≪第117号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2022/9/13~
9/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALPHA CLASSICS
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シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番、ピアノ五重奏曲「鱒」
フランツ・シューベルト(1797-1828):
1-4. ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 Op.
99 D 898
5-9. ピアノ五重奏曲 イ長調 「鱒」 D 667 |
ブッシュ三重奏団
マティウ・ファン・ベレン(ヴァイオリン)
オリ・エプスタイン(チェロ)
オムリ・エプスタイン(ピアノ)
ダニエル・パルミツィオ(ヴィオラ)...5-9
ナオミ・シャハム(コントラバス)...5-9 |
録音: 2020年12月、2021年1月 ムジークハーフェン、ザーンダム、オランダ
【ブッシュ三重奏団によるシューベルト第2弾、「鱒」登場!】
2012年にロンドンで結成されたブッシュ三重奏団。メンバーのマティウがアドルフ・ブッシュの所有していたグァダニーニのヴァイオリンを使用していることから、この名ヴァイオリニストの名前を冠しています。
ALPHAレーベルで、ドヴォルザークのピアノを含む室内楽作品全集を完結させた彼らが、続いて取り組んでいるシューベルトの第2弾。
「冬の旅」などと同時期の作品ながら伸びやかな美しさを湛えたピアノ三重奏曲第1番、二十代前半に書かれ活き活きとした曲想と親しみやすいメロディで広く人気のピアノ五重奏曲「鱒」を収録。
彼ららしく起伏に富んだ瑞々しい演奏で、これらの作品の魅力を最大限引き出しています。「鱒」で共演のダニエル・パルミツィオは数々のコンクールで入賞し、ソリストとして活躍するヴィオラ奏者、指揮者。
バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(ヴィオラ版)とブラームスのヴィオラ・ソナタを集めた録音(ZefirRecords)などで高く評価されています。
ナオミ・シャハムはゲヴァントハウス管のコントラバス奏者を経て、ブタペスト祝祭管、マーラー・チェンバー、ウエスト・イースト・ディヴィアン管などで活躍しています。

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ヴァン・カイック四重奏団
メンデルスゾーン弦楽四重奏曲全集 第1集~第1-3番
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
1-4. 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op. 13
5-8. 弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.
12
9-12. 弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op. 44-1 |
ヴァン・カイック四重奏団
ニコラ・ヴァン・カイック(ヴァイオリン)
シルヴァン・ファーヴル=ビュル(ヴァイオリン)
エマニュエル・フランソワ(ヴィオラ)
アンソニー・コンドウ(チェロ) |
録音: 2021年7月 アルスナル・ドゥ・メス、フランス
【ヴァン・カイックQによるメンデルスゾーン弦楽四重奏曲全集、第1弾】
2012年にフランスで結成され、2015年にはウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクールで優勝、ALPHAレーベルからモーツァルトを軸に次々とアルバムをリリースし、2019年春には初来日も成功させたヴァン・カイック四重奏団が、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集に臨みます。
第1弾には第1番から第3番までを作曲順に収録。作曲家十代後半の作品で当時まだ冒険的であった短調で書かれた第2番、二十歳の頃に書かれ第2番同様ベートーヴェンの影響が強い第1番、作曲家として演奏家として多忙な日々を送っていた二十代の終わりに書かれた3曲のうちの1曲である第3番。
ヴァン・カイック四重奏団は、若き日の2作品の瑞々しさと第3番の充実ぶりを、彼ららしい流麗な音楽の語り口と躍動的な表現で聴かせます。
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次世代ソリストたちによるモーツァルト Vol.3
バックはハワード・グリフィス(指揮)&ウィーン放送交響楽団
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調
K. 218
(カデンツァ...ヨーゼフ・ヨアヒム)
4-6. フルート協奏曲 第1番 ト長調 K. 313
(カデンツァ...ジョセフィーヌ・オレック)
7-9. ピアノ協奏曲 第6番 変ロ長調 K. 238
(カデンツァ...スリマ・ストラヴィンスキー
[第1楽章]、モーツァルト[第3楽章]) |
ルズヴィ・グディム(ヴァイオリン)...1-3
ジョセフィーヌ・オレック(フルート)...4-6
ジェネバ・カネー=メイソン(ピアノ)...7-9
ウィーン放送交響楽団
ハワード・グリフィス(指揮) |
録音: 2022年3月 カジノ・バウムガルトナー、ウィーン...1-6 オーストリア放送スタジオ6/大ホール、ウィーン...7-9
【次世代ヴィルトゥオーゾたちによるモーツァルト第3弾は、粒ぞろいの名手が集結!】
30年以上にわたり若いアーティストたちを支援しているスイスのオルフェウム財団とALPHAが協力し、次世代の若いソリストたちによるモーツァルトの協奏曲をリリースするシリーズ第3弾。
ルズヴィ・グディムはオスロ出身でジュリアード音楽院に学び、ユーディ・メニューイン国際コンクールなど数多くのコンクールに入賞、イツァーク・パールマン、クリスティアン・テツラフを始め数多くの巨匠たちと共演を重ねている俊英。
ジョゼフィーヌ・オレックはフランス出身で2017年よりロッテルダム・フィルの首席フルート奏者を務め、2019年にはカール・ニールセン国際音楽コンクールで優勝し、Es-durやORCHIDといったレーベルから既にソロ・アルバムもリリースしています。
ジェネバ・カネー=メイソンはイギリス出身で音楽一家に育ち(チェリストのシェク・カネー=メイソンは兄)、数多くのコンクールに入賞しヨーロッパ各地で活躍している2003年生まれの若きピアニスト。
才能豊かな3人による演奏が楽しめます。
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『ザ・ホィール』~キャロライン・ショウ室内楽作品集
キャロライン・ショウ(1982-):
1. Thousandth Orange 1000個めのオレンジ
~ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための
2. Gustave Le Gray ギュスターヴ・ル・グレイ
~ピアノ独奏のための
3. The Wheel ザ・ホィール ~
ピアノとチェロのための (イ・ジャルディーニ委嘱作品)
4. Boris Kerner ボリス・ケルナー ~
チェロとフラワー・ポッド(植木鉢)のための
5. In Manus Tuas あなたの御手に ~チェロ独奏のための
6. Limestone & Felt 石灰岩と石綿
~チェロとヴィオラのための |
イ・ジャルディーニ
岡田修一(ヴァイオリン)
レア・エンニーノ(ヴィオラ)
ポーリーヌ・ビュエ(チェロ)
南 恵理子(パーカッション)
ダヴィド・ヴィオリ(ピアノ) |
録音: 2021年10月 ダリウス・ミヨー音楽院オーディトリアム、エクサン・プロヴァンス、フランス
【話題の作曲家、キャロライン・ショウの室内楽作品】
1982年に生まれ、ニューヨークを拠点としてヴォーカル、ヴァイオリン、作曲、プロデュースで活躍するキャロライン・ショウ。
2013年作曲の「8声のためのパルティータ」でピュリッツァー賞を最年少で受賞、2020年のグラミー賞ではアルバム「オレンジ」が最優秀室内楽・小編成アンサンブル・パフォーマンス賞を受賞し、今アメリカで最も話題となっている若手作曲家の一人です。
ここではフランスを中心に活躍するアンサンブル、イ・ジャルディーニのメンバーによる室内楽作品を収録。
どの作品も美しく、抒情性の中に前衛性やジャズ、エスニックなどの要素をスパイスのように効かせており、聴きやすいだけでなく、凝った音がたいへん興味を引く音楽となっています。
素焼きの植木鉢を音程別に並べ堅いマレットで叩く独特な楽器が活躍する作品も収録。

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<メジャー・レーベル>
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SONY
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19658749702
\3100→\2890 |
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
『空中庭園』
1860~1946年のフランス作曲家によるピアノ小品集
ガブリエル・デュポン[1878-1914]:
『憂鬱な時間』より『日曜日の午後』
ジャン・クラ[1879-1932]:『2つの景色』より『海の景色』
リリ・ブーランジェ[1893-1918]:
ピアノのための3つの小品より『古い庭園から』
レイナルド・アーン[1874-1947]:
『当惑したナイチンゲール』より第52曲『冬』
エリック・サティ[1866-1925]:グノシエンヌ第2番
ジャック・イベール[1890-1962]:水辺の朝
カミーユ・サン=サーンス[1835-1921]:
のんきなワルツ 変ニ長調 Op.110
ヴァンサン・ダンディ[1851-1931]:
旅の画集 Op.33より第4曲『緑の湖』
ルイ・ヴィエルヌ[1870-1937]:
2つのピアノ曲 Op.7より『秋の印象』
ガブリエル・ピエルネ[1891-1974]:
15の小品 Op.3より『前奏曲』
ルイ・オーベール[1877-1968]:
3つのエスキース Op.3より第2曲『夜想曲』
ガブリエル・デュポン[1878-1914]:
『砂丘に建つ家』より『星の光』
レイナルド・アーン[1874-1947]:
ワルツ第1集より 第5番『夢見るショパンの影で』
エリック・サティ[1866-1925]:グノシエンヌ第1番
ジェルメーヌ・タイユフェール[1892-1983]:
2つのワルツより『ゆるやかなワルツ 』
ギュスターヴ・サマズイユ[1877-1967]:
『海の唄』より第1曲『前奏曲』
フローラン・シュミット[1870-1958]:
秘められた音楽 第1集 Op.16より
第1曲『やわらかく、落ち着いた雰囲気で』
セシル・シャミナード[1857-1944]:
無言歌集(言葉のないロマンス) Op.76より第1曲『想い出』
アルテュール・オネゲル[1892-1955]:ショパンの思い出
エルネスト・ショーソン[1855-1899]:風景
Op.38
フランシス・プーランク[1899-1963]:『絹の音楽』より『ワルツ』
ジャン・アラン[1911-1940]:『簡素な組曲』より第2曲『舟歌のように』
デオダ・ド・セヴラック[1872-1921]:ロマンティックなワルツ
エリック・サティ[1866-1925]:グノシエンヌ第3番
ナディア・ブーランジェ[1887-1979]:新しい人生へ
セザール・フランク[1822-1890]:
前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18より『前奏曲』 |
エリック・ル・サージュ(ピアノ) |
録音:2022年3月19,20日、ベルギー、クリス・メーネ・ピアノ工房
ベル・エポックと狂乱の20年代の間、癒されなければならない2つの世界大戦の前後、すべての世界が目まぐるしく発展をしていく中で、音楽には、静けさ・人間らしさ・親密さが求められていました。電気、蓄音機、自転車、パリの地下鉄が人々の日常生活に入り込み、女性たちが解放される時代に、22人のフランスの作曲家たちが魂を込めて作曲したピアノ音楽の小品がこのアルバムに収録されています。
ダダイズム(1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動)やシュルレアリスム(戦間期にフランスで起こった作家アンドレ・ブルトンを中心とする文学・芸術運動)といった新しい潮流の影響を受けながら、他の芸術家たちのような破壊や解放の衝動を表現することなく、進化を遂げた作曲技法によって生み出された作品は、超現実的かつ自由であり、音楽の「空中庭園」のように時間の流れからは屹立し、表現形式よりも印象に、感情よりもアイデアに関心があるように感じられます。古くは19世紀のフランクとショーソン、新しくは20世紀のジャン・アラン。その間に活動した、デュポン、クラ、オーベール、ダンディ、アーン、イベール、ピエルネ、ヴィエルヌ、サマズイユ、シュミット、シャミナード、ブーランジェ、オネゲル、タイユフェール、セヴラック、サン=サーンス、プーランク、サティ。これらの作曲家は、フランス音楽にとって特に豊かな時代を象徴しています。
このアルバムに収録された26の小品は、深みと誠実さをもっていますが、残念なことにあまり知られていない小さな隠れ家のようでもあります。1曲1曲それぞれが、自然や牧歌的な風景を巧みに呼び起こし、時間を止め、謎めいていて、ノスタルジーを湛え、ロマン派が終焉を迎えてからの、個性的な彩りを帯びています。
パユ、メイエら管のスーパーヴィルトゥオーゾ名手達の最良のパートナーでもある名ピアニスト、ル・サージュは特にフランス音楽のスペシャリストとして名高く、これらの選曲はさすがル・サージュならではのもの。抒情性、浮遊感、軽快さ、力強さといった絶妙なバランスによって色彩感を編み出し、各作品の魅力を伝えています。
「音楽がストリーミングで聴かれ、流行歌やムードが世の中の趨勢となっている現在だからこそ、魅力的でしかも内容のある音楽のパノラマを編んでみました。『空中庭園』は、20世紀前半のフランス音楽の中から私が選んだ小品を集めた、いわば忘れ去られた小さな詩集のようなものです。ラヴェル、ドビュッシー、フォーレはここには含まれておらず、その傍らで花を咲かせたフランス音楽の清華を選び抜きました。このアルバムを聴いていただいて、これらの小品が属している曲集を聴いてみたい、作況化のことをもっと知ってみたいと思っていただけると、ピアニスト冥利に尽きるというものです。」~エリック・ル・サージュ
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19439933802
\2800→\2590 |
物事を変える時が来たのです~エスター・アブラミ(ヴァイオリン)
ヴァイオリン・クラシック
1. ケタン&ヴィヴァン・バッティ:
チャイコフスキー・スワン・レイク・ヴァリエーション
2. ヤルッコ・リーヒマキ:
ラフマニノフ・ヴァリエーション(パガニーニの主題による狂詩曲による)
3. ジュリアン・ロイド・ウェバー:ジャッキーの歌
4. アネリー:トゥモロー
5. フロリアン・クリストル:
バッハ・ヴァリエーション
(ヴァイオリン協奏曲第1番 BWV.1041の第2楽章による)
6. アレクシス・フレンチ:ホープ、アセンディング
7. ジェイコブ・シェー:ヴァイオリン・ドリーム
8. ワイド・アイド:モーツァルト・ヴァリエーション
(アイネ・クライネ・ナハトムジークによる)
9. ケタン&ヴィヴァン・バッティ:
ラヴェル・ヴァリエーション(亡き王女のためのパヴァーヌによる)
10. ダーフィト・ライヒェルト:
ショパン・レインドロップ・ヴァリエーション(『雨だれ』による)
11. クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22~第1曲:アンダンテ・モルト
12. Worakls&エスター・アブラミ:サント・ヴィクトワール
ト短調
13. レイチェル・ポートマン:『ショコラ』~テーマ
14. アルバン・クラウディン:サンケン・ドリームズ
15. ロバート&リチャード・シャーマン:
『おしゃれキャット』~スケールとアルペジオ
16. スヴェトスラフ・カスパロフ:
サティ・ヴァリエーション(ジムノペディ第3番による)
17. エイミー・ビーチ:ヴァイオリンとピアノのためのロマンス
Op.23 |
エスター・アブラミ(ヴァイオリン)
イヤード・スギャエル(ピアノ:1,2,4,6,9,10,11,13,15,16,17)
ウィーン放送交響楽団(3,5,7,12,13,15)
フロリアン・クリストル(ピアノ:5)
ワイド・アイド(ピアノ:8)
アルバン・クラウディン(ピアノ:14) |
2019年、クラシック音楽アーティストとして初めてグローバル・アワードのソーシャルメディアスーパースター部門にノミネートされたフランスのヴァイオリニスト、エスター・アブラミのデビュー・アルバムがソニー・クラシカルから登場します。
TikTokで295,000人以上、Instagramで24万人、YouTubeで16万人のフォロワーを獲得し、SNSを通じて、まったく新しい聴衆をヴァイオリンの世界に迎え入れています。演奏だけでなく、練習方法や初見での演奏に役立つヒントやテクニックを動画で披露し、意欲的な若いミュージシャンに刺激と励ましを与え続けています。
ロンドンの王立音楽大学で学び、奨学金を授与してバーミンガム音楽院で修士号を取得。
使用楽器はベアーの国際ヴァイオリン協会を通じて貸与された、素晴らしいジャン=バプティスト・ヴィヨーム製作の名器です。
英国のクラシック専門のラジオ局「クラシックFM」で作曲家ジュリアン・ロイド・ウェバーが選定した「30歳未満の30人のクラシックアーティスト」の1人に選ばれ、同世代の最も有望な若いクラシック音楽アーティストの1人として認められています。彼女の最新シングルは、30万回以上の視聴回数を記録しています。
ソニー・クラシカルへのデビュー・アルバム『ヴァイオリン・クラシック』は、さまざまなスタイルのクラシック音楽の創造性を重点においた新しく刺激的な音楽が満載です。さまざまな現代作曲家やミュージシャンによる新作や新たなアレンジで、新しい世代のクラシック演奏家としてきわめてクリエイティヴで刺激に満ちた音楽のランドマークを打ち立てています。
イギリスの作曲家兼ピアニストのアレクシス・フレンチ、オランダのネオクラシカル・ピアニストのアネリー、フランスのピアニスト兼作曲家のアルバン・クラウディン、オスカーを受賞したイギリスの作曲家レイチェル・ポートマン、イギリスのチェリスト兼作曲家のジュリアン・ロイド・ウェバー、アメリカの映画作曲家ジェイコブ・シェーらが、このエスターのアルバムのための新曲を提供しています。また、クララ・シューマンとエイミー・ビーチによるオリジナルの曲のほか、チャイコフスキー、サティ、ショパンによる最も有名でメロディアスな曲を新しく編曲したものも含まれています。作曲家兼ピアニストのフロリアン・クリストルは、バッハのヴァイオリン協奏曲に基づいて新しい編曲を書き、プロデューサー兼作曲家のワイド・アイドはモーツァルトの名曲『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』による雰囲気のある新しいヴァリエーションを創出しました。アルバムの特別なハイライトは『サント・ヴィクトワール』で、エスターがフランスのプロデューサー「Worakls」と一緒に書いた素晴らしいオーケストラ曲です。
「すべての聴衆とつながるために、さまざまなスタイルを演奏することにしました。
TikTokで私を知る人は、YouTubeやラジオで私を見つけた人と同じではありません。それらすべての人たちにリンクしたい。ただ1つの音楽スタイルのカテゴリーに入れるべきではないと思います。クラシック音楽のジャンルでは音楽家は音楽の進化や流行に遅れをとる傾向がありますが、このアルバムを聴くと、私がすべての音楽の好みを満たし、自分自身になることができました」とエスターは語っています。
さらに彼女は次のように付け加えています。
「今回のアルバムで、若い頃にアイドルだったレイチェル・ポートマンと直接仕事をすることができました。アネリーの『トゥモロー』やクララ・シューマンの『ロマンス』と同じように、私にとってとても大切な作品になりました。若い女性たちがクラシックの作曲家や音楽家になるように促したいと思います。物事を変える時が来たのです!」
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<国内盤>
<LP>

9/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ARTE DELL’ARCO JAPAN
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ADJ 068
(2CD)
¥3200 →\2990
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鈴木秀美(指揮)
バルトルド・クイケンを独奏に迎え
オーケストラ・リベラ・クラシカ 第44回定期演奏会
CD1
(1)ハイドン:交響曲第4番 ニ長調 Hob.I:4
(2)ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 Hob.I:104「ロンドン」
CD2
(3)モーツァルト:フルート協奏曲第1番
ト長調 K.313
(4)J.C.バッハ:フルート協奏曲 ニ長調
W.C79 |
バルトルド・クイケン(フルート)(3)(4)
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ |
巨匠バルトルド・クイケンとOLCによるモーツァルトと知られざる名曲J.C.バッハ!そしてハイドンの交響曲第4番&第104番「ロンドン」のプログラム!
ライヴ録音:2019年11月9日/上野学園 石橋メモリアルホール/録音:櫻井卓/DDD、CD1:
43'04、CD2: 44'13"、日本語・英語・帯・解説付【解説:鈴木秀美】
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第44回定期演奏会をライヴ収録した当盤は、ハイドンの交響曲第4番、第104番「ロンドン」、そして巨匠バルトルド・クイケンを独奏に迎えたモーツァルトのフルート協奏曲第1番とヨハン・クリスチャン・バッハのフルート協奏曲という充実のプログラムです!
ハイドンの交響曲第4番は颯爽とした勢いと、彼の頭の回転を示すかのように不思議なフレージングが特徴的な初期作。
一方、ハイドンの代表作「ロンドン」はハイドンが63歳の時の産物。最初期・最後期、ともにニ長調の交響曲を組み合わせるのも鈴木秀美率いるOLCならではといえます。
そしてバルトルド・クイケンとの2つの協奏曲も大注目!鈴木秀美をはじめOLC
のメンバーの中にもクイケン兄弟から様々な形で多くを学んできました。
バルトルド・クイケンを独奏に迎えての演奏は実に感慨深く、生き生きとした彼らの音楽は愛情と温かさに満ちています。
当演奏会ではモーツァルトの第1番と知られざる名曲J.C.バッハという2篇の協奏曲が演奏されました。OLCのアルバムから新たな必聴盤の登場です!
公演情報
オーケストラ・リベラ・クラシカ 第46回定期演奏会〈OLC活動20周年記念公演〉
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」、ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
■2022年10月7日(金)14:30開演 三鷹市芸術文化センター
風のホール
■2022年10月7日(金)19:30開演 三鷹市芸術文化センター
風のホール

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CHAMPS HILL
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ファンタジア ~ 無伴奏チェロ作品集
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
デュティユー:Trois strophes sur le nom
de Sacher
ベント・セーアンセン:別れの幻想曲
ハチャトゥリアン:無伴奏チェロのための幻想ソナタ
Op.104
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8 |
ジョナサン・スウェンセン(チェロ) |
デンマーク生まれの若きチェリスト、ジョナサン・スウェンセンのデビュー盤!
☆ハチャトゥリアン国際チェロコンクール、ウィンザー国際弦楽コンクールで優勝。2022年にはエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞した今まさに注目の若手チェリスト、ジョナサン・スウェンセン!
☆現代作曲家の作品を中心に、あまり演奏機会のない作品を取り上げるという意欲策!
デンマーク生まれの若きチェリスト、ジョナサン・スウェンセンのデビュー・アルバムとなる無伴奏チェロ作品集。
ジョナサン・スウェンセンは6歳の頃、父が指揮するエルガーのチェロ協奏曲を聞いたことでチェロの虜となりました。
2018年にヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションに優勝すると、その後もハチャトゥリアン国際チェロコンクール、2019年のウィンザー国際弦楽コンクールと優勝しています。
2022年にはエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントも受賞し輝かしいキャリアを歩んでいます。
デビュー・アルバムである今作は、あまり演奏される機会の少ない作品や現代作曲家の作品を取り上げる意欲作で、ジョナサン・スウェンセンは「このアルバムの目標は、音楽が初めて再生されたような錯覚を生み出すことだった。(中略)何年前に書かれた作品であっても聴衆がそれを聴く瞬間に音楽は起こっている」と語っています。
現代デンマークの作曲家ベント・セーアンセン(b.1958)の「別れの幻想曲(Farewell-Fantasia)」は、ジョナサン・スウェンセンのために作曲された新委嘱作です。
※録音:2021年9月7日ᬢ9日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
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KAIROS
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エイナル・トルフィ・エイナーソン:Quanta
Nine Tensions(12人の音楽家のための)(2008)
Seven Intensions
(フルート、バスクラリネット、ハープ、
ピアノ、打楽器のための)(2008-2009)
Tendencies
(オーボエ、バスクラリネット、トランペット、トロンボーン、
ヴァイオリン、コントラバスのための)(2009)
Quanta(12人の音楽家のための)(2010)
Non-vanishing vacuum state
(バスフルート、バスクラリネット、
トランペット、チェロのための)(2011)
Desiring-Machines(24人の音楽家のための)(2012) |
アンサンブル・アンテルコンタンポラン
クラングフォルム・ウィーンほか |
アイスランドの現代作曲家、エイナル・トルフィ・エイナーソン!
アイスランドで最も興味深い作曲家のひとり、エイナル・トルフィ・エイナーソン(1980-)のKAIROSデビュー作。
彼の作品は著名な演奏団体やソリストによって演奏されており、本盤にもアンサンブル・アンテルコンタンポランやクラングフォルム・ウィーンをはじめ、最高のメンバーが参加しています。
さまざまな楽器の組み合わせで書かれたこれらの作品には、彼が焦点を当てている演奏の身体性や、非線形・非目的論的な構造、音楽とインスタレーションアート、ビジュアルアートの境界を探る実験的記譜法といった要素が反映されています。
※録音:2009年-2012年
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セルヒオ・プルデンシオ:ピアノ作品集
Figuraciones(2006)/Ambitos (1998)/
Lejanas lejanias(2004)/
Horizontes(2001)/Taqpacha(2021)/
Umbrales(1994) |
ダニエル・アニェス(ピアノ) |
ラテンアメリカで最も重要な作曲家のひとり、セルヒオ・プルデンシオ(1955-)のピアノ作品集。
ボリビア出身の彼の音楽には、表情豊かで自由な旋律の探求があります。コロンビア出身でカナダ在住のピアニスト、ダニエル・アニェスは、長年プルデンシオと仕事をしており、本作では1994年から2021年まで、約30年の間に書かれた彼のピアノ作品を包括的に紹介します。
彼の音楽を聴けば、西欧にとって南米の音楽をレパートリーに取り入れることが、すでに遅きに失しているということが良くわかるでしょう。
※録音:2022年3月
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STERLING
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CDA185818592
(2CD-R)
¥5100
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Heat of the moment(激情) |
ラーシュ・クレーヴェマン(テノール) |
[Disc 1]
・マスネ:歌劇《ヴェルテル》(1885-87)より
おお, 恵みにみちた自然よ(第1幕)
別の男が彼女の夫だなんて...僕はこの胸に(第2幕)
王立スウェーデン管弦楽団、レイフ・セーゲルスタム(指揮)
[録音:1999年1月15日、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
どうして僕を目覚めさせるんだ(第3幕)
王立スウェーデン管弦楽団、グレゴル・ビュール(指揮)
[録音:2006年秋、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
・オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》(1880)より
クラインザックの歌(プロローグ)(スウェーデン語歌唱)
ラーシュ・マグヌソン(テノール)、王立スウェーデン歌劇場合唱団男声合唱、
王立スウェーデン管弦楽団、ステファン・ソリヨム(指揮)
[録音:2003年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
・ヴェルディ:歌劇《オテロ》(1887)より 私を恐れるな(第4幕)
マグヌス・シューレ(テノール)、ビョーン・ブルムクヴィスト(バス)、
ペール=アルネ・ヴァールグレーン(バリトン)、
王立スウェーデン管弦楽団、クリスチャン・バデア(指揮)
[録音:2004年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
・ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》(1853)より ああ,
あなたこそ私の恋人(第3幕)
王立スウェーデン管弦楽団、クリスチャン・バデア(指揮)
[録音:2006年、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
・プッチーニ:歌劇《トスカ》(1900)より 星は光りぬ(第3幕)
王立スウェーデン管弦楽団、クリスチャン・バデア(指揮)
[録音:2007年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
・プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》(1893)より
これほど美しい女(ひと)を見たことがない(第1幕)
あなた, あなたなの?恋しいお方(第2幕)
そうだ!見てください, 僕は狂っている(第3幕)
イネッサ・ガランテ(ソプラノ)、王立スウェーデン管弦楽団、
ピエル・ジョルジオ・モランディ(指揮)
[録音:2009年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
・サン=サーンス:歌劇《サムソンとデリラ》
Op.47(1867-76)より
ごらんください, この惨めさ, ああ, この苦しさ!(第3幕)
王立スウェーデン管弦楽団、王立歌劇場合唱団、グレゴル・ビュール(指揮)
[録音:2008年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
・ウンベルト・ジョルダーノ(1867-1948):歌劇《アンドレア・シェニエ》(1896)より
五月の晴れた日のように(第4幕)
王立スウェーデン管弦楽団、ピエル・ジョルジオ・モランディ(指揮)
[録音:2010年秋、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
・フロマンタル・アレヴィ(1799-1862):歌劇《ユダヤの女》(1833-35)より
さあ私の死を宣告しろ(第4幕)
ヨーテボリ歌劇場管弦楽団、ピエール・ヴァレ(指揮)
[録音:2014年春、ヨーテボリ歌劇場(ライヴ録音)]
・ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》
Op.72(1805/14)より
神よ!ここはなんという暗さだ(第2幕)
シュータツカペレ・ヴァイマール、ステファン・ラノ(指揮)
[録音:2017年10月、ドイツ国立劇場(ヴァイマール)(ライヴ私的録音)]
・レハール:歌劇《ほほえみの国》(1929)より
君こそわが心のすべて(第2幕)(スウェーデン語歌唱)
・プッチーニ:歌劇《トスカ》(1900)より 妙なる調和(第1幕)
ヴェルムランド歌劇場管弦楽団、ラルフ・キルヒャー(指揮)
[録音:2020年1月、カールスタード会議センター講堂
(カールスタード、スウェーデン)(ライヴ私的録音)]
[Disc 2]
・ワーグナー:舞台神聖祭典劇《パルジファル》(1865-82)より
ただひとつの武器だけが(第3幕)
王立スウェーデン管弦楽団、シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(指揮)
[録音:2003年、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
アンフォルタス!あの傷!(第2幕)
スタヴァンゲル交響楽団、スティーヴン・スローン(指揮)
[録音:2012年1月26日、スタヴァンゲル・コンサートホール(スタヴァンゲル、ノルウェー)
(コンサート・ライヴ録音)]
・ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》(1857-59)より
ならばいっそ死んでしまったほうが(第2幕)
ニーナ・ステンメ(ソプラノ)、マリアンネ・エクレーヴ(メゾ・ソプラノ)、
王立スウェーデン管弦楽団、グレゴル・ビュール(指揮)
[録音:2008年秋、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
イゾルデが来る!イゾルデが近づく!(第3幕)
アイルランド国立交響楽団、ファーガス・シェイル(指揮)
[録音:2012年11月24日、「Open Company
Wide Open Opera」
ボード・ガイス・エナジー劇場(ダブリン、アイルランド)(ライヴ・ステージ録音)]
・ワーグナー:楽劇《ジークフリート》(1851-71)より
ホーホー!ホーホー!ホーハイ!鍛えろ,
かなづち, 堅い剣を(第1幕の終結)
ニクラス・ビョーリング・リューゲット(テノール)、
王立スウェーデン管弦楽団、マルコ・レトーニャ(指揮)
[録音:2017年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
・ワーグナー:楽劇《神々の黄昏》(1848-74)より
奇蹟のように素晴らしいひと(序幕)
ニーナ・ステンメ(ソプラノ)、王立スウェーデン管弦楽団、マルコ・レトーニャ(指揮)
[録音:2017年春、ストックホルム王立歌劇場(ライヴ録音)]
ミーメという名のむら気の小人が(第3幕)
ハンス=ペーター・ケーニヒ(バス)、管弦楽団・合唱団、ファビオ・ルイージ(指揮)
[録音:2013年春(ライヴ録音)]
・ワーグナー:歌劇《タンホイザー》(1842-45/47/59-60/61-67)より
かつていかなる贖罪者も抱いたことのない熱情を胸に(第3幕)
バイロイト祝祭管弦楽団、トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
[録音:2011年7月25日、バイロイト祝祭劇場(ライヴ録音)] |
スウェーデンの名テノール、ラーシュ・クレーヴェマンの芸術。
ラーシュ・クレーヴェマン(b.1958)は、ストックホルム生まれ。
ミュージシャンでプロデューサーのマッティン・ロッセルと一緒に立ち上げた、イギー・ポップの歌のタイトルに因んで「Dom
dummaste」と名付けたスウェーデン初のエレクトロニック・アングラ・グループで1984年まで活動しました。
その後、声楽とオペラを学び、1984年、ストックホルム・ミュージックドラマ・アンサンブル(SMDE)が上演したブリテンの《ヴェニスに死す》のホテルのポーター役で初めてソロを歌いました。
1996年にストックホルムの王立歌劇場に加わり、《ボリス・ゴドゥノフ》のドミトリー、《ラインの黄金》のフロー、《さまよえるオランダ人》のエリック、《オテロ》のカッシオといったテノール役をこなしています。
1999年、難役といわれるマスネの《ヴェルテル》の主役を演じて一躍注目され、《カルメン》のドン・ホセや《ドン・カルロ》の主役に起用されることに。
2009年、ロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場で上演された《トリスタンとイゾルデ》でベン・ヘップナーの代役としてトリスタン役を歌い、2011年のバイロイト音楽祭に出演。
2013年に《ニーベルングの指輪》のジークフリート役で初めてニューヨークのメトロポリタン歌劇場の舞台に立ちました。
『Heat of the moment』(激情)と題したこのアルバムには、1999年にセーゲルスタムの指揮で歌った《ウェルテル》から、2020年の《トスカ》まで、王立歌劇場を中心とする公演で歌った「アリア」が、私的な収録も含む「ライヴ録音」で収録されています。
2008年秋の《トリスタンとイゾルデ》と2017年春の《神々の黄昏》は、スウェーデンを代表するソプラノ歌手のひとり、ニーナ・ステンメがイゾルデとブリュンヒルデを歌った公演です。
※録音:1999年~2020年
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
制作総指揮:ブー・ヒュットネル
マスタリング・編集:クット・カールソン
[全トラックステレオ録音]
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ATHENE
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ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)
モデナのヴァイオリン
17世紀の無伴奏ヴァイオリン作品集
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692):
Partite sopra diverse sonate per il
violino
ヴァイオリンのためのさまざまなソナタによるパルティータ集(1680頃)
Source: MS. 244 Biblioteca Estense,
Modena
1. I. Toccata
2. II. Bergamasca per la lettera
B
3. III. Ruggiero per la lettera
B
4. IV. Capriccio sopra li cinque
passi
5. V. Capriccio di tromba
6. VI. Furlana
7. VII. Passo, e mezzo per la
lettera E
8. VIII. Barabano
ジュゼッペ・コロンビ(1635-1694): Scordatura
e Composizioni Varie
スコルダトゥーラとさまざまな作品
9. I. Tromba da violino solo, Mus.
F.283 e Mus. E.282
10. II. A corde doppie, Mus. E.34
11. III. Allemanda [1], Mus. F.283
(scordatura ADae)
12. IV. Corrente, Mus. F.283
13. V. Corrente a due corde, Mus.
F.283 e Mus. E.280
14. VI. Allemanda [2], Mus. F.283
15. VII. Allemanda [3], Mus. F.283
16. VIII. Sarabanda [1], Mus. F.283
(scordatura GDGB)
17. IX. Giga, Mus. F.283 (scordatura
GDGB)
18. X. Sarabanda [2], Mus. F.283
(scordatura GDGB)
19. XI. Allemanda [4], Mus. F.283
(scordatura AEae)
20. XII. Scordatura, Mus. F.283 e
Mus. E.282
21. XIII. Ciacona a solo, Mus. E.282
22. XIV. Barabano, Mus. F.283
作曲者不詳[フランツ・ロスト(1640-1688)による写本より]
23. Allemanda a violino solo sine basso
(scordatura Adad)
24. Allemanda a violino solo sine basso
(scordatura AEae)
25. Allemanda a violino solo sine basso
(scordatura AEae)
26. Sonatina a violino solo (versstimbt)
(scordatura AEac♯) |
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)
【使用楽器】
アンドレア・アマティ(クレモナ)1572年製...1-22
作者不詳(ブレシア)1570年頃...23-26 |
録音: 2021年7月7-8日 St John the Baptist,
Aldbury(UK)
2022年に英国王立ノーザン音楽大学の名誉教授に任命されたピーター・シェパード・スケアヴェズ。
バロック期から現代作品まで幅広いレパートリーを持つヴァイオリニスト、音楽学者です。
このアルバムでは17世紀末にイタリアのモデナで活躍した2人の作曲家の無伴奏作品をメインに採り上げ、2種類の歴史的銘器を用いて演奏しています。
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリは、1666年にアカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャが設立された際の創設メンバーの一人。
「ヴィターリのシャコンヌ」で知られるトマソ・アントニオ・ヴィターリの父親で、トリオ・ソナタの発展に貢献しコレッリやパーセルらに影響を与えた作曲家です。
この「パルティータ集」はこれまでアンサンブル形式での録音はありましたが、無伴奏での録音はこれが初めてとなります。
一方、ジュゼッペ・コロンビはモデナ大聖堂の楽長として活躍しながら数多くの作品を遺しました。
この「Scordatura e Composizioni Varie」はスコルダトゥーラ(変則調弦)を用いた作品を含むさまざまな舞曲集で、こちらも無伴奏での録音は初となります。
最後に置かれた4つの作品は17世紀の作曲家フランツ・ロストが編纂した156曲のコレクションに収められた曲。
どれもスコルダトゥーラが用いられており、当時のヴァイオリンにおける超絶技巧の用法が窺える興味深い作品です。

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DIVERSONS
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ジェイムズ・クック(1963-):「愛の死」交響曲(ピアノ伴奏版)
1. No. 1. Eulogy 賛辞
2. No. 2. Romanza ロマンス
3. No. 3. Venetian Requiem ヴェネツィアのレクイエム
4. No. 4. Westward Home ウェストワード・ホーム
5. No. 5. Sacred Love-Death 聖なる愛の死 |
ヘレン・レイシー(ソプラノ)
ポール・マッケンジー(ピアノ) |
A
録音: 2021年11月26日 Blackburn Hall, National
Opera Studio,London(UK)
1963年ウェールズ生まれの作曲家ジェイムズ・クック。活動の初期には交響曲や合唱作品を発表していましたが、近年は聖書をもとにした歌劇や声楽曲で注目されています。
この「愛の死」交響曲は、もともとソプラノとオーケストラのために書かれた5曲からなる連作歌曲集ですが、ここでは作曲家自身によるピアノ伴奏版が用いられています。
タイトル通り、どの曲もワーグナーを題材にしたもので、最初の4曲はさまざまな詩人によるワーグナーについてのテキストが用いられており、最後の曲はクックが関心を寄せている《トリスタンとイゾルデ》の「愛の死」にちなんだ作品です。
伸びやかな歌唱を聴かせるのは英国王立音楽院を卒業したばかりのリリック・ソプラノ、ヘレン・レイシー。伴奏のポール・マッケンジーはジャズの分野でも活躍するピアニストです。
※収録時間 31'39
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DIVINE ART
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ロシアのピアノ作品集 第15集:
チャイコフスキー
18の小品 Op. 72より
1. 第2番 子守歌
2. 第5番 瞑想曲
3. 第14番 悲しい歌
4. ロマンス ヘ短調 Op. 5
四季 Op. 37aより
5. VI. 6月 舟歌
6. XII. 12月 クリスマス
グランド・ソナタ ト長調 Op. 37
7. I. Moderato e risoluto
8. II. Andante non troppo quasi moderato
9. III. Scherzo: Allegro giocoso
10. IV. Finale: Allegro vivace |
ステファーニア・アルジェンティエーリ(ピアノ) |
録音: 2021年11月16、27日 "Farina
Pianoforti", Ostuni(イタリア)
Divine Artレーベルのロシアン・ピアノ・ミュージック・シリーズ。第15集ではチャイコフスキーのグランド・ソナタを中心とした作品が紹介されています。
演奏は、第14集のプロコフィエフで卓越した音楽性を披露したイタリア出身のステファーニア・アルジェンティエーリ。優美さと確かな技術を持ち合わせるピアニストです。
彼女は20歳になる前にレッチェの音楽院を最高点で卒業した後、フィレンツェ音楽院で3年間のマスターコースを修了。
現在はヨーロッパやアメリカでソリスト、室内楽演奏家として活躍しながら、フォッジアのジョルダーノ音楽院で教えています。
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METIER
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カウイー:STREAMS AND PARTICLES
ヴァイオリン、ギターのための作品集
1-8. Particle Partita 粒子のパルティータ
9-16. Basho Meditations 芭蕉の瞑想
17-25. Stream and Variations
ストリームとヴァリエーション
26-28. Kandinsky カンディンスキー
29-31. Kandinsky's Oboe
カンディンスキーのオーボエ |
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)...1-8
ミハイロ・トランダフィロフスキ(ヴァイオリン)...1-8
ミヤビ・デュオ(ギター・デュオ)...9-16
【メンバー】
ヒュー・ミリントン(ギター)
加藤早紀(ギター)(独奏...17-25)
スペクトラム・ギター・カルテット・・・・26-28
【メンバー】
ヒュー・ミリントン(テルツギター)
加藤早紀(ギター) ジェイムズ・ガーリング(ギター)
ブラッドリー・ジョンソン(ベースギター)
クリストファー・レッドゲート(オーボエ) |
録音:2019年1月15日 St. Michaels, Highgate,
London(UK)...1-8 2021年8月10-12日 Silverdale
Institute Hall, Silverdale,Lancashire(UK)...9-28 2016年2月16日
St. John the Evangelist, Oxford(UK)...29-31
1943年、イギリスのバーミンガムで生まれたエドワード・カウイー。ポーランドでルトスワフスキに学び、母国でティペットに指導を受け、大学で物理や絵画も学んだという自然を愛する"ポスト印象派"の作曲家です。
プロムスから委嘱された「リヴァイアサン」や「鳥たちのポートレート」をはじめとする作品は批評家や聴衆から絶賛されています。
このアルバムにはヴァイオリンとギター・アンサンブルのための作品を収録。物質を構成する基本となる素粒子、抽象絵画の先駆者カンディンスキー、そして日本が誇る俳人、松尾芭蕉からインスピレーションを受けたという作品は、どれも独創的な味わいを持っています。
ジュリアン・ブリームに師事し、現在イギリスを拠点をして活躍する若手ギタリスト、加藤早紀のソロも聴きどころです。
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ジェイムズ・イマン・アルバム 第1集 |
ジェイムズW.イマン(ピアノ) |
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):3つのピアノ小品
Op. 11
1. I. Massig/2. II. Massige Achtel/3.
III. Bewegt
ピエール・ブーレーズ(1925-2016): ピアノ・ソナタ第3番(抜粋)
4. I. Formant 2: Trope Paranthese・Commentaire・Glose・Texte
5. II. Formant 3: Constellation-Miroir
Melange・Points 3・Blocs II・Points 2・Blocs
I ・Points 1
アントン・ウェーベルン(1883-1945): ピアノのための変奏曲 Op.
27
6. I. Sehr massig/7. II. Sehr schnell/8.
III, Ruhig fliessend
ジルベール・アミ(1936-): ピアノのためのソナタ
9. I. Sequences/10. II. Mutations/11.
III. Interferences |
録音: 2015年12月27-29日 Flagey Studio
1, Brussels(ベルギー)
アメリカのピアニスト、ジェイムズ W. イマンは20世紀、とりわけ1945年以降に書かれた作品を研究、演奏しています。
時には難解とも思える作品であれ、楽譜を丹念に研究し、作品への適切なアプローチを行い聴き手に紹介することに尽力する彼の姿勢が高く評価されています。
このアルバムは、かつてベルギーに存在した「ZeD」レーベルからリリースされた1枚をリマスターしたもので、ここには新ウィーン楽派に属するシェーンベルクとウェーベルン、そしてウェーベルンに影響を受けたアミと、ブーレーズの作品が収められています。
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ALBANY
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「トリガー(引き金)」~現代アメリカの実験音楽
(1)ジョン・レーン&アレン・オッテ:《消費者市場》
(2)ボニー・ホワイティング:《名を連ねる》
(3)ニック・ランツ:《隠れ蓑》
(4)エリザベス・A・ベイカー:《ビフォー・アフター》
(5)ニック・ランツ:《15エーカー》
(6)アマンダ・スクーフス:《激情》
(7)ニック・ランツ:《祖父の遺言では終わらない詩》
(8)ダニー・クレイ:《コピング(対処)》
(9)アレン・オッテ:《3つのコントラファクタ(矛盾)》 |
ジョン・レーン
((1)フィックスド・メディア、音響彫刻、
(3)(5)(7)語り、(4)(6)(8)Perc, Voice、
(4)エレクトロニクス、
(6)フィールド・レコーディング)
(1)(9)アレン・オッテ
((1)エレクトロニクスを伴う音響彫刻、
(9)プリペアド・ピアノ、
エレクトロニクス、声)
(2)トーチ・カルテット(Trp, Cl, Cb, Perc,
Voice)
(2)ボニー・ホワイトニング(Perc, Voice) |
面白い?不快?喋る現代アメリカの実験音楽
録音:2022年1月-2月[49:16]
現在のアメリカ実験音楽シーンの一部が垣間見える一枚。全体に音響彫刻によるノイズ、電子音響、朗読を融合したミクスド・メディアあるいはサウンド・インスタレーデョンとも取れるアンビエント・ミュージック風の作品が並ぶ。
いずれも語りが入っているが、ただ話しているだけのトラックや妙にシンプルな歌があったりと雑多な印象。
アルバム制作の中心人物であるジョン・レーンはマルチ・パフォーマー、パーカッショニストとしてアメリカ、オーストラリアそして日本でも活動する。
アレン・オッテはパーカッショニストとしてシンシナティ・パーカッション・グループに所属し活動している。
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「タニア・レオン(b.1945):ピアノ作品集」
賛辞、墓、モーメンタム、クリオラ風ロンド、儀式、
プロコフィエフへの讃歌、神秘、前奏曲第1番「驚き」、
前奏曲第2番「金魚鉢」、ゴーイング・ゴーン、変奏曲 |
アダム・ケント(Pf) |
録音:2018年6月17-19日アメリカン・アカデミー、ニューヨーク[53:19]
タニア・レオンはキューバ出身の作曲家、指揮者。彼女のオーケストラ作品は2021年度のピューリッツァー賞音楽部門を受賞している。
このアルバムは大小様々なピアノ曲が収められており、彼女の作風をおおよそ俯瞰できる内容となっている。
キューバ出身の作曲家らしくラテン的なリズムが無調など現代的な語法と融合されたユニークな作風。
現代版ラヴェル、ガーシュウィンといった雰囲気。
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「夢に見た風景」
ダニエル・テムキン(b.1986):「夢に見た風景」
モーリス・ラヴェル:ソナチネ
トマス・アデス(b.1971):マズルカOp.27
レオシュ・ヤナーチェク:「霧のなかで」
モーリス・ラヴェル:「水の戯れ」
イサーク・アルベニス:「イベリア」第1集 |
キン・ジャン(Qing Jiang,Pf) |
録音:2021年9月7-9日バックネル大学ペンシルヴェニア[68:09]
20~21世紀の国籍も様々な作曲家のピアノ曲を収録。テムキンはアメリカの若手で無調の激しい音楽。
トマス・アデス(b.1971)はいまやイギリスを代表する中堅作曲家。ショパンのそれとは似ても似つかぬ凝りに凝った無調と印象主義が折衷されたようなマズルカが大変面白い。
ラヴェル、ヤナーチェク、アルベニスはそれぞれを代表するピアノ作品を収録。キン・ジャンは中国系アメリカ人のピアニスト。
ニューヨーク・タイムズ紙で「炎のような音楽家」を絶賛されたが、このアルバムでは炎というより、クリスタルのように硬質で澄み切ったピアノのタッチと音色に魅了される。
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「ドン・ウォーカー(b.1941):女性詩人の詩による歌曲集」
《アンネ・ブラッドストリートの詩による歌曲集》
《フィリス・フィートリーの詩による歌曲集》
《エミリー・ディキンソンの詩による歌曲集》
《ヘレン・ハント・ジャクソンの詩による歌曲集》
《ガートルード・スタインの詩による歌曲集》
《エドナ・セント・ビンセント・ミレイの詩による歌曲》
《ハリー・アレイの詩による歌曲集》 |
アン・モス(Sop)
カレン・ローズナック(Pf) |
録音:2018年、2020年オークランド第25通りスタジオ、カリフォルニア
[49:27]
ドン・ウォーカーはカリフォルニアを拠点に活動する作曲家。多作家で10曲の交響曲を始め、3つのオペラ、14曲の弦楽四重奏曲など総数200曲を作曲している。
このディスクはアメリカの女性詩人の詩に作曲した歌曲で、いずれも調性によって書かれた、穏健な作風。
エミリー・ディキンソンとガートルード・スタインは邦訳もあるほど世界的に著名な詩人。
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「パリを気取るニューヨーク」~エリック・ショール歌曲集
歌曲集《花々》~詩:シンシア・ザンリン
《朝帰り》~詩:トマス・マーチ
《フランスの物語》~詩:リッチー・ホフマン
《あなたが行ってしまった後、アパートの一室で》~
詩:トマス・マーチ
《小さな街の超能力者のためのエレジー》~詩:モリ・クリーチ
《液体》~詩:アーロン・スミス
《今さらながら》~詩:アーロン・スミス
《謹慎中》~詩:スーザン・キンソルヴィング
《改造》~詩:スーザン・キンソルヴィング
《パリを気取るニューヨーク》~詩:アーロン・スミス |
イヴ・ジリオッティ(MS)
ジェシー・ダーデン(T)
マイケル・ケリー(Br)
エリック・ショール(Pf)
エリカ・スウィッツァー(Pf)
クリス・フリスコ(Pf)
19マーサー・アンサンブル |
録音:2021年6月-2022年3月[44:44]
エリック・ショールは主に演劇、テレビ、映画のための音楽の作曲に従事、またブロードウェイの芝居、ミュージカルのためにも音楽を提供している。
このディスクにはそうした彼のキャリアを反映してか、ブロードウェイ・ミュージカル風の声楽と室内オーケストラのための歌曲集が収録されている。
親しみ易いメロディと暖かなハーモニーに心がなごむ一枚。
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「ナンシー・ヒル・エルトン・プレイズ・ショパン&ラフマニノフ」
フレデリック・ショパン(1810-1849):
バラード第1番ト短調Op.23/
バラード第3番変イ長調Op.47/
子守歌Op.57/舟歌Op.60
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
前奏曲ニ長調Op.23-4/前奏曲ト短調Op.23-5/
前奏曲変ホ長調Op.23-6/
前奏曲ト長調Op.32-5/音の絵Op.39-5/
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36 |
ナンシー・ヒル・エルトン(Pf) |
[74:46]
ナンシー・ヒル・エルトンのALBANYレーベルへの2枚目のアルバム(第1集はショパン:ソナタ第3番&ドビュッシー:前奏曲集より 品番:TROY1762)
ナンシー・ヒル・エルトンはアメリカ中西部、南部を中心に活動するピアニスト。
シェーンベルク、ウェーベルンなど20世紀音楽の研究と演奏で博士号を持つ一方、ロマン派の作品を最も得意としている彼女が満を持してリリースしたアルバム。
ショパンのバラードほかラフマニノフの前奏曲やソナタをヴィルトゥオーゾ的で過剰な身振りを一切廃し、端正に弾きあげている。
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As One(一心同体)~現代アメリカの歌曲集
ロバート・オーウェンズ(1925-2017):銀色の雨Op.11
ネッド・ローレム(b.1923):
「若き日、古い世代そして夜」/「雲」/
「大いなるハドソン」/「彼らが私をどれだけ愛しているか」
ザカリー・ワズワース(b.1983):「物語のない場所」~
ロビンソン・ジェファーの5つの詩による
スルール・アーヴィング・グリック(1934-2002):2つの風景
リビー・ラーセン(b.1950):私のアントニア |
ジョス・ミルトン(T)
メリンダ・コーフェイ・アームステッド(Pf) |
録音:2021年9月25-30日 ハイデン・バレー・ミュージック・セミナー、カリフォルニア
[64:04]
20~21世紀の様々な世代のアメリカの作曲家による歌曲を収録。全体にバーバーやコープランドを思わせるロマンティックで親しみ易い作風。
ジョス・ミルトンはアメリカの地方都市で活躍するテノールだが、その伸びやかで柔らかい声が素晴らしい。
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「Ambiguous Traces(曖昧模糊)」~
パン・パシフィック・アンサンブル
ナロング・プランチャローン:「曖昧模糊」
ケンジ・バンチ:「ブリス・ポイント」
イプ・ホ・クウェン・オースティン:木管五重奏曲「鷲の眼」
チョン・キー・ヨン:「ラビリンスII」
デイヴィッド・ジャーヴィス:「ウィンウッド・プロジェクト」
陳怡(チェン・イー):
木管五重奏曲第3番「中国の西からの組曲」 |
パン・パシフィック・アンサンブル:
【ソフィア・テガート(Fl)
ケリ・E.マッカーシー(Ob)
シャノン・スコット(Cl)
マイケル・ガーザ(Fg)
マーティン・D.キング(Hr)】 |
録音:2018年12月/2020年1月 [53:09]
アジア系作曲家の演奏にこだわるパン・パシフィック・アンサンブルのALBANYレーベルへの第3弾(既発売はTROY1768、TROY1772)。
今回もタイ、中華系アメリカ人、日系アメリカ人、香港などアジア系の作曲家による木管五重奏曲集。
それぞれの出自、民族性を活かした様々な作品が聴ける、さながらアジアのおもちゃ箱といった趣の内容。
パン・パシフィック・アンサンブルは中国、東南アジア、アメリカの作曲家に作品を委嘱し、文化の架け橋となるべく結成されたグループ。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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GS 2278/79
(2CD)
¥3200
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ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
フランツ・シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
CD 1
(1)幻想曲 ハ長調 D.934 Op.159
(2)ロンド ロ短調 D.895 Op.70
(3)ソナチネ 第3番 ト短調 D.408 Op.137-3
CD 2
(4)ソナチネ 第2番 イ短調 D.385 Op.137-2
(5)二重奏曲(ソナタ)イ長調 D.574 Op.162
(6)ソナチネ 第1番 ニ長調 D.384 Op.137-1 |
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ) |
オークレールとジョワの名品、シューベルト作品集が驚きの音質で復刻!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
録音:1962年9月29日~10月1日/スタジオ・オシュ(パリ)/日本語帯・解説付【解説:平林直哉】
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
オークレールとジョワが1962年に収録したシューベルトの「ヴァイオリンとピアノのための作品集」は、気品溢れるオークレールのヴァイオリンと明晰なタッチによるジョワのピアノが融合された極上の逸品として、今もなお根強い人気を誇っています。
今回入手した2トラック、38センチのオープンリール・テープは、磁気テープの宿命であるゴーストがわずかに認められるものの、その鮮度、瑞々しさ、情報量の多さは全く驚くべきものでした!
既存のディスクとの違いは、どんな再生装置であろうとも、その差は歴然とするはすです。だまされたと思って試してみてください。
また、オークレールは公演での来日はありませんでしたが、その昔、来日が計画されていました。その証拠も解説書に掲載しています。
なお、録音データはアメリカのディスコグラファー、マイケル・グレイ提供によるものです。(平林 直哉)
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<メジャー・レーベル>
ERATO
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5419719854
\2700 |
アコーディオンが根付く地オーヴェルニュで生まれたフェリシアン・ブリュ
二つの愛~パリ・アルバム
1. ヴァンサン・スコット:『二つの愛』(ダヴィッド・ヴェニトゥッチ編)
2. ファビアン・ワクスマン:アコーディオン協奏曲『L'ile-du-temps』
3. ショパン:前奏曲 ホ短調 Op.24-4(ドミ・エモリーヌ編)
4. ユベール・ジロー&ジャン・ドレジャック:『パリの空の下』
(ブリュノ・フォンテーヌ編)
5. ストラヴィンスキー:『春の祭典』~『いけにえの踊り』
(ティボー・ペリーヌ編)
6. カロル・ベッファ:アコーディオンと管弦楽のための組曲『オリンピア』
7. アストル・ピアソラ:トロイロ組曲~『シータ』
(ジャンパオロ・バンディーニ&チェーザレ・キアッキアレッタ編)
8. ジョルジュ・バン・パリス&ジャン・ルノワール:『モンマルトルの丘』
(ブリュノ・フォンテーヌ編)
9. ジョアキーノ・ロッシーニ:
小ミサ・ソレムニス~宗教的前奏曲
10. ティボー・ペリーヌ:アコーディオン奏者のカプリス
(アコーディオンと管弦楽のためのカプリッチョ)
11. セルジュ・ゲンズブール:『アコーデオン』(ドミ・エモリーヌ編)
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フェリシアン・ブリュ(アコーディオン)
エドガー・モロー(チェロ:3)
エドゥアール・マカレス(コントラバス:3)
ジュリー・フックス(ソプラノ:4,8)
アダム・ラルーム(ピアノ:5)
ティボー・ガルシア(ギター:7)
ヴァンサン・ドゥディエンヌ(歌:11)
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団(2,4,6,8-10)
ピエール・デュムソー(指揮:2,4,6,8-10) |
録音:2021年12月28,29日、2022年3月20-25日、4月18日、フランス、ボルドー国立歌劇場オーディトリウム
伝統音楽の聖地であり、アコーディオンが根付く地オーヴェルニュで1986年に生まれたフェリシアン・ブリュ。
6歳から音楽を学び始め、1996年にCNIMAジャック・モルネ国際アコーディオン音楽院に入学。2007年にはドイツのクリンゲンタール、イタリアのカステルフィダルド、そしてロシアのサマラと、世界で最も権威あるアコーディオンの国際コンクール3連覇という偉業を成し遂げ、2008年以降、世界各地のフェスティバルに招かれるようになりました。
2017年にエルメス四重奏団とコントラバス奏者エドゥアール・マカレスと共に取り組んだプロジェクト『Le
Pari des Bretelles』においてミュゼットとクラシックの融合に取り組み、ラ・セーヌ・ミュジカルや、ナントのラ・フォル・ジュルネ、パリの「Classique
au Vert」、ランスの「les Flaneries Musicales
de Reims」を初めとする名だたる音楽祭に出演。
また2018年7月にはロワイヤンで開催された「Violon
sur le sable」音楽祭において、彼がもっとも信頼をおいている作曲家ティボー・ペリーヌの依頼により、独奏アコーディオンとオーケストラのための作品『アコーディオン奏者のカプリス』を世界初演しています。
一方で、ロマン・ルルー、トマ・ルルー、ジュリアン・マルティノー、ルノー・ギィ=ルッソー、ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリといった著名な奏者たちとの新たな室内楽プロジェクトも次々と生み出しており、プロジェクト『Le
Pari des Bretelles』はポーランド、ドイツ、ロシア、日本でも成功を収めました。
フランスや海外の様々なアコーディオン奏者たちとの交流を通して、クラシックやジャズ、コンテンポラリーを含む広範で多種多様なレパートリーを開拓しています。
このアルバムは、フェリシアン・ブリュがこよなく愛するこのパリへのバラードとして構想され、それぞれの作品はパリの象徴する場所(パンテオン、ルーヴル・ピラミッド、ペール・ラシェーズ墓地、エッフェル塔、シャンゼリゼ大通り、オランピア劇場、ムーラン・ルージュ、モンマルトル、パレ・ロワイヤル、バスティーユ広場、サン・ジェルマン・デ・プレ教会)を指し、アコーディオンがその場所を案内していきます。
プログラムには現代の素晴らしい作曲家たち(ファビアン・ワクスマン、カロル・ベッファ、ティボー・ペリーヌ)がフェリシアン・ブリュのために作曲した作品、パリに根ざしたシャンソン、パリに住むことを選んだピアソラ、ストラヴィンスキー、ロッシーニ、ショパンなどの作曲家たちの作品などが含まれています。
ティボー・ガルシア、エドガー・モロー、ジュリー・フックスなど豪華なゲスト・ソリストを迎え、ピエール・デュムソー指揮ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団が共演しています。
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9029615713
\2700→\2490 |
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
センセーションズ~クラシック、映画音楽、シャンソンの名曲集
1. ハロルド・アーレン:映画『オズの魔法使い』~『虹の彼方に』
2. セルゲイ・プロコフィエフ:
バレエ音楽『ロメオとジュリエット』~騎士たちの踊り
3. 作者不詳:『アメイジング・グレイス』
4. ナシオ・ハーブ・ブラウン:『雨に唄えば』
5. ジョン・ウィリアムズ:『シンドラーのリスト』~メインテーマ
6. ベルト・ケンプフェルト:『L-O-V-E』
7. ルイギ:『バラ色の人生』
8. サミュエル・バーバー:弦楽のためのアダージョ
9. ジャック・ルヴォー&クロード・フランソワ:『いつものように』
10. エンニオ・モリコーネ:映画『ミッション』~『ガブリエルのオーボエ』
11. エイトル・ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番~アリア(カンティレーナ)
12. アントニン・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集
Op.72より第2番
13. ベドルジハ・スメタナ:『我が祖国』~『モルダウ』
14. エドヴァルド・グリーグ:『ペール・ギュント』~『山の魔王の宮殿にて』
15. ジャコモ・プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』~『誰も寝てはならぬ』
16. ミシェル・ルグラン:『シェルブールの雨傘』
17. アントニン・ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』より
第2楽章:Poco adagio
18. ミシェル・ルグラン:
映画『トーマス・クラウン・アフェアー』~『風のささやき』
19. ジャック・ブレル:『愛しかない時』
20. レナード・バーンスタイン:『ウエスト・サイド物語』~マンボ
編曲:ジェローム・デュクロ(5,10,11,14,20以外) |
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
ジェローム・デュクロ
(ピアノ:1-4, 6,7, 9,10,12,14,16,18-20)
ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(トランペット:6)
ファトマ・サイード(ソプラノ:11)
ゴーティエ・カプソン・クラス・チェリスト(11,14,20)
Anouchka Hack, Julia Hagen, Charles Hervet,
Aurelien Pascal, Caroline Sypniewski, Jeein
You
ヨハンナ・マラングレ指揮、
ブルターニュ国立管弦楽団(1-10,13,15-17)
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録音:2021年5月25-28日&11月11-14日、フランス、アラス、ソシエテジェネラル・オーディトリウム&レンヌ、ジャコバン修道院コンヴェンション・センター
このアルバム『Sensations』でゴーティエ・カプソンは、スタイルやジャンルが互いに異なる曲を探求し、直感的に感じたものをリスナーに歌いかけます。
音の響きの豊かさ、音の美しさはもちろんのこと、高質で豊かな演奏、格別なフレーズの歌い方は、クラシックの演奏家という既成のイメージの枠を超えています。
チェロは異なる世界をまたいで探求するのに非常に適した旋律楽器であることを認識させられます。
交響曲からオペラ、映画音楽やシャンソンに至るまでのさまざまな音楽をチェロ用に編曲したのは、ゴーティエ・カプソンの大の友人でピアニストでもあるジェローム・デュクロ。
そしてブルターニュ国立管弦楽団を率いる若き女性指揮者ヨハンナ・マラングレ、ゴーティエ・カプソンのマスタークラスの若く才能豊かな6人のチェリストたちとの共演もこのアルバムの魅力。
2021年に数多くの新人賞を受賞したソプラノのファトマ・サイード、クラシックとジャズのトランペットで活躍するルシエンヌもゲスト参加しています。
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WARNER CLASSICS
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5419714627
(11CD)
\5900→\5490 |
マヌエル・バルエコ/ワーナー録音全集
ギターの名手マヌエル・バルエコ70歳記念、旧EMI全録音収録ボックス
Disc1
ファリャ:三角帽子(バルエコ編、抜粋版)
ポンセ:南のソナチネ
ロドリーゴ:祈りと踊り
ファリャ:ギターへのオマージュ(ドビュッシーの墓のために)
ロドリーゴ:3つのスペイン風小品
マヌエル・バルエコ(ギター)
録音:1987年2月24-27日、Doopsgezinde Gemeente,
Haarlem
Disc2
ソル:グラン・ソロ ニ長調 Op.14
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第5番ト長調
K.283(バルエコ編)
モーツァルト:歌劇『魔笛』からの6つのアリア(バルエコ編)
ソル:モーツァルトの『魔笛』の主題による変奏曲
Op.9
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第18番ニ長調
K.576
~第2楽章(バルエコ編)
マヌエル・バルエコ(ギター)
録音:1988年2月3-8日、
Residenzschloss, Bad Urach/Schwabischen
Alb
Disc3
ヴィラ=ロボス:
5つの前奏曲
ショーロ第1番ホ短調
ブローウェル:
性格的な舞曲
カンティクム
子守歌
舞踏礼讃
魅惑の瞳
クレオールの田舎者
フリアン・オルボーン:
前奏曲と舞曲
マヌエル・バルエコ(ギター)
録音:1988年5月14-17日、St. German Kirche,
Endenburg
Disc4
リュリ:歌劇『ヴェルサイユの洞窟』~序曲(ド・ヴィゼー編)
ロベ-ル・ド・ヴィゼー:組曲 第11番ロ短調
J.Sバッハ:前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調
BWV.998
J.Sバッハ:無伴奏ヴァイオリンのための
パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004(バルエコ編)
マヌエル・バルエコ(ギター)
録音:1989年1月、Kloster Machern
Disc5
アルベニス:
スペイン組曲 第1集 Op.47(バルエコ編)
トゥリーナ:
ファンダンギーリョ Op.36
セビリャーナ Op.29
疾風 Op.53
タレガ讃歌 Op.69
ギター・ソナタ Op.61
マヌエル・バルエコ(ギター)
録音:1990年1月、Doopsgezinde Gemeente Kerk,
Haarlem
Disc6
1. ファリャ:7つのスペイン民謡(リョーベ&バルエコ編)
2. グラナドス:スペイン舞曲集 Op.37(バルエコ&ミュラー=ペリング編)
マヌエル・バルエコ(ギター)
アン・モノイオス(ソプラノ:1)
トーマス・ミュラー=ペリング(ギター:2)
録音:1990年1月、Doopsgezinde Gemeente Kerk,
Haarlem/
1991年5月、Zell , Kloster Machercn
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Disc7:『レノン&マッカートニーを弾く』
1. エリナー・リグビー(ブローウェル編)
2. ヒア・ゼア・アンド・エヴリホェア(ブローウェル編)
3. 涙の乗車券(ブローウェル編)
4. フール・オン・ザ・ヒル(ブローウェル編)
5. シーズ・リーヴィング・ホーム(ブローウェル編)
6. ペニー・レイン(ブローウェル編)
7. ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ(ベイレス&ルエコ編)
8. ア・ハード・デイズ・ナイト(ベイレス&バルエコ編)
9. ミッシェル(武満 徹編)
10. ヘイ・ジュード(武満 徹編)
11. イエスタデイ(武満 徹編)
12. 悲しみをぶっとばせ(ラボック編)
13. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード(ラボック編)
マヌエル・バルエコ(ギター)
デイヴィッド・タンネンバウム(ギター:4-6)
ジェレミー・ラボック指揮、ロンドン交響楽団(1-3,7-13)
録音:1994年5月30,31日、No. 2 Studio, Abbey
Road, London/
1994年6月1,2日、Air Studios, London
Disc8
J.Sバッハ/バルエコ編:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調
BWV.1003
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調
BWV.1005
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調
BWV.1001
マヌエル・バルエコ(ギター)
録音:1995年11月、Giandomenico Studios, Collingswood,
New Jersey
Disc9
ロドリーゴ:
1. アランフェス協奏曲
2. 3つのビリャンシーコ(抜粋)
3. その昔イタリカが音に聞こえ
4. 12の民謡~アデーラ
5. 恋する羊飼いの詩
6. 遥かなるサラバンド
7. ある貴紳のための幻想曲
マヌエル・バルエコ(ギター)
フィルハーモニア管弦楽団(1,7)
プラシド・ドミンゴ(指揮:1,7、テノール:2,4,5)
録音:1995年11月、1996年3月、1996年5月、1997年3月
ロンドン、ニューヨーク
Disc10
1. ペルー舞踏:高原の踊り(ブローウェル編)
2. バリオス:クエカ(チリ舞曲)
3. バリオス:パラグアイ舞曲
4. バリオス:神の愛のほどこし
5. ポンセ:エストレリータ
6. ポンセ:メキシコのスケルツィーノ
7. バリオス:大聖堂
8. ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番~アリア
9. ニャタリ:ブラジル舞曲
10. グレネ:キューバの子守歌(ブローウェル編)
11. ラウロ:ベネズエラ風ワルツ
12. ピアソラ:天使の死(ブローウェル編)
13. ピアソラ:タンゴの歴史
マヌエル・バルエコ(ギター)
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ:8)
エマニュエル・パユ(フルート:13)
録音:1997年3月、Henry Wood Hall, London
1997年5月、No. 1 Studio, Abbey Road, London
Disc11
レクオーナ:ラ・コンパルサ (仮装行列)
レクオーナ:ルクミーの踊り
レクオーナ:昔風に
ブローウェル:組曲第2番~プレリュード
ファリーニャス:悲しみの歌
ファリーニャス:プレリュード
ウビエータ:映画『エル・スペール』のテーマ『ニューヨーク・ラッシュ』
アングロ:キューバのヨルバ族の歌
アルデボル:ギター・ソナタ
ブローウェル:オリシャたちの祭礼
マヌエル・バルエコ(ギター)
録音:1998年4月、No. 2 Studio, Abbey Road,
London |
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マヌエル・バルエコは、現代の最も重要なギタリストのひとりとして、数十年にわたってリサイタリスト、協奏曲ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。
最高の音楽性、テクニック、音色の豊かさ、そしてバロック音楽から現代音楽、ポピュラー音楽までの幅広いレパートリーは、世界中で高い評価を得ています。
このボックス・セットは、旧EMIヘの録音全てをまとめたもので、ニューヨーク・タイムズに「・・・セゴビアを笑顔にしたであろう暖かさと歌の質」と評された、彼のユニークな芸術性を証明しています。
マヌエル・バルエコは、1952年12月16日キューバ生まれ。8歳でギターを弾き始め、キューバにあるエステバン・サラス音楽院で学びました。彼は1967年に家族とともに政治難民としてアメリカに移住しました。1974年、22歳で、彼はコンサート・アーティスト・ギタリスト賞を受賞し、同年カーネギー・ホールにデビューしました。彼のスキルと音楽的解釈、確実なテクニック、サウンド、芸術性は、アンドレス・セゴビア、ジュリアン・ブリーム、ジョン・ウィリアムスと同格の独創的なギタリストと評されるようになりました。
現代音楽とギターのレパートリーの拡大を図り、アルヴォ・ペルトや武満
徹など多くの著名な作曲家とのコラボレーションにつながりました。武満
徹の最後のオーケストラ作品である『スペクトラル・カンティクル』は、マヌエル・バルエコとヴァイオリニストのフランク・ペーター・ツィンマーマンのために特別に書かれた二重協奏曲でした。
現在は、ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院の教師として、彼は次世代のギタリストに大きな影響を与えています。
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9/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBION RECORDS
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ヴォーン・ウィリアムズ:セレナード
1. 3本のトランペットのためのフラリッシュ
2. 音楽へのセレナード(オルガン編曲版)
3. 彼女はツバメのように
4. 冬は去った
5. 恋人にリンゴを
6. 4本のトランペットのための4つの
ケンブリッジのフラリッシュより 1&2
7. すべての聖人と即興のために
8. 4本のトランペットのための4つの
ケンブリッジのフラリッシュより 3&4
9. アリストファネス組曲「すずめばち」より
第3曲「台所用品の行進曲」(オルガン編曲版)
10-13. ピアノ4手連弾(1台4手)のための組曲
14. アベリストウィスによる変奏曲(オルガン編曲版)
15. バースデー・ギフトより
ペッツォ・オスティナート(オルガン編曲版)
16. 5つの神秘的な歌より 第4曲「使命」(オルガン編曲版)
17. 2つのヘレフォードシャーのキャロル(ブラス・バンド編曲版)
18. 富める人とラザロ
19. 神共にいまして |
デイヴィッド・ブリッグス(オルガン/tr.2,
7, 9)
トレデガー・タウン・バンドのメンバー(tr.1,
6, 8,)
トレデガー・タウン・バンド(tr.17)
イアン・ポートハウス(指揮/tr.17)
メアリー・べヴァン(ソプラノ/tr.3)
ニッキー・スペンス(テノール/tr.4)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン/tr.5)
ウィリアム・ヴァン(ピアノ/tr.3, 4, 5、指揮/tr.7,
18, 19)
ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団(tr.7,
18, 19)
ジョシュア・ライアン(オルガン/tr.7, 19)
リン・アーノルド(ピアノ/tr.10-13)
チャールズ・マシューズ(ピアノ/tr.10-13、オルガン/tr.14,
15, 16)
エロイーズ・アーヴィング (ソプラノ/tr.19)
アンガス・マクフィー(バリトン/tr.19) |
ヴォーン・ウィリアムズ協会が贈るヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年記念第3弾!
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion
Records)」が贈る、ヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年記念アルバム第3弾は、トランペット・アンサンブル、ブラス・バンド、ピアノ・デュオ、合唱、オルガンなど、世界初演を含む様々な作品をセレクト。
Albion Recordsが長きにわたりリリースしてきた多くのアルバムと同時期にレコーディングされてはいたものの、各アルバムには未収録だった貴重な音源を掘り起こした好企画。
国際的に活躍する名オルガン奏者、デイヴィッド・ブリッグスのアレンジによる自作自演、ブラス・バンド大国としても知られるイギリスの歴史あるブラス・バンドのひとつ、トレデガー・タウン・バンドや、同バンドのトランペット・メンバーによるアンサンブル、人気シリーズであるヴォーン・ウィリアムズ編曲の民謡集でもお馴染みの豪華歌手陣(メアリー・べヴァン、ニッキー・スペンス、ロデリック・ウィリアムズ)が、2022年10月12日に生誕150年を迎えるヴォーン・ウィリアムズの偉大な功績を華々しく祝います。
※トラック7の一部,10、12、13、18は、過去にリリースされたアルバムからの復刻になります。
※録音:2018-2021年(イギリス)
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LAWO
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ムストネン:ピアノ五重奏曲&弦楽四重奏曲第1番
オリ・ムストネン(b.1967):
弦楽四重奏曲第1番(2016)
ピアノ五重奏曲(2014) |
オリ・ムストネン(ピアノ)、
エンゲゴール四重奏団
〔アルヴィド・エンゲゴール(ヴァイオリン)、
アレックス・ロブソン(ヴァイオリン)、
ジュリエット・ジョプリング(ヴィオラ)、
ヤン・クレメンス・カールセン(チェロ)〕 |
ピアニスト、指揮者そして作曲家。オリ・ムストネンによる室内楽曲集!
☆ベートーヴェン、バルトークから多大な影響を受けたと語る、音楽家オリ・ムストネン!
☆自身が作曲家にとって重要と位置付ける、弦楽四重奏曲を収録!
ピアニスト、指揮者そして作曲家として多角的に活躍しており、度々来日していることからも(2022年10月にもピアニストとして来日予定)日本のクラシック・ファンからも馴染み深いオリ・ムストネンによる室内楽作品集。
ムストネンは「弦楽四重奏曲は多くの作曲家にとって最も重要で意味のある作品に思える」と語っており、自身が作曲するにあたり、ベートーヴェンとバルトークから多大なる影響を受けたと言います。
それは音楽家としてだけでなく、一人の人間としても同じであると述べています。ムストネンの弦楽四重奏曲は多くの困難を乗り越え「闇から光へ」と向かい、フィナーレを迎えます。
ピアノ五重奏曲の第1楽章はドラマティックで情熱的な構成になっており、ムストネンの交響曲第2番《ヨハネス・アンゲロス》(歴史小説から着想を得た作品)によく似ていると彼は語っています。
第2楽章はパッサカリアに類似した変奏曲集から成り、終楽章で第2楽章の素材が使われつつ、賛美歌の断片のようなものを奏でながら、フィナーレへと向かっていきます。
エンゲゴール四重奏団は、シャーンドル・ヴェーグ率いるモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ(現カメラータ・ザルツブルク)のコンサートマスターを務めていたノルウェーの名手、アルヴィド・エンゲゴールが2006年に設立しました。
これまでにLAWOレーベルからモーツァルトの弦楽四重奏曲集(LWC1219)をリリースするなど活躍しています。
※録音:2021年5月31日-6月1日&9月7日-8日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)

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NIMBUS
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NI8110JP
(CD)
¥2500
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サイモン・キャラハン&竹ノ内博明アレンジ
ラフマニノフ:交響曲第2番(2台ピアノ版)
交響曲第2番ホ短調 Op.27
(サイモン・キャラハン&竹ノ内博明による
2台ピアノのための新編曲版) |
サイモン・キャラハン(ピアノ)
竹ノ内博明(ピアノ) |
SONY DADCプレス盤日本向け限定生産! 日本語解説付き!2台ピアノ版!
ラフマニノフの交響曲第2番!
☆サイモン・キャラハン&竹ノ内博明、レア・レパートリーの探求を続ける驚異のピアノ・デュオ新録音!
☆大本命となる「ラフマニノフ:交響曲第2番」がついにリリース!
☆日本向け限定生産、SONY DADCプレス盤&日本語解説付き!
☆楽譜も同時リリース予定!
数々の知られざるピアノ作品を発掘してきたピアニスト、サイモン・キャラハンと竹ノ内博明の二人は、英国王立音楽カレッジで、晩年のヨンティー・ソロモンの生徒として出会い、パルナッシアス・ピアノ・デュオの名前でも活動。
これまでパリー、メトネル、シャーウッド、スタンデイル・ベネットなどの希少なピアノ・デュオ・レパートリーに取り組んできました。
2020年には、「サン=サーンスが編曲したショパンとリストのピアノ・ソナタ集」という注目アルバムをリリースして好評を博しましたが、2017年に公開されて大きな話題を呼んでいた「ラフマニノフの交響曲第2番」2台ピアノ版のレコーディングが遂に実現!
ラフマニノフは自身の交響曲第1番と第3番ではピアノ4手連弾版の編曲を施していましたが、交響曲第2番の作曲者自身による2台ピアノ編曲は残されていません。
交響曲第2番は初演当初から非常に人気があり、サンクトペテルブルクでの初演からわずか2年後(1910年)には、ウラジーミル・ヴィルシャウ(1868-1957)によって4手編曲版が作成されています。
サイモン・キャラハンと竹ノ内博明は、二人で新たにアレンジした新版で「交響曲第2番」に挑戦。原曲に可能な限り忠実であることを目的としながら、2台ピアノの性能とその限界も受け入れることで、単なるオーケストラ版の模倣ではなく、真にピアニスティックな作品を目指しました。
2017年にセント・ジョンズ・スミス・スクエアで披露したアレンジ版は、後から考えると多くのパッセージが濃密すぎるため、技術的にも現実的ではありませんでした。
この5年間に更にディテールに磨きをかけ、ラフマニノフの意図をできるだけ取り入れながら、ラフマニノフ自身が編曲した交響的舞曲や2台ピアノのための組曲などからもインスピレーションを得て、心地よくピアニスティックな「交響曲第2番」のレコーディングへと結実しました。
※録音:2022年2月11日-13日、ワイヤストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)
※「NI8110JP」はSONY DADCプレスによる、日本向けの限定生産盤となります。海外で発売される「NI8110」品番の商品はCD-R盤です。予めご了承ください。

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ラフマニノフ:交響曲第2番(2台ピアノ版)
交響曲第2番ホ短調 Op.27
(サイモン・キャラハン&
竹ノ内博明による2台ピアノのための新編曲版) |
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NMP1165
(楽譜)
¥7500
※第3楽章のみの抜粋版
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☆サイモン・キャラハン&竹ノ内博明がアレンジした「ラフマニノフ:交響曲第2番」の2台ピアノ版楽譜!
パルナッシアス・ピアノ・デュオの名前でも活動するサイモン・キャラハンと竹ノ内博明は、二人でラフマニノフの交響曲第2番の新たにアレンジに挑戦。原曲に可能な限り忠実であることを目的としながら、2台ピアノの性能とその限界も受け入れることで、単なるオーケストラ版の模倣ではなく、真にピアニスティックな作品を目指しました。
2017年にセント・ジョンズ・スミス・スクエアで披露したアレンジ版は、後から考えると多くのパッセージが濃密すぎるため、技術的にも現実的ではありませんでした。
この5年間に更にディテールに磨きをかけ、ラフマニノフの意図をできるだけ取り入れながら、ラフマニノフ自身が編曲した交響的舞曲や2台ピアノのための組曲などからもインスピレーションを得て、心地よくピアニスティックな「交響曲第2番」の2台ピアノ版を完成させました。
※NMP1164は全曲版、NMP1165はアダージョ(第3楽章)のみの抜粋版となります。
※この楽譜を使用したレコーディング(NI8110JP)も同時発売予定。
「ラフマニノフの音楽を愛するすべてのピアニストに楽しんでいただけるような編曲にしたいと思っています。特に愛されている「アダージョ」(第3楽章)は、ディプロマ・レベルの若い方にとって大きな挑戦となるでしょう。2台ピアノのための組曲を演奏して愛した人なら誰でも、この新しい挑戦を気に入ることでしょう。」(サイモン・キャラハン&竹ノ内博明)
NMP1164:62ページ×2/編成:2台ピアノ/演奏時間:約60分
NMP1165:24ページ×2/編成:2台ピアノ/演奏時間:約12分
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RUBICON
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夜と昼
ドビュッシー :
映像 第2集より
《そして月は廃寺に落ちる》《葉ずえを渡る鐘の音》
前奏曲集 第2集より第7番《月の光がふりそそぐテラス》
映像 第1集より《水の反映》
前奏曲集 第1集より第10番《沈める寺》
ラヴェル:夜のガスパール、ラ・ヴァルス(演奏者自編)
ジョルジュ・ザノン:夜と昼 |
マリア・マルティノヴァ(ピアノ) |
ブルガリアのマリア・マルティノヴァ、「光と闇」、「夜と昼」をテーマに描く!
☆ブルガリアのマリア・マルティノヴァが、対照的な「光と闇」、「夜と昼」をテーマに印象派の作品を弾く!
☆スイスの現代作曲家ジョルジュ・ザノンの《夜と昼
Nuit et Jour》を収録!
ブルガリア出身のピアニスト、マリア・マルティノヴァが光と闇、夜と昼をテーマに繊細な感性で作り上げた幻想的なピアノ・アルバム。
演劇とダンスに深く影響を受けたという彼女は、ドビュッシー、ラヴェルの印象主義的な作品に、アルバムのタイトルにもなっているスイスの現代作曲家ジョルジュ・ザノンの《夜と昼
Nuit et Jour》を組み合わせ、水や夢、幻影が作り出す不思議な世界を巧みに表現しています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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キング・インターナショナル
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ニッポン放送「新日鉄コンサート」シリーズ
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ニッポン放送「新日鉄コンサート」シリーズ
安川加壽子のシューマン
シューマン:
(1)謝肉祭Op.9
(2)ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44 |
安川加壽子(ピアノ)
ディヒタン・クィンテット
【日高毅、市原利彦(ヴァイオリン)、
菅沼準二(ヴィオラ)、
服部義夫(チェロ)】(2) |
超貴重!安川加壽子の「謝肉祭」の音源が残っていた!!
録音:1962年12月1日放送(1)、1970年5月3日放送(2)
モノラル/日本語帯・解説付
ニッポン放送で1955年から2005年まで続き、音楽ファンから支持を受けていた「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート)。
既成のレコードを放送するのでなく、内外の名演奏家の実演を公開収録する趣旨だったゆえ、貴重音源が多数作られました。
今回は今年(2022年)に生誕百年を迎えた安川加壽子の貴重な記録が日の目を見ます。それも彼女唯一の録音となるシューマンの「謝肉祭」とピアノ五重奏曲というのが驚き。
安川加壽子は生後1歳で家族と渡仏、パリ音楽院でラザール・レヴィに師事。1939年に帰国後は演奏活動と教育活動で日本のピアノ音楽界に多大な貢献をしました。偉大な業績のわりに現時点でその芸術を味わえる音源は多くありません。
シューマンの名作2篇は、40代の安川の若々しさみなぎる推進力に圧倒され感動させられます。
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ニッポン放送「新日鉄コンサート」シリーズ
安川加壽子のショパン、ドビュッシー
(1)モーツァルト:ロンド イ短調K.511
(2)同:変奏曲イ長調K.anh137
(3)ドビュッシー:前奏曲集第2巻~枯葉
(4)同:前奏曲集第2巻~ビーニョの門
(5)同:前奏曲集第2巻~ヒースの草むら
(6)同:前奏曲集第2巻~花火
(7)ショパン:前奏曲Op.28~
第7、8、15、16、17、22、23、24番
(8)同:華麗なる大ワルツOp.18
(9)同:英雄ポロネーズOp.53
(10)同:ノクターン変ホ長調Op.9 の2
(11)ショパン演奏について(安川加壽子の肉声) |
安川加壽子(ピアノ) |
物凄い指回りと説得力。安川加壽子の絶品ショパンとドビュッシー
録音:1970年4月5日放送(1)-(6)、8月9日放送(7)-(10)/日本語帯・解説付
ニッポン放送で1955 年から2005 年まで続き、音楽ファンから支持を受けていた「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート)。既成のレコードを放送するのでなく、内外の名演奏家の実演を公開収録する趣旨だったゆえ、貴重音源が多数作られました。
安川加壽子は広いレパートリーを持っていましたが、とりわけショパンとドビュッシーは絶品とされ彼女のトレードマークの感がありました。それを貴重なライヴで体験できます。
まず驚かされるのはショパン作品のテンポの速さ。フランス風なエレガンスのイメージから想像できない驚異的な指回りと情熱で激しい演奏を聴かせてくれます。
ショパン演奏についての語りも貴重です。
モーツァルトも美演。あまり聴く機会のない「変奏曲イ長調K.anh137」は名作クラリネット五重奏曲の終楽章のピアノ版。愉悦感に満ちた味わい深いひとときを堪能できます。
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<メジャー・レーベル>
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RCA
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ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレーヤーズ/
コンプリートRCA・アルバム・コレクション 1964~1968
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19439946802
(10CD)
\9200→\8790 |
ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレーヤーズ/
コンプリートRCA・アルバム・コレクション
1964~1968
「ボストン交響楽団室内アンサンブル(ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレーヤーズ、BOSCHAPSの愛称でも知られる)」は、1964年にボストン交響楽団(BSO)の首席奏者たちによる室内楽演奏グループとして誕生しました。
1960年代のアメリカのオーケストラは1シーズンの演奏期間を拡大し始めており、当時BSO音楽監督だったエーリヒ・ラインドルフは、そのためにはオーケストラの奏者で組んだアンサンブルによる室内楽演奏が不可欠だと考えていました。
またBSOの楽員はそのままボストン・ポップス・オーケストラ(BPO)として活動していましたが、BPOはBSOから各セクションの首席奏者が抜けた楽員で構成されていたため、BPOの演奏会の際は首席奏者たちによる演奏会が可能でもありました。
さらに夏のタングルウッド音楽祭での週末の演奏会は21時開演だったため、その前に週末に取り上げる演目と関連した室内楽作品による演奏会をすることで、観客の動員が図れるという計算もありました。
こうした複合的な状況の中、室内楽に取り組むことでアンサンブルの精度が大幅に向上すると考えたラインスドルフのイニシアチヴのもと、コンサートマスターのジョゼフ・シルヴァースタイン[1932-2015]を中心にして「ボストン交響楽団室内アンサンブル」が結成されたのです。
彼らは同年10月から録音を開始し、1970年代にDGに移るまで、RCAはシンフォニー・ホールで定期的に録音を行ったのです。
この10枚組のボックスは、これらすべての録音の全貌を初めてCD化するものです。
「ボストン交響楽団室内アンサンブル」は、シルヴァースタインのほか、オーボエ奏者のラルフ・ゴンバーグ、フルート奏者のドーリオー・アンソニー・ドワイヤー、ヴィオラのバートン・ファイン、チェロのジュール・エスキンなどのBSOの名首席奏者のほか、2人の著名なゲスト・ピアニストとしてクロード・フランクとリチャード・グードがピアノを含む作品で参加しています。録音されたレパートリーはモーツァルトからピストンやダールまで包含し、ヨーロッパとアメリカの両方の古典的作品と現代作品が絶妙にミックスされた幅広いものでした。モーツァルト、シューベルト、ブラームスのほか、ヒンデミット、プーランク、ミヨー、マルタン、ヴィラ=ロボスの作品に加えて、アメリカ音楽も、アーロン・コープランド、エリオット・カーター、ウォルター・ピストン、アーヴィング・ファインなどの作品が含まれています。
デビュー・アルバムは1966年9月に何とLP3枚組という大部のセットで発売され(ディスク1、2とディスク10の「室内楽についてのディスカッション」)、アメリカの「ハイフィデリティ」誌は、モーツァルトのフルート四重奏曲を含むアルバムに「ドワイヤーの明るいスタッカートの音、弦の上に乗った真珠のような色彩豊かなフルートの音色はなんとも楽しい演奏」、ベートーヴェンのセレナードについては「ベートーヴェンのピンポンのような小さなゲームがピークに達したとき、必要に応じて、お互いの瞬間にはすぐに反応し、必要に応じて速く、簡単に、そして柔軟に」と賞賛し、「ボストン交響楽団の非常に優れた首席奏者たちがここに示した喜びは格別なもの。室内楽に興味のある人は必聴!」と結論付けています。
シューベルトのピアノ三重奏曲第1番(ディスク4)では「ボストンの演奏は…美しい!」、ブラームスのピアノ四重奏曲第3番(ディスク1)では「息をのむような広がり…広大な高原のようだ…前へ前へと進む力強い推進力によって、他の人が単にジョギングしているように見える場所をドライヴすることができる」、ヴェーベルンの9つの楽器のための協奏曲(ディスク6)では「演奏者たちは正確かつ明確に音符を演奏するだけでなく、ヴェーベルンの音楽の熱狂とそのメロディックな感覚を、素晴らしい音楽性で伝えることにも成功している。演奏者全員にとっての勝利だ」とも評しています。
ディスク10には、マルケヴィチ指揮の名盤『ストラヴィンスキー:兵士の物語』でも語りを担当するなどクラシック音楽に造詣が深い名優のピーター・ユスティノフが、ラインスドルフ、シルヴァースタインと室内楽について語り合った「室内楽についてのディスカッション」、ユスティノフによる「室内楽の分析」が含まれています。またディスク9は、世界初発売となる音源3曲を収録しています。
既発売のソニー・クラシカルのアルバム・コレクション同様、各ディスクはオリジナル・ジャケット・デザインを使用した紙ジャケットに収容(レーベルも当時のLPのデザインのイメージを再現)、詳細な録音データを網羅した32ページ・オール・カラーの別冊解説書と共に、厚紙製のクラムシェル・ボックスに収納されたコレクターズ・アイテムです。
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CD1
モーツァルト:フルート四重奏曲第1番ニ長調
K.285
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番ハ短調
Op.60
クロード・フランク(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
録音:964年10月26,27日、1965年2月8,9日 ボストン、シンフォニー・ホール
CD2
ベートーヴェン:セレナード ニ長調 Op.25
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
アーヴィング・ファイン:弦楽三重奏曲
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ジュール・エスキン(チェロ)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
コープランド:ヴィテブスク(ユダヤの主題による習作)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ジュール・エスキン(チェロ)
クロード・フランク(ピアノ)
エリオット・カーター:管楽五重奏曲
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
ピストン:9つの楽器によるディヴェルティメント
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
アルフレッド・クリップス(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
ジョルジュ・モルー(コントラバス)
録音:964年10月26日、1965年2月9日、1965年4月26日 ボストン、シンフォニー・ホール
CD3
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調
K.478
クロード・フランク(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調
K.452
クロード・フランク(ピアノ)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
録音:966年1月19-22日 ボストン、シンフォニー・ホール
CD4
ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調 Op.40
クロード・フランク(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
シューベルト:弦楽三重奏曲第1番変ロ長調
D.471
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
録音:966年10月17日、12月22日 ボストン、シンフォニー・ホール
CD5
プーランク:オーボエ、ファゴット、ピアノのための三重奏曲
クロード・フランク(ピアノ)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
アレクセイ・ハイエフ:オーボエとファゴットのための3つのバガテル
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第6番
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
マイケル・コルグラス:4つのドラムスとヴィオラのための変奏曲
エヴァレット・ファース(打楽器)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
録音:966年4月19,21日、11月14日 ボストン、シンフォニー・ホール
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CD6
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667,
Op.114『ます』
リチャード・グード(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
ヘンリー・ポートノル(コントラバス)
ブラームス:ピアノ三重奏曲ロ長調 Op.8
リチャード・グード(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ジュール・エスキン(チェロ)
録音:968年5月27,31日 ボストン、シンフォニー・ホール
CD7
プーランク:六重奏曲 FP100
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
リチャード・グード(ピアノ)
ヴェーベルン:9つの楽器のための協奏曲
Op.24
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
アルマンド・ギタッラ(トランペット)
ウィリアム・ギブソン(トロンボーン)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
リチャード・グード(ピアノ)
マルチヌー:九重奏曲第2番 H.374
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
ヘンリー・ポートノル(コントラバス)
インゴルフ・ダール:デュエッティーノ・コンチェルタンテ
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
エヴァレット・ファース(打楽器)
録音:968年5月27,29,31日、9月5-8日 ボストン、シンフォニー・ホール
CD8
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調
D.898, Op.99
クロード・フランク(ピアノ)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
ジュール・エスキン(チェロ)
ミヨー:パストラーレ
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ヒンデミット:5つの管楽器のための小室内楽曲
Op.24-2
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
録音:966年11月28日、1967年2月13日、10月9,12日 ボストン、シンフォニー・ホール
CD9[世界初発売]
シュポア:九重奏曲ヘ長調 Op.31
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
ヘンリー・ポートノル(コントラバス)
ウィルソン・ウィリアム・コッカー:バスーンと弦楽三重奏のためのコンチェルティーノ
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)
バートン・ファイン(ヴィオラ)
ジュール・エスキン(チェロ)
バーバー:管楽五重奏のための夏の音楽 Op.31
ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート)
ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)
ジノ・チオッフィ(クラリネット)
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
シャーマン・ウォルト(ファゴット)
録音:967年2月1,2日、3月6日、1968年5月9日 ボストン、シンフォニー・ホール
ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレーヤーズ(ボストン交響楽団室内アンサンブル)
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
CD10
室内楽についてのディスカッション(上記の音源からのハイライトとともに)
語り:ピーター・ユスティノフ、エーリヒ・ラインスドルフ、ジョゼフ・シルヴァースタイン
室内楽の分析(上記の音源からのハイライトとともに)
語り:ピーター・ユスティノフ |

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<国内盤>
LA DOLCE VOLTA(キング・インターナショナル)
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KKC 6598
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3500
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J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
[CD1]
第1番 ト長調 BWV 1007 [17:20]
第4番 変ホ長調 BWV 1010 [23:47]
第5番 ハ短調 BWV 1011 [24:24]
[CD2]
第2番 ニ短調 BWV 1008 [19:51]
第3番 ハ長調 BWV 1009 [21:11]
第6番 ニ長調 BWV 1012 [28:13] |
上野通明(チェロ) |
2021年ジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門優勝、チェロ奏者、上野通明、堂々のバッハで登場!驚異的なまでに自然で伸びやかな音楽!
録音:2021年11月24-26日(2,3,6番)、2022年5月3-7日(1,4,5番)/ホンラート福音教会(ドイツ)
輸入盤、日本語帯・解説付、初回特典:ポストカードは終了しました。
2021年にジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門で日本人初の優勝を果たした上野通明が、J.S.バッハの《無伴奏チェロ組曲》の全曲録音に挑みました。
本盤において若き上野は、あらゆるチェリストが聖典と崇めるこの曲集を堂々と奏で、早くもその芸術的個性を存分に発揮しています。
楽器との一体感、その弓と楽器から湧き上がるインスピレーションに満ちた音楽性、自然なフレージング、そして伸びやかな音色。おどろくまでに自然で伸びやかなバッハの登場です!
上野通明のコメント(ライナーノートより)
~実は、私はヨーヨー・マが《無伴奏チェロ組曲》を弾く映像を観てチェロを習いたいと思いました。4歳の時です。最初のうち、両親はただの気まぐれだと信じて疑いませんでしたが・・・。
以来私は、《無伴奏チェロ組曲》に20年間、親しんできました。家族で違う国に引っ越すたびに、チェロの先生が変わりましたが、どの先生も私の《無伴奏チェロ組曲》の勉強にその都度、寄り添ってくださいました。
バッハの音楽によって育まれた私には、今回のアルバムで《無伴奏チェロ組曲》以外のレパートリーを取り上げることは考えられませんでした。
今回の演奏が、この曲集に対する現在の私の理解を示すものでしかないことは自覚しています。もしかすると私は数年後に、この演奏に不満を抱くかもしれません・・・。
とはいえ、これから先も一生"これでバッハの演奏は完結した"と
断言することなどできないと自分は思っています。~
上野の今、そして輝かしく開かれた無限の可能性を感じさせる、驚異的なまでに自然で音楽的なバッハです!
上野通明(うえの・みちあき):
1995年11月、パラグアイ生まれ。5歳の時に日本でチェロを学びはじめ、2001年にバルセロナへ移ってからは同地でイニャキ・エチェパレに師事した。2004年に日本へ帰国後は、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース全額免除特待生として毛利伯郎に師事。2015年、オランダの名チェリスト、ピーター・ウィスペルウェイに招かれ19歳で渡独。デュッセルドルフ・ロベルト・シューマン音楽大学で更なる研鑽を積んだ。2021年からはベルギーのエリザベート王妃音楽院
にも在籍し、ゲーリー・ホフマンとイェルーン・ロイリングに師事。
2007年、11歳の時に、東京のサントリーホールでラロのチェロ協奏曲のソリストを務め、協奏曲デビューを飾った。2009年、13歳の時には、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールで全部門を通じて日本人初の優勝者となった。翌年、ルーマニア国際コンクールの史上最年少の優勝者となり、あわせてルーマニア大使館賞、ルーマニア・ラジオ文化局賞を受賞。2014年にはヨハネス・ブラームス国際コンクールで優勝。2021年、ジュネーヴ国際コンクールのチェロ部門で日本人初の優勝を果たし、ヤング・オーディエンス賞を含む三つの特別賞も贈られた。
演奏会予定(日本国内)
2022年
9月25日(日)14:00開演 調布市グリーンホール 大ホール 上野通明
チェロ・リサイタル 伊藤恵を迎えて
9月29日(木)18:45開演 しらかわホール 大同特殊鋼
名演奏家シリーズ 2022 上野通明 チェロ・リサイタル(ピアノ:北村朋幹)
10月2日(日)14:00開演 東京文化会館 大ホール ららら♪クラシックコンサート
Vol.14「クラシック界 期待のヴィルトゥオーソ」~国際コンクールの受賞者たち~
10月8日(土)14 :00開演 米原市民交流プラザ(ルッチプラザ)
上野通明 チェロ・リサイタル(ピアノ:伊藤恵)
10月15日(土)14:00開演 富士山静岡交響楽団
第114回定期演奏会〈ハイドンシリーズ Vol.8〉(ハイドン:チェロ協奏曲第2番)
12月17日(土)13:00開演 紀尾井ホール リクルートスカラシップコンサート
12月22日(木)13:30開演 横浜みなとみらいホール エール弦楽四重奏団
12月29日(木)14:00開演 紀尾井ホール 奇跡のチェロ・アンサンブル2022
12月30日(金)13:00開演 住友生命いずみホール 奇跡のチェロ・アンサンブル2022
2023年
1月3日(火)15:00開演 東京文化会館大ホール ニューイヤー・コンサート(東京都交響楽団、指揮:藤岡幸夫)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
1月14日(土)14:00 宗次ホール 上野通明 無伴奏チェロリサイタル J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第1番、第3番&第6番他
1月25日(水)11:00開演 東京芸術劇場 芸劇ブランチコンサート 名曲リサイタル・サロン 第22回 上野通明 チェロ(實川風:ピアノ)
3月4日(土)15:00開演 めぐろパーシモンホール 未来の音 ガラ・コンサート ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(読売日本交響楽団、角田鋼亮(指揮))

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9/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
RONDEAU
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ROP6237384
(4CD)
特別価格
¥6000
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アンドレアス・ライツェが振る 《ポッペーアの戴冠》
ナポリ稿完全版世界初録音!
モンテヴェルディ:
歌劇《ポッペーアの戴冠》(1651ナポリ稿) |
アンドレアス・ライツェ(指揮)
カントゥス・フィルムス・コンソート、
ピア・ダヴィラ(ソプラノ/ポッペーア)
エルヴィラ・ビル(メゾ・ソプラノ/ネローネ)
ジェネヴィエーヴ・チューミ(メゾ・ソプラノ/オッターヴィア)
ヤン・ベルナー(カウンターテナー/オットーネ)
リサンドロ・アバディ(バス/セーネカ)
カトリン・ホッティガー(ソプラノ/フォルトゥーナ〔幸運〕、パッラーデ、ダミジェッラ)
ユリア・ゾフィー・ヴァークナー
(ソプラノ/ヴィルトゥ〔美徳〕、ドゥルジッラ、ヴェーネレ)
マリオン・グランゲ(ソプラノ/アモーレ〔愛〕、ヴァレット)
セバスティアン・モンティ(テノール/乳母、アルナルタ)
ミヒャエル・フェイファー(テノール/兵士1、ルカーノ、執政官)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール/兵士2、解放奴隷、執政官)
トビアス・ヴィッキー(バス/メルクーリオ、警吏) |
40年以上にわたり優れた合唱曲・声楽曲を録音してきたドイツのレーベル、Rondeau
Productionの取り扱いを開始(再開)します。
Rondeau(ロンドー)は、ヴィンツバッハ少年合唱団の指揮者を長年勤めたカール・フリードリヒ・ベリンガーとヘルベルト・ランゲが1977年に設立。
1996年にはジャーナリスト&教会音楽家であるフランク・ハルマンが経営を担い、カタログの幅広さと深さを拡充してきました。現在はライプツィヒに拠点を構え、2005年からはバッハ縁の豊かな伝統を持つ聖トーマス教会少年合唱団やハノーファー少年合唱団をレーベルに迎え、その他多くの合唱団、アンサンブル、ソロ・アーティストと良好なパートナーシップを育んでいます。
アンドレアス・ライツェが振る 《ポッペーアの戴冠》ナポリ稿完全版世界初録音!
☆聖トーマス教会の新たなカントルとして注目を浴びるアンドレアス・ライツェ!
☆モンテヴェルディ晩年の傑作「ポッペーアの戴冠」。ナポリ稿の完全版世界初録音!
2021年の9月からライプツィヒの伝統ある聖トーマス教会のカントル(トーマスカントル/楽長)に就任し、カトリックのスイス人であったこと(これまでのトーマスカントルはプロテスタントのドイツ人であった)なども話題を呼び、新時代のカントルとして大きな注目を浴びているスイスのオルガニスト&指揮者、アンドレアス・ライツェ(アンドレアス・ライゼ)。
J.S.バッハから数えて18人目となるトーマスカントルの重責と偉大な伝統を担うライツェが、自身が結成したピリオド楽器アンサンブル「カントゥス・フィルムス・コンソート」を率いて、モンテヴェルディの晩年の傑作
《ポッペーアの戴冠》(ポッペアの戴冠)という大作を録音!
『ポッペーアの戴冠』はオリジナルの自筆譜が残されておらず、いわゆる「ヴェネツィア稿」と「ナポリ稿」の2つの筆写譜(筆者不明で声楽と通奏低音のみ)によって知られています。
これまでラ・ヴェネクシアーナなどナポリ稿の録音も行われてきましたがカットされている部分もあり、ここでは「1651年のナポリ稿に基づくヴァージョンの完全版初録音(First
complete recording of the Naples Version
from 1651)」と銘打たれた貴重なレコーディングが実現しました。ナポリ稿とヴェネツィア稿では音楽もテキストも異なる部分が多く、ポッペーアとネローネ(皇帝ネロ)の物語を新鮮かつ刺激的に体験することができます。
アンドレアス・ライツェが音楽監督を務める「バロック様式のヴァルデック城で行われるオペラ(Opera
at the Baroque Castle Waldegg)」で行われたプロダクションの枠内で2021年の夏に録音されました。
※録音:2021年8月14日-21日、ゾロトゥルン(スイス)

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イン・ザ・スピリット・オヴ・バッハ |
ヨハネス・ラング(オルガン) |
ティロ・メデク(1940-2006):順行パッサカリア
J.S.バッハ:コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」
BWV.677
J.S.バッハ/リスト編:
カンタータ第21番「わが心には憂い多かりき」
BWV.21より 最終コーラス、
ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017より
アダージョ
レーガー:B-A-C-Hの名による幻想曲とフーガ
Op.46
J.S.バッハ/ヨハネス・ラング編:
カンタータ第65番「シバのもろもろの人、来たりて」
BWV.65より 第1コーラス
ヨハネス・ラング(b.1989):即興 ~ 「わがすべての行いに」による前奏曲と二重フーガ
J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV.582 |
☆新たなトーマス・オルガニストに就任したヨハネス・ラングがライプツィヒ聖トーマス教会のオルガンで弾くバッハ・トランスクリプションズ!
ヨハネス・ラングは、1989年デュッセルドルフに生まれ、フライブルク十字架教会のカントルやレルラッハ・プロテスタント教区教会のカントル、エキュメニズム教会音楽祭の創設者、フライブルク音楽大学の典礼オルガン奏者などを務め、2022年1月よりライプツィヒ聖トーマス教会のトーマス・オルガニストに就任した若き有望なオルガニスト。
ヨハネス・ラングのソロ・デビュー・アルバムとなる「イン・ザ・スピリット・オヴ・バッハ」では、ライプツィヒ聖トーマス教会の2つのオルガン、バロック様式のバッハ・オルガン(2000)とロマンティック様式のザウアー・オルガン(1889/1908)を弾き分けて、大バッハの作品にインスパイアされた多面的なプログラム(自身のトランスクリプションやインプロヴィゼーションを含む)を収録しています。
※録音:2022年5月16日-17日&24日、ライプツィヒ聖トーマス教会
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TRPTK
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TTK0087
(1SACD)
¥2700
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セレスティアル・ブルー |
セリア・ガルシア=ガルシア(チェレスタ) |
ドビュッシー:月の光/
サティ:グノシエンヌ第1番/
グラズノフ:バレエ《ライモンダ》より第3幕より「第4バリエーション」/
サン=サーンス:《動物の謝肉祭》より「水族館」/
ドビュッシー:アラベスク第1番/
チャイコフスキー:金平糖の精の踊り/
サティ:グノシエンヌ第3番/
ドビュッシー:《前奏曲集 第1集》より「雪の上の足跡」/
グラナドス:《スペイン舞曲集》より「オリエンタル」/
ヘスス・グリーディ:《3つの小品》より「ノスタルジア」/
ドビュッシー:夢、亜麻色の髪の乙女/
ブラームス:子守歌 |
魅惑的な響き、チェレスタによるクラシック名曲集!
☆高音質を誇るTrptkレーベルだからこその美しいチェレスタの響き!
☆チェレスタの音色にぴったりな印象派の作品を多数収録!
まるで天上からの音楽のような美しい響きを持つ楽器、チェレスタ。そのチェレスタを用いてセリア・ガルシア=ガルシアがクラシックの名曲を奏でます。
セリア・ガルシア=ガルシアはスペイン、ブルゴス出身のピアノ奏者兼チェレスタ奏者で、室内楽奏者として活躍しています。
オーケストラ奏者としてはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、オランダ室内管弦楽団、アムステルダム・シンフォニエッタなどと共演し、またソリストとしても多数のオランダのオーケストラと共演しています。
オーケストラ奏者としてチェレスタに出会った彼女はこの楽器にすっかり魅了され、惹きつけられました。
その演奏は印象派の作品に非常に適しており、その美しさは圧巻です。
またその美しい響きをより際立たせるTrptkレーベルの高音質にもご期待ください。
※録音:2021年10月21日-10月22日、ギャラクシー・スタジオ(モル、ベルギー)

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TTK0092
(1SACD)
¥2700
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J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
フルート・ソナタ ロ短調 BWV 1030
フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035*
フルート・ソナタ イ長調 BWV 1032
フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034** |
アイシャ・ウィルズ(トラヴェルソ)
アルテム・ベログロフ(ハープシコード、クラヴィコード*)
オクタヴィー・ドスタレール=ラロンデ(チェロ)** |
若き女流トラヴェルソ奏者、アイシャ・ウィルズによるバッハ!
☆幼い頃からバロック音楽に触れてきたアイシャ・ウィルズ!
☆バッハが生きた時代に思いをはせながらそうするフルート・ソナタ!
5歳からフルートを始め、すぐにバロック音楽に興味を持ったというアイシャ・ウィルズ。彼女はカナダでスズキ・メソードのレッスンを受け幼い頃からヴィヴァルディのフルート協奏曲などに触れていました。
12歳の時にカナダでトラヴェルソ奏者のマルテン・ロートに出会ったウィルズはその後、17歳の時にオランダへと渡り、アムステルダム音楽院でロートに師事しました。
修士課程で古楽を重点的に学んだ彼女は、2017年に優秀な成績で卒業すると、2018年にアムステルダムで設立された古楽アンサンブル「ポストスクリプト」のメンバーとなり、ドイツのグラウン兄弟コンクールで第1位を獲得しています。
グレン・グールドの《ゴルトベルク変奏曲》を聴いてバッハへの愛に気づかされたというアイシャ・ウィルズは、「今がフルート・ソナタを録音する時だ」といい、リズムとアンサンブルの流れの中で自然な形で装飾を施すなど、バッハだったらどうするかということに思いをはせながら演奏しています。
※録音:2022年5月31日-6月2日、ヴァルシェ教会(アムステルダム、オランダ)

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INVENTA
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The Sword & The Lily
最後の審判のための15世紀のポリフォニー
1. ヨハネス・オケゲム(1410頃–1497):
レクイエム: Domine Jesu Christe
2. 作者不詳: Exultet celum laudibus
3. 作者不詳: Clare sanctorum senatus
4. ヨハネス・レギス(1425頃–1496頃):
Missa L'homme armé ミサ「武器を持つ人」/
Dum sacrum mysterium: Kyrie
5. 作者不詳: Ut queant laxis
6. ヨハネス・マルティーニ(1430頃–1497):
Magnificat マニフィカト(Mode IV)
7. 作者不詳: Venite benedicti patris
8. 作者不詳: Urbs beata Jerusalem
9. アントワーヌ・ブリュメル(1460頃–1512頃/13):
レクイエム: Dies irae |
ファウント&オリジン(声楽アンサンブル)
ジェイムズ・トムリンソン(音楽監督) |
録音: 2022年1月16-18日 St John the Evangelist,
Iffley Road, Oxford(UK)
このアルバムは、初期フランドル地方の画家ロヒール・ファン・デル・ウェイデン(1400頃-1464)の多翼祭壇画「最後の審判」を音楽で表現しようとしたものです。
この祭壇画は、中央のもっとも高い位置にキリストが描かれ、その左側には剣(Sword)、右側には聖母の象徴である百合(Lily)が配置され、各々の絵には聖書から引用された言葉が記されており、細部まで色鮮やかに描き込まれた人物たちとともに、世界の終わりの瞬間がさまざまな寓意を込めて描かれています。
このアルバムでは、15世紀に活躍した作曲家たちによる、祭壇画に描かれた場面に関連した歌詞を持つ曲を収録しています。
演奏するファウント&オリジンはこのアルバムがデビュー作。2018年にジェイムズ・トムリンソンが設立したアルト2、テノール3、バリトン1、バス2で構成された声楽アンサンブルで、中世後期の作品を得意としています。

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コエーリョ:Flores De Mvsica
音楽の花束 第1集(1620)
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セルジオ・シルバ(オルガン)
マリアーナ・モルダン(ソプラノ)
マリア・デ・ファティマ・ヌニェス(メゾ・ソプラノ) |
オルガン...エルバス大聖堂
メイン・オルガン...Pascoal Caetano Oldovino
(1762)
ポジティフ・オルガン...Pascoal Caetano
Oldovino (1758)
録音: 2021年12月1、2日、2022年4月2日 Elvas
Cathedral 、Alentejo(ポルトガル)
ポルトガル・ルネサンス期のオルガニスト、作曲家マヌエル・ロドリゲス・コエーリョの現存する唯一の作品集「Flores
De Mvsica 音楽の花束」。
1620年に印刷され、スペイン王フィリペ3世に献上された500ページ以上にもなるこの曲集は、17世紀に印刷された音楽作品としては最大級のものです。
中には24のティエント、101のオルガン伴奏による賛美歌など、コエーリョ作品に加えて当時の作曲家たちの作品も収録しています。
コエーリョの作品は込み入った対位法を用いることなく、比較的単純なハーモニーで明快に書かれているのが特徴で、同時代のスウェーリンク作品を思わせる見事な仕上がりを見せます。
曲集の初版発行400年記念となるこのアルバムは、最新の研究結果を盛り込んだ新しい楽譜を用いて、生前のコエーリョがオルガニストを務めていたエルバス大聖堂で録音。
オルガンのソロ曲はメインのオルガンで、歌を伴う曲では小型のポジティフ・オルガンで演奏しています。

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RESONUS CLASSICS
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ラウティオ・ピアノ三重奏団
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 Op. 1
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op. 1 No. 1
1. Allegro
2. Adagio cantabile
3. Scherzo & Trio
4. Finale
ピアノ三重奏曲 ト長調 Op. 1 No. 2
5. Adagio – Allegro vivace
6. Largo con espressione
7. Scherzo & Trio
8. Finale |
ラウティオ・ピアノ三重奏団
【メンバー】
ジェーン・ゴードン(ヴァイオリン)
Giovanni Battista Rogeri (Brescia, c.
1630)
ヴィクトリア・シモンセン(チェロ)
Giovanni Grancino (Milan, 1687)
ヤン・ラウティオ(フォルテピアノ)
Paul McNulty, after Walter & Sohn
(1805) |
録音: 2021年6月7-9日 Henry Wood Hall,
London(UK)
このアルバムに収録された2曲のピアノ三重奏曲は、1793年から1795年頃にベートーヴェンが作曲した作品番号1に含まれており、彼を庇護していたカール・リヒノフスキー侯爵に献呈されました。
作品にはベートーヴェンの師であるハイドンの影響が色濃く表れており、師譲りの疾走感あふれるリズムは、後にベートーヴェン室内楽作品の特徴となるエネルギッシュなドラマ展開を、この初期作品においても高める効果を果たしています。
演奏するラウティオ・ピアノ三重奏団はピリオド楽器を用いて18世紀から19世紀作品を中心に演奏するアンサンブル。
2016年に発表したモーツァルトの三重奏曲が高く評価されて以降、優れたアルバムを世に送り出すとともに、近年はモダン楽器も操り、現代作曲家作品の初演も数多く行うなど活動の幅を広げています。

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エリザベス・ラッチェンス(1906-1983):ピアノ作品集
第2集 |
マーティン・ジョーンズ(ピアノ) |
The Check Book チェック・ブック...世界初録音
1. Air/2. Ballet/3. Country Dance/4.
Musette/5. The Musical Box/6. Recitation/
7. Legend/8. Bagatelle/9. March/10.
Funambulist/11. Plainte/12. Burla
Three Improvisations 3つのインプロヴィゼーション
13. Adumbration/14. Obfuscation/15.
Peroration
Five Intermezzi 5つの間奏曲 Op. 9
16. Allegro moderato/17. Allegro, ma
non troppo, ma agitato/
18. Allegretto capricioso/19. Adagio/20.
Poco allegro e con moto
Five Bagatelles 5つのバガテル Op. 49
21. I/22. II/23. III/24. IV/25. V
26. Piano e Forte ピアノとフォルテ Op.
43...世界初録音
27. The Ring of Bone 骨の環 Op. 106
28. Maybe – Encore Op. 159...世界初録音
29. Sonata Movement ソナタの楽章 (Allegro
molto)...世界初録音 |
録音: 2022年4月28日 Wyastone Concert Hall,
Monouth(UK)
英国の近代作曲家、エリザベス・ラッチェンス。幼い頃から作曲家を志し、1922年、パリのエコールノルマル音楽院に留学した後、1926年から1930年に響きを好まず、少ない音のみで音楽を作り出すなど、豊かな探求心に支えられたモダンな音楽を作り出した作曲家として評価されています。
第2集となるこのアルバムには、子供のための12の小品「チェック・ブック」やドビュッシーの影響が感じられる「ピアノとフォルテ」、1982年に書かれた彼女の最後のピアノ作品「Maybe
– Encore」、未発表の「ソナタの楽章」など、4つの世界初録音を含む、ラッチェンス初期から晩年の作品が収録されています。
演奏は第1集と同じくマーティン・ジョーンズ。ラッチェンスをはじめ、英国を中心とした知られざる作曲家の作品の紹介に力を尽くす英国のピアニストです。

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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ集 Op. 10
ピアノ・ソナタ ハ短調 Op. 10 No. 1
1. Allgro molto e con brio
2. Adagio molto
3. Finale: Prestissimo
ピアノ・ソナタ ヘ長調 Op. 10 No. 2
4. Allegro
5. Allegretto
6. Presto
ピアノ・ソナタ ニ長調 Op. 10 No. 3
7. Presto
8. Largo e mesto
9. Menuetto & Trio
10. Rondo: Allegro |
ダニエル・トング(フォルテピアノ)
ポール・マクナルティによる1805年製
アントン・ヴァルターの再現楽器 |
録音: 2021年12月7-9日 Chapel of Sidney
Sussex College, Cambridge(UK)
コーンウォール生まれのピアニスト、ダニエル・トング初のソロ・アルバム。
1798年9月に出版されたベートーヴェンの作品10の3つのソナタは、この時期優れたピアニストとして活躍していた彼の技巧と音楽性を、更にアピールするために書かれた曲集。
明快な和声と、めりはりの効いた速度設定を用いた結果、極めて引き締まった作品としての仕上がりを持つ、若き日のベートーヴェンの野心作です。
トングはアントン・ヴァルターの再現楽器を用い、作曲当時の響きを丹念に紡いでいます。

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SOMM RECORDINGS
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DANCE!
1-8. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
『プルチネッラ』組曲
(R.バーチャル編)...世界初録音
リチャード・バーチャル(1984-):
Contours 輪郭...世界初録音
9. I. Moderate
10. II. Fast
11. III. Nocturne (Adagio)
12. IV. Fast Waltz
13. キャロライン・ショウ(1982-): Gustave
Le Gray
ギュスターヴ・ル・グレイ(A. イム編) ...世界初録音
シェリル・フランシス=ホード(1980-):
My Fleeting Angel わが儚い天使
14. I. Larghetto
15. II. Allegro spiritoso e scherzando
16. III. Allegretto eleganza
モーリス・ラヴェル(1875-1937):
『ダフニスとクロエ』から情景(D.ノッツ編)
...世界初録音
17. I. Nocturne 夜想曲
18. II. Pantomime パントマイム
19. III. Danse Guerriere 戦いの踊り |
ミネルヴァ・ピアノ・トリオ
【メンバー】
アニー・イム(ピアノ)
ミハウ・チヴィジェヴィチ(ヴァイオリン)
リチャード・バーチャル(チェロ) |
録音: 2022年1月22-23日 The Menuhin Hall,
Stoke d'Abernon(UK)
2013年に結成されたミネルヴァ・ピアノ・トリオのデビュー・アルバム。
「完璧な技術、高い成熟度、集中力、作品への共感とエネルギーが感じられる」と高く評価される彼らは、このアルバムでストラヴィンスキーとラヴェルの代表作と、3人の現代作曲家バーチャルとホード、ショウの作品を演奏、フランシス=ホード以外の作品は、どれも新たなアレンジを施した世界初録音となります。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
SOMM RECORDINGS
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エイドリアン・ボールト(指揮)&ボストン交響楽団
ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第2集
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
1. 勝利のための感謝祭(感謝の歌)
2. 音楽へのセレナード
仮面劇『ヨブ』
3. 第1場: Introduction – Pastoral
Dance –
Satan's Appeal to God – Saraband
of the Sons of God
4. 第2場: Satan's Dance of Triumph
5. 第3場: Minuet of the Sons of Job
and their Wives
6. 第4場: Job's Dream –
Dance of Plague Pestilence, Famine
and Battle
7. 第5場: Dance of the Three Messengers
8. 第6場: Dance of Job's Comforters
–
Job's Curse – A Vision of Satan
9. 第7場: Elihu's Dance of Youth and
Beauty –
Pavane of the Sons of the Morning
10. 第8場: Galliard of the Sons of
the Morning –
Altar Dance and Heavenly Pavane
11. 第9場: Epilogue |
エルシー・サダビー(ソプラノ)...1
ヴァレンタイン・ダイヤル(ナレーター)...1
ジョージ・ソールベン=ボール(オルガン)...1
トーマス・コラム・スクール児童合唱団...1
イゾベル・ベイリー(ソプラノ)...2
アストラ・デズモンド(コントラルト)...2
ベヴァリッジ・ホワイト(テノール)...2
ハロルド・ウィリアムズ(バリトン)...2
BBC交響楽団&合唱団...1、2
ボストン交響楽団...3-11
エイドリアン・ボールト(指揮) |
録音: 全てライヴ1945年5月13日 BBC broadcast(UK)...11946年9月29日
BBC broadcast(UK)...21946年1月26日 Symphony
Hall, Boston Massachusetts(USA)...3-11
第1集(ARIADNE5016)に続く、ヴォーン・ウィリアムズの生誕150年を記念したアルバム。
今作はエイドリアン・ボールトの指揮による3つの作品をクリアな音で復刻しています。
冒頭の2作品は、1930年にボールトが創設し、1950年まで首席指揮者を務めたBBC交響楽団による演奏。「勝利のための感謝祭」はソプラノ・ソロ、ナレーターとオルガン、オーケストラ、合唱の大編成による作品で、1945年の初演となったラジオ放送の録音です。
「音楽へのセレナード」は1946年のBBC第3番組(現ラジオ3)のオープニング・ナイトで演奏された作品で、『ヴェニスの商人』の第5幕第1場が題材となっています。
こちらは1938年に作曲家の友人で、名指揮者ヘンリー・ウッドへのオマージュとして書かれました。もともとは16人の歌手のための曲でしたが、ヴォーン・ウィリアムズ自身によりオーケストラと4人のソリスト、合唱のためにアレンジ。この放送が当ヴァージョンの世界初演となりました。
『ヨブ』はボールトに献呈された劇音楽で、ボールトはこのボストン交響楽団との演奏の後、4回のスタジオ録音を行うほどのお気に入り作品でした。
今回の復刻も、これまでにも数々の名盤の復刻にあたった、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターによるノイズの少ないリアルな音が蘇りました。
なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されています。
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<メジャー・レーベル>
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SONY
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19439934022
\3100→\2890 |
ピアノによるドイツ民謡集
~マルティン・シュタットフェルト
1. Annchen von Tharau(ターラウのエンヒェン)
2. Guter Mond(麗しき月よ)
3. Auf, auf zum frohlichen Jagen(さあ出掛けよう楽しい狩りに)
4. Aber Heidschi Bumbeidschi(チロルの子守歌)
5. Kein Feuer, keine Kohle(密やかに人目を忍ぶ恋ほどに)
6. WeiBt du, wieviel Sternlein stehen(空のお星様いくつ?)
7. Es klappert die Muhle(小川の辺に水車が)
8. Es waren zwei Konigskinder(王子と王女がおりました)
9. Es dunkelt schon in der Heide(暗い森の中)
10. Steigerlied(ご無事で) 伝統的な鉱夫の歌
11. Wer hat die schonsten Schafchen(誰が最も美しい小さい羊を持っていますか)
12. Die Gedanken sind frei(思いは馳せる)
13. Wenn alle Brunnlein flieBen(すべての泉が湧き出ているなら)
14. Zwischen Berg und tiefem Tal(山と深き谷の間に)
15. Bald gras ich am Neckar(あるときにはネッカル川で草刈りよ)
16. Im Krug zum grunen Kranze(水差しで緑のリースに)
17. Ade nun zur guten Nacht(さようなら、おやすみなさい)
18. Es, es, es, und es(ああつらい)
19. Freiheit, die ich meine(余の想ふ自由よ)
20. Geh aus, mein Herz(出て行って、私の心)
21. Der Mai ist gekommen(5月がやってきた)
22. Muss i denn, muss i denn zum Stadtele
hinaus(別れの歌)
23. Das Lieben bringt groBe Freud(愛は大いなる喜びをもたらす)
24. Im Marzen der Bauer(農夫は春に)
25. An der Saale hellem Strande(ザーレ河のほとりに)
26. In einem kuhlen Grunde(すずしき谷間に)
27. Der Mond ist aufgegangen(お月さまが出たよ)
28. Schlafe, mein Prinzchen(おやすみ王子さま)
29. Guter Mond(麗しき月よ)
30. Kein schoner Land(美しき谷間にて) |
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
ベラ・プリヒト(ピアノ:29) |
録音:2021年8月31日~9月3日、ドイツ、カイザースラウテルン、SWR南西ドイツ放送スタジオ
6歳からピアノを始め、9歳で初リサイタルを開催したマルティン・シュタットフェルト。2002年ライプツィヒで行われた国際J.S.バッハ・コンクールで、最年少およびドイツ人として初優勝して以降「バッハの名手」として活躍。2004年の『ゴルトベルク変奏曲』はドイツのクラシックCDアルバム・チャートのトップを飾るなど快進撃を続けています。近年はロマン派の作品演奏でも話題をさらっています。
本作は、最も美しく愛されているドイツ民謡を集め、自ら新たに編曲した特別なアルバムです。
「Die Gedanken sind frei」「Geh aus mein
Herz」「Der Mai ist gekommen」「Guter Mond」など、時代を超えて愛されるメロディは、何世代にもわたって親しまれています。
編曲の際、様々な部分で古いパッサカリア(低声部で同一音形が繰り返され、上声部で変奏が行われる三拍子の曲)の形式を取り入れているのも特徴的です。
また、彼の教え子であるベラ・プリヒトとの共演で、「Guter
Mond」をピアノ連弾用に編曲したものも収録。
さらには、曲の出だしや最後の部分で曲のテーマに対する個人的な感情を表現し、曲によっては大作曲家の音楽と非常に近いことを感じさせます。
作品を熟知しているリスナーならわかるかも、というようなモーツァルトとベートーヴェンのメロディを織り交ぜたりしています。
ヘンデル、ベートーヴェン、シューマンなどのこれまでシュッタトフェルトが有名なメロディを取り入れるなど、伝統的な楽曲をピアノ用に編曲してきたことは、このシリーズでも継続されています。
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<映像>

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