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≪第116号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2022/7/19~



7/22(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HARMONIAMUNDI



HMX 2904032
(8CD+
1DVD(NTSC))
¥6000→\5590

ファウストがこれまで収録してきたバッハがボックスで登場
ライヴ映像DVDつき
イザベル・ファウスト・プレイズ・バッハ


 [CD1]
  ・ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV 1052R
  ・カンタータ第174番
   「われいと高き者を心を尽して愛しまつる」
    BWV 174よりシンフォニア
     (hrn2, ob2, オーボエ・ダ・カッチャ,
      vn3, vla3, vc3, 通奏低音)
  ・ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV 1042
  ・カンタータ第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV 21より
   シンフォニア(ob, 弦, 通奏低音)
  ・トリオ・ソナタ ハ長調 BWV 529(vn2と通奏低音)
  ・オーボエ、ヴァイオリン、
   弦と通奏低音のための協奏曲 ハ短調 BWV 1060R
 [CD2]
  ・管弦楽組曲第2番 BWV 1067~
   ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音の編成による
    (イ短調で演奏)
  ・トリオ・ソナタ ニ短調 BWV 527(ob, vn, 通奏低音)
  ・ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV 1056R
  ・カンタータ第182番
   「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV 182より
    第1曲 ソナタ(rec, vn, 弦と通奏低音)
  ・ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV 1041
  ・シンフォニア BWV 1045(vn;trp3, tim, ob2, 弦、通低)
  ・2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043
 [CD3] 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集
  ・パルティータ第2番 BWV 1004 ニ短調
  ・ソナタ第3番 BWV 1005 ハ長調
  ・パルティータ第3番 BWV 1006 ホ長調
 [CD4] 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集
  ・ソナタ 第1番 ト短調 BWV 1001
  ・パルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002
  ・ソナタ 第2番 イ短調 BWV 1003
 [CD5]
  J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
   (オブリガート・チェンバロと
    ヴァイオリンのためのソナタ集)
     ・第1番 ロ短調 BWV 1014/・第2番 イ長調 BWV 1015/
     ・第3番 ホ長調 BWV 1016
 [CD6]
  J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
   (オブリガート・チェンバロと
    ヴァイオリンのためのソナタ集)
     ・第4番 ハ短調 BWV 1017/・第5番 ヘ短調 BWV 1018/
     ・第6番 ト長調 BWV 1019
 [CD7]
  ブランデンブルク協奏曲
   ・第1番 ヘ長調 BWV1046/・第2番 ヘ長調 BWV1047/
   ・第3番 ト長調 BWV1048
 [CD8]
  ブランデンブルク協奏曲
   ・第4番 ト長調 BWV1049/・第5番 ニ長調 BWV1050/
   ・第6番 変ロ長調 BWV1051
 [DVD]
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005、
  パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
[CD1-2]
 イザベル・ファウスト
  (ヴァイオリン/ヤコブ・シュタイナー)
 ベルンハルト・フォルク
  (ヴァイオリン/制作者不明(1725年))
 クセニア・レフラー
  (オーボエ、リコーダー)
 ヤン・フライハイト(チェロ)
 ラファエル・アルパーマン(チェンバロ)
 ベルリン古楽アカデミー
  (コンサートマスター:
   ベルンハルト・フォルク)
[CD3]
 イザベル・ファウスト
  (ヴァイオリン/
   1704年製ストラディヴァリウス
   「スリーピング・ビューティ」)
[CD4]
 イザベル・ファウスト
  (ヴァイオリン/
   1704年製ストラディヴァリウス
   「スリーピング・ビューティ」)
[CD5-6]
 イザベル・ファウスト
  (ヴァイオリン/
   ヤコブ・シュタイナー 1658年製)
 クリスティアン・ベザイデンホウト
  (チェンバロ/
   ジョン・フィリップス、
   バークレー 2008年製
    (ヨハン・ハインリヒ・グレープナー
     (ジ・エルダー)
   ドレスデン 1722年製モデル/
    トレヴァー・ピノックより貸与)
[CD7-8]ベルリン古楽アカデミー
 イザベル・ファウスト
  (ヴァイオリン/
   ヤコブス・シュタイナー(1658年製)/
   BWV1048、 1049)
 アントワン・タメスティ
  (ヴィオラ/
   1672年製ストラディヴァリウス
   「マーラー」/BWV 1048、1051)

 限定盤。イザベル・ファウストのバッハがボックスで登場!トーマス教会で、バッハのパルティータ2番とソナタ3番を演奏したライヴ映像DVDつき

 [CD1-2] 録音:2017年12月、2018年9月/テルデックス・スタジオ・ベルリン
 [CD3] 録音:2009年9月
 [CD4] 録音:2011年8,9月
 [CD5-6] 録音時期:2016年8月18-24日
 [DVD] 収録:トーマス教会(ライプツィヒ)/映像監督:ウテ・フォイデル、プロデューサー:ポール・スマチヌィ
 録音:2021年3,5月/DVD、57'56、音声:PCM 2.0 & 5.1、NTSC

 世界中の聴衆、そして音楽家たちをも魅了してやまないヴァイオリン奏者、イザベル・ファウスト。近年その芸術の深みと迫真性はますます際立っています。
 そんなファウストがこれまで収録してきたバッハが、ボックスで登場!
 大注目なのが、バッハの無伴奏パルティータ第2番とソナタ第3番を、ライプツィヒのトーマス教会で、J.S.バッハの墓前で演奏した映像も入っていること(DVD/ NTSC)(2020年4月5日収録)。
 今回がDVD 初登場の映像です(こちらの演奏会は、ライヴ配信され、期間限定でオンラインで視聴できたものですが、現在は見ることができません)。

 ~ファウストが内面で求めているものは、受け継がれている美というものの研究から得られるものだけでなく、生きること、いのちと真摯に向き合うことから生まれる真実である。(ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング紙)~

 過度に熱狂したり独走したりすることは決してなく、揺るがぬ確信をもって演奏しており、あらためてファウストの音楽にうたれる内容です。
 



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ARCANA



A533
(2CD)
¥4400→\4090
ジュリアーノ・カルミニョーラ
ヴァイオリンによる
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)/
  マルコ・セリーノ編曲:無伴奏チェロ組曲 ヴァイオリン版 (全曲)
   【DISC 1】
    1-6. 組曲 第1番 ニ長調 (原調:ト長調) BWV 1007
    7-12. 組曲 第2番 イ短調 (原調:ニ短調) BWV 1008
    13-18. 組曲 第3番 ト長調 (原調:ハ長調) BWV 1009
   【DISC 2】
    1-6. 組曲 第4番 変ロ長調 (原調:変ホ長調) BWV 1010
    7-12. 組曲 第5番 ト短調 (原調:ハ短調) BWV 1011
    13-18. 組曲 第6番 ニ長調 BWV 1012
ジュリアーノ・カルミニョーラ
 (ヴァイオリン/
  ヴェネツィアのピエトロ・グァルネリ
   1733年製作)
A=415 Hz
NYCX-10334
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4950

 録音: 2021年8月16-19日 ペーター・メイヤー・ホール、ロンゴモソ、レノン、イタリア
 ※国内仕様盤日本語解説...藤原一弘

 【快演!名手カルミニョーラによる無伴奏チェロ】
 ドイツ・グラモフォンに録音した「無伴奏ヴァイオリン」の名演から4年(録音時点では3年)、ジュリアーノ・カルミニョーラがもう一つの"無伴奏"、チェロ組曲をARCANAレーベルに全曲録音しました。
 編曲はイ・ムジチのメンバーとして活躍し、カルミニョーラとは20年にわたり共演を重ねてきた友人マルコ・セリーノによるもの。
 新型コロナ・ウイルスによる世界的パンデミックの直前にこの楽譜と出会ったカルミニョーラはその編曲に感銘を覚え、チェリストの友人マリオ・ブルネロの協力も得て、ロックダウンの中この作品に取り組んだということです。
 チェロとヴァイオリンの調弦は1オクターヴと5度違うため、この編曲でも基本的に5度上に移調されています。
 また第5番ではチェロと同様に第4弦を1音下げるスコルダトゥーラを採用。そして5弦のチェロ・ピッコロ(2~5弦の調弦はヴァイオリンの丁度1オクターヴ下)のために書かれたとされる第6番は原調にて臨んでおり、本来は低いC弦を使う箇所のみ、音楽の流れを崩さぬよう1オクターヴ上げて演奏されています。
 このためヴァイオリンでも軽やかな表情が可能となり、チェロのものとは大きく違うものの、ヴァイオリンならではの自在な表現で美しく歌われる無伴奏チェロ組曲が誕生しました。
 作品に命を吹き込む、カルミニョーラならではの活き活きとした表情が大きな魅力となっています。
 なお編曲者マルコ・セリーノは、「エンニオ・モリコーネ: シネマ組曲」(A495/NYCX-10268)にソリストとして参加しております。

 
 




CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS074
¥2800→\2590
マラン・マレ(1656-1728):
 『音階、およびその他の器楽曲集』(1723年パリ刊/全曲)

  1-15. 音階 ~小さなオペラの形式で
  16-22. マレ流儀のソナタ
  23. パリのサント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘
レ・タンブル(古楽器使用)
 川久保洋子(ヴァイオリン)
 ミリアム・リニョル
  (バス・ド・ヴィオール
   〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
 ジュリアン・ヴォルフス
  (クラヴサン〔チェンバロ〕)
NYCX-10335
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300


 録音: 2020年6月6-9日 ラ・サル・デザクト、コレージュ・ヴィクトル・ユーゴー、ブザンソン
 ※国内仕様盤解説日本語訳...白沢達生

 【ヴィオールの巨匠マレ晩年の異色曲集。フランス最前線発、生気あふれる洗練の極致!】
 フランス・バロックの巨匠たちの中でも指折りの存在、ヴィオールの名手にして王室のオペラ指揮者でもあったマラン・マレ。
 "天使のごとく弾く"と讃えられたその妙技は、若い頃から晩年まで折々に発表された5つのヴィオール曲集に確かな痕跡を認めることができます。
 その一方で彼は、1725年に最後のヴィオール曲集を発表して現場を退く2年前、「音階」「マレ流儀のソナタ」「パリのサント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘」という三つの充実作からなる室内楽曲集も発表しています。
 徹底してフランス流かつヴィオールという楽器にこだわった5つのヴィオール曲集に比して、これら3曲はヴィオールと通奏低音のほかヴァイオリンが加わるトリオのために書かれ、音楽自画像的な企図が窺える「マレ流儀のソナタ」など、"もう一つのマレの顔"を集大成したとも取れる内容。
 ドレミファソラシドの音階を辿った音型をベースに、各音にもとづく楽想が縦横無尽に展開される長大な「音階」はじめ3曲とも充実した難曲ですが、フランスを拠点に活動を続け近年Floraレーベルから名盤を連発してきたレ・タンブルの3名手にかかると実に精彩に富み、随所ではっとさせられる音の妙に興味が尽きず、先へ先へと聴き進めずにおれません。
 マレを主人公とした映画『めぐり逢う朝』でも使われていた「鐘」の起伏に富んだ展開も比類なく、演奏陣による各曲詳述(国内仕様盤は日本語訳付)も含め、この異形の曲集の新たな決定盤になりそうな1枚です。

  
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BERLIN CLASSICS



BC 0302793
(3CD)
¥3000→\2690
ETERNAオリジナル・アナログテープより新規復刻
 アーベントロート&ライプツィヒ放送響
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」、第5番、第9番

 Disc 1
  交響曲第4番変ホ長調 「ロマンティック」
    録音:1949年11月16日
 Disc 2
  交響曲第5番変ロ長調
    録音:1949年5月27日
 Disc 3
  交響曲第9番ニ短調
    録音:1951年10月29日   
ライプツィヒ放送交響楽団
ヘルマン・アーベントロート(指揮)

 本国のETERNAオリジナル・アナログテープより新規で復刻! 名マスタリング・エンジニアのクリストフ・スティッケル氏による、 過度なノイズリダクションなどをせず、アナログテープ本来の持っている情報を限りなく忠実に再現する、ETERNAピュア・アナログ・リマスタリング方式を採用。
 ブックレットに使用アナログ・マスターテープの写真掲載。
 



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DOREMI



DHR 8183
(2CD)
¥4400→\4090
レオン・フライシャーLIVE 第4集 レオン・フライシャー(ピアノ)
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
   ピエール・モントゥー(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック
   ライヴ録音:1944年11月4日/カーネギーホール
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503
   エルネスト・ブール(指揮)、南西ドイツ放送交響楽団
   放送用ライヴ録音:1960年3月19日
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
   ヘンリー・ソプキン(指揮)、アトランタ交響楽団
   ライヴ録音:1963年頃
 フランク:ピアノと管弦楽のための交響的変奏曲
   エンリケ・ホルダ(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
   録音:1955年2月6日
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19より 第1楽章
   フェレンツ・フリッチャイ(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
   録音:1953年11月29日

 フライシャーおどろきの貴重音源、第4集

 アメリカの名ピアニスト、レオン・フライシャー(1928-2020)の貴重ライヴ音源集。
 モントゥーとのブラームスは、若干16歳のときの演奏というから驚きです。
 




GRAND SLAM



GS 2274
¥2700
オイストラフとクレンペラー、2人の巨人が織りなすブラームス
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
オットー・クレンペラー(指揮)
フランス国立放送管弦楽団

 オイストラフとクレンペラー、2人の巨人が織りなすブラームス、目からウロコの音質で蘇る!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:1960年6月17-19日/パリ、サル・ワグラム/日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ(録音セッション)

 ■制作者より
 オイストラフとクレンペラー、この2 大巨匠が共演したブラームスのヴァイオリン協奏曲は、今もなお巨塔のようにそびえ立つ名演です。その演奏が信じがたいほどの広がりと、柔らかく暖かい雰囲気の音質で蘇りました。
 ステレオ初期で、ここまでの情報が入っていたとは、全くの驚きです。
 両者のただ一度の共演であり、かけがえのない演奏内容なので、この偉大な印象を大切にするために、あえて何も組み合わせませんでした。ご了承下さい。
 なお、オイストラフ、クレンペラー、フランス国立管弦楽団という共演が実現した背景については伝えられていませんが、わかりうる範囲で周辺事情を記しておきました。(平林 直哉)
 


<メジャー・レーベル>
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DG



4862388
\2300→\2090
まさに“スーパー・トリオ”
 ユジャ・ワン、アンドレアス・オッテンザマー、ゴーティエ・カピュソン
《ラフマニノフ&ブラームス:作品集》

 1-3) ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38、
 4-7) ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19、
 8-11) ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
ユジャ・ワン(ピアノ)、
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)、
アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)(8-11)

 クラシック界の“スーパー・トリオ”による息の合った室内楽録音

 クラシック界の“スーパー・トリオ”として評判の、ピアニストのユジャ・ワン、クラリネット奏者アンドレアス・オッテンザマー、チェリストのゴーティエ・カピュソンによるラフマニノフとブラームスの新録音。
 その演奏を聴くと、3人の中に天性の、ほとんどテレパシーのような音楽のコミュニケーションの絆が存在していることがわかります。
 アルバムは2021年、ドルトムントのコンツェルトハウスで録音されました。
 ラフマニノフが14歳年上ながら大親友だった卓越したチェリストに捧げたチェロ・ソナタ、ブラームスが20代の後半から3年かけて完成させたチェロ・ソナタ、そして1891年の夏、ブラームスの晩年に書かれたクラリネット三重奏曲が収録されています。
 この三重奏では年を重ねた作曲家が引退や死について思いを巡らせているメランコリックな雰囲気が感じられます。

 録音:2021年7月2日、ドルトムント、コンツェルトハウス
  
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4862457
(5CD)
\5100→\4790

国際モーツァルト財団公認、新録音
 ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団~モーツァルト:管楽作品全集

モーツァルト:
《CD 1》
 1-7) セレナード第10番変ロ長調K.361『グラン・パルティータ』、
 8-10) 五重奏曲変ホ長調K.452/
《CD 2》
 1-5) セレナード第11番変ホ長調K.375、
 6-9) セレナード第12番ハ短調K.388『ナハトムジーク』、
 10-14) ディヴェルティメント第3番変ホ長調K.166、
 15-19) ディヴェルティメント第4番変ロ長調K.186/
《CD 3》
 1-4) ディヴェルティメント第8番ヘ長調K.213、
 5-8) ディヴェルティメント第9番変ロ長調K.240、
 9-12) ディヴェルティメント第12番変ホ長調K.252、
 13-15) ディヴェルティメント第13番ヘ長調K.253、
 16-19) ディヴェルティメント第14番変ロ長調K.270、
 20) アダージョ ヘ長調K.440c、21) アダージョ ヘ長調K.580a、
 22) アレグロ・アッサイ変ロ長調K.440b、23) アダージョ変ロ長調K.411、24) アダージョ ヘ長調K.410/
《CD 4》
 3本のバセットホルンのためのディヴェルティメントK439bより
  1-5) 第1番ヘ長調、6-10) 第2番ヘ長調、11-15) 第3番ヘ長調、
  16-20) 第4番ヘ長調、21-25) 第5番ヘ長調/
《CD 5》
 12のホルン二重奏曲K.487より
  1) 第8番、2) 第2番、3) 第10番、4) 第4番、
 5-9) ディヴェルティメント変ホ長調K.196e、
 12のホルン二重奏曲K.487より10) 第1番、11) 第6番、12) 第7番、13) 第3番、
 14-18) ディヴェルティメント変ロ長調K.196f、
 12のホルン二重奏曲K.487より19) 第9番、20) 第5番、21) 第11番、22) 第12番、
 23-28) ディヴェルティメント ハ長調K.188
ハンスイェルク・アンゲラー(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム・管楽フィルハーモニー

 ザルツブルクを本拠地とする名門オーケストラによるモーツァルト演奏。CD5枚組

 モーツァルトの管弦楽曲全集(断片のみの作品も含む)の新録音がドイツ・グラモフォンより発売されます。国際モーツァルト財団公認のアルバムです。
 ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団は、世界的に有名な大学の卒業生や教師から創設されたアンサンブルにベルリン・フィル、ウィーン・フィルなどの主要なオーケストラからの音楽家、ソリスト、国際コンクールの優勝者たちも参加している楽団です。
 部分的に使われている古楽器のホルン、トランペット、ティンパニが現代音楽と調和した素晴らしい音を作り出しています。
 CD5枚組B0Xセット。44ページのブックレット付き。
  
 【録音】2017年、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール(CD 1, CD 5: 23-28)、モーツァルテウム大学コンサートホール(CD 2, CD 3: 20-24, CD 4, CD 5:1-9, 14-22)、2018年、モーツァルテウム大学コンサートホール(CD 5: 10-13)、2019年、ザルツブルク、オデイオン、ドロテア・ポルシェ・ザール(CD 3:1-19)
 





DECCA



4853192
\2300
《ルーシー・ホルシュ~Origins》
 1) パーカー:オーニソロジー、
 2) ピアソラ:リベルタンゴ、
 3) マックスウェル・デイヴィス:Farewell to Stromness、
 4) 伝承曲:Simple Gifts、
 5) ピアソラ:フーガと神秘、
 6-10) バルトーク:ルーマニア民俗舞曲Sz.68
  (第1曲:棒踊り/第2曲:帯踊り/第3曲:踏み踊り/
   第4曲:角笛の踊り/第5曲:ルーマニアのポルカ-第6曲:速い踊り)、
 11) ドビュッシー:シランクス(ソロ・リコーダーのための)、
 ストラヴィンスキー:
  12)『クラリネット・ソロのための3つの小品』より第1曲(ソロ・リコーダーのための)、
  13) ロシアの歌、
  14)『クラリネット・ソロのための3つの小品』より第3曲(ソロ・リコーダーのための)、
 15) ピアソラ:カフェ 1930、16) 伝承曲:Pa?ona Kolo、
 17) ユン・イサン:『Chinesische Bilder』より第3曲:The Actor with the Monkey(ソロ・リコーダーのための)、
 18) バルトーク:シク地方の3つのハンガリー民謡Sz.35a、
 19) 伝承曲:シー・ムーヴド・スルー・ザ・フェア(ソロ・リコーダーのための)、
 20) 伝承曲:ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)、
 ホルシュ/シソコ:
  21) Tilibo(セネガルの即興曲)*、22) Nyami(セネガルの即興曲)*、
 23) 伝承曲:El Diablo Suelto、
 24) アブレウ/パーカー:ティコ・ティコ

*世界初録音
ルーシー・ホルシュ(リコーダー)、
Fuse(1, 24)、
ルートヴィヒ管弦楽団(2-5, 13, 16, 20)、
カレル・クラーイェンホフ(バンドネオン)(2, 5)、
Dani Luca(ツィンバロム)(6-10, 18)、
ショーン・シベ(ギター)(15, 23)、
バオ・シソコ(コラ)(21, 22)

 世界中の音楽から今まで聴いたことのないリコーダー演奏を届けるニュー・アルバム

 オランダ、アムステルダム出身のルーシー・ホルシュは5歳からリコーダーを始め、多くのコンクールで優勝し、17歳でリコーダー奏者として初めてデッカと専属契約を結びました。
 アルバム『Origins』はルーシーが個人的に集め企画した、世界中の民俗文化にルーツを持つ音楽集です。
 リコーダーのために新たな編曲やトランスクリプションが行われています。
 チャーリー・パーカーからピアソラまで、今まで聴いたことのないリコーダーの魅力がお楽しみいただけます。

 「コンサートホールで耳にする音楽は、どれも民俗音楽のエッセンスがしみこんでいます。それがどこから来たものなのか、私たちは忘れてしまっているだけなのです」(ルーシー・ホルシュ)

 「恐ろしいほどのヴィルトゥオジティと非常に優れたテクニック」―『BBCミュージック・マガジン』

  録音:2022年2月28日-3月19日、オランダ、ヒルフェルスム
  
 


4853169
(CD)
\2300
《シェク・カネー=メイソン~Song》
 1) アイルランド民謡:ダウン州の輝ける星(シェク編)、
 2) ジョセフ・パリー:ミヴァンウィ(シェク編)、
 3) ナイジェル・ケネディ 他:ララバイ・フォー・カミラ(シェク&H.ベイカー編)、
 4) ヴィラ=ロボス:『ブラジル風バッハ』第1番より第2曲:前奏曲(S.パーキン編)、
 5) ベートーヴェン:モーツァルトの歌劇『魔笛』の
  「恋人か女房があればいいが」の主題による変奏曲Op.66、
 メンデルスゾーン:
  6) 『無言歌集』Op.62より第1曲、7) 無言歌Op.109、
 8) マスネ:エレジー(ソプラノ、チェロとピアノのための)、
 9) ストラヴィンスキー:ロシアの歌、
 10) J.S.バッハ:甘き死よ、来たれBWV478(シェク編)、
 11) メシアン:『世の終わりのための四重奏曲』より第5楽章:イエスの永遠性への賛歌、
 12) J.S.バッハ:コラール『来たれ、異教徒の救い主よ』BWV659(シェク編)、
 13) アーサー・ハミルトン:クライ・ミー・ア・リヴァー(シェク&H.ベイカー編)、
 14) フリードリヒ・ホレンダー:フォーリング・イン・ラヴ・アゲイン(S.パーキン編)、
 15-19) エドマンド・フィニス:プレリュードI-V、
 20) シェク&ザック・アビル:セイム・ボート、
 21) バート・バカラック:小さな願い(シェク編)
シェク・カネー=メイソン(チェロ)、
ハリー・ベイカー(3, 13)、
イサタ・カネー=メイソン(5-7, 9)、
ジェイムズ・ベイリュー(8, 11)(ピアノ)、
プメザ・マチキザ(ソプラノ)(8)、
ハンナ・ロバーツ(チェロ)(14)、
ザック・アビル(歌手)(20)
4852240
(2LP)
\5400

 ジャンルを超えた先にたどり着いたチェロの美しい歌声

 『Song』はイギリス出身のチェリスト、シェク・カネー=メイソンが、ジャンルの垣根を超えた“歌”をテーマに企画したアルバム。
 シンプルな民謡から、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ストラヴィンスキーなどのクラシック作品、ジャズの名曲、そして彼自身が作曲したオリジナルのポップソングを通して、チェロの美しい歌声に焦点が当てられています。
 多彩なスタイルを弾きこなすシェクのチェロの音色は、シェクが様々なジャンルからインスピレーションを得ている音楽家であることを物語っています。
 このアルバムでシェクはソロ演奏だけでなく、家族や友人たちとコラボレーションをしながら、コンポーザー/アレンジャーとしての姿もみせています。
 エラ・フィッツジェラルドが録音したことで有名な「Cry Me a River」(クライ・ミー・ア・リヴァー)では、友人のジャズ・ピアニスト、ハリー・ベイカーとの即興演奏を披露。
 また、親友のシンガーソングライター、ザック・エイブルと作曲したオリジナル・ポップソング「Same Boat」(セイム・ボート)も収録。
 中でもシェクのお気に入りは、3台のチェロのためにアレンジを手掛けたウェールズ民謡「Myfanwy」(ミヴァンウィ)。
 シェクはこの曲について「幼少期のほとんどをウェールズに住む祖母と一緒に過ごしたので、この曲は物心ついたときから知っている、思い出深い曲です。」とコメントしています。

 録音:2021年10月14日-2022年4月14日、ロンドン、Master Chord Studio
 
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《エドゥアルト・ファン・ベイヌム~デッカ&フィリップス録音全集》
4851387
(44CD)
\22000→\19990

 急逝したオランダの名指揮者の録音を集大成。CD44枚組BOXセット

 オランダの名指揮者エドゥアルト・ファン・ベイヌムがデッカとフィリップスに行った録音全集です。
 ベイヌムは暴君としてではなく“仲間の代表者”として楽団のメンバーとの関係を築き、その一人一人から可能性を引き出しました。
 1959年4月13日、リハーサル中の心臓発作で惜しくも58歳で亡くなりましたが、彼の死後、抜群の洞察力、音楽作りのセンスの良さなどその録音は改めて見直されました。
 これはベイヌムが首席指揮者を務めた2つのオーケストラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏を中心にデッカとフィリップスに行われた全録音です。
 「オランダ・デッカ」、テレフンケン、ドイツ・グラモフォンに行われた珍しいSP録音も初めてCD化されます(CD 41-42)。
 ベイヌムと仕事をした音楽家たちによる回顧録で綴る、ジョン・トランスキーのプロデュースによるオーディオ・ドキュメンタリーCD付き(CD 44)。
 CD44枚組BOXセット。オリジナル・ジャケット仕様。
  

《エドゥアルト・ファン・ベイヌム~デッカ&フィリップス録音全集》


《CD 1》
 J.S.バッハ:
  1-7) 管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066、8-14) 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067、
  15-19) 管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068、20-24) 管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1955年6月(1-14, 20-24、1956年4月(15-19)、アムステルダム/

《CD 2》
 1) クラーク:トランペット・ヴォランタリー、
 ヘンデル:2-5) 王宮の花火の音楽HWV351(H.ハーティ編)、6-11) 水上の音楽(H.ハーティ編)、
 J.C.バッハ:12-14) シンフォニア第2番変ロ長調Op.18 No.2、15-17) シンフォニア第4番ニ長調Op.18 No.4
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-5, 12-17)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(6-11)
  【録音】1952年5月(1-5)、1958年10月(12-17)、アムステルダム、1950年5月、ロンドン(6-11)/

《CD 3》
 1-19) ヘンデル:水上の音楽(クリュザンダー版)
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1958年7月、アムステルダム/

《CD 4》
 モーツァルト:
  1-3) フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299、4-7) 交響曲第29番イ長調K.201,8-11) 交響曲第33番変ロ長調K.319
 【演奏】フーベルト・バルワーザー(フルート)(1-3)、フィア・ベルクハウト(ハープ)(1-3)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1957年6月(1-3)、1956年5月(4-7)、1951年9月(8-11)、アムステルダム/

《CD 5》
 モーツァルト:1-4) 交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』、5-7) ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491、8-10) クラリネット協奏曲イ長調K.622
 【演奏】キャスリーン・ロング(ピアノ)(5-7)、Bram de Wilde(クラリネット)(8-10)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-4)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(5-10)
  【録音】1950年5月、ロンドン(1-4)、1948年9月(5-7)、1957年5月(8-10)、アムステルダム/

《CD 6》
 1-7) モーツァルト:セレナード第9番ニ長調K.320『ポストホルン』、
 8-17) レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガOp.132
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1956年5月(1-7)、1943年(8-17)、アムステルダム/

《CD 7》
 ハイドン:
  1-4) 交響曲第94番ト長調Hob.I:94『驚愕』、
  5-8) 交響曲第96番ニ長調Hob.I:96『奇蹟』、9-12) 交響曲第97番ハ長調Hob.I:97
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1951年9月(1-4)、1952年12月(5-8)、1953年5月(9-12)、アムステルダム/

《CD 8》
 ハイドン:
  1-4) 交響曲第96番ニ長調Hob.I:96『奇蹟』、5-8) 交響曲第100番ト長調Hob.I:100『軍隊』、
 9-16) ベートーヴェン:バレエ『プロメテウスの創造物』Op.43(抜粋)
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-4)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(5-16)
  【録音】1947年9月(1-4)、アムステルダム、1946年11月(5-8)、1952年3月(9-16)、ロンドン/
《CD 9》
 ベートーヴェン:
  1)『プロメテウスの創造物』序曲Op.43、2)『レオノーレ』序曲第1番Op.138、3)『レオノーレ』序曲第3番Op.72b、
 4)『フィデリオ』序曲Op.72c、5)『エグモント』序曲Op.84、6)『コリオラン』序曲Op.62、7)『献堂式』序曲Op.124
 【演奏】ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1946年11月(1)、1949年5月(2)、1952年2月(3-6)、1950年4月(7)、ロンドン/

《CD 10》
 ベートーヴェン:1-3) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61、4-7) 交響曲第2番ニ長調Op.36
 【演奏】アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)(1-3)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1957年6月(1-3)、1954年5月(4-7)、アムステルダム/

《CD 11》
 シューベルト:
  1-4) 交響曲第4番ハ短調D417『悲劇的』、5-8) 交響曲第5番変ロ長調D485、9-11) 劇音楽『ロザムンデ』D797
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1952年12月(1-4)、5月(9-11)、1946年9月(5-8)、アムステルダム/

《CD 12》
 シューベルト:
  1-4) 交響曲第3番ニ長調D200、5-8) 交響曲第6番ハ長調D589、9-10) 交響曲第8番ロ短調D759『未完成』
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1955年6月(1-4)、1957年5月(5-10)、アムステルダム/

《CD 13》
 メンデルスゾーン:
  1) 序曲『フィンガルの洞窟』、2-4) ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64、5-7) 付随音楽『夏の夜の夢』Op.61(抜粋)、
 8) ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第2番Op.72a、
 9) ロッシーニ:『絹のはしご』序曲
 【演奏】アルフレード・カンポリ(ヴァイオリン)(2-4)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-4)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(5-9)
  【録音】1949年2月(1)、1949年5月(2-4)、ロンドン、1946年9月(5-7)、3月(8)、1952年5月(9)、アムステルダム/

《CD 14》
 メンデルスゾーン:
  1)『夏の夜の夢』序曲Op.21、2-3) 劇音楽『夏の夜の夢』Op.61(抜粋)、4-7) 交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』、
 ロッシーニ:8)『泥棒かささぎ』序曲、9)『ウィリアム・テル』序曲、10)『セミラーミデ』序曲
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1952年5月(1-3, 8-10)、1955年6月(4-7)、アムステルダム/

《CD 15》
 ベルリオーズ:
  1-5) 幻想交響曲Op.14、6-8) 劇的物語『ファウストの劫罰』Op.24、
  9) トロイの行進曲(歌劇『トロイ人』より)、10) 序曲『ローマの謝肉祭』Op.9
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1946年9月(1-5, 9)、3月(6-8)、1956年9月(10)、アムステルダム/

《CD 16》
 ベルリオーズ:1-5) 幻想交響曲Op.14、6) 序曲『ローマの謝肉祭』Op.9、7-9) 劇的物語『ファウストの劫罰』Op.24、
 10-19) ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1951年9月(1-6)、1952年5月(7-9)、12月(10-19)、アムステルダム/

《CD 17》
 ブラームス:1-4) 交響曲第1番ハ短調Op.68、5-14) ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-4)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(5-14)
   【録音】1947年9月、アムステルダム(1-4)、1949年5月、ロンドン(5-14)/

《CD 18》
 ブラームス:1-4) 交響曲第1番ハ短調Op.68、5-8) 交響曲第3番ヘ長調Op.90
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-4)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(5-8)
   【録音】1951年9月、アムステルダム(1-4)、1946年3月、ロンドン(5-8)/

《CD 19》
 ブラームス:1-4) 交響曲第2番ニ長調Op.73、5-8) 交響曲第4番ホ短調Op.98
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1954年5月(1-4)、1958年5月(5-8)、アムステルダム/

《CD 20》
 ブラームス:1-4) 交響曲第1番ハ短調Op.68、5-8) 交響曲第3番ヘ長調Op.90
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1958年10月(1-4)、1956年9月(5-8)、アムステルダム/

《CD 21》
 ブラームス:
  1-3) ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15、4) 悲劇的序曲Op.81、5) 大学祝典序曲Op.80、6) アルト・ラプソディOp.53
  【演奏】クリフォート・カーゾン(ピアノ)(1-3)、アーフェ・ヘイニス(コントラルト)(6)、“アポロ”ロイヤル男声合唱団(6)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1953年6月(1-3)、1952年12月(4, 5)、1958年2月(6)、アムステルダム/

《CD 22》
 ブラームス:1-3) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77、4-13) ハイドンの主題による変奏曲Op.56a、14) 悲劇的序曲Op.81、15) 大学祝典序曲Op.80
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1958年7月(1-3)、9月(4-15)、アムステルダム/

《CD 23》
 1-4) ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1959年3月、アムステルダム(ライヴ)/

《CD 24》
 1-4) ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1947年9月、アムステルダム/

《CD 25》
 1- 4) ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1953年6月、アムステルダム/

《CD 26》
 1-4) ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1955年6月、アムステルダム/

《CD 27》
 1-3) ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1956年9月、アムステルダム/

《CD 28》
 マーラー:1-4) 交響曲第4番ト長調、5-8) さすらう若者の歌
  【演奏】
   マーガレット・リッチー(ソプラノ)(1-4)、エウゲニア・ザレスカ(メッゾ・ソプラノ)(5-8)、
   ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-4)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(5-8)
    【録音】1952年5月、アムステルダム(1-4)、1947年12月、ロンドン(5-8)/

《CD 29》
 マーラー:1-6) 大地の歌、7-10) さすらう若者の歌
  【演奏】エルンスト・ヘフリガー(テノール)(1-6)、ナン・メリマン(コントラルト)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1956年12月、アムステルダム/

《CD 30》
 1-5) ラロ:スペイン交響曲ニ短調Op.21、
 チャイコフスキー:
  6) ワルツ(弦楽セレナード ハ長調Op.48より)、7) アンダンテ・カンタービレ(弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11より)、
  8) 幻想序曲『ロメオとジュリエット』、9-16) バレエ組曲『くるみ割り人形』Op.71a
   【演奏】アルフレード・カンポリ(ヴァイオリン)(1-5)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-5, 8)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(6, 7, 9-16)
    【録音】1953年3月(1-5)、1950年1月(8)、ロンドン、1947年9月(6, 7)、1958年5月(9-16)、アムステルダム/

《CD 31》
 1-4) リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』Op.35、
 5) ボロディン:だったん人の踊り(歌劇『イーゴリ公』より)、
 ビゼー:6-8)『アルルの女』第1組曲より前奏曲、メヌエット、アダージェット、9-10) 『アルルの女』第2組曲よりメヌエット、ファランドール、
 11-12) ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
  【演奏】
   フィア・ベルクハウト(ハープ)(11-12)、ロンドン・フィルハーモニー合唱団(5)、
   アムステルダム室内楽協会(11-12)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-4, 11-12)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(5-10)
   【録音】1956年7月(1-4)、1952年5月(11-12)、アムステルダム、1950年4月(5)、2月(6-10)、ロンドン/

《CD 32》
 ストラヴィンスキー:1-14) バレエ『春の祭典』、15-18) 交響詩『ナイチンゲールの歌』、
 19-24) コダーイ:組曲『ハーリ・ヤノシュ』
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1946年9月(1-14)、1956年5月(15-18)、1955年10月(19-24)、アムステルダム/

《CD 33》
 バルトーク:1-5) 管弦楽のための協奏曲Sz.116、6-9) 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106、
 10-16) ストラヴィンスキー:バレエ『火の鳥』組曲(1919)
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1948年9月(1-5)、1955年10月(6-9)、1956年4月(10-16)、アムステルダム/

《CD 34》
 シベリウス:
  1) エン・サガOp.9、2) 交響詩『タピオラ』Op.112、
  3) 交響詩『フィンランディア』Op.26 No.7、4) 悲しきワルツOp.44、5-7) ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
   【演奏】ヤン・ダーメン(ヴァイオリン)(5-7)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-4)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(5-7)
    【録音】1952年12月(1, 2)、1957年6月(3, 4)、アムステルダム、1953年3月、ロンドン(5-7)/

《CD 35》
 フランク:1-4) 交響詩『プシシュ』(抜粋)、5) 交響的変奏曲、
 ラヴェル:6-9) スペイン狂詩曲、10) ボレロ、11) ラ・ヴァルス
 【演奏】ゲザ・アンダ(ピアノ)(5)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1953年6月(1-4)、1943年5月(5)、1946年9月(6-9)、1958年6月(10)、9月(11)、アムステルダム/

《CD 36》
 ドビュッシー:1-3) 夜想曲、4-6) 交響詩『海』、7-11) 管弦楽のための映像
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1957年5月(1-6)、1954年5月(7-11)、アムステルダム/

《CD 37》
 エルガー:
  1) 序曲『コケイン』Op.40、2-5) チェロ協奏曲ホ短調Op.85、6) エレジーOp.58、
  7-13)『子供の魔法の杖』組曲第1番Op.1a、14-19)『子供の魔法の杖』組曲第2番Op.1b
 【演奏】ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1949年5月(1-6)、2月(7-13)、1950年2月(14-19)、ロンドン/

《CD 38》
 ブリテン:
  1-12) 春の交響曲Op.44(2011年リマスタリング)、13-16) 歌劇『ピーター・グライムズ』からの4つの海の間奏曲Op.33a、
  17) 歌劇『ピーター・グライムズ』からのパッサカリアOp.33b、
 18) アーノルド:喜劇序曲『ベッカス・ザ・ダンディプラット』Op.5、19) ペイペル:交響曲第3番
  【演奏】
   ヨー・ヴィンセント(ソプラノ)(1-12)、キャスリーン・フェリアー(コントラルト)(1-12)、
   ピーター・ピアーズ(テノール)(1-12)、オランダ放送合唱団(1-12)、聖ウィリブロード教会少年合唱団(1-12)、
   ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-17, 19)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(18)
   【録音】1949年7月(1-12)、1947年9月(13-17)、1953年6月(19)、アムステルダム、1947年12月、ロンドン(18)/

《CD 39》
 ブリテン:
  1-4) 歌劇『ピーター・グライムズ』からの4つの海の間奏曲Op.33a、
  5) 歌劇『ピーター・グライムズ』からのパッサカリア、6-20) 青少年のための管弦楽入門Op.34、
 ドビュッシー:21) 英雄的な子守歌、22) スコットランド風行進曲、23) トマ:歌劇『ミニョン』序曲、
 24-25) グリーグ:2つの悲しき旋律Op.34、
 26) ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲、27) スーザ:星条旗よ永遠なれ
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1953年9月(1-20)、1957年5月(21, 22)、1956年4月(23, 26)、1958年5月(24-25)、9月(27)、アムステルダム/

《CD 40》
 ペイペル:1-6) 6つの交響的エピグラム、7) ピアノ協奏曲、
 8-11) ヘンケマンス:ヴァイオリン協奏曲、
 ディーペンブロック:12-13) 付属音楽『マルシュアス』、14) テ・デウム
  【演奏】
  ハンス・ヘンケマンス(ピアノ)(7)、テオ・オロフ(ヴァイオリン)(8-11)、エルナ・スポーレンベルク(ソプラノ)(14)、
  ナン・メリマン(コントラルト)(14)、エルンスト・ヘフリガー(テノール)(14)、ラウレンス・ボフトマン(バス)(14)、
  アムステルダム・トーンクンスト合唱団(14)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1954年5月(1-11)、1953年6月(12-13)、1956年12月(ライヴ)(14)、アムステルダム/

《CD 41》[78 Rarities I]
 1-10) ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a、
 ビゼー:11-14)『アルルの女』第1組曲、15)『アルルの女』第2組曲よりファランドール、
 16) レーガー:バレエ組曲Op.130、
 17-19 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集第1集Op.46より第5番イ長調、第8番ト短調、第3番変イ長調、
 20) スメタナ:モルダウ(連作交響詩『わが祖国』より)
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1941年11月(1-10)、1943年9月(11-15, 17-19)、5月(16)、1949年9月(20)、アムステルダム/

《CD 42》[78 Rarities II]
 1) ベルリオーズ:歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』序曲Op.23、
 2) ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より第3幕への前奏曲、
 3) ベートーヴェン:『エグモント』序曲Op.84、
 J.S.バッハ:
  4-5) 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067より第5曲:ポロネーズ、第7曲:バディネリ、
  6-10) 管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068、
 11) R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』Op.20、
 12) シベリウス:交響詩『フィンランディア』Op.26エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1949年9月、アムステルダム/

《CD 43》
 ベートーヴェン:1-3) ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58、4-6) ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
  【演奏】ロベール・カサドシュ(ピアノ)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1959年3月、アムステルダム/

《CD 44》[Memories]
 ジョン・トランスキーのプロデュースによるオーディオ・ドキュメンタリー


<国内盤>


SONNET

MHS 007
¥3300
「想いの届く日」El dia que me quieras
 1. 想いの届く日(ガルデル)
 2. 私のお気に入り(ロジャース)
 3. ソリチュード(パーセル) *with contrabass
 4. もしもまだ(ピアソラ) 
 5. 私はマリア
  (ピアソラ/ 編曲:エスティガリビア *with contrabass
 6. オブリビオン(ピアソラ)*with contrabass
 7. 首の差で(ガルデル) *bandoneon solo
 8. 夏のクリスマス(ラミレス)
 9. アルフォンシーナと海(ラミレス /編曲:スエッ)
 10. 薔薇と柳 (グアスタビーノ)
 11. アマポーラ(ラカジェ)
 12. 愛の小径( プーランク)  
 13. クロリスに(アーン)
  A Chloris (Reynard Hahn) *with contrabass      
 14. もし~ニューシネマパラダイス(モリコーネ)
 15. ククルクク・パロマ(メンデス)
波多野睦美( 歌)
北村 聡(バンドネオン)
田辺和弘( コントラバス) 3, 5, 6, 13

 波多野睦美の「ソネット」レーベル第7弾!バンドネオンの北村聡とコントラバスの田辺和弘を迎えたピアソラ ガルデル パーセル 時を飛ぶバンドネオンと声の共演!呼吸する楽器 バンドネオン 声と楽器の 2つの息づかいがあらゆるボーダーを超える

 録音:2022年4月13-15日 浦安音楽ホール(千葉)/日本語帯・解説付

 波多野睦美自身のレーベル「ソネット」の7 枚目のアルバム「想いの届く日」El dia que me quieras。
 今回は日本屈指のバンドネオン奏者北村 聡との共演。そしてクラシック、アルゼンチンタンゴ、即興演奏などで活動するコントラバス奏者田辺和弘も参加するという、なんともボーダレスな内容となっています。

 収録曲は、パーセル《ソリチュード》、カルロス・ガルデル《想いの届く日》、リチャード・ロジャーズ《私のお気に入り》、アストル・ピアソラ《オブリビオン》、アリエル・ラミレス《アルフォンシーナと海》、ホセ・ラカジェ《アマポーラ》、フランシス・プーランク《愛の小径》など、これまで波多野自身が好んで歌ってきた楽曲を、バンドネオンとのアレンジで新たな魅力たっぷりにお届けします。

 



波多野睦美(歌) Mutsumi Hatano
 ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科修了。シェイクスピア時代のイギリスのリュートソングでデビュー後、受難曲、オラトリオなどのソリストとして寺神戸亮、鈴木雅明、C. ホグウッド指揮ほか、多くのバロックオーケストラと共演。
 バロックオペラでも深い表現力で注目される。現代の作品にも作曲家から厚い信頼を得て取り組み、間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、オペラ『ポポイ』、水戸芸術館『高橋悠治の肖像』、サントリーホール『作曲家の個展2013 権代敦彦』、サマーフェスティバル2016『ジャック・ボディ/死と欲望の歌とダンス』ほかに出演。
 『歌曲の変容』シリーズを2005 年から王子ホールで続け、古楽から現代にいたる独自の歌曲プログラムを開拓。
 NHK『ニューイヤーオペラコンサート』『名曲アルバム』『BS クラシック倶楽部』『題名のない音楽会』などに出演。
 CD は古楽器との共演による『イタリア歌曲集』(レコード芸術特選盤)などのほか、高橋悠治(作曲/ピアノ)との『ねむれない夜』、シューベルト『冬の旅』、栃尾克樹(バリトンサックス)とのトリオによる『風ぐるま』、大萩康司(ギター)との『コーリング・ユー』『プラテーロとわたし』など多数。
 自身の訳詞と山本容子の版画による詩画集『プラテーロとわたし』を発表。

北村聡(バンドネオン) Satoshi Kitamura
 関西大学在学中にバンドネオンに出合い、小松亮太、フリオ・パネに師事。
 世界各国のフェスティバルに出演。2011 年、アストル・ピアソラ五重奏団元ピアニスト、パブロ・シーグレルのアジアチームに選抜される。2014 年、東京オペラシティ リサイタルシリーズB → C に出演。2021 年、ピアソラ作曲《シンフォニア・ブエノスアイレス》の日本初演に参加。
 これまでに鈴木大介、舘野泉、川井郁子、EGO-WRAPPIN'、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。
 NHK『青天を衝け』、映画『マスカレード・ナイト』をはじめさまざまな録音に参加している。
 喜多直毅クアルテット、クアトロシエントス、三枝伸太郎 Orquesta de la Esperanza など数多くの楽団に参加、活動中。





HARMONIAMUNDI(キング・インターナショナル)

HMSA 0058
(2SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集
 [Disc1]
  協奏曲
   第1番 ニ短調 BWV 1052、第2番 ホ長調 BWV 1053、
   第7番 ト短調 BWV 1058
 [Disc2]
  協奏曲
   第3番 ニ長調 BWV 1054、第4番 イ長調 BWV 1055、
   第5番 へ短調 BWV 1056、第6番 ヘ長調 BWV 1057
アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)
フライブルク・バロック・オーケストラ
 (音楽監督&ヴァイオリン:
  ペトラ・ミュレヤンス)

 協奏曲名盤2タイトルのハイレゾ・マスターをHMFからライセンスして日本でリマスタリングして高音質盤で発売!

 録音:2013年7月/STEREO、日本語帯・解説付

 シュタイアーとフライブルク・バロック・オーケストラ、最強コンビによるバッハのチェンバロ協奏曲集、変幻自在、超絶技巧のソロに圧倒!

 SACD ハイブリッド盤(2022年リマスタリング)。
 現代最高峰の鍵盤奏者、アンドレアス・シュタイアーがソロを務めるバッハのチェンバロ協奏曲集。
 オーケストラは古楽器オーケストラの雄、フライブルク・バロック・オーケストラという最高の布陣。
 ペトラ・ミュレヤンスがリーダーとなってのレコーディングです。
 ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスして、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画盤です。

 ※ HMC 902181(2CD) は廃盤です。今回が国内仕様初登場となります)。

 レコード芸術「新時代の名曲名盤500」(2020年5月号)でもベスト・ワン・ディスクに選ばれた大名盤(国内盤としてはこの盤が初出となります)。
 全篇をとおしてシュタイアーのソロがとにかく際立っています。さらにオーケストラとのアンサンブルも見事。シュタイアーとオーケストラが常に最高のバランスで聴こえてきます。
 緩徐楽章では絶品のラルゴを堪能、シュタイアーが時折混ぜ込んでくる刺激的なパッセージ、そしてシュタイアーの超絶技巧ぶりに圧倒されます。
 期待を裏切らないバッハのチェンバロ協奏曲集です。

 このディスクはSACD ハイブリッドです。
 SACD プレーヤーでSACD ディスクとして再生できるほか、SACD の再生に対応していない通常プレーヤーでも、CD層を読み取ることで、通常のCDと同様に再生をお楽しみいただけます。
 
 
HMSA 0057
(SACD シングルレイヤー)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4600
夢の共演による夢のショスタコーヴィチ
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  ・ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品102
  ・ヴァイオリン・ソナタ op.134
  ・ピアノ協奏曲 第1 番 ハ短調 op.35
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
イザベル・ファウスト
 (ヴァイオリン/ヴァイオリン・ソナタ)
イエルーン・ベルワルツ
 (トランペット/協奏曲第1番)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
 (協奏曲)
テオドール・クルレンツィス
 (指揮/協奏曲)

 ※こちらはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。

 
決定的名盤、夢の共演による夢のショスタコーヴィチ

 録音:2010年10,11月&2011年3月/STEREO、日本語帯・解説付

 メルニコフが弾く、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリースです。
 カップリングにはイザベル・ファウストと共演したヴァイオリン・ソナタも収録された、決定的名盤です。

 こだわり派のメルニコフはショスタコーヴィチの自作自演盤を研究し、独奏・オーケストラともにテンポ、フレージング、表現にいたるまで、似ているところが随所にあるほど影響を受けています。
 とは言っても、単なるコピーではなく、独自性は横溢し、新鮮さも欠けていません。ヴァイオリン・ソナタでも、共演のファウストとともに、オイストラフがショスタコーヴィチのピアノで1968年にプライヴェート録音した音源を聴き、目から鱗が落ちたとのこと。たしかに背筋の凍るような緊張感と不思議な美しさは自演にそっくりですが、セッション録音ゆえ、そしてこのたびのSACD化により、その凄みは倍増され、ちょっと人間業とは思えません。
 
 このディスクはSACDシングルレイヤーです。対応プレーヤーでSACD再生モードにしてお楽しみください。通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 
 















7/21(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ANIMAL MUSIC



ANI 105
¥3700→\3490
ホルン奏者バボラークの新譜、
 ブラームスの弦楽五重奏曲第2番をホルン+弦楽四重奏版で!

  (1)ブラームス(バボラーク、アスラマス編):
    弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111【世界初録音】
  (2)グラズノフ:「牧歌」~ホルンと弦楽四重奏のための
  (3)グラズノフ:「セレナード第2番」
  (4)シベリウス(バボラーク編):
    五重奏曲 ト短調「フィンランドのホルン」
      (原曲:弦楽三重奏曲)【世界初録音】
ラデク・バボラーク(ホルン)
バボラーク・アンサンブル
 【ミラン・アル=アシャブ(ヴァイオリン)、
  マルティナ・バチョヴァー(ヴァイオリン)、
  カレル・ウンテンミュラー(ヴィオラ)、
  ハナ・バボラコヴァー(チェロ)】

 息をのむ美しさ!鬼才ホルン奏者バボラークの新譜はブラームスの弦楽五重奏曲第2番をホルン+弦楽四重奏版でお届け!

 セッション録音:2021年/ソノ・レコーズ、ノウゾフ(チェコ)/DDD、47'58

 ホルン界の鬼才ラデク・バボラーク。コロナ禍においても来日を実現するなど日本でも絶大なる人気を博します。
 当アルバムでは「フレンチホルンと弦楽四重奏」の作品をお届け。ブラームスの弦楽五重奏曲第2番をバボラークとアスラマスが編曲したホルン+弦楽四重奏版を中心に瑞々しい抒情と旋律にあふれたグラズノフの「牧歌」「セレナード第2番」、そしてシベリウスの弦楽三重奏曲をバボラークが編曲・改編した五重奏曲「フィンランドのホルン」です。ロマン派の名作曲家の、この上なき美しい旋律をバボラーク率いるメンバーが奏でます。






SUPRAPHON

SU 4312
¥3100

20世紀チェコを代表する作曲家カラベーチの代表作!
 ミロスラフ・カラベーチ(1908-1979):
  (1)「時の神秘」Op.31~大オーケストラための(1953-57)
  (2)「ハムレット即興曲」Op.46~
     大オーケストラための(1962-63)
  (3)「リフレクションズ」Op.49~
     オーケストラのための(1963-64)
  (4)「メタモルフォーゼII」Op.58~
     ピアノとオーケストラのための(1972 rev.1979)

(4)ミロスラフ・セケラ(ピアノ)
マルコ・イヴァノヴィチ(指揮)
プラハ放送交響楽団


 録音:(1)2019年10月21-23日、(3)2020年2月6&7日、(2)2020年9月29&30日、(4)2022年3月1&2日/チェコ放送第1スタジオ(プラハ)/DDD,76'16

 20世紀を代表するチェコ人作曲家ミロスラフ・カベラーチ(1908-1979)。
 プラハ工科大学で学び、その後にプラハ音楽院で作曲、指揮を学びました。
 1932年にチェコ放送の指揮者兼音楽制作のディレクターに就任して以来、長きに渡り同放送の仕事に携わってきました。
 カラベーチはその生涯と作品において「悪に屈しない、人間的な理想を追求する」というテーマを前面に押し出し活躍。
 ナチス占領下と共産主義独裁下のチェコスロバキアでその両方を表現した音楽家です。

 当アルバムにはカラベーチを知る上で欠かせない作品を収録。「時の神秘」は宇宙に対する彼の感情的な恐怖と魅力が表現されている珠玉の作品です。

 1960年代チェコスロバキアの政治的抑圧が緩和される中、カベラーチは国際的に高い評価を受け、2 つの代表作を生み出しました。
 シェイクスピア生誕400年を記念した「ハムレット即興曲」と「リフレクションズ」です。1968年8月のソ連侵攻後、共産党政権は再び締め付けを強化し、国内外を問わず開放的なこの作曲家の音楽を封じ込めようとしました。

 カベラーチは死の数週間前に「メタモルフォーゼII」を完成させました。
 この最後の作品は、チェコ最古の賛美歌「主よ、私たちを憐れんでください」に着想を得ており、祈りの言葉「主よ、憐れんでください」を3回繰り返して象徴的に曲を閉じます。

 演奏は交響曲全集(SU-4202)でも見事な解釈で評価を集めたマルコ・イヴァノヴィチ率いるプラハ放送交響楽団です。

 
 




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CAVI-MUSIC

代理店変更のため再掲載
8553290
旧譜
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
キャシー・クリエ(P)/
 ヤナーチェク:ピアノ作品集

 【Disc 1】
  草陰の小径にて「第1集」「第2集」/
  エイ、ダナイ!/
  2つのモラヴィア舞曲/ズデンカ変奏曲
 【Disc 2】
  ピアノ・ソナタ変ホ短調「1905年10月1日の街角で」/
  霧の中で/小品(1877-1927)/思い出/
  カミラ・ステッスロヴァのためのアルバム/
  モラヴィアの民謡集
キャシー・クリエ(ピアノ)

 気鋭のピアニスト!キャシー・クリエのヤナーチェク!

 ルクセンブルク出身のピアニスト、キャシー・クリエによるヤナーチェクのピアノ作品集。クリエは、2015/2016シーズンのECHO(ヨーロッパ・コンサート・ホール協会)ライジングスターに選出され、ラモー、シューベルト、ラヴェル、ベルクの作品や、ドイツの現代作曲家ヴォルフガング・リームが彼女のために作曲した作品など、古典と現代を組み合わせたプログラムで高い評価を得ています。

 本アルバムでは、ヤナーチェクの故郷モラヴィアの想い出を描いた「草陰の小径にて」など、民族色豊かな作品の数々を、煌びやかな音色と優れた音楽性で奏でています。

 ※録音:2013年2月-3月(ルクセンブルク)

 




キャシー・クリエ(P)、Caviの旧譜


cavi
4260085 531370
\2700→\2490
普通じゃない
 キャシー・クリエ(P)/リサイタル

  D.スカルラッティ:
   ソナタ ト短調 K.31、ソナタ ト長調 K.124
  ハイドン:アンダンテと変奏曲 ト短調 Hob.XVII:6
  ショパン:
   ノクターン 第9番 ロ長調 Op.32-1、
   ノクターン 第10番 変イ長調 Op.32-2、
   舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
  アレクサンダー・ミュレンバッハ:ナイト・ミュージック
  デュディーユ:ピアノ・ソナタ
キャシー・クリエ(P)

 店主的にはこのアルバムが一番愛着があります。
 感性がちょっと他の人と違うんです。ショパンのOp.32-1なんてほかの曲になりかけてます。
 繊細で、とんがってて、でも優しい。



 
 

8553293
¥2600
スーク、ドヴォルザーク、スメタナ:ピアノ三重奏曲集
 スーク:ピアノ三重奏曲ハ短調 Op.2
 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番ト短調 Op.26
 スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15
ファイニンガー・トリオ
 〔アドリアン・オーティカー(ピアノ)、
  クリストフ・シュトロイリ(ヴァイオリン)、
  ダヴィッド・リニカー(チェロ)〕

 ベルリン・フィルのクリストフ・シュトロイリ、ダヴィッド・リニカー、室内楽の経験も豊富なスイス人ピアニストで、ベルリン・フィルのメンバーとも度々共演しているアドリアン・オーティカーによって2005年に結成されたファイニンガー・トリオによる、19世紀チェコを代表する作曲家のピアノ三重奏曲集。
 本アルバムでは、チェコの偉大なヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク(1929-2011)(作曲家のスークの孫)へ捧げる意味を含めて、チェコのピアノ三重奏曲の傑作を集約。3人の名手による息の合った見事なアンサンブルで聴かせてくれます。

 ※録音:2006年-2012年(ドイツ)
 
 

8553297
¥2600
マティアス・ショルン・プレイズ・コンテンポラリー ~
 クラリネット独奏作品集
マティアス・ショルン(クラリネット)
  ヤッコ・リーヒマキ(b.1974):Tango CluBb
  フリードリヒ・チェルハ(b.1926):クラリネット独奏のためのラプソディ
  イングマール・アルデレッテ・アコスタ(b.1969): 南風
  ゲオルク・ブラインシュミット(b.1973):往路/復路
  パウル・エンゲル(b.1949):ジークフリート永遠なれ
  ラファエル・トラウトワイン(b.1984):準備はできたかい?
  リヒャルト・デュンサー(b.1959):ソリチューズ
  バルドゥイン・ズルツァー(b.1932):クラリネット独奏のためのカンツォネッタ
  トーマス・ガンシュ(b.1975):クラリ・ナイス・ガイ
  アタナシア・ツァノウ(b.1971):長い間
  レオナード・エロード(b.1977):かっこうの卵 ~ クラリネット独奏のためのカデンツァ

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者マティアス・ショルンによるコンテンポラリー・アルバム。

 本アルバムは、オーストリアの巨匠現代作曲家フリードリヒ・チェルハから、名トランペット奏者トーマス・ガンシュ、ウィーン放送響のファゴット奏者レオナード・エロードまで、ショルンの才能に惚れ込み提供された11作品を収録。
 ウィーンを感じさせる柔らかな音色と輝かしいテクニックを存分に発揮した意欲作です。

※録音:2013年5月(ウィーン)
 




KALEIDOS

KAL63592
¥2600
ファニー・ヘンゼル
 (ファニー・メンデルスゾーン、1805-1847)作曲の《一年》

  ファニー・ヘンゼル:一年
ダイアナ・サハキャン(ピアノ)

 アルメニアの才女、ダイアナ・サハキャン!

 アルメニアのエレバンに生まれたダイアナ・サハキャンは、6歳から音楽のレッスンを始め、エレバンの音楽学校で学び始めました。
 その後ドイツへ渡りフランクフルトの音楽舞台芸術大学で学び、ザルツブルクのモーツァルテウム夏季アカデミーでドミトリー・バシキーロフのマスタークラスにも参加しました。
 ドイツ音楽評議会、フランクフルト文化庁など様々な団体や財団から奨学金を受けた彼女は国際的なコンクールでも入賞を果たしています。

 ここで取り上げられたファニー・ヘンゼル(ファニー・メンデルスゾーン、1805-1847)作曲の《一年》は作曲家がイタリア旅行をしたことに触発された音楽日記でロマンティックであったり、牧歌的であったり様々な情景が描かれています。
 それらの情景をダイアナ・サハキャンが卓越したピアノで見事に再現しています。

 ※録音:2021年9月
 
 
KAL63542
¥2600
ルール地方のフィールド
 ~ ポエトリースラムとクラシック音楽の融合 ~

  プッチーニ:
   弦楽四重奏曲《菊》嬰ハ短調 より「エレジー」
   (室内オーケストラ版)
  ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第4番 ト長調 Hob.VII a / 4
  ミヨー:
   弦楽四重奏曲第1番 Op.5(1912)(室内オーケストラ版)
  シベリウス:弦楽オーケストラのための即興曲
  フィリップ・マティアス・カウフマン(b.1970)編曲:
   Steigerlied(伝統的な鉱夫の歌)
ヤーソン・バーチュ(朗読)
アンサンブル・ルール

 1994年生まれのミュージシャンであり作家でもあるヤーソン・バーチュとアンサンブル・ルールの意欲的なコラボレーション。
 ポエトリースラム(詩の朗読)とクラシック音楽を融合させたこのアルバムは、産業で栄えたドイツのルール地方の変化の様子を、クラシック音楽の曲中または曲間に詩の朗読を挟むという新しいスタイルで表現しています。

 2012年にルール地方で設立されたアンサンブル・ルールは、指揮者を置かないスタイルで演奏するプロの室内オーケストラで、その弦楽オーケストラは最高レベルの演奏を保っています。

 ※録音:2020年10月(ヴッパータール)
 
 
KAL63532
¥2600
奇妙な時代 アンサンブル・ヴィノロッソ
 シュトゥーベンフォル:Gemist/
 伝承曲:Fun der Khupe/
 シュトゥーベンフォル:2facher 3facher、Slawische Valse、Selska Svatba/
 マンスーロフ:Bayaty/
 シュトゥーベンフォル:Il Giorno Fortunato、SommerRumba、Good News、Westfalyan Hora & Sirba/
 伝承曲:Georgian Dance Melody/
 シュトゥーベンフォル:Oro auf die Freu(n)de/
 シュットラー&シュトゥーベンフォル:KasKadenZ/
 シュトゥーベンフォル:Malvasia、Dobri Novosti、4facher 2facher

 2004年にフローリアン・シュトゥーベンフォルによってデトモルトで結成されたアンサンブル・ヴィノロッソは、ブルガリア、チリ、ドイツ、イングランド、フランス、ギリシャ、イタリア、日本、マケドニア、スイス、セルビア、スペイン、トルコなど、世界中から集まった30人以上のメンバーで構成されており、主にデトモルトの音楽大学の学生や教師そして卒業生で構成されています。
 このアルバムではそのメンバーの中からクラリネット奏者一人を例外としてその他は弦楽器、打楽器、鍵盤楽器、アコーディオンといったコロナ禍でも演奏しやすい楽器の編成にし、クラシック音楽やシプシー音楽、バルカン音楽などを取り入れた多国籍な曲調を楽しめるものになっています。

 ※録音:2020年5月24日&2020年10月18日-21日
 
 
KAL63522
¥2600
ワン・ウーマン・バンド ~ 実験音楽サーカス ~
 スティーヴン・モンタギュー(b.1943):Mirabella
 モーリッツ・エッゲルト(b.1965):ワン・マン・バンドII
 ニクラス・ザイドル(b.1983):Gichtgriffel und Achterbeene
 ラモー:雌鶏
 エッゲルト:マン・ウーマン・バンド
 オクサナ・オメルチュク(b.1978):gfatterle
 ジュリア・ウルフ(b.1958):イースト・ブロードウェイ
 エッゲルト:デュアル・バンド
ドリット・バウアーエッカー
 (ピアノ、アコーディオン、
  トイ・ピアノ)
モーリッツ・エッゲルト(ゲスト)

 ドリット・バウアーエッカーはピアノ奏者兼アコーディオン奏者であり、「マルチタスクの名手」として、彼女は声だけでなく他の楽器も使用し、パフォーマーとしても純粋な音楽を超えた表現の可能性を切り開いてきました。
 このアルバムでも作曲家兼ピアニストでもあるモーリッツ・エッゲルトをゲストに迎え、多数の楽器を駆使し「実験音楽サーカス」を披露しています。

 ※録音:2020年1月&6月&11月(ミュンヘン)
 
 
KAL63512
¥2600
マルティン・シュマルツ:人間-自然-存在
 愛の歌(2012-2013)
 3つのジョージアの歌(2018)
 3つの穏やかな歌(2012)
 人間-自然-存在(2017)
ペレ・ポー・ヨンパルト(テノール)
マルティン・シュマルツ(ピアノ)

 人間と自然を描く、マルティン・シュマルツの連作歌曲!

 「人間-自然-存在」というタイトルで、フランクフルトの作曲家マルティン・シュマルツは、「愛」と「自然」をテーマにした4つの連作歌曲をまとめています。
 彼の「人間の音楽」の概念の枠組みの中で、彼は人生から直接得られた感情や心の状態、そして手つかずの自然と人間によるその破壊の音楽的表現に成功しています。
 その結果、愛、陽気、喜び、または絶望と痛みといった様々な表現が現れています。

 ペレ・ポー・ヨンパルトは作曲家兼テノール歌手であり当初はピアノ、ヴィオラと作曲を学んでいましたが、バレンシアとフライブルクの音楽大学で声楽も学びました。
 その後スイスの作曲家兼指揮者であるアンドレ・リチャードらと共に長年現代音楽に取り組み、現代作品のための音楽祭などに多数参加し、数々の世界初演を行っています。

 ※録音:2019年7月&2020年7月(フランクフルト)
 
 
KAL63452
¥2600
スプリングタイム
 ピアソラ(トリオ・コン・アバンドーノ編):ブエノスアイレスの四季
 リシャール・ガリアーノ(b.1950)(ハンス=ギュンター・ケルツ編):
  クロードのタンゴ
 ペーター・ルートヴィヒ(b.1951)(ヨアナ・ヴァルバノヴァ編):
  リスボア
 伝承曲(トリオ・コン・アバンドーノ編):クレズマー組曲*
 アウグスト・ネルク(1862-1928)(ボリス・ビョルン・バッガー編):
  ハンガリーのチャールダーシュ幻想曲 Op.229
 ベートーヴェン(ブラック・オウルビック編):失われた小銭への怒り
 バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
 スヴァンテ・ヘンリソン(b.1963):Off Pist
 アンダーソン(1908-1975)(オットー・エッケルマン編):
  タイプライター
トリオ・コン・アバンドーノ
ヨアナ・ヴァルバノヴァ(パーカッション)*

 才気煥発な才能を世に問う若手アーティストの録音を中心とする「エディション・ポートレイト」からのリリース。

 2006年にクラリネット、チェロ、アコーディオンというユニークな編成で結成されたトリオ・コン・アバンドーノ。
 特にピアソラの作品を重要視している彼女たちは今作でも《ブエノスアイレスの四季》をプログラムに取り上げています。
 またその他にもクラシック、タンゴ、クレズマーまで今回のアルバムでもバラエティに富んだ作品の数々で楽しませてくれています。
 
 
KAL63442
¥2600
組曲と薔薇
 ヴィオレッタ・ディネスク(b.1953):
  7本の薔薇(2014/2018)
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007
 ディネスク:小組曲(2018)
 バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV 1008
 ディネスク:夕べの祈り(1985/2018)
カタリーナ・デセルノ(チェロ)

 ルーマニアの作曲家ヴィオレッタ・ディネスクは、劇作家であり詩人のベルトルト・ブレヒト(三文オペラの作者)による詩『7本の薔薇』から触発されて同名の作品を作り上げ、7本の薔薇それぞれの特徴を見事に捉えています。
 その作品を補完するかのようにチェリストのカタリーナ・デセルノはJ.S.バッハの《無伴奏チェロ組曲》を組み合わせました。

 フランクフルトに生まれたカタリーナ・デセルノは、その幅広いレパートリーを活かし、珍しいコンサート・プログラムを組むことでも知られています。
 彼女はスペイン国立管弦楽団のソリストや室内楽奏者として国際的に活躍しています。また2015年からはフランクフルト音楽舞台芸術大学の教授となり教鞭を執っています。

 ※録音:2018年10月(アーハーン)
 




TRPTK



TTK0058
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
静寂の間
 ストラヴィンスキー:
  ディヴェルティメント(バレエ音楽《妖精の接吻》からの組曲)
 武満徹:妖精の距離
 ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しき夕暮れ
 クルト・シュヴェルツィク(b.1935):
  ハイリゲンシュタットへの道
 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
ピーテル・ファン・ルーネン(ヴァイオリン)
トビアス・ボルスボーム(ピアノ)

 ドビュッシーの言葉に触発されて生まれたアルバム。

 オランダの2人の若手演奏家が作り上げたアルバム。
 彼らはドビュッシーの「音楽は音符の中にあるのではなく、音符と音符の間の沈黙の中にある」という言葉について考え、このプロジェクトを立ち上げました。
 静寂は白紙のキャンバスのようなもので、作曲家がその静寂から音楽をつくり出す。
 そして聴き手は、聴いたものをまた解釈する。その間に静寂があり、その静寂を空間として捉える。このアルバムはそのプロセス、解釈の解釈をテーマにしているのだといいます。
 ドビュッシーやプーランク、ストラヴィンスキーの作品のほか、瀧口修造の同名の詩をもとに武満徹が作曲した「妖精の距離」を収録。ブックレットには「妖精の距離」の詩が日本語でも掲載されています。

 ※録音:2020年7月、ヴェストフェスト教会(スキーダム、オランダ)
 
 

TTK0056
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
暗い炎
 アフメト・アドナン・サイグン(1907-1991):
  無伴奏チェロのためのパルティータ Op.31
 作曲者不詳:Sari Gelin、Hiclige Yolculuk
 ガスパール・カサド(1897-1966):
  無伴奏チェロ組曲、愛の言葉、ボアブディルの嘆き
 スルハン・ツィンツァーゼ(1925-1992):
  無伴奏チェロのためのトッカータ、民謡の主題による5つの小品
ヨアヒム・エイランダー(チェロ)

 ヨアヒム・エイランダーは、2000年に結成されて以来数々の国際的な賞を獲得し、世界的に高い評価を得ているルーベンス弦楽四重奏団の創設者として知られるオランダのチェロ奏者。
 これまでにバッハの無伴奏チェロ組曲などを録音してきましたが、今回は"トルコ5人組"の一人、アフメト・アドナン・サイグンの作品やコーカサス南部の民謡、スペインやジョージアのチェリストによる知られざる作品を弾いた西洋と東洋を結ぶ冒険的な音楽の旅。リスナーに特別な音楽体験をお届けします。

 ※録音:2020年7月27日&8月2日、ヴェストフェスト教会(スキーダム、オランダ)
 
 

TTK0055
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
ニコラス・ファン・パウケ、シューマンの
 謝肉祭、幻想小曲集、アラベスクの3作品

  シューマン:
   謝肉祭 Op.9/幻想小曲集 Op.12/
   アラベスク Op.18
ニコラス・ファン・パウケ(ピアノ)

 1992年、トランペット奏者の父とヴィオリストの母の間に生まれたオランダのピアニスト、ニコラス・ファン・パウケ。
 アムステルダムのコンセルトヘボウで行われたリサイタルのチケットが完売するなど、今オランダで最も人気のある若手ピアニストの一人です。
 イタリアやフランス、キューバ、韓国などでも公演を行っており、今後ますますの活躍が期待されています。2枚のソロ・アルバムが大成功を収めた後、本人がお気に入りというシューマンの作品集シリーズを開始。
 第1弾となる今作は、謝肉祭、幻想小曲集、アラベスクの3作品を収録。trptkレーベルが新たに開発した技術でマスタリングされた高音質録音にも注目です。

 ※録音:2020年6月26日-27日、ヴェストフェスト教会(スキーダム、オランダ)
 
 
TTK0050
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥3600
短編集「すべての火は火」から
 インスピレーションを受けて作曲された組曲

  マキシム・シャリギン(b.1985):すべての火は火
ケウリス・クァルテット
アムステル・クァルテット

 マキシム・シャリギンは1985年ウクライナ・ドニエプロジェルジンスク生まれの作曲家。
 2010年からはオランダに移住し活動しています。アルゼンチンの作家フリオ・コルタサルの8編からなる短編集「すべての火は火」からインスピレーションを受けて作曲された組曲。
 この短編集のストーリーと同じように、8つの曲で構成され、8人のサクソフォン奏者によって演奏されます。
 コルタサルの音楽に対する知識と情熱のほとんどはジャズに注がれており、サクソフォンは彼の小説に多く登場する楽器であることからこの編成で書かれました。

 ※録音:2019年9月27日-29日(ユトレヒト、オランダ)
 

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROMINENT CLASSICS



2506-5600
(10CD)
¥9300→\8690

正規リリース
 チェリビダッケ+ロンドン交響楽団
  伝説の7コンサート

 CD1
 ヴェルディ:「運命の力」序曲/
 ヒンデミット:交響曲「画家マティス」/
 プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲
  (モンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/
   仮面/別れの前のロメオとジュリエット/
   アンティル列島の娘たちの踊り/墓の前のロメオ/タイボルトの死)
     録音:1978年4月11日
 CD2
  ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
 CD3
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68/
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
    録音:1979年5月31日
 CD4
  シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61/
  ラヴェル:スペイン狂詩曲/
  ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 CD5
  ワーグナー:「タンホイザー」序曲
    録音:1979年9月18日
  モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」
  シベリウス:交響詩「エン・サガ」
 CD6
  プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100
    録音:1979年9月21日
  ティペット:歌劇「真夏の結婚」~祭典の踊り
 CD7
 ドビュッシー:「映像」~イベリア
 ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
   録音:1980年4月10日
 CD8
  コダーイ:「ガランタ舞曲」/
  ラヴェル:組曲「マ・メール・ロア」
 CD9
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
    録音:1980年4月13日
  デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
 CD10
  ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調/
  フォーレ:レクイエム
    録音:1982年4月8日
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ロンドン交響楽団

(以下CD10)
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
マリー・マクローリン(ソプラノ)
グウィン・ハウエル(バス)
リチャード・ヒコックス(指揮)
ロンドン交響合唱団

 チェリビダッケ+ロンドン交響楽団、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールにおける伝説の7コンサート、新マスタリング音質向上、ステレオ録音。
 CD日本プレス。英語、日本語によるライナーノート付。

 全てロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールにおけるライヴ録音

 チェリビダッケという人はいつの時代も完成していた人なのではないか?という気持ちも新たな伝説の名演集が復活。
 70年代後半はロンドン交響楽団と蜜月状態にあったのがチェリビダッケ。絵の具の豊富なパレットから色鮮やかな音楽を聞かせてくれます。
 このコンビは1980年4月に過密スケジュールの日本公演も行いました。
 このセットにも来日公演曲目が網羅されております。ロンドン交響楽団はプレヴィン時代からアバド時代の移行期間ともいえる充実した季節です。
 リーダー(コンサートマスター)のマイケル・デイヴィスをはじめとして、トロンボーンのデニス・ウィック(展覧会における妙技等)、トランペットのモーリス・マーフィー(目立つ箇所だらけ!)等の名人揃い。
 ミュンヘンフィル着任前のアグレッシヴなチェリビダッケに見事に呼応します。
 来日公演でも披露されながらなぜかリリースがないティペットの"祭典の踊り"(唯一の録音)も収録。
 ミケランジェリにとってもベストの出来、最高音質である絶美のラヴェル。神秘的なフォーレ。
 ご子息セルジュ氏の公認を得た正規リリースです。

 この度東武レコーディングの海外音源の発掘を担当してきたProminent Classicsがレーベルとして独立。

 CD日本プレス。美麗夫婦箱10枚組。木之下晃氏による来日時の写真をあしらいました。

 ※英語、日本語によるライナーノート付。

 
 




<国内盤> 


MCLASSICS


MYCL00026
¥3300
Bottoms Up!
 ボトムズ・アップ・ユーフォニアム・テューバ・カルテット

  1. マルティーノ:ファンタジー
  2-4. ヨーク:PCカルテット「トラディショナル・ヴァリューズ」
   I. Intrada/II. Pastorale/III. Postlude
  5-8. ジェイコブ:4つの小品
   I. Andante Tranquillo/II. Allegro Vivace/
   III. Larghetto/IV. Allegro
  9. フォーヴス:コズミック・ヴォヤージュ
  10-12. ペイン:テューバ四重奏曲
   I. Allegro/II. Andante/III. Vivo
  13-15. ブラ:セレスティアル組曲
   I. Eclipse/II. Canzone Lunaire/III. Solar Plexus
  16. 新井秀昇:小序曲
  17. 新井秀昇:祈りー東日本大震災被災者のためのー
  18. 新井秀昇:祭輪舞
  19. スティーヴンス:パワー
  20. スノーデン:テイク・ディス・ハンマー
新井秀昇(ユーフォニアム)
安東京平(ユーフォニアム)
次田心平(テューバ)
ピーター・リンク(テューバ)

 <収録>2021年12月20-22日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)

 超重量級最強カルテット"Bottoms Up"デビュー!
 オーケストラやソリストとして活躍する人気ローブラスプレイヤー4人が結集したボトムズ・アップ・ユーフォニアム・テューバ・カルテットのデビューアルバムです。
 ソリストとして活躍著しいユーフォニアムの新井秀昇と安東京平。オーケストラだけでなくソリスト、アンサンブルでも定評のある次田心平とピーター・リンク。
 彼らの奏でる圧倒的なテクニックと重量級のサウンド!包み込むような柔らかい音色から突き動かすようなパワフルなビート感など幅広い音楽に驚くことでしょう。
 また、新井のオリジナルの曲も収録。圧巻の縦横無尽に展開変化する重低音。ユーフォニアムとテューバによる最強アンサンブルをお楽しみ下さい。

 新井 秀昇(ユーフォニアム)
 埼玉県出身。洗足学園音楽大学を最優秀賞を受賞し卒業。第5回Jeju国際金管コンペティション第3位、第26回日本管打楽器コンクール第3位、第7回津堅コンクール第1位。
 これまでにユーフォニアムを露木薫、舟越道郎、大塚哲也の各氏に、即興演奏を平野公崇氏に師事。2016、2017、2018年のアジア・テューバ・ユーフォニアム・フェスティヴァルに、また国際テューバ・ユーフォニアム・カンファレンス2019にアーティストとして招聘されリサイタルを行う。
 創作にも取り組み、特にその性質をよく知るユーフォニアムやテューバを使った作曲作品を多く手掛けている。
 これまでに3枚のCDアルバム(「NASOTA」/2017年、「くもり時々雨のち晴れ」/2019年、「ユーフォニアム・アラカルト」2021年)をリリースする。
 ブラスバンド・ゼファー プリンシパルユーフォニアム奏者、ファンカル、各メンバー。洗足学園音楽大学非常勤講師、日本ユーフォニアム・テューバ協会常任理事。

 安東 京平(ユーフォニアム)
 北海道芦別市出身。矢田部賞を受賞し国立音楽大学卒業。ロームミュージックファンデーション奨学生として,アメリカアラバマ大学大学院修士課程修了。
 これまでにユーフォニアムを竹内広三,三浦徹,Dr.齋藤充,Dr.Demondrae Thurman,ヒロ野口の各氏に師事。第24回日本管打楽器コンクールユーフォニアム部門第1位,第25回ファルコーニ国際ユーフォニアムコンペティション第1位,他入賞歴多数。
 2017年初の全国5都市を周るツアーを開催。2019年5月初のソロアルバム"DREAM"をリリース,レコード芸術誌特選盤に選出されている。
 ITEC2019ではソリストとして招待されソロリサイタルを開催。室内楽活動,吹奏楽やオーケストラのエキストラ奏者としても活動中。国立音楽大学,桜美林大学,札幌大谷大学・高校各ユーフォニアム非常勤講師。

 次田 心平(テューバ)
 京都市立音楽高校(現・京都堀川音楽高校)を経て京都市立芸術大学を首席で卒業。同時に音楽学部賞、京都音楽協会賞を受賞。第24回日本管打楽器コンクール第1位。
 日本フィルハーモニー交響楽団を経て読売日本交響楽団テューバ奏者となる。日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団とテューバ協奏曲を共演。
 オーストリアのリンツ、アメリカのインディアナ、テネシーの国際テューバ・ユーフォニアム大会、ポルトガルのローブラスの音楽祭"グラヴィッシモ!"にそれぞれゲストアーティストとして参加。
 2015年にはセルジオ・カロリーノ氏とデュオコンサートのライブ録音が「Yamaha Tuba Duo/SuperLive!」としてオクタヴィア・レコードよりリリース。また、侍Brass、ワーヘリ、The TUBA band、なにわ《オーケストラル》ウィンズのメンバーとしても演奏活動およびCD録音を行なっている。
 これまでにDVD「テューバマスター」、CD「TuBest!」、「Mr.Tuba!」をリリース。テューバを鹿島三嘉、武貞茂夫、ダニエル・ペラントーニ、ロジャー・ボボの各氏に師事。洗足学園音楽大学准教授、東京音楽大学講師、尚美ミュージックカレッジ専門学校コンセルヴァトアールディプロマ科講師として後進の育成にも力を注いでいる。

 ピーター・リンク(テューバ)
 アメリカ合衆国バージニア州出身。1995-99年、アメリカ陸軍音楽隊に在籍。2002年デポール大学音楽学部入学。
 2003-2006年シカゴシビックオーケストラを経て、2008年より仙台フィルハーモニー首席テューバ奏者。これまでにシカゴ交響楽団、シンシナティ交響楽団、デトロイト交響楽団、ボストン交響楽団、シアトル交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなど、世界各地のオーケストラに客演。
 2017年にはソロリサイタルツアーを日本で行うとともに、プサン国際音楽祭、ジンバオ国際音楽祭においてもソリストとして招聘され、協奏曲の共演またリサイタルを行い大好評を博した。
 タングルウッド音楽祭を始め、世界各地のマスタークラスに講師として招聘される。
 2017年より、仙台にてSTEC(Sendai Tuba Euphonium Conference)を主宰し、ミュージックキャンプを行なっている。仙台ジュニアオーケストラ、宮城学院女子大学音楽科講師。
 
















7/20(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



AUDITE



AU 97792
¥2700
「リストの友人、そして模範」    アンナ=ヴィクトリア・バルトルッシュ(オルガン)
 (1)カール・ミュラー=ハルトゥング(1834-1908):
  オルガン・ソナタ第2番 ヘ短調「ただ愛する神の摂理にまかす者」
 (2)ヨハン・ゴットロープ・テプファー(1791-1870):オルガン・ソナタ ニ短調 Op.15
 (3)ベルンハルト・スルツェ(1829-1889):コンチェルト・ファンタジア ヘ長調 Op.63
 (4)ザーロモン・ヤーダスゾーン(1831-1902):ファンタジア~オルガンのための ト短調 Op.95
 (5)アウグスト・ゴットフリート・リッター(1811-1885):
  自由なコラール前奏曲「主なる神よ、いざ天の御門を開かせたまえ」
 (6)リッター:オルガン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.19

 リストがワイマール時代に出会った友人、そして模範とした作曲家たちのオルガン作品集!

 セッション録音:2021年6月18-20日/ノイミュンスター(チューリッヒ)/DDD、ディジパック仕様、74'29
 レコーディング、エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ
 楽器:アルテ・トーンハレ・オルガン

 フランツ・リスト(1811-1886)はピアノのヴィルトゥオーゾとして活躍した後、1848年よりワイマールに定住。
 作曲と指揮に専念するようになり、ゲーテ(1749-1832)やシラー(1759-1805)の時代に全盛を迎えていた同地を、音楽の中心地として再興させました。

 若手実力派オルガニスト、アンナ=ヴィクトリア・バルトルッシュが全2タイトルの構成でリリースするリストにまつわるアルバム。
 当CD はその第1弾「リストの友人、そして模範」です。このアルバムにはワイマールで出会ったオルガニスト、作曲家のリッター、ミュラー=ハルトゥング、ヤーダスゾーン、スルツェ、テプファーの作品を収録。
 リストに多大な影響を与え、革新的な作品を生み出す原動力となったこれらの作品を通し、当時のオルガン音楽の繁栄を垣間見ることができます。
 第2弾「リスト-オルガン作品の作曲家」(AU-97793)も近日発売予定。このアルバムにはリストのオリジナル作品を中心に構成。
 当時ワイマールで活躍していたオルガンの名手たちとの出会いからリストの大規模なオルガン作品が誕生まで、"オルガン作品の作曲家"リストの半生をたどれる内容となっています。

 ブックレット内のQRコードを読み取ると、audite.deのストリーミング・プラットフォームでヨハン・ハインリヒ・レフラー(1833-1903)の「英雄幻想曲」を聴くことができます。

 
 



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HARMONIAMUNDI



HMF 8932622
(3CD)
¥4500→\4190
名盤再登場!
クリスティ率いるレザール・フロリサン『ポッペアの戴冠』
 2018年ザルツブルク音楽祭

  モンテヴェルディ(1567-1643):
   歌劇『ポッペアの戴冠』
ポッペア:ソーニャ・ヨンチェヴァ(ソプラノ)
ネローネ:ケイト・リンゼイ(メゾ・ソプラノ)
オッターヴィア:ステファニー・ドゥストゥラック(メゾ・ソプラノ)
オットーネ:カルロ・ヴィストリ(カウンターテナー)
セネカ:レナート・ドルチーニ(バリトン)
ドゥルシッラ:アナ・キンタンス(ソプラノ)
乳母:マルセル・ビークマン(テノール)
アルナルタ:ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)
フォルトゥーナ:テマラ・バンジェセヴィッチ(ソプラノ)
ヴィルトゥ:アナ・キンタンス(ソプラノ)
アモーレ:レア・デァンドル(メゾ・ソプラノ)
ウィリアム・クリスティ(指揮・チェンバロ)
レザール・フロリサン

 超充実の歌唱陣、そして極上の器楽パート!クリスティ率いる『ポッペアの戴冠』2018年ザルツブルク音楽祭でのライヴ録音

 録音:2018年8月、ザルツブルク音楽祭

 クリスティが「この世でもっとも素晴らしい作品のひとつ」と語るモンテヴェルディの傑作『ポッペアの戴冠』。
 クリスティにとって初録音の超豪華キャストによる演奏が再登場。2018 年ザルツブルク音楽祭で絶賛された演奏です。
 ※ 2019年に発売されたHAF 8902622(廃盤)の再発盤。付属していたDVD はつきません。

 独裁者ネローネが魅力的なポッペアと恋に落ち、妻(オッターヴィア)などすべての障害を取り除き、二人は結ばれるという、清く正しい者が勝つというわけではない非道徳的といっても過言ではないストーリーにも関わらず、その音楽があまりに素晴らしく、今なお人を引き付けてやまない魅力に満ちた『ポッペアの戴冠』。
 クリスティはチェンバロを弾きながら指揮をし、軽やかでありながら、物語のドラマティックさを最大限引き出しています。
 器楽アンサンブルは16名、上演では、舞台に設えられたピットに二手に分かれて配置され、重要なパートの時には立ち上がって演奏するなど、歌い手たちと同様あたかも登場人物のように演奏しています。
 歌唱陣はポッペアにブルガリア出身で2010年ドミンゴ主催の「オペラリア」で優勝し世界で活躍する歌姫ソーニャ・ヨンチェヴァ。
 ネローネには2019年9月にはハーディング指揮ベルリン・フィルのベルリオーズ「ロミオとジュリエット」に出演予定、さらに10月にはウィーン国立歌劇場「ナクソス島のアリアドネ」にも作曲家役で出演予定のアメリカ出身の急上昇歌手、ケイト・リンゼイ。
 他にもクリスティ「声の庭」出身の歌手など、望みうる最高の歌手たちが結集しています。
 全体を通して歌唱陣は抜群の安定と余裕すら感じさせ、器楽パートも文句なしの超充実の演奏。美しい通奏低音も印象に残ります。第3幕のオッターヴィアの「さらば、ローマよ」の通奏低音と歌い手の一体感は息をのむ美しさ。
 
 ※HAF 8902622(廃盤)の再発盤。DVDはついておりません。
 



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MDG



MDG 90122166
(SACD HYBRID)
¥2500→\2290
ラウマ・スクリデ(ピアノ)
ブランデンブルク響&ギュルケによる
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番

  ベートーヴェン:
   献堂式序曲 Op.124
   ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
   創作主題による32 の変奏曲 ハ短調 WoO.80
 
 ボーナスCD:
   ペーター・ギュルケによる
    アルフレッド・ブレンデルの対談集の朗読
ラウマ・スクリデ(ピアノ)
ブランデンブルク交響楽団
ペーター・ギュルケ(指揮)

 ラウマ・スクリデをソリストに迎えたブランデンブルク響&ギュルケによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番

 録音:2020年11月10-14日、ブランデンブルク劇場/Stereo/5.1/2+2+2、59'33、輸入盤・日本語帯付

 ラトヴィア出身のピアニスト、ラウマ・スクリデをソリストに迎えたペーター・ギュルケ指揮、ブランデンブルク交響楽団によるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。
 ベートーヴェンの人生の中で最も充実していたいわゆる「傑作の森」と呼ばれる時期に書かれた本作。第1楽章の冒頭からピアノ・ソロで開始されるなど、ベートーヴェンらしい革新的な作品となっています。
 ラウマ・スクリデの説得力のあるピアノ、そしてオケの好サポートにより、楽曲の魅力が存分に伝わる演奏となっています。
 またラウマ・スクリデはソロで「創作主題による32の変奏曲」も録音。
 この作品も同じくベートーヴェンの中期に属し、「傑作の森」の数々の名作とともに演奏され続けています。
 古典的な作曲法と巧みな変奏技法とが見事に一体となった画期的な変奏曲で難易度も高い作品ですが、ラウマ・スクリデの卓越した構築力で見事に聴かせます。
 またカップリングには、晩年の作品ですがあまり演奏機会のない「献堂式」序曲が含まれています。
 1822年に、ウィーンに新築されたヨーゼフシュタット劇場のこけら落としに上演されたC.マイルズの劇「献堂式」のために作曲された祝典劇のための音楽。
 ミサ・ソレムニスや「第9」と同時期に書かれており、簡潔ながらも総作意欲が垣間見れる充実した作品です。




スマッシュヒットになった
スクリデ姉妹の北欧のソナタと小品集

ORFEO
C913161
\2900→\2690
スクリデ姉妹による北欧のソナタと小品集
 1-3.エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Op.13/
 4-6.カール・ニールセン(1865-1931):ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Op.35/
 7-10.ジャン・シベリウス(1865-1957):4つの小品 Op.78
  <即興曲/ロマンス/レリジョーソ/リゴードン>/
 11-13.ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927):ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.19
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)/
ラウマ・スクリデ(ピアノ)
録音 2015年9月28日-10月1日 ベルリン スタジオ・ブリッツ

 ラトヴィア出身のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデと妹ラウマとのデュオによる北欧作品集。
 「各作曲家たちの固有の音を見つけ出すこと」をコンセプトに置いたこのアルバムでは幼い頃から共に音楽を学んだ2人が、お互いの個性を尊重しながらも、時には激しく火花を散らすほどの熱い演奏を繰り広げています。
 結婚したばかりの幸福の絶頂にあった時期に書かれたグリーグのソナタ、良き友人同士でありながらその作風は驚くほどに違うシベリウスとニールセンの作品、ドイツ後期ロマン派の影響を強く受けているステンハンマルのソナタ。それぞれの作品の違いも表現されています。

 
 


MDG 90322646
(SACD HYBRID)
¥2500
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
 (ヴァイオリンとオルガン版)

  協奏曲第1 番ホ長調 RV 269「春」
  協奏曲第2 番ト短調 RV 315「夏」
  協奏曲第3 番ヘ長調 RV 293「秋」
  協奏曲第4 番ヘ短調 RV 297「冬」
  ヴァイオリン協奏曲 イ短調
   (すべてテオフィル・ハインケによるオルガン編曲)
デヴィッド・ゴロル(ヴァイオリン)
テオフィル・ハインケ(オルガン)

 ヴァイオリンとオルガンによるヴィヴァルディの「四季」、オルガンによって広がるヴィヴァルディの音の広がり

 使用楽器:ヴァルタースハウゼン市教会、トロスト・オルガン
 録音:2021年11月2-4日、ヴァルタースハウゼン市教会/Stereo/5.1/2+2+2、輸入盤・日本語帯付

 ヴィヴァルディの最も有名な作品である《四季》。
 4つのヴァイオリン協奏曲は、季節の移り変わりを標題的に表現し、技術的にも革新的であり、新境地を開拓した楽曲です。
 本盤では、なんとヴァイオリンとオルガンによる編曲で録音。オルガンによる編曲は、ヴァイオリンの豊かな音色を生かしつつ、ヴィヴァルディの幅広い音楽表現に新たな1ページを加えるような画期的な演奏となっています。
 オルガンは、ヴァルタースハウゼン市教会にある名工トロスト作のオルガン。ブックレットにはオルガンのストップ表も記載するこだわりです。
 夏の雷鳴と閃光、春の鳥のさえずりなど多彩な音響を楽しむことができます。
 またカップリングには、バッハ自身はオルガン用に編曲していたイ短調のヴァイオリン協奏曲も収録しています。
 
 


MDG 90322466
(SACD HYBRID)
¥2500
モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》
 (ハーモニームジーク/トリオダンシュ版)

  モーツァルト/ウルフ=グイド・シェーファー編:
   《ドン・ジョヴァンニ》
    (ハルモニームジーク/トリオ・ダンシュ版)KV527
   演奏会用アリアより
   「ああ、明したまえ、おお神よ」 KV178
    (コーラングレと弦楽三重奏)
   「岸辺近く願いぬ」 KV368(オーボエと弦楽三重奏)
   「幸せの影よ~私はおまえを残して行く」KV255
    (コーラングレと弦楽三重奏)
   オペラ《皇帝ティートの慈悲》KV621より
   「私は行くが、君は平和に」
   「夢に見し花嫁姿」
トリオ・ロゾー
 【レイチェル・フトスト(オーボエ、コーラングレ)、
  ウルフ=グイド・シェーファー(クラリネット)、
  マルテ・レファート(ファゴット)】
カトリン・ラブーズ(ヴァイオリン)
タイア・リジィ(ヴィオラ)
ファブリツィオ・シッラ(チェロ)

 トリオ・ダンシュ版で聴く《ドン・ジョヴァンニ》

 録音:2021年12月17,18日、2022年1月8,9日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス/Stereo/5.1/2+2+2、71'06、輸入盤・日本語帯付

 18世紀、モーツァルトのオペラは歌劇場だけでなく、家庭用、サロン用としてハルモニームジークとして管楽合奏でも親しまれました。
 再生機器のなかった時代、多くの人が音楽に親しむ手段として人気を得ていました。
 リード木管楽器であるオーボエ、クラリネット、ファゴットによる三重奏トリオ・ダンシュの演奏団体として活躍しているトリオ・ロゾーは、これまでに「コジ・ファン・トゥッテ」(MDG90321446)や「皇帝ティートの慈悲」(MDG90320956)といったモーツァルトの作品を演奏してきました。
 今回稀代のプレイボーイの華麗なる恋の遍歴と衝撃的な最期を描いた人気作「ドン・ジョヴァンニ」を録音しました。
 また加えてそれぞれがソロとなり弦楽三重奏と演奏した演奏会用アリアも収録した興味深い内容です。
 
 


MDG 91222566
(SACD HYBRID)
¥2500
メンデルスゾーン・プロジェクト VOL.3
 メンデルスゾーン:
  シンフォニア第7番ニ短調
  ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲ニ短調
ドグマ室内オーケストラ
ミハイル・グレヴィチ(指揮)
ステファン・ワーツ(ヴァイオリン)
アニカ・トロイトラー(ピアノ

 ドグマ室内オーケストラによるメンデルスゾーン・プロジェクト第3弾、早熟の天才メンデルスゾーンの溢れ出る音楽性が垣間見れる作品群

 録音:2021年8月8-11日マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス/Stereo/5.1/2+2+2、57'34、輸入盤・日本語帯付

 メンデルスゾーンは、12歳から14歳にかけて弦楽のためのシンフォニアを12曲作曲しています。
 ドグマ室内オーケストラは、同時期に書かれた5 つの協奏曲を含めたメンデルスゾーンのシリーズをリリース。
 第1弾(MDG-91221936),第2弾(MDG-91222116)に続く本作は、シンフォニア第7番と「ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲」が収録されています。
 メンデルスゾーンが14 歳の時の作品「ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲」。
 メンデルスゾーンらしい華麗で甘美な旋律は若き日のメンデルスゾーンの溢れる才能を感じることのできる作品です。
 
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MDG 63222442
(3CD)
¥4500→\4190
オスナブリュック交響楽団
ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル:交響曲全集

 ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951)
  CD1
   交響曲第2番Op.29/交響曲第1番Op9
     録音:2007 年3、5月
  CD2
   交響曲第3番Op.36/交響曲第4番Op.54
     録音:2008年2月4-5,20,22日
  CD3
   組曲ト短調『イン・デン・ベルゲン』Op.7
   交響曲第5番Op.141
     録音:2009年2月23~24日、5月4~5日
オスナブリュック交響楽団
ヘルマン・ボイマー(指揮)

 フェルステルの貴重な交響曲全集がセットで登場!

 録音場所:ドイツ、オスナブリュック・ホール/日本語帯・解説付

 マーラーと同世代に属し、マーラーの支持者でもあったチェコの作曲家、ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステルの貴重な交響曲全集。
 フェルステルは、プラハ音楽院に学び、作曲と批評・教育、そして絵画に生きた多彩な音楽家でした。
 長くハンブルクやウィーンで暮らし、第一次世界大戦が終わり、祖国がチェコスロヴァキア共和国として独立するとプラハに戻り、以後の人生をチェコで過ごします。
 プラハ音楽院で教授を務めた彼は1939年には院長となり、1946年には人民芸術家に叙せられます。
 フェルステルはその生涯に170以上の作品を書いています。
 1888年に書かれた第1番は彼の母の死を追悼して書かれたもの、緊張感と哀悼にみちた美しい作品です。
 1890年に書かれた第2番は、彼の友人でもあったマーラーが高く評価したといわれる作品で、葬送行進曲とスケルツォが見事な対比を描いた力作。
 ハンブルク時代の初期に書かれた第3番。彼の初期作品である組曲『イン・デン・ベルゲン』。
 独特の美しさを持った最後の交響曲第5 番など、作品にはフェルステルの家族の思い出が反映されているものが多く、また「薔薇の騎士」「トスカ」「トリスタンとイゾルデ」「ルサルカ」からの引用も見て取れたりと、注目情報もいくつかあり、加えて、近代チェコの作曲家にも関わらず、その作風には民俗的なものは希薄で、後期ロマン主義的とも神秘主義的とも言われる重厚な雰囲気が魅力十分なものとなっているのがポイントです。
 



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DACAPO



8.204002
(4CD)
¥6400→\5990

豪華演奏陣
  トマス・ダウスゴー、サカリ・オラモ、ヨーン・ストルゴーズ指揮
  ウィーン・フィル、オスロ・フィル
 ペア・ノアゴー(1932-):8つの交響曲
4枚組BOX

 【CD1】...交響曲第3番&第7番
  交響曲第3番(1972-1975)
   1. I Moderato/2. II Allegretto
  交響曲第7番(2004-2006)...世界初録音
   3. I. Moderato/4. II Lentissimo/5. III Allegro
 【CD2】...交響曲第1番&第8番
  交響曲第1番 「厳格」(1953-55/1956改訂)
   1. I. Tempo moderato/2. II. Calmo, molto affettuoso/
   3. III. Allegro impetuoso
  交響曲第8番(2010-2011)...世界初録音
   4. I. Tempo giusto - Poco allegro, molto distinto/
   5. II. Adagio molto/6. III. Piu mosso - Lento visionario
 【CD3】...交響曲第2番&第6番
  交響曲第6番「一日の終わりに」(1999)
   1. I. Moderato/2. II. Lentissimo/3. III. Allegro energico
  4. 交響曲第2番(1970/1971改訂)
 【CD4】...交響曲第4番&第5番
  交響曲第5番(1987-1990/1991改訂)
   1. I. Allegro -2. II. Allegro feroce -3. III. Andante -
   4. IV. Lento - Quasi u na passacaglia - 5. V. Allegro robusto
  交響曲第4番(1981)
   6. I. Indischer Roosen-Gaarten インドのバラ園
   7. II. Chineesischer Hexen-See 中国の魔女の湖
ウッラ・ミュンシュ(アルト)...CD1: 1-2
デンマーク国立放送合唱団...CD1: 1-2
デンマーク国立声楽アンサンブル...CD1: 1-2
デンマーク国立放送交響楽団...CD1
トマス・ダウスゴー(指揮)...CD1
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団...CD2
サカリ・オラモ(指揮)...CD2
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団...CD3、4
ヨーン・ストルゴーズ(指揮)...CD3、4

 録音:2007年12月20-22日 Danish Radio Concert Hall, Copenhagen(デンマーク)...CD1:1-2 2008年6月2-5日 Danish Radio Concert Hall, Copenhagen(デンマーク)...CD1:3-5 2013年5月16-17日 Konzerthaus Wien, Vienna(オーストリア)...CD2:1-3 2013年5月25-26日 Konzerthaus Wien, Vienna(オーストリア)...CD2:4-6 2015年5月25-28日 Oslo Konserthus(ノルウェー)...CD3:1-3、CD4:1-5 2015年6月1-5日 Orchestra Rehearsal Room, Oslo Opera House(ノルウェー)...CD3:4、CD4:6-7

 2022年7月13日に90歳の誕生日を迎えたデンマークを代表する現代作曲家ペア・ノアゴー。
 このには、60年にわたる彼の作曲生活から生まれた8曲の交響曲がまとめられています。
 「私の交響曲は、それだけでひとつの大陸のような気がする」とノアゴー自身が語るように、さまざまな要素が内包されており、また書かれた年代によって全く違う様相を帯びています。
 1953年に書かれた、シベリウスを思わせる北欧の自然の描写が美しい交響曲第1番から、独自の作曲手法「無限セリー」を用いた第3番、スイスのアーティスト、アドルフ・ヴェルフリに影響されたという交響曲第4番を経て、2010-11年に書かれた簡潔な書法による古典的な形式を持つ第8番まで、それぞれの作品は作曲家の成熟成を示すとともに、ノアゴーの「私の交響曲にはそれぞれの個性があり、同じことの繰り返しはない」との言葉通り、どの曲も独自の世界を持っています。
 この8曲でノアゴーの音楽語法を存分に楽しめます。
 演奏家の顔ぶれも充実しており、サカリ・オラモとウィーン・フィルによる第1番と第8番は2015年のグラモフォン・アウォード(最優秀現代音楽録音)に選ばれました。

 
 
 

8.226546
¥2700
マティアス・ヴェスタゴー:Idylls, elegies 牧歌、エレジー
 Three Idylls 3つの牧歌(2017/2019) - アンサンブルのために
  1. I. Pifa/2. II. Hetarengraber/3. III. Caccia
 Six Elegies 6つのエレジー(2016/2019)- アンサンブルのために
  4. I. Frozen, strict/5. II. Nervous, urgent/
  6. III. With desperation/7. IV. Funereal/
  8. V. Fleeting, unwinding/
  9. VI. Adagio nach J.S. Bach
    (古き年は過ぎ去り BWV 614より)(ヴェスタゴー編)
 Traek – 弦楽四重奏のための楽章(2019)
  10. I. Bastard Wing (Alula)/
  11. II. Ghost Movement/12. III. Strejffugle
 To Loppenthin-sange 2つのルーペンティンの歌(2018) -
  ソプラノ、チェロ、クラリネットとパーカッションのために
   13. I. vind/14. II. Sovn
 Francesca Nocturnes フランチェスカの夜想曲(2019) -
  アルト・フルート、コールアングレ、ヴァイオリン、
   ヴィオラとチェロのために
    15. a/16. b/17. c/18. d
 全曲世界初録音
シーネ・アスムセン(ソプラノ)
エスビェア・アンサンブル
【メンバー】
 ボグダン・ボジョヴィチ(ヴァイオリン)...1-12,15-18
 アンネ・スー(ヴァイオリン)...10-12
 セシリア・バリング(ヴァイオリン)...1-9
 ミシェル・カミーユ(ヴィオラ)...1-12、15-18
 トビアス・ヴァン・デア・パルス
  (チェロ)...10-14、15-18
 パウ・コディナ・マスフェレール(チェロ)...1-9
 ケアスティン・ティーレ(フルート)...1-9、15-18
 ラディ・ラーデフ(オーボエ)...15-18
 ペーター・キルステイン(オーボエ)...1-9
 ロン・チェン=ツィオン(クラリネット)...1-9、13-14
 アンッティ・サロヴァーラ(ファゴット)...1-9
 ヨーケ・ワイマ(ホルン)...1-9
 クリスティアン・マルティネス
  (パーカッション)...1-9、13-14
 宗像 礼(指揮)...1-9
 マウヌシュ・ラーソン(指揮)...13-14

 録音: 2019年12月12-13日、2021年4月6-7日 Konservatoriets Koncertsal(デンマーク)

 マティアス・ヴェスタゴーはデンマークの新世代の作曲家。
 彼の関心はさまざまなところに向かっており、讃美歌からキャバレー・ソングまで多岐にわたる作品を書いています。
 ここに収録された作品はヴェスタゴーの人格形成と自己発見の過程で生まれたもので、彼の言葉を借りれば「私が心から愛するクラシック音楽の過去の遺産と、若者としての自己表現との間で折り合いを付けようとする試み」 です。
 演奏はデンマークを代表する「エスビェア・アンサンブル」。近現代作品を得意とし、特殊奏法など、作曲家の難しい要求にも易々と応える凄腕の奏者の集まりです。
 前半の作品を指揮する宗像 礼(むなかた・れい)はダルムシュタット夏季現代音楽講習会でユニークな作品を発表して話題を撒いた作曲家でもあり、このアルバムでも共感に満ちた演奏を聴かせています。

 
 
 

8.226596
¥2700
ジョセフィーヌ・オプサール(1992-):Atrium アトリウム ジョセフィーヌ・オプサール
 (チェロ、ライヴ・エレクトロニクス)
 1. Prism I プリズム I (2020) Gaaer ikke Soels og Maanes Vei ned under dybe Hav? (2019)/
 2. Praeludium til et evigt Morgengry 永遠の夜明けへの前奏曲/
 3. Den menneskelige Stemme 人間の声/4. Dyrets Opstigning 獣の昇天/
 5. Epilog for den lille Dod 小さな死へのエピローグ 8 Circles 8つのサークル(2017)より/
 6. Pendulum 振り子 Liquid Entity (2018)/7. Maestoso/8. Ritmico/9. Intimo (2018)/
 10. EVI (2020) Town Will Change Town Will Remain 街は変わる、街は残る(2020)/
 11. Part 1: Change/12. Part 2: Remain KHGR (2019)/13. Water 水/14. Wave 波/
 15. Rauma ラウマ(2019)/16. Prelude 前奏曲(2018)/17. Prism II プリズム II(2020)
 全曲世界初録音

 録音: 2021年春 Studio PragsBLVRD 63 in Copenhagen(デンマーク)

 デンマークのチェリスト・作曲家ジョセフィーヌ・オプサールのDACAPOレーベルからのデビュー・アルバム。
 彼女自身が作曲・演奏・録音を担当し、チェロのアコースティックなサウンドに多重録音やライヴ・エレクトロニクスをミックスした独特の音響は、時に激しく訴えかけ、時に夢幻の世界へといざないます 。





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NAXOS

8.574363
¥1800
アレクサンドル・マルコフ(ヴァイオリン)
 アンリ・ヴュータン:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集

 1. ベートーヴェンの「ロマンス第1番 ト長調」の
  主題による変奏曲(1837-38) 
   (O. アドラーによるヴァイオリンと管弦楽のための復元版)
 2. 幻想曲 ホ長調 「ラ・センティメンターレ」 Op. 9b(1838)
 3. アリアと変奏第3番(1833年以前)(ヴァイオリンと管弦楽版)
 4. ベッリーニの歌劇《ノルマ》の主題による
  変奏曲 ト長調 Op. 2(1833-34)
 5. ヴァイオリン協奏曲第8番 ロ短調 Op. 59 -
  第1楽章 アレグロ・マエストーソ
   (カデンツァ:アルベルト・マルコフ)
    (C. バウムガルテンによるヴァイオリンと
     管弦楽編 2020年)
 6. 歌劇《メッシーナの花嫁》- 第3幕 バレエの場面
  (M.K.マイクシャクによる管弦楽編 2020年)
 
 世界初録音
アレクサンドル・マルコフ(ヴァイオリン)
ゴータ=アイゼハナ・チューリンゲン・フィルハーモニー管弦楽団
マルクス・フーバー(指揮)

 録音: 2021年5月18-22日 Stadthalle Gotha(ドイツ)

 19世紀におけるヴァイオリン演奏の技術と美学を一変させるほどの影響力を持ち、名演奏家、作曲家としてパガニーニの後継者にふさわしいと賞賛されたアンリ・ヴュータンの作品集。
 このアルバムに収録された彼の作品は、未完のヴァイオリン協奏曲第8番を除き、全てヴュータンの死後に発見されたものです。
 ここで聴けるいくつかの作品でも顕著なように、彼はとりわけ変奏曲の形式を好んだようで、一つの主題を感情を込めながら発展させつつ、名人芸を発揮する場として作品を練り上げています。
 中でも、ベートーヴェンのロマンス第1番の主題による変奏曲や、ベルカントの影響を受けた幻想曲ホ長調「ラ・センティメンターレ」は、彼の演奏会用作品の中でも最も素晴らしいものの一つです。
 彼が完成させたヴァイオリン協奏曲は全7曲ですが、このアルバムに収録された未完の「第8番」はヴュータンの最後の作品で彼の弟子であるウジェーヌ・イザイに捧げられました。
 
 演奏者アレクサンドル・マルコフはユーディ・メニューインに絶賛されたヴァイオリニスト。
 16歳でカーネギーホールでソロ・デビューを飾り、以降ロリン・マゼールやシャルル・デュトワら世界的な指揮者と共演。パガニーニの「24のカプリース」などの19世紀ロマン派音楽から、ロックまで幅広いレパートリーを誇ります。

  1990年代初頭に発売されたこのアルバムのジャケットは衝撃的でした。
 
 
8.555171
¥1800
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第10集
 エドワード・ジャーマン(1862-1936):管弦楽作品集
スロヴァキア放送交響楽団
エイドリアン・リーパー(指揮)
  組曲「ネル・グウィン」
   1. 序曲/2. カントリー・ダンス/3. 田園舞曲/4. メリーメーカーの踊り
  ジプシー組曲(4つの性格的舞曲)
   5.I. メランコリックなワルツ 「ロンリー・ライフ」/6. II. アレグロ・ディ・ブラヴーラ 「ダンス」/
   7. III. メヌエット「愛のデュエット」/8. IV. タランテッラ「歓喜」
  ヘンリー8世
   9. 第1番 モリス・ダンス/10. 第2番 羊飼いの踊り/11. 第3番 たいまつの踊り
  12. 劇付随音楽「テンプター」 - 子守歌
  ロミオとジュリエット
   13. パヴァーヌ/14. 夜想曲/15. パストラーレ
  16. 歌劇《トム・ジョーンズ》 - 第3幕 フォー・トゥナイト 「ソフィアのワルツ・ソング」
  歌劇《メリー・イングランド》組曲
   17. I. ホーンパイプ/18. II. メヌエット/19. III. 田舎の

 録音: 1991年9月14-19日 Concert Hall of the Slovak Radio, Bratislava(スロヴァキア)
 MARCO POLO 8.223419のレーベル移行盤

 好評のブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ、第10集は英国シュロップシャー州ホイットチャーチの小さな市場町に生まれたエドワード・ジャーマンの作品集。
 父は醸造家を営みつつ地域の教会オルガニストを務め、母はアマチュアの歌手という家庭に育ったジャーマンは、幼い頃から音楽の才能を発揮します。
 成長してからはヴァイオリニストとして活動するかたわら作曲も手掛け、1888年にはロンドンのグローブ座の音楽監督に就任。
 コミック・オペラの大家アーサー・サリヴァンの後継者として認められるなど高く評価されました。
 このアルバムには彼の管弦楽作品が収録されており、これらの曲は、どれも美しい旋律と英国風の品の良い佇まいを持っています。
 とりわけ組曲「エル・グウィン」は、作曲者の生涯の友人であるウィリアム・ハーバート・スコットが「緑の森の香り高いエッセンスで満たされている」と称賛したほどでした。
 初期の作品「ヘンリー8世」は彼の名声を高める役割を果たし、また「ジプシー組曲」からはドヴォルザークの影響も感じられます。
 
 
8.559912
¥1800
デレク・バーメル(1967-): Intonations
 クラリネットと弦楽器のための作品集

  イントネーションズ(2016)
   1. I. Harmonica/2. II. Hymn/Homily/3. III. Hustle
  4. リトルネッロ(2011)
   (エレクトリック・ギターと弦楽四重奏版)
  5. トラキアのスケッチ(2003)
  ヴァイオリン練習曲集(2009-16)
   6. No. 1. Twenty Questions/7. No. 2. Gravity/
   8. No. 3. Figure and Ground/
   9. No. 4. Multiverse/Sketch/10. No. 5. Choros
  ア・ショート・ヒストリー・オブ・ザ・ユニヴァース(2013)
   - ニマ・アルカニ=ハメッド氏による
    11. I. Multiverse/12. II. Heart of Space/
    13. III. Twistor Scattering
 世界初録音
デレク・バーメル(クラリネット)...5、11-13
クリストファー・オットー(ヴァイオリン)...6-10
ヴィーク・ヘイマンス
 (エレクトリック・ギター)...4
ジャック四重奏団
【メンバー】
 クリストファー・オットー (ヴァイオリン)...1-4、11-13
 オースティン・ウゥリマン(ヴァイオリン)...1-3
 アリ・ストリーズフェルド(ヴァイオリン)...4、11-13
 ジョン・ピックフォード・リチャーズ(ヴィオラ)...1-4、11-13
 ジェイ・キャンベル(チェロ)...1-3
 ケヴィン・マクファーランド(チェロ)...4、11-13

 録音: Westchester Studios, New York(USA) 2011年5月23日...5 2013年1月31日...4 2013年10月15日...11-13 2017年4月18日...1-3 2020年7月27日...6-10

 グラミー賞に2度ノミネートされたアメリカの作曲家・クラリネット奏者のデレク・バーメルは、ウィリアム・ボルコムをはじめ、アンリ・デュティユー、オランダのルイ・アンドリーセンらに師事、作曲を学びました。
 彼の作品には東洋の音楽やジャズ、ボルコム譲りのラグタイムなど様々な要素に加えて、コミカルとシリアス、2つの相反する性質が融合されて予測不可能な展開を見せるものが多くあります。
 このアルバムに収録されている「イントネーションズ」やエレキ・ギターの音色をユニークに用いた「リトルネッロ」はまさにそんな作品。不気味な前奏が突然賑やかな雰囲気に変わるなど興味深い音楽です。
 クラリネット独奏による「トラキアのスケッチ」はブルガリアの民俗音楽の探求から生まれたもの。バーメル自身の演奏です。
 「ア・ショート・ヒストリー・オブ・ザ・ユニヴァース」は彼がプリンストン高等研究所のアーティスト・イン・レジデンスを務めていた際、物理学者ニマ・アルカニ=ハメッド氏の講義にインスパイアされて書かれた曲。
 ヴァイオリン練習曲集は無伴奏ヴァイオリンの可能性を追求した作品です。
 
 

8.574315
¥1800
コンスタンティン・ヴァシリエフ(1970-):ギター作品集 第1集
 トム・ジョビンへのオマージュ(2016)
  1. I. Carioca カリオカ/2. II. Contemplation 熟考/
  3. III. Jam Beat ジャム・ビート
 4. カヴァティーナ(2015)/5. 雪の中のバラ(2019)/
 6. 宿命(1996)/7. 時間の放浪者(2010)/
 8. ジャズ・ストーリー(2016)/9-10. 歌と踊り(2017)/
 11. 魔法の灯台(2018)/12. オブリオ(2013)/
 13. シネスタ(2014) 
  (A.スクリャービンの
   「ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op. 20 - 第1楽章 アレグロ」による)/
 14. フォルタレザの踊り - 第7番 シンデレラ(2010)
 2つのロシアの小品
  15. No. 1. Vision 幻影
  16. No. 2. Dance of the Skomorokhs スコモローフの踊り
ユーリ・リベルゾン(ギター)
パトリック・オコンネル(ギター)...12、15、16

 録音: 2021年10月3-5日 St Paul's Anglican Church, Newmarket, Ontario(カナダ)

 ロシアのノヴォアルタイスクで生まれ、ノボシビルスク音楽院でギターと作曲を学んだコンスタンティン・ヴァシリエフ。
 卒業後はドイツに移り、ミュンスターのデトモルト音楽大学でラインベルト・エバーズの下、更にギターの勉強をつづけました。
 1999年にはオスナブリュックで開催されたギター・フェスティヴァル「OpenStrings」の作曲コンクールに入賞、以降ギターを中心としたアンサンブルのために数多くの作品を発表しており、ジャズ、ロシア民謡、現代西洋の伝統など様々なスタイルを統合した彼の作品は、福田進一を始めとした名奏者たちも愛奏しています。
 彼と同郷のギタリスト、ユーリ・リベルゾンもヴァシリエフ作品に心酔しており、系統的な録音を作るべく彼にこのアルバムの企画を持ちかけたということです。
 こうして出来上がったアルバムには、ヴァシリエフが20年以上の年月をかけて作曲した作品を収録。
 リベルゾンのために作曲された「カヴァティーナ」「ジャズ・ストーリー」「雪の中のバラ」の3作品も含まれています。
 2台ギターのための作品まで幅広く収録するというこのシリーズからは、ヴァシリエフの幅広い才能が窺えます。
 


NAXOS GREAT COMPOSERS IN WORDS AND MUSIC


8.578366
¥1800
大作曲家 エリック・サティ(1866-1925)
 1-30. 朗読と音楽で綴る生涯
  デイヴィニア・キャディ作
ルーシー・スコット(朗読)

 エキセントリックで孤独な人物でありながら、フランス音楽モダニズムの予言者として、ラヴェルやドビュッシーにその素晴らしい創造性を支持されたエリック・サティ。
 早くに母親を亡くし、パリ音楽院では「才能がない」と貶されるなど数々のトラウマを抱えながらも、モンマルトルのカフェ・コンセール『黒猫』に集う芸術家の1人となり、プーランクやドビュッシー、コクトーやピカソと交流。
 神秘結社「ばら十字教団」と関係するなどの波乱の人生から数多くの独自性ある作品を遺し、後世に多大な影響を与えました。
 使用曲: サラバンド第2番、グノシエンヌ第3番、ジムノペディ第3番(ドビュッシー編)、ワルツ=バレエより、オジーヴ第1番、「ばら十字団」によ3つのソネリーより第1番、ヴェクサシオンより、梨の形をした3つの小品より他、全15曲の抜粋(フェイドイン、フェイドアウトあり)
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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EPITAGRAPH



EPITA 026/8
(3UHQCD)
¥5100→\4690
マーラー交響曲集(巨人・復活・大地の歌)/
 ワルター&ニューヨーク・フィル【3UHQCD】

  グスタフ・マーラー:
   DISC 1:交響曲 第1番 ニ長調《 巨人》
   DISC 2:交響曲 第2番 ハ短調《 復活》
   DISC 3:交響曲《大地の歌》
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
DISC 1~2:
 マリア・シュターダー(ソプラノ)
 モーリン・フォレスター(アルト)
 ウェストミンスター合唱団
DISC 3:
 キャスリーン・フェリアー(アルト)
 セット・スヴァンホルム(テノール)

 ワルター&ニューヨーク・フィルのカーネギー・ホール・ライヴ、今度はマーラーが登場。《大地の歌》はキャスリーン・フェリアーとの共演となる48年盤・国内初出!

 録音:1950年2月12日(巨人)、1957年2月17日(復活)、1948年1月18日(大地の歌) カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ)
 Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
 MONO、50:42、79:47、58:54、日本語帯・解説付(解説:山崎浩太郎)

 エピタグラフ・レーベルによるブルーノ・ワルター没後60年企画。
 モーツァルト(「第25・29・35・38・39番」EPITA.020/1、「第40・35・39番」EPITA.025)、ブラームス(交響曲全集EPITA.022/4)とリリースを続けてきて今度は極めつけのマーラー!
 マーラー直伝の解釈で、数多く名演名盤を遺しているワルターが絶頂期に手兵ニューヨーク・フィルとカーネギー・ホールでのライヴで遺した交響曲第1番《巨人》・第2番《復活》・《大地の歌》の3曲を3枚のディスクに収録。《巨人》はキングレコードからLP(K22C-181、セブンシーズ・レーベル)が発売されたことがあったものの、今回は国内初CD,《復活》と《大地の歌》は国内初出音盤になります。

 《巨人》・・・1950年2月12日のライヴ。ワルターがお気に入りの曲を、戦後初めてニューヨーク・フィルとの定期で振ったもので、第1楽章の終結やフィナーレなど生々しい迫力で最高の盛り上がり!
 メロディーのロマンティックな歌わせ方も豊かで、第2楽章のチェロや第3楽章の木管などオーケストラ奏者の名人芸も光っています。

 《復活》・・・1957年2月17日、CBSへのセッション録音前日のライヴ(このスタジオ録音の最終セッションは1年後に持ち越された)。
 激しい気魄とエネルギーに満ちた熱演ライヴで、スケールの大きさも巨大。音質も従来の海外盤CDに勝るとも劣らぬ生々しさが感じられます。
 当時カナダの若手だったモーリン・フォレスターが抜擢され、ワルターの自宅でレッスンを受けるなどしてこの演奏会がきっかけでマーラー歌手としての名声を築くことになったのは有名です。

 《大地の歌》・・・1948年1月18日、不世出の名アルト、キャスリーン・フェリアーとのカーネギーでの共演ライヴ。
 前年(1947年)にエディンバラ音楽祭ではじめて共演したワルターが48年カーネギーでの公演に招いたもので、52年のウィーン・フィルと組んでの有名なDECCA録音につながります。
 バーンスタインはボストンに向かう途中に車のラジオでこの日曜コンサートの放送を聴き、後日(22日)ワルターに「私の大きな音楽体験の一つでした。
 あなたはとても、とても、偉大な巨匠です」と手紙を送っています(『ブルーノ・ワルター 音楽に楽園を見た人』エリック・ライディング&レベッカ・ペチュフスキー共著、高橋宜也訳、音楽之友社2015年刊)。
 音質は従来の海外盤より鮮明で、原盤復刻にともなうスクラッチ・ノイズがありますが、高域も落ちることなく臨場感たっぷりに響いてきます。深く豊かなフェリアーの歌声は一段と鮮明に胸に迫ってきて、感無量です。

 以上、いずれもラジオ中継された放送原盤から復刻されたCDで、曲の最初から終りまで楽章間に音の途切れはなく、終了後は拍手が入っていて臨場感は抜群!
 高域の伸びや低域の重厚さ等、音質は比較的良好で、"高音質CDの決定版"であるUHQCDにして発売します。
 マーラー解釈の伝道師ワルターの絶頂期ライヴであるこの3枚組こそファン待望・必携のセットといえるでしょう。

 
 














7/19(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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HARMONIAMUNDI



HMM 902448
(2CD)
¥4200→\3890
ベルリン古楽アカデミー
ベートーヴェン・イヤー・シリーズ、交響曲全曲録音プロジェクト完結編!

  [CD1]
   ・ルイージ・ケルビーニ(1760-1842):『ロドイスカ』序曲(1791)
   ・ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第4番 変ロ長調 op.60(1806)
  [CD2]
   ・エティエンヌ・ニコラ・メユール(1763-1817):交響曲第1番 ト短調(1808)
   ・ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 op.93(1812)
ベルリン古楽アカデミー
 【コンサートマスター:
  ベルンハルト・フォルク】
KKC 6581
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 ハルモニア・ムンディが祝うベートーヴェン・イヤー・シリーズ、ベートーヴェンの交響曲全曲録音プロジェクト、完結編の登場!

 録音:2021年4,5月、テルデックス・スタジオ(ベリリン)/90'51

 ハルモニアムンディがリリースしているベートーヴェン・イヤー・シリーズ交響曲編の完結編となる、ベルリン古楽アカデミーによる第4番&第8番の登場!
 これまでの交響曲のリリースでは、同時代の作品がカップリングとして収録されておりましたが、それは今回も同様。
 今回は、ケルビーニ(1760-1842)、そしてメユール(1763-1817) の作品が選ばれています。ベルリン古楽アカデミーのうまさと、録音の素晴らしさを存分にたのしむことのできる内容です。

 ベートーヴェンでは、交響曲第4番終楽章のファゴットの刻みなど、超絶技巧のきわみですが、わずかな乱れもない見事なもの。ティンパニの豊かな響きも耳にのこります(ティンパニ奏者は若くして首席奏者に就任した、1990年セビリア出身のフランシスコ・マヌエル・アンガス・ロドリゲス。安倍圭子氏の招きで桐朋学園で学んだこともあり、ベルリン国立歌劇場で活躍したのち、バイロイト音楽祭でも演奏していました)。
 第8番第1楽章の快速テンポが生み出す、まるで舞曲のような軽やかさにもまた驚き。そうした第1楽章を経ての第2楽章のメトロノーム風の刻みも非常に効果的に響きます。

 ケルビーニのオペラ『ロドイスカ』は1791年にパリで初演されました。大成功を収めた作品で、当時200回以上上演されたといいます。
 愛しあう男女が父親によって引き裂かれるも、様々な苦難と試練や誤解を経てめでたく結ばれるという内容ですが、序曲はオペラの内容を予見させるというよりも、シンフォニーを思わせるスタイルとなっています。
 ケルビーニの友人でもあったメユールの作品は、シューマンらによって「ベートーヴェンの交響曲第5番への返答」と評されることもある作品です(終楽章のリズムが運命と似ていることなどが理由) が、彼がこの交響曲に取り組んでいたときに、第5番(1808年作曲) をどこまで知っていたかは今となってははっきりしません。
 それよりもむしろ、フランス革命期にこのような素晴らしい交響曲が存在し、その後のフランスのオーケストラ作曲にも大きな足跡を残したこと、そしてベルリン古楽アカデミーによる決定的な名新録音が誕生したことを祝いたい内容です。
 




(参考までに、大昔メユールの曲を聴いたときのコメント)

 いきなり鮮烈な古典派シンフォニーが始まった。
 おっと・・・なんだこりゃ。
 ・・・誰だ・・・?
 ブックレットを見たい欲求を抑える。
 ヨーゼフ・マルティン・クラウスか?似てるが違う。でもハイドンでもない・・・。メロディーがもう少し新しい。ボヘミア系の作曲家か?うーん・・・わからん。
 誰なんだ?
 ついに降参。ブックレットを見る。
 エティエンヌ=ニコラ・メユール。
 メユール?メユール!?これがメユールか・・・!

 それはメユールの交響曲第1番だった。

 昔WARNERからミンコフスキの指揮で出てた。珍しいから結構売れてた。でも古典派のつまんない曲だろうと思って聴いてなかった。
 ほう・・・でもこんな生きのいい素敵な曲だとは。
 で、しばらく仕事しながら聴いていた。
 そうしたら、突然、ベートーヴェンの「運命」になった。ベートーヴェンの「運命」そっくりの音楽が出てきたのだ。ダダダダーンである。ベートーヴェンほど衝撃的ではないが、十分効果的なダダダダーである。
 ・・・しかし・・・、しかしそれはないだろ。それはいくらなんでも露骨なパクリだ。せっかくいい曲なのに。
 デモ・・・待てよ・・・ハンス・ロットの例もある(マーラーのパクリかと思ったらマーラーがパクっていた)。さっそく「運命」とメユールの交響曲第1番の作曲年代を調べた。
  「運命」・・・1803ー1808年
  「メユール交響曲第1番」・・・1808年
 むむむ・・・微妙・・・。
 メユールは1808年12月22日の「運命」の初演に立ち会っていたのか?「運命」に衝撃を受けてこの第1番の終楽章を作ったのか・・・。そうである証拠も、そうでない証拠もない。
 ・・・それともいわゆる「百匹目の猿」現象か?
 この突然変異的な鬼気迫る動機を自分の音楽の中に取り込もうという霊感が、突如ウィーンとパリに降りてきた・・・。そういうこともまったく考えられないことはない。
 うーん・・・あとの判断は聴き手の方にお任せしよう。





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ALPHA CLASSICS

ALPHA560
¥2800
トルルス・モルク(チェロ)
ブリッジ、ブリテン、ドビュッシー:チェロ・ソナタ集

 1-2. フランク・ブリッジ(1879-1941): チェロ・ソナタ ニ短調 H. 125
 3-5. クロード・ドビュッシー(1862-1918): チェロ・ソナタ L. 135
 6-8. レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928): おとぎ話
 9-13. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976): チェロ・ソナタ Op. 65
トルルス・モルク(チェロ)
ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)

 録音: 2021年6月 ソフィエンベルク教会、オスロ、ノルウェー

 【名手モルクが奏でる、20世紀を反映するチェロ作品群】
 ノルウェー出身の名手トルルス・モルクが、20世紀に生まれた4つのチェロ作品を収録したアルバムをALPHAからリリース。
 第1次世界大戦中に書かれたブリッジとドビュッシーのソナタは、戦争への絶望、抵抗、平和や美への希求など当時の世相と作曲家の心理状態が大きく反映したもの。
 ブリッジに才能を見出されたというブリテンが1961年に書いたソナタは名手ロストロポーヴィチとの出会いから生まれており、彼に捧げられています。
 ヤナーチェクが1910年に書いた3楽章の作品は「おとぎ話」と名付けられ、ヴァシリー・ジュコーフスキーの詩に基づいて作曲されたもの。
 モルクはこれらの作品に寄り添いうように歌い、大きな包容力で聴かせます。ピアノは長年共演を続けるホーヴァル・ギムセ。

 
 
 


ALPHA864
¥2800
アクサンチュス(合唱)
『光に寄す』 ~サン=サーンス、アーン: 合唱曲集

 カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
  1 夕暮れのロマンス Op. 118 Romance du soir
  2-3. 2つの合唱曲 Op. 68
   2 夜の静けさ Op. 68-1 Calme des nuits
   3 花々と木々 Op. 68-2 Les fleurs et les arbres
  4 並木道の足跡 Op. 141-1 Des pas dans l'allee
  5 サルタレッロ Op. 74 Saltarelle
 レイナルド・アーン(1874-1947):
  6-8. 『歌とマドリガル』より Chansons et madrigaux
   6 さあ、優美な方よ(リュリのリズムで)
    Vivons, mignarde ! (sur un rythme de Lully)
   7 私と一緒に泣いて下さい Pleurez avec moi !
   8 夏めく季節 Les fourriers d'ete
  9 暗部 L'obscurite ...世界初録音
  10 光に寄す A la lumiere ...世界初録音
  11-12. 『ロンデル』より Rondels
   11 昼(第1曲) Le Jour/12 夜 (第11曲)La Nuit
  13 アテネ式の朝の歌 Aubade athenienne
アクサンチュス(合唱)
クリストフ・グラッペロン(指揮)
 エロイーズ・ベッラ・コーン(ピアノ)...11-13
 マリー・ピコー(ソプラノ)...13
 ジュヌヴィエーヴ・シラス(アルト)...13

 録音: 2021年10月20-21日 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ

 【新時代に向かう精鋭集団アクサンチュス、フランスの後期ロマン派を代表する二人の世界へ】
 合唱という形態が聴かせる表現の驚くべき幅広さを、気鋭指揮者ローラン・エキルベイとともに世界に印象づけてきたアクサンチュス。
 彼らの拠点でもあるフランスにおいて、21世紀の音盤世界でユニークな立ち位置を占めるレーベルAlphaからのリリースは、19世紀フランス楽壇に新境地を切り開いた名匠サン=サーンスと、早くから才能を開花させ世紀をまたいで音楽シーンを賑わせたアーンの合唱作品集です。
 どちらもそれぞれの関心から、バロック以前のポリフォニー音楽を作風の一助としてきた作曲家だけに、注目される機会が多いとは言えない合唱曲の分野にも名品が続々。
 ロマン派時代ならではの音作りながら古楽との相性が意外にも良い彼らの音楽と、美しい響きに独特の人間的温もりをたたえたアクサンチュスの歌唱が相まって、このアルバムに大きな存在感を与えています。
 指揮はエキルベイのもとで経験を積み、ミンコフスキを支える合唱指揮者としても19世紀フランスの声楽作品で実績を上げてきたクリストフ・グラッペロン。
 俊英室内合唱団の輝かしい新時代の幕開けを飾る注目の新録音です。

 
 
 
ALPHA871
¥2800
『ゲタリー』 ~バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて
 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 (ピアノと八重奏版)ほか

  1. フィリップ・グラス(1937-)/リーズ・ボレル(1993-)編曲:
   Invitation ~映画『フォッグ・オブ・ウォー』 より
  2. ダヴィッド・シャルマン(1980-): ゲタリー ...世界初録音
  3. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
   水族館(ソロ・ピアノ版) ~『動物の謝肉祭』 より
  4. アルベルト・イグレシアス(1955-):
   O Night Divine ~映画『O Night Divine』 より
  5-7. モーリス・ラヴェル(1875-1937)/ルカ・アンリ編曲:
   ピアノ協奏曲 ト長調 (ピアノと八重奏版)
  8. アルベルト・イグレシアス:
   Piano Bar y coro infantil (« Salvador »)
    ~映画『ペイン・アンド・グローリー』 より
  9. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
   ロシアの踊り ~『ペトルーシュカ』 より
  10. ホセ・アントニオ・ドノスティア(1886-1956):
   悩み ~『21のバスク風前奏曲』 より
  11. イサーク・アルベニス(1860-1909):
   海辺にて ~『旅の思い出』 より
  12. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
   未開人 ~『新クラヴサン組曲集』 より
  13. パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908):
   ピエールと子守歌 Op. 17
  14. フランソワ・クープラン(1668-1733):
   バスク人 ~『クラヴサン曲集第2巻』 より
  15. アルマン・アマール(1953-):
   ゲルシュタインのテーマ(ヴァイオリンとピアノ版)
    ~映画『ホロコースト-アドルフ・ヒトラーの洗礼-
     (Amen.)』 より
  16. マックス・リヒター(1966-)/
   ドミトリー・スミルノフ(1994-)編曲:
    Andante/Reflection (End Title) ~
     映画『戦場でワルツを』 より
  17. イーグルス/ニコラ・ヴォルムス編曲:
   ホテル・カリフォルニア
  18. ラ・ファム/ニコラ・ヴォルムス編曲: Sur la planche
オーレル・マルタン(ピアノ、芸術監督)
ドミトリー・スミルノフ(ヴァイオリン)...
 5-7、13、15、16
アドリエン・ボワソー(ヴィオラ)...5-7、16
カロリーヌ・シプニエフスキ(チェロ)...5-7、16
セレスタン・ゲラン(トランペット)...5-7
マチルド・カルデリーニ(フルート)...5-7
アモリ・ヴィデュヴィエ(クラリネット)...5-7
ニコラ・ラモト(打楽器)...5-7
ドミ・エモリーヌ(アコーディオン)...5-7
ヴィクトル・ジャコブ(指揮)...5-7

 録音: 2022年4月 ラ・ファブリク・ド・オンド、サンペー=シュル=ニヴェール、フランス

 パリ音楽院のほかクレモナやロンドンでも学んだピアニスト、オーレル・マルタンが、故郷であるフランス領バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて作ったアルバム。
 メインとなるのはバスク地方出身の大作曲家ラヴェルによるピアノ協奏曲で、ここではピアノと8人の奏者による小規模編成にアレンジされた版を使用しており、気心の知れた友人たちと息の合った演奏を聴かせます。
 そのほかバスクや海の印象を元にした、あるいは近い雰囲気を持つ有名無名の曲が集められた、たいへん美しいアルバム。
 ラストには、原曲の持つイメージを大胆にデフォルメして重いピアノ曲に生まれ変わった「ホテル・カリフォルニア」と、フランスのバンド、ラ・フェムの曲をほぼそのままピアノに置き換え中間部にサン=サーンスの「水族館」のフレーズを挿入した「Sur la planche(サーフボードの上で)」という、ロック作品を2曲収録しています。

 
 




ARCANA



A532
¥2800
『落葉の頃』~イタリアのヴァージナルによる英国ルネサンスの鍵盤音楽 ジュリア・ヌーティ(ヴァージナル)
 1. 作曲者不詳: プレリュード Prelude
 2. ジョン・ダウランド(1563-1626)/編曲者不詳:
  パヴァーン「男はただ一人、ただ一人の女と」 Solus cum sola - Pavan
 3. ダウランド/ジョン・ウィルビー(1574-1638)編: 蛙のガリアード The Frog - Galliard
 4. マーティン・ピアソン(1571頃-1651): サクラソウ The Primrose
 5. ジョン・トムキンズ(1589-1638): ジョン、さあキスして John come kiss me now
 6. ダウランド/ピアソン編: 笛吹きのパヴァーン Piper's Pavan
 7. ダウランド/ウィリアム・バード(1539/40-1623)編:
  笛吹きのガリアード(もし、わたしの嘆きが) Piper's Galliard (if my complaints)
 8. ピアソン: 落葉 The fall of the leaf
 9. バード: 鐘 The Bells
 10. ダウランド: 彼女は許してくれるだろうか Can she excuse
 11. ウィリアム・ティスドール(1570-歿年不詳): アルメイン Alman
 12. ティスドール: コラント Coranto
 13. ジョン・アムナー(1579-1641):
  おお主よ、わたしはあなたに全てを託します O Lord, in thee is all my trust
 14. トマス・キャンピオン(1567-1620): そちらへ行ってもよいだろうか Shall I come ?
 15. トーマス・モーリー(1557/58-1602): パッサメッツォ=パヴァーン Passamezzo Pavan
 16. ジュリオ・カッチーニ(1551-1618)/ピーター・フィリップス(1560-1628)編:
  麗しのアマリッリ Amarilli mia bella
 17. 作曲者不詳/ブリアント・ラドロウ(生歿年不詳、16世紀後半に活躍)編:
  悲しみに溺れながら In sorrows drown'd
 18. ダウランド/フェルナンド・リチャードソン(1558頃-1618)編:涙のパヴァーン Lachrymae Pavan
 19. ジェイムズ・ハーディング(1550頃-1626)/ジョン・ブル(1562頃-1626)編:ガリアード Galliard

 使用楽器: ルチェッライ宮(フィレンツェ)で発見された1590年頃製作のオリジナル楽器、製作者不詳/ 1/4コンマ・ミーントーン A=392 Hz
 録音: 2019年5月26-28日 コルセル教会、コルセル=コルモンドレーシュ (スイス西部ヌーシャテル州)

 【芳醇な美音!イタリア音楽の影響を受けつつあったルネサンス末期の英国音楽を、当時の響きのままに】
 『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』や『パーシニア』など重要な曲集の存在もあり、イギリスは16世紀エリザベス朝時代から17世紀初頭にかけて鍵盤音楽発展の重要な拠点だったことが知られています。
 同時代のイタリアやドイツ語圏の一部とは違い、バロックの作法にあまり影響を受けないまま、ルネサンス様式が17世紀もかなり遅くまで保たれていたのがこの時期の英国音楽の特徴ですが、やがて音楽史研究が進むにつれ、ダウランドの交流やフェラボスコ1世の渡英など、この時期の英国音楽にもさまざまなかたちでイタリア音楽からの影響が見て取れることも分かってきました。
 このアルバムではArcanaですでに何作かのアルバムをリリースしているイタリア古楽新世代の名手ジュリア・ヌーティが、フィレンツェのルチェッライ宮の天井裏から見つかった16世紀末イタリア製のヴァージナル(卓上に置く小さなチェンバロの一種で、イタリアではスピネットともアルピコルドとも呼ばれていました)という貴重なオリジナル楽器で演奏。
 当時エリザベス1世もイタリア製の鍵盤楽器を所有していたことが判っており、英国人たちが南国の銘器で心ゆくまで愉しんだであろう響きを当時のままに味わえます。
 イタリア式のチェンバロから聴こえてくることの多い鋭角な響きよりも、むしろ一音一音に豊かさが宿る芳醇な音色が特徴的で、これら英国人作曲家たちの小品群のイメージの知られざる一面に触れることができるでしょう。
 400年以上の年月を越え、昔日の南北交流に思いを馳せたい一枚です。

 
 




B RECORDS

LBM043
¥2800
ファウスト・ロミテッリ: An Index of Metal ~
 ソプラノ、アンサンブルと3つのヴィデオ・プロジェクションのためのヴィデオ・オペラ


  ファウスト・ロミテッリ(1963-2004): An Index of Metal (2003)
    ~ソプラノ、アンサンブルと3つのヴィデオ・プロジェクションのためのヴィデオ・オペラ
    テキスト: ケンカ・レコヴィッチ
    ヴィデオ: パオロ・パチーニ
      1. Introduzione/2. Primo Intermezzo/
      3. Hellucination 1, Drowningirl/4. Secondo Intermezzo/
      5. Drowningirl II/6. Terzo Intermezzo/
      7. Drowningirl III/8. Adagio/9. Quarto Intermezzo/
      10. Hellucinations 2 & 3, Risingirl Earpiercingbells/
      11. Finale/12. Cadenza
アンサンブル・ミロワール・エタンデュ
 (ヴァイオリン、ヴィオラ、
  チェロ、フルート、オーボエ、
  クラリネット、トランペット、
  トロンボーン、ピアノ、
  エレキ・ギター、
  エレキ・ベース、
  エレクトロニクス 以上各1)
フィオナ・モンベ(指揮)

 録音: 2022年2月8日 ラ・スフルリー、ルゼ、フランス (ライヴ/終演後の拍手入り)

 イタリアの作曲家ファウスト・ロミテッリは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で学んだ後にフランコ・ドナトーニの元で研鑽を積み、1990年代にはパリでユーグ・デュフール、ジェラール・グリゼーに師事、1993年から95年にかけてはIRCAMのコンポーザー・イン・レジデンスでした。
 この作品は、様々なアコースティック楽器とエレクトロニクスを掛け合わせ、時に大きく歪む音響効果とソプラノ独唱を共演させた晩年の代表作の一つ。
 




CD ACCORD

ACD-293
¥3500
グリンゴルツ(ヴァイオリン).
 アンドレイ・ボレイコ(指揮)
アンジェイ・チャイコフスキ/ギヤ・カンチェリ:作品集

 アンジェイ・チャイコフスキ(1935-1982):
  Concerto classico 協奏曲「古典」-
   ヴァイオリンと管弦楽のために
    1. Allegretto/2. Adagio/3. Allegro deciso
 ギヤ・カンチェリ(1935-2019):
  4. リベラ・メ(レクイエム風)
イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)...1-3
マグダレーナ・シャボフスカ(ソプラノ)...4
ワルシャワ・フィルハーモニー
 合唱団男声セクション...4
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アンドレイ・ボレイコ(指揮)

 録音: ワルシャッワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド) 2021年2月5日...1-3 2021年4月2日...4

 アンジェイ・チャイコフスキ(ロシア風にはアンドレ・チャイコフスキー)は本名をロベルト・アンジェイ・クラウトハメルといい、ユダヤの家系に生まれました。
 第二次世界大戦中に身分を隠すために潜伏、この時に使った偽名「チャイコフスキ」をそのまま芸名としました。
 1955年に開催された第5回ショパン国際コンクールにおいて8位入賞後、ブリュッセルに留学、翌年のエリザベート王妃国際音楽コンクールではラザール・ベルマンやタマーシュ・ヴァーシャリらの上を行く3位入賞を果たし、ピアニストとして活躍をはじめました。作曲家としても数多くの作品を遺し、本人はピアニストとしてよりも作曲家として評価されることを望んでいたようです。

 このヴァイオリンのための協奏曲「古典」は、大編成のオーケストラを用いているにもかかわらず、室内楽的な性格を持った作品。
 イリヤ・グリンゴルツが弾くヴァイオリンとオーケストラは絶妙のバランスをとり、バロックの合奏協奏曲のような楽器間のやりとりを繰り広げます。
 ギヤ・カンチェリはグルジア生まれの作曲家。
 この「リベラ・メ」はレクイエム風と副題を持つ声楽曲で、通常のレクイエムのようなラテン語を用いるのではなく、グルジアの偉大な2人の詩人ヴァジャ・プシャヴェラとガラクティオン・タビッツェの言葉を引用した自由なテキストとして用いています。
 演奏はアンドレイ・ボレイコが指揮するワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団。ボレイコはサンクトペテルブルク生まれですが父方はポーランド系で、2019/20のシーズンよりワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。

 
 
 
ACD-295
¥3100
Live in Wroclaw ライヴ・イン・ヴロツワフ
  カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
  1. ミューズと詩人たち Op. 132(1910) -
   ヴァイオリン、チェロと管弦楽のために
 ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959): 協奏曲 H.252(1936)
  - フルート、ヴァイオリンと管弦楽のために
   2. Allegro moderato/3. Adagio/4. Poco allegretto
 ヘンリク・クシェショヴィエツ(1946-):
  5. トリオ・コン・ブリオ(2017) -
   フルート、ヴァイオリンとチェロのために
シモン・クシェショヴィエツ(ヴァイオリン)
アダム・クシェショヴィエツ(チェロ)
ヤン・クシェショヴィエツ(フルート)
イェジー・マクシミウク(指揮)
NFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団

 録音: 2021年3月19日(ライヴ) Witold Lutoslawski National Forum of Music

 「このアルバムを、私たちに音楽を愛すること、そして音楽が私たちの生活の中に日々存在することの喜びを教えてくれた両親、アンナとヘンリクに捧げたいと思います。
 そして、私たちは長年にわたって誠実な音楽表現でインスピレーションを与えてくれたマエストロ、イェジー・マクシミウクにも格別な感謝の気持ちを捧げます」アルバムに寄せてこのように語る、ポーランドを代表する演奏家であるクシェショヴィエツ3兄弟。各々が操る楽器は違うものの、音楽にかける情熱は皆同じです。
 このCDは、2021年3月19日、ヴィトルド・ルトスワフスキ国立音楽フォーラムの大ホールで、NFMヴロツワフ・フィル75周年シーズンの一環として行われたコンサートを収録したものです。
 




CHANNEL CLASSICS



CCS44822
¥2800
ニーク・バールのソロ・デビュー・アルバム
『オブセッション』 ~ヴァイオリンと弦楽による小品集

 1. フリッツ・クライスラー(1875-1962): 前奏曲とアレグロ *
 2. アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904): ロマンス Op. 11 *
 3-4. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)/
  アレクサンドルー・ラスカエ編曲:
   なつかしい土地の思い出 Op. 42 より
    3. II. スケルツォ 4. III. メロディ
 5-7. ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)/クライスラー:
  悪魔のトリル *
 8. チャイコフスキー/ラスカエ編曲:
  なつかしい土地の思い出 Op. 42 より I. 瞑想曲
 9. モーリス・ラヴェル(1875-1937): ツィガーヌ *
 *=マイケル・ヴァーターマンによる
  ヴァイオリンと弦楽合奏のための編曲
ニーク・バール(ヴァイオリン)
コンセルトヘボウ室内管弦楽団

 録音: 2022年1月 MCO ヒルフェルスム、オランダ

 オランダのヴァイオリニスト、ニーク・バールのソロ・デビュー・アルバム。デン・ハーグの王立音楽院でフィリップ・グラファン、ペーター・ブラントらに学んだ後、ベルリンにてシュテファン・ピカールやクリストフ・ポッペンの元でさらなる研鑽を積んだ彼は、オランダ国内はもとより各国のコンクールで入賞を重ねており、2021/22年のシーズンにはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とヨーロッパ各地で共演を行います。
 待望のデビュー・アルバムは、様々な国や時代の名曲をコンセルトヘボウ管の仲間たちとの共演で収めたもので、ファースト・ヴァイオリンのマイケル・ヴァーターマンがアレンジャーも務めました。
 バールのよく歌うヴァイオリンに弦楽が寄り添う、息の合った演奏がたいへん魅力的な美しい一枚です。
 



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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS072
¥2800
ヴェルサイユ王室礼拝堂の銘器の美音
 ヘンデル:シャンドス・アンセム 第1・4・6番 ほか

 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  1-9. シャンドス・アンセム第1番
   「主に向かって喜ばしき声をあげよ」HWV 247
  10-13. ヴォランタリー第3番 イ短調*
  14-21. シャンドス・アンセム第4番
   「主に向かって新しい歌を歌え」HWV 249b
  22. シャコンヌ ト短調 HWV 486*
  23-30. シャンドス・アンセム第6番
   「鹿が清水を求めて喘ぐように」HWV 251b
マルグリット・ルイーズ(合唱&古楽器アンサンブル)
ガエタン・ジャリ(オルガン...*ソロ、指揮)
 ソリスト: フロリー・ヴァリケット(ソプラノ)、
 ニコラス・スコット(テノール)、
 ヴィルジル・アンスリ(バス)

 録音: 2021年5月22-25日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂

 【ヴェルサイユの響きとヘンデル作品の思わぬ相性!フランス最前線の俊才たちによる傑作曲群】
 イタリアからドイツに戻った若きヘンデルは、ハノーファー宮廷での仕事を経て渡英、1710年代を通じて王都ロンドンの人々の心を着実に掴んでゆきました。
 その過程で、1717年からしばらく彼に作曲の場を与えたのが裕福な貴族のシャンドス公。当時ロンドン郊外に設営中だった公の邸宅キャノンズには、音楽演奏に向いた大広間や礼拝堂も徐々に調えられ、ヘンデルはそうした場で公が聴き楽しめる音楽を続々と作曲します。
 こうして仕上がった作品群の中でも、10曲あまりが残されている中規模声楽曲の数々は『シャンドス・アンセム』と総称され、イタリア風の声楽様式で英語の詩句があざやかに歌い上げられるその音楽内容は作曲者の歿後、19世紀に楽譜刊行され世界的に知られるようになりました。
 ヴィオラを省いた弦楽編成、アルトを省いた合唱が独特の平明な構成の面白さに繋がるこれらのアンセムに潜む、室内楽と大規模合唱の間をゆく独特の味わいを、ここではヴェルサイユ宮殿に集うフランス最前線の古楽アンサンブルがじっくり解釈。
 そもそもヘンデルの音楽はイタリア様式を下地にしていながら、序曲や舞曲などの形式、オーボエ群を活かした楽器編成などフランスからの影響も見られ、ガエタン・ジャリ率いるマルグリット・ルイーズの演奏解釈はそうした一面を玄妙な響きで浮き彫りにしてゆく味わい深さもあります。
 伸びやかなバロックオーボエのソロやテオルボを組み込んだ通奏低音の多彩さもさることながら、各パート5~6人からなる3声の合唱が織り上げてゆく一体感に満ちた歌唱も見事なもの。
 ヴォランタリーやシャコンヌでは指揮者ジャリのオルガン独奏で、18世紀オリジナルの形に復元されたヴェルサイユ王室礼拝堂の銘器の美音も味わえます。
 逞しさよりも優雅さが際立つヘンデルの一面にはっとさせられる新録音です。
 



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CPO



555319
¥2800
ジモン・ガウデンツ指揮&イェナ・フィル
カール・レーヴェ(1796-1869):交響曲 ニ短調/交響曲 ホ短調 他

 1. 交響曲 ニ短調(1835)
 2. 交響曲 ホ短調(1834)
 3. 序曲「テミスト」
イェナ・フィルハーモニー
ジモン・ガウデンツ(指揮)

 録音: 2019年9月17-20日 Volkshaus Jena(ドイツ)

 歌曲の作曲家として名高いカール・レーヴェが書いた2曲の交響曲が登場。
 ホ短調交響曲については、レーヴェ自身が「1834年12月15日に作曲を完了した」と書いたメモが残っており、ニ短調交響曲に関しては、1835年に作曲されたと推測されています。
 楽器編成は2曲ともよく似ており、特に4本のホルンが活躍するのが特徴といえるでしょう。ニ短調交響曲では第2楽章がスケルツォ、第3楽章が緩徐楽章(アンダンテ)という、当時の一般的な並びとは逆の配置になっています。
 終楽章は嬰ヘ長調で始まり、ニ長調、ニ短調へと移行する斬新な展開を見せます。どちらの交響曲も演奏時間は30分ほど。
 古典的な構成に歌うようなメロディ、ロマン派の短調作品らしい悲劇性や哀感を湛え、急速楽章はオペラの序曲のようにドラマティックでありながら対位法的な展開もあり、ドイツ・ロマン派の交響曲に関心がある人ならばきっと楽しめる作品です。
 「テミスト」は同名オラトリオのための序曲。古典的な佇まいを持つ小さな作品です。
 ジモン・ガウデンツが指揮するイェナ・フィルハーモニーの演奏で。
 
 


555276
¥2200
ハンス・ガル(1890-1987):ピアノ四重奏曲/組曲 他
 1-4. 四重奏曲 イ長調 -
  左手ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、
   チェロのために(1926)...世界初録音
 5-9. 組曲 - ピアノのために(1922)
 10-12. コンチェルティーノ –
  ピアノと弦楽オーケストラのために(1934)...世界初録音
 13. 即興曲 – ヴィオラとピアノのために(1940)
ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)
【アーロン四重奏団のメンバー】...1-4
 バルナ・コーボルル(ヴァイオリン)
 ゲオルク・ハーマン(ヴィオラ)
 クリストフ・パンティヨン(チェロ)
フランツ・リスト室内管弦楽団...10-12
ハルトムート・ローデ(指揮...10-12/ヴィオラ...13)

 録音: tonzauber-Studio,Wiener Konzerthaus(オーストリア) 2019年3月...1-4 2019年5月...10-13 2019年7月...5-9

 オーストリア生まれの作曲家ハンス・ガルのピアノを伴う室内楽作品集。
 ブラームスを崇拝していたガルは、終生後期ロマン派の作風を遵守し、常に旋律美に溢れた作品を書き続けていました。
 このアルバムに収録されているのはガルが1922年から1940年の間に書いた作品で、うち2曲は世界初録音。メインとなるのは、戦争で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書いたピアノ四重奏でしょう。
 各々が際立つ性格を持つ4つの楽章で構成されたこの曲はまさにガルの真骨頂と呼べる作品であり、ウィーン古典派の伝統を受け継いだ美しい旋律はとても耳なじみのよいものです。
 同じく世界初録音となる、ピアノと弦楽オーケストラのための「コンチェルティーノ」も古典的様式を好んだガルの美質が表れた作品です。
 古典から近現代作品までを弾きこなすピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュを中心としたアンサンブルでお楽しみください。
 
 

555342
(2SACD HYBRID)
¥5300
マックス・レーガー(1873-1916):オルガン作品集 第8集 ゲルハルト・ヴァインベルガー(オルガン)
 【SACD1】
  1.「モノローグ」 Op. 63 – 12の小品より(1902)
  2. 52のやさしいコラール前奏曲 Op. 67より(1901/1902)
   第16-18、23、25、30、31、35番
  3.「おお、血と涙にまみれた御頭よ」による変奏曲とフーガ WoO IV/7(1901)
 【SACD2】
  1. 5つのやさしい前奏曲とフーガ Op. 56 – 第4番(1903)
  2.「コンポジション」コラール前奏曲 Op. 79bより
  3. 4つの前奏曲とフーガ Op. 85 – 第1、2、4番
  4. 52のやさしいコラール前奏曲 Op. 67より 第1-5、8-11、13、15番

 録音データ&使用オルガン
 SACD1...2021年7月7-9日 ドイツ、ヘッセン州ヴィースバーデン、ルーテル教会の大オルガン。E.F.ヴァルッカー1911年建造。
 SACD2...2021年10月13-15日 ドイツ、テューリンゲン州ペスネック、福音ルーテル教会の大オルガン。リヒャルト・クロイツバッハ1896年建造、イェームリッヒ・オルガン工房1926年拡張。
 SACD層:ステレオ/サラウンド

 cpoレーベルの「J.S.バッハ:オルガン作品全集」の録音がドイツレコード批評家賞を受賞したオルガニスト、ゲルハルト・ヴァインベルガーによるレーガーのオルガン作品集。
 第8集に収録されているのは、レーガーのオルガン作品の中でも重要な位置を占める「52のやさしいコラール前奏曲 Op. 67」からの抜粋を中心とした作品集。
 1901年5月、レーガーは彼の友人でオルガニスト、カール・シュトラウベに「有名なコラールに基づく前奏曲を30曲書く」と伝え、やがてこのプロジェクトは全52曲の曲集へと発展しました。
 これらは、タイトルに「やさしい」とあるものの、演奏は決して容易ではなく、レーガーらしい込み入った対位法がふんだんに盛り込まれた厚みのある響きに彩られています。
 彼自身、この作品はバッハが書いた多くのコラール前奏曲に比肩するものと自負していました。他にも「4つの前奏曲とフーガ」や「おお、血と涙にまみれた御頭よによる変奏曲とフーガ」などの名作を収録。
 ヴァインベルガーはレーガーが活躍した時代に造られた2種類のオルガンで演奏。
 今回の第8集も、これまでと同じくマルチ・チャンネル対応のSACDフォーマットで、オルガンの美しい響きが余すことなく捉えられており、高音質を楽しむことができる2枚組となっています。

 
 
 

555490
¥2200
ドイツ後期バロック
 エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフ(1735-1792):
 クラヴィアのための作品選集

  1. ソナタ ト短調
  2. ソナタ 変ロ長調
  3. ソナタ ニ短調
  4. ソナタ ヘ長調
  5. ファンタジア、主題と13の変奏(1785)
フローラ・ファーブリ(タンジェント・ピアノ)
クリストフ・フリードリヒ・シュマール作
 (1790年レーゲンスブルク製)の
  オリジナル楽器
レストア:ゲオルク・オット

 録音: 2021年8月9-11日 ケーテン城、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ・ホール(ドイツ)

 ヘンデルとムッファト作品を収録したデビューCD(555325)で鮮烈な演奏を披露した、ブダペスト出身の鍵盤楽器奏者フローラ・ファーブリ。
 このアルバムではドイツ後期バロックの作曲家エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフのソナタを聴かせます。
 ヴォルフは幼いころから楽才を発揮、ゴータのギムナジウムではカール・ハインリッヒ・グラウンとC.P.E.バッハの音楽に魅了され、とりわけC.P.E.バッハとはお互いに多大な影響を与えあい生涯にわたる親交を結びました。
 彼の60曲を超す鍵盤のためのソナタはどれもバロックから古典派への転換期らしいもので、整った様式とシンプルな和声で書かれています。
 ファーブリはこれらの作品を作曲者の在世中に作られた「タンジェント・ピアノ」で演奏。木片(タンジェント)で下から弦を突き上げる構造を持つ、チェンバロからフォルテピアノへの過渡期に生まれた楽器が当時の響きを伝えます。
 
 

555501
(3CD)
¥7400
2021年「インスブルック音楽祭」オープニングを飾った
 ベルンハルト・パスクィーニ(1673-1710):
  歌劇《イダルマ》全3幕(1680)

   L'Idalma overo Chi la dura la vince
    イダルマ、または耐え忍ぶ者が勝利する
     台本: ジュゼッペ・ドメニコ・デ・トーティス
イダルマ...アリアンナ・ヴェンディテッリ(ソプラノ)
ドリロ...アニータ・ロザーティ(ソプラノ)
イレーネ...マルゲリータ・マリア・サラ(コントラルト)
リンドーロ...ルパート・チャールズワース(テノール)
セリンド...フアン・サンチョ(テノール)
アルミロ...モーガン・ピアース(バリトン)
パンターノ...ロッコ・カヴァルッツィ(バス)
インスブルック古楽音楽祭管弦楽団
アレッサンドロ ・デ・マルキ(指揮)

 録音: 2021年8月3-10日 インスブルック古楽音楽祭 Haus der Musik Innsbruck(オーストリア)

 オーストリアのチロル地方で開催される「インスブルック音楽祭」は、毎回珍しいバロック・オペラを上演することで知られています。
 2021年の音楽祭オープニングを飾ったのはイタリアの作曲家パスクィーニの歌劇《イダルマ》でした。
 パスクィーニは1650年半ばにローマでオルガニストとして活躍、40年以上も名家ボルゲーゼ家に仕えた後、1706年にはアルカディア・アカデミー(Accademia dell'Arcadia)に、コレッリやアレッサンドロ・スカルラッティとともに入会を認められるなど、当時高く評価された音楽家。
 この《イダルマ》は1680年の謝肉祭にカプラ二カ劇場で上演された作品で、17世紀の貴族の間で好まれていた「夫婦の貞節と揺るぎない愛」をテーマにした歌劇ですが、初演後まもなく忘れられてしまいました。
 音楽祭の芸術監督を務める指揮者アレッサンドロ ・デ・マルキはこの350年近く歴史に埋もれていた作品を蘇演するために、チェリストで研究者ジョヴァンナ・バルバーティとともに、作曲者自身の手書き原稿に基づく新版を完成。
 ヘンデルを思わせる表現力に富んだ華麗なアリア、豊かな音色による壮大なアンサンブル、そして、絶えず変化する効果や劇的な状況を描き出した美しい音楽が楽しめます。
 




J.S.BAHC-STIFTUNG



C080CD
¥4900
J.S.バッハ: カンタータ 第40集
 1-8. カンタータ 第146番
  「Wir mussen durch viel Trubsal
   - われらあまたの苦難を経て神の御国に入らん」
    BWV 146
 9-14. カンタータ 第188番
 「Ich habe meine Zuversicht
   - われはかたき信仰をもつ」BWV 188
ウルリケ・ホーフバウアー(ソプラノ)...1-8
マルクス・フォルスター(アルト)...1-8
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)...1-8
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)...1-8
グーロ・ヒェムリ(ソプラノ)...9-14
ヤン・ベルナー(アルト)...9-14
ヨハネス・カレシュケ(テノール)...9-14
マヌエル・ヴァルザー(バス)...9-14
ルドルフ・ルッツ(指揮/チェンバロ...9-14)
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団(ピリオド楽器使用)

 録音: Evangelischen Kirche Trogen AR(スイス)(ライヴ)2012年4月27日...1-8 2012年10月26日...9-14

 ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ集。第40集には2つのカンタータが収録されています。
 第146番「われらあまたの苦難を経て神の御国に入らん」は、バッハのライプツィヒ・カンタータ第3集に属する作品ですが、彼の死後に作成された筆写譜のみが残存、カンタータの詞も作者不詳であるなど、成立が良く分かっていない作品です。
 内容は復活祭後第3日曜日のためのものですが、初演時期もわかっていません。
 開始のシンフォニアは、失われたニ短調のヴァイオリン協奏曲をオルガンに編曲したものが使われており、次の合唱も同じ曲に基づいています。
 悲しみに満ちた楽章は刻々と困難に打ち勝つような力強い楽章へと移り変わり、聴き手は歓喜の歌声に包まれますが、筆写譜最後のコラールに歌詞がなく、この演奏では「Freu dich sehr, o meine Seele"(大いに喜べ、わが魂よ)」の第1節を用いることで人々の生きる道標としています。

 1728年10月に初演された第188番「われはかたき信仰をもつ」も不完全な形で伝わる作品の一つ。
 バッハの自筆スコアの一部は現存するものの、オリジナルのパート譜は失われており、自筆譜も切り刻まれたりして完全な形では残っていません。
 1720年代も末になると、バッハは毎週の演奏会から次第に距離を置き、新しいカンタータを作曲することは少なくなっていましたが、指揮は行っていたようで、この曲のシンフォニアも「チェンバロ協奏曲ニ短調 BWV1052」の素材が転用されています(のちにC.P.E.バッハもこの素材を用いて異稿版を作成しているので耳にする機会は多い曲です)。
 ピカンダーの詞は三位一体後第21日曜日用のもので、神への強い信頼が描かれています。
 
 

C089CD
¥4900
Bach im Fluss バッハと時の流れ
 1. 前奏曲 - チェンバロのために
 2. ああいかにはかなく、いかに空しき BWV 26 - コラール
 3. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調BWV 1003 - アンダンテ
 4. 間奏曲 - チェンバロとコラール・フラグメントのために
 5. 汝いずこに行くや BWV 166 - アリア「Wo gehest du hin?」
 6. 汝いずこに行くや BWV 166
  - レチタティーヴォ「Gleich wie die Regenwasser」
 7. 間奏曲 - チェンバロのために
 8. ああいかにはかなく、いかに空しき BWV 26
  - 合唱「Ach wie fluchtig, ach wie nichtig」
 9. ああいかにはかなく、いかに空しき BWV 26
  - アリア「So schnell ein rauschend Wasser」
 10. 管弦楽組曲 第1番 BWV 1066 - フォルラーヌ
 11. 間奏曲 - チェンバロのために
 12. 管弦楽組曲 第1番 BWV 1066 - フォルラーヌ(シュネラー版)
 13. わが心に憂い多かりき BWV 21 - シンフォニア
 14. 間奏曲 - チェンバロのために
 15. 鳴りひびけ、汝らの歌声 BWV 172
  - ソプラノとテノールの二重唱
   「Komm laB mich nicht langer warten」
 16. Uberleitung Cello チェロによる中継ぎ
 17. 平均律クラヴィーア曲集第1巻 - 前奏曲第1番 ハ長調 BWV 846
 18. 目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV 140
  - コラール「Zion hort die Wachter singen」
 19. 音楽の捧げもの BWV1079 - リチェルカーレ
 20. ヨハネ受難曲 BWV 245 – 合唱「Ach Herr, laB dein lieb Engelein」
 21. 無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV 1011 – サラバンド
 22. 天は笑い、地は歓呼す BWV 31
  - 合唱「So fahr ich hin zu Jesu Christ」
 23. 天は笑い、地は歓呼す BWV 31 – ソナタ
 24. 間奏曲 - チェンバロのために
 25. わが心に憂い多かりき BWV 21
  -合唱「Das Lamm, das erwurget ist」/ 「Lob und Ehre」
ウルリケ・ホーフバウアー(ソプラノ)
アレックス・ポッター(カウンターテナー)
櫻田 亮(テノール)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)
ルドルフ・ルッツ(指揮/チェンバロ)
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団
 (ピリオド楽器使用)

 録音: 2011年10月11日(ライヴ) Sitterwerk St. Gallen(スイス)

 バッハ財団が行っている「Wort & Klang 言葉と響き」と題するシリーズ・コンサートのライヴ録音。
 2011年は財団の5周年にあたり、「流れ」をテーマとしたプログラムが組まれました。
 バッハの膨大な作品から周到に選ばれた曲を、一部にはルドルフ・ルッツによる編曲を加えて間を空けずに(アタッカで)演奏することで、千変万化するリズムによってバッハの多彩で卓越した作曲のセンスを驚きをもって再発見すると共に、その歌詞を通じて時の流れの中における人間の生のはかなさと神の世界の永遠をかみしめる構成になっています。
 ルッツとバッハ財団管弦楽団&合唱団のいつも通りのヴィヴィッドな演奏に加えて、バッハ・コレギウム・ジャパンをはじめ世界で活躍する櫻田亮ら歌手陣が歌詞と曲想にふさわしい共感のこもった歌唱を聞かせます。
 
 

C090CD
¥4900
ハイドン:ミサ曲 ハ長調「よき四季斎日のミサ」
 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:
  ミサ曲 ハ長調「よき四季斎日のミサ」
   (戦時のミサ) Hob.XXII:9
    1. Kyrie/2. Gloria/
    3. Credo/4. Sanctus/
    5. Benedictus/6. Agnus Dei
ジュリア・ドイル(ソプラノ)
クラウデ・アイヒェンベルガー(アルト)
ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)
ルドルフ・ルッツ(指揮/チェンバロ)
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団(ピリオド楽器使用)

 録音: 2013年10月1日(ライヴ) チューリッヒ・トーンハレ(スイス)/収録時間 36'59"

 1795年に作曲されたハイドンの「よき四季斎日のミサ」は別名「戦時のミサ」と呼ばれる、ナポレオン時代の戦乱に関連した作品です。
 また「Agnus Dei」の部分で突然鳴り響くティンパニの連打が特徴で"Paukenmesse 太鼓のミサ"と呼ばれることもあります。
 今回の発売は、2022年の劇的な世界状況を鑑み、音楽による平和を訴えるルッツの強い要望から実現したもの。
 「私たちは無防備で無力なわけでもなく、音楽により恐怖や絶望から解放されることもできる」とブックレット内(英語、ドイツ語)で彼は語ります。
 この録音は2013年10月1日にチューリッヒのトーンハレで行われた演奏会のライヴ収録で、この日には既にCDとして発売されているベートーヴェンの交響曲第9番(B904CD)も演奏されました。
 




LAUDA


LAU022
¥2800
バケダノ:サンティアゴ大聖堂のための教会音楽 ラ・グランド・シャペル(声楽&古楽器アンサンブル)
アルベルト・レカセンス(指揮)
 ホセ・デ・バケダノ(1642-1711)
  1. 聖母被昇天の日のための8声のモテット「マリアは天に上げられ」Assumpta est Maria
  2. マリアの浄めの日のための8声のモテット「老人は幼子を抱きあげ」Senex puerum
  3. 聖母マリアの悲しみの祝日のための8声のモテット「我ら汝に尋ねん」Inteveniat pro nobis
  4. 死者のための8声の詩篇曲「主よ、怒りのままに責め立てないでください」Domine ne in furore
  5. 受難節のための4声のモテット「おお十字架よ、めでたき希望よ」O Crux, ave spes
  6. 聖木曜日のための8声の第1哀歌「エレミアの哀歌ここに始まる~アレフ: なぜ座っているのか」
   Incipit Lamentatio – Aleph. Quomodo sedet
  7. 聖木曜日のための6声および弦楽器群による第3哀歌「宝物の全てに敵は手を伸ばし」Iod. Manum suam
  8. 聖木曜日のための10声の詩篇曲「憐れんで下さい、主よ(ミゼレーレ)」Miserere
  9. 晩課のための第8旋法による12声の詩篇曲「主を褒め讃えよ」Laudate Dominum
  10. 昇天祭のための8声のモテット「来たれガリラヤの者たちよ」Vini Galilaei

 録音: 2021年6月26-28日、メニーノ・デウス教会、リスボン(ポルトガル)

 【スペイン17世紀、名高い巡礼地にイタリア様式を持ち込んだ知られざる巨匠の音楽世界】
 モラレスやビクトリアなどルネサンス期のア・カペラ多声作品が有名なスペイン古楽の教会音楽。しかしバロック期の作品も近年ようやく研究が進み、同国の古楽レーベルLaudaもその紹介に大きな貢献を果たしてきました。
 今回のアルバムで聴けるのは、フランスのリュリやドイツのブクステフーデと同じ頃に活躍したバスク出身の作曲家バケダノの貴重な作品群。
 1680年からスペイン北西部の有名な巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂で楽長として活躍してきたバケダノの教会音楽は、8声ないし10声ものパートがメロディを交錯させてゆくルネサンス流ながら、通奏低音を軸に各声部の独立性がきわだつイタリア流儀のコンチェルタート様式で、詩句も聴き取りやすい明快な曲作り。
 レカセンス率いるラ・グランド・シャペルは今回もパートごと歌手を一人ずつに絞り込み、そこへヴァイオリン1、ガンバ3、バホン、ハープ、オルガン&チェンバロを添えた編成で、きわめて明瞭かつ味わい深い解釈を聴かせます。
 バッハの無伴奏チェロ組曲をヴィオールで弾いたアルバム(CVS040/国内仕様盤NYCX-10225)で話題を呼んだミリアム・リニョルの参加もさることながら、スペイン古楽でとりわけよく使われるバホン(ドゥルツィアン)の奏者にはコープマンやヘレヴェッヘらの信頼も厚くオランダ語圏できわめて多忙な活躍をみせるファゴット奏者ベニー・アガシが加わるなど、8名からなる器楽隊の闊達な演奏も随所で耳を捉え、清らかさに満ちた知られざる音楽の魅力をひときわ瑞々しく伝えてくれます。
 




QUEEN ELISABETH COMPETITION
        エリザベート王妃国際音楽コンクール



QEC2022
(4CD)
¥5300
エリザベート王妃国際音楽コンクール2022 チェロ部門
 【DISC 1】
  チェ・ハヨン(韓国) 第1位
   1-4. ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994): チェロ協奏曲
  マルセル・ヨハネス・キッツ(エストニア) 第3位
   5. イェルク・ヴィトマン(1973-):5 Albumblätter (5つのアルバムの綴り)
  チェン・イバイ(中国) 第2位
   6-9. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975): チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 Op. 107
     ブリュッセル・フィルハーモニック ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
 【DISC 2】
  マルセル・ヨハネス・キッツ
   1-3. ヨーゼフ・ハイドン: チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 Hob. VIIb:2
    (カデンツァ: ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ)
  ブライアン・チェン(カナダ) 第6位
   4-6. ハイドン: チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob. VIIb:1
    (カデンツァ: ダヴィド・ゲリンガス - ベンジャミン・ブリテン)
      ワロニー王立室内管弦楽団 ヴァハン・マルディロシアン(指揮)
  オレクシー・シャドリン(ウクライナ) 第4位
   7-9. ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805): ソナタ ハ短調 G. 2
     セバスチャン・コンベルティ(チェロ)
  ムン・テグク(韓国) 入賞
   10-12. ボッケリーニ: ソナタ ト長調 G. 15
     カレル・ステイラーツ(チェロ)
  ユン・ソル(韓国) 入賞
   13. ウジェーヌ・イザイ(1858-1931): グラーヴェ ~無伴奏チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 28 より
 【DISC 3】
  ペタル・ペイチッチ(セルビア) 第5位
   1-4. ショスタコーヴィチ: チェロ・ソナタ ニ短調 Op. 40
     タチアーナ・チェルニチカ(ピアノ)
  ステファニー・ファン(ベルギー) 入賞
   5-8. セザール・フランク(1822-1890): チェロ・ソナタ イ長調 FWV 8
     ダーナ・プロトポペスク(ピアノ)
  エレミアス・フリードル(オーストリア) 入賞
   9-11. フランツ・シューベルト(1797-1828): アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D 821
     ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(ピアノ)
 【DISC 4】
  チェン・イバイ
   1-2. ジェルジ・リゲティ(1923-2006): 無伴奏チェロ・ソナタ
  チェ・ハヨン
   3-7. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976): チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 65
     タチアーナ・チェルニチカ(ピアノ)
  オレクシー・シャドリン
   8-10. アルフレート・シュニトケ(1934-1998): チェロ・ソナタ 第1番 Op.129
     ダーナ・プロトポペスク(ピアノ)
  ムン・テグク
   11. ダーン・ヤンセンス(1983-): Wie aus der Ferne (遠くから聞こえるように)
     ノレーン・ポレーラ(ピアノ)
  チョン・ウチャン(韓国) 入賞
   12. パウル・ヒンデミット(1895-1963): 幻想小品 Op. 8-2
  サムエル・ニーダーハウゼル(スイス) 入賞
   13-15. ロベルト・シューマン(1810-1856): 幻想小曲集 Op. 73
     ホセ・ガリャルド(ピアノ)

 録音: 2022年5月9-21日 フラジェ、ブリュッセル 2022年5月30日-6月4日 ファイン・アーツ・センター、ブリュッセル

 【2022年、エリザベート王妃国際音楽コンクールの記録】
 世界3大コンクールの1つとされ、ファイナリストは本選前の1週間隔離生活を送るなど、過酷な内容で知られる「エリザベート王妃国際音楽コンクール」。
 ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽と年によって内容が変わりますが、2022年はチェロ部門が開催されました。
 この優勝者チェ・ハヨンを始め、ファイナリスト全12人の演奏を収めた4枚組が登場。若きコンテスタントたちの熱演が生々しく記録されています。
 




RICERCAR



RIC442
¥2800
ジュリー・ロゼ(ソプラノ)
ヘンデル: サルヴェ・レジーナ ~
 ソプラノのためのモテットとアリア

  ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
   1-2. 5声の協奏曲 
    (「主は我が光」HWV 255、
     仮面音楽劇《エイシスとガラテア》HWV49より編曲)
   3-6. ごきげんよう、慈愛の母后(サルヴェ・レジーナ)HWV 241
   7. アリア「喜びの声で主を讃えよ」 ~
    オラトリオ《エステル》HWV 50より
   8-13. グローリア HWV deest(1706)
   14-18. モテット「風よ鎮まれ」HWV 242
   19. アリア「高き天の公使よ」~
    オラトリオ《時と真実の勝利》HWV 46aより
ジュリー・ロゼ(ソプラノ)
ミレニアム・オーケストラ(古楽器使用)
 アドリア・グラシア・ガルベス
  (オルガン、チェンバロ)
 マリー・ブルニジアン(ハープ)
レオナルド・ガルシア・アラルコン(指揮)

 録音: 2021年9月 グラン・マネージュ、ナミュール、ベルギー

 【純然たる美声に宿る血肉豊かな音楽美。ロゼもアラルコンもヘンデルとの相性抜群!】
 ヨーロッパ有数の大都市ロンドンで、本場イタリア最前線の歌手たちと活気あふれるオペラ世界を紡ぎ出してきたヘンデル。
 若き日にローマやヴェネツィアで培った音楽センスと最新の流行を捕える機微は、オペラや室内カンタータのような俗世向けの声楽曲だけでなく、教会音楽でも華やかな開花を見せていました。
 欧州最前線の古楽シーンで注目を集め、RICERCARではA.スカルラッティのカンタータ集(RIC396/国内盤仕様NYCX-10027)でも名演を聴かせたソプラノ歌手ジュリー・ロゼが、異才アラルコンと放つヘンデル作品集は、埋もれがちなヘンデルの教会向け独唱モテットや初期オラトリオのアリアを集めた注目のプログラム。
 まさに古楽歌手!というべき純然たる美声を自在に操り、清らかなカンティレーナから華やぎある技巧的パッセージまで思いのままのロゼの歌唱は、まさにこれらの作品を紹介するのにうってつけの適性。
 アラルコンも地中海バロックの熱演だけでなく精妙なバッハ解釈でも知られる人だけに、ここでは小ぶりの古楽器合奏の一体感と機動性を活かし、各作品の魅力を最大限に引き出してゆきます。
 ハープやオルガンの独奏が加わるトラックも絶妙。隅々まで楽しめる見過ごせないヘンデル・アルバムがまた一つ世に生まれました。

 
 
 


RIC440
¥2800
コレッリ: ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音によるソナタ集(Op. 5より)
 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
  『ヴァイオリン、チェンバロおよび
   低音弦のための12のソナタ』Op. 5(1700)~
    ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロによる演奏
     1-5. ソナタ 第11番 ニ長調(原調: ホ長調)
     6-10. ソナタ 第2番 変ロ長調
     11-15. ソナタ 第5番 ト短調
     16-19. ソナタ 第9番 ヘ長調(原調: イ長調)
     20-24. ソナタ 第6番 ト長調(原調: イ長調)
     25. フォリア(ソナタ 第12番)ニ短調
テオドーロ・バウ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンドレア・ブッカレッラ(チェンバロ)

 録音: 2022年3月 スクオーラ・デッラ・カリタ、パドヴァ

 【ヴィオラ・ダ・ガンバで弾くコレッリ。欧州古楽シーン新進気鋭の2名手による快演!】
 ヴィヴァルディより25歳年上で、ヴァイオリン音楽の歴史に大きな一歩を刻んだイタリア・バロックの巨匠コレッリ。
 その金字塔的傑作であるヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集Op. 5は、1700年にローマで刊行されて以降さまざまな国で高く評価され続け、ヴァイオリン以外の楽器でその演奏を試みた音楽家も続々登場、編曲譜も数多く作成されていました。
 そうした歴史的状況をふまえ、ここではイタリア古楽界の新たな俊才2人が、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロでコレッリ作品の知られざる魅力を浮き彫りにします。
 ガンバのテオドーロ・バウは1992年生まれで「ガンバのハイフェッツ」ことヴィットリオ・ギエルミと名匠ロベルト・ジーニに師事、2021年のブリュッヘ(ブルージュ)国際古楽コンクールで優勝し一躍注目を集める名手。
 2018年の同コンクールで優勝しているアンドレア・ブッカレッラは、すでにRICERCARからソロ・アルバム(RIC407)をリリースしていますが、こちらも1987年生まれの新世代。
 コレッリ特有の軽やかなフレーズを、音の立ち上がりがヴァイオリンより遅いガンバで難なく自然に弾きこなし、重音が生きるフーガ含めガンバならではの味わい深さもみごとに反映させてゆくバウの弓さばきは実に頼もしく、精緻な音の列を紡いで緩急自在の二重奏空間を織り上げるブッカレッラのチェンバロとのアンサンブルも絶妙。
 音楽を殺さず演奏できるよう曲によっては適切に移調もしながら、原作の味わいをガンバの中低音でみずみずしく味わえる演奏に仕上がっています。

 
 




ENCELADE


ECL 1903
¥2600
エティエンヌ・リシャール 太陽王の音楽教師 ファビアン・アルマンゴー (チェンバロ)
 [組曲 ニ短調]
  エティエンヌ・リシャール (1621頃-1669) :プレリュード / アルマンド / アルマンド / クーラント
  ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バル (1633-1678) : サラバンド
  マラン・マレ (1656-1728) : ラ・ポロノワーズ [La Polonnoise]
 [組曲 イ短調]
  エティエンヌ・リシャール :
   プレリュード / アルマンド / クーラント / クーラントとドゥブル / サラバンド
  ジャック・アルデル (1643頃-1678) : ガヴォット
  ルイ・クープラン (1626-1661) : ドゥブル
  不詳 (エティエンヌ・リシャール 作曲とされていた) : パヴァーヌ
  ルイージ・ロッシ (1597頃-1653) : ルイージ氏のパッサカリア
 [組曲 ニ短調]
  ジャック・アルデル :アルマンド / クーラント / クーラント / クーラント / サラバンド / ジーグ
 [組曲 ト短調]
  エティエンヌ・リシャール : アルマンド / クーラント / サラバンド
  ジャン=アンリ・ダングルベール (1629-1691) : ドゥブル
  エティエンヌ・リシャール : ジーグ
 [組曲 ト短調]
  ジャック・トムラン (1635頃-1693) : アルマンド
  エティエンヌ・リシャール : ジーグ
 [組曲 ハ長調]
  アンリ・デュ・モン (1610-1684) : アルマンド
  ジャック・アルデル : クーラント
  ニコラ・モナール (確認できる活躍期 : 1624-1646) あるいは
   エムリー・モラール (1611頃-1647以後) : クーラント / サラバンド
  ルネ・メザンゴー (1568頃-1638) : サラバンド
  ジェルマン・ピネル (1600頃-1661) : サラバンド
  ルイ・クープラン : パッサカリア

 録音 : 2020年2月18-21日、ドメーヌ・ド・ラ・パイトリー [Domaine de la Pailleterie]、アミイー、フランス
 使用楽器 : Alain Anselm, 2014 (モデル : フレンチ、17世紀終盤)

 エティエンヌ・リシャールはパリのオルガニスト一家に生まれたフランスの作曲家・オルガンおよびチェンバロ奏者。
 パリで教会オルガニストを歴任した後、1657年に国王ルイ14世 (1638年-1715 / 在位 1643-1715) 付き音楽教師兼チェンバロ奏者に就任しました。
 当時の王宮における高い評価にもかかわらず現在に伝わる作品数はごくわずかです。
 当アルバムは、現在確認されているリシャールの全作品に前後・同世代の作曲家たちの作品を加え6つの組曲を構成したプログラムとなっています。
 
 


ECL 2001
(2CD)
¥3700
J・S・バッハ : リブロ・プリモ 1720
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) :
  [CD 1]
   チェンバロのためのアダージョ ト長調 BWV 968
    (無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
     第3番 ハ長調 BWV 1005 より編曲) (*)
   無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV 1001
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002
   チェンバロのためのソナタ ニ短調 BWV 964
    (無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
     第2番 イ短調 BWV 1003 より編曲) (*)
  [CD 2]
   オルガンのためのプレリュード イ短調 BWV 569 (+)
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004
   無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006
   カンタータ「われらは神に感謝する」 BWV 29 より
    賛美と誉れと栄光 (コラール) (+)
ギヨーム・ルバンゲ・シュドル
 (ヴァイオリン (無印)、
  チェンバロ (*)、
  オルガン (+))

 録音 :2020年6、8、12月、2021年2、3月、セント・オーレリー教会、ストラスブール、フランス (無印)
  2021年10月、サンタントワーヌ教会、オラドゥール、フランス (*/+)
 使用楽器 :
  ヴァイオリン : Christian Rault, 2015 (モデル : Jacob Stainer, 1669)
  ヴァイオリンの弓 : Michel Proulx, 2018 / 2019 / 2020 (モデル : Leopold Mozart, ca 1750)
  チェンバロ : Guillaume Rebinguet Sudre, 2015 (モデル : Michael Mietke, ca 1710)
  オルガン : Andreas Sibermann, 1718 (修復 : Manufacture Blumenroeder, 2015)

 アルバム・タイトルの『リブロ・プリモ 1720』は、バッハの自筆譜の表紙に記された「無伴奏ヴァイオリンのための6曲の独奏曲、第1巻、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作、1720年」から。
 ギヨーム・ルバンゲ・シュドルは、エレーヌ・シュミット、エンリーコ・ガッティに師事したフランスのヴァイオリニストで、チェンバロおよびオルガン奏者、さらにチェンバロ製作者としても活躍する才人。
 この曲集と編曲作品を巧みに組み合わせた興味深いプログラムとなっています。
 
 

ECL 2002
¥2600
私は眠り、夢を見た 「夢」にまつわるドイツのチェンバロ音楽 アンネ・マリー・ドラゴシツ (チェンバロ)
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (1714-1788) :
  小品集 Wq 117 から ラ・シュタール [La Stahl, Grave] (No.25)
  眠りに [An den Schlaf] Wq 202/H
  小品集 Wq 117 から 合理的記憶 [La memoire raisonnee] (No.30)
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ (1710-1784) : 起床ラッパ [Reveille] F.27
 クリストフ・グラウプナー (1683-1760) :
  組曲「贖いの月」[Febrarius] GWV 110 から 眠り [Sommeille] (No.7)
 ヨハン・カスパール・フィッシャー (1656-1746) :
  「音楽のパルナッソス山」、組曲 第9番 「ウラニア」 から
   トッカータ / サラバンド / パッサカリア
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) :
  プレリュード (アルペッジャンド) [Praeludium (Harpeggiando)] ハ短調 BWV 921
  来たれ、甘き死よ [Komm suser Tod] BWV 147 (シェメッリ歌曲集 より)
 ヨハン・クーナウ (1660-1722) :
  ソナタ 第4番「瀕死の重病を患い、回復したヒゼキア王」 (聖書ソナタ から)
 ヨハン・バルタザール・ケール (1725-1778) :
  暁の星のいと美しきかな [Wie schön leuchtet der Morgenstern]
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ :
  「私は眠り、夢を見た」 [Ich schlief, da traumte mir] による変奏曲
   (様々な原典に拠る変奏曲の抜粋)
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ : ファンタジア F.15
 クリストフ・グラウプナー : パルティータ 第7番 GWV 107 から 眠り [Sommeille]

 録音 : 2020年9月6-7日、美術工芸博物館、ハンブルク、ドイツ
 使用楽器 : Christian Zell, Hamburg, 1728

 「夢」や「眠り」をテーマとしたプログラム。
 オーストリアのチェンバロ奏者アンネ・マリー・ドラゴシツが、ハンブルクの美術工芸博物館が所蔵するクリスティアン・ツェル (1683頃-1763) 作のオリジナル楽器を弾いています。
 
 

ECL 2003
¥2600
ヘンデル vs スカルラッティ クリスティアーノ・ガウディオ (チェンバロ)
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (1685-1759) : トッカータ 6 (ベルガモの写本 所収)
 ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757) : ソナタ K.82 / ソナタ K.69
 ヘンデル / ウィリアム・バベル (1689-1723) 編曲 : トッカータ 11 (ベルガモの写本 所収)
 スカルラッティ : ソナタ K.32 / ソナタ K.64
 ヘンデル : ソナタ ト短調 HWV 478
 スカルラッティ : ソナタ K.43
 ヘンデル / ウィリアム・バベル 編曲 : トッカータ 9 HWV 483 (ベルガモの写本 所収)
 スカルラッティ : ソナタ K.33 / ソナタ K.53
 ヘンデル : 組曲 第2番 ヘ長調 HWV 427
 スカルラッティ : ソナタ K.86 / ソナタ K.84 / ソナタ K.58
 ヘンデル : トッカータ 1 (ベルガモの写本 所収) / シャコンヌ ト長調 HWV 435
 [ボーナス・トラック]
  ヘンデル / クリスティアーノ・ガウディオ 編曲 :
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 HWV 372 (チェンバロ独奏版)

 録音 : 2020年8月10-14日、チェンナーノのサント・ステーファノ教区教会、カステルムーツィオ、トレクアンダ、イタリア
 使用楽器 : Bruce Kennedy, 1998 (ジャーマン、モデル : M. Mietke)、Bruce Kennedy, 2009(イタリアン、モデル : 17世紀イタリア)

 1709年にローマで行われたとされる、同い年の若きヘンデルとスカルラッティによる演奏対決。
 音楽史上の伝説の一つであるこのイベントを想定したプログラム。
 クリスティアーノ・ガウディオはパリ音楽院でオリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ランヌに師事し、2022年現在ベルガモのガエターノ・ドニゼッティ音楽院で教えているイタリアのチェンバロ奏者。
 

















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