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≪第117号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2022/8/30~



9/2(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


BAM INTERNATIONAL


 イタリアのアーティストを中心に扱うスイスのレーベル《BAM International》の取扱を開始いたします。


BAM 20629
¥2800→\2590
罪の枷
 カルロス・ガルデル:Lejana tierra mia
 ヒナステラ:Cancion al arbol del olvido
 ドニゼッティ:Me voglio fa' na casa
 プッチーニ:Sogno d'or
 カルロス・ガルデル:Golondrinas
 ロッシーニ:Il Rimprovero
 ヴェルディ:Ad una stella
 カルロス・ガルデル:El dia que me quieras
 ヴェルディ:Stornello
 アタウアルパ・ユパンキ:Piedra y camino
 ベッリーニ:Vaga luna, che inargenti
 プッチーニ:Sole e amore
 ヴェルディ:In solitaria stanza
 カルロス・グアスタビーノ:La rosa y el sauce
 カルロス・ガルデル:Volver
 ピアソラ:Oblivion
イヴァンナ・スペランツァ(歌)
パルマ・オペラ・アンサンブル

 アルゼンチンとイタリア、情熱にみちた魅惑の歌たち

 イヴァンナ・スペランツァはアルゼンチン、コルドバ生まれのリリック・コロラトゥーラ・ソプラノ。
 20歳でイタリアに渡り、ルチアーノ・パヴァロッティの師であるアリゴ・ポーラと、ミレッラ・フレーニに師事しました。
 情熱的でスリリングな歌唱を持ち味とし、オペラの本来的なエネルギー感をまざまざと見せつけてくるパフォーマンスで聴衆を魅了する名歌手です。

 アルゼンチンとイタリアの作曲家の楽曲を収録。どれも共感たっぷりに歌われます。
 伴奏はピアノと様々な楽器の室内楽で、管楽器の色彩が美しいアレンジとなっています。

 発売:2021年
 
 


BAM 21604
¥2800→\2590
世界への愛の祈り
 ヒルデガルド・フォン・ビンゲン:Ave Generosa(ソプラノ独唱)
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調より ドゥーブルII
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調より プレリュード
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調より アダージョ
 ヒルデガルド・フォン・ビンゲン:
  O Tu Suavissima Virga(ソプラノ独唱)
  O Virtus Sapientiae(ソプラノとハーモニック・ベース)
キャサリン・ルイーズ・ギーチ(ヴァイオリン、ソプラノ)

 一人が奏でることのできる究極の音楽、深遠なる祈りを捧ぐビンゲンとバッハ

 キャサリン・ルイーズ・ギーチはロンドンの王立音楽院を卒業したヴァイオリン奏者、ソプラノ歌手。
 1994 年に内戦中のカンボジア南西部のカンポットに伝統音楽と舞台芸術の学校を設立し、文化の保存と発展につとめています。

 音楽のみならず哲学、神学、詩、あらゆる分野ですぐれた才能を示したヒルデガルト・フォン・ビンゲンの声楽曲は、崇高な神秘性と調和に満たされた無二の音楽。
 その深遠なる祈りを捧げるために、ギーチは膝をついて録音に臨んだそう。
 そしてこの世界に対峙しうる音楽といえばバッハの無伴奏。歌と楽器、双方のある種究極の美が一堂に会したアルバムです。

 発売:2021年
 
 


BAM 20616
¥2800→\2590
サルザーナ・オペラ音楽祭ライヴ ジュゼッペ・フィンジ(指揮)
カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団
 ベッリーニ:『ノルマ』序曲
 ベッリーニ:『ノルマ』より Casta Diva / エリサ・バルボ
 ベッリーニ:『ノルマ』より Sgombra e la sacra selva / シモーナ・ディ・カプア
 ロッシーニ:『チェネレントラ』より Sia qualunque delle figlie / マルコ・フィリッポ・ロマーノ
 ベッリーニ:『カプレーティとモンテッキ』より Se Romeo t'uccise un figlio / ラウラ・ヴェッレッキア
 ヴェルディ:『リゴレット』より La donna e mobile / マッテオ・リッピ
 ヴェルディ:『イル・トロヴァトーレ』より Condotta ell'era in ceppi / シルヴィア・ベルトラーミ
 モーツァルト:『フィガロの結婚』より Aprite un po' quegli occhi / マッティア・オリヴィエーリ
 ドニゼッティ:『愛の妙薬』より Una furtiva lagrima / ジュリオ・ペッリグラ
 ヴェルディ:『運命の力』より Pace, pace mio Dio / マグダ・ガッロ
 ヴェルディ:『仮面舞踏会』より Eri tu che macchiavi quell'anima / セルジョ・ヴィターレ
 ベッリーニ:『清教徒』より Suoni la tromba, e intrepido / ロベルト・スカンディウッツィ、ルカ・ブルーノ
 ビゼー:『カルメン』より Votre toast(闘牛士の歌) / ルカ・ミケレッティ
 プッチーニ:『ラ・ボエーム』より Donde Lieta / セレーナ・ガンベローニ
 プッチーニ:『トスカ』より E lucevan le stelle / フランチェスコ・メーリ

 最初のロックダウンを経て開催されたオペラ・フェスティヴァルの記録

 ライヴ録音:2020年6月27日

 パンデミックによる最初のロックダウンを経て、2020 年6 月27 日になんとか開催されたイタリアのリグーリア州の都市サルザーナでのオペラ・フェスティヴァル。
 カルロ・フェリーチェ歌劇場のオーケストラと15人の腕利き歌手が出演し、ヴェルディ、ドニゼッティ、ロッシーニ、ベッリーニ、プッチーニといったイタリア・オペラの巨匠からモーツァルト、ビゼーまで、オペラファンにうれしい名曲の数々が披露されました。そのライヴ録音が収録されています。
 
 


BAM 21603
¥2800→\2590
黒のリスト ~ライヴ・レコーディング
 リスト:
  ピアノ協奏曲第1番 S.124
  哀しみのゴンドラ S.200/1
  諦め S.187
  メフィスト・ワルツ第4番 S.216b
  暗い雲 S.199
  われらの主イエス・キリストの変容の祝日に S.188
  死の舞踏 ~「怒りの日」によるパラフレーズ S.525
  忘れられたロマンス S.132
マルチェッロ・マッツォーニ(ピアノ)

アルド・シジッロ(指揮)
ブラショフ・フィルハーモニー管弦楽団

 リスト後期の革新的な響きを味わう

 ライヴ録音:2020年1月(協奏曲)、2019年8月(独奏曲)

 リストの後期作品に意欲的に取り組むイタリアのピアニスト、マルチェッロ・マッツォーニのライヴ・アルバム。
 リストは年を経るにつれ「指と演奏効果」のヴィルトゥオーゾから「和声と音色」のヴィルトゥオーゾへと変わっていき、増4 度のような(減7 和音の先にある)革新的な響きから音楽を紡ぐようになっていきます。
 マッツォーニはその響きをじっくりと聴かせ、リストの神髄に迫っていきます。

 発売:2021年
 
 


BAM 20626
¥2800→\2590
タンゴの歴史
 ブルー、ディープ、タンゴ/
 カルメン・タンゴ/
 ラ・カレシタ/自由/笑顔のように/
 赤のタンゴ/湖上のタンゴ/
 ルイスのアダージョ/
 タンゴ・ヴァルス Op.2
ジュゼッペ・パンターノ(ピアノ)
アンサンブル・コンチェルタンゴ

 クラシックのイディオムで書かれたタンゴ

 アルゼンチン・タンゴの世界に新しい音、新しい歴史を求めたアルバム。踊りを盛り上げるためではなく、「純粋に鑑賞するための音楽」としてアレンジされ演奏されています。
 ピアニストのジュゼッペ・パンターノが作編曲を手掛け、指揮者のクラウディオ・ヴァダニーニがオーケストレーションを施しました。
 タンゴの主役バンドネオンのソロにも弦楽やピアノの合いの手をつけて単調さを防ぐなど、対位法や変奏といったクラシック的な作曲技法が用いられ、アンサンブルとしての面白さを高めています。

 発売:2021年
 
 


BAM 20611
¥2800→\2590
プレリュードとインターリュード アンドレア・パドヴァ(ピアノ)
 J.S.バッハ:9つの小前奏曲より 第1番 ハ長調 BWV924/A. パドヴァ:間奏曲 I/
 J.S.バッハ:9つの小前奏曲より 第8番 イ短調 BWV931/A. パドヴァ:間奏曲 II/
 J.S.バッハ:9つの小前奏曲より 第4番 ヘ長調 BWV927/A. パドヴァ:間奏曲 III/
 J.S.バッハ:5つの小前奏曲より 第1番 ハ長調 BWV939/A. パドヴァ:間奏曲 IV/
 J.S.バッハ:6つの小前奏曲より 第5番 ホ長調 BWV937/A. パドヴァ:間奏曲 V/
 J.S.バッハ:5つの小前奏曲より 第3番 ホ短調 BWV941/A. パドヴァ:間奏曲 VI/
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV896より 前奏曲/A. パドヴァ:間奏曲 VII/
 J.S.バッハ:5つの小前奏曲より 第4番 イ短調 BWV942/A. パドヴァ:間奏曲 VIII/
 J.S.バッハ:前奏曲 BWVなし/A. パドヴァ:間奏曲 IX/
 J.S.バッハ:9つの小前奏曲より 第6番 ト短調 BWV929/A. パドヴァ:間奏曲 X/
 J.S.バッハ:前奏曲とフゲッタ ト長調 BWV902より 前奏曲/A. パドヴァ:間奏曲 XI/
 J.S.バッハ:小前奏曲 ハ長調 BWV999/A. パドヴァ:間奏曲 XII/
 J.S.バッハ:トッカータ BWV Anh.85より 前奏曲/A. パドヴァ:間奏曲 XIII/
 J.S.バッハ:9つの小前奏曲より 第5番 ヘ長調 BWV928/A. パドヴァ:間奏曲 XIV/
 J.S.バッハ: アリア「汝わがそばにあらば」 BWV508/
 A. パドヴァ:間奏曲 XV/A. パドヴァ:後奏曲

 美しくも技ありの構成!小さなプレリュードから紡がれる労作アルバム

 作曲を学び、前衛的な現代作品も書いて弾けるイタリアのピアニスト、アンドレア・パドヴァによるアルバム。
 J.S.バッハの『平均律』以外のプレリュードを集めて、自作のインターリュード(間奏曲)をはさんで構成。明るく、余計な味付けのない演奏で、ピアノで奏でるバッハの美しさがにじみ出ています。
 一方、間奏曲はバッハ的な素材を用いて自然な流れを保持しつつも、拍節感のないリズムや繊細な不協和音が出てきたりと手が込んだ造り。
 シロティ編曲のプレリュードのような世界観を、さらに大きく押し広げてひとつの物語にまとめあげた感じで、技ありの一枚。

 発売:2020年
 
 

BAM 20619
¥2800→\2590
魂の道 ~アントニオ・トロヴァート:ピアノ作品集
 ソナタ『パトリツィアへ』Op.62/シチリアの郷愁 Op.49/
 秋の海 Op.23/前奏曲 Op.29-1/前奏曲 Op.29-2/
 内省 Op.13/啓示 Op.65/愛の胸騒ぎ Op.52/
 詩的な練習曲 Op.7-2/儚さ Op.54/詩曲 Op.15/
 詩曲 Op.16/シチリアーナ『夕暮れの香り』 Op.24/
 迷いの旅人 Op.56/ファウヌスの願いの詩 Op.9/
 ソナタ『モンレアーレ大聖堂のモザイク』 Op.69
アントニオ・トロヴァート(ピアノ)

 ロマンティックでメランコリックな美曲、伊コンポーザー・ピアニストの自作自演集

 イタリア人のコンポーザー・ピアニスト、アントニオ・トロヴァートによる自作自演アルバム。
 「魂の道」というタイトルは、作曲の霊感を受けた瞬間の心の状態が作品に刻まれつつ、人生が連続している、というようなイメージによっています。
 愛、情熱、美しい自然、故郷の情景といったものが創作テーマの中心にあり、ショパン、リスト、スクリャービンを思わせるような詩的でメランコリックな響きが魅力です。
 美しいピアノ曲を聴きたい方にお勧めです。

 発売:2020年
 




LA DOLCE VOLTA



LDV 106
¥2800
オペラ作曲家モーツァルト
 モーツァルト:
 ・幻想曲 ハ短調 K.475
 ・ピアノ協奏曲 変ホ長調 K.482
 ・演奏会用アリア「どうしてあなたを忘れられよう」 K.505
 ・4手のためのピアノ・ソナタ ヘ長調 K.497
フィリップ・カッサール(ピアノ&指揮)
ナタリー・ドゥセ(ソプラノ)
セドリック・ペシャ(ピアノ)
ブルターニュ国立管弦楽団

 "オペラ作曲家"モーツァルトの粋がつまった1 枚!カッサール、ドゥセ、ペシャら名手による豪華なモーツァルト

 録音:2022年4月16-20日、レンヌ/78'43、輸入盤、日本語帯・解説付

 フランスの名手フィリップ・カッサールによる新譜は、モーツァルトが『フィガロの結婚』を作曲していたのと同時期に書かれた作品から注意深くセレクトしてプログラムされた1枚。
 モーツァルトの音楽にはオペラ・声楽的要素(アリアのような美しい旋律、声部間の親密な、あるいは喧嘩のような対話・・・)がいつも存在しています。
 ここでも、ソナタ、あるいは協奏曲では、さながらオペラのようにさまざまな対話やささやきが展開されます。
 また、実際に歌われる演奏会用アリア(ピアノ伴奏)では、ピアノがオーケストラのように豊かに声とからみます。
 全体をとおしてオペラのように豪華で楽しく聴きごたえのある、大満足の1枚です。
 フィリップ・カッサール---1962年生まれ。シューベルトやドビュッシーをレパートリーの中心に据えている、フランスの名手。マガロフらに師事した。
 
 

LDV 104
¥2800
バレエ
 ・ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3つの楽章
   〔1.ロシアの踊り 2. ペトルーシュカの部屋 3.謝肉祭〕
 ・ラヴェル:ラ・ヴァルス
 ・プロコフィエフ:
  『ロメオとジュリエット』からの10のピアノ小品 作品75(抜粋)
    〔 少女ジュリエット、マキューシオ、モンタギュー家と
     キャピュレット家、別れの前のロメオとジュリエット〕
 ・ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ジャン=バティスト・フォンリュプト(ピアノ)

 ピアノを超えた万華鏡のような音色、らくらくとしたテクニック、フランスの名手フォンリュプト、鮮烈録音のバレエ音楽集

 録音:2022年3月13-16日、シテ・ド・ラ・ミュジーク/66:50、輸入盤、日本語帯・解説付

 二つの観点からバレエ音楽を選曲しました。当初はオーケストラ曲として書かれたピアノ曲と、後にオーケストレーションがなされたピアノ曲が収められています。
 ストラヴィンスキーの3つの楽章は、アルトゥール・ルービンシュタインの依頼で作られたピアノ組曲。
 「ラ・ヴァルス」はディアギレフの依頼で生まれた作品ですが、最初はオーケストレーションに関する書き込みが入ったピアノ独奏版でした(ディアギレフに弾いて聴かせるための譜面)。
 その後オーケストラ版、そして2台ピアノ版が生まれますが、フォンリュプトは後者2 つを参照、ピアノ独奏版に補筆しながら演奏しています。
 高雅で感傷的なワルツはもともとはピアノ曲ですが、バレリーナからの依頼で、8曲を管弦楽版のバレエ音楽に仕立てました(バレエ"アデライード、または花言葉")。
 フォンリュプトの演奏はイマジネーション豊かで、そしてラヴェルのオーケストラ作品のような多彩な音色で聴き手を魅了します。
 エンジニア吉田研による、ピアノの豊かな響きと輝く音色、香りや力強さなどすべてあますとろなくとらえた録音も秀逸です。
 フォンリュプト(1976年生まれ)は、ブルーノ・リグット、ミヒャエル・エンドレス、エリソ・ヴィルサラーゼらのもとで研鑽を積み、古典を演奏する際の明晰さからオーケストラの響きまでの多彩な音色、強烈な抒情性、そして抑制感ある表現は、ピアノという楽器を超えた、無限の地平をもつ音楽を奏でる注目奏者です。
 



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NIFC



ONIFCCD137138
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
シプリアン・カツァリス(ピアノ)、2020年10月録音
 ショパンの時代

 CD1 ~
  アドルフ・グートマン(1819-1882):
   夜想曲 変イ長調 Op.8-1、
   つむじ風 ~ 華麗なるギャロップ Op.37、
   華麗なるポロネーズ Op.21
  カール・フィルチュ(1830-1845):
   ヴェニスの別れ ハ短調 Op.posth.、
   舟歌 変ト長調 Op.3-2、マズルカ 変ホ短調 Op.3-3
  カロル・ミクリ(1821-1897):
   マズルカ 変ニ長調 Op.3、マズルカ ト長調 Op.10、
   ルーマニア民謡集(セレクション)
 CD2 ~
  ユリアン・フォンタナ(1810-1869):
   ロリータ ~ 華麗なる大ワルツ Op.11、マズルカ ホ長調 Op.21
  マティルド・ド・ロスチャイルド(1832-1924):
   アルバムの綴り Op.2
  トマス・テレフセン(1823-1874):
   マズルカ ト長調 Op.3-2、マズルカ 変ロ長調 Op.3-3、
   マズルカ 嬰ヘ短調 Op.3-4、夜想曲 ホ長調 Op.11-2、
   夜想曲 ヘ長調 Op.2、夜想曲 変ト長調 Op.39、
   華麗なるワルツ 変イ長調 Op.5-1
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
NIFCCD137138
(2CD)
¥3600→\3290

 シプリアン・カツァリスの超注目新譜!ショパンの弟子たちの音楽!

 ☆鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスがショパンの弟子・友人たちの歴史に埋もれた音楽を再興!
 ☆グートマン、フィルチュ、ミクリ、フォンタナ、ロスチャイルド、テレフセンによる19世紀の華麗なサロン音楽2枚組!

 鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスが贈る新たな注目プログラムは『ショパンの時代(Chopin's Époque)』と題された、ショパンの弟子や友人たちによるピアノ作品集!

 世界的なショパン弾きでもあるカツァリスは、NIFC(ポーランド国立ショパン研究所)からは、ショパンと同世代のスタニスワフ・モニューシュコのピアノ作品集(PNIFCCD113)というレア・レパートリーをリリースしていましたが、今作はショパンと同世代(年齢的には同い年から10~20年程下の世代)の6人の音楽家のピアノ作品をセレクトした2枚組。
 それぞれショパンの弟子や友人であり、また助手やショパンの作品の清書、校訂、出版、教育などで彼の遺産を後世に繋いだコンポーザー=ピアニストたちで、当時は多くの作品が著名な出版社から出版され、パリのサロンで親しまれていましたが、19世紀末にはそのほとんどが演奏会からも出版市場からも姿を消しました。

 ここで紹介されるのは、夜想曲、マズルカ、ワルツ、バルカロール(舟歌)、ポロネーズ、ギャロップ、ルーマニア民謡、そしてフィルチュの「ヴェニスの別れ」、グートマンの「つむじ風」、ロスチャイルドの「思い出」(Op.2-3)など詩的なタイトルの付けられた小品から構成され、抒情的でどこか懐かしく、独特の魅力を持つ音楽が並びます。
 過度にピアニスティックな技術を要求するものはありませんが、いくつかの作品はヴィルトゥオーゾ的な特徴を持ち、時には高貴で英雄的な要素やパロディ的でサーカスのような性格の作品もあり、舞踏曲(マズルカ、ワルツ)と雰囲気のある小品(夜想曲)がバランスよく配置されています。
 ショパンの音楽を完全に手中に収めてきたシプリアン・カツァリスなればこそ、シンプルで繊細なこれらの知られざる作品の魅力を引き出せるというもの。
 反田恭平や小林愛実、ガジェヴ、ガルシア・ガルシアなどショパン・コンクールで活躍した若きスター達が参加し日本でも注目を浴びた『ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭2022』ではカツァリスはこのアルバムのプログラムを披露して喝采を浴びています。
 カツァリスがその魔法の両手で再現する19世紀の華麗なサロン音楽にご期待ください!

 ※録音:2020年10月13日-16日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 ※使用ピアノ:ベヒシュタイン D 282

 
 
 


NIFCCD117
¥2600
モニューシュコ:歌曲集   オルガ・パシェチュニク(ソプラノ)
エヴァ・ポブウォツカ(ピリオド・ピアノ)
 スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872):
  つぼみに/春の歌/花/少女と鳥/誰かが私を心から愛してくれたら/変換/
  キティ/トリオレ(あなたは今ウェディング・ガーランドを編む)/
  金の魚/ドゥムカ(食べられない、眠れない、悩んでいる)/ウクライナを離れる/
  フォーク・ヒーラーの占い/ポジーリャのエレジー/マッチメイキング/
  糸紡ぎの女/ナジャの歌/恐ろしい少女/ドゥムカ(来て、マイ・ダーリン)/
  春の戻り/外国の歌手/追憶/ルエ/コサック/涙

 オルガ・パシェチュニクが歌うモニューシュコ!作曲家縁の貴重なオリジナル楽器をポブウォツカが弾く!

 ☆「ポーランド・オペラの父」、スタニスワフ・モニューシュコの歌曲集第2弾!
 ☆ウクライナ出身、ポーランドで活躍するソプラノ、オルガ・パシェチュニクが、エヴァ・ポブウォツカが弾くピリオド・ピアノの伴奏で歌う!
 ☆モニューシュコ縁のピリオド・ピアノ、クラール&ザイトラー1846!

 ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)が総力を挙げて再評価・再興を進めているポーランドの重要作曲家の一人、「ポーランド・オペラの父」と呼ばれ、ショパンと並ぶポーランド・ロマン派を代表する音楽家、スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872)。
 モニューシュコの歌曲は、NIFCからはマリウシュ・ゴドレフスキ(バリトン)が歌う歌曲集(NIFCCD112)が発売されていましたが、今度はソプラノのオルガ・パシェチュニクが歌う歌曲集が登場。
 オルガ・パシェチュニクはウクライナのリウネ(リヴネ)でポーランド系の家系に生まれ、キエフ音楽院、ワルシャワのショパン音楽大学などで研鑽を積みました。在学中にワルシャワ室内歌劇場にデビューした以降、パリ、バイエルン、フランドル、ジュネーブ、ラインなどヨーロッパの多くのオペラ・ハウスで主役を演じ、ピアニストである妹のナターリャ・パシェチュニクとともに広くコンサート・ツアーも行い、約50枚のCDとDVDを録音しています(NIFCからは、ショパンの歌曲集(NIFCCD027)もリリース)。

 1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つ現代ポーランドを代表するピアニストの1人、エヴァ・ポブウォツカが当時のピリオド・ピアノで伴奏するという豪華なセッティングも、本アルバムのポイント。ピアノは、1830年頃から1896年頃まで営業し、「ポーランドのプレイエル」と呼ばれてヨーロッパや東欧で高く評価されていたワルシャワのピアノ工房、クラール&ザイトラー(Krall & Seidler)の1846年頃に生産されたピアノ。
 更にこの録音で使用されているのは、モニューシュコが娘へ贈り、孫娘へと受け継がれた(そして恐らくモニューシュコ本人も弾いていたであろうと考えられる)シリアル・ナンバー「3043」入りの貴重なオリジナル楽器です。また、ドゥムカや「ウクライナを離れる」、「ポジーリャのエレジー」、「コサック」など、ウクライナをテーマにした作品が複数選ばれている点にもこだわりを感じられるアルバムです。

 ※録音:2020年7月19日-23日、2021年3月29日-4月2日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 ※使用ピアノ:クラール&ザイトラー1864

 
 




ALPHA CLASSICS



ALPHA891
(3CD)
¥4900
ラモー:歌劇《ゾロアストル》(1749年版)
 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)《ゾロアストル》
  ~全5幕の抒情悲劇(1749)
   台本: ルイ・ド・カユザック
アメリート...ジョディ・デヴォス(ソプラノ)
エリニス...ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ゾロアストル...
 レイナウト・ファン・メヘレン(オートコントル)
アブラマーヌ...タシス・クリストヤニス(バリトン)
アベニス、オロスマード、憤怒の鬼...
 マティアス・ヴィダル(テノール)
ゾピール、アリマン、精霊ジェニー、復讐の鬼...
 ダヴィド・ヴィチャク(バリトン)
セフィ、セニード...
 グヴェンドリーヌ・ブロンデール(ソプラノ)
ゼリーズ、妖精、憤怒の鬼...
 マリーヌ・ラフダル=フラン(ソプラノ)
憤怒の鬼...ティボー・レナールツ(テノール、合唱指揮)
ナミュール室内合唱団
レザンバサドゥール、ラ・グランド・エキュリー
 (古楽器使用)
アレクシ ・コセンコ(指揮)

 録音: 2022年4月 ナミュール・コンサート・ホール、グランド・マネージュ、 ナミュール、ベルギー

 【貴重な初演版、当時のオペラ座楽団の編成で!ラモーによる楽器法の粋、錚々たる名歌手たちの妙技】
 バッハやヘンデルとほぼ同世代で、遅咲きながらフランス王室のみならずパリ市民の音楽シーンを牽引する存在となっていった大御所ラモー。
 リュリの歿後、少しずつ時代遅れになりつつあった全5幕形式のフランス正統派歌劇(抒情悲劇)に新たな活況を呼び込んだのも彼で、《ダルダニュス》から10年のブランクを経て1749年に発表した《ゾロアストル》は、初演こそ意欲的・先進的な構成が無理解にさらされ失敗に終わったものの、1756年の改訂版上演以降はフランスの人々にも受け入れられ喝采を浴びました。
 
 そして今回ここに登場するのは、ヴェルサイユ・バロック音楽センターの全面協力を得て実現した幻の初演版!
 映像含め既存録音もいくつかある改訂版では音楽構造の分かりやすさを優先させたため失われてしまった、ラモーと台本作家カユザックによる当初の哲学的・先進的アイデアを本来の姿のままに辿れる、最新校訂の楽譜による貴重な初録音です。
 初演当時のオペラ座の編成に合わせ管楽器奏者を増やし、低音を左右に振り分けるなど楽器配置も当時流にこだわりながら、故マルゴワールから音楽監督の座を受け継いだ名門楽団ラ・グランド・エキュリーを加えた大編成でこの録音に臨むのは、トラヴェルソ奏者コセンコのもとALPHAやAparte、SONYなど多くのレーベルで名盤を連発しているレザンバサドゥール。
 頼もしい通奏低音勢に支えられながら、題名役のファン・メヘレンを筆頭に、デヴォス、ジャンスら世代を越えての注目女声歌手、そしてヴィダルにクリストヤニスと、欧州歌劇界の大御所たちが演技力たっぷり織り上げてゆく物語。序曲から絶好調のオーケストラも、随所の聴きどころでの強い求心力で存在感を発揮します。
 素顔のラモー芸術の真価を知らしめる新たな名演の登場と言ってよいでしょう。

 
 
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ALPHA641
(6CD)
¥4900→\4490

世界を興奮させてきた古楽アンサンブル・ラルペッジャータ
 初期の5アルバムをボックスに・・・ ALPHA録音集成


 【DISC 1】(旧品番: ALPHA012)
  『ラ・ヴィラネッラ』 ~17世紀のリュートの名手

  ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):
   ~第1部: 恋する者の思いはさまざま~
    1. わがアヴリッラよ/2. はれやかな額よ/3. 瞳よ、恋の太陽よ/
    4. 第9シンフォニア/5. 行け、わがため息/6. たわむれよ、ふざけよ
   ~第2部: やるせない別離~
    7. ぼくは去る/8. わが心よ、つねに悲しく/9. アルペッジャータ/
    10. 第1ガリアルダ/11. パッサカリア/12. わが命よ、どこへ行く/
    13. 第8シンフォニア/14. 最後の涙は/15. 第15シンフォニア/16. 青ざめたあなたは
   ~第3部: そして結ばれる時へ~
    17. あてにならない感覚よ/18. 何をしている?/19. 第18シンフォニア/
    20. 宴会で、婚礼で/21. サンニカンドロのタランテッラ/22. ぼうや、おやすみ
     ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
     ピーノ・デ・ヴィットリオ、ハンス=イェルク・マンメル(テノール)、
     ラルペッジャータ(古楽器使用)
     クリスティーナ・プルハール
      (バロックハープ、テオルボ、バロックギター、キタラ・バッテンテ、指揮)
     録音: 2000年6月 パリ


 【DISC 2】(旧品番: ALPHA020)
   『人は影のごとく去り』 ~ランディ作品集

  1. 作者不詳: 人は影のごとく去り (生命のパッサカーリャ)
  ステファノ・ランディ(1587-1639):
   2. ブナと松の間に、小鳥がいて/
   3. シンフォニア~
    3つのヴァイオリン、ハープ、リュート、チェンバロ、テオルボ、
     低音弦とリラ〔=リローネ〕による(器楽)/
   4. いまさら媚びようと/5. 他の人々には、愛を避けるようにと/
   6. カンツォネッタ「水たまり」~リュート、テオルボ、ハープのための(器楽)/
   7. こんなに長く、あなたを愛してきたけれど/8. おろかな愛よ、急げ、恋人たちよ/
   9. 愛の戦へ、急げ、恋人たちよ/10. 美徳のバレット/11. 灼熱の太陽の下、蝉は鳴く/
   12. 善行なんぞ知ったことか/13. 騎士リナルドがアルミーダを捨てた時/
   14. ご婦人よ、この目をつたう涙は/15. アマリッリ、ああ、ここへ来てくれ
    ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
    ステファン・ファン・デイク、マルコ・ビズリー(テノール)、アラン・ビュエ(バス)
    ラルペッジャータ(古楽器使用)
    クリスティーナ・プルハール(バロックハープ、テオルボ、バロックギター、キタラ・バッテンテ、指揮)
    録音: 2001年6月 パリ


 【DISC 3 & 4】(旧品番: ALPHA065)
  エミーリオ・デ・カヴァリエーリ(1550頃-1602):《魂と肉体の劇》~全3幕の寓意劇(1600)

   台本: アゴスティーノ・マンニ神父
   時・肉体...マルコ・ビズリー(テノール)、魂...ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
   知性...ヤン・ファン・エルサッケル(テノール)、忠言・世界...ステファン・マクラウド(バス=バリトン)、
   快楽...ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)、快楽の仲間、地獄行きの魂、
   合唱...ステファン・ファン・デイク(テノール)、快楽の仲間、地獄行きの魂、祝福された魂、
   合唱...ニコラ・アクテン(バス)、守護天使...ヌリア・リアル(ソプラノ)、
   俗なる暮らし...ベアトリス・マヨ=フェリプ(ソプラノ)
   地獄行きの魂、合唱...マシュー・ベイカー(バス)、
   地獄行きの魂、合唱...ユルゲン・バンホルツァー(カウンターテナー)、
   天国の天使、祝福された魂、合唱...セリーヌ・ヴィエスレ、ベアトリス・マヨ・フィリプ、
   ローラン・アーミショー(ソプラノ)天、国の天使、合唱...ヴァンサン・ルサージュ(テノール)、
   祝福された魂、合唱...エリザベス・ドビン(ソプラノ)、合唱...ハーム・ハソン(カウンターテナー)、
   ラルペッジャータ(古楽器使用) クリスティーナ・プルハール(テオルボ、バロックハープ、指揮)
   録音: 2004年8月 フラジェ、ブリュッセル


 【DISC 6】(旧品番: ALPHA512)
  『アル・インプロヴィゾ』 ~シャコンヌ、ベルガマスカ、そしてフォリアを少々(即興変奏集)

   1. わたしは家が欲しい(原曲: ルチッラ・ガレアッツィ)/2. ラ・フォリアによる即興/
   3. チャッコーナ
    (原曲: マウリツィオ・カッツァーティ〔1620-1677〕とベルナルド・ストラーチェ
     〔生歿年不詳、17世紀に活躍〕)/
   4. ロマネスカ
    (原曲: サンチャゴ・デ・ムルシア〔1673-1739〕とアントニオ・マルティン・イ・コル〔1671-1734〕)/
   5. ベルガマスカ「トゥルルル」(原曲: ジャン=ルイージ・トロヴェジ)/
   6. ニ調のフォリア=パッサカーリャによる即興/7. チャッコーナによる即興/
   8. ロマネスカによる即興 ~子守唄(原曲: ガレアッツィ)/
   9. チャッコーナ(原曲: アントニオ・ベルターリ〔1605-1669〕)/
   10. そよ風がため息つけば(原曲: ジローラモ・フレスコバルディ〔1583-1643〕)/
   11. フランチェスコ・ロンバルディ(1587-1642): トッカータ/
   12. 「カプスベルガー」による即興(原曲: ジローラモ・カプスベルガー〔1580~1651〕)/
   13. アンドレア・ファルコニエーロ(1585-1656): フォリアス/
   14. ルカス・ルイス・デ・リバヤス(1626-1677以降): スペインの小娘たち/
   15. 全音階的パッサカーリョによるカンタータ(原曲: ルイージ・ポッツィ〔生歿年不詳、17世紀に活躍〕)
   楽譜校訂: クリスティーナ・プルハール
    ルチッラ・ガレアッツィ、マルコ・ビズリー(歌)、ジャンルイージ・トロヴェジ(クラリネット)、
    ラルペッジャータ(古楽器使用)、クリスティーナ・プルハール(バロックハープ、テオルボ)
    録音: 2003年11月&2004年1月 ノートルダム・ド・ボン・スクール病院礼拝堂、パリ

 【ラルペッジャータの世界進出はALPHAレーベルと共に 神々しささえ宿る初期の5アルバムを一堂に!】
 オーストリア出身で古楽器ハープとテオルボを弾きこなすクリスティーナ・プルハールを中心に、フランスで活躍する世界的撥弦楽器奏者たちを軸としたユニークな編成で、地域性に根差した伝統音楽のテイストを適切に取り入れて新鮮な17世紀音楽解釈を打ち出し、世界を興奮させてきた古楽アンサンブル・ラルペッジャータ。
 その躍進は奇しくもフランス随一のレーベルALPHA創設初期の快進撃と重なり、当時ディレクターが力を入れていた口承音楽や即興演奏などの領域にも踏み込んだスタイリッシュなアルバム作りで話題を呼んできました。
 後にメジャーレーベルへと移る前の、いわば稀少な原石が世界市場を揺るがす宝石へとカットされてゆく過程の彼らが、いかに魅力的な古楽世界を切り拓いていたかを、ALPHAで制作された5つのアルバムを通じて実感できる貴重なBOXが装いも新たにカタログ復活となります(旧品番:ALPHA818)。
 17世紀のローマで幾多の芸術家たちの仕事を横目に活躍をみせたカプスベルガーやランディ、声の魔術師マルコ・ビズリーを中心に名歌手たちがバロックの粋を描き出すカヴァリエーリ《魂と肉体の劇》、イタリア伝統音楽に新境地を拓いたプレイヤーたちをゲストに、バロック期の即興演奏を民俗音楽と結びつけ古楽のイメージを一新した伝説的アルバム2作......ALPHAならではの、演奏現場の気配まで伝えるカリスマ的録音技師ユーグ・デショーのエンジニアリングも群を抜いて素晴しく、欧州シーンの最前線をゆくソリスト続々の演奏陣から繰り出される古楽器の音色や歌声のひとつひとつを克明に味わい尽す喜びが6枚のCDに詰まっています。
 




DB PRODUCTIONS


DBCD205
¥2700
Isle of Dowland ダウランドの島
 トーマス・モーリー(1557-1602):
  1. Joyne Hands 手をつないで*
  2. See, see, myne owne sweet jewell  わたしの美しい宝石をごらん
  3. La Coranto ラ・コラント*
 ジョン・ダウランド(1563-1626):
  4. 歌曲集 第1巻 - If my complaints could passions move
   もしも私が受けた苦しみが
  5. A Dream 夢 P. 75*
  6. 歌曲集 第4巻 – "A Pilgrimes Solace 巡礼者の慰め":
   Go nightly cares, the enemy to rest 去れ夜ごとの悩み、安らぎの敵よ
  7. Jig ジグ P. 78*
 8. トマス・フォード(1580-1648):
  Musicke of Sundrie Kindes: Faire, sweet, cruell
 9. ジョン・ダニエル(1564-1626): Thou Pretty Bird, How do I See
 10. ダニエル: Like as the Lute Delights
 11. トマス・キャンピオン(1567-1620): 歌曲の本 第2巻
  - Never weather-beaten saile more willing bent to shore
 12. トバイアス・ヒューム(1569-1645): エア集第1巻
   - No. 7. My Hope Is Decayed*
 13. キャンピオン: What if a Day
 ダウランド:
  14. "音楽の饗宴": Lady if you so spite me
   君よ、それほど私を困らせたいなら
  15. 歌曲集 第1巻 - Can she excuse my wrongs
   彼女は私の過ちを許してくれるだろうか
  16. Lachrimae 涙 P. 15*
  17. 歌曲集 第4巻 – "巡礼者の慰め":
   Lasso vita mia, mi fa morire 疲れた私の命、私は死にたい
 18. フランシス・ピルキントン(1570-1638): Rest Sweet Nimphs
 19. ダウランド: 歌曲集 第1巻 - Now, O Now I Needs Must Part
  おお、今こそ別れねばならぬ*...器楽のみ
アンナ・サンダー(メゾ・ソプラノ)
マリア・リンドル(ヴァイオリン)
ケレン・ブルース・ヴェスタルンド(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
カール・ニリン(リュート)

 録音: 2021年3月13-15日 Church of Saltsjobaden、ストックホルム(スウェーデン)

 イギリスでリュート歌曲が黄金時代を迎えていたエリザベス朝にフォーカスしたアルバム。
 ダウランドと同時代人によるリュート歌曲を主体に、「間奏」のように器楽曲を織り交ぜ、即興も加えています。
 その器楽部分には「エリザベス朝のスタイルによる」アレンジも独自に加えており、有名な「涙のパヴァーヌ」を無伴奏ヴァイオリンで演奏しているのが特に注目されます。
 エマ・カークビーやナイジェル・ノースに学んだアンナ・サンダーをはじめ、古楽演奏の盛んなスウェーデンの演奏家たちによるメランコリックでありながら生き生きとした演奏が魅力です。
 




OUR RECORDINGS


6.220680
(SACD HYBRDID)
¥2600
ポウル・ルーザス(1949-):
 クラリネット五重奏曲/ピアノ四重奏曲 他

  クラリネット五重奏曲(2014)
   1. AVANTI ALLA BREVE
   2. ADAGIO SOGNANTE
   3. ANIMATO
  4. THRONE 王座(1988) - クラリネットとピアノのために
  ピアノ四重奏曲(2016)
   5. AWAKENING/6. INNOCENT/
   7. SPRIGHTLY/8. TRANSLUCENT
ルーザスデール・チェンバー・プレイヤーズ
【メンバー】
 ヨナス・フロルンド(クラリネット)
 クリスティーネ・プリン(ヴァイオリン)
 イザベッレ・バニア(ヴァイオリン)
 ミナ・フレッド(ヴィオラ)
 ジョン・エーデ(チェロ)
 マヌエル・エスペリージャ(ピアノ)

 録音: Naerum Adventistkirke(デンマーク) 2021年6月17-20日...4-8 2022年3月10-11日...1-3

 グラミー賞にもノミネートされた1949年生まれのデンマークの作曲家ポウル・ルーザス。
 独特のウィットと持つ風変りな作品を特徴とし、彼自身、作曲家としての自分の使命を「人々を楽しませ、豊かにして、かき乱すこと。ただし順不同」と語っています。
 このアルバムに収録された作品の作曲時期は、1988年の「THRONE 王座」から2016年のピアノ四重奏曲まで、およそ30年間の広がりがあり、その間に変化したものと変わらないものを通じてルーザスの作風を感じ取れます。
 作曲家の名を冠した"ルーザスデール・チェンバー・プレイヤーズ"はヴァイオリニスト、クリスティーネ・プリンによって設立されたアンサンブル。ルーザス作品の流動的なスコアを理想的に解釈し、演奏することで定評があります。

 
 




TOCCATA CLASSICS



TOCC-660
¥2400
モーリッツ・モシュコフスキ:独奏ピアノのための作品全集 第2集 イアン・ホブソン(ピアノ)
 6つの小品 Op. 15(1877)
  1. No. 1 Serenata セレナータ*/2. No. 2 Arabeske アラベスク/3. No. 3 Mazurka マズルカ/
  4. No. 4 Canon カノン/5. No. 5 Walzer ワルツ/6. No. 6 Barcarole 舟歌
 舞曲の形式による3つのピアノ小品 Op. 17(1878)
  7. No. 1 Polonaise ポロネーズ*/8. No. 2 Menuett メヌエット/9. No. 3 Walzer ワルツ
 5つのピアノ小品 Op. 18
  10. No. 1 Melodie メロディ*/11. No. 2 Scherzino スケルツィーノ/12. No. 3 Etude エチュード/
  13. No. 4 Marcia 行進曲/14. No. 5 Polonaise ポロネーズ

 *以外は世界初録音

 録音: 2020年8月8-10日、11月6-8日 Foellinger Great Hall, Krannert Center for the Performing Arts,Urbana, Illinois(USA)

 ポーランド出身のピアニスト、作曲家モシュコフスキ。ベルリンでエドゥアルト・フランクにピアノを、フリードリヒ・キールに作曲を学んだ彼は、1873年にピアニストとして初の成功を収め、以降は優れたピアニストとして活躍するかたわら、教育者としてもホアキン・トゥリーナやホアキン・ニンら数々の弟子を育てあげるなどの功績を残しました。
 モシュコフスキはその生涯を通じて膨大な数のピアノ曲を作曲しましたが、現在でも演奏されるのは名ピアニスト、ホロヴィッツが好んで演奏した「Étincelles火花」などほんの僅かな曲にすぎません。
 そこで名手イアン・ホブソンはモシュコフスキのピアノ作品の全容と真価を紹介すべく、全曲録音をスタート。
 後にパデレフスキが述べた「ショパンに続き、モシュコフスキは、ピアノ曲の書き方を最もよく理解しており、その作品はピアノ技法のあらゆる範囲を網羅している」という言葉を証明しようと努めています。
 
 この第2集も前作に続き初期の作品を紹介。3曲を除き世界初録音となる小品集で、作品15と17はメンデルスゾーンやシューマンを思わせる魅力的なサロン風の曲ですが、作品17の「舞曲の形式による3つのピアノ小品」は、技巧的で巧みな構成力を持つ、フランツ・リストばりの華麗な作品です。
 
 


TOCC-512
¥2400
チャールズ・ローランド・ベリー(1957-):管弦楽作品集 第1集
 1. 序曲「オリンピック・マウンテン」(2003)
 交響曲第4番(2017)
  2. I. Water – Taste: Allegro
  3. II. Earth – Touch: Adagio
  4. III. Fire – Smell: Andante
  5. IV. Spirit – Sight: Allegro
  6. V. Air – Hearing: Vivace
 交響曲第5番(2021)
  7. I. Allegro/8. II. Andante/
  9. III. Allegro/10. IV. Allegro

 ※全て世界初録音
モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団...1
リヴィウ国立フィルハーモニー管弦楽団...2-6
ポーランド・ヴィエニャフスキ・
 フィルハーモニー管弦楽団...7-10
ジョエル・エリック・スーベン(指揮)...1
テオドレ・クチャル(指揮)...2-10

 録音:2003年6月8日 Reduta Hall, Olomouc(チェコ)...1 2020年11月17-20日 Philharmonic Hall, Lviv(ウクライナ)...2-6 2022年5月15-18日 Philharmonic Hall, Lublin(ポーランド)...7-10

 1957年、マサチューセッツ州ボストンに生まれた作曲家チャールズ・ローランド・ベリー。
 カリフォルニア大学でピーター・ラシーン・フリッカーに作曲を学んだ後、ポール・クレストンに師事しました。フリーメイソンに惹かれ、マスターメイソンの地位を持つというベリー(彼によればモーツァルトやシベリウスも同様という)は、フリーメイソン由来の哲学や神秘的な思想と、現実的な考えを合わせ持ち、クラシック音楽の新作は「聴いて楽しく、弾いて楽しい音楽でなければ」を持論としています。
 ここに収められた3作品は、アメリカ人ならば「ビッグ・カントリー(大いなる田舎、故郷)」という言葉を連想させる、素朴でありながらも雄大な映画音楽風のサウンドを持っています。
 序曲「オリンピック・マウンテン」はワシントン州のオリンピック国立公園のイメージ。「交響曲第4番」は5という数を神秘的に解釈した標題音楽風の作品。
 2021年の作品である「交響曲第5番」は、不安げな音楽で始まり、管楽器や打楽器の活躍する中間部を経て、最後は賢者に擬せられたホルンの導きで皆が協和する世界に至るという筋書きを持っています。
 2つの交響曲を指揮するのはテオドレ・クチャルです。
 
 

TOCC-632
(2CD)
¥2800
フルーリー:歌劇《破戒の聖僧ヴィターリス》
 【CD1】
  1-12. 第1幕: 第1場-第6場
  13-14. 第2幕: 第7場-第8場
 【CD2】
  1-5. 第3幕:第9場-第13場
  6-12. 第4幕: 第14場-第16場
  13. 間奏曲
  14-16. 第5幕:第17場-第19場
 
※世界初録音
ヴィターリス:僧...マティアス・シュティアー(テノール)
商人...カイ・シュティーフェルマン(バリトン)
ヨーレ...レベッカ・ネルセン(ソプラノ)
ユクンダ...マルレーネ・ガスナー(コントラルト)
兵士...マルクス・アイヒェ(バリトン)
家主...クリスティアン・チェレビエフ(バス)
タイル・ファヴェイツ(バス)
シュテファニー・ビュールマン(ソプラノ) 他
ニュルンベルク音楽大学・マドリガル合唱団
 (合唱指揮...アルフォンス・ブランドル)
ニュルンベルク交響楽団
ポール・マン(指揮)

 録音: 2022年2月22日-3月4日 Musiksaal in der Kongresshalle,Nuremberg(ドイツ)

 スイスの作曲家リヒャルト・フルーリー。大学時代にロマン派の作曲家ハンス・フーバーから作曲のレッスンを受け、卒業後にはヨーゼフ・マルクスから作曲を、フェリックス・ヴァインガルトナーから指揮を学び、音楽家としての道を歩みました。
 この歌劇《破戒の聖僧ヴィターリス》は、彼の4作あるオペラの最後の作品で、1962に年完成、その翌年に初演されるも、その後は今回の録音が行われるまで演奏されることがありませんでした。
 原作となったスイスの作家ゴットフリート・ケラーの同名の小説は、あらゆる手段を用いて娼婦を真人間に戻すべく翻弄するヴィターリスを巡る物語。陽気な村の生活に隠された不穏な空気が見事に描かれており、フランツ・ヨハン・ダンツの台本は物語を忠実に再現。そしてフルーリーは登場人物たちの独唱と合唱に美しい旋律を与え、オーケストラから後期ロマン派風の色彩豊かな響きを引き出すことで、聴きごたえのある作品にしています。
 演奏は、知られざる作品の演奏に力を注ぐ指揮者ポール・マン。独唱者たちの熱唱も聴きどころです。
 ブックレットにはドイツ語の歌詞とその英訳を掲載、また1963年初演時の写真も掲載されています。
 
 

TOCC-651
¥2400
ベルンハルト・セクレス(1872-1934):
 歌曲集「Aus Dem Schi-King 詩経 - 中国の歌より」 他
マルテ・ミュラー(テノール)
ヴェルナー・ハインリヒ・シュミット(ピアノ)
 歌曲集「Schi-King 詩経 - 中国の歌より」 Op. 15(1907出版)
  1. No. 1 Der Einzige 唯一の/2. No. 2 Madchenlied 少女の歌/
  3. No. 3 Uber'm Flusse druben 川を越えて  (Im Volkston 民謡のスタイルで)/
  4. No. 4 Im Mondschein つきの光の中に/5. No. 5 Im Morgendammer 夜明けに/
  6. No. 6 Der Grenzwachter 国境警備/7. No. 7 Vergebliche Beschworung 不毛な呪文/
  8. No. 8 Trauer um Pe-Hi ぺ・ヒを悼んで/9. No. 9 Der Unrechte 不正な男/
  10. No. 10 Jagerliebchen 狩人の恋人/11. No. 11 Begegnung 会合/
  12. No. 12 Das Fruhlingsfest 春の祭り/13. No. 13 Bei Regenwetter 雨天の場合/
  14. No. 14 Das schwarze Hofmannskleid 宮廷人の黒衣/15. No. 15 Die Folgsame 従順な少女/
  16. No. 16 Wasserstille 水の静寂/17. No. 17 Das Ahnenfest 祖先の饗宴/
  18. No. 18 Kriegslied der Furstin 王女の戦いの歌
 Liebeslieder nach slawischen und romanischen Dichtungen, Op. 13(1905出版)
  スラヴとロマン派の詩による愛の歌(抜粋)
   19. No. 3 Treue Liebe 真実の愛/20. No. 6 Abschied 告別
 リーダー・クライス Op. 8(抜粋)(1901出版)
  21. No. 6 Schelmenweise いたずら者の歌/22. No. 7 Ich liebe dich! あなたを愛す!/
  23. No. 1 Vom Scheiden 別れ際に/24. No. 4 Die Versohnung 和解
 
 ※全て世界初録音

 録音: 2022年3月14、15、26日 Laurentius-Kapelle, Walldorf,Baden-Wurttemberg(ドイツ)

 ベルンハルト・セクレスは、20世紀初頭のドイツで活躍した作曲家。1894年から1895年までマインツの劇場で働き、1896年からはフランクフルトのホッホ音楽院で教師を務め、その後院長に就任。
 1928年には同校初のジャズ研究プログラムを立ち上げましたが、この行動がナチスによって批判され、ヒトラーが権力を握った際には職を失い、作品の演奏も禁じられてしまいました。
 1934年に亡くなるまでにオペラ、管弦楽曲、室内楽曲などを作曲しましたが、そのほとんどは現在でも忘れられたままです。
 このアルバムに収録されているのは、フリードリヒ・リュッケルトが中国の詩を元に翻案したテキストによる「Aus demSchi-King 詩経-中国の歌より」などの歌曲集。
 ドイツ・リートの伝統に則った美しい旋律と、当時流行していた異国趣味が感じられるユニークな作品で、セクレスの個性が遺憾なく発揮されています。
 




CEMBAL D’AMOUR


CEMBCD 205
¥2400
「モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン Vol.7」
 ショパン:
 24の前奏曲 Op.28
 前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
 前奏曲 変イ長調 B.86
 フーガ イ短調 B.144
 ケルビーニ(ショパン編):3つのコラール・フーガ
モルデカイ・シェホリ(ピアノ)

 なんとショパンの世界初録音作品(編曲ですが)も収録!「前奏曲全集+α」シェホリ・プレイズ・ショパン第7集!

 録音:2022年4月 米国 ネバダ州 ラスベガス、DDD、76'19

 モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパンもVol.7に到達、前奏曲集。
 メインはもちろん24の前奏曲。いつもながらシェホリは、リストも楽々と弾きこなす技巧を持ちつつも、それでショパンをバリバリ弾くようなことはなく、詩情豊かにじんわりとした味わいを紡いでいく。
 Op.45の嬰ハ短調と、1834年の変イ長調の2曲ももちろん収録。
 だがこのCDの目玉は、ルイージ・ケルビーニの曲をショパンが編曲した3つのコラール・フーガ。ショパンはケルビーニが1832年に発表した「対位法とフーガの教則本」を愛読しており、その中からフーガ3曲をピアノのために編曲した。
 自筆譜が個人蔵だったため150年以上も公になることがなく、2017年になってようやく出版された。これが世界初録音と思われる。
 この3曲のためだけでもショパンマニアなら買う価値があるだろう。
 
 

CEMBCD 204
¥2400
「モルデカイ・シェホリドメニコ・スカルラッティ集 第4集」
 ソナタ ホ短調 K.81/ソナタ ヘ短調 K.69/
 ソナタ ニ短調 K.434/ソナタ 変ホ長調 K.193/
 ソナタ ニ短調 K.138/ソナタ ハ短調 K.363/
 ソナタ ハ短調 K.99/ソナタ ト短調 K.111/
 ソナタ ヘ短調 K.364/ソナタ 変ロ長調 K.411/
 ソナタ ハ長調 K.513/ソナタ ト短調 K.450/
 ソナタ ヘ短調 K.462/ソナタ ヘ長調 K.17/
 ソナタ ト短調 K.373/ソナタ ホ長調 K.380/
 ソナタ ニ短調 K.9/ソナタ ヘ短調 K.185/
 ソナタ ハ短調 K.11/ソナタ イ短調 K.3
モルデカイ・シェホリ(ピアノ)

 モルデカイ・シェホリのスカルラッティ第4集!

 録音:2022年1月 米国 ネバダ州 ラスベガス、DDD、77'38

 モルデカイ・シェホリの弾くドメニコ・スカルラッティのソナタ集、第4集。
 シェホリらしいピアノから自然な美しさを引き出したスカルラッティで、素直で落ち着いた味わいが良い。
 チェンバロで繊細に奏でられたスカルラッティもよいが、こうした大らかな味わいのスカルラッティはとても聞きやすい。
 




PIERRE VERANY


PV 721051
¥2600
「セバスティアン・デ・アルベーロ(1722-1756):ソナタ集」
 ソナタ第1番ハ長調/ソナタ第2番ハ長調/ソナタ第3番ニ長調/
 ソナタ第4番ニ短調/ソナタ第5番イ短調/ソナタ第6番イ短調/
 ソナタ第7番ヘ長調/ソナタ第8番ヘ長調/ソナタ第9番ト長調/
 ソナタ第10番ト長調/ソナタ第11番ニ短調/ソナタ第12番ニ長調/
 ソナタ第13番変ロ長調/ソナタ第14番変ロ長調/ソナタ第15番ト短調
マリオ・ラスキン(チェンバロ)

 録音:2020年6月 フランス ヴァル=ドワーズ県 ショシ

 チェンバロ・ファン待望、セバスティアン・デ・アルベーロのソナタ集のCD。セバスティアン・デ・アルベーロ(1722-1756)はスペイン最北部、ロンカル生まれのの作曲家。
 アントーニオ・ソレールより7歳上で、共にドメニコ・スカルラッティの強い影響を受けた世代。とはいえアルベーロの音楽は繊細かつ新鮮でとても魅力的。
 残念なことにアルベーロは僅か33歳で早世し、残された作品も少なく、これまでドメニコ・スカルラッティの周辺の作曲家という扱いばかり、単独のCDすら僅か。
 
 ベテランのチェンバロ奏者、マリオ・ラスキンが現存する30のソナタのうち前半分を録音。
 アルベーロのソナタがこれだけまとまったのはおそらく初めてだろう。
 スカルラッティのソナタを愛聴する人ならアルベーロのソナタも大いに気にいるだろうし、18世紀後半のスペイン器楽音楽を牽引したであろう才能の早世を惜しむことだろう。
 パリから北西に50Kmほど離れたヴィラルソー城所蔵の、クリスチャン・クロル(1745-1782)が1776年に製作した貴重なチェンバロを使用。コピーではないオリジナルの銘器の響きも楽しめる。
 














9/1(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CAPRICCIO



C5506
(2CD)
特別価格
¥2600
エンゲルベルト・フンパーディンク(1854-1921):
 劇付随音楽『青い鳥』全曲版...世界初録音

  原作: モーリス・メーテルリンク(1862-1949)のクリスマス童話
  マックス・ラインハルトによるドイツ語翻訳 -
   ユーリ・テツラフとシュテファン・タストによる新テキスト
    【CD1】
     1-35. 劇付随音楽『青い鳥』
    【CD2】
     ボーナスCD
      7つの交響的絵画 劇付随音楽『青い鳥』より
       1. Vorspiel 前奏曲: Der Weihnachtstraum クリスマスの夢
       2. Die Verwandlung 変容
       3. Das Land der Erinnerung あこがれの国
       4. Die blauen Vogel 青い鳥
       5. Friedhof - Zaubergarten - Reich der Zukunf
        墓地 - 魔法の庭 - 未来への扉
       6. SterneNoeigen 星の雨
       7. Die Heimkehr 帰宅
ユーリ・テツラフ(ナレーター)...CD1
ベルリン放送合唱団
ベルリン放送交響楽団
シュテフェン・タスト(指揮)

 録音: 2021年6月22-25日、9月27日 RBB, Saal 1(ドイツ)

 1908年に発表されたモーリス・メーテルリンクのクリスマスのための童話劇『青い鳥』。
 木こりの子供、チルチルとミチルが夢に出てきた妖精に導かれ"幸福の青い鳥"を探しに行き、数々の場所をめぐりながら冒険をしたのち、最後は自分たちの家で青い鳥を見つけるという物語です。

 メーテルリンクの作品は、それまでにも《アリアーヌと青髭》や《ペレアスとメリザンド》として歌劇化され成功を収めていたため、この新作にも多くの作曲家が曲をつけようと試みました。
 フランスの作曲家アルベール・ヴォルフがいち早く歌劇化した作品は、メトで初演されたものの、その後は忘れられてしまいましたが、1912年にマックス・ラインハルトがベルリンで上演した劇は大成功。
 この時に音楽を付けたのが、歌劇《ヘンゼルとグレーテル》で名を上げたエンゲルベルト・フンパーディンクでした。
 
 この総譜は出版されることがありませんでしたが、100年以上の時を経て、今回指揮者シュテフェン・タストによって初録音。
 タストはワーグナーを思わせる厚みのある響きを持つ音楽を自在に紡ぎ出し、夢のような物語として聴かせます(CD2に収録された「七つの交響的絵画」はタストが手稿譜から演奏会用スコアを作成した際、独自に組曲として編纂したもので、劇付随音楽とは別音源です)。
 鮮やかな語り口で物語を朗読するのは、ドイツの人気ナレーター、ユーリ・テツラフ。
 子供向けテレビ番組のプレゼンターを務めるほか、家族で親しめるクラシック・コンサートの脚本、演出を手掛けるなど、音楽の普及に尽力しています。

 ※ナレーションはドイツ語、ブックレットにはドイツ語と英語が記載されております。

 
 
 


C5501
¥2600
ヨアヒム・ラフ生誕200年記念
 ヨアヒム・ラフ(1822-1882):無伴奏混声合唱曲集
バーゼル・マドリガリステン(声楽アンサンブル)
ラファエル・インモース(指揮)
 混声合唱のための10の歌(1860-1874)
  1. No. 1 Fruhlingsjubel «Fruhhling ist da»
  2. No. 2 Ave Maria «Die Abendglocken klingen»
  3. No. 3 Und dann nicht mehr «Der Rose Pracht hat ihren Tag»
  4. No. 4 Haidelieder I «Die Haide ist voll Licht und Luft»
  5. No. 5 Haidelieder II «Nacht voller Sterne, dunkel und lind»
  6. No. 6 In Mondenglanz «In Mondenglanz die Berge flimmern»
  7. No. 7 Stilles Gluck «Zarte Rose, still erbluhte»
  8. No. 8 Schneeglockchen «Horch, liebliches Lauten»
  9. No. 9 Maitag «Die Zweige wieder schieBen»
  10. No. 10 NachtgruB vom Rhein «Nun alle Wipfel schlafen!»
 4つのマリアのアンティフォナ WoO 027(1868)
  無伴奏混声合唱のための(5-8声 ローマ・カトリック教会定旋律による)
   11. No. 1 Alma redemptoris mater(6声)/12. No. 2 Ave regina coelorum(5声)/
   13. No. 3 Regina coeli(5声)/14. No. 4 Salve Regina(8声)
 15. Ave Maria アヴェ・マリア(8声) WoO 033 (1869)
 キリエとグローリア(6声) WoO 031 (1869)...世界初録音
  16. I. キリエ/17. II. グローリア
 18. Pater noster 天にましますわれらの父よ(6声) WoO 032 (1869)

 録音: 2022年2月2-5日 Riehen CH, Landgasthof(スイス)

 【ヨアヒム・ラフ生誕200年記念。母国の合唱団による温かく清楚なア・カペラの響き】
 2022年に生誕200年を迎えたスイスの作曲家ヨアヒム・ラフ。若い頃にフランツ・リストの助手としてオーケストレーションの腕を磨き、10曲を超える交響曲を書いてスイスを代表するシンフォニストと評価されています。
 優れたピアニストであったもラフはピアノ曲を含む多くの作品を遺し、それらはスイスの自然を思わせる伸びやかな美しさと、ロマン派の伝統に連なるあたたかなサウンドによって日本でも根強い人気を獲得しています。
 このアルバムに収録された無伴奏合唱曲は、どれもラフ30代終わりから40代にかけて書かれたもので、作曲家としては遅咲きだった彼が、交響曲第1番で認められた頃の充実した筆致による見事な作品に仕上がっています。
 作風はロマン派の様式に基づいていますが、ルネサンス期のポリフォニーの要素も盛り込まれています。
 19世紀と20世紀の希少作品を研究する指揮者ラファエル・インモースが芸術監督を務める、スイスの声楽アンサンブル、バーゼル・マドリガリステンによる演奏です。

 
 




1700 CLASSICS


CONCERTO 170001
¥2700
ホセ・デ・トレス (1670頃-1738) :愛する主よ
 聖体の秘跡のためのカンタータ集

  幸福の時を告げる時計 [Reloj que senala]
  あなたの苦しみを和らげなさい
   [Sosiega tu quebranto]
  愛する主よ [Amoroso Senor]
  罪によって死んだ [Murio por el pecado]
アウロラ・ペニャ (ソプラノ)
コンチェルト 1700
 ハコボ・ディアス (オーボエ)
 ダニエル・ピンテーニョ(ヴァイオリン、指揮)
 ビクトル・マルティネス (ヴァイオリン)
 イサベル・フアレス (ヴィオラ)
 エステル・ドミンゴ (チェロ)
 イスマエル・カンパネロ (ヴィオローネ)
 パブロ・サピコ(テオルボ、アーチリュート)
 アルフォンソ・セバスティアン
  (チェンバロ、オルガン)

 録音 : 2018年6月、セルセディーリャ、スペイン

 ホセ・デ・トレスはスペインのマドリード生まれの作曲家。王宮礼拝堂楽団の指導主任および少年歌手学校長を務め、数多くの礼拝用声楽作品を書きました。
 1702年、イベリア半島で最初の音楽出版所 Imprenta de Musica を創立、自ら著した音楽理論書も出版しました。
 
 「コンチェルト 1700」は2015年、ジル・コリャール、ヒロ・クロサキに師事したスペインのヴァイオリニスト、ダニエル・ピンテーニョ (ピンテニョ) が創立したピリオド楽器アンサンブル。
 アウロラ・ペニャは近年バロック・オペラや教会音楽のソリストとしての活躍ぶりが著しいスペインの若手ソプラノ。
 
 


CONCERTO 170002
¥2700
スペインの中のイタリア
 18世紀後半のマドリードにおけるヴァイオリン・ソナタ

  エマヌエーレ・バルベッラ (1718-1777) :
   ヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ・・・
    Arch. Menzies of Culdares に献呈 (1765頃) から 第6番
  ピエトロ・ナルディーニ (1722-1793) :
   ヴァイオリンと通奏低音のための
    6つのソナタ Op.5 (1769頃) から 第4番
  エリジオ・チェレスティーノ (1739-1812) :
   ヴァイオリンとチェンバロまたはチェロによる
    通奏低音のための6つのソナタ Op.2 (1774) から 第4番
  ルイージ・ボルギ (1745頃-1806頃) :
   ヴァイオリンと通奏低音のための
    6つのソナタ Op.1 (1772) から 第4番
  フェリーチェ・ジャルディーニ (1716-1796) :
   ヴァイオリンと通奏低音のための
    6つのソナタ Op.19 (1777) から 第2番
アウロラ・ペーニャ (ソプラノ)
コンチェルト 1700
 ダニエル・ピンテーニョ
  (ヴァイオリン、リーダー)
 エステル・ドミンゴ (チェロ)
 アルフォンソ・セバスティアン
  (チェンバロ)
 ラミロ・モラレス (バロックギター)

 録音 : 2019年6月、セルセディーリャ、スペイン

 スペイン国立図書館が所蔵する、1760~70年代にロンドン、アムステルダム、ベルリンで出版されたイタリアの作曲家のヴァイオリン・ソナタの楽譜コレクションから選曲されたプログラム。
 
 

CONCERTO 170003
¥2700
アントニオ・リテレス (1673-1747) :
 アルトのための教会カンタータ集

  地平線の彼方に [Ya por el horizonte]
   (聖体の秘跡のための) (1728)
  もしも風が [Si el viento] (聖体の秘跡のための) (1725頃)
  船が沈む時 [Cuando a pique, Senor]
   (聖体の秘跡のための) (1733)
  この致命的な一口で [De aquel fatal bocado]
   (聖体の秘跡のための) (1730)
カルロス・メナ (カウンターテナー)
コンチェルト 1700
 リカルド・カサン (トランペット)
 ハコボ・ディアス (オーボエ)
 ダニエル・ピンテーニョ
  (ヴァイオリン、指揮)
 パブロ・プリエト (ヴァイオリン)
 エステル・ドミンゴ (チェロ)
 イスマエル・カンパネロ (ヴィオローネ)
 パブロ・サピコ (テオルボ)
 イグナシオ・プレゴ
  (チェンバロ、オルガン)

 録音 : 2020年7月、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル、スペイン

 アントニオ・リテレスはマヨルカ島に生まれたスペインの作曲家。王宮礼拝堂楽団の低音弦楽器奏者を経て楽長に就任、ホセ・デ・トレス (1670頃-1738) と共に数多くの礼拝用音楽を書いた他、サルスエラの作曲家としても活躍しました。
 
 

CONCERTO 170004
¥2700
ガエターノ・ブルネッティ (1744-1798) :
 弦楽三重奏のためのディヴェルティメント集

  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
   ディヴェルティメント ニ短調 L 136
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
   ディヴェルティメント 変ホ長調 L 130
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
   ディヴェルティメント 変ロ長調 L 140
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
   ディヴェルティメント ニ短調 L 142
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
   ディヴェルティメント 変ホ長調 L 133
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
   ディヴェルティメント ト長調 L 127
コンチェルト 1700
 ダニエル・ピンテーニョ
  (ヴァイオリン、リーダー)
 イサベル・フアレス (ヴィオラ)
 エステル・ドミンゴ (チェロ)

 録音 : 2020年8月、セルセディーリャ、スペイン

 ガエターノ・ブルネッティはスペインで活躍したイタリアの作曲家。ピエトロ・ナルディーニ (1722-1793) に師事。マドリードに移住しスペイン王宮楽団員となり、最終的に王宮室内管弦楽団の初代指揮者に就任。
 楽団の発展に合わせて数多くの室内合奏曲や交響曲を書きました。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BERLIN CLASSICS


 本国のETERNAオリジナル・アナログテープより新規で復刻!
 名マスタリング・エンジニアのクリストフ・スティッケル氏による、 過度なノイズリダクションなどをせず、アナログテープ本来の持っている情報を限りなく忠実に再現する、ETERNAピュア・アナログ・リマスタリング方式を採用。
 オリジナル・ジャケット仕様、ブックレットに使用アナログ・マスターテープの写真掲載。
BC 0302790
(2CD)
¥2500→\2290

ヘルマン・アーベントロート(指揮)
モーツァルト:交響曲第33,35,38&41番ほか


 Disc 1
  交響曲第33番 変ロ長調KV 319
     Rec:9 January 1956,Leipzig
  交響曲第35番 ニ長調 KV 385「ハフナー」*
     Rec:16 September 1955,Berlin
  交響曲第38番 ニ長調KV 504「プラハ」*
     Rec:12 February 1955,Berlin

 Disc 2
  交響曲第41番 ハ長調KV 551「ジュピター」
     Rec:26 March 1956,Leipzig
  ディヴェルティメント第7番 ニ長調 KV205 (173 a)
     Rec:unknown,Leipzig
  4つのオーケストラのためのノットゥルノ KV.286(269a)*
     Rec:12 April 1956,Berlin
ライプツィヒ放送交響楽団
ベルリン放送交響楽団(*)
ヘルマン・アーベントロート(指揮)

 Musikregie:Dey (K.385),Burgert (K.319, 551),Rauchhaupt (K.504),Strüben(K. 286)
 Tonregie:Baumgart (K.385),Burgert (K.319, 551),Rauchhaupt (K.504),Pieler (K. 286)
 
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BC 0302792
(2CD)
¥2500→\2290

アーベントロート(指揮)&ライプツィヒ放送交響楽団
 ブラームス:交響曲第1,3&4番ほか

 Disc 1
  交響曲第1番 ハ短調 op.68
     Rec:20 October 1949,Leipzig
  ハイドンの主題による変奏曲 op.56a
     Rec:29 December 1949,Leipzig
 Disc 2
  交響曲第3番 ヘ長調 op.90
     Rec:17 March 1952,Leipzig
  交響曲第4番 ホ短調 op.98
     Rec:8 December 1954,Leipzig
ライプツィヒ放送交響楽団
ヘルマン・アーベントロート(指揮)

 Musikregie:SKR(op.56,68&90),Joh.Salger(op.98)
 Tonregie: SKR(op.56,68&90),W.Wolf(op.98)


 





MEZHDUNARODNAYA KNIGA MUSICA(OLYMPIA)


MKM 350
¥2200
チャイコフスキー (1840-1893) :
 バレエ 「くるみ割り人形」 Op.71
ボリショイ劇場管弦楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー (指揮)

 録音 : 1960年 原盤 : Melodiya 編集 : ADD

 LP時代からの名盤。
 Melodiya 盤では2枚組でしたが、当商品では1枚に収められています。
 Melodiya 盤の各トラックの演奏時間と比較すると当盤の方が短くなっており、テンポも速く感じられます。

 ※音源の再生速度を上げた可能性がありますので、あらかじめご了承ください。(代理店)
 

MKM 351
¥2200
パガニーニ (1782-1840) :
 無伴奏ヴァイオリンのための24のカプリス Op.1
マイケル・レビン (ヴァイオリン)

 録音 : 1958年4月5-9日、キャピトル・スタジオ、ニューヨーク、アメリカ合衆国
 原盤 : Capitol 編集 : ADD

 35歳の若さで亡くなったアメリカ合衆国のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、マイケル・レビンの代表的録音のひとつ。
 
 


MKM 354
(2CD)
¥3000
イヴァン・コズロフスキー イヴァン・コズロフスキー (テノール)
様々な伴奏者、共演者 (記載無し)
 [CD 1]
  J・S・バッハ (1685-1750) : カンタータ BWV 143 から アリア / カンタータ BWV 114 から アリア
  ルイージ・リッツィ (1828-1876) : アヴェ・マリア
  ワーグナー (1813-1883) : オペラ 「ローエングリン」 から
   ローエングリンの名乗り / ローエングリンの別れとフィナーレ
  シューベルト (1797-1828) : セレナード
  ベッリーニ (1801-1835) : 光さす窓 (*)
  トマ / ウシンスキー : 夕べの歌
  セミョーン・グラーク=アルテモフスキー (1813-1873) :
   オペラ 「ドナウを越えたザポロージェ人」 から アンドレイのアリア
  ウクライナ民謡 : 山は高くそびえ
  アナトリー・コス=アナトリスキー (1909-1983) : ああ、少女よ
  リュドミラ・アレクサンドロヴァ : 空を見上げて思う
  デニス・ボンコフスキー (1816-1881) : 黒い眉、茶色の瞳
 [CD 2]
  パーヴェル・チェスノコフ (1877-1944) : 光耀歌
  ニコライ・ソコロフ (1859-1922) : 聖抱神者シメオンの祝文
  ラフマニノフ (1873-1943) : 徹夜祷 [晩祷] から 4曲 / ピーメンのモノローグ
  ムソルグスキー (1839-1881) : オペラ 「ボリス・ゴドゥノフ」 から 聖なる愚者の場面
  ボロディン (1833-1887) : オペラ 「イーゴリ公」 から ヴラディーミルのカヴァティーナ
  ダルゴムイシスキー (1813-1869) : オペラ 「ルサルカ」 から 王子のカヴァティーナ
  チャイコフスキー : オペラ 「エフゲニー・オネーギン」 から レンスキーのアリア
  エリザヴェータ・シャーシナ (1805-1903) : 私はひとり道に出る
  ミハイル・ヤコヴレフ (1798-1868) : 冬の夜
  レインゴリト・グリエール (1875-1956) : 人間の涙
  アレクサンドル・ヴァルラーモフ (1801-1848) : 山の峰々
  ロシア民謡 : 夕べの鐘
  イリヤ・シャトロフ (1879-1952) : 満洲の丘に

 録音 : データ記載なし 編集 : ADD

 ウクライナに生まれたソヴィエトのテノール、イヴァン・コズロフスキーが残した様々な音源から。
 (*)はイタリア語、他はロシア語 (またはウクライナ語?) での歌唱。
 




ORFEO


再発売


C230072
(2CD)
【再発売】
¥2700
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
 オラトリオ『マカベウスのユダ』 HWV 63(ドイツ語歌唱)

  【CD1】
   1. 序曲
   2-11. 第1部
   12-22. 第2部
  【CD2】
   1-6. 第3部
フリッツ・ヴンダーリヒ (テノール)
ルートヴィヒ・ヴェルター(バス)
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
ナーン・ポルド(アルト)
ユリア・ファルク(アルト)
バイエルン放送合唱団
バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)

 録音: 1963年10月25日 モノラル Herkulessaal der Munchner Residenz, Munich(ドイツ)
 旧品番 C475992DR

 1963年10月25日、バイエルン放送響の本拠地ミュンヘン・ヘルクレスザールでのライヴ収録。
 フリッツ・ヴンダーリヒのほか、アグネス・ギーベル、ユリア・ファルクら当時の名歌手を配したこの演奏は、発売当時から名演として名高いもので、その評価は現代でも変わることがありません。
 モノラルでありながら、聴きやすい音質も魅力です。

 クーベリックは演奏にあたり、19世紀後半に出版されたドイツの音楽学者フリードリヒ・クリュザンダーによるエディションを採用。
 古風なドイツ語歌唱に加え、クリュザンダーが行った大幅なカットもそのまま反映されています。
 
 


C230082
(2CD)
【再発売】
¥2700
ハンス・プフィッツナー(1869-1949):
 歌劇《キリストになった小悪魔》Op. 20

 【CD1】
  1. 序曲
  2-13. 第1幕
 【CD2】
  1-15. 第2幕
妖精...ヘレン・ドナート(ソプラノ)
キリストの子...ジャネット・ペリー(ソプラノ)
年老いた妖精...アレクサンダー・マルタ(バス)
ニコラウス・ヒレブラント(バス)
パウル・ハンセン (バリトン)
クレス=ホーカン・アーンショー(テノール)
ライムント・グルムバッハ(バリトン)
フェリー・グルーバー(テノール) 他
バイエルン放送合唱団
バイエルン放送交響楽団
クルト・アイヒホルン(指揮)

 録音: 1979年11月30日 Aufname des Bayerischen Rundfunks, Munich(ドイツ)
 旧品番 C437992DR

 歌劇《パレストリーナ》で知られるドイツの作曲家ハンス・プフィッツナー。
 この歌劇《キリストになった小悪魔》は重厚で難解な《パレストリーナ》とは対照的に、ドイツの古い絵本を思わせる居心地の良い雰囲気を持っています。
 物語は、クリスマスのベルに誘われて人間界に魅了された妖精が、森を出て様々な苦難を知ります。
 そして病に苦しむ女の子の代わりに天に召され、最後はクリスマスの妖精となり、毎年クリスマス時期になると地上にやってきてパーティに招かれるというお話。
 妖精役のアメリカ出身のソプラノ、ヘレン・ドナートの澄んだ声が魅力です。
 
 


C230091
【再発売】
¥2100
ヘレン・ドナート(ソプラノ)
 レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団
クリスマス・コンサート

 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):メサイアHWV 56より
  1. Part I: Denn es ist uns ein Kind geboren
  2. Part I: Pastoral Symphony
  3. Recitative:
   Es waren die Hirten beisammen auf dem Felde(Soprano)
  4. Part I: Ehre sei Gott (Chorus)
  5. Part I: Aria: Erwache, frohlock(Soprano)
  6. Part II: Hallelujah
 7-11. アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
  合奏協奏曲 ト短調 「クリスマス協奏曲」 Op. 6, No. 8
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  12. アヴェ・ヴェルム・コルプス K. 618
  13. 証聖者の荘厳晩課 K. 339 - 主をほめ讃えよ
 14. レオンハルト・シュレーター(1532-1601): Ein Kindelein
 15. ヨハン・シュトーバウス(1580-1646): Nun lasst uns mit den Engelein
 16. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  片足は墓穴にありてわれは立つ BWV 156
 17. ヨハネス・エッカールト(1553-1611): おお、この上ない喜び
 18. ヘルベルト・パウルミヒル(1935-): 天国の門開き
 19. カール・ティール(1862-1939):
  神の御子は今宵しも(おお、すべての忠実な崇拝者よ)
 20-23. モーツァルト: 踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ K. 165
ヘレン・ドナート(ソプラノ)
 ...3、5、12、13、20-23
レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団
クルト・アイヒホルン(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団

 録音: 1988年12月11日 Philharmonie am Gasteig(ドイツ)
 旧品番 C446961DR

 ヘレン・ドナート、レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団とクルト・アイヒホルンが指揮するミュンヘン放送管弦楽団による「クリスマスの夕べ」のコンサート。
 毎週日曜日に開催されるコンサート・シリーズの中でもとりわけ人気の高いもので、この日はヘンデルの『メサイア』からの6曲の他、コレッリの「合奏協奏曲」や、合唱団による様々なクリスマス・キャロル、そしてドナートの美しい声が楽しめるモーツァルトの「アレルヤ」など、クリスマスにふさわしい曲が盛りだくさん。
 曲の終わりの拍手もひときわ温かく感じられます。
 


<メジャー・レーベル>
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DG



4862402
\2800→\2590
ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ初の女性指揮者
 ミルガ・グラジニーテ=ディーラ
  ~ヴァインベルク:交響曲第3番・第7番

 ヴァインベルク:
  1-5) 交響曲第7番Op.81、
  6-8) フルート協奏曲第1番Op.75、
  9-12) 交響曲第3番ロ短調Op.45
Marie-Christine Zupancic(フルート)、
ミルガ・グラジニーテ=ディーラ(指揮)
ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団(1-5)、
バーミンガム市交響楽団(6-12)

 ユダヤ人作曲家の作品に精力的に取り組む女性指揮者のニュー・アルバム

 リトアニア出身で、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ初の女性指揮者であるミルガ・グラジニーテ=ディーラ。
 そのデビュー・アルバムはポーランド出身のユダヤ人作曲家ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996)の交響曲第2番と第21番でしたが、今回もまた同じ作曲家による交響曲第3番と第7番、そしてフルート協奏曲第1番を録音。
 この作曲家に精力的に取り組んでいます。

 1939年に故郷ワルシャワを離れていたヴァインベルクは、1943年からモスクワに暮らし始めました。
 ショスタコーヴィチと親しくなり、ヴァインベルクは意欲的な若い作曲家としてモスクワの音楽家たちの中に居場所を見つけ、その進歩的な作曲スタイルが評価されました。
 交響曲第3番はこの頃に作曲されています。
 1961年に作曲されたフルート協奏曲第1番にはユダヤ音楽との関連が見られます。
 特に第3楽章のゆるやかで軽やかなワルツはヴァインベルク自身が若いワルシャワのピアニストとしてユダヤの結婚式で弾いたものかもしれません。
 交響曲第7番は現代風にアレンジしたバロックの合奏協奏曲の一種ともいえます。

 【録音】2020年12月5-6日、ドルトムント、コンツェルトハウス(1-5)、2021年3月9-11日(6-8)、6月22-24日(9-12)、バーミンガム、シンフォニーホール


 



「レオノーレ第3番」が観られます。はちきれそうな生気です。
https://youtu.be/DF8_qGI5Vl0


 

 
 

4803053
(CD)
\1800

《ピエール・アンリ~Collector》


CD
 1) ピエール・アンリ:Une minute ?ternelle、
 2) ピエール・アンリ/ピエール・シェフェール:
   StretteーSymphonie pour un homme seul(ひとりの男のための交響曲)- Remix 2016、
 ピエール・アンリ:
  3) Spirale- Remix 2016、4) Varience- Remix 2016、
  5)Rock ?lectronique(ロック・エレクトロニック)ー La Reine verte(緑の女王)―- Remix 2016、
  6) CommunionーMesse de Liverpool(リヴァプールのミサ)、
 ピエール・アンリ/ミシェル・コロンビエ:
  7) Prologue(プロローグ)ーMesse pour le temps pr?sent(現代のためのミサ)
  8) Psych? rock(サイケ・ロック)ーMesse pour le temps pr?sent(現代のためのミサ)、
 ピエール・アンリ:
  9)Danseー Mouvement-Rythme-Etude(動き、リズム、エチュード)、
  10) CrescendoーKyldex(Remix 2016)、
  11) Noyau secretーLabyrinthe !(ラビラント!)、
  12) Machine danse、13)Tunnel de la mortー Le Fil de la vie(人生の流れ)、
  14) CoverdoseーPulsations、
  15) Utopia Hip-Hop―Final、16) Tokyo 2002(東京2002)

 【録音】2013年(1)、1950年(2)、1955年(3)、1963/2008年(4)、1963年(5)、1967年(7, 8)、1970年(9, 12)、1973年(10)、2003年(11)、2012年(13)、2007年(14)、2009年(15)、1998年(16)、フランス

LP
 1) ピエール・アンリ:Une minute ?ternelle、
 2) ピエール・アンリ/ピエール・シェフェール:
  StretteーSymphonie pour un homme seul
    (ひとりの男のための交響曲)(Remix 2016)、
 ピエール・アンリ:
  3) Spirale (Remix 2016)、4) Varience (Remix 2016)、
  5) Rock ?lectronique(ロック・エレクトロニック)ー
    La Reine verte(緑の女王)(Remix 2016)、
 6)ピエール・アンリ: 21.Enchev?trement de spirales (螺旋のもつれ)ー
    Tam-tam du merveilleux*※

 1)ピエール・アンリ: CommunionーMesse de Liverpool(リヴァプールのミサ)、
 ピエール・アンリ/ミシェル・コロンビエ:
  2) Prologue(プロローグ)ー
    Messe pour le temps pr?sent(現代のためのミサ)、
  3) Psych? rock(サイケ・ロック)ー
    Messe pour le temps pr?sent(現代のためのミサ)、
 ピエール・アンリ:
  4) DanseーMouvement-Rythme-Etude(動き、リズム、エチュード)、
  5) CrescendoーKyldex(Remix 2016)、6)R?miniscence (回想)*※

 1)ピエール・アンリ:
   Noyau secretーLabyrinthe !(ラビラント!、2) Machine danse、
  3) Tunnel de la mortーLe Fil de la vie(人生の流れ)、
  4)Coverdoseー Pulsations、
  5)?tincelle qui relie deux nuitsーTam-tam du merveilleux*※

 1) ピエール・アンリ:
    M?tamorphoseーFragments rituels( Version courte)*
    2)Utopia Hip-Hop―Final、3) Tokyo 2002(東京2002)

 *LPのみのボーナストラック
 ※未発表音源
 
ピエール・アンリ(プログラミング)

4858008
(2LP)
\5000

 電子音楽のパイオニアのベスト作品を集めた画期的な一枚

 アルバム『Collector』にはピエール・アンリの1950年から2013年のベスト作品と考えられている16トラックが収録されています。
 ここでは誰もが電子音楽の革新的、名人芸的な作品と出会うことができます。世界的に有名な「サイケ・ロック」から「Une minute ?ternelle」、代表的な作品『扉とため息のためのヴァリエーション』からの未発表のリミックス作品「Varience」など、このアルバムは刺激的で、魅力的な音の世界へのかぎを与えてくれます。

 ピエール・アンリはフランスの現代音楽の作曲家。パリ音楽院でオリヴィエ・メシアンとナディア・ブーランジェに師事。
 ピエール・シェフェールとともに電子音楽の一分野である「ミュージック・コンクレート」の先駆者とみなされています。
 二人は電子音楽の最初の傑作『ひとりの男のための交響曲』を作曲しています。
 その9年後、アンリは自身のスタジオ「APSOME」を作り、実験音楽、エレクトロアコースティックに専念しました。2017年7月5日、89歳で亡くなりました。

 140g黒ヴァイナル2枚組にはLPヴァージョンのみのボーナストラック4曲収録、うち3曲は未発表音源。
 



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SONY



19658764942
(5CD)
\5100→\4690
アントネッロ・マナコルダ(指揮)&カンマーアカデミー・ポツダム
 シューベルト:交響曲全集


CD1
シューベルト:
  交響曲第1番ニ長調 D.82
  交響曲第10番ニ長調 D.936a~
  アンダンテ(ブライアン・ニューボールド補筆による断章)

CD2
  交響曲第2番変ロ長調 D.125
  交響曲第4番ハ短調 D.417「悲劇的」

CD3
  交響曲第3番ニ長調 D.200
  交響曲第7(8)番ロ短調 D.759「未完成」

CD4
  交響曲第5番変ロ長調 D.485
  交響曲第6番ハ長調 D.589

CD5
  交響曲第8(9)番ハ長調 D.944「グレート」
カンマーアカデミー・ポツダム
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
 録音時期:2011年4月~2015年9月、ベルリン&ポツダム

 アントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによる、ソニー・クラシカルへのシューベルトの交響曲全集。2015年に発売されたセットの再発売です。
 2010年にマナコルダがカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任し、その翌年の2011年4月この録音が始まりました。4年間かかってのシューベルトの全集には、8曲の交響曲のほか、第10番からの断章も追加されています。モダン楽器による室内オーケストラですが、ピリオド奏法のエレメントを採り入れ、金管楽器とティンパニにはピリオド楽器を採用しており、歌心と生命力に富んだ演奏は現代におけるシューベルト演奏のスタンダードの一つともいえましょう。小編成ながらっ各パートの自発性が豊かで、精緻なアーテキュレーションとクリアな響きで、生き生きとした演奏が成し遂げられています。緩章楽章での淡い哀愁も魅力的。

 指揮のアントネッロ・マナコルダは、トリノ生まれで、ヘルマン・クレバースやフランコ・グッリにヴァイオリンを学び、クラウディオ・アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、そのコンサートマスターを8年勤めました。名教師ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学び、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ており、2022年にはベルリン・フィルにデビュー。7月の初来日では紀尾井室内管弦楽団を指揮してメンデルスゾーンの『スコットランド』を中心とする演目を披露、「オーケストラの整理を熟知し、一つの生き物のように操る手腕は、演奏する側にも聴く側にも史上の幸福感を与えてくれる」と絶賛されました。2011年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任しています。


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19658725062
\3100→\2890
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
モーツァルト:ハフナー・セレナード 他

 1. モーツァルト:行進曲ニ長調 K.249
 2. モーツァルト:セレナード第7番ニ長調 K.250「ハフナー」
 3. リギーニ:
  歌劇「救われたエルサレム」による
   ヴァイオリンと管弦楽のためのアルモニア・コン・カプリッチョ
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
ダニエル・ドッズ(指揮&ヴァイオリン)
 録音:2021年2月27日~3月1日、ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター

 ルツェルン祝祭弦楽合奏団は、ルツェルン音楽祭のためのアンサンブルとして、ルドルフ・バウムガルトナーとヴァイオリンのヴォルフガング・シュナイダーハンが1956年に組織し、バロック音楽演奏の名門として戦後のバロック・ブームの一翼を担いました。現在は、ミルシテインから「まるでパガニーニの孫のようだ」と絶賛されたというダニエル・ドッズがコンサートマスター及び音楽監督として、管楽メンバーも含めた室内オーケストラとして高い評価を得ています。

 『ハフナー・セレナード』として知られるニ長調 K.250(248b)は、1776年にザルツブルクの富豪ヨハン・ジークムント・ハフナー2世の委嘱によりハフナー家の結婚式の前夜祭のためにモーツァルトに依頼したものです。モーツァルトがザルツブルグで作曲した曲の中で、このセレナードは紛れもなく宝石のような作品でしょう。しかし、もうひとつのセレナード(後に交響曲ニ長調 K.385「ハフナー交響曲」と知られる)の陰で薄くなっていましたが、第4楽章をクライスラーがヴァイオリンとピアノのための楽曲に編曲したことで有名となっています。このセレナードの第1楽章と終楽章のゆっくりとした序奏は重厚感を感じさせ、第2~4楽章の協奏楽章のメヌエットは伝統に反して短調ですが、驚くほど機知に富んでいます。この旋律は決してシリアスなものではなく、今日「Im Marzen der Bauer」として知られている民謡の短調変形なのです。

 このアルバムでは、指揮者兼ヴァイオリニストのダニエル・ドッズがヴァイオリン・ソロを演奏しています。現代のオーケストラらしく、トランペットやティンパニには古楽器を使用するなど、きびきびと躍動感あふれるテンポで、新鮮な響きのバランスや和声の美しさを際出たせています。

 ボーナス・トラックとして、ヴィンチェンツォ・リギーニ[1756-1812]の『アルモニア・コン・カプリッチョ』が世界初録音されました。リギーニはモーツァルトと同時代に活躍したテノール歌手であり、プラハで劇場アンサンブルの一員かつ作曲家でした。この曲は、彼の歌劇『救われたエルサレム』のアリアを元にしたヴァイオリンとオーケストラのための美しい作品です。

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19439986672
\3100→\2890
レグラ・ミューレマン(ソプラノ)
 フェアリー・テイルズ(おとぎ話)


 ドヴォルザーク:歌劇「ルサルカ」より「月に寄せる歌」
 オッフェンバック:喜歌劇「ラインの妖精」より「一緒に歌い踊ろう(舟歌)」
 マスネ:歌劇「サンドリヨン」より「心優しき娘よ!」
 アダン:バレエ音楽「妖精の名付け子」より「ピンクの妖精」
 ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」より
  「ニンフよ! エルフよ! シルフよ!・・・夏の爽やかなそよ風の中を」
 モンテヴェルディ:「ニンファの嘆き」 SV.163より
  「アムール、アムール」
 パーセル:歌劇「妖精の女王」より
  「ああ、私を泣かせて、いつまでも泣かせて下さい」
 パーセル:歌劇「妖精の女王」より
  「あなたの眼差しを向けよ」
 ブリテン:歌劇「真夏の夜の夢」より
  「この紳士を親切丁重にしておあげ」
 ブリテン:歌劇「真夏の夜の夢」より
  「さあ、輪舞をして、妖精の歌をやっておくれ」
 メンデルスゾーン:6つの歌 Op.19aより「新しい恋」
 グリーグ:「ペール・ギュント」第2組曲(全4曲)
 グリーグ:劇付随音楽「ペール・ギュント」より「ソルヴェイグの子守唄」
 グリーグ:6つの詩 Op. 25より「白鳥」
 オッフェンバック:喜歌劇「ラインの妖精」より「すべてが闇に包まれ」
  (ソプラノと室内オーケストラ用編曲:ヴォルフガング・レンツ)
レグラ・ミューレマン(ソプラノ)
「CHAARTS」チェンバー・アーティスツ
 録音:2021年11月8-10日、スイス、ボズウィル、古教会


 今年(2022年)のザルツブルク音楽祭における『魔笛』の新演出でパミーナ役を歌って絶賛されるなど、今ヨーロッパでモーツァルト歌手として引っ張りだこのソプラノ、レグラ・ミューレマンによる、ソニー・クラシカルからの4枚目となるこのソロ・アルバム。
 妖精、ニンフ、魔女、神話上の生き物など、古くから伝わる魅力にインスピレーションを受け、スイスのアンサンブル「CHAARTS」の優れた演奏家とチームを組み、このユニークなコンセプトを実現させています。

 モンテヴェルディの『ニンファの嘆き』から、ブリテンによるシェイクスピアの『真夏の夜の夢』まで、約3世紀半にわたっておとぎ話にインスパイアされた音楽が演奏されます。これらのアリアは、愛、希望、絶望、冒険の物語をたどったもので、ミューレマンはその物語の導き手というわけです。オーケストラ・パートは小編成の室内オーケストラのために編曲されており、「CHAARTS」の音楽家たちは、難しい名曲も小さなアンサンブルで演奏すれば、その強度を失うことなく演奏できることを証明しています。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」はブリテンのみならず、それ以前のパーセルの『妖精の女王』にも影響を与え、最も痛烈な嘆きである『私を泣かせて下さい』が、ここでは楽器がため息のように伴われて、楽園からの追放(愛)を嘆くかのように歌われています。ドヴォルザークの『ルサルカ』、オッフェンバックの『ラインの妖精』では、水の精が憧れと愛を歌い、その魅惑的な歌声に魅了されます。ミューレマンと「CHAARTS」チェンバー・アーティスツは、北欧の精霊の世界にも傾倒しています。そして、それはもちろん、グリーグとイプセンの劇詩「ペール・ギュント」のための付随音楽へと直結しています。



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19439987002
\3100→\2890
ヨナス・カウフマン(テノール)&リュドヴィク・テジエ(バリトン)
 Insieme~オペラ・デュエット集


 1. プッチーニ:歌劇「ボエーム」第4幕~
  「四輪の幌つき馬車でか?~
   ミミよ、きみはもうもどってこない」(マルチェッロ、ロドルフォ)
 2. ポンキエッリ:
   歌劇「ジョコンダ」第1幕~
    「アンタフィオルの公爵、エンツォ・グリマルド、何を考えている?」
     (バルナバ、エンツォ)
 3. ヴェルディ:
   歌劇「シチリア島の夕べの祈り」第1幕~
    「お前の名は何という?」(モンフォルテ、アリーゴ)
 4. ヴェルディ:
    歌劇「シチリア島の夕べの祈り」第1幕~
     「夢を見ているのか、それとも目覚めているのか?」
      (アリーゴ、モンフォルテ)
 5. ヴェルディ:
    歌劇「ドン・カルロス」第2幕~
     「ここにおいでか!たしかに王子だ!」
      (ロドリーグ、ドン・カルロス)
 6. ヴェルディ:
    歌劇「運命の力」第3幕~
     「今この厳粛な時に」(アルヴァーロ、ドン・カルロ)
 7. ヴェルディ:
    歌劇「運命の力」第3幕~
     「私には許されない、一時の安らぎを味わうことも」
      (アルヴァーロ、ドン・カルロ)
 8. ヴェルディ:歌劇「運命の力」第4幕~
    「無駄だったな、アルヴァーロ」(アルヴァーロ、ドン・カルロ)
 9. ヴェルディ:歌劇「オテロ」第2幕~
    「貴様か?下がれ!立ち去れ!~
     夜のことでした~そうだ、不動の天にかけて誓う!」
      (オテロ、ヤーゴ)

 ※フランス語版(3-5)
ヨナス・カウフマン(テノール)
リュドヴィク・テジエ(バリトン)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)
 録音:2021年4月27日~5月4日、ローマ、パルコ・デラ・ムジカ・オーディトリアム

 オペラのデュエット(二重唱)は、2人の登場人物がそれぞれの心情を歌い上げる聴かせどころのひとつで、テノールとバリトンの場合、恋敵、敵同士、信頼で結ばれている王と臣下などさまざまな設定がありますが、オペラの筋書きが沸点を迎える瞬間に歌われることが多いのが特徴です。
 ヨナス・カウフマンとリュドヴィク・テジエは、2010年に初共演して以来、世界各地のオペラ・ハウスで共演を重ねる歌手仲間。このアルバムは2人の共演による初のセッション録音で、過去に共演して絶賛を博してきたヴェルディ、プッチーニ、ポンキエッリによるイタリア・オペラの名場面をたっぷり収録しています(『シチリア島の夕べの祈り』と『ドン・カルロス』は珍しくフランス語版が採用されています)。パワフルかつ緻密なパッパーノの指揮のもと、イタリア魂溢れるオーケストラのサウンドが、作品の魅力を倍増させています。
 収録曲の中で『オテロ』に関しては、カウフマン、パッパーノ指揮チェチーリア管で全曲録音がソニー・クラアシカルから一足先に発売されており、そこでのカルロス・アルバレスとの二重唱との比較も興味深いところです。
 アルバム・タイトルの「INSIEME」はイタリア語で「一緒に」という意味。アルバムでの初共演が実現したカウフマンとテジエの喜びを感じさせるタイトルといえましょう。

 ヨナス・カウフマンは1969年ミュンヘン生まれ。1993年にデビューし、2001年からチューリッヒ歌劇場で頭角を現した、現代屈指のテノール。
 リュドヴィク・テジエは1968年マルセイユ生まれのバリトン。ヴェルディを中心にレパートリーも広く、仏芸術文化勲章を受章。
 指揮のアントニオ・パッパーノは2002年から英国ロイヤル・オペラ、2005年からチェチーリア国立音楽院管の音楽監督。




<国内盤> 


BRAVO RECORDS


BRAVO 10010
¥3300
バリトン歌手 大西宇宙、初のCDリリース!
 (1)ロベルト・シューマン:『詩人の恋』Op.48
 (2)ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
  『遙かなる恋人に寄せて』Op.98
 (3)アルノルト・シェーンベルク:『2つの歌曲』Op.1
大西宇宙(バリトン)
小林道夫(ピアノ)

 国内外の音楽界で絶大な人気を誇る気鋭のバリトン歌手 大西宇宙、初のCDリリース!

 セッション録音:2022年6月7、8、9日/J:COM 浦安音楽ホール/日本語帯・解説・歌詞対訳付【解説:野平一郎】

 欧米の歌劇場や音楽祭などで絶賛を浴び、国内でも数々のオペラ、演奏会に出演し絶大な人気を誇るバリトン歌手の大西宇宙(おおにし たかおき)がついにCD をリリースします。

 ピアノ伴奏には、過去にフィッシャー=ディースカウやヘルマン・プライなど、数々の伝説的名歌手との共演を果たしてきた日本楽壇のレジェンド 小林道夫を迎え、大西の瑞瑞しい感性と小林の深い洞察が、新たなドイツ歌曲の世界を拓いていきます。

 2人の出会いは、2019年の第30回日本製鉄音楽賞で、大西がフレッシュ・アーティスト賞、小林は特別賞を受賞したことが契機となりました。
 以来、お互いにプログラムを練り上げ、幾多のリハーサルを重ねた後に、今回のレコーディングが行われました。

 プログラムは正統的なドイツ歌曲集。特に演奏機会の少ないベートーヴェン、CDなどの録音が少ないシェーンベルクは、本作が貴重なレコーディングと言えます。

 ライナーノートは野平一郎氏の書き下ろし。作曲家・ピアニストとしての鋭い視点から探る演奏論、楽曲解説は必読です。

 【コンサート情報】
  大西宇宙&小林道夫 デュオ・リサイタル
  2022年10月5日(水)開演:19時 紀尾井ホール
  主催:日本製鉄文化財団
 




FUKINOTO



FUKI-601-2
(2CD)
¥3300
ハイドン:エルデーディ弦楽四重奏曲集Op.76(全6曲)
 (1)弦楽四重奏曲 ト長調 op.76-1
 (2)弦楽四重奏曲 ニ短調『五度』op.76-2
 (3)弦楽四重奏曲 ハ長調『皇帝』op.76-3
 (4)弦楽四重奏曲 変ロ長調『日の出』op.76-4
 (5)弦楽四重奏曲 ニ長調『ラルゴ』op.76-5
 (6)弦楽四重奏曲 変ホ長調 op.76-6
クァルテット・ベルリン=トウキョウ:
 守屋剛志(ヴァイオリン)
 ディミトリ・パヴロフ(ヴァイオリン)
 松本瑠衣子(チェロ)
 杉田恵理((1)(3)ヴィオラ)
 ケヴィン・トライバー((2)(4)(5)ヴィオラ)
 グレゴール・フラーバー((6)ヴィオラ)

 レコード芸術9月号特選! ハイドン:エルデーディ弦楽四重奏曲集Op.76(全6曲) クァルテット・ベルリン=トウキョウ

 録音:(1)2016年6月23日、(2)2017年6月24日、(3)2016年1月20日、(4)2017年1月28日、(5)2018年2月24日、(6)2018年6月30日、六花亭ふきのとうホール、札幌(ライヴ録音)
 録音エンジニア:櫻井卓/販売元:有限会社パウ

 クァルテット・ベルリン=トウキョウは2011年の結成以来オルランド国際コンクール優勝。ベルリンと東京を中心に国際的活躍を続ける秀英。
 六花亭札幌本店ふきのとうホールのレジデントカルテットを務める傍らラ・フォル・ジュルネへの出演や各国の音楽祭に頻繁に出演。
 一昨年から(新型コロナのための中断を挟みながら)ベルリンなどドイツ3都市でベートーヴェンの弦楽四重奏曲演奏会を開催した。

 彼らのデビューCDに選ばれたのはハイドンの傑作作品76全曲です。
 その演奏は平衡感覚に優れたアンサンブルと清潔感あふれる音色、深く、拘りのある解釈によってクァルテット演奏に新しい息吹を与えている。
 レコード芸術誌2022年9月号で特選盤にも選出されました。
 




エコ・アース


EECD-003
¥2750
「河内琢夫の音楽/室内楽作品個展2021」
 (1)《2つの祭礼》~
  パン・フルート、十三絃箏と打楽器のための(2020)
   (1.ある南方の小さな祭礼/2.ある北方の小さな祭礼)
 (2)《間奏曲》~マリンバ連弾のための(2018)
 (3)《いにしえの物語が始まる場所/冬の儀式の踊り》
  ~ヴァイオリン、チェロとピアノのための(2021)
 (4)《3つの小さな手仕事》~ピアノのための(2020/21)
  (1.シベリアの鹿の形をした文様/2.クワキウトル族の銀色の首飾り/
   3.トゥピラク[北極のグレムリン])
 (5)《ソナタ・パシフィカII》~
  ディジュリドゥ、チェロと打楽器のための(2017)
   (1.祭祀/2.ヴォカリーズと舞曲)
 (6)《風、河そして星々》~弦楽四重奏のための(2016)
(1)大束晋(パン・フルート)、
 上田麻里名(十三絃箏)、河内琢夫(打楽器)
(2)高橋治子(マリンバ)、町田志野(マリンバ)
(3)千葉純子(ヴァイオリン)、
 井上雅代(チェロ)、小笠原貞宗(ピアノ)
(4)鈴木祐子(ピアノ)
(5)哲J(ディジュリドゥ)、
 井上雅代(チェロ)、河内琢夫(打楽器)
(6)アンサンブル・ライン(弦楽四重奏):
 【手島志保(ヴァイオリン)、
  平岡陽子(ヴァイオリン)、
  東義直(ヴィオラ)、和田夢人(チェロ)】

 大自然からインスパイアされた美しい現代音楽、アボリジニの楽器ディジュリドゥの第一人者、哲Jを始めヴァイオリンの千葉純子ほか一流の音楽家たちが競演!河内琢夫の音楽/室内楽作品個展2021
 ~「私は音楽を通して大自然に内在する神性、霊性を聴き出したい」 作曲者の言葉(ライナー・ノートより)

 録音:2021年12月15日ムジカーザ(ライヴ)
 録音エンジニア:櫻井卓(パウ)  [78:10]

 河内琢夫はいわゆる現代音楽のジャンルに属してしますが、大自然から霊感を受けて書かれた作品はいずれも大変、抒情的、ロマンティックな音楽で一部のファンから熱狂的に支持されています。
 彼は20代前半、第3回Music Today国際作曲コンクールで武満徹氏に認められ、その後ISCM(国際現代音楽協会)主催の音楽祭World Music Daysでも作品が取り上げられています。
 評論家、片山杜秀氏は河内の音楽について「後期ロマン派、印象派からハード・ロック、プログレシヴ・ロックまで様々な影響を受け、調性とメロディを重視する現代的なリリシズムを追求する」と自身の著書で書いています。
 
 このディスクの目玉は何といってもオーストラリア先住民アボリジニの伝統楽器ディジュリドゥとチェロ、打楽器のための「ソナタ・パシフィカII」。自然を象徴するディジュリドゥと人間を象徴するチェロとの対話を表現することで自然と人間が一体化することを夢見た作品です。
 過去の繰り返しではない新しい抒情性を感じさせる作品群は21世紀のロマン主義ともいうべき音楽でクラシック、現代音楽ファンのみならず、ポスト・クラシカルの好きな人にもアピールする内容です。

 
 













8/31(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HARMONIAMUNDI



HMM 902343
¥2900
豪華共演!
 INVISIBLE STREAM(見えない流れ)


 ・ラファエル・アンベール(b.1974):Akim's Spirit(アキムの心)
 ・ワーグナー:夕星の歌(タンホイザーより)
 ・シューベルト:音楽に寄す(D 547)
 ・アンベール:マイ・クレズマー・ドリーム
 ・オーネット・コールマン(1930-2015):
  ビューティ・イズ・ア・レア・シング
 ・アンベール:イメージの音楽
 ・ハンス・アイスラー(1898-1962):
  小さなラジオに(An den kleinen Radioapparat)
 ・アンベール:ソー・ロング・ラジオ・ヴォイス、亡命者
 ・レイモン・ル・セネシャル(b.1930)/
  ピエール・バルー(1934-2016):水の中のダイヤモンド
ラファエル・アンベール(サックス/Henri Selmer Paris)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/Gioffred Cappa)
ピエール=フランソワ・ブランシャール(ピアノ)
ソニー・トゥルペー(ドラム、ka ドラム(ハンドドラム))

 すべての音楽の根底に存在する流れをケラス、アンベールら現代を代表する名手たちが表現!しずかな感動に浸る1枚

 録音:2022年2月、ドイツ、エルマウ城

 世界が認める語り口と技術で、作曲家の時代や国境やジャンルを超えて、自身の音楽を聴かせるチェロ奏者ケラスと、ジャズやクラシックのボーダーを超えた音楽を聴かせるサックス奏者アンベールによる、豪華共演アルバムの登場。
 ふたりは2016年のエクサン・プロヴァンス音楽祭のアソシエイト・アーティストを務め、そこでの演奏は聴衆に熱い感動を呼び起こしました。
 
 アルバムのタイトル「Invisible Stream(見えない流れ)」とは、様々な境界を越えつつ、人々、アーティスト、即興演奏家、音楽家をつなぐ「見えない流れ」のこと。まさにケラスたちがここで展開している音楽、また彼らの活動自体を言い表したしたタイトルとなっています。

 クラシックの楽曲をジャズ風にアレンジしたもの、また、現代作曲家やアンベール自身による作品を、彼ら独自の世界観で聴かせます。
 「夕星の歌」ではメロディはケラスのチェロが担当。半音階が多用された旋律と、美しくも官能的なアンサンブルとの絡みに思わずドキっとさせられるようです。シューベルトの「音楽に寄す」はアンベールがメロディを奏でます。
 歌では息の関係で難しいと思われるゆったりとしたテンポで進められる中、ドラムも非常に効果的に響きます。

 ちなみに録音場所であるエルマウ城は、2022年のG7サミットでも使われた風光明媚な自然の中に位置します。

 
 




PREISER RECORDS

PRCD 915667
¥2500
Die Mozartautomat
 室内オペラ
  『モーツァルト・オートマタ、
   あるいは奇術師メスメルの秘密』

 音楽:パウル・ヘルテル
 リブレット:
  クラウディア・トマン&パウル・ヘルテル
アネーテ・リエピナ(ソプラノ)
 ...ゾフィー・ウェーバー、
  マリア・テレジア・フォン・パラディス、
  キュレーター
ケヴィン・エルスニグ(カウンターテナー)
 ...モーツァルト・オートマタ、闇の声
パブロ・カメゼッレ(テノール)
 ...フランツ・アントン・メスメル、
  検死官、仮面の者
ゲジム・ベリシャ(バリトン)
 ...デイム伯爵、キュレーター
アンドレアス・ヤンコヴィッチ(バスバリトン)
 ...墓掘りヨーゼフ・ロスマイヤー、
  訪問者、警官、キュレーター
ペトラ・ジャカローネ(指揮)
エウテルペ管弦楽団
「パンドラの箱」連盟合唱団
PRDVD 91572
(DVD)
※PAL方式
¥3700

 人工知能のモーツァルト?奇妙な空想による室内オペラ

 PAL

 モーツァルトの超天才性と謎に満ちた死から想像を膨らませ、もしモーツァルトがオートマタ(自動人形)として作られたのだとしたら、という奇妙な物語をしたてあげた室内オペラ。
 エウテルペ管弦楽団は女性のみからなるオーケストラです。

 CD(PRCD-915667)とDVD(PRDVD-91572)で同時発売。DVDはPAL使用のためパソコンでご視聴ください。
 

PRCD 91566
¥2500
ウィーンはお好き
 クライスラー(H. Hodl編):前奏曲とアレグロ
 ベートーヴェン(W. Kornberger編):
  クロスオーヴァー・ベートーヴェン
 レハール、チャーチル(W. Kornberger編):
  ウィーンのメランジェ
 J.シュトラウス(F. Klinger & H. Hodl編):
  シュトラウス・メドレー
 チャイコフスキー(H. Hodl編):バレエ音楽集
 ファラン・アンサンブル(H. Salmhofer編):
  Amiri 3 - 東洋の魔法
 ガレスピー、パパレッリ(H. Hodl編):チュニジアの夜
 モーツァルト、ブルーベック(W. Kornberger編):
  典型的なヴォルフガング
 H. Hodl:夢遊病
ウィーン・クラリネット・コネクション

 音楽の街ウィーンへの愛を大胆に綴る

 録音:2021-2022年/オーストリア、プフシュテッテン

 4人のクラリネット奏者からなるグループによるアルバム。音楽の街ウィーンが誇る伝統への敬意を、自由なアレンジと共に奏でます。
 ベートーヴェン「運命」やモーツァルト「トルコ行進曲」といった古典作品を用いつつ、ジャズの要素も詰まった大胆な展開を見せます。
 
 

PRCD 91573
¥2500
ゴールデン・ルーツ
 J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
 モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K.546
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調『悲愴』 Op.13より 第3楽章
 シェーンベルク:親愛なる太陽よ、私を照らして
 クリストフ・ディーンツ:クヌーデル・ポルカ
 伝承曲:Purbacher Galopp
 伝承曲:Meraner Jodler, Steirer, Ischler Schleuniger
 ゲラルド・レッシュ:Grid
 クリスティアン・マウラー:Surivisation
 フィリップ・ガイス:Imaginary Dances
アウレウム・サクソフォン・カルテット

 すべての音楽は根幹でつながっている、と言わんばかりにクラシック、ジャズ、ワールドミュージック、民族音楽の根源的な融合を試みたサックス四重奏アルバム。
 クラシックの編曲はいたって正攻法。シェーンベルクのアカペラ合唱曲が美しい。
 
 

PRCD 91569
¥2500
バルカン・アム・ホーフ
 1. Balakanerie in G-Moll
 2. Tanzyolluk
 3. B'Nai Brith
 4. Hannoverocek
 5. Als Haydn in Sevdah fiel
 6. Als Mozart Sliwowitz trank
 7. Als Beethoven Cevapcici aß
 8. Bublitschki
 9. More Sokol Pie
 10. Poskocica
バルカリート

 痛快なアレンジで聴かせるバルカン音楽

 クラリネット、アコーディオン、コントラバス、パーカッションという編成のグループ。
 1曲目ではJ.S.バッハが、また5~7曲目ではそれぞれハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンが素材として用いられつつ、バルカン風の味付けがなされた音楽。
 アレンジ痛快。
 




AVIE



AV2500
¥2600
ヴァンサン・ラルドゥレ(ピアノ)
 スクリャービン・ミステリー  
ヴァンサン・ラルドゥレ(ピアノ)
 スクリャービン:
  練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1、練習曲 嬰ヘ短調 Op.8-2、練習曲 変ロ短調 Op.8-11、
  左手のための前奏曲と夜想曲 Op.9、ピアノ・ソナタ第2番 Op.19《幻想ソナタ》、
  練習曲 嬰ハ短調 Op.42-5、ピアノ・ソナタ第7番 Op.64《白ミサ》、
  ピアノ・ソナタ第9番 Op.68《黒ミサ》、詩曲《焔に向かった》 Op.72、
 
 マンフレート・ケルケル:《スクリャービンのトンボー》より「前奏曲」

 「スタインウェイ・アーティスト」、ヴァンサン・ラルドゥレのスクリャービン!

 ☆ヴァンサン・ラルドゥレのAvieレーベル、デビュー盤!
 ☆生誕150周年を迎えたスクリャービンの作品集!

 「スタインウェイ・アーティスト」という輝かしい称号で知られるヴァンサン・ラルドゥレ(ヴァンサン・ラルデル)は、独『ノイエ・ムジークツァイトゥング』紙(Neue Musikzeitung)において「当代最高のピアニストの一人」と称賛されています。
 彼はドイツのリューベック音楽大学でブルーノ=レオナルド・ゲルバーに師事し、マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクールやAMAカラブリア国際音楽コンクールの他、数々のコンクールで受賞しました。
 スカルラッティからブーレーズまで幅広いレパートリーを持ち、特にラヴェルの研究に熱心で、作曲者自身の注釈の入ったペルルミュテールが所有していた楽譜の研究でも知られています。持ち前の色彩豊かな表現力は国際的に評価されており、来日公演でも好評を博しました。

 またこれまでに、Ars Produktionレーベルを中心に多数の録音を残しており、『レコード芸術』の特選盤などを受賞しています。

 スクリャービン生誕150周年を記念した今回のアルバムでは、ショパンやリストから影響を受けた初期の作品から20世紀のモダニズムに向かっていく後期の作品までを収めており、スクリャービンの生涯にわたる作品をヴァンサン・ラルドゥレが見事に弾き分けています。
 ラスト・トラックには、作曲家&音楽学者のマンフレート・ケルケルが再発見したスクリャービンの最後の未完作品「Acte prealable」のスケッチを素材にした作品をこのアルバムの感動的なアンコールとして収録しています。

 
 
 

AV2458
¥2600
アポン・ファーザー・リフレクション
 マイケル・ティルソン・トーマス(b.1944):
  アポン・ファーザー・リフレクション(世界初録音)
 アール・ワイルド(1915-2010):
  ジョージ・ガーシュインの主題による
   7つのヴィルトゥオーゾ・エチュード
 コープランド(1900-1990):ピアノ・ソナタ
ジョン・ウィルソン(ピアノ)

 期待の若手アメリカ人ピアニスト、ジョン・ウィルソンのデビュー盤!

 ☆師であるマイケル・ティルソン・トーマスの作品を世界初録音!
 ☆2019年レスピーギ国際コンクールで第1位獲得、注目の若手アメリカ人ピアニスト!

 バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、北米を中心に活躍しているピアニスト、ジョン・ウィルソン(イギリスの指揮者とは別人)によるアメリカ音楽作品集。ウィルソンはサンフランシスコ交響楽団の後援により近年行われたソロ・デビュー・コンサートにおいて、「ドビュッシーに期待される美しさと繊細さの全てを持っている」と好評を博しました。
 また数多くの世界初演に参加しており、師であるマイケル・ティルソン・トーマスのソロ・ピアノ作品から、ティモ・アンドレスとジュディス・ラング・ザイモントによるデュオ作品などを初演しています。
 ソリストとしてはサンフランシスコ交響楽団やニューワールド交響楽団と共演。また数々の国際コンクールで受賞し、2019年にはレスピーギ国際コンクールで第1位を獲得するなど期待のピアニストです。

 ジョン・ウィルソンのデビュー・アルバムとなる今作では、師でもあるマイケル・ティルソン・トーマスの作品が含まれています。
 この作品は、ティルソン・トーマスがドビュッシーやシューマン、ボサノバ、ガムラン、ラーガ、モンテヴェルディ、ベルクといった様々な作曲家やジャンルの音楽から影響を受けて作られました。
 その他にもグラミー賞に輝いたこともあるアール・ワイルドや、アメリカを代表する作曲家コープランドの作品も収録しており、アメリカ音楽ファンにおすすめの一枚となっています。

 ※録音:2021年6月22-23日、コンラッド・プレビーズ・パフォーミング・アーツ・センター(カルフォルニア)

 
 




CHANDOS



CHAN20161
¥2500
ルース・ギップス:管弦楽作品集 Vol.2
 序曲《シャンティクリア 》 Op.28
 オーボエ協奏曲 ニ短調 Op.20
 交響詩《青白い馬に乗った死》 Op.25
 交響曲第3番 Op.57
 (全曲世界初録音)
ユリアナ・コッホ(オーボエ)
ラモン・ガンバ(指揮)
BBCフィルハーモニック

 イギリスの女性作曲家ルース・ギップス、管弦楽作品集第2弾!

 ☆知られざる《交響曲第3番》を含む、ルース・ギップス(1921-1999)の管弦楽作品集第2弾!
 ☆ロンドン交響楽団のオーボエ首席奏者、ユリアナ・コッホも参加!

 ヴォーン・ウィリアムズやゴードン・ジェイコブに師事したイギリスの女性作曲家、ルース・ギップス(1921-1999)の管弦楽作品集第2弾!
 《交響曲第2番》や《交響曲第4番》を収めた第1弾(CHAN20078)に続き、指揮はラモン・ガンバ、今作は第2次世界大戦中に書かれた3作品と、これまでにほとんど聴かれることの無かった《交響曲第3番》を収録しています。
 変化に富んだ《オーボエ協奏曲》(ソロはロンドン交響楽団の首席奏者、ユリアナ・コッホ!)、未完のオペラのための序曲《シャンティクリア》、ウィリアム・ブレイクの絵画に基づく交響詩《青白い馬に乗った死》、グロッケンシュピールやチェレスタ、タムタムなど多数の打楽器を必要とする大編成のオーケストラのために書かれ、終楽章ではフーガも繰り広げられる《交響曲第3番》、どの作品も彼女の管弦楽に対する優れた手腕を示しています。

 イギリスの海辺のリゾート地、ベクスヒル=オン=シーに生まれたルース・ギップスは、16歳で王立音楽院に入学し、作曲家・ピアニストとして急速に成長。
 ゴードン・ジェイコブやレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに師事したほか、レオン・グーセンスにオーボエを学び、バーミンガム市立管弦楽団のオーボエ奏者としても活躍しました。
 彼女の英国音楽界への貢献は多岐にわたっており、近年録音も増えてきています。

 ※録音:2019年12月19日&2022年1月6日、メディアシティUK(イギリス、マンチェスター)

 
 
 


CHAN20243
¥2500
ミュージック・イン・エグザイル~亡命者たちの音楽 Vol.6
 アルベルト・ヘムシ(1898-1975):室内楽作品集(全曲世界初録音)
  ギリシャの婚礼の踊り Op.37 bis(チェロとピアノのための)
  3つの古風な旋律 Op.30(セファルディ民謡集より、弦楽四重奏のための)
  ピルプール・ソナタ Op.27(ヴァイオリンとピアノのための)
  五重奏曲 ト長調 Op.28(ヴィオラと弦楽四重奏のための)
  瞑想曲 Op.16(アルメニアの様式で、チェロとピアノのための)
ARCアンサンブル

 好企画「亡命者たちの音楽」シリーズ第6弾!アルベルト・ヘムシの室内楽作品集!

 ☆ARCアンサンブルによる『ミュージック・イン・エグザイル・シリーズ』!
 ☆《セファルディ民謡集》で知られるアルベルト・ヘムシ!

 カナダにおける最も優れた文化大使であるARCアンサンブル(Artists of The Royal Conservatory)が注力する『ミュージック・イン・エグザイル~亡命者たちの音楽』シリーズの最新巻は、セファルディムの伝統音楽を集め保存したことで有名なアナトリア(現トルコ)の作曲家、アルベルト・ヘムシ(1898-1975)の室内楽作品集。
 ARCアンサンブルは20世紀の全体主義体制下で抑圧され、その後も疎外され続けてきた音楽の研究と復興に力を注いでおり、シリーズではこれまでに「ベン=ハイム(CHAN 10769)」、「フィテルベルク(CHAN 10877)」、「シモン・ラクス(CHAN 10983)」、「カウフマン(CHAN 20170)」、「クレバノフ(CHAN 20231)」の計5巻がリリースされています。

 アルベルト・ヘムシは1898年、アナトリア(現在のトルコ)のトゥルグトルに生まれ、イタリアで学んだセファルディム(スペイン系ユダヤ人)の作曲家。
 アナトリアには2000年以上前からユダヤ人が住んでいましたが、1492年のユダヤ人追放令により、スペインやポルトガルからセファルディムがやってきて、その人口は大幅に増加しました。
 その後、オスマン帝国の崩壊、ナチズムの台頭、イスラエルの建国、アラブ諸国での反ユダヤ主義の台頭により、人口が激減。
 ミラノの音楽院で修行したヘムシは、アナトリアに戻り、セファルディの伝統音楽をできるだけ多く集め、記譜することを決意しました。
 彼はバルトークやコダーイ、ヴォーン・ウィリアムズのような多くの作曲家同様、伝統的な旋律とそれを支える様々な演奏スタイルや慣習が、いかに自身の音楽にインスピレーションを与えてくれるかを理解していたのです。

 ※録音:2021年12月&2022年2月、トロント王立音楽院ほか(カナダ)

 
 




DA VINCI CLASSICS


C00603
¥2600
ツェルニー:
 ヴァイオリンとチェロのアドリブを伴う
  4手連弾のための性格的ソナタ集

   ソナタ ト長調 Op.120《感傷的》
   ソナタ ハ長調 Op.119《軍隊》
   ソナタ ヘ長調 Op.121《田園風》
デュオ・ピアニスティコ・ディ・フィレンツェ
 〔サラ・バルトルッチ&
  ロドルフォ・アレッサンドリーニ〕
クララ・フランチスカ・シェーテンザック(ヴァイオリン)
アウグスト・ガスバッリ(チェロ)

 VnとVcのアドリブを伴うツェルニーの4手連弾ソナタ集!

 ヴェートーヴェン、クレメンティ、フンメルに作曲を学び、師としてはリストとレシェティツキを指導し、さらにはその生涯で作品番号付きだけで861曲、未出版を含めると1000曲以上の作品を生み出したカール・ツェルニー(1791-1857)。
 近年、その功績が再び注目されているツェルニーの3つの異なる「特徴的」なタイトルが付けられている4手連弾、そしてヴァイオリンとチェロのアドリブを伴う「ソナタ集」が登場!
 感傷的、軍隊、田園風といったタイトルを持つこれらのソナタは、その華麗なる表現力を基盤として、それぞれの作品が力強い個性を発揮している秀作です。

 フィレンツェのピアノ・デュオ、サラ・バルトルッチとロドルフォ・アレッサンドリーニは30年以上のキャリアを誇り、ここでも抜群のコンビネーションを披露。
 デュオ・ピアニスティコ・ディ・フィレンツェの演奏は、ツェルニーが音楽教師という枠を超え、同時代の偉大な作曲家の一人であったことを改めて証明してくれています。

 ※録音:2022年4月、アッカデミア・バルトロメオ・クリストフォリ(フィレンツェ、イタリア)
 
 

C00609
¥2600
ルネッサンス・ファンタジア ~
 ヨーロッパを横断する16世紀のリュート作品集
フランチェスカ・トレッリ(リュート)
  カピローラ:リチェルカーレ第4番/ムダーラ:ルドビコのハープを模したファンタジア/
  ミラン:ファンタジア第10番、ファンタジア第11番/
  ダ・ミラノ:ファンタジア第81番&84番&第40番、ファンタジア・ディヴィーナ、ファンタジア第51番/
  トラチェッティ:ファンタジア第2番(世界初録音)/
  ダウランド:ファンタジア P.5/メルテル:ファンタジア第25番(世界初録音)/
  モリナーロ:ファンタジア第5番/ユエ:ファンタジア/ヴァレ:ラ・メンディアンテ・ファンタジー/
  メルテル:前奏曲第197番、ファンタジア第108番(世界初録音)/ダウランド:ファンタジア P.1/
  バチェラー:プレリュード=ファンタジー/ドゥゴライ:フィナーレ/ダウランド:ファンシー P.7

 16世紀にリュートのために書かれたヨーロッパ各地の重要な「ファンタジア」をまとめたアルバムは、意外と数少ない珍しいプロジェクト。
 ロンドンのギルドホール音楽院で名匠ナイジェル・ノースの師事したイタリアの女流奏者フランチェスカ・トレッリは、ルネサンス期のリュート奏者になりきり、音楽家、作曲家、そしてバロックと呼ばれる次の時代への過渡期の精神を、「ファンタジア」という形式を通じて巧みに表現しています。

 ※録音:2021年10月、レッジョ・エミリア(イタリア)
 
 

C00608
¥2600
スタンフォード:歌曲集 Vol.2
 信仰の歌 Op.97
 子供たちの歌の花輪 Op.30
 放浪の旅人の歌 Op.157
 4つの愛国的な歌
 鐘のキャロル
エリザベッタ・パーリア(メゾ・ソプラノ)
クリストファー・ハウエル(ピアノ)

 チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852-1924)は長い間、英国国教会のための音楽と同義であったのと同時に、19世紀末のイギリス音楽の復興に貢献したことで広く知られています。
 イタリアのメゾ・ソプラノ、エリザベッタ・パーリアが歌うスタンフォードの歌曲集第2巻には、1917年から18年にかけて出版された「4つの愛国的な歌」の全曲、1世紀以上振りとなる1915年の「鐘のキャロル」の完全版などを収録しています。

 ※録音:2021年、ストゥディオ・オヴ・グリファ・エ・フィリ(ミラノ、イタリア)
 
 

C00610
¥2600
ソッリーニ:ピアノ作品集 Vol.2
 天使は家に帰り Op.34
 アッシジの聖フランチェスコの瞑想 Op.44
 メロローグ《ディボックとネッド》Op.41
 森の中の修道院 Op.35
 ベイビーズ・コーナー Op.36
マルコ・ソッリーニ(ピアノ)
サルヴァトーレ・バルバターノ(ピアノ)
フランチェスコ・カスティリオーネ(ナレーター)

 ロッシーニの音楽のスペシャリスト、マルコ・ソッリーニの前作「24のピアノ作品集」(C00520)に続く自作自演のピアノ作品集第2巻。
 第1集の作品が2001年から2007年の間に書かれたものであるのに対し、この第2集で取り上げられた作品はより近年、特に2018年から2021年までの期間をカバーしています。

 ※録音:2021年8月-9月、サンタ・マリア教会(ポンツァーノ・ディ・フェルモ、イタリア)
 



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HYPERION



PCDA68394
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
 チェロ、黄金の10年 1878-1888

 ブルッフ:コル・ニドライ Op.47*(1881)
 リヒャルト・シュトラウス:
  チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6(1881、オリジナル版)
 ドヴォルザーク:
  4つのロマンティックな小品 Op.75(1887、イッサーリス編)
 ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):
  チェロ・ソナタ ニ長調 Op.17(1878)
 エルンスト・ダーヴィト・ヴァーグナー(1806-1883):
  コル・ニドライ
 アイザック・ネイサン(1790-1864):
  ああ、彼等のために泣け(イッサーリス編)
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
コニー・シー(ピアノ)
オリヴィア・ジャゴース(ハープ)*
CDA68394
¥2500→\2290

 チェロの黄金期を描く!スティーヴン・イッサーリスの最新作!

 ☆チェロ史上最も充実していた1878年から1888年に焦点を当てた注目のプログラム!
 ☆イッサーリス自身による解説付き!

 イギリスが誇る世界的名チェリスト、スティーヴン・イッサーリス最新作!チェロの歴史上、特に実りの多かった10年に着目した魅力たっぷりのプログラム!
 ブラームスの《チェロ・ソナタ第2番》や、チェロで演奏されることも多いフランクの《ヴァイオリン・ソナタ》、そしてサン=サーンスの《白鳥》やフォーレの《エレジー》が生まれた1880年代に焦点を合わせ、ブルッフの有名な《コル・ニドライ》(1881年出版)や、1880年に開催された新音楽時報(Neue Zeitschrift fur Musik)主催のコンクールに提出されたリヒャルト・シュトラウスとルイーゼ・アドルファ・ル・ボーのソナタなどを取り上げています。(イッサーリスによれば、ドイツ・ロマン派の女性作曲家、ル・ボーのソナタはTwitterでのやりとりをきっかけにその存在を知り、この作品を収録するために、アルバム・タイトルを「1880年代」ではなく「1878-1888」にしたとのこと。)
 さらに脚注として、別の作曲家の手による《コル・ニドライ》や、ブルッフの《コル・ニドライ》に引用されているアイザック・ネイサン(「オーストラリア音楽の父」として知られる英国の作曲家、指揮者チャールズ・マッケラスはネイサンの子孫)の哀歌《ああ、彼等のために泣け Oh! weep for those》も収録されており、イッサーリスの巧みなキュレーションが光ります。
 イッサーリス自身による読み応えのある解説(国内仕様盤は日本語訳付き)と合わせてお楽しみください。

 ※録音:2021年7月5日-7日、ヘンリー・ウッド・ホール(イギリス、ロンドン)

 ☆2022年9月 スティーヴン・イッサーリス来日公演予定!
 9/10-11 山形テルサ/9/14 王子ホール/9/16 かなっくホール/9/17 神奈川県立音楽堂
  ※公演予定は変更となる可能性がございます。最新の開催状況につきましては、各ホールや主催団体の公式HP等にてご確認ください。
 
 

CDA68393
¥2500
ペドロ・デ・クリスト:マニフィカト クペルチノス、
ルイス・トスカノ(指揮)
 ペドロ・デ・クリスト(c.1550-1618):
  第8旋法のマニフィカト/サルヴェ・レジナ(ようこそ天の女王)*/
  ミサ曲「サルヴェ・レジナ(ようこそ天の女王)」/クアエ・エスト・イスタ(この方は誰ぞ)*/
  アルマ・レデンプトリス・マーテル(恵み深き救い主の母よ)*/
  アヴェ・レジナ・チェロールム(幸いなるかな天の女王)/スターバト・マーテル*/
  レジナ・チェリ(天の女王)/ベアタ・デイ・ジェニトリクス(祝福されし神の御母)/
  サンクタ・エト・インマクラータ(神聖にして汚れなき乙女)*/
  ベアタ・ヴィセラ・マリエ(祝福されしマリアの御胎)/アヴェ・マリス・ステラ(めでたし海の星)/
  ヴィルゴ・プルデンティッシマ(いと聡明なる乙女)/アヴェ・マリア
 *世界初録音

 クペルチノス第3弾!新たに修復され甦ったペドロ・デ・クリストの音楽!

 ☆ブラバント・アンサンブルの若きテノール、ルイス・トスカノ率いるポルトガルのヴォーカル・アンサンブル「クペルチノス」!
 ☆ファースト・アルバム「カルドーゾ」で堂々の「グラモフォン賞」を受賞したクペルチノスのサード・アルバムは、16~17世紀ポルトガルの重要なポリフォニストの一人、ペドロ・デ・クリストの音楽!

 ルイス・トスカノは、ブラバント・アンサンブル、アルス・ノヴァ・コペンハーゲン、ムジカ・フィクタなどのアンサンブルに参加するポルトガルのテノール。
 2009年にクペルチノ・デ・ミランダ財団によって設立されたクペルチノス(元:Cappella Musical Cupertino de Miranda)は、コインブラ大学とのパートナーシップ、ディレクターのルイス・トスカノ、音楽学者のホセ・アブレウらの研究によって、広大なポルトガルのポリフォニー音楽を専門的に取り上げています。

 Hyperionからリリースされたファースト・アルバム「カルドーゾのレクイエム」(CDA68252)が、いきなり2019年度のグラモフォン賞古楽部門賞を受賞してしまうという快挙を達成し一躍その名を世界に轟かせたクペルチノス。
 ドゥアルテ・ロボの世界初録音となる2つのミサ曲と8つのクリスマス・レスポンソリウム集を収録したセカンド・アルバムでもその更なるポテンシャルを示しました。待望のサード・アルバムとなる今作では16世紀~17世紀ポルトガルの作曲家、ペドロ・デ・クリストを取り上げます。
 
 ポルトガルでは1834年の修道会解散以降およそ100年もの間資料が適切に管理されずに書籍や写本が大きなダメージを受け、ペドロ・デ・クリストの写本も多くは失われてしまったとされています。
 しかし2021年、コインブラ大学はクペルチノ・デ・ミランダ財団の寛大な支援を受け、ここに収録されたレパートリーを構成するのに不可欠な4つの主要な写本を修復。ダメージを受けた作品の大部分を完成させました。
 作品の誕生から400年の時を経て、ポルトガルの音楽史に名を刻む偉大なポリフォニストの音楽が甦ります。

 ※録音:2021年8月14日-17日、ボム・ジェズ教会(ブラガ、ポルトガル)

 
 



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SIGNUM



SIGCD730
¥2500→\2290
NASAの研究者や技術者、宇宙飛行士らとの共同プロジェクト
 音楽と科学の融合
ファルケンバーグ:ザ・ムーンズ・シンフォニー

 アマンダ・リー・ファルケンバーグ:
  ザ・ムーンズ・シンフォニー
   〔I. イオ ~ Celestial Tug of War、
    II. エウロパ ~ Is there an Ocean? 、
    III. タイタン ~ Equatorial Dunes and Methane Monsoons、
    IV. エンケラドゥス ~ Rows and Rows of Gigantic Geysers、
    V. ミランダ ~ Monolithic Cliff、
    VI. ガニメデ ~ Magnetic Forces and Colossal Discoveries、
    VII. 月 ~ Earthrise - The Overview〕
 ドビュッシー:月の光 L.75-3*
 交響的宇宙飛行の考察
  (アマンダ・リー・ファルケンバーグの詩の朗読)**
マリン・オールソップ(指揮)
ロンドン交響楽団
ベン・パリー(合唱指揮)
ロンドン・ヴォイシズ
アマンダ・リー・ファルケンバーグ(ピアノ)*
NASA宇宙飛行士ニコール・ストット(朗読)**

 マリン・オールソップの注目プロジェクト!ファルケンバーグの「ザ・ムーンズ・シンフォニー」!

 ☆マリン・オールソップの注目プロジェクト!
 ☆豪州の女性作曲家、アマンダ・リー・ファルケンバーグが贈る、音楽と科学を融合させたダイナミックな新作合唱交響曲!

 バーンスタインの愛弟子の一人であり、女性指揮者のパイオニアとして獅子奮迅の活躍を見せるマリン・オールソップ(マリン・オルソップ)。
 角野隼斗(YouTuber「かてぃん」)&ポーランド国立放送交響楽団と共演する2022年9月の来日公演でも注目を集めるオールソップの新たなスペシャル・プロジェクト、「ザ・ムーンズ・シンフォニー」がリリース!
 
 「ザ・ムーンズ・シンフォニー」は、オーストラリア出身で映画音楽を中心に多くの国際的なコンクールや音楽賞で受賞してきた女性作曲家&ピアニスト、アマンダ・リー・ファルケンバーグが、過去、現在、未来の月(衛星)探査をドラマティックに描いた新作です。ここでいう「Moons」は地球の衛星「月」だけではなく、衛星全般を指すもので、木星のイオとエウロパ、ガニメデ、土星のタイタンとエンケラドゥス、天王星のミランダなど、月と外惑星の6つの衛星が楽章ごとのタイトルに付けられています。
 アメリカ航空宇宙局NASAの研究者や技術者、宇宙飛行士らとも議論を重ねて進められたプロジェクトで、音楽と科学を融合させたスペクタクルな合唱交響曲を、オールソップとロンドン交響楽団の壮麗なサウンドで披露します。ボーナス・トラック的な余韻として、ファルケンバーグが弾くドビュッシーの「月の光」、NASAの女性飛行士ニコール・ストットが朗読するファルケンバーグのポエムも収録。

 ※録音:2022年5月21日-22日、LSOセント・ルークス(ロンドン)&2022年6月4日、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)

 「この曲を聴く人には、音楽の力強さや荘厳さだけでなく、この曲の背後にある科学の素晴らしさも感じることを願っています...私たちは、この宇宙についてほんの少ししか知らないのですから...そして、この交響曲はその事実に光をあて始めます。」マリン・オールソップ

 
 




ONDINE



ODE-1411
¥2700
トーマス・アデス(1971-): おとぎ話の踊り/歌劇《彼女に化粧を》
 - ホテル組曲/見出された場所/夜明け

  歌劇《彼女に化粧を(パウダー・ハー・フェイス)》– ホテル組曲(2018)
   1. I. Overture/2. II. Scene with Song/
   3. III. Wedding March/4. IV. Waltz/5. V. Finale
  Lieux retrouves 見出された場所(管弦楽版)(2016)
   6. I. Les eaux/7. II. La montagne/
   8. III. Les champs/9. IV. La ville – cancan macabre
  Marchentanze おとぎ話の踊り(管弦楽版)(2021)
   10. I./11. II./12. III. A Skylark for Jane/13. IV.
   14. Dawn. 夜明け -
    任意の間隔で配置されたオーケストラのためのシャコニー(2020)
 
 ※全て世界初録音
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)...10-13
トマス・ヌニェス(チェロ)...6-9
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮)
NYCX-10344
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: ヘルシンキ・ミュージック・センター(フィンランド) 2021年10月...1-9 2022年4月...10-13 2022年5月...14

 【ニコラス・コロン&フィンランド放送響の録音第2弾はトーマス・アデス作品集】
 「トーマス・アデスは前世紀と今世紀における偉大な表現者で、私にとって指揮したくなる作曲家の一人です」--ニコラス・コロンフィンランド放送交響楽団(FRSO)の歴史上初めて国外から首席指揮者に迎えれらたニコラス・コロン。正統的な解釈、音色への繊細な配慮、オケの卓抜なコントロールが称賛されたFRSOとの第1作シベリウス:交響曲第7番他(NYCX-10305[国内仕様盤]/ODE-1404[輸入盤])に続く注目の第2作はトーマス・アデス!

 コロンがFRSOに就任して最初のシーズンである2021年秋の『第3回フィンランド放送音楽祭』で、コロンがメインに据えたのはイギリスを代表する作曲家の一人、トーマス・アデスでした。
 特に注目されたのが、ペッカ・クーシストが演奏した「Märchentanze おとぎ話の踊り」の管弦楽版世界初演。
 この曲はルイ・ヴィトン財団と東京オペラシティ文化財団の共同委嘱を受けてヴァイオリンとピアノのために書かれ、東京オペラシティのコンポージアム2020においてアデス自身のピアノとリーラ・ジョセヴォウィッツにより初演される予定でしたが、新型コロナ感染症の拡大によりアデスの訪日が中止となり、翌2021年10月にパリで、アデスとペッカ・クーシストにより初演されました。

 ここに収録されたのはフィンランド放送(Yle)の委嘱による管弦楽版。
 作品はイギリス民謡を基調とした4つの楽章で構成され、アデスらしい冴えたオーケストレーションと超絶技巧に加えて親しみやすい雰囲気をもっており、ひばりが飛ぶさまを描いた第3楽章はヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」を彷彿させます。
 『ホテル組曲』はアデス24歳の作品で彼の出世作となった歌劇《彼女に化粧を(パウダー・ハー・フェイス)》の素材による管弦楽組曲。
 この歌劇は実際にあった貴族階級のスキャンダルに基づくストーリーを持ち、アルバン・ベルク、ブリテン、ヴァイル、ピアソラなどの影響が感じさせる音楽が付けられています。
 アデスはこの音楽を気に入り、これまで3つの管弦楽組曲を作っており、『ホテル組曲』は最新のもの。
 
 「見出された場所」はスティーヴン・イッサーリスのために書かれた実質的なチェロ協奏曲。水を描いた第1楽章、山(登山家)を描いた第2楽章に続き、瞑想的な第3楽章を経て、オッフェンバックのカンカンを引用した技巧的なフィナーレで幕を閉じます。
 
 「夜明け」は2020年のBBCプロムスの委嘱作。"Chacony for orchestra at any distance(任意の間隔で配置されたオーケストラのためのシャコニー)"という副題は、作曲時の経緯を物語っています。当時、新型コロナウイルスの感染を防ぐためには舞台上で演奏者同士の距離をどれだけとれば安全かという議論があり、アデスはこの作品を「どんな配置でも演奏できるように」書きました。2020年8月、サイモン・ラトル指揮、ロンドン交響楽団が初演。

 ※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。

 
 




PIANO CLASSICS


PCL 10213
¥2100
フィリックス・ブルーメンフェルト(1863-1931):
 24の前奏曲Op.17

  24の前奏曲Op.17、
  左手のための練習曲変イ長調Op.36、
  演奏会用練習曲嬰ヘ短調Op.24
マーク・ヴァイナー(pf)

 フェリックス・ブルーメンフェルド(1863-1931)は、名ピアニストで、指揮者としても活躍する一方、教師でもあり、そのクラスにはシモン・バレル、マリア・グリンベルク、ウラディミール・ホロヴィッツらがいました。
 ブルーメンフェルドは、息を呑むほどに美しく、独創的で洗練された作品を残しています。
 幼少の頃、姉の夫であるグスタフ・ノイハウス(近代ロシア・ピアノ派の事実上の創始者ハインリッヒ・ノイハウスの父)に師事していました。
 しかし、若き日のブルーメンフェルドに最も大きな影響を与えたのは、リムスキー=コルサコフで、この若きピアニストの才能を認め、有力な出版社に彼を紹介しています
 。ショパン、ワーグナーをはじめとするロマン派の巨匠たちは、ブルーメンフェルドのほとばしるようなメロディと情熱的なハーモニーの中に作曲家としての大きな存在感を感じていました。
 
 1892年にベライエフ社によって出版され、リムスキー=コルサコフの妻に捧げられたOp.17は、スラブ系後期ロマン派の真骨頂といえる作品です。
 6曲からなる4部作の前奏曲は、正教会の聖歌のような厳粛な雰囲気を漂わせ、比較的短いながらも壮大で悲劇的なイディオムを志向し、長調の曲でも悲哀感に傾いているところが特徴的です。
 Op.17の前奏曲は、左手のための練習曲Op.36によって完結となりますが、これはゴドフスキーやレーヴェンタールによって広く宣伝され、比較的よく知られてます。
 また演奏会用練習曲Op.24は、ピアノの響きがまばゆいばかりに蓄積されており、高度な和音に命を吹き込むには、巧みなテクニックが必要とされています。
 尚、これまでマーク・ヴァイナーがピアノ・クラシックスレーベルに残した一連のアルバムは、多くの評論家から最上級の賛辞を受けている演奏ばかりです。
 
 

PCL 10241
(2CD)
¥2500
ベルナルド・ヴァン・ディーレン(1887-1936):ピアノ独奏曲全集
 6つのスケッチOp.4a、トッカータ、主題と変奏、
 3つの練習曲、ネザーランドのメロディ、
 Piccolo Pralinudettino Fridato
 ヴァン・ディーレン/ウォーロック(ギルド編):ヴィヨンのバラード
クリストファー・ギルド(pf)

 20世紀初頭にオランダとイギリスで活躍した作曲家ベルナルド・ヴァン・ディーレン。個性あふれる作品の中からピアノ曲を集めた一枚です。
 ヴァン・ディーレンは、シェーンベルク、ブゾーニ、ソラブジらと親交がありました。地中海文化に興味を持ち、ドニゼッティ、アルカン、マイアベーアらの作品の再評価のために尽力しました。
 この録音集に含まれた初期の作品でもあるトッカータは、半音階を緻密に織り込んだシェーンベルクの無調性に近いものですが、調性をなくすのではなく、むしろ特徴のひとつと捉え、ディーリアスの音楽に匹敵するポスト・ワーグナー的な感性を感じます。
 作曲者自身は、ピアニストとしての能力はあまりなかったようですが、対位法に対する思いは強く持ち合わせてピアノ曲を作り上げています。
 




<メジャー・レーベル>
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SONY



19658740072
(2CD)
\3500→\3190
アントネッロ・マナコルダ&カンマーアカデミー・ポツダム/
 ベートーヴェン:交響曲第1、2、7番

CD1
ベートーヴェン
 1. 交響曲第1番ハ長調 Op.21
 2. 交響曲第2番ニ長調 Op.36
CD2
 3. 交響曲第7番イ長調 Op.92
カンマーアカデミー・ポツダム
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
 録音:2021年12月2,3日(1) 2020年12月6,7日(2) 2020年10月31日~11月2日(3)、ベルリン、ピエール・ブーレーズ・ザール(1) テルデックス・スタジオ(2,3)

 今ヨーロッパで熱い注目を浴びる指揮者アントネッロ・マナコルダ。トリノで生まれ、名手クレバースやグッリに学んだヴァイオリニストとしてスタート。アバドの片腕としてマーラー室内管やルツェルン祝祭管のコンサートマスターとして活動後、指揮者に転向。2011年からはカンマーアカデミー・ポツダム(KAP)首席指揮者として、この室内オケを瞬く間にヨーロッパ有数の団体へと成長させています。

 弦楽パートにはピリオド奏法を、金管楽器とティンパニには古楽器を採用し、溌剌とした生命力と歌心に富む演奏が繰り広げられ、弦楽パートを中心に精緻なアーティキュレーションが施されているのもヴァイオリニスト出身ゆえ。
 シューベルト、メンデルスゾーンの全曲演奏・録音を完成させてのベートーヴェン交響曲全集の第1弾で、2024年に完成予定。
 極めて情報量が多く作品が新たな輝きを放つかのようです。

 全集のアートワークにはヨーロッパで活躍するアーティスト、ヨリンデ・フォークトの作品が使われています。

 アントネッロ・マナコルダは1970年トリノ生まれの指揮者。ヴァイオリニストとしてスタートし、1997年アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、2005年までコンサートマスターを務め、その後指揮者に転じ、欧米の一流オケ・歌劇場で指揮。2010年~カンマーアカデミー・ポツダム首席指揮者。


「ベートーヴェンの交響曲全集を録音しようとする者は誰もが、『その必要はあるだろうか』と問うことになります。だから私たちは待ったのです。6~7年前、ポツダムである週末に一気に9曲を演奏しました。演奏の準備に必要な集中力のことを考えると、短い間に一気に演奏する必要がありました。それは得難い経験で、いつか録音したいとも思っていました。シューベルトの交響曲全曲は、ベートーヴェンよりは数が少なく、すぐにとりかかることができました。メンデルスゾーンはさらに全集が少なかったから躊躇はなかった。今年は私がKAPに来て12年目。今やベートーヴェンのための時が熟したのです。全集の第1弾は交響曲第1番・第2番と第7番で、パンデミック中にセッションで収録しました。屋内でオーケストラとしての演奏が許可されるや否や、すぐに始めました。私たちが録音するときは、何らかの意見を表明するのではなく、疑問を投げかけるのです。リハーサルでは初めて作品を見るように臨みます。プロデュースはクリストフ・フランケに担ってもらいました。彼はまるでピアノで連弾しているように意思疎通が図れるのです。セッションでは細かな収録を行いましたが、その中でごく少ない知人を招いてコンサートのように通しで演奏しました。作品のコンセプトを理解するうえで、これがとても大切でした。」~アントネッロ・マナコルダ



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WARNER CLASSICS



ヴァルター・ギーゼキング/ワーナー・クラシックス録音全集

9029624559
(48CD)
\22000→\19990

 ギーゼキングは1895年11月5日、ドイツ人の両親のもとフランスのリヨンに生まれました。
 4歳からピアノを始め、16歳の時にドイツのハノーファーに移り、ハノーファー音楽院で、ピアノ演奏の新しいシステムを考案した名教師として知られてカール・ライマーに師事。後にライマーは、ギーゼキングとの共著で「現代ピアノ演奏法」(1930年)と「ピアノ奏法の諸問題」(1938年)を出版。1916年にハノーファー音楽院を卒業したのですが、第1次世界大戦に招集され軍楽隊に配属されたために、本格的演奏活動は1920年からとなり、ベルリンでデビュー。

 彼は「新即物主義」と呼ばれていた作曲家のヒンデミットやプフィッツナーの作品を積極的に取り上げ、彼自身もその考え方に共鳴していたために、「新即物主義」のピアニストと呼ばれるようになりましたが、作品を丁寧に分析し客観的にアプローチすることで、時々の演奏内容にプレが生じないようにするというのが彼にとっての「新即物主義」で、「ほとんどの曲は一晩で暗譜できる」と語ったというエピソードがあるほど常に完璧な演奏を行いました。1926年のニューヨーク・タイムズ紙は「小さなダイナミックスケールの中で、異常なほどの豊かさと繊細さによって、詩的な感情と想像力、音楽表現の親密さを表現」と賞賛しています。

 第2次世界大戦中にはドイツにとどまって演奏を続けたため、ナチスに文化的協力をしたとみなされ戦犯扱いされましたが、1953年にカーネギー・ホールでのリサイタルを成功させ、同年には来日を果たし日比谷公会堂でリサイタルを行い、熱狂的な支持を得ました。巨匠としての歩みを続けながら、録音にも積極的に取り組んだギーゼキング。数多くの録音を「EMI」に残しましたが、録音中に体調を崩し、手術のかいもなく、1956年10月26日に亡くなりました。

 ギーゼキングは写真のような記憶力を持ち、複雑な楽譜でも読みこなすことができる才能を持っていました。彼は自分の望む結果を得るために何時間も練習する必要がなく、録音スタジオでの生産性も非常に高かったと言われています。完璧な作品の記憶と、驚異的な集中力によってピアノに向かい、細部にわたって忠実に楽譜を音にしていくことができました。特筆されるのはペダル操作の見事さで、クリアな解釈による明解なフレージングを際立たせています。録音は1920年代後半から始まったようで、1951年まではSP用録音、その後亡くなるまでの6年の間にLP用の録音が行われました。

 その完璧なまでに美しいピアニズムを聴くことができるのは、ドビュッシーやラヴェルで、また簡素ながらも緻密で繊細なモーツァルト作品の録音では、20世紀におけるスタンダードなモーツァルト演奏として、また、ピアニストたちも学ぶべきことが多い示唆に富んだ名演として、今も愛され続けています。そして推進力の大きな演奏が印象的なベートーヴェン作品の絶妙にコントロールされる表現は、スリリングな魅力も感じさせてくれます。

 このCD48枚組には、ギーゼキングが1923年から1956年にかけて以下のレーベルに録音した全音源をまとめたものです。
 コロンビア・グラフォフォン(SPとLP)、ホモコード(SP)の各レーベルに1923年から1956年にかけて録音された全音源を収録。

ディスク1-11:78 rpm shellac era - 1923-1949
ディスク12-19:78 rpm tape era - 1951
ディスク20-48:LP era - 1953-1956

 このボックスに収録された全ての音源は、オリジナルマスターよりフランスのアヌシーにある「Art & Son Studio」にて、2022年に192kHz /24bitリマスター。
 リマスタリングでは、オリジナル・マスターテープから、オリジナルの78回転SPおよびLPマトリックスなど、入手可能な最良のソースから作成されています。

ヴァルター・ギーゼキング/ワーナー・クラシックス録音全集


CD1
1. J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825
2. ドビュッシー:水の反映 L.110:1
3. ドビュッシー:2つのアラベスク L.74
4. ラヴェル:水の戯れ M.30
5. シューベルト:即興曲 変ロ長調 D.935-3
6. ショパン:夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15-2
7. リスト:ハンガリー狂詩曲 嬰ハ短調 S.244-12
8. ブラームス:ラプソディ ト短調 Op.79-2
9. ショパン:夜想曲 ロ長調 Op.9-3
10. ショパン:練習曲 変イ長調 Op.25-1
11. ショパン:練習曲 ヘ短調 Op.25-2
12. ショパン:ポロネーズ 変イ長調 Op.53
13. グリーグ:抒情小曲集より『春に寄す』『蝶々』『トロルドハウゲンの婚礼の日』
14. ドビュッシー:『ゴリウォーグのケークウォーク』『ミンストレル』
15. プーランク:3つの無窮動 FP.14

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:1923 (1-3), 21.XII.1923 (4), 1924 (5,6), 10.III.1924 (7,8),
12.III.1925 (9-12), III.1925 (13), 1925 (14,15), Berlin



CD2
1. グリーグ:抒情小曲集より『トロルドハウゲンの婚礼の日』『春に寄す』『蝶々』
2. ドビュッシー:2つのアラベスク L.74
3. R.シュトラウス/ギーゼキング編:『懐かしき面影』『セレナーデ』
4. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』
5. ドビュッシー:ベルガマスク組曲 L.75

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:1927, Berlin (1-3); 13 (4), 13 & 20 (5) III.1931,
Central Hall Westminster, London



CD3
1. フランク:交響的変奏曲 FWV.46
2. リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S124
3. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
4. J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825より第5、6楽章

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
ヘンリー・ウッド指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1,2)
ブルーノ・ワルター指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(3)

モノラル録音:31.X.1932, No. 1 Studio Abbey Road, London (1,2); 9 (3) & 10 4)
IX.1934, Mittlerer Saal, Konzerthaus, Vienna



CD4
1. シューベルト:楽興の時 第3番ヘ短調 D.780-3
2. ブラームス:間奏曲 ハ長調 Op.119-No.3
3. ショパン:ワルツ 変ニ長調 Op.64-1『子犬のワルツ』
4. ショパン:前奏曲 ヘ長調 Op.28-23
5. ドビュッシー:『沈める寺』『水に映る影』『グラナダの夕べ』
6. ヘンデル:組曲第5番ホ長調 HWV.430 ~ アリアと変奏『調子の良い鍛冶屋』
7. モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノーム』
8. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調 K.570

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
ハンス・ロスバウト指揮、シュターツカペレ・ベルリン(7)

モノラル録音:9.II.1936, No. 3 Studio Abbey Road, London (1-8);
29.IX.1936, Beethovensaal, Berlin (7); 30.IX.1936 (8) Electrola Studio No. 2, Berlin



CD5
1. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
2. ドビュッシー:子供の領分 L.119a
3. ドビュッシー:金色の魚
4. ラヴェル:『夜のガスパール』より『オンディーヌ』
5. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
ハンス・ロスバウト指揮、シュターツカペレ・ベルリン(5)

モノラル録音:30.IX.1936, Electrola Studio No. 2, Berlin (1);
31.I.1937, No. 3 Studio Abbey Road, London (2-4);
28.IV.1937, Electrola Studio- 2, Berlin(5)



CD6
1. ギーゼキング:フルートとピアノのためのソナタ
2. ルーセル:フルートとピアノのためのアリア
3. ルーセル:『笛吹きたち』より『ド・ラ・ペジョーディ氏』
4. グリーグ:『抒情小曲集』より『ゆりかごの歌』『フランス風セレナード』
5. グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
6. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
7. ベートーヴェン:バガテル 変ホ長調 Op.33-1

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
グスタフ・シェック(フルート:1-3)
ハンス・ロスバウト指揮、シュターツカペレ・ベルリン(5)

モノラル録音:29.IV.1937 (1-4), 11.VIII.1938 (6),
Electrola Studio No. 2, Berlin; 28.IV & 13.X.1937 (8-10),
11.VIII.1938 (14), Beethovensaal, Berlin



CD7
1. ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
2. ショパン マズルカ イ短調 Op.17-4
3. ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
4. ドビュッシー:前奏曲集 第1巻(『沈める寺』を除く)
5. ドビュッシー:『雨の庭』
6. ドビュッシー:『パゴダ』『喜びの島』
7. ドビュッシー:『映像』より『動き』『葉ずえを渡る鐘』

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:10 (1-5), 11 (6,7) VIII.1938,
Electrola Studios or Beethovensaall, Berlin



CD8
1. ラヴェル:『道化師の朝の歌』『鐘の谷』
2. ラヴェル:『夜のガスパール』より『絞首台』『スカルボ』
3. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
4. J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825 より第1、2楽章
5. ブラームス:間奏曲 変ロ長調 Op.117-2
6. ブラームス ロマンス ヘ長調 Op.118-5
7. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.58

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
カール・ベーム指揮、シュターツカペレ・ドレスデン(3)

モノラル録音:11.VIII.1938 (1,2),
Electrola Studios or Beethovensaall, Berlin; 3.I.1939,
Beethovensaal, Berlin (3); 31.I (4-6), 1.V (7) 1939, Electrola Studio No. 2, Berlin



CD9
1. シューマン:子供の情景 Op.15
2. J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV.971
3. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2
4. シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
カール・ベーム指揮、シュターツカペレ・ドレスデン(4)

モノラル録音:1.V.1939 (1), 31.I.1940 (2,3)
Electrola Studio No. 2, Berlin; 1941, Dresden (4)



CD10
1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
2. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26『葬送』
3. ベートーヴェン:バガテル イ短調 WoO.59『エリーゼのために』
4. グリーグ:『抒情小曲集』より
 『トロルドハウゲンの婚礼の日』『孤独なさすらい人』『春に寄す』
5. グリーグ:『農民の暮らしと情景』より『通り行く婚礼の行事』
6. グリーグ:『抒情小曲集』より『蝶々』『小鳥』

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
ラファエル・クーベリック指揮、フィルハーモニア管弦楽団(1)

モノラル録音:13 & 16. X.1948 (1) No. 1 Studio, Abbey Road;
14 (2,3), 15 (4-6) X.1948, No. 3 Studio, Abbey Road, London



CD11
1. ドビュッシー:映像 第1集
2. ドビュッシー:映像 第2集
3. ドビュッシー:『レントより遅く』『舞曲(スティリー風タランテラ)』
4. ドビュッシー:『スラヴ風バラード』『夜想曲』
5. ラヴェル:『鏡』
6. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:16.X (1,2), 5.XI (3) 1948, No. 3 Studio, Abbey Road, London;
28 (4,6) & 30 (5) .V.1949, Studio Albert, Paris



CD12
1. グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
2. フランク:交響的変奏曲 FWV.46
3. モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団

モノラル録音:6 & 11 (1), 7 (2), 10 (3) VI.1951, Kingsway Hall, London



CD13
ベートーヴェン:
1. ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
2. ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団

モノラル録音:8-9 (1), 9 & 11 (2), VI.1951, Kingsway Hall, London



CD14
ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13『悲愴』
2. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
3. ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
4. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57『熱情』

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:14 (1,2), 17 (3), 17 & 22 (4)
VI.1951, Kemmersaal, Kongresshalle, Zurich



CD15
1. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第15番ニ短調 Op.28『田園』
2. ブラームス:8つのピアノ小品 Op.76
3. ブラームス:2つのラプソディ Op.79
4. ブラームス:7つの幻想曲集 Op.116

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:18 (1), 18 & 20 (2), 20 (3), 20-21 (4) VI.1951,
Kemmersaal, Kongresshalle, Zurich



CD16
1. ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
2. ブラームス:8つのピアノ小品 Op.118
3. ブラームス:4つのピアノ小品 Op.119
4. メンデルスゾーン:『無言歌集』Op.62より『春の歌』
5. メンデルスゾーン:『無言歌集』Op.62より『春の歌』 別テイク:初出音源
6. シンディング:春のささやき Op.32-3
7. ドビュッシー:ベルガマスク組曲 初出音源

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:20 (4,5), 21 (1,6), 22 (2), 22 & 23 (3), 23 (7) VI.1951,
Kemmersaal, Kongresshalle, Zurich



CD17
ドビュッシー:
1. 前奏曲集 第1巻
2. 前奏曲集 第2巻

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:22-23 (1), 23-24 (2) IX.1951, No. 3 Studio Abbey Road, London



CD18
ドビュッシー:
1. ドビュッシー:ベルガマスク組曲
2. ドビュッシー:子供の領分
3. ドビュッシー:ピアノのために
4. ドビュッシー:2つのアラベスク
5. ヘンデル:組曲第5番ホ長調 HWV.430
6. J.S.バッハ:パルティータ第6番ホ短調 BWV.830

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:22 & 28 (1), 25 (5), 26, 28-29 (6), 27 (2,3), 29 (4) IX.1951,
No. 3 Studio Abbey Road, London



CD19
1. D.スカルラッティ:ソナタ K.9, 33
2. D.スカルラッティ:ソナタ K. 356, 394
3. D.スカルラッティ:ソナタ K. 380
4. シューベルト:楽興の時 D.780
5. シューマン:謝肉祭 Op.9
6. シューマン:子供の情景 Op.15

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:25 (1), 25-26 (5), 25-29 (3-5), 25 & 29 (2), 28 (6), IX.1951,
No. 3 Studio Abbey Road, London



CD20
モーツァルト:
1. ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279
2. ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280
3. ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K.281
4. ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282
5. ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:1 (1-3), 2 (4,5) VIII.1953, No. 3 Studio Abbey Road, London



CD21
モーツァルト:
1. ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K.284/205b
2. ピアノ・ソナタ第7番ハ長調 K.309/284b
3. ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310/300d
4. ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311/284c

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:2-3 (1), 3 (2,3), 4 (4) VIII.1953, No. 3 Studio Abbey Road, London



CD22
モーツァルト:
1. ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330/300h
2. ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331/300i『トルコ行進曲付き』
3. ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332/300k
4. ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333/315c

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:4 (1), 5 (2,3), 6 (4) VIII.1953, No. 3 Studio Abbey Road, London



CD23
モーツァルト:
1. ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
2. ピアノ・ソナタ第15番ヘ長調 K.533/494
3. ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545
4. ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調 K.570
5. ピアノ・ソナタ第18番ニ長調 K.576

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:6 (1), 7 (2-5) VIII.1953, No. 3 Studio Abbey Road, London



CD24
モーツァルト:
1. メヌエット ト長調 K.1/1e
2. メヌエット ヘ長調 K.2
3. アレグロ 変ロ長調 K.3
4. メヌエット ヘ長調 K.4
5. メヌエット ヘ長調 K.5
6. アレグロ ハ長調 K.5a 初出音源
7. コントルダンス 変ロ長調 K.15gg 初出音源
8. アンダンテ 変ロ長調 K.15mm 初出音源
9. グラーフの歌曲『われらは勝てり』による変奏曲 K.24
10. 『ウィレム・ヴァン・ナッサウ』による変奏曲 K.25
11. メヌエット ニ長調 K.94/73h
12. サリエリの歌劇『ヴェネツィアの定期市』による変奏曲 K.180
13. J.Cフィッシャーのメヌエットによる変奏曲 K.179/189a
14. ボーマルシェの『セビリャの理髪師』による変奏曲 K.354/299a
15. 『ああ、お母さん聞いて』による変奏曲 K.265/300e(きらきら星変奏曲)
16. 『美しいフランソワーズ』による変奏曲 K.353/300f
17. カプリッチョ ハ長調 K.395/300g

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:8 (15), 9 (16), 10 (12), 11 (9), 17 (1,2,4,5,11),
18 (10,13), 19 (3), 20 (17) VIII.1953, 31.III.1954 (6-8),
No. 3 Studio Abbey Road, London



CD25
モーツァルト:
1. ドゼードの『ジュリー』による変奏曲 K.264/315d
2. 8つのメヌエットとトリオ K.315g
3. アレグロ 変ロ長調 K.400/372a
4. グレトリーの『サムニウム人の結婚』の結婚行進曲による変奏曲 K.352/374c
5. フーガ ト短調 K.401/375e
6. 幻想曲とフーガ ハ長調 K.394
7. 幻想曲 ハ短調 K.396/385f
8. 幻想曲 ニ短調 K.397/385g

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:8 (6-8), 9 (4), 9-10 (1), 20 (5)
VIII.1953, 31.III.1954 (2,3),
No. 3 Studio Abbey Road, London



CD26
モーツァルト:
1. 組曲 ハ長調 K.399/385i
2. パイジェッロ『哲学者気取り』による変奏曲 K.398
3. 小葬送行進曲 K.453a
4. サルティの『とんびに油揚げ』による変奏曲 K.460/454a
5. グルックの『メッカの巡礼』による変奏曲 K.455
6. 幻想曲 ハ短調 K.475
7. ロンド ニ長調 K.485
8. アレグレットとメヌエット K.498a(A.E.ミュラー作)
9. アレグレットによる変奏曲 K.500

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:6 (6), 9 (2), 10 (5,9), 11 (1,7), 18-19 (4)
VIII.1953, 31.III.1954 (3,8), No. 3 Studio Abbey Road, London



CD27
1. 6つのドイツ舞曲 K.509
2. ロンド イ短調 K.511
3. アダージョ ロ短調 K.540
4. アレグロとアレグレット ヘ長調 K.Anh.135/K.547a
5. アレグレットの主題による変奏曲 K.54/547b
6. デュポールのメヌエットによる変奏曲 K.573
7. 小さなジーグ ト長調 K.574
8. メヌエット ニ長調 K.355/576b
9. アンダンティーノ 変ホ長調 K.236/588b
10. アレグロ ト短調 K.312
11. 『女はたいしたものだ』による変奏曲 K.613
12. 小さな自動オルガンのためのアンダンテ K.616
13. アダージョ ハ長調 K.356

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:10 (6,11), 11 (2,3,5,7,8,12), 18 (9), 20 (4,10)
VIII.1953, 31.III.1954 (1,13), No. 3 Studio Abbey Road, London



CD28
ドビュッシー:
1. ボヘミア風舞曲
2. マズルカ
3. 夢
4. 舞曲(スティリー風タランテラ)
5. バラード(スラヴ風バラード)
6. ロマンティックなワルツ
7. ベルガマスク組曲
8. 2つのアラベスク
9. 夜想曲
10. ピアノのために

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

録音:12 (2,3), 12 & 17 (10), 14 (5), 14-15 (4), 15 (6), 16 (8),
17-18 (7), 19 (9), 20 (1) VIII.1953, No. 3 Studio Abbey Road, London
モノラル(1-6,8-10)、ステレオ(7)



CD29
ドビュッシー:
1. 版画
2. スケッチブックより
3. マスク
4. 喜びの島
5. 映像 第1集
6. 子供の領分
7. 映像 第2集
8. 小さな黒ん坊
9. ハイドンを讃えて

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:12-13 (1,5), 14 (7), 16 (8), 18 (9), 18-19 (3,4),
19 (6) VIII.1953, 14.IV.1955 (4) No. 3 Studio Abbey Road, London



CD30
ドビュッシー:
1. 前奏曲集 第1巻
2. レントより遅く
3. 前奏曲集 第2巻

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:15-16 (1), 20 (2) VIII.1953, 9-10.XII.1954 (3),
No. 3 Studio Abbey Road, London



CD31
ドビュッシー:
1. 英雄的な子守歌
2. 12の練習曲
3. ピアノと管弦楽のための幻想曲

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
クルト・シュレーダー指揮、ヘッセン放送交響楽団(3)

モノラル録音:
30.X.1951 Musikhochschule, Frankfurt (3 ライヴ)
20 VIII.1953 (1), 7-8 & 11-12.XII.1954 (2), No. 3 Studio Abbey Road, London



CD32
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
2. ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
ハンス・ロスバウト指揮、フィルハーモニア管弦楽団

モノラル録音:23-34 & 26 (1), 22-23 & 26 (2)
VIII.1953, No. 1 Studio Abbey Road, London



CD33
1. モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
2. シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団

モノラル録音:24-25 (2), 25-26 (1) VIII.1953, Kingway Hall, London



CD34
ラヴェル:
1. 古風なメヌエット
2. 亡き王女のためのパヴァーヌ
3. 水の戯れ
4. ソナチネ
5. 鏡

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:10-11 (4), 11-12 (3), 15 (1,2), 15-16 (5)
XII.1954, No. 3 Studio, Abbey Road, London



CD35
ラヴェル:
1. 夜のガスパール
2. ハイドンの名によるメヌエット
3. 高雅で感傷的なワルツ
4. ボロディン風に
5. シャブリエ風に
6. 前奏曲
7. クープランの墓

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:12, 14-15 (3,7), 15 (2,5,6), 16-17 (1), 17 (4)
XII.1954, No. 3 Studio, Abbey Road, London



CD36
1. モーツァルト:ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
2. ベートーヴェン:ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
フィルハーモニア管楽四重奏団

モノラル録音:14-16 (2) No. 3 Studio, 15 (1)
No. 1 Studio, IV.1955, Abbey Road, London



CD37
モーツァルト:
1. 静けさがほほえみながら K.152
2. 鳥よ、年ごとに K.307
3. 寂しい森の中で K.308
4. かわいい紡ぎ娘 K.531
5. ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時 K.520
6. 夕べの想い K.523
7. 子供の遊び K.598
8. 老婆 K.517
9. 夢のすがた K.530
10. すみれ K.476
11. 魔法使い K.472
12. 春のはじめに K.597
13. 別離の歌 K.519
14. 満足 K.349
15. クローエに K.524
16. 春へのあこがれ K.596
17. かくしごと K.518
18. 私の胸は喜びに高鳴る K.579
19. いましめ K.433a 初出音源

ギーゼキング:
20. 21の子供の歌

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)

録音:13-16.IV.1955,- 1A Studio Abbey Road, London
ステレオ(1-19)、モノラル (20)



CD38
ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
2. ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2
3. ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
4. ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:17 (1), 17-18 (2,3), 19 (4)
IX.1956, No. 3 Studio, Abbey Road, London



CD39
ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
2. ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2
3. ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
4. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13『悲愴』

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

録音:18-19 (1), 19-20 (2), 20-21 (3) IX. & 18-20.X. (4)
1956, No. 3 Studio, Abbey Road, London
モノラル(1-3)、ステレオ(4)



CD40
ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
2. ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2
3. ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22
4. ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

録音:19, 21-22 (1,2), 19-20 (3), 20-23 (4)
X.1956, No. 3 Studio, Abbey Road, London
ステレオ(1-3)、モノラル(4)



CD41
ベートーヴェン:
1-4. ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
5-7. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
8-11. ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28『田園』
12-14. ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

録音:29-30.X.1955 (12-14), 19, 21-22 (1-7),
20-23 (9-10), 23 (11) X.1956, No. 3 Studio, Abbey Road, London
ステレオ(1-7,11)、モノラル(8-10,12-14)



CD42
ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3『狩り』
2. ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1
3. ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2
4. ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
5. ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

録音:31.VIII & 1.IX (4,5), 2.IX.1955 (1),
18-20.X.1956 (2,3), No. 3 Studio, Abbey Road, London
モノラル(1,4,5)、ステレオ(2,3)



CD43
ベートーヴェン:
1. ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
2. ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団

ステレオ録音:4-5 (1), 6-7 (2) IX.1955, No. 1 Studio Abbey Road, London



CD44
1. シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18 初出音源
2. シューマン:子守歌 Op.124-16
3. シューマン:子供の情景 Op.15
4. シューマン:予言の鳥 Op.82-7
5. シューベルト:4つの即興曲 D.899

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

録音:31.III.1954 (1), 1 (2), 1 & 3 (3), 6 (5)
IX.1955, 17.X.1956 (4), No. 3 Studio Abbey Road, London
モノラル(1-3,5)、ステレオ(4)



CD45
シューベルト:
1. 4つの即興曲 D.935
2. 3つのピアノ曲 D.946

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:2-3, 5.IX.1955 (1-4), 17.X.1956 (5-7),
No. 3 Studio Abbey Road, London



CD46
 メンデルスゾーン:無言歌集
Op.19-1, Op.19-6, Op.30-6, Op.38-4, Op.38-6, Op.53-2,
Op.53-3, Op.53-4, Op.62-1, Op.62-5, Op.62-6, Op.67-3,
Op.67-4, Op.85-4, Op.85-6, Op.102-3, Op.102-5,

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:21-22.IX.1955, No. 3 Studio Abbey Road, London



CD47
 グリーグ:抒情小曲集
Op.12-2, Op.12-7, Op.38-1, Op.38-3, Op.43-1, Op.43-2, Op.43-3,
Op.43-4, Op.43-5, Op.43-6, Op.47-2, Op.47-3, Op.47-4, Op.54-1,
Op.54-3, Op.54-4, Op.54-6, Op.57-6, Op.62-3, Op.62-5, Op.62-6,

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

モノラル録音:22-23.IX.1956, No. 3 Studio Abbey Road, London



CD48
1. グリーグ:抒情小曲集
Op.65-1, Op.65-2, Op.65-6, Op.68-2, Op.68-3,
Op.68-5, Op.71-2, Op.71-3, Op.71-4, Op.71-7,

2. ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
3. ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
4. スクリャービン:前奏曲 ホ長調 Op.15-4
5. スクリャービン:詩曲 嬰ヘ長調 Op.32-1
6. タンスマン:ブルース 正規初発売
7. ギーゼキング:子供の歌による遊戯 初出音源

ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

録音:31.III.1954 (7), 22-23.IX (1), 17 (2,5,6), 18 (3,4)
X.1956, No. 3 Studio Abbey Road, London
ステレオ(2-6)、モノラル(1,7)

 
















8/30(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ATMA CLASSIQUE


ACD2 2835
¥2300
パリ、12台のギター
 ローラン・ディアンス:ハムサ
 ドビュッシー:ベルガマスク組曲(Renaud Cote-Giguere編)
 アーノード・デュモンド:アレグロ・バルバロ
 ラヴェル:マ・メール・ロワ(Dave Pilon編)
 アーノード・デュモンド:サンローランの灯り
フォレスターレ

 ギター合奏で聴くフランスの響き

 録音:2021年9月18-20日/ケベック、ドメーヌ・フォルジェ・コンサートホール

 12人のギターとコントラバスからなるカナダのアンサンブル「フォレスターレ」によるフランス・アルバム。
 現代ポップスにまで通じる和声を編み出した印象派のラヴェルとドビュッシーの楽曲をギター合奏用に編曲し、ギターのためのオリジナル作品と組み合わせています。
 『サンローランの灯り』はピンク・フロイドの音楽に触発されて書かれた、エレキギター独奏とクラシックギター・アンサンブルのための作品。
 




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WER 5128
¥2600
樹と金属、パーカッションの色彩 ~
 エンヨット・シュナイダー:打楽器協奏曲集

  エンヨット・シュナイダー(1950-):
   (1)打楽器とオーケストラのための協奏曲『樹の秘密』(2017)
    I. にれの木 / II. ミニアチュール:根、幹、葉、葉冠 /
    III. もみの木
   (2)金属スクラップとオーケストラのための協奏曲
    『マシーン・ワールド』(2018)
     I. 機械 / II. ゴッサムシティの洞窟 /
     III. ティンゲリー:動きの自由
 
  ステファン・ブラム(1963-):
   (3)『金属の研究』(2021)
    I. 闇の音 / II. 生き残らせてくれ! / III. 無の救済

  デイヴィッド・クリストファー・パンツェル(1985-):
   (4)『冬景色 Fuyugeshiki』 ~冬の歌(2021)
    I. 乱雲 Ranun / II. 雪音 Yukioto /
    III. 朝光 Asahikari / IV. 吹雪 Fubuki
デイヴィッド・クリストファー・パンツェル(打楽器(1)(4))
ステファン・ブラム(打楽器(2)(3))
ガブリエル・ヴェンツァーゴ(指揮(1)(2))
ニュルンベルク交響楽団((1)(2))

 自由な発想が叩き出す様々な色彩

 録音:2021年12月14-21日/ニュルンベルク、コンレグスホール/65'08''

 多作なドイツの現代作曲家エンヨット・シュナイダーによる打楽器協奏曲を2 曲収録。
 樹と金属に焦点をあてたアルバムで、有機的な生命の世界と、無機的で生命のないものを対比させた造りに。
 打楽器には、にれの木や鉄くずなどが使われ、イマジネーション豊かに様々な色彩を打ち出しています。
 達者な打楽器奏者ふたりの活躍が聴きもの。このふたりの自作独奏曲をカップリングしています。
 




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 アントン・シュターミッツ(1753-ca.1809):3つの奇想曲イ長調/イ短調、奇想曲ト長調
 アウグスト・エーベルハルト・ミュラー(1767-1817):モーツァルトの主題による変奏曲ト長調*
 フランツ・ヴァイス(1778-1830):奇想曲ト長調 Op.3-1*
 アンドレ・トレーク(spates18.jh.):幻想曲ト長調 Op.2
 アントン・ヘーベルレ(ca.1780-ca.1816):幻想曲イ長調*
 トマス・リンゼイ(Anfang19.Jh.):フルート演奏の基本 ~ ブラーニーの木立*
 フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):奇想曲ニ短調/ニ長調 Op.10-3、うつろの心による奇想曲ト長調 Op.10-6
 チャールズ・ケラー(1784-1855):ディヴェルティメント ハ長調 Op.16-2*

 フルートのための小品を時代ごとに録音するシリーズ!

 オランダ・ユトレヒトに生まれ、ユトレヒトとフライブルクでフルートと音楽学を学び、フライブルク音楽大学フルート科の主任教授も務めたフルート奏者、ミリヤム・ナスタシが、自らが校訂した楽譜集に収録されているフルートのための小品を時代ごとに録音するシリーズの第2巻。

 今作は、古典派の時代(18世紀)に作曲された作品に焦点を当てています。
 フルートは、バロック時代から初期古典派にかけては主に1キーの楽器で演奏されてきましたが、1770年頃から改良が施され始め、徐々にキーが増やされたことにより表現力の幅が格段に広がりました。
 本アルバムには、楽器の発展が著しい時代の中で作曲家達がフルートの可能性を追求した多くの作品が収められています。

 ※録音:2011年4月28日-29日、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
 
 

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 フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):ディヴェルティメント ト長調 Op.68-5*、幻想曲 ニ長調 Op.38-1
 チャールズ・ケラー(1784-1855):幻想曲ト短調/ト長調 Op.28-1*
 アントン・ベルンハルト・フュルステナウ(1792-1853):
  気晴らし[Amusements]Op.57*、フルートの学校 Op.42から*
 カスパル・クンマー(1795-1870):幻想曲ニ長調 Op.33-1*、幻想曲ハ長調 Op.33-2*
 サヴェリオ・メルカダンテ(1795-1870):ロッシーニの 《アルミーデ》 のアリアによる変奏曲ヘ長調*
 ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881):アダージョ ハ長調*
 ジュゼッペ・ガリボルディ(1833-1905):アラブの主題による奇想曲イ短調*
 エルネスト・ケーラー(1849-1907):悲愴的アダージョ Op.33-10*
 ジャン・ドンジョン(1839-1912):悲歌*
 *世界初録音

 オランダ・ユトレヒトに生まれ、ユトレヒトとフライブルクでフルートと音楽学を学び、フライブルク音楽大学フルート科の主任教授も務めたフルート奏者、ミリヤム・ナスタシが、自らが校訂した楽譜集に収録されているフルートのための小品を時代ごとに録音するシリーズの第3巻。

 今作はロマン派時代に作曲された作品を収録。この時代は、ブルックナーやマーラーに代表される、オーケストラの大編成化や大作が多く誕生し、フルートにおいても、キーメカニズムの改良と、より大きな音を出すことを可能としたベーム式フルートが登場しました。
 本アルバムには、世界初録音となる当時のフルートの名手達(ドルーエ、ケラー、フュルステナウ、クンマー、ブリッチャルディ)が残した作品も収められており、この時代にフルートの技術力が向上した証明を現代に伝えています。

 ※録音:2011年11月14日-16日、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
 
 

ARS38104
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
ソロ・フルート - Vol.4:近代(1960年以前) ミリヤム・ナスタシ(フルート)
 クロード・ドビュッシー(1862-1918):シランクス/
 ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):ソナタ・アパッショナータ 嬰ヘ短調 Op.140/
 アルテュール・オネゲル(1892-1955):牝山羊の踊り/
 ピエール・オクターヴ・フェルー(1900-1936):恋する羊飼い娘/
 パウル・ヒンデミット(1895-1963):8つの小品/
 レオナルド・デ・ロレンツォ(1875-1962):神話の組曲 Op.38/
 ヨゼフ・ラウバー(1864-1952):前奏曲とフーガ Op.49から 前奏曲/
 ジャン・リヴィエ(1896-1987):優しい鳥たち/ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):映像 Op.38/
 ジャック・イベール(1890-1962):小品/エドガー・ヴァレーズ(1885-1965):密度21.5/
 アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):
  5つの呪文から 農夫が立てた畝から生まれる収穫が豊かなものであるように、
   実存と世界の穏やかな一致のために/
 マルセル・ステルン(1909-1989):2つの小品から イベリカ*/
 シャルル・ケクラン(1867-1950):ソナティネ第2番 Op.184から レント*/
 ヴィリー・シュナイダー(1907-1983):ソナタ Op.53から アレグレット*/
 ギュンター・ラファエル(1903-1960):ソナタ第2番 Op.46から 気むずかしく, 気まぐれな*/
 ヨハネス・ドリースラー(1921-1998):ソナタ Op.10から アレグレット*/
 ルドルフ・エッシャー(1912-1980):ソナタ Op.16から ラルゴ=ヴィヴァーチェ/
 ヴィクトル・マルタン(b.1940):2つの呪文から II*/
 エンドレ・セルヴァーンスキー(1911-1977):5つの演奏会用練習曲から スケルツォ*/
 福島和夫(b.1930):レクイエム*/
 ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):セクエンツァI(オリジナル版1958)
 
 *世界初録音

 オランダ・ユトレヒトに生まれ、ユトレヒトとフライブルクでフルートと音楽学を学び、フライブルク音楽大学フルート科の主任教授も務めたフルート奏者、ミリヤム・ナスタシが、自らが校訂した楽譜集に収録されているフルートのための小品を時代ごとに録音するシリーズの第4巻。

 今作は1900年~1960年にかけて作曲された近現代の作品が収録されています。この時代は、巻き舌によるフラッターツンゲやハーモニクス奏法、重音奏法と言った特殊奏法や、音域の拡張など様々な新たな手法が試されました。
 また、フルートにおけるレパートリー拡張の第一人者とされる、ドビュッシーが残した独奏曲 《シランクス》 もこの時代に誕生。
 フルート独奏のための重要作品として、今日における多くの奏者達によって取り上げられています。

 ※録音:2014年9月、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
 




CHANDOS



CHAN10978
¥2500
ブロドスキー弦楽四重奏団
シューベルト:弦楽五重奏曲&四重奏断章

 弦楽五重奏曲ハ長調 Op.post.163,D 956(1828)*
 弦楽四重奏曲ハ短調 D 703 《四重奏断章》(1820)
ブロドスキー弦楽四重奏団
 〔クリシア・オソストヴィチ(ヴァイオリン)、
  イアン・ベルトン(ヴァイオリン)、
  ポール・キャシディ(ヴィオラ)、
  ジャクリーン・トマス(チェロ)〕
ラウラ・ファン・デル・ハイデン(チェロ)*

 ブロドスキー弦楽四重奏団、結成50周年記念のシューベルト!

 ☆イギリスを代表するアンサンブルの1つ、ブロドスキー弦楽四重奏団の結成50周年記念アルバム!
 ☆シューベルトの遺作となった《弦楽五重奏曲》では、注目の若手チェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンと共演!

 1972年の結成以降、世界の主要なステージで3,000を超えるコンサートを行い、70以上の録音をリリースしてきたイギリスを代表するアンサンブルの1つ、ブロドスキー弦楽四重奏団。
 今作では、世界的な活躍を見せ始めている注目の若手チェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンとのシューベルトの共演です。

 ラウラ・ファン・デル・ハイデンは、1997年にイギリスに生まれ、9歳でデビュー。
 近年では、ファジル・サイとのデュオでチューリッヒ・トーンハレのステージに上がり、アンドルー・デイヴィスが指揮するメルボルン交響楽団との共演でBBCプロムス・オーストラリアのオープニング・コンサートに登場。
 また、カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴの団員であるなど、活躍の場を世界各地へと広げている要注目のチェリストです。

 ブロドスキー弦楽四重奏団は、結成50周年を迎えた記念すべきアルバムに、若きアーティストを迎えてシューベルトの遺作となった《弦楽五重奏曲》を選曲しました。
 通常の弦楽四重奏曲の編成にチェロを加え低音域がより充実されたこの作品は、抒情的で美しくシューベルトの作品の中でも名曲のひとつと言えるでしょう。

 ※録音:2021年12月13日-15日、セント・マイケル教会(イギリス、ハイゲート)

 
 
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RCHSA5270
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
 アンドルー・デイヴィス&BBC交響楽団
ベルク:ヴァイオリン協奏曲

 ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.1
  (オーケストレーション:アンドルー・デイヴィス)
 パッサカリア(主題と11の変奏による交響的断章)
  (オーケストレーション:アンドルー・デイヴィス)
 3つの管弦楽小品 Op.6
 ヴァイオリン協奏曲《ある天使の思い出に》*
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)*
アンドルー・デイヴィス(指揮)
BBC交響楽団

CHSA5270
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 ジェームズ・エーネス&A.デイヴィス!ベルクのヴァイオリン協奏曲!

 ☆ジェームズ・エーネスが弾くアルバン・ベルクの「ヴァイオリン協奏曲」!
 ☆「3つの小品」+アンドルー・デイヴィスが編曲した「ピアノ・ソナタ」&「パッサカリア」にも注目!
 ☆エーネスは9月にルイージ&N響と共演予定!

 驚異的な超絶技巧と澄み渡る抒情性で世界に名を馳せ、グラミー賞、グラモフォン賞、ジュノー賞などの栄誉ある音楽賞を多数受賞してきたカナダの天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。現在はソロ・アルバムやエーネス・クヮルテットの録音をONYX(オニックス)からリリースしていますが、Chandos(シャンドス)でも協奏曲を中心にバルトーク、プロコフィエフ、ウォルトン、チャイコフスキー、ベルリオーズ、ヤナーチェク、ドヴォルザークなど多くの名盤でN.ヤルヴィ、A.デイヴィス、ガードナー、ノセダらと共演してきました。
 新たにChandosからリリースされるのは、英国の名匠アンドルー・デイヴィスとBBC交響楽団との共演による、アルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲。アルマ・マーラーと建築家ヴァルター・グロピウスの娘マノン・グロピウスの早すぎる死をきっかけに作曲され、『ある天使の思い出に』の副題でも愛されるベルクの代表作(そして最期の作品)を、ジェームズ・エーネスの完全無比な技巧と鋭い感性で描いています。
 また、ベルクの音楽のヒーローであるマーラーへのオマージュとも言える「3つの管弦楽小品」(管弦楽のための3つの小品)に加え、アンドルー・デイヴィスによる巧みなオーケストレーションで収録される「ピアノ・ソナタ」と「パッサカリア」にも注目です。

 ※録音:2022年2月20日-21日、ワトフォード・コロシアム(イギリス)

 ☆2022年9月 ジェームズ・エーネス来日公演予定!
 ・2022年9月21日(水) サントリーホール
 ・2022年9月22日(木) サントリーホール
 ・2022年9月24日(土) 所沢市民文化センター ミューズ アークホール
 ・2022年9月25日(日) ハーモニーホールふくい 大ホール
 ※いずれも、NHK交響楽団のファビオ・ルイージ首席指揮者就任記念公演
 ※公演予定は変更となる可能性がございます。最新の開催状況につきましては、各ホールや主催団体の公式HP等にてご確認ください。






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HYPERION



OCDA68411
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
特別価格 ¥4400
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1 K279‐K284&K309

 【Disc1】
  ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279
  ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280
  ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K.281
  ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282
 【Disc2】
  ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283
  ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284
  ピアノ・ソナタ第7番ハ長調 K.309
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
CDA68411
(2CD)
特別価格 ¥3600→\3290

 鍵盤の女神が挑む新たなプロジェクト!モーツァルトのピアノ・ソナタ全集が始動!

 ☆アンジェラ・ヒューイットの新たな録音プロジェクトは、モーツァルトのピアノ・ソナタ全集!
 ☆第1弾は、最初期のソナタ第1番~第6番に第7番をカップリング!

 2016年から始まり、2022年5月の紀尾井ホールでの演奏をもって完結した、世界の各都市でバッハの主要な鍵盤曲を演奏するシリーズ「バッハ・オデッセイ」という偉業を成し遂げた鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイット。
 これまでに、J.S.バッハのピアノ作品、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲など、数々の録音プロジェクトを通して国際的な評価を確立してきたヒューイットが、モーツァルトのピアノ・ソナタ全集録音という新たな一歩を踏み出します。

 第1弾は、1つのセットとしてまとめて作曲されたと考えられている最初期のソナタ、「デュルニッツ・ソナタ」(第1番~第6番)に、マンハイムの音楽家クリスティアン・カンナビヒの娘、ローザのために作曲したとされるソナタ第7番をカップリング。
 これら初期のソナタは、演奏会で取り上げられる機会は少ないですが、モーツァルトが生涯を通じて頻?に用いた反復進行を取り入れるなど、その後の作品への片鱗を示した重要作と言えるでしょう。

 「若書きの作品が大好きで、作曲家の優れた才能がどのように発展するかを研究することは魅力的である。」と語るヒューイットが、美しい旋律と気品が散りばめられた初期の作品の数々を、軽妙なタッチと、これまでに培ってきた豊かな音楽性で天才モーツァルトの世界を描きます。

 ※録音:2021年12月7日-12日、マリーエンミュンスター文化財団(ドイツ)/※使用楽器:ファツィオリ

 
 




SIGNUM

SIGCD722
¥2500
ジョビィ・バージェス
打楽器奏者のソングブック

 ジョン・メトカーフ(b.1964):ラヴ・ウィズアウト・ホープ
 タンド・ジュゲデ(b.1972):The Ancestors Are Within
 ダリオ・マリアネッリ(b.1963):アンイコール
 ヤズ・アハメド(B.1983):Throw Your Pumpkin (& Pick Me Up)
 ジョビィ・バージェス(b.1976):カム・スウィート・デス
 グラハム・フィトキン(b.1963):スピーシーズ
 ドブリンカ・タバコヴァ(b.1980):デザート・スイマーズ
 ガブリエル・プロコフィエフ(b.1975):Dr Calvin Remembers
 バージェス:テイク・ミー・ホーム
ジョビィ・バージェス
 (アルムグロッケン、アルフォン、
  バス・ドラム、クロタル、
  デスク・ベル、カリンバ、
  マリンバ、スペース・ハープ、
  SPD-SX、タイ・ゴング、
  ヴィブラフォン、
  ヴォコーダー、シロフォン)

 様々な題材から触発された、打楽器奏者のソングブック!

 ☆パワープラントのメンバーでもある打楽器奏者ジョビィ・バージェスによるSignumレーベル第5弾!
 ☆小説やアメリカの哲学者、国連の人口増加統計などからインスピレーションを受けた多彩なプログラム!

 驚異のテクニックで驚かせ、イギリスのコンテンポラリー・アンサンブル、パワープラントのメンバーでもある打楽器奏者ジョビィ・バージェス。Signum(シグナム)レーベル5枚目のアルバムとなる今作は、様々な現代作曲家とコラボレーションした、ピッチド・パーカッションとエレクトロニクスのために書かれた打楽器奏者のソングブック。
 バージェスは幼い頃から、バッハやモーツァルトを始めとして、フィリップ・グラスやジョン・アダムスなどのクラシックの他、ジャズなどの幅広い音楽に囲まれて育ったと言います。

 今作では、小説やアメリカの哲学者、国連の人口増加統計、そしてサウジアラビアの民話など様々な分野からインスピレーションを受けた現代作曲家の作品を、ジョビィ・バージェスが多彩な楽器を用いて表現しています。

 ※録音:2021年

 
 
 

SIGCD721
¥2500
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団
 「詩篇集」

 ヘンリー・ガントレット(1805-1876)、ウィリアム・ハイン(1687-1730):
  詩篇第18篇「 わが力なる主よ、わたしはあなたを愛します」
 パーシー・ウィットロック(1903-1946):
  詩篇第99篇「主は王となられた」
 アラン・ヘミングス(1931-2018):
  詩篇第85篇「主よ、あなたはみ国にめぐみを示し」
 ロバート・アッシュフィールド(1911-2006):
  詩篇第76篇「神はユダに知られ、そのみ名はイスラエルにおいて偉大である」
 チャールズ・ヒルトン・スチュワート(1884-1932):
  詩篇第52篇「力ある者よ、何ゆえあなたは神を
   敬う人に与えた災について誇るのか」
 ウィリアム・プレンダーガスト(1868-1933):
  詩篇第88篇「わが神、主よ、わたしは昼、
   助けを呼び求め、夜、み前に叫び求めます」
 トーマス・アトウッド(1765-1838):詩篇第29篇「神の子らよ、主に帰せよ」
 クリストファー・ロビンソン(b.1936):
  詩篇第2篇「なにゆえ、もろもろの国びとは騒ぎたち、
   もろもろの民はむなしい事をたくらむのか」
 ハイモア・スキーツ・ジュニア(1787-1835):
  詩篇第139篇「主よ、あなたはわたしを探り、わたしを知りつくされました」
 クリストファー・ロビンソン:
  詩篇第148篇「主をほめたたえよ。もろもろの天から主をほめたたえよ」
 ヘンリー・ウォルフォード・デイヴィス(1869-1941):
  詩篇第121篇「わたしは山にむかって目をあげる」
 アイヴォー・アトキンズ(1869-1953):
  詩篇第122篇「 人々がわたしにむかって
   『われらは主の家に行こう』と言ったとき、わたしは喜んだ」
 ウィリアム・クロッチ(1775-1847):
  詩篇第123篇「天に座しておられる者よ、
   わたしはあなたにむかって目をあげます」
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団
アンドルー・ネスシンガ(指揮)
ジェイムズ・アンダーソン=ベサント
 (オルガン、第88篇、
  第122篇、第123篇)
グレン・デンプシー
 (オルガン、第18篇、第85篇、
   第29篇、第148篇)
ジョージ・ハーバート
 (オルガン、第99篇、
  第76篇、第52篇)

 イギリスが誇るカレッジ聖歌隊、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団!

 ☆イギリスで多数の賞を獲得しているケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団!
 ☆様々な時代のイギリス作曲家による詩篇集!

 1670年代に創設され、世界でも有数のカレッジ聖歌隊として活動を続けるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団(聖歌隊)と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきた名指揮者アンドルー・ネスシンガ。
 これまでにBBCミュージック・マガジン賞の「合唱部門賞」(SIGCD456)、BBCミュージック・マガジンの「Choral & Song Choice」(SIGCD541)、英グラモフォン誌の「Editor's Choice」(SIGCD456、SIGCD567、SIGCD588、SIGCD667)に選ばれ、「マイケル・フィニシー:パイアス・アンセムズ&ヴォランタリーズ」(SIGCD624)ではこれら2つの賞に加え、2021年の英グラモフォン賞現代音楽部門にノミネートされるなど、英メディアでの極めて高い評価を維持しています。

 このアルバムは、2022年に初めて女性団員の入団を受け入れたケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団による、2018年から2022年に収録した詩篇集です。
 様々な時代のイギリスの作曲家やオルガニストたちが詩篇をテキストに作り上げた作品を、独特の豊かで温かみのあるサウンドで歌い上げています。

 ※録音:2018年-2022年、セント・ジョンズ・カレッジ礼拝堂(ケンブリッジ、イギリス)
 




GALLO


GALLO 1668
¥2200
「ハーモニウムとピアノによるバッハ作品集」 クリストフ・ラーメ(ハルモニウム)
オリヴァー・ドレクセル(ピアノ)
 J.S.バッハ(ラーメ編):
  「目覚めろ、と私たちを呼ぶ声」 BWV645/チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV1056/
  カンタータ「私に気に入ることは、ただ快活な狩りだけ」 BWV208~羊は安全に草を食むことができる/
  2つのチェンバロのための協奏曲第3番 ハ短調 BWV1062~第2楽章
 J.S.バッハ(ラインハルト編):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番BWV1005~フーガ
 グノー(スコット編):アヴェ・マリア
 ペニッツ(ラーメ編):前奏曲 ニ短調 BWV851に基づく瞑想曲
 ドレクセル:b-a-c-h Op.50
 J.S.バッハ(ラーメ編):管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067~バディヌリー
 J.Sバッハ(カルク=エーレルト編):管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068~エール
 J.S.バッハ(ラーメ編):
  「主イエス・キリストよ、私たちを顧みてください」 BWV332
  「主イエス・キリストよ、私たちを顧みてください」 BWV655
  ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV1017~シチリアーノ
 J.S.バッハ(ラインハルト編):クリスマス・オラトリオ BWV248~シンフォニア
 J.S.バッハ(ラーメ編):カンタータ「心と口と行いと生活で」 BWV147~
  イエスは変わらぬ私の喜び(主よ、人の望みの喜びよ)

 ベートーヴェンに続くハルモニウム作品集第2弾!ハルモニウムによるバッハ作品集!

 録音:2021年7月12-15日ドイツ ノルトライン=ヴェストファーレン州ヴェックホーフェン/63'57
 ※簡易紙ケース収納

 ベートーヴェン作品集(GALLO 1621)に続くクリストフ・ラーメらによるハルモニウムとピアノで演奏したCD。
 ハルモニウムは19世紀半ばに流行した足踏み式のオルガンで、多数のストップを備えて多彩な音色を繰り広げることができ、20世紀末におけるシンセサイザーのような役割を19世紀半ばに担っていた。
 ここではドイツのハルモニウム奏者、クリストフ・ラーメが自ら編曲したものを中心に、19世紀の編曲も含め、様々な音楽が楽しめる。
 クリストフ・ラーメは、ドイツ、レックリングハウゼンの生まれ。オルガン奏者として活躍する一方、ハルモニウムの魅力に取りつかれ、現代ドイツを代表する演奏家でもある。
 オリヴァー・ドレクセルはドイツのピアニスト。
 
 
GALLO1657-58
(2CD)
¥4000
「聖母被昇天ノートル・ダム・バジリカ聖堂での演奏会」
 (CD1)
  バッハ:カンタータ「私たちはあなたに感謝する、神よ」BWV29
  シャルパンティエ:
   マニフィカト H73/「太鼓とシンバルとラッパで」 H323
  ヘンデル:オルガン協奏曲第4番Op.4-4 HWV292~第1楽章
  バッハ:カンタータ 「鳴り響け、あなた方の歌よ」 BWV172
 (CD2)
  バッハ:
   幻想曲 ト長調 BWV572/
   アリア ヘ長調 BWV587(原曲 クープラン)
  マルシャン:オルガン曲集第1巻
  メイエ神父:マニフィカトの唱句
  ブラン:
   雷雨に驚いた村祭りの行列/牧歌/ファンファーレ/
   太鼓と行進曲の模倣/若い娘たちの讃美歌/
   嵐の前触れの強風/雷雨と雷鳴/人の声の合唱/
   行進曲/村民の帰宅
 メイエ神父:ファンファーレ
(CD1)
 ダミアン・サヴォワ(オルガン)
 ファキュンド・アギュダン(指揮)
 ミュジク・デ・リュミエール管弦楽団
 シモン・ペギロン(指揮)
 ヌシャテル参事会教会声楽アンサンブル
 ミリアム・エリヒ(ソプラノ)
 マリー・リップ(ソプラノ)
 ヴェロニク・メイラン(アルト)
 エティエンヌ・アンカー(テノール)
 コンタン・ガイヤール(バス)
(CD2)
 ギ・ボヴェ(オルガン)

 録音:(CD1)2021年10月2日 スイス ヌシャテル (CD2)2021年10月16日 スイス ヌシャテル
 ※簡易紙ケース収納

 スイス西部の町ヌシャテルの聖母被昇天ノートル・ダム・バジリカ聖堂での2つの演奏会を収録。2021年10月2日の演奏会はオルガン、オーケストラ、独唱、合唱による華やかなもの。
 バッハの2つのカンタータを枠にして、間にシャルパンティエとヘンデル。
 ダミアン・サヴォワはこの聖堂に所属するオルガン奏者。2枚目は御大ギ・ボヴェを招いての演奏会。
 バッハももちろん良いが、後半のメイエ神父やブランの作品が面白い。
 ジュール・ブランは19世紀前半のフランスの作曲家。これまで録音はごく少なく、10曲もまとまるのは非常に珍しい。
 題名の通り親しみやすい曲である。
 
 

GALLO 1661
¥2200
「エキゾチズム、ソノリテ、ピトレスク」~ピアノ独奏と連弾作品
  セヴラック:「休暇の日々」~
   第6曲「古いオルゴールが聞こえる時」,
   第7曲「 ロマンティックなワルツ」
  ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ~
   第2曲 ト短調,第7曲 ハ長調
  ドビュッシー:前奏曲集第1巻~音と香りは夕暮れの大気に漂う
  フォーレ:組曲「ドリー」 Op.56~スペイン風の踊り ヘ長調
  サン=サーンス:「動物の謝肉祭」~
   第3曲「アジアノロバ」 ハ短調,第7曲 「水族館」 イ短調
  ドビュッシー:前奏曲集第1巻~
   とだえたセレナード,ベルガマスク組曲~月の光
  ラヴェル:「鏡」~悲しい鳥
  ドビュッシー:小組曲~小舟にて,バレエ
  ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」~
   第3曲 「レドロネット、パゴダの女王」,
   第4曲 「美女と野獣の対話」
  ファリャ:「はかない人生」~スペイン舞曲
  ドビュッシー:前奏曲集第2巻~花火
  ファリャ:「恋は魔術師」~火祭りの踊り
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番K.331~トルコ行進曲
デュオ・ギルモー=デュボワ
 (ピアノ連弾):
  【リュドミラ・ギルモー(Pf)
   ジャン=ノエル・デュボワ(Pf)】

 ピアノ連弾とそれぞれの独奏の録音を集めている。
 リュドミラ・ギルモーはパリでかのマグダ・タリアフェロに学んだピアニスト。フランス風の味わいを持ちつつ情熱的な演奏が魅力。
 ジャン=ノエル・デュボワはサントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏のラ・シャトル生まれのピアニスト。パリでジョルジュ・シフラに学び、リスト弾きとして知られている。
 二人は2007年からデュオ・ギルモー=デュボワとして幅広く活躍している。
 
 

GALLO 1667
¥2200
「カルージュの聖堂の音楽」
 ブルーンス:前奏曲 ホ短調
 コレッリ:トリオ・ソナタ イ短調 Op.1-4
 シャルジンスキ:「イエスよ、私の希望よ」
 J.S.バッハ:「イエスよ、私の確信よ」 BWV728
 J.S.バッハ:「今こそ喜べ、愛するキリストの仲間たちよ)」BWV734
 J.S.バッハ:「私は心から望む」 BWV727
 J.S.バッハ:
  カンタータ「主は私たちのことを思っている」 BWV196~
   「主は祝福する、主を恐れる人を」
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539
 C.P.E.バッハ:最後の審判の日 Wq.197
 C.P.E.バッハ:ゲッセマネのイエス Wq.198/29
 C.P.E.バッハ:アダージョ ニ短調 Wq n.v. 66 H352
 ハイドン:「主の御名によって来る者は讃えられよう」
 モーツァルト:教会ソナタ 変ホ長調 K.67
 モーツァルト:教会ソナタ 変ロ長調 K.212
 モーツァルト:教会ソナタ ハ長調 K.336
マルチェロ・ジャンニーニ(オルガン)
マリエタ・イーヴァ・セーラル(ソプラノ)
ジュリエット・ルマイラク(ヴァイオリン)
ジョナタン・ニュベル(ヴァイオリン)
カロリーナ・プウィヴァチェフスカ(チェロ)

 録音:2021年9月7-12日 スイス ジュネーヴ州 カルージュ、60'07
 ※簡易紙ケース収納

 スイス、ジュネーヴ近郊の町カルージュの聖堂の建立200周年を記念した録音(おそらく演奏会と並行した収録、拍手やなどは無い)。
 聖堂備え付けのオルガン(1962年製)はもちろん、弦楽三重奏やソプラノも加わった多彩な内容。
 マルチェロ・ジャンニーニは1983年から20年近くこの聖堂のオルガン奏者を務めている。
 マリエタ・イーヴァ・セーラルはスロヴェニア出身のソプラノ。ジュネーヴ高等音楽院で学び、スイスを中心に活躍している。
 ジュリエット・ルマイラクはフランスのバロック・ヴァイオリン奏者。2017年にバロック音楽団体、ル・コンセール・ユニヴェルセルを結成し活躍している。
 カロリーナ・プウィヴァチェフスカは1994年生まれのポーランドのチェロ奏者。
 
 

GALLO1674-75
(2CD)
¥4000
「スイス・オルガン博物館の様々なオルガン」
 CD1 「ロシュのスイス・オルガン博物館の様々なオルガン」
  (1)作者不詳:セイキロスの墓碑銘
  (2)パスキーニ:「ドイツ人の小姓」による変奏曲
  (3)フロベルガー:トッカータ「聖体奉挙で弾かれるために」
  (4)作者不詳:聖体拝領後の祈り
  (5)ピエス:即興 ロマネスカの踊り
  (6)バッハ:天の国の私たち父よ BWV737
  (7)バッハ:おお 神の小羊よ BWV1085
  (8)バッハ:キリストは死の絆に繋がれて BWV695
  (9)バッハ:パルティータ BWV.827~第1曲幻想曲
  (10)モーツァルト:アンダンティーノ 変ホ長調 K.236
  (11)モーツァルト:アダージョ ハ長調 K.356
  (12)ハイドン:音楽時計のための音楽 ヘ長調 Hob.XIX:1
  (13)ハイドン:音楽時計のための音楽 ヘ長調 Hob.XIX:5
  (14)ハイドン:音楽時計のための音楽 ヘ長調 Hob.XIX:6
  (15)ブラームス:
   「自分を飾りなさい、ああ、愛する魂よ」 Op.122-5
  (16)ビゼー:3つの音楽的素描~第3曲 カプリス
  (17)ワーグナー(カルク=エーレルト編):
   「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲
  (18)作者不詳:フルート・ストップを用いた前奏曲
  (19)作者不詳:
   フルート・ストップを用いた前奏曲
    エンツマン・ノイシュタット
  (20)作者不詳:バイエルンのレントラー
  (21)J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲
  (22)ムンソニウス:小さな郵便馬車
  (23)トランスラトイア:ワルツ「ウィーンのプラターでの生活」
  (24)トロヴァヨーリ:アンナのバイヨン
  (25)グラナータ:マリーナ
  (26)カラス:第三の男
  (27)ルノワール:聞かせてよ愛の言葉を
  (28)ジーゲル:ザンクト・パウリの赤い灯
  (29)リョサス:タンゴ・ボレロ
 CD2 「ローザンヌ放送局の大オルガン」
  (1)ラフマニノフ(ヴィエルネ編):前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2
  (2)フランク:カンタービレ
  (3)ジャン・アラン:第1幻想曲
  (4)ジャン・アラン:第2幻想曲
  (5)アジャン・ラン:ファンタスマゴリー
  (6)ベルティエ:4度奏法
  (7)フィリップ・グラス:マッド・ラッシュ
  (8)ブラームス:心から愛するイエスよ Op.122-2
  (9)エルガー:エニグマ変奏曲―第9変奏 ニムロッド
  (10)ボエリ:アンダンテ・モデラート Op.18-4
  (11)ジャン・アラン:連祷
  (12)デュルフレ:アランの名に基づく前奏曲
  (13)デュルフレ:アランの名に基づくフーガ
CD1
 (1)(15)(16)
  ピエール=アラン・クレール(オルガン)
 (2)-(6)アドリアン・ピエス(オルガン)
 (7)-(14)ミシェル・ビニェン(オルガン)
 (17)-(29)不明
CD2
 (1)ロイク・ビュルキ(オルガン)
 (2)マラン・ピゲ(オルガン)
 (3)シャルロット・デュマ(オルガン)
 (4)バンジャマン・リゲッティ(オルガン)
 (5)(6)
  アナスタシア・ドゥハレヴァ(オルガン)
 (7)コランタン・ダンドレ(オルガン)
 (8)(9)バシル・エロール(オルガン)
 (10)シャルロット・デュマ(オルガン)
 (11)エミル・セシュレ(オルガン)
 (12)
  ギ=バティスト・ジャコテット
   (オルガン)
 (13)高田恵里(オルガン)

 143'31
 ※簡易紙ケース収納

 CD1は、スイス、ロシュのスイス・オルガン博物館に収蔵されている様々なオルガンを用いた演奏。選曲も多彩だ。
 CD2は、ローザンヌ放送局の大オルガンを用いた演奏。日本人オルガン奏者でフランスやスイスで活動する高田恵里の演奏が1曲含まれている。

 ※CD1の後半の演奏者が記載されていませんが、ご了承ください。(代理店)
 



<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE



4844292
(11CD)
\8000→\7490

《ドミトリー・ホロストフスキー~フィリップス・リサイタル》



《CD 1》[チャイコフスキー&ヴェルディ:アリア集]
チャイコフスキー:
1) 歌劇『エフゲニー・オネーギン』Op.24より「あなたは私に手紙を下さいました」、
2) 歌劇『エフゲニー・オネーギン』Op.24より「あれがあのタチアナだろうか」、
3) 歌劇『スペードの女王』Op.68より「あなたは悲しんでいますね、愛しい人」、
ヴェルディ:
4) 歌劇『椿姫』より「プロヴァンスの海と陸」、
5) 歌劇『マクベス』より「裏切り者め」、6) 歌劇『ルイザ・ミラー』より「夫を選ぶのは聖なること」、
チャイコフスキー:
7) 歌劇『チャロデイカ』より
 「国家の仕事も心配事も私には煩わしいだけだ」、
8) 歌劇『イオランタ』Op.69より
 「僕のマティルダに誰が比べられよう」、
9) 歌劇『マゼッパ』より「おお、マリア、マリア」、
ヴェルディ:
10) 歌劇『トロヴァトーレ』より「君がほほえみ」、
11) 歌劇『ドン・カルロ』より「ロドリーゴの死」
【演奏】ワレリー・ゲルギエフ(指揮)ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1990年2月、ロッテルダム/


《CD 2》[ロシア・ロマンス集]
チャイコフスキー:
1) かつてのように私はひとりにOp.73 No.6、2) 夜うぐいすOp.60 No.4、
3) 勲功Op.60 No.11、4) 私は窓を開けたOp.63 No.2、5) ドン・ファンのセレナーデOp.38 No.1、
ラフマニノフ:
6) 夢Op.8 No.5、7) 彼女は真昼のように美しいOp.14 No.9、
8) 美しい人よ、私のために歌わないでOp.4 No.4、9) いや、お願いだ、行かないでOp.4 No.1、
チャイコフスキー:
10) 和解Op.25 No.1、11) 涙はふるえるOp.6 No.4、12) ただ憧れを知る者だけがOp.6 No.6、
13) 恐ろしい瞬間Op.28 No.6、
ラフマニノフ:14) 昨日私たちは会ったOp.26 No.13、15) 夜の静けさにOp.4 No.3、
16) 私は全てを奪われたOp.26 No.2、
17) ミュッセからの断片Op.21 No.6、18) キリストは起き上がりぬOp.26 No.6
【演奏】オレグ・ボシュニアコーヴィチ(ピアノ)
【録音】1990年7月、ロンドン/


《CD 3》[ロシア民謡集]
作者不詳:
1) 行商人、2) 通りに沿って、3) マーシャ、4) 幸福よさようなら、5) カマリンスカヤ、
6) ああ、かわいい人よ、7) 夜の逢瀬、8) ただひとり、9) 踊り、
10) エレジー、11) 告げることさえできたら、12) 黒い瞳、13) 菩提樹、
14) 道はひとつではない、15) 秋の夜、16) 御者よ
【演奏】ニコライ・カリーニン(指揮)オシポフ・ロシア民族オーケストラ
【録音】1991年6月、モスクワ/


《CD 4》[ベル・カント・アリア集]
1) ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』より「私は町の何でも屋」、
ドニゼッティ:
2) 歌劇『ラ・ファヴォリータ』より「よいか、レオノーラよ」、
3) 歌劇『アルバ公爵』より「誇らしい喜びのなかで」、
4) 歌劇『ラ・ファヴォリータ』より「これほどの愛に、レオノーラよ」、
5) 歌劇『ポリウト』より「麗しきあなたの面影に似て」、
6) ベッリーニ:歌劇『海賊』より「いかにも我々は勝った」、
ドニゼッティ:
7) 歌劇『愛の妙薬』より「魅惑あふれるパリスが」、8) 歌劇『ドン・パスクワーレ』より「天使のように美しく」、
9) ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』より「じっとしていろ」、
10) ベッリーニ:歌劇『清教徒』より「ああ、永遠に私はあなたを失った」、
ドニゼッティ:
11) 歌劇『ポルトガル王、ドン・セバスティアーノ』より「リスボンよ、ついに私はお前を見た」、
12) 歌劇『ランメルモールのルチア』より「激しい苦しみ」
【演奏】イオン・マリン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
【録音】1992年7月、ロンドン/


《CD 5》
リムスキー=コルサコフ:
1) 歌劇『サトコ』より「石の都、うるわしの都」、2) 歌劇『不死身のカシチェイ』より「夜の無言」、
3) 歌劇『雪娘』より「暖かく青い海」、4) 歌劇『皇帝の花嫁』より「美しい人が忘れられない」、
5) ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より「眠りも休息も」、
ルビンシテイン:
6) 歌劇『悪魔』より「わが子よ泣くな」、7) 歌劇『悪魔』より「大気の海で」、
8) 歌劇『悪魔』より「わたしこそその人」、9) 歌劇『ネロ』より「ヒュメナイオスの神よ」、
10) ラフマニノフ:歌劇『アレコ』より「月は高く」、
11-14) ムソルグスキー:歌曲集『死の歌と踊り』(ショスタコーヴィチ管弦楽編)
【演奏】ワレリー・ゲルギエフ(指揮)マリインスキー劇場管弦楽団
【録音】1993年1月、ロシア/


《CD 6》
チャイコフスキー:
1) ああ、お前がそうできたらOp.38 No.4、2) 騒がしい舞踏会の中でOp.38 No.3、
3) ただ一言でよかったのに、4) 私の守護神、私の天使、私の友よ、
5) それは早春のことだったOp.38 No.2、
6) ボロディン:遥か祖国の岸辺を求めて、
リムスキー=コルサコフ:
7) 流れたなびく雲が切れ切れになってOp.42 No.3、8) オクターヴOp.45 No.3、
9) くだけ、打ち寄せ、飛び散る波Op.46 No.1、
チャイコフスキー:
10) 祝福あれ、森よOp.47 No.5、11) 語るな、おお我が友よOp.6 No.2、
12) 死者の恋Op.38 No.5、13) 黄色の畑の上にOp.57 No.2、
14) 昼の輝きが満ち、夜の静けさが広がってもOp.47 No.6、15) ぼくらはふたりで座っていたOp.73 No.1、
ラフマニノフ:
16) 朝Op.4 No.2、17) わが子よ、おまえは花のように美しいOp.8 No.2、
18) 何という苦しさOp.21 No.12、19) 春の洪水Op.14 No.11
【演奏】ミハイル・アルカディエフ(ピアノ)
【録音】1993年2月、ロンドン


《CD 7》[宗教的合唱曲集]
1) トルスチャコフ:Come to me, all you who labour、
2) バーガミン:The goot thief、
3) フリストフ:Praise ye the name of the Lord、
4) ニコラーエフ=ストロウムスキー:Great doxology、
5) サフノフスキー:Cherubic Hymn、
6) アルハンゲルスキー:われ信ず、7) サフノフスキー:Our Father、
チェスノコフ:
8) 悪人の謀に行かざる人は幸なり、9) 若き頃より、10) 願わくは我が祈り、11) Gabriel appeared、
12) コソラポフ:Strengthen, O Lord、
13) チェスノコフ:We Praise Thee
【演奏】ニコライ・コルニエフ(指揮)サンクトペテルブルク室内合唱団
【録音】1994年8月、サンクトペテルブルク/


《CD 8》
ラフマニノフ:
1) ここはすばらしい場所Op.21 No.7、2) すべては過ぎ去りOp.26 No.15、
3) 彼女たちは答えたOp.21 No.4、4) ああ、私の畑よOp.4 No.5、
5) 私を信じるな、我が友よOp.14 No.7、6) 私はあなたを待っているOp.14 No.1、7) 夜、
8) 夜は悲しいOp.26 No.12、9) 私はふたたびひとりOp.26 No.9、
10-21) スヴィリードフ:ともづなを解かれたロシア
【演奏】ミハイル・アルカディエフ(ピアノ)
【録音】1994年10月、ロンドン/


《CD 9》[ロシア民謡集]
作者不詳:
1) カリンカ(コズロフ編)、2) バリーニャ(ノキノフ編)、3) Ach ti slishesh li (Rupin編)、
4) Na goryshkye (Kolovski編)、5) Khorovodnaya (リムスキー=コルサコフ編)、
6) Shto zatumanilas (Poltavtsev編)、7) Ya vstretil vas (コズロフ編)、8) Ivushka (リード編)、
9) Kak meneya muladu (ショスタコーヴィチ編)、10) Kachelniye (ミハイロフ編)、
11) Uch ti polye (ノヴィコフ編)、12) Shto bye belaya berioza (コズロフ編)、
13) Nye slishna shuma gorodskovo (Dranitsyn編)、
14) Vtyomnon lesye (パンチェンコ編)、15) Uch kak pal tuman (Poltavtsev編)、
16) Ach vi sini (エゴロフ編)、17) Vyeniki (Poltavtsev & Rubtsov編)、18) Vihazhu adin ya na darogu (スミルノフ編)
【演奏】ニコライ・コルニエフ(指揮)サンクトペテルブルク室内合唱団
【録音】1996年5月、サンクトペテルブルク/


《CD 10》[イタリア古典歌曲集]
1) カリッシミ:勝利だ、私の心よ(レイノルズ編)、
2) ヴィヴァルディ:歌劇『ティト・マンリオ』RV778より「戦をしたがる心が」、
3) グルック:歌劇『パリーデとエレーナ』より「おお、愛しい恋人よ」、4) ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン、
5) ヘンデル:デッティンゲン・テ・デウムHWV283より「ああ主よ、その日」、
6) ヴィヴァルディ:歌劇『ティト・マンリオ』RV778より「血まみれの恐るべき虐殺が」、
7) カルダーラ:牧歌劇『愛の誠は偽りに打ち勝つ』より「親愛なる森よ」、
8) グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「エウリディーチェを失って」、
ヘンデル:
9) 歌劇『セルセ』HWV40より「オンブラ・マイ・フ」、10) 歌劇『オルランド』HWV31より「不吉なる嵐よ」、
11) カルダーラ:陽の光が、12) ドゥランテ:愛に満ちたおとめよ、
13) ヘンデル:ブロッケス受難曲HWV48より「至高の神を軽視して」、
14) A.スカルラッティ:陽はすでにガンジス川から、
15) 作者不詳:ニーナ、16) ドゥランテ:踊れ、優しい娘よ、
17) カッチーニ:アマリッリ麗し、
18) チェスティ:私の愛は悲しみと悩みと苦しみで、
19) ストラデッラ:御憐れみを、主よ
【演奏】サー・ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
【録音】1997年1月、ロンドン/


《CD 11》[アリア&デュエット集]
ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』より
1)「私は町の何でも屋」、2)「それじゃ私だけ…嘘じゃないわね?」、3)「今の歌声は」、
ドニゼッティ:歌劇『ラ・ファヴォリータ』より
4)「わかったわ、そういうお話なのね」、5)「それでは本当なの」、
6)「よいか、レオノーラよ」、
リムスキー=コルサコフ: 歌劇『皇帝の花嫁』より
7)「なぜお前がここに?」、8)「わたしがここまで成り下がるなんて」、9)「美女のことが忘れられない」、
10) サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』Op.47より「わしは山を越え」
【演奏】オリガ・ボロディナ(メッゾ・ソプラノ)(2-5, 7, 8, 10)、パトリック・サマーズ(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1997年5月、ロンドン
ドミトリー・ホロストフスキー
(バリトン)

 生誕60周年・没後5周年記念、ロシアのカリスマ・バリトン歌手の録音集。CD11枚組

 今年60歳を迎えるはずだったバリトン歌手、ドミトリー・ホロストフスキー。その輝かしい音楽人生を讃えるため、フィリップスに行われたリサイタル録音がまとめて発売されます。
 CD11枚組BOXセット。

 ホロストフスキーは1989年にBBCカーディフ国際声楽コンクールに優勝するとたちまちオペラ界のニュー・スターとして活躍しました。
 ハンサムでカリスマ性があり、驚くべき美声の持ち主、観客を総立ちにさせる芸術性と魅力をそなえていました。そして確かにそれから四半世紀、その活躍は続けられましたが、がんの宣告を受けそのキャリアは突然断たれ、2017年55歳の若さで惜しくも亡くなりました。
 けれどもこのシベリア出身のバリトン歌手は、リサイタルのレパートリーへの献身、コンサートでも録音でも自らの生地のロシア・ロマンスというジャンルを世界中の聴衆に届けるという決意は、同時代の人たちの中でも群を抜いていました。
 オペラのメドレーでサッカー・スタジアムを観客でいっぱいにすることができたにも関わらず、小規模のリサイタルの聴衆に、春の洪水や暗い夜の歌を歌うことを選びました。
 そしてこれらのレパートリーの多くをフィリップスに録音しています。
 没後5周年となる今年、これはその記憶に捧げるため1990年代、ホロストフスキーの全盛期の録音をまとめたものです。
 
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4844186
(8CD)
\6800→\6290

《ベラ・ダヴィドヴィチ~ザ・フィリップス・レガシー》


《CD 1》
ベートーヴェン:
1-4) ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31 No.3『狩』*、
5-7) ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』*、
8) バガテル イ短調WoO59『エリーゼのために』*
 【録音】1979年3月、スイス/

《CD 2》
ショパン:
 1-3) ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11、4) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22*
  【演奏】サー・ネヴィル・マリナー(指揮)ロンドン交響楽団【録音】1980年3月、ロンドン/

《CD 3》
ショパン:
 1-3) ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21、4) 演奏会用ロンド『クラコヴィアク』ヘ長調Op.14
  【演奏】サー・ネヴィル・マリナー(指揮)ロンドン交響楽団
  【録音】1982年2月、ロンドン/

《CD 4》
ショパン:
 1-24) 24の前奏曲Op.28
  (第1番ハ長調/第2番イ短調/第3番ト長調/第4番ホ短調/
  第5番ニ長調/第6番ロ短調/第7番イ長調/第8番嬰ヘ短調/
  第9番ホ長調/第10番嬰ハ短調/第11番ロ長調/第12番嬰ト短調/
  第13番嬰ヘ長調/第14番変ホ短調/第15番変ニ長調/第16番変ロ短調/
  第17番変イ長調/第18番ヘ短調/第19番変ホ長調/第20番ハ短調/
  第21番変ロ長調/第22番ト短調/第23番ヘ長調/第24番ニ短調)、
 25) ポロネーズ第4番ハ短調Op.40 No.2、26) ロンド変ホ長調Op.16、27) 舟歌嬰ヘ長調Op.60
  【録音】1979年3月(1-24)、1985年2月(25-27)、スイス/

《CD 5》
ショパン:
 1-4) 4つのバラード
  (第1番ト短調Op.23/第2番ヘ長調Op.38/第3番変イ長調Op.47/第4番ヘ短調Op.52)、
 5-8) 4つの即興曲(第1番変イ長調Op.29/第2番嬰ヘ長調Op.36/
  第3番変ト長調Op.51/第4番ハ短調Op.66『幻想即興曲』)
  【録音】1981年2月、ロンドン(1-4, 8)、1982年12月、スイス(5-7)/

《CD 6》
シューマン:
 1-24) 謝肉祭Op.9*
  (第1曲:前口上/第2曲:ピエロ/第3曲:道化役者/第4曲:高貴なワルツ/
  第5曲:オイゼビウス/第6曲:フロレスタン/第7曲:コケット/第8曲:返事/
  第9曲:蝶々/第10曲:A.S.C.H.-S.C.H.A. 躍る文字/第11曲:キアリーナ/
  第12曲:ショパン/第13曲:エストレラ/第14曲:再会/
  第15曲:パンタロンとコロンビーヌ/第16曲:ドイツ風ワルツ―間奏曲:パガニーニ/
  第17曲:告白/第18曲:プロムナード/第19曲:休息/
  第20曲:フィリシテ人と闘う「ダヴィッド同盟」の行進)、
 21-26) フモレスケOp.20*
  【録音】1979年3月、ラ・ショードフォン/

《CD 7》
 1-25) ラフマニノフ:パガニーニの主題による変奏曲Op.43、
 26-28) サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
  【演奏】ネーメ・ヤルヴィ(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1981年7月(1-25)、6月(26-28)、アムステルダム/

《CD 8》
 プロコフィエフ:
  1) ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28、
  『ロメオとジュリエット』からの10の小品より
   2) 第2曲:情景(街の目覚め)、3) 第4曲:少女ジュリエット、
   4) 第6曲:モンタギュー家とキャピュレット家、5) 第7曲:僧ローレンス、
   6) 第8曲:マキューシオ、7) 第9曲:百合の花を手にした娘たちの踊り、
   8) 第10曲:ロメオとジュリエットの別れ、
 スクリャービン:
  9-10) ピアノ・ソナタ嬰ト短調Op.19 No.2『幻想ソナタ』、
  11-12) 2つの詩曲Op.32(第1曲嬰ヘ長調/第2曲ニ長調)、
  13) マズルカ ホ短調Op.25 No.3、
  14-15) 2つのマズルカOp.40(変ト長調/嬰ヘ長調)、16) ワルツ第4番Op.38
   【録音】1985年2月(1, 9-16)、1982年12月(2-8)、スイス

 *初CD化
ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)

 「ロシアの最も偉大な女性ピアニスト」による初の録音全集。CD8枚組BOXセット

 ロシアのピアニスト、ベラ・ダヴィドヴィチがフィリップスに行った録音が初めてまとめてCDとして発売されます。初CD化となる録音も含まれています。CD8枚組BOXセット。

 1928年、アゼルバイジャンの首都バクーで生まれたダヴィドヴィチはラザール・ベルマンに「ロシアの最も偉大な女性ピアニスト」と賞賛され、1949年ワルシャワのショパン国際コンクールでハリーナ・チェルニー=ステファンスカと優勝を分け合いました。その後1978年にアメリカに亡命するまで、ほとんどソ連で活動していました。

 収録されているのは1979年から1983年に行われたものと、ダヴィドヴィチのフィリップス録音最後となる、1985年に発売されたスクリャービンとプロコフィエフ(『ロメオとジュリエット』からの小品の抜粋を含む)です。

 オリジナル・ジャケット仕様。
 ダイヴィドヴィチの息子でヴァイオリニストのディミトリー・シトコヴェツキーへのインタビューに一部基づく、ピアノ演奏の歴史家マーク・エインリーのエッセーが掲載された解説付き。
 















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