≪第117号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2022/10/11~
10/14(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 169SABD
(Blu-ray Disc Audio
+SACD HYBRID)
¥4000
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北極の音
ラッセ・トーレセン(1949-): <北極の音>~
素晴らしい土地
I 見わたすかぎり白
II 聳えたつ氷河
III 空の群れと飛翔
出会い思い出
IVa 出会い思い出 I: 4つの北極の雰囲気
IVb 出会いの思い出 II: 魂の旅
弦楽オーケストラのための2つの楽章
Va 厳粛な時 - 暗い時 - 明るい時
Vb フィドルの祭り
VI 未踏への賛歌
VII 倒壊 |
アークティック・フィルハーモニック
クリスチャン・クルクセン(指揮) |
世界最北端のオーケストラ、アークティック・フィルハーモニック。<北極の音>を探す音楽探検、2Lが贈る至極のイマーシブオーディオで聴く!
録音:2021年8月 ストルメン・コンサートホール(ボードー、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング・ミクシング
・編集・マスタリング: モッテン・リンドベルグ
共同制作:アンナ・ハルトマン、ラッセ・トーレセン
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel
DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD]
[Disc 2: Blu-ray: 5.1 DTS HD-MA (24bit/192kHz),
7.1.4. Auro-3D (96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos
(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz),mShuttle:
MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide]
「アークティック・フィルハーモニック」は、ボードーのシンフォニエッタとトロムソの室内オーケストラが合体して生まれた世界最北端のプロフェッショナル・オーケストラです。
プロジェクトと演奏する作品に合わせ、4つの形態に分かれて活動しています。デンマークのクリスチャン・クルクセンが首席指揮者を務める「交響楽団」。
アメリカのティム・ワイス がリーダーの「シンフォニエッタ」。ヘンニング・クラッゲルードが芸術監督の「室内管弦楽団」。エスペン・ラングヴィーク
を代表する「オペラ」。ボードーのストルメン・コンサートホールを中心に年間、200から250のコンサートを開催しています。
「北極の音」は、アークティック・フィルハーモニックの特徴を示す「シグネチャー・ワーク」を求めるプロジェクトでとして企画されました。
「ひとつのコンサートのプログラムになる大規模な作品でありながら、異なるアンサンブルが独立した曲として演奏することのできる楽章をもった、『北極圏ノルウェー』を映す音楽」。
2013年に構想され、ノルディック・ヴォイセズのための《六重唱曲
Op.49》(天の歌~トゥーレセン:宗教的声楽作品集/『Himmelkvad』(2L075SABD))で2010年の「北欧音楽委員会(NOMUS)」賞を受けたラッセ・トーレセン
に委嘱されることが決まりました。
アークティック・フィルハーモニックが選んだ《北極の音》を作品名とし、「素晴らしい土地」の副題がつけられました。
7つの楽章で構成され、それぞれの映す内容によって、アヴァンギャルドから伝統的な語法まで、異なるいくつかのスタイルで書かれています。
薄明かりの中〈みわたすかぎり白〉の第1楽章。地表でもっとも重く大きい〈聳えたつ氷河〉に時折ハジロウミバドの鋭い鳴き声が混じる第2楽章。ウミスズメの群れに襲いかかるトウゾクカモメのドラマを語る第3楽章〈空の群れと飛翔〉。
サーミのヨイクを織りこんだ第4楽章〈出会いの思い出〉は、シンフォニエッタのために書かれ、2つの部分に分かれています。
「雨 I(Regn I)」「曇り。晴れてゆく」「よい天気。海」「雨
II」の〈4つの北極の雰囲気〉と〈魂の旅〉。第5楽章〈弦楽オーケストラのための2つの楽章〉も、サーミの土地に興ったルター派のリバイバル運動の〈厳粛な時
- 暗い時 - 明るい時〉とノルウェーの民俗音楽による〈フィドルの祭り〉の2つの部分で構成されています。第6楽章は、さらに北にある「もろく、しかし力強く、素晴らしい」〈未踏への賛歌〉。最後の第7楽章が「この惑星の人間生活が直面する」〈倒壊〉。
モッテン・リンドベルグのプロデュースとエンジニアリング。2021年8月、作曲者のトーレセンが立ち合い、ストルメン・コンサートホールで録音セッションが行われました。
[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure
Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray
プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCをお使いください。]
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INITIALE
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ペトルリクがバッハとブーレーズを並べた斬新企画
(1)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001
(2)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
(3)ブーレーズ:アンテーム2 |
ダヴィド・ペトルリク(ヴァイオリン)
ジャック・ワルニエ(エレクロニクス)(3) |
若手注目株ペトルリクがバッハとブーレーズを並べた斬新企画
録音:2020年1月/パリ音楽院/62'25"
ダヴィド・ペトルリクは1995年生まれのフランスのヴァイオリニスト。14歳でパリ音楽院に入学し、ボリス・ガルリツキーとイーゴリ・ヴォローチンに師事。ヨーロッパのいろいろな国際コンクールに入賞し、クレーメルからも注目される期待の若手です。
Bで始まる名前の3人の作曲家による無伴奏ヴァイオリン曲を集めていますが、バロック、近代、現代の音楽史に足跡を残したのみならず、音楽的にもエキサイティングな名作ばかり。
1702年製グヮルネリの銘器「ex Schubert」の深い音色にも魅了されます。
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ハイブリッド史
(1)マーク・アンドレ:
アン=フィニⅠ~プリペアード・ハープ、タムタムと大太鼓
(2)ジョルジュ・アペルギス:フィデリテ(1982)~ハープと声
(3)ジャン=クロード・リセ:
ルライ(1992)~レバーハープとエレクトロニクス
(4)アウレリオ・エドレル=コペス:スゥル(2009)~ハープと声
(5)ジャヌイベ・テジェラ:エンヴォル |
アリス・ベリュグ(ハープ、打楽器、声)
ジャック・ワルニエ(エレクロニクス) |
ハープの可能性を追求した音世界
録音:2020年10月/パリ音楽院/64'16"
ピアノを、ソルボンヌ大学で音楽学を専攻、ハープはモレッティやラングラメに師事しました。
このアルバムは5人現代作曲家によるハープと他楽器(媒体)のためのハイブリッドを追求する内容となっています。
エレクトロニクス以外はすべてベリュグが一人で演じていて多才ぶりを発揮していますが、ハープそしてベリュグの歴史までをひとことで表現。
作曲家もアペルギスのような重鎮から1970年代生まれのブラジルのふたりの若手エドレル=コペスとテジェラの強烈な色彩までハープの可能性を感じ取れる内容となっています。
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ニコラ・モンドン:草むらに投げこまれた銅
(1) デイリー・コロトミー~
アルトフルート、プリペアード・チェロ、ギター、
プリペアードピアノ、エレクトロニクス
(2)スメ・デュン・シノンⅠ~
ソプラノ& バリトンサクソフォン、プリペアードピアノ、
プリペアードハープ、プリペアード・ヴァイオリン、
チェロ、コントラバス
(3)トリオ~
アルト& バスフルート、ソプラノ&
テノールサクソフォンとピアノ
(4)チェンゴック~フルート |
ハビエル・ゴンサレス・ノバレス(指揮)
アンサンブル・インソリトゥス |
ガムランに魅せられた若きフランス人作曲家の世界
録音:2019年9月30日-10月4日/パリ音楽院/53'53"
ニコラ・モンドンは1980年ナント生まれの作曲家。パリ音楽院で当初ピアノを専攻したこともあり、ピアニストとしても知られています。
モンドンはガムラン音楽の研究家でもあり、その要素は作品にも明瞭に反映されています。
ここに収められた4作品もジャワのガムラン音楽の技法が用いられていて興味津々。
ワールド・ミュージック好きにもオススメです。
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CEDILLE RECORDS
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CDR90000215
(3CD)
¥3600 →\3290
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バンフ国際弦楽四重奏コンクール優勝、
アメリカのドーヴァー四重奏団
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第12番-第16番 |
ドーヴァー四重奏団 |
【CD1】
弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 Op. 127
1. I. Maestoso - Allegro/2. II. Adagio,
ma non troppo e molto cantabile - Andante
con moto -/
3. III. Scherzando vivace - Presto
- Tempo I/4. IV. Finale
弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op. 130
5. I. Adagio ma non troppo - Allegro/6.
II. Presto/7. III. Andante con moto, ma
non troppo/
8. IV. Alla danza tedesca: Allegro
assai/9. V. Cavatina: Adagio molto espressivo
-/
10. VI. Finale: Allegro
【CD2】
1. 大フーガ 変ロ長調 Op. 133
弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op. 131/
2. I. Adagio, ma non troppo e molto
espressivo -/
3. II. Allegro molto vivace -/4. III.
Allegro moderato - Adagio -/
5. IV. Andante, ma non troppo e molto
cantabile/6. V. Presto - Molto poco adagio
-/
7. VI. Adagio quasi un poco andante
-/8. VII. Allegro
【CD3】
弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op. 132
1. I. Assai sostenuto - Allegro/2.
II. Allegro ma non tanto/
3. III. Heiliger Dankgesang eines Genesenen
an die Gottheit,
in der lydischen Tonart: Molto adagio
- Neue Kraft fuhlend:Andante - Molto adagio/
4. IV. Alla marcia, assai vivace -
Più allegro -/5. V. Allegro appassionato
弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op. 135
6. I. Allegretto/7. II. Vivace/8.
III. Lento assai, cantante e tranquillo/
9. IV. Der schwer gefasste Entschluss:
Grave, ma non troppo tratto - Allegro |
録音: 2021年1月16-19日、5月14-16日、7月21-24日Sauder
Concert Hall, Goshen College Goshen, インディアナ州(USA)
2013年、カナダで開催された"バンフ国際弦楽四重奏コンクール"で優勝を飾り、一躍世界的な注目を浴びたアメリカのドーヴァー四重奏団。
グラミー賞ノミネート経験もあるこのアンサンブルのメンバーは、カーティス音楽院とライス大学シェパード音楽学校の卒業生で構成されており、アンサンブル名はサミュエル・バーバーの作品「ドーヴァー・ビーチ」から採られています。
第1集、第2集と絶賛されたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集を締めくくる第3集は、ベートーヴェンの晩年のほぼ2年間で作曲された作品で構成されており、柔和な表情を見せる第14番から最後の完成作品である第16番まで、作曲家が行きついた"至高の芸術"とされる5作が披露されます。
ドーヴァー四重奏団はこれまでにもコンサートでベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏を行っており、中でも1955年から続くベートヴェン・シリーズで有名なバッファロー大学での室内楽シリーズでは、ブダペスト、グァルネリ、クリーヴランドといった名門弦楽四重奏団に続く起用となったことで話題になるなど、ベートーヴェン演奏で特に高く評価されています。
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LINN RECORDS
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エガー&ネポムニャシチャヤ
J.C.バッハ、モーツァルト: ピアノ連弾作品集
1-2. ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
ソナタ ハ長調 Op.15-6
3-5. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
ソナタ ニ長調 K. 381
6-7. J. C. バッハ: ソナタ イ長調 Op.18-5
8. モーツァルト: 変奏曲 ト長調 K. 501
9-10. J. C. バッハ: ソナタ ヘ長調 Op.18-6
11-13. モーツァルト: ソナタ 変ロ長調 K.
358 |
デュオ・プレイエル(古楽器使用)
アレクサンドラ・ネポムニャシチャヤ、
リチャード・エガー(フォルテピアノ) |
使用楽器:ウィーンのアントン・ヴァルター1795年頃製モデルによる5オクターヴのフォルテピアノ(アムステルダムのへイス・ヴィルデロムによる再現楽器、2000年製作) ピッチ:
A=421Hz
録音: 2020年1月14-16日、ルター派教会、ハーレム(オランダ)
【大先輩の「歌うアレグロ」とそれに魅せられた少年の才覚を、名手たちの連弾で!】
大バッハの末子として1735年に生まれ、オペラの本場イタリアで最前線の音楽様式を身につけた後ロンドンに渡り、大きな成功を収めたヨハン・クリスティアン・バッハ。
モーツァルトは父に連れられロンドンを訪れた少年時代、この大先輩が紡ぎ出す流麗な旋律美に魅了され、その作品を編曲するなど大きな学びを得ました。
その崇敬は後年まで続き、ウィーンで身を立て始めた1782年の元旦にJ.C.バッハが亡くなった時にも、父レオポルト宛の手紙で「音楽界にとって大きな損失」と嘆いています。
大バッハ同様に鍵盤音楽でも才能を開花させたJ.C.バッハは、特にロンドンで早くから普及し始めたピアノ向けにも数多くのソナタや協奏曲を出版、意外に18世紀の曲が残っていない連弾のためのソナタも手がけました。
それらの作品とモーツァルトの連弾作品を集め、18世紀当時のモデルによるフォルテピアノで録音したのがこのアルバム。
エンシェント室内管弦楽団の指揮者およびチェンバロ奏者として圧倒的な経歴を誇り、フォルテピアノでも熟達した腕前を披露してきたエガーと、そのデュオ・パートナーであるネポムニャシチャヤによる解釈は、音域ごとに異なる特性を持つフォルテピアノならではの魅力を存分に際立たせ、両作曲家が巧みに織り上げた低音部と高音部での軽やかな対話を隅々まで堪能させてくれます。ほどよい残響の中で楽器の直接音を的確に捉えたエンジニアリングもLINNならでは。
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15世紀イタリアのフランドル楽派たち
1. 作者不詳: Terribilis est locus iste
畏怖すべきこの場所よ
2. ギヨーム・デュファイ(1397頃-1474):
Mirandas parit haec urbs フィレンツェの都には誉むべき娘たちが
3. フィルミヌス・カロン(生歿年不詳、1460-1475頃活躍):
Rose playsante odorant 喜ばしくも薫り高きバラ
4. ヨハネス・オケゲム(1410頃-1497):
D'ung aultre amer 他の婦人を愛しながらも
5. オケゲム: Alma redemptoris mater 贖罪主の母なる方よ
6. ロワゼ・コンペール(1445頃-1518):Dictes
moy toutes voz pensees
おっしゃってください、あなたの思いを隅々まで
7. アントワーヌ・ビュノワ(1430頃-1492):
Mon seul et cele souvenir これがわたしの唯一の思い出
8. オケゲム: Aultre Venus estes sans faille
欠けたるところのない、美の女神の化身
9. デュファイ:
Lamentatio sanctae matris ecclesiae Constantinopolitanae
コンスタンティノープル聖母教会の嘆き
10. 作者不詳:
Concupivit rex 王はあなたに美しくあれと願ったのです
11. デュファイ:Du tout m'estoie abandonne
わたしは何もかも失った(ハープ独奏による演奏)
12. エーヌ・ヴァン・ヒゼヘム(1445頃-1497):
De tous biens plaine あらゆる美徳に満ちた彼女
13. デュファイ:De ma haulte et bonne aventure
わたしは気高くも善き幸運に恵まれ
14. アレクサンデル・アグリコーラ(1445/6頃-1506):
J'ars de desir わたしは欲望に身を焦がす
15. 作者不詳:Terribilis est locus iste
(respond and verse)
畏怖すべきこの場所よ(朗読と応唱)
16. ヨハネス・ティンクトーリス(1435頃-1511):
Virgo Dei throno digna 神の玉座に相応しき乙女よ
17. ビュノワ: Terribile fortuna (M'a vostre
cueur mis en oubli)
酷い運命に(あなたの心がわたしをお忘れとは)(ハープ独奏による演奏)
18. 作者不詳: Gloria patri (Terribilis
est, doxology and respond)
栄光あれ、父と子と/畏怖すべきこの場所よ(栄唱と応唱)
19. デュファイ:Nuper rosarum flores
つい先頃、バラが次々と花開き/畏怖すべきこの場所よ |
ゴシック・ヴォイシズ
キャサリン・キング(メゾソプラノ)
スティーヴン・ハロルド、
ジュリアン・ポッジャー(テノール)
サイモン・ホワイトリー(バス=バリトン)
エリザベス・ポール(メゾソプラノ)
スティーヴン・チャールズワース(バリトン)
アンドルー・ローレンス=キング(各種ハープ) |
録音: 2022年1月12-15日、ボクスグローヴ小修道院、チチェスター(イングランド南東部サセックス地方)
【深い経験と瑞々しい感性に裏打ちされた、15世紀音楽の高雅なる解釈】
ルネサンス期の多声音楽は15世紀末から16世紀、すなわちジョスカン・デ・プレ以降パレストリーナを経てジェズアルドやビクトリアの時代がホットゾーンですが、その大発展を準備した「上の世代」つまり15世紀の作曲家たちは、中世とルネサンスの双方に立脚した注目すべき人物が少なくありません。
英仏百年戦争やビザンティン帝国滅亡など欧州社会も大きく動いた当時、美術や音楽など芸術諸分野では先進的なフランドル地方から多くの天才が現れ、芸術愛好の為政者や知識人が多かったイタリア半島でも活躍をみせました。
ここではそんな時代のイタリア芸術を象徴する、メディチ家の庇護下で建築や美術の黄金時代を迎えた都フィレンツェが舞台。
この都に集ったフランドル楽派の作曲家たちの作品とともに、百年戦争の係争地フランドル地方を征したブルゴーニュ公の宮廷にも仕えていた巨匠ギヨーム・デュファイの作品を多く取り上げ、フランドル楽派初期の栄光がイタリアでいかに花開いていたかを実力派たちの名演で伝えてくれます。
LINNに名盤の多いゴシック・ヴォイシズは今回も少数精鋭の重唱編成で声部の交錯をクリアに伝え、折々に名手ローレンス=キングのハープが時に独奏で、あるいは頼れる伴奏として歌を彩り、遠く中世に遡る宮廷恋愛歌の伝統からの流れを浮き彫りにします。
教会音楽と恋愛歌という、聖俗両面にまたがる美の双貌をじっくりお楽しみください。
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NAXOS
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フンメル編曲によるベートーヴェンの交響曲室内楽版第2弾
ベートーヴェン(フンメル編):グランド・シンフォニー集
第2集
交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
(J.N.フンメルによるフルートとピアノ三重奏編)
1. I. 田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め
Allegro ma non troppo
2. II. 小川のほとりの情景 Andante molto
mosso
3. III. 田舎の人々の楽しい集い Allegro
4. IV. 雷雨、嵐 Allegro
5. V. 牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち
Allegretto
交響曲第2番 ニ長調 Op. 36
(J.N. フンメルによるフルートとピアノ三重奏編)
6. I. Adagio molto - Allegro con brio
7. II. Larghetto
8. III. Scherzo: Allegro
9. IV. Allegro molto |
ウーヴェ・グロット(フルート)
ペットマン・アンサンブル
【メンバー】
カート・トンプソン(ヴァイオリン)
エディト・ザルツマン(チェロ)
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ) |
録音: 2019年10月2-5日 Hanson Dyer Hall,
Ian PotterSouthbank Centre, MelbourneConservatorium
of Music, University ofMelbourne, Victoria(オーストラリア)
フンメル編曲によるベートーヴェンの交響曲室内楽版第2弾、「田園」が登場!
19世紀にはレコードなどの録音はありませんでしたが、楽譜出版が盛んになり、大規模な管弦楽作品を室内楽編成に編曲して演奏する「ハウスムジーク」が流行しました。
ベートーヴェンより8歳年下のフンメルも、モーツァルトやベートーヴェンの交響曲や協奏曲の室内楽版を作っています。
ここに収録された第6番「田園」と第2番では、原曲のオーケストラとは一味違って、演奏者の繊細な会話にも似た味わいを楽しむことができます。
フルートは前作と同じウーヴェ・グロットで、彼が参加するペットマン・アンサンブルが見事な演奏を聴かせます。
今回はピアノにヴェテラン奏者、ミヒャエル・エンドレスが加わり活気に満ちた演奏を繰り広げています。
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クリストフ・ポッペン(指揮)
モーツァルト: ミサ曲全集 第2集 大ミサ曲
1-13. ミサ曲第18番 ハ短調 「大ミサ曲」K.427
(F. バイヤーによる補筆完成版)
14-19. ミサ・ブレヴィス ハ長調
「シュポウル・ミサ」K. 258 |
カタリナ・コンラディ(ソプラノ)...
1-5、7、11、13-16、18、19
サラ・ロンベルガー(メゾ・ソプラノ)...
3、5、7、13-16、18、19
マルタン・ミッタールッツナー(テノール)...
7、13-16、18、19
ミハイル・ティモシェンコ(バス)...
13-15、18、19
ケルン西ドイツ放送合唱団...
1、2、4、6、8-10、12-19
ケルン室内管弦楽団
クリストフ・ポッペン(指揮) |
録音: 2021年10月8-15日 Deutschlandfunk
Kammermusiksaal, ケルン(ドイツ)
第1集(8.574270)が好評を博したNAXOSの新シリーズ、クリストフ・ポッペンが指揮するケルン西ドイツ放送合唱団とケルン室内管弦楽団の演奏によるモーツァルトのミサ曲全集。
第2集では未完成となったものの規模の大きさで知られる「大ミサ」ハ短調
K.427と1776年にシュポウル(シュパウアー)伯爵のために書かれたとされる「ミサ・プレヴィス」K.258の2曲を収録。
1782年に作曲された「大ミサ」は妻コンスタンツェがソプラノ・パートを歌い初演された作品で、クレドとアニュス・デイは未完成のまま残されており、近年、複数の補筆版が作成されています。
この録音では音楽学者でモーツァルト研究のオーソリティであるフランツ・バイヤーが補筆し1989年に出版した版が用いられました。
ハ長調の「ミサ・ブレヴィス(短いミサの意)」はシュポウル伯爵の聖職受任式のための曲と考えられており、全体が祝祭的な雰囲気に包まれた、簡素ながらも明るさを持つ作品です。
今作でも、ドイツの歌劇場やオーケストラ出演で活躍する4人のソリストが起用されており、各々が素晴らしい歌唱を披露しています。
とりわけソプラノのカタリナ・コンラディの清冽な歌唱が聴きどころです。
ポッペンは今作でも作品の厳粛な美しさを引き出しています。
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黒人女性初の交響曲作曲家
F.B.プライス:管弦楽作品集
1. 演奏会用序曲第1番(1939)
(黒人霊歌「罪人よ、この収獲を枯らさないで」に基づく)
2. 演奏会用序曲第2番(1943)
(黒人霊歌「行け、モーゼ」「精霊を感じるたびに」
「誰も知らない私の悩み」に基づく)(エンディングA)
3. 交響詩「オークの歌」(1943)...世界初録音
4. 交響詩「オーク」(1943)(エンディングB)
5. コロニアル・ダンス(作曲年不明)...世界初録音
舞踏組曲(作曲年不明)...世界初録音
6. I. Allegretto
7. II. Allegretto
8. III. Allegro molto |
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・ジーター(指揮) |
録音: Studio der Wuerttembergischen Philharmonie
Reutlingen(ドイツ) 2022年4月20日...1、2 2022年4月21日...3、4 2022年4月22日...4-8
国際的に注目度急上昇中の作曲家フローレンス・プライス。
「黒人女性初の交響曲作曲家」と呼ばれるプライスの音楽は、アフリカ由来のリズムや黒人霊歌を大胆に取り入れて親しみやすさと感情に訴える個性的な魅力を備えています。
2021年のBBCプロムスのラスト・ナイトで演奏された交響曲第1番の第3楽章「ジュバ・ダンス」がその典型。このアルバムの収録曲にもそうした魅力が発揮されています。
交響詩ではハリウッドの映画音楽の影響を受けた華やかで色彩感豊かなオーケストレーションも楽しめます。
交響曲第1番でアメリカの作曲賞を受賞し、初演も大好評を得たプライス。
黒人霊歌を採り入れた「演奏会用序曲第1番」はシカゴ交響楽団での演奏がテレビ放送され、人気を博しました。
舞踊組曲は、ピアノのための「3つの小さな黒人のダンス」をプライス自身がオーケストレーションしたもの。こちらも歌心溢れる旋律と陽気なリズムが随所に聴かれます。
同じく黒人霊歌を採り入れた「演奏会用序曲第2番」や交響詩「オークの歌」は、その総譜の存在が2009年まで知られずにいましたが、プライス再評価が進んで陽の目を見たものです。
NAXOSレーベルに交響曲第1番&第4番(8.559827)と交響曲第3番(8.559897)を録音するなど、プライス作品の演奏に取り組んでいる指揮者ジョン・ジーターによる演奏です。
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ドヴォルザーク:グレイテスト・メロディーズ
(P.ブレイナーによるピアノ編) |
ピーター・ブレイナー(ピアノ) |
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
1. ピアノ五重奏曲 イ長調 Op. 81 B.
155(1887) - 第2楽章 ドゥムカ
2. ピアノ五重奏曲 イ長調 Op. 5 B. 28(1872)
- 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート
3. 夕べの歌 Op. 31(1876) - 第2曲 小さなおまえたち、小鳥よ
4. スラヴ舞曲第10番 ホ短調 Op. 72,
B. 145, No. 2(1886)
5. ロマンス ヘ短調 Op. 11 B. 38(1877)
6. セレナード ホ長調 Op. 22 B. 52(1875)
- 第1楽章 モデラート
7. セレナード ホ長調 Op. 22 B. 52 -
第2楽章 テンポ・ディ・ヴァルス
8. セレナード ホ長調 Op. 22 B. 52 -
第4楽章 ラルゲット
9. セレナード ニ短調 Op. 44 B. 77(1878)
- 第1楽章 モデラート・クアジ・マルチア
10. セレナード ニ短調 Op. 44 B. 77
- 第2楽章 メヌエット
11. ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 「ドゥムキー」
Op. 90 B. 166(1891) - 第2楽章 ポーコ・アダージョ
12. ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 「ドゥムキー」
Op. 90 B. 166 - 第3楽章 アンダンテ(パートI)
13. ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 「ドゥムキー」
Op. 90 B. 166 - 第3楽章 アンダンテ(パートII)
14. ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 「ドゥムキー」
Op. 90 B. 166 -
第4楽章 アンダンテ・モデラート (クアジ・テンポ・ディ・マルチア)
15. 交響曲第8番 ト長調 Op. 88 B. 163(1889)
- 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
16. 交響曲第8番 ト長調 Op. 88 B. 163
- 第2楽章 アダージョ(パートI)
17. 交響曲第8番 ト長調 Op. 88 B. 163
- 第2楽章 アダージョ(パートII)
18. 交響曲第8番 ト長調 Op. 88 B. 163
- 第3楽章 アレグレット・グラツィオーソ
19. 交響曲第8番 ト長調 Op. 88 B. 163
- 第4楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ
20. 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」
Op. 95 B. 178(1893) - 第1楽章 アダージョ
21. 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」
Op. 95 B. 178 - 第1楽章 アレグロ・モルト
22. 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」
Op. 95 B. 178 - 第2楽章 ラルゴ
23. 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」
Op. 95 B. 178 - 第4楽章 アレグロ・コン・フォーコ
24. ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op. 53
B. 96(1879) - 第2楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ
25. ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op. 53
B. 96 -
第3楽章 フィナーレ (アレグロ・ジョコーソ、マ・ノン・トロッポ)(パートI)
26. ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op. 53
B. 96 -
第3楽章 フィナーレ (アレグロ・ジョコーソ、マ・ノン・トロッポ)(パートII)
27. チェロ協奏曲 ロ短調(1895) Op. 104
B. 191 - 第1楽章 アレグロ
28. 弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 「アメリカ」
Op. 96 B. 179(1893) - 第2楽章 レント
29. ロンド ト短調 Op. 94, B. 171(1891)
30. 弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op. 97 B.
180(1893) - 第2楽章 アレグロ・ヴィーヴォ
31. 弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op. 97 B.
180 - 第3楽章 ラルゲット
32. ジプシーの歌 Op. 55 B. 104(1880)
- 第4曲 我が母の教え給いし歌
33. 歌劇《ルサルカ》 Op. 114 B. 203(1900)
- 第1幕 月に寄せる歌全てピーター・ブレイナーによるピアノ編 |
録音:2021年4月22-23日 Henry Wood Hall,London(UK)...4-8、11、12、15、18、19、21-23、28、30-32
2022年2月2-3日 St George's Headstone,
Harrow(UK)...1-3、9、10、13、14、16、17、20、24-27、29、33
NAXOSが誇る名アレンジャー、ピーター・ブレイナー。
今作ではブレイナーが長らく魅了されていたという、クラシック音楽界屈指のメロディメーカー、ドヴォルザークの名作を癒しのピアノ独奏曲にアレンジしています。
交響曲第8番や第9番「新世界より」などのオーケストラ作品から2つのセレナード、「我が母の教え給いし歌」「月に寄せる歌」まで様々な作品の聴きどころが33曲のセンスの良いピアノ曲として生まれ変わっており、改めてドヴォルザークの旋律美を堪能できます。
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ジャーマン:交響組曲「四季」(1899年版)
1. 付随音楽「リチャード3世」 - 序曲
2. 主題と6つのダイヴァージョン
交響組曲『四季』(1899年版)
3. I. 春/4. II. 夏(収穫祭の踊り)/
5. III. 秋/6. IV. 冬(クリスマスタイド) |
RTEコンサート・オーケストラ
アンドルー・ペニー(指揮) |
録音: 1994年1月6-7日 Taney Parish Centre,
Dublin(アイルランド)
英国シュロップシャー州ホイットチャーチの小さな市場町に生まれたエドワード・ジャーマン。
父は醸造家を営みつつ地域の教会オルガニストを務め、母はアマチュアの歌手という家庭に育ったジャーマンは、幼い頃から音楽の才能を発揮します。
成長してからはヴァイオリニストとして活動するかたわら作曲も手掛け、1888年にはロンドンのグローブ座の音楽監督に就任。
キャリアの早い段階で指揮生活には終止符を打ち、以降作曲家として活動、コミック・オペラの大家アーサー・サリヴァンの後継者として認められるなど高く評価されました。
このアルバムには代表作の一つ『四季』をはじめ、友人エルガーの提案で書かれた「主題と6つのダイヴァージョン」、シェイクスピアの戯曲のための「リチャード3世」の序曲を収録。
ジャーマンの持ち味である巧みなオーケストレーションによる華やかな作品を味わえます。
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CHANGES 現代のギター作品集
1. スティーヴ・ライヒ(1936-):
エレクトリック・カウンターポイント(1987)
2. ジョン・ケージ(1912-1992): ルーム(1943)
(A. タッリーニによるプリペアド・ギター編
2021)
3. エリオット・カーター(1908-2012): チェンジ(1983)
4. ジェイムズ・ダショウ(1944-): アイピース(2019)...世界初録音
5. アルトゥール・カンペーラ(1960-):
パーカッション・スタディ III(1997)...世界初録音
6. ケージ: 夢(1948)(A. タッリーニによるギター編
2021) |
アルトゥーロ・タッリーニ
(エレクトリック・ギター...1/
プリペアド・ギター...2/
クラシック・ギター...3-6/
ヴォカリーズ...5)
ドメニコ・アッシオーネ
(あらかじめ録音された
エレクトリック・ギターでの演奏)...1
ジェイムズ・ダショウ(エレクトロニクス)...4 |
録音: Assolo Produzioni Musicali, Genzano
di Roma(イタリア) 2021年7月10日...4 2021年8月10日...1、8月27日...5、
8月28日...32021年10月29日...2、6
21世紀に入ってからギターのレパートリーは一層充実し奏者の技術も向上、エレクトリック・ギターや多重録音を導入するなど様々に発展しています。
1987年に開催された第20回ミケーレ・ピッタルーガ国際クラシック・ギター・コンクールで優勝したアルトゥーロ・タッリーニも様々なギターを弾きこなす名手の一人。
このアルバムではパット・メセニーのために書かれたスティーヴ・ライヒの名作「エレクトリック・カウンターポイント」を冒頭に置き、彼の友人であった亡きギタリスト、ドメニコ・アッシオーネが録音してあったテープ録音に併せソロ・パートを演奏しています。
他には自身がプリペアド・ギターのためにアレンジしたケージの「ルーム」や、世界初録音を2作含むクラシック・ギターのための4曲を演奏。
カンペーラの「パーカッション・スタディ」では歌やつぶやきも合わせながら超絶技巧を披露します。
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近代英国のヴィオラを伴う室内楽作品集
ヨーク・ボーエン(1884-1961):
1. C線上のメロディOp. 51, No. 2(1918頃)
2. 演奏会用アレグロ Op. 21, No. 2(1906)(ヴィオラとピアノ版)
3-6. イモージェン・ホルスト(1907-1984):4つのやさしい小品(1935)
7. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.
6(1934-35) -
第5曲 ワルツ(ヴィオラとピアノ版)
ボーエン:
8-10.ヴァイオリンとヴィオラのための3つの二重奏曲
(1940年代後期)
11. ロマンス イ長調 Op. 21, No. 1 (ヴィオラとピアノ版)
12-14. イモージェン・ホルスト: ヴィオラとピアノのための二重奏曲
ボーエン:
15. ロマンス 変ニ長調(1900/1904改訂)(ヴィオラとピアノ版)
16. G線上のメロディ Op. 47(1917頃)(ヴィオラとピアノ版)
17. ヴィオラとピアノのための狂詩曲 ト短調
Op. 149(1955) |
ユエ・ユー(ヴィオラ)
アンソニー・ヒューイット(ピアノ)
...1-7、11-17
ジェフリー・アームストロング(ヴァイオリン)
...8-10 |
録音: 2019年9月9-11日 Bradshaw Hall, Royal
Birmingham Conservatoire, England(UK)
英国近代のヴィオラを伴う室内楽作品集。
ロンドン出身のヨーク・ボーエンは王立音楽アカデミーで学び、後に教職に就いた作曲家。自身はホルンとヴィオラを演奏、ヴァイオリンよりもヴィオラの音色を好んだとされています。
ライオネス・ターティスの名技に触発され、彼のためにいくつかの作品を書くとともに伴奏者としても活躍しました。
アルバムに収録されている力強い楽想を持つ「ヴィオラとピアノのための狂詩曲」は彼のもっとも重要な作品の一つとみなされています。
グスターヴ・ホルストを父にもつイモージェン・ホルストは、主として父の作品の編曲者として知られていますが、ベンジャミン・ブリテンの協力者としても活躍、1956年からはオールドバラ音楽祭の芸術監督を務めたことでも知られています。
「4つのやさしい小品」と「ヴィオラとピアノのための二重奏曲」では彼女の作曲家としての才能が発揮されています。
ブリテンの「ワルツ」は本来ヴァイオリンのための作品ですが、ここではヴィオラ版が演奏されています。
20代の作曲家によるウィンナ・ワルツへの辛辣なパロディです。ヴィオラを演奏するユエ・ユーは2022年の"CLASSIC
FMライジングスター"の一人に選ばれた奏者。
数多くのコンクール入賞歴を持ち、現在はザルツブルク・モーツァルテウム大学で更なる研鑽を積んでいます。
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ラ・ファム - 女性作曲家の旅 東方から西方へ
1. スアド・ブシュナック(1982-):The Borrowed
Dress(K. ガシによる管弦楽編)
2. ディマ・オルショー(1975-):Those Forgotten
on the Banks of the Euphrates
(K. ガシによる2声と管弦楽編)
3. ヤスミン・ロイター(1981-): Salomea
4. ウクライナ伝承曲: Oi ne sviti misecenku
(Z. クシュプラーによる2声、ヴァイオリンとピアノ編)
5. イルゼ・ウェバー(1903-1944): Wiegala
6. マリア・テレジア・フォン・パラディス(1759-1824):
Sicilienne(伝 M.T. フォン・パラディス)(T.
ミテヴァによるチェロと管弦楽)
7. ニルファー・ヌールバフシュ(1992-): The
Window
8. フラカ・ゴランチ(1985-): The Speech
of Love
(F. ゴランチ、T. シャウアーによるナレーター、声と管弦楽編)
9. ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):
Blumenleben Op. 19: No. 5. Rose 花の一生
Op. 19 - 第5曲 薔薇
10. エラ・ミルヒ=シェリフ(1954-): Zeh
hayofi
11. アンナマリア・コヴァルスキー(1991-):
Perpetuo(2020年アンコール・バージョン)
12. カッシア(810頃)Pelagia(T. ミテヴァによる声とチェロ編)
13. アルベーナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ(1965-):Peperuga
14. ナジフェ・ギュラン(1921-1993): 3 Concert
Etudes:
No. 1. Dantel 3つの演奏会用練習曲 - 第1番
ダンテル
15. マセドニア伝承曲:
So maki sum se rodila 惨めな星の下に生まれた
(V. ヴェルコフスカ=トラヤノフスカによる声と管弦楽編)
16. イジドラ・ゼベリャン(1967-2020): Sarabande
(クラリネット、ヴァイオリンとピアノ版)
17. フランチェスカ・カッチーニ(1587-1641):
Il primo libro delle musiche: Chi desia
di saper
音楽 第1巻 - 愛がどんなものか知りたい者がいれば
(K. ゴスティンスキによる声と管弦楽編)
18. ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド(1821-1910):
6 Melodies et une havanaise: No. 4. Hai
luli!, VWV 1106
19. エリオナ・ルシティ(1971-): Hana ハナ
20. コンスエロ・ベラスケス(1916-2005):
Besame mucho ベサメ・ムーチョ (T. シャウアーによる声と管弦楽編)
21. ミリアム・マケバ(1932-2008):
Pata Pata パタ・パタ(T. シャウアーによる声と管弦楽編) |
フラカ・ゴランチ(メゾ・ソプラノ)
ワールド・チェンバー・オーケストラ
コンスタンティノス・ディミナキス(指揮)
ディマ・オルショー(ソプラノ)
ゾリアナ・クシュプラー(メゾ・ソプラノ)
マキシミリアン・ブラット(ヴァイオリン)
テオドラ・ミテヴァ(チェロ)
ドンカ・アンガチェヴァ(ピアノ) |
録音:2021年12月10-12日 BosendorferKlaviermanufaktur,
WienerNeustadt(オーストリア) 2022年2月13日
Bosendorfer Salon,Vienna(オーストリア)
西欧(オクシデント)から東洋(オリエント、ここでは中東あたりまで)にいたる諸国の女性作曲家の作品を集めた1枚。
伝承曲や有名なパラディスのシチアーノなどもありますが、20世紀後半から21世紀にかけて書かれた「今」の作品を多く含んでいるのが特徴です。
収録作品のテイストは、民俗音楽の影響が濃いものや実験的な現代音楽風など様々で、「女性だから」とひとくくりには出来ない創作の多様性を聞かせます。
アルバムで中心的役割を成すフラカ・ゴランチはコソボ共和国出身、オーストリアで学んだメゾ・ソプラノ。
《カルメン》などオペラハウスで活躍するとともに、多くの曲と詞を書き、女性のためのプロジェクトを企画。女性活躍の可能性を広げる活動を続けています。
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TEMPERAMENTS
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オリヴィエ・ボーモン
バルバストル:鍵盤のためのノエル集
クロード=ベニーニュ・バルバストル(1724-1799):
『四つの組曲にまとめられた変奏付ノエル集』(1770)
1-7. ノエルによる第1の組曲
〔クラヴサンまたはフォルテピアノによる演奏〕
8-14. ノエルによる第2の組曲
〔クラヴサンまたはフォルテピアノによる演奏〕
15-21. ノエルによる第3の組曲〔オルガンによる演奏〕
22-28. ノエルによる第4の組曲〔オルガンによる演奏〕 |
オリヴィエ・ボーモン
(クラヴサン〔=チェンバロ〕、フォルテピアノ、オルガン) |
クラヴサン: パリのブノワ・ステラン(またはベネディクト・シュテーリン)1750年製オリジナル
フォルテピアノ: パリのアンリ・ブロド(またはハインリヒ・ブロート)1798年製オリジナル
オルガン: クリストフ・ムーシェレル&ピエール・ド・モンブラン1741年建造オリジナル
録音:1999年12月28-29日、アントワーヌ・レキュイエ美術館、サン=カンタン(フランス北部ピカルディ地方)...1-14 2000年5月16-17日、サントガベル教会(フランス南部オー・ガロンヌ県)...15-28
【革命前夜のフランスを彩ったバルバストルのノエルを、3種のオリジナル楽器の妙音で】
ノエルとは、フランス語圏で教会とは関係ない俗世で歌い継がれてきたクリスマスシーズンの伝統俗謡の総称(英語圏のキャロルと同様の音楽)。
かつては多くの人が暗唱できたほど有名なもので、18世紀のフランスでは教会のオルガン奏者たちがその旋律をもとに変奏を展開、人々を喜ばせました。
オーケストラ音楽と宗教音楽の定期演奏会として長く人気だったパリのコンセール・スピリチュエルでも、年末近くには会場備え付けのオルガンでノエルが披露されましたが、そこで大きな話題を呼んだのが名手バルバストルの名演奏。
評判が高まりパリのノートルダム大聖堂から専属オルガン奏者の座に迎えられた彼は、フランス革命期に多くの教会備品が壊されてゆく中、自分が長年弾き続けた大聖堂のオルガンで「ラ・マルセイエーズ」を鮮やかに演奏、貴重な銘器を破壊計画から救っています。
バルバストルのノエル集は今なおオルガンの定番名曲として抜粋演奏されていますが、フランス古楽界を牽引してきたクラヴサンの名手ボーモンは、この作曲家が若い頃クラヴサン奏者としても活躍し、有名なクラヴサン曲集も出版していること、また活躍期にピアノの普及が始まっていたことを踏まえ、ノエル曲集全曲をオルガンだけでなく、クラヴサンとフォルテピアノも使い分けて録音。
パイプを組み合わせて多彩な音色美が愉しめるフランス古典期のオルガン音楽としての魅力だけでなく、オルガンだけでは気づきにくいロココ風・古典派風の音運びの魅力にも気づかせてくれます。
2000年の初出時(初出品番TEM316022)から高い評価を博したレファレンス的録音、ジャケット変更による待望のカタログ復活です。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ICA CLASSICS
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ICAB-5167
(20CD)
¥13000 →\11590
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伝説のヒストリカル・レーベルの名演集
BBCレジェンズ・グレート・レコーディングス
第3集
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【DISC 1】 BBCL4104 カール・ベーム(指揮)
1-4. フランツ・シューベルト(1797-1828):
交響曲 第2番 変ロ長調 D 125
5-8. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
交響曲 第2番 ニ長調 Op. 73
ロンドン交響楽団 カール・ベーム(指揮)
録音: 1977年6月28日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール ステレオ
【DISC 2】 BBCL4106 ジョン・バルビローリ(指揮)
エドワード・エルガー(1857-1934)
1. 序奏とアレグロ Op. 432-5. 交響曲
第1番 変イ長調 Op. 55
ハレ管弦楽団 ジョン・バルビローリ(指揮)
録音: 1970年7月24日 聖ニコラス教会(キングス・リン音楽祭) ステレオ
【DISC 3】 BBCL4107 マルコム・サージェント(指揮)
1-4. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
4つの最後の歌
5-8. グスタフ・マーラー(1860-1911): さすらう若者の歌
9-11. マーラー: リュッケルトの5つの歌
より
9. 私は快い香りを吸い込んだ 10. 私はこの世に捨てられて 11.
真夜中に
12. R. シュトラウス: あなたは私の心の王冠
Op. 21-2
13. R. シュトラウス: 憩え、わが心 Op.
27-1
14. R. シュトラウス: 献呈 Op. 10-1
15. ブラームス: 子守歌 Op. 49-4
16. ブラームス: セレナード Op. 106-1
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)...1-4、クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)...5-16、
BBC交響楽団、マルコム・サージェント(指揮)...1-4、フィルハーモニア管弦楽団、
アンドレ・クリュイタンス(指揮)...5-8、ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)...9-16
録音:1957年12月2日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール...5-8 1961年9月11日
ロイヤル・アルバート・ホール...1-4 1978年7月15日 ウィグモア・ホール...9-16
モノラル...1-11、ステレオ...12-16
【DISC 4】 BBCL4112 ピエール・モントゥー(指揮)
1. ルイジ・ケルビーニ(1760-1842): 歌劇《アナクレオン》序曲
2-5. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):交響曲
第3番 変ホ長調 Op. 55 「英雄」
6. R. シュトラウス: ドン・ファン Op.
20
7. エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):『ファウストの劫罰』
Op. 24 より ラコッツィ行進曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団...1-5、BBCノーザン交響楽団...6、
ロンドン交響楽団...7、ピエール・モントゥー(指揮)
録音: 1960年1月25日 BBCスタジオ...1 1960年11月12日 BBCスタジオ...2-5
1960年12月21日 ミルトン・ホール...6 1961年12月15日 キングズウェイ・ホール...7 モノラル
【DISC 5】 BBCL4045 ウィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
1-2. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):半音階的幻想曲とフーガ
ニ短調 BWV 903
3-4. ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第22番
ヘ長調 Op. 54
5-7. シューベルト: ピアノ・ソナタ 第11番
ヘ短調 D 625
8-10. シューベルト: 3つのピアノ曲(即興曲)
D 946
11-12. シューベルト: 4つの即興曲 D 899
より 11. 第3番 12. 第4番
ウィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
録音: 1969年6月5日 クイーン・エリザベス・ホール ステレオ
【DISC 6】 BBCL4115 レオポルド・ストコフスキー(指揮)
1-4. ジャン・シベリウス(1865-1957): 交響曲
第2番 ニ長調 Op. 43
5-13. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):『眠れる森の美女』
Op. 66 より 組曲
5. Introduction Prologue 6. No.3 Pas
de six - Variation IV: Le Canari qui chante Act
I
7. No.6 Valse 8. No.8 Pas d'action Act
III 9. No.22 Polacca
10. No.23 Pas de quatre - Allegro non
tanto 11. No.25 Pas de quatre - Adagio
12. No.28 Pas de deux - Adagio 13.
No.30 Finale - Apotheose
14. ベートーヴェン: エグモント序曲 Op.
84
BBC交響楽団...1-4、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団...5-14、レオポルド・ストコフスキー(指揮)
録音:1964年9月15日 ロイヤル・アルバート・ホール...1-4 1965年9月10日
キングズウェイ・ホール...5-13 1973年7月7日 BBCスタジオ...14 モノラル...1-13、ステレオ...14
【DISC 7】 BBCL4118 ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)
1-4. フランツ・リスト(1811-1886): ファウスト交響曲
S 108
ジョン・ミッチンソン(テノール)、BBCノーザン・シンガーズ男声合唱、BBCノーザン交響楽団、
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)
録音: 1972年4月23日 サルフォード大学 ステレオ
【DISC 8】 BBCL4119 ベンジャミン・ブリテン(指揮)
1-14. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):レクイエム
K. 626 ニ短調
15-19. ブリテンとの対話(聞き手...ドナルド・ミッチェル)
ヘザー・ハーパー(ソプラノ)、アルフレーダ・ホジソン(コントラルト)、
ピーター・ピアーズ(テノール)、ジョン・シャーリー=カーク(バス)、オールドバラ祝祭合唱団、
イギリス室内管弦楽団、ベンジャミン・ブリテン(指揮)
録音: 1971年7月20日 スネイプ・モルティングス・コンサート・ホール...1-14
1969年2月 レッド・ハウス、オールドバラ...15-19 モノラル
【DISC 9】 BBCL4126 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
1-3. ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第9番
ホ長調 Op. 14-1
4-6. ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第10番
ト長調 Op. 14-2
7. シューベルト: さすらい人変奏曲 ハ長調
Op. 15 D 760
8. ロベルト・シューマン(1810-1856): アベッグ変奏曲
Op. 1
9-13. シューマン: ウィーンの謝肉祭の道化
Op. 26
14. フレデリック・ショパン(1810-1849):
練習曲 嬰ハ短調 Op. 10-4
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音: 1963年1月27日...8-14/同年2月2日...1-7 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール モノラル
【DISC 10】 BBCL4131 クラウス・テンシュテット(指揮)
1-5. ベートーヴェン: 交響曲 第9番 ニ短調
Op. 125 「合唱」
マリアンネ・ヘッガンデル(ソプラノ)、アルフレーダ・ホジソン(コントラルト)、
ロバート・ティアー(テノール)、グウィン・ハウエル(バス)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団クラウス・テンシュテット(指揮)
録音: 1985年9月13日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール ステレオ
【DISC 11】 BBCL4160 シューラ・チェルカスキー(ピアノ)
1-3. チャイコフスキー: ピアノ協奏曲 第1番
変ロ短調 Op. 23
4-19. モデスト・ムソルグスキー: 展覧会の絵
20. シューラ・チェルカスキー(1909-1995):
悲愴的前奏曲
21. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908)/セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)編曲:
熊蜂の飛行
シューラ・チェルカスキー(ピアノ)、ロンドン交響楽団、ゲオルグ・ショルティ(指揮)...1-3
録音: 1968年1月30日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール...1-3
1982年2月20日 ウィグモア・ホール...4-21 ステレオ
【DISC 12】 BBCL4176 オイゲン・ヨッフム(指揮)
1-4. ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):交響曲
第100番 ト長調 Hob. I:100 「軍隊」
5-8. ハイドン: 交響曲 第101番 ニ長調
Hob. I:101 「時計」
9-12. パウル・ヒンデミット(1895-1963):
ウェバーの主題による交響的変容
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団...1-8ロンドン交響楽団...9-12オイゲン・ヨッフム(指揮)
録音: 1973年1月30日...1-8、1977年6月23日...9-12 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール ステレオ
【DISC 13】 BBCL4177 ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
1. J.S.バッハ: カプリッチョ ホ長調 BWV
993「ヨハン・クリストフ・バッハを讃えて」
2-17. マックス・レーガー(1873-1916):バッハの主題による変奏曲とフーガ
Op. 81
18-19. ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ
第24番 嬰へ長調 Op. 78 「テレーゼ」
20-22. ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ
第21番 ハ長調 Op. 53 「ワルトシュタイン」
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
録音: 1973年6月4日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール ステレオ
【DISC 14】 BBCL4189 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
1-5. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲
第8番 ハ短調 Op. 65
ロンドン交響楽団 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音: 1979年10月30日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール ステレオ
【DISC 15】 BBCL4195 クラウス・テンシュテット(指揮)
1. カール・マリア・フォン・ウェバー(1786-1826):
歌劇《オベロン》 序曲
2-5. シューベルト: 交響曲 第9番 ハ長調
D 944 「グレイト」
6. ブラームス: 悲劇的序曲 Op.81
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団クラウス・テンシュテット(指揮)
録音: 1983年4月7日...6、1984年10月7日...1-5 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール ステレオ
【DISC 16】 BBCL4198
1-3. ハイドン: チェロ協奏曲 第1番 ハ長調
Hob. VIIb:I
4-6. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
チェロ協奏曲 第1番 イ短調 Op. 33
7-10. エルガー: チェロ協奏曲 ホ短調 Op.
85
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ、指揮...1-3)
ロンドン交響楽団ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)...4-10
録音: 1965年7月1日...1-3、5日...7-10、7日...4-6 ロイヤル・フェスティバル・ホール モノラル
【DISC 17】 BBCL4204 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
1-13. チャイコフスキー: バレエ『くるみ割り人形』
Op. 71 第2幕
14-17. ショスタコーヴィチ: バレエ『ボルト』組曲
Op. 27a より
14. 序曲 15. 官僚の踊り 16. 間奏曲 17.
御者の踊り
18-26. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
バレエの情景
BBC交響楽団 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音: 1981年4月29日...18-26、1987年8月18日...1-17 ロイヤル・アルバート・ホール ステレオ
【DISC 18】 BBCL4210 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン、指揮)
1-3. モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲
第3番 ト長調 K. 216(カデンツァ...サム・フランコ)
4-15. アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲集
「四季」 Op. 8-1-4
16. (アンコールのアナウンス)
17. ヴィヴァルディ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲
イ短調 Op. 3-8 RV 522 より第3楽章
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン、指揮)、
ホセ・ルイス・ガルシア(ヴァイオリン)...17、イギリス室内管弦楽団
録音: 1972年2月26日 クイーン・エリザベス・ホール ステレオ
【DISC 19】 BBCL4237 マルコム・サージェント(指揮)
1-4. レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
交響曲 第4番 ヘ短調
5-8. シベリウス: 交響曲 第4番 イ短調
Op. 63
BBC交響楽団 マルコム・サージェント(指揮)
録音: 1963年8月16日...1-4、1965年9月2日...5-8 ロイヤル・アルバート・ホール ステレオ
【DISC 20】 BBCL4261エミール・ギレリス(ピアノ)
1-7. ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
ソナタ集
1. ニ短調 K. 141 2. ヘ長調 K. 518 3.
ニ短調 K. 32 4. ヘ短調 K. 466
5. イ長調 K. 533 6. ロ短調 K. 27 7.
ト長調 K. 125
8-10. クロード・ドビュッシー(1862-1918):
ピアノのために
11. ドビュッシー: 『映像』 第1集 より
水の反映
12-13. ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ
第27番 ホ短調 Op. 90
14-15. アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):ピアノ・ソナタ
第4番 嬰へ長調 Op. 30
16. セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):『つかの間の幻影』
より
第1番、第3番、第5番、第10番、第11番、第17番
17. プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ 第3番
イ短調 Op. 28
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1957年4月22日 メモリアル・ホール、ファリンドン・ストリート...12-17 モノラル
1984年10月15日 セント・ジョンズ教会、スミス・スクエア...1-11 ステレオ
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【眩暈を覚えるほどのお宝続出!伝説のヒストリカル・レーベルの名演集第3弾】
英国BBCに残された巨匠たちの演奏の記録を、可能な限り良質のマスターを用いた安定の音質でリリースし、世界中のヒストリカル・ファンに高い支持を得ていた「BBCレジェンズ」。
1998年から2010年まで活動し、現在はほぼ入手不能となっているこのレーベルの遺産を引き継いだICAレーベルより、その名演の数々を復刻するBOXセット第3弾が発売となります。
第1集(ICAB-5113/廃盤)第2集(ICAB-5141/国内在庫終了次第廃盤)同様、20枚組の内容すべてが超弩級の演奏内容であることが驚き。
いずれもこの機会を逸すると、次の入手機会はかなり難しいものばかり。どうぞこの機会をお見逃しなく。
録音は全てライヴ(インタビュー除く)。
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10/13(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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期待の若手歌手競演によるパーセル絶美の世界
パーセル:
(1)歌劇「ディドとエネアス」
(2)付随音楽「キルケ」 |
ジョナス・デスコット(指揮)レ・ザルゴノート
ディド(1):カミーユ・アレラー(ソプラノ)
エネアス(1)第2司祭(2):レナート・ドルチーニ(バリトン)
ベリンダ(1)、第2の魔女(2):ジュリー・ロレ(ソプラノ)
魔法使い(1)、第3司祭(2):アンテア・ピシャニク(コントラルト)
第2の女(1)、第1の魔女(2):アナ・ヴィエイラ・レイテ(ソプラノ) |
録音:2021年9月/シェヌ=ブジュリー寺院(スイス)/73'00"
ジュネーヴを本拠とする古楽団体レ・ザルゴノート。指揮者ジョナス・デスコットの創設で、ギリシャ神話で金羊毛を求めて出帆した歴史上最初の船アルゴ船の英雄たちになぞらえています。
彼らの新譜はパーセル唯一の完全なオペラ「ディドとエネアス」。彼30歳の作で、ドラマティックかつ美しいメロディにあふれています。
近年注目される若手歌手カミーユ・アレラー、ジュリー・ロレ、アンテア・ピシャニクらが芸達者ぶりを示し至福の時を味わえます。
カップリングは同時期の付随音楽「キルケ」。こちらもフレッシュな解釈を聴かせてくれます。
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愛 私の怖れを追い払って
(1)グレトリー:歌劇「立派な人」
(2)クレランボー:ラ・フォンテーヌの「寓話」~
鹿/イタチ/蛙と牛/狼と子羊/
狐とカラス/鷺/アリとキリギリス
(3)ダレラック:歌劇「皆既日食」 |
エレーヌ・クレール=ミュルジエ&
ポリーヌ・ワルニエ(指揮)
コンパニー・レ・モン・ドゥ・ルイユ
ジャンヌ・ザエプフェル(ソプラノ)
ハドゥム・トゥーンチ、ルイソン・コステ(ソプラノ)
ギヨーム・グティエレス(テノール) |
ヒリヒリした風刺が絶妙。ラ・フォンテーヌの世界
録音:2022年4月7-10日/シクステ教区館(ランス)/24bit/96kHz、63'00"
2021年はフランスの詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌの生誕400年にあたり、フランスでは彼がらみの催や出版が続きました。このアルバムは翌2022年4月の録音ですが、フォンテーヌ作品に基づく3つの音楽を収録した好企画。
風刺と皮肉に満ちたラ・フォンテーヌの原作を3人の作曲家がオペラ化。「井戸に落ちる占星術師」によるニコラ・ダレラック(1753-1809)
の「皆既日食」は最初のコミック・オペラと称されるもので貴重なリリース。
2007年にエレーヌ・クレール=ミュルジエとポリーヌ・ワルニエにより創設されたコンパニ・レ・モン・ドゥ・ルイユ。ランスを本拠に18
世紀の知られざる作品の発掘で独自性を示し注目されています。
指揮者なしのオーケストラで、ミステリー作家としても知られるチェンバロ奏者クレール=ミュルジエが率い、ワクワクするような世界を作り上げています。
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PARATY
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偉大な世紀最後の輝き
アンドレ・レゾン:オルガン曲集第2巻(1714)より
クリストフ・バラール(ジャン=パスカル・シャイニス編):
クリスマスの切手(1703) |
ジャン=クリストフ・ルヴェル(オルガン)
ヴァンサン・リーヴル=ピカール(カウンターテナー)
リザンドロ・ネシス(ターユ)
ジャン=マニュエル・カンドノー(バス=ターユ) |
大バッハも認めたルイ14世治下の華やかさに満ちたオルガン曲
録音:2018年5月/オーシュ大聖堂/DDD、77'54
アンドレ・レゾン(1650以前-1719)はフランス・バロックの作曲家。フランスのオルガン音楽興隆に貢献しました。
バッハが傑作「パッサカリアとフーガ」のパッサカリア主題をレゾンのオルガン曲から用いていることでも知られます。
ここでは戦争と飢餓に苦しめられたルイ14世治下最後の輝きと平和への祈りを描いています。
1703年にバラールが発表したキャロル集に従い、対話を成す15のオルガン曲を選びました。オーシュ大聖堂オルガンのカラフルな響きが魅力です。
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BMC
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BMCCD095
【旧譜】
¥2500
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リスト&リゲティ
リスト:超絶技巧練習曲第1番《前奏曲》、超絶技巧練習曲第2
リゲティ:練習曲《無秩序》、練習曲《開放弦》
リスト:超絶技巧練習曲第3番《風景》、パガニーニによる大練習曲第4番
リゲティ:練習曲《魔法使いの弟子》
リスト:《2つの演奏会用練習曲》より「森のざわめき」
リゲティ:練習曲《悲しい鳩》
リスト:超絶技巧練習曲第12番《雪あらし》
リゲティ:練習曲《ワルシャワの秋》、練習曲《虹》
リスト:超絶技巧練習曲第11番《夕べの調べ》
リゲティ:不安定なままに
リスト:怒りをこめて
リゲティ:練習曲《悪魔の階段》、練習曲《無限の円柱》 |
ガーボル・チャログ(ピアノ) |
ガーボル・チャログによる、超絶技巧曲集!
リゲティは練習曲を作曲したのは自分のピアノの技量をプロフェッショナルのレベルまで引き上げるためだと言っています。
それらの練習曲と共にリストの超絶技巧練習曲をカップリングしたアルバム。弾くのは11歳でフランツ・リスト音楽院に入学し、デジェー・ラーンキ、ゾルターン・コチシュ、ジェルジュ・クルターグ、そしてアンドラーシュ・シフという錚々たる教師陣に師事しハンガリーの現代作曲家の作品を数々演奏してきたガーボル・チャログ。
※録音:2003年9月24日-30日、ハンガリー放送
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エトヴェシュ:Intervalles-Interieurs
Intervalles-Interieurs
Windsequenzen |
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
UMZEアンサンブル
クラングフォルム・ウィーン |
《Intervalles-Interieurs》はエトヴェシュが自然の法則を音楽に変えることを探求していた1970年代に作曲された作品でアンサンブルに加えて電子音などを用い演奏されています。
《Windsequenzen》は1970年に大阪万博にシュトックハウゼンのアンサンブルのメンバーとして6か月間日本に滞在した際に、禅仏教から影響を受け作曲された作品です。このアルバムではこれらの作品を作曲者自身の指揮で演奏されています。
※録音:2002年10月24日、2003年4月14日-15日
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奉献唱
マショー:わが終りはわが始まり/ランディーニ:amarsi
gli alti/
ラースロー・シャーリ:Chromatic game/
ジョスカン・デ・プレ:Mensuration canon/
アーダーム・コンドル:Gegen/バード:Alleluia.
Quae Lucescit/
ゾルターン・イェネイ:Quand J'tais Jeune,
on Me Disait/
コンドル:音楽の迷宮(バッハの主題による)、コンドル:裁判官/
オケゲム:わが愛しき人/ラースロー・ヴィドヴスキ:Bereuse
Canonique/
ジョン・ブル: In nomine Ⅳ/アンドラーシュ・ショーシュ:Verba
mea(Ps.5.)/
シャーリ:Five repeated/マショー:わが終りはわが始まり |
リグヌム三重奏団 |
1997年に結成されたリグヌム三重奏団は、ルネサンス期の声楽音楽の巨匠であるオケゲム、デュファイ、そしてマショーなどの作曲家たちの多様性に注目し、それらの音楽を現代の楽器を通してこの時代に蘇らせます。
また現代音楽との関連性も重視しており、このアルバムではルネサンス期の作品と現代音楽の作品が共に収録されそのつながりを感じることができるプログラム構成となっています。
※録音:2003年6月23日-26日、フェニックス・スタジオ
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エトヴェシュ:作品集
IMA(混声合唱と管弦楽のための)
コスモス(2台ピアノ版)
Correspondence(弦楽四重奏のための情景) |
ケルンWDR交響楽団
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
ペレグリーニ四重奏団、他 |
IMA (祈り) は、1995年に作曲されたペーテル・エトヴェシュの『アトランティス』の続編です。
最も輝かしい時代の絶頂期に、突然海に沈んだとされる伝説の大陸、アトランティスの音楽的記念碑です。
前作の『アトランティス』が過去と水中の世界へのゆっくりとした探検旅行の印象を与える作品である一方、IMAは現在から沈んだ大陸を熟考するような作品になっています。
※録音:2002年9月12日-13日&2002年9月16日&2002年10月3日
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CRD
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CRD3541
(1CD-R)
¥2500
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首都ロンドンにて ~ イギリスのオルガン作品集 |
ベンジャミン・シーン(オルガン) |
ウォルトン:英語圏の国民の歴史のための行進曲/
アイアランド:ダウンランド組曲より第2曲「エレジー」/
エルガー:序曲「コケイン(首都ロンドンにて)」/
ジュディス・ビンガム:St Bride, assisted
by angels/
パーシー・ウィットロック:幻想的コラール第1番
変ニ長調/
サイモン・プレストン:Alleluyas/
タリス:いざ来ませ、異邦人の救い主よ/
ハウエルズ:オルガンのための6つの小品より第3曲「タリス師の遺言」/
ウィットロック:オルガン・ソナタ ハ短調より「スケルツォ」/
アンドルー・カーター:ラクリメ/
エルガー:帝国行進曲 Op.32 |
アメリカのニューヨーク市にあるセント・トーマス教会のドブソン社製オルガンよって録音されたイギリス作曲家によるオルガン作品&編曲作品集。
イギリスの著名なコンサート・オルガニストであるベンジャミン・シーンは、タリスやウォルトン、そしてビンガムなど過去から現代までの幅広い作品を集めました。
これらの作品の中にはエルガーの序曲「コケイン」をベンジャミンの父であるグラハムがオルガン版に編曲したものと、アンドルー・カーターがイギリスの作曲家ジョン・スコットを偲んで書いた「ラクリメ」の世界初録音を含んでいます。
※録音:2020年2月15日&19日-20日、セント・トーマス教会(ニューヨーク、アメリカ)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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NIMBUS ALLIANCE
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NI6431
(1CD-R)
¥2500 →\2290
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エマ・ジョンソン
ソングズ・オヴ・セレブレーション
自作を含むクリスマス・アルバム
エマ・ジョンソン:ソングズ・オヴ・セレブレーション
ジョナサン・ダヴ:パイド・パイパー
ミコラ・レオントヴィチ(ジョンソン編):鐘のキャロル
伝承曲(ジョンソン編):コヴェントリー・キャロル
フランツ・グルーバー(ジョンソン編):きよしこの夜
ジョンソン:
「クリスマスおめでとう」による変奏曲(クラリネットとピアノ版)
J.S.バッハ(ジョンソン編):主よ、人の望みの喜びを |
エマ・ジョンソン(クラリネット、ナレーター)
グロスター大聖堂聖歌隊
エイドリアン・パーティントン(指揮)
ジョン・レネハン(ピアノ) |
名クラリネット奏者、エマ・ジョンソンの自作を含むクリスマス・アルバム!
イギリスで最も有名なクラリネット奏者のひとり、エマ・ジョンソンによるクリスマス・アルバム。これまでに30以上の録音があり、
一部の録音はSpotifyで300万回再生されるなど世界的にも人気を誇るエマ・ジョンソンの自作や「きよしこの夜」や「主よ、人の望みの喜びを」などの編曲を含むクリスマス・アルバムは、彼女がナレーションも務めた「ハーメルンの笛吹き」を題材にしたジョナサン・ダヴの作品も含めた充実の内容です。
ジョンソン作曲の「ソングズ・オヴ・セレブレーション」は、近年ダブリン、ロンドン、そして東京でも演奏されています。
※録音:2022年3月9日-11日、グロスター大聖堂(イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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NI6422
(1CD-R)
¥2500
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スメタナ&ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」
ドヴォルザーク:
弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」
2つのワルツ Op.54 |
ウィハン弦楽四重奏団 |
1985年にプラハ音楽アカデミーの学生たちによって結成されたウィハン弦楽四重奏団は、「プラハの春」国際コンクール第1位を始めとして、数々の国際コンクールで受賞し、国際的な活躍をしています。
度々来日公演も行っており2016年には結成30周年記念コンサートも行うなど、日本のファンにも馴染み深いウィハン弦楽四重奏団。
聴力を失ったスメタナが自分の人生を振り返りつつ書き上げた「わが生涯より」と、その初演時のヴィオラを務めたドヴォルザークによる名曲「アメリカ」をカップリング。母国であるチェコの作曲家による作品を芳醇な響きで演奏するウィハン弦楽四重奏団の名演に注目です。
※録音:2020年5月17日&25日-26日、マルティヌー・ホール(プラハ、チェコ)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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NI6428
(1CD-R)
¥2500
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ラヴ・イズ・ライク・ア・ヴァイオリン |
サイモン・ブレンディス(ヴァイオリン)
サオコ・ブレンディス(ピアノ) |
ミアルカ・ラパルセリエ:ラヴ・イズ・ライク・ア・ヴァイオリン/ルネ・コスティ:Valsette/
コルダ=バコニ:Jura-Jura/スティーヴン・フォスター:金髪のジェニー/
フレデリック・カーゾン:The Violin Is a
Lady/フランツ・ドルドラ:セレナーデ第1番/
フェルモ・ダンテ・マルケッティ:Fascination/オーギュスト・ファン・ビーネ:壊れたメロディ/
マックス・スカルカ:Dobra-Dobra/フォスター:懐かしき我が家/
ガブリエル・ピエルネ:セレナーデ Op.7/ヴィクター・ハーバート:ワルツ風に/
マヌエル・ポンセ:小さな星/ジュゼッペ・サンマルティーニ:Canto
Amoroso/
ヤッシャ・クレイン:ジプシー・カーニバル/ジョン・ダイアー:ヴァイオリンの声/
アルフレード・ダンブロージオ:カンツォネッタ
Op.6/
レイナルド・アーン:私の詩に翼があったなら/イェネー・フバイ:Hejre
Kati/
フィリップ・グリーン:ロマンス/マイケル・スピヴァコフスキー:さらばフィレンツェ/
ヨーゼフ・リクスナー:Spitzbub/グルック:メロディ/
アルバート・W・ケテルビー:Dream-Idyll/不詳:ロンドンデリーの歌 |
イギリスのライト・クラシックの大家として70年のキャリアを誇ったヴァイオリニスト、マックス・ヤッファのコレクションから集められた小品集。
ヴァイオリンはオーケストラ・アンサンブル金沢の第1コンサートマスターであるサイモン・ブレンディス。
彼はシューベルト・アンサンブルのヴァイオリニストを35年間勤め、その際にロイヤル・フィルハーモニー協会賞を受賞し、2014年からは英国最古の室内楽団であるロンドン・モーツァルト・プレイヤーズのコンサートマスターに就任しています。
その豊富な経験を活かした演奏で、聴衆を楽しませてくれます。
※録音:2021年7月20日-22日、ミルトン・コート・コンサートホール
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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SIGNUM
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ペンブルックのクリスマス
1. パトリシア・ファン・ネス:Archangelus
2. エイドリアン・ピーコック:Venite, Gaudete!
3. メリッサ・ダンフィ:Halcyon Days
4. O Oriens
5. ジェイムズ・マクミラン:O Radiant Dawn
6. エマ・ジョンソン:I Sing of a Maiden
7. ケレンザ・ブリッグス:A Tender Shoot
8. ペンブルック・カレッジ少女合唱団:Gaudete!
9. ルーシー・ウォーカー:My Heart, O God
10. ケタキ・プラティヴァディ:オン・クリスマス
11. ロデリック・ウィリアムズ:おお,神よ
12. ウィル・トッド:我が主,来たりて
13. エレノア・デイリー:The Huron Carol
14. ペンブルック・カレッジ少女合唱団:The
Pembroke Carol
15. オラ・イェイロ:Serenity
16. セシリア・マクドウォール:Lo! He Slumbers
17. ベン・ポニア:Seeing the Star
18. サミュエル・コールリッジ=テイラー:The
Evening Star
19. エリック・ウィテカー:Lux Aurumque
20. ペンブルック・カレッジ少女合唱団:きよしこの夜
21. ジョン・ラッター(オワイン・パーク編):The
Very Best Time of Year |
ケンブリッジ・ペンブルック・カレッジ礼拝堂合唱団
アナ・ラップウッド(指揮)
ペンブルック・カレッジ少女合唱団(3,6-8,12-14,17,20)
エマ・ジョンソン(クラリネット、6)
ウォリス・パワー(チェロ、15) |
ケンブリッジ・ペンブルック・カレッジ礼拝堂合唱団、初のクリスマス・アルバム!
☆若き音楽監督アナ・ラップウッドの指揮で美しく響く!
☆伝統的なキャロルから現代作曲家の作品まで幅広く収録!
ケンブリッジ・ペンブルック・カレッジ礼拝堂合唱団とアナ・ラップウッドによる初めてのクリスマス・アルバムが登場!
21歳という若さでケンブリッジ・ペンブルック・カレッジ礼拝堂合唱団の音楽監督となったアナ・ラップウッドの指揮で、伝統的なキャロルからジェイムズ・マクミラン、メリッサ・ダンフィといった現代作曲家の作品まで幅広く収録されています。
そのうち半数近くの曲ではラップウッドが創設したペンブルック・カレッジ少女合唱団も参加し、ケンブリッジ・ペンブルック・カレッジ礼拝堂合唱団とともに美しいアンサンブルを聴かせています。
その美しさは驚異的でまさに聖なる夜を祝うにふさわしいものとなっています。
※録音:2022年3月25日-27日、セント・ジョージ教会(ケンブリッジ、イギリス)
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BERLIN CLASSICS
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BC 0302674
¥2500
〔旧譜〕
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クープラン、メシアン:前奏曲集 |
ルイザ・イモルデ(pf) |
フランソワ・クープラン:
クラヴサン曲集
第2巻第11組曲より「生まれながらのあでやかさ」、
第3巻第14組曲より「恋の夜うぐいす」
第2巻第7組曲より「たわむれ」、
第3巻第18組曲より「ティク・トク・ショク、またはオリーブしぼり機」、
第1巻第5組曲より「楽しみ」、
第3集第13組曲より「葦」、第2巻第6組曲より「羊飼いたち」、
第3巻第17組曲より「小さな風車」
クラヴサン奏法 前奏曲
第1番ハ長調、第2番ニ短調、第3番ト短調、第4番ヘ長調、
第5番イ長調、第6番ト短調、第7番変ロ長調、第8番ホ短調
メシアン:8つの前奏曲
[第1曲「鳩」、第2番「悲しい風景の中の恍惚の歌」、第3番「軽快な風刺」、
第4番「臨終の瞬間」、第5番「夢の中の触れ得ない音」、
第6番「苦悩の鐘と別れの涙」、第7番「静かな嘆き」、第8番「風の中の反射光」] |
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BC 0302655
¥2700
〔旧譜〕
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クラリネット曲集
ブラームス:クラリネットソナタ
第1番ヘ短調Op.120-1、第2番変ホ長調Op.120-2
ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890):幻想的小品Op.43
シューマン:幻想小曲集Op.73 |
セバスティアン・マンツ(Cla)
ヘルベルト・シュフ(pf) |
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バロック・イン・ブルー
Spain
(Latin Paraphrase on "Concierto
De Aranjuez" by Joaquin Rodrigo)
Larghetto
(From Violin Sonata in G Minor, HWV 364b,
Arr. for Cello and Piano)、
It Ain't Necessarily So (From Porgy and
Bess)
Ballet (From Orfeo ed Euridice, Arr. for
Cello and Piano)、
Made in France
Largo & Ballad. Calmo
(From Cello Sonata No. 6 & Jazz Sonata
No. 1)、
Burlesque, Op. 97
Vivace (From Gamba Sonata G Minor, BWV
1029)、
Aria (From "Bachianas Brasileiras")、
Adagio (From Gamba Sonata G Minor, BWV
1029)
Nearly Waltz, Op. 98、Allegro
(From Gamba Sonata G Minor, BWV 1029)、
Lumi potete piangere (From "La Divisione
del Mondo")
Milonga del Angel、"Ich ruf zu dir,
Herr Jesu Christ",
BWV 639、Escualo、Blue in Green |
エッカート・ルンゲ(Vc)
ジャック・アモン(pf) |
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BC 0302767
(2CD)
¥3000
〔旧譜〕
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ヴァイオリンソナタ集
Disc. 1
バルトーク:ヴァイオリンソナタ ホ短調BB.28
エネスク:
ヴァイオリンソナタ第3番イ短調「ルーマニア民俗風で」Op.25
Disc. 2
ジョゼフ・アクロン(1886-1943):ヴァイオリンソナタ第2番Op.45 |
タッシロ・プロブスト(Vln)
マクシム・ランド(pf) |
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BC 0302804
(2CD)
¥3000
〔旧譜〕
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フレデリック・ジェフスキー(1938-2021):ピアノ曲集
Disc. 1
ノース・アメリカン・バラード、私の小さな息子
Disc. 2
「不屈の民」変奏曲 |
ベンヤミン・ヌス(pf) |
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BC 0302297
(2CD)
¥3000
〔旧譜〕
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ハイドン:ピアノ協奏曲全集
協奏曲
ト長調 Hob.XVIII:4、ハ長調 Hob.XVIII:8、
ニ長調 Hob.XVIII:2、ハ長調 Hob.XVIII:5、
ハ長調 Hob.XVIII:10
ピアノ三重奏曲第25番 ト長調
「ジプシー・ロンド」 Hob.XV:25より
第3楽章 ハンガリー風ロンド
(E.プランディによるピアノと管弦楽編)
協奏曲
ハ長調 Hob.XVIII:1、ヘ長調 Hob.XVIII:3、
ニ長調 Hob.XVIII:11、ヘ長調 Hob.XVIII:6 |
マティアス・キルシュネライト
(pf、指揮)
ハイルブロン・ヴュルテンベルク
室内管弦楽団 |
PIANO CLASSICS
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クレメンティ:ソナタ、前奏曲集
ソナタ嬰ヘ短調Op.25-5、ニ長調Op.25-6
音楽的性格描写Op.19より ハイドン、モーツァルト、
クレメンティの様式で作曲したプレリュード、
ソナタ ト長調Op.37-2 |
イリア・キム(pf) |
「ピアノフォルテの父」クレメンティは、ピアノのための作品と楽器そのものの発展に重要な役割を果たしました。
革新的なピアノ奏法を開発し、後のメンデルスゾーン、ショパン、リストらへ影響を与えました。
演奏は、ザルツブルク・モーツァルテウム、ハノーファー音楽大学などで学んだイリア・キム。
ピアノクラシックスレーベルには、クレメンティのソナタ集を1枚リリースして好評を得ています。
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イグナーツ・モシェレス(1794-1870):24の練習曲Op.70 |
ミケーレ・ボッラ(fp) |
ピアノ学習の重要な練習曲として知られる作品です。輝かしいピアニズムがふんだんに盛り込まれ、ロマン派の魅力的な旋律を含め、革新的要素が盛り込まれています。
ベートーヴェンとも交流があり、古典主義と初期ロマン派の間の移行期における重要な作曲家と言えるでしょう。
演奏者のミケーレ・ボッラは、イタリアを中心に活動しています。
前作のモシュレスのピアノソナタ全集は絶賛され、現在も注目の1枚となっています。
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<国内盤>
10/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CALLIOPE
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ヴィエルヌ:室内楽作品集
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.23
ラルゴとカンツォネッタ(オーボエとピアノのための)
Op.6
チェロ・ソナタ 変ロ短調 Op.27
2つの小品(ヴィオラとピアノのための)
Op.5 |
アンサンブル・ル・デリュージュ |
ルイ・ヴィエルヌの珍しい室内楽作品集!
パリのノートルダム寺院のパイプオルガン奏者として活躍し、作曲家としても手腕を発揮したルイ・ヴィエルヌ(1870-1937)による室内楽作品集。
ヴィエルヌは若い頃よりセザール・フランクにその才能を見出され、パリ音楽院でフランクに師事し、その後1900年にノートルダム寺院のパイプオルガン奏者に就任しています。
オルガン奏者であったヴィエルヌの作品はオルガン作品が多く知られていますが、室内楽の分野でも優れた作品を残しています。彼の特徴でもあるロマン派らしい美しい旋律による作品をお楽しみいただけます。
※録音:2022年4月16日-17日、ザール・クロード・ドビュッシー(ジョワニー、フランス)
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CAL22108
(4CD)
特別価格
¥6000
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フランク:作品集
弦楽四重奏曲 ニ長調 FWV 9/ミサ曲 Op.12,
FWV 61《天使の糧》/
オーボエとピアノのための小品5/交響曲 ニ短調
FWV 48/
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV 8/
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV 8(チェロとピアノ版)/
前奏曲、コラールとフーガ FWV 21/
前奏曲、アリアとフィナーレ FWV 23/薔薇の結婚式/
ベンガドールの王様/美しい芝生が広がるところ/
壊された花瓶/リート/聖なる行列/夜想曲 |
ヨアヒム弦楽四重奏団
ブノワ・ドー(トランペット)
ヴァンサン・リゴ(オルガン)
アレクサンドル・ガテ(オーボエ)
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
ロベルト・ベンツィ(指揮)、他 |
ベルギー出身でフランスで活躍したオルガニスト兼作曲家であるセザール・フランク(1822-1890)は2022年に生誕200周年を迎えました。
代表作である「交響曲 ニ短調」や「ヴァイオリン・ソナタ
イ長調」はもちろん、多くの室内楽曲から歌曲までたっぷりと収録した4枚組BOXで登場!
19世紀フランス音楽のエッセンスを感じることの出来るフランク作品集の決定盤です。
※録音:1972年-2022年
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夜に ~ シューマン&シューベルト
シューマン:
幻想小曲集 Op.73(クラリネットとピアノのための)、
「4つの二重唱曲」Op.78より第3曲「君を想う」
(ソプラノ、バセット・ホルンとピアノのための)、
アダージョとアレグロ Op.70(バセット・ホルンとピアノのための)
シューベルト:歌劇「謀反人たち」D.787より
「ヘレーネのロマンス」
(ソプラノ、バセット・ホルンとピアノのための)、
岩の上の羊飼い D.965
(ソプラノ、クラリネットとピアノのための)
シューマン:
3つのロマンス Op.94(クラリネットとピアノのための)、
3つの二重唱曲 Op.43
(ソプラノ、バセット・ホルンとピアノのための)、
「スペインの歌遊び」Op.74より第4曲「夜に」
(ソプラノ、バセット・ホルンとピアノのための) |
フランク・ルッソ(クラリネット、バセット・ホルン)
リア・ナヴィリアット・クンチッチ(ソプラノ)
ロリアンヌ・コルネイユ(ピアノ) |
A
1986年生まれのフランスのクラリネット奏者フランク・ルッソによるファースト・アルバム、シューマンとシューベルトのクラリネット作品集。
パリ国立高等音楽院で学び「プラハの春」クラリネット国際コンクール、ドビュッシー国際クラリネットコンクールなどの受賞歴のあるフランク・ルッソが、クラリネットとバセット・ホルンを駆使し、クラリネット、ソプラノとピアノといった珍しい編成の楽曲まで、温かみのある音色を存分に活かして紡いでいきます。
※録音:2020年9月7日-10日、パリ(フランス)
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BR KLASSIK
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900719
(12CD)
¥11000 →\9990
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マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団
マーラー: 交響曲全集(第1番~第9番)
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【CD1】1-4. 交響曲第1番 ニ長調
録音: 2007年3月1-2日 ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
【CD2】1-5. 交響曲第2番 ハ短調「復活」
アニヤ・ハルテロス(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク
(アルト)、バイエルン放送合唱団
録音: 2011年5月13-15日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
【CD3】1. 交響曲第3番 ニ短調: 第1楽章
【CD4】1-5. 交響曲第3番 ニ短調(続き) :
第2楽章-第6楽章
ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)、テルツ少年合唱団、バイエルン放送女声合唱団
録音: 2010年12月8-10日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
【CD5】1-4. 交響曲第4番 ト長調
ミア・パーション(ソプラノ)
録音: 2010年12月15-17日 ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
【CD6】1-5. 交響曲第5番 嬰ハ短調
録音: 2016年3月10-11日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
【CD7】1-4. 交響曲第6番 イ短調「悲劇的」
録音: 2011年5月4-6日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
【CD8】1-5. 交響曲第7番 ホ短調
録音: 2007年3月8-9日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
【CD9】1-24. 交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」
トワイラ・ロビンソン(ソプラノ1)、クリスティーヌ・ブリューワー(ソプラノ2)、
アンナ・プロハスカ(ソプラノ)、ヤニーナ・ベヒレ(アルト1)、藤村実穂子(アルト2)、
ヨハン・ボータ(テノール)、ミヒャエル・フォッレ(バリトン)、アイン・アンガー(バス)、
ラトヴィア国立合唱団、マリス・シルマイス(合唱指揮)、テルツ少年合唱団、
ゲルハルト・シュミット=ガーデン(合唱指揮)、バイエルン放送合唱団、ペーター・ダイクストラ(合唱指揮)
録音:2011年10月12-14日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
【CD10】1-4. 交響曲第9番 ニ長調
録音: 2016年10月20日、21日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
【CD11】
1-15. 交響曲第3番 リハーサル風景(53'33)
録音: 2010年12月8-10日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
※リハーサルはドイツ語。CD冒頭にバイエルン放送の解説者を務めた
フリードリヒ・シュロッフェルによるイントロダクション(ドイツ語)が収録されています。
【CD12】
1-9. 交響曲第5番 リハーサル風景(28'40)
録音: 2006年3月9-10日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
※リハーサルはドイツ語。CD冒頭にバイエルン放送の解説者を務めた
フリードリヒ・シュロッフェルによるイントロダクション(ドイツ語)が収録されています。
10. 交響曲第7番のコンサートについてマリス・ヤンソンスとハナー・ヴァイスの対談(ドイツ語)
録音: 2018年4月19、20日
11. ベルンハルト・ノイホフによる交響曲第7番のコンサート・ガイド(ドイツ語)
(語り)カルステン・ファビアン、マリス・ヤンソンス、ベルンハルト・ノイホフ
2007年3月9日 バイエルン放送ラジオ |
バイエルン放送交響楽団の第5代首席指揮者として2003年から2019年まで数々の名演奏を繰り広げ、2019年12月1日に世を去ったたマリス・ヤンソンス。
バイエルン放送交響楽団及び合唱団の団員とは家族のような、人間味あふれる関係であり、それが演奏にも反映していたと伝えられています。
このBOXセットは、交響曲第1番から第9番を収録したもの。マリス・ヤンソンス・エディション(900200)に収録されたものと同じ音源で、第3番、第4番、第6番、第8番は単独ではリリースされていなかったものです。
生涯マーラーの音楽に魅了されていたというヤンソンスと、1967年から71年にかけてラファエル・クーベリックとともにマーラーの交響曲全集を録音したバイエルン放送交響楽団の共演から生まれた完成度の高い演奏です。
加えて望みうる最高のソリストを揃えた声楽陣の充実ぶりにも注目。また第8番ではヤンソンスの故郷ラトヴィアの合唱団を招いていることから、この演奏に特別な思いを寄せていたことがうかがわれます。
BOXには今回が初出となるリハーサル風景やインタビューも収録されており(ドイツ語)、ヤンソンスのマーラーの音楽に寄せる思いやそれを現実の音にしてゆく様子が伝わります。
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GRAMOLA
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Nicht Wiedersehen! 二度と会えない
リヒャルト・シュトラウス/ロット/マーラー:歌曲集
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
1. 献呈 Op. 10-1/2. 万霊節 Op. 10-8/3.
峡谷 Op. 51-1/
4. 孤独 Op. 51-2/5. 黒髪を この頭上に拡げ
Op. 19-2/
6. ひそやかな誘い Op. 27-3/7. 解き放たれて
Op. 39-4
ハンス・ロット(1858-1884):
8. Der Sanger 歌い手/9. Geistesgruss
精霊の挨拶/
10. Wandrers nachtlied さすらい人の夜の歌
グスタフ・マーラー(1860-1911):
11. 二度と会えない/12. 死んだ鼓手/
13. シュトラスブルクの砦の上/
14. 少年鼓手/15. 原光 |
ギュンター・グロイスベック(バス)
マルコム・マルティノー(ピアノ) |
録音: 2022年8月14-16日 Mozart-Saal、Salzburg(オーストリア)
オーストリアのバス歌手ギュンター・グロイスベック。これまでにもブラームスやマーラーなどのドイツ・リートの録音で、その深く力強い声を披露、絶賛されました。
今作では、長く共演を重ねるピアニスト、マルコム・マルティノーとともに、リヒャルト・シュトラウスの様々な歌曲、マーラーの「子供の不思議な角笛」と「若き日の歌」から、そしてハンス・ロットの3つの歌曲を歌っています。
中でもマーラーに影響を与えたハンス・ロットの歌曲は録音が少なく、ここで聴ける3曲は貴重なものと言えるでしょう。
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ヴィヴァルディ最高の名曲
「おお、天にても地にても清きもの」
ヴィヴァルディ: モテットと協奏曲集
1-3. 弦楽のための協奏曲 ト短調 RV 157
4-7. モテット「いと公正なる怒りの激しさに」
RV 626
8-11. モテット「おお、天にても地にても清きもの」
RV 631
12-14. チェロ協奏曲 ニ短調 RV 405
15-18. モテット「まことの安らぎはこの世にはなく」
RV630
19-21. 弦楽のための協奏曲 ハ短調 RV
119
22-24. モテット「色は紅」 RV 642 |
アレクサンドラ・ザモイスカ(ソプラノ)
ミハル・スターヘル(チェロ)
パンドルフィス・コンソート(古楽器アンサンブル)
【メンバー】
マキシミリアン・ブラット(第1ヴァイオリン)
カタジナ・プジョザ(第2ヴァイオリン)
エルジュビエタ・サイカ=バフレル(ヴィオラ)
ゲオルク・クロナイス(ヴィオローネ)
フーベルト・ホフマン(テオルボ)
マティアス・クランペ(オルガン) |
録音: 2021年10月 Atelier 73、Unterretzbach,ニーダーエスターライヒ州(オーストリア)
ヴィヴァルディ最高の名曲であるにもかかわらず録音が極めて少ないモテット「おお、天にても地にても清きもの」
RV 631。久しぶりの新録音。
2004年にクラクフ音楽アカデミー出身のヴァイオリニスト、エルジュビエタ・サイカ=バフレルによって設立されたオーストリアのオリジナル楽器アンサンブル、パンドルフィス・コンソート。
ルネサンス、バロックの作品から現代作品まで幅広いレパートリーを誇ります。
前作「スターバト・マーテル」(GRAM99244)では独唱者にニコラス・スパノスを迎え、見事な演奏を披露した実力派アンサンブル、ヴィヴァルディ2作目となるこのアルバムにはモテットと協奏曲を集めています。
ソプラノ歌手ザモイスカが歌う表現力豊かな4曲のモテットと、弦楽器のための協奏曲を織り交ぜたプログラムをお楽しみください。
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グリム:洞窟についての52の演習
1. 第1章: 序章
2. 第2章: 演習 1-16 Unter Hohlenmenschen
洞窟に住むひと
3. 第3章: 間奏 ヨーゼフ・ボイスとイグナティウス・フォン・ロヨラの対話
4. 第4章: 演習 17-34 Komische Wanderung
und Kommunion
興味深い山歩きと親交
5. 第5章: 間奏 Ignatische Vertiefungen
イグナティウスの深化
6. 第6章: 演習 35-52 Zoon politikon 人間とは政治的動物である |
ホーヴァル・エンスタッド・アンサンブル
ユルゲン・グリム(朗読)...1
ティル・フィリット(朗読) |
録音: 2022年5月26、27日 Barocksaal、Altes
Rathaus、Vienna(オーストリア)
先史時代、予期せぬ気候の大変動で人口が激減したとされるホモ・サピエンス。彼らがこの危機を乗り切ることができたのは、恐らく洞窟での生活のおかげと考えられています。
この史実に基づき、大学教授であるユルゲン・グリムは科学的考察と、ドイツの実験芸術家ヨーゼフ・ボイスの作品や、イエズス会の創設者イグナティウス・デ・ロヨラの言葉を交えながら52の演習を作成。
ドイツの俳優ティル・フィリットが朗読を行ない、ノルウェーのピアニスト、作曲家であるホーヴァル・エンスタッドの弦楽器、ピアノ、打楽器のアンサンブルによるオリジナルの音楽が彩っています。
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TOCCATA CLASSICS
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ウクライナ出身トーマス・ド・ハルトマン:管弦楽作品集
第2集
ウクライナ出身の指揮者クチャルとウクライナのオケ
交響詩第1番 Op. 50(1934)
1. I. Lent – Maestoso – Alla
breve: Allegro – Allegro risoluto/
2. II. Scherzo/3. III. Andante/4. IV.
Finale: Allegretto foroce
幻想的協奏曲 - コントラバスと管弦楽のために
Op. 65(1942-44)
5. I. Allegro con brio/6. II. Romance
1830: Adagio/
7. III. Finale: Allegro commodo
全て世界初録音 |
レオン・ボッシュ(コントラバス)...4-7
リヴィウ国立フィルハーモニー交響楽団
テオドレ・クチャル(指揮) |
録音: 2021年9月15、20、21、23日 National
Philharmonic Hall, Lviv(ウクライナ)
ウクライナ出身のトーマス・ド・ハルトマン。作曲をアレンスキーやタネーエフ、リムスキー=コルサコフに師事、1907年に発表したバレエ『赤い花』で人気を博しました。
ロシアの著述家・神秘思想家ゲオルギイ・グルジエフや画家ワシリー・カンディンスキーとの共同作品を書いたことでも知られています。
このアルバムに収録された2作品はどちらも世界初録。大規模な編成を要する「交響詩第1番」、刺激的な不協和音を効かせた第1楽章にはじまり、回顧風な雰囲気を持つ緩徐楽章を経て、快活な民謡風のフィナーレで締めくくられるコントラバスとオーケストラのための「幻想協奏曲」。同郷ウクライナ出身の指揮者クチャルの巧みな演奏で。
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フリードリヒ・ルクス(1820-1895):オルガン作品集
第1集 |
ヤン・レヘトラ(オルガン)
(Martti Porthan organ,RaaheChurch) |
1. ルターのコラール「神はわがやぐら」による演奏会用幻想曲
Op. 53(1877)
3つのコラール幻想曲(1881)
2. No. 1 Gott des Himmels und der Erden
天と地の神よ
3. No. 2 Auferstehn, ja auferstehn wirst
du 汝は復活せん
4. No. 3 Allein Gott in der Hoh' sei
Ehr' いと高きところにいます神にのみ栄光あれ
5. Geistliches Lied ohne Worte 言葉のない宗教的歌曲(1881)*
6. Canon in Gegenbewegung uber 'Allein
Gott in der Hoh' sei Ehr
「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」による反行カノン(1881)*
7. Grosser religioser Marsch zur Eroffnung
von Kirchenfeierlichkeiten
教会の祝典のための大宗教的行進曲 Op.
55(1876)
8. Morceau de Concert sur la Priere de
l'opera Robin des bois
歌劇《ロバン・デ・ボワ》より「祈り」による演奏会用小品
Op. 33(1863)*
9-15. ヘンデルの主題による演奏会用変奏曲 Op.
52(1872)
16. 無言歌 Op. 57(1877)*
17. 演奏会用フーガ Op. 56(1877)*
18. Fantaisie de Concert sur 'O Sanctissima
'「いざ歌え」による演奏会用幻想曲 Op.29(1863)
ヘンデルによるコンチェルト(1877)*
19. I. Allegro maestoso/20. II. Presto
*...世界初録音 |
録音: 2022年5月9-10日 Church of the Holy
Trinity,Raahe(フィンランド)
北欧の作曲家を中心に"知られざる作品"を発掘、紹介するオルガニスト、ヤン・レヘトラ。新シリーズは19世紀ドイツの作曲家フリードリヒ・ルクスのオルガン作品です。
ルクスはゴータで初期の音楽教育を受け17歳の頃には地元で優れたオルガニストとして活躍をはじめました。
その後、デッサウでオルガニスト、フリードリヒ・シュナイダーに師事、1841年から1850年までデッサウ宮廷歌劇場の音楽監督を務めたのち、1851年から1857年まではマインツで合唱指揮者、オルガニストとして活躍した他、いくつかのオペラを書き上げています。
ピアノやオルガンのための作品も数多く、このアルバムでは彼の後半生に書かれたオルガン作品が紹介されています。
彼のオルガン曲は「無言歌」と名付けられた小品や、伝統的なカノンなど多岐にわたっており、優れたオルガニストであったルクスならではの凝った書法による聴きごたえのある作品に仕上がっています。
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知られざるエネスク 第2集 ヴァイオリン作品集
1. ルーマニア狂詩曲第1番 イ長調 Op. 11
No. 2(1901)
(マルセル・スターン編 1957出版)
2. ルーマニアの印象 – 無伴奏ヴァイオリンのために(1925)
(S. ルプー編 2008)*
3. ソナタ・トルソー(1911)
4. 協奏的即興曲 変ト長調(1903)
5. 後悔(1898)(S. ルプーによる補筆完成版
2018)*
6. 組曲第1番 ト短調 「古い様式で」 Op.3
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Adagio(1897) (S.アルブ編 1929)*
7. ワルツ・レント「L'Enjoleuse 誘惑」(1902)*
ルーマニア奇想曲(1925-49)
(C. ツァラヌによる補筆完成版 1994-96)
8. I. Ben moderato/9. II. Tempo di
Hora/
10. III. Lento/11. IV. Allegro vivace
*...世界初録音 |
シェルバン・ルプー(ヴァイオリン)
イアン・ホブソン(ピアノ...1/指揮...8-11)
ヴィオレラ・チウクル(ピアノ)...3-7
シンフォニア・ダ・カメラ...8-11 |
録音:2004年3月15日Krannert Art Museum,Champaign(USA)...1 2001年2月2日
the Foellinger Great Hall, KrannertCenter
for the Performing Arts, Urbana...8-11(ライヴ)
2022年4月7、8日 George Enescu Auditorium,University
of Music, Bucharest(ルーマニア)...2-7
ルーマニアの作曲家ジョルジェ・エネスクが生前番号を与えた作品はわずか33曲でしたが、実際には膨大な数のスケッチや下書き、草稿などが遺されており、現代の研究者や演奏家、作曲家たちがこれらを次々に復元しています。
このアルバムでは世界初録音を含むオリジナル作品と、ルーマニアの研究者たちによる補筆完成版を名手シェルバン・ルプーが演奏。
実質的なヴァイオリン協奏曲である「ルーマニア奇想曲」など、珍しい作品が目白押しです。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
NORTHERN FLOWERS
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レニングラードの合唱音楽
ユーリ・ファリク (1936-2009) :
見知らぬ女
(アレクサンドル・ブロークの詩による、
混声合唱のための) (1976) (*)
混声合唱のための2つのソルフェージュ (1973)
(*)
秋の歌 (混声合唱のための、全4曲) (1970)
(+)
エストニアの水彩画 (女声合唱のための、全5曲)
(1976) (#)
混声合唱のための三部作
(ヴラディーミル・ソロウヒンの詩による)
(1969) (**)
セルゲイ・スロニムスキー (1932-2020) :
ソロモンの歌 (ソプラノ、テノール、室内合唱、
オーボエ、ホルンとハープのための) (1975)
(++)
伝統的な歌詞による混声合唱のための2つの歌
(1967) (##)
最後にもう一度率直に言おう (1974) (*)
ルジアン・プリゴジン (1926-1994) :
混声合唱のための連作
(アレクサンドル・ブロークの詩による、全4曲)
(1973) (+) |
タチアナ・ノヴィトコヴァ (ソプラノ (++))
コンスタンチン・プルジニコフ(テノール (++))
レニングラード室内合唱団 (*/+/++/##)
ヴラディーミル・クルリン (オーボエ (++))
ヴィタリー・ブヤノフスキー (ホルン (++))
タチアナ・トウェル (ハープ (++))
ヴァレンチン・ネストロフ (指揮 (*/+/++/##))
レニングラード放送合唱団 (#/**)
グリゴリー・サンドレル (指揮 (#/**)) |
録音 :1974年 (##)、1975年 (*)、1976年 (+)、1977年
(++)、1979年 (#)、1983年 (**)、カペラ・コンサート・ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト
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PARNASSUS
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レオン・フライシャー レジェンダリー・レコーディングス
ヨハネス・ブラームス (1833-1897) :
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
ワルツ集 (16のワルツ) Op.39
セザール・フランク (1822-1890) : 交響的変奏曲
嬰ヘ長調 (*)
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) :
パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.43
(*) |
レオン・フライシャー (ピアノ)
クリーヴランド管弦楽団 (*)
ジョージ・セル (指揮 (*)) |
録音 : 1956年、ニューヨーク(無印) およびクリーヴランド(*)、アメリカ合衆国
原盤 : Epic (Columbia)
20世紀アメリカ合衆国を代表するピアニストのひとり、レオン・フライシャー。東欧系ユダヤ人移民の息子として1928年サンフランシスコに生まれ、8歳でデビュー。絶頂期に局所性ジストニアを発症し右手の自由を失い1965年に引退。
その後、左手のピアニスト・指揮者・教育者として活動。今世紀に入り治療が功を奏して両手ピアニストとして復帰、名声を取り戻し、2020年に92歳で亡くなりました。
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若きヤーノシュ・シュタルケル
コダーイ・ゾルターン (1882-1967) :
無伴奏チェロ・ソナタ Op.8 〔Pacific,
6160/3 (1948)〕
パウル・ヒンデミット (1895-1963) :
チェロとピアノのためのソナタ Op.11 No.3
〔Priod, SPL 715 (1954)〕 (+)
アレクサンドル・チェレプニン (1899-1977)
:
チェロとピアノのためのオード
〔Pacific, PI 1565, mx. AI 0513-2〕
(*)
マヌエル・デ・ファリャ (1876-1946) :
7つのスペイン民謡 〔Pacific 6170/1〕(*)
フェデリコ・モレーノ・トローバ (1891-1982)
:
ファンダンギーリョ 〔Pacific, PI 1565,
mx. A1 0512-2〕 (*) |
ヤーノシュ・シュタルケル (チェロ)
レオン・ポマーズ (ピアノ (+))
ジョルジュ・ソルシャニー (ピアノ (*)) |
A
録音 : 1948年、パリ、フランス (+ 以外)
/ 1950年、アメリカ合衆国 (+)
1946年に祖国ハンガリーを去ったヤーノシュ・シュタルケル
(1924-2013) が1948年アメリカ合衆国に渡り定住する前、パリでパシフィック・レーベルで録音した78回転盤からの復刻を中心とした構成です。
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<国内盤>
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フォンテック
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尾高忠明(指揮)大阪フィルハーモニー交響楽団、
ブルックナー 交響曲 第5番 変ロ長調 <ノーヴァク版>
アントン・ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第5番 変ロ長調 <ノーヴァク版> |
尾高 忠明 (指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団 |
尾高忠明は、2018年に大阪フィル第3代音楽監督に就任。爾来各シーズンを通じ、ブルックナーの交響曲を必ず演奏してまいりました。その第4弾が、2022年2月の第555回定期、そして直後に開催された第54回東京定期で演奏された「第5交響曲」です。
円熟とともに自在さを深める尾高の指揮は、朝比奈時代より継承するオーケストラの力感溢れる響きを更なる高みへと導きました。
尾高=大阪フィルによる《ブルックナー 新しい伝統》―
神秘のピッツィカートから天空を仰ぐばかりの大伽藍を建立する時間です。
2022年2月14日 第54回東京定期演奏会 サントリーホール
ライブ録音
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﨑谷直人(ヴァイオリン) destined for...BACH
J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調
BWV1001
テレマン(1681-1767):
無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲 第1番
変ロ長調 TWV 40:14
J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番
ニ短調 BWV1004
インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772* |
﨑谷直人 (ヴァイオリン)
富岡廉太郎 (チェロ) * |
<室内楽の現在>を日本から世界へ発信する、ウェールズ弦楽四重奏団の中心メンバーとして、また日本各地で、コンサートマスターとしての活動を続けてきた﨑谷直人。
初ソロ・レコーディングの登場です。録音を終えた﨑谷は以下のように語っています。
「1人のヴァイオリニストとして原点に立ち返り、自分自身と向き合うと決めた時、取り上げたかった作品がバッハ。これまでには無い視点や発想を具現化出来るのではないかと思い、楽譜から読みとって、再構築した。日本にも、日本発で、このような意欲で向き合っている音楽家がいる、という小さな証明になればと思う。」
この音楽家としての希求、そして最良の成果が本CDに結実いたしました。バッハの無伴奏作品を中心に、"ウェールズの盟友"
富岡廉太郎との心温まる共演を含むプログラム。新たな領域への門出を飾る名演です。
﨑谷直人 Naoto Sakiya
1998年ノボシビルスク国際コンクールジュニア部門第1位、メニューイン国際コンクールジュニア部門第3位を獲得し、ケルン音楽大学に最年少15歳で入学。その後パリ市立音楽院、桐朋学園ソリスト・ディプロマコースを経て、バーゼル音楽院修了。
2006年にウェールズ弦楽四重奏団を結成。第1ヴァイオリン奏者として、ミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門、大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門にて各3位を獲得。
メナヘム・プレスラー、アレクサンダー・ロマノフスキー、ポール・メイエ、トーマス・デメンガ、ミッシャ・マイスキー各氏ほか、多くのトップアーティストらと室内楽を共演。
また、王子ホール、hakujuホール、紀尾井ホール、第一生命ホール、iichiko総合文化センター等、多くの主要ホールに招かれる。
2014年より8年間、神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターを務めた。これまでに、東京フィル、京都市交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、バーゼル交響楽団、ノボシビルスク・フィル等とソリストとして共演。
日本センチュリー交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団など、全国のオーケストラに客演コンマスとして出演。
ヴァイオリンを、原田幸一郎、ザハール・ブロン、ジェラール・プーレ、ロラン・ドガレイユ、ダニエル・ゼペック各氏に、弦楽四重奏をライナー・シュミット氏(ハーゲン四重奏団)に師事。
現在は、ウェールズ弦楽四重奏団、石田泰尚とのヴァイオリンユニット''DOS
DEL FIDDLES''等で活動し、全国のオーケストラに客演コンサートマスターとして多数出演している。
これまでにウェールズ弦楽四重奏団として、進行中のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集を含む、6枚のアルバム(fontec)と、DOS
DEL FIDDLESとして、『DOS DELL FIDDLES-LIVE-』(日本コロムビア)をリリース。
使用楽器は、1697年製G.B.Rogeri。
収録:2022年4月20-22日 富士見市民文化会館
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ミッテンヴァルト
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生誕113年記念・世界初録音
貴志康一が所有していたストラディヴァリによる演奏
貴志康一(明治42年-昭和12年)(1909-1937)知られざる作品群」
(1)-(3)ヴァイオリン・ソナタ
I.Allegro moderato e con passione
II.Scherzo, Vivace
III.Quasi vivace
(4)-(8)ヴァイオリンとピアノの為の小品
((4)竹取物語/(5)南蛮寺/(6)南蛮船/(7)スペイン女/(8)海の詩)
(9)-(11)ピアノ小品集
(行進曲I/アンダンテ/行進曲II/モデラート/タンゴ) |
石橋幸子(ヴァイオリン)
根岸由起(ピアノ) |
生誕113年記念・世界初録音、90年ぶりに愛器と埋もれた作品が再会!貴志康一 知られざる作品群
録音:(1)-(8)2021年8月30-31日スイス・チューリヒ・ラジオ放送局ホール (9)-(11)2021年6月13日ロンドン・セントポールスクール・ワッセンホール
(使用楽器:ストラディヴァリ1710年「キング・ジョージ」)
※(5)-(11)世界初録音
貴志康一(1909-1937)は28年の生涯にバレエ音楽、オペレッタ、交響曲、ヴァイオリン協奏曲に加えて多くのヴァイオリン曲と歌曲を作曲した。彼の生前に出版されたのは6曲のヴァイオリン曲と7つの歌曲であるが、それ以外に大量の楽譜が残された。本アルバムは90年ぶりに演奏される初期作品と、ソナタを含む未発表の作品群を核としている。
(中略)
特筆すべきは、これらの作品が、貴志康一が所有していたストラディヴァリ1710年「キング・ジョージ」によって演奏されたことである。ヴァイオリニストとして出発した貴志は1929年、ベルリンのエミール・ヘルマン商会で「キング・ジョージ」と出会い、少なくとも1933年まで手にしていた。現在「キング・ジョージ」を貸与されている石橋幸子さんによって埋もれていた楽譜にふたたび生命が吹き込まれた。貴志の愛器と楽譜が90年ぶりに再会したのである。康一ファンとして、このうえない喜びだ。
(毛利眞人 ライナーノートより抜粋)
使用楽器 ストラディヴァリ「キング・ジョージ」
1710年生まれの「キング・ジョージ」は、ジョージ3世の所有物であり、本人の名にちなんで名付けられました。シュポーア門下のベルンハルト・モリク(1802-1869)がドイツへ持ち込んだと言われています。また、ベルリンのヴァイオリン製作者であるオーガスト・リチャーズ(1836-1893)が楽器のメンテナンスをしていたことで知られています。
ドイツ系アメリカ人の楽器商、エミル・ハーマンは1929年頃にヴァイオリンを貴志康一に売却し、「キング・ジョージ」は日本に初めて上陸したストラディヴァリとなります。
1933年に貴志の手を離れたこの楽器は現在、1983年よりハービスロイティンガー財団に所蔵されています。
楽器は現在、石橋幸子が演奏しています。
石橋幸子(いしばしゆきこ)ヴァイオリン
大阪府出身。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース首席卒業。
曽我部千恵子、故田中千香士、故工藤千博、原田幸一郎の各氏に師事。1997年リューベック音楽大学に留学し、ザハール・ブロン氏に師事。1999年チューリッヒ音楽大学大学院にてジョルジュ・パウク氏に師事し、2003年最優秀の成績で卒業する。
第44回全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催NHK後援)中学校の部大阪大会第1位、第11回日本モーツァルト・コンクール第1位。ドットバイラー国際ヴァイオリン・コンクール及び、キバニス国際室内楽コンクールにて優勝。
また室内楽奏者としてもミュンヘン国際弦楽三重奏コンクール及び、バーゼル国際室内楽コンクール優勝(トリオ・オレアーデ)。
現在はスイスのチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団に在席しながら、弦楽三重奏グループ「トリオ・オレアーデ」のヴァイオリン奏者として活動。2015年にバーゼルで行われた「トリオ・オレアーデ」の演奏がライヴ録音され、デビューCDを発売。2020年にはトリオ・オレアーデのセカンドCD「MOZART」(Ars
Produktionレーベル)が発売され、その演奏解釈と高度な技法に高い評価を得ている。
使用楽器はハービスロイティンガー音楽財団より貸与されている1710年ストラディヴァリ「キング・ジョージ」。この楽器は故貴志康一がベルリン留学時に使用していたもので、石橋幸子は彼が楽器を手放して以来初めての日本人奏者として演奏が許可された。
今回のCDは、そのストラディヴァリを奏で、貴志康一作品を録音した第一弾となる。
根岸由起(ねぎしゆき)ピアノ
東京生まれ。5歳から7年間ニューヨーク滞在。ピアノを志賀佳子氏に師事。10歳でジュリアード音楽院予備科に名誉奨学生として入学。故リチャード・フェーバー氏に師事。
帰国後、桐朋女子高等学校音楽科を経て同大学音楽学部を卒業。阿部美果子、田崎悦子、故園田高弘の各氏に師事。98年、アムステルダム音楽院入学、終了後2001年、英国王立音楽大学へ入学、05年に修士課程、06年にアーティスト・ディプロマを取得してそれぞれ首席で卒業。
ドミニク・メルレ、故イリーナ・ザリツカヤ、マレイ・ペライア氏などに師事。93年、園田高弘賞ピアノ・コンクールで最年少奨励賞受賞。2000年、ジュネス・ミュジカル国際ピアノ・コンクール第2位受賞。
02年、イヴァン・サットン室内楽賞受賞、王立音大ベートーヴェン・コンクール2位、03・04年チャペル・メダル賞入賞、アマデウス・フォルテピアノ賞受賞。
日本、中国、ドイツ、フランス、イタリア、ルーマニア、オランダ、スイス、米国等400回以上の演奏会に出演。ロンドンでは、日本大使館で毎年3月11日に行われる東日本大震災記念式典に於いて葉加瀬太郎氏と共演。また2019年2月号、オクスフォード大学出版局の「古楽誌」より執筆した記事も掲載されている。
2020年のコロナ禍中、配信演奏をいくつか行い、イタリア・メディア、英ITVニュースで取り上げられた。また2020年6月から1ヶ月間知らざれる女流作曲家の演奏クリップを毎日ソーシャル・メディアで取り上げたシリーズが、英「ピアニスト」誌で内田光子、アンジェラ・ヒューイット氏のウィグモア・ホールのリサイタルに並んでTOP5に選ばれた。
ソロCD"エニグマ" (Quartzレーベル)を2022年5月に発売、英「グラモフォン」誌、「レコード芸術」誌などで絶賛される。DVDもイギリスで発売。BBCラジオ等に出演。
ブリュトナー・アーティスト。ロンドン在住。
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<映像>
<LP>
FONE(LP)
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LP155
(1LP)
特別価格/
初回完全限定生産
¥9700
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プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集
2本のヴァイオリンのためのソナタ ハ長調
Op.56*
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80** |
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ラウラ・ゴーナ(ヴァイオリン)*
マリア・グラツィア・ベッロッキオ(ピアノ)** |
全世界496枚限定生産! 日本製高品質LP!アッカルドのプロコフィエフ・ソナタ集!
☆黒色に染色していない、ナチュラル・カラー・ヴァイナル!
☆496枚完全限定生産!
☆サラサーテ、ドビュッシー、ラヴェルに続いて、プロコフィエフも日本製超高品質アナログ盤で登場!
イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドによるプロコフィエフのヴァイオリン作品集から、2本のヴァイオリンのためのソナタ、ヴァイオリン・ソナタ第1番の2曲を収録した日本製(東洋化成株式会社)超高品質限定プレスLPのリリースが決定!
「Fone」は1983年にイタリアのレコーディング・エンジニア、ジュリオ・チェーザレ・リッチによって設立され40年近い歴史を持つ高音質レーベル。
リッチが「聴き手に(録音会場の)理想のポイントに腰を掛けているかのようなユニークな体験をしてもらいたい」と語る通り、自然なサウンドを楽しむことができます。
黒色に染色していないナチュラル・カラーの透明ヴァイナルを使用したアナログ盤製作は、目視による平面度のチェックや、傷や汚れの有無の確認、そしてサンプルのリスニングテストなど、一枚一枚細心の注意を払った品質管理によって行われました。
イタリアの偉大な芸術家の円熟の演奏を、リッチが「私の40年の経験と、技術的、生産的なコミットメントのすべてを利用し、オリジナルのアナログ・マスターと100%同じ音のレコードを実現した」と自信を持って送り出す最高の音質でお楽しみください。
※録音:2020年2月14日-16日、カーサ・デラ・ムジカ
「サーラ・デル・エルメリーノ」(イタリア、ミラノ)
※重要:当タイトルは完全数量限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。
※重要:初回受注数が生産数 or 供給量を越えた場合、ご注文数に応じて弊社にて割り当て配分を行い出荷を行わせていただきます。上記と併せまして予めご了承下さい。
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10/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
COVIELLO CLASSICS
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苦難の音楽人生をあゆんだ二人の作曲家のピアノ三重奏曲
ババジャニアン&ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲集
アルノ・ババジャニアン(1921-1983):ピアノ三重奏曲
嬰へ短調
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ三重奏曲第2番
ホ短調 |
アレス三重奏団
カルロッタ・マルクオーリ(ヴァイオリン)
マティアス・バルザット(チェロ)
アンドレア・ダマート(ピアノ) |
信念をもって暗がりをゆくピアノ・トリオ
録音:2022年3月31日、4月3日/ヴッパータール、インマヌエル教会/53'40''
ソ連時代のしがらみのなかで苦難の音楽人生をあゆんだ二人の作曲家のピアノ三重奏曲を収録。
これらはレクイエムとして作曲されたという共通点があります。ショスタコーヴィチは親友のイワン・ソレルチンスキー追悼のために、一方ババジャニアンは自身への鎮魂歌として、この三重奏を書きました。
両曲とも暗い響きを持ちながらも、「死」という避けられない問題を克服する「生命の強さ」を音楽によって見出すという姿勢が感じられます。切々とした歌が息長く展開される緩徐楽章はことのほか感動的。
「アレス・トリオ」は、デュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽大学で出会った三人によって2019年に結成された三重奏団です。
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ゲッティンゲンのクリスマス・カンタータ
[CD1]
ゲオルク・フィリップ・クレス(1719-1779):序曲
ニ長調
ヨハン・フリードリヒ・シュヴァイニッツ(1708-1780):
「JAUCHZET IHR VOLKER」 JFS-WV1
カール・フリードリヒ・ルドルフ(1749-1796):
「SINGET DEM HERRN EIN NEUES LIED」
CFR-WV0 /
「 ERWACHET ZUR FREUDE DER STERBLICHEN
CHORE」CFR-WV1
ベルンハルト・クリストフ・キュンメル(1756
– 1836):
ERHEBET DEN HERRN
[CD2]
ヨハン・ニコラウス・フォルケル(1749-1818):
シンフォニア 変ホ長調 FoWV129 /
「 DIE HIRTEN BEY DER KRIPPE ZU BETHLEHEM」FoWV103 |
ケルスティン・ディートル(ソプラノ)
ヨハンナ・クレーデル(アルト)
マグヌス・ディートリヒ(テノール)
ヘンリク・ベーム(バス)
アントニウス・アダムスク(指揮)
ゲッティンゲン・バロック管弦楽団 |
あきらかにバッハの影響を受けたクリスマスのためのカンタータ
録音:2022年/ゲッティンゲン/[CD1]44'04''、[CD2]53'38''
18世紀半ば、ゲッティンゲンにゲオルク・アウグスト大学が設立され、学問・芸術がこの地で栄えることになります。
この大学に最初に入学した一人がヨハン・フリードリヒ・シュヴァイニッツ。ライプツィヒ出身で、J.S.バッハが指揮していた「コレギウム・ムジクム」に参加していたとされる人物です。
このシュヴァイニッツによるクリスマスのためのカンタータ「JAUCHZET
IHR VOLKER」を収録。
J.S.バッハの「クリスマス・オラトリオ」によく似た曲があり驚きます。
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光の子供たち ~トーマス・ゼレ(1599-1663):作品集
前奏曲 Sit pacis dives / Eusebia Fulcrum
/
Aula quid exultas / Flos meus / Magna Die
bonitas /
Illustri natus / Dona Dei / Und der Herr
lobet /
Beatus qui miseretur / AuB der tieffe /
Die Gute deB Herrn / 終曲 Sit pacis dives |
アン・シュナイダー(ソプラノ)
ピア・ダヴィラ(ソプラノ)
フロリアン・シーヴァース(テノール)
ステファン・シェルペ(テノール)
ゼンケ・タムズ・フライヤー(バス)
モニカ・マンデラルツ(指揮)
ミュゼズ・フェローズ |
高度な声楽によるコンチェルト
録音:2021年4月14-18日/56'59''
1634年に出版された、2声と通奏低音のための声楽コンチェルト『Concertuum
binis vocibus』を収録。
近代的なイタリア書法がみられ、高度にヴィルトゥオーゾな声楽パートが活躍します。
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AVIE
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ニッケル:
オーボエとオーボエ・ダモーレのためのソナタ&室内楽作品集
クリストファー・タイラー・ニッケル(b.1978):
オーボエ・ソナタ(2019)*
オーボエ・ダモーレ・ソナタ(2018)*
無伴奏オーボエのための組曲(2020)
オーボエ・ダモーレ五重奏曲(2020)** |
マリー・リンチ・ヴァンダーコーク(オーボエ、オーボエ・ダモーレ)
ペイジ・ロバーツ・モロイ(ピアノ)*
エドゥアルド・リオス(ヴァイオリン)**
アンディ・リャン(ヴァイオリン)**
オリヴィア・チュー(ヴィオラ)**
エフェ・バルタシギル(チェロ)** |
クリストファー・タイラー・ニッケル、オーボエのための室内楽作品集!
☆カナダの人気現代作曲家、クリストファー・タイラー・ニッケル!
☆シアトル交響楽団首席オーボエ奏者、マリー・リンチ・ヴァンダーコークが吹く!
クリストファー・タイラー・ニッケルによるオーボエやオーボエ・ダモーレのための室内楽作品集。
ニッケルは、数々の賞に輝いている現代音楽作曲家でカナダ、アメリカ、ヨーロッパを中心に多くの国や地域で彼の作品は演奏されています。
また映画やテレビのための作品も数多く作曲しており、多くの聴衆に聞かれています。
オーボエ協奏曲集(AV2433)で好評を博しこのアルバムでも同じソリストであるマリー・リンチ・ヴァンダーコークがソリストを務めます。
マリー・リンチ・ヴァンダーコークは、これまでにクリーヴランド管弦楽団のセカンド・オーボエ奏者を始めとして、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団、シカゴ交響楽団などで客演首席オーボエ奏者を務め、2014年にシアトル交響楽団の首席オーボエ奏者に就任しました。
※録音:2021年6月5日&2022年3月14日、バスタ大学教会(ワシントン)
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CAVI-MUSIC
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ウィーン 1913 ~クラリネットとピアンのための作品集
エゴン・コルナウト(1891-1959):クラリネット・ソナタ
へ短調 Op.5
ベルク:4つの小品 Op.5
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 へ短調
Op.120
コルンゴルト:
6つの簡素な歌 Op.9より第4番《愛の手紙》、
別れの歌 Op.14より第1番《死の歌》(キリアン・ヘロルド編) |
キリアン・ヘロルド(クラリネット)
ハンスヤコプ・シュテムラー(ピアノ) |
西洋音楽史の中で最もスリリングな時代!1913年に注目したクラリネット・アルバム!
1913年、シェーンベルクの《グレの歌》やストラヴィンスキーの《春の祭典》の初演が行われた西洋音楽史の中で最もスリリングな時代に、ウィーンで書かれた2つの作品に着目したクラリネット・アルバム。
ひとつはフランツ・シュレーカーやロベルト・フックス、フランツ・シュミットらに師事したモラヴィア地方出身の作曲家エゴン・コルナウト(1891-1959)のクラリネット・ソナタ(世界初録音)。
生前はとても人気があり、当時のウィーンの人々が実際に聴いていた「新しい音楽」とはコルナウトのような作曲家の作品でした。
もうひとつはアルバン・ベルク(1885-1935)の4つの小品で、師シェーンベルクへのオマージュといえるような前衛的な作品です。
ベルクはシェーンベルクが1908年から1914年にかけて生み出した、極端に短い「格言的」なスタイルを用いつつ、シェーンベルクのピアノ作品からの直接的な引用を行っています。
ドイツ・カンマーフィルハーモニーやSWR交響楽団で首席クラリネット奏者を務めたキリアン・ヘロルドの演奏です。
※録音:2020年11月&12月、ハンス・ロスバウト・スタジオ(ドイツ、バーデン=バーデン)
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ソウルメイト ~ シューベルト&ヤナーチェク:ピアノ作品集
シューベルト:即興曲 D.899、楽興の時 D.780
ヤナーチェク:草陰の小径にて(第1番~第5番、第10番) |
ヘルベルト・シュフ(ピアノ) |
斬新な発想のコンサート・プログラムとCD録音で注目を集めるピアニスト、ヘルベルト・シュフ!
今作ではシューベルトとヤナーチェクの音楽を交互に並べ、両者の関係性を探ります。彼曰く、シューベルトの音楽には「目的地がどこなのか、どのような道を歩むのか、あまり自信がないような印象」があり、そうした即興性、次から次へと足を踏み出す感覚はヤナーチェクの音楽にも強く感じられる要素だといいます。
「フランツ・シューベルトとレオシュ・ヤナーチェクの音楽の関係を探ろうというアイデアは、最初、眠りと目覚めの間の夢の世界のようなところで思いつきました。
横になって休んでいるうちに、この2人の作曲家のことを考え始めたのです。このように、このアルバムの出発点は知的なものではなく、直感に近いものでした。
そして言うまでもなく、このアイデアが音楽的に意味があるかどうか、解釈やドラマツルギーの観点からも検証する必要があったのです。」(ヘルベルト・シュフ)
※録音:2020年7月、バイエルン放送スタジオ2(ドイツ、ミュンヘン)
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DA VINCI CLASSICS
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19世紀フランス・ロマン派のトロンボーンのための作品集
エドヴィージュ・クレティアン(1859-1944):
グランソロ ~ トロンボーンとピアノのためのアンダンテとアレグロ
ジュール・コーエン(1835-1901):アンダンティーノ
サミュエル・ルソー(1853-1904):
トロンボーンのためのピアノ伴奏付き協奏的小品
ベルリオーズ:葬送と勝利の大交響曲より
《追悼の辞》
アドリアン・バルト(1828-1898):演奏会用独奏曲
アンブロワーズ・トマ(1811-1896):ハムレットからの独奏曲
ジュール・ドゥメルスマン(1833-1866):序奏とポロネーズ
Op.30
フランチェスコ・ヴェルツィッロ(b.1966):ポエム
ビゼー:歌劇 《カルメン》 より ハバネラ、ジプシーの踊り |
フランチェスコ・ヴェルツィッロ(トロンボーン)
ダニーロ・デッレピアーネ(フォルテピアノ) |
19世紀の貴重な楽器で奏でるフランスのトロンボーンのための音楽!
トロンボーンの起源は非常に古く、現在の楽器の祖にあたるサックバットが誕生したのが15世紀頃までに遡ります。
それから500年以上もの間、基本的な構造は変わらず、オーケストラ、ジャズ、ブラス・バンド、吹奏楽など、多様なジャンルの音楽で用いられてきました。
本アルバムでは、新機構としてバルブが開発されるなど、金管楽器が華々しい発展を迎えた19世紀フランスの作品を取り上げています。
19世紀フランスでは、ベルリオーズを始め、トマ、グノー、サン=サーンスなどの偉大な作曲家たちが、オーケストラ作品で積極的に用いるなど、トロンボーンへの評価が高まっていました。
また、名門パリ国立高等音楽院のトロンボーン科が創設されたことにより、多くの同時代の作曲家が、トロンボーンの技術的および表現力を実証するために、フォルテピアノ、ピアノ、またはオルガンの伴奏を伴うトロンボーンのための独奏作品を多く残すなど、今日に至る重要なレパートリーが数多く誕生した時代でもあります。
イタリア、ジェノヴァ出身のコンポーザー=トロンボニスト、フランチェスコ・ヴェルツィッロは、ニコロ・パガニーニ音楽院で研鑽を積み、管楽器コンクール「チッタ・ディ・ジェノヴァ」でACADA-ENDAS賞を受賞。
トロンボーンの独奏作品に焦点を当て、オルガン、ピアノ、室内アンサンブルとの共演など、勢力的に活躍しています。楽器の歴史にも精通しており、バロック期、ドイツ・ロマン派などのコピー、または当時のオリジナル楽器を演奏に用いており、本アルバムでも使用楽器に拘りを持ち、19世紀のフランスで作成された楽器でレコーディングに臨んでいます。
オリジナル作品から、19世紀末のフランス・ロマン派作品を意識して作曲されたヴェルツィッロの自作の
《ポエム》 、しばしば他の楽器でも取り上げられることの多いカルメンのアレンジ版など、随所に拘りが詰め込まれた好企画です。
※録音:2022年5月-6月、サラ・デッレ・フェステ(ジェノヴァ、イタリア)、D&Dスタジオ(ジェノヴァ、イタリア)
※使用楽器:
・トロンボーン:JOSEPH GRAS - PARIS/KARL
MÖNNICH-ERLBACH "KAROLUS"
MODEL(序奏とポロネーズで使用)
・フォルテピアノ:プレイエル1842
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FONE
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SACD224
(1SACD HYBRID)
¥2900 →\2690
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サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2*
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3**
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23*** |
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ステファニア・ラダエッリ(ピアノ)*
マリア・グラツィア・ベロッキオ(ピアノ)**
ラウラ・マンツィーニ(ピアノ)*** |
臨場感あふれる高音質で聴く、アッカルド円熟のベートーヴェン!
☆臨場感あふれる高音質で愉しむサルヴァトーレ・アッカルドの至芸!
☆円熟の演奏で聴かせるベートーヴェンの初期ソナタ集!
幼少期から抜きん出た才能を示し、1958年に17歳で挑んだパガニーニ国際コンクールで第1位を獲得して以来常にイタリア・ヴァイオリン界の第一線を走り続けてきた偉大なるヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルド。
2019年から2020年にかけて収録されたこのベートーヴェンのソナタ集では、アントニオ・サリエリに献呈された第2番と第3番、そしてベートーヴェンにとって初めての短調ソナタとなった第4番という初期の3作品を収録。
FONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチはノイマン製のU47、U48チューブマイクロフォンを使用し、音質調整、イコライジング、リバーブ、圧縮・膨張を一切行わず真の音色を持つ自然なサウンドを表現。
マスタリングには自らが開発した、通常のCDよりも20%情報量の多い「シニョリッチ(Signoricci)」フォーマットを採用するなど徹底的に音質にこだわり、まるで録音会場の理想的な位置に置かれたアームチェアにリスナーが座って聴いているようなユニークな体験を提供します。
※録音:2019年11月10日*、11月23日-24日***、2020年2月10日**、カーサ・デラ・ムジカ
「サーラ・デル・エルメリーノ」(ミラノ)
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SACD217
(1SACD HYBRID)
¥2900 →\2690
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サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
グリーグ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13
ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45 |
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ステファニア・ラダエッリ(ピアノ) |
2021年に80歳を迎えたイタリア・ヴァイオリン界の巨匠、サルヴァトーレ・アッカルドが2020年2月にミラノで録音したグリーグのヴァイオリン・ソナタ全集。
グリーグは生涯で3つのヴァイオリン・ソナタを作曲しましたが、20代の頃に書かれた第1番と第2番、そして40代の頃に書かれた第3番のどれもが北欧的な情緒に満ちた美しい音楽で、グリーグ自身も高く評価していたといわれます。
FONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチはこの録音セッションでも、アビーロード・スタジオでのビートルズの録音やRCAの"リビング・ステレオ"シリーズの録音にも使用された、1947年と1949年製造のノイマン製U47、U48チューブマイクロフォンを使用。
音のニュアンスや倍音の豊かさをすべて刻み込んだ他にはない非常に自然なサウンドを実現し、サーラ・デル・エルメリーノの音響を最大限に引き出しています。
※録音:2020年2月12日-13日、カーサ・デラ・ムジカ
「サーラ・デル・エルメリーノ」(ミラノ)
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SACD236
(1SACD HYBRID)
¥2900
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ピアソラ:レビラード
ピアソラ:
ミケランジェロ70/五重奏のためのコンチェルト/
デカリシモ/ラ・カモーラ第3番/
《トロイロ組曲》より バンドネオン/
アディオス・ノニーノ/レビラード/天使の復活/
エスクアロ(鮫)/ブエノスアイレスの夏 |
デュエッタンゴ×5
〔フィリッポ・アルリア(ピアノ)、
チェーザレ・キアッキアレッタ(バンドネオン)、
ジョヴァンニ・ゾノ(ヴァイオリン)、
エンリコ・コラーピ(ダブル・ベース)、
サルヴァトーレ・ルッソ(エレクトリック・ギター)〕 |
ピサのポンテデーラにある世界有数のオートバイ・自動車メーカー、ピアッジオ(Piaggio)の本社に併設されているピアッジオ博物館(ムゼオ・ピアッジオ)で行われた、FONEミュージック・フェスティヴァルの2021年のライヴ録音。
FONEレーベルからリリースされたアルバム「デュエッタンゴ(SACD167)」が大ヒットを記録したフィリッポ・アルリオとチェーザレ・キアッキアレッタをはじめとした名手たちによるピアソラの作品集。
FONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチのこだわりの音質で、ピアッジオ博物館オーディトリアムに響き渡る素晴らしいサウンドを追体験することができます。
※録音(ライヴ):2021年、ピアッジオ博物館オーディトリアム(イタリア)
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NEOS
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ヴォールハウザー・エディション Vol.9
ルネ・ヴォールハウザー(b.1954):
Aus der Tiefe der Zeit
(ソプラノ、バリトン、フルート、クラリネット、ヴァイオリンと
チェロのためのアンサンブル・ヴァージョン)(2019)
Duo fur Klarinette und Klavier(第2ヴァージョン)
(2014/2018)
Miramsobale(ソプラノとヴァイオリンのための)(2019)
ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲第2番(2019)
ピアノ三重奏曲第1番 《Im Tempo der Wahrnehmung》
(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)(2019)
フルートとチェロのための二重奏曲第1番(2019)
Krahenhauber(ソプラノ、バリトンとパーカッションのための)
(2019)
Mochlan(ソプラノとバリトンのための(2020) |
アンサンブル・ポリソノ
エリア・ザイフェルト(ヴァイオリン)
ルネ・ヴォールハウザー(ピアノ)
デュオ・シモルカ=ヴォールハウザー |
ルネ・ヴォールハウザー シリーズ第9巻!
Neosから9枚目となるヴォールハウザーの作品集で、今回も様々な編成のアンサンブル作品(2018~2020年頃の作品)を選んで収録。
1954年スイス出身のルネ・ヴォールハウザーは幅広いスタイルを持つ多才な音楽家でこれまでに1500以上の作品(室内楽、オーケストラ、舞台作品)を含む膨大な作品を生み出してきました。
ロック、ジャズ・ミュージシャン、即興演奏家、歌曲伴奏者、アンサンブル・ポリソノの創設者兼芸術監督としての長い経験が、現代音楽の作曲家としての本業に結びついています。
指揮者、作曲家の他にバリトン歌手、ピアニストとしても現役で、今回の録音でもピアノ&バリトンで自身も参加しており、テキストもヴォールハウザーの詩を用いています。
※録音:2019年&2020年、スイス
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ヘルヒェンレーダー:フルートと弦楽器のための作品集
マルティン・ヘルヒェンレーダー(b.1961):
Rubaiyat(フルートとピアノのための)(2020)
Terzattacke(フルートのための)(2009)
Waves(フルートとオルガンのための)(2022)
The Tempest ~
ウィリアム・シェイクスピアによるイマジナリー・シアター
(フルートとギターのための)(1992)
Greek Blessing(ギターのための)(2013)
Sekundenschlaf(アルト・フルートのための)(2013)
Orion(チェロとオルガンのための)
弦楽四重奏曲第1番 《詩と変奏》(2001/2006) |
フリードリヒ・ガウヴェルキ(チェロ)
マルティン・ヘルヒェンレーダー(オルガン&ピアノ)
カリン・レヴァイン(フルート)
ユルゲン・ルック(ギター)
クス・クァルテット |
ドイツの作曲家、オルガニスト、音楽学者であり1994年からジーゲン大学の教授を務めているマルティン・ヘルヒェンレーダー。Neosからリリースされる3枚目の作品集は、フルートと弦楽器のための様々な作品がまとめられており、フルートとギターのための《テンペスト》(ウィリアム・シェイクスピアのイマジナリー・シアター)がアルバムの中心に位置づけられています。
ヨーロッパの文化史に深く根ざし、その音楽的伝統を徹底的に学ぶ一方で、文学的なインスピレーションを開放的に受け止め、それを自律的な音に変換しているヘルヒェンレーダーの作品を、クス・クァルテットを始め、カリン・レヴァイン、フリードリヒ・ガウヴェルキ、ユルゲン・ルックなど一流の演奏家が表現。
ヘルヒェンレーダー自身もピアニスト&オルガニストとして参加しています。
※録音:2021年&2022年、ドイツ
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ウィリアム・ブランク:室内楽作品集
ウィリアム・ブランク(b.1957):
Flow
(オーボエ、トランペット、ハープ、
ヴァイオリンとチェロのための)(2008)
OPHRYS
(フルートとスモール・アンサンブルのための)(2019)
Refrain II
(アンプリファイド・ハープ、ピアノと
2人のパーカッショニストのための(2015)
(a)round(アルト・サクソフォンと7つの楽器のための) |
コレギウム・ノヴム・チューリヒ
pre-art ソロイスツ
ボリス・プレヴィシッチ(ソロ・フルート)
ザシャ・アルムブルスター(ソロ・サクソフォン) |
スイスの作曲家ウィリアム・ブランクによって2008年~2019年にかけて書かれた室内楽作品集。親密さ、プライバシー、独奏楽器間の活発な相互作用。
打楽器奏者としてキャリアをスタートさせ、オーケストラ活動に加え、様々なオリジナル編成で演奏し、ローザンヌ音楽大学で数十年にわたり教えてきたウィリアム・ブレイクの音楽活動の中で中心的な位置を占める室内楽を見つめ直すアルバムです。
※録音:2021年&2022年、スイス
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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BIDDULPH RECORDINGS
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フリッツ・クライスラー ベル・テレフォン・アワー録音集
第2集
1. アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
ヴァイオリン・ソナタ 第12番 ニ短調「ラ・フォリア」
2. アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
我が母の教え給いし歌Op. 55 No. 4
3. ドヴォルザーク: ユモレスク Op. 101 No.
7
4. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
ユモレスク Op. 10 No. 2
5. チャイコフスキー:
アンダンテ・カンタービレ – 弦楽四重奏曲第1番
ニ長調 Op. 11より
6. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
ロシアの主題による幻想曲 Op. 33
7. リムスキー=コルサコフ: 太陽への讃歌
- 歌劇《金鶏》より
8. 祈り - セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18 第2楽章による
9. ラフマニノフ: 前奏曲 ト短調 Op. 23 No.
5
10. ジュール・マスネ(1842-1912): タイスの瞑想曲
- 歌劇《タイス》より
11. エセルバート・ネヴィン(1862-1901):
ロザリオの祈り
12. イサーク・アルベニス(1860-1909): タンゴ
Op. 165 No. 2
13. マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
ホタ – 7つのスペイン民謡より
14. モーリス・ラヴェル(1875-1937): ハバネラ形式の小品
15. エルネスト・ショーソン(1855-1899):
詩曲
【編曲者】
1-4、6-9、11-12...フリッツ・クライスラー
13...パウル・コハンスキー
14...ジョルジュ・カトリーヌ
※録音は全てライヴです。 |
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
ベル・テレフォン・アワー・オーケストラ
ドナルド・ヴォーヒーズ(指揮) |
録音:1944年7月17日...12 1945年2月19日...3、10 1945年8月13日...6、8、9 1945年12月31日...13、14 1946年10月7日...1、2 1946年12月16日...11 1947年4月14日...4、5 1948年1月19日...7、15
復刻プロデューサー: Eric Wen/マスタリング:
Dennis Patterson
【クライスラー・ファン大注目!ベル・テレフォン・アワー第2集も初出音源収録】
1940年から1958年まで放送されたアメリカの人気ラジオ番組ベル・テレフォン・アワー。クラシック、ジャズ、ポップスのスターが出演し、聴取者は8百万人から9百万人に達したといいます。
クライスラーも1944年から1950年にかけて出演しましたが、その演奏はごく一部を除いて録音として世に出ることはありませんでした。
Biddulphは「個人所蔵の、望みうる最上のコンディションの素材」をもとにベル・テレフォン・アワーでのクライスラーの演奏をCD3枚に復刻予定です。
クライスラーは1941年にニューヨークで交通事故に遭い、一時はステージ復帰も危ぶまれましたが、1943年にカムバック、「奇跡の復活」と呼ばれました。ベル・テレフォン・アワーの録音集は、その「奇跡の復活」直後から1950年の引退までのクライスラーの姿を伝える貴重なものです。
第2弾となる当CD、レーベルの資料によればトラック1,6,8,9はクライスラーによる同曲初録音とのこと。
コレッリのラ・フォリアは荘重な出だしがバロック舞曲というより葬送行進曲のよう。ヴァイオリン・パートの音も今日聞くものとは随所で大きな違いがあり、堂々たるカデンツァまで用意されてロマン派ヴィルオゥオーゾ・ピースに変貌しています。
これはもう編曲というよりはクライスラーによる再創造と呼ぶべきでしょう。ラフマニノフの2曲はラフマニノフが亡くなった2年後の演奏で、親交があったクライスラーとしては特別な思いがあったのではないでしょうか。
リムスキー=コルサコフの ロシアの主題による幻想曲も含めて、これら4曲にはクライスラー編曲の楽譜を使った他のヴァイオリニストたちによる録音がありますが、クライスラー自身の解釈を伝える録音の持つ意義は計り知れません。
最後に置かれたショーソンの詩曲はクライスラー72歳の時の演奏。独自のアゴーギクが彼の到達した解釈を伝えます(この曲のみ1994年にBiddulphから復刻されていました)。
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DIAPASON
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ペルゴレージ:スターバト・マーテル&奥様女中
・スターバト・マーテル
ジェンマ・ベルタニョッリ(ソプラノ)、サラ・ミンガルド(コントラルト)、
コンチェルト・イタリアーノ、リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
録音:1998年
・歌劇 《奥様女中》
レナータ・スコット(ソプラノ/セルピーナ)、セスト・ブルスカンティーニ(バス・バリトン/ウベルト)、
ローマ合奏団、レナート・ファザーノ(指揮)
録音:1960年 |
ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第151集!アレッサンドリーニの「スターバト・マーテル」!
☆アレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノの「スターバト・マーテル」!
☆レナート・ファザーノ&ローマ合奏団の「奥様女中」!
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン
~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズ第151巻では、26歳で短い生涯を終えた18世紀の天才作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736)の2つの傑作を収録!
ペルゴレージ最期の作品となった名宗教作品「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」は、数多くの競合盤のなかから、1998年に録音されたリナルド・アレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノの名録音を選択。
ソリストの二人もイタリアの名歌手を採用しています。
そして、ペルゴレージがオペラ作曲家としての名声を確立した代表作「奥様女中」では、レナート・ファザーノとローマ合奏団(イ・ヴィルトゥオージ・ディ・ローマ)による1960年の音源を採用。こちらもレナータ・スコット、セスト・ブルスカンティーニといったイタリアの伝説的歌手たちの参加もポイントです。
※録音:1998年、1960年
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DOREMI
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DHR 8187
(2CD)
¥4400 →\3990
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マルタ・アルゲリッチLIVE第10集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
Op.19
ロリン・マゼール(指揮)、ベルリン放送交響楽団
録音:1972年/ベルリン
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調
Op.26
クラウディオ・アバド(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
録音:1967年12月7日/フランス
〈東京リサイタル1970〉
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番
ハ長調『ワルトシュタイン』 Op.53
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調
Op.58
ドビュッシー:『版画』より 第3曲「雨の庭」
録音:1970年2月4日/東京厚生年金会館
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ペーター・マーク(指揮)、シュトゥットガルト放送交響楽団
録音:1969 年10月10日/シュトゥットガルト
シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト短調
Op.22
録音:1973年4月7日/ニューヨーク |
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) |
超貴重な「ワルトシュタイン」含むアルゲリッチのライヴ集
DOREMIの貴重音源集第10弾。
1970年の東京公演で弾かれた「ワルトシュタイン」は知る人ぞ知る珍しいプログラムで、現状唯一の録音と思われます。
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<映像>
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