≪第113号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2021/10/12~
10/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ARTE DELL’ARCO JAPAN
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鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ第42回定期演奏会
ハイドン:
(1)交響曲第103番 変ホ長調 Hob.I: 103「太鼓連打」
(2)ミサ曲 ハ長調 Hob.XXII: 9「太鼓ミサ」(戦時のミサ) |
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
(2)中江早希(ソプラノ独唱)
布施奈緒子(アルト独唱)
谷口洋介(テノール独唱)
小笠原美敬(バス独唱)
コーロ・リベロ・クラシコ(合唱) |
OLCの待望の新譜発売!ティンパニ大活躍の2曲、ハイドンのシンフォニー「太鼓連打」&「太鼓ミサ」を鈴木秀美率いるOLC、CLCとソリスト達の名唱でお届け!
ライヴ録音:2018年10月13日/上野学園 石橋メモリアルホール/録音:櫻井卓/DDD、73'14、日本語帯・解説・歌詞対訳付
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第42回定期演奏会を収録した当盤はティンパニが大活躍のハイドンの「太鼓連打」と「太鼓ミサ」!鈴木秀美率いるOLC、コーロ・リベロ・クラシコ(CLC)、そして実力派独唱者による演奏です!
導入部がティンパニの連打で始まる交響曲第103番「太鼓連打」。ティンパニ奏者、菅原淳が躍動感に溢れる演奏を展開し、この個性的な作品の魅力を際立たせております。
また、第3楽章のメヌエットのトリオでは、クラリネットが目立って現れるのも魅力。
そして、終楽章の冒頭のホルンのファンファーレもまたこの作品の華やかさを表現しております。ミサ曲
ハ長調 Hob.XXII: 9「戦時のミサ」、通称「太鼓ミサ」もまたティンパニが効果的にあらわれる作品。敬虔な雰囲気と戦争の雰囲気が交じり合ったミサ曲です。
合唱は声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」のメンバーを中心とした古楽のスペシャリスト達が集めって創設されたコーロ・リベロ・クラシコ(CLC)が担当。
また、独唱は圧倒的な歌唱力で注目されているソプラノ中江早希をはじめ、アルト布施奈緒子、テノール谷口洋介、バス小笠原美敬と実力派の歌手が揃いました。歌詞対訳付です。
ティンパニが意味深い箇所で登場するこの2大作品をOLCとCLC、そしてソリスト達の名唱でお楽しみください!
公演情報:
オーケストラ・リベラ・クラシカ 第45回定期
2021年11月12日(金)19:00開演 三鷹市芸術文化センター
演目:メンデルスゾーン:弦楽のためのシンフォニア第4番、第10番、第3番、断章(第13番)、第11番
鈴木秀美(指揮)、オーケストラ・リベラ・クラシカ

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ATMA CLASSIQUE
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バッハをめぐって ~木管五重奏によるバッハ
フーガ ト短調 BWV578
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
トッカータ ハ短調 BWV911
パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より シャコンヌ
ソナタ第1番 ト短調 BWV1001より フーガ
コラール「われ心よりこがれ望む」 BWV727
デイヴィッド・マスランカ (1943-2017):五重奏曲第3番 |
ペンタドル(木管五重奏) |
対位法的楽曲を選んでいきいきと演奏、木管五重奏によるバッハ
バッハのトッカータ、フーガ、ソナタ、パルティータ、コラールなどを木管五重奏のために編曲して演奏。アメリカの作曲家デイヴィッド・マスランカ(1943-2017)の五重奏曲第3番も収録されています。
1985年結成のペンタドルはカナダのユニークな木管五重奏団。
多様で独創的な室内楽のレパートリーを探求しており、カナダ国内はもとより、アメリカ、ヨーロッパ、中東など世界各地でツアーを行っています。
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プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ全集 第1集
10の小品 Op.12より 第1番「行進曲」 へ短調
ピアノ・ソナタ第1番 へ短調 Op.1
10の小品 Op.12より 第2番「ガヴォット」
ト短調
ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14
10の小品 Op.12より 第7番「前奏曲」 ハ長調
ピアノ・ソナタ第3番 イ短調 Op.28
4つの小品 Op.4より 第4番「悪魔的暗示」
ピアノ・ソナタ第4番 ハ短調 Op.29 |
デイヴィット・ジャルベール(ピアノ) |
カナダの名手がプロコフィエフに挑む!第1弾はロシア時代の作品
カナダの名手がプロコフィエフのピアノ・ソナタ全曲に取り組みます。全3集予定。第1集には、プロコフィエフが1918年に日本を経由してアメリカに渡る前のロシア時代に作曲した4つのピアノ・ソナタを収録。また4つの小品が組み合わされています。
デイヴィット・ジャルベールは1977年生まれのカナダのピアニスト。ジュリアード音楽院、グレン・グールド音楽院、モントリオール大学、ケベック音楽院で学びました。幅広いレパートリーを持ち、温かみのあるエレガントなスタイルで聴衆を魅了。
CBC が選ぶ「カナダのトップ・ピアニスト15人」のひとり。現在、オタワ大学でピアノ科准教授を務めています。
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合唱の芸術 第7集「クリスマス」 |
マティアス・マウテ(指揮)
アンサンブル・ヴォーカル・アーツ・ケベック |
プーランク:クリスマスのための4つのモテットより
O magnum mysterium
〈フランスのクリスマス・キャロル〉
フランツ・クサーヴァー・グルーバー:Douce
nuit, sainte nuit
イギリス民謡/ウィリアム・チャタートン・ディックス編:What
child is this?
ジョン・フランシス・ウェイド:Adeste
fideles
フランス民謡/ジャン=フランソワ・ダイグノー編:Trois
anges sont venus ce soir
アドルフ・アダム/ジャン=フランソワ・ダイグノー編:Minuit
chrétien
プーランク:クリスマスのための4つのモテットより
Quem vidistis pastores dicite
〈イギリスのクリスマス・キャロル〉
ヘンデル/マティアス・マウテ編:Joy to
the World
イギリス民謡/マティアス・マウテ編:It
Came Upon a Midnight Clear
ルイス・ヘンリー・レドナー:O little
town of Berthlehem
イギリス民謡/マティアス・マウテ編:I
Saw Three Ships Come Sailing In
イギリス民謡/マティアス・マウテ編:The
Twelve Days of Christmas
プーランク:クリスマスのための4 つのモテットより
Videntes stellam
〈ドイツのクリスマス・キャロル〉
J.S.バッハ:Ich steh an deiner Krippe
hier
ヘンデル:Tochter Zion freue dich
ドイツ民謡/プレトリウス編:Es ist ein
Ros entsprungen
ドイツ民謡:Es kommt ein Schiff geladen
ドイツ民謡/ステファン・クラース編:Maria
durch ein' Dornwald ging
プーランク:クリスマスのための4 つのモテットより
Hodie Christus natus est |
ACD2 2246から変更 (2021/10/18)
プーランクの名品を扉として歌われる各国のクリスマスの歌
フランス、イギリス、ドイツそれぞれのクリスマスの歌と、プーランクの美しい名品「クリスマスのための4つのモテット」が組み合わされて構成されたアルバムです。
アンサンブル・ヴォーカル・アーツ・ケベックは伝統的な合唱曲をレパートリーの柱とし、40年以上の歴史を持つ合唱団。
2018年より指揮者・作曲家・リコーダー&フルート奏者として活躍しているマティアス・マウテを芸術監督に迎えています。
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クリスマスへの道
パッヘルベル:Vom Himmel hoch/
ヴォーン=ウィリアムズ:Down in Yon Forest/
アダン:Minuit, chretien!/
ドンピエール:Les neiges d'antan/
作者不詳:Veni, veni Emmanuel/
ギャニオン:Venez, divin Messie/
ヴァイラウフ:Maria durch ein Dornwald
ging/
プレトリウス:Es ist ein Ros' entsprungen/
作者不詳:Angelus ad virginem/
ペットマン:Gabriel's Message/
ギャニオン:Dans le silence de la nuit/
レイモンド・ダヴェルイ:Sainte nuit/
ダカン/ラングレ編:Je suis l'archange
de Dieu/
レイモンド・ダヴェルイ:Les anges dans
nos campagnes/
ローション:Entre le boeuf et l'ane gris/
ラバディ:Cher Enfant qui vient de naitre/
シューベルト:Gott ist mein Hirt/
ティリー:D'ou viens-tu bergere?/
ダヴェルイ:Ca, bergers/
ラバディ:Silence, ciel! Silence, terre!/
ダヴェルイ:Il est ne le divin Enfant/
デラ:Bel astre que j'adore/
ノワイヨン:La Marche des Rois/
コルネリウス/プリューガー編:Die Konige,
Cornelius/
ストップフォード:Lulli, Lulla, Lullay/
フォルティエ:Les ames des justes/
ブリテン:A New Year Carol |
マリー=ニコレ・ルミュー(コントラルト)
ヴァレリー・ミロ(ハープ) リシャール・パレ(オルガン)
ベルナール・ラバディ(指揮) ラ・シャペル・ド・ケベック |
聖と俗、両方を深く見つめて作り上げたこだわりのクリスマス・アルバム
北米有数の合唱団「ラ・シャペル・ド・ケベック」が1985年に創設されて以来、長きにわたって音楽監督を続けているベルナール・ラバディが「音楽と詩と精神の3
つが幸福のもと組み合わされた、理想のクリスマス」と語るアルバム。
毎年クリスマスの時期に取り上げてきた歌を慎重に吟味し、コントラルト、ハープ、オルガン3人のゲストを交えながら構成されています。
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HAENSSLER
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HC 21054
(5CD+1DVD)
¥4400
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ハイドンのオラトリオがセットに!
『天地創造』・『四季』・『十字架上のキリストの最後の7
つの言葉』 |
CD 1&CD 2
ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI:
2
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、ミヒャエル・シャーデ(テノール)、
アンドレアス・シュミット(バス)
ヘルムート・リリング(指揮)、シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
録音:1993年9月27-30日/スタットハレ・ジンデルフィンゲン(ドイツ)
CD 3&CD 4
ハイドン:オラトリオ『四季』Hob.XXI:
3
アンネゲーア・シュトゥムフィウス(ソプラノ)、
アレクサンダー・スティーヴンソン(テノール)、ヴォルフガング・シェーネ(バス)
ヘルムート・リリング(指揮)、シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
録音:1992年1月/シュタットハレ・オーバーハウゼン(ドイツ)
CD 5
ハイドン:『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』
パメラ・コバーン(ソプラノ)、インゲボルク・ダンツ(アルト)、
ウーヴェ・ハイルマン(テノール)、アンドレアス・シュミット(バス)
ヘルムート・リリング(指揮)、シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
録音:1991年5月28 & 29日/聖ステパノ大聖堂
ハイドン:
『4つの秘跡のレスポンソリウム(ラウダ・シオン)』Hob.XXIIe
4 a-d
『めでたし、天の元后』イ長調 Hob.XXII
Ib-3*
インガ・ニルセン(ソプラノ)*、クリスティナ・ラキ(ソプラノ)、リア・ボレン(アルト)、
ハイナー・ホプフナー(テノール)、ギュンター・ライヒ(バス)
フリーダー・ベルニウス(指揮)、シュトゥットガルト室内合唱団、
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
録音:1981年/シュトゥットガルト、ハイルブロン
DVD
ハイドン: オラトリオ『四季』HobXXI: 3
アンネゲーア・シュトゥムフィウス(ソプラノ)、アレクサンダー・スティーヴンソン(テノール)、
ヴォルフガング・シェーネ(バス)、ヘルムート・リリング(指揮)、
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
録音:1992年1月/シュタットハレ・オーバーハウゼン(ドイツ)
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ボーナスDVD付!リリングの誉れ高い名演を集めたハイドンのオラトリオがセットになって登場!『天地創造』『四季』『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』を収録。
CD 1:56'00、CD 2:50'21、CD 3:69'35、CD
4:67'56、CD 5:74'47
ボーナスDVD【NTSC】(字幕:英独仏西伊)
独ヘンスラー・レーベルが誇るハイドンの声楽曲の傑作を集めた5CD+1DVDのお買い得セットが登場。
演奏はリリング率いるシュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムによる演奏で、オラトリオ『天地創造』、オラトリオ『四季』、『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』、ベルニウス率いるハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団、シュトゥットガルト室内合唱団による演奏で『4つの秘跡のレスポンソリウム』、『めでたし、天の元后』を収録。ともに優れたアンサンブルと長年積み重ねた深い音楽性が結実した演奏で、オラトリオの名作の真髄に迫っています。
さらにCD と同一演奏の『四季』のDVD(字幕:英独仏西伊)も収録。リリングの名演が映像でもお楽しみいただけます。

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HORTUS
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「ボードレールからプルーストまで」
(1)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(1886)
(2)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
イ長調 Op.13(1875-1876)
(3)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調(1917) |
ヴィルジニー・ロビヤール(ヴァイオリン)
ブリュノ・ロビヤール(ピアノ) |
ボードレール、プルーストが愛したヴァイオリン・ソナタ3篇をロビヤール兄妹が演奏!
録音:2015年/フランス/DDD、70'07
フランスの詩人、評論家シャルル・ボードレール(1821-1867)とフランスの小説家マルセル・プルースト(1871-1922)。
二人の偉大な作家が芸術の中でも最も魅力を感じていたクラシック音楽です。このアルバムでは作品はその二人が愛したヴァイオリン・ソナタ3篇を収録しました。
演奏はヴァイオリンのヴィルジニー・ロビヤール、ピアノのブリュノ・ロビヤール、兄妹デュオです。
ヴィルジニー・ロビヤールは、1987年17歳でロン=ティボー国際コンクール第5位、1990年インディアナポリス国際コンクール第4位入賞など輝かしいコンクール歴を誇る実力派。
一方、兄のブリュノ・ロビヤールはパリ高等音楽院にて室内楽を学び、卒業後リヨン高等音楽院の伴奏者として活躍。
現在ドビュッシー弦楽四重奏団、ラヴェル弦楽四重奏団、ヴァイオリンのマリー=アニク・ニコラなどと共演。室内楽奏者として幅広い活動を展開しております。
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LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
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ボリス・ベルマン新録音!
祈りに満ちたハイドンとシューベルト
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番 変ホ長調
Hob. XVI:52
(2)ハイドン:ピアノ・ソナタ第51番 ニ長調
Hob. XVI:51
(3)シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調
D.959 |
ボリス・ベルマン(ピアノ/スタインウェイD) |
ボリス・ベルマンの至芸、祈りに満ちたハイドンとシューベルト
録音:2021年1月12-15日/モース・リサイタル・ホール、スプレイグ・メモリアル・ホール、イェール大学(ニューヘイブン)/DDD、76'15
1948年ロシア生まれの名ピアニスト、ボリス・ベルマン。コロナ禍に録音したハイドンとシューベルトがリリースされます。
モスクワ音楽院でレフ・オボーリンに師事。バロックから現代まで幅広いレパートリーを誇るベルマンは、シュニトケに作曲を師事し、リゲティ、シュトックハウゼン、ベリオなどの作品のロシア初演を行うなど現代作品への造詣も深い演奏家です。
1979年からはアメリカに居を構えて演奏活動を行いながらインディアナ大学やイェール大学でピアノを教え、名教師として世界的な評価を受けています。
ここに聴くハイドンとシューベルトでは表情豊かなタッチ、深みある音色、そしてたっぷりとした歌心に溢れる演奏を披露。ベルマンが今この時代に問いかける祈りに満ちたハイドンとシューベルトです。
LE PALAIS DES DEGUSTATEURSレーベルよりブラームスのヴィオラ・ソナタ集(PDD-023)、ブラームスのピアノ作品集(PDD-018)、ドビュッシーの前奏曲集(PDD-014)をリリースしております。

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NAIVE
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V 7362
(2CD)
¥3600
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クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ(チェロ)
ワンダフル・ワールド |
クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ(チェロ)
弦楽オーケストラ=パリ管弦楽団メンバー |
[CD1]
INTRODUCTION
1. フォーレ:夢のあとに〔with 弦楽オーケストラ+ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
2. オーバー・ザ・レインボウ〔with 弦楽オーケストラ+ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
3. ミシェル・ポルタル:ハバネラ
〔with ミシェル・ポルタル(クラリネット)+バティスト・トロティニョン(ピアノ)〕
WONDER
4. R.シュトラウス:あした!〔with ザビーネ・デュヴィエル(ソプラノ)+ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
5. クルト・ワイル:lost in the stars〔with
トーマス・エンコ(ピアノ)〕
6. フランク・レッサー:I've never been
in love before
〔with パトリシア・プティボン(ソプラノ)、ティエリー・エスケシュ(ピアノ)〕
THE EARTH CRY AND THE HUMAN CRY
7. ガーシュウィン:サマータイム〔with
バティスト・トロティニョン(ピアノ)〕
8. フィリップ・グラス:the hours~the
poet acts〔with 弦楽オーケストラ〕
POLLUTION, CITIES AND WASTE
9-10. ファジル・サイ:フォー・シティーズ(チェロ・ソナタ)より 1.
sivas、2. hopa
〔with ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
THE ISSUE OF WATER
11. トーマス・エンコ:プレリュード(オブ・ウィンド・アンド・ウォーター)〔with
トーマス・エンコ(ピアノ)〕
THE BIODIVERSITY LOST: FORESTS, AMAZONIA:
EARTH'S LUNG
12. ドヴォルザーク:森の静けさ(ボヘミアの森
op.68より第5 曲)〔with ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
THE BIODIVERSITY LOST: THE SEA, THE OCEANS
13. アリエル・ラミレス:アルフォンシーナと海
〔with フェリシアン・ブリュ(アコーディアン)、エドアルド・マカレス(コントラバス)〕
THE BIODIVERSITY LOST: ENDANGERED SPICIES
14. R=コルサコフ:熊蜂の飛行〔with
ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
15. カルロス・グアスタヴィーノ:La
rosa y el sauce〔with ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
16. サン=サーンス:白鳥〔with 弦楽オーケストラ+ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
DETERIORATION IN QUALITY OF LIFE &
SOCIAL DECAY
17. リリー:・ウッド&ザ・プリック:you
want my money〔with リリー・ウッド&ザ・プリック〕 |
[CD2]
INTERDEPENDANCE BETWEEN MAN AND NATURE
DAY-NIGHT
1. ヘンリー・マンシーニ:ムーン・リバー〔with
弦楽オーケストラ+ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
2. ルドヴィコ・エイナウディ:I Giorni〔
with 弦楽オーケストラ+ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
THE SEASONS
3. ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
〔with フェリシアン・ブリュ(アコーディオン)、エドゥアルド・マカレス(コントラバス)〕
4. awake of nature(即興演奏)
〔with パトリシア・プティボン(ソプラノ)、ティエリー・エスケシュ(ピアノ)〕
5. ニルス・フラーム:ambre(冬の音楽より)
〔with 弦楽オーケストラ+ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
NATURE – HUMAN
6. between man and nature(即興演奏)
〔with パトリシア・プティボン(ソプラノ)、ティエリー・エスケシュ(ピアノ)〕
AWARENESS & ECOLOGICAL CONVERSION
7. チャイコフスキー:感傷的なワルツ
op.51-6〔with ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
8. ケルティック・ワルツ
〔with ミシェル・ポルタル(クラリネット)+バティスト・トロティニョン(ピアノ)〕
9. 伝統曲「brian boru renaissance」
〔with パトリシア・プティボン(ソプラノ)、ティエリー・エスケシュ(ピアノ)〕
SONG OF PRAISE
10. ブロッホ:祈り〔with 弦楽オーケストラ+ナタナエル・グーアン(ピアノ)〕
CONCLUSION – PROSPECTS &
AWAKENING
11. バティスト・トロティニョン:fly〔with
バティスト・トロティニョン(ピアノ)〕
12. ボブ・シール、ジョージ・デイヴィッド・ワイス:この素晴らしき世界
〔with パトリシア・プティボン(ソプラノ)、ティエリー・エスケシュ(ピアノ)〕 |
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フランス・チェロの若手にして巨匠クリスティアン=ピエール・ラ・マルカによる超豪華アルバム
録音:2021年3月27日-4月2日、サル・ガヴォー
フランスのチェリスト、クリスティアン=ピエール・ラ・マルカが、地球を救うことをテーマにプログラムしたアルバムをリリースします。豪華共演陣にも注目です。
音楽には、人々の意識を目覚めさせる力があると語るラ・マルカ。私たちの地球をともに救おうと、音楽家たちが手に手をとり、クラシック、ネオクラシック、ワールドミュージック、ジャズなどの形態をとりながら、同じ「地球の歌」を歌い上げています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ATS
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セル+クリーヴランド1965年の
「ザ・グレート」・「名歌手」第一幕前奏曲
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕前奏曲
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」 |
セル指揮
クリーヴランド管 |
セル+クリーヴランド1965年の「ザ・グレート」・「名歌手」第一幕前奏曲。
アムステルダム・コンセルトヘボウにおけるステレオ・ライヴ、過去最高音質で復活 高音質UHQCDにて登場!(完全限定盤)
1965年6月24日アムステルダム・コンセルトヘボウ、ライヴ・ステレオ
セル+クリーヴランド管は1965年、5月から6月に掛けてソビエトも含む大規模なヨーロッパツアーを敢行しました。
アムステルダムのコンセルトヘボウにおける豪快なライヴ!セルはコンセルトヘボウ管の共同指揮者を務めた程のお馴染みです。それ故に、この世界屈指の名ホールのアコースティックは熟知しております。
「自分が育てたアメリカのオーケストラを使ってヨーロッパ音楽の神髄を極める」とばかりに自信に満ち満ちた演奏。「ザ・グレート」に至ってはスケール極大。自由さを失わずに鉄壁のアンサンブルを保つという美しい矛盾と奇跡を成し得ております。
ソニー盤が1957年11月、最晩年のスタジオ録音が1970年4月ですから丁度その中間の時期ということもあり正に良いとこどりの充実ぶり。「名歌手」前奏曲も立派そのもの。何という豊かな音楽でしょう。ステレオで収録されていたことに感謝の念を禁じえません。
「マイスタージンガー」前奏曲[9:27]
ザ・グレート[13:49][14:18][9:30][10:34]
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GRAND SLAM
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リヒテルの不滅の名演、
チャイコフスキー&ラフマニノフのピアノ協奏曲
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
変ロ短調 Op.23
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調
Op.18 |
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
(1)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、
ウィーン交響楽団
(2)スタニスワフ・ヴィスロツキ(指揮)、
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 |
リヒテルの不滅の名演、チャイコフスキー(カラヤン指揮)&ラフマニノフ(ヴィスロツキ指揮)のピアノ協奏曲、最新リマスターで再登場!2
トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
録音:(1)1962年9月24-26日/ムジークエラインザール(ウィーン) (2)1959年4月26-28日/フィルハーモニー(ワルシャワ)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:ステレオ(録音セッション)/日本語帯・解説付
■制作者より
リヒテルの定番中の定番、チャイコフスキー(カラヤン指揮)とラフマニノフ(ヴィスロツキ指揮)のピアノ協奏曲はGS-2168(2017年)【廃盤】で復刻して以来の再登場となります。
GS-2168も優秀な音質でしたが、カタログから消えることのないように、全行程をプロ用の機器でリマスターし、現時点での最善を尽くしました。GS-2168と同じく2トラック、38センチのオープンリール・テープからの復刻です。(平林 直哉)
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<国内盤>
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若林工房
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WAKA 4220-21
(2CD)
¥3770
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イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
J.S.バッハ:フランス組曲(全曲)BWV812-817
●Disc 1
組曲第1番 ニ短調 BWV812
組曲第4番 変ホ長調 BWV815
組曲第2番 ハ短調 BWV813
●Disc 2
組曲第3番 ロ短調 BWV814
組曲第5番 ト長調 BWV816
組曲第6番 ホ長調 BWV817 |
イリーナ・メジューエワ(ピアノ) |
美しく、優しく、凛とした~濃密なエネルギーに満ちたフランス組曲。J.S.バッハ:フランス組曲(全曲)
イリーナ・メジューエワ
(ピアノ‛& 192 2 年製NYスタインウェイ))
録音:2021年7月31日~8月2日、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO
/ 96kHz+24-Bit録音、発売元:若林工房
ライナーノートより
~全曲にわたり「その音符がどのようなタイミングで、どのような強さで鳴らされるのが最もふさわしいか」が十分に吟味されている。格調高いのに堅苦しいところのない演奏~(西野裕之)
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299MUSIC
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風に聴く~田中聰ギター作品集/大坪純平(ギター)
田中 聰 Satoshi Tanaka (1956- )
(1)(2)サン・イルデフォンソの夜想曲 ギターのための(1994) 第1楽章....03'09"/第2楽章....02'59"
(3)アルバム・リーフ ギターのための(2020)....01'15"
(4)風に聴く ギターのための(2018)....01'58"
(5)バークシャーの森 ギターのための(2018)
....02'40"
(6)シャボン玉 [中山晋平/野口雨情/編曲:田中
聰](2018)....05'44"
(7)-(11)ラビリンス ギターのための(1994)
第1楽章....01'51"/第2楽章....01'18"/第3楽章....01'18"/第4楽章....01'28"/第5楽章....04'49"
(12)バンシーズ・ララバイ ギターのための(2011)....05'32"
(13)舟歌 ギターのための(2014)....03'40"
(14)-(17)イントロダクションと野口雨情による3つの詩 朗読とギターのための(1997)
イントロダクション....02'06"/夕焼....01'47"/白露虫....01'36"/山鶯....02'20"
(18)楽園へ ギターのための(2016)....02'20"
(19)ソングライン ギターのための(2018)....01'56"
(20)ネイティヴ・ストーン 2ギター・ヴァージョン(2015)....09'12"
(21)アランフェスの庭 ギターのための(2019)....02'11"
(22)デイブレイク ギターのための(2015)....02'05"
(23)-(26)四季 ソプラノ・サックスとギターのための(2015)
早春賦....01'59"/浜辺の歌....01'42"/赤とんぼ....01'52"/ペチカ....02'58"
(27)スノードロップ ギターのための(2020)....03'09" |
大坪純平(ギター)
(6)小坂 梓(ソプラノ)、(15)-(17)神野文子(朗読)、
(20)土橋庸人(ギター)、(23)-(26)椿 義治(サクソフォン) |
素朴で洗練された響きが包み込む悠然とした自然との対話。風に聴く
田中聰ギター作品集/大坪純平(ギター)
録音:2021年1月25-26日 2月11日 千葉市美浜文化ホール
[76'07"]
素朴で洗練された響きが包み込む悠然とした自然との対話
静謐で清麗な神話のように透明で、優しさ溢れる民話のように涙を誘う。小さく絶え間なく湧き出る泉が生物への恵みを敢えて促さず、決して惜しまぬように、この音楽には貴くもセンティミエントな輝きと沈黙が共生している。
それは大坪純平の演奏そのものでもあって、正確無比で透徹したタッチで紡ぎ出す、ちょうど良い、とか、心地よい、を超えた"そうでしかあって欲しくない微細な揺らぎ"
が、永遠の生命というパラドクスを音楽に与えている。鈴木大介(ギタリスト)
大坪純平(ギター) Junpei Ohtsubo
広島県出身。エリザベト音楽大学卒業。これまでにギターを長野文憲、徳武正和、佐藤紀雄の各氏に師事。
第34回日本ギターコンクール最高位の他、イーストエンド国際ギターコンクール、クラシカルギターコンクール、パン・パシフィック現代音楽コンクールなど多数入賞。新しい音楽を軸にクラシックギターからエレキギター、自作曲など様々なフィールドでの活動を行う《変弦自在》のギタリスト。
2011年より三浦一馬タンゴ5重奏へ参加、同氏主宰タンゴオーケストラ東京グランドソロイスツメンバー。
2019年ニューヨークで開催されたJUMP「日米新しい音楽の展望シリーズ」に招聘され日本とアメリカの作曲家の新作リサイタルを行う。2020年に初のソロCD「オーガニック・モーションズ~久留智之ギター作品集」を299MUSICよりリリース。音楽現代誌推薦盤に選ばれる。日本コロムビア及び合同会社Moon所属アーティスト。
録音使用ギター:栗山大輔 作(2020)
小坂 梓(ソプラノ) Azusa Kosaka
国立音楽大学声楽科卒業。第11回P. I. A.
Japanコンクール ドイツリート部門金賞。第32回ソレイユ音楽コンクール入選。第1回パン・パシフィック現代音楽コンクール
アンサンブル部門第1位、審査員特別賞受賞。日仏音楽協会=関西
第48回フランス音楽コンクール入選。「ホフマン物語」オランピア、「魔笛」夜の女王、「天国と地獄」ユリディス、「小鳥売り」クリステル等で出演。聖セシリアの殉教(シャルパンティエ)、グローリア(ヴィヴァルディ)等でソリストを務める。細江紀子、平井香織、北村さおり、松井和彦の各氏に師事。二期会会員。
神野文子(朗読) Fumiko Jinno
ドラマティックリーディングを声優の山内雅人(1929-2003)に師事。(師の山内は日本で最初にドラマティックリーディングを提唱した。)文化放送契約アナウンサー、TBSラジオレポーター、日本テレビ「スッキリ」ナレーター、J:com横浜「きょうからベイスターズ」声優、ラジオの朗読番組「じんの文庫」などを経る。朗読CD「めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる」、「朗読日和」。
現在、朗読公演・指導、ナレーション、イベント司会などを中心に活動。東京工芸大学・駒澤大学講師、石川県観光特使、朗読話芸研究所主宰。合同会社エコールアマツカゼ代表。
土橋庸人(ギター) Tsunehito Tsuchihashi
ベルリン・ハンスアイスラー音楽大学大学院修了。リリエンフェルト(オーストリア)の音楽祭に招待、ドイツ文化センターにてクリスティーネ・イヴァノヴィッチによるエーリッヒ・フリートの「イザナギとイザナミ」の講演に出演。第一回パン・パシフィック現代音楽コンクールアンサンブルの部第一位。ウィーン・ギターフォーラム国際コンクール
現代音楽賞、競楽XIIIにて、入選及び審査員特別奨励賞を受賞。
これまでにギターを松居孝行、佐藤紀雄、D.
ゲーリッツの各氏に師事。
椿 義治(サクソフォン) Yoshiharu Tsubaki
神奈川県出身。エリザベト音楽大学を経て、同大学院音楽研究科修士課程を修了。サクソフォンを宮田麻美、宗貞啓二の各氏に、室内楽を宗貞啓二、大森義基の各氏に師事。卒業演奏会、日本サクソフォン協会「新人演奏会」をはじめ他多数出演。ソロ、室内楽を中心に演奏活動を行うほか、サクソフォン、吹奏楽の指導、アンサンブルコンテスト審査員なども行う。極小編成吹奏楽「シュピール室内合奏団」アルトサクソフォン奏者。横浜市立戸塚高等学校音楽コース非常勤講師。オフィシャルサイト「tsubakisax.com」
田中 聰(作曲) Satoshi Tanaka
1956年生まれ。北海道、訓子府町出身。東京音楽大学作曲科卒業、同大学研究生修了。湯浅譲二、浦田健次郎、池辺晋一郎に師事。1984年、オランダの国際ガウデアムス現代音楽週間に「The
Hour of Silence(沈黙の時)」が入選、リチャード・デュファロ指揮オランダ放送響により初演、NOS(オランダ放送協会)から放送される。同作品は2011年、サントリーサマーフェスティバルにて山田和樹指揮、東京都交響楽団により日本初演。1988年、第9回入野賞受賞、受賞作品「IRIS
FIELD(虹彩の域)」は、小泉和裕指揮、新日本フィ
ルハーモニー交響楽団定期演奏会にて初演された。2004年、ACC(Asian
Cultural Council)日米芸術交流プログラムの招聘により渡米し、ニューヨーク、サンフランシスコに滞在。2008年、一戸小枝子ダンス・カンパニーのニューヨーク定期公演の音楽。2014年、井上郷子の演奏によるCD「ピアノ作品集」(E-112)
がスペインEMECからリリース。楽譜はソニック
アーツから出版されている。

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NAXOSジャパン
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日本作曲家選輯
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大澤壽人(1906-1953):ピアノ協奏曲「神風協奏曲」/交響曲第3番
ピアノ協奏曲第3番 変イ長調「神風協奏曲」(1938)
1. I. Larghetto maestoso - Allegro assai
2. II. Andante cantabile
3. III. Allegro moderato - Allegro vivace
交響曲第3番 (1937)‛&世界初録音
4. I. Allegretto risoluto - Allegro
5. II. Adagio grazioso
6. III. Moderato: Menuet con fantasia
7. IV. Allegro non troppo con fuoco |
エカテリーナ・サランツェヴァ(ピアノ)
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音 2003年10月 モスクワ、TV&ラジオ・カンパニー「カルチャー」 大コンサート・スタジオ第5
戦前、戦中期に於いて、日本人作曲家として突出した才能を示したにもかかわらず、日本楽壇の同時代的理解を得られず、早すぎた死のあとには、その存在すらほとんど忘れ去られてしまった作曲家、大澤壽人。
技術者の父とクリスチャンの母のもとに生まれ、少年時代にはオルガンや合唱に親しみ、教会に通う外国人たちからピアノを学んだ大澤は、関西学院高等商業学部卒業後すぐにアメリカに留学。ボストン大学およびニューイングランド音楽院に入学して研鑽を積みました。
1934年にはフランスに渡り、エコールノルマル音楽院に入学、ポール・デュカスやナディア・ブーランジェに師事した後、1936年に帰国、作曲家として活動をはじめます。
1937年に書かれた交響曲第3番は1940年の「皇紀2600年」を見据えた作品で、初演時には「建国の交響楽」と副題が付されていました。前作交響曲第2番の先鋭さは幾分薄まり、後期ロマン派風の雰囲気を感じさせる音楽に仕上がっています。
また、東京からロンドンまでの100時間を切る記録飛行に成功した朝日新聞社の航空機「神風号」をタイトルに付したピアノ協奏曲「神風協奏曲」は、1938年に作曲、初演されるも、モダン過ぎる作風は聴衆の理解を存分に得ることはできず、初演後は忘れられていました。
作曲家の没後半世紀を経て登場したこの録音は、平成16年度文化庁芸術祭のレコード部門優秀賞を受賞。片山杜秀氏によるオリジナル解説も読みごたえ充分です。
※解説、演奏者プロフィールは既発売商品[8.557416J]のブックレットから転載となります。
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VIRTUS CLASSICS
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ベルリオーズ(リスト編)/幻想交響曲 |
菊地裕介(ピアノ) |
エクトール・ベルリオーズ(1803-1869)(フランツ・リスト編)
《ある芸術家の人生における逸話》 5部からなる幻想的な交響曲
作品14
Hector Berlioz / arr. Franz Liszt
« Episode de la vie d'un artiste »
Symphonie fantastique en cinq parties,
Op.14
1. 第1部「夢 - 情熱」 1ere partie :
Reveries - Passions
2. 第2部「舞踏会」 2eme partie : Un
bal
3. 第3部「田園の風景」 3eme partie
: Scene aux champs
4. 第4部「断頭台への行進」 4eme partie
: Marche au supplice
5. 第5部「魔女の夜宴の夢」 5eme partie
: Songe d'une nuit du Sabbat
フランツ・リスト(1811-1886) 《イデー・フィクス》
6. ベルリオーズの旋律によるアンダンテ・アモローソ
S.395
Franz Liszt « L'ideee fixe »
Andante amoroso d'apres une melodie de Berlioz,
S.395 |
【録音】2021年5月20~21日 三重県総合文化センター ピアノ:Steinway
D, No.527890
プロデューサー:瀬尾和紀(Virtus Classics)/エンジニア:山中耕太郎(Rec-Lab)/ピアノ調律:松本安生(Steinway
Japan)
【異才・菊地裕介が挑む「ピアノの指揮」ー迫りくるピアノが幽世の風景を描き出す】
ベルリオーズの代表作「幻想交響曲」。"ある芸術家の人生における逸話"というタイトルが付されたこの作品は、自身の失恋体験を音楽に乗せて告白するというもの。
各楽章にはタイトルがつけられており、彼の恋愛対象を示す旋律(イデー・フィクス
idée fixe、固定観念、固定楽想)が至るところに姿を変えて現れます。
ベルリオーズの持てる全ての管弦楽法の極意がつぎ込まれたこの作品、オーケストラの多彩な響きが極限まで用いられています。この作品をピアノ1台で演奏できるように編曲(トランスクリプション)を施したのが、ベルリオーズの友人、当時のパリでピアニストとして人気を誇っていたフランツ・リストでした。
「幻想交響曲」の初演を聴いたリストは、その規格外の大オーケストラでしか演奏できない「幻想交響曲」の衝撃を広く宣言するために、超絶的なピアノ独奏版を作ってみずから演奏し、作品の普及に努めたのです。
リストの編曲は、オーケストラの多彩な響きが余すことなく生かされており、この譜面を見たシューマンは「ピアノの音符からオーケストラの全ての楽器をイメージすることが出来る」と絶賛。
ただし、演奏が困難であり、超絶技巧と音楽性を兼ね備えたピアニストでないと弾きこなすことは不可能な作品と言えるでしょう。
この菊地裕介の演奏は、ピアノが紡ぎ出す音のみで、幻想交響曲の持つ華やかさの中に潜む不気味さまでをも見事に表現しています。
夢見るような第1部、華麗な第2部、寂寥と孤独の第3部、恐怖みなぎる第4部、狂乱の第5部‛&一連の流れの中から浮かび上がる恋人の姿(イデー・フィクス)は、オーケストラで聴くときよりも、聴き手の耳に鮮明な印象を与えることでしょう。ベルリオーズとリスト、そして菊地が創り上げた興奮の1時間をお楽しみください。
【菊地裕介】
東京生まれ。母の手ほどきののち桐朋小学校に入学、桐朋学園子供のための音楽教室にて皆川紀子、加藤伸佳に師事し、桐朋女子高等学校音楽科2年在学中に日本音楽コンクール第2位入賞。
卒業と同時に渡仏し、ジャック・ルヴィエに師事。ローム
ミュージック ファンデーションより助成を受け、パリ国立高等音楽院高等課程を経てピアノ研究科を修了したほか、歌曲伴奏、作曲書法の高等課程にてアンヌ・グラポット、ジャン=クロード・レイノー、ティエリー・エスケシュ、マルカンドレ・ダルバヴィらの指導を受け、パリ音楽院では合計5つの一等賞を受け修了。また文化庁新進芸術家海外留学制度在外研修員として、ハノーファー音楽大学にてアリエ・ヴァルディのもとで学び、ドイツ国家演奏家資格を取得。
マリア・カナルス国際、ポルト国際、プーランク国際コンクールで優勝、またジュネーブ国際、ベートーヴェン国際(ウィーン)など、世界的権威あるコンクールにて入賞する。欧州の多くの国々でリサイタルを開催、また各地のオーケストラと共演を重ねている。国内では東京交響楽団、東京都交響楽団、東京フィル、東京シティフィル、仙台フィル、大阪シンフォニカー、名古屋フィルなど、室内楽では清水和音、永野英樹とのピアノデュオ、オーボエのモーリス・ブルグ、フルートの瀬尾和紀との共演がいずれも好評を博したほか、「1000分のベートーヴェン(ピアノソロ曲全曲演奏会)」、「ドビュッシー/ピアノソロ曲全曲演奏会」などのリサイタル活動も意欲的に展開している。
ベートーヴェン/ピアノソナタ全32曲、ラヴェル/ピアノソロ作品全集(オクタヴィア・レコードTRITON)など録音も多数リリース。
2007年に帰国後、東京藝術大学、桐朋学園大学、洗足学園音楽大学の非常勤講師、名古屋音楽大学客員准教授を歴任。秋吉台ミュージック・アカデミーをはじめとする各地のセミナー、マスタークラスの講師、及び数多くの重要なコンクールなどの審査員を務める。小池百合子都知事の招集による東京都政策企画局
東京未来ビジョン懇談会メンバー。
現在は東京音楽大学専任講師、株式会社 演
代表取締役、CJM神宮の杜音楽院(東京都渋谷区)院長。
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シルフィード・レコーズ
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「ア・ラ・エスパニョーラ」
(1)アントニオ・ホセ(1902-36):ギター・ソナタ
(2)トゥリーナ:ファンダンギーリョ
(3)ソル:大ソナタ第2番Op.25
(4)モレーノ=トローバ:トゥレガノ
(5)デ・ラ・マーサ:プラテーロと私 |
菅沼聖隆(ギター) |
若くして数々の国際コンクールを制した名手、菅沼聖隆による本格的スペインアルバム!
録音:2021年3月10日、11日 かながわアートホール/75:48
第3回イーストエンド国際ギターコンクール、第8回セビーリャ国際ギターコンクール優勝の名手菅沼聖隆が、銘器アルカンヘルを始め、性格の異なる4台のギターを弾き分けた魅力的なアルバム。
フラメンコやフォルクローレの分野でも活躍する異才が、敬愛するスペイン音楽の多様性に光を当て、ソナタや組曲を中心に収録したもので、古典派の大ソナタから、近代の重要なレパートリー、アントニオ・ホセのソナタ迄を含んだ重厚な内容。
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(中南米ピアノ名曲コレクションⅢ)「アルマ・ブラジレイラ」
(1)メスキータ:バトゥーキ/
(2)ゴンザーガ:ガウーショ/
(3)ソウト:山の夜明け/
(4)ナザレ:デネブローゾ/
(5)ナザレ:オデオン/
(6)ナザレ:カリオカ/
(7)ピシンギーニャ:カリニョーゾ(竹内永和:ギター・編曲)/
(8)ヴィラ=ロボス:ショーロス第5番〈ブラジルの魂〉/
(9)ナザレ:ブレジェイロ/
(10)ナザレ:フォン・フォン/
(11)ナザレ:プランジェンチ/
(12)ジナタリ:マニョザメンチ/
(13)ジナタリ:アルマ・ブラジレイラ/
(14)ヴィラ=ロボス:ヴィオラの弦で(竹内永和:ギター・編曲)/
(15)アブレウ(ミニョーネ編):チコ・チコ・ノ・フバー(ピアノ2台版) |
下山静香(ピアノ)
(7)(14)竹内永和(ギター) |
下山静香の、中南米コレクション第3弾、待望のブラジル篇!ナザレ、ジナタリ、ヴィラ=ロボスの作品を中心に!
録音:2021年3月8日,9日かながわアートホール 62:11
下山静香による、中南米ピアノ名曲コレクションの第3弾で、ショーロ、タンゴ・ブラジレイロから、ジャズテイストを併せ持つジナタリの作品まで、ブラジル音楽のサウダージ(郷愁)溢れる魅力を凝縮したアルバム。
恒例の竹内永和(ギター)とのデュオは、ブラジルの第二の国歌とも言われるピシンギーニャの〈カリニョーゾ〉と、ヴィラ=ロボスによる魅力溢れるブラジル音楽曲集「実習の手引き」から〈ヴィオラの弦で〉の2曲!
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<映像>

10/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENTUS MUSIC
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ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
アドヴェントとクリスマスのための音楽集~エサイの根より
1. Jubilate Domino (03:23)
2. Vulpius: Es ist ein Ros entsprungen
(01:42)
3 .Nun komm der Heiden Heiland (03:25)
4 .Vom Himmel hoch (14:46)
5 .Magnificat (09:23)
6 .Es ist ein Ros entsprungen (03:11)
7 .Quem pastores (04:56)
8 .Der Morgenstern ist aufgedrungen (02:15)
9 .Angelus ad pastores ait (03:31)
10. Resonet in laudibus (03:08)
11 .Puer natus in Bethlehem (06:13)
12. Wie schön leuchtet der Morgenstern
(02:39)
13. Deo patri sit gloria (02:43) |
ドレスデン室内合唱団
器楽奏者たち
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
イザベル・シッケタンツ(ソプラノ)
ヨナタン・マイエンシャイン(アルト)
クリストファー・レンツ(テノール)
マルティン・シッケタンツ(バス) |
クリストフ・ラーデマン指揮、ドレスデン室内合唱団による魅力的なアドヴェントとクリスマスのための録音が誕生!
録音:2021年7月、ラーデベルク教会/61'31
この度、ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮、ドレスデン室内合唱団による魅力的なアドヴェントとクリスマスのための録音が誕生しました。
12月25日のクリスマスのクライマックスに向かう4週間をアドヴェント(待降節)と言い、ドイツの人々にとって一年で一番大切な、喜びにあふれる4週間となります。
ここに収録されている作品は、ミヒャエル・プレトリウスによる讃美歌が厳選されています。ミヒャエル・プレトリウスは膨大な数の讃美歌の歌詞と旋律を集めており、それを編纂した全9巻の<シオンのムーサたち>に収録されています。
『エサイの根より』は、元々ドイツの地方に伝わるキャロル。プレトリウスは初めの1、2節だけを採用し、加えて、第2
節の強調点をマリアから幼児イエスに置きかえました。
それ以来、プロテスタントの歌集に収録され、世界的にも有名なアドベントのための歌となりました。
2021年に生誕450年&没後400年を迎えたミヒャエル・プレトリウスは、17世紀初頭ドイツの作曲家、オルガニスト。まず何より印象的なのは、独学で手に入れた並外れた創造力と決して長くはない生涯に生み出された膨大な量の作品です。
また生涯を通じて讃美歌との関わりを続けてきたことは、彼の信条の表明でもあったかもしれません。
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LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
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ジャン= クロード・ヴァンデン・エインデンが奏でる
シューマンとリスト「幻想曲」と「ピアノ・ソナタ」
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17(I.13'14+II.8'27+III.10'21)
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178(32'08) |
ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(ピアノ) |
巨匠ジャン= クロード・ヴァンデン・エインデンが艶やか奏でるシューマンとリスト。2人が献呈しあった「幻想曲」と「ピアノ・ソナタ」を録音!
録音:2020年1月6-9日/ゴワイヨット(ヴォーヌ=ロマネ)/ディジパック仕様
ベルギーのピアノの巨匠ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン。2020年最新録音はシューマンの幻想曲と大曲リストのピアノ・ソナタという組み合わせです!
1964年、エリザベート王妃国際音楽コンクールで当時史上最年少で3位入賞を果たしその後ヨーロッパを中心に演奏活動を展開。
ソロだけでなく室内楽奏者として国際的に評価されているヴァンデン・エインデンはLE
PALAIS DES DEGUSTATEURSレーベルからジェラール・プーレとフランク&マニャールのヴァイオリン・ソナタ集(PDD-002)、シューマンのヴァイオリン・ソナタ集(PDD-011)をリリースしております。
深い味わいと豊かな歌心で魅了するヴァンデン・エインデン。当アルバムではシューマンがリストに献呈した「幻想曲」とその返礼としてリストがシューマンに献呈した「ピアノ・ソナタ」を録音しております。
2人の偉大な作曲家へ思いを馳せながら見事な演奏を聴かせます。

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DA VINCI CLASSICS
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エヌモン・ゴーティエ&ドニ・ゴーテェエ:《ローマ1676年》~
ジュリアン・ブロヴァンによって蒐集されたリュート小品集
組曲イ長調/組曲ニ短調/組曲ト長調/
組曲ニ長調/組曲イ短調 |
ミケーレ・カレカ(バロック・リュート) |
1676年のローマ。ゴーティエ一族のリュート作品が蘇る。
リュートのための手稿譜から音楽を再発見し再現することは、今では忘れ去れてしまった世界に足を踏み入れることを意味すると同時に、これらの音楽を現代に呼び戻すことにより、当時の宮廷や貴族のサロンでの音楽の世界を想起させてくれることに繋がります。
イタリア、ローマ出身のリュート奏者でドイツ・グラモフォンやドイツ・ハルモニア・ムンディなどにもレコ―ディングを行っている名リュ―ティスト、ミケーレ・カレカのプロジェクト「ローマ1676年」では、当時の有名な音楽一族だったゴーティエ家の老ゴーティエ(エヌモン)と従兄弟のドニが書いたと伝わるリュートのための小品が集められており、「イ長調」と「ニ短調」には作曲者が特定出来なかった作品も含まれています(他の3つの組曲はドニ・ゴーティエの作品)。
※録音:2018年6月、コンヴェント・デリンコント修道院(フィレンツェ、イタリア)
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シューマンのピアノ音楽の旅の重要な位置を占める
「謝肉祭」と「ソナタ第3番」
シューマン:
謝肉祭 Op.9
ノヴェレッテ第8番嬰ヘ短調 Op.21-8
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.14 |
ルカ・デッレ・ドンネ(ピアノ/YAMAHA CFX) |
ウディネ市トマディーニ音楽院のピアノ科教授を務めるルカ・デッレ・ドンネは、シューマンのピアノ音楽の旅の重要な位置を占める「謝肉祭」と「ソナタ第3番」をYAMAHA
CFXのピアノでレコ―ディングしました。
このようなレパートリーに取り組むことは、主要なピアノ作曲家の1人であるシューマンの姿だけでなく、過去にこれらの作品に忘れ難い足跡を残した偉大な音楽家たちと向き合うことでもあります。
デッレ・ドンネは、演奏者に求められる難問の多くに、独特の方法で、しかも極めてエレガントに取り組み、解決しています。
※録音:2020年10月-11月、コッレショーネ・ビッツィ・ピアノフォルティ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
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ベートーヴェン:バガテル集
ポロネーズ ト長調 Op.89/7つのバガテル
Op.33/
2つのロンド Op.51/6つのバガテル Op.126/
ロンド・ア・カプリッチョ ト長調 Op.129 |
マリオス・パンテリアディス(ピアノ/スタインウェイ) |
ソナタに比べてより小さい作品であるものの、ベートーヴェンの作曲家人生において大きな意味を持つバガテルやロンドを集めたプログラム。
マリオス・パンテリアディスは2015年に開催されたドイツのハンス・フォン・ビューロー国際コンクールでファイナリストに選出され、ギリシャ国内の様々なコンクールで優勝や上位入賞を果たしているピアニスト。
ウィーンのムジークフェラインやシドニー・オペラ・ハウス、ローマのサンタ・チェチーリア・コンサート・ホールなどへソリストや室内楽奏者としてデビューを果たしている期待のピアニストです。
録音:2020年7月21日-22日、ディミトリ・ミトロプーロス・ホール(アテネ、ギリシャ)
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リスト:喜びと悲しみと ~ 声楽とピアノのための作品集
喜びと悲しみと S.280/やさしく響け、わが歌
S.301/
君は花のような人 S.287/ライン河、その美しい流れの
S.272/
すばらしいことに違いない S.314/山々に憩いあり
S.306/
おお!僕がまどろむ時 S.282/われ汝を愛す
S.315/
漁師の子供 S.292-1/ローレライ S.273/高貴なる愛
S.307/
なぜかくも美しくひばりは歌う S.312/
あなたはそよ風のように柔らかく S.277/
おお、愛しうる限り愛せ S.298 |
モニカ・ルカーチ(ソプラノ)
ステファノ・リゴラッティ(ピアノ) |
ベルカントの伝統を学んだハンガリーのコロラトゥーラ・ソプラノと、ミラノ出身のピアニストのデュオが贈るリストの歌曲集。
故郷であるハンガリーからイタリア、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院へと渡り、ヴィットリオ・テッラノーヴァに声楽を学んだモニカ・ルカーチは、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団と共演し、故郷のミシュコルツ国立歌劇場に出演を果たすなど着実にキャリアを積み上げています。
イタリアで会得したベルカントと、母国ハンガリーの情熱が同居するリスト・プログラムです。
※録音:2011年9月20日-21日、クラシカ・ヴィヴァ・レコ―ディング・スタジオ(ドルノ、イタリア)
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TACTUS
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ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695-1764):
6つの協奏曲 Op.7
協奏曲第1番、協奏曲第2番、協奏曲第3番
協奏曲第4番、協奏曲第5番、協奏曲第6番《アリアンナの涙》 |
アンサンブル・バロック
《カルロ・アントニオ・マリーノ》
ナターレ・アルノルディ(指揮) |
名手揃いの《カルロ・アントニオ・マリーノ》のロカテッリ!
1600年代から1700年代に活躍したイタリアの作曲家兼ヴァイオリニストの名を冠したアンサンブル・バロック《カルロ・アントニオ・マリーノ》はイタリア各地のオーケストラで活躍する優秀な演奏者が集まって結成されました。
イタリア後期バロックを代表する作曲家の一人、ロカテッリの作品をナターレ・アルノルディの指揮で華麗に演奏していきます。
※録音:2020年8月、プラダルンガ、ベルガモ(イタリア)
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TC701690
(2CD)
¥4800
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ドメニコ・パラディージ(1707-1791):チェンバロ・ソナタ集 |
マルコ・モラスキ(チェンバロ) |
ソナタ第1番 アレグロ・ヴィヴァーチェ、ソナタ第2番アンダンテ・アレグロ、
ソナタ第3番 プレスト・ラルゲット・エ・カンタービレ、ソナタ第4番
アンダンテ・メヌエット、
ソナタ第5番 プレスト・アレグロ、ソナタ第6番
ヴィヴァーチェ・アレグロ、ソナタ第7番 アレグロ・プレスト、
ソナタ第8番 アレグロ・プレスト、ソナタ第9番
アレグロ・アンダンテ、ソナタ第10番 ヴィヴァーチェ・プレスト、
ソナタ第11番 モデラート・アンダンテ、ソナタ第12番
アレグロ・プレスト |
1707年生まれのドメニコ・パラディージは、ナポリ生まれの作曲家兼チェンバロ奏者、また教育者としても著名でした。
ポルポラでの弟子であったと考えられ、アレッサンドロ・スカルラッティ、ドメニコ・スカルラッティの影響もみられ、近年評価の上がってきた作曲家の一人です。
※録音:2020年7月クレモナ(イタリア)
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ゴッフレド・ペトラッシ(1904-2003):無伴奏ソロ作品集
ヴァイオリンのための《Elogio per un'ombra》(1971)
ギターのための《Nunc》(1971)
ハープのための《Flow》(1980)
フルートのための《Souffle》(1969)
ピアノのための《トッカータ》(1933)
ギターのための《Suoni notturni》(1959)
ヴィオラのための《Violasola》(1978) |
アレッサンドロ・カッツァート(ヴァイオリン)
ラーポ・ヴァンヌッチ(ギター)
フランチェスカ・ティラーレ(ハープ)
アルカディオ・バラッキ(フルート)
ヴァネッサ・ソトギウ(ピアノ)
アレッシオ・トーロ(ヴィオラ) |
20世紀のイタリア現代音楽を代表する作曲家ゴッフレド・ペトラッシの無伴奏ソロ作品集は、ヴァイオリニストとのアレッサンドロ・カッツァートによって企画されました。
無調や、十二音技法によるその作品の評価は高い評価を得ています。またペトラッシ国際作曲コンクールの審査委員長を務め、新たな才能の発掘にも尽力しました。
フルートの作品では日本の尺八を思い起こすような独特な作品となっています。
※録音:2020年
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ラファエレ・ベッラフロンテ(1961-):ギター作品集2021
ギターとバンドネオンのための《Acrobatic
stomp》(2020)、
Flexis(2020)、
ギターとマリンバのための《Cristalli di
sale》(2001/2020)、
フィルム(2020)、
ギターとマリンバのための《シャーウッドの森》、Bole、
ギターとマンドリンのための
《ランニング・アフター・ザ・ドリーム》(2008)、
ヴァイオリンとギターのための《組曲第1番》(1994/2016) |
ダヴィデ・ディ・イエンノ(ギター)
マリオ・ステファノ・ピエトロダルキ(バンドネオン)
フィリッポ・ラッタンツィ(マリンバ)
ティツィアーノ・パッラディーノ(マンドリン)
ルカ・マルツィアーリ(ヴァイオリン) |
Tactusから過去にリリースされたギター作品集(TC960203)から2枚目のギター作品集。
ラファエレ・ベッラフロンテの作品は特に室内楽や器楽曲に定評があります。
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ORCHID CLASSICS
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HERITAGE ロシアのヴァイオリン曲集 |
フョードル・ルディン(ヴァイオリン)
ボリス・クスネツォフ(ピアノ) |
エディソン・デニソフ(1929-1996): 3つの演奏会用小品
Op. 15 – ヴァイオリンとピアノのための
1. I. Improvisation/2. II. Adagio/3.
III. Dance ("Plyaska")
4. クロード・ドビュッシー(1862-1918):
歌劇《ロドリーグとシメーヌ》 (エディソン・デニソフによる管弦楽補筆版)
–
前奏曲と二重唱 (フョードル・ルディンによるヴァイオリンとピアノ編)
デニソフ: ヴァイオリン・ソナタ 5. I. Allegro
moderato/6. II. Largo/7. III. Vivace
8. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 - I Moderato
con moto(未完)
セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953): ヴァイオリン・ソナタ第1番
へ短調 Op. 80
9. I. Andante assai/10. II. Allegro
brusco/11. III. Andante/12. IV. Allegrissimo
デニソフ: ソナチネ – ヴァイオリンとピアノのための 13.
I. Andante/14. II. Allegretto
15. モデスト・ムソルグスキー(1839-1881):
歌劇《ソロチンスクの定期市》
- 第3幕 ゴパーク(セルゲイ・ラフマニノフによるヴァイオリンとピアノ編) |
録音 SWR Funkstudio、シュトゥットガルト(ドイツ) 2021年6月29,30日、7月1日‛&1-2、4-14 2021年8月30日‛&3、15
2019年、ウィーン国立歌劇場およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任したヴァイオリニスト、フョードル・ルディンの最新作。「Heritage(遺産)」と題されたアルバムには、ルディンの祖父であり20世紀半ばに活躍したエディソン・デニソフの作品を中心に、ショスタコーヴィチとプロコフィエフの作品が収録されており、モスクワに生まれてパリで育ったルディン自身のポートレートと言えるアルバムになっています。
デニソフは社会主義リアリズム路線に反抗し、前衛的な作品を書いたことで知られるとともに、西側の作品を研究しながら独自の作風を模索し物議をかもした人。
このアルバムに収録されたドビュッシーの未完の歌劇《ロドリーヌとシメーヌ》からの前奏曲と二重唱も、デニソフ自身がオーケストレーションを施したものですが、ここでは更にルディン自身がヴァイオリンとピアノ用に編曲、演奏しています。
十二音技法で描かれたソナタも聴きものです。アンコールとしてラフマニノフが編曲したムソルグスキーの「ゴパーク」が置かれています。

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ショスタコーヴィチ/アレンスキー: ピアノ三重奏曲集
1. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 Op. 8
アントン・アレンスキー(1861-1906):ピアノ三重奏曲第1番
ニ短調 Op. 32
2. I. Allegro moderato/3. II. Scherzo.
Allegro molto/
4. III. Elegia. Adagio/5. IV. Finale.
Allegro non troppo
ショスタコーヴィチ: ピアノ三重奏曲第2番
ホ短調 Op. 67
6. I. Andante/7. II. Allegro con brio/
8. III. Largo/9. IV. Allegretto |
トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン
【メンバー】
ホン・スジン(ヴァイオリン)
ホン・スギョン(チェロ)
イェンス・エルヴェケア(ピアノ) |
録音 2020年8月10-13日 デンマーク音楽アカデミー・コンサートホール、コペンハーゲン(デンマーク)
ベートーヴェンの一連のピアノ三重奏曲のアルバムで高く評価されたトリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲンの最新作は、ロシアの作品集。
1861年生まれのアレンスキーはリムスキー=コルサコフに師事し、ロシア・ロマン派の伝統を継ぐ作品を残した作曲家。1894年に書かれたこのピアノ三重奏曲は、名チェリスト、カルル・ダヴィドフを偲んでおり、チャイコフスキーやラフマニノフの流れを汲む音楽家の追悼作品の意味を持っています。
アレンスキーが没した年に生まれたショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第1番は、17歳の作品。当時彼が熱心に取り組んでいた映画音楽を思わせながらも、巧みな構成を持っています。
かたや第2番は、ロシアの伝統に則った彼の親友イワン・ソレルチンスキーの追悼の音楽。
ユダヤの旋律が効果的に用いられた終楽章は、作曲された時代を象徴するとともに、ショスタコーヴィチの個人的な悲しみも表しています。
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リズムと借り物の過去 近現代ヴァイオリン作品集 |
ダニエル・クルガノフ(ヴァイオリン)
コンスタンティン・ファインハウス(ピアノ) |
レーラ・アウエルバッハ(1973-):ソナタ第3番
- ヴァイオリンとピアノのための‛&世界初録音
1. I. Adagio tragico/2. II. Allegro
marcato/3. III. Adagio pesante/4. IV. Allegro
assai
H.ポール・グデルスキーの追悼のためのアリゾナ・フレンズ・チェンバー・ミュージックと
ハリー&レア・グデルスキー財団の委嘱作
リチャード・ボードイン(1975-):In hochster
Not 切実に必要とする - ヴァイオリンとピアノのための‛&世界初録音
5. I. feroce, recitativo, moderato, grazioso,
lento molto, agitato,lento, recitativo, lento,
animato misterioso/
6. II. poco maestoso, largo/7. III.
andante, piu mosso, largo, prestissimo
8. ジョン・ケージ(1912-1992): Nocturne
夜想曲
9-14. オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
主題と変奏 |
録音 2020年8月11日、9月2日 WGBH Fraser
Performance Studio、ボストン(USA)
共にロシアで生まれ、アメリカで活躍するヴァイオリニスト、ダニエル・クルガノフとピアニスト、コンスタンティン・ファインハウスによる近代の作品集。
選ばれた4つの作品は、どれも特異なリズムに支えられています。ロシアの作曲家アウエルバッハの自由な様式で書かれたソナタは、無調の響きの中に、時折聞こえてくる甘い旋律が魅力的な音楽。第2楽章と第4楽章での高揚感溢れるリズムが特徴です。
ボードインの「In hochster Not」は彼がマイケル・フィニッシーの学生だった時代に書かれた曲。刻々と変化する表情記号の中、さまざまなリズムが現れます。
演奏者の自由な発想が求められるケージの「夜想曲」、メシアンの「主題と変奏」でも持続的なリズムを聞き取ることができます。
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1 2 3 11 近現代のクラリネット作品集
スティーヴ・ライヒ(1936-): ニューヨーク・カウンターポイント
1. Fast/2. Slow/3. Fast
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):クラリネット・ソナタ(1946年版)‛&世界初録音
4. I. Con moto, dolce e con tenerezza/5.
II. original - Allegro, ritmico, con brio/
6. II. revised – Allegro, ritmico,
con brio
7. ジョージ・フェントン(1949-): Snow Leopard
ユキヒョウ(バーナビー・ロブソン編)‛&世界初録音
8. グレアム・フィトキン(1963-): Cusp 尖端‛&世界初録音
9. ロデリック・ウィリアムズ(1965-): Red
Herring Blues レッド・ヘリング・ブルース ‛&世界初録音
フランシス・プーランク(1899-1963): ソナタ
- 2つのクラリネットのための
10. Presto/11. Andante/12. Vif
13. クロード・ドビュッシー(1862-1918):
第1狂詩曲 |
バーナビー・ロブソン(クラリネット)、フィオナ・ハリス(ピアノ)、
サイモン・チェンバレン(ピアノ)‛&7、レベッカ・チェンバース(ヴィオラ)‛&7 |
録音 2020年1月-2021年6月 パンノニア・サウンド・スタジオ、ブダペスト(ハンガリー) ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(UK) メニューイン・ホール、サリー(UK)
4曲の世界初録音を含む、クラリネット奏者バーナビー・ロブソンの20世紀と21世紀の作品集。冒頭に置かれているのは、英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)音響賞の受賞経験を持つサウンド・デザイナー、マーティン・キャントウェルとロブソンのコラボレーションによるライヒの「ニューヨーク・カウタンーポイント」。
8つの録音済のクラリネットの旋律が複雑に絡みあい、スリリングな世界を作り出しています。続くハウエルズのクラリネット・ソナタ(1946年版)をはじめとした4作品は世界初録音。
哀愁を帯びた「レッド・ヘリング・ブルース」の作曲者はバリトン歌手として活躍するロデリック・ウィリアムズというのも驚きです。
軽妙なプーランクのソナタではロブソンは2つのパートを多重録音し、最後はドビュッシーの「第1狂詩曲」で締めくくるというクラリネット好きには大注目の1枚です。
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SOLO MUSICA
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ニコロ・パガニーニ(1782-1840): 24のカプリース
Op. 1 |
セルゲイ・マーロフ
(ヴァイオリン‛&1-23,25/エレクトリック・ヴァイオリン‛&24) |
1. ホ長調 Andante/2. ロ短調 Moderato/3.
ホ短調 Sostenuto-Presto-Sostenuto/4. ハ短調
Maestoso/
5. イ短調 Agitato/6. ト短調 Lento/7.
イ短調 Pasato/8. 変ホ長調 Maestoso/9. ホ長調
Allegretto/
10. ト短調 Vivace/11. ハ長調 Andante-Presto-Andante/12.
変イ長調 Allegro/13. 変ロ長調 Allegro/
14. 変ホ長調 Moderato/15. ホ短調 Pasato/16.
ト短調 Presto/17. 変ホ長調 Sostenuto-Andante/
18. ハ長調 Corrente-Allegro/19. 変ホ長調
Lento-Allegro assai/20. ニ長調 Allegretto/
21. イ長調 Amoroso-Presto/22. へ長調 Marcato/23.
変ホ長調 Posato-Minore-Posato/
24. パガニーニ=カレッジ インプロヴィゼーション(セルゲイ・マーロフ)/
25. イ短調 Tema: Quasi presto - Variationi
I-XI - Finale 主題と変奏 |
録音 2018年 Interjam Studios、ベルリン(ドイツ)
J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」をヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラで演奏し、軽やかな音色と優れた解釈で聴き手を魅了したセルゲイ・マーロフ。
今作は、彼が常に敬意を抱いているというパガニーニの代表作「24のカプリース」全曲です。
これまでもパガニーニにまつわる作品を録音してきたマーロフですが、今回は難曲で知られるカプリース全曲を披露するだけでなく、エレクトリック・ヴァイオリンを用いての即興演奏も加えることで、彼ならではのパガニーニ像を構築しています。
【セルゲイ・マーロフ】
サンクトペテルブルク出身。モーツァルテウム大学で学び、ヴァイオリン、ヴィオラ2つの楽器を携えて、東京国際ヴィオラコンクールをはじめ多くの国際コンクールを席捲。
ヨーロッパを中心に世界各地のオーケストラと共演するほか、主要なコンサートホールでのリサイタルも行う。ヴァイオリン、ヴィオラ、バロックヴァイオリン、チェロ・ダ・スパッラを弾きこなし、レパートリーは初期バロックから現代音楽まで幅広い。

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KOMPONISTINNEN 女性作曲家の歌曲集 |
フランツィスカ・ハインツェン(ソプラノ)
ベンヤミン・ミード(ピアノ) |
1. レベッカ・クラーク(1886-1979): June
Twilight 詞: ジョン・メイスフィールト
2. イレーネ・ポルドフスキ(1880-1932): L'heure
exquise 詞: ポール・ヴェルレーヌ
3. アルマ・マーラー(1879-1964): Laue sommernacht 詞:
オットー・ビーアバウム
4 エイミー・ビーチ(1867-1944): Ah, Love,
But a Day! 詞: ロバート・ブラウニング
5. クララ・シューマン(1819-1896): Am Strande 詞:
ヴィルヘルム・ゲルハルト
6. ヘンリエッテ・ボスマンズ(1895-1952):
Le regard eternel 詞: ポール・フォート
7. イザベル・マンドリー(1963-): Hilf mir!
Wer? 詞: フランツ・カフカ
8. マリー・ジャエル(1846-1925): Le bonheur
s'effeuille et passe 詞: シャルル・ジャン・グランムージャン
9. ロージー・ヴェルトヘイム(1888-1949):
Die insel der vergessenheit 詞: アンナ・リッター
10. カタリナ・ローゼンベルガー(1971-):
Dying Is Fine – But Death 詞: エドワード・エスリン・カミングス
11. ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):Warum
sind denn die Rosen so blass?
詞: ハインリッヒ・ハイネ
12. ジュリアナ・ホール(1958-): Sleep, mourner,
sleep! 詞: エミリー・ジェーン・ブロンテ
13. アンリエット・ピュイグ=ロジェ(1910-1992):
Le diable dans la nuit 詞: ポール・フォート
14. シャルロット・ブレイ(1982-): Farewell 詞:
キャロライン・トーマス
15. マニュエーラ・ケレール(1980-): Nur
der seinen leben 詞: アルマ・マーラー
16. エリザベス・マコンキー(1907-1994):
Ophelia's Song 詞: ウィリアム・シェイクスピア
17. インゲボルク・ブロンザルト(1840-1913):
Die Loreley 詞: ハインリッヒ・ハイネ
18. マルゲリーテ・レスゲン=シャンピオン(1894-1976):
Le sommeil de Leilah
詞: シャルル=マリ=ルネ・ルコント・ド・リール
19. マデリーン・ドリング(1923-1977): Song
of a nightclub proprietress 詞: ジョン・ベッチェマン
20. ルート・シェーンタール(1924-2006):
Die ewige liebe 詞: ルート・シェーンタール
21. カロリーヌ・シャリエール(1960-2018):
Ecouter et ne rien entendre
詞: マルゲリート・ブルナト=プロヴァンス
22. ジョセフィーヌ・ラング(1815-1880):
Ob ich manchmal Dein gedenke
詞: クリスティアン・ラインホルト・ケストリン
23. セシル・シャミナード(1857-1944): Ma
Premiere Lettre 詞: ロスモンド・ジェラール
24. ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):
Remembrance 詞: バイロン卿 |
録音 2021年1月 SRF Studio, Zurich(スイス)
ロマン派から現代までに活躍した24人の女性作曲家が書いた歌曲を収録したアルバム。
クララ・シューマンの生誕200年を迎えた2019年、イギリスとポーランドの家系を持つドイツのピアニストのベンヤミン・ミードが彼女の作品の調査に着手したことが発端となり、ほぼ名前も知られていない女性たちの知られざる作品を発掘。
比較的知られるレベッカ・クラークやアルマ・マーラー、エイミー・ビーチの歌曲と併せ、このアルバムが生まれました。
さわやかな春の気持ちを歌う曲や、死の恐怖、不安な予感を抱いた曲などが女性の視点から描かれた24の歌曲を、ミードのピアノとともに、スイスのソプラノ、ハインツェンが歌い上げました。
二人はライン=ルール地方リートデュオ・コンクールで第1位を獲得したのち、デュオとして活躍しています。
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Mozart made in Salzburg モーツァルト: アリア集 |
ラファエル・フィンガーロス(バリトン)
モーツァルテウム管弦楽団
レオポルト・ハーガー(指揮&ピアノ) |
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1. 歌劇《ツァイーデ》- Nur mutig mein
Herze ただ私の心を勇気づける/
2. 歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》- Rivolgete
a lui lo sguardo 彼に向けてください そのまなざしを/
3. 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》- Deh vieni
alla finestra 窓辺においで/
4. 歌劇《フィガロの結婚》- Tutto e disposto...Aprite
un po'quegli occhi すべては準備ができた -
さあ、目をあけろ/
5. 歌劇《魔笛》- Der Vogelfanger 私は鳥刺し/6.
歌劇《フィガロの結婚》- Se vuol ballare 踊りをなさりたければ/
7. An Chloe クロエに KV 524/8. Wie unglucklich
bin ich nit いかに私は不幸なことか KV 147/
9. Zur Warnung 警告KV 433/10. Un bacio
di mano 御手に口づけ KV 541/
11. 歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》- Donne
mie あなたにとって 僕だけです/
12. 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》- Madamina
il catalogo e questo カタログの歌/
13. 歌劇《魔笛》 - Ein Mädchen oder
Weibchen 恋人か女房か/
14. 歌劇《フィガロの結婚》- Non piu andrai
もう飛ぶまいぞこの蝶々/
15. Abendempfindung an Laura 夕べの想い
KV 523/
16. Io ti lascio, o cara addio お前に別れを告げる、いとしい人、さようなら
KV621a/
17. 歌劇《フィガロの結婚》- Hai gia vinta
la causa お前はもう訴訟に勝っただと(ウィーン初演版)‛&世界初録音 |
録音 2021年春 モーツァルテウム(オーストリア)
「ザルツブルクで制作されたモーツァルト」と題されたアルバム。実は作曲家、ソリスト、指揮者をザルツブルク出身者で固め、オーケストラも録音場所もザルツブルクという徹底ぶり。バリトンのためのオペラ・アリアと歌曲を通じてモーツァルト愛を存分に伝えます。
有名曲の数々に加え、あまり耳にすることのない《ツァイーデ》のアリアや、《フィガロの結婚》のウィーン初演の際に付け加えられた伯爵のアリアが貴重です。
ラファエル・フィンガーロスは1986年にザルツブルク州タムスヴェークに生まれ、ウィーン音楽大学を卒業。2016年から2020年までウィーン国立歌劇場のアンサンブル・メンバーとなり、2016年には歌劇場の日本公演に帯同して《ナクソス島のアリアドネ》のハルレキン役を歌い、注目されました。現在ではオペ
ラ、コンサートの両面で幅広く活躍しています。
このCDでは、できるだけ編集を少なくすることで、ライヴにおけるサウンドとフレージングの再現を狙っています。
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Intersec#ion クラシック・ミーツ・ジャズ
1. エセキエル・マンテーガ: Milonga Camarga
ミロンガ・カマルガ
ウーリ・ブレナー: The Clazzic Suite
2. I. Syrinxation/3. II. Walking Bachwards/
4. III. Saltarello/5. IV. Funky Bird/6.
V. Amadevans/
7. ペドロ・ラウレンス/ホセ・マリア・コントゥルシ:
Milonga de mis Amores わが愛のミロンガ |
アンサンブル・クラジック
【メンバー】
マルティナ・ジルヴェスター(フルート)
スザンナ・クロフスキ(ピアノ)
アレックス・バイヤー(コントラバス)
トーマス・シュポラー(パーカッション) |
録音 2018年9月11-14日 realistic sound
studio、ミュンヘン(ドイツ)
さまざまな音楽ジャンルにルーツを持つ4人のアーティストが、多彩なスタイルと文化の融合を試み創り上げた1枚。
バロックとジャズの出会い、厳格な記譜法と即興の出会い、そして新しい演奏技術。これらから生まれた美しく遊び心溢れる音がアンサンブル・クラジックの持ち味です。
アルバムには名作のアレンジと、今回彼らのために書かれたウーリ・ブレナーの「The
Clazzic Suite」を収録、ドラムのリズムとコントラバスのグルーヴが高揚感をもたらし、ピアノの輝くような音色とフルートの鋭い響きが華を添えます。
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CASCAVELLE
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「アルミン・ジョルダンを讃えて」
(1)ブロッホ:シェロモ(1916)
(2)デュティユー:遥かなる遠い世界へ(1967-70) |
フランソワ・ギエ(チェロ)
アルミン・ジョルダン(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団 |
録音:(1)1990年5月、(2)1991年3月6日,ジュネーヴ [52'25] ※簡易紙ケース収納
名指揮者アルミン・ジョルダンの放送録音をCD化。2曲ともチェロ独奏が活躍する、ブロッホの「シェロモ」とデュティユーの「遥かなる遠い世界へ」。
どちらの作品も、またブロッホもテュティユーも、ジョルダンは録音を残していなかったと思われる。どちらも大変な名演で、特にデュティユーの「遥かなる遠い世界へ」では、スイスのチェロ奏者、フランソワ・ギエともども熱く燃えている。
フランソワ・ギエは1953年、地元ジュネーヴ生まれ。1979年から最近までスイス・ロマンド管弦楽団の首席ソロチェロ奏者を務めていた。
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ロンターノ四重奏団によるボヘミアの作曲家の弦楽四重奏曲3曲
ソメル(1921-97):弦楽四重奏曲第1番 ニ短調
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調
「クロイツェル・ソナタ」
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調
Op.96 「アメリカ」 |
ロンターノ四重奏団:
【ポリーヌ・クラウス(ヴァイオリン)、
フロラン・ビリー(ヴァイオリン)
ロイク・アブデルフェッター(ヴィオラ)、
カミーユ・ルノー(チェロ)】 |
録音:2021年4月27-30日 プラトー・ダシ、2021年5月22-23日
パリ 70'26
ロンターノ四重奏団によるボヘミアの作曲家の弦楽四重奏曲3曲。ドヴォルザークの「アメリカ」とヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ」も素晴らしい演奏だが、このCDにはウラディミール・ソメル(1921-1997)の弦楽四重奏曲第1番が収録されているのがボヘミア音楽好きに嬉しいだろう。
ヴラディミール・ソメルは、現在はチェコのドイツ国境に近いホルニー・イジェティーンに生まれた作曲家。プラハ音楽院で学んだ後、チェコで作曲家として活動。弦楽四重奏曲第1番は彼の代表作の一つ。
ロンターノ四重奏団は2015年にパリ高等音楽院の仲間たちによって結成された若い弦楽四重奏団。
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フランクを初め近代フランスのヴァイオリン・ソナタの名曲を3曲
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調
Op.13
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ニ短調 Op.75
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 |
サスキア・ルティエク(ヴァイオリン)
ジェローム・グランジョン(ピアノ) |
録音:2021年1月29、30、31日 パリ,75'40
フランクを初め近代フランスのヴァイオリン・ソナタの名曲を3曲収録。しかしただの名曲集ではない。
ピアノは1875年のエラールのグランドピアノを使用、つまり作曲された当時のパリのピアノ。20世紀のピアに比べると音が優しく繊細な表現に長けており、どの曲も今日一般的な演奏よりも控えめな美感に満ちている。
もちろんヴァイオリンもそれに合わせた優美な演奏で、決して弦を唸らせて歌うようなことのない気品溢れる音楽。
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GALLO
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「ジェローム・ベルネイ 3+3」
~ラヴェル周辺のジャズ
ラヴェル:ピアノ三重奏曲
ベルネイ:乱入1―6 |
トラミ・ンギュイアン(ピアノ)
アレクシス・グフェラー(ピアノ)
マリオン・ドゥヴォー(ヴァイオリン)
オーレリアン・フェレット(チェロ)
ファビアン・スヴィラ(コントラバス)
ジェローム・ベルネイ(ドラムス、作曲) |
ラヴェルのピアノ三重奏曲を分割してジャズが乱入!!
録音:2020年10月16、17、18日 スイス イヴェルドン・レ・バン,71'31 ※簡易紙ケース収納
これは少々風変わりなCD。ラヴェルのピアノ三重奏曲の各楽章を分割して、そこにジャズを乱入(irruption)させている。
知らずに聞いたら驚くだろうが、これが中々巧く出来ていて面白い。
ジェローム・ベルネイは1971年、カナダのヴァンクーヴァー生まれでスイスのローザンヌ育ちの作曲家、打楽器奏者。
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「ジャン・ペラン(1920-89):作品集」
(1)ピアノのための間奏曲 Op.29~第1番,第3番
(2)ホルン・ソナタ Op.7
(3)チェロ・ソナタ Op.11
(4)フルート・ソナタ Op.12b
(5)セクンドゥム・パウルム |
ジャン・ペラン(ピアノ)
(2)ヨゼフ・モルネル(ホルン)
(3)ジャン・ド・スパングレル(チェロ)
(4)ピエール・ワーブル(フルート)
(5)ハンス=ペーター・グラーフ(テノール)
クルツィオ・ペトラーリオ(クラリネット)
エマニュエル・ゴファール(チェロ) |
録音:(1)1979年5月20日 フランス、(2)(4)1979年1月30日
ローザンヌ、(3)1983年3月25日 ローザンヌ、(5)1987年3月10日
ローザンヌ [69'52]
2020年に生誕100周年を迎えたスイスの作曲家、ジャン・ペラン(1920-1989)が自作でピアノを弾いた演奏を、スイス・ロマンド放送の音源からCDにしたもの。
ジャン・ペランはローザンヌの生まれ。ピアニストや音楽評論家として活動する一方、作曲家としても精力的に作品を書いたが、CDはこれまで僅かしかなかった。作風は渋め。
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「無伴奏フルート作品集」
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調
バッハ:パルティータ イ短調
ドビュッシー:シランクス
オネゲル:シェーヴルの踊り
ミーク(1906-90):練習曲=即興曲
ミーク:ルエトの楽しみ
ミーク:フルートの喜び |
ジャン=リュク・レイシェル(フルート) |
録音:2021年4月5日 スイス ケールザッツ
[55'43]
バロック音楽から20世紀の音楽までの無伴奏フルート作品を収録。特に後半にペーター・ミーク(1906-1990)の作品を収録しているのが珍しい。
ペーター・ミークはスイス、レンツブルクの生まれ、1930年代にパリで学び、フランス近代音楽の作風を身に着けた。
ルエトの喜びは1972年にペーター=ルーカス・グラーフによって初演された。ルエトとはスイス北部のアールガウ州の町シュロスルエトのこと。
ジャン=リュク・レイシェルはスイスのフルート奏者。ベルンとロンドンで学んだ後、様々なオーケストラでフルートを演奏している。
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CARUS
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83047
(3CD)
¥4500
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ラーデマン、ベルニウス指揮 バッハ:オラトリオ集 3CDボックス |
CD. 1 バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248
1. 第1部 降誕節第1祝日用/2. 第2部 降誕節第2祝日用/3.
第3部 降誕節第3祝日用
CD. 2 バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248
1. 第4部 新年用/2. 第5部 新年後の第1日曜日/3.
第6部 顕現節/
4. ボーナス・トラック カンタータ第214番から冒頭の合唱「太鼓よ鳴れ!」
アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ:第3、4、6部)、
レグラ・ミューレマン(ソプラノ:第1、2、5部)、ヴィーブケ・レームクール(アルト)、
セバスティアン・コールヘップ(テノール)、ミヒャエル・ナジ(バス)、
ゲッヒンガー・カントライ、ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
第1、2、5部 2016年12月3-4日 シュトゥットガルトでのライヴ録音、第3、4、6部
2017年1月7-9日 シュトゥットガルトでの録音(既発売の 83312
2CD #4009350 833128 から)
(既発売の 83312 2CD #4009350
833128 から)
CD. 3
1. 復活祭オラトリオ BWV.249
ジョアン・ラン(ソプラノ)、エリザベート・ヤンソン(アルト)、
ヤン・コボウ(テノール)、ゴットホルト・シュヴァルツ(バス)
2004年7月23-25日 ドイツ、シュヴェービッシュ、アウグスティヌス教会での録音
2. 昇天節オラトリオ BWV.11
エリザベート・ヤンソン(アルト)、デイヴィッド・オールソップ(カウンター・テナー)、
サミュエル・ボーデン(テノール)、トビアス・ベルント(バス)
2014年5月15-16日 ドイツ、聖ペテロ&パウロ教会での録音
シュトゥットガルト・バロック・オーケストラ、シュトゥットガルト室内合唱団、
フリーダー・ベルニウス指揮(既発売の 83290
1CD #4009350 832909 から) |
ご好評いただいているバッハ:受難曲ボックス(83046
#4009350 830462)に続く、既発売の2アルバムをまとめたバッハ作品、紙ボックス。第2弾。
限定盤と成っております。
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83020
(10CD)
【再発売】
¥8000
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メンデルスゾーン:教会音楽作品集 10CDボックス |
シュトゥットガルト室内合唱団 他
フリーダー・ベルニウス指揮 |
長く愛されておりますボックス・セットが再発売と成ります。
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83048
(28CD)
¥19200
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ラーデマン指揮
シュッツ:作品録音全集 28CDボックス
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Vol.1から20(完結)までをまとめた、お買い得ボックス・セットです。
録音完結に伴い、集大成として全てのアイテムをまとめた28枚組のボックスとして改めてお求めやすい価格にて販売いたします。(限定盤と成っております。お気を付けください。)
仕様:重さ:745.5グラム、縦:130mm、横:130mm、幅:73mm の紙箱タイプ紙ジャケット。
尚、曲ごとの歌詞や作品内容の詳しい解説書は、ございません。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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SPECTRUM SOUND
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CDSMBA 089
(5CD+1DVD)
¥7900 →\7290
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現在入手困難なコーガンの名演の数々
レオニード・コーガン
アーカイヴス・イン・フランス |
CD-1
「レオニード・コーガン~1982年10月20日、伝説のパリ・リサイタル」
・シューベルト:ヴァイオリン・ソナチネ第3番
ト短調 D.408/
・シューベルト:幻想曲 D.934/・ブラームス:スケルツォ
ハ短調~F.A.E.ソナタより/
・J.S.バッハ:シャコンヌ~無伴奏パルティータ第2番
ニ短調 BWV1004より 第5楽章
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ニーナ・コーガン(ピアノ)
ライヴ録音:1982年10月20日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ】
※ CDSMBA-005既発売
CD-2
・パガニーニ:カンタービレ/・ファリャ(コハンスキー編):スペイン民謡組曲/
・プロコフィエフ:仮面~『ロメオとジュリエット』より
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ニーナ・コーガン(ピアノ)
ライヴ録音:1982年10月20日、シャンゼリゼ劇場、パリ【ステレオ】
※CDSMBA-005既発売
・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 Op.61
・J.S.バッハ:サラバンド~無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
ニ短調 BWV1004より第3楽章(アンコール)
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)
フランス放送ニュー・フィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:1977年2月18日/メゾン・ドゥ・ラ・ラジオ【ステレオ】
※CDSMBA-012既発売
CD-3
・ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調
Op.1 No.15 HWV 373
・ブラームス:スケルツォ ハ短調~F.A.E.ソナタより
・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番
ハ長調 BWV1005
・プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ニ長調 Op.94a
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ナウム・ワルター(ピアノ)
ライヴ録音:1964年5月25日/ボルドー【モノラル】
※CDSMBA-019既発売
CD-4
・ファリャ:スペイン民謡/・ラヴェル:ツィガーヌ/
・ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ/・サラサーテ:サパテアード
Op.23-2
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ナウム・ワルター(ピアノ)
ライヴ録音:1964年5月25日/ボルドー【モノラル】
※ CDSMBA-019既発売
・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
イ短調 Op.77
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、モーリス・ルルー(指揮)、フランス国立管弦楽団
ライヴ録音:1966年3月8日/シャンゼリゼ劇場【ステレオ】
※ CDSMBA-019既発売
CD-5
・R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ
変ホ長調 Op.18/
・ショスタコーヴィチ(ツィガノフ編):24の前奏曲
Op.34 より4曲/・ラヴェル:ツィガーヌ
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、アンドレイ・ムイトニク(ピアノ)
セッション録音:1959年11月26日/パリ【モノラル/放送用セッション】
※ CDSMBA-020既発売
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」イ長調
K.219
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、モーリス・ルルー(指揮)、フランス国立管弦楽団
ライヴ録音:1966年3月8日/パリ【ステレオ】
※ CDSMBA-020既発売
DVD
・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 Op.61
・J.S.バッハ:サラバンド~無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
ニ短調 BWV1004より第3楽章(アンコール)
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)、
フランス放送ニュー・フィルハーモニー管弦楽団
ライヴ収録:1977年2月18日/メゾン・ドゥ・ラ・ラジオ【モノラル/カラー】
※ DVDSMBA-001既発売
・テレマン:小組曲/・シューマン:おとぎ話の絵本より第1
楽章/・ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)、クリスチャン・イヴァルディ(ピアノ)
テレビ放送用収録:1965年/フランス放送協会【モノラル/モノクロ】
※ DVDSMBA-001既発売
・サン= サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3
番 ロ短調 Op.61
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)、コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)、
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ライヴ収録:1967年/メゾン・ド・ラジオ・フランス【モノラル/モノクロ】
※ DVDSMBA-001既発売 |
日本限定発売!スペクトラム・サウンドがリリースした現在入手困難なコーガンの名演の数々がセットとなり完全限定発売!
音源:INA & Radio France(24bit/192KHz
digital restoration and remastering from
the original master tapes)/DVD、画面:4:3【NTSC】、音声:24bit/48kHz、日本語解説付
国立視聴覚研究所(INA)およびラジオ・フランス提供による音源を使用したスペクトラム・サウンドがリリースしたレオニード・コーガンのCDとDVD
がセットとなって完全限定発売いたします!現在、オリジナル盤すべてが廃盤で入手困難のタイトルなだけに嬉しいセット化でのリリースといえます。
当セットでは1959年から1982年までフランスでのライヴおよび放送用セッション音源を収録。レパートリーの広さでも知られるコーガンの魅力が詰まった演奏が揃っております。
正統的ながら熱い演奏が魅力のコーガンは、心にしみいる演奏を披露し聴衆を魅了しました。なかでもコーガン最晩年(亡くなる2ヵ月前)、1982年10月20日のパリにおけるリサイタルではコーガンが得意とした『シャコンヌ』を演奏。品格の溢れる演奏には心打たれます。
コーガンでしか表現することのできない実に味わい深い演奏をご堪能ください。
なお、DVDには1977年に演奏されたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を収録しており、映像でもお楽しみいただけます(CDと同一音源ながらDVDはモノラルです)。
また、DVDにはオークレールの演奏も収録されております。
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<映像>

10/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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AD VITAM
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フランスならではの洒落た趣向
動物の「謝肉祭」ならぬ、「討論会」
動物の討論会(サン=サーンスの「動物の謝肉祭」による)
編曲・構成:ジルダ・パンジェ
原作:エマニュエル・スアレス |
語り:ジャン=ミシェル・フルヌロー
モード・アモン=ロワサンス(指揮)
ブルターニュ国立交響楽団のメンバー
ジルダ・パンジェ(指揮)
室内合唱団メリスム、
ブルターニュ聖歌隊 |
これは斬新!サン=サーンスの名作「動物の謝肉祭」の動物たちが語り始めた!!
録音:2020年11月25、26日/レンヌ歌劇場/DDD、50'44"
今年歿後100年を迎えるサン=サーンス。代表作「動物の謝肉祭」のリリースですが、全く新しい試みを示す画期的な内容となっています。題して「動物の討論会(Le
Carnav(oc)al des animaux)」。
ライオンが「動物連合大サミット」を開催し、動物と人間の世界的状況について討論するために動物たちを招集します。
そして動物たちはそれぞれ実情を訴えます。
エマニュエル・スアレスのフランス語台本をジルダ・パンジェが原曲を変更することなく語りと声楽アンサンブルに仕立てています。
とても自然なため、サン=サーンスのオリジナル器楽部分がカラオケのように感じられるほどです。
もともとが親しみやすい音楽なため子供も大喜び。聖歌のような「白鳥」、幻想的な「水族館」はその世界に引き込まれますが、ピアノがサン=サーンスならではの落着きなさで走り回る「ロバ」や、下手な音階練習をする「ピアニスト」も見事な声楽曲になっているのが聴きもの。
サン=サーンス・イヤーに向け、さすがフランスならではの洒落た趣向をみせてくれます。
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CLAVES
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ジャン・フランセ:管楽器のための作品集
(1)プーランク(フランセ編):愉しみの音楽
(2)フランセ:9つの性格的小品
(3)フランセ:7つの踊り~バレエ「ソフィーの不幸」に基づく
(4)フランセ:悲歌~モーツァルト没後200
年記念の
(5)シャブリエ(フランセ編):道化の行進
(6)ショパン(フランセ編):3つのエコセーズ
(7)ショパン(フランセ編):ドイツ民謡による変奏曲
(8)シューベルト(フランセ編):3つの軍隊行進曲
Op.51, D733 |
ローザンヌ室内管弦楽団の管楽器メンバー
ニコラ・シャルヴァン(指揮) |
躍動感に満ちた木管アンサンブルの響き!
ジャン・フランセの管楽器のための作品をローザンヌ室内管の管楽器メンバーが録音!
セッション録音:2021年1月/ローザンヌ・オペラ(スイス)
カバー・イメージ:アルベール・マルケ(1875-1947)「トリコロール」(1902
年)/DDD、ディジパック仕様、73'24
新古典的な様式と現代的感覚を取り入れた多作曲家ジャン・フランセ(1912-1997)。パリ音楽院で学び、ラヴェルやストラヴィンスキーの影響を受けながら独自のスタイルを築きました。
フランセは管楽器、特に木管アンサンブルの作曲に情熱を注ぎ、モーツァルトの管楽八重奏のような豊かな表現力に加えて、きらめきと躍動感を持ち合わせたのがフランセの特徴と言えます。
当アルバムで興味深いのがフランセの編曲作品。プーランク、シャブリエ、ショパン、シューベルトの作品をフランセの語法で表現した実に豊かな響きを楽しめる作品の数々は、原曲を尊重し各作曲家の個性を引き出しながらもフランセ流の響きに仕上げております。シャルヴァン指揮のもとローザンヌ室内管弦楽団の管楽器メンバーがフランセの豊かな響きを楽しみながら演奏しております。
当録音はClavesレーベルでもおなじみの録音技師、ジャン=クロード・ガブレルが担当。ガブレルは小糸恵のバッハのオルガン作品集をはじめとする録音で高く評価を得ている名録音技師です。

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PRAGA DIGITALS
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なんと・・・。
「2018年、社主逝去につき活動を終止したPragaレーベルですが、遺志を継いだ新オーナーが、レーベルを継続させるはこびとなりました。」
とのこと。
そしていきなりの新録音。
昨年のあのとんでもない在庫セールで旧譜在庫はガタガタになってると思うが、今後に期待します。
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新生PRAGA!
新生プラジャーク四重奏団
ハイドン:最後の3つの弦楽四重奏曲
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲第81番ト長調Op.77の1
(2)弦楽四重奏曲第82番ヘ長調Op.77の2
(3)弦楽四重奏曲第83番ニ短調Op.103(未完) |
プラジャーク四重奏団 |
プラジャーク四重奏団最新のハイドン最後の弦楽四重奏曲
録音:2020年10月、11月/ドモヴィーナ・スタジオ/96kHz
24bit、59'00"
第1弾は、プラジャークによるハイドンの弦楽四重奏曲集。
83曲ある彼の弦楽四重奏曲のうち最後の3篇。第83番はアンダンテとメヌエットのみの未完成作品。
2015年にメンバーが交代した新生プラジャーク四重奏団による2020年秋に新録音されたフレッシュな演奏が楽しめます。
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AUSTRIAN GRAMOPHONE
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ブルーノ・シュトローブル:エレクトロアコースティック・ミュージック
Vol.2
Zungenspiel(2021)/Muhlentanze(2020/21)/Sagewerk(2020) |
オーストリア出身の現代音楽作曲家、ブルーノ・シュトローブル(1949-)が2019年に発表した初のポートレート・アルバム(AG0011)に続く、自作自演集第2巻。
タイトルは前作の『エレクトロニック・ミュージック』から『エレクトロアコースティック・ミュージック』へと変わり、2020年から2021年にかけて作曲された3つの大規模な作品が収録されています。
シュトローブルは音自体に強い関心を持っており、何十年もの間、音に手を加え変化させ、遊んできました。
過去にはアナログの音響処理装置を使い、はるか昔にはコンピュータソフトウェアと電子楽器を使っていたこともありますが、ほとんどの場合、彼が既知および未知の音の世界への旅の出発点としているのは、アナログの音です。
本アルバムの収録作品も、丸鋸、ミル、バレルオルガンという3つの機械的な道具の音をベースに作られています。
※録音:2020年6月(オーストリア)
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INDESENS!
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ライヒ:エレクトリック・カンターポイント |
ピエール・ビボー(ギター) |
ナゴヤ・ギターズ(原曲:ナゴヤ・マリンバズ(1994)/ギター版編曲:ダーヴィド・タネンバウム(1996))
エレクトリック・カウンターポイント(1987)
エレクトリック・ギター・フェイズ
(原曲:ヴァイオリン・フェイズ(1967)/ギター版編曲:ドミニク・フラスカ(2000))
クラッピング・ミュージック(1972) |
スティーヴ・ライヒ85歳記念盤!ピエール・ビボーによるライヒのギター作品集!
2021年10月3日に85歳の誕生日を迎えた現代音楽&ミニマル・ミュージックの大巨匠、スティーヴ・ライヒへと捧げるギター・アルバム。
パット・メセニーが初演した代表作「エレクトリック・カウンターポイント」の他、ナゴヤ・マリンバズ、ヴァイオリン・フェイズからのギター・トランスクリプション作品を組み合わせたラインナップは、スティーヴ・ライヒ自身によっても検証済みのプログラムです。(クラッピング・ミュージックは原曲通りハンドクラップのみで演奏)
ピエール・ビボーはクラシック・ギターとエレクトリック・ギターの両面で多彩な活躍を誇るフランスのマルチフェイス・ギタリスト。
アンサンブル・アンテルコンタンポランやフランス放送フィルハーモニー管弦楽団のアディショナル・ミュージシャン(クラシック&エレクトリック・ギター)、ティエリー・ペクーが創設したアンサンブル・ヴァリアンスの常任メンバーとして活動し、ベアルン(フランス)で開催される国際ギター・フェスティヴァルの芸術監督を務めています。
ギター、サンプラー、ルーパー、コンピューターを扱った現代音楽を探求し、ザド・ムルタカ、ティエリー・ペクー、ジェフリー・ホルメスらの現代作曲家が、彼のためにギター作品を捧げています。
※録音:2021年5月~6月、studio A Bolt from
the Blue(パリ)/ミックス&マスタリング:2021年7月、Studio
Sequenza(モントルイユ)

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ジプシー・ジャーニー
エネスク:
ヴァイオリンとピアノのための協奏的即興曲
変ト長調、
ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op.25
《ルーマニア民謡の特徴による》
ヴァインベルク:
ヴァイオリンとピアノのためのモルドバの主題によるラプソディー
バルトーク:6つのルーマニア民俗舞曲 Sz.56,
BB.68
ラヴェル:ツィガーヌ |
タチアーナ・サムイル(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ) |
タチアーナ・サムイルが華麗に舞う!濃厚なジプシー&東欧プログラム!
☆ロシアン・ヴァイオリンの伝統を受け継ぐ才女、タチアーナ・サムイルが華麗に舞う!
☆バルトーク、エネスク、ラヴェル、ヴァインベルクのジプシー&東欧プログラム!
タチアーナ・サムイルは、モスクワ音楽院、ブリュッセル王立音楽院、マドリード・ソフィア王妃高等音楽院でヴァイオリンを学び、2014年のソチ・オリンピックでは閉会式でソリストの大役を務めあげ、「伝統的なロシア・ヴァイオリンの系譜における最高傑作」とも称されるロシアのヴァイオリニスト。
前作「月の光」(INDE108)に続く、タチアーナ・サムイルとデイヴィッド・ライヴリーとのデュオ・レコーディングは、バルトーク、エネスク、ラヴェル、ヴァインベルクの東欧・ジプシー関連作品を凝縮させた、濃厚なるジプシー・アルバム。
ヨーロッパで多くの社会的、政治的、芸術的な革命が起こった20世紀の変わり目の時代を舞台に、モダンとフォークの影響のバランスを取りながら、聴衆をヨーロッパの東端へと導いてゆく情熱のジプシーの旅をお楽しみください。
※録音:2018年7月21日、パスツール・ホール(フランス)(モンペリエ音楽祭ライヴ)
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KAIROS
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アレッサンドロ・ペリーニ:拡張された身体
Space /Spectrum(2017)
Intorno alla traccia(2017ー2020)
On that day my left ear became a frog(2018)
Epicentro(2020)
Steel string quartet(2016)
Rondo(2020)
N-S(2017) |
アルス・ノヴァ・アンサンブル、
デュオ・ディロン・トルクァティ、
シモーネ・ベネヴェンティ(カリンバ)
ナタリー・エリクソン(クラリネット)
マルコ・フージ(ヴァイオリン)
イレーネ・ビアンコ(ピアノ)
ルーベン・マティア・サントルサ
(エレクトリックギター)ほか |
現代音楽シーンの最先端、ペリーニの 《拡張された身体》!
ヴェネツィア・ビエンナーレにも参加しているイタリアの現代アーティスト、アレッサンドロ・ペリーニ(1983-)の器楽分野における最新の研究成果を反映したアルバム。
ペリーニの芸術作品は、器楽や電子音楽から、オーディオ・ヴィジュアルや光を使った作品、ネット・アート、ランド・アートまで幅広く、最近ではカスタムメイドの機械に焦点を当てています。
彼は異質な美的感覚の中で、電子音操作のテクニック、電気機械や電気音響楽器のデバイスの作成、音環境の考察などへの興味を統合し、特異な作曲システムやソリューションを生み出すことができる作曲家で、時には楽器という媒体(それはすでに人体の義体ともいえるもので、望みの音を得るために正確に考案されている)が、さらに特別に作られた義体で強化されることもあるのです。
現代音楽シーンの最先端で活躍する演奏家たちによる演奏です。
※録音:2016年-2020年
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ORLANDO RECORDS
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バロック時代のチェロソナタ集
アントニオ・カルダーラ:
チェロ・ソナタ第4番 ニ短調、チェロ・ソナタ第14番
イ短調、
チェロ・ソナタ第2番 ニ長調
ジュゼッペ・サンマルティーニ:チェロ・ソナタ第3番
イ短調
ウェンセスラウス・シュプルニー(ca.1700-1754):
チェロ・ソナタ第5番 ヘ長調
ジョヴァンニ・ボノンチーニ:チェロ・ソナタ第1番
イ短調 |
フォンド・バロッコ
〔マリー・オルシーニ=ローゼンバーグ(チェロ)、
ヘルヴィヒ・ノイゲバウアー(Gヴィオローネ)〕
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バロック期のチェロ・ソナタといえば、一般的にはアントニオ・ヴィヴァルディやベネデット・マルチェッロのものが有名ですが、それ以外にも、アントニオ・カルダーラ、ジュゼッペ・サンマルティーニ、ジョヴァンニ・ボノンチーニといった作曲家や、1700年頃にボヘミアで生まれ、パリでチェリスト・作曲家として名声を得たヴェンセスラス・シュプルニーのような、あまり知られていない作曲家の手による作品が数多く存在しています。
チェリストのマリー・オルシーニ=ローゼンベルクと通奏低音奏者のヘルヴィヒ・ノイゲバウアーによるデュオ、フォンド・バロッコは、これらバロックの宝石を取り上げ、生き生きとした解釈で、再発見のための価値あるアルバムを作り上げました。
短調の作品が多いのもポイントです。
※録音:2020年6月(オーストリア)
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ヒンデミット&ブーレーズ:無伴奏ヴァイオリンのための作品集
パウル・ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
Op.31-1(1924)
オルランド・バス:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(2015)
ヴォルフガング・リーム:
無伴奏ヴァイオリンのための《Uber die
Linie VII》(2007)
マティアス・ピンチャー:
無伴奏ヴァイオリンのための《ヴェールについての考察》への習作第3番(2007)
無伴奏ヴァイオリンのための《アンテーム》(1991) |
ラシェル・コブリャコフ(ヴァイオリン) |
現代音楽をメインフィールドとし、ヴォルフガング・リームやマティアス・ピンチャーといった作曲家との密接な仕事、アンサンブル・モデルンやアンサンブル・アンテルコンタンポランへのゲスト参加など、コンテンポラリーの世界で幅広く活躍するヴァイオリニスト、ラシェル・コブリャコフの無伴奏作品集。
2021年に多くの音楽家に課せられた芸術的な孤独を克服するためのプログラムとして、ヒンデミットやブーレーズの無伴奏作品に加え、オルランド・バスとマティアス・ピンチャーの2作品を演奏し、自身の多彩な音楽性を強調しています。
彼女の現代音楽に関する豊かな知識に基づいた、第2次世界大戦以降のヴァイオリンの演奏技術の発展を示す理想的なセレクションといっても良いでしょう。
※録音:2021年4月(フランス)
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URANIA RECORDS
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C.P.E.バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ集(ヴィオラ版)
ソナタ ト短調 Wq.88(1759)
ソナタ ハ長調 Wq.136(1745)
ソナタ ニ長調 Wq.137(1746) |
ルカ・ラッザリーニ(ヴィオラ)
ニコラ・レニエロ(ハープシコード) |
URANIA、元気なのか?
C.P.E.バッハのガンバ・ソナタをヴィオラで!当時のヴィオラ・ダ・ブラッチョでの演奏を現代に再現!
カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ(1714-1788)が、そのベルリン時代に作曲した才気煥発の「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」の3曲を、「ヴィオラ・ダ・ガンバ」ではなく「ヴィオラ」で奏でた注目作!
フリードリヒ大王の宮廷で働いていたC.P.E.バッハによってこの3曲が生み出された18世紀中期から後期にかけて、ヨーロッパの大半の国々でヴィオラ・ダ・ガンバが使用されなくなっていったこともあり、これらの作品を演奏する際にヴィオラ・ダ・ブラッチョを使用することを認めている資料も遺されています。
この18世紀後半に行われたであろう「ヴィオラ・ダ・ブラッチョ」での演奏を再現するため、C.P.E.バッハのソナタ3作品に取り組んだのは、イタリアのヴァイオリン&ヴィオラ奏者ルカ・ラッザリーニ。
ジョヴァンニ・グリエルモとジョヴァンニ・ペトレッラにヴァイオリンとヴィオラと学んだ後、ロンドンの王立音楽院へ留学。
ヴィチェンツァとヴェローナでバロック・ヴァイオリンをファビオ・ミッサッジャ、バロック・ヴィオラをステファノ・マルコッキに師事し、現在はピリオド楽器アンサンブルのイル・トラッティメント・アルモニコのリーダーとしてイタリアの古楽シーンで活躍しています。
使用楽器はマッシミリアーノ・ダッラ・コスタが2020年に製作したアントニオ・ストラディヴァリ1748年製のレプリカ。
「ヴィオラ・ダ・ブラッチョ」で演奏されたであろう、C.P.E.バッハのバロック時代と古典派時代を繋ぐ秀作を豊潤なヴィオラ音色で
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※録音:2021年1月、カステルゴンベルト(ヴィチェンツァ、イタリア)

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クララ・シューマン:初期ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ ト短調
4つのポロネーズ Op.1
3つのロマンス Op.11
音楽の夜会 Op.6
ウィーンの夜会 Op.9 |
アンジェラ・ティリーノ(ピアノ/YAMAHA CFX) |
クララ・ヴィークの時代の「4つのポロネーズ
Op.1」から、ロベルト・シューマンとの新婚時代、クララ・シューマンとなってから書かれた「ピアノ・ソナタ
ト短調」までで構成されたその作曲活動の初期を代表する作品の数々。
ヴィルトゥオージティ的なピアニズム、ショパンの影響、ウィーンの伝統へのオマージュなど、クララ・シューマンの芸術性の成長を辿ることが出来るユニークなプログラムに仕上がっています。
クララ・シューマンの初期作品をYAMAHA CFXのピアノで奏でるのはイタリアの女流ピアニスト、アンジェラ・ティリーノ。
フィレンツェのルイジ・ケルビーニ音楽院で研鑽を積んだのち、ナディア・ティリーノとナダン・ピアノ・デュオを結成。ヘルツォーゲンベルクの4手連弾作品集でレコーディング・デビューを飾り、今回、満を持してのソロ・レコーディング・デビューとなる才媛です。
※録音:2021年4月、グリファ・エ・フィリ・ピアノフォルティ(ミラノ、イタリア)
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<映像>
DYNAMIC(映像)
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DYNDVD37907
(DVD)
¥3100
※CD同時発売
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ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):歌劇《ベリサリオ》
台本:サルヴァトーレ・カンマラーノ
ジュスティニアーノ..リン・シュン(バス)、ベリサリオ..ロベルト・フロンターリ(バリトン)、
アントニーナ..カルメラ・レミージョ(ソプラノ)、
イレーネ..アンナリーザ・ストロッパ(メゾ・ソプラノ)、
アラミーロ..チェルソ・アルベロ(テノール)、エウドーラ..アナイース・メヒアス(ソプラノ)、
エウトロピオ..クロディアン・カカーニ(テノール)、
エウセビオ..ステファノ・ジェンティーリ(バス)、
オッターリオ..マッテオ・カストリニャーノ(テノール)、
百人隊長..ピエールマルコ・ヴィーニャス・マッゾレーニ(バリトン)
ドニゼッティ歌劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮:ファビオ・タルターリ)
指揮: リッカルド・フリッツァ |
DYNBRD57907
(Blu-ray)
¥3100
※CD同時発売
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映像監督: マッテオ・リケッティ/上演: コンサート形式(無観客)
収録: 2020年11月21日ドニゼッティ歌劇場(ベルガモ)/収録時間:
131分/音声: イタリア語歌唱/PCMステレオ2.0/Dolby
Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS HD Master
Audio5.1(Blu-ray)
字幕: 日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語/画角:16/9 NTSC
All Region、DVD..片面二層ディスク、Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i
High Definition
時はビザンチン帝国のジュスティニアーノ(ユスティアヌス)帝の治世。
ベリサリオ(ベルサリウス)は周辺民族との戦いで数々の武勲を挙げ皇帝の覚えめでたい大将軍。しかし彼の妻アントニーナは、ベリサリオが夢の啓示により2人の間に生まれたばかりの息子を死に至らしめたことが許せず、夫を偽証により皇帝への反逆者として告発します。
皇帝の審判によって追放を宣告され、さらに政敵の陰謀でその目を潰されたベリサリオは娘イレーネとともに流浪の旅に出ますが..
ビザンチン帝国の将軍ベリサリウスに題材を採ったエドワルト・フォン・シェンクの戯曲『ベリサリウス』をもとにサルヴァトーレ・カンマラーノが台本を書き、ドニゼッティが作曲した悲劇《ベリサリオ》。
この作品は《ランメルモールのルチア》の成功に続いて作曲され、1836年ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場での初演の大成功に続き、欧米のいくつもの都市で上演されますが、20世紀に入るとそれが突然途絶え1969年にフェニーチェ歌劇場で蘇演されるまで長い空白の時期を迎えました。
本作は2020年11月、ドニゼッティの生地ベルガモのドニゼッティ歌劇場における無観客の演奏会形式上演の収録。
題名役を堂々と歌い上げるロベルト・フロンターリ、憎しみと後悔に苦しむアントニーナの葛藤を見事に表現するカルメラ・レミージョ、そして健気なイレーネ役に洗練された表情が印象的なアンナリーザ・ストロッパ、輝かしい美声テノール、ラミーロ役のチェルソ・アルベロと粒ぞろいの歌手たちの歌唱に、新国立歌劇場への数次にわたる客演で日本の聴衆にもおなじみのイタリア・オペラの名匠リッカルド・フリッツァのタクトが導く劇的な音楽が、見事に応えています。

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NAXOS(映像)
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2.110704
(DVD)
¥3100 →\2890
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ベートーヴェンとその時代 第1集
【コンサート I】
1. カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):交響曲
へ長調 Wq. 175, H. 650(1755)
2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第2番
ニ長調 Op. 36(1801-02)
3. C.P.E.バッハ: 交響曲 ト長調 Wq. 183/4,
H. 666 (1775–76)
4. ベートーヴェン: 交響曲第1番 ハ長調
Op. 21(1800)
【コンサート II】
1. パウル・ヴラニツキー(1756-1808):交響曲
ハ短調 「フランス共和国との和平に」 Op. 31(1797)
2. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):歌劇《バスティアンとバスティエンヌ》より序曲
3. ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調
「英雄」 Op. 55
ベルリン古楽アカデミー(古楽器使用)、ベルンハルト・フォルク(コンサートマスター)
SWRシュヴェツィンゲン音楽祭2020 |
NBD0135V
(Blu-ray)
¥3100 →\2890
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収録: 2020年10月24、25日 シュロステアター、シュヴェツィンゲン(ドイツ)
収録時間: 165分/音声:PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD
Master Audio 5.1(Blu-ray)/字幕: なし
画角:16/9 NTSC All Region/DVD..片面二層ディスク、Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i
High Definition
ベートーヴェン・イヤー(生誕250周年)の2020年10月SWRシュヴェツィンゲン音楽祭にて、ベルリン古楽アカデミーによるベートーヴェンと彼の同時代作曲家に光を当てた連続演奏会が、4夜に渡り開催されました。
当盤は第1集として第1夜と第2夜のコンサートを収録しています。
第1夜の演目は、C.P.E.バッハの2つの交響曲とベートーヴェンの交響曲第1番、第2番。
指揮者のいない小編成のオーケストラによる機敏でフレッシュな演奏は2人の作曲家の持ち味を巧みに描き分けています。
第2夜はヴラニツキーの交響曲とベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」。「英雄」の前には同曲の第1楽章の冒頭のモチーフがそっくりなモーツァルトの歌劇《バスティアンとバスティエンヌ》の「序曲」が演奏されました。
モラヴィア出身のヴラニツキーはモーツァルトと親交があり、当時指揮者としても名高く、ベートーヴェンが自身の第1交響曲の初演を依頼したことでも知られています。
作品はハイドンの影響を受けつつも、巧みな管弦楽法による軽快かつ芳醇なスタイルで、モーツァルトの作品を彷彿させます。
ピリオド楽器を縦横無尽に操るベルリン古楽アカデミーの奏者たちによる、ベートーヴェンと彼の同時代の作曲家の楽曲をご堪能ください。

(店主の昔のコメントより)
ベートーヴェンはボン時代にモーツァルトの音楽にかなり触れ親しんでいて、ボンの宮廷に開設されたオペラ劇場ではしばらくヴィオラを担当して、「後宮からの誘拐」、「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」などの上演に参加したという。
ベートーヴェンは何人かの音楽家に師事したが、結局最も尊敬していたのはモーツァルトだったと思う。モーツァルトに師事するためにウィーンまで出かけたときは母親の病気ということもありその願いはかなわずに終わったが、ボンで過ごすベートーヴェンにとってモーツァルトの音楽はウィーンの香りのする天上のものだったろう。きっとベートーヴェンはモーツァルトの音楽に無条件な憧れを抱いていたに違いない。
その憧れは彼の初期の作品で、まるで記憶の断片のように現れる。
明らかに引用とわかるようなものから、どことなくその雰囲気が似ている、というものまで、いたるところでモーツァルトが顔を出す。
たださすがにこの「バスティアンとバスティエンヌ」を聴いたときはショックだった。
「英雄」のあの主題にそっくりなのである。
盗作や引用に寛容な時代だったとはいえ、ベートーヴェン、ここまで完全な形で引っ張ってくるとは。
初期の作品ではない。ベートーヴェンの何本かの指に入る代表作の、しかもきわめて重要なテーマがまさかモーツァルト12歳のときのジングシュピールからの引用だったとは。
自分が受けた衝撃を人にも経験させたいというのはまったくお下劣な話だが、ちょっと聴いてみてほしいような気が・・・。
かなりショックだと思う。
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(今日のコメント)
まあベートーヴェンが「バスティアンとバスティエンヌ」を聴いたかどうかはわからないが、さらにこの問題の旋律はハイドンの交響曲第6番
ニ長調 「朝」 にも出てくる。
ハイドン:交響曲第6番 ニ長調 「朝」 1761
モーツァルト:バスティアンとバスティエンヌ 1768
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 1803
こうなってくると誰が何を引用したとか、真似たというより、これに似た旋律が当時はいろいろ出回ってたのかなーとも思うようになってきた。
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2.110705
(DVD)
¥3100 →\2890
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ベートーヴェンとその時代 第2集
【コンサート III】
1. ルイジ・ケルビーニ(1760-1842):歌劇《ロドイスカ》より序曲
2. エティエンヌ=ニコラ・メユール(1763-1817):交響曲第1番
ト短調(1808-09)
3. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第5番
ハ短調「運命」 Op. 67(1808)
【コンサート IV】
1. イグナーツ・ホルツバウアー(1711-1783):交響曲
変ホ長調「海の嵐」(1769)
2. ユスティン・ハインリヒ・クネヒト(1752-1817):交響曲
ト長調「自然の音楽的描写、あるいは大交響曲」(1784-85)
3. ベートーヴェン: 交響曲第6番 へ長調「田園」
Op. 68(1808)
ベルリン古楽アカデミー(古楽器使用)
ベルンハルト・フォルク(コンサートマスター)
SWRシュヴェツィンゲン音楽祭2020 |
NBD0136V
(Blu-ray)
¥3100 →\2890
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収録: 2020年10月28、29日 シュロステアター、シュヴェツィンゲン(ドイツ)/収録時間:
155分/音声:PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD
Master Audio 5.1(Blu-ray)
字幕: なし/画角:16/9 NTSC All Region/DVD..片面二層ディスク、Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i
High Definition
ベートーヴェン・イヤー(生誕250周年)の2020年10月SWRシュヴェツィンゲン音楽祭にて、ベルリン古楽アカデミーによるベートーヴェンと彼の同時代作曲家に光を当てた連続演奏会が、4夜に渡り開催されました。
当盤は第3夜と第4夜のコンサートを収録。
第3夜の中心を成すのはベートーヴェンの交響曲第5番「運命」とメユールの交響曲第1番。
この2曲はほぼ同年代に作曲され、楽想的にもいくつかの共通点が認められます。
このメユールの作品は、後年それを聴いたシューマンが称賛したという対位法を駆使した躍動感溢れる音楽。
第4夜で取り上げられたのは、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」と、その20年ほど前に書かれたクネヒトの交響曲「自然の音楽的描写、あるいは大交響曲」、そして「海の嵐」と名付けられたホルツバウアーの交響曲。
そのいずれもが自然を音で描いた作品として共通し、特にクネヒトの作品はベートーヴェンとの近似性でも知られています。
ピリオド楽器を奏でるベルリン古楽アカデミーの奏者たちの姿や、その楽器配置など、楽曲以外にも見所満載の映像です。
(店主の昔のコメントより)
メユールの交響曲第1番。
古典派のつまんない曲だろうと思って聴いてなかった。
で、あるときしばらく仕事しながら聴いていた。
そうしたら、突然、ベートーヴェンの「運命」そっくりの音楽が出てきた。ダダダダーンである。ベートーヴェンほど衝撃的ではないが、十分効果的なダダダダーン。
・・・しかし、しかしそれはないだろ。
それはいくらなんでも露骨なパクリだ。せっかくいい曲なのに。
デモ、待てよ・・・。
「運命」とメユールの交響曲第1番の作曲年代を調べた。
「運命」・・・1803-1808年
「メユール交響曲第1番」・・・1809年
むむむ・・・微妙・・・。
メユールは1808年12月22日の「運命」の初演に立ち会っていたのか?「運命」に衝撃を受けてこの第1番の終楽章を作ったのか。
そうである証拠も、そうでない証拠もない。
それともいわゆる「百匹目の猿」現象か?
この突然変異的な鬼気迫る動機を自分の音楽の中に取り込もうという霊感が、突如ウィーンとパリに降りてきた・・・。そういうこともまったく考えられないことはない。
うーん、あとの判断は聴き手の方にお任せしよう。
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10/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
FIRST HAND RECORDS
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「VISION」
The Imagined Testimony of Hildegard of
BINGEN
「UNSUNG HEROINE」
The Imagined Life and Love of BEATRIZ DE
DIA |
ザ・テリング |
中世の女性作曲家を描いたサウンドトラック
中世音楽アンサンブル「ザ・テリング」による2つの映像作品のサウンドトラック。
『Vision』は中世の詩人・哲学者・作曲家であるヒルデガルト・フォン・ビンゲンを、『Unsung
Heroine』は13世紀の女性トルバドゥールであるベアトリッツ・デ・ディアを描いた作品です。
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HAENSSLER
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「女神の涙」
(1)ストラヴィンスキー:「兵士の物語」からの組曲~クラリネット、ヴァイオリンとピアノのため(1918)
(2)ログリット・イシャイ(1965-):「詩曲」~クラリネット、ヴァイオリンとピアノのため(2021)
(3)イェルク・ヴィトマン(1973-):「女神の涙」クラリネット、ヴァイオリンとピアノのため(1993/1996)
(4)ダナ・バラク(1987-):小組曲~クラリネット(バスクラリネットとタンバリン)、ヴァイオリンとピアノのため(2021)
(5)バルトーク:「コントラスツ」~クラリネット、ヴァイオリンとピアノのため(1938)
(2)(4)= 世界初録音 |
ニツァン・バルタナ(ヴァイオリン)、
ダナ・バラク(クラリネット)、
ログリット・イシャイ(ピアノ) |
イスラエル出身のヴァイオリン、クラリネット、ピアノのトリオが注目の新録音「女神の涙」をリリース!
セッション録音:2021年5月3-6日/SWRカンマー・ムジーク・ストゥーディオ(シュトゥットガルト)/DDD、64'06
ヴァイオリンのバルタナ、クラリネットのバラク、そしてピアノのイシャイはいずれもイスラエル出身。
この注目トリオのアルバム「女神の涙」がリリースされます。この組み合わせによるトリオといえばバルトークの「コントラスツ」が有名。
シゲティがバルトークに依頼しシゲティ、グッドマンに献呈されているこの作品はルーマニアとハンガリーの民俗舞曲、そしてジャズの要素も取り入れた室内楽作品です。
イシャイとバラクは作曲も手掛け、この度新曲を書きおろしております。
バラクの小組曲ではイスラエルの民謡を織り交ぜた力作。自国の文化・伝統を大切にする3人が心を込めて演奏します。
またアルバム・タイトルにもなった「女神の涙」は作曲家としても高い評価を得るクラリネット奏者ヴィトマンのオリジナル作品。
クラリネットを知り尽くした名人の作品だけにこのトリオの演奏は聴き逃せません。

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イギリスで活躍したシェイベルの作品集
マーチャーシュ・シェイベル(1905-1960):
(1)シンフォニエッタ~弦楽オーケストラのための(1923)
(アンタル・ドラティ編曲)
(2)ベザール組曲第2番~弦楽オーケストラのための(1942)
(3)ファンタジア・コンチェルタンテ~
ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための(1943-44)
(4)ヴァイオリン・ソナタ(1960)
(5)演奏会用小品~ヴァイオリンとピアノのため(1954) |
(3)(4)(5)ニーナ・カーモン(ヴァイオリン)
(4)(5)オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
(1)(2)(3)ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団、
レヴェンテ・トゥルク(指揮) |
コダーイに師事しイギリスで活躍したシェイベルの作品集
セッション録音:(1)-(3)2021年5月26-28日/エルレンバッハ(ドイツ)、(4)(5)2021年8月10&11日/ロイトリンゲン(ドイツ)/DDD、73'42
リスト音楽院でコダーイに師事したマーチャーシュ・シェイベル。同門に1歳年下のアンタル・ドラティがおりドラティとは良好な友人関係が続きました。
このアルバムはシェイベルの弦楽オーケストラのための作品とヴァイオリンとピアノための作品を収録。
シェイベルはナチスの迫害を避けるため、1935年に渡英。その後モーリー大学で後進の育成に力を注ぎながら作曲を続けてきました。
1960年、講演のために南アフリカへ旅行中に自動車事故で亡くなってしまった悲劇の作曲家。
当アルバムではシェイベルの18歳から50歳までの作品を収録しております。
20世紀ハンガリーが生んだ作曲家シェイベルの作品をご堪能ください。
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NAIVE
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KKC 4297
(2CD)
¥3600 →\3290
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ファビオ・ビオンディ、ついに!
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ(全曲) |
ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン) |
[CD1]
ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
1.Adagio 3'28/2.Fuga (Allegro) 5'14/3.Siciliana 2'44/4.Presto 3'51
パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
5.Allemande 5'19/6.Double 2'55/7.Corrente 3'48/8.Double 3'50/
9.Sarabande 3'44/10.Double 2'28/11.Bourree 3'14/12.Double 3'51
ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
13.Grave 4'06/14.Fuga 8'33/15.Andante 5'08/16.Allegro 5'13
[CD2]
パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
1.Allemande 4'40/2.Corrente 2'29/3.Sarabande 3'52/
4.Giga 4'03/5.Ciaccona 14'02
ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005
6.Adagio 4'10/7.Fuga (Alla breve) 11'30/8.Largo 2'51/9.Allegro
assai 4'56
パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
10.Preludio 3'51/11.Loure 4'48/12.Gavotte
en rondeau 3'03/
13.Menuet I 1'44/14.Menuet II 1'42/15.Bourree 1'25/16.Gigue 2'10 |
ビオンディ、衝撃のバッハ、静寂から紡ぎだされる絶美のカンタービレ!
録音:2020年6月/2h19'、輸入盤・日本語帯・解説付、国内品番のみのご案内です
ビオンディがバッハを録音しました!
1990年にエウローパ・ガランテを創立、伝説の「四季」、そして数々のオペラや協奏曲、そしてソロと、これまで古楽ファンのみならず音楽ファンの話題の中心に存在しつづけてきたビオンディ。
これまでバッハの無伴奏を録音することを遠ざけてきながらも、ずっとその時が来るのを待ち続けたと語ります。
そして、60歳になり、皮肉にもコロナ禍のおかげでゆったりと思索の時間を持つことができ、ついに満を持して、無伴奏全曲録音が実現しました。
驚異的に豊かな歌、そしてゆったりと深い音楽。感動のバッハです。
日本語解説つき。フランス文学者の水林章氏による短編が寄せられています。
水林氏は、フランス語で小説を発表、2019年にガリマール書店より発行された『壊れた魂』(邦訳はみすず書房より発行)では、バッハのパルティータ第3番が特に重要な役割を果たしていて、フランスはもとより各国で高い評価を得ました。
ビオンディは自ら水林氏に、ブックレットに文章を寄せてほしいと依頼しています。ビオンディのコメントも水林氏によって翻訳されています。
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PAN CLASSICS
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ゲルディン写本 |
タベア・シュヴァルツ(リコーダー)
トーマス・レイニンガー(チェンバロ) |
プレリュード(チェンバロ即興)
Scotch Tune(フレデリック・ヌッセン:室内音楽
Op.3より)
プレリュード(フルート即興)
ソナタ第1番 ヘ長調(ピエトロ・カストルッチ(1679–1752):ソナタ
変ロ長調 Op.1-5)
What shall I do to shew(フレデリック・ヌッセン:室内音楽
Op.3より)
プレリュード(フルート即興)
ソナタ第2番 ハ長調(ピエトロ・カストルッチ:ソナタ
イ長調 Op.1-6)
T'amo tanto(フレデリック・ヌッセン:室内音楽
Op.3より)
プレリュード(フルート即興)
ソナタ第3番 ニ短調(ピエトロ・カストルッチ:ソナタ
ロ短調 Op.1-10)
When young at the bar(フレデリック・ヌッセン:室内音楽
Op.3より)
ソナタ第4番 ト長調(ピエトロ・カストルッチ:ソナタ
ホ長調 Op.1-11)
Can love be controul'd(フレデリック・ヌッセン:室内音楽
Op.3より)
プレリュード(フルート即興)
ソナタ第5番 ニ短調(フランチェスコ・ジェミニアーニ:ソナタ
ハ短調 Op.1-7)
All in the downs(フレデリック・ヌッセン:室内音楽
Op.3より)
ソナタ第6 番 ト長調(フランチェスコ・ジェミニアーニ:ソナタ
ホ長調 Op.1-10) |
リコーダーに編曲された珍しい写本
録音:2020年8月18-20日/66'29''
ゲオルグ・ゲルディンなる人物による写本(1758年)にはピエトロ・カストルッチのソナタ4曲と、フランチェスコ・ジェミニアーニのソナタ2曲が収録されています。
50年ほど前にアムステルダムとロンドンで印刷された版に基づくと思われるものの、ヴァイオリンのための曲をリコーダー用にアレンジしているのが特徴です。
フレデリック・ヌッセンという無名の作曲家が1770年頃にスウェーデンで出版したチェンバロ曲集「Musica
di Camera Op.3」からの抜粋を組み合わせて演奏。
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WERGO
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マティアス・クリューガー(1987-):作品集
(1)le vide a perdre (2016, rev. 2019)
~プリペアド・トランペット、プリペアド・トロンボーン、ドラムセット、バスドラム、
シンセサイザー、エレキギター、エレキチェロ、ライヴ・エレクトロニクスのための
(2)Wie ein Stuck Fett (Redux) (2016)
~ソプラノ歌手、アルト&ピッコロ・フルート、プリペアド・チェロ、プリペアド・ピアノのための
(3)Bellygoat Boom (substrate) (2019)~オーケストラのための
【ボーナス・ビデオ】
(4)sweep over me them dusty bristles
(2018, rev. 2020)
~プリペアド・フルート、プリペアド・サックス、シンセサイザー、ピアノ、
ドラムセット、ライブ・エレクトロニクス、身体、声、顔のための |
(1)ニコラス・コック(指揮)、アンサンブル・アスコルタ/(2)アンサンブル・BRuCH/
(3)エレナ・シュヴァルツ(指揮)、WDR交響楽団/(4)アンサンブル・インヴァースペース |
様々な世界観が交錯する電子音響
録音:2016-2020年/61'31''
マティアス・クリューガーは1987年ドイツ・ウルム生まれ。ケルン音楽大学、ニューヨークのコロンビア大学で作曲を学び、パリのソルボンヌ大学で語楽、IRCAMで作曲と電子音楽を学びました。
「le vide a perdre」(失うべき空虚)は、イスタンブールにあるクラブの名前から取られたタイトル。
「Wie ein Stuck Fett」(脂肪の塊)はグスタフ・マイリンクの小説「ゴーレム」からテキストを取っています。
「Bellygoat Boom」(基板)は、作曲家がニュージーランドで体験したマオリ族の文化に影響を受けて書かれたもの。さまざまな価値観と世界観が電子音響的なサウンドで幻想的に描かれます。
解説書内のQRコードから、レトロな音楽を採り入れた不思議な「sweep
over me them dusty bristles」のライヴ映像が見れます。
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KAIROS
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代理店変更に伴い再案内 |
0012002KAI
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600 →\3290
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「冬の旅」を、コンポーザー=コンダクター、ハンス・ツェンダーが、
コンテンポラリー・テイストへとアレンジ!
シューベルト(ハンス・ツェンダー編):
テノールと小編成オーケストラのための《冬の旅》
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クリストフ・プレガルディエン(テノール)
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
クラングフォルム・ウィーン
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KAIROSベスト・セラー・アイテム!
オーストリアのみならず世界有数の現代音楽レーベルとして確固たる地位を築いている「KAIROS」の旧譜カタログより、ベスト・セラー・アイテムをご紹介いたします。
世界的アーティストたちが名を連ねる「KAIROS」が築き上げてきた歴史を凝縮したスペシャル・セレクション。「KAIROS」レーベルがそのカタログの中から自信をもって選りすぐった「ベスト・タイトル」にご注目下さい!
シューベルト、そしてドイツ・リートを代表する名作中の名作「冬の旅」を、現代ドイツのコンポーザー=コンダクター、ハンス・ツェンダーが、コンテンポラリー・テイストへとアレンジ!
当代有数のリート歌手であるクリストフ・プレガルディエンが歌い、シルヴァン・カンブルランが振るというコンビも非常に豪華です。
※録音:1999年2月20日-22日、モーツァルトザール、ウィーン・コンツェルトハウス(ウィーン、オーストリア)
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0012332KAI
【旧譜】
¥2600
|
ゲオルグ・フリードリヒ・ハース(1953-)「無駄に(In
Vain)」
ハース:24の楽器のための《無駄に(In Vain)》 |
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
クラングフォルム・ウィーン |
ミクロポリフォニーやミクロインターバルを用いるなど、リゲティの作風との共通点を持つとされるオーストリア、グラーツ出身のスペクトル楽派の現代作曲家、ゲオルグ・フリードリヒ・ハース(1953-)。
「無駄に(In Vain)」は、24の弦楽器、管楽器、打楽器のために2000年に作曲された演奏時間60分超の大作(しかもこのCDでは1トラックのみ!)。
WDRからの委嘱によって書かれハースの作品のテクスチュアを、カンブルランのタクトが見事に解析しています。
※録音:2002年2月2日-4日、オーストリア放送(ORF)文化会館(オーストリア)
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0012542KAI
(2SACD HYBRID)
【旧譜】
特別価格
¥3600
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ノイヴィルトは、デイヴィッド・リンチの映画「ロスト・ハイウェイ」を不条理音楽劇としてオペラ化
ノイヴィルト:ムジーク・テアター 《ロスト・ハイウェイ》 |
ヨハネス・カリツケ(指揮)、クラングフォルム・ウィーン、
IEM(ライヴ・エレクトロニクス、サウンド・プロジェクション)、
コンスタンス・ハウマン(レネ/アリス)、ゲオルグ・ニグル(ピート)、
ヴィンセント・クロウリー(フレッド/整備士)、デイヴィッド・モス(エディ氏)、
アンドルー・ワッツ(謎の人)、他 |
オルガ・ノイヴィルト(1968-)は、フランスのIRCAMでトリスタン・ミュライユに師事し、ルイジ・ノーノからも大きな影響を受けたオーストリアの作曲家。
ノイヴィルトは、デイヴィッド・リンチの映画「ロスト・ハイウェイ」を不条理音楽劇としてオペラ化。ノイヴィルトの鮮烈や音楽、エルフリート・イェリネクの台本のコラボレーションが、デイヴィッド・リンチの映画の世界の「オペラ化」に見事に成功しています。
※録音:2003年、バーセル劇場(グラーツ、オーストリア)
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0012742KAI
【旧譜】
¥2600 →\2390
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インゴ・メッツマッハー(指揮)&ウィーン・フィル
オリヴィエ・メシアン、
その生涯で最後に完成させた代表作の1つ「彼方の閃光」
メシアン:彼方の閃光
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インゴ・メッツマッハー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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20世紀フランスの巨匠オリヴィエ・メシアン(1908-1992)が、その生涯で最後に完成させた大規模な管弦楽作品であり、代表作の1つ「彼方の閃光」。
ニューヨーク・フィルの創立150周年記念として委嘱されながらも、メシアンはその初演に立ち会えずに他界してしまっています。
当盤の最大の驚きは、やはり何といってもオーケストラがウィーン・フィルであること!メッツマッハ―の指揮とウィーン・フィルの組み合わせが、メシアンの神秘性を巧みに表現した名演です。
※録音(ライヴ):2008年1月20日、ウィーン楽友協会大ホール(オーストリア)
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0013062KAI
【旧譜】
¥2600
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チン・ウンスク:作品集
ファンタジー・メカニーク*/Xi+/
アクロスティコン=ボースピール**/二重協奏曲++ |
パトリック・ダヴァン(指揮)*、デイヴィッド・ロバートソン(指揮)+、大野和士(指揮)**、
ステファン・アスバリー(指揮)++、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ピーア・コムシ(ソプラノ)**、
サミュエル・ファヴレ(打楽器)++、ディミトリー・ヴァシラキス(ピアノ)++ |
現在の韓国、そして世界の女流作曲家を代表する1人としてその名声を確立した陳銀淑(チン・ウンスク)の管弦楽作品集。
ハンブルクでリゲティに師事し、自らの作風を確立した後、その作品はベルリン・フィルをはじめとする世界有数のオーケストラや指揮者、ソリストに取り上げられています。
師である姜碩煕(カン・ソッキ)が尹伊桑(ユン・イサン)の弟子であることから、その系譜に連なる文字通り現代の韓国楽壇を代表する存在です。
※録音:2004年1月*、1999年2月+、2004年2月**、2003年2月++
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0013212KAI
【旧譜】
¥2600
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シャリーノ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第7番
弦楽四重奏曲第8番
6つの短い四重奏曲 |
プロメテオ弦楽四重奏団
〔ジュリオ・ロヴィギ(ヴァイオリン)、
アルド・カンパナーリ(ヴァイオリン)、
カルメロ・ジャロムバルド(ヴィオラ)、
フランチェスコ・ディロン(チェロ)〕 |
ほぼ独学で作曲を学び、その独特の音響、音色を確立したイタリア、パレルモ出身の鬼才サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)の弦楽四重奏曲集。
フルートなどの楽器の新たな特殊奏法を続々と生み出し、世界を驚かせてきたシャリーノ。
収録されている2曲の弦楽四重奏曲も優れた音響の構成手腕が発揮された秀作であり、「6つの短い四重奏曲」は若き日の60年台から90年台までの30年間をかけて書き続けられた作品です。
※録音:2010年2月11日-13日、ザールラント放送音楽スタジオ(ドイツ)
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0013162KAI
【旧譜】
¥2600
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ピンチャー:作品集
トランペット独奏、ホルン独奏とアンサンブルのための
《ソニック・エクリプス》*
E.E.カミングスの詩によるソプラノと7つの楽器のための
《トワイライト・ソング》+
無伴奏混声合唱(32声)のための
《私は如何に恋煩っているか》~ソロモンの雅歌に基づく# |
ギャレス・フラワーズ(トランペット)*
デイヴィッド・バード=マロウ(ホルン)*
マリソル・モンタルヴォ(ソプラノ)+
マティアス・ピンチャー(指揮)*/+
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル*/+
マーカス・クリード(指揮)#
SWRヴォーカル・アンサンブル・シュトゥットガルト# |
70年台のドイツ出身の作曲家における最重要人物の1人として、現代音楽界の中で抜群の存在感を発揮し続けているマティアス・ピンチャー(1971-)の管弦楽曲、声楽曲、合唱曲を収録したポートレート・アルバム。
ヘンツェとの出会いが転機となり、ラッヘンマンやファーニホウからの影響も要所に感じさせるピンツァーの作品は、厳格ともいえる響きや表現が特徴の1つ。
また、32声を要する混声合唱作品では、大胆かつ劇的な表現だけでなく、時折現れる荘厳かつ抒情的な響きが、他の作品とは異なるピンチャーの側面を教えてくれます。
※録音:2010年10月21日-22日*、2010年11月9日+、2009年11月21日#
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0013302KAI
【旧譜】
¥2600
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ice ~ 藤倉大:作品集
ギター独奏のための《スパークス》
アンサンブルのための《アイス》
アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための
《ファントム・スプリンター》
エレクトリック・ギター独奏とアンサンブルのための
《廃棄された時間》
予め録音されたエレクトロニクスのための《私は歌う花々の夢を見た》
エレクトリック・ギター独奏とライヴ・エレクトロニクスのための
《スパーキング・オービット》 |
ダニエル・リッペル(ギター)
ジェイス・オグレン(指揮)
マシュー・ウォード(指揮)
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル |
ロンドンを活躍の場の拠点とし、着実に現在の日本を代表する作曲家の1人としての足場を固めた藤倉大(1977-)のカイロス(KAIROS)第1弾となった作品集。
優れた作曲技法に基づく緻密な作品はもちろんのこと、ユーモアやセンスにあふれる作品名、スタイルで話題を呼び続けている藤倉大の独奏曲から、ライヴ・エレクトロニクスとアコースティックのコラボまでを収録。
日本の作曲界の新時代を担うその才能に接することのできる作品集です。
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブルの演奏もハイレベルです。
※録音:2007年-2013年
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0013242KAI
【旧譜】
¥2600 →\2390
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フリードリヒ・チェルハ大迫力の協奏曲&管弦楽作品は、
なんと2曲ともウィーン・フィルの演奏!
チェルハ:打楽器協奏曲/インパルス* |
マルティン・グルービンガー(打楽器)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)* |
未完成に終わったアルバン・ベルクの「ルル」の補筆完成者としてもその名を知られるオーストリアの作曲家、フリードリヒ・チェルハ(1926-)の大迫力の協奏曲&管弦楽作品は、なんと2曲ともウィーン・フィルの演奏!
冒頭から名手グルービンガーの圧倒的な打楽器と、金管楽器セクションが圧巻の音圧を放つ「打楽器協奏曲」はペーター・エトヴェシュ、新ウィーン楽派の響き、影響を感じさせる「インパルス」は親交が深いピエール・ブーレーズの指揮によるもの。
ウィーン・フィルの巧さも相まって素晴らしい完成度に仕上がっているカイロス(KAIROS)の代表盤の1つです。
※録音(ライヴ):2011年11月25日、ウィーン・コンツェルト・ハウス&1996年8月15日、ザルツブルク祝祭大劇場音楽祭
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ONYX
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OONYX4228
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
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エーネス、2度目のバッハ無伴奏全曲録音
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ
BWV.1001-1006(全曲)
ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
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ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン) |
ONYX4228
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
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エーネスのロックダウン・プロジェクト!2度目のバッハ無伴奏全曲録音!
☆カナダの天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス!
☆ロックダウン中に自宅で録音・配信された「ロックダウン・プロジェクト」第2弾!
☆イザイに続き、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータが登場!
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞したカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。
エーネスはCOVID-19によるロックダウンに見舞われた2020年の3月に、自らオンライン・コンサートの企画を立ち上げ、「Recitals
from Home」と題してバッハとイザイの6つの無伴奏ヴァイオリン作品を順に公開していきました。
レコード芸術「特選盤」やグラモフォン誌「エディターズ・チョイス」に選ばれたイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集(PONYX4198/ONYX4198)に続き、ついにバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータもCDで登場!
エーネスのバッハ無伴奏と言えば、1999年~2000年に録音された名盤(AN28772-3)が近年は入手困難となっていただけに、2度目となる「聖典」のレコーディングは待望のリリースとなります。
エーネスは長年にわたってこの傑作を演奏しており、解釈も年々変化しているとのこと。最初の録音から20年超が経ち、現在は絶頂期にあるといいます。
繊細で思慮深く、息をのむような技術力と大きな感受性を兼ね備えた素晴しいバッハを、1715年製のストラディヴァリウス
"ex-Marsick"でお贈りします。
3月の時点では自宅にレコーディングの機材もノウハウもまったくなかったというエーネスが、世界中のレコーディング関係者や友人の助けを借りながら機材を揃え、リビングルームをレコーディング・スタジオへと変えて、ノイズを避けるためにすべて早朝に録音したというこだわりのプロジェクトにご期待ください。

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PALADINO
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代理店変更に伴い再案内 |
PMR0093
(2CD)
【旧譜
特別価格
¥3600 →\3290
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ハンガリーの知る人ぞ知る名手
デーネシュ・ジグモンディ(ヴァイオリン)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
パルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002
パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004 |
デーネシュ・ジグモンディ(ヴァイオリン) |
プリース門下のチェリスト、マルティン・ルンメルによって2009年にウィーンで設立されたオーストリアを代表するレーベル「Paladino」の旧譜カタログより、ベスト・セラー・アイテムをご紹介いたします。
豪華アーティストたちが華々しく彩る「Paladino」レーベルの充実したスペシャル・セレクション。
「Paladino」レーベルがそのカタログの中から自信をもって選りすぐった「ベスト・タイトル」にご注目下さい!
2014年にこの世を去ったハンガリーの知る人ぞ知る名ヴァイオリニスト、デーネシュ・ジグモンディ(1922-2014)が、1995年、73歳の時に収録したヴァイオリンの聖典、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲録音。
録音の前年の1994年に50年以上に渡るデュオ・パートナーでもあった妻、アンネリーゼ・ニッセンを失ったジグモンディが、長年連れ添った妻への追悼としてレコーディングを行った慟哭、入魂の演奏であり、ジグモンディ自身の95歳を記念したパラディーノ(Paladino)レーベルから発売されました。
※録音:1995年5月、聖ヨハネ・バプティスト教会(ドイツ)

この個性がたまらない人はいると思う。
この人の弟子にイザベル・ファウストがいるというのはわかるような気がする。
無個性ヴァイオリニストを量産体制するタイプの人ではないのだ。
フャリャ/「スペイン舞曲」。
これを聴いて気に入られた方はぜひ。
https://youtu.be/KeFKrcS1VCI
昔出ていたベートーヴェンもフランクもブラームスもモーツァルトもいまは手に入らない。
今回PALADINOがこの人のバッハの無伴奏をリリースしてくれたことを心から感謝、祝福したい。
多くの人がこのヴァイオリニストの名を覚えてくれますよう。
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PMR0092
【旧譜】
¥2500
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束の間の命 ~ ヘスケス:管弦楽作品集
ノッテッド・タンズ
時と幻滅
3つの瞑想曲《束の間の命》 |
クリストフ=マティアス・ミュラー(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル・オーケストラ |
「マスク」など吹奏楽のための秀作を作曲するなど、様々な楽器、編成のための作品を生み出しているイギリスのコンポーザー、ケネス・ヘスケスの管弦楽作品集。
2007年から2009年にかけてはロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団のコンポーザー・イン・ハウスとして活躍するなど、現在のイギリスを代表する作曲家の1人として高い評価を受けています。
ここに収録された3作品は、絵画や彫刻からインスピレーションを受けて作曲されたました。BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団の好演も光ります。
※録音:2017年9月19-20日、BBCホディノット・ホール(カーディフ、ウェールズ)
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PMR0078
【旧譜】
¥2500
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ブラームス:ホルン三重奏曲&ヴァイオリン・ソナタ
ピアノ、ヴァイオリンとホルンのための三重奏曲変ホ長調
Op.40
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108 |
ヴォルフガング・ヴラダー(ホルン)
ボジダラ・クスマノヴァ=ヴラダー(ヴァイオリン)
マグダ・アマラ(ピアノ) |
ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団を経て、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびウィーン国立歌劇場管弦楽団ので活躍中のホルニスト、ヴォルフガング・ヴラダーがウィンナ・ホルンで奏でるブラームスの「ホルン三重奏曲」がメイン・プログラム。
ヴォルフガング・ヴラダーは、オーケストラ・プレーヤーとしてはもちろんのこと、ウィーン・ヴィルトゥオージ、アイヒェンドルフ・クィンテット・ウィーンで活躍するなど、室内楽奏者としても超一流です。
名手によるウィンナ・ホルンの響きを存分にお楽しみ下さい。
※録音:2016年3月、コンツェルトハウス・ウィーン(オーストリア)
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PMR0042
【旧譜】
¥2500
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ソレール:鍵盤のためのソナタ集
ソナタ ホ短調 R.106/ソナタ 変ニ長調 R.23/ソナタ
ニ短調 M.29/
ソナタ ハ長調 R.108《雄鶏》/ソナタ ヘ短調
R.72/
ソナタ ハ短調 R.36/ソナタ ト短調 M.38/ソナタ
変ニ長調 R.110/
ソナタ ト長調 R.31/ソナタ ニ短調 R.25/ソナタ
ホ短調 R.113/
ソナタ ホ長調 R.34/ソナタ ニ短調 R.104/ソナタ
ハ長調 R.9/
ソナタ ニ短調 R.117《エン・モード・ドリコ》/ソナタ第27番
ホ短調 |
クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ) |
カタルーニャ出身でモンセラート修道院の聖歌隊員としても活躍したとされる18世紀スペインの聖職者であり音楽家、アントニオ・ソレール(1729-1783)が遺した500曲以上の作品の中から選ばれた16曲の鍵盤ソナタを収録。
ルドルフ・ケーラーやラザール・ベルマンなどにピアノを師事したクリストファー・ヒンターフーバーは、カーネギー・ホールやヨーロッパの主要ホールでのインターナショナル・シリーズでコパチンスカヤとデュオを組み絶賛を博すなど、室内楽奏者としても優れた手腕を発揮しているピアニストであり、名門ウィーン国立音楽大学の教授およびピアノ学部の学部長を務める大物でもあります。
※録音:2013年12月21-22日、コンツェルトハウス・ウィーン(オーストリア)
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PMR0037
【旧譜】
¥2500
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フレデリック・ジェフスキーの「《不屈の民》による36の変奏曲」、
大バッハの「イタリア風アリアと変奏」
ジェフスキー:《不屈の民》による36の変奏曲
J.S.バッハ:イタリア風アリアと変奏イ短調
BWV.989 |
クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ) |
2021年に惜しまれつつこの世を去ったアメリカ楽壇の巨星フレデリック・ジェフスキー(1938-2021)の代表作である「《不屈の民》による36の変奏曲」に、オーストリアの名手ヒンターフーバーが対峙!
約60分という「不屈の民」の長大な演奏の後、プログラムを掉尾を飾るのは大バッハの「イタリア風アリアと変奏」。
現在アメリカの巨人と、音楽史上にその名を刻む大作曲家の芸術が数世紀の時を超えてリンクします。
※録音:2011年12月11-13日、フランツ・リスト・ゼントラム(ライディング、オーストリア)
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PMR0030
【旧譜】
¥2500
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ウラディーミル&ディミトリ・アシュケナージ~父と息子
ゲーゼ:幻想小曲集 Op.43
エシュマン:幻想小曲集 Op.9
ライネッケ:幻想小曲集 Op.22
ニールセン:幻想的小品ト短調
シューマン:幻想小曲集 Op.73 |
ディミトリ・アシュケナージ(クラリネット)
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ) |
世界的名匠ウラディーミル・アシュケナージと、息子で世界的クラリネット奏者であるディミトリ・アシュケナージの親子にとって意外にも初となるデュオ・アルバムのテーマは「ファンタジー(幻想曲)」。
シューマンの傑作「幻想小曲集」からゲーゼ、エシュマンまでを、アシュケナージ父子の程よい緊張感の中での音楽による対話が美しく、丁寧に紡いでいきます。
※録音:2012年9月1-2日&2013年9月5日、フランツ・リスト・ゼントラム(ライディング、オーストリア)
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PMR0011
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥3600
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ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集 |
マルティン・ルンメル(チェロ)
ゲルダ・グッテンベルク(ピアノ) |
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-2/
ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカベウス》の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調
WoO.45/
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/モーツァルト歌劇《魔笛》の「娘か女か」の主題による12の変奏曲
Op.66/
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/
モーツァルトの歌劇《魔笛》の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調
WoO.46/
チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/チェロ・ソナタ第5番ニ長調
Op.102-2 |
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、パラディーノ・レーベル(Paladino)のオーナーとしても大活躍しているオーストリアのチェリスト、マルティン・ルンメルによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集。
チェロ・ソナタだけでなく変奏曲までを網羅しているルンメルのベートーヴェンは、雄弁で堂々、そして奥深さを感じさせてくれる秀演です。
※録音:2004年10月27日-28日&2006年3月4日-5日、ブルックナーハウス(リンツ、オーストリア)
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スカルラッティ:「ギター版」鍵盤楽器のためのソナタ集
(ギター編曲:ヴォルフガンク・レンドレ&アルベルト・メシルカ)
ソナタ ニ短調 K.1/ソナタ ニ短調 K.34/ソナタ
イ長調 K.74/
ソナタ ニ短調 K.77//ソナタ ロ短調 K.87/ソナタ
ト長調 K.14/
ソナタ イ短調 K.109/ソナタ ト長調 K.146/ソナタ
イ長調 K.208/
ソナタ ヘ短調 K.239/ソナタ イ長調 K.322/ソナタ
ロ短調 K.376/
ソナタ ロ短調 K.377/ソナタ ホ長調 K.380/ソナタ
ヘ短調 K.466/
ソナタ ニ長調 K.491 |
アルベルト・メシルカ(ギター) |
1984年、イタリア出身のアルベルト・メシルカは、ヴェネトのカステルフランコ音楽院、カッセル音楽院などで研鑽を積み、デンマークのオールボーやオランダのエンスヘーデ、ハンガリーのエンチュでの音楽祭でヤング・アーティスト・オヴ・ザ・イヤーに選ばれるなど、将来を嘱望されているギタリスト。
メシルカが奏でるスカルラッティの鍵盤ソナタのギター編曲版は、1台のギターが醸し出す陰陽のコントラストが美しく、どことなく地中海の風景を連想させてくれる魅力的なアルバムです。
※録音:2007年4月、ミラノ
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<メジャー・レーベル>

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