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≪第116号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2022/5/24~




5/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


DA VINCI CLASSICS


C00580
¥2600
アブソリュートリー・エンニオ・モリコーネ Vol.1
 ピアノのための《めぐり逢い》
 フルートとピアノのための《古い階段の下で》
 フルート、チェロとピアノのための《ガブリエルのオーボエ》
 チェロとピアノのための《トルナトーレ組曲》
 8本チェロのための《禁断》
 ピアノのための《4つのカンツォーニ》
 ピアノのための《さよなら、ピエル・パオロ・パゾリーニ》
 フルートとピアノのための《ガラス人形たちの短い夜》
 ピアノのための《インヴェンション、カノンとリチェルカーレ》
 ピアノのための《デボラのテーマ》
ギルダ・ブッタ(ピアノ)
パオロ・ザンピーニ(フルート)

 チェロ、ピアノ、フルートが描く素晴らしきモリコーネの世界!

 20世紀最高のメロディ・メーカーの1人であり、同時にイタリアを代表する映画音楽界の巨匠でもあったエンニオ・モリコーネ(1928-2020)。
 世紀の巨匠がチェロ、フルート、そしてチェロのソロ、アンサンブルのために作曲、編曲した珠玉の名曲を集めたイタリアのレーベルならではのプロジェクトがスタート!
 モリコーネがその晩年に仕事を共にした実力者たち、チェロのピンチーニ、ピアノのブッタ、フルートのザンピーニが20世紀後半から2000年代の初頭にかけて作曲された名作、名旋律をソロ、アンサンブルで奏でています。
 3人の演奏は感動的で心のこもった作曲者への賛辞であると共に、器楽を通じてフレスコ画のようにモリコーネの音楽の描いています。

 ※録音:2021年11月、アビー・ロッキ・スタジオ(ローマ、イタリア)



 


C00583
¥2600
ピアソラ ~ エル・アルマ
 ピアソラ:
  ミケランジェロ70/天使のミロンガ/
  リベルタンゴ/鮫(エスクアロ)/
  ビジュージャ/忘却/アディオス・ノニーノ/
  ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの冬/
  五重奏のためのコンチェルト
スアレス・パス四重奏団
 〔フェルナンド・スアレス・パス(ヴァイオリン)、
  チェーザレ・キアッキアレッタ(バンドネオン)、
  マルコ・コラシオッポ(ピアノ)、
  エンリコ・ファゴーネ(コントラバス)〕

 タンゴ界の巨匠ヴァイオリニスト、スアレス・パスのピアソラ・ライヴ!

 アルゼンチン・タンゴの巨匠アストル・ピアソラ(1921-1992)が絶大な信頼を寄せ、その音楽を支えたタンゴ界を代表する世界的ヴァイオリニスト、フェルナンド・スアレス・パス(1941-2020)。
 惜しくも2020年にこの世を去ったアルゼンチンの天才ヴァイオリニストがイタリアに遺していた2008年の「ピアソラ・ライヴ」が登場!
 ピアソラ自身から「鮫(エスクアロ)」を贈られるなど、その信頼関係の深さを物語るエピソードも数多いスアレス・パス。
 イタリアのピアチェンツァで披露されたピアソラ・プログラムは、ピアソラ・ファン、アルゼンチン・タンゴ・ファン必聴であると同時に、スアレス・パスの偉大な存在感を示してくれています。

 ※録音(ライヴ):2008年7月、ニコリーニ音楽院講堂(ピアチェンツァ、イタリア)

 


C00582
(2CD)
特別価格
¥3600
トマゾ・アルビノーニ「3声のための12のソナタ Op.3」全曲、
 初めてピリオド楽器で録音

  アルビノーニ:3声の12のソナタ Op.3
   (ピリオド楽器による全曲版世界初録音)
アルモニア・デッレ・チェトレ
 〔マッテオ・サッカ(ヴァイオリン)、
  ロゼッラ・プリアーノ(ヴァイオリン)、
  ヴァレリア・ブルネッリ(チェロ)、
  ジャコモ・ベネデッティ(ハープシコード)、
  チェチーリア・イアンナンドレア(オルガン)、
  レオ・ブルネット(テオルボ)〕

 ヴィヴァルディと並びヴェネツィア黄金時代を代表する音楽家としてその名を遺すトマゾ・アルビノーニ(1671-1751)。
 アルビノーニ自身が書いた文章から抜粋された「L'armonia delle Cetre」をアンサンブル名に冠するイタリアのピリオド楽器アンサンブルが、1701年にヴェネツィアで作曲され「バレッティ」という題名が付けられた「3声のための12のソナタ Op.3」の全曲を、初めてピリオド楽器で録音しました。
 ヴェネツィア黄金時代のソナタの醍醐味を、アルビノーニと密接に繋がったアンサンブルの演奏でお楽しみください。

 ※録音:2021年8月、サンタ・フェリチタ教会(フィレンツェ、イタリア)
 
 


C00555
¥2600
2台ギター版!J.S.バッハのゴルトベルク変奏曲
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
  (エミリオ・ゲッツィ編曲/2台ギター版)
タスカン・ギター・デュオ
 〔ガブリエレ・ラニーニ&
  キアーラ・フェスタ)

 イタリアのギター・デュオとイタリアの作曲家のアレンジ。2台ギター版!
 J.S.バッハのゴルトベルク変奏曲が登場!

 ミラノ音楽院でジャコモ・マンゾーニに作曲を学び、2004年から2010年までパルマ音楽院の院長も務めたイタリアの作曲家、エッセイスト、音楽学者、パブリシストであるエミリオ・ゲッツィ(1955-)が「2台のギター」のために生まれ変わらせた大バッハの不朽の名作「ゴルトベルク変奏曲」!
 2本のギターで大バッハの深淵なる世界を奏でるタスカン・ギター・デュオは、ガブリエレ・ラニーニとキアーラ・フェスタがイタリア、ルッカのルイジ・ボッケリーニ音楽院在学中の2014年に結成。
 ギター・デュオにとっての最も重要なコンクールの1つであるリヒテンシュタインの「LIGITA国際コンクール」など様々な国際コンクールで優勝、入賞を果たしているギター界のニュースターです。
 タスカン・ギター・デュオは2019年にこの2台ギター版「ゴルトベルク変奏曲」に出会って以来、各地でのコンサートで弾き続けており完成度は抜群。
 2台のギターが紡ぐ「ゴルトベルク変奏曲」の世界にご期待下さい。

 ※録音:2021年5月、IRR(リヴァラ、イタリア)






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SIGNUM



PSIGCD710
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ハノーヴァー・バンドによるSignum録音第1弾
J.S.バッハ:ハープシコード協奏曲集

 ハープシコード協奏曲 ニ短調 BWV 1052
 ハープシコード協奏曲 ト短調 BWV 1058
 ハープシコード協奏曲 ニ長調 BWV 1054
 ハープシコード協奏曲 イ長調 BWV 1055
ハノーヴァー・バンド、
 アンドルー・アーサー
  (指揮&ハープシコード)
SIGCD710
¥2500→\2290

 古楽器のスペシャリストたちによる、J.S.バッハのハープシコード協奏曲集!

 ☆イギリスを代表する古楽器オーケストラ、ハノーヴァー・バンドによるSignum録音第1弾!
 ☆ハノーヴァー・バンドのアソシエイト・ディレクター、アンドルー・アーサーの弾き振り!

 これまでにもHyperion(Helios)レーベルやNimbusレーベルから多数の録音をリリースし、18世紀から19世紀の音楽をピリオド楽器で演奏することで国際的な評価を得てきたハノーヴァー・バンド。彼らの久しぶりの発売となる新録音は、Signumレーベル第1弾となるJ.S.バッハによるハープシコード協奏曲集です。
 バッハのハープシコード協奏曲は音楽史の中でも重要な位置を占めており、その後の鍵盤楽器のための協奏曲に与えた影響は計り知れません。
 その中から4曲を選んで、ハノーヴァー・バンドのアソシエイト・ディレクターであるアンドルー・アーサーと共に収録しました。

 アンドルー・アーサーは、H.I.P(歴史的情報に基づく演奏)の分野でよく知られており、鍵盤楽器のソリストや通奏低音奏者、指揮者としてイギリスの主要なピリオド楽器オーケストラや合唱団と共演しています。
 また、カリフォルニアのカーメン・バッハ・フェスティヴァルの首席オルガン奏者、ハープシコード奏者としても活躍しています。

 ハノーヴァー・バンドは1980年にキャロライン・ブラウンによって創設されたイギリスを代表する古楽器オーケストラのひとつです。
 歴代の指揮者にはバロック・ヴァイオリンの名手としても知られるロイ・グッドマンや、チャールズ・マッケラスなどが名を連ねています。

 ※録音:2019年5月、セント・ニコラス教会(アランデル、イギリス)

 
 





SKANI


SKANI140
¥2600
「録音」としてだけ存在するオペラの"世界初演"
 《Xeniae(キセニア)》

  ユリス・アーボリス(1950-2020):
   歌劇《Xeniae(キセニア)》
ラトビア放送合唱団
シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
ユリス・アーボリス(ソプラノ・サクソフォン)

 「録音」としてだけ存在するオペラの"世界初演"

 ラトビアのユリス・アーボリスは、ラトビア国立音楽院(現・ラトビア音楽アカデミー)でフルートと作曲を学びました。
 ラトビア国立歌劇場管弦楽団のプレーヤー、フリーランスのアーティスト、作曲家のエドムンツ・ゴルドシュテインスとヴィオリニストのヤーニス・ブラヴスと組んだトリオのメンバー、フランスのストラスブールのオルガニストなどとして幅広く活動しました。作曲家としては、復調と多調を基本のスタイルとして、ヒューマニズムと社会過程を中心にした哲学的世界観をもつ作品を作りました。

 《Xeniae(キセニア)》は、「録音」としてだけ存在するオペラです。
 〈Hic Est〉〈Ja Nu Jums Patiesi Bailes(あなたがほんとうに怖がっている場合は)〉〈Taidas Monologs Un Arija(タイスのモノローグとアリア〉〉〈Oda Ari-ja(蚊のアリア)〉〈Zevs Varenais(強大なゼウス)〉〈Vina Dziesma(ワインの歌)〉〈Cukas Arija(豚のアリア)〉〈Finals(フィナーレ)〉など全部で28のトラックで構成されています。
 この「世界初演」の録音は、ラトビア放送合唱団の芸術監督シグヴァルズ・クリャヴァ(b.1962)と作曲者のコラボレーションで行われました。
 2010年夏、クリャヴァの自宅地下の部屋に歌手がひとり、あるいはふたり一組で集まってセッションを重ね、1ヶ月半かけて録音を完成しました。
 ジャズの即興的パッセージなども織りこまれた音楽です。
 





TRPTK


TTK0090
(1SACD HYBRID)
¥2700
クルクマ
 イレーネ・ソロサバル:
  ザ・ライト・イン・ヒズ・ルーム/エムボラ/
  花のように開く男/ショート・ララバイ/
  Roses et lis ay veu/爪の間/無人の夢/
  ショート・ララバイ(Var.)/風車の歌/
  ナーナ/Roses et lis ay veu(Var.)/クルクマ
イレーネ・ソロサバル(ヴォイス、リコーダー)
キルシ=マリア・ハリウ(トランペット)
アドリアーン・モンカダ(ピアノ)
ペドロ・イーヴォ・フェレイラ(ダブルベース)
ジョージ・ハドウ(ドラムス)

 多ジャンルの音楽を操るスペインの新鋭、イレーネ・ソロサバルのデビュー・アルバム!

 ☆多彩なジャンルの音楽と芸術を飛び交うイレーネ・ソロサバルのデビュー・アルバム!
 ☆古楽の対位法から現代ジャズまで、様々な影響を受けた自身の音楽を披露!

 スペインのリコーダー奏者&メゾ・ソプラノ歌手のイレーネ・ソロサバル(1996年マドリード生まれ)ほど、多彩な音楽家はいません。
 ルネサンス・リコーダー・コンソート「The Royal Wind Music」の主要メンバーであるだけでなく、オランダ放送合唱団、カペラ・アムステルダム、オランダ・バッハ合唱団(Bachkoor Holland)でも彼女の演奏を聴くことができ、ガウデアムス・ミュージック・ウィーク、アムステルダム・フリンジ音楽祭、アーリー・ミュージック・ユトレヒトなどのイベントでも彼女のステージを定期的に見ることができます。
 更にソロサバルは作曲も楽しみ、音楽表現に自由を求め、即興演奏が好きで、ジャズや民俗音楽にも親しみを感じています。

 TRPTKレーベルからのデビュー・アルバム「クルクマ(Kurkuma)」では、そのような多彩なサウンドをお楽しみいただけます。
 フィンランドのトランペット奏者キルシ=マリア・ハリウ、スペインのピアニスト、アドリアーン・モンカダ、ブラジルのコントラバス奏者ペドロ・イーヴォ・フェレイラ、イギリスのドラマー、ジョージ・ハドウといった現在オランダで活動する若き才能たちとの共演で、特定のスタイルや伝統にとらわれることなく、あらゆる影響を受けた、新しく独創的な音楽を創り上げています。
 また、このアルバムはオランダのヴィジュアル・アーティストKalliopi Ioumpaとのコラボレーションにもなっており、ジャケット写真やブックレットに彼女の彫刻(ソロサバルの曲にインスパイアされた作品等)が掲載されています。

 録音:2022年1月19日-20日、オランダ

 ※レコーディング使用機材
 Microphones:DPA d:dicate 4041-SP, 4006A, 4011A & 4015A/Ehrlund EHR-M/Singular Audio f-48
 Microphone preamplifiers:Millennia HV-3D-8
 AD/DA conversion:Merging Technologies Hapi/Merging Technologies Anubis/Grimm Audio CC2 master clock
 Monitoring:KEF Blade Two/KEF LS50 Meta/Hegel H30/Hegel C55
 Cabling:Furutech custom microphone, loudspeaker & power/cables and interlinks/Grimm Audio TPR8 breakout cables
 Tuning:JCAT Optimo 3 Duo/JCAT M12 Switch Gold/JCAT NET Card XE/Computer Audio Design GC3/Furutech NCF Boosters
 For a full list of specifications,please visit more.trptk.com/ttk0090

 
 
 

TTK0081
(1SACD HYBRID)
¥2700
ヌト
 1. XIII/2. VIII, part one/
 3. VIII, part two/4. XIX/
 5. XXIV/6. X/7. VI/
 8. XXV/9. XXXI/10. XVIII
マヤ・フリードマン(チェロ)
マールテン・ファン・フェーン(ピアノ)

 宇宙の女神「ヌト」をテーマにした、チェロとピアノの完全即興リサイタル!

 ☆マヤ・フリードマンとマールテン・ファン・フェーンの刺激的な出会い!
 ☆宇宙の女神「ヌト」をテーマにした、チェロとピアノの完全即興リサイタル!

 ロシア・モスクワ出身の多才なチェロ奏者であり、TrptkレーベルのA&Rマネージャーも務めるマヤ・フリードマンと、オランダを代表するピアニスト&指揮者のマールテン・ファン・フェーンの刺激的な出会いによって実現したアルバム「ヌト(Nuit)」。2020年8月に出会い、すぐに音楽的なつながりを感じたという二人。
 深く話し合い、古代エジプトの宇宙(夜空)の女神「ヌト」を中心テーマとした完全即興のリサイタルを録音するという並外れたアイデアが生まれました。
 夜に望遠鏡で星空を見るというファン・フェーンの趣味もフリードマンを熱中させ、二人の音楽家が互いに本質を探り合い、見つけ合うという非常にエキサイティングなデュエットの出発点となりました。
 レコーディングの前の5日間はチェロに触れず、空っぽの状態でリサイタルを始めたというフリードマン。創造的なインプロヴィゼーションが無限に連なり、オランダ、スキーダムの素晴しい音響空間を持つ教会を濃密な音楽が埋め尽くします。

 チェロを弾き始めた幼少期から神童と呼ばれていたというマヤ・フリードマンは、その後ユーリ・バシュメット財団に引き抜かれ、様々なTV・ラジオ番組にも出演し活躍している多才なアーティストです。
 名教師として知られるドミトリー・フェルシュトマン(リザ・フェルシュトマンの父)に師事。彼女は2019年に音楽家垂涎のオランダ・クラシック・タレント・アワードを獲得しており、プロコフィエフの歌劇《火の天使》をピアニストのアルテム・ベログロフとともにチェロとピアノのために編曲したアルバム(TTK0009)は、アメリカのStereophile誌で「ここ20年で聴いた最高の室内楽アルバム」と絶賛されました。

 マールテン・ファン・フェーンはドーレン・アンサンブルの指揮者であり、兄のイェルン・ファン・フェーンやラルフ・ファン・ラートとのデュオ・ピアノ演奏でも知られており、最近ではジョン・アダムスの新作を録音しています。

 録音:2021年7月25日、オランダ

 ※レコーディング使用機材
 Microphones:DPA d:dicate 4006A/DPA d:dicate 4015A/Singular Audio f-48
 Microphone preamplifiers:Millennia HV-3D-8
 AD/DA conversion:Merging Technologies Hapi/Merging Technologies Anubis/Grimm Audio CC2 master clock
 Monitoring:KEF Blade Two/KEF LS50 Meta/Hegel H30/Hegel C55
 Cabling:Furutech custom microphone, loudspeaker & power/cables and interlinks/Grimm Audio TPR8 breakout cables
 Tuning:JCAT Optimo 3 Duo/JCAT M12 Switch Gold/JCAT NET Card XE/Computer Audio Design GC3/Furutech NCF Boosters
 For a full list of specifications,please visit more.trptk.com/ttk0081

 
 




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ALPHA CLASSICS



ALPHA861
¥2800→\2590
『CREATION』
 ~ロッケンハウス室内楽音楽祭40周年記念~

  エサ=ペッカ・サロネン、レーラ・アウエルバッハ、エリッキ=スヴェン・トゥール、パトリツィア・コパチンスカヤ、オッリ・ムストネンなどの作品
    クレーメルのほか豪華アーティストによる
 ヘレナ・ヴィンケルマン(1974-):
  1-3. ATLAS アトラス ~チェロ、ティンパニと弦楽のための協奏曲 (2019)
  4. SONETT 74 ソネット74 (2020-21) 
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、
ヨハネス・ユリウス・フィッシャー(打楽器)、
ロッケンハウス・ストリングス、
バルナバス・ケレメン(指揮)

ジョルト・フェイェールヴァーリ(コントラバス)、
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリンI),
ヘレナ・ヴィンケルマン(ヴァイオリンII)、
ペーテル・サボー(チェロ)
 マタン・ポラト(1982-):
  5. TRIO FRAGMENT 三重奏による断章 (2021)
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、
ユリアン・洋・ヘーデンボルク(ピアノ)
 エリッキ=スヴェン・トゥール(1959-):
  6. MEMO メモ (2021)
   
ミースン・ホン=コールマン(ヴァイオリン)、
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、
ヨーナス・アホネン(ピアノ)
 オッリ・ムストネン(1967-):
  7. INVENTIO インヴェンティオ (2021)   
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)
 PATKOP(パトリツィア・コパチンスカヤ)(1977-):
  8-13. GHIRIBIZZI ギリビッツィ(気ままな小品)
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)、
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)
 マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(1973-):
  14. HYMN 賛歌 (2021)
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、
ティモシー・リダウト(ヴィオラ)、
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、
ニコラス・リマー(ピアノ)、
ヨハネス・ユリウス・フィッシャー(打楽器)
 クルト・シュヴェルツィク(1935-):
  15. LOCKEN-HOUSE/UN-LOCKED ロッケン-ハウス/アン-ロックド (2021)   
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、
ティモシー・リダウト(ヴィオラ)、
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、
ニコラス・リマー(ピアノ)
 エサ=ペッカ・サロネン(1958-):
  TWO FRAGMENTS FOR LOCKENHAUS ロッケンハウスのための2つの断章(2021)
   16. RITUAL 典礼
    
 17. PENTATONIC CHAIN ペンタトニック・チェイン
タチアナ・グリンデンコ(ヴァイオリン)、
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、
クレメラータ・バルティカ


ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、
クレメラータ・バルティカ
 ラファエル・メルラン(1982-):
  18-21. SEE: SEA & SEEDS. SI! ~チェロ協奏曲 (2016)
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、
ロッケンハウス・ストリングス、
ラファエル・メルラン(指揮)
 ヨハネス・ユリウス・フィッシャー(1981-):
  22. STILL.HERE スティル・ヒア (2021)   
ニコラス・リマー(ピアノ)
 レーラ・アウエルバッハ(1973-):
  23. DON'T PROLONG GOODBYES (別れは手短に) (2021)
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、
ロッケンハウス・ストリングス

 録音: 2021年7月 ロッケンハウス教区教会

 【ロッケンハウス音楽祭40周年を祝う、新作ばかりを豪華アーティストの共演で】
 ギドン・クレーメルが中心となり、1981年にオーストリアのロッケンハウスで始められた室内楽音楽祭。
 40周年となる2021年はコロナ禍の中ながら無事に開催され、ヘレナ・ヴィンケルマンとラファエル・メルランによるチェロ協奏曲2曲が現在の芸術監督ニコラ・アルトシュテットのソロで初演されたほか、音楽祭に所縁のあるアーティストたちが多数の新作を寄せました。
 ヴィンケルマンの協奏曲が25分で「ソネット74」が9分ほど、メルランの協奏曲が15分ほどあるほかは、ほとんどが1分前後、長くて3分台という演奏時間の小品ばかり。
 エサ=ペッカ・サロネン、レーラ・アウエルバッハ、エリッキ=スヴェン・トゥールなどの人気作曲家や、パトリツィア・コパチンスカヤ、オッリ・ムストネンといった気鋭の演奏家たちによる作品が次々と現れ、まるで万華鏡のような面白さです。
 音楽祭の創立者クレーメルのほか、参加アーティストの豪華さもこの音楽祭ならでは。
 
 


ALPHA856
¥2800
『DAS HEIBE HERZ』 ~
 ロベルト・シューマン、イェルク・ヴィトマン: 歌曲集
クリスティアン・イムラー(バス=バリトン)
アンドレアス・フレーセ(ピアノ、テノール...18)
  ロベルト・シューマン(1810-1856):
   1-4. 「ヴィルヘルム・マイスター」による歌曲集 Op. 98a より
    1. II. 竪琴弾きのバラード 2. IV. 涙と共にパンを食べたことのない者は
    3. VI. 孤独に身をゆだねる者は 4. VIII. 戸口に忍び寄り
   5-11. レーナウの6つの詩とレクイエム
    5. I. 鍛冶屋の歌 6. II. 私のばら 7. III. 出会いと別れ 8. IV. 牛飼のおとめ
    9. V. 孤独 10. VI. 重苦しい夕べ 11. VII. レクイエム
  イェルク・ヴィトマン(1973-):
   12-19. DAS HEIBE HERZ 世界初録音
    12. I. Der arme Kaspar 13. II. Spates Liebeslied
    14. III. Liebeslied 15. IV. Hab' ein Ringlein am Finger
    16. V. Eifersucht 17. VI. Das Fraulein stand am Meere
    18. VII. Kartenspiel 19. VIII. Einsam will ich untergehn

 録音: 2020年9月、11月 マルクス・シティックス・ザール、ホーエネムス、オーストリア

 バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演でも知られるドイツのバス=バリトン歌手クリスティアン・イムラーが歌う、シューマンとヴィトマンの歌曲集。
 持ち前の滑らかな声と豊かな歌唱力で、作品の世界を奥深く表現しています。現代最も多忙な作曲家の一人イェルク・ヴィトマンが、ドイツの詩人クレメンス・ブレンターノやクラブント、ハインリヒ・ハイネ、子供の不思議な角笛などの詩に曲をつけ、2018年に初演された「DAS HEIßE HERZ (「燃ゆる心」の意)」は、今回が初録音。
 ピアニストのアンドレアス・フレーセがトラック18で1フレーズだけ、美しいテノールでハーモニーを重ねています。
 





ARCANA



A530
(2CD)
¥4400
『16シーズンズ』 /アレッサンドロ・クアル
 【DISC 1】
  アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741): 『四季』
   1-3. ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 Op. 8-1 RV 269 「春」
   4-6. ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op. 8-2 RV 315 「夏」
   7-9. ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 Op. 8-3 RV 293 「秋」
   10-12. ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 Op. 8-4 RV 297 「冬」
  アストル・ピアソラ(1921-1992)/
   レオニード・デシャトニコフ(1955-)編曲:
    ブエノスアイレスの四季
     13. ブエノスアイレスの秋/14. ブエノスアイレスの冬/
     15. ブエノスアイレスの春/16. ブエノスアイレスの夏
 【DISC 2】
  マックス・リヒター(1966-): リコンポーズド:
   ヴィヴァルディ - フォー・シーズンズ
    1-3. スプリング 1-3/4-6. サマー 1-3/
    7-3. オータム 1-3/10-12. ウィンター 1-3
  フィリップ・グラス(1937-):
   ヴァイオリン協奏曲 第2番 「アメリカの四季」
    13. プロローグ/14. ムーヴメント 1/15. ソング 1/
    16. ムーヴメント 2/17. ソング 2/
    18. ムーヴメント 3/19. ソング 3/20. ムーヴメント 4
アレッサンドロ・クアルタ
 (ヴァイオリン)...DISC 1
ディーノ・デ・パルマ
 (ヴァイオリン)...DISC 2
コンチェルト・メディテラネオ
ジャンナ・フラッタ(指揮)

 録音: 2021年5月21-29日 サンタ・キアーラ教会オーディトリアム、フォッジャ、イタリア

 【ヴァイオリンを独奏に据えた古今東西の『四季』を一堂に!】
 バロック時代にヴィヴァルディの「四季」がヨーロッパ中で大ヒットして以降、標題的な音楽にとって四季は格好の題材であり続けていますが、その作品を4つも集めた興味深いアルバムが登場しました。
 ソロを担当するヴァイオリニストも、曲想に合わせて2人が参加しています。
 DISC1でソロを担当するのは、ジャズ・ミュージシャンなどとのコラボレーションを積極的に行っており、ピアソラ作品によるアルバムと世界ツアーも成功させているアレッサンドロ・クアルタ。ヴィヴァルディはピリオド・アプローチに現代的な躍動感を掛け合わせたインパクトのある表現。
 彼が得意とするピアソラによる「ブエノスアイレスの四季」は元々バンドネオンが活躍する作品ですが、ここではギドン・クレーメルも録音したデシャトコフ編曲によるソロ・ヴァイオリンと室内楽版を使用、切れ味の鋭いパフォーマンスで楽しませます。
 DISC2のソロは、世界各地でソリストとして活躍し、イタリアで後進の指導にもあたっているディーノ・デ・パルマ。ポスト・クラシカル界のカリスマと呼ばれるドイツの作曲家マックス・リヒターが、ヴィヴァルディの「四季」から25%の素材を用いて再構成(リコンポーズド)した作品では、お馴染みのフレーズが現代的なコード進行で奏でられ、聴く者の感覚に心地良い歪みをもたらします。
 映画音楽からポピュラー・ミュージックへの影響まで、幅広い活動を行うアメリカ現代音楽の大御所フィリップ・グラスによるヴァイオリン協奏曲第2番は、ヴィヴァルディにインスパイアされながらも、独自の音楽言語でアメリカの自然と心象風景を描いたもの。
 デ・パルマのヴァイオリンはこれらの美しい作品を愛おしむように歌い上げています。

 
 





CPO



555164
(6CD)
¥7400
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):24の弦楽四重奏曲
 【CD1】...999123 弦楽四重奏曲集 Op. 2 No. 1-6
 【CD2】...999202 弦楽四重奏曲集 Op. 32 No. 4-6
 【CD3】...999206 弦楽四重奏曲集 Op. 33 No. 1-6
 【CD4】...999205 弦楽四重奏曲集 Op. 39&Op. 41 No. 1-2
 【CD5】...999070(CD1) 弦楽四重奏曲集 Op. 58 No. 1-3
 【CD6】...999070(CD2) 弦楽四重奏曲集 Op. 58 No. 4-6
ソナーレ四重奏団...CD1
ノモス四重奏団...CD2
レヴォリューショナリー・
 ドローイング・ルーム...CD3-6

 録音:録音場所不明 1990年6月...CD1 Zentralsaal, Bamberg(ドイツ) 1994年6月14-16日...CD2 All Saints Church, Old Heathfield, East Sussex(UK) 1994年2、6月...CD3 1991年10月15日、1993年2月23,24日...CD4 1992年10月...CD5、6

 チェロ奏者として活躍したボッケリーニにとって、18世紀に発展した弦楽四重奏曲というジャンルは重要な位置を占めており、全部で90曲ほどの作品を残しました。
 ここではCPOに録音のある24曲をお求めやすい価格のBOXとして再リリースいたします。
 
 CD1に収録された作品2は最初期のもの。彼がイタリアを去る前に書かれた作品で、サンマルティーニなどの諸先輩の影響が見える「よく歌う」作品です。
 CD2の作品32は1780年頃の作品。ウィーン、ロンドン、パリで出版され人気を得ました。
 CD3の作品33はハイドンの「ロシア四重奏曲」と同じ年の作品。6曲すべてが2楽章形式で書かれています。
 CD4の作品39と41は、ボッケリーニがプロシア国王に贈った作品。チェロ好きの国王を喜ばせたといわれています。
 CD5と6は晩年の作品で、第2番の最終楽章には当時流行していた「きらきら星」の旋律が効果的に使われています。
 
 


555494
¥2800
ドイツ音楽史上最初のオペラとされるシュッツの《ダフネ》
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):歌劇《ダフネ》全5幕
   台本: マルティン・オピッツ
  ローランド・ウィルソンによる再構築版
ラ・カペラ・ドゥカーレ
アポロ...トビアス・フンガー(テノール)
ダフネ...マリー・ルイーズ・ヴェルネブルク(ソプラノ)
ヴェヌス/ニンフ...マグダレーナ・ポトコシェルナ(ソプラノ)
クピド/ニンフ...マグダレーネ・ハーラー(ソプラノ)
オヴィドゥス...ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
3人の羊飼い...ダヴィッド・エルラー(アルト)/
 ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
ヨアヒム・ヘーヘバウアー(バス)
ムジカ・フィアタ(古楽器アンサンブル)
ローランド・ウィルソン(指揮)

 録音: 2021年6月2-4日 Kirche»Zur frohen Botschaft«, Berlin-Karlshorst(ドイツ)

 ドイツ音楽史上最初のオペラとされるシュッツの《ダフネ》。1627年4月13日にドイツのトルガウで行われた、ザクセン公女ゾフィー・エレオノーレとヘッセン大公ゲオルク2世の結婚の祝典において上演されました。
 ギリシャ神話のダフネの物語によるリヌッチーニの台本をマルティン・オピッツがドイツ語訳したテキストにシュッツが音楽を付けたとされていますが、台本は出版されたものの、音楽は残っていません。
 この録音は、ドイツの初期バロック音楽のスペシャリストとして長く活躍するローランド・ウィルソンが音楽部分を再構築したもの。
 音楽の半分ほどはシュッツの世俗作品から、残りは同時代の作曲家たちの作品から転用されています。
 ウィルソンは「音楽の構成に関する手がかりが少なからずあるので、非常に近いものになったはず」と語っています。
 
 

555503
¥2800
ヴォルフェンビュッテル城の音楽集 第6集
 ミヒャエル・プレトリウス&ハインリヒ・シュッツ:
  同じ詩を用いて書かれた宗教曲集

   ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
    1. Ach mein Herre, straf mich doch nicht (詩篇第6篇)
    2. Das ist mir lieb (詩篇第116篇)
    3. Aus tiefer Not schrei ich zu dir (詩篇第130篇)
    4. Nun lob mein Seel den Herren
    5. Verleih uns Frieden gnädiglich
   ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
    6. Ach Herr, straf mich nicht in deinem Zorn (詩篇第6篇)
    7. Das ist mir lieb (詩篇第116篇)
    8. Aus der Tiefe ruf ich, Herr, zu dir (詩篇第130篇)
    9. Nun lob mein Seel den Herren
    10. Verleih uns Frieden gnadiglich
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス
マンフレート・コルデス(指揮)

 録音: 2021年7月3-5日 Stiftskirche Bassum(ドイツ)

 「ヴォルフェンビュッテル城」は神聖ローマ帝国の名家ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル侯の居城。
 1589年から1613年まで領主だったハインリヒ・ユリウスはカトリックの司教と大学の楽長を兼任し、特に文化振興に力を入れました。プレトリウスは1604年から13年までハインリヒ・ユリウスの宮廷オルガニスト兼楽長を務めています。
 またシュッツは1655年から少なくとも1666年までヴォルフェンビュッテル宮廷の楽長職を務めていました。
 このアルバムでは半世紀の時を隔てる2人の大作曲家が同じテキストに作曲した作品を並べ、その作風の違いを提示するものです。
 彼らが活躍した時代はイタリアに端を発したバロックの様式がドイツでも盛んになった頃で、ここでもその影響を聞くことができます。
 プレトリウスは後にプロテスタント音楽に取り組むようになったので、カトリックのテキストによる彼の作品という点でも貴重です。
 
 

555460
¥2800
ヨハン・クーナウ(1660-1722):宗教音楽全集 第8集
 1. Kommt, ihr Musen/
 2. Von Jacobs doppelter Heyrath/
 3. Spirate clementes/4. Absurdis Comicis/
 5. Ach Herr, wie sind meiner Feinde so viel/
 6. Ende gut und alles gut/7. Drei Arien
オペラ・ムジカ
カメラータ・リプシエンシス(古楽器アンサンブル)
グレゴール・メイヤー(指揮)

 録音: 2021年7月14-16日 Georgenkirche Rotha、Sachsen(ドイツ)

 2022年6月5日の没後300年に向けて2013年から録音が進められてきたヨハン・クーナウの宗教作品全集がここに完結。
 この第8集にはドイツのグリンマ王立学校に所蔵されていた歴史的音楽コレクションに含まれる3曲のアリアをはじめ、17世紀の伝統が色濃く残るカンタータが収録されています。
 3つのアリアはこれまで作曲者不明とされていましたが、最近になってクーナウの自筆譜であることが確認されたというもの。3段から4段で書かれた譜面には、部分的にコラールの繰り返しがあり、おそらく野外で歌われたであろうとされています。
 シリーズを通じて全てのアルバムで清冽な歌唱を聴かせるのは、2011年に指揮者グレゴール・メイヤーによって設立されたオペラ・ムジカ。
 実力派の歌手たちが、古楽器アンサンブル「カメラータ・リプシエンシス」とともに見事な演奏を繰り広げています。
 
 

555362
¥2200
Das ist meine Freude それは我が喜び 17世紀の愛の歌と詩篇
 1. ヨハン・ローゼンミュラー(1617頃-1684):
  Aurora rosea semper rutilans
 2. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643): Nigra sum
 3. ニコロ・コッラディーニ(1585頃-1646): Ecce venit desideratus
 4. アレッサンドロ・グランディ(1586-1630): O quam tu pulchra es
 5. ベネデット・レッジオ(生年不詳-1646): Ostende mihi faciem tuam
 6. トーマス・ゼッレ(1599-1663):
  Ich schlafe, aber mein Herze wachet
 7. ニコラス・アダム・シュトルンク(1640-1700): Laudate Pueri
 8. コッラディーニ: Cantate Domino
 9. コッラディーニ: Misericordias Domini in aeternum cantabo
 10. クリストフ・ベルンハルト(1628-1692):
  Schaffe in mir, Gott, ein reines Herz
 11. ローゼンミュラー: Vulnera Jesu Christi
 12. レッジオ: Tulerunt Dominum meum
 13. ローゼンミュラー: Das ist meine Freude
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
アルノ・パドゥフ(指揮)

 録音: 2020年2月17-20日、5月26日 Deutschlandfunk Kammermusiksaal(ドイツ)

 このアルバムには、ローゼンミューラー、モンテヴェルディ、コッラディーニら17世紀に活躍した作曲家が詩篇の言葉や、愛と歓喜の詩に作曲したものが収録されています。
 歌っているのは「表現豊かで繊細な解釈」が高く評価されるドイツのバロック歌手、ゲオルク・ポプルッツ。
 研究者でもあるアルノ・バドゥフが率いるヨハン=ローゼンミュラー=アンサンブルがこれらの知られざる作品を丹念に演奏、ポプルッツの歌唱に花を添えています。
 
 

777509
(2CD)
¥2800
グスタフェ・ケルカー(1847-1923):
 ミュージカル《上流階級》 他

  【CD1】
   1-19. ミュージカル《上流階級》 ハイライト
  【CD2】
   1-6. 喜歌劇《歌うように燃える、または燃えるように歌う》
   7. ミュージカル・コメディ《ニューヨーク美人》(抜粋)
    (C.ゴッドフリーによる管弦楽編)
ゲルト・ヴィーマー(バリトン)
エリケ・コットマイヤー(ソプラノ)
グリット・グナウク(メゾ・ソプラノ)
ナージャ・シュテファノフ(メゾ・ソプラノ)
ラルフ・ジモン(テノール)
アルフレート・ベルク(バリトン)
クリスティアン・グリガス(バリトン) 他
北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)

 録音: 2009年9月3、4、7-11日 Grosser Sendesaal,NDR Landesfunkhauses, Hannover(ドイツ)

 グスタフェ・ケルカーはドイツ生まれの作曲家。7歳でチェロを始めて音楽家を志し、20歳の時に家族とともにアメリカに移住。ケンタッキーの劇場で演奏しながらオペラの作曲を始めました。
 初期のオペレッタ《士官候補生》が大変な評判を呼び、その後はニューヨークに移住、カジノ劇場で首席指揮者として活躍するとともにブロードウェイのために多くの作品を提供しています。
 彼の代表作である《ニューヨーク美人》は1898年にロンドンで700回も公演され、その評判は世界中に伝播しました。
 しかし、現在では彼の名声のほとんどは忘れ去られてしまい、これらの魅惑的な音楽もごく一部しか耳にする機会がありません。
 彼の音楽には、あのイギリスの名オペレッタ作曲家アーサー・サリヴァンと共通する風刺精神と、精緻なオーケストレーションが見られ、また美しいメロディは人々の心を強く捉えます。
 





エリザベート王妃国際コンクール
QUEEN ELISABETH COMPETITION



QECDUO22
(4CD)
¥4900

エリザベート王妃国際コンクール2017 チェロ部門

 【DISC 1】 ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール (仏/第1位)
  1-3. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
   無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV 1008 より
    1. I. プレリュード 2. II. アルマンド 3. VI. ジーグ
  4-6. ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805): 2つのチェロのためのソナタ ハ短調 G. 2
    リディ・ブライドルプ(チェロ)
  7-10. ヨハネス・ブラームス(1833-1897): チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op. 99
    テオ・フシェンネレ(ピアノ)
  11-14. ドミートリー・ショスタコーヴィチ: チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 Op.107
    ブリュッセル・フィルハーモニック ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)

 【DISC 2】 岡本侑也 (日本/第2位)
  1-3. ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809): チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2
  4-6. アントン・ドヴォルザーク(1841-1904): チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
    ブリュッセル・フィルハーモニック ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
  7. ドヴォルザーク: ロンド ト短調 Op.94
    トマス・ホップ(ピアノ)

 【DISC 3】 サンティアゴ・カニョン=バレンシア (コロンビア/第3位)
  1-4. ショスタコーヴィチ: チェロ・ソナタ ニ短調 Op. 40
    薗田奈緒子(ピアノ)
  5-8. エドワード・エルガー(1857-1934): チェロ協奏曲 ホ短調 Op. 85
    アントワープ交響楽団 ムハイ・タン(湯沐海)(指揮)
  9. ハンス・ボッタームント(1892-1949)/ヤーノシュ・シュタルケル(1924-2013):
    パガニーニの主題による変奏曲

 【DISC 4】 イヴァン・カリズナ (ベラルーシ/第5位)
  1-3. ハイドン: チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1
    ワロニー王立室内管弦楽団 フランク・ブラレイ(指揮)
  4-6. ボッケリーニ: 2つのチェロのためのソナタ ハ長調 G. 17
    リディ・ブライドルプ(チェロ)
  7-9. セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953): チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 119
    佐藤卓史(ピアノ)
  10. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):ロココの主題による変奏曲 Op. 33
    ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団 クリスティアン・アルミンク(指揮)


 録音(ライヴ): 2017年5-6月 フラジェ、スタジオ4/ファイン・アーツ・センター (ブリュッセル)

 【2017年チェロ部門、岡本侑也を含む4人に特化した再編集盤!】
 2022年5月から6月にかけて開催されているエリザベート王妃国際コンクールのチェロ部門を記念し、前回2017年のライヴを4人の入賞者に絞って再編集した4枚組が登場。
 岡本侑也が弾くハイドンなど、以前に発売されたライヴ盤(QEC2017)未収録曲を多数含むたいへん嬉しい内容です。
 





RAMEE

RAM2103
¥2800
ジョスカン・バストン:声楽作品集
 ~知られざる16世紀ネーデルラント楽派の名匠~

  ジョスカン・バストン(生歿年不詳、1542-1563頃活躍):
   1. ある男が、別れるつもりの恋人を食事に誘った
   2. あなたはわたしを悩みと悲しみで苦しめる
   3. 安息日が終わると、マグダラのマリアは
   4. わたしの苦悩が、あなたを大いに喜ばせるなら
   5. 夜が来るたびに
   6. 主よ、あなたこそはわたしの希望でありつづけてきました
   7. さあ喜びに湧け、塞ぎがちな魂たちよ
   8. ある男がヘントまで馬で出かけていった
   9. 甘き思い出
   10. 深い悲しみがなお深まり
   11. ああなんと悲痛なことか、恐ろしいまでの悲痛さよ
   12. 旨いものとビールが少しでもあれば
   13. 苦しみ、それに耐えること、それが今のわたしの運命
   14. 厳格に過ごすことだけが
   15. もし、忠実な恋で
   16. ある小娘が朝早く起きて
   17. 貧者に施しをしない人は
   18. 恋の不平をそんなに言うのに
ラタス・デル・ビエホ・ムンド
 (古楽器&声楽アンサンブル)
  ミヒャエラ・リーナー(ソプラノ)
  スートキン・バプティスト(メゾソプラノ)
  アンネ・リンダール・カールセン(アルト)
  トマス・マシェ(バス)
  サロメ・ガスラン、ギャランス・ボワゾ
   (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  フロリス・デ・レイケル
   (各種リュート、ルネサンスギター)

 録音:2021年5月30日-6月1日 AMUZ、アントウェルペン(ベルギー)

 【謎多き16世紀ネーデルラント楽派の奥深さを、多彩な解釈で変幻自在に!】
 ルネサンス期の音楽を、旧来の慣習にとらわれない自由な演奏スタイルで解釈してゆく新世代の古楽アンサンブル、ラタス・デル・ビエホ・ムンド(スペイン語で「旧世界の鼠」の意)。彼らの快進撃を追う古楽レーベルRameeから、16世紀半ばに刊行された多くの曲集にその名が現れながら正体が今なお謎に包まれている作曲家ジョスカン・バストンの作品集が登場。
 ネーデルラント出身でおそらくはクレメンス・ノン・パパやヴィラールトなどと同世代と考えられているこの作曲家は、ヨーロッパ各地にその名を轟かせ、遠くポーランドにまで活動の足跡を残しました。
 その作品はファレーズやスザートなど、活版楽譜印刷初期の重要な曲集編纂者たちが折に触れ曲集に収録しており、この作曲家が当時広く人気を誇っていた様子が窺えます。当時の宮廷音楽世界で地域を問わず愛されたフランス語による多声シャンソンの他、ここではバストンの出身地フランデレン地域の言葉であるフラマン語(ベルギーのオランダ語)やラテン語の小編成楽曲も収録。
 ガンバ二つと撥弦楽器を巧みに使い分けた器楽伴奏で独唱・重唱を彩りながらの演奏は、ア・カペラ解釈だけでは見えてこない精彩鮮やかな16世紀音楽の魅力を緩急自在に伝えてやみません。
 16世紀ネーデルラント楽派の音楽全体をも捉え直すきっかけになりそうなアルバムです。







<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GLOBAL CULTURE AGENCY


GCAC 1048
(SACD シングルレイヤー)
¥7500
レオニード・コーガン/ライヴ・イン・パリ1977&1982
 (1)〈ライヴ・イン・パリ1977〉
  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
  J.S.バッハ:
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
    第2番 ニ短調 BWV1004より サラバンド(アンコール)
 (2)〈ライヴ・イン・パリ1982〉
  シューベルト:ヴァイオリン・ソナチネ 第3番 ト短調 D.408
  シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
  ブラームス:F.A.E.ソナタより スケルツォ ハ短調 WoO2
  J.S.バッハ:
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
    第2番 ニ短調 BWV1004より シャコンヌ
  パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17
  ファリャ(コハンスキー編):スペイン民謡組曲
  プロコフィエフ:
   『ロメオとジュリエット』より 仮面(アンコール)
(1)エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)、
 フランス放送ニュー・
  フィルハーモニー管弦楽団
(2)ニーナ・コーガン(ピアノ)
 レオニード・コーガン(ヴァイオリン)

★SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。

 祈りに満ちたシャコンヌ、最晩年の記録を含むコーガンの至芸、SACDで登場!

 ライヴ録音:(1)1977年2月18日/メゾン・ドゥ・ラ・ラジオ(ステレオ)、(2)1982年10月20日/シャンゼリゼ劇場、パリ(ステレオ)
 2022年新リマスター、初SACD 化、国内製造品、128'24''

 Spectrum SoundからCDでリリースされたものの廃盤となっているタイトルを、Global Culture AgencyがライセンスしてSACD化。
 フランス国立視聴覚研究所(INA)所有のオリジナル音源(24bit/192kHz)から、国内で独自リマスターを施して商品化しています。

 コーガンの貴重なパリ・ライヴ。まずは1977年、ベートーヴェンの協奏曲は温かみのあるふくよかなコーガンの独奏と、元ヴァイオリニストであった指揮者クリヴィヌらしいソリストに十分配慮した好サポートが、互いにみごとに高まり合う名演。
 アンコールも極上です。
 
 そして1982年、死の直前に娘ニーナのピアノ伴奏で行われたリサイタルはさらに貴重な録音で、ブックレット所収の平林直哉氏による解説では「最晩年の澄み切った世界を思わせるような、心にしみいる演奏」とあります。
 無伴奏の『シャコンヌ』も忘れがたい感動の名演!

 〈ライヴ・イン・パリ1977〉初出:CDSMBA-012/3「コーガン、オークレール、グリュミオー 名演集」
 〈ライヴ・イン・パリ1982〉初出:CDSMBA-005「コーガン、伝説の1982年10月20日のパリ・リサイタル
 





<国内盤> 


HARMONIAMUNDI(キング・インターナショナル)


来日記念リリース 日本独自企画 限定盤。ロト&ケルン・ギュルツェニヒ管の3タイトル、SACDシングルレイヤーで登場!
 2022年7月にロト率いるケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団が来日します。これを記念して、3タイトルをSACDシングルレイヤーで発売いたします。

HMSA 0054
(SACDシングルレイヤー)
¥4600
ロトと、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるマーラー5番
 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

 マーラーが1904年に交響曲第5番を初演したオーケストラで、あのロトが感動の名演を果した!

 録音:2017年2月20-22日/シュトールベルク街スタジオ(ケルン)/国内プレス、日本独自企画、限定盤、日本語帯・解説付

 爆発的な人気を誇る指揮者ロトと、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるマーラー5番がSACDシングルレイヤーで登場!
 ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリースです。

 マーラーの交響曲第5番は、1904年、マーラー自身の指揮で、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によって初演された、オーケストラにとって特別な作品。
 アダージェットは抑えた感情ながらワーグナー『トリスタンとイゾルデ』の「イゾルデの愛の死」のような陶酔感で静かに盛り上がる、まさに至福の響き。
 このたびのSACD化により、より豊かな響きでおたのしみいただけます。
 
 

HMSA 0055
(SACDシングルレイヤー)
¥4600
ロトと、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるマーラー3番
 マーラー:交響曲第3番 ニ短調
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
サラ・ミンガルド(コントラルト)
スコラ・ハイデルベルク女声合唱団
ケルン大聖堂児童合唱隊

 マーラーが1902年に交響曲第3番を初演したオーケストラで、あのロトが感動の名演を果した!

 録音:2018年10月/ケルン・フィルハーモニー/国内プレス、日本独自企画、限定盤、日本語帯・解説・歌詞対訳付

 爆発的な人気を誇る指揮者ロトと、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるマーラー3番がSACDシングルレイヤーで登場!
 ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリースです。

 マーラーの交響曲第3番は、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団と、クレールフェルトの歌劇場のオーケストラとの共同メンバーにより1902年に初演されました。
 ロトはやや速めのテンポながらヴィブラート控え目、金管もまろやかに響かせるなど才気煥発ぶりが光ります。牧歌的な歌いまわしも絶妙です。
 このたびのSACD化により、強奏部での豊かな響きもより広がりをもって聴こえます。また、歌声の美しさも際立ちます。

 2CDでのリリースでしたがこのSACDシングルレイヤーは1枚での発売です。
 
 

HMSA 0056
(SACDシングルレイヤー)
¥4600
ロトがオケの機能を駆使して描くドン・キホーテ!
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)
  1 - 13 交響詩『ドン・キホーテ』 作品35
    14 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 作品28
    15 ロマンス(1883) ~チェロと管弦楽のための TrV118
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/1-13, 15)
 使用楽器:ジョフレド・カッパ、1696年
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ/1-13)
 使用楽器:エティエンヌ・ヴァテロ、1980年

 2021年度レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門受賞。ロトがオケの機能を駆使して描くドン・キホーテ!ケラスの名役者、ツィンマーマンの存在感!

 録音:2019年1、2、7月/ギュルツェニヒ管弦楽団リハーサル場(ケルン)/国内プレス、日本独自企画、限定盤、日本語帯・解説付

 爆発的な人気を誇る指揮者、ロト。2015年より音楽監督を務めるケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのR.シュトラウスの名盤(2021年度レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門受賞)がSACDシングルレイヤーで登場します。
 ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリースです。

 『ティル』は1895年11月に、『ドン・キホーテ』は1898年にギュルツェニヒ管弦楽団により初演されました。どちらも架空の人物の気まぐれな冒険をオーケストラの機能を駆使して描いています。
 『ドン・キホーテ』は事実上二重協奏曲。主役ドン・キホーテ役のチェロはケラスが演奏していますが、その巧みな役者ぶりに感心させられます。
 さらにサンチョ・パンサ役のタベア・ツィンマーマンの圧倒的な存在感。これくらいサンチョが雄弁だと、音楽がますます映像的で面白くなります。
 曲を知り尽くしたロトの自在な表現も神業。ゆかりの深いギュルツェニヒ管弦楽団から極彩色の絵巻と悲哀を引き出します。
 2つのピカレスク・ロマンに満腹となったデザートとして、ケラスとロトがシュトラウス初期の美しいロマンスを奏でます。
 





MUSIKALEDIO

MKCD002J
¥2750
ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
  1-2. ロマンスとパストラル
   I. ロマンス / II. パストラル
  3. 揚げひばり (ヴァイオリンとピアノ版)
  4-6. ヴァイオリン・ソナタ イ短調
   I. Fantasia / II. Scherzo / III. Tema con Variazioni
  7-12. イギリス民謡による6つの練習曲(ヴァイオリンとピアノ版)
   No.1. Adagio (Lovely on the Water)
   No.2. Andante sostenuto (Spurn Point)
   No.3. Larghetto (Van Dieman's Land)
   No.4. Lento (She Borrowed Some of Her Mother's Gold)
   No.5. Andante Tranquillo (The Lady and the Dragoon)
   No.6. Allegro vivace (As I Walked Over London Bridge)
小町碧(ヴァイオリン)
サイモン・キャラハン(ピアノ)

 <収録>2021年7月30ー31日 Wyastone Recording Studio, Monmouth, UK
 エイドリアン・ファーマー(プロデューサー,レコーディング・エンジニア)/サイモン・キャラハン(エディター)

 ヴォーン・ウィリアムズの音楽が描く、イギリスの心——郷愁のメロディー。
 2022年、生誕150周年を記念するイギリスの大作曲家、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)。ヴォーン・ウィリアムズは生涯にわたり、800曲以上のイギリス民謡を収集し、それまでに存在しなかった独自の「イギリス音楽」を確立させました。
 このアルバムでは、そんな彼の代表作であり、現在もイギリスで最も人気なクラシック曲「揚げひばり」をはじめ、民謡からインスピレーションを得た「ロマンスとパストラル」、「イギリス民謡による6つの練習曲」、そして人生終盤の大作、ヴァイオリン・ソナタが収録されています。
 これらの作品から流れるのは、ヴォーン・ウィリアムズが愛したイギリスの美しい風景とメロディー。しかしその背景には、二度の世界大戦を経験した作曲家の反戦の想いが込められ、ヴァイオリン・ソナタでは爆発的な怒りや悲しみも表現されています。
 イギリス音楽のスペシャリストであるヴァイオリニスト小町碧の解説・演奏と共に、ヴォーン・ウィリアムズの壮大な音楽は親密に語りかけてきます。
 アルバムのブックレットには、小町によるライナー・ノーツのほか、ヴォーン・ウィリアムズの家、リース・ヒル・プレイスにて撮影された写真や自筆譜など、数々の貴重な資料も掲載されています。

 小町碧 (こまち・みどり)
  ロンドン在住のヴァイオリニスト。12歳でチューリヒ室内管弦楽団と共演してデビュー。以来、国際的な活動をおこなっている。英国王立音楽院の音楽学士・修士課程を首席で卒業。英国と日本を拠点に、両国の音楽を国際的に紹介していく活動は、NHK、BBC Radio 3など、さまざまなメディアに紹介されている。
  2013年、ディーリアス 協会から表彰される。2017年、ディーリアスの晩年の姿を描いた伝説の名著、Delius as I knew him の翻訳を手掛け、訳書『ソング・オブ・サマー ~真実のディーリアス』(エリック・フェンビー著、アルテスパブリッシング)が出版された。
  2018年~2020年、ブリティッシュ・エアウェイズ機内番組「Midori Selects」プレゼンター。2020年よりブリティッシュ・カウンシル及び英国著作権管理団体、P R S Foundationのミュージシャン・イン・レジデンスを務める。2021年、英国政府による芸術・人文科学研究会議(Arts & Humanities Research Council, AHRC)の博士課程研究者に選出され、ロンドン大学・ゴールドスミスにて博士課程研究を開始。クィーンズ大学(カナダ)英国キャンパス非常勤講師。

 サイモン・キャラハン (ピアノ)
  スタインウェイ・アーティストとして活躍中のサイモン・キャラハンは、英国、ヨーロッパ、日本、韓国、マレーシアやタイ等、世界各地で演奏活動を行っている。英国ではウィグモア・ホール、バーミンガム・シンフォニー・ホール、リバープール・フィルハーモニー等で演奏。
 英国BB Cテレビ/ラジオにて演奏が放送される。2013-14年には、英国王立音楽大学のジュニア・フェローとしても活躍した。
 SOMMレコード・レーベルより数々のCDをリリースし、好評を得ている。英国作曲家による作品を収録したアルバムや、ディーリアスの2台ピアノ編曲集、ブラームスの作品集をリリースした。
 コンチェルトのレパートリーは25曲以上におよび、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団等、数々のオーケストラと共演。
 現在、ロンドンのコンウェイ・ホールのディレクターとして、ヨーロッパ最長の室内楽コンサート・シリーズをプロデュースしている。

 
 



<LP>

 

ALPHA CLASSICS(LP)


ALPHA865
(LP)
¥3100
『シューベルト・イン・ラヴ』 ~
 ポップス調アレンジで聴くシューベルト作品の魅力 (LPヴァージョン)

  フランツ・シューベルト(1797-1828)/ジョアン・ファルジョ編曲:
   【SIDE A】
    1. セレナーデ (『白鳥の歌』 D957 No.4)
    2. おやすみ (『冬の旅』 D911 Op.89)
    3. 鬼火 (『冬の旅』 D911 Op.89)
    4. 野ばら D257 Op.3 No.3
    5. しぼんだ花 (『美しき水車小屋の娘』 D795 Op.25)
    6. 水の上で歌う D774 Op.72
   【SIDE B】
    1. 夜と夢 D827 Op.43 No.2
    2. アヴェ・マリア D839 Op.52 No.6
    3. 死と乙女 D531 Op.7 No. 3
    4. あふれる涙 (『冬の旅』 D911 Op.89)
    5. 君はわが憩い D776 Op.59
ローズマリー・スタンドレー (ヴォーカル)
アンサンブル・コントラスト
 (ヴィオラ、チェロ、ダブルベース、
  ギター、打楽器、ピアノ)
サンドリーヌ・ピオー (ソプラノ)...A-4、B-1、3
エレル・ベッソン (トランペット)...A-1、B-2

 録音: 2019年9月 ノアラック修道院、ランコントル文化センター(シエール)

 【フランスで活躍するポップス界の歌姫が贈る、シューベルトの新しい魅力】
 フランスを中心に活躍し、1930-50年代のポップスを歌うバンド"モリアーティ"のヴォーカリストであるローズマリー・スタンドレーと、近現代音楽を中心にクロスオーヴァー系もアコースティックな楽器でセンスあざやかにこなす実力派集団、アンサンブル・コントラストが手を組んだシューベルトの作品集。
 ピアノを担当するグループの中心メンバー、ジョアン・ファルジョによる、原曲のイメージを生かした美しくも物憂いアレンジで収めています。
 方々から引っ張りだこの人気ソプラノ、サンドリーヌ・ピオーと、ヨーロッパ・ジャズ界で話題の女性トランペッターでALPHAからアルバム(ALPHA298)をリリースしているエレル・ベッソンも参加。
 心地よく力の抜けたヴォーカルと演奏が、シューベルト作品が本質的に持つ魅力を新しい角度から楽しませてくれます。
 ピオーがリードする「夜と夢」も絶品。2020年発売のアルバム(ALPHA418)から、器楽のみによる4つのトラックを省いてアナログ化したもの。
 















5/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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LPO



LPO 0123
(2CD)
¥3200→\2990
ユロフスキ・コンダクツ・ストラヴィンスキー vol.1
 [CD1]
  ストラヴィンスキー:
   ・交響曲第1番 変ホ長 op.1〔録音:2018年2月3日〕
   ・牧神と羊飼いの娘 op.2〔録音:2018年2月3日〕
   ・幻想的スケルツォ op.3〔録音:2018年2月7日〕
   ・葬送の歌 op.5〔録音:2018年2月7日〕
 [CD2]
   ・火の鳥(1910年原典版)〔録音:2018年2月7日〕
   ・春の祭典〔録音:2008年9月24日〕
ドミトリー・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
アンハラッド・リドン(メゾ・ソプラノ/op.2)

 ユロフスキ&LPOによるストラヴィンスキー・シリーズ第1弾!

 すべてロイヤル・フェスティヴァル・ホールでの収録/146:56

 今やロンドン・フィルの名誉指揮者(2021-)となったユロフスキ(1972 生まれ)。
 2018 年(当時は首席指揮者、2008-2021)に1 年間かけて行った、ストラヴィンスキー・フェスティヴァル「Changing Faces」シリーズを、全3巻でリリースするシリーズの第1弾の登場。
 この演奏会シリーズは、ストラヴィンスキーの作品を作曲年代順に演奏することにより、ストラヴィンスキーの作曲の変遷をリアルに感じることができる好企画で、現地でも評判でした。
 第1 弾は、≪火の鳥≫にいたるまでの最初期の作品を収録。師匠の影響が色濃く感じられる作品から、すでに≪火の鳥≫を先取りしていた作品まで、実に興味津々。
 ユロフスキは、あらゆる音色をオーケストラから自在に引き出し、もはや巨匠の風格。
 ユロフスキのポイントポイントでの焦点の合わせ方の確かさ、そして明晰な演奏で、ストラヴィンスキーの音楽がこれ以上なく生き生きと響きます。
 すべてをとらえた録音も見事です。≪火の鳥≫は、2002 年、ユロフスキがLPO の定期演奏会に初登場した時の演目でもあります。
 フィルアップとして、≪春の祭典≫(2008年)を収録しているのもうれしいところです。

 ≪交響曲第1番≫は1905年に、≪牧神と羊飼いの娘≫は1906年に、それぞれ師匠R=コルサコフの指導を受けながら作曲されました。
 ≪交響曲≫はボロディンやグラズノフ、チャイコフスキーなどを思わせる楽想がありながらも、まもなく≪火の鳥≫を作曲する若き天才を感じさせる作品です。
 ≪牧神≫は淫らな牧神から若い娘が逃げ出すというプーシキンの詩を、ところどころワーグナーを思わせるような、豊かな響きのオーケストラを伴う歌の組曲に仕立てています。
 ≪葬送の歌≫は2015年にサンクトペテルブルク音楽院で約1世紀ぶりに発見されたことでも話題となった作品で、R=コルサコフの追悼曲として作曲されたもの(1908年の夏作曲)。
 オーケストラの各楽器が、恩師の墓の前に花を置いていく、という発想のもとに、半音階的和声が多用された、暗いだけでなく、「儀式」への興味も感じさせる作品です。
 ≪幻想的スケルツォ≫は火の鳥の2年前に作曲されたものですが、「カスチェイの魔法の庭園」を思わせる(ハープが3台登場するところも共通)楽曲です。

 アンハラッド・リドンはウェールズ出身のメゾ・ソプラノ。王立音楽院を卒業後、2015年オペラデビュー。英国を中心に、オペラでの活躍の場を広げている注目株です。
 オペラのほか、ガーディナ―指揮のバッハのカンタータ演奏会にも登場。ユロフスキ指揮LPO とストラヴィンスキーのプルチネッラやレクイエム・カンティクルズでも共演しています。
 




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NIFC



ONIFCCD643644
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
特別価格
¥4400
反田恭平 ~ 第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
 ショパン:
  CD1 ~
   1. 夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1/2. 練習曲第1番ハ長調 Op.10-1/
   3. 練習曲第22番ロ短調 Op.25-10/4. スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/
   5. ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3/6. ロンド・ア・ラ・マズル ヘ長調 Op.5/
   7. バラード第2番ヘ長調 Op.38/
   8-9. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22/
   10. 3つのマズルカ Op.56/
  CD2 ~
   1-4. ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35《葬送》
   5. ラルゴ 変ホ長調 Op.posth《神よ、ポーランドをお守りください》
   6. ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53《英雄》
   7-9. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11*
反田恭平(ピアノ)
アンドレイ・ボレイコ(指揮)*
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
NIFCCD643644
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290

 2021年ショパン・コンクール・ライヴ!第2位 反田恭平!

 ☆2021年第18回ショパン・コンクール・ライヴ!
 ☆内田光子に並ぶ日本人歴代最高位の第2位に輝いた反田恭平!

 2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。
 コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、アレクサンダー・ガジェヴと同率の第2位を受賞し、1970年の内田光子の受賞に並ぶ歴代日本人最高位に登り詰めた反田恭平のライヴ録音もついにリリース決定!

 今回のライヴ盤も、第一次予選からファイナルまでコンクール全体を俯瞰する充実の2枚組。
 繊細なヴィルトゥオーゾ性を実現した第一次予選のノクターンやエチュード。印象的な速いテンポで魅せた第二次予選のワルツや「華麗なる」様式を輝かせたロンド・ア・ラ・マズル(マズルカ風ロンド)。
 第三次予選は『葬送ソナタ』と『英雄ポロネーズ』はもちろん、めったに聴くことのない遺作の『ラルゴ(神よ、ポーランドをお守りください)』にも注目です。
 多彩なリサイタルやオーケストラとの共演の他、自身のオーケストラや会社の設立、若手音楽家のための音楽サロン運営など、極めて精力的な活動を繰り広げる反田恭平がワルシャワで築いた雄姿に刮目あれ!

 ※録音(ライヴ):CD1 1-4:2021年10月4日(第一次予選)/CD1 5-9:10月9日(第二次予選)/CD1 10-12&CD2 1-6:10月14日(第三次予選)/CD2 7-9:10月18日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
 ※使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479



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ONIFCCD645646
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
特別価格
¥4400
マルティン・ガルシア・ガルシア ~
 第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ

  ショパン:
   CD1 ~
    1. 練習曲第16番イ短調 Op.25-4/2. 練習曲第4番嬰ハ短調 Op.10-4/
    3. 夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2/4. バラード第1番ト短調 Op.23/
    5. ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1/6. バラード第3番変イ長調 Op.47/
    7. 即興曲第3番変ト長調 Op.51/8. スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/
    9. ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53《英雄》/
    10. 前奏曲第17番変イ長調 Op.28-17/
    11. 前奏曲第19番変ホ長調 Op.28-19/
    12. 前奏曲第23番ヘ長調 Op.28-23/
   CD2 ~
    1-4. ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58/5-7. 3つのマズルカ Op.50/
    8. 前奏曲嬰ハ短調Op.45/9. ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3/
    10-12. ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21*
マルティン・ガルシア・ガルシア(ピアノ)
アンドレイ・ボレイコ(指揮)*
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
NIFCCD645646
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290

 2021年ショパン・コンクール・ライヴ!第3位&協奏曲賞 マルティン・ガルシア・ガルシア!

 その楽し気な演奏スタイルから、優勝は難しいとしてもかなり上位に食い込み、現代のショパン演奏に大きな刺激を与えるのではないかとうわさされたマルティン・ガルシア・ガルシア。
 名前の憶えやすさからも今回のコンクールで一番の人気者になったのはこの人だったかも。

Waltz in A flat major, Op. 34 No. 1
https://youtu.be/p-mzuX4mc4A

 よーーーやく、CD登場!

 



 ☆2021年第18回ショパン・コンクール・ライヴ!
 ☆極めて強い個性を放ち第3位入賞、「コンチェルト賞」にも輝いたスペインのマルティン・ガルシア・ガルシア!

 2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。
 コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、第3位入賞と「コンチェルト賞」に輝いたスペインのマルティン・ガルシア・ガルシアが登場!

 個性的な様々なタレントが集結した第18回ショパン・コンクールの中でも、ひときわ強い異彩を放ち、審査員の中で賛否ありながらも圧倒的な魅力で決勝まで勝ち進み、見事上位入賞を果たしたガルシア・ガルシア。
 厳格なショパン像が求められるとされてきたショパン・コンクールにおいても、自由奔放な解釈、歌うような表現と文字通り歌いながら弾く楽しそうなショパンで全世界のオンライン視聴者の間でも話題を席巻し、審査が進むにつれ審査員の評価も上昇。ファイナルでは選択されることの少ないヘ短調の協奏曲(第2番)を選び、「最優秀コンチェルト演奏賞」の栄誉に輝きました。

 1996年スペインのヒホンに生まれ、スペインとニューヨークの音楽院で研鑽を積んだマルティン・ガルシア・ガルシア。2021年8月クリーヴランド国際ピアノ・コンクールで優勝し、2か月後のショパン国際ピアノ・コンクールで第3位入賞して国際的にも一躍有名に。2022年5月末~6月にかけて待望の初来日公演も予定しています。

 ※録音(ライヴ):CD1 1-4:2021年10月6日(第一次予選)/CD1 5-9:10月11日(第二次予選)/CD1 10-12&CD2 1-9:10月15日(第三次予選)/CD2 10-12:10月19日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
 ※使用ピアノ:ファツィオリ

 







PERFECT NOISE



PN2202
¥2600
バルバラを語る
 バルバラ・ストロッツィ:私の涙、眠っている愛の神よ
 マックス・フォルバース&モンテヴェルディ:
  Sonata sopra "Hor che'l ciel e la terra"
 モンテヴェルディ:《ウリッセの帰還》第5幕より「Illustratevi, o cieli」
 ストロッツィ:E pazzo il mio core
 ジュリオ・カッチーニ:麗しのアマリッリ、泉で,牧場で
 チプリアーノ・デ・ローレ:別れの時は
 ストロッツィ:シャコンヌ
 モンテヴェルディ:苦しみはかくも甘き
 ストロッツィ:Sete pur fastidioso
ライラ・サロメ・フィッシャー(メゾ・ソプラノ)、
マグヌス・メール(サクソフォン)、
イル・ジラテンポ
 〔マックス・フォルバース
   (リコーダー、クラビオルガン)、
  ロバート・スミス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  ヴァネッサ・ハイニッシュ
   (テオルボ、バロック・ギター)、
  マニュエル・ダム(クラビオルガン)〕

 メゾ・ソプラノとジャズ・サクソフォン!刺激的なバロック・アンサンブルによるストロッツィ!

 ☆17世紀に活躍したバルバラ・ストロッツィ!
 ☆メゾ・ソプラノとサクソフォンの見事な掛け合い!

 1600年代のヴェネツィアはオペラが誕生し、リベラルで世俗的な音楽文化の出現も見られました。
 それ以前のポリフォニックの厳格さから、表現力豊かなソリストたちの時代へと変化していき、作曲家や音楽家たちが裕福なエリートのサロンを席巻するようになっていきます。
 その頃活躍したのが、バルバラ・ストロッツィです。彼女はフランチェスコ・カヴァッリに作曲を師事し、また歌手として高い評価を得て当時を代表する声楽家の一人となりました。
 このアルバムでは彼女の作品を中心として、ライラ・サロメ・フィッシャーの歌声に、ジャズ・サクソフォン奏者マグヌス・メールが加わり、新しい音楽の幕開けを迎えた1600年代のヴェネツィアの精神を現代の舞台に甦らせます。

 ※録音:2019年11月
 




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ALPHA CLASSICS



ALPHA690
¥2800→\2590
ジョヴァンニ・アントニーニのHAYDN 2032プロジェクト
ハイドン:交響曲 61、66、69/おもちゃの交響曲

 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  1-4. 交響曲 第61番 ニ長調 Hob. I:61
  5-8. 交響曲 第66番 変ロ長調 Hob. I:66
 作曲者不詳(伝ヨハン・ミヒャエル・ハイドン〔1737-1806〕):
  9-11. おもちゃの交響曲 ハ長調 Hob. II:47 (ベルヒテスガーデンの音楽)
 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:
  12-15. 交響曲 第69番 ハ長調「ラウドン」Hob. I:69
バーゼル室内管弦楽団(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
NYCX-10319
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 録音:2020年8月14-17日、2021年6月1-5日 ドン・ボスコ・バーゼル、スイス
 ※国内仕様盤解説日本語訳...白沢達生

 【金管・打楽器の華々しい活躍と、あの謎の名曲 絶好調の全曲録音シリーズ第12巻登場】
 2032年の作曲家生誕300周年に向け、100曲以上が現存しているハイドンの交響曲の全てを録音してゆくジョヴァンニ・アントニーニのHAYDN 2032プロジェクト。
 今回はハイドンがエステルハージ侯爵家での作曲経験を充分に積み、ひときわ充実した楽器編成のために交響曲を書く機会が増えてきた1775~76年の作品3曲に、「おもちゃの交響曲」を加えた選曲。
 20世紀にヨーゼフ・ハイドン作ではないと判明して以降、レーオポルト・モーツァルトかエドムント・アンゲラーかなど、異説が多く提唱されながらも今なお作曲者が確定していない「おもちゃの交響曲」ですが、少なくとも1760年代には楽譜が存在していた真正の18世紀作品であることだけは間違いなく、滅多になされない古楽器での録音を俊才アントニーニによる技ありの指揮で聴けるのは画期的です。
 ハイドン作の3曲のうち比較的知られている第69番は、晩年まで戦果を上げ続けた老将軍ラウドン(ロウドン)にちなんだ作品。トランペットとティンパニが響きに華やぎを添えます。
 第66番は比較的小ぶりの編成ながら、豊かな音作りにハイドンの芸術性の充実が感じられるもの。イル・ジャルディーノ・アルモニコやゼフィーロでも活躍する名手エミリアーノ・ロドルフィ(オーボエ)や、引く手あまたのカルレス・クリストバル(ファゴット)など俊才古楽器奏者も加わるバーゼル室内管弦楽団の機動力も頼もしく、音楽学者クリスティアン・モーリッツ・バウアーによる最新研究を踏まえた恒例の解説(英・仏・独語/国内仕様には日本語訳付)とともにハイドン作品の奥深さを十全に伝えてくれます。

 
 
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ALPHA866
¥2800→\2590
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
モーツァルト: ピアノ協奏曲17、24

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-3. ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K. 491
   1 I. Allegro (カデンツァ...ガブリエル・フォーレ)
   2 II. Larghetto 3 III. Allegretto
  4-6. ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K. 453
   4 I. Allegro 5 II. Andante
   6 III. Allegretto – Presto: Finale
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
イェヴレ交響楽団
フランソワ・ルルー(指揮)
NYCX-10320
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 録音: 2021年9月 イェヴレ、スウェーデン
 ※国内仕様盤日本語解説...相場ひろ

 【ル・サージュが満を持しておくるモーツァルトの協奏曲】
 フランス音楽のスペシャリストとしてはもちろん、ドイツ音楽の解釈でも定評があり、シューマンやブラームスの体系的録音で高く評価されているエリック・ル・サージュ。
 意外にもモーツァルトに関しては、これまでフランク・ブラレイとのデュオやアンサンブルでしか録音を行ってきませんでしたが、今回ついに、盟友フランソワ・ルルーのサポートを得た2つの協奏曲が登場します。
 古典派における短調協奏曲の傑作第24番では、フォーレによるカデンツァを使用しているのがル・サージュらしいところ。演奏はピリオド・アプローチとは言えませんが巨匠風の重たいものでもない、様々な解釈を越えて全くのオリジナルにまとめ上げた、まさにル・サージュならではのもの。
 軽やかさと伸びやかさ、力強さと抒情性の絶妙なバランスが素晴らしい、聴き応えたっぷりで後味の良い演奏に仕上がっています。

 
 




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FUGA LIBERA



FUG793
¥2800→\2590
アレクセイ・リュビモフのロッケンハウス・ライヴ
ジョン・ケージ: フォー・ウォールズ

 ジョン・ケージ(1912-1992):
  1-15. フォー・ウォールズ
 マース・カニングハムの振り付けによる
  舞踏劇の音楽、ピアノ・ソロと声のための
 初演:1944年ニューヨーク
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
 ...トラック9を除く
マリアンヌ・プスール(ソプラノ)
 ...トラック9のみ
NYCX-10321
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 録音: 1994年7月8日24時-9日1時 ロッケンハウス室内楽音楽祭、オーストリア
 初出: 2002年、Long Arms Records Moscow ※国内仕様盤日本語解説...山崎浩太郎

 【アレクセイ・リュビモフのロッケンハウス・ライヴ、深夜のジョン・ケージ!】
 ジョン・ケージがチャンス・オペレーションによる作品を発表する前、1944年にマース・カニングハム振り付けによる舞踏劇のために書いた「フォー・ウォールズ」。
 カニングハムの「演奏の容易なもの」というリクエストもあったとされますが、ピアノは白鍵のみを使用して演奏するように作曲されており、9曲目にあたる「VII」のみ、カニングハムによる詞をソプラノがソロで歌います。
 演奏はケージのスペシャリストであり、1992年以降コンサートやダンサーとのコラボレーションでこの作品を度々演奏してきた、アレクセイ・リュビモフ。1994年のロッケンハウス音楽祭で、真夜中の12時から行われたというライヴの記録です。
 深淵を覗くような静寂と、暴力的なまでの激しい動きを行き来するその響きは、「フィリップ・グラスやアルヴォ・ペルトのスタイルと、ミニマリズム全体を予見する」(リュビモフ)という美しさと刺激に溢れています。
 2002年にモスクワのレーベルからリリースされたアルバムの再発売で、プロデュースはリュビモフ自身です。

 
 




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NAXOS



8.508013
(8CD)
¥6400→\5990
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ピアノ作品全集/ソニア・ルビンスキー(ピアノ)
 【CD1】 第1集...8.554489
  1-8. A Prole do Bebe 赤ちゃんの一族 第1組曲「お人形たち」(1918)/
  9-24. Cirandas シランダス(1926)/25-26. Hommage a Chopin ショパンへのオマージュ(1949)
 【CD2】 第2集...8.554827
  1. A Lenda do Caboclo カボークロの伝説(1920)/2. 練習曲 Op. 31 – Ondulando 波のように(1914)/
  3. Valsa da Dor 苦悩のワルツ(1932)/
  4-12. A Prole do Bebe 赤ちゃんの一族 第2組曲「小さい動物たち」(1921)/
  13-24. Cirandinhas シランディーニャ(1925)
 【CD3】 第3集...8.555286
  1-3. Suite Floral 花の組曲/4-7. Ciclo Brasileiro ブラジルの詩/
  8-13. Brinquedo de Roda 輪になって遊ぼう/
  14-16. Dancas Caracteristicas Africanas アフリカ的性格舞曲/
  17. Tristorosa トリストローザ/18. Choros No. 1 ショーロ第1番 "Choro tipico"/
  19. Choros No. 2 ショーロ第2番/20. Choros No. 5 ショーロ第5番 "Alma brasileira" 「ブラジルの魂」
 【CD4】 第4集...8.555717
  1-4. Bachianas brasileiras No. 4 ブラジル風バッハ第4番(ピアノ版)(1930-1941)/
  5. Poema singelo 単純な詩(1938-42)/6-13. Carnaval das Criancas 子供たちのカーニバル(1920)/
  14. Francette et Pia フランセットとピア(1928)/15. A Fiandeira 糸を紡ぐ女(1921)/
  16-18. Simples Coletanea 単純な選集(1917-1919)/
  19. Valsa Romantica ロマンティックなワルツ(1909)/
    6-14...With タチアナ・ランコヴィチ(ピアノ)
 【CD5】 第5集...8.570008
  1-5. Guia pratico I 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第1巻
  6-10. Guia pratico II 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第2巻
  11-15. Guia pratico III 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第3巻
  16-20. Guia pratico IV 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第4巻
  21-25. Guia pratico V 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第5巻
  26-30. Guia pratico VI 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第6巻
  31-35. Guia pratico VII 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第7巻
  36-42. Guia pratico VIII 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第8巻
  43-48. Guia pratico IX 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第9巻
 【CD6】 第6集...8.557735
  1. Sul America 南アメリカ(1925)/2. New York Sky Line Melody ニューヨーク・スカイライン・メロディ(1939)/
  3-5. As tres Marias 三つの星(3人のマリア) (1939)/
  6-7. Saudades das selvas brasileiras ブラジルの密林の思い出(1927)/8. O Gato e o rato ねことねずみ(1914)/
  9-14. Petizada 小さな子供たち(1912)/15. Caixinha de musica quebrada 壊れたオルゴール(1931)/
  16. A menina das nuvens: Valsa ワルツ(1952)/17. Bailado infantil 子供の踊り(1911)/
  18. Carnaval de Pierrot ピエロのカーニバル(1910)*/
  19. Melodia da montanha, "Serra da Piedade de Belo Horizonte" 敬虔なる山脈の美しい地平線(1938?)*/
  20. Rudepoema 野性の詩(1921-26)
   *...世界初録音
 【CD7】 第7集...8.570503
  1. Amazonas アマゾナス(ピアノ版)(1917)/
  2-6. 5 Preludes 5つの前奏曲(1940)(J.V. ブランダーオによるピアノ編)/
  7. Bachianas brasileiras No. 2ブラジル風バッハ第2番 「カイピラの小さな汽車」
   - 第3曲 踊り(藪の思い出)(1930)(ピアノ編)/
  8. Valsa Scherzo ワルツ・スケルツォ(1907)/9. Bailado infernal 地獄の踊り(1920)/
  10. Feijoada sem perigo 危なくないフェジョアーダ(豆と肉の料理)(1955)*/
  11-14. Historias da Carochinha おとぎ話(1919)/
  15-19. Cancoes de Cordialidade 心からの歌(作曲年不詳) */
  20. Cortejo Nupcial 婚礼の随行(1919) */21. Valsa Lenta ワルツ・レント(断章) (1911) *
   *...世界初録音
 【CD8】 第8集...8.570504
  1-6. Guia pratico X 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第10巻(1932)/
  7-12. Guia pratico XI 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第11巻(1949)/
  13. Ibericarabe イベリカラーベ(1914)/14-17. Suite infantil No. 1 子供の組曲 第1巻(1912)/
  19-22. Suite infantil No. 2 子供の組曲 第2巻(1913)
  Marqueza de Santos サントス侯爵夫人の嘆き(1938)(ピアノ編)より...世界初録音
   23. III. Gavota-Choro ガヴォット - ショーロ/24. II. Valsinha Brasileira ブラジル風ワルツ/
   25-51. 実用の手引き 第1巻(ピアノ編)(1932) 抜粋
NYCX-10318
(8CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥8800

 録音:1994年10月20-21日 Fisher Hall、Santa Rosa、California(USA)...CD1 2000年4月25-27日 Grace Church on the Hill, Toronto(カナダ)...CD2 2000年9月19-23日 Grace Church on the Hill, Toronto(カナダ)...CD3 2003年10月10-17日 Grace Church on the Hill, Toronto(カナダ)...CD4 2006年1月2-5日 Performing Arts Center, The Country Day School, King City, Ontario(カナダ)...CD5 2006年3月 Eglise Evangelique Saint-Marcel, Paris(フランス)...CD6 2007年2月21-22日 Eglise Evangelique Saint-Marcel, Paris(フランス)...CD7 2007年4圧18-19日 Eglise Evangelique Saint-Marcel, Paris(フランス)...CD8

 ヴィラ=ロボスの存在がヨーロッパに知られる契機となったのは、彼のピアノ曲ゆえであった。生涯を通じて彼はピアノ曲を数多く書き続け、その溢れ出る楽想の泉は従来の音楽的形式の垣根を易々と越えていった。
 バッハやショパン、シューマン、ドビュッシーのエッセンスが感じられる作品、子供のための作品や教育的作品、ブラジル的な特徴が色濃い作品、前衛的な手法による作品、オペラやバレエ、ギター曲を編曲した作品など...。
 記念すべきこの「ピアノ曲全集」は、ヴィラ=ロボスという音楽家の「ミュージカル・ポートレイト」、すなわち、彼の創造の旅路そのものである。
 清水安紀(ピアニスト/日本ヴィラ=ロボス協会副会長)

 あらゆるジャンルに膨大な作品を残したブラジルの巨匠・ヴィラ=ロボス。そのピアノ作品の全てをお楽しみいただけるBOXの登場です。
 第1集と第2集は、ドビュッシーの影響が感じられる組曲「赤ちゃんの一族」と豊かな民族色に彩られた「シランダス」、初心者でも演奏しやすい「シランディーニャ」を中心に、機知に富んだ小品が並べられています。
 第3集の「ブラジルの詩」や第4集の「単純な詩」、そしてブラジル風バッハ第4番の堂々たる風格や、「ロマンティックなワルツ」のサロン風でセンチメンタルな味わいは、この作曲家「らしさ」を強く感じます。
 第5集と第8集に収録された「実用の手引き」は、採集されたブラジルの民謡を元にヴィラ=ロボスが教育的な見地を含めて編んだピアノ曲集で、高い演奏効果をめざした華やかな作品です。
 第6集と第7集は、西洋古典音楽の枠に収まらないヴィラ=ロボスの創造性と想像力が端的に伝わる内容。
 都市の景観や自然からインスピレーションを受けた曲や前衛的な技巧を要する曲もあり、バレエ音楽「アマゾナス」には驚くほどの実験的要素が感じられます。

 演奏するソニア・ルビンスキーはブラジルのピアニスト。ポーランド人の母とリトアニア人の父のもとに生まれ、5歳で初リサイタル、12歳でオーケストラと初共演。カンピーナス音楽院で学んだ後イスラエルに留学し、そこで出会ったルービンシュタインに音楽性を賞賛され、北米やヨーロッパで活躍しています。
 このヴィラ=ロボス:ピアノ曲全集の録音は2009年のラテン・グラミー賞を受けるなど国際的に高く評価されています。

 ※国内仕様盤にはピアニストで日本ヴィラ=ロボス協会副会長の清水安紀氏の日本語解説が付属します。

 
 





MSR



MS 1780
¥2400
天才少女チェリスト、ミリアム・K.スミスのデビューCD
「天賦の才能」

 ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
 ファリャ(マレシャル編):スペイン民謡組曲
 バーバー:チェロ・ソナタ Op.6
 チャイコフスキー:奇想曲集 Op.62
ミリアム・K.スミス(チェロ)
ジェイコブ・ミラー(ピアノ)

 録音時は14歳!天才少女チェリスト、ミリアム・K.スミスのデビューCD!

 録音:2020年9月 米国 オハイオ州 シンシナティ、DDD、69'52

 米国の天才少女チェリスト、ミリアム・K.スミスの国際販売でのデビューCD。題名はずばり「天賦の才能」。ミリアム・K.スミスは2006年の生まれ。
 8歳でハイドンのチェロ協奏曲第1番を弾いて協奏曲デビューを果たす。以来米国各地で演奏活動を行っている。数年前に「着火 ignite」と題されたCDを発表して好評を得た。
 この時のジャケット写真はまだあどけない少女だったが、2020年録音のこのCDでは既に大人の雰囲気を醸し始め、それは演奏にも反映されている。
 瑞々しい音色と迷いのないボーイングはいかにも若々しい一方で、バーバーのチェロ・ソナタのような渋めの音楽での深みは到底10代半ばの少女の演奏とは思えない。
 ファリャのスペイン民謡組曲のような演奏効果の高い曲でも彼女はむしろ抑え気味に弾いて内省的な美を追い求めている。
 もちろんまだ成長途中で技術的な課題がないわけではないが、それでもスミスはこの時点で非常に強い魅力を持ったチェリストであり、このCDを聞けば将来を期待しないわけにはいかないだろう。
 ジェイコブ・スミスの伴奏もたいへん見事。
 
 
MS 1790
¥2400
「踊る夢」~フランス近代&ピアソラ作品集
 ドビュッシー(エスポジト&アキョル編):夢想
 フォーレ(ウェブ編):子守歌
 ドビュッシー(ノエル編):月の光
 ピアソラ(エスポジト&アキョル編):夢/忘却/ミロンガ
 フォーレ(モンロー&マスリ=フレッチャー編):夢の後に
 ラヴェル(エスポジト&アキョル編):ハバネラ形式の小品
 フォーレ(オウェンズ編):シシリエンヌ
 ラヴェル(オウェンズ編):亡き王女のためのパヴァーヌ
 ピアソラ(ヴェフマネン編):タンゴの歴史
ニコル・エスポジト(フルート)
チャータイ・アキョル(ハープ)

 極上の愉悦!フルートとハープによるフランス近代音楽&ピアソラ作品集!

 録音:2021年8月 米国 アイオワ州 アイオワ・シティ、DDD、58'00

 フルートとハープのデュオでフランス近代音楽を弾けば、それは優美さの極み。さらにピアソラが加わって、穏やかな午後に聞こうが、夜静かに聞こうが、極上の愉悦を味わえるCD。
 ニコル・エスポジトは米国のフルート奏者。彼女のフルートは音色が非常に美しいのだが、ミヤザワフルートのMZ-10 14金を使用しているとのこと。
 チャータイ・アキョルはトルコを代表するハープ奏者。1969年、バルケスィルの生まれ。アンカラ、ベルリンで学び、マーラー室内管弦楽団などで活躍した。
 
 
MS 1800
(6CD 5枚価格)
¥10800
「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集+断章集」 アンドルー・スミス(ヴァイオリン)
ジョシュア・ピアース(ピアノ)
 ハ長調 K.6 (第1番)/ニ長調 K.7 (第2番)/変ロ長調 K.8 (第3番)
 ト長調 K.9 (第4番)/変ホ長調 K.26 (第11番)/ト長調 K.27 (第12番)
 ハ長調 K.28 (第13番)/ニ長調 K.29 (第14番)/ヘ長調 K.30 (第15番)
 変ロ長調 K.31 (第16番)/ハ長調 K.296 (第24番)/ト長調 K.301 (第25番)/
 変ホ長調 K.302 (第26番)/ハ長調 K.303 (第27番)/ホ短調 K.304 (第28番)/
 イ長調 K.305 (第29番)/ニ長調 K.306 (第30番)/ヘ長調 K.376 (第32番)/
 ヘ長調 K.377 (第33番)/変ロ長調 K.378 (第34番)/ト長調 K.379 (第35番)/
 変ホ長調 K.380 (第36番)/変ロ長調 K.454 (第40番)/
 変ホ長調 K.481 (第41番)/イ長調 K.526 (第42番)/ヘ長調 K.547 (第43番)/
 ソナタ断片 ト長調 K.Anh.47/ソナタ断片 イ長調 K.Anh.48/
 ソナタ断片(アンダンテとアレグレット) K.404/ソナタ断片(第37番) イ長調 K.402/
 ソナタ断片(アレグロ) 変ロ長調 K.372/幻想曲(ソナタ断章) ハ短調 K.396/
 ソナタ断章(第38番)(アンダンテとアレグレット) ハ長調 K.403

 好企画!未完成作品の断片も多数収録!モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集!

 録音:2019年1月27日,2月12,13,24日,3月19日,24日,4月14日,5月19日,6月16日 米国 コネチカット州 フェアフィールド(ライヴ録音)、DDD、6h55m

 MSRがモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全集を出した。しかも演奏、企画とも秀逸なもの。ヴァイオリンのアンドルー・スミスは英国出身で、英米を中心に活動している。
 一般的なヴァイオリンのレパートリーに加え、現代音楽を積極的に取り上げることでも知られている。ピアノのジョシュア・ピアースはMSRにかなりの録音をしており、その中にはハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン(ピアノ協奏曲全集)、シューベルトなどから、ロシアのピアノ協奏曲集、さらにはケージ作品集まで実に広範囲を手掛けるピアニスト。
 そんな方向性の近い二人が生み出すモーツァルトのヴァイオリン・ソナタは、明快でサッパリとした感触のキリッとしたモーツァルト。
 加えてここには未完成作の録音がいろいろ。断章ではあるもののいずれもモーツァルトならではの生き生きとした音楽なので、マニアには嬉しいもの。
 この録音は米国、コネチカット州フェアフィールドの放送局WSHUの公開放送でのもの(会場は同放送局のザ・ストーン・ファミリー・アセンブリー・ホール)で、ジャケットにはライヴ・レコーディングとあるものの拍手はまったく入っていない。
 
 

MS 1520
¥2400
メアリー・コスタンツァの弾くブラームスとラフマニノフのソナタ
 ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
メアリー・コスタンツァ(チェロ)
レイ・ピアポント(ピアノ)

 録音:2016年3月16-18日米国 コネチカット州 レイクヴィル、DDD、64'37

 米国のチェロ奏者、メアリー・コスタンツァの弾くブラームスとラフマニノフのソナタ。メアリー・コスタンツァはニューヨーク州フェアポートの生まれ。カーティス音楽院を修了後、ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団などで活動。
 現在はコネチカット州のグリニッチ交響楽団の副首席奏者を務めている。軽めで柔らかい音色で温かく弾いている。伴奏のレイ・ピアポントはコネチカット州のピアニスト。
 
 

MS 1701
¥2400
「1919年のヴィオラ・ソナタ集」
 リロント:ヴィオラ・ソナタ Op.73
 スラージュ:ヴィオラ・ソナタ Op.25
 フート:ヴィオラ・ソナタ Op.78a
 バントック:ヴィオラ・ソナタ ヘ長調~第3楽章
ヒラリー・ハーンドン(ヴィオラ)
ウェイ=チャン・バーナデット・ロ(ピアノ)

 録音:2020年8月13―15日 米国 テネシー州 ノックスビル、DDD、64'42

 「1919」と題されたヴィオラ・ソナタ集。いずれの曲も1919年に関わるものばかりである。
ジョゼフ・リロント Joseph Ryelandt(1870-1965) はベルギーの作曲家。日本ではジョセフ・ライラントやリエラント、さらにはベルギー人なのにドイツ語読みでヨーゼフ・リエラントなどと様々なカナ表記があるが、生地ブルッヘでの発音はジョゼフ・リロント。ヴィオラ・ソナタは1919年に書き上げられた。後期ロマン派的作風。
 マルセル・スラージュ(1894-1970)はペルーのリマの生まれだが彼女が生まれて5年ほどで一家はフランスに引き上げる。ヴィオラ・ソナタは1919年の作。ほんのりフランス風味の作風。
 アーサー・フート(1853-1937)は米国、マサチューセッツ州セイラムの生まれ。ボストンを拠点に活動した。ヴィオラ・ソナタは、1912年から1918年に書かれたチェロ・ソナタから1919年に書き改められたもの。ロマンティシズムの濃さと端正な作りが両立している隠れた佳作。
 グランヴィル・バントック(1868―1946)はこのCDでは最も有名な作曲家だろう。英国、ロンドンの生まれ。ヴィオラ・ソナタは1919年7、8月に書かれた。4つのヴィオラ・ソナタの中では最も近代的な作風である。
 ヒラリー・ハーンドンは米国を代表するヴィオラ奏者の一人。アメリカ・ヴィオラ協会の会長。埋もれたヴィオラ作品の発掘に力を入れ居ている。
 ウェイ=チャン・バーナデット・ロ(ロが本来の姓)は台湾出身のピアニスト。二人ともテネシー州を拠点に活動している。
 
 

MS 1712
(2CD)
¥4300
「サックス・スペクトラム3」~
 アルトおよびソプラノ・サキソフォンのための新しい音楽

 グレン・ギリス(b.1956):逸脱
 リチャード・ギリス(b.1955):永遠にとこれまでに
 バーバラ・ヨーク(1949-2020):3つの奇妙な踊り
 グレン・ギリス:敬意/漫画二重奏曲
 デイヴィッド・キャプラン(1923-2015):格言
 グレン・ギリス:組曲
 グレン・ギリス&ジェイムズ・カニンガム(b.1954):
  ファンファーレ/お忍び旅行/宇宙の組曲
 ポール・スチャン:時の鐘
 グレン・ギリス:嘆き/カプリッチョ
グレン・ギリス
 (アルトおよびソプラノ・サキソフォン)
ジェイムズ・カニンガム
 (ディジュリドゥ,ほら貝,打楽器)
ゲイリー・ゲーブル(歌)
ウェイン・ギースブレクト
 (エレクトロ=アコースティックス)
リチャード・ギリス
 (トランペット,フリューゲルホルン)
ボニー・ニコルソン(ピアノ)
サトラム・ラムゴトラ
 (タブラ,ドラムセット)

 録音:2020-2021年 カナダ サスカチュワン州 サスカトゥーン、DDD、56'10/58'01

 第1集(MS 1328)、第2集(MS 1524)に続くサックス・スペクトラムの第3集。
 今回もサキソフォン奏者のグレン・ギリスが中心となって、ジャズ風、ポップス風、クラシック風の様々な作品を演奏している。ディジュリドゥはオーストラリアの先住民アボリジニが用いる管楽器。
 
 

MS 1714
¥2400
「バーバラ・ハーバック作品集VOL.14」
 ~ハーバック(b.1946):管弦楽曲集Vol.6

  (1)-(3)ヒルデガルトの幻視(2018)
  (4)-(8)人生の不運(2018)
  (9)-(11)星々が空に押し寄せる響(2018)
  (12)月食(2017)
  (13)スペインタンゴ―タンゴ・カプリス(2018)
デイヴィット・アンガス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:2019年8月13-14日ヘンリー・ウッド・ホール,ロンドン、DDD、70'10

 米国の作曲家、バーバラ・ハーバックの管弦楽作品集、これが第6集。「ヒルデガルトの幻視」(2018年)は、12世紀の修道女で作曲家でもあるビンゲンのヒルデガルトの幻視に触発された作品。
 「人生の不運」は、彼女のオペラなどの作品の中の曲から採られたもの。
 ハーバックは作曲家としてはMSRから作品集が14集まで発売されている他、チェンバロ奏者としてアントニオ・ソレールのチェンバロ・ソナタ全集14CD(MS1300)という偉業を成し遂げたり、オルガン演奏もあったりと、幅広い活動をしている。そのためかいずれの曲も近代的でありつつ前衛的な要素は皆無の聞きやすい音楽である。
 デイヴィット・アンガスは英国出身の指揮者。ボストン・リリック・オペラの音楽監督を務めている。
 
 

MS 1729
¥2400
「熟慮」~アリッサ・モリス:オーボエのための室内楽作品集
 4つの個性(オーボエとピアノのための)
 天気予報(オーボエと4つの打楽器奏者のための)
 熟慮(無伴奏オーボエのための)
 嵐の海の寓話(2つのオーボエとイングリッシュ・ホルンのための)
 「27-72」(オーボエとピアノのための)
アリッサ・モリス(オーボエ)
アマンダ・アーリントン(ピアノ)
ヘザー・バクスター(オーボエ)
サラ・レンナー(イングリッシュ・ホルン)

 録音:2020年2月10日,2021年3月6,13,24日,5月20,21日、米国 カンサス州立大学、DDD、78'54

 米国のオーボエ奏者、作曲家のアリッサ・モリスの自作自演集。
 アリッサ・モリスは現在、カンザス州のトピカ交響楽団の首席オーボエ奏者を務めている。
 「27-72」という奇妙な題は、引き算ではなくて、米国テキサス州のベイラー大学で1972年から2018年までオーボエを教えていたドリス・デローチの在籍期間が彼女の27歳から72歳だったことを示している。
 
 

MS 1732
¥2400
「ピアノ・デュオのためのフランス音楽」
 サン=サーンス:ベートーヴェンの主題に基づく変奏曲Op.35
 サン=サーンス:死の舞踊Op.40(作曲者編2台ピアノ版)
 ドビュッシー:牧神午後への前奏曲(作曲者編2台ピアノ版)
 プーランク:2台ピアノのための協奏曲 ニ短調(作曲者編2台ピアノ版)
 ラヴェル:マ・メール・ロワ
バロン&ナヴァロ・ピアノ・デュオ:
 【マイケル・バロン(ピアノ)
  プリシラ・ナヴァロ(ピアノ)】

 録音:2021年8月20-22日 米国 フロリダ州 フォートマイヤーズ,DDD、66'38

 近代フランスの2台ピアノのための作品を集めたCD。いずれもオリジナルか作曲者自身による編曲というのが重要。
 ドビュッシー自身による2台ピアノの「牧神午後への前奏曲 」は有名だが、これはドビュッシーの様々なピアノ曲と並ぶ傑作だろう。
 バロン&ナヴァロ・ピアノ・デュオは2013年結成の米国のピアノ・デュオ。マイケル・バロンは米国のベテラン・ピアニスト。プリシラ・ナヴァロはペルーのワヌコの生まれ。
 バロンの教え子だという。2台がよく調和しているのはもちろん、とりわけ生命力のある躍動感に優れており、これは特にサン=サーンスの2曲で生きている。
 
 


MS 1744
¥2400
「魂の光景2」~アフリカ(系)の女性作曲家のピアノ曲集 マリア・トンプソン・コーリー(ピアノ)
 エレノア・アルベルガ(b.1949):ジャマイカの調べ
 エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゲブルー(b.1923):母の愛
 ンケイル・オコイエ(b.1972):アフリカのスケッチ(2曲)
 ベティ・ジャクソン・キング(1928-94):季節のスケッチ
 ジュリア・ペリー(1924-79):前奏曲
 ジョイス・ソロモン・ムーアマン(b.1946):南カロリーナの夏の午後
 タニア・レオン(b.1945):儀式
 クリスタル・グラント・フォークスタッド(b.1983):私の歩いた川(3曲)
 エロリン・ウォレン(b.1958):私はいつもは言わないだろう
 メアリー・ルー・ウィリアムズ(1910-81):ナイトライフ(nitelife)
 ジュディス・ベイティ(b.1944):問いと答え
 シャーリー・トムソン(b.1958):疑わしい(2曲)
 マリア・トンプソン・コーリー(b.1966):いたずらな一見~幼稚園のクラスの物語(4曲)
 マリア・トンプソン・コーリー:明快な夢
 マリア・トンプソン・コーリー:この上なく幸福な無知
 マリア・トンプソン・コーリー:頑固な無知
 フローレンス・プライス(1887-1953):黒人幻想曲

 録音:2021年6月17日 米国 ペンシルベニア州 ランカスター、DDD,72'38

 アフリカ人もしくはアフリカ系の女性作曲家のピアノ作品を集めた興味深いCD。地域や時代も様々で作風もそれぞれではあるものの、いずれの曲も個性的なものばかりで、面白く聞ける。
 マリア・トンプソン・コーリーはジャマイカ生まれ、カナダ育ちのピアニスト。彼女は十数年前にAlbanyから同様のCDを出しており(TROY 857 メーカー品切れ)、これはその第2集となる。
 
 

MS 1783
¥2400
「ガラスの天井」
 ~ジェイク・ヘギー(b.1961)の連作歌曲集

  イヴの歌(8曲)
  オフェリアの歌と詩(4曲)
  カミーユ・クローデル―炎の中に(8曲)
メリッサ・デイヴィス(ソプラノ)
ジェリー・ウォン(ピアノ)

 録音:2021年3月31日,4月1日,5月12-13日 オーストラリア メルボルン、DDD、71'36

 米国の人気作曲家、ジェイク・ヘギー(1961-)の連作歌曲3作を収録。いずれも女性を題材にした詩を元にしている。
 メリッサ・デイヴィスは米国生まれで現在はオーストラリアのメルボルンを拠点としているソプラノ。近代米国歌曲を得意としている。
 ジェリー・ウォンは南カリフォルニアの生まれの中国系米国人。インディアナ大学、ピーボディ音楽院、マンハッタン音楽学校で学び、1999年にバルトーク=カバレフスキー=プロコフィエフ国際ピアノ・コンクールで4人の受賞者の一人に選ばれた。
 
 


MS 1799
¥2400
なかなかの掘り出し物
「ローレンス・ロウ(b.1956):ヴァイオリンとピアノのための作品集」

 (1)-(3)ヴァイオリン・ソナタ(2011)
 (4)(5)アダージョとセルティック・ダンス(2017)
 (6)...喪失を思い(2017)
 (7)悲歌(2020)
 (8)エミリーに霊感を与えられ(2021)
オーブリー・スミス・ウッズ(ヴァイオリン)
レックス・ウッズ(ピアノ)
(4)(5)(7)アレグザンダー・ウッズ(ヴァイオリン)

 録音:2018年,2021年 米国 ユタ州 プロヴォ、DDD、46'38

 ローレンス・ロウのヴァイオリンとピアノのための作品を集めたCD。ローレンス・ロウは1956年生まれの米国の作曲家、なのだが作曲を始めたのは何と2003年のこと。
 それまでロウはホルン奏者、ホルン教師として数十年活動してきた。40代後半になってホルン・ソナタなどを書いたところが非常に好評を得て、作曲家に転身した。
 このCDに収録されている5曲はいずれも平明で静けさを湛えた優しい音楽で、それでいて芸術性が高い。
 技術的には平易で凝ったことはしていないにもかかわらず音楽が魅力的なのは、ロウの感性の良さゆえだろう。なかなかの掘り出し物である。
 オーブリー・スミス・ウッズは米国のヴァイオリニスト。21世紀の音楽を得意としている。
 
 

MS 1805
¥2400
「フォルトゥナ・アンティクワ・エ・ウルトラ」
 ~中世の運命と幸運と恋の歌曲集

  作者不詳:王のエスタンピ第7
  フィリップ ド・ヴィトリ:部族に
  作者不詳:ああ変わりやい運命の危なさよ
  ブロンデル・ド・ネスル:私を奮い立たせる愛が
  作者不詳;悪口を言う人の企みが不和を生み出す
  ギヨーム・ド・マショー:ご婦人よ、私の心はあなたの中に留まっている
  作者不詳:運命から多くを得ることを期待する者は誰でも
  ガウセルム・ファイディト:愛は決してそのようなことはしなかった
  オドフロワ・ル・バスタール:真の愛が希望を吹き込んだ
  作者不詳:新しいハマンの運命が
  ギヨーム・デュファイ:私の高く良い運勢で
  アダン・ド・ラ・アル:私が愛において伴うのは歌だけ
  作者不詳:山から石が割れ落ちて
  作者不詳:偽善者たち、偽りの司教たちが
  作者不詳:成就の部屋、ソロモンの玉座は
  ギヨーム・ド・マショー:ご婦人よ、私の喜びはすべてあなたからやって来る
  ガス・ブリュレ:私が花の蕾を見る時
コンコーディアン・ドーン
 【クリストファー・プレストン・トンプソン
   (テノール,中世ハープ,指揮)
  カリン・ウェストン(ソプラノ)
  クリフトン・マシー(カウンターテノール)
  アンドルー・パジェット(バス)
  ニッコロ・セリグマン(ヴィオール)】

 録音:2021年6-9月 米国 ニューヨーク州 ウェストチェスター郡 マウント・キスコ、DDD、63'18

 コンコーディアン・ドーンによる中世音楽。ギヨーム・ド・マショーやギヨーム・デュファイといった有名作曲家から作者不詳の曲まで、多様な、しかし胸にジーンと染み入る名曲ばかり。
 リーダーであるクリストファー・プレストン・トンプソンのハープ弾き語りの歌はまさに吟遊詩人の味わいだろう。
 コンコーディアン・ドーンは2012年結成、12世紀から14世紀にかけての音楽を専門としている。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2269
¥2700
クナ&ミュンヘン・フィルのベートーヴェン「英雄」
 ベートーヴェン:交響曲第3 番 変ホ長調 Op.55「英雄」
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 クナ&ミュンヘン・フィルのベートーヴェン「英雄」、最上の音質で復刻!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:1953年12月17日/ドイツ博物館コングレスザール(ミュンヘン)/日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)

 ■制作者より
  クナッパーツブッシュが1953年にミュンヘン・フィルを指揮したベートーヴェンの「英雄」は、クナらしさが発揮された最初の「英雄」(LP初出の頃は1950年、バイエルン放送響と誤記されていました)として知られています。
  近年ではさまざまなレーベルからCD化されていますが、今回入手した2トラック、38センチのオープンリール・テープは恐らくこれまででは最も鮮明な音質で、感動もひとしおです。
  また、インターバルも終演後の拍手も収められていますが、過去に拍手入りで発売されたものは珍しいと思います(ミュンヘン・フィルのボックス・セットは未確認)。(平林 直哉)
 



<メジャー・レーベル>

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ERATO



9029619666
(2CD)
\3300→\2990
ベルトラン・シャマユ(ピアノ)
 メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし


CD1
 アンソニー・チャン[1982-]:
  オリヴィエ・メシアンへのオマージュ (2001)(3:04)
 武満 徹[1930-1966]:
  雨の樹素描 II - オリヴィエ・メシアンの追憶に (1992)(4:42)
 トリスタン・ミュライユ[1947-]:
  別離の鐘、微笑み・・・ - オリヴィエ・メシアンの追憶に (1992)(4:31)

 オリヴィエ・メシアン[1908-1992]:幼子イエスに注ぐ20のまなざし (1944)
  I. 父のまなざし(6:22)
  II. 星のまなざし(3:09)
  III. 交換(3:30)
  IV. 聖母のまなざし(5:31)
  V. 子を見つめる子のまなざし(7:06)
  VI. それに全ては成されたり(9:29)
  VII. 十字架のまなざし(4:21)
  VIII. 高き御空のまなざし(2:18)
  IX. 時のまなざし(3:23)
  X. 喜びの聖霊のまなざし(8:43)

CD2
  XI. 聖母の初聖体(7:06)
  XII. 全能の言葉(2:44)
  XIII. 降誕祭(4:38)
  XIV. 天使たちのまなざし(5:02)
  XV. 幼子イエスの接吻(10:19)
  XVI. 予言者たち、羊飼いたちと博士たちのまなざし(3:24)
  XVII. 沈黙のまなざし(5:48)
  XVIII. 恐るべき感動のまなざし(7:05)
  XIX. 我は眠っているが、私の魂はめざめている(8:17)
  XX. 愛の教会のまなざし(11:26)
 ジェルジュ・クルターグ[1926-]:オリヴィエ・メシアンの謙虚な表情 (1993)(1:10)
 ジョナサン・ハーヴェイ[1939-2012]:メシアンの墓
  for piano and digital audio tape (1994)(8:38)
ベルトラン・シャマユ(ピアノ/Steinway D No.604261)
 録音時期:2021年12月17-19日、2022年2月7-10,14-18日、フランス、グルノーブル、MC2 

 インスピレーションの閃光で構成された『幼子イエスに注ぐ20のまなざし』は、20世紀の真のランドマーク、巨大なフレスコ画、オデッセイといえましょう。
 オリヴィエ・メシアンは、1944年のわずか数か月の間にこのスコアを一瞬の輝きで書きました。
 メシアンは、日常的なものからヒンドゥー教、ギリシャのリズムから鳥の鳴き声まで、彼の音楽言語の豊かさを最大限に活用しています。普遍的で自明であると同時に、作品には特定の真実が染み込んでいる神の領域といえる作品です。神秘主義は、神をあきらめる方法を知っている人にとっては、自然の観察にあり、私たちが私たちの周りの宇宙を熟考しようとするとすぐに圧倒される可能性があります。しかし俳句のような簡潔さであろうと、記念碑的な創造物であろうと、たとえば頭に浮かぶ最初の例を引用するための大聖堂、それらすべてのメシアン的融合がこの作品です。

 ここで演奏しているベルトラン・シャマユは、約30年前の9歳の時にこの作品を聴いて衝撃を受け、ピアニストになろうと決心したそうです。
 「ピアノのために書かれたこの無限の概念領域作品と考え、それからずっと私自身の演奏方法、サウンド、芸術性の認識を部分的に形作ったと言っても過言ではありません。この作品は、複雑さと証拠のほぼ完璧なバランス。生物と同様に、ここのすべては非常に精巧です。すべてのコード、すべてのリズム、作曲の波打つ流れ、絶え間ない噴出の豊かさ、複雑で表面上は洗練された心・・・等。しかし、本当に輝いているのは、証拠の勝利、特定の真実を見ているという感覚です。その結果、恵みと力のクライマックスが生まれ、その力がその道のすべてを荒廃させているように見えます」と、シャマユは語っています。

 ここではメシアンへのさまざまなオマージュというだけでなく、それらを証拠として確認(感動的な解決策)できる補完的なプログラムを前後に配置し、この巨大な傑作として組み立てられています。
 『幼子イエスに注ぐ20のまなざし』でのシャマユの演奏は、とにかくピアノの響きが美しく、極めて高いテクニックがなければ演奏不可能な作品ですが、シャマユは曲によって柔らかい音、硬質な音を使い分けながら曲が進み、高揚と鎮静を繰り返しつつ少しずつ後半のクライマックスへと聴き手を導いていきます。粒立ちの良い音のひとつひとつが光を反射して煌めくさまは圧巻。併録されたメシアンへのオマージュの諸作品については、どの曲からもメシアンの影響力が強く感じられますが、なにより最後に置かれたジョナサン・ハーヴェイの『メシアンの墓』が強烈。あらかじめ録音しておいたテープとピアノの共演によるこの曲は、まるで個人の墓をキラキラの電飾でライトアップし、レーザー光線で照らすかのような印象を受けますが、これもメシアンへの愛。シャマユはピアノの持てる性能のすべてを聞かせるがごとく、鮮やかに弾き切っています。

 ラ・メイジュ山麓のあるメシアンがこよなく愛した村ラ・グラーヴで行われる「メシアン音楽祭」のディレクターであるブルーノ・メシーナ絶賛の演奏です(ブックレットに推薦文掲載)。




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ミュンヘン・フィル(WARNER CLASSICS)



5452356025
\3000→\2790
ミュンヘン・フィル&チェリビダッケ
 1. シベリウス:交響曲第5番変ホ長調 Op.82
 2. ストラヴィンスキー:組曲『火の鳥』(1919年版)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
 録音:1988年3月26日(1)、1982年10月28日(2)、ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー(1)、ヘルクレスザール(2) ステレオ 

 ミュンヘン・フィルとセルジウ・チェリビダッケによる素晴らしい遺産がまた「ミュンヘン・フィル・レーベル」より発売となります。
 1979年6月に首席指揮者に就任し、17年間この地位を務めたチェリビダッケ。その17年は今日のミュンヘン・フィルの世界的な名声を築くための不可欠な時間でした。

 この発売のために、ミュンヘン・フィルとバイエルン放送所蔵のオリジナルのアナログ・マスターテープから24bitデジタル変換(ストラヴィンスキー)、デジタル・マスターテープより24bitにコンバート(シベリウス)し、24bit/96kHzリマスターを行い、さらに「ECM」のマスタリング担当、キース・ジャレットの諸作にかかわってきたクリストフ・スティッケル氏が最終マスタリングを担当。その際にはミュンヘン・フィル楽団員も立ち会い、会場の音のリアリティさを実現しています。

 チェリビダッケはコンサートのその場こそ有効な音楽であるとし、例外を除きレコード用の録音は行われませんでしたが、チェリビダッケが演奏の際に、特に注意を払っていたという楽器間のバランスなどをできるだけ再現。ライヴの緊迫感ある演奏が甦っています。




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SONY



19439983662
(CD)
\2800→\2590
ヨーヨー・マ(チェロ)/
 ジョン・ウィリアムズ:
  1. チェロ協奏曲(2021年改訂版)
  2. 『シンドラーのリスト』より3つの小品
   (テーマ/1941年冬、クラクフのユダヤ人街/追憶)
  3. ハイウッドの幽霊
  4. 『リンカーン』より『誰に対しても悪意を抱かず』
  5. 『ミュンヘン』より『平和への祈り』*
ヨーヨー・マ(チェロ)
パブロ・サインス=ビジェガス(ギター:5)
ジェシカ・ジョウ(ハープ)
ニューヨーク・フィルハーモニック
ジョン・ウィリアムズ(指揮)
19439983661
(LP)
\6100
 録音:2021年9月、ニューヨーク、マンハッタン・センター

 今年2022年2月8日に90歳となった映画音楽界の巨匠ジョン・ウィリアムズと現代最高のチェリスト=ヨーヨー・マ、そしてニューヨーク・フィルという全世界待望の顔合わせが実現!
 2002年2月リリースの『ヨーヨー・マ プレイズ・ザ・ミュージック・オブ・ジョン・ウィリアムズ』以来約20年ぶり(映画サントラを除く)の共演となる新作では、ヨーヨー・マのために作曲されたチェロ協奏曲(2021年改訂版。再録音)を筆頭に、哀愁の旋律が胸を打つスピルバーグ監督による名作「シンドラーのリスト」も収録し、現在進行形の作曲家ジョン・ウィリアムズの魅力を伝えます。
 『チェロ協奏曲』は2001年4月、レコーディング・アーツ・オーケストラ・オブ・ロサンジェルスとの共演で世界初録音されています。ジョン・ウィリアムズにヨーヨーのための『協奏曲』を提案したのは小澤征爾で、初演は1994年7月7日、セイジ・オザワ・ホール柿落としで行われました。




大ベストセラーとなったヨーヨー・マ前作
ピアノ三重奏版/ベートーヴェン:交響曲第2・5番



19439940142
\2700→\2490
ヨーヨー・マ、レオニダス・カヴァコス、エマニュエル・アックス
Beethoven for Three

 ベートーヴェン:
  交響曲第2番ニ長調 Op.36(ピアノ三重奏版)
  交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」(ピアノ三重奏版)
ヨーヨー・マ(チェロ)
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
エマニュエル・アックス(ピアノ)
 録音:2021年8月1-4日、タングルウッド、セイジ・オザワ・ホール

 2021年秋、待望の来日公演で聴衆を魅了した現代最高のチェリスト=ヨーヨー・マと鬼才レオニダス・カヴァコス、そして名手エマニュエル・アックスの3人による最新録音。
 この顔合わせで2016年12月「ブラームス:ピアノ三重奏曲」全曲録音を行い、大変な話題となりましたがあれから5年の歳月を経て3人が再び集い、新たにベートーヴェン『交響曲』の世界に挑みました。

 レコーディングが行われたのは2021年8月、タングルウッドのセイジ・オザワ・ホール。

 ヨーヨー・マはエマニュエル・アックスとの2度目の「ベートーヴェン:チェロ・ソナタ」全曲録音を約半世紀ぶりに2021年6月に発表、各誌で高い評価を得ており現在グラミー賞にノミネート中。
 この3人の顔合わせで3月にワシントンDCのケネディ・センター、ニューヨークのカーネギー・ホールやボストン、シカゴ各地でリサイタルが予定されています。


プロモーション動画見られます。
https://youtu.be/DY70ff5ACqU















5/25(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HAENSSLER



HC 22017
¥2700
ヴァイヒェンベルガー:リュート組曲集
 (1)組曲 ト長調
 (2)組曲 ト短調
 (3)組曲 変ロ長調
 (4)組曲 変ロ長調
ヨアヒム・ヘルト
 (11弦バロック・リュート
  (ラルス・ヤンソン2014年製作))

 バロック時代、オーストリアで活躍したリュート奏者ヴァイヒェンベルガーの魅力的な組曲集!

 セッション録音:2022年1月17-19日/エァレーザー教会(ヴァーレンドルフ)/DDD、66'12

 バロック時代、オーストリアで活躍したヴァイヒェンベルガー(1676-1740)のリュート作品集。
 財務省に勤めていたヴァイヒェンベルガーは絵画の収集家としても知られます。
 作曲家としてはポリフォニックな書法と和声的な書法両面で熟達しており、当時全盛だったリュートのために魅力的な組曲を残しております。

 ヨアヒム・ヘルトは、ドイツのエコー賞で2006年クラシックの「17/18 世紀の器楽曲部門」に選ばれたリュート奏者。
 ヘンスラー・レーベルからリリースされている「J.S.バッハのリュート作品集」(98-649)をはじめ、「ドイツのバロック・リュート作品集」(98-234)、「ルネッサンスのリュート作品集」(98-218)、「イタリアバロック・リュート音楽集」(98-260)、「16 世紀イングランドのリュート音楽」(98-600)、「ヴァイスの初期リュート作品集」(HC-16045)、「ルネサンス期ポーランドのリュート音楽」(HC-19034)など、数多くのアルバムをリリースしている名手です。

 
 
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HC 22021
(6CD)
¥4800→\4390
40代半ばで急逝したチェリスト
 フランソワーズ・グローベンを偲んで~「イン・メモリアム」

 CD1
  (1)エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
  (2)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107
  (3)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
 CD2
  (4)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33
  (5)チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 Op.33
  (6)マルティヌー:チェロ協奏曲第1番 H.196
  (7)ダンツィ:チェロ協奏曲第1番 イ長調
 CD3
  (8)ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob VIIb.1
  (9)ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob VIIb.2
  (10)ボッケリーニ:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 G 479
 CD4
  (11)シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
  (12)ドヴォルザーク(アンドレーアス・N・タルクマン編曲):
   ロンド Op.94【編曲版・世界初録音】
  (13)アレクサンダー・ミュレンバッハ(1949-):
   チェロ協奏曲「光と影の連祷」【世界初録音】
  (14)エリセンダ・ファブレガス(1955-):アンダルシアの色彩
 CD5
  (15)ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
  (16)グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.36
  (17)ブゾーニ:セレナータ~チェロとピアノための ト短調 Op.34
  (18)ヒラリー・タン(1947-):
   ザ・クレセット・ストーン(1993)~チェロ独奏のための
 CD6
  (19)ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ短調 Op.8
  (20)シューマン:弦楽四重奏曲第3番 イ長調 Op.41
  (21)タン:
   ガーデンズ・オブ・アンナ・マリア・ルイザ・デ・メディチ(2004)~
    フルート、チェロ、ピアノのための

(1)(2)RTL交響楽団、レオポルド・ハーゲル(指揮)
(3)(6)ルクセンブルク室内管弦楽団、
 ニコラ・ブロシュ(指揮)
(4)(5)ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、
 デヴィッド・シャローン(指揮)
(7)コレギウム・ムジクム・デア・
  ウニヴェルズィテート・カールスルーエ、
 フーベルト・ハイツ(指揮)
(8)(10)ソロイスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルク、
 ヤック・マルティン・ヘンドラー(指揮)
(9)ハイデルベルク交響楽団、
 トーマス・ファイ(指揮)
(11)レ・ミュジシャン、ピエール・カオ(指揮)
(12)PRISMA 木管八重奏団
(13)ベルリン・フィル弦楽合奏団、
 アレクサンダー・ミュレンバッハ(指揮)
(14)イヴァン・ガヤン(ピアノ)
(15)(16)アルフレッド・パール(ピアノ)
(17)マリア・ヴィトシンスキ(ピアノ)
(19)グラフ・ムリャ(ヴァイオリン)、
 ペーター・ラウル(ピアノ)
(20)ツェートマイアー・クァルテット
 【トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン)、
  マティアス・メッツァー(ヴァイオリン)、
  ルース・キリウス(ヴィオラ)、
  フランソワーズ・グローベン(チェロ)】
(21)マイニンガー・トリオ
 【クリストファー・マイニンガー(フルート)、
  フランソワーズ・グローベン(チェロ)、
  ライナー・ゲップ(ピアノ)】
以上、フランソワーズ・グローベン(チェロ)


 2011年に急逝した名チェリスト、フランソワーズ・グローベンの録音集成。ライヴ初出音源を含む演奏の数々を6枚組で発売!

 録音:
  (1)1994年5月2&5日(セッション)、(2)1994年7月12&13日(セッション)/ヴィラ・ルヴィニー、ルクセンブルク【原盤:BGL(1994)】
  (3)2011年3月11日(ライヴ)、(6)2009年5月31日(ライヴ)/聖ジャン・バプティスト教会ルーヴェン、ルクセンブルク
  (4)1999年7月(セッション)、(5)1999年9月(セッション)/コンセルヴァトワール・ド・ルクセンブルク【原盤:BGL(1999)】
  (7)2002年2月3日(ライヴ)/カールスルーエ音楽大学、ドイツ
  (8)1990年(セッション)/エッシュシュルアルゼット劇場、ルクセンブルク【原盤:SEL(1990)】
  (7)2001年5月11日(ライヴ)、(13)1995年4月23日(ライヴ)/エヒテルナハ聖堂、ルクセンブルク
  (10)1993年(セッション)/ベットボーン、ルクセンブルク【原盤:SEL(1993)】
  (11)1997年1月26日(ライヴ)/マルベルク、ルクセンブルク (12)2003年6月1日(ライヴ)/ハーゲンオーセン、ドイツ
  (14)2007年11月11日(ライヴ)/キューブ521、マルナッハ、ルクセンブルク
  (15)(16)1993年(セッション)/コンサート・スタジオ、ケルン、ドイツ【原盤:AUROPHON( 1993)】
  (17)1998年9月&12月(セッション)/ケルン・クントハウス、ドイツ【原盤:CAPRICCIO 10794】
  (18)(21)2005年(セッション)/ドイチュラントラジオ・クルトゥーア、ベルリン、ドイツ【Profil PH-05019(2005)】
  (19)2005年8月(ライヴ)/カンブレー劇場、フランス
  (20)2001年8月(セッション)/チューリヒ放送、スイス【原盤:ECM 1793】
 CD1: 71'28、CD2: 74'24、CD3: 68'39、CD4: 71'43、CD5: 78'04、CD6: 75'31

 ルクセンブルクが生んだ名チェリスト、フランソワーズ・グローベン。2011年5月28日、40代半ばで急逝し、その訃報は世界のクラシック・ファンを悲しませました。
 これまでサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団、エルサレム交響楽団、グルジア室内管弦楽団、チューリッヒ室内管弦楽団、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラと、ダニエル・ハーディング、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、エフゲニー・スヴェトラーノフといった名指揮者と共演し、ソリストとして活躍。
 また1997年から2003年までトーマス・ツェートマイアーが第1ヴァイオリンをつとめるツェートマイアー・クァルテットのチェロ奏者として活躍するなど、室内楽の名手としても知られます。

 「イン・メモリアム」と題した6枚組ボックスにはライヴの初出音源を数多く収録。20世紀の協奏曲を中心に、いかにレパートリーが広いかを示すような充実の内容をおさめております。

 またグローベンは自国の作曲家の作品を積極的に演奏したことでも知られ、ことに女性作曲家の作品演奏には力を入れていました。
 歿後10年が過ぎた今もなお愛され続けるグローベンの情熱的な演奏。
 多くのファンを魅了し続ける音楽がこのボックスに収められております。

 ※ライヴ録音の一部は音質のばらつきがあるものの、グローベンの貴重なドキュメンタリーとしてCD化を決定したとのことです。



フランソワーズ・グローベン、動画はほとんど残ってなくて、かろうじてこれを見つけた。1993年の貴重な映像。
ラストで面白いことが。

https://youtu.be/34tPkJvwNNE


 
 


HC 22044
(6CD)
¥4800

ヨハネス・ブラームス(1833-1897):声楽曲傑作集
 CD1
  ●ドイツ・レクイエムOp.45
    ドナ・ブラウン(ソプラノ)、ジル・カシュマイユ(バリトン)
    ヘルムート・リリング(指揮)、シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、
    シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
    録音:1991 年/シュトゥットガルト
 CD2
  ● 3 つのモテット Op.110/●祭典と記念の格言 Op.109
    ルペルト・フーバー(指揮)、南ドイツ放送合唱団
    録音:1996 年/シュトゥットガルト
  ●埋葬の歌 Op.13/●運命の歌 Op.54/●哀悼歌 Op.82/●運命の女神の歌 Op.89
    ヘルムート・リリング(指揮)、シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、
    シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
    録音:1997 年4月3 &/リーダーハレ、ベートーヴェンザール、シュトゥットガルト
 CD3
  ●リナルド Op.50
    カルステン・ズュース(テノール)
    ヘルムート・リリング(指揮)、シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、
    バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団
    録音年未記載
  ●アルト・ラプソディ Op.53
    リオバ・ブラウン(アルト)
    ヘルムート・リリング(指揮)、シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、
    バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団
    録音年未記載
  ● 4 つの歌 Op.17~2つのホルンとハープの伴奏による女声合唱のための
    ヘルムート・リリング(指揮)、シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、
    シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
    録音:1997 年4月3 &/リーダーハレ、ベートーヴェンザール、シュトゥットガルト
 CD4
  ●愛の歌 Op.52/●新・愛の歌 Op.65
    ヘルムート・リリング(指揮)、シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、
    ユルゲン・ウーデ&レナーテ・ヴェルナー(ピアノ・デュオ)
    録音:1975 年/シュトゥットガルト
 CD5
  ● 3 つの四重唱曲Op.31/● 3 つの四重唱曲Op.64/
  ● 4 つの四重唱曲Op.92/● 6 つの四重唱曲Op.112より憧れ / 夜に
    シュトゥットガルト室内合唱団、フリーダー・ベルニウス(指揮)、
    アンドレアス・ロートコプフ(ピアノ)
    録音:1983年1月/シュトゥットガルト
  ● 4 つの厳粛な歌 Op.121
    フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ヘルタ・クルスト(ピアノ)
    録音:1949 年9月(モノラル)
 CD6
  リート集
   「湖上で」Op.59-2/「エオリアン・ハープに寄せて」Op.19-5/「秘めごと」Op.71-3/
   「たそがれは迫り」Op.59-1/「森の寂しさの中で」Op.85-6/「森の寂しさ」Op.86-2/
   「雨の歌」Op.59-3/「余韻」Op.59-4/「昔の恋」Op.72-1/「失望」Op.72-4/
   「春は恋の季節」Op.71-1/「夏の夕べ」Op.85-1/「月の光」Op.85-2/
   「死は冷たい夜」Op.96-1/「花は見ている」Op.96-3/「航海」Op.96-4/
   「ああ天使のような羊飼いの娘」WoO.33-8/「谷の底では」WoO.33-6/
    「太陽はもう照らない」WoO.33-5/「お姉さん,私たちはいつ家に帰るの」WoO.33-15/
   「私は彼女にお休みが言いたい」Op.33-18/「かわいい恋人よ,素足で来ないで」Op.33-12/
   「静かな夜に」WoO.33-42/「子守歌」Op.49-4
     インゲボルク・ダンツ(アルト)、アルムート・エケルス(ピアノ)
     録音:1997 年/ケルン

 リリングなどの名演でお届けするブラームスの声楽曲傑作集!

 CD1 73'58、CD2 72'18、CD3 63'45、CD4 46'01、CD5 60'26、CD6 74'34

 独ヘンスラー・レーベルが誇る充実の音源を中心としたブラームスの声楽曲の傑作を集めた6 枚組の登場!
 オーケストラ作品で数々の名曲を残したブラームス。声楽曲の分野でもまた「ドイツ・レクイエム」などの傑作を残しました。
 当セットではリリングの名盤をはじめとする演奏でお届け。
 現在入手困難な録音も多く、このような形での再発売は歓迎といえましょう。
 




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LA DOLCE VOLTA



LDV 105
¥2800→\2590
ミシェル・ダルベルト
Once upon a Time

 リスト:
  ・オーベルマンの谷(巡礼の年 第1年:スイス S.160)
  ・風景 S.139/3(超絶技巧練習曲より)
  ・マゼッパ S.139/4(超絶技巧練習曲より)
  ・回想 S.139/9(超絶技巧練習曲より)
  ・雪あらし S.139/12(超絶技巧練習曲より)
  ・ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ミシェル・ダルベルト
 (ピアノ/ベヒシュタイン)

 巨匠ダルベルトの音楽が冴えわたる衝撃のリスト

 録音:2021年12月6-9日、パリ、ルイ・ヴィトン財団オーディトリウム/73:38、輸入盤、日本語帯・解説付

 フランスの巨匠ミシェル・ダルベルトが、リストを録音しました。抜群の語り口でつむがれる≪オーベルマンの谷≫に始まり、超絶技巧練習曲から特にダルベルトが愛奏している4作そして"神への憧れと悪魔的な緊迫のあいだを揺れ動く"とダルベルトが語る、ロ短調ソナタという充実のプログラム。
 ソナタでの壮大なスケールは、今のダルベルトにしかなしえない表現といえるでしょう。録音に際して使用した楽器は、かねてより愛奏しているベヒシュタイン。
 音の緩やかな減衰、低音域の透明感、そしてよく響くサウンドをその美点として挙げていますが、楽器の性能がこのうえなく発揮された録音にも注目です。
 





CALLIOPE



CAL22102
¥2600
ミケーレ・マスチッティ:トリオ・ソナタ集
 ミケーレ・マスチッティ(1664-1760):
  ソナタ第14番 Op.4/ソナタ第7番 Op.1/
  ソナタ第13番 Op.4/ソナタ第9番 Op.4/
  ソナタ第9番 Op.1/ソナタ第11番 Op.4
アンサンブル・カンタン・ル・ジュヌ
 〔ジャン=クリストフ・ラマック(ヴァイオリン)、
  アニェス・ラマック(ヴァイオリン)、
  カロル・カリーヴ(チェロ)、
  フランソワーズ・ドペルサン(チェンバロ)〕

 作曲家、ヴァイオリニストとして活躍したミケーレ・マスチッティのトリオ・ソナタ集!

 ☆ヴァイオリニスト兼作曲家として欧州各地で活躍した、ミケーレ・マスチッティのトリオ・ソナタ集!

 バロック期の知られざるトリオ作品をレパートリーとすることを目的に、1999年に結成されたフランスのピリオド・アンサンブル、「アンサンブル・カンタン・ル・ジュヌ」が奏でる、イタリアの作曲家ミケーレ・マスチッティのトリオ・ソナタ集。

 アンサンブルのメンバーは、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリン奏者として活躍するジャン=クリストフ・ラマックを筆頭に古楽への情熱に満ちており、パリを中心に多くの聴衆に古楽の素晴らしさを知ってもらうために、解説付きのテーマ別コンサートを開くなど、精力的に活動しています。

 フランスでイタリアのスタイルを広める役割を果たした著名なヴァイオリニスト兼作曲家のミケーレ・マスチッティは、後半生はパリに定住しフランスに帰化。ミシェル・マシッティと名乗り、フランスでは、オルレアン公フィリップの支援のもと、ヴェルサイユ宮殿で演奏活動を行ったとされています。
 イタリア風とフランス風の要素を融合した作風で、豊かなハーモニーが特徴的です。
 パリを中心に当時の宮廷でも演奏されたであろう麗しき芸術の数々を、フランスのピリオド・アンサンブルが現代に響かせます。

 ※録音:2022年1月15日-18日(フランス)
 





DANACORD



DACOCD936937
(2CD)
¥5100
エミール・ハートマン:スカンディナヴィアの民謡 カトリーネ・ペネロプ(ピアノ、Steinway & Sons Model D)
 エミール・ハートマン(1836-1898):スカンディナヴィアの民謡 Op.30(ピアノのための)
  [Disc 1] ~
   山々の間に、アマーの踊り、「こんばんは,私のマーリ!」(アンティフォン)、
   スプリングダンス、アウネーテ、ポルスカ、ナイチンゲール、ハリング、
   エドモンとベネディクト、判事の踊り、ノルウェー農民の踊り、初恋、踊りながら、
   賛歌、ポルスカ、朝早く、夏の日、城の庭の踊り、今晩、「すべて天空のもとに」、
   炉端で、「こよなく楽しい夏」、ノルウェー民俗舞曲、リール
  [Disc 2] ~
   セーテルに寄せて、シェランの農民の踊り、フィヨルドで、踊りと歌、ポルスカ、
   使い走りの少年、妖精の丘、ポルスカ、スヴェン・ヴォンヴェズ、ハリングと歌、
   ダーラナ娘と踊ろう、ハリングとヨルスレルの踊り、小さなカーリン、
   そして娘は踊りに加わる、夢の中で、踊り、結婚の祝いで、ポルスカ、ローセリル、
   水舎小屋で、デンマーク農民の踊り、行進曲と民謡、田舎の祝い、水の精のポルスカとメヌエット

 デンマーク後期ロマン派エミル・ハートマン!北欧民謡のピアノ編曲集!

 ☆デンマーク後期ロマン派、エミール・ハートマンが北欧の舞曲や旋律を自由にピアノ・アレンジした民謡集!
 ☆全曲版世界初録音!

 デンマーク後期ロマンティシズムの作曲家エミール・ハートマン(1836-1898)は、『仲のいい家族 -父と子の作曲家 第1集』(DACOCD 508)に収録された《ヘルゲランの戦士たち》序曲、交響詩《ヘーコン・ヤール》《チェロ協奏曲》といった管弦楽の作品や《ピアノ協奏曲》(DACOCD 581)で主に知られています。
 現代デンマークを代表するピアニストのひとり、カトリーネ・ペネロプ Catherine Penderup は、エミール・ハートマンがソロ・ピアノのために書いた未出版の曲も含む全作品を2組のアルバムで紹介するプロジェクトをスタートさせました。
 2013年にリリースした最初のアルバム(DACOCD 744745)では「オリジナル」の作品を演奏、「Diapason」をはじめとする各国のメディアから好意的な評価を受けました。

 この第2集では、ハートマンが「ピアノのために自由に編曲」した《スカンディナヴィアの民謡》(Op.30)の全50曲が演奏されています。
 シェランのアマー島の《アマーの踊り》などのデンマーク民謡。L.M.リンデマンが編纂した『古いまた新しいノルウェーの山のメロディ』に収録され、グリーグたちが作曲素材に使った民俗舞曲の「ハリング」「スプリングダンス(スプリンガル)(跳躍舞曲)」。
 スウェーデンの舞曲「ポルスカ」。スヴェンセンが《2つのスウェーデン民謡》の素材にした《すべて天空のもとに》や、アルヴェーンの編曲で親しまれている《ダーラナ娘と踊ろう》(ダーラナ娘の踊り)とオット・オールソンが男声合唱のために編曲した《判事の踊り》。
 ハートマンは、こうした曲の素朴なメロディとハーモニーを活かしながら「ピアノ音楽」としての構成感のある美しい作品に作り上げました。

 ※録音:2021年9月~11月、コペンハーゲン
 





DELPHIAN


DCD34269
¥2500
フレーズ
 エロイーズ・ウェルナー(b.1991):好きな言葉
 ジョゼフィーヌ・スティーヴンソン(b.1990):
  Comme l'espoir/you might all disappear
 エロイーズ・ウェルナー&ゾイ・マートルー(b.1968):シンコペート
 シェリル・フランセス=ホード(b.1980):Something More Than Mortal
 ニコ・ミューリー(b.1981):ベネディクト・レシテーション
 ジョルジュ・アペルギス(b.1945):レシテーション3&8
 エロイーズ・ウェルナー:Unspecified Intentions
 ジョルジュ・アペルギス:レシテーション9&11
 エロイーズ・ウェルナー:告解
 オリヴァー・リース(b.1990):yhyhyhyhyh
 エレーヌ・ミッチェナー(b.1970):whetdreem
 エロイーズ・ウェルナー:Mixed Phrases
エロイーズ・ウェルナー(ソプラノ)
コリン・アレグザンダー(チェロ)
カラム・ヒューガン(パーカッション)
ダニエル・シャオ(フルート)
エイミー・ハーマン(ファゴット)
ローレンス・パワー(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ローラ・スノーデン(ギター)

 注目のソプラノ、エロイーズ・ウェルナーがソロ・レコーディング・デビュー!

 ☆"ザ・ハーメス・エクスペリメント"の共同ディレクター、エロイーズ・ウェルナー!
 ☆自作を含む意欲的なアルバムでソロ・レコーディング・デビュー!

 ハープ、クラリネット、ソプラノ、コントラバスという異色の編成で2013年に結成されたコンテンポラリー・アンサンブル、"ザ・ハーメス・エクスペリメント"で共同ディレクターを務めるエロイーズ・ウェルナーが初のソロ・アルバムをリリース!

 ウェルナーは1991年にパリに生まれロンドンを拠点に活動するソプラノ歌手、作曲家。"ザ・ハーメス・エクスペリメント"でDelphianからリリースした2枚のアルバムが英グラモフォン誌の「Editor's Choice」に選ばれるなど大きな注目を集めており、ウェルナーの唯一無二の才能をより深く味わえるソロ・アルバムのリリースは聴き逃がせません。

 自作の5曲(うち1曲はゾイ・マートルーとの共作)に、ジョルジュ・アペルギスの前衛的な名作「レシテーション」からの4曲、そしてニコ・ミューリー、オリバー・リースといった作曲家に委嘱した5つの新しい作品を組み合わせた意欲的なアルバムに仕上げました。
 「レシテーション」以外はすべて世界初録音となります。ナッシュ・アンサンブルのメンバーでもある現代最高峰のヴィオリスト、ローレンス・パワーや、フィルハーモニア管、イングリッシュ・ナショナル・オペラの首席奏者を務め、オルシノ・アンサンブルのメンバーとしても活動するファゴット奏者、エイミー・ハーマンなどといった豪華共演陣に支えられてこの魅惑的なプログラムを類稀な感性で歌い上げており、今後の活躍にもますます期待が持てます。

 ※録音:2021年10月5日-7日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(オックスフォード、イギリス)

 
 
 

DCD34283
¥2500
バトル・クライ ~ 彼女は話
 パーセル:おお, 静かな小暗い場所へ連れていっておくれ
 バルバラ・ストロッツィ:恋するヘラクレイトス
 ロベール・ド・ヴィゼー:前奏曲(MS Vaudry de Saizenay)
 ジョン・エクルス:絶えず不安に苛まれ
 パーセル(トビー・カー編曲):ディドの嘆き
 オワイン・パーク:バトル・クライ
 カプスペルガー:前奏曲第5番
 バルバラ・ストロッツィ:苦しむ者
 モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き
 ロベール・ド・ヴィゼー:サラバンド(MS Vaudry de Saizenay)
 パーセル:夕べの讃歌
ヘレン・チャールストン(メゾ・ソプラノ)
トビー・カー(テオルボ)

 2018年のロンドン・ヘンデル・コンクールの優勝者、ヘレン・チャールストンが女性の物語をテーマに歌うアルバム。
 17世紀の作品を中心した構成の中に、彼女の友人であり、1993年生まれという若さでジェズアルド・シックスをディレクターとしてまとめ上げ、作曲家、指揮者、歌手、オルガニストなど多彩に活躍する天才音楽家、オワイン・パークへの4つの楽章からなる委嘱作品「バトル・クライ」が置かれています。

 ※録音:2021年9月29日-30日&11月1日(スコットランド)
 
 

DCD34289
¥2500
バーナード・ヒューズ:合唱作品集
 バーナード・ヒューズ(b.1974):
  Perhaps/詩篇第56篇/プレシャス・シングス/菩提樹/
  ザ・シンガーズ/If we shadows have offended/
  主に向かって喜びの声を上げよ/I Sing of Love/
  2つの春の歌/Jesus, Springing/A Ternary of Littles/
  Seek the peace of the city/ヴォカリーズ
エピフォニ・コンソート
ティム・リーダー(指揮)

 エピフォニ・コンソートによるDelphianレーベル3枚目のアルバム。1974年生まれの作曲家、バーナード・ヒューズの作品はBBCプロムス2021でも初演されるなどイギリス内外で演奏され、BBCシンガーズ、クラウチ・エンド・フェスティヴァル合唱団、ジュース・ヴォーカル・アンサンブルなどの委嘱を受け、常に高く評価されています。
 エピフォニ・コンソートは、ティム・リーダーによって2014年に設立され、2015年には、テネブレ合唱団が主催しナイジェル・ショートが審査した「Locus Iste Competition」で第1位に輝き、テネブレのコンサートでも共演しています。

 ※録音:2021年9月3日-5日(ロンドン)
 





SIGNUM



SIGCD713
(2CD)
¥3600
ブリジット・カニンガム&ロンドン・アーリー・オペラ!
 ヘンデルのパスティッチョ・オペラ

  ヘンデル:歌劇 《カイオ・ファブリッチョ》HWV A9
   (原曲:ハッセ、他/現代スコア&
    パート改訂:ブリジット・カニンガム)
ブリジット・カニンガム(指揮)
ロンドン・アーリー・オペラ
フルール・バロン(ピッロ/メゾ・ソプラノ)
モーガン・ピアース(カイオ・ファブリッチョ/バス)
ミリアム・アラン(セスティア/ソプラノ)
アンナ・ゴルバチョワ=オーグルヴィ(ヴォルシオ/ソプラノ)
ハナー・ポールソム(ビルセンナ/メゾ・ソプラノ)
ヘレン・チャールストン(トゥーリオ/メゾ・ソプラノ)
ジェス・ダンディ(チーネア/アルト)

 ブリジット・カニンガム&ロンドン・アーリー・オペラ!ヘンデルのパスティッチョ・オペラ世界初録音!

 ☆ヘンデルのスペシャリスト、ブリジット・カニンガム&ロンドン・アーリー・オペラ!
 ☆ハッセの作品をベースにしたヘンデルのパスティッチョ・オペラ世界初録音!

 イギリスの女流チェンバリストでありオペラ指揮者、音楽学者のブリジット・カニンガムが率いるロンドン・アーリー・オペラ。
 「イタリアのヘンデル」、「ヴォクソールのヘンデル」、「アイルランドのヘンデル」など、様々な角度でヘンデルと同時代の音楽を取り上げてきたスペシャリストたちによるヘンデル・プロジェクト最新盤は、ヨハン・アドルフ・ハッセの初期のオペラ(1732年作)を元に、ヴィンチ、ポッラローロ、アルビノーニ、セリット、レーオなど、様々な作曲家による18世紀ナポリの素晴しいアリアを取り入れ、ヘンデルがドラマティックなレチタティーヴォを作曲し全体をまとめ上げたパスティッチョ・オペラ 《カイオ・ファブリッチョ》。
 1733年ロンドンで初演された作品で、ブリジット・カニンガムの校訂により世界初録音が実現しました。

 ※録音:2021年9月1日-5日、オール・セインツ教会(ロンドン、イギリス)

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ATS

ATS945-2
¥2500→\2290
セル+クリーヴランド、
 1966年1月27日クリーヴランド・ライヴ
 ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」

  [21:00][15:20][7:29][12:01]
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管弦楽団

 セル+クリーヴランド・ステレオ・ライヴシリーズ。ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」

 1966年1月27日クリーヴランド・ライヴ/<ステレオ>

 セルとブルックナーの関係はスタジオ録音に第3番と第8番しかないことで密ではないような論評も散見されますが、ウィーンで学んだセルにはブルックナーの語法はごく自然に咀嚼できるものであったことが自明です。
 第3番「ワーグナー」については偏愛に近い関心を持って演奏を繰り返しました。セルの作るブルックナーは、金管はパワフルであると同時に鄙びた味をもち、弦楽器のキラキラときらめきを誇りながらもしみじみした叙情を失わない理想郷に聞き手を誘います。
 クリーヴランド管の本拠地セヴェランスホールは大変デッドな音響のためにライヴ録音は難しいものとされておりますが、新マスタリングによって潤いを増しております。
 さらにはUHQCD化で鮮やかな音質で蘇りました。
 















5/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ALIA VOX



AVSA 9949
(SACD HYBRID)
¥3000→\2790
サヴァールが描くグルックのバレエ音楽の世界
 C.W.グルック(1714-1787):
  ・バレエ≪ドン・ファン≫ Wq.52(1761年)
  ・バレエ≪セミラミス≫ Wq. Anh. C/1(1762 年)
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ル・コンセール・デ・ナシオン
 (コンサートマスター:マンフレート・クレーマー)

 グルックのバレエ音楽、サヴァールが描くドン・ファン!

 録音:2022年1月27-31日/5.1 Multichannel

 グルックといえば、オペラ改革(『オルフェオとエウリディーチェ』、1762)で有名ですが、バレエ音楽を「改革」する作品も発表しています。
 ウィーンで初演された、モリエールの戯曲に基づくバレエ「ドン・ファン」そしてバレエ「セミラミス」です。
 この2つのバレエ作品は、ひとつの一貫したストーリーで構成され、その音楽では、オーケストラのすべての楽器や要素が場面の表現に役立てられている、という点で革新的でした。
 ジョルディ・サヴァールとコンセール・デ・ナシオンは、グルックが音に込めた要素を色鮮やかに復元、ダンサーたちの姿が目に浮かぶよう。さらに、ドン・ファンの放埓ぶりも炎のように表現しています。
 グルックが、ヨーロッパの舞台をオペラとバレエの両方で輝かせていた存在であったことにあらためて気づかせてくれます。

 
 




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BIS



BIS SA 2481
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
鈴木優人(チェンバロ&指揮)
J.S.バッハ(1685-1750):
 チェンバロと弦楽のための協奏曲集 Vol.2

  (1)協奏曲第6番 ヘ長調 BWV1057
  (2)協奏曲第4番 イ長調 BWV1055
  (3)協奏曲第7番 ト短調 BWV1058
  (4)協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054
鈴木優人(チェンバロ&指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
【オーケストラ】
 アンドレアス・ベーレン、水内謙一(リコーダー)
 若松夏美(ヴァイオリン/コンサートマスター)
 高田あずみ(ヴァイオリン)
 山口幸恵(ヴィオラ)
【コンティヌオ】
 山本徹(チェロ)
 西澤誠治(ヴィオローネ)
 鈴木優人(チェンバロ)
KKC 6552
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 BCJ首席指揮者鈴木優人弾き振りによるJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲集第2弾!!

 セッション録音:2019年7月22-26日/ヤマハホール(銀座)
 【チェンバロ:Willem Kroesbergen, Utrecht 1987 after J. Couchet, 2 manuals, 8', 8', 4', FF ᬢf'''】
 楽器調律:林彰見
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)
 エディティング&ミキシング:マリオン・シュヴェーベル
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACD ハイブリッド盤。
 2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者に就任した鈴木優人がバッハのチェンバロと弦楽のための協奏曲全集録音を開始!
 バッハの独奏チェンバロと弦楽オーケストラのための協奏曲集はその大半がバッハや他者の作曲家による他の楽器のための協奏曲を編曲したものですが、チェンバロという楽器を通奏低音から独奏楽器へと引き上げた注目すべき作品群です。

 チェンバロ協奏曲第1、2、5、8番を収めた第1弾(KKC-6266 / BIS SA-2401)はレコード芸術「特選盤」、毎日新聞「特薦盤」、読売新聞「推薦盤」など各誌・各紙で高く評価されました。

 第2弾となる当アルバムにはブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV1049 のヴァイオリンがチェンバロに置き換えられたチェンバロ協奏曲第6番BWV1057、原曲がオーボエ・ダモーレをソロとした協奏曲と考えられるチェンバロ協奏曲第4番 BWV1055、ヴァイオリン協奏曲第1 番 イ短調 BWV1041が原曲のチェンバロ協奏曲第7 番 ト短調 BWV1058、そしてヴァイオリン協奏曲第2 番 ホ長調 BWV1042が原曲のチェンバロ協奏曲第3 番 ニ長調BWV1054 の4篇を収録しております。
 おなじみのヴァイオリン協奏曲などがチェンバロ編曲によりまた違った魅力を放っており、鈴木優人の雄弁なチェンバロとBCJ の弦楽メンバーとの音楽的対話が実に見事な演奏を展開しております!
 鈴木雅明と演奏した2 台のチェンバロのための協奏曲集(KKC-5496 / BISSA-2051)も大好評発売中です。

 



宣伝文句じゃなく、店主が音楽講座でこれらの曲をかけるときはいつもこの演奏。
抑揚があって聴いていて楽しく、なにより曲が分かりやすい。



 BIS SA 2401
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
鈴木優人(チェンバロ&指揮)
J.S.バッハ(1685-1750):
 チェンバロと弦楽のための協奏曲集 Vol.1

  (1)協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
  (2)協奏曲第5番 ヘ短調 BWV1056
  (3)協奏曲第8番 ニ短調 BWV1059R(鈴木優人による復元)
  (4)協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053
鈴木優人(チェンバロ&指揮)、
バッハ・コレギウム・ジャパン
 【三宮正満(オーボエ)、
  若松夏美(ヴァイオリン/コンサートマスター)、
  高田あずみ(ヴァイオリン)、
  竹嶋祐子(ヴァイオリン)、山口幸恵(ヴィオラ)、
  山本徹(チェロ)、西澤誠治(ヴィオローネ)】

 BCJ 首席指揮者鈴木優人弾き振りによるバッハのチェンバロ協奏曲集第1 弾!!

 セッション録音:2018年7月/ヤマハホール(銀座)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、66'34"
 【チェンバロ:Willem Kroesbergen, Utrecht 1987 after J. Couchet;2 manuals, 8'8'4'】
 楽器調律:林彰見
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)
 エディティング&ミキシング:マリオン・シュヴェーベル
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACD ハイブリッド盤。
 2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者に就任した鈴木優人がバッハのチェンバロと弦楽のための協奏曲全集録音を開始、その第1 弾のリリースとなります。
 すでに鈴木雅明と演奏した2台のチェンバロのための協奏曲集(KKC 5496 / BIS SA 2051)はリリースしておりますが、この度鈴木優人がソロ・チェンバロと弦楽のための8つの協奏曲を録音しました。

 独奏チェンバロと弦楽オーケストラのための協奏曲集はその大半がバッハや他者の作曲家による他の楽器のための協奏曲を編曲したものですが、チェンバロという楽器を通奏低音から独奏楽器へと引き上げた注目すべき作品群です。

 消失したヴァイオリン協奏曲の編曲である第1番 ニ短調 BWV1052、同じく消失したオーボエ協奏曲の編曲である第2番 ホ長調 BWV1053、美しいラルゴの旋律が有名な第5番 ヘ短調 BWV1056 はいずれもバッハの類まれな才能により華やかなチェンバロ独奏と弦楽との掛け合いが魅力です。

 また協奏曲第8番 ニ短調 BWV1059R は第1楽章の冒頭8小節半しか現存しないため、鈴木優人が復元した版で録音しました。
 カンタータ第35番 BWV35 の導入シンフォニアを第1楽章、第2楽章をBWV35の第2曲「アリア」、同じく第3楽章を第5 曲のシンフォニアから復元で演奏。急-緩- 急のイタリアの協奏曲風に仕上げました。
 またBWV35の原曲では3つのオーボエのパートがありますが、ここではオーボエは1本に編曲。その結果、とくに第2楽章はオーボエとチェンバロの掛け合いで美しく奏でられます。鈴木優人の多才ぶりを発揮した唯一無二のアルバム、大注目です!

 





CHALLENGE CLASSICS



CC 72915
(SACD HYBRID)
¥2800
ヨハネス・マティアス・シュペルガー(1750-1812):
 コントラバス協奏曲集

  協奏曲第2番 ニ長調(1778)
  協奏曲第3番 変ロ長調(1778)*
  協奏曲第4番 ヘ長調(1779)*
 *世界初録音
ヤン・クリゴフスキー(コントラバス)
 [使用楽器]第2番:アントン・ポッシュ製、1736年、ウィーン/
  第3番:ヨハン・ヤコブス・エルトル製、1789年、プレスブルグ/
  第4番:制作者不明、1810年頃、ウィーン

コレギウム・ヴァルトベルク430

 歴史上最初期の知られざるコントラバス協奏曲、びっくりするほど素晴らしい作品!

 録音:2021年10月29-31日/スロバキア、ブラスチヴァ宮殿、鏡の間/DSD、Multi-ch/Stereo、69'22''

 作曲家であり、18世紀を代表するコントラバス奏者でもあったヨハン・マティアス・シュペルガーによるコントラバス協奏曲集。
 彼は18曲ほどのコントラバス協奏曲を書いたとされ、その中から初期の第2~4番が収録されています。
 これらの作品は、シュペルガーがコントラバス奏者としてプレスブルグのハンガリー大司教ヨーゼフ・グラーフ・フォン・バティヤーニ公爵の宮廷楽団に雇われていた時代に生まれたもの。
 コントラバスを当時としてはまったく新しい方法で扱っており、広い音域とカンタービレな旋律はまるでハイドンのチェロ協奏曲を彷彿とさせます。
 今まで忘れ去られていたのが不思議なくらい素晴らしい音楽です。

 オーケストラは弦楽のほかオーボエ、ホルン、ティンパニ、トランペットなども使われ勇壮な響き。第4 番ではダルシマーも登場します。かつ中間楽章では弦楽のみの伴奏でソロの歌を際立たせたりと手の込んだ書法です。

 このアルバムの録音は、シュペルガーがこれらの協奏曲を初めて演奏したのと同じホール、ブラティスラヴァ宮殿の「鏡の間」で行われました。初演時の驚きがよみがえる快演!
 
 


CC 72909
¥2700
J.S.バッハ:
 ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集
  BWV1027-1029

   ソナタ第1番 ト長調 BWV1027
   ソナタ第2番 ニ長調 BWV1028
   ソナタ第3番 ト短調 BWV1029
   『音楽の捧げもの』BWV1079より
    3声のリチェルカーレ ハ短調
セルゲイ・イストミン
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ;
  1655年スタイナー製)
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー
 (フォルテピアノ;
  1749年ジルバーマン製、
   ポール・マクナルティによるコピー)

 チェンバロとは異なる独特な魅力「当時のピアノとガンバ」によるデュオ

 録音:2021年7月/50'53''

 こだわりの楽器選択で奏でるバッハのガンバ・ソナタ集。1655年にヤコブ・シュタイナーが製作したヴィオラ・ダ・ガンバと、1749年ジルバーマン製フォルテピアノのコピーを使用しています。
 ジルバーマンピアノはバッハの生前から存在しており、この偉大なピアノ製作家とバッハは交流もあったとされています。
 独特の爽やかで魅力的なサウンドが癖になりそうな1枚。
 
 


CC 72921
¥2700
ハンネス・ミンナール(ピアノ)
フォーレ:ピアノ作品集

 夜想曲第1番 変ホ短調 Op.33-1
 舟歌第3番 変ト長調 Op.42
 主題と変奏 嬰ハ短調 Op.73
 夜想曲第7番 嬰ハ短調 Op.74
 即興曲第5番 嬰へ短調 Op.102
 9つの前奏曲 Op.103
  (第1番 変ニ長調 / 第2番 嬰ハ短調 / 第3番 ト短調 /
   第4番 ヘ長調 / 第5番 ニ短調 / 第6番 変ホ短調 /
   第7番 イ長調 / 第8番 ハ短調 / 第9番 ホ短調)
 舟歌第12番 変ホ長調 Op.106bis
 夜想曲第13盤 ロ短調 Op.119
 
 アンコール:
  3つの無言歌 Op.17より 第3番 変イ長調
ハンネス・ミンナール(ピアノ)

 オランダの俊英が描くフォーレの繊細な音楽、通常CDで再発売

 録音:2016年1月26-28日/オランダ、スキーダム、ウェストヴェスト90/76'30''

 瑞々しい夜想曲や舟歌、多様な書法が駆使された「9つの前奏曲」、傑作の誉れ高い「主題と変奏」などを収録。
 1984 年オランダ生まれの俊英ピアニスト、ハンネス・ミンナールが奏でるフォーレ作品集です。
 繊細で流れるような和声進行が特徴的なフォーレの音楽の魅力を余すことなく伝えてくれます。

 ※既発売の【CC-72731】(SACD Hybrid+DVD)は廃盤となります。
 





CLAVES

50 3051
¥2800
女性作曲家の「作品1」  カトリン・シュミドリン(ピアノ)
 (1)アリシア・テルジアン(1934-):クレオール風舞曲 Op.1
 (2)ヒルデ・コッヘル-クライン(1894-1975):小鬼~9 つの小品 Op.1
 (3)セシル・シャミナード(1857-1944):練習曲 変イ長調 Op.1
 (4)マチルド・ベレンドセン・ナタン(1857-1926):ピアノのための練習曲 Op.1
 (5)ルイーズ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):3つの小品 Op.1
 (6)クララ・シューマン(1819-1896):4 つのポロネーズ Op.1
 (7)マリア・パルツェフスカ=マッキーヴィッツ(1862-1918):3つの小品 Op.1-3
 (8)ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):5つのピアノ小品 Op.1
 
(2)(3)(4)世界初録音

 これはユニークな企画。女性作曲家の「作品1」を集めたピアノ作品集!

 セッション録音:2021年11月/トーンスタジオ・ヴァルデンブルク(スイス)/DDD、ディジパック仕様、58'23

 19世紀から現代にいたるまで6カ国8人の女性作曲家、しかもピアノのために書かれた「作品1」を集めた世界初録音を含むユニークな企画。
 クララ・シューマンこそ代表格ですが、才能に恵まれるもジェンダーの差別により真っ当な評価を受けてこなかった女性作曲家。
 それぞれの作曲家が満を持して「作品1」としての産物は、他のどの作品よりも聴いてほしい、演奏されてほしい、評価してほしいという、作曲家としての意気込みを感じるものです。
 この演奏を聴けば、芸術的価値を持った素晴らしいものであることがわかります。

 チェロのアンナ・フォルトヴァとのデュオでリリースした「「女性の声」~チェロとピアノのための作品集」(50-3029)も好評を博しているカトリン・シュミドリンが全身全霊で演奏しております。
 
 


50 3046
¥2800
フェルナンド・デュリュックの協奏的作品集!
 フェルナンド・デュリュック(1896-1954):
  (1)サクソフォンとオーケストラのためのソナタ
  (2)「英雄の詩」~トランペット、ホルンとオーケストラのための
  (3)ハープとオーケストラのための協奏曲
 
(2)世界初録音
(1)キャリー・コフマン(サクソフォン)
(2)エイミー・マッケイブ(トランペット)
 リーランエ・ステレット(ホルン)
(3)チェンユー・ファン(ハープ)
ジャクソン交響楽団
マシュー・オービン(指揮)

 美しく技巧的な旋律が実に魅力的!仏女性作曲家フェルナンド・デュリュックの協奏的作品集!

 録音:2022年1月/ジョージ・E・ポッター・センター内ハロルド・シェファー音楽ホール、ジャクソン(ミシガン州)/DDD、ディジパック仕様、67'02

 フランスの女性作曲家フェルナンド・デュリュック(1896-1954)。六人組と同世代に生きたデュリュックはその存在に隠れあまり知られていませんが、近年再評価され未出版だった楽譜が近年刊行されるなど、演奏機会も増えつつあります。

 パリ音楽院でオルガンと作曲を学んだデュリュック。夫がサクソフォン奏者だったため、同楽器への作品が多く、サクソフォンの作品を集めたアルバム(NOMADMUSIC / NMM-088)がエリプソス四重奏団による演奏で発売されたことも話題に。
 作品は独奏パートのメロディが実に美しく技巧的なパッセージが魅力的です。

 古典的なソナタ形式と印象派的な和声が特徴のサクソフォン・ソナタは代表作です。

 1946年に書かれたトランペット、ホルンとオーケストラのための「英雄の詩」はデュリュックの成熟したスタイルを示す素晴らしい産物。
 夫がニューヨーク・フィルの団員だった関係でアメリカにも住んだことのあるデュリュックらしく、この作品はフランス的というよりもアメリカ的、ネオ・ロマンティック的な響きを持つ3 つの対照的な楽章からなる協奏曲でこの度世界初録音が実現しました。

 そしてピエール・ジャメのために書かれたハープ協奏曲は、同時代を生きたジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983)のハープのためのソナタを思わせる爽快なスタイルが魅力です。

 当録音のソリストは全員女性演奏家。デュリュックの素晴らしき作品を流麗に奏でます。
 




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PASSACAILLE RECORDS



PAS 1114
(2CD)
¥3400→\3090
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
J.S.バッハ:イギリス組曲 BWV806-811

 [CD1]
  第1番 イ長調 BWV806
  第2番 イ短調 BWV807
  第3番 ト短調 BWV808
 [CD2]
  第4番 ヘ長調 BWV809
  第5番 ホ短調 BWV810
  第6番 ニ短調 BWV811
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
KKC 6554/5
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4200

 バッハを深く知る名手ギエルミによる『イギリス組曲』全曲!腕の見せ所多し、聴き応えある音楽が満載!

 使用楽器:2014年、ヒュッケスヴァーゲン、Detmar Hungelbert製作(1710年頃、ベルリン、Michael Mietke製に基づく)
 録音:2021年6月21-23日/イタリア、カヴォナ、サン・ミケーレ教会 2021年に発売された素晴らしい『6つのパルティータ』(PAS-1105 / KKC-6365)も記憶に新しいギエルミ、次なるバッハの注目盤『イギリス組曲』が登場。
 オルガニスト、チェンバリスト、指揮者として古楽界を牽引する名匠でありバッハ作品の優れた解釈者でもあるロレンツォ・ギエルミによる、眼の醒めるような名演です。

 『イギリス組曲』というタイトルは必ずしもバッハの意図したものではなく、例えば末息子ヨハン・クリスティアン・バッハの所有していた筆写譜に「イギリスのある人のために作曲」と書かれている、というようなことが由来となっています。
 比較的平易な『フランス組曲』と比べると技術的な難易度が上がり、前奏曲と様々な舞曲からなる伝統的な組曲から、優雅さと高貴さを保ったまま充実した作曲技法が展開されていきます。
 演奏者にとって腕の見せ所も多い、聴き応えある作品です。

 【演奏会情報】
  ・with平崎真弓(Vn)
   2022年6月5日(日) 神戸松蔭女子学院大学チャペル
   2022年6月8日(水) 東京文化会館
  ・オルガン・リサイタル
   2022年6月11日(土) いずみホール
   2022年6月12日(日) 神奈川県民ホール

 
 




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PROFIL



PH 22038
(2CD)
¥4900→\4490
エディション・シュターツカペレ・ドレスデン~
 ザルツブルク復活祭音楽祭2021
 クリスティアン・ティーレマン(指揮)

  ワーグナー:
   Disc1
    ワルキューレ第1幕
   Disc2
    神々の黄昏より
     (1)夜明け
     (2)ジークフリートのラインへの旅
     (3)ジークフリートの葬送音楽
     (4)ブリュンヒルデの自己犠牲
    ボーナス・トラック(ゲネプロより)
     (5)「夜明け」の木管群のリハーサルの初め(3分41秒)
     (6)リハーサルの終わり(1分24秒)
ジークリンデ、ブリュンヒルデ:
 アーニャ・カンペ(ソプラノ)
ジークムント:ステファン・グールド(テノール)
フンディング:ルネ・パーペ(バス)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン

 10月に延期された2021年ザルツブルク復活祭音楽祭、ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン神がかり的「ワルキューレ」

 録音:2021年10月31日ザルツブルク大祝祭劇場(ライヴ)/60'58"、41'32"

 2021年4月に予定されながら、新型コロナウィルスの影響で中止となったザルツブルク復活祭音楽祭。規模を縮小して10月末からの開催となりました。
 これは10月31日にザルツブルク大祝祭劇場で行われたコンサートをORFが収録したもので、ティーレマンが手兵シュターツカペレ・ドレスデンを率いてワーグナーの「ワルキューレ」を披露しています。

 ザルツブルク復活祭音楽祭は1967年にカラヤンが創設し、2013年からはティーレマンが芸術監督を務めています。
 2017年には創立50周年に「ワルキューレ」を上演、C majorレーベルよりDVDで発売されています。

 今回は「ワルキューレ」第1幕をアーニャ・カンペのジークリンデ、ステファン・グールドのジークムント、ルネ・パーペのフンディングによる演奏会形式上演。
 さらに「神々の黄昏」のオーケストラ・ナンバー3曲と、アーニャ・カンペの独唱で「ブリュンヒルデの自己犠牲」まで存分に堪能させてくれます。
 終演後の嵐のよう喝采が聴衆の熱狂ぶりを伝えてくれます。

 興味深いのが、Disc2の最後にボーナス・トラックとして、ゲネプロの模様を2箇所楽しめます。
 リハーサルの終わりにティーレマンが「あなたたちはワーグナーから逃れられない」と言っているのが象徴的。
 60ページを超えるフルカラーのブックレットも充実。久々に充実したワーグナー演奏に触れることができます。
 





AUSTRIAN GRAMOPHONE


AG0024
¥2500
ダニエル・ヴィラニ、2018年に行ったツアーのプログラム
 J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
 シューベルト:ピアノ・ソナタ 第14番 イ短調 D.784
 リスト:
  オーベルマンの谷 (《巡礼の年》第1年 S.160より)
  波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ(《伝説》S.175より)
ダニエル・ヴィラニ(ピアノ)

 母方の祖父に有名なテノール、アルパド・キシェジを持つハンガリーのピアニスト、ダニエル・ヴィラニ。独学で勉強した後、故郷のブダペスト、ワイマール、そしてテルアビブの音楽大学で学び、現在はソリスト、室内楽奏者として幅広く活躍しています。
 この録音は、2018年に行ったツアーのプログラムを記録したもので、他のアーティストによる演奏に影響を受けた曲目で構成されています。

 ※録音:2018年11月、フェニックス・スタジオ(ハンガリー、ブダペスト)
 





CHANDOS



CHAN20260
¥2500
リヴォイスド    コーヴァス・コンソート
フェリオ・サクソフォン四重奏団、
フレディ・クロウリー(指揮)
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672)(フレディ・クロウリー編):
  我は知る,我が救い主は生きておられることを SWV 393
 アンドレア・ガブリエリ(?1532/33-1585)(クロウリー編):おお,救いのいけにえよ
 J.S.バッハ(クロウリー編):シオンは物見らの歌うの聞けり
 オワイン・パーク(b.1993):ミゼレーレ・アフター・アレグリ
 ジョヴァンニ・ガブリエリ(c.1554-1612)(クロウリー編):おお,大いなる神秘 C 3
 ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1648-1694)(クロウリー編):
  主よ,我はあなたの救いを待つ、我は知る,我が救い主は生きておられることを
 ジェイムズ・マクミラン(b.1959)(クロウリー編):キリストは統治し給う
 シュッツ(クロウリー編):言葉は肉体となり私たちのもとに住む SWV 385
 J.S.バッハ(クロウリー編):あなたは私の主であり、父であるから
 シュッツ(クロウリー編):今よりのち主によりて死する者は幸いなり SWV 391
 ロデリック・ウィリアムズ(b.1965):アヴェ・ヴェルム・コルプス・リイマジンド
 J.S.バッハ(クロウリー編):いまこそ, われ知る, 汝は鎮めたもうべし
 シュッツ(クロウリー編):神の欲したもうこと常に起こらん SWV 392
 オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594)(クロウリー編):暁の光は赤く染まり
 サラ・リムクス(b.1990):神の御母
 J.S.バッハ(クロウリー編):主よ,人の望みの喜びよ

 フェリオ・サクソフォン四重奏団、合唱とのコラボレーション・アルバム!

 ☆数々の受賞歴を誇る、フェリオ・サクソフォン四重奏団!
 ☆若手アーティストで構成され、様々な音楽とコラボレーションしてきた、コーヴァス・コンソート!

 ロイヤル・オーヴァー=シーズ・リーグのアンサンブル・コンクール2015、フィルハーモニア管弦楽団&マーティン・ミュージカル・スカラーシップのアンサンブル賞2015、タンネル・トラスト賞2014/2015、パーク・レーン・グループ・アーティスト2015/2016など数々の賞を受賞し、セント・ジョンズ・スミス・スクエアのヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー2016/2017に見事選ばれたイギリスのサクソフォン・クヮルテット、フェリオ・サクソフォン四重奏団。
 今回はイギリスを拠点に活動している声楽アンサンブル、コーヴァス・コンソートとの共演です。
 フレディ・クロウリーによって設立されたコーヴァス・コンソートは、イギリスの若手アーティストで構成され、ルネサンスから現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、様々なジャンルのアーティストと共演しています。

 このアルバムでは、合唱とサクソフォンという珍しいコラボレーションが実現しました。楽曲もバロック初期のハインリヒ・シュッツの作品から現代曲まで幅広く収録しており、新しい響きの可能性を示した注目盤です。

 ※録音:2021年11月16日-18日、聖ジュード・オン・ザ・ヒル教会(イギリス、ハムステッド・ガーデン・サバーブ)
 





INDESENS!



OINDE156
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
イシ&アイユー ~ 20世紀ソロ・ハープのためのオリジナル作品集
 CD1 『ICI』 ~
  フォーレ:即興曲 Op.86/トゥルニエ:演奏会用練習曲 《朝に》/
  ルニエ:交響的小品/イベール:スケルツェット/
  フォーレ:塔の中の王妃 Op.110/ルーセル:即興曲 Op.21/
  トゥルニエ:森の中の泉へ/ジャン・クラ:2つの即興曲/
  タイユフェール:ハープ・ソナタ/
  ピエリック・ウーディ:ハープ・ソナタ/
  プティジラール:メリックの夢/
 CD2 『AILLEURS』 ~
  エネスク:演奏会用アレグロ/ポッセ:ハープのためのワルツ/
  プロコフィエフ:前奏曲 Op.12-7/
  ヒナステラ:優雅な乙女の踊り、ハープのためのソナティネ/
  グリエール:即興曲/ヒンデミット:ハープ・ソナタ/
  マレスコッティ:ハープのためのムーヴマン/
  ロータ:ハープのためのサラバンド、ハープのためのトッカータ/
  ロドリーゴ:ハープのための即興曲/
  ハチャトゥリアン:オリエンタル・ダンス、ハープのためのトッカータ/
  ブリテン:ハープのための組曲 Op.83/ネイサン・カリアー:Dirge
マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)
INDE156
(2CD)
特別価格
¥3600

 マリー=ピエール・ラングラメ新録音!20世紀ソロ・ハープのオリジナル作品集!

 ☆ベルリン・フィル首席ハープ、マリー=ピエール・ラングラメ新録音!
 ☆長年トランスクリプション作品に専念してきたラングラメが、「20世紀ソロ・ハープのためのオリジナル作品」を集成した2枚組!

 1993年からベルリン・フィルの首席ハープ奏者として活躍するフランスの名ハーピスト、マリー=ピエール・ラングラメの新録音。
 これまでIndesens(アンデサンス)では吉野直子やエマニュエル・パユ、マルティン・レーアなどベルリン・フィルの仲間たちとの共演、そしてトランスクリプション作品を中心にレコーディングしてきたラングラメですが、ニュー・アルバム「イシ&アイユー(Ici & Ailleurs/こことよそ)」では、20世紀のハープのためのオリジナル作品で2枚組のソロ・アルバムを完成させました。

 『ICI(Here/ここ)』と題した1枚目は祖国フランスの作曲家たち、『AILLEURS(Elsewhere/よそ)』と題した2枚目では、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、ロシアなど他国の様々な作曲家の作品を年代順に並べ、有名なレパートリーの柱となる作品と、あまり知られていない作品(中にはほとんど演奏されていないものも)が交互に配置されています。
 エネスクの「演奏会用アレグロ」やロドリーゴの「即興曲」など、このアルバム制作の過程でラングラメが再発見した宝石のような小品も含め、ソロ・ハープのためのオリジナル作品を改めて俯瞰する素敵なアルバムとなることでしょう。

 ※録音:2017年&2020年、ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール
 





KAIROS


0015107KAI
¥2600
フリードリヒ・チェルハが書き下ろした2つの《Keintate》、
 バリトンとシュランメル・クァルテットのためのヴァージョン

  フリードリヒ・チェルハ(1926-):Keintate I,II
   (バリトンとシュランメル・クァルテット版、抜粋)
ホルガー・ファルク(バリトン)
アテンサム・クァルテット

 オーストリアの大御所、フリードリヒ・チェルハ(1926-)がアテンサム・クァルテットのために書き下ろした2つの《Keintate》を、バリトンとシュランメル・クァルテットのためのヴァージョンで収録!
 チェルハは、アルバン・ベルクの《ルル》を完成させたことや、数々の記念碑的なオーケストラ作品の作曲で有名ですが、一方で故郷ウィーンの民族音楽、芸術音楽に忠実であり続けた作曲家でもありました。
 彼のあまり知られていないウィーン風の作品を、ハンス・アイスラーの歌曲の録音で有名なホルガー・ファルクを迎え、理想的な解釈でお送りします。

 ※録音:2021年3月、4月、7月(オーストリア、ウィーン)
 
 


0015088KAI
¥2600
ドニ・デュフールの記念碑的なピアノ作品
 《雪崩》の録音が登場!

  ドニ・デュフール(1953-):雪崩 Op.82(1995)
フランソワ・ミシェル・リニョル(ピアノ)

 ピエール・シェフェール直系の後継者、ドニ・デュフール(1953-)の記念碑的なピアノ作品《雪崩》の録音が登場!
 この作品は、それぞれ曲の長さと雰囲気の異なる19の楽章からなり、聴き手を雪の形態の無限のバリエーションと、イヌイットの雪に関する豊富な語彙を横断する旅にいざないます。
 デュフールはアナログ・シンセサイザーの演奏家として、特に80年代にTM+アンサンブルで活動したおかげで、聴覚を通して見る能力を身につけたといいます。
 それは音の現象における既成概念への依存から距離を置くことにもつながりました。演奏はセヴラックやデュプレをはじめ、フランスの近現代ものを得意とするピアニスト、フランソワ・ミシェル・リニョルです。

 ※録音:2021年3月、4月、7月(オーストリア、ウィーン)
 





ORLANDO RECORDS


OR0050
¥2500
レクリエーション
 ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇《ヴェネツィアの一夜》序曲
 プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》より「私のお父さん」
 ビゼー:歌劇《カルメン》より「闘牛士の歌」
 ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル《冬の楽しみ》Op.121
 ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《春の声》Op.410
 ロッシーニ:歌劇《セビリアの理髪師》より「私は町の何でも屋」
 モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より「お手をどうぞ」
 ドリーブ:バレエ《シルヴィア》より「ピチカート」
 レハール:喜歌劇《メリー・ウィドウ》より
  「唇は語らずとも」「さあ、マキシムへ行こう」、ワルツ《金と銀》Op.79
 ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇《こうもり》より
  「無垢な田舎娘を演じる時は」
 ロベルト・シュトルツ:行進曲《ウィーンからの挨拶》 Op.898
テオフィル・アンサンブル・ウィーン
テレーザ・グラプナー(ソプラノ)
ダニエル・シュムッツハルト(バリトン)

 クラシックの名曲を、全く新しい室内楽編曲版で愉しむ!このアルバムでは、シェーンベルクと彼の私的演奏協会の伝統を受け継ぎ、ウィーン・フィルの首席ホルン奏者ヨーゼフ・ライフがすべての曲を室内楽編成用に再設計し、小さなスペースでも演奏できるよう見事な編曲を行っています。
 これまでに数えきれないほど演奏されたであろう作品に全く新しい視点を見出し、「縮小の贅沢」を施すことで、濃密で親密なリスニング体験を可能にしているのです。
 





PALADINO


PMR0122
¥2500
マウトナーとツィカンの室内楽作品集!
 ミヒャエル・マウトナー(1959-)&
  オットー・M・ツィカン(1935-2006):
   Das Unterosterreichische Liederbuch
  ミヒャエル・マウトナー:Gegenstimme
   (ピアノとヴァイオリンのための18の変容)
  オットー・M・ツィカン:Verborgene Erinnerungen
   (ピアノ、チェロ、ヴィブラフォンのための三重奏曲)
ハインリヒ・シフ(チェロ)
オットー・M・ツィカン(ピアノ)
クルト・プリホダ(ヴィブラフォン)

 オーストリアの現代作曲家、マウトナーとツィカンの室内楽作品集!

 20世紀後半のオーストリアを代表する重要な作曲家の一人、オットー・M・ツィカン(1935-2006)と、同じくオーストリア出身で、モーツァルテウム音楽院でゲルハルト・ヴィンベルガーに学び、ルトスワフスキ、デュティユー、ヘンツェらのマスタークラスを修了した作曲家・指揮者、ミヒャエル・マウトナー(1959-)による室内楽作品集。
 打楽器奏者のクルト・プリホダとツィカン自身のピアノ、そして2016年に亡くなったチェリストのハインリヒ・シフが参加した三重奏曲《Verborgene Erinnerungen(秘められた記憶)》は、今回初リリースとなるORFアーカイブからの貴重な音源です。

 ※録音:1975年、1995年5月、2020年9月
 




 

URANIA RECORDS


LDV14089
¥2300
アーリー・ロマンティック・チェロ
 イグナツ・ヨーゼフ・プレイエル(1757-1831):
  6つのチェロ・ソナタより
   第2番 変ホ長調、第6番 ハ短調、第5番 変ホ長調
 フランソワ・クピス・ドゥ・レヌサール(1732-1808):
  3つのチェロ二重奏曲より、第2番 ハ長調 Op.5
 ドメニコ・ランツェッティ(ca.1730-1774):
  チェロ・ソナタ 変ロ長調
 ジャン・バルタザール・トリックリール(1750-1813):
  6つのチェロ・ソナタより第1番 ハ長調、第3番 変ロ長調
クラウディオ・ロンコ(チェロ)
エマヌエラ・ヴォッツア(チェロ)
ピリオド楽器使用

 18世紀、古典派の時代にこのアルバムに収録されている作曲家たちはチェロという楽器を用いて斬新な作品を残しました。
 ピアノ製作者としても有名なプレイエルの他三人の作曲家はチェリストとしても活躍しており、現在ではあまり演奏される機会はありませんが、時代を先取りしたロマン派のような革新的な作品を残していました。

 クラウディオ・ロンコは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。
 さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人。
 現在は2001年に出会ったボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアと夫婦デュオを組み、コンサートやレコーディングに精力的に取り組んでいます。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


URANIA RECORDS



WS121399
(2CD)
特別価格
¥2500

豪華な歌手陣が一堂に会する
 Decca製作の《マクベス》復刻!

  ヴェルディ:歌劇《マクベス》

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(マクベス/バリトン)
エレナ・スリオティス(マクベス夫人/ソプラノ)
ニコライ・ギャウロフ(バンコー/バス)
ルチアーノ・パヴァロッティ(マクダフ/テノール)
リッカルド・カシネッリ(マルコム/テノール)
ヘレン・ローレンス(マクベス夫人の侍女/ソプラノ)
レイモンド・マイヤーズ(医師/バス)
アンブロジアン・オペラ合唱団
ワンズワース少年合唱団
ランベルト・ガルデッリ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 豪華な歌手陣が一堂に会する名盤!Decca製作の《マクベス》を復刻!

 ☆伝説の名ソプラノ、エレナ・スリオティスのマクベス夫人!
 ☆全盛期のルチアーノ・パヴァロッティ、ニコライ・ギャウロフの美声を堪能!

 Deccaによって1970年に制作されたヴェルディの《マクベス》をウラニア・レコーズが復刻しました。
 このアルバムは、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウのマクベスを始めとして、歌手陣の豪華さは目を見張るものがあります。
 Deccaが誇る伝説の名ソプラノ、エレナ・スリオティスのマクベス夫人に加え、若き日のルチアーノ・パヴァロッティやニコライ・ギャウロフといった当時全盛期を迎える二人の美声も冴えわたっています。
 また、指揮はイタリア・オペラ、その中でも特にヴェルディの演奏で知られたランベルト・ガルデッリが務め、当時のDeccaの熱の入れようが窺えるキャスティングとなっています。

 ※録音:1970年、ロンドン/STEREO/ADD
 



<メジャー・レーベル>

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SONY



19658701122
\2800→\2590
ヤン・フォーグラー(チェロ
『ポップ・ソングズ』
 
~モンテヴェルディ、モーツァルト、ビゼー、から
    ビートルズ、ゲイリー・ムーア、マイケル・ジャクソンまで

 モンテヴェルディ:歌劇『ポッペアの戴冠』 SV.308~「なおもあなたを見つめる」
 パーセル:歌劇『ディドーとエネアス』~「私が地に伏す時」(ディドーの嘆き)
 ヴィヴァルディ:歌劇『ジュスティーノ』~「よろこびと共に会わん」
 グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』~「エウリディーチェを失って」
 モーツァルト:歌劇『魔笛』 K.620~「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
 ベッリーニ:歌劇『ノルマ』~「清らかな女神よ」
 ロッシーニ:歌劇『セヴィリャの理髪師』~「私は町のなんでも屋」
 ビゼー:歌劇『カルメン』~「おまえの投げたこの花を」(花の歌)
 ヴェルディ;歌劇『椿姫』~「乾杯の歌」
 ワーグナー:歌劇『タンホイザー』~「夕星の歌」
 ガーシュウイン:歌劇『ポーギーとベス』~「サマータイム」
 アーヴィン・ドレイク:『It Was a Very Good Year』(思い出の日々)
 ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:『ゴールデン・スランバー』
 ゲイリー・ムーア:『スティル・ゴット・ザ・ブルーズ』
 マイケル・ジャクソン:『ビリー・ジーン』
ヤン・フォーグラー(チェロ、編曲)
BBCフィルハーモニー管弦楽団
オメール・メイア・ウェルバー(指揮)
録音:2021年10月3,4日、ソルフォード、BBCフィルハーモニック・スタジオ

 チェロの名手ヤン・フォーグラーが、モンテヴェルディ、モーツァルト、ビゼー、からビートルズ、ゲイリー・ムーア、マイケル・ジャクソンまで、500年近くにわたって最も美しく、そして人気のあるボーカル作品をチェロとオーケストラのためにアレンジして演奏!
 19歳にしてドレスデン歌劇場管弦楽団の首席チェリストとなり、2018年~現在はソリストとして世界的に活躍しているヤン・フォーグラー。ドイツを代表する円熟のチェリストとして、ソニー・クラシカルから1枚1枚にテーマを持たせたアルバムを発表しています。ヤン・フォーグラーの管弦楽伴奏編曲版によるチェロ小品アルバム『My Tunes Vol.1』とその『Vol.2』は、ドイツ・クラシックチャート1位を1カ月独占し、ヨーロッパのみならずアメリカでもベストセラーとなりました。今作はその続編となるもので、次世代のフィンランド・ギター界を牽引するイスモ・エスケリネンとのデュオによる小品集。エスケリネンはクオピオの生まれ。ティモ・コルホネン、オスカル・ギリヤらに学び、スカンディナヴィア・ギター・コンペティションを初めとする各地のコンクールで優勝した後、ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。
 『ポップソング』では、モンテヴェルディ、ヴィヴァルディ、ビゼー、モーツァルトからビートルズ、ゲイリー・ムーア、マイケル・ジャクソンまで、500年近くにわたって最も美しく、そして人気のあるボーカル作品が並んでいます。この録音のために、BBCフィルハーモニックと指揮者のオメール・メイア・ウェルバーと特別なプロジェクト・チームを組み、チェロとオーケストラのために特別にアレンジされた作品となって前代未聞の新鮮さとともに、生き生きと蘇っています。BBCフィルハーモニックはヤン・フォーグラーのチェロの響きを美しく強調し、指揮者のウェルバーはモンテヴェルディの『なおもあなたを見つめる』のアコーディオンも加わった美しいアレンジで魅了します。フォーグラーは、さらに『ディドーとエネアス』『カルメン』『魔笛』などのオペラから最も楽しい作品を選んでいます。ポーギーとベスの『サマータイム』、フランク・シナトラの『It Was a Very Good Year』や、マイケル・ジャクソンの『ビリー・ジーン』などが、20世紀のお気に入りとして収録されています。




<LP>


GLOBAL CULTURE AGENCY

STCL 1009
(LP)
¥10500
チェロは歌う ~アンドレ・レヴィ、フランス音楽集
 [A 面]
  マスネ:『ウェルテル』より 月の光
  オッフェンバック:『ホフマン物語』より 舟歌
  リスト:愛の夢
  ヴォルガの舟歌
 [B 面]
  ゴダール:ジョスランの子守唄
  サン=サーンス:白鳥
  ショパン:別れの曲
  グリーグ:ソルヴェイグの歌
アンドレ・レヴィ (チェロ)
アンドレ・コラール (ピアノ)

 超稀少盤、レヴィのフランス作品集、こだわりのオリジナル・デザイン復刻!

 録音:1958年11月/輸入盤、フランスプレス、2022 年リマスター、180g 重量盤、限定生産盤

 オリジナル・デザインにこだわる韓国SOUND TREE 社によるハイ・クオリティな復刻LP シリーズより、アンドレ・レヴィとアンドレ・コラールによるフランス作品集が登場。
 これは1960 年代初頭に300~400枚という少数生産で世に出たもので、今や状態の良いオリジナル盤を入手することは至難。
 その貴重なLumenオリジナル盤のファースト・プレスからデジタル・トランスファーして最新リマスターを施し、フランスプレスで製品化した愛好家大注目のレコードです。

 日本へは国内レーベルGlobal Culture Agencyを介してのみの流通です。

 
 
 

STCL 1013
(LP)
¥10500
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
 [A 面]
  第1楽章
  第2楽章
 [B 面]
  第2楽章(つづき)
  第3楽章
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)

 シュタルケルの名を決定的にした貴重名盤、こだわりのオリジナル・デザイン復刻!

 録音:1950年/ニューヨーク/輸入盤、フランスプレス、2022 年リマスター、180g 重量盤、限定生産盤

 オリジナル・デザインにこだわる韓国SOUND TREE社によるハイ・クオリティな復刻LPシリーズより、26歳のシュタルケルによるコダーイ無伴奏録音が登場。コダーイ作品の認知を上げ、シュタルケルの名を不滅のものとした名盤にして、オリジナル盤はたいへん入手難の一品。
 その貴重なPeriodオリジナル盤のファースト・プレスからデジタル・トランスファーして最新リマスターを施し、フランスプレスで製品化した愛好家大注目のレコードです。

 日本へは国内レーベルGlobal Culture Agencyを介してのみの流通です。

 
 
 
PWCL 0033
(LP)
¥11400
バッハ&モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
 [A 面]
  J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
 [B 面]
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K216
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
ラファエル・クーベリック(指揮)
[A面]ロンドン交響楽団
[B面]ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 〈3タイトル同時発売〉デ・ヴィートの凛とした艶やかな音色が冴える瑞々しくも味わい深い必聴の名演、オリジナル・ジャケットで丁寧に復刻!

 オリジナル・デザインにこだわる韓国SOUND TREE 社によるハイ・クオリティな復刻LPシリーズから、名女流ヴァイオリニスト、デ・ヴィートによる「バッハ&モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲」(PWCL-0033)、「ベートーヴェン:クロイツェル・ソナタ」(PWCL-0034)、「ブラームス:ヴァイオリン協奏曲」(PWCL-0035)の3 タイトルが同時発売!どれも彼女の得意とした曲目で名演の誉れ高く、オリジナル盤は中古市場で高値で取引されるレア盤です。
 しなやかで凛とした音色と、作品の持つ味わいを深く引き出す歌。レコードならではの美感にあふれた逸品です。★現ワーナー傘下のパーロフォン・レコードから取り寄せたオリジナルマスターに独自の丁寧なリマスタリングを施し、フランス・プレスで製品化。日本へは国内レーベルGlobal Culture Agencyを介してのみの流通です。

 【バッハ&モーツァルト協奏曲(PWCL-0033)/オリジナルLP】
  レーベル:His Master's Voice (HMV)/商品番号:ASD 429
 【クロイツェル・ソナタ(PWCL-0034)/オリジナルLP】
  レーベル:His Master's Voice (HMV)/商品番号:ALP 1319
 【ブラームス協奏曲(PWCL-0035)/オリジナルLP】
  レーベル:His Master's Voice (HMV)/商品番号:ALP 1104

 録音:[A面]1959年6月24-25日/ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
  [B面]1959年1月21-22日、11月6日/ロンドン、アビー・ロード・スタジオ、キングスウェイ・ホール
 輸入盤、フランスプレス、2022 年リマスター、180g 重量盤、限定生産盤

 
 
 

PWCL 0034
(LP)
¥11400
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調『 クロイツェル』 Op.47

  [A 面] 第1 楽章・第2 楽章
  [B 面] 第3 楽章
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
ティート・アプレア(ピアノ)

 録音:1955年7月18-20、22日/ロンドン、アビー・ロード・スタジオ/輸入盤、フランスプレス、2021年リマスター、180g 重量盤、限定生産盤

 
 
 

PWCL 0035
(LP)
¥11400
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
 [A 面] 第1楽章(カデンツァ:ヨアヒム)
 [B 面] 第2・3楽章
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
ルドルフ・シュヴァルツ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

 録音:1953年2月25・27日、3月5日/ロンドン、キングスウェイ・ホール/輸入盤、フランスプレス、2021年リマスター、180g 重量盤、限定生産盤

 
 
















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