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≪第117号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2022/9/13~



9/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ECM



4858084
\2800

ミコラ・ゴブディッチ
 ~ヴァレンティン・シルヴェストロフ:Maidan 2014


 ヴァレンティン・シルヴェストロフ:Maidan 2014 (cycle of cycles)(2014)
 [Cycle I]
  1) National Anthem、2) And Glory, Mountains Blue, to You、
  3) Give Rest, O Christ, to Thy Servant、
 [Cycle II]
  4) National Anthem、5) Lacrimosa、6) Holy God、
 [Cycle III]
  7) National Anthem、8) The Lord’s Prayer、
  9) Requiem aeternam、10) Agnus Dei、
 [Cycle IV]
  11) National Anthem、12) Elegy、13) Prayer for Ukraine、
  14) National Anthem、15) Lullaby、4つの歌(2014)
  16) The Mighty Dnieper、17) On Earth There is Fortune、
  18) A Cherry Orchard by the House、19) My Testament、
  二連作(Dyptych)(2016)
   20) To Little Mariana、21) Psalm (The Mighty Dnieper)、
  三連作(Tryptych)(2015)
   22) Oh Shining World、23) Come to Your Senses、24) Alleluia
ミコラ・ゴブディッチ(指揮)
キエフ室内合唱団

 ウクライナを代表する現代の作曲家による記念碑的合唱曲集

 ヴァレンティン・シルヴェストロフは1937年生まれ、ウクライナの現代音楽の作曲家です。マイダン革命に関わる曲をいくつか作曲しているシルヴェストロフは「今ではウクライナ全体がマイダンになっている」と表明しています。
 エストニアの作曲家アルヴォ・ペルトは「もし一人の現代作曲家の名前を挙げるように言われたら、一番にヴァレンティン・シルヴェストロフの名を挙げるでしょう」と絶賛しています。

 『Maidan 2014』は4つの合唱集による記念碑的作品です。
 それぞれの合唱集の出発点は、パヴェル・チュビンスキー(1839-1884)(ウクライナ国歌の作詞者)による詩句を作曲家が読み込んだシルヴェストロフのユニークな賛美歌の変奏です。
 
 一方でこれはマイダン革命の現実でもあります。私たちは2014年のキーウであったことをよく覚えています。
 民間人の自由とウクライナの主権への脅しに立ち上がったウクライナ人、独裁政権と帝国の力に立ち上がったウクライナ人を一つにし、励まし、支え、支持しました。

 シルヴェストロフの合唱の大作には新しい合唱集も含まれています。
 そのテキストはウクライナの詩人タラス・シェフチェンコの、そのいくつかは民謡にもなっていますが、バラードと歌の音楽に、すでに何度も使われているものです。
 
 【録音】2016年、キーウ(キエフ)、聖ミハイール大聖堂
 




DA VINCI CLASSICS


PC00624
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
モスクワのアルメニア人 ~ ハチャトゥリアン:ピアノ作品集 Vol.1
 2つの小品(1926)/詩曲(1927)/
 子供のアルバム第1集《少年時代の画集》(1926-1947)/
 トッカータ(1932)/ソナチナ(1958)/
 組曲《仮面舞踏会》(1941-44)
ヴィクトリア・テレキエフ
 (ピアノ/YAMAHA CFX)
C00624
¥2600

 "モスクワのアルメニア人"。ハチャトゥリアンのピアノ作品全集がスタート!

 ブルガリア人の父とイタリア系ブルガリア人の母の間にミラノで生まれ、「3/4+1/4拍子の血を引く」という表現を好む女流ピアニスト、ヴィクトリア・テレキエフが「モスクワのアルメニア人」、アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978)のピアノ作品全曲を網羅するプロジェクトをスタート!

 パンチョ・ヴラディゲロフのピアノ作品集を発表するなど、東欧の音楽詩学の研究と発見に定評のあるテレキエフが、ハチャトゥリアンの第1巻でメインに選んだのは「仮面舞踏会」のピアノ・ヴァージョン。
 トッカータ、ソナチネ、仮面舞踏会など、20世紀において成功した曲に数えられている傑作群に、単純な形式の中に魅力あふれる旋律、リズムが凝縮されている「子供のアルバム第1集」や純粋音楽とも言える「詩曲」を加えるなど、ハチャトゥリアンのピアノ全集のプレリュードとなる「第1巻」を非常に充実した内容に仕上げています。
 作曲家アラム・ハチャトゥリアンの個性や芸術性の全体像を捉えることができる魅力的なプロジェクトの幕開けです!

 ※録音:2022年3月、カザーレ「イル・コンチェルト」アクエシオ・ディ・ソプラ(リヴェルガーロ、イタリア)
 




ALPHA CLASSICS



ALPHA884
¥2800
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番、ピアノ五重奏曲「鱒」
 フランツ・シューベルト(1797-1828):
  1-4. ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 Op. 99 D 898
  5-9. ピアノ五重奏曲 イ長調 「鱒」 D 667
ブッシュ三重奏団
 マティウ・ファン・ベレン(ヴァイオリン)
 オリ・エプスタイン(チェロ)
 オムリ・エプスタイン(ピアノ)

ダニエル・パルミツィオ(ヴィオラ)...5-9
ナオミ・シャハム(コントラバス)...5-9

 録音: 2020年12月、2021年1月 ムジークハーフェン、ザーンダム、オランダ

 【ブッシュ三重奏団によるシューベルト第2弾、「鱒」登場!】
 2012年にロンドンで結成されたブッシュ三重奏団。メンバーのマティウがアドルフ・ブッシュの所有していたグァダニーニのヴァイオリンを使用していることから、この名ヴァイオリニストの名前を冠しています。
 ALPHAレーベルで、ドヴォルザークのピアノを含む室内楽作品全集を完結させた彼らが、続いて取り組んでいるシューベルトの第2弾。
 「冬の旅」などと同時期の作品ながら伸びやかな美しさを湛えたピアノ三重奏曲第1番、二十代前半に書かれ活き活きとした曲想と親しみやすいメロディで広く人気のピアノ五重奏曲「鱒」を収録。
 彼ららしく起伏に富んだ瑞々しい演奏で、これらの作品の魅力を最大限引き出しています。「鱒」で共演のダニエル・パルミツィオは数々のコンクールで入賞し、ソリストとして活躍するヴィオラ奏者、指揮者。
 バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(ヴィオラ版)とブラームスのヴィオラ・ソナタを集めた録音(ZefirRecords)などで高く評価されています。
 ナオミ・シャハムはゲヴァントハウス管のコントラバス奏者を経て、ブタペスト祝祭管、マーラー・チェンバー、ウエスト・イースト・ディヴィアン管などで活躍しています。

 
 
 


ALPHA873
¥2800
ヴァン・カイック四重奏団
メンデルスゾーン弦楽四重奏曲全集 第1集~第1-3番

 フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
  1-4. 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op. 13
  5-8. 弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op. 12
  9-12. 弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op. 44-1
ヴァン・カイック四重奏団
 ニコラ・ヴァン・カイック(ヴァイオリン)
 シルヴァン・ファーヴル=ビュル(ヴァイオリン)
 エマニュエル・フランソワ(ヴィオラ)
 アンソニー・コンドウ(チェロ)

 録音: 2021年7月 アルスナル・ドゥ・メス、フランス

 【ヴァン・カイックQによるメンデルスゾーン弦楽四重奏曲全集、第1弾】
 2012年にフランスで結成され、2015年にはウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクールで優勝、ALPHAレーベルからモーツァルトを軸に次々とアルバムをリリースし、2019年春には初来日も成功させたヴァン・カイック四重奏団が、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集に臨みます。
 第1弾には第1番から第3番までを作曲順に収録。作曲家十代後半の作品で当時まだ冒険的であった短調で書かれた第2番、二十歳の頃に書かれ第2番同様ベートーヴェンの影響が強い第1番、作曲家として演奏家として多忙な日々を送っていた二十代の終わりに書かれた3曲のうちの1曲である第3番。
 ヴァン・カイック四重奏団は、若き日の2作品の瑞々しさと第3番の充実ぶりを、彼ららしい流麗な音楽の語り口と躍動的な表現で聴かせます。
 
 


ALPHA882
¥2800
次世代ソリストたちによるモーツァルト Vol.3
 バックはハワード・グリフィス(指揮)
&ウィーン放送交響楽団

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-3. ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K. 218
   (カデンツァ...ヨーゼフ・ヨアヒム)
  4-6. フルート協奏曲 第1番 ト長調 K. 313
   (カデンツァ...ジョセフィーヌ・オレック)
  7-9. ピアノ協奏曲 第6番 変ロ長調 K. 238
   (カデンツァ...スリマ・ストラヴィンスキー
    [第1楽章]、モーツァルト[第3楽章])
ルズヴィ・グディム(ヴァイオリン)...1-3
ジョセフィーヌ・オレック(フルート)...4-6
ジェネバ・カネー=メイソン(ピアノ)...7-9

ウィーン放送交響楽団
ハワード・グリフィス(指揮)

 録音: 2022年3月 カジノ・バウムガルトナー、ウィーン...1-6 オーストリア放送スタジオ6/大ホール、ウィーン...7-9

 【次世代ヴィルトゥオーゾたちによるモーツァルト第3弾は、粒ぞろいの名手が集結!】
 
 30年以上にわたり若いアーティストたちを支援しているスイスのオルフェウム財団とALPHAが協力し、次世代の若いソリストたちによるモーツァルトの協奏曲をリリースするシリーズ第3弾。
 ルズヴィ・グディムはオスロ出身でジュリアード音楽院に学び、ユーディ・メニューイン国際コンクールなど数多くのコンクールに入賞、イツァーク・パールマン、クリスティアン・テツラフを始め数多くの巨匠たちと共演を重ねている俊英。
 ジョゼフィーヌ・オレックはフランス出身で2017年よりロッテルダム・フィルの首席フルート奏者を務め、2019年にはカール・ニールセン国際音楽コンクールで優勝し、Es-durやORCHIDといったレーベルから既にソロ・アルバムもリリースしています。
 ジェネバ・カネー=メイソンはイギリス出身で音楽一家に育ち(チェリストのシェク・カネー=メイソンは兄)、数多くのコンクールに入賞しヨーロッパ各地で活躍している2003年生まれの若きピアニスト。
 才能豊かな3人による演奏が楽しめます。
 
 

ALPHA881
¥2800
『ザ・ホィール』~キャロライン・ショウ室内楽作品集
 キャロライン・ショウ(1982-):
  1. Thousandth Orange 1000個めのオレンジ
   ~ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための
  2. Gustave Le Gray ギュスターヴ・ル・グレイ
   ~ピアノ独奏のための
  3. The Wheel ザ・ホィール ~
   ピアノとチェロのための (イ・ジャルディーニ委嘱作品)
  4. Boris Kerner ボリス・ケルナー ~
   チェロとフラワー・ポッド(植木鉢)のための
  5. In Manus Tuas あなたの御手に ~チェロ独奏のための
  6. Limestone & Felt 石灰岩と石綿 ~チェロとヴィオラのための
イ・ジャルディーニ
 岡田修一(ヴァイオリン)
 レア・エンニーノ(ヴィオラ)
 ポーリーヌ・ビュエ(チェロ)
 南 恵理子(パーカッション)
 ダヴィド・ヴィオリ(ピアノ)

 録音: 2021年10月 ダリウス・ミヨー音楽院オーディトリアム、エクサン・プロヴァンス、フランス

 【話題の作曲家、キャロライン・ショウの室内楽作品】
 1982年に生まれ、ニューヨークを拠点としてヴォーカル、ヴァイオリン、作曲、プロデュースで活躍するキャロライン・ショウ。
 2013年作曲の「8声のためのパルティータ」でピュリッツァー賞を最年少で受賞、2020年のグラミー賞ではアルバム「オレンジ」が最優秀室内楽・小編成アンサンブル・パフォーマンス賞を受賞し、今アメリカで最も話題となっている若手作曲家の一人です。
 ここではフランスを中心に活躍するアンサンブル、イ・ジャルディーニのメンバーによる室内楽作品を収録。
 どの作品も美しく、抒情性の中に前衛性やジャズ、エスニックなどの要素をスパイスのように効かせており、聴きやすいだけでなく、凝った音がたいへん興味を引く音楽となっています。
 素焼きの植木鉢を音程別に並べ堅いマレットで叩く独特な楽器が活躍する作品も収録。

 
 




<メジャー・レーベル>
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DG



4862958
(2CD+Blu-ray Audio)
\4400→\3990

《ダニエル・バレンボイム/
  シューマン:交響曲全集ライヴ録音》


 ロベルト・シューマン:
 <CD1>
  1. 交響曲 第1番 変ロ長調 作品38
  2. 交響曲 第2番 ハ長調 作品61
 <CD2>
  3. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品97《ライン》
  4. 交響曲 第4番 ニ短調 作品120

 <Blu-ray Audio>
  上記2CD収録全曲の
   ステレオ・ミックス、サラウンド・サウンド・ミックス、
   ドルビー・アトモス・ミックスを収録
シュターツカペレ・ベルリン
ダニエル・バレンボイム指揮

 バレンボイム、祝80歳!シューマン交響曲全集のライヴ録音をリリース!

 ●2022年11月15日に80歳の誕生日を迎えるダニエル・バレンボイム。ピアニスト、指揮者として今も第一線で活躍する巨匠の最新盤はシューマンの交響曲全集。
 昨年9月と10月にベルリンのフィルハーモニーと国立歌劇場でライヴ収録されたものです。
 バレンボイムにとっては、1975年&1977年のシカゴ響、2003年のシュターツカペレ・ベルリン以来となる3度目の全集録音です。

 ●輸入盤のみBlu-ray Audio がついており、ステレオ・ミックス、サラウンド・サウンド・ミックス、ドルビー・アトモス・ミックスの3種異なるサウンドを楽しむことができます!
 
 録音:2021年9月(CD1)、10月(CD2) ベルリン(ライヴ録音)
 
 

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《ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ~ドイツ・グラモフォン歌曲録音全集》
4862073
(107CD)
\39000→\36990

 没後10周年記念。20世紀の偉大なバリトン歌手の歌曲録音がCD107枚組BOXセットに!

 ●「20世紀で最も影響力のある歌手」とレナード・バーンスタインに称えられた、ドイツのバリトン歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが亡くなって今年で10年になります。
  それを記念してドイツ・グラモフォンより、ドイツ・グラモフォン、デッカ、フィリップスに行われた歌曲録音が初めてすべてまとめられ、発売されます。
  CD107枚組BOXセット。初CD化となるディスクも多く含まれます。

 ●アダンからツェムリンスキーまで、フィッシャー=ディースカウのすべての歌曲録音を聴くことができます。
  1949年(ブラームスの『4つの厳粛な歌』)から2003年(メロドラマ)まで50年を超える録音は彼の音楽人生そのものです。
  シューベルト、シューマン、ブラームス、ヴォルフ、R.シュトラウスが男性歌手のために作った歌はほぼすべて収録されています。
  また、シューベルトの二重唱曲、四重唱曲、ショスタコーヴィチの交響曲第14番、ツェムリンスキーの『抒情交響曲』、ルディ・シュテファンの『恋の魔法』など、聴く機会の少ない曲も含まれています。
  シューベルトの歌曲集『冬の旅』は4つの異なる録音(1965年/イェルク・デームス、1971年/ジェラルド・ムーア、1979年/ダニエル・バレンボイム、1985年/アルフレッド・ブレンデル)が収められ、ブラームスの歌曲集『美しきマゲローネ』はフィッシャー=ディースカウの朗読付きで初めてドイツ・グラモフォンからリリースされます。

 ●フィッシャー=ディースカウのオーディオ・ドキュメンタリー「From My Life」と2005年に行われた英語とドイツ語のインタビューを収録したディスク付き。

 ●200ページのブックレットには詳細なエッセーと未発表のものも含まれる多くの写真が掲載されています。
  


《ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ~ドイツ・グラモフォン歌曲録音全集》

詳細はこちら






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DECCA



4853136
(2CD)
\3000→\2790

没後1周年・・・未発表、他、貴重な録音を集めたアルバム
 ネルソン・フレイレ~『Memories』

《CD 1》
 1) グルック:精霊の踊り(歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より)
  (ズガンバーティによるピアノ編)、
 2) J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ第147番BWV147より)、
 ベートーヴェン:
  3) アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調WoO57、
  4-6) ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58、7) バガテルOp.119 No.11、
 8) R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調、
 9) ドビュッシー:レントより遅く、
 10) ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第4番より前奏曲/

《CD 2》
 1-3) バルトーク:ピアノ協奏曲第1番イ長調Sz.83、
 ブラームス:
  4-7) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83、
  8) 6つの小品Op.118より第2曲:間奏曲イ長調
ネルソン・フレイレ(ピアノ)、
ユリ・シーガル(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団(CD 1: 4-6)、
ゾルターン・ペシュコー(指揮)
バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団(CD 1: 8)、
ミヒャエル・ギーレン(CD 2: 1-3)、
ホルスト・シュタイン(CD 2: 4-7)(指揮)
フランクフルト放送交響楽団

 没後1周年を記念し、未発表他貴重な録音を集めたアルバム。CD2枚組

 ●昨年11月に亡くなったブラジル出身のピアニスト、ネルソン・フレイレ。その1970年から2019年の未発売の録音を集めたアルバムがCD2枚組で発売されます。

 ●2014年ベルリンでの、グルック、バッハ、ベートーヴェンの録音。ベートーヴェンの『アンダンテ・ファヴォリ』はネルソン唯一のこの作品の録音となります。
 そして1970年から1985年のベートーヴェンの第4番、ブラームスの第2番、バルトークの第1番の協奏曲とR.シュトラウスの『ブルレスケ』はラジオ放送局に残されていた貴重なテープの録音です。
 ヴィラ=ロボスとドビュッシーの作品は初CD化。ブックレットには、ネルソンのプロデューサーを長い間務めたデッカのドミニク・ファイフ氏による新規エッセーが掲載されています。

 ●「ネルソンはこの上ないレコーディング・アーティストでした。彼は私が出会ったどのアーティストよりもスタジオに細心の注意を払って準備し、その録音には最も編集が少なかったアーティストの一人でした。
  私たちは彼の並外れた芸術性のためだけでなく、その厚い友情、ユーモア、謙虚な人柄のために亡くなったことが残念でなりません。彼は偉大な真にかけがえのない人物でした」―ドミニク・ファイフ(デッカ・プロデューサー)
 
   【録音】[CD 1]2014年2月、ベルリン(1-3)、1972年10月、シュトゥットガルト(4-6)、2006年4月、ラ・ショードフォン(7)、1985年12月、バーデン=バーデン(8)、2008年6月(9)、2019年2月(10)、ハンブルク、[CD 2]1970年10月(1-3)、1977年4月(4-7)、フランクフルト、2006年(8)
 
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4853159
(2SACD Hybrid)
\12800→\11990

サー・ゲオルグ・ショルティ
 ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》


ショルティ生誕110周年・没後25周年記念~2022年版リマスタリング


<DISC1>
 1.前奏曲 2.第1場 「ワイアー!ワーガー!波打て、波よ!」 
 3.第1場 「いやに つるつるした岩だ!」 
 4.第1場 「ワッラーラー!ラーラーライアー!」 
 5.第1場 「ごらんなさいな、姉さんたち!」 
 6.第1場 「お前の力で世の遺産がわしの手に入るのか?」 
 7.第2場 「ヴォータン!夫よ!起きてください!」 
 8.第2場 「あんたが目を閉じ、呑気に眠る時」 
 9.第2場 「フライア、ここへ来るのだ!」 
 10.第2場 「やっとローゲが来た!」 
 11.第2場 「恩を仇で返されるのが、いつも私の運命です!」 
 12.第2場 「古代文字の秘宝こそ指環を作る法ですが」 
 13.第2場 「ヴォータンよ、待ちあぐむわしらの言葉を聞いてください!」
 14.第2場 「どうしたというのだろうか?」
 15.メドレー 第2場 「さあローゲ、わしと一緒に下りて行こう!」 / 第3場 「へへ!へへ!」
<DISC2> 
 1.第3場 「見ろ、ずるい奴だ!」 
 2.第3場 「ここがニーベルハイムです」 
 3.第3場 「気をつけなさい!」 4.第3場 「不埒な奴だ、消え失せろ!」 
 5.第3場 「怖い!怖い!恐ろしい大蛇だ!」 
 6.第4場 「兄弟よ、ここにじっと坐っているんだ!」 
 7.第4場 「支払いはすんだ。さあ放せ!」
 8.第4場 「解いてやってもよろしいですか?」 
 9.第4場 「ファゾルトとファフナーが、フライアを連れて」 
 10.第4場 「人質の枡目通り」 
 11.第4場 「避けよ、ヴォータン、避けよ!」 
 12.第4場 「巨人たち、聞け!」 13.第4場 「うっとしい靄が、辺りを埋めて」
 14.第4場 「夕べの空は陽に映えて城は美しき灼熱に」 
 15.第4場 「ラインの黄金!純なる黄金!」
ジョージ・ロンドン(バス・バリトン:ヴォータン)
エーベルハルト・ヴェヒター(バリトン:ドンナー)
ヴァルデマール・クメント(テノール:フロー)
キルステン・フラグスタート(ソプラノ:フリッカ)
クレア・ワトソン(ソプラノ:フライア)
セット・スヴァンホルム(テノール:ローゲ)
ジーン・マデイラ(メッゾ・ソプラノ:エルダ)
グスタフ・ナイトリンガー(バス:アルベリヒ)
パウル・クーエン(テノール:ミーメ)
ヴァルター・クレッペル(バス:ファゾルト)
クルト・ベーメ(バス:ファフナー)
オーダ・バルスボルク(ソプラノ:ヴォークリンデ)
イーラ・マラニウク(メッゾ・ソプラノ:フロースヒルデ)
ヘティ・ブリューマッヒャー(アルト:ヴェルグンデ)

ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ

4852631
(3LP)
\13000
上記同収録曲を3LPに収録。

 ショルティ生誕110周年・没後25周年記念!
 デッカ・レーベルの総力を結集した史上最高の録音、ショルティによる《ニーベルングの指環》の2022年版リマスタリング!
 

 レコード史上初の壮挙となった、ワーグナーの大作《ニーベルングの指環》のスタジオ全曲録音プロジェクトを担った指揮者、サー・ゲオルグ・ショルティの生誕110周年・没後25周年を記念した大プロジェクト。
 ショルティが1958年から65年にかけて完成させた、史上初の《ニーベルングの指環》スタジオ全曲録音を《ラインの黄金》(11月)、《ワルキューレ》(12月)、《ジークフリート》(2023年3月)、《神々の黄昏》(5月)と、今年11月から来年5月にかけて計4作をリリース!歌手、オーケストラ、演奏、録音、等全てにおいて、録音から半世紀以上たった現在でも最高の永遠の記録です。

 この2022年盤では、1958年オリジナルのステレオマスターテープから2022年に制作したDSDマスターを使用。
 元Emil Berliner Studiosのアンドリュー・ウェッドマンが監督し、テープはStuder A820マシンとWeissアナログ/デジタルコンバーター、そして出力を記録する独自のワークステーションで調整が行われました。
 一番古いテープで65年経過した38本のオリジナル・マスターテープの中には、編集修理や酸化膜剥離が必要なテープもありましたが、状態の悪いテープは、55℃で10時間焼成することで修復に成功し、24bit/192kHzの高解像度で新たにマスタリングを行いました。

 マスタリングは、1964年と1965年のオリジナル・レコーディング・セッションに関わり、1984年と1997年の2回のトランスファーの監督も行ったエンジニア、ジミー・ロックの下で修行を積んだ、DECCAエンジニアのフィリップ・サイニーが担当。
 テープヒスやノイズ除去には、iZotope RX-9 や CEDAR Retouch など、以前のプログラムよりもはるかに効果的で侵襲の少ない洗練されたツールが使用されており、ウィーン・フィルの金管楽器や弦楽器の輝かしい倍音をかつてないほど聴かせてくれます。

 録音:1958年9月-10月 ウィーン、ゾフィエン・ザール

 ●SACDはハイブリッドSACD仕様。12インチ(LPサイズ)のスリップケースに全52Pのブックレットを封入。

 ●LPは180g重量盤3LP。こちらも12インチのスリップケースに全52Pのブックレットを封入。
 



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ERATO



5419717791
(3CD)
\5200→\4790
ジョイス・ディドナート、リセット・オロペサ、
 マクシム・エメリャニチェフ指揮イル・ポモ・ドーロ
  ヘンデル:オラトリオ『テオドーラ』 HWV.68(原語英語歌唱)
リセット・オロペサ(ソプラノ/テオドーラ)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ/イレーネ)
ポール=アントワーヌ・ベノス=ジアン(カウンターテナー/ディディムス)
マイケル・スパイアーズ(テノール/セプティミウス)
ジョン・チェスト(バリトン/ヴァレンス)
マッシモ・ロンバルディ(テノール/使者)
イル・ポモ・ドーロ(ピリオド楽器オーケストラ&合唱団)
マクシム・エメリャニチェフ(指揮、チェンバロ)
 録音:2021年11月26-29日、ドイツ、フィルハーモニー・エッセン、アルフリート・クルップ・ザール


 『アグリッピーナ』で世界的に絶賛されたジョイス・ディドナート、可憐な風情のコロラトゥーラ・ソプラノとして頭角を現したリセット・オロペサ、鍵盤楽器奏者&指揮者マクシム・エメリャニチェフらの共演によるヘンデル晩年の傑作オラトリオ『テオドーラ』。

 『テオドーラ』は、ヘンデルのそれ以前の作品とは異なる創造的な流れが作り出された芸術の頂点。
 人生の終わりまでオラトリオを作曲したヘンデルの音楽的インスピレーションがここに刻まれています。

 完璧で均質な声のリセット・オロペサの驚くべき柔軟性、カウンターテナーのポール=アントワーヌ・ベノス=ジアンの柔らかく繊細な声、ジョイス・ディドナートの内部に潜む悲劇を感じさせる声。
 指揮とチェンバロのマクシム・エメリャニチェフは、イル・ポモ・ドーロにエネルギーを注入し、ヘンデルの悲劇的な結末を効果的に導きます。
 この作品で最も重要なのは合唱団。キリスト教徒と異教徒という2つの難しい表現をしなければなりません。しかしイル・ポモ・ドーロの合唱団は16人編成ながら、楽譜に書かれたアーティキュレーションを読み取って、曲の本質を極限まで表現しています。




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SONY



19658749702
\3100→\2890
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
『空中庭園』
 1860~1946年のフランス作曲家によるピアノ小品集

  ガブリエル・デュポン[1878-1914]:
   『憂鬱な時間』より『日曜日の午後』
  ジャン・クラ[1879-1932]:『2つの景色』より『海の景色』
  リリ・ブーランジェ[1893-1918]:
   ピアノのための3つの小品より『古い庭園から』
  レイナルド・アーン[1874-1947]:
   『当惑したナイチンゲール』より第52曲『冬』
  エリック・サティ[1866-1925]:グノシエンヌ第2番
  ジャック・イベール[1890-1962]:水辺の朝
  カミーユ・サン=サーンス[1835-1921]:
   のんきなワルツ 変ニ長調 Op.110
  ヴァンサン・ダンディ[1851-1931]:
   旅の画集 Op.33より第4曲『緑の湖』
  ルイ・ヴィエルヌ[1870-1937]:
   2つのピアノ曲 Op.7より『秋の印象』
  ガブリエル・ピエルネ[1891-1974]:
   15の小品 Op.3より『前奏曲』
  ルイ・オーベール[1877-1968]:
   3つのエスキース Op.3より第2曲『夜想曲』
  ガブリエル・デュポン[1878-1914]:
   『砂丘に建つ家』より『星の光』
  レイナルド・アーン[1874-1947]:
   ワルツ第1集より 第5番『夢見るショパンの影で』
  エリック・サティ[1866-1925]:グノシエンヌ第1番
  ジェルメーヌ・タイユフェール[1892-1983]:
   2つのワルツより『ゆるやかなワルツ 』
  ギュスターヴ・サマズイユ[1877-1967]:
   『海の唄』より第1曲『前奏曲』
  フローラン・シュミット[1870-1958]:
   秘められた音楽 第1集 Op.16より
     第1曲『やわらかく、落ち着いた雰囲気で』
 セシル・シャミナード[1857-1944]:
  無言歌集(言葉のないロマンス) Op.76より第1曲『想い出』
 アルテュール・オネゲル[1892-1955]:ショパンの思い出
 エルネスト・ショーソン[1855-1899]:風景 Op.38
 フランシス・プーランク[1899-1963]:『絹の音楽』より『ワルツ』
 ジャン・アラン[1911-1940]:『簡素な組曲』より第2曲『舟歌のように』
 デオダ・ド・セヴラック[1872-1921]:ロマンティックなワルツ
 エリック・サティ[1866-1925]:グノシエンヌ第3番
 ナディア・ブーランジェ[1887-1979]:新しい人生へ
 セザール・フランク[1822-1890]:
  前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18より『前奏曲』
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
 録音:2022年3月19,20日、ベルギー、クリス・メーネ・ピアノ工房

 ベル・エポックと狂乱の20年代の間、癒されなければならない2つの世界大戦の前後、すべての世界が目まぐるしく発展をしていく中で、音楽には、静けさ・人間らしさ・親密さが求められていました。電気、蓄音機、自転車、パリの地下鉄が人々の日常生活に入り込み、女性たちが解放される時代に、22人のフランスの作曲家たちが魂を込めて作曲したピアノ音楽の小品がこのアルバムに収録されています。

 ダダイズム(1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動)やシュルレアリスム(戦間期にフランスで起こった作家アンドレ・ブルトンを中心とする文学・芸術運動)といった新しい潮流の影響を受けながら、他の芸術家たちのような破壊や解放の衝動を表現することなく、進化を遂げた作曲技法によって生み出された作品は、超現実的かつ自由であり、音楽の「空中庭園」のように時間の流れからは屹立し、表現形式よりも印象に、感情よりもアイデアに関心があるように感じられます。古くは19世紀のフランクとショーソン、新しくは20世紀のジャン・アラン。その間に活動した、デュポン、クラ、オーベール、ダンディ、アーン、イベール、ピエルネ、ヴィエルヌ、サマズイユ、シュミット、シャミナード、ブーランジェ、オネゲル、タイユフェール、セヴラック、サン=サーンス、プーランク、サティ。これらの作曲家は、フランス音楽にとって特に豊かな時代を象徴しています。
 このアルバムに収録された26の小品は、深みと誠実さをもっていますが、残念なことにあまり知られていない小さな隠れ家のようでもあります。1曲1曲それぞれが、自然や牧歌的な風景を巧みに呼び起こし、時間を止め、謎めいていて、ノスタルジーを湛え、ロマン派が終焉を迎えてからの、個性的な彩りを帯びています。

 パユ、メイエら管のスーパーヴィルトゥオーゾ名手達の最良のパートナーでもある名ピアニスト、ル・サージュは特にフランス音楽のスペシャリストとして名高く、これらの選曲はさすがル・サージュならではのもの。抒情性、浮遊感、軽快さ、力強さといった絶妙なバランスによって色彩感を編み出し、各作品の魅力を伝えています。


「音楽がストリーミングで聴かれ、流行歌やムードが世の中の趨勢となっている現在だからこそ、魅力的でしかも内容のある音楽のパノラマを編んでみました。『空中庭園』は、20世紀前半のフランス音楽の中から私が選んだ小品を集めた、いわば忘れ去られた小さな詩集のようなものです。ラヴェル、ドビュッシー、フォーレはここには含まれておらず、その傍らで花を咲かせたフランス音楽の清華を選び抜きました。このアルバムを聴いていただいて、これらの小品が属している曲集を聴いてみたい、作況化のことをもっと知ってみたいと思っていただけると、ピアニスト冥利に尽きるというものです。」~エリック・ル・サージュ
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19439933802
\2800→\2590
物事を変える時が来たのです~エスター・アブラミ(ヴァイオリン)
 ヴァイオリン・クラシック


 1. ケタン&ヴィヴァン・バッティ:
  チャイコフスキー・スワン・レイク・ヴァリエーション
 2. ヤルッコ・リーヒマキ:
  ラフマニノフ・ヴァリエーション(パガニーニの主題による狂詩曲による)
 3. ジュリアン・ロイド・ウェバー:ジャッキーの歌
 4. アネリー:トゥモロー
 5. フロリアン・クリストル:
  バッハ・ヴァリエーション
  (ヴァイオリン協奏曲第1番 BWV.1041の第2楽章による)
 6. アレクシス・フレンチ:ホープ、アセンディング
 7. ジェイコブ・シェー:ヴァイオリン・ドリーム
 8. ワイド・アイド:モーツァルト・ヴァリエーション
   (アイネ・クライネ・ナハトムジークによる)
 9. ケタン&ヴィヴァン・バッティ:
   ラヴェル・ヴァリエーション(亡き王女のためのパヴァーヌによる)
 10. ダーフィト・ライヒェルト:
  ショパン・レインドロップ・ヴァリエーション(『雨だれ』による)
 11. クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22~第1曲:アンダンテ・モルト
 12. Worakls&エスター・アブラミ:サント・ヴィクトワール ト短調
 13. レイチェル・ポートマン:『ショコラ』~テーマ
 14. アルバン・クラウディン:サンケン・ドリームズ
 15. ロバート&リチャード・シャーマン:
   『おしゃれキャット』~スケールとアルペジオ
 16. スヴェトスラフ・カスパロフ:
   サティ・ヴァリエーション(ジムノペディ第3番による)
 17. エイミー・ビーチ:ヴァイオリンとピアノのためのロマンス Op.23
エスター・アブラミ(ヴァイオリン)
イヤード・スギャエル(ピアノ:1,2,4,6,9,10,11,13,15,16,17)
ウィーン放送交響楽団(3,5,7,12,13,15)
フロリアン・クリストル(ピアノ:5)
ワイド・アイド(ピアノ:8)
アルバン・クラウディン(ピアノ:14)


 2019年、クラシック音楽アーティストとして初めてグローバル・アワードのソーシャルメディアスーパースター部門にノミネートされたフランスのヴァイオリニスト、エスター・アブラミのデビュー・アルバムがソニー・クラシカルから登場します。

 TikTokで295,000人以上、Instagramで24万人、YouTubeで16万人のフォロワーを獲得し、SNSを通じて、まったく新しい聴衆をヴァイオリンの世界に迎え入れています。演奏だけでなく、練習方法や初見での演奏に役立つヒントやテクニックを動画で披露し、意欲的な若いミュージシャンに刺激と励ましを与え続けています。

 ロンドンの王立音楽大学で学び、奨学金を授与してバーミンガム音楽院で修士号を取得。
 使用楽器はベアーの国際ヴァイオリン協会を通じて貸与された、素晴らしいジャン=バプティスト・ヴィヨーム製作の名器です。

 英国のクラシック専門のラジオ局「クラシックFM」で作曲家ジュリアン・ロイド・ウェバーが選定した「30歳未満の30人のクラシックアーティスト」の1人に選ばれ、同世代の最も有望な若いクラシック音楽アーティストの1人として認められています。彼女の最新シングルは、30万回以上の視聴回数を記録しています。

 ソニー・クラシカルへのデビュー・アルバム『ヴァイオリン・クラシック』は、さまざまなスタイルのクラシック音楽の創造性を重点においた新しく刺激的な音楽が満載です。さまざまな現代作曲家やミュージシャンによる新作や新たなアレンジで、新しい世代のクラシック演奏家としてきわめてクリエイティヴで刺激に満ちた音楽のランドマークを打ち立てています。

 イギリスの作曲家兼ピアニストのアレクシス・フレンチ、オランダのネオクラシカル・ピアニストのアネリー、フランスのピアニスト兼作曲家のアルバン・クラウディン、オスカーを受賞したイギリスの作曲家レイチェル・ポートマン、イギリスのチェリスト兼作曲家のジュリアン・ロイド・ウェバー、アメリカの映画作曲家ジェイコブ・シェーらが、このエスターのアルバムのための新曲を提供しています。また、クララ・シューマンとエイミー・ビーチによるオリジナルの曲のほか、チャイコフスキー、サティ、ショパンによる最も有名でメロディアスな曲を新しく編曲したものも含まれています。作曲家兼ピアニストのフロリアン・クリストルは、バッハのヴァイオリン協奏曲に基づいて新しい編曲を書き、プロデューサー兼作曲家のワイド・アイドはモーツァルトの名曲『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』による雰囲気のある新しいヴァリエーションを創出しました。アルバムの特別なハイライトは『サント・ヴィクトワール』で、エスターがフランスのプロデューサー「Worakls」と一緒に書いた素晴らしいオーケストラ曲です。


「すべての聴衆とつながるために、さまざまなスタイルを演奏することにしました。 TikTokで私を知る人は、YouTubeやラジオで私を見つけた人と同じではありません。それらすべての人たちにリンクしたい。ただ1つの音楽スタイルのカテゴリーに入れるべきではないと思います。クラシック音楽のジャンルでは音楽家は音楽の進化や流行に遅れをとる傾向がありますが、このアルバムを聴くと、私がすべての音楽の好みを満たし、自分自身になることができました」とエスターは語っています。

 さらに彼女は次のように付け加えています。

 「今回のアルバムで、若い頃にアイドルだったレイチェル・ポートマンと直接仕事をすることができました。アネリーの『トゥモロー』やクララ・シューマンの『ロマンス』と同じように、私にとってとても大切な作品になりました。若い女性たちがクラシックの作曲家や音楽家になるように促したいと思います。物事を変える時が来たのです!」


<国内盤> 

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DG(国内盤)


UCGG9213
(SACD Hybrid)
\4730
※初回限定盤
庄司紗矢香の4年ぶりの新作
モーツァルト:
 1. ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調 K.304 (300c)
 2. ヴァイオリン・ソナタ第35番ト長調 K.379 (373a)
 3. ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調 K.526
庄司紗矢香(ヴァイオリン)
ジャンルカ・カシオーリ(フォルテピアノ)
UCCG45064
(CD)
\3300
 録音:2022年5月、
 CD 2.0ch Stereo / DSD 2.0ch Stereo /DSD 5.1ch Surround

 世界的ヴァイオリニスト、庄司紗矢香の4年ぶりの新作は、ピアニストのジャンルカ・カシオーリをパートナーに迎えた渾身のモーツァルト。
 作品が誕生した当時にならって、カシオーリはフォルテピアノで、庄司も楽器の弦をガット弦にし弓もバロック式で録音。
 イタリア・モンドヴィの古い教会で録音された優れたサウンドも魅力です。

UCGG9213:【初回限定盤】【SA-CDハイブリッド仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】【紙ジャケ仕様】
UCCG45064:【UHQCD仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】【紙ジャケ仕様】




<LP>

 

DG(LP)


4862976
(3LP)
\12400
《ラファエル・クーベリック~シューマン:交響曲全集》
 シューマン:
 《LP 1》[Side A]
  1-4) 交響曲第1番変ロ長調Op.38『春』/
 [Side B]
  1-4) 交響曲第4番ニ短調Op.120/
 《LP 2》
 [Side A]
  1-3) 交響曲第2番ハ長調Op.61:第1楽章-第3楽章/
 [Side B]
  1) 交響曲第2番ハ長調Op.61:第4楽章、
  2)『ゲノヴェーヴァ』序曲Op.81/
 《LP 3》
  [Side A]
   1-3) 交響曲第3番変ホ長調Op.97『ライン』:第1楽章-第3楽章/
  [Side B]
   1-2) 交響曲第3番変ホ長調Op.97『ライン』:第4楽章-第5楽章、
   3)『マンフレッド』序曲Op.115
ラファエル・クーベリック(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 少年時代からの憧れの曲をベルリン・フィルとともに残した名録音をLP3枚組に

 ●チェコ出身の指揮者ラファエル・クーベリック(1914-1996)の初期の録音、ベルリン・フィルハーモニーとのシューマンの交響曲全集です。LP3枚組。

 ●クーベリックはコンサートではほとんどシューマンの音楽を演奏していなかったので、おそらくその選曲は当時驚きを持って迎えられたと思われますが、実はクーベリックはすでに少年時代にシューマンの交響曲を知り、学び、とても好きになっていた曲でした。
 共演したベルリン・フィルハーモニーはクーベリックの指揮に崇高な演奏で熱狂的に応え、この素晴らしい録音は彼が楽団と短期間で親密な関係を作り上げた証しでもあります。

 ●180g重量盤LP3枚組

   【録音】1963年2月(LP 1)、1964年9月(LP 2)、2月(LP 3)、ベルリン
 














9/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ARTE DELL’ARCO JAPAN


ADJ 068
(2CD)
¥3200→\2990
鈴木秀美(指揮)
 バルトルド・クイケンを独奏に迎え
オーケストラ・リベラ・クラシカ 第44回定期演奏会

 CD1
  (1)ハイドン:交響曲第4番 ニ長調 Hob.I:4
  (2)ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 Hob.I:104「ロンドン」
 CD2
  (3)モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
  (4)J.C.バッハ:フルート協奏曲 ニ長調 W.C79
バルトルド・クイケン(フルート)(3)(4)
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ

 巨匠バルトルド・クイケンとOLCによるモーツァルトと知られざる名曲J.C.バッハ!そしてハイドンの交響曲第4番&第104番「ロンドン」のプログラム!

 ライヴ録音:2019年11月9日/上野学園 石橋メモリアルホール/録音:櫻井卓/DDD、CD1: 43'04、CD2: 44'13"、日本語・英語・帯・解説付【解説:鈴木秀美】

 オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第44回定期演奏会をライヴ収録した当盤は、ハイドンの交響曲第4番、第104番「ロンドン」、そして巨匠バルトルド・クイケンを独奏に迎えたモーツァルトのフルート協奏曲第1番とヨハン・クリスチャン・バッハのフルート協奏曲という充実のプログラムです!

 ハイドンの交響曲第4番は颯爽とした勢いと、彼の頭の回転を示すかのように不思議なフレージングが特徴的な初期作。
 一方、ハイドンの代表作「ロンドン」はハイドンが63歳の時の産物。最初期・最後期、ともにニ長調の交響曲を組み合わせるのも鈴木秀美率いるOLCならではといえます。

 そしてバルトルド・クイケンとの2つの協奏曲も大注目!鈴木秀美をはじめOLC のメンバーの中にもクイケン兄弟から様々な形で多くを学んできました。
 バルトルド・クイケンを独奏に迎えての演奏は実に感慨深く、生き生きとした彼らの音楽は愛情と温かさに満ちています。
 当演奏会ではモーツァルトの第1番と知られざる名曲J.C.バッハという2篇の協奏曲が演奏されました。OLCのアルバムから新たな必聴盤の登場です!

 公演情報
 オーケストラ・リベラ・クラシカ 第46回定期演奏会〈OLC活動20周年記念公演〉
 ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」、ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
  ■2022年10月7日(金)14:30開演 三鷹市芸術文化センター 風のホール
  ■2022年10月7日(金)19:30開演 三鷹市芸術文化センター 風のホール

 
 



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LSO LIVE



LSO 0858
(SACD HYBRID)
¥2600→\2390
ノセダ&LSO のチャイコフスキー5番
 (1)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
 (2)リムスキー=コルサコフ:
  「見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語」組曲
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
ロンドン交響楽団
KKC 6600
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 美しさと推進力に満ちたノセダのチャイ5、LSOの巧さも驚愕!

 録音:2019年11月3日(1)、28日(2)/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)/DSD 256fs、SURROUND、66'45"

 交響曲第4番の熱演で注目されたノセダ&LSO のチャイコフスキー第2弾。待望の第5番が登場となります。
 チャイコフスキーの5番といえば、ノセダの親分ゲルギエフをはじめ名盤・名演揃いですが、新たな一枚が加わります。

 ノセダの演奏は推進力に満ち、「熱い」の一言に尽きます。
 第1楽章とフィナーレの主部はどちらもテンポが速くスヴェトラーノフを思わせますが、ノセダはさすがイタリア人、カンタービレなメロディの歌わせ方が絶品。この名作を新たな気持ちで聴くことができます。

 カップリングはリムスキー=コルサコフのオペラ「見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語」中の4 つのオーケストラ・ナンバー「前奏曲」「婚礼の行列」「ケルゼネツの戦い」「フェヴローニャの死と見えざる町への巡礼」を組曲としたもの。
 「ロシアのパルジファル」とも称される作で、オーケストレーションの素晴らしさはほとんど神業。
 ロシア民謡を多用した美しい音世界に浸れます。
 LSO は驚愕の巧さでノセダの音楽づくりを実現しています。
 




CHAMPS HILL


CHRCD168
¥2600
ファンタジア ~ 無伴奏チェロ作品集
 リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
 デュティユー:Trois strophes sur le nom de Sacher
 ベント・セーアンセン:別れの幻想曲
 ハチャトゥリアン:無伴奏チェロのための幻想ソナタ Op.104
 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
ジョナサン・スウェンセン(チェロ)

 デンマーク生まれの若きチェリスト、ジョナサン・スウェンセンのデビュー盤!

 ☆ハチャトゥリアン国際チェロコンクール、ウィンザー国際弦楽コンクールで優勝。2022年にはエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞した今まさに注目の若手チェリスト、ジョナサン・スウェンセン!
 ☆現代作曲家の作品を中心に、あまり演奏機会のない作品を取り上げるという意欲策!

 デンマーク生まれの若きチェリスト、ジョナサン・スウェンセンのデビュー・アルバムとなる無伴奏チェロ作品集。
 ジョナサン・スウェンセンは6歳の頃、父が指揮するエルガーのチェロ協奏曲を聞いたことでチェロの虜となりました。
 2018年にヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションに優勝すると、その後もハチャトゥリアン国際チェロコンクール、2019年のウィンザー国際弦楽コンクールと優勝しています。
 2022年にはエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントも受賞し輝かしいキャリアを歩んでいます。

 デビュー・アルバムである今作は、あまり演奏される機会の少ない作品や現代作曲家の作品を取り上げる意欲作で、ジョナサン・スウェンセンは「このアルバムの目標は、音楽が初めて再生されたような錯覚を生み出すことだった。(中略)何年前に書かれた作品であっても聴衆がそれを聴く瞬間に音楽は起こっている」と語っています。
 現代デンマークの作曲家ベント・セーアンセン(b.1958)の「別れの幻想曲(Farewell-Fantasia)」は、ジョナサン・スウェンセンのために作曲された新委嘱作です。

 ※録音:2021年9月7日ᬢ9日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
 




KAIROS


0015112KAI
¥2700
エイナル・トルフィ・エイナーソン:Quanta
 Nine Tensions(12人の音楽家のための)(2008)
 Seven Intensions
  (フルート、バスクラリネット、ハープ、
   ピアノ、打楽器のための)(2008-2009)
 Tendencies
  (オーボエ、バスクラリネット、トランペット、トロンボーン、
   ヴァイオリン、コントラバスのための)(2009)
 Quanta(12人の音楽家のための)(2010)
 Non-vanishing vacuum state
  (バスフルート、バスクラリネット、
   トランペット、チェロのための)(2011)
 Desiring-Machines(24人の音楽家のための)(2012)
アンサンブル・アンテルコンタンポラン
クラングフォルム・ウィーンほか

 アイスランドの現代作曲家、エイナル・トルフィ・エイナーソン!

 アイスランドで最も興味深い作曲家のひとり、エイナル・トルフィ・エイナーソン(1980-)のKAIROSデビュー作。
 彼の作品は著名な演奏団体やソリストによって演奏されており、本盤にもアンサンブル・アンテルコンタンポランやクラングフォルム・ウィーンをはじめ、最高のメンバーが参加しています。
 さまざまな楽器の組み合わせで書かれたこれらの作品には、彼が焦点を当てている演奏の身体性や、非線形・非目的論的な構造、音楽とインスタレーションアート、ビジュアルアートの境界を探る実験的記譜法といった要素が反映されています。

 ※録音:2009年-2012年
 
 

0015117KAI
¥2700
セルヒオ・プルデンシオ:ピアノ作品集
 Figuraciones(2006)/Ambitos (1998)/
 Lejanas lejanias(2004)/
 Horizontes(2001)/Taqpacha(2021)/
 Umbrales(1994)
ダニエル・アニェス(ピアノ)

 ラテンアメリカで最も重要な作曲家のひとり、セルヒオ・プルデンシオ(1955-)のピアノ作品集。
 ボリビア出身の彼の音楽には、表情豊かで自由な旋律の探求があります。コロンビア出身でカナダ在住のピアニスト、ダニエル・アニェスは、長年プルデンシオと仕事をしており、本作では1994年から2021年まで、約30年の間に書かれた彼のピアノ作品を包括的に紹介します。
 彼の音楽を聴けば、西欧にとって南米の音楽をレパートリーに取り入れることが、すでに遅きに失しているということが良くわかるでしょう。

 ※録音:2022年3月
 




STERLING


CDA185818592
(2CD-R)
¥5100
Heat of the moment(激情) ラーシュ・クレーヴェマン(テノール)
 [Disc 1]
  ・マスネ:歌劇《ヴェルテル》(1885-87)より
   おお, 恵みにみちた自然よ(第1幕)
   別の男が彼女の夫だなんて...僕はこの胸に(第2幕)
     王立スウェーデン管弦楽団、レイフ・セーゲルスタム(指揮)
     [録音:1999年1月15日、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
   どうして僕を目覚めさせるんだ(第3幕)
     王立スウェーデン管弦楽団、グレゴル・ビュール(指揮)
     [録音:2006年秋、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
  ・オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》(1880)より
   クラインザックの歌(プロローグ)(スウェーデン語歌唱)
     ラーシュ・マグヌソン(テノール)、王立スウェーデン歌劇場合唱団男声合唱、
     王立スウェーデン管弦楽団、ステファン・ソリヨム(指揮)
     [録音:2003年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
  ・ヴェルディ:歌劇《オテロ》(1887)より 私を恐れるな(第4幕)
    マグヌス・シューレ(テノール)、ビョーン・ブルムクヴィスト(バス)、
    ペール=アルネ・ヴァールグレーン(バリトン)、
    王立スウェーデン管弦楽団、クリスチャン・バデア(指揮)
    [録音:2004年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
  ・ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》(1853)より ああ, あなたこそ私の恋人(第3幕)
    王立スウェーデン管弦楽団、クリスチャン・バデア(指揮)
    [録音:2006年、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
  ・プッチーニ:歌劇《トスカ》(1900)より 星は光りぬ(第3幕)
    王立スウェーデン管弦楽団、クリスチャン・バデア(指揮)
    [録音:2007年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
  ・プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》(1893)より
   これほど美しい女(ひと)を見たことがない(第1幕)
   あなた, あなたなの?恋しいお方(第2幕)
   そうだ!見てください, 僕は狂っている(第3幕)
    イネッサ・ガランテ(ソプラノ)、王立スウェーデン管弦楽団、
    ピエル・ジョルジオ・モランディ(指揮)
    [録音:2009年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
  ・サン=サーンス:歌劇《サムソンとデリラ》 Op.47(1867-76)より
   ごらんください, この惨めさ, ああ, この苦しさ!(第3幕)
    王立スウェーデン管弦楽団、王立歌劇場合唱団、グレゴル・ビュール(指揮)
    [録音:2008年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
  ・ウンベルト・ジョルダーノ(1867-1948):歌劇《アンドレア・シェニエ》(1896)より
   五月の晴れた日のように(第4幕)
    王立スウェーデン管弦楽団、ピエル・ジョルジオ・モランディ(指揮)
    [録音:2010年秋、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
  ・フロマンタル・アレヴィ(1799-1862):歌劇《ユダヤの女》(1833-35)より
   さあ私の死を宣告しろ(第4幕)
    ヨーテボリ歌劇場管弦楽団、ピエール・ヴァレ(指揮)
    [録音:2014年春、ヨーテボリ歌劇場(ライヴ録音)]
  ・ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》 Op.72(1805/14)より
   神よ!ここはなんという暗さだ(第2幕)
    シュータツカペレ・ヴァイマール、ステファン・ラノ(指揮)
    [録音:2017年10月、ドイツ国立劇場(ヴァイマール)(ライヴ私的録音)]
  ・レハール:歌劇《ほほえみの国》(1929)より
   君こそわが心のすべて(第2幕)(スウェーデン語歌唱)
  ・プッチーニ:歌劇《トスカ》(1900)より 妙なる調和(第1幕)
    ヴェルムランド歌劇場管弦楽団、ラルフ・キルヒャー(指揮)
    [録音:2020年1月、カールスタード会議センター講堂
     (カールスタード、スウェーデン)(ライヴ私的録音)]
 [Disc 2]
  ・ワーグナー:舞台神聖祭典劇《パルジファル》(1865-82)より
   ただひとつの武器だけが(第3幕)
    王立スウェーデン管弦楽団、シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(指揮)
    [録音:2003年、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
   アンフォルタス!あの傷!(第2幕)
    スタヴァンゲル交響楽団、スティーヴン・スローン(指揮)
    [録音:2012年1月26日、スタヴァンゲル・コンサートホール(スタヴァンゲル、ノルウェー)
     (コンサート・ライヴ録音)]
  ・ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》(1857-59)より
   ならばいっそ死んでしまったほうが(第2幕)
    ニーナ・ステンメ(ソプラノ)、マリアンネ・エクレーヴ(メゾ・ソプラノ)、
    王立スウェーデン管弦楽団、グレゴル・ビュール(指揮)
    [録音:2008年秋、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
   イゾルデが来る!イゾルデが近づく!(第3幕)
    アイルランド国立交響楽団、ファーガス・シェイル(指揮)
    [録音:2012年11月24日、「Open Company Wide Open Opera」
     ボード・ガイス・エナジー劇場(ダブリン、アイルランド)(ライヴ・ステージ録音)]
  ・ワーグナー:楽劇《ジークフリート》(1851-71)より
   ホーホー!ホーホー!ホーハイ!鍛えろ, かなづち, 堅い剣を(第1幕の終結)
    ニクラス・ビョーリング・リューゲット(テノール)、
    王立スウェーデン管弦楽団、マルコ・レトーニャ(指揮)
    [録音:2017年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
  ・ワーグナー:楽劇《神々の黄昏》(1848-74)より
   奇蹟のように素晴らしいひと(序幕)
    ニーナ・ステンメ(ソプラノ)、王立スウェーデン管弦楽団、マルコ・レトーニャ(指揮)
    [録音:2017年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
   ミーメという名のむら気の小人が(第3幕)
    ハンス=ペーター・ケーニヒ(バス)、管弦楽団・合唱団、ファビオ・ルイージ(指揮)
    [録音:2013年春(ライヴ録音)]
  ・ワーグナー:歌劇《タンホイザー》(1842-45/47/59-60/61-67)より
   かつていかなる贖罪者も抱いたことのない熱情を胸に(第3幕)
    バイロイト祝祭管弦楽団、トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
    [録音:2011年7月25日、バイロイト祝祭劇場(ライヴ録音)]

 スウェーデンの名テノール、ラーシュ・クレーヴェマンの芸術。

  ラーシュ・クレーヴェマン(b.1958)は、ストックホルム生まれ。
 ミュージシャンでプロデューサーのマッティン・ロッセルと一緒に立ち上げた、イギー・ポップの歌のタイトルに因んで「Dom dummaste」と名付けたスウェーデン初のエレクトロニック・アングラ・グループで1984年まで活動しました。
 その後、声楽とオペラを学び、1984年、ストックホルム・ミュージックドラマ・アンサンブル(SMDE)が上演したブリテンの《ヴェニスに死す》のホテルのポーター役で初めてソロを歌いました。
 1996年にストックホルムの王立歌劇場に加わり、《ボリス・ゴドゥノフ》のドミトリー、《ラインの黄金》のフロー、《さまよえるオランダ人》のエリック、《オテロ》のカッシオといったテノール役をこなしています。
 1999年、難役といわれるマスネの《ヴェルテル》の主役を演じて一躍注目され、《カルメン》のドン・ホセや《ドン・カルロ》の主役に起用されることに。
 2009年、ロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場で上演された《トリスタンとイゾルデ》でベン・ヘップナーの代役としてトリスタン役を歌い、2011年のバイロイト音楽祭に出演。
 2013年に《ニーベルングの指輪》のジークフリート役で初めてニューヨークのメトロポリタン歌劇場の舞台に立ちました。

 『Heat of the moment』(激情)と題したこのアルバムには、1999年にセーゲルスタムの指揮で歌った《ウェルテル》から、2020年の《トスカ》まで、王立歌劇場を中心とする公演で歌った「アリア」が、私的な収録も含む「ライヴ録音」で収録されています。
 2008年秋の《トリスタンとイゾルデ》と2017年春の《神々の黄昏》は、スウェーデンを代表するソプラノ歌手のひとり、ニーナ・ステンメがイゾルデとブリュンヒルデを歌った公演です。

 ※録音:1999年~2020年
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

 制作総指揮:ブー・ヒュットネル
 マスタリング・編集:クット・カールソン [全トラックステレオ録音]
 



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ATHENE



ATH-23214
¥2700→\2490
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)
モデナのヴァイオリン
 17世紀の無伴奏ヴァイオリン作品集

  ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692):
   Partite sopra diverse sonate per il violino
    ヴァイオリンのためのさまざまなソナタによるパルティータ集(1680頃)
     Source: MS. 244 Biblioteca Estense, Modena
      1. I. Toccata
      2. II. Bergamasca per la lettera B
      3. III. Ruggiero per la lettera B
      4. IV. Capriccio sopra li cinque passi
      5. V. Capriccio di tromba
      6. VI. Furlana
      7. VII. Passo, e mezzo per la lettera E
      8. VIII. Barabano
 
 ジュゼッペ・コロンビ(1635-1694): Scordatura e Composizioni Varie
   スコルダトゥーラとさまざまな作品
    9. I. Tromba da violino solo, Mus. F.283 e Mus. E.282
    10. II. A corde doppie, Mus. E.34
    11. III. Allemanda [1], Mus. F.283 (scordatura ADae)
    12. IV. Corrente, Mus. F.283
    13. V. Corrente a due corde, Mus. F.283 e Mus. E.280
    14. VI. Allemanda [2], Mus. F.283
    15. VII. Allemanda [3], Mus. F.283
    16. VIII. Sarabanda [1], Mus. F.283 (scordatura GDGB)
    17. IX. Giga, Mus. F.283 (scordatura GDGB)
    18. X. Sarabanda [2], Mus. F.283 (scordatura GDGB)
    19. XI. Allemanda [4], Mus. F.283 (scordatura AEae)
    20. XII. Scordatura, Mus. F.283 e Mus. E.282
    21. XIII. Ciacona a solo, Mus. E.282
    22. XIV. Barabano, Mus. F.283
  
 作曲者不詳[フランツ・ロスト(1640-1688)による写本より]
   23. Allemanda a violino solo sine basso (scordatura Adad)
   24. Allemanda a violino solo sine basso (scordatura AEae)
   25. Allemanda a violino solo sine basso (scordatura AEae)
   26. Sonatina a violino solo (versstimbt) (scordatura AEac♯)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)
 【使用楽器】
  アンドレア・アマティ(クレモナ)1572年製...1-22
  作者不詳(ブレシア)1570年頃...23-26

 録音: 2021年7月7-8日 St John the Baptist, Aldbury(UK)

 2022年に英国王立ノーザン音楽大学の名誉教授に任命されたピーター・シェパード・スケアヴェズ。
 バロック期から現代作品まで幅広いレパートリーを持つヴァイオリニスト、音楽学者です。
 このアルバムでは17世紀末にイタリアのモデナで活躍した2人の作曲家の無伴奏作品をメインに採り上げ、2種類の歴史的銘器を用いて演奏しています。

  ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリは、1666年にアカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャが設立された際の創設メンバーの一人。
 「ヴィターリのシャコンヌ」で知られるトマソ・アントニオ・ヴィターリの父親で、トリオ・ソナタの発展に貢献しコレッリやパーセルらに影響を与えた作曲家です。
 この「パルティータ集」はこれまでアンサンブル形式での録音はありましたが、無伴奏での録音はこれが初めてとなります。
 
 一方、ジュゼッペ・コロンビはモデナ大聖堂の楽長として活躍しながら数多くの作品を遺しました。
 この「Scordatura e Composizioni Varie」はスコルダトゥーラ(変則調弦)を用いた作品を含むさまざまな舞曲集で、こちらも無伴奏での録音は初となります。
 最後に置かれた4つの作品は17世紀の作曲家フランツ・ロストが編纂した156曲のコレクションに収められた曲。
 どれもスコルダトゥーラが用いられており、当時のヴァイオリンにおける超絶技巧の用法が窺える興味深い作品です。




ピーター・シェパード・スケアヴェズ
METIERから発売されていた「ベートーヴェン探究」シリーズ
MSVCD2003
MSVCD2003
(CD-R)\3200
「ベートーヴェン探究」
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタト長調第10番op.96/
  ロンドト長調WoO41/
  「フィガロの結婚」の「伯爵様が踊るなら」の主題による12の変奏曲ヘ長調/
 ルドルフ大公:ヴァイオリンとピアノの為の変奏曲ヘ長調(110)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(vn)、
アーロン・ショル(p)

 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタと珍品、そして同時代の作曲家の作品を取り上げるユニークなシリーズ第1弾。
 第1弾で登場するのはベートーヴェンの弟子であり、パトロンであり、親友でもあったオーストリア大公ルドルフの作品。
MSVCD2004
MSVCD 2004
(CD-R)\3200
「ベートーヴェン探索Vol.2」
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.47 《クロイツェル》
 ベートーヴェン:6つのドイツ舞曲WoO42
 ヨゼフ・メイセダー:ソナタ 変ホ長調
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)
アーロン・ショール(Pf)

 ヴァイオリンのピーター・シェパード・スケアヴェズは現代音楽の演奏に定評があり、ヘンツェ、デヴィッド・マシューズら多くの現代作曲家から絶大な信頼を得、既に200曲以上の作品を献呈されている。好評だったVol.1の続編。ベートーヴェの6つのドイツ舞曲は愛らしい小品集。
 ヴァイオリンの名手であったマイセダーは、ハイドンやベートーヴェン、シューベルトの指揮のもとで演奏した経験を持つ。1835年にウィーン帝国の室内楽ヴィルトゥオーゾに任命され、1836年にはホーフブルク宮殿のヴァイオリニストに就任、以降、数多くの名誉ある賞を獲得し、1862年にはフランツ・ヨーゼフ1世から「騎士の十字架賞」を授けられるほど高く評価されていた。

MSVCD 2005
(CD-R)\3200
「ベートーヴェン探索Vol.3」
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.30-1(第6番)
  ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.30-2(第7番)
  ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.30-3(第8番)
 フランツ・クレメント(1780-1842):
  グレトリーの歌劇《青いスカーフ》による変奏曲
   (無伴奏ヴァイオリンのための)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)、
アーロン・ショル(Pf)

 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタに当時の珍しい作品をカップリングした好評の「ベートーヴェン探索」シリーズの第3集。
 余白に収められたフランツ・クレメントはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を初演したソリストで自身もヴァイオリン協奏曲を作曲している。

録音:2000年

MSVCD 2006
(CD-R)\3200
「ベートーヴェン探索Vol.4」
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調Op.23(第4番)
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調《春》Op.24(第5番)
 フェルディナント・リース(1784-1838):
  ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.38
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)、
アーロン・ショル(Pf)

 好評のベートーヴェン探索シリーズの第4集。余白に収められたフェルディナント・リースはベートーヴェンの弟子で師の死後、ベートーヴェンの回想録を出版している。自身は8つの交響曲、9つのピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲ほか多くの作品を残している。

録音:1999年

 




DIVERSONS


DDV-24171
¥2100
ジェイムズ・クック(1963-):「愛の死」交響曲(ピアノ伴奏版)
 1. No. 1. Eulogy 賛辞
 2. No. 2. Romanza ロマンス
 3. No. 3. Venetian Requiem ヴェネツィアのレクイエム
 4. No. 4. Westward Home ウェストワード・ホーム
 5. No. 5. Sacred Love-Death 聖なる愛の死
ヘレン・レイシー(ソプラノ)
ポール・マッケンジー(ピアノ)
A
 録音: 2021年11月26日 Blackburn Hall, National Opera Studio,London(UK)

 1963年ウェールズ生まれの作曲家ジェイムズ・クック。活動の初期には交響曲や合唱作品を発表していましたが、近年は聖書をもとにした歌劇や声楽曲で注目されています。
 この「愛の死」交響曲は、もともとソプラノとオーケストラのために書かれた5曲からなる連作歌曲集ですが、ここでは作曲家自身によるピアノ伴奏版が用いられています。
 タイトル通り、どの曲もワーグナーを題材にしたもので、最初の4曲はさまざまな詩人によるワーグナーについてのテキストが用いられており、最後の曲はクックが関心を寄せている《トリスタンとイゾルデ》の「愛の死」にちなんだ作品です。
 伸びやかな歌唱を聴かせるのは英国王立音楽院を卒業したばかりのリリック・ソプラノ、ヘレン・レイシー。伴奏のポール・マッケンジーはジャズの分野でも活躍するピアニストです。

 ※収録時間 31'39
 




DIVINE ART


DDA-25157
¥2700
ロシアのピアノ作品集 第15集:
 チャイコフスキー

  18の小品 Op. 72より
   1. 第2番 子守歌
   2. 第5番 瞑想曲
   3. 第14番 悲しい歌
   4. ロマンス ヘ短調 Op. 5
  四季 Op. 37aより
   5. VI. 6月 舟歌
   6. XII. 12月 クリスマス
  グランド・ソナタ ト長調 Op. 37
   7. I. Moderato e risoluto
   8. II. Andante non troppo quasi moderato
   9. III. Scherzo: Allegro giocoso
   10. IV. Finale: Allegro vivace
ステファーニア・アルジェンティエーリ(ピアノ)

 録音: 2021年11月16、27日 "Farina Pianoforti", Ostuni(イタリア)

 Divine Artレーベルのロシアン・ピアノ・ミュージック・シリーズ。第15集ではチャイコフスキーのグランド・ソナタを中心とした作品が紹介されています。
 演奏は、第14集のプロコフィエフで卓越した音楽性を披露したイタリア出身のステファーニア・アルジェンティエーリ。優美さと確かな技術を持ち合わせるピアニストです。
 彼女は20歳になる前にレッチェの音楽院を最高点で卒業した後、フィレンツェ音楽院で3年間のマスターコースを修了。
 現在はヨーロッパやアメリカでソリスト、室内楽演奏家として活躍しながら、フォッジアのジョルダーノ音楽院で教えています。
 




METIER


MSV-28612
¥2700
カウイー:STREAMS AND PARTICLES
 ヴァイオリン、ギターのための作品集

  1-8. Particle Partita 粒子のパルティータ
  9-16. Basho Meditations 芭蕉の瞑想
  17-25. Stream and Variations
   ストリームとヴァリエーション
  26-28. Kandinsky カンディンスキー
  29-31. Kandinsky's Oboe
   カンディンスキーのオーボエ
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)...1-8
ミハイロ・トランダフィロフスキ(ヴァイオリン)...1-8
ミヤビ・デュオ(ギター・デュオ)...9-16
【メンバー】
 ヒュー・ミリントン(ギター)
 加藤早紀(ギター)(独奏...17-25)
スペクトラム・ギター・カルテット・・・・26-28
【メンバー】
 ヒュー・ミリントン(テルツギター)
 加藤早紀(ギター) ジェイムズ・ガーリング(ギター)
 ブラッドリー・ジョンソン(ベースギター)
クリストファー・レッドゲート(オーボエ)

 録音:2019年1月15日 St. Michaels, Highgate, London(UK)...1-8 2021年8月10-12日 Silverdale Institute Hall, Silverdale,Lancashire(UK)...9-28 2016年2月16日 St. John the Evangelist, Oxford(UK)...29-31

 1943年、イギリスのバーミンガムで生まれたエドワード・カウイー。ポーランドでルトスワフスキに学び、母国でティペットに指導を受け、大学で物理や絵画も学んだという自然を愛する"ポスト印象派"の作曲家です。
 プロムスから委嘱された「リヴァイアサン」や「鳥たちのポートレート」をはじめとする作品は批評家や聴衆から絶賛されています。
 このアルバムにはヴァイオリンとギター・アンサンブルのための作品を収録。物質を構成する基本となる素粒子、抽象絵画の先駆者カンディンスキー、そして日本が誇る俳人、松尾芭蕉からインスピレーションを受けたという作品は、どれも独創的な味わいを持っています。
 ジュリアン・ブリームに師事し、現在イギリスを拠点をして活躍する若手ギタリスト、加藤早紀のソロも聴きどころです。
 
 

MSV-28627
¥2700
ジェイムズ・イマン・アルバム 第1集   ジェイムズW.イマン(ピアノ)
 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):3つのピアノ小品 Op. 11
  1. I. Massig/2. II. Massige Achtel/3. III. Bewegt
 ピエール・ブーレーズ(1925-2016): ピアノ・ソナタ第3番(抜粋)
  4. I. Formant 2: Trope Paranthese・Commentaire・Glose・Texte
  5. II. Formant 3: Constellation-Miroir Melange・Points 3・Blocs II・Points 2・Blocs I ・Points 1
 アントン・ウェーベルン(1883-1945): ピアノのための変奏曲 Op. 27
  6. I. Sehr massig/7. II. Sehr schnell/8. III, Ruhig fliessend
 ジルベール・アミ(1936-): ピアノのためのソナタ
  9. I. Sequences/10. II. Mutations/11. III. Interferences

 録音: 2015年12月27-29日 Flagey Studio 1, Brussels(ベルギー)

 アメリカのピアニスト、ジェイムズ W. イマンは20世紀、とりわけ1945年以降に書かれた作品を研究、演奏しています。
 時には難解とも思える作品であれ、楽譜を丹念に研究し、作品への適切なアプローチを行い聴き手に紹介することに尽力する彼の姿勢が高く評価されています。
 このアルバムは、かつてベルギーに存在した「ZeD」レーベルからリリースされた1枚をリマスターしたもので、ここには新ウィーン楽派に属するシェーンベルクとウェーベルン、そしてウェーベルンに影響を受けたアミと、ブーレーズの作品が収められています。
 




ALBANY


TROY 1900
¥2400
「トリガー(引き金)」~現代アメリカの実験音楽
 (1)ジョン・レーン&アレン・オッテ:《消費者市場》
 (2)ボニー・ホワイティング:《名を連ねる》
 (3)ニック・ランツ:《隠れ蓑》
 (4)エリザベス・A・ベイカー:《ビフォー・アフター》
 (5)ニック・ランツ:《15エーカー》
 (6)アマンダ・スクーフス:《激情》
 (7)ニック・ランツ:《祖父の遺言では終わらない詩》
 (8)ダニー・クレイ:《コピング(対処)》
 (9)アレン・オッテ:《3つのコントラファクタ(矛盾)》
ジョン・レーン
 ((1)フィックスド・メディア、音響彫刻、
  (3)(5)(7)語り、(4)(6)(8)Perc, Voice、
  (4)エレクトロニクス、
  (6)フィールド・レコーディング)
(1)(9)アレン・オッテ
 ((1)エレクトロニクスを伴う音響彫刻、
  (9)プリペアド・ピアノ、
   エレクトロニクス、声)
(2)トーチ・カルテット(Trp, Cl, Cb, Perc, Voice)
(2)ボニー・ホワイトニング(Perc, Voice)

 面白い?不快?喋る現代アメリカの実験音楽

 録音:2022年1月-2月[49:16]

 現在のアメリカ実験音楽シーンの一部が垣間見える一枚。全体に音響彫刻によるノイズ、電子音響、朗読を融合したミクスド・メディアあるいはサウンド・インスタレーデョンとも取れるアンビエント・ミュージック風の作品が並ぶ。
 いずれも語りが入っているが、ただ話しているだけのトラックや妙にシンプルな歌があったりと雑多な印象。
 アルバム制作の中心人物であるジョン・レーンはマルチ・パフォーマー、パーカッショニストとしてアメリカ、オーストラリアそして日本でも活動する。
 アレン・オッテはパーカッショニストとしてシンシナティ・パーカッション・グループに所属し活動している。
 
 

TROY 1893
¥2400
「タニア・レオン(b.1945):ピアノ作品集」
 賛辞、墓、モーメンタム、クリオラ風ロンド、儀式、
 プロコフィエフへの讃歌、神秘、前奏曲第1番「驚き」、
 前奏曲第2番「金魚鉢」、ゴーイング・ゴーン、変奏曲
アダム・ケント(Pf)

 録音:2018年6月17-19日アメリカン・アカデミー、ニューヨーク[53:19]

 タニア・レオンはキューバ出身の作曲家、指揮者。彼女のオーケストラ作品は2021年度のピューリッツァー賞音楽部門を受賞している。
 このアルバムは大小様々なピアノ曲が収められており、彼女の作風をおおよそ俯瞰できる内容となっている。
 キューバ出身の作曲家らしくラテン的なリズムが無調など現代的な語法と融合されたユニークな作風。
 現代版ラヴェル、ガーシュウィンといった雰囲気。
 
 

TROY 1894
¥2400
「夢に見た風景」
 ダニエル・テムキン(b.1986):「夢に見た風景」
 モーリス・ラヴェル:ソナチネ
 トマス・アデス(b.1971):マズルカOp.27
 レオシュ・ヤナーチェク:「霧のなかで」
 モーリス・ラヴェル:「水の戯れ」
 イサーク・アルベニス:「イベリア」第1集
キン・ジャン(Qing Jiang,Pf)

 録音:2021年9月7-9日バックネル大学ペンシルヴェニア[68:09]

 20~21世紀の国籍も様々な作曲家のピアノ曲を収録。テムキンはアメリカの若手で無調の激しい音楽。
 トマス・アデス(b.1971)はいまやイギリスを代表する中堅作曲家。ショパンのそれとは似ても似つかぬ凝りに凝った無調と印象主義が折衷されたようなマズルカが大変面白い。
 ラヴェル、ヤナーチェク、アルベニスはそれぞれを代表するピアノ作品を収録。キン・ジャンは中国系アメリカ人のピアニスト。
 ニューヨーク・タイムズ紙で「炎のような音楽家」を絶賛されたが、このアルバムでは炎というより、クリスタルのように硬質で澄み切ったピアノのタッチと音色に魅了される。
 
 

TROY 1898
¥2400
「ドン・ウォーカー(b.1941):女性詩人の詩による歌曲集」
 《アンネ・ブラッドストリートの詩による歌曲集》
 《フィリス・フィートリーの詩による歌曲集》
 《エミリー・ディキンソンの詩による歌曲集》
 《ヘレン・ハント・ジャクソンの詩による歌曲集》
 《ガートルード・スタインの詩による歌曲集》
 《エドナ・セント・ビンセント・ミレイの詩による歌曲》
 《ハリー・アレイの詩による歌曲集》
アン・モス(Sop)
カレン・ローズナック(Pf)

 録音:2018年、2020年オークランド第25通りスタジオ、カリフォルニア [49:27]

 ドン・ウォーカーはカリフォルニアを拠点に活動する作曲家。多作家で10曲の交響曲を始め、3つのオペラ、14曲の弦楽四重奏曲など総数200曲を作曲している。
 このディスクはアメリカの女性詩人の詩に作曲した歌曲で、いずれも調性によって書かれた、穏健な作風。
 エミリー・ディキンソンとガートルード・スタインは邦訳もあるほど世界的に著名な詩人。
 
 
TROY 1899
¥2400
「パリを気取るニューヨーク」~エリック・ショール歌曲集
 歌曲集《花々》~詩:シンシア・ザンリン
 《朝帰り》~詩:トマス・マーチ
 《フランスの物語》~詩:リッチー・ホフマン
 《あなたが行ってしまった後、アパートの一室で》~
   詩:トマス・マーチ
 《小さな街の超能力者のためのエレジー》~詩:モリ・クリーチ
 《液体》~詩:アーロン・スミス
 《今さらながら》~詩:アーロン・スミス
 《謹慎中》~詩:スーザン・キンソルヴィング
 《改造》~詩:スーザン・キンソルヴィング
 《パリを気取るニューヨーク》~詩:アーロン・スミス
イヴ・ジリオッティ(MS)
ジェシー・ダーデン(T)
マイケル・ケリー(Br)
エリック・ショール(Pf)
エリカ・スウィッツァー(Pf)
クリス・フリスコ(Pf)
19マーサー・アンサンブル

 録音:2021年6月-2022年3月[44:44]

 エリック・ショールは主に演劇、テレビ、映画のための音楽の作曲に従事、またブロードウェイの芝居、ミュージカルのためにも音楽を提供している。
 このディスクにはそうした彼のキャリアを反映してか、ブロードウェイ・ミュージカル風の声楽と室内オーケストラのための歌曲集が収録されている。
 親しみ易いメロディと暖かなハーモニーに心がなごむ一枚。
 
 
TROY 1901
¥2400
「ナンシー・ヒル・エルトン・プレイズ・ショパン&ラフマニノフ」
 フレデリック・ショパン(1810-1849):
  バラード第1番ト短調Op.23/
  バラード第3番変イ長調Op.47/
  子守歌Op.57/舟歌Op.60
 セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  前奏曲ニ長調Op.23-4/前奏曲ト短調Op.23-5/
  前奏曲変ホ長調Op.23-6/
  前奏曲ト長調Op.32-5/音の絵Op.39-5/
  ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36
ナンシー・ヒル・エルトン(Pf)

 [74:46]

 ナンシー・ヒル・エルトンのALBANYレーベルへの2枚目のアルバム(第1集はショパン:ソナタ第3番&ドビュッシー:前奏曲集より 品番:TROY1762)
 ナンシー・ヒル・エルトンはアメリカ中西部、南部を中心に活動するピアニスト。
 シェーンベルク、ウェーベルンなど20世紀音楽の研究と演奏で博士号を持つ一方、ロマン派の作品を最も得意としている彼女が満を持してリリースしたアルバム。
 ショパンのバラードほかラフマニノフの前奏曲やソナタをヴィルトゥオーゾ的で過剰な身振りを一切廃し、端正に弾きあげている。
 
 

TROY 1902
¥2400
As One(一心同体)~現代アメリカの歌曲集
 ロバート・オーウェンズ(1925-2017):銀色の雨Op.11
 ネッド・ローレム(b.1923):
  「若き日、古い世代そして夜」/「雲」/
  「大いなるハドソン」/「彼らが私をどれだけ愛しているか」
 ザカリー・ワズワース(b.1983):「物語のない場所」~
  ロビンソン・ジェファーの5つの詩による
 スルール・アーヴィング・グリック(1934-2002):2つの風景
 リビー・ラーセン(b.1950):私のアントニア
ジョス・ミルトン(T)
メリンダ・コーフェイ・アームステッド(Pf)

 録音:2021年9月25-30日 ハイデン・バレー・ミュージック・セミナー、カリフォルニア [64:04]

 20~21世紀の様々な世代のアメリカの作曲家による歌曲を収録。全体にバーバーやコープランドを思わせるロマンティックで親しみ易い作風。
 ジョス・ミルトンはアメリカの地方都市で活躍するテノールだが、その伸びやかで柔らかい声が素晴らしい。
 
 

TROY 1903
¥2400
「Ambiguous Traces(曖昧模糊)」~
 パン・パシフィック・アンサンブル

  ナロング・プランチャローン:「曖昧模糊」
  ケンジ・バンチ:「ブリス・ポイント」
  イプ・ホ・クウェン・オースティン:木管五重奏曲「鷲の眼」
  チョン・キー・ヨン:「ラビリンスII」
  デイヴィッド・ジャーヴィス:「ウィンウッド・プロジェクト」
  陳怡(チェン・イー):
   木管五重奏曲第3番「中国の西からの組曲」
パン・パシフィック・アンサンブル:
 【ソフィア・テガート(Fl)
  ケリ・E.マッカーシー(Ob)
  シャノン・スコット(Cl)
  マイケル・ガーザ(Fg)
  マーティン・D.キング(Hr)】

 録音:2018年12月/2020年1月 [53:09]

 アジア系作曲家の演奏にこだわるパン・パシフィック・アンサンブルのALBANYレーベルへの第3弾(既発売はTROY1768、TROY1772)。
 今回もタイ、中華系アメリカ人、日系アメリカ人、香港などアジア系の作曲家による木管五重奏曲集。
 それぞれの出自、民族性を活かした様々な作品が聴ける、さながらアジアのおもちゃ箱といった趣の内容。
 パン・パシフィック・アンサンブルは中国、東南アジア、アメリカの作曲家に作品を委嘱し、文化の架け橋となるべく結成されたグループ。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2278/79
(2CD)
¥3200
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
フランツ・シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集

 CD 1
  (1)幻想曲 ハ長調 D.934 Op.159
  (2)ロンド ロ短調 D.895 Op.70
  (3)ソナチネ 第3番 ト短調 D.408 Op.137-3
 CD 2
  (4)ソナチネ 第2番 イ短調 D.385 Op.137-2
  (5)二重奏曲(ソナタ)イ長調 D.574 Op.162
  (6)ソナチネ 第1番 ニ長調 D.384 Op.137-1
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)

 オークレールとジョワの名品、シューベルト作品集が驚きの音質で復刻!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:1962年9月29日~10月1日/スタジオ・オシュ(パリ)/日本語帯・解説付【解説:平林直哉】
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より 
 オークレールとジョワが1962年に収録したシューベルトの「ヴァイオリンとピアノのための作品集」は、気品溢れるオークレールのヴァイオリンと明晰なタッチによるジョワのピアノが融合された極上の逸品として、今もなお根強い人気を誇っています。
 今回入手した2トラック、38センチのオープンリール・テープは、磁気テープの宿命であるゴーストがわずかに認められるものの、その鮮度、瑞々しさ、情報量の多さは全く驚くべきものでした!
 既存のディスクとの違いは、どんな再生装置であろうとも、その差は歴然とするはすです。だまされたと思って試してみてください。
 また、オークレールは公演での来日はありませんでしたが、その昔、来日が計画されていました。その証拠も解説書に掲載しています。
 なお、録音データはアメリカのディスコグラファー、マイケル・グレイ提供によるものです。(平林 直哉)
 



<メジャー・レーベル>

ERATO



5419719854
\2700
アコーディオンが根付く地オーヴェルニュで生まれたフェリシアン・ブリュ
 二つの愛~パリ・アルバム


 1. ヴァンサン・スコット:『二つの愛』(ダヴィッド・ヴェニトゥッチ編)
 2. ファビアン・ワクスマン:アコーディオン協奏曲『L'ile-du-temps』
 3. ショパン:前奏曲 ホ短調 Op.24-4(ドミ・エモリーヌ編)
 4. ユベール・ジロー&ジャン・ドレジャック:『パリの空の下』
  (ブリュノ・フォンテーヌ編)
 5. ストラヴィンスキー:『春の祭典』~『いけにえの踊り』
   (ティボー・ペリーヌ編)
 6. カロル・ベッファ:アコーディオンと管弦楽のための組曲『オリンピア』
 7. アストル・ピアソラ:トロイロ組曲~『シータ』
  (ジャンパオロ・バンディーニ&チェーザレ・キアッキアレッタ編)
 8. ジョルジュ・バン・パリス&ジャン・ルノワール:『モンマルトルの丘』
   (ブリュノ・フォンテーヌ編)
 9. ジョアキーノ・ロッシーニ:
    小ミサ・ソレムニス~宗教的前奏曲
 10. ティボー・ペリーヌ:アコーディオン奏者のカプリス
   (アコーディオンと管弦楽のためのカプリッチョ)
 11. セルジュ・ゲンズブール:『アコーデオン』(ドミ・エモリーヌ編)
フェリシアン・ブリュ(アコーディオン)
エドガー・モロー(チェロ:3)
エドゥアール・マカレス(コントラバス:3)
ジュリー・フックス(ソプラノ:4,8)
アダム・ラルーム(ピアノ:5)
ティボー・ガルシア(ギター:7)
ヴァンサン・ドゥディエンヌ(歌:11)
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団(2,4,6,8-10)
ピエール・デュムソー(指揮:2,4,6,8-10)
 録音:2021年12月28,29日、2022年3月20-25日、4月18日、フランス、ボルドー国立歌劇場オーディトリウム


 伝統音楽の聖地であり、アコーディオンが根付く地オーヴェルニュで1986年に生まれたフェリシアン・ブリュ。
 6歳から音楽を学び始め、1996年にCNIMAジャック・モルネ国際アコーディオン音楽院に入学。2007年にはドイツのクリンゲンタール、イタリアのカステルフィダルド、そしてロシアのサマラと、世界で最も権威あるアコーディオンの国際コンクール3連覇という偉業を成し遂げ、2008年以降、世界各地のフェスティバルに招かれるようになりました。

 2017年にエルメス四重奏団とコントラバス奏者エドゥアール・マカレスと共に取り組んだプロジェクト『Le Pari des Bretelles』においてミュゼットとクラシックの融合に取り組み、ラ・セーヌ・ミュジカルや、ナントのラ・フォル・ジュルネ、パリの「Classique au Vert」、ランスの「les Flaneries Musicales de Reims」を初めとする名だたる音楽祭に出演。
 また2018年7月にはロワイヤンで開催された「Violon sur le sable」音楽祭において、彼がもっとも信頼をおいている作曲家ティボー・ペリーヌの依頼により、独奏アコーディオンとオーケストラのための作品『アコーディオン奏者のカプリス』を世界初演しています。

 一方で、ロマン・ルルー、トマ・ルルー、ジュリアン・マルティノー、ルノー・ギィ=ルッソー、ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリといった著名な奏者たちとの新たな室内楽プロジェクトも次々と生み出しており、プロジェクト『Le Pari des Bretelles』はポーランド、ドイツ、ロシア、日本でも成功を収めました。
 フランスや海外の様々なアコーディオン奏者たちとの交流を通して、クラシックやジャズ、コンテンポラリーを含む広範で多種多様なレパートリーを開拓しています。

 このアルバムは、フェリシアン・ブリュがこよなく愛するこのパリへのバラードとして構想され、それぞれの作品はパリの象徴する場所(パンテオン、ルーヴル・ピラミッド、ペール・ラシェーズ墓地、エッフェル塔、シャンゼリゼ大通り、オランピア劇場、ムーラン・ルージュ、モンマルトル、パレ・ロワイヤル、バスティーユ広場、サン・ジェルマン・デ・プレ教会)を指し、アコーディオンがその場所を案内していきます。
 プログラムには現代の素晴らしい作曲家たち(ファビアン・ワクスマン、カロル・ベッファ、ティボー・ペリーヌ)がフェリシアン・ブリュのために作曲した作品、パリに根ざしたシャンソン、パリに住むことを選んだピアソラ、ストラヴィンスキー、ロッシーニ、ショパンなどの作曲家たちの作品などが含まれています。

 ティボー・ガルシア、エドガー・モロー、ジュリー・フックスなど豪華なゲスト・ソリストを迎え、ピエール・デュムソー指揮ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団が共演しています。

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9029615713
\2700→\2490
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
 センセーションズ~クラシック、映画音楽、シャンソンの名曲集

 1. ハロルド・アーレン:映画『オズの魔法使い』~『虹の彼方に』
 2. セルゲイ・プロコフィエフ:
  バレエ音楽『ロメオとジュリエット』~騎士たちの踊り
 3. 作者不詳:『アメイジング・グレイス』
 4. ナシオ・ハーブ・ブラウン:『雨に唄えば』
 5. ジョン・ウィリアムズ:『シンドラーのリスト』~メインテーマ
 6. ベルト・ケンプフェルト:『L-O-V-E』
 7. ルイギ:『バラ色の人生』
 8. サミュエル・バーバー:弦楽のためのアダージョ
 9. ジャック・ルヴォー&クロード・フランソワ:『いつものように』
 10. エンニオ・モリコーネ:映画『ミッション』~『ガブリエルのオーボエ』
 11. エイトル・ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番~アリア(カンティレーナ)
 12. アントニン・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 Op.72より第2番
 13. ベドルジハ・スメタナ:『我が祖国』~『モルダウ』
 14. エドヴァルド・グリーグ:『ペール・ギュント』~『山の魔王の宮殿にて』
 15. ジャコモ・プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』~『誰も寝てはならぬ』
 16. ミシェル・ルグラン:『シェルブールの雨傘』
 17. アントニン・ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』より
    第2楽章:Poco adagio
 18. ミシェル・ルグラン:
    映画『トーマス・クラウン・アフェアー』~『風のささやき』
 19. ジャック・ブレル:『愛しかない時』
 20. レナード・バーンスタイン:『ウエスト・サイド物語』~マンボ
   
 編曲:ジェローム・デュクロ(5,10,11,14,20以外)
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
ジェローム・デュクロ
 (ピアノ:1-4, 6,7, 9,10,12,14,16,18-20)
ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(トランペット:6)
ファトマ・サイード(ソプラノ:11)
ゴーティエ・カプソン・クラス・チェリスト(11,14,20)
Anouchka Hack, Julia Hagen, Charles Hervet,
Aurelien Pascal, Caroline Sypniewski, Jeein You
ヨハンナ・マラングレ指揮、
ブルターニュ国立管弦楽団(1-10,13,15-17)
 録音:2021年5月25-28日&11月11-14日、フランス、アラス、ソシエテジェネラル・オーディトリウム&レンヌ、ジャコバン修道院コンヴェンション・センター


 このアルバム『Sensations』でゴーティエ・カプソンは、スタイルやジャンルが互いに異なる曲を探求し、直感的に感じたものをリスナーに歌いかけます。
 音の響きの豊かさ、音の美しさはもちろんのこと、高質で豊かな演奏、格別なフレーズの歌い方は、クラシックの演奏家という既成のイメージの枠を超えています。
 チェロは異なる世界をまたいで探求するのに非常に適した旋律楽器であることを認識させられます。

 交響曲からオペラ、映画音楽やシャンソンに至るまでのさまざまな音楽をチェロ用に編曲したのは、ゴーティエ・カプソンの大の友人でピアニストでもあるジェローム・デュクロ。
 そしてブルターニュ国立管弦楽団を率いる若き女性指揮者ヨハンナ・マラングレ、ゴーティエ・カプソンのマスタークラスの若く才能豊かな6人のチェリストたちとの共演もこのアルバムの魅力。
 2021年に数多くの新人賞を受賞したソプラノのファトマ・サイード、クラシックとジャズのトランペットで活躍するルシエンヌもゲスト参加しています。



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WARNER CLASSICS



5419714627
(11CD)
\5900→\5490

マヌエル・バルエコ/ワーナー録音全集

 ギターの名手マヌエル・バルエコ70歳記念、旧EMI全録音収録ボックス
Disc1
  ファリャ:三角帽子(バルエコ編、抜粋版)
  ポンセ:南のソナチネ
  ロドリーゴ:祈りと踊り
  ファリャ:ギターへのオマージュ(ドビュッシーの墓のために)
  ロドリーゴ:3つのスペイン風小品

マヌエル・バルエコ(ギター)

録音:1987年2月24-27日、Doopsgezinde Gemeente, Haarlem

Disc2
  ソル:グラン・ソロ ニ長調 Op.14
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283(バルエコ編)
  モーツァルト:歌劇『魔笛』からの6つのアリア(バルエコ編)
  ソル:モーツァルトの『魔笛』の主題による変奏曲 Op.9
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ第18番ニ長調 K.576
         ~第2楽章(バルエコ編)

マヌエル・バルエコ(ギター)

録音:1988年2月3-8日、
 Residenzschloss, Bad Urach/Schwabischen Alb

Disc3
ヴィラ=ロボス:
  5つの前奏曲
  ショーロ第1番ホ短調

ブローウェル:
  性格的な舞曲
  カンティクム
  子守歌
  舞踏礼讃
  魅惑の瞳
  クレオールの田舎者

フリアン・オルボーン:
  前奏曲と舞曲

マヌエル・バルエコ(ギター)

録音:1988年5月14-17日、St. German Kirche, Endenburg

Disc4
  リュリ:歌劇『ヴェルサイユの洞窟』~序曲(ド・ヴィゼー編)
  ロベ-ル・ド・ヴィゼー:組曲 第11番ロ短調
  J.Sバッハ:前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV.998
  J.Sバッハ:無伴奏ヴァイオリンのための
    パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004(バルエコ編)

マヌエル・バルエコ(ギター)

録音:1989年1月、Kloster Machern

Disc5
アルベニス:
  スペイン組曲 第1集 Op.47(バルエコ編)

トゥリーナ:
  ファンダンギーリョ Op.36
  セビリャーナ Op.29
  疾風 Op.53
  タレガ讃歌 Op.69
  ギター・ソナタ Op.61

マヌエル・バルエコ(ギター)

録音:1990年1月、Doopsgezinde Gemeente Kerk, Haarlem

Disc6
1. ファリャ:7つのスペイン民謡(リョーベ&バルエコ編)
2. グラナドス:スペイン舞曲集 Op.37(バルエコ&ミュラー=ペリング編)

マヌエル・バルエコ(ギター)
アン・モノイオス(ソプラノ:1)
トーマス・ミュラー=ペリング(ギター:2)

録音:1990年1月、Doopsgezinde Gemeente Kerk, Haarlem/
1991年5月、Zell , Kloster Machercn
Disc7:『レノン&マッカートニーを弾く』
1. エリナー・リグビー(ブローウェル編)
2. ヒア・ゼア・アンド・エヴリホェア(ブローウェル編)
3. 涙の乗車券(ブローウェル編)
4. フール・オン・ザ・ヒル(ブローウェル編)
5. シーズ・リーヴィング・ホーム(ブローウェル編)
6. ペニー・レイン(ブローウェル編)
7. ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ(ベイレス&ルエコ編)
8. ア・ハード・デイズ・ナイト(ベイレス&バルエコ編)
9. ミッシェル(武満 徹編)
10. ヘイ・ジュード(武満 徹編)
11. イエスタデイ(武満 徹編)
12. 悲しみをぶっとばせ(ラボック編)
13. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード(ラボック編)

マヌエル・バルエコ(ギター)
デイヴィッド・タンネンバウム(ギター:4-6)
ジェレミー・ラボック指揮、ロンドン交響楽団(1-3,7-13)

録音:1994年5月30,31日、No. 2 Studio, Abbey Road, London/
1994年6月1,2日、Air Studios, London

Disc8
J.Sバッハ/バルエコ編:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調 BWV.1003
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調 BWV.1001

マヌエル・バルエコ(ギター)

録音:1995年11月、Giandomenico Studios, Collingswood, New Jersey

Disc9
ロドリーゴ:
1. アランフェス協奏曲
2. 3つのビリャンシーコ(抜粋)
3. その昔イタリカが音に聞こえ
4. 12の民謡~アデーラ
5. 恋する羊飼いの詩
6. 遥かなるサラバンド
7. ある貴紳のための幻想曲

マヌエル・バルエコ(ギター)
フィルハーモニア管弦楽団(1,7)
プラシド・ドミンゴ(指揮:1,7、テノール:2,4,5)

録音:1995年11月、1996年3月、1996年5月、1997年3月
 ロンドン、ニューヨーク

Disc10
1. ペルー舞踏:高原の踊り(ブローウェル編)
2. バリオス:クエカ(チリ舞曲)
3. バリオス:パラグアイ舞曲
4. バリオス:神の愛のほどこし
5. ポンセ:エストレリータ
6. ポンセ:メキシコのスケルツィーノ
7. バリオス:大聖堂
8. ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番~アリア
9. ニャタリ:ブラジル舞曲
10. グレネ:キューバの子守歌(ブローウェル編)
11. ラウロ:ベネズエラ風ワルツ
12. ピアソラ:天使の死(ブローウェル編)
13. ピアソラ:タンゴの歴史

マヌエル・バルエコ(ギター)
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ:8)
エマニュエル・パユ(フルート:13)

録音:1997年3月、Henry Wood Hall, London 
1997年5月、No. 1 Studio, Abbey Road, London

Disc11
  レクオーナ:ラ・コンパルサ (仮装行列)
  レクオーナ:ルクミーの踊り
  レクオーナ:昔風に
  ブローウェル:組曲第2番~プレリュード
  ファリーニャス:悲しみの歌
  ファリーニャス:プレリュード
  ウビエータ:映画『エル・スペール』のテーマ『ニューヨーク・ラッシュ』
  アングロ:キューバのヨルバ族の歌
  アルデボル:ギター・ソナタ
  ブローウェル:オリシャたちの祭礼

マヌエル・バルエコ(ギター)

録音:1998年4月、No. 2 Studio, Abbey Road, London


 マヌエル・バルエコは、現代の最も重要なギタリストのひとりとして、数十年にわたってリサイタリスト、協奏曲ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。
 最高の音楽性、テクニック、音色の豊かさ、そしてバロック音楽から現代音楽、ポピュラー音楽までの幅広いレパートリーは、世界中で高い評価を得ています。

 このボックス・セットは、旧EMIヘの録音全てをまとめたもので、ニューヨーク・タイムズに「・・・セゴビアを笑顔にしたであろう暖かさと歌の質」と評された、彼のユニークな芸術性を証明しています。

 マヌエル・バルエコは、1952年12月16日キューバ生まれ。8歳でギターを弾き始め、キューバにあるエステバン・サラス音楽院で学びました。彼は1967年に家族とともに政治難民としてアメリカに移住しました。1974年、22歳で、彼はコンサート・アーティスト・ギタリスト賞を受賞し、同年カーネギー・ホールにデビューしました。彼のスキルと音楽的解釈、確実なテクニック、サウンド、芸術性は、アンドレス・セゴビア、ジュリアン・ブリーム、ジョン・ウィリアムスと同格の独創的なギタリストと評されるようになりました。
 現代音楽とギターのレパートリーの拡大を図り、アルヴォ・ペルトや武満 徹など多くの著名な作曲家とのコラボレーションにつながりました。武満 徹の最後のオーケストラ作品である『スペクトラル・カンティクル』は、マヌエル・バルエコとヴァイオリニストのフランク・ペーター・ツィンマーマンのために特別に書かれた二重協奏曲でした。
 現在は、ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院の教師として、彼は次世代のギタリストに大きな影響を与えています。














9/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALBION RECORDS



ALBCD053
¥2700
ヴォーン・ウィリアムズ:セレナード
 1. 3本のトランペットのためのフラリッシュ
 2. 音楽へのセレナード(オルガン編曲版)
 3. 彼女はツバメのように
 4. 冬は去った
 5. 恋人にリンゴを
 6. 4本のトランペットのための4つの
  ケンブリッジのフラリッシュより 1&2
 7. すべての聖人と即興のために
 8. 4本のトランペットのための4つの
  ケンブリッジのフラリッシュより 3&4
 9. アリストファネス組曲「すずめばち」より
  第3曲「台所用品の行進曲」(オルガン編曲版)
 10-13. ピアノ4手連弾(1台4手)のための組曲
 14. アベリストウィスによる変奏曲(オルガン編曲版)
 15. バースデー・ギフトより
  ペッツォ・オスティナート(オルガン編曲版)
 16. 5つの神秘的な歌より 第4曲「使命」(オルガン編曲版)
 17. 2つのヘレフォードシャーのキャロル(ブラス・バンド編曲版)
 18. 富める人とラザロ
 19. 神共にいまして
デイヴィッド・ブリッグス(オルガン/tr.2, 7, 9)
トレデガー・タウン・バンドのメンバー(tr.1, 6, 8,)
トレデガー・タウン・バンド(tr.17)
イアン・ポートハウス(指揮/tr.17)
メアリー・べヴァン(ソプラノ/tr.3)
ニッキー・スペンス(テノール/tr.4)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン/tr.5)
ウィリアム・ヴァン(ピアノ/tr.3, 4, 5、指揮/tr.7, 18, 19)
ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団(tr.7, 18, 19)
ジョシュア・ライアン(オルガン/tr.7, 19)
リン・アーノルド(ピアノ/tr.10-13)
チャールズ・マシューズ(ピアノ/tr.10-13、オルガン/tr.14, 15, 16)
エロイーズ・アーヴィング (ソプラノ/tr.19)
アンガス・マクフィー(バリトン/tr.19)

 ヴォーン・ウィリアムズ協会が贈るヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年記念第3弾!

 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion Records)」が贈る、ヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年記念アルバム第3弾は、トランペット・アンサンブル、ブラス・バンド、ピアノ・デュオ、合唱、オルガンなど、世界初演を含む様々な作品をセレクト。

 Albion Recordsが長きにわたりリリースしてきた多くのアルバムと同時期にレコーディングされてはいたものの、各アルバムには未収録だった貴重な音源を掘り起こした好企画。
 国際的に活躍する名オルガン奏者、デイヴィッド・ブリッグスのアレンジによる自作自演、ブラス・バンド大国としても知られるイギリスの歴史あるブラス・バンドのひとつ、トレデガー・タウン・バンドや、同バンドのトランペット・メンバーによるアンサンブル、人気シリーズであるヴォーン・ウィリアムズ編曲の民謡集でもお馴染みの豪華歌手陣(メアリー・べヴァン、ニッキー・スペンス、ロデリック・ウィリアムズ)が、2022年10月12日に生誕150年を迎えるヴォーン・ウィリアムズの偉大な功績を華々しく祝います。

 ※トラック7の一部,10、12、13、18は、過去にリリースされたアルバムからの復刻になります。
 ※録音:2018-2021年(イギリス)
 



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KLANGLOGO

 ドイツのレーベル「Rondeau」傘下のレーベル「Klanglogo」。
ライプツィヒとデュッセルドルフに拠点を構え、クレモナ四重奏団、チューリッヒ・バロック管弦楽団、ウィーン・ヴォーカル・コンソートなどの高品質な録音をリリースしています。
今回ハワード・グリフィスの名盤を国内盤化しました。(輸入盤は紹介済み)


PKL1513
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143

ハワード・グリフィス(指揮)&フランクフルト・ブランデンブルク州立管
ブラームス:交響曲第1番&第2番

 ブラームス:
  交響曲第1番ハ短調 Op.68
  交響曲第2番ニ長調 Op.73

ハワード・グリフィス(指揮)
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
KL1513
¥2700→\2490
再紹介

 ハワード・グリフィスのブラームス・サイクル!

 ☆イギリスの名指揮者、ハワード・グリフィス&フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団のブラームス・サイクル!
 ☆ブラームス本人が認めたシュタインバッハの解釈を徹底した研究によって再現!

 、これまで数々の名録音を世に送り出しているイギリスの名指揮者ハワード・グリフィスと、彼が音楽総監督を務めていたフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団によるブラームス・サイクル2タイトル。

 ハワード・グリフィスは1950年イギリス生まれの指揮者。
 ロンドンの王立音楽大学を卒業後世界各地の一流オーケストラの指揮台に立っており、これまでに様々なレーベルからリリースされてきたディスクは100枚を数えます。
 グリフィスが2007/08シーズンから2018年まで音楽総監督を務めたフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団(ヘッセン州のフランクフルト・アム・マインではなくポーランド国境近くのブランデンブルク州のフランクフルト・アン・デア・オーダーが拠点)は、浮ヶ谷孝夫の指揮による日本公演での成功をはじめ、わが国においても着実にファンを獲得しているオーケストラ。

 ドイツのオーケストラにとっては避けては通れないこの偉大な作品を録音するにあたってグリフィスは、マイニンゲン宮廷管弦楽団の楽長も務めた19世紀の指揮者、フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)が遺した資料を可能な限り収集し徹底的に研究。
 ブラームス演奏の最高の解釈者としてブラームス本人にも認められていたシュタインバッハが遺した痕跡に従ってテンポ設定やフレージングなど細部まで突き詰め、ブラームス存命当時の演奏スタイルの再現を試みています。
 オーケストラもグリフィスの要求に高水準の演奏で応えており、無数の演奏が生み出されてきた名曲に新たな彼らなりの答えを見出しています。

 ※録音:2014年9月29日-10月2日、コンサートホール・"カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ"・フランクフルト(オーダー、ドイツ)

 
 
 


PKL1514
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ハワード・グリフィス(指揮)&フランクフルト・ブランデンブルク州立管
ブラームス:交響曲第3番&第4番

 ブラームス:
  交響曲第3番ヘ長調 Op.90
  交響曲第4番ホ短調 Op.98
ハワード・グリフィス(指揮)
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
KL1514
¥2700→\2490
再紹介

 ☆イギリスの名指揮者、ハワード・グリフィス&フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団のブラームス・サイクル!
 ☆ブラームス本人が認めたシュタインバッハの解釈を徹底した研究によって再現!

 これまで数々の名録音を世に送り出しているイギリスの名指揮者ハワード・グリフィスと、彼が音楽総監督を務めていたフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団によるブラームス・サイクル2タイトル。

 ハワード・グリフィスは1950年イギリス生まれの指揮者。ロンドンの王立音楽大学を卒業後世界各地の一流オーケストラの指揮台に立っており、これまでに様々なレーベルからリリースされてきたディスクは100枚を数えます。
 グリフィスが2007/08シーズンから2018年まで音楽総監督を務めたフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団(ヘッセン州のフランクフルト・アム・マインではなくポーランド国境近くのブランデンブルク州のフランクフルト・アン・デア・オーダーが拠点)は、浮ヶ谷孝夫の指揮による日本公演での成功をはじめ、わが国においても着実にファンを獲得しているオーケストラ。

 交響曲第1番、第2番の翌年に録音セッションが行われたブラームス・サイクルの後半となる交響曲第3番、第4番でもグリフィスは、第1番、第2番と同様にマイニンゲン宮廷管弦楽団の楽長も務めた19世紀の指揮者、フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)が遺した資料を可能な限り収集し徹底的に研究。
 ブラームス演奏の最高の解釈者としてブラームス本人にも認められていたシュタインバッハが遺したコメントのひとつひとつまで拾い上げ、細かいテンポ設定、絶妙な強弱のバランス、アクセントの微妙な変化を効果的に表現。
 オーケストラの好演にも助けられブラームスが描いていた演奏スタイルの再現を見事に形にしています。
 細部までこだわり抜かれた演奏は数多くの名盤がひしめくこの名曲においても一聴の価値のあるアルバムに仕上がっています。

 ※録音:2015年6月22日-25日、コンサートホール・"カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ"・フランクフルト(オーダー、ドイツ)
 



 イギリス、ヘイスティングスに生まれ、ロンドンの王立音楽院で学び、1981年からスイスに住む指揮者ハワード・グリフィス。
 
 そのグリフィスがドイツの名門レーベルRONDEAU傘下のKLANGLOGOからブラームスの交響曲全集を出しているが、これがマニアの間では秘かに愛好されていると聞く。
 はったりめいたところのない、まっすぐで清新な演奏。甘すぎず、辛すぎず、要所要所を彩るきめ細かい技。
 しかし全編に満ち溢れるのは生き生きと脈打つ、黒光りするようなドイツの伝統。

 今まで聞いたことあるような、いや、やはりこういう演奏はありそうでなかった・・・そんなことを思わせてくれる、個性と伝統が極めて高い水準でまじわった演奏。


 実はグリフィスは今回のブラームスの録音にあたって、ドイツのロマン主義の源流を辿り、この曲を新たな観点から演奏することを試みたという。
 そのためにグリフィスが研究したのが19世紀の指揮者フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)。
 彼はこの指揮者の生涯を紐解き、彼がいかにブラームス作品を愛し、演奏したかを理解し、その解釈を検討し再構築することで、今回のような新鮮でエネルギッシュな演奏を生み出したと言う。



 ではそのフリッツ・シュタインバッハとは誰か。



 シュタインバッハは、ドイツの指揮者・作曲家。1855年に生まれ、 1916年に亡くなっている。

 彼は生まれたのはバーデン大公国グリュンスフェルトの音楽家の家庭。
 当初は作曲家として活動したが、1879年にマインツで副楽長に任命されて以来指揮者としての活動が軌道に乗り始める。
 1886年にはリヒャルト・シュトラウスからマイニンゲン宮廷管弦楽団の楽長職を引き継ぎ、そこでしばしばブラームスを宮廷楽団の貴賓としてもてなしたという。
 当時シュタインバッハは最も名高いブラームス指揮者として名を上げており、このシュタインバッハの働きによりブラームスの確固たる地位が演奏界に築き上げられたともいわれる。

 シュタインバッハはマイニンゲンをバイロイトを手本に「ブラームスの街」にしようと努力し、音楽院を併設したブラームス演奏会館を建てることまで計画したという。まさしくバイロイトのように!
 実際1897年から3度にわたって、ブラームス作品で構成されたザクセン=マイニンゲン地方音楽祭を成功させた。
 この音楽祭はヨーロッパの音楽祭の中でも大きな注目を集め、数多くのブラームスの専門家が一堂に会し、1897年にはブラームス本人が主賓として出席している。

 残念ながらその「マイニンゲン=ブラームスの街化」計画は頓挫したが、ドイツで最初のブラームスの記念碑は、そんなわけでマイニンゲンに建てられている。



 ・・・ハワード・グリフィスが研究・参考にしたのはそんな指揮者。

 だからこの演奏を聞けば、120年前にシュタインバッハが築き上げたブラームス芸術がいかなるものだったかを感じ取れるかもしれないのである。



 


PKL1526
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ハワード・グリフィス(指揮)&フランクフルト・ブランデンブルク州立管
 ショスタコーヴィチ:管弦楽作品集

 ショスタコーヴィチ:
  ジャズ組曲第2番
  ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲
   (ピアノ協奏曲第1番)ハ短調 Op.35*
  バレエ《黄金時代》組曲 Op.22a
ハワード・グリフィス(指揮)
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
アントニー・バリシェフスキー(ピアノ)*
ロマン・ルルー(トランペット)*
KL1526
¥2700
再紹介

 ショスタコーヴィチの軽妙な管弦楽曲集!

 ☆イギリスの名指揮者、ハワード・グリフィスがエネルギッシュな演奏で魅力を存分に引き出すショスタコーヴィチの音楽!
 ☆名手アントニー・バリシェフスキーとロマン・ルルーの妙技にも要注目!

 Klanglogoレーベルの新規取り扱い開始を記念して、これまで数々の名録音を世に送り出しているイギリスの名指揮者ハワード・グリフィスと、彼が音楽総監督を務めていたフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団によるショスタコーヴィチ・アルバムを日本語解説付きの国内仕様盤としてリリースいたします!

 ハワード・グリフィスは1950年イギリス生まれの指揮者。ロンドンの王立音楽大学を卒業後世界各地の一流オーケストラの指揮台に立っており、これまでに様々なレーベルからリリースされてきたディスクは100枚を数えます。
 グリフィスが2007/08シーズンから2018年まで音楽総監督を務めたフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団(ヘッセン州のフランクフルト・アム・マインではなくポーランド国境近くのブランデンブルク州のフランクフルト・アン・デア・オーダーが拠点)は、浮ヶ谷孝夫の指揮による日本公演での成功をはじめ、わが国においても着実にファンを獲得しているオーケストラ。
 大衆音楽から実用音楽までどんな音楽においても才能を発揮したショスタコーヴィチならではの、交響曲や弦楽四重奏等に見られるシリアスな音楽とは違った軽妙な一面をエネルギッシュな演奏で引き出しています。
 度重なるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへの出演やマスタークラスの開催などで日本でも人気の高いロマン・ルルーの"ピアノ協奏曲第1番"における活躍も聴きもの。

 ※録音:2018年1月23日-26日、コンサートホール・"カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ"・フランクフルト(オーダー、ドイツ)

 
 




LAWO



LWC1243
¥2600
ムストネン:ピアノ五重奏曲&弦楽四重奏曲第1番
 オリ・ムストネン(b.1967):
  弦楽四重奏曲第1番(2016)
  ピアノ五重奏曲(2014)
オリ・ムストネン(ピアノ)、
エンゲゴール四重奏団
 〔アルヴィド・エンゲゴール(ヴァイオリン)、
  アレックス・ロブソン(ヴァイオリン)、
  ジュリエット・ジョプリング(ヴィオラ)、
  ヤン・クレメンス・カールセン(チェロ)〕

 ピアニスト、指揮者そして作曲家。オリ・ムストネンによる室内楽曲集!

 ☆ベートーヴェン、バルトークから多大な影響を受けたと語る、音楽家オリ・ムストネン!
 ☆自身が作曲家にとって重要と位置付ける、弦楽四重奏曲を収録!

 ピアニスト、指揮者そして作曲家として多角的に活躍しており、度々来日していることからも(2022年10月にもピアニストとして来日予定)日本のクラシック・ファンからも馴染み深いオリ・ムストネンによる室内楽作品集。
 ムストネンは「弦楽四重奏曲は多くの作曲家にとって最も重要で意味のある作品に思える」と語っており、自身が作曲するにあたり、ベートーヴェンとバルトークから多大なる影響を受けたと言います。
 それは音楽家としてだけでなく、一人の人間としても同じであると述べています。ムストネンの弦楽四重奏曲は多くの困難を乗り越え「闇から光へ」と向かい、フィナーレを迎えます。

 ピアノ五重奏曲の第1楽章はドラマティックで情熱的な構成になっており、ムストネンの交響曲第2番《ヨハネス・アンゲロス》(歴史小説から着想を得た作品)によく似ていると彼は語っています。
 第2楽章はパッサカリアに類似した変奏曲集から成り、終楽章で第2楽章の素材が使われつつ、賛美歌の断片のようなものを奏でながら、フィナーレへと向かっていきます。

 エンゲゴール四重奏団は、シャーンドル・ヴェーグ率いるモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ(現カメラータ・ザルツブルク)のコンサートマスターを務めていたノルウェーの名手、アルヴィド・エンゲゴールが2006年に設立しました。
 これまでにLAWOレーベルからモーツァルトの弦楽四重奏曲集(LWC1219)をリリースするなど活躍しています。

 ※録音:2021年5月31日-6月1日&9月7日-8日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)

 
 




NIMBUS



NI8110JP
(CD)
¥2500
サイモン・キャラハン&竹ノ内博明アレンジ
 ラフマニノフ:交響曲第2番(2台ピアノ版)


 交響曲第2番ホ短調 Op.27
  (サイモン・キャラハン&竹ノ内博明による
   2台ピアノのための新編曲版)
サイモン・キャラハン(ピアノ)
竹ノ内博明(ピアノ)

 SONY DADCプレス盤日本向け限定生産! 日本語解説付き!2台ピアノ版! ラフマニノフの交響曲第2番!

 ☆サイモン・キャラハン&竹ノ内博明、レア・レパートリーの探求を続ける驚異のピアノ・デュオ新録音!
 ☆大本命となる「ラフマニノフ:交響曲第2番」がついにリリース!
 ☆日本向け限定生産、SONY DADCプレス盤&日本語解説付き!
 ☆楽譜も同時リリース予定!

 数々の知られざるピアノ作品を発掘してきたピアニスト、サイモン・キャラハンと竹ノ内博明の二人は、英国王立音楽カレッジで、晩年のヨンティー・ソロモンの生徒として出会い、パルナッシアス・ピアノ・デュオの名前でも活動。
 これまでパリー、メトネル、シャーウッド、スタンデイル・ベネットなどの希少なピアノ・デュオ・レパートリーに取り組んできました。
 2020年には、「サン=サーンスが編曲したショパンとリストのピアノ・ソナタ集」という注目アルバムをリリースして好評を博しましたが、2017年に公開されて大きな話題を呼んでいた「ラフマニノフの交響曲第2番」2台ピアノ版のレコーディングが遂に実現!

 ラフマニノフは自身の交響曲第1番と第3番ではピアノ4手連弾版の編曲を施していましたが、交響曲第2番の作曲者自身による2台ピアノ編曲は残されていません。
 交響曲第2番は初演当初から非常に人気があり、サンクトペテルブルクでの初演からわずか2年後(1910年)には、ウラジーミル・ヴィルシャウ(1868-1957)によって4手編曲版が作成されています。
 サイモン・キャラハンと竹ノ内博明は、二人で新たにアレンジした新版で「交響曲第2番」に挑戦。原曲に可能な限り忠実であることを目的としながら、2台ピアノの性能とその限界も受け入れることで、単なるオーケストラ版の模倣ではなく、真にピアニスティックな作品を目指しました。
 2017年にセント・ジョンズ・スミス・スクエアで披露したアレンジ版は、後から考えると多くのパッセージが濃密すぎるため、技術的にも現実的ではありませんでした。
 この5年間に更にディテールに磨きをかけ、ラフマニノフの意図をできるだけ取り入れながら、ラフマニノフ自身が編曲した交響的舞曲や2台ピアノのための組曲などからもインスピレーションを得て、心地よくピアニスティックな「交響曲第2番」のレコーディングへと結実しました。

 ※録音:2022年2月11日-13日、ワイヤストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)
 ※「NI8110JP」はSONY DADCプレスによる、日本向けの限定生産盤となります。海外で発売される「NI8110」品番の商品はCD-R盤です。予めご了承ください。

 


関連商品

NMP1164
(楽譜)
¥12000
※全曲版
ラフマニノフ:交響曲第2番(2台ピアノ版)
 交響曲第2番ホ短調 Op.27
  (サイモン・キャラハン&
   竹ノ内博明による2台ピアノのための新編曲版)
NMP1165
(楽譜)
¥7500
※第3楽章のみの抜粋版

 ☆サイモン・キャラハン&竹ノ内博明がアレンジした「ラフマニノフ:交響曲第2番」の2台ピアノ版楽譜!

 パルナッシアス・ピアノ・デュオの名前でも活動するサイモン・キャラハンと竹ノ内博明は、二人でラフマニノフの交響曲第2番の新たにアレンジに挑戦。原曲に可能な限り忠実であることを目的としながら、2台ピアノの性能とその限界も受け入れることで、単なるオーケストラ版の模倣ではなく、真にピアニスティックな作品を目指しました。
 2017年にセント・ジョンズ・スミス・スクエアで披露したアレンジ版は、後から考えると多くのパッセージが濃密すぎるため、技術的にも現実的ではありませんでした。
 この5年間に更にディテールに磨きをかけ、ラフマニノフの意図をできるだけ取り入れながら、ラフマニノフ自身が編曲した交響的舞曲や2台ピアノのための組曲などからもインスピレーションを得て、心地よくピアニスティックな「交響曲第2番」の2台ピアノ版を完成させました。

 ※NMP1164は全曲版、NMP1165はアダージョ(第3楽章)のみの抜粋版となります。
 ※この楽譜を使用したレコーディング(NI8110JP)も同時発売予定。

 「ラフマニノフの音楽を愛するすべてのピアニストに楽しんでいただけるような編曲にしたいと思っています。特に愛されている「アダージョ」(第3楽章)は、ディプロマ・レベルの若い方にとって大きな挑戦となるでしょう。2台ピアノのための組曲を演奏して愛した人なら誰でも、この新しい挑戦を気に入ることでしょう。」(サイモン・キャラハン&竹ノ内博明)

 NMP1164:62ページ×2/編成:2台ピアノ/演奏時間:約60分
 NMP1165:24ページ×2/編成:2台ピアノ/演奏時間:約12分
 





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PIANO21



PP21050N
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
2013年録音
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
 マリナー&アカデミー室内管
  ハイドン:ピアノ協奏曲集

 ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob. XVIII: 11
 ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ヘ長調 Hob. XVIII: 6*
 ピアノ協奏曲 ト長調 Hob. XVIII: 9
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
ステファニー・ゴンリー(ヴァイオリン)*
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

P21050N
¥2600→\2390

 カツァリスのハイドンピアノ協奏曲集!カツァリスによるカデンツァも披露!

 ☆イギリスの巨匠ネヴィル・マリナー&アカデミー室内管弦楽団との共演!
 ☆ヴァイオリンはナッシュ・アンサンブルの第1ヴァイオリン、ステファニー・ゴンリー!

 超絶技巧の化身、鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスの自主レーベル「Piano21」より、ハイドンのピアノ協奏曲集が登場!
 古典派の巨匠ハイドンが残した最も良く知られているニ長調のピアノ協奏曲を始めとして、ナッシュ・アンサンブルの第1ヴァイオリンで、イギリス室内管弦楽団とスコットランド室内管弦楽団のコンサート・マスターであるステファニー・ゴンリーを迎えてのヴァイオリンとピアノのための協奏曲を同時収録。
 さらにはモーツァルトが生まれた年に作曲され、現在ではあまり演奏される機会のない作品ですが、叙情的で感動的な美しさを持ったト長調のピアノ協奏曲も収録されています。
 この曲の第2楽章にはカデンツァがないため、シプリアン・カツァリスによるハイドンの作風に倣ったカデンツァが導入されており、聴きどころのひとつとなっています。
 指揮は2016年亡くなったイギリスの巨匠ネヴィル・マリナー。手兵であるアカデミー室内管弦楽団と共に気品あふれる響きでカツァリスの演奏に花を添えます。

 ※録音:2013年4月29日-30日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア/使用楽器:ヤマハ CFX

 
 




RUBICON


RCD1108
¥2600
夜と昼
 ドビュッシー :
  映像 第2集より
   《そして月は廃寺に落ちる》《葉ずえを渡る鐘の音》
  前奏曲集 第2集より第7番《月の光がふりそそぐテラス》
  映像 第1集より《水の反映》
  前奏曲集 第1集より第10番《沈める寺》
 ラヴェル:夜のガスパール、ラ・ヴァルス(演奏者自編)
 ジョルジュ・ザノン:夜と昼
マリア・マルティノヴァ(ピアノ)

 ブルガリアのマリア・マルティノヴァ、「光と闇」、「夜と昼」をテーマに描く!

 ☆ブルガリアのマリア・マルティノヴァが、対照的な「光と闇」、「夜と昼」をテーマに印象派の作品を弾く!
 ☆スイスの現代作曲家ジョルジュ・ザノンの《夜と昼 Nuit et Jour》を収録!

 ブルガリア出身のピアニスト、マリア・マルティノヴァが光と闇、夜と昼をテーマに繊細な感性で作り上げた幻想的なピアノ・アルバム。
 演劇とダンスに深く影響を受けたという彼女は、ドビュッシー、ラヴェルの印象主義的な作品に、アルバムのタイトルにもなっているスイスの現代作曲家ジョルジュ・ザノンの《夜と昼 Nuit et Jour》を組み合わせ、水や夢、幻影が作り出す不思議な世界を巧みに表現しています。
 



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CHANNEL CLASSICS



CCSSA44422
(SACD HYBRID)
¥3000→\2790
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)
 『Tutta sola 全てひとりで』
  ~無伴奏ヴァイオリンのためのバロック作品集


 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)/チャド・ケリー編曲
  1-2. トッカータとフーガ ニ短調(イ短調に移調) BWV 565
 ヨハン・ヨーゼフ・フィルスマイア(1663-1722)
  3-12. パルティータ第6番
    ~無伴奏ヴァイオリンのための『室内向けの技巧豊かなる協和』(1715)より
 ニコラ・マッテイス2世(1690頃-1737)
  13. ファンタジア ハ短調: 控えめに
 ペドロ・ロペス・ノゲイラ(生歿年不詳、1720頃活躍)
  14-16. 『ノゲイラ写本』より
   14. プレルーディオ〔プレリュード〕
   15. ファンテジア〔ファンタジア〕
   16. フィリョータ〔少女〕
 作曲者不詳
  17-19. 『クラーゲンフルト写本』(1680年代中盤)より
   17. クラント/ドゥーブル ~組曲 ト短調より
   18. サラバンド/ドゥーブル ~組曲 ト短調より
   19. ジグ ~組曲 ト短調より
 ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ(1656-1705)
  20-24.伴奏のないヴァイオリン独奏のための組曲 イ長調
 ジョン・ウォルシュ(1666頃-1736)編
  25-29.『[無伴奏の]ヴァイオリンのための
   プレリュードとヴォランタリー選集』より
    25. アルカンジェロ・コレッリ〔1653-1713〕のプレリュード
    26. フランチェスコ・ジェミニアーニ〔1687-1762〕のプレリュード
    27. トマゾ・アントニオ・ヴィターリ〔1663-1745〕のプレリュード
    28. カルロ・アンブロージオ・ロナーティ
     〔1645頃-1710頃〕のプレリュード
   29. ヘンリー・パーセル〔1659-1695〕のプレリュード
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)
  30-34.[無伴奏ヴァイオリンのための]
   ソナタ第17番 ニ長調 B. D2 ~『30のソナタ』より
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)
NYCX-10351
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3630

 使用楽器: ジェノヴァのアントニオ・ペザリーニ1739年製作オリジナル楽器
 録音: 2022年3月 セント・メアリー&セント・アーンスワイト教区教会、フォークストーン(英国南東部ケント州)
 ※国内仕様盤解説日本語訳...白沢達生

 【ポッジャーが奏でるバロック期無伴奏ヴァイオリン作品集、第2弾!】
 バッハやテレマンの無伴奏ヴァイオリン作品全曲録音で高い評価を博すにとどまらず、2013年には彼らの先駆者ビーバーのパッサカリアの副題をタイトルに掲げたアルバム『守護天使』(CCSSA35513)をリリース、バロック期の無伴奏ヴァイオリン音楽の多様さを鮮やかに示してみせた英国随一のバロック・ヴァイオリン奏者レイチェル・ポッジャー。
 彼女は今やモーツァルトやベートーヴェンのソナタ解釈でも注目すべき実績を上げていますが、その活動の柱として早くから高い評価を得てきたバロック作品での演奏が、いかに魅力的な誠実さに貫かれていながら自在であるか、改めて強く実感させてくれる新しい無伴奏アルバムが登場します。
 17世紀後半、バッハ以前の無名作品から古典派前夜のタルティーニに至るまで、シンプルでありながら確実に聴き手の耳を捉える魅力が凝縮されている作品を厳選、各作品の持ち味をじわじわと引き出す端正な演奏が続くプログラムは虚飾ない高雅さに満ちており、聴き深めるほどに気づかされる音楽の味わいがバロックの多様さ・広大さを改めて印象づけてやみません。
 近年しばしば無伴奏ヴァイオリンでも演奏される(原作が無伴奏ヴァイオリン作品だったのではと主張する人もいる)バッハのオルガン作品『トッカータとフーガ』のユニークかつ様式感を捉えた編曲版から、アルバム全編を通じてさりげない驚きが詰まった充実の仕上がり。
 CHANNEL CLASSICSならではの絶妙な高音質録音でその味わいを隅々までお楽しみいただけます。
 



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NAXOS



8.574429
¥1800
マリン・オルソップ(指揮)&ウィーン放送交響楽団
 シューマン:交響曲第1番、第2番(マーラー編)

 交響曲第1番 変ロ長調「春」Op.38(G.マーラーによる編曲版)
  1. I. Andante un poco maestoso - Allegro molto vivace
  2. II. Larghetto
  3. III. Scherzo: Molto vivace
  4. IV. Allegro animato e grazioso
 交響曲第2番 ハ長調 Op. 61(G. マーラーによる編曲版)
  5. I. Sostenuto assai - Allegro ma non troppo
  6. II. Scherzo: Allegro vivace
  7. III. Adagio espressivo
  8. IV. Allegro molto vivace
ウィーン放送交響楽団
マリン・オルソップ(指揮)
NYCX-10348
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2200

 録音: 2020年2月20-23日 Musikverein Wien and ORF Funkhaus Studio 6(オーストリア)

 【オルソップ&ウィーン放送響が挑む、マーラー版のシューマン: 交響曲全集、第1弾】
 ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが完成させた交響曲は4曲ありますが、これらを近代以降のオーケストラで演奏すると、音が濁ったり、バランスが取れなかったりすることが多く、指揮者泣かせの曲と言われてきました。
 この難題に大胆な回答を出したのが、作曲家にして当代屈指の名指揮者でもあったマーラー。
 彼の時代のオーケストラで聴き映えがするよう、4曲の交響曲のスコアに数多くの改変やカットを加えました。
 それらの多くは打楽器や金管の増減などによってマーラーが重要と見なすモチーフを補強し、そうでないと考えた部分を抑えるというものでしたが、今ではシューマン自身の意図した響きではないと批判される傾向があります。
 オルソップはマーラーのオーケストレーションを再評価すべく、ウィーン放送響と全4曲を収録。第1弾となるこのアルバムには第1番と第2番が収録されています。
 
 シューマンがたった4日でスケッチを完成させたという第1番。曲に付された副題の「春」は、当時のシューマンが関心を抱いていたドイツの詩人アドルフ・ベルガーの詩から発想したもので、1841年にメンデルスゾーンの指揮するライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団で初演されました。
 その際、楽器の機能上の制約からファンファーレの音程を変更していますが、マーラーはこれをシューマンが当初考えた通りに戻しています。
 
 第2番は1846年に完成し、同じくメンデルスゾーンとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が初演を行いました。
 マーラーは楽器編成を変更した他、終楽章のコーダに大幅なカットを施していますが、このオルソップの演奏ではカットは採用していません。

 ※国内仕様盤には相場ひろ氏による日本語解説が付属します。
 



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PHI



LPH039
¥2800→\2590
ヘレヴェッヘ(指揮)&シャンゼリゼ劇場管
 ベートーヴェン:オリーヴ山のキリスト


 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):オリーヴ山のキリスト Op. 85
  テキスト:
   フランツ・クサヴァー・フーバー(1755-1814)
キリスト...ゼバスティアン・コールヘップ(テノール)
セラフィム(熾天使)...エレノア・ライオンズ(ソプラノ)
ペトロ...トーマス・バウアー(バス)
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)
シャンゼリゼ劇場管弦楽団(古楽器使用)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
NYCX-10352
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3520

 録音: 2022年3月 ポワチエ・テアトル・オーディトリアム(TAP)、フランス
 ※国内仕様盤歌詞・解説日本語訳...広瀬大介

 【ヘレヴェッヘが解き明かす、ベートーヴェン唯一のオラトリオの真価】
 三十代前半、1802年に『ハイリゲンシュタットの遺書』を書いたベートーヴェンがその翌年に書き上げた、初めての宗教的作品「オリーヴ山のキリスト」。
 自らの運命を予感したキリストがオリーヴ山で祈りを捧げているところへ兵士たちが現れ、ペトロらの抵抗も空しく囚われてしまう場面までが描かれています。
 テキストを聖書に求めずオペラ作家のフーバーにオリジナルを依頼、結果的にはベートーヴェンが生涯で唯一書いたオラトリオであるこの作品は、その生前にはヨーロッパ各地で80回以上も演奏されたという人気でしたが、現在では録音も演奏回数も決して多いとは言えません。
 この作品にヘレヴェッヘによる新録音が登場します。70歳のインタビューで「残された人生では真に向き合う価値を感じる作品だけを演奏する」と語った彼がここでこの作品を取り上げるのは、その価値を改めて世に問うに足る内容であると認めるからにほかならないでしょう。
 管弦楽は2011年録音の「ミサ・ソレムニス」と同様シャンゼリゼ劇場管弦楽団を起用、中心となるキリスト役にはヤーコプス指揮の大バッハ作品録音(ヨハネ受難曲、ロ短調ミサ)に参加するほか活躍目覚ましいコールヘップを配するなど、万全の布陣で臨んでいます。
 『英雄』に始まる「傑作の森」の直前に書かれた意欲作に新たな光を当てる、決定的なアルバムの登場です。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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キング・インターナショナル

ニッポン放送「新日鉄コンサート」シリーズ



KKC 2532
¥2500→\2290
ニッポン放送「新日鉄コンサート」シリーズ
 安川加壽子のシューマン

  シューマン:
   (1)謝肉祭Op.9
   (2)ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44
安川加壽子(ピアノ)
ディヒタン・クィンテット
 【日高毅、市原利彦(ヴァイオリン)、
  菅沼準二(ヴィオラ)、
  服部義夫(チェロ)】(2)

 超貴重!安川加壽子の「謝肉祭」の音源が残っていた!!

 録音:1962年12月1日放送(1)、1970年5月3日放送(2) モノラル/日本語帯・解説付

 ニッポン放送で1955年から2005年まで続き、音楽ファンから支持を受けていた「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート)。
 既成のレコードを放送するのでなく、内外の名演奏家の実演を公開収録する趣旨だったゆえ、貴重音源が多数作られました。

 今回は今年(2022年)に生誕百年を迎えた安川加壽子の貴重な記録が日の目を見ます。それも彼女唯一の録音となるシューマンの「謝肉祭」とピアノ五重奏曲というのが驚き。

 安川加壽子は生後1歳で家族と渡仏、パリ音楽院でラザール・レヴィに師事。1939年に帰国後は演奏活動と教育活動で日本のピアノ音楽界に多大な貢献をしました。偉大な業績のわりに現時点でその芸術を味わえる音源は多くありません。

 シューマンの名作2篇は、40代の安川の若々しさみなぎる推進力に圧倒され感動させられます。
 
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KKC 2533
¥2500→\2290
ニッポン放送「新日鉄コンサート」シリーズ
 安川加壽子のショパン、ドビュッシー

  (1)モーツァルト:ロンド イ短調K.511
  (2)同:変奏曲イ長調K.anh137
  (3)ドビュッシー:前奏曲集第2巻~枯葉
  (4)同:前奏曲集第2巻~ビーニョの門
  (5)同:前奏曲集第2巻~ヒースの草むら
  (6)同:前奏曲集第2巻~花火
  (7)ショパン:前奏曲Op.28~
   第7、8、15、16、17、22、23、24番
  (8)同:華麗なる大ワルツOp.18
  (9)同:英雄ポロネーズOp.53
  (10)同:ノクターン変ホ長調Op.9 の2
 
 (11)ショパン演奏について(安川加壽子の肉声)
安川加壽子(ピアノ)

 物凄い指回りと説得力。安川加壽子の絶品ショパンとドビュッシー

 録音:1970年4月5日放送(1)-(6)、8月9日放送(7)-(10)/日本語帯・解説付

 ニッポン放送で1955 年から2005 年まで続き、音楽ファンから支持を受けていた「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート)。既成のレコードを放送するのでなく、内外の名演奏家の実演を公開収録する趣旨だったゆえ、貴重音源が多数作られました。

 安川加壽子は広いレパートリーを持っていましたが、とりわけショパンとドビュッシーは絶品とされ彼女のトレードマークの感がありました。それを貴重なライヴで体験できます。

 まず驚かされるのはショパン作品のテンポの速さ。フランス風なエレガンスのイメージから想像できない驚異的な指回りと情熱で激しい演奏を聴かせてくれます。
 ショパン演奏についての語りも貴重です。

 モーツァルトも美演。あまり聴く機会のない「変奏曲イ長調K.anh137」は名作クラリネット五重奏曲の終楽章のピアノ版。愉悦感に満ちた味わい深いひとときを堪能できます。
 



<メジャー・レーベル>
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韓国DG



DG-40278
\4400→\3990
※ハードカヴァー・ブック仕様
《クン=ウー・パイク~グラナドス:組曲『ゴイェスカス』》
 グラナドス:組曲『ゴイェスカス』Op.11
  1) 第1曲:愛の言葉、2) 第2曲:窓辺の語らい、
  3) 第3曲:燈し火のファンダンゴ、
  4) 第4曲:嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす、
  5) 第5曲:愛と死:バラード、6) 第6曲:終曲:幽霊のセレナード、
  7) 第7曲:わら人形:ゴヤ風のセレナード
クン=ウー・パイク(ピアノ)
価格変更2022/10/3

 長年の夢だった作品、満を持しての録音

 クン=ウー・パイクはソウル生まれのピアニスト。10歳でコンサート・デビュー、15歳でニューヨークに渡り、ジュリアード音楽院で学びました。
 さまざまなコンクールで優勝した後、カーネギー・ホールでオーケストラ・デビューも果たしました。その後世界的な指揮者、楽団との共演を重ねています。
 「バッハ・イヤー」の2000年にデッカ専属アーティストとしてブゾーニ編曲によるバッハのオルガン作品を録音し高い評価を得ました。
 2005年から07年にはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音も行いました。現在はパリ在住。2019年にショパンのノクターン全曲、2020年にシューマンのピアノ作品をドイツ・グラモフォンよりリリースして、私たちを驚かせてくれましたが、今回はグラナドスの『ゴイェスカス』でまた私たちに喜びを届けてくれます。

 今回録音した『ゴイェスカス』はスペインの作曲家エンリケ・グラナドスが作曲したピアノ独奏のための組曲です。「ゴイェスカス」は「ゴヤ風の音楽」という意味で、ゴヤの絵画やタペストリーの下絵に霊感を受けて作曲されました。

 クン=ウー・パイクは若い頃にニューヨークで、アリシア・デ・ラローチャが演奏する『ゴィエスカス』を聴き、深く感銘を受けました、それからほぼ半世紀を経て、彼の『ゴイェスカス』の演奏が初めて実現しました。
 若い頃ではなく70代になってからの録音となったのにもパイクの音楽への思いが関わっていました。パイクにとって音楽と人生はほとんど同じものといえるほど緊密に関わっています。
 パイクの『ゴイェスカス』は彼の音楽芸術にとっての新しい可能性とピアノ演奏の新しい展望を明らかにしています。
 パイクは『ゴイェスカス』にたどり着くまで長い回り道をしてきましたが、途中、フランツ・リストを通してロマンティック・ピアノの本質を、そしてモーリス・ラヴェルの作品を含むフランス音楽の展望を通して知識豊かなスペインを発見したのです。
 彼の『ゴイェスカス』の演奏はロマンティックな愛の種をまき、私たちにもう一度夢を見させてくれます。苦しみと喜びが一体化され、愛と死が互いに寄り添っています。


 ●ハードカヴァー・ブック仕様
   【録音】2022年3月6-11日、韓国、トンヨン国際コンサートホール


 ●本作品を演奏する来日公演が決定。
  【グラナドス:ピアノ組曲「ゴイェスカス」~恋する若者たち】
  2022年10月25日(火) 19:30 大阪 ザ・フェニックスホール
  2022年10月27日(木) 19:00 東京 銀座・王子ホール 



先日発売の2アイテム
2022/9/13の段階ではまだ手に入る。
上記グラナドスともども、入手するなら早いほうが良いかと・・・


DG-40254
(2CD)
\4100→\3790

《クン=ウー・パイク~シューマン》


シューマン:
《CD 1》
 1) アベッグ変奏曲ヘ長調Op.1、
 2-10) 森の情景Op.82
 11-23) 子供の情景Op.15
 24-28) 色とりどりの小品Op.99より『アルバムの綴り』
 29) 主題と変奏変ホ長調WoO24(幽霊変奏曲)/

《CD 2》
 1-3) 幻想小曲集Op.111
 4) アラベスク ハ長調Op.18、
 5-9) 暁の歌Op.133
 10) 蝶々Op.2、
 11-14) 4つの夜曲Op.23
クン=ウー・パイク(ピアノ)

 【録音】2020年5月22日-6月1日、韓国、トンヨン国際コンサートホール
  


DG-40230
(2CD)
\4100→\3790
クン=ウー・パイク~ショパン:夜想曲全集 クン=ウー・パイク(ピアノ)

  【録音】2018年9月20日-26日、韓国、トンヨン国際コンサートホール


 


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SONY



19439912092
\3100→\2890
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
 ドヴォルザーク:詩的な音画集 Op.85, B.161

 第1曲:夜の道(アレグロ・モデラート)
 第2曲:たわむれ(アレグレット・レッジェーロ)
 第3曲:古い城で(レント)
 第4曲:春の歌(ポーコ・アレグロ)
 第5曲:農夫のバラード(アレグロ・ジュスト)
 第6曲:悲しい思い出(アンダンテ)
 第7曲:フリアント(アレグロ・フェローチェ)
 第8曲:妖精の踊り(アレグレット)
 第9曲:セレナード(モデラート・エ・モルト・カンタービレ)
 第10曲:バッカナール(ヴィヴァチッシモ)
 第11曲:おしゃべり(アンダンテ・コン・モート)
 第12曲:英雄の墓にて(グラーヴェ、テンポ・ディ・マルチア)
 第13曲:聖なる山にて(ポーコ・レント)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
 録音:2021年4月24-28日、ノルウェー、トロントハイム、オラフ・ホール

 レイフ・オヴェ・アンスネスによる待望のソロ・アルバムは、ドヴォルザークの『詩的な音画集』。
 1889年、作曲者48歳の時に書かれたピアノ曲で、交響曲第8番や歌劇『ジャコバン党員』などと同じく渡米前に生み出された円熟作。1889年4月、久々に生地ネラホゼヴェスを訪れたことがきっかけとなり、その懐かしい思い出が反映したインティメートな音楽で、標題のついた13曲の宝石のような小品で構成されています。

 これらの曲はアンスネス自身が「19世紀ピアノ音楽の中で忘れ去られた大曲」と太鼓判を押すように、幼少時から作品に魅せられ、12歳で参加したピアノ・コンクールでも弾いています。
 コロナ禍によって演奏活動が制限される中でアンスネスは再びこの作品に向き合いました。
 音楽に盛り込まれた多様なニュアンスを汲み取り、磨き抜かれたピアニズムで描き出すドヴォルザークの世界はまるで万華鏡のよう。懐かしい調べが心に刻まれます。


【『詩的な音画集』について レイフ・オヴェ・アンスネス】

 「これは19世紀ピアノ音楽の中で忘れ去られた大曲である・・・私はドヴォルザークの『詩的な音画集』について、こう断言したい。この曲は、交響曲や弦楽四重奏曲で知られるドヴォルザークのイメージとは別の魅力を湛えているのだ。とにかく私はこの作品が大好き。でも誰も演奏しない!いくつもの物語が含まれた曲集だが、一つの大きな物語のようでもある。語り部が、分厚い本を開いて、『さあ皆さま、私の話をお聞きください』と語り始めるかのようだ。ドヴォルザークはここで、ピアノから独特の音色を生み出し、自信をもってその幅広い音のレンジを使い尽くしている。」


 レイフ・オヴェ・アンスネスは1970年、ノルウェーのカルモイ生まれ。ベルゲン音楽院で学び、1987年、オスロでデビュー。現在コペンハーゲンとベルゲン在住。「ノルウェー王国聖オラフ勲章」「ペール・ギュント賞」受賞。バッハから現代まで及ぶレパートリーを持ち、ヴァージン・クラシックスとEMIに録音後、2012年からソニー・クラシカルと専属録音契約を結んでいます。




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RCA


ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレーヤーズ/
コンプリートRCA・アルバム・コレクション 1964~1968

19439946802
(10CD)
\9200→\8790

ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレーヤーズ/
 コンプリートRCA・アルバム・コレクション 1964~1968


 「ボストン交響楽団室内アンサンブル(ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレーヤーズ、BOSCHAPSの愛称でも知られる)」は、1964年にボストン交響楽団(BSO)の首席奏者たちによる室内楽演奏グループとして誕生しました。

 1960年代のアメリカのオーケストラは1シーズンの演奏期間を拡大し始めており、当時BSO音楽監督だったエーリヒ・ラインドルフは、そのためにはオーケストラの奏者で組んだアンサンブルによる室内楽演奏が不可欠だと考えていました。
 またBSOの楽員はそのままボストン・ポップス・オーケストラ(BPO)として活動していましたが、BPOはBSOから各セクションの首席奏者が抜けた楽員で構成されていたため、BPOの演奏会の際は首席奏者たちによる演奏会が可能でもありました。
 さらに夏のタングルウッド音楽祭での週末の演奏会は21時開演だったため、その前に週末に取り上げる演目と関連した室内楽作品による演奏会をすることで、観客の動員が図れるという計算もありました。
 こうした複合的な状況の中、室内楽に取り組むことでアンサンブルの精度が大幅に向上すると考えたラインスドルフのイニシアチヴのもと、コンサートマスターのジョゼフ・シルヴァースタイン[1932-2015]を中心にして「ボストン交響楽団室内アンサンブル」が結成されたのです。
 彼らは同年10月から録音を開始し、1970年代にDGに移るまで、RCAはシンフォニー・ホールで定期的に録音を行ったのです。

 この10枚組のボックスは、これらすべての録音の全貌を初めてCD化するものです。

 「ボストン交響楽団室内アンサンブル」は、シルヴァースタインのほか、オーボエ奏者のラルフ・ゴンバーグ、フルート奏者のドーリオー・アンソニー・ドワイヤー、ヴィオラのバートン・ファイン、チェロのジュール・エスキンなどのBSOの名首席奏者のほか、2人の著名なゲスト・ピアニストとしてクロード・フランクとリチャード・グードがピアノを含む作品で参加しています。録音されたレパートリーはモーツァルトからピストンやダールまで包含し、ヨーロッパとアメリカの両方の古典的作品と現代作品が絶妙にミックスされた幅広いものでした。モーツァルト、シューベルト、ブラームスのほか、ヒンデミット、プーランク、ミヨー、マルタン、ヴィラ=ロボスの作品に加えて、アメリカ音楽も、アーロン・コープランド、エリオット・カーター、ウォルター・ピストン、アーヴィング・ファインなどの作品が含まれています。

 デビュー・アルバムは1966年9月に何とLP3枚組という大部のセットで発売され(ディスク1、2とディスク10の「室内楽についてのディスカッション」)、アメリカの「ハイフィデリティ」誌は、モーツァルトのフルート四重奏曲を含むアルバムに「ドワイヤーの明るいスタッカートの音、弦の上に乗った真珠のような色彩豊かなフルートの音色はなんとも楽しい演奏」、ベートーヴェンのセレナードについては「ベートーヴェンのピンポンのような小さなゲームがピークに達したとき、必要に応じて、お互いの瞬間にはすぐに反応し、必要に応じて速く、簡単に、そして柔軟に」と賞賛し、「ボストン交響楽団の非常に優れた首席奏者たちがここに示した喜びは格別なもの。室内楽に興味のある人は必聴!」と結論付けています。
 シューベルトのピアノ三重奏曲第1番(ディスク4)では「ボストンの演奏は…美しい!」、ブラームスのピアノ四重奏曲第3番(ディスク1)では「息をのむような広がり…広大な高原のようだ…前へ前へと進む力強い推進力によって、他の人が単にジョギングしているように見える場所をドライヴすることができる」、ヴェーベルンの9つの楽器のための協奏曲(ディスク6)では「演奏者たちは正確かつ明確に音符を演奏するだけでなく、ヴェーベルンの音楽の熱狂とそのメロディックな感覚を、素晴らしい音楽性で伝えることにも成功している。演奏者全員にとっての勝利だ」とも評しています。

 ディスク10には、マルケヴィチ指揮の名盤『ストラヴィンスキー:兵士の物語』でも語りを担当するなどクラシック音楽に造詣が深い名優のピーター・ユスティノフが、ラインスドルフ、シルヴァースタインと室内楽について語り合った「室内楽についてのディスカッション」、ユスティノフによる「室内楽の分析」が含まれています。またディスク9は、世界初発売となる音源3曲を収録しています。

 既発売のソニー・クラシカルのアルバム・コレクション同様、各ディスクはオリジナル・ジャケット・デザインを使用した紙ジャケットに収容(レーベルも当時のLPのデザインのイメージを再現)、詳細な録音データを網羅した32ページ・オール・カラーの別冊解説書と共に、厚紙製のクラムシェル・ボックスに収納されたコレクターズ・アイテムです。


CD1
  モーツァルト:フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)

  モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370

ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)

  ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番ハ短調 Op.60

クロード・フランク(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)

録音:964年10月26,27日、1965年2月8,9日 ボストン、シンフォニー・ホール


CD2
  ベートーヴェン:セレナード ニ長調 Op.25

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)

  アーヴィング・ファイン:弦楽三重奏曲

ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ジュール・エスキン(チェロ)
バートン・ファイン(ヴィオラ)

  コープランド:ヴィテブスク(ユダヤの主題による習作)

ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ジュール・エスキン(チェロ)
クロード・フランク(ピアノ)

  エリオット・カーター:管楽五重奏曲

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)

  ピストン:9つの楽器によるディヴェルティメント

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
アルフレッド・クリップス(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
ジョルジュ・モルー(コントラバス)

録音:964年10月26日、1965年2月9日、1965年4月26日 ボストン、シンフォニー・ホール


CD3
  モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478

クロード・フランク(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)

  モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452

クロード・フランク(ピアノ)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)

録音:966年1月19-22日 ボストン、シンフォニー・ホール



CD4
  ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調 Op.40

クロード・フランク(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)

  シューベルト:弦楽三重奏曲第1番変ロ長調 D.471

ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)

録音:966年10月17日、12月22日 ボストン、シンフォニー・ホール



CD5
  プーランク:オーボエ、ファゴット、ピアノのための三重奏曲

クロード・フランク(ピアノ)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)

  アレクセイ・ハイエフ:オーボエとファゴットのための3つのバガテル

ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)

  ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第6番

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)

  マイケル・コルグラス:4つのドラムスとヴィオラのための変奏曲

エヴァレット・ファース(打楽器)
バートン・ファイン(ヴィオラ)

録音:966年4月19,21日、11月14日 ボストン、シンフォニー・ホール

CD6
  シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667, Op.114『ます』

リチャード・グード(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
ヘンリー・ポートノル(コントラバス)

  ブラームス:ピアノ三重奏曲ロ長調 Op.8

リチャード・グード(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ジュール・エスキン(チェロ)

録音:968年5月27,31日 ボストン、シンフォニー・ホール



CD7
  プーランク:六重奏曲 FP100

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
リチャード・グード(ピアノ)

  ヴェーベルン:9つの楽器のための協奏曲 Op.24

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
アルマンド・ギタッラ(トランペット)
ウィリアム・ギブソン(トロンボーン)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
リチャード・グード(ピアノ)

  マルチヌー:九重奏曲第2番 H.374

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
ヘンリー・ポートノル(コントラバス)

  インゴルフ・ダール:デュエッティーノ・コンチェルタンテ

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
エヴァレット・ファース(打楽器)

録音:968年5月27,29,31日、9月5-8日 ボストン、シンフォニー・ホール



CD8
  シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 D.898, Op.99

クロード・フランク(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ジュール・エスキン(チェロ)

  ミヨー:パストラーレ

ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)

  ヒンデミット:5つの管楽器のための小室内楽曲 Op.24-2

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)

録音:966年11月28日、1967年2月13日、10月9,12日 ボストン、シンフォニー・ホール



CD9[世界初発売]
  シュポア:九重奏曲ヘ長調 Op.31

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
ヘンリー・ポートノル(コントラバス)

  ウィルソン・ウィリアム・コッカー:バスーンと弦楽三重奏のためのコンチェルティーノ

シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)

  バーバー:管楽五重奏のための夏の音楽 Op.31

ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)

録音:967年2月1,2日、3月6日、1968年5月9日 ボストン、シンフォニー・ホール

ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレーヤーズ(ボストン交響楽団室内アンサンブル)

録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)



CD10
  室内楽についてのディスカッション(上記の音源からのハイライトとともに)
語り:ピーター・ユスティノフ、エーリヒ・ラインスドルフ、ジョゼフ・シルヴァースタイン

  室内楽の分析(上記の音源からのハイライトとともに)
語り:ピーター・ユスティノフ




<国内盤> 


LA DOLCE VOLTA(キング・インターナショナル)



KKC 6598
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3500
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
 [CD1]
  第1番 ト長調 BWV 1007 [17:20]
  第4番 変ホ長調 BWV 1010 [23:47]
  第5番 ハ短調 BWV 1011 [24:24]
 [CD2]
  第2番 ニ短調 BWV 1008 [19:51]
  第3番 ハ長調 BWV 1009 [21:11]
  第6番 ニ長調 BWV 1012 [28:13]
上野通明(チェロ)

 2021年ジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門優勝、チェロ奏者、上野通明、堂々のバッハで登場!驚異的なまでに自然で伸びやかな音楽!

 録音:2021年11月24-26日(2,3,6番)、2022年5月3-7日(1,4,5番)/ホンラート福音教会(ドイツ)
 輸入盤、日本語帯・解説付、初回特典:ポストカードは終了しました。


 2021年にジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門で日本人初の優勝を果たした上野通明が、J.S.バッハの《無伴奏チェロ組曲》の全曲録音に挑みました。
 本盤において若き上野は、あらゆるチェリストが聖典と崇めるこの曲集を堂々と奏で、早くもその芸術的個性を存分に発揮しています。
 楽器との一体感、その弓と楽器から湧き上がるインスピレーションに満ちた音楽性、自然なフレージング、そして伸びやかな音色。おどろくまでに自然で伸びやかなバッハの登場です!

 上野通明のコメント(ライナーノートより)
 ~実は、私はヨーヨー・マが《無伴奏チェロ組曲》を弾く映像を観てチェロを習いたいと思いました。4歳の時です。最初のうち、両親はただの気まぐれだと信じて疑いませんでしたが・・・。
 以来私は、《無伴奏チェロ組曲》に20年間、親しんできました。家族で違う国に引っ越すたびに、チェロの先生が変わりましたが、どの先生も私の《無伴奏チェロ組曲》の勉強にその都度、寄り添ってくださいました。
 バッハの音楽によって育まれた私には、今回のアルバムで《無伴奏チェロ組曲》以外のレパートリーを取り上げることは考えられませんでした。
 今回の演奏が、この曲集に対する現在の私の理解を示すものでしかないことは自覚しています。もしかすると私は数年後に、この演奏に不満を抱くかもしれません・・・。
 とはいえ、これから先も一生"これでバッハの演奏は完結した"と 断言することなどできないと自分は思っています。~
 上野の今、そして輝かしく開かれた無限の可能性を感じさせる、驚異的なまでに自然で音楽的なバッハです!

 上野通明(うえの・みちあき):
  1995年11月、パラグアイ生まれ。5歳の時に日本でチェロを学びはじめ、2001年にバルセロナへ移ってからは同地でイニャキ・エチェパレに師事した。2004年に日本へ帰国後は、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース全額免除特待生として毛利伯郎に師事。2015年、オランダの名チェリスト、ピーター・ウィスペルウェイに招かれ19歳で渡独。デュッセルドルフ・ロベルト・シューマン音楽大学で更なる研鑽を積んだ。2021年からはベルギーのエリザベート王妃音楽院 にも在籍し、ゲーリー・ホフマンとイェルーン・ロイリングに師事。
  2007年、11歳の時に、東京のサントリーホールでラロのチェロ協奏曲のソリストを務め、協奏曲デビューを飾った。2009年、13歳の時には、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールで全部門を通じて日本人初の優勝者となった。翌年、ルーマニア国際コンクールの史上最年少の優勝者となり、あわせてルーマニア大使館賞、ルーマニア・ラジオ文化局賞を受賞。2014年にはヨハネス・ブラームス国際コンクールで優勝。2021年、ジュネーヴ国際コンクールのチェロ部門で日本人初の優勝を果たし、ヤング・オーディエンス賞を含む三つの特別賞も贈られた。

 演奏会予定(日本国内)
 2022年
  9月25日(日)14:00開演 調布市グリーンホール 大ホール 上野通明 チェロ・リサイタル 伊藤恵を迎えて
  9月29日(木)18:45開演  しらかわホール 大同特殊鋼 名演奏家シリーズ 2022 上野通明 チェロ・リサイタル(ピアノ:北村朋幹)
  10月2日(日)14:00開演 東京文化会館 大ホール ららら♪クラシックコンサート Vol.14「クラシック界 期待のヴィルトゥオーソ」~国際コンクールの受賞者たち~
  10月8日(土)14 :00開演 米原市民交流プラザ(ルッチプラザ)  上野通明 チェロ・リサイタル(ピアノ:伊藤恵)
  10月15日(土)14:00開演 富士山静岡交響楽団 第114回定期演奏会〈ハイドンシリーズ Vol.8〉(ハイドン:チェロ協奏曲第2番)
  12月17日(土)13:00開演 紀尾井ホール リクルートスカラシップコンサート
  12月22日(木)13:30開演 横浜みなとみらいホール エール弦楽四重奏団
  12月29日(木)14:00開演 紀尾井ホール 奇跡のチェロ・アンサンブル2022
  12月30日(金)13:00開演 住友生命いずみホール 奇跡のチェロ・アンサンブル2022
 2023年
  1月3日(火)15:00開演 東京文化会館大ホール ニューイヤー・コンサート(東京都交響楽団、指揮:藤岡幸夫)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
  1月14日(土)14:00 宗次ホール 上野通明 無伴奏チェロリサイタル J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第1番、第3番&第6番他
  1月25日(水)11:00開演 東京芸術劇場 芸劇ブランチコンサート 名曲リサイタル・サロン 第22回 上野通明 チェロ(實川風:ピアノ)
  3月4日(土)15:00開演 めぐろパーシモンホール 未来の音 ガラ・コンサート ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(読売日本交響楽団、角田鋼亮(指揮))

 
 













9/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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MIRARE

MIR 634
¥2900→\2690
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
ベートーヴェン:後期3大ソナタ

 (1)ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
 (2)ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
 (3)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
KKC 6595
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 端正の極み。ケフェレックがベートーヴェン最後のソナタに挑戦!

 録音:2022年2月5-8日/ポワチエ劇場講堂/69'25"

 「フランス・ピアノ界の女王」と呼んでもさしつかえないほどの人気と存在感を示すケフェレック。
 彼女の最新盤はベートーヴェンのソナタ・アルバム。これまで「月光」などはありましたが、後期3大ソナタなのに注目です。
 何を弾いても素晴しいケフェレックですが、ベートーヴェンでも新境地を見せてくれます。

 ブックレットにはケフェレック自身がこの3作について記しています。これがエッセイと思いきや哲学的修辞に満ちた大作で、さすが文学者の家系の出自と感心させられる才女ぶりを示しています(国内仕様盤は日本語訳が付く予定)。

 演奏はケフェレックならではの端正ですっきりした造形感に、しなやかな歌心がオシャレの極み。
 淡々としながらも音楽性は深く感動的。芝居がかった熱い解釈が多いなか、新しいベートーヴェン後期ソナタのスタイルを示していると申せましょう。
 



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INDESENS!



PINDE162
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
パリ管首席奏者ヴァンサン・リュカ
 メルカダンテ&モーツァルト ~ フルート四重奏曲集

  サヴェリオ・メルカダンテ:
   フルート四重奏曲イ短調
   モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より「お手をどうぞ」 による変奏曲
  W.A.モーツァルト:
   フルート四重奏曲第4番イ長調 K.298
   フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.285b
   フルート四重奏曲第2番ト長調 K.285a
   フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285
ヴァンサン・リュカ(フルート)
千々岩英一(ヴァイオリン)
ダヴィッド・ガイヤール(ヴィオラ)
エマニュエル・ゴーゲ(チェロ)
INDE162
¥2600→\2390

 名フルーティスト、ヴァンサン・リュカ!パリ管弦楽団の名手達と奏でるモーツァルト!

 ☆アバド時代のベルリン・フィルで活躍し、現在は名門パリ管弦楽団の首席奏者を務めるフランスの名フルーティスト、ヴァンサン・リュカ新録音!
 ☆パリ管弦楽団の弦楽器セクションを支える名手達とともに奏でるフルート四重奏曲集!

 上質な管楽器の録音を続々と世に送り出すフランスのレーベル「Indésens(アンデサンス)」から、名門パリ管弦楽団の首席奏者を務めるフランスの名フルーティスト、ヴァンサン・リュカと、同オーケストラの弦楽器セクションを支える3人の名手達が織り成すメルカダンテ&モーツァルトのフルート四重奏曲集という、フルート関係者必聴のアルバムが登場。

 世界有数のフルーティストの1人であるヴァンサン・リュカは、14歳という若さでパリ国立高等音楽院に首席入学を果たし、同校を首席で卒業。
 トゥールーズ・キャピトル管弦楽団に在籍した後、1989年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団しアバド時代に6年間 在籍。現在は母国フランスの名門、パリ管弦楽団の首席奏者として活躍するフランス・フルート界のエリートです。

 本アルバムでは、イタリア・オペラの重要な改革者と考えられ、器楽作品も数多く残しているメルカダンテの四重奏作品に、モーツァルトが1777年から1786年にかけて作曲したフルート四重奏曲をカップリング。
 ギャラント様式とロマンティックな妙技を集約した本アルバムでは、古典派のフルートの室内楽作品における並外れた技術的輝きを示しています。
 パリ管弦楽団副コンサートマスターの千々岩英一、首席ヴィオラ奏者のダヴィッド・ガイヤール、首席チェロ奏者のエマニュエル・ゴーゲという万全の態勢と、日本におけるフルートメーカーのパイオニア的存在である「ムラマツフルート」から生まれるリュカの麗しき音色で、当時の素晴らしき音楽を現代に伝えます。

 ※録音:2021年5月29日-31日、スタジオ・リブレット(フランス)
 




RONDEAU



ROP6237384
(4CD)
特別価格
¥6000
アンドレアス・ライツェが振る 《ポッペーアの戴冠》
 ナポリ稿完全版世界初録音!

  モンテヴェルディ:
   歌劇《ポッペーアの戴冠》(1651ナポリ稿)
アンドレアス・ライツェ(指揮)
カントゥス・フィルムス・コンソート、
ピア・ダヴィラ(ソプラノ/ポッペーア)
エルヴィラ・ビル(メゾ・ソプラノ/ネローネ)
ジェネヴィエーヴ・チューミ(メゾ・ソプラノ/オッターヴィア)
ヤン・ベルナー(カウンターテナー/オットーネ)
リサンドロ・アバディ(バス/セーネカ)
カトリン・ホッティガー(ソプラノ/フォルトゥーナ〔幸運〕、パッラーデ、ダミジェッラ)
ユリア・ゾフィー・ヴァークナー
 (ソプラノ/ヴィルトゥ〔美徳〕、ドゥルジッラ、ヴェーネレ)
マリオン・グランゲ(ソプラノ/アモーレ〔愛〕、ヴァレット)
セバスティアン・モンティ(テノール/乳母、アルナルタ)
ミヒャエル・フェイファー(テノール/兵士1、ルカーノ、執政官)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール/兵士2、解放奴隷、執政官)
トビアス・ヴィッキー(バス/メルクーリオ、警吏)

 40年以上にわたり優れた合唱曲・声楽曲を録音してきたドイツのレーベル、Rondeau Productionの取り扱いを開始(再開)します。
 Rondeau(ロンドー)は、ヴィンツバッハ少年合唱団の指揮者を長年勤めたカール・フリードリヒ・ベリンガーとヘルベルト・ランゲが1977年に設立。
 1996年にはジャーナリスト&教会音楽家であるフランク・ハルマンが経営を担い、カタログの幅広さと深さを拡充してきました。現在はライプツィヒに拠点を構え、2005年からはバッハ縁の豊かな伝統を持つ聖トーマス教会少年合唱団やハノーファー少年合唱団をレーベルに迎え、その他多くの合唱団、アンサンブル、ソロ・アーティストと良好なパートナーシップを育んでいます。

 アンドレアス・ライツェが振る 《ポッペーアの戴冠》ナポリ稿完全版世界初録音!

 ☆聖トーマス教会の新たなカントルとして注目を浴びるアンドレアス・ライツェ!
 ☆モンテヴェルディ晩年の傑作「ポッペーアの戴冠」。ナポリ稿の完全版世界初録音!

 2021年の9月からライプツィヒの伝統ある聖トーマス教会のカントル(トーマスカントル/楽長)に就任し、カトリックのスイス人であったこと(これまでのトーマスカントルはプロテスタントのドイツ人であった)なども話題を呼び、新時代のカントルとして大きな注目を浴びているスイスのオルガニスト&指揮者、アンドレアス・ライツェ(アンドレアス・ライゼ)。
 J.S.バッハから数えて18人目となるトーマスカントルの重責と偉大な伝統を担うライツェが、自身が結成したピリオド楽器アンサンブル「カントゥス・フィルムス・コンソート」を率いて、モンテヴェルディの晩年の傑作 《ポッペーアの戴冠》(ポッペアの戴冠)という大作を録音!

 『ポッペーアの戴冠』はオリジナルの自筆譜が残されておらず、いわゆる「ヴェネツィア稿」と「ナポリ稿」の2つの筆写譜(筆者不明で声楽と通奏低音のみ)によって知られています。
 これまでラ・ヴェネクシアーナなどナポリ稿の録音も行われてきましたがカットされている部分もあり、ここでは「1651年のナポリ稿に基づくヴァージョンの完全版初録音(First complete recording of the Naples Version from 1651)」と銘打たれた貴重なレコーディングが実現しました。ナポリ稿とヴェネツィア稿では音楽もテキストも異なる部分が多く、ポッペーアとネローネ(皇帝ネロ)の物語を新鮮かつ刺激的に体験することができます。
 アンドレアス・ライツェが音楽監督を務める「バロック様式のヴァルデック城で行われるオペラ(Opera at the Baroque Castle Waldegg)」で行われたプロダクションの枠内で2021年の夏に録音されました。

 ※録音:2021年8月14日-21日、ゾロトゥルン(スイス)

 
 
 

ROP6242
¥2700
イン・ザ・スピリット・オヴ・バッハ   ヨハネス・ラング(オルガン)
 ティロ・メデク(1940-2006):順行パッサカリア
 J.S.バッハ:コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」 BWV.677
 J.S.バッハ/リスト編:
  カンタータ第21番「わが心には憂い多かりき」 BWV.21より 最終コーラス、
  ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017より アダージョ
 レーガー:B-A-C-Hの名による幻想曲とフーガ Op.46
 J.S.バッハ/ヨハネス・ラング編:
  カンタータ第65番「シバのもろもろの人、来たりて」 BWV.65より 第1コーラス
 ヨハネス・ラング(b.1989):即興 ~ 「わがすべての行いに」による前奏曲と二重フーガ
 J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV.582

 ☆新たなトーマス・オルガニストに就任したヨハネス・ラングがライプツィヒ聖トーマス教会のオルガンで弾くバッハ・トランスクリプションズ!

 ヨハネス・ラングは、1989年デュッセルドルフに生まれ、フライブルク十字架教会のカントルやレルラッハ・プロテスタント教区教会のカントル、エキュメニズム教会音楽祭の創設者、フライブルク音楽大学の典礼オルガン奏者などを務め、2022年1月よりライプツィヒ聖トーマス教会のトーマス・オルガニストに就任した若き有望なオルガニスト。

 ヨハネス・ラングのソロ・デビュー・アルバムとなる「イン・ザ・スピリット・オヴ・バッハ」では、ライプツィヒ聖トーマス教会の2つのオルガン、バロック様式のバッハ・オルガン(2000)とロマンティック様式のザウアー・オルガン(1889/1908)を弾き分けて、大バッハの作品にインスパイアされた多面的なプログラム(自身のトランスクリプションやインプロヴィゼーションを含む)を収録しています。

 ※録音:2022年5月16日-17日&24日、ライプツィヒ聖トーマス教会
 




TRPTK



TTK0087
(1SACD)
¥2700
セレスティアル・ブルー   セリア・ガルシア=ガルシア(チェレスタ)
 ドビュッシー:月の光/
 サティ:グノシエンヌ第1番/
 グラズノフ:バレエ《ライモンダ》より第3幕より「第4バリエーション」/
 サン=サーンス:《動物の謝肉祭》より「水族館」/
 ドビュッシー:アラベスク第1番/
 チャイコフスキー:金平糖の精の踊り/
 サティ:グノシエンヌ第3番/
 ドビュッシー:《前奏曲集 第1集》より「雪の上の足跡」/
 グラナドス:《スペイン舞曲集》より「オリエンタル」/
 ヘスス・グリーディ:《3つの小品》より「ノスタルジア」/
 ドビュッシー:夢、亜麻色の髪の乙女/
 ブラームス:子守歌

 魅惑的な響き、チェレスタによるクラシック名曲集!

 ☆高音質を誇るTrptkレーベルだからこその美しいチェレスタの響き!
 ☆チェレスタの音色にぴったりな印象派の作品を多数収録!

 まるで天上からの音楽のような美しい響きを持つ楽器、チェレスタ。そのチェレスタを用いてセリア・ガルシア=ガルシアがクラシックの名曲を奏でます。
 セリア・ガルシア=ガルシアはスペイン、ブルゴス出身のピアノ奏者兼チェレスタ奏者で、室内楽奏者として活躍しています。
 オーケストラ奏者としてはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、オランダ室内管弦楽団、アムステルダム・シンフォニエッタなどと共演し、またソリストとしても多数のオランダのオーケストラと共演しています。
 オーケストラ奏者としてチェレスタに出会った彼女はこの楽器にすっかり魅了され、惹きつけられました。
 その演奏は印象派の作品に非常に適しており、その美しさは圧巻です。
 またその美しい響きをより際立たせるTrptkレーベルの高音質にもご期待ください。

 ※録音:2021年10月21日-10月22日、ギャラクシー・スタジオ(モル、ベルギー)

 
 
 

TTK0092
(1SACD)
¥2700
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
 フルート・ソナタ ロ短調 BWV 1030
 フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035*
 フルート・ソナタ イ長調 BWV 1032
 フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034**
アイシャ・ウィルズ(トラヴェルソ)
アルテム・ベログロフ(ハープシコード、クラヴィコード*)
オクタヴィー・ドスタレール=ラロンデ(チェロ)**

 若き女流トラヴェルソ奏者、アイシャ・ウィルズによるバッハ!

 ☆幼い頃からバロック音楽に触れてきたアイシャ・ウィルズ!
 ☆バッハが生きた時代に思いをはせながらそうするフルート・ソナタ!

 5歳からフルートを始め、すぐにバロック音楽に興味を持ったというアイシャ・ウィルズ。彼女はカナダでスズキ・メソードのレッスンを受け幼い頃からヴィヴァルディのフルート協奏曲などに触れていました。
 12歳の時にカナダでトラヴェルソ奏者のマルテン・ロートに出会ったウィルズはその後、17歳の時にオランダへと渡り、アムステルダム音楽院でロートに師事しました。
 修士課程で古楽を重点的に学んだ彼女は、2017年に優秀な成績で卒業すると、2018年にアムステルダムで設立された古楽アンサンブル「ポストスクリプト」のメンバーとなり、ドイツのグラウン兄弟コンクールで第1位を獲得しています。
 グレン・グールドの《ゴルトベルク変奏曲》を聴いてバッハへの愛に気づかされたというアイシャ・ウィルズは、「今がフルート・ソナタを録音する時だ」といい、リズムとアンサンブルの流れの中で自然な形で装飾を施すなど、バッハだったらどうするかということに思いをはせながら演奏しています。

 ※録音:2022年5月31日-6月2日、ヴァルシェ教会(アムステルダム、オランダ)

 
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA645
¥2800→\2590
ロウヴァリ、シベリウス第3弾
シベリウス: 交響曲第3番、第5番、ポヒョラの娘

 ジャン・シベリウス(1865-1957):
  1-3. 交響曲第3番 ハ長調 Op. 52
  4-6. 交響曲第5番 変ホ長調 Op. 82
  7. ポヒョラの娘 Op. 49
イェーテボリ交響楽団
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
NYCX-10349
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 録音: 2018年5月...4-6、2019年6月...1-3、 2022年6月...7 イェーテボリ・コンサート・ホール、スウェーデン
 ※国内仕様盤日本語解説...鈴木淳史

 【漲る生命力!ロウヴァリによるシベリウス第3弾は、難曲第3番と人気曲第5番の組み合わせ】
 世界各国で高い評価を得た第1番、第2番に続く、ロウヴァリとイェーテボリ響によるシベリウス交響曲全集の第3弾が登場。
 これまで第2番はレコード芸術誌2021年11月号「新時代の名曲名盤500」で同曲の第1位に、第1番は第2位に選出されています。
 今回はシベリウス転換期の重要作第3番と高い人気の第5番、そして第3番の前年に書かれた交響詩「ポヒョラの娘」を収録。
 これまでのアルバム同様、今回もテンポやダイナミクスの設定に個性的な解釈が聴かれますが、新鮮であると共に大きな説得力を持つことに驚かされます。
 
 交響曲第3番はヘルシンキ郊外の豊かな自然に触発されたと言われる美しい作品ですが、その純朴な主題や展開は扱いがやや難しいところ。
 ロウヴァリは第1楽章冒頭の低弦から躍動的に歌わせ、その後も大きなメリハリを付けながら熱く迷いのない音楽を展開。
 それは、シベリウスの中後期交響曲の始まりとされるこの作品にの中にも息づく、初期作品に顕著であったロシア音楽の影響と、フィンランドの民族性を併せて強く認識させるものとなっています。
 
 また第5番はシベリウス自らの50歳を祝う演奏会のために作曲された祝典的な内容で、近年特に人気のある作品。
 ロウヴァリはここでもオーケストラをたっぷりと鳴らしてクライマックスを形作り、作曲家が、頭上を16羽の白鳥が旋回する様の美しさに触発されたと語った自然描写を雄大に描ききっています。
 何曲も書かれるうち、長さも楽器編成もどんどん小さく濃密になっていったシベリウスの交響曲に対して、比較的大規模な編成で書かれ続けた交響詩ですが、ここに収録された「ポヒョラの娘」も三管編成。
 フィンランドの民族抒情詩『カレワラ』に登場する英雄ワイナミョイネンと、彼が出会ったポヒョラの娘の物語を、ロウヴァリは活き活きと描いています。

 




本領発揮
ALPHAからシベリウス2タイトル


ALPHA440
\2800→\2590
さあ、出てきた・・・マティアス・ロウヴァリ !
 ジャン・シベリウス(1865-1957):

  交響曲 第1番 ホ短調 Op.39
  「エン・サガ」(或る英雄叙事詩)Op.9
ウルバン・クレーソン (クラリネット独奏)…5

サントゥ=マティアス・ロウヴァリ (指揮)
イェーテボリ交響楽団
 録音:2018年5月28日-6月1日 イェーテボリ音楽堂


 ALPHA574
\2800→\2590
次はこの人の時代が来る
 ロウヴァリ(指揮)&イェーテボリ交響楽団
  シベリウス(1865-1957):
   交響曲第2番 ニ短調 Op.43
   組曲「クリスティアン2世」 Op.27
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
イェーテボリ交響楽団
 録音:2019年6月 イェーテボリ・コンサート・ホール、スウェーデン




 4年前の記事。
 今見たらかえって面白いので再掲載。



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 サントゥ=マティアス・ロウヴァリは 1985年生まれのフィンランドの指揮者。
 シベリウス音楽院で、レイフ・セーゲルスタムに師事し、指揮法を学ぶ。
 2014年現在はタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼首席指揮者、コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、タピオラ・シンフォニエッタ(フィンランド語版)のアソシエーション・アーティストに就任している。

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 さて・・・名うてのコンサート・ゴーアーのスタッフ、ミヒン君から報告あり。

 「この指揮者、セーゲルスタムの教え子らしいです。
 動作が面白い指揮者です。
 プロコフィエフのロメオとジュリエット、最後の音が鳴り終わって、指揮棒はあがったまま、客席は沈黙・・の緊張感の中、指揮棒をぽとりとスコアの上に落として客席からは拍手 でした・・」


 ということでさっそく映像観に行きました。

 まず「フィンランディア」。
 おっと、思わぬ豪快な演奏。さすがセーゲルスタムの弟子。

https://www.youtube.com/watch?v=zk-iC1mtM7g&feature=player_detailpage


 ダンスのような指揮っぷりを見たければこちら。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=zN0C-IyOOcg

 ちゃらいけどすごい。天才の匂いプンプン。
 覚えときましょう。サントゥ=マティアス・ロウヴァリ。

 ちょっと覚えづらいですね。
 でも多分これから出てきそうです。

  
 天才の予感します。


(2018/12/18の記事より)



 
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ALPHA872
¥2800→\2590
バーバラ・ハンニガン登場!
 マーラー: 交響曲第4番、ベルク: 初期の7つの歌

 アルバン・ベルク(1885-1935):
  1-7. 初期の7つの歌
   (レインベルト・デ・レーウ[1938-2020]編曲)
    1. I. 夜 2. II. 葦の歌
    3. III. 夜鳴き鶯(ナイチンゲール)
    4. IV. 夢を抱いて 5. V. この部屋で
    6. VI. 愛の賛歌 7. VII. 夏の日々
  8-11. 4つの歌曲 Op. 2 (ヘンク・デ・フリーヘル[1953-]編曲)
   8. I. 眠る 眠るほかには なにもない
   9. II. 眠ったままの私は
   10. III. いまや もっとも強い巨人を倒し
   11. IV. 暖かな 風が吹き
 グスタフ・マーラー(1860-1911):
  12-15. 交響曲第4番 ト長調
   (エルヴィン・シュタイン[1885-1958]編曲)
    12. I. Bedachtig, nicht eilen
    13. II. In gemachlicher Bewegung, ohne Hast
    14. III. Ruhevoll, poco adagio
    15. IV. Sehr behaglich
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)...1-7、15
ラウル・ステファニ(バリトン)...8-11
カメラータRCO
ロルフ・フェルベーク(指揮)
NYCX-10350
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3520

 録音: 2021年4月30日 デ・ドゥーレン、ロッテルダム、オランダ (無観客ライヴ)
 ※国内仕様盤 解説・歌詞訳...広瀬大介

 【小編成と無観客、パンデミックの時代ならではのライヴで聴く、ウィーン世紀末】
 主にオランダで指揮者、編曲者として活躍しているロルフ・フェルベークと、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員で組織される室内アンサンブル、カメラータRCOによるベルクとマーラー。
 ベルクの『初期の7つの歌』では、ピアニストとして活躍したレインベルト・デ・レーウがオリジナルのピアノ譜から編曲した版(作曲者自身による管弦楽版も参考にしていると思われます)、『4つの歌曲』はオランダ放送フィルの打楽器奏者であり、デ=メイ「指輪物語」の管弦楽編曲などでも知られるヘンク・デ・フリーヘルによる版を使用。
 マーラーの交響曲第4番は、シェーンベルクの弟子であったエルヴィン・シュタインが「私的演奏協会」のために編曲したもの。
 ソリストを務めるのは後期ロマン派、新ウィーン楽派から同時代音楽までのスペシャリストであるバーバラ・ハンニガンと、オランダの若きバリトン、ラウル・ステファニ。
 2020年からの世界的パンデミックの中で、様々な管弦楽作品を小編成のカメラータRCOのために編曲してきたというフェルベークとアンサンブルの意思疎通は非常に親密なもので、ハンニガンらも奥行きのある表情でこの秀演をさらに表現豊かなものにしています。
 このアルバムはロッテルダムのデ・ドゥーレンにて収録されたストリーミング用無観客公演の様子を収めたもの。
 今の時代ならではのライヴ・パフォーマンスと言えるでしょう。


 




INVENTA


INV1008
¥2600
The Sword & The Lily
 最後の審判のための15世紀のポリフォニー

  1. ヨハネス・オケゲム(1410頃–1497):
   レクイエム: Domine Jesu Christe
  2. 作者不詳: Exultet celum laudibus
  3. 作者不詳: Clare sanctorum senatus
  4. ヨハネス・レギス(1425頃–1496頃):
   Missa L'homme armé ミサ「武器を持つ人」/
   Dum sacrum mysterium: Kyrie
  5. 作者不詳: Ut queant laxis
  6. ヨハネス・マルティーニ(1430頃–1497):
   Magnificat マニフィカト(Mode IV)
  7. 作者不詳: Venite benedicti patris
  8. 作者不詳: Urbs beata Jerusalem
  9. アントワーヌ・ブリュメル(1460頃–1512頃/13):
   レクイエム: Dies irae
ファウント&オリジン(声楽アンサンブル)
ジェイムズ・トムリンソン(音楽監督)

 録音: 2022年1月16-18日 St John the Evangelist, Iffley Road, Oxford(UK)

 このアルバムは、初期フランドル地方の画家ロヒール・ファン・デル・ウェイデン(1400頃-1464)の多翼祭壇画「最後の審判」を音楽で表現しようとしたものです。
 この祭壇画は、中央のもっとも高い位置にキリストが描かれ、その左側には剣(Sword)、右側には聖母の象徴である百合(Lily)が配置され、各々の絵には聖書から引用された言葉が記されており、細部まで色鮮やかに描き込まれた人物たちとともに、世界の終わりの瞬間がさまざまな寓意を込めて描かれています。
 このアルバムでは、15世紀に活躍した作曲家たちによる、祭壇画に描かれた場面に関連した歌詞を持つ曲を収録しています。
 演奏するファウント&オリジンはこのアルバムがデビュー作。2018年にジェイムズ・トムリンソンが設立したアルト2、テノール3、バリトン1、バス2で構成された声楽アンサンブルで、中世後期の作品を得意としています。

 
 
 

INV1009
¥2600
コエーリョ:Flores De Mvsica
 音楽の花束 第1集(1620)


セルジオ・シルバ(オルガン)
マリアーナ・モルダン(ソプラノ)
マリア・デ・ファティマ・ヌニェス(メゾ・ソプラノ)

 オルガン...エルバス大聖堂
 メイン・オルガン...Pascoal Caetano Oldovino (1762)
 ポジティフ・オルガン...Pascoal Caetano Oldovino (1758)
 録音: 2021年12月1、2日、2022年4月2日 Elvas Cathedral 、Alentejo(ポルトガル)

 ポルトガル・ルネサンス期のオルガニスト、作曲家マヌエル・ロドリゲス・コエーリョの現存する唯一の作品集「Flores De Mvsica 音楽の花束」。
 1620年に印刷され、スペイン王フィリペ3世に献上された500ページ以上にもなるこの曲集は、17世紀に印刷された音楽作品としては最大級のものです。
 中には24のティエント、101のオルガン伴奏による賛美歌など、コエーリョ作品に加えて当時の作曲家たちの作品も収録しています。
 コエーリョの作品は込み入った対位法を用いることなく、比較的単純なハーモニーで明快に書かれているのが特徴で、同時代のスウェーリンク作品を思わせる見事な仕上がりを見せます。
 曲集の初版発行400年記念となるこのアルバムは、最新の研究結果を盛り込んだ新しい楽譜を用いて、生前のコエーリョがオルガニストを務めていたエルバス大聖堂で録音。
 オルガンのソロ曲はメインのオルガンで、歌を伴う曲では小型のポジティフ・オルガンで演奏しています。

 
 




RESONUS CLASSICS



RES10305
¥2600
ラウティオ・ピアノ三重奏団
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 Op. 1

 ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op. 1 No. 1
  1. Allegro
  2. Adagio cantabile
  3. Scherzo & Trio
  4. Finale
 ピアノ三重奏曲 ト長調 Op. 1 No. 2
  5. Adagio – Allegro vivace
  6. Largo con espressione
  7. Scherzo & Trio
  8. Finale
ラウティオ・ピアノ三重奏団
【メンバー】
 ジェーン・ゴードン(ヴァイオリン)
  Giovanni Battista Rogeri (Brescia, c. 1630)
 ヴィクトリア・シモンセン(チェロ)
  Giovanni Grancino (Milan, 1687)
 ヤン・ラウティオ(フォルテピアノ)
  Paul McNulty, after Walter & Sohn (1805)

 録音: 2021年6月7-9日 Henry Wood Hall, London(UK)

 このアルバムに収録された2曲のピアノ三重奏曲は、1793年から1795年頃にベートーヴェンが作曲した作品番号1に含まれており、彼を庇護していたカール・リヒノフスキー侯爵に献呈されました。
 作品にはベートーヴェンの師であるハイドンの影響が色濃く表れており、師譲りの疾走感あふれるリズムは、後にベートーヴェン室内楽作品の特徴となるエネルギッシュなドラマ展開を、この初期作品においても高める効果を果たしています。
 演奏するラウティオ・ピアノ三重奏団はピリオド楽器を用いて18世紀から19世紀作品を中心に演奏するアンサンブル。
 2016年に発表したモーツァルトの三重奏曲が高く評価されて以降、優れたアルバムを世に送り出すとともに、近年はモダン楽器も操り、現代作曲家作品の初演も数多く行うなど活動の幅を広げています。

 
 
 

RES10306
¥2600
エリザベス・ラッチェンス(1906-1983):ピアノ作品集 第2集 マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
 The Check Book チェック・ブック...世界初録音
  1. Air/2. Ballet/3. Country Dance/4. Musette/5. The Musical Box/6. Recitation/
  7. Legend/8. Bagatelle/9. March/10. Funambulist/11. Plainte/12. Burla
 Three Improvisations 3つのインプロヴィゼーション
  13. Adumbration/14. Obfuscation/15. Peroration
 Five Intermezzi 5つの間奏曲 Op. 9
  16. Allegro moderato/17. Allegro, ma non troppo, ma agitato/
  18. Allegretto capricioso/19. Adagio/20. Poco allegro e con moto
 Five Bagatelles 5つのバガテル Op. 49
  21. I/22. II/23. III/24. IV/25. V
 26. Piano e Forte ピアノとフォルテ Op. 43...世界初録音
 27. The Ring of Bone 骨の環 Op. 106
 28. Maybe – Encore Op. 159...世界初録音
 29. Sonata Movement ソナタの楽章 (Allegro molto)...世界初録音

 録音: 2022年4月28日 Wyastone Concert Hall, Monouth(UK)

 英国の近代作曲家、エリザベス・ラッチェンス。幼い頃から作曲家を志し、1922年、パリのエコールノルマル音楽院に留学した後、1926年から1930年に響きを好まず、少ない音のみで音楽を作り出すなど、豊かな探求心に支えられたモダンな音楽を作り出した作曲家として評価されています。
 第2集となるこのアルバムには、子供のための12の小品「チェック・ブック」やドビュッシーの影響が感じられる「ピアノとフォルテ」、1982年に書かれた彼女の最後のピアノ作品「Maybe – Encore」、未発表の「ソナタの楽章」など、4つの世界初録音を含む、ラッチェンス初期から晩年の作品が収録されています。
 演奏は第1集と同じくマーティン・ジョーンズ。ラッチェンスをはじめ、英国を中心とした知られざる作曲家の作品の紹介に力を尽くす英国のピアニストです。

 
 
 


RES10307
¥2600
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
 ピアノ・ソナタ集 Op. 10

  ピアノ・ソナタ ハ短調 Op. 10 No. 1
   1. Allgro molto e con brio
   2. Adagio molto
   3. Finale: Prestissimo
  ピアノ・ソナタ ヘ長調 Op. 10 No. 2
   4. Allegro
   5. Allegretto
   6. Presto
  ピアノ・ソナタ ニ長調 Op. 10 No. 3
   7. Presto
   8. Largo e mesto
   9. Menuetto & Trio
   10. Rondo: Allegro
ダニエル・トング(フォルテピアノ)
 ポール・マクナルティによる1805年製
  アントン・ヴァルターの再現楽器

 録音: 2021年12月7-9日 Chapel of Sidney Sussex College, Cambridge(UK)

 コーンウォール生まれのピアニスト、ダニエル・トング初のソロ・アルバム。
 1798年9月に出版されたベートーヴェンの作品10の3つのソナタは、この時期優れたピアニストとして活躍していた彼の技巧と音楽性を、更にアピールするために書かれた曲集。
 明快な和声と、めりはりの効いた速度設定を用いた結果、極めて引き締まった作品としての仕上がりを持つ、若き日のベートーヴェンの野心作です。
 トングはアントン・ヴァルターの再現楽器を用い、作曲当時の響きを丹念に紡いでいます。

 
 



 

SOMM RECORDINGS


SOMMCD0658
¥2500
DANCE!
 1-8. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
  『プルチネッラ』組曲
   (R.バーチャル編)...世界初録音
 リチャード・バーチャル(1984-):
  Contours 輪郭...世界初録音
   9. I. Moderate
   10. II. Fast
   11. III. Nocturne (Adagio)
   12. IV. Fast Waltz
 13. キャロライン・ショウ(1982-): Gustave Le Gray
  ギュスターヴ・ル・グレイ(A. イム編) ...世界初録音
 シェリル・フランシス=ホード(1980-):
  My Fleeting Angel わが儚い天使
   14. I. Larghetto
   15. II. Allegro spiritoso e scherzando
   16. III. Allegretto eleganza
 モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  『ダフニスとクロエ』から情景(D.ノッツ編) ...世界初録音
   17. I. Nocturne 夜想曲
   18. II. Pantomime パントマイム
   19. III. Danse Guerriere 戦いの踊り
ミネルヴァ・ピアノ・トリオ
【メンバー】
 アニー・イム(ピアノ)
 ミハウ・チヴィジェヴィチ(ヴァイオリン)
 リチャード・バーチャル(チェロ)

 録音: 2022年1月22-23日 The Menuhin Hall, Stoke d'Abernon(UK)

 2013年に結成されたミネルヴァ・ピアノ・トリオのデビュー・アルバム。
 「完璧な技術、高い成熟度、集中力、作品への共感とエネルギーが感じられる」と高く評価される彼らは、このアルバムでストラヴィンスキーとラヴェルの代表作と、3人の現代作曲家バーチャルとホード、ショウの作品を演奏、フランシス=ホード以外の作品は、どれも新たなアレンジを施した世界初録音となります。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SOMM RECORDINGS



ARIADNE5018
¥2500
エイドリアン・ボールト(指揮)&ボストン交響楽団
ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第2集

 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
  1. 勝利のための感謝祭(感謝の歌)
  2. 音楽へのセレナード

  仮面劇『ヨブ』
   3. 第1場: Introduction – Pastoral Dance –
    Satan's Appeal to God – Saraband of the Sons of God
   4. 第2場: Satan's Dance of Triumph
   5. 第3場: Minuet of the Sons of Job and their Wives
   6. 第4場: Job's Dream –
    Dance of Plague Pestilence, Famine and Battle
   7. 第5場: Dance of the Three Messengers
   8. 第6場: Dance of Job's Comforters –
    Job's Curse – A Vision of Satan
   9. 第7場: Elihu's Dance of Youth and Beauty –
    Pavane of the Sons of the Morning
   10. 第8場: Galliard of the Sons of the Morning –
    Altar Dance and Heavenly Pavane
   11. 第9場: Epilogue
エルシー・サダビー(ソプラノ)...1
ヴァレンタイン・ダイヤル(ナレーター)...1
ジョージ・ソールベン=ボール(オルガン)...1
トーマス・コラム・スクール児童合唱団...1
イゾベル・ベイリー(ソプラノ)...2
アストラ・デズモンド(コントラルト)...2
ベヴァリッジ・ホワイト(テノール)...2
ハロルド・ウィリアムズ(バリトン)...2
BBC交響楽団&合唱団...1、2
ボストン交響楽団...3-11
エイドリアン・ボールト(指揮)

 録音: 全てライヴ1945年5月13日 BBC broadcast(UK)...11946年9月29日 BBC broadcast(UK)...21946年1月26日 Symphony Hall, Boston Massachusetts(USA)...3-11

 第1集(ARIADNE5016)に続く、ヴォーン・ウィリアムズの生誕150年を記念したアルバム。
 今作はエイドリアン・ボールトの指揮による3つの作品をクリアな音で復刻しています。
 
 冒頭の2作品は、1930年にボールトが創設し、1950年まで首席指揮者を務めたBBC交響楽団による演奏。「勝利のための感謝祭」はソプラノ・ソロ、ナレーターとオルガン、オーケストラ、合唱の大編成による作品で、1945年の初演となったラジオ放送の録音です。
 「音楽へのセレナード」は1946年のBBC第3番組(現ラジオ3)のオープニング・ナイトで演奏された作品で、『ヴェニスの商人』の第5幕第1場が題材となっています。
 こちらは1938年に作曲家の友人で、名指揮者ヘンリー・ウッドへのオマージュとして書かれました。もともとは16人の歌手のための曲でしたが、ヴォーン・ウィリアムズ自身によりオーケストラと4人のソリスト、合唱のためにアレンジ。この放送が当ヴァージョンの世界初演となりました。
 『ヨブ』はボールトに献呈された劇音楽で、ボールトはこのボストン交響楽団との演奏の後、4回のスタジオ録音を行うほどのお気に入り作品でした。
 今回の復刻も、これまでにも数々の名盤の復刻にあたった、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターによるノイズの少ないリアルな音が蘇りました。
 なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されています。
 


<メジャー・レーベル>
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SONY



19439934022
\3100→\2890
ピアノによるドイツ民謡集
 ~マルティン・シュタットフェルト

 1. Annchen von Tharau(ターラウのエンヒェン)
 2. Guter Mond(麗しき月よ)
 3. Auf, auf zum frohlichen Jagen(さあ出掛けよう楽しい狩りに)
 4. Aber Heidschi Bumbeidschi(チロルの子守歌)
 5. Kein Feuer, keine Kohle(密やかに人目を忍ぶ恋ほどに)
 6. WeiBt du, wieviel Sternlein stehen(空のお星様いくつ?)
 7. Es klappert die Muhle(小川の辺に水車が)
 8. Es waren zwei Konigskinder(王子と王女がおりました)
 9. Es dunkelt schon in der Heide(暗い森の中)
 10. Steigerlied(ご無事で) 伝統的な鉱夫の歌
 11. Wer hat die schonsten Schafchen(誰が最も美しい小さい羊を持っていますか)
 12. Die Gedanken sind frei(思いは馳せる)
 13. Wenn alle Brunnlein flieBen(すべての泉が湧き出ているなら)
 14. Zwischen Berg und tiefem Tal(山と深き谷の間に)
 15. Bald gras ich am Neckar(あるときにはネッカル川で草刈りよ)
 16. Im Krug zum grunen Kranze(水差しで緑のリースに)
 17. Ade nun zur guten Nacht(さようなら、おやすみなさい)
 18. Es, es, es, und es(ああつらい)
 19. Freiheit, die ich meine(余の想ふ自由よ)
 20. Geh aus, mein Herz(出て行って、私の心)
 21. Der Mai ist gekommen(5月がやってきた)
 22. Muss i denn, muss i denn zum Stadtele hinaus(別れの歌)
 23. Das Lieben bringt groBe Freud(愛は大いなる喜びをもたらす)
 24. Im Marzen der Bauer(農夫は春に)
 25. An der Saale hellem Strande(ザーレ河のほとりに)
 26. In einem kuhlen Grunde(すずしき谷間に)
 27. Der Mond ist aufgegangen(お月さまが出たよ)
 28. Schlafe, mein Prinzchen(おやすみ王子さま)
 29. Guter Mond(麗しき月よ)
 30. Kein schoner Land(美しき谷間にて)
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
ベラ・プリヒト(ピアノ:29)
 録音:2021年8月31日~9月3日、ドイツ、カイザースラウテルン、SWR南西ドイツ放送スタジオ

 6歳からピアノを始め、9歳で初リサイタルを開催したマルティン・シュタットフェルト。2002年ライプツィヒで行われた国際J.S.バッハ・コンクールで、最年少およびドイツ人として初優勝して以降「バッハの名手」として活躍。2004年の『ゴルトベルク変奏曲』はドイツのクラシックCDアルバム・チャートのトップを飾るなど快進撃を続けています。近年はロマン派の作品演奏でも話題をさらっています。

 本作は、最も美しく愛されているドイツ民謡を集め、自ら新たに編曲した特別なアルバムです。
 「Die Gedanken sind frei」「Geh aus mein Herz」「Der Mai ist gekommen」「Guter Mond」など、時代を超えて愛されるメロディは、何世代にもわたって親しまれています。
 編曲の際、様々な部分で古いパッサカリア(低声部で同一音形が繰り返され、上声部で変奏が行われる三拍子の曲)の形式を取り入れているのも特徴的です。
 また、彼の教え子であるベラ・プリヒトとの共演で、「Guter Mond」をピアノ連弾用に編曲したものも収録。
 さらには、曲の出だしや最後の部分で曲のテーマに対する個人的な感情を表現し、曲によっては大作曲家の音楽と非常に近いことを感じさせます。
 作品を熟知しているリスナーならわかるかも、というようなモーツァルトとベートーヴェンのメロディを織り交ぜたりしています。
 ヘンデル、ベートーヴェン、シューマンなどのこれまでシュッタトフェルトが有名なメロディを取り入れるなど、伝統的な楽曲をピアノ用に編曲してきたことは、このシリーズでも継続されています。



<映像>

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DYNAMIC(映像)



DYNDVD37955
(DVD)
¥3900→\3590
ナディーン・シエラが歌うヴィオレッタ
 ズービン・メータ指揮、フィレンツェ五月音楽祭から《椿姫》

  ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):
   歌劇《椿姫》
    3幕のメロドランマ
    台本:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ
ヴィオレッタ・ヴァレリー...
 ナディーン・シエラ(ソプラノ)
アルフレード・ジェルモン...
 フランチェスコ・メーリ(テノール)
ジョルジョ・ジェルモン...レオ・ヌッチ(バリトン)
フローラ・ベルヴォワ...
 カテリーナ・ピーヴァ(メゾ・ソプラノ)
ガストーネ子爵...ルカ・ベルナルド(テノール)
アンニーナ...カテリーナ・メルドレージ(ソプラノ)
ドゥフォール男爵...
 フランチェスコ・サムエーレ・ヴェヌーティ(バリトン)
ドビニー侯爵...ウィリアム・コッロ(バス)
グランヴィル医師...エマヌエーレ・コルダーロ(バス)
ジュゼッペ...アルフィオ ヴァカンティ(テノール)
使いの者...ジョヴァンニ・マッツェイ(バス)
フローラ家の召使い...
 エジディオ・マッシモ・ナッカラート(バス)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮: ロレンツォ・フラティーニ)
指揮: ズービン・メータ

DYNBRD57955
(Blu-ray)
¥3900→\3590
NYDX-50252
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4950

 演出: ダヴィデ・リヴェルモーレ/舞台美術&衣装: マリアンナ・フラカッソ/照明: アントニオ・カストロ/映像監督: ティツィアーノ・マンチーニ
 収録: 2021年9月28日 フィレンツェ五月音楽祭歌劇場(イタリア)
 収録時間: 146分、音声: イタリア語、PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS Master Audio 5.1(Blu-ray)、
 字幕: 日本語・イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語・韓国語、画角: 16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【ナディーン・シエラが歌うヴィオレッタ ― フィレンツェ五月音楽祭から《椿姫》登場!】
 数々の新プロダクションを発表し絶好調のフィレンツェ五月音楽祭から、斬新な《椿姫》の登場です。
 主役ヴィオレッタにその美声と歌唱力が大評判のナディーン・シエラ、アルフレード役に世界中のオペラシーンで引く手あまたのフランチェスコ・メーリ、さらにイタリア・オペラ界を代表する長老レオ・ヌッチが父ジェルモン役として脇を固める、という万全の布陣。
 今回が前作《リゴレット》に続き、フィレンツェ五月音楽祭での二度目の登場となる鬼才ダヴィデ・リヴェルモーレによる演出は、オリジナルの音楽、台本を尊重しつつも舞台を1968年のパリ - フランス5月革命に揺れる街 - に置き代えるという独創的なもの。
 この演出に応える巨匠ズービン・メータの繊細かつダイナミックなタクトに導かれたオーケストラは、充実した歌唱陣とあいまって、ヴェルディ・オペラの代表作《椿姫》に新鮮な彩りと輝きを与えています。



 




NAXOS(映像)


2.110710
(DVD)
¥3100
いまが旬の3人のソプラノ歌手、
 エルモネラ・ヤオ、バーバラ・ハンニガン、アスミク・グリゴリアンに密着取材
音楽ドキュメンタリー映画『Fuoco Sacro~聖なる炎』~歌の聖なる炎を求めて~

 [本編ドキュメンタリーに含まれる映像の一例]
  - キリル・ペトレンコ(指揮者)との《尼僧アンジェリカ》のリハーサル(ヤオ)
  - レインベルト・デ・レーウ(ピアニスト)とのサティの歌曲のリハーサル(ハンニガン)
  -《サロメ》(ザルツブルク音楽祭)の舞台の振り返り(グリゴリアン)
 [特典映像]
  ・ピョートル・チャイコフスキー: 歌劇《エフゲニー・オネーギン》より〈手紙の場〉
    アスミク・グリゴリアン、エフゲニア・ルビノヴァ(ピアノ)
  ・エリック・サティ:3つの歌/もうひとつの3つの歌
    バーバラ・ハンニガン、レインベルト・デ・レーウ(ピアノ)
  ・フランチェスコ・チレア: 歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より〈私は創造の神の僕(しもべ)です〉
  ・ジャコモ・プッチーニ: 歌劇《つばめ》より〈ドレッタの夢〉
  ・ジャコモ・プッチーニ: 歌劇《ジャンニ・スキッキ》より〈私のお父さん〉
   エルモネラ・ヤオ、フランチェスコ・ピエモンテージ(ピアノ)
  ・エリック・サティ: グノシエンヌ 第2番~第6番
    レインベルト・デ・レーウ(ピアノ)
  ・アスミク・グリゴリアンのウォーミングアップ
  ・バーバラ・ハンニガンのウォーミングアップ
  ・エルモネラ・ヤオのウォーミングアップ

NBD0141V
(Blu-ray)
¥3100
NYDX-50250
(Blu-ray)
¥3960

 収録時間: 92分(本編ドキュメンタリー)+97分(特典映像)
 音声: 英語、PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)、字幕: 日本語・英語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・韓国語、画角: 16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【いまが旬の3人のソプラノ歌手、その「魂に響く歌声」の秘密に迫る!】
 エルモネラ・ヤオ/バーバラ・ハンニガン/アスミク・グリゴリアン
 『ブルックナーの決断(1995)』、『オペラ・ファナティック(1998)』、『フルトヴェングラーの恋(2004)』などの音楽ドキュメンタリー映画で知られるヤン・シュミット=ガレ監督による最新作『Fuoco Sacro~聖なる炎(2021)』の登場です。
 いまが旬の3人のソプラノ歌手、エルモネラ・ヤオ、バーバラ・ハンニガン、アスミク・グリゴリアンに密着取材。ヤン・シュミット=ガレ監督自身によるインタビューや、リハーサル風景、発声練習に取り組む姿を通じて、その「魂に響く歌声」が生まれる秘密に迫ります。3人の歌唱、他を収めた長編特典映像も併録。








OPUS ARTE(映像)


OA1364D
(DVD)
¥2900
『スターストラック』~
 ジーン・ケリー『バレエへのラヴ・レター』~

  音楽:
   フレデリック・ショパン:
    『レ・シルフィード』より
   ジョージ・ガーシュウィン:
    ピアノ協奏曲ヘ長調
  特典映像:
   スターストラック:スポットライトの中で
スター・バレリーナ/アフロディテ...ソフィー・マーティン
振付家/ゼウス...クリストファー・ハリソン
ピアニスト/エロス...ブルーノ・ミッキャルディ
恋する男/救護員...ハビエル・アンドレウ
恋する女/ポニー・テールの少女...ローザンナ・リーニー
舞台係 1...ニコラス・シュースミス
舞台係 2...スティーヴィー・ウィニング
水浴びする美女たち...
 アイスリング・ブラニアン、
 グレース・ホーラー、グレース・ポーリー
ステージ・マネジャー...ヘレン・カタブ
スコティッシュ・バレエ団
ピアノ独奏: リンダ・コクレイン
スコティッシュ・バレエ管弦楽団
指揮: ジャン=クロード・ピカール

OABD7311D
(Blu-ray)
¥3600
NYDX-50253
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3600
NYDX-50254
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 原振付: ジーン・ケリー『パ・ド・デュー(PAS DE DIEUX)』/追加振付・台本: クリストファー・ハンプソン&ローリー・マクレナン/
 舞台美術: レズ・ブラザーストン/照明: ローリー・マクレナン/制作協力: パトリシア・ウォード・ケリー/
 ゲスト・コーチ: アレクサンドラ・ウォーラル/舞台監督: オスカー・サンソム/
 収録: 2021年10月 エディンバラ・フェスティバル・シアター(UK)/収録時間: 59分(本編)+12分(特典映像)
 音声:PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS Master Audio 5.1(Blu-ray)
 特典映像:字幕: 英語(特典映像のみ)、画角: 16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【ジーン・ケリー振付の幻のバレエ作品が生き生きと甦る! 】
 2022年第22回ナショナル・ダンス・アワード(英国批評家協会賞)で最優秀ダンス・フィルム賞に輝いた、スコティッシュ・バレエによる新作ダンス映画『スターストラック』が早くもパッケージになりました。
 『雨に唄えば』で知られる往年のハリウッドスター、ジーン・ケリーが1960年にパリ・オペラ座バレエのために振り付けたバレエ作品『パ・ド・デュー』(神々の踊り)に、それを上演するバレエ団の振付家、スター・バレリーナ、ピアニストらの人間模様を描くプロローグとエピローグを加えてメタドラマ(劇中劇)化。
 コンテンポラリーなひねりの効いたダンス作品の誕生です。『パ・ド・デュー』に使われるジョージ・ガーシュウィンの名曲『ピアノ協奏曲 ヘ長調』に、ショパンのピアノ曲を編曲したバレエ音楽『レ・シルフィード』の調べをプロローグに加え、ジャジーなダンスとクラシック・バレエを融合させた鮮やかな舞台をお楽しみください。



 
 

OA1363D
(DVD)
¥3600
『ザ・チェリスト』/『二羽の鳩』
 『ザ・チェリスト』
   チェリスト...ローレン・カスバートソン/楽器...マルセリーノ・サンベ/
   指揮者...マシュー・ボール/英国ロイヤル・バレエ団、ロイヤル・バレエ・スクール生徒/
   振付: キャシー・マーストン/舞台美術: ヒルデガード・ベクトラー/
   衣装: ブレッヒェ・ファン・バーレン/照明: ジョン・クラーク/
   ドラマツルギー: エドワード・ケンプ/
   音楽: フィリップ・フィーニー/チェロ独奏:ヘティ・スネル/
   コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団/指揮:アンドレア・モリーノ
 『二羽の鳩』
   娘...ローレン・カスバートソン/若者...ワディム・ムンタギロフ/ジプシーの娘...金子扶生/
   その恋人...平野亮一/ジプシーの少年...マルセリーノ・サンベ/英国ロイヤル・バレエ団/
   音楽: アンドレ・メサジェ/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団/指揮: バリー・ワーズワース
  特典映像:
   ロイヤル・バレエが『ザ・チェリスト』を上演する理由
   『二羽の鳩』の紹介
   『二羽の鳩』の振付を探る(ダーシー・バッセル、レスリー・コリア、ローレン・カスバートソン)
   キャスト・ギャラリー

OABD7310D
(Blu-ray)
¥4400

 収録: コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン) 2020年2月15日、17日(ザ・チェリスト) 2016年1月26日(二羽の鳩)
 収録時間: 139分(本編)+17分(特典映像)
 音声:Dolby Digitalステレオ2.0(ザ・チェリスト)、PCMステレオ2.0(二羽の鳩) /DTS 5.1(DVD)
 PCMステレオ2.0/DTS Master Audio 5.1(Blu-ray) 特典映像:字幕: なし、画角: 16/9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【しなやかな容姿と踊りで魅せるローレン・カスバートソン主演のダブルビル】
 若くして名声を博し、20台後半で病気のため引退を余儀なくされた天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯をキャシー・マーストンがバレエに振りつけて描いた『ザ・チェリスト』。
 ローレン・カスバートソンのタイトルロール、擬人化された楽器(チェロ)役を俊英マルセリーノ・サンベ、チェリストの夫である指揮者役を英国ロイヤル・バレエの人気プリンシパル、マシュー・ボール ― この3人(2人と1挺)の音楽を巡る出会いと別れがチェロの名曲の数々を背景に、美しくも哀しい物語として紡がれます。
 アンドレ・メサジェ作曲『二羽の鳩』は19世紀後半にパリ・オペラ座で初演されたバレエ作品ですが、英国クラシック・バレエ界の立役者フレデリック・アシュトンが1961年に新たな振付を施して以来、英国ロイヤル・バレエの人気レパートリーのひとつとなりました。本収録ではローレン・カスバートソン、ワディム・ムンタギロフの主演カップルに金子扶生、平野亮一らが脇を固め、軽快なタッチのラブ・ロマンスを鮮やかなステップで描きだします。

 ※こちらは既発商品からローレン・カスバートンを軸にカップリング変えされた商品です。

 

 

















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