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≪第117号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その12 2022/11/1~





11/4(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

PROSPERO CLASSICAL

PROSP 0043
¥2700
スイスのピアノ音楽~オネゲルとマルタン
 アルテュール・オネゲル:
  トッカータと変奏曲 H.8
  7つの短い小品 H.25
  3つの小品 H.23
 フランク・マルタン:
  フラメンコのリズムによる幻想曲
  8つの前奏曲
ジェレミー・コニュス(ピアノ)

 オネゲルとマルタン、ピアノの秘曲を共感たっぷりに奏でた秀演

 録音:2021年6月25-27日スイス、チューリヒ・ブルーネンホフ・SRFスタジオ/70'03''

 若きスイス人ピアニスト、ジェレミー・コニュスは音楽家としてのアイデンティティをスイスの音楽に求め、必ずしも多くは採り上げられてこなかったその音楽にどんどん魅せられていきました。
 そしてデビュー・アルバムとして発表されたのが当盤です。

 フランス生まれのオネゲルは両親がスイス人で、フランス・スイスの二重国籍を持っていました。
 一方、マルタンはスイスで生まれたフランス系スイス人。両者のピアノ作品を並べてこれほど共感たっぷりに奏でるアルバムは稀少です。
 乾いた響きと憂いのある和声の絶妙な交錯、心地よい技巧など、聴かれないのがもったいない良曲ばかり。

 [ジェレミー・コニュス]
  1994年生まれ。6歳でピアノを始め、13歳でバーゼル音楽院にてアリシャ・マサンに師事。2013年からチューリッヒ芸術大学にてコンスタンティン・シチェルバコフのピアノクラスで学ぶ。
 
 


PROSP 0055
¥2900
2018年エネスコ・コンクール優勝者ダリア・パルホメンコ
 エネスコ:ピアノ作品集

  ピアノ・ソナタ 嬰へ短調 Op.24-1
  ピアノ組曲第2番 ニ長調 Op.10
  ピアノ・ソナタ ニ長調 Op.24-3
ダリア・パルホメンコ(ピアノ)

 エネスコ・コンクールの覇者がおおいに魅せつけるエネスコ音楽の愉しみ

 録音:2021年3月1-3日/ハンブルク、NDR、ロルフ・リーバーマン スタジオ/69'40''

 2018年のジョルジュ・エネスコ・ピアノ・コンクールで優勝したピアニスト、ダリア・パルホメンコが奏でるエネスコのピアノ曲。
 エネスコはロマン派からモダニズムへと進む20世紀音楽界の重要作曲家の一人であり、当時の高い世評を考えると、現在の評価はあまり良いものではない感があります。
 パルホメンコはそんなイメージを払拭するべく、音楽への熱い共感とともに楽譜を深く読みこんで、曲の持つ美しさを最大限引き出す演奏をしてくれます。

 [ダリア・パルホメンコ]
  ルーマニア出身のロシア人若手ピアニスト。フィエーゾレ音楽院でエリソ・ヴィルサラーゼに師事したのち、ハンブルク音楽大学でステパン・シモニアンに師事。
 2018年に世界的に有名なジョルジュ・エネスコ・ピアノ・コンクールで1位を獲得。他にも2019年仙台ピアノコンクールで第3位および聴衆賞を獲得するなど数々の受賞歴を持つ。
 世界有数のコンサートホールで演奏し、多くの指揮者やオーケストラと共演している。
 
 
PROSP 0056
¥2900
チャイコフスキー:ピアノのための18の小品 Op.72
 即興曲 ヘ短調 / 子守歌 変イ長調 / 穏やかなおしかり 嬰ハ短調 /
 性格的舞曲 ニ長調 / 瞑想曲 ニ長調 /
 踊りのためのマズルカ 変ロ長調 / 演奏会用ポロネーズ 変ホ長調 /
 対話 ロ長調 / 少しシューマン風に 変ニ長調 /
 幻想的スケルツォ 変ホ短調 / ヴァルス・ブルエッテ 変ホ長調 /
 いたずら女の子 ホ長調 / 村のこだま 変ホ長調 / 哀歌変ニ長調 /
 少しショパン風に 嬰ハ短調 / 5拍子のワルツ ニ長調 /
 遠い昔 変ホ長調 /踊りの情景(トレパークへの誘い) ハ長調
 夜想曲 嬰ハ短調 Op.19-4
ヌーロン・ムクミ(ピアノ)

 1曲1曲から深い味わいを引き出したチャイコフスキー18の小品

 録音:2022年5月/ベルリン、テルデックス・スタジオ/77'08''

 チャイコフスキーが弟に『18の小品』Op.72の完成を報告した手紙は、過度な誇張や虚飾のない、控えめなものでした。これは曲の内容と近いものがあります。
 一見シンプルな小品集と思わせておいて、踏み込んで深く接するほどに、この曲集が詩的な輝きと旋律美、そしてきわめて多様なムードに満ちていることに気づかされるのです。
 ドイツ系ウズベク人のピアニスト、ヌーロン・ムクミの演奏がその魅力をしっかりと伝えてくれます。

 [ヌーロン・ムクミ]
  1996年、ウズベキスタンのタシケント生まれ。6歳でピアノを始め、8歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を弾き振りするという神童ぶり。
 フランクフルトとチューリッヒで学び、現在は世界各地でソリストとして活躍している。
 
 


PROSP 0052
(2CD)
¥3400
ダニエル・ベーレ&ジャーマン・ホルンサウンド
 故郷の歌、500年

 [CD1]
  (1) ハインリヒ・イザーク(ca.1450-1517):
   インスブルックよさようなら
  (2)「人にはどれほどの家が必要か?」ジャン・アメリー*
  (3) ミシャ・スポリアンスキー(1898-1985):
   人には家がなくてはならない
  (4) ブラームス(1833-1897):ドイツ民謡集 WoO 33より 谷底で
  (5) リヒャルト・トルンク(1879-1968):都市
  (6)「友へ」テオドール・シュトルム
  (7) シューベルト(1797-1828):魔王 D328
  (8) ドヴォルザーク(1841-1904)/アンドレ・フィッシャー編:家路
  (9)「郷愁、とは何?」マーシャ・カレコ
  (10) ハンス・ナウミルカート(1919-1994):私たちの家
  (11) 民謡:クルプファルツの狩人
  (12)「丘の上から見下ろす私の世界」ベッティーナ・フォン・アルニム*
  (13) クルシェネク(1900-1991):
   オーストリア・アルプスからの旅日記 Op.62より 雨天
  (14) ダニエル・ベーレ(1974-):家とは鍵のあるところ
  (15) シューベルト:海の静けさ
  (16)「家の祝福」著者不明*
  (17) ブラームス:荒野の上を
  (18) 伝承曲:鳥が飛んできて
  (19)「孤独」フリードリヒ・ニーチェ*
  (20) ワーグナー(1813-1883):聖杯伝説(彼方の国に)
 [CD2]
  (21) クルシェネク:
   オーストリア・アルプスからの旅日記 Op.62より モティーフ
  (22)「 モットー」フリードリヒ・ヘルダーリン*
  (23) アイスラー(1898-1962):故郷
  (24) アイスラー:逃避行
  (25) ウィリー・エンゲル=ベルガー(1890-1946)、
   ウィル・マイゼル(1897-1967):新しい春
  (26) ヘルマン・レオポルディ(1888-1959):ブーヘンヴァルトの歌
  (27) カルロ・ジグムンド・タウベ(1897-1944):ユダヤの子
  (28)「浮浪」マックス・ヘルマン=ナイセ*
  (29) ヴェルナー・アイスブレンナー(1908-1981):難民の歌
  (30) マーラー(1860-1911):この世の暮らし
  (31) シューベルト:さすらい人の夜の歌
  (32)「旅の途中」李白/リヒャルト・デーメル*
  (33) スウェーデン民謡:朝露に濡れた山の中で
  (34) クルシェネク:
   オーストリア・アルプスからの旅日記 Op.62より 上へ下へ
  (35) ゲオルク・クライスラー(1922-2011):
   ウィーン人のいないウィーン
  (36)「異国にて」フランツ・グリルパルツァー*
  (37) ヨハネス・オルディング(1981-):故郷
  (38) ヴェルナー・ボッホマン(1900-1993):故郷、あなたの星
  (39) テオ・マッケベン(1897-1953):そして私たちの上には空が
 ※ (14)・(20)を除き、アレクサンダー・クランペによる
  ホルン四重奏とテノールのための編曲
ダニール・ベーレ(テノール)
ジャーマン・ホルンサウンド(ホルン四重奏)
 クリストフ・エス、
 セバスティアン・ショール、
 ステファン・ショットシュテット、
 ティモ・シュタイニンガー
マリオ・アドルフ(朗読*)

 故郷とは何かを見つめ続けた大プロジェクト

 録音:2021 年1月9-13日、2022年4月4日/CD1:50'20''、CD2:43'25''

 2017年に知り合ったテノール歌手ダニエル・ベーレとホルン四重奏団ジャーマン・ホルンサウンドによるアルバムです。
 彼らは「家」から派生し「故郷・母国」といった意味を持つドイツ特有の言葉〈Heimat〉をテーマとして曲を集め、自分たちの編成に合わせてアレンジするというプロジェクトを行い、最終的にあらゆるといった意味を持つドイツ特有の言葉〈Heimat〉をテーマとして曲を集め、自分たちの編成に合わせてアレンジするというプロジェクトを行い、最終的にあらゆるについて考えさせる労作に仕上がっています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BERLIN CLASSICS



BC 0302058
(5CD)
¥5100→\4690

ハインツ・レーグナー
 ~ヨーロピアン・コンポーザー・レコーディングス

ハインツ・レーグナー(指揮)
 Disc1
  ビゼー:
   『アルルの女』 第1組曲/『アルルの女』 第2組曲/
   『子供の遊び』op.22/『美しいパースの娘』
     ベルリン放送交響楽団/
      録音:1970年&1974年1月、ベルリン
 Disc2
  デュカス:『魔法使いの弟子』/ミヨー:バレエ音楽『世界の創造』/
  エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番/サン=サーンス:『死の舞踏』/
  ファリャ:『火祭りの踊り』/ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(1930)*
    ロルフ=ディーター・アレンス(ピアノ)*、ベルリン放送交響楽団
     録音:1977年3月,1985年(ラヴェル)、ベルリン
 Disc3
  ヴォルフ=フェラーリ:
   喜歌劇『スザンナの秘密』序曲/歌劇『マドンナの宝石』~ナポリ人の踊り/
   喜歌劇『4人の田舎者』~間奏曲/喜歌劇『町の広場』~前奏曲、リトルネロ、間奏曲/
   喜歌劇『せんさく好きの女たち』序曲/弦楽合奏のためのセレナーデ*
     ベルリン放送交響楽団、ベルリン室内管弦楽団*
      録音:1975年12月&1976年1月-2月、ベルリン
 Disc4
  ヤナーチェク:シンフォニエッタ(1926)/ヤナーチェク:タラス・ブーリバ(1918)/
  ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調(1931) *
    ロルフ=ディーター・アレンス(ピアノ)*、ベルリン放送交響楽団
     録音:1979年11月(シンフォニエッタ),1980年4月(タラス・ブーリバ),1985年(ラヴェル)、ベルリン
 Disc5
  テオドラキス:交響曲第3番 (1981)
    エルス・ボルケシュタイン(ソプラノ)、ベルリン放送合唱団、
    ベルリン・コーミッシュ・オーパー管弦楽団 -
     録音:1982年4月29日ベルリン・コーミッシュ・オペラでの初演

 本国のETERNAオリジナル・アナログテープより新規で復刻!
 名マスタリング・エンジニアのクリストフ・スティッケル氏による、 過度なノイズリダクションなどをせず、アナログテープ本来の持っている情報を限りなく忠実に再現する、ETERNAピュア・アナログ・リマスタリング方式を採用。
 ブックレットにオリジナルLPジャケット、使用アナログ・マスターテープの写真多数掲載。
 また、オリジナルLPに掲載されていた楽曲解説を復元した別冊解説書封入。
 



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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85021
¥2200→\1990
アーロン・ロザンド(ヴァイオリン)
 ファースト・レコーディングス


 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op. 78「雨の歌」
   1. I. Vivace ma non troppo
   2. II. Adagio - Piu andante - Adagio
   3. III. Allegro molto moderato
 
 ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op. 100
  4. I. Allegro amabile
  5. II. Andante tranquillo - Vivace
  6. III. Allegretto grazioso (quasi andante)
 
 7. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   モーツァルトの歌劇《「フィガロの結婚》の
    「もし伯爵様が踊るなら」による12の変奏曲 ヘ長調 WoO 40
 
 8. べートーヴェン: ロンド ト長調 WoO 41
 9. ベートーヴェン: 6つのドイツ舞曲 WoO 42
アーロン・ロザンド(ヴァイオリン)
アイリーン・フリスラー(ピアノ)

 録音/初出 1956年/Vox PL 10.090-1-6 1961年/Vox SVBX-518F-7-9
 復刻プロデューサー: Eric Wen/復刻エンジニア: David Hermann/デジタル・マスタリング:Dennis Patterson

 日本でもファンの多いアーロン・ロザンド(1927-2019)のVOXレーベル最初の録音を復刻したCDが登場。

  ロザンドは、ポーランド移民で歌手の父親とロシア移民でピアニストの母の下、シカゴ郊外のハモンドという町に生まれました。
 音楽の才能はめざましく、9歳でコンサート・デビュー、翌年にはフレデリック・ストック指揮のシカゴ響とメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を共演しました。
 ロザンドの最初の先生レオン・サメティーニはオタカール・シェフチークとウジェーヌ・イザイの弟子で、サメティーニ没後はレオポルト・アウアーの弟子エフレム・ジンバリストにカーティス音楽院で師事。
 世に名高いフランコ=ベルギー楽派とロシア楽派の双方の流れをくむこととなりました。
 カーティス音楽院卒業時点で十分な技量を身に着けていたロザンドですが、第2次世界大戦直後のアメリカでは欧州から流入したトップレベルの音楽家が席巻中でキャリアを築くのが難しく、当初はコマーシャル・スタジオの仕事に就きます。
 しかし彼の才能に目をとめたナタン・ミルシテインがヨーロッパ行きを勧め、ヘンリク・シェリングが自らのマネージャーを紹介してロザンドを盛り立てました。

 19世紀ロマン派の音楽に関して豊かな見識を持っていたロザンドに目をとめたのがVOXレーベルで、数多くのロマン派音楽を録音しました。
 しかしロザンドが最も敬愛していたのはドイツ・オーストリア音楽で、1961年にはベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集をVOXに録音しています。
 それに先立ち録音されたVOX録音の第1弾が、ここに復刻されたブラームスの第1番と第2番のソナタ。
 1956年のモノラル末期の録音で、1957年に発売されたものの、折からのステレオ・ブームの前に埋もれてしまいました。
 併録のベートーヴェンは1961年のステレオ録音。Biddulphによれば、いずれもこれが初のCD復刻で、ブラームスはLP時代を通じても「初の再発売」とのこと。

 ロザンドの演奏は今日から見れば速めのテンポによる明晰で歯切れの良いもの。音楽は淀みなく流れ、重音も楽々と出て来ます。
 しかし、ここぞというところではテンポを落として歌い込み、「艶のある美音」を絵に描いたようなトーンと相まって、とても魅力あるブラームスを奏でています。

 ピアニストのアイリーン・フリスラーはロザンドと同門のカーティス音楽院の出身でロザンドの妻になった人。
 Musical Appreciation Recordsにシューマン、ラヴェル、チャイコフスキー、ラフマニノフのピアノ協奏曲やリヒャルト・シュトラウスのブルレスケなどを録音した力量の持ち主で、歯切れのよいテクニックでロザンドの明晰な音楽作りに貢献しています。
  


 




GRAND SLAM



GS 2282
¥2700
フルトヴェングラー&VPO、
 ベートーヴェン第4&第7、最新リマスター!

  ベートーヴェン:
   (1)交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
   (2)交響曲第7番 イ長調 Op.92
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー&VPO、セッション録音によるベートーヴェン第4&第7、新音源による最新リマスター登場!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1952年12月1&2日、(2)1950年1月18&19日/ムジークフェラインザール(ウィーン)/日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:モノラル(録音セッション)

 ■制作者より
 フルトヴェングラー& VPO のセッション録音によるベートーヴェンの交響曲第4番+第7番ですが、2トラック、38センチのオープンリール・テープによる復刻盤はGS-2166(2017年)として一度発売しています。
 しかしながら、前回の第3番「英雄」(GS-2280) と同じく、高品質のテープにプリントしたものを再度取り寄せ、マスタリングの全行程をプロ用の機器で行いました。これ以上はあり得ないレベルに達したと自負しています。
 フルトヴェングラーと言えば、最近55枚組のボックス・セットが話題になりました。
 あのリマスターは演奏中に発生したノイズを取り除き、聴きばえをよくするために高域を極端に強調したものです。これも考え方のひとつですが、果たしてこれがオリジナルの良さを伝えているのか疑問に思えます。
 なお、解説書はGS-2166よりも増ページして、資料を充実させました。(平林 直哉)
 



<メジャー・レーベル>

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SONY



19658758952
\3100→\2890
ジュリー・フックス/ソニー・クラシカル移籍第1弾
 モーツァルト:アリア集~「アマデ」
 ヘンゲルブロック(指揮)&バルタザール=ノイマン・アンサンブル

 モーツァルト:
  歌劇『フィガロの結婚』 K.492 ~
  カヴァティーナ「なくしてしまって…あたし困ったわ」(バルバリーナ)
 バレエ音楽『レ・プティ・リアン』 K.299b~
  第3曲:Andantino~オーケストラ
 歌劇『魔笛』 K.620~
  アリア「ああ、私にはわかる、幸福が永遠に去ってしまったことが」(パミーナ)
 劇音楽『エジプトの王ターモス』 K.345~
  第4幕後の幕間音楽:Allegro vivace assai~オーケストラ
 歌劇『ツァイーデ』 K.344~
  アリア「虎よ、その爪を研ぐがよい」(ツァイーデ)
 歌劇『後宮からの逃走』 K.384 ~
  アリア「何という喜びと楽しみが」(ブロンデ)
 コントルダンス『意地悪な娘たち』 K.610~オーケストラ
 歌劇『フィガロの結婚』 K.492~
  レチタティーヴォとアリア
  「ついにその時が来たわ…さあおいで、遅くならず、素敵な喜びよ」
   (スザンナ)
 オフェーリアの健康回復に寄せて K.477a(K.Anh.11a)~
  第3曲「あの無垢な子羊を」
 レチタティーヴォとロンド『どうしてあなたを忘れられようか~
  恐れないで、愛する人よ』 K.505
 カンタータ『悔悟するダヴィデ』 K.469~
  第8曲:アリア「暗い、不吉な闇の中から」
 カノン『わが太陽は隠れたり』 K.557
 歌劇『フィガロの結婚』 K.492~
  レチタティーヴォとアリア「スザンナはまだ来ないわ…
   今はどこなのでしょう、あの美しい時は」(伯爵夫人)
 歌曲『別れの歌』 K.519
ジュリー・フックス(ソプラノ)
バルタザール=ノイマン・アンサンブル(ピリオド楽器使用)
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
 録音:2022年1月、パリ、フォンテーヌブロー宮殿

 ジュリー・フックスはフランスのモーに生まれ、7歳よりアビニョン音楽院でヴァイオリンと音楽理論、音楽史を学び始めました。小さいころにビョークと「Which was the Son of」の録音に参加。18歳から本格的にクラシックの歌唱トレーニングを開始しました。2006年にパリ国立高等音楽・舞踊学校に入学し、満場一致で審査員より歌唱賞一等を受賞。2013年の「Operalia」コンペティションで2位を獲得し、2012年、2014年、2021年のヴィクトワール・ド・ラ・ミュージック賞で3つの賞を受賞しています。

 メサジェ『仮面をつけた愛』のエレ役、モーツァルト『フィガロの結婚』のスザンナ役でデビュー。2016年にはバイエルン国立歌劇場でプッチーニ『ボエーム』のムゼッタ役でデビュー。同年BBCプロムスでもその歌声を披露し、ドイツ・グラモフォンから『イエス!』『マドモアゼル』の2枚のソロ・アルバムをリリースしました。またジェレミー・ロレール指揮のモーツァルト『皇帝ティートの慈悲』(Alpha)、ルイ・ラングレ指揮のロッシーニ『オリー伯爵』(C Major)、ロランス・エキルベイ指揮のアーン『シブレット』、マルク・ミンコフスキ指揮のモーツァルト『ポントの王ミトリダーテ』(Erato)などのオペラ全曲録音・映像にも出演しています。2021年にフランス文化大臣から芸術文化勲章シュヴァリエを授与されています。
 レパートリーは、モーツァルトとベルカントのヒロインを中心に、バロックから現代音楽まで多岐にわたっており、 同世代で最もエキサイティングなオペラ歌手のひとりとして、世界最高峰のオペラ・ハウスやコンサート・ホールで観客を魅了する地位を確立しており、「ジュリーは類まれなアーティストであり、輝かしく雄大な声、比類ない色彩と強さ、ユニークなステージでの存在感、そして間違いなくフランス国内および国外における最初のリリック・アーティストのひとり」と評されています。

 2022年、フックスはソニー・クラシカルに移籍し、専属契約を結び、その第1弾となるのがトーマス・ヘンゲルブロック&バルタザール・ノイマン・アンサンブルとのこのモーツァルト・アルバム。
 モーツァルトの歌劇・劇音楽5曲(しかも『フィガロ』では3つの女声役を歌い分けています)からのアリアに加え、2015年に発見された『オフェーリアの健康回復に寄せて』からのアリア、ハ短調ミサの音楽を転用したカンタータ『悔悟するダヴィデ』のアリアなど、これまでのモーツァルト・アリア集とはひと味違う凝った選曲となっています。




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ERATO



5419719619
\2700→\2490

クロワゼット大通り
 ~フランス、狂乱の1920年代のオペレッタ


 1. モーリス・イヴァン:喜歌劇『リッチキッド』~序曲
 2. モイセス・シモンス:歌劇『トワ・セ・モア』~
  Vagabonde(ティボー・ペリーヌ編)
 3. ラウール・モレッティ:
  喜歌劇『大晦日』~Quand on est vraiment amoureux
 4. レイナルド・アーン:
  喜歌劇『未だ見ぬひとよ』~未だ見ぬひとよ
 5-6. モイセス・シモンス:歌劇『トワ・セ・モア』~Sous les Paletuviers
 7. アンリ・クリスティーネ:喜歌劇『デーデ』~序曲
 8. レイナルド・アーン:喜歌劇『シブレット』~
  Nous avons fait un beau voyage!
 9. ウール・モレッティ:喜歌劇『Trois jeunes filles nues』~
   Est-c’que je te demande
 10. アンドレ・メサジュ:
  喜歌劇『情熱的に』~Des que l’age
 11. モーリス・イヴァン:喜歌劇『巴里の恋愛協奏曲』~序曲
 12. モーリス・イヴァン:喜歌劇『君の唇』~Non, non, jamais les hommes
 13. アンリ・クリスティーネ:
  喜歌劇『P.L.M』~Paris, Lyon, Mediterranee(ロバン・メルキオール編)
 14. アンリ・クリスティーネ:喜歌劇『フィフィ』~Ah! cher Monsieur, excusez-moi
 15-16. モーリス・イヴァン:喜歌劇『巴里の恋愛協奏曲』~Sur le quai Malaquais
 17. アンリ・クリスティーネ:喜歌劇『フィフィ』~序曲
 18. アンドレ・メサジュ:喜歌劇『舟は大揺れ』~Qu’ai-je donc?
 19. モーリス・イヴァン:
   喜歌劇『リッチキッド』~Quand on est chic! (ロバン・メルキオール編)
 20. モイセス・シモンス:
    歌劇『トワ・セ・モア』~Etrange et douce chose
 21. モイセス・シモンス:
    歌劇『トワ・セ・モア』~C’est ca la vie, c’est ca l’amour
 22. モーリス・イヴァン:喜歌劇『君の唇』~序曲
 23. モーリス・イヴァン:
    喜歌劇『巴里の恋愛協奏曲』~
     Comme j’aimerais mon mari s’il etait mon amant…
 24. アンドレ・メサジュ:
     喜歌劇『情熱的に』~Moi, toute la vie
 25. アンリ・クリスティーネ:
    喜歌劇『それ大好き!』~Cannes et parapluies
アメル・ブラヒム=ジェルール(ソプラノ:4,8,10,12,16,20,24,25)
パトリシア・プティボン(ソプラノ:5,6,14)
マリオン・タッソー(ソプラノ:4,12,16,18,23,25)
ポーリン・サバティエ(メゾ・ソプラノ:2,4,10,12,16,21,25)
レミー・マチュー(テノール:15,16)
フィリップ・タルボ(テノール:10,15,16,18,20)
ギヨーム・アンドリュー(バリトン:3,8,13,16)
ロラン・ナウリ(バス・バリトン:5,6,9,16,19)
国立カンヌ管弦楽団
バンジャマン・レヴィ(指揮)
 録音:2020年12月1-5日、カンヌ、パレ・デ・フェスティバル、ドビュッシー劇場

 ヤシの木が立ち並ぶクロワゼット大通りは、カンヌのエレガントなビーチサイド通りで、コートダジュールで最も魅力的なリゾート地です。

 アルバム『クロワゼット』は、1920年代から1930年代初頭の楽しさを呼び起こすため、当時のフランスのミュージカル・コメディーであるオペレッタから25曲を集めています。
 国立カンヌ管弦楽団とその音楽監督であるバンジャマン・レヴィ指揮で、8人のフランスの歌手陣が起用されました。

 紛れもなくフランス風のスタイルと精神を備えたこれらのオペレッタは、熱狂的なミュージカル・カクテルを提供します。
 オッフェンバックを基としたコミック・オペラは、ヴォードヴィル(17世紀末にパリの大市に出現した演劇形式)と、フォックストロット(社交ダンス)、チャールストン、タンゴなどのジャズ・エイジのダンスの魅力的なリズムがブレンドされています。ショーは現代的な雰囲気を持っていて、その1曲である『パリ・リヨン・メディテラネ』は、パリからコートダジュールの娯楽スポットまで走ったことで有名な鉄道をさし、アンリ・クリスティーネによる喜歌劇『P.L.M』はその略語となっています。またクリスティーネによる別のオペレッタ『それ大好き!』の第2幕はクロワゼット大通りが舞台となっています。

 1920年代から1930年代初頭の主要なオペレッタ作曲家らの作品は、レ・ザネ・フォル(フランスの1920年代の時代=狂気の時代)のパリの社会の定番となり、このアルバムはこの時代を彷彿とさせるオペレッタの数々を収めています。


 国立カンヌ管弦楽団は1975年に設立され、フランスで年間約100回の公演を行っており、その演奏と活躍によりオーケストラは2022年の初めに権威ある国立の名が与えられました。
 2016年からその音楽監督を務めるバンジャマン・レヴィは、リヨンとパリの音楽院、およびアスペンのアメリカ・コンダクツ・アカデミーにてデイヴィッド・ジンマンから指揮法を学びました。そしてマルク・ミンコフスキの副指揮者として経験を積み、フランスとヨーロッパで指揮活動を展開、ペレアス室内管弦楽団を創設。特に軽快なオペラの解釈で高い評価を得ています。




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9029661980
\2700→\2490
2020年「OPER!」アワード最優秀新人賞
 「ソプラノを歌うために生まれてきた男」、
  ブルーノ・デ・サ、デビュー・アルバム
   仮装したローマ~男
  世界初録音多数

 1. A.スカルラッティ:歌劇『グリゼルダ』より
   『言って、私は夢か錯乱の中にいたと』(Griselda.
 2. A.スカルラッティ:歌劇『グリゼルダ』より
   『おお、暗い森よ、私との再会は』(Griselda)
 3. ヴィンチ:歌劇『ファルナーチェ』より
   『無慈悲な心を捨てるのは』(Berenice)
 4. ヴィヴァルディ:歌劇『ジュスティーノ』より
   『どうか穏やかに心地よく』(Arianna)
 5. ヴィヴァルディ:歌劇『ジュスティーノ』より
   『愛する人なしに』(Leocasta)
 6. ダ・カプア:歌劇『パルティアの王、ヴォロジェーゾ』より
   『闇夜の恐怖の中で』(Berenice)
 7. アレーナ:歌劇『シーロのアキッレ』より
   『私に燃える心を見る者はない』(Deidamia)
 8. ガルッピ:歌劇『エヴェルジェーテ』より
   『さまよう巡礼者のように』(Candace)
 9. コッキ:歌劇『アデライーデ』より『内気な羊飼いの娘』(Adelaide)
 10. コッキ:歌劇『アデライーデ』より『気高い水の流れ』(Adelaide)
 11. コンフォルト:歌劇『ヴェスタの処女、リウィウス・クラウディア』より
  『お父様、兄上…いっそ死んでしまえれば』(Livia Claudia)
 12. ファヘ:歌劇『アルメニアのポンペオ・マグノ』より
   『嬉しい忘却、優しい平穏』(Giulia)
 13. ピッチンニ:歌劇『良い娘、またはチェッキーナ』より
   『怒れる女の激昂が』(La Marchesa Lucinda)

 世界初録音(3,6-11)
ブルーノ・デ・サ(ソプラニスタ)
イル・ポモ・ドーロ
フランチェスコ・コルティ(指揮、チェンバロ)
 録音:2021年2月23日~3月2日、イタリア、ロニーゴ、ヴィラ・サン・フェルモ

 ソプラニスタ(男性ソプラノ)ブルーノ・デ・サは、女性ソプラノや、カウンターテナー(一般的にはメゾ・ソプラノに相当する音域を持つとされます)とは異なる、独特の色彩や質感を帯びた声を持っています。
 彼の哲学は「自分の声で歌うことのできる役柄を歌う」こと。
 ブラジル及びヨーロッパの舞台で演じてきた、そうした役柄には、ヘンデル(『ジューリオ・チェーザレ』のセスト)、モーツァルト(『皇帝ティートの慈悲』のセスト、『魔笛』の侍女1、『フィガロの結婚』のバルバリーナ)、ワーグナー(『タンホイザー』の羊飼い)、そしてアメリカの現代作曲家ジェレク・ビショフ(2019年にバーゼルで初演された『Andersens Erzahlungen(アンデルセン物語)』の人魚姫)などがあります。

 ブルーノ・デ・サはごく幼い頃から歌い始め、学生時代にサンパウロで、クルト・ヴァイルの『Der Jasager (イエスマン)』でプロ・デビューを飾りました。さらにブラジルで、バッハからロッシーニ、スコット・ジョプリンまでの幅広い作曲家の作品に出演したのち、2016年にドイツ・デビューを果たします。そのレパートリーは、プッチーニ、ブリテン、バーンスタイン、ジョン・アダムス、19世紀のイタリア作曲家、ジュゼッペ・バルドゥッチにまで及び、2019年にはポツダムとバイロイトにて、ジョヴァンニ・ボノンチーニの1702年の作品『ポリフェーモ』にも出演しています。

 2019/20シーズン初頭に、ブルーノ・デ・サはバーゼル劇場の若手アーティスト・プログラムのメンバーに選出され、2020/21シーズンには、バイロイト・バロック・オペラ・フェスティヴァルにて、ポルポラの『Carlo il calvo(禿頭王カルロ)』のベラルド役(フランコ・ファジョーリとユリア・レージネヴァとの共演。マックス・エマヌエル・ツェンチッチ演出、ジョルジュ・ペトルー指揮)を務めたあと、フィリップ・ジャルスキーの指揮で2021年にモンペリエとザルツブルク聖霊降臨際音楽祭で上演されたスカルラッティの『カイン、あるいは最初の殺人』に出演しました。

 また、彼にはマリア・カラス・コンクール(サンパウロ)、マンハッタン国際音楽コンクール、コンコルソ・スピロス・アルギリス(イタリア、サルザーナ)など、多くのコンクールでの受賞歴があります。2020年には、「OPER!」アワードの最優秀新人賞を受賞しています。

 1588年,教皇シクストゥス5世は女性が公共の劇場やオペラハウスの舞台で歌うことを全面的に禁じました。それから約100年後、教皇インノケンティウス11世もその禁令を繰り返しました。そうした時代の男性歌手に女性役を演じることが求められた時代のレパートリーがここに収録されています。

 ブルーノ・デ・サの歌唱は、単なる高音域の発声だけでなく、磨き上げられたテクニックと表現力、楽譜の裏まで読む深い洞察力など、隅々まで神経の張り巡らされたもの。その声質も透明に澄んだもので、ナタリー・デセイの歌声のようなクリアさには衝撃を受けるはずです。
 また多くの曲が世界初録音となり、共演のフランチェスコ・コルティの指揮とチェンバロによるイル・ポモ・ドーロによって、優しい声から狂乱の場まで幅広い表現力を描き出しています。


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9029641623
(9CD)
\4000→\3690

ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
 パーセル:作品集 9枚組ボックス




Disc1-2
パーセル:
 歌劇『アーサー王(または、イギリスの偉人)』 Z.628 全曲

ジリアン・フィッシャー(ソプラノ)
ジェニファー・スミス(ソプラノ)
アシュリー・スタッフォード(カウンターテナー)
ポール・エリオット(テノール)
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、他
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

録音:1983年1月


Disc3
 メアリー女王の誕生日のためのオード『来たれ、汝ら芸術の子 Z.323
 メアリー女王のための葬送の音楽 Z.27
 主よ、わが敵の何と多きことか Z.135
 わが愛する者語りて Z.28
 おお神よ、汝はわれらを見捨てたもう Z.36
 わが祈りを聞きたまえ、主よ Z.15

フェリシティ・ロット(ソプラノ)
チャールズ・ブレット(カウンターテナー)
トーマス・アレン(バリトン) 、他
エクアーレ・ブラス・アンサンブル
モンテヴェルディ管弦楽団&合唱団
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

録音:1976年2月

 主よ、わが敵の何と多きことか Z.135
 わが愛する者語りて Z.28
 おお神よ、汝はわれらを見捨てたもう Z.36
 わが祈りを聞きたまえ、主よ Z.15

モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

録音:1979年



Disc4
 聖セシリアの祝日のオード Z.328

モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

録音:1982年



Disc5-6
 劇音楽『アセンズ(アテネ)のタイモン』 Z.632 全曲
 劇音楽『ダイオクリージャン』 Z.627 全曲

リン・ドーソン、ジリアン・フィッシャー(ソプラノ)
ロジャーズ・カーヴィー=クランプ、ポール・エリオット(テノール)
マイケル・ジョージ、スティーヴン・ヴァーコー(バス)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

録音:1987年12月



Disc7
 劇音楽『インドの女王』全曲

ジリアン・ファッシャー、ジェニファー・スミス(ソプラノ)
アシュリー・スタッフォード(カウンターテナー)
マーティン・ヒル、ジョン・エルウェス(テノール)
デイヴィッド・トーマス(バス)
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、他
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

録音:1979年2月



Disc8
 劇音楽『テンペスト』全曲

ジェニファー・スミス(ソプラノ)
ジョン・エルウェス(テノール)
デイヴィッド・トーマス(バス)
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、他
モンテヴェルディ管弦楽団&合唱団
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

録音:1979年2月



Disc9
 映画『パーセル~我が祖国イングランド』サウンドトラック
1. トランペットと弦楽のためのソナタ ニ長調 Z.850
2. 女房持ちの色男 Z.603~序曲
3. メアリー女王の誕生日のためのオード Z.323~第2&3曲
4. サウル王とエンドルの霊媒女(罪におののく夜に) Z.134~In Guilty Night
5. インドの女王 Z.630~メヌエット
6. アーサー王 Z.628~最も美しき島よ
7. 安らかなる良き心に(目を閉じ、安んじて眠れ) Z.184
8. ダイドーとエネアス Z.626~大地に眠るとき
9. メアリー女王の葬送音楽~行進曲、女より生まれし者は、
10. カンツォン:我らの心の秘密も』
11. アブデラザール Z.570~ロンドー
12. 『アーサー王 Z.628より(抜粋)

モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

録音:1995年

 ガーディナーは、1970年代半ばにモンテヴェルディ管弦楽団(モダン楽器)を結成し、1979年にその成果をさらに発展させるべくためにピリオド楽器によるイングリッシュ・バロック・ソロイスツへと改名。
 パーセルの作品を録音したときには「ここでようやくパーセルは本当にイングランドで最も偉大な天才であったことを認識できた」と高い評価をうけました。
 ガーディナーの魔法掛かった音楽解釈により、パーセル時代の雰囲気が音楽の隅々まで広がり、表情豊かに歌われながらも澄み切っており、人間臭さとは一線を画す美しさになっています。

 歌詞対訳は付いておりません。
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9029506070
(CD+DVD)
\2700→\2490
ヤクブ・オルリンスキ(カウンターテナー)
  ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル RV.621


 付録:ホラー風イメージDVD
ヤクブ・オルリンスキ(カウンターテナー)
カペラ・クラコヴィエンシス(ピリオド楽器アンサンブル)
ヤン・トマシュ・アダムス(指揮、オルガン)
 録音:2020年7月11-13日、ポーランド、クラクフ、Laznia Nowa Theater

 ヴィヴァルディの『スターバト・マーテル』は、サンタ・マリア・デッラ・ペース教会で1712年3月18日に初演されましたが、その後1920年代にトリノの国立図書館が入手した膨大なコレクションの中で再発見されるまで忘れられ、1712年以来初めてアルフレード・カゼッラの手によって復元されました。
 女性が歌うのを禁止したカトリックの典礼曲であるため、アルトのソロは男性歌手(カストラートかファルセット)によって歌われたものと考えられています。
 数多くの協奏曲を作曲したヴィヴァルディですが、協奏曲とは全く異なるようなメロディーや悲しみの楽想が魅力的で、聴く度に満足感を与えてくれます。黒澤 明監督の映画「八月の狂詩曲」でも効果的に使用されていました。

 今や世界的人気カウンターテナーとなったヤクブ・オルリンスキの、深めで感情豊かな声質はまさにこの曲に最もあったもので、歌唱表現を重視し、約20分の曲の中をあふれる感情で埋め尽くしています。

 オルリンスキは以下のように語っています。

「私は学生として、この曲をオーケストラと一緒に演奏することを夢見ていました。 私は何年もの間、その構成の素晴らしい解釈をさまざま聞いてきました。ついに2013年8月8日、私はポーランド北部の教会で全曲を歌うことができてとても嬉しかったのを思いだします。このヴィヴァルディの作品は、人として、そして音楽家として、私に大きな影響を与えたのを、とても鮮明に覚えています。私のレパートリーにこの曲を取り入れ、そして今、この特別とも思える時期に自分で録音する機会が与えられたと感じました。私の解釈を示し、ヴィヴァルディの音楽とその与えられたテキストで私が見たり感じたりすることを共有するために」。

 1970年に創設されたカペラ・クラコヴィエンシスは、ポーランドのピリオド楽器オーケストラ。そのレパートリーは、ルネサンスのポリフォニーからロマン派やオペラまで多岐に亘り、多くの重要な音楽祭やコンサート・ホールに迎えられています。
 2016年8月27日、クラクフでベートーヴェンの交響曲全曲演奏を1日で成し遂げ、ラジオでの生放送を実現させ大きな話題となりました。
 最近では「Decca」よりポルポラの歌劇『ドイツのジェルマニコ』、ペルゴレージの歌劇『シリアのアドリアーノ』、「DHM」からモニューシュコの歌劇『ハルカ』などの秘曲オペラの復活録音をリリースするなど、情感たっぷりに名作を生き生きと蘇らせています。

 付属のボーナスDVDには、この曲の演奏をバックにしイメージした、オルリンスキ主演、セバスティアン・パンジック脚本演出、トマシュ・アグスティネク監督による短編映画(エフィー賞を受賞した制作会社「Dobro Films」によって制作)が収録されております。※非常にホラー的な場面がございます。ご注意ください。




ヤクブ・オルリンスキ
エラートへのデビューアルバム


9029563374
\2700→\2490
ヤクブ・オルリンスキ、マクシム・エメリャニチェフ&イル・ポモ・ドーロ
アニマ・サクラ~宗教的アリア集


1. ニコラ・ファーゴ[1677-1745]:オラトリオ『水に沈んだファラオーネ』より「愛する神の民に」
2. ニコラ・ファーゴ[1677-1745]:詩篇『われは御身に告白す、主よ』
3. ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン[1683-1729]:モテット『救い主のうるわしき母』
4. ドメネク・テラデーリャス[1711-1751]:『主は言われた』より「私の右に座せよ」
5. ニコラ・ファーゴ[1677-1745]:『創られたる太陽が輝かぬほど』
6. ドメニコ・サッロ[1679-1744]:5声のミサ曲ヘ長調より「我ら主をほめ」
7. フランチェスコ・フェオ[1691-1761]:『怒りの日』より「報いる正しき審判者よ」
8. ヤン・ディスマス・ゼレンカ[1679-1745]:『カルバリオのイエス』より「深い感情の混乱に・・・筋の涙が」
9. ヨハン・アドルフ・ハッセ[1699-1783]:オラトリオ『聖ペトロとマグダラのマリア』より「わたしの苦しみよ、さあ早く!」
10. ガエターノ・マリア・スキアッシ[1698-1754]:『カルバリオの聖母マリア』より「小心な子羊」
11. フランチェスコ・ドゥランテ[1684-1755]:5声のミサ曲より「ひとり子である主」
ヤクブ・オルリンスキ(カウンターテナー)
イル・ポモ・ドーロ(ピリオド楽器アンサンブル)
マクシム・エメリャニチェフ(指揮)

2018年2月5-12日:イタリア、ロニーゴ、ヴィラ・サン・フェルモ
世界初録音(1,2,4,5,6,7,10,11)

 カウンターテナー界の新鋭ヤクブ・オルリンスキの、エラートへのデビューアルバム!
 ヤクブ・オルリンスキは1990年ワルシャワ生まれ。
 男声合唱団「Gregorianum」で音楽活動を始め、フレデリック・ショパン音楽大学を卒業し、さらにアレクサンダー・ゼルウェロウィックツ・アカデミーで演劇も学んでいます。
 ショパン音楽アカデミー主催公演に出演し高く認められ、ワルシャワ大劇場(ポーランド国立オペラ)オペラ・アカデミーのメンバーとなりました。
 2015~2017年にジュリアード音楽院で学び、その間の2015年マルセラ・セムブリッチ国際声楽コンクール、2016年にはメトロポリタン歌劇場でのナショナル・カウンシル・オーディションで優勝。「色調の美しさと色彩の統一性を兼ね備えた歌唱」とニューヨーク・タイムズ紙が絶賛。その後すぐにその歌唱の素晴らしさが広まり、現在では様々なコンサートやオペラ、音楽祭などに出演し、高い評価を得ています。
 彼が歌った「ヴィヴァルディ:よろこびと共に会わん」は、YouTubeで200万回以上再生され、話題となりました。

「バロック音楽は自由と情熱で綴られます。従うべきスタイルのルールはたくさんありますが、非常に多くの選択肢があります。さまざまな方法はありますが、まず装飾音から始めます。様々な装飾音を使用することで創造性を示すことができ、作品の中にさらに深く入り、芸術的な性格を示すことができます。子供のころからダンスを踊り、移動中にもヘッドフォンでいつも音楽を聴いてきました。だからこそ、私は幼い頃から音楽をレコーディングしたいという多くの夢がありました。それは素晴らしいモチベーションキックでした。多くの偉大な演奏家のアイデアに賛同し、それらに加わりたいと思っていました。だからこそ彼らのように特別なアルバムを作りました。しかしこの夢のようなアルバムは少し他とは違ったアイデアなのです」と、オルリンスキは語っています。

 このエラートへのデビューアルバムは、ナポリ楽派の世界初録音曲を多く含む、知られざる作品を中心としたプログラム。
 彼の特技でもあるブレイクダンスは「身体性と創造性を組み合わせた大きな自由なもので、私の芸術的な生活にも大きな影響を与えてくれたもの」と語っているとおり、その美しい透明感とドラマチックな展開力を持つ歌唱力というだけでなく、大きな飛躍を感じさせるものとなっています。





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9029646515
\2700→\2490
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
 マクシム・エメリャニチェフ指揮&イル・ポモ・ドーロ
  「エデン」


  アイヴズ:答えのない質問
  レイチェル・ポートマン:世界で一番はじめの朝
  マーラー:ほのかな香りを吸い込んだ
  (リュッケルト歌曲集より)
  ビアージョ・マリーニ:空の星々と同時に
  (スケルツォとカンツォネッタ集 Op.5より)
  ミスリヴェチェク:海から岸を奪ってしまおう
  (オラトリオ『アダムとエヴァ』より)
  コープランド:自然よ、優しい母親よ
  (エミリー・ディキンソンの8つの詩より)
  ヴァレンティーニ:ソナタ・エンハルモニカ
  カヴァッリ:影をなす草木よ(歌劇『カリスト』より)
  グルック:精霊の踊り
  (歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より)
  グルック:レチタティーヴォ『あわれな私! ここはどこ?』
   (歌劇『エツィオ』 Wq.15より)
  グルック:アリア『ああ! 私ではないのだ』
   (歌劇『エツィオ』 Wq.15より)
  ヘンデル:バラ色の足取りで暁が
   (オラトリオ『テオドーラ』より)
  マーラー:私はこの世から失われてしまった
   (リュッケルト歌曲集より)
  ワーグナー:苦痛(ヴェーゼンドンク歌曲集より)

ボーナストラック:
 ヘンデル:レチタティーヴォ『柔らかく美しい木の葉よ』
  (歌劇『セルセ』より)
  ヘンデル:アリア『オンブラ・マイ・フ (かつて木蔭が)』
   (歌劇『セルセ』より)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
イル・ポモ・ドーロ(ピリオド楽器アンサンブル)
マクシム・エメリャニチェフ(指揮)
 録音:2021年8月30日~9月1日、イタリア、Teatro comunale di Lonigo

 ジョイス・ディドナートの、世界的に爆発的ベストセラーとなったアルバム『戦争と平和の中で』の続編!

「EDENは私たちのルーツに戻るための招待状です。覚えておいてください。私たちの周りの世界の完全性を熟考し、私たちの存在の純粋な本質に可能な限り深くつながっているかどうかを探求することは序曲なのです」~ジョイス・ディドナート

 このアルバム『EDEN』は、ジョイス・ディドナートの世界的に爆発的ベストセラーとなったアルバム『戦争と平和の中で』の、フォローアップ・プロジェクトです。
 プログラムは、ヘンデルからアイヴズまで、グルックからマーラーまで、印象的で刺激的な音楽を通じて自然の威厳、力、謎を探求し、ジョイスは私たちを感情的な旅に連れて行き、自然の力と脆弱性を再認識させ、私たちの周りの不思議な世界の中を探求していきます。

 前作『戦争と平和の中で』での「この混沌の世の中で、人間は非常に小さいものですが、どのように調和を見つけていくか」を歌で探った彼女は、このアルバムのどのアリアも隅々まで心の通った素晴らしい歌唱で聴かせます。しかもどの歌唱もごく自然に語り掛けるように進んでいきます。

 ピリオド楽器のアンサンブルの中でもとりわけ注目されているイル・ポモ・ドーロの伴奏と、マクシム・エメリャニチェフ指揮も、彼女の歌を支えつつ、柔軟に音楽を奏でながら、音楽を通じて世に問いかけています。
 レイチェル・ポートマンの作品は、このジョイス・ディドナートのために特別に作曲されたものです。




ジョイス・ディドナートの代表的アリア・アルバム
指揮はエメリャニチェフ


ERATO
9029592846
\2700→\2490


ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
 指揮はエメリャニチェフ

 戦争と平和の中で
  - ヘンデル/レーオ/パーセル/ヨンメッリ:メゾ・ソプラノのためのオペラ・アリア集


【第1部:戦争】
  ヘンデル:『イェフタ』?恐怖の場面
  レオ:『アンドロマカ』?Prendi quell ferro, o barbaro! (世界初録音)
  ヘンデル:『ジューリオ・チェーザレ』?いくら嘆いても無駄だ
  パーセル:『インドの女王』?They Tell us that you mighty powers above
  ヘンデル:『アグリッピナ』?私を悩ます思いの数々
  パーセル「ディドーとエネアス』?私が地中に横たえられた時
  ヘンデル:『リナルド』?私を泣かせて下さい

【第2部:平和】
  パーセル:『ボンドゥカ、またはイギリスの女傑』?連れて行って下さい
  ヘンデル:『リナルド』?歌を歌っている小鳥たち
  ヨンメッリ:『アッティーリオ・レコーロ』?Sprezza il fuor del vento (世界初録音)
  パーセル:『インドの女王』?なぜ人は争うのでしょうか?
  ヨンメッリ:『アッティーリオ・レゴーロ』?Par che di Giubilo (世界初録音)
  ヘンデル:『スザンナ』?Lead me, oh lead me to some cool retreat...Crystal streams in murmurs flowing
  モンテヴェルディ:『ウリッセの帰還』?天よ輝け
  ヘンデル:『ジューリオ・チェーザレ』?嵐で壊れた船は

ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
イル・ポモ・ドーロ(ピリオド楽器オーケストラ)
マクシム・エメリャニチェフ(指揮)

録音時期:2016年3月

 2度のグラミー賞を受賞している、アメリカ出身の今をときめく現代最高のメゾ・ソプラノ歌手、ジョイス・ディドナート。
 圧倒的な歌唱力、驚異的なテクニックとともにその華やかな舞台姿や、SNSを駆使した今風のプレゼンスで大人気のアメリカン・ディーヴァです。メトロポリタン・オペラや英国ロイヤル・オペラなど世界中の檜舞台で大活躍中。2015年のロイヤル・オペラ来日公演にて『ドン・ジョヴァンニ』のエルヴィーラ役を歌い聴衆を魅了したのは記憶に新しいところです。

 今回の彼女の新アルバムは「戦争と平和」というコンセプトに基づき、世界初録音を含む、バロック・オペラからのアリア集です。
 これは彼女の最も個人的なプロジェクトであり「この混沌の世の中でどのように平和と調和を見つけていくか」を歌で探って行きたいという思いが込められた1枚なのです。

 アルバムは2つのセクションに分けられ、それぞれ「戦争」と「平和」のサブタイトルが付されています。「戦争」では良く知られる『私が地中に横たえられた時』や『私を泣かせてください』などの悲痛な曲が、そして「平和』には『なぜ人は争うのでしょうか?』や『嵐で壊れた船は』などの勇ましく、喜ばしい曲が歌われています。ヨンメッリやレオと言ったほとんど聴く機会のない作品にも耳を奪われることでしょう。どのアリアも隅々まで心の通った素晴らしい歌唱であることはもちろんですが、中でも有名な『私を泣かせてください』でのしみじみとした歌い方はディドナートならでは。この曲でここまで聴き手を泣かせる歌唱をする人がいたでしょうか。
 またバロックの時代は、声も楽器の一つ。バロック・アリアを歌うには、高度な表現力に加え、めまぐるしいパッセージを次から次へと歌う超絶技巧も要求されます。その点、もともとロッシーニ歌手として名声を博した彼女にとっては、どんな超絶技巧もお手のもの。どんなパッセージでも完璧に歌い上げています。

 近年、ピリオド楽器のアンサンブルの中でもとりわけ注目されているイル・ポモ・ドーロの伴奏(マクシム・エメリャニチェフ指揮)も、彼女の歌を支えつつ、柔軟に音楽を奏でます。

 この平和への祈りプロジェクト、2016年の混沌とした世界に生きる私達は、平和のためにいったい何ができるのかを、バロック作品の歌を通じて世に問いかけます。


ベルカントの女王ジョイス・ディドナート
 指揮は天才エメリャニチェフ
ヘンデル:歌劇「アグリッピーナ」



9029533658
(3CD)
\3800→\3490
ヘンデル:歌劇「アグリッピーナ」 HWV.6 全曲 ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ/アグリッピーナ)
エルザ・ベノワ(ソプラノ/ポッペア)
ルカ・ピサローニ(バス・バリトン/クラウディオ)
フランコ・ファジョーリ(カウンターテナー/ネローネ)
ヤコブ・ユゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー/オットーネ)
カルロ・ヴィストーリ(カウンターテナー/ナルチーゾ)
アンドレア・マストローニ(バス/パッランテ)
ビアージョ・ピッツーティ(バリトン/レズボ)
マリー=ニコル・ルミュー(ジュノーネ/コントラルト)
イル・ポモ・ドーロ(ピリオド楽器アンサンブル)
マクシム・エメリャニチェフ(指揮)
 録音:2019年5月20-28日、イタリア、ドッビアーコ、Sala Mahler Centro Culturaleでのライヴ

 息子を帝位につけるため、皇妃アグリッピーナがしかけた陰謀とは?
 権力より愛を選ぶのは誰?
 愛と野望と裏切りが渦巻くダイナミックな人間ドラマを、弾けるリズム、陶酔のメロディ、超絶技巧の愉悦に満ちたヘンデルの音楽が華麗に描いたこのオペラは、イタリア滞在中のヘンデルが1709年12月に作曲。ヴェネツィアのサン・ジョヴァンニ・グリソストモ劇場で、初演から27回連続公演という記録を持つ大成功作となったものです。ヘンデルはこのオペラの成功によってその後大躍進を果たすことになるわけです。青年ヘンデルのまさに渾身の出世作。

 そんなアグリッピーナをベルカントの女王ジョイス・ディドナートが、欲望の皇妃を華麗なる歌唱で歌い上げています。
 フランコ・ファジョーリ、そしてヤコブ・ユゼフ・オルリンスキの2人のカウンターテナー、ルカ・ピサローニやマリー=ニコル・ルミューなど、どの配役にも感情豊かな歌手らが起用されているのに注目です!



 クルレンツィスの通奏低音鍵盤奏者であったマクシム・エメリャニチェフとジョイス・ディドナートは、2016年以降『戦争と平和の中で』と題したオペラ・アリア集(CDでも発売されています)の公演を世界中で行っており、すでに3年以上経っていますが大好評につき今でもこの感動的な公演は続けられています。ここまで聴き手を感動させるディドナートの歌唱。バロック・アリアを歌うには、高度な表現力に加え、めまぐるしいパッセージを次から次へと歌う超絶技巧も要求されます。その点、もともとロッシーニ歌手として名声を博した彼女にとっては、どんな超絶技巧もお手のものといえましょう。古楽アンサンブル、イル・ポモ・ドーロの首席指揮者を務めるエメリャニチェフの指揮や通奏低音チェンバロでも出演している歌手らを支えつつ柔軟な音楽を奏で、物語が劇的に展開されていきます。240ページのブックレット(欧文のみ)が付属します。



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9029624527
(45CD)
\17000→\15990

ロジャー・ノリントン/エラート録音全集


Disc1
ヘンデル:
 水上の音楽 第1組曲ヘ長調
 水上の音楽 第2組曲ニ長調
 王宮の花火の音楽

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1996年1月9-12日、Lyndhurst Hall, Air Studios, London


Disc2
ハイドン:
 交響曲第99番変ホ長調 Hob.I:99
 交響曲第100番ト長調 Hob.I:100『軍隊』

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1993年8月、No. 1 Studio, Abbey Road, London


Disc3
ハイドン:
 交響曲第101番ニ長調 Hob.I:101『時計』
 交響曲第102番変ロ長調 Hob.I:102

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1993年4月6-8, 10日、No. 1 Studio, Abbey Road, London


Disc4
ハイドン:
 交響曲第103番変ホ長調 Hob.I:103『太鼓連打』
 交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104『ロンドン』

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1992年11月23-26日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc5
モーツァルト:
 交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
 交響曲第40番ト短調 K.550

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1991年11月19-21日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc6
モーツァルト:
 交響曲第39番変ホ長調 K.543
 交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1990年3月18-20,22日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc7
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第16番ニ長調 K.451
2. ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379
3. ピアノとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調 K.Anh.56/K.315f

ダニエル・ホープ(ヴァイオリン:2,3)
セバスティアン・クナウアー(ピアノ)
カメラータ・ザルツブルク(1,3)
サー・ロジャー・ノリントン(指揮:1,3)

録音:2004年5月17-19日、Main Hall, Mozarteum, Salzburg



Disc8
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
 ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466

メルヴィン・タン(フォルテピアノ/ヴァルター1795年モデル)
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1991年4月17-19日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc9
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
 ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503

メルヴィン・タン(フォルテピアノ/シュトライヒャー1814年モデル)
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1991年10月26-28日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc10
モーツァルト:
1. フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K.477(479a)
2. レクィエム ニ短調 K.626(ダンカン・ドゥルース校訂版)
3. アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618

ナンシー・アージェンタ(ソプラノ:2)
キャサリン・ロビン(アルト:2)
ジョン・マーク・エインズリー(テノール:2)
アラステア・マイルズ(バス:2)
ロンドン・シュッツ合唱団
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1991年9月、St Augustine’s Church, Kilburn, London



Disc11
ベートーヴェン:
 交響曲第1番ハ長調 Op.21
 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1987年9月16-18日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc12
ベートーヴェン:
 交響曲第2番ニ長調 Op.36
 交響曲第8番ヘ長調 Op.93

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1986年7月28-30日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc13
ベートーヴェン:
 『プロメテウスの創造物』序曲 Op.43
 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1987年10月、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc14
ベートーヴェン:
 交響曲第4番変ロ長調 Op.60
 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1988年4月、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc15
ベートーヴェン:
 序曲『コリオラン』 Op.62
 『エグモント』 Op.64~序曲
 交響曲第7番イ長調 Op.92

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1988年8月、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc16
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ長調 Op.125『合唱』

イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
サラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)
パトリック・パワー(テノール)
ペッテリ・サロマー(バス)
ロンドン・シュッツ合唱団
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1987年2月10-12日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc17
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
 ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15

メルヴィン・タン(フォルテピアノ/シュトライヒャー1814年モデル)
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1988年3月、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc18
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
 ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58

メルヴィン・タン(フォルテピアノ/シュトライヒャー1814年モデル)
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1988年3月、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc19
ベートーヴェン:
1. ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
2. 合唱幻想曲 ハ短調 Op.80

メルヴィン・タン(フォルテピアノ/シュトライヒャー1814年モデル)
ロンドン・シュッツ合唱団(2)
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1989年1月、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc20
ウェーバー:
1. 交響曲第1番ハ長調 J.50
2. ピアノと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ヘ短調 Op.79, J.282
3. 交響曲第2番ハ長調 J.51

メルヴィン・タン(フォルテピアノ:2)
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1994年3月8-11日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc21
 ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
 メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』 Op.26
 ベルリオーズ:序曲『宗教裁判官』O p.3
 シューマン:歌劇『ゲノフェーファ』序曲
 シューベルト:劇音楽『魔法の竪琴』序曲
 ワーグナー:『さまよえるオランダ人』序曲(1841年オリジナル版)

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1988年11月、No. 1 Studio, Abbey Road, London

Disc22
ロッシーニ:
 歌劇『絹のはしご』序曲
 歌劇『ブルスキーノ氏』序曲
 歌劇『アルジェのイタリア女』序曲
 歌劇『セヴィリャの理髪師』序曲
 歌劇『泥棒かささぎ』序曲
 歌劇『セミラーミデ』序曲
 歌劇『ウィリアム・テル』序曲

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1990年1月22-25日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc23
シューベルト:
 交響曲第4番ハ短調 D.417『悲劇的』
 交響曲第5番ハ長調 D.589

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1990年5月3-5日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc24
シューベルト:
 交響曲第5番変ロ長調 D.485
 交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1989年3月7-9日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc25
 シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1988年9月30日~10月2日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc26
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1988年3月8-10日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc27
メンデルスゾーン:
 交響曲第3番イ短調 Op.56『スコットランド』
 交響曲第4番イ長調 Op.90『イタリア』

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1989年7月23-26日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc28
シューマン:
 交響曲第3番変ホ長調 Op.97『ライン』
 交響曲第4番ニ短調 Op.120(1851年改訂版)

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1989年9月1-5日、11月6-9日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc29
ワーグナー:
1. 『リエンツィ』序曲
2. 『トリスタンとイゾルデ』第1幕への前奏曲
3. 『トリスタンとイゾルデ』より『イゾルデの愛の死』
4. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲
5. ジークフリート牧歌
6. 『パルジファル』第1幕への前奏曲
7. 『ローエングリン』第3幕への前奏曲

ジェーン・イーグレン(ソプラノ:3)
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1994年10月3-6日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc30
 ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1873年版)

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1995年9月25-28日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc31
 チェコ共和国国歌『祖国よ』
 スメタナ:連作交響詩『わが祖国』全曲

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1996年5月15-18日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc32
ブラームス:
 ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
 交響曲第1番ハ短調Op.68

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1990年9月26-29日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc33
ブラームス:
 悲劇的序曲 Op.81
 交響曲第2番ニ長調 Op.73

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1992年9月27-30日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc34
ブラームス:
 交響曲第3番ヘ長調 Op.90
 交響曲第4番ホ短調 Op.98

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1995年5月24,25,27,28日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc35
ブラームス:
1. 埋葬の歌 Op.13
2. ドイツ・レクィエム Op.45

リン・ドーソン(ソプラノ:2)
オラフ・ベーア(バリトン:2)
ロンドン・シュッツ合唱団
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1992年3月、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc36-37
 パーセル:歌劇『妖精の女王』全曲

ロレイン・ハント(ソプラノ)
カトリーヌ・ピエラール(ソプラノ)
マーク・パドモア(テノール)
ハワード・クルック(テノール)
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)
リチャード・ウィストライク(バス)、
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バス)
ロンドン・シュッツ合唱団
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1993年11月、Queen Elizabeth Hall, London



Disc38
ヘンデル:
 歌劇『セルセ』 HWV.40~「Ombra mai fu」
 歌劇『ジューリオ・チェーザレ』 HWV.17
  ~「Va tacito e nascosto」「Al lampo dell’armito」「Aure, deh, per pieta」
 歌劇『タメルラーノ』 HWV.18~「A dispetto」
 歌劇『アリオダンテ』 HWV.33~「Scherza infida」
 歌劇『ジューリオ・チェーザレ』 HWV.17~「L’angue offeso mai riposa」
 歌劇『ロデリンダ』 HWV.19~「Vivi, tiranno」
 歌劇『リナルド』 HWV.7~「Venti turbini」

デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1998年2月11,13,15日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc39-41
 モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527 プラハ版 全曲

アンドレアス・シュミット(バリトン:ドン・ジョヴァンニ)
グレゴリー・ユーリッチ(バリトン:レポレロ)
アマンダ・ハルグリムソン(ソプラノ:ドンナ・アンナ)
リン・ドーソン(ソプラノ:ドンナ・エルヴィーラ)
ジョン・マーク・エインズリー(テノール:ドン・オッターヴィオ)
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ:ツェルリーナ)
ジェラルド・フィンリー(バリトン:マゼット)
アラステア・マイルズ(バス:騎士長)
ロンドン・シュッツ合唱団
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1992年7月11-22日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
ディスク41に、ウィーン版で付加された楽曲を追加収録



Disc42-43
 モーツァルト:歌劇『魔笛』 K.620 全曲

アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール:タミーノ)
ドーン・アップショウ(ソプラノ:パミーナ)
コルネリウス・ハウプトマン(バス:ザラストロ)
ベヴァリー・ホック(ソプラノ:夜の女王)
アンドレアス・シュミット(バリトン:パパゲーノ)
キャサリン・ピーラード(ソプラノ:パパゲーナ)
オラフ・ベーア(バリトン:弁者)
ギイ・ド・メイ(テノール:モノスタトス)
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ:第1の侍女)
エイリアン・ジェイムズ(メゾ・ソプラノ:第2の侍女)
キャサリン・デンレイ(メゾ・ソプラノ:第3の侍女)、他
ロンドン・シュッツ合唱団
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1990年8月12-23日、No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc44-45:ロッシーニ200周年ガラ・コンサート・ライヴ
ロッシーニ:
 歌劇『泥棒かささぎ』序曲
 歌劇『湖上の美人』より「愛する人が歩く街の壁よ」
 スターバト・マーテルより「焼かれ、焚かれるとはいえ」
 歌劇『チェネレントラ』より「悲しみと涙のうちに生まれて」
 歌劇『ゼルミーラ』より「懐かしい土地よ」
 歌劇『ビアンカとファッリエーロ』より「神よ、わが唇に言葉を授け」
 歌劇『ウィリアム・テル』より「先祖伝来の住処よ」
 歌劇『セヴィリャの理髪師』より「私は町のなんでも屋」
 小荘厳ミサ曲(小ミサ・ソレムニス)より「アニュス・デイ」
 歌劇『アルジェのイタリア女』より「パッパターチ! そいつはいい!」
 歌劇『ゼルミーラ』より「Perche mi guardi e piangi」
 歌劇『コリントの包囲』より「La flamme rapide … La gloire et la fortune」
 歌劇『ランスへの旅』より「ああ、かくも思いがけぬなりゆきに」

マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
デボラ・ヴォイト(ソプラノ)
フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)
ロックウェル・ブレイク(テノール)
マリア・フォルトナー(ソプラノ)
クリス・メリット(テノール)
トーマス・ハンプソン(バリトン)
キャスリーン・クールマン(メゾ・ソプラノ)
ヤン・オパラッハ(バス・バリトン)
サミュエル・レイミー(バス)
ニューヨーク・コンサート・コーラス
セント・ルークス管弦楽団
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

録音:1992年2月29日、3月2日、
 Avery Fisher Hall, Lincoln Center, New York(ライヴ)



 ピリオド奏法の先駆者として多数のレコーディングやNHK交響楽団への客演を通して日本でも親しまれ、2021年11月に指揮活動から引退したロジャー・ノリントン。その功績が最も表れている旧EMI・Virgin・Warnerへの録音を全て収録したボックス。

 それまでの多くの解釈を破り、近現代の音楽まで新たなる発見を見いだしてきた指揮者ロジャー・ノリントン。1934年オックスフォードに生まれ、ヴァイオリンを学び、少年合唱団員としても歌いました。 ケンブリッジ大学在学中、テノールとして歌い、指揮も始めました。王立音楽大学で指揮を学び、そこでエードリアン・ボールトにも学び、1962年にシュッツ合唱団を設立。1969年から1984年の間ケント・オペラの音楽監督を務め、舞台監督のジョナサン・ミラーとともに斬新なオペラ舞台を作り上げました。そのレパートリーは、バロックからティペットなどの現代の作曲家にまで及びました。

 1978年にピリオド楽器オーケストラであるロンドン・クラシカル・プレイヤーズを設立。1986年からはじまったベートーヴェンの交響曲チクルスから、旧EMIと専属契約を結び録音を開始。ノリントンの演奏には常に新たな新発見・解釈があり、ベートーヴェンとの歴史的な情報に基づくメトロノームの速度指示に注目し演奏したことは多くの議論を呼び起こしましたが、ノリントンは「私たちが行うのは『本物』ではありません。私自身、その言葉を使うことはありません。情熱がすべてです」と述べています。
 このチクルスの中で『第9番』は最も衝撃的な解釈であり、グラモフォン誌は「ベートーヴェンは、過去20年または30年の間に現代楽器で記録された最高のものと比較することができる・・・ベートーヴェンとのノリントンのやり方・・・そのいくつかの部分でトスカニーニと同じことを見いだせる・・・ノリントンを本当に魅了するのはリズムとパルスが決定打といえよう。18世紀の演奏スタイル、楽器の明瞭さ、ベートーヴェン独自のメトロノームの速度指定・・・これは、私がかなり長い間に聴いてきたベートーヴェン交響曲の最も興味深く新たなる記録」と評しました。

 この多くの批評家から称賛を受けたベートーヴェン以降、オーケストラ作品、合唱作品、オペラを含む、パーセルとヘンデルからワーグナー、ブラームス、ブルックナーまでの音楽をピリオド楽器で演奏し、これらの演奏に対し「おそらく過去半世紀で最も重要な英国の指揮者・・・クラシック音楽をより良い方向に大きく変えた男」と、ガーディアン誌で書かれています。

 「英国の指揮者ロジャー・ノリントンは・・・クラシック音楽で最も人気のある指揮者のひとりとなった・・・古楽復興の最も話題のスター。これは演奏スタイルの歴史的な再現ともいわれ、彼の解釈の広く認められた卓越性によって達成し、古楽復興の年代順の限界を19世紀のロマンチックなレパートリーに押し進めることに熱心に取り組んだ。ノリントン氏はもはや『古楽』を演奏していない・・・新鮮で活気のある方法で今の古典派音楽解釈の基準を作り上げた・・・このレパートリーでは、活発なテンポ、劇的なアクセントを組み合わせた演奏は、素晴らしさと時代の音色への活発な反応が1つの活気に満ちたパッケージにまとめられている」
とニューヨーク・タイムズで評されました。

 1997年にノリントンの病気によりロンドン・クラシカル・プレイヤーズが解散(実質エイジ・オブ・エンライトゥメント管弦楽団に吸収)され旧EMIとの契約は終了となりましたが、その後シュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者となり、その演奏をモダン楽器に発展させ、ノン・ヴィブラート奏法の使用による「ピュア・トーン」での美しくも刺激的な演奏で話題を呼びました。

 このボックスでは、約10年のロンドン・クラシカル・プレイヤーズとの録音全て、そして1992年リンカーン・センターで行われた『ロッシーニ生誕200年記念ガラ・コンサート』のライヴ録音、ワーナー・クラシックスへのダニエル・ホープとの共演アルバム、カウンターテナーのデイヴィッド・ダニエルズとの共演アルバムも追加されています。


 ブックレットには、歌詞・対訳は掲載しておりません。


<国内盤> 


molto Fine



MF-26701
\3000
《牧野さおり ~ 
 ベートーヴェン:
  1.ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 作品101
 ブラームス:
  2.4つのピアノ小品 Op. 119
  3.創作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21, No.1
牧野さおり

 安川加寿子門下の隠れた逸材!
 留学地ハンブルクゆかりのブラームスとベートーヴェンで示す牧野さおりの新境地


 牧野さおりは、今年生誕100年を迎えた安川加寿子、そしてマックス・エッガー、北川正らの薫陶を受けた後に、西ドイツの国費留学生(DAAD)として国立ハンブルク音楽大学に留学し、コンラート・ハンゼン教授(エトヴィン・フィッシャー門下)からドイツ音楽の伝統を学び、12年間に及ぶドイツ滞在の後半には、パリでラベルやショパンの名手ペルルミュテールに師事している。
 このことは日本での恩師で共にパリで学んだ安川加寿子や北川正の影響も大きいと思われる。
 このCDにはドイツ音楽の中心をなす3大Bのうちの2人、すなわちベートーヴェンと、留学地ハンブルクゆかりのブラームスの作品が選ばれているが、牧野の演奏はドイツ的とも言える確固たる構成感に加え、和声感に根ざした優美で内に秘めた心温まる音色は日本人には稀有のことであり、北川、安川、ペルルミュテールの影響が色濃く感じられる。
 ドイツ滞在中、数多くのリサイタルや、オーケストラとの共演も行い、室内楽ではハンブルク・ピアノトリオの一員として活躍した。

 教育面では、ドイツではピンネベルク音楽学校、マンハイム国立音楽大学で教鞭をとり、帰国後は東京藝術大学でピアノ科講師を務め、後には洗足学園大学教授、更に愛知県立芸術大学教授として後進の指導にあたった。

 録音:フィリアホール 2021年7月13日 (1)、2021年10月14日(2,3)
  


<LP>

 

PROSPERO CLASSICAL(LP)


PROSP 0029VIN
(LP)
¥4900
ピアソラ100
 [A 面]
  ル・グラン・タンゴ / ロコへのバラード /
  フーガと神秘 / 忘却
 [B 面]
  リベルタンゴ / 天使のミロンガ / レのミロンガ /
  アディオス・ノニーノ / アヴェ・マリア
ルーデンス・トゥルク&フレンズ
ヴュルテンベルク室内管弦楽団

 好評だったピアソラ100周年記念盤がLP化

 録音:2021年/A:23'41''、B:24'32''

 ピアソラ生誕100周年記念盤として発売されたCD(PROSP-0029)が高評価を受けてLP化。
 ヴァイオリンとピアノのデュオから、独奏楽器と管弦楽のための編曲まで、ピアソラの作品を幅広く網羅したアルバムです。
 ヴァイオリニストのルーデンス・トゥルクにとって重要な作品は、1982年にパリで書かれた『ル・グラン・タンゴ』。
 元々はチェロとピアノのための曲ですが、ここではヴァイオリン、チェロ、ピアノのための編曲で聴くことができます。
 

















11/3(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

NAIVE



V 7566
(2CD)
¥3100
ティエンチ・ドゥ、瞑想のようなゴルトベルク変奏曲
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
ティエンチ・ドゥ(ピアノ)
KKC 6619
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4000

 注目度急上昇のピアニスト、ティエンチ・ドゥ、瞑想のようなゴルトベルク変奏曲

 録音:2018年12月16-19日、シャルルヴォワ、サンティレネ、ケベック(カナダ)/87'46

 中国の注目度急上昇中のピアニスト、ティエンチのゴルトベルク変奏曲の登場。
 ドゥは、ユンディ・リやサー・チェンも師事したダン・シャオイー(ザオイ) に師事し、数々のコンクールで入賞を果たした人気・注目度急上昇中のピアニスト。
 彼が奏でるバッハは、創造性にあふれ、美しい音色やレガート、完璧にコントロールされたデュナーミクなど、ピアノという楽器のもつ可能性をすべて引き出した演奏となっています。
 ドゥのリサイタルに接したダン・シャオイー教授は「これまで演奏会で眠れなくなるまでの感動や興奮を味わってきたが、涙しながら演奏を聴き、終演後楽屋で演奏家の腕の中で号泣したのはこれが初めてだ」と激賞しました。
 2023年6月には来日も予定されているティエンチ・ドゥ。要注目のアーティストです。

 =ティエンチ・ドゥ=
  5歳よりピアノをはじめ、10歳で初リサイタルを開く。ユンディ・リやサー・チェンも師事したダン・シャオイー(ザオイ) の指導をうけ、国内外の多くのコンクールで入賞を果たす。
  ショパン、シューマン、グリーグ、スクリャービン、ラヴェル(ト長調) らのピアノ協奏曲をオーケストラと共演。
  北京、上海、深?、成都などの中国の主要都市をはじめ、ベルリン、エルサレム、トルン、サンノゼ、東京など国際的に演奏活動を行っている。
  2016年、ニューイングランド音楽院で劉孟捷に師事。作曲も行う。
 




ARS PRODUKTION

代理店変更に伴い旧譜再紹介
ARS38107
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2900
ダルムシュタット国立管弦楽団
モーツァルト:
 交響曲第32番&第39番、
  歌劇《アルバのアスカニオ》より3つのアリアとバレエ

   交響曲第32番ト長調 K.318
   歌劇《アルバのアスカニオ》 K.111より3つのアリアとバレエ
    (アントン・サフロノフによる復元版)
     (Cara, lontano ancora /
      Al mio ben mi veggio avanti / Ah, di si nobil alma)
   交響曲第39番 変ホ長調 K.543
マティアス・レクスロート(カウンターテナー)
ダルムシュタット国立管弦楽団
コンスタンティン・トリンクス(指揮)

 コンスタンティン・トリンクスによるモーツァルト作品集!

 ヴォルフ=ディーター・ハウシルトに師事し、ダルムシュタット国立劇場の音楽監督を務めたドイツ出身の指揮者コンスタンティン・トリンクスによるモーツァルト作品集。
 アントン・サフロノフが復元・再構成した歌劇《アルバのアスカニオ》のバレエ(Ballo)が世界初録音で収録されています。
 アリアを歌うマティアス・レクスロートはカールスルーエ音楽大学やバーゼル・スコラ・カントルムで学び、名歌手マリリン・ホーンに師事、ニコラウス・アーノンクールとも頻繁に共演を行った注目のカウンターテナー(男性アルト)です。

 ※録音:2010年10月&11月、ダルムシュタット州立劇場(ドイツ)
 
 

ARS38112
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2900
フレンチ・コネクション ~ サクソフォンとピアノのための作品集
 フランソワ・ボルヌ(1840-1920):
  《カルメン》のアリアによる華麗な幻想曲(1900)
 ロバート・ムチンスキ(1929-2010):ソナタ Op.29(1970)
 ピート・スウェルツ(1960-):クロノス(1993)
 ルイ・マユール(1837-1894):
  《ヴェニスの謝肉祭》による華麗な幻想曲(1869)
 エディソン・デニソフ(1929-1996):ソナタ(1970)
 ダリウス・ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ(1937)
ハイラペト・アラケリアン(サクソフォン)
ぺ・チャンウン(ピアノ)

 ダニエル・ゴーティエに師事したアルメニアの若きサクソフォン奏者、ハイラペト・アラケリアン(1991-、録音時20歳)のデビューアルバム。
 サクソフォンのル―ツがフランスにあることを示しつつ、サクソフォンがまだ新しい楽器であったころの作品と、その後の広がりを示す20世紀以降のさまざまな作品を取り上げた、絶妙なプログラムにも注目です。

 ※録音:2011年9月(ドイツ、クレーフェルト)
 




FOOTPRINT


FR127
¥2700
2つの管弦楽組曲と3つのアリア
 テレマン:序曲(組曲) ハ長調 TWV 55:C6
 ヘンデル:言いなさい、わたしの心の人よ(歌劇 《アルチーナ》 から)
 ヴィヴァルディ:凍りつく血潮が(歌劇 《ファルナーチェ》 から)
 ヘンデル:戻ってきて、また私を喜ばせて(歌劇 《アルチーナ》 から)
 J.S.バッハ:管弦楽組曲(序曲)第1番ハ長調 BWV 1066
ヘレーナ・エーク(ソプラノ)
カールソン・バロック
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブルの木管楽器奏者たち
ヨーラン・カールソン(指揮、チェンバロ)

 ヨーテボリの古楽アンサンブル、カールソン・バロック第2弾!

 カールソン・バロックは、ヨーラン・カールソンが結成したヨーテボリを拠点に活動する15人のプレーヤーの古楽アンサンブルです。
 2009年に最初のコンサートを行い、2014年にアルバム第1作『Characters』(FR076)をリリース。
 コレッリ、ジャン=フェリ・レベル、ヴィヴァルディ、チャールズ・アヴィソン、テレマンという多彩なプログラムの演奏は、各国のメディアから注目され、好意的な評を獲得しました。
 2作目のアルバムでは、ドロットニングホルム・バロック・アンサンブルの木管楽器奏者が加わったテレマンの「ダルムシュタット序曲」の 《ハ長調》 の作品と、J.S.バッハの4つの「管弦楽組曲(序曲)」の 《第1番 ハ長調》、そして、へンデルとヴィヴァルディの歌劇のアリア3曲を演奏しています。
 アリアのソロを歌うソプラノのヘレーナ・エークは、カールソンをはじめとする古楽アンサンブルや現代音楽の音楽家たちとコラボレーションを行い、フレードリク・シクステンの 《スウェーデン・クリスマス・オラトリオ》(FR069)でも歌いました。

 ※録音:2021年6月21日-24日、クヴィル教会(フィエールバッカ、スウェーデン)
 
 

FR122
¥2700
同時進行の降誕劇
 ペール・オーロフソン(b.1973):
  同時降誕劇 - ダダによるクリスマス
トマス・ヴォッレ(テノール/ナレーター)
アンナ・サンデル(アルト/マリア)
ルーヴェ・トロンネル(テノール/ヨセフ)
アンドレーアス・E・オールソン(バス/イエス)
ソフィア・ニクラソン(ソプラノ/星)
ヴォーカルハルモニン、室内アンサンブルN
フレードリク・マルムベリ(指揮)

 《同時進行の降誕劇 - ダダによるクリスマス》 は、スウェーデンの作曲家ペール・オーロフソンと、2012年からエーリク・エーリクソン室内合唱団の首席指揮者を務めるフレードリク・マルムベリのコラボレーションから生まれました。
 コンセプトの拠り所は、1910年代、スイスのキャバレー・ヴォルテールを拠点に、ドイツから亡命した劇作家で俳優のフーゴ・バルたちが中心になって起こした芸術運動「ダダ」(ダダイズム)。
 「意味のないこと」と「状況の説明」が同時進行する方法をとり、美しい響きを効果的に使ったユニークな「キリスト降誕劇」として作られました。

 〈序(Vorwort)〉〈シンフォニア〉〈静かな夜〉〈馬屋〉〈天使の出現〉〈受胎告知〉〈東方の三博士〉〈馬屋に到着〉〈預言〉〈シンフォニアと後序〉の10章で構成。ナレーター、マリアとヨセフの主役3人が『聖書』のテクストを語り、歌い、「ヴォーカルハルモニン」のコーラスが、バリのスクリプトに指示された世界を「声」で描いていきます。
 『Keep the Change』(Phono Suecia PSCD120)などのアルバムを作った「室内アンサンブルN」のテューバと弦楽器が通常の奏法と実験的な奏法で演奏。
 ユーナス・ヌードベリのテオルボとニクラス・ブロンマーレのパーカッション、作曲者オーロフソンの作ったエレクトロニクス音楽のテープが、音のパレットを広げていきます。
 英語、ヘブライ語、ドイツ語をはじめとする多言語のテクストが、英訳と合わせてブックレットに掲載されています。

 ※録音:2020年12月7日-8日、オスカル教会(ストックホルム、スウェーデン)
 




LAWO

LWC1241
¥2600
変容、変奏と断片 ~ 弦楽のための作品集
 ベンジャミン・ブリテン:
  フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10
 ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(b.1975):
  シュトラウスの断片
 リヒャルト・シュトラウス:メタモルフォーゼン
アンサンブル・アレグリア

 ノルウェーの弦楽オーケストラアンサンブル・アレグリア!

 ノルウェーの弦楽オーケストラ「アンサンブル・アレグリア」は、クラリネットのマッティン・フローストやチェロのトルルス・モルクといった一線で活躍する音楽家を客演に迎えた自主活動のほか、グレーテ・ペーデシェン指揮のノルウェー・ソリスト合唱団とも定期的に共演し、2017年にリリースしたJ.S.バッハの『7つのモテット』(BIS SA-2251)が「Diapason d'or(ディアパソン・ドール)」の2018年合唱部門の最優秀アルバムに選ばれるなど、充実した活動を続けています。

 モーツァルトとシェーンベルクの作品によるアルバム(LWC1138)に続くLAWO Classics の第5作では、リヒャルト・シュトラウス、ベンジャミン・ブリテン、ノルウェーのラーシュ・ペッテル・ハーゲンの「引用」あるいは「主題に使う」ことで繋がる3つの作品を演奏しています。

 ブリテンの 《フランク・ブリッジの主題による変奏曲》 は、彼が私的に師事したブリッジの 《弦楽四重奏のための3つの牧歌》 の第2曲を変奏主題に使った作品。
 シュトラウスの 《メタモルフォーゼン》 は、ヒトラーの第3帝国が滅亡しようとする時期に作曲され、ベートーヴェンの『エロイカ交響曲』の「葬送行進曲」の主題が末尾に引用されています。
 ラーシュ・ペッテル・ハーゲンは、《トヴェイト断片》 や 《エドヴァルド・グリーグに基づく葬送行進曲》 といった、他の作曲家の音楽から得たインスピレーションを基にした作品で知られ、イングリ・アンスネスが録音したベートーヴェンの 《ディアベッリ変奏曲》 では、彼女の依頼により最終変奏の前に演奏するための 《ディアベッリ・カデンツァ》 を作曲しました。
 《シュトラウスの断片》 は、シュトラウスの 《メタモルフォーゼン》 が出発点になった作品です。6つの部分が重なりあっていく静謐な音楽です。

 ※録音:2020年8月16日-18日、8月20日、2021年5月29日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
 
 

LWC1237
¥2600
アウト・オブ・ステップ ~ サクソフォンのための作品集
 マーク・アダリー(b.1960):アウト・オブ・ステップ
 オラヴ・アントン・トンメセン(b.1946):厳粛な歌
 ビョルン・クルーセ(b.1946):ギダの秘密
 ラグンヒル・ソーデルリン(b.1945):フリースラントの風景
 アンデシュ・エリーアソン(1947-2013):詩
 オラヴ・ベルグ(b.1949):ユキノシタ
ラーシュ・リーエン(サクソフォン)
セルゲイ・オサドチュク(ピアノ)

 ノルウェー国立音楽大学で学び、「サクソフォーン・コンセントゥス」「アフィニス・アンサンブル」「オスロ・シフォニエッタ」などのアンサンブルで活動するサクソフォン奏者のラーシュ・リーエンと、彼が准教授として教えるトロムソ音楽院の同僚、モスクワ出身のピアニスト、セルゲイ・オサドチュクのデュオ・アルバム。
 現代ノルウェーとスウェーデンの作曲家たちが作曲した「図書館の蔵書リストに載っているだけではもったいない」という作品を広く聴いてほしい、という動機で作られました。

 リーエンがコラボレーションを続けるマーク・アダリーが、リーエンとオサドチュクのために書いた 《アウト・オブ・ステップ》(同調していない)。
 オラヴ・アントン・トンメセンの 《厳粛な歌》 は、「ピアノのヴィルトゥオーゾ的な音のブランケット」を背景にサクソフォンが4オクターヴ以上の音域で演奏。ジョン=エドワード・ケリーのために書かれた作品。
 ビョルン・クルーセの 《ギダの秘密》 は、オスロのギダ通りに1989年に建設されたノルウェー国立音楽大学の新校舎落成を祝う作品。
 ラグンヒル・ソーデルリンが、デンマーク系ドイツの画家エミール・ノルデの表現主義スタイルの作品からインスピレーションを受け、ロルフ=エーリク・ニューストレムのために書いた 《フリースラントの風景》。
 スウェーデンのアンデシュ・エリーアソンが、ソプラノとピアノのために書いたトゥーマス・トランストローメルの詩による歌を改作した 《詩》。
 オラヴ・ベルグの 《ユキノシタ》 は、このアルバムのプロデューサー、ヴェーガル・ランドースの委嘱作です。

 ※録音:2020年2月11日-12日、9月15日-16日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
 
 

LWC1236
¥2600
冬の歌
 クヌート・ヴォーゲ(b.1961):
  冬の歌
   (カウンターテナー、フルート、弦楽器と打楽器のための)
  原光(メゾソプラノ、カウンターテナーとピアノのための)
 ヘルマン・ヴォークト(b.1976):ラウダート・シ
  (カウンターテナー、オルガン、
   リコーダーとチェロのための)*
 シェル・モルク・カールセン(b.1947):
  地球の不安が治まり
   (カウンターテナー、朗読、リコーダー、
    チェンバロとオルガンのための)
  聖なる瞑想
   (カウンターテナー、リコーダー、
    チェロとオルガンのための)*
ダニエル・セーテル(カウンターテナー)
カイ・グリンデ・ミューラン(指揮)
リュネッタ・テイラー・ハンセン(トラヴェルソ)
カロリーネ・アイステン・ダール(リコーダー)
イングリ・オークラン(第1ヴァイオリン)
マリア・イネス・ザノヴェッロ(第2ヴァイオリン)
トルン・ブロースモ=ファルネス(ヴィオラ)
アンナ・カールセン(チェロ)
フレードリク・ビルケング(コントラバス)
ヨルゲン・スコーグモ(テオルボ)
ヴェーガル・ルン(リュート、テオルボ)
アンデシュ・アイステン・ダール(チェンバロ、オルガン)
シェル・トーレ・インネルヴィーク(打楽器)
アイラ・フーセ(メゾソプラノ)
オーレ・クリスチャン・ホーゲンルード(ピアノ)
アンナ・スティーネ・ダール(チェロ)*
エリサベト・ホルメルツ(朗読)

 現代ノルウェーの作品をバロック楽器の共演で歌う『思いがけない歌』(LWC1204)をリリースしたノルウェーのカウンターテナー、ダニエル・セーテルの第2作。
 メインプログラムとなるクヌート・ヴォーゲの 《冬の歌》 は、ノルウェーの詩人ハンネ・ブラムネス(b.1959)の詩集 『冬の歌 - 十二月の本』 の詩を自由にコンパイルしてテクストにした31の部分からなる大作。
 作者不詳の詩に作曲されたヴォーゲの 《原光》 以降の作品は、室内楽編成の楽器の共演による作品です。
 アッシジの聖フランシスコの 『生きものへの頌歌』 によるヘルマン・ヴォークトの 《ラウダート・シ》。
 シェル・モルク・カールセンの 《地球の不安が治まり》 は、スウェーデンの詩人たち、ユーハン・オーロフ・ヴァリーン、エーリス・エルランドソン、ブー・セッテルリンド、ペール・ラーゲルクヴィスト、エーリク・ユーハン・スタグネリウス、ヴェルネル・フォン・ヘイデンスタムの詩による6曲の作品。《聖なる瞑想)》 は、『新約聖書』 の 『フィリピの信徒への手紙』(第2章5-11節)がテクストです。

 ダニエル・セーテルは、王立バーミンガム音楽院とハーグ王立音楽院で学び、ソリスト、アンサンブル歌手として古楽から現代の音楽をレパートリーにノルウェー国内と海外のコンサートに出演しています。

 ※録音:2020年12月17日-18日、2021年1月19日-20日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
 




QUARTZ



QTZ2151
¥2600
ブラームス・コネクション
 ロベルト・フックス(1847-1927):
  チェロ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.29(1878)
 ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38(1865-6)
 ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):
  チェロ・ソナタ第1番 イ短調 Op.52(1886)
ディミートリー・マスレニコフ(チェロ)
ザビーネ・ウェイアー(ピアノ)

 ブラームスの同時代の作曲家を集めた、ブラームス・コネクション!

 ウィーン音楽院(現ウィーン国立音楽大学)の教授として多くの音楽家を育てたロベルト・フックスと、ブラームスの信奉者でありベルリン高等音楽院の教授を務めたハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルクといったブラームスと同時期にウィーンで活躍した作曲家の作品をまとめて収録した好企画。
 ディミートリー・マスレニコフはサンクトペテルブルクに生まれ、ロシアとフランスで音楽を学びました。12歳でモスクワの国際ソリストコンクールで受賞し、チェコ国際コンクールでも優勝しました。
 その後チャイコフスキー・コンクールやロストロポーヴィチ・コンクールでも優勝しています。このアルバムでも情感あふれる演奏でその実力を証明しています。

 ※録音:2022年4月12日-16日
 
 

QTZ2148
(2CD)
特別価格
¥3600
ピアノ作品集
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調《テンペスト》 Op.31-2
 バルトーク:組曲 Op.14
 シューベルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960
 リスト:
  《2つの伝説》より「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」、
  超絶技巧練習曲第12番《雪あらし》
 ドビュッシー前奏曲集第1曲、第6曲、第7曲、第10曲
 エルガー:スミルナにて、スケッチ
 ショパン:
  幻想曲 Op.49、幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66、舟歌 Op.60
 シューベルト:
  高雅なワルツ Op.77-1、レントラー Op.18-1、
  レントラー Op.18-2、レントラー Op.18-3、
  レントラー Op.18-7、ワルツ Op.9-1、
  ワルツ Op.9-2、ワルツ Op.9-3、ワルツ Op.9-6、
  ワルツ Op.9-12、ワルツ Op.9-13
オルウェン・モリス(ピアノ)

 オルウェン・モリスによる古典派から近現代までのピアノ作品集。ウェールズの田舎で育ったオルウェン・モリスは当初、ナチスドイツから逃れてきたシュトゥットガルト出身の音楽家兼弁護士であったジョセフ・グリュンバウムに師事しました。
 その後目覚ましい成長をみせた彼女は、14歳でカーディフ音楽大学 (後に王立ウェールズ音楽演劇大学)に最年少で入学し、ソリストの他に教会音楽の指導者、指揮者そしてオルガン奏者など多岐に渡り活躍しています。

 ※録音:2019年11月1日-2日&2021年6月2日-3日
 




GENUIN


GEN 22800
¥2400
「死の芸術」
 J.C.バッハ:わが命、今やつきぬ
 J.S.バッハ:
  フーガの技法BWV.1080~コントラプンクトゥスI、IV
  カンタータ「神にのみ わが心を捧げん」BWV.169~
   レチタティーヴォ「神の愛とは」とアリア
  フーガの技法BWV.1080~コントラプンクトゥスIV、VIII
  カンタータ「われは喜びて十字架を負わん」BWV.56~
   「汝、おお美しい世界の姿は」
  フーガの技法BWV.1080~コントラプンクトゥスIX、XI
  コラール「われを憐れみたまえ、おお主なる神よ」 BWV.721
  コラール「汝の御前に、われは進まん」BWV.668
  フーガの技法BWV.1080~3主題によるフーガ
  カンタータ「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」BWV.170~アリア
アンサンブル・イル・カプリッチョ:
 【フリーデマン・ヴェツェル(Vn)
  ディートリンド・マイヤー(Vn)
  フロリアン・シュルテ(Va)
  ドミトリー・ディヒティアー(Vc)
  マティアス・ショルツ(ヴィオローネ)
  エヴェリン・ライプ(Org)】
フランツ・フィッツトゥーム(カウンターテター)

 得も言われぬ美しさ!「死」をテーマにしたバッハ・アルバム

 録音:2022年1月3-5日聖マルティン協会、ミュールハイム、58'25

 バッハの「フーガの技法」からの抜粋と死、永遠、約束をテーマとしたアリアとコラール編曲を収録。
 本来はオルガンのための作品であるコラールの旋律を、声楽パートまたはヴァイオリンで演奏している。
 「死」をテーマとしているだけあってしっとりと物悲しく作品が得も言われぬ美しさで演奏されています。
 アンサンブル・イル・カプリッチョはフリーデマン・ヴェツェルが芸術監督を努める古楽アンサンブル。
 ルドヴィヒスブルク城音楽祭、ハレ・ヘンデル音楽祭、マウルブロン修道院コンサート、SWRシュヴェツィンゲン音楽祭などに参加して好評を得ている。
 
 

GEN 22791
¥2400
「むしろロマンティック」~ユーフォニウムが語る美しい思い出
 マスネ:タイスの瞑想曲
 ベートーヴェン:君を愛すWoO.123
 サティ:ジュ・トゥ・ヴー(お前が欲しい)
 カリヴォダ:夜想曲第2-4番
 ベートーヴェン:
  アダージョ・カンダービレ~ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」Op.13より
 シューマン:献呈
 J.S.バッハ:羊は安らかに草を食み
 フォーレ:子守歌Op.16
 クライスラー:愛の悲しみ
 フォーレ:シシリエンヌOp.78
 シューマン:はすの花
 ドヴォルザーク:私にかまわないでOp.82-1
 シューマン:クルミの木
 チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6
 ドニゼッティ:アヴェ・マリア
デュオ・ジョヴィーヴォ:
 【ファビアン・ブロッホ(ユーフォニウム)
  ムリエル・ツァイター(ピアノ)】

 ユーフォニウムで聴く名旋律の数々!

 録音:2021年10月11-13日フランクフルト・アム・マイン[53'35]

 ドイツのユーフォニウム奏者ファビアン・ブロッホと、ピアノなど複数の楽器をこなすムリエル・ツァイターによるデュオ・ジョヴィーヴォのCD第2弾(第1集はGEN22770)。
 今回は有無を言わせぬ名旋律をユーフォニウムで甘く歌い上げています。
 
 
GEN 22561
¥2400
「境界の影」~クリスティアン・FP・クラム(b.1968):歌曲集
 (1)境界の影(2004/10)~6つの歌曲
 (2)サルゴン(2001)~サルゴン・ボウルスの詩による5つの歌曲
 (3)ニーチェ格言集(2019)~11の格言
 (4)静かな反響(2002)(全2曲)
 (5)雪は降る(2012)(全10曲)

  ※(2)-(5)世界初録音
(1)(3)(5)クリストファー・ユング(バリトン)
 ヤン・ローロフ・ヴォルトハウス(ピアノ)
(2)(4)マライケ・シェレンベルガー(メゾソプラノ)
 オリヴィエ・ルシャルドゥール(ピアノ)

 録音:(1)(3)(5)2021年9月14-15日、(2)(4)2021年10月28-29日、ライプツィヒ、64'25

 ドイツの作曲家クリスティアン・FP・クラム(Christian FP Kram) はエッセンのフォルクヴァンク大学で音楽理論とピアノを学び、デュッセルドルフのロベルト・シューマン大学でマンフレート・トロヤーンに作曲を、ライプツィヒ音楽大学でペーター・ヘルマンとディミトリ・テルザキスに師事した。
 また2002 年から 2004年にかけて、ライプツィヒの HMT で 電気音響作曲コースを受講しました。現代音楽的な無調で硬派な作風。
 
 
GEN 22802
¥2400
ドラマティックなオラトリオ、J.C.F.バッハ「ラザロの復活」
 ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
  オラトリオ「ラザロの復活」(1773)
アンドレアス・ミチュケ(指揮)
ゲッレールト・アンサンブル

 録音:2021年11月19-20日パウル・ゲルハルト教会、ライプツィヒ(ライヴ録音)、58'25

 「ラザロの復活」はバッハの息子、ヨハン・クリストフ・フリードリッヒ・バッハと詩人ヨハン・ゴットフリート・ヘルダーのコラボレーションにより完成したドラマティックなオラトリオで新約聖書の軌跡的な物語を題材にした、色彩豊かでニュアンスに富んだ作品。歴史的な演奏の実践を最高レベルで実現したドイツ中部の若手演奏家たちによる感動的な気迫のライヴ録音です。
 
 
GEN 22803
¥2400
~ドイツ音楽コンクール2021年受賞者~「トリオ・クラングスペクトルム」
 ゼバスティアン・ファガールンド(b.1972):ブレス
 ウロシュ・ロイコ(b.1954):ストーン・ウィンドIII
 ユッカ・ティエンスー(b.1948):プラスIV
 フリードリヒ・ゴルドマン(1941-2009):静けさ、ちょっとためらい
 ルネ・クワン(b.1983):偽りの自由
 ゲオルク・カッツァー(1935-2019):オクトパス
トリオ・クラングスペクトルム:
 【パウラ・ブレランド(クラリネット)
  イェニファー・アスムス(チェロ)
  アナ=カタリーナ・シャウ(アコーディオン)】

 録音:2022年2月1-3日コロッセウム,リューベック 66'34

 GENUIN恒例のドイツ音楽コンクールの受賞者(このコンクールは複数受賞)によるCD。
 2021年の現代音楽アンサンブル部門の受賞者トリオ・クラングスペクトルムで、このトリオはクラリネット、チェロ、アコーディオンの若手女性演奏家によって呼吸する楽器というコンセプトで結成された。
 オリジナル作品を中心に、新しい音楽が情熱的かつ官能的に再現されている。
 



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QUERSTAND



VKJK 2206
¥2100→\1990
アポロ・アンサンブルがQUERSTAND初登場
モーツァルト:交響曲第40番&シューベルト:交響曲第5番

 モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
 シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D485
ダヴィド・ラビノヴィチ(指揮)
アポロ・アンサンブル

 アポロ・アンサンブルがQUERSTAND初登場!モーツァルト:交響曲第40番&シューベルト:交響曲第5番

 録音:2020年11月 オランダ 北ホラント州 ホールン、DDD、63'41

 ダヴィド・ラビノヴィッチ率いる古楽オーケストラ、アポロ・アンサンブルがquerstandにお目見え、しかもモーツァルトの大ト短調交響曲とシューベルトの第5交響曲という人気古典交響曲2曲。
 ダヴィド・ラビノヴィッチは1959年、ソ連時代のウクライナのニコライウの生まれ。名ヴァイオリニストにして名教師のザハール・ブロンに学んだ後、1994年から2000年までオランダのハーグ王立音楽院で古楽を学んだ。
 以降アムステルダムやロンドンなどのピリオド楽器オーケストラのヴァイオリン奏者として大活躍をした。
 1992年創設のアムステルダムのピリオドオーケストラ、アポロ・アンサンブルの音楽監督を2000年から務め、評価を高めている。
 
 このCDも数多くの古楽団体で腕を磨いたラビノヴィッチの経験が万全に生きた演奏。
 大ト短調交響曲ではロマン派の思い詰めたような表情はさっぱりと流され、かといってことさらに刺激的に荒ぶって演奏するのでもなく、あくまで初演当時の演奏様式に根差してリピートもすべて実行し、作品本来の姿を克明に浮き上がらせることでこの異形の傑作を演奏。
 なおクラリネットなしの初稿を使用。
 一方シューベルトの第5交響曲は、基本的に初期古典派らしく演奏しつつ、その範囲内で未完成交響曲や大ハ長調交響曲へ繋がるほの暗いロマンティシズムを巧く引き出して良い味わいに仕立てている。
 これからもダヴィド・ラビノヴィチ率いるアポロ・アンサンブルに期待したくなる演奏だ。
 
 


VKJK 2109
¥2100
ドーラ・シラージ(バロック・ヴァイオリン)
 「ビーバー&ムッファト:ヴァイオリン作品集」

 ビーバー:ソナタ第3番ヘ長調~ヴァイオリンと通奏低音のための
 ビーバー:ロザリオのソナタ~磔刑
 ムッファト:「音楽とオルガンの資料」~パッサカリア ト短調
 ビーバー:ロザリオのソナタ~パッサカリア
 ムッファト:ソナタ ニ長調 ヴァイオリンと通奏低音のための
 ビーバー:ソナタ第1番イ長調~ヴァイオリンと通奏低音のための
ドーラ・シラージ(バロック・ヴァイオリン)
フローラ・ファーブリ(チェンバロ)

 録音:2021年9月6-8日 ドイツ フライブルク、DDD、67'11

 今注目のハンガリー出身の二人の女性演奏家によるビーバーとムッファトのヴァイオリン作品集。
 ドーラ・シラージはブダペストのフランツ・リスト音楽大学を修了後、フライブルクに移ってゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(フライブルク・バロックオーケストラのリーダー)に学ぶ。
 バロックの室内楽を中心に活動しつつ、バロック・ヴァイオリンのソリストとしても名声を築きつつある。
 ドイツ仕込みの折り目正しい格調高い演奏を基本にしつつ、時折見せつ熱っぽさが素敵だ。
 フローラ・ファーブリはブダペストで学んだ後、ミュンヘンでクリスティーネ・ショルンスハイムに学んだチェンバロ奏者。
 彼女はマンハイム歌劇場などの歌劇場でコレペティトゥーア(練習伴奏ピアニスト)も務めているからか、伴奏の勘所が非常に良く、ここでもシラージのヴァイオリンを絶妙に引き立てている。
 選曲も良くビーバーとムッファトの魅力をたっぷり楽しめる。
 
 
VKJK 2110
¥2100
「フランスのヴィオル作品集」
 フォルクレ:ルクレール/ラボルド/ブロン
 マレ:人間の声
 フォルクレ:摂政/トロンシャン
 サント=コロンブ:コンセール第44番 トンボー「悔い」
 ウデリンヌ:組曲 ニ短調
 マレ:スペインのフォリア
アンサンブル・アルト・デコー:
 【ユリアーネ・ラーケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  イレーネ・クライン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  カーステン・ローフ(チェンバロ)
  マグヌス・アンデション(リュート)】

 録音:2021年9月6-9日 ドイツ ベルリン ヴァンゼー、DDD、69'03

 ユリアーネ・ラーケ率いるアンサンブル・アルト・デコーによる新録音は、フランスのヴィオルの三大作曲家、アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745)、マラン・マレ(1656-1728)、サント=コロンブ(1640頃-1690頃)の作品。
 さらに17世紀の謎多きヴィオル奏者、ルイ・ウデリンヌの組曲も収録。
 ラーケのヴィオラ・ダ・ガンバはいつもながら雄弁。フランスバロックということで華やかさもあるものの、やはりドイツ風の理路整然とした趣も残っていて、伴奏含め完成度の高い仕上がりになっている。
 
 


VKJK 2111
¥2100
ミレッラ・ハーゲン(ソプラノ)/トビアス・ベルント(バリトン)
ヴォルフ:イタリア歌曲集(全46曲)

 小さなものでも/噂によると/あなたはこの世の中で/
 祝福あれ、この世をお創りになった方に/幸いなるかな、盲目の者は/
 誰があなたを呼んだのか/月はひどい嘆きを抱えて/さあ平和を締結しよう/
 あなたの魅力のすべてが/あなたは 細い一本の糸で/どれほど長い間/
 いいや、若いお方よ!/あなたは高慢だ/友よ、修道服に身を包もう/
 私の恋人は背が低い/戦場に向かう若い人たちよ/
 あなたが恋人の死を見たいなら/金髪の頭を/私たち二人は長いこと/
 私の恋人が家の前で歌う/人が言うには/あなた方にセレナーデを/
 いったいどんな歌を/私はもう乾いていないパンを食べることはない/
 私の恋人が私を食事に誘った/聞いた話では/
 ベッドに疲れた身を投げたのに/私は侯爵夫人じゃないと言うけれど/
 あなたの身分は分かっている/放っておけばいい!/
 どうして陽気でいられようか?/何を怒っているのかい/
 私が死んだら/あなたが朝早くにベッドから起きて/
 あなたの亡くなったお母さまに祝福があるように/
 あなたが、愛する人よ、もし天国に召されるようなことがあれば/
 どれだけたくさんの時間を私は無駄にしたことか/あなたは私を一瞥すると/
 緑に幸いがあるように!/もしあなたの家がガラスのように透明だったら/
 昨夜私が目を覚ますと/もうこれ以上私は歌えない/
 ちょっと静かに黙りなさい!/
 あああなたは知っているのか、どれほど私があなたのために/
 深淵が私の恋人の小屋を飲み込むがいい/私にはペンナに住む恋人がいる
ミレッラ・ハーゲン(ソプラノ)
トビアス・ベルント(バリトン)
フランク=インモ・ツィヒナー(ピアノ)

 録音:2020年7月23―24日 ドイツ ベルリン ダーレム、DDD、73'52

 ヴォルフの傑作、イタリア歌曲集に素晴らしい録音が登場。ズバリ申し上げて、これは今メキメキと人気ソプラノへと駆け登っているミレッラ・ハーゲンを聞くべきCD。
 ミレッラ・ハーゲンは1984年、バイエルン州ヴュルツブルクの生まれ。
 彼女の美声はクリスタルに喩えられるほどの透明で硬質で素晴らしい響き。バロックやモーツァルトを得意とする一方、ピンと張った声はロマン派でも圧倒的で、2013年から2015年に渡ってバイロイト音楽祭でヴォークリンデと森の小鳥を歌った。そして彼女はヴォルフには強い思い入れがあるようで、2012年、シュトゥットガルトでの歌曲コンクールでヴォルフを歌ってファイナリストに入っている。
 それから8年後のハーゲンは表現もしっかり練られている。
 CDでは歌曲の録音はどうしてもベテランが受け持ちがちだが、若く瑞々しい声の歌手によるドイツリートは実に新鮮だ。
 一方のバリトンのトビアス・ベルントも素晴らしい。1979年、ベルリン生まれの中堅。一声聞けば偉大なフィッシャー=ディースカウの伝統に連なる歌手と分かる逸材。バッハのバリトンとして大活躍している。
 
 
VKJK 2112
¥2100
メヒティルト・ヴィンターによるゴルトベルク変奏曲
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
メヒティルト・ヴィンター(チェンバロ)

 録音:2021年5月 ドイツ ライプツィヒ ゴーリヒ、DDD、79'37

 ドイツのチェンバロ奏者、メヒティルト・ヴィンターによるゴルトベルク変奏曲。
 メヒティルト・ヴィンターは1969年、ライプツィヒの生まれ。生地でクリスティーネ・ショルンスハイムに学んだ後、バーゼル・スコラ・カントルムでさらに研鑽を積んだ。
 1992年、ライプツィヒでのバッハ・コンクールのチェンバロ部門で第3位。東西統一後のドイツで30年活躍している。
 演奏は堅実で派手に腕をひけらかすことなく、作品をじっくり聞かせてくれる。
 1624年、アントウェルペンのヨアンネス・リュッカース製作のチェンバロのレプリカ、2008年、マティアス・グリーヴィッシュ製作の楽器を使用。
 
 
VKJK 2201
¥2100
「ヴルピウス:モテット集第4巻~聖歌集第2集」
 ある人がエルサレムからエリコへ下って行く途中(ルカによる福音書第10章)
 神よ、私の心は定まりました(詩篇108)
 キリストが昇天した時
 今日、聖霊降誕の日が来た
 誰かが 私の主を取り去った
  (ヨハネによる福音書第20章,マタイによる福音書第28章)
 復活のいけにえに
 エルサレムよ大きな喜びで喜べ
 見なさい、何という幸せ、何という喜び
 イエスはナインという町に行った
 イエスはエルサレムへ行く時
 民よ、主に喜びの声をあげに走って来なさい
 主の聖所で主を称えなさい
 言葉は肉となり
ルネ・ミヒャエル・レーダー(指揮,オルガン)
カペラ・ダレミンツィア
カペラ・ヴォカーレ・ヴァルトハイム

 録音:2017年8月21-26日 ドイツ ザクセン州 ヴァルトハイム、DDD、66'34

 querstandによるメルヒオール・ヴルピウス(1570頃―1615)のモテット集の第4巻。
 今回は1603年に出版された聖歌集 Cantiones Sacrae 第2巻から、8声、10声、12声、14声のモテットを収録している。ヴルピウスは1596年からワイマールのカントールを務めた歌手、作曲家。
 高名な作曲家だったが45歳ほどで亡くなり、その作品は長らくザクセンのヴァルトハイムの教会図書館に所蔵されたままだった。
 2002年からこれらの作品の研究が進み、それを受けてルネ・ミヒャエル・レーダー率いるカペラ・ダレミンツィアによって網羅的な録音が進んでいる。
 今回は多声作品が多いので演奏も充実したもの。
 
 


VKJK 2205
¥2100
「子供のための歌曲」
 シューベルト:子守歌 D304
 ムソルグスキー:「子供部屋」―ばあやといっしょ,部屋の隅
 シューベルト;子守歌 D498
 ムソルグスキー:「子供部屋」―カブトムシ,人形と
 ルビ:アーメンの歌
 ムソルグスキー:「子供部屋」―夕べの祈り
 ブラームス:子守歌 Op.49-4
 ムソルグスキー:「子供部屋」―木馬に乗って,いたずら猫
 チャイコフスキー:嵐の中の子守 Op.54-10
 ツァイスル:子どもの歌曲集―眠りの歌
 ツェムリンスキー:眠りの歌
 ヴァインベルク:
  7つのイディッシュ語の歌 Op.13、6つの子供の歌 Op139―子守歌
 イルゼ・ウェーバー:そして雨が滴る
 ヴァインベルク:私が子供を揺すって寝かせると Op.110-4
 フックス:子供の死によって
 イルゼ・ウェーバー:タニウツギ(ヴィーガラ)
 シューベルト:私の揺りかごに D927
アンナ・グラーフ(ソプラノ)
ハン=リン・ユン(ピアノ)

 録音:2022年2月21-23日、DDD、60'37

 曲名を見れば分かる通り、子守歌など子供のための歌曲を集めた面白い内容のCD。
 シューベルトの歌曲や、ムソルグスキーの「子供部屋」(全7曲収録)などの有名曲から、ヴァインベルクのイディッシュ語の歌、アウシュビッツ強制収容所で処刑された悲劇の詩人、イルゼ・ウェーバーの子供のための歌まで、さまざま。
 アンナ・グラーフは、ロシア南西部、カフカス(コーサカス)地方のカバルダ・バルカル共和国の首都ナリチク出身。
 現地で学んだ後、21歳でケルンに留学。元々は合唱指揮者になるつもりだったそうだが、素晴らしく優しく温かい美声の持ち主で、歌手としての活動が主になった。
 まだデビューして数年だが既にドイツの地方歌劇場では人気のソプラノである。
 ここでの子供向けの歌曲は絶品で、若い母親が愛情いっぱいに子供に歌って聞かせているような安らぎに満ちている。ハン=リン・ユンは台湾出身のピアニスト。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROFIL



PH 20038
(2CD)
¥4500→\4190
最晩年ケンペのブルックナー4&5番、最新リマスター
 ブルックナー:
  [CD1]
   交響曲第4番 変ホ長調『 ロマンティック』(1878/80年稿)
  [CD2]
   交響曲第5番 変ロ長調
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 最晩年ケンペの大名演ブルックナー4&5番、Profilより最新リマスター復刻!

 録音:1975、1976年/ミュンヘン/65'11''、75'15''

 過去の名録音のリマスター復刻にも力を入れているProfil より、最晩年ケンペの超名盤が登場!
 少しずつ現れてくる主題を絶妙にコントロールし雄大に鳴らしきり、複雑な箇所でも推進力を失うことなく旋律を歌わせ、かつ全体を見晴らしよく描き音楽を構築していく、古今東西のブルックナー演奏のなかでも最高峰と謳われる4番と5番です。ケンペの揺るぎない演奏解釈とミュンヘン・フィルの美しく渋みのある音色が織り成す大名演!

 これまでもいくつかレーベルを変えてリリースされてきた音源ですが、新しい音で聴けるのが興味深いところ。
 Volker Rittinghaus 氏による新規リマスタリング。
 
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PH 20037
(3CD)
¥4500→\4190
ルドルフ・ケンペ(指揮)&ミュンヘン・フィル
最新リマスター復刻
ブラームス:交響曲全集

 [CD1]
  交響曲第1番 ハ短調 Op.68
 [CD2]
  交響曲第2番 ニ長調 Op.73
  交響曲第3番 へ長調 Op.90
 [CD3]
  交響曲第4番 ホ短調 Op.98
  ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 最晩年ケンペの大名演ブラームス全集。Profilより最新リマスター復刻!

 録音:1974、1975年/ミュンヘン/43'19''、72'28''、56'51''

 過去の名録音のリマスター復刻にも力を入れているProfil より、最晩年ケンペの超名盤が登場!
 正攻法でありながら杓子定規的な硬さが微塵もなく、自然な揺らぎをもつ生きた音楽として奏でられるブラームス。
 ケンペのこまやかなコントロールが曲の隅々まで行き届いた、絶妙としか言いようのない音楽の流れに胸を打たれます。交響曲全4曲にハイドン変奏曲、どれも類まれな名演!

 これまでもいくつかレーベルを変えてリリースされてきた音源ですが、新しい音で聴けるのが興味深いところ。
 Volker Rittinghaus 氏による新規リマスタリング。
 

<LP>


ANALOGPHONIC(LP)

LP 43188
(2LP)
¥11200
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」&第10番
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
   [SIDE1]
    第1楽章 Adagio sostenuto—Presto
   [SIDE2]
    第2楽章 Andante con Variazioni (I—IV)
   [SIDE3]
    第3楽章 Presto
  ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 第1楽章 Allegro Moderato
   [SIDE4]
    第2楽章 Andante espressivo
    第3楽章 Scherzo. Allegro
    第4楽章 oco Allegretto—
     Adagio espressivo-Tempo1. Allegro-Poco Adagio—Presto
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

 アナログフォニック・レーベルからアルゲリッチの名盤2タイトルがLPで初登場!!!限定盤

 アルゲリッチとクレーメルの化学反応、伝説の「クロイツェル」

 録音:1994 年 STEREO/180g、ドイツ・オプティマル社でのプレス、限定盤

 LP初登場。
 「ほかに比肩するもののない録音。何物にもおさまらないとてつもないスケールの演奏」(BBCマガジン)と大絶賛された衝撃の演奏。
 10年の歳月をかけて完成されたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ録音の完結編。ふたりの巨匠がはなつ決定打です。

 マスタリング:シドニー・クレール・メイヤー(エミール・ベルリナー・ストゥディオズ)
 
 

LP 43189
(LP)
¥6700
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
 [SIDE1]
  第1楽章 Allegro ma no tanto
 [SIDE2]
  第2楽章 Intermezzo. Adagio
  第3楽章 Finale. Alla breve
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
リッカルド・シャイー(指揮)
ベルリン放送交響楽団

 LP初登場!美しき女王の威厳と迫力!アルゲリッチ白熱のラフマニノフ3番!!

 録音:1982年12月(ライヴ)STEREO/180g、ドイツ・オプティマル社でのプレス、限定盤

 LP 初登場。
 アルゲリッチの数ある録音の中でも、そしてラフマニノフのピアノ協奏曲第3 番の中でも屈指の名演であるラフマニノフの録音がLP 初登場。
 ものすごい白熱ぶり、フィナーレでの猛烈なスピード、百獣の王の威厳と激しさと強さ、そして美しさ、すべてを兼ね備えたラフマニノフです。これがLPで聴けるとは!

 マスタリング:シドニー・クレール・メイヤー(エミール・ベルリナー・ストゥディオズ)
 
















11/2(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

 

DYNAMIC



CDS-7954
(2CD)
¥3500
※DVD、Blu-ray同時発売
ベッリーニ2作目の歌劇
ヴンチェンツォ・ベッリーニ(1801-1835):
 歌劇《ビアンカとフェルナンド》
  2幕のメロドランマ・セリオ

   台本:ドメニコ・ジラルドーニ
    (フェリーチェ・ロマーニ改訂)
ビアンカ...サロメ・ジチア(ソプラノ)
フェルナンド...ジョルジョ・ミッセーリ(テノール)
フィリッポ...ニコラ・ウリヴィエーリ(バリトン)
カルロ...アレッシオ・カッチャマーニ(バス)
クレメンテ...ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ(バス)
ヴィスカルド...エーレナ・ベルフィオーレ(メゾ・ソプラノ)
エロイザ...カルロッタ・ヴィキ(メゾ・ソプラノ)
ウッジェーロ...アントニオ・マンナリーノ(テノール)
カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮: フランチェスコ・アリベルティ)
指揮:ドナート・レンゼッティ

 録音: 2021年11月30日 カルロ・フェリーチェ歌劇場(ジェノヴァ)

 時は中世のシチリア。
 陰謀によりアグリジェント公カルロから王位を簒奪し墓所に幽閉したフィリッポは、さらにその悪事を知らぬカルロの娘ビアンカと婚約します。
 そこにカルロの息子フェルナンド(生き別れになっていたビアンカの兄)が、身分を隠してフィリッポに仕官し、ビアンカにフィリッポの正体を明かします。父を救出することを誓い合った2人は...
 
 ベッリーニ2作目の歌劇《ビアンカとフェルナンド》(1826年初演の《ビアンカとジェルナンド》の大改訂版)は、1828年4月7日、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ歌劇場の落成式典の落としとして上演されました。
 その作風は大先達ロッシーニの大きな影響化にあるものの、憂愁を帯びた美しい抒情に溢れるベッリーニの音楽の特質が、既に随所に見られる佳作として知られています。
 
 ジョージア出身のサロメ・ジチア(ビアンカ役)が俊敏な美声で高難度のパッセージを歌い上げ、ジョルジョ・ミッセーリ(フェルナンド役)が伸びやかでリリカルなテノール歌唱でそれに応えます。
 名匠ドナート・レンゼッティのタクトが導く引き締まったテンポと緊密なアンサンブルが、この上演に高い完成度をもたらしています。
 



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NAXOS

8.574449
¥1800
歌劇《吸血鬼》のマルシュナー
 ハインリヒ・アウグスト・マルシュナー:序曲と舞台音楽集 第1集

 1. 歌劇《キフホイザー山》 - 序曲(1816)*
 ジングシュピール《美しいエラ》 (1823)より*
  2. 序曲/3. 第2幕 間奏曲/4. 第2幕 バレエ音楽 /
  5. 第3幕 間奏曲/6. 第4幕 間奏曲/
  7. 第4幕 戦士と少女の行進曲/8. 第5幕 間奏曲
 歌劇《アリババ 、または40人の盗賊》(1823)より*
  9. 序曲/10. 第2幕 メロドラマ/11. 第2幕 終曲/
  12. 第3幕 バレエ音楽/13. 第3幕 終曲
 14. 歌劇《木材泥棒》(1823) – 序曲
 15. 歌劇《ベルリンのウィーンっ子》- 序曲*
 *...世界初録音
チェコ室内管弦楽団
パルドビツェダリオ・サルヴィ(指揮)

 録音: 2022年1月24-26日、31日 The House of Music Pardubice, Pardubice(チェコ)

 ウェーバーとワーグナーを繋ぐドイツ・オペラの作曲家の一人ハインリヒ・マルシュナー。
 1817年に初めて歌劇の作曲に着手し、以降、歌劇《吸血鬼》などいくつかの作品の完成を経て、1833年には代表作《ハンス・ハイリング》がベルリンで初演され、マルシュナーの名声は頂点に達しました。
 現在、マルシュナーの作品を耳にすることはあまりありませんが、彼の作品の特徴とも言える華麗なオーケストレーションと、極めてロマンティックな旋律、巧妙に用いられたシュプレヒゲザングは、ワーグナーら次世代の作曲家たちにも多大なる影響を与えました。
 NAXOSではマルシュナーの序曲と舞台音楽集のシリーズを開始、第1集では幽霊や盗賊が活躍する物語を題材にした《美しいエラ》と《アリババ》からの音楽を中心に収録。
 マルシュナーの旋律美を存分に楽しめます。オーベールやマイアベーアの序曲の録音でおなじみのダリオ・サルヴィとチェコ室内管弦楽団パルドビツェの演奏で。
 
 


8.572686
¥1800
ズガンバーティ:交響曲第2番/シンフォニア・エピタラミオ
 交響曲第2番 変ホ長調(1883)
  (ロザリンド・トリュープガーによる2011年復元版)
   1. I. Andante sostenuto - Agitato
   2. II. Allegro vivace assai
   3. III. Andante con moto
   4. IV. Allegro
 シンフォニア・エピタラミオ(1887)
  5. Part I: In Chiesa: Preludio e Cantico
  6. Part II: In Giardino: Festa Popolare e Notturno
  7. Part II: In Giardino: Ripresa e Ridda dei fanciulli
  8. Part III: A Corte: Minuetto
  9. Part III: A Corte: Corteo
 全て世界初録音
ローマ交響楽団
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)

 録音: 2012年12月19-24日 OSR Studio, Rome(イタリア)

 イタリア生まれの作曲家ジョヴァンニ・ズガンバーティの作品集。
 イタリア人の父とイギリス人の母のもとにローマで生まれ、父の死を機にトレーヴィに移住、ここで歌手、指揮者として活躍しました。
 その後、ワーグナーを敬愛していた彼は、1860年にローマに戻り、当時イタリアで演奏されることが稀であったドイツ音楽の普及に力を尽くしました。またフランツ・リストとも親交を結んだことでも知られています。
 このアルバムには彼の2つの作品を収録。ワーグナーを思わせる半音階進行を積極的に用いたドイツ・ロマン派風の様式を持つ交響曲第2番は、1881年にローマで初演、フィレンツェ、ミラノで相次いで演奏され大成功を収めました。
 その翌年にはロンドン、1884年にはパリで演奏されたものの、なぜか出版されることがなく、彼の死後の追悼演奏会で演奏されて以降、総譜は行方不明となり、オーケストラのパート譜のみが残存。
 21世紀になって音楽家ロザリンド・トリュープガーが3年がかりで作品を復元し、2012年にこの録音が実現、2014年に改めて演奏会が行われました。
 同じく世界初録音となる「シンフォニア・エピタラミオ(婚礼の交響曲)」は1888年9月12日、サヴォイア公アマデオの結婚式で演奏された曲。
 3つのパート、5つの楽章で構成され、各々のパートには結婚式に関連した場所にちなんだタイトルが付されており、全体的に祝祭ムードが漂う美しい作品に仕上がっています。
 
 


8.574508
¥1800
ニクラス・シーヴェレフ(1968-):交響曲第1番&第5番
 交響曲第1番「ノルディコ」(2013)
  1. I. Allegro non troppo e drammatico/
  2. II. Adagio/3. III. Allegro molto
 交響曲第5番「管弦楽のための協奏曲」(2020)
  4. I. Adagio/5. II. Adagio
マルメ歌劇場管弦楽団
ヨアキム・グスタフソン(指揮)

 録音 2021年6月7-18日 マルメ(スウェーデン)

 スウェーデン出身のピアニスト・作曲家ニクラス・シーヴェレフによる2曲の交響曲。6歳からオルガンを学び、14歳でピアノに転向、17歳の時にストックホルム王立音楽院に入学し、作曲とピアノを学んだシーヴェレフは演奏家として活躍するかたわら、交響曲も積極的に作曲。この10年間で6曲を完成させ、現在7作目に取り掛かっているということです。
 2013年に書かれた交響曲第1番は、この年に息子が生まれたことで創作意欲を高めたシーヴェレフによる作品で、彼の故郷であるスウェーデン北部の風景と、シベリウスの影響が感じられる色彩的な音楽です。
 パワフルな打楽器セクションとピアノ・パートを持ち、激しいリズムの応酬と金管楽器のコラールを特徴とします。
 交響曲第5番は「オーケストラのための協奏曲」。とはいえ各楽器に名人芸が求められるのではなく、2つの楽章はAdagioのゆったりしたテンポで進み、あくまでも内省的に静かな楽想が発展します。
 第2楽章の主題は、彼が愛猫のために作曲したジャズ・バラードが元になっており、ブルースの影響を受けたハーモニーが心地よく耳に残ります。
 
 

8.574456
¥1800
ファブリース・ボロン:生まれない孫たち/コーダニアの秘密の花園
 生まれない孫たち(2014/2021)
  ゲオルク・トラクルの詩による声と
   エレクトリック・チェロのための歌曲集
    1. Einleitung 前書き/2. No. 1. Im Fruhling 春に/
    3. No. 2. Heiterer Fruhling 陽気な春/
    4. No. 3. Der Schlaf 眠り/
    5. Intermezzo I 間奏曲 I/6. No. 4. Nachts 夜/
    7. No. 5. Frauensegen 女性の祝福/
    8. No. 6. Am Rand eines Wassers 水の端で/
    9. Intermezzo II 間奏曲 II/
    10. No. 7. In den Nachmittag 午後に/
    11. No. 8. Delirium せん妄/12. No. 9. Traumerei 夢想/
    13. No. 10. Grodek グローデク/14. コーダニアの秘密の花園
イリーナ・ジェウン・パク(ソプラノ)
 ...2、4、7、8、10、13
ナッタポン・タマチ(テノール)
 ...3、6、8、11、12
ヨハネス・モーザー(エレクトリック・チェロ)

 録音: Schlossbergsaal Sudwestrundfunk Freiburg(ドイツ) 2021年5月14-16日...2、4、6、7、10、13、14 2021年10月17日...1、3、5、8、9、11、12

 オーストリアの表現主義作家ゲオルク・トラークルの詩を用いて書かれた歌曲集「生まれない孫たち」。
 指揮者・作曲家として活躍するファブリース・ボロンのこの作品は、もともと2014年にテノール、ソプラノ、室内オーケストラのために書かれたもので、2021年にエレクトリック・チェロと歌のために改訂されました。
 奇妙なタイトルは、トラークルの詩の最終行に由来し、第一次世界大戦で兵士の亡骸を目にしたトラークルの「もう彼には決して孫や子孫が生まれることはない」という悲痛な心の叫びが凝縮されています。
 ピッツィカートをはじめとした多彩な音色を活かした、時にはグロテスクとも言えるエレクトリック・チェロの響きにのって歌いかわすソプラノとテノールの印象的な歌唱は、現代音楽の予期せぬ新しい方向性を切り開くものとして注目されることでしょう。
 また、ボロンがチェリストの妻に捧げた作品「コーダニアの秘密の花園」は、多重録音を駆使したエレクトリック・チェロのための刺激的な作品です。
 
 
8.555218
¥1800
アーチボルド・ジョイス(1873-1963):管弦楽作品集
 1. ドリーミング/2. プリンス・オブ・ウェールズの大行進曲/
 3. 秋の歌(秋の夢)/4. ポルカ「フルー=フルー」/5. 一千回のキス
 キャラバン組曲
  6. I. Caravan Camp in the Desert 砂漠のキャラバン・キャンプ
  7. II. Caravan Camp Attacked by Brigands
   山賊に襲われたキャラバン・キャンプ
  8. III. Convoy on the March 行進中の護衛隊
 9. あなたの夢/10. アイリス、バレエの舞曲/
 11. 過ぎ行くサロメ/12. 音楽喜劇《トト》(抜粋)/
 13. アクシュラ/14. ボヘミア/
 15. ブライトン・ハイク/16. 川の歌
RTEコンサート・オーケスト
ラアンドルー・ペニー(指揮)

 MARCOPOLO 8.223694のレーベル移行盤 Taney Parish Centre, Dublin(アイルランド)

 アーチボルド(アーチバルド)・ジョイスは英国の作曲家。擲弾兵部隊の楽長を務めた父のもと、幼いころからヴァイオリンとピアノを学び、10代のころから舞踊学校やダンスホールなどで演奏し、1900年代初頭には自身のダンス・オーケストラを率いてさまざまな場所で演奏会を行うなど大活躍。
 彼が作曲したワルツは大評判となり、やがて「イギリスのワルツ王」「イギリスのワルトトイフェル」などと呼ばれるようになります。
 このアルバムには彼のさまざまな作品を収録。代表作「ドリーミング」や、彼の作品の中で最も多く録音された作品の一つ「秋の歌」、東洋的な雰囲気を持つ「キャラバン組曲」など美しく親しみやすい曲が並びます。
 
 
8.574300
¥1800
アントン・ルビンシテイン(1829-1894):ピアノ作品集
 3つの小品 Op. 16(1855)
  1. No. 1. Impromptu 即興曲/2. No. 2. Berceuse 子守歌/
  3. No. 3. Serenade セレナード
 3つのカプリース Op. 21
  4. No. 1. Allegretto scherzando/5. No. 2. Allegro/
  6. No. 3. Allegro risoluto - Andante - Tempo I
 2つの小品 Op. 287. No 1. Nocturne 夜想曲
  8. No 2. Caprice カプリース
 6つの小品 Op. 51
  9. No. 1. Melancholie メランコリー
  10. No. 2. Enjouement 陽気さ/11. No. 3. Reverie 夢/
  12. No. 4. Caprice カプリース/13. No. 5. Passion 受難曲/
  14. No. 6. Coquetterie コケットリ
セルジオ・ガッロ(ピアノ)

 録音: 2021年12月3日 Hahn Hall, Music Academy of the West(USA)

 ロシアのピアニスト、アントン・ルビンシテインのピアノ作品集。作曲家としては、ベートーヴェンを思わせる壮大な交響曲がロシア音楽ファンの間で人気を集めていますが、ピアノ曲は「天使の夢」などの一部の作品以外、あまり演奏される機会がありませんでした。
 しかしNAXOSからもジョセフ・バノウェツの演奏によるいくつかの作品の録音が発売されるなど、近年再評価が進んでいます。
 このアルバムでは1850年代半ばに作曲された一連の作品に焦点をあて、リストやベートーヴェンを得意とするピアニスト、セルジオ・ガッロの演奏でこれらをお楽しみいただけます。
 冒頭に置かれた、せわしないモティーフが印象的な「即興曲 Op.16 No.1」や、夜想曲とカプリス、この対照的な性格が際立つ「2つの小品 Op. 28」、そして技巧的な側面が際立つ「6つの小品 Op. 51」など優れたピアニストとして活躍したルビンシテインならではの華麗な作品をお聴きください。
 
 
8.574468
¥1800
期待の若手演奏家シリーズ
 1-5. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  ピアノ五重奏曲 ト短調 Op. 57
 6. エンリケ・グラナドス(1867-1916):
  ゴイェスカス 第2部 エピローグ(幽霊のセレナード)
 7. アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):
  ワルツ 変イ長調 Op. 38
 8-11. セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):4つの練習曲 Op. 2
 12. ジョルジュ・ビゼー(1838-1875):
  歌劇《真珠採り》 - 「イスカテリ」 (V. マリーニン編)
ヴァレンティン・マリーニン(ピアノ)

ブレトン弦楽四重奏団...1-5
【メンバー】
 アン=マリー・ノース(第1ヴァイオリン)
 アントニオ・カールデナス(第2ヴァイオリン)
 ロシオ・ゴメス(ヴィオラ)
 ジョン・ストークス(チェロ)

 録音:Teatro Infanta Leonor, Jaen(スペイン) 2021年4月14日(ライヴ)...1-5、2021年4月20日...6Central Music School Studio,Moscow(ロシア) 2021年6月27日...7-12

 2021年にスペインで開催された「第62回ハエン賞国際ピアノコンクール」で優勝したロシア出身のピアニスト、ヴァレンティン・マリーニン。
 このアルバムではコンクールでの演奏と、その後に収録された演奏からマリーニン自身が選んだ曲を並べたプログラムが楽しめます。
 ショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲はマリーニンの高いアンサンブル能力が聴きどころで、聴衆からの温かい拍手も聞かれます。
 続くグラナドス作品は、コンクールの特色の一つである「優れたスペイン音楽の解釈者」たる資質を問う曲。
 冥界から帰ってきた亡霊が愛する人のために奏でるセレナードをマリーニンは巧みに弾きこなしました。
 コンクール後にロシアで録音されたスクリャービンとプロコフィエフ作品は、ロシア出身のマリーニンが大切にしているレパートリー。
 また最後に置かれたビゼーの「《真珠採り》より"耳に残るは君の歌声"」では、ラヴェルを思わせる曲調による大胆なアレンジを披露しています。
 
 
8.571383
¥1800
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):ピアノ作品集 第2集 マシュー・シェルホーン(ピアノ)
 1. Comme le cerf soupire... 鹿がため息をつくように(1963)/2. The Arab's Song アラブの歌(1908)/
 3. To a Wild Flower 野の花へ(1908)/4. Romance ロマンス(1908)/5. Melody メロディ(1909)/
 6. Legend 伝説(1909)/7. The Chosen Tune 選ばれた旋律(1920)/8. A Mersey Tune マージーの旋律(1924)
 Country Pageant 田舎の行列(1928)
  9. I. Merry Andrew's Procession メリー・アンドリューの行列
  10. II. Kings and Queens 王と女王
  11. III. There Was a Most Beautiful Lady 最も美しい女性がいた
  12. IV. The Mummers' Dance 役者の踊り
 小さな踊りの本(1928)
  13. I. Minuet メヌエット/14. II. Gavotte ガヴォット/15. III. Pavane パヴァーヌ/
  16. IV. Galliard ガリアード/17. V. Rigadoon リゴードン/18. VI. Jig ジグ
 19. A Sailor Tune 水夫の旋律(1930)
 Three Tunes 3つの旋律(1932)
  20. No. 1. Walking Tune ウォーキング・チューン
  21. No. 2. Country Tune カントリー・チューン
  22. No. 3. Trumpet Tune トランペット・チューン
 23. Minuet for Ursula ウルズラのためのメヌエット(1935)
 24. Promenade for Girls 少女たちのための散歩道(1938)
 25. Promenade for Boys 少年たちのための散歩道(1938)
 26. Et nunc, et semper (Quasi Menuetto) 今もいつも(メヌエット風に)(1967)
 ピアノ・ソナチネ(M.シェルホーン編)(1971)
  27. I. Vivo: Inquieto/28. II. Quasi adagio: Serioso ma teneramente/
  29. III. Agile, destro, sempre veloce
 
 ※トラック7を除き世界初録音

 録音: 2021年12月21日-23日 The Menuhin Hall, Stoke D'Abernon(UK)

 20世紀英国の作曲家ハーバート・ハウエルズ。グロスタシャーのリドニーで生まれ、アマチュアのオルガニストだった父の下、幼い頃から音楽の才能を発揮しました。
 グロスター大聖堂のオルガン奏者ハーバート・ブルワーに師事し、英国王立音楽大学に入学、ここではスタンフォードらから教えを受けました。
 円熟期以降は宗教音楽の作曲に力を注いだことでも知られます。この第2集もハウエルズの研究者であるマシュー・シェルホーンがピアノを演奏。10代に作曲された詩的な雰囲気を持つ小品から、英国風の洒落た旋律を持つ「田舎の行列」、晩年の神秘的な舞曲「今もいつも」まで多彩な作品を通じて、ハウエルズの作風の変遷を辿ることができます。
 アルバムにはシェルホーンが編集した1971年作曲の「ピアノ・ソナチネ」も含まれるなど、貴重な音源を含む作品集に仕上がっています。
 マシュー・シェルホーンは1977年生まれの英国のピアニスト。幅広いレパートリーを持つだけでなく、現代英国の作曲家の作品を中心に、100曲以上の初演を行うなど現代音楽の探求にも力を注いでいます。
 
 


8.551462
¥1800
TWO4PIANO ヴィクトル・バビンへのオマージュ
 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
  1. 弦楽セレナード ハ長調 Op. 48 – ワルツ
  2. 歌劇《エフゲニー・オネーギン》 Op. 24 – ワルツ
  3. バレエ『白鳥の湖』 Op. 20 – ワルツ
  4. バレエ『くるみ割り人形』 Op. 71 – ワルツ
 ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  5. 歌劇《サトコ》 – 子守歌
  6. 歌劇《雪娘》 – 軽業師の踊り
 セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  7. ここはすばらしい場所 Op. 21 No. 7
  8. 春の洪水 Op. 14 No. 11
  9. ヴォカリーズ Op. 34 No. 14
 アレクサンドル・ボロディン(1883-1887):
  10. 歌劇《イーゴリ公》- ポロヴェツ人の踊り(だったん人の踊り)
 ヴィクトル・バビン(1908-1972):
  11-13. 古風な主題による3つの幻想曲
 1-10...ヴィクトル・バビンによる2台ピアノ編
カテリーナ・モスカレヴァ(ピアノ)
アレクセイ・プディノフ(ピアノ)

 録音: 2022年5月10-12日 Festeburgkirche Frankfurt, kaleidos media &arts,Beethovenstr.33,71336 Waiblingen(ドイツ)

 30年以上にわたる世界中での活躍が知られる夫婦のピアノ・デュオ「ヴロンスキー&バビン」。2022年は夫でアレンジャーでもあったヴィクトル・バビンの没後50年にあたります。
 このアルバムは、カテリーナ・モスカレヴァとアレクセイ・プディノフによる「TWO4PIANO」が、バビンが2台ピアノのために編曲し、レパートリーとしていたチャイコフスキーのロマンティックなワルツや、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフ、ボロディンの名作を熱演。ピアノの華麗な響きを存分にいかした迫力ある2台ピアノのためのアレンジの数々をお楽しみいただけます。
 また、新たに発見されたバビンのオリジナル作品も演奏されており、彼の作曲家としての才能も味わえます。
 "TWO4PIANO"はカナダ、バンクーバーで開催された「ノースウェスト国際ピアノ・アンサンブル・コンクール2018」で第1位を獲得、ドイツ国内外で幅広く活躍しているピアノ・デュオ。このアルバムがNAXOSデビューとなります。
 
 


8.660518
(3CD)
¥3200
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):
 歌劇《天国の衣》 全3幕(1917頃-25)

  【CD1】
   1. 前奏曲
   2-8. 第1幕
  【CD2】
   1. 前奏曲
   2-7. 第2幕
  【CD3】
   1-2. 第2幕(続き)
   3-6. 第3幕
王女...アンジェリーナ・ルザファント(ソプラノ)
王子...ジブランド・バーザ(テノール)
校長...ラインハルト・ライゼンハイマー(テノール)
コービニアン王子...シュテファン・アダム(バリトン)
グドリン王子/物乞い...セルジオ・ゴメス(バス)
フリードリン王子...
 ペール=マルティン・シュトゥルム(テノール)
ピッピン王子...ミヒャエル・クルツ(テノール)
月の妖精...アンナ=マリーア・ドゥア(メゾ・ソプラノ)
ハーゲン歌劇場合唱団
ハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ゲルハルト・マークソン(指揮)

 MARCOPOLO 8.223261-63のレーベル移行盤
 録音: 1996年1月22-26日 Stadthalle Hagen(ドイツ)

 《Das Himmelskleid 天国の衣》は、1927年にハンス・クナッパーツブッシュの指揮によってミュンヘンで初演されたエルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの歌劇です。
 原作はシャルル・ペローのお伽噺「ロバの皮」で、傲慢な若い王女が財産、愛など全てを失うという苦難の末、死を前にして自身の欠点に気付き、探し求めていた「天国の衣」はもともと身に着けていたことを知るという"人間の魂の成長"を描いた大作。
 それまで喜歌劇で注目されていたヴォルフ=フェラーリ初のロマンティックな作品であったためか、聴衆の反応と批評家の評価はまちまちで、舞台が大成功を収めることはなく、そのまま忘れられてしまいましたが、1995年、忘れられた作品の再発見に定評のあるハーゲン歌劇場が《天国の衣》を再演。大きな注目を集めました。
 この録音は再演の翌年、当時ドイツで活躍していた歌手たちを起用して実現したものです。
 
 
8.574345
¥1800
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):歌曲全集 第2集
 第1集 WoO 33
  1. 第1曲 ねえ、美しい羊飼いのお嬢さん
  2. 第2曲 美しい乙女よ, 私を許して
  3. 第3曲 私の心はやさしく寄り添う
  4. 第4曲 今晩は、ずるい恋人さん
  5. 第5曲 太陽はもう輝やかない
  6. 第6曲 谷の底では
  7. 第7曲 グンヒルデは静かに信心深く生きた
 第2集 WoO 33
  8. 第8曲 ああ天使のような羊飼いの娘
  9. 第9曲 ひとりの美しいユダヤ女がいた
  10. 第10曲 沼地を馬で駆けぬけた騎士
  11. 第11曲 お嬢さん、ご一緒に
  12. 第12曲 かわいい恋人よ、素足で来ないで
  13. 第13曲 目覚めよ、私の恋人
  14. 第14曲 マリアは旅に出ました
 第3集 WoO 33
  15. 第15曲 お姉ちゃん、いつうちに帰るの?
  16. 第16曲 目覚めよ、美しい恋人
  17. 第17曲 ああ神よ、別れはなんとつらいことか
  18. 第18曲 私は彼女にお休みが言いたい
  19. 第19曲 幻だけがこの世に生きる
  20. 第20曲 美しい恋人、私の天使
  21. 第21曲 かよわい娘が歩いて行った
 第4集 WoO 33
  22. 第22曲 どこへ行くのか、誇り高い女よ
  23. 第23曲 騎士はマントを広げ
  24. 第24曲 私には美しい褐色の髪のおとめがいる
  25. 第25曲 私の彼女はばら色の唇をしている
  26. 第26曲 ああ、今夜私は
  27. 第27曲 私は高い丘の上に立って
  28. 第28曲 主人と従者が馬で行く
 第5集 WoO 33
  29. 第29曲 ライン川の向こうに辺境伯がいた
  30. 第30曲 わが思いのすべて
  31. 第31曲 あそこの牧場に一軒の家がたっている
  32. 第32曲 こうして私はいきいきと快活に
  33. 第33曲 ねえママ、欲しいものがあるの
  34. 第34曲 どうやって門から入ろうか
  35. 第35曲 月が明るく輝こうとしないから
アリーナ・ヴンダーリン(ソプラノ)
 ...1、4、5、10、12、14、
  15、21、23、28、31
エスター・ヴァレンティン=フィーグト
 (メゾ・ソプラノ)
  ...7-9、11、13、18、26、
   27、29、33-35
キーラン・カレル(テノール)
 ...1-4、10、12、15、16、
  19、21-23、25、28、32
コンスタンティン・インゲンパス(バリトン)
 ...6、8、11、13、17、18、
  20、24、26、27、30、34、35
ウルリヒ・アイゼンロール(ピアノ)

 録音: 2021年4月26-28日、6月21-23日 Hans-Rosbaud-Studio, SWR, Baden-Baden (ドイツ)

 シューベルト、シューマンの伝統に連なる、19世紀のドイツにおけるリート(歌曲)発展の立役者の一人がブラームスです。
 彼は生涯を通じて約300作にも及ぶ歌曲を作るとともに、ドイツ民謡を元にした歌曲も多く遺しています。
 このアルバムに収録されたのは、後者の代表作の一つ「49のドイツ民謡集」第1集-第5集の35曲です。
 ドイツの言語学者アントン・ヴィルヘルム・ズッカルマリオとアンドレアス・クレッチュマーが編纂した「ドイツ民謡集」に収められた旋律を元に、ブラームスが見事なピアノ伴奏を付け、愛や嘆き、ユーモア、悲しみなどのテーマ毎に分けられたこの曲集は、どれも素朴な旋律を持ちながら、時には親密に、時には緊迫した情景が描かれた曲ばかり。
 ブラームスが愛したドイツ民謡が持つ豊かな世界がお楽しみいただけます。アルバムでは4人の歌手たちが分担して、それぞれが曲に寄り添った歌唱を聴かせます。
 ピアノ伴奏のウルリヒ・アイゼンロールは素晴らしい演奏で歌手たちをサポートするとともに、ブックレット(英語)に詳細な解説を書いています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DOREMI



DHR 8191
(2CD)
¥4400→\4090
マルタ・アルゲリッチLIVE第11集

 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
   クラウディオ・アバド(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1971年8月4日/ザルツブルク

 リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
   モーシェ・アツモン(指揮)、北ドイツ放送交響楽団
   録音:1971年11月8日/ハンブルク

 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
   録音:1974年10月2日/ニューヨーク・リサイタル

 J.S.バッハ:イギリス組曲第2番 イ短調 BWV807
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
 シューマン:子供の情景 Op.15
   録音:1969年2月10日/ヴェネツィア・リサイタル

 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310
   録音:1960年9月8日/ケルン放送
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

 アルゲリッチ秘蔵ライヴ集 第11弾

 DOREMIのアルゲリッチ貴重音源集第11弾。
 アバド&チェコフィルとの共演などこれまた注目の内容です。
 




LEBHAFT

 アインザッツレコードが企画・制作のCD-Rをフォーマットとしたレーベルです。
 ザンデンオーディオシステム社製「LCR型フォノイコライザ」を使用し、各レーベルに適応したイコライザカーブで再生しています。


LBCDR 1031
(CD-R)
¥2500

カール・シューリヒトによるブラームスの交響曲、他
 ブラームス:交響曲第3番、ハイドンの主題による変奏曲

カール・シューリヒト指揮
南西ドイツ放送交響楽団

 録音:1962年9月 バーデン=バーデン(ステレオ録音) 原盤:独Concert Hall Society SMS-2284

 カール・シューリヒトによるブラームスの交響曲は、ライヴ録音や放送録音では数種残されているが、セッション録音はこの「第3番」以外にはウィーン・フィルとの「第2番」、バイエルン放送交響楽団との「第4番」しか残されていない。
 この唯一となる「第3番」の当セッション録音は実に貴重な巨匠の遺産である事は言うまでもない。
 明快で透明度が高く、生命力に満ちた響きを堪能できる。
 



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OTTO KLEMPERER FILM FOUNDATION



KKC 4315/6
(2SACD HYBRID)
¥4000→\3690
〔Digipak仕様〕
2023年クレンペラー没後50周年企画、
 クレンペラー唯一のザルツブルク音楽祭ライヴ


1947年ザルツブルク音楽祭ライヴ / クレンペラー&ウィーン・フィル
 Disc1
  1. ラジオ・アナウンス
  ヘンリー・パーセル(1659~1695)
   2. 組曲「妖精の女王」(ハロルド・バーンズ編)
  ロイ・ハリス(1898~1979)
   3. 交響曲第3番(1939)
 Disc2
  グスタフ・マーラー(1860~1911)
   交響曲第4番ト長調
    1. 第1楽章:中庸の速さで、速すぎずに
    2. 第2楽章:落ち着いたテンポで、慌ただしくなく
    3. 第3楽章:静かに、少しゆるやかに
    4. 第4楽章:非常にここちよく
   5. ラジオ・アナウンス
オットー・クレンペラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ヒルデ・ギューデン(ソプラノ/マーラー)

 2023年クレンペラー没後50周年企画、クレンペラー唯一のザルツブルク音楽祭ライヴ、歴史の裏側が垣間見える貴重な記録

 録音:1947年8月24日、ザルツブルク音楽祭、ライヴ/Digipak、輸入盤・日本語帯・解説付
 リストア&リマスタリング:ボリス・ボレス・オーディオ&ミュージック・プロダクション、デトモルト

 当ディスクは、1973年7月6日に世を去ったクレンペラーの、没後50年の記念として企画。1947年8月24日、ザルツブルクの祝祭劇場でウィーン・フィルを指揮したコンサートを収録したもので、これがクレンペラー唯一のザルツブルク音楽祭への出演。
 音源はオーストリア放送協会(ORF)の資料館で最近発見され、スウェーデン放送のトランスクリプション・ディスク(放送用音源)を使用しリリースされます。
 これまでに、パーセルの組曲「妖精の女王」は発売されていましたが、その他の音源は初出となり、コンサート・プログラムすべてを聴くことができる、貴重な盤となります。

 2020年に創立100周年を迎えたザルツブルク音楽祭ですが、その歴史は戦争の影が色濃く残ります。
 1938年オーストリアはナチス・ドイツに併合され、反ナチやユダヤ系の音楽家たちは一掃されてしまいます。
 逆に戦後は、戦中に活躍した芸術家が活動停止処分を受け、戦争の爪痕も残る中、1945年8月12日に音楽祭は開催。
 そして1947年からはフルトヴェングラー、ベーム、クレンペラーが活動を再開、当演奏会の記録は戦前の活況を取り戻してきたそんな中開催されたものでした。
 特に演目には、クレンペラーが自らを導いてくれる人として生涯尊敬し、ナチ政権下で、禁じられていたユダヤ系の大作曲家マーラーの交響曲第4 番をメイン・プログラムとし、パーセルの組曲「妖精の女王」、アメリカ人作曲家のロイ・ハリスの交響曲第3 番を演奏し、戦後を強く意識した内容となっています。

 1947年のクレンペラーは、アメリカへの亡命以降、2度目の欧州ツアーのために渡欧。8月にはこのザルツブルク音楽祭に出演しオーケストラ・コンサートと《フィガロの結婚》を指揮、その後ウィーン国立歌劇場で《ドン・ジョヴァンニ》を指揮、そしてブダペスト国立歌劇場音楽監督に就任し、12月にはコンセルトヘボウ管弦楽団に客演と多忙を極めていました。
 しかしその中でも、このザルツブルク音楽祭はこの年のハイライトであり、またその裏側にもドラマがありました。
 当時まだ知名度の低かったオーストリア人作曲家、ゴットフリート・フォン・アイネム(1918~1996)の新作オペラ《ダントンの死》がクレンペラーの手でザルツブルク音楽祭にて世界初演されるはずでした。
 しかしクレンペラーは一度は引き受けたものの、興味を失ってしまい指揮をキャンセルします。
 この件が原因で以後クレンペラーはザルツブルク音楽祭への出演機会がなくなってしまいます。
 一方、代役とし登場したフリッチャイが指揮者として有名になる機会を得たというのも事実です。

 一つの演奏会から歴史の裏側が見て取れる、非常に興味深い内容となっています。
 


<メジャー・レーベル>
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DECCA



4852984
(3CD)
\4200→\3890

《ジェシー・ノーマン 未発表録音集》
 《トリスタンとイゾルデ》抜粋
 《4つの最後の歌》
 《ヴェーゼンドンク歌曲集》
、ほか



CD1(スタジオ録音)
 ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》 WWV 90(抜粋)

  1.Prelude: Langsam und schmactend
   Act I /Scene 1 2.“Westwrts schweift der Blick” (Seemann Isolde Brangne)
   Scene 2 3.“Frisch weht der Wind der Heimat zu” (Seemann Isolde Brangne)
   Scene 3 4.“Weh, ach wehe! Dies zu dulden” (Brangne Isolde)
   5.“Wie lachend sie mir Lieder singen” (Isolde Brangne)
   Act II, Scene 2 6.“Isolde! Geliebte! Tristan! Geliebter!” (Tristan Isolde)
   7.“Doch es rchte sich der verscheuchte Tag” (Isolde Tristan)
   8.“O sink hernieder, Nacht der Liebe” (Tristan Isolde)
   9.“Einsam wachend in der Nacht” (Brangne Isolde Tristan)
   10.“Unsre Liebe Tristans Liebe Dein’ und mein’” (Tristan Isolde)
   11.“So starben wir, um ungetrennt” (Tristan Isolde Brangne)
   Act III, Scene 3H 12.“Mild und leise wie er lchelt” (Isoldes Liebestod) (Isolde)

 録音:1998年4月、5月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
イゾルデとブランゲーネ:ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
トリスタン:トーマス・モーザー(テノール)
若い水夫:イアン・ボストリッジ(テノール)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:クルト・マズア
CD2(ライヴ録音)
 R.シュトラウス:《4つの最後の歌》 TrV 296

  1.I Frhling (Hesse) 2.II September (Hesse)
  3.III Beim Schlafengehen (Hesse) 4.IV Im Abendrot (Eichendorff)
 ワーグナー:《ヴェーゼンドンク歌曲集》

  5.No.1 Der Engel 6.No.2 Stehe still! 7.No.3 Im Treibhaus 8.No.4 Schmerzen 9.No.5 Trume
  
  録音:
   1989年5月(《4つの最後の歌》)、
   1992年11月(《ヴェーゼンドンク歌曲集》) 
    ベルリン、フィルハーモニー
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジェームス・レヴァイン
CD3(ライヴ録音)
 ハイドン:《ベレニーチェのシェーナ》 Hob. XXIVa: 10

  1.Recitativo: “Berenice, che fai”
  2.Cavatina: “Non partir, bell’idol mio”
  3.Recitativo: “Me infelice!” 4.Aria: “Perch, se tanti siete”
 ベルリオーズ:叙情的情景《クレオパトラの死》 H. 36

  5.Allegro vivace con impeto Rcitatif: “C’en est donc fait!”
  6.Lento cantabile: “Ah! qu’ils sont loin ces jours, tourment de ma mmoire”
  7.Mditation: Largo misterioso: “Grands Pharaons, nobles Lagides”
  8.Allegro assai agitato: “Non! … non, de vos demeures funbres”
  9.Allegro non troppo Recitativo misurato: “Dieux du Nil”
 ブリテン:カンタータ《フェードラ》 作品93

  10.Prologue: “In May, in brilliant Athens”
  11.Recitative: “My lost and dazzled eyes saw only night”
  12.Presto: “You monster! You understood me too well”
  13.Recitative: “Oh Gods of wrath” 14.Adagio: “My time’s too short, your highness”

 録音:1994年2月 ボストン、シンフォニーホール
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
ボストン交響楽団
指揮:小澤征爾

 Philips/Deccaレーベルに数多くの録音を残した名ソプラノ歌手ジェシー・ノーマンによる、6つの未発表音源をリリース

 ●2019年に亡くなったソプラノのジェシー・ノーマンが、フィリップス・レーベルと専属契約していた1988年から1998年の10年間に残した6つの未発表録音を収録。それぞれオリジナル・マスター・テープからリマスターされた音源です。

 ●CD1: 1998年、クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と、トーマス・モーザー(トリスタン)、若きイアン・ボストリッジ(若き船員)の共演によるワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》。抜粋ながら貴重なスタジオ録音です。

 ●CD2:1989年5月に録音されたR.シュトラウスの《4つの最後の歌》(2度目の録音)と、1992年11月に録音されたワーグナーの《ヴェーゼンドンク歌曲集》。どちらもジェームス・レヴァイン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのライヴ録音です。

 ●CD3: 1994年2月、小澤征爾指揮ボストン交響楽団とのコンサートで録音されたブリテンの《フェードラ》、ハイドンの《べレニーチェのシェーナ》、ベルリオーズの《クレオパトラの死》のライヴ録音です。
 


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SONY



19658741102
\3100→\2890
ムターがSONYからブラームス!
アンネ=ゾフィー・ムター&パブロ・フェランデス
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
  録音:2022年1月10-14日、Ceska filharmonie, Prague, Czech Republic
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
パブロ・フェランデス(チェロ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
マンフレート・ホーネック(指揮)
 クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲ト短調 Op.17
  録音:2021年9月8,9日、Bavaria Musikstudios, Munich, Germany
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
パブロ・フェランデス(チェロ)
ランバート・オーキス(ピアノ)
 
 ヴァイオリンの女王アンネ=ゾフィー・ムターとスペインが生んだチェロの新鋭パブロ・フェランデスとの初共演アルバム。
 ムターはフェランデスの並外れた才能を早い段階で見出し「真に特別な人」と称賛、2018年に「Mutter's Virtuosi」のチクルスに招待するなど共演を重ねてきました。そしてついにレコーディングでも共演が実現。曲目は、ブラームスの二重協奏曲とクララ・シューマンのピアノ三重奏曲。
 ブラームスはムターにとってカラヤン&ベルリン・フィルとの1983年録音以来の約40年ぶりの再録音、クララの作品はメジャー・アーティストによる初録音になります。
 ムターはクラシックの名門レーベル「ドイツ・グラモフォン」の専属アーティストで、他社にレコーディングするのは極めて異例のことです。それほどフェランデスを評価していることの証しでしょう。まるでクララとブラームスのような深い友情に結ばれた2人の演奏は、作品の持つ魅力を高い技術力と音楽性で見事に表現しています。
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19658739372
\3100→\2890
ヨーヨー・マ、レオニダス・カヴァコス、エマニュエル・アックス
ベートーヴェン:
 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』(ピアノ三重奏版)
 ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
エマニュエル・アックス(ピアノ)
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
ヨーヨー・マ(チェロ)
 録音:2022年5月、タングルウッド、セイジ・オザワ・ホール

 ヨーヨー・マ(チェロ)、エマニュエル・アックス(ピアノ)、レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)の顔合わせによるベートーヴェン・ピアノ・トリオ企画第2弾。

 名匠3人が初めてトリオとして演奏したのは、2014年タングルウッド音楽祭でブラームスのピアノ三重奏を演奏したときに遡ります。意気投合した3人はほどなく『ブラームス:ピアノ三重奏曲』(2017)を録音しています。再び2021年タングルウッド音楽祭で共演した3人は、ベートーヴェン:交響曲第2番をトリオ演奏で披露。それがきっかけとなり、ベートーヴェンのシンフォニーの世界をピアノ三重奏で演奏するシリーズ第1弾、ベートーヴェン・フォー・スリー~交響曲第2番&第5番『運命』が2022年3月にリリースされました(下記アルバム 19439940142)。

 本作はそれに続く第2弾。
 20世紀に名匠アイザック・スターンとの室内楽名盤を世に送り出したヨーヨー・マが、21世紀に新たな盟友と放つ、かつてない斬新なベートーヴェンの世界がここにあります。
 2022年5月、タングルウッド、セイジ・オザワ・ホールでの録音。

 現代最高のチェリスト、ヨーヨー・マは1955年10月パリ生まれ。10代の頃に知り合ったピアニスト、アックスとは80年代からベートーヴェン:チェロ・ソナタ全曲録音ほか数多くのアルバムで共演しています。40年ぶり2度目の全曲録音では第64回グラミー賞最優秀室内楽パフォーマンスを受賞しています。




大ベストセラーとなった前作
ピアノ三重奏版/ベートーヴェン:交響曲第2・5番


19439940142
\3100→\2490
ヨーヨー・マ、レオニダス・カヴァコス、エマニュエル・アックス
Beethoven for Three

 ベートーヴェン:
  交響曲第2番ニ長調 Op.36(ピアノ三重奏版)
  交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」(ピアノ三重奏版)
ヨーヨー・マ(チェロ)
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
エマニュエル・アックス(ピアノ)
 録音:2021年8月1-4日、タングルウッド、セイジ・オザワ・ホール

 2021年秋、待望の来日公演で聴衆を魅了した現代最高のチェリスト=ヨーヨー・マと鬼才レオニダス・カヴァコス、そして名手エマニュエル・アックスの3人による最新録音。
 この顔合わせで2016年12月「ブラームス:ピアノ三重奏曲」全曲録音を行い、大変な話題となりましたがあれから5年の歳月を経て3人が再び集い、新たにベートーヴェン『交響曲』の世界に挑みました。

 レコーディングが行われたのは2021年8月、タングルウッドのセイジ・オザワ・ホール。

 ヨーヨー・マはエマニュエル・アックスとの2度目の「ベートーヴェン:チェロ・ソナタ」全曲録音を約半世紀ぶりに2021年6月に発表、各誌で高い評価を得ており現在グラミー賞にノミネート中。
 この3人の顔合わせで3月にワシントンDCのケネディ・センター、ニューヨークのカーネギー・ホールやボストン、シカゴ各地でリサイタルが予定されています。


プロモーション動画見られます。
https://youtu.be/DY70ff5ACqU






<映像>


BSO REC



BSOREC1003
(DVD)
¥4800
バイエルン国立歌劇場自主レーベル。
 新制作、歌劇《マヴラ/イオランタ》

  イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):歌劇《マヴラ》
    1幕のオペラ・ブフ
   
    台本: ボリス・コフノ
    原作:プーシキンの物語詩『コロムナの家』
    編曲: ポール・フィリップス(室内アンサンブル版)
  
 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893): 歌劇《イオランタ》
    1幕の抒情オペラ
   
    台本: モデスト・イリイチ・チャイコフスキー
    原作: ヘンリク・ヘルツ作『ルネ王の娘』
    編曲: チャード・ホワイルズ(縮小オーケストラ版)
《マヴラ》
 パラーシャ...アンナ・エル=カシェム(ソプラノ)
 母親...ノア・ベイナート(アルト)
 隣人...ユリア・ソコリク(メゾ・ソプラノ)
 ワシリー...フレディ・デ・トマーゾ(テノール)
《イオランタ》
 イオランタ...ミリヤム・メサック(ソプラノ)
 ルネ王...マルクス・スイコネン(バス)
 ロベルト...ボリス・プリグル(バリトン)
 ヴォーデモン...ロン・ロン(テノール)
 イブン=ハキア...オグルジャン・ユマス(バリトン)
 アルメリク...キャスパー・シン(テノール)
 ベルトラン...オレグ・ダビドフ(バス)
 マルタ...ノア・ベイナール(アルト)
 ブリギッタ...アナイス・メヒアス(ソプラノ)
 ラウラ...ユリア・ソコリク(メゾ・ソプラノ)
 王の母...ノラ・ボルマン(俳優:特別出演)
バイエルン国立管弦楽団
バイエルン国立歌劇場児童合唱団
 (合唱指揮: ステッラリオ・ファゴーネ)
指揮:アレフティーナ・ヨッフェ

BSOREC2003
(Blu-ray)
¥4800
NYDX-50266
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6050

 演出: アクセル・ラニッシュ/美術、衣装、映像: ファルコ・へロルト/照明: ミヒャエル・バウアー/ドラマトゥルギー: ニコラウス・シュテーニッツァー/撮影監督: コランタン・ルコント
 収録: 2019年7月 レジデンツ宮殿 キュヴィリエ劇場(ミュンヘン)
 収録時間: 131分、音声: ロシア語、PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕: 日本語・ロシア語・英語・ドイツ語・フランス語・韓国語
 画角: 16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【バイエルン国立歌劇場自主レーベルBSOrecより映像リリース第3弾。新制作、歌劇《マヴラ/イオランタ》!】
 本作は、数ある欧州のオペラ研修所の中でも屈指の水準と実績を誇り、数多くの国際的な才能を育成してきた「バイエルン国立歌劇場オペラ・スタジオ」研修生による2019年度の卒業公演の収録です。
 演目はドイツで人気の俳優、映画&舞台監督のアクセル・ラニッシュ演出による新制作の歌劇《マヴラ/イオランタ》。ストラヴィンスキーの新古典主義時代の始まりの作品と目されるラヴ・コメディ《マヴラ》とチャイコフスキーの情緒溢れる《イオランタ》、この二つのコンパクトな歌劇が交互に進みながら、やがて融合して行くという野心的な試みです。
 ロシア出身の気鋭の女性指揮者アレフティーナ・ヨッフェの指揮するバイエルン国立歌劇場の小編成オーケストラがバックを務め、《マヴラ》のパラーシャ役のアンナ・エル=カシェム、《イオランタ》の題名役のミリヤム・メサック、ヴォーデモン役のロン・ロンら、世界中から集まった若く才能溢れる歌手たちが、チャーミングで溌剌とした舞台を創り上げています。

 
 




DYNAMIC(映像)



DYNDVD37954
(DVD)
¥3900
※CD同時発売
カルロ・フェリーチェ歌劇場(ジェノヴァ)
ヴンチェンツォ・ベッリーニ(1801-1835):歌劇《ビアンカとフェルナンド》
  2幕のメロドランマ・セリオ

   
  台本: ドメニコ・ジラルドーニ
    (フェリーチェ・ロマーニ改訂)
ビアンカ...サロメ・ジチア(ソプラノ)
フェルナンド...ジョルジョ・ミッセーリ(テノール)
フィリッポ...ニコラ・ウリヴィエーリ(バリトン)
カルロ...アレッシオ・カッチャマーニ(バス)
クレメンテ...
 ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ(バス)
ヴィスカルド...
 エーレナ・ベルフィオーレ(メゾ・ソプラノ)
エロイザ...カルロッタ・ヴィキ(メゾ・ソプラノ)
ウッジェーロ...アントニオ・マンナリーノ(テノール)
カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:フランチェスコ・アリベルティ)
指揮:ドナート・レンゼッティ

DYNBRD57954
(Blu-ray)
¥3900
※CD同時発売
NYDX-50264
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4950
※CD同時発売

 演出・美術・衣装: ウーゴ・デ・アナ/照明: ヴァレリオ・アルフィエーリ/映像監督: ティツィアーノ・マンチーニ
 収録: 2021年11月30日 カルロ・フェリーチェ歌劇場(ジェノヴァ)/収録時間: 148分
 音声: イタリア語、PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕: 日本語・イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語・韓国語
 画角: 16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【ベッリーニの歌劇《ビアンカとフェルナンド》 初演の地ジェノヴァより世界初映像登場!】
 時は中世のシチリア。
 陰謀によりアグリジェント公カルロから王位を簒奪し墓所に幽閉したフィリッポは、さらにその悪事を知らぬカルロの娘ビアンカと婚約します。
 そこにカルロの息子フェルナンド(生き別れになっていたビアンカの兄)が、身分を隠してフィリッポに仕官し、ビアンカにフィリッポの正体を明かします。父を救出することを誓い合った2人は・・・
 
 ベッリーニ2作目の歌劇《ビアンカとフェルナンド》(1826年初演の《ビアンカとジェルナンド》の大改訂版)は、1828年4月7日、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ歌劇場の落成式典の落としとして上演されました。
 その作風は大先達ロッシーニの大きな影響下にあるものの、憂愁を帯びた美しい抒情に溢れるベッリーニの音楽の特質が、既に随所に見られる佳作として知られています。
 
 イタリア演出界の重鎮ウーゴ・デ・アナによる、巨大な天球儀を模したユニークな舞台装置を背景に、ジョージア出身のサロメ・ジチア(ビアンカ役)が俊敏な美声で高難度のパッセージを歌い上げ、ジョルジョ・ミッセーリ(フェルナンド役)が伸びやかでリリカルなテノール歌唱でそれに応えます。
 名匠ドナート・レンゼッティのタクトが導く引き締まったテンポと緊密なアンサンブルが、この上演に高い完成度をもたらしています。

 


 



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NAXOS(映像)



2.107001
(7DVD)
¥16300→\15490

ベルリン・ドイツ・オペラ
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):舞台祝祭劇《ニーベルングの指環》

  台本: リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)

 序夜 楽劇《ラインの黄金》 全1幕4場
 【配役】
   ヴォータン...デレク・ウェルトン(バス・バリトン)
   ドンナー...ジョエル・アリソン(バリトン)
   フロー...アッティリオ・グラーザー(テノール)
   フリッカ...アニカ・シュリヒト(メゾ・ソプラノ)
   フライア...フルリナ・シュトゥッキ(ソプラノ)
   ローゲ...トーマス・ブロンデル(テノール)
   エルダ...ユディット・クタシ(メゾ・ソプラノ)
   アルベリヒ...マルクス・ブリュック(バリトン)
   ミーメ...ヤー=チャン・ファン(テノール)
   ファーゾルト...アンドリュー・ハリス (バス)
   ファーフナー...トビアス・ケーラー(バス)
   ヴォークリンデ...ヴァレリア・サヴィンスカヤ(ソプラノ)
   ヴェルグンデ...アリアンナ・マンガネッロ (メゾ・ソプラノ)
   フロースヒルデ...カリス・タッカー(メゾ・ソプラノ)
   ベルリン・ドイツ・オペラ・エキストラ
   ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
   ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(合唱指揮: ジェレミー・バインズ)
   指揮:ドナルド・ラニクルズ




 第1夜 楽劇《ワルキューレ》 全3幕
 【配役】
  ヴォータン...イアン・パターソン(バス・バリトン)
  フリッカ...アニカ・シュリヒト(メゾ・ソプラノ)
  ジークムント...ブランドン・ジョヴァノヴィチ(テノール)
  ジークリンデ...エリザベト・タイゲ(ソプラノ)
  フンディング...トビアス・ケーラー(バス)
  ブリュンヒルデ...ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)
  ヘルムヴィーゲ...フルリナ・シュトゥッキ(ソプラノ)
  オルトリンデ...アントニア・アヒョン・キム(ソプラノ)
  ゲルヒルデ...アイレ・アッソニー(ソプラノ)
  ヴァルトラウテ...ジモーネ・シュレーダー(メゾ・ソプラノ)
  ジークルーネ...ウルリケ・ヘルツェル(メゾ・ソプラノ)
  ロスヴァイセ...カリス・タッカー(メゾ・ソプラノ)
  グリムゲルデ...アンナ・ラプコフスカヤ(メゾ・ソプラノ)
  シュヴェルトライテ...ベス・テイラー(メゾ・ソプラノ)
  フンディングリング...エリック・ナウマン(俳優)
  ベルリン・ドイツ・オペラ・エキストラ
  ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
  ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(合唱指揮: ジェレミー・バインズ)
  指揮:ドナルド・ラニクルズ




 第2夜 楽劇《ジークフリート》 全3幕
 【配役】
  さすらい人...イアン・パターソン(バス・バリトン)
  エルダ...ユディット・クタシ (メゾ・ソプラノ)
  アルベリヒ...ジョーダン・シャナハン(バリトン)
  ミーメ...ヤー=チャン・フアン(テノール)
  ファーフナー...トビアス・ケーラー(バス)
  ブリュンヒルデ...ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)
  ジークフリート...クレイ・ヒーリー(テノール)
  森の小鳥...セバスティアン・シェーラー(ボーイ・ソプラノ)
  ベルリン・ドイツ・オペラ・エキストラ
  ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
  ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(合唱指揮: ジェレミー・バインズ)
  指揮:ドナルド・ラニクルズ



 第3夜 楽劇《神々の黄昏》 序幕と全3幕
 【配役】
  ジークフリート...クレイ・ヒーリー(テノール)
  ブリュンヒルデ...ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)
  アルベリヒ...ジョーダン・シャナハン(バリトン)
  グンター...トーマス・リーマン(バリトン)
  ハーゲン...アルベルト・ペーゼンドルファー(バス)
  グートルーネ・第3のノルン...アイレ・アッソニー(ソプラノ)
  ヴァルトラウテ...オッカ・フォン・デア・ダメラウ(メゾ・ソプラノ)
  フロスヒルデ・第1のノルン...アンナ・ラプコフスカヤ(メゾ・ソプラノ)
  ヴェルグンデ・第2のノルン...カリス・タッカー(メゾ・ソプラノ)
  ヴォークリンデ...ミチョット・マレロ(ソプラノ)
  燃える男...エーリヒ・カンマーライヒス(スタントクルー・バーベルスベルク)
  ベルリン・ドイツ・オペラ・エキストラ
  ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
  ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(合唱指揮: ジェレミー・バインズ)
  指揮:ドナルド・ラニクルズ




 特典映像...楽劇《神々の黄昏》末尾に収録
  (1)『指環』メイキング・ドキュメンタリー(24分)リハーサル風景、演出家&指揮者インタビュー
  (2)ベルリン・ドイツ・オペラ『指環』サークル会員インタビュー(7分)


NBD0156VX
(4Blu-ray)
¥16300→\15490

NYDX-50262
(4Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥16500

 演出: ステファン・ヘアハイム/舞台美術: ジルケ・バウアー、ステファン・ヘアハイム/衣装: ウタ・ハイゼケ/照明: ウルリヒ・ニーペル/映像: トルゲ・メラー/ドラマトゥルギー: アレクサンダー・マイヤー=デルツェンバッハ イェルク・ケーニヒスドルフ/
 撮影監督: ゲッツ・フィレニウス/制作: ナクソス&ベルリン・ドイツ・オペラ/協力: RBB(ベルリン=ブランデンブルク放送協会)/協賛: NRK(ノルウェー放送協会)& Marquee TV

 収録:2021年11月 9日、16日(ラインの黄金)/10日、17日(ワルキューレ)  12日、19日(ジークフリート)/14日、21日(神々の黄昏)  ベルリン・ドイツ・オペラ(ドイツ)
 収録時間: 15時間28分、ラインの黄金: 2時間35分/ワルキューレ: 3時間51分、ジークフリート: 4時間1分/神々の黄昏: 5時間1分
 音声: ドイツ語、
  PCMステレオ2.0(DVD)
  PCMステレオ2.0/DTS Master Audio 5.1(Blu-ray)
   ※《神々の黄昏》のみDolby Digital 5.1(Blu-ray)

 字幕: 日本語・英語・ドイツ語・フランス語・韓国語/画角: 16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク×7、Blu-ray...片面二層ディスク×4 1080i High Definition

 【ベルリン発。《ニーベルングの指環》上演史に新たな地平を拓く充実の4部作映像、BOXにて一挙登場!】
 ベルリン・ドイツ・オペラにて2021年11月にプレミエ公演された《ニーベルングの指環》。世界中のオペラ・シーンでひっぱりだこの鬼才ステファン・ヘアハイムが、この新制作の《指環》の演出を担いました。
 「ワーグナーは生涯をかけて挑戦する対象」と語るヘアハイムは、この《指環》4部作に共通のキー・オブジェ『グランドピアノ』を舞台の中心に据え、黙役の男女の群衆がそれを取り囲み、次々と繰り出す演出上の創意とスペクタルなシーンによって弛みなくドラマの生成展開を促します。
 ブリュンヒルデ役のベテラン、ニーナ・シュテンメを筆頭に、演出家の意図に見事に応える粒ぞろいの歌唱陣と群衆、そしてベルリン・ドイツ・オペラのオーケストラから雄渾なワーグナー・サウンドを引き出す音楽総監督ドナルド・ラニクルズのタクトにより舞台、演唱、オーケストラが三位一体となった充実の《指環》4部作として結実。
 特典映像の演出家と指揮者が語る『《指環》のメイキング』では《指環》上演史の中で、このプロダクションが占めるユニークなポジションが解き明かされます。
 




OPUS ARTE(映像)



OA1354D
(DVD)
¥3600
コヴェント・ガーデン王立歌劇場
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):
 歌劇《リゴレット》3幕のオペラ

  台本:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ(1810-76)
  原作:ヴィクトル・ユゴー(1802-85)戯曲『王は愉しむ』
リゴレット...カルロス・アルバレス(バリトン)
ジルダ...リセット・オロペサ(ソプラノ)
マントヴァ公爵...リパリット・アヴェティシャン(テノール)
ボルサ...イゴール・ジュラフスキー(テノール)
チェプラーノ伯爵...ブレイズ・マラバ(バス)
チェプラーノ伯爵夫人...アマンダ・ボールドウィン(ソプラノ)
マルッロ...ドミニク・セジュウィック(バリトン)
モンテローネ伯爵...エリック・グリーン(バリトン)
スパラフチーレ...ブリンドリー・シェラット(バス)
ジョヴァンナ...クセニア・ニコライエワ(メゾ・ソプラノ)
小姓...ルイーズ・アーミット(メゾ・ソプラノ)
門衛...ナイジェル・クリフ(バリトン)
マッダレーナ...ラモーナ・ザハリア(メゾ・ソプラノ)

コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
  (合唱指揮: ウィリアム・スポルディング)
指揮: アントニオ・パッパーノ


OABD7303D
(Blu-ray)
¥4400
NYDX-50260
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 演出: オリヴァー・ミアーズ/舞台美術: サイモン・リーマ・ホールズワース/衣装: イローナ・カラス/
 照明: ファビアナ・ピッチオーリ/所作指導: アンナ・モリシー

 収録: 2021年9月16日、24日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)/収録時間: 135分
 音声: イタリア語、PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS Master Audio 5.1(Blu-ray)、
 字幕: 日本語・英語・ドイツ語・フランス語・韓国語、画角: 16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【リセット・オロペサ、ジルダ役でコヴェント・ガーデン登場、白熱の新制作《リゴレット》!】
 快進撃を続けるコヴェント・ガーデンから2021年9月のシーズン開幕公演、新制作の《リゴレット》をお届けします。
 清純なジルダ役を高い歌唱力で情感豊かに歌い上げるリセット・オロペサ、屈折したリゴレットの感情の襞を見事に表現するベテラン、カルロス・アルバレス、マントヴァ公爵役を張りのある美声と端正な表情で歌いきる新進テノール、リパリット・アヴェティシャンという超強力キャストを得てオリヴァー・ミアーズの新演出は、その舞台に西洋美術史上の重要な絵画作品が喚起するイメージを要所々々で援用し、作品に秘められた愛憎の心理劇の可視化を試みています。
 そして、その音楽表現にますます深みを加えるアントニオ・パッパーノが導くコヴェント・ガーデンのオーケストラと合唱団がそのすべてを包み込み、白熱の《リゴレット》を一気呵成に聴かせます。

 




















11/1(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ANTARCTICA


ANTAR 039
¥2800
ロベール・グロスロ(1951-):作品集
 室内オペラ『I Will Come Back』
  ウィリアム・バトラー・イェイツの6つの詩
フラマン放送合唱団
トーマス・オリーナンス(バリトン)
エロイーズ・マス(ソプラノ)
ブリュッセル・フィルハーモニック

 文学と音楽の幻想的結合

 録音:2020年、2021年/68'03''

 ベルギーの作曲家ロベール・グロスロによる、文学と音楽をつなぐ作品集。
 『I Will Come Back』はオランダの作家アドリアン・ファン・ディス著の同タイトルの小説『Ik kom terug』を原作とした室内オペラ。台本は作曲者の手によるもの。
 アイルランドの詩人ウィリアム・バトラー・イェイツの詩を用いた歌をカップリングしています。
 どの曲も幻想的で美しい響きと、管楽器と打楽器が活躍する手の込んだ伴奏が印象的。
 



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ATMA CLASSIQUE



ACD2 2411
(13CD)
¥32000→\28990

ありそうでなかったマスネの歌曲全集
未出版作品13曲、世界初録音31曲を含む

 マスネ:歌曲全集
 CD1
  (1)聞いてよマドレーヌ [未出版]/(2)幼年時代の思い出 [未出版]/(3)花嫁花婿のセレナード/
  (4)ソネット/(5)子供の肖像/(6)古いエールに基づく新しい歌 [未出版]/
  (7)花と蝶 [初録音]/(8)あなたのおそばに [ 未出版]/(9)バラの命/
  (10)四月の詩
   【1. 前奏曲/2. 朝のソネット/3. 大きな百合が/4. 笑わば笑え/
    5. 明日は好きになるだろう/6. 時は束の間/7.泉のほとり/8.さようなら!】/
  (11)枝の下で/(12)奴隷/(13)バラの季節のことだった [初録音]/
  (14)内なる歌【1. 告白/2.ミニョンヌに/3. 子守歌】/
  (15)リッツィオのバラード(カンタータ「デヴィッド・リッツィオ」より)/
  (16)リッツィオの歌 [未出版]/(17)通りがかりのセレナード/(18)即興詩人/
  (19)ブルターニュのメロディ(歌劇「大おばさん」より)/
  (20)ラ・ロシェルの娘たち(歌劇「大おばさん」より)/
    ソプラノ:アンナ=ソフィー・ネーハー(3)(15)、
    カリーナ・ゴーヴァン(5)(12)(13)(17)(19)(20)、マガリ・シマール=ガルデス(9)
    コントラルト:マリー=ニコル・ルミュー(1)(7)
    テノール:アントニオ・フィゲロア(2)(3)(18)、ジョー・ランプロン=ダンドノー(16)
    バリトン:ジャン=フランソワ・ラポワント(6)(8)(10)(11)、マルク・ブーシェ(14)
    オリヴィエ・ゴダン(ピアノ)

 CD2
  (1)悲歌(付随音楽「復讐の3女神」より)/(2)十字架 [未出版]/
  (3)思い出の詩
   【1. 墓碑銘/2.亡き人に/3.夕べの大気が運び去り/4. かぐわしいそよぎ/
    5.絹糸に満ちた大気のなかで/6. 希望に – 墓碑銘】/
  (4)不安 [未出版]/(5)夕べ(二重唱)/(6)夜の対話(二重唱)
  田園詩
   (7)I. 合唱付きパストラール/(8)II. ミュゼット/(9)III. あけぼの/
   (10)IV. 風景/(11)V. たそがれ/(12)VI. 羊飼いの別れ/
  (13)即興詩人/(14)ようこそ春よ!(二重唱)/(15)ジュデッカ風に(ヴェネツィアの歌)(二重唱)/
  (16)亡命者(ロマンスOp.21) [未出版]/(17)ゆったりと(二重唱) [未出版]/
  (18)東洋の思い出(ロマンスOp.2) [未出版]/(19)ナポレターナ [未出版]
    ソプラノ:カリーナ・ゴーヴァン(1)(4)(5)(14)、アンナ=ソフィー・ネーハー(6)(7)(8)(12)、
    マガリ・シマール=ガルデス(7)(9)(12)(15)
    メゾソプラノ:ジュリー・ボーリアン(15)(17)
    コントラルト:フローレンス・ブルジェ(5)(7)(11)(12)、マリー=ニコル・ルミュー(14)
    テノール:アントニオ・フィゲロア(6)(10)(12)(13)、エマヌエル・ハスラー(16)(18)、エーリク・ラポルテ(19)
    バリトン:ヒューゴ・ラポルテ(2)、ジャン=フランソワ・ラポワント(3)、マルク・ブーシェ(17)
    オリヴィエ・ゴダン((4)以外ピアノ)、ダヴィッド・ジャック(ギター)(4)

 CD3
  (1)秋のセレナード/(2)プロヴァンスの歌/(3)口づけ―即興曲/
  (4)10月の詩
   【1. 前奏曲/2. 小春日和を満喫しよう/3. マロニエ/
    4. 冬などかまうものか/5.10月のバラ/6. 鳥のように】/
  (5)雨が降っていた/(6)夢見よう、今はその時(二重唱)/
  (7)マグダラの女たち(付随音楽「マグダラのマリア」より)/
  (8)マドリガル/(9)スタンス (またはジルベールとの別れ)/(10)別れ/
  3つのメロディと3つの重唱
   (11)I. おやすみ/(12)II. 松林/(13)III. 果樹園/(14)IV. 海(二重唱)/
   (15)V. 喜び(二重唱)/(16)VI. 夏の朝(三重唱)/
  (17)スペインの夜(愛の時)/(18)セビリャーナ(歌劇「バザルのドン・セザール」より)/
  (19)眠れ、友よ(歌劇「バザルのドン・セザール」より/(20)私は決して見ることがない(ピレネーの歌)/
  (21)ジュデッカ風に/(22)ミュゼットの歌(付随音楽「ボヘミアの生活」より)/
  (23)コロンビーヌに/(24)カプリの歌
    ソプラノ:アンナ=ソフィー・ネーハー(5)(11)(14)、カリーナ・ゴーヴァン(6)(7)(8)(15)(16)(22)、
     マガリ・シマール=ガルデス(12)(14)(18)
    メゾソプラノ:ミシェル・ロジエ(1)(2)(3)(13)、ジュリー・ボーリアン(15)(16)
    コントラルト:マリー=ニコル・ルミュー(16)、フローレンス・ブルジェ(19)
    テノール:エマヌエル・ハスラー(6)、アントニオ・フィゲロア(17)、
     ジョー・ランプロン=ダンドノー(20)(21)(23)(24)
    バリトン:マルク・ブーシェ(4)、ヒューゴ・ラポルテ(9)(10)
    オリヴィエ・ゴダン(ピアノ)

 CD4
  (1)アルキヨン/(2)誕生日/(3)ユゴー賛歌 [初録音]/(4)オーバード/
  (5)雛鳥(付随音楽「3人の泥棒」より)/(6)この前の春/
  (7)知っているかい?/(8)願い/(9)見えなくなった小道(牧歌)/
  愛の詩
   (10)I. 雉鳩に訴えた/(11)II. 夜はたしかに美しすぎた/
   (12)III. 君の青い目を開けて(二重唱)/(13)IV 彼女に僕の人生を捧げたので/
   (14)V. どうして泣くの?/(15)VI. おお、やめないで(二重唱)/
  (16)悲歌(チェロ助奏付き版)(付随音楽「復讐の3女神」より)/
  (17)ネーレ(付随音楽「復讐の3女神」より)/
  (18)泉のほとりのナルキッソス(付随音楽「ナルキッソス」より)/
  (19)おおいとしい泉よ (付随音楽「ナルキッソス」より) [初録音]/(20)モードよ、庭にお入り/
  (21)私から遠く離れて君の唇は偽り/(22)告白/(23)セレナード「ド・モリエール」/
  (24)異教徒のソネット/(25)もし君が望むなら、かわしい人よ/
  (26)スペインの夜(愛の時)(J.ホルマン編)/(27)ギター/(28)婚礼の日
    ソプラノ:アンナ=ソフィー・ネーハー(2)(4)、ソフィー・ノベール(12)(15)、
     マガリ・シマール=ガルデス(19)
    メゾソプラノ:ミシェル・ロジエ(27)、ジュリー・ボーリアン(19)(26)
    コントラルト:フローレンス・ブルジェ(22)
    テノール:エマヌエル・ハスラー(6)、アントニオ・フィゲロア(7)(8)(9)(17)(18)、
     ジョー・ランプロン=ダンドノー(23)(25)(28)、フレデリック・アントウン(16)(24)
    バリトン:マルク・ブーシェ(2)(3)(4)(10)-(15)、ヒューゴ・ラポルテ(20)(21)、
     ジャン=フランソワ・ラポワント(1)
    オリヴィエ・ゴダン(ピアノ)、ステファン・テトロー(チェロ)(16)(26)

 CD5
  (1)冬の詩
   【1. 前奏曲 - 菊の咲く頃、2. 私の心はあなたのことでいっぱい/3.クリスマス! /
    4.あなたを愛すすべが分からない/5.ああ、旧友の君のためなら】/
  (2)私が歌い上げたいのはこの子供たち/(3)聖ニコラウスの伝説 [初録音]/(4)神の分け前 [初録音]/
  (5)子供たち/(6)乳母の歌/(7)3つの純潔の詩【1.可哀そうな子/2.ベツレヘムの方へ/3.口づけの伝説】/
  (8)来たれ、聖なるメシア(クリスマスの歌) [初録音]/(9)異教徒のクリスマス/(10)花のクリスマス/
  (11)貧者のクリスマス/(12)幼子イエスの宵/(13)雪/(14)幼子イエス/
  (15)憶えていてください聖母マリア/(16)アヴェ・マリア(タイスの瞑想曲)
    ソプラノ:アンナ=ソフィー・ネーハー(14)、カリーナ・ゴーヴァン(3)(4)(8)(10)(15)
    メゾソプラノ:ジュリー・ボーリアン(2)(9)
    コントラルト:マリー=ニコル・ルミュー(6)(7)(16)、フローレンス・ブルジェ(5)(11)(12)(13)
    バリトン:ジャン=フランソワ・ラポワント(1)
    オリヴィエ・ゴダン(ピアノ、(16)のみハルモニウム)、アントワーヌ・バライル(ヴァイオリン)(16)、
    ヴァレリー・ミロト(ハープ)(16)、ジャン・マルシャン(語り)(6)

 CD6
  (1)出発/(2)詩人と幽霊/(3)もっと速く!/(4)フルヴィエール/(5)理想 [初録音]/
  (6)星へ(二重唱)/(7)アルバムのページ [初録音]/(8)摘まれた花々/(9)花の魂/
  (10)あなたを愛しています/(11)心を与えないで/(12)夜の美女たち/(13)魅惑/
  (14)小道で/(15)アンダルシアの歌/(16)ホラティウスとリディア(二重唱)/
  彼と彼女(二連画)
   (17)I. 彼/(18)II. 彼女/
  (19)フランスだけのものでなく(「フロレアル」より)/(20)祝婚歌(二重唱)(「フロレアル」より)/
  (21)範囲/(22)侯爵夫人/(23)愛する時(セレナード)/(24)春の思い/(25)九月/(26)秋の思い
    ソプラノ:アンナ=ソフィー・ネーハー(23)、カリーナ・ゴーヴァン(6)(9)、
     マガリ・シマール=ガルデス(1)(11)(12)(20)(24)
    メゾソプラノ:ミシェル・ロジエ(18)、ジュリー・ボーリアン(3)(14)(15)(16)(21)(25)
     コントラルト:マリー=ニコル・ルミュー(5)(6)(10)、フローレンス・ブルジェ(20)
    テノール:アントニオ・フィゲロア(2)(4)(13)(22)(26)、エーリク・ラポル(17)
    バリトン:マルク・ブーシェ(19)、ヒューゴ・ラポルテ(7)(8)(16)
    オリヴィエ・ゴダン(ピアノ、(19)(20)のみチェンバロ)

 CD7
  (1)愛の賛歌/(2)あなたを愛しています(オリヴィエ・ゴダン編)/
  (3)愛されて/(4)唇の歌/(5)私の好きな美しい目/(6)追憶 [初録音]/
  (7)夕べの詩【1.アンティフォナ/2.フルラミ/3. 死んだ者たちが生まれる】/
  (8)春の夕べ [初録音]/(9)魂/(10)花(二重唱)/(11)最初の銀の糸/(12)母/(13)母の涙/
  (14)コサックの戦の歌/15)ジプシーの嘆き(付随音楽「ゴム」より) [初録音]/
  (16)彼女は行ってしまった(17)別離/(18)最後の歌/(19)無限を前にして/
  (20)幸福を追い求めて/(21)彼女のための歌/(22)詩人は王様
    ソプラノ:ソフィー・ノベール(5)、アンナ=ソフィー・ネーハー(9)(21)、
     カリーナ・ゴーヴァン(2)(4)(6)(11)(13)、マガリ・シマール=ガルデス(10)
    メゾソプラノ:ミシェル・ロジエ(1)(12)(15)
    テノール:フレデリック・アントウン(3)、ジョー・ランプロン=ダンドノー(10)(14)(16)、
     アントニオ・フィゲロア(18)(19)(20)、エマヌエル・ハスラー(22)
    バリトン:ヒューゴ・ラポルテ(7)(17)
    オリヴィエ・ゴダン((11)以外ピアノ)、ステファン・テトロー(チェロ)(2)、
    ヴァレリー・ミロト(ハープ)(11)、ジャン・マルシャン(語り)(8)

 CD8
  (1)私のもの/(2)恋する女/(3)恋の誘惑/(4)永遠/(5)アモルよ、祝福したまえ/
  (6)意中の人に/(7)あなたは通り過ぎて/(8)あなたがあえてそうするなら/
  (9)古い手紙/(10)情熱的に/(11)両手/(12)2人で泣いて!/(13)口づけ [未出版]/
  (14)選ばれし修道女/(15)巣/(16)鳥の魂/(17)魂/(18)アントワネットのために/
  (19)おちびさん/(20)子守歌/(21)酩酊の杯
    ソプラノ:アンナ=ソフィー・ネーハー(17)(18)、カリーナ・ゴーヴァン(2)(6)(9)(11)(13)(14)
    メゾソプラノ:ミシェル・ロジエ(15)(16)(19)(20)、ジュリー・ボーリアン(3)(4)(5)
    テノール:エマヌエル・ハスラー(1)、フレデリック・アントウン(7)(8)、
     エーリク・ラポル(10)(21)、ジョー・ランプロン=ダンドノー(12)
    オリヴィエ・ゴダン(ピアノ)

 CD9
  (1)春が大地を訪れ/(2)四月はそこに/(3)四月は恋/
  アマランサスの森の歌
   (4)I. おお楽しい春よ(三重唱)/(5)II. 森の鳥(二重唱)/(6)III. 大切な花々(四重唱)/
   (7)IV. 小川よ(三重唱)/(8)V. 歌っておくれ!(四重唱)/
  (9)川/(10)聖なる花 [初録音]/(11)おお、花に目があったなら(オリヴィエ・ゴダン編)/
  (12)天使と子供/(13)ちいさなミレイユ/(14)幸あれ、マルガリータ/(15)子供のまなざし/
  (16)私の愛しい母は泣いた/(17)女たちの声/(18)祝福されし愛(オリヴィエ・ゴダン編)/
  (19)迂回路 [初録音]/(20)人の噂/(21)森の美女のロンデル/
  (22)ムスメ/(23)最初の踊り
    ソプラノ:カリーナ・ゴーヴァン(1)(4)-(8)(11)(18)(19)、
     マガリ・シマール=ガルデス(9)(15)(17)(21)(23)
    メゾソプラノ:ミシェル・ロジエ(3)(12)(13)(14)、ジュリー・ボーリアン(16)
    コントラルト:マリー=ニコル・ルミュー(4)-(8)(10)
    テノール:アントニオ・フィゲロア(2)、アントワーヌ・ベランジェ(4)(6)(7)(8)、
     ジョー・ランプロン=ダンドノー(22)
    バリトン:マルク・ブーシェ(6)(8)、ジャン=フランソワ・ラポワント(20)
    オリヴィエ・ゴダン(ピアノ)、ステファン・テトロー(チェロ)(11)(18)、
    マリー・エーヴ=ペルティエ(語り)(4)-(8)

 CD10
  (1)盗まれた時間/(2)ミティスの詩/(3)目を閉じて/
  (4)いくつかの薄紫色の歌【1.同時に君の愛が/2.私たちが人目に触れたとき/3.あのような幸福は二度となく】/
  (5)甘美な時/(6)口づけのメロディ/(7)人の噂/(8)お眠り、マグダ!/
  (9)あなたの笑顔に私は気掛かる [初録音]/(10)おお、花に目があったなら/(11)春の法悦/
  (12)目覚め/(13)君と!/(14)ヴァン・アセルトの詩により/(15)私は愛に向って立ち去り/
  (16)口説き歌/(17)拒否(二重唱)[初録音]/(18)恋する女は気もそぞろ/(19)私の小姓/
  (20)幸せな苦悩/(21)先に [初録音]/(22)収穫(二重唱) [初録音]/
  (23)カルロ・バルディのナポリ行進曲(マスネ編曲)[初録音]/
  (24)戦争前(ライヒスホッフェン)(二重唱)[初録音]/(25)歌いながら [初録音]/
  (26)みなしご/(27)鐘が告げること/(28)夢のかなたに/(29)聖女テレーズの祈り
    ソプラノ:アンナ=ソフィー・ネーハー(12)(21)、ソフィー・ノベール(21)、
     カリーナ・ゴーヴァン(9)(28)(29)、マガリ・シマール=ガルデス(18)
    メゾソプラノ:ジュリー・ボーリアン(17)(23)(24)(26)(27)、ミシェル・ロジエ(10)(11)
    コントラルト:フローレンス・ブルジェ(19)(20)、マリー=ニコル・ルミュー(3)(5)(6)(7)(25)
    テノール:フレデリック・アントウン(8)、アントニオ・フィゲロア(13)-(16)
    バリトン:マルク・ブーシェ(22)(24)、ジャン= フランソワ・ラポワント(22)、
     ヒューゴ・ラポルテ(1)(2)(4)(17)
    オリヴィエ・ゴダン(ピアノ)、ステファン・テトロー(チェロ)(9)

 CD11
  (1)白雪姫(付随音楽「白雪姫と7人の小人」より)/(2)感傷的な夢(オリヴィエ・ゴダン編)/
  (3)手紙/(4)目を閉じて(オリヴィエ・ゴダン編)/(5)森の春(試験用小品第4番) [初録音]/
  (6)叙情的表現(朗誦付版)
   【1. 対話/2. 雲/3.旅に/4. 羽ばたき/5.シャルロット宛のウェルテル最後の手紙/
    6. 昔のように/7. 夜想曲/8. メランコリー/9.5 月のバラ/10.愛の鬼火】/
  (7)私はあなたより死ぬ(「敬意の頌歌」より)/(8)君の髪/(9)百合のなかで眠ろう/
  (10)夢の商人/(11)恋に酔いしれて/(12)時と愛(二重唱)/(13)それから‛&/
  (14)春だ/(15)小川の歌(二重唱)/(16)孤独な時間(二重唱)
    ソプラノ:カリーナ・ゴーヴァン(4)(11)(15)(16)
    メゾソプラノ:ジュリー・ボーリアン(2)(3)、ミシェル・ロジエ(1)(5)
    コントラルト:フローレンス・ブルジェ(9)、マリー=ニコル・ルミュー(6)(15)(16)
    テノール:エーリク・ラポル(12)、ジョー・ランプロン=ダンドノー(13)(14)
    バリトン:マルク・ブーシェ(7)(8)(10)(12)
    オリヴィエ・ゴダン((1)以外ピアノ)、ステファン・テトロー(チェロ)(2)(4)

 CD12
  (1)蝉の死/(2)それが愛/(3)彼が好きだと伝えてください/(4)鳥の帰巣/
  (5)ピュイジョリのガヴォット(二重唱)/(6)君の思い出/(7)星の恋人 [初録音]/
  (8)いつも/(9)すべてが過ぎて/(10)鎮静/(11)何も起こらず!
  花の詩
   (12)I. 前奏曲(三重唱)/(13)II. 花の賛歌/(14)III. 小枝の踊り(二重唱)/(15)IV. 5月の歌(三重唱)/
  (16)ギター [未出版,オリヴィエ・ゴダン&H.オレオン完成]/(17)絶望の歌/
  (18)感傷的な夢想/(19)メランコリー(初版)[初録音]/(20)最後の眠り [初録音]/
  (21)夕べの悲しみ(偽作?)/(22)神が砂漠を作られた [初録音]/
  (23)それを言っていただけるなら/(24)コモディア [初録音]/(25)ロチの光景 [初録音]
    ソプラノ:ソフィー・ノベール(18)、カリーナ・ゴーヴァン(12)(14)(15)(16)、
     マガリ・シマール=ガルデス(1)(2)(4)(5)(25)
    メゾソプラノ:ジュリー・ボーリアン(12)(15)、ミシェル・ロジエ(6)
    コントラルト:フローレンス・ブルジェ(10)(25)、マリー=ニコル・ルミュー(12)-(15)(19)(20)(21)
    テノール:フレデリック・アントウン(11)、アントニオ・フィゲロア(3)(9)(25)、
     ジョー・ランプロン=ダンドノー(17)
    バリトン:マルク・ブーシェ(5)(25)、ジャン= フランソワ・ラポワント(7)(8)、
     ヒューゴ・ラポルテ(22)(23)(24)
    オリヴィエ・ゴダン(ピアノ)、ステファン・テトロー(チェロ)(21)、ジャン・マルシャン(語り)(25)

 CD13
  (1)芳香/(2)黒檀の小箱/(3)生きられた時間/(4)至高の声/(5)夕日/
  (6)叙情的表現(歌曲版)
   【1.対話/2.雲/3.旅に/4.羽ばたき/5.シャルロット宛のウェルテル最後の手紙/
    6. 昔のように/7. 夜想曲/8. メランコリー/9.5 月のバラ/10.愛の鬼火】/
  (7)本当の人生 [遺作・初録音]/(8)感動/(9)もし私を愛してくれるなら/(10)無名の魂/
  (11)異教のあけぼの/(12)恍惚/(13)極楽鳥/(14)夜/(15)夢のような夕べ/
  (16)愛が泣いて/(17)いとしい嘘つきさん/(18)もう決して!
    ソプラノ:カリーナ・ゴーヴァン(1)(2)(18)、アンナ=ソフィー・ネーハー(9)(10)、
     マガリ・シマール=ガルデス(13)
    メゾソプラノ:ジュリー・ボーリアン(3)(4)
    コントラルト:フローレンス・ブルジェ(16)、マリー=ニコル・ルミュー(6)(12)
    テノール:アントニオ・フィゲロア(11)、ジョー・ランプロン=ダンドノー(14)(15)
    バリトン:マルク・ブーシェ、ジャン= フランソワ・ラポワント、ヒューゴ・ラポルテ(5)(7)(8)(17)
    オリヴィエ・ゴダン((22)以外ピアノ)、ヴァレリー・ミロト(ハープ)(22)

 世界初!独唱、2重唱、3重唱、4重唱。未出版作品13曲、世界初録音31曲を含むマスネ全333の歌曲大全集!!

 録音:2020年9月~2022年4月

 ありそうでなかったマスネの歌曲全集が最新録音で登場します。
 何とCD13枚、独唱、2重唱、3重唱、4重唱を含む全333曲、うち13曲が未出版作品、31曲世界初録音という快挙。
 カナダのATMA Classique渾身の制作で、カナダ史上最大の歌曲アルバムとなりました。

 マスネはまずオペラ作曲家として知られ、生前は絶大な人気を誇っていました。オシャレでメロディアスな歌は、ちょうど今日のポップスのようにブティックの店員や飲食店のスタッフが鼻歌で歌うほど浸透していたといわれます。
 オペラの多くは今日録音で楽しむことができますが、終生書き続けた歌曲はいくつかを除き聴く機会がありませんでした。
 日本を題材とした「ムスメ」なる秘曲から遺作の「本当の人生」まで興味深い曲が並びます。

 このアルバムは、バリトン歌手マルク・ブーシェのイニシアティブのもと、ケベック州で最も美しい歌声の持ち主たちが集結。
 オリヴィエ・ゴダンが1854年製エラールのコンサート・グランドピアノで伴奏を務めました。
 マスネはピアノの名手だったこともあり、歌曲のピアノ・パートも冴えた筆致が光り存在感にあふれていることがわかります。
 ピアノは1859年当時のパリで制定されていたピッチ435Hzによるのも注目です。

 伴奏はピアノだけでなくチェンバロ、ギター、ハープによるものもあり、変化に富み聴きごたえ満点。
 音楽史上最も旋律の泉に恵まれた作曲家と称されるマスネの絶美の世界を存分に堪能できます。
 資料としても超貴重です。
 



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LSO LIVE



LSO 0570
(4SACD HYBRID)
¥5200→\4790
ハイティンク&LSO 不滅の名演のブラームス
 最新リマスタリングでSACDハイブリッド・ボックスで登場

ブラームス:交響曲全曲+悲劇的序曲、二重協奏曲、セレナード第2番

 [Disc1]
  交響曲第1番 ハ短調 op.68
  悲劇的序曲 op.81
 [Disc2]
  チェロとピアノのための協奏曲 イ短調 op.102(二重協奏曲)
  交響曲第2番 ニ長調 op.73
 [Disc3]
  セレナード第2番 イ長調 op.16
  交響曲第3番 ヘ長調 op.90
 [Disc4]
  交響曲第4番 ホ短調 op.98
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
ロンドン交響楽団
ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン)
ティム・ヒュー(チェロ)

 
 録音:2003-2004年/バービカン・センター/Multi-channel、244'42"

 ハイティンク& LSO のブラームスの交響曲シリーズが、2022年最新リマスタリングでSACD ハイブリッドで登場!
 かつて第3番(LSO 0544)および第4番(LSO 0547) 収録の盤のみ、SACD ハイブリッドでリリースされていましたが、全曲そろっての最新リマスタリングでの登場となります。
 ハイティンクとLSO との素晴らしい信頼関係を、よりリアルに感じ取れる貴重なリリースです!

 
 




TYXART



TXA 19126
¥2700
ヤコブ・フリードリヒ・クラインクネヒト(1722-1794):
 2つのフルートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ集

  ソナタ ト長調 Ms238 *
  ソナタ ト長調 Op.2-1
  ソナタ ト短調 Op.2-2
  ソナタ ニ長調 Op.2-3
  ソナタ ハ長調 *
 
 ※すべて世界初録音
アンサンブル・ラ・カントナーダ
 白井美穂、ジュジャ・チゲ(フラウト・トラヴェルソ)
 マリー・コロンバ(チェロ)
 ニクラス・ハイネケ(チェンバロ、スピネット*)

 バロックと古典の狭間で様々なスタイルを聴かせるトリオ・ソナタ

 録音:2019年5月/69'30''

 知られざるドイツの作曲家、ヤコブ・フリードリヒ・クラインクネヒト(1722-1794)のフルートのためのトリオ・ソナタ集。
 当時は広く知られロンドンやパリにまで作品が普及していたというクラインクネヒト。バロックから古典への転換期にあり、その作風は伝統的な対位法やテレマン風の混合趣味、C.P.E.バッハを思わせる疾風怒濤感などさまざまな要素が渦巻いています。

 バロック音楽アンサンブル「ラ・カントナード」は、フランクフルト音楽大学の在学中に知り合ったメンバーによって結成されたアンサンブル。
 フランス語の「parlera la cantonade」(観客に向かって話す)から名前を取り、知られざる作品の紹介に力を注いでいます。
 
 


TXA 22168
¥2700
ボヘミアの弦楽三重奏
 ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):
  ディヴェルティメント ト長調 W.Vlb:13
 ローランド・ライストナー= マイヤー(1945-):
  弦楽三重奏曲 Op.158 *
 ヴァーツラフ・ピフル(1741-1805):
  弦楽三重奏曲第3 番 変ロ長調 *
 ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):
  弦楽三重奏曲 第2番
   * 世界初録音
ドイツ弦楽三重奏団
 インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
 ユルゲン・ウェーバー(ヴィオラ)
 ライナー・ギンツェル(チェロ)

 ボヘミアの作曲家による弦楽トリオ集

 録音:2021年12月/64'06''

 世界初録音をともなうボヘミアの作曲家による弦楽トリオ集。
 ヴァンハルとピフルは初期古典派のスタイルで作品を書き、マルティヌーとライストナー=マイヤーは古典スタイルを土台としつつ自らの時代の感性を付加した作品を書きました。
 そのため統一感のあるプログラムとなっています。

 結成40年をこえるドイツ弦楽三重奏団は多くの新作初演とCD 録音をおこない、「ドイツ・レコード批評家賞」をはじめいくつもの賞を受賞している世界有数の室内楽アンサンブルです。
 



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CAVI-MUSIC

8553518
¥2600→\2390
カペラ・アウグスティーナ
 十字架上のキリストの最後の7つの言葉!

  ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
  ホセ・マリア・サンチェス・ベルドゥ(1968ー):Sheba
カペラ・アウグスティーナ
アンドレアス・シュペリング(指揮)

 1996年にアンドレアス・シュペリングによって創設されて以来、ピリオド演奏の分野において、ドイツで最も有名なオーケストラの一つとなっているカペラ・アウグスティーナ。
 ハイドンのオペラ9曲、オラトリオ全曲、交響曲70曲近くを演奏しているほか、古楽と現代音楽(委嘱作品)の両方を演奏することでも知られています。
 彼らは自身が主催するハイドン・フェスティバルの枠組みのなかで、ハイドンの作品と一定の関連性を持ち、ピリオド楽器で演奏するオーケストラのために構想された委嘱しており、2018年はスペインの現代音楽作曲家ホセ・マリア・サンチェス・ベルドゥが選ばれました。(ちなみにハイドンの《十字架上の~》はスペインのカディス大聖堂からの依頼で作曲されました。)
 ヘブライ語で「7」を意味する《Sheba》は、ハイドンの原曲の和音や音色にインスピレーションを受けつつ、原曲の各楽章の間に挿入される7つの間奏曲として作曲されています。

 ※録音:2021年10月(ドイツ、ケルン)
 
 


8553514
¥2600
マルタン、ヴラディゲロフ、トゥリーナ:ピアノ三重奏曲集
 フランク・マルタン:アイルランドの民謡による三重奏曲(1925)
 パンチョ・ヴラディゲロフ:ピアノ三重奏曲 変ロ短調 Op.4 (1916)
 ホアキン・トゥリーナ:ピアノ三重奏曲 ロ短調 Op.76(1926)
トリオ・イマージュ

 マウリシオ・カーゲルのピアノ・トリオ全集(2014年のECHO賞でその年の最優秀初演録音賞を受賞)でセンセーションを巻き起こした若手アンサンブル、トリオ・イマージュの民族色豊かなピアノ三重奏曲集。
 アイルランドやケルトの民謡をベースにした複雑なリズムと独特のメロディーの組み合わせが魅力的なフランク・マルタン(1980-1974)の三重奏曲、ブルガリアのフォークロアの痕跡を色濃く残したパンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)の記念碑的な三重奏曲、スペインのハーモニーとリズムを忠実に表現したホアキン・トゥリーナ(1882-1949)の色彩豊かな三重奏曲、彼らが是非リスナーに紹介したいと考えた3つの名作を収録しています。

 ※録音:2021年10月
 
 


8553498
¥2600
ドミトリー・バシキーロフの娘、エレーナ・バシュキロワ
 モーツァルト:ソナタ&幻想曲集


 ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333
 幻想曲 ニ短調 K.397
 幻想曲 ハ短調 K.475
 ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
 6つの変奏曲 K.Anh.137
エレーナ・バシュキロワ(ピアノ)

 ロシアの高名なピアニスト&教師であったドミトリー・バシキーロフの娘としてモスクワに生まれ、モスクワ音楽院で父親に師事したエレーナ・バシュキロワのモーツァルト作品集。
 バシュキロワは、1998年にエルサレム国際室内楽音楽祭を設立し、イスラエルやユダヤの文化振興にも寄与しています。 
 2018年にはルール・ピアノ・フェスティヴァル・アウォードを受賞。モーツァルトの純粋さを際立たせる演奏です。「彼女の演奏はまさにアポロンのような透明感と静謐さを示している」(ターゲス・シュピーゲル)

 ※録音:2020年1月、ピエール・ブーレーズ・ザール(ドイツ、ベルリン)
 




EUDORA



EUDSACD2301
(1SACD HYBRID)
¥2700
高音質レーベル Eudora
ハイドン、アルメイダ、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集

 ハイドン:弦楽四重奏曲第42番ニ長調 Op.33-6 Hob.III:42
 ジョアン・ペドロ・アルメイダ・モタ(1744-c.1817):
  弦楽四重奏曲ト短調 Op.7-1
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
プロティアン弦楽四重奏団

 新星カルテットの華々しいCDデビュー!SACDとMQA-CDハイブリッド盤!

 ☆高音質レーベル Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド盤!
 ☆バーゼルで生まれた新星カルテットの華々しいレコーディング・デビュー!

 スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、新たな素晴らしいカルテットが登場。

 プロティアン弦楽四重奏団はスペイン出身の奏者を中心に2018年にバーゼルで誕生した新しいカルテットで、主に古典派とロマン派前期の音楽言語の様式的、修辞的、技術的側面の再発見に焦点を合わせて活動しています。
 「変幻自在な」「多方面な」といった意味の名前を冠する彼らはそれぞれベルリン、チューリヒ、フランクフルト、バーゼルの音楽大学で学んだメンバーで構成され、2020年にはビアージョ・マリーニ国際コンクールで第1位、そして2022年のヨーク古楽国際コンクールでも第1位を獲得するなど近年目覚ましい活躍を見せ注目を集めています。

 CDのレコーディングは彼らが結成当初から大きな目的の一つとして掲げていたプロジェクトであり、結成からの3年間で醸成されたカルテットとしての結束、メンバーの成熟によってついにこれを実現する理想的な機会が訪れました。
 今回彼らがベートーヴェンとハイドンの作品に組み合わせたのは、ポルトガルとスペインで足跡を遺した作曲家、ジョアン・ペドロ・アルメイダ・モタの珍しい弦楽四重奏曲。
 憂鬱さ、穏やかな苦悩の中に情熱の爆発が散りばめられた19世紀初頭の作品で、スペイン芸術協会の代表を務める音楽学者、ラウール・アングロによるパフォーミング・エディションの世界初録音となります。
 スペイン音楽の遺産の再興に力を入れている彼らのメッセージが反映されたプログラムで、華々しいレコーディング・デビューを飾ります。

 フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

 ※録音:2021年8月11日-13日、サラゴサ講堂(スペイン)

 
 
 


EUDSACD2206
(1SACD HYBRID)
¥2700
高音質レーベル Eudora
ロスト・イン・ヴェニス

 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ハ長調 RV182*
 フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):序曲第6番
 ヴィヴァルディ:
  チェロ協奏曲変ロ長調 RV788、
  ヴァイオリン協奏曲ト短調 RV320、
  4声のシンフォニア ニ長調 RV786*
 ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):ヴァイオリン協奏曲 Op.1-9
 ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV263*、
  2本のヴァイオリンのための協奏曲イ長調 RV521
 *世界初録音
ヴァディム・マカレンコ(ヴァイオリン)
インフェルミ・ダモーレ

 スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様によるリリース。ヴェネツィアにフォーカスしたコンチェルト・アルバム。

 ヴェネツィアにもっとも深い関わりを持つ作曲家ヴィヴァルディの世界初録音を含む作品を軸に、ザクセン選帝侯がヴェネツィアを訪れた1716年に同地で作曲されたと考えられているヴェラチーニの「序曲」と、ヴェネツィアの貴族であり作曲家であったベネデット・マルチェッロ(アレッサンドロ・マルチェッロの弟)のヴァイオリン協奏曲を収録。
 この2作品は写本がヴェネツィア音楽院(ベネデット・マルチェッロ音楽院とも)の図書館に所蔵されています。

 ウクライナ出身のヴァディム・マカレンコと、彼のアンサンブルで、17~18世紀のヴェネツィアやナポリの音楽の解釈に重点を置いた活動をしているインフェルミ・ダモーレはこの録音で、未完成のまま放置されたり、あるいは偶然ヴェネツィアにもたらされた「失われた」作品を通して、漠然とした、儚く、捉えがたい表現力と、バロック音楽の「発見の喜び」にオマージュを捧げたいと考えています。

 フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

 ※録音:2022年1月10日-13日、サント・ドミンゴ教会(セゴビア、スペイン)
 



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HYPERION



PCDA68400
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
タカーチ弦楽四重奏団
ハフ、デュティユー、ラヴェル:弦楽四重奏曲集

 スティーヴン・ハフ:弦楽四重奏曲第1番《6つの出会い》(2021)
 アンリ・デュティユー:夜はかくの如し(1973-76)
 ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調(1902-03)
タカーチ弦楽四重奏団
 〔エドワード・ドゥシンベア(第1ヴァイオリン)、
  ハルミ・ローズ(第2ヴァイオリン)、
  リチャード・オニール(ヴィオラ)、
  アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)〕
CDA68400
¥2500→\2290

 スティーヴン・ハフ作曲!弦楽四重奏曲第1番をタカーチQが弾く!

 ☆タカーチ弦楽四重奏団に捧げられたスティーヴン・ハフの「弦楽四重奏曲第1番《6つの出会い》」!
 ☆デュティユーとラヴェルの作品と共に演奏されるために作られた注目作!

 世界最高峰の弦楽四重奏団、タカーチ弦楽四重奏団に捧げられたスティーヴン・ハフの「弦楽四重奏曲第1番《6つの出会い》」を収録した注目作が登場!
 スティーヴン・ハフといえば、4つのグラミー賞ノミネート、2つの"Record of the Year"を含む8つのグラモフォン賞受賞を誇る、ピアノ王国ハイぺリオンを代表するピアニストとして知られていますが、近年は作曲家としても広く活躍しており、Hyperionレーベルだけでも、自作自演で録音した多数のピアノ作品の他、チェロ・ソナタやミサ曲がレコーディングされています。
 この作品は、同時収録されたデュティユーとラヴェルの作品に付随するものとして作曲されており、2021年12月8日にタカーチ弦楽四重奏団によって初演されています。
 副題の「(6つの出会い)Les Six rencontres」は「フランス6人組(Les Six)」が掛けられており、直接的な引用や言及はありませんが、6つの楽章に彼ら(プーランク、オネゲル、ミヨー、オーリック、デュレ、タイユフェール)の影響が仄めかされています。
 ハフはこの作品に対して「彼らの音楽言語を結びつけたものではなく、それらに欠けていたもの」を探求するために書かれたと述べています。

 タカーチ弦楽四重奏団は1975年にブダペストのフランツ・リスト音楽院の学生であったガボル・タカーチ=ナジらによって結成され、1977年エヴィアン国際弦楽四重奏コンクールで一等賞と批評家賞を獲得し国際的な注目を浴び、ポーツマス、ボルドー、ブダペスト、ブラティスラヴァ等多くのコンクールで優勝してきた世界最高峰の弦楽四重奏団のひとつです。
 2020年6月には、グラミー賞受賞(+3度のノミネート)で知られる世界的ヴィオリスト、リチャード・オニールが新たなメンバーとして加わりました。近年では2022年9月に来日公演を行っています。

 ※録音:2022年2月7日-10日、ローン・ツリー・アーツ・センター(コロラド、アメリカ)
 
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CDA68339
¥2500→\2290
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.85 ~
 カール・ライネッケ:ピアノ協奏曲集

  カール・ライネッケ(1824-1910):
   ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.72(1860)
   ピアノ協奏曲第2番 ホ短調 Op.120(1872)
   ピアノ協奏曲第4番 ロ短調 Op.254(1900)
サイモン・キャラハン(ピアノ)
ザンクト・ガレン交響楽団
モデスタス・ピトレナス(指揮)

 ロマンティック・ピアノ・コンチェルト第85巻!サイモン・キャラハンによるライネッケ!

 ☆Hyperionの人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト」の第85巻!
 ☆メンデルスゾーンやシューマンに師事したカール・ライネッケの知られざるピアノ協奏曲!

 ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘・蘇演を行うハイペリオンの人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。
 第85巻は、これまでにも様々な知られざる音楽に陽の目を当ててきたピアニスト、サイモン・キャラハンによるカール・ライネッケ(1824-1910)のピアノ協奏曲集です。

 カール・ライネッケは幼い時からその才能を発揮し、12歳の時にはすでに公開演奏会を行っていました。
 その後ライプツィヒでメンデルスゾーンやシューマンに師事し、1860年にはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長を務め、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」の初演を指揮しています。
 また教育者としても優秀であったライネッケは、ライプツィヒ音楽院の院長も務めており、グリーグやブルッフ、ヤナーチェクなどの門下生がいました。
 現在では「フルート協奏曲」以外あまり演奏されないライネッケですが、彼が作曲したバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどのピアノ協奏曲のカデンツァが知られています。

 ※録音:2021年11月15日-18日、トーンハレ・ザンクト・ガレン(スイス)

 
 




PERFECT NOISE


PN2204
¥2600
エスパニョレタス ~ スペイン黄金時代のサウンド
 (1600年代のミンストレルの音楽)

  アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):パヴァーヌとそのグロサ
  ザムエル・シャイト(1587-1654):ガリアルダ
  エルナンド・デ・カベソン(1541-1602):甘き思い出
  ガスパル・サンス(1640-1710):カナリオス
  バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(c.1595-after1638):
   カンツォン第4番
  アントニオ・デ・カベソン:
   「牝牛の番をしておくれ」の主題によるディフェレンシアス
  ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク(1562-1621):
   スペインのパヴァーヌ
  アントニオ・ヴァレンテ(c.1520-c.1581):イントルチャの踊り
  ディエゴ・オルティス(c.1510-1570):
   レセルカーダ第1番、第4番、第7番、第2番
  アンドレア・ファルコニエーリ(c.1585-1656):3声のパッサカリア
  アントニオ・マルティン・イ・コル(c.1680-1734):
   Bayle Del Gran Duque
  フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):
   Gaybergier de Toma Crequilion
  アントニオ・マルティン・イ・コル(c.1680-1734):マリサパロス
  ガスパル・サンス:エスパニョレタス
  アントニオ・マルティン・イ・コル:フォリア
  ティールマン・スザート(1510/15-1570):スペインのパヴァーヌ
  シャイト:音楽の遊戯より ガリアード、クーラント
  ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):スパニョレッタ
コンシエルト・イベリコ
 〔アンナ・シャル(ソプラノ&テノール・コルネット、
   ミュート・コルネット、リコーダー)、
  イネス・ピナ・ペレス(ルネサンス・リコーダー)、
  フアン・ゴンサレス・マルティネス
   (ルネサンス・トロンボーン、音楽監督)、
  エスター・ファン・デル・ヴェーン(ドゥルシアン)、
  フェルナンド・オリバス(スパニッシュ・ギター、テオルボ)、
  リア・スーター(オルガン/エーファース製作)、
  ノラ・ティーレ(パーカッション)〕

 若き古楽器アンサンブルが奏でるスペイン黄金時代の音楽!

 オランダのハーグ王立音楽院で研鑽を積み、カペラ・クラコヴィエンシス(ポーランド)、ル・セルクル・ド・ラルモニー(フランス)など、ヨーロッパ全土で有名な古楽オーケストラやアンサンブルとの共演を重ねて来たトロンボーン奏者、フアン・ゴンサレス・マルティネスによって、2017年に結成された若き古楽器アンサンブル、「コンシエルト・イベリコ」。

 14世紀から18世紀にかけてヨーロッパ全土で活躍し、宮廷や教会、一般の人々のための娯楽としても、その高い演奏技術を生業とした職業音楽家(ミンストレル)。
 本アルバムでは、彼らの文化が最も繁栄し、スペインの美術、音楽、文学隆盛の時代にあたる「スペイン黄金世紀」の音楽を収録。当時の広く親しまれてきた華やかな音楽を、現代の若き名手達による解釈で伝えます。

 ※録音:ヴァルンフリート教会(ドイツ)

 
 




RONDEAU



ROP622122
(2CD)
¥5100
バッハゆかりのオルガンを用いた、クリスマス・オラトリオ!
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV 248
アンサンブル・ポリハルモニーク
テューリンゲン・バッハ・コレギウム
ベンヤミン・グラウビッツ(テノール)
イェルク・レディン(オルガン)
ゲルノート・ジュスムート(指揮)

 J.S.バッハがオルガン奏者を務めていたアルンシュタットのバッハ教会のオルガンを用いた「クリスマス・オラトリオ」が登場です。
 声楽には古楽合唱に定評のある8人の歌手によるアンサンブル・ポリハルモニークが参加し、器楽演奏はバッハが30年間過ごしたテューリンゲンに拠点を置くテューリンゲン・バッハ・コレギウム。
 J.S.バッハやその一族の作品を中心に演奏活動を行っており、シュターツカペレ・ベルリンのコンサートマスターでもあったゲルノート・ジュスムートが率いています。

 ※録音:2020年12月18日-20日&2021年4月6日-9日、バッハ教会(アルンシュタット、ドイツ)
 
 

ROP6220
¥2700
スィングス・オヴ・ジョイ ヴォクテット・ハノーファー
 メンデルスゾーン:Im Advent/
 プレトリウス:いざ来ませ、異教徒の救い主よ/
 ヤン=オーケ・ヒッレルード(b.1938):久しく待ちにし主よとく来たりて/
 レーガー:Es kommt ein Schiff, geladen/
 メンデルスゾーン:クリスマス/
 セバスチャン・ナップ(b.1989):Kommet, ihr Hirten/
 ペーター・コルネリウス(クリトゥス・ゴットヴァルト編):羊飼い、Die Konige/
 ゴットフリート・ヴォルタース(1910-1989):マリアはいばらの森を歩む/
 ヒューゴ・ディストラー:Es ist ein Ros entsprungen/
 ハインリヒ・シュッツ:Ein Kind ist uns geboren/
 プレトリウス:もろびと声あげ/
 デイヴィッド・ウィルコックス:明日は私の踊る日/
 ナップ:Tidings of Comfort and Joy/
 ヒュー・マーティン&ラルフ・ブレイン(ピーター・グリットン編):
  ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス/
 ジェームス・ロード・ピアポント(1822-1893)(ベン・パリー編):ジングル・ベル/
 アーヴィング・バーリン(1888-1989)(ジェレミー・デイヴィス編):ホワイト・クリスマス

 8人の声楽アンサンブル、ヴォクテット・ハノーファーによるクリスマス・アルバム。
 学生時代に結成されたアンサンブルは様々な国際コンクールで優秀な成績をおさめ、ポリフォニーから現代曲まで多岐に渡るレパートリーで、アルブレヒト・マイヤーなど著名なアーティストとも共演を果たしています。
 このアルバムでもその幅広いレパートリーを存分に活かし美声を聴かせてくれています。

 ※録音:2021年3月27日-31日、ハノーファー(ドイツ)
 




TACTUS


TC700703
¥2600
18世紀のミサを追体験!
 ジョヴァンニーニ:
  ミサ・ア・クワトロ・ブレーヴェ・コンチェルタータ (1762)
カペラ・ムジカーレ・ディ・サンタ・マリア・イン・カンピテッリ

 18世紀のミサを追体験!

 18世紀イタリアのカンピテッリにあるサンタ・マリア教会の楽長であったフランチェスコ・ジョヴァンニーニ(1709/11-1775)の作品をメインとしたアルバム。
 聖母修道院に遺されてたジョヴァンニーニのアーカイヴから発掘されたミサ曲を再現するために最良な方法は何か。
 そのためには18世紀当時行われたミサを再現することだと結論に至りこのアルバムは収録されました。
 当時の慣習に従い、ミサ曲の合間に朗読やグレゴリオ聖歌、その他にもベルナルド・パスクィーニの作品、ドメニコ・ツィポーリの作品も収録されており、リスナーはこのアルバムを通してジョヴァンニーニの時代に行われたミサを追体験することが出来ます。

 ※録音:2018年7月
 
 

TC840002
¥2600
有名歌劇と室内楽のアリア集
 ロッシーニ:踊り(タランテラ・ナポレターナ)
 ビゼー:歌劇《カルメン》より「花の歌」
 プッチーニ:
  歌劇《妖精ヴィッリ》より「幸せに満ちたあの日々」、
  歌劇《ラ・ボエーム》より「冷たい手を」
 ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》より「人知れぬ涙」
 ヴェルディ:
  歌劇《リゴレット》より「あれかこれか」、「女心の歌」、
  歌劇《マクベス》より「ああ,父の手は」
 マスネ:歌劇《マノン》より「目を閉じると」
 レハール:喜歌劇《微笑みの国》より「君は我が心のすべて」
 レオンカヴァッロ:マッティナータ
 トスティ:マレキアーレ
ドメニコ・メニーニ(テノール)
ダニエレ・アジマン(指揮)
オーケストラ・シンフォニカ・ロッシーニ
クラウディア・フォレージ (ピアノ)

 イタリアのテノール、ドメニコ・メニーニによるオペラ・アリアと室内アリア集。
 メニーニはイタリアを中心にヨーロッパ各地で活動するほか、イタリアの外務省から派遣されウルグアイ、ベラルーシ、ウズベキスタン、レバノン、日本を含む多くの国々で歌っています。
 このアルバムにはロッシーニ、プッチーニ、ドニゼッティなどの有名なアリアが多数収録されています。

 ※録音:2020年12月
 
 

TC871390
(2CD)
¥4800
マッテイ:オルガン・トランスクリプション集 ファウスト・カポラーリ(オルガン)
 Jフランコ・アルファーノ:Cyrano di Bergerac、平和/
 J.S.バッハ:シャコンヌ/
 ベルリオーズ:羊飼いたちの別れ(「キリストの幼時」Op.25より)/
 ドビュッシー:雪は踊る(「子供の領分」より)/
 フォーレ:糸を紡ぐ女(「ペレアスとメリザンド」Op.80より)/
 ジェミニアーニ:アンダンテ/
 グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65-6/
 アドルフ・フォン・ヘンゼルト:アヴェ・マリア/
 カルロ・ヤキーノ:クリスマス牧歌/
 リスト:
  孤独の中の神の祝福(「詩的で宗教的な調べ」より)、
  波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ(「2つの伝説」より)/
 ムソグルスキー:古城/
 パガニーニ:無窮動/
 アンリ・ラボー:La processione notturna/
 ラヴェル:鐘の谷/シベリウス:トゥオネラの白鳥/
 ワーグナー:聖金曜日の魔法(「パルジファル」より)
  すべてウリッセ・マッテイによる編曲

 巡礼地や観光地としても有名なロレートの聖なる家(サンタ・カーザ)のバシリカで第1オルガニストを務め、後にトリノ音楽院の教師となり、当時「オルガニストの王子(il Principe degli organisti)」と呼ばれたウリッセ・マッテイ(1876-1947)によるオルガン・トランスクリプション集。
 J.S.バッハの「シャコンヌ」を始めとしてドビュッシー、フォーレ、リストなど様々な作曲家の作品をオルガンの幻想的な響きを使って編曲しています。
 演奏はマッティの「オルガンとハーモニウムのためのオリジナル作品全集」(TC871380)をリリースしているクレモナ大聖堂の第1オルガニストを務めるファウスト・カポラーリ。

 ※録音:2021年5月&7月
 




SOOND

SND22026
¥2800
『ヴェクサシオン・リヴィジテッド』
 エリック・サティ(1866-1925)/グラジナ・ビエンコフスキ:
  ヴェクサシオン・リヴィジテッド
   1. I. My lewis Caroll 私のルイス・キャロル
   2. II. Through the crystal silence 透き通るような静寂を通して
   3. III. The March of the janissaries イェニチェリの行進
グラジナ・ビエンコフスキ(ピアノ)
ブノワ・ラヴォレー(ヴィブラフォン、マリンバ)
ブリュノ・ラモ(コントラバス)

 録音: 2021-2022年 ICP、ブリュッセル(多重録音)

 【サティの「ヴェクサシオン」を再構成】
 ベルギーでポーランド系の家庭に生まれ、ブリュッセルを拠点に活動するコンポーザー・ピアニストのグラジナ・ビエンコフスキによる、サティ「ヴェクサシオン」の再構成。
 「ヴェクサシオン」は1分に満たないフレーズを840回繰り返すという作品ですが、日本人アーティストも多く関わるブリュッセルのレーベルOff-recordの主宰アラン・ルフェーヴルとアーティスト岩田渉は、「21人のアーティストが自由に40回ずつ演奏するアルバムを作成し、合計で840回に到達する」というデジタル・アルバムのシリーズを制作しました。
 Vol. 19に参加したグラジナ・ビエンコフスキが、これに若干手を加え、CD用に新たなマスタリングを施したのが今回のアルバム。
 「ヴェクサシオン」のフレーズを元にしたリズミカルなヴィブラフォンとマリンバが響く中、多重録音のピアノが、テーマとその和声を発展させて奏でる第1曲(20回の繰り返し)、ピアノの多重録音を中心にベースのボウイングも交えて原曲を発展させる第2曲(10回)、ベースが野性的なリズムを刻みオスマン帝国の歩兵隊をイメージさせる(モーツァルトの《後宮からの誘拐》に触発されたとのこと)第3曲(10回)と続きます。
 



<国内盤> 


ヴァリエテ


VA-09006
¥2500
鈴木陽子作品集 vol.7 「ソロモンの歌」
 鈴木陽子:
  『カラー』 ピアノのための (2018)
  『水』 ピアノのための (2018)
  『雲』 ピアノのための (2018)
  『緑の光線』 ピアノのための (2019)
  『囚われの女』 ピアノのための (2019)
  『静物画』 ピアノのための (2020)
  『ソロモンの歌』 ピアノのための (2021)
 
 ※全曲初演ライヴ
中村和枝(ピアノ)

 アメリカの黒人女性作家トニ・モリソンの小説『ソロモンの歌』に想を得て作曲された作品を中心としたピアノ作品集。鈴木陽子作品集 「ソロモンの歌」

 録音:2022年6月19日京都アルティ・ホール(ライヴ)/65:39

 2021年「鳥獣戯画」(鈴木陽子作品集 vol.6)に続き、作曲家鈴木陽子による新作「ソロモンの歌」が10月22日に発売されます。
 アメリカの黒人女性作家トニ・モリソンの小説『ソロモンの歌』に想を得て作曲されたピアノソロ曲を中心に2018年から2021年の間に作曲されたピアノソロ曲の初演集になっています。
 2022年6月鈴木陽子作品展vol.14のコンサート初演のライブ収録音源。
 演奏は中村和枝によるピアノ独奏です。

 鈴木陽子 (Yoko SUZUKI)作曲
  パリ・エコール・ノルマル音楽院作曲専攻ならびに愛知県立芸術大学大学院作曲専攻修了。
  作曲を、平義久、近藤譲の各氏に師事。これまで13回の作品展を京都、大阪、東京、愛媛と横浜で開催し、作曲作品の発表を積極的に行っている。
  作品展の一部はYouTubeで公開している。2010年に詩集『金色のねこ』刊行。作品展の録音により、6枚のCDをリリースしている。

 中村和枝 (Kazue NAKAMURA)ピアノ
 武蔵野音楽大学卒業。JML入野義朗音楽研究所にて研鑚を積む。第3回日本現代音楽ピアノコンクール、第3回スペイン・シッチェス20世紀音楽コンクール、共に優勝。国内外の多くの演奏会・音楽祭で演奏・録音を行っている。
 2002年に作曲家・山本裕之と共に現代音楽ユニット"claviarea"を結成。2017年5月にはトロンボーン奏者・村田厚生とのユニット"コンテンポラリー・デュオ"でスイス・ドイツの5都市でリサイタルを行う。
 ALMレコードよりCD《to you from・・・》《松平頼暁・24のエッセーズ》をリリース。
 尚美ミュージックカレッジ、JML入野義朗音楽研究所講師。ピアノのアトリエ主宰。
 



<LP>


ANTARCTICA(LP)


ANTAR 035
(LP)
¥3700
ロベール・グロスロ(1951-):
 ベースギターと管弦楽のための協奏曲

  [A 面]
   第1楽章 アジタート
   第2楽章 カンツォーネ
  [B 面]
   第3楽章 インテルメッツォ
   第4楽章 フィナーレ
トーマス・フィオリーニ(ベース)
ブリュッセル・フィルハーモニック

 エレキベースと管弦楽の白熱した協奏、ユニークな新作がLPで登場!

 録音:2022年4月22日(初演ライヴ)/25'18''

 ブリュッセル・フィルのコントラバス奏者で、ベースギターも得意なトーマス・フィオリーニが、自身の夢であったベース協奏曲を実現。
 ベルギーの作曲家ロベール・グロスロによるスコアはクラシックの管弦楽とエレキベースを高度に組み合わせたもの。
 洗練された構築性のなか、ソリストの奏でる様々な奏法を駆使した技巧的なパッセージがアンプをつたい迫力の低音となって放たれます。
 非常にユニークな作品の初演ライヴ、LPのみでの発売。
 
 

ANTAR 036
(LP)
¥3700
消失点
 [A 面]
  《秋 - In Octoberr I got cold》
    ロベール・ド・ヴィゼー:前奏曲 イ短調(I woke up at five)
    ジョン・ダウランド:ラクリメ(Solo)
    グレゴリオ・ユエ:幻想曲(I can do it)
  《冬 - Into a new world》
   フランチェスコ・ダ・ミラノ:幻想曲第42番(Blurred)
   フランチェスコ・ダ・ミラノ:リチェルカーレ第51番(I fell)
   ルイス・デ・ナルバエス:皇帝の歌(Sorry)
  [B 面]
   ウラジーミル・ゴーリンスキー(1984-):消失点
   フランチェスコ・ダ・ミラノ:
    リチェルカーレ第34番『ラ・カンパーニャ』
     (Shivering in the wind)
  《春 - I practised living》
   ジョン・ダウランド:ファンシー(Beyond the fog)
   ロベール・ド・ヴィゼー:
    シャコンヌ イ短調(Tangled up in life)
ソフィー・ファンデン・エインデ(リュート)

 さまざまな心理状態としずかに向き合うリュート・ソロ作品集LP

 録音:2021年11月2-4日

 リュート独奏のレパートリーから、多彩な色彩、スタイル、雰囲気を感じさせるプログラムを編んだ作品。
 力強い音色から儚げで静かな音色まで、様々な感情を内包したサウンドに満たされています。LPのみの発売。

 奏者のソフィー・ファンデン・エインデは重度の燃え尽き症候群に苦しんだ経験があり、新作の「消失点」ではその心理状態が描かれています。
 空虚な閉塞感と向き合い、抵抗と受容の道を探っていく、女声をともなう楽曲です。
 
















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