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≪第116号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2022/5/17~



5/20(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ALTUS



ALT 519
¥3000→\2790
すごかったらしい
 坂入健司郎/名古屋フィル 2021年ライヴ

 (1)ボロディン:交響詩『中央アジアの草原にて』
 (2)グラズノフ:サクソフォン協奏曲 変ホ長調 作品109
 (3)チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36
 (4)チャイコフスキー:
  バレエ音楽『白鳥の湖』 作品20より スペインの踊り(アンコール)
堀江裕介(サクソフォン(2))
坂入健司郎(指揮)
名古屋フィルハーモニー交響楽団

 演奏会終了後からアリアCDにいくつも「すごかったです」、「すごかったらしいですがお聴きになりました?」というメールが相次いだ。当日聴きに行ったアリアのスタッフも絶賛。その後さまざまなツイッターで一騒動まで引き起こした、ある意味2021年大きな話題となった坂入健司郎/名古屋フィル ・ライヴ。まさかCD化されるとは思わなかったがやはりそれだけすごかったということか。


 多彩な表現と明快な構築で魅せる!坂入健司郎の名フィル・デビューライヴCD化!圧巻のコントロールで大エネルギーを放射したチャイコフスキー第4交響曲の快演ほか、コンサートプログラムを丸ごと収録!

 ライヴ録音:(1)(4)2021年8月18日/愛知県芸術劇場コンサートホール。(2)(3)2021年8月20日/東京オペラシティ コンサートホール/国内プレス、日本語帯・解説付

 気鋭指揮者・坂入健司郎がはじめて名古屋フィルと共演した2021年ライヴ。ロシア音楽でまとめられたプログラムから様々な響きを引き出し、表現力の多彩さと明快な構築感で大いに魅せた充実の演奏が、プログラム丸ごと音盤でお楽しみいただけます。
 メインのチャイコフスキー4番は曲全体をみごとに見通して輝かしく段階的に盛り上げていき、ここぞという所で予想値を超える大エネルギーを放射、圧巻のコントロールで鳴らし切った快演です。
 名フィル客員奏者でもある堀江裕介が巧みなソロを吹くグラズノフの協奏曲も聴きもの。同じプログラムを演奏した愛知・東京2公演の録音からより良い記録状態のものを収録しています。

 「ボロディンの《中央アジアの草原にて》は、澄み切った響きが丁寧に重ねられていく。堀江裕介をソリストに迎えたグラズノフのサクソフォン協奏曲は、フランス音楽かと思わせる色彩をふりまく。後半は、チャイコフスキーの交響曲第4番。終楽章は、様々な方向性の音楽が入り交じるロンド形式だ。それらの音楽の繋ぎを滑らかにしたり、逆にコントラストを強くしたりと変化をつけることで、熱狂的なコーダを自然に導く上手さ。悲しみも喜びも、すべては最後に肯定される。そして、そんな〈幻想〉を実現させるには、このような緻密な流れの作りや構造が必要である」(鈴木淳史氏の解説より抜粋)

 ●坂入 健司郎(指揮)
  1988年生まれ、神奈川県川崎市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。これまで指揮法を井上道義、小林研一郎、三河正典、山本七雄各氏に、チェロを望月直哉氏に師事。また、ウラディーミル・フェドセーエフ氏、井上喜惟氏と親交が深く、指揮のアドバイスを受けている。13歳ではじめて指揮台に立ち、2008年より東京ユヴェントス・フィルハーモニーを結成。これまで、J. デームス氏、G.プーレ氏、舘野泉氏など世界的なソリストとの共演や、数多くの日本初演・世界初演の指揮を手がけている。2015年、マーラー交響曲第2番「復活」を指揮し好評を博したことを機に、かわさき産業親善大使に就任。同年5月には、MOSTLY CLASSIC誌「注目の気鋭指揮者」にも推挙された。2016年、新鋭のプロフェッショナルオーケストラ・川崎室内管弦楽団の音楽監督に就任。その活動は、朝日新聞「旬」にて紹介された。
 2018年には東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に初客演しオルフ「カルミナ・ブラーナ」を指揮、成功を収め、マレーシア国立芸術文化遺産大学に客演するなど海外での指揮活動も行なった。2020年、日本コロムビアの新レーベルOpus Oneよりシェーンベルク「月に憑かれたピエロ」をリリース。2021年1月に愛知室内オーケストラへ客演、ブルックナー交響曲第3 番を指揮し名古屋デビュー。同年8 月には名古屋フィルハーモニー交響楽団に初客演。名古屋・東京にてロシア・プログラムを指揮し脚光を浴びた。2022年2月には、日本フィルフィルハーモニー交響楽団へ客演し、サントリーホールデビューを果たした。これまで、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団とも共演し、今後は、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団などへの客演も予定されている。

 ●堀江 裕介(サクソフォン)
  宮城県仙台市出身。愛知県立芸術大学卒業、同大学院音楽研究科修了。サクソフォンを古溝徹、雲井雅人の両氏に師事。ソリストとして外山雄三、松尾葉子、沼尻竜典、工藤俊幸、山田和樹各氏らの指揮で、名古屋フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、愛知室内オーケストラ、セントラル愛知交響楽団等と協演。セントラル愛知交響楽団とは多数の共演を重ねており、定期演奏会のソリストも務めた。また名古屋フィルハーモニー交響楽団では18年にわたって客員奏者を務めるなどオーケストラ奏者としての活動も多く、国内外の指揮者の評価も高い。
 2021年にはソリストとして、坂入健司郎指揮、名古屋フィルハーモニー交響楽団と名古屋、東京でグラズノフのサクソフォン協奏曲を共演。ゲストソリストとしてアマチュア吹奏楽団や合唱団との共演も多数。近年は音楽全般におけるレクチャーコンサートなど教育活動にも力を入れている。2021年に門下生と「HYMN CHOIR(ヒム・クワイア)」を立ち上げ、新たなサウンドと音楽、パフォーマンスを目指し活動を開始している。HYMN CHOIR主宰、Unita Della Saxコンサートマスター、Wind Ensemble GAJA、Arion Saxophone Quartetメンバー。ナゴヤサクソフォンコンクール運営委員長。愛知県立明和高等学校音楽科教諭。

 
 




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BIS



BIS SA 2553
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
 アラン・クレイトン(テノール)
フーゴ・ヴォルフ(1860-1903):『イタリア歌曲集』 IHW 15

 第1巻
  (1)第1曲「小さいものでも」
  (2)第2曲「遠いところに旅立つそうね」
  (3)第3曲「あなたは世界で一番美しい」
  (4)第4曲「この世界の生みの親に祝福あれ」
  (5)第5曲「だれがあなたを呼んだの」
  (6)第6曲「いい気なもんだ、お嬢さん」
  (7)第7曲「何をそんなに怒っているの」
  (8)第8曲「さあ、仲直りをしよう」
  (9)第9曲「君の魅力がすべて描かれて」
  (10)第10曲「あなたは細い糸たった一本で私を捕まえて」
  (11)第11曲「もうどれだけ待ち焦がれていたか」
  (12)第12曲「さあ、仲直りしよう」
  (13)第13曲「愛しい人、あなたが天国に」
  (14)第14曲「友よ、私たちは修道服でもまとって」
  (15)第15曲「私の恋人はこんなに小さくて」
  (16)第16曲「戦場に向かわれる若い方々」
  (17)第17曲「君の彼氏が死ぬところを見たいのなら」
  (18)第18曲「ご身分はよくわかっています」
  (19)第19曲「私たちは二人とも長いこと押し黙って」
  (20)第20曲「私の恋人が月明かりの注ぐ家の前で歌っているわ」
  (21)第21曲「あなたのお母様がお望みでないらしいわね」
  (22)第22曲「セレナーデを奏でるために」
 第2巻
  (23)第23曲「君にはどんな歌を歌ってあげたらいいのか」
  (24)第24曲「私はもう濡れていないパンを食べることはありません」
  (25)第25曲「恋人が私を食事に招いてくれた」
  (26)第26曲「私がよく聞かされた噂話によると」
  (27)第27曲「やっとのことで疲れた体をベッドに横たえたと思ったら」
  (28)第28曲「わたしが侯爵夫人じゃないんだからってなんて言うのね」
  (29)第29曲「やんごとないあなたの御身分のことは重々承知しているわ」
  (30)第30曲「あんな傲慢な女は、好きなようにさせておくさ」
  (31)第31曲「どうして陽気に笑ったりしていられようか」
  (32)第32曲「なにを怒っているの、大事なお方、そんなに熱くなって」
  (33)第33曲「ぼくが死んだら、体を花いっぱい包み込んでくれ」
  (34)第34曲「それから、あなたが朝早く寝床から起きだすと」
  (35)第35曲「今は亡きあなたのお母様に祝福あれ」
  (36)第36曲「あなたが愛するお方がもし天国に召されるようなことがあれば」
  (37)第37曲「きみを愛するあまり、どれほどの時間を無駄にしてきたことか」
  (38)第38曲「きみがぼくをちらりと見て笑い出し」
  (39)第39曲「緑色と、緑の服を着ている人に幸ありますように」
  (40)第40曲「いとしい人、わたしがあなたの家のまえを通るとき」
  (41)第41曲「昨夜、真夜中に私が目を覚ましたとき」
  (42)第42曲「これ以上ぼくは歌いつづけられない、だって風が」
  (43)第43曲「ちょっと黙ってよ、そこのしつこいおしゃべり屋な男」
  (44)第44曲「ああ、おまえは知っているか、どれほどぼくはおまえのために」
  (45)第45曲「深淵が恋人の小屋を飲み込んでしまえ」
  (46)第46曲「あたし、ペンナに住んでる恋人がいるの」
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
 (1)(2)(6)(10)(11)(12)(15)
 (16)(20)(21)(24)(25)(26)
 (28)(29)(31)(32)(36)(39)
 (40)(43)(45)(46)
アラン・クレイトン(テノール)
 (3)(4)(5)(7)(8)(9)(13)(14)(17)
 (18)(19)(22)(23)(27)(30)(33)
 (34)(35)(37)(38)(41)(42)(44)
ジョセフ・ミドルトン(ピアノ)

 男女の愛や恋の感情を表したヴォルフの最高傑作「イタリア歌曲集」を名歌手サンプソンとクレイトンが熱唱!!

 セッション録音:2020年9月21-23日(ソプラノ)、2021年7月6-8日(テノール)/ポットン・ホール(サフォーク)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、78'59

 SACDハイブリッド盤。ヴォルフの「イタリア歌曲集」を名歌手キャロリン・サンプソンとアラン・クレイトンが録音しました!

 パウル・ハイゼのドイツ語訳詩にイタリア民謡になぞらえて編曲した全2巻46曲からなる「イタリア歌曲集」。
 この曲集はトスカーナの風景を背景に恋する男女の嫉妬、浮気、喜び、絶望などを描いた短編の愛の詩で構成されています。
 ハイゼの翻訳はしばしば原詩のシンプルなイタリア語を強調しており、ヴォルフは詩のもつ力と感情をさらに高めるように魅力的な旋律にのせました。

 幅広いレパートリーを誇りBCJ の客演でもおなじみのキャロリン・サンプソンとアラン・クレイトンが男女の愛や恋の起伏に富んだ感情を生々しく表現しております。
 圧倒的な歌唱力と表現力を持ち合わせた二人による新録音。ご期待ください!
 




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HAENSSLER



HC 22016
¥2700→\2490
エミーリエ・マイヤーの交響曲第3番「軍隊交響曲」と第6番!
 エミーリエ・マイヤー(1812-1883):
  (1)交響曲第6番 ホ長調
  (2)交響曲第3番 ハ長調「軍隊交響曲」
マルク・ニーマン(指揮)
ブレーマーハーフェン・フィルハーモニー管弦楽団

 ロマンティックなメロディと力強さを兼ね備えた作品!ロマン派時代の最も才能豊かな女性作曲家、エミーリエ・マイヤーの交響曲第3番「軍隊交響曲」と第6番!

 セッション録音:2021年10月4-6日/ゼンデザール、ブレーメン/DDD、69'31



 女性作曲家エミーリエ・マイヤー(1812-1883)の交響曲第6番と第3番「軍隊交響曲」を収録したアルバム。
 同時代の作曲家たちから「女ベートーヴェン」との異名を付けられたほどの才能の持ち主マイヤー。その名の所以は最も成功した交響曲の作曲家としてみなされているからです。

 薬局経営の父ヨハンと母ヘンリエッタのもとに生まれたマイヤーは幼いころからピアノの手ほどきを受けたものの体調面や家庭問題から作曲家を目指したのは30歳近くになってから。
 カール・レーヴェに師事したことで作曲家の道に進むことを決意しました。1842年に出版した作品が評判を呼びファニー・メンデルスゾーンやクララ・シューマンと並び優れた作曲家として注目されたものの、同時代の女性作曲家たちと同様、ジェンダーの差別により真っ当な評価を得られなかったのもまた事実。
 交響曲の作曲は"創造的な男性の知性の領域"であるという前提条件の元、マイヤーの作品もまた"例外的"であると評され、どれほど素晴らしい作品を発表してもその差別は常につきまといました。

 8つの交響曲を残したマイヤー。当録音では第3番「軍隊交響曲」と第6番を収録。ロマンティックなメロディと力強さを兼ね備えた作品はロマン派時代最も才能に恵まれた作曲家マイヤーの真の実力を示すものです。

 
 





HARMONIAMUNDI



HMX 2904030
(2CD)
¥3200
ポール・ルイス(ピアノ)
 ベートーヴェン:有名ソナタ集

 [CD1]
  ・ソナタ第8番 ハ短調「 悲愴」 op.13
  ・ソナタ第14番 嬰ハ短調「 月光」 op.27-2
  ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調「 テレーゼ」 op.78
  ・バガテル「エリーゼのために」WoO 59
  ・ソナタ第17番 ニ短調「テンペスト」 op.31-2
 [CD2]
  ・ソナタ第23番 ヘ短調「熱情」op.57
  ・ソナタ第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」op.106
ポール・ルイス(ピアノ)

 ポール・ルイスの決定的名演のベートーヴェン、有名ソナタ集2枚組で登場

 録音:2005-2018年

 ポール・ルイスのベートーヴェン。
 ソナタ、ピアノ協奏曲の全曲録音はいつ聴いても、その清冽きわまりないタッチと、一切の過剰さのない抜群の語り口と切り口で真のベートーヴェンの息遣いを感じさせる名演です。
 このたびソナタの全曲録音から、有名ソナタおよび、バガテル集から「エリーゼのために」を抜粋して2枚組で発売いたします。
 あらためてポール・ルイスが魅せるくもりのないベートーヴェン像をご堪能ください!
 




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LE PALAIS DES DEGUSTATEURS



PDD 026
¥2800→\2590
フランスの至宝ジェラール・プーレ
 2019年新録音
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3番、第5番「春」、第7番

  ベートーヴェン:
   (1)ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3(1798)
   (2)ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」Op.24(1800-01)
   (3)ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2(1801-02)
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
ジャン=クロード・ファンデン・
 エイデン(ピアノ)
KKC 6551
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 セッション録音:2019年5月15-17日/ヴォーヌ・ロマネ村、ドメーヌ・ロマネ・コンティのラ・ゴワイヨット/DDD、ディジパック仕様、67'38/【解説:芳岡正樹】

 フランスの至宝ジェラール・プーレ。日本でも活躍する巨匠が長きに渡り共演を続けているジャン=クロード・ファンデン・エイデンと2019年5月に収録したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3番、第5番「春」、第7番をおさめたアルバムをリリースします!

 ジェラール・プーレは1938年生まれ。父ガストン・プーレ(1892-1974)はドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを作曲者と世界初演したことでも知られる名ヴァイオリニスト。
 父をはじめジノ・フランチェスカッティ、ユーディ・メニューイン、ナタン・ミルシテインなど、20世紀の錚々たるヴァイオリニストから薫陶を受け、なかでもヘンリク・シェリングの愛弟子として知られます。

 一方ジャン= クロード・ヴァンデン・エインデンは1947年ベルギー生まれ。1964年に開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールで当時史上最年少で3位入賞を果たし、その後ヨーロッパを中心に演奏活動を展開している名手。
 ソロだけでなく室内楽奏者として国際的に評価されており、プーレとは「フランク&マニャール:ヴァイオリン・ソナタ集」(PDD-002)、「シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集」(PDD-011)での録音でも知られます。

 80歳を過ぎた現在も非常に安定した技術と軽やかで明るい音色を奏でるプーレ。
 しなやかなボウイングと香り高い音色で唯一無二の演奏を展開し、20世紀の名演奏家達から受け継いだ、誰も真似することのできない豊かな音楽を聴かせてくれます。


 




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PROSPERO CLASSICAL



PROSP 0042
(3CD)
¥3700→\3390
ニコラス・ミルトン(指揮)
 ゲッティンゲンの老舗オーケストラ
ブラームス:交響曲全集

 [CD1]
  交響曲第1番 ハ短調 Op.68
 [CD2]
  交響曲第2番 ニ長調 Op.73
  大学祝典序曲 Op.80
 [CD3]
  交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
  交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ニコラス・ミルトン(指揮)
ゲッティンゲン交響楽団

 作曲家ゆかりの地、ゲッティンゲンの老舗オーケストラが奏でる現代的ブラームス

 録音:2021年1月26-29日、2月2-5日/ドイツ、ロックホール・ゲッティンゲン/3:18:12

 ゲッティンゲン交響楽団と、2018年から首席指揮者を務めるニコラス・ミルトンによる、ブラームスの交響曲全4曲と『大学祝典序曲』。
 ゲッティンゲンはブラームスが学生時代に滞在し、ヨアヒムと一緒に大学の授業も受けていたゆかりのある土地で、ここで耳にした学生歌が『大学祝典序曲』に使われることになります。
 この地にブラームスの生前から存在する老舗オーケストラであるゲッティンゲン響が、現代の空気のなかで奏でる注目のブラームス。
 堂々としたテンポ設定による第1番、軽やかに華麗に聴かせる第2番、はっとするような明るさを持つ第3番、濃厚に歌いながらも瑞々しさを失わない第4番。最新録音の美しさもあいまって、新しいブラームスの魅力を提示する注目のセットとなっています。
 




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CHANDOS



CHAN20241
¥2500→\2290
ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパン Vol.7
 ショパン:
  4つのマズルカ Op.17/マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5/
  ボレロ ハ長調 Op.19/
  4つのマズルカより Op.68-1、Op.68-2、Op.68-3/
  ロンド ハ短調 Op.16/4つのマズルカ Op.30/
  タランテラ 変イ長調 Op.43/3つのマズルカ Op.63/
  英雄ポロネーズ 変イ長調 Op.53/マズルカ ヘ短調 Op.68-4
ルイ・ロルティ(ピアノ、ファツィオリ)

 ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパン!第7弾は《英雄ポロネーズ》を収録!

 ☆ブゾーニ国際ピアノ・コンクール第1位、リーズ国際ピアノ・コンクール第4位のルイ・ロルティ!
 ☆世界的ショパン弾きによるシリーズ第7弾!

 カナダが世界に誇るカリスマ・ピアニスト、ルイ・ロルティ。2010年にスタートした第1巻(CHAN10588)から10年以上かけて丁寧に紡いできた「ロルティ・プレイズ・ショパン」の第7巻。今作では、ポーランド文化の影響が強いマズルカや人気曲である《英雄ポロネーズ》の他、スペインの影響を受けたボレロや、当時パリで流行していたイタリア・ナポリの舞曲から影響を受けたタランテラを収録。
 若きショパンの作品から亡くなる数年前の作品まで幅広く収録されており、ショパンの様々な側面を感じることが出来ます。

 フランス系カナダ人のピアニスト、ルイ・ロルティは幅広いレパートリーを持っていますが、特にショパン弾きとして定評があり、1986年に録音されたデビュー盤「ショパン:練習曲全集」(CHAN8482)は、ロルティの原点でありながら最高傑作として現在でも高い評価を得ています。英BBCミュージック・マガジン誌では「比類なき名ピアニストたちによる50の名演の1つ」と激賞されました。また、1984年第36回ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで1位に輝き、同年のリーズ国際ピアノ・コンクールでは4位入賞を果たしています。

 ※録音:2021年10月13日-15日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)

 
 
 


CHAN20244
¥2500
トリオ・ガスパール
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.1
トリオ・ガスパール
 ハイドン:
  ピアノ三重奏曲第32番 イ長調 Op.70-1(HOB.XV:18)(1794)
  ピアノ三重奏曲第38番 ニ長調 Op.73-1(HOB.XV:24)(1795)
  ピアノ三重奏曲第40番 嬰ヘ短調 Op.73-3(HOB.XV:26)(1795)
  ピアノ三重奏曲第23番 変ホ長調 Op.42-3(HOB.XV:10)(1785)
  ピアノ三重奏曲第20番 ニ長調 Op.40-2(HOB.XV:7)(1785)
 ヨハネス・ユリウス・フィッシャー(b.1981):
  ワン・バー・ワンダー(HOB.XV:7の再構築)(2021)

 ハイドンのスペシャリスト、トリオ・ガスパールによる全曲録音スタート!

 ☆ヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ハイドン国際室内楽コンクール優勝のトリオ・ガスパール!
 ☆ハイドンのピアノ三重奏曲とその作品から触発された現代作品を同時収録!

 トリオ・ガスパールによるハイドンのピアノ三重奏曲全曲録音がスタートしました。
 ハイドンはその輝かしいキャリアの中で40曲以上ものピアノ三重奏曲を作曲しています。またそれだけ多くの作品が残っているにもかかわらず、それらの作品は各々が独自の特徴を持っており、魅力を持っています。
 このアルバムでは、それらの作品の中から中期または後期に作曲された作品を収録しています。また、興味深いのはハイドンのピアノ三重奏曲から触発された作品を、現代作曲家に依頼しており、パーカッション奏者兼作曲家のヨハネス・ユリウス・フィッシャーによる作品が世界初録音されています。
 ハイドンの作品と、現代の視点から見たハイドンの作品をぜひ聴き比べてみてください。

 トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリス出身のメンバーで設立され、その新鮮な解釈とアプローチで称賛されており、ヴィグモアホールやベルリン・フィルハーモニーといった世界の主要なコンサート・ホールで定期的に演奏を行っています。
 彼らはワイマールで行われたヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ウィーンでのハイドン国際室内楽コンクールなどで優勝しており、その演奏会では創設当時からハイドンの作品を積極的に取り上げています。

 ※録音:2021年8月16日-18日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)

 
 





DA VINCI CLASSICS



C00575
¥2600
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ全集
 (ピリオド楽器による世界初録音)

  ソナタ第1番ヘ長調(MWV.Q7)
  ソナタ第2番ヘ短調(MWV.Q12)
  ソナタ第3番ヘ長調(MWV.Q26)
ヴァレンティーナ・ニコライ
 (バロック・ヴァイオリン/
  製作者不詳1712年ヴェネツィア製)
シモーネ・エル・オウフィル・ピエリーニ
 (フォルテピアノ/
  ヨハン・ハーゼルマン1800年製&
  コンラート・グラーフ1830年製)

 ピリオド楽器によるメンデルスゾーンのソナタ集!世界初録音!

 ピリオド楽器の演奏、古楽奏法のスペシャリストであるヴァレンティーナ・ニコライとシモーネ・エル・オウフィル・ピエリーニのデュオが奏でる「ピリオド楽器」によるメンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタ集。
 ウート・ウーギのユース・オーケストラでコンサート・ミストレスを務めた経歴を持つニコライのヴェネツィア製のバロック・ヴァイオリンと、ハーゼルマン(第1番)とグラーフ(第2番&第3番)のフォルテピアノを弾き分けるピエリーニのデュオが、並外れた美しさを持つメンデルスゾーンの1ページにまったく新しい光を当て、この編成のための19世紀初期に書かれた秀作3作品の洗練さのすべてを当時の響きで味わうことができます。

 ※録音:2021年2月、パラッツォ・アンニバルデスキ(モンテ・コンパトリ、イタリア)
 
 

C00572
¥2600
アルビノーニ&ヴィヴァルディ ~
 3声のソナタ&ヴァイオリン・ソナタ集

  アルビノーニ:3声のソナタ ト短調 Op.1-4
  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 RV.12
  アルビノーニ:3声のソナタ ト長調 Op.1-7
  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 RV.26
  アルビノーニ:3声のソナタ ハ長調 Op.1-5
  アルビノーニ:3声のソナタ イ短調 Op.1-6
  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 RV.17A
ジョルジョ・サッソ
 (ヴァイオリン&
  コンサートマスター)
インシエーメ・ストゥルメンターレ・ディ・ローマ

 インシエーメ・ストゥルメンターレ・ディ・ローマは、バロック・ヴァイオリン奏者として1992年にローマで開催されたペルゴレージ国際古楽コンクールで第1位を獲得し、コンチェルト・イタリアーノやウィーン・アカデミー、アッカデミア・モンテス・レガリスなどの首席ヴァイオリニストを歴任してきたイタリアの名匠ジョルジョ・サッソが創設したイタリアのピリオド・アンサンブル。
 このヴィヴァルディとアルビノーニの作品を組み合わせたイタリアン・プログラムでは、ヴェネツィアの巨匠アルビノーニの極めて優れた技法が、若き日のヴィヴァルディの秀作との対比によってより鮮明に浮かび上がっています。

 ※録音:2019年8月、サン・ロレンツォ教会(ローマ、イタリア)
 
 

C00574
¥2600
シューベルト ~ ヴィオラとピアノのための作品集
 春の想い D686B/笑いと涙 D.777/シルヴィアに寄す D.550/
 死と少女 D.531/糸を紡ぐグレートヒェン D.118/
 涙の讃歌 D.711/水の上で歌う D.774/おやすみ/
 風見の旗/セレナード D.957-4/ミニョンの歌/
 連祷 D.343/アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
デュオ・カラヴァッジョ
 〔トンマーゾ・ヴァレンティ(ヴィオラ)、
  ジョイア・ジュスティ(ピアノ)〕

 ヴィオラの甘く奥深き音色が奏でるシューベルトの「歌曲」と「アルペジョーネ・ソナタ」を収めた秀逸なプログラム。
 2021年に結成されたイタリアのアンサンブル、デュオ・カラヴァッジョは、トンマーゾ・ヴァレンティのヴィオラがあらゆる瞬間を貫くシューベルトの音楽の叙情性を明確に描き出され、熟慮を重ねて選曲されたリートの数々が演奏とプログラムに花を添えています。

 ※録音:2021年6月28日-29日、サン・ジョバンニ・バッティスタ教区教会(ルッカ、イタリア)
 
 

C00576
¥2600
モデルニスモ・イタリアーノ ~ 20世紀のギター作品集
 マリピエロ:前奏曲
 ゲディーニ:演奏会用練習曲
 ロゼッタ:ソナチナ
 バルビエリ:7つの前奏曲《ラ・セッラ》
 ヴィオッツィ:幻想曲、ソナタ
アルフォンソ・バスキエラ(ギター)

 イタリアのギタリスト、アルフォンソ・バスキエラの新しいプロジェクトは、あまり知られていないイタリアのギター・レパートリーである、いわゆる「モダニズム」の流れに焦点をあてたものです。
 マリピエロ、ヴィオッツィ、ゲディーニなど、20世紀のイタリア音楽に新しい風を吹き込もうとした作曲家たちの音楽が当盤を彩ってくれています。

 ※録音:2021年7月、プレガンツィオール(イタリア)
 
 


C00578
¥2600
知られざる秀作
チレア:ピアノ作品集 Vol.1

 マズルカ(1880)/前奏曲(1886)/ワルツ Op.36/
 夜想曲 Op.22/マズルカ Op.14/露のしずく/村にて Op.34/
 スケルツァンド(1883)/夕べ(1887)/お世辞 Op.11/
 私が愛しているのはあなた Op.10/3つの小品(1888)/
 即興曲(1885)/3つの小品 Op.29/3つの小品 Op.28/
 組曲 Op.42/冗談 Op.15/紡ぎ車の歌 Op.4/
 アルバムの一葉(1930)/舞曲第2番 Op.26
サンドラ・コンテ
 (ピアノ/
  スタインウェイ&サンズ1950)

 イタリアオペラの大作曲家、チレアのピアノ作品集がスタート!

 19世紀後半から20世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家であり、フランスオペラの影響を受けつつもヴェリズモオペラを代表する人物としてその名を知られたフランチェスコ・チレア(1866-1950)。
 チレアのオペラ作曲家としての偉大な名声とは別の姿である「器楽曲の作曲家」としての魅力、神髄を明らかにするピアノ作品集がスタート!
 知られざる秀作が散りばめられているチレアのピアノ作品において、カーネギーホールへのデビューも果たしているイタリアの女流ピアニスト、サンドラ・コンテは、20世紀前半のイタリア音楽界の大きな原動力となった活力と強さが確実に息づいているその世界を蘇らせるために、丁寧に楽譜を読み込んだ演奏を奏でています。
 オペラ作曲家チレアの器楽曲の作曲家としての全貌を明らかにする意義深いプロジェクトと言えるでしょう。

 ※録音:2015年-2021年、プリヴァーテ・スタジオ(サン・ジョルジョ・ス・レニャーノ、イタリア)
 
 


C00579
¥2600
ショパン:ピリオド楽器によるマズルカ全集 Vol.2
 4つのマズルカ Op.41/マズルカ第50番イ短調/
 マズルカ第51番イ短調/3つのマズルカ Op.50/
 3つのマズルカ Op.56/3つのマズルカ Op.59/
 3つのマズルカ Op.63/マズルカ変ロ長調 WN.7/
 マズルカ ト長調 WN.8/マズルカ イ長調 WN.14/
 マズルカ ハ長調 WN.24/マズルカ ヘ長調 WN.25/
 マズルカ ト長調 WN.26/マズルカ変ロ長調 WN.41/
 マズルカ変イ長調 WN.45/マズルカ ハ長調 WN.48/
 マズルカ イ短調 WN.60/マズルカ ト短調 WN.64/
 マズルカ ヘ短調 WN.65
タチアナ・ラリオノヴァ
 (ピリオド・ピアノ/
  プレイエル1853年製)

 ヴィクトル・メルジャーノフの門下生で現在はイタリアで活躍する女流ピアニスト、タチアナ・ラリオノヴァによるフレデリック・ショパンのマズルカに捧げられた全集の第2巻であり完結巻。
 第1巻に引き続き今回の第2巻でも、マズルカ演奏の歴史的伝統に敬意を払い、1853年のプレイエル、そしてPWM Editionから出版されているヤン・エキエル校訂のナショナル・エディションを用いてショパンが意図した作品の響き、姿の再現を試みています。

 ※録音:2021年12月、ヴァレーゼ・リーグレ(イタリア)
 
 

C00581
¥2600
アルモニー・デッラ・セラ ~
 インターナショナル・コンサート・シリーズ Vol.1

  モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
  ブラームス:弦楽五重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
ファブリツィオ・メローニ(クラリネット)、
クヮルテット・レオナルド
 〔サラ・パスティーネ(ヴァイオリン)、
  ファウスト・チガリーニ(ヴァイオリン)、
  サルヴァトーレ・ボレッリ(ヴィオラ)、
  ロレンツォ・コシ(チェロ)〕

 イタリアのインターナショナル・コンサート・シリーズである「アルモニー・デッラ・セラ」とのコラボレーションによるレコーディング・プロジェクトの第1弾。
 ミラノ・スカラ座管弦楽団で首席クラリネット奏者として活躍したファブリツィオ・メローニが、若きアンサンブル、クヮルテット・レオナルドのサポートを得てモーツァルトの作品群の中でもピークの1つである「クラリネット五重奏曲」で見事な演奏と解釈を披露してくれています。

 ※録音(ライヴ):2021年8月9日、サンタ・マリア・デッラ・ピアッツァ教会(アンコナ、イタリア)
 





SOLO MUSICA



SM395
¥2400
橋野沙綾(オルガン)
Vor deinen Thron J.S.バッハ:コラール前奏曲集

 1. トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564
 2. いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV 659
 3. いと高きところの神にのみ栄光あれBWV 664b
 4. 前奏曲とフーガ ロ短調 BWV 544
 5. 永遠の父なる神よ BWV 669
 6. すべての世の慰めなるキリストよ BWV 670
 7. 聖霊なる神よ BWV 671
 8. パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV 582
 9. 汝の御座の前に、われ進み出で BWV 668
橋野沙綾(オルガン)

 録音: 2020年12月26-30日 Saint-Germain Church in Geneva(スイス)

 コンサートピアニスト、オルガニスト、チェンバロ奏者として、多様なレパートリーを持つ橋野沙綾がJ.S.バッハのオルガン作品を演奏した1枚。
 「さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール集」からのコラール前奏曲をはじめとした名作が選ばれています。
 この録音はドイツのオルガン製作者ルーカス・フィッシャーが製作した18ストップを持つオルガンを使用、柔らかい音色が特徴です。
 橋野沙綾は札幌出身、東京藝術大学で学びジュネーヴ音楽院で更なる研鑽を積んだ鍵盤奏者。
 現在ジュネーヴのサン=ジェルマン教会のオルガニストを務める他、スイス・ロマンド管弦楽団、ジュネーヴ室内管弦楽団など名だたるオーケストラと共演、またトランペット奏者の神代修とアルバム「gentle stream」を発表するなど、幅広い活動を行っています。
 
 


SM391
¥2400
生前ベートーヴェンを上回る評価を得た
 アントン・エーベルル(1765-1807):弦楽四重奏曲集 Op. 13 Nos. 1-3(1801)

 弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op. 13 No. 1
  1. I. Allegro vivace e con fuoco/2. II. Andante maestoso/
  3. III. Scherzo. Allegro molto/4. IV. Finale: Allegro
 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op. 13 No. 2
  5. I. Allegro vivace/6. II. Menuetto: Allegro/
  7. III. Adagio non troppo/8. IV. Finale: Allegro vivace
 弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 13 No. 3
  9. I. Adagio/10. II. Menuetto: Allegro/
  11. III. Andante molto/12. IV. Finale: Allegro
カザル四重奏団

 録音: 2021年10月12-15日 バイエルン放送 第2スタジオ(ドイツ)

 アルバム「ベートーヴェンの世界 1799-1851」(SM283)の録音を進める際、モーツァルトの弟子であったアントン・エーベルルの作品に出会ったというカザル四重奏団のメンバーたち。
 このアルバムではその作品を取り上げ、当時ベートーヴェンを上回る評価を得るも、絶頂期に病によって不意に人生に幕を降ろしたエーベルルの真価を探っていきます。
 この3曲の四重奏曲は1801年に書かれたもので、ウィーン古典派の様式に基づきながら、初期ロマン派への移行を感じさせる革新的な作品です。
 カザル四重奏団はグラミー賞に3度ノミネートされたほか、ECHO KLASSIK、DIAPASON d'Orをはじめとした音楽誌で数々の賞を受賞した古典派作品を得意とする弦楽四重奏団です。



TOCCATAの旧譜から
エーベルル:ピアノとヴァイオリンのための3つのソナタ集 



TOCC-390
\2400
アントン・エーベルル(1765-1807):ピアノとヴァイオリンのための3つのソナタ集 
 1-3.ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 Op.35(1790年以前)
 4-6.ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 Op.49(1805)
 7-9.ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 Op.50(1805)
カン・ヒジョン(ピアノ)
ホン・ダヨン(ヴァイオリン)
 少年時代より優れたピアニストとして頭角を現していたというエーベルル。9歳年上のモーツァルトに才能を認められて弟子入りし、長らく友人関係を保ちました。そのためか、彼の作品はモーツァルトの名前で出版されたものが多いことでも知られています。古典派の様式を持ちながらも、自由な形式で書かれた作品は非常に聴衆に好まれ、一時期はベートーヴェンの交響曲よりも人気が高く、ハイドンもエーベルルの曲を好んでいたと言われています。
 18世紀から19世紀への転換期に書かれた3曲のヴァイオリン・ソナタは、すでにロマン派の様式を感じさせる自由な作風を持つ美しい作品です。

 録音 2016年7月25-28日
 Winspear Performance Hall, Murchison Performing Arts Center,
 University of North Texas, Denton, Texas

 
 

SM380
¥2400
reBelles! Portraits Lyriques ヨゼフィーネ・コンスタンツェ・ゲーマン(ソプラノ)
マリオ・ヘリング(ピアノ)
 第1部【VIERGE 若き処女】
  1. フェリス・アンネ・レイエズ・マカヒス:La Vierge de Cluny - Chant d'une Femme
  2. アルテュール・オネゲル(1892-1955): 歌劇《ジューディト》H. 57b- 第1部 祈り
  3. アルノルト・シェーンベルク(1874-1951): 4つの歌 Op. 2
   - 第2曲 ぼくにあなたの金色の櫛をください
  4. リリー・ブーランジェ(1893-1918): 空の開けたところ- 第5曲 ぼくのベッドの裾のところに
 第2部【SIRENE 水の精シレーヌ】
  オネゲル:
   5. 2つのアリエルの歌 H. 48b - 第1曲 来て、この黄金の砂浜に「小さな人魚」より3つの歌 H. 63/
   6. No. 1. Chanson des Sirenes/7. No. 2. Berceuse de la Sirene/8. No. 3. Chanson de la Poire
  パウル・ヒンデミット(1895-1963):8つの歌 Op. 18より
   9. No. 1. Die trunkene Tanzerin/10. No. 3. Traum
 第3部【HEROINE 女主人公】
  11. クルト・ヴァイル(1900-1950): ナナの歌
  12. アレクサンダー・ヴァーゲンドリステル(1965-):
  ヨハンナ・ダークの4つのスピーチ - 第2曲 Die schaukel
   13. ヴァイル: ユーカリ
  オリヴィエ・メシアン(1908-1992): ハラウィより
   14. No. 1. La ville qui dormait, toi/15. No. 5. L'amour de Piroutcha
 第4部【OPHELIE オフェーリア】
  16. エルネスト・ショーソン(1855-1899): シェイクスピアの歌 Op. 28- 第3曲 オフェーリアの歌
  リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): 6つの歌 Op. 67より
   17. No. 1. Wie erkenn' ich mein Treulieb vor andern nun?
   18. No. 2. Guten Morgen, 's ist Sankt Valentinstag
   19. No. 3. Sie trugen ihn auf der Bahre bloB
  ヴォルフガング・リーム(1952-): オフィーリアの歌
   20. No. 1. How Should I your True Love Know
   21. No. 2. Tomorrow is Saint Valentine's Day
   22. No. 3. They Bore Him Bare-faced on the Bier
   23. 吉田文(1992-): Requiem para un nino
    - Cancion de cuna eterna-(『子供へのレクイエム』~永遠の子守唄~)

 録音: 2020年12月18-20日、2021年5月21-22日 Deutschlandfunk Kammermusiksaal, Cologne(ドイツ)

 ハノーファーでチリ出身の家族に生まれ、近年ドイツの歌劇場で活躍が目覚ましいソプラノ、ヨゼフィーネ・ゲーマンのデビュー・アルバムは、女性の力とその復権をコンセプトとしたアルバムになっています。
 きっかけはゲーマンが目にした美術館のポストカードで、 そこに描かれていたフリーダ・カーロやポーラ・モーダーソン=ベッカーらの自画像を通して、さまざまな女性の自己表現のあり方に気付きました。
 ゲーマンはこのアルバムを4つの展示室を持つ美術館に例え、聖書における処女性を表現した「Vierge」、神秘的な歌声で人を惑わす「水の精」、主人公となった女性たち、シェイクスピアのオフィーリアのイメージ..と順にめぐってゆきます。
 アルバムの最後は神戸に生まれヨーロッパを拠点に活動する吉田文の作品で締めくくられています。
 





TOCCATA CLASSICS



TOCC-389
¥2400
パウル・ユオン(1872-1940):ヴィオラのための室内楽作品集
 ヴィオラ・ソナタ ニ長調 Op. 15(1901出版)
  1. I. Moderato/2. II. Adagio assai e molto cantabile
  3. III. Allegro moderato
 ヴィオラ・ソナタ ヘ短調 Op. 82a(1924出版)
  4. Moderato assai - 5. Adagio - 6. Tempo primo
 7. ロマンス Op. 7b- ヴィオラとピアノのために(1898)
 Silhouettes シルエット 第2集 Op. 43
  - ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのために
   (1909 出版)‛&この版による世界初録音
    8. No. 1 Prelude/9. No. 2 Chant d'amour/
    10. No. 3a Intermezzo 1/11. No. 3b Intermezzo 2/
    12. No. 3c Intermezzo 3/13. No. 4 Melancholie/
    14. No. 5 Danse grotesque
 Trio-Miniaturen トリオ・ミニアチュール集 Op. 18b
  - ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのために(1920 出版)
   15. No. 1 Reverie: Molto adagio
   16. No. 2 Humoreske: Allegro ma non troppo
   17. No. 3 Elegie: Andante cantabile
   18. No. 4 Danse fantastique: Quasi valse lente
ベイジル・ヴェンドリエス(ヴィオラ)
イーゴリ・ピカイゼン(ヴァイオリン)‛&8-18
ウィリアム・デイヴィッド(ピアノ)

 録音: 2021年3月1-4日 Mathie Music Salon, Glendale, Colorado(USA)

 1872年、スイス人の両親のもとにモスクワで生まれたパウル・ユオン。モスクワ音楽院では作曲と音楽理論をアントン・アレンスキーおよびセルゲイ・タネーエフに師事し、その後ベルリンに留学。
 ヴォルデマール・バルギールのもとで研鑽を積みました。同郷のラフマニノフから「ロシアのブラームス」と呼ばれるほど初期の作品からはドイツ・ロマン派の影響が感じられますが、少しずつ複雑なリズムや旋法を用いた作風に移行、作品は難解になっていきます。
 このアルバムにはヴィオラを伴う作品を収録。渋く深い音色を生かしたこれらの作品からは、確かにブラームス風の響きも感じられますが、作曲年代に20年以上の隔たりがある2つのヴィオラ・ソナタからは、ユオンの作風の変遷が窺えます。
 ヴィオラを弾くヴェンドリエスはコロラド交響楽団の首席奏者を務めたほか、1986年から1995年までオーロラ四重奏団のメンバーとして、ニューヨーク、ロンドン、東京でリサイタルを行ったことがあるヴェテラン奏者。
 現在は教育者として後進の指導に熱心にあたっています。
 
 


TOCC-548
¥2400
ヨゼフ・シェルプ:室内楽作品集 第2集
 室内音楽 - フルート、ヴィオラとハープのために(1948)
  1. I. Andante pastorale/2. II. Molto vivace/
  3. III. Andante molto tranquillo: Tema con variazioni
 ソナタ第3番 – フルートとピアノのために(1971)
  4. I. Allegretto amabile/5. II. Andante tranquillo/
  6. III. Allegro mosso
 三重奏曲 - フルート、チェロとピアノのために(1961)
  7. I. Allegro giusto/8. II. Lento/9. III. Vivace
 四重奏曲 - オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために(1953)
  10. I. Allegretto moderato/11. II. Tranquillo/12. III. Vivace
 
世界初録音
ステファヌ・レティ(フルート)‛&1-9
ニコラ・コック=バシリウ(オーボエ)‛&10-12
イザベル・モレッティ(ハープ)‛&1-3
アレクサンダー・クナーク(ヴァイオリン)‛&10-12
ジャン=エリック・スーシー(ヴィオラ)‛&1-3、10-12
デニス・ジダーノフ(チェロ)‛&7-12
ログリット・イシャイ(ピアノ)‛&4-9

 録音: 2019年10月22-25日 Hans-Rosbaud-Studio, Baden-Baden(ドイツ)

 20世紀ドイツの知られざる作曲家の一人、ヨーゼフ・シェルプ。
 シェルプはもともと「リストの弟子」として活躍した才能あるピアニストであり、フライブルク音楽院の教師としても活躍、第二次世界大戦中には作曲家としての名声も勝ち得ていましたが、1942年に爆撃によってそれまで書いた作品のほとんどが消失してしまいました。
 しかし戦後に不屈の精神で立ち直り、ヒンデミットを思わせる新古典的な作品や、バルトーク風の力強い曲を次々発表、82歳で亡くなるまでその創作意欲が衰えることはなく、150近くの作品を書き上げています。
 今回収録された世界初録音となる4つの室内楽曲は、作曲家の息子アルベルトが、未録音の父の作品を集め編集したもの。
 どの曲からもフランス印象派の影響が感じられるとともに、シェルプの巧みな対位法が生かされており、作品からは自由なエネルギーと楽しい雰囲気が溢れています。
 
 


TOCC-551
¥2400
ヤン・ノヴァーク(1921-1984):管弦楽作品集 第1集
 ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲(1949)‛&世界初録音
  1. I. Allegro sostenuto. Allegro con spirito/
  2. II. Andante pastorale/3. III. Allegro
 オーボエと室内オーケストラのための協奏曲(1952)‛&世界初録音
  4. I. Allegro/5. II. Allegro sostenuto/6. III Allegro
 Concentus biiugis – 4手ピアノと弦楽オーケストラのために(1977)
  7. I. Allegro energico/8. II. Lento
アリス・ライノホヴァー(ピアノ)‛&1-3
ヴィレム・ヴェヴェルカ(オーボエ)‛&4-6
ルーシー・シンゼロヴァー(ピアノ)‛&7-9
クリスティナ・ズナメナーチュコヴァー(ピアノ)‛&7-9
アンサンブル・オペラ・ディヴェルサ
ガブリエラ・タルドノヴァー(指揮)

 録音: hall of the Brothers of Charity Monastery,Brno(チェコ) 2015年9月19日‛&4-6 2015年11月21日‛&1-3 2019年5月5日、11月2、25日‛&7-9

 モラヴィア出身の作曲家ヤン・ノヴァークの作品集。1947年から48年までアメリカでマルティヌーの下で学び、1950年代から映画音楽やアニメの音楽などを数多く書き上げ人気を博しましたが、チェコの共産主義体制に反発し、1968年にデンマークに移り、イタリアを経てドイツに移住。
 亡くなるまでドナウ川南岸のバイエルン州ノイウルムで過ごしました。またヤヌス・ノヴァークのペンネームで詩人としても活躍、ラテン語による詩が知られています。
 このアルバムには、アメリカでマルティヌーに学んだ経験をもとに書き上げた「ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲」、マルティヌーの「オーボエ協奏曲」の3年前に仕上げられた「オーボエと室内オーケストラのための協奏曲」、モラヴィア民謡の素材が多く盛り込まれた「Concentus biiugis」の3作品が収録されています。
 
 

TOCC-610
¥2400
アクセル・ルオッフ(1957-):オルガン作品全集 第3集
 1. トッカータ - ピアノとオルガンのために(2014)
 2. 3つのコラール前奏曲(1999) - No. 1 Aus tiefer Not
 3. Regionen レジオーネン – チェロとオルガンのために(1994)
 4. 3つのコラール前奏曲(1999) - No. 2 Du, o schones Weltgebaude
 5. In inferioribus terrae - サクソフォンとオルガンのために(2010)
 6. 3つのコラール前奏曲(1999) - No. 3 Alle Menschen mussen sterben
 7. Movere - トロンボーンとオルガンのために(2017)
 8. コラール前奏曲 O Jesu, du edle Gabe (2014)
 ソナタ - ホルンとオルガンのために(2015)
  9. I. Allegro, molto marcato – 10. II. Tranquillo
  11. III. Presto agitato
 (8を除いて世界初録音)
アンニカ・コントリ=グスタフソン(ピアノ)‛&1
マルコ・ユロネン(チェロ)‛&3
オッリ=ペッカ・トゥオミサロ(サクソフォン)‛&5
ダレン・アコスタ(トロンボーン)‛&7
ペトリ・コムライネン(ホルン)‛&9-11
ヤン・レヘトラ(オルガン)

 録音:2020年5月11日 organ of Sovituksenkirkko, Hollola, Finland‛&1
  2020年3月5日 organ of St Michael's Church, Turku‛& 2、4、6、8
  2021年8月14日 organ of St Michael's Church, Turku‛&9-11
  2021年5月31日、6月1日 organ of St Paul's Church, Helsinki‛&3、5、7

 1957年シュトゥットガルト生まれのアクセル・ルオッフは、国立シュトゥットガルト大学で教授や学部長を務め、オルガン音楽へ大きな貢献を果たしている重要な作曲家の一人です。
 聖書のドラマティックな場面のいくつかを、自由奔放なエネルギーで表現するルオッフですが、このオルガン作品集の第3集では、オルガンは室内楽のデュオ・パートナーとしての役割を担っており、どれもがシンフォニックなスケールを持つ室内楽として作曲されています。
 この5作の力強いデュオ作品の間には、重厚なコラール前奏曲が置かれており、フィンランドの名奏者ヤン・レヘトラが見事な演奏を聴かせます。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALT 518
¥3000→\2790
ケンプ&ミルシテイン、1956年モントルー音楽祭ライヴ
 指揮はカイルベルトとクレツキ

 (1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
  (カデンツァ:ヴィルヘルム・ケンプ)
 (2)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
(1)ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
 ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
(2)ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
 パウル・クレツキ(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

 ケンプとミルシテイン、2日違いで残された貴重な記録、モントルー音楽祭の熱気あふれる名演が復活

 モントルー音楽祭でのライヴ録音:(1)1956年9月12日、(2)1956年9月14日(モノラル)/国内プレス、日本語帯・解説付

 しばらく入手困難が続いていた1956年のモントルー音楽祭のライヴ音源をALTUS が復刻。
 この年は豪華にも2日違いでケンプとミルシテインが登場し、協奏曲を披露していました。オーケストラはどちらもケルン・ギュルツェニヒ管で、指揮者はカイルベルトとクレツキ。
 指揮者・独奏者の組み合わせで変わる雰囲気の聴き比べもおもしろい、ライヴの熱気をたたえた2つの名演奏です。

 「ケンプの弾くベートーヴェンの第4協奏曲。言うまでもなく、全体の解釈は冒頭のソロに集約されている。ここをケンプは柔軟で落ち着いた表情で歌い始める。
 その後も古典的な均整美をきちんと保持しつつ打鍵しているのだが、意外に大胆であり、工夫が凝らされているところが散見されるのに驚いてしまった」「ミルシテインのドヴォルザークは妖気が色濃く漂う、まことに吸引力の強い演奏である。
 特に両端楽章のリズムの切れ味と自在な表情は、さすがとしか言いようがない。最も流麗で鮮やかな色彩による演奏である。第2楽章はジプシー・ヴァイオリンのような粘り気と、むせかえるような妖艶な音色がこれでもかと迫ってくる」(平林直哉氏の解説より)
 




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DOREMI



DHR 8173
(2CD-R)
¥4400→\3990
マルタ・アルゲリッチLIVE第6集
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
   岩城宏之(指揮)、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1968年10月19日/アムステルダム
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番 へ短調 Op.21
   ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)、北ドイツ放送交響楽団
   録音:1969年3月3日/ハンブルク
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576
   録音:1960年1月30日/ミュンヘン
 J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826
 シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22
 ラヴェル:夜のガスパール
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83
   録音:1971年10月13日/ブダペスト
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

 アルゲリッチの貴重音源が驚きのリリース

 アルゲリッチの貴重ライヴ音源。ショパンの協奏曲、バッハのパルティータ、プロコフィエフの7 番など、実にアルゲリッチらしいプログラムがご堪能いただける驚きのリリースです。

 当DOREMIレーベルの商品はCD-Rで入荷する可能性がございます。ご了承の上お求め頂きますようお願いいたします。(代理店)
 




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PROFIL



PH 22027
(10CD)
¥5400→\4990

ランドフスカ名演集10枚組
 ピアノ演奏もあり!

ヴァンダ・ランドフスカ(チェンバロ;Disc1-9、ピアノ;Disc10)
 Disc1 78'40"
  (1)スカルラッティ:ソナタ ニ長調K.443(L.418)/(2)同:ソナタ ニ短調K.32(L.423)/
  (3)ラモー:王太子妃/(4)シャンボニエール:サラバンド ニ短調/
  (5)クープラン:神秘的なバリケード/(6)同:女道化師/
  (7)パーセル:グラウンド ハ短調/
  (8)作者不詳:ナイチンゲール/
  (9)ヘンデル:調子のよい鍛冶屋/
  (10)モーツァルト:トルコ行進曲/(11)同:メヌエット ニ長調K.355/(12)同:ロンド ニ長調K.485
  (13)J.S.バッハ:ヴィヴァルディによる協奏曲ニ長調BWV972/
  (14)同:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調BWV1016/
  (15)同:前奏曲、フーガとアレグロ変ホ長調BWV998
    ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)(14)
    録音:1946年5、7月(1) - (13)(15)、1944年12月28日(14)/ニューヨーク

 Disc2 78'52"
  J.S.バッハ:
   (1)ゴルトベルク変奏曲BWV988/(2)パルティータ第2番ハ短調BWV826/
   (3)カプリッチョ 変ロ長調「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992
    録音:1933年11月パリ

 Disc3 63'57"
  J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
   (1)第1番ハ長調BWV846【1949年3月31日ニューヨーク】
   (2)第2番ハ短調BWV847【1949年5月7日ニューヨーク】
   (3)第3番嬰ハ長調BWV848【1949年6月12日ニューヨーク】
   (4)第4番嬰ハ短調BWV849【1949年5月21日/6月6日ニューヨーク】
   (5)第5番ニ長調BWV850【1949年5月7日ニューヨーク】
   (6)第6番ニ短調BWV851【1949年6月11日ニューヨーク】
   (7)第7番変ホ長調BWV852【1949年5月15日/6月6日ニューヨーク】
   (8)第8番嬰ニ短調BWV853【1949年3月26日ニューヨーク】
   (9)第9番ホ長調BWV854【1950年5月28日レークヴィル】
   (10)第10番ホ短調BWV855【1950年6月10日レークヴィル】
   (11)第11番ヘ長調BWV856【1950年6月27日レークヴィル】
   (12)第12番ヘ短調BWV857【1950年6月10/24日レークヴィル】
 Disc4 69'02"
  J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(つづき)
   (1)第13番嬰ヘ長調BWV858【1950年5月28日レークヴィル】
   (2)第14番嬰ヘ短調BWV859【1950年6月4日レークヴィル】
   (3)第15番ト長調BWV860【1950年6月27日レークヴィル】
   (4)第16番ト短調BWV861【1950年5月27日レークヴィル】
   (5)第17番変イ長調BWV862【1950年12月10日レークヴィル】
   (6)第18番嬰ト短調BWV863【1950年12月11日レークヴィル】
   (7)第19番イ長調BWV864【1950年5月25日レークヴィル】
   (8)第20番イ短調BWV865【1950年2月2日/12月11日レークヴィル】
   (9)第21番変ロ長調BWV866【1950年11月20日レークヴィル】
   (10)第22番変ロ短調BWV867【1950年11月18/20日レークヴィル】
   (11)第23番ロ長調BWV868【1950年12月11日レークヴィル】
   (12)第24番ロ短調BWV869【1951年2月6,7,14日レークヴィル】
 Disc5 61'27"
  J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
   (1)第1番ハ長調BWV870【1951年8月7日レークヴィル】
   (2)第2番ハ短調BWV871【1951年7月21日レークヴィル】
   (3)第3番嬰ハ長調BWV872【1951年7月21日レークヴィル】
   (4)第4番嬰ハ短調BWV873【1951年8月6日レークヴィル】
   (5)第5番ニ長調BWV874【1951年9月23日レークヴィル】
   (6)第6番ニ短調BWV875【1951年10月7日レークヴィル】
   (7)第7番変ホ長調BWV876【1951年10月8日レークヴィル】
   (8)第8番嬰ニ短調BWV877【1951年9月8/21日レークヴィル】
   (9)第9番ホ長調BWV878【1952年3月レークヴィル】
 Disc6 66'38"
  J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻(つづき)
   (1)第10番ホ短調BWV879【1952年1月レークヴィル】
   (2)第11番ヘ長調BWV880【1952年2月レークヴィル】
   (3)第12番ヘ短調BWV881【1952年1月レークヴィル】
   (4)第13番嬰ヘ長調BWV882【1952年3月レークヴィル】
   (5)第14番嬰ヘ短調BWV883【1952年3月レークヴィル】
   (6)第15番ト長調BWV884【1952年1月レークヴィル】
   (7)第16番ト短調BWV885【1952年2月レークヴィル】
   (8)第17番変イ長調BWV886【1952年12月17日/1953年9月29日レークヴィル】
 Disc7 51'50"
  J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻(つづき)
   (1)第18番嬰ト短調BWV887【1953年5月29日/10月19日レークヴィル】
   (2)第19番イ長調BWV888【1953年2月6/7日レークヴィル】
   (3)第20番イ短調BWV889【1953年9月16日レークヴィル】
   (4)第21番変ロ長調BWV890【1953年8月25日/1954年1月19日レークヴィル】
   (5)第22番変ロ短調BWV891【1954年1月28日レークヴィル】
   (6)第23番ロ長調BWV892【1953年1月29日/1954年3月31日レークヴィル】
   (7)第24番ロ短調BWV893【1953年1月30/1954年3月23日レークヴィル】

 Dusc8 77'51"
  (1)チェンバロ協奏曲ニ長調Hob.ⅩⅧ :11
  (2)ヘンデル:オルガン協奏曲第6番変ロ長調HWV294(チェンバロ版)
  (3)J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
  (4)同:トッカータ ニ長調BWV912
  (5)同:フランス組曲第6番ホ長調BWV817
    ウジェーヌ・ビゴー(指揮)管弦楽団(1)(2)(3)
    録音:1937年(1)(2)、1938年12月(3)、1936年9月(4)、12月(5) / パリ

 Disc9 52'29"
  スカルラッティ:ソナタ集
   (1)ト長調K.124(L.232)/(2)ト短調K.8(L.488)/(3)ニ長調K.430(L.463)/
   (4)ヘ短調K.519(L.475)/(5)ハ長調K.159(L.104)/(6)ヘ長調K.107(L.474)/
   (7)ホ長調K.380(L.23)/(8)嬰ハ短調K.247(L.256)/(9)嬰ヘ短調K.447(L.294)/
   (10)ホ長調K.20(L.375)/(11)ト長調K.328(L.27)/(12)ニ長調K.397(L.208)/
   (13)ニ短調K.32(L.423)/(14)ニ短調K.141(L.422)/(15)ヘ短調K.481(L.187)/
   (16)ニ長調K.492(L.14)/(17)ト短調K.234(L.49)/(18)ヘ長調K.6(L.479)/
   (19)変ホ長調K.193(L.142)/(20)ト短調K.450(L.338)
    録音:1934 年9月10-12日(1) - (12)(17) - (20)、1939 年(13) - (16)/パリ


 Disc10 75'24"
  モーツァルト:
   (1)ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482/
   (2)ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283/
   (3)ロンド イ短調K.511/
   (4)田園舞曲K.606(ランドフスカ編)/
   (5)幻想曲ニ短調K.397
    録音:1945年12月2日ニューヨーク(1)、1956年5月レークヴィル(2)(3)(4)、1937年3月25日パリ(5)

 これほど生き生きと表情豊かなチェンバロ演奏があったとは!ランドフスカの至芸

 ヴァンダ・ランドフスカ(1879-1959) はチェンバロを現代に復興させたこの楽器の女王。
 彼女はSP、モノラルLP ともに多くの録音を残していますが、いずれも霊感あふれる壮絶な演奏を見せています。そのなかから彼女の魅力を最良に表したものを10枚にまとめました。

 ランドフスカの芸風はロマンティックで、今日の古楽解釈からは批判される向きもありますが、そうした衒学的な価値観を超えた説得力と生命力に満ちていて心を掴まれます。ファリャやプーランクが彼女のために協奏曲を作ったのも頷けます。

 このBox には1933年録音のゴルトベルク変奏曲、渡米後の平均律クラヴイーア曲集全48曲が抜かりなく収録されているのが見逃せません。
 そのほかスカルラッティのソナタ20篇やハイドン、ヘンデル、バッハのニ短調の協奏曲も大歓迎、いずれも粒ぞろいの名演です。

 さらに嬉しいのは、最終巻でピアノを披露していること。ピアニストとしてもショパンの曾孫弟子にあたる名手で、得意のモーツァルトを表情豊かに聴かせてくれます。
 




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WEITBLICK



SSS 7000
(UHQCD)
¥2800→\2590
スヴェトラーノフ+ロシア国立響、
 ドヴォルザーク:「新世界より」'97年モンペリエ・ライヴ!

  ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」Op.95
    ※タイミング[10:00] [12:27] [7:57] [11:15]
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
ロシア国立交響楽団

 WEITBLICK初のUHQCD!スヴェトラーノフ+ロシア国立響、ドヴォルザーク:「新世界より」'97年モンペリエ・ライヴ!

 録音:1997年7月20日カストリーズ城、モンペリエ(デジタルライヴ録音)

 最晩年様式に片足を突っ込んでいた時期のド迫力ライヴ。マルチマイクによる楽器の輪郭がはっきりした生々しい録音も特徴的。スヴェトラーノフこだわりの両翼配置が楽しめます。
 本国ロシアの演奏よりも録音状態が上なのもマルです。
 ロシア国立響の持つパワフルさをフルに生かした快演。本場フランスのブラボーも納得!
 WEITBLICK初のUHQCDで登場です。スヴェトラーノフの権威であるはやしひろし氏による入魂のマスタリングとライナーノートで万全の環境でリリースされます(英訳あり)。

 


UHQCD
 高価なクリスタルCD(ガラスCD)に用いられた高度な技術を長年の研究の末に通常CDに応用することに成功、究極の音質を再現するCD。
 通常のCDプレイヤーで再生できます。
 


<メジャー・レーベル>

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ERATO



9029637734
(2CD)
\3700→\3390
ロランス・エキルベイ(指揮)
 モーツァルト:歌劇『ルーチョ・シッラ』 K.135 全曲
フランコ・ファジョーリ(カウンターテナー:チェチーリオ)
オルガ・プドヴァ(ソプラノ:ジューニア)
アレッサンドロ・リベラトーレ(テノール:シッラ)
キアラ・スケラート(ソプラノ:チンナ)
イルゼ・エーレンス(ソプラノ:チェリア)
パリ・ラ・ジューヌ合唱団
インスラ・オーケストラ(ピリオド楽器オーケストラ)
ロランス・エキルベイ(指揮)
 録音:2021年6月22-24日、バリ、ラ・セーヌ・ミュージカル

「ローマの独裁者ルーチョ・シッラは彼の政敵で追放した元老員議員チェチーリオの許嫁ジューニアに横恋慕するが、ジューニアはそれを強く拒む。ひそかにローマにもどったチェチーリオはジューニアと喜びの再会をする。そこに、シッラの妹チェリア、政敵チンナらが絡みあって物語は進む。最後にシッラは恋人たちの結婚を許し、全ての政敵に恩赦を与え自ら帝位を退く・・・」

 モーツァルトが、このオペラ・セリアを1772年の12月にミラノで作曲したのは、まだ17歳前でした。しかしこの作品は、その後の数々の名作オペラの先駆けとなる要素を数多く含んでいます。バロック後期のナポリでその形式となった「オペラ・セリア」からさらに発展を遂げ、それまでの伝統的な歌劇の範疇からから自由に飛躍させたものとなっています。このロマン主義を予見させる作品は、オペラ・セリアの慣習を揺るがし、既に劇作品で十分豊富な経験を持っていたモーツァルトのさらなる大成功となり、26回もの公演があったと伝えられています。

 これまで、モーツァルトやウェーバーの歌劇を独自なプログラミングで作り出した指揮者ロランス・エキルベイは、この作品の巧妙な作曲法を見出しながら、それまで以上に感情豊かな表現を作り出しています。現在ではメゾ・ソプラノによって多く歌われるチェチーリオ役ですが、もともとはカストラートに書かれたもの。この演奏では、圧倒的なパワーと表現力をもつカウンターテナーのフランコ・ファジョーリによって歌われています。ローマの独裁者ルーチョ・シッラのジューニアへの情熱、ジェットコースターのような愛の感情を、これまでの演奏経験で認識し、深さと軽さ、強さと優雅さの比類のない作品のすばらしさが伝えられてきます。



輸入商品のため、入荷時点で、商品(ジャケット・外装ビニール・外装箱・ケース・封入物など含む)に、細かい傷・折れ・擦れ・凹み・破れ・汚れ・角潰れ・再生に影響のないディスク盤面の傷・汚れ・イメージ違い・個体差などが見られる場合がございます。商品の状態・品質につきましてはあらかじめご了承の上、ご購入いただけますようお願い申し上げます。





DHM



19439997192
\2800
モンテヴェルディ/メモリーズ
 モンテヴェルディ:
  マドリガーレ集 第8巻より
   『皇帝フェルディナント3世のためのバッロ』~私の美しい音楽に SV.154:3
  マドリガーレ集 第8巻より
   『皇帝フェルディナント3世のためのバッロ』~バッロの序奏 SV 154:1
   倫理的・宗教的な森~われ主に感謝せん III
   西風戻りて SV.251
   マドリガーレ集 第7巻~うるわしき自由よ SV.130
   美しいお嬢さん SV.235
   倫理的・宗教的な森~神よ、真心をつくして SV.280
   聖母マリアの夕べの祈り~聖なるマリアよ SV 206:11
   われ主に感謝せん II SV.266
   主をほめ讃えよ SV.287
   マドリガーレ集 第8巻~ああ、私は傷つき倒れる SV.316
   情け知らずの女たちのバッロ SV.167
   金髪の髪よ、美しい宝 SV.143
   倫理的・宗教的な森~誉れ高き殉教者たちをほめたたえ SV.277
   音楽の戯れ~若い娘さん SV.241
   いかに幸いなことか 主を畏れる人は SV.268
マーガレット・ハンター(ソプラノ)
ヴィクトリア・ウィルソン(ソプラノ)
ヤーロ・キルヒゲスナー(カウンターテナー)
ルティン・ローガー(テノール)
ホン・ミンスプ(テノール)
ジュリアン・ポプケン(バス)
カペラ・デ・ラ・トーレ(ルネサンス管楽器アンサンブル)
カタリーナ・ボイムル(指揮)
 録音:2021年10月11-13日、ドレスデン、エマウス教会

 カペラ・デ・ラ・トーレは、中世~ルネサンス音楽を専門とするドイツのルネサンス楽器管楽アンサンブル。2005年にミュンヘン生まれのショーム奏者カタリーナ・ボイムルによって創設され、16世紀スペインの作曲家フランシスコ・デ・ラ・トーレの名前と、中世の吟遊詩人が塔から音楽を奏でた故事にちなむスペイン語の「デ・ラ・トーレ(塔の上から)」をかけて命名されました。実際に当時のニュルンベルクで活躍した音楽隊とほぼ同じ編成で、歴史的な演奏を実践する専門集団として高い評価を得ており、オーパス・クラシック、エコー・クラシック賞を受賞しています。

 1600年頃のクラウディオ・モンテヴェルディほど、作曲の歴史にこれほど多様で永続的な影響を及ぼした作曲家は他にいませんでした。それ以来、バッソ・オスティナート(特に低音およびその上の和声進行を特定のリズムパターンとともに反復するオスティナート技法)や4つの下降音を持つラメント・バスなどの彼の豊富な音楽的アイデアは、後世のさまざまなインスピレーションの源となっています。カペラ・デ・ラ・トーレのこのニュー・アルバム『モンテヴェルディ:メモリーズ』は、モンテヴェルディの芸術的発展を中心に据えたものです。世俗的な『マドリガーレ集第8巻』(1638年)や、彼の人生の終わりに出版した神聖的な『倫理的・宗教的な森』(1641年)といった、作曲家自身が出版に当たって慎重に準備した楽譜をもとに、カペラ・デ・ラ・トーレは、彼のマントヴァでの宮廷音楽家としての20年間と、ヴェネツィアで協会のために作曲した約30年間の軌跡をたどります。『いかに幸いなことか』や『われ主に感謝せん』などの大規模なアンサンブルの作品は、『西風戻りて』『バッロの序奏』などの小規模なアンサンブルの作品と組み合わせて演奏されます。

 このアルバムに収録された作品で特に中心的な役割を果たすのは「ウォーキングベース」(人が歩く程度のテンポで心地よいビートを効かせて、グン、グンと演奏を引っ張っていく)で、この要素は、やがて20世紀のジャズ、ブルース、ポップスにも重用されることになるのです。カペラ・デ・ラ・トーレは、モンテヴェルディの音楽の起源と様式を検証することで、その生涯を描き出しているのです。


<国内盤> 


TIMBRE


TIMBREレーベルは日本を代表するカウンターテナーの中嶋俊晴が設立したレーベルです。
 第1弾としてパーセルの歌曲集がリリースされます。今後のリリースにご期待ください。
  


TB-0001
¥3300
ヘンリー・パーセル歌曲集「美しき島」
 (1)音楽が愛の糧なら(第1曲)/(2)愛が甘い情熱なら/
 (3)サラバンドとディヴィジョン*/(4)アストレアとの別れ/
 (5)ヴィオールをかき鳴らせ/(6)ばらの花より甘く/
 (7)夕べの賛歌/(8)トランペットの調べ**/
 (9)ひとときの音楽/(10)トッカータ イ長調*/
 (11)音楽が愛の糧なら」(第3曲)/(12)孤独/
 (13)新しいアイルランドの調べ*/(14)恋の病から/
 (15)色男なんていない/(16)魅惑の一夜/
 (17)妖精と羊飼い/(18)わたしを泣かせて/(19)美しき島
中嶋俊晴(カウターテナー)
三橋桜子(チェンバロ、オルガン)
(5)(16)(19)パブロ・エスカンデ(オルガン)
(18)大内山薫(バロックヴァイオリン)
*印:チェンバロ・ソロ
**印:オルガン・ソロ

 悲しみも、憂いも、憤りも、そして喜びも・・・ パーセルの歌の中には、すべてがあるヘンリー・パーセル歌曲集 「美しき島」。中嶋俊晴 × 三橋桜子

 録音:2021年9月5-8日、兵庫県加東市コスミックホール
 エンジニア:五島昭彦(タイムマシンレコード)
 使用機材:金田明彦氏、開発・設計・制作のDSD DC録音システム
 解説:藤原一弘

 ヘンリー・パーセルの独唱曲は歌曲として発表された作品の他、オペラおよび戯曲に音楽部分を付加したセミ・オペラでも数多く作曲され、そこには17世紀イングランドの英語独唱曲の最良の作品が含まれている。
 パーセルの没後、これらの独唱曲を集めた作品集《ブリタニアのオルフェウス 》二巻を出版したJ. プレイフォードは第1巻の序文(1698/1706)にこう記している:「この作曲家のあらゆるジャンルの音楽における比類なき才能は広く知れ渡っているが、とりわけその声楽曲は賞賛の的であった。
 なぜなら彼には英語の歌詞に込められた力を表現する特別な天賦の才があり、その力であらゆる聴き手の情念を揺り動かし賛嘆せしめたからである」。この言葉ほどパーセルの独唱曲の特質を言い表した言葉はないだろう。

 中嶋俊晴(カウターテナー)
  京都市立芸術大学卒業、東京藝術大学大学院、ウィーン国立音楽大学大学院リート・オラトリオ専修修了、アムステルダム音楽院大学院修了。
  アムステルダム在住、欧州を中心にオラトリオ、オペラのソリストとして多彩な演奏活動を展開している。平成29年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生、文化庁新進芸術家在外研修員。これまでに京都市芸術文化特別奨励賞、滋賀県次世代文化賞、五島記念文化賞オペラ新人賞等を受賞。
 
















5/19(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


PROSPERO CLASSICAL


PROSP 0022
¥2700
キム・バルビエ(ピアノ)
バラード ~ピアノ独奏曲集

 D.スカルラッティ:
  ソナタ ホ長調 K.380 / ニ短調 K.9 / ニ短調 K.141
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545
 ドビュッシー:
  ベルガマスク組曲 L.75より 月の光 /
  前奏曲集第1集 L.117より アナカプリの丘
 J.S.バッハ~シロティ:前奏曲 ロ短調
 ショパン:
  12の練習曲 Op.25より 第5番 ホ短調、第12番 ハ短調 /
  バラード第1番 ト短調 Op.23
 ブリュノ・ドルプレール:Eclats 第2番
 ブラームス:間奏曲 イ長調 Op.118-2
キム・バルビエ(ピアノ)

 一連の物語のように響くピアノ曲集

 録音:2021年/59'06''

 パリのコンセルヴァトワールで学びベルリンに住むフランスのピアニストで、ベルリン・フィルのメンバーとコラボした室内楽活動にも力を入れているキム・バルビエによる、解放された国際性を感じさせる独奏曲集。
 幅広い時代から選ばれたプログラムは彼女の音楽家としての経験が組ませたもので、しっかりとした構築感というよりは、移ろいながら進んでゆくような楽曲が多く、全体が一つの物語のように響いてきます。
 このアルバムのタイトル「バラード」には、その本来の意味であるフランスで生まれ中世ドイツで流行した吟遊詩人トルバドゥールのイメージが組み込まれています。
 
 

PROSP 0041
¥2700
マリヤ・ボコル(ピアノ)
様々な伝統を内包した独特な作風のピアノ作品

 バルトーク:
  2つのエレジー Op.8b (SZ.41) /
  ハンガリー農民の歌による8 つの即興曲
 ヴォーン=ウィリアムズ:
  6 つの小品による「チャーターハウス組曲」
 ベンジャミン・ユスポフ(1962-):
  潜在意識化の迷宮 / メタファー / 憂鬱 / クロスロード第2番
マリヤ・ボコル(ピアノ)

 様々な伝統を内包した独特な作風のピアノ作品

 録音:2021年/74'49''

 スイス人ピアニストのマリヤ・ボコルによるアルバムです。1962年タジキスタン生まれの作曲家ベンジャミン・ユスポフの音楽を、バルトークとヴォーン=ウィリアムズの演奏機会の少ない作品とともに紹介。
 ユスポフの音楽は西洋と東洋、そしてユダヤ系民族の音楽的伝統に基づく独特なものです。
 




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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 101
廃盤
シャンゼリゼ劇場2009年
内田光子のベートーヴェンの後期三大ピアノ・ソナタ

 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
  (2)ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
  (3)ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
内田光子(ピアノ)

 完全限定盤!スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約でリリース実現!
 異次元の美しさ。内田光子のベートーヴェンの後期三大ピアノ・ソナタ、2009年9月パリ・ライヴ。

 ライヴ録音:2009年9月30日/シャンゼリゼ劇場(パリ)/DDD、輸入盤・日本語帯・解説付
 Recorded by France Musique of Radio France
 Licensed by Radio France
 24bit/48kHz Digital remastering from the original DDD Master

 スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約でCD 化している注目シリーズ。音源はFrance Musique(Radio France が所有および運営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です。

 当アルバムには世界的ピアニスト内田光子が2009年9月パリで行ったライヴからベートーヴェンの後期三大ソナタを収録。
 内田は2005年5月にセッション収録しており当盤は誉れ高き名盤として知られます。気品に満ちた内田の演奏は2009年のパリ・ライヴでも際立ち、異次元の美しさを放った名演。
 3曲通して聴き手を別世界へと連れていくような独特の世界に誘います。
 内田光子の驚異的な集中力で描くベートーヴェンの世界をご堪能ください。
 
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CDSMBA 103
廃盤
シャンゼリゼ劇場でのライヴ
クン=ウー・パイクのベートーヴェン後期三大ピアノ・ソナタ

 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
  (2)ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
  (3)ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
 

クン=ウー・パイク(ピアノ)


 DECCAから発売されていたベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集がいまだにファンの間で高値で取引されているクン=ウー・パイクのベートーヴェン、シャンゼリゼ劇場でのライヴ。


 完全限定盤!スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約でリリース実現!クン=ウー・パイクのベートーヴェンの後期三大ピアノ・ソナタ、2006年12月パリ・ライヴ。

 ライヴ録音:2006年12月19日/シャンゼリゼ劇場(パリ)/DDD、輸入盤・日本語帯・解説付
 Recorded by France Musique of Radio France
 Licensed by Radio France
 24bit/48kHz Digital remastering from the original DDD Master

 スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約でCD 化している注目シリーズ。音源はFrance Musique(Radio France が所有および運営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です。

 当アルバムには世界的ピアニスト、クン=ウー・パイクが2006年12月パリで行ったライヴからベートーヴェンの後期三大ソナタを収録。
 日本でもファンの多いパイクはパリに拠点をおき、ヨーロッパを中心に活躍しています。
 パイクはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を同時期に録音(2005年から2007年。ピアノ・ソナタ第30-32 は2007年5月&6月収録)し、DECCA からリリースしております。パイクらしい温かさとともに個性的な演奏が当ライヴでも際立っており、独特の世界に引き込まれます。完全限定盤。
 





TYXART



TXA 22167
¥2700
知られざる後期ロマン派チェロ作品
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865–1950):
 チェロとピアノのための作品集

  3つの小品 Op.48
  『見捨てられたリズム』
  組曲 Op.9
  3つの素描
ピ=チン・チェン( チェロ)
ベルンハルト・パルツ(ピアノ)

 録音:2021年6月/チューリッヒ、SRF放送スタジオ

 エミール・ジャック=ダルクローズ(1865–1950)はスイスの作曲家。
 500曲を超える歌曲に加え、いくつかのオペラ、祝典音楽、カンタータ、室内楽、ピアノ曲、教育用音楽などを残した多作家で、生前はとても人気がありましたが死後すぐに忘れ去られてしましました。
 ここに収録されたチェロ作品はこの作曲家の魅力の再発見に一役買うにちがいない魅力を持っています。
 





ANAKLASIS


ANA019
(2CD)
特別価格
¥3600
グレツキの弟子
アンジェイ・クシャノフスキ:レリーフ

 アンジェイ・クシャノフスキ(1951-1990):
  レリーフI(アコーディオンのための)
  レリーフII(アコーディオンのための)
  レリーフIII(オルガンのための)
  レリーフIV(ソプラノと鐘のための)
  レリーフV(チェロのための)
  レリーフVI(アンプリファイド・バス・アコーディオンのための)
  レリーフVII(アコーディオンとパーカッションのための)
  レリーフVIII(テープとアコーディオンのための)
  レリーフIX《スコティッシュ》(弦楽四重奏とテープのための)
マチェイ・フランツキエヴィチ(アコーディオン)
アルカディウシュ・ビアリツ(オルガン)
ルトスワフスキ四重奏団、他

 ミコワイ・グレツキの弟子、クシャノフスキの作品!

 同じくポーランド南東部のスタロヴァ・ヴォラでデビューしたエウゲニウシュ・クナピク、アレクサンドル・ラソンとともに「51年世代」あるいは「スタロヴァ・ヴォラ世代」と呼ばれ、ポーランドの現代音楽界において特別な存在の一人である作曲家、アンジェイ・クシャノフスキ。
 アコーディオンに魅せられたクシャノフスキは、カトヴィツェで作曲と並行してアコーディオンも学び、その奏者としても活躍しました。
 作曲においても、不当に冷遇されることもあるアコーディオンを主役に据え、その真の価値を引き出す作品を多く生み出しているほか、ペンデレツキの委嘱により作曲された「交響曲第2番」やクラクフのアルトゥール・マラフスキ作曲コンクールで第1位を受賞した「弦楽四重奏曲第1番」など、管弦楽や室内楽、声楽など多岐にわたる分野で重要な作品を残しています。
 この2枚組のアルバムに収録される「レリーフ」は、様々な楽器や声、アンサンブルのために書かれたそれぞれが独立した作品群で、ここでもクシャノフスキの音楽人生の中心であったアコーディオンが多く登場しています。
 また、オルガンのために書かれた「レリーフIII」は、1985年にポーランドのカミエン・ポモルスキで開催された作曲コンクールで第1位を獲得しました。

 ※録音:2020年12月(ワルシャワ)
 




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ARS PRODUKTION



ARS38600
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
あなたは魂で弾かなくてはならない
 ダニエル・アウナー(ヴァイオリン)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)

 ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
 パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
 ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
 パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
 ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
 パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
ダニエル・アウナー(ヴァイオリン)
ダクマー・グリュクサム(音楽史家)

 新解釈のバッハ無伴奏ヴァイオリン!

 オーストリアのヴァイオリニスト、ダニエル・アウナーによるJ.S.バッハの"聖典"、「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全曲。
 これまでにも多数の録音がある中、今なぜこの録音が生まれたのか。その答えは2020年にウィーンで出版された「Aus der Seele muss man spielen ...(あなたは魂で弾かなくてはならない...)」にあります。
 チェコ出身で、1987年以降はウィーンで活動する音楽学者ダクマー・グリュクサム(スコルダトゥーラの歴史についての論文で博士号を取得)の研究に基づいて出版されたこの本では、バロック時代の感情理論とその解釈に関して述べています。
 それらの研究成果を基に奏でられる最初の録音がこの演奏となります。最新の研究成果から生まれる新解釈のバッハをお楽しみください。
 ダクマー・グリュクサムによる作品解説を中心とした80ページ超のブックレット(英語、独語)付き。

 ※録音:2019年2月25日&7月12日&8月29日
 
 

ARS38607
¥2600
太陽
 伝承曲:
  Mandakh Nar、Morin Tuvurguun、
  Sevger is not my son(ブードックトイ・セヴガー編)、
  Zulayashe、Elstein gangan nutag
 ナツァグ・ジャンツァンノロフ:Direction Gobi, metro Gotham
 伝承曲:Otoriin Aduuchin
 デュオ・ゴビ・ラプソディ:Adieu mon desert
 伝承曲:Bagiin zan、Durvun uul、Altargana
デュオ・ゴビ・ラプソディ
 〔マンダフジャルガル・ダーンスレン
   (モリンホール、ツア、ギター、ホーミー、歌)
   スザンナ・ティールタント(ピアノ、アコーディオン、歌)〕

 「NAR」とは砂漠の草原を照らすモンゴルの太陽を意味します。
 モンゴルの音楽は自然からインスピレーションを得て作られることからこのアルバムのタイトルとなりました。
 デュオ・ゴビ・ラプソディは、2つの音楽の世界(伝統的な民謡とクラシック音楽)、2つの国(モンゴルとフランス)が融合した独自の世界観を持っています。
 モリンホール(馬頭琴)などモンゴル独自の楽器や歌唱と、クラシック音楽が出会った唯一無二の響きをお楽しみください。

 ※録音:2019年9月
 
 

ARS38610
¥2600
イギリス歌曲集
 ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):生命の家
 ジョージ・バターワース(1885-1916):シュロプシャーの若者の6つの歌
 アイヴァー・ベルティエ・ガー二ー(1890-1937):5つのエリザベス朝の
ベンジャミン・ヒューワット=クルー(バリトン)
ユハオ・グオ(ピアノ)

 ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年の節目に彼と関わりの深いジョージ・バターワースとアイヴァー・ベルティエ・ガー二ーの作品を同時収録しています。
 三人とも第一次世界大戦を経験しその悲劇を目の当たりにした経験が作品に影響を与えており、この録音からは当時の様子を垣間見ることが出来ます。

 イギリスのバリトン歌手ベンジャミン・ヒューワット=クルーは、22歳でドイツに渡り、ケルンの音楽院で2015年から2018年までクリストフ・プレガルディエンに師事し、現在ではリオバ・ブラウンに師事しています。
 近年ドイツ国内で評価を高めているバリトン歌手の一人です。

 ※録音:2021年6月
 




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LAWO



LWC1226
¥2600→\2390
バロック・アンサンブル「オスロ・サークルズ」
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(メゾ・ソプラノ)
 17世紀イタリアのメランコリックな作品~Lamento(嘆き)


 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  カンツォーナ第4番、聖体奉挙のためのトッカータ(《音楽の花束》から)
 ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(c.1600-1679):
  聖母マリアの涙(スターバト・マーテル)
 ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1624-c.1687):
  ソロ・ヴァイオリンのためのソナタ Op.4《ラ・ヴィンチョリーナ》
 サラモーネ・ロッシ(c.1570-c.1630):
  5声のシンフォニア・グラーヴェ
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  かくも甘い苦悩が SV 332
 イザベラ・レオナルダ(1620-1704):ソナタ第12番 Op.15 - 序奏
 タルクィニオ・メールラ(1594/5-1665):
  就寝の時の宗教的カンツォネッタ「眠る時間になったから」
 マルコ・ウッチェリーニ(c.1603-1680):
  『ラ・プロスペリーナ』によるソナタ第26番 Op.4
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(c.1580-1651):
  キタローネのためのタブラチュア曲集第4巻(1640) - トッカータ第9番
 ベネデット・フェラーリ(c.1603-1681):
  宗教的カンタータ「この茨の刺が」
 アントニオ・チェスティ(1623-1669):
  歌劇《ラルジア》 - アリア「私の魂よ」
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(メゾ・ソプラノ)
オスロ・サークルズ
 〔アストリッド・キルシュナー(バロック・ヴァイオリン)
  マリア・イネス・ザノヴェッロ(バロック・ヴァイオリン)
  ミメ・ブリンクマン(バロック・チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  カール・ニューリーン(テオルボ、アーチリュート)
  マリアジョラ・マルテッロ(チェンバロ、ポジティフ・オルガン)

 マリアンネ・ベアーテ・シェラン!17世紀イタリアのメランコリックな作品を歌う!

 COVID-19のパンデミックの真っ只中、バロック・アンサンブル「オスロ・サークルズ」が、新しいアルバム『Lamento(嘆き)』を録音しました。
 ノルウェーとヨーロッパを代表する歌手のひとりで、バッハ・コレギウム・ジャパンとの度々の共演で日本でもよく知られるマリアンネ・ベアーテ・シェラン(キーラント)をソリストに起用、17世紀イタリアのバロック音楽の甘美でメランコリックな作品を演奏しています。
 プログラムのメインは、ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェスの《聖母マリアの涙》、ベネデット・フェラーリの《この茨の刺が》、タルクィニオ・メールラ の《眠る時間になったから》。この3つの作品の間にソロ・ヴァイオリンや合奏の曲が散りばめられ、テーマにした「嘆き」の表情を映し出していきます。

 「オスロ・サークルズ」は、2015年、バロック・ヴァイオリン奏者のアストリッド・キルシュナーによって結成されました。
 イタリア生まれのバロック・ヴァイオリン奏者マリア・イネス・ザノヴェッロ、日本のバロック・チェロ奏者ミメ・ブリンクマン、スウェーデンのリュート奏者カール・ニューリーンとチェンバロ奏者マリアジョラ・マルテッロと、国際色豊かな顔ぶれのアンサンブルです。
 彼らは、オスロ室内楽フェスティヴァルの他、フランスやイタリアなどの音楽祭に出演。
 2019年のクロアチアの「ヴァラズディン・バロックの夜」にはマリアンネ・ベアーテ・シェランと一緒に参加し、このアルバムのプログラムで批評家賞を獲得しました。

 ※録音:2020年6月18日-21日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)

  
 
 

LWC1233
¥2600
Parvat(山)
 ハルプレート・バンサル(b.1980):Parvat(山)(2019/20)
  〔Puria Dunasri(ヤン・マッティン・スモルダール(b.1978)編曲)、
   9 1/2(ハルプレート・バンサル(b.1980)編曲)、
   Bhimpalasi(ヨン・オイヴィン・ネス(b.1968)編曲)〕
ハルプレート・バンサル(ヴァイオリン)
ヴォイチェフ・プロハースカ(ハルモニウム)
サンスクティ・シュレスタ(タブラ)
ノルウェー放送管弦楽団
ハンヌ・コイヴラ(指揮)

 ハルプレート・バンサルは、オスロに住むインド出身の両親の家庭に生まれました。
 2歳の時に父からインド伝統の音楽「ラーガ」を教わり、ノルウェー国立音楽大学に進んでからはクラシック音楽と北インドの伝統音楽を学びました。
 現在、かつてビートルズがラヴィ・シャンカルとのコラボレーションで開拓した分野の音楽で活動しています。

 サンスクリット語の「山」を曲名にした《Parvat(山)》は、ヴァイオリン、ハルモニウム、タブラとオーケストラの音楽として作られました。
 同名のラーガの音楽に基づく、印象主義的な一面ももった「Puria Dunasri」。曲の複雑なリズム構造をタイトルにとり、ソリストだけで演奏する「9 1/2」。もうひとつのラーガに基づく「Bhimpalasi」。
 この3つの部分で構成された作品です。第1と第3の部分は、ノルウェーの音楽シーンで活躍するヤン・マッティン・スモルダール(b.1978)とヨン・オイヴィン・ネス(b.1968)がオーケストレーションを担当しました。
 チェコのピアニスト、ヴォイチェフ・プロハースカ(b.1981)と、ネパールに生まれオスロで活動するタブラ奏者のサンスクティ・シュレスタ(b.1990)が共演。
 新しい音楽の主唱者として活動するノルウェー放送管弦楽団をフィンランドのハンヌ・コイヴラ(b.1960)が指揮しています。
 フュージョンやクロスオーバーではない、インド音楽の形式と西洋音楽のオーケストレーションが「無理なく」共存する「第2世代」の作品です。

 ※録音:2020年2月24日-27日、ノルウェー放送(NRK)大スタジオ(ラジオ・コンサートホール)(オスロ、ノルウェー)
 




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SKANI



SKANI124
¥2600→\2390
ラトビアの名手ディアーナ・ザンドベルガ
 13人のラトビアの作曲家によるピアノ作品
  ラトビア・ピアノ音楽の風景
ディアーナ・ザンドベルガ(ピアノ)
 ヤーニス・メディンシュ(1890-1966):
  ライニスの詩『ようこそ太陽よ』への3つの序章(1960)早い旅、花の祝い、遅い日没
 イマンツ・ゼムザリス(b.1951):ブラウマニスの年(1988)
 ダッツェ・アペラーネ(b.1953):水の模様(2018)
 エーリクス・エシェンヴァルズ(b.1977):凍った地平線(2013)
 ヤーニス・ザンドベルグス(b.1973):気まぐれな水彩(2017)
 パウルス・ダムビス(b.1936):風の鐘(2016)
 マーリーテ・ドムブロフスカ(b.1977):ピアノとエレクトロニクスのための印象(2018)
 グンデガ・シュミテ(b.1977):ハンガリーのピアノ景色(2013)
 セルガ・メンツェ(b.1953):サルバドール・ダリの印象(2011)
 アンドリス・ジェニーティス(b.1978):黄金(2010)
 アニトラ・トゥムシェヴィカ(b.1971):ディアナの歌. スペインのレース(2011)
 アンドリス・ヴェツムニエクス(b.1964):カルメンのような(2011)
 ペーテリス・ヴァスクス(b.1946):夏の夕べのための音楽(2009)、ラトビア舞曲(2012)

 ラザール・ベルマンに学んだラトビアの名手ディアーナ・ザンドベルガ!

 スペインの「La Vanguardia」紙から「指に炎をもつピアニスト」と評されたラトビアのディアーナ・ザンドベルガ(b.1977)のソロ・アルバム。
 彼女は、イタリア、エルバのヨーロッパ音楽アカデミーでラザール・ベルマン、バルセロナのマーシャル音楽院でアリシア・デ・ラローチャに学び、ヤーセプス・ヴィートリス・ラトビア音楽アカデミーで修士号と博士号を取得しました。

 このアルバムでは、13人のラトビアの作曲家による14のピアノ作品が演奏されます。ヤーニス・メディンシュがラトビアの詩人ライニス(ヤーニス・ピレクシャーンス)の『ようこそ太陽よ』からインスピレーションを得たロマンティックな 《3つの序章》 に始まり、ペーテリス・ヴァスクスの2つの小品で終わるプログラム。
 マーリーテ・ドムブロフスカが「手の届かないものへの苦く悲しい憧れ」をロマンティックで美しい語り口で描いた 《ピアノとエレクトロニクスのための印象》 のような新しい手法による作品も含まれています。

 ※録音:2011年、RSU(リガ・ストラディンシュ大学)大ホール(リガ)、2018年-2021年、ヤーゼプス・ヴィートリス・ラトビア音楽アカデミー大ホール(リガ、ラトビア)
 
 

SKANI091
(2CD)
特別価格
¥3600
クリスツ・アウズニエクス(b.1992):ギターを伴う作品集 シンフォニエッタ・リガ
ノルムンス・シュネー(指揮)
 [Disc 1]
  クリスツ・アウズニエクス:
   心の大聖堂(2019)(サクソフォーン、エレクトリック・ギターと打楽器のための)
     アウズィンシュ・チュダルス・アルチュニアン・トリオ
      〔カールリス・アウズィンシュ(サクソフォーン)、
       マティース・チュダルス(エレクトリック・ギター)、
       イヴァルス・アルチュニアン(打楽器)〕
 [Disc 2]
  クリスツ・アウズニエクス:
   エレクトリック・ギターと管弦楽のための協奏曲 《らせん巻きの地平線》(2020)
     JIJI(エレクトリック・ギター)

 ニューヨーク・シティを拠点に活動するラトビアの作曲家クリスツ・アウズニエクスのデビュー・アルバム。アウズニエクスは、イェール大学音楽学部の修士号と博士号を取得、ハーグ王立音楽院でも学びました。2021年の「第67回インターナショナル・ロストラム・オブ・コンポーザーズ」の「若手作曲家部門」の第1位に選出され、もっとも将来を期待されるラトビア出身の作曲家のひとりと目されています。

 サクソフォーン、エレクトリック・ギターと打楽器のための 《心の大聖堂》 は、ジャズに強く影響されながらもアドリブの部分を含まない、すべて記譜による作品です。
 個々の楽器に「メロディ、ハーモニー、リズム」の機能が委ねられる「ジャズのトリオ」ではなく、3つの楽器がダイナミックな「アンサンブル」として機能するブラームス、シューベルト、メンデルスゾーンたちの古典的ピアノ・トリオのイメージで作曲されました。
 〈心の大聖堂 I〉から〈心の大聖堂 IV〉まで、4つの部分で構成された作品です。デンマーク・ジャズを学んだカールリス・アウズィンシュ、アムステルダムの音楽院で学んだマティース・チュダルス、パリでキャリアを積んだイヴァルス・アルチュニアンのジャズ・トリオがラトビア放送のスタジオで行ったセッションの録音です。

 アウズニエクスが2020年に作曲した「エレクトリック・ギターと管弦楽のための協奏曲」には、《らせん巻きの地平線》 の副題がつけられました。
 「モチーフ」のひとつに使われた音型と、ラトビアの神話に登場する「運命のもつれを解く織り手」と「もつれ、縛り」に根ざすラトビア語の「地平線」を重ねたタイトルです。
 韓国系アメリカのギタリスト、JIJI のために作曲され、彼女がノルムンス・シュネー指揮のシンフォニエッタ・リガと共演して、2021年12月11日、ラトビア、レーゼクネの「GOR コンサートホール」で世界初演されました。そのライヴ録音がこのアルバムに収録されています。

 ※録音:2020年5月、ラトビア放送第1スタジオ(リガ)(Disc1)、2021年12月11日、GOR コンサートホール(レーゼクネ、ラトビア)(Disc2)
 





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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GLOBAL CULTURE AGENCY



GCAC 1046/7
(2XRCD)
¥5100→\4690
「これはサティの栄光を伝える記念碑的な録音だ」 byダリウス・ミヨー

 米ヴァンガード正規ライセンス、記念碑的名盤復刻
 ミヨーの書き下ろしはじめオリジナルの解説はすべて日本語訳付き

サティに捧ぐ
 ~友人たちの編曲を含む管弦楽作品集
モーリス・アブラヴァネル(指揮)
ユタ交響楽団
  [CD1]
   1幕の現実的なバレエ《パラード》
   3場の造形的ポーズ《メルキュール》(メルクリウス)
   真面目な幻想曲《風変わりな美女》より 第1曲 大リトルネッロ
   真夏の夜の夢のための《5つのしかめっ面》
   2幕の瞬間主義バレエ《本日休演》(ルラーシュ)
  [CD2]
   馬の装具で( 原曲:4手ピアノ連弾/サティ自身による管弦楽編曲)
   3つのジムノペディより 第1番&第3番(原曲:ピアノ独奏/クロード・ドビュッシーによる管弦楽編曲)
   梨の形をした3つの小品(原曲:4手ピアノ連弾/ロジェ・デゾルミエールによる管弦楽編曲)
   2つの遺作の前奏曲とグノシエンヌ(原曲:ピアノ独奏/フランシス・プーランクによる管弦楽編曲、作品番号FP104)
   《星たちの息子》への3つの前奏曲より(原曲:ピアノ独奏/ロラン=マニュエルによる管弦楽編曲)
   びっくり箱(原曲:ピアノ独奏/ダリウス・ミヨーによる管弦楽編曲)
  【解説ブックレット】
   ダリウス・ミヨー「エリック・サティ(1866~1925)の管弦楽曲」
   S・W・ベネット「作品について」(収録曲解説)
   「サティ、自らを語る」
   以上、オリジナル解説からの日本語訳を掲載

 「これはサティの栄光を伝える記念碑的な録音だ」 byダリウス・ミヨー

 音楽・演奏・音質と3拍子揃った痛快な名盤!
 国内盤初登場、ミヨーの書き下ろしはじめオリジナルの解説はすべて日本語訳で掲載。
 ユニークなバレエもドビュッシーらの編曲もとにかく楽しくて新しい、これぞサティの管弦楽!
 XRCD化でオーディオマニアにも大変お薦め!!

 録音:1968年5月1・2日/ユタ州、ソルトレイクシティ、タバナクル公会堂/国内プレス、国内盤初出、2022年リマスター、ステレオ、xrcd24RD、日本語帯・解説付

 米ヴァンガード・レーベルの名盤を正規にライセンスして、通常CD プレーヤーで再生可能な高音質フォーマットであるXRCD で復刻。
 サティのバレエ作品にドビュッシーやプーランクら親交のあった作曲家の管弦楽編曲などを組み合わせた面白い趣向のアルバムです。

 演奏はサティの管弦楽アルバムのベストワンに挙げたい見事さ。
 もともと鮮明なステレオ録音でしたがXRCD 化によりさらに眼の醒めるようなサウンドに生まれ変わりました。
 ピストルやタイプライターが登場する《パラード》などじつに痛快でオーディオ・マニアにもお薦め。そしてドビュッシー編曲の《ジムノペディ》では抑えた感情と繊細な音色が涙を誘い、ミヨー編曲の《びっくり箱》では底抜けに楽しい音の饗宴が堪能できます。

 1968年の初出LP(VCS-10037/38)発売時になんとミヨーが解説を書き下ろしていたのもポイント。
 国内盤初登場となる当盤ではこの貴重なオリジナル解説の日本語訳が読めます。ジャケット・デザインも初出LPのものを使用。

 アブラヴァネルはユタ響と長きにわたって蜜月関係を築き、マーラー全集などの録音を残した名指揮者。
 若い頃にミヨーと面識を持ち、ドイツとフランスで修行し、アメリカに渡りオペラや師クルト・ヴァイル作品の演奏で名を上げました。ゆえにサティ特有の語り口もお手のもので、洒落た舞台音楽を生き生きと響かせる術を心得ています。

 音楽・演奏・音質と3拍子揃った、まさに記念碑的なサティの名盤。知らない方にはぜひ聴いてもらいたい素晴らしいアルバムです。

 

 xrcdは、日本ビクターによる『K2』技術を基にプロダクトされた、高音質CD盤のことを指します。
 xrcdはSACDのようにという固定された特殊仕様ではないため、一般的なCDプレーヤーで再生が可能です。
 




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PARNASSUS



PACD 96080
¥2200→\1990
フランセス・コールの失われた芸術
 偉大なアフリカ系チェンバロ奏者のライヴ・パフォーマンス
フランセス・コール (チェンバロ)
  ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757) : ソナタ ニ長調 K.29 (*)
  ジャン=フィリップ・ラモー (1683-1764) : ガヴォットと変奏曲 (*)
  ジェルジ・リゲティ (1923-2006) : コンティヌウム [Continuum] (*)
  ベラ・バルトーク (1881-1945) : ルーマニア民俗舞曲 (*)
  ドメニコ・スカルラッティ :
   ソナタ イ長調 K.208 / ソナタ ニ長調 K.29 / ソナタ ニ短調 K.32
   ソナタ ニ短調 K.141 / ソナタ ト長調 K.146
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) / フランセス・コール 編曲 :
   シャコンヌ (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 BWV 1004 より)
  ベラ・バルトーク : 子供のために Sz.42 から 第3, 5, 6番
  ルイス・モロー・ゴットシャルク (1829-1869) : バンジョー
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ : イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV 807
  ハワード・スワンソン (1907-1978) :かっこう

 録音 : 1973年6月24日 (*)、1974年6月19日 (*以外)、ライヴ、ウェストミンスター・クワイア・カレッジ、プリンストン、ニュージャージー州、アメリカ合衆国

 アメリカ合衆国のクリーヴランドに生まれたフランセス (・イレーン) コール (1937-1983) はピアノとヴァイオリンを学び、マイアミ大学で学位を、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジで博士号を取得。
 1966年にチェンバロに興味を覚え、コネチカット州のランドフスカ・センターでワンダ・ランドフスカ (1879-1959) 門下のドゥニーズ・レストゥー [Denise Restout] (1915-2004) に師事、1971年にチェンバロ奏者としてデビューしました。
 コールはチェンバロのための古典的作品の他、現代作曲家による作品、自らの編曲も積極的に演奏し、教鞭を取ったプリンストンのウェストミンスター・クワイア・カレッジではチェンバロ音楽祭 [Harpsichord Festival] を創設しました。
 チェンバロのみならずヴァイオリン、ピアノも演奏し歌手でもあったコールでしたが、活動期間はわずか11年余り、45歳の若さで亡くなり、その後はほぼ忘れ去られてしまいました。
 公式な録音は歌手の伴奏を務めたLPだけでしたが、前述のチェンバロ音楽祭でのライヴ録音が私蔵されており、それがリマスターされ当盤に収録されました。
 



<メジャー・レーベル>

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SONY



19439854512
(2CD)
\3300→\2990
アンスネス/MM1786~モーツァルト・モメンタム1786

モーツァルト:
CD1
 1. ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488(カデンツァ:モーツァルト)
 2. レチタティーヴォとアリア
  (ロンド)『あなたのことを忘れろと?~恐れないで、愛する人よ』 K.505
 3. ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調 K.493
CD2
 4. ピアノのためのロンド ニ長調 K.485
 5. ピアノ三重奏曲第3番変ロ長調 K.502
 6. ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491(カデンツァ:不詳)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ、指揮)
マーラー・チェンバー・オーケストラ(1,6)
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ:2)
マシュー・トラスコット(ヴァイオリン:3,5)
ジョエル・ハンター(ヴィオラ:3)
フランク=ミヒャエル・グートマン(チェロ:3,5)
 録音:2021年11月15-18日(1,2,4,6)&2020年2月21-25日(3,5)、ウィーン、ムジークフェラインザール(1,2,4,6)&ブレーメン、ゼンデザール(3,5)

 モーツァルトのウィーン時代の頂点である1785年と86年の2年間に書かれたピアノ協奏曲第20番~第24番の5曲を軸にした傑作群を演奏・録音する、レイフ・オヴェ・アンスネスとマーラー・チェンバー・オーケストラによるプロジェクト「モーツァルト・モメンタム」の完結編です。
 大作「フィガロの結婚」を書きあげた年である1786年編2枚組にもウィーン時代の傑作が綺羅星のごとく並びます。光と影とも言うべき対照的な作風であるピアノ協奏曲第23番と第24番を両端に置き、その中に室内楽2編、ピアノ・ソロのためのロンド、そしてコンサート・アリアを盛り込んでいます。第1弾同様、世界的な新型コロナの流行ゆえに、予定された演奏会のキャンセルを余儀なくされましたが、幸いなことにコロナ下のウィーン・ムジークフェラインでセッション録音が実現しました。いずれもアンスネス初録音。


レイフ・オヴェ・アンスネス

 1970年、ノルウェーのカルモイ生まれ。ベルゲン音楽院で学び、1987年、オスロでデビュー。現在コペンハーゲンとベルゲン在住。「ノルウェー王国聖オラフ勲章」「ペール・ギュント賞」受賞。バッハから現代まで及ぶレパートリーを持ち、ヴァージン・クラシックスとEMIに録音後、2012年からソニー・クラシカルと専属録音契約を結ぶ。




前作第1弾



19439742462
(2CD)
\3300→\2990
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ、指揮)
モーツァルト・モメンタム1785

CD1
 モーツァルト:
  1. ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
  2. ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
CD2
  3. 幻想曲 ハ短調 K.475(ピアノ・ソロ)
  4. ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
  5. フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K.477 (K.479a)(オーケストラ)
  6. ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ、指揮)
マーラー・チェンバー・オーケストラ(1,2,5,6)
マシュー・トラスコット(ヴァイオリン:4)
ジョエル・ハンター(ヴィオラ:4)
フランク=ミヒャエル・グートマン(チェロ:4)
 録音:2020年11月8-10日(1,2,5,6) 2020年2月21-25日(3,4)、ベルリン、フィルハーモニー(1,2,5,6) ブレーメン、ゼンデザール(3,4) 

 モーツァルトのウィーン時代の頂点である1785年と86年の2年間に書かれたピアノ協奏曲第20番?第24番の5曲を軸にした傑作群をCD4枚分に収録し、2枚組セットで1785年編と1786年編の2回に分けてリリースします。
 先に発売される1785年編には文字通りウィーン時代の傑作が勢ぞろい。個性豊かなピアノ協奏曲第20、21、22番の3曲に加え、ト短調のピアノ四重奏曲第1番、ハ短調の幻想曲と『フリーメイソンのための葬送音楽』という陰影の濃い3曲を収録。特に協奏曲では独奏とオーケストラとの対話や意思疎通の在り方が大きく発展させられた形で構想され、モーツァルトの多彩な音楽語法の創出の過程が手に取るようにわかります。アンスネスにとってはノルウェー室内管弦楽団と録音があった協奏曲第20番以外は初録音となります。
 このプロジェクトも2020年の世界的な新型コロナ・ウィルスの影響を受け、予定された演奏会のキャンセルを余儀なくされましたが、幸いなことにピアノ協奏曲3曲はコロナ下にもかかわらずベルリンのフィルハーモニーでセッション録音されました。アンスネス自身、インタビューでそのことを「小さな奇跡と言えるものでしょう。マーラー・チェンバー・オーケストラのような優秀な音楽家との共同作業からは大きな示唆を受けました」と語っています。

 「1780年代を通じてモーツァルトは作曲家として信じられないくらいのスピードで成熟していきました。どうしてそうなったんでしょうか。何が起こったんでしょうか。これは当時のモーツァルトの創造性が極点に達していたことを示しています。作曲家・ピアニスト・即興演奏の名手としての能力を誇らしげに示すことのできるような作品を次から次へと衝動のように生み出していったのです。」?レイフ・オヴェ・アンスネス






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WARNER CLASSICS



9029637771
\2700→\2490
ボリショイ劇場とトゥールーズ・キャピトル国立管の音楽監督を辞任した
 トゥガン・ソヒエフ(指揮)
  トゥールーズ・キャピトール国立管とのショスタコーヴィチ

ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調 Op.93
トゥールーズ・キャピトール国立管弦楽団
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
 録音:2021年9月8-10日、トゥールーズ、Halle aux grains


 トゥガン・ソヒエフ。
 2022年のロシアのウクライナ侵攻を受け、「ヨーロッパでロシア音楽・芸術家が "キャンセル文化" の犠牲になっていること」「愛するロシアの音楽家たちと愛するフランスの音楽家たちのどちらかを選ぶという不可能な選択を迫られたこと」を理由として、ボリショイ劇場とトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督を辞任した。



 2019年から始まったトゥガン・ソヒエフとトゥールーズ・カピトール国立管弦楽団による、ショスタコーヴィチ交響曲シリーズ。
 2019年録音の《ショスタコーヴィチ:交響曲第8番》は、「作品の一貫性と密度が明瞭さだけでなく印象的な面を見せた新解釈」と、絶賛された。

 この2021年に録音された「交響曲第10番」でもソヒエフは物語の緊張に完全に焦点を合わせ、音楽の激動の世界に投げかける白熱感をもった新解釈で演奏していきます。
「このレパートリーをこのように演奏できる唯一のフランスのオーケストラ」と評されたトゥールーズ・カピトール国立管弦楽団の熱演により、ソヒエフとオケのリズム感の相性がみごとに合わさっています。



トゥガン・ソヒエフからのメッセージ(カジモトのサイトへ)

https://www.kajimotomusic.com/news/2022-03-07/


トゥガン・ソヒエフ



第1弾だった第8番
今後の録音はどうなるのだろう


9029528436
\2700→\2490
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
トゥールーズ・キャピトール国立管 
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調 Op.65
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
トゥールーズ・キャピトール国立管 
 録音:2019年12月7日、トゥールーズ、アール・オ・グランでのライヴ

(発売当時のコメント)
 トゥガン・ソヒエフは、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督、そしてボリショイ歌劇場の音楽監督兼首席指揮者を務め、2015/16年シーズンまではベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督も務めました。
 またボリショイ劇場で指揮するほか、ベルリン・フィル、フィラデルフィア管、フィルハーモニア管への客演や、ロンドン響、ウィーン・フィル、そしてNHK交響楽団など、世界有数の歌劇場やトップ・オーケストラから招かれる世界屈指の指揮者でもあります。

 今回ワーナークラシックスへの録音は、「ショスタコーヴィチ:交響曲第8番」。
 かつて「スターリングラード交響曲」とも呼ばれていたこの作品は、戦争の酷さや悲しみ、虚無感を投影したものとして、壮大・激烈な音響にさえ独特のペシミズムやパロディ感覚、アフォリズムの精神が備わるという含みのある重層的な性格を持っています。

 ソヒエフの師である名指揮者・教育者のイリヤ・ムーシンは、ショスタコーヴィチの交響曲第7番を初演に続く二度目の演奏指揮者でした。彼の教えを受け継ぎつつも、全ての楽器を微細に至るまでバランスよく配分させ、その総体としての合奏が形成されていきます。
 極小の響きの断片が色彩感と明暗を変えていくその変化は絶妙。
 そして推進力に満ち溢れた緊張感の持続。ソヒエフはこの演奏で、新たな地平を切り開いています。



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NONESUCH

ジョン・アダムズ作品集大成


7559793229
(39CD+BD)
\19500→\18490

ジョン・アダムズ作品集大成


DISC1
  ハルモニーレーレ(和声学)

サンフランシスコ交響楽団
エド・デ・ワールト(指揮)

  録音:1985年 サンフランシスコ、Davies Symphony Hall


DISC2
  ザ・チェアマンダンス
  クリスチャン・ジールと行動
  トロンバ・ロンターナ
  ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
  定常リズムのなかの共通の音高

サンフランシスコ交響楽団
エド・デ・ワールト(指揮)

  録音:1986年 サンフランシスコ、Davies Symphony Hall


DISC3-5
  歌劇『中国のニクソン』全曲

サンフォード・シルヴァン(バリトン)
ジェイムズ・マッダレーナ(バリトン)
キャロラン・ページ(ソプラノ)、他
セントルークス管弦楽団
エド・デ・ワールト(指揮)

  録音:1987年 ニューヨーク、RCA Studio


DISC6(Blu-ray Video:映像)
  歌劇『中国のニクソン』全曲

ロバート・ブルーベイカー(テノール)
ジェイムズ・マッダレーナ(バリトン)
キャスリーン・キム(ソプラノ)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団、バレエ団
ジョン・アダムズ(指揮)

演出:ピーター・セラーズ
収録:2011年2月12日 ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場(ライヴ)


DISC7
  包帯係
  恐怖のシンメトリー

セントルークス管弦楽団
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:1989年 ニューヨーク、Manhattan Center Studios


DISC8
  アイヴズ:答えのない質問
  アイヴズ:5つの歌(アダムズ編)
  マーシャル:フォッグ・トゥロープス
  フェルドマン:『Madame Press Died Last Week at Ninety』
  アダムズ:エロス・ピアノ
  D.ダイアモンド:『Elegy in Memory of Maurice Ravel』

ドーン・アップショウ(ソプラノ)
ポール・クロスリー(ピアノ)
セントルークス管弦楽団
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:1989年 ニューヨーク、Manhattan Center Studios


DISC9-10
  歌劇『クリングホーファーの死』全曲

ジェイムズ・マッダレーナ(バリトン)
トーマス・ヤング(テノール)
サンフォード・シルヴァン(バリトン)、他
リヨン国立歌劇場管弦楽団
ケント・ナガノ(指揮)

  録音:1991年 リヨン、Auditorium Maurice Ravel


DISC11
  ヴードゥ呪術の微風(フードゥー・ゼファー)

ジョン・アダムズ(エレクトロニクス)

  録音:1992-3年 カリフォルニア、Berkeley


DISC12
  室内交響曲
  グランド・ピアノラ・ミュージック

ロンドン・シンフォニエッタ
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:1993年 ロンドン、CTS Studios


DISC13
  ヴァイオリン協奏曲

ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団
ケント・ナガノ(指揮)

  録音:1994年 ロンドン、Abbey Road Studios

  シェイカー・ループス(弦楽オーケストラ版)

セントルークス管弦楽団
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:1988年 ニューヨーク、Manhattan Center Studios


DISC14
  アダムズ:エル・ドラド

ハレ管弦楽団
ケント・ナガノ(指揮)

  録音:1993年 マンチェスター、BBC Studios

  ブゾーニ:悲劇的子守歌(アダムズ編)
  リスト:悲しみのゴンドラ(アダムズ編)

ロンドン・シンフォニエッタ
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:1995年 ロンドン、Abbey Road Studios


DISC15
  舞曲についてのジョンの書

クロノス・クァルテット

  録音:1995年 カリフォルニア、Skywalker Sound

  こぶだらけのボタン

マイケル・コリンズ(クラリネット)
ロンドン・シンフォニエッタ
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:1997年 ロンドン、Air Studios


DISC16
  歌劇『天井を見上げ、それから空を見た』全曲

オードラ・マクドナルド(ソプラノ)
マイケル・マッケロイ(テノール)、他
スタジオ・アンサンブル
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:1996年 ヘルシンキ、Arabian Studiot


DISC17
  ハルモニウム

サンフランシスコ交響楽団
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:1997年 サンフランシスコ、Davies Symphony Hall

  『クリングホーファーの死』からの合唱曲

ロンドン・オペラ・コーラス
リヨン国立歌劇場管弦楽団
ケント・ナガノ(指揮)

  録音:1991年 リヨン、Auditorium Maurice Ravel


DISC18
  センチュリー・ロールズ

エマニュエル・アックス(ピアノ)
クリーヴランド管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)

  録音:1999年 クリーヴランド、Masoic Auditorium

  ロラパルーザ
  スロニムスキーのイアーボックス

ハレ管弦楽団
ケント・ナガノ(指揮)

  録音:1997年 ノッティンガムシャー、Royal Centre


DISC19-20
  エルニーニョ

ロレイン・ハント・リーバーソン(メゾ・ソプラノ)
ドーン・アップショウ(ソプラノ)
ウィラード・ホワイト(バリトン)
シアター・オブ・ヴォイセズ
ロンドン・ヴォイセズ
パリ合唱団
ベルリン・ドイツ交響楽団
ケント・ナガノ(指揮)

  録音:2000年 パリ、Le Theatre du Chatelet
DISC21
  繊細で感傷的な音楽

ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)

  録音:1999年 ロサンジェルス、Dorothy Chandler Pavilion


DISC22
  ロード・ムーヴィーズ

リーラ・ジョセフォウィッツ(ヴァイオリン)
ジョン・ノヴァーチェク(ピアノ)

  録音:2002年 ニューヨーク、American Academy of Arts and Letters

  ハレルヤ・ジャンクション
  中国の門
  アメリカン・バーサーク
  フリギアの門

ニコラス・ホッジズ&ロルフ・ハインド(ピアノ)

  録音:2003年 ロンドン、Lyndhurst Hall, Air Studios


DISC23
  魂の転生

ブルックリン・ユース合唱団
ニューヨーク・コラール・アーティスツ
ニューヨーク・フィルハーモニック
ロリン・マゼール(指揮)

  録音:2002年 ニューヨーク、Avery Fisher Hall, Lincoln Center


DISC24
  大スールの達磨

トレイシー・シルバーマン(ヴァイオリン)
BBC交響楽団
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:2004年 ロンドン、Abbey Road Studios/
      2006年 サンフランシスコ、Skywalker Ranch


DISC25
  父はチャールズ・アイヴズを知っていた

ビル・ホートン(トランペット)
BBC交響楽団
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:2005年 ロンドン、Walthamstow Town Hall


DISC26-27
  歌劇『フラワリング・ツリー』全曲

ジェシカ・リヴェラ(ソプラノ)
ラッセル・トーマス(テノール)
エリック・オーウェンズ(バス・バリトン)、他
ベネズエラ・スコラ・カントルム
ロンドン交響楽団
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:2007年 ロンドン、Barbican Centre


DISC28
  ドクター・アトミック・シンフォニー
  奇妙な場所への案内人

セントルイス交響楽団
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)

  録音:2008年頃 セントルイス


DISC29
  室内交響曲の息子

インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:2010年 ニューヨーク、Sear Sound

  弦楽四重奏曲

セント・ローレンス弦楽四重奏団

  録音:2009年 カナダ、Rolston Recital Hall


DISC30-31
  ザ・ゴスペル・アコーディング・トゥ・ジ・アザー・マリー

ケリー・オコーナー(マグダラのマリア)
タマラ・マンフォード(マルタ)
ラッセル・トーマス(ラザロ)
ダニエル・ブーベック(カウンターテナー)
ブライアン・カミングス(カウンターテナー)
ナタン・メドレー(カウンターテナー)
ロサンジェルス・マスター・コラール
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
グスターボ・ドゥダメル(指揮)

  録音:2013年 ロサンジェルス、Walt Disney Concert Hall
  (音源:Deutsche Grammophon)


DISC32
  シティ・ノワール
  サクソフォン協奏曲

ティモシー・マカリスター(サクソフォン)
セントルイス交響楽団
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)

  録音:2013年 セントルイス、Powell Hall


DISC33
  ヴァイオリンと管弦楽のための劇的交響曲『シェエラザード2』

リーラ・ジョセフォウィッツ(ヴァイオリン)
チェスター・エングランダー(ツィンバロン)
セントルイス交響楽団
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)

  録音:2016年 セントルイス、Powell Hall


DISC34
  ヴァイオリン協奏曲

リーラ・ジョセフォウィッツ(ヴァイオリン)
セントルイス交響楽団
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)

  録音:2016年 セントルイス、Powell Hall


DISC35-36
  歌劇『ドクター・アトミック』全曲

ジェラルド・フィンリー(ロバート・オッペンハイマー)
ブリンドレイ・シェラット(エドワード・テラー)
アンドリュー・ステープルズ(ロバート・ウィルソン)
ジュリア・ブーロック(キティー・オッペンハイマー)
ジェニファー・ジョンストン(パスクァリータ)
オーブリー・アリコック(グローブス将軍)
マーカス・ファーンズワース(フランク・ハバード)、他
BBCシンガーズ
BBC交響楽団
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:2017年4月24,25日
  ロンドン、バービカン・センターでのコンサート形式によるライヴ


DISC37
  ロール・オーバー・ベートーヴェン(P.アントンセンによる2台ピアノ編)

クリスティーナ&ミシェル・ノートン(ピアノ・デュオ)

  録音:2018年 ボストン、フレイザー・パフォーマンス・スタジオ
  (音源:Warner Classics)

アイ・スティル・プレイ

ジェレミー・デンク(ピアノ)

  録音:2020年

  スクラッチバンド

アンサンブル・モデルン
ジョン・アダムズ(指揮)

録音時期:1996年


DISC38
  マスト・ザ・デヴィル・ハヴ・オール・ザ・グッド・チューンズ

ユジャ・ワン(ピアノ)
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
グスターボ・ドゥダメル(指揮)

  録音:2019年11月7,8日 ロサンジェルス、Walt Disney Concert Hall
  (音源:Deutsche Grammophon)


DISC39
  アブソルート・ジェスト

セント・ローレンス弦楽四重奏団
サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

  録音:2013年5月4,5,9日 サンフランシスコ
   (ライヴ 音源:San Francisco Symphony)

  グランド・ピアノラ・ミュージック

シナジー・ヴォーカルズ
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
オルリ・シャハム(ピアノ)
サンフランシスコ交響楽団
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:2015年1月16-18日 サンフランシスコ
  (ライヴ 音源:San Francisco Symphony)


DISC40
  ハルモニーレーレ

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・アダムズ(指揮)

  録音:2016年9月17日 ベルリン、フィルハーモニー
   (ライヴ 音源:Berliner Philharmoniker)

 ※作曲者名の無い曲は、ジョン・アダムズの作曲作品

 ジョン・アダムズ、1947年、アメリカ合衆国東部ニューイングランド地方、マサチューセッツ州ウォーセスター生まれ。
 1965年ハーバード大学音楽学部に入学。卒業後、サンフランシスコ音楽院で教鞭を執り、現代アメリカで最も尊敬を集める作曲家のひとり。ミニマル音楽からネオ・ロマン派、ストラヴィンスキーなどを媒介にしたジャズの影響など、多彩な作風で多くの作品を発表。
 代表作に管弦楽曲『ハルモニーレーレ』『シェイカー・ループス』、歌劇『中国のニクソン』『ドクター・アトミック』『クリングホーファーの死』など。同時多発テロ犠牲者追悼曲『魂の転生』でピューリッツァー賞受賞。指揮者としても世界各地の名門オケに客演しており、自作以外にもレナード・ローゼンマン、武満 徹などの作品や、映画音楽などを指揮して注目を集めています。

 このボックスは、ジョン・アダムズの音楽をCDとして世界中に発信してきたノンサッチ・レーベルが、彼の75歳を記念して発売するものです。
 それらの音源をすべてと、他にワーナー・クラシックス、DG、サンフランシスコ交響楽団、ベルリン・フィルの音源も一部に収録しています。



歌詞対訳は付属しません。
輸入商品のため、入荷時点で、商品(ジャケット・外装ビニール・外装箱・ケース・封入物など含む)に、細かい傷・折れ・擦れ・凹み・破れ・汚れ・角潰れ・再生に影響のないディスク盤面の傷・汚れ・イメージ違い・個体差などが見られる場合がございます。
商品の状態・品質につきましてはあらかじめご了承の上、ご購入いただけますようお願い申し上げます。




<国内盤> 


SONORITE

SNRT2202
¥3080
Paysage 内藤晃(ピアノ)
 1. フランシス・プーランク(1899-1963):間奏曲 FP118
 2. プーランク[作曲]/内藤晃[編曲]:愛の小径
 3. ガブリエル・フォーレ(1845-1924):言葉のないロマンス Op.17-3
 4. フレデリック・ショパン(1810-49):ワルツ Op.64-2
 5. デオダ・ド・セヴラック(1872-1921):「セルダーニャ」より 第2曲「祭~ピュイセルダの思い出~」
 6. モーリス・ラヴェル(1875-1937):亡き王女のためのパヴァーヌ
 7. フェデリコ・モンポウ(1893-1987):「風景」より 第2曲「湖」
 8. フォーレ:舟歌 第6番 op.70
 9. フォーレ:ノクターン 第6番 Op.63
 10. モンポウ:橋
 11. セヴラック:「休暇の日々から」第1集より 第7曲「ロマンティックなワルツ」

 <収録>2021年9月7-9日 小樽マリンホール

 ソノリテ・レーベルを主宰するピアニスト内藤晃のセルフ・プロデュースによるアルバム第一弾。
 小樽マリンホールのスタインウェイで奏でる、フォーレ、セヴラック、モンポウらの詩的な余韻を湛えた佳曲たち。
 内藤がディレクターをつとめた神谷悠生の録音セッションの残り時間で"棚ぼた"的に生まれたこのアルバムは、気負いのない楽器との戯れが心地よい空気を醸し出しています。
 アルバムアートワークは、本間ちひろ(詩画家)が内藤の演奏にインスパイアされて描き下ろしたもので、日の出前の地球影を描いたもの。

 内藤 晃 Akira Naito
  ピアニスト・指揮者。東京外国語大学卒業。レクチャー、演奏・文筆活動を通じて、音楽の奥深い楽しみ方を広く発信している。作曲家の一次資料を収集・研究しており、訳書W.イェーガー編『師としてのリスト~弟子ゲレリヒが伝える素顔のマスタークラス』(音楽之友社)は、リストのレッスン風景を記録した貴重な書物の邦訳である。「名曲の向こう側」(月刊『音楽現代』)、「作曲家のレッスンを覗いてみたら‛&」(月刊『ムジカノーヴァ』)などの連載をもち、CD、楽譜などへの寄稿も数多く行っている。
  その自然な音楽づくりは共演者から厚い信頼を得ており、自身のCD(「言葉のない歌曲」など)のほか、春畑セロリ氏(作曲家)や故・吉川雅夫氏(マリンバ)らの多数のレコーディングに参加。リコーダー、鍵盤ハーモニカ、ピアノによる「おんがくしつトリオ」を主宰し全国的にアウトリーチ活動も行うほか、自身のレーベルsonoritéを設立し、美意識を共有する音楽家たちをプロデュースしている。近年、ピアニスト安井耕一氏と親交を深め、ピアノの音色の可能性について科学的に探求している。

 
 















5/18(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AMBRONAY EDITIONS


AMY060
¥2800
『サマイ』 ~国際都市アレッポにまつわる音楽の世界
 1. さあお越しあれ、語って進ぜましょう(アレヴィー派伝承歌/トルコ語)/
  散歩ついでに庭園に立ち寄れば(8世紀/トルコ語)
 2. メロディオスのロマノス(493頃-555以降):
  今日この日、かの乙女が至上の神のもとに生まれ
   (ビザンツ正教のクリスマスの歌、6世紀/ギリシャ語)
 3. 永遠なる神が乙女の胎を訪ね
  (ビザンツ正教のクリスマス俗謡、7世紀/ギリシャ語)
 4. 大斎の晩課の祈り(シリア正教会の伝承讃歌、シリア語)
 5. おお聖母マリア、太陽と月に勝る者
  (マロン派教会の聖母の頌歌、シリア語)
 6. タティロス・エンセルチヤン(1858-1913):
  キュルディリヒシャズカルのサマイ
   (オスマン帝国の伝承曲、19世紀/器楽演奏)
 7. 手を結んだ相手の学校では
  (トルコのセファルディ・ユダヤの歌/ラディノ語)
 8. 40の昼と40の夜を重ねて(トラキア地方のクリスマス俗謡/ギリシャ語)
 9. わたしは水草を眺めて(トラキア地方の伝承曲/器楽演奏)
 10. サイード・ダルウィーシュ(1892-1923):
  きみの細い腰つきに惑わされて(19世紀エジプトの歌)
 11. サンタ・ヘレナで、彼女は誠実に生きていた
  (トルコのセファルディ・ユダヤの歌/ラディノ語)
 12. 救世主がお生まれになった(ギリシャの伝承歌/ギリシャ語)
 13. ヘレ・ヘレ・ニナイェ(アルメニアの俗謡/アルメニア語)
 14. クムリケよ、わたしはロマの者(クルドの伝承歌/クルド語)
 15. ロ・ベルデ・デ・ベルデ、手を緩めて(クルドの伝承歌/クルド語)
 16. ヤルコウチュタ(アルメニアの戦いの舞曲/器楽演奏)
 
※特記のない曲は作者不詳
カンティクム・ノヴム(古楽器&声楽アンサンブル)
 ギュライ・ハチェル・トルク、
  エマニュエル・バルドン(歌)
 ヴァレリー・デュラク、
  ノルウェン・ル・グェルン(弓奏ヴィエル)
 アリオシャ・ルニャール
  (ニッケルハルパ、フィドゥラ)
 マリー=ドミティル・ミュレ(トリプルハープ)
 バヤン・リダ(ウード、歌)
 スピュロス・ハラリス(カヌン、リュート、歌)
 レア・マクアール(各種笛、カヴァル、ネイ)
 アルティオム・ミナシアン
  (ドゥドゥク、パコウ、ズルナ、ブルル)
 アンリ=シャルル・カジェ、
  イスマイル・メスバヒ(各種打楽器)
エマニュエル・バルドン(ディレクター)

 録音: 2021年9月27-30日 シルヴァーヌ(ラングドック地方アヴェロン県)、フランス

 【今こそ知っておきたい、古楽器と民俗楽器でシリアの古都アレッポの歴史を探る】
 徹底した史料研究に基づく古楽の手法をベースに、東西各地の伝統音楽の楽器や奏法も巧みに織り交ぜながら、ヨーロッパ音楽を周縁地域の隅々まで視野に入れて先入観なくリフレーミングしてゆくフランスの演奏団体カンティクム・ノヴム。
 今回は21世紀まで存続してきた世界最古の都市の一つ、シリアのアレッポが舞台。古代から東ローマ=ビザンツ帝国時代を経て、この地がオスマン帝国の支配を受けるに至ったルネサンス期以降まで、多様な文化伝統を受け継いださまざまな時代の音楽を集めたプログラム。
 ギリシャ語・ラディノ語・アラビア語・トルコ語・アルメニア語・クルド語などさまざまな言語による「土」の香りと伝統の確かさを感じさせる歌が続きます。
 ヨーロッパ古楽のようでありながら楽器の響きが中近東的であったり、逆に中近東風の調べが西洋古楽器で奏でられたり、一種独特の音世界が歌詞の響きとあいまってユニークな魅力を放ち、西欧文化の伝統と切っても切り離せないシリアの歴史の多様さに関心をそそられます。
 独特の異界感と懐かしさが併存するサウンドが魅力の1枚です。

 
 





ARCANA



A528
¥2700
エルメネジルド・デル・チンクエ(1700-1773): 2つまたは3つのチェロのためのソナタ集
 1-4. 3つのチェロのためのソナタ 第6番 ニ短調
 5-8. 3つのチェロのためのソナタ 第17番 ト短調
 9-12. 3つのチェロのためのソナタ 第15番 ハ長調
 13-16. 2つのチェロのためのソナタ ホ短調
 17-20. 3つのチェロのためのソナタ 第5番 ニ長調
 21-24. 3つのチェロのためのソナタ 第9番 ロ短調
 25-28. 2つのチェロのためのソナタ ニ短調
 29-32. 3つのチェロのためのソナタ 第11番 変ホ長調
ルドヴィコ・ミナージ(第1チェロ&ディレクター)
 使用楽器:
  ローマのエリベルト・アッティリ
   2009年製作 歴史的モデル再現楽器
クリスティーナ・ヴィドーニ(第2チェロ)
 使用楽器:
  英国のピーター・ウォムスリー
   1747年製作 オリジナル楽器
テオドーロ・バウ(第3チェロ)
 使用楽器:
  ペルージャのフランチェスコ・ヴェルツィ
   1708年製作 オリジナル楽器
シモーネ・ヴァッレロトンダ
 (アーチリュート/バロックギター)
アンドレア・ブッカレッラ(チェンバロ)

 録音: 2021年3月22-25日 アルテンプス宮ゴルドーニ劇場、ローマ

 【知られざるローマ18世紀の名チェロ奏者がみせた縦横無尽の低音世界、イタリアの俊英陣の華麗な演奏で!】
 広汎な活躍で知られるリッカルド・ミナージの弟、ルドヴィコ・ミナージを中心に、バロック・チェロの名手たちが一堂に会しここに録音したのは、その生涯さえ詳しく判っていない18世紀ローマのチェロの名手デル・チンクエの作品群。
 対等に活躍する2つのチェロに通奏低音パートを添え「3つのチェロのための」と題されたソナタの数々は、いずれも18世紀中盤以降にナポリの名手たちの妙技を介して広まった高音域奏法など技巧的なパッセージがふんだんに使われており、イタリア人作曲家ならではの歌心あふれる緩徐楽章の妙とあいまって全編にわたり聴きどころに事欠きません。
 通奏低音とチェロ独奏のための「2つのチェロのための」ソナタでも、通奏低音を受け持つチェロはもう一方のパートと対等に対話を繰り広げ、当時の音楽作りの面白さを垣間見せてくれます。
 異能の撥弦楽器アンサンブル「イ・バッシフォンディ」での活躍がめざましいシモーネ・ヴァッレロトンダ、Ricercarでのフレスコバルディ作品集(RIC407)など録音でも注目作が増えているアンドレア・ブッカレッラらの参与も頼もしく、バロック・チェロの多面的な味わいを鮮やかに引き立てています。

 
 





CEDILLE RECORDS


CDR90000211
¥2500
現代シカゴのトリオ集
 ショーン・E・オペボロー(1981-): city beautiful...世界初録音
  1. I. aqua/2. II. prairie/3. III. Burnham
 オーガスタ・リード・トーマス(1964-): ...a circle around the sun...
  4. I. Elegant and spacious
  5. II. Dance-like, playful, and lyrical
 6. シュラミト・ラン(1949-): Soliloquy
 7. ミッシャ・ズプコ(1971-): Fanfare 80...世界初録音
 ステイシー・ギャロップ(1969-):Sanctuary...世界初録音
  8. I. Without/9. II. Within
リンカーン・トリオ
【メンバー】
  デジレ・ルフストラート(ヴァイオリン)
  デイヴィッド・カンリフ(チェロ)
  マルタ・アズナヴォーリアン(ピアノ)

 録音:2021年7月26-28日...4-6、8-9 Reva and David Logan Center for the Arts at the University of Chicago(USA) 2022年3月2-3日...1-3、7 Nichols Hall at the Music Institute of Chicago(USA)

 アメリカの現代音楽界の中でも特に活況を呈しているのがシカゴ。このアルバムはシカゴを拠点とするリンカーン・トリオが同地の現役作曲家5人の作品を演奏したもので、シカゴという街の音楽によるポートレートともいえるものです。
 オペボローは"破壊的な美しさ""新鮮で新しく、大胆不敵"とワシントンポスト紙で絶賛された作曲家で、この世界初録音となる「city beautiful」は3つの楽章を持ち、そのどれもがシカゴの特徴的な建築物を思い起こさせます。
 リード・トーマスは"真のヴィルトゥオーゾ・コンポーザー"(ニューヨーカー誌)として、多くの賞を受賞した作曲家。
 この「...a circle around the sun...太陽の周りの輪」はそれぞれの楽器に主役の座が与えられています。
 1991年にピューリッツァー賞を受賞したシュラミト・ランのSoliloquyは片思いを描いたという作品。彼女自身の歌劇の音楽の断片が用いられています。
 ズプコもニューヨーク・タイムズ紙をはじめとする主要紙で賞賛され、米国を代表するオーケストラや室内楽団に人気があります。
 この世界初録音となる祝祭的な「Fanfare 80」は、楽器間のやりとりが見事な作品です。"シカゴで最も鋭い感性を持つ作曲家の一人"(シカゴ・トリビューン紙)と評価されるギャロップの「Sanctuary」も世界初録音。
 Withoutでは亡き父の思い出を探す作曲者自身の姿が、Withでは思い出の中で父と再会する喜びが描かれています。
 





CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS067
¥2700
J.S.バッハ:モテット集
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  1-3. モテット「主に向かって新しき歌をうたえ」BWV 225
  4-5. モテット「来たれ、イエスよ、来たれ」BWV 229
  6. コラール前奏曲「イエス、わが喜び」BWV 610(オルガン独奏)
  7-17. モテット「イエス、わが喜び」BWV 227
  18. モテット「恐れることなかれ、われ汝とともにあり」BWV 228
 ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703):
  19. モテット「愛しき主なる神よ、我らを奮い起こし給え」
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:
  20-22. モテット「聖霊はわれらの弱きを助けたもう」BWV 226
  23. モテット「おおイエス・キリスト、わが命の光」BWV 118
 ゼバスティアン・クニュプファー(1633-1676):
  24. モテット「神よ、我をば見出し給いて」
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:
  25. モテット「主をたたえよ、すべての異教徒よ」BWV 230
独唱:
 エレーヌ・ヴァルター、
  アンナ=レナ・エルベルト(ソプラノ)
 ウィリアム・シェルトン(アルト)
 ベンヤミン・グラウビッツ(テノール)
 クリスティアン・イムラー(バス)
ラ・シャペル・アルモニーク(声楽&古楽器アンサンブル)
ダヴィド・プランティエ(ヴァイオリン/コンサートマスター)
フランソワ・ゲリエ(オルガン)
ヴァランタン・トゥルネ(指揮)

 録音: 2021年7月2-5日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂

 【みずみずしく伸びやかな解釈、充実した器楽編成付でバッハの多声音楽世界へ】
 2019年にバッハの『マニフィカト』初演版の録音(CVS009/NYCX-10097)で鮮烈なCDデビューを飾った、フランスの新世代指揮者ヴァランタン・トゥルネ率いるラ・シャペル・アルモニーク。
 Chateau de Versailles Spectaclesレーベルではその後ラモーの《優雅なインドの国々》(CVS031)や《レ・パラダン(遍歴騎士たち)》(CVS054)といったオペラのみずみずしい録音も聴かせてくれた彼らですが、今回のモテット録音もバッハ作品への深い愛が見事な結実を見せた注目すべき内容となっています。
 二重合唱で各パート2~3人となる小規模編成の声楽陣に、ヴァイオリン2・ヴィオラ2・チェロとコントラバス各1にオーボエ2・ターユ(中音域オーボエ)1・ファゴット1とオルガンからなる器楽が参加。
 ヴァイオリンのダヴィド・プランティエやオーボエのブノワ・ローラン、オルガンのフランソワ・ゲリエらヴェテラン勢が加わった充実の器楽陣が、合唱の単なる補助以上の効果をもたらし、色彩感溢れる多声部の絡み合いでア・カペラとは違う豊かな作品像を描き上げます。
 大バッハに大きな影響をもたらした親族ヨハン・クリストフ・バッハのモテットではバロック期の一部の習慣に従い、器楽にカンマートーン(A=390Hz)、合唱にコーアトーン(A=465Hz)とピッチを別々に設定、約短三度の音程差を音符の読みかえ(器楽陣が in E♭ 読み)することで補正し、当時の音響感覚に迫るという興味深い試みも。
 また大バッハ自身が筆写した17世紀の作曲家クニュプファーも収録し、ドイツの伝統とバッハの繋がりを浮き彫りにするプログラム構成も秀逸です。

 
 
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CVS071
¥2700→\2490
『ローマの勝利』~
 1686年、フランス王ルイ14世を讃えるローマの祝典の仮想的再現

  アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
   1. トランペットによるシンフォニア
     ~オラトリオ《聖女ベアトリーチェ・デステ》
      (ジョヴァンニ・ロレンツォ・ルリエル
      〔1662-1700〕との共作、1689)序曲より
   2-7. トランペットを交えた大シンフォニア
     ~合奏協奏曲 Op.6-7およびOp.6-1による
   8. いとも甘美なるソナタ: アダージョ
     ~トリオ・ソナタ Op.2-7より
     (合奏協奏曲形式による演奏)
   9-12. 弦楽合奏による悲しきシンフォニア
    ~オラトリオ《聖女ベアトリーチェ・デステ》序曲および
     合奏協奏曲 Op.6-8「聖なる夜に」による
   13-15. エコーを伴うソナタ
    ~トリオ・ソナタ Op.1-9(合奏協奏曲形式による演奏)
  アレッサンドロ・メラーニ(1639-1703):
   16-24. 夕暮れ時のための合奏付カンタータ
    「あの好戦的な響きは」
      ~コレッリのトリオ・ソナタOp.2-1からの抜粋を交えて
  コレッリ:
   25-29. あらゆる楽器を交えての勇壮なシンフォニア
     ~合奏協奏曲Op.6-4およびOp.6-7による
エマニュエル・ド・ネグリ(ソプラノ)...16-24
アンサンブル・エクジ&
 アンサンブル・エミオリア(古楽器使用)
エマニュエル・レシュ=カゼルタ(ヴァイオリン・指揮)
独奏群(コンチェルティーノ):
 エマニュエル・レシュ=カゼルタ、
  パトリツィオ・ジェルモーネ(ヴァイオリン)
クレール・ラムケ(チェロ)
ピエール・リンデルクネシュト(テオルボ)
ディエゴ・フェルナンデス=ロドリゲス(チェンバロ)

 録音: 2021年6月15-19日 ヴェルサイユ宮殿「十字軍の間」

 【マドゥーフ兄弟らも参加! 大合奏に拡大されたコレッリ作品の響きに迫る】
 長きにわたる治世の間、ヨーロッパ全土に轟く覇権を確かなものとし続けたフランス王ルイ14世。
 カトリック総本山ローマは枢機卿マザランのかつての職場である上、中世のフランス王、ルイ聖王にちなんだサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会のような場所もあり、ルイ14世とは決して無縁の場所ではありませんでした。
 実際そこでは1686年にルイ14世に捧げられた音楽会も開かれており、フランスの古楽器奏者たちがヴェルサイユに集って収録されたこのアルバムは、そのローマでの音楽祝典の再現を目指したもの。
 ローマを拠点に全欧州に名を轟かせ、フランスの作曲家たちにも大きな影響を与えたコレッリの作品を中心に、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会に仕えた作曲家メラーニのセレナータも交えて編まれたプログラムを、当時の記録や証言に基づき大編成で演奏しているのが大きな特色です。
 コレッリの室内編成向けトリオ・ソナタは当時から大きな編成でも演奏されており、彼が100人規模の大編成を指揮していた記録もあるほど。
 ここではバロック・アンサンブルとしてはかなり規模の大きい弦楽編成に充実した通奏低音陣、曲によってはトランペット群とティンパニも加え、かの「永遠の都」に響いた祝典の絢爛さを鮮やかに再現しており、その豪奢なサウンドがたまりません。
 金管陣には当時通りの指孔なしナチュラル・トランペットを吹きこなすマドゥーフ兄弟らも参加。オーケストラ演奏の原点ともいうべき17世紀の音像に迫った注目すべきアルバムです。

 
 
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CVS069
(2CD)
¥4500→\4290
ステファーヌ・フュジェ&レゼポペー
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  歌劇《ウリッセの帰還》(プロローグと全3幕)(1640)

   台本...ジャコモ・バドアーロ
  【DISC 1】
   ・プロローグ
   ・第1幕
  【DISC 2】
   ・第2幕
  【DISC 3】
   ・第3幕
ウリッセ...ヴァレリオ・コンタルド(テノール)
ペネローペ...リュシル・リシャルド(メゾソプラノ)
運命の女神フォルトゥーナ、エリクレア、
 メラント、地上の合唱の一員...
  アンブロワジーヌ・ブレ(メゾソプラノ)
大神ジョーヴェ、テレマーコ...フアン・サンチョ(テノール)
時の擬人像、海の神ネットゥーノ、
 アンティノー、海の民ファイアケスの合唱の一員、
  海の精の合唱の一員...アレックス・ローゼン(バス)
知恵の女神ミネルヴァ、天界の合唱の一員...
 マリールー・ジャクアール(ソプラノ)
愛の神アモーレ、婚礼の女神ジュノーネ、
 天界の合唱の一員...
  マリー・ペルボスト(ソプラノ)
人間の弱さの擬人像、ピザンドロ、
 海の精の民ファイアケスの合唱の一員、
  海の合唱の一員...
   フィリッポ・ミネッチア(カウンターテナー)
エウメーテ、海の民ファイアケスの合唱の一員、
 海の精の合唱の一員...
  シリル・オヴィティ(テノール)
イーロ...イェルク・シュナイダー(テノール)
エウリマコ、海の精の合唱の一員...
 ピエール=アントワーヌ・ショーミアン(テノール)
アンフィノーモ、天界の合唱の一員...
 ファビアン・イオン(カウンターテナー)
レゼポペー(古楽器使用)
ステファーヌ・フュジェ(チェンバロ・指揮)

 録音: 2021年12月2-7日 ヴェルサイユ宮殿「十字軍の間」

 【勢いある気鋭歌手陣と厳選された器楽隊、フランス最前線のモンテヴェルディ!】
 Chateau de Versailles Spectaclesレーベルでフランス・バロックの巨匠リュリの教会音楽の体系的録音を進め、その最新巻『ミゼレーレ』(CVS059/NYCX-10278)が『レコード芸術』誌で特選に輝いたのも記憶に新しいフランス古楽界の実力派指揮者=鍵盤奏者ステファーヌ・フュジェ。自身が結成したレゼポペーとの共演は歌詞の言語的魅力を最大限に活かした演奏を旨とし、バロック・オペラの指揮にも高い適性を示してきましたが、今回は満を持してモンテヴェルディ後期の傑作に取り組みました。
 弓奏弦楽器奏者7人に管楽器・撥弦楽器・鍵盤などが加わる総勢14人の器楽隊に、合唱まで含め全員がソリストからなる歌手陣には、近年レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮による同じ作曲家の《オルフェオ》(ALPHA720/NYCX-10243)で注目を集めたヴァレリオ・コンタルドを筆頭に、上り調子のリュシル・リシャルド、実力派シリル・オヴィティ、カウンターテナーのフィリッポ・ミネッチアなど広範な活躍をみせる名歌手が続々。
 台本の劇展開をよく捉えた精緻な解釈はまさにレゼポペーならではで、確かな楽器選択による細やかな通奏低音に支えられた歌はまさに「歌いながら語る」バロック初期の魂を伝えてやみません。
 神々の思惑に翻弄されながら異国をさまよい妻ペネローペの待つ故郷へ向かうウリッセ(ユリシーズ=オデュッセウス)の物語が、イタリア・バロック特有の造形のまま現代に甦る新たな名演の誕生です。

 
  





DACAPO



6.220717
(SACD HYBRID)
¥2700
ヴァーフン・ホルンボー(1909-1996):弦楽四重奏曲集 第2集
 弦楽四重奏曲第2番 Op. 47(1949)
  1. I. Allegro fluente/2. II. Andante con moto e affetuoso/
  3. III. Presto/4. IV. Adagio un poco/
  5. V. Allegro molto e leggiero
 弦楽四重奏曲第14番 Op. 125(1975)
  6. I. Andante trasognamente/7. II. Presto leggiero/
  8. III. Allegro agitato/9. IV. Adagio/10. V. Allegro/
  11. VI Allegro vivace
 Quartetto sereno クァルテット・セレーノ Op.197 posth.(1996)
  (弦楽四重奏曲第21番、ペア・ノアゴー編)
   12. I. Adagio/13. II. Allegro
ナイチンゲール弦楽四重奏団

 録音: 2020年6月27-29日、12月19-22日 Studiescenen, the Royal Danish Academy of Music,Copenhagen(デンマーク)

 第1集(8.226212)がグラモフォン誌で高く評価された、ナイチンゲール弦楽四重奏団によるヴァーフン・ホルンボーの弦楽四重奏曲集。
 第2集には第2番、第14番、遺作となった「クァルテット・セレーノ」の3曲が収録されています。
 5楽章で構成された第2番は1949年の作品。それまでに10曲の弦楽四重奏曲を書いていたホルンボーは以前の作品をすべて破棄し、1年半を費やして新たに第1番から第3番までを作曲したという力作です。
 1975年に作曲された第14番は、第2番とはほぼ25年の隔たりがあり、その作風もかなり変化しています。6楽章がコンパクトにまとめられた幻想的な作品です。
 「クァルテット・セレーノ」はホルンボー未完の作品で、彼の弟子ペア・ノアゴーが補筆完成させました。
 ナイチンゲール弦楽四重奏団は2007年に結成されたコペンハーゲンを拠点とするアンサンブルです。
 
 
8.226127
¥2700
ニールス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):木管五重奏曲集
 1-12. 木管五重奏のための変奏曲 Op. 21(1943)
 13-14. ボプ・クィンテット Op. 80(1952)
 15-17. 木管五重奏曲第3番 Op. 29(1944)
 18. 木管五重奏曲第4番 Op. 59(1949)
 19-22. 木管五重奏曲第5番 Op. 116(1958)
  19-22を除き世界初録音
カール・ニールセン・クィンテット

 録音: 2021年4月2-3、10-11、18日、5月9日 Hojdevangskirkens Menighedshus(デンマーク)

 デンマーク現代音楽の象徴的存在として知られたニールス・ヴィゴ・ベンソン。1940年代より活動をはじめ、古典派の形式を用いた独自の作風を開拓、1000作に近いユニークな作品を遺しています。
 このアルバムには5曲の木管五重奏作品を収録。どの曲も親しみやすい旋律を持ち、ヴィルトゥオーゾ的な表現と創意工夫に満ちた作品を楽しめます。
 カール・ニールセン・クインテットは、2006年に結成されたデンマークのアンサンブル。各々のメンバーはアンサンブルでのキャリアと並行して、デンマークとスウェーデンの交響楽団で活躍する名手たちです。







 LINN RECORDS


CKD685
¥2800
『アイルランドのミューズ』 ~
 パーセルとクッサー、バロック期アイルランドの2巨匠

  ヘンリー・パーセル(1659-1695):
   1-11. オード「偉大な創立者を讃えよ」 Z 327
   12. 新しいアイルランドの歌「リリバレロ」Z 646
    (パブロ・フィッツジェラルド編曲によるリュート独奏版)
  ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660-1727):
   13-38. セレナータ「世界から寄せられるパルナスス山への讃美」
    世界初録音
  作者不詳/ジョン&ウィリアム・ニール編:
   39. アイルランド伝承歌「一緒に伸びをしましょうよ」
    ~『アイルランド有名歌謡選集』(1724年ダブリン刊)より
マリア・ケオハネ(ソプラノ)、
アンソニー・グリゴリー(オートコントル)
  ...1-11、13-38
アーシュリング・ケニー(ソプラノ)...39(ソロ)、13-38
ピーター・フィッツジェラルド(リュート)...12(ソロ)
セスティーナ(声楽アンサンブル)...1-11、13-38
アイリッシュ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
ピーター・ウィラン(チェンバロ&指揮)

 録音: 2021年10月4-6日 聖ピーター教会、ドロヘダ、アイルランド

 【アイルランドに縁深い音楽史上の名匠2人、ダブリンを湧かせた至芸に光を当てる】
 原題にあるHibernianとはラテン語で「アイルランドの」の意。バロック音楽史上はヘンデルの『メサイア』初演の地がダブリンであることが有名ですが、当時アイルランドは名誉革命期のウィリアマイト戦争を経て統治体制が大きく変わり、1690年代以降イングランドとの結びつきを深めゆく最中でした。
 1694年1月にダブリンのクライストチャーチで演奏されたイングランド王室の作曲家パーセルのオード「偉大な創立者を讃えよ」は、アイルランドにおけるイングランド王室の統治の正当性を過去に遡って称揚する内容。
 台本は名高いイングランド桂冠詩人ネイハム・テイトが手がけています。
 その少し前にパーセルが作曲し今なおジャンルを越えてミュージシャン達に愛されている「リリバレロ」のリュート編曲を経て、アルバム後半にはドイツ語圏に管弦楽によるフランス風組曲を流行させた立役者の一人クッサーの知られざるセレナータを収録。
 ハンガリーのポショニ(現スロヴァキア領ブラティスラヴァ)生まれのクッサーはドイツ語圏各地で活躍したのちダブリンに渡り、この地で英国王室向けの音楽も作曲しました。
 本盤のセレナータはパルナスス山に暮らすミューズたちが芸術の守護神アポロと登場、イングランドのアン女王を讃える内容で、クッサーはイタリア風のレチタティーヴォとアリアの交代を中心にしながら自在な作風で音楽を仕上げており、起伏に富んだ音作りが聴き手を飽きさせません。
 クッサーが筆写したことで知られるラストのアイルランド民謡も含め、躍進めざましいアイリッシュ・バロック・オーケストラがよく練られた解釈でじっくり作品の魅力を引き出してゆきます。

 
 





OEHMS CLASSICS



OC498
(2CD)
¥2700
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番-第6番
 【CD1】
  1-6. 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007
  7-12. 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV 1008
  13-18. 無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV 1009
 【CD2】
  1-6. 無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV 1010
  7-12. 無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV 1011
  13-18. 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV 1012
ダーヴィト・シュトロンベルク
 (チェロ&チェロ・ピッコロ)

 録音: 2019年9月2-3日、2020年1月20-21日、2021年1月23日 Miralles Saal Hamburg(ドイツ)

 ハンブルク音楽演劇大学で学んだ後、ストックホルム音楽院で更なる研鑽を積んだチェリスト、ダーヴィト・シュトロンベルクが弾くJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲。
 この演奏で彼は、バロック・チェロとチェロ・ピッコロを用い、ガット弦特有の発音と音色を生かした表現に挑戦しています。
 全体的にゆったりめのテンポをとりながら、前奏曲での足取りは軽やかで、緩やかな楽章では細かいニュアンスを丁寧に表現。
 時に即興的なフレージングが聞かれるのは、古楽と現代音楽の双方に魅了されているというシュトロンベルクならではの持ち味でしょう。
 
 


OC495
¥2400
Chopin Piano Favourites ショパン名曲集
 フレデリック・ショパン(1810-1849):
  1. 練習曲 ホ長調 「別れの曲」 Op. 10-3
  2. 練習曲 嬰ハ短調 Op. 10-4
  3. 練習曲 ハ短調 「革命」 Op. 10-12
  4. 練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7
  5. 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op. 66
  6. スケルツォ第2番 変ロ短調 Op. 31
  7. 夜想曲 嬰ハ短調 遺作
  8. 夜想曲第8番 変ニ長調 Op. 27-2
  9. 夜想曲第13番 ハ短調 Op. 48-1
  10. ポロネーズ 第6番 変イ長調「英雄」Op. 53
  11. ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op. 64-2
  12. ワルツ第10番 ロ短調 Op. 69-2
サチコ・フルハタ=ケルスティング(ピアノ)

 録音: 2022年1月27-28日 Clara-Wieck-Auditorium,Sandhausen (ドイツ)

 横浜に生まれドイツを拠点に国際的な活躍を繰り広げているピアニスト、サチコ・フルハタ(古畑祥子)=ケルスティング。
 ベルリン、ハンブルク、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドンなどでの演奏会は大きな成功を収めており、日本でも定期的に演奏しています。
 OEHMSへの3枚目のアルバムは、彼女が愛するショパンの作品集。
 Soulful and Spiritual World of Musicと副題にあるように、心を深く揺さぶるような作品を集め、その内面的な世界をダイナミックに表現しています。
 





GRIFFIN


GCCD 4088
(1CD-R)
¥1900
メソジストの21の賛美歌
 This, This Is the God We Adore (Celeste)
 When Morning Gilds the Sky (Laudes Domini)
 My Heart and Voice I Raise (Ascalon)
 Man of Sorrows! What a Name (Gethsemane)
 Crown Him with Many Crowns (Diademata)
 Jesus Shall Reign (Rimington)
 O Breath of God, Breathe on Us Now (Calm)
 Come Let Us Sing of a Wonderful Love (Wonderful Love)  
 I Will Sing the Wondrous Story (Hyfrydol)
 Fill Thou My Life, O Lord My God (Lloyd)
 Angel Voices Ever Singing (Angel Voices)
 I'll Praise My Maker While I've Breath (Monmouth)
 In Heavenly Love Abiding (Penlan)
 Saviour, Thy Dying Love (Something for Thee)
 Hark! Hark, My Soul (Pilgrims)
 Great Is Thy Faithfuless
 We Have a Gospel to Proclaim (Fulda)
 Holy Father, in Thy Mercy (Bullinger)
 Sun of My Soul, Thou Saviour Dear (Abends)
 How Great Thou Art
 At the Name of Jesus (Camberwell)
ウェストミンスター・セントラル・ホール合唱団 
エプワース合唱団
グレース・ライト (合唱指揮)
キース・ベニストン (オルガン)
ジョン・チャップマン (指揮)

 録音 : 1991年3月23日、セントラル・ホール、ウェストミンスター、イギリス
 原盤 : Abbey
 





NORTHERN FLOWERS



NF/PMA 99149
¥2200
ボリス・ティシチェンコ (1939-2010) :
 バレエ 「十二」
  (アレクサンドル・ブロークの詩による) Op.25 (1963)
   I / II / III / IV (*) / VI / VII / VIII (*) / IX - X - XI / XII (*)
  ショスタコーヴィチの3つの主題による
   管弦楽のための変奏曲 Op.143 (2005) (+)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (無印)
パーヴェル・ブベリニコフ (指揮 (無印))
エストニア国立交響楽団 (*)
ペーテル・リリェ (指揮 (*))
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団 (+)
アレクサントル・ティトフ (指揮 (+))

 録音 :1976年、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト (無印) 1982年5月22日、ライヴ (*) / 2006年5月11日、ライヴ (+)

 「十二」 はロシアの詩人アレクサンドル・ブローク (1880-1921) が十二人のロシア革命戦士を十二使徒に見立て、「黙示録」 として革命を描いた同名の長編詩に基づく全4幕のバレエ。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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EPITAGRAPH



EPITA 025
(UHQCD)
¥2900→\2690
モーツァルト交響曲集(40番・35番・39番)/
 ブルーノ・ワルター&ニューヨーク・フィル【UHQCD】【限定発売】

  モーツァルト:
   交響曲第40番 ト短調 K.550
   交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」
   交響曲第39番 変ホ長調 K.543
ブルーノ・ワルター(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団

 世界初出の40番、国内初CDの35番&39番・・・ワルター&ニューヨーク・フィルによるカーネギー・ホール・ライヴ=至高のモーツァルト3曲が高音質UHQCDで登場!

 録音:1950年2月5日 (交響曲第40番)、1944年2月6日 (第35番)、1945年12月23日 (第39番)
カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ)
 Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
 MONO、65:07、日本語帯・解説付(解説:柴田龍一)


★現在ベストセラー中の「モーツァルト交響曲集(第 25・29・35・38・39番)」(EPITA.020/1)につづいて、同じエピタグラフ・レーベルからブルーノ・ワルターのピークの時代ともいわれているニューヨーク時代のカーネギー・ホールでのライヴ盤が登場。曲目は愛好曲モーツァルトのトップ 3(交響曲 40 番・35番・39番)です。うれしいことに40番は1950年録音で世界初出盤,35番・39番は1944年・45年録音で国内初CDになります。


★音質は復刻にともなうスクラッチノイズが少し残っているものの、鮮烈かつ豊麗な響きをともなった放送録音の魅力がたっぷり。全曲とも拍手が盛大に入っていて、生々しく臨場感たっぷりに、カーネギー・ホールでの雰囲気を楽しめます。ワルターは持ち前のロマンティックな表現に力強く輝かしい威力と彫りの深い立体的な構成感を付加しており、これぞまさしく全盛期のモーツァルト演奏を堪能できます。とりわけ、世界初出になる第 40番ト短調は音質も良好で、比類なく貴重な名演と申せましょう。
ただし40番はオリジナル原盤に、第4楽章の後半(3:29~31)に3秒ほど欠落があったため同曲のCBSスタジオ録音(53年2月23日)で補正しております。


★以下はブルーノ・ワルターのHP作成で有名なた旦野克幸氏の提供資料より

ワルター・ニューヨークフィルとのモーツァルト
 ワルターは戦前からニューヨーク・フィル(1923年~1925年はニューヨーク交響楽団)に頻繁に客演しています。1939年アメリカに亡命するまでに153回、1941年から1960年までに249回の計 402回の演奏会を指揮しております。総演奏曲数は 1306曲で一番多いのはベートーヴェンの 199曲、続いてブラームスの157曲、次いでモーツァルトが121曲となり、モーツァルトの曲目で見てみると一番が交響曲第40番で16回、交響曲第35番14回、交響曲第39番12回、交響曲38番9回、交響曲第41番7回と続いています。他では、交響曲第25番、28番、29番の各3回で意外なのは交響曲第36番が1回しかありません。


当日の演奏曲目

●1950/2/5  カーネギー・ホール
モーツァルト/「アイネ・クライネ・ナハトムジ―ク」、交響曲第35番、ピアノ協奏曲第20番(ルドルフ・フィルクスニー(P))、モーツァルト/交響曲第40番

●1944/2/6  カーネギー・ホール
モーツァルト/交響曲第35番「ハフナー」、マーラー/交響曲第4番(歌詞 英語)(デジ・ハルバン(S))
●1945/12/23  カーネギー・ホール

モーツァルト/交響曲第39番、R・シュトラウス/家庭交響曲
 
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EPITA 022/4
(3UHQCD)
¥5100→\4690
ブラームス交響曲全集/
 ワルター&ニューヨーク・フィル(1951年ライヴ)【3UHQCD】

  DISC 1:
   交響曲 第1 番 ハ短調 作品68(1951年1月21日)
  DISC 2:
   交響曲 第2番 ニ長調 作品73( 1951年2月4日)
    交響曲 第3番 ヘ長調 作品90(1951年1月28日)
  DISC 3:
   交響曲 第4番 ホ短調 作品98( 1951年2月11日)
  <ボーナス・トラック>
   悲劇的序曲 作品81(1954年12月19日)
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団

 1951年にカーネギー・ホールで演奏されたワルター&ニューヨーク・フィルのブラームス・チクルス、その交響曲全曲がついに3UHQCDで登場。

(いずれもニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ)
 Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
 MONO、42:26、70:58、52:50、日本語帯・解説付(解説:山崎浩太郎)


 ★1951年にカーネギー・ホールで演奏されたワルター&ニューヨーク・フィルのブラームス・チクルス、その交響曲全曲がついに3UHQCDで登場。2番は 2004年にターラで初CD発売されましたが、1番、3番は世界初CD。4番は国内初CD。50年代のニューヨーク時代がワルターのピークの時代ともいわれている ワルターのライヴ・ブラームス、待望の全集登場です。

 ★ブルーノ・ワルターは1951年1月18日~2月11日の約1か月間オール・ブラームス・プログラムの演奏会をカーネギー・ホールで14回実施しました。ワルター のHP作成で有名な旦野克幸氏の提供資料によれば、その全プログラムは下記のようになっています。ワルターはこのサイクルの後、2月12日にニューヨーク・フィ ルと交響曲第4番、ハンガリア舞曲集をコロンビアに録音しており、この時期いかにワルターが充実していたかが判る演奏会です。

 ●1951年1月18、19、20、21日[ブラームス・サイクル-Ⅰ] 悲劇的序曲/ヴァイオリン協奏曲 [ジノ・フランチェスカッティ(Vn)]/交響曲第1番
 ●1951年1月25、26、27、28日[ブラームス・サイクル-Ⅱ] ハイドンの主題による変奏曲/ピアノ協奏曲第1番[クリフォード・カーゾン(P)]//交響曲第3番
 ●1951年2月1、2日[ブラームス・サイクル-Ⅲ] 大学祝典序曲/ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲[ジョン・コリリアーノ(Vn)レナード・ローズ(Vc)]/交響曲第2番
 ●1951年2月4日[ブラームス・サイクル-Ⅲ] ハンガリア舞曲第17番、1番、3番、10番/ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲[ジョン・コリリアーノ(Vn)レナード・ローズ(Vc)]/交響曲第2番
 ●1951年2月8、9日[ブラームス・サイクル-Ⅳ] ピアノ協奏曲第2番 [マイラ・ヘス(P)]/交響曲第4番
 ●1951年2月11日[ブラームス・サイクル-Ⅴ] 大学祝典序曲/ピアノ協奏曲第2番[マイラ・ヘス(P)] /交響曲第4番

 ★宇野功芳の激賞でターラの国内盤も大ヒットとなった「2番」、今回のエピタグラフの音は冒頭ラジオ・アナウンス付きで、ターラ音源とは入手ルートが違います。 音質は優るとも劣らない鮮明かつ迫真の音。あらためて聞き惚れてしまいます。「1番」「3番」「4番」もオーケストラの強大な響きを武器に、雄大な構成感、濃密な 叙情性をともない、情熱の限りをぶちまけた激烈な演奏が展開されており、ワルターもやはりライヴの人であったことを痛感させられます。全曲拍手入り。

 ★ボーナス・トラックにはこれもまた世界初CD化になる「悲劇的序曲」(54年ライヴ)を収録。2回のスタジオ録音(1953年にニューヨーク・フィルと/60年にコ ロンビア響と)も名演でしたが、さらに彫りが深く自発性に富んだ凄演となっております。この曲も終演後盛大な拍手が入っています。 「ニューヨーク・フィルとの総演奏曲数は1306曲で一番多いのはベートーヴェンの199曲、続いてブラームスの157曲、次いでモーツァルトが121曲であった」 (前述の旦野克幸氏の提供資料)― ベートーヴェンについで演奏回数が多かったブラームス。その愛着ぶりを叙実に示すワルターのライヴ・ブラームス、ファン必 携の交響曲全集と申せましょう。
 


<メジャー・レーベル>

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DHM



19439997182
\2800→\2590
忘れられた大家
 ピエル・ジュゼッペ・サンドーニ
(1685-1748) :カンタータと器楽作品集
 カンタータ『辛いことを私に告げてください』
 チェンバロのためのプレリュード イ短調
 チェンバロのレッスンのための6つのセット~チャッコーナ イ短調
 12の調和した花の冠~ソナタ第7番ホ短調(トリオ・ソナタ)
 カンタータ『誰が愛するつもりですか』
 チェンバロのレッスン~組曲
  I. プレリュード ト短調(J.S.バッハのBWV.837による)
  II. アルマンド ト短調(J.S.バッハのBWV.836による)
  III. サラバンド ニ短調
  IV. ジーグ ニ短調
  チェンバロのレッスン~フォリア(23の変奏曲)
  カンタータ『嫉妬深い心に恐れよ』
フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)
ラ・フロリディアーナ(ピリオド楽器アンサンブル)
ニコレッタ・パラシヴェスク(指揮、チェンバロ)
 録音時期:2021年6月30日~7月2日、スイス、ゼーヴェン、カトリック教会

 イタリアの作曲家兼チェンバリスト、ピエル・ジュゼッペ・サンドーニ。オルガンとチェンバロをフランチェスコ・アントニオ・サラルディ、対位法をアンジェロ・プレディエリとジョヴァンニ・ボノンチーニの指導の下で音楽を学び、すでに13歳のときにボローニャのサンジャコモ教会のオルガニストとして演奏。名誉あるアカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャにオルガニスト兼作曲家として任命されました。1716年頃、彼はロンドンに移り、そこで10年間、ヘンデルが指揮した王立音楽院のオーケストラで、ヘンデルの助手およびチェンバリストとして活躍しただけでなく、1725年に有名なプリマドンナであったフランチェスカ・クッツォーニ[1696-1778]と結婚し有名になりました。サンドーニの優れた即興の技術はヘンデルのそれと比較され、彼はイギリスの貴族界で最も人気のあった教師でもありました。

 彼の作品はイタリア、ドイツ、オーストリアの劇場で非常に高く評価され、称賛された作曲家でありましたが、優れた作品にもかかわらず、今日では事実上ほとんど知られていません。これは、編集・出版されたものがごくわずかであったのと、彼の楽譜の多くはヨーロッパの図書館の古文書資料室に埋没したままだったことによるものです。

 このアルバムは、このほとんど忘れられている作曲家サンドーニ作品を称え、長い眠りから目覚めさせることを目的とし、ニコレッタ・パラシヴェスクが保存された資料を収集し、そこからCD1枚分のプログラムを構成しました。アルバムには「組曲」や「チャッコーナ」、「トリオ・ソナタ」など、チェンバロ独奏のための美しくて素晴らしい曲が含まれています。サンドーニは、妻のために特別に取り上げられた3つのカンタータを書いた可能性があります。この録音では、気鋭の古楽系ソプラノ歌手フランチェスカ・アスプロモンテによって歌われます。

 ニコレッタ・パラシヴェスクは、ルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミー、バーゼル・スコラ・カントールム、シュトゥットガルト音楽演劇大学で研鑽を積み、現在、バーセル・テオドール教会専属オルガニストを務めている女流鍵盤楽器奏者。ピリオド楽器アンサンブル「ラ・フロリディアーナ」の創設者で、ドイツ・ハルモニア・ムンディほか各レーベルからCDをリリースしています。

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19658701132
(2CD)
\3300→\2990
ドロテー・オベルリンガー(指揮)
 テレマン:オペラ・セレナータ『羊飼いの音楽』
リディア・トイシャー(ソプラノ)
マリー・リス(ソプラノ)
アロイス・ミュールバッハー(カウンターテナー)
ヴァージル・ハルティンガー(テノール)
フローリアン・ゲッツ(バリトン)
ヴォーカルコンソート・ベルリン
アンサンブル1700
ドロテー・オベルリンガー(指揮)
 録音時期:2021年6月29日、ポツダム、サンスーシ宮殿劇場(サンスーシ音楽祭)

ドロテー・オベルリンガー

 ドイツを代表する、というより今や同世代の中でリコーダー奏者として抜きんでた存在であるドロテー・オベルリンガー。ここ数年は指揮活動にも力を注いていますが、2019年のボノンチーニの歌劇『ポリフェーモ』全曲盤に続く指揮録音第2弾として、テレマンの歌劇(オペラ・セレナータ)『羊飼いの音楽』が登場します。
 このテレマンの作品は2000年初頭にキーウの図書館から楽譜が発見されたため、まだ作品番号(TWV)は付されていません。初録音は2005年キリル・カラビツ指揮カペラ・レオポルディナの独カプリッチョ盤で、今回のオベルリンガー盤は2組目の録音となります。

 自由を失いたくない女たち、恋心を抱く男たちを登場人物とし、若者の感情、葛藤と欲望、人間関係、自由、情熱をテーマにしながら、最終的には2組の羊飼いの男女が結ばれ、ハッピーエンドを迎えるという内容です。全体で2時間ほどですが、おそらくテレマンによる最も初期の完全な音楽ドラマ作品で、序曲、間奏曲、レチタティーヴォ、アリア、二重唱、三重唱、羊飼いの合唱などで構成されており、何らかの祝い事のために作曲されたものと推測されています。他の作品とは異なり、歌詞は基本的にはドイツ語ですが、一部のアリアや合唱はフランス語で歌われており、ドイツ、イタリア、そしてフランス風の曲調の混交が独特の味わいを醸し出しています。

 名リコーダー奏者として高い評価を得ているドロテー・オベルリンガーですが、2019年からは本格的に指揮活動にも乗り出し、気鋭のピリオド楽器奏者で結成した「アンサンブル1700」と、優れた若手歌手らによる演奏は好評で、ドイツのメジャー新聞「ディ・ヴェルト(世界)」で

 「オベルリンガーは、リコーダーだけでなく、柔軟性! 輝き! エネルギー!…全てにおいて驚きが止まらない。心地よいメロディを備えた可愛らしく独特なリズミカルな音楽は、彼女が率いる力強く色彩的なアンサンブルによってもたらされた最高の演奏」

と評されるほどです。
 「DHM」から発売されたオベルリンガーの数々のアルバムはどれもベストセラーとなっていますが、指揮者としての音楽性の高さも前作の歌劇『ポリフェーモ』で証明済み。
 テレマンの美しい声楽曲に楽しみな新録音の登場です。




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WARNER



5419714542
\2400→\2190
かつて発売直前に販売中止となった幻の音源
 スヴェトラーノフ(指揮)&フランス放送フィル

1. ストラヴィンスキー:
  バレエ音楽『ペトルーシュカ』(1947年版)
2. スヴェトラーノフ:
 ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲(オイストラフの思い出に)
ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン:2)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
 
 録音:1999年3月20日(1) 2001年4月27日(2)、パリ、サル・プレイエル(1) メゾン・ド・ラ・ラジオ、サル・オリヴィエ・メシアン(2) ライヴ
 オリジナル・マスターテープより「Art et Son Studio, Annecy」による2022年最新リマスター音源使用


 以前エラートから発売が告知されながらも中止となりファンを落胆させたあの『ペトルーシュカ』が正式初発売。
 レーピンと共演のスヴェトラーノフ自作自演の『詩曲』も収録。

 スヴェトラーノフ財団公認・原盤権所有の、フランス放送収録のオリジナル・マスターテープより「Art et Son Studio, Annecy」による2022年リマスター音源使用。

 エラートより発売告知されるも、スヴェトラーノフ財団とフランス放送より権利が得られず発売直前に販売中止となった音源の『ペトルーシュカ』。
 一部の商品が回収されず販売されてしまいましたが、聴いたリスナーからは「各楽器の表現力のすごさ、音のひとつひとつに命がこもった鳥肌もの」とも絶賛された名演。
 重量級の豪快なサウンド。テンポの遅さとあまりにも強烈で野性的な表現は多くの演奏とも異なる個性的な演奏。フランスのオーケストラが、ここまでスヴェトラーノフの意をくみ取って見事に演奏しているのにも驚きです。

 スヴェトラーノフ作曲の『詩曲』は、レーピンがヴァイオリン・ソロを受け持ち、愁いを秘めた美しいメロディーが折り重なるように現れるあたりも見事な表現で演奏されています。

 今回の正式初発売のために、スヴェトラーノフ財団公認・原盤権所有の、フランス放送収録のオリジナル・マスターテープより「Art et Son Studio, Annecy」による2022年最新リマスター音源を使用。録音時の音割れ歪みが修正され、さらなる定位と音場の広がり感あるライヴの音が再現されるようなリマスターが行われております。


 




<映像>


NAXOS(映像)



2.110728
(DVD)
¥3500
ジャコモ・プッチーニ(1858-1924):
 歌劇《ラ・ボエーム》 全4幕のオペラ

  台本:ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ
  原作:アンリ・ミュルジェール「ボヘミアン生活の情景」
ロドルフォ...ディエゴ・トーレ(テノール)
ミミ...マリータ・ソルベルグ(ソプラノ)
マルチェッロ...ワシリー・ラデューク(バリトン)
ムゼッタ...ジェニファー・ローリー(ソプラノ)
コッリーネ...ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ(バス)
ショナール...エスペン・ラングヴィク(バリトン)
ベノワ/アルチンドーロ/
 パルピニョール/税官吏/死神...
  スワイン・エリク・サグブローテン(テノール)
ノルウェー国立歌劇場合唱団&児童合唱団
 (合唱指揮: ダヴィド・マイヴァルド)
ノルウェー国立歌劇場管弦楽団
指揮:アイヴィン・グッルベルグ・イェンセン

NBD0148V
(Blu-ray)
¥3500

 演出: ステファン・ヘアハイム舞台美術: ハイケ・シェーレ照明: アンデルス・ポル
 ドラマトゥルク: アレクサンダー・マイヤー=デルツェンバッハ/映像監督: スタイン=ローゲル・ブル
 収録: 2012年1月31日、2月4日 オスロ・オペラハウス(ノルウェー)
 収録時間: 118分、音声: イタリア語、PCMステレオ2.0/DTS Digital Surround 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio Surround5.1(Blu-ray)
 字幕: 日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語、画角:16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition
 Electric Picture EPC01(DVD)/EPC02(Blu-ray)のレーベル移行盤

 舞台は1830年頃のパリの学生街。その日暮らしの4人のボヘミアンたち...詩人ロドルフォ、画家マルチェッロ、音楽家ショナール、哲学者コッリーネの友情と、同じアパートに住むお針子ミミとロドルフォの愛とその別れ...
 アンリ・ミュルジェールの小説「ボヘミアン生活の情景」を原作とし、台本作成に当たっては作曲家自身の注文が数多く盛り込まれ、プッチーニの作品の中でもとりわけ高い人気を誇る永遠の青春群像オペラです。

 鬼才ヘアハイムの演出によるこの上演は、舞台を現代の病院の集中治療室に置き換え、オペラの開幕と同時に患者のミミが息を引き取るとるという驚くべき設定です。
 恋人ミミの死を受け入れることができないロドルフォはその場で過去の記憶の中に逃避、ミミとの出会いから別れ、そして彼女の死までを幻想の中で追体験するプロセスを経てようやく恋人の死を受け入れます。
 ノルウェー出身の指揮者アイヴィン・グッルベルグ・イェンセンのタクトに導かれたプッチーニの情感豊かな音楽に乗って迫真の歌唱を繰り広げるロドルフォ役のディエゴ・トーレ、伸びやかな美声で幻想のミミを歌い上げるマリータ・ソルベルグ、そして友人のボヘミアンたち(本演出では医師や看護師に擬せられています)に配された実力派の歌手陣の演技歌唱が見事です。
 とりわけ死神の化身として物語の複数の脇役を演ずるスワイン・エリク・サグブローテンの演技が強い印象を残します。

 ※2013年にリリースされたElectric Picture EPC01(DVD)/EPC02(Blu-ray)に、日本語字幕を付けてのレーベル移行盤です。







OPUS ARTE(映像)


OA1355D
(DVD)
¥2900
※演劇です
シェイクスピア《冬物語》
 【特典映像...キャスト・ギャラリー】
ドーカス...アリス・ブランデル
カミロー...ベン・キャプラン
アーキデーマス/牢番...アルフレッド・クレイ
ポリクシニーズ...アンドルー・フレンチ
アンティゴナス...コルム・ゴルムリー
若い羊飼い...ウィリアム・グリント
ポーリーナ...アマンダ・ハディング
モプサ...ヴィッキー・ホール
ハーマイオニ...ケミ=ボー・ジェイコブス
クリオミニーズ...アヴィータ・ジェイ
リオンティーズ...ジョセフ・クロスカ
女羊飼い...ゾエ・ランバート
パディータ...ジョージア・ランダース 他

 舞台監督: エリカ・ワイマン
 収録時間: 170分、音声: 英語、PCMステレオ2.0、字幕: 英語、画角:16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク

 妻ハーマイオニが親友ポリクシニーズと密通していると誤解し、妻を投獄、親友の毒殺を図ったシチリア王レオンティーズ。
 神託により誤解が解けたのち、彼の命令により捨てられた娘パーディタを探すものの行方はわかりません。
 手遅れになる前に、彼は捨てた子供を見つけることができるのでしょうか?  シェイクスピアの戯曲『冬物語』をロイヤル・シェイクスピア・カンパニーがオリジナル映像作品として制作。2021年4月にBBC4で放映されました。
 エリカ・ワイマンの演出は原作のシチリアとボヘミアを舞台とした16年間の時の流れを、1953年の「戴冠式」から1969年の「月面着陸」までの16年間に置き換えたユニークなものです。
 


<LP>


ANALOGPHONIC(LP)


LP 43092
(3LP)
¥18000
ムラヴィンスキーのチャイコフスキー4、5、6番
 チャイコフスキー:
  [LP1]
   交響曲第4番 ヘ短調 op.36〔 Side1: 第1楽章/Side 2: 第2-4楽章〕
    【録音:1960年9月14-15日、ウェンブリー・タウン・ホール】
  [LP2]
   交響曲第5番 ホ短調 op.64〔 Side 1: 第1-2楽章/Side 2: 第3-4楽章〕
    【録音:1960年11月9-10日、ウィーン楽友協会】
  [LP3]
   交響曲第6番 ロ短調 op.74〔 Side 1: 第1-2楽章/Side 2: 第3-4楽章〕
    【録音:1960年11月7-9日、ウィーン楽友協会】
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

 ムラヴィンスキーのチャイコフスキー4,5,6番

 アナログ・マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)/180g 重量盤、限定プレス

 1960年9月、エフゲニー・ムラヴィンスキー率いるレニングラード・フィルは英国を訪問し、エディンバラとロンドンでセンセーショナルなコンサートを行いました。
 この機会に、ドイツ・グラモフォンがおこなったセッション録音です。猛烈な勢いのチャイコフスキーの交響曲第4 番は人気の演奏です。
 完璧主義者のムラヴィンスキーはこの録音に満足し、2ヵ月後、今度はウィーンの楽友協会で、第5番と6番をDGに録音することに同意しました。
 どの作品からも、非常に緊張感のある生のエネルギーが伝わってきます。
 特に第5番のフィナーレは圧巻で、息をのむような速さです。
 
 

S 80701P
(LP)
【限定再プレス】
¥6000
ヴィターリ、テデスコ、フォーレ
 [A 面]
  (1)ヴィターリ:シャコンヌ(レスピーギ編、オルガン伴奏版)
   (2)カステルヌオーヴォ・テデスコ: ひばり
 [B 面]
  (3)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 Op.13
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
リチャード・エルザッサー(オルガン/(1))
エマニュエル・ベイ(ピアノ/(2))
ブルックス・スミス( ピアノ/(3))

 ながらく入手困難だった2タイトルが復活します!限定再プレスとなります。

 録音:(1)1950年8月4日/(2)1953年12月1日&1954年3月30日/(3)1955年12月15&16日 カリフォルニア&ハリウッド
 マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)/180g 重量盤
 
 

S 80702P
(LP)
【限定再プレス】
¥6000
ショスタコーヴィチ/シューベルト:ソナタ
 [A 面]
  ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 op.40
 [B 面]
  シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821
ダニール・シャフラン(チェロ)
リディア・ペチェルスカヤ(ピアノ) 

 録音:1960年2月25日、ニューヨーク、ウエブスター・ホール
 マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)/180g 重量盤
 














5/17(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


COVIELLO CLASSICS



COV 92113
(SACD HYBRID)
¥2800
コールヴェルク・ルールが、複雑な現代作品2曲を取り上げました
 (1)シュトックハウゼン:
  カレ ~四群のオーケストラと四群の合唱のための
 (2)カーゲル:合唱曲集 ~鍵盤楽器と合唱のための
  [Wer nur den lieben Gott /
   カーゲル:Wer nur den lieben Gott /
   オルガン独奏:Wer nur den lieben Gott /
   カーゲル:In allen meinen Taten / カーゲル:Du Friedefurst /
   バッハ:Ein feste Burg / カーゲル:Ein feste Burg /
   カーゲル:Vaterunser im Himmelreich /
   バッハ:Ach Gott und Herr / カーゲル:Ach Gott und Herr /
   バッハ:Orgel solo Ach Gott und Herr /
   カーゲル:Ach Gott und Herr / バッハ:Soll's ja so sein /
   カーゲル:Heut triumphieret / カーゲル:Die Nacht istkommen /
   バッハ:Die Nacht ist kommen /
   カーゲル:Christum wir sollen loben schon /
   カーゲル:Es ist genug / オルガン独奏Wer nur den lieben Gott /
   カーゲル:Wer nur den lieben Gott / バッハ:Wer nur den lieben Gott]
ルペルト・フーバー(指揮(1))
マチルダ・ホフマン(指揮(1))
ミヒャエル・アルバー(指揮(1))
ボーフム・シンフォニカー(1)
クリストフ・シュナッケルツ(ピアノ(2))
クリストフ・レーマン(オルガン、ハルモニウム(2))
フローリアン・ヘルガート(指揮(1)(2))
コールヴェルク・ルール((1)(2))

 複雑な現代合唱も見事に歌いこなすコールヴェルク・ルールの注目盤、SACDハイブリッド!

 録音:2016年、2018年/66'08''

 どんな時代の合唱曲も見事に歌いこなすドイツ屈指の室内合唱団コールヴェルク・ルールが、複雑な現代作品2曲を取り上げました。
 すさまじいスコアがみごとに音化されたおどろきの盤です。
 SACDハイブリッド仕様というのも嬉しい!

 シュトックハウゼンの『カレ Carre』は4人の指揮者が4 群のオーケストラ・合唱をコントロールする、『グルッペン』の上をゆく難物作品。
 それぞれの音符は非常に複雑な歯車のネットワークになっていて、指揮者は徹底的に細かくタイミングを見極め振り分ける技量が求められます。
 むしろ完璧な機械には届かない人間が演奏することによる、手に汗握る軋轢を狙っているのかもしれません。

 バッハの4声コラールには音楽と和声の核となるものが完璧に含まれており、カーゲルもそれは「第一級の音楽体験」だと言っています。
 そのコラールをもとに編まれた『合唱曲集 Chorbuch』には53曲のコラールがアルファベット順に収録されていますが、演奏の際は抜粋でも良し、曲順も自由、他の作品と組み合わせても良し。
 ここではオルガン独奏やバッハの合唱コラールと、カーゲルの譜面が対比されています。
 叫び声をあげる、ジェスチャーをする、メガホンを使う、といったさまざまなユニークな支持があるのも特徴で、しびれるような複雑さが魅力です。
 
 


COV 92208
¥2800
女性作曲家を探して 第1集 ロマン派の女性作曲家
 エミーリエ・マイヤー(1812-1883):
  フルート・ソナタ ニ長調(原曲:ヴァイオリンとピアノ) / 夜想曲 Op.48
 ラウラ・ネーツェル(1839-1927):
  タランテラ Op.33 / 組曲 Op.33 / ユモレスク Op.37 / ロマンス Op.38 /
  ロマンス Op.40 / アンダンテ・レリジョーソ Op.48 /
  子守唄 Op.59 / ゴンドラの歌 Op.60 / 子守唄 Op.69 / ハチドリ Op.72
ミリアム・テラーニ(フルート)
キャサリン・サラシン(ピアノ)

 あらたに見いだされた、美しいフルート・ソナタ

 録音:2021年/64'06''

 ロマン派充実期の女性作曲家による作品集。フルートの新たなレパートリー開拓というテーマもあり、メインは「女性のベートーヴェン」とも呼ばれた作曲家エミーリエ・マイヤーのヴァイオリン・ソナタのフルート編曲版。
 とても自然なアレンジでフルートが美しく力強いメロディを歌います。
 その他の作品もフルートとピアノのもの。麗しい佳曲ばかりです。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902429
¥2900→\2690
シュタイアーとディールティエンスによるベートーヴェン
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ・チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 op.102-1(1815)
  ・11 のバガテル op.119(1820-22)
   〔1. ト短調 / 2. ハ長調 / 3. ニ長調 / 4. イ長調 /
    5. ハ短調 / 6. ト長調 / 7. ハ長調 / 8. ハ長調 /
    9. イ短調 / 10. イ長調 / 11. 変ロ長調〕
  ・チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 op.102-2 (1815)
  ・6つのバガテル op.126 (1823-24)
   〔 1.ト長調 / 2.ト短調 / 3.変ホ長調 /
    4.ロ短調 / 5.ト長調 / 6.変ホ長調〕
アンドレアス・シュタイアー
 (フォルテピアノ/
  1827年ウィーン製
   コンラート・グラーフ・モデルのコピー
   (1996年クリストファー・クラーク製))
ロエル・ディールティエンス
 (チェロ/マルテン・コルネリッセン、1994年
  (アントニオ・ストラディヴァリのコピー)
 (弓/2003年ヘンク・コルネリッセン
  (ジョン・ドッドのコピー))
KKC 6553
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 シュタイアーとディールティエンス、ふたりの巨匠によるベートーヴェン。シュタイアーのソロによるバガテルも!

 録音:2019年6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン

 ハルモニアムンディで進行中の、ベートーヴェン・イヤー・シリーズ。シュタイアーと、ディールティエンスによる、チェロ・ソナタおよびバガテル(シュタイアー独奏)という注目新譜の登場です!
 チェロのロエル・ディールティエンスは、アンサンブル・エクスプロラシオンの創設者にして、チャイコフスキー・コンクールやライプツィヒ・バッハ・コンクールなど世界的なコンクールの審査員を歴任するなど、バロックおよびモダンの権威です。
 シュタイアーも、フォルテピアノ、チェンバロ、そして時にはモダンのピアノもその自身の音楽性で見事に響かせるいわずとしれた現代の巨匠。現代の巨匠。注目の顔合わせです。

 作品102のチェロ・ソナタは両曲とも1815年にさほど間をあけずに作曲されました。
 この時期はベートーヴェンが後期作風を模索していた時期で、従来のソナタという枠組みを破るような、幻想的で瞑想的な色合いが強いもの。
 ディールティエンスとシュタイアーは、ファンタジーに満ちたアンサンブルを展開しています。

 バガテルOp.119 は1820-22年にかけてまとめられた曲集。
 1曲1曲は短いですが、その中にこれだけ深い世界と、様々な表情が込められていたのかと驚かされる演奏です。
 そして時にはシュタイアーらしいビックリのしかけもあり、期待を裏切りません。1曲ごとに聴き終えた後の充実感がものすごいです。
 そしてop.126は、1823-24年、第九やミサ・ソレムニスと同時期に書かれ、「(後期の)弦楽四重奏のスケッチ」などともいわれている、ベートーヴェンの後期の傑作群のエッセンスのすべてが凝縮されたような曲集です。
 シュタイアーは、ロマン派をも予感させるようなファンタジーと歌に満ちた演奏でつむいでいます。

 ベートーヴェンの中期から後期に差し掛かる時期の、「既存の様式」の呪縛からはばたこうとする重要な傑作が、名手ふたりによって、最高のかたちでよみがえりました。

 
 



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NAIVE

V 7541
¥2700→\2490
音楽史上最初期の「弦楽四重奏曲」をビオンディが発見
オペラ・イン・ムジカ

 カルロ・モンツァ(1735-1801):弦楽四重奏曲集
  ・弦楽四重奏曲 ハ長調「 対照的なライヴァルの恋人たち(Gli amanti rivali)」
  ・弦楽四重奏曲 ニ長調「 オペラ・イン・ムジカ(opera in music)」
  ・弦楽四重奏曲 ヘ長調「 火山のマグマ(la fucina di vulcano)」
  ・弦楽四重奏曲 変ロ長調「 賭博者(il giuocatore)」
  ・弦楽四重奏曲 ロ短調「 夜のディヴェルティメント(divertimento notturno)」
  ・弦楽四重奏曲 変ホ長調「狩(la caccia)」
ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン)
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッキ(ヴィオラ)
アレッサンドロ・アンドリアーニ(チェロ)

 音楽史上最初期の「弦楽四重奏曲」をビオンディが発見!エウローパ・ガランテのメンバーとの共演で世界初録音!

 録音:2019年7月26-28日、イタリア

 ビオンディの新録音は、弦楽四重奏曲集。音楽史上はじめて4つの弦楽器のために作曲されたとされる作品です!
 作曲したのは、今ではほとんど知られていないミラノ生まれの作曲家、カルロ・モンツァ(1735-1801)。
 モーツァルトが14歳でミラノに滞在したときにおそらく何等か接点があり、また、ストラヴィンスキーのプルチネルラのもとになった作品にはモンツァのものもあると考えられています。
 なぜビオンディがモンツァに着目したかというと、それはモーツァルトの研究がきっかけでした。
 モーツァルトは、14歳の時、イタリアの旅の中でミラノに滞在します。地元の音楽家や上流階級の人々に認められ、また紹介してもらうためにも、当地の有力な音楽家のもとを訪れ、またその作品を研究していたはず。
 当時のミラノで特に有力な音楽家だったのが、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ランプニャーニ、そしてカルロ・モンツァの3名でした。
 ただしモンツァがモーツァルトにとって実際にどのような存在だったかは(友好的だったか等)まだ定かではありません。
 
 ビオンディは、約10年前に、プライヴェート・コレクションの目録にこの作品があるのを発見、しかし見ることしか許されなかったそう。
 以降ずっと演奏してみたくて気になっていたそうですが、音楽学者の友人が近年、フランス国立図書館に1冊だけ所蔵されていたコピー譜を発見したのです。
 はたしてその作品は、交響曲のリダクションなどではなく、純粋に弦楽四重奏のために書かれたものでした。
 どちらかというとオペラのような作風で、決して単なる「古典派」弦楽四重奏にとどまらない魅力を放ちます。さらにこれらの作品は標題音楽となっており、1曲1曲の個性豊かな展開にも注目。
 演奏しているのは、ビオンディと、ビオンディ率いるエウローパ・ガランテのメンバーたち。ビオンディとオペラなどでもとことん協働しているだけあって、見事に息のあった演奏を展開しています!

 
 



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ECM



4856803
\2600→\2390
ヴァイオリンで聴く1000年にわたる音楽の歴史
 キャロリン・ヴィドマン~L’Aurore

 1) ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:聖霊は生の源の火よ(Version I)、
 2) ジョルジェ・エネスク:協奏的幻想曲、
 3-5) ジョージ・ベンジャミン:無伴奏ヴァイオリンのための3つの小品
  (第1曲:A Lullaby for Lalit/第2曲:A Canon for Sally/第3曲:Lauer Lied)、
 6-7) ウジェーヌ・イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調Op.27 No.5、
 8) ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:聖霊は生の源の火よ(Version II)、
 9-13) J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004
  (第1曲:アルマンド/第2曲:クーラント/
   第3曲:サラバンド/第4曲:ジーグ/第5曲:シャコンヌ)
キャロリン・ヴィドマン(ヴァイオリン)

 1000年にわたる音楽の歴史をヴァイオリンで披露する“百科事典”

 ドイツのヴァイオリニスト、キャロリン・ヴィドマンのインスピレーションあふれるリサイタルです。
 中世ドイツの作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのアンティフォナ『聖霊は生の源の火よ』から、イギリスの現代作曲家ジョージ・ベンジャミンの『3つの小品』まで1000年にわたる音楽の歴史を繰り広げています。
 その途中、ヴィドマンの「小百科事典」には、ヴァイオリン作品に新しい表現の可能性をもたらす、ウジェーヌ・イザイとジョルジェ・エネスクの作品も含まれています。
 そしてバッハの『パルティータ第2番』の輝くばかりの演奏が最後を締めくくります。
 録音はルガーノのオーディトリオ・ステリオ・モロRSIで行われました。プロデューサーはマンフレート・アイヒャー。
  【録音】2021年7月、ルガーノ、オーディトリオ・ステリオ・モロRSI
 




GENUIN


GEN 22786
¥2400
トリオ・クロノスのブラームス:
 クラリネット三重奏曲・五重奏曲

  ブラームス(1833-1897):
   (1)クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
   (2)クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
トリオ・クロノス:
 【アンドレアス・ランゲンブッフ(Cl)
  サイモン・デフナー(Vc)
  ゴットリーブ・ヴァリッシュ(Pf)】
(2)ホセ・マリア・ブルーメンシャイン(Vn)
 クリスティアン・スヴァイアラ(Vn)
 村上淳一郎(Va)

 N響首席ヴィオラ奏者、村上淳一郎参加!トリオ・クロノスのブラームス:クラリネット三重奏曲・五重奏曲

 録音:2017年4月1-18日、2019年12月22日ケルン、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール[58:51]

 ブラームスのクラリネットを中心とした傑作室内楽を収録。
 クラリネットのアンドレアス・ランゲンブッフとチェロのサイモン・デフナーはともにケルンWDR交響楽団のメンバー。
 ピアノのゴットリーブ・ヴァリッシュはソリストとしてシノーポリ、ネヴィル・マリナー、ユーディ・メニューインとも共演している俊英。
 クラリネット五重奏で共演しているヴィオラの村上淳一郎はN響の首席でケルン放送響の首席も務めたこともある若手のホープ。
 ブラームス晩年の傑作を今が旬の奏者たちが奏でる珠玉の一枚。
 
 

GEN 22745
¥2400
「黒ミサ~アサセッロ四重奏団」
 アルトゥール・ルリエ(1892-1966):弦楽四重奏曲第1番(1915)
 クリストフ・シュタウデ(b.1965):弦楽四重奏曲第1番(1986)
 アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):
  「黒ミサ(ピアノ・ソナタ第9番)」
   (G.ペッソンによる弦楽四重奏のための編曲版)
 イワン・ヴィシネグラツキー(1893-1979):
  弦楽四重奏曲第2番~四分音によるOp.18(1930/31)
アサセッロ四重奏団:
 【ロスティスラフ・コジェフニコフ(Vn)、
  バルバラ・シュトライル(Vn)
  ユスティナ・シュリワ(Va)、
  テーム・ミョハネン(Vc)】

 四分音による弦楽四重奏曲も収録!?スクリャービンとロシア未来派の弦楽四重奏曲集!

 録音:2021年7月7-9日 ドイツ ライプツィヒ [61'11]

 これは大変珍しい作品集。アルトゥール・ヴァンサン・ルリエはロシア未来派の作曲家でシェーンベルクとは異なる独自の12音技法による作曲を試みたり、世界初の図形楽譜による作品を発表したり、と時代を超越した前衛作曲家。
 ここに収められた弦楽四重奏曲はまだそこまでの前衛性には到達していないもののスクリャービンの影響を受けつつ自由な無調による濃厚なロマンティシズムの芳香を放つ傑作。
 スクリャービン自身は弦楽四重奏曲を一切残していないが、ここでは彼のピアノ・ソナタ「黒ミサ」の弦楽四重奏版を収録。
 最初から弦楽四重奏として作曲されたかのような自然な編曲で、この編曲により、スクリャービンがシェーンベルクの浄夜やベルクの抒情組曲に近い世界を築いていたことが分かる。
 ヴィシネグラツキーは微分音音楽の先駆者として知られるが、この第2弦楽四重奏曲でも後期ロマン派、民族主義的、表現主義的な語法の中で微分音が使われている。
 いずれも他では入手困難な作品なので現代音楽ファンは必携!!
 
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GEN 22788
¥2400→\2190
ドイツの映画音楽作曲家シレスク
 マーラー、ショスタコーヴィチの影響を感じさせる交響曲第1番

 ティルマン・シレスク(b.1969):
  交響曲第1番「夜の光」(2020)
 
※世界初録音
クリスティアン・K・フランク(指揮)
シュターツカペレ・ワイマール

 21世紀のショスタコーヴィチ?ドイツの映画音楽作曲家シレスクの交響曲第1番

 録音:2019年12月17-19日、2021年5月25-26日ドイツ、ワイマール、[41:58]

 ティルマン・シレスクという名前はルーマニア系を思わせるがドイツ、フランクフルト出身。フランクフルト大学でジャズとポップ・ミュージックで学位を取得、現在は主に映画音楽の世界で活躍している。
 しかし2001年以来、コンサート用のシリアスな作品を手掛けており、この作品は満を持しての初の交響曲となる。
 映画音楽での経験を活かし巧みな管弦楽法を駆使した全4楽章42分の聴き応えのある交響曲で明らかにマーラー、特にショスタコーヴィチの影響を色濃く感じさせる大作。


 
 
GEN 22777
¥2400
バッハのリュートのための組曲、ポンスの24の前奏曲
 (1)J.S.バッハ(1685-1750):
  リュートのための組曲第2番ハ短調BWV997
 (2)マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):24の前奏曲(1928/29)
アンネ・ハーシュ(Gtr)

 録音:2021年7月13-16日、ライプツィヒ・ベタニエン教会[50:06]

 バッハとメキシコの作曲家ポンスという意外な組み合わせ。アンネ・ハーシュはワイマールを拠点に活動するギタリスト。
 近年、ソリスト、室内楽奏者として活動している。ここではバッハのリュートのための組曲の精密な多声書法を艶やかな音色で弾きこなしている。
 対するポンスの24の前奏曲はバッハを意識していると思える多声書法とタルレガらスペインの作曲家と通底するラテン的な明晰さ、楽天性が一体となった音楽。
 ここでもハーシュは美しい音色で見事な演奏を披露している。
 なおブックレットには武満徹への惜しみない彼女の讃辞が掲載されおり、今後、武満のギター作品の録音が大いに期待される。
 
 
GEN 22778
¥2400
ドヴォルザークの弦楽セレナード、ロザウロのマリンバ協奏曲、
 ツェルナーのポコ・インサニムス

  (1)ドヴォルザーク(1841-1904):
   弦楽のためのセレナード ホ長調Op.22(1875)
  (2)ネイ・ロサウロ(b.1952):
   マリンバと弦楽のための協奏曲Op,12(1986
  (3)ディートリッヒ・ツェルナー(b.1965):
   ポコ・インサニムス(2019)
ヴォルフガング・ヘントリッヒ(指揮)
ドイツ弦楽フィルハーモニー
(2)アレクセイ・ゲラシメッツ(Perc)

 録音:2021年7月26-27日ブレーメン [57:05]

 ドイツ弦楽フィルハーモニーはなんとドイツの11歳から20歳までの優秀な弦楽奏者を集めた弦楽オーケストラ。
 才能ある若い演奏家を育てるためのユーゲント・オーケストラは数々あるが、10代を中心とした、ここまで優秀な弦楽オーケストラは他に類を見ない(ディスクを一聴した限りではとてもユーゲント・オーケストラとは思えない。音程も音色もプロのオーケストラと比べて全く遜色ない)。
 ここではドヴォルザークの弦楽セレナード、ロザウロのミニマルとラテンがミックスした軽快なマリンバ協奏曲、このオーケストラのための委嘱作品であるツェルナーの「ポコ・インサニムス」を収録。
 ツェルナー作品はヒンデミットを若干思わせる現代曲だが、ここでもオーケストラの技術、アンサンブルともに高い完成度を保っており、彼らの技術、音楽性の高さに驚かされる(特殊奏法もしっかりと意図を理解した上で演奏されている)。
 
 
GEN 22779
¥2400
ハインツ・ヴィンベック、3つの弦楽四重奏曲
 ハインツ・ヴィンベック(1946-2019):
  弦楽四重奏曲第1番「気まぐれな時代」(1979)
  弦楽四重奏曲第2番「夜の時間」(1979)
  弦楽四重奏曲第3番「狩の四重奏曲」(1984)
レオポルド・モーツァルト四重奏団:
 【ダーセ・サルミナ=フリツェン(Vn)
  ジヴァ・チグレネツキ(Vn)
  クリスティアン・デーリング(Va)
  ヨハネス・グートフライシュ(Vc)】

 録音:2021年3月30-31日、10月12日[62:05]

 ハインツ・ヴィンベックはドイツの作曲家で指揮者としても活躍した。この世代の作曲家としては珍しく、大編成の標題付きの交響曲を5つも作曲した。
 ここに収められた3つの弦楽四重奏曲は彼の比較的初期の作品だが、後期ロマン派、調性音楽、新古典主義を折衷しつつ、リゲティなどの音群書法の影響も感じさせるユニークな作品。
 ドイツのダルムシュタット楽派を中心とした前衛音楽とは一線を画した様式で独自の路線を歩んだ作曲家でもある。
 レオポルド・モーツァルト四重奏団は2005年にアウグスブルク・フィルハーモニーのメンバーにより結成された弦楽四重奏団。
 クラシック、現代音楽からジャズまで演奏するマルチな才能を持ったアンサンブルである。
 
 

GEN 22785
¥2400
「マグマ」~ドロテー・エーベルハルト(b.1952)作品集
 (1)マグマ(2020)~木管五重奏のための
 (2)ユントス(2015/16)~ヴァイオリンとバス・クラリネットのための
 (3)エクストラヴァガンツァ(2018)~フルートとピアノのための
 (4)エオス(2015)~フルートとクラリネットのための
 (5)ネオン(2012)~クラリネットとピアノのための
 (6)キマタ(波)(2014/15)~ヴァイオリン、ホルンとピアノのための
(1)モネ五重奏団(木管五重奏)
(3)(4)アニッサ・バニアーマド(Fl)
(3)(4)(5)アクセル・グレメルシュパッハー(Pf)
(2)(5)ゾルタン・コヴァーチ(Cl)
(2(カテリナ・レンドル(Vn)
(6)トリオ・トリコロール

 録音:2021年6月フランクフルト・フェストブルク教会[76:25]

 作曲家エーベルハルトは当初ピアノとアコーディオン、サックスを学び、後にロンドン・トリニティ・カレッジでクラリネットを、ゴールドスミス・カレッジで作曲を学んだ。
 イギリスで学んだせいか、ドイツ流の前衛音楽色は薄く、新古典主義的、あるいは新ロマン派的な傾向の比較的親しみ易い音楽。
 「エクストラヴァガンツァ」はフランス6人組を思わせる粋で繊細な音楽。
 
 
GEN 22789
¥2400
シューベルト:楽興の時、ベートーヴェン:「ハンマークラヴィーア」
 シューベルト:楽興の時 D.780 Op.94
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」
ナデジダ・ピサレヴァ(Pf)

 録音:2021年2月4-6日ベルリン、オルベルク教会 [77:33]

 ピサレヴァは1987年モスクワ生まれの若手ピアニスト。モスクワ中央音楽院でタマーラ・コロス、チャイコフスキー音楽院でセルゲイ・ドレンスキに師事した後、ベルリンでマリア・ジョアン・ピリス女史ほかに学んだ。
 既にヨーロッパの多くのコンペティションで上位入賞を果たし、ヨーロッパ、日本など多くの国々でリサイタルを開催している。
 端正なタッチと品格のある音楽作りに定評があり、今後の益々の活躍が期待されるホープ。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTO



ALC 1452
¥1600
ソヴィエト時代のヴァインベルクの作品
 ミェチスワフ・ヴァインベルク (1919-1996) :
  ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.18 (1944) (*)
  モルドヴァの主題によるラプソディ
   (ヴァイオリンとピアノのための) Op.47 No.2 (1949) (+)
  ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op.67 (1959) (#)
ミェチスワフ・ヴァインベルク (ピアノ (*/+))
ボロディン・カルテット (弦楽四重奏 (*))
ダヴィド・オイストラフ (ヴァイオリン (+))
レオニード・コーガン (ヴァイオリン (#))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 (#)
キリル・コンドラシン (指揮 (#))

 録音 : 1963年 (*) / 1954年、モノラル (+) / 1961年 (#)
 原盤 : Mezhdunarodnaya Kniga / Melodiya

 ミェチスワフ・ヴァインベルクはポーランドに生まれ、ソヴィエト・ロシアで活躍したユダヤ系の作曲家。
 ソヴィエト時代のヴァインベルクの作品の録音は入手が難しいので、当コレクション盤の登場は歓迎されると思われます。
 
 

ALC 1454
¥1600

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791) :
 ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K.364 (*)
 ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216 (+)
 ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207 (#)

ダヴィド・オイストラフ (ヴァイオリン)
ルドルフ・バルシャイ (ヴィオラ (*)、指揮 (*/#))
モスクワ室内管弦楽団 (*/+)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 (#)
キリル・コンドラシン (指揮 (#))

 録音 : 1960年、モノラル (*/+)、1963年 (#)、モスクワ、ロシア、ソヴィエト
 原盤 : Artia (*/+) / Melodiya (#)
 
 

ALC 1461
¥1600
フローレンス・ベアトリス・プライス (1887-1953) :
 交響詩「樫」 (1934頃)
 組曲「ミシシッピ川」 (1934頃)
  Stand Still Jordan / Deep River / Go Down Moses /
  Lalotte / Steamboat Bill / River Song /
  Nobody Knows de Trouble I Seen
 交響曲 第3番 ハ短調 (1940)
ウィメンズ・フィルハーモニー管弦楽団
アポ・シュー [許瀞心] (指揮)

 録音 : 2001年 原盤、ライセンサー : Koch International, MNRK MusicGroup New York

 フローレンス・ベアトリス・プライス (旧姓スミス) はアメリカ合衆国アーカンソー州リトルロックに生まれたアフリカ系アメリカ人作曲家・ピアニスト・オルガニスト・音楽教師。
 ニューイングランド音楽院で教育を受け、1927年から亡くなる1953年までシカゴで活躍しました。プライスはシンフォニック・コンポーザーとして認められた最初のアフリカ系アメリカ人女性として知られています。
 
 

ALC 1463
¥1600
サミュエル・バーバー (1910-1981) : 管弦楽作品集
 交響曲 第1番 Op.9
 エッセイ 第1番 Op.12
 エッセイ 第2番 Op.17
 夜間飛行 (管弦楽のための) Op.19a
 シェリーによる一場面のための音楽 Op.7 (*)
 ノックスヴィル (1915年夏) Op.24 (1947) (+)
ロンドン交響楽団 (無印)
モリー・マガーク (ソプラノ (+))
ウェスト・オーストラリア交響楽団 (*/+)
デイヴィッド・ミーシャム (指揮)

 録音 : 1973年9月、セント・ジャイルズ・クリップルゲート、バービカン、ロンドン、イギリス
 原盤、ライセンサー : Unicorn-Kanchana
 
 

ALC 1464
¥1600
イギリスの有名な大聖堂のオルガン10選
 ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901) : 「アイーダ」大行進曲
   ノエル・ロースソーン (オルガン : コヴェントリー大聖堂)
 エドワード・エルガー (1857-1394) : 帝国行進曲
 ジョン・フィリップ・スーザ (1854-1932) : 自由の鐘
   デイヴィッド・ホールズ (オルガン : ソールスベリー大聖堂)
 サン=サーンス (1835-1921) : 幻想曲 変ホ長調
 ルイ・ヴィエルヌ (1870-1937) : ウェストミンスターの鐘
   デイヴィッド・ヒル (オルガン : ウェストミンスター大聖堂)
 パーシー・ウィットロック (1903-1946) : スケルツォとピーアン
   デイヴィッド・ヒル (オルガン : ウィンチェスター大聖堂)
 ノーマン・コッカー (1889-1953) : テューバ・チューン
 レオン・ボエルマン (1862-1897) : トッカータ (ゴシック組曲 から)
   フランシス・ジャクソン (オルガン : ヨーク・ミンスター)
 アイルランド民謡 /クリストファー・ダーンリー (1930-2000) 編曲 : ロンドンデリー・エア
   クリストファー・ダーンリー (オルガン : セント・ポール大聖堂)
 ロバート・プライズマン (1952-2021) : トッカータ
 シャルル=マリー・ヴィドール (1844-1937) :トッカータ (オルガンのための交響曲 第5番 から)
   スティーヴン・クレバリー (オルガン : ケンブリッジ・キング・スカレッジ)
 エドウィン・ルメア (1865-1934) : アンダンティーノ
   ロイ・マッシー (オルガン : ヘレフォード大聖堂)
 ジェレマイア・クラーク (1674-1707) : トランペット・ヴォランタリー
   バリー・ローズ (オルガン : ギルドフォード大聖堂)
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) : 目覚めよ、と呼ぶ声あり
 ルイ・ルフェビュール=ヴェリー (1817-1869) : 退堂曲
   アンドルー・ネスシンガ (オルガン : ウェルズ大聖堂)
 [ボーナス・トラック]
 マルコ・エンリーコ・ボッシ (1861-1925) : 交響的エチュード
   サイモン・プレストン (オルガン : ロイヤル・アルバート・ホール)

 録音 : データ記載無し 原盤 : Griffin / Culverhouse / Abbey / Collins
 


<メジャー・レーベル>

DG


486 2800
(5CD+BDA)
\5000
《カラヤン&ベルリン・フィル~ベートーヴェン:交響曲全集》
CD:
 交響曲全9曲(24 bit / 96 kHz リマスター)
  +ブルーレイ・オーディオ
    (交響曲全9曲+第9番リハーサル)( 24 bit / 96 kHz)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

 60年代の意気揚々たる全曲録音を最高の音質で!
 ●カラヤン没後25周年 に新規リマスター音源+ブルーレイ・ディスクで限定盤(479-3442)として発売されたCD+BDセットが、キャップボックス仕様の通常盤として蘇りました。
 ●1961&62年、ベルリン、イエス・キリスト教会で収録されたステレオ録音リマスター盤。
 ●ブルーレイ・オーディオには2003年のSACDによる交響曲全集発売時にも特典版として封入された交響曲第9番のリハーサル音源も収録。
 ●カラヤン&ベルリン・フィルの良好な関係が感じられる意気揚々たる演奏が、最新のテクノロジーを駆使したリマスターによって更に迫力を増して圧倒的な感動の坩堝へ聴き手を誘います。

 録音:1961年&1962年
 




<国内盤> 


299MUSIC

NIKU-9045
¥3080
「マックス・レーガー:クラリネット・ソナタ集」
 マックス・レーガー Max Reger (1873-1916):
  クラリネット・ソナタ第1番 変イ長調 op.49-1 (1900)
   I. Allegro affanato [07:42]/II. Vivace [04:22]/
   III. Largo [03:50]/IV. Prestissimo assai [04:45]
  クラリネット・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 op.49-2 (1900)
   I. Allegro dolente [08:03]/II. Vivacissimo [02:49]/
   III. Larghetto [04:14]/IV. Allegretto affabile [05:15]
  クラリネット・ソナタ第3番 変ロ長調 op.107 (1908/9)
   I. Moderato [11:17]/II. Vivace [05:13]/
   III. Adagio [05:18]/IV.Allegretto con grazia [07:44]
伊藤 圭(クラリネット)
長尾洋史(ピアノ)

 クラリネット・ソナタのなかでも異彩を放つレーガーの3曲、レーガーが作品にこめた美と芸術の原理を紐解く!
 レーガー:クラリネット・ソナタ集/伊藤 圭&長尾洋史

 録音:2021年9月14-15日 小出郷文化会館「大ホール」 [70:49]

 世にあるクラリネット・ソナタのなかでも異彩を放つレーガーの3曲。独自の美学で綴られた作品は深遠かつ叙情的であり聴く者の心を奪う。
 ソロや室内楽でも活躍するNHK 交響楽団首席クラリネット奏者・伊藤圭と様々な分野で多岐にわたる活動を展開するピアニスト・長尾洋史が確かな技術と精妙なアンサンブルでレーガーが作品にこめた美と芸術の原理を紐解く。

 伊藤 圭(クラリネット) Kei Ito, Clarinet:
  宮城県大崎市生まれ。2001 年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。第6 回日本クラリネットコンクール第1位。第75回日本音楽コンクール入選。
 東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C 」に出演し、その様子はNHK-FM 「クラシック倶楽部」に取り上げられた。
 藝大フィルハーモニア、東京都交響楽団を経て、2011年よりNHK 交響楽団首席クラリネット奏者を務める。
 協奏曲のソリストとして、2014年東京藝大「創造の森」において尹 伊桑《クラリネット協奏曲》、2020年台湾嘉義市国際音楽フェスティバルに招聘されP.スパーク《クラリネット協奏曲》を演奏。
 2019年 「天皇陛下 御即位30年 奉祝感謝の集い」ではモーツァルト《クラリネット協奏曲》の特別奉祝献奏を行い、2021年第1938 回NHK 交響楽団定期公演のソリストとして同曲を協演。
 2017年、ソロ・アルバム「レヴーズマン 藍の詩」をリリースし、レコード芸術誌 準特選盤に選出される。2018年から仙台クラシックフェスティバルに連続して招聘されリサイタルを開催している。
 これまでにクラリネットを千石 進、日比野裕幸、野田祐介、山本正治、三界秀実、村井祐児の各氏に師事。東京音楽大学兼任准教授、東京藝術大学、国立音楽大学講師として、また国内外のマスタークラスの講師として招聘され、後進の指導にあたっている。ソロ、室内楽、指導者としての活動の傍ら、幼稚園から高等学校までのアウトリーチ事業にも取り組むほか、介護施設などでの演奏を行なう活動も継続し現在活動の充実期を迎えている。
 使用楽器:ビュッフェ・クランポン「フェスティバル」(B♭/A)

 長尾洋史(ピアノ) Hiroshi Nagao, Klavier
 東京藝術大学音楽学部器楽科及び、同大学院修士課程を修了。在学中に安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、米谷治郎の各氏に師事。1995年、エコールノルマル音楽院(パリ)に留学。
 NHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など国内主要オーケストラとの共演やソロ・リサイタル、マクサンス・ラリュー(フルート)、ジャン=イヴ・フルモー(サクソフォン)、パーヴェル・ベルマン(ヴァイオリン)など、国内外の管弦楽器奏者とも多数共演。また、国内外を問わず多くの作品の初演、サイトウ・キネン・フェスティバル松本やサントリーホール・サマーフェスティバルなどの音楽祭出演、NHK等のメディア出演など、その活動は多岐にわたっている。
 CDは「エボカシオン」「ラヴェル&ドビュッシー」(ライブノーツ)、「メシアン:アーメンの幻影 2台ピアノ」、「リスト&レーガーを弾く」(コジマ録音)、現在進行中のシリーズ「ピアニズム1/バッハ:ゴルトベルク変奏曲、ピアニズム2/ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻、ピアニズム3/ハイドン:中期ピアノ・ソナタ集、ピアニズム4/アルベニス:イベリア」(299MUSIC)のソロのほか、ミシェル・ベッケ(トロンボーン)、ワルター・アウアー(フルート)、加納悦子(メゾソプラノ)らとの共演など多数リリースされ、各紙にて好評を得ている。
 透明で芯のある美しい音、緻密で精巧なテクニックの中に、熱くみずみずしい音楽を聴かせることのできる数少ない演奏家である。







<映像>

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DG(映像)



73 6174
(BD+DVD)
\4300→\3990
バイロイト音楽祭史上初めての登場となる女性指揮者
 バイロイト音楽祭2021年/オクサーナ・リーニク指揮
  ~歌劇『さまよえるオランダ人』
オランダ人・・・・・・ジョン・ルンドグレン(バリトン)
ダーラント・・・・ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
ゼンタ・・・・・・アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)
エリック・・・・・・エリック・カトラー(テノール)
マリー・・・・・・マリナ・ブルデンスカヤ(メッゾ・ソプラノ)
舵手・・・・・アッティリオ・グレーサー(テノール)
オクサーナ・リーニク(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団
演出:ドミトリー・チャルニャコフ

 バイロイト音楽祭の新演出映像第6弾。BD+DVDセット

 『トリスタンとイゾルデ』(2016年発売)、『パルジファル』(2017年発売)、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(2018年発売)、そしてグラミー賞にノミネートされた『ローエングリン』(2019年発売)、『タンホイザー』(2020年発売)に続き、ドイツ・グラモフォンとバイロイト音楽祭の新演出映像ソフト化第6弾。
 今回は2021年7月に初演された『さまよえるオランダ人』のブルーレイとDVDのセットです。1876年から始まったバイロイト音楽祭史上初めての登場となる女性指揮者、ウクライナ出身のオクサーナ・リーニクの指揮。
 そして今注目されているドミトリー・チャルニャコフが、疎外、復讐、救済をテーマにしたこの新演出でバイロイト音楽祭デビューを果たしました。
 さらにリトアニアのソプラノ歌手アスミク・グリゴリアンもヒロイン、ゼンタ役の傑出した演技でデビューを果たすなど、話題の多い舞台となりました。

  【制作】2021年7月、バイロイト祝祭劇場(バイロイト音楽祭)(ライヴ)

<LP>


DG(LP)


486 2006
(2LP)
\4800
《ジョン・ウィリアムズ~ライヴ・イン・ベルリン》 LP通常盤
LP 1 :Side A
1 拍手
2 オリンピック・ファンファーレとテーマ
3 『未知との遭遇』から抜粋
4 『遥かなる大地へ』組曲
5 『E.T.』から フライング・テーマ

LP 1 :Side B
1 『ハリー・ポッターと賢者の石』から ヘドウィグのテーマ(新アレンジ)
2 『ハリー・ポッターと賢者の石』から ニンバス2000
3 『ハリー・ポッターと賢者の石』から ハリーの不思議な世界
4 『ジュラシック・パーク』のテーマ
5 スーパーマン・マーチ

LP2: Side A
1 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』から オートバイとオーケストラのスケルツォ
2 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から マリオンのテーマ
3 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から レイダース・マーチ
4 チェロとオーケストラのためのエレジー*      ブリュノ・ドルプレール(チェロ)

LP2: Side B
1 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』から ハン・ソロの冒険*
2 『スター・ウォーズ エピソード5/ 帝国の逆襲』から ヨーダのテーマ*
3 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から 王座の間とエンドタイトル*
4 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から レイア姫のテーマ*
5 『スター・ウォーズ エピソード5/ 帝国の逆襲』から 帝国のマーチ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョン・ウィリアムズ
 

 《スーパーマン》《スター・ウォーズ》《レイダース》・・・ゴージャスなサウンドで聴く興奮!

 グラミー賞受賞25回、アカデミー賞受賞5回、エミー賞5回、ゴールデン・グローブ賞受賞4回……。50年以上にわたりハリウッド映画音楽のトップランナーとして君臨するレジェンド、ジョン・ウィリアムズ。2020年最も売れたクラシック・アルバム《ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン》に続くリリース!

 前作のクラシック伝統の牙城ウィーン・フィルと双璧をなす、世界最高峰オーケストラ、現代的でスマートな名人集団ベルリン・フィルの最高の演奏で聴く人気の映画音楽集。
 ジョン・ウィリアムズが自身の代表作を振ったベルリン・フィルへの指揮デビュー公演(2021年10月14~6日)、白熱のライヴ録音!
 2022年2月8日のジョン・ウィリアムズ90歳の誕生日を記念したリリース!

 《スター・ウォーズ》《スーパーマン》《レイダース》《ハリー・ポッター》《E.T.》……全ての世代に愛される作品のあのメロディ、世界で最も有名なオーケストラ曲を最高の演奏と、最新の録音技術で収録。
  *初回限定盤(486-1715)が完売してからの発売となります。カヴァーDGロゴは黄色の通常盤です。

  録音:2021年10月 ベルリン、フィルハーモニー〈ライヴ・レコーディング〉
 














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