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≪第117号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2022/8/23~



8/26(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ANTARCTICA

ANTAR 034
¥2800
モーツァルト:クラリネットを伴う室内楽作品集
 クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
 クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための『ケーゲルシュタット・トリオ』変ホ長調 K.498
 クラリネット五重奏のためのアレグロ 変ロ長調 K.Anh.91(516c)
 クラリネット、バセットホルン、弦楽三重奏のためのアレグロ ヘ長調 K.Anh.90(580b)
エディ・ヴァノオーストハーゼ(クラリネット)
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
ヘールト・カラールト(ピアノ)
ダニー・コースジェンス(バセットホルン)

 モーツァルトがクラリネットに託した歌

 録音:2021年4月19-20日/アントワープ、メイル宮殿、鏡の間

 ブリュッセル・フィルの首席クラリネット奏者、エディ・ヴァノオーストハーゼによる、モーツァルトのクラリネットのための室内楽曲集。
 これまで何度も取り上げ演奏してきたという名品五重奏・三重奏に、あらためて新鮮な気持ちで、ゼロから向き合い録音に臨んだというアルバムです。
 チェコの名門カルテットとの共演による美しい音楽をお楽しみください。モーツァルトのクラリネットがさらに味わえるカップリングも秀逸です。
 




APARTE



AP 277
¥2700
アルヴォ・ペルト:スターバト・マーテル
 (1)フラトレス(1977/1983)~弦楽と打楽器
 (2)我が心はハイランドに(2000/2013)~
   カウンターテナー、弦楽三重奏、ピアノ
 (3)天にまします我らの父よ(2005/2013)~
   カウンターテナー、弦楽
 (4)鏡の中の鏡(1978)~ヴィオラとピアノ
 (5)何年も前のことだった(1984)~
   カウンターテナー、ヴァイオリン、ヴィオラ
 (6)巡礼者の歌(1984/2021) ~カウンターテナー、弦楽
 (7)スンマ(1977/1991)~弦楽
 (8)スターバト・マーテル(1985/2021) ~
   カウンターテナー、ソプラノ、テノール、弦楽
アレクサンドラ・クジャク(ソプラノ)
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
ロベルト・アラーニャ(テノール)
トマシュ・ヴァブニツ(指揮)
モーフィング室内管弦楽団

 純な美しさが絶品! 豪華歌手陣による最新のペルト

 録音:2021年9月12-16日/カジノ・バウムガルテン(ウィーン)/24bit/96kHz、68'00"

 ペルトの作品は世界的な名手たちにより演奏、録音されていますが、またひとつ超豪華な演奏陣によるアルバムの登場です。
 ペルトのピュアな美をアンドレアス・ショルの美声で楽しめるのも格別ですが、人気急上昇のポーランドのソプラノ、アレクサンドラ・クジャクと現在の夫君ロベルト・アラーニャと「スターバト・マーテル」に挑戦しているのに驚き。

 ペルトの「スターバト・マーテル」はカウンターテナー、ソプラノ、テノールの弦楽三重奏のために書かれていますが、ここではモーフィング室内管弦楽団リーダーのヴァブニツによる弦楽オーケストラ版による豊かな響きで披露。
 心洗われるひとときを体験できます。

 他もショルによるペルトの透明かつ静寂な4篇が収められ、現代でありながら中世のような音世界が広がります。名録音で知られるリトル・トリベカが繊細な息遣いまで再現。酷暑の清涼な気持ちにさせてくれます。

 モーフィング室内管弦楽団はリーダーのヴァブニツを指揮者に、「ウィーン弦楽合奏団」の名で今年12月に全国ツアーが予定されています。

 
 




AUDITE


AU 97793
(2CD)
¥3900
「リスト-オルガン作品の作曲家」
 フランツ・リスト(1811-1886):
  (1)バッハ(B-A-C-H)の名による前奏曲とフーガ S.260
  (2)コラール『私達へ、魂の救いを求める人々へ』による
   幻想曲とフーガ S.259
  (3)『死の舞踏』に基づくパラフレーズ S.126
  (4)前奏曲『泣き、嘆き、悲しみ、おののき』S.179
アンナ=ヴィクトリア・バルトルッシュ(オルガン)

 リストの華麗なオルガン作品を堪能!

 セッション録音:2021年6月23-25日/宮廷教会大聖堂聖レオデガル教会(ルツェルン)/DDD、ディジパック仕様、CD1: 46'46、CD2: 37'33
 レコーディング、エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ

 若手実力派オルガニスト、アンナ=ヴィクトリア・バルトルッシュが全2タイトルでリリースするリストにまつわるアルバム。
 第1弾「リストの友人、そして模範」(AU-97792)に次ぐ第2弾「リスト-オルガン作品の作曲家」が早くも登場です!

 リストはピアノのヴィルトゥオーゾとして活躍した後、1848 年よりワイマールに定住。作曲と指揮に専念するようになり、ゲーテ(1749-1832)やシラー(1759-1805)の時代に全盛を迎えていた同地を、音楽の中心地として再興させました。

 当アルバムの収録作品は、当時ドイツで最大のロマン派オルガンであったメルゼブルク大聖堂のラーデガスト・オルガンの奉献式のために作曲した「バッハ(B-A-C-H)の名による前奏曲とフーガ」、演奏時間30分を超える大曲「コラール『私達へ、魂の救いを求める人々へ』による幻想曲とフーガ」、超絶技巧曲「『死の舞踏』に基づくパラフレーズ」、そして「前奏曲『泣き、嘆き、悲しみ、おののき』」という充実の内容。
 オルガン音楽を"進化"させたことがわかる作品が並びます。作曲家、編曲家としてのリストの天才的な才能を再認識できる当アルバムをご堪能ください!
 




CHALLENGE CLASSICS



CC 72911
¥2700
ピーテル・ヘレンダール(1721-1799):6つの合奏協奏曲 Op.3
 第1番 ト短調
  I. Overture / II. Allegro / III. Largo / IV. Presto / V. Menuet
 第2番 ニ短調
  I. Overture / II. Allegro / III. Affettuoso / IV. Presto / V. Borea
 第3番 ヘ長調
  I. Largo-Allegro / II. Allegro /
  III. Adagio / IV. Alla breve / V. March
 第4番 変ホ長調
  I. Grave sostenuto / II. Alla breve /
  III. Affettuoso / IV. Presto / V. Pastorale
 第5番 ニ長調
  I. Largo / II. Allegro / III. Larghetto / IV. Allegro / V. March
 第6番 ヘ長調
  I. Largo / II. Allegro / III. Adagio /
  IV. Allegro / V. Largo / VI. Menuet
リーデウェイ・ヴァン・デル・ヴォールト(コンサートマスター)
マイク・フェントロス(指揮)
ラ・スフェラ・アルモニオーサ

 コレッリ様式を受け継ぎ、ヘンデルの上をゆかんとする意欲作、知られざる合奏協奏曲の傑作!

 録音:2021年10月7日/ロッテルダム、聖ローレンス教会(ライヴ)/79'38''

 作曲家ピーテル・ヘレンダールは1721年ロッテルダム生まれ。1740年頃パドヴァでタルティーニにヴァイオリンと作曲を学び、アムステルダムに滞在したのち1751年にロンドンへ渡り、1762年から亡くなる1799年までケンブリッジで過ごしました。

 18世紀ロンドンにおける音楽の流行はコレッリを頂点とするイタリア音楽で、ジェミニアーニやヘンデルの合奏協奏曲がこの地で「当たった」のはコレッリの様式を受け継いだ作品であったから。
 そしてヘレンダールもまた、先人に倣って合奏協奏曲を発表します。

 1758年にウォルシュ社から出版された「6つのグランド・コンチェルト 作品3(Concerto Grosso=合奏協奏曲を英語で表記している)」は現存するヘレンダール唯一のオーケストラ作品。
 編成は弦楽合奏のみで、コンチェルティーノは先人の作品のように3人ではなく、ヴァイオリン2・ヴィオラ・チェロの4人で構成されています。
 序曲ありフーガあり舞曲あり、偉大な先人の名作に負けず劣らずの充実作となっており、短調作品の真に迫る強烈さなど、予想以上のおもしろさを魅せつけてくれる曲集です。
 知られざる作品を素晴らしく生き生きとしたライヴ演奏で聴かせるラ・スフェラ・アルモニオーサの腕前にも感服。
 




CLAVES


50 3056
¥2900
「心血」~スイスの無伴奏合唱曲
 (1)クルト・ウィドルスキ(1978-):「Es flieht der Sunneschtrau」
  【チューリヒ・ジング・アカデミー委嘱作品】
 (2)ハンス・フーバー(1852-1921):
  民民謡のスタイルによる6 つの歌 Op.29~男声合唱のための
 (3)リヒャルト・フルーリー(1896-1967):
  「降臨」「湖の夕べ」「アヴェ・マリア」~女声合唱のための
 (4)ヘレナ・ヴィンケルマン(1974-):「ラ・セラ・ダ・ビアラウラ」~
  コルネット、ヴァイオリン、ダルシマーと合唱のための
 (5)シリル・シューリヒ(1974-):「連帯」「理解」
 (6)ヨハネス・ブラームス(1833-1897)―ブルクハルト・キンツラー(1963-):
  「Herbstsynkopen」【チューリヒ・ジング・アカデミー委嘱作品】
 
 ※すべて世界初録音
チューリヒ・ジング・アカデミー
フローリアン・ヘルガート(指揮)

 全て世界初録音!チューリヒ・ジング・アカデミーがスイスの無伴奏合唱曲に挑む!

 セッション録音:(3)(5)(6)2020年9月/マルクトベルドルフ(ドイツ)、(1)(2)(4)2018年6月&2020年9月/チューリヒ(スイス)/DDD、ディジパック仕様、65'18
 サウンド・エンジニア、エディティング、マスタリング:カルステン・ツィンマーマン
 エグゼクティヴ・プロデューサー:パトリック・ペイケルト(Claves)

 フライブルク・バロック・オーケストラとの「第九」(パブロ・エラス=カサド指揮)(KKC-6234 / HMM-902431)、「魔弾の射手」(ルネ・ヤーコプス指揮)(KKC-6532 / HMM-902700)、「フィデリオ」(ルネ・ヤーコプス指揮)(KKC-6133 / HMM-932414)など、数多くの録音でも知られるチューリヒ・ジング・アカデミーが、世界初録音の無伴奏合唱曲のCD「心血」をリリース。

 同団は2011年創設。スイスを中心に活動しながらドイツ、イタリア、イスラエル、オランダ、レバノン、台湾、中国など各国でも演奏。多くの音楽祭にも出演し、BBCプロムス出演で世界的に知られる合唱団となりました。

 当アルバムには同団委嘱の2作含む世界初録音の作品を収録。ロマン派から現代までスイス人作曲家の多様な合唱曲を聴くことができます。
 最後に収録したブルクハルト・キンツラー作曲の「Herbstsynkopen」はブラームスの5つの歌Op.104(第1曲「夜警1」、第2曲「夜警2」、第3曲「最後の幸福」、第4曲「失われた青春」、第5曲「秋に」)とキンツラーが「秋に」から着想を得て、シンコペーションの形で作曲した6つの「Herbstsynkope 0~V」を交互に組み合わせた11曲からなる作品。
 同団32人のメンバーが透明で温かみのある歌声で見事に歌いこなしています。指揮のフローリアン・ヘルガートは合唱のエキスパート。
 コールヴェルク・ルール、コンチェルト・ケルンとの「モーツァルト:レクイエム K.626(ミヒャエル・オストシガ補筆完成版)」(KKC-6274 / COV-92009)、「シュトックハウゼン&カーゲル:合唱曲集」(COV-92113)など、意欲的な録音でも知られます。

 
 




FIRST HAND RECORDS


FHR 138
¥2200
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ集 BWV525-530
 第1番 変ホ長調 BWV525
 第2番 ハ短調 BWV526
 第3番 ニ短調 BWV527
 第4番 ホ短調 BWV528
 第5番 ハ長調 BWV529
 第6番 ト長調 BWV530
ティム・ウィルキンソン
 (オルガン;1977-1978年、
  ユルゲン・アーレント製作)

 アーレント・オルガンで聴くバッハのトリオ・ソナタ

 録音:2021年6月30日~7月2日/エディンバラ大学、リード・コンサート・ホール

 右手・左手・足鍵盤で三重奏を奏でるオルガンのためのトリオ・ソナタ全6曲を収録。
 トム・ウィルキンソンは1985年エジンバラ生まれ。スコットランドのセント・アンドルーズ大学オルガニスト兼准教授。

 24bit、96kHzの高音質で録音、編集、マスタリング。
 
 

FHR 139
¥2200
からっぽの部屋から
 アルベニス(1860-1909):
  スペイン組曲より「アストゥリアス」 Op.47-5
   (1886)(Jane Gillie編)
 ビャーネ・ブルースタ(1895-1978):
  悪魔の組曲より「 ヒルドリング」(1946)
 テレマン(1681-1767):幻想曲第1番 変ロ長調 TWV40:14
 サリー・ビーミッシュ(1956-):賢きメイド(1998)*
 ジェームズ・フランシス・ブラウン(1969-):
  ひとりごと(2020)*
 エロリン・ウォーレン(1958-):バーサ(2021)*+
 デイヴィッド・マシューズ(1943-):
  前奏曲集より 第12番「ルミノーゾ」 Op.132-2(2014)
 ライル・クレスウェル(1944-2022):レント(1994)*
 プロコフィエフ(1891-1953):
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115(1947)
 アレクセイ・イグデスマン(1973-):
  アップルマニア(2009)
 * 世界初録音
サラ・トリッキー(ヴァイオリン)
ロジー・ベルゴンツィ(ハンドパン+)

 ロックダウンがあったから生まれた無伴奏アルバム

 録音:2022年2月24・25・28日/ロンドン、プラムステッド、アセンション教会
 (エロリン・ウォーレンのみ)2020年3月13日/ロンドン、サウンドハウス・スタジオ

 「私にとってロックダウンとは、インターネットを通じて新旧の素晴らしいヴァイオリン音楽を発見し、共有する機会を得るきっかけでもありました。
 テレマンやプロコフィエフといった古典的なレパートリーから現代作曲家の作品まで、ロックダウン中に演奏された作品で構成されたアルバムです。いくつかの曲は私のために書かれたもので、初録音として収録されています。」(サラ・トリッキー)
 
 

FHR 132
¥2200
未来は女性にあり 第2集「ダンス」 サラ・ケイヒル(ピアノ)
 ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):クラヴサン組曲(1687)より 第1 番 ニ短調(抜粋)
 クララ・シューマン(1819-1896):変奏曲 Op.20(1853)
 タイユフェール(1892-1983):パルティータ(1957)
 ゼノビア・パウエル・ペリー(1908-2004):ラプソディ(1960)
 マデリーン・ドリング(1923-1977):色の組曲(1963)より
  IV. 真昼の空気 Blue Air、V. 夢想 Brown Study
 ベッツィ・ジョラス(1926-):シのタンゴ(1984)
 エレナ・カッツ=チェルニン(1957-):ペギーのラグ(1996)
 メレディス・モンク(1942-):サンクトペテルブルク・ワルツ(1997)
 ガブリエラ・オルティス(1964-):前奏曲と練習曲 第3 番(2011)
 テレサ・ウォン(1976-):彼女はヤシの木の下で裸で踊る(2019)
 ※世界初録音

 女性作曲家のピアノ曲集、第2弾

 録音:2021年8月15-28日/カリフォルニア、ベルヴェディア、聖シュテファン教会

 女性作曲家に焦点を当てたシリーズの第2弾。第1弾(FHR-131)に続き、世に広まるべき女性作曲家と作品はまだまだあると思わせる内容。
 




SUPRAPHON



SU 4320
¥3100
マルティヌー四重奏団が知られざる作曲家、
 ヨゼフ・ベネシュの弦楽四重奏曲を録音!

  ヨゼフ・ベネシュ(1795-1873):
   (1)弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.30
   (2)弦楽四重奏曲第1番 ト長調 Op.28「フェルディナント・ラウプに捧ぐ」
マルティヌー四重奏団
 【アデーラ・シュタイノホロヴァー(第1ヴァイオリン)
  ルボミール・ハヴラーク(第2ヴァイオリン)
  ズビニェフ・パジョウレク(ヴィオラ)
  イトカ・ヴラシャーンコヴァー(チェロ)】

 技巧的にしてなんと美しい旋律!名団体マルティヌー四重奏団が知られざる作曲家、ヨゼフ・ベネシュの弦楽四重奏曲を録音!

 セッション録音:(1)2021年11月15&17日、(2)2021年12月3&10日/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)/56'33

 名団体マルティヌー四重奏団。これまでセルゲイ・タネーエフの五重奏曲全集(SU-4176)やペトル・エベンの室内楽曲集(SU-4232)など、知られざる名曲を紹介することにも力を注いでいます。

 ヨゼフ・ベネシュはボヘミアとモラヴィアの国境にある村バテロフに生まれ。
 19歳でウィーンとリュブリャナに移り住み、ヨーロッパ各地でコンサートを開いたヴァイオリンの名手として知られ、イタリアではパガニーニやローラとも親交を深めています。演奏家として活躍する一方、リュブリャナのフィルハーモニー協会の音楽監督、ウィーンの音楽アカデミーの教授など、名だたるポストを歴任しています。

 作曲家としての才能も発揮したベネシュですが、作品のほとんどが、自身が弾くために書いたヴァイオリン独奏作品です。しかし、現在ベネシュの作品はほとんど残っておりません。
 彼の最後の作品である2 つの弦楽四重奏曲(それぞれ1865 年と1871 年に出版)は、彼がソリストとしてのキャリアから退いた晩年の作品。
 どのパートも非常に技巧的な要素が散りばめられており、高い演奏技術を要します。
 なお、第1番は同時代を生きたヴァイオリニスト、フェルディナント・ラウプ(1832-1875)に捧げています。
 これほどまでに美しい作品を現代の名手が蘇らせたことは非常に喜ばしいことと申せましょう。
 



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ECM



4855776
(7CD)
\11000→\9990

モーツァルト研究&演奏の第一人者
 ロバート・レヴィン~モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集


モーツァルト:ピアノ・ソナタ
《CD 1》
 1) ソナタ楽章ハ長調K.42、2-4) 第1番ハ長調K.279、
 5-7) 第2番ヘ長調K.280、8-10) 第3番変ロ長調K.281/
《CD 2》
 1-3) 第4番変ホ長調K.282、4-6) 第5番ト長調K.283、
 7-9) 第6番ニ長調K.284『デュルニッツ』/
《CD 3》
 1-3) 第7番ハ長調K.309、4-6) 第8番ニ長調K.311、
 7-9) 第9番イ短調K.310/
《CD 4》
 1) ソナタ楽章変ロ長調K.400、2-4) 第10番ハ長調K.330、
 5-7) 第11番イ長調K.331『トルコ行進曲付き』/
《CD 5》
 1-3) 第12番ヘ長調K.332、4-6) 第13番変ロ長調K.333/
《CD 6》
 1) 幻想曲ハ短調K.475、2-4) 第14番ハ短調K.457、
 5-7) 第15番ヘ長調K.533/494/
《CD 7》
 1-3) 第16番ハ長調K.545、4-6) 第17番変ロ長調K.570、
 7-9) 第18番ニ長調K.576、
 10) ソナタ楽章ト短調K.312(R.レヴィン補完)
ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)

 モーツァルト研究&演奏の第一人者がモーツァルト愛用のフォルテピアノで完成させたソナタ全曲録音。

 モーツァルト研究の第一人者として知られるピアニスト、ロバート・レヴィンが、モーツァルトのピアノ・ソナタをモーツァルト自身のフォルテピアノ(アントン・ヴァルター、1782年)で初めて全曲録音しました。
 この7枚組BOXセットには、モーツァルトの未完の断片も収録されていますが、ここではレヴィン自身が、モーツァルトのイディオムと当時の作曲形式を考慮して完成させています。
 レヴィンのピアノ・ソナタの解釈は、ウィーン楽派の演奏慣習に基づき、即興的な要素や繰り返しの装飾が取り入れられています。

 100ページに及ぶブックレット(ドイツ語・英語)にはモーツァルテウムのディレクターでモーツァルトの専門家であるウルリヒ・ライジンガーによるソナタと楽器についてのエッセー、演奏者レヴィンの記録、モーツァルトの自筆譜などが掲載されています。

 「古典的なピリオド音楽の解釈に際しての重要な問題のひとつは、繰り返しの本当の意味とは何かということである。もちろん、狭義には「前に弾いたものに戻って弾く」ということ。しかし、18世紀の演奏にはリピートの装飾が重要な要素であったことが分かっている。モーツァルトのソナタを見ると、この問題が彼の発想の中心になっていることがわかる」とレヴィンは説明する。

 モーツァルトに大きな影響を与えたC.P.E.バッハは1759年に出版した『さまざまな繰り返しのあるソナタ』の序文で、「繰り返しの装飾は現代では不可欠」「すべての演奏者に期待される」と述べている。
 レヴィンはその記述をモーツァルトのソナタに応用し、繰り返しを自由に扱い、旋律、伴奏、そして必要に応じて和声の細部が変更され、短いインターポレーション(音楽のフレーズの間に追加される素材)さえも使用している。

 また、モーツァルトが完成させることのなかったソナタの楽章を完成させるなど、歴史的なアプローチでソナタを演奏している。
 レヴィンは、モーツァルトの語法や当時の音楽用語に対する深い知識と理解をもって、この断片の作曲に取り組んでいる。ソナタ ハ長調 K 42 (35a) について、レヴィンは次のように述べている。
  「この陽気な3拍子の断片は、25小節で途切れてしまい、主旋律と副旋律が残されたままになっている。この曲は、コーダへと続くシークエンスの始まりの部分で切れていることは明らかであろう。私の完成は、この楽章の高揚感と率直な性格を維持しようとするものです」。

 このフォルテピアノは、幅が約100cmと限られており、また、細部にもこだわりがあるため、木質感が際立ち、モーツァルトのソナタの特徴を透明感のある音で表現することができます。
 このピアノは、1782年にアントン・ガブリエル・ヴァルターによって製作されたものと思われ、モーツァルトの専門家でありモーツァルテウム館長のウルリッヒ・ライジンガーは、ライナーノートで「倍音に富んだ銀色の音と、現代のコンサートグランドピアノの音に比べて驚くほどはっきりした低音が特筆される」と説明している。
 モーツァルトは1785年以降、このフォルテピアノを使用していた。

 【録音】2017年2月、2018年2月、ザルツブルク、モーツァルテウム




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ロバート・レヴィンのモーツァルトといえば
この2つのザルツブルグ・モーツァルテウム博物館自主制作盤


入荷まで半年以上かかる可能性があるので、長くお待ちいただけるそうであればご注文お待ちしております・・・すみません。


世界初
モーツァルト愛用のヴァルター製のフォルテピアノによる
モーツァルト:ピアノ協奏曲録音
ISM97/11 1CD¥4500


 ここでレヴィンはモーツァルトが使っていたアントン・ヴァルター製のフォルテピアノを使用。この試みは協奏曲では世界初だった。
 さらにレヴィンはモーツァルトの自筆譜による新しい版を使用、さらに第15番第2楽章のオリジナル・ヴァージョンは、自筆譜からオリジナルと思われる形にレヴィンが再構成していて、より内省的で幻想的な音楽になっている。
 カデンツァも全曲レヴィンのもの。
 1997年2月、ザルツブルグ、モーツァルテウム大ホールでの録音。
 一度ユニバーサルからも発売になったがすぐに廃盤。痺れを切らしたタワーレコードがボックスの中に入れてリリースしたりしたことも。

MOZART MUSEUM
SALZBURG
ISM97/11
(1CD)
¥4500
CD Klavierkonzerte KV 450 & KV 537 モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第15番 K.450
 ピアノ協奏曲第26番 K.537「戴冠式」
 ピアノ協奏曲第15番 K.450 第2楽章アンダンテ(オリジナル・ヴァージョン)
ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)
クリストファー・ホグウッド(指揮)、
エンシェント室内管弦楽団


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店主最高にお奨めの1枚
モーツァルト没後200周年企画
モーツァルト週間1990ライヴ
フレージャー&レヴィン/2台ピアノのための作品集


 ああ、懐かしい・・・。

 今から20年以上前、池袋のWAVEで大ベストセラーとなっていた記念アルバム。
 朝から晩までこのCDがかかっていた。

 モーツァルト没後200周年企画ということで、売り場の大きな一角をモーツァルト商品が占め、その中心にはザルツブルグから取り寄せた十何万円するモーツァルトの精巧な人形が立っていた。
 まわりには貴重な楽譜や資料、そしてWAVEでしか入らない珍しいアルバム。
 そのアルバムの中の最重要アイテムがこれだった。
 名手フレージャーと奇才レヴィン。
 そんな二人が展開するモーツァルトの2台ピアノ作品集。
 ただ、現地直送のレア・アルバムだったので、完売した後二度とこのCDを見ることはなかった。それがまさか20年たって再会できるとは。

 収録されているのは、そういうわけで二人のピアニストによるモーツァルトの2台ピアノ作品集。
 1991年に行われたモーツァルト週間でのライヴ。定番といっていい2つのソナタを中心に組まれているが、素敵なのはラストのK.448。まさに丁々発止、縦横無尽、天衣無縫。二人の天才がまるで少年のようにモーツァルトの世界を駆け巡る。なんと楽しそうなことか。

 しかしもっとすごいのはラルゲットとアレグロ。
 この曲は1960年代にチェコのクロムニジーシェのお城で発見された。クロムニジーシェはチェコの東方、モラヴィアの文化都市。映画「アマデウス」ではその庭園が撮影に使われた。そのお城は若いビーバーが活躍した場所であり、ベートーヴェンが重要な作品を献呈したルドルフ大公の根城でもあった。
 さて、そのお城のルドルフ大公の資料庫でこの曲の楽譜は発見された。
 しかし大公が書き間違えて作者をグルックとしてしまったためずっとお蔵入りになっていたのである。
 作品としては未完成だったため、コンスタンツェに楽譜を渡されたシュタードラーが完成させたとされる(今回登場するのは「レヴィン版」)。
 で、これがムチャクチャ素敵なのである。アレグロに入ったところでピアノ・ソナタでもお目にかかれないようなアグレッシヴでチャーミングな場面が登場する。
 ひょっとすると「陽性」のモーツァルト・ピアノ作品では一番好きかもしれない。
 そしてまた二人の演奏が快活で流麗。とてもとても素敵。そこが大好きで何回も何回も聴いてしまった。


CD Werke fur zwei Klaviere
モーツァルト:
 2台のピアノのためのソナタ K.521
 フーガ K.426
 ラルゲットとアレグロ K.deest
 2台のピアノのためのソナタ K.448
マルコム・フレージャー
ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)
ISM90/1
(1CD)
\4500


 




ALPHA CLASSICS



ALPHA895
¥2800
『フランクール兄弟とその周辺』~
 フランス18世紀、ヴァイオリンとクラヴサンのための作品集

  フランソワ・フランクール(1698-1787)&
   フランソワ・ルベル(1701-1775):
    1. ミューズたちと喜びの精たちのガヴォット:
     優美に ~ディヴェルティスマン《トロフィ》(1745)より
    2. 第2のエール ~ディヴェルティスマン《トロフィ》(1745)より
    3. 戦士たちのエール ~
     抒情悲劇《ピラムとティスベ》(1726)より
    4. 「舞台は暗くなり、雷鳴が聞こえてくる」
     ~ディヴェルティスマン
      《アウグストゥスの臣下たち》(1744)より
  ジャン=ジャック・バティスト・アネ(1676-1755):
   5-9. ヴァイオリン独奏と通奏低音のための
    ソナタ 第11番 ハ短調(1724)
  F. フランクール&F. ルベル:
   10. ミュゼット ~
    ディヴェルティスマン《アウグストゥスの臣下たち》(1744)より
  F. フランクール:
   11-15. ヴァイオリン独奏と通奏低音のための
    ソナタ ト短調 Op.2-6(1730)
  F. フランクール&F. ルベル:
   16.「舞台に光がさす」~
    ディヴェルティスマン《アウグストゥスの臣下たち》(1744)より
  ルイ・フランクール(1692-1745):
   17. ラルゴ ~ヴァイオリン独奏と低音部のための
    ソナタ ロ短調 Op.1-6(1715)より
  F. フランクール&F. ルベル:
   18. ロンド: 優美に ~抒情悲劇《タルシスとゼリー》(1728)より
   19. 第1、第2エール ~音楽悲劇《スカンデルベルク》(1735)より
  L. フランクール:
   20-23. ヴァイオリン独奏と通奏低音のための
    ソナタ ホ短調 Op.1-4(1715)
  ルイ=ジョゼフ・フランクール(1738-1804):
   24. 叔父に捧げるシャコンヌ
  テオティム・ラングロワ・ド・スヴァルト:
   25. ヴァイオリンによるプレリュード(即興演奏)
  F. フランクール:
   26-29. ヴァイオリン独奏と通奏低音のための
    ソナタ ト長調 Op.1-10(1720)
  ジャン・デュロシェ(生歿年不詳、18世紀に活躍):
   30. プレリュード ~第1組曲 ハ長調(1733)より
テオティム・ラングロワ・ド・スヴァルト(ヴァイオリン)
ジュスタン・テイラー(クラヴサン〔=チェンバロ〕)
NYCX-10347
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 録音: 2021年12月、フランス銀行トゥルーズ館「黄金の間」、パリ
 ※国内仕様盤解説日本語訳...白沢達生
 (ヴァイオリン)使用楽器:ヤーコプ・シュタイナー1668年製作のオリジナル楽器
 (クラヴサン〔=チェンバロ〕)17世紀リヨン製(製作者不詳)、ジョゼフ・コレス1747年鍵盤拡張によるオリジナル楽器(修復: ローラン・スマニャ、2003年)

 【フランス最前線をゆく2名手の鮮やかな共演!バロックとロココの洗練を伝える一族の音楽、馥郁と】
 フランス新世代を担うクラヴサン奏者ジュスタン・テイラーの快進撃が止まりません。
 独奏者としての注目度もさることながら、声楽家との共演や室内楽への関心の高さは録音活動にもよく表れています。
 彼とともにアンサンブル「ル・コンソート」を創設したバロック・ヴァイオリン奏者テオティム・ラングロワ・ド・スヴァルト(スワルト)も同様に躍進めざましい新世代名手で、こちらはharmonia mundi franceでの大御所ウィリアム・クリスティとの二重奏盤も話題を呼びました。
 この若き俊才2人が阿吽の呼吸で紡ぎ出す演奏が、いかに瑞々しい音楽のひと時を生むかを強く印象づけるアルバムが登場。
 フォルクレ、ラモーと「一族」単位で音楽遺産を追ってきたテイラーの録音活動の一環として、今回はクライスラーの偽作で名前だけは有名なフランクールを紹介。
 
 フランソワ・フランクールは『四大元素』で有名なジャン=フェリ・ルベルの息子フランソワ・ルベルとオペラで共作を続け、マリー=アントワネット婚礼祝典でリュリの作品を古典派風に改作するなど世紀後半まで活躍しましたが、若い頃にはヴァイオリン奏者として鮮烈なソナタも続々発表。
 彼の兄や甥などの作品を交え、共作舞台音楽の足跡も追う体系的な選曲は、全く未知の作品ばかりであるにもかかわらず、たおやかに伸縮するラングロワ・ド・スヴァルトの弦の魅力、これに呼応するテイラーの優美というほかないタッチの妙で、次へ、また次へ......と聴き進めずにおれません。
 フランス古楽シーンの充実を圧倒的に印象づける鮮烈な1枚、ALPHAならではの見逃せないリリースです。
 



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CPO



555130
¥2200
アンリ・マルトー(1874-1934):
 弦楽四重奏曲全集 第3集

  1-4. 弦楽四重奏曲第3番 Op. 17
  5-12. 8つの歌曲 Op. 10
カリーヌ・デエ(ソプラノ)...5-12
イサシ弦楽四重奏団
【メンバー】
 アンナ・ボイガス(ヴァイオリン)
 細田 千香子(ヴァイオリン)
 カーステン・ドーバーズ(ヴィオラ)
 ガイ・ダネル(チェロ)

 録音: Neumarkt i. d. Oberpfalz, Historischer Reitstadel(ドイツ) 2017年10月28-29日...1-4 2018年3月28-29日...5-12

 イサシ弦楽四重奏団による、フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、アンリ・マルトーの弦楽四重奏曲全集。
 この第3集に収録されている第3番は1916年に書かれ、彼の全作品中、最も演奏機会の多い曲です。
 第一次世界大戦でドイツとフランス両国からスパイと疑われるなどの苦難に満ちた体験が反映された、自伝的作品ともいえる要素を持っています。
 第1楽章はゆったりとしたテンポと耳なじみの良いハーモニーで始まりますが、耳障りなトリルを多用した旋律が唐突に現れて平安を乱します。
 悲痛な旋律で始まる第2楽章は、半音階的な激しいパッセージで曲が断ち切られ、聴き手に恐怖感を与えるような激しく不安定な音の奔流が現れます。
 ウィンナ・ワルツ風の第3楽章は失われた古き良き時代を想起させ、終楽章ではさまざまな楽想が現れ、最終的には明るく陽気に曲が閉じられます。
 1905年に書かれた「8つの歌曲」は歌と弦楽四重奏の融合を目指した作品。フランスのヴェテラン歌手、カリーヌ・デエがしっとりとした美声を聴かせます。
 
 


555511
¥2800
指揮はヤン・ヴィレム・デ・フリエンド
エミーリエ・マイヤー(1812-1883):
 交響曲第3番/第7番

  1. 交響曲第3番 ハ長調
  2. 交響曲第7番 ヘ短調
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)

 録音: 2022年3月7-11日 Großer Sendesaal, NDR Landesfunkhaus Hannover(ドイツ)

 エミーリエ・マイヤーは、北ドイツ、メクレンブルクの生まれ。20代の末に作曲家を目指し、バラードで有名なカール・レーヴェに学び、オペラを含む広い分野の作曲を精力的に行ったという点で、当時としては数少ない成功した女性作曲家の一人と言えるでしょう。
 とはいえ、同時代の女性作曲家たちと同じように、どれほど素晴らしい作品を発表してもその才能が正当に評価されることはなく、21世紀になってようやく、作品の演奏機会が増え、注目が高まっています。
 「女性版ベートーヴェン」とも呼ばれる彼女の作品は、どれも古典主義に則った形式の中にロマンティックな旋律が盛り込まれており、恵まれた才能が窺えるものばかりです。
 このアルバムには2曲の交響曲を収録。最終楽章にピッコロ、トライアングル、シンバル、バスドラムが使用されていることから「軍隊交響曲」と呼ばれる第3番、1856年頃に作曲された交響曲第7番。ともに高い完成度を誇っています。
 
 


555416
¥2800
ゲオルク・ヴィルヘルム・ラウヒェネッカー:
 交響曲第1番/序曲風作品

  1. Sinfonisches Tonwerk im Stil einer Ouverture
   序曲の形式による交響的作品
  2-5. 交響曲第1番 ヘ長調
  6. Orientalische Phantasie 東洋風幻想曲
ゼバスティアン・ボーレン(ヴァイオリン)...6
ザラストロ四重奏団...6
ヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム
ハワード・グリフィス(指揮)

 録音:2020年10月26-29日 Stadthaus Winterthur(スイス)...1-5 2020年9月21日 Radiostudio Zurich(スイス)...6

 ミュンヘンで生まれたゲオルク・ヴィルヘルム・ラウヒェネッカー。現在ではその名前はほとんど忘れられてしまいましたが、活躍当時はヨーロッパで高い知名度を誇っていました。
 作曲をフランツ・ラハナーに学び、16歳で渡仏。1864年にはカルパントラの劇場管弦楽団の首席指揮者に就任するなど活躍を始めましたが、1870年に勃発した普仏戦争によりスイスに亡命。
 1875年にはそれまで教会音楽を演奏していたムジークコレギウムを、ヴィンタートゥーア市初のプロ・オーケストラとして再編・指揮したほか、作曲家、市のオルガニストとして、また楽器商、教育者としても重要な足跡を残しました。
 このアルバムに収録された3作品のうち、「東洋風幻想曲」以外は彼が設立したヴィンタートゥーア市立管弦楽団(現ヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム)のために書かれたものです。
 ラウヒェネッカーは熱心なワグネリアンであったと伝えられていますが、古典的な佇まいを持つ交響曲第1番には標題音楽的な要素は見当たらず、むしろ絶対音楽への強い志向が感じられます。
 21歳の作品である「東洋風幻想曲」は、熟達したヴァイオリニストであったラウヒェネッカー自身の技巧を示すための協奏的な作品です。
 
 


555405
¥2200
エドゥアルド・ナプラヴニク(1839-1916):
 ピアノ四重奏曲/ヴァイオリン・ソナタ

  1. ピアノ四重奏曲 イ短調Op. 42
  2. ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op. 52
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
ニーナ・カーモン(ヴァイオリン)
ディヤン・メイ(ヴィオラ)...1
ユストゥス・グリム(チェロ)...1

 録音: 2020年8月1-4日 Nurnberg, Musiksaal der KongreBhalle(ドイツ)

 チェコ出身の作曲家・指揮者エドゥアルド・ナプラヴニク(ナープラヴニーク)。14歳で両親を失うも、プラハでオルガンを学び名をあげた彼は、1861年にロシアから招かれサンクトペテルブルクで貴族の私設オーケストラの指揮者に就任します。
 以降着々と実力を高め、1869年にはマリインスキー劇場の首席指揮者に就任。1916年までおよそ半世紀にわたり同歌劇場オーケストラを指揮、リムスキー=コルサコフを始めとした数多くの歌劇作品の初演を行うなど、ロシアの音楽シーンに大きな貢献をしました。
 オーケストラの楽器の音色を知り尽くしたナプラヴニクは、小さな楽器編成の作品にもその特性を生かし、極めて色彩豊かな響きを持つ音楽を書き上げました。
 このアルバムに収録された2作品も、チャイコフスキーを思わせる息の長い情熱的なメロディと、ポリフォニックな仕上がりを特徴としています。
 ピアノのオリヴァー・トリンドルとヴァィオリンのニーナ・カーモンを中心とする、ドイツで活躍する名手たちによる演奏です。
 
 

555216
¥2800
ペーザスン:魂の牧場(モテットと賛歌集)
 1. Nu bede vi den Heiligaand
 2. Kyrie - Gloria
 3. Jesus Christ vor Freisermand
 4. Victimae paschali laudes
 5. leg raabert til dig o Herre Christ
 6. Laudate Dominum
 7. Allen til dig Herr Jesu Christ
 8. Credo
 9. Min Siel nu loffue herren
 10. Ad te levavi
 11. Aff dybsens noed raaber til dig
 12. Sanctus
 13. Loffuer Gud i fromme Christne
 14. Deus misereatur
 15. Beholt oss Herre ved dit ord
 16. Forlae oss med fred naedelig
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス
 (古楽アンサンブル)
マンフレート・コルデス(指揮)

 録音: 2017年11月17-19日 Stiftskirche Bassum(ドイツ)

 モウンス・ペーザスン(モーエンス・ペデルセン)は16-17世紀に活躍したデンマークの作曲家。
 クリスチャン4世の宮廷楽団のメンバーで後に宮廷楽長となったメルヒオール・ボルヒグレヴィンクの弟子で、1599年には師がヴェネツィアのジョヴァンニ・ガブリエリのもとに留学するのに随行、1605年からは自身もガブリエリに師事。1608年には後期ルネサンス様式のポリフォニックな様式によるマドリガーレを出版しています。
 このCDでは、1620年に出版された「Pratumspirituale 魂の牧場」から16曲を収録。
 
 この曲集は、この曲集には、5声の賛歌が21曲、ミサ1曲、モテット3曲、さらに多くのレスポンソリウムが収められており、賛歌の中には、クリスマス、イースター、ペンテコステという3つの重要な祝祭日に演奏するためのものもあれば、デンマーク独自の伝統から生まれた賛歌やルター派の強い影響が見て取れるものもあります。
 オルガニストとしての経験や、イタリアで学んだマドリガルの様式、一時期滞在していたイングランドで知ったコンソート音楽など、ペーザスンならではの国際的な知見が幅広く生かされた曲集を、この時代の音楽のスペシャリスト、マンフレート・コルデスとブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスの演奏で。
 



<メジャー・レーベル>
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韓国DG



DG-40254
(2CD)
\4100→\3790

《クン=ウー・パイク~シューマン》


シューマン:
《CD 1》
 1) アベッグ変奏曲ヘ長調Op.1、
 2-10) 森の情景Op.82
  (第1曲:森の入口/第2曲:待ち伏せる狩人/第3曲:寂しい花/
   第4曲:気味の悪い場所/第5曲:なつかしい風景/第6曲:宿屋/
   第7曲:予言の鳥/第8曲:狩の歌/第9曲:別れ)、
 11-23) 子供の情景Op.15
  (第1曲:見知らぬ国と人々について/第2曲:不思議なお話/
   第3曲:鬼ごっこ/第4曲:おねだり/第5曲:十分に幸せ/
   第6曲:重大な出来事/第7曲:トロイメライ/
   第8曲:暖炉のそばで/第9曲:木馬の騎士/
   第10曲:むきになって/第11曲:怖がらせ/
   第12曲:眠りに入る子供/第13曲:詩人は語る)、
 24-28) 色とりどりの小品Op.99より『アルバムの綴り』
  (I. Ziemlich langsam/II. Schnell/III. Ziemlich langsam/
   IV. Sehr langsam/V. Langsam)、
 29) 主題と変奏変ホ長調WoO24(幽霊変奏曲)/

《CD 2》
 1-3) 幻想小曲集Op.111
  (I. Sehr rasch, mit leidenschaftlichem Vortrag/
   II. Ziemlich langsam/III. Kr?ftig und sehr markiert)、
 4) アラベスク ハ長調Op.18、
 5-9) 暁の歌Op.133
  (I. Im ruhigen Tempo/II. Bleibt, nicht zu rasch/III. Lebhaft/
   IV. Bewegt/V. Im Anfange ruhiges, im Verlauf bewegtes Tempo)、
 10) 蝶々Op.2、
 11-14) 4つの夜曲Op.23
  (I. Mehr langsam, oft zur?ckhaltend/II. Markiert und lebhaft/
   III. Mit gro?er lebhaftigkeit/IV. Ad libitum)
クン=ウー・パイク(ピアノ)

 光と影、シューマンの音楽世界の二面性を深く探求した韓国のピアニスト。

 韓国・ソウル生まれ、アジア出身国際派ピアニストの先駆けといわれるクン=ウー・パイクは作曲家の音楽世界を深く探求することで知られています。
 今回のアルバムで採り上げたのはシューマン。その内面にある二面性を浮き彫りにしました。音楽的、文学的インスピレーションと夢にあふれた若き日のシューマン。
 一方その後のシューマンは狂気と鬱とに苦しみました。
 
 このアルバムではその音楽人生の両方が表現されています。『子供の情景』Op.15や『アベッグ変奏曲』Op.1のようなお馴染みの曲に、『幽霊変奏曲』や『夜曲』のような暗さのある曲も収録されています。CD2枚組。

 「全盛期のシューマンの音楽は穏やかな風のようである。大いなる喜びが風にのってやってくる。その音楽は魅力的で上機嫌、信じられないほど愛らしい。
  この魅惑的な作曲家は闇に脅かされ、囚われてもいた。私たちは闇も夜も知っているからこそ、より一層彼の音楽を愛するのだ」―ヘルマン・ヘッセ

 【録音】2020年5月22日-6月1日、韓国、トンヨン国際コンサートホール
  
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DG-40230
(2CD)
\4100→\3790

クン=ウー・パイク~ショパン:夜想曲全集

CD1
 夜想曲第1番 変ロ短調, Op.9 No.1
 夜想曲第11番 ト短調, Op.37 No.1
 夜想曲第12番 ト長調, Op.37 No.2
 夜想曲第2番 変ホ長調, Op.9 No.2
 夜想曲第7番 嬰ハ短調, Op.27 No.1
 夜想曲第14番 嬰へ短調, Op.48 No.2
 夜想曲第5番 嬰へ長調, Op.15 No.2
 夜想曲第17番ロ長調, Op.62 No.1
 夜想曲第6番 ト短調, Op.15 No.3
 夜想曲第19番 ホ短調, Op.72 No.1
 夜想曲第13番 ハ短調, Op.48 No.1
CD2
 夜想曲第4番 ヘ長調, Op.15 No.1
 夜想曲第9番 ロ長調, Op.32 No.1
 夜想曲第18番 ホ長調, Op.62 No.2
 夜想曲第8番 変ニ長調, Op. 27 No. 2
 夜想曲第16番 変ホ長調, Op.55 No.2
 夜想曲第10番 変イ長調, Op.32 No.2
 夜想曲第15番 ヘ短調, Op.55 No.1
 夜想曲第21番 ハ短調(遺作).
 夜想曲第3番 ロ長調, Op.9 No.3
 夜想曲第20番 変ハ短調(遺作)
クン=ウー・パイク(ピアノ)

 至高の芸術を究めたパイクのショパン

 クン・ウー・パイクは2003年にショパンのピアノとオーケストラのための作品をDECCAに録音していますが、当盤は彼にとって初となるノクターンの全曲録音。

 円熟の極みにあるパイクが60年以上にわたるキャリアの中で培い、向き合い続けた作品へのインティメートな情感が馥郁たる香りを放つ名演です。

 昨年(2021年)の来日時は、この夜想曲集の中からピックアップされた12曲でプログラムが組まれ、聴衆ひとり一人の心に静かに語りかけるかのような演奏を聴かせてくれました。

  【録音】2018年9月20日-26日、韓国、トンヨン国際コンサートホール






SPECTRUM SOUND
CDSMBA 103
発売中止
シャンゼリゼ劇場でのライヴ
クン=ウー・パイクのベートーヴェン後期三大ピアノ・ソナタ

 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
  (2)ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
  (3)ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
 

クン=ウー・パイク(ピアノ)


 DECCAから発売されていたベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集がいまだにファンの間で高値で取引されているクン=ウー・パイクのベートーヴェン、シャンゼリゼ劇場でのライヴ。


 完全限定盤!スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約でリリース実現!クン=ウー・パイクのベートーヴェンの後期三大ピアノ・ソナタ、2006年12月パリ・ライヴ。

 ライヴ録音:2006年12月19日/シャンゼリゼ劇場(パリ)/DDD、輸入盤・日本語帯・解説付
 Recorded by France Musique of Radio France
 Licensed by Radio France
 24bit/48kHz Digital remastering from the original DDD Master

 スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約でCD 化している注目シリーズ。音源はFrance Musique(Radio France が所有および運営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です。

 当アルバムには世界的ピアニスト、クン=ウー・パイクが2006年12月パリで行ったライヴからベートーヴェンの後期三大ソナタを収録。
 日本でもファンの多いパイクはパリに拠点をおき、ヨーロッパを中心に活躍しています。
 パイクはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を同時期に録音(2005年から2007年。ピアノ・ソナタ第30-32 は2007年5月&6月収録)し、DECCA からリリースしております。パイクらしい温かさとともに個性的な演奏が当ライヴでも際立っており、独特の世界に引き込まれます。完全限定盤。
 


 




韓国DECCA



DD-41229
(2CD)
\5500

ヤン・スンウォン
 ~ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集

CD1
 1  《ユダス・マカベウス》の主題による12の変奏曲 ト長調 WOO 45
 2 チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 作品5の1
 3  《魔笛》の主題による12の変奏曲 ヘ長調 作品66
 4 チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 作品5の2
 5 《魔笛》の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WOO 46
CD2
 1 チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 作品69
 2 チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 作品102の1
 3 チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 作品102の2
 4 マンドリンのためのソナチネ ハ短調 WoO 43a
ヤン・スンウォン(チェロ)
エンリコ・パーチェ(ピアノ)

 エンリコ・パーチェとの2回目のベートーヴェン:チェロ・ソナタ全曲録音

 「ベートーヴェンの音楽は表現しがたいものの中にある魂の拡張である」というヴィクトル・ユーゴーの意見に、私は全面的に共感しています。
 ベートーヴェンの音楽と共鳴し、夢見ることは、私を別世界に運んでくれます。親密で直感的な感情の探求、思考の深化、そして最後に私の魂の反映を組み合わせた別の場所へ。
 ベートーヴェンの時に不穏でありながら至福に満ちた神聖な親密さを解釈することは、私を感情の旅に連れ出し、人生の意味を探求するためのガイドとなります。

 ベートーヴェンが人類へ比類ない貢献をしたと高く評価しているのは、間違いなく私だけではないでしょう。
 今回、私の親愛なる友人であり、10年来のソナタのパートナーであるエンリコ・パーチェとの共演で、ベートーヴェンのチェロとピアノのための全作品の2度目の録音をお届けできることを誇りに思うとともに、身の引き締まる思いでいっぱいです。
 私たちの世界は、特にこの困難な時代にあって、美を追求する音楽、文学、芸術、文化が必要とされており、エンリコと私は過去何年も絶え間なくそうしたものを追求してきました。
 このアルバムを通して、みなさまがベートーヴェンと共鳴してくださることを心から願っています。      ・・・・・・ヤン・スンウォン
 
 録音:2021年9月8-10日、19-20日 ドイツ、ノイマルクト、ライトシュターデル
 



<国内盤> 

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BIJIN CLASSICAL



BJN-1020
¥2970
イリーナ・メジューエワ、日本デビュー25周年記念アルバム
 2021年11月録音「ノスタルジア」

 ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 作品50-3
 ショパン:マズルカ 嬰へ短調 作品59-3
 ドヴォルザーク:ユーモレスク 変ホ短調 作品101-1
 ドヴォルザーク:ユーモレスク 変ト長調 作品101-7
 バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
 スクリャービン:二つの小品 作品57(欲望/舞い踊る愛撫)
 メトネル:おとぎ話 ホ短調 作品34-2
 メトネル:おとぎ話 イ短調 作品51-2
 ヤナーチェク:ふくろうは飛び去らなかった!(草陰の小径 第1集~第10曲)
 平野一郎:二つの海景(1:祈りの浜/2:怒れる海民の夜)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 (ピアノ - 1922年製
  NYスタインウェイ)

 ユーラシア大陸を横断 ~ 時空を超え、呼び覚まされる「魂の声」。イリーナ・メジューエワの日本デビュー25周年記念アルバム、ノスタルジア/イリーナ・メジューエワ

 録音:2021年11月9日~10日、相模湖交流センター/STEREO /192kHz+32Bit 録音、発売元:日本ピアノサービス株式会社

 イリーナ・メジューエワの日本デビュー25周年記念アルバム。
 19世紀~20世紀の東ヨーロッパから20世紀のロシアを経て現代日本まで、民俗的色彩の濃い音楽作品を集めた一枚です。
 郷愁、望郷、追憶といった「懐かしさ」と、「憧れ」や「未来」を予感させる、儚くも美しい音世界。ロシア出身で日本を本拠地に活躍するメジューエワが、時空を超えたノスタルジアを繊細かつ力強いタッチで描きます。
 使用楽器は1922年製スタインウェイ(ニューヨーク製)。古き佳き時代を偲ばせるまろやかな音色と、現代的でダイナミックな力感を併せ持つ名器です。
 亀山郁夫氏(ロシア文学者)の前説のほかに、メジューエワ本人による書き下ろしエッセイをブックレットに収録しているのも見逃せません。

 ライナーノートより
  今、この時、この瞬間、一人のピアニストの、限りない音への慈しみに私心なく浸ること以上に、「鎮魂」の名にふさわしい行為はあるだろうか。(亀山郁夫)
 














8/25(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

FARAO CLASSICS


B 108117
¥2600
クラリネットとピアノのための幻想小曲集
 アウグスト・ヘンドリク・ヴィンディング(1835–1899):
  3つの幻想小曲集 Op.19
 ヨハン・カール・エシュマン(1826–1882):
  2つの幻想小曲集 Op.9
 ロベルト・シューマン(1810–1856):幻想小曲集 Op.73
 ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817–1890):
  4つの幻想小曲集 Op.43
 カール・ライネッケ(1824–1910):幻想小曲集 Op.22
ゲオルク・アルツベルガー(クラリネット)
ユリアン・リーム(ピアノ)

 幻想の世界を描く、これぞロマン派の音楽

 録音:2022年2月/ダッハウ、ルートヴィヒ・トーマ・ハウス/67'58''

 詩や自然や精神状態からインスピレーションを受け、幻想の世界を描いていったロマン派の性格的小品。
 そこから生まれた『幻想小曲集』というジャンルはシューマンの楽曲がよく知られていますが、このCDでは計5人の作曲家の『幻想小曲集』が聴けます。
 ゲーゼとライネッケはシューマンの音楽に魅せられた作曲家で、ヴィンディングはこの二人の弟子。
 エシュマンは同時代の作曲家にして今ではほとんど忘れられた人物です。

 ゲオルク・アルツベルガーは2006年から2017年までベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団に在籍したクラリネット奏者。首席代理にはじまり、2016年からは首席奏者として活躍しました。
 




OBSIDIAN


OBSCD 720
¥2700
D.スカルラッティ:ヴァイオリン・ソナタ集
 D.スカルラッティ(1685-1757):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調 K.90 / ヘ長調 K.78 / ト長調 K.91
 A.スカルラッティ(1660-1725):
  チェンバロのためのトッカータ第7番『フォリア・モデラート』
 D.スカルラッティ:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調 K.89 / ト短調 K.88 / ホ短調 K.81
 A.スカルラッティ:チェロと通奏低音のためのソナタ ニ短調 *
 D.スカルラッティ:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調 K.77 / イ短調 K.61
ボリス・ベゲルマン(ヴァイオリン)
アルセナーレ・ソノーロ
  [アレクサンドラ・コレネワ(チェンバロ)、
  ルドヴィコ・ミナージ(独奏チェロ*)、
  クリスティーナ・ヴィドーニ(チェロ)]

 美しい旋律、多楽章、変奏曲、鍵盤曲とは一味違った魅力たっぷりコンチェルト・イタリアーノのコンマス、べゲルマンによる秀逸な演奏!

 録音:2020年2月3-5日/パドヴァ、サラ・デッラ・カリタ/68'36''

 左右の手の交差や素早いアルペジオを駆使した、技巧的かつ華麗な単一楽章のチェンバロ・ソナタを大量に残したドメニコ・スカルラッティ。
 しかし中にはピアニスティックな定石書法が影を潜めた、旋律楽器と通奏低音バスの2声部を想起させるテクスチュアのソナタもあります。
 それがこのアルバムに収録された楽曲たちであり、譜面こそ鍵盤楽器で弾けるように記譜されいるものの、実はヴァイオリン・ソナタとして演奏できるように書かれたとされる作品群なのです。
 旋律にはヴァイオリンにふさわしい音域とフレーズが巧みに使われ、その表情の雄弁さはスカルラッティがヴァイオリン書法にもたいへん造詣が深かったことを物語っています。
 8曲中7曲が多楽章形式で、残り1曲(K.61)は変奏曲形式という、スカルラッティには珍しい形をとっているのも特徴です。

 こちらもあまり聴かれない、父アレッサンドロの器楽作品をカップリング。チェンバロ曲はラ・フォリア変奏曲で、ドメニコの変奏曲との比較が面白いです。
 チェロ・ソナタの旋律も美しく、親子そろってメロディの才が光っています。

 ボリス・ベゲルマンはモスクワ生まれ。チャイコフスキー音楽院卒業後にパレルモのスカルラッティ音楽院でバロック・ヴァイオリンを学び、優秀な成績で卒業。
 あらゆる古楽オーケストラでコンサートマスターやソリストを務め、2017年からはアレッサンドリーニ率いるコンチェルト・イタリアーノのコンサートマスター。
 また2014年にアンサンブル「アルセナーレ・ソノーロ」を設立し、DHMへのレコーディングで高い評価を得ました。
 




PENTATONE



PTC 5186955
(SACD HYBRID)
¥2800
「フランス語によるベルカント・アリア集」
 ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868):
  歌劇『コリントの包囲』より
   (1)「私はどうなってしまうのだろう?」(第2幕第5場)
   (2)「光の轟から」(第2幕5場)
   (3)「運命の時が近づいている」(第3幕第12場)
   (4)「天よ!ああ!」(第3幕第12場)
 
 ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』より
  (5)「ついに遠のいてしまった」(第2幕第9場)
  (6)「黒い森」(第2幕第9場)
 
 ロッシーニ:歌劇『オリ伯爵』より
  (7)「悲しみの餌食となり」(第2幕第4場)
  (8)「天の恵み」(第2幕第4場)
 
 ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):歌劇『殉教者』より
  (9)「おお、私の母よ」(第1幕第5場)
  (10)「ここにあなたの氷の手があなたの子供を祝福しますように」
   (第1幕第5場)
 
 ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』より
  (11)「ジルベール... おお、フォンテーヌ」(第1幕第6場)
  (12)「なぜ翼がないのでしょう?」(第1幕第7場)
 
 ドニゼッティ:歌劇『連隊の娘』より
  (13)「私は行かなければならない」(第1幕第6場)
  (14)「望みはないわ」(第2幕第8場)
  (15)「フランスに敬礼」(第2幕第8場)
リゼット・オロペサ(ソプラノ)
(1)(2)(4)(7)(8)(13)(15)
 ドレスデン国立歌劇場合唱団、
 アンドレ・ケリングハウス(合唱指揮)
(8)クリスティーナ・フックス
 (メゾ・ソプラノ)
(8)フランク・ブリューメル(テノール)
(11)フアン・カルロス・ナバーロ
 (テノール)
(13)チー・イー(テノール)
(13)マインハルト・メービウス(バス)
(13)アレクサンダー・フェディシュ(バス)
 以上、合唱ソロ

ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ハイケ・ヤニケ(コンサートマスター)
(14)ウルフ・プレーレ(チェロ独奏)
コッラード・ロヴァリス(指揮)

 世界が注目するリリック・コロラトゥーラ・ソプラノ、リゼット・オロペサが、ドラマティックでリリシズムに満ちたフランス語のベルカント・アリアを歌う!

 録音:2021年4月/ドレスデン文化宮殿(ドイツ)/ディジパック仕様、DSD、マルチチャンネル、65'13、輸入盤・日本語帯付

 SACDハイブリッド盤。
 メトロポリタン歌劇場、スカラ座なそで活躍する注目のソプラノ、リゼット・オロペサ。PENTATONEレーベル第3弾は彼女が最も愛する、フランス語で書かれたイタリア人作曲家ロッシーニ、ドニゼッティのベルカント・アリア集で、あまり知られていない作品から有名曲まで珠玉のアリアを集めました。

 フランスを活動拠点にしはじめたロッシーニが、1826年に書き上げた『コリントの包囲』は『マホメット2世』の改作で、イタリア語からフランス語に変更し、当時ギリシア独立戦争の熱狂の中だったことからギリシアを舞台に移したというものです。
 リリシズム、ドラマ、感情の高まり、そして喜劇さえも含んだアリアが披露されています。
 ドラマティックでリリシズムに満ちたフランス語の歌詞によるベルカント・アリアをオロペサが歌い上げます!指揮はコッラード・ロヴァリス。イタリア・オペラを最も得意するイタリア人指揮者がドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団を情感豊かに鳴らします。

 録音は2021年4月、ドレスデン文化宮殿によるセッション収録。コロナ禍のためソリストを観客席に配置し、舞台上のオーケストラもソーシャル・ディスタンスを取った形で行われました。演奏の素晴らしさはもちろんのこと、PENTATONE の録音でおなじみのヨブ・マールセ、エルド・グールトら優れた技術陣による録音であることも注目です!

 リゼット・オロペサはPENTATONEレーベルから「モーツァルト:コンサート・アリア集」(PTC-5186885)、「ヴェルディ:歌劇『椿姫』(ヴィオレッタ役)」(PTC-5186956)をリリースしております。

 公演情報
 リゼット・オロペサ & ルカ・サルシ ~華麗なるオペラ・デュオ・コンサート~
 2022 年9月23日(金)15:00 開演 東京文化会館
 2022 年9月25日(日)15:00 開演 東京文化会館

 
 




DA VINCI CLASSICS

C00613
¥2600
モーツァルト・オン・ギター
 モーツァルト(テオピーニ編):
  サリエリの《ヴェネツィアの定期市》のアリア
   「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲
    ト長調 K.180/173c(原曲:ピアノ独奏)
  ソナタ変ロ長調 K.292/196c(原曲:ファゴット&ピアノ)
  5つのコントルダンス K.609(原曲:オーケストラ)
  アダージョ ハ長調 K.356/617a(原曲:グラス・ハーモニカ)
  アレグロ ト短調 K.312/590d(原曲:ピアノ独奏)
  オランダの歌曲《ウィレム・ヴァン・ナッサウ》による
   7つの変奏曲ニ長調 K.25(原曲:ピアノ独奏)
  ソナタ第5番ト長調 K.283/189h(原曲:ピアノ独奏)
フランチェスコ・テオピーニ(ギター)

 モーツァルト・オン・ギター!魅惑のギター・トランスクリプション!

 数あるギタートランスクリプションのなかでも珍しい「モーツァルト・オン・ギター」は、天才モーツァルトの幼少期の作品から有名な壮年期の作品までの中から曲が選ばれており、新たな発想に基づくトランスクリプションが77分間のプログラムを構成しています。
 フランチェスコ・テオピーニは、ボローニャのマルティーニ音楽院とロンドンの王立音楽アカデミーでディプロマを取得した後、2007年のジュリアン・ブリーム賞で第2位となり、2019年には香港浸会大学で音楽学の博士号を授与されたイタリアのギタリスト。
 テオピーニが長年に渡り創り上げたトランスクリプションは、オリジナルの音色、アーティキュレーション、テクスチャーのほとんどを維持しており、界で最も有名な作曲家の一人に対する演奏家の深い愛情が感じられる内容に仕上がっています。

 ※録音:2021年8月3日-4日、香港浸会大学(香港)
 
 

C00614
¥2600
ギターのための大作「ギターのための12の練習曲」の全曲録音!
 フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):
  ギターのための12の練習曲
 シロ・デルヴィジロ(1986-):
  フランシスコ・ミニョーネの主題に基づくファンタジア
シロ・デルヴィジロ(ギター)

 ヴィラ=ロボス以降のブラジルにおける最も重要な作曲家として知られるフランシスコ・ミニョーネが作曲したギターのための大作「ギターのための12の練習曲」の全曲録音!
 ミニョーネの作品の数多くには民族主義的な要素が強く表れており、この「ギターのための12の練習曲」にもセレステイロやショーロ、モディーニャ、フレーヴォなどブラジル音楽の形式がふんだんに用いられています。

 ※録音:2018年&2021年、リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)
 
 

C00611
¥2600
サイレント・ランドスケープス ~
 ギリシャ、イタリア、スペインとポルトガルの
  32の近代ピアノ小品集
エラート・アラキオジドウ
 (ピアノ/YAMAHA CFIII)
 ザカロプールー:アウローラ/
 カラヴァッシリス:沈黙の狭間に/ツァフダリディス:影の/
 カマヤンニ:鏡第3番/ヴェントゥレッリ:スキア/ギフタキス:静かな風景 Op.110-1/
 エリアス・リガート:スティル/ポリゾス:イゾレイション/
 ギフタキス:静かな風景 Op.110-2/
 ザカロプールー:ティミシ/
 エリアス・リガート:コラプス/コソナ:夜明けの昼/
 フィリッパコプーロス:ピアノ小品/
 モンテイロ:パラフレーズ/ストギアディニス:淡い青/
 クリスティーナ・クリターラ:夏の風/ボルボウダキス:アッレゴリー/
 ギフタキス:静かな風景 Op.110-3/エリアス・リガート:シュレッズ/
 ギフタキス:カタツムリのワルツ/
 カルバーリョ:俳句/ロンゴ:フィアバ/
 エリアス・リガート:ワンダー・ドロウンズ/
 レボラ:トゥ・カム・ゴッチャ/
 ペイスティコス:太陽の下の人々/
 ントヴァス:海の風/カサブランカス:3つの俳句/
 エリアス・リガート:レフト・アローン

 この「サイレント・ランドスケープス」は、ギリシャの女流ピアニスト、エラト・アラキオジドウが地中海ミニチュアスケッチプロジェクトのために作曲された作品と、彼女が選んだ小品によって構成されています
 地中海沿岸のさまざまな国の作品が散りばめられ、これらは印象、感情、色彩を組み合わせた描写的なプログラムを合成し、東から西に至る地中海沿岸全域を横断する偉大なピアノの物語を形成しています。

 ※録音:2022年4月、ブレッシャ(イタリア)
 
 

C00612
¥2600
「スピラ・ミラビリス」は2009年にスタートした
 ソロ楽器のための研究、作曲プロジェクト

  チェーザレ・サルディッコ(1976-):
   スピラ・ミラビリス
マッシモ・ムナーリ(バス・クラリネット/第1番)
ヴァレリア・ヴェトルッチョ(ピアノ/第2番)
マルコ・フーシ(ヴァイオリン/第3番)
ドミニク・デラホーシェ(トロンボーン/第4番)
ラウラ・ファオロ(フルート/第5番)
セルジオ・ソッレンティーノ
 (エレクトリック・ギター/第6番)
アンドレア・カッロッツォ(サクソフォン/第7番)

 「スピラ・ミラビリス」は2009年にスタートしたソロ楽器のための研究、作曲プロジェクト。
 2009年に作曲された第1番から2018年に作曲された第7番までの7曲で構成されており、作曲家、マルチメディア・アーティスト、映像作家であるチェーザレ・サルディッコは複雑なプロットを掘り下げ、研究と思索を同時に行う7つのステージに分かれた道筋を構築しています。

 ※録音:録音年月日不詳
 




GRAMOLA



GRAM99269
¥2700
前田朋子(ヴァイオリン&ピアノ)
モーツァルト:後期ヴァイオリン・ソナタ集

 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K. 481
  1. I. Molto allegro/2. II. Adagio/
  3. III. Allegretto (カデンツァ: パウル・バドゥラ=スコダ)
 ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K. 454
  4. I. Largo – Allegro/5. II. Andante/6. III. Allegretto
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K. 526
  7. I. Molto Allegro/8. II. Andante/9. III. Presto
前田朋子
 (ヴァイオリン&ピアノ)

 録音: Studio TONAL、Vienna(オーストリア) 2021年8月26-28日...ピアノ・パート 2021年10月4-6日...ヴァイオリン・パート

 鎌倉出身、現在ウィーンで活躍するヴァイオリニスト、前田朋子。
 3歳からヴァイオリンを、4歳からピアノを学び、双方の楽器を自在に操る彼女の夢は「いつか一人で二つの楽器を弾いて録音してみたい」ということでした。
 そして新型コロナ感染症のパンデミック下、ピアノに向かう時間を持てた彼女は、録音技師アレクサンダー・グリューンの協力によって、モーツァルトの3つのソナタでピアノとヴァイオリンを演奏するという夢をかなえることができたのです。
 彼女がこれらの曲を選んだ理由は、師であるパウル・バドゥラ=スコダへの思い出と感謝、共に演奏した幸福感からということで、ソナタ変ロ長調 K.481ではバドゥラ=スコダ作のカデンツァを用いるという力の入れようからも、その思いは存分に伝わります。
 彼女はまずピアノ・パートを録音し、それに合わせてヴァイオリンを演奏。完成したこのアルバムはウィーンの週刊誌"Falter"で取り上げられた他、ウィーン放送局のラジオ番組でも特集が放送され大好評を得ています。
 レーベルによれば、このような試みはアルテュール・グリュミオーの1959年録音以来とのことです。

 ※ブックレットには演奏者自身による日本語解説が記載されております。

 
 
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GRAM99249
(SACD HYBRID)
¥2900→\2690
イルンベルガーの美音をたっぷり
ブダペストのサロン ハンガリーの音楽集

 1. フランツ・レハール(1870-1948): ハンガリー
  幻想曲 Op. 45 - ヴァイオリンとピアノのために
 2. レハール: 歌とチャールダーシュ - 喜歌劇《ジプシーの愛》(1910)
 3. レオポルド・フォン・アウラー(1845-1930):
  Deuxieme Reverie 夢 第2番 - ヴァイオリンとピアノのために(1901)
 4. ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907):
  ロマンス Op. 2 No. 1 - ヴァイオリンとピアノのために
 5. ポングラーツ・カチョー(1873-1923):
  「O csak ne volnek」 - 喜歌劇《Janos Vitez》より
 6. ヨハネス・ブラームス(1831-1907):
  ハンガリー舞曲 第1番 ト短調 WoO 1/1 - ヴァイオリンとピアノのために
 7. ブラームス:
  ハンガリー舞曲 第16番 ヘ短調 WoO 1/16 - ヴァイオリンとピアノのために
 8. イェネー・フスカ(1875-1960):
  「Leila belepoje」 - 喜歌劇《Gul Baba》より
 9. カール・ボーム(1844-1920):
  「La Zingana」 Op. 102 - ヴァイオリンとピアノのために
 10. ミスカ・ハウザー(1822-1887):
  チャールダーシュ、ハンガリーの無言歌 Op. 38 No. 2
   - ヴァイオリンとピアノのために
 11. エメリッヒ・カールマン(1882-1953):「Lied der Sylva」
  - 喜歌劇《チャールダーシュ侯爵夫人》より
 12. イェネー・フバイ(1858-1937):
  「Hejre Kati」 Op. 32/4 - チャールダーシュの情景より
 13. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
  瞑想曲 Op. 42 No. 1 -「懐かしい土地の思い出」より
 14. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  ハンガリー舞曲 Op. 6 No. 2 - サロン小品より
 15. フリッツ・クライスラー(1875-1962):
  ジプシーの女 - ヴァイオリンとピアノのために
 16-18. ゾルターン・コダーイ(1882-1967):
  ハンガリー舞曲 - ヴァイオリンとピアノのために
 ミヒャエル・バスティアン・ヴァイスによる編曲...2、5、8、11
 ヨーゼフ・ヨアヒムによる編曲...6、7
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)
パヴェル・カシュパル(ピアノ)
ブリギッタ・ジモン(ソプラノ)
 ...2、5、8、11

 録音: 2020年9月15-16日 Mozart-Saal、Salzburg(オーストリア)/CD層 ... Stereo/SACD層 ... Stereo、サラウンド5.0

 19世紀後半のブルジョワ・サロンではハンガリー由来の曲がしばしば演奏され好評を博していました。
 このアルバムではそんな古き良き時代のサロンを再現。フバイ、コダーイら生粋のハンガリーの作曲家の心沸き立つような小品、おなじみブラームスの「ハンガリー舞曲」、レハール、カールマンの喜歌劇からのアリアまで歌も交えた選曲で聴き手を魅了します。
 ヴァイオリンを演奏するイルンベルガーの美音がたっぷりと捉えられた高音質の録音も聴きどころです。

 
 
 


GRAM99253
¥2700
現代的なウィーン ウィーン近現代のピアノ曲集
 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
  ピアノ・ソナタ第2番 ホ長調 Op. 2
   1. I. Moderato
   2. II. Scherzo. Allegro Impetuoso
   3. III. Largo
   4. IV. Finale. Allegro Vivace
  5. クリストフ・エーレンフェルナー(1975-):
   新ウィーン舞曲 Op. 46...世界初録音
  6. アルバン・ベルク(1885-1935): ピアノ・ソナタ Op. 1
 フリッツ・クライスラー(1875-1962)/セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  7. 愛の悲しみ - Tempo di Valse
  8. 愛の喜び – Allegro
マクシミリアン・クロマー(ピアノ)

 録音: 2021年12月14-16日、2022年2月21-23日 Atelier 73、Unterretzbach、ニーダーエスターライヒ州(オーストリア)

 20世紀から21世紀ウィーンのピアノ音楽を集めた1枚。
 ヴァイオリン協奏曲が知られるコルンゴルトは3曲のピアノ・ソナタを遺していますが、この第2番は13歳の時に書かれたもので、神童と呼ばれた彼らしい複雑な構造と美しい旋律を持つ作品です。
 ベルクのピアノ・ソナタは作曲家唯一の作品番号付きのピアノ曲。エーレンフェルナーはヴァイオリニストとして活躍していますが、作曲の腕もなかなかのもの。
 ここでは「ばらの騎士」のワルツが引用されたゆったりとしたウィーン風のエレガントな舞曲を聴くことができます。
 クライスラーの2曲はラフマニノフが編曲したピアノ版で、華麗な技巧が用いられた聴きごたえのあるワルツに仕上がっています。
 マクシミリアン・クロマーは4歳でピアノを始め、ウィーン国立音楽大学で学んだピアニスト。2016年にデビューしてからは、ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。



 

GRAM99275
¥2700
私はこの地を愛す
 フーゴー・ヴォルフ(1860-1903): メーリケ歌曲集より
  1. No. 6 Er ist's 時は春
  2. No. 12 Verborgenheit 隠棲
  フランツ・シューベルト(1797-1828):
  3. Gretchen am Spinnrade 糸を紡ぐグレートヒェン Op. 2 D. 118
  4. 6つの楽興の時 Op. 94 D. 780 – No. 6 変イ長調
  5. ガニュメート Op. 19 No. 3 D. 544
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  6. あなたは私の心の王冠 Op. 21 No. 2
  7. セレナード Op. 17 No. 2
 8. シューベルト: 4つの即興曲 Op. 142 – 第2番 変イ長調
 グスタフ・マーラー(1860-1911):
  9. 『リュッケルト歌曲集』- 美しさゆえに愛するなら
  10. 『若き日の歌』- 夏に小鳥はかわり
  11. 『子供の不思議な角笛』- 誰がこの歌を作ったか
 12. シューベルト: 6つの楽興の時 Op. 94 D. 780 - No. 2 変イ長調
 13. ツィー・ファン(1904-1938): 3 Wunsche der Rose ばらの3つの願い
 14. ツァイイ・ルー(1943-): Ich liebe dieses Land 私はこの地を愛す
ワン・シン(ソプラノ)...
 1-3、5-7、9-11、13-14
ニールス・ムース(ピアノ)

 録音: 2021年11月15-18日 Studio TONAL、Vienna(オーストリア)

 中国とオーストリアの国交50周年を記念して製作された1枚。
 アルバムにはオーストリア在住の中国人ソプラノ歌手、ワン・シンが歌うオーストリアの作曲家、ヴォルフ、シューベルト、リヒャルト・シュトラウス、マーラーの歌曲と中国の作曲家たちの歌曲が中心に収録されています。
 ワン・シンは、ウィーン市立音楽芸術大学の教授であり、以前はウィーン・フォルクスオーパーのキャスティング・ディレクターを務めていたため、オーストリアの聴衆にはおなじみの存在。
 また、オペラ指揮者としても国際的によく知られているデンマーク系アメリカ人のピアニスト、ニールス・ムースが、1928年にドイツで制作したピアノ「ユリウス・フォーリヒ280」を演奏。現代のピアノとは一味違う音色をお楽しみください。
 アルバム・タイトルに選ばれた「Ich liebe dieses Land私はこの地を愛す」は中国の作曲家ツァイイ・ルーの作品で、まさにコンセプトにふさわしい選曲となっています。

 
 




NAXOS WORLD


NXW76158
¥2200
バッハ・トゥ・フォーク/ロードスター・トリオ
 1. J.S.バッハ:
  イギリス組曲第3番 BWV 808 よりミュゼット -3:33
 2. タルクィニオ・メールラ:チャッコーナ - 4:08
 3. J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 BWV 1005より
   アレグロ・アッサイ - 4:05
 4. J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012 より
   ガヴォットII - 1:49
 5. Hjaltaren - 3:34
 6. J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012 よりサラバンド - 3:24
 7. リュリ:歌劇《アルセスト》よりルール - 2:37
 8. Traditional Norwegian Minuet I - 1:29
 9. Traditional Norwegian Minuet II - 1:56
 10. Rolling to Røros - 2:28
 11. J.S.バッハ:
  管弦楽組曲 第3番 BWV 1068 よりアリア -4:10
 12. J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番BWV1006 より
   ブーレ - 2:45
 13. J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲 第5番 BWV1011 よりサラバンド - 2:46
 14. クープラン:
  クラヴサン曲集 第2巻 第6組曲 - 神秘的なバリケード- 3:14
 15. J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012 よりプレリュード - 4:04
 16. Jubileumspolska - 3:33
 17. Deliverance - 3:23
Band Members:
 Max Baillie – violin
  (and viola for tracks 7, 13 & 14)
 Olav Luksengard Mjelva –
  Hardanger fiddle
 Erik Rydvall – nyckelharpa

 Recorded at ROROS Church, Roros, Norway

 スティーブ・ライヒ、ジョン・ウィリアムズ、ボビー・マクファーリン、ビョークなど様々な音楽家と共演を重ねてきたヴァイオリン奏者のマックス・ベイリー、ノルウェーの民俗楽器ハーディングフェーレ奏者のオラヴ・ルクセンゴール・ミェルヴァ、スウェーデンの民俗楽器ニッケルハルパ奏者のエーリク・リュドヴァールからなるロードスター・トリオのデビュー・アルバム。
 バッハ、リュリ、クープランなどバロックの古典に、北欧の民謡やオリジナル曲を配置して、新しい解釈を提示する新鮮で意欲的な作品です。
 
 すでに数枚のアルバムを制作してきたオラヴとエーリクの演奏に興味を持ったマックスがコラヴォレーションを打診。3日間にわたるジャムセッションとインプロヴィゼーションで3人は意気投合し、トリオ名に「北極星」を意味するロードスターを冠して、ロードスター・トリオは誕生しました。
 しかし、その後パンデミックに見舞われ、すべてが中断。2021年8月、トリオはようやくノルウェーにあるローロスの教会で「バッハ・トゥ・フォーク」を録音することができました。
 神秘的で魔法のような北欧の弦楽器の限界に挑戦したこの作品は、3人の演奏家の卓越した音楽性を示すだけでなく、バッハ、バロック、北欧民謡のファンはもちろん、美しく奏でられる弦楽器を愛するすべての人を魅了する仕上がりになっています。
 




ORCHID CLASSICS



ORC100202
¥2400
エネスク・プロジェクト
 1. ジョルジェ・エネスク(1881-1955):
  オーバード(朝の歌) ハ長調 - 弦楽三重奏のために
 2. ジュール・マスネ(1842-1912): タイスの瞑想曲
  (N.ドートリクールによる弦楽合奏編)...
   独奏ヴァイオリン: セシル・アガトル
 3. ベーラ・バルトーク(1881-1945):
  2つのヴァイオリンのための3つのデュエット Sz. 98
 4. ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
   第3番 ニ短調「バラード」Op. 27
    - ジョルジェ・エネスクに捧ぐ
 5. ジョルジュ=イオアン・パイシュ(1994-):
  Memoire Deformee 歪んだ思い出
   ジョルジェ・エネスクへのオマージュ - 弦楽八重奏のために
 6. ガブリエル・フォーレ(1845-1924): エレジー ハ短調 Op. 24
  (A.ラマールによる弦楽合奏編)...
   独奏チェロ: ベネディクト・クレックナー
 7. モーリス・ラヴェル(1875-1937): 亡き王女のためのパヴァーヌ
  (N.ドートリクールによる弦楽合奏編)
 エネスク: 弦楽八重奏曲 ハ長調 Op. 7
  8. I. Tres modere
  9. II. Tres fougueux
  10. III. Lentement
  11. IV. Mouvement de valse bien rythmee
ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン)
 ...3、4、5、7、8-11
カプリッチョ・クァルテット
 ...5、7、8-11
【メンバー】
 セシル・アガトル(第1ヴァイオリン)
 フアン・フェルミン・シリアコ(第2ヴァイオリン)
 フロール=アンネ・ブロソー(ヴィオラ)
 サムエル・エティエンヌ(チェロ)
セシル・アガトル(ヴァイオリン)...1、2、3
フロール=アンヌ・ブロソー(ヴィオラ)...1
サムエル・エティエンヌ(チェロ)...1
マヤ・コッホ(ヴァイオリン)...8-11
ロミュアルド・グランベール=バレ(ヴァイオリン)...5
ダヴィド・ガイヤール(ヴィオラ)...8-11
ルドヴィク・ルヴィオノア(ヴィオラ)...5
ベネディクト・クレックナー(チェロ)
 ...6、8-11
エドゥアルド・サペイ=トリオンフ(チェロ)...5

 録音: 2021年4月1-2日、5月21-22日、8月30日 La Panassa,Salle de La Comete (St Etienne)(フランス)

 ルーマニアの偉大な作曲家エネスクはパリ音楽院でマスネとフォーレに師事、その後バルトークやラヴェルに肩を並べる存在となり、イザイからはソナタを献呈され、交響曲第1番の初演にはドビュッシーが出席するなど、時代の寵児となりました。
 このアルバムはエネスクが19歳の時に作曲した「弦楽八重奏曲」を中心に、彼を取り巻く人々のさまざまな作品を収録。彼らの時代を味わえるというコンセプトになっています。
 プロジェクトの中心人物は、来日経験もあるフランスノのヴァイオリニスト、ニコラ・ドートリクール。個性豊かな奏者たちをまとめています。
 
 
ORC100203
¥2400
Air in Motion/
ジャルベール: 室内楽作品集

 弦楽四重奏曲第4番(2008)
  1. I. Spiral I
  2. II. Waveform
  3. III. Labyrinth
  4. IV. Spiral II
  Air in Motion エア・イン・モーション(2019)
  5. I. Turning
  6. II. Canon on 50 notes
  7. III. Air
  8. IV. Pushing the Envelope
 弦楽四重奏曲第6番(カンティクル)(2017)
  9. I. Eternal, timeless
  10. II. Intense, dramatic
  11. III. Scherzando
  12. IV. Ethereal
  13. V. Driving
  14. VI. Still
  15. VII. Soulful, mysterious
エッシャー弦楽四重奏団
【メンバー】
 アダム・バネット=ハート(ヴァイオリン)
 ブレンダン・スペルツ(ヴァイオリン)
 ピエール・ラポワント(ヴィオラ)
 ブルック・スペルツ(チェロ)
キャロル・ウィンセンス(フルート)...5-8

 録音: 2021年11月11-13日 Oktaven Audio, Mount Vernon, NY(USA)

 前作「STRING THEORY」(ORC100177)がBBC Music Magazineで絶賛されたアメリカ在住のフランス系カナダ人作曲家、ピエール・ジャルベール。
 このアルバムでは、彼と長らく良い関係を築いてきたエッシャー弦楽四重奏団の演奏による3つの作品を聴くことができます。
 また「エア・イン・モーション」でフルートを吹くキャロル・ウィンセンスの活動50周年も祝しています。
 3つの作品はそれぞれ異なるインスピレーションから生まれており、弦楽四重奏曲第4番は螺旋や波形、迷宮などからアイディアを得たといい、また弦楽四重奏曲第6番は、ベルのような音を出す小さな円盤を用いて、儀式を想起させる作品となっています。
 エア・イン・モーション」はタイトル通り、金属柱を通り抜ける空気の流れが作品の元になっています。

 
 




YARLUNG RECORDS


YR-84146
¥2900
※ワールド・ミュージックです
サンガム/ポール・リヴィングストン&ピーター・ジェイコブソン
 1. Jaisalmer - 4:35
 Improvisation on Raga Chandrakauns
  2. Duality - 19:29
 Raga Yaman I. Alaap/II. Gat/III. Jhala
 3. Zila Ka - 11:26 I. Alaap/II. Gat/III. Alaap-Jor
 4. Playas - 6:52
 5. Jungli Storms - 11:03Raga Megh
  I. Alaap-Jor/II. Jor/III. Jor
 6. River to the Ocean - 16:23Raga Desh
  I. Alaap/II. Jor-Sargam/III. Gat-Jala
 7. Bhairavi - 3:34
 8. Surrender - 3:16
Paul Livingstone - Sitar
Pete Jacobson - Cello

 Recorded September 8 -11, 2021at the Imhof Studio, Taos, New Mexico

 ラヴィ・シャンカールを師に持つシタール奏者のポール・リヴィングストンと、ドクター・ドレーやカマシ・ワシントンを擁するウエスト・コースト・ゲット・ダウンとの共演歴もあるチェロ奏者ピーター・ジェイコブソンによるアルバム。
 北インドを中心に発展したヒンドゥスターニー音楽の伝統に焦点を当て、単旋律が中心のラーガに対位法や和声などを取り入れ、ジャズの即興性やアイデアを散りばめています。
 タイトルの"サンガム"はヒンディー語で「合流」を意味する言葉であり、2人の人物、アイデア、伝統を新鮮で新しいものに融合することなど、多くのことが含まれています。
 





<メジャー・レーベル>
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DG



4862383
\2600→\2390
ヒラリー・ハーン~エクリプス
 1. ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
 2. ヒナステラ:ヴァイオリン協奏曲 作品30
 3. サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
フランクフルト放送交響楽団
指揮:アンドレス・オロスコ=エストラーダ
4862384
(2LP)
\5800
 
 “エクリプス”(日食)の後に必ず起こる、光の復活…
 ヒラリー・ハーン、長期休暇後初めてのDG録音!

 ヴァイオリン協奏曲の王道的な作品を発表しながら、現代作品に至るまで広く取り上げる現代屈指のヴァイオリニストのヒラリー・ハーン。
 このアルバムは、ヴァイオリニストにとって音楽的節目となるもので、ハーンは、1年以上の休暇を経て、長年に亘って愛奏してきた作品を初めて録音しています。

 この全く異なる3つの作品は、ヴァイオリンという楽器だけでなく、それぞれの作曲家が長い間故郷を離れていたにもかかわらず、何らかの音楽的・地理的なつながりを持ち続けていたという考えによって結びついています。

 19世紀後半に活躍したチェコのドヴォルザークとスペインのサラサーテ、そして20世紀半ばのアルゼンチンのヒナステラは、初期の音楽的影響と現代の発展を融合させて、独自の音楽言語を作り上げました。
 ドヴォルザークやサラサーテは、ロシアのチャイコフスキーやムソルグスキー、ノルウェーのグリーグ、フィンランドのシベリウスなどと同じ、後期ロマン派の音楽ナショナリズムの大きな潮流の一部でした。
 
 録音:2021年4月22日―27日  フランクフルト、ヘッセン放送ゼンデザール (1) 6月17日―18日 フランクフルト、アルテオーパー(ライヴ録音) (2,3)
 
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4860947
(CD)
\2300→\2090
デイヴィッド・ギャレット~アイコニック 

通常盤CD 及び LP収録曲
 1. ポンセ:エストレリータ
 2 .グルック:精霊の踊り
 3. ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品から 第1番
 4. パラディス:シシリエンヌ
 5. シューベルト:アヴェ・マリア feat. アンドレア・ボチェッリ
 6. サン=サーンス:白鳥
 7. フォスター:金髪のジェニー
 8. ショスタコーヴィチ:3つの二重奏曲 作品97dから第1番 feat. イツァーク・パールマン
 9. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ヘ短調《冬》RV.297から第2楽章
 10. シューマン:トロイメライ
 11. メンデルスゾーン:歌の翼に
 12. ディニク:ホラ・スタッカート feat. ティル・ブレナー
 13. ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ 第6番 イ長調 作品2から 第4楽章
 14. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女 feat. Cocomi
 15. ラフ : カヴァティーナ
 16. アイルランド民謡:ダニー・ボーイ
 17. J.S. バッハ:ヴァイオリン協商曲 第2番 ホ長調 BWV 1042から 第3楽章
 18. ヴィヴァルディ:合奏協奏曲 第11番 ニ短調 作品3 RV 565から 第2楽章
 19. クライスラー:プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット
 20. フォーレ:夢のあとに
 21. サン=サーンス:死の舞踏 作品40
 22. ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌


◆デラックス盤CD のみのボーナス・トラック
 23. イングランド民謡:グリーンスリーブス
 24. パガニーニ:常動曲 作品11
 25. ルビンシテイン:ロマンス 
デイヴィッド・ギャレット(ヴァイオリン)
フランク・ファン・デル・ハイデン(ギター、指揮)
オーケストラ・ザ・プレゼント
アンドレア・ボチェッリ(ヴォーカル)(5)
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)(8)
ティル・ブレナー(トランペット)(12)
Cocomi(フルート)(14)
ジョン・ヘイウッド(ピアノ)(25)
4860810
(CD)
〔デラックス盤〕
\2800→\2590
4860807
(2LP)
\5100
4862798
(CD+poster+sleep mask
 + calendar+stickers)
〔ファン・ボックス仕様盤〕
\7400


 孤高のスーパー・ヴァイオリニスト、デイヴィッド・ギャレット待望のニュー・アルバム!

 このアルバムは、ギャレットが子供の頃に夢中になった、ジノ・フランチェスカッティ、アルトゥール・グリュミオー、ヤッシャ・ハイフェッツ、フリッツ・クライスラー、ユーディ・メニューインといったヴァイオリンの巨匠たちが活躍した黄金期からインスピレーションを得たもの。
 バッハ、ドヴォルザーク、グルック、クライスラー、メンデルスゾーン、シューマンなどの名曲を、ギャレットとヴァン・デル・ハイデンによる新しい編曲で収録しています。

 美しいオーケストラ伴奏によるヴァイオリン・ソロの他、豪華アーティスト達とのコラボレーションも実現。
 テノール歌手のアンドレア・ボチェッリ、ギャレットの恩師でヴァイオリンのイツァーク・パールマン、トランペットのティル・ブレナー、そして日本からはフルート奏者のCocomiが参加。
 Cocomiは自身のデビュー・アルバムに続き、ギャレットとの共演が実現しました。

 豪華限定盤ファン・ボックスにはサイン入りデラックス盤CD、A2サイズ・ポスター、アイ・マスク、卓上カレンダー、ステッカー入り

 録音:2022年2月 オランダ、メセカ・スタジオ



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DECCA



4853322
(2CD)
\3100→\2890

チネケ!オーケストラ
 ~サミュエル・コールリッジ=テイラー作品集


《CD 1》
 サミュエル・コールリッジ=テイラー:
  1-5) オテロOp.79
   (I. Dance/II. Children’s Intermezzo/
    III. Funeral March/IV. The Willow Song/V. Military March)、
  6) アヴリル・コールリッジ=テイラー:Sussex Landscape Op.27、
 サミュエル・コールリッジ=テイラー:
  7-10) アフリカ組曲Op.35
   (I. Introduction/II. A Love Song/III. Valse/IV. African Dance)
    (クリス・キャメロンによる管弦楽編)、
  11) バラード イ短調Op.33、
  12-15) 演奏会用小組曲Op.77
   (I. Le caprice de Nannette/II. Demande et r?ponse/
    III. Un sonnet d’amour/IV. La tarantelle fr?tillante)/
《CD 2》
 サミュエル・コールリッジ=テイラー:
  1-3) ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.80
   (I. Allegro maestoso/II. Andante semplice/III. Allegro molto)、
  4) ロマンス(ヴァイオリンのための)Op.39、
  5-8) 九重奏曲Op.2
   (I. Allegro energico/II. Andante con moto/
    III. Scherzo/IV. Finale. Allegro vivace)
エレナ・ウリオステ(ヴァイオリン)(CD 2: 1-4)、
チネケ!オーケストラ、
指揮:
 ファウジ・ヘイモア(CD 1: 1-5)、
 ロデリック・コックス(CD 1: 6)、
 ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(CD 1: 7-10, CD 2: 1-4)、
 カルナ・ボーヴェル(CD 1:11)、
 アンソニー・パーンサー(CD 1: 12-15)

 新レーベル「チネケ!レコード」からの第1弾

 ヨーロッパ初の黒人と少数民族によるオーケストラで、2017年にBBCプロムス・デビューを果たした「チネケ!オーケストラ」。
 今年デッカ・レコードとパートナーシップを組み、新レーベル「チネケ!レコード」を設立しました。
 そのリリース第1弾となるのがこのアルバムです。
 没後110年を記念し、イギリスの作曲家、指揮者、政治活動家であるサミュエル・コールリッジ=テイラーの音楽を採り上げました。
 有名なヴァイオリン協奏曲ト短調は新進気鋭のスター、アメリカのヴァイオリニスト、エレナ・ウリオステと共演しています。
 一緒に収録されているサミュエルの娘アヴリルによる作品は世界初録音となります。
 CD2枚組。


 【録音】2020年2月23日(CD 1: 1-5)、25日(CD 1: 12-15)、ロンドン、クイーン・エリザベス・ホール、2020年9月27日-11月15日、ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホール(CD 1: 6-11)、2021年4月16-18日、ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(CD 2: 1-4)、2020年11月18-19日、ロンドン、ウィグモア・ホール(CD 2: 5-8)
 















8/24(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE



AP 295
¥2700→\2490
エルザ・グレーテル(ヴァイオリン)
 ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのための作品全集

 (1)ピアノ協奏曲~アダージョ・アッサイ(サマズイユ編)
 (2)ヴァイオリン・ソナタ
 (3)ハバネラ形式による小品(セオドア・ドニー編)
 (4)ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
 (5)フォーレの名による子守歌
 (6)5時のフォックストロット~歌劇「子供と魔法」(アスラン編)
 (7)2つのヘブライの歌(ガルバン編)
 (8)ツィガーヌ
エルザ・グレーテル(ヴァイオリン)
デヴィッド・ライヴリー(ピアノ)

 ヴァイオリンの繊細な音色が光るグレーテルのラヴェル

 録音:2021年12月27-29日/フラゲ(ブリュッセル)/68'00"

 エルザ・グレーテルは1980年生まれのフランスのヴァイオリニスト。15歳の誕生日にパリ音楽院でプルミエ・プリを受賞した後、ルッジェーロ・リッチほかに師事した実力派。

 ラヴェルのヴァイオリン曲といえばソナタやツィガーヌが有名ですが、このアルバムは全オリジナル曲のほか、興味深い他人の編曲物も集めています。
 中でもサマズイユによるピアノ協奏曲の第2楽章や、アスランによる「子供と魔法」の「5時のフォックストロット」は世界初録音。
 余裕の技巧で、オシャレなラヴェルの音世界を堪能させてくれます。




エルサ・グレーテル
FUGA LIBERAレーベルのアルバムから

FUG742
\2600
カレイドスコープ/無伴奏ヴェイオリンによる万華鏡
 1. J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータより
   パルティータ第2番ニ短調 BWV1004「シャコンヌ」
 2. トン・タ・ティエ:
  「金属‐地球 - 水」
 3. ウジューヌ・イザイ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ作品27第3番ニ短調「バラード」
 4. アラム・ハチャトリアン:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・モノローグ
 5-8 アルテュール・オネゲル:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 H.143
 9. イザーク・アルベニス:
  スペインの歌 作品232より「アストゥリアス(伝説)」ト長調
エルサ・グレーテル(ヴァイオリン)

 フガ・リベラのレーベルアーティストとして聴き手を魅了し続けるエルサ・グレーテルの新作は無伴奏ヴァイオリン。
 彼女の幅広いレパートリーは柔軟に、しかしそれぞれの様式を保ちながら万華鏡のように様々な世界をみせてくれます。
 バッハの有名な「シャコンヌ」からフランスで映画音楽の分野でも活躍を続ける注目のベトナム出身作曲家トン・タ・ティエの「金属‐地球 - 水」、イザイ、オネゲル、ハチャトリアンのソナタ、そしてアルベニスの「アストゥリアス」と目まぐるしく色合いを変えながらも、まるでカクテルのように自然に混ざり合ったアルバムを聴かせるのはそれこそこのアーティストの表現力の妙技でしょう。
 エルサ・グレーテルの上質で確実なテクニックに裏打ちされた端正な音色は常に聴くものを魅了し、ヴァイオリンという楽器1本でどこまでできるのか、という本質を探り当てます。
 FUG749
\2600
「仮面」
 プロコフィエフ(1891-1953):
  ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ほか

エルサ・グレーテル(ヴァイオリン)
ディヴィッド・ライヴリー(ピアノ)
   ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94bis
    1.I Moderato 2.II Scherzo 3.III Andante 4.IV Allegro con brio
   5.仮面?「ロミオとジュリエット」Op.64より
    ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノのための編曲無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
    6.I Moderato 7.II Andante dolce 8.III Con brio
   ヴァイオリン・ソナタ第1番 へ短調 Op.80
    9.I Andante assai 10.II Allegro brusco 11.III Andante
    12.IV Allegrissimo Andante assai, come prima
   13.行進曲?「3つのオレンジへの恋」Op.33より
    ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノのための編曲

 録音:2018年6月22-25日 ブラジェ スタジオ4、ブリュッセル

 【急進撃のヴァイオリニスト、グレーテルが解き明かすプロコフィエフの<仮面>】

  FUGA LIBERAレーベルからこれまでリリースした3枚のアルバムが、ディアパソンやグラモフォンで最高ランクの高評価を得ているフランスのヴァイオリニスト、エルサ・グレーテルによるプロコフィエフが登場。
 プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ2作と無伴奏ヴァイオリン・ソナタは、1944?47年という第二次世界大戦終結の前後に書かれており、深い嘆きからの沈鬱と内に秘めた情熱の高まりが印象的な第1番、やや軽やかな抒情性と諧謔性を併せ持つ第2番、ロシアの民族舞曲の影響をうかがわせる無伴奏ソナタという、いずれもキャラクターの立った作品です。
 グレーテルはこれをプロコフィエフが作り出した音楽的な仮面と捉え、それぞれの作品を性格的に描き出すことに成功しています。
 アルバム・タイトルの元となった「仮面」と、有名な「行進曲」をハイフェッツの編曲で収録。



 



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EVIDENCE



EVCD 087
¥2800→\2590
レスピーギの子孫、ノルベルト・レスピーギ(ピアノ)
イタリアのピアノ音楽1900-1920

 (1)マリピエロ:月に寄せる小詩集 (1909/10)(全7曲)
 (2)同:アーゾロ詩集 (1916)(全3曲)
 (3)レスピーギ:甘美なワルツ
 (4)同:夜曲
 (5)グレゴリオの旋律による3つの前奏曲
ノルベルト・コルディスコ・レスピーギ(ピアノ)

 レスピーギとマリピエロの美しいピアノ曲をレスピーギの子孫が見事に再現!

 録音:2021年10月4-6日/サル・コロンヌ(パリ)/71'00"

 ノルベルト・コルディスコ・レスピーギは、2017年に先祖のレスピーギ自身の4手編曲による「ローマの噴水」と「ローマの松」「リュートのための古風な舞曲とアリア」で鮮烈なデビューを果たしたピアニスト。
 今回はマリピエロと先祖の独奏曲に挑戦しました。

 1984年生まれ。パリのエコール・ノルマルでヴェロニク・ボンヌカズに師事。チッコリーニとルイサダにも個人レッスンを受けています。
 ピアニストのかたわらBNPパリバ・グループで税務管理をするビジネスマンという顔も持つ異色の名手です。

 どうしてもオペラ中心のイタリア音楽のなかで、マリピエロの「月に寄せる小詩集」はドビュッシー風の音遣いにイタリア的な空気感を感じさせる独特なの世界を作っています。
 レスピーギの「甘美なワルツ」と「夜曲」は「6つのピアノ曲」の第1、第3曲で、ロマンティックな情感にあふれています。
 「グレゴリオの旋律による3つの前奏曲」は懐古的な様相を深め、凝った技法によりながらもシンプルに響きます。後にオーケストレーションされ「教会のステンドグラス」という作品になりました。
 ノルベルト・コルディスコ・レスピーギはオーケストラ的な迫力と色彩で聴き手を引きつけます。



前作



 EVCD 035
\2800→\2590
レスピーギ自身の編曲による名作を子孫が演奏!
 レスピーギ(作曲者編によるピアノ4手版):
  (1)ローマの噴水
  (2)ローマの松
  (3)リュートのための古い歌と舞曲第1組曲
  (4)リュートのための古い歌と舞曲第2組曲
ジュリオ・ビッダウ&
 ノルベルト・レスピーギ
  (ピアノ・デュオ)
 録音:2017年1月9-11日/リトル・トリベカ(パリ)/72’ 14”

 レスピーギの「ローマの噴水」と「ローマの松」は近代オーケストレーションの極限を示した名作で、後者にはスコアに鳥の鳴き声のレコードまで指定されています。その2 篇をレスピーギ自身が4 手連弾用に編曲、効果的なピアノ曲に仕立てています。これまで少し録音もありましたが、ついに決定盤の登場です。
 もともと印象派風で水を扱った「ローマの噴水」はピアノでも想像できますが、ピアノ向きとは思えない「ローマの松」も冒頭から輝かしいピアノの音の美しさに引き込まれます。全体にピアニスティックで華麗、非常に魅力的な作品として再発見できます。ローマの2 作に加え、「リュートのための古い歌と舞曲」の第1、第2 組曲の4 手連弾版も収録しているのも嬉しい限り。
 演奏はイタリアの若手ジュリオ・ビッダウとノルベルト・レスピーギ。後者は作曲者の子孫で、ピアニストのかたわらBNP パリバ・グループで財務管理をしているという異色です。両者とも切れ味の良い技巧とイタリア風の明快な音色で一気に聴かせます。

 




PARATY

PTY 7221120
¥2800
ピエール・コラン~ルネサンスの忘れられた宝
 (1)ミサ・エスタンス・アッシス
 (2)第7 旋法によるマニフィカト
 (3)モテット~
  真の殉教者ここに眠る
  エルサレムを照らすため立ち上がれ
  使徒なる民と神のしもべ
  われらが過ぎ越しのハレルヤ
  納得すれば目は口ほどに物を言う
 (4)ミサ・アヴェ・グロリオーサ
シモン・ギャロ(指揮)
ラ・ノート・ブレーヴ

 なぞの大作曲家ピエール・コランの静かでひなびた世界

 録音:2021年/ジゴール・エ・ロズロンの教会(ドローム)/57'37"

 ピエール・コラン(1538 頃-1572)はフランスの作曲家でオルガニスト。
 ジョスカン・デ・プレに続く世代を代表する作曲家ながら、「ルネサンスの忘れられた宝」と称されるほど生涯がよくわかっていません。

 彼はほぼ生涯をブルゴーニュのオータンで送ったとされますが、彼のミサ曲はイタリアのボローニャやトレヴィーゾの大聖堂に写譜が残されている点から、各地で演奏されていたことを示すとされています。

 それながら人間像が不明なコランについて、シモン・ギャロ率いるラ・ノート・ブレーヴはいくつかの作品を研究、演奏することで光を当てようとしています。

 ラ・ノート・ブレーヴは日本人のポジティフ・オルガンと声楽5人から成る古楽団体。南仏ドローム地方ジゴール・エ・ロズロンの中世風教会で静かなひなびた歌唱を聴かせてくれます。
 後のセヴラックやカントルーブにつながる精神世界を感じさせます。
 



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PENTATONE



PTC 5187006
¥2600→\2390
17世紀アントワープで作られた知られざるレクイエム

「1650年ごろのアントウェルペンのレクイエム
  ~フィリップス・ファン・ステーラント:
   2つのレクイエムとミゼレーレ」

    フィリップス・ファン・ステーラント(1611-1670):
     (1)『死者のためのミサ曲』~
      6声と5声の器楽のための(1650 年ごろ)
     (2)『神よ、我を憐れみたまえ』~
      5声と5声のヴィオールのための
       (4声のリピエーノ合唱を伴う)(1656年ごろ)
     (3)『死者のためのミサ曲』~
      6声と6声のリピエーノ合唱のための(1656年ごろ)
フランク・アグステリッベ(指揮&チェンバロ)
カントルクス(声楽アンサンブル)
ビーロック・オーケストラ(ピリオド楽器オーケストラ)

 まるでルーベンスの絵画を鑑賞しているよう。17世紀アントワープで作られた知られざるレクイエム

 録音:2022年1月/「慈善修道女会」修道院、ゲント(ベルギー)/DDD、ディジパック仕様、74'35、輸入盤・日本語帯付

 ルクセンブルクで2010年に結成された声楽アンサンブル、cantoLXとPENTATONEレーベルでルネ・ヤーコプスとシューベルトの交響曲全集を完成させたベルギーのピリオド楽器オーケストラ、ビーロック・オーケストラの共演による17世紀アントウェルペン(アントワープ)で作られた知られざるレクイエムの録音です。

 17世紀のアントウェルペンは、バロック絵画の巨匠ルーベンスが絵画工房を、全ヨーロッパで名声を勝ち得ていたチェンバロ製作一族ルッカースが製作工房を構えるなど、芸術都市として栄えていました。
 そのアントウェルペンの聖ヤコブ教会のオルガニストだった人物がフィリップス・ファン・ステーラントでした。
 ステーラントはアントウェルペンの音楽家の一族に生まれ、聖ヤコブ教会のオルガニストを25年務めた、当時のアントウェルペンの音楽界の中心人物で、聖俗様々な作品を残したといいます。
 その作風はイタリア音楽の強い影響を受けています。特に1650年ごろ作曲された『レクイエム』は、コンチェルトタント様式の作品で、独唱、重唱、合唱、合奏が様々に組み合わされた驚くべき楽曲。
 このレクイエムは、1650年4月9日にアントウェルペンの聖ヤコブ教会で行われたアントウェルペンの有力政治家フィリップス・ヘレマンスの妻バルバラ・フェケマンスの葬儀のために作曲されたもので、この葬儀は教会へ向かう道中は60ものトーチで彩られ、教会が質の高いサテンのクロスで装飾された豪華なものだったといいます。
 この葬儀の白眉だったステーラントのレクイエムは聖ヤコブ教会の常設アンサンブルに大幅な増強がなされ、3群の合唱、合奏隊に寄って演奏されたといいます。

 カントルクスは、それぞれの歌手の質が高く、アンサンブルも精緻。
 指揮者フランク・アグステリッベが、スコアを眺めていると「ルーベンスの絵画を鑑賞しているように感じた。」と語るステーラントの作品の魅力を十全に伝えてくれています。
 様々なピリオド楽器グループから引く手あまたとなっているヴァイオリン奏者チェチーリア・ベルナルディーニがトップを務めるビーロック・オーケストラは、この録音ではコルネット2、バスーン4、トロンボーン4まで加え、カントルクスの歌唱をしっかりと支えています。まるで歌うかのようなその演奏は、声楽との一体感を与えています。
 新型コロナウィルスのオミクロン株が猛威をふるっていた中での録音は困難を極めたようですが、演奏者たちは、この知られざる作品の質の高さに驚きと発見の連続で、高いモチベーションを維持できていたそうです。

 ルーベンスと時代も国も同じくした作曲家の知られざる傑作教会音楽をすばらしい演奏で聴くことのできる稀有な1枚です。

 
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 113
発売中止
ラジオ・フランスとの正規ライセンス契約でCD化
 ファウスト&シュタイアー
  「リサイタル・アット・シャトレ劇場2006」

 (1)シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.137-1 D.384
 (2)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第35番 イ長調 K.526
 (3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
 (4)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第28番 変ホ長調 K.380より
    第2楽章「アンダンテ・コン・モート」
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)

 完全限定盤。スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスとの正規ライセンス契約でCD化を実現!ファウストがシュタイアーと共演したシューベルト、モーツァルト、ベートーヴェン!

 ライヴ録音:2006年3月19日/シャトレ劇場(パリ)/DDD、ステレオ、66'02、輸入盤、日本語帯・解説付【解説:平林直哉】
 Licensed by Radio France/Recorded by France Musique of Radio France/24bit/48kHz Digital Remastering from the original DDD Master

 スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約で CD化している注目シリーズ。
 音源はフランス・ミュジック(ラジオ・フランスが所有および運営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です。

 当アルバムはイザベル・ファウストがアンドレアス・シュタイアーと共演した2006年3月、パリのシャトレ劇場におけるライヴからシューベルトのヴァイオリン・ソナタ(ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ)第1番、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第35番 イ長調 K.526、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番、そしてアンコールで演奏されたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第28番 変ホ長調 K.380の第2楽章を収録しております!

 当ライヴではシュタイアーはフォルテピアノを演奏しています。1曲目のシューベルトから予定調和とは無縁の、スリリングにして緻密な演奏を披露。同曲はファウストのディスコグラフィにはない作品だけに非常に貴重です。
 モーツァルトやベートーヴェンは二人の真骨頂。お互いが得意とする作曲家の作品だけに必聴。これぞデュオの極みといえる演奏です!

 完全限定盤につき、お早目のお求めをおすすめいたします。

 ※ジャケット写真は2017年、オーストリアのグムンデンにおけるライヴで撮影されたもので当ライヴの写真ではございません。
 




BMC(Budapest Music Center)

代理店変更に伴い再掲載
BMCCD102
【旧譜】
¥2500
シェーンベルク、ヴァレーズ:作品集
 シェーンベルク:ペレアスとメリザンド Op.5
 ヴァレーズ:アメリカ*
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
アマディンダ・パーカッション・グループ*
ゾルターン・コチシュ(指揮)

 コチシュ指揮、シェーンベルク&ヴァレーズ!

 シェーンベルク唯一の交響詩である《ペレアスとメリザンド》は単一楽章から成り、複雑な対位法が用いられた後期ロマン派風の作品ですが、様々な工夫がみられ、その後の十二音技法を用いた作品に繋がっていくものと言えるでしょう。
 また、ヴァレーズの《アメリカ》は後期ロマン派風の作品を書いていたヴァレーズがストラヴィンスキーらの影響を受けて打楽器を多用するようになった最初期の作品です。

 ピアニストとして著名だったゾルターン・コチシュは、ブダペスト祝祭管弦楽団の創設メンバーであったり、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任し、指揮者としても活躍しました。

 ※録音:2001年12月23日、2002年1月11日*
 
 
BMCCD100
【旧譜】
¥2500
サティ、リスト:2台ピアノのための作品集
 サティ(ケージ編):ソクラテス(2台ピアノ版)
 リスト:十字架の道(ピアノ・デュオのための)
デジェー・ラーンキ(ピアノ/ファツィオリ)
エディト・クルコン(ピアノ/ファツィオリ)

 このアルバムの2つの作品を続けて聴いてみると、同じ作曲家の作品のように聴こえるかもしれません。晩年のサティとリストによって書かれたこれらの作品は、共通点を持っておりどちらも音楽表現の華美な手段を最小限に抑え、音楽の核心を伝えようとしているかのような作品です。
 中世の音楽に立ち戻ることにより、より進歩的な音楽を作り上げています。

 ※録音:2004年10月22日-23日、フェニックス・スタジオ
 
 
BMCCD099
【旧譜】
¥2500
スクリャービン:前奏曲集&詩曲集
 前奏曲 イ短調 Op.11-2/前奏曲 ロ長調 Op.11-11/
 前奏曲 嬰ト短調 Op.11-12/前奏曲 変ロ短調 Op.11-16/
 前奏曲 変ロ長調 Op.11-21/他全40曲
ガーボル・チャログ(ピアノ)

 ガーボル・チャログは11歳でフランツ・リスト音楽院に入学し、デジェー・ラーンキ、ゾルターン・コチシュ、ジェルジュ・クルターグ、そしてアンドラーシュ・シフという錚々たる教師陣に師事しました。
 その後ラースロー・シャーリを始めとして多くのハンガリーの現代作曲家の作品を演奏し、特にジェルジュ・クルターグの演奏で高い評価を得ています。
 このアルバムではスクリャービンの初期から晩年までの前奏曲や詩曲といった小品を収めており、ショパンの影響を受けていた時期からヨーロッパの重要な作曲家となっていく過程を聴くことが出来ます。

 ※録音:2004年10月21日-28日、フェニックス・スタジオ
 
 
BMCCD097
【旧譜】
¥2500
エトヴェシュ:作品集
 会話の断片
  (ソロ・ダブル=ベル・トランペット、
   語り手とアンサンブルのための)(2001)
 ジェット・ストリーム
  (ソロ・トランペットと管弦楽のための)(2002)
 パリ=ダカール
  (ソロ・トロンボーンとビッグ・バンドのための)(2000)
 歌劇《バルコニー》の主題によるジャズ即興曲
マルコ・ブラーウ(トランペット)
オマール・エブラハイム(語り手)
ムジクファブリック、
 マルクス・シュトックハウゼン(トランペット)
BBC交響楽団
ラースロー・ゲッツ(トロンボーン)
ブダペスト・ジャズ・オーケストラ
ベーラ・サクチ(ピアノ)
ガーボル・ガドー(エレクトリック・ギター)
ゲルゲイ・ヴァイダ(指揮)
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)

 《会話の断片》は喫茶店などでのフレンドリーな会話、ちょっとした巧妙な会話、皮肉に満ちた会話などを表現し、《パリ=ダカール》は文字通りパリ=ダカール・ラリーの砂漠を駆け抜ける熱気、ほこりなどをビッグ・バンドで表現しています。
 ハンガリーを代表する現代作曲家エトヴェシュによるジャズ・アルバムともいえる一枚です。

 ※録音:2001年-2003年
 




KALEIDOS

KAL63432
¥2600
ダンスの喚起
 ユーリ・マイエフスキー(b.1942):
  ジョージ・ガーシュインの歌による幻想曲(世界初録音)
 タンスマン:ヨハン・シュトラウスのワルツによる幻想曲
 ドビュッシー:リンダラハ
 ストラヴィンスキー:春の祭典(2台ピアノ版)
 ステファン・ヤング(b.1946):ポルカ?(世界初録音)
トゥーフォーピアノ

 注目の若手ピアノ・デュオ、トゥーフォーピアノのデビュー・アルバム!

 才気煥発な才能を世に問う若手アーティストの録音を中心とする「エディション・ポートレイト」からのリリース。
 注目の若手ピアノ・デュオ、トゥーフォーピアノのデビュー・アルバム。ストラヴィンスキーの《春の祭典》(2台ピアノ版)をメインとしてダンスとリズムをテーマにした作品を集めました。
 ガーシュイン自身がアレンジしたかのようなマイエフスキーの《ジョージ・ガーシュインの歌による幻想曲》の世界初録音の他、あまり演奏される機会のないタンスマンによる《ヨハン・シュトラウスのワルツによる幻想曲》は「皇帝円舞曲」をテーマにした興味深い作品です。
 二人の作り上げるカラフルな音楽をお楽しみください。

 ※録音:2019年1月(デュルメン)
 
 
KAL63422
¥2600
期待 ~ 歌曲集
 アントン・ウルシュプルフ:薔薇の歌 Op.5(世界初録音)
 ラフ:捨てられた少女、Keine Sorg' um den Weg
 ウルシュプルフ:
  Deine weissen Lilienfinger、Ich lieb' eine Blume、
  Mit Rosen hast du mich geweckt、Nachtgesicht
 リスト:Freudvoll und leidvoll、Die Loreley
 ウルシュプルフ:8つの歌 Op.23
シビッラ・ルーベンス(ソプラノ)
カール=マルティン・ブットゲライト(ピアノ)

 リストとラフの系譜を継ぎドイツ後期ロマン派の作曲家であったアントン・ウルシュプルフの歌曲と、その師であるリストとラフの歌曲集。
 教育者としても有能だったウルシュプルフは、現代では忘れられてしまった作曲家の一人ですが、室内楽からオーケストラ曲まで幅広く作曲しておりクララ・シューマンやヨハネス・ブラームスとも交流があった人物です。
 その作品をフィリップ・ヘレヴェッヘやトン・コープマンなどとも共演があり、その歌唱力に定評のあるソプラノ、シビッラ・ルーベンスが歌い上げます。

 ※録音:2018年1月(フランクフルト)
 
 
KAL63402
¥2600
Amen Hayr Surb ~ アルメニアの宗教音楽とJ.S.バッハ
 ムヒタル・アイリヴァネツィ(ca.1230-1297):Sirt im sasani
 コミタス(1869-1935):Ter voghormea
 サハク・G・ドゾラポレツィ(7th century A.D.):
  Vor nshanav amenahaght
 J.S.バッハ:インヴェンション第11番 ト長調 BWV782
 ドゾラポレツィ:Zorutyun surb Khachi
 ネルセス・シュノルハリ(1102-1173):Nayeac sirov
 グリゴール・G・パフラヴニ(1093-1166):Ov zarmanali
 J.S.バッハ:
  《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
   第2番 ニ短調 BWV1004》より
    サラバンド、インヴェンション第4番 ニ短調 BWV775
 マカル・エクマリアン(1856-1905):Miayn Surb
 グリゴー・ナレカッツィ(951-1003):Havun Havun
 エクマリアン:Amen Hayr Surb
 J.S.バッハ:
  インヴェンション第13番 イ短調 BWV784、
  《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
   第3番 ハ長調 BWV1005》よりラルゴ
 コミタス:Hamenayni
 ナレカッツィ:Havun Havun
 コミタス:Hamenayni
 アイリヴァネツィ:Sirt im Sasani
 J.S.バッハ:インヴェンション第14番 変ロ長調 BWV785
 コミタス:Avetis tsnndyan
 ホヴァネス・イルズンカツィ(ca.1230-1293):
  Aysor dzaynn Hayrakan
 J.S.バッハ&イルズンカツィ:
  《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
   ホ長調 BWV1006》より前奏曲
 作者不詳:Orhnutyun eric mankanc
リリト・トノヤン(ヴァイオリン)
ダヴィト・メルコニアン(チェロ)

 アルメニアのヴァイオリニストとチェリストによるアルメニアの宗教音楽作品集。合間にJ.S.バッハの名曲を挟みながら、本来であれば歌唱付きの作品であるアルメニアの宗教音楽作品をインストゥルメンタルにアレンジし演奏しています。
 彼女たちのアイデンティティである祖国の作品とJ.S.バッハの作品を組み合わせることにより、より神聖な世界を音楽で作り出しています。

 ※録音:2017年8月(ノイス)
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DANACORD



DACOCD938
¥2700
トニ・ランディ、デンマークの歌を歌う
 アクセル・エーヤビュー(1889-1942):五月の夜*
 J.P.E.ハートマン(1805-1900):教えてくれ,夜の星よ*
 ニールセン:わが恋人は琥珀と輝き*
 ペーター・アーノル・ハイセ(1830-1879):
  あなたはあの赤いバラをくれた*、覚えているか,収穫の時に*
 ニールセン:花よ,ただ頭(こうべ)をしずめなさい*
 イェンス・ビェアー(1903-1986):若い母へ*
 P.E.ランゲ=ミュラー(1850-1926):春の夜*
 ニールセン:穏やかな日は明るく長く*
 トマス・ラウプ(1852-1927):心よしずまれ,太陽が沈んでいく*
 ニールセン:夏の歌*
 ペーター・アーノル・ハイセ:一日が終わるとき*
 ランゲランの旋律(伝承曲):深く静かな森の中で*
 ポウル・シアベク(1888-1949):さようなら夏*
 トマス・ラウプ:見わたすかぎり雪*
 ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890):
  白樺の木*、三月のすみれ*
 ヘンリク・ロング(1807-1871):
  ナイル川がエジプト人の大地に水を与える地**
  母の名は天の響き(母国の言葉)**
  あなたの魂のうちで天使を讃美します**
 ペーター・アーノル・ハイセ:美の女神の娘たちはいない***
 ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼ:
  さようなら小さなグレーテ**、王女グロリアン**
 ペーター・アーノル・ハイセ:あわれな心よ,疲れたのか***
 オト・モーテンセン(1907-1986):わたしの赤ちゃん**
トニ・ランディ(テノール)
フリードリク・ギュアトラー(ピアノ)*
インゴルフ・オールセン(ギター)**
カイア・ボンゴー(ピアノ)***

 85歳を迎えたデンマークの重鎮による歌唱を初CD化!

 1937年に生まれ今年85歳を迎えた、コペンハーゲン生まれのデンマークを代表する歌手、トニ・ランディ。
 1959年2月1日、王立劇場でヴェルディの《ラ・トラヴィアータ》のアルフレードを歌いオペラ歌手としてデビュー、1978年から1994年まで王立劇場の終身テノール歌手を務めました。
 ロッシーニ、ヴェルディ、グノー、プッチーニのオペラのリリック・テノール役をベルカントのスタイルで歌い、ワーグナーの《ニュルンベルクのマイスタージンガー》のヴァルター、デンマークの作品ではカール・ニールセンの《仮面舞踏会》のレアンダーとペーター・アーノル・ハイセの《王と代官》のラーネ・ヨンセンを持ち役にしていました。
 長いキャリアの間、リューベックの歌劇場とヨーテボリの大劇場でも歌い、1996年からは俳優としても活動しています。
 コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーとオーフス王立音楽アカデミーで教え、1977年にデンマーク王国のダネブロー騎士勲章を与えられました。
 Danacordレーベルのリリースするこのアルバムには、彼が1960年代にRCAレーベルに録音したデンマークの19世紀と20世紀のピアノ伴奏やギター伴奏による歌曲が25曲、クラウス・ビューリトの復刻による音源で収録されており、全曲が初CD化となります。

 ※録音:1966年、1968年、1969年/ADD
 ※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
 



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キング・インターナショナル



KKC 4303/7
(5CD)
¥5600→\5190
宇野功芳の推薦紹介によって大反響をまきおこした
 アーベントロート不滅の遺産(5CD)
  最新リマスターで復活!
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
 【CD 1】
  ベートーヴェン: 交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」
    ライプツィヒ放送交響楽団
    エディット・ラウクス(ソプラノ)/ディアナ・オイストラティ(アルト)/
    ルートヴィヒ・ズートハウス(テノール)/カール・パウル(バス)/
    ライプツィヒ放送合唱団/ライプツィヒ音楽大学合唱団
    録音:1951 年6月29日(a)
 【CD 2】
  ブラームス:
   交響曲 第1番 ハ短調 Op.68/
   交響曲 第3番 ヘ短調 Op.90 *
    ライプツィヒ放送交響楽団/録音:1949年10月20日(a) / 1952 年3月17日(c) *
 【CD3】
  チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」
    ライプツィヒ放送交響楽団/録音:1952 年1月28日(a)
 【CD 4】
  モーツァルト:
   交響曲 第41番 ハ長調 KV 551「ジュピター」
   ディヴェルティメント 第7番 ニ長調 KV 205
   セレナード 第8番 ニ長調 K.286「ノットゥルノ」*
     ライプツィヒ放送交響楽団/ベルリン放送交響楽団*
     録音:1956 年3月26日(a) / 1956 年4月12日(b) *
 【CD 5】
  ハイドン:交響曲 第88番 ト長調「V字」/交響曲 第97番 ハ長調*
  ヘンデル:管弦楽のための二重協奏曲 第3番 ヘ長調*
    ライプツィヒ放送交響楽団/ベルリン放送交響楽団*
    録音:1956年(a) / 1955年9月15日(b) *

 凄まじい情熱!ついに原音でよみがえったドイツの巨匠!
 宇野功芳監修によるアーベントロートのCDベスト5、最新リマスターで復活!

 (a)ライプツィヒ放送局 SRK ホール/(b)ベルリン放送局 SRK ホール/(c)ライプツィヒ・コングレスハーレ
 原盤:ドイツ・シャルプラッテン

 ヘルマン・アーベントロートはフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュと同世代のドイツの巨匠指揮者。旧東ドイツのライプツィヒを拠点に活躍していたため、西側にとっては"幻"の指揮者でしたが、ドイツ・シャルプラッテンと契約した徳間音工が"幻"の音源を発掘、1974年にLPシリーズで発売、「悲愴」「第九」「ブラ3」「ハイドンV 字」等、宇野功芳の推薦紹介とあいまって、レコード業界に大反響をまきおこしました。
 2008 年にはキングレコードが宇野功芳に監修を依頼、LPで20枚分ある音源の中から推薦演奏のみ厳選し、CD5点を発売。ベストセラーを記録しています(「アーベントロートの芸術」KICC-701~5)。
 
 その廃盤になって久しいアーベントロート不滅の遺産CD5 枚がセットとなってキングインターナショナルから登場!

 2トラック、38cm/秒速のアナログ・マスターテープより、キング関口台スタジオでデジタル・リマスタリングをおこない、音にいっそう磨きをかけて発売します。
 巨匠の内奥にまで迫ったアナログ本来の音再現にご注目ください。

 ブックレットは宇野功芳の"熱烈"解説(22,000字)を転載します。



 「アーベントロートはワルターより7 つ、シューリヒトより3つ年下であり、クレンペラーより2つ、フルトヴェングラーより3つ年上である。ゲヴァントハウス管弦楽団ではワルターの後任、コンヴィチュニーの前任であった。
 まさに大指揮者の時代の輝かしい一人である。第2 次大戦後、東ドイツを拠点としたため、レコード発売が遅れてしまったわけだが、現在残された20点の演奏は、そのほとんどが名演であり、わけてもヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーなど、実にすばらしい。
 録音も含めて僕がとくに推賞したいのはハイドンの「第88番」とチャイコフスキーの「悲愴」であり、つづいてヘンデルの「二重協奏曲」、ハイドンの「第97番」、モーツァルトの「ジュピター」、同じく「ディヴェルティメントK205」、ベートーヴェンの「第9」における前半の2つの楽章、ブラームスの「第3」も絶品だ。
 また録音がやや古いのを我慢すれば、ブラームスの「第1」やチャイコフスキーの「第4」も絶対に聴き逃せない。
 このシリーズはいずれも1949年から56年にかけて行われた放送用の録音で、一回限りの演奏であるため、流れに血が通っているのも大きな特長である。」(1989年記)
 宇野功芳(ブックレット解説より)



 宇野功芳(ブックレット解説より)
 アーベントロートの「第九」について
  アーベントロートの「第九」には二つの有名な録音がある。一つはベルリン放送交響楽団を振った1950年ライヴ、もう一つがこのライプツィヒ放送交響楽団を振った51年の放送録音である。
 両者の演奏間隔は半年しか開いていないので、当然スタイルは似ているが、51年盤の方が音質が良く、形の崩れも少ない。50年盤は音が荒れている上、えげつないほど表情が過激で、やはり聴衆の有無が演奏に影響をあたえており、どちらを採るかは好みに任せるしかあるまい。
  そうはいっても51 年盤の第3楽章の超スロー・テンポ、終楽章の極端に自由なテンポはアーベントロートならではだが、50年の徹底した迫真ライヴに比すると、今一つ吹っ切れなさが残り、ぼくは最初の二つの楽章を採りたい。
 第1楽章は当時としてはかなり早いテンポを基調に、自然な動きを伴って進められるが、その造型といい、意味深いひびきといい、有機的な迫力といい、どこにもいやなところがなく、まずは理想的な第1楽章の一つといえよう。
  冒頭の弦の動機の強さ、意志的な行進リズム、第2テーマのスムーズなテンポ変化、展開部のフーガにおける緊迫した前進性など、実に見事な巨匠芸だ。
 再現部冒頭など、意識的に抑制したフルトヴェングラーよりもはるかに凄絶だし、コーダも十二分に満足できる。第2楽章も速いテンポで阿修羅のようなものすごい迫力を聴かせ、ここでもフルトヴェングラーを凌ぐ部分が多い。これは大したことなのだ。(以下略)


 ブラームス「第3」の演奏について
  アーベントロートはブラームスの交響曲を3曲録音しており、いずれも凄まじい気迫と、大きなテンポの変転を伴ったロマンティックな情緒が際立った名演であるが、それらの中でいちばん安心して聴けるのは、この「第3」であろう。録音が優れているだけでなく、表現も最も自然だからである。
  第1楽章は冒頭から激しい気迫に溢れており、一気呵成の寄り身を見せる。テンポは他の誰よりも速いが、12小節から大きくリタルダンドをかけ、15小節で再び速めてゆく。
  この動きはブルーノ・ワルターの表現とそっくりである。第2主題は神秘的な思い入れがなく、音楽の流れを最優先させているが、こうしたトスカニーニ流の良さも全曲を通じてしばしば現われる。
 テーマの終りの部分には味の濃いリタルダンドがあり、展開部冒頭のものすごい緊迫感を伴ったテンポの煽り方はフルトヴェングラーに次ぐ。このようにアーベントロートの表現には当時の他の大指揮者たちのスタイルが渾然と融け合って現われ、同じブラームスでも「第4」あたりになるとメンゲルベルクのような様式化されたテンポの動きさえ表現する。
 しかし彼の場合、それらが決して真似事ではなく、むしろ彼等の良い面だけを集約して持っている趣さえあり、まことに興味が尽きない。
 再現部直前のクレッシェンド、コーダ冒頭の激烈さなども、指揮者のデモーニッシュな血の騒ぎがオーケストラに乗り移った瞬間であり、まさに巨匠ならではの芸といえるだろう。(以下略)


 チャイコフスキーの「悲愴」について 
  アーベントロートの20点におよぶレコードの中でベスト・ワンを挙げよ、といわれたら、僕は躊躇なくハイドンの「第88番」かチャイコフスキーの「悲愴」を選ぶだろう。ハイドンの方は他の大指揮者たちのレコードを大きく上廻り、チャイコフスキーはメンゲルベルクやムラヴィンスキーに匹敵する。
 超名演は中間の2つの楽章だ。第2楽章アレグロ・コン・グラツィアの主題の美しさはどうだろう。チェロがアーベントロートの指揮棒に魅せられたのかのように歌う。揺れるように歌う。
 カンタービレとリズミックな進行の巧みな交代は、名人芸であるとともに、それを超えた驚くべき音楽性の勝利である。むせかえるような情緒も最高だし、中間部に向うリタルダンドも実に自然で間が良い。(以下略)


 モーツァルトの演奏について
  このCD に収められたモーツァルト3曲は、いずれもアーベントロートの晩年の放送録音である。聴衆こそ居ないが、一発勝負の連続演奏であり、通常のスタジオ録音とは次元の違う高みに到達しているのも当然といえよう。(中略)
  僕はアーベントロートの演奏がことごとく《主観的》という意見には賛成しかねる。なるほどチャイコフスキーの「悲愴」やベートーヴェンの「第九」は主観的である。
  前者のフィナーレなど、おどろくほどであるが、そんな彼がこの「ジュピター」では微動だにせぬイン・テンポを守り、《客観的》な演奏を成就しているのだ。問題はその両方がすばらしいということである。
  チャイコフスキーのように大きくテンポを崩し、劇的な起伏を強くあたえながら、しかも人工的に陥らず、絶大な効果を挙げるのもむずかしいが、モーツァルトのようにイン・テンポで押してゆき、少しも無味乾燥にならず、強い感動をあたえるのは、それ以上に至難な業である。
  桁はずれな表現力を持つアーベントロートが、チャイコフスキーのような演奏を示し得るのは、あえていえば当然であるが、「ジュピター」の表現は才能を鍛えに鍛えていった結果、獲得されたものにちがいない。
  すなわち晩年のアーベントロートにとって、いかなる表現も自由自在だった。演奏の奥義をきわめていたからである。


 ハイドンの演奏について 
  アーベントロートのディスクからベスト2を選ぶとすれば、順不同で、このハイドンの2曲とチャイコフスキーの「悲愴」が挙げられるだろう。いや、彼の最高傑作であるばかりか、すべての同曲レコード中、ベスト・ワンに推したい。とくに「第88 番」はフルトヴェングラー、ワルター、クレンペラー、クナッパーツブッシュ、バーンスタインなどを大きく引き離したダントツのトップなのである。
 ヘルマン・アーベントロートは、1956年5月29日、73歳の生涯を閉じたドイツの名指揮者だが、このハイドンは彼の死の年の放送録音であり、音質も良く、まさに人類の持つ至宝といえよう。
 「第88番」はハイドンの交響曲の中では地味な存在だが、内容の充実していることでは屈指であり、その魅力を100パーセント伝えているのがアーベントロート盤なのだ。(以下略)
 


<メジャー・レーベル>
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WARNER CLASSICS



9029667740
\2700→\2490
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
  cadenza by Beethoven
   (from the piano arrangement) with timpani
 ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ調
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
ペッカ・クーシスト(指揮)
 録音時期:2022年1月26,27日、7月9-11日、ブレーメン、カンマーフィルハーモニー

 「ベートーヴェンの協奏曲は音楽以上のもので、その次元はほとんど宇宙のように感じます。」と、ヴィルデ・フラングは言います。
 フラングは今回のアルバムで叙事詩的なベートーヴェンと、コンパクトなストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を並べており、18世紀のモデルに敬意を表しています。
 そして、室内楽オーケストラと絶え間ない対話を行っています。

 ブレーメンのドイツ・カンマーフィルの首席客演指揮者であり、冒険好きなヴァイオリニストでもあるペッカ・クーシストが指揮。2つの対照的な作品を並べることで、新しい文脈と光を発見し、お互いの理解を深めるために相互に働き、それぞれが他方を明確にし、定義し、増幅させることに成功しています。

 ベートーヴェンの演奏は「フラングの演奏はロマン主義の先端にある協奏曲の音の世界を理想的に捉えながら、ソロパートの18世紀の形式に敬意を払い、複雑なフレージングに新しい生命を吹き込みました。彼女はラルゲットを賛美歌ではなく狂詩曲と表現し、オーケストラとのソナタのような親密さを確立させ、優雅さ、繊細さで満たされた」と賞賛されました。



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SONY



19439913812
\3100→\2890
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
ハープ協奏曲集

 グリエール:ハープ協奏曲変ホ長調 Op.74
 グラズノフ:バレエ音楽『ライモンダ』より『前奏曲とロマネスカ』
 モソロフ :ハープ協奏曲
 チャイコフスキー/メストレ編:
  バレエ音楽『くるみ割り人形』より『こんぺい糖の精の踊り』
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
WDR交響楽団
ナタリー・シュトゥッツマン(指揮)
 録音:2021年5月25-27日、ケルン、フィルハーモニー

 グザヴィエ・ドゥ・メストレは、出身地トゥーロンの音楽学校でハープを始め、1998年著名なUSA国際ハープ・コンクール(ブルーミントン)において1位と2つの解釈賞を受賞。同年、誰もが望む地位である世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ハーピストに就任。その地位を辞した後は、ハープという楽器の概念を大きく変える革新者として世界中を飛び回っています。

 このアルバムでは、グリエールとその弟子モソロフのロマンティックで近代の最も重要なハープ協奏曲と、グラズノフの作品とメストレ自身の編曲によるチャイコフスキーの『こんぺい糖の精の踊り』という興味深い組み合わせによるものです。

 レインゴリト・グリエール[1874-1956]のハープ協奏曲は、彼の作品の中でも最も頻繁に演奏され、愛されている作品のひとつです。流れるような美しい音型、流れ落ちるようなアルペジオとグリッサンドなど、ハープの名人芸が際立つ作品です。
 グリエールの協奏曲に対抗して、弟子のアレクサンドル・モソロフ[1900-1973]が作曲したハープ協奏曲は、フォークソングのようなシンプルなメロディを、ハープが和音や旋律の装飾やアルペジオで弾きまくるのが特徴で、特に第1楽章ではハープのソロやカデンツァが多く登場し、ヴィルトゥオーゾ的な雰囲気を醸し出しています。

 グザヴィエ・ドゥ・メストレがバレエへのオマージュとして選んだのは、アレクサンドル・グラスノフ[1865-1936]のバレエ『ライモンダ』から『前奏曲とロマネスカ』です。「前奏曲」は「ロマネスカ」の短い前奏に過ぎませんが、バレエの主役ライモンダがリュートを弾く様子が描かれており、リュートの名人芸ともいえるアルペジオをハープが演奏します。

 アルバムの最後は、チャイコフスキー[1840-1861]のバレエ曲『くるみ割り人形』からの『こんぺい糖の精の踊り』を、メストレが自らハープに編曲した作品。元々はチェレスタが活躍する曲ですが、メストレはこの曲がハープでより鮮やかに響くことに気がつき、編曲・演奏しています。


 共演は、最近では指揮者として活躍するナタリー・シュトゥッツマンのタクトと、ケルンのWDR交響楽団(旧称ケルン放送交響楽団)で、メストレの深い音楽性、色彩豊かな温かい音色など、絶妙なる演奏と、ハープという楽器の魅力を最大に引き出した演奏といえます。


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ERATO



ミシェル・コルボ/エラート録音全集~バロック&ルネサンス編


9029621746
(74CD)
\26000
→\24990

 スイスに生まれたミシェル・コルボ[1934-2021]は、合唱作品とオペラへの影響を与えた指揮者でした。
 コルボは若い時から教会音楽を専門としたバリトン歌手で、「歌うオーケストラ」を設立することを望んでいました。ローザンヌとシエナで指揮法を修め、1961年にローザンヌ声楽アンサンブルを、ついでローザンヌ器楽アンサンブルを組織して、特にルネサンス・バロック音楽の普及に尽力しました。
 1964年にプロデューサーのミシェル・ガルサンは、新しい音楽の世界を録音するためにコルボらとエラートとの契約を行い、幅広いディスコグラフィを作成。バッハなどの存在を強化しながら、ヘンデル、パーセル、ヴィヴァルディ、そしてカリッシミ、ドラランド、シャルパンティエ、モンテヴェルディのようなそれまであまり演奏・録音されなかった作曲家の声楽作品へと拡大し、何よりも作曲家に礼儀を行うことを目的としました。
 時代とともにピリオド時代を積極的に取り入れつつ、またモダン楽器のリスボンのグルベンキアン合唱団と管弦楽団の指揮者にもなり、エラートのへの録音の多くは、この2つのグループによって録音されています。

 CD74枚中4分の1は初CD化となり、このボックスのためにオリジナル・マスターテープより「Art & Son Studio, Annecy」によって24bit/192kHzリマスターを行い収録してあります。

 古典派以降の作曲者編は、2023年の発売を予定しております。

※多くのリスナーの方に低価格でお聴き頂きたく、歌詞対訳は付いておりません。
※合唱のみの指揮と参加してのもの、監修のみを務めた録音は、ここには収録されておりません。

ミシェル・コルボ/エラート録音全集~バロック&ルネサンス編


CD1
 モンテヴェルディ:4声のミサ曲 SV.190
 インジェニェーリ:悔悟節のためのモテットと哀歌
Tenebra facta sunt, motet
Three Lamentations of Jeremiah: De Lamentatione Jeremiae
Three Responses for the Matins of Holy Saturday: Sicut ovis
Three Lamentations of Jeremiah: Aleph. Quomodo obscuratum est aurum
Three Responses for the Matins of Holy Saturday: Jerusalem surge
Three Lamentations of Jeremiah: Incipit lamentatio Jeremiae
Three Responses for the Matins of Holy Saturday: Plange quasivirgo

ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1964年(初CD化:2022年リマスター)


CD2
 A.スカルラッティ:モテット集と教皇庁礼拝堂のためのミサ曲
Intellige clamorem meum
Salvum fac populum tuum
Exaltabo te Domine quoniam
Domine vivifica me
Ad te Domine levavi
Exsultate Deo adjutori
Missa ad usum Capella Pontificia

ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1965年


CD3-4
 モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り

Luciana Ticinelli-Fattori, Maria-Grazia Ferracini-Malacarne - soprano
Magali Schwartz - alto
Eric Tappy, Hugues Cuenod - tenor
Philippe Huttenlocher - baritone
Enrico Fissore, Francois Loup - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1966年(2022年リマスター)


CD5-10
 モンテヴェルディ:倫理的、宗教的な森(サン・マルコ寺院のための宗教的作品集)

Wally Staempfli, Yvonne Perrin - soprano
Magali Schwartz, Claudine Perret - alto
Eric Tappy, Olivier Dufour, Vincent Girod, Pierre-Andre Blaser - tenor
Philippe Huttenlocher - baritone
Oscar Lagger, Francois Loup - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1967-1969年


CD11-12
 モンテヴェルディ:歌劇『オルフェオ』全曲

Orfeo: Eric Tappy - tenor
Euridice: Magali Schwartz - mezzo-soprano
La Musica: Wally Staempfli - soprano
Messenger: Laura Sarti - soprano
Proserpina: Juliette Bise - soprano
La Speranza: Margrit Conrad - alto
Ninfa: Yvonne Perrin - soprano
Plutone: Prof. Jakob Stampfli - bass
Caronte, Spirit 2: Francois Loup - bass
Apollo, Shepherd 1: Theo Altmeyer - bass
Shepherd 2: Vincent Girod - countertenor
Shepherd 3, Spirit 3: Philippe Huttenlocher - baritone
Spirit 1: Olivier Dufour - tenor
The Edward H. Tarr Brass Ensemble
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1968年


CD13
 『1540年のパリの歌と舞曲集』

ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1969年(初CD化:2022年リマスター)


CD14
 『シャンソン・ドゥ・ローザンヌ』

ローザンヌ声楽アンサンブル・ソリスト
チューリッヒ・リチェルカーレ・ルネサンス器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1969年(初CD化:2022年リマスター)


CD15
グディメル:
 詩篇
 ミサ『Le Bien que j’ay』

ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1969年


CD16
ドラランド:
 深き淵より
 天の女王

Yvonne Perrin - soprano
Magali Schwartz - mezzo-soprano
Claudine Perret - alto
Olivier Dufour - tenor
Philippe Huttenlocher - baritone
Niklaus Tuller - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1970年


CD17-18
 『モンテヴェルディ以前のヴェネチア楽派の音楽』

ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1970年(初CD化:2022年リマスター)


CD19
 G.ガブリエリ:サクレ・シンフォニーエ 第1巻

Jennifer Smith, Joana Silva - soprano
Helena Claudio, Nicole Rossier - alto
Olivier Dufour, Fernando Serafim - tenor
Jose Aguiar, Philippe Huttenlocher - bass
リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1971年(初CD化:2022年リマスター)


CD20
 G.ガブリエリ:サクレ・シンフォニーエ 第2巻

Wally Staempfli, Yvonne Perrin - soprano
Magali Schwartz, Denise Schwaar, Claudine Perret - alto
Olivier Dufour, Claude Traube - tenor
Philippe Huttenlocher, Daniel Reichel - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1971年(初CD化:2022年リマスター)


CD21
J.S.バッハ:
 マニフィカト ニ長調 BWV.243
 カンタータ『すべてのもの汝を待ち望む』 BWV.187

Wally Staempfli - soprano I
Yvonne Perrin - soprano II
Magali Schwartz - mezzo-soprano
Claudine Perret - alto
Olivier Dufour - tenor
Philippe Huttenlocher - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1971年(初CD化:2022年リマスター)


CD22-23
 J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232

Wally Staempfli - soprano I
Yvonne Perrin - soprano II
Magali Schwartz - mezzo-soprano
Claudine Perret - alto
Olivier Dufour - tenor
Philippe Huttenlocher - baritone
Niklaus Tuller - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1972年(2022年リマスター)


CD24
カリッシミ:
 オラトリオ『イェフタ』
 3つのモテット

Jephte: Philippe Huttenlocher - bass
Filia di Jephte: Jennifer Smith - soprano
Historicus: Helena Claudio - alto
Joana Silva - soprano
Nicole Rossier - alto
Fernando Serafim - tenor
Olivier Dufour - tenor
リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1972年


CD25
カリッシミ:
 オラトリオ『ヒゼキヤの物語』
 トッレ・スポンサ
 8声のミサ
 オラトリオ『アブラハムとイサクの物語』

Jennifer Smith, Karine Rosat - soprano
Hanna Schaer - alto
John Elwes, Fernando Serafim - tenor
Michel Brodard, Philippe Huttenlocher - bass
リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1972年


CD26-27
シャルパンティエ:
 死者のためのミサ曲
 死者のためのモテット
 死者のためのプローザ、怒りの日
 イエズス会のミゼレーレ

Jennifer Smith, Karine Rosat - soprano
Hanna Schaer - alto
John Elwes, Fernando Serafim - tenor
Michel Brodard, Philippe Huttenlocher - bass
リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1972年


CD28-29
J.S.バッハ:
 ミサ曲集 BWV.233-236
 サンクトゥス BWV.237-241
 キリストよ、憐れみたまえ BWV.242

Wally Staempfli, Mauricette Capt - soprano
Nicole Rossier - mezzo-soprano
Claudine Perret, Hanna Schaer - alto
Olivier Dufour, John Elwes - tenor
Philippe Huttenlocher, Michel Brodard - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1972-1973年


CD30
 『ルネサンス器楽音楽の誕生』(ジョヴァンニ・バッサーノによるドゥブル)

ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1973年(初CD化:2022年リマスター)



CD31-32
 マルチェッロ:『詩的・音楽的霊感』より『7つの詩篇』
Salmo quarantesimosecondo “Judica me Deus” (Psalm 42)
Salmo quarto “Cum Invocarem Exaudivit” (Psalm 4)
Salmo vigesimonono “Exaltabo Te Domine” (Psalm 29)
Salmo quarantesimosesto “Omnes Gentes Plaudite Manibus” (Psalm 46)
Salmo decimo “In Domino Confido” (Psalm 10)
Salmo undecimo “Salvum Me Fac Domine” (Psalm 11)
Salmo trigesimosesto “Moli Aemulari In Malignantibus” (Psalm 36)

Wally Staempfli, Marina Tafur - soprano
Claudine Perret, Hanna Schaer - alto
John Elwes - tenor
Philippe Huttenlocher - baritone
Michel Brodard - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1973年(初CD化:2022年リマスター)


CD33-34
 モンテヴェルディ:マドリガーレ集 I-II

ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1973年


CD35
J.S.バッハ:
 ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
 ピアノ協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
 ピアノ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056

マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
リスボン・グルベンキアン財団室内管弦楽団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1974年

CD36
ヴィヴァルディ:
 グローリア ニ長調 RV.589
 キリエ ト短調 RV.587
 クレド ホ短調 RV.591

Jennifer Smith, Wally Staempfli - soprano
Hanna Schaer, Nicole Rossier - alto
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1974年


CD37-38
 モンテヴェルディ:マドリガーレ集 III-V

ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1974年


CD39
J.C.バッハ:
 ピアノ協奏曲ハ長調 Op.7-1
 ピアノ協奏曲ヘ長調 Op.7-2
 ピアノ協奏曲変ロ長調 Op.7-4
 ピアノ協奏曲ニ長調 Op.7-3

ルチアーノ・スグリッチ(ノイペルト・ピアノ)
ローザンヌ器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1974年(初CD化:2022年リマスター)


CD40-42
ヴィヴァルディ:
 主を恐れるものは幸いなり RV.597
 まことの安らぎはこの世にはなく RV.630
 イェルサレムよ、主を讃めたたえよ RV.609
 マニフィカト RV.610
 野に歌え、泉にほほえめ RV.623
 いと公正なる怒りの激しさに RV.626
 主を恐れるものは幸いなり RV.598
 主は言われたRV.595
 おお、天にても地にても清きもの RV.631

Jennifer Smith, Wally Staempfli, Verena Schweizer, Uta Spreckelsen - soprano
Hanna Schaer - alto
Jean-Pierre Maurer - tenor
Philippe Huttenlocher, Michel Brodard - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1975年


CD43
シャルパンティエ:
 テ・デウム
 サルヴェ・レジナ
 あたりは闇となり
 主の降誕に歌われし歌
 町の長老たちは

Elsa Saque - soprano I
Joana Silva - soprano II
John Williams - alto
Fernando Serafim - tenor
Philippe Huttenlocher - baritone
Jose de Oliveira Lopes - bass
リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1976年


CD44
ヴィヴァルディ:
 主は言われた RV.594
 スターバト・マーテル

Elsa Saque, Joana Silva - soprano
Naoko Ihara - alto
Fernando Serafim - tenor
Jose de Oliveira Lopes - bass
リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1976年


CD45-46
J.Sバッハ:
 カンタータ『候妃よ、さらに一条の光を』 BWV.198
 カンタータ『ああ神よ、いかに多き胸の悩み』 BWV.58
 カンタータ『わが魂なるイエスよ』 BWV.78
 カンタータ『御国にまします神を讃えよ』 BWV.11(昇天祭オラトリオ)

Christiane Baumann, Uta Spreckelsen - soprano
Naoko Ihara - alto
John Elwes, Vincent Girod - tenor
Philippe Huttenlocher - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1976年(初CD化:2022年リマスター)


CD47-48
 J.Sバッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245

Felicity Palmer - soprano
Birgit Finnila - alto
Kurt Equiluz (Evangelist), Werner Krenn - tenor
Philippe Huttenlocher (Pilatus, Petrus), Rudd van der Meer (Jesus) - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1977年


CD49
ヴィヴァルディ:
 グローリア ニ長調 RV.588
 主が家を建てられるのでなければ RV.608

Jennifer Smith, Anna Bernardin - soprano
Helen Watts - alto
Edmund Barham - tenor
イギリス・バッハ祝祭管弦楽団&合唱団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1978年


CD50
シャルパンティエ:
 オラトリオ『最後の審判』
 詩篇『幸いなるかな』

Evelyn Brunner - soprano I
Helena Viera - soprano II
Naoko Ihara - alto
Alain Zaepffel - countertenor
Alejandro Ramirez - tenor
Philippe Huttenlocher - bass
リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1978年



CD51-52
 モンテヴェルディ:マドリガーレ集 VI-VIII

ローザンヌ声楽アンサンブル
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1979年


CD53-54
J.Sバッハ:
 ミサ曲ロ短調 BWV.232
 マニフィカト ニ長調 BWV.243

Rachel Yakar - soprano I
Jennifer Smith - soprano II
Birgit Finnila - alto
Anthony Rolfe-Johnson - tenor
Philippe Huttenlocher - baritone
Jose van Dam - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1979年


CD55-57
 カヴァッリ:歌劇『恋するヘラクレス』全曲(ルチアーノ・スグリッチによる再構築版)

Jole: Felicity Palmer - soprano
Venere, Belezza: Colette Alliot-Lugaz - soprano
Gionone: Yvonne Minton - mezzo-soprano
Dejanira: Patricia Miller - mezzo-soprano
Il Paggio: Agnes de Crouzat - soprano
Ercole: Ulrik Cold - bass
Hyllo: Keith Lewis - tenor
Licco: Ricardo Cassinelli - tenor
Elena: Eiddwen Harrhy - soprano
Cinthia: Marylin Hill-Smith - soprano
Pasitea: Rosemary Hardy - soprano
Laomedonte: Michael Glodthorpe - tenor
Tevere, Nettuno: John Tomlinson - bass
Ombra d’Eutyro: Malcolm King - bass
Mercurio: Michel Corboz - baritone
イギリス・バッハ祝祭管弦楽団&合唱団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1980年



CD58
ヘンデル:
 歌劇『ムツィオ・シェーヴォラ』より序曲
 歌劇『ロドリーゴ』より管弦楽組曲
 歌劇『忠実な羊飼い』より管弦楽組曲
 歌劇『シッラ』より序曲

イギリス・バッハ祝祭管弦楽団&合唱団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1981年(初CD化:2022年リマスター)


CD59-60
 シャルパンティエ:歌劇『ダヴィデとヨナタン』全曲

Saul: Philippe Huttenlocher - baritone
Une pythoniste: Rene Jacobs - countertenor
L’Ombre de Samuel: Pali Marinov - bass
Jonathas: Colette Alliot-Lugaz - soprano
David: Paul Esswood - countertenor
Joabel/Un du peuple: Antoine David - tenor
Achis: Roger Soyer - bass
Bergers, captifs: Agnes de Crousaz, Monique Pouradier-Duteil - soprano
Un guerrier: Francois Le Roux - baritone
Un de la suite de Jonathas: Jean-Francois Gardeil - baritone
リヨン歌劇場合唱団
イギリス・バッハ祝祭管弦楽団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1981年


CD61-62
 モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り

Jennifer Smith, Audrey Michael, Agnes de Crousaz - soprano
Wynfor Evans, John Elwes - tenor
Philippe Huttenlocher - baritone
Michel Brodard - bass
ローザンヌ声楽アンサンブル
オリジナル楽器アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1982年


CD63-65
 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244

Evangelist: Kurt Equiluz - tenor
Jesus: Gerhard Faulstisch - bass
Judas, Petrus, Pilatus: Philippe Huttenlocher - bass
Margareth Marshall - soprano
Carolyn Watkinson - alto
Anthony Rolfe-Johnson - tenor
ローザンヌ声楽アンサンブル
ローザンヌ室内管弦楽団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1982年


CD66-67
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248

Barbara Schlick - soprano
Carolyn Watkinson - alto
Kurt Equiluz - tenor
Michel Brodard - bass
ローザンヌ声楽アンサンブル
ローザンヌ室内管弦楽団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1984年


CD68-69
 モンテヴェルディ:歌劇『オルフェオ』全曲

Orfeo: Gino Quillico - baritone
Euridice, La Speranza: Audrey Michael - soprano
Apollo: Eric Tappy - tenor
Eco, Messenger: Carolyn Watkinson - alto
La Musica: Colette Alliot-Lugaz - soprano
Plutone, Caronte: Frangiskos Voutsinos - bass
Ninfa: Shelley Whittingham - mezzo-soprano
Proserpina: Danielle Borst - soprano
Shepherd 1, Spirit 1: Francois Le Roux - baritone
Shepherd 2, Spirit 2 : Guy de Mey - tenor
Shepherd 3: Henri Ledroit - contertenor
シャペル・ロワイヤル声楽アンサンブル
リヨン歌劇場管弦楽団
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1985年


CD70
 パーセル:歌劇『ディドーとエネアス』全曲

Dido: Teresa Berganza - soprano
Aeneas: Per-Arne Wahlgren - tenor
Belinda: Danielle Borst - soprano
Second Woman: Francoise Destembert - soprano
Sorceress: Glenys Linos - mezzo-soprano
First Witch and Spirit: Tiziana Sojat - mezzo-soprano
Second Witch: Alexandra Papadjkiakou - mezzo-soprano
Sailor: Reinaldo Macias - tenor
ローザンヌ市立劇場合唱団
ローザンヌ器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1985年


CD71-72
 ヘンデル/モーツァルト編:オラトリオ『メサイア』(ドイツ語歌唱)

Audrey Michael - soprano I
Magali Dami Angel, - soprano II
Jard van Nes - alto
Hans Peter Blochwitz - tenor
Marcos Fink - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1990年


CD72-74
 J.Sバッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232

Sandrine Piau - soprano
Bernarda Fink - mezzo-soprano
Markus Schafer - tenor
Marcos Fink - bass
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

録音:1996年(初出:Aria Music ⇒ Virgin Classics)



 


<国内盤> 


SONARE



SONARE 1057
¥2640
大島妙子がシューベルト最晩年の傑作を清澄な音色で奏でる!
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333(K.315c)
 シューベルトピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
大島妙子(ピアノ)

 実力派ピアニスト大島妙子がシューベルト最晩年の傑作を清澄な音色で奏でる!

 ライヴ録音:2022年3月23日/Hakuju Hall(東京)/DDD、56'43、日本語帯・解説付【解説:原明美】

 スイスを拠点に日本とヨーロッパで活躍する大島妙子。スカルラッティのピアノ・ソナタ集(SONARE-1039)に次ぐSONARE レーベル第2弾は、モーツァルトのピアノ・ソナタ第13番とシューベルトのピアノ・ソナタ第21番です。
 気品に満ち溢れる大島の演奏は絶品の一言。シューベルト最晩年の清澄な音色を奏でます。

 「モーツァルトのシンプルな様式にそって、強弱の幅を抑えているが、ひとつひとつのタッチに気品が漂い、作品の持つ古典的な美しさが強調されている。
 シューベルトについても、音色に温かみがあるが、さらにデュナーミクの幅が広がり、節回しにいっそうの歌心が加わる。端正な構築、響きのバランスの美しさ」(原明美~ライナーノーツより)

 大島妙子(ピアノ)
 5歳よりピアノを始め、桐朋女子高校音楽科、ドイツ国立フライブルク音楽大学に学び、同大学演奏家コース、並びにソリストコースを最優秀で卒業。
 ピアノを高良芳枝、安川加寿子、エディット・ピヒト=アクセンフェルト、ティボー・ハザイ、フーベルト・ハリーに学ぶ。又ジョルジュ・シェベック、パウル・バドゥラ=スコダ氏などの夏期講座にもたびたび参加。
 チャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門で最優秀伴奏者賞、エピナル国際ピアノ・コンクールで金メダル受賞など、ソロ、室内楽双方の分野にわたって数々の賞を受け、ヨーロッパ各地及び日本各地でソロリサイタル、室内楽の演奏活動を盛んに開始する。
 スイス、スウェーデン、フィンランド、ドイツ、オーストリア各地の演奏会、ラジオ出演のほか、スイス、ハンガリー、ルーマニアではオーケストラと共演、モーツァルトのピアノ・コンチェルトは絶賛を博す。
 1984年には夫のフェレンツ・セドラックとともにエステルハージー・トリオを結成。
 ヨーロッパ、日本各地での公演を続け、好評を博す。スイスバーゼル音楽アカデミー(大学)で教鞭を執った後、現在はベルン音楽院で後進の指導に当たり、日本にも定期的に帰国、東京および各地での演奏会とともに、NHK-FM でのラジオ録音、後進のためのレクチャー及び公開レッスンなどを精力的に行っている。
 
















8/23(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CLAVES



50 3035
(2CD)
¥5100→\4690
エスター・ホッペ(ヴァイオリン)
 ジョフレッド・カッパ(1690年)と
  ストラディヴァリウス「デ・アーナ」(1722年)の2つで演奏
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006
エスター・ホッペ(ヴァイオリン)
  CD1
   (1)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001(15'36)
   (2)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調 BWV1002(27'57)
   (3)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003(22'51)
  CD2
   (4)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004(30'12)
   (5)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005(22'57)
   (6)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006(18'59)

 二挺の銘器を弾き分けた注目作!エスター・ホッペが涼やかに奏でる美しきバッハ無伴奏!!

 ヴァイオリン/(1)-(4)ジョフレッド・カッパ製作(1690年)(5)(6)アントニオ・ストラディヴァリ製作(1722年)「デ・アーナ」
 セッション録音:(1)-(4)2021年2月&(5)(6)2021年4月/ノイミュンスター教会、チューリッヒ(スイス)/DDD、ディジパック仕様、CD1: 66'35、CD2: 72'17
 エンジニア:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)

 clavesレーベルから多くのCDをリリースしているスイスを代表するヴァイオリニスト、エスター・ホッペがついにバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ&ソナタ全曲を録音しました!

 エスター・ホッペは1978年、スイス生まれ。バーゼル、フィラデルフィア、ロンドン、チューリッヒで学んだ後、2002年にザルツブルクのモーツァルト国際コンクールで第1位を獲得。
 その後ミュンヘンARD国際コンクールでも第1位を受賞するなど、数多くのコンクールで優秀な成績をおさめています。
 これまでにバイエルン放送交響楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、レ・シエクル、バーゼル室内管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団などのソリストとして共演。
 室内楽奏者としても積極的な活動を続けており、ロナルド・ブラウティハム、クリスチャン・ポルテラ、フランチェスコ・ピエモンテージ、クレメンス・ハーゲン、ハインツ・ホリガー、エリーザベト・レオンスカヤなど、世界の名だたる演奏家との共演歴を誇ります。

 長引くコロナ禍、自身と音楽に向き合う日々の中でついにバッハ無伴奏録音を決意。
 演奏のアプローチはHIP 奏法を取り入れたもので、自身がバロック・ヴァイオリンの演奏経験から学んだことを当録音で最大限発揮しており、「歴史的知識にもとづく奏法は、現代楽器の長所と融合させることができると確信しています。
 バッハの音楽は時代を超えた偉大さに満ちており、このようなアプローチによってその素晴らしさが損なわれることはないはずです」とホッペはこの録音について語っております。

 当録音では二挺の銘器を弾き分けていることも注目。
 当初はホッペが所有するジョフレッド・カッパ製作(1690年)の楽器のみで録音する予定でしたが、録音期間中にアントニオ・ストラディヴァリ製作(1722年)の「デ・アーナ」を貸与されることになり、長調の2篇をこの楽器で演奏しました。
 この楽器はヨアヒム・カルテットのヴァイオリニスト、ハインリッヒ・カール・ヘルマン・デ・アーナ(1835-1892)が所有していたことがその由来。
 しかし、その後の所有者などの詳細がないことや過去40年間、公のコンサートであまり演奏されていなかったことから、当録音が「デ・アーナ」のCD デビューともいえます。
 二挺の銘器の長所を最大限引き出した当演奏はホッペの描く「現代のバッハ」そのもの。自身の代表盤になること間違いなしの充実の録音です!

 エンジニアはBISレーベルの録音でもおなじみのハンス・キプファー(Take5 Music Production)が担当。丁寧な音作りに定評がある名エンジニアによる録音です。

 
 



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キング・インターナショナル



KKC 090
¥2800→\2590
濱田芳通
 ファン・エイク:「笛の楽園」より

 (1)第133番 ラ・ヴァレット
 (2)第53番 サラバンダ
 (3)第33番 おいで、もう一度
 (4)第17番 愛の急使
 (5)第89番 前奏
 (6)第65番 新曲「春がやってきた」
 (7)第40番 王子たちは願いを持っているけれど
 (8)第28番a ナイチンゲール第2(作者不詳)
 (9)第28番b イギリスのナイチンゲール
 (10)第126番 詩篇15番「主よ、どのような人があなたの幕屋に宿り」
 (11)第113番 気狂いシメン
 (12)第101番 郵便馬車の御者
 (13)第123番 起きろ、起きろ、狩りへ行くぞ
 (14)第100番 おいおい起きろ、私のビーグルとグレイハウンド
 (15)第116番 第1バレ、または、飛ぶが如き狩りの妖精
 (16)第118番 第2バレ、または、ああ羊飼いよ聞け
 (17)第143番 新曲(酒飲み歌)
 (18)第144番 山羊の足(牧神)
 (19)第137番 あの頃私は愛に溺れていた
 (20)第61番 美しい娘ダフネ
濱田芳通(リコーダー、コルネット)、
高本一郎(リュート)(2)(4)(7)(15)(16)

 最新録音!充実の濱田芳通による「笛の楽園」

 録音:2020-21年/キング関口台第2スタジオ/192kHz 24bit、日本語帯・解説付

 第53回(2021年度)サントリー音楽賞を受賞した濱田芳通。今や円熟期を迎えた古楽器集団アントネッロのリーダーにして世界最高のリコーダー、コルネット奏者である彼が、「リコーダーの旧約聖書」といわれるファン・エイクの「笛の楽園」を最新録音。

 ヤコブ・ファン・エイク(1590 頃-1657) はオランダの作曲家。1646-54年に刊行された「笛の楽園」は約150曲から成り、リコーダー音楽のなかでも特に重要な作品のひとつ。
 大半が無伴奏で、多くは当時の流行歌や民謡、舞曲に基づき、エンターテイメント性も兼ね備えた曲集でした。
 リコーダーを学ぶ人のみならず観賞曲としても魅力的なメロディや巧みな描写を楽しめます。

 リサイタルやディスクで数曲が彩を添える材料のように奏されることが多いものの、近年は全曲演奏・録音に挑む名手が現れています。
 そのなか濱田芳通が満を持して録音を開始。リコーダーという単声の楽器ながら、濱田ならではの活気と新鮮さで神業のように自在な世界を繰り広げます。これまでも聴衆を釘付けにしてきましたものがディスクで登場。

 濱田の超絶的テクニックと表現力によればどの曲も引き込まれますが、楽譜を仔細に研究のうえリコーダーも数種使い分け、コルネットも用いています。
 また曲よってはリュートの伴奏を付け、典雅な音世界を作り上げます。

 ルネサンス音楽は学問の世界のような印象を持たれがちですが、濱田の音楽は当時の人々の楽しみが活き活きと蘇るようなエネルギーとオーラに満ち、目から鱗が落ちます。
 



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PENTATONE



PTC 5187021
¥2600→\2390
ビシュコフ率いるチェコ・フィル、マーラー交響曲第5番
 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
  (I.13'11+II.15'30+III.17'52+IV.9'06+V.15'58 = 71'44)
セミヨン・ビシュコフ(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヤン・ヴォボジル(ホルン独奏)
スタニスラフ・マサリク(トランペット独奏)
KKC 6594
(国内仕様盤・日本語解説付)
【解説:前島良雄】
¥3300

 美しい響きを追求した洗練された演奏。ビシュコフ率いるチェコ・フィルがマーラー交響曲第5番を録音!

 録音:2021年12月8-11日/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(プラハ)/71'44



 セミヨン・ビシュコフ率いるチェコ・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラーの交響曲全曲録音。
 当アルバムには2021年12月に録音した第5番を収録しております。当団にとって全曲録音は1976年から1982年にかけて録音したヴァーツラフ・ノイマン以来となります。
 オーストリアで活躍したマーラーですが生まれは当時のオーストリア帝国に属するボヘミア王国のイーグラウ近郊のカリシュト村(現チェコのイフラヴァ)。
 この全曲録音は当団にとっても最も重要かつ力をいれたプロジェクトとなっております。

 「マーラーの交響曲は人生の"ポリフォニー"を表現するものであり、これらの作品を録音することは、生涯をかけて抱いてきた夢、そして喜びです」と語るビシュコフ。
 2018年10月より当団の首席指揮者・音楽監督としての任期をスタートさせたビシュコフが全身全霊で臨むマーラーはこのオーケストラがもつ温かく優しい音色を全面に出した好演で、ビシュコフが生涯かけての夢をここに実現しております。
 ことにアダージェットは言葉を失うほどの美しさ。細部へのこだわりと洗練された演奏はビシュコフ率いるチェコ・フィルでなければ表現できない輝かしいマーラーの世界が広がります。

 



チェン・ライスをソリストに迎えた第4番 も好評発売中!



 PTC 5186972
\2600→\2390
ビシュコフ率いるチェコ・フィルがマーラー交響曲全曲録音を開始
 チェン・ライスをソリストに迎えた第4番!

  マーラー:交響曲第4番 ト長調
   (I.17'10+II.9'23+III.21'23+IV.8'51 = 56'49)
チェン・ライス(ソプラノ)
セミヨン・ビシュコフ(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 KKC 6504
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 大注目!ビシュコフ率いるチェコ・フィルがマーラー交響曲全曲録音を開始!第1弾はチェン・ライスをソリストに迎えた第4番!!

 録音:2020年8月21-26日/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(プラハ)/DDD、ディパック仕様、56'49、輸入盤・日本語帯付



 PENTATONE レーベルがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団との長期プロジェクトを発表!
 第1弾として現在当団の首席指揮者・音楽監督を務めるセミヨン・ビシュコフによるマーラーの交響曲全曲録音です!
 当アルバムは注目のソプラノ、チェン・ライスをソリストに迎えた第4番を収録しております。

 チェコ・フィルにとってマーラーの交響曲録音は数多くあるものの、全集は1976年から1982年にかけて録音したヴァーツラフ・ノイマン以来となります。

 オーストリアで活躍したマーラーですが生まれは当時のオーストリア帝国に属するボヘミア王国のイーグラウ近郊のカリシュト村(現チェコのイフラヴァ)。
 この企画はチェコ・フィルにとっても最も重要かつ力をいれたプロジェクトとなっております。

 「マーラーの交響曲は人生の"ポリフォニー"を表現するものであり、これらの作品を録音することは、生涯をかけて抱いてきた夢、そして喜びです。」と語るビシュコフ。
 2018年10月より当団の首席指揮者・音楽監督としての任期をスタートさせたビシュコフが全身全霊で臨むマーラーはこのオーケストラがもつ温かく優しい音色を全面に出した好演。
 今後の録音にもご期待ください!!
 


 
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 106
(2CD)
発売中止
マウリツィオ・ポリーニ・リサイタル~
 シテ・ド・ラ・ミュジック2003&サル・プレイエル2009
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
  CD1
   (1)ショパン:前奏曲第25番 嬰ハ短調 Op.45/(2)ショパン:バラード第1番 ト短調 Op.23/
   (3)ショパン:バラード第2番 ヘ長調 Op.38/(4)ショパン:バラード第3番 イ長調 Op.47/
   (5)ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op.52/(6)ドビュッシー:前奏曲集第2巻(全12曲)
  CD2
   (7)ドビュッシー:「沈める寺」~前奏曲集第1巻より第10曲
   (8)ドビュッシー:「西風の見たもの」~前奏曲集第1巻より第7曲
   (9)ショパン:練習曲第1番 変イ長調 Op.25-1「牧童」
   (10)ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
   (11)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》
   (12)ベートーヴェン:バガテル 変ホ長調 Op.126-3~6つのバカテルより第3曲
   (13)ベートーヴェン:バガテル ロ短調 Op.126-4~6つのバカテルより第4曲

 完全限定盤!スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスとの正規ライセンス契約でCD化を実現!マウリツィオ・ポリーニ、2003年&2009年の初出ライヴ録音が登場!
 十八番のショパンの4つのバラード、圧巻のドビュッシーの前奏曲集第2巻、鬼気迫る《ハンマークラヴィーア》!!

 ライヴ録音:(1)-(10)2003年12月6日/シテ・ド・ラ・ミュジック(パリ)、(11)-(13)2009年12月7日/サル・プレイエル(パリ)
 収録方式:ステレオ
 Licensed by Radio France、Recorded by France Musique of Radio France、24bit/48kHz Digital Remastering from the original DDD Master
 CD1: 72'00、CD2: 67'25、輸入盤、日本語帯・解説付【解説:平林直哉】

 スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約でCD 化している注目シリーズ。
 音源はフランス・ミュジック(ラジオ・フランスが所有および運営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です。

 当アルバムには巨匠マウリツィオ・ポリーニが2003年と2009年にパリで行ったリサイタルからショパンの4つのバラード、ドビュッシーの前奏曲集第2巻、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》をメインとする充実のプログラムを収録!演奏当時60代のポリーニが、圧倒的なテクニックと非常に深い音色で魅了します。

 ショパンのつのバラードは1999年にショパン歿後150年記念として、ドビュッシーの前奏曲集第2巻は2016年にドビュッシー歿後100年記念として、それぞれリリースされた名盤がありますが、当CD のライヴは2003年の収録。
 恐ろしいほどの集中力で奏でる演奏は哲学的。ポリーニでしか描けない世界と申せましょう。

 2009年のライヴではベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》を演奏。当作品は1977年、ポリーニが30代半ばで収録した不朽の名盤がありますが、当ライヴはポリーニ、67歳の演奏。
 この演奏も鬼気迫る、まさに唯一無二の演奏を聴かせます。平林直哉氏による日本語解説書付。

 完全限定盤につき、お早目のお求めをおすすめいたします。
 



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ONDINE



ODE-1412
¥2700→\2490
ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)
フレデリック・ショパン(1810-1849):マズルカ全集 第1集

 4つのマズルカ Op. 6(1830-32)
  1. 第1番 嬰ヘ短調/2. 第2番 嬰ハ短調/
  3. 第3番 ホ長調/4. 第4番 変ホ短調
 5つのマズルカ Op. 7(1825?-31)
  5. 第5番 変ロ長調/6. 第6番 イ短調/7. 第7番 ヘ短調/
  8. 第8番 変イ長調/9. 第9番 ハ長調
 4つのマズルカ Op. 17(1831-33)
  10. 第10番 変ロ長調/11. 第11番 ホ短調/
  12. 第12番 変イ長調/13. 第13番 イ短調
 4つのマズルカ Op. 24(1833-36)
  14. 第14番 ト短調/15. 第15番 ハ長調/
  16. 第16番 変イ長調/17. 第17番 変ロ短調
 4つのマズルカ Op. 30(1836-37)
  18. 第18番 ハ短調/19. 第19番 ロ短調/
  20. 第20番 変ニ長調/21. 第21番 嬰ハ短調
 4つのマズルカ Op. 33(1836-38)
  22. 第22番 嬰ト短調/23. 第23番 ニ長調/
  24. 第24番 ハ長調/25. 第25番 ロ短調
 4つのマズルカ Op. 41(1838-39)
  26. ホ短調/27. ロ長調/28. 変イ長調/29. 嬰ハ短調
ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)
NYCX-10345
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: 2022年8月3-4日 Malmö Palladium, マルメ(スウェーデン)

 スウェーデン出身のピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキー。アバドとアシュケナージに見いだされ、17歳にしてDeccaと専属契約したのをきっかけに数多くの録音を発表し続けています。
 近年では「自分が本当にいいと思えるもの」に絞って録音し、ONDINEレーベルから発表して来ました。
 同レーベル4作目の録音は、ポーランド人の父を持つヤブロンスキーが「最も愛する作品」と語り、キャリアの初期から演奏を重ねて来たショパンのマズルカ。満を持しての全集録音第1集です。
 祖国ポーランドの舞曲を基にしたマズルカを、ショパンは20歳の頃から最晩年にいたるまでの折々に作曲しました。
 作品番号ごとにまとめられた数曲でまとまりのある構成を持たせ、楽譜には明確な指示を記しているものの、弟子たちが弾く時には「自分の直感を信じるように」と語ったとされ、演奏する際には的確なテンポ・ルバートやダイナミクス、ペダリングなどが要求されます。
 ヤブロンスキーは卓越したテクニックによって積年の演奏経験を通じて育んだショパンへの共感を表現。
 
 ブックレットには自ら解説を寄稿し(共著、英語)、その最後にシマノフスキの次の言葉を引用して締めくくっています。
  「ショパンはポーランド音楽の可能性を示した不滅の姿だ。それはヨーロッパの中のポーランドであり、祖国の特質を何一つ失うことなく、ヨーロッパ文化の頂点に立っている」
 
 ※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。




 生きていたヤブロンスキー。
 ONDINEでどんどんがんばってほしい!

まだDECCAのときの美少年のジャケット。売れました。


2019年、ONDINEデビュー・アルバム



 ODE-1329
\2500→\2290
ONDINEデビュー!
 ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)
  スクリャービン(1872-1915):マズルカ集
ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)
 10のマズルカ Op.3(1889)
  1.第1番:ロ短調 Tempo giusto/2.第2番:嬰ヘ短調 Allegretto non tanto)/3.第3番:ト短調 Allegretto/
  4.第4番:ホ長調 Moderato/5.第5番:嬰ニ短調 Doloroso/6.第6番:嬰ハ短調 Scherzando/
  7.第7番:ホ短調 Con passione/8.第8番:変ロ短調 Con moto/9.第9番:嬰ト短調/10.第10番:変ホ短調
 9のマズルカ Op.25(1899)
  11.第1番:ヘ短調 Allegro/12.第2番:ハ長調 Allegretto/13.第3番:ホ短調 Lento/
  14.第4番:ホ長調 Vivo/15.第5番:嬰ハ短調 Agitato/16.第6番:嬰ヘ長調 Allegretto/
  17.第7番:嬰ヘ短調 Moderato/18.第8番:ロ長調 Allegretto/19.第9番:変ホ短調 Mesto
 2つのマズルカ Op.40(1903)
  20.第1番:変ニ長調 Allegro/21.第2番:嬰ヘ長調 Piacevole/22.マズルカ ヘ長調(1889)/
  23.マズルカ ロ短調(1889)/24.マズルカ風即興曲 ハ長調 Op.2,No.3(1889)

 録音 2019年7月16-18日ファツィオーリ・コンサート・ホール,サチレ(ポルデノーネ),イタリア

 1971年、南スウェーデン生まれのピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキー。五大陸全てで演奏会を行なっており、共演したオーケストラ、指揮者も数知れず。これまでにもプロコフィエフやチャイコフスキーなどロシアのレパートリーを中心に数多くのアルバムをリリース。そのどれもが高く評価されています。
 彼のONDINEレーベルへの初アルバムは、スクリャービンのマズルカ集。ショパンの影響が垣間見える初期のマズルカから、独自の神秘的な作風による後期のマズルカまで全ての曲が収録されています。
 作品の多くは♭(フラット)や♯(シャープ)が数多く付された調性で書かれた柔らかい響きを持ち、スクリャービンの個性と音の好みが見て取れるユニークな曲集を、ヤブロンスキーは豊かな表現力と多彩な音色を駆使し見事に弾き切っています。
 「ピアノの貴公子」と呼ばれたヤブロンスキーの今をお聴きください。
 
 


 



 

SOMM RECORDINGS



SOMMCD280
¥2500
クルト・ヴァイル:ヴァイオリン協奏曲/交響曲第2番
 交響曲第2番
  1. I. Sostenuto - Allegro molto
  2. II. Largo
  3. III. Allegro vivace
 ヴァイオリン協奏曲 Op. 12
  4. I. Andante con moto
  5. IIa. Notturno: Allegro un poco tenuto
  6. IIb. Cadenza: Moderato
  7. IIc. Serenata: Allegretto
  8. III. Allegro molto, un poco agitato
タマーシュ・コチシュ(ヴァイオリン)...4-8
アルスター管弦楽団
ジャック・ファン・ステーン(指揮)

 録音: 2021年10月12-14日 Ulster Hall、Belfast(UK)

 ベルトルト・ブレヒトとの協働で知られるドイツの作曲家クルト・ヴァイル。彼はもともとフェルッチョ・ブゾーニの弟子であり、ブレヒトと出会う以前は後期ロマン派の様式による無調に近い作品を書いていました。
 この1924年のヴァイオリン協奏曲はヨーゼフ・シゲティに捧げられた作品で、ブゾーニへのオマージュでもありながら、晩年の彼が好んだキャバレー音楽からの影響も見られる独自性の高い作品です。
 その10年後に書かれた「交響曲第2番」は彼がパリへと亡命を決意した時期の作品。ブルーノ・ワルターとコンセルトヘボウ管弦楽団によってアムステルダムで初演されており、初演時は聴衆に熱狂的に迎えられたものの、批評家たちは名作《三文オペラ》との類似性を指摘するなど賛否が分かれたというものです。
 ハンガリー出身のタマーシュ・コチシュのヴァイオリンと、現在アルスター交響楽団の首席客演指揮者を務めるジャック・ファン・ステーンによる演奏で。
 
 


SOMMCD0656
¥2500
ヴォーン・ウィリアムズ/ホルスト:弦楽四重奏曲集
 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
  弦楽四重奏曲第2番 イ短調
   1. I. Prelude: Allegro appassionato
   2. II. Romance: Largo
   3. III. Scherzo: Allegro
   4. IV. Epilogue: Andante sostenuto
 
 5. グスターヴ・ホルスト(1874-1934):
    英国民謡による幻想曲 Op. 36(R.スワンストン編)

 ヴォーン・ウィリアムズ:弦楽四重奏曲第1番 ト短調
  6. I. Allegro moderato
  7. II. Minuet and Trio: Tempo di minuetto
  8. III. Romance: Andante sostenuto
  9. IV. Finale: Rondo Capriccioso - Allegro molto
ティペット四重奏団

 録音: 2022年2月7-8日 St Nicholas Parish Church、Thames Ditton(UK)

 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの生誕150年を記念した1枚。
 このアルバムには英国を代表するアンサンブル、ティペット四重奏団の演奏でヴォーン・ウィリアムズの2曲の弦楽四重奏曲と、彼と生涯にわたり友人関係を築いたホルストの作品の演奏が収録されており、2人が与えあった影響を探ることができます。
 ベルリンでブルッフ、パリでラヴェルからレッスンを受けて室内楽に興味を持ったというヴォーン・ウィリアムズが1908年に書いた弦楽四重奏曲第1番は、それまでの英国における室内楽作品の潮流を一変させるものと評価され、また彼の最後の室内楽作品となった弦楽四重奏曲第2番は、ヴィオラの響きが際立つ静寂に彩られた内省的な雰囲気を持っています。
 ホルストの「英国民謡による幻想曲」は、4つの魅力的な民謡に基づく作品であり1917年に公開されたものの、作曲家自身によってとり下げられた作品。
 彼の死後、娘のイモージェンが弦楽オーケストラ版を発表しましたが、ここではティペット四重奏団が作曲家ロデリック・スワンストンに編曲を委嘱し、2013年に初演した弦楽四重奏版が用いられています。
 どの曲も英国民謡の影響を感じさせながらも、各々の作曲家の個性が垣間見える素晴らしい作品であり、ティペット四重奏団は作品の特徴を捉えた見事な演奏を披露しています。

 
 
 

SOMMCD0655
¥2500
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:子供たちの歌
 子供たちの歌の花輪 Op. 30
  1. No. 1. Bed in Summer 夏の早寝 b/
  2. No. 2. Pirate Story 海賊の物語 ab/
  3. No. 3. Foreign Lands 外国の土地 b/
  4. No. 4. Windy Nights 風の吹く夜 b/
  5. No. 5. Where Go the Boats? お舟はどこに行くの? b/
  6. No. 6. My Shadow ぼくの影 b/
  7. No. 7. Marching Song 進軍の歌 ab/
  8. No. 8. Foreign Children 海外の子供たち b/
  9. No. 9. My Ship and Me ぼくの船とぼく ab
 4つの歌 Op. 112
  10. No. 1. Spring 春 b/11. No. 2. The Silence 沈黙 a/
  12. No. 3. The City Child 都会の子 b/
  13. No. 4. The Vision 幻影 a
 6つの歌 Op. 175
  14. No. 1. A Song of the Bow b/15. No. 2. Drop Me a Flower a/
  16. No. 3. The Winds of Bethlehem a/17. No. 4. The Monkey's Carol b/
  18. No. 5. Lullaby a/19. No. 6. The Unknown Sea a
 エルフィン・ペドラーの詩による歌曲 第1巻 a
  20. No. 1. Two Little Stars/21. No. 2. The Pedlar/
  22. No. 3. Little Snowdrop (Spring)/23. No. 4. The Piper of the Spring/
  24. No. 5. Speedwell/25. No. 6. The Dream Ship
 エルフィン・ペドラーの詩による歌曲 第2巻 b
  26. No. 1. Summer/27. No. 2. What Do You See?/
  28. No. 3. The Piper/29. No. 4. The Secret Place/
  30. No. 5. Night/31. No. 6. The Dust-Man/
  32. Witches' Charms a/33. Summer's Rain and Winter's Snow a/
  34. Fairy Lures a/35. The Hoofs of the Horses b/
  36. A Japanese Lullaby 日本の子守歌 a/
  37. Worship a/38. The King's Highway b
キティ・ウエイトリー(メゾ・ソプラノ)...a
ギャレス・ブリンモア・ジョン(バリトン)...b
スージー・アラン(ピアノ)

 録音: 2022年1月7-8日 Menuhin Hall、Stoke d'Abernon(UK)

 アイルランドの作曲家スタンフォードの歌曲集。
 7つの交響曲や数々の合唱曲が知られるスタンフォードですが、ピアノ伴奏による歌曲も少なからず遺しており、このアルバムにはその中から子供のために書かれた歌曲を中心に収録しています。
 「子供の歌の花輪」の他、スコットランドの女性詩人ヘレン・ダグラス・アダム(1909-1993)が14歳の時に出版した詩集「The Elfin Pedlar and Tales Told by Pixy Pool」からテキストを採った「エルフィン・ペドラーの詩による歌曲」など、歌曲集としてはまとめて耳にする機会がほとんどない作品だけに、この録音の登場は英国音楽好きにとって恰好の贈り物になることでしょう。
 子供向けということで、比較的平易な曲調を持つ曲も多いですが、どれも凝った伴奏を持つ魅力的な作品に仕上がっています。
 メゾ・ソプラノのキティ・ウエイトリーとバリトンのギャレス・ブリンモア・ジョンは、曲に合わせて表情を変化させ、時には親密な二重唱も聴かせています。
 
 


SOMMCD0657
¥2500
ヤン・ラディスラフ・ドゥシェクの子孫、マイケル・ドゥセク(ピアノ)
Romantic Revolution 第2集
 ドゥシェク/ショパン:ピアノ作品集
マイケル・ドゥセク(ピアノ)
  ヤン・ラディスラフ・ドゥシェク(1760-1812):ピアノ・ソナタ ト短調 Op.10 No. 2
   1. I. Grave, adagio non troppo
   2. II. Vivace con spirito
  ピアノ・ソナタ 変イ長調 「パリへの帰還」 Op. 70
   3. I. Allegro non troppo ed espressivo
   4. II. Molto adagio con anima ed espressione
   5. III. Tempo di minuetto
   6. IV. Scherzo: Allegro con spirito
  フレデリック・ショパン(1810-1849):
   7. 幻想曲 ヘ短調 Op. 49
   8. ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想ポロネーズ」 Op. 61

 録音: 2021年8月9-11日 Menuhin Hall、Stoke d'Abernon(UK)

 英国を拠点に活躍するピアニスト、マイケル・ドゥセク。彼の名前はヴァイオリニスト、五嶋龍との共演で日本でもおなじみですが、実は苗字からもわかる通り、ボヘミア出身でイギリス・ピアノ楽派の基礎を築いたとされるヤン・ラディスラフ・ドゥシェクの子孫でもあります。
 彼は、偉大な祖先であるドゥシェクの作品の紹介に尽力しており、第1集(SOMMCD0634)に続くこのアルバムではドゥシェクの初期作品2作と、ショパン晩年の作品2作を演奏。
 2人の作曲家の旋律やハーモニーの共通点を探っています。

 


第1集


 SOMMCD0634
\2500
Romantic Revolution ドゥシェク/ショパン:ピアノ作品集
 ヤン・ラディスラフ・ドゥシェク(1760-1812):
  1-2. ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 Op. 35 No. 1
  3-4. ピアノ・ソナタ第12番 ト長調 Op. 35 No. 2
  5-7. ピアノ・ソナタ第13番 ハ短調 Op. 35 No. 3
 フレデリック・ショパン(1810-1849):
  8. 夜想曲 嬰ヘ長調 Op. 15 No. 2
  9. バラード第1番 ト短調 Op. 23
マイケル・ドゥセク(ピアノ..Steinway モデルD)

 録音 2020年7月17-18日 メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)

 英国を拠点に活躍するピアニスト、マイケル・ドゥセク。彼の名前はヴァイオリニスト、五嶋龍との共演で日本でもおなじみですが、実は苗字からもわかる通り、ボヘミア出身でイギリス・ピアノ楽派の基礎を築いたとされるヤン・ラディスラフ・ドゥシェクの子孫でもあります。
 ロマン派ピアノ音楽の先駆者とみなされるドゥシェクの作品は、シューマンやショパンにも影響を与えたとされており、このアルバムでは、ドゥシェクが1797年に作曲した3曲のソナタに、ショパンの夜想曲とバラード第1番を組み合わせることで、ドゥシェクの革新性とロマン派との共通性を探るとともに、ドゥセクからの偉大な祖先へのオマージュとなっています。

 




SEULETOIRE


SE 04
¥2600
ジャン・ル・フレルの足跡をたどって
 パリとロンドンをつないだハープ奏者の旅程
アンジェリーク・モイヨン (バロックハープ)
  ルネ・メザンジョー [メッサンジョー] (15..-1638?) : 組曲 ハ長調
   プレリュード / アルマンド / クーラント / サラバンド / アルマンド・ジゲ
  ジョン・ダウランド (1563?-1626) : サー・ジョン・ラングトンのパヴァーヌ
  ジョン・バニスター (1624?-1679) :バニスター・チューン / サラバンド (原作曲者不詳) / クーラント (同)
  ジャン・メルキュール (160.?-165.) : 組曲 イ短調
   アルマンド / クーラント / サラバンド / ジーグ
  トマス・トムキンズ (1572-1656) :
   ファンシー / おもちゃ、カーチ氏のために
   ヴォランタリー、大執事ソーンバーグ氏のために
  ジャン・メルキュール (作曲として伝わる) : アルマーニュ / 無題
  フランソワ・デュフォー (160.-1680?) : 組曲 ニ短調
   アルマンド / クーラント / サラバンド / ジーグ
  エヌモン・ゴーティエ (1575?-1651) : 組曲 イ短調
   ランクロ女史に捧げるトンボー (アルマンド) / 美しき殺し屋 (クーラント)
   サラバンド / クーラント
  ベンジャミン・コシン (1580?-1653) :
   What if a day or a month or a year (原作曲者不詳) / パヴァーヌ (同)
   サラバンド (ベンジャミン・コシン 原作曲と伝わる)
  ピエール・デュビュ (父) (161.?-167.?) (*) &
   ピエール・デュビュ (子) (164.?-1700?) (+) : 組曲 ハ長調
    カプリス (アルマンド) / クーラント (*) / サラバンド / カナリー (+)

 録音 : 2021年9月28日-10月1日、La Grange de Mels、フランス
 使用楽器 : Simon Capp (Brighton, 2014)、トリプル・ハープ

 ジャン・ル・フレルはフランスのハープ奏者。フランス王ルイ13世 (1601-1643、在位1610-1643) の妹アンリエット・マリー [ヘンリエッタ・マリア] (1609-1669) が嫁いだイングランド王チャールズ1世 (1600-1649、在位 1625-1649) の宮廷で1629年から1641年まで演奏していたこと以外、彼の生涯について明らかになっていることはありません。
 アンジェリーク・モイヨン [モヨン] はマーラ・ガラッシ他に師事し、アラ・フランチェスカ、ル・ポエム・アルモニーク、ピグマリオン等のメンバーとして活躍してきたフランスのリオド・ハープ奏者。
 ジャン・ル・フレルの足跡に興味を抱き、当時のフランス音楽とイギリス音楽からハープに適した楽曲を選び、魅力的なアルバムを作り上げました。


  (作曲者の生没年は商品に表示された通りに記しました。)
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SOMM RECORDINGS



ARIADNE5016
¥2500→\2290
マルコム・サージェント(指揮)
 ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第1集

 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
  1. 劇音楽「すずめばち」 アリストファネス組曲 - 序曲
 交響曲第6番 ホ短調
  2. I. Allegro
  3. II. Moderato
  4. III. Scherzo: Allegro vivace
  5. IV. Epilogue: Moderato
 交響曲第9番 ホ短調
  6. I. Moderato maestoso
  7. II. Andante sostenuto
  8. III. Scherzo: Allegro pesante
  9. IV. Andante tranquillo
マルコム・サージェント(指揮)
BBC交響楽団...1-5
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団...6-9

 録音: すべてライヴ(モノラル) 1957年9月12日 Royal Albert Hall、London...1 1964年8月4日 Royal Albert Hall、London...2-5 1958年4月2日 Royal Festival Hall、London...6-9

 【ヴォーン・ウィリアムズの生誕150年を記念したアルバム。第9番世界初演ライヴ録音をクリアな音で復刻!】
 マルコム・サージェント(1895-1967)は1950年から1957年までBBC交響楽団の常任指揮者を務め、華麗な指揮スタイルと緩急自在なテンポ設定で英国作品を中心に幅広いレパートリーを演奏、人気を博しました。
 ヴォーン・ウィリアムズ作品も得意としており、ここでは1957年に演奏された「すずめばち」序曲、1958年の「交響曲第9番」、1964年の「交響曲第6番」、この3曲のライヴ録音を収録。
 サージェントは2つのオーケストラの個性を際立たせつつ、品の良さを併せ持った見事な音楽を聴かせます。
 なかでも「交響曲第9番」の演奏は、晩年の作曲者自身の立ち合いの下に行われた世界初演という、歴史的な録音です。ヴォーン・ウィリアムズの厚い信頼を得ていたサージェントならではの快演が繰り広げられています。
 
 今回の復刻は、これまでにも数々の名盤の復刻にあたった、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターによりノイズの少ないリアルな音が蘇りました。
 なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されています。
 
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ARIADNE5017
(2CD)
¥3500→\3190

セルゲイ・クーセヴィツキー、75歳
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を振る
  ~チャイコフスキー:交響曲第5番、シベリウス:交響曲第2番
  初CD化
 【CD1】
  ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
   交響曲第5番 ホ短調 Op. 64
    1. I. Andante - Allegro con anima
    2. II. Andante cantabile con alcuna licenza
    3. III. Valse: Allegro moderato
    4. IV. Finale: Andante maestoso - Allegro vivace
  ドキュメンタリー「セルゲイ・クーセヴィツキーの思い出」
   5. イントロダクションとボストン交響楽団 Part. I

 【CD2】
  ドキュメンタリー「セルゲイ・クーセヴィツキーの思い出」(続き)
   1. ボストン交響楽団 Part. II
   2. ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
  ジャン・シベリウス(1865-1957): 交響曲第2番 ニ長調 Op. 43
   3. I. Allegretto/4. II. Tempo andante, ma rubato/
   5. III. Vivacissimo -/6. IV. Finale: Allegro moderato
     セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
     ボストン交響楽団...CD1: 5、CD2: 1、2
     録音: すべてライヴ(モノラル)
      1950年6月1日 Royal Albert Hall、London...CD1: 1-4
      1950年6月8日 Royal Albert Hall、London...CD2: 3-6

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 ドキュメンタリー「セルゲイ・クーセヴィツキーの思い出」使用曲 全て初CD化
 【CD1:5】
  ベルリオーズ: ラコッツィ行進曲b...1、2、4
  チャイコフスキー: 交響曲第5番 第1楽章(抜粋) a...1
  リヒャルト・シュトラウス: ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら(抜粋) b...3
  チャイコフスキー: ロメオとジュリエット(抜粋) b...1
  リスト: ファウスト交響曲のリハーサルよりb
 【CD2:1】
  シベリウス: タピオラよりb...1
  ドビュッシー: 海より第3楽章(抜粋) b...1
  ベートーヴェン: 交響曲第3番 第4楽章(抜粋) b...3
  シベリウス: 交響曲第2番 第2楽章(抜粋) b...3
  コープランド: エル・サロン・メヒコ(抜粋) b...1、3
  チャイコフスキー: 交響曲第4番 第4楽章(抜粋) b...2
  チャイコフスキー: 交響曲第4番 第4楽章(抜粋) b...3
  チャイコフスキー: 交響曲第5番 第2楽章(抜粋) a
 【CD2:2】
  シベリウス: 交響曲第2番 第1楽章(抜粋) a...4
  ムソルグスキー: 歌劇《ホヴァーンシチナ》 – 前奏曲(抜粋) a
  チャイコフスキー: 交響曲第5番 第2楽章(抜粋) a
  チャイコフスキー: 交響曲第5番 第3楽章(抜粋) a...4
  チャイコフスキー: 交響曲第5番 第3楽章(抜粋) a
  チャイコフスキー: 交響曲第5番 第4楽章(抜粋) a...4
    ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団...a、ボストン交響楽団...b
    語り手
     ジョン・トランスキー(プロデューサー&インタビュアー)
     ハリー・エリス・ディクソン(ボストン交響楽団 元ヴァイオリニスト)...1
     エヴァレット・"ヴィック"・ファース(ボストン交響楽団 元ティンパニスト)...2
     ハリー・シャピロ(ボストン交響楽団 元準首席ホルン奏者)...3
     パトリック・ストレヴェンス
      (ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 元準首席ホルン奏者)...4

 21世紀の名指揮者セルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951)とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による1950年6月の演奏会ライヴ録音、初CD化。
 クーセヴィツキーはロシアで生まれ、地元でコントラバス奏者として活躍した後に渡米。1924年にボストン交響楽団の常任指揮者に就任してからはほぼ四半期にわたり、オーケストラを高い水準に引き上げるとともに、アメリカの聴衆にフランスやスラヴ系の音楽を紹介しました。
 このロンドン・フィルとの演奏は、彼が1949年に健康問題でボストン交響楽団の音楽監督を辞任した翌年のもの。
 75歳の高齢とはいえ、この演奏会の直前にはパリでベートーヴェンの第9を演奏するなど、まだまだ充実した活動を行っていたクーセヴィツキーの迫力ある演奏が記録されています。
 アルバムの余白には、ドキュメンタリー制作者ジョン・トランスキーがクーセヴィツキーの下で演奏していたボストン交響楽団とロンドン・フィルの元楽団員たちに対して1992年から2017年にかけて行ったインタビューを含むドキュメンタリー音声が収録されており(英語)、彼がどれほどオーケストラのメンバーに愛されていたか、またオーケストラに影響を与えたかを知ることができます。
 ここで使われている音源も含め、全ての音楽はエンジニア、ラーニ・スパールによってリマスターが施されており、モノラルでありながらもクリアで深みのある音を楽しむことができます。
 また、ブックレットには歴史的録音の権威であるロブ・コーワンがこの貴重な録音と演奏への賛辞を寄せています(英語)。

 
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 108
(2CD)
¥4000→\3690
「オハン・ドゥリアンへのオマージュ」~1971・1980・1981年ライヴ音源集
 CD1
  (1)ワーグナー:
   「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
  (2)ハイドン:交響曲第102番 変ロ長調 Hob.I:102
  (3)ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919 年版)
  (4)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」序曲
 CD2
  (5)ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
オハン・ドゥリアン(指揮)
(1)フランス国立管弦楽団
(2)-(5)フランス放送ニュー・
 フィルハーモニー管弦楽団

 オハン・ドゥリアン生誕100年記念、inaの正規初出音源による初CD化!個性大爆発のワーグナー、ハイドン、モーツァルト、ブルックナー、ライヴ音源集!

 録音:(1)1971年1月13日、(4)(5)1981年5月8日/シャンゼリゼ劇場(パリ)、(2)(3)1980年5月22日/メゾン・ドゥ・ラ・ラジオ・パリ104スタジオ(パリ)
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)
 CD1: 73'02、CD2: 72'00、輸入盤、日本語帯・解説付【解説:平林直哉】

 フランス国立視聴覚研究所(ina)提供の正規音源を使用したSpectrum Soundレーベルのベルアーム・シリーズから今年(2022年)に生誕100年を迎えた指揮者オハン・ドゥリアン(1922-2011)へのオマージュとして、1971年、1980年、1981年のライヴのからワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲、ハイドンの交響曲第102番、ストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」(1919年版)、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」序曲、そしてブルックナーの交響曲第9番を収録したアルバムが登場します!

 ドゥリアンは1922年イェルサレム生まれ。同地の音楽学校で学んだのち、パリにてロジェ・デゾルミエール(1898-1963)とジャン・マルティノン(1910-1976)に指揮を師事しています。

 正規録音が少ないために日本ではその名は親しまれていませんが、ドゥリアンの音楽は一聴価値ありの唯一無二の実に見事なもの。
 悠然としたワーグナー、たっぷりと歌うハイドン、驚くほど遅いテンポから不思議な響きを生み出すストラヴィンスキー、スケールの大きなモーツァルト、そして立派かつ柔らかな響きがこの上なく美しいブルックナーと、"ドゥリアン節"炸裂の演奏を展開しております。
 この度のリリースは未亡人アリス・ドゥリアン全面協力のもと実現。記念すべき年に復刻された熱量高いドゥリアンの演奏をご堪能ください。
 平林直哉氏の日本語解説書付。



SPECTRUM SOUND
オハン・ドゥリアン
第1弾


 CDSMBA 076
\2700→\2490
オハン・ドゥリアンがフランス国立管を振った
 スクリャービンの『法悦の詩』とブラームスの交響曲第3番!

  スクリャービン:『法悦の詩』
  ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
オハン・ドゥリアン(指揮)
フランス国立管弦楽団

 日本限定発売!フランス国立視聴覚研究所音源提供、オハン・ドゥリアンがフランス国立管を振ったスクリャービンの『法悦の詩』とブラームスの交響曲第3番!独特なテンポ設定で描き出すどこまでも美しい奇跡の演奏!

 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes
 録音:1970年8月19日/メゾン・ド・ラジオ・パリ、103スタジオ【ステレオ/ライヴ】/60'13、輸入盤・日本語帯・解説付

 これは驚きの音源の登場。知られざる名指揮者オハン・ドゥリアン(1922-2011)がフランス国立管弦楽団を指揮した1970年の公開収録のステレオ音源がスペクトラム・サウンドからリリースされます。
 イェルサレム生まれのドゥリアンは同地の音楽学校で学び渡仏。パリにてデゾルミエールとマルティノンに学びました。
 正規録音が少ないために日本ではその名は親しまれていませんが、ドゥリアンの音楽は唯一無二の見事なもの!
 日本語解説を書いている平林直哉氏はこのアルバムの演奏について、スクリャービンの『法悦の詩』は「まろやかな響きに包まれるような安心感」と表現。
 そして、ブラームスの交響曲第3番は「過去に類例のないような、不思議体験とも言える演奏」と表現し、独特なテンポ設定の当演奏は「フルトヴェングラー以上の大胆さではないだろうか。」と語っています。
 この上なく美しく雄大な当演奏は一聴の価値あり!日本限定発売です。
 
 交響曲第3番の演奏時間は第1楽章:10'32、第2楽章:9'45、第3楽章:7'52、第4楽章:10'37=38'58です。



久しぶりにご紹介します
怪人オハン・ドゥリアン


 
 怪人指揮者オハン・ドゥリアン、90歳を前にしてついに大往生を遂げた。

 あれから10年。
 ここ最近はその名を聞くこともなかったが、上記のとおり、久しぶりにその往年の名演が登場するという情報が来た。
 
 そこで今回はそのおそるべき音楽の軌跡を紹介してみようかと。

 ただし、録音状態、編集状態ともに劣悪最悪。
 そして演奏は下記のとおりきわめてトラウマチックな異常演奏なので、通常の趣向をお持ちの方は決してお近づきになりませんよう。






<かつてのコメントから>

 「世界にはまだこんな怪物がいた。

 全然無名のインチキ手品師みたいなじいさんが画面に現れたときは、即刻切ろうかと思ったが、音楽が始まった途端にもう何も手につかなくなってしまった。
 結局4本観終えた後放心状態。ようやく気を取り直して何度も何度も観返して観返して、一体その日何回観たことか。
 家に帰ってからもその演奏が心に焼き付いて離れず、夢の中にまでその音楽が鳴り響いた。

 オハン・ドゥリャン。Ohan Dourian。

 1922年エルサレム生まれ。シェルヘン、デゾルミエール、マルティノンに師事し、その後アルメニアに移る。

 ニキシュ、カラヤン、バーンスタイン、ストコフスキーと比較され、ワルシャワでは「東ヨーロッパのトスカニーニ」と呼ばれた。
 ショスタコーヴィチやカラヤンからその才能を認められ、ゲルギエフには「カラヤン並みの世界最高の指揮者の一人」と賞賛された。
 1959年から1964年までアルメニア・フィルの首席指揮者を務め、その後はアルメニア国立放送soを設立したりしている。
 ただアルメニアでのみ活躍したわけではなく、世界中の110に及ぶオーケストラを指揮、コーガン、オイストラフ、ロストロポーヴィチ、シェリング、リッチ、フランソワ、ワイセンベルクなどと共演している。
 実はCDも出ていて、PHILIPSからはショスタコーヴィチの交響曲第12番をライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と、BERLIN Classics からはケーゲルの「展覧会の絵」の余白にベルリン放送響との「禿山の一夜」を入れている。
 

 ・・・とはいうものの、現段階ではほとんど無名。これまでその名を聞いた記憶がない。
 そんな指揮者がこんなとてつもない音楽を創り上げていたのである。」 



 今は幸せな時代で、そのドゥリャンのドヴォルザークの交響曲第8番のライヴが自由に観られる。
 これを観ればきっとみなさんもこの指揮者のすごさが冒頭の5秒で理解できると思う。

https://youtu.be/mIR_H2Bx6t4









<現在入手可能と思われるドゥリャンのCD>

Mussorgsky: Pictures at an Exhibition
BERLIN Classics
BC 32352
\2800
ムソルグスキー
 (1)「禿山の一夜」
 (2)「展覧会の絵」
 (3)ボロディン:だったん人の踊り
(1)、(3)オハン・ドゥリアン指揮
  ベルリン放送響
(2)ヘルベルト・ケーゲル指揮
  ライプツィヒ放送響
ケーゲルとの組み合わせというのが・・・なんかすごい・・・。


1950年代のPhilips復刻

Schreiber Disc
SH-103
1CD-R\1800
ルネ・レイボヴィッツ指揮
 ロッシーニ:序曲集
  「アルジェのイタリア女」
  「セミラーミデ」「泥棒かささぎ」
  「ウィリアム・テル」
 ベートーヴェン:ウェリントンの勝利(戦争交響曲)*
  12inch URANIA UR114 & Saga XID5114 -
   1950年代初期録音MONO
ルネ・レイボヴィッツ指揮
 コンセール・パドゥルー管弦楽団
パリ放送交響楽団*
オハン・ドゥリャン指揮
 スメタナ:「売られた花嫁」序曲
 グリンカ:幻想曲「カマリンスカヤ」
  10inch PH A76707 - 1950年代中期録音MONO
オハン・ドゥリャン指揮
コンセール・ラムルー管弦楽団
  
 
 今回のスメタナの「売られた花嫁」序曲はPHILIPSの復刻、初CD化ではないか?
 ドゥリャンらしい生き生きとした生命感あふれる演奏。

 薄CDケース入り簡易装丁。CD-R。




ドゥリャン/ライヴCD-R
LANNE 1CD-R\1600


 そして現在では、下記のような、壮絶なライヴCD-Rが少しずつ登場するようになった。
 ただし、くどいようだが音が劣悪だったり、音の歪みが頻発したり、音量レベルが安定していなかったり、とにかく一般の人には絶対聴かせられないマニアック音源・・・。
 しかしドゥリャンの演奏が聴けるなら、どんなひどい録音状態でもいい・・・という方に。

 すべて薄CD袋入りCD盤面印刷なしのジャケ印刷のみです。CD-R。

LHC 7154
1CD-R
\1600
ブルックナー:交響曲第7番 オハン・ドゥリアン指揮
オーケストラ不明
1960年代、スタジオ録音 モノラル
LHC 7155
1CD-R
\1600
ブルックナー:交響曲第4番 オハン・ドゥリアン指揮
ベルリン放送響
1964年、ベルリン、スタジオ録音 モノラル




 



<国内盤> 


PENTATONE(国内仕様盤)


KKC 6574
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
ハンナ・エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)
『象徴』

 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  管弦楽伴奏付き歌曲集
   (1)「セレナード」/(2)「あすの朝」/
   (3)「冬の霊感」/(4)「万霊節」/(5)「森の幸せ」/
   (6)「そよげ、愛らしいミルテよ」/(7)「あおい」/
   (8)『四つの最後の歌』
    【I.「春」/II.「九月」/III.「眠りにつくとき」/
     IV.「夕映えのなかで」】
 管弦楽伴奏編曲:
  (1)フェリックス・モトル、(4)ロベルト・ヘーガー、
  (7)ヴォルフガング・リーム
ハンナ・エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
ケルンWDR 交響楽団

 広瀬大介氏による日本語解説・歌詞対訳付、エッシェンバッハ率いるケルンWDR交響楽団と共演!
 名歌手ハンナ・エリーザベト・ミュラーがリヒャルト・シュトラウスの歌曲を録音!!

 セッション録音:2019年12月14、16&17日/ケルン・フィルハーモニー/DDD、46'28
 [輸入盤:PENTATONE]PTC.5186806
 日本語帯・解説・歌詞対訳付【解説・歌詞対訳:広瀬大介】

 魅惑のソプラノ、ハンナ・エリーザベト・ミュラー。シューマン、プーランク、ツェムリンスキー歌曲集(PTC-5186810)でPENTATONE レーベルのデビューを華々しく飾りましたが、期待の第2弾では巨匠エッシェンバッハ率いるケルンWDR 交響楽団との共演でリヒャルト・シュトラウスの歌曲を録音しました。

 ミュラーは2014年のザルツブルク復活祭音楽祭にてティーレマン指揮によるリヒャルト・シュトラウスの歌劇『アラベラ』のズデンカ役でデビューし世界のひのき舞台にのぼりました。
 その後のキャリアは目覚ましくオペラの舞台で輝く最も注目されているソプラノのひとりです。

 リヒャルト・シュトラウスの有名な『四つの最後の歌』で締めくくる当アルバム『象徴』では人生の中で経験するさまざまな別れをテーマにした作品を集めました。
 メランコリックな雰囲気の中でもリヒャルト・シュトラウスの絢爛豪華な管弦楽と美しい旋律が魅力のソプラノが聴き手に深い慰めを与えてくれます。
 表現力豊かな名歌手が満を持しておくる新録音です。

 国内仕様盤には広瀬大介氏による日本語解説・歌詞対訳付です。

 
 



 

ONDINE(国内仕様盤)


NYCX-10346
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
ブルックナー(1824-1896):ラテン語によるモテット集
 1. Os Justi - 正しい者の口は知恵を語り WAB 30
 2. Christus factus est - キリストは従順であられた WAB 11
 3. Locus iste - この所は神により作られた WAB 23
 4. Ave Maria - アヴェ・マリア WAB 6
 5. Libera me - リベラ・メ ヘ短調 WAB 21
 6-9. クローンシュトルフ・ミサ曲
  (グローリアとクレドのないミサ曲 ニ短調) WAB 146
   I. Kyrie - キリエ II. Sanctus - サンクトゥス
   III. Benedictus - ベネディクトゥス
   IV. Agnus Dei - アニュス・デイ
 10. Tantum Ergo - タントゥム・エルゴ
  この故に我らは大いなる秘跡を崇む WAB 32
 11. Tantum Ergo - タントゥム・エルゴ WAB 41
 12. Tantum Ergo - タントゥム・エルゴ WAB 42
 13. Tantum Ergo - タントゥム・エルゴ WAB 43
 14. Virga Jesse - エサイの枝は芽を出し WAB 52
 15. Pange lingua et Tantum ergo -
  パンジェ・リングァとタントゥム・エルゴ WAB 33
 16. Salvum fac populum tuum - 救い給え、御身の民を WAB 40
 17. Tota pulchra es Maria - マリアよ、あなたはことごとく美しく WAB 46
 18. Vexilla Regis - 王の御旗は翻る WAB 51
ヤーニス・クルシェヴス(テノール)... 17
クリスティーネ・アダマイテ(オルガン)
 ...5, 12, 13, 17
シグヴァルズ・クラーヴァ指揮
ラトヴィア放送合唱団

 2020年3月2-5日 リガ大聖堂、ラトヴィア

 【ラトヴィア放送合唱団来日記念、国内仕様盤の登場】
 現代ヨーロッパに数あるプロフェッショナル室内楽合唱団の中でも、トップクラスの実力を誇るラトヴィア放送合唱団。
 日本への紹介は遅れていましたが、2017年にハインツ・ホリガーが自作上演に際して「この合唱団でなければ!」と指名して初来日。
 その超絶的なテクニックとアンサンブルの妙技に触れた聴衆の間でセンセーショナルな話題となりました。
 最近ではONDINEからジョン・ケージの合唱作品集をリリースして卓越したテクニックとセンスを見せつけ、高い評価を呼びました。
 
 このディスクでは現代音楽から離れてブルックナーのモテットに取り組み、ヨーロッパの正統的な教会音楽としての美しさ、オーソドックスな合唱団としての力量の高さを聞かせます。
 クローンシュトルフ・ミサ曲などこの中の何曲かは、ブルックナーがザンクト・フローリアンやリンツなどでオルガン奏者・合唱指揮者として活躍していた40歳くらいまでの間に書かれており、作曲家自身が「未熟な作である」と考えて公表を控えていたものです。
 そのため演奏機会に恵まれずにいましたが、近年になって真価が認められ、演奏の機会も増えています。どの曲にもブルックナーらしい敬虔な宗教心を感じさせる美しさがあります。
 
※国内仕様盤には歌詞の日本語訳と石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語解説が付属します。

 ラトヴィア放送合唱団日本公演2022予定
  10月14日(金) 三井住友海上しらかわホール(w/愛知室内オーケストラ)
  10月15日(土) 和歌山城ホール 小ホール
  10月16日(日) 武蔵野市民文化会館 大ホール
  10月18日(火) 松本市音楽文化ホール
  10月22日(土) すみだトリフォニーホール(w/新日本フィルハーモニー交響楽団)
  10月23日(日) 豊中市立文化芸術センター 大ホール

 
 

















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