDENCE
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マリアンヌ・ピケッティ(ヴァイオリン)
世界初録音多数!
ヴィヴァルディと同時代人の秘宝集 |
マリアンヌ・ピケッティ(ヴァイオリン)、
ル・コンセール・イデアル |
(1)ヴィヴァルディ:歌劇「試練の中の真実」~シンフォニア(原典版)
(2)バルバラ・ストロッツィ:わが涙(オリヴィエ・フーレによるディミニッション版)
(3)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ロ短調RV390(原典版)
(4)同:2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのためのソナタ変ホ長調「聖墓にて」RV130
(5)トゥリーニ:3声のソナタ「コリシーノ」(オリヴィエ・フーレによるオーケストラ版)
(6)ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ト長調RV814(オリヴィエ・フーレによる復元)
(7)アルビノーニ:シンフォニア ト短調
(8)マルカントニオ・ツィアーニ:シンフォニア
ハ短調「墓」
(9)ドメニコ・ガッロ:ソナタ第2番~アレグロ・ノン・モルト
(10)ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調RV562~グラーヴェ
(11)同:4 つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調RV553
(12)同:弦楽のための協奏曲ト短調RV157
(13)モンテヴェルディ:
歌劇「ポッペアの戴冠」~バッソ・ディ・チャッコーナ(オリヴィエ・フーレによるディミニッション版)
(1)(2)(3)(5)(6)(13)世界初録音 |
録音:2021年2月/ノワールラック修道院(フランス)/69'00
バロック期のヴェネツィアはイタリア音楽の黄金時代とされ、重要な作曲家や演奏家が集まりました。
ヴァイオリニストのマリアンヌ・ピケッティとル・コンセール・イデアルはこの実りの時代の豊かな遺産を復活することに熱意を燃やしています。
今回6曲の世界初録音が含まれているのも貴重。ヴィヴァルディ作品の原典版のほか「ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ト長調」は復元版。ほぼすべて楽譜研究家オリヴィエ・フーレの成果が反映されています。
フーレは本業がバレエ・ダンサーで、日本にもしばしば公演、指導で来ていてお馴染みの存在。ここでは天晴れの音楽学者の顔を見せています。

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NOMADMUSIC
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メタモルフォシス
(1)フィリップ・グラス:メタモルフォシスⅠ
(2)ラヴェル:鏡~鐘の谷
(3)カミーユ・ペパン:ナンバー1
(4)ラヴェル:鏡~蛾
(5)同:鏡~悲しい鳥たち
(6)グラス:メタモルフォシスⅣ
(7)同:鏡~洋上の小舟
(8)グラス:メタモルフォシスⅡ
(9)同:メタモルフォシスⅢ
(10)ラヴェル:鏡~道化師の朝の歌
(11)グラス:メタモルフォシスⅤ |
セリア・オヌト・ベンサイド(ピアノ)
YAMAHA使用 |
鋭敏な感覚の光るセリア・オヌト・ベンサイドのラヴェルとグラス
録音:2020年5月/イル・ド・フランス国立管弦楽団会館/73'41
1992年生まれのフランスの美人ピアニスト、セリア・オヌト・ベンサイドの最新盤。
今回はラヴェルの「鏡」全5曲とその精神的子孫であるフィリップ・グラスの「メタモルフォシス」5曲をちりばめ、1990年生まれの女性作曲家カミーユ・ペパン作品と3つの異なる時代の3名の不可思議な絆を示してくれます。
ベンサイドはパリ音楽院でヌーブルジェほかに師事。
高度な技巧に加え華があるうえ、独特な美学によるコンセプトが興味深く、今後目が離せません。
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トマ・ルルー~ボーン・トゥ・グルーヴ
トマ・ルルー(ロラン・エルバス編):
(1)ストーリーズNo.2/(2)マリゴット湾/(3)シューベルティアーデ/(4)ウォーク・アラウンド/
(5)ノスタルジック・ソング/(6)リオ・セナリウム/(7)眺めのいい部屋/(8)ヴィラ・マダレナ/
(9)アルメニアン・トリビュート/(10)ボーリュー/(11)ボーン・トゥ・グルーヴ
ロラン・エルバス:
(12)ルルーランド/(13)ブラジル組曲/(14)オペラ・トリビュート
(15)サム・ファヴロー:バンキー・フローズ
ラミーヌ・ディアーニュ:
(16)ンデェ・クムバ/(17)エピローグ
ボーナストラック:
ウォーク・アラウンド(別テイク) |
トマ・ルルー(チューバ、コーラス)、ロラン・エルバス(ピアノ、キーボード、コーラス)、
ジェローム・ブイゲス(ギター、コーラス)、
ラミーヌ・ディアーニュ(フルート、サクソフォン、ンゴーニ、ドゥドゥク、カリンバ、歌)、
サム・ファヴロー(ベース、コーラス)、フィリップ・ジャルダン(パーカッション、コーラス)ほか |
新時代のチューバ・スター登場!
録音:2020年9月/スタジオ26(アンティーブ)/57'59
トマ・ルルーは1987年生まれのフランスのチューバ奏者。マルセイユ歌劇場管弦楽団の奏者を務めながらソリストとして世界中をまわるまさに21
世紀チューバ界の期待の星。
日本の音楽大学や楽器店でのレクチャーやマスタークラスでもしばしば来日してカリスマ的人気を誇っています。
ルルーはクラシック作品のみならずジャズやポップスにも造詣が深く、このアルバムではジャズ・ミュージシャンとのコラボでオリジナル作品を披露。
まるでアルト・サックスのような甘く咽び泣くチューバのソロが聴きもの。
ルルーはチューバのみならずコーラスで歌声も披露。新時代のチューバ・スターの登場です。
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OPUS ARTE(CD)
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OACD9048BD
(30CD)
¥12000→\10990
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The Bayreuth Edition
バイロイト・エディション30枚組BOX
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◎歌劇《さまよえるオランダ人》(2枚組)
純粋な愛によって救われるという物語もその後のワーグナーの主要なテーマといえ、
様々な意味合いでワーグナー入門にうってつけの作品。
オランダ人-サミュエル・ヨン(バス・バリトン)、ゼンタ-リカルダ・メルベート(ソプラノ)、
エリック-トミスラフ・ムツェク (テノール)、マリー-クリスタ・マイヤー(メゾ・ソプラノ)、
舵手-ベンヤミン・ブルンス (テノール)
バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
録音 2013年7月25日(ライヴ) バイロイト祝祭劇場 |
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◎歌劇《タンホイザー》(3枚組)
永遠の愛による魂の救済という筋立てはもちろん、ライトモチーフの使用など、
その後のワーグナー作品を特徴づける要素が形作られています。
領主ヘルマン-ユン・クヮンチュル(バリトン)、タンホイザー-トルステン・ケルル(テノール)、
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ-マルクス・アイヒェ(バリトン)、
ヴァルター・フォン・フォーゲルヴァイデ-ロタール・オディニウス(テノール)、
エリーザベト-カミラ・ニールンド(ソプラノ)、ヴェーヌス-ミシェル・ブリート(ソプラノ)
他
バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団、アクセル・コーバー(指揮)
録音 2014年8月12日(ライヴ) バイロイト祝祭劇場 |
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◎歌劇《ローエングリン》(3枚組)
2008年の《マイスタージンガー》でのバイロイト・デビューに続き、2011年に題名役で《ローエングリン》に登場した、
クラウス・フローリアン・フォークトが鮮烈な印象を残した公演。
ドイツ王ハインリヒ-ゲオルク・ツェッペンフェルト
(バス)、
ローエングリン-クラウス・フロリアン・フォークト
(テノール)、
ブラバントのエルザ姫-アネッテ・ダッシュ
(ソプラノ)、
フリードリヒ・フォン・テルラムント-ユッカ・ラシライネン(バス・バリトン)、
オルトルート-ペトラ・ラング(メゾ・ソプラノ)、王の伝令-サミュエル・ヨン(バス・バリトン)
他
バイロイト祝祭合唱団バイロイト祝祭管弦楽団アンドリス・ネルソンス(指揮)
録音 2011年8月14日(ライヴ) バイロイト祝祭劇場 |
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◎楽劇《ニーベルングの指環》
バイロイトの全曲盤ライヴ録音としては、1966~67年のカール・ベーム盤(Philips)以来、
実に約40年ぶりの正規盤リリースとなったもの。ティーレマンの指揮に加え、歌手たちも素晴らしい。
◎序夜: 楽劇《ラインの黄金》(2枚組)
ヴォータン-アルベルト・ドーメン(バス・バリトン)、フリッカ-ミシェル・ブリート(ソプラノ)、
フライア-エディット・ハッラー(ソプラノ)、エルダ-クリスタ・マイヤー(メゾ・ソプラノ)、
アルベリヒ-アンドリュー・ショア (バス)、ミーメ-ゲルハルト・シーゲル(テノール)、
ファゾルト-ユン・クヮンチュル (バリトン)、ファフナー-ハンス=ペーター・ケーニヒ(バス)
他
バイロイト祝祭管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
録音 2008年(ライヴ) バイロイト祝祭劇場
◎第1夜: 楽劇《ワルキューレ》(4枚組)
ジークムント-エンドリック・ヴォットリヒ(テノール)、フンディング-ユン・クヮンチュル(バリトン)、
ヴォータン-アルベルト・ドーメン(バス・バリトン)、ジークリンデ-エヴァ=マリア・ウェストブルク(ソプラノ)、
ブリュンヒルデ-リンダ・ワトソン(ソプラノ)、フリッカ-ミシェル・ブリート(ソプラノ)、
ゲルヒルデ-ソーニャ・ミューレック(ソプラノ) 他
バイロイト祝祭管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
録音 2008年(ライヴ) バイロイト祝祭劇場
◎第2夜: 楽劇《ジークフリート》(4枚組)
ジークフリート-スティーヴン・グールド(テノール)、ミーメ-ゲルハルト・シーゲル(テノール)、
さすらい人-アルベルト・ドーメン(バス・バリトン)、アルベリヒ-アンドリュー・ショア(バス)、
ファフナー-ハンス=ペーター・ケーニヒ(バス)、エルダ-クリスタ・マイヤー(メゾ・ソプラノ)、
ブリュンヒルデ-リンダ・ワトソン(ソプラノ)、森の小鳥-ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)
バイロイト祝祭管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
録音 2008年(ライヴ) バイロイト祝祭劇場
◎第3夜: 楽劇《神々の黄昏》(4枚組)
ジークフリート-スティーヴン・グールド(テノール)、グンター-ラルフ・ルーカス(バス)、
アルベリヒ-アンドリュー・ショア(バス)、ハーゲン-ハンス=ペーター・ケーニヒ(バス)、
ブリュンヒルデ-リンダ・ワトソン(ソプラノ)、ヴァルトラウデ-クリスタ・マイヤー(メゾ・ソプラノ)、
第1のノルン-シモーネ・シュレーダー(コントラルト)、第2のノルン-マッティーナ・ディーケ(メゾ・ソプラノ)、
第3のノルン/グートルーネ-エディット・ハッラー
(ソプラノ)他
バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
録音 2008年(ライヴ) バイロイト祝祭劇場 |
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◎楽劇《トリスタンとイゾルデ》(4枚組)
端正な騎士然としたロバート・ディーン・スミスと
迫力溢れる歌唱のイレーネ・テオリンの二人が表題役を演じ、大きな話題となりました。
トリスタン-ロバート・ディーン・スミス(テノール)、イゾルデ-イレーネ・テオリン(ソプラノ)、
マルケ王-ロベルト・ホル(バス・バリトン)、クルヴェナール-ユッカ・ラシライネン(バス・バリトン)、
メロート-ラルフ・ルーカス(バリトン)、ブランゲーネ-ミシェル・ブリート(ソプラノ)、
若い水夫-クレメンス・ビーバー(テノール)、羊飼い-アルノルト・ベゾイエン(テノール)、
舵取り-マーティン・スネル(バリトン)
バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団、ペーター・シュナイダー(指揮)
録音 2009年8月9日(ライヴ) バイロイト歌劇場 |
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◎楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(4枚組)
セバスティアン・ヴァイグレの指揮による爽快な演奏と、
選りすぐりの歌手たちの歌唱によって、この長大な作品を存分に楽しむことができます。
ハンス・ザックス-フランツ・ハヴラタ(バス)、ファイト・ボーグナー-アルトゥール・コーン(バス)、
ジクストゥス・ベックメッサー-ミヒャエル・フォッレ(バリトン)、
ヴァルター・フォン・シュトゥルツィング-クラウス・フロリアン・フォークト(テノール)、
ダフィト-ノルベルト・エルンスト(テノール)、エファ-ミカエラ・カウネ(ソプラノ)
他
バイロイト祝祭合唱団、バイロイト祝祭管弦楽団、セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
録音 2008年(ライヴ) バイロイト歌劇場 |
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【決定版!手に汗握るバイロイト音楽祭のライヴ録音が一堂に集結】
OPUS ARTEレーベルが誇る"バイロイト音楽祭ライヴ"を一つにまとめた30枚組BOXの登場。
どの演目も高く評価された演奏であり、なかでも2008年に《ニーベルングの指環》を指揮したティーレマンは、この演奏で「ワーグナー指揮者」としての評価を一気に高めました。
またティーレマンは2013年の《さまよえるオランダ人》でも風格ある演奏を披露しています。歌手たちの顔ぶれも錚々たるもので、スティーヴン・グールドやロバート・ディーン・スミスらの重鎮から、話題をまいたクラウス・フロリアン・フォークトまで優れたヘルデン・テノール歌手と、エヴァ=マリア・ウェストブルク、リンダ・ワトソン、イレーネ・テオリンと言った新時代のワーグナー・ソプラノらが織りなす壮大な愛のドラマは、聴き手を圧倒します。
全ての演目に拍手入り。
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<メジャー・レーベル>
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WARNER
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もってないというわけにはいかない
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 正規レコード用録音集大成
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9029523240
(55CD)
\19000→\16990 |
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うむう。
ワーナーなんて、とばかにしていたのだが、本気を出してきた。
これだけのことをされたらもってないというわけにはいかない。

10分にわたる渾身のプロモーション・ビデオ。
これをみるだけで万感胸に迫るものがある。
https://youtu.be/_SdWLE9NHZY
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★フルトヴェングラー生誕135年記念、 フランス・フルトヴェングラー協会協力。
★商用リリース用として録音された音源すべてを、2021年新リマスター音源で収録した完全セット。
★Warner音源(旧EMI+Telefunken)とUniversal音源(DG+Decca)を初めて統合。
★初リリース音源
シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」 コペンハーゲン 1950年10月1日ウィーン・フィル
J.シュトラウス:皇帝円舞曲 Op.437(通し演奏によるテスト録音) I.1950,
Grosser Saal, Musikverein, Wien
ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲(通し演奏によるテスト録音) I.1950,
Grosser Saal, Musikverein, Wien
シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」~間奏曲第3番(通し演奏によるテスト録音&未発表テイク) I.1950,
Grosser Saal, Musikverein, Wien
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調
Op.48~第3楽章:エレジー(通し演奏によるテスト録音) II.1950,
Brahmssaal, Musikverein, Wien
この55CDボックスは、フルトヴェングラーのスタジオ録音の音源すべてを統合した初めてのコレクションであるだけでなく、商用リリースを目的としたライブ録音も含まれています。
Warner Classicsカタログ(旧HMV-EMIとTelefunken)とUniversalカタログ(Polydor、Decca、Deutsche
Grammophon)の両社の音源が収録されていますが、Universalとの特別なライセンス契約により、オリジナルマスターの使用が許可されたというのは画期的なことと言っていいでしょう。
またフランス・フルトヴェングラー協会副会長Stephane
Topakian 氏協力のもと多くの音源の照会・調達がおこなわれ、一部、日本の《フルトヴェングラー・センター》による音源も収録されています。
各録音は最新デジタル機器とさらなる高ビットによる入念なる新しいリマスターにより、これまで以上に入念な復刻となっています。
また付属ブックレットとドキュメンタリーCDは、フルトヴェングラーの哲学とスコアに命を吹き込む自発性をさらに明らかにしてくれるでしょう。
★1950年にウィーン・フィルを指揮した初出音源が含まれています。
◎J.シュトラウス:皇帝円舞曲
◎ワーグナー:「神々の黄昏」からのジークフリートの葬送行進曲
◎シューベルト:「ロザムンデ」から間奏曲第3番
◎チャイコフスキー:「弦楽セレナード」からエレジー
★1950年10月1日にコペンハーゲンでデンマーク放送が収録した放送音源の「シューベルト:未完成交響曲」はこれまで私的保管のみ、とされていましたが、今回最適な音質で初出収録。これは商用リリース用ではないライブ録音ですが、今回特別に収録されています。
★ここに収録されたほとんどの音源は、オリジナルマスターよりフランスのアヌシーにあるArt
& Son Studio にて、2021年に192kHz /24bitリマスターされています(以下の音源を除く)。
CD31(ワーグナーとマーラー)、CD 37(バルトーク)、およびCD
27の前半(ベートーヴェンの「皇帝」)は、フィルハーモニア管弦楽団75周年記念BOXのための2020年、192kHz
/ 24bitリマスター音源を使用。
CD35(ベートーヴェン)は、メニューイン全集のための2016年に96kHz
/ 24bitリマスター音源を使用。
CD55のドキュメンタリーは44kHz / 16bitでリマスター。 |
リマスタリングは、可能な場合はオリジナル・マスターテープから、オリジナルの78回転SPおよびLPマトリックスなども使用され、入手可能な最良のソースから作成されています。
リマスターを行った、Art&Son Studio では、これまでバルビローリ全集、クリュイタンス全集、ロストロポーヴィチ全集、ジネット・ヌヴー全集、メニューイン全集など、ワーナークラシックスだけでなく他のレーベルも含め、多くの作品のリマスターを手がけています。
★各ディスクはオリジナル・ジャケットのデザインによる紙ジャケットに封入。
★160ページのブックレット(英語、仏語、独語)には、以下のものを掲載
◎フルトヴェングラーに関するエッセイと多くの写真。
◎フランス・フルトヴェングラー協会副会長Stephane
Topakian 氏と、Art&Son Studio エンジニアChristophe
Henault 氏による、音源の調達やその問題等についての解説。
◎フルトヴェングラーの経歴タイムライン
◎このBOXの、完全なトラックリスト(録音日/会場/録音スタッフ/マトリックス番号/元のカタログ番号)
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ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
正規レコード用録音集大成
CD1
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 Op.77~序曲
録音:16.X.1926
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」
録音:16,30.X.1926, I.1927
メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」序曲
Op.21
J.Sバッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068~第2曲:エア
シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」
D.797~間奏曲第3番、バレエ音楽第2番
録音:13.VI.1929, Hochschule fur Musik,
Berlin
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Deutsche Grammophon GmbH
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD2
ワーグナー:「ローエングリン」~第1幕への前奏曲
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」~第1幕への前奏曲、愛の死
シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」
D.797~序曲
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
Op.28 +リハーサル付き
録音:1930, Hochschule fur Musik, Berlin
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Deutsche Grammophon GmbH
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD3
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
Op.26 +リハーサル付き
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」
Op.24~ハンガリー行進曲
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲変イ長調 Op.46-3
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ニ長調
BWV.1047~第1,2楽章
ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第10番
録音:1930, Hochschule fur Musik, Berlin
ウェーバー/ベルリオーズ編:舞踏への勧誘
録音:1932, Hochschule fur Musik, Berlin
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Deutsche Grammophon GmbH
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD4
ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲
ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」 Op.84~序曲
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 K.492~序曲
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」 K.384~序曲
録音:1933, Hochschule fur Musik, Berlin
ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」序曲
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 Op.77~序曲、第3幕への前奏曲
録音:1935, Hochschule fur Musik, Berlin
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
K.525
録音:28.XII.1936 & VI.1937, Hochschule
fur Musik, Berlin
J.シュトラウス2世:歌劇「こうもり」序曲
録音:28.XII.1936, Hochschule fur Musik,
Berlin
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Deutsche Grammophon GmbH
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD5
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」
録音:live: 1.V.1937, Queen’s Hall,
London
エルナ・ベルガー(ソプラノ)
ゲルトレーデ・ピッツィンガー(アルト)
ヴァルター・ルートヴィヒ(テノール)
ルドルフ・ヴァツケ(バス)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD6
ワーグナー:「ワルキューレ」~第3幕
録音:live: 26.V.1937, Covent Garden,
London
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
ルドルフ・ベッケルマン(バス・バリトン)
マリア・ミュラー (ソプラノ)、他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD7-8
ワーグナー:「神々の黄昏」抜粋
録音:live: 1.VI.1937, Covent Garden,
London
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)
マルガレーテ・クローゼ(メゾ・ソプラノ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD9
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」
録音:8.X & 3.XI.1937, Beethovensaal,
Berlin
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」~第1幕への前奏曲、愛の死
録音:11.II.1938, Beethovensaal, Berlin
ワーグナー:「パルジファル」~第1幕への前奏曲、聖金曜日の音楽
録音:5.III.1938, Beethovensaal, Berlin
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD10
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
録音:25 & 27.X.1938, Beethovensaal,
Berlin
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD11
フルトヴェングラー:ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲~第2楽章
録音:25.IV.1939, Beethovensaal, Berlin
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調
Op.130~第5楽章:カヴァティーナ
録音:15.X.1940, Philharmonie, Berlin
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調~第2楽章:アダージョ
録音:7.IV.1942, Philharmonie, Berlin
グルック:歌劇「アルチェステ」序曲
録音:9.X.1942, Philharmonie, Berlin
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records、Teldec Classics、Telefunken
(Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD12
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
Op.56a
録音:8,23.XII.1943, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」
録音:22-23.XII.1943, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD13
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
Op.61
録音:28-29.VIII.1947, Kunsthaus, Lucerne
イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ルツェルン祝祭管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD14
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
録音:10-12, 17.XI.1947 & 15.II.1949
, Grosser Saal, Musikverein, Wien
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 Op.62
録音:25.XI.1947, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD15
モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調
K.361「グラン・パルティータ」
録音:11,19,26.XI & 3.XII.1947, Brahmssaal,
Musikverein, Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ソロイスツ
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD16
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
録音:17-19 & 25.XI.1947, Grosser
Saal, Musikverein, Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD17
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
録音:20,22,24,25 III.1948, Kingsway
Hall, London
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Decca Music Group
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73(Decca初出盤による)
録音:20,22,24,25 III.1948, Kingsway
Hall, London
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源、リマスター:フルトヴェングラー・センター提供
CD18
ワーグナー:「神々の黄昏」~ブリュンヒルデの自己犠牲
録音:26.III.1948, No.1 Studio, Abbey
Road, London
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
Op.26
録音:15.II.1949, Grosser Saal or Brahmssaal,
Musikverein, Wien
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
録音:7-8.XII.1948 & 17.II.1949,
Grosser Saal or Brahmssaal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD19
ワーグナー:ジークフリート牧歌
録音:16-17.II.1949, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ワーグナー:「タンホイザー」序曲
録音:17,22.II.1949, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートのラインへの旅
録音:23.II.1949, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
録音:30-31.III.1949, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD20
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
Op.56a
録音:30.III & 2.IV.1949, Grosser
Saal, Musikverein, Wien
ワーグナー:「ワルキューレ」~ワルキューレの騎行
録音:31.III.1949, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」
Op.24~ハンガリー行進曲
録音:31.III.1949, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
モーツァルト:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
K.525
録音:1.IV.1949, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ブラームス:ハンガリー舞曲~第1,3,10番
録音:4.IV.1949, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」~第1幕への前奏曲、徒弟たちの踊り
録音:1,4.IV.(前奏曲), 4.IV.1949(徒弟たちの踊り),
Grosser Saal, Musikverein, Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy
CD21
ワーグナー:「ローエングリン」~第1幕への前奏曲
録音:29.VIII.1949, Kunsthaus, Lucerne
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
録音:29-31.VIII.1949, Kunsthaus, Lucerne
イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン/ブラームス)
ルツェルン祝祭管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD22
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
録音:18-19.I.1950, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」
録音:19-21.I.1950, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD23
R.シュトラウス:交響詩「死と浄化」 Op.24
録音:21-24.I.1950, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲 Op.437
録音:24.I.1950, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ベートーヴェン:交響曲第4番ト長調 Op.60
録音:25 & 30.I.1950, Grosser Saal,
Musikverein, Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD24
ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲
録音:31.I.1950, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」~第3幕への前奏曲
録音:1.II.1950, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
録音:1.II.1950, Grosser Saal or Brahmssaal,
Musikverein, Wien
シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」~間奏曲第3番、バレエ音楽第2番
録音:2.II.1950, Brahmssaal, Musikverein,
Wien
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調
Op.48~第2,4楽章
録音:2.II.1950, Brahmssaal, Musikverein,
Wien
J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ(グロッケンシュピール入り版と無し版)
録音:3.II.1950, Brahmssaal, Musikverein,
Wien
モーツァルト:歌劇「魔笛」~「恐れおののかなくてよい」「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
録音:3.II.1950, Brahmssaal, Musikverein,
Wien
ヴィルマ・リップ(ソプラノ/モーツァルト)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD25
シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」序曲
録音:3-17.I.1951, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
録音:4-10.I.1951, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲
録音:11.I.1951, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit by
Art & Son Studio, Annecy(シューベルト)
from original tapes by Art & Son Studio,
Annecy(チャイコフスキー、ケルビーニ)
CD26
ハイドン:交響曲第94番ト長調 Hob.I:94「驚愕」
録音:11-17.I.1951, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
録音:18.I.1951, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
シューマン:マンフレッド序曲 Op.115
録音:24-25.I.1951, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
スメタナ:「モルダウ」
録音:24.I.1951, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD27
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調
Op.73「皇帝」
録音:19-20.II.1951, No.1 Studio, Abbey
Road, London
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
Remastering 2020 in 192kHz/24-bit from original
tapes by Art & Son Studio, Annecy
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
Op.64
録音:25-26.V.1952, Jesus Christus Kirche,
Berlin-Dahlem
イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD28
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」
録音:live: 29.VII.1951, Festspielhaus,
Bayreuth
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン(コントラルト)
ハンス・ホップ(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD29-30
シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944「グレート」
録音:27-28.XI & 2-4.XII.1951, Jesus
Christus Kirche, Berlin-Dahlem
フルトヴェングラー:交響曲第2番ホ短調
録音:22.XI-4.XII.1951, Jesus Christus
Kirche, Berlin-Dahlem
ハイドン:交響曲第88番ト長調 Hob.I:88
録音:4-5.XII.1951, Jesus Christus Kirche,
Berlin-Dahlem
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Deutsche Grammophon GmbH
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD31
ワーグナー:「神々の黄昏」~ブリュンヒルデの自己犠牲
録音:22.VI.1952, Kingsway Hall, London
マーラー:さすらう若者の歌
録音:24-25.VI.1952, Kingsway Hall, London
キルステン・フラグスタート(ソプラノ/ワーグナー)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン/マーラー)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
Remastering 2020 in 192kHz/24-bit from original
tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD32
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
録音:24,26-28.XI.1952, Grosser Saal,
Musikverein, Wien
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」
録音:24,25.XI.1952, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD33
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
録音:24-25.XI.1952, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD34
ベートーヴェン:交響曲第4番ト長調 Op.60
録音:1-2.XII.1952, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ワーグナー:「タンホイザー」序曲
録音:2-3.XII.1952, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD35
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
Op.61
録音:7-8.IV.1953, Kingsway Hall, London
ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調 Op.40
ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
録音:9.IV.1953, Kingsway Hall, London
イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
Remastering 2016 in 96kHz/24-bit from original
tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD36
シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120
録音:14.V.1953, Jesus Christus Kirche,
Berlin-Dahlem
フランク:交響曲ニ短調 FWV.48
録音:14-15.XII.1953, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(シューマン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(フランク)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Deutsche Grammophon GmbH、Decca Music
Group
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD37
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調
Sz.112
録音:12-13.IX.1953, No. 1 Studio, Abbey
Road, London
イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
Remastering 2020 in 192kHz/24-bit from original
tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD38
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」
録音:28.II. & 1.III.1954, Grosser
Saal, Musikverein, Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD39
ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲/ジークフリートのラインへの旅
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
Op.20
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
Op.28
リスト:交響詩「前奏曲」 S.97
録音:2-3 III.1954, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD40
ワーグナー:「ローエングリン」~第1幕への前奏曲
録音:4.III.1954, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 Op.77~序曲
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」 Op.81~序曲
録音:5-6.III.1954, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
グルック:歌劇「アルチェステ」序曲
グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲
録音:8.III.1954, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番
Op.72a
録音:4-5.IV.1954, Hochschule fur Musik,
Berlin
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ワーグナー、ウェーバー、グルック)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ベートーヴェン)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD41-43
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
録音:live: 14 & 17.IV.1954, Grosser
Saal, Konzerthaus, Wien
アントン・デルモータ(テノール:福音史家)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン:イエス)
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ:女中I、ピラトの妻)
マルガ・ヘフゲン(アルト:女中II)
オットー・エーデルマン(バス:ユダ、ペトロ、ピラト)
ウィーン・ジングアカデミー
ウィーン少年合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New editing by Stephane Topakian and new
remastering 2021 in 192kHz/24-bit from original
tapes by Art & Son Studio, Annecy
※第64~66曲収録
CD44-47
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」全曲
録音:10-22.VI.1952, Kingsway Hall, London
キルステン・フラグスタート(イゾルデ)
ルートヴィヒ・ズートハウス(トリスタン)
ブランシュ・シーボム(ブランゲーネ)
ヨゼフ・グラインドル(マルケ王)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(クルヴェナール)
エドガー・エヴァンス(メロート)
ルドルフ・ショック(牧童、水夫)
ロデリック・デイヴィス(舵手)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD48-49
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」 Op.62
全曲
録音:3-19.X.1953, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
マルタ・メードル(レオノーレ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(フロレスタン)
ゴットロープ・フリック(ロッコ)
オットー・エーデルマン(ドン・ピツァロ)
アルフレート・ペル(ドン・フェルナンド)
セーナ・ユリナッチ(マルツェリーネ)
ルドルフ・ショック(ヤキーノ)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD50-53
ワーグナー:「ワルキューレ」全曲
録音:28.IX-6.X.1954, Grosser Saal, Musikverein,
Wien
マルタ・メードル(ブリュンヒルデ)
レオニー・リザネク(ジークリンデ)
フェルディナント・フランツ(ヴォータン)
ルートヴィヒ・ズートハウス(ジークムント)
マルガレーテ・クローゼ(フリッカ)
ゴットロープ・フリック(フンディング)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
音源:Parlophone Records (Warner Classics)
New remastering 2021 in 192kHz/24-bit from
original tapes by Art & Son Studio, Annecy
CD54:初リリース音源
★シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」
録音:live: 1.X.1950,
Odd Fellow Palaet,
Copenhagen
音源:Originally broadcasted by Danish Radio
in 1950, Source: Henning Smidth
New remastering in 192kHz/24-bit from original
tapes by Henning Smidth |
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) |
★J.シュトラウス:皇帝円舞曲 Op.437(通し演奏によるテスト録音)
録音:I.1950,
Grosser Saal, Musikverein,
Wien
音源:Parlophone
Records (Warner Classics)
New remastering 2021
in 192kHz/24-bit from
original tapes by
Art & Son Studio, Annecy
★ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲(通し演奏によるテスト録音)
録音:I.1950,
Grosser Saal, Musikverein,
Wien
音源:Parlophone
Records (Warner Classics)
New remastering 2021
in 192kHz/24-bit from
original tapes by
Art & Son Studio, Annecy
★シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」
~間奏曲第3番(通し演奏によるテスト録音&未発表テイク)
録音:I.1950,
Grosser Saal, Musikverein,
Wien
音源:Parlophone
Records (Warner Classics)
New remastering 2021
in 192kHz/24-bit from
original tapes by
Art & Son Studio, Annecy
★チャイコフスキー:弦楽セレナード
ハ長調
Op.48
~第3楽章:エレジー(通し演奏によるテスト録音)
録音:II.1950,
Brahmssaal, Musikverein,
Wien
音源:Parlophone
Records (Warner Classics)
New remastering 2021
in 192kHz/24-bit from
original tapes by
Art & Son Studio, Annecy |
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) |
★チューニング、ブザー、演奏始まりミスの音源
録音:Editing
from original tapes
1949/1950.
Recordings in Vienna
and Lucerne.
音源:Parlophone
Records (Warner Classics)
New remastering 2021
in 192kHz/24-bit from
original tapes by
Art & Son Studio, Annecy
|
ルツェルン祝祭管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) |
|
CD55:ボーナス・オーディオ・ディスク
ジョン・トランスキーによるドキュメンタリー・インタビュー「フルトヴェングラーの思い出」
音源:Jon Tolansky
Remastering in 44.1kHz/16-bit by Art &
Son Studio, Annecy
|
<国内盤>
.
BIJIN CLASSICAL
|
|
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
「シューベルト作品集-1」
シューベルト(1797-1828):
即興曲集 作品90 D899
舞曲集(ドイツ舞曲とワルツ集)
ピアノ・ソナタ(第4番)イ短調 D537 |
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
(ピアノ
1922年製のニューヨーク・スタインウェイ) |
孤独な心に寄り添う優しさと、狂おしいまでの魂の叫び~待望のシューベルト新シリーズ、第1
。「シューベルト作品集-1」イリーナ・メジューエワ
録音:2020年11月26日~28日、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO
/ 96kHz+24Bit録音、発売元:日本ピアノサービス株式会社
「BIJIN CLASSICAL(ビジン・クラシカル)」の第七弾。メジューエワの新たなシューベルト・シリーズがスタートします。
第1集は、約十年ぶりの再録音となる「即興曲集(作品90)」と、初録音のイ短調ソナタ(D537)に舞曲集を組み合わせたプログラム。
舞曲集は、ロシアの大先輩、マリヤ・グリンベルクによる選曲を基本に演奏者が新たに編み出したセレクション。
作曲家の孤独な心に寄り添うような優しさと、狂おしいまでの魂の叫びが共存する演奏は、シューベルト音楽のもつ独特の魔力・魅力を余すところなく伝えます。
1922 年製のニューヨーク・スタインウェイの生み出す豊穣な響きも聴きどころのひとつです。
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<映像>

7/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BIS
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「忘れない」
(1)ペア・ヌアゴー(1932-):
「ふたつの間で」(チェロ協奏曲第1番)(1985)
(2)カイヤ・サーリアホ(1952-):
「光についての覚書」(チェロと管弦楽のための)(2006)
(3)ヌアゴー(ヤコブ・クルベア(1976-)編曲):
「子供を忘れない」(ヴィオラ協奏曲第1番)
(チェロと管弦楽のための)(1986 adap.2013) |
ヤコブ・クルベア(チェロ)
(1)(2)BBC フィルハーモニック
(1)マイケル・フランシス(指揮)
(2)ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
(3)シンフォニア・ヴァルソヴィア、
シモン・ビヴァレツ(指揮) |
チェリスト、ヤコブ・クルベアがサーリアホとヌアゴーの作品を録音!
録音:(1)2015年12月17日、(2I)2016年11月6日/フィルハーモニック・スタジオ(MediaCityUK、ソルフォード、イングランド)、(3)2015年8月31日&9月1日/ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサートスタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
制作:(1)(2)ジェレミー・ヘイズ、(3)ベアタ・ヤンコフスカ=ブルズィニュスカ
録音:(1)(2)スティーヴン・リンカー、(3)ユリタ・エマヌイウォヴ
BIS ecopak、83'28
『ノルドセンディング(Nordsending)』(BIS-2269)の「トリオ・アリストス」のチェリスト、ヤコブ・クルベアの
BISレーベル第2弾。
彼がコラボレーションをつづけるふたりの作曲家、デンマークのペア・ヌアゴーとフィンランドのサーリアホの「チェロ協奏曲」を「ソリスト」として演奏したアルバムです。ヤコブ・クルベアは、1976年、デンマークのオーフス生まれ。
オーフス王立音楽アカデミーのハッロ・ラウセナールスに学んだ後、ドミートリー・フェルシュトマン、ヴァルター・デシュパリ、マッツ・リードストレム、コリン・カーに師事、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーのモーテン・ソイテンの指導を受けてソリスト・ディプロマを取得しました。ヨーロッパ各地のオーケストラとの共演、音楽祭への出演とつづき、2016年からはロンドンの王立音楽大学の教授も務めています。
ヌアゴーの「チェロ協奏曲第1番」《Between(ふたつの間で)》は、3楽章の作品です。「内に秘めた感情の表現」(チェロ)と「外部要因」(オーケストラ)が対立、そこにソリストが巻き込まれる〈In
Between(間にはさまれ)〉、ソリストが優位に立つ〈Turning
Point(転換点)〉、ソリストとオーケストラが対等の関係になる〈Among(囲まれて〉。
「人の成長」になぞらえた音楽ともみなされ、最後の楽章ではチェロが、ガムランの「スレンドロ」によるメロディを弾き、「ヒューマンタッチ」を加えます。クルベアが教わったソイテンも録音した作品です。
《Remembering Child(子供を忘れない)》は、東西冷戦の時代、核戦争に反対し、1985年に飛行機事故で亡くなった13歳のアメリカの少女、サマンサ・スミスへの「祈り」、そして、大人の愚行と戦っている「子供異端者」への「トリビュート」として書かれた作品です。
2つの楽章で構成され、2曲のグレゴリオ聖歌も引用して書かれています。ミネソタ州のセントポール室内管弦楽団の委嘱で作曲されピンカス・ズッカーマンに献呈されました。クルベアは、この「ヴィオラ協奏曲第1番」をチェロのために編曲、作曲者の考えを求めながら「カデンツァ」も作曲しました。
フィンランドのサーリアホもクルベアが共同作業を行う作曲家のひとりです。《Notes
on Light(光についての覚書)》は、ボストン交響楽団が委嘱、アンシ・カルットゥネンがソロを弾いてボストンとヘルシンキで初演した作品です。
〈Translucent, secret(半透明、秘密)〉〈On
fire(白熱して)〉〈Awakening(目覚め)〉〈Eclipse(蝕)〉〈Heart
of Light(光の核心)〉の5楽章。「ソリストが重要なことを語ろうとすると、オーケストラは彼にスペースを開ける」。チェロの「技巧」を発揮させる書法で作曲され、スコアの最後、T.
S. エリオットの詩『荒地』が引用されています。

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CLAVES
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グラウビュンデン・カンマーフィルハーモニーが
ダレッサンドロ、ユオン、デルングス、ヴェースピを録音
(1)ダレッサンドロ:交響曲第2番 Op.72
(2)ユオン:ブルレッタ~ヴァイオリンとオーケストラのための
Op.97
(3)デルングス:3つの詩曲~オーケストラのための
Op.173(交響曲第9番)
(4)ヴェースピ:「別れ」 |
(2)セバスティアン・ボーレン(ヴァイオリン)
グラウビュンデン・カンマーフィルハーモニー
フィリップ・バッハ(指揮) |
俊英ヴァイオリニスト、ボーレンも参加!グラウビュンデン・カンマーフィルハーモニーがダレッサンドロ、ユオン、デルングス、ヴェースピを録音。
録音:2021年1月/サル・アム・リンダプラッツ/DDD、ディジパック仕様、79'22
1989年創設のスイス南東部の室内オーケストラ、グラウビュンデン・カンマーフィルハーモニーがラファエーレ・ダレッサンドロ(1911-1959)、パウル・ユオン(1872-1940)、ジャン・アントーニ・デルングス(1935-2012)、オリヴァー・ヴェースピ(1971-)の作品を録音。
本拠グラウビュンデンは『アルプスの少女ハイジ』の舞台となったところで、同団も土地柄を反映したかのような伸びやかで明るい音色が魅力です。
ユオンはドイツで活躍したスイス系ロシア人の作曲家で、タネーエフやアレンスキーに作曲を師事しました。ヴァイオリンとオーケストラのためのブルレッタは単一楽章の作品でヴァイオリンの華やかな技巧とオーケストラの掛け合いが魅力。
なかなか実演がないだけに当録音は大歓迎と言えます。
ヴァイオリン独奏はスイスの俊英ヴァイオリニスト、セバスティアン・ボーレン。カルミニョーラ、ブロン、シトコヴェツキーらに師事しその頭角を現しました。精緻で美音が魅力のボーレン。とりわけ高音の伸びやかな美しさは聴きものです。

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KLARTHE
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「対話」
(1)マントヴァーニ:「Bug」~クラリネットのための
(2)ブーレーズ:「ドメーヌ」【I.オリジナル+II.ミラー】~クラリネットと21の楽器のための
(3)ブーレーズ:「2つの影の対話」~クラリネットとテープのための
(4)ジャレル:「Assonance」~クラリネットのための |
ニコラ・バルディルー(クラリネット)
(2)セシル・アガトル(ヴァイオリン)、フロリアーネ・ボナンニ(ヴァイオリン)、
オレリア・スヴィネ=コヴァルスキ(ヴィオラ)、ユリアン・ダボネヴィレ(ヴィオラ)、
ルノー・ギウー(チェロ)、シャルリーヌ・シャシュロー(チェロ)、ヤン・デュボス(コントラバス)、
クリスティアン・リヴェ(ギター)、マガリ・モスニル(フルート)、エレーヌ・ドヴィレネヴー(オーボエ)、
ニコラ・バルディルー(バス・クラリネット)、ユリアン・ハーディ(ファゴット)、ユーグ・ヴィアロン(ホルン)、
ヤヴィル・ロセト(トランペット)、アントニ・ガナイ(トロンボーン)、ダヴィド・マッケ(トロンボーン)、
アレクシス・ラエンス(トロンボーン)、ユレス・ボワティン(トロンボーン)、
セドリック・カルセレス(サクソフォン)、ニコラ・チュリエ(ハープ)、ルノー・ムッツォリーニ(マリンバ) |
クラリネットの妙技を堪能。ブーレーズ、マントヴァーニ、ジャレルの作品を名手ニコラ・バルディルーが録音!
録音:2019年6月/ムードン・スタジオ/DDD、ディジパック仕様
クラリネット奏者ニコラ・バルディルーがブーレーズ、マントヴァーニ、ジャレルの作品を録音しました!
マントヴァーニは現代を代表する作曲家。著名な演奏家が積極的に委嘱するなど、近年ますます注目されています。1999年に書かれた「Bug」はクラリネットの無伴奏作品です。
ブーレーズは自身の作品を表現するうえで最も優れた楽器としてクラリネットをあげ、その敏捷性に加えて、幅広い音域のクラリネットを吹き分けることで独自の世界を表現しようとしました。
「ドメーヌ」はブーレーズの代表作のひとつで「オリジナル」と「ミラー」の2曲からなる作品。今回はそのオリジナル版であるクラリネットと21の楽器による演奏で録音されました。
弦楽器、木管、金管がクラリネットの旋律と交叉しながら立体的に音楽が進みます。「2つの影の対話」は先の「ドメーヌ」の一部修正版をなし、6
つの楽譜をさまざまな場面に応じクラリネットが演奏し、あらかじめ録音したクラリネットがその音に応えるという実にユニークな作品。
テープとはその録音物をさし、クラリネットとテープのための作品とされます。その立体感たるや驚くべきもの。クラリネットの世界にどっぷりつかれます。なお、当曲はルチアーノ・ベリオの60歳の誕生日を記念して作曲されました。
最後にミカエル・ジャレルの「Assonance」で締めくくります。
ニコラ・バルディルーはミュンヘンARD国際コンクール(1998年)、ニューヨークヤング・アーティスト(2001年)で優勝している逸材。度々来日もしており、日本でも人気の奏者です。
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「現代のブラームス...」
(1)エルサン:「雨の歌」~ヴァイオリンとピアノのための
(2)バクリ:ヴァイオリン・ソナタ第4 番「ブラームス風」Op.
148
(3)フィンジ:「冬の夜」~ヴァイオリンとピアノのための |
アンサンブル・デ・ゼキリーブル
【アニエス・ピーカ(ヴァイオリン)、
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)】 |
ブラームスの3ヴァイオリン・ソナタに着想を得て作曲された3篇
セッション録音:2020年7月/フランス/DDD、ディジパック仕様
ブラームスの3つのヴァイオリン・ソナタに着想を得て作曲された3篇。
フィリップ・エルサン(1948-)は第1番「雨の歌」、ニコラ・バクリ(1961-)は第2番、ジェラルド・フィンジ(1901-1956)は第3番からそれぞれインスピレーションを得て作品を仕上げました。
現代のブラームスをここに聴くことができます。
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ダミアン・ヴェントゥーラがサン=サーンスの協奏曲を録音!
(1)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調
Op.33
(2)ティエリー・ユイレ:チェロ協奏曲 Op.99
(3)ラヴェル(ジャン・ステファン編曲):
ハバネラ形式の小品(チェロとオーケストラ編)
(4)サン=サーンス(ダミアン・ヴェントゥーラ編曲):ロマンス
Op.36
(5)サン=サーンス(飯吉真子編曲):白鳥 |
ダミアン・ヴェントゥーラ(チェロ)
トゥールーズ室内管弦楽団
ジル・コリャール(指揮) |
録音:2020年8月/トゥルヌフイユ(フランス)/DDD、ディジパック仕様
フォーレのアルバム(KLA-008)で高い評価を得たダミアン・ヴェントゥーラが、トゥールーズ室内管弦楽団との共演で初の協奏曲アルバムをリリース。
今年(2021年)に歿後100周年を迎えたサン=サーンスを主軸にコンポーザー・ピアニストのティエリー・ユイレのチェロ協奏曲、ラヴェルのハバネラ形式の小品を収録。フランスのエスプリ漂う演奏を展開しております。
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PROSPERO CLASSICAL
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民族楽器を含む多彩な編成のピリオド・アンサンブル「ヌオーヴォ・アスペット」
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
ハイドン・ニュース~同時代作曲家による室内楽編曲集
ハイドン:
(1)「"愛している"とは言わないわ
Je ne vous dirais point: J'aime」
~交響曲第53番ニ長調『帝国』Hob.I.53 第2楽章に基づく(ソプラノ、ハープ)
(2)交響曲第60番ハ長調『うかつ者』Hob.I:60(ハープ、ハンマー・ダルシマー、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
(3)ウェールズ民謡集より「吟遊詩人の絶望
The despairing Bard」Hob. XXXIb:19
(ソプラノ、ハンマー・ダルシマー、ハープ)
(4)ディヴェルティメント ト長調 Hob. II:1(
リュート、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
(5)ウェールズ民謡集より「吟遊詩人の感動
The Inspired Bard」 Hob. XXXIb:25( ソプラノ、トゥッティ)
(1)(2)(4)世界初録音 |
ハンナ・モリソン(ソプラノ)、ミヒャエル・デュッカー(リュート、指揮)、ヌオーヴォ・アスペット |
ダルシマーやハープが活躍する今まで聴いたことのなかったハイドン!名ヴァイオリン奏者・平崎真弓も参加
録音:2017年/56'06''
民族楽器を含む多彩な編成のピリオド・アンサンブル「ヌオーヴォ・アスペット」による、ハイドン作品のめずらしい編曲集。
ダルシマーやハープがとても効果的に使われています。ヴァイオリンで平崎真弓も参加。
リーダーのミヒャエル・デュッカーが自ら図書館やアーカイブを捜索し発見した楽譜を使用。
適宜さらに手を加えるなどして自分のアンサンブルにぴったりの音楽に仕立てているため、寄せ集めといった感じは一切なく、全体を通して統一感ある響きになっています。
(1)は交響曲の旋律をそのまま使ったもの。もともと民謡調の楽章を基にしているので、たいへん美しい歌曲に生まれ変わっています。
(2)「うかつ者」はハイドンと同時代のザルツブルクのハープ奏者であるMeingosius
Gaelle 神父の編曲。
途中で急にチューニングが始まるユーモラスな展開も自然なアレンジで再現されており楽しい演奏です。

録音風景が観られます。「うかつもの」のチューニング・シーンも少し聴けます。^^
https://youtu.be/JfZWSAJ7L_Q
ひさしぶりです、ハンナ・モリソン
一筋縄ではいかない
ヌオーヴォ・アスペット、前作 |
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ヌオーヴォ・アスペット
ヴェネツィアのゴンドリエ ヴェネツィアを巡る音楽の旅
タルティーニ:Aria del Tasso
【Benvenuto a Venezia】
ヴィヴァルディ:室内協奏曲 ト短調 RV107
第3楽章
ドメニコ・チェルッティ:II passaggio
notturno in gondoletta
【Vaporetto, Linea Uno】
作曲者不詳:Si la gondola / Dal cuor
che tanto
【Osteria Al Squero】
ピエトロ・アウレッタ:Sono i Zerbini/作曲者不詳:Cento
vezzi
【Vaporetto, Linea Due】
作曲者不詳:Tarantella/ヨハン・ジモン・マイール:La
biondina in gondoletta/
作曲者不詳:Chi no ga la borsa grossa
【La Pescheria】
作曲者不詳:Me nato un caso / Tu non
dovevi
【Campo Santa Maria Formosa】
作曲者不詳:Per mi aver Catina/ヴィヴァルディ:室内協奏曲
ト短調 RV105 第3楽章
【Malinconia】
カンプラ:Tant de valeur/作曲者不詳:Dolce
xe quel musetto / Un' anguileta fresca
【II lato oscuro del Carnevale】
作曲者不詳:Xe qua el fiorer putazze/ドメニコ・チェルッティ:Il
gondoliere veneziano
【II Molo】
ヴィヴァルディ:室内協奏曲 ニ長調『五色ひわ』
RV90 第2楽章/作曲者不詳:Ciel sereno |
ホルガー・ファルク(バリトン)、
ヌオーヴォ・アスペット(古楽器アンサンブル)、メルズーガ(電子音響 ※【】内のトラック) |
音楽が生活に溶け込んだヴェネツィアを旅する時代感覚が麻痺するような不思議な心地よさ
録音:2018年8月14-17日、11月19-21日/79'00''
「ヌオーヴォ・アスペット」は弦や管のみならず、サルテリオやハープ、種々の打楽器を取り入れた異国情緒あふれる響きの古楽器アンサンブル。非常にすっきりと、現代的なポップスのように演奏しているのもまた特徴的です。
ホルガー・ファルクが歌う歌曲も、古い歌というより今なお街中で響いているような音楽に聴こえます。また、数曲おきに電子音響制作グループ「メルズーガ」によるトラックが挟まれています。これは電子音ではなく、実際の街の喧騒、遠くで鳴っている音楽、鐘の音、人の話し声などの生活音を録音し作ったもので、まるでゴンドラに乗ってヴェネツィアの街をゆったりと旅していくような感覚にさせてくれます。
現代の音響技術と古い楽器、人々の生活と芸術が一体となって、耳を楽しませるアルバムです。
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スイスドイツ語による方言歌曲集 |
シュビル・ディートヘルム(ソプラノ)
ファビアンヌ・ローメル(ピアノ) |
フリードリヒ・ニグリ(1875-1959):Plange
/ Spinnerliedli / Schelmeliedli / Dr Chorber
フォルクマール・アンドレーエ(1879-1962):Die
alte Schwyzer / 's Gspuslis Auge
ギュスターヴ・ハウグ(1896-1966):'s Obedstarnli
/ Heiweh
ヴァルター・ラング(1896-1966):Lanzig
ヴァルター・シュルテス(1894-1971):Summerszyt,
o Summerszyt
フェリックス・プフィスティンガー(1869-1939):'s
Obedstarnli / Inukerli
ゴットフリート・ボーネンブラスト(1883-1960):Plange
/ Uberanne
ハイナー・フォレンヴィーダー(1914-1971):Lanzig
/ Im Schatte
フェルディナンド・オスカー・ルー(1887-1943):Heiweh
/'s Marieli goth goh schloiffele
ヴァルター・シュルテス:Im Himmel / 's
haluf Maitli / 's Larchenastli
フリードリヒ・ニグリ:Wan's dimmered /
D'Walt im Mai
ヴァルター・シュルテス:Herbstliedli
フォルクマール・アンドレーエ:I wett I
war‛&
ヴァルター・シュルテス:Inkuerli
ハンス・ジェルモリ(1877-1936):Summerszyt
/ Dr Gartegottes / He, guoten Obed
ヴァルター・シュルテス:Die himmlisch Chilbi |
スイスのことばで歌われる歌曲の数々
録音:2020年/56'06''
Meinrad Alois Lienert (1865 -1933)は、スイスで最も重要な方言作詞家の一人であり、多くの詩、物語、小説を書きました。
このスイスの詩人が手掛けた歌詞に、スイスの作曲家が曲を付けた歌曲を収録したアルバム。スイス、シュヴィーツ州出身のソプラノが共感たっぷりに歌い上げます。

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樹の唄
ロジャー・クィルター(1877-1953):
愛の哲学 Op. 3-1
ジュリアへ Op.8
(Prelude / The Bracelet / The Maiden
Blush / To Daisies /
The Night Piece / Julia's Hair /
Interlude / Cherry Ripe)
マイケル・ヘッド(1900–1976):
喜びへ/シンガー/貴方はなぜ喜びを奪ったの/
月の縁を越えて(The Ships of Arcady /
Beloved / A Blackbird Singing / Nocturne)
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
サリー・ガーデン/とねりこの木立/
この島国で Op.11
(Let the Florid Music Praise! / Now
the Leaves Are Falling Fast /
Seascape / Nocturne / As It Is, Plenty)
エリック・コーツ(1886-1957):The Green
Hills O'Somerset |
デュオ・ダルーナ
[レミー・ブルネンス(テノール)、クレメンス・ヒルト(ピアノ)] |
20世紀イギリスの美しい歌
録音:2020年/55'48''
愛、喪失、孤独といったテーマを軸に、スイスの若きテノールが歌う歌曲集。あまり顧みられない20
世紀イギリスの作曲家による作品が取り上げられています。
忘れ去られた作曲家を再び音楽の世界に呼び戻し、コンサート・プログラムで取り上げたいという思いの詰まった1枚。

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TYXART
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タンゴ・センチメンタル |
タンゴ・センチメンタル・アンサンブル |
アストル・ピアソラ(1921-1992):Oblivion
ルイス・バカロフ(1933-2017 ):Il Postino
ヘルマン・ヴァインドロフ(1953-):Agnus
Dei( ミサ・アルゼンティナによるインスト版)
セバスティアン・ピアーナ(1903-1994):Silbando
ヘルマン・ヴァインドロフ:Hablame
アストル・ピアソラ:Tango Sensations
ヘルマン・ヴァインドロフ:Bailar junto
al Rio
アストル・ピアソラ:Tanti Anni prima
ヘルマン・ヴァインドロフ:El Nombre de
la Rosa
マクシミリアン・シュペンガー:Milonga de
la Noche
ヘルマン・ヴァインドロフ:
Saludo a la Luna / Te doy mi Corazon
/ Movimiento del Corazon / Como el Viento
de la Tarde
マクシミリアン・シュペンガー:Mi Corazon(
ピアソラへのオマージュ) |
ピアソラと現代音楽の融合
録音:2021年/64'07''
アコーディオン奏者マクシミリアン・シュペンガーらで構成された「タンゴ・センチメンタル・アンサンブル」は、アコーディオンのほか弦楽四重奏+コントラバス、ギター、ピアノ、パーカッションを擁するグループ。
長く計画していたというピアソラやピアーナのタンゴと現代音楽を融合させたプログラムを聴かせます。
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CENTAUR
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CRC37553756
(2CD)
¥4500
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J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
J.S.バッハ:ソナタ第1番ト短調BWV.1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
ソナタ第2番イ短調 BWV1003
パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006 |
トマス・コーティク(ヴァイオリン) |
マイケル・ティルソン・トーマス(MTT)から、「優れたヴァイオリニスト」として称賛されたトマス・コーティクが奏でる、大バッハの聖典。
アルゼンチン生まれのヴァイオリニスト、トマス・コーティクは、ニュー・ワールド交響楽団のコンサートマスターを務め、ティルソン・トーマスを筆頭に、ゲルギエフ、アバド、クライツベルク、オールソップ、ドゥネーヴやスパーノといった名立たる指揮者たちと共演を重ねてきた名手。
Centaur Records からリリースされている、シューベルトのアルバムは、Music
Web Internationalの「レコーディング・オヴ・ザ・イヤー」にノミネートされ、モーツァルトのソナタ集では、150万回を超えるSpotifyのストリーミング再生回数を達成しています。
現在はアメリカのポートランド州立大学のヴァイオリン科准教授として、また世界中で定期的にマスタークラスを開催するなど、教育者としても活躍しています。
※録音:2019年(アメリカ)
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アドヴェニオ ~ ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏作品集
ブルース・アトウェル(b.1958):
ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
レーラ・アウエルバッハ(b.1973):
ヴァイオリン、ホルンとピアノのための三重奏曲
サイモン・A.サーゴン(b.1938):
ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲《レガシー》 |
アドヴェニオ・トリオ
〔ブルース・アトウェル(ホルン)、
ユリヤ・スミード(ヴァイオリン)、
エリ・カルマン(ピアノ)〕 |
1992年に結成されたアドヴェニオ・トリオが奏でる、現代作曲家たちによる作品集。メンバーの中心的存在でもあるホルン奏者のブルース・アトウェルは、オーケストラ奏者、ソリストとして活躍しており、現在は、ウィスコンシン大学オシュコシュ校のホルン科教授、ミルウォーキー・バレエ・オーケストラ、グリーンベイ交響楽団、フォックス・バレー交響楽団で首席奏者を兼務しています。
ヴァイオリン、ピアノとのバランスの取れたアンサンブルは勿論のこと、アトウェルの歌うように流れる見事なハイトーンにも注目です。
※録音:2018年8月(アメリカ)
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ブラームス:クラリネット・ソナタ&三重奏曲集
(ヒストリカル・クラリネットによる演奏)
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調
Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114* |
マリー・ロス(クラリネット)
ペトラ・ソムライ(ピアノ)
クレール=リーズ・デメトル(チェロ) |
ブラームス晩年の傑作を、次代の名手が貴重な楽器を用いて奏でる注目盤。アメリカ生まれのクラリネット奏者、マリー・ロスは、ハーグの王立音楽院で、18世紀オーケストラの首席クラリネット奏者、ヒストリカル・クラリネットの世界的権威でもあるエリック・ホープリッチに師事。
現在は、フランスのオーケストラ、アンサンブル・マテウスで副首席奏者を務める他、コンチェルト・ケルン、ル・コンセール・ダストレ、ムジカ・アテルナ、ベルリン古楽アカデミーなどの古楽オーケストラとも定期的に共演をしています。
当アルバムでは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の創設メンバーの一人でもある、ドイツのクラリネット奏者で楽器製作者のオスカール・エーラー製の楽器を使用しています。
※使用楽器:オスカール・エーラー社製(B♭管1890年代製、A管1905年製*)
※録音:2018年9月9日-12日(ベルギー)
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ヒューバート・ハウ:ハーモニック&インハーモニック・ファンタジー
ヒューバート・ハウ:
インハーモニック・ファンタジー第3番
インハーモニック・ファンタジー第2番
ハーモニック・ファンタジー第3番
インハーモニック・ファンタジー第4番
ハーモニック・ファンタジー第4番
インハーモニック・ファンタジー第5番
インハーモニック・ファンタジー第8番 |
ヒューバート・ハウ(コンピュータ) |
アメリカの電子音楽の先駆け的存在の1人、ヒューバート・ハウの自作自演アルバム。
ヒューバート・ハウは、これまでに、ニューヨーク市立大学クイーンズカレッジ、ジュリアード音楽院、アーロン・コープランド音楽院などで電子音楽の教授を務め、現在は、アメリカ作曲家同盟の会長を務めています。
※録音:2017年-2018年(ニューヨーク、アメリカ)
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フランスのチェロ作品集
ドビュッシー:美しき夕暮れ、ソナタ 二短調
ラヴェル:
ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op. posth.(C.プロスケ編)、
ハバネラ形式の小品
ケクラン:ソナタ Op.66*
フォーレ:3つの歌 Op.7-第1曲 夢のあとに
ブーランジェ:夜想曲、行列 |
ナターシャ・ファーニー(チェロ)
イトカ・フォウラー・フラニコヴァー(ピアノ)
ゲイリー・ハモンド(ピアノ)* |
ソリスト、室内楽奏者として活躍しているアメリカのチェロ奏者、ナターシャ・ファーニーのデビュー盤。ファーニーは、17歳の時にボストン交響楽団をバックに協奏曲デビューを果たし、これまでに、バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団など、アメリカのいくつかのオーケストラと共演。
ジュリアード音楽院在学中には、2つの協奏曲コンクールで優勝の実績があります。
「素晴らしいチェロ奏者」、「寛大な音色」と称賛される彼女が奏でる、美しいフランスの作品の数々に注目です。
※録音:2017年8月13日-14日、2009年5月22日-23日(アメリカ)
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CRC37513752
(2CD)
¥4500
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シューマン:4手ピアノのための作品集
シューマン:東洋の絵(6つの即興曲)Op.66
小さな子供と大きな子供のための12の連弾曲集
Op.85
舞踏会の情景 Op.109
子供の舞踏会 Op.130 |
マルタ・フィッシャー(ピアノ)
ビル・ルーテス(ピアノ) |
ウィスコンシン大学マディソン校でピアノ科の教授、国際的な室内楽奏者、伴奏者として活動するマルタ・フィッシャー、夫で同校のピアノ科名誉教授を務めるビル・ルーテスによる夫婦デュオが、息の合った演奏で奏でるシューマンの4手ピアノのための作品集。
※録音:2010年&2011年(アメリカ)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<映像>
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HARDY CLASSIC(映像)
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HCD-4060
(DVD)
¥2900 →\2690
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ダニエル・ハーディング(指揮)
フェニーチェ歌劇場 ニューイヤー・コンサート2021
・ベートーヴェン: 交響曲第4番 変ロ長調
Op. 60
・モーツァルト: 歌劇《フィガロの結婚》-
序曲
・ヴェルディ: 歌劇《イル・トロヴァトーレ》より「憂鬱なジプシー男の楽しみは」(鍛冶屋の合唱)
・ヴェルディ: 歌劇《リゴレット》より「風の中の羽のように」(女心の歌)
・グノー: 歌劇《ロメオとジュリエット》より「私は夢に生きたい」
・オッフェンバック: 歌劇《ホフマン物語》より 舟歌(オーケストラ演奏)
・ドニゼッティ: 歌劇《連帯の娘》より「ああ!友よ、何とめでたい日々だろう」
・マスカーニ: 歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より
間奏曲
・ヴェルディ: 歌劇《椿姫》より「不思議だわ~花から花へ」
・ヴェルディ: 歌劇《ナブッコ》より「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」
・ヴェルディ: 歌劇《椿姫》より「友よ、さあ飲み明かそう」(乾杯の歌) |
ロサ・フェオーラ(ソプラノ)、シャビエル・アンドゥーガ(テノール)、
ダニエル・ハーディング(指揮)、
フェニーチェ歌劇場管弦楽団・合唱団(合唱指揮‛&クラウディオ・マリーノ・モレッティ) |
映像監督: ファブリツィオ・グットゥーゾ・アライモ
【収録】2021年1月1日(無観客ライヴ)/収録時間:
95分/音声:イタリア語/フランス語/ドルビーデジタル2.0/5.1/字幕:なし/画角:16/9 NTSC
All Region/DVD‛&片面二層ディスク
【恒例のフェニーチェ歌劇場ニューイヤー2021年版登場、指揮はダニエル・ハーディング!】
2004年から開催されているヴェネツィアのフェニーチェ劇場のニューイヤー・コンサート。2021年の指揮を務めたのは2011年、2015年に続く3回目の登場となるダニエル・ハーディングです。
例年通り、第1部はオーケストラの演奏で、今回の曲目はベートーヴェンの交響曲第4番。
オペラをテーマとした第2部は、モーツァルトの《フィガロの結婚》序曲で幕を開け、フェニーチェで初演された《リゴレット》《椿姫》を含むヴェルディのオペラからのアリア、合唱曲を中心に、フランス語で歌われるグノーやドニゼッティのアリアと、オーケストラ演奏によるオッフェンバックのホフマンの舟歌、マスカーニの《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲を配した豪華なプログラム。最後には「乾杯の歌」が高らかに歌われます。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、ハーディングをはじめ、オーケストラの奏者、合唱団までがマスクを装着して、無観客での演奏ですが、このコンサートはテレビ放送を通じて多くの人々に希望を届けました。
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7/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AUDITE
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ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
「バゼヴィの写本」~オーストリア、マーガレット王女の宮廷音楽
(1)作者不詳:アヴェ・マリア*
(2)ヨハネス・ヒセリン(1455頃-1511):「今はただ死を待つばかり」
(3)ピエール・ド・ラ・リュー(1452 頃-1518):
Plorer gemier / レクイエム*
(4)ヤーコプ・オブレヒト(1457-1505):レクイエム
(5)ラ・リュー: Il viendra le jour desire*
(6)ラ・リュー: Puisque je suis hors du
compte*
(7)ロワゼ・コンペール(1445頃-1518):Scaramella
fa la galla*
(8)作者不詳:Amours mon fait*
(9)アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1513):James
que la
(10)ラ・リュー:「今はただ死を待つばかり」*
(11)マットイス・ピペラーレ(1450頃-1515):
「今はただ死を待つばかり」
(12)ヨハネス・オケゲム(1420 頃-1497):「今はただ死を待つばかり」*
(13)アレクサンダー・アグリコラ(1445頃-1506):Tout
a pour moy
(14)作者不詳:アヴェ・マリア*
(15)アグリコラ:Sonnes, muses*
(16)ヨハネス・プリオリス(1460 頃-1514):Deuil
et ennuy*
(17)プリオリス:Royne du ciel / Regina
caeli*
(18)オブレヒト:Missa Fortuna desperata(キリエ*
/ サンクトゥス* / オザンナ*)
(19)ラ・リュー:Ma bouche rit
(20)ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):La
mi la sol*
(21)作者不詳:アヴェ・マリア* |
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)*
ボレアス・カルテット・ブレーメン
【ジン-ジュー・ペク、エリザベス・シャンポリオン、ユリア・フリッツ、ルイーゼ・マンスケ】
(リコーダー四重奏団) |
名古楽歌手ミールズとボレアス・カルテット・ブレーメンが共演!
16世紀初頭、オーストリアのマーガレット王女の宮廷で演奏されていた音楽をカラフルに描き出す!
セッション録音:2020年8月6-9日/聖マウリティウス福音教会&聖ヴィクトル教会(バッスム、ドイツ)/DDD、ディジパック仕様、61'30
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ
ボレアス・カルテット・ブレーメンと名古楽歌手ドロテー・ミールズがオーストリアのマーガレット王女の宮廷で演奏をされていた「バゼヴィの写本」からの作品を収録しました。
「バゼヴィの写本」は16世紀初頭、作曲家で多くの写譜も手掛けたピエール・アラミレ(1470-1536)の工房で作成されたもの。
ルネサンス期のフランス=フランドル楽派のシャンソン、モテット、ミサ曲などを集めたもので声楽曲、器楽曲などの作品が残されています。
その中心は即興的かつヴィルトゥオーゾ的な装飾を加えることもあり、当時演奏されていた音楽がいかに色彩豊かであったか、当アルバムではその姿を現在によみがえらせました。
北ドイツの都市ブレーメンを本拠とするリコーダーの四重奏団、ボレアス・カルテット・ブレーメンは様々なリコーダーを駆使し、非常に幅広い表現を可能にしており、ルネサンス期から現代まで幅広く演奏を展開しています。
メンバーの一人、ユリア・フリッツはアウディーテ・レーベルからノターリ&フォンタナの作品集(AU-97797)をリリースしています。

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COVIELLO CLASSICS
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アルフォンソ・フェッラボスコ親子のパヴァーヌとアルマンド
アルフォンソ・フェッラボスコ2世(1575-1628):
アルマンド第9番 / パヴァーヌ第3番 Dovehouse
アルフォンソ・フェッラボスコ1世(1543-1588):プレリュード
アルフォンソ・フェッラボスコ2世:
アルマンド第3番 / パヴァーヌ第1番 On
Four Notes /
アルマンド第4番
アルフォンソ・フェッラボスコ1世:パヴァーヌ
in c [第9番b]
アルフォンソ・フェッラボスコ2世:
パヴァーヌ第5番 / イン・ノミネ第1番
アルフォンソ・フェッラボスコ1世:
イン・ノミネ[第25番] / パヴァーヌ in
f [第6番]
アルフォンソ・フェッラボスコ2世:パヴァーヌ第7番
Sharp Pavan
アルフォンソ・フェッラボスコ1世:アルマンド
アルフォンソ・フェッラボスコ2世:
アルマンド第2番 / アルマンド第4番
アルフォンソ・フェッラボスコ1世:ファンタジア
[第4番]
アルフォンソ・フェッラボスコ2世:
パヴァーヌ第8番 / アルマンド第10番
アルフォンソ・フェッラボスコ1世:
ガリアルド [第11番] / イン・ノミネ [第26番b]
/
イン・ノミネ [第24番]
アルフォンソ・フェッラボスコ2世:
アルマンド第1番 / パヴァーヌ第2番 On
Seven Notes |
ビー・ファイヴ・リコーダー・コンソート
ソフィー・ヴァンデン・エインデ(フルート) |
リコーダー・アンサンブルで聴くイタリア・ルネッサンス
73'16''
2003年にバルセロナで結成されたリコーダー・アンサンブル「ビー・ファイヴ・リコーダー・コンソート」はルネッサンス時代のコンソート音楽を得意とし、また、現代の様々な作曲家とのコラボレーションも行うグループ。
このアルバムではイタリア・ルネッサンスの作曲家で同姓同名のアルフォンソ・フェッラボスコ親子の作品を収録しています。
のどかなリコーダーの音色が対位法的に絡み合う、かそけき美の愉しみ。
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PASSACAILLE RECORDS
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PAS 1108
(2CD)
¥3400
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J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
[CD1]
アリア~第15変奏
[CD2]
第16変奏~アリア・ダ・カーポ |
マイケル・キーナー(チェンバロ) |
レオンハルト門下のベテラン奏者が弾く、充実の低音が魅力のゴルトベルク
使用楽器:William Dowd (1978), after Blanchet
(1730)
録音:2017年6月26-30日/スイス、Moulin
En Clarens/[CD1]42:37、[CD2]45:45
マイケル・キーナーは1950年生まれのスイスのチェンバロ奏者。ジュネーヴ音楽院でピアノとチェンバロを学んだのちアムステルダムでグスタフ・レオンハルトに師事。
ブルージュ国際チェンバロコンクールで優勝。クリストフ・コワン、クイケン兄弟、寺神戸亮、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、イル・ガルデリーノなどと共演しています。
2019年録音の『平均律』(PAS-1078)でも存在感ある力演を聴かせてくれたベテランがこのたび『ゴルトベルク』を録音。名曲中の名曲に正面から向き合ったみごとな演奏です。
1730年にN. ブランシェが製作した楽器をモデルに、1978年にパリのウィリアム・ダウドが製作したチェンバロを使用。
力強い低音が魅力のチェンバロで、表現豊かなゴルトベルクが展開されます。
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AEOLUS
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AE11291
(2SACD HYBRID)
¥5700
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J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080 |
ザムエル・クンマー(オルガン) |
SACD1 ~
コントラプンクトゥス1/コントラプンクトゥス2/コントラプンクトゥス3/コントラプンクトゥス4/
コントラプンクトゥス5/コントラプンクトゥス6(4声)《フランス様式で》/
コントラプンクトゥス7(4声)《拡大と縮小で》/コントラプンクトゥス8(3声)/
コントラプンクトゥス9(4声)《12度で》/コントラプンクトゥス10(4声)《10度で》/
コントラプンクトゥス11(4声)/
SACD2 ~
コントラプンクトゥス12.1(4声)/コントラプンクトゥス12.2(4声)/コントラプンクトゥス13.1(3声)/
コントラプンクトゥス13.2(3声)/オクターヴのカノン/5度の転回対位法による12度のカノン/
3度の転回対位法による10度のカノン/反行拡大カノン/3つの主題によるフーガ/
コラール「われ汝の御座の前に進みいで」
BWV.668a/
4つの主題によるフーガ(ザムエル・クンマーによる「3つの主題によるフーガの」補筆完成版) |
バッハ縁のヒルデブラント・オルガンで弾く「フーガの技法」
SACDハイブリッド盤!
☆作曲と同時期に製作されたバッハゆかりのオルガンで弾く「フーガの技法」!
☆バッハ・ファン、高音質ファン要注目!
多くの優れたオルガン作品でも定評の高いドイツの高音質レーベル、Aeolus(エオルス)より、SACD2枚組で贈るバッハの「フーガの技法」オルガン版が登場!
J.S.バッハが晩年に生み出した対位法芸術の最高傑作であり、鍵盤音楽(主にハープシコードやオルガン)のための最後の大作である「フーガの技法」BWV.1080。
このアルバムでは、作品が生み出されたのと同時期の1746年に、ナウムブルク(ドイツ)の聖ヴェンツェル教会に、高名なオルガン・ビルダー、ツァハリアス・ヒルデブラントによって製作されたオルガンを使用。
J.S.バッハ自身もこのオルガンの受け入れに立ち会ったという、バッハが理想とするヒルデブラント・オルガンの多彩なサウンドと、Aeolusが誇る優秀録音によって、「フーガの技法」の新たな一面をお届けします。
最後には、未完に終わった「3つの主題によるフーガ」を補筆完成させたバージョンも収録。
このヒストリカル・オルガンで見事なフーガを編み出しているザムエル・クンマーは、1968年シュトゥットガルト生まれ、1996年にマーストリヒトのヨーロッパ・オルガン・コンクールで第1位を受賞したオルガニスト。
2005年からはドレスデン聖母教会のオルガニストとなり、多くのヨーロッパ諸国、ロシア、アメリカ、中央アフリカ、そして日本でリサイタルを行っています。
多数の楽譜資料、オルガンや教会のカラー写真を含む80ページ超におよぶブックレット(英語、独語)には、最新の研究を反映した詳細な曲目解説やオルガンの歴史や修復についての情報が掲載されています。
※録音:2020年10月26日-29日、聖ヴェンツェル教会(ドイツ)
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AVIE
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ザ・ソロ・アルバム |
クリストフ・クロワゼ(チェロ) |
ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):コンチェルト・ロトンド、アローン
ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):無伴奏チェロ・ソナタ
クリストフ・クロワゼ(1993-):スプリング・プロムナード
ペーテル・ペイツィク(1968-):ストーンヘンジ
ゾルタン・コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロ・ソナタ
Op.8
トーマス・ブリッチ(1972-):見せびらかすのが好きな人もいる(Some
like to show it off) |
クリストフ・クロワゼ!様々な特殊奏法に挑む、無伴奏アルバム!
☆ベルリン国際音楽コンクール2018最優秀賞
☆クリストフ・クロワゼの無伴奏アルバム!
クリストフ・クロワゼは1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト。
オーストリアのブラームス国際コンクールやドイツのベルリン国際音楽コンクールを含む、アメリカ、中国、イタリア、スイスなど数々のコンクールで第1位を受賞しており、2017年にはスイス・アンバサダーズ・アウォード(スイス大使賞)も受賞しています。
クロワゼは、2020年のロックダウンの機会を利用して、さまざまなソロ作品に集中的に取り組み、また作曲にも手を染めました。
このアルバムの中心となるのは、コダーイの壮大なソナタで、約2世紀前に書かれた大バッハの組曲に次ぐ、チェロ独奏のための大作です。
低いほうの2つの弦を半音下げて調律するスコラダトゥーラの技法が用いられているほか、パーカッシブなピチカートや重音奏法、駒に限りなく近い位置で演奏するスル・ポンティチェロなど、さまざまな技巧が要求される難曲ですが、クロワゼは見事にこなしています。
コダーイのソナタを縁取るように、同胞である2人の作品が演奏されます。
リゲティの2楽章からなるソナタは、バルトークからインスピレーションを得た作品。チェリスト、作曲家、ポップミュージック・プロデューサーであるペーテル・ペイツィクの《ストーンヘンジ》は、エレクトリック・ギターを思わせるユニークな作品です。クロワゼが無伴奏チェロのために初めて作曲した《スプリング・プロムナード》には、ブギウギ、レゲエ、スウィング、テクノなどの要素が盛り込まれています。
※録音:2020年6月、改革派教会(スイス、ニーダーレンツ)

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静寂に向かって
フレデリック・ショパン:
ポロネーズ ハ短調 Op.40-2、
マズルカ ハ長調 Op.68-1、マズルカ ト短調
Op.67-2、
マズルカ イ短調《エミール・ガイヤール》、
ワルツ ロ短調 Op.69-2、ワルツ 変イ長調
Op.42、
ポロネーズ 変イ長調《英雄》Op.53、マズルカ
ヘ短調 Op.68-4
ウィリアム・ボルコム:12の新しいエチュード(全曲) |
ラン・ダンク(ピアノ) |
ヴァン・クライバーン国際コンクールのファイナリストであり、ニューヨークのヤング・コンサート・アーティスト・オーディションの優勝者でもあるラン・ダンクのソロ・デビュー・アルバムが登場!
フレデリック・ショパンとウィリアム・ボルコム、一見すると奇妙に思える組み合わせですが、どちらもダンクに大きな影響を与えた音楽家であり、両者の作品を並べて聴くと、鍵盤への親和性や、音や構造に対する感覚が共通していることがわかります。
ボルコムの《12の新しいエチュード》は、1988年のピューリッツァー賞受賞作で、さまざまな音楽的イディオムの間を軽やかに行き来する、ボルコムの作曲家としての特徴がよく表れた作品です。
対してショパンの作品からはエチュードではなくポロネーズ、マズルカ、そしてワルツを選曲。そのスタイルは英雄的なものから、暗く陰鬱なもの、心にしみるものまで実に多彩です。
※録音:2016年3月(アメリカ、ニューヨーク)

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BMC(Budapest Music Center)
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クルターグの傑作!《ペーテル・ボルネミッサの言葉》。
作曲家自身によるテキストの朗読付き!
クルターグ:ペーテル・ボルネミッサの言葉
Op.7
(クルターグ自身による朗読付き) |
トニー・アーノルド(ソプラノ)
ガーボル・チャログ(ピアノ) |
現代ハンガリーを代表する作曲家、ジェルジュ・クルターグ(1926-)の大作で、滅多に聴くことのできない《ペーテル・ボルネミッサの言葉》(ソプラノとピアノのためのコンチェルト)の貴重なレコーディング。
しかもアルバム冒頭には90歳を超えた作曲家自身による朗読(約8分30秒)が収録されており、作品を体験するうえでの素晴らしいイントロダクションとなっています。
ハンガリーの宗教改革の中心人物のひとりであったペーテル・ボルネミッサ(c.1535-1584)の古めかしいセリフをクルターグが読み、表現する様は、バルトークが《カンタータ・プロファーナ》のテキストを朗読した録音同様、それ自体が特別な解釈であり、どんな演奏指示よりもはるかに雄弁で、奏者はそこからインスピレーションを受けないわけにはいきません。
20世紀ハンガリーの著名な音楽評論家ジェルジュ・クローはこのOp.7を「第二次世界大戦後のハンガリー音楽におけるもっとも偉大な作品」と評しています。
※録音:2019年2月、BMCスタジオ(ハンガリー、ブタペスト)
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BMCCD202
【旧譜】
¥2500
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コンポーザー=コンダクター、ゲルゲイ・ヴァイダの作品集
ゲルゲイ・ヴァイダ:
一幕の歌劇《バービー・ブルー》*
ファレミドのガリバー
子どもとの会話 § |
ゲルゲイ・ヴァイダ(指揮)*
ハンガリー公共サーヴィス・メディアMRシンフォニック
(旧ハンガリー放送交響楽団)*
UMZEアンサンブル
ヴィットリオ・パリシ(指揮) §
デダロ・アンサンブル §ほか |
ペーテル・エトヴェシュに師事し、2011年からはアメリカ、アラバマ州のハンツビル交響楽団の音楽監督、2014年からは国際アルメル・オペラ・コンクール&フェスティヴァルの芸術監督、さらに2017年からはポートランド祝祭交響楽団の音楽監督を務めるなど、指揮者としても目覚ましい活躍を展開しているハンガリーのコンポーザー=コンダクター、ゲルゲイ・ヴァイダの作品集。
《バービー・ブルー》はバルトークの生誕125周年を記念して企画された作品で、歌劇《青ひげ公の城》の前段階の「コミックバージョン」として書かれました。
バルトーク唯一のオペラである《青ひげ公の城》と同じ声部、同じ規模のオーケストラのために作曲されており、表面上は隠されているものの、構造上の重要なポイントや音楽の基本的なプロセスのレベルで《青ひげ公の城》を参照しています。
※録音:2009年~2010年
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聖十字架を讃える単旋律と多声部の典礼聖歌集
ジョン・ダンスタブル
ニコラ・ゴンベール
クレメンス・ノン・パパ
ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナなどの作品 |
ラースロー・ドブサイ(指揮)
ヤンカ・センドレイ(指揮)
スコラ・フンガリカ |
音楽史全体に大きな影響を与えた聖十字架崇拝にまつわる典礼聖歌を集めた1枚。
聖十字架を賛美する聖歌は、東欧正教会の古い典礼に見られ、西欧では聖金曜日の儀式で初めて登場しました。
中世からルネサンス期にかけてのモノフォニーとポリフォニー、両方の様式による聖歌を並べた、典礼聖歌の歴史の断面図のようなアルバムです。
※録音:2009年6月
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BMCCD211
【旧譜】
¥2500
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ハンガリーの現代の晩課
ゾルト・シェレイ:日曜日の晩課
ペーテル・ゾムボラ:年ごとの晩課 |
スコラ・カントルム・ブダペスティエンシス
タマーシュ・ブブノー(指揮)
ヤーノシュ・メゼイ(指揮)
ジェルジュ・フィリップ(指揮)ほか |
キリスト教初期の時代から、司祭やその信徒にとって、晩課(ヴェスペレ)を一緒に歌うことは、祭日のお祝いの一部でした。
この習慣は中世の終わりまで続き、中にはヨーロッパのトランシルヴァニアのように、最近にいたるまで続けられていた地域もあります。
このジャンルの最盛期は、モーツァルトが書いたようなウィーン古典派の演奏会用晩課でした。
その後、習慣は廃れてゆきましたが、現代の音楽言語によって、さらに豊かな音楽が生みだされる余地はまだ残っていました。
ハンガリーの2人の現代作曲家、ゾルト・シェレイとペーテル・ゾムボラによる新たな晩課は、こうした伝統に立ち返って作曲されています。
2つの作品はBMCによって録音・リリースされただけでなく、ハンガリー教会音楽協会から楽譜としても出版されました。
※録音:2007年1月(ハンガリー、ブタペスト)
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BMCCD188
【旧譜】
¥2500 →\2290
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2004年/コチシュ&ハンガリー国立フィルハーモニー管
マーラーゆかりの地での「巨人」ライヴ!
マーラー:交響曲第1番 ニ長調《巨人》(花の章付き) |
ゾルターン・コチシュ(指揮)
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団 |
ゾルターン・コチシュとハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団によるマーラー《巨人》のライヴ!
マーラーの交響曲第1番は、1889年11月20日にブダペストのヴィガドー・コンサートホールで、当時29歳であった作曲家自身の指揮、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の演奏により初演されました。
この作品はもともと5楽章で構成されていましたが、マーラーはその後、何度も大幅な修正と変更を加え、最終的に4楽章の形となりました。
世界的に知られるようになったのは、1896年にベルリンで演奏された4楽章のバージョンからです。
初演時の楽譜は失われていますが、その後の5楽章版(「花の章」が第2楽章に置かれている版)が現存しており、コチシュはこのバージョンを採用しています。
マーラーゆかりの地で繰り広げられた、コチシュらしい精緻かつ雄弁な演奏です。
※録音:2004年2月&3月、フェレンツ・リスト音楽院コンサート・ホール(ハンガリー、ブダペスト)
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BMCCD213
【旧譜】
¥2500
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アドベント・ドミニ
グラーツ 807の写本からのグレゴリオ聖歌集 |
ヤンカ・センドレイ(指揮)
ラースロー・ドブサイ(指揮)
スコラ・フンガリカ |
12世紀初頭、オーストリア・クロスターノイブルクの聖アウグスティヌス修道院で編纂されたと考えられている、音楽史的にも重要なグラーツ
807の写本から、クリスマスの祝祭日に先立つアドベントのミサに適した聖歌をミサ本来の順序で収録した1枚。
プログラムにはオッフェルトリウムの唱和短句を装飾したものや、珍しい聖歌(Benedictus
es)が含まれるほか、ハインリヒ・イザーク(c.1450-1517)の《コラリス・コンスタンティヌス》からのコンムニオを4声にアレンジしたものが散りばめられており、アルバムに変化を与えています。
※録音:2010年10月、ハンガリー国立博物館
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BMCCD217
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600
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東方の光 Vol.2
ギリシャ-ビザンチンの聖歌、
モルダヴィアの宗教歌 ほか(全34曲) |
タマーシュ・ブブノー(指揮)
聖エフレム男声合唱団ほか |
ヨハネ・パウロ2世の回勅のタイトルを借りて2012年12月にスタートした聖エフレム男声合唱団のコンサートシリーズ『東方の光
Orientale Lumen』は、ブダペストで最も人気のある教会音楽イベントのひとつに成長し、専門家や合唱愛好家から高い評価を得ています。
本アルバムは2013年と2014年のシーズンに行われた8つのコンサートがベースとなっており、ブルガリア、ギリシャ、ハンガリー、ロシア、セルビア、ウクライナといった国々の祈りが録音されています。
古の聖歌のほか、ボルトニャンスキー、チャイコフスキー、グレチャニノフ、ラフマニノフといったロシアの作曲家の作品も含まれており、演奏にはさまざまなソリスト、合唱団がゲスト参加しています。
※録音:2012年~2014年、聖シュテファン大聖堂(ハンガリー、ブダペスト)
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BMCCD218
【旧譜】
¥2500
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ラースロー・シャーリ(1940-):ヒュペーリオンの運命の歌
そこにはいつもあるものだけがある
(There's only ever what there is)(2005)
ストラヴィンスキーの思い出に(1980-2001)
イクストランへの旅(1980)
ヒュペーリオンの運命の歌(1985-86)
最後の旅(El viaje definitivo)(1992)
ルードゥス・コラリス(2013)
ヘクサグラム(1988) |
ゲーザ・ゲーメシ(指揮)
BHKZアカデミー
スコラ・カントルム・ブダペスティエンシスほか |
現代ハンガリーを代表する作曲家ラースロー・シャーリ(1940-)の、有名な詩人の詩に基づいた作品を集めた1枚。
「神聖なものの世界にはいつも興味がある」と述べる作曲家がヘルダーリンの詩にインスピレーションを得た大作《ヒュペーリオンの運命の歌》(24の弦楽器のために書かれた20分超の作品)を中心として、スペインの詩人フアン・ラモン・ヒメネスやハンガリーの詩人ヴェレシュ・シャーンドルの詩に基づく作品をその前後に配置し、幅広い年代の作品を聞かせる構成となっています。
※録音:2009年~2014年(ハンガリー、ブダペスト)
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DELPHIAN
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DCD34257
(2CD)
特別価格 ¥3600
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J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(アコーディオン版)
CD1 アリア、変奏1~15
CD2 変奏16~30、アリア・ダ・カーポ |
サムエーレ・テラーリ(アコーディオン) |
若き才能を発掘するYCATシリーズ第4弾!
アコーディオン版「ゴルトベルク変奏曲」!
☆2019年YCAT国際オーディション入賞!
☆イタリアの鬼才アコーディオン奏者、サムエーレ・テラーリが華麗に彩る「ゴルトベルク変奏曲」!
エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル、Delphian(デルフィアン)が、ショーン・シベ、ピーター・ムーア、ドーリック弦楽四重奏団、ティモシー・リダウトなどの素晴らしき才能を発掘してきたイギリスのアーティスト・マネジメント「YCAT(Young
Classical Artists Trust)」と提携。今後3年間で9人のアルバムを予定しているDelphianとYCATとのコラボレーション・シリーズ。
シリーズ第4弾は、イタリアのスポレート出身、2019年のYCAT国際オーディションで入賞し、YCATアーティストとして国際的に活躍するアコーディオンの鬼才、サムエーレ・テラーリが登場!
それ以前にも2018年Arassate-Hiria国際アコーディオン・コンクール(スペイン)や2013年'Citta
di Castelfidardo'国際コンクール(イタリア)などで第1位を獲得してきたサムエーレ・テラーリ。
レパートリーはアコーディオンのためのオリジナル作品(グバイドゥーリナ、ドナトーニ、マントヴァーニ、ベリオ等)から、バッハ、ムソルグスキー、リゲティ、シューベルトなどの作品のトランスクリプションまで多岐にわたります。
これまでコンサートで何度もバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を取り上げてきたテラーリが、ようやくレコーディングのヴァージョンで完成させることができると取り組んだこのアルバム。
万華鏡のように常に新鮮なこの作品を構想するには、テラーリの楽器が欠かせません。アコーディオンの蛇腹は、ゆっくりとした変奏ではダイナミックなコントラストを強調し、きらびやかで速い変奏では、流れるような純粋なヴィルトゥオージティが力を発揮。
バッハの不朽の名作がここでは新たな光を放ち、鍵盤の器用さと弦楽器のような表現力が、テラーリの解釈の繊細さと完璧なコントロールによって高められています。
※録音:2020年8月25日-27日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)

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NOVANTIQUA RECORDS
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NA25
(2CD)
特別価格
¥3600 →\3290
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イタリアのリュート界の世界的巨匠、アルベルト・クルニョーラ
J.S.バッハ:リュート独奏のための作品全集
ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
前奏曲ハ短調 BWV.999
組曲ト短調 BWV.995
前奏曲、フーガとアレグロ変ホ長調 BWV.998
組曲ハ短調 BWV.997
組曲ホ短調 BWV.996
組曲ホ長調 BWV.1006a |
アルベルト・クルニョーラ(リュート) |
イタリア・リュート界の巨匠クルニョーラ。その集大成であり、新たな探求の幕開けとなるバッハ!
イタリアのリュート界の世界的巨匠、アルベルト・クルニョーラによる、「リュート組曲」を含むバッハのリュート独奏作品の全曲録音!
パオロ・ケリーチやエドゥアルド・エグエスといった巨匠たちの薫陶を受け、1996年から2010年まで中世&ルネサンス音楽の演奏を目的とするフロリレジオ・アンサンブルのメンバーとしても活躍したクルニョーラ。
このバッハのリュート独奏作品全集はクルニョーラ自身の演奏活動の集大成として、同時に新たな音楽探求の第1歩として録音された同氏にとって記念碑的録音となった名演です。
プロデューサーとエンジニアは旧シンフォニア・レーベルのロベルト・メオとシグリット・リーの2人が担当。イタリア古楽界の伝説的レーベルの流れを汲む味わい深きバッハ・アルバムです。
※録音:2016年6月18日-23日、サン・ピエトロ・エ・ミケーレ教会(ピサ、イタリア)

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レーヴァ:沈黙の翼
第1部「ディアローギ」
第2部「自我の反映」 |
イヴァーノ・レーヴァ(ピアノ)、
クラングファーベン・クヮルテット
〔セルジオ・カルネヴァーレ(ヴァイオリン)、
イザベラ・パルミチャーノ(ヴァイオリン)、
ツヴェタンカ・アサトリャン(ヴィオラ)、
シルヴィア・ファシャーノ(チェロ)〕 |
イタリア、ナポリ出身のコンポーザー=ピアニスト、インプロヴァイザー、イヴァーノ・レーヴァ(1975-)が、ピアノと弦楽四重奏のために作曲した2部で構成される作品の世界初録音。
相反する対話と沈黙の共存を作品の中で表現しようとしています。
※録音:2015年(イタリア)
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「トゥスカーニア」シリーズ最新作
フィレンツェでのモーツァルト~ナルディーニとモーツァルト
モーツァルト:
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番ト長調
K.423、
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番変ロ長調
K.424
ナルディーニ:2本のヴィオラのためのソナタ集(第1番~第6番) |
アンサンブル・アルラウネ
〔クララ・フランシスカ・シェーテンザック(ヴァイオリン)、
ステーファノ・ザノビーニ(ヴィオラ)、
ヒルデガルド・クーエン(ヴィオラ)〕 |
2人の天才ナルディーニとモーツァルト。ロックダウン中に録音されたトゥスカーニア最新作!
イタリアのトスカーナ地方出身の作曲家とその同世代の作曲家の作品を組み合わせる「トゥスカーニア」シリーズの最新作として登場するのは、リヴォルノ出身の音楽家ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793)とモーツァルト!
2020年の春、ロックダウンにより多くの制限がある中でレコーディングが行われたこの「フィレンツェでのモーツァルト」で取り上げられたのは「二重奏」。
短期間ではあるものの、トスカーナ大公国のフィレンツェに父レオポルトと共に滞在していたモーツァルト。
ナルディーニは友人でもあったレオポルトからそのヴァイオリニストとしての実力を高く評価されており、モーツァルト父子と繋がりを持っていたことが知られています。
トスカーナ大公のカペルマイスターを務めたナルディーニとモーツァルトの関係を、アンサンブル・アルラウネがピリオド楽器、ヴェルディ・ピッチ(432Hz)での演奏で表現します。
※録音:2020年、ピエヴェッキア(イタリア)

ヴァイオリニスト、ナルディーニはレオポルト・モーツァルトの称賛を受けており、自身も優れたヴァイオリニストであったレオポルトは、ナルディーニの演奏についてこう書き残している。
「彼の音色の美しさ、純粋さ、均一さ、そして彼のカンタービレが持つ味を超えるものはない。しかし彼は難技巧を駆使しているわけではないのだ。」
レオポルト・モーツァルトの友人でもあったナルディーニは、息子のヴォルフガングが1770年から1771年にかけて初めてイタリアを訪れ、宮廷で職探しをしている姿を目の当たりにしている。

「トゥスカーニア」シリーズ、第2巻は先日ご紹介、第1巻は下記、今回初紹介。
トゥスカーニア Vol.1・2
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NA17
(2CD)
特別価格
¥3600 →\3290
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今回初紹介!
トゥスカーニア Vol.1 ~ カンビーニ&ボッケリーニ
カンビーニ:演奏会用四重奏曲 Op.21
ボッケリーニ:ヴィオラとチェロのための二重奏曲 |
アンサンブル・アルラウネ
〔クララ・フランシスカ・シェーテンザック(ヴァイオリン)、
ステーファノ・ザノビーニ(ヴィオラ)、
ヒルデガルド・クーエン(ヴィオラ)、
アウグスト・ガスバッリ(チェロ)〕 |
現在のトスカーナ州のリヴォルノで生まれ、アフリカ旅行中に海賊に襲撃され数年間奴隷として過ごした後に解放され、パリで大成する(その後没落)という波乱の生涯を送ったイタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746-1825)。
カンビーニとのカップリングに選ばれたのはボッケリーニの二重奏曲。共にイタリアで生まれ、他国で名声を確立した2人の音楽家の作品の共通点とコントラストを探る好プログラムです。
演奏、録音にはピリオド楽器を使用し、ピッチは「ヴェルディ・ピッチ」とも呼ばれる432Hzを採用しています。
※録音:2016年9月、ピエヴェッキア教会(イタリア)
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トゥスカーニア Vol.2 ~ カンビーニ&モーツァルト
カンビーニ:
2本のヴィオラのためのデュオ・コンチェルタンテ(世界初録音)
モーツァルト:
歌劇《魔笛》(1792年編曲)より、何と美しい絵姿、
もう会えないのか?、誰にも恋の喜びはある、
この道の先に目的地があります、
恋を知る男たちは、僧たちの行進曲< |
アンサンブル・アルラウネ
〔ステーファノ・ザンビーニ(ヴィオラ)、
ヒルデガルド・クーエン(ヴィオラ)〕
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海賊に襲われ奴隷になるなど波乱の生涯を送ったカンビーニ。モーツァルトの「魔笛」の編曲とのユニークなカップリング!
アフリカ旅行中に海賊に襲撃され数年間奴隷として苦難の時を過ごしたというエピソードを持つ18世紀~19世紀イタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746-1825)が、パリ移住後に発表した世界初録音となる「デュオ・コンチェルタンテ」と、1792年に行われ編曲者不詳のモーツァルトの「魔笛」のヴィオラ二重奏版を組み合わせたユニークなプログラム。
大成しなかったナポリ時代からは一転して移住先のパリで才能を花開かせたものの、フランス革命の時期を境としてその人気は急落。
不遇な余生を過ごしたとされるカンビーニの音楽が、モーツァルトの「魔笛」のアリアからの編曲と交互に演奏されることにより、その魅力がさらに引き立てられています。
デトモルト音楽大学で今井信子に、ニュルンベルク音楽大学でハンス・コールハーゼに師事したステーファノ・ザンビーニと、ドイツの女流ヴィオリスト、ヒルデガルド・クーエンのアンサンブルは絶妙です。
ちなみに使用楽器はピリオド楽器、ピッチは「ヴェルディ・ピッチ」としても有名な432Hzです。
※録音:2017年8月、ピエヴェッキア教会(イタリア)
海賊にひどい仕打ちを受けるカンビーニを描いた絵か?
フランス革命の時期になると、カンビーニは愛国的な作品や賛美歌などを多く発表していったが、次第に人気は低迷し、以後不遇な生活を送るようになる。
1800年以降にどのような生活を送ったかについては資料がないため不明であるが、1825年に精神病院で死んでいるのが発見された。
パリで紛失した協奏交響曲について
1778年にモーツァルトはパリのコンセール・スピリチュエルの演奏会で交響曲第31番『パリ』と協奏交響曲を作曲した。
交響曲第31番は7月に演奏されたが、協奏交響曲の方は、初演直前に楽譜が行方不明となってしまった。
1778年5月1日の父レオポルト宛ての手紙において、モーツァルトはカンビー二の妨害ではないかと疑い、またその理由を次のように記している:
初めて会った時、何も知らずにしたとはいえ、僕はカンビーニをひどい目にあわせたのです。
この人の四重奏の1つをぼくは聴いたことがあります。とてもきれいな作品で、なかなかいい曲です。
ぼくはカンビーニに、あれは良い曲だとほめ、始めの方を弾いて聴かせました。
ところがそこにリッターとラムとプントがいて、いつまでもぼくの演奏を止めさせないのです。
カンビーニが、知らないところは自分で作って弾けばいいというので、ぼくはそうしました。すると、彼は「こいつはすごいやつだ!」などと言ってすっかり度を失ってしまいました。
こんな事があったのであの人はきっと、いい気持ちはしなかったと思います。
しかし、カンビーニはモーツァルトを高く評価しており、その作品を筆写していることや、本人が明確に否定していることなどからも、妨害の犯人が彼である可能性は高くない。
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ミュージック・フォー・ツー Vol.1
ルクレール:
2本のヴァイオリンのためのソナタ ホ短調
Op.3-5、
2本のヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調
Op.3-4、
2本のヴァイオリンのためのソナタ ニ長調
Op.3-6
マルティノフ:
2本のヴァイオリンのためのバロック組曲第1番(世界初録音) |
アントン・マルティノフ(ヴァイオリン)
クレメナ・ニコロワ(ヴァイオリン) |
バロック音楽、クラシック音楽、ロマン派音楽、現代音楽を融合させた複数のプログラムで構成される革新的なプロジェクト「ミュージック・フォー・ツー(Music
for Two)」の第1巻。
第2巻(NA23)と同じルクレール&アントン・マルティノフ(1969-)という組み合わせの第1巻には、鬼才マルティノフの「バロック組曲第1番」を収録。
鬼才とブルガリアの才女、ルクレールとマルティノフのコラボレーションが独特の世界を創り上げています。
※録音:ヴィチェンツァ(イタリア)
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前奏曲とカンシオーネス
ザーゴ:
若い巡礼者たち/セビリアの子守歌/
アンダ、ヤレオ/ゾロンゴ/ドン・ボイソのロマンス/
三枚の葉っぱ/モンレオンの少年たち/
ハエンの女たち/ラ・タララ/4人のラバ追い人/
トランプの王様たち/チニタスのカフェ/18世紀のセビリア人 |
マリーナ・コンパラート(メゾ・ソプラノ)
マルコ・ミーニャ(ギター) |
ジョージ・ベンジャミンが審査員を務めた2003年度の武満徹作曲賞で第3位に入賞したイタリアの作曲家、ヴィットーリオ・ザーゴ(1967-)が生み出した、スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカへのオマージュ・プログラム。
13曲全てにフェデリコ・ガルシア・ロルカの詩が用いられています。
※録音:2018年、タイムライン・レコーディング・スタジオ
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B RECORDS
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AIMER A LOISIR 思うがままに愛する オルセー=ロワイヨモン・アカデミー歌曲コンサート・シリーズ
ジャック・イベール(1890-1962): ドン・キホーテの4つの歌
(1932)
1. Chanson du depart de Don Quichotte
ドン・キホーテの旅立ちの歌 /
2. Chanson a Dulcinee ドゥルシネア姫の歌
/ 3. Chanson du Duc 公爵の歌 /
4. Chanson de la mort de Don Quichotte
ドン・キホーテの死の歌
5. フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):In der
Fruhe 明け方に(1888)
6. ロベルト・シューマン(1810-1856): Dichters
Genesungs 詩人の目覚め Op. 36 No. 5(1840)
7. ヴォルフ: 別れ(1888)
アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871-1942):
5つの歌(1895-1896)
8. Orientalisches Sonnet 東洋風のソネット
/ 9. SuBe, suBe Sommernacht 甘い、甘い夏の夜
/
10. Herbsten 秋 / 11. Nun schwillt der
See so bang 湖はいま不安にゆれている /
12. Der Tag wird kuhl, der Tag wird blaB
日が暮れて、涼しさを帯びる
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
13. La cloche 鐘(1855) / 14. Tristesse
悲しみ(1868) / 15. Soiree en mer 海の夕暮れ(1862)
アンリ・デュパルク(1848-1933):
16. Au pays ou se fait la guerre 戦のある国へ
(1870) / 17. La vie anterieure 前世(1884)
/
18. L'invitation au voyage 旅への誘い(1870)
/ 19. Phidyle フィディレ(1882)
20. エルネスト・ショーソン(1855-1899):
Hebe エベ(1882)
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
21. Clair de lune 月の光 Op. 46 No.
2 / 22. Dans la foret de septembre 9月の森で
Op. 85 No. 1
モーリス・ラヴェル(1875-1937): Cinq Melodies
populaires grecques 5つのギリシャ民謡
23. Chanson de la mariee 花嫁の目覚め
/ 24. La-bas, vers l'eglise 向こうの教会へ
/
25. Quel galant m'est comparable 私と比べられる男前はだれなんだ?
/
26. Chanson des cueilleuses de lentisques
乳香を集める女たちの歌 / 27. Tout gai ! 何と楽しい! |
ミハイル・ティモシェンコ(バス・バリトン)‛&1-7、エリツァ・デセヴァ(ピアノ)
‛&1-7、
カエリグ・ボシェ(テノール)‛&8-15、エレノラ・ペルツ(ピアノ)‛&8-15、
アクセル・ファニョ(ソプラノ)‛&16-19、アドリアーノ・スパムパナト(ピアノ)‛&16-19、
グレース・ダーラム(メゾ・ソプラノ)‛&20-27、エドワード・リダル(ピアノ)‛&20-27 |
録音 2021年2月7日(ライヴ) Academie Orsay-Royaumont(フランス)
毎年、オルセー=ロワイヨモン・アカデミーで開催される歌曲リサイタル。
こちらは2021年2月に行われたコンサートの模様を収録した1枚。
今回も4組の歌手とピアニストがフランス近代歌曲を中心に、ヴォルフ、シューマン、ツェムリンスキーの歌曲まで、素晴らしい演奏を披露しました。
ティモシェンコはロシア出身のバス・バリトン。2015年から2017年までパリ国立オペラ・アカデミーのメンバーとなり、数多くの舞台に立ちました。カエリグ・ボシェはブルターニュ出身。
2020/21年からオルセー=ロワイモヨン・アカデミーの会員になっています。アクセル・ファニョはすでにフランス内外で高い評価を受けているソプラノ。
2020/21年からはエルヴェ・ニケとル・コンセール・スピチュアルと共演し、新たなプロジェクトに挑戦しています。メゾ・ソプラノのグレース・ダーラムはロンドン出身、バロック系の作品と20世紀フランスのレパートリーで定評ある歌手です。
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<映像>
NIFC(DVD-PAL)(映像)
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ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921)の歌劇《ゴプラナ》
ジェレンスキ:歌劇《ゴプラナ》
(3幕のロマンティック・オペラ) |
グジェゴシュ・ノヴァク(指揮)
ポーランド国立歌劇場テアトル・ヴィエルキ合唱団&管弦楽団 |
ジェレンスキとパデレフスキ!ポーランド・オペラ2作品のDVD!
☆2017年国際オペラ賞の最優秀再発見作品部門受賞!
☆19世紀のポーランド・ロマンティシズムの中心的役割を担った作曲家、ヴワディスワフ・ジェレンスキの歌劇《ゴプラナ》!
ポーランドの2つの主要な音楽文化機関、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)とポーランド国立歌劇場「テアトル・ヴィエルキ」の継続的な協力関係の賜物としてリリースされる知られざるポーランド・オペラの映像作品。
ワルシャワ音楽院の教師、ワルシャワ音楽協会の芸術監督、クラクフ音楽アカデミーの院長を歴任し、19世紀のポーランド・ロマンティシズムの中心的役割を担った作曲家ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921)の歌劇《ゴプラナ》。
指揮はグジェゴシュ・ノヴァク、演出はヤヌシュ・ヴィシニェフスキが担当し、2017年に名誉ある国際オペラ賞の最優秀再発見作品部門を受賞しています。
リリシズム溢れる音楽と伝統的な伝説や壮大なポーランド文学に浸った「非現存の世界」をお楽しみください。
※当タイトルはPAL方式に対応したプレーヤー、PCでのみ再生可能です。予めご了承下さい。
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イグナツィ・パデレフスキが作曲した唯一の歌劇《マンル》!
パデレフスキ:歌劇 《マンル》(3幕オペラ) |
グジェゴシュ・ノヴァク(指揮)
ポーランド国立歌劇場テアトル・ヴィエルキ合唱団&管弦楽団 |
☆優れたコンポーザー=ピアニストであり、政治家としても活躍した偉人イグナツィ・パデレフスキが作曲した唯一の歌劇《マンル》!
ポーランドの2つの主要な音楽文化機関、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)とポーランド国立歌劇場「テアトル・ヴィエルキ」の継続的な協力関係の賜物としてリリースされる知られざるポーランド・オペラの映像作品。
ショパン以降のポーランドにおける最も優れたコンポーザー=ピアニストであり、同国の首相や外務大臣を務めるなど政治家としても活躍した偉人イグナツィ・パデレフスキ(1860-1941)が作曲した唯一の歌劇《マンル》。
ワーグナーの影響を受けた作品で、ライトモティーフの手法が取り入れられています。ドレスデンにおける初演(1901年)は大成功で、その後のポーランドやアメリカでの上演含め、パデレフスキ自身非常に満足していたようです。
内容は不寛容と文化の違いがもたらす結果を描いた苦い物語で、マレク・ヴァイスの演出により、現実に対する考察を促すような、パワフルで示唆に富むものに仕上がっています。
※当タイトルはPAL方式に対応したプレーヤー、PCでのみ再生可能です。予めご了承下さい。
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7/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 165SABD
(Blu-ray Disc Audio
+SACD HYBRID)
¥4000
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慰め
1.アンデシュ・ヨルミン(1957–):主の道を知れ(Sci
vias domini)
2.オストラ(ノルウェー)伝承の賛美歌(歌集『Folgesvenner』):今、陽が昇る(Nu
rinder solen opp)
3.エストニア・ノアローツィ(スウェーデン)伝承の賛美歌(アンナ・マリア・フリーマン
編曲):
アッバ、優しき心の父よ(Abba, hjartans
Fader god)
4.エストニア・ノアローツィ(スウェーデン)
伝承の賛美歌(アンナ・マリア・フリーマン
編曲)(イントロ:マッツ・アイレットセン):
また一日が過ぎていった(Nu haver denna
dag)
5.アンドルー・スミス(1970–):慈しみと愛のあるところ(Ubi
caritas)
6.ナルヨルデ(ノルウェー)伝承の子守歌(リン・アンドレーア・フグルセット、トリグヴェ・サイム
編曲):
ねんねんころり(Bysjan, bysjan)
7.ヴェストフォルのアンデブー(ノルウェー)
伝承の賛美歌(トーネ・クローン、トリグヴェ・サイム、マッツ・アイレットセン
編曲):
われら主の晩餐へ(Ska vi ustridig hist)
8. 中世ドイツ・オーストリアの賛美歌(『ノルウェー賛美歌集』)(リン・アンドレーア・フグルセット
編曲):
キリストはよみがえりぬ(Krist er oppstanden)
9.オステルダーレン(ノルウェー)
伝承の子守歌(リン・アンドレーア・フグルセット
編曲)(イントロ:マッツ・アイレットセン):
おねむりわが子(So ro, liten tull)
10.グーブランスダーレン(ノルウェー)伝承の子守歌(リン・アンドレーア・フグルセット
編曲):
子守歌「太陽が谷間にしずんでゆく」(Bansull)
11.エストニア・スール=パクリ(スウェーデン)
伝承の賛美歌(リン・アンドレーア・フグルセット、トリグヴェ・サイム
編曲):
来れ精霊よ(Kom, helge Ande)
12. 伝承曲(トリオ・メディイーヴァル 編曲):リム・リーマ(Limu
lima)
Solbonn(太陽の祈り)(テレマルク(ノルウェー)伝承曲)
Limu limu lima(リム・リム・リーマ)(スウェーデン伝承曲)
Vysssa lulla(ヴュッサ・ルッラ)(おやすみ、かわいいわが子)(スウェーデン伝承の子守歌)
13.スウェーデン伝承の歌(オステルヨートランド・ヴレタ修道院)
(アンナ・マリア・フリーマン、マッツ・アイレットセン
編曲):
この自然には(I hela naturen)
14.エストニア・ノアローツィ(スウェーデン)伝承の賛美歌:神を讃えよ(Pris
vare Gud)
15.シニッカ・ランゲラン(1961–)(作詞・作曲):弟のこころ(Lillebrors
hjerte)
16.アンデシュ・ヨルミン(1957–)(作詞・作曲):夜のつばさ(Nattens
vingar) |
トリオ・メディイーヴァル
【アンナ・マリア・フリーマン、リン・アンドレーア・フグルセット、ヨールン・ロヴィーセ・フーサン】
マッツ・アイレットセン(ベース) トリグヴェ・サイム(サクソフォーン) |
ECMからヒット作を生み出してきたノルウェーのヴォーカルアンサンブル「トリオ・メディイーヴァル」2L初登場!時代を超えた「慰めとやすらぎ」を与えるアルバム超高音質録音で聴く賛美歌と子守歌のコレクション
録音:2020年10月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel
DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD]
[Disc 2: Blu-ray: 5.1 Dolby TrueHD (24bit/192kHz),
7.1.4. Auro-3D (96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos
(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle:
MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide]
ノルウェーのヴォーカルアンサンブル「トリオ・メディイーヴァル(トリオ・メディーヴァル)
Trio Mediæval」は、1997年に結成し、2001年のアルバム第1作『Words
of the Angel』で一躍、国際的に知られる存在になりました。
リン・アンドレーア・フグルセット Linn Andrea
Fuglseth とアンナ・マリア・フリーマン Anna
Maria Friman は創設メンバー。
ヨールン・ロヴィーセ・フーサン Jorunn Lovise
Fusan が、2018年に新たなメンバーとして加わりました。『慰め(Solacium)』は、ECM
Records で8枚のアルバムを作ってきた彼らの初めての
2L レーベルへの録音です。
賛美歌と子守歌のコレクション。誰が最初に歌ったのか知る由もない伝承の歌、何について歌ったかも定かでない歌。
「時代を超えた」これらの歌は、いつとも知れない過去とこれからの未来をつなぐ鎖として、わたしたちに「慰めとやすらぎ」を与えつづけます。
このアルバムでは、スウェーデンのベーシスト、アンデシュ・ヨルミン
Anders Jormin とノルウェーのトラッド・ミュージシャン、シニッカ・ランゲラン
Sinikka Langeland の新しい子守歌も歌われます。
どちらも自分たちの子供への「ちょっとした贈り物」として作られた作品です。
オスロのソフィエンベルグ教会で行われた録音セッションには、ベースのマッツ・アイレットセンMats
Eilertsen とサックスのトリグヴェ・サイム
Trygve Seim という「父親ふたり」も参加しました。
トリオ・メディイーヴァルとともに、COVID-19
の今、いろいろな垣根をとりはらい、共通する人間性への讃歌を歌いあげています。
[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure
Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray
プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください]

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ET’CETERA
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私的演奏協会の音楽 Vol.6
レーガー:ロマンティックな組曲
(シェーンベルク&ルドルフ・コーリッシュ編/室内アンサンブル版)
ウェーンベルン:パッサカリア Op.1
(ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)
ツェムリンスキー:詩篇第23篇
(ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)
ウェーベルン:「2つの歌 Op.8」、「4つの歌
Op13」 |
ヘンク・グイタルト(指揮)
グルッポ・モンテベロ
アンナ・ルツィア・リヒター(ソプラノ) |
2021/8/2追記
近年クルレンツィス&ムジカエテルナと頻繁に共演するなど人気急上昇中のドイツの名歌手、アンナ・ルツィア・リヒター(アンナ・ルチア・リヒター)が歌うウェーベルンの「2つの歌
Op.8」、「4つの歌 Op13」の追加収録も決定いたしました。リヒターは2020年の春からはメゾ・ソプラノへと転向しているため、今回の録音がソプラノ時代の最後の録音の1つとなるとのことです。
「私的演奏協会の音楽」第6弾!グイタルトによる、ウェーンベルン!
☆グルッポ・モンテベロによる、人気室内アンサンブル・アレンジ・シリーズ第6弾!
☆新ウィーン学派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトによるウェーンベルンの《パッサカリア》!
シェーンベルクが1918年に設立し、自身と同時代の作曲家の交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた「私的演奏協会」。その演奏会は、最終的には計113回も開かれたということです。
『私的演奏協会の音楽』は、シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」によって、シェーンベルクの仲間や弟子たちがアレンジした様々な室内楽バージョンを取り上げ、「私的演奏協会」の音楽を現代に再現するという人気シリーズです。
第6弾となる今回は、「私的演奏協会」の設立者であるシェーンベルクが編曲した、レーガーの《ロマンティックな組曲》はもちろんのこと、新ウィーン学派を得意とするヘンク・グイタルトとグルッポ・モンテベロの編曲によるウェーンベルンも収録され充実の内容です!
グルッポ・モンテベロの巧みなアンサンブルをご堪能ください!

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夢のあと ~ヴァイオリンとピアノのための作品集
フォーレ:夢のあと/
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ・ワルツOp.7/
エルガー:愛の挨拶 Op.12/
ブラームス:スケルツォ Wo.2/
チャイコフスキー:感傷的なワルツ/
パガニーニ:カンタービレ MS 109/
ラヴェル:フォーレの名による子守歌/
シモネッティ:マドリガル/
パガニーニ:カンタービレとワルツ Op.19/
ファリャ(クライスラー編):歌劇《はかなき人生》よりスペイン舞曲/
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/
トセリ:嘆きのセレナーデ/
パラディス:シチリアーノ/
サラサーテ:マラゲーニャ Op.21-14/
ショスタコーヴィチ:組曲《馬あぶ》よりロマンス |
カルロス・ダマス(ヴァイオリン)
アンナ・トマシク(ピアノ) |
ポルトガルを代表するヴァイオリニスト、カルロス・ダマスのヴァイオリン名曲小品集!
1973年生まれ、ポルトガルを代表するヴァイオリニストの一人、カルロス・ダマスは、パリ音楽院でジャクリーン・ルフェーヴルとイヴリー・ギトリスの下で学び、英グラモフォン誌と英ストラッド誌からは、「フリッツ・クライスラーの作品の最高の解釈者の一人」と評価されました。
今回のアルバムでも、クライスラーの編曲したファリャのスペイン舞曲を取り上げています。
また、その他の収録曲も、ロマンティックな作品を中心にしており、まさにカルロス・ダマスの魅力をたっぷりと堪能出来る内容となっています。
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クロスロード
テロ・ラヌ:イントロダクション・アンド・ダンス(2007)
ウィルマ・ピストリアス:クロスロード(2019)、クロスロードⅡ
カルロ・ディアス:リユース・ミュージックⅠ(2017)
ウィルマ・ピストリアス:クロスロードⅢ、クロスロードⅣ
ティモ・キティラ:オッズ・アンド・エンズ(2017)
ウィルマ・ピストリアス:クロスロードⅤ、クロスロードⅥ
カルロ・ディアス:リユース・ミュージックⅡ
ウィルマ・ピストリアス:クロスロードⅦ、クロスロードⅧ
エートゥ・レフトネン:ワームホール(2017)
パヴェウ・ムィキェティン:ラ・ストラーダ(1991) |
アグリー・パグ
〔ユホ・ミーリラ
(リコーダー、エレクトリック・ギター、
ライヴ・エレクトロニクス)、
ミロン・アンドレス(ヴィオール、ビウエラ)、
ウェズリー・シェン(チェンバロ)〕 |
アグリー・パグはアムステルダムを中心に活動しているトリオで、2014年に現代音楽を演奏することを目的に結成されました。
彼らは古楽器を用いて、現代作曲家の作品を演奏することによって、今までにない時代を超えた新しい音作りを行うことを可能にしました。
過去と現代の音楽の融合をお楽しみ下さい。
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NOVANTIQUA RECORDS
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NA20
(2CD)
特別価格 ¥3600 →\3290
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エウローパ・ガランテの首席チェリスト!アンドリアーニ
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第2番ト短調
Op.5-2/
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/チェロ・ソナタ第4番ハ長調
Op.102-1/
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2 |
アレッサンドロ・アンドリアーニ(チェロ/フェルディナンド・ガリアーノ1782年製)
マリオ・ソラッツォ(フォルテピアノ/ヨーゼフ・ブロッドマン1805年頃製作&ヨハン・シャンツ1820年頃製作) |
エウローパ・ガランテの首席チェリスト!アンドリアーニの革新的なベートーヴェン!
ファビオ・ビオンディのエウローパ・ガランテで首席チェロ奏者という大役を任されているイタリアの名手、アレッサンドロ・アンドリアーニが、イタリコ・スプレンドールなどで鍵盤楽器奏者として活躍する同じくイタリアの奇才マリオ・ソラッツォとのデュオで繰り広げるベートーヴェンのソナタ全集!
アンドリアーニとソラッツォのデュオは世界的にも珍しいオリジナルのピリオド楽器、フェルナンド・ガリアーノ製作のチェロ、ヨーゼフ・ブロッドマン製作とヨハン・シャンツ製作の2台のフォルテピアノを用いてベートーヴェンのチェロ・ソナタを独創的な解釈で演奏しています。
ベートーヴェンのチェロ・ソナタのイメージを刷新し、「名曲」が「新曲」のように聞こえるようになる個性豊かで実に革新的な録音です。
エウローパ・ガランテの名手によるベートーヴェン、ご期待下さい!
※録音:2019年11月5日-9日、アッバツィア・サン・マルティーノ・デッレ・スカーレ(モンレアーレ、イタリア)

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音楽と体制 Vol.3 ~ ナチス時代の退廃音楽
ツェムリンスキー:至るところに5月の花が咲き
ウルマン:秋
テュベルク:弦楽六重奏曲 |
アンサンブル・アルラウネ |
政治権力が人種的、政治的な理由で特定の文化を否定し、多くの芸術、音楽が「退廃」の烙印を押されてしまったナチス政権下のドイツ。
このナチス政権下の困難な時代において禁じられた音楽の発掘と再評価を進める「音楽と体制」シリーズの第3集は、ツェムリンスキー、ウルマン、そしてテュベルク(タイベルクとも)の3作品を収録。
ウィーン、その後はアメリカへと逃れて生き延びたツェムリンスキーに対し、アウシュヴィッツ強制収容所で命を落としたウルマンとテュベルク。
イタリアのアンサンブル・アルラウネが、歴史に翻弄された音楽家たちの作品を表舞台へと引き戻してくれています。
※録音:2018年3月&10月
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フラグメンツ ~ ルチアーノ:クラリネットのための室内楽作品集
ストラヴィンスキーの《3つの小品》による即興的変奏曲/
2つのオマージュ的小品/2つの現代的練習曲/
幻想曲/断章/蚊/3つのディヴェルティメント/
4つのディヴェルティメント |
ルカ・ルチアーノ(クラリネット) |
イギリスのリーズ音楽大学においてクラシック、コンテンポラリー、ジャズの各ジャンルで高い学術的地位を授与されたイタリアのコンポーザー=クラリネッティスト、ルカ・ルチアーノの自作自演集。
英国クラリネット&サクソフォン協会からは「現代クラリネットの顔としての地位を確立した」と称されるなど絶賛されている実力者です。
※録音:2007年-2015年
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トゥスカーニア Vol.2 ~ カンビーニ&モーツァルト
カンビーニ:
2本のヴィオラのためのデュオ・コンチェルタンテ(世界初録音)
モーツァルト:
歌劇《魔笛》(1792年編曲)より、何と美しい絵姿、
もう会えないのか?、誰にも恋の喜びはある、
この道の先に目的地があります、
恋を知る男たちは、僧たちの行進曲< |
アンサンブル・アルラウネ
〔ステーファノ・ザンビーニ(ヴィオラ)、
ヒルデガルド・クーエン(ヴィオラ)〕
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海賊に襲われ奴隷になるなど波乱の生涯を送ったカンビーニ。モーツァルトの「魔笛」の編曲とのユニークなカップリング!
アフリカ旅行中に海賊に襲撃され数年間奴隷として苦難の時を過ごしたというエピソードを持つ18世紀~19世紀イタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746-1825)が、パリ移住後に発表した世界初録音となる「デュオ・コンチェルタンテ」と、1792年に行われ編曲者不詳のモーツァルトの「魔笛」のヴィオラ二重奏版を組み合わせたユニークなプログラム。
大成しなかったナポリ時代からは一転して移住先のパリで才能を花開かせたものの、フランス革命の時期を境としてその人気は急落。
不遇な余生を過ごしたとされるカンビーニの音楽が、モーツァルトの「魔笛」のアリアからの編曲と交互に演奏されることにより、その魅力がさらに引き立てられています。
デトモルト音楽大学で今井信子に、ニュルンベルク音楽大学でハンス・コールハーゼに師事したステーファノ・ザンビーニと、ドイツの女流ヴィオリスト、ヒルデガルド・クーエンのアンサンブルは絶妙です。
ちなみに使用楽器はピリオド楽器、ピッチは「ヴェルディ・ピッチ」としても有名な432Hzです。
※録音:2017年8月、ピエヴェッキア教会(イタリア)
海賊にひどい仕打ちを受けるカンビーニを描いた絵か?
フランス革命の時期になると、カンビーニは愛国的な作品や賛美歌などを多く発表していったが、次第に人気は低迷し、以後不遇な生活を送るようになる。
1800年以降にどのような生活を送ったかについては資料がないため不明であるが、1825年に精神病院で死んでいるのが発見された。
パリで紛失した協奏交響曲について
1778年にモーツァルトはパリのコンセール・スピリチュエルの演奏会で交響曲第31番『パリ』と協奏交響曲を作曲した。
交響曲第31番は7月に演奏されたが、協奏交響曲の方は、初演直前に楽譜が行方不明となってしまった。
1778年5月1日の父レオポルト宛ての手紙において、モーツァルトはカンビー二の妨害ではないかと疑い、またその理由を次のように記している:
初めて会った時、何も知らずにしたとはいえ、僕はカンビーニをひどい目にあわせたのです。
この人の四重奏の1つをぼくは聴いたことがあります。とてもきれいな作品で、なかなかいい曲です。
ぼくはカンビーニに、あれは良い曲だとほめ、始めの方を弾いて聴かせました。
ところがそこにリッターとラムとプントがいて、いつまでもぼくの演奏を止めさせないのです。
カンビーニが、知らないところは自分で作って弾けばいいというので、ぼくはそうしました。すると、彼は「こいつはすごいやつだ!」などと言ってすっかり度を失ってしまいました。
こんな事があったのであの人はきっと、いい気持ちはしなかったと思います。
しかし、カンビーニはモーツァルトを高く評価しており、その作品を筆写していることや、本人が明確に否定していることなどからも、妨害の犯人が彼である可能性は高くない。
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ミュージック・フォー・ツー Vol.2
ルクレール:2本のヴァイオリンのためのソナタ集
Op.3
マルティノフ:2本のヴァイオリンのためのバロック組曲第2番 |
アントン・マルティノフ(ヴァイオリン)
クレメナ・ニコロワ(ヴァイオリン) |
バロック音楽、クラシック音楽、ロマン派音楽、現代音楽を融合させた複数のプログラムで構成される革新的なプロジェクト「ミュージック・フォー・ツー(Music
for Two)」の第2巻は、ルクレールとマルティノフのカップリング。
2016年3月にパリで開催された音楽祭「ヴァイオリンの春」で初演された鬼才マルティノフの「バロック組曲第2番」は、初演後の評価が非常に高く、録音を望まれていた注目作です。
終曲にはブルガリアの伝統音楽に触発された「バロチャニーザ」という曲が置かれています。
鬼才マルティノフとデュオを組むのはブルガリアの才女クレメナ・ニコロワ。モダンとピリオドの両方を弾きこなし、ヨーロッパの様々なシーンで活躍中です。
※録音:2016年12月、ベースメント・スタジオ(ヴィチェンツァ、イタリア)
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セステット・ストラディヴァリ、ブラームスの2つの弦楽六重奏曲
ブラームス:
弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18
弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op.36 |
セステット・ストラディヴァリ |
セステット・ストラディヴァリ(ストラディヴァリ六重奏団)は、2001年12月、ローマのサンタンジェロ城で開催された国際音楽祭「ヴァイオリンの芸術(The
Art of the Violin)」のためのコンサートを機に、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の音楽家たちによって結成されたアンサンブル。
イタリアで最古と言われるオーケストラで活躍する名手たちのアンサンブルが取り上げるのは、ブラームスの2つの弦楽六重奏曲。
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の弦楽セクションの代名詞的な存在でもあるアンサンブルが、ドイツ・ロマン派の秀作を濃密に奏でます。
※録音:2017年1月17日-19日
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<メジャー・レーベル>
<LP>

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