≪第116号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2022/7/12~
7/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE
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AP 284
(3CD)
¥5200 →\4790
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ひとりの歌手による初の試み
フォーレ歌曲全集 |
シリル・デュボワ(テノール)、
トリスタン・ラエ(ピアノ) |
Disc1
(1)五月Op.1の2/(2)蝶と花Op.1の1/(3)私は口づけをしたから(1862)/
(4)オランピオの悲しみ(1865頃)/(5)僧院の廃墟でOp.2の1/(6)水夫たちOp.2の2/
(7)秋の歌Op.5の1/(8)愛の夢Op.5の2/(9)いなくなった人Op.5の3/
(10)あけぼの(1870頃)/(11)5つのヴェネツィアの歌Op.58/(12)贈り物Op.46の1/
(13)月の光Op.46の2/(14)夕べOp.83の2/(15)牢獄Op.83の1/(16)涙Op.51の2/
(17)墓地でOp.51の2/(18)憂鬱Op.51の3/(19)ばらOp.51の4/(20)優しい歌Op.61(全9曲)
Disc2
(1)水のほとりでOp.8の1/(2)この世では!Op.8の3/(3)身代金Op.8の2/
(4)シルヴィOp.6の3/(5)悲しみOp.6の2/(6)朝の歌Op.6の1/(7)愛の歌Op.27の1/
(8)歌を教える仙女Op.27の2/(9)あけぼのOp.39
の1/(10)捨てられた花Op.39 の2/
(11)夢の国Op.39の3/(12)イスパハンのバラOp.39
の4/(13)ネルOp.18の1/
(14)旅人Op.18の2/(15)秋Op.18の3/(16)私たちの愛Op.23の2/(17)ゆりかごOp.23の1/
(18)秘密Op.23の3/(19)いちばん楽しい道Op.87の1/(20)山鳩Op.87の2/
(21)シャイロックOp.57【シャンソン/マドリガル】/(22)九月の森でOp.85の1/
(23)水面を漂う花Op.85の2/(24)伴奏Op.85の3/(25)イヴの歌Op.95(全10曲)
Disc3
(1)リディアOp.4の2/(2)漁師の歌Op.4の1/(3)アポロン賛歌Op.63/
(4)「町人貴族」のセレナード(1893)/(5)ある日の詩Op.21(全3曲)/
(6)沈黙の贈り物Op.92/(7)歌Op.94/(8)閉ざされた庭Op.106(全8曲)/
(9)夜想曲Op.43の2/(10)降誕祭Op.43の1/(11)祈りながら(1890)/(12)平和が来たOp.114/
(13)幻影Op.113(全4曲)/(14)夢のあとにOp.7の1/(15)賛歌Op.7の2/
(16)舟歌Op.7の3/(17)トスカーナのセレナードOp.3
の2/(18)独りぼっち!Op.3の1/
(19)アルペッジョOp.76の2/(20)消えない香りOp.76の1/(21)幻想の水平線Op.118(全4曲) |
まさにフランス! 初の試みによるひとりの歌手によるフォーレ歌曲全集
録音:2020年7月3日、8月10-17日、2021年6月14-16日/サル・コロンヌ(パリ)/24bit
96kHz
フォーレは室内楽やピアノ曲で人気がありますが、フランス歌曲のおける最も偉大な巨匠として100を超える名品を残しています。
そのなかには「月の光」や「夢のあとに」のようによく知られたものもあります。
このアルバムは1984年生まれのフランスのテノール、シリル・デュボワが相方ピアニスト、トリスタン・ラエとフォーレ歌曲に挑戦したもので、ひとりの歌手による全集は初とされます。
彼らはこれまでもリストやブリテンの歌曲集で優れた演奏を披露してくれましたが、何より非の打ち所のないフランス語の発音と並外れた解釈がフォーレにピッタリ。
詩の雰囲気や感情、気分を自然に伝えてくれます。
フォーレの歌曲は長い生涯にわたり書かれているため、4つの作風に分けられるとされます。
1860-70年代はロマンティックで、どちらかというとセンチメンタルで暗い情感のものが支配的。1880年代は高踏派の詩人によるものが多く優美。1890年代は大胆で力強い表現が顕著。
20世紀に入ってからは渋い内省性に加え、大胆な和声など時代の影響も感じられます。
そのいずれをもデュボワは味わい深い表現で聴かせてくれます。
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CHALLENGE CLASSICS
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CC 72916
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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リナ・トゥール・ボネの新譜はラヴェル!!
「ムーヌへのオマージュ」 ~ ラヴェル:ヴァイオリンのための作品集
モーリス・ラヴェル(1875-1937):
(1)フォーレの名による子守歌
(2)ヴァイオリン・ソナタ ト長調
(3)ヴァイオリンとピアノ・リュテアルのための演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』
(4)ヴァイオリンとチェロのためのソナタ |
リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)
マルコ・テストーリ((4)チェロ)
ピエール・ゴア((1)(2)ピアノ、(3)ピアノ・リュテアル) |
KKC 6580
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
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存在感たかまる名手ボネ、ほとばしる魂の歌!ラヴェルのヴァイオリン作品に深く関わったエレーヌ・ジュルダン=モランジュへのオマージュ、珍しいピアノ・リュテアルも登場!
[使用楽器]
ヴァイオリン:1724年Carlo Tononi 製 /
弓:1915年Jules Fetique 製
チェロ:2020年Renzo Mandelli 製 / 弓:Louis
Bazin製
ピアノ:1935年Hautrive社製
ピアノ・リュテアル:1910年プレイエル社製ピアノにリュテアルを取付けて演奏
録音:2022年3月4-7日/ベルギー、ブリュッセル、楽器博物館(MIM)/Multi-ch
/ Stereo、51'06''
近年評価が著しく高まっているスペインのヴァイオリニスト、リナ・トゥール・ボネがラヴェルの作品集をリリース。
フランスの名女流ヴァイオリニスト、エレーヌ・ジュルダン=モランジュ(1892-1961)
へのオマージュとなっており、これまで古楽中心のレパートリーで攻めてきたボネの新境地がうかがえる意欲作です。
エレーヌ・ジュルダン=モランジュはラヴェルから「Moune ムーヌ」の愛称で呼ばれ厚い信頼をうけた人物で、『ヴァイオリンとチェロのためのソナタ』(1921)の初演を任され、『フォーレの名による子守歌』(1922)、『ヴァイオリン・ソナタ』(1923-27)
も彼女のために書かれました。また技巧的な『ツィガーヌ』(1924) の作曲にあたっても、パガニーニの『24 の奇想曲』を参考にしつつ、ラヴェルは彼女からヴァイオリン書法への多くの助言をもらいます。
エレーヌは関節リウマチを患い、若くして演奏活動からリタイアせざるを得ませんでした。完成した『ツィガーヌ』も弾くことが出来ず、献呈・初演者はヨアヒムの血を引くハンガリーのヴァイオリニスト、イェリー・ダラーニとなりました。
1927年の『ヴァイオリン・ソナタ』初演もやはり同じ理由でエネスコにその任がまわります。しかしエレーヌの存在があったからこそ、これら一連のヴァイオリン作品が生まれたことを忘れてはなりません。
ラヴェル時代の弓とガット弦、歴史的ピアノを使用した演奏です。『ツィガーヌ』では作曲家自身が指定しているもののあまり聴く機会のない「ピアノ・リュテアル」が登場。
これはツィンバロンのような音色が出せるアタッチメントをピアノに取り付けたもので、ロマ音楽を表現したこの曲においてきわめて独特な効果が発揮されます。
ボネの活き活きとして緩急自在な表現もみごとで、エレーヌへの強い思いがアルバム全体を彩る音色と雰囲気にみずみずしい生命力を付加しています。
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覚えておきましょう
出すアルバム、全てが「快挙」
バロック・ヴァイオリンの新星
リナ・トゥール=ボネ
新旧世代の交代といえば、バロック・ヴァイオリンの世界もまさにその渦中。
とくにバーゼル。
スコラ・カントルム周辺をはじめ、スイス、ドイツ、フランスなどの古楽系教育機関の主任教諭が変わるなか、若い世代が続々と存在感をあらわしはじめている。
そんな中、現代楽器で確かな研鑽を積んだのち、ウィーンや故郷で華々しく活躍しているスペイン出身のリナ・トゥール・ボネも要注目のひとり。
出すCD出すCDすべて快挙と言っていい新星。
先日の来日公演も、音楽業界のプロフェッショナルを感嘆させる壮絶なものだったらしい。
メジャーかどうかに関係なく、ものすごい人というのは存在するのである。
リナ・トゥール・ボネ、覚えておきましょう。
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旧譜から
まだ入るといいのですが!入りにくそうなものは海外から直接取ってみます。
PAN CLASSICS
PC 10408
\3200
海外直輸入
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バロック・ヴァイオリン・ファンは逃げられない
リナ・トゥール・ボネ、また新たな伝説を打ち立てそう
「美」-17世紀ヴァイオリンの芸術
ニコラ・マッテイス(1650-1714):アリア・ファンタジア
ロマヌス・ヴァイヒライン(1652-1706):パルティータ第3番
ビアジョ・マリーニ(1594-1663):ソナタ『ラ・モニカ』
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(c1623-1680):ソナタ第4番
アンドレア・ファルコニエーリ(c 1585-1656):フォリア
ハインリヒ・ビーバー(1644-1704):パルティータ第5番
アントニオ・ベルターリ(1605-1669):チャッコーナ
ヨハン・パウル・ヴェストホフ(1656-1705):リュートを模して
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):2
声のソナタ BuxWV272
マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):アリア『ラ・ベルガマスカ』
パオロ・チーマ(c1575-1622):ソナタ第2番 |
リナ・トゥール・ボネ
(ヴァイオリン、
ヴィオラ・ダモーレ、指揮)
ムジカ・アルケミカ |
リナ・トゥール・ボネが鮮やかに紡ぐ、17世紀に巻き起こった「美」のパラダイムシフト
録音:2019年12月12-14日/ローマ、聖エリギウス教会/68'17'' |
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APARTE
AP 219
\3500
海外直輸入
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リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)
バッハとヘンデル、架空の出会い
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番
ハ短調 BWV1017
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第5番
ヘ短調 BWV1018
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 HWV359a
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番
ト長調 BWV1019 |
リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)
ダニ・エスパーサ(チェンバロ) |
人気奏者ボネがバッハとヘンデルを交互に演奏、ふたりの作曲家の芸術が鋭い対比となって輝く
録音:2019年4月29日-5月1日/スペイン/73'47''
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以上、ボネのプチ特集でした。
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CALLIOPE
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フランク&ショパン:チェロ・ソナタ集
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロとピアノ版)
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65 |
クセニヤ・ヤンコヴィチ(チェロ)
ジャクリーヌ・ブルジェ=モーヌリ(ピアノ) |
名手ヤンコヴィチのフランク&ショパン!
ロシアとセルビアの音楽家の家庭に生まれ、9歳でベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団と共演、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ピエール・フルニエ、アンドレ・ナヴァラらに師事したチェロのクセニヤ・ヤンコヴィチと、ジュネーブ音楽院で学び、13歳のときにパリのシャンゼリゼ劇場でモーツァルトの協奏曲を弾いて鮮烈なデビューを飾ったピアノのジャクリーヌ・ブルジェ=モーヌリ、2人の名手がスイスの歴史あるマナーハウスで奏でたフランク&ショパン。
周囲の山々やレマン湖の眺め、シャトー・ファローの建築や、録音会場となった部屋の持つ音楽的歴史が、彼女たちと作品とを強く結び付けてくれたといいます。
ブルジェ=モーヌリは、パデレフスキからショパンにまで遡るポーランドの伝統的なピアノ奏法を受け継いだピアニスト、ジャン・ファシナに学んでいる点もポイントです。
※録音:2020年10月、シャトー・ファロー(スイス、ローザンヌ)
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CAL2184
(2CD)
特別価格
¥3600
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ドビュッシー:前奏曲集第1巻
CD1(ピアノ独奏) ~
ドビュッシー:前奏曲集第1巻
フランソワーズ・ショヴォー(1953-):
前奏曲第5番 Op.231、前奏曲第8番 Op.234、
前奏曲第10番 Op.236、前奏曲第11番 Op.237
CD2:(ピアノと詩)~
ドビュッシー:前奏曲集第1巻と詩 |
シリル・ギヨタン(ピアノ)
フランソワ・マルトゥーレ(朗読) |
1980年フランス出身、パリ音楽院を一等賞で卒業する際にはイヴォンヌ・ロリオからも称賛を受けたという、名手シリル・ギヨタンが魅せるドビュッシー。
彼の音のパレットの幅広さと、作品に対する深い考察が、聴き手を新たな世界へと誘います。
2枚目のディスクでは、ギヨタンのピアノにフランスの俳優フランソワ・マルトゥーレ(1943-)によって語られる詩のセレクションが添えられており、これまでにない全く新たなアプローチをお楽しみいただけます。
※録音:2020年7月(フランス、パリ)
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CORO
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ハリー・クリストファーズ(指揮)&ヘンデル&ハイドン・ソサエティ
ハイドン: 交響曲集 Vol.8
交響曲第103番 変ホ長調 Hob.I:103《太鼓連打》
ミサ曲 変ロ長調 Hob.XXII:12《テレジア・ミサ》 |
メアリー・ベヴァン(ソプラノ)
キャスリン・ウィン=ロジャーズ(メゾ・ソプラノ)
ジェレミー・バッド(テノール)
サムナー・トンプソン(バリトン)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ |
ヘンデル&ハイドン・ソサエティのハイドン!「交響曲第103番
《太鼓連打》」と「テレジア・ミサ」!
☆アメリカ最古のピリオド・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティとハリー・クリストファーズによるハイドン・プロジェクト!
☆「テレジア・ミサ」ではメアリー・ベヴァンを中心とした豪華歌手陣が勢揃い!
アメリカ最古のピリオド・オーケストラ、「ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)」と、2008年にHHSの第13代音楽監督に就任したハリー・クリストファーズのコンビによるハイドンの交響曲ライヴのシリーズ第8弾!
1791から1795年のロンドン訪問期に作曲された12の「ロンドン交響曲集」のうちの最後から2番目の曲であり、第1楽章の冒頭と最後にあるティンパニの長い連打が印象的なことから《太鼓連打》の愛称で呼ばれる「交響曲第103番」。
そして1799年に作曲されハイドンの後期六大ミサ曲の中の1曲、「テレジア・ミサ」。編成は大きくないもののハイドンの美しい旋律が溢れた傑作のひとつです。
歌手陣は前作「ネルソン・ミサ」(COR16181)でも好評を博したのと同じ布陣で、2019年にMBEを受勲した今をときめくソプラノ、メアリー・ベヴァンを中心にキャスリン・ウィン=ロジャーズ、ジェレミー・バッド、サムナー・トンプソンといった名歌手が勢揃い。古楽器演奏で高い評価を得ているハリー・クリストファーズとHHSの名コンビが充実の演奏を披露しています。
※録音:2022年1月28日&30日、シンフォニー・ホール(ボストン)
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COR16194
(2CD)
特別価格
¥3600
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再登場
ザ・シックスティーン
J.S.バッハ:ルター派ミサ曲集
ミサ曲 ト短調 BWV.235/
カンタータ第102番《主よ、汝の目は信仰を顧みたもう》
BWV.102/
ミサ曲 ヘ長調 BWV.233/ミサ曲 ト長調 BWV.236/
カンタータ第79番《主なる神は日なり、盾なり》
BWV.79/
ミサ曲 イ長調 BWV.234 |
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮) |
ザ・シックスティーン!バッハの「ルター派ミサ曲集」がセットになって再登場!
☆英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン!
☆J.S.バッハ自身の教会カンタータを題材とした"音楽の再創造"から生まれた「ルター派ミサ曲」!
1979年にハリー・クリストファーズが設立し、それ以来世界最高クラスの合唱団として活動し続けている英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。
彼らが2013年に収録した「ルター派ミサ曲集」(第1集
COR16115 / 第2集 COR16120)が2枚組になって再登場。
ルター派の主流であった「キリエ」と「グローリア」のみによる、「ミサ・ブレヴィス」または「ルター派ミサ曲」と呼ばれるバッハの4つのミサ曲。
その大部分は、自らの教会カンタータを題材としており、作曲者自身が選んだ音楽の"再創造"によって誕生した「ルター派ミサ曲」は、「ロ短調ミサ」や「受難曲」と並ぶバッハの教会音楽の傑作です。
グレイス・デイヴィッドソンやロビン・ブレイズ、イーモン・ドゥーガンなど豪華メンバーの歌声によって絶賛されたザ・シックスティーンによるJ.S.バッハの傑作が今蘇ります。今なお色褪せない彼らの美しい歌声をご堪能ください。
※録音:2013年5月20日-24日、セント・オーガスティン教会(ロンドン)
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DELPHIAN
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スピリタート
デューベン・コレクションからの17世紀のソナタ集 |
スピリタート、
キンガ・ウイサーシ(ディレクター) |
クレメンス・ティーメ(1631-1668):5声のソナタ
変ロ長調*
ヴィンチェンツォ・アルブリーチ(1631-1696):
5声のソナタ(2本のトランペット、2本のヴァイオリンと通奏低音のための)
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
ソナタ イ短調 BuxWV.272(ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ)
ティーメ:8声のソナタ/アルブリーチ:2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
D. プレンツル(fl. later 17th century):
通奏低音を伴う2つの楽器のためのソナタ(トランペットとドゥルツィアン)
アンドレアス・キルヒホフ(d.1696):4声のソナタ*
ヨハン・ヴィルヘルム・フルヒハイム(c.1635-1682):5声のソナタ
ヨハン・ヤーコプ・レーヴェ・フォン・アイゼナッハ(1629-1703):
2本のクラリオンのためのカプリッチョ第2番(2本のトランペット)
ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(c.1665-1745):
哀歌「われ心よりこがれ望む」*
アレッサンドロ・メラーニ(c.1639-1703):5声のソナタ
ハ長調
(2本のトランペット、2本のヴァイオリン〔変則調弦使用〕と通奏低音のための)
*=世界初録音 |
デューベン・コレクションからのトランペットを含む貴重なソナタ集!
☆キンガ・ウイサーシが率いる注目古楽アンサンブル「スピリタート」第2弾!
☆デュ―ベン・コレクションから、トランペットを含む貴重なソナタを紐解く!
イングリッシュ・コンサートとエイジ・オヴ・インライトゥンメント管のメンバーであり、エンシェント室内管弦楽団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、ダニーデン・コンソートにも度々参加、アイルランド・バロック・オーケストラやEUバロック・オーケストラもリードしてきたバロック・ヴァイオリニスト、キンガ・ウイサーシがディレクターを務める注目古楽アンサンブル、スピリタート。
スコットランドの本格クラシック・レーベル、Delphianからリリースされるスピリタートのニュー・アルバムは、貴重な音楽の宝庫として研究が進む「デューベン・コレクション」からの様々な楽器・声部のためのソナタ集。
ドイツからスウェーデンへ移住したデューベン・ファミリーはスウェーデンの王宮で3世代にわたってカペルマイスター(楽長)を輩出するなど音楽の才に恵まれ、印刷物や写本の2000点以上に及ぶ膨大なコレクションを残しました。
キンガ・ウイサーシは、現在ウプサラ大学図書館で公開されているこのコレクションを綿密に分析・調査し、あまり知られていない優れたレパートリーを探求するというアンサンブルの目的を達成することができました。
特に興味深いのは、王宮礼拝堂と独立したトランペット隊の初期のコラボレーションを示すと思われる音楽で、宮廷音楽に華麗なトランペットが響く作品がいくつか選ばれています。古楽ファンも、金管楽器愛好家も要注目!
※録音:2021年9月28日-30日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク)
「デューベン・コレクション」とは、ウプサラ大学図書館の所蔵する楽譜集で、アンドレーアス・デューベン(父)に始まるデューベン家の音楽家ひとり、宮廷楽長を務めたグスタフ・デューベン(父)
(c.1628-1690)が収集した国内外の作品、1500曲の声楽曲と300曲の器楽曲の楽譜が保存され、スウェーデン音楽史の貴重な遺産とみなされています。
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ミステリアス・モテット・ブック1539 |
シグロ・デ・オロ、
パトリック・エイリーズ(指揮) |
ピエール・カデアク(fl.1538-1556):Salus
populi ego sum
ジャック・アルカデルト(1507-1568):Dum
complerentur dies Pentecostes
ヨハネス・ルーピ(c.1506-1539):Apparens
Christus
アドリアン・ヴィラールト(c.1490-1562):
Laetare sancta mater ecclesia、Peccavi
super numerum arenae maris
メストル・ジャン(c.1485-1538):Pater
noster - Ave Maria
ヨハネス・サートン(fl. early 16th c.):Haec
dies quam fecit
ドミニク・フィノー(c.1510-c.1556):Exsurge
quare obdormis
ジャン・デュ・ビヨン(fl. 1534-1556):Postquam
impleti sunt dies purgationis Mariae
シモン・フェラリエンシス(fl. early 16th
c.):Ave et gaude gloriosa virgo
ニコラ・ゴンベール(c.1495-c.1560) or
ジャケ・ド・マントヴァ(1483-1559):Veni
electa mea
ゴンベール:Laus Deo, pax vivis
(全曲世界初録音) |
"シグロ・デ・オロ" 新録音!1539年のミステリアスなモテット集!
☆「スペイン黄金世紀」を意味する新世代ヴォーカル・アンサンブル、"シグロ・デ・オロ"!
☆1530年代後半の謎めいたモテット集に生命を吹き込む!
2014年にロンドンのスピタルフィールズ音楽祭でデビューした新世代をリードする合唱団、「スペイン黄金世紀」を意味する"シグロ・デ・オロ"のアルバム第5弾!
1530年代後半、ミラノの作曲家ヘルマン・マティアス・ヴェレコーレは様々な作曲家の宗教的音楽を編纂し、アルプスを超えてドイツ帝国(当時)のシュトラースブルク(現在のフランス、ストラスブール)の出版社Peter
Schoefferに送り、5冊のパートブックが1539年に出版されました。
カトリックのミラノからプロテスタントのシュトラースブルクへ、宗教の垣根を超えて届けられた聖歌集。宗教改革によりラテン語の合唱が行われなくなった都市で、このモテット集が出版された目的は何だったのでしょうか。
シグロ・デ・オロはケンブリッジ大学のDaniel
Trocm-Latter博士と共同でこのアルバム制作に取り組み、この謎めいた作品集から、ニコラ・ゴンベール、ジャケ・ド・マントヴァ(マントヴァのジャケ)、ジャック・アルカデルト、アドリアン・ヴィラールトといった有名な作曲家のモテットをはじめ、シモン・フェラリエンシスやヨハネス・サートンといったあまり知られていない作曲家の作品も紹介することに成功しました。
全曲世界初録音となるこれらのモテットを、緻密な音楽学的研究ときめ細やかで豊かな歌声が織り成します。
※録音:セント・ジョージ教会(ケンブリッジ、イギリス)
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ET’CETERA
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テレマン:12のファンタジア ~ フルート四重奏による
~
ファンタジア第1番 イ長調/ファンタジア第2番
イ短調/
ファンタジア第3番 ロ短調/ファンタジア第4番
変ロ長調/
ファンタジア第5番 ハ長調/ファンタジア第6番
ニ短調/
ファンタジア第7番 ニ長調/ファンタジア第8番
ホ短調/
ファンタジア第9番 ホ長調/ファンタジア第10番
嬰ヘ短調/
ファンタジア第11番 ト長調/ファンタジア第12番
ト短調 |
アンサンブル・ヴィブラシオン
(フルート、アルト・フルート) |
フルート四重奏版!テレマンの「12のファンタジア」!
☆ベルギーを中心に活躍する7人のフルート奏者によるアンサンブル・ヴィブラシオン!
☆輝かしいフルートの音色で奏でるテレマンの名曲「12のファンタジア」!
7人のフルート奏者によって結成されたアンサンブル・ヴィブラシオンによるテレマンの無伴奏フルートのための「12のファンタジア」のフルート四重奏版。
同曲の編曲版はいろいろとありますが、フルート4人による編曲版は非常に珍しいと言えるでしょう。
ベルギーを中心に活躍するアンサンブル・ヴィブラシオンは、幅広いレパートリーを持っており、その多彩なプログラムは今回収録されたテレマンなどのバロックから現代作曲家の作品にまで及びます。
またそのジャンルはクラシックだけに留まらず、ジャズなども演奏し、フルートを駆使してこの楽器の持つ可能性を拡げています。
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ピッコロ協奏曲集
レヴェンテ・ジェンジェシ(b.1975):ピッコロ協奏曲(2022)
エリク・デシンペラーレ(b.1990):ピッコロ協奏曲(2016)
ロベール・グロロー(b.1951):ピッコロ協奏曲(2012/2021)
バート・ワッテ(b.1979):ピッコロ協奏曲(2016/2021) |
ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)
アタネレス・アンサンブル、他
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アントワープ交響楽団(元ロイヤル・フランダース管弦楽団)の首席ピッコロ奏者を務めるベルギーの名手、ペーター・フェルホーエンによる、ベルギーの現代作曲家の作品を中心にしたピッコロ協奏曲集です。
ベートーヴェンの活躍した時代では特殊効果のように使われていたピッコロですが、現在のオーケストラ曲では欠かせない楽器となりました。
とはいえソロ楽器としてはまだまだ馴染みの薄いピッコロのために作られたこの協奏曲集は、この楽器の持つ特性をさらに教えてくれるアルバムとなっています。
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ヴァイオリン、チェロとピアノのための作品集
ショーソン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3
イザイ:
悲劇的な詩(ヴァイオリンとピアノのための)Op.12
瞑想曲(チェロとピアノのための)Op.16 |
ブルーノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ミゲル・ホーシャ(チェロ)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ) |
「ポルトガル最高のヴァイオリニストの一人」(リスボンの日刊紙"デイリー・プブリコ")、「今日のもっとも有名なポルトガルのミュージシャンの一人」(リスボンの週刊紙"ウィークリー・エクスプレッソ")、「艶のある黄金の音色」(アメリカの音楽誌"ファンファーレ")、「豊かなヴィブラートから生み出される輝く色彩」(イギリスの権威ある弦楽器専門誌"ストラッド")など、国際的なメディアで絶賛されてきたモンテイロが弾くヴァイオリンそしてチェロとピアノのための作品集。
ショーソンの「ピアノ三重奏曲」はパリの国際音楽協会で初演され好評を得ました。師であるフランクの助言によって徹底的に精巧に作られた傑作です。
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NIFC
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NIFC名盤再生産!
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」のうち、しばらくレーベル在庫切れ・入手困難が続いていたタイトルが再生産されました。
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NIFCCD058140
(2CD)
【新装再発売】
特別価格 ¥3600
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シューベルト:冬の旅×2
シューベルト:
冬の旅(スタニスワフ・バランチャクの詩による)
冬の旅(ヴィルヘルム・ミュラーの詩による)(原詩)* |
トマシュ・コニェチュニ(バス・バリトン)
レフ・ナピェラワ(ピアノ) |
ポーランド語の詩による「冬の旅」に原詩ヴァージョンをカップリングして新装再発売!
☆ポーランドのドラマティック・バス・バリトン、トマシュ・コニェチュニ!
☆2018年にリリースされた現代ポーランドの詩人、スタニスワフ・バランチャクの詩による「冬の旅」に、新たに原詩の歌唱をカップリングして新装再発売!
2018年にリリースされ話題を呼んだ、20世紀ポーランドの著名な詩人であり翻訳家であったスタニスワフ・バランチャクの詩を用いてトマシュ・コニェチュニが歌ったシューベルトの「冬の旅」。そのまさにNIFCならではといえる好企画盤が、この度同アーティストで新たに録音した原詩(ドイツ語歌唱)の「冬の旅」をカップリングしての新装再発売が決定!
コニェチュニは1998年にドヴォルザーク国際声楽コンクール(カルロヴィ・ヴァリ、チェコ)で優勝し、世界中のオペラ・ハウスで活躍するポーランド生まれのドラマティック・バス・バリトン。ディスコグラフィーにはサイモン・ラトル、フランツ・ウェルザー=メスト、クリスティアン・ティーレマン、マレク・ヤノフスキらとの共演盤が並ぶほか、2014年、2016年、2017年、2018年の東京・春・音楽祭に出演し日本での評価も着実に積み重ねています。
また、コニェチュニと定期的に演奏しているピアニストのレフ・ナピェラワは、2016年の東京・春・音楽祭でも共演しています。
原詩による録音はポーランド語の詩での録音からおよそ2年後の2019年8月と9月に、同じワルシャワのヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオで行われました。
原詩歌唱と並べることによってバランチャクの詩が傑作「冬の旅」に与えた現代的でまったく新しい側面がより一層際立つことでしょう。
※録音:2017年12月14日、18日&20日/2019年8月27日-28日&9月2日-3日*、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
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PNIFCCD071
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
※再プレス
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アレクセイ・リュビモフ ~ ショパンの家のピアノにて
ショパン:
前奏曲嬰ハ短調 Op.45、舟歌嬰ヘ長調 Op.60、
前奏曲変イ長調(遺作/Presto con leggierezza)、
子守歌変ニ長調 Op.57
J.S.バッハ:《平均律クラヴィーア曲集第1巻》より
前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調 BWV.849、
前奏曲とフーガ第13番嬰ヘ長調 BWV.858、
前奏曲とフーガ第24番ロ短調 BWV.869
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2《月光》 |
アレクセイ・リュビモフ
(ヒストリカル・アップライト・ピアノ/
プレイエル1843年製作、
シリアル・ナンバー10112) |
NIFCCD071
¥2600
※再プレス
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☆鬼才リュビモフが弾くアップライトのプレイエル!
☆ショパンが選び、弾いたであろう1843年製の銘器の響き!
ロシアの鬼才アレクセイ・リュビモフが、1843年にフランスの名工プレイエルによって製作されたショパンと非常に関係の深い「シリアル・ナンバー10112」の『アップライト・ピアノ』を演奏。
当時、聴衆のいないパリのスタディ・サロンでショパンとその弟子たちが、この楽器で古典派のレパートリーを演奏した時に聴こえていた響きとその世界の再現、さらにはバッハ、モーツァルト、そしてベートーヴェンの作品を、ショパンの世界の音楽的イメージに変えてしまうという壮大なテーマに取り組んだ、企画・演奏ともに見逃せない名盤。
※録音:2019年8月26日-29日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
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NIFCCD062063
(2CD/特別価格)
¥3600
※再プレス
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エヴァ・ポブウォツカが「Shigeru Kawai」
シリーズのSK-EXで弾くバッハが再生産!
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
BWV.846-869 |
エヴァ・ポブウォツカ
(ピアノ/Shigeru Kawai SK-EX) |
☆ポーランドの名女流、エヴァ・ポブウォツカが「Shigeru
Kawai」シリーズのSK-EXで弾くバッハが再生産!
1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つ現代ポーランドを代表するピアニストの1人、エヴァ・ポブウォツカが、河合楽器製作所の最高級グランド・ピアノ「Shigeru
Kawai」シリーズのSK-EXを使用して吹き込んだバッハの偉大なる聖典「平均律クラヴィーア曲集」。
※録音:2018年6月22日-25日&7月9日-11日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
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NIMBUS ALLIANCE
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NI6430JP
(SONY DADCプレス盤/
日本向け限定生産)
¥2500
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シャーロット・ド・ロスチャイルド来日記念盤
日本の歌百年 ~ 日本の旅路 第三巻
1. 岡野貞一:紅葉/2. 山田耕筰:燕/
3. 中山晋平:波浮の港/4. 山田耕筰:六騎/
5. 中山晋平:しょうじょう寺のたぬきばやし/
6. 山田耕筰:みぞれに寄する愛の歌/
7. 岡野貞一:おぼろ月夜/
8. 弘田龍太郎:小諸なる古城のほとり/
9. 山田耕筰:蟹味噌/10. 小倉 朗:ふるさと/
11. 山田耕筰:嘆き/
12. 山田一雄(夏精):もうじき春になるだろう/
13. 中田喜直:ちいさい秋みつけた/
14. 團伊玖磨:聲曲/15. 中田喜直:おやすみなさい/
16. 團伊玖磨:藤の花/17. 中田喜直:未知の扉/
18. 團伊玖磨:紫陽花/19. 武満 徹:見えない子供/
20. 中田喜直:すずしきうなじ/
21. 團伊玖磨:花の街/22. 船橋登美子:雲/
23. 平岡荘太郎:もう春ですね/
24. 新井 満:千の風になって |
シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ) |
SONY DADCプレス盤日本向け限定生産! 日本語解説付き!シャーロット・ド・ロスチャイルド来日記念盤!
☆世界中にその歌声を響かせるソプラノ歌手、シャーロット・ド・ロスチャイルド来日記念盤!
☆日本語で歌う日本の歌。「日本の旅路」第3弾!
☆日本向け限定生産のSONY DADCプレス盤!
☆日本語解説&日本語歌詞付き!
世界中にその歌声を響かせるソプラノ歌手であり、イギリスの歴史ある名門ロスチャイルド家の長女でもあるシャーロット・ド・ロスチャイルドは、ザルツブルク音楽学校、英国王立音楽大学、同大学院を卒業し、音楽の才を発揮。
18ヶ国語の歌をレパートリーとするなど、世界各地で音楽活動を行っています。
「日本人以上に日本の心を歌う」と称されたシャーロット・ド・ロスチャイルド。1999年に録音した「日本の旅路(NI6190)」は、「外国人歌手が日本歌曲を全て日本語で歌った初めての録音」として話題を呼び、2016年には「花は咲く」をはじめとする日本歌曲を新たに編曲した「オーケストラ伴奏の日本歌曲集(NI6330JP)」を、2017年には、「日本の旅路」第2弾「故郷」(NI6357JP)を発売。
2022年の来日を記念して新たに贈り出す「日本の旅路」シリーズ第3弾は、アルバムのタイトルを「日本の歌百年」と表して、岡野貞一や山田耕筰から新井満や船橋登美子まで、およそ100年間に及ぶ日本の歌曲と、日本人の心に深く根付いてきた童謡を組み合わせた、素晴らしき日本の歌の数々を収録。
「日本の歌曲は、ドイツ・リートやフランスのシャンソンに匹敵する」と語るシャーロット・ド・ロスチャイルドが、その麗しき歌声で改めて日本歌曲の素晴らしさを伝えます。
※録音:2022年2月7日-9日、ワイヤストン・レイズ(モンマス、イギリス)
※「NI6430JP」はSONY DADCプレスによる、日本向けの限定生産盤となります。海外で発売される「NI6430」品番の商品はCD-R盤です。予めご了承ください。
☆2022年シャーロット・ド・ロスチャイルド
来日公演予定!
◆8月31日(水) 愛知県 名古屋市 日本特殊陶業市民会館
フォレストホール
◆9月2日(金) 北海道 岩見沢市 岩見沢市民会館
◆9月4日(日) 北海道 札幌市 札幌コンサートホールKitara
大ホール
◆9月5日(月) 北海道 江別市 江別市民会館
◆9月7日(水) 北海道 千歳市 北ガス文化ホール(千歳市民文化センター)
◆9月9日(金) 北海道 稚内市 稚内総合文化センター
◆9月10日(土) 北海道 名寄市 名寄市民文化センター
EN-RAY HALL
◆9月12日(月) 北海道 北見市 北見市民会館
◆9月13日(火) 北海道 網走市 オホーツク・文化交流センター
エコーホール
◆9月16日(金) 千葉県 東金市 東金文化会館
◆9月17日(土) 千葉県 白井市 白井市文化会館
「シャーロット・ド・ロスチャイルド ソプラノ・リサイタル
日本の旅路~夏の終わりに贈る歌~」
公演予定曲目:
この道(山田耕筰)、初恋(越谷達之助)、千の風になって(新井満)、歌の翼に(F.
メンデルスゾーン)、
ミュージカル「ウエスト・サイド物語」より"素敵な気持ち"(L.
バーンスタイン)、ダニー・ボーイ(アイルランド民謡)、他
※公演予定は変更となる可能性がございます。最新の開催状況につきましては、各ホールや主催団体の公式HP等にてご確認ください。
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ONYX
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ONYX4239
(2CD)
特別価格
¥3600 →\3290
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パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番&第2番、チェロ・ソナタ
ピアノ三重奏曲第1番 ト短調
ピアノ三重奏曲第2番 ニ短調 Op.9(1906年改訂版)
2つのサロン風小品 Op.6(ロマンス、ハンガリー舞曲)
ヴァイオリンとピアノのためのロマンス
ゴパック(原曲:ムソルグスキー)
2つの小品 Op.2(前奏曲、東洋風舞曲)
チェロとピアノのためのロマンス(1890)
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 |
パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)
アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)
タチアーナ・サムイル(ヴァイオリン) |
ロシアの新世代を代表する名手が母国の作曲家、ラフマニノフを奏でる!
☆デュメイ、ピリス、ゲルギエフが認めたチェリスト、パヴェル・ゴムツィアコフ!
☆スクリャービン国際コンクール優勝、ラフマニノフ国際コンクール第2位&聴衆賞受賞のピアニスト、アンドレイ・コロベイニコフ!
ロシアの新世代を代表する名手が揃ったラフマニノフの室内楽作品集!
デュメイ、ピリス、ゲルギエフがその才能を高く評価し、ピリスと共演したアルバム(ドイツ・グラモフォン)はグラミー賞にもノミネートされたパヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)、
2004年第3回スクリャービン国際コンクール優勝、2005年第2回ラフマニノフ国際コンクール第2位&聴衆賞受賞など、数々のコンクール受賞歴と海外公演歴を持つアンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)、
そして2014年のソチ・オリンピック閉会式でソリストの大役を務めあげ、「伝統的なロシア・ヴァイオリンの系譜における最高傑作」と称されたタチアーナ・サムイル(ヴァイオリン)。
素晴らしい実力を有する3名が、母国の偉大な作曲家、若きラフマニノフが遺した室内楽作品の魅力に迫ります。
※録音:2020年12月&2021年1月、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院大ホール(ロシア)
ゴムツィアコフがついにラフマニノフのチェロ・ソナタを録音してくれた。
これでショパンとラフマニノフという、店主の愛する2つのチェロ・ソナタを彼の演奏で聞けるようになる。
店主の愛するショパンのチェロ・ソナタ。
ひとつだけ選ぶとしたらこの演奏。
パヴェル・ゴムツィアコフのチェロである。
それはショパンの死
ピリスのショパン後期ピアノ作品集
ピリスが1997年以来となるショパンの録音をリリース。レコード芸術でも特選盤に選ばれ、「どんなにすばらしい演奏か、と予期しながら聴いても、さらにその上を行く(幻想ポロネーズ)」(濱田滋郎氏)、「際立った集中力と密度の濃い表現が示され、聴後にいわくカタルシスにも似た感覚が訪れる(ピアノ・ソナタ第3番)」(那須田務)、と評者絶賛となっていた。
これによってピリスがショパンに帰って来た、と胸をわくわくさせる人もいるだろう。評論家の方も次回作にも期待、というようなことを書いている。
・・・しかし、店主の予想が外れてくれることを願っているが、これはピリスにとって最期のショパンになるかもしれない。
なぜならこのアルバムでピリスはショパンの「死」を描いてしまったから。
今回は彼女は作曲者の晩年の作品をセレクトしている(ちなみにノクターン作品62、ワルツ作品64以外は初録音である)。
曲は若干の前後はあるものの、ショパンの死に向かっているかのように選ばれ、演奏されていく。
晩年最期のピアノ大作であるソナタ第3番に始まり、死の影が宿り始めるノクターン作品62、サンドとの決別は目の前、破滅に向かって突き進み始めたころの最高傑作「幻想ポロネーズ」、そして生前のショパンの最後の出版となったマズルカ作品63、この時期に書かれたことが悲劇的にすら思える「子犬のワルツ」を含むワルツ作品64、そして遺作として発表されるマズルカ作品67の2曲。とくに作品67-2は死の直前、一年のブランクの後に突然残された2つの作品のうちの一つ。
さらにショパン最晩年を語るに忘れてはならないチェロ・ソナタ。
店主はショパンの最高傑作は?と尋ねられれば、迷わずチェロ・ソナタの第3楽章と答える。
寡黙で自分のことを語りたがらなかった男が、この曲でだけはこちらに何かを語りかけてくるような気がしてならないから。
ショパンとしては珍しい室内楽としてしか認識されていないチェロ・ソナタだが、この第3楽章の短いラルゴほど、この時代のショパンの人生に対する諦めと死に対する焦燥の念を表わした曲はない。
サンドと別れ絶望の淵にいるショパンが、自らの心をピアノにたとえ、サンドをチェロにたとえ、そこに寄り添わせるように書いた曲。
美しく甘く切なく穏やか・・しかしそこに秘められたショパンのさまざまな思い。
だからショパンの「死」を描こうとするピリスがこのアルバムにこの曲を持ってこなければならなかったのも当然なのである。
そして・・・。
最後に登場するのはあの曲。ショパンが死の床で書いたマズルカ作品68-4
。正真正銘ショパンの最後の作品。
しかし聴いたことがある人は知っていると思う。
変な曲なのである。
かつて金持ちの飼い犬だった野良犬がボロボロになりながらも昔の幸せだった頃を想い出し、そのあとなんとか立ち上がってゴミ箱をあさりに行こうとするが、どうしても立ち上がれないでそのまま水溜りの中で野垂れ死んでしまうような、そんな曲。
そこには美しさも切なさも哀しさもない。あるのははかない敗者のため息。ショパンの作品で、これほど異様な、しかしおそるべき潜在能力を秘めた曲はない。実際いろいろ聴いてきたが、なかなかこの曲で感動することは難しい。だからこそ店主はこの曲の決定的名演を見つけることが人生の命題の一つだった。たとえばマズルカ集の最後に入れられても、そこでいきなり圧倒的な存在感や悲劇性を表現することは難しい。小品集の最後にぽろんと入れられても、そう。
この曲のもつ天国と地獄の性格を描くには、方法はひとつしかない。
アルバム全体でショパンの「死」に向かい、その「死」と一体化するような演奏をする。
そのためにはショパンの最晩年の作品を集め、この曲にたどり着く前に死を迎える緊張感と悲劇性を体感させ、そうして最後に、あたかもショパンと心中するように、作品68-4を持ってくる・・・・。
そう・・・このアルバムでピリスがしたように。
ピリスはこのあと、もうショパンを録音しないような気がする。
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BNL
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フレデリック・ペラシー、2021年11月録音
ヴァイオリン・パッション
ヴィットーリオ・モンティ (1868-1922) :
チャールダーシュ
エンリーコ・トゼッリ (1883-1926) : セレナード
Op.6
ガブリエル・フォーレ (1845-1924) : ロマンス
変ロ長調 Op.28
エドワード・エルガー (1857-1394) : ロマンス
Op.1
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) :
抒情組曲 Op.54 から 小人の行進 (No.3)
抒情小曲集 第7巻 Op.62 から フランス風セレナード
(No.3)
抒情組曲 Op.54 から ノクターン (No.4)
エミール・シェーグレン (1853-1918) : 詩曲
Op.40
ジャン・シベリウス (1865-1957) :
2つの荘重な旋律 Op.77 から 喜べ、わが魂よ
[Laetare amina mea] (No.1)
アルフレード・バシュレ (1864-1944) :
バルカローレ・ノクターン [Barcarolle
nocturne] / 小さな物語 [Petite Histoire]
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) / ジョゼフ・バレス
編曲 :
ヴァルキューレの愛の歌 [Chant d'amour
de la Walkyrie]
アントニン・ドヴォルジャーク (1841-1904)
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ファビアン・レーフェルト (1842-1920)
編曲 : ユモレスク
フランツ・フォン・ヴェチェイ (1893-1935)
: 悲しいワルツ [Valse triste]
マヌエル・デ・ファリャ (1876-1946) : オペラ「はかなき人生」から
スペイン舞曲 |
フレデリック・ペラシー(ヴァイオリン)
ジャン・デュベ (ピアノ) |
録音 : 2021年11月、ステュディオ・アクースティク、パッサヴァン、フランス
フレデリック・ペラシーは1972年パリ生まれのヴァイオリン奏者。ユーディ・メニューインに才能を認められ、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学でシャーンドル・ヴェーグに、グシュタートのメニューイン音楽アカデミーでアルベルト・リジーとメニューインに、サンタンデルでザハール・ブロンに師事。
メジャー・レーベルと無縁なため国際的に有名とまではいきませんが、繊細な音楽を聴かせる美音派として一部から根強い支持があります。
ジャン・デュベ (1981年生まれ) はカナダのピアニスト。2002年フランツ・リスト国際ピアノ・コンクール優勝。
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メニューインに寵愛され、パリでオークレールに、ザルツブルグでヴェーグに、そしてヴァルガにも教えを受けたという。
アメリカ発の粗製濫造型テクニック重視のヴァイオリニストとは明らかにその生い立ちが違う。17歳のときにBNLで録音されたバッハの「無伴奏」は、巷で言われるように年齢を経ることがこの作品にとって必要なのかと考えさせられる凛とした演奏。その後もフランク、ベートーヴェン、ブラームスのソナタ、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、メンデルスゾーンのコンチェルトを次々と録音、新世代ヴァイオリニストの旗手として活躍していたが、肝心のBNLがレーベルのゴタゴタに巻き込まれ入手不能となり、ようやく入手できるようになったのだが(NAIVE系列から離れ独立したらしい)ペラッシーのアルバムはすべて廃盤、という最悪の状況に陥っていた。
そのペラッシーのアルバムがここへきてようやく手に入るようになったが、今回は新譜も登場。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<メジャー・レーベル>
7/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 171SABD
(Blu-ray Disc Audio
+SACD HYBRID)
¥4000
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幸いなるかな
キム・アンドレ・アルネセン(1980-):
幸いなるかな - 傷ついた世界のための至福の教え(2018)
1.心の貧しい人々は(The Poor in Spirit)
2.わたしは貧しい(I am Poor)
3.憐れみ深い人々は(The Merciful)
4.四十日四十夜を(Forty Days and Forty
Nights)
5.平和を実現する人々は(The Peacemakers)
6.平和とはなにか(What is Peace?)
7.柔和な人々は(The Meek)
8.レイチェルの歌(Rachel's Song)
9. 心の清い人々は(The Pure in Heart)
10.神の顔は(The Face of God)
11.祝福:わたしは望む(Blessings: I
Hope)
12.悲しむ人々は(Those Who Mourn)
13.百合の歌(Song for Lily)
14.義に飢え渇く人々は
(Those Who Hunger and Thirst for
Righteousness)
15.正義の歌(Song for Justice)
16.義のために迫害される人々は
(Those Who Are Persecuted for Righteousness)
17.わたしの手をとりなさい(Hold My
Hand)
18.あなたがたは世の光である(You are
the Light) |
ニーダロス大聖堂少女合唱団
トロンハイム・ソロイスツ
ヒシュティ・フューケ(ヴォーカル)
ムハンマド・アル=マジャブ(ヴォーカル)
ハンス・フレードリク・ヤコブセン(フルート)
ハンス=クリスチャン・ショス・ソーレンセン
(ツィンバロン)
ルース・ポター(ハープ)
エスペン・オールベルグ(打楽器)
カール・ホーコン・ヴォーデラン(打楽器)
オーラ・リンドセット(コンサートマスター)
アニタ・ブレーヴィク(指揮) |
現代合唱音楽注目の作曲家、キム・アンドレ・アルネセン、前例のない社会変化で傷ついた世界に語りかける人々の想いが大聖堂の空間にこだまする!
録音:2020年11月、2021年2月 ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)/79'48
制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング
・マスタリング:モッテン・リンドベルグ
Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel DSD/2.0
stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD
Disc 2: Blu-ray: 5.1 DTS HD-MA (24bit/192kHz),
7.1.4. Auro-3D (96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos
(48kHz),2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle:
MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide
現代合唱音楽の作曲家としてもっとも作品が演奏されているひとり、ノルウェーのキム・アンドレ・アルネセンの新作アルバム。
キム・アンドレ・アルネセン Kim Andre Arnesen
は、トロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)の音楽学部で学び、合唱音楽作家としての名声と人気を確立しました。
彼の作品はすでに、50カ国以上で歌われ、《レクイエム》《聖霊ミサ曲》といった大作が、ニューヨークとワシントンで初演されました。
《幸いなるかな(Tuvayhun)》というアラム語の曲名をもつ作品は、マンハッタン少女合唱団と芸術監督ミシェル・オースタリー
Michelle Oesterle の委嘱を受け、2018年に作曲されました。
「環境危機、大量移民、地球規模のパンデミック、政治的二極化、所得不平等の拡大、権威主義体制の興隆、前例のない社会変化といったことで傷ついている世界」と「それにもかかわらず、よく見れば世界は美しい」をテーマに作曲され、「傷ついた世界のための至福の教え(Beautiitudes
for a Wounded World)」の副題がつけられました。
『マタイによる福音書』の「山上の説教」(第5章)の8つの「至福の教え」と、アメリカの詩人チャールズ・アンソニー・シルヴェストリ
Charles Anthony Silvestri(1965-)が書いた、それぞれの教えが現実の世界にどう当てはまるかを例示する歌詞による〈わたしは貧しい〉以下の8
曲、合唱団の少女たちがそれぞれの祈りをさまざまな言語で唱える〈祝福:わたしの望み〉、そして、『マタイによる福音書』(第5章14節)『ヨハネによる福音書』(第12章36節)『フィリピの信徒への手紙』(第2章15節)をテクストにした〈あなたがたは世の光である〉で構成。
古い時代と現代、聖と俗の間の「リミナル・スペース」(現実空間と異空間の狭間)を交流する音楽が、少女合唱とヴォーカル・ソロ、弦楽オーケストラと器楽奏者によって演奏されます。
NTNU で学んだジャズ・シンガーでソングライターのヒシュティ・フューケ
Kirsti Huke と、シリア出身、ベルゲンで学びながら、古典的スタイルのアラブとスーフィの音楽を演奏するグループ「Sharqant」で歌うムハンマド・アル=マジャブ
Mohannmed Al=Majzoub のヴォーカル・ソロ。ジャンルを超えて活動する器楽奏者たちが参加。モッテン・リンドベルグ
Morten Lindberg のプロデュースによりニーダロス大聖堂で録音セッションが行われました。
[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD
ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure
Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray
プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCをお使いください。]
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APARTE
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1773年モーツァルトとグレトリ
(1)モーツァルト:交響曲第25番ト短調K.183
(2)グレトリ:組曲「セファールとプロクリス」
(3)モーツァルト:歌劇「エジプト王タモス」~組曲 |
マルティン・ヴァルベルグ(指揮)
オルケルテル・ノルド |
共通点と個性。1773年に生まれた傑作
録音:2021年11月/セルブ教会(ノルウェー)/24
bit, 96kHz/67'00"
ノルウェーのチェロ奏者でもある指揮者マルティン・ヴァルベルグが2009年に創設した古楽器アンサンブル、トロンハイム・バロック。
17-8世紀作品を主要レパートリーとし高い評価を受けていますが、2018年にオルケルテル・ノルドと改名してさらなる可能性を模索。
今回は1773年に焦点を当て、この年に作られたモーツァルトとグレトリの作品を並べています。
モーツァルトは当時17歳。「小ト短調」として知られる交響曲第25番と、後年の傑作「魔笛」のルーツといわれる「エジプト王タモス」。どちらも才気煥発でモーツァルトの天才性を再認識させてくれます。
一方グレトリは31歳、軽みとシリアスさを兼ね備えたオペラ・コミックを確立させ順風満帆な創作活動を行っていました。
同じ年に作られた両者の純オーケストラ作品は、どちらも強さと輝かしさという共通点がありますが、フランスの舞台音楽が交響曲へ新たに進化していく様をたどることができます。
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50-50
半分バロックで半分現代音楽、半分フランス人で半分イギリス人
(1)パーセル(コンテ編):祭壇に王冠を捧げ~
メアリー女王の誕生日のオード「祝え、この祭典」
(2)ダヴィド・シャルマン:しばしの音楽
(3)マーティン・ハリー:STAB
(4)シャルマン:コールド・ソング~
パーセルの「アーサー王」のアリアによる
(5)ハリー:クーラントとサラバンド
(6)リュリ:マタシン~
「セルセ」、ジグ~「トゥールーズのバレ」
(7)ハリー:パストラール~
シャルパンティエの「アクテオン」のエアによる
(8)シャルマン:グラウンドZ |
フランク=エマニュエル・コント(指揮)
ル・コンセール・ドゥ・ロステル・ディユ |
正統派古楽団体と最新の現代音楽のハイブリッド
録音:2021年10月20-23日/ランタン寺院(リヨン)/24
bit, 96kHz、54'00"
50-50(フィフティ・フィフティ)というアルバム・タイトルは半分バロック音楽で半分現代音楽、半分フランス人で半分イギリス人にかけられています。
それをリヨンの古楽器団体ル・コンセール・ドゥ・ロステル・ディユが奏するという斬新な試み。
ダヴィド・シャルマンは1980年生まれのフランスの作曲家。クラシックとエクスペリメンタル・ロックのコラボを目指し、ラベック姉妹からマドンナまで手掛けるプロデューサーでもあります。
マーティン・ハリーはオックスフォードで教鞭をとる作曲家。これまでソニークラシカルのエグゼクティブプロデューサーやハリウッド映画の作曲家を務めるなど活躍しています。
彼らの作品を対比させるのではなく、フランス人シャルマンがイギリスのパーセルから、逆にイギリス人ハリーがフランスのシャルパンティエからインスパイアされて作ったジャズ・ロックあるいはミニマル・ミュージックを披露。フランク=エマニュエル・コント率いるル・コンセール・ドゥ・ロステル・ディユが乗りに乗った演奏に惹きつけられます。
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BIS
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BIS SA 2362
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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シンガポール響のスクリャービン
スクリャービン:
(1)法悦の詩Op.54
(2)ピアノ・ソナタ第5番Op.53
(3)プロメテウスOp.60 |
エフゲニー・スドビン(ピアノ)(2)(3)
ラン・シュイ(指揮)
シンガポール交響楽団(1)(3)
シンガポール交響楽団合唱団
シンガポール交響楽団青年合唱団(3) |
スドビンとシンガポール響がスクリャービンの問題作を妖しく再現
録音:2017年7/8月/エスプラネード・コンサート・ホール(シンガポール)(1)(3)、2006年8月/ヴェステロース・コンサート・ホール(2)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、56'08"
スドビン久々の新譜、それもファン狂喜のスクリャービン・アルバム。
録音は2017年に行われていたもので、ラン・シュイ指揮シンガポール交響楽団と問題作「プロメテウス」を披露。さらに「法悦の詩」も興味津々。
オルガンを含む大編成のオーケストラ(「プロメテウス」はさらに混声合唱とピアノ独奏も含む)というカオスの世界ですが、BISの超優秀録音で各楽器の主張と綾がはっきり見えて新鮮。
どんなに複雑な部分でも透明で音の美しさを満喫できます。
「法悦の詩」と同時期の作で共通点の多い「ピアノ・ソナタ第5番」もスドビンの演奏でカップリング。
ただしこちらは2006年の録音で、BISSA-1568
に収録されているものと同ソース。
プロメテウスともどもスドビンの色彩とニュアンスにあふれる弱音の妖しい魅力に酔わされます。
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BIS SA 2642
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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ヴァンスカのユン・イサン
尹伊桑:
(1)管弦楽のための伝説「新羅」(1992)
(2)ヴァイオリン協奏曲第3番 (1992)
(3)室内交響曲第1番 (1987) |
パク・スーイエ(ヴァイオリン)(2)
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ソウル・フィルハーモニー管弦楽団 |
オスモ・ヴァンスカがユン・イサン作品に挑戦!
録音:2021年8月30日-9月3日/ロッテコンサートホール(ソウル)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、67'13"
ヴァンスカが尹伊桑作品に挑戦しました。それも2020年から音楽監督を務めているソウル・フィルとの共演という興味深いものです。
ユン・イサン(1917-1995) は現代作曲家としては珍しく録音に恵まれていますが、オーケストラ曲はドイツをはじめとする外国の団体ばかりでした。
彼はスパイ容疑で1967年にKCIA に拉致・強制送還され死刑宣告を受けました。
69年に特赦で釈放されたものの、国外追放となり二度と祖国の地を踏むことはできませんでした。
今日では韓国でも大作曲家とみなされていますが、ソウル・フィル級のオーケストラによるセッション録音の登場は画期的で、歴史的快挙とさえ申せましょう。
収録された3曲はいずれも後期作品で、1992年の「新羅」は最後のオーケストラ曲。ヴァンスカのどこか東洋的な静謐さと透明感がユン・イサン作品にぴったりで、シベリウスさえ思わせます。
同年のヴァイオリン協奏曲第3番は2000年生まれの若手パク・スーイエが独奏を務めているのが注目。
彼女の初協奏曲録音ともなり、驚くべき成熟と激しい気質を示しているのが驚きです。
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DREYER GAIDO
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クリストフ・シッケダンツ:室内楽作品集
1-3. ヴァイオリン・ソナタ
4-7. ヴィオラとピアノのためのメタモルフォージ
8. 無伴奏チェロのための
《Canto doloroso e danza》
9. トランペット、ヴァイオリン、ヴィオラ、
チェロとピアノのための五重奏曲 |
セバスティアン・シュミット(ヴァイオリン、1-3)
ベアンハート・フォグラッシャー(ピアノ、1-3)
ローラント・グラッスル(ヴィオラ、4-7)
コーネリア・グラッスル(ピアノ、4-7)
アンヤ・シュレーダー(チェロ、8)
エミリア・ズーフリヒ(トランペット、9)
クリストフ・シッケダンツ(ヴァイオリン、9)
マルテ・コッホ(ヴィオラ、9)
マティアス・バイヤー=カールショイ(チェロ、9)
ホルガー・ドミニク・スペック(ピアノ、9) |
クリストフ・シッケダンツによる室内楽作品集!
ドイツの著名なヴァイオリン奏者クリストフ・シッケダンツが作曲した室内楽作品集。
彼は、イタリア・フィルハーモニー管弦楽団とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団およびハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団などで長年活躍してきたヴァイオリン奏者で、数多くの室内楽アンサンブルのメンバーとしても活躍してきました。
そのレパートリーは幅広くバロックから現代曲までに及び、特に知られざる作曲家に焦点を当てて取り上げてきました。
2004年にはハンブルク音楽演劇大学の教授となり、教育者としても活躍しています。
2018年にはピアノ四重奏曲を出版し作曲家としても活動を始めました。
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ピアノ作品集
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
マルコ・ズラーレク(b.1973):Auch ich
ein Davidsbundler
ユリウス・ロイプケ(1834-1858):ピアノ・ソナタ
変ロ短調 |
エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ) |
ピアノ奏者のエルンスト・ブライデンバッハは、ダルムシュタットとケルンでヴェルナー・ホップシュトック、ライナー・ホフマン、アロイス・コンタルスキー、そしてギュンター・ルートヴィヒに師事し、1980年には24歳という若さでダルムシュタットの音楽院でピアノ教師になりました。
コンサート・ピアニストとしては、オーケストラのソリストから室内楽、歌曲の伴奏まで幅広いレパートリーを持っており、多数の放送音源やCDの収録を行っています。
また、ベーレンライターなどの主要な出版社の編集者としても活躍しています。
※録音:2015年8月24日-27日、2018年11月24日
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KAIROS
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代理店変更に伴い再掲載 |
0013152KAI
【旧譜】
¥2600
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フリードリヒ・チェルハ:作品集
Bruchstuck, getraumt(2009)
9つのバガテル(2008)
Instants(2006/07) |
クラングフォルム・ウィーン
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
ゼブラ・トリオ、ケルンWDR交響楽団
ピーター・ランデル(指揮) |
新ウィーン楽派の影響を受けた、フリードリヒ・チェルハの作品集!
フリードリヒ・チェルハ(b.1926)は、オーストリアの指揮者兼作曲家で、アルバン・ベルク、アルノルト・シェーンベルクなどの新ウィーン楽派から強い影響を受けており、未完であったシェーンベルクのオペラ《ルル》を完成させたことでも知られています。
このアルバムに収められている弦楽三重奏のための《9つのバガテル》は、非常に高度な演奏技術が求められますが、ベートーヴェンの弦楽三重奏曲にも引けを取らない音楽性を持った作品となっています。
※録音:2009年11月14日、2010年6月18日、2010年8月8日
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0013182KAI
【旧譜】
¥2600
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フリードリヒ・チェルハ:作品集
1. Und du ...(1963)
2. Verzeichnis(1969)
3. Fur K(1993) |
ウィーン放送交響楽団(1,3)
アンサンブル・ディ・ライエ(1)
フリードリヒ・チェルハ(指揮、1,3)
ORF合唱団(2)
エルヴィン・オルトナー(指揮、2) |
フリードリヒ・チェルハ(b.1926)は、オーストリアの指揮者兼作曲家で、アルバン・ベルク、アルノルト・シェーンベルクなどの新ウィーン楽派から強い影響を受けており、未完であったシェーンベルクのオペラ《ルル》を完成させたことでも知られています。
「Hiroshima」の一言から始まる《Und du ...》では語りと電子楽器、そしてオーケストラを用いて、作曲者自らの指揮により演奏され、冷戦中の核兵器の危険性を描いています。
※録音:1963年8月30日(1)、1983年11月16日(2)、1993年(3)
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0013222KAI
【旧譜】
¥2600
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ジョルジュ・アペルギス:作品集
1. Contretemps(2005/2006)
2. SEESAW(2008)
3. Parlando(2007)
4. Teeter-totter(2008) |
ドナティエンヌ・ミシェル=ダンサック(ソプラノ、1)
エミリオ・ポマリコ(指揮、1,4)
シルヴァン・カンブルラン(指揮、2)
ウリ・フッセネッガー(コントラバス、3)
クラングフォルム・ウィーン(1,2,4) |
ギリシャの作曲家ジョルジュ・アペルギス(b.1945)による作品集。
ヤニス・クセナキスに師事し、音楽と演劇の集団である「Atelier
Theatre et Musique」を設立した彼の作品は、演劇に付随するものが主ですが近年、純粋な器楽曲も彼の一連の作品の中で重要な位置を占めるようになってきています。
クラングフォルム・ウィーンの元メンバーで名コントラバス奏者であるウリ・フッセネッガーや、現代音楽の演奏で定評があり日本でも人気な指揮者シルヴァン・カンブルランが参加しています。
※録音:2010年7月31日(1)、2010年2月7日(2)、2010年11月7日(3)、2009年11月11日(4)
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0013232KAI
【旧譜】
¥2600
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ルチア・ロンケッティ:作品集
1. Hombre de mucha gravedad(2002)
2. ピノキオ、パラレル・ストーリー(2005)
3. ハムレットのミル(2007)
4. Anatra al sal(2000) |
ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト(1-2,4)
アルディッティ弦楽四重奏団(1)
スザンネ・ライツ=ロレイ(ソプラノ、3)
アンドレアス・フィッシャー(バス、3)
ハンナ・ヴァイリッヒ(ヴィオラ、3)
エリク・ボルジル(チェロ、3) |
イタリアの作曲家ルチア・ロンケッティ(b.1963)は、オーケストラ作品だけでなく演劇作品など様々なジャンルの音楽制作を行っており、このアルバムでは優れたア・カペラ・アンサンブルであるノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルトと取り組んだ作品を中心に収録しています。
※録音:2008年1月21日(1)、2007年1月17日(2)、2009年10月14日(3)、2002年(4)
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CANTALOUPE MUSIC
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ジェーン・アントニア・コーニッシュ(1975-):Sierra
シエッラ
1. Sky
2. Ocean
3. Sunglitter
4. Last Light
5. Sierra |
ヴィッキー・チョウ(ピアノ) |
録音: 2020年9月10-30日 Reservoir Studios,
New York City, New York, United States
イギリス出身の作曲家ジェーン・アントニア・コーニッシュのアルバム。
彼女はイギリスのケントで育ち、幼い頃からヴァイオリン、ピアノ、作曲を習得。その後王立音楽大学でアントニー・ギルバートに作曲を師事し、数多くの賞を受賞しています。
現在はニューヨークを拠点として作品を発表、どれもが高く評価されています。
この「シエッラ」は、自然との深い繋がりがどれほどまでに人々を内なる静寂へと導き、創造的衝動を呼び起こすかを表現した作品集。
ピアノのために書かれた5つの曲はさまざまな表情を持ち、滝のようにうねる音や瞑想的な旋律などで満たされています。
演奏は作曲家の意図を明確に汲むことで知られるピアニスト、ヴィッキー・チョウが担当。驚き、切なさ、喜び、畏怖などの感情を見事に表現しています。
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フローラン・ジーズ(1979-):Ritournelles
1. Lisboa
2. Printemps Permanent
3. Gold
4. Telephone
5. Northeast Corridor
6. Veranda
7. Maximum
8. Coffee
9. Quatre Fromages
10. Petite Viennoiserie |
フローラン・ジーズ
(パフォーマー - プログラミング -
レコーディング - ミキシング)
フランソワ・シャ/
ハナー・コリンズ/
フローラン・ジーズ/
ロージー K.モ
リー・ネッター/
エロディー・ルソー
(ヴォーカル) |
フランス、ボルドー出身のアーティスト、フローラン・ジーズのCantaloupe
Musicレーベル3枚目のアルバム。
コントラバスを弾き、コンピューター・グラフィックを駆使しながら様々な音楽を作ることをコンセプトにしていた彼は、2019年から新たなプロジェクトに着手しましたが、すぐに新型コロナ・ウィルス感染症のパンデミックを体験、これが却って自身の創作のパレットを広げることになったと語っています。
ヴィジュアルから創作を広げた前作「Television(CA21104)」とは異なり、今回のアルバムは純粋に音からの探求で、自身のコントラバスの音を分析し、サンプラーを作成。
マイクや収録部屋などについても研究した上で、複雑なテクスチャーによる響きを作り上げています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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フルトヴェングラー&トリノ・イタリア放送響、
個性的なチャイコフスキー、最高のハイドン!
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調
Op.64
(2)ハイドン:交響曲第88番 ト長調Hob.
I:88『V 字』 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
トリノ・イタリア放送交響楽団
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フルトヴェングラー&トリノ・イタリア放送響、個性的なチャイコフスキー、最高のハイドン!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
録音:(1)1952年6月6日/Sala del Conservatorio(トリノ) (2)1952年3月3日/Auditorium
A, via Montebello(トリノ)
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)/輸入盤・日本語帯付
■制作者より
フルトヴェングラーの指揮したチャイコフスキーの交響曲第5番は、時に「フルトヴェングラーの最悪の演奏」とも言われますが、本当にそうでしょうか?
確かに音質は乾いた固い音ですが、当盤のより明瞭な音で聴けば、フルトヴェングラーのやりたいことがよくわかるはずです。
いずれにせよ、フルトヴェングラーが振った唯一の第5番の記録としては非常に貴重であることは間違いありません。
なお、第4楽章のカットはフルトヴェングラー独自のもので、音の欠落ではありません。また、第4楽章の471小節で思わずわき起こった拍手はカットせずに含まれています。
ハイドンは編成が小さいためか、まず音が非常に豊かに捉えられていることに驚かされます(たとえば、第1楽章の冒頭では、フルトヴェングラーが音楽に合わせて息をもらしている様子がはっきりと聴きとれます)。
演奏内容もライヴらしくもの凄く熱く燃え上がっており、フルトヴェングラーとトリノ・イタリア響による最高の演奏かもしれません。
(おことわり)アセテート盤を原盤としているため、SP
盤に似たノイズが混入します。特にチャイコフスキーには修復出来ないレベル変動がわずかに含まれますことをご了承下さい。(平林
直哉)
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<メジャー・レーベル>
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DG
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《ラインハルト・ゲーベル/ムジカ・アンティクヮ・ケルン~アルヒーフ録音全集》
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4862063
(75CD)
\30000→\27990 |
祝70歳、30年近くにわたる古楽演奏を初集大成。CD75枚組BOXセット
1973年に結成され、1979年にイギリス、クイーン・エリザベス・ホールでデビューした古楽器アンサンブル、ムジカ・アンティクヮ・ケルン。
その創設者であり、ヴァイオリニスト、指揮者、音楽学者でもあるラインハルト・ゲーベルが今年70歳を迎えるのを記念して、アルヒーフに行われたすべての録音がまとめて発売されます。
CD75枚組BOXセット。初CD化となるものも含まれています。
ハイニヒェン、シュメルツァー、ビーバー、バッハ一族の作曲家など、それまであまり演奏される機会のなかった17、18世紀のドイツの作曲家への関心を復活させた、ゲーベルのアルヒーフへの広範囲にわたる録音すべてがまとめられるのは初めてです。
行われた録音は1977年のナポリ楽派のリコーダー協奏曲から2004年テレマンのフルート四重奏曲まで30年近くにわたり、有名なバッハ録音(15CD)だけでなく、ハイニヒェン作品のアルバムも数々の賞を受賞するなど、高く評価されています。
ラインハルト・ゲーベルへのインタビューを収めたCD付き。
128ページのブックレット(ドイツ語・英語)には、ラインハルト・ゲーベルとムジカ・アンティクヮ・ケルンについてのエッセー、ゲーベルへの新しいインタビューの他、多くの未発表写真も掲載されています。
オリジナル・ジャケット仕様。
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《ラインハルト・ゲーベル/ムジカ・アンティクヮ・ケルン~アルヒーフ録音全集》 |
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
(CD 7: 5-16、CD 8-CD 12、
CD 17: 12、CD 26: 8、
CD 27: 1, 9、CD 29、
CD 35、CD 36、
CD 43: 1, 3、CD 51: 11-14, 19-22, 26-29、CD
73: 5-8を除く) |
J.S.バッハ:
《CD 1》
ブランデンブルク協奏曲1-4) 第1番ヘ長調BWV1046、5-7)
第2番ヘ長調BWV1047、
8-9) 第3番ト長調BWV1048、10-12) 第4番ト長調BWV1049、13-15)
第5番ニ長調BWV1050
【録音】1986年6月(1-9)、1987年2月(10-12)、6月(13-15)、ケルン/
《CD 2》
1-3) ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051、
4-6) フルート、ヴァイオリン、チェンバロと弦楽のための協奏曲イ短調BWV1044、
管弦楽組曲
7-13) 第1番ハ長調BWV1066、14-20) 第2番ロ短調BWV1067
【演奏】ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)(4-6)、ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)(4-6)、アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)(4-6)
【録音】1987年6月(1-3)、2月(4-6)、1985年5月(7-13)、ケルン、1982年4月、ハンブルク(14-20)/
《CD 3》
管弦楽組曲1-5) 第3番ニ長調BWV1068、6-10)
第4番ニ長調BWV1069、11-15) 第5番ト短調BWV1070(偽作)
【録音】1985年5月、ケルン(1-10)、1982年4月、ハンブルク(11-15)/
《CD 4》
1-16) 音楽の捧げものBWV1079
【録音】1979年2月、ミュンヘン/
《CD 5》
1-14) フーガの技法BWV1080
【録音】1984年6月、ハンブルク/
《CD 6》
1-8) フーガの技法BWV1080、9) 8声のカノンBWV1072、10)
4声の無限カノンBWV1073、
11) 4声のカノンBWV1074、12) 2声の無限カノンBWV1075、13)
6声の三重カノンBWV1076、
14) 主題上の4声のカノンBWV1077、15) 2声のカノン『不調和な調和』BWV1086、
16) ファ・ミに基づく7声のカノンBWV1078、17-30)
ゴルトベルク変奏曲の主題に基づく14のカノン
【録音】1984年6月、ハンブルク/
《CD 7》
トリオ・ソナタ1-4) ト長調BWV1038、5-8) ハ長調BWV1037、9-12)
ト長調BWV1039、13-16) ニ短調BWV1036
【演奏】ラインハルト・ゲーベル(1-8, 13-16)、ハーヨ・ベス(5-8)(ヴァイオリン)、
ヤープ・テル・リンデン(チェロ[5-8, 13-16]、ヴィオラ・ダ・ガンバ[9-12])、フィリップ・シュザンヌ(9-12)、
ウィルベルト・ハーツェルツェト(9-12)(フルート)、ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(5-8,
9-16)
【録音】1980年1月(1-4, 9-12)、11月(5-8,
13-16)、ミュンヘン/
《CD 8》
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
1-4) 第1番ロ短調BWV1014、5-8) 第2番イ長調BWV1015、9-12)
第3番ホ長調BWV1016、
13-16) 第4番ハ短調BWV1017、17-20) 第5番ヘ短調BWV1018
【演奏】ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)、ロバート・ヒル(チェンバロ)
【録音】1982年10月(1-4, 9-12, 17-20)、1983年4月(5-8,
13-16)、バンベルク/
《CD 9》
1-5) ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番ト長調BWV1019、6-8)
ソナタ ト短調BWV1020、
9-12) ソナタ ヘ長調BWV1022、13) フーガ ト短調BWV1026、
14-20) ヴァイオリンとチェンバロのための組曲イ長調BWV1025、21-24)
ソナタ ト長調BWV1021
【演奏】ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)、ロバート・ヒル(1-20)、ヘンク・ボウマン(21-24)(チェンバロ)、ヤープ・テル・リンデン(チェロ)(21-24)
【録音】1983年4月(1-5, 13)、1982年7月(6-12,
14-20)、ハンブルク、1981年5月、ミュンヘン(21-24)/
《CD 10》
1-3) ソナタ ホ短調BWV1023、4-7) ソナタ ハ短調BWV1024、8-12)
ソナタ イ長調BWV Anh.153、
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ
13-16) 第1番ト長調BWV1027、17-20) 第2番ニ長調BWV1028
【演奏】ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)(1-12)、ヘンク・ボウマン(チェンバロ)、ヤープ・テル・リンデン(チェロ[1-12]、ヴィオラ・ダ・ガンバ[13-20])
【録音】1981年5月(1-12)、1982年1月(13-20)、ミュンヘン/
《CD 11》
1-3) ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調BWV1029、
4-8) ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
ト長調BWV1019a、
フルート・ソナタ9-12) 第4番ハ長調BWV1033、13-16)
第5番ホ短調BWV1034、17-20) 第6番ホ長調BWV1035
【演奏】ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ[1-3]、チェロ[9-20])、ヘンク・ボウマン(1-3,
9-20)、
ロバート・ヒル(4-8)(チェンバロ)、ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)(4-8)、ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)(9-20)
【録音】1982年1月、ミュンヘン(1-3)、1982年11月(4-8)、1月(9-20)、バンベルク/
《CD 12》
1-4) 無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調BWV1013、
フルート・ソナタ5-7) 第1番ロ短調BWV1030、8-10)
第2番変ホ長調BWV1031、11-13) 第3番イ長調BWV1032
【演奏】ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)、ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(5-13)
【録音】1982年1月(1-4)、1983年3月(5-13)、ミュンヘン/
《CD 13》
1 -11) カンタータ第207番『鳴り交わす弦の相和せる競いよ』BWV207、
12-22) カンタータ第206番『忍びよれ、たわむれる波よ』BWV206
【演奏】ドロテア・レシュマン(1-11)、ディナ・ハンチャード(12-22)(ソプラノ)、アクセル・ケーラー(アルト)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、ハンス=ゲオルク・ヴィンマー(1-11)、シュテファン・ガイヤー(12-22)(バス)、Ex
Tempore
【録音】1996年11月、ケルン/
《CD 14》
1-15) カンタータ第201番『急げ、渦巻く風ども』BWV201、
16-24) カンタータ第36c番『喜びて舞いあがれ』BWV36c、25)
クォドリベットBWV524
【演奏】ディナ・ハンチャード(1-15)、ドロテア・レシュマン(16-25)(ソプラノ)、アクセル・ケーラー(アルト)(1-15,
25)、
クリストフ・ゲンツ、スコット・ウィアー(1-15)(テノール)、ハンス=ゲオルク・ヴィンマー(1-24)、シュテファン・ガイヤー(バス)、Ex
Tempore
【録音】1996年11月、ケルン/
《CD 15》
1-10) カンタータ第210番『おお、やさしき日、待ち望みし時』BWV210、
11-19) 結婚カンタータ第202番『いまぞ去れ、悲しみの影よ』BWV202、
20-24) カンタータ第51番『もろびとよ歓呼して神を迎えよ』BWV51
【演奏】クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
【録音】1999年1月、ケルン/
《CD 16》
1-3) C.P.E.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲、
W.F.バッハ:4-6) 2台のチェンバロのためのソナタ
ヘ長調、7-9) 2台のチェンバロのための協奏曲変ホ長調
【演奏】アンドレアス・シュタイアー、ロバート・ヒル(チェンバロ)
【録音】1985年12月、ケルン/
《CD 17》
1-6) J.L.バッハ:組曲ト長調、H.バッハ:7)
5声のソナタ ハ長調、8) 5声のソナタ ヘ長調、
9-11) J.L.バッハ:協奏曲ニ長調、12) J.C.バッハ:アリア・エベルリニアーナ、13)
ヴィルヒェ:戦い、
14) Pagh:ソナタとカプリッチョ ト短調、15-17)
J.S.バッハ:復活祭オラトリオBWV249
【演奏】レオン・ベルベン(チェンバロ)(12)
【録音】/
《CD 18》
1-2) J.C.バッハ:協奏交響曲イ長調、
3-5) W.F.バッハ:フルート協奏曲ニ長調、6-8)
J.C.F.バッハ:二重協奏曲変ホ長調、
9-11) C.P.E.バッハ:二重協奏曲変ホ長調
【演奏】シュテファン・シャルト(ヴァイオリン)(1-2)、ヨアヒム・フィードラー(チェロ)(1-2)、
ヴェレナ・フィッシャー(フラウト・トラヴェルソ)(3-5)、ラインハルト・ゲーベル(ヴィオラ)(6-8)、
ロバート・ヒル(チェンバロ)(6-11)、レオン・ベルベン(フォルテピアノ)(9-11)
【録音】2002年6月、ケルン/
《CD 19》
J.M.バッハ:
1) われらのもとに留まりたまえ、主イエス・キリストよ、2)
いざ、われら主を讃えん、3) そは大いなる利得、
4) 愛するイエスよ、わが願いを聞きたまえ、5)
ああ、いかにこの時を待ち望んでいたことか、
6) G.C.バッハ:見よ、いかに美しく愛らしきかを、7)
J.C.バッハ:いとしき女よ、汝は美しく
【演奏】マリア・ツェデーリウス(ソプラノ)(2-5,
7)、デイヴィッド・コーディアー(アルト)(4,
7)、ポール・エリオット(4, 6, 7)、
ハイン・メーンズ(4, 6)(テノール)、ミヒャエル・ショッパー(4,
7)、スティーヴン・ヴァーコー(6)(バス)、
アンドレアス・シュタイアー(オルガン)(1-3,
5, 6)、ライニッシュ・カントライ(1, 7)
【録音】1986年1月、ヴッパータール/
《CD 20》
J.C.バッハ:
1) かくて争いは起これり、2) ああ、私の頭が水で満ちていたなら、3)
主よ、ふりむきたまえ、
4) おお、神よ、汝はいかにして怒りに燃え立ち、5)
主の畏れ、6) H.バッハ:神よ、われ汝に感謝す
【演奏】マリア・ツェデーリウス(ソプラノ)(1,
5, 6)、ウラ・グレーネヴォルト(コントラルト)(1,
5, 6)、
デイヴィッド・コーディアー(アルト)(2,
3, 5, 6)、ポール・エリオット(1, 3, 5, 6)、ハイン・メーンズ(3)(テノール)、
スティーヴン・ヴァーコー(1)、ミヒャエル・ショッパー(1,
3, 4-6)(バス)、
アンドレアス・シュタイアー(オルガン[1-4,
6]、チェンバロ[5])、ライニッシュ・カントライ(1,
5, 6)
【録音】1986年1月、ヴッパータール/
《CD 21》
1) J.C.バッハ:
ああ、私の頭が水で満ちていたなら、J.S.バッハ:2-6)
私の魂は切望します、
7-11) カンタータ第170番『満ち足れる安らい、うれしき魂の喜びよ』BWV170、
12) カンタータ第200番『告白しましょう、そのみ名を』BWV200、
13) C.P.E.バッハ:ゼルマ、14-17) J.C.F.バッハ:アメリカの女
【演奏】マグダレーナ・コジェナー(ソプラノ)
【録音】2003年2月、ケルン
ビーバー:
《CD 22》
『食卓の音楽』
1-6) 第1部ニ長調、7-12) 第2部ヘ長調、13-17)
第3部イ短調、
18-26) 描写的なヴァイオリン・ソナタ イ長調、
『食卓の音楽』
27-33) 第4部変ロ長調、34-40) 第5部ホ長調、41-47)
第6部ト短調
【録音】1987年10月、ケルン/
《CD 23》
『技巧的で楽しい合奏』より1-5) パルティータ第1番、6-10)
パルティータ第2番、11-16) パルティータ第3番、17-23)
パルティータ第4番
【録音】2003年11月、ケルン/
《CD 24》
『技巧的で楽しい合奏』より1-5) パルティータ第5番、6-8)
パルティータ第6番、9-15) パルティータ第7番
【録音】2003年11月、ケルン/
《CD 25》
ロザリオのソナタ
1) 第1番『お告げ』、2) 第2番『訪問』、3)
第3番『キリストの降誕』、4) 第4番『拝謁』、
5) 第5番『神殿における12歳のイエス』、6)
第6番『オリーヴの山で苦しみ』、7) 第7番『イエスのむち打ち』、8)
第8番『いばらの冠をかぶせられ』
【演奏】ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)
【録音】1990年1月、ケルン/
《CD 26》
ロザリオのソナタ
1) 第9番『十字架を負ったイエス』、2) 第10番『十字架にかけられたイエス』、3)
第11番『復活』、
4) 第12番『キリストの昇天』、5) 第13番『聖霊降臨』、6)
第14番『聖母被昇天』、7) 第15番『聖母の戴冠』、8)
パッサカリア ト短調
【演奏】ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)
【録音】1990年1月、ケルン/
《CD 27》
1) リードル:長く美しい行列、
ビーバー:
『ザルツブルク大聖堂のためのミサ曲』より
2) 第1曲:キリエ、3) 第2曲:グローリア、4)
ソナタ第12番、
5)『ザルツブルク大聖堂のためのミサ曲』より第3曲:クレド、
6) ソナタ第5番、
『ザルツブルク大聖堂のためのミサ曲』より
7) 第4曲:サンクトゥス-ベネディクトゥス、8)
第5曲:アニュス・デイ、9) ソナタ『聖ポリカルピ』、10)
太鼓を打ち鳴らせ
【演奏】ガブリエリ・コンソート(2, 3, 5,
7, 8, 10)、ポール・マクリーシュ(指揮)ガブリエリ・プレイヤーズ(1-3,
5, 7-10)
【録音】1997年7月、ハンプシャー
《CD 28》
シャルパンティエ:
1) 凱旋行進曲、2-5) 器楽のためのミサ、6)
2つのトランペットのためのファンファーレ、7)
オフェルトリウム、
8-12) 仮祭壇のための「サンフォニ」、13) 教会のための序曲、14-17)
仮祭壇のためのサンフォニ、
18) まだ手をつけられていない捧げ物、19-24)
ヴィオールのための4声の協奏曲、
25) 仮祭壇のための-行列の登場直後の序曲、26)
トランペットの第2のエア
【演奏】ケルン・ヴォーカル・アンサンブル(2-5)
【録音】2003年6月、ケルン/
《CD 29》
クレランボー:1-4) カンタータ『オルフェ』、5-8)
カンタータ『メデ』
【演奏】ラシェル・ヤカール(ソプラノ)、ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)、
ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)、チャールズ・メドラム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、アラン・カーティス(チェンバロ)
【録音】1979年、ハールレム/
《CD 30》
クープラン:『諸国の人々』1-9) 第1組曲:フランス人、10-20)
第2組曲:スペイン人
【録音】1983年1月、バンベルク/
《CD 31》
クープラン:『諸国の人々』1-10) 第3組曲:神聖ローマ帝国人、11-17)
第4組曲:ピエモンテ人
【録音】1983年1月、バンベルク/
《CD 32》1-7) ジル:死者のためのミサ曲、8)
コレット:死者のためのカリヨン
【演奏】アンヌ=マリー・ロッデ(ソプラノ)(1-7)、ジャン・ニルエ(コントラルト)(1-7)、マーティン・ヒル(テノール)(1-7)、
ウルリヒ・ステューダー(1-7)、ペーター・コーイ(1-7)(バス)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(1-7)、フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
【録音】1981年1月、ヘント/
《CD 33》
ヘンデル:
1) これぞ乙女なる女王HWV235、2-3) ああ、あまりに不公平なことHWV230、
4-12) 天にまします聖母様HWV233、13-20) カンタータ『マリアの涙』HWV234
【演奏】アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)
【録音】1993年8月(1-3)、3月(4-20)、ケルン/
《CD 34》
ハッセ:
1-3) シンフォニアOp.3 No.3、4-7) サルヴェ・レジーナ
イ長調、8-10) シンフォニア ヘ長調Op.3 No.5、
11-14) モテット『喜ばしき天使の合唱』、15-16)
フーガとグラーヴェ ト短調、17-20) サルヴェ・レジーナ変ホ長調
【演奏】バーバラ・ボニー(ソプラノ)(17-20)、ベルナルダ・フィンク(メッゾ・ソプラノ)(4-7,
11-14, 17-20)
【録音】1996年3月(1-14)、1995年3月(15-16)、ケルン、1995年11月、シオン(17-20)/
《CD 35》
ハイドン:
1-3) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:12、4-6)
ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:3、
7-9) チェンバロ協奏曲Hob.XVIII:F2、10-12)
ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:8、
13-15) ディヴェルティメント ヘ長調Hob.XIV:9、16-18)
ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:4
【演奏】トン・コープマン(チェンバロ)、ラインハルト・ゲーベル、アルダ・ストゥーロップ(ヴァイオリン)、チャールズ・メドラム(チェロ)
【録音】1978年9月、オランダ/
《CD 36》
ハイドン:
1-3) ディヴェルティメント変ホ長調Hob.XIV:1、4-6)
ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:11、
7-9) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:7、
10-11) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:C2、12-14)
ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:13
【演奏】トン・コープマン(チェンバロ)、アブ・コスター(1-3)、ヨス・コーニングス(1-3)(フレンチホルン)、
ラインハルト・ゲーベル、アルダ・ストゥーロップ(ヴァイオリン)、チャールズ・メドラム(チェロ)
【録音】1981年、オランダ/
ハイニヒェン:
《CD 37》
1-4) 協奏曲ヘ長調S.234、5-9) 協奏曲ヘ長調S.235、10-13)
協奏曲ト長調S.215、
14-16) 協奏曲ト長調S.214、17-19) 協奏曲ニ長調S.226、20-25)
協奏曲ト長調S.213
【録音】1992年2月(1-9)、3月(10-25)、ケルン/
《CD 38》
1-3) 協奏曲ヘ長調S.233、4-7) 協奏曲ハ長調S.211、8-10)
協奏曲ヘ長調S.231、11-13) 協奏曲ヘ長調S.232、
14-17) 協奏曲ト長調S.217、18-20) 協奏曲ト長調S.214、
21) モーリツブルクのセレナータ、22-24) ソナタ
イ長調S.208、25) 協奏的断章ハ短調S.240
【録音】1992年3月(1-7, 18-25)、2月(8-17)、ケルン/
《CD 39》
1-3) 預言者エレミアの哀歌、4) 主を恐れるものは幸いなり、5)
救い主のうるわしき母、6) 主が家を建てられるのでなければ、7)
深き淵より
【演奏】イェルク・デュルミュラー(1-4,
6)、スコット・ウィアー(4)(テノール)、アクセル・ケーラー(アルト)(1-3,
5)、ライムント・ノルテ(バス)(1-3, 7)
【録音】1994年10月(1-3, 5-7)、1995年1月(4)、ケルン/
《CD 40》
1-13) Nicht das Band, das dich bestricket、14)
いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ、15) 降臨祭の夜のためのパストラーレ
【演奏】メヒトヒルト・ゲオルク(ソプラノ)(1-13)、アクセル・ケーラー(アルト)(1-13)、
イェルク・デュルミュラー(テノール)(1-13)、ライムント・ノルテ(バス)(1-14)、クリスティアン・リーガー(チェンバロ)(15)
【録音】1995年1月(1-13)、1994年10月(14、15)、ケルン
《CD 41》
ルクレール:
1-3) 序曲ニ長調Op.13 No.2、4-6) 2つのヴァイオリンのためのソナタ
ト短調Op.12 No.5、
7) トリオ イ長調Op.14、8-11) 2つのヴァイオリンのためのソナタ変ロ長調Op.12
No.6
【演奏】ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(1-6,
8-11)、ラインハルト・ゲーベル(4-6, 8-11)、
ハーヨ・ベス(4-6, 8-11)(バロック・ヴァイオリン)、チャールズ・メドラム(バス・ヴィオール)(4-6,
8-11)
【録音】1978年10月、ハノーファー/
《CD 42》
1) リュリ:テ・デウム、
コルディエ:2) ラ・ポカンヌ、3) ラ・ポカンヌ(編曲)、
リュリ:4) 歌劇『ファエトン』より
「踊る惑星群」(プロローグ)、5)『夜のバレ』序曲、6)『快楽のバレ』より「サラバンド」、7)『夜のバレ』より「昇る太陽を象徴する王」、
歌劇『セルセ』より
8) トロンペット・マリーヌを奏する水夫たちのエール、9)
踊る奴隷と猿たちのエール、10) スカラムーシュ役のエール、
11) 博士たち、フリヴラン、ポリシネルたちのエール、12)
踊る奴隷たちのエール、13)『平和の田園詩』より「王太子妃のエール」、
14)『アルシディアーヌのバレ』より「リトゥルネルとイレール嬢のエール」、15)『アルシディアーヌのバレ』序曲、16)『愛の勝利』序曲、
17) 歌劇『ペルセ』より「地獄の神々のアントレ」、『町人貴族』より18)
トルコの儀式のための行進曲、19) ジュルダン、
20) スカラムーシュ、フリヴラン、アルルカンのシャコンヌ、
21) ランベール:愛する人の影(エール・ド・クール)、
22) リュリ:『愛の勝利』より「夜のプレリュード」、
カンベール:『ポモーヌ』より23) この果樹園で一緒に生きていこう、24)
いったい何だ、私の目よ、
リュリ:25) 歌劇『アルミード』より「この場所を見れば見るほど」、26)
歌劇『アティス』より「眠れ、みんな眠れ」、
27-28) 歌劇『アルミード』よりパッサカリアと前奏曲、29)
スペインのフェリア、30)『気前のよい恋人たち』より「アポロのアントレ」、
31-32) 『愛の勝利』より「アポロンのアントレ」と「第2エール」、33)
歌劇『イシス』より「神々が選んだのは陛下」、
34) 歌劇『アルミード』より「その名の輝きが」、35)
歌劇『アマディス』より「わたしたちを喜ばせようとする妖精たちよ」
【演奏】セリーヌ・シーン(23-24, 34, 35)、Goedele
Heidb?chel(23-24, 34, 35)(ソプラノ)、Ex
Tempore(33-35)
【録音】1999年7月、ケルン/
《CD 43》
モンテヴェルディ:1) タンクレディとクロリンダの戦い、2)
アリアンナの嘆き、
3) ファリーナ:ソナタ『ラ・デスペラータ』、
4) モンテヴェルディ:オリンピアの嘆き
【演奏】パトリツィア・クヴェッラ(ソプラノ)(1)、キャロリン・ワトキンソン(メッゾ・ソプラノ)(2,
4)、
ナイジェル・ロジャース(テノール)(1)、デイヴィッド・トーマス(バス)(1)、ラインハルト・ゲーベル(1,
3)、
ハーヨ・ベス(1)(ヴァイオリン)、カールハインツ・シュテープ(ヴィオラ)(1)、ヤープ・テル・リンデン(チェロ)(1,
3)、
ジョナサン・ケイブル(ヴィオローネ)(1)、ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(1,
3)、ポプキンス・スミス(ギター)(1)
【録音】1980年11月、ミュンヘン
テレマン:
《CD 44》
『ターフェルムジーク』
第1集1-7) 序曲(組曲)ホ短調、8-11) 四重奏曲ト長調、12-15)
協奏曲イ長調
【録音】1988年4月、ケルン/
《CD 45》
『ターフェルムジーク』
第1集1-4) トリオ変ホ長調、5-8) ソロ ロ短調、9)
終曲ホ短調、『ターフェルムジーク』第2集10-14)
序曲(組曲)ニ長調
【録音】1988年4月、6月、ケルン/
《CD 46》
『ターフェルムジーク』
第2集1-4) 四重奏曲ニ短調、5-7) 協奏曲ヘ長調、8-11)
トリオ ホ短調、12-15) ソロ イ長調、16) 終曲ニ長調
【録音】1988年4月、6月、ケルン/
《CD 47》
『ターフェルムジーク』
第3集
1-7) 序曲(組曲)変ロ長調、8-11) 四重奏曲ホ短調、
12-15) 協奏曲変ホ長調、16-19) トリオ ニ長調、20-24)
ソロ ト短調、25) 終曲変ロ長調
【録音】1988年4月、6月、ケルン/
《CD 48》
1-10) 序曲ハ長調『ハンブルクの潮の満干』、11-14)
2つのリコーダーのための協奏曲変ロ長調、15-18)
協奏曲ヘ長調、19-22) 協奏曲イ短調
【録音】1984年3月、ハンブルク/
《CD 49》
1-4) フルート協奏曲ニ長調、5-7) 3つのオーボエと3つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調、
8-11) 2つのシャリュモーのための協奏曲ニ短調、12-15)
トランペット協奏曲ニ長調、
16-19) リコーダーとフラウト・トラヴェルソのための協奏曲ホ短調、20-22)
トランペットとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調
【演奏】ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)(1-4)、ラインハルト・ゲーベル(5-7,
20-22)、メアリー・ウティガー(5-7)、
ハーヨ・ベス(5-7)(ヴァイオリン)、ハンス=ペーター・ヴェスターマン(5-7)、ミヒャエル・ニーゼマン(5-7)、
ピート・ドント(5-7)(オーボエ)、エリック・ホープリッチ(8-11)、リサ・クレヴィット(8-11)(シャリュモー)、フリーデマン・インマー(トランペット)(12-15,
20-22)
【録音】1986年6月、ケルン/
《CD 50》
1-4) ポーランド風協奏曲ト長調、5-8) ポーランド風協奏曲変ロ長調、9-12)
ディヴェルティメント イ長調、
13-17) ディヴェルティメント変ロ長調、18-21)
ヴィオラ協奏曲ト長調、
22-25) 2つのヴァイオリンのための協奏曲ト長調、26-29)
2つのヴィオールと弦楽のための協奏曲ト長調
【演奏】フロリアン・ドイター(ヴィオラ[18-21,
26-29]、ヴァイオリン[22-25])、ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン[22-25]、ヴィオラ[26-29])
【録音】1999年10月、ケルン/
《CD 51》
1-3) シンフォニア・スピリトゥオーサ ニ長調、4-10)
序曲(組曲)ニ長調、11-14) 協奏曲ハ長調、15-18)
協奏曲イ長調、
19-22) 協奏曲ト長調、23-25) 協奏曲イ長調、26-29)
協奏曲ニ長調、30-32) シンフォニア ニ長調
【演奏】ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(4-10)、ラインハルト・ゲーベル(11-14,
19-22, 26-29)、
シュテファン・シャルト(11-14, 19-22, 26-29)、Julia
Huber-Warzecha(11-14, 19-22, 26-29)、メアリー・ウティガー(11-14,
19-22, 26-29)(ヴァイオリン)
【録音】2001年9月(1-10, 23-25, 30-32)、11月(11-22,
26-29)、ケルン/
《CD 52》
1-4) 2つのスコルダトゥーラ・ヴァイオリンのための協奏曲イ長調、5-8)
4つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調、
9-12) リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲イ長調、13-16)
リコーダーとヴァイオリンのための協奏曲ト短調、
17-20) 4つのヴァイオリンのための協奏曲ハ長調
【録音】1979年1月、ミュンヘン/
《CD 53》
1-3) フルート四重奏曲ト短調、4-6) フルート四重奏曲ト長調、7-10)
フルート四重奏曲ニ短調、
11-14) フルート四重奏曲ト長調、15-18) フルート四重奏曲イ短調、19-22)
フルート四重奏曲ト長調、
23-25) フルート四重奏曲変ロ長調、26-28) フルート四重奏曲ト長調
【録音】2004年5月、ケルン/
《CD 54》
1-7) 序曲ニ長調、8-16) カンタータ『イーノ』
【演奏】バルバラ・シュリック(ソプラノ)(8-16)
【録音】1989年9月、ケルン
《CD 55》
ヴェラチーニ:
序曲1-4) 第1番変ロ長調、5-10) 第2番ヘ長調、11-15)
第3番変ロ長調、16-20) 第4番ヘ長調、21-24)
第6番変ロ長調
【録音】1993年8月、ケルン/
《CD 56》
ヴィヴァルディ:
1-3) フルート四重奏曲イ短調RV108、4-6) 協奏曲ニ長調RV84、
7-11) 協奏曲ト長調RV102、12-14) 協奏曲ニ長調RV89、15)
ソナタ第12番ニ短調RV63『ラ・フォリア』
【演奏】グートルン・ヘインズ(リコーダー)(1-3)、ウィルベルト・ハーツェルツェト(フラウト・トラヴェルソ)(4-14)、
ラインハルト・ゲーベル(15)、ハーヨ・ベス(15)(ヴァイオリン)
【録音】1980年12月、ハンブルク/
《CD 57》
1-5) マンチーニ:リコーダー・ソナタ ホ短調、
6-9) サッロ:リコーダー協奏曲イ短調、
10-13) マンチーニ:リコーダー・ソナタ ニ短調、
14-17) バルベッラ:リコーダー・ソナタ ハ長調、
18-21) ヴァレンタイン:リコーダー協奏曲変ロ長調
【演奏】グートルン・ヘインズ(リコーダー)
【録音】1977年11月、ハノーファー/
《CD 58》
1) マレ:聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘の音、
2-6) ルベル:リュリ氏のトンボー、
7-10) クープラン:ソナタ『スルタン妃』、11-17)
マレ:ソナタ ハ長調『ラ・マレジエンヌ』
【演奏】ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(1-10)
【録音】1978年1月、ハノーファー/
《CD 59》
1) ガブリエリ:3つのヴァイオリンのためのソナタ、
2) ロッシ:「アリア・ディ・ルッジェーロ」による高音楽器のためのソナタ、
3) フォンターナ:3つのヴァイオリンのためのソナタ、
マリーニ:4) 4声のためのパッサカリア、5)「ラ・モニカ」による高音楽器のためのソナタ、6)
3つのヴァイオリンのためのエコー、7) カプリッチョ、
8) ファリーナ:3声のためのソナタ『ラ・ポラッカ』、9)
ブオナメンテ:3つのヴァイオリンのためのソナタ
【録音】1978年12月、ハノーファー/
[バッハ以前のドイツ室内楽集]
《CD 60》
ラインケン:1-5) ソナタ イ短調、6-10) ソナタ
ホ短調、11-15) J.S.バッハ:ソナタ イ短調BWV965
【録音】1980年11月、ミュンヘン/
《CD 61》
ブクステフーデ:1) ソナタ ト長調、2-6) ソナタ変ロ長調、7)
ソナタ ハ長調、
パッヘルベル:8-15) 組曲ト長調、16-19) 組曲ホ短調、20)
変奏つきアリア イ長調、21-22) カノンとジーグ
ニ長調
【演奏】ヘンク・ボウマン(チェンバロ)
【録音】1980年11月、ミュンヘン/
《CD 62》
ローゼンミュラー:1) ソナタ ハ長調、2) ソナタ
ホ短調、3) ソナタ変ロ長調、4-10) シュンク:組曲ニ長調Op.6、11-19)
ヴェストホフ:ソナタ『戦い』イ長調
【録音】1980年11月、ミュンヘン
《CD 63》
1-3) ギユマン:四重奏ソナタ イ短調Op.17 No.6、
4-7) フランクール:トリオ・ソナタ ホ長調Op.2
No.6、
8-10) フィリドール:転調の技法ト長調、11-14)
カンタン:4声部のソナタ ニ長調
【演奏】ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)(1-3,
8-10)、
ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ[1-3,
11-14]、チェロ[4-7])、ジョナサン・ケイブル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(4-7)、ハーヨ・ベス(ヴァイオリン)(8-14)
【録音】1981年4月、ミュンヘン/
《CD 64》
1-3) ビュファルダン:5声部の協奏曲ホ短調、
4-6) ボワモルティエ:協奏曲ニ長調Op.26 No.6、
7-9) コレット:コミックな協奏曲第25番ト短調『未開人とフェルスタンベール』、
10-13) カンタン:協奏曲イ長調Op.12 No.1、14-16)
ブラヴェ:4声の協奏曲イ短調
【演奏】ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(7-9,
14-16)
【録音】1982年6月、ミュンヘン/
《CD 65》
1) パッヘルベル:カノンとジーグ ニ長調、
2-6) ヘンデル:トリオ・ソナタ ト長調HWV399、
7) ヴィヴァルディ:トリオ・ソナタ ニ短調RV63『ラ・フォリア』、8-14)
J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
【録音】1983年4月(1-6)、1982年4月(7-14)、ハンブルク/
《CD 66》
1) シュッツ:われを憐み給え、おお主なる神よ、トゥーンダー:2)
バビロンの川のほとりで、3) ああ主よ、汝の御使いに命じ、
4) ブルーンス:深き淵より、5) ヴェックマン:町はなんと荒れ果ててしまったことか、6)
シュトルンク:主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ
【演奏】マリア・ツェデーリウス(ソプラノ)(2,
3, 5, 6)、ミヒャエル・ショッパー(バス)(1,
4, 5)、アンドレアス・シュタイアー(オルガン)
【録音】1985年1月、ハンブルク/
《CD 67》
1-6) シュメルツァー:4声のバレット『フェンシング指南』、
ビーバー:
7-10) 6声のソナタ『農民の教会行き』、11)
6声の『心地よいソナタ』、12) 6声のソナタ『鐘楼』、
13-20) 10声のバタリア(戦い)、21-26) 5声のセレナータ『夜警』、27)
ソナタ『ラ・パストレッラ』、
28) シュメルツァー:『ポーランド風バグパイプ』、29)
ヴァルター:ソナタ『カッコウの模倣』
【録音】1989年1月、ケルン/
《CD 68》
1-4) トレッリ:4つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調、
5-8) モッシ:合奏協奏曲イ短調Op.4 No.12、
9-15) ヴァレンティーニ:合奏協奏曲イ短調Op.7
No.11、
16-18) ロカテッリ:協奏曲ヘ長調Op.4 No.12、19-22)
レーオ:協奏曲ニ長調
【録音】1991年1月、ウィーン/
《CD 69》
1-10) ルベル:四大元素、
11-15) テレマン:ソナタ ホ短調、
16-23) グルック:バレエ『アレクサンドロス大王』
【録音】1994年1月(1-10, 16-23)、1995年4月(11-15)、ケルン/
《CD 70》
1-7) ハイニヒェン:協奏曲ヘ長調、8-10) デュパール:協奏曲イ短調、
11-13) ファッシュ:協奏曲ニ短調、
14-15) ピゼンデル:ソナタ ハ短調、
16) ハイニヒェン:降臨祭の夜のためのパストラーレS.242、
17-19) クヴァンツ:協奏曲ト長調、20-24) ヴェラチーニ:序曲第5番変ロ長調
【演奏】クリスティアン・リーガー(チェンバロ)(16)
【録音】1994年10月(1-19)、1993年8月(20-24)、ケルン/
《CD 71》
1) リュリ:歌劇『ファエトン』より「シャコンヌ」、
2) マリーニ:パッサカリア ト短調Op.22、
3) コレッリ:ソナタ ト長調Op.2 No.12より「シャコンヌ」、
パーセル:4) シャコンヌ ト短調Z.730、5)
シャコンヌ ト短調Z.807、
6) ブロウ:シャコンヌ ト長調、7) マイヤー:パッサカリア=グラーヴェ変ロ長調、
8) ペッツェル:ソナタ=シャコンヌ変ロ長調、
9) ムッファト:シャコンヌ ト長調(組曲第5番『調和の捧げもの』より)
【録音】1995年11月、シオン(1, 9)、1996年1月、ケルン(2-8)/
《CD 72》
1) ビーバー:2声のためのソナタ第1番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
2) ヴァレンティーニ:食卓のためのソナタ ハ長調、
3) ビーバー:2声のためのソナタ第5番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
4) ベルターリ:ソナテッラ ト長調、
5) ビーバー:2声のためのソナタ第6番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
6) シュメルツァー:2つの合奏のためのソナタ
ト長調
7) ビーバー:2声のためのソナタ第10番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
8) シュメルツァー:協会および宮廷のためのソナタ
ト長調、
9) ビーバー:2声のためのソナタ第3番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
10) シュメルツァー:ソナタ ト長調、
11) ビーバー:2声のためのソナタ第8番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
12) シュメルツァー:食卓にそえるソナタ ト長調、
13) ビーバー:2声のためのソナタ第4番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
14) 作者不詳:6声のためのソナタ ハ長調、
15) ビーバー:2声のためのソナタ第11番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
16) ペツェル:ソナタ ニ長調、
ビーバー:
17) 2声のためのソナタ第2番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、18)
食卓のための10声のソナタ ハ長調、
19) 2声のためのソナタ第7番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)
【演奏】フランダース・リコーダー・カルテット(2,
4-6, 8, 10, 12, 14, 16, 18)、クリスティアン・リーガー(チェンバロ)(6,
8, 10, 14, 16, 18)
【録音】1996年6月、ケルン/
《CD 73》
1) モンテヴェルディ:なんという甘美さで(『マドリガーレ集』第7巻より)、
2) ベルターリ:英国王妃の嘆き、
3) レクレンツィ:『大公の舞踏会』Op.16より「9番目のクーラント」、
4) ヴィヴァルディ:カンタータ『去っておくれ、もはや去っておくれ』RV684、
5) モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き、
6) パーセル:願っても、リラよ、むだなこと、
7) ピッチニーニ:シャコンヌ、
8) パーセル:ああ、孤独よ!
【演奏】アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)(1,
2, 4- 6, 8)、フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(バス)(2)、
ヤコブ・リンドバーグ(テオルボ)(5, 7, 8)、マルクス・メレンベック(チェロ)(6)、クリスティアン・リーガー(オルガン)(6)
【録音】1997年2月(1-4, 6)、10月(5,
7, 8)、ケルン/
《CD 74》
ルトケマン:1) 5声の合唱幻想曲『インスブルックよ、さようなら』、2)
5声の幻想曲、
3) 作者不詳:Fantasie a 7 violes、
アルブリチ:4) 5声のソナタ、5) シンフォニア
ニ短調、
フィーアダンク:6) カプリッチョ(2つのヴァイオリン・ソロのための)、7)
カプリッチョ(3つのヴァイオリンと通奏低音のための)、
8) バルツァー:3声のパヴァーヌ ハ長調、
9-11) ハッセ:組曲ニ短調、
12) キルヒホフ:ソナタ ロ長調、
13) ベッカー:5声のソナタ へ長調、
14) フィッシャー:コラール『われ心よりあこがれ求む』、
メーダー:15-18) ソナタ『Der Polnische Pracher』、19)
Sonata di Battaglia
【演奏】クリスティアン・リーガー(チェンバロ[4,
7,9-11, 13, 19]、オルガン[5, 8, 12, 14-18])
【録音】1998年10月、ケルン
《CD 75》
ラインハルト・ゲーベルへのインタビュー
【録音】2002年9月、ドイツ
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<LP>
CANTALOUPE MUSIC(LP)
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CA21167
(2LP)
¥6100
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テリー・ライリー(1935-):Autodreamographical
Tales
【SideA】
1. Dwarf/2. Long Bus Ride/
3. See Them Out There/4. The Miracle/
5. Zucchini/6. Black Woman
【SideB】
1. The Faquir/2. The War on the Poor
【SideC】
1. Cannabis
【SideD】
1. Science Fiction |
テリー・ライリー(ナレーター・ピアノ・キーボード)
バング・オン・ア・カン・オール=スターズ
【メンバー】
アシュリー・バスゲート(チェロ)
ロバート・ブラック(ベース)
ヴィッキー・チョウ(ピアノ・キーボード)
デイヴィッド・コッシン(ドラムス・パーカッション)
マーク・スチュワート(ギター)
ケン・トムソン(クラリネット・バスクラリネット) |
録音:2014年9月、2019年6月-2020年3月Water
Music, Hoboken, New Jersey, David Cossin's
Studio, New York and Sri Moonshine Music
Studio,Camptonville(USA)/180g 重量盤
「in C」などミニマリズムの手法を用いた作品で知られるアメリカ合衆国の作曲家テリー・ライリー(1935-)。
2020年2月に「さどの島銀河芸術祭」に出演するために佐渡島を訪れた彼は、新型コロナウィルスのパンデミックのため帰国が叶わず、ひとまず山梨県北杜市に移動したところ、ここの景色がすっかり気に入りそのまま日本に定住しています。
現在も国内で活動を続けており、2022年7月にはフジロックフェスティバルにも出演予定。
さて、このアルバムはライリーがバング・オン・ア・カン・オール=スターズとともに、フリージャズ、ブルース、ロック、ポップス、クラシックなど幅広い音楽のテイストを用いたアンサンブルに挑戦したもの。
収録された10曲はそれぞれ彼自身が語り、そして歌いながら、ミニマル風のピアノの旋律を加えており、まさに万華鏡のように広がる世界を楽しむことができます。ライリーならではの鮮やかなストーリーテリングや、秘められたメッセージを感じ取っていただけることでしょう。
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CA21165
(2LP)
¥6100
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ジェイソン・トルーティング:Nine Numbers
【SideA】
1. Nine Numbers I/2. Nine Numbers II
【SideB】
1. Nine Numbers III. 1/2. Nine Numbers
III. 2/
3. Nine Numbers III. 3
【SideC】
1. Nine Numbers V. Intro/2. Nine Numbers
V/
3. Nine Numbers VI. Intro/4. Nine Numbers
VI
【SideD】
1. Nine Numbers VII/2. Nine Numbers
VIII. Intro/
3. Nine Numbers VIII/4. Nine Numbers
IX
Nine Numbers IV. Intro、1-3はDigitalのみ |
アダム・グロー(ヴォーカル・打楽器)...SideA:1
メリッサ・グロー(ヴォーカル)...SideA:1
タマシロ・ユミ (ヴォーカル・打楽器)...
SideA:2、SideD:2-4
ジェイソン・トルーティング (ヴォーカル・打楽器)...
SideA:2
ティーグ(アンサンブル)...SideB
チ・へジョン(ヴォーカル・マリンバ)...SideC:1-2
ソー・パーカッション...SideC、SideD
ミーハン・パーキンズ・デュオ...SideC:3-4
トロイカ・パーカッション・トリオ...SideD:1
シェルビー・ブレジンガー=マッケイ(手拍子他)...
SideD:2-4
チェン・ヤン(シンセサイザー・手拍子)...SideD:2-4
ベス・マイヤーズ (手拍子)...SideD:4
エルジー・トルーティング(ホイッスル)...SideD:4 |
録音: 2019年3月1日-2020年3月1日 Princeton
University Studio A, Princeton, New Jersey(USA)/180g
重量盤
アンサンブル「So Percussion ソー・パーカッション」の共同設立者ジェイソン・トルーティングのアルバム。
タイトルの「Nine Numbers」とは、日本発のパズルゲーム「数独」からヒントを得たもので、ヴォーカル、電子楽器、ブロック、ベル、ドラム、その他多彩なパーカッションを使用して、リズムの探求を試みています。
謎めいた全曲は、タイトル通り9個のブロックに分かれていますが、収録時間の都合で「4」だけはDigital配信のみとなります。
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7/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PENTATONE
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アンナ・ルチア・リヒター(メゾ・ソプラノ)
「黄昏」~ブラームスのリート集
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
(1)セレナード Op.106-1/
(2)サッフォー風頌歌 Op.94-4/(3)失望
Op.72-4/
(4)月はこれより輝かないで WoO 33-35/
(5)愛のまこと Op.3-1/(6)甲斐なきセレナーデ
Op.84-4/
(7)窓の前で Op.14-1/(8)響き Op.7-3/
(9)野の寂しさ Op.86-2/(10)動かぬなまぬるい空気
Op.57-8/
(11)墓地にて Op.105-4/(12)死は冷たい夜
Op.96-1/
(13)夜に私は急に立ち上がり Op.32-1/
(14)おとめの歌 Op.107-5/
(15)あの柳の林のなかに WoO 33-31/
(16)永遠の愛について Op.43-1/
(17)5月の夜 Op.43-2/(18)秘めごと Op.71-3/
(19)子守歌 Op.49-4/(20)眠りの精WoO 31-4 |
アンナ・ルチア・リヒター(メゾ・ソプラノ)
アミエル・ブシャケヴィッチ(ピアノ) |
アンナ・ルチア・リヒターがブラームスのリートを歌う!
セッション録音:2022年2月&3月/リスト・センター、ライディング(オーストリア)/DDD、58'08、輸入盤・日本語帯付
名歌手アンナ・ルチア・リヒター、PENTATONEレーベルからの第3
弾はブラームスのリート集でメゾ・ソプラノの声域で歌いました!
当アルバムは愛の詩からドイツ民謡まで20
曲を収録。ピアノのブシャケヴィッチの詩的な演奏とともにリヒターの格調高い歌声でブラームスの黄昏の世界に誘います。
リヒターはドイツ語歌曲に対する造詣も深く、曲目解説も自身が担当しております。
リヒターは9歳から母より声楽の手ほどきを受け、ケルン大聖堂少女聖歌隊の隊員となりました。
その後バーゼルでクルト・ヴィトマー教授に師事、またケルンで研鑽をつみました。主な受賞歴としては2008年ベルリン全国声楽コンクール年少部門第2位、2011年キッシンゲンの夏音楽祭ルイトポルト賞、2012年ツヴィッカウで行われた国際ロベルト・シューマン・コンクール優勝などがあげられます。
2015年10月ベルナルト・ハイティンク指揮、ロンドン交響楽団の来日公演では、マーラーの交響曲第4番のソリストで登場し、その美声を披露しました。
PENTATONEレーベルからリリースしている「シューベルト:歌曲集」(PTC-5186839)、「情熱の狂乱~モンテヴェルディ・アルバム」(PTC-5186845)では澄み渡った透明感のある歌声で魅了しております。
ピアノのアミエル・ブシャケヴィッチはイスラエルのイェルサレム生まれの南アフリカ育ち。シューベルト国際ピアノ・コンクールをはじめ数々の国際コンクールで優秀な成績をおさめ、以後国際的に活動する若手ピアニストとして注目されております。
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DB PRODUCTIONS
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Reflections リフレクションズ
アーロン・コープランド(1900-1990):『アパラチアの春』
1. I. Very Slowly/2. II. Allegro/
3. III. Moderato: The Bride and her Intended/
4. IV. Quite Fast: The Revivalist and
His Flock/
5. V. Allegro subito/6. VI. Very Slowly
(As at First)/
7. VII. Doppio movimento/8. VIII. Moderato
(Like a prayer)
ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):
9.「アイ・ガット・リズム」変奏曲(イアン・ファリントン編)*
Reflections on 「Visa fran Utanmyra」
「ウタンミラからの眺望」によるリフレクション
10. Visa fran Utanmyra*...伝承曲/ヤン・ヨハンソン(1931-1968)編
11. Reflection...マグヌス・リンドグレン(1974-)
12. Reflection...リーナ・ニーベリ(1970-)
13. Reflection...アンドレア・タッロディ(1981-)
14. O solitudo silens...アンデシュ・ニルソン(1954-)
15. Till Reser Anna...エミリア・アムペル(1981-)
16. O Tysta Bolero fran Utanmyra...スヴァンテ・ヘンリソン(1963-)
コープランド:『アパラチアの春』(エンディングの異稿版)
17. VII. Doppio movimento/18. VIII.
Moderato (Like a prayer) |
ヴェステロース・シンフォニエッタ
サイモン・クロフォード=フィリップス(指揮/ピアノ...*)
リナ・ニーベリ(ヴォーカル)...12 |
録音: 2021年6月7-11日 Vasteras Konserthus(スウェーデン)
ストックホルムを拠点に活躍するイギリスの指揮者サイモン・クロフォード=フィリップスが指揮するさまざまな作品を集めた1枚。
アルバムはコープランドの『アパラチアの春』で幕を開け、ガーシュウインの「アイ・ガット・リズム」変奏曲が続きます。
メインとなるのはスウェーデンの伝承曲「Visa
franUtanmyra ウタンミラからの眺望」の旋律を元に、7人の現代作曲家が書き上げた曲集で、各々5分未満の小品ですが、作曲家の個性が生かされた聴きごたえのあるものとなっています。
アルバムの最後には『アパラチアの春』の終曲の異稿版を収録。こちらも興味深い選曲になっています。
ヴェステロース・シンフォニエッタは1883年創設された、現在33人のメンバーからなるオーケストラ。
定期コンサートや子供、若者向けのコンサートなどを含めた幅広い活動で多くの聴衆を魅了しています。
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DYNAMIC
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CDS-7935
(3CD)
¥3900 →\3590
DVD、Blu-ray同時発売
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アレッサンドロ・スカルラッティが作曲した現存する最後の歌劇
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
歌劇《グリゼルダ》
三幕のドランマ・ペル・ムジカ
台本:アポストロ・ゼーノ ラッファエル・ペー&
ラ・リラ・ディ・オルフェオ校訂版(2021)
【CD1】1. シンフォニア2-28. 第1幕
【CD2】1-23. 第2幕
【CD3】1-15. 第3幕 |
グァルティエーロ...
ラッファエーレ・ペー(カウンターテナー)
グリゼルダ...カルメラ・レミージョ(ソプラノ)
オットーネ...
フランチェスカ・アショーティ(メゾ・ソプラノ)
コスタンツァ...
マリアム・バッティステッリ(ソプラノ)
コッラード...クリスティアン・アダム(テノール)
ロベルト...ミリアム・アルバーノ(メゾ・ソプラノ)
エヴェラルド...カルロ・ブォンフラーテ(俳優)
ギズリエーリ合唱団
(合唱指揮: ジュリオ・プランディ)
ラ・リラ・ディ・オルフェオ(古楽器使用)
指揮: ゲオルゲ・ペトルー |
録音: 2021年7月24日、29日 ドゥカーレ宮殿、マルティーナ・フランカ(イタリア)
【初演300年記念-ヴァッレ・ディトリア音楽祭よりA.スカルラッティの代表作
歌劇《グリゼルダ》登場!】
貧しい生まれの娘グリゼルダを娶ったシチリア王は、妻の誠実さを試すべくひどい仕打ちを重ねます。その厳しい試練に耐え抜いたグリゼルダは...
《グリゼルダ》は、ボッカッチョ作『デカメロン』の中のひとつのエピソード『グリゼルダの物語』を原作としたアポストロ・ゼーノによる台本に、ナポリ楽派の巨匠アレッサンドロ・スカルラッティが作曲した彼の現存する最後の歌劇です。
スカルラッティは時代に先駆けてレチタティーヴォとアリアで情緒や感情をクローズアップする形式を確立し、バロック・オペラの表現形式の拡充に大きな足跡を残しました。
本上演ではソプラノの名花カルメラ・レミージョとカウンターテナーの鬼才ラッファエーレ・ペーを中心とする充実した歌唱陣を、ギリシャ出身の古楽指揮者ゲオルゲ・ペトルー率いるラ・リラ・ディ・オルフェオの躍動する演奏が見事に支えています。
バロック的な感情のドラマの神髄をお楽しみください。
アレッサンドロ・スカルラッティ。
みんな名前は知っている。
そしてスカルラッティに二人いることも知っていて、その親父か息子かどっちかだということも知っている。・・・でもどっちかは知らない。ましてや作品を聴いたことはない。
アレッサンドロは親父のほうである。息子はイタリアからスペインに渡って鍵盤ソナタの王様となったドメニコである。このドメニコのほうはみんな比較的知っているし、いまでもかなり頻繁に取り上げられるので聴く機会も少なくない。
一方のアレッサンドロ。この人の音楽を聴く機会は、現在ほとんどない。
・・・しかし音楽史を勉強した人ならば、誰もがこの人の偉大さを知り、この人のオペラを聴いておかなくチャと思うはずである。
まず一般的に知られるのは、モンテヴェルディの次に現れた最大最高のオペラ作曲家であり、百十いくつのオペラを書いた「ナポリ派」の創始者・・・というようなこと。
しかしそうした外見上のことだけでなく、ベルカント・アリアによる新しいオペラの形を作り上げ、ソナタ形式の原型を作り上げ、イタリア風序曲を確立したことで後の交響曲の出発点を作り上げたということは案外知られていない。そして沈滞しつつあったヴェネツィアからオペラの覇権をナポリに移したことで当時の音楽全体の鮮度と未来を獲得せしめたということもあまり知られていない。言ってみればモンテヴェルディによって生まれたバロック音楽の流れを、一気に奔流としてパワー・アップさせた大偉人なのである。
・・・そうしたことを考えると音楽史全体への影響というのはとてつもなく大きいものがある。その影響力はコレッリやヴィヴァルディよりもはるかに大きかったといっていい。
だからそのことを知った人は誰でもアレッサンドロの作品、もちろんオペラを聴きたくなる。
・・・しかしCDがないのである。
まったくないわけではない。しかしそれだけの大偉人であり、それだけの膨大な数のオペラを書いたとは思えないほど現在リリースされているCDは少ない。美しくはあるが代表作ではない宗教作品や室内楽作品ばかりなのである。
しかし・・・それも無理はない。いま、バロック・オペラを好き好んで聴く人はあまりいない。さらに当時の作品をどこまで再現できるか、その困難さが常に付きまとう。しかもそのうえ、上演時間はかなり長い。3,4時間になる。だからアレッサンドロに限らずバロック・オペラがCDでリリースされることはきわめて希なのである。結局アレッサンドロの偉大さが現代に蘇ることはない。
そうした中で今回のような傑作オペラがリリースされることは非常にありがたい。
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ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):アポロンの六弦琴/シャコンヌ
アポロンの六弦琴 P. 193-198(1699)
1. Aria prima con sei variazioni (POP
1)
アリア第1番と6つの変奏 ニ短調
2. Aria secunda (POP 2)アリア第2番 ホ短調
3. Aria tertia (POP 3)アリア第3番 ヘ長調
4. Aria quarta (POP 4)アリア第4番 ト短調
5. Aria quinta (POP 5)アリア第5番 イ短調
6. Aria Sebaldina (POP 6)
アリア「セバルティーナ」と8つの変奏
ヘ短調
7. Chaconne (POP 38) シャコンヌ ハ長調
P. 38 |
エンリコ・ビッソーロ(チェンバロ)
フェデリコ・マシェローニ(2017年製)
M.ミートケ(1700年頃)復元楽器 |
録音: 2021年2月21-22日 51 Recording Studio、Bonavigo、VR(イタリア)
「パッヘルベルのカノン」を筆頭に、オルガン曲から声楽曲まで多数の作品を遺したパッヘルベル。この『アポロンの六弦琴』は彼の最高傑作のひとつと称えられています。
1699年にニュルンベルクで出版された鍵盤楽器のためのこの作品は、芸術を司る神アポロンの名のもとに、6組のアリアと変奏(基本的に各6の変奏がつくものの、第2番は第5変奏にとどまり、第6番は第8変奏まで書かれている)で構成されています。
当時流行していたさまざまな流派からの影響が感じられるとともに、優れたオルガニストであったパッヘルベルの技巧や表現がふんだんに用いられた聴きごたえのある作品です。
パッヘルベルはこの作品を当時オルガンの大家とされていたフェルディナント・トビアス・リヒターとディートリヒ・ブクステフーデに捧げました。
アルバムの最後に置かれたシャコンヌは、J.S.バッハ作品を先取りするほどの華麗さを持っています。
演奏するエンリコ・ビッソーロはヴェローナ音楽院でオルガンとチェンバロを学び、クレモナ音楽大学とトロッシンゲン音楽大学で更に研鑽を積んだ奏者。
さまざまな音楽祭に出演するほか、ソロや室内楽での録音も活発に行っています。
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ES-DUR
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Manu Scriptum 手書き ホルンとピアノのための作品集
ロベルト・シューマン(1810-1856):
アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70 -
ホルンとピアノのために
1. Adagio/2. Allegro
シャルル・グノー(1818-1893):
6つのメロディ -ホルンとピアノのために
3. Nr. 1 Larghetto bien pose/4. Nr.
2 Andantino/
5. Nr. 3 Andante/6. Nr. 4 Larghetto/
7. Nr. 5 Andante cantabile/8. Nr.
6 Andante ben marcato
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 (ホルンと2台ピアノ版)
9. I. Allegro/10. II. Andante/11.
III. Rondo Allegro molto
フォルケル・ダヴィット・キルヒナー(1942-2020):
トレ ポエミ – ホルンとピアノのために
12. I. Lamento d'Orfeo オルフェオの嘆き
13. II. Danza d'Orfeo オルフェオの踊り
14. III. La Gondola funebre 弔いのゴンドラ |
アドリアン・ディアス・マルティネス(ホルン)
小田井郁子(ピアノ)
ウルリケ・パイヤー(ピアノ)...9-11 |
録音: 2021年5月29、30日、6月5-7日 Rolf-Liebermann-Studio,
Hamburg(ドイツ)
シューマンの言葉「始めに湧いた想いは、えてして最高で一番自然なものだ」をきっかけに、スペインのホルン奏者アドリアン・ディアス・マルティネスが作品の「生まれたての姿」に迫ろうとしたアルバム。タイトルの「Manu
Scriptum」は、ラテン語で「手書き」を意味します。
マルティネスは、デュッセルドルフとツヴィッカウのシューマン研究所の協力で「アダージョとアレグロ」の自筆譜(タイトルは「ロマンスとアレグロ」)を研究。上に挙げたシューマン自身の言葉に反して加筆修正が多く書きこまれ、判読に苦労しましたが、当時のシューマンの考えや心境に触れる思いだったそうです。
グノーの「6つのメロディー」は自筆譜が見つからなかったものの、1839年に出版された初版楽譜を見つけることが出来たので、これを使用。
リヒャルト・シュトラウスの「ホルン協奏曲第2番」は、オーケストレーション前のピアノ伴奏による自筆譜が存在したことが判明しており、自筆譜そのものは所在不明ながら、研究者や関係者の協力でそのコピーを見ることが出来ました。
そこではピアノ・パートが3段、時に4段で書かれていたため、この録音では2台ピアノで演奏しています。
最後に置かれたキルヒナーの作品は名ホルン奏者マリー=ルイーズ・ノイネッカーに捧げられた曲。
ノイネッカーに師事したマルティネスは、この作品に込められた新しい響きや音色、演奏効果の追求を丹念に表現し、このアルバムを彼女に捧げています。
共演は1992年からハンス・アイスラー音楽大学で伴奏者を務める小田井郁子。
※ ブックレットにはアドリアン・ディアス・マルティネスによる解説の日本語訳が掲載されています。
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ONDINE
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「美しさに満ちた作品。
私にとってはブラームスのどの交響曲よりも大切だ」~ステンハンマル
ルードヴィグ・ヌールマン(1831-1885):交響曲第3番/序曲集
1. 演奏会用序曲 変ホ長調 Op. 21(1856)
2. 葬送行進曲「アウグスト・セーデルマンの思い出に」
Op. 46(1876)
3. シェイクスピアの「アントニーとクレオパトラ」への序曲
Op. 57(1881)
交響曲第3番 ニ短調 Op. 58(1881)
4. I. Allegro appassionato ma non troppo
presto/
5. II. Andante cantabile/
6. III. Allegro molto commodo/7. IV.
Allegro molto |
オウル交響楽団
ヨハネス・グスタフソン(指揮) |
録音: 2021年5月27-31日 Madetoja Hall,
Oulu Music Centre, Oulu(フィンランド)
スウェーデンの作曲家・指揮者ルードヴィグ・ヌールマン。
10代から20代始めにライプツィヒ音楽院に留学、イグナーツ・モシェレスらに師事するとともに、ロベルト・シューマンから大きな影響を受けました。
その後、ストックホルムに戻り、ストックホルム王立音楽院にて教鞭を執りながら、指揮者としても活躍しています。作曲家としては4曲の交響曲をはじめ、管弦楽曲からカンタータ、歌曲まで幅広いジャンルの作品を書き上げ、「スウェーデンのブラームス」の異名をとりました。
このアルバムに収録された交響曲第3番は、後世の作曲家ヴィルヘルム・ステンハンマルに「美しさに満ちた作品。私にとってはブラームスのどの交響曲よりも大切だ」と言わしめたほどの出来栄えを誇っています。
他には3曲の序曲を収録。1856年に作曲された「演奏会用序曲
変ホ長調」は、ゆったりとした序奏にソナタ形式のアレグロが続く、伝統的な形式の作品です。
「葬送行進曲」はスウェーデン王立歌劇場で彼の同僚として働いていたアウグスト・セーデルマンを偲んで書かれた曲。43歳の若さで亡くなった友人への心からの悲しみの表明です。
ヨハネス・グスタフソン指揮オウル交響楽団による演奏で。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
BIDDULPH RECORDINGS
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ミュージカル・アート四重奏団
米コロムビア録音集 - ハイドン&シューベルト
ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
弦楽四重奏曲 ハ長調 Op. 54 No. 2
Hob.III:57
1. I. Vivace/2. II. Adagio/3.
III. Menuetto: Allegretto/
4. IV. Finale: Adagio–Presto–Adagio
弦楽四重奏曲 ニ長調 Op. 64 No. 5
「ひばり」Hob.III:63
5. IV. Finale: Vivace
フランツ・シューベルト(1797-1828):
弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op. 125
No. 1 D. 87
6. I. Allegro moderato/7. II.
Scherzo: Prestissimo/
8. III. Adagio/9. IV. Allegro
弦楽四重奏曲第11番 ホ長調 Op. 125
No. 2 D. 353
10. III Menuetto: Allegro moderato
弦楽四重奏曲第13番 イ短調 「ロザムンデ」
Op.29 D. 804
11. I. Allegro ma non troppo/12.
II. Andante1/
3. III. Minuetto: Allegretto/14.
IV. Allegro moderato
15. きけきけひばり D. 889(コンラッド・ヘルド編) |
ミュージカル・アート四重奏団
【メンバー】
サッシャ・ヤコブセン(第1ヴァイオリン)
バーナード・オッコ(第2ヴァイオリン...1-5)
ポール・バーナード(第2ヴァイオリン...6-14)
ルイス・カウフマン(ヴィオラ)
マリー・ルマート・ロサノフ(チェロ) |
1927年1月27日、4月7日 US Columbia 97320/22-D
[set 69] (W 98326/27, W 98309/10 & W
98328)...1-4]
1927年4月21日 US Columbia 97322-D [in set
69] (W 98334)...5
1928年3月28日 British Columbia 6473/75
(W 98488/92)...6-9
1928年3月12日 US Columbia 67416-D [in set
86] (W98487)...10
1928年1月9、11、12日 US Columbia 67413/16-D
[set 86] (W98435/36, W98440/42 & W98446/47)...11-14
1928年4月11日 British Columbia 6475 (W
98517)...15
復刻プロデューサー: Eric Wen/復刻エンジニア:
David Hermann/マスタリング: Dennis Patterson
ジュリアード音楽院の前身Instiute of Musical
Artの教師と卒業生たちが1926年に結成したミュージカル・アート四重奏団(MAQ)。
その米コロムビア録音を復刻・集成しました。
MAQは、まだ室内楽の人気が高くなかった時代のアメリカで、ペロレ四重奏団(ヴィオラのリリアン・フックスが在籍)と共に、アメリカ生まれの気鋭の弦楽四重奏団として注目され、MAQを聴いたグレゴール・ピアティゴルスキーは「今まで聞いた弦楽四重奏団のベスト」と称賛しました。
20年以上の活動歴がありながら録音が少なく、また冒頭に収められたハイドンの作品54-2はハイドンの弦楽四重奏曲の(抜粋ではなく全楽章を通しての)世界初録音であったことから、これは貴重な復刻です。
ハイドンとシューベルト、それぞれの「ひばり」にちなんだ曲を収めているのも目を引きます。
創設者でリーダーのサッシャ・ヤコブセンは帝政ロシアの支配下にあったヘルシンキでユダヤ系の家族に生まれました。
レオポルト・アウアーに学びましたが、その後帝政ロシアの不安定化で国外へ逃れ、アメリカに渡り、そこで活躍します。
ガーシュウィンが1921年に作曲した"Mischa,
Yascha,Toscha, Sascha"のサッシャとはヤコブセンのことで、当CDのブックレット最終ページにはこの曲の歌詞が印刷されています(ちなみに、ミッシャはエルマン、ヤッシャはハイフェッツ、トッシャはザイデル)。
原盤解説書には弦楽器演奏の歴史に詳しいタリー・ポッター氏による充実した解説(英文12ページ)が掲載されています。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
EDITOIN HST
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「J.B.ヴァンハル(1739 -1813);交響曲集第27巻
(HST-121)」
ヴァンハル:
交響曲変ホ長調「スヴィーテン男爵」Bryan
Es13 (ca.1780)
ヴァンハル:交響曲ハ長調Bryan C5 (1769-71?)
ヴァンハル:交響曲へ長調Bryan F5 (1767-68?)
(以下Bonus-)
ヴァンハル:
チェロ・ソナタ(バスを伴うチェロ独奏曲)
イ長調Weinmann VIId:A1 (ca.1775)
(*) |
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子、
福本 牧(ヴァイオリン)、他
(*)小原 圭(チェロ独奏)、
古庄正典(コントラバス) |
「ヴァンハル:交響曲集第27巻」、変ホ長調(Es13)『スヴィーテン男爵』とハ長調(C5)、へ長調(F5)、チェロ・ソナタ(A1)を収録!Es13,
A1は世界初録音!
録音:2022年4月26日、江東公会堂小ホール(東京)にて、ライヴ収録
※Es13, A1は世界初録音!
- Es13はハイドン作やヴァンハル作などとして伝承されてきたが、メヌエット楽章以外は現在ではスヴィーテン男爵作と考えられている。(本CDではメヌエット楽章はBryan
Es4で既出であるため省略。)
- C5は真作とされ、今回デジタル収録は世界初録音となる。
- チェロ・ソナタは希少であるが、当時ヴァンハルは3曲以上のチェロ協奏曲を作曲し、さらに伝説のモーツアルトらとのカルテット・パーティではチェロを担当していたことからも、チェロ曲作曲の名士であったと推測される。
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<映像>
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DYNAMIC(映像)
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DYNDVD37935
(2DVD)
¥4000 →\3690
※CD同時発売
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アレッサンドロ・スカルラッティ(1660 -1725):歌劇《グリゼルダ》
三幕のドランマ・ペル・ムジカ
台本:アポストロ・ゼーノ ラッファエル・ペー&
ラ・リラ・ディ・オルフェオ校訂版(2021) |
グァルティエーロ...
ラッファエーレ・ペー(カウンターテナー)
グリゼルダ...カルメラ・レミージョ(ソプラノ)
オットーネ...
フランチェスカ・アショーティ(メゾ・ソプラノ)
コスタンツァ...
マリアム・バッティステッリ(ソプラノ)
コッラード...クリスティアン・アダム(テノール)
ロベルト...ミリアム・アルバーノ(メゾ・ソプラノ)
エヴェラルド...カルロ・ブォンフラーテ(俳優)
ギズリエーリ合唱団
(合唱指揮: ジュリオ・プランディ)
ラ・リラ・ディ・オルフェオ(古楽器使用)
指揮: ゲオルゲ・ペトルー |
DYNBRD57935
(Blu-ray)
¥4000 →\3690
※CD同時発売
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NYDX-50240
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500
※CD同時発売
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演出: ロゼッタ・クッキ/舞台美術: ティツィアーノ・サンティ/衣装:
クラウディア・ペルニゴッティ/照明: パスクワーレ・マリ/映像監督:
マルコ・スカルフィ
収録: 2021年7月24日、29日 ドゥカーレ宮殿、マルティーナ・フランカ(イタリア)
収録時間: 175分、音声: イタリア語、PCMステレオ2.0/Dolby
Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master
Audio 5.1(Blu-ray)
字幕: 日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語/画角:16/9 NTSC
All Region/DVD...片面二層ディスク×2/Blu-ray...片面二層ディスク 1080i
High Definition
【初演300周年記念-ヴァッレ・ディトリア音楽祭よりA.スカルラッティの代表作
歌劇《グリゼルダ》登場!】(世界初映像化)
貧しい生まれの娘グリゼルダを娶ったシチリア王は、妻の誠実さを試すべくひどい仕打ちを重ねます。その厳しい試練に耐え抜いたグリゼルダは...
この歌劇《グリゼルダ》は、ボッカッチョ作『デカメロン』の中のひとつのエピソード『グリゼルダの物語』を原作としたアポストロ・ゼーノによる台本に、ナポリ楽派の巨匠アレッサンドロ・スカルラッティが作曲し1721年ローマで初演された作曲家晩年の作品です。
スカルラッティは時代に先駆けてレチタティーヴォとアリアで情緒や感情をクローズアップする形式を確立し、バロック・オペラの表現形式の拡充に大きな足跡を残しました。
本上演ではソプラノの名花カルメラ・レミージョとカウンターテナーの鬼才ラッファエーレ・ペーを中心とする充実した歌唱陣を、ギリシャ出身の古楽指揮者ゲオルゲ・ペトルー率いるラ・リラ・ディ・オルフェオの躍動する演奏が見事に支えています。
現代彫刻家のオブジェを用いるロゼッタ・クッキの演出による舞台と合わせてバロック的な感情のドラマの神髄をお楽しみください。
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7/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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WAON RECORDS
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WAONCD 390
(3HQCD)
¥3400 →\3090
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大塚直哉(オルガン/ポジティフオルガン)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア 第2巻(全24曲)
[CD1] 第1番~第10番
[CD2] 第11番~18番
[CD3] 第19番~24番 |
大塚直哉(オルガン/ポジティフオルガン) |
大塚直哉の平均律、第2 巻の登場、C1 台のポジティフオルガンから引き出される無限の可能性
彩の国さいたま芸術劇場所有、2000年ガルニエ製、C-d3,
4stops、
調律:Garnier № 16, a=440Hz(楽器調律:マチュ・ガルニエ)
録音:2020年7月1-4日、2021年2月9-11日、さいたま芸術劇場
音楽ホール
[5.6448MHz DSD Recording & 192kHz
24bit Editing ]
Microphones : PureT Records current transmission
microphones with Schoeps MK2H capsules,
designed and manufactured by Tadaharu
Mouri 毛利忠晴 (PureT Records), 2015 (last
modified 2018), Tokyo
Stereo setting : A-B pair microphones
Preamplifier : PureT Records PT-CMP01,
designed and manufactured by Tadaharu Mouri 毛利忠晴(PureT
Records), 2015 (last modified 2016), Tokyo
AD converter : Mytek Digital Brooklyn
ADC
Recorder : TASCAM DA-3000
Master Clock : Grimm Audio CC2
DSD/PCM to PCM converter : Weiss Saracon-DSD"
[CD1] 63:44、[CD2] 54:31、[CD3] 41:10、日本語帯・解説付
高く評価されている平均律クラヴィーア第1巻(WAONCD
380)につづき、第2巻の登場。
バッハによる厳密な対位法の世界、とりわけ第2巻の特徴でもあるより複雑なフーガを、見事に解きほぐして展開しているだけでなく、ポジティフオルガン1台とは思えないほどに様々な音色と表情が次から次へとあらわれ、この楽器のもつ可能性も見事に引き出されています。
大塚自身の執筆によるライナーノートには第2
巻について、さらに彩の国さいたま劇場でおこなった自身のシリーズでの様々な試みなどについて触れられており、大変興味深い内容となっています。
~(ライナーノートより)~
≪第2巻≫をどの鍵盤楽器で弾くことを想定しているのか、ということについては、バッハによる自筆のタイトルページが残されていないので、決定的なことはわからない。
しかし、≪第1 巻≫と同じ体裁の曲集であることを考えると、同様に、当時のクラヴィーア(チェンバロ、クラヴィコード、そして文脈によってはオルガン、生まれたばかりのピアノフォルテなども)どれでも、と考えてよさそうである。チェンバロで弾いても、オルガンで弾いても、クラヴィコードで弾いても、それぞれなりの良さが出る≪第1巻≫に対して、≪第2巻≫はチェンバロでの演奏が抜きんでて美しい、とこれまでひそかに思っていた。
最近では、第2巻には新しい「ピアノフォルテ」の響きも聞こえてくる、と考える人も増えてきていて、それも一理あると思っていた。
しかし、今回あえて、オルガンで弾いてみることによって、まだまだきこえていなかったものがたくさんこの中に埋め込まれていたことに気づかされた。
聴いてくださる方もここから、なにかいつもとは違ったものを聞き取ってくださるかもしれない、と楽しみにしている。(大塚直哉)
大塚直哉(おおつか なおや Naoya Otsuka):
東京に生まれる。ビクター少年合唱隊にて音楽の基礎教育を受けるほか、ピアノを原田
稔 、高橋泰子、岡野寿子の各氏に師事。
東京藝術大学楽理科を経て、同大学院チェンバロ専攻を修了(博士:音楽)。また、アムステルダム音楽院チェンバロ科およびオルガン科を卒業。
これまでにチェンバロを渡邊順生、鈴木雅明、小林道夫、B.v.アスペレン、オルガンを今井奈緒子、早島万紀子、P.v.ダイク、W.ディーペンホルスト、J.v.オールトメルセン、廣野嗣雄、クラヴィコードをメノ・ファン・デルフトの各氏に師事。
1999 年に帰国後は、東京を拠点にチェンバロ、オルガン、クラヴィコードの奏者として活発な活動を行うほか、これらの楽器にはじめて触れる人のためのワークショップを各地で行っている。
また、近年では「メサイア」(ヘンデル)、「ロ短調ミサ曲」(バッハ)などのバロック期の声楽作品を中心とする指揮活動でも高い評価を得ている。
現在、東京藝術大学音楽学部教授、国立音楽大学非常勤講師、宮崎県立芸術劇場および彩の国さいたま芸術劇場オルガン事業アドヴァイザー。
日本チェンバロ協会、日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会各会員。NHK
FM『古楽の楽しみ』ご案内役。
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CALLIOPE
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ヴィエルヌ:ピアノ作品集
ブルゴーニュ組曲 Op.17
2つの小品 Op.7
12の前奏曲 Op.36 |
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ) |
フランスの至宝、ローラン・ヴァグシャル!
フランス音楽の名盤を次々と生み出し、メディアからも絶賛されているピアニスト、ローラン・ヴァグシャルが奏でるルイ・ヴィエルヌ(1870-1937)の貴重なピアノ作品集!
フランクやヴィドールの教えを受け、デュリュフレやマルセル・デュプレの師であったヴィエルヌは、偉大なオルガニスト、オルガン曲の重要な作曲家といったイメージが強いですが、ピアノのための重要かつ驚くべき作品も残しています。
中でも《12の前奏曲》は不幸に見舞われることの多かった作曲家の失望や不安、苦悩が込められた傑作です。
フランス音楽の解釈に情熱を注ぎ、忘れられた作曲家の熱心な擁護者でもあるローラン・ヴァグシャルは、ミシェル・ベロフとイヴォンヌ・ロリオ=メシアンに師事したフランスのピアニスト。
これまでにサン=サーンス、フォーレ、フランク、ショーソン、ドビュッシー、さらにはマニャール、デュカス、ピエルネ、カプレ、ゴーベール、フローラン・シュミット、モーリス・エマニュエル、ジャン・クラ、フランセなどの録音を残しており、彼のディスコグラフィはDiapason,
Classica, Gramophone, The Guardianといったメディアから絶賛されています。「驚異的なカリスマ性を持つ異色のピアニスト」(ル・モンド)
※録音:2021年6月(フランス)
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ピッコロ万歳
ブラームス:ハンガリー舞曲集より(4曲)
テオバルト・ベーム:カプリッチョ Op.26-16
バンジャマン・ゴダール:ワルツ Op.116
クライスラー:愛の悲しみ
ヨアキム・アンデルセン:常動曲 Op.8
サン=サーンス:歌劇《アスカニオ》よりエール・ド・バレエ
フィリップ・ゴーベール:2つのエスキス
J.S.バッハ:フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031
グルック:精霊の踊り
W.A.モーツァルト:フルート・ソナタ ハ長調
K.14
モーリス・ジョベール:巴里祭(A Paris dans
chaque faubourg) |
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)
ヴェロニク・ポルツ(ピアノ) |
エンターテインメントでありながら、感動と喜びにあふれたピッコロのためのプログラム!
ジョセフ・ランパルとジャン=ピエール・ランパルのランパル親子に師事し、フランス国立管弦楽団では12年間に渡って首席ピッコロ奏者を務め、フランスにおけるピッコロの第一人者として活躍してきた名手、ジャン=ルイ・ボーマディエが奏でるクラシック名曲集。
《ハンガリー舞曲》《愛の悲しみ》といった有名曲や、《精霊の踊り》のようなフルート名曲集でおなじみの作品、さらにベームやアンデルセン、ゴーベールといったフルート奏者にとってはお馴染みの作曲家の作品を、ピッコロで違和感なく披露しています。
※録音:2022年2月(フランス)
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FRA BERNARDO
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(2CD)
特別価格
¥3600 →\3190
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豪華ソリストで贈るヴィヴァルディ唯一のオラトリオ!
ヴィヴァルディ:
オラトリオ《勝利のユディータ》RV.644 |
ロベルト・ザルペロン(指揮)
アンサンブル・ロレンツォ・ダ・ポンテ、
ルチアーナ・マンチーニ(メゾ・ソプラノ/ユディータ)
エレーナ・ビスクオーラ(メゾ・ソプラノ/ホロフェルネス)
シルヴィア・フリガート(ソプラノ/ヴァガウス)
フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリ(ソプラノ/アブラ)
マルタ・フマガッリ(メゾ・ソプラノ/オジアス)
サント・スピーリト・アカデミー合唱団
フランチェスコ・ピナモンティ(芸術監督) |
☆ヴィヴァルディの現存する唯一のオラトリオ『勝利のユディータ』!
☆ピエタ院のために書かれ、女声のみで歌われる『勝利のユディータ』ライヴ録音!
☆マンチーニ、ビスクオーラ、フリガート、マッズーリ、フマガッリとソリストも実に豪華!
非常に多作であったアントニオ・ヴィヴァルディにとって、意外なことにも現存する唯一のオラトリオである『勝利のユディータ』。
ヴィヴァルディが生涯を通じて密接な関係にあったヴェネツィアの女子孤児院『ピエタ院(ピエタ養育院)』のために1716年に作曲された作品のため、ソリストも合唱も女声のみで演奏され、またシャルモー、2本のクラリネット、4本のテオルボ、ヴィオラ・ダモーレ、マンドリンなど、珍しい楽器が使われている点も特徴です。
ロベルト・ザルペロンが率いるアンサンブル・ロレンツォ・ダ・ポンテは、ウィーン・フィル、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、チューリッヒ歌劇場、ミラノ・スカラ座、モーツァルト管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、ブダペスト交響楽団のメンバーなど、中央ヨーロッパ地域の優れたミュージシャンたちが集う室内オーケストラ。
このアルバムでは、マンチーニ、ビスクオーラ、フリガート、マッズーリ、フマガッリら、イタリアのまばゆき古楽系歌手たちを集めてメランコリックで激しい音楽への情熱を響かせた2016年のライヴを収録しています。
※録音:2016年4月17日、フェッラーラ・コムナーレ劇場
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INDESENS!
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フランスの女性作曲家のピアノ作品集
エレーヌ・ド・モンジュルー:エチュード第111番
ト短調
ルイーズ・ファランク:夜想曲 変ホ長調 Op.49
セシル・シャミナード :3つの古風な舞曲
Op.95
ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド:マズルカ
ハ短調
ジェルメーヌ・タイユフェール:即興曲 ホ長調
リリー・ブーランジェ:3つの小品
ベッツィ・ジョラス:タンゴ・シ、しおり(モーリス・ラヴェルへのオマージュ)
エディット・ルジェ:3つのエッチング
グラシアーヌ・フィンジ:追憶の舟歌
エディト・カナート・ド・チジ:静寂への前奏曲 |
ソフィア・ヴァイヨン(ピアノ) |
ソフィア・ヴァイヨン、フランス女性作曲家作品集!
☆タイユフェールやブーランジェといった有名な女性作曲家から知らざる女性作曲家まで!
☆それぞれの作品の個性を引き出すソフィア・ヴァイヨン!
タイユフェールやブーランジェといった有名な女性作曲家、エレーヌ・ド・モンジュルーやルイーズ・ファランクなど近年では知名度が向上してきた女性作曲家、そして一般にはまだまだ知られていない女性作曲家の作品を、一堂に集めた意欲的なプログラム。
ある曲は軽快に、ある曲はヴィルトゥオーゾ的に、ある曲は表情豊かに、ある曲は詩的に。それぞれの作曲家の個性が際立つように、意図的に構成されたプログラムが聴き手を惹きこみます。
パリ音楽院初の女性教授であったエレーヌ・ド・モンジュルーや、19世紀のパリ音楽院で長らく教壇に立ち、男女間における不当な給与格差を訴え続けたルイーズ・ファランク、パリ音楽院名誉教授にしてエコール・ノルマル音楽院でも教鞭をとるエディット・ルジェ、女性作曲家として初めてアカデミー・デ・ボザールの会員に選出されたエディト・カナート・ド・チジなど、アカデミーとのかかわりが深い人物が多いのも興味深いポイントです。
※録音:2021年2月、モリエール・ホール(フランス、リヨン)
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LAWO
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ラウドマウス・ビューティー ~
バストロンボーンのための演奏会用小品集
1. ベンテ・ライクネス・トーシェン(b.1980):
ラッシュ・ダークネス - グレアリング・ライト
2-4. エルンスト・ザクセ(1810-1849):トロンボーン協奏曲ヘ長調
5. アンリ・トマジ(1901-1971):生きるべきか死ぬべきか
6-8. トシュタイン・オーゴール=ニルセン(b.1964):エルダの娘たち
9. ヤン・サンドストレム(b.1954):ロッタへ捧ぐ歌
10. チャールズ・スモール(1927-2017):カンバセーション
11. アレクセイ・レベデフ(1924-1993):バストロンボーン協奏曲第1番 |
クレア・ファー(バストロンボーン)
スヴェッレ・リーセ(トロンボーン/tr.7)
ペッテル・ヴィンルート(トロンボーン/tr.10)
シセル・ヴァルスタ(ハープ/tr.9)
インゲル=リーセ・ウルスルード(オルガン/tr.2-4)
シーグスタイン・フォルゲルー(ピアノ/tr.11)
ノルウェー・トロンボーン・アンサンブル(tr.5) |
ノルウェー放送管バストロンボーン奏者が奏でる魅惑のコンサート・ピース!
☆ノルウェー放送管バストロンボーン奏者、クレア・ファー!
☆トロンボーン、オルガン、ハープ、ピアノなど、様々な編成で奏でるバストロンボーンのためのコンサート・ピース!
ノルウェー放送管弦楽団バストロンボーン奏者、クレア・ファーによる魅惑のリサイタル・プログラム。
クレア・ファーは、ノルウェー国立音楽大学を卒業後、フリーランスの音楽家として、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ノールショピング交響楽団を長期にわたり歴任し、ノルウェーやヨーロッパの多くのオーケストラ、アンサンブルと共演。2013年からは、現在のノルウェー放送管弦楽団バストロンボーン奏者のポジションに就いています。
本アルバムでは、トロンボーン4大協奏曲のひとつに数えられるザクセの協奏曲から、柔らかく、愛情に満ちたメロディが描かれたサンドストレムの
《ロッタへ捧ぐ歌》、シェイクスピアのハムレットの独白からインスピレーションを得て作曲された、トマジの
《生きるべきか死ぬべきか》(トロンボーン四重奏ではあるが、バストロンボーンがソロ(生死の質問に答える)という役割を持つ珍しい作品)、このレコーディングのために委嘱されたノルウェーの現代作曲家、ベンテ・ライクネス・トーシェンの新作まで、様々な編成で奏でるバストロンボーンのための作品を集約。
力強くも時には繊細なメロディ、色彩感と柔軟性に富んだ音色で、オーケストラを支える低音楽器とはまた一味違った、バストロンボーンのソロ楽器としての魅力を引き出しています。
※録音:2021年5月28日、8月30日&9月6日、NRKラジオ・コンサート・ホール(オスロ、ノルウェー)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz
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PRIMA CLASSIC
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ヴォヤージュ ~
フランス語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語によるフランス歌曲集
デュパルク:旅へのいざない/
シャミナード:スラヴの歌/
マリー・ジャエル:夢/
ラヴェル:魔法の笛/
サン=サーンス:東洋の憧れ/
ヴィドール:インドの歌/
フォーレ:イスファハンのバラ/
グノー:なぜ泣いているの?/
サン=サーンス:子を抱く聖母、テブロ川のほとりで/
グノー:ああ, 彼女は言う!/
ポーリーヌ・ヴィアルド:恋人/
ジャエル:あなた、嵐、小鳥、永遠の愛、頬は青白い/
ヴィアルド:
コガラ、柳、セレナード、花、囁き, 内気な呼吸‛&、祈り |
マリナ・レべカ(ソプラノ)
マチュー・ポルドワ(ピアノ) |
マリナ・レベカ新録音!様々な言語で歌うフランス歌曲集!
☆ラトビアの歌姫、マリナ・レベカのファースト・ピアノ・リサイタル・アルバム!
☆フランス語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語で歌う、ベル・エポックのフランス歌曲集!
☆マリー・ジャエル、ポーリーヌ・ヴィアルドなど、女性作曲家のまとまった作品もポイントです!
自身が創設したレーベル「Prima Classic」からリリースする、ラトビアの歌姫マリナ・レベカの新録音。
これまでのアルバムはオーケストラ伴奏によるアリアや歌曲集だったため、初のピアノ伴奏によるリサイタル・アルバムとなる今作は、フランスの女性と男性の作曲家がフランス語と外国語(イタリア語、ドイツ語、ロシア語)のテキストに作曲した歌曲を集めた、極めて意欲的な好企画です。
このリサイタルに収録されている旋律のほとんどは、1860年から1890年の間、ベル・エポックと第二次産業革命の入口の時期に作曲されたもの。
デュパルク、ラヴェル、サン=サーンス、ヴィドール、フォーレ、グノーら偉大な作曲家たち、そしてセシル・シャミナード、マリー・ジャエル、ポーリーヌ・ヴィアルドといった才能ある女性作曲家たちの作品をまとめて収録している点も大きなポイント。
マリナ・レベカと、フランスのコラボレイティヴ・ピアニスト、マチュー・ポルドワは、これらの多彩なレパートリーをカラフルな音楽で表現し、19世紀の素晴しき音楽の旅(Voyage)へと誘います。
マリナ・レベカ(マリーナ・レベカ)はラトビアのリガ生まれ。ラトビアで音楽を学んだあとローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業。
ザルツブルクの国際サマー・アカデミーとペーザロのロッシーニ・アカデミーでも研鑽を積み、ヴェルディとロッシーニ、モーツァルトの第一人者として世界で高い評判を得、2017/18シーズンでは、ミュンヘン放送管弦楽団の最初のアーティスト・イン・レジデンスに選ばれています。
また、これまでにロイヤル・オペラ・ハウス、MET、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座等、世界の主要なオペラ・ハウスで「椿姫」のタイトルロールを務め、名実ともに「現代最高のヴィオレッタの一人」として認められ、2019年11月に行われたトリエステ・ヴェルディ歌劇場の来日公演「椿姫」でも素晴らしいヴィオレッタを演じ大きな反響を呼びました。
2016年にラトビア共和国の最高賞である三ツ星勲章を授与され、2020年には「ICMA(国際クラシック音楽賞)」の「アーティスト・オヴ・ザ・イヤー」とラトビア文化省賞を受賞。
2021年、最初の「トティ・ダル・モンテ生涯功労賞」に選ばれ、2022年の「ICMA」では、マリナ・レベカも参加した「ベッリーニ:歌劇
《海賊》」のアルバム(PRIMA010)が「年間最優秀オペラ録音賞」に選出されています。
※録音:2021年5月、ラトビア放送スタジオ(リガ)
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QUARTZ
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リマ・スシャンスカヤ指揮のブラ2!
ブラームス:
悲劇的序曲 Op.81
ハイドンの主題による変奏曲 Op.56
交響曲第2番ニ長調 Op.73 |
リマ・スシャンスカヤ(指揮)
ロンドン・ナショナル交響楽団 |
"オイストラフの最後の弟子"としてその精神を受け継ぐ演奏で世界中の聴衆を魅了し、ワシントン・ポスト紙にも「今日生きている最も偉大なヴァイオリニストの一人」と絶賛された名ヴァイオリニスト、リマ・スシャンスカヤ。
近年はヴァイオリニストとしての活動と並行して指揮者としても類稀なる才能を発揮しており、既にヨーロッパの主要なコンサートホールやアジアなどで指揮台に立ち、その評価をますます高めています。
彼女はベートーヴェンの「第九」やラフマニノフの交響曲第2番、モーツァルトのレクイエムにオルフのカルミナ・ブラーナなど管弦楽における重要な大作を主なレパートリーに据えており、このアルバムでもこれまでいくつかの録音で共演しているロンドン・ナショナル交響楽団を率いてブラームスの3つの名曲に挑んでいます。
※録音:2021年5月1日-2日
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TACTUS
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パスコーリ、カルドゥッチ、パンツィーニ、
モレッティの詩による抒情的な室内歌曲集
ロベルト・ベルゼーロ(b.1956):
Vignetta、Rinunzia、Tutto ritornera
クラウディオ・フェラーラ(b.1990):Passa
la nave mia
ハインリヒ・ウンテルホーファー(b.1958):
Passa la nave mia
ジョルジョ・バロッツィ(b.1989):Polvere
アンジェロ・パルミザーノ(b.1988):E
mi rispoglio
フィリッポ=マリア・マジ(b.1980):Poesia、Disperata
レオンカヴァッロ:Sussurrano le mille
aure del bosco
マスカーニ:Sera d'ottobre
シルヴィア・バローニ・パゾリーニ(1852-1920):
Passa la nave mia
ニッキー・ピピタ(b.1987):
Il Tuono、L'Assenza、La civetta
クリスティアン・パテルニーティ(b.1990):
Nella notte nera come il nulla
フランチェスコ・ヴィトゥッチ(b.1991):Stella |
モニカ・ボスケッティ(ソプラノ)、
オマル・モンタナーリ(バリトン)
アンドレア・ジン・チェン(バリトン)
ピア・ツァンカ(ピアノ)
ジャコモ・カルネヴァーリ(ピアノ) |
ロマーニャ地方に生まれ、その地に魅せられた詩人たちの詩からインスピレーションを得て生み出された抒情的な室内歌曲集。
2021年に教育に熱心で革新的な団体「n.o.t.a.Music」の主催によって、ロマーニャ地方の詩人や作家のテキストによる国際室内楽作曲コンクールが誕生し、本アルバムにはそのコンクールから選ばれた作品が多数収録されています。
※録音:2021年9月、リミニ(エミリア=ロマーニャ州、イタリア)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
HAENSSLER
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HC 22051
(4CD)
¥4800
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ドヴォルザーク、ペンデレツキ、シューベルト他の
「スターバト・マーテル」を集めたお買い得4枚組
CD1&CD2
(1)ドヴォルザーク:スターバト・マーテルOp.58
CD2
(2)ペンデレツキ:スターバト・マーテル
CD3
(3)シューベルト:スターバト・マーテル
ヘ短調 D.383
(4)ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル
ヘ短調 RV.621
CD4(ボーナスCD)
(5)ペルゴレージ:スターバト・マーテル |
(1)マリーナ・シャグチ(ソプラノ)、
インゲボルク・ダンツ(アルト)、
ジェイムズ・テイラー(テノール)、
トーマス・クヴァストホフ(バス)
ヘルムート・リリング(指揮)、
オレゴン・バッハ祝祭室内合唱団、
オレゴン・バッハ祝祭室内管弦楽団
(2)クシシトフ・ペンデレツキ(指揮)、
バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送管弦楽団
(3)マルゴ・ギョーム(ソプラノ)、
マルギット・コベック(アルト)、
ヨハネス・フェーヤーベント(テノール)、
エヴァルト・カルデヴィーアー(バス)、
ギュンター・ヴァント(指揮)、
ケルン放送交響楽団(ケルンWDR交響楽団)、
同合唱団
(4)イングリッド・ハーバーマン(ソプラノ)、
マルタ・ベニャチコヴァー(メゾ・ソプラノ)、
クルト・アツェスベルガー(テノール)、
ペーテル・ミクラーシュ(バス)、
ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ、
プラハ室内合唱団、
マルティン・ジークハルト(指揮)
(5)テレサ・シュティッヒ=ランダル(ソプラノ)、
エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、
マリオ・ロッシ(指揮)、
ウィーン・アカデミー合唱団、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ドヴォルザーク、ペンデレツキ、シューベルト、ヴィヴァルディ、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」を集めたお買い得4枚組の登場!
録音:(1)1995年7月8-11日/ハルト舞台芸術センター、(2)2001年4月13日/イエスの御心教会、(3)1953年10月17日/ケルン・ギュルツェニヒ(モノラル)、(4)1995年/プラハ、(5)1960年/ウィーン
CD1 47'58、CD2 42'32、CD3 62'29、CD4 44'42
13世紀のフランシスコ会を起源にもつカトリック教会の聖歌の1つ、スターバト・マーテル。
「悲しみに沈める御母はたたずみ給えり」の意で通称「悲しみの聖母」として親しまれています。
ローマ典礼においては続唱にも賛歌にも用いられる詩ですが、クラシックの歴史上この詩を用いた作品は数多く存在します。
当アルバムはドヴォルザーク、ペンデレツキ、シューベルト、ヴィヴァルディ、ペルゴレージの作品を集めた4枚組。
作曲家の個性の違いはもちろんこと、各録音が水準の高い演奏であることも嬉しい限りです。
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PROFIL
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PH 19017
(6CD)
¥4500 →\4090
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若き日のグルダ |
フリードリヒ・グルダ(ピアノ) |
Disc1 74'15"
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503
(2)ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」
(3)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576
アンソニー・コリンズ(指揮)ロンドン新交響楽団(1)(2)
録音:1955年9月21日(1)(2)、1948年12月(3)/ロンドン
Disc2 75'59"
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
(2)ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10の3
(3)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
(4)ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49
の1
録音:1955年9月(1)(2)、1957年9/10月(3)、1954年2月15-16日(4)/ロンドン
Disc3 67'00"
(1)リヒャルト・シュトラウス:
単調さOp.69の3/囁け、愛らしいミルテよOp.68の3/星Op.69
の1/悪天候Op.69の5/
花束を編みたかったOp.68の2/あなたの歌が私の心に響く時Op.68の4/
懐かしい面影Op.48の1/ときめく心Op.29の2/帰郷Op.15の5/解き放たれてOp.39の4/
夜Op.10の3/ふたりの秘密をなぜ隠すのかOp.19の4/わが子にOp.37の3
(2)同:ブルレスケ
(3)ウェーバー:ピアノ小協奏曲Op.79
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)(1)、アンソニー・コリンズ(指揮)ロンドン交響楽団(2)、
フォルクマール・アンドレーエ(指揮)ウィーン・フィル(3)
録音:1956年9月6-9日(1)、10-11日(3)/ウィーン、1954年9月15-16日/ロンドン(2)
Disc4 66'19"
ショパン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(バラキレフ編)/
(2)バラード第1番ト短調Op.23/(3)バラード第2番ヘ長調Op.38/
(4)バラード第3番変イ長調Op.47/(5)バラード第4番ヘ短調Op.52
サー・エードリアン・ボールト(指揮)ロンドン・フィル(1)
録音:1954年2月18-19日(1)、1954年9月9-10日(2)-(4)/ロンドン
Disc5 72'25"
ドビュッシー:
(1)前奏曲集第1巻(全曲)/(2)前奏曲集第2巻(全曲)
録音:1955年6月1-3日/ウィーン
Disc6 76'19"
(1)ドビュッシー:ベルガマスク組曲/(2)ピアノのために/(3)同:喜びの島/
(4)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ/(5)同:夜のガスパール/(6)同:ソナチネ
録音:1953年2月(1)(5)、1957年9月30日-10月5日(2)(3)(4)(6)/ロンドン |
歿して20年以上経ちながら人気の衰えることのないフリードリヒ・グルダ。彼の20代の録音が集められた好企画の登場です。
モーツァルトの「ピアノ・ソナタ第17番」のみ18歳の時のもので、はじけるような魅力に満ちています。
得意のモーツァルトやベートーヴェンのみならず、リヒャルト・シュトラウスの「ブルレスケ」やウェーバーの小協奏曲も大歓迎。
またショパンのピアノ協奏曲第1番はロシア五人組のバラキレフがオーケストレーションを直したもので、ラフマニノフのような響きになっていて興味津々。
グルダの即興的な感覚あふれるピアニズムは魅力。またラヴェルの「夜のガスパール」ではジャズのような感覚を聴かせてくれます。
これだけ収録されてお手頃価格。
ピアノ好き必携のアルバムです。
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<メジャー・レーベル>
<映像>
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