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≪第116号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2022/7/12~




7/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE



AP 284
(3CD)
¥5200→\4790
ひとりの歌手による初の試み
 フォーレ歌曲全集
シリル・デュボワ(テノール)、
トリスタン・ラエ(ピアノ)
 Disc1
  (1)五月Op.1の2/(2)蝶と花Op.1の1/(3)私は口づけをしたから(1862)/
  (4)オランピオの悲しみ(1865頃)/(5)僧院の廃墟でOp.2の1/(6)水夫たちOp.2の2/
  (7)秋の歌Op.5の1/(8)愛の夢Op.5の2/(9)いなくなった人Op.5の3/
  (10)あけぼの(1870頃)/(11)5つのヴェネツィアの歌Op.58/(12)贈り物Op.46の1/
  (13)月の光Op.46の2/(14)夕べOp.83の2/(15)牢獄Op.83の1/(16)涙Op.51の2/
  (17)墓地でOp.51の2/(18)憂鬱Op.51の3/(19)ばらOp.51の4/(20)優しい歌Op.61(全9曲)
 Disc2
  (1)水のほとりでOp.8の1/(2)この世では!Op.8の3/(3)身代金Op.8の2/
  (4)シルヴィOp.6の3/(5)悲しみOp.6の2/(6)朝の歌Op.6の1/(7)愛の歌Op.27の1/
  (8)歌を教える仙女Op.27の2/(9)あけぼのOp.39 の1/(10)捨てられた花Op.39 の2/
  (11)夢の国Op.39の3/(12)イスパハンのバラOp.39 の4/(13)ネルOp.18の1/
  (14)旅人Op.18の2/(15)秋Op.18の3/(16)私たちの愛Op.23の2/(17)ゆりかごOp.23の1/
  (18)秘密Op.23の3/(19)いちばん楽しい道Op.87の1/(20)山鳩Op.87の2/
  (21)シャイロックOp.57【シャンソン/マドリガル】/(22)九月の森でOp.85の1/
  (23)水面を漂う花Op.85の2/(24)伴奏Op.85の3/(25)イヴの歌Op.95(全10曲)
 Disc3
  (1)リディアOp.4の2/(2)漁師の歌Op.4の1/(3)アポロン賛歌Op.63/
  (4)「町人貴族」のセレナード(1893)/(5)ある日の詩Op.21(全3曲)/
  (6)沈黙の贈り物Op.92/(7)歌Op.94/(8)閉ざされた庭Op.106(全8曲)/
  (9)夜想曲Op.43の2/(10)降誕祭Op.43の1/(11)祈りながら(1890)/(12)平和が来たOp.114/
  (13)幻影Op.113(全4曲)/(14)夢のあとにOp.7の1/(15)賛歌Op.7の2/
  (16)舟歌Op.7の3/(17)トスカーナのセレナードOp.3 の2/(18)独りぼっち!Op.3の1/
  (19)アルペッジョOp.76の2/(20)消えない香りOp.76の1/(21)幻想の水平線Op.118(全4曲)

 まさにフランス! 初の試みによるひとりの歌手によるフォーレ歌曲全集

 録音:2020年7月3日、8月10-17日、2021年6月14-16日/サル・コロンヌ(パリ)/24bit 96kHz

 フォーレは室内楽やピアノ曲で人気がありますが、フランス歌曲のおける最も偉大な巨匠として100を超える名品を残しています。
 そのなかには「月の光」や「夢のあとに」のようによく知られたものもあります。

 このアルバムは1984年生まれのフランスのテノール、シリル・デュボワが相方ピアニスト、トリスタン・ラエとフォーレ歌曲に挑戦したもので、ひとりの歌手による全集は初とされます。
 彼らはこれまでもリストやブリテンの歌曲集で優れた演奏を披露してくれましたが、何より非の打ち所のないフランス語の発音と並外れた解釈がフォーレにピッタリ。
 詩の雰囲気や感情、気分を自然に伝えてくれます。

 フォーレの歌曲は長い生涯にわたり書かれているため、4つの作風に分けられるとされます。
 1860-70年代はロマンティックで、どちらかというとセンチメンタルで暗い情感のものが支配的。1880年代は高踏派の詩人によるものが多く優美。1890年代は大胆で力強い表現が顕著。
 20世紀に入ってからは渋い内省性に加え、大胆な和声など時代の影響も感じられます。
 そのいずれをもデュボワは味わい深い表現で聴かせてくれます。
 



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CHALLENGE CLASSICS



CC 72916
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
リナ・トゥール・ボネの新譜はラヴェル!!
 「ムーヌへのオマージュ」 ~ ラヴェル:ヴァイオリンのための作品集

  モーリス・ラヴェル(1875-1937):
   (1)フォーレの名による子守歌
   (2)ヴァイオリン・ソナタ ト長調
   (3)ヴァイオリンとピアノ・リュテアルのための演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』
   (4)ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)
マルコ・テストーリ((4)チェロ)
ピエール・ゴア((1)(2)ピアノ、(3)ピアノ・リュテアル)
KKC 6580
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 存在感たかまる名手ボネ、ほとばしる魂の歌!ラヴェルのヴァイオリン作品に深く関わったエレーヌ・ジュルダン=モランジュへのオマージュ、珍しいピアノ・リュテアルも登場!

 [使用楽器]
  ヴァイオリン:1724年Carlo Tononi 製 / 弓:1915年Jules Fetique 製
  チェロ:2020年Renzo Mandelli 製 / 弓:Louis Bazin製
  ピアノ:1935年Hautrive社製
  ピアノ・リュテアル:1910年プレイエル社製ピアノにリュテアルを取付けて演奏
 録音:2022年3月4-7日/ベルギー、ブリュッセル、楽器博物館(MIM)/Multi-ch / Stereo、51'06''

 近年評価が著しく高まっているスペインのヴァイオリニスト、リナ・トゥール・ボネがラヴェルの作品集をリリース。
 フランスの名女流ヴァイオリニスト、エレーヌ・ジュルダン=モランジュ(1892-1961) へのオマージュとなっており、これまで古楽中心のレパートリーで攻めてきたボネの新境地がうかがえる意欲作です。

 エレーヌ・ジュルダン=モランジュはラヴェルから「Moune ムーヌ」の愛称で呼ばれ厚い信頼をうけた人物で、『ヴァイオリンとチェロのためのソナタ』(1921)の初演を任され、『フォーレの名による子守歌』(1922)、『ヴァイオリン・ソナタ』(1923-27) も彼女のために書かれました。また技巧的な『ツィガーヌ』(1924) の作曲にあたっても、パガニーニの『24 の奇想曲』を参考にしつつ、ラヴェルは彼女からヴァイオリン書法への多くの助言をもらいます。



 エレーヌは関節リウマチを患い、若くして演奏活動からリタイアせざるを得ませんでした。完成した『ツィガーヌ』も弾くことが出来ず、献呈・初演者はヨアヒムの血を引くハンガリーのヴァイオリニスト、イェリー・ダラーニとなりました。
 1927年の『ヴァイオリン・ソナタ』初演もやはり同じ理由でエネスコにその任がまわります。しかしエレーヌの存在があったからこそ、これら一連のヴァイオリン作品が生まれたことを忘れてはなりません。

 ラヴェル時代の弓とガット弦、歴史的ピアノを使用した演奏です。『ツィガーヌ』では作曲家自身が指定しているもののあまり聴く機会のない「ピアノ・リュテアル」が登場。
 これはツィンバロンのような音色が出せるアタッチメントをピアノに取り付けたもので、ロマ音楽を表現したこの曲においてきわめて独特な効果が発揮されます。
 ボネの活き活きとして緩急自在な表現もみごとで、エレーヌへの強い思いがアルバム全体を彩る音色と雰囲気にみずみずしい生命力を付加しています。

 





 
    


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覚えておきましょう
出すアルバム、全てが「快挙」
バロック・ヴァイオリンの新星
リナ・トゥール=ボネ


 新旧世代の交代といえば、バロック・ヴァイオリンの世界もまさにその渦中。
 とくにバーゼル。
 スコラ・カントルム周辺をはじめ、スイス、ドイツ、フランスなどの古楽系教育機関の主任教諭が変わるなか、若い世代が続々と存在感をあらわしはじめている。

 そんな中、現代楽器で確かな研鑽を積んだのち、ウィーンや故郷で華々しく活躍しているスペイン出身のリナ・トゥール・ボネも要注目のひとり。
 出すCD出すCDすべて快挙と言っていい新星。
 先日の来日公演も、音楽業界のプロフェッショナルを感嘆させる壮絶なものだったらしい。

 メジャーかどうかに関係なく、ものすごい人というのは存在するのである。

 リナ・トゥール・ボネ、覚えておきましょう。




旧譜から

まだ入るといいのですが!入りにくそうなものは海外から直接取ってみます。


リナ・トゥール・ボネ、そのすべてのアルバムが衝撃的


PAN CLASSICS
PC10329
(2CD)
\4400
リナ・トゥール・ボネ
  ビーバー:ロザリオのソナタ集(全)

  『ロザリオのソナタ集』変則調弦によるヴァイオリンと
   通奏低音による15のソナタ、および無伴奏パッサカーリャ
リナ・トゥール・ボネ(バロックvn)
Ens.ムジカ・アルケミカ(古楽器使用)
アンネ・マーリエ・ドラゴシッツ(cmb)
パッチ・モンテーロ(vg, cb, リローネ、ヴィオローネ)
ラインヒルト・ヴァルデーク(バロックhrp)
トーマス・ボイゼン(テオルボ)

 ここで第10番が聴けます。
 うまいのは当たり前として、かなり情熱的・・・これがスペインの「ロザリオ」か。
 ・・・いいじゃないですか。
https://www.youtube.com/watch-feature=player_detailpage&v=SPFOi5b2hgE



PAN CLASSICS
PC10314
\2700
リナ・トゥール・ボネ
 ヴィヴァルディ 協奏曲、あるいはソナタ
  -新発見・新校訂作品さまざま-

 ◆アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ①ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 218(世界初録音)
  ②ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
   (グラーツ・ソナタ第4番)ハ短調 RV7
  ③ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV346(世界初録音)
  ④ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 RV771
   (オリヴィエ・フレ補筆完成版)
  ⑤ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
   (グラーツ・ソナタ第3番)ニ長調 RV11
  ⑥ラルゴ ヘ短調-ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 RV202 より
   (ゲオルク・ピゼンデルによる装飾音が施された版、
    ドレスデンの手稿譜より)
リナ・トゥール・ボネ(バロック・ヴァイオリン)
Ens.ムジカ・アルケミカ(古楽器使用)
 このジャケットがボネ自身かどうかは不明。でもありうる。
 ここでRV.218が少し聴けます。切ないです。
https://www.youtube.com/watch-v=JXxaChldY8E&feature=player_embedded


PAN CLASSICS
PC10375
(2CD)
\4400
コレッリ:
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 作品5(全12曲)
 ヴァイオリン、低音弦楽器と鍵盤のための12のソナタ(1700年ローマにて刊行)
リナ・トゥール・ボネ(バロックvn)
Ens.ムジカ・アルケミカ(古楽器使用)
ダニ・エスパサ(cmb,org)
マルコ・テストーリ(vc)
ジュゼプ・マリア・マルティ
       (テオルボ、バロックギター)
マヌエル・ミンギリョン
        (アーチリュート、テオルボ)
サラ・アゲダ(バロックハープ)
ギリェルモ・トゥリーナ(vc)
アンドルー・アッカーマン(ヴィオローネ)
 なんと豪奢な通奏低音!
 欧州最前線の俊才ふたたび今度は、意外に出ないコレッリ傑作曲集の全曲録音!


 PC 10395
\3200
海外直輸入
天才vs天才
 リナ・トゥール・ボネmeetsヤコブ・ラッティンガー
   マレmeetsコレッリ


 ヒューム:兵士のガリアルド(ヴィオール)
 フォルクレ:シャコンヌ「La Buisson」(ヴィオール)
 マレ:組曲ニ長調(ヴィオール)
 コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ト短調(ヴァイオリン)
 マラン・マレ:シャコンヌとロンドー(ヴィオール)
 ビーバー:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ホ短調(ヴァイオリン)
 マレ:聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘の音
  (ヴィオールmeetsヴァイオリン)
 ジャック・モレル:シャコンヌ(ヴィオールmeetsヴァイオリン)
 ヒューム:Hark, hark(ヴィオール)
 マレ、コレッリ、即興:フォリア(ヴィオールmeetsヴァイオリン)
<アンサンブル・ムジカ・ナランス>
 リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)
 ヤコブ・ラッティンガー
  (ヴィオラ・ダ・ガンバ、指揮)
 ハンス・ブリューデル(バロックギター)
 アクセル・ヴォルフ(テオルボ)
 ラルフ・ヴァルトナー(チェンバロ)
 録音:2015 年10 月14-16 日/ドイツ、シュロベンハウゼン/64'56''

 熱狂的な演奏が人々を虜にしYouTube で65万回以上再生されている、リナ・トゥール・ボネとヤコブ・ラッティンガーによる『フォリア』。
 ということでいつかも紹介して大反響となった映像、どうぞ。

 これは魔術か。
https://youtu.be/C4m1KHjp03M





 PAN CLASSICS
PC 10408
\3200
海外直輸入
バロック・ヴァイオリン・ファンは逃げられない
 リナ・トゥール・ボネ、また新たな伝説を打ち立てそう
「美」-17世紀ヴァイオリンの芸術
 ニコラ・マッテイス(1650-1714):アリア・ファンタジア
 ロマヌス・ヴァイヒライン(1652-1706):パルティータ第3番
 ビアジョ・マリーニ(1594-1663):ソナタ『ラ・モニカ』
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(c1623-1680):ソナタ第4番
 アンドレア・ファルコニエーリ(c 1585-1656):フォリア
 ハインリヒ・ビーバー(1644-1704):パルティータ第5番
 アントニオ・ベルターリ(1605-1669):チャッコーナ
 ヨハン・パウル・ヴェストホフ(1656-1705):リュートを模して
 ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):2 声のソナタ BuxWV272
 マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):アリア『ラ・ベルガマスカ』
 パオロ・チーマ(c1575-1622):ソナタ第2番
リナ・トゥール・ボネ
 (ヴァイオリン、
  ヴィオラ・ダモーレ、指揮)
ムジカ・アルケミカ

 リナ・トゥール・ボネが鮮やかに紡ぐ、17世紀に巻き起こった「美」のパラダイムシフト

 録音:2019年12月12-14日/ローマ、聖エリギウス教会/68'17''
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  APARTE
AP 219
\3500
海外直輸入
リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)
バッハとヘンデル、架空の出会い

 J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV1017
 ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371
 J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第5番 ヘ短調 BWV1018
 ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 HWV359a
 J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番 ト長調 BWV1019
リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)
ダニ・エスパーサ(チェンバロ)

 人気奏者ボネがバッハとヘンデルを交互に演奏、ふたりの作曲家の芸術が鋭い対比となって輝く

 録音:2019年4月29日-5月1日/スペイン/73'47''
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PAN CLASSICS
PC10380
\3200
海外直輸入

ジャケ・ド・ラ・ゲル:
 ヴァイオリン独奏のためのソナタ集(1707)
  -フランス・バロック宮廷音楽、18世紀へ

 『ヴァイオリンとクラヴサン(=通奏低音) のためのソナタ集』(1707年刊)
   ①第1ソナタ ニ短調
   ②第2ソナタ ニ長調
   ③第3ソナタ ヘ長調
   ④第4ソナタ ト長調 
   ⑤第5ソナタ イ短調
   ⑥第6ソナタ イ長調
リナ・トゥール・ボネ
      (バロック・ヴァイオリン)
パッツィ・モンテーロ(バス・ガンバ)
ケネス・ワイス(チェンバロ)

 フランスにソナタ文化を持ち込んだ象徴的女性作曲家のソナタ集…
 艶やかな美質をたたえながら変幻自在のユニークな作風を誇るジャケ・ド・ラ・ゲル世界、通奏低音に「もはや大御所」K・ワイスが加わっているあたり、彼女の存在感の大きさは推して知れましょう!





以上、ボネのプチ特集でした。

 




PENTATONE



PTC 5187016
¥2600
ユリア・フィッシャー、モーツァルトの
 ヴァイオリン協奏曲第3&4番がCDで再発売!

  モーツァルト:
   ●ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
    第1楽章:アレグロ
     (カデンツァ:ユリア・フィッシャー)
    第2楽章:アダージョ
     (カデンツァ:ヤコフ・クライツベルク)
    第3楽章:ロンド、アレグロ
     (カデンツァI:サム・フランコ、
      カデンツァII:ユリア・フィッシャー)
   ●ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
    第1楽章:アレグロ
     (カデンツァ:ユリア・フィッシャー)
    第2楽章:アンダンテ・カンタービレ
     (カデンツァ:ユリア・フィッシャー)
    第3楽章:ロンド、アンダンテ・グラツィオーソ
     (カデンツァ:ヨーゼフ・ヨアヒム)
   ●ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
    (カデンツァ:ユリア・フィッシャー)
   ●ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 K.269
    (カデンツァ:ユリア・フィッシャー)
ユリア・フィッシャー
 (ヴァイオリン/
  1750年製グァダニーニ)
ヤコフ・クライツベルク(指揮)
オランダ室内管弦楽団
ゴルタン・ニコリッチ
 (コンサートマスター)
KKC 6573
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000

 名器グァダニーニの美音を堪能。ユリア・フィッシャーの誉れ高き名盤、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3 & 4 番がCDフォーマットで再発売!

 セッション録音:2005年/ヴァールゼ教会(アムステルダム)/DDD、ディジパック仕様、60'45、輸入盤・日本語帯付
 レコーディング・プロデューサー:ヨブ・マールセ/バランス・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン
 レコーディング・エンジニア&エディティング:セバスチャン・ステイン

 類稀な才能の持ち主の天才ヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャーが20代前半に録音した名盤「モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番&第4番、アダージョ K.261、ロンド K.269」がCD フォーマットで再発売いたします!

 ミュンヘン生まれのユリア・フィッシャーは、3歳でヴァイオリンを、その後ピアノも習いはじめ、すぐにその才能を開花させヴァイオリン、ピアノそれぞれで国際的なコンクールに複数回優勝しているという逸材。
 その後順調にキャリアを重ね、PENTATONE レーベルからのデビュー盤となったロシアン・アルバムで、一躍世界のひのき舞台に躍り出ました。
 確かな技術と情熱的な語り口が魅力のフィッシャーですが、モーツァルトでは艶やかな美音を披露し、ふくよかな音色は唯一無二の至芸といえます。
 当録音では多くのカデンツァをユリア・フィッシャー自身が書いており、モーツァルトの作品に対する強い思いも表れ、さらに当時使用していた名器グァダニーニの音色を存分に味わえます。
 演奏のすばらしさはもちろんのことPENTATONE が誇る技術チームによる極上の録音をお楽しみいただけます!
 




CALLIOPE

CAL2188
¥2600
フランク&ショパン:チェロ・ソナタ集
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロとピアノ版)
 ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65
クセニヤ・ヤンコヴィチ(チェロ)
ジャクリーヌ・ブルジェ=モーヌリ(ピアノ)

 名手ヤンコヴィチのフランク&ショパン!

 ロシアとセルビアの音楽家の家庭に生まれ、9歳でベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団と共演、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ピエール・フルニエ、アンドレ・ナヴァラらに師事したチェロのクセニヤ・ヤンコヴィチと、ジュネーブ音楽院で学び、13歳のときにパリのシャンゼリゼ劇場でモーツァルトの協奏曲を弾いて鮮烈なデビューを飾ったピアノのジャクリーヌ・ブルジェ=モーヌリ、2人の名手がスイスの歴史あるマナーハウスで奏でたフランク&ショパン。
 周囲の山々やレマン湖の眺め、シャトー・ファローの建築や、録音会場となった部屋の持つ音楽的歴史が、彼女たちと作品とを強く結び付けてくれたといいます。
 ブルジェ=モーヌリは、パデレフスキからショパンにまで遡るポーランドの伝統的なピアノ奏法を受け継いだピアニスト、ジャン・ファシナに学んでいる点もポイントです。

 ※録音:2020年10月、シャトー・ファロー(スイス、ローザンヌ)
 
 


CAL2184
(2CD)
特別価格
¥3600
ドビュッシー:前奏曲集第1巻
 CD1(ピアノ独奏) ~
  ドビュッシー:前奏曲集第1巻
  フランソワーズ・ショヴォー(1953-):
   前奏曲第5番 Op.231、前奏曲第8番 Op.234、
   前奏曲第10番 Op.236、前奏曲第11番 Op.237
 CD2:(ピアノと詩)~
  ドビュッシー:前奏曲集第1巻と詩
シリル・ギヨタン(ピアノ)
フランソワ・マルトゥーレ(朗読)

 1980年フランス出身、パリ音楽院を一等賞で卒業する際にはイヴォンヌ・ロリオからも称賛を受けたという、名手シリル・ギヨタンが魅せるドビュッシー。
 彼の音のパレットの幅広さと、作品に対する深い考察が、聴き手を新たな世界へと誘います。
 2枚目のディスクでは、ギヨタンのピアノにフランスの俳優フランソワ・マルトゥーレ(1943-)によって語られる詩のセレクションが添えられており、これまでにない全く新たなアプローチをお楽しみいただけます。

 ※録音:2020年7月(フランス、パリ)
 



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CORO



COR16192
¥2500→\2290
ハリー・クリストファーズ(指揮)&ヘンデル&ハイドン・ソサエティ
 ハイドン: 交響曲集 Vol.8

  交響曲第103番 変ホ長調 Hob.I:103《太鼓連打》
  ミサ曲 変ロ長調 Hob.XXII:12《テレジア・ミサ》
メアリー・ベヴァン(ソプラノ)
キャスリン・ウィン=ロジャーズ(メゾ・ソプラノ)
ジェレミー・バッド(テノール)
サムナー・トンプソン(バリトン)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ

 ヘンデル&ハイドン・ソサエティのハイドン!「交響曲第103番 《太鼓連打》」と「テレジア・ミサ」!

 ☆アメリカ最古のピリオド・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティとハリー・クリストファーズによるハイドン・プロジェクト!
 ☆「テレジア・ミサ」ではメアリー・ベヴァンを中心とした豪華歌手陣が勢揃い!

 アメリカ最古のピリオド・オーケストラ、「ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)」と、2008年にHHSの第13代音楽監督に就任したハリー・クリストファーズのコンビによるハイドンの交響曲ライヴのシリーズ第8弾!

 1791から1795年のロンドン訪問期に作曲された12の「ロンドン交響曲集」のうちの最後から2番目の曲であり、第1楽章の冒頭と最後にあるティンパニの長い連打が印象的なことから《太鼓連打》の愛称で呼ばれる「交響曲第103番」。
 そして1799年に作曲されハイドンの後期六大ミサ曲の中の1曲、「テレジア・ミサ」。編成は大きくないもののハイドンの美しい旋律が溢れた傑作のひとつです。
 歌手陣は前作「ネルソン・ミサ」(COR16181)でも好評を博したのと同じ布陣で、2019年にMBEを受勲した今をときめくソプラノ、メアリー・ベヴァンを中心にキャスリン・ウィン=ロジャーズ、ジェレミー・バッド、サムナー・トンプソンといった名歌手が勢揃い。古楽器演奏で高い評価を得ているハリー・クリストファーズとHHSの名コンビが充実の演奏を披露しています。

 ※録音:2022年1月28日&30日、シンフォニー・ホール(ボストン)

 
 
 
COR16194
(2CD)
特別価格
¥3600
再登場
 ザ・シックスティーン
J.S.バッハ:ルター派ミサ曲集

 ミサ曲 ト短調 BWV.235/
 カンタータ第102番《主よ、汝の目は信仰を顧みたもう》 BWV.102/
 ミサ曲 ヘ長調 BWV.233/ミサ曲 ト長調 BWV.236/
 カンタータ第79番《主なる神は日なり、盾なり》 BWV.79/
 ミサ曲 イ長調 BWV.234
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)

 ザ・シックスティーン!バッハの「ルター派ミサ曲集」がセットになって再登場!

 ☆英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン!
 ☆J.S.バッハ自身の教会カンタータを題材とした"音楽の再創造"から生まれた「ルター派ミサ曲」!

 1979年にハリー・クリストファーズが設立し、それ以来世界最高クラスの合唱団として活動し続けている英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。
 彼らが2013年に収録した「ルター派ミサ曲集」(第1集 COR16115 / 第2集 COR16120)が2枚組になって再登場。

 ルター派の主流であった「キリエ」と「グローリア」のみによる、「ミサ・ブレヴィス」または「ルター派ミサ曲」と呼ばれるバッハの4つのミサ曲。
 その大部分は、自らの教会カンタータを題材としており、作曲者自身が選んだ音楽の"再創造"によって誕生した「ルター派ミサ曲」は、「ロ短調ミサ」や「受難曲」と並ぶバッハの教会音楽の傑作です。
 グレイス・デイヴィッドソンやロビン・ブレイズ、イーモン・ドゥーガンなど豪華メンバーの歌声によって絶賛されたザ・シックスティーンによるJ.S.バッハの傑作が今蘇ります。今なお色褪せない彼らの美しい歌声をご堪能ください。

 ※録音:2013年5月20日-24日、セント・オーガスティン教会(ロンドン)

 
 




DELPHIAN



DCD34276
¥2500
スピリタート
 デューベン・コレクションからの17世紀のソナタ集
スピリタート、
キンガ・ウイサーシ(ディレクター)
 クレメンス・ティーメ(1631-1668):5声のソナタ 変ロ長調*
 ヴィンチェンツォ・アルブリーチ(1631-1696):
  5声のソナタ(2本のトランペット、2本のヴァイオリンと通奏低音のための)
 ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
  ソナタ イ短調 BuxWV.272(ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ティーメ:8声のソナタ/アルブリーチ:2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
 D. プレンツル(fl. later 17th century):
  通奏低音を伴う2つの楽器のためのソナタ(トランペットとドゥルツィアン)
 アンドレアス・キルヒホフ(d.1696):4声のソナタ*
 ヨハン・ヴィルヘルム・フルヒハイム(c.1635-1682):5声のソナタ
 ヨハン・ヤーコプ・レーヴェ・フォン・アイゼナッハ(1629-1703):
  2本のクラリオンのためのカプリッチョ第2番(2本のトランペット)
 ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(c.1665-1745):
  哀歌「われ心よりこがれ望む」*
 アレッサンドロ・メラーニ(c.1639-1703):5声のソナタ ハ長調
  (2本のトランペット、2本のヴァイオリン〔変則調弦使用〕と通奏低音のための)
 *=世界初録音

 デューベン・コレクションからのトランペットを含む貴重なソナタ集!

 ☆キンガ・ウイサーシが率いる注目古楽アンサンブル「スピリタート」第2弾!
 ☆デュ―ベン・コレクションから、トランペットを含む貴重なソナタを紐解く!

 イングリッシュ・コンサートとエイジ・オヴ・インライトゥンメント管のメンバーであり、エンシェント室内管弦楽団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、ダニーデン・コンソートにも度々参加、アイルランド・バロック・オーケストラやEUバロック・オーケストラもリードしてきたバロック・ヴァイオリニスト、キンガ・ウイサーシがディレクターを務める注目古楽アンサンブル、スピリタート。

 スコットランドの本格クラシック・レーベル、Delphianからリリースされるスピリタートのニュー・アルバムは、貴重な音楽の宝庫として研究が進む「デューベン・コレクション」からの様々な楽器・声部のためのソナタ集。
 ドイツからスウェーデンへ移住したデューベン・ファミリーはスウェーデンの王宮で3世代にわたってカペルマイスター(楽長)を輩出するなど音楽の才に恵まれ、印刷物や写本の2000点以上に及ぶ膨大なコレクションを残しました。
 キンガ・ウイサーシは、現在ウプサラ大学図書館で公開されているこのコレクションを綿密に分析・調査し、あまり知られていない優れたレパートリーを探求するというアンサンブルの目的を達成することができました。
 特に興味深いのは、王宮礼拝堂と独立したトランペット隊の初期のコラボレーションを示すと思われる音楽で、宮廷音楽に華麗なトランペットが響く作品がいくつか選ばれています。古楽ファンも、金管楽器愛好家も要注目!

 ※録音:2021年9月28日-30日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク)

 



 「デューベン・コレクション」とは、ウプサラ大学図書館の所蔵する楽譜集で、アンドレーアス・デューベン(父)に始まるデューベン家の音楽家ひとり、宮廷楽長を務めたグスタフ・デューベン(父) (c.1628-1690)が収集した国内外の作品、1500曲の声楽曲と300曲の器楽曲の楽譜が保存され、スウェーデン音楽史の貴重な遺産とみなされています。

 
 


DCD34284
¥2500
ミステリアス・モテット・ブック1539 シグロ・デ・オロ、
パトリック・エイリーズ(指揮)
 ピエール・カデアク(fl.1538-1556):Salus populi ego sum
 ジャック・アルカデルト(1507-1568):Dum complerentur dies Pentecostes
 ヨハネス・ルーピ(c.1506-1539):Apparens Christus
 アドリアン・ヴィラールト(c.1490-1562):
  Laetare sancta mater ecclesia、Peccavi super numerum arenae maris
 メストル・ジャン(c.1485-1538):Pater noster - Ave Maria
 ヨハネス・サートン(fl. early 16th c.):Haec dies quam fecit
 ドミニク・フィノー(c.1510-c.1556):Exsurge quare obdormis
 ジャン・デュ・ビヨン(fl. 1534-1556):Postquam impleti sunt dies purgationis Mariae
 シモン・フェラリエンシス(fl. early 16th c.):Ave et gaude gloriosa virgo
 ニコラ・ゴンベール(c.1495-c.1560) or ジャケ・ド・マントヴァ(1483-1559):Veni electa mea
 ゴンベール:Laus Deo, pax vivis
 (全曲世界初録音)

 "シグロ・デ・オロ" 新録音!1539年のミステリアスなモテット集!

 ☆「スペイン黄金世紀」を意味する新世代ヴォーカル・アンサンブル、"シグロ・デ・オロ"!
 ☆1530年代後半の謎めいたモテット集に生命を吹き込む!

 2014年にロンドンのスピタルフィールズ音楽祭でデビューした新世代をリードする合唱団、「スペイン黄金世紀」を意味する"シグロ・デ・オロ"のアルバム第5弾!

 1530年代後半、ミラノの作曲家ヘルマン・マティアス・ヴェレコーレは様々な作曲家の宗教的音楽を編纂し、アルプスを超えてドイツ帝国(当時)のシュトラースブルク(現在のフランス、ストラスブール)の出版社Peter Schoefferに送り、5冊のパートブックが1539年に出版されました。
 カトリックのミラノからプロテスタントのシュトラースブルクへ、宗教の垣根を超えて届けられた聖歌集。宗教改革によりラテン語の合唱が行われなくなった都市で、このモテット集が出版された目的は何だったのでしょうか。

 シグロ・デ・オロはケンブリッジ大学のDaniel Trocm-Latter博士と共同でこのアルバム制作に取り組み、この謎めいた作品集から、ニコラ・ゴンベール、ジャケ・ド・マントヴァ(マントヴァのジャケ)、ジャック・アルカデルト、アドリアン・ヴィラールトといった有名な作曲家のモテットをはじめ、シモン・フェラリエンシスやヨハネス・サートンといったあまり知られていない作曲家の作品も紹介することに成功しました。
 全曲世界初録音となるこれらのモテットを、緻密な音楽学的研究ときめ細やかで豊かな歌声が織り成します。

 ※録音:セント・ジョージ教会(ケンブリッジ、イギリス)

 
 




ET’CETERA


KTC1743
¥2600
テレマン:12のファンタジア ~ フルート四重奏による ~
 ファンタジア第1番 イ長調/ファンタジア第2番 イ短調/
 ファンタジア第3番 ロ短調/ファンタジア第4番 変ロ長調/
 ファンタジア第5番 ハ長調/ファンタジア第6番 ニ短調/
 ファンタジア第7番 ニ長調/ファンタジア第8番 ホ短調/
 ファンタジア第9番 ホ長調/ファンタジア第10番 嬰ヘ短調/
 ファンタジア第11番 ト長調/ファンタジア第12番 ト短調
アンサンブル・ヴィブラシオン
 (フルート、アルト・フルート)

 フルート四重奏版!テレマンの「12のファンタジア」!

 ☆ベルギーを中心に活躍する7人のフルート奏者によるアンサンブル・ヴィブラシオン!
 ☆輝かしいフルートの音色で奏でるテレマンの名曲「12のファンタジア」!

 7人のフルート奏者によって結成されたアンサンブル・ヴィブラシオンによるテレマンの無伴奏フルートのための「12のファンタジア」のフルート四重奏版。
 同曲の編曲版はいろいろとありますが、フルート4人による編曲版は非常に珍しいと言えるでしょう。
 ベルギーを中心に活躍するアンサンブル・ヴィブラシオンは、幅広いレパートリーを持っており、その多彩なプログラムは今回収録されたテレマンなどのバロックから現代作曲家の作品にまで及びます。
 またそのジャンルはクラシックだけに留まらず、ジャズなども演奏し、フルートを駆使してこの楽器の持つ可能性を拡げています。
 
 

KTC1749
¥2600
ピッコロ協奏曲集
 レヴェンテ・ジェンジェシ(b.1975):ピッコロ協奏曲(2022)
 エリク・デシンペラーレ(b.1990):ピッコロ協奏曲(2016)
 ロベール・グロロー(b.1951):ピッコロ協奏曲(2012/2021)
 バート・ワッテ(b.1979):ピッコロ協奏曲(2016/2021)

ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)
アタネレス・アンサンブル、他


 アントワープ交響楽団(元ロイヤル・フランダース管弦楽団)の首席ピッコロ奏者を務めるベルギーの名手、ペーター・フェルホーエンによる、ベルギーの現代作曲家の作品を中心にしたピッコロ協奏曲集です。
 ベートーヴェンの活躍した時代では特殊効果のように使われていたピッコロですが、現在のオーケストラ曲では欠かせない楽器となりました。
 とはいえソロ楽器としてはまだまだ馴染みの薄いピッコロのために作られたこの協奏曲集は、この楽器の持つ特性をさらに教えてくれるアルバムとなっています。
 
 


KTC1729
¥2600
ヴァイオリン、チェロとピアノのための作品集
 ショーソン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3
 イザイ:
  悲劇的な詩(ヴァイオリンとピアノのための)Op.12
  瞑想曲(チェロとピアノのための)Op.16
ブルーノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ミゲル・ホーシャ(チェロ)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ)

 「ポルトガル最高のヴァイオリニストの一人」(リスボンの日刊紙"デイリー・プブリコ")、「今日のもっとも有名なポルトガルのミュージシャンの一人」(リスボンの週刊紙"ウィークリー・エクスプレッソ")、「艶のある黄金の音色」(アメリカの音楽誌"ファンファーレ")、「豊かなヴィブラートから生み出される輝く色彩」(イギリスの権威ある弦楽器専門誌"ストラッド")など、国際的なメディアで絶賛されてきたモンテイロが弾くヴァイオリンそしてチェロとピアノのための作品集。
 ショーソンの「ピアノ三重奏曲」はパリの国際音楽協会で初演され好評を得ました。師であるフランクの助言によって徹底的に精巧に作られた傑作です。
 




NIFC


 NIFC名盤再生産!
 ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」のうち、しばらくレーベル在庫切れ・入手困難が続いていたタイトルが再生産されました。
NIFCCD058140
(2CD)
【新装再発売】
特別価格 ¥3600
シューベルト:冬の旅×2
 シューベルト:
  冬の旅(スタニスワフ・バランチャクの詩による)
  冬の旅(ヴィルヘルム・ミュラーの詩による)(原詩)*
トマシュ・コニェチュニ(バス・バリトン)
レフ・ナピェラワ(ピアノ)

 ポーランド語の詩による「冬の旅」に原詩ヴァージョンをカップリングして新装再発売!

 ☆ポーランドのドラマティック・バス・バリトン、トマシュ・コニェチュニ!
 ☆2018年にリリースされた現代ポーランドの詩人、スタニスワフ・バランチャクの詩による「冬の旅」に、新たに原詩の歌唱をカップリングして新装再発売!

 2018年にリリースされ話題を呼んだ、20世紀ポーランドの著名な詩人であり翻訳家であったスタニスワフ・バランチャクの詩を用いてトマシュ・コニェチュニが歌ったシューベルトの「冬の旅」。そのまさにNIFCならではといえる好企画盤が、この度同アーティストで新たに録音した原詩(ドイツ語歌唱)の「冬の旅」をカップリングしての新装再発売が決定!

 コニェチュニは1998年にドヴォルザーク国際声楽コンクール(カルロヴィ・ヴァリ、チェコ)で優勝し、世界中のオペラ・ハウスで活躍するポーランド生まれのドラマティック・バス・バリトン。ディスコグラフィーにはサイモン・ラトル、フランツ・ウェルザー=メスト、クリスティアン・ティーレマン、マレク・ヤノフスキらとの共演盤が並ぶほか、2014年、2016年、2017年、2018年の東京・春・音楽祭に出演し日本での評価も着実に積み重ねています。
 また、コニェチュニと定期的に演奏しているピアニストのレフ・ナピェラワは、2016年の東京・春・音楽祭でも共演しています。

 原詩による録音はポーランド語の詩での録音からおよそ2年後の2019年8月と9月に、同じワルシャワのヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオで行われました。
 原詩歌唱と並べることによってバランチャクの詩が傑作「冬の旅」に与えた現代的でまったく新しい側面がより一層際立つことでしょう。

 ※録音:2017年12月14日、18日&20日/2019年8月27日-28日&9月2日-3日*、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 
 


PNIFCCD071
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
※再プレス
アレクセイ・リュビモフ ~ ショパンの家のピアノにて
 ショパン:
  前奏曲嬰ハ短調 Op.45、舟歌嬰ヘ長調 Op.60、
  前奏曲変イ長調(遺作/Presto con leggierezza)、
  子守歌変ニ長調 Op.57
 J.S.バッハ:《平均律クラヴィーア曲集第1巻》より
  前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調 BWV.849、
  前奏曲とフーガ第13番嬰ヘ長調 BWV.858、
  前奏曲とフーガ第24番ロ短調 BWV.869
 モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2《月光》
アレクセイ・リュビモフ
 (ヒストリカル・アップライト・ピアノ/
  プレイエル1843年製作、
  シリアル・ナンバー10112)
NIFCCD071
¥2600
※再プレス

 ☆鬼才リュビモフが弾くアップライトのプレイエル!
 ☆ショパンが選び、弾いたであろう1843年製の銘器の響き!

 ロシアの鬼才アレクセイ・リュビモフが、1843年にフランスの名工プレイエルによって製作されたショパンと非常に関係の深い「シリアル・ナンバー10112」の『アップライト・ピアノ』を演奏。
 当時、聴衆のいないパリのスタディ・サロンでショパンとその弟子たちが、この楽器で古典派のレパートリーを演奏した時に聴こえていた響きとその世界の再現、さらにはバッハ、モーツァルト、そしてベートーヴェンの作品を、ショパンの世界の音楽的イメージに変えてしまうという壮大なテーマに取り組んだ、企画・演奏ともに見逃せない名盤。

 ※録音:2019年8月26日-29日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 
 


NIFCCD062063
(2CD/特別価格)
¥3600
※再プレス
エヴァ・ポブウォツカが「Shigeru Kawai」
 シリーズのSK-EXで弾くバッハが再生産!

  J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV.846-869
エヴァ・ポブウォツカ
 (ピアノ/Shigeru Kawai SK-EX)

 ☆ポーランドの名女流、エヴァ・ポブウォツカが「Shigeru Kawai」シリーズのSK-EXで弾くバッハが再生産!

 1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つ現代ポーランドを代表するピアニストの1人、エヴァ・ポブウォツカが、河合楽器製作所の最高級グランド・ピアノ「Shigeru Kawai」シリーズのSK-EXを使用して吹き込んだバッハの偉大なる聖典「平均律クラヴィーア曲集」。

 ※録音:2018年6月22日-25日&7月9日-11日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 




NIMBUS ALLIANCE



NI6430JP
(SONY DADCプレス盤/
日本向け限定生産)
¥2500
シャーロット・ド・ロスチャイルド来日記念盤
日本の歌百年 ~ 日本の旅路 第三巻

 1. 岡野貞一:紅葉/2. 山田耕筰:燕/
 3. 中山晋平:波浮の港/4. 山田耕筰:六騎/
 5. 中山晋平:しょうじょう寺のたぬきばやし/
 6. 山田耕筰:みぞれに寄する愛の歌/
 7. 岡野貞一:おぼろ月夜/
 8. 弘田龍太郎:小諸なる古城のほとり/
 9. 山田耕筰:蟹味噌/10. 小倉 朗:ふるさと/
 11. 山田耕筰:嘆き/
 12. 山田一雄(夏精):もうじき春になるだろう/
 13. 中田喜直:ちいさい秋みつけた/
 14. 團伊玖磨:聲曲/15. 中田喜直:おやすみなさい/
 16. 團伊玖磨:藤の花/17. 中田喜直:未知の扉/
 18. 團伊玖磨:紫陽花/19. 武満 徹:見えない子供/
 20. 中田喜直:すずしきうなじ/
 21. 團伊玖磨:花の街/22. 船橋登美子:雲/
 23. 平岡荘太郎:もう春ですね/
 24. 新井 満:千の風になって
シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ)

 SONY DADCプレス盤日本向け限定生産! 日本語解説付き!シャーロット・ド・ロスチャイルド来日記念盤!

 ☆世界中にその歌声を響かせるソプラノ歌手、シャーロット・ド・ロスチャイルド来日記念盤!
 ☆日本語で歌う日本の歌。「日本の旅路」第3弾!
 ☆日本向け限定生産のSONY DADCプレス盤!
 ☆日本語解説&日本語歌詞付き!

 世界中にその歌声を響かせるソプラノ歌手であり、イギリスの歴史ある名門ロスチャイルド家の長女でもあるシャーロット・ド・ロスチャイルドは、ザルツブルク音楽学校、英国王立音楽大学、同大学院を卒業し、音楽の才を発揮。
 18ヶ国語の歌をレパートリーとするなど、世界各地で音楽活動を行っています。

 「日本人以上に日本の心を歌う」と称されたシャーロット・ド・ロスチャイルド。1999年に録音した「日本の旅路(NI6190)」は、「外国人歌手が日本歌曲を全て日本語で歌った初めての録音」として話題を呼び、2016年には「花は咲く」をはじめとする日本歌曲を新たに編曲した「オーケストラ伴奏の日本歌曲集(NI6330JP)」を、2017年には、「日本の旅路」第2弾「故郷」(NI6357JP)を発売。

 2022年の来日を記念して新たに贈り出す「日本の旅路」シリーズ第3弾は、アルバムのタイトルを「日本の歌百年」と表して、岡野貞一や山田耕筰から新井満や船橋登美子まで、およそ100年間に及ぶ日本の歌曲と、日本人の心に深く根付いてきた童謡を組み合わせた、素晴らしき日本の歌の数々を収録。
 「日本の歌曲は、ドイツ・リートやフランスのシャンソンに匹敵する」と語るシャーロット・ド・ロスチャイルドが、その麗しき歌声で改めて日本歌曲の素晴らしさを伝えます。

 ※録音:2022年2月7日-9日、ワイヤストン・レイズ(モンマス、イギリス)
 ※「NI6430JP」はSONY DADCプレスによる、日本向けの限定生産盤となります。海外で発売される「NI6430」品番の商品はCD-R盤です。予めご了承ください。

 ☆2022年シャーロット・ド・ロスチャイルド 来日公演予定!
  ◆8月31日(水) 愛知県 名古屋市 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
  ◆9月2日(金) 北海道 岩見沢市 岩見沢市民会館
  ◆9月4日(日) 北海道 札幌市 札幌コンサートホールKitara 大ホール
  ◆9月5日(月) 北海道 江別市 江別市民会館
  ◆9月7日(水) 北海道 千歳市 北ガス文化ホール(千歳市民文化センター)
  ◆9月9日(金) 北海道 稚内市 稚内総合文化センター
  ◆9月10日(土) 北海道 名寄市 名寄市民文化センター EN-RAY HALL
  ◆9月12日(月) 北海道 北見市 北見市民会館
  ◆9月13日(火) 北海道 網走市 オホーツク・文化交流センター エコーホール
  ◆9月16日(金) 千葉県 東金市 東金文化会館
  ◆9月17日(土) 千葉県 白井市 白井市文化会館

 「シャーロット・ド・ロスチャイルド ソプラノ・リサイタル 日本の旅路~夏の終わりに贈る歌~」
 公演予定曲目:
  この道(山田耕筰)、初恋(越谷達之助)、千の風になって(新井満)、歌の翼に(F. メンデルスゾーン)、
  ミュージカル「ウエスト・サイド物語」より"素敵な気持ち"(L. バーンスタイン)、ダニー・ボーイ(アイルランド民謡)、他

 ※公演予定は変更となる可能性がございます。最新の開催状況につきましては、各ホールや主催団体の公式HP等にてご確認ください。

 
 



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ONYX



ONYX4239
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番&第2番、チェロ・ソナタ

 ピアノ三重奏曲第1番 ト短調
 ピアノ三重奏曲第2番 ニ短調 Op.9(1906年改訂版)
 2つのサロン風小品 Op.6(ロマンス、ハンガリー舞曲)
 ヴァイオリンとピアノのためのロマンス
 ゴパック(原曲:ムソルグスキー)
 2つの小品 Op.2(前奏曲、東洋風舞曲)
 チェロとピアノのためのロマンス(1890)
 チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)
アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)
タチアーナ・サムイル(ヴァイオリン)

 ロシアの新世代を代表する名手が母国の作曲家、ラフマニノフを奏でる!

 ☆デュメイ、ピリス、ゲルギエフが認めたチェリスト、パヴェル・ゴムツィアコフ!
 ☆スクリャービン国際コンクール優勝、ラフマニノフ国際コンクール第2位&聴衆賞受賞のピアニスト、アンドレイ・コロベイニコフ!

 ロシアの新世代を代表する名手が揃ったラフマニノフの室内楽作品集!
 デュメイ、ピリス、ゲルギエフがその才能を高く評価し、ピリスと共演したアルバム(ドイツ・グラモフォン)はグラミー賞にもノミネートされたパヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)
 2004年第3回スクリャービン国際コンクール優勝、2005年第2回ラフマニノフ国際コンクール第2位&聴衆賞受賞など、数々のコンクール受賞歴と海外公演歴を持つアンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)
 そして2014年のソチ・オリンピック閉会式でソリストの大役を務めあげ、「伝統的なロシア・ヴァイオリンの系譜における最高傑作」と称されたタチアーナ・サムイル(ヴァイオリン)
 素晴らしい実力を有する3名が、母国の偉大な作曲家、若きラフマニノフが遺した室内楽作品の魅力に迫ります。

 ※録音:2020年12月&2021年1月、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院大ホール(ロシア)




 ゴムツィアコフがついにラフマニノフのチェロ・ソナタを録音してくれた。
 これでショパンとラフマニノフという、店主の愛する2つのチェロ・ソナタを彼の演奏で聞けるようになる。




 店主の愛するショパンのチェロ・ソナタ。
 ひとつだけ選ぶとしたらこの演奏。
パヴェル・ゴムツィアコフのチェロである。



それはショパンの死
ピリスのショパン後期ピアノ作品集

 
 ピリスが1997年以来となるショパンの録音をリリース。レコード芸術でも特選盤に選ばれ、「どんなにすばらしい演奏か、と予期しながら聴いても、さらにその上を行く(幻想ポロネーズ)」(濱田滋郎氏)、「際立った集中力と密度の濃い表現が示され、聴後にいわくカタルシスにも似た感覚が訪れる(ピアノ・ソナタ第3番)」(那須田務)、と評者絶賛となっていた。

 これによってピリスがショパンに帰って来た、と胸をわくわくさせる人もいるだろう。評論家の方も次回作にも期待、というようなことを書いている。

 ・・・しかし、店主の予想が外れてくれることを願っているが、これはピリスにとって最期のショパンになるかもしれない。
 なぜならこのアルバムでピリスはショパンの「死」を描いてしまったから。

 今回は彼女は作曲者の晩年の作品をセレクトしている(ちなみにノクターン作品62、ワルツ作品64以外は初録音である)。
 曲は若干の前後はあるものの、ショパンの死に向かっているかのように選ばれ、演奏されていく。
 晩年最期のピアノ大作であるソナタ第3番に始まり、死の影が宿り始めるノクターン作品62、サンドとの決別は目の前、破滅に向かって突き進み始めたころの最高傑作「幻想ポロネーズ」、そして生前のショパンの最後の出版となったマズルカ作品63、この時期に書かれたことが悲劇的にすら思える「子犬のワルツ」を含むワルツ作品64、そして遺作として発表されるマズルカ作品67の2曲。とくに作品67-2は死の直前、一年のブランクの後に突然残された2つの作品のうちの一つ。


 さらにショパン最晩年を語るに忘れてはならないチェロ・ソナタ。

 店主はショパンの最高傑作は?と尋ねられれば、迷わずチェロ・ソナタの第3楽章と答える。
 寡黙で自分のことを語りたがらなかった男が、この曲でだけはこちらに何かを語りかけてくるような気がしてならないから。
 ショパンとしては珍しい室内楽としてしか認識されていないチェロ・ソナタだが、この第3楽章の短いラルゴほど、この時代のショパンの人生に対する諦めと死に対する焦燥の念を表わした曲はない。
 サンドと別れ絶望の淵にいるショパンが、自らの心をピアノにたとえ、サンドをチェロにたとえ、そこに寄り添わせるように書いた曲。
 美しく甘く切なく穏やか・・しかしそこに秘められたショパンのさまざまな思い。
 だからショパンの「死」を描こうとするピリスがこのアルバムにこの曲を持ってこなければならなかったのも当然なのである。
 


 そして・・・。

 最後に登場するのはあの曲。ショパンが死の床で書いたマズルカ作品68-4 。正真正銘ショパンの最後の作品。
 しかし聴いたことがある人は知っていると思う。
 変な曲なのである。
 かつて金持ちの飼い犬だった野良犬がボロボロになりながらも昔の幸せだった頃を想い出し、そのあとなんとか立ち上がってゴミ箱をあさりに行こうとするが、どうしても立ち上がれないでそのまま水溜りの中で野垂れ死んでしまうような、そんな曲。
 そこには美しさも切なさも哀しさもない。あるのははかない敗者のため息。ショパンの作品で、これほど異様な、しかしおそるべき潜在能力を秘めた曲はない。実際いろいろ聴いてきたが、なかなかこの曲で感動することは難しい。だからこそ店主はこの曲の決定的名演を見つけることが人生の命題の一つだった。たとえばマズルカ集の最後に入れられても、そこでいきなり圧倒的な存在感や悲劇性を表現することは難しい。小品集の最後にぽろんと入れられても、そう。
 この曲のもつ天国と地獄の性格を描くには、方法はひとつしかない。
 アルバム全体でショパンの「死」に向かい、その「死」と一体化するような演奏をする。
 そのためにはショパンの最晩年の作品を集め、この曲にたどり着く前に死を迎える緊張感と悲劇性を体感させ、そうして最後に、あたかもショパンと心中するように、作品68-4を持ってくる・・・・。

 そう・・・このアルバムでピリスがしたように。 




 ピリスはこのあと、もうショパンを録音しないような気がする。

 
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Maria Joao Pires - The Voice of Late Chopin
DG
477 7483
(2CD)
\4000
ショパン:後期ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ第3番 作品58 1844
 2つのノクターン 作品62 1846
 3つのマズルカ 作品59 1845
 ポロネーズ第7番 《幻想ポロネーズ》 作品61 1846
 3つのマズルカ 作品63 1846
 3つのワルツ 作品64 1846-47
 マズルカ 作品67-2&4 1849, 1846
 チェロ・ソナタ 作品65 1845-46
 マズルカ 作品68-4 1849
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)
録音:2008年5月(ソナタ)、2008年7月 ヒルヴェルサム  
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RUBICON



PRCD1073
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
全集完結!
 オウェイン・アーウェル・ヒューズ!
  シベリウス:交響曲第5番&第6番&第7番

 交響曲第5番 変ホ長調 Op.82
 交響曲第6番 ニ短調 Op.104
 交響曲第7番 ハ長調 Op.105
オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
RCD1073
¥2600→\2390

 オウェイン・アーウェル・ヒューズ!シベリウス:交響曲第5番&第6番&第7番!

 ☆ウェールズの実力派指揮者、オウェイン・アーウェル・ヒューズのシベリウス第3弾!
 ☆ロイヤル・フィルとのシベリウスの交響曲サイクルが堂々の完成!

 イギリスのRubicon(ルビコン)よりスタートした、ウェールズの指揮者オウェイン・アーウェル・ヒューズとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるシベリウスの交響曲サイクル第3弾となる最終巻。
 交響曲第1番と第3番を収録した第1巻(PRCD1055/RCD1055)は、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の特選盤」に選ばれた他、英グラモフォン誌では2020年11月号の「エディターズ・チョイス」、更に年間通して批評家に選出される「クリティクス・チョイス2020」にも選ばれるなど好調な滑り出しを見せました。
 第2巻(PRCD1072/RCD1072)では、そのスケールの大きな演奏で、シベリウス・ファンを驚嘆させたオウェイン・アーウェル・ヒューズ。
 最終巻では人気曲である第5番と、第一次世界大戦で中断を余儀なくされながらも完成させた第6番、第8番が焼失したことから事実上の最後の交響曲となった第7番を収録。
 たっぷりとした芳醇な響きと細部まで拘りぬかれた音作りによるシベリウスの交響曲サイクルがここに堂々完成です。

 1942年にウェールズのカーディフに生まれたオウェイン・アーウェル・ヒューズ(オワイン・アルウェル・ヒューズ)は、作曲家・指揮者として成功したアーウェル・ヒューズ(1909-1988)の息子として育ち、ボールト、ハイティンク、ケンペらに指揮を学び、40年以上にわたって情熱的な音楽制作を続けてきました。
 日本での知名度はまだ途上ながらも、欧米では堅実に評価を積み重ね、2009年にはCBE(大英帝国勲章第3位)を受勲している実力者です。


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★◆▲

 新譜が出るたびに店主がプッシュするも、いつまでたってもブレイクしないイギリス人指揮者オーウェン・アーウェル・ヒューズ。
 あまりに王道すぎるそのスタイルが日本人受けしないのか。
 あまりになだらかな音楽作りが退屈なのか。

 でもときおり見せる極上の美がたまらない。

 そのヒューズが今度はシベリウスに挑む!

 これでようやくみんなが注目してくれる日が来るのか!?来ないのか!?どうなのか!?


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 で、第1巻はどうだったかというと、シベリウスに幾ばくかの疾走感を期待する者は裏切られる、生暖かい沼に放り込まれたような演奏。あるいは熱くも冷たくもない温泉に入って出られなくなってしまった感じ。
 英グラモフォン誌では絶賛されたということなのでこれが英国人好みの演奏ということなのか?
 これまであまり聴いたことのない、ぬるぬるとイカしてくれない生殺し的シベリウス。ある意味変態的禁断の演奏と言ってもいいのではないか。
 まあアーウェル・ヒューズ、おそらく今回も日本でのブレイクはないだろう。でもそれでいいと思います。
 


オウェイン・アーウェル・ヒューズ
シベリウス第1・2弾



 RCD 1055
\2600→\2390
ついに来たか!?シベリウス・サイクル始動!!
 オウェイン・アーウェル・ヒューズ
シベリウス:交響曲第1番&第3番

 交響曲第1番ホ短調 Op.39
 交響曲第3番ハ長調 Op.52
オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 オウェイン・アーウェル・ヒューズのシベリウス・サイクル始動!

 ☆ウェールズの実力派指揮者、オウェイン・アーウェル・ヒューズのシベリウス・サイクルがスタート!

 イギリスのRubicon(ルビコン)より、ウェールズの指揮者オウェイン・アーウェル・ヒューズとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるシベリウスの交響曲サイクルがスタート。
 1942年にウェールズのカーディフに生まれたオウェイン・アーウェル・ヒューズ(オワイン・アルウェル・ヒューズ)は、作曲家・指揮者として成功したアーウェル・ヒューズ(1909-1988)の息子として育ち、ボールト、ハイティンク、ケンペらに指揮を学び、40年以上にわたって情熱的な音楽制作を続けてきました。
 彼が首席副指揮者を務めたロイヤル・フィルとのシベリウス・サイクル第1巻は、交響曲第1番と第3番で始動。日本での知名度はまだ途上ながらも、欧米では堅実に評価を積み重ね、2009年にはCBE(大英帝国勲章第3位)を受勲している実力者による新たなシベリウスにご期待ください!

 


オウェイン・アーウェル・ヒューズ&ロイヤル・フィル
 シベリウス:交響曲第2番&第4番

  交響曲第2番ニ長調 Op.43
  交響曲第4番イ短調 Op.63
オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 RCD1072
\2600→\2390

 オウェイン・アーウェル・ヒューズ&ロイヤル・フィル!シベリウス第2巻 交響曲第2番&第4番!

 ☆ウェールズの実力派指揮者、オウェイン・アーウェル・ヒューズのシベリウス第2弾!
 ☆交響曲「第2番」と「第4番」をカップリング!

 イギリスのRubicon(ルビコン)よりスタートした、ウェールズの指揮者オウェイン・アーウェル・ヒューズとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるシベリウスの交響曲サイクル第2弾。交響曲第1番と第3番を収録した第1巻(PRCD1055/RCD1055)は、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の特選盤」に選ばれた他、英グラモフォン誌では2020年11月号の「エディターズ・チョイス」、更に年間通して批評家に選出される「クリティクス・チョイス2020」にも選ばれるなど好調な滑り出しを見せました。
 期待の第2巻は、シベリウスがシンフォニストとして大きな一歩を踏み出した交響曲第2番と、咽頭癌と診断されたシベリウスが生命の危機に怯え、お酒と煙草を断って禁断症状に悩まされた時期に書かれた交響曲第4番を収録。

 1942年にウェールズのカーディフに生まれたオウェイン・アーウェル・ヒューズ(オワイン・アルウェル・ヒューズ)は、作曲家・指揮者として成功したアーウェル・ヒューズ(1909-1988)の息子として育ち、ボールト、ハイティンク、ケンペらに指揮を学び、40年以上にわたって情熱的な音楽制作を続けてきました。
 日本での知名度はまだ途上ながらも、欧米では堅実に評価を積み重ね、2009年にはCBE(大英帝国勲章第3位)を受勲している実力者です。

 

 
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PRCD1096
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
17世紀イギリスのプレイハウスの音楽を再現
 ザ・プレイハウス・セッションズ


 作者不詳/パーセル:Jenny Loves, and She Confessed Too
 様々な作曲家
  (パーセル、マーシャル、ガウ、プレイフォード、作者不詳、伝承曲):
   ザ・ウォッシャー・ウーマン・セット
 パーセル:「来たれ、汝ら芸術の子」からのアダージョ
 伝承曲:三羽の烏
 パーセル、ルス、ノルウェーの伝承曲:
  ザ・フェアリー・シャッフル ~ 妖精の女王第5幕への前奏曲
 アイケ/パーセル:舌先さけたまだら蛇/ハッシュ・ノー・モア
 パーセル:束の間の音楽
 プレイフォード(イングランドのダンシング・マスターより):
  ザ・ニューキャッスル・セット、ヘイ・ジョリー・ブルーム・マン
 ファミー・ガウ:赤い赤いバラ
 作者不詳:柳の歌
 パーセル:Now The Night Is Chased Away
 ダウランド:
  彼女はパックの過ちを許してくれるだろうか?
   (彼女は僕の過ちを許してくれるだろうか?)
  もし私たち影法師がお気に召さなければ(朗読)
ビャッテ・アイケ
 (芸術監督&ヴァイオリン)
バロックソリステーネ
RCD1096
¥2600→\2390

 「ジ・エールハウス・セッションズ」の続編!17世紀イギリスのプレイハウスの音楽を再現!

 ☆2017年の衝撃作「ジ・エールハウス・セッションズ」の続編!
 ☆17世紀ロンドンの「プレイハウス」(劇場)の音楽を、ノルウェーの古楽アンサンブルが再現!

 「ビャッテ・アイケのバロクソリステーネは、錬金術のような奇跡のアンサンブル...純粋な音楽のゴールドだ」(英Gramophone誌 RCD1017のレビューより)

 イギリス、ドイツをはじめとする欧米各地で大きな話題を巻き起こした「ジ・エールハウス・セッションズ」は、2005年にノルウェー、ベルゲンで結成されたピリオド・アンサンブル、バロックソリステーネと芸術監督ビャッテ・アイケが起ち上げたユニークかつオンリーワンのプロジェクト。17世紀ロンドンのエールハウス(酒場)の音楽を再現するという衝撃作の続編、「ザ・プレイハウス・セッションズ」がついにリリース!

 ピューリタン革命(清教徒革命)期に劇場や教会から排除された音楽家たちが、「エールハウス」で繰り広げた刺激的なセッションから、チャールズ2世の王政復古、ウィリアム3世とメアリー2世が登場した名誉革命の時代へと舞台は進み、エールハウスの音楽文化はプレイハウス(劇場)やミュージック・ホールへと発展してゆきます。
 チケットや定期券が売られるようになり、オペラ、仮面劇、ダンス、コメディなどから、最初の公共のコンサートホール設立への道を開くことになりました。
 シェイクスピア、即興喜劇、ジャグリング、パーセルの音楽、民謡、シーシャンティなど、イギリスらしい様々な要素が盛り込まれたプレイハウスのエキサイティングなサウンドを、ビャッテ・アイケの鋭いヴァイオリンと才気煥発なピリオド楽器奏者たちが再現します。





2017年の衝撃作「ジ・エールハウス・セッションズ」
これはよかった



 RUBICON 1017
\2600→\2390
17 世紀英国酒場の船乗りたちの歌と踊り
 ジ・エールハウス・セッションズ

 1. プレイフォード編:
    「英国式舞踏指南-イングリッシュ・ダンシング・マスター」より
      Wallom Green/
 2. パーセル:「アテネのタイモン」よりカーテン・チューン/
 3. パーセル:「ボンドゥカ」より
    「Oh! Lead me to some peaceful gloom」/
 4. ホール・アウェイ・ジョー(シーシャンティの歌)/
 5. 17世紀のスコットランド曲:Johnny Faa/
 6. パーセル:「アブデラザール」よりホーンパイプ/
 7. プレイフォード編:
   「英国式舞踏指南-イングリッシュ・ダンシング・マスター」より
    Virgin Queen + Stingo + Bobbing Joe/
 8. Passaround the grog(シーシャンティの歌)/
 9. トラヴェル・セット(17世紀のスコットランド音楽)/
 10. I drew my ship (19世紀英国バラード)/
 11. オキャロラン:Carolan’s Cup/
 12. カナディアン・セット/
 13. Leave her Johnny(シーシャンティの歌)
ビャッテ・アイケ(指揮&ヴァイオリン)
バロックソリステーネ
〔フレドリク・ボック(ギター&チャランゴ)、
 ハンス・クヌット・スヴェーン(チェンバロ、ハルモニウム)、
 ヘルゲ・アンドレアス・ノルバッケン(打楽器)、
 ヨハネス・リンドベルイ(コントラバス)、
 ミロシュ・ヴァラン(ヴィオリン&ヴィオラ)、
 ペル・T・ビューレ(ヴィオラ)、
 スティヴン・プレイヤー(ギター)、
 トーマス・グスリー(声&ヴァイオリン)〕   
 17世紀の英国酒場の喧騒

 録音:2016年1,5月

 17 世紀英国の酒場で船乗りたちが歌い踊ったシーンを再現するこころみのアルバム。トラックを眺めると一見典雅な古楽が聴こえてきそうな内容ですが、聴いてびっくり、ノリのよい音楽に思わず踊りだしたくなるような演奏が展開されています。
 17 世紀の酒場にタイムスリップしたような気分になれる、愉快な1 枚。
 ビャッテ・アイケ率いるバロックソリステーネは、2005 年結成の古楽グループで、ノルウェーに拠点を置いて活動しています。



 安直なポップ・クラシカルは好きじゃないのだが、こういうのは何か許せる・・・
 実際こういう17世紀の英国の下町音楽は何らかの形でジプシー音楽と結びついて、その後19世紀のクラシック・ヴァイオリンに影響を与えているような気もする。


https://youtu.be/KrN2TuazQ6Y


https://youtu.be/vGQZj_rU2Cc


 



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BNL



BNL 112992
¥2600→\2390

フレデリック・ペラシー、2021年11月録音
 ヴァイオリン・パッション


 ヴィットーリオ・モンティ (1868-1922) : チャールダーシュ
 エンリーコ・トゼッリ (1883-1926) : セレナード Op.6
 ガブリエル・フォーレ (1845-1924) : ロマンス 変ロ長調 Op.28
 エドワード・エルガー (1857-1394) : ロマンス Op.1
 エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) :
  抒情組曲 Op.54 から 小人の行進 (No.3)
  抒情小曲集 第7巻 Op.62 から フランス風セレナード (No.3)
  抒情組曲 Op.54 から ノクターン (No.4)
 エミール・シェーグレン (1853-1918) : 詩曲 Op.40
 ジャン・シベリウス (1865-1957) :
  2つの荘重な旋律 Op.77 から 喜べ、わが魂よ [Laetare amina mea] (No.1)
 アルフレード・バシュレ (1864-1944) :
  バルカローレ・ノクターン [Barcarolle nocturne] / 小さな物語 [Petite Histoire]
 リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) / ジョゼフ・バレス 編曲 :
  ヴァルキューレの愛の歌 [Chant d'amour de la Walkyrie]
 アントニン・ドヴォルジャーク (1841-1904) /
  ファビアン・レーフェルト (1842-1920) 編曲 : ユモレスク
 フランツ・フォン・ヴェチェイ (1893-1935) : 悲しいワルツ [Valse triste]
 マヌエル・デ・ファリャ (1876-1946) : オペラ「はかなき人生」から スペイン舞曲
フレデリック・ペラシー(ヴァイオリン)
ジャン・デュベ (ピアノ)

 録音 : 2021年11月、ステュディオ・アクースティク、パッサヴァン、フランス

 フレデリック・ペラシーは1972年パリ生まれのヴァイオリン奏者。ユーディ・メニューインに才能を認められ、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学でシャーンドル・ヴェーグに、グシュタートのメニューイン音楽アカデミーでアルベルト・リジーとメニューインに、サンタンデルでザハール・ブロンに師事。
 メジャー・レーベルと無縁なため国際的に有名とまではいきませんが、繊細な音楽を聴かせる美音派として一部から根強い支持があります。
 ジャン・デュベ (1981年生まれ) はカナダのピアニスト。2002年フランツ・リスト国際ピアノ・コンクール優勝。

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 メニューインに寵愛され、パリでオークレールに、ザルツブルグでヴェーグに、そしてヴァルガにも教えを受けたという。
 アメリカ発の粗製濫造型テクニック重視のヴァイオリニストとは明らかにその生い立ちが違う。17歳のときにBNLで録音されたバッハの「無伴奏」は、巷で言われるように年齢を経ることがこの作品にとって必要なのかと考えさせられる凛とした演奏。その後もフランク、ベートーヴェン、ブラームスのソナタ、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、メンデルスゾーンのコンチェルトを次々と録音、新世代ヴァイオリニストの旗手として活躍していたが、肝心のBNLがレーベルのゴタゴタに巻き込まれ入手不能となり、ようやく入手できるようになったのだが(NAIVE系列から離れ独立したらしい)ペラッシーのアルバムはすべて廃盤、という最悪の状況に陥っていた。
 そのペラッシーのアルバムがここへきてようやく手に入るようになったが、今回は新譜も登場。



 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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AUDITE



AU 95745
(2CD)
¥2800→\2590
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第18弾、
 クーベリックの正規初出音源

  CD1
   (1)ハイドン:交響曲第99番 変ホ長調 Hob. I:99
   (2)シェーンベルク:ピアノ協奏曲 Op.42
  CD2
   (3)チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
(2)ジョン・オグドン(ピアノ)
ラファエル・クーベリック(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
KKC 6578/9
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 正規初出音源!
 ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第18弾、クーベリック率いるニュー・フィルハーモニア管によるハイドンの交響曲第99番、チャイコフスキーの交響曲第4番、そしてジョン・オグドン独奏のシェーンベルクのピアノ協奏曲!

 ライヴ録音:1968年9月8日/クンストハウス(ルツェルン)(モノラル)/ディジパック仕様、CD1: 42'05、CD2: 42'22
 エグゼクティヴ・プロデューサー&リマスタリング:ルトガー・ベッケンホーフ

 定評あるaudite レーベルの1st マスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第18弾として、1968年9月の演奏会からクーベリックの正規初出音源が登場します!

 クーベリックの同音楽祭初登場は1948年8月28日でした。この演奏会の数週間前、チェコの共産化に反対したクーベリックは同年エディンバラ音楽祭へ参加するために渡英、そのままイギリスに亡命しています。
 ルツェルン・フェスティヴァルにはその後1990年まで計25回出演し、同音楽祭には欠かすこの出来ない、また自身にとっても最も重要な音楽祭となりました。
 これまでバルトークのオペラ『青ひげ公の城』(1962年8月15日)(AU-95626) がCD 化されています(クーベリックは1972年にスイス国籍を取得。1996年、ルツェルンにて死去しています)。

 1968年に起こったチェコスロバキアの変革運動「プラハの春」の弾圧から数日後の9月8日、クーベリックはルツェルン・フェスティヴァルに登場。
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団との共演でハイドンの交響曲第99番、ジョン・オグドンをソリストに迎えたシェーンベルクのピアノ協奏曲、そしてチャイコフスキーの交響曲第4番を演奏しております。

 ハイドンの交響曲第99 番はクーベリックお得意の作品。終始快活さに満ちた演奏で幕開けを飾りました。

 ジョン・オグドンが正規録音には残していないシェーンベルクのピアノ協奏曲。オグドンは厳格な十二音技法によって書かれているこの曲を正確に理解し、聴衆の心を掴むことに成功しており、クーベリックとの入念なリハーサルをうかがい知ることができます。

 ブゾーニ国際コンクール(1960年)、ブダペスト国際ピアノ・コンクール(1961年)、チャイコフスキー国際コンクール(1962年) そのすべてで優勝しているオグドンが一躍世界的なピアニストとして活動を展開していた60年代。
 剛腕ピアニストでロマン派を得意としていましたが、実際は繊細で内面的な性格の音楽表現を好んでいたとのことで当時の現代作品も積極的に演奏していました。
 オグドン唯一の出演となった同音楽祭、しかもシェーンベルクの録音は貴重かつ価値のあるリリースといえます。

 そして、チャイコフスキーの交響曲第4番!クーベリックが14 歳の時、フルトヴェングラーの指揮する同曲を聴き、指揮者を志したというほどの思い入れのある作品で、シカゴ交響楽団(1951年録音)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1960年録音)、バイエルン放送交響楽団(1969年) など多くの名演でも知られます。

 「クーベリックはチャイコフスキーの交響曲をまるで精神の勝利、運命の力に対する自由の宣言のように唱えた」と同音楽祭閉幕演奏会ののち評論家がコメントしていたほどの力演。
 ルツェルンに居を構えたチェコの移民クーベリックは、ルービンシュタイン、メニューイン、ストラヴィンスキーらの賛同を得て、芸術の断絶を訴えただけでなく、「1968年8月21日以降のチェコスロバキア移民のための基金」への支援をルツェルンの市民に求めました。

 チャイコフスキーの交響曲第4番の変化に富むテンポ、多彩な音色、そしてドラマティックな音楽づくりと、クレンペラーが育て上げた名門オケと驚くほどの熱量で盛り上げており、その演奏は人々を魅了し大反響を呼びました。

 演奏の素晴らしさに加えてaudite レーベルの見事な復刻にも注目。同レーベル社主のルトガー・ベッケンホーフ氏が丁寧にリマスタリングしております。
 またブックレットには今回初めて掲載された音楽祭の写真も掲載。
 資料的価値はもちろんのこと、歴史的に見ても非常に重要な演奏会が正規初出音源でリリースされることは大歓迎と申せましょう。
 


<メジャー・レーベル>
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SONY




19439977422
(11CD)
\19500→\18490

グレン・グールド
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 1981~未発表レコーディング・セッション・全テイク


『セッションでの対話に登場する人物』
グレン・グールド(ピアニスト)
サミュエル・H・カーター(CBSマスターワークス・プロデューサー)
リチャード・アインホーン(CBSマスターワークス・ディレクター)
ブリュノ・モンサンジョン(映像監督)ほか

録音時期:1981年4月22-25日、5月12-16日、19日、29日
録音場所:ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc1(74:32)
 1981年4月22日&23日のセッション
1-2. アリア:テイク1
3-10. 第1変奏:テイク1~4
11-20. 第2変奏:テイク1・2・4・5・7
21-28. 第3変奏:テイク1~4
29-34. 第4変奏:テイク1・5・6
35-42. 第6変奏:テイク1・3・5・6
43-46. 第7変奏:テイク1・2
47-56. 第9変奏:テイク1~5
57-74. 第10変奏:テイク1~8・10

Disc2(69:01)
 1981年4月23日のセッション
1-35. 第11変奏:テイク1、インサート1(テイク1~4)、インサート2(テイク1~3)、インサート3(テイク1~9)
36-59. 第12変奏:テイク1~8、インサート1(テイク1~4)
60-69. 第13変奏:テイク1・2、インサート1(テイク1・3・4)、テイク3・4
70-73. 第14変奏:テイク1・2
74-79. 第15変奏:テイク1~3

Disc3(65:48)
 1981年4月24日&25日のセッション
1-19. 第16変奏:テイク1~3、第2部(テイク1・2)、第2部インサート1(テイク1~4)
20-25.第17変奏:テイク1~3
26-45. 第18変奏:テイク1~10
46-47. 第8変奏:テイク1
48-57. 第3変奏:リメイク テイク1~4・6
58-73. 第1変奏:インサート テイク1~3・6~10
74-79. 第2変奏:インサート1 テイク1~3
80-93. 第4変奏:インサート1 テイク1~3、インサート2 テイク1~4

Disc4(42:51)
 1981年4月25日のセッション
1-11. 第6変奏:インサート1 テイク1~5
12-37. 第7変奏:インサート1 テイク2~4、インサート2 テイク1、インサート3 テイク1、インサート4 テイク1~3、インサート5 テイク2~5
38-51. 第9変奏:インサート1 テイク1~4、インサート2 テイク1~3
52-73. 第10変奏:インサート1 テイク1・2、インサート2 テイク1~3、インサート3 テイク1~4
74-87. 第12変奏:インサート1 テイク1~4、インサート2 テイク1~3

Disc5(42:10)
 1981年4月25日のセッション
1-17. 第13変奏:インサート1 テイク1・2、インサート2 テイク1~4、インサート1 テイク3・4
18-39. 第14変奏:インサート1 テイク1~4、インサート2 テイク1、インサート3 録音用テイク1・2 ビデオ用テイク1・2
40-45. 第16変奏:インサート1 テイク1~3
46-75. 第17変奏:インサート1 テイク1・2、インサート2 テイク2~9、インサート3 テイク3~5、インサート2 テイク10・11
76-89. 第8変奏:インサート1 テイク1~3、インサート2 テイク1・2、インサート3 テイク1・2
Disc6(56:41)
 1981年5月12日のセッション
1-15. 第19変奏:テイク1~7
16-17. 第21変奏:テイク1
18-31. 第22変奏:テイク1~5、インサート1 テイク1・2
32-65. 第23変奏:テイク1~4、インサート1、テイク1~6、インサート2 テイク1~6
66-68 第24変奏:テイク1~3
69-70. 第25変奏

Disc7(50:54)
 1981年5月13日のセッション
1-7. 第25変奏:インサート1 テイク1~3
8-34. 第26変奏:テイク1~15
35-50. 第27変奏:テイク1~4、インサート1 テイク1~4
51-70. 第28変奏:テイク1~4、インサート1 テイク1・2、インサート2 テイク1・2、インサート3 テイク1・2
71-80.第29変奏:テイク1・2、インサート1 テイク1・2、インサート2 テイク1
81-82. 第30変奏:テイク(番号なし)
83. 第29変奏:インサート2、テイク2
84-85. 第30変奏:テイク(番号なし)
86. 第29変奏:インサート2、テイク3
87-88. 第30変奏:テイク(番号なし)

Disc8(69:25)
 1981年5月14日&15日のセッション
1-11. アリア・ダ・カーポ:テイク1、インサート1 テイク1・2、インサート2 テイク1・2
12-28. 第20変奏:テイク1~11
29-38. 第5変奏:テイク1~5
39-42. 第26変奏:インサート1 テイク1・2
43-54. 第27変奏:インサート1 テイク1~3、インサート2 テイク1~3
55-58. 第29変奏:インサート1 テイク1・2
59-78. 第24変奏:リメイク テイク1~10
79-84. 第30変奏:リメイク テイク1~3
85-90 アリア:リメイク テイク1~3

Disc9(57:54)
 1981年5月16日のセッション
1-15. アリア:リメイク2 テイク1~6
16-19. アリア・ダ・カーポ:インサート1 テイク1・2
20-25. 第25変奏:リメイク テイク1~3
26-27. 第20変奏:インサート1 テイク2
28-33. アリア・ダ・カーポ:インサート1テイク2へのインサート テイク1~3

Disc10(64:25)
 1981年5月16日&19日のセッション
1-17. 第25変奏:インサート1 テイク1~3、インサート2 テイク1・2、インサート3 テイク1~3
18-23. 第5変奏:インサート1 テイク1~3
24-33. 第24変奏:リメイク 第2部へのインサート テイク1~5
34-53. 第10変奏:リメイク インサート1 テイク1~4、インサート2 テイク1・2、インサート3 テイク1~4
54-61. 第14変奏:インサート1 テイク1・2、録音用テイク1・2
62-73. 第25変奏:リメイク インサート1 テイク1~3、インサート2 テイク1~3
74-85. 第8変奏:インサート テイク1~6

Disc11(51:11)
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(全曲 最終編集版)
1. アリア
2. 第1変奏 1段鍵盤
3. 第2変奏 1段鍵盤
4. 第3変奏 同度のカノン、1段鍵盤
5. 第4変奏 1段鍵盤
6. 第5変奏 1段あるいは2段鍵盤
7. 第6変奏 2度のカノン、1段鍵盤
8. 第7変奏 1段あるいは2段鍵盤。
9. 第8変奏 2段鍵盤
10. 第9変奏 3度のカノン、1段鍵盤
11. 第10変奏 フゲッタ、1段鍵盤
12. 第11変奏 2段鍵盤
13. 第12変奏 4度の反行カノン
14. 第13変奏 2段鍵盤
15. 第14変奏 2段鍵盤
16. 第15変奏 ト短調、5度の反行カノン、1段鍵盤
17. 第16変奏 序曲、1段鍵盤
18. 第17変奏 2段鍵盤
19. 第18変奏 6度のカノン、1段鍵盤
20. 第19変奏 1段鍵盤
21. 第20変奏 2段鍵盤
22. 第21変奏 7度のカノン
23. 第22変奏 アラ・ブレーヴェ、1段鍵盤
24. 第23変奏 2段鍵盤
25. 第24変奏 8度のカノン、1段鍵盤
26. 第25変奏 2段鍵盤
27. 第26変奏 2段鍵盤
28. 第27変奏 9度のカノン、2段鍵盤
29. 第28変奏 2段鍵盤
30. 第29変奏 1段あるいは2段鍵盤
31. 第30変奏 クオドリベット、1段鍵盤
32. アリア・ダ・カーポ
グレン・グールド(ピアノ)

 アナログ・マスター編集版 DSDマスタリング(2002年)

 Disc1-10:
  リイッシュー・プロデューサー:ロベルト・ルス(ソニークラシカル・インターナショナル)
  マスタリング・エンジニア:マルティン・キストナー(ベルリンb-sharp media solutions)

 Disc11(オリジナル・レコーディング)
  プロデューサー:グレン・グールド、サミュエル・H・カーター
  ディレクター:リチャード・アインホーン
  レコーディング・エンジニア:スタン・トンケル、ジョン・ジョンソン、レイ・ムーア、マーティン・グリーンブラット
  リイッシュー・プロデューサー&DSDマスタリング:ルイーズ・デ・ラ・フエンテ
  リイッシュー・エンジニア:アンドレアス・K・マイヤー
  Original Catalog Number: MK37779
  Original Release date: August 1982



 グレン・グールドの生誕90年、没後40年、そして1981年録音の『ゴルトベルク変奏曲』発売40年を記念して、これまで未発売だった約10時間にわたる全セッション・テイクが初めて公にされます。
 聴き手はこの伝説的かつアイコニックなアルバムがどのような過程で制作されていったかをつぶさにテイクごとに一音一音辿っていくことができます。

 グールドが1955年のデビュー録音となった最初の『ゴルトベルク変奏曲』を録音した時、アナログ・テープによる録音が開始されてからまだ数年しか経っておらず、テープ自体も高価だったため、録音は各テイクを仕上げることにフォーカスされていました(その模様は2017年に「Glenn Gould - The Goldberg Variations - The Complete Unreleased Recording Sessions June 1955」[7CD+LP、完全生産限定 輸入盤]として発売済み)。一方、1981年の再録音では様相が一変していました。新しいテクノロジーとしてデジタル録音が導入され、それに加えて複数のアナログ・レコーダーを駆使してセッションの模様が克明に記録されました。またブリュノ・モンサンジョン率いるビデオ撮影クルーが「グールド・バッハ三部作」の最終作として全曲を撮影しており、CBSによるオーディオ・レコーディングと独クラザートによるビデオ撮影とを兼ねたセッションでもありました。

 CD10枚にわたって、グールドとCBSのプロデューサー、サミュエル・H・カーターによるやり取り、別ブースにいるブリュノ・モンサンジョンのコメントなどを交えつつ、順を追ってすべてのテイクが収録されており、グールドがどういう順序で全曲を仕上げていったかを追体験することができます(使用されたのはデジタルではなくアナログ・マスター)。グールドは、各テイクでの自らの演奏の出来を瞬時に判断し、しかも正確に記憶しており、各変奏をレコーディングする際、必ずその前の変奏のテイクの最後の部分をプレイバックしてテンポや表情を確認してから弾き始めていることから、この2回目の録音に当たっては、作品全体の構造を強く意識していたことがよくわかります。また映像用にやや演奏にメリハリを付けることもあり(セッション中にグールドが「これは映像用の演奏」と指定する場面も)、ビデオ用の演奏とレコーディング用の演奏の違いも明確に把握していました。

 今回、録音台帳を調べ、また実際のセッション・テープを検分することで、プロデューサーとしてグールドとともにクレジットされているサミュエル・H・カーターが参加できないセッションにおいて、別のプロデューサーが参加していたことが明らかになりました。当時29歳だったアメリカの作曲家リチャード・アインホーン(エインホーンとも。1952年生まれ)がそれで、カーターが体調を崩した2日間分のセッションのディレクションを担当しています。

 ディスク11には最終的に編集された全曲演奏が収録されており、2002年にルイーズ・デ・ラ・フエンテによってアナログ・マスターから再編集されたDSDリマスター版が採用されています。

 216ページにわたるオールカラーのハードカバー・ブックには、リチャード・アインホーンによるエッセイ、リイッシュー・プロデューサー、ロベルト・ルスとマルティン・キストナーによるテクニカルノートのほか、さまざまな写真、社内資料、セッションでのやり取りのスクリプトが各変奏の楽譜とともに掲載され、音楽の進行を追いながら、セッションの模様を容易にたどることができるように配慮されています。


パッケージ仕様: 縦30cm x 横30cm x 厚み2.2cm 216ページ・ハードカバー・ブック仕様/オールカラー(CDはブック内のディスクホルダーに収納)、重量1.3kg

 















7/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


2L



2L 171SABD
(Blu-ray Disc Audio
+SACD HYBRID)
¥4000
幸いなるかな
 キム・アンドレ・アルネセン(1980-):
  幸いなるかな - 傷ついた世界のための至福の教え(2018)
   1.心の貧しい人々は(The Poor in Spirit) 
   2.わたしは貧しい(I am Poor)
   3.憐れみ深い人々は(The Merciful) 
   4.四十日四十夜を(Forty Days and Forty Nights)
   5.平和を実現する人々は(The Peacemakers) 
   6.平和とはなにか(What is Peace?)
   7.柔和な人々は(The Meek) 
   8.レイチェルの歌(Rachel's Song)
   9. 心の清い人々は(The Pure in Heart) 
   10.神の顔は(The Face of God)
   11.祝福:わたしは望む(Blessings: I Hope) 
   12.悲しむ人々は(Those Who Mourn)
   13.百合の歌(Song for Lily) 
   14.義に飢え渇く人々は
    (Those Who Hunger and Thirst for Righteousness)
   15.正義の歌(Song for Justice)
   16.義のために迫害される人々は
    (Those Who Are Persecuted for Righteousness)
   17.わたしの手をとりなさい(Hold My Hand) 
   18.あなたがたは世の光である(You are the Light)
ニーダロス大聖堂少女合唱団
トロンハイム・ソロイスツ
ヒシュティ・フューケ(ヴォーカル)
ムハンマド・アル=マジャブ(ヴォーカル)
ハンス・フレードリク・ヤコブセン(フルート)
ハンス=クリスチャン・ショス・ソーレンセン
  (ツィンバロン)
ルース・ポター(ハープ)
エスペン・オールベルグ(打楽器)
カール・ホーコン・ヴォーデラン(打楽器)
オーラ・リンドセット(コンサートマスター)
アニタ・ブレーヴィク(指揮)

 現代合唱音楽注目の作曲家、キム・アンドレ・アルネセン、前例のない社会変化で傷ついた世界に語りかける人々の想いが大聖堂の空間にこだまする!

 録音:2020年11月、2021年2月 ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)/79'48
 制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング ・マスタリング:モッテン・リンドベルグ
 Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD
 Disc 2: Blu-ray: 5.1 DTS HD-MA (24bit/192kHz), 7.1.4. Auro-3D (96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos (48kHz),2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide

 現代合唱音楽の作曲家としてもっとも作品が演奏されているひとり、ノルウェーのキム・アンドレ・アルネセンの新作アルバム。
 キム・アンドレ・アルネセン Kim Andre Arnesen は、トロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)の音楽学部で学び、合唱音楽作家としての名声と人気を確立しました。
 彼の作品はすでに、50カ国以上で歌われ、《レクイエム》《聖霊ミサ曲》といった大作が、ニューヨークとワシントンで初演されました。
 
 《幸いなるかな(Tuvayhun)》というアラム語の曲名をもつ作品は、マンハッタン少女合唱団と芸術監督ミシェル・オースタリー Michelle Oesterle の委嘱を受け、2018年に作曲されました。
 「環境危機、大量移民、地球規模のパンデミック、政治的二極化、所得不平等の拡大、権威主義体制の興隆、前例のない社会変化といったことで傷ついている世界」と「それにもかかわらず、よく見れば世界は美しい」をテーマに作曲され、「傷ついた世界のための至福の教え(Beautiitudes for a Wounded World)」の副題がつけられました。

 『マタイによる福音書』の「山上の説教」(第5章)の8つの「至福の教え」と、アメリカの詩人チャールズ・アンソニー・シルヴェストリ Charles Anthony Silvestri(1965-)が書いた、それぞれの教えが現実の世界にどう当てはまるかを例示する歌詞による〈わたしは貧しい〉以下の8 曲、合唱団の少女たちがそれぞれの祈りをさまざまな言語で唱える〈祝福:わたしの望み〉、そして、『マタイによる福音書』(第5章14節)『ヨハネによる福音書』(第12章36節)『フィリピの信徒への手紙』(第2章15節)をテクストにした〈あなたがたは世の光である〉で構成。
 古い時代と現代、聖と俗の間の「リミナル・スペース」(現実空間と異空間の狭間)を交流する音楽が、少女合唱とヴォーカル・ソロ、弦楽オーケストラと器楽奏者によって演奏されます。
 
 NTNU で学んだジャズ・シンガーでソングライターのヒシュティ・フューケ Kirsti Huke と、シリア出身、ベルゲンで学びながら、古典的スタイルのアラブとスーフィの音楽を演奏するグループ「Sharqant」で歌うムハンマド・アル=マジャブ Mohannmed Al=Majzoub のヴォーカル・ソロ。ジャンルを超えて活動する器楽奏者たちが参加。モッテン・リンドベルグ Morten Lindberg のプロデュースによりニーダロス大聖堂で録音セッションが行われました。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
 Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCをお使いください。]

 
 




APARTE



AP 293
¥2700
1773年モーツァルトとグレトリ
 (1)モーツァルト:交響曲第25番ト短調K.183
 (2)グレトリ:組曲「セファールとプロクリス」
 (3)モーツァルト:歌劇「エジプト王タモス」~組曲
マルティン・ヴァルベルグ(指揮)
オルケルテル・ノルド

 共通点と個性。1773年に生まれた傑作

 録音:2021年11月/セルブ教会(ノルウェー)/24 bit, 96kHz/67'00"

 ノルウェーのチェロ奏者でもある指揮者マルティン・ヴァルベルグが2009年に創設した古楽器アンサンブル、トロンハイム・バロック。
 17-8世紀作品を主要レパートリーとし高い評価を受けていますが、2018年にオルケルテル・ノルドと改名してさらなる可能性を模索。

 今回は1773年に焦点を当て、この年に作られたモーツァルトとグレトリの作品を並べています。
 モーツァルトは当時17歳。「小ト短調」として知られる交響曲第25番と、後年の傑作「魔笛」のルーツといわれる「エジプト王タモス」。どちらも才気煥発でモーツァルトの天才性を再認識させてくれます。

 一方グレトリは31歳、軽みとシリアスさを兼ね備えたオペラ・コミックを確立させ順風満帆な創作活動を行っていました。

 同じ年に作られた両者の純オーケストラ作品は、どちらも強さと輝かしさという共通点がありますが、フランスの舞台音楽が交響曲へ新たに進化していく様をたどることができます。
 
 


AP 286
¥2700
50-50
 半分バロックで半分現代音楽、半分フランス人で半分イギリス人

 (1)パーセル(コンテ編):祭壇に王冠を捧げ~
  メアリー女王の誕生日のオード「祝え、この祭典」
 (2)ダヴィド・シャルマン:しばしの音楽
 (3)マーティン・ハリー:STAB
 (4)シャルマン:コールド・ソング~
  パーセルの「アーサー王」のアリアによる
 (5)ハリー:クーラントとサラバンド
 (6)リュリ:マタシン~
  「セルセ」、ジグ~「トゥールーズのバレ」
 (7)ハリー:パストラール~
  シャルパンティエの「アクテオン」のエアによる
 (8)シャルマン:グラウンドZ
フランク=エマニュエル・コント(指揮)
ル・コンセール・ドゥ・ロステル・ディユ

 正統派古楽団体と最新の現代音楽のハイブリッド

 録音:2021年10月20-23日/ランタン寺院(リヨン)/24 bit, 96kHz、54'00"

 50-50(フィフティ・フィフティ)というアルバム・タイトルは半分バロック音楽で半分現代音楽、半分フランス人で半分イギリス人にかけられています。
 それをリヨンの古楽器団体ル・コンセール・ドゥ・ロステル・ディユが奏するという斬新な試み。

 ダヴィド・シャルマンは1980年生まれのフランスの作曲家。クラシックとエクスペリメンタル・ロックのコラボを目指し、ラベック姉妹からマドンナまで手掛けるプロデューサーでもあります。
 マーティン・ハリーはオックスフォードで教鞭をとる作曲家。これまでソニークラシカルのエグゼクティブプロデューサーやハリウッド映画の作曲家を務めるなど活躍しています。

 彼らの作品を対比させるのではなく、フランス人シャルマンがイギリスのパーセルから、逆にイギリス人ハリーがフランスのシャルパンティエからインスパイアされて作ったジャズ・ロックあるいはミニマル・ミュージックを披露。フランク=エマニュエル・コント率いるル・コンセール・ドゥ・ロステル・ディユが乗りに乗った演奏に惹きつけられます。
 



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BIS



BIS SA 2362
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
シンガポール響のスクリャービン
 スクリャービン:
  (1)法悦の詩Op.54
  (2)ピアノ・ソナタ第5番Op.53
  (3)プロメテウスOp.60
エフゲニー・スドビン(ピアノ)(2)(3)
ラン・シュイ(指揮)
シンガポール交響楽団(1)(3)
シンガポール交響楽団合唱団
シンガポール交響楽団青年合唱団(3)

 スドビンとシンガポール響がスクリャービンの問題作を妖しく再現

 録音:2017年7/8月/エスプラネード・コンサート・ホール(シンガポール)(1)(3)、2006年8月/ヴェステロース・コンサート・ホール(2)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、56'08"

 スドビン久々の新譜、それもファン狂喜のスクリャービン・アルバム。
 録音は2017年に行われていたもので、ラン・シュイ指揮シンガポール交響楽団と問題作「プロメテウス」を披露。さらに「法悦の詩」も興味津々。

 オルガンを含む大編成のオーケストラ(「プロメテウス」はさらに混声合唱とピアノ独奏も含む)というカオスの世界ですが、BISの超優秀録音で各楽器の主張と綾がはっきり見えて新鮮。
 どんなに複雑な部分でも透明で音の美しさを満喫できます。

 「法悦の詩」と同時期の作で共通点の多い「ピアノ・ソナタ第5番」もスドビンの演奏でカップリング。
 ただしこちらは2006年の録音で、BISSA-1568 に収録されているものと同ソース。
 プロメテウスともどもスドビンの色彩とニュアンスにあふれる弱音の妖しい魅力に酔わされます。
 
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BIS SA 2642
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ヴァンスカのユン・イサン
 尹伊桑:
  (1)管弦楽のための伝説「新羅」(1992)
  (2)ヴァイオリン協奏曲第3番 (1992)
  (3)室内交響曲第1番 (1987)
パク・スーイエ(ヴァイオリン)(2)
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ソウル・フィルハーモニー管弦楽団

 オスモ・ヴァンスカがユン・イサン作品に挑戦!

 録音:2021年8月30日-9月3日/ロッテコンサートホール(ソウル)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、67'13"

 ヴァンスカが尹伊桑作品に挑戦しました。それも2020年から音楽監督を務めているソウル・フィルとの共演という興味深いものです。

 ユン・イサン(1917-1995) は現代作曲家としては珍しく録音に恵まれていますが、オーケストラ曲はドイツをはじめとする外国の団体ばかりでした。
 彼はスパイ容疑で1967年にKCIA に拉致・強制送還され死刑宣告を受けました。
 69年に特赦で釈放されたものの、国外追放となり二度と祖国の地を踏むことはできませんでした。
 今日では韓国でも大作曲家とみなされていますが、ソウル・フィル級のオーケストラによるセッション録音の登場は画期的で、歴史的快挙とさえ申せましょう。

 収録された3曲はいずれも後期作品で、1992年の「新羅」は最後のオーケストラ曲。ヴァンスカのどこか東洋的な静謐さと透明感がユン・イサン作品にぴったりで、シベリウスさえ思わせます。
 同年のヴァイオリン協奏曲第3番は2000年生まれの若手パク・スーイエが独奏を務めているのが注目。
 彼女の初協奏曲録音ともなり、驚くべき成熟と激しい気質を示しているのが驚きです。
 




DREYER GAIDO


CD21139
¥2600
クリストフ・シッケダンツ:室内楽作品集
 1-3. ヴァイオリン・ソナタ
 4-7. ヴィオラとピアノのためのメタモルフォージ
 8. 無伴奏チェロのための
  《Canto doloroso e danza》
 9. トランペット、ヴァイオリン、ヴィオラ、
  チェロとピアノのための五重奏曲
セバスティアン・シュミット(ヴァイオリン、1-3)
ベアンハート・フォグラッシャー(ピアノ、1-3)
ローラント・グラッスル(ヴィオラ、4-7)
コーネリア・グラッスル(ピアノ、4-7)
アンヤ・シュレーダー(チェロ、8)
エミリア・ズーフリヒ(トランペット、9)
クリストフ・シッケダンツ(ヴァイオリン、9)
マルテ・コッホ(ヴィオラ、9)
マティアス・バイヤー=カールショイ(チェロ、9)
ホルガー・ドミニク・スペック(ピアノ、9)

 クリストフ・シッケダンツによる室内楽作品集!

 ドイツの著名なヴァイオリン奏者クリストフ・シッケダンツが作曲した室内楽作品集。
 彼は、イタリア・フィルハーモニー管弦楽団とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団およびハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団などで長年活躍してきたヴァイオリン奏者で、数多くの室内楽アンサンブルのメンバーとしても活躍してきました。
 そのレパートリーは幅広くバロックから現代曲までに及び、特に知られざる作曲家に焦点を当てて取り上げてきました。
 2004年にはハンブルク音楽演劇大学の教授となり、教育者としても活躍しています。
 2018年にはピアノ四重奏曲を出版し作曲家としても活動を始めました。
 
 

CD21137
¥2600
ピアノ作品集
 シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
 マルコ・ズラーレク(b.1973):Auch ich ein Davidsbundler
 ユリウス・ロイプケ(1834-1858):ピアノ・ソナタ 変ロ短調
エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ)

 ピアノ奏者のエルンスト・ブライデンバッハは、ダルムシュタットとケルンでヴェルナー・ホップシュトック、ライナー・ホフマン、アロイス・コンタルスキー、そしてギュンター・ルートヴィヒに師事し、1980年には24歳という若さでダルムシュタットの音楽院でピアノ教師になりました。
 コンサート・ピアニストとしては、オーケストラのソリストから室内楽、歌曲の伴奏まで幅広いレパートリーを持っており、多数の放送音源やCDの収録を行っています。
 また、ベーレンライターなどの主要な出版社の編集者としても活躍しています。

 ※録音:2015年8月24日-27日、2018年11月24日
 




KAIROS


代理店変更に伴い再掲載

0013152KAI
【旧譜】
¥2600
フリードリヒ・チェルハ:作品集
 Bruchstuck, getraumt(2009)
 9つのバガテル(2008)
 Instants(2006/07)
クラングフォルム・ウィーン
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
ゼブラ・トリオ、ケルンWDR交響楽団
ピーター・ランデル(指揮)

 新ウィーン楽派の影響を受けた、フリードリヒ・チェルハの作品集!

 フリードリヒ・チェルハ(b.1926)は、オーストリアの指揮者兼作曲家で、アルバン・ベルク、アルノルト・シェーンベルクなどの新ウィーン楽派から強い影響を受けており、未完であったシェーンベルクのオペラ《ルル》を完成させたことでも知られています。
 このアルバムに収められている弦楽三重奏のための《9つのバガテル》は、非常に高度な演奏技術が求められますが、ベートーヴェンの弦楽三重奏曲にも引けを取らない音楽性を持った作品となっています。

 ※録音:2009年11月14日、2010年6月18日、2010年8月8日
 
 

0013182KAI
【旧譜】
¥2600
フリードリヒ・チェルハ:作品集
 1. Und du ...(1963)
 2. Verzeichnis(1969)
 3. Fur K(1993)
ウィーン放送交響楽団(1,3)
アンサンブル・ディ・ライエ(1)
フリードリヒ・チェルハ(指揮、1,3)
ORF合唱団(2)
エルヴィン・オルトナー(指揮、2)

 フリードリヒ・チェルハ(b.1926)は、オーストリアの指揮者兼作曲家で、アルバン・ベルク、アルノルト・シェーンベルクなどの新ウィーン楽派から強い影響を受けており、未完であったシェーンベルクのオペラ《ルル》を完成させたことでも知られています。
 「Hiroshima」の一言から始まる《Und du ...》では語りと電子楽器、そしてオーケストラを用いて、作曲者自らの指揮により演奏され、冷戦中の核兵器の危険性を描いています。

 ※録音:1963年8月30日(1)、1983年11月16日(2)、1993年(3)
 
 

0013222KAI
【旧譜】
¥2600
ジョルジュ・アペルギス:作品集
 1. Contretemps(2005/2006)
 2. SEESAW(2008)
 3. Parlando(2007)
 4. Teeter-totter(2008)
ドナティエンヌ・ミシェル=ダンサック(ソプラノ、1)
エミリオ・ポマリコ(指揮、1,4)
シルヴァン・カンブルラン(指揮、2)
ウリ・フッセネッガー(コントラバス、3)
クラングフォルム・ウィーン(1,2,4)

 ギリシャの作曲家ジョルジュ・アペルギス(b.1945)による作品集。
 ヤニス・クセナキスに師事し、音楽と演劇の集団である「Atelier Theatre et Musique」を設立した彼の作品は、演劇に付随するものが主ですが近年、純粋な器楽曲も彼の一連の作品の中で重要な位置を占めるようになってきています。
 クラングフォルム・ウィーンの元メンバーで名コントラバス奏者であるウリ・フッセネッガーや、現代音楽の演奏で定評があり日本でも人気な指揮者シルヴァン・カンブルランが参加しています。

 ※録音:2010年7月31日(1)、2010年2月7日(2)、2010年11月7日(3)、2009年11月11日(4)
 
 

0013232KAI
【旧譜】
¥2600
ルチア・ロンケッティ:作品集
 1. Hombre de mucha gravedad(2002)
 2. ピノキオ、パラレル・ストーリー(2005)
 3. ハムレットのミル(2007)
 4. Anatra al sal(2000)
ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト(1-2,4)
アルディッティ弦楽四重奏団(1)
スザンネ・ライツ=ロレイ(ソプラノ、3)
アンドレアス・フィッシャー(バス、3)
ハンナ・ヴァイリッヒ(ヴィオラ、3)
エリク・ボルジル(チェロ、3)

 イタリアの作曲家ルチア・ロンケッティ(b.1963)は、オーケストラ作品だけでなく演劇作品など様々なジャンルの音楽制作を行っており、このアルバムでは優れたア・カペラ・アンサンブルであるノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルトと取り組んだ作品を中心に収録しています。

 ※録音:2008年1月21日(1)、2007年1月17日(2)、2009年10月14日(3)、2002年(4)
 



 

CANTALOUPE MUSIC


CA21174
¥2600
ジェーン・アントニア・コーニッシュ(1975-):Sierra シエッラ
 1. Sky
 2. Ocean
 3. Sunglitter
 4. Last Light
 5. Sierra
ヴィッキー・チョウ(ピアノ)

 録音: 2020年9月10-30日 Reservoir Studios, New York City, New York, United States

 イギリス出身の作曲家ジェーン・アントニア・コーニッシュのアルバム。
 彼女はイギリスのケントで育ち、幼い頃からヴァイオリン、ピアノ、作曲を習得。その後王立音楽大学でアントニー・ギルバートに作曲を師事し、数多くの賞を受賞しています。
 現在はニューヨークを拠点として作品を発表、どれもが高く評価されています。
 この「シエッラ」は、自然との深い繋がりがどれほどまでに人々を内なる静寂へと導き、創造的衝動を呼び起こすかを表現した作品集。
 ピアノのために書かれた5つの曲はさまざまな表情を持ち、滝のようにうねる音や瞑想的な旋律などで満たされています。
 演奏は作曲家の意図を明確に汲むことで知られるピアニスト、ヴィッキー・チョウが担当。驚き、切なさ、喜び、畏怖などの感情を見事に表現しています。

 
 
 

CA21175
¥2600
フローラン・ジーズ(1979-):Ritournelles
 1. Lisboa
 2. Printemps Permanent
 3. Gold
 4. Telephone
 5. Northeast Corridor
 6. Veranda
 7. Maximum
 8. Coffee
 9. Quatre Fromages
 10. Petite Viennoiserie
フローラン・ジーズ
 (パフォーマー - プログラミング -
  レコーディング - ミキシング)
フランソワ・シャ/
ハナー・コリンズ/
フローラン・ジーズ/
ロージー K.モ
リー・ネッター/
エロディー・ルソー
 (ヴォーカル)

 フランス、ボルドー出身のアーティスト、フローラン・ジーズのCantaloupe Musicレーベル3枚目のアルバム。
 コントラバスを弾き、コンピューター・グラフィックを駆使しながら様々な音楽を作ることをコンセプトにしていた彼は、2019年から新たなプロジェクトに着手しましたが、すぐに新型コロナ・ウィルス感染症のパンデミックを体験、これが却って自身の創作のパレットを広げることになったと語っています。
 ヴィジュアルから創作を広げた前作「Television(CA21104)」とは異なり、今回のアルバムは純粋に音からの探求で、自身のコントラバスの音を分析し、サンプラーを作成。
 マイクや収録部屋などについても研究した上で、複雑なテクスチャーによる響きを作り上げています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2272
¥2700
フルトヴェングラー&トリノ・イタリア放送響、
 個性的なチャイコフスキー、最高のハイドン!

  (1)チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
  (2)ハイドン:交響曲第88番 ト長調Hob. I:88『V 字』
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
トリノ・イタリア放送交響楽団

 フルトヴェングラー&トリノ・イタリア放送響、個性的なチャイコフスキー、最高のハイドン!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1952年6月6日/Sala del Conservatorio(トリノ) (2)1952年3月3日/Auditorium A, via Montebello(トリノ)
 使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)/輸入盤・日本語帯付

 ■制作者より
 フルトヴェングラーの指揮したチャイコフスキーの交響曲第5番は、時に「フルトヴェングラーの最悪の演奏」とも言われますが、本当にそうでしょうか?
 確かに音質は乾いた固い音ですが、当盤のより明瞭な音で聴けば、フルトヴェングラーのやりたいことがよくわかるはずです。
 いずれにせよ、フルトヴェングラーが振った唯一の第5番の記録としては非常に貴重であることは間違いありません。
 なお、第4楽章のカットはフルトヴェングラー独自のもので、音の欠落ではありません。また、第4楽章の471小節で思わずわき起こった拍手はカットせずに含まれています。
 ハイドンは編成が小さいためか、まず音が非常に豊かに捉えられていることに驚かされます(たとえば、第1楽章の冒頭では、フルトヴェングラーが音楽に合わせて息をもらしている様子がはっきりと聴きとれます)。
 演奏内容もライヴらしくもの凄く熱く燃え上がっており、フルトヴェングラーとトリノ・イタリア響による最高の演奏かもしれません。
 (おことわり)アセテート盤を原盤としているため、SP 盤に似たノイズが混入します。特にチャイコフスキーには修復出来ないレベル変動がわずかに含まれますことをご了承下さい。(平林 直哉)
 


<メジャー・レーベル>
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DG



《ラインハルト・ゲーベル/ムジカ・アンティクヮ・ケルン~アルヒーフ録音全集》

4862063
(75CD)
\30000→\27990
 
 祝70歳、30年近くにわたる古楽演奏を初集大成。CD75枚組BOXセット

 1973年に結成され、1979年にイギリス、クイーン・エリザベス・ホールでデビューした古楽器アンサンブル、ムジカ・アンティクヮ・ケルン。
 その創設者であり、ヴァイオリニスト、指揮者、音楽学者でもあるラインハルト・ゲーベルが今年70歳を迎えるのを記念して、アルヒーフに行われたすべての録音がまとめて発売されます。
 CD75枚組BOXセット。初CD化となるものも含まれています。

 ハイニヒェン、シュメルツァー、ビーバー、バッハ一族の作曲家など、それまであまり演奏される機会のなかった17、18世紀のドイツの作曲家への関心を復活させた、ゲーベルのアルヒーフへの広範囲にわたる録音すべてがまとめられるのは初めてです。

 行われた録音は1977年のナポリ楽派のリコーダー協奏曲から2004年テレマンのフルート四重奏曲まで30年近くにわたり、有名なバッハ録音(15CD)だけでなく、ハイニヒェン作品のアルバムも数々の賞を受賞するなど、高く評価されています。

 ラインハルト・ゲーベルへのインタビューを収めたCD付き。

 128ページのブックレット(ドイツ語・英語)には、ラインハルト・ゲーベルとムジカ・アンティクヮ・ケルンについてのエッセー、ゲーベルへの新しいインタビューの他、多くの未発表写真も掲載されています。
 オリジナル・ジャケット仕様。
  
《ラインハルト・ゲーベル/ムジカ・アンティクヮ・ケルン~アルヒーフ録音全集》 ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
(CD 7: 5-16、CD 8-CD 12、
CD 17: 12、CD 26: 8、
CD 27: 1, 9、CD 29、
CD 35、CD 36、
CD 43: 1, 3、CD 51: 11-14, 19-22, 26-29、CD 73: 5-8を除く)

J.S.バッハ:
《CD 1》
ブランデンブルク協奏曲1-4) 第1番ヘ長調BWV1046、5-7) 第2番ヘ長調BWV1047、
8-9) 第3番ト長調BWV1048、10-12) 第4番ト長調BWV1049、13-15) 第5番ニ長調BWV1050
  【録音】1986年6月(1-9)、1987年2月(10-12)、6月(13-15)、ケルン/

《CD 2》
1-3) ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051、
4-6) フルート、ヴァイオリン、チェンバロと弦楽のための協奏曲イ短調BWV1044、
管弦楽組曲
 7-13) 第1番ハ長調BWV1066、14-20) 第2番ロ短調BWV1067
 【演奏】ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)(4-6)、ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)(4-6)、アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)(4-6)
  【録音】1987年6月(1-3)、2月(4-6)、1985年5月(7-13)、ケルン、1982年4月、ハンブルク(14-20)/

《CD 3》
管弦楽組曲1-5) 第3番ニ長調BWV1068、6-10) 第4番ニ長調BWV1069、11-15) 第5番ト短調BWV1070(偽作)
  【録音】1985年5月、ケルン(1-10)、1982年4月、ハンブルク(11-15)/

《CD 4》
1-16) 音楽の捧げものBWV1079
  【録音】1979年2月、ミュンヘン/

《CD 5》
1-14) フーガの技法BWV1080
  【録音】1984年6月、ハンブルク/
《CD 6》
1-8) フーガの技法BWV1080、9) 8声のカノンBWV1072、10) 4声の無限カノンBWV1073、
11) 4声のカノンBWV1074、12) 2声の無限カノンBWV1075、13) 6声の三重カノンBWV1076、
14) 主題上の4声のカノンBWV1077、15) 2声のカノン『不調和な調和』BWV1086、
16) ファ・ミに基づく7声のカノンBWV1078、17-30) ゴルトベルク変奏曲の主題に基づく14のカノン
  【録音】1984年6月、ハンブルク/

《CD 7》
トリオ・ソナタ1-4) ト長調BWV1038、5-8) ハ長調BWV1037、9-12) ト長調BWV1039、13-16) ニ短調BWV1036
 【演奏】ラインハルト・ゲーベル(1-8, 13-16)、ハーヨ・ベス(5-8)(ヴァイオリン)、
ヤープ・テル・リンデン(チェロ[5-8, 13-16]、ヴィオラ・ダ・ガンバ[9-12])、フィリップ・シュザンヌ(9-12)、
ウィルベルト・ハーツェルツェト(9-12)(フルート)、ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(5-8, 9-16)
  【録音】1980年1月(1-4, 9-12)、11月(5-8, 13-16)、ミュンヘン/

《CD 8》
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
1-4) 第1番ロ短調BWV1014、5-8) 第2番イ長調BWV1015、9-12) 第3番ホ長調BWV1016、
13-16) 第4番ハ短調BWV1017、17-20) 第5番ヘ短調BWV1018
 【演奏】ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)、ロバート・ヒル(チェンバロ)
  【録音】1982年10月(1-4, 9-12, 17-20)、1983年4月(5-8, 13-16)、バンベルク/

《CD 9》
1-5) ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番ト長調BWV1019、6-8) ソナタ ト短調BWV1020、
9-12) ソナタ ヘ長調BWV1022、13) フーガ ト短調BWV1026、
14-20) ヴァイオリンとチェンバロのための組曲イ長調BWV1025、21-24) ソナタ ト長調BWV1021
 【演奏】ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)、ロバート・ヒル(1-20)、ヘンク・ボウマン(21-24)(チェンバロ)、ヤープ・テル・リンデン(チェロ)(21-24)
  【録音】1983年4月(1-5, 13)、1982年7月(6-12, 14-20)、ハンブルク、1981年5月、ミュンヘン(21-24)/

《CD 10》
1-3) ソナタ ホ短調BWV1023、4-7) ソナタ ハ短調BWV1024、8-12) ソナタ イ長調BWV Anh.153、
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ
 13-16) 第1番ト長調BWV1027、17-20) 第2番ニ長調BWV1028
 【演奏】ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)(1-12)、ヘンク・ボウマン(チェンバロ)、ヤープ・テル・リンデン(チェロ[1-12]、ヴィオラ・ダ・ガンバ[13-20])
  【録音】1981年5月(1-12)、1982年1月(13-20)、ミュンヘン/

《CD 11》
1-3) ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調BWV1029、
4-8) ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ト長調BWV1019a、
フルート・ソナタ9-12) 第4番ハ長調BWV1033、13-16) 第5番ホ短調BWV1034、17-20) 第6番ホ長調BWV1035
 【演奏】ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ[1-3]、チェロ[9-20])、ヘンク・ボウマン(1-3, 9-20)、
ロバート・ヒル(4-8)(チェンバロ)、ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)(4-8)、ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)(9-20)
  【録音】1982年1月、ミュンヘン(1-3)、1982年11月(4-8)、1月(9-20)、バンベルク/

《CD 12》
1-4) 無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調BWV1013、
フルート・ソナタ5-7) 第1番ロ短調BWV1030、8-10) 第2番変ホ長調BWV1031、11-13) 第3番イ長調BWV1032
 【演奏】ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)、ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(5-13)
  【録音】1982年1月(1-4)、1983年3月(5-13)、ミュンヘン/

《CD 13》
1 -11) カンタータ第207番『鳴り交わす弦の相和せる競いよ』BWV207、
12-22) カンタータ第206番『忍びよれ、たわむれる波よ』BWV206
 【演奏】ドロテア・レシュマン(1-11)、ディナ・ハンチャード(12-22)(ソプラノ)、アクセル・ケーラー(アルト)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、ハンス=ゲオルク・ヴィンマー(1-11)、シュテファン・ガイヤー(12-22)(バス)、Ex Tempore
  【録音】1996年11月、ケルン/

《CD 14》
1-15) カンタータ第201番『急げ、渦巻く風ども』BWV201、
16-24) カンタータ第36c番『喜びて舞いあがれ』BWV36c、25) クォドリベットBWV524
 【演奏】ディナ・ハンチャード(1-15)、ドロテア・レシュマン(16-25)(ソプラノ)、アクセル・ケーラー(アルト)(1-15, 25)、
クリストフ・ゲンツ、スコット・ウィアー(1-15)(テノール)、ハンス=ゲオルク・ヴィンマー(1-24)、シュテファン・ガイヤー(バス)、Ex Tempore
  【録音】1996年11月、ケルン/

《CD 15》
1-10) カンタータ第210番『おお、やさしき日、待ち望みし時』BWV210、
11-19) 結婚カンタータ第202番『いまぞ去れ、悲しみの影よ』BWV202、
20-24) カンタータ第51番『もろびとよ歓呼して神を迎えよ』BWV51
 【演奏】クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
  【録音】1999年1月、ケルン/



《CD 16》
1-3) C.P.E.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲、
W.F.バッハ:4-6) 2台のチェンバロのためのソナタ ヘ長調、7-9) 2台のチェンバロのための協奏曲変ホ長調
 【演奏】アンドレアス・シュタイアー、ロバート・ヒル(チェンバロ)
  【録音】1985年12月、ケルン/

《CD 17》
 1-6) J.L.バッハ:組曲ト長調、H.バッハ:7) 5声のソナタ ハ長調、8) 5声のソナタ ヘ長調、
9-11) J.L.バッハ:協奏曲ニ長調、12) J.C.バッハ:アリア・エベルリニアーナ、13) ヴィルヒェ:戦い、
14) Pagh:ソナタとカプリッチョ ト短調、15-17) J.S.バッハ:復活祭オラトリオBWV249
 【演奏】レオン・ベルベン(チェンバロ)(12)
  【録音】/

《CD 18》
 1-2) J.C.バッハ:協奏交響曲イ長調、
3-5) W.F.バッハ:フルート協奏曲ニ長調、6-8) J.C.F.バッハ:二重協奏曲変ホ長調、
 9-11) C.P.E.バッハ:二重協奏曲変ホ長調
 【演奏】シュテファン・シャルト(ヴァイオリン)(1-2)、ヨアヒム・フィードラー(チェロ)(1-2)、
ヴェレナ・フィッシャー(フラウト・トラヴェルソ)(3-5)、ラインハルト・ゲーベル(ヴィオラ)(6-8)、
ロバート・ヒル(チェンバロ)(6-11)、レオン・ベルベン(フォルテピアノ)(9-11)
  【録音】2002年6月、ケルン/


《CD 19》
J.M.バッハ:
1) われらのもとに留まりたまえ、主イエス・キリストよ、2) いざ、われら主を讃えん、3) そは大いなる利得、
4) 愛するイエスよ、わが願いを聞きたまえ、5) ああ、いかにこの時を待ち望んでいたことか、
6) G.C.バッハ:見よ、いかに美しく愛らしきかを、7) J.C.バッハ:いとしき女よ、汝は美しく
 【演奏】マリア・ツェデーリウス(ソプラノ)(2-5, 7)、デイヴィッド・コーディアー(アルト)(4, 7)、ポール・エリオット(4, 6, 7)、
ハイン・メーンズ(4, 6)(テノール)、ミヒャエル・ショッパー(4, 7)、スティーヴン・ヴァーコー(6)(バス)、
アンドレアス・シュタイアー(オルガン)(1-3, 5, 6)、ライニッシュ・カントライ(1, 7)
  【録音】1986年1月、ヴッパータール/


《CD 20》
J.C.バッハ:
1) かくて争いは起これり、2) ああ、私の頭が水で満ちていたなら、3) 主よ、ふりむきたまえ、
4) おお、神よ、汝はいかにして怒りに燃え立ち、5) 主の畏れ、6) H.バッハ:神よ、われ汝に感謝す
 【演奏】マリア・ツェデーリウス(ソプラノ)(1, 5, 6)、ウラ・グレーネヴォルト(コントラルト)(1, 5, 6)、
デイヴィッド・コーディアー(アルト)(2, 3, 5, 6)、ポール・エリオット(1, 3, 5, 6)、ハイン・メーンズ(3)(テノール)、
スティーヴン・ヴァーコー(1)、ミヒャエル・ショッパー(1, 3, 4-6)(バス)、
アンドレアス・シュタイアー(オルガン[1-4, 6]、チェンバロ[5])、ライニッシュ・カントライ(1, 5, 6)
  【録音】1986年1月、ヴッパータール/


《CD 21》
1) J.C.バッハ:
ああ、私の頭が水で満ちていたなら、J.S.バッハ:2-6) 私の魂は切望します、
7-11) カンタータ第170番『満ち足れる安らい、うれしき魂の喜びよ』BWV170、
12) カンタータ第200番『告白しましょう、そのみ名を』BWV200、
13) C.P.E.バッハ:ゼルマ、14-17) J.C.F.バッハ:アメリカの女
 【演奏】マグダレーナ・コジェナー(ソプラノ)
  【録音】2003年2月、ケルン


ビーバー:
《CD 22》
『食卓の音楽』
1-6) 第1部ニ長調、7-12) 第2部ヘ長調、13-17) 第3部イ短調、
18-26) 描写的なヴァイオリン・ソナタ イ長調、
『食卓の音楽』
 27-33) 第4部変ロ長調、34-40) 第5部ホ長調、41-47) 第6部ト短調
  【録音】1987年10月、ケルン/

《CD 23》
『技巧的で楽しい合奏』より1-5) パルティータ第1番、6-10) パルティータ第2番、11-16) パルティータ第3番、17-23) パルティータ第4番
  【録音】2003年11月、ケルン/

《CD 24》
『技巧的で楽しい合奏』より1-5) パルティータ第5番、6-8) パルティータ第6番、9-15) パルティータ第7番
  【録音】2003年11月、ケルン/

《CD 25》
ロザリオのソナタ
1) 第1番『お告げ』、2) 第2番『訪問』、3) 第3番『キリストの降誕』、4) 第4番『拝謁』、
5) 第5番『神殿における12歳のイエス』、6) 第6番『オリーヴの山で苦しみ』、7) 第7番『イエスのむち打ち』、8) 第8番『いばらの冠をかぶせられ』
 【演奏】ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)
  【録音】1990年1月、ケルン/

《CD 26》
ロザリオのソナタ
1) 第9番『十字架を負ったイエス』、2) 第10番『十字架にかけられたイエス』、3) 第11番『復活』、
4) 第12番『キリストの昇天』、5) 第13番『聖霊降臨』、6) 第14番『聖母被昇天』、7) 第15番『聖母の戴冠』、8) パッサカリア ト短調
 【演奏】ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)
  【録音】1990年1月、ケルン/



《CD 27》
1) リードル:長く美しい行列、
ビーバー:
『ザルツブルク大聖堂のためのミサ曲』より
2) 第1曲:キリエ、3) 第2曲:グローリア、4) ソナタ第12番、
5)『ザルツブルク大聖堂のためのミサ曲』より第3曲:クレド、
6) ソナタ第5番、
『ザルツブルク大聖堂のためのミサ曲』より
7) 第4曲:サンクトゥス-ベネディクトゥス、8) 第5曲:アニュス・デイ、9) ソナタ『聖ポリカルピ』、10) 太鼓を打ち鳴らせ
 【演奏】ガブリエリ・コンソート(2, 3, 5, 7, 8, 10)、ポール・マクリーシュ(指揮)ガブリエリ・プレイヤーズ(1-3, 5, 7-10)
  【録音】1997年7月、ハンプシャー

《CD 28》
シャルパンティエ:
1) 凱旋行進曲、2-5) 器楽のためのミサ、6) 2つのトランペットのためのファンファーレ、7) オフェルトリウム、
8-12) 仮祭壇のための「サンフォニ」、13) 教会のための序曲、14-17) 仮祭壇のためのサンフォニ、
18) まだ手をつけられていない捧げ物、19-24) ヴィオールのための4声の協奏曲、
25) 仮祭壇のための-行列の登場直後の序曲、26) トランペットの第2のエア
 【演奏】ケルン・ヴォーカル・アンサンブル(2-5)
  【録音】2003年6月、ケルン/

《CD 29》
クレランボー:1-4) カンタータ『オルフェ』、5-8) カンタータ『メデ』
 【演奏】ラシェル・ヤカール(ソプラノ)、ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)、
ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)、チャールズ・メドラム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、アラン・カーティス(チェンバロ)
  【録音】1979年、ハールレム/
《CD 30》
 クープラン:『諸国の人々』1-9) 第1組曲:フランス人、10-20) 第2組曲:スペイン人
  【録音】1983年1月、バンベルク/

《CD 31》
 クープラン:『諸国の人々』1-10) 第3組曲:神聖ローマ帝国人、11-17) 第4組曲:ピエモンテ人
  【録音】1983年1月、バンベルク/

《CD 32》1-7) ジル:死者のためのミサ曲、8) コレット:死者のためのカリヨン
 【演奏】アンヌ=マリー・ロッデ(ソプラノ)(1-7)、ジャン・ニルエ(コントラルト)(1-7)、マーティン・ヒル(テノール)(1-7)、
ウルリヒ・ステューダー(1-7)、ペーター・コーイ(1-7)(バス)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(1-7)、フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
  【録音】1981年1月、ヘント/

《CD 33》
ヘンデル:
1) これぞ乙女なる女王HWV235、2-3) ああ、あまりに不公平なことHWV230、
4-12) 天にまします聖母様HWV233、13-20) カンタータ『マリアの涙』HWV234
 【演奏】アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)
  【録音】1993年8月(1-3)、3月(4-20)、ケルン/

《CD 34》
ハッセ:
1-3) シンフォニアOp.3 No.3、4-7) サルヴェ・レジーナ イ長調、8-10) シンフォニア ヘ長調Op.3 No.5、
11-14) モテット『喜ばしき天使の合唱』、15-16) フーガとグラーヴェ ト短調、17-20) サルヴェ・レジーナ変ホ長調
 【演奏】バーバラ・ボニー(ソプラノ)(17-20)、ベルナルダ・フィンク(メッゾ・ソプラノ)(4-7, 11-14, 17-20)
  【録音】1996年3月(1-14)、1995年3月(15-16)、ケルン、1995年11月、シオン(17-20)/

《CD 35》
ハイドン:
1-3) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:12、4-6) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:3、
7-9) チェンバロ協奏曲Hob.XVIII:F2、10-12) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:8、
13-15) ディヴェルティメント ヘ長調Hob.XIV:9、16-18) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:4
 【演奏】トン・コープマン(チェンバロ)、ラインハルト・ゲーベル、アルダ・ストゥーロップ(ヴァイオリン)、チャールズ・メドラム(チェロ)
  【録音】1978年9月、オランダ/

《CD 36》
ハイドン:
1-3) ディヴェルティメント変ホ長調Hob.XIV:1、4-6) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:11、
7-9) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:7、
10-11) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:C2、12-14) ディヴェルティメント ハ長調Hob.XIV:13
 【演奏】トン・コープマン(チェンバロ)、アブ・コスター(1-3)、ヨス・コーニングス(1-3)(フレンチホルン)、
ラインハルト・ゲーベル、アルダ・ストゥーロップ(ヴァイオリン)、チャールズ・メドラム(チェロ)
  【録音】1981年、オランダ/


ハイニヒェン:
《CD 37》
1-4) 協奏曲ヘ長調S.234、5-9) 協奏曲ヘ長調S.235、10-13) 協奏曲ト長調S.215、
14-16) 協奏曲ト長調S.214、17-19) 協奏曲ニ長調S.226、20-25) 協奏曲ト長調S.213
  【録音】1992年2月(1-9)、3月(10-25)、ケルン/

《CD 38》
1-3) 協奏曲ヘ長調S.233、4-7) 協奏曲ハ長調S.211、8-10) 協奏曲ヘ長調S.231、11-13) 協奏曲ヘ長調S.232、
14-17) 協奏曲ト長調S.217、18-20) 協奏曲ト長調S.214、
21) モーリツブルクのセレナータ、22-24) ソナタ イ長調S.208、25) 協奏的断章ハ短調S.240
  【録音】1992年3月(1-7, 18-25)、2月(8-17)、ケルン/

《CD 39》
1-3) 預言者エレミアの哀歌、4) 主を恐れるものは幸いなり、5) 救い主のうるわしき母、6) 主が家を建てられるのでなければ、7) 深き淵より
 【演奏】イェルク・デュルミュラー(1-4, 6)、スコット・ウィアー(4)(テノール)、アクセル・ケーラー(アルト)(1-3, 5)、ライムント・ノルテ(バス)(1-3, 7)
  【録音】1994年10月(1-3, 5-7)、1995年1月(4)、ケルン/

《CD 40》
1-13) Nicht das Band, das dich bestricket、14) いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ、15) 降臨祭の夜のためのパストラーレ
 【演奏】メヒトヒルト・ゲオルク(ソプラノ)(1-13)、アクセル・ケーラー(アルト)(1-13)、
イェルク・デュルミュラー(テノール)(1-13)、ライムント・ノルテ(バス)(1-14)、クリスティアン・リーガー(チェンバロ)(15)
  【録音】1995年1月(1-13)、1994年10月(14、15)、ケルン



《CD 41》
ルクレール:
1-3) 序曲ニ長調Op.13 No.2、4-6) 2つのヴァイオリンのためのソナタ ト短調Op.12 No.5、
7) トリオ イ長調Op.14、8-11) 2つのヴァイオリンのためのソナタ変ロ長調Op.12 No.6
 【演奏】ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(1-6, 8-11)、ラインハルト・ゲーベル(4-6, 8-11)、
ハーヨ・ベス(4-6, 8-11)(バロック・ヴァイオリン)、チャールズ・メドラム(バス・ヴィオール)(4-6, 8-11)
  【録音】1978年10月、ハノーファー/

《CD 42》
1) リュリ:テ・デウム、
コルディエ:2) ラ・ポカンヌ、3) ラ・ポカンヌ(編曲)、
リュリ:4) 歌劇『ファエトン』より
「踊る惑星群」(プロローグ)、5)『夜のバレ』序曲、6)『快楽のバレ』より「サラバンド」、7)『夜のバレ』より「昇る太陽を象徴する王」、
歌劇『セルセ』より
8) トロンペット・マリーヌを奏する水夫たちのエール、9) 踊る奴隷と猿たちのエール、10) スカラムーシュ役のエール、
11) 博士たち、フリヴラン、ポリシネルたちのエール、12) 踊る奴隷たちのエール、13)『平和の田園詩』より「王太子妃のエール」、
14)『アルシディアーヌのバレ』より「リトゥルネルとイレール嬢のエール」、15)『アルシディアーヌのバレ』序曲、16)『愛の勝利』序曲、
17) 歌劇『ペルセ』より「地獄の神々のアントレ」、『町人貴族』より18) トルコの儀式のための行進曲、19) ジュルダン、
20) スカラムーシュ、フリヴラン、アルルカンのシャコンヌ、
21) ランベール:愛する人の影(エール・ド・クール)、
22) リュリ:『愛の勝利』より「夜のプレリュード」、
カンベール:『ポモーヌ』より23) この果樹園で一緒に生きていこう、24) いったい何だ、私の目よ、
リュリ:25) 歌劇『アルミード』より「この場所を見れば見るほど」、26) 歌劇『アティス』より「眠れ、みんな眠れ」、
27-28) 歌劇『アルミード』よりパッサカリアと前奏曲、29) スペインのフェリア、30)『気前のよい恋人たち』より「アポロのアントレ」、
31-32) 『愛の勝利』より「アポロンのアントレ」と「第2エール」、33) 歌劇『イシス』より「神々が選んだのは陛下」、
34) 歌劇『アルミード』より「その名の輝きが」、35) 歌劇『アマディス』より「わたしたちを喜ばせようとする妖精たちよ」
 【演奏】セリーヌ・シーン(23-24, 34, 35)、Goedele Heidb?chel(23-24, 34, 35)(ソプラノ)、Ex Tempore(33-35)
  【録音】1999年7月、ケルン/

《CD 43》
モンテヴェルディ:1) タンクレディとクロリンダの戦い、2) アリアンナの嘆き、
3) ファリーナ:ソナタ『ラ・デスペラータ』、
4) モンテヴェルディ:オリンピアの嘆き
 【演奏】パトリツィア・クヴェッラ(ソプラノ)(1)、キャロリン・ワトキンソン(メッゾ・ソプラノ)(2, 4)、
ナイジェル・ロジャース(テノール)(1)、デイヴィッド・トーマス(バス)(1)、ラインハルト・ゲーベル(1, 3)、
ハーヨ・ベス(1)(ヴァイオリン)、カールハインツ・シュテープ(ヴィオラ)(1)、ヤープ・テル・リンデン(チェロ)(1, 3)、
ジョナサン・ケイブル(ヴィオローネ)(1)、ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(1, 3)、ポプキンス・スミス(ギター)(1)
  【録音】1980年11月、ミュンヘン

テレマン:
《CD 44》
『ターフェルムジーク』
第1集1-7) 序曲(組曲)ホ短調、8-11) 四重奏曲ト長調、12-15) 協奏曲イ長調
  【録音】1988年4月、ケルン/

《CD 45》
『ターフェルムジーク』
第1集1-4) トリオ変ホ長調、5-8) ソロ ロ短調、9) 終曲ホ短調、『ターフェルムジーク』第2集10-14) 序曲(組曲)ニ長調
  【録音】1988年4月、6月、ケルン/

《CD 46》
『ターフェルムジーク』
第2集1-4) 四重奏曲ニ短調、5-7) 協奏曲ヘ長調、8-11) トリオ ホ短調、12-15) ソロ イ長調、16) 終曲ニ長調
  【録音】1988年4月、6月、ケルン/

《CD 47》
『ターフェルムジーク』
第3集
1-7) 序曲(組曲)変ロ長調、8-11) 四重奏曲ホ短調、
12-15) 協奏曲変ホ長調、16-19) トリオ ニ長調、20-24) ソロ ト短調、25) 終曲変ロ長調
  【録音】1988年4月、6月、ケルン/

《CD 48》
1-10) 序曲ハ長調『ハンブルクの潮の満干』、11-14) 2つのリコーダーのための協奏曲変ロ長調、15-18) 協奏曲ヘ長調、19-22) 協奏曲イ短調
  【録音】1984年3月、ハンブルク/

《CD 49》
1-4) フルート協奏曲ニ長調、5-7) 3つのオーボエと3つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調、
8-11) 2つのシャリュモーのための協奏曲ニ短調、12-15) トランペット協奏曲ニ長調、
16-19) リコーダーとフラウト・トラヴェルソのための協奏曲ホ短調、20-22) トランペットとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調
 【演奏】ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)(1-4)、ラインハルト・ゲーベル(5-7, 20-22)、メアリー・ウティガー(5-7)、
ハーヨ・ベス(5-7)(ヴァイオリン)、ハンス=ペーター・ヴェスターマン(5-7)、ミヒャエル・ニーゼマン(5-7)、
ピート・ドント(5-7)(オーボエ)、エリック・ホープリッチ(8-11)、リサ・クレヴィット(8-11)(シャリュモー)、フリーデマン・インマー(トランペット)(12-15, 20-22)
  【録音】1986年6月、ケルン/

《CD 50》
1-4) ポーランド風協奏曲ト長調、5-8) ポーランド風協奏曲変ロ長調、9-12) ディヴェルティメント イ長調、
13-17) ディヴェルティメント変ロ長調、18-21) ヴィオラ協奏曲ト長調、
22-25) 2つのヴァイオリンのための協奏曲ト長調、26-29) 2つのヴィオールと弦楽のための協奏曲ト長調
 【演奏】フロリアン・ドイター(ヴィオラ[18-21, 26-29]、ヴァイオリン[22-25])、ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン[22-25]、ヴィオラ[26-29])
  【録音】1999年10月、ケルン/

《CD 51》
1-3) シンフォニア・スピリトゥオーサ ニ長調、4-10) 序曲(組曲)ニ長調、11-14) 協奏曲ハ長調、15-18) 協奏曲イ長調、
19-22) 協奏曲ト長調、23-25) 協奏曲イ長調、26-29) 協奏曲ニ長調、30-32) シンフォニア ニ長調
 【演奏】ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(4-10)、ラインハルト・ゲーベル(11-14, 19-22, 26-29)、
シュテファン・シャルト(11-14, 19-22, 26-29)、Julia Huber-Warzecha(11-14, 19-22, 26-29)、メアリー・ウティガー(11-14, 19-22, 26-29)(ヴァイオリン)
  【録音】2001年9月(1-10, 23-25, 30-32)、11月(11-22, 26-29)、ケルン/

《CD 52》
1-4) 2つのスコルダトゥーラ・ヴァイオリンのための協奏曲イ長調、5-8) 4つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調、
9-12) リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲イ長調、13-16) リコーダーとヴァイオリンのための協奏曲ト短調、
17-20) 4つのヴァイオリンのための協奏曲ハ長調
  【録音】1979年1月、ミュンヘン/

《CD 53》
1-3) フルート四重奏曲ト短調、4-6) フルート四重奏曲ト長調、7-10) フルート四重奏曲ニ短調、
11-14) フルート四重奏曲ト長調、15-18) フルート四重奏曲イ短調、19-22) フルート四重奏曲ト長調、
23-25) フルート四重奏曲変ロ長調、26-28) フルート四重奏曲ト長調
  【録音】2004年5月、ケルン/

《CD 54》
1-7) 序曲ニ長調、8-16) カンタータ『イーノ』
 【演奏】バルバラ・シュリック(ソプラノ)(8-16)
  【録音】1989年9月、ケルン


《CD 55》
ヴェラチーニ:
序曲1-4) 第1番変ロ長調、5-10) 第2番ヘ長調、11-15) 第3番変ロ長調、16-20) 第4番ヘ長調、21-24) 第6番変ロ長調
  【録音】1993年8月、ケルン/

《CD 56》
ヴィヴァルディ:
1-3) フルート四重奏曲イ短調RV108、4-6) 協奏曲ニ長調RV84、
7-11) 協奏曲ト長調RV102、12-14) 協奏曲ニ長調RV89、15) ソナタ第12番ニ短調RV63『ラ・フォリア』
 【演奏】グートルン・ヘインズ(リコーダー)(1-3)、ウィルベルト・ハーツェルツェト(フラウト・トラヴェルソ)(4-14)、
ラインハルト・ゲーベル(15)、ハーヨ・ベス(15)(ヴァイオリン)
  【録音】1980年12月、ハンブルク/

《CD 57》
1-5) マンチーニ:リコーダー・ソナタ ホ短調、
6-9) サッロ:リコーダー協奏曲イ短調、
10-13) マンチーニ:リコーダー・ソナタ ニ短調、
14-17) バルベッラ:リコーダー・ソナタ ハ長調、
18-21) ヴァレンタイン:リコーダー協奏曲変ロ長調
 【演奏】グートルン・ヘインズ(リコーダー)
  【録音】1977年11月、ハノーファー/

《CD 58》
1) マレ:聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘の音、
2-6) ルベル:リュリ氏のトンボー、
7-10) クープラン:ソナタ『スルタン妃』、11-17) マレ:ソナタ ハ長調『ラ・マレジエンヌ』
 【演奏】ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(1-10)
  【録音】1978年1月、ハノーファー/

《CD 59》
1) ガブリエリ:3つのヴァイオリンのためのソナタ、
2) ロッシ:「アリア・ディ・ルッジェーロ」による高音楽器のためのソナタ、
3) フォンターナ:3つのヴァイオリンのためのソナタ、
マリーニ:4) 4声のためのパッサカリア、5)「ラ・モニカ」による高音楽器のためのソナタ、6) 3つのヴァイオリンのためのエコー、7) カプリッチョ、
8) ファリーナ:3声のためのソナタ『ラ・ポラッカ』、9) ブオナメンテ:3つのヴァイオリンのためのソナタ
  【録音】1978年12月、ハノーファー/
[バッハ以前のドイツ室内楽集]

《CD 60》
ラインケン:1-5) ソナタ イ短調、6-10) ソナタ ホ短調、11-15) J.S.バッハ:ソナタ イ短調BWV965
  【録音】1980年11月、ミュンヘン/

《CD 61》
ブクステフーデ:1) ソナタ ト長調、2-6) ソナタ変ロ長調、7) ソナタ ハ長調、
パッヘルベル:8-15) 組曲ト長調、16-19) 組曲ホ短調、20) 変奏つきアリア イ長調、21-22) カノンとジーグ ニ長調
 【演奏】ヘンク・ボウマン(チェンバロ)
  【録音】1980年11月、ミュンヘン/

《CD 62》
ローゼンミュラー:1) ソナタ ハ長調、2) ソナタ ホ短調、3) ソナタ変ロ長調、4-10) シュンク:組曲ニ長調Op.6、11-19) ヴェストホフ:ソナタ『戦い』イ長調
  【録音】1980年11月、ミュンヘン

《CD 63》
1-3) ギユマン:四重奏ソナタ イ短調Op.17 No.6、
4-7) フランクール:トリオ・ソナタ ホ長調Op.2 No.6、
8-10) フィリドール:転調の技法ト長調、11-14) カンタン:4声部のソナタ ニ長調
 【演奏】ウィルベルト・ハーツェルツェト(フルート)(1-3, 8-10)、
ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ[1-3, 11-14]、チェロ[4-7])、ジョナサン・ケイブル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(4-7)、ハーヨ・ベス(ヴァイオリン)(8-14)
  【録音】1981年4月、ミュンヘン/

《CD 64》
1-3) ビュファルダン:5声部の協奏曲ホ短調、
4-6) ボワモルティエ:協奏曲ニ長調Op.26 No.6、
7-9) コレット:コミックな協奏曲第25番ト短調『未開人とフェルスタンベール』、
10-13) カンタン:協奏曲イ長調Op.12 No.1、14-16) ブラヴェ:4声の協奏曲イ短調
 【演奏】ヘンク・ボウマン(チェンバロ)(7-9, 14-16)
  【録音】1982年6月、ミュンヘン/

《CD 65》
1) パッヘルベル:カノンとジーグ ニ長調、
2-6) ヘンデル:トリオ・ソナタ ト長調HWV399、
7) ヴィヴァルディ:トリオ・ソナタ ニ短調RV63『ラ・フォリア』、8-14) J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
  【録音】1983年4月(1-6)、1982年4月(7-14)、ハンブルク/

《CD 66》
1) シュッツ:われを憐み給え、おお主なる神よ、トゥーンダー:2) バビロンの川のほとりで、3) ああ主よ、汝の御使いに命じ、
4) ブルーンス:深き淵より、5) ヴェックマン:町はなんと荒れ果ててしまったことか、6) シュトルンク:主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ
 【演奏】マリア・ツェデーリウス(ソプラノ)(2, 3, 5, 6)、ミヒャエル・ショッパー(バス)(1, 4, 5)、アンドレアス・シュタイアー(オルガン)
  【録音】1985年1月、ハンブルク/

《CD 67》
1-6) シュメルツァー:4声のバレット『フェンシング指南』、
ビーバー:
7-10) 6声のソナタ『農民の教会行き』、11) 6声の『心地よいソナタ』、12) 6声のソナタ『鐘楼』、
13-20) 10声のバタリア(戦い)、21-26) 5声のセレナータ『夜警』、27) ソナタ『ラ・パストレッラ』、
28) シュメルツァー:『ポーランド風バグパイプ』、29) ヴァルター:ソナタ『カッコウの模倣』
  【録音】1989年1月、ケルン/

《CD 68》
1-4) トレッリ:4つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調、
5-8) モッシ:合奏協奏曲イ短調Op.4 No.12、
9-15) ヴァレンティーニ:合奏協奏曲イ短調Op.7 No.11、
16-18) ロカテッリ:協奏曲ヘ長調Op.4 No.12、19-22) レーオ:協奏曲ニ長調
  【録音】1991年1月、ウィーン/

《CD 69》
1-10) ルベル:四大元素、
11-15) テレマン:ソナタ ホ短調、
16-23) グルック:バレエ『アレクサンドロス大王』
  【録音】1994年1月(1-10, 16-23)、1995年4月(11-15)、ケルン/

《CD 70》
1-7) ハイニヒェン:協奏曲ヘ長調、8-10) デュパール:協奏曲イ短調、
11-13) ファッシュ:協奏曲ニ短調、
14-15) ピゼンデル:ソナタ ハ短調、
16) ハイニヒェン:降臨祭の夜のためのパストラーレS.242、
17-19) クヴァンツ:協奏曲ト長調、20-24) ヴェラチーニ:序曲第5番変ロ長調
 【演奏】クリスティアン・リーガー(チェンバロ)(16)
  【録音】1994年10月(1-19)、1993年8月(20-24)、ケルン/

《CD 71》
1) リュリ:歌劇『ファエトン』より「シャコンヌ」、
2) マリーニ:パッサカリア ト短調Op.22、
3) コレッリ:ソナタ ト長調Op.2 No.12より「シャコンヌ」、
パーセル:4) シャコンヌ ト短調Z.730、5) シャコンヌ ト短調Z.807、
6) ブロウ:シャコンヌ ト長調、7) マイヤー:パッサカリア=グラーヴェ変ロ長調、
8) ペッツェル:ソナタ=シャコンヌ変ロ長調、
9) ムッファト:シャコンヌ ト長調(組曲第5番『調和の捧げもの』より)
  【録音】1995年11月、シオン(1, 9)、1996年1月、ケルン(2-8)/

《CD 72》
1) ビーバー:2声のためのソナタ第1番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
2) ヴァレンティーニ:食卓のためのソナタ ハ長調、
3) ビーバー:2声のためのソナタ第5番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
4) ベルターリ:ソナテッラ ト長調、
5) ビーバー:2声のためのソナタ第6番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
6) シュメルツァー:2つの合奏のためのソナタ ト長調
7) ビーバー:2声のためのソナタ第10番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
8) シュメルツァー:協会および宮廷のためのソナタ ト長調、
9) ビーバー:2声のためのソナタ第3番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
10) シュメルツァー:ソナタ ト長調、
11) ビーバー:2声のためのソナタ第8番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
12) シュメルツァー:食卓にそえるソナタ ト長調、
13) ビーバー:2声のためのソナタ第4番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
14) 作者不詳:6声のためのソナタ ハ長調、
15) ビーバー:2声のためのソナタ第11番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、
16) ペツェル:ソナタ ニ長調、
ビーバー:
17) 2声のためのソナタ第2番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)、18) 食卓のための10声のソナタ ハ長調、
19) 2声のためのソナタ第7番(『教会あるいは宮廷用ソナタ』より)
 【演奏】フランダース・リコーダー・カルテット(2, 4-6, 8, 10, 12, 14, 16, 18)、クリスティアン・リーガー(チェンバロ)(6, 8, 10, 14, 16, 18)
  【録音】1996年6月、ケルン/

《CD 73》
1) モンテヴェルディ:なんという甘美さで(『マドリガーレ集』第7巻より)、
2) ベルターリ:英国王妃の嘆き、
3) レクレンツィ:『大公の舞踏会』Op.16より「9番目のクーラント」、
4) ヴィヴァルディ:カンタータ『去っておくれ、もはや去っておくれ』RV684、
5) モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き、
6) パーセル:願っても、リラよ、むだなこと、
7) ピッチニーニ:シャコンヌ、
8) パーセル:ああ、孤独よ!
 【演奏】アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)(1, 2, 4- 6, 8)、フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(バス)(2)、
ヤコブ・リンドバーグ(テオルボ)(5, 7, 8)、マルクス・メレンベック(チェロ)(6)、クリスティアン・リーガー(オルガン)(6)
  【録音】1997年2月(1-4, 6)、10月(5, 7, 8)、ケルン/

《CD 74》
ルトケマン:1) 5声の合唱幻想曲『インスブルックよ、さようなら』、2) 5声の幻想曲、
3) 作者不詳:Fantasie a 7 violes、
アルブリチ:4) 5声のソナタ、5) シンフォニア ニ短調、
フィーアダンク:6) カプリッチョ(2つのヴァイオリン・ソロのための)、7) カプリッチョ(3つのヴァイオリンと通奏低音のための)、
8) バルツァー:3声のパヴァーヌ ハ長調、
9-11) ハッセ:組曲ニ短調、
12) キルヒホフ:ソナタ ロ長調、
13) ベッカー:5声のソナタ へ長調、
14) フィッシャー:コラール『われ心よりあこがれ求む』、
メーダー:15-18) ソナタ『Der Polnische Pracher』、19) Sonata di Battaglia
 【演奏】クリスティアン・リーガー(チェンバロ[4, 7,9-11, 13, 19]、オルガン[5, 8, 12, 14-18])
  【録音】1998年10月、ケルン


《CD 75》
ラインハルト・ゲーベルへのインタビュー
  【録音】2002年9月、ドイツ


<LP>


 CANTALOUPE MUSIC(LP)


CA21167
(2LP)
¥6100
テリー・ライリー(1935-):Autodreamographical Tales
 【SideA】
  1. Dwarf/2. Long Bus Ride/
  3. See Them Out There/4. The Miracle/
  5. Zucchini/6. Black Woman
 【SideB】
  1. The Faquir/2. The War on the Poor
 【SideC】
  1. Cannabis
 【SideD】
  1. Science Fiction
テリー・ライリー(ナレーター・ピアノ・キーボード)
バング・オン・ア・カン・オール=スターズ
【メンバー】
 アシュリー・バスゲート(チェロ)
 ロバート・ブラック(ベース)
 ヴィッキー・チョウ(ピアノ・キーボード)
 デイヴィッド・コッシン(ドラムス・パーカッション)
 マーク・スチュワート(ギター)
 ケン・トムソン(クラリネット・バスクラリネット)

 録音:2014年9月、2019年6月-2020年3月Water Music, Hoboken, New Jersey, David Cossin's Studio, New York and Sri Moonshine Music Studio,Camptonville(USA)/180g 重量盤

 「in C」などミニマリズムの手法を用いた作品で知られるアメリカ合衆国の作曲家テリー・ライリー(1935-)。
 2020年2月に「さどの島銀河芸術祭」に出演するために佐渡島を訪れた彼は、新型コロナウィルスのパンデミックのため帰国が叶わず、ひとまず山梨県北杜市に移動したところ、ここの景色がすっかり気に入りそのまま日本に定住しています。
 現在も国内で活動を続けており、2022年7月にはフジロックフェスティバルにも出演予定。
 
 さて、このアルバムはライリーがバング・オン・ア・カン・オール=スターズとともに、フリージャズ、ブルース、ロック、ポップス、クラシックなど幅広い音楽のテイストを用いたアンサンブルに挑戦したもの。
 収録された10曲はそれぞれ彼自身が語り、そして歌いながら、ミニマル風のピアノの旋律を加えており、まさに万華鏡のように広がる世界を楽しむことができます。ライリーならではの鮮やかなストーリーテリングや、秘められたメッセージを感じ取っていただけることでしょう。

 
 
 

CA21165
(2LP)
¥6100
ジェイソン・トルーティング:Nine Numbers
 【SideA】
  1. Nine Numbers I/2. Nine Numbers II
 【SideB】
  1. Nine Numbers III. 1/2. Nine Numbers III. 2/
  3. Nine Numbers III. 3
 【SideC】
  1. Nine Numbers V. Intro/2. Nine Numbers V/
  3. Nine Numbers VI. Intro/4. Nine Numbers VI
 【SideD】
  1. Nine Numbers VII/2. Nine Numbers VIII. Intro/
  3. Nine Numbers VIII/4. Nine Numbers IX
 Nine Numbers IV. Intro、1-3はDigitalのみ
アダム・グロー(ヴォーカル・打楽器)...SideA:1
メリッサ・グロー(ヴォーカル)...SideA:1
タマシロ・ユミ (ヴォーカル・打楽器)...
 SideA:2、SideD:2-4
ジェイソン・トルーティング (ヴォーカル・打楽器)...
 SideA:2
ティーグ(アンサンブル)...SideB
チ・へジョン(ヴォーカル・マリンバ)...SideC:1-2
ソー・パーカッション...SideC、SideD
ミーハン・パーキンズ・デュオ...SideC:3-4
トロイカ・パーカッション・トリオ...SideD:1
シェルビー・ブレジンガー=マッケイ(手拍子他)...
 SideD:2-4
チェン・ヤン(シンセサイザー・手拍子)...SideD:2-4
ベス・マイヤーズ (手拍子)...SideD:4
エルジー・トルーティング(ホイッスル)...SideD:4

 録音: 2019年3月1日-2020年3月1日 Princeton University Studio A, Princeton, New Jersey(USA)/180g 重量盤

 アンサンブル「So Percussion ソー・パーカッション」の共同設立者ジェイソン・トルーティングのアルバム。
 タイトルの「Nine Numbers」とは、日本発のパズルゲーム「数独」からヒントを得たもので、ヴォーカル、電子楽器、ブロック、ベル、ドラム、その他多彩なパーカッションを使用して、リズムの探求を試みています。
 謎めいた全曲は、タイトル通り9個のブロックに分かれていますが、収録時間の都合で「4」だけはDigital配信のみとなります。

 
 














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マイナー・レーベル新譜

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¥2600→\2390
アンナ・ルチア・リヒター(メゾ・ソプラノ)
「黄昏」~ブラームスのリート集

 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  (1)セレナード Op.106-1/
  (2)サッフォー風頌歌 Op.94-4/(3)失望 Op.72-4/
  (4)月はこれより輝かないで WoO 33-35/
  (5)愛のまこと Op.3-1/(6)甲斐なきセレナーデ Op.84-4/
  (7)窓の前で Op.14-1/(8)響き Op.7-3/
  (9)野の寂しさ Op.86-2/(10)動かぬなまぬるい空気 Op.57-8/
  (11)墓地にて Op.105-4/(12)死は冷たい夜 Op.96-1/
  (13)夜に私は急に立ち上がり Op.32-1/
  (14)おとめの歌 Op.107-5/
  (15)あの柳の林のなかに WoO 33-31/
  (16)永遠の愛について Op.43-1/
  (17)5月の夜 Op.43-2/(18)秘めごと Op.71-3/
  (19)子守歌 Op.49-4/(20)眠りの精WoO 31-4
アンナ・ルチア・リヒター(メゾ・ソプラノ)
アミエル・ブシャケヴィッチ(ピアノ)

 アンナ・ルチア・リヒターがブラームスのリートを歌う!

 セッション録音:2022年2月&3月/リスト・センター、ライディング(オーストリア)/DDD、58'08、輸入盤・日本語帯付

 名歌手アンナ・ルチア・リヒター、PENTATONEレーベルからの第3 弾はブラームスのリート集でメゾ・ソプラノの声域で歌いました!
 当アルバムは愛の詩からドイツ民謡まで20 曲を収録。ピアノのブシャケヴィッチの詩的な演奏とともにリヒターの格調高い歌声でブラームスの黄昏の世界に誘います。
 リヒターはドイツ語歌曲に対する造詣も深く、曲目解説も自身が担当しております。

 リヒターは9歳から母より声楽の手ほどきを受け、ケルン大聖堂少女聖歌隊の隊員となりました。
 その後バーゼルでクルト・ヴィトマー教授に師事、またケルンで研鑽をつみました。主な受賞歴としては2008年ベルリン全国声楽コンクール年少部門第2位、2011年キッシンゲンの夏音楽祭ルイトポルト賞、2012年ツヴィッカウで行われた国際ロベルト・シューマン・コンクール優勝などがあげられます。
 2015年10月ベルナルト・ハイティンク指揮、ロンドン交響楽団の来日公演では、マーラーの交響曲第4番のソリストで登場し、その美声を披露しました。
 PENTATONEレーベルからリリースしている「シューベルト:歌曲集」(PTC-5186839)、「情熱の狂乱~モンテヴェルディ・アルバム」(PTC-5186845)では澄み渡った透明感のある歌声で魅了しております。

 ピアノのアミエル・ブシャケヴィッチはイスラエルのイェルサレム生まれの南アフリカ育ち。シューベルト国際ピアノ・コンクールをはじめ数々の国際コンクールで優秀な成績をおさめ、以後国際的に活動する若手ピアニストとして注目されております。

 



旧譜1
ドイツの名唱、麗しきソプラノ歌手アンナ・ルチア・リヒター

PENTATONE レーベル本格的ソロ・デビューとなったシューベルトの歌曲集



 PTC 5186839
\2600→\2390

アンナ・ルチア・リヒターによる
 シューベルトの歌曲集CD
アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ)
ゲロルト・フーバー(ピアノ)
(15)マティアス・ショルン(クラリネット)
 シューベルト:
  (1)「月に寄せて」D.259(3'17")/(2)「小人」D.771(5'21")/(3)「わが心に」D.860(2'52")/
  (4)ミニョンの歌「ただあこがれを知る者だけが」D.877/4(3'20")/
  (5)ミニョンの歌 その1「私にいわせないで」D.877/2(4'12")/
  (6)ミニョンの歌 その2「大人になるまでこのままに」D.877/3(3'18")/
  (7)「郷愁」D.456(2'26")/(8)「墓堀人の郷愁」D.842(6'52")/
  (9)「すみれ」D.786(12'57")/(10)「最初の喪失」D.226(2'12")/
  (11)「エレンの歌」その1 D.837(8'44")/(12)「エレンの歌」その2 D.838(3'09")/
  (13)「エレンの歌」その3(アヴェ・マリア) D.839(5'56")/
  (14)「この世からの別れ」D.829(2'35")/(15)「岩上の羊飼い」D.965(12'26")
先行発売のSACDは完売。

旧譜2
ACCENTUSのマーラー交響曲第4番もアンナ・ルチア・リヒター



 ACC 30532CD
\2700→\2490
フルシャ&バンベルク響によるマーラー第4番
 アンナ・ルチア・リヒター
  マーラー:交響曲第4番ト長調
バンベルク交響楽団
ヤクブ・フルシャ(指揮)
アンナ・ルチア・リヒター(メゾソプラノ)
 KKC 6344
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3000+税

 録音:2020年7月、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール/55'15
 第4番はマーラーの交響曲ののなかではシンプルな作品ですが、どの楽章も容易ではなく、フルシャの整然とした音楽作りと、アンナ・ルチア・リヒターのすっきりとした歌唱により見事にまとめあげています。
 特に、第3楽章の深々とした響き、終楽章の「天上の生活」の澄み切った美しさが際立つ演奏です。

    


 メゾソプラノはここへきてひっぱりだこのアンナ・ルチア・リヒター!
 
 


 




DB PRODUCTIONS


DBCD203
¥2700
Reflections リフレクションズ
 アーロン・コープランド(1900-1990):『アパラチアの春』
  1. I. Very Slowly/2. II. Allegro/
  3. III. Moderato: The Bride and her Intended/
  4. IV. Quite Fast: The Revivalist and His Flock/
  5. V. Allegro subito/6. VI. Very Slowly (As at First)/
  7. VII. Doppio movimento/8. VIII. Moderato (Like a prayer)
 ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):
  9.「アイ・ガット・リズム」変奏曲(イアン・ファリントン編)*
 Reflections on 「Visa fran Utanmyra」
 「ウタンミラからの眺望」によるリフレクション
   10. Visa fran Utanmyra*...伝承曲/ヤン・ヨハンソン(1931-1968)編
   11. Reflection...マグヌス・リンドグレン(1974-)
   12. Reflection...リーナ・ニーベリ(1970-)
   13. Reflection...アンドレア・タッロディ(1981-)
   14. O solitudo silens...アンデシュ・ニルソン(1954-)
   15. Till Reser Anna...エミリア・アムペル(1981-)
   16. O Tysta Bolero fran Utanmyra...スヴァンテ・ヘンリソン(1963-)
 コープランド:『アパラチアの春』(エンディングの異稿版)
  17. VII. Doppio movimento/18. VIII. Moderato (Like a prayer)
ヴェステロース・シンフォニエッタ
サイモン・クロフォード=フィリップス(指揮/ピアノ...*)
リナ・ニーベリ(ヴォーカル)...12

 録音: 2021年6月7-11日 Vasteras Konserthus(スウェーデン)

 ストックホルムを拠点に活躍するイギリスの指揮者サイモン・クロフォード=フィリップスが指揮するさまざまな作品を集めた1枚。
 アルバムはコープランドの『アパラチアの春』で幕を開け、ガーシュウインの「アイ・ガット・リズム」変奏曲が続きます。
 メインとなるのはスウェーデンの伝承曲「Visa franUtanmyra ウタンミラからの眺望」の旋律を元に、7人の現代作曲家が書き上げた曲集で、各々5分未満の小品ですが、作曲家の個性が生かされた聴きごたえのあるものとなっています。
 アルバムの最後には『アパラチアの春』の終曲の異稿版を収録。こちらも興味深い選曲になっています。
 ヴェステロース・シンフォニエッタは1883年創設された、現在33人のメンバーからなるオーケストラ。
 定期コンサートや子供、若者向けのコンサートなどを含めた幅広い活動で多くの聴衆を魅了しています。
 



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DYNAMIC



CDS-7935
(3CD)
¥3900→\3590
DVD、Blu-ray同時発売
アレッサンドロ・スカルラッティが作曲した現存する最後の歌劇
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
 歌劇《グリゼルダ》

   三幕のドランマ・ペル・ムジカ
   台本:アポストロ・ゼーノ ラッファエル・ペー&
    ラ・リラ・ディ・オルフェオ校訂版(2021)
  【CD1】1. シンフォニア2-28. 第1幕
  【CD2】1-23. 第2幕
  【CD3】1-15. 第3幕
グァルティエーロ...
 ラッファエーレ・ペー(カウンターテナー)
グリゼルダ...カルメラ・レミージョ(ソプラノ)
オットーネ...
 フランチェスカ・アショーティ(メゾ・ソプラノ)
コスタンツァ...
 マリアム・バッティステッリ(ソプラノ)
コッラード...クリスティアン・アダム(テノール)
ロベルト...ミリアム・アルバーノ(メゾ・ソプラノ)
エヴェラルド...カルロ・ブォンフラーテ(俳優)
ギズリエーリ合唱団
 (合唱指揮: ジュリオ・プランディ)
ラ・リラ・ディ・オルフェオ(古楽器使用)
指揮: ゲオルゲ・ペトルー

 録音: 2021年7月24日、29日 ドゥカーレ宮殿、マルティーナ・フランカ(イタリア)

 【初演300年記念-ヴァッレ・ディトリア音楽祭よりA.スカルラッティの代表作 歌劇《グリゼルダ》登場!】

 貧しい生まれの娘グリゼルダを娶ったシチリア王は、妻の誠実さを試すべくひどい仕打ちを重ねます。その厳しい試練に耐え抜いたグリゼルダは...

 《グリゼルダ》は、ボッカッチョ作『デカメロン』の中のひとつのエピソード『グリゼルダの物語』を原作としたアポストロ・ゼーノによる台本に、ナポリ楽派の巨匠アレッサンドロ・スカルラッティが作曲した彼の現存する最後の歌劇です。
 スカルラッティは時代に先駆けてレチタティーヴォとアリアで情緒や感情をクローズアップする形式を確立し、バロック・オペラの表現形式の拡充に大きな足跡を残しました。
 本上演ではソプラノの名花カルメラ・レミージョとカウンターテナーの鬼才ラッファエーレ・ペーを中心とする充実した歌唱陣を、ギリシャ出身の古楽指揮者ゲオルゲ・ペトルー率いるラ・リラ・ディ・オルフェオの躍動する演奏が見事に支えています。
 バロック的な感情のドラマの神髄をお楽しみください。





 アレッサンドロ・スカルラッティ。
 みんな名前は知っている。
 そしてスカルラッティに二人いることも知っていて、その親父か息子かどっちかだということも知っている。・・・でもどっちかは知らない。ましてや作品を聴いたことはない。

 アレッサンドロは親父のほうである。息子はイタリアからスペインに渡って鍵盤ソナタの王様となったドメニコである。このドメニコのほうはみんな比較的知っているし、いまでもかなり頻繁に取り上げられるので聴く機会も少なくない。
 一方のアレッサンドロ。この人の音楽を聴く機会は、現在ほとんどない。

 ・・・しかし音楽史を勉強した人ならば、誰もがこの人の偉大さを知り、この人のオペラを聴いておかなくチャと思うはずである。
 まず一般的に知られるのは、モンテヴェルディの次に現れた最大最高のオペラ作曲家であり、百十いくつのオペラを書いた「ナポリ派」の創始者・・・というようなこと。
 しかしそうした外見上のことだけでなく、ベルカント・アリアによる新しいオペラの形を作り上げ、ソナタ形式の原型を作り上げ、イタリア風序曲を確立したことで後の交響曲の出発点を作り上げたということは案外知られていない。そして沈滞しつつあったヴェネツィアからオペラの覇権をナポリに移したことで当時の音楽全体の鮮度と未来を獲得せしめたということもあまり知られていない。言ってみればモンテヴェルディによって生まれたバロック音楽の流れを、一気に奔流としてパワー・アップさせた大偉人なのである。
 ・・・そうしたことを考えると音楽史全体への影響というのはとてつもなく大きいものがある。その影響力はコレッリやヴィヴァルディよりもはるかに大きかったといっていい。
 だからそのことを知った人は誰でもアレッサンドロの作品、もちろんオペラを聴きたくなる。

 ・・・しかしCDがないのである。

 まったくないわけではない。しかしそれだけの大偉人であり、それだけの膨大な数のオペラを書いたとは思えないほど現在リリースされているCDは少ない。美しくはあるが代表作ではない宗教作品や室内楽作品ばかりなのである。
 しかし・・・それも無理はない。いま、バロック・オペラを好き好んで聴く人はあまりいない。さらに当時の作品をどこまで再現できるか、その困難さが常に付きまとう。しかもそのうえ、上演時間はかなり長い。3,4時間になる。だからアレッサンドロに限らずバロック・オペラがCDでリリースされることはきわめて希なのである。結局アレッサンドロの偉大さが現代に蘇ることはない。

 そうした中で今回のような傑作オペラがリリースされることは非常にありがたい。



 
 

CDS-7961
¥2400
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):アポロンの六弦琴/シャコンヌ
 アポロンの六弦琴 P. 193-198(1699)
  1. Aria prima con sei variazioni (POP 1)
   アリア第1番と6つの変奏 ニ短調
  2. Aria secunda (POP 2)アリア第2番 ホ短調
  3. Aria tertia (POP 3)アリア第3番 ヘ長調
  4. Aria quarta (POP 4)アリア第4番 ト短調
  5. Aria quinta (POP 5)アリア第5番 イ短調
  6. Aria Sebaldina (POP 6)
   アリア「セバルティーナ」と8つの変奏 ヘ短調
  7. Chaconne (POP 38) シャコンヌ ハ長調 P. 38
エンリコ・ビッソーロ(チェンバロ)
フェデリコ・マシェローニ(2017年製)
M.ミートケ(1700年頃)復元楽器

 録音: 2021年2月21-22日 51 Recording Studio、Bonavigo、VR(イタリア)

 「パッヘルベルのカノン」を筆頭に、オルガン曲から声楽曲まで多数の作品を遺したパッヘルベル。この『アポロンの六弦琴』は彼の最高傑作のひとつと称えられています。
 1699年にニュルンベルクで出版された鍵盤楽器のためのこの作品は、芸術を司る神アポロンの名のもとに、6組のアリアと変奏(基本的に各6の変奏がつくものの、第2番は第5変奏にとどまり、第6番は第8変奏まで書かれている)で構成されています。
 当時流行していたさまざまな流派からの影響が感じられるとともに、優れたオルガニストであったパッヘルベルの技巧や表現がふんだんに用いられた聴きごたえのある作品です。
 パッヘルベルはこの作品を当時オルガンの大家とされていたフェルディナント・トビアス・リヒターとディートリヒ・ブクステフーデに捧げました。
 アルバムの最後に置かれたシャコンヌは、J.S.バッハ作品を先取りするほどの華麗さを持っています。
 演奏するエンリコ・ビッソーロはヴェローナ音楽院でオルガンとチェンバロを学び、クレモナ音楽大学とトロッシンゲン音楽大学で更に研鑽を積んだ奏者。
 さまざまな音楽祭に出演するほか、ソロや室内楽での録音も活発に行っています。

 
 




ES-DUR



ES-2086
¥2800
Manu Scriptum 手書き ホルンとピアノのための作品集
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70 - ホルンとピアノのために
   1. Adagio/2. Allegro
 シャルル・グノー(1818-1893):
  6つのメロディ -ホルンとピアノのために
   3. Nr. 1 Larghetto bien pose/4. Nr. 2 Andantino/
   5. Nr. 3 Andante/6. Nr. 4 Larghetto/
   7. Nr. 5 Andante cantabile/8. Nr. 6 Andante ben marcato
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 (ホルンと2台ピアノ版)
   9. I. Allegro/10. II. Andante/11. III. Rondo Allegro molto
 フォルケル・ダヴィット・キルヒナー(1942-2020):
  トレ ポエミ – ホルンとピアノのために
   12. I. Lamento d'Orfeo オルフェオの嘆き
   13. II. Danza d'Orfeo オルフェオの踊り
   14. III. La Gondola funebre 弔いのゴンドラ
アドリアン・ディアス・マルティネス(ホルン)
小田井郁子(ピアノ)
ウルリケ・パイヤー(ピアノ)...9-11

 録音: 2021年5月29、30日、6月5-7日 Rolf-Liebermann-Studio, Hamburg(ドイツ)

 シューマンの言葉「始めに湧いた想いは、えてして最高で一番自然なものだ」をきっかけに、スペインのホルン奏者アドリアン・ディアス・マルティネスが作品の「生まれたての姿」に迫ろうとしたアルバム。タイトルの「Manu Scriptum」は、ラテン語で「手書き」を意味します。
 マルティネスは、デュッセルドルフとツヴィッカウのシューマン研究所の協力で「アダージョとアレグロ」の自筆譜(タイトルは「ロマンスとアレグロ」)を研究。上に挙げたシューマン自身の言葉に反して加筆修正が多く書きこまれ、判読に苦労しましたが、当時のシューマンの考えや心境に触れる思いだったそうです。
 グノーの「6つのメロディー」は自筆譜が見つからなかったものの、1839年に出版された初版楽譜を見つけることが出来たので、これを使用。
 リヒャルト・シュトラウスの「ホルン協奏曲第2番」は、オーケストレーション前のピアノ伴奏による自筆譜が存在したことが判明しており、自筆譜そのものは所在不明ながら、研究者や関係者の協力でそのコピーを見ることが出来ました。
 そこではピアノ・パートが3段、時に4段で書かれていたため、この録音では2台ピアノで演奏しています。
 最後に置かれたキルヒナーの作品は名ホルン奏者マリー=ルイーズ・ノイネッカーに捧げられた曲。
 ノイネッカーに師事したマルティネスは、この作品に込められた新しい響きや音色、演奏効果の追求を丹念に表現し、このアルバムを彼女に捧げています。
 共演は1992年からハンス・アイスラー音楽大学で伴奏者を務める小田井郁子。

 ※ ブックレットにはアドリアン・ディアス・マルティネスによる解説の日本語訳が掲載されています。
 



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NAXOS



8.574465
(3CD)
¥3500→\3190
永遠の青年アダム・フィッシャーとデンマーク室内管のコンビ25周年の成果
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):交響曲全集
 【DISC1】
  交響曲第1番 ハ短調 Op. 68 (43:31)
 【DISC2】
  交響曲第2番 ニ長調 Op. 73 (39:50)
  交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90 (34:23)
 【DISC3】
  交響曲第4番 ホ短調 Op. 98 (34:13)
アダム・フィッシャー(指揮)
デンマーク室内管弦楽団
NYCX-10330
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 録音: 王立デンマーク音楽アカデミー コンサート・ホール 2021年5月10-18日、7月3-6日、9月23-25日、2022年2月12-14日

 【刺激的、かつ新鮮!アダム・フィッシャーのブラームス交響曲全集】
 モーツァルト、ベートーヴェン、そしてブラームスへ。
 永遠の青年アダム・フィッシャーとデンマーク室内管のコンビ25周年の成果、新たな響きと生気と驚きに満ちたブラームス!
 
 1998年からデンマーク室内管弦楽団(DCO)の首席指揮者を務めるアダム・フィッシャー。
 2006年から13年にかけてモーツァルトの交響曲全集(DACAPO)、2016年から19年にかけてベートーヴェンの交響曲全集(NAXOS)を録音し、批評家と聴衆双方から高い評価を得ました。
 特にベートーヴェンの交響曲全集では欧州各国で賞賛され、ICMA((International Classical Music Award)ではベートーヴェン・イヤーに出たすべてのCDの中のベストの評価を得ました。
 フィッシャーのDCO首席指揮者25周年を迎える2023年へ向けて録音されたブラームスの交響曲全集もこれまで以上の挑戦が聞かれる注目作です。
 
 フィッシャーとDCOのアプローチは、ヴィブラートを控えめにした透明感の高いサウンドと、速めのテンポでアクセントをしっかりと出した、いわゆるHIPスタイルが基調ですが、長年の研究に加えてフィッシャーの情熱的な性格も反映したと思われる大胆なフレージング、管と弦のバランスの巧みな操作などから生まれる新鮮な響きが随所に聴かれます。
 またヴァイオリン両翼配置と明確なボウイングさばきにより、例えば第1番第4楽章などに頻発する第1第2ヴァイオリン間でのフレーズの受け渡しの効果などが大変刺激的。
 ブラームスの交響曲を聞き込んだ人ほど驚きの瞬間が多々味わえるスリリングな演奏となっています。

 交響曲第1番は終始快速テンポを貫きながらも、要所要所にタメをいれることで曲全体にメリハリをつけています。落ち着いた第2楽章での表現や終楽章でのクライマックスに向けての盛り上がりが聴きどころです。
 第2番では、艶やかな弦の響きと対比する金管の高らかな音色が印象的。極めて弱音で始まり、突然の音の爆発が心地よい終楽章もフィッシャーならではの解釈と言えるでしょう。
 第3番は、とりわけデュナーミクやテンポの処理が大変印象的。思わずスコアを再確認したくなるほどの細やかな指揮に応えるオーケストラの手腕を存分に楽しめます。
 フィッシャーのピリオド解釈が光る第4番は、楽章ごとの性格が良く描き分けられており、息をもつかせぬ音楽が紡がれていきます。
 デンマーク室内管弦楽団は、以前はデンマーク放送所属の団体(デンマーク放送シンフォニエッタからデンマーク国立室内管弦楽団に改称)でしたが、2015年より現在の名称で独立した団体として活動しています。
 アダム・フィッシャーとは1987年初共演。1998年には首席指揮者に迎え、以来四半世紀の長きにわたり良好な関係を築いています。
 
 これまでにもさまざまなオーケストラとブラームスを演奏してきたフィッシャーですが、彼はオーケストラの特性を重視し、各々の個性と可能性を引き出すことを目指しているとブックレット(英語)に記載されたインタビューで語っています。
 「私のブラームス」ではなく「私たちのブラームス」、その言葉通りの充実した演奏です。

 ※国内仕様盤には本田裕暉氏による日本語解説が付属します。

 
 



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ONDINE


ODE-1391
¥2700→\2490

「美しさに満ちた作品。
 私にとってはブラームスのどの交響曲よりも大切だ」~ステンハンマル

ルードヴィグ・ヌールマン(1831-1885):交響曲第3番/序曲集


 1. 演奏会用序曲 変ホ長調 Op. 21(1856)
 2. 葬送行進曲「アウグスト・セーデルマンの思い出に」 Op. 46(1876)
 3. シェイクスピアの「アントニーとクレオパトラ」への序曲 Op. 57(1881)
 交響曲第3番 ニ短調 Op. 58(1881)
  4. I. Allegro appassionato ma non troppo presto/
  5. II. Andante cantabile/
  6. III. Allegro molto commodo/7. IV. Allegro molto
オウル交響楽団
ヨハネス・グスタフソン(指揮)

 録音: 2021年5月27-31日 Madetoja Hall, Oulu Music Centre, Oulu(フィンランド)

 スウェーデンの作曲家・指揮者ルードヴィグ・ヌールマン。
 10代から20代始めにライプツィヒ音楽院に留学、イグナーツ・モシェレスらに師事するとともに、ロベルト・シューマンから大きな影響を受けました。
 その後、ストックホルムに戻り、ストックホルム王立音楽院にて教鞭を執りながら、指揮者としても活躍しています。作曲家としては4曲の交響曲をはじめ、管弦楽曲からカンタータ、歌曲まで幅広いジャンルの作品を書き上げ、「スウェーデンのブラームス」の異名をとりました。
 このアルバムに収録された交響曲第3番は、後世の作曲家ヴィルヘルム・ステンハンマルに「美しさに満ちた作品。私にとってはブラームスのどの交響曲よりも大切だ」と言わしめたほどの出来栄えを誇っています。
 他には3曲の序曲を収録。1856年に作曲された「演奏会用序曲 変ホ長調」は、ゆったりとした序奏にソナタ形式のアレグロが続く、伝統的な形式の作品です。
 「葬送行進曲」はスウェーデン王立歌劇場で彼の同僚として働いていたアウグスト・セーデルマンを偲んで書かれた曲。43歳の若さで亡くなった友人への心からの悲しみの表明です。
 ヨハネス・グスタフソン指揮オウル交響楽団による演奏で。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85017
¥2200
ミュージカル・アート四重奏団
 米コロムビア録音集 - ハイドン&シューベルト

   ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
    弦楽四重奏曲 ハ長調 Op. 54 No. 2 Hob.III:57
     1. I. Vivace/2. II. Adagio/3. III. Menuetto: Allegretto/
     4. IV. Finale: Adagio–Presto–Adagio
    弦楽四重奏曲 ニ長調 Op. 64 No. 5 「ひばり」Hob.III:63
     5. IV. Finale: Vivace
   フランツ・シューベルト(1797-1828):
    弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op. 125 No. 1 D. 87
     6. I. Allegro moderato/7. II. Scherzo: Prestissimo/
     8. III. Adagio/9. IV. Allegro
    弦楽四重奏曲第11番 ホ長調 Op. 125 No. 2 D. 353
     10. III Menuetto: Allegro moderato
    弦楽四重奏曲第13番 イ短調 「ロザムンデ」 Op.29 D. 804
     11. I. Allegro ma non troppo/12. II. Andante1/
     3. III. Minuetto: Allegretto/14. IV. Allegro moderato
    15. きけきけひばり D. 889(コンラッド・ヘルド編)
ミュージカル・アート四重奏団
【メンバー】
 サッシャ・ヤコブセン(第1ヴァイオリン)
 バーナード・オッコ(第2ヴァイオリン...1-5)
 ポール・バーナード(第2ヴァイオリン...6-14)
 ルイス・カウフマン(ヴィオラ)
 マリー・ルマート・ロサノフ(チェロ)

 1927年1月27日、4月7日 US Columbia 97320/22-D [set 69] (W 98326/27, W 98309/10 & W 98328)...1-4]
 1927年4月21日 US Columbia 97322-D [in set 69] (W 98334)...5
 1928年3月28日 British Columbia 6473/75 (W 98488/92)...6-9
 1928年3月12日 US Columbia 67416-D [in set 86] (W98487)...10
 1928年1月9、11、12日 US Columbia 67413/16-D [set 86] (W98435/36, W98440/42 & W98446/47)...11-14
 1928年4月11日 British Columbia 6475 (W 98517)...15

 復刻プロデューサー: Eric Wen/復刻エンジニア: David Hermann/マスタリング: Dennis Patterson

 ジュリアード音楽院の前身Instiute of Musical Artの教師と卒業生たちが1926年に結成したミュージカル・アート四重奏団(MAQ)。
 その米コロムビア録音を復刻・集成しました。
 
 MAQは、まだ室内楽の人気が高くなかった時代のアメリカで、ペロレ四重奏団(ヴィオラのリリアン・フックスが在籍)と共に、アメリカ生まれの気鋭の弦楽四重奏団として注目され、MAQを聴いたグレゴール・ピアティゴルスキーは「今まで聞いた弦楽四重奏団のベスト」と称賛しました。
 20年以上の活動歴がありながら録音が少なく、また冒頭に収められたハイドンの作品54-2はハイドンの弦楽四重奏曲の(抜粋ではなく全楽章を通しての)世界初録音であったことから、これは貴重な復刻です。
 ハイドンとシューベルト、それぞれの「ひばり」にちなんだ曲を収めているのも目を引きます。

 創設者でリーダーのサッシャ・ヤコブセンは帝政ロシアの支配下にあったヘルシンキでユダヤ系の家族に生まれました。
 レオポルト・アウアーに学びましたが、その後帝政ロシアの不安定化で国外へ逃れ、アメリカに渡り、そこで活躍します。
 ガーシュウィンが1921年に作曲した"Mischa, Yascha,Toscha, Sascha"のサッシャとはヤコブセンのことで、当CDのブックレット最終ページにはこの曲の歌詞が印刷されています(ちなみに、ミッシャはエルマン、ヤッシャはハイフェッツ、トッシャはザイデル)。
 
 原盤解説書には弦楽器演奏の歴史に詳しいタリー・ポッター氏による充実した解説(英文12ページ)が掲載されています。
 


<メジャー・レーベル>
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WARNER



9029629061
\2700→\2490
マリアム・バタシヴィリ/ロマンティック・ピアノ・マスターズ
 フランク/バウアー編:
  前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18, CFF 30B
 タールベルク:
  ベッリーニの歌劇『夢遊病の女』からのモチーフによる大奇想曲
 ワーグナー/リスト編:イゾルデの愛の死 S.447
 リスト:ローレライ S.532
 シューベルト/リスト編:セレナード(白鳥の歌 D.957より) S.560/7a
 シューベルト/リスト編:我が宿(白鳥の歌 D.957より) S.560/3
 ショパン:ワルツ第5番変イ長調 Op.42
 グノー/リスト編:『ファウスト』からワルツ S.407
 リスト:華麗なる大ワルツ S.214-1(3つのワルツ・カプリスより)
 シューベルト/R.シュトラウス編:
  ワルツ 変ト長調『クーペルヴィーザー・ワルツ』 D.Anh.I/14
マリアム・バタシヴィリ(ピアノ)
 録音:2021年3月、ベルリン、ジーメンスヴィラ

 1993年ジョージア(グルジア)生まれ、2014年フランツ・リスト国際コンクールで優勝して以来「リストのスペシャリスト」として高い評価を得ているマリアム・バタシヴィリ。
 彼女のファースト・アルバム『リスト、ショパン:ピアノ作品集』で、「彼女の技術力と解釈能力、壮大な表現力はもちろんのこと、リストの内面の感覚、さりげない詩を際立たせている」と評されています。
 2019年にリリースされた前作では、19世紀に活躍したリストとショパンの2人の天才の作品を並べ、その関係性を探るとともに、自身の超絶技巧と高い音楽性も披露したマリアム・バタシヴィリ。今作では彼女が最も得意とするリストの作品を軸に、トランスクリプション(編曲)の世界を更に奥深くまで探求していきます。

 リストの作品を演奏する際に陥りやすいのは、華やかさを強調するあまり、その下に潜むものを見逃してしまうこと。とりわけリストが好んだ歌劇や歌曲のトランスクリプションでは、その傾向が顕著となり「うわべの技巧」を追い求めるばかりになってしまう危険性があります。
 今回、バタシヴィリはあくまでもピアノを歌わせることに重点を置くことで、演奏が人工的になることを極力排除しました。アルバムはリストがこよなく愛したというフランクの『前奏曲、フーガと変奏曲』で幕を開けますが、この曲がすでにハロルド・バウアーがピアノ用に編曲したものであることに注目。ピアノでありながら、教会の中で響くオルガンの音色を想起させるほどに充実した音色が得られています。そしてリストのライバルと目されたタールベルクによるトランスクリプションを経て、いよいよリストのめくるめく技巧が凝らされた編曲作品が楽しめます。

 またこのアルバムでバタシヴィリはリスト、シューベルト、ショパンのワルツを原曲のまま収録し、19世紀における多彩なワルツも紹介しています。なかでもリストの編曲によるグノーの『ファウストのワルツ』はもともとの賑やかな旋律を更に華やかにしたもので、バタシヴィリの鮮やかな演奏が作品を際立たせています。

https://youtu.be/fckxLidfFgI




アリアCD初紹介
マリアム・バタシヴィリ、WARNERデビュー・アルバム
リストとショパンを両方ならべてみた

9029542786
\2500→\2290

リスト、ショパン:ピアノ作品集 マリアム・バタシヴィリ



1. リスト:孤独の中の神の祝福 S.173/3
2. リスト:6つのポーランドの歌 S.480(ショパンの17のポーランドの歌 Op.74による)
3. リスト:コンソレーション S.172
4. ショパン:12の練習曲 Op.10~第1番ハ長調
5. リスト:24の大練習曲 S.137~第9番変イ長調
6. ショパン:12の練習曲 Op.10~第2番イ短調
7. ショパン:12の練習曲 Op.10~第4番嬰ハ短調
8. リスト:24の大練習曲 S.137~第10番ヘ短調
マリアム・バタシヴィリ(ピアノ)

録音:2019年2月(1-3) 3月(4-8)ベルリン、イエス・キリスト教会(1-3) ロンドン、BBC Maida Vale Studio(4-8)
ステレオ デジタル/セッション


 ジョージア(旧グルジア)出身のピアニスト、マリアム・バタシヴィリ。2014年、オランダ、ユトレヒトで開催された「リスト国際ピアノコンクール」で優勝、以降「リストのスペシャリスト」として評価されています。
 今回のワーナー・クラシックスからのデビュー・アルバムは、彼女が得意とするリストと、リストが親友と呼んでいたショパンの作品を併せ、2人の巨匠の関係性を探るという1枚。

 冒頭のリスト『詩的で宗教的な調べ』の第3番『孤独のなかの神の祝福』から、沈み込むような音色に魅了されます。この曲は静かな雰囲気を湛えていながらも、不思議な躍動感のある演奏は独特のもの。バタシヴィリの曲に対する愛情がひしひしと感じられます。 良く知られた『乙女の願い』を含む ショパンの素朴な歌曲をリストが華麗なピアノ曲へと編曲した『6つのポーランドの歌』は2人の巨匠を繋ぐ作品であり、ショパンとリスト、各々の性格がにじみ出でいます。とりわけいかにもリストらしい第5曲『わたしの愛しい人』での過剰ともいえるリストの思いをバタシヴィリは的確に描き出しています。 瞑想的なリストの顔が垣間見える『コンソレーション』、ショパンとリストの練習曲を並べた後半部も聴きどころ。バタシヴィリはリストとショパンの違いを丹念に浮かび上がらせることに成功しています。


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9029631076
\2700→\2490
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
レクエルドス

 1.プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
 2. サラサーテ:カルメン幻想曲 Op.25
 3. ブリテン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.15
 4. タルレガ/リッチ編:アルハンブラの思い出
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
ケルンWDR交響楽団(1-3)
クリスティアン・マチェラル(指揮:1-3)
 録音:2021年5月29,31日、6月1日、8月30日、9月1日、9月14-18日、ケルン、フィルハーモニー


 2021年リリースの「バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」がグラミー賞ノミネートされるなど、そのテクニックと知的な解釈によるオーガスティン・ハーデリッヒが、スペインに関連した協奏的作品を録音。

 繊細で深遠なスペイン語のタイトル『Recuerdos』は「思い出」を意味します。ブリテン:ヴァイオリン協奏曲、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番、サラサーテ:カルメン幻想曲では、WDR交響楽団とその首席指揮者クリスティアン・マチェラルが共演。ルッジェーロ・リッチがヴァイオリン独奏用にアレンジしたタルレガ(タレガ)の名曲『アルハンブラの思い出』が最後に置かれています。

 ブリテンのヴァイオリン協奏曲は、スペインのヴァイオリニスト、アントニオ・ブローサが1939年に初演を行っていますが、1936~39年の恐ろしいスペイン内戦への感情として書かれ、この内戦に対しての平和主義の作曲家の苦悩を表現されているとも言われています。
 スペイン内戦は、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番がマドリードで初演されてからわずか数か月後に勃発しました。この協奏曲は部分的にスペインで書かれており、ブリテンの協奏曲の直前にあります。プロコフィエフの表現主義のスタイルは、ブリテンへの大きなインスピレーションであり、プロコフィエフの最後の楽章でのカスタネットの使用は、ビゼーとブリテンの両方のリズムに関連しています。

 サラサーテの名曲のひとつである『カルメン幻想曲』は、ビゼーの『カルメン』初演からの7年後の1882年に書かれました。豊かな装飾にもかかわらず、彼のアレンジはビゼーのオリジナルに非常に近いままで、スペインを代表する音型、キャラクターと感情を生き生きとさせることに焦点を合わせながら、最も難しい技術で作曲されています。

 タルレガの悲しくも美しいギター瞑想曲でもある『アルハンブラの思い出』の、ヴァイオリンの名手ルッジェーロ・リッチのソロ・ヴァイオリン編曲版は、ギターのトレモロ奏法を模倣するため「リコシェ(弓を跳ねさせながらダウン弓でスラーさせて音を短くつなげて弾く)」奏法によっています。
 「ブリテン協奏曲の後に聴くと、アルハンブラの思い出は喪失に対する痛烈な瞑想のように感じます。これを理解するために、アルハンブラ宮殿を見たことがなくても、スペイン内戦の学者である必要もありません。人間であり、この世界で私たちを取り巻く苦しみに敏感である必要があります」と、ハーデリッヒは語っています。


https://youtu.be/v9P0FYL0Wac






前作
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ



9029504874
(2CD)
\2900→\2690
アウグスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
 J.Sバッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
   BWV.1001-1006 全曲
アウグスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
 録音:2020年6月6-13日、7月18-19日、8月27-31日、WGBH Boston

 1999年、全身の60%にもおよぶ大やけどを負う不幸な事件に遭遇しながらも、20回を越える手術とリハビリを強靭な精神力で克服し、見事カムバックした奇跡のヴァイオリニスト、アウグスティン・ハーデリッヒ。
 2006年インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール優勝、2016年グラミー賞「最優秀クラシック・インストゥルメンタル・ソロ賞」受賞。あいまいさの全くないテクニック、優れた構成力、詩的な繊細さと華やかな音を持って世界的に常に高い評価を受けています。

 2018年初頭、ワーナークラシックスへのデビューは、独奏ヴァイオリンのレパートリーのもう1つの非常に異なるランドマーク『パガニーニ:24のカプリース』でした。
 グラモフォン誌は、彼の想像力と純粋な技術的課題を超越する能力を認め、「ハーデリッヒはこれらの曲を研究としてではなく、音色の詩、さらにはラプソディとして演奏している。この音楽を何よりもまず音楽として体験したい」と評価し、リスナーに彼の解釈を大いに勧めました。

 ハーデリッヒは、新型コロナの影響によってコンサートが無くなったこの時期に、バッハの傑作を掘り下げ、作品全体を録音するという巨大なプロジェクトに着手したのでした。
 この録音では、バロック弓を使用しながら、モダンと古楽奏法の融合を図りつつ、自分なりの新しい解釈を見つけ出しています。ハーデリッヒの、この録音に歴史的に情報に基づいた特定のアプローチをどのように採用したかについては、後述の自身のこの作品演奏について説明されていますが、ワシントンポスト紙では「ハーデリッヒが頂点のシャコンヌまで旅するための理想的なガイドといえます。ハーデリッヒの演奏の本質は美しさです。フレーズを作る無数の方法を楽しんでください。ヴァイオリンで生き返り、技術的な障害なしに音楽的なメッセージを伝え、明らかにしています」と、高い評価を得ています。








 安っぽいお涙頂戴のコピーに乗せられるもんか、と店主などはすぐに思ってしまう。
 しかし、その回復への道のりは、想像を絶するものだったらしい。
 それを考えると、今の彼の音楽への思いの強さというものが、常人とかけ離れていると考えても確かにおかしくはない・・・。

 これまでに数多くの若手音楽家たちのレコーディングを全世界に向けて送り出してきたアヴィー(Avie)レーベルが、"レーベル創設以来、史上最大の若手アーティスト"と激賞する奇跡のヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒ。
 1984年、ドイツ人の両親のもとイタリアで生まれたハーデリッヒは、マスカーニ音楽学校を優秀な成績で卒業するなど天才奏者として将来を嘱望されていたが、1999年に不慮の事件に巻き込まれてしまう。
 全身の60%にも及ぶ重度の大火傷を負ってしまったのである。

 しかし生死の境をさまよいながら、20回を超える手術を受け、その後の想像を絶する厳しいリハビリに耐え抜いたハーデリッヒは、不死鳥の如く甦り再びヴァイオリンを手にすることになった。
 あえて呼ぼうではないか、奇跡のヴァイオリニストと。おそらく、今もさまざまな後遺症や心の痛みに耐えながらの日々が続いているのではないか。

 だがヴァイオリンを手に音楽の舞台へカムバックを果たしたハーデリッヒは、2006年にインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールを見事制覇。また優れた器楽奏者にのみ与えられるアメリカの栄誉ある"エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント"を授与されるなど、完全復活を遂げ巨匠への道を確実に歩み始めた。

 生きる喜び、音楽の喜びを感じさせてくれるハーデリッヒのヴァイオリンには、「まるで音楽の神々が宿っている」と言われる。


旧譜
AVIE時代のアルバムはすでに海外在庫のみ お早めに


ときおりそのヴァイオリオンが魂の叫びにも聴こえる・・・
ハーデリッヒのシベリウス
 AVIE
AV 2276
\2700→\2490

不屈の天才ハーデリッヒ
 アデス&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲集

  アデス:ヴァイオリン協奏曲 《同心軌道》
  シベリウス:
   ヴァイオリン協奏曲Op.47、ユーモレスク ニ長調 Op.87-2、
   ユーモレスク ト短調 Op.89-2、ユーモレスク 変ホ長調 Op.89-3

オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
ハンヌ・リントゥ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル
※録音:2013年6月21日-24日、ザ・フライアリー(リヴァプール)

 このシベリウスはすごい。
 初めハーデリッヒと知らずに聴いていたのだが、音程の徹底的な正確さと、「泣き」部分の異様な高揚感に背筋が寒くなった覚えがある。

そして代表作となったメンデルスゾーン

 AVIE
AV 2323
\2700→\2490
不屈の天才ハーデリッヒのメンデルスゾーン
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz112
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
ミゲル・ハース=ベドヤ(指揮)
ノルウェー放送管弦楽団


 ※録音:2014年6月10日-14日、ノルウェー放送協会コンサート・ホール(オスロ)





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9029622991
\2700→\2490
アリソン・バルサム/『クワイエット・シティ』
 コープランド:静かな都会
 バーンスタイン:ミュージカル『オン・ザ・タウン』~
  ロンリー・タウン(バルサム編)
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(サイモン・ライト編)
 アイヴズ:答えのない質問
 ギル・エヴァンス/マイルス・デイヴィス:アランフェス協奏曲
 ギル・エヴァンス/マイルス・デイヴィス:マイ・シップ
アリソン・バルサム(トランペット)
ニコラス・ダニエル(コーラングレ)
トム・ポスター(ピアノ)
ブリテン・シンフォニア
スコット・ストローマン(指揮)
 録音:2021年11月18-20日、ロンドン、ミルトン・コート


 トランペットの名手アリソン・バルサム、ワーナー・クラシックスと契約延長。
 新たなるコンセプトによる20世紀のアメリカの音楽を探求したアルバム。

 アリソン・バルサムは、1978年英国ハートフォードシャー生まれ。
 ギルドホール音楽演劇学校やパリ国立高等音楽院で学び、ホーカン・ハーデンベルガーやジョン・ウォーレスらの名手にも師事。1998年BBCの「ヤング・ミュージシャン・コンペティション」のファイナリストとなって注目を集め、2000年モーリス・アンドレ国際コンクール「最も美しいサウンド」部門で第1位。グラモフォン賞やクラシック・ブリット賞、エコー・クラシック賞などを数度にわたって受賞しています。
 2009年、英国最大のクラシック音楽の祭典「プロムス」のラスト・ナイトに登場した際には、ヨット・セーリングの名手でもあることが司会者から紹介されていましたが、そのヨット・デートがスクープされた、『007 スペクター』などで知られる映画監督・演出家のサム・メンデスと、2017年1月に結婚したことが報じられています。

 バルサムは、ワーナー・クラシックスとは旧EMI時代から20年の専属契約を結んでおり、すでに15枚のアルバムを発売、各アルバムは世界的にも高評価を得てベストセラーにもなっていますが今回、ワーナー・クラシックスと更なる契約延長を結びました。
 その第1弾として選ばれたのは、これまでの彼女のアルバムとは指向が違ったもので、ジャズがもてはやされた時代に作曲された20世紀のアメリカの音楽となっています。
 当時のクラシックとジャズのソロ・トランペットの音は、対照的なスタイルでしたが、刺激的で素朴で心に残るものであり、アメリカの聴覚的風景を象徴しています。
 作曲家と演奏家の両方の間でこの2つのスタイルの出会いの場に魅了されたバルサムは、ジャンルの違うキャラクターに対して深い愛情を共有しようとしています。





<国内盤> 


EDITOIN HST


HST-121
¥2200
「J.B.ヴァンハル(1739 -1813);交響曲集第27巻 (HST-121)」
 ヴァンハル:
  交響曲変ホ長調「スヴィーテン男爵」Bryan Es13 (ca.1780)
 ヴァンハル:交響曲ハ長調Bryan C5 (1769-71?)
 ヴァンハル:交響曲へ長調Bryan F5 (1767-68?)
 (以下Bonus-)
  ヴァンハル:
   チェロ・ソナタ(バスを伴うチェロ独奏曲)
    イ長調Weinmann VIId:A1 (ca.1775) (*)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子、
福本 牧(ヴァイオリン)、他
(*)小原 圭(チェロ独奏)、
古庄正典(コントラバス)

 「ヴァンハル:交響曲集第27巻」、変ホ長調(Es13)『スヴィーテン男爵』とハ長調(C5)、へ長調(F5)、チェロ・ソナタ(A1)を収録!Es13, A1は世界初録音!

 録音:2022年4月26日、江東公会堂小ホール(東京)にて、ライヴ収録
 ※Es13, A1は世界初録音!

 - Es13はハイドン作やヴァンハル作などとして伝承されてきたが、メヌエット楽章以外は現在ではスヴィーテン男爵作と考えられている。(本CDではメヌエット楽章はBryan Es4で既出であるため省略。)
 - C5は真作とされ、今回デジタル収録は世界初録音となる。
 - チェロ・ソナタは希少であるが、当時ヴァンハルは3曲以上のチェロ協奏曲を作曲し、さらに伝説のモーツアルトらとのカルテット・パーティではチェロを担当していたことからも、チェロ曲作曲の名士であったと推測される。
 




<映像>


BELAIR CLASSIQUES


BAC223
(DVD)
¥3500
ウラル・バレエによる新版『パキータ』
 バレエ『パキータ』(全3幕)
パキータ: エカテリーナ・マルコヴィチ
リュシアン: アルセンティ・ラザレフ
イニゴ: マキシム・クレコフキン
ドン・ロペス: ヴィクトル・メハノシン
セラフィーナ: カミラ・ベクナザロヴァ
エルヴィリ伯爵: アントン・グゼーエフ
エルヴィリ伯爵夫人:
 ナデージダ・シャムシュリーナ
ウラル歌劇場バレエ団
ウラル歌劇場管弦楽団(エカテリンブルク)
指揮: パヴェル・クリニチェフ

BAC523
(Blu-ray)
¥3500
NYDX-50241
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
NYDX-50242
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 台本: ポール・フーシェ、ジョゼフ・マジリエ/音楽: エドゥアール・デルドヴェス、ルートヴィヒ・ミンクス/音楽(再構成): ユーリ・クラサヴィン/振付: マウリス・プティパ/振付(再構成): セルゲイ・ヴィハレフ、スラーヴァ・サモドゥロフ

 美術: アリョーナ・ピカロヴァ/衣装: エレーナ・ザイツェヴァ/照明: アレクサンドル・ナウモフ
 制作: BEL AIR MEDIA  フランソワ・デュプラ/制作参加: MEZZO/協力: フランス国立映画・映像センター

 収録: 2021年11月 ウラル歌劇場、エカテリンブルク(ロシア)
 収録時間: 102分/音声: PCMステレオ2.0(DVD&Blu-ray)/画角: 16/9 NTSC All Region/DVD...片面二層ディスク/Blu-ray...片面単層ディスク 1080i High Definition

 【ロシアバレエ新時代の旗手、ウラル・バレエによる新版『パキータ』登場!】
 舞台はナポレオンによるフランス統治下のスペイン、サラゴサ地方。フランス人将校のリュシアンは、美しいジプシーの娘パキータに出会い一目ぼれ。
 以前からパキータに恋心を抱いていたジプシーの頭目イニゴは嫉妬の余り、フランス統治を憎むサラゴサ知事のドン・ロペスと計らい、リュシアンを亡き者にしようとしますが...

 バレエ『パキータ』はマリウス・プティパが1846年パリ・オペラ座で初演し好評を博した後、自身のペテルブルク・デビュー作品として1847年ロシア帝室バレエで上演した作品です。
 このウラル・バレエによる上演はプティパの振付を忠実に復元しつつ、全3幕をかつてないオリジナルなスタイルで演出。
 ジプシーの娘パキータとフランス人将校リュシアンの恋が始まる第1幕は19世紀古典バレエの様式で、恋人たちが危機に見舞われる第2幕は20世紀の無声映画のワンシーンとして、パキータの出生の秘密が明らかになる第3幕は現代のバレエ団が舞台になる、というユニークな構成。そしてラストはこの『パキータ』の代名詞として知られる古典バレエの極み、『グラン・パ・クラシック』で締め括られます。
 打楽器の多彩な使い方が印象的なオーケストレーションに乗って、ウラル・バレエのダンサーたちの躍動的な踊りが繰り広げられ、日本人ダンサーの西口実希や寺田智羽の端麗なソロも必見です。
 「ゴールデン・マスク賞」2019年審査員特別賞受賞作!

 
 



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DYNAMIC(映像)



DYNDVD37935
(2DVD)
¥4000→\3690
※CD同時発売
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660 -1725):歌劇《グリゼルダ》
  三幕のドランマ・ペル・ムジカ
  台本:アポストロ・ゼーノ ラッファエル・ペー&
   ラ・リラ・ディ・オルフェオ校訂版(2021)
グァルティエーロ...
 ラッファエーレ・ペー(カウンターテナー)
グリゼルダ...カルメラ・レミージョ(ソプラノ)
オットーネ...
 フランチェスカ・アショーティ(メゾ・ソプラノ)
コスタンツァ...
 マリアム・バッティステッリ(ソプラノ)
コッラード...クリスティアン・アダム(テノール)
ロベルト...ミリアム・アルバーノ(メゾ・ソプラノ)
エヴェラルド...カルロ・ブォンフラーテ(俳優)
ギズリエーリ合唱団
 (合唱指揮: ジュリオ・プランディ)
ラ・リラ・ディ・オルフェオ(古楽器使用)
指揮: ゲオルゲ・ペトルー

DYNBRD57935
(Blu-ray)
¥4000→\3690
※CD同時発売
NYDX-50240
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500
※CD同時発売

 演出: ロゼッタ・クッキ/舞台美術: ティツィアーノ・サンティ/衣装: クラウディア・ペルニゴッティ/照明: パスクワーレ・マリ/映像監督: マルコ・スカルフィ

 収録: 2021年7月24日、29日 ドゥカーレ宮殿、マルティーナ・フランカ(イタリア)
 収録時間: 175分、音声: イタリア語、PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕: 日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region/DVD...片面二層ディスク×2/Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【初演300周年記念-ヴァッレ・ディトリア音楽祭よりA.スカルラッティの代表作 歌劇《グリゼルダ》登場!】(世界初映像化)

 貧しい生まれの娘グリゼルダを娶ったシチリア王は、妻の誠実さを試すべくひどい仕打ちを重ねます。その厳しい試練に耐え抜いたグリゼルダは...

 この歌劇《グリゼルダ》は、ボッカッチョ作『デカメロン』の中のひとつのエピソード『グリゼルダの物語』を原作としたアポストロ・ゼーノによる台本に、ナポリ楽派の巨匠アレッサンドロ・スカルラッティが作曲し1721年ローマで初演された作曲家晩年の作品です。
 スカルラッティは時代に先駆けてレチタティーヴォとアリアで情緒や感情をクローズアップする形式を確立し、バロック・オペラの表現形式の拡充に大きな足跡を残しました。
 本上演ではソプラノの名花カルメラ・レミージョとカウンターテナーの鬼才ラッファエーレ・ペーを中心とする充実した歌唱陣を、ギリシャ出身の古楽指揮者ゲオルゲ・ペトルー率いるラ・リラ・ディ・オルフェオの躍動する演奏が見事に支えています。
 現代彫刻家のオブジェを用いるロゼッタ・クッキの演出による舞台と合わせてバロック的な感情のドラマの神髄をお楽しみください。

 





NAXOS(映像)



2.110731
(DVD)
¥3500
バリー・コスキー演出 歌劇《金鶏》新制作

 リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  歌劇《金鶏》3幕の歌劇 (1907)

   台本:ウラディーミル・ベリスキー(1866-1946)
   原作:アレクサンドル・プーシキン『金の鶏の物語』
ドドン王...ドミトリー・ウリヤノフ(バス)
シェマハの女王...ニーナ・ミナシャン(ソプラノ)
星占い師...アンドレイ・ポポフ(テノール)
アメルファ...マルガリータ・ネクラソワ(メゾ・ソプラノ)
ポルカン大臣...ミーシャ・シェロミャンスキ(バス)
アフロン王子...アンドレイ・ジリコフスキー(バリトン)
グヴィドン王子...ヴァシリー・エフィモフ(テノール)
金鶏の声...マリア・ナザロワ(ソプラノ)
金鶏...ヴィルフリート・ゴノン(俳優)
リヨン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮: ロベルト・バリストレーリ)
指揮: ダニエーレ・ルスティオーニ

NBD0150V
(Blu-ray)
¥3500
NYDX-50236
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 演出: バリー・コスキー/舞台美術: ルーフス・ディドヴィシュス/衣装: ヴィクトリア・ベーア/照明: フランク・エヴァン/振付: オットー・ピヒラー/ドラマトゥルギー: オラフ・A. シュミット
 共同制作(新制作): リヨン国立歌劇場/エクサンプロヴァンス音楽祭/ベルリン・コーミッシェ・オーパー
 映像監督: フランソワ・ルシヨン/共同制作(映像): リヨン国立歌劇場/フランソワ・ルシヨン・エ・アソシエ
 ラジオ・フランス/制作参加: メディチTV/制作協力: フランス国立映画・映像センター

 収録: 2021年5月18日、20日 リヨン国立歌劇場、フランス
 収録時間: 128分/音声: ロシア語/PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD)/PCMステレオ2.0/DTS Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕: 日本語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語/画角: 16/9 NTSC All Region/DVD...片面二層ディスク/Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【諷刺と妄想の世界 ― 鬼才バリー・コスキー演出 歌劇《金鶏》新制作登場】
 かつてはその勇猛振りで周辺の国々から恐れられたドドン王も、いまやすっかり飽食と惰眠にふけり、王の家臣たちは隣国からの侵略の脅威に戦々恐々。
 そこに星占い師が登場し、有事に羽ばたいて警報を発するという金の鶏を献上すると、大いに喜んだ王は再びまどろみ始め...

 このリヨン歌劇場の新制作《金鶏》は、二人の鬼才、バリー・コスキー(演出)とルーフス・ディドヴィシュス(舞台美術)のコンビによる諷刺と諧謔味に溢れるユニークな舞台。
 あたかもドドン王の心象風景を視覚化したかのような荒涼とした草原を、奇怪な風体の人物たちが横行。
 ドミトリー・ウリヤノフは、その恰幅の良さと美声のバスで浮世離れしたドドン王役を見事に演じ、王を籠絡するシェマハの女王役ニーナ・ミナシャンの妖艶な演唱も見ものです。
 新鋭ダニエーレ・ルスティオーニのタクトが、音楽が進むにつれ万華鏡のようにその色合いを変える緻密で芳醇なリムスキー=コルサコフ音楽を鮮やかにまとめ上げています。

 
 




OPUS ARTE(映像)



OA1351D
(DVD)
¥4400
アスミク・グリゴリアン、《イェヌーファ》で
 コヴェント・ガーデン デビュー!


  レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):
   歌劇《イェヌーファ》3幕のオペラ
    作曲・台本:レオシュ・ヤナーチェク
    原作:ガブリエラ・プライソヴァー戯曲『彼女の養女』
イェヌーファ...アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)
ブリヤばあさん...エーレナ・ジリオ(アルト)
コステルニチカ...カリタ・マッティラ(ソプラノ)
シュテヴァ・ブリヤ...サイミール・ピルグ(テノール)
ラツァ・クレメニュ...ニッキー・スペンス(テノール)
ヤノ...ジャリツァ・ヴェリス(ソプラノ)
製粉所の親方...デヴィッド・スタウト(バリトン)
バレナ...エイプリル・コイェジョ=オーディガー(ソプラノ)
羊飼いの女...アンジェラ・シムキン(メゾ・ソプラノ)
村長...ジェレミー・ホワイト(バス)
村長の妻...ヘレーネ・シュナイダーマン(メゾ・ソプラノ)
カロルカ...ジャクリーン・スタッカー(メゾ・ソプラノ) 他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮: ウィリアム・スポールディング)
指揮: ヘンリク・ナナシ

OABD7302D
(Blu-ray)
¥4400
NYDX-50238
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 演出: クラウス・グート/舞台美術: マイケル・レヴィン/衣装: ゲジーネ・フェルム/照明: ジェイムズ・ファーンコーム/振付: テレサ・ローテンバーグ/ドラマトゥルギー: イヴォンヌ・ゲバウアー
 映像監督: ロードリ・ヒュー
 収録: 2021年10月2日、9日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)
 収録時間: 139分/LPCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)/LPCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕: 日本語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語/画角: 16/9 NTSC All Region/DVD...片面二層ディスク/Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【アスミク・グリゴリアン、《イェヌーファ》でコヴェント・ガーデン デビュー!】
 舞台は19世紀末、モラヴィア地方の寒村。信心深い継母コステルニチカと暮らす村一番の美女イェヌーファは、製粉所を営むブリヤ家の異母兄弟、遊び人のシュテヴァと生真面目なラツァの二人から想いを寄せられています。
 イェヌーファがシュテヴァになびくと、嫉妬にかられたラツァはイェヌーファに迫り思わずナイフで彼女の頬を傷つけてしまいます。
 しばらくして継母コステルニチカは、イェヌーファが密かに出産したシュテヴァの子は死んでしまったと彼女に告げます...ヤナ-チェク3番目のオペラとして作曲され1904年ブルノで初演された《イェヌーファ》。
 モラヴィアの閉鎖的な村社会と人間関係から引き起される悲劇を描いたガブリエラ・プライソヴァーの戯曲を元に、ヤナーチェクがモラヴィア語(チェコ語の一方言)の響きと抑揚を生かして台本を書き、作曲した彼のオペラの代表作として知られています。

 近年ザルツブルク音楽祭、バイロイト音楽祭に登場しその名を馳せる、アスミク・グリゴリアン(イェヌーファ役)は、この舞台がコヴェント・ガーデンへのデビュー。隠れた主役ともいえる継母コステルニチカに大ヴェテラン、カリタ・マッティラ。
 ブリヤ家の兄弟、シュテヴァ役にその美声と舞台姿で世界中の歌劇場から引く手あまたのサイミール・ピルグ、ラツァ役にヤナーチェクの『消えた男の日記』で2020年、英グラモフォン賞(ソロ・ヴォーカル部門)を受賞したニッキー・スペンス、という豪華な配役。
 クラウス・グートの演出は、登場人物たちの心理的な葛藤と閉塞感をステージに可視化、ハンガリー出身の俊英ヘンリク・ナナシが切れの良いリズムと情趣に溢れるヤナーチェックの音楽を色彩豊かに紡ぎ出します。

 
 















7/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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WAON RECORDS



WAONCD 390
(3HQCD)
¥3400→\3090
大塚直哉(オルガン/ポジティフオルガン)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア 第2巻(全24曲)

 [CD1] 第1番~第10番
 [CD2] 第11番~18番
 [CD3] 第19番~24番
大塚直哉(オルガン/ポジティフオルガン)

 大塚直哉の平均律、第2 巻の登場、C1 台のポジティフオルガンから引き出される無限の可能性

 彩の国さいたま芸術劇場所有、2000年ガルニエ製、C-d3, 4stops、
 調律:Garnier № 16, a=440Hz(楽器調律:マチュ・ガルニエ)
 録音:2020年7月1-4日、2021年2月9-11日、さいたま芸術劇場 音楽ホール
  [5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
  Microphones : PureT Records current transmission microphones with Schoeps MK2H capsules,
  designed and manufactured by Tadaharu Mouri 毛利忠晴 (PureT Records), 2015 (last modified 2018), Tokyo
  Stereo setting : A-B pair microphones
  Preamplifier : PureT Records PT-CMP01, designed and manufactured by Tadaharu Mouri 毛利忠晴(PureT Records), 2015 (last modified 2016), Tokyo
  AD converter : Mytek Digital Brooklyn ADC
  Recorder : TASCAM DA-3000
  Master Clock : Grimm Audio CC2
  DSD/PCM to PCM converter : Weiss Saracon-DSD"
 [CD1] 63:44、[CD2] 54:31、[CD3] 41:10、日本語帯・解説付

 高く評価されている平均律クラヴィーア第1巻(WAONCD 380)につづき、第2巻の登場。
 バッハによる厳密な対位法の世界、とりわけ第2巻の特徴でもあるより複雑なフーガを、見事に解きほぐして展開しているだけでなく、ポジティフオルガン1台とは思えないほどに様々な音色と表情が次から次へとあらわれ、この楽器のもつ可能性も見事に引き出されています。
 大塚自身の執筆によるライナーノートには第2 巻について、さらに彩の国さいたま劇場でおこなった自身のシリーズでの様々な試みなどについて触れられており、大変興味深い内容となっています。

 ~(ライナーノートより)~
  ≪第2巻≫をどの鍵盤楽器で弾くことを想定しているのか、ということについては、バッハによる自筆のタイトルページが残されていないので、決定的なことはわからない。
  しかし、≪第1 巻≫と同じ体裁の曲集であることを考えると、同様に、当時のクラヴィーア(チェンバロ、クラヴィコード、そして文脈によってはオルガン、生まれたばかりのピアノフォルテなども)どれでも、と考えてよさそうである。チェンバロで弾いても、オルガンで弾いても、クラヴィコードで弾いても、それぞれなりの良さが出る≪第1巻≫に対して、≪第2巻≫はチェンバロでの演奏が抜きんでて美しい、とこれまでひそかに思っていた。
  最近では、第2巻には新しい「ピアノフォルテ」の響きも聞こえてくる、と考える人も増えてきていて、それも一理あると思っていた。
  しかし、今回あえて、オルガンで弾いてみることによって、まだまだきこえていなかったものがたくさんこの中に埋め込まれていたことに気づかされた。
  聴いてくださる方もここから、なにかいつもとは違ったものを聞き取ってくださるかもしれない、と楽しみにしている。(大塚直哉)

 大塚直哉(おおつか なおや Naoya Otsuka):
  東京に生まれる。ビクター少年合唱隊にて音楽の基礎教育を受けるほか、ピアノを原田 稔 、高橋泰子、岡野寿子の各氏に師事。
  東京藝術大学楽理科を経て、同大学院チェンバロ専攻を修了(博士:音楽)。また、アムステルダム音楽院チェンバロ科およびオルガン科を卒業。
  これまでにチェンバロを渡邊順生、鈴木雅明、小林道夫、B.v.アスペレン、オルガンを今井奈緒子、早島万紀子、P.v.ダイク、W.ディーペンホルスト、J.v.オールトメルセン、廣野嗣雄、クラヴィコードをメノ・ファン・デルフトの各氏に師事。
  1999 年に帰国後は、東京を拠点にチェンバロ、オルガン、クラヴィコードの奏者として活発な活動を行うほか、これらの楽器にはじめて触れる人のためのワークショップを各地で行っている。
  また、近年では「メサイア」(ヘンデル)、「ロ短調ミサ曲」(バッハ)などのバロック期の声楽作品を中心とする指揮活動でも高い評価を得ている。
  現在、東京藝術大学音楽学部教授、国立音楽大学非常勤講師、宮崎県立芸術劇場および彩の国さいたま芸術劇場オルガン事業アドヴァイザー。
  日本チェンバロ協会、日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会各会員。NHK FM『古楽の楽しみ』ご案内役。

 
 




ALBION RECORDS



PALBCD052
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ヴォーン・ウィリアムズ・オン・ブラス ~
 ヴォーン・ウィリアムズ:金管バンドのための作品集
  
1. 吹奏楽のためのフローリッシュ*/2-4. イギリス民謡組曲*/
  5. 海の歌*/6. ヘンリー5世/7. 天より真実は遣わされる*/
  8. ロシメドレによる前奏曲/
  9. 映画 《北緯49度線(邦題:潜水艦轟沈す)》からの組曲*/
 10. 3つのウェールズの賛美歌による前奏曲/
 11-13. テューバ協奏曲ヘ短調/14. 金管バンドのための変奏曲*

  *=編曲版または編集版 世界初録音
  ※金管バンドのための編曲&編集:
   ポール・ハインドマーシュ(tr.7-9)
   フィリップ・リトルモア(tr.1-5, 9, 11-14)
ロス・ナイト(テューバ・ソロ/tr.11-13)
マーティン・ブラビンズ(客演指揮/tr.7, 8, 14)
イアン・ポートハウス(音楽監督/tr.1-6, 9-13)
トレデガー・タウン・バンド
ALBCD052
¥2600

 ヴォーン・ウィリアムズ協会が贈るヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年記念第2弾!

 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion Records)」が贈る、ヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年記念アルバム第2弾。
 本アルバムでは、金管バンドのためのオリジナル作品から、テューバ奏者にとって重要レパートリーのひとつに数えられる協奏曲、吹奏楽の古典的名曲とされる 《イギリス民謡組曲》 の金管バンド編曲版(世界初録音)など、ヴォーン・ウィリアムズがイギリスの管楽器界に与えてきた偉大な歴史を辿ります。

 ソリストに迎えられたロス・ナイトは、現在、スイス・ロマンド管弦楽団のソロ・テューバ奏者として活躍。
 これまでに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のカラヤン・アカデミーで研鑽を積み、ロンドン交響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団など、世界有数のオーケストラとも共演。
 2019年の「エオルス国際管楽器コンクール」では、テューバ部門第2位および総合優勝を果たした実力派です。
 また、2022年9月から、ジュネーヴ高等音楽院の教授の地位に就くことが予定されています。

 金管バンド大国としても知られるイギリス。その歴史は19世紀、産業革命の時代にまで遡ります。
 
 トレデガー・タウン・バンドは、1849年に起源を持ち、1876年に正式に結成されてからは、数々の金管バンドのコンクールで優勝。
 音楽監督を務めるイアン・ポートハウス(自身も1995年に同バンドの首席コルネット奏者として活躍)の手腕と、Hyperionでヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集を録音。
 現在はイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督を務めるマーティン・ブラビンズ(自身の原点は、ユーフォニアム、トロンボーンでもある)を客演指揮に迎え、150年以上にわたり培われてきた伝統あるサウンドの魅力を引き立たせます。

 ※録音:2021年12月4日ー5日&2022年3月25日、ブラングィン・ホール(スウォンジー、イギリス)
 




CALLIOPE



CAL2193
¥2600
ヴィエルヌ:ピアノ作品集
 ブルゴーニュ組曲 Op.17
 2つの小品 Op.7
 12の前奏曲 Op.36
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)

 フランスの至宝、ローラン・ヴァグシャル!

 フランス音楽の名盤を次々と生み出し、メディアからも絶賛されているピアニスト、ローラン・ヴァグシャルが奏でるルイ・ヴィエルヌ(1870-1937)の貴重なピアノ作品集!
 フランクやヴィドールの教えを受け、デュリュフレやマルセル・デュプレの師であったヴィエルヌは、偉大なオルガニスト、オルガン曲の重要な作曲家といったイメージが強いですが、ピアノのための重要かつ驚くべき作品も残しています。
 中でも《12の前奏曲》は不幸に見舞われることの多かった作曲家の失望や不安、苦悩が込められた傑作です。

 フランス音楽の解釈に情熱を注ぎ、忘れられた作曲家の熱心な擁護者でもあるローラン・ヴァグシャルは、ミシェル・ベロフとイヴォンヌ・ロリオ=メシアンに師事したフランスのピアニスト。
 これまでにサン=サーンス、フォーレ、フランク、ショーソン、ドビュッシー、さらにはマニャール、デュカス、ピエルネ、カプレ、ゴーベール、フローラン・シュミット、モーリス・エマニュエル、ジャン・クラ、フランセなどの録音を残しており、彼のディスコグラフィはDiapason, Classica, Gramophone, The Guardianといったメディアから絶賛されています。「驚異的なカリスマ性を持つ異色のピアニスト」(ル・モンド)

 ※録音:2021年6月(フランス)
 
 

CAL22104
¥2600
ピッコロ万歳
 ブラームス:ハンガリー舞曲集より(4曲)
 テオバルト・ベーム:カプリッチョ Op.26-16
 バンジャマン・ゴダール:ワルツ Op.116
 クライスラー:愛の悲しみ
 ヨアキム・アンデルセン:常動曲 Op.8
 サン=サーンス:歌劇《アスカニオ》よりエール・ド・バレエ
 フィリップ・ゴーベール:2つのエスキス
 J.S.バッハ:フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031
 グルック:精霊の踊り
 W.A.モーツァルト:フルート・ソナタ ハ長調 K.14
 モーリス・ジョベール:巴里祭(A Paris dans chaque faubourg)
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)
ヴェロニク・ポルツ(ピアノ)

 エンターテインメントでありながら、感動と喜びにあふれたピッコロのためのプログラム!
 ジョセフ・ランパルとジャン=ピエール・ランパルのランパル親子に師事し、フランス国立管弦楽団では12年間に渡って首席ピッコロ奏者を務め、フランスにおけるピッコロの第一人者として活躍してきた名手、ジャン=ルイ・ボーマディエが奏でるクラシック名曲集。
 《ハンガリー舞曲》《愛の悲しみ》といった有名曲や、《精霊の踊り》のようなフルート名曲集でおなじみの作品、さらにベームやアンデルセン、ゴーベールといったフルート奏者にとってはお馴染みの作曲家の作品を、ピッコロで違和感なく披露しています。

 ※録音:2022年2月(フランス)
 




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FRA BERNARDO



FB2242327
(2CD)
特別価格
¥3600→\3190
豪華ソリストで贈るヴィヴァルディ唯一のオラトリオ!
 ヴィヴァルディ:
  オラトリオ《勝利のユディータ》RV.644
ロベルト・ザルペロン(指揮)
アンサンブル・ロレンツォ・ダ・ポンテ、
ルチアーナ・マンチーニ(メゾ・ソプラノ/ユディータ)
エレーナ・ビスクオーラ(メゾ・ソプラノ/ホロフェルネス)
シルヴィア・フリガート(ソプラノ/ヴァガウス)
フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリ(ソプラノ/アブラ)
マルタ・フマガッリ(メゾ・ソプラノ/オジアス)
サント・スピーリト・アカデミー合唱団
フランチェスコ・ピナモンティ(芸術監督)

 ☆ヴィヴァルディの現存する唯一のオラトリオ『勝利のユディータ』!
 ☆ピエタ院のために書かれ、女声のみで歌われる『勝利のユディータ』ライヴ録音!
 ☆マンチーニ、ビスクオーラ、フリガート、マッズーリ、フマガッリとソリストも実に豪華!

 非常に多作であったアントニオ・ヴィヴァルディにとって、意外なことにも現存する唯一のオラトリオである『勝利のユディータ』。
 ヴィヴァルディが生涯を通じて密接な関係にあったヴェネツィアの女子孤児院『ピエタ院(ピエタ養育院)』のために1716年に作曲された作品のため、ソリストも合唱も女声のみで演奏され、またシャルモー、2本のクラリネット、4本のテオルボ、ヴィオラ・ダモーレ、マンドリンなど、珍しい楽器が使われている点も特徴です。

 ロベルト・ザルペロンが率いるアンサンブル・ロレンツォ・ダ・ポンテは、ウィーン・フィル、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、チューリッヒ歌劇場、ミラノ・スカラ座、モーツァルト管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、ブダペスト交響楽団のメンバーなど、中央ヨーロッパ地域の優れたミュージシャンたちが集う室内オーケストラ。
 このアルバムでは、マンチーニ、ビスクオーラ、フリガート、マッズーリ、フマガッリら、イタリアのまばゆき古楽系歌手たちを集めてメランコリックで激しい音楽への情熱を響かせた2016年のライヴを収録しています。

 ※録音:2016年4月17日、フェッラーラ・コムナーレ劇場
 




INDESENS!



INDE161
¥2600
フランスの女性作曲家のピアノ作品集
 エレーヌ・ド・モンジュルー:エチュード第111番 ト短調
 ルイーズ・ファランク:夜想曲 変ホ長調 Op.49
 セシル・シャミナード :3つの古風な舞曲 Op.95
 ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド:マズルカ ハ短調
 ジェルメーヌ・タイユフェール:即興曲 ホ長調
 リリー・ブーランジェ:3つの小品
 ベッツィ・ジョラス:タンゴ・シ、しおり(モーリス・ラヴェルへのオマージュ)
 エディット・ルジェ:3つのエッチング
 グラシアーヌ・フィンジ:追憶の舟歌
 エディト・カナート・ド・チジ:静寂への前奏曲
ソフィア・ヴァイヨン(ピアノ)

 ソフィア・ヴァイヨン、フランス女性作曲家作品集!

 ☆タイユフェールやブーランジェといった有名な女性作曲家から知らざる女性作曲家まで!
 ☆それぞれの作品の個性を引き出すソフィア・ヴァイヨン!

 タイユフェールやブーランジェといった有名な女性作曲家、エレーヌ・ド・モンジュルーやルイーズ・ファランクなど近年では知名度が向上してきた女性作曲家、そして一般にはまだまだ知られていない女性作曲家の作品を、一堂に集めた意欲的なプログラム。
 ある曲は軽快に、ある曲はヴィルトゥオーゾ的に、ある曲は表情豊かに、ある曲は詩的に。それぞれの作曲家の個性が際立つように、意図的に構成されたプログラムが聴き手を惹きこみます。
 パリ音楽院初の女性教授であったエレーヌ・ド・モンジュルーや、19世紀のパリ音楽院で長らく教壇に立ち、男女間における不当な給与格差を訴え続けたルイーズ・ファランク、パリ音楽院名誉教授にしてエコール・ノルマル音楽院でも教鞭をとるエディット・ルジェ、女性作曲家として初めてアカデミー・デ・ボザールの会員に選出されたエディト・カナート・ド・チジなど、アカデミーとのかかわりが深い人物が多いのも興味深いポイントです。

 ※録音:2021年2月、モリエール・ホール(フランス、リヨン)
 




LAWO



LWC1242
¥2600
ラウドマウス・ビューティー ~
 バストロンボーンのための演奏会用小品集

  1. ベンテ・ライクネス・トーシェン(b.1980):
    ラッシュ・ダークネス - グレアリング・ライト
  2-4. エルンスト・ザクセ(1810-1849):トロンボーン協奏曲ヘ長調
  5. アンリ・トマジ(1901-1971):生きるべきか死ぬべきか
  6-8. トシュタイン・オーゴール=ニルセン(b.1964):エルダの娘たち
  9. ヤン・サンドストレム(b.1954):ロッタへ捧ぐ歌
  10. チャールズ・スモール(1927-2017):カンバセーション
  11. アレクセイ・レベデフ(1924-1993):バストロンボーン協奏曲第1番
クレア・ファー(バストロンボーン)
スヴェッレ・リーセ(トロンボーン/tr.7)
ペッテル・ヴィンルート(トロンボーン/tr.10)
シセル・ヴァルスタ(ハープ/tr.9)
インゲル=リーセ・ウルスルード(オルガン/tr.2-4)
シーグスタイン・フォルゲルー(ピアノ/tr.11)
ノルウェー・トロンボーン・アンサンブル(tr.5)

  ノルウェー放送管バストロンボーン奏者が奏でる魅惑のコンサート・ピース!

 ☆ノルウェー放送管バストロンボーン奏者、クレア・ファー!
 ☆トロンボーン、オルガン、ハープ、ピアノなど、様々な編成で奏でるバストロンボーンのためのコンサート・ピース!

 ノルウェー放送管弦楽団バストロンボーン奏者、クレア・ファーによる魅惑のリサイタル・プログラム。
 クレア・ファーは、ノルウェー国立音楽大学を卒業後、フリーランスの音楽家として、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ノールショピング交響楽団を長期にわたり歴任し、ノルウェーやヨーロッパの多くのオーケストラ、アンサンブルと共演。2013年からは、現在のノルウェー放送管弦楽団バストロンボーン奏者のポジションに就いています。

 本アルバムでは、トロンボーン4大協奏曲のひとつに数えられるザクセの協奏曲から、柔らかく、愛情に満ちたメロディが描かれたサンドストレムの 《ロッタへ捧ぐ歌》、シェイクスピアのハムレットの独白からインスピレーションを得て作曲された、トマジの 《生きるべきか死ぬべきか》(トロンボーン四重奏ではあるが、バストロンボーンがソロ(生死の質問に答える)という役割を持つ珍しい作品)、このレコーディングのために委嘱されたノルウェーの現代作曲家、ベンテ・ライクネス・トーシェンの新作まで、様々な編成で奏でるバストロンボーンのための作品を集約。
 力強くも時には繊細なメロディ、色彩感と柔軟性に富んだ音色で、オーケストラを支える低音楽器とはまた一味違った、バストロンボーンのソロ楽器としての魅力を引き出しています。

 ※録音:2021年5月28日、8月30日&9月6日、NRKラジオ・コンサート・ホール(オスロ、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz

 
 




PRIMA CLASSIC



PRIMA014
¥2600
ヴォヤージュ ~
 フランス語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語によるフランス歌曲集

  デュパルク:旅へのいざない/
  シャミナード:スラヴの歌/
  マリー・ジャエル:夢/
  ラヴェル:魔法の笛/
  サン=サーンス:東洋の憧れ/
  ヴィドール:インドの歌/
  フォーレ:イスファハンのバラ/
  グノー:なぜ泣いているの?/
  サン=サーンス:子を抱く聖母、テブロ川のほとりで/
  グノー:ああ, 彼女は言う!/
  ポーリーヌ・ヴィアルド:恋人/
  ジャエル:あなた、嵐、小鳥、永遠の愛、頬は青白い/
  ヴィアルド:
   コガラ、柳、セレナード、花、囁き, 内気な呼吸‛&、祈り
マリナ・レべカ(ソプラノ)
マチュー・ポルドワ(ピアノ)

 マリナ・レベカ新録音!様々な言語で歌うフランス歌曲集!

 ☆ラトビアの歌姫、マリナ・レベカのファースト・ピアノ・リサイタル・アルバム!
 ☆フランス語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語で歌う、ベル・エポックのフランス歌曲集!
 ☆マリー・ジャエル、ポーリーヌ・ヴィアルドなど、女性作曲家のまとまった作品もポイントです!

 自身が創設したレーベル「Prima Classic」からリリースする、ラトビアの歌姫マリナ・レベカの新録音。
 これまでのアルバムはオーケストラ伴奏によるアリアや歌曲集だったため、初のピアノ伴奏によるリサイタル・アルバムとなる今作は、フランスの女性と男性の作曲家がフランス語と外国語(イタリア語、ドイツ語、ロシア語)のテキストに作曲した歌曲を集めた、極めて意欲的な好企画です。

 このリサイタルに収録されている旋律のほとんどは、1860年から1890年の間、ベル・エポックと第二次産業革命の入口の時期に作曲されたもの。
 デュパルク、ラヴェル、サン=サーンス、ヴィドール、フォーレ、グノーら偉大な作曲家たち、そしてセシル・シャミナード、マリー・ジャエル、ポーリーヌ・ヴィアルドといった才能ある女性作曲家たちの作品をまとめて収録している点も大きなポイント。
 マリナ・レベカと、フランスのコラボレイティヴ・ピアニスト、マチュー・ポルドワは、これらの多彩なレパートリーをカラフルな音楽で表現し、19世紀の素晴しき音楽の旅(Voyage)へと誘います。

 マリナ・レベカ(マリーナ・レベカ)はラトビアのリガ生まれ。ラトビアで音楽を学んだあとローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業。
 ザルツブルクの国際サマー・アカデミーとペーザロのロッシーニ・アカデミーでも研鑽を積み、ヴェルディとロッシーニ、モーツァルトの第一人者として世界で高い評判を得、2017/18シーズンでは、ミュンヘン放送管弦楽団の最初のアーティスト・イン・レジデンスに選ばれています。
 また、これまでにロイヤル・オペラ・ハウス、MET、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座等、世界の主要なオペラ・ハウスで「椿姫」のタイトルロールを務め、名実ともに「現代最高のヴィオレッタの一人」として認められ、2019年11月に行われたトリエステ・ヴェルディ歌劇場の来日公演「椿姫」でも素晴らしいヴィオレッタを演じ大きな反響を呼びました。

  2016年にラトビア共和国の最高賞である三ツ星勲章を授与され、2020年には「ICMA(国際クラシック音楽賞)」の「アーティスト・オヴ・ザ・イヤー」とラトビア文化省賞を受賞。
 2021年、最初の「トティ・ダル・モンテ生涯功労賞」に選ばれ、2022年の「ICMA」では、マリナ・レベカも参加した「ベッリーニ:歌劇 《海賊》」のアルバム(PRIMA010)が「年間最優秀オペラ録音賞」に選出されています。

 ※録音:2021年5月、ラトビア放送スタジオ(リガ)
 




QUARTZ



QTZ2146
¥2600
リマ・スシャンスカヤ指揮のブラ2!
 ブラームス:
  悲劇的序曲 Op.81
  ハイドンの主題による変奏曲 Op.56
  交響曲第2番ニ長調 Op.73
リマ・スシャンスカヤ(指揮)
ロンドン・ナショナル交響楽団

 "オイストラフの最後の弟子"としてその精神を受け継ぐ演奏で世界中の聴衆を魅了し、ワシントン・ポスト紙にも「今日生きている最も偉大なヴァイオリニストの一人」と絶賛された名ヴァイオリニスト、リマ・スシャンスカヤ。
 近年はヴァイオリニストとしての活動と並行して指揮者としても類稀なる才能を発揮しており、既にヨーロッパの主要なコンサートホールやアジアなどで指揮台に立ち、その評価をますます高めています。
 彼女はベートーヴェンの「第九」やラフマニノフの交響曲第2番、モーツァルトのレクイエムにオルフのカルミナ・ブラーナなど管弦楽における重要な大作を主なレパートリーに据えており、このアルバムでもこれまでいくつかの録音で共演しているロンドン・ナショナル交響楽団を率いてブラームスの3つの名曲に挑んでいます。

 ※録音:2021年5月1日-2日
 



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SIGNUM



PSIGCD717
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
グレイス・デイヴィッドソン
ビンゲン:単旋聖歌集

 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):
  鳩がじっと見つめた/
  ようこそ、気高き家の少女よ/おお聖霊の火よ/
  おおエルサレム、黄金の都市よ/
  おおユーカリウスよ、あなたは喜びに満ちた道を歩いた/
  おおどこまでも深い緑色の枝が/
  おお真の都市の聖職者が/おおエクレシアよ/
  おお枝を束ねた杖と王冠よ
グレイス・デイヴィッドソン(ソプラノ)
SIGCD717
¥2500→\2290

 グレイス・デイヴィッドソンが歌う、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン!

 ☆中世ヨーロッパの才女、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンをソプラノ独唱で歌うという意欲的なアルバム!
 ☆中世、バロックのスペシャリスト、グレイス・デイヴィッドソン!

 ジョン・エリオット・ガーディナー、ポール・マクリーシュ、フィリップ・ヘレヴェッヘ、ハリー・クリストファーズ、ピーター・フィリップスら古楽界の巨匠と共演してきた英国を代表する古楽系ソプラノ、グレイス・デイヴィッドソン。デイヴィッド・ミラーとの共演で歌う、ジョン・ダウランドの歌曲集(SIGCD553)に続くSignum Classicsのソロ・レコーディング第3弾!ヒルデガルト・フォン・ビンゲンによる聖歌をソロで歌うという珍しいプログラムです。

 ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、非常に熟練した作曲家であり、科学者、外交官、詩人、そして女子修道院長と多方面で活躍し、中世ヨーロッパを代表する才女でした。
 彼女の音楽はグレゴリオ聖歌から由来しており、広い声域が求められ訓練された歌手たちによって歌われてきました。
 その歌詞も美しい旋律に適した内容で作品の全体的な構成力の高さが窺えます。
 
 それらの作品を中世、バロックのスペシャリストであるソプラノ、グレイス・デイヴィッドソンが透明感のある歌声で美しく歌い上げます。

 ※録音:2021年3月10日-11日、アーティストの家



 


SIGCD719
¥2500
王冠 ~ セネジーノのための英雄的アリア集
 ジョヴァンニ・アントニオ・ジャイ(1690-1764):
  歌劇《エウメーネ》より「侮辱されたと思うなら、覚えておけ」
 アッティリオ・アリオスティ(1666-1729):
  歌劇《ヴェスパシアーノ》より
   「ああ! 私はおまえ〔=自由〕を失ってしまった」
 ジュゼッペ・マリア・オルランディーニ(1676-1760):
  歌劇《オリンピアーデ》より「もしも彼女が探し、こう尋ねたなら」
 アリオスティ:歌劇《コリオラーノ》より「死者たちの行進」(器楽)
 オルランディーニ:歌劇《アデライーデ》より
  「アデライーデ、私はあなたの許にまいります」、
  「私はいっそうの喜びと美を見るでしょう」
 ジョヴァンニ・アルベルト・リストーリ(1692-1753):
  歌劇《シリアのアドリアーノ》より
   「臣下として、そして恋人として」、「私は不運だ」
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ(1670-1747):
  歌劇 《グリゼルダ》より「甘美な夢を」
 ジャイ:歌劇《エウメーネ》より
  「そう、あなたはついに見つけた」、「暗い森の恐怖の中で」
 オルランディーニ:歌劇《アデライーデ》より
  「とても大切なふたりの人質が」、「巡礼者よ、絶望するな」
 ジェミニアーノ・ジャコメッリ(1692-1740):
  歌劇《デメトリオ》より「私は涙を抑えることができない」
 ボノンチーニ:歌劇 《グリゼルダ》より「喜びとほほえみを」
 オルランディーニ:
  歌劇《アデライーデ》よりメヌエット(シンフォニア)(器楽)
 アリオスティ:歌劇《コリオラーノ》より
  「幸運の愛の星が見守っていることを私は知っている」
 アントニオ・ロッティ(1667-1740):歌劇《アスカニオ》より
  「わが胸の魂は愛を心から喜ぶことができない」
ランドール・スコッティング(カウンターテナー)
ローレンス・カミングス(指揮)
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団

 圧倒的なスケールを誇るカウンターテナー、ランドール・スコッティングがデビュー!

 ☆18世紀の伝説的なカストラート、セネジーノのための作品が現代に蘇る!
 ☆主要な歌劇場への衝撃的なデビューが続く今注目のカウンターテナー、ランドール・スコッティング!

 そのスタイリッシュで美しい歌声、そしてカリスマ的なステージでの存在感で活躍の場を拡げ、ロイヤル・オペラ・ハウスやメトロポリタン歌劇場、そしてバイエルン国立歌劇場にも出演している大注目のカウンターテナー、ランドール・スコッティングのSignum Recordsへのデビュー・アルバムが登場。
 オーケストラには、ヘンデルのスペシャリストで知られるローレンス・カミングスが率いる、エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団を迎えました。

 18世紀ロンドンで活躍しヘンデルの多くの作品で主役を務めた有名なカストラート歌手、セネジーノ(フランチェスコ・ベルナルディ)のために書かれた作品の数々を収録。
 今日ではほとんど演奏されていない作品ばかりですが、その洗練された作品は当時の作曲家たちの音楽的才能の高さを示しています。
 またそれらの作品を知ることにより、セネジーノがいかに優れた技術を持った歌手であったかを知ることが出来ます。
 7年間に渡ってそれらの作品を研究してきた成果がこのアルバムには集約されており、ランドール・スコッティングの説得力を持った圧倒的な歌唱が作品の素晴らしさを伝えてくれます。

 ※録音:2021年10月5日-8日、セント・オーガスティン教会、キルバーン(イギリス)
 




TACTUS


TC950007
¥2600
パスコーリ、カルドゥッチ、パンツィーニ、
 モレッティの詩による抒情的な室内歌曲集

  ロベルト・ベルゼーロ(b.1956):
   Vignetta、Rinunzia、Tutto ritornera
  クラウディオ・フェラーラ(b.1990):Passa la nave mia
  ハインリヒ・ウンテルホーファー(b.1958):
   Passa la nave mia
  ジョルジョ・バロッツィ(b.1989):Polvere
  アンジェロ・パルミザーノ(b.1988):E mi rispoglio
  フィリッポ=マリア・マジ(b.1980):Poesia、Disperata
  レオンカヴァッロ:Sussurrano le mille aure del bosco
  マスカーニ:Sera d'ottobre
  シルヴィア・バローニ・パゾリーニ(1852-1920):
   Passa la nave mia
  ニッキー・ピピタ(b.1987):
   Il Tuono、L'Assenza、La civetta
  クリスティアン・パテルニーティ(b.1990):
   Nella notte nera come il nulla
  フランチェスコ・ヴィトゥッチ(b.1991):Stella
モニカ・ボスケッティ(ソプラノ)、
オマル・モンタナーリ(バリトン)
アンドレア・ジン・チェン(バリトン)
ピア・ツァンカ(ピアノ)
ジャコモ・カルネヴァーリ(ピアノ)

 ロマーニャ地方に生まれ、その地に魅せられた詩人たちの詩からインスピレーションを得て生み出された抒情的な室内歌曲集。
 2021年に教育に熱心で革新的な団体「n.o.t.a.Music」の主催によって、ロマーニャ地方の詩人や作家のテキストによる国際室内楽作曲コンクールが誕生し、本アルバムにはそのコンクールから選ばれた作品が多数収録されています。

 ※録音:2021年9月、リミニ(エミリア=ロマーニャ州、イタリア)
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


HAENSSLER



HC 22051
(4CD)
¥4800
ドヴォルザーク、ペンデレツキ、シューベルト他の
 「スターバト・マーテル」を集めたお買い得4枚組

  CD1&CD2
   (1)ドヴォルザーク:スターバト・マーテルOp.58
  CD2
   (2)ペンデレツキ:スターバト・マーテル
  CD3
   (3)シューベルト:スターバト・マーテル ヘ短調 D.383
   (4)ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル ヘ短調 RV.621
  CD4(ボーナスCD)
   (5)ペルゴレージ:スターバト・マーテル
(1)マリーナ・シャグチ(ソプラノ)、
 インゲボルク・ダンツ(アルト)、
 ジェイムズ・テイラー(テノール)、
 トーマス・クヴァストホフ(バス)
 ヘルムート・リリング(指揮)、
 オレゴン・バッハ祝祭室内合唱団、
 オレゴン・バッハ祝祭室内管弦楽団
(2)クシシトフ・ペンデレツキ(指揮)、
 バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送管弦楽団
(3)マルゴ・ギョーム(ソプラノ)、
 マルギット・コベック(アルト)、
 ヨハネス・フェーヤーベント(テノール)、
 エヴァルト・カルデヴィーアー(バス)、
 ギュンター・ヴァント(指揮)、
 ケルン放送交響楽団(ケルンWDR交響楽団)、
  同合唱団
(4)イングリッド・ハーバーマン(ソプラノ)、
 マルタ・ベニャチコヴァー(メゾ・ソプラノ)、
 クルト・アツェスベルガー(テノール)、
 ペーテル・ミクラーシュ(バス)、
 ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ、
 プラハ室内合唱団、
 マルティン・ジークハルト(指揮)
(5)テレサ・シュティッヒ=ランダル(ソプラノ)、
 エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、
 マリオ・ロッシ(指揮)、
 ウィーン・アカデミー合唱団、
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 ドヴォルザーク、ペンデレツキ、シューベルト、ヴィヴァルディ、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」を集めたお買い得4枚組の登場!

 録音:(1)1995年7月8-11日/ハルト舞台芸術センター、(2)2001年4月13日/イエスの御心教会、(3)1953年10月17日/ケルン・ギュルツェニヒ(モノラル)、(4)1995年/プラハ、(5)1960年/ウィーン
 CD1 47'58、CD2 42'32、CD3 62'29、CD4 44'42

 13世紀のフランシスコ会を起源にもつカトリック教会の聖歌の1つ、スターバト・マーテル。
 「悲しみに沈める御母はたたずみ給えり」の意で通称「悲しみの聖母」として親しまれています。
 ローマ典礼においては続唱にも賛歌にも用いられる詩ですが、クラシックの歴史上この詩を用いた作品は数多く存在します。

 当アルバムはドヴォルザーク、ペンデレツキ、シューベルト、ヴィヴァルディ、ペルゴレージの作品を集めた4枚組。
 作曲家の個性の違いはもちろんこと、各録音が水準の高い演奏であることも嬉しい限りです。



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PROFIL



PH 19017
(6CD)
¥4500→\4090
若き日のグルダ     フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
 Disc1 74'15"
  モーツァルト:
   (1)ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503
   (2)ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」
   (3)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576
     アンソニー・コリンズ(指揮)ロンドン新交響楽団(1)(2)
     録音:1955年9月21日(1)(2)、1948年12月(3)/ロンドン
 Disc2 75'59"
  ベートーヴェン:
   (1)ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
   (2)ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10の3
   (3)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
   (4)ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49 の1
     録音:1955年9月(1)(2)、1957年9/10月(3)、1954年2月15-16日(4)/ロンドン
 Disc3 67'00"
  (1)リヒャルト・シュトラウス:
   単調さOp.69の3/囁け、愛らしいミルテよOp.68の3/星Op.69 の1/悪天候Op.69の5/
   花束を編みたかったOp.68の2/あなたの歌が私の心に響く時Op.68の4/
   懐かしい面影Op.48の1/ときめく心Op.29の2/帰郷Op.15の5/解き放たれてOp.39の4/
   夜Op.10の3/ふたりの秘密をなぜ隠すのかOp.19の4/わが子にOp.37の3
  (2)同:ブルレスケ
  (3)ウェーバー:ピアノ小協奏曲Op.79
    ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)(1)、アンソニー・コリンズ(指揮)ロンドン交響楽団(2)、
    フォルクマール・アンドレーエ(指揮)ウィーン・フィル(3)
    録音:1956年9月6-9日(1)、10-11日(3)/ウィーン、1954年9月15-16日/ロンドン(2)
 Disc4 66'19"
  ショパン:
   (1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(バラキレフ編)/
   (2)バラード第1番ト短調Op.23/(3)バラード第2番ヘ長調Op.38/
   (4)バラード第3番変イ長調Op.47/(5)バラード第4番ヘ短調Op.52
     サー・エードリアン・ボールト(指揮)ロンドン・フィル(1)
     録音:1954年2月18-19日(1)、1954年9月9-10日(2)-(4)/ロンドン
 Disc5 72'25"
  ドビュッシー:
   (1)前奏曲集第1巻(全曲)/(2)前奏曲集第2巻(全曲)
     録音:1955年6月1-3日/ウィーン
 Disc6 76'19"
  (1)ドビュッシー:ベルガマスク組曲/(2)ピアノのために/(3)同:喜びの島/
  (4)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ/(5)同:夜のガスパール/(6)同:ソナチネ
    録音:1953年2月(1)(5)、1957年9月30日-10月5日(2)(3)(4)(6)/ロンドン

 歿して20年以上経ちながら人気の衰えることのないフリードリヒ・グルダ。彼の20代の録音が集められた好企画の登場です。
 モーツァルトの「ピアノ・ソナタ第17番」のみ18歳の時のもので、はじけるような魅力に満ちています。

 得意のモーツァルトやベートーヴェンのみならず、リヒャルト・シュトラウスの「ブルレスケ」やウェーバーの小協奏曲も大歓迎。
 またショパンのピアノ協奏曲第1番はロシア五人組のバラキレフがオーケストレーションを直したもので、ラフマニノフのような響きになっていて興味津々。
 グルダの即興的な感覚あふれるピアニズムは魅力。またラヴェルの「夜のガスパール」ではジャズのような感覚を聴かせてくれます。

 これだけ収録されてお手頃価格。
 ピアノ好き必携のアルバムです。


<メジャー・レーベル>

DG



4540390
\2300
《ヤーノシュカ・アンサンブル~The Big B’s》
 1-3) J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043、
 4) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13『悲愴』より第2楽章、
 5) ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調、
 6) フランティシェク・ヤーノシュカ:Souvenir pour Elise(ベートーヴェン:『エリーゼのために』による)、
 7) ローマン・ヤーノシュカ:?Buenos dias, Marco!、
 8-13) バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(ヤーノシュカ・スタイル)
  (第1曲:棒踊り/第2曲:帯踊り/第3曲:踏み踊り/
   第4曲:角笛の踊り/第5曲:ルーマニア風ポルカ/第6曲:速い踊り)、
 14) フランティシェク・ヤーノシュカ:Bellissima Naomi!、
 15) デイヴ・ブルーベック:トルコ風ブルー・ロンド、
 16) オンドレイ・ヤノーシュカ:Bagatelle pour Va-Le、
 17) バーンスタイン:『キャンディード』序曲、
 18) フランティシェク・ヤーノシュカ:9 Symphonies in 9 Minutes
  (ベートーヴェン:第九によるパラフレーズ)
ヤーノシュカ・アンサンブル
 (オンドレイ・ヤノーシュカ、
  ローマン・ヤノーシュカ[ヴァイオリン]、
  フランティシェク・ヤノーシュカ[ピアノ]、
  ユリウス・ダルファス[コントラバス])

 「B」の作曲家に焦点を当てたアイデアあふれるアルバム

 ヤーノシュカ・アンサンブルは多方面にわたる幅広いレパートリーで、官能と洗練、軽快さと正確さを親しみやすく組み合わせた特別な音を聴衆に提供しています。

 3作目のアルバムの基本となるアイデアを探していた時、彼らは自分たちの強みである即興から始めてみることにしました。
 そしてクラシック音楽の偉大な即興演奏家について考えた時に、バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの名を思いつきました。
 このリリースの中心となるのはこの3人の作曲家、さらに現代作曲家であるバーンスタイン、バルトーク、ブルーベック…、「B」で始まる作曲家たちです。
  
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3565344
\2300→\2090
ウィーン・フィルとベルリン・フィルの
 仲間7人によるエンターテインメント、第3弾

《フィルハーモニクス~ウィーン・ベルリン・ミュージック・クラブ VOL.3》

 1) Requiem for Falco
  (ヨハン・ヘルツェル、フェルディナンド・ボランド、ロバート、ボランド)、
 2) ?ute Dunje(ボスニア/ブルガリア伝承曲)、
 3) ユーモレスク(ドヴォルザーク)、
 4) サロメの踊り(R.シュトラウス)、
 5) ワルチング・マチルダ(オーストラリア伝承曲)、
 6) Mad Mule(伝承曲)、
 7) コル・ニドライ(ブルッフ)、
 8) Odessa Bulgar(伝承曲)、
 9) フーガ ハ長調(ショスタコーヴィチ)、
 10) Heartless(マーカス・デイヴィー)、
 11) バラ色の人生(ルイ・グリエルミ)、
 12) ルートヴィヒの悪夢(セバスティアン・ギュルトラー)、
 13) 愛のファンタジー(映画『ラ・ブーム』より)(ウラジミール・コスマ)
フィルハーモニクス
 (ノア・ベンディックス=バルグリー、
  セバスティアン・ギュルトラー[ヴァイオリン]、
  ティロ・フェヒナー[ヴィオラ]、
  シュテファン・コンツ[チェロ]、
  エーデン・ラーツ[コントラバス]、
  ダニエル・オッテンザマー[クラリネット]、
  クリストフ・トラクスラー[ピアノ])

 
 このユニークなアンサンブル、フィルハーモニクスは3人のウィーン・フィルハーモニーのメンバー、2人のベルリン・フィルハーモニーのソリスト、最も多才なオーストリアのピアニスト、即興の得意な歌うヴァイオリニストの7人です。
 彼らがクラシック、ジャズ、クレズマー、ラテン、ポップ・ミュージックから作った、気分良く酔わせてくれるカクテルを届けてくれます。

 フィルハーモニクスの3作目のアルバムは、このアンサンブルの音色の幅広さを表しています。13曲の新しい作曲・編曲、クラシック、スウィング、フォーク音楽からポップまで、すべての音楽ジャンルを網羅しています。

 悲劇的な死を遂げたオーストリアのポップ・レジェンドに捧げられた曲『Requiem for Falco』、R.シュトラウスの『サロメの踊り』の素晴らしい編曲などをメインに、伝統民謡の綿密な探求、クレズマー音楽、コサックの合唱、オーストラリアの悲しみ、フランス風生き方、バラライカなど、どれもフィルハーモニクスにぴったりの曲ばかりです。
 





<映像>


ACCENTUS MUSIC(映像)


ACC 10550BD
(Blu-ray)
¥5400
ドキュメンタリー「メタノイア」
 1. パリ、ラ・セーヌ・ミュージカル
  プッチーニ:4声のミサ曲(ミサ・ディ・グローリア )
 2.アントニオ・パッパーノとの談話(I)
 3.ライプツィヒ、画家のアトリエにて
 4.フィレンツェ
 5.ブランカッチ礼拝堂~マイケル・トリーゲルとの談話
 6.ペルト:In Spe
 7.アントニオ・パッパーノとの談話(II)
 8.ミラノ
 9. サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会~
  マイケル・トリーゲルとの談話
 10.サッビオネータ
 11.アンティーカ劇場
 12.ヴァレリオ・ロンゴとの談話
 13.マラ・ドブレスコとの談話
 14.ボロディン/ヴァンサン・ポーレ編:だったん人の踊り
 15.ローマ
 16.ヴィラ・メディチ~アルベルト・カヴァリとの談話
 17.サンタンドレア・アル・クイリナーレ教会
 18.アレッサンドロ・マナレージ 神父との談話
 19.J.S. バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
   第1番ロ短調BWV1002より「サラバンド」
 20.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第4 番より「前奏曲」
 21.トスカーナ、カステッロ・ディ・
  カスタニェート・カルドゥッチ
 22.アントニオ・パッパーノとの談話(III)
 23.マノン・ガリーとニコラ・デュポンとの談話
 24. パリ、ラ・セーヌ・ミュージカル
  モリコーネ:ミッション
 25.クレジット
シモーネ・メネセス(指揮)
K(室内楽アンサンブル)
セクエンツィア9.3
ACC 20550DVD
(DVD)
¥3200

 ブラジルの新鋭シモーネ・メネセス率いる注目アンサンブル「K」によるドキュメンタリー「メタノイア」。
 イタリアを旅しながら偉大な芸術家たちの足跡をたどるドキュメンタリー映像

 監督:ポール・スマチヌィ
 (Blu-ray)画面:16:9,Full HD、音声:PCM ステレオ、DTS、HS MA5.1、リージョン:All、BD25、字幕:伊仏英独韓、81'14
 (DVD)画面:16: 9, NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、リージョン:All、DVD9、字幕:伊仏英独韓、81'14

 ブラジル出身の注目の指揮者シモーネ・メネゼス。彼女が2020年に結成したアンサンブル「K」と声楽アンサンブル「セクエンツァ9.3」とともに、イタリアを旅しながら偉大な芸術家たちの足跡をたどるドキュメンタリー映像。

 冒頭はパリの「ラ・セーヌ・ミュージカル」からスタート。セーヌ川の中洲であるセガン島に2017年にオープンした大規模な音楽複合施設で、世界的に活躍する日本人建築家、坂茂氏が設計を手掛けています。
 そして現代を代表する名指揮者、アントニオ・パッパーノとの談話を挟み舞台はイタリアへ。
 ルネサンス期のフレスコ画『貢の銭』のあるフィレンツェのブランカッチ礼拝堂、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会などをまわります。
 
 タイトルの「メタノイア」とは、古代ギリシア語で思考を超えて視野を広げ見方を変えることを意味しており、このイタリア音楽旅行で行われる音楽家、画家たちとの対話を通し、歴史的偉人たちがどのように創造していったのかを明らかにしていきます。

 
 
















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