アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  

ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ




≪第119号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2023/2/21~



2/24(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


APARTE



AP 301
(3CD)
¥5200
ジョゼフ・マルシャン(仏1673-1747):
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタを含む組曲

  ジョゼフ・マルシャン:
   Disc1
    (1)第1組曲イ調(全8曲)
    (2)第2組曲ロ調(全7曲)
    (3)第3組曲ハ調(全5曲)
   Disc2
    (4)第4組曲ニ調(全7曲)
    (5)第5組曲ホ調(全8曲)
   Dusc3
    (6)第6組曲ヘ調(全9曲)
    (7)第2組曲ト調(全8曲)
(oh!)トリオ
 【マルティナ・パストゥシカ
   (ヴァイオリン)、
  クシシュトフ・フィルルス
   (ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  アンナ・フィルルス
   (チェンバロ、ポジティフ・オルガン)】

 ポーランドの若手古楽による18世紀初頭の秘宝

 録音:2020年5月、2021年5月/聖ヤン教会(ミコウフ、ポーランド)/ディジパック仕様、24bit 94kHz、55'00"、39'00"、62'00"

 ジョゼフ・マルシャン(1673-1747)は今日忘れられていますが、ルイ14世の音楽家のひとりで、シャペル・ロワイヤル、王の24のヴィオロンなどのバス・ヴィオール奏者を務めました。
 教師としても名を馳せ、演奏家としては非常に特異なスタイルを持っていたとされます。

 1707年作のヴァイオリンと通奏低音のための7 つの組曲はソナタを含み、恐るべき二重トリルを用いた最初のものとされます。
 イタリア的な様式ながら和声の美しさやバス・パートの妙技など個性が光る18世紀初頭の宝石と申せましょう。

 (oh!)トリオは1980年代生まれの3人のポーランドの演奏家が2012年に結成した古楽団体。
 知られざるマルシャンの作品を生き生きと蘇らせました。
 



.

AUDITE



AU 97821
¥2700→\2490

シュターツカペレ・ベルリンのコンマスだったジュスムートが結成した
チューリンゲン・バッハ・コレギウム
 ピエトロ・ロカテッリ(1695-1764):
  6つの劇場風序曲と協奏曲集 Op.4より

   劇場風序曲第1~6 番 Op.4-1~6
   協奏曲 ニ長調 Op.4-7
   協奏曲 ヘ長調 Op.4-8「コルノ・ダ・カッチャを模倣して」
チューリンゲン・バッハ・コレギウム
ゲルノット・ジュスムート
 (ソロ・ヴァイオリン1&アンサンブル・リーダー)
ラファエル・ヘーヴィケ(ソロ・ヴァイオリン2)
フェルツィタス・ヴェームシュルテ&
 ユルゲン・カルヴァート(ヴァイオリン)
アンドレアス・シュリク(ヴィオラ)
ドグマル・シュペングラー=ジュスムート(チェロ)
フリチョフ・マルティン・グラブナー(ヴィオローネ)
アクセル・ヴォルフ(バロック・リュート)
クリスティアン・シュテッツナー(チェンバロ)

 ソロ・パートには技巧的要素が満載!チューリンゲン・バッハ・コレギウムがロカテッリの劇場風序曲と協奏曲を録音!

 セッション録音:2022年7月4-6日/アルンシュタット、オーバーキルヒェ(跣足教会)/DDD、ディジパック仕様、59'09
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ(audite)

 ピエトロ・ロカテッリは、「ヴァイオリン壊し」の異名を持つイタリア後期バロックのヴァイオリニスト、作曲家。
 ベルガモに生まれ、ローマで学んだ後、アムステルダムに定住し、活動しました。後のパガニーニにも大きな影響を与えたとされる超絶技巧を要する曲集『ヴァイオリンの技法』作品3で有名なロカテッリですが、作品4「6つの劇場風序曲と協奏曲集」は劇場作品の序曲のような楽曲と合奏協奏曲で構成される作品集です。
 ソロ・コンチェルトではない弦楽合奏曲ですが、ソロ・パートにはロカテッリならでは技巧的要素が満載。他の作曲家の序曲やシンフォニア、合奏協奏曲とは一線を画すロカテッリならではの曲集となっています。

 演奏のチューリンゲン・バッハ・コレギウムは、シュターツカペレ・ベルリンやシュターツカペレ・ヴァイマールでコンサートマスターを務めたベテラン・ヴァイオリン奏者ゲルノット・ジュスムートが2018年に結成したピリオド楽器アンサンブル。
 名前通りバッハの作品を中心に、その周辺の技巧的作品を主なレパートリーとしています。
 ここでは室内楽的編成でロカテッリの技巧的な合奏曲を切れ味鋭く演奏し、ジュスムートをはじめとする各演奏家の圧倒的技巧が楽しめる刺激的な演奏を聴かせてくれます。
 古楽ファンにはおなじみの、リュートの名手アクセル・ヴォルフが参加している点にも注目です。






BIS


BIS SA 2595
(SACD HYBRID)
¥2800
『灰燼に帰す』     ジェームズ・ニュービー(バリトン)
ジョーセフ・ミドルトン(ピアノ)
 (1)ジョナサン・ダヴ(1959-):今夜眠るものはみな(All You Who Sleep Tonight)
 (2)ジョージ・バタワース(1885-1916):死者のための祈り(Requiescat)
 (3)レベッカ・クラーク(1886-1979):シールマン(海から来た男)(The Seal Man)
 ジェラルド・フィンジ(1901-1958):
  (4)歳月の時計(The Clock of the Years)
  (5)花輪をささげよう(Let Us Garlands Bring)
   I. 来たれ、死よ(Come away, come away death)
   II. シルヴィアとは誰だ(Who is Silvia-)
   III. 照りつける太陽をもう恐れるな(Fear no more the heat o' the sun)
   IV. おお、わが愛しの人よ(O Mistress Mine)
   V. 好いた同士が肩を寄せ(It was a lover and his lass)
 (6)ジョン・アイアランド(1879-1962):三羽のカラス(The Three Ravens)
 (7)アイヴァー・ガーニー(1890-1937):棺台の脇で(By a Bierside)
 (8)エドワード・エルガー(1857-1934):心からの願い(Pleading) Op.48 no.1
 (9)レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):空は屋根の上にあって(The Sky above the Roof)
 (10)アーサー・サマヴェル(1863-1937):シュロプシャーの若者(A Shropshire Lad)
  I. こよなく愛しい木、桜がいま(Loveliest of Trees, the Cherry now)
  II. おれが21歳のとき(When I was one-and-twenty)
  III. いいかげんな連中が通っていく(There pass the careless people)
  IV. ブレドンの夏に(In summer-time on Bredon)
  V. 通りに兵士たちの足音が聞こえる(The Street sounds to the Soldiers' tread)
  VI. 夏の暇な丘のうえで(On the idle hill of Summer)
  VII. 月明かりに白く照らされ、長い道がある(White in the moon the long road lies)
  VIII. もう考えるな、若者、笑って、陽気にやれ(Think no more, Lad, laugh, be jolly)
  IX. おれの心に命を奪う風が吹き込んでくる(Into my Heart an Air that kills)
  V. 若者たちが何百と集まり(The Lads in their hundreds)
 (11)ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)(編曲):トム・ボウリング(Tom Bowling)
 (12)アイヴァー・ガーニー(1890-1937):最愛のあなた、私が死んでも(Dearest, when I am dead)
 (13)リザ・レーマン(1862-1918):ヘンリー王(Henry King)
 (14)エロリン・ウォレン(1958-):このあたりは(About Here)
 (15)ウォルズリー・チャールズ(1889-1962):緑色の目をした竜(The Green-eyed Dragon)

 期待のバリトン歌手ジェームズ・ニュービーが歌うイギリスの作曲家たちの音楽によるプログラム!

 録音:2022年1月31日-2月3日/ゼンデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、84'47
 制作:エリーザベト・ケンパー/録音エンジニア:ヴォルフガング・ヴィーゼ

 SACDハイブリッド盤。
 「BBC New Generation Artists (2018–2022)」のひとりに選ばれたイギリスのバリトン歌手、ジェームズ・ニュービー(1993-)は、2020 年、デビューアルバム『彷徨いながら不思議に思う』(BIS SA-2475)をリリース。
 「素晴らしく均質なバリトンの声は、ビロードのようになめらかで、ゆるぎない技術により全声域で安定している」("Opera Today")と好意的な評価を受け、共演のジョーセフ・ミドルトンのピアノとともに、「りっぱなデビューディスク」("BBC Music Magazine")と言われました。

 アルバム第2作『灰燼に帰す』は、イギリスの作曲家たちの音楽によるプログラムで作られました。「2015年、姉妹のローラが亡くなった。
 それからというもの、何か彼女に捧げることをしたいと願ってきた。そして、彼女の葬儀でジェラルド・フィンジの《照りつける太陽をもう恐れるな》を歌ったことから、この曲の入った曲集《花輪をささげよう》をメインにしたプログラムがふさわしいのではないかと思った」(ジェームズ・ニュービー)。
 『十二夜』『ヴェローナの二人の紳士』『お気に召すまま』といったシェイクスピアの戯曲をテクストにしたフィンジの曲集とともに、A・E・ハウスマンの『シュロプシャーの若者』の10の詩に曲をつけたアーサー・サマヴェルの作品も「ハイライト」です。

 
 
 

BIS SA 2618
(SACD HYBRID)
¥2800
『瞑想 II』 レイキャヴィーク・スコラ・カントルム
ホルズル・アウスケルソン(指揮)
 (1)ダニエル・エルダー(1986-):エレジー(Elegy)(ダニエル・アダムズ・バタフィールドの《Taps》による)
 (2)アウズル・グヴズヨンセン(1975-):アヴェ・ヴェルム・コルプス(Ave verum corpus)(2019)
 (3)ガリーナ・グリゴリエヴァ(1962-):天国に(In paradisum)(2012)
 (4)フレイザル・インギ・ソルステインソン(1978-):ルクス・エテルナ(永遠の光)(Lux aeterna)(2018)
 (5)ヘイクル・トウマソン(1960-):私たちの最後の日が(Vor hinsti dagur)(2004)
 (6)オーラ・ヤイロ(1978-):サンクトゥス:ロンドン(Sanctus: London)(2008)
 (7)ソウラ・マルテインスドウッティル(1978-):
  主よ、わたしの手を取りお導きください(Nu legg eg þer i lofa)(2011)
 (8)ポール・ミーラー(1975-):慈しみと愛のあるところ(Ubi caritas)(2011)
 (9)伝承曲(ハフステイン・ソウロウルソン(1977-)編曲):ねんねん坊や(Sofdu, unga astin min)
 (10)ビョルン・ソーラレンセン(1962-):アニュス・デイ(神の子羊)(Agnus Dei)
 (11)シーグルズル・セーヴァルソン(1963-):アヴェ・ヴェルム・コルプス(Ave verum corpus)(2018)
 (12)伝承曲(ジョン・ハーン(1937-)編曲):谷は美しくとも(Fagurt er i fjordum)
 (13)パヴェル・ウカシェフスキ(1968-):主よ、今こそあなたは(Nunc Dimittis)(2007)
 (14)パルト・ウースベリ(1986-):天国に(In paradisum)(2016)
 (15)エリック・ウィテカー(1970-):眠り(Sleep)(2000)

 レイキャヴィーク・スコラ・カントルムによるアルバム「瞑想」第2弾は「死に対する人間の思考と感覚」をテーマにした曲集

 録音:2021年9月23-26日/スカウルホルト教会(スカウルホルト、アイスランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、61'20
 制作・録音エンジニア・編集・ミクシング:イェンス・ブラウン

 SACDハイブリッド盤。
 アイスランドの合唱団「レイキャヴィーク・スコラ・カントルム」(スコラ・カントルム室内合唱団)は、2016年、『瞑想(Meditatio)-休息(Hvild)』(BIS SA-2200)と題したアルバムをリリースしました。
 このアルバムでは「諸聖人の祝日(万聖節)」と「死者の日(万霊節)」に毎年行われるコンサートで歌われる、死別の深い悲しみを希望と慰めととらえた、20世紀と21世紀の曲によるプログラムが組まれました。
 新しいアルバム『瞑想 II(MeditatioII)』も「死に対する人間の思考と感覚」をテーマにした曲によるプログラムで歌われます。

 アメリカの作曲家ダニエル・エルダーが、アメリカ合衆国陸軍の葬儀や追悼式で演奏されるラッパ信号《Taps(葬送のラッパ)》にホレス・ロレンゾ・トリムが後につけた歌詞による《エレジー》。
 『グヴズルーンの第4 の歌』(BIS-908)を作曲したアイスランドを代表する作曲家のひとり、ヘイクル・トウマソンの《私たちの最後の日が》は、ノーベル文学賞受賞者ハトルドウル・ラクスネスの「愛と後悔、別離と死」を詠んだ詩による作品。
 ユリー・ハウスマンのドイツ語詩のシーグルビョルン・エイナルソによるアイスランド語訳をテクストにしたソウラ・マルテインスドウッティルの《主よ、わたしの手を取りお導きください》。
 ウェールズのポール・ミーラーがグレゴリオ聖歌の歌詞に作曲した《慈しみと愛のあるところ》。ポーランドのパヴェル・ウカシェフスキの『ルカによる福音書』による《主よ、今こそあなたは》。エリック・ウィテカーの《眠り》。

 「死者のためのミサ」「ミサ通常文」による作品も歌われます。聖体拝領の讃美歌『めでたし、乙女マリアより生まれ給いしまことの御体よ』をテクストにしたアイスランドのアウズル・グヴズヨンセンと、スコラ・カントルムのメンバーだったシーグルズル・セーヴァルソンの《アヴェ・ヴェルム・コルプス》。
 ラテン語のアンティフォン「天使があなたを天国に運んでくださるように」によるウクライナのガリーナ・グリゴリエヴァとエストニアのパルト・ウースベリの《天国に》。
 スコラ・カントルムのメンバー、フレイザル・インギ・ソルステインソンの《ルクス・エテルナ(永遠の光)》とビョルン・ソーラレンセンの《アニュス・デイ(神の子羊)》。
 アメリカ在住のノルウェーの作曲家オーラ・ヤイロの《サンクトゥス:ロンドン》は、単独の曲として作られた作品です。
 アイスランドの伝承曲《ねんねん坊や》と《谷は美しくとも》は、それぞれ、ハフステイン・ソウロウルソンとジョン・ハーンの編曲で歌われます。

 レイキャヴィーク・スコラ・カントルムの創設者ホルズル・アウスケルソンの指揮。
 アイスランドの南部、スカウルホルトの教会でのセッション録音です。
 
 .


BIS SA 2476
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ヴァンスカ&ミネソタ管による
 マーラーの傑作交響曲第9番!

  マーラー:交響曲第9番 ニ長調(1909-10)
   (I.27'57+II.16'35+
    III.12'25+IV.23'39 = 81'32)
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ミネソタ管弦楽団
KKC 6686
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 細部に至るまで耽美的な演奏!ヴァンスカ&ミネソタ管によるマーラーの傑作交響曲第9番!

 録音:2022年3月21-25日/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、81'32
 プロデューサー:ロバート・サフ

 SACD ハイブリッド盤。
 好評を博しているオスモ・ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団によるマーラー・シリーズ。当アルバムは交響曲第9番を収録!
 当演奏でもヴァンスカならではの緻密な構成と、細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がり。繊細かつ丁寧な音楽づくりが魅力です。
 また録音にも注目。オーケストラ全体の響きを自然にとらえ、演奏の一体感を堪能することのできる録音です。

 アルバン・ベルクが「マーラーが書いた中で最も輝かし作品」と激賞した交響曲第9番。
 形式、主題、調性あらゆる面で広大で感情的な第1楽章、喜びと遊び心に満ちた第2楽章、辛辣な皮肉と怒りを表した第3楽章、そして神秘的なアダージョで締めくくる第4楽章で構成されたマーラー最大の傑作です。

 BIS レーベルで数多くの録音を残してきたヴァンスカが最上級の演奏に達したマーラーの交響曲シリーズ。
 これまでに第1番「巨人」(KKC 6034 /BIS SA 2346)、第2番「復活」(KKC 5995 / BIS SA 2296)、第4番(KKC 6131 / BIS SA 2356)、第5番(KKC 5831 / BIS SA2226)、第6番(KKC 5994 / BIS SA 2266)、第7番(KKC 6184 / BIS SA 2386)、第10番(KKC 6321 / BIS SA 2396) がリリースされております。

 2003年にミネソタ管弦楽団の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。
 しかし、当団では経営悪化に伴う労使対立が激しさを増し、2012年10月に経営側はロックアウトを決行。その後の2012/13年のシーズンは全てキャンセルとなり、当団の存続そのものも危ぶまれる状況となりました。
 ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014年1月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミネソタ管の演奏は一層密度の濃いものとなっております。
 




CONTINUO CLASSICS



CC777 750
¥2600
ヴィオラ・ダモーレ~
 ヴィヴァルディ&シュターミツ:3つの協奏曲とソナタ

  アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
   ヴィオラ・ダモーレとオーケストラのための3つの協奏曲
    (ニ短調 RV395、ニ短調 RV393、ニ短調 RV394)
  カール・シュターミツ(1745-1801):
   ヴィオラ・ダモーレとヴァイオリンのためのソナタ イ長調
ピエール=アンリ・ゼレブ(ヴィオラ・ダモーレ)
クリストフ・ジョヴァニネッティ(ヴァイオリン)
アカデミー・ド・マンドリン・エ・ギタール・ド・マルセイユ
  (マンドリン&ギター・オーケストラ)
ヴァンサン・ベール・ドゥマンデ(マンドリン・ソロ)

 ヴィヴァルディのヴィオラ・ダモーレ協奏曲をヴィオラ・ダモーレとマンドリン&ギター・オーケストラで演奏した珍しい企画!!

 録音:2021年/マルセイユ、サン・ジョセフ教会(ヴィヴァルディ)、2022年/エポー=ベズ、シャトー・ド・リジエール(シュターミツ)/DDD、ディジパック仕様、44'13

 ヴィヴァルディのヴィオラ・ダモーレ協奏曲をヴィオラ・ダモーレとマンドリン&ギター・オーケストラで演奏した珍しい企画です。

 ヴィヴァルディはピエタ音楽院の生徒のためにヴィオラ・ダモーレを独奏とする協奏曲をいくつか作曲しました。
 また、マンドリンのための協奏曲も作曲しています。ヴィヴァルディが独奏に選んだ、倍音の響きが特徴的なこの二つの楽器を組み合わせることで、魅力の相乗効果が発揮されるのではないかという意図が、このアルバムにはあるようです。
 美しいヴェールをまとったようなヴィオラ・ダモーレの独奏と、マンドリン&ギター・オーケストラの包み込むような柔らかな空気をまとった音色が見事に融合し、独特の美しい音響を聴かせています。

 またカップリングは、マンハイム楽派の作曲家カール・シュターミツのヴィオラ・ダモーレとヴァイオリンのためのソナタ。
 カール・シュターミツは、ヴィオラ・ダモーレの名手としても知られ、この楽器のために少なくとも3曲の協奏曲を残しています。
 この作品は珍しい組み合わせのソナタで、第3楽章では、あのベートーヴェンがウェリントンの勝利(戦争交響曲)で用いたことで有名なフランス民謡「マールボロは戦場に行った」の旋律を使用しています。
 同じような形態を持ちながら異なる響きを持つヴィオラ・ダモーレとヴァイオリンの対比と融合が美しい隠れた名品です。

 ヴィオラ・ダモーレを演奏するピエール=アンリ・ゼレブは、アヴィニョンの音楽院を13歳で卒業し、ジュリアード音楽院で学んだ、プリムローズ最後の弟子であるヴィオラ奏者。
 ブーレーズの下、アンサンブル・アンテルコンタンポランのヴィオラ奏者も務め、シュトックハウゼンやホリガーら著名な現代作曲家から作品を捧げられている名手です。
 ヴィオラ・ダモーレの名手としても活躍し、いくつかのアルバムを発売しています。
 
 ヴァイオリンのクリストフ・ジョヴァニネッティは、イザイ四重奏団、エリゼ四重奏団という名弦楽四重奏団を結成し、第1ヴァイオリン奏者として活躍した名手で、現在はパリ高等音楽院の教授として後進の指導にもあたっています。
 日本では学生時代からの盟友、青柳いづみことのデュオでも知られています。

 アカデミー・ド・マンドリネ・エ・ギタールはマンドリン奏者、作曲家、マルセイユ国立音楽院の教授でもあるヴァンサン・ベール・ドゥマンデが中心となって結成されたマルセイユのマンドリンとギターによるオーケストラで、総勢30名の撥弦楽器のオーケストラの響きが圧巻です。
 




MIRARE

MIR 660
¥2900
ジュリアン=ラフェリエール(指揮)&コンスエロ管
ブラームス:セレナード

 ブラームス:
  (1)セレナード第2番イ長調Op.16
  (2)セレナード第1番ニ長調Op.11
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(指揮)
コンスエロ管弦楽団

 フランスのフレッシュな新進団体による期待のブラームス

 録音:2022年9月30日-10月3日/ヴァンセンヌ・メディアセンター/ディジパック仕様、76'59"

 チェロ奏者としても活躍するヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールのイニシアティブで2019年に創設されたコンスエロ管弦楽団。コロナ禍でせっかくの活動がままならぬ状態でしたが、これから本格的な世界進出が期待できます。
 各奏者がソロ、室内楽でも活躍する名手揃いで、フレッシュで生気あふれる解釈が魅力。

 デビューCDはブラームス。それも最も若々しく明るいセレナードなのが大歓迎。今後に目が離せません。
 




PARATY


PTY 1722270
¥2800
模倣~バッハ作品の編曲
 J.S.バッハ(ラテルナ・マギカ編):
  (1)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調BWV1015
  (2)トリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV527
  (3)主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
  (4)トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV529
  (5)主イエス・キリスト、われらを顧みたまえBWV655
  (6)トリオ・ソナタ ト長調BWV1039
  (7)目覚めよ、と呼ぶ声ありBWV645
ラテルナ・マギカ
 【ナタリー・ホウトマン&ローラ・ポーク(リコーダー)、
  ベルナール・ウォルテシュ(チェロ)、
  ラファエル・コリニヨン(チェンバロ、オルガン)】

 進化するバッハ、編曲の魅力!

 録音:2021年6月7-9日/聖アポリネールド・バラン教会/ディジパック仕様、61'39"

 2002年創設の古楽器アンサンブル「ラテルナ・マギカ」。幻燈を意味する団体名で、バッハ作品の編曲に執念を燃やして探求を続けてきました。
 彼らにとって編曲はコピーではなく「ミメーシス(模倣から本質を知る)」で、バッハ自身自作・他作を含め過去の作品を常に利用していた精神を受け継いでいるとのこと。

 リーダーのナタリー・ホウトマンはブリュッセル音楽院でリコーダーのプルミエ・プリを取った後、尺八も学んだという学究肌。
 今回もトリオ・ソナタのほか、タルコフスキーの映画「惑星ソラリス」で人気のコラール前奏曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」も入っているのが注目です。
 
 


PTY 2022390
¥2800
3人の美女
 ~ルネサンス期から初期バロックのイタリア・ポリフォニー歌曲

  マレンツィオ、ガストルディ、パレストリーナ、
  モンテヴェルディ、フェスタ、ダ・ノーラ、
  ソト、プリマヴェーラ、ナニーノ、
  ベラッシオ、バンキーニの作品による
アッラ・フランチェスカ
 【ヴィヴァビアンカルーナ・ビッフィ(歌、ヴィオラ・ダルコ)、
  クリステル・ボワロン(歌)、
  ブリジット・レーヌ(歌、ゴチックハープ)】

 3人の美女の声による美しいポリフォニー

 録音:2021年7月/ヴィルファヴァール教会/ディジパック仕様、50'40"

 音楽学者にして歌手、ハープ奏者のブリジット・レーヌ率いるアッラ・フランチェスカがイタリアの後期ルネサンスから初期バロック、ポリフォニー歌曲に挑戦しました。
 モンテヴェルディ、パレストリーナ、マレンツィオ、フェスタら北イタリアの大作曲家に加え、プリマヴェーラのナポリ風ヴィラネッラがコントラストを作っています。
 
 

PTY 2222129
¥2800
祝福されしこだま~
 エリザベス一世とジェイムズ一世時代のリュート・ソング集
ロビン・ファロ(指揮)
アンサンブル・プレ・ド・ヴォートル・オレイユ
  (1)フェッラボスコ二世:貧しいハーミットのように
  (2)ロバート・ジョーンズ:横たわれ、悲しい心よ
  (3)トマス・フォード:パヴァン、リチャード・ウェストン卿の喜び
  (4)ロバート・ジョーンズ:もしこの肉体の中に
  (5)マイケル・カヴェンディッシュ:この場所で彷徨う
  (6)ジョン・ダウランド:行け透き通った涙よ
  (7)フェッラボスコ二世:2つのリラ、ヴィオールのためのアルメイン
  (8)フォード:では私の愛をどう表したらよいか
  (9)ダウランド:別れのファンタジー
  (10)フェッラボスコ二世:2つのリラ、ヴィオールのためのコラント
  (11)フィリップ・ロセター:ローラが微笑むとき
  (12)ジョーンズ:あなたの愛を求めたら
  (13)フォード:12年のうちに2度言った
  (14)ダウランド:彼女は私の過ちを赦してくれるだろうか
  (15)ジョーンズ:かつて私は残酷な心を救った
  (16)フォード:パヴァン、メイン氏の選択
  (17)トマス・キャンピオン:荒天に船出するな
  (18)アンソニー・ホルボーン:楽園(全5部)
  (19)ロビン・ファロ:功徳

 イギリス黄金時代のリュートソング集

 録音:2021年9月/サン・シルヴァン教会(サン・ソーヴァン)/ディジパック仕様、72'29"

 「あなたの耳のそばで」という意の団体名によるアンサンブル・プレ・ド・ヴォートル・オレイユ。
 2018年にエリザベス朝作品のCD をリリースしましたが、さらなる探求で声楽にリュートのタブラチュアの付いた譜が数多く存在することを知り、当時出版された美しい作品を集め、イギリス・リュートソングの偉大な伝統を味わせてくれます。
 ピッチは405Hz。
 




CAPRICCIO



C5469
¥2700
ゴルターマン(独1824-1898):チェロ協奏曲第1番/交響曲 他
 チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op. 14
  1. I. Allegro moderato
  2. II. Andante
  3. III. Allegro moderato
 4. ロマンス イ短調 Op. 60 No. 1
 5. バラード ト長調 Op. 81
 交響曲 イ短調 Op.20‛&世界初録音
  6. I. Sostenuto — Allegro con fuoco
  7. II. Andante con moto
  8. III. Scherzo. Presto
  9. IV. Allegro di molto
ジャマル・アリエフ(チェロ)...1-5
ウィーン放送交響楽団
ハワード・グリフィス(指揮)
NYCX-10393
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音:2022年6月7-10日 Radio Kuiturhaus、ウィーン(オーストリア)/総収録時間:60分

 知る人ぞ知るドイツ・ロマン派の作曲家ゲオルク・ゴルターマン。待望のチェロ協奏曲第1番、そして初録音の交響曲が登場!

 チェロ奏者の間では知らぬ人はいないとも言われるゲオルク・ゴルターマン。北ドイツのハノーファーに生まれ、ベルンハルト・ロンベルクの弟子クリスティアン・プレルにチェロを学んでいち早く頭角を現し、23歳でミュンヘンに移った時にはすでにチェロのヴィルオゥオーゾとしてよく知られる存在だったそうです。ミュンヘンではヨーゼフ・メンターにチェロを、イグナーツ・ラハナーに作曲を学びました。その後、ヴュルツブルク劇場の第1チェロ奏者兼指揮者を経てフランクフルト歌劇場のカペルマイスターとなり、亡くなるまでの40年間を同地で過ごしました。

 ゴルターマンは作曲にも勤しみ、作品番号が付いたものは133曲を数えます。彼のチェロ協奏曲は全部で5曲とも8曲とも言われますが、演奏の難度と楽曲の充実度で最もハイレベルとみなされるのがここに収録された第1番。
 第2楽章アンダンテは「カンティレーナ」の名前でカザルスがアンコール・ピールとして録音していますが、全曲盤は久しくなかっただけに貴重な録音です。
 シューマンやメンデルスゾーンを思わせる、馥郁としたハーモニーと胸を高鳴らせるような旋律に満ち、ヴィルトゥオーゾ的なソロの見せ場にも事欠きません。今日のコンサート・レパートリーに定着していないのが不思議です。
 2曲の小品も美しいメロディの宝庫。ソロを弾くジャマル・アリエフは1993年アゼルバイジャン生まれで、その才能に目をとめたモスクワ音楽院とメニューイン音楽学校(ロンドン)が競って招いたという逸材。
 ロンドンを選んだアリエフは、2017年のBBCプロムス「ジョン・ウィリアムズ85歳記念プログラム」のソリストに起用されるなど注目を浴び続けています。
 世界初録音となる交響曲は32分ほどの作品で、こちらも耳と心にすっと入って来るメロディがたくさんあります。例えるならば、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」のような交響曲といったところ。

 ※国内仕様盤には本田裕暉氏による日本語解説が付属します。

 
 
 .


C5497
(2CD)
¥2800→\2590
ベルリン国立歌劇場管メンバーによる
リヒャルト・シュトラウス:
 管楽アンサンブルのための作品全集
ベルリン国立歌劇場管弦楽団のメンバー
グレゴール・ヴィト(指揮)
  【CD1】
   管楽器のためのソナチネ第1番 ヘ長調「傷病兵の仕事場より」 TrV 288
    - 16管楽器のために
     1. Allegro moderato
     2. Romanze. Andante - Menuett. Tempo di Menuetto
     3. Finale. Molto Allegro
     4. セレナード 変ホ長調 Op. 7 – 13管楽器のために
     5. ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
      (マティアス・プフラウムによる管楽器とパーカッション編)
  【CD2】
   組曲 変ロ長調 Op. 4 TrV 132 – 13管楽器のために
    1. Praludium
    2. Romanze. Andante
    3. Gavotte. Allegro
    4. Introduction und Fuge
   管楽器のためのソナチネ第2番 変ホ長調 「楽しい仕事場」 TrV 291
    - 16管楽器のために
     5. Allegro con brio
     6. Andantino, sehr gemachlich
     7. Menuett. Etwas lebhaft – Cantabile
     8. Einleitung. Andante – Allegro

 録音:2020年12月1-4日、2021年3月1-5日 Staatsoper Unter den Linden,Apollosaal、ベルリン(ドイツ)/総収録時間:120分

 リヒャルト・シュトラウスに所縁の深いベルリン国立歌劇場管弦楽団のメンバーによる、親しみやすく魅力的な管楽アンサンブル作品集。

 ホルン奏者の父親を持つリヒャルト・シュトラウスは管楽器のために魅力的な作品を多数書いています。
 協奏曲も合奏曲も、モーツァルト作品のような晴朗で優美なメロディに、ロマン派のサウンドを(しかし重くならないように)まとわせた作品ばかり。
 この2枚組ディスクでは、管楽アンサンブルによる作品をすべて収めています。
 特に13管楽器のためのセレナードと組曲は同じ編成によるモーツァルトの「グラン・パルティータ」を思わせる立派で美しい作品。

 演奏は2022年12月に来日して見事な演奏を聞かせたベルリン国立歌劇場管弦楽団のメンバー。
 リヒャルト・シュトラウスは1898年から1920年にかけて同歌劇場の指揮者/音楽総監督を務め、客演指揮者時代を含めると実に1,200回もの公演を指揮しました。
 同歌劇場はシュトラウスの音楽総監督退任100周年となる2020年に特別プログラムを組み、10回に及ぶ室内楽曲の全曲演奏会を予定していましたが、新型コロナウイルスのパンデミックで中止となってしまいました。
 その後、無観客で配信した管楽アンサンブルの演奏が好評を博したことからセッション録音の計画が浮上し、このCDに結実しました。
 指揮者のグレゴール・ヴィットはバレンボイムの指名によって1993年以来同歌劇場管弦楽団の首席オーボエ奏者を務めていますが、ここでは楽団の同僚たちが存分に演奏できるよう指揮に専念しています。
 アルバムを通して古典的な構成の曲が並ぶ中で、「ティル」の編曲版では楽団員の名技・妙技を存分に堪能できます。

 
 



.

BERLIN CLASSICS



BC 0302808
【初紹介旧譜】
¥2700→\2490
平崎真弓(ヴァイオリン)
 ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル:1687-1755):
  合奏協奏曲、ソナタ、シンフォニア集


  ファンファーレ、ヴァイオリン協奏曲ニ長調、
  ソナタハ短調、ヴァイオリン協奏曲変ロ長調、
  Imitation des Caracteres de la Danse
  ヴァイオリン協奏曲変ホ長調、
  シンフォニア変ロ長調、ソナタ ニ長調
平崎真弓(Vln)
コンチェルト・ケルン

 平崎 真弓は2006年にヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクール(ヴァイオリン/バロック・ヴァイオリン部門)で第2位受賞。2008年にブルージュ国際古楽コンクールで第3位受賞。
 フォルクヴァング音楽大学講師。ザルツブルク・モーツァルテウム大学教授。
 コンチェルト・ケルンコンサートミストレス。

 大絶賛を博したビーバーに続いてピセンデルに挑む。


平崎真弓(ヴァイオリン)
PASSACAILLE RECORDSの旧譜



 PAS 1080
\2600→\2390
平崎真弓とロレンツォ・ギエルミ
『スコルダトゥーラの技法』
 ビーバーからタルティーニまでのヴァイオリン作品集

 (1)ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
  ソナタ第6番 ハ短調、C143 -
   ヴァイオリン独奏のためのソナタ集(ザルツブルク/ ニュルンベルク1681年)
 (2)ヨハン・ヨゼフ・フィルスマイヤー(1663-1722):
  ヴァイオリン・パルティータ第5番 ト短調 -
   宮廷のための技巧的調べ(ザルツブルク1715 年)
 (3)カルロ・アンブロジオ・ロナーティ(1645-c.1715):
  ヴァイオリン・ソナタ第1 番(第7番)ト短調 -
   ヴァイオリンと低音のための12 のソナタ(ミラノ1701年)
 (4)作曲者不明:
  ヴァイオリン独奏のためのバレット ト短調 -
   クレムジア/クロムニェジーシュに残る手稿譜 A4683(1670年以後)
 (5)ピエトロ・カストルッチ(1679-1752):
  ソナタ第12番 イ長調 -
   ヴァイオリンとヴィオローネまたはチェンバロのためのソナタ集作品1(アムステルダム1718年)
 (6)ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):
  パストラーレ イ長調 - 低音を伴うヴァイオリンのための12のソナタ作品1(ロンドン1734年)
 (7)ビアッジョ・マリーニ(1594-1663):
  ヴァイオリンのための創意の第2ソナタ-
   風変わりで当世風のソナタ、シンフォニー、カンツォン...作品8(ヴェネツィア1629年)
 平崎真弓(ヴァイオリン)、
  使用楽器:
  ・クリスティアン・ザガー(チューリッヒ2003年)
   スコルダトゥーラ g-d'-a'-e''(ビーバー&マリーニ)、
   スコルダトゥーラ g-d'-a'-d''(ビーバー、フィルスマイヤー&作曲者不明の作品)、
   スコルダトゥーラ a-e'-a'-e''(タルティーニ)、スコルダトゥーラ g-d'-a'-c''(マリーニ)、
  ・ジュゼッペ・ガッフィーノ(パリ1750年頃)、スコルダトゥーラ g-d'-g'-d''(ロナーティ)、
  ・ティエルケ周辺の製作者(ハンブルク1700年頃)、スコルダトゥーラ a-e'-a'-e''(カストルッチ)
 
 クリストフ・ウルバネツ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ヨハネス・レッシャー(ヴィオローネ)、
 ミヒャエル・フライムート(リュート、テオルボ、バロック・ギター)、ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
 KKC 6314
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3000+税

 平崎真弓とロレンツォ・ギエルミのデュオと仲間たちによるスコルダトゥーラ(変則調弦)を使用したバロック・ヴァイオリン作品集

 セッション録音:2019年11月16-19日/ドイツ放送カンマームジークザール(ケルン)
 PAS 1080:DDD、ディジパック仕様、75'44
 KKC 6314:輸入盤・日本語帯・解説付【ベルント・ハイダー著(翻訳・補筆・注:香住隼)】

 現在、ヨーロッパで最高のバロックデュオとして高く評価されている、平崎真弓とロレンツォ・ギエルミのデュオと仲間たちによるスコルダトゥーラを使用したバロック・ヴァイオリン作品集です。

 スコルダトゥーラとは変則調弦のことで、弦楽器の調弦を通常とは異なる調にし、響きや音色を変化させる技法のこと。
 主にバロック時代のボヘミアで流行しましたが、このアルバムには、ボヘミアのビーバーとその弟子のフィルスマイヤーの作品だけでなく、スコルダトゥーラを初めて作品に導入したというイタリアのマリーニから、ミラノ出身のロナーティ、ヘンデルの同僚でイギリスで活躍したカストルッチ、「悪魔のトリル」で知られるタルティーニまで、ボヘミア以外の作曲家のスコルダトゥーラによるヴァイオリン作品も集めた好企画盤です。

 平崎真弓は数種類のヴァイオリンと多様に調弦された楽器を用いて、まばゆいほどの技巧でこの一風変わった、なんとも魅力的なヴァイオリン作品の数々を奏でています。時折加えられる即興的装飾もセンス抜群です。
 ギエルミら精鋭揃いの通奏低音奏者たちも、雄弁な演奏で見事にヴァイオリンを支えています。驚くほど豊穣で多彩なスコルダトゥーラの技法を、圧巻の演奏で堪能できる一枚です。


 以下、KKC 6314のみのコメントです。
  国内仕様盤(KKC 6314)にはベルント・ハイダー著「響きのカメレオン」の香住隼による翻訳・補筆・注の日本語解説書付。実に読み応えのある内容となっております。
.


 PAS 1088
(2CD)
\3400→\3090
平崎真弓(ヴァイオリン)
 ビーバー:ロザリオ・ソナタ
平崎真弓(ヴァイオリン)
ヤン・フライハイト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ミヒャエル・フライムート(アーチリュート、テオルボ)
ヨハネス・レッシャー(ヴィオローネ)
クリスティーネ・ショルンスハイム(チェンバロ)
 KKC 6610/11
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400

 スコルダトゥーラを極めた一大演奏、考え抜かれた構築と煌めくファンタジー、ケルンの名手・平崎真弓の「ロザリオ」!

 [使用楽器]
  Giuseppe Gaffino (Paris, c. 1750) ...ソナタ第6・15番
  Klotz Family (Mittenwald, late 18th century) ...ソナタ第11 番
  Johannes Loescher (Cologne, 2019) ...ソナタ第3・7・8・9・12番
  Christian Sager (Zurich, 2003) ...ソナタ第1・4・10・16 番
  Workshop environment of Tielke (Hamburg, c. 1700) ...ソナタ第2・5・13・14番
 [弓]
  Richard Moser (Cologne, 2019)
  Daniel Koop (Cologne, 2016 & 2017)

 録音:2020年9月14-18日、2021年4月7-10日/ケルン、ドイツ放送カンマームジークザール/74'15''、55'35''

 ケルン在住、コンチェルト・ケルンのコンミスを務めるなど数々の名門古楽オケで演奏し、ソロでも意欲的な活動を続けるヴァイオリニスト平崎真弓。
 前作アルバム『スコルダトゥーラ(変則調弦) の技法』(PAS-1080 / KKC-6314) が「レコード芸術」誌で特選盤になるなど国内でも高い評価を受け、一躍スコルダトゥーラのスペシャリストと目されています。
 そんな彼女にスコルダトゥーラの可能性をとことん掘り下げて書かれた『ロザリオ・ソナタ』はまさにうってつけ、待ってましたと叫びたくなる好企画の登場です。

 この一種異様な、技巧的にも楽器的にも扱いづらい演奏者泣かせの曲集に対して、平崎は複数のヴァイオリンを使用。各ソナタとの相性を吟味しながらしっかりと納得のいく全体を組み立てていきます。
 無数の調弦が織り成す緊張度と色彩、豊かな音楽性が、揺るぎない土台と煌めくファンタジーによって鮮烈かつ華麗に鳴り響く、考え抜かれた本格演奏。
 ソロの素晴らしさはもちろんのこと、共演陣もショルンスハイムはじめ腕に覚えありの名人ぞろいで、ハイレベルなアンサンブルにも注目です。

 
 

BC 0302884
【初紹介旧譜】
¥2700
ホワイト・レターズ マリーナ・バラノヴァ(pf)
 ブロッホ:「子供たち」より第10曲 夢/
 ドビュッシー(バラノヴァ編):もう家のない子供たちのクリスマス/
 ミコラ・ドミトロヴィチ・レオントヴィチ(1877-1921):鐘のキャロル(ピアノ版)/
 マリーナ・バラノヴァ:夜明けの来ない夜はない/
 バラノヴァ/セシル・シャミナード(1857-1944):鳥たちのキャロル/
 ブロッホ「子供たち」より第3曲母と一緒に/
 グレゴリー・フリード(1915-2012):子供の小品 Op.41より
  第17曲練習曲「Dance of the Silvan Dew Drops」/
 ラヴェル(バラノヴァ編):おもちゃのクリスマスバラノヴァ:Kolyada/
 ファリャ:マズルカ ハ短調/
 ロージー・ヴェルトヘイム(1888-1949):子供の遊戯
 バラノヴァ:ミーンホワイル・イン・ザ・パスト/
 クリスマス オラトリオ(サン=サーンスの「クリスマス・オラトリオOp.12」による)/メイク・ア・ウィッシュ
 ホームランド(モーツァルトの「ピアノ協奏曲第27番より第2楽章)/ホワイト・レターズ
 

BC 0302827
(4CD)
【初紹介旧譜】
¥4000
ギュトラーのクリスマス ルートヴィヒ・ギュトラー(Trp、指揮)
ザクセン・ヴィルトゥオーゾ
 Disc. 1
  マンフレディーニ:合奏協奏曲ハ長調Op. 3-12
  J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオより「シンフォニア」
  パヴェル・ヨーゼフ・ヴェイヴァノフスキー(1633-1693):ソナタ・ナタリス
  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「安らぎ、 降誕祭のために」RV.270
  トレッリ:合奏協奏曲ト短調Op.8-6
  ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン(1683-1729):降誕祭の夜のためのパストラーレ
  ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623-1680):ソナタ・ナタリス
  コレッリ:合奏協奏曲「クリスマス協奏曲」Op.6-8
    ザクセン・ヴィルトゥオーゾ
 Disc. 2
  ヴァレリウス・オットー(1579-1612):イントラーダ変ホ長調/
  ベートーヴェン:ヘンデルの「娘シオンよ、大いに喜べ」」による5つの変奏曲/
  ヨハネス・クリューガー(1598-1662):我いかに汝を迎えん/
  J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV.1051/
  ギュトラー:アルマンドとクーラント/プレトリウス:主に向って歓呼せよ/
  シュメルツァー:組曲ハ長調より/プレトリウス:一輪のばらが咲いて/
  メルヒオール・ヴルピウス(1570-1615):一輪のばらが咲いて/
  ウィリアム・ブレイド(1560-1630):一輪のばらが咲いて/
  ヨハン・ヴァルター(1496-1570):われらの御子はきょう生まれたまえり/
  ギスベルト・ネーター(1948-2021):ヨゼフよ 私の愛しいヨゼフよ/
  ヴァルター・ヘンゼル(1887-1956):後奏曲/バルトリーニ:カンツォン第30番/
  プレトリウス:羊飼いたちはみ使いらの歌/ギュトラー:来たり聞けよ御告げを/
  アドルフ・ブッシュ(1891-1952)(ベルンハルト・ギュトラー編):
   黒人霊歌による7つのマドリガルOp.58b/
  バスティアン・チャイルズ:カンツォン第31番/
  ヨハネス・エッカールト(1553-1611):高き天よりわれは来たれり/プレトリウス:カンツォーナ/
  J.S.バッハ:コラール/エッカールト:コラール/プレトリウス:甘き喜びのうちに/
  ジェレミヤ・クラーク(1674-1707):デンマーク王子の行進曲/
  リスト:キリストはお生まれになった
 (全曲ブラス編曲版)
    ルートヴィヒ・ギュトラー・ブラス・アンサンブル
 Disc. 3
  ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調RV.589、マニフィカト ト短調RV.611
  ザクセン・ヴィルトゥオーゾ、ハレンザー・マドリガリステン
  J.S.バッハ:いと高きにある神に栄光あれBWV.191
    ザクセン・ヴィルトゥオーゾ、ヴィエナ・コンチェントゥス・ヴォカリス
 Disc. 4
  ピエトロ・トッリ(1650-1737):イントラーダ
  ヴェイヴァノフスキー:ミサ・サルヴァトリスより
  ブレイド:パドゥン
  テレマン:汝らキリスト者よ こぞりて主をたたえよTWV 1:1066
  ゴットフリート・フィンガー(1660-1730):ソナタ第3番
  J.S.バッハ:カンタータ第110 番「笑いはわれらの口に満ち」BWV.110より
  リュリ:Marches militaires et airs pour le carrousel de Monseigneur
  シュメルツァー:Venite ocius, transeamus usque in Bethlehem
  ヘンデル:マカベウスのユダHWV.63より「シオンの娘よ、よろこべ」
  ビーバー:26声のミサ・アレルヤより
    ルートヴィヒ・ギュトラー・ブラス・アンサンブル、
    ザクセン・ヴィルトゥオーゾ、ザクセン声楽アンサンブル
 

BC 0302815
(2CD)
【初紹介旧譜】
¥3000
J.S.バッハ:オルガン曲集 イェルク・ハルベック(Org)
 Disc. 1
  前奏曲とフーガ ハ短調BWV.546/
  コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV.717/
  コラール「われいずこにか逃れゆくべき」BWV.694/
  幻想曲とフーガ ハ短調BWV.537/
  コラール「イエス、わが喜び」BWV.713/
  コラール「キリストは死の絆につきたまえり」BWV.695/
  コラール「わが魂は主をあがめ」BWV.733/
  コラール「最愛なるイエスよ、われらここに集いて」BWV.706/
  コラール「われ汝に別れを告げん」BWV.736/
  コラール「われ心よりこがれ望む」BWV.727/
  前奏曲とフーガ ホ短調BWV.548
 Disc. 2
  幻想曲ト長調BWV.572/
  コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV.711/
  コラール「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BWV.734/
  コラール「最愛のイエス、われらここ集いて」BWV.730/
  フーガ ト短調「小フーガ」BWV.578/
  コラール「全能なる神を讃えよ」BWV.704/
  コラール「神の御子は来たれり」BWV.703/
  コラール「神のひとり子なる主キリスト」BWV.698/
  コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.699/
  コラール「高き御空よりわれは来れり」BWV.701/
  コラール「われらキリストを讃えまつらん」BWV.696/
  コラール「イエス・キリスト、汝ほめ讃えられよ」BWV.697/
  コラール「いとしきイエスはわが慰めなれ」BWV.702/
  コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV.709/
  トッカータとフーガ ニ短調BWV.538
 

BC 0302816
(2CD)
【初紹介旧譜】
¥3000
J.S.バッハ:オルガン曲集 イェルク・ハルベック(Org)
 Disc. 1
  トッカータとフーガ ニ短調BWV.565/
  コラール「輝く暁の星のいと美わしきかな」BWV.739/
  コラール「汝平和の君、主イエス・キリスト」BWV.1102/
  コラール「イエス・キリスト夜に入りし時」BWV.1108/
  前奏曲イ短調BWV.569/
  フーガ イ短調BWV.958/カンツォーナ ニ短調BWV.588/
  前奏曲とフーガ ト短調BWV.535a/
  コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV.715/
  コラール「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」BWV.1100/
  コラール「かくも喜びに満てるこの日」BWV.719/
  フーガ ト長調BWV.577/
  コラール「天にましますわれらの父よ」BWV.737/
  コラール「おお穢れなき神の子羊」BWV.1085/
  前奏曲とフーガ イ短調BWV.551
 Disc. 2
  幻想曲ト短調BWV.542/
  パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582/
  前奏曲とフーガ ホ長調BWV.566/
  前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532/
  グロッケンシュピール/フーガ ト短調BWV.542/
  トッカータ ニ短調BWV.565


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

.

MAGISTRALE



MG17-60004-2
¥2700→\2490
1975年、ヴァント+バーゼル交響楽団、完全初出ライヴ!
 モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ
  [4:24][3:57][4:20]
 ストラヴィンスキー:組曲「プルチネルラ」
   [21:21]
 ブラームス:交響曲第2番
  [15:34][ 9:25][ 5:29][ 9:06]
ギュンター・ヴァント指揮
バーゼル交響楽団

 第3弾は音盤初顔合わせ!ヴァント+バーゼル交響楽団。完全初出ライヴ!UHQCDで登場。スイス放送による名録音!抜群の臨場感。

 1975年11月12日バーゼルシュタッドカジノ音楽ホール・ライヴ

 イギリス、エセックスに企画室を置く新レーベルMAGISTRALE第3弾。
 音盤初顔合わせとなるヴァントVSバーゼル響のライヴです。
 ヴァントは長らくスイス在住でしたがご当地ライヴはこれが初めて。

 1975年というとまだブルックナー全集を完成させる前、NHK交響楽団への客演前といういわば巨匠への道の前哨戦とも言える時期です。

 イキイキとしたモーツァルト。そしてストラヴィンスキーの「プルチネルラ」は活動晩年にはレパートリーから外してしまいましたがこの時代の得意曲。贅肉を削ぎ落した造形で刺激的な音を駆使した名演。
 ブラームスもスポーティな中にも第二楽章ではねっとりと歌われたりとタダものではない輝きに満ちております。
 スイスの自宅庭でのポートレートはスイスの大写真家ヘルゲ・テレン氏によるものでデザインも買って出てくれました。
 ヴァントが持つ狂気の部分が良く現れております。技術を誇るスイス放送による優秀な名録音。
 日本が世界に誇るフォーマットであるUHQCDであることも注目の名演です。
 


<メジャー・レーベル>
.

DECCA



4853946
(CD)
\2900→\2690
20代指揮者としてはどうやら頭ひとつ抜き出た
 クラウス・マケラ~
  ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』・『火の鳥』

  イーゴリ・ストラヴィンスキー:
   バレエ《春の祭典》(1947年版)
    バレエ《火の鳥》(1910年版)
クラウス・マケラ(指揮)
パリ管弦楽団
4853947
(2LP)
\5900

 ●2022年10月、全国が注目する来日ツアーを果たした26歳のスター指揮者クラウス・マケラとパリ管弦楽団。
  来日プログラムのメイン曲、ストラヴィンスキーの《春の祭典》と《火の鳥》を収録した、音楽監督を務めるパリ管との録音第1弾をリリース。

 ●クラウス・マケラは1996年フィンランド生まれの26歳。
  12歳からシベリウス・アカデミーにてチェロと指揮を学び、若くしてスウェーデン放送交響楽団の首席客指揮者に就任したほか、これまでにフィンランド放送響、ヘルシンキ・フィル、ライプツィヒ放送響など、世界の一流オーケストラと共演し、いずれも高い評価を得て「数十年に一度の天才指揮者の登場」とも評される大成功を収めています。

 ●2020年、24歳の若さでノルウェーのオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任、翌2021年のシーズンからは、名門パリ管弦楽団の音楽監督にも就任しました。
  先日、楽団員の投票により、2027年から10年契約でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任することも発表されるなど、クラシック界の新時代を象徴するニュースで大きな話題を集めました。

  【録音】2022年10月5-7日、パリ、フィラルモニ・ド・パリ



クラウス・マケラ/シベリウス:交響曲全集
あまりの評判に一時期市場からなくなり、長く手に入らなかった人気のセット
その後再登場したが、CDショップの人間は肝を冷やした


4852256
(4CD)
\5800→\5590
フィンランドの新星指揮者クラウス・マケラ
 ~いきなりのシベリウス:交響曲全集


シベリウス:
《CD 1》
 1-4) 交響曲第1番ホ短調Op.39、
 5-8) 交響曲第2番ニ長調Op.43/
《CD 2》
 1-3) 交響曲第3番ハ長調Op.52、
 4-7) 交響曲第4番イ短調Op.63/
《CD 3》
 1-3) 交響曲第5番変ホ長調Op.82、
 4-7) 交響曲第6番ニ短調Op.104/
《CD 4》
 1-4) 交響曲第7番ハ長調Op.105、
 5) 交響詩『タピオラ』Op.112、
 6-8) 3つのフラグメント(ティモ・ヴィルタネン校訂)
クラウス・マケラ(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

 フィンランド期待の若手指揮者によるデビュー・アルバム

 ●シベリウスの交響曲全集(第1-7番)と未完の第8番の楽章、最後の交響詩『タピオラ』を収録したクラウス・マケラ、シベリウス、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団というスカンジナビアのトリオによるアルバムです。

 ●クラウス・マケラはフィンランド期待の若手指揮者です。オスロ・フィルは100年以上、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、日本、オーストリア、ノルウェー、スイス、ラトヴィアで演奏を行っています。
  1921年にはシベリウス自身が指揮をしたコンサートもありました。

 ●「マケラのDNAの中にはシベリウスの音楽があり、彼が作品に対してどんな斬新な捉え方をするのか、それを見るのが楽しみだった」(『バックトラック』[イギリスのオンライン音楽雑誌])

 ●2022/23シーズンよりダニエル・ハーディングの後を受けてパリ管弦楽団の音楽監督に就任。

 【録音】2021年5月25日(第1番)、2月4-5日(第2番)、11-12日(第3番、第5番)、18-19日(第4番)、3月4-5日(第6番)、11-12日(第7番)、5月31日-6月1日(タピオラ)、6月1日(3つのフラグメント)
 

 



.

オーストラリアELOQUENCE



4844722
(20CD)
\12600→\11590

《エリー・アーメリング~バッハ・エディション》

 アーメリングがデッカとフィリップスに行ったバッハ録音が初めてまとめて発売



J.S.バッハ:
《CD 1》
 1-8) カンタータ第199番《わが心は血の海に漂う》BWV199、
 9-13) カンタータ第51番《全地よ、神に向かいて歓呼せよ》BWV51
 【演奏】
  ゲルノート・シュマルフス(オーボエ)(1-8)、ユルゲン・クスマウル(ヴィオラ)(1-8)、
  モーリス・アンドレ(トランペット)(9-13)、
  ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)ドイツ・バッハゾリステン
   【録音】1969年9月、オランダ/
《CD 2》
 1-6) カンタータ第32番《慕わしいイエス、私の願いよ》BWV32、
 7-14) カンタータ第57番《試練に耐うる人は幸いなり》BWV57
  【演奏】
   ヘルマン・プライ(バリトン)、インゴ・ゴリツキ(オーボエ)(1-6)、サシュコ・ガヴリーロフ(1-6)、
   エルンスト・マイアー=シールニンク(7-14)(ヴァイオリン)、
   ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)ドイツ・バッハゾリステン
    【録音】1970年3月、オランダ/
《CD 3》
 1-7) カンタータ第140番《目覚めよとわれらに呼ばわる物見らの声》BWV140、
 8-15) カンタータ第80番《われらが神は堅き砦》BWV80
 【演奏】
  リンダ・フィニー(コントラルト)(1-7)、アルド・バルディン(テノール)、サミュエル・レイミー(バス)、
  ホセ=ルイス・ガルシア(ヴィオリーノ・ピッコロ)(1-7)、
  ニール・ブラック(オーボエ)、ジェイムズ・ブラウ(オーボエ・ダ・カッチャ)、
  ロンドン・ヴォイセズ、レイモンド・レッパード(指揮)イギリス室内管弦楽団
   【録音】1981年2月、ロンドン/
《CD 4》
 1-5) カンタータ第84番《我はわが幸いに心満ちたり》BWV84、
 6-11) カンタータ第52番《悪しき世よ、わらは汝に頼まじ》BWV52、
 12-16) カンタータ第209番《悲しみを知らぬ者》BWV209
  【演奏】
   ウィリアム・ベネット(フルート)(12-16)、ロンドン・ヴォイセズ、
   レイモンド・レッパード(指揮)イギリス室内管弦楽団
    【録音】1981年5月、ロンドン/
《CD 5》
 1-6) カンタータ第130番《主なる神よ、われらこぞりて汝を頌め》BWV130、
 7-9) カンタータ第101番《主、まことの神よ、われらから取り去りたまえ》BWV101、
 10-16) カンタータ第67番《死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ》BWV67
  【演奏】
   ヘレン・ワッツ(コントラルト)、ヴェルナー・クレン(テノール)、
   トム・クラウゼ(バリトン)、アンドレ・ペパン(フルート)(1-6)、
   ローザンヌ・プロ・アルテ合唱団、
   エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
    【録音】1968年8月-9月、ジュネーヴ/
《CD 6》
 1-7) カンタータ第10番《我が魂は主を崇め》BWV10、8-18) マニフィカト ニ長調BWV243
 【演奏】
  ハンネッケ・ヴァン・ボルク(ソプラノ)(8-18)、ヘレン・ワッツ(コントラルト)、ヴェルナー・クレン(テノール)
  トム・クラウゼ(バリトン)(8-18)、マリウス・リンツラー(バス)(1-7)、ウィーン・アカデミー合唱団、
  カール・ミュンヒンガー(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団
   【録音】1968年5月、シュトゥットガルト/

《CD 7》
 1-6) ミサ曲ト短調BWV235、7-12) ミサ曲ト長調BWV236
  【演奏】
   ビルギット・フィニレ(コントラルト)、テオ・アルトマイアー(テノール)、ウィリアム・ライマー(バス)、 
   ヘルムート・ヴィンシャーマン(オーボエ)、ヘルフォート・ヴェストフェーリッシェ・カントライ、
   ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)ドイツ・バッハゾリステン
    【録音】1969年、オランダ/

《CD 8-9》
 ミサ曲ロ短調BWV232
  【演奏】
   イヴォンヌ・ミントン、ヘレン・ワッツ(コントラルト)、ヴェルナー・クレン(テノール)、トム・クラウゼ(バリトン)、
   ウィーン・ジングアカデミー、
   カール・ミュンヒンガー(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団
    【録音】1970年5月―6月、ウィーン/

《CD 10-12》
 マタイ受難曲BWV244
  【演奏】
   ピーター・ピアーズ(テノール)、ヘルマン・プライ(バス・バリトン)、
   マルガ・ヘフゲン(アルト)、フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、
   トム・クラウゼ(バリトン)、シュトゥットガルト・ヒムヌス少年合唱団、
   カール・ミュンヒンガー(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団
    【録音】1964年7月、シュトゥットガルト/

《CD 13-14》
 ヨハネ受難曲BWV245
  【演奏】
   ユリア・ハマリ(アルト)、ヴェルナー・ホルヴェーク(テノール)、
   ヘルマン・プライ(バス)、ディーター・エレンベック(テノール)、
   ヴァルター・ベリー(バス・バリトン)、シュトゥットガルト・ヒムヌス少年合唱団、
   カール・ミュンヒンガー(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団
    【録音】1974年6月-7月、10月、シュトゥットガルト/

《CD 15》
 復活祭オラトリオBWV249
  【演奏】
   ヘレン・ワッツ(コントラルト)、ヴェルナー・クレン(テノール)、トム・クラウゼ(バリトン)、
   ウィーン・アカデミー合唱団、カール・ミュンヒンガー(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団
    【録音】1968年5月、シュトゥットガルト/

《CD 16-17》
 クリスマス・オラトリオBWV248
  【演奏】
   ヘレン・ワッツ(コントラルト)、ピーター・ピアーズ(テノール)、トム・クラウゼ(バリトン)、L-becker Kantorei、
   カール・ミュンヒンガー(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団
    【録音】1966年9月、シュトゥットガルト/

《CD 18-20》
 クリスマス・オラトリオBWV248
  【演奏】
  ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)、ホルスト・ラウベンタール(テノール)、
  ヘルマン・プライ(バス)、テルツ少年合唱団、
  オイゲン・ヨッフム(指揮)バイエルン放送交響楽団・合唱団
   【録音】1972年10月、ミュンヘン
エリー・アーメリング(ソプラノ)

 祝90歳記念。「完璧なバッハ・ソプラノ」によるバッハ声楽曲集。
 CD20枚組BOXセット

 ●オランダのソプラノ歌手エリー・アーメリングが今年(2023年)90歳を迎えます。
  それを記念して、アーメリングがデッカとフィリップスに行ったバッハ録音が初めてまとめて発売されます。CD20枚組BOXセット。限定盤。

 ●アーメリングは『グラモフォン』誌に「最も完璧なバッハ・ソプラノ」と称えられました。

 ●エルネスト・アンセルメ、レイモンド・レッパード、カール・ミュンヒンガー、ヘルムート・ヴィンシャーマンの指揮による13曲のカンタータ、マタイとヨハネの受難曲、ロ短調ミサ曲の他、『クリスマス・オラトリオ』は1966年にミュンヒンガーと、1972年にオイゲン・ヨッフムと録音を行っています。また、珍しいBWV235と236のミサ曲も収録されています。

 ●オリジナル・ジャケット仕様。ブックレット付き。
  2022年7月にアーメリングの自室で行われた新しいインタビューを基に書かれたオランダの批評家Ren- Seghersのエッセーでは、バッハにおけるアーメリングの芸術性が再評価されています。
  アーメリング自身もこのセットへ寄稿し、偉大なバッハの声楽曲を愛する人すべてに向けてその魅力を伝えています。

  



<国内盤> 


キング・インターナショナル


KKC 092
¥3300
大石啓が三大ソナタと「エリーゼのために」を録音!
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
  ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
  ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」
  エリーゼのために
大石啓(ピアノ/Steinway D-274)

 ゼルキンに捧げるオマージュ。注目のピアニスト大石啓が満を持して三大ソナタと「エリーゼのために」を録音!自筆譜に遡り研究した長年の成果がここに結実!

 録音:2022年12月14&15日/キング関口台スタジオ(第1スタジオ)/DDD、63'58、国内製作、日本語帯・解説付【解説:大石啓】

 ソロ、室内楽で活躍するピアニスト大石啓が、ルドルフ・ゼルキンに捧げるオマージュとして、ベートーヴェンの三大ソナタ「月光」「悲愴」「熱情」そして「エリーゼのために」を録音しました!

 ゼルキンの弾くベートーヴェンに感銘を受け、以来ゼルキンの虜になった大石。
 ゼルキンのディスコグラフィはもちろんのこと、ゼルキンの演奏史にも造詣が深い"ゼルキン偏愛ピアニスト"としても知られます。また20世紀の名演奏家の演奏法研究にも余念がなく、常にこだわりを持ち演奏活動を展開しております。

 満を持しての当録音は尋常ならぬこだわりと思いがつまったもの。
 ゼルキンは三大ソナタを1962年12月8、14、15日に録音しましたが、大石は同録音の60年後にあたる2022年12月14、15日にセッション収録。
 ゼルキンへの尊敬の念と感謝の思いを、一音一音魂を込めて演奏しました。

 また可能な限り自筆譜に遡り、ベートーヴェンの神髄に迫る解釈で演奏・録音するという、並々ならぬこだわりもまた、ゼルキンの音楽に対する真摯な姿勢に対する熱い思いと相通ずるものがあります。
 大石の奏でる演奏はベートーヴェン愛に溢れており、聴き手を虜にすること間違いないでしょう。長年の研究成果とともに、ベートーヴェンの名作の素晴らしさを再認識させてくれるアルバムがここに完成しました。
 演奏の素晴らしさはもちろんのこと、執筆家としても活躍する大石啓らしい充実の楽曲解説も注目です。

 「大石さんは自筆譜と初版譜を検討、さまざまな楽譜を丹念に比較し、勉強を続けて来られた。それ等を主軸として譜面を読み込み、可能な限りオリジナルを再現することにつとめたそうだが、それは大いに賞讃されて良いと思う」(深沢亮子~ライナーノーツより)

 大石啓(ピアノ)
  静岡県吉田町出身。Rudolf Serkin の弾くベートーヴェンに感銘を受け、往年の名演奏家の演奏法を研究する。
  武蔵野音楽大学にて大谷三千雄、Amadeus Webersinke、桐朋学園大学院大学にて岩崎淑、チェコ国立プラハ音楽院にてMichal Rezek 諸氏に師事、深沢亮子、津田真理、Helmut Brauss、Ruth Slenczynska、Norbert Heller 諸氏にも師事した。
  第4回大阪国際音楽コンクール第2位、第26回ヴァルセジア国際コンクール( イタリア) にてディプロマ賞等受賞。
  ソロリサイタル、オーケストラとの共演の他、室内楽奏者として、アンサンブル・クレーのピアノ三重奏演奏会、岩崎洸、Matej Sonlajtner、Adam Pechociak、久保陽子諸氏と共演、日本、欧州で演奏している。
  ベートーヴェン時代のコンサート・スタイルを再現したリサイタル・シリーズを主宰(2014 年、2021 年は焼津市と共催)。
  クラシック音楽を解説とともにお届けする「おしゃべりクラシック・コンサート」「公開リハーサル」、小さなお子様もコンサート・ホールにて生の音楽をお楽しみ頂く「親子で楽しむコンサート」を開催し、クラシック音楽の普及に務めている。
  アウトリーチ公演は、学校、幼稚園への出前コンサートに多数出演。カワイ表参道主催の講座「名曲を弾く・知る・聞く」~今更、聞けない有名曲の弾き方~にて講師を務め、「作曲家・ピアニストについて広い知識を有し、解りやすい解説に定評がある」と紹介された(2015)。アートにエールを!東京プロジェクト参加(sonh-s)。
  現在は、作曲家の自筆譜、初版譜、当時の習慣を研究した演奏活動を行うとともに、啓音塾を主宰し後進の指導にあたっている。
 CD の解説(キングインターナショナル)、コンサート・プログラム解説(東京・春・音楽祭)の執筆も行う。公益社団法人日本演奏連盟、日本音楽舞踊会議(CMDJ)各会員。
 2023年より、久保陽子氏と(株)文京楽器のシンセサイザー・オーケストラ・プロジェクトでシンセサイザーを務め、クラシック音楽の新たな可能性を追求している。




<LP>

 

BERLIN CLASSICS(LP)


BC 0302763
(LP)
【旧譜】
¥3000
ペーター・シュライアー(Ten)
クリスマスキャロルを歌う

 この上なく聖なる処女よ、マリアは茨の森を通って行った、
 一輪のバラが咲いて、高き天よりわれは来たれり、
 来たり聞けよ御告げを、おお優しきイエスよ、
 おやすみ神の子よ、ヨゼフよ私の愛しいヨゼフよ、
 甘き喜びのうちに、神の御子は今宵しも、きよしこの夜、
 静かに雪が降り、おおもみの木よ、今宵鳴り渡る、
 山の上に風が吹く、目覚めよ と呼ぶ声が聞こえ、
 優しいお顔の幼児よ、静かに 御子がお休みに、
 主キリストに讃えあれ、高き天よりわれは来たれり
ペーター・シュライアー(Ten)
ハンス=ヨアヒム・ロッチュ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団















2/23(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.

PENTATONE



PTC 5186992
¥2600→\2390
ビシュコフ率いるチェコ・フィルの「復活」!
 クリスティアーネ・カルク、エリーザベト・クールマン
  マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
エリーザベト・クールマン(アルト)
プラハ・フィルハーモニック合唱団
 (合唱指揮:ルカーシュ・ヴァシレク)
セミヨン・ビシュコフ(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
KKC 6693
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 クリスティアーネ・カルク、エリーザベト・クールマンを迎えたビシュコフ率いるチェコ・フィルの「復活」!!

 録音:2018年11月&12月/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(プラハ)/DDD、ディジパック仕様、86'52、輸入盤・日本語帯付

 続々とリリースしているセミヨン・ビシュコフ率いるチェコ・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラーの交響曲全曲録音。
 当アルバムは2018年11月&12月に収録した第2番「復活」で、クリスティアーネ・カルク、エリーザベト・クールマンという充実の歌手を迎えた注目の録音です。

 当団にとって全曲録音は1976年から1982年にかけて録音したヴァーツラフ・ノイマン以来となります。
 オーストリアで活躍したマーラーですが生まれは当時のオーストリア帝国に属するボヘミア王国のイーグラウ近郊のカリシュト村(現チェコのイフラヴァ)。この全曲録音は当団にとって重要なプロジェクトとなっております。

 「マーラーの交響曲は人生の"ポリフォニー"を表現するものであり、これらの作品を録音することは、生涯をかけて抱いてきた夢、そして喜びです」と語るビシュコフ。
 2018年10月より当団の首席指揮者・音楽監督としての任期をスタートさせたビシュコフが全身全霊で臨むマーラーはこのオーケストラがもつ温かく優しい音色を全面に出した好演で、ビシュコフが生涯かけての夢をここに実現しております。
 ことにアダージェットは言葉を失うほどの美しさ。細部へのこだわりと洗練された演奏はビシュコフ率いるチェコ・フィルでなければ表現できない輝かしいマーラーの世界が広がります。

 交響曲第4番(KKC-6504 / PTC-5186972)、交響曲第5番(KKC-6594 / PTC-5187021) も好評発売中です!

 
 




CAVI-MUSIC


代理店変更に伴い再掲載


8553162
【旧譜】
¥2600
ザビーネ・マイヤーを中心としたクラリネット・アンサンブル、
 トリオ・ディ・クラローネ
モーツァルト&バッハ

 モーツァルト:アダージョとフーガ第3番 ヘ長調 K404a
  (J.S.バッハ:
   平均律クラビーア曲集第2巻第13番 BWV882より編曲)
 J.S.バッハ:フランス組曲第5番 ハ長調 BWV816
 モーツァルト:アダージョとフーガ第1番 ニ短調 K404a
  (J.S.バッハ:平均律クラビーア曲集第1巻第8番 BWV853より編曲)、
  グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K617a
 J.S.バッハ:コラール「Wer nur den lieben Gott läßt walten」
  (ハリソン・バードウィッスル編曲)
 C.P.E.バッハ:2本のクラリネットのための二重奏曲
 J.S.バッハ:コラール「Jesu meine Zuversicht」
  (ハリソン・バードウィッスル編曲)
 モーツァルト:
  アダージョ ヘ長調 K410、
  アダージョとフーガ第4番 ニ短調 K404a
   (J.S.バッハ:
    トリオ・ソナタ第3番 BWV527よりアダージョ、
    フーガの技法 BWV1080より
     コントラプンクトゥス8より編曲)
 J.S.バッハ:フランス組曲第2番、フランス組曲第3番
 モーツァルト:アダージョとフーガ第6番 ヘ短調 K404a
  (W.F.バッハ:フーガ第8番より編曲)
トリオ・ディ・クラローネ
 〔ザビーネ・マイヤー
  (クラリネット、バセット・ホルン)、
  ヴォルフガング・マイヤー
  (クラリネット、バセット・ホルン)、
  ライナー・ヴィーレ
  (バス・クラリネット、クラリネット、バセットホルン)〕

 名手ザビーネ・マイヤーの至芸!

 名手ザビーネ・マイヤーを中心としたクラリネット・アンサンブル、トリオ・ディ・クラローネによるモーツァルトとJ.S.バッハの関りをテーマにしたアルバム。
 モーツァルトがバッハをどのように見ていたのか、また、バッハがどのような痕跡を残していたのかを明らかにする作品が選ばれています。
 トリオ・ディ・クラローネの演奏は素晴らしくテクニカルでありながら鮮やかな色彩に富んだ音楽を提供してくれています。

 ※録音:2009年3月
 
 

8553183
【旧譜】
¥2600
ショパン:24の前奏曲 Op.28
 ショパン:
  バラード第1番 ト短調 Op.23
  24の前奏曲 Op.28
  バラード第4番 ヘ短調 Op.52
シェイラ・アーノルド(フォルテピアノ)

 インド出身で現在はドイツに拠点を置くシェイラ・アーノルドによるショパンの「24の前奏曲」。
 彼女は特に古楽器演奏に精通しており、この演奏では西ドイツ放送(WDR)の協力により「24の前奏曲」が作曲された頃に製造された1839年エラール製フォルテピアノを用いて当時の演奏を再現しています。

 ※録音:2009年8月
 
 

8553182
【旧譜】
¥2600
ヤナーチェク、ベートーヴェン&シューマン:ピアノ作品集
 ヤナーチェク:霧の中で
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
 シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
エリック・シュナイダー(ピアノ)

 パウル・バドゥラ=スコダ、アルフレッド・ブレンデルなどから研鑽を積んだピアニストのエリック・シュナイダーは、歌手のクリスティーネ・シェーファーやマティアス・ゲルネなどの共演者として知られています。
 このアルバムでは、ヤナーチェクとベートーヴェンの晩年の作品と、シューマンの初期の作品を収録しており、深い洞察力で深みのある演奏を聴かせてくれています。

 ※録音:2007年9月
 
 
8553173
【旧譜】
¥2600
イングリッシュ・ヴィオラ・ミュージック
 ヨーク・ボーウェン(1884-1961):
  ヴィオラ・ソナタ第1番 ハ短調 Op.18
 ベンジャミン・デイル(1885-1943):幻想曲 Op.4(1910)
 フランク・ブリッジ(1879-1941):
  ヴィオラとピアノのための小品
ゲルノート・アドリオン(ヴィオラ)
稲川友希(ピアノ)

 19世紀の終わりから20世紀へと移り変わる時代に活躍した三人の作曲家のヴィオラ作品を集めた今作。
 ヨーク・ボーウェン、ベンジャミン・デイル、そしてフランク・ブリッジの三人は後期ロマン派と古典的モダニズムを融合させた世代の作曲家です。
 ヴィオラの音色は世紀末の雰囲気にぴったりで、派手さはありませんが滋味深い作品となっています。
 ヴィオラのゲルノート・アドリオンは1996年よりベルリン放送響の副首席奏者を務めています。
 ピアノの稲川友希は日本、ハンガリー、ドイツでリサイタルを行うなど活躍しています。

 ※録音:2013年10月
 
 

8553161
【旧譜】
¥2600
追伸!
 ラヴェル:
  マ・メール・ロワ(サカベ・シンタロウ編曲)、
  プロジェクト・シャンソン
   〔ヨハネス・ショールホーン:
     plus blanche(クロード・ル・ジュヌの作品より)、
    セバスティアン・コールホーフェン:
     Au Suivant(ジャック・ブレルの作品より)、
    ゴードン・ウィリアムソン:Chanson Ruee、
    ジェラール・ペソン:Rentrez soupirs
     (マルク=アントワーヌ シャルパンティエの作品より)、
    コンスタンティノス・ラプティス:
     Fambee Montalbanaise(ギュス・ヴィズールの作品より)〕
 フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op.15
フレックス・アンサンブル

 ラヴェルの「マ・メール・ロワ」をピアノ四重奏曲版に編曲、さらには「プロジェクト・シャンソン」(世界初録音)といったフランス伝統のシャンソンをかなり前衛的に解釈した作品も収録。
 最後にはフレックス・アンサンブルが創設された初期から親しんできたというフォーレまで彼らの魅力がたっぷり詰まったセカンド・アルバムです。

 ※録音:2018年3月
 
 

8553159
【旧譜】
¥2600
ウィーン
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op.18-2
 シューベルト:弦楽四重奏曲第12番 ハ短調 D.703『四重奏断章』
 シマノフスキ:弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.37
 ヴェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
シマノフスキ四重奏団

 シマノフスキ四重奏団は、1995年に自国の偉大な作曲家でありポーランド最初の近代作曲家ともいわれるシマノフスキから名づけられました。
 ヨーロッパ各地を旅行しその土地の作曲家の影響を受けたシマノフスキ。このアルバムでは音楽の都ウィーンで影響を受けた作曲家の作品を収録しています。

 ※録音:2009年7月&2010年1月
 



.

DA VINCI CLASSICS



C00684
¥2600→\2390
イタリアのヴァイオリン界の重鎮、パオロ・ギドーニ!
 シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのハウスムジーク

 3つのロマンス Op.94
 おとぎの絵本 Op.113
 アダージョとアレグロ Op.70
 民謡風の5つの小品 Op.102
 幻想小曲集 Op.73
パオロ・ギドーニ(ヴァイオリン)
マルコ・テッザ(ピアノ)

 イタリアのヴァイオリン界の重鎮、パオロ・ギドーニによるシューマンの室内楽のための作品集。
 パオロ・ギドーニはフェルッチョ・サンジョルジにヴァイオリンを師事し、弱冠17歳という若さで由緒あるイタリア国立マントヴァ音楽院を首席で卒業しました。
 その後はシエナのキジアーナ音楽院でフランコ・グッリの下で研鑽を積み、スイスのシオンではイヴリー・ギトリスに、さらにはサルヴァトーレ・アッカルドやフランコ・クラウディオ・フェラーリといったヴァイオリン界の巨匠たちに学び、19歳でフィレンツェのヴィットリオ・グイ賞を受賞するなど、キャリアの初期からイタリアのヴァイオリン界を牽引してきた人物です。
 このアルバムでもシューマンの複雑な心情を読み解くかのようにそれぞれの作品を説得力のある演奏で聴かせています。

 ※録音:2022年1月、ヴィチェンツァ(イタリア)
 
 

C00677
¥2600
モスカルディ:ピアノ作品集 Vol.2
 ルカ・モスカルディ(b.1976):
  5つの夜想曲 Op.39(2021)
  10 Epigrammi Op.21(2021)
  Fantasia e Fuga sul nome "GADE" (1998)
タニア・カルディッロ(ピアノ)

 イタリアの作曲家ルカ・モスカルディのピアノ作品集の第2弾。「5つの夜想曲」はそれぞれがABA構造となっており、エピソードの中心となるBに主題が結び付けられる形になっており、それぞれの作品が音楽家の友人に捧げられています。
 作曲をほぼ独学で学んだモスカルディは、様々なジャンルの音楽を融合させながら、常に調性を意識しているのが特徴です。

 ※録音:2022年7月、カターニア(イタリア)
 
 

C00686
¥2600
R.シュトラウス:歌曲集
 8つの歌 Op.10
 4つの歌 Op.27
 商人の鑑 Op.66
ジョー・チョー(ソプラノ)
マリノ・ナオン(ピアノ)

 「8つの歌」はR.シュトラウスにとって最初の本格的な歌曲集で、「4つの歌」は才能あるソプラノ歌手であった妻への結婚祝いのために作られました。
 そしてこのアルバムに収められた最後の作品「商人の鑑」は滅多に聞くことの出来ない作品です。
 なんと出版社への復讐劇を描いたもので卑猥なセリフで出版社を揶揄し、厳しく批判するという珍しい作品となっています。

 ソプラノのジョー・チョーはソウル生まれで、ヴェルディ音楽院を卒業しました。その後ペーター・シュライアーやヘルムート・ドイッチュに師事し、ヨーロッパやアジアで活動しています。

 ※録音:2022年3月(イタリア)
 
 

C00675
¥2600
フェオ:カンタータ集 Vol.2
 フランチェスコ・フェオ(1691-1761):
  ソプラノとアルトのためのカンタータ《最後の審判》
  アルトのためカンタータ《地獄》
  ソプラノのためのカンタータ《L'eternita》
  ソプラノとアルトのためのカンタータ《Il fine dell'uomo》
ロレンツォ・トッツィ(ハープシコード&指揮)
ローマバロッカ・アンサンブル
ルチア・カサグランデ・ラフィ(ソプラノ)
エリザベッタ・パルッキ(アルト)

 ロンドンの大英図書館が所蔵するナポリの作曲家フランチェスコ・フェオ(1691-1761)の手書き作品集は、その質と量から17世紀におけるカンタータの道徳的・宗教的インスピレーションを知るうえで非常に貴重な資料と言えるでしょう。
 同時代の作曲家から称賛され「ヘンデルやバッハと比肩しうる」と言われたフェオの作品をイタリア古楽界の実力者たちの演奏でお楽しみいただけます。

 ※録音:2022年5月、スペッロ(イタリア)
 
 

C00664
¥2600
ダ・ベルガモ:オルガン作品集 ルカ・サルトーレ(オルガン)
 パドリー・ダヴィデ・ダ・ベルガモ(1791-1863):
  オルガンのための序奏/Elevazione ニ短調/パストラーレ イ長調/Sonata marziale ト長調/
  La vera piva montanara. Pastorale per organo ad imitazione del baghetto/
  Suonatina per offertorio e postcommunio ハ長調/Elevazione ヘ短調/
  Versetto solenne, con Armonia di Trombe alla Tirolese 変ロ長調/
  Suonatina per offertorio e postcommunio 変ホ長調/Sinfonia di stile russo "Mayriana"/
  Pastorale detta "La Scarciofola"/Elevazione ト短調/Suonata I per offertorio ニ長調

 パドリー・ダヴィデ・ダ・ベルガモは少年時代のドニゼッティと親交があり、その頃に多くの楽器の演奏と作曲を学びました。
 彼は修道生活に入った後も音楽活動を続け、特にオルガン奏者、作曲家として高く評価され、2400曲以上の作品を残しています。
 このアルバムでは現在ではあまり演奏される機会のない19世紀のイタリア郊外の生き生きとした音楽の伝統を聴くことが出来ます。

 ※録音:2022年6月、ピアチェンツァ(イタリア)
 
 


C00672
¥2600
20世紀フランスの木管三重奏作品集
 フランセ:ディヴェルティスマン
 オーリック:
  オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲
 イベール:木管三重奏のための5つの小品
 ミヨー:コレットによる組曲 Op.161
 トマジ:田園風コンセール
 タンスマン:トリオ・ダンシュのための組曲
イ・ソリスティ・デッラ・スカラ
 〔ファビアン・トゥアン (オーボエ)、
  ファブリツィオ・メローニ(クラリネット)、
  ガブリエレ・スクレピス(ファゴット)〕

 ミラノ・スカラ座管の名手たちによる木管三重奏曲集!

 木管三重奏のための20世紀フランス音楽の魅力を伝える好プログラム。
 木管三重奏は、音色が似ていながらも微妙に異なる3つの楽器を組み合わせたもので、特に音色の美しさを追求する才能ある作曲家にとっては、さまざまなニュアンスを生み出すことが可能です。本アルバムでは、
 それまでの音楽から多様化し始めた20世紀フランスという同じ舞台で活躍した作曲家達が、この3本の楽器による可能性を追求した多くの作品を集成しています。

 この重要な作品の数々を、3本の木管楽器が互いに影響し合い、作品の魅力を際立たせています。演奏は、世界で最も著名なオーケストラのひとつである、ミラノ・スカラ座管弦楽団の木管セクションを支える名手たちによる解釈で贈ります。

 ※録音:2015年2月(イタリア)
 
 

C00687
¥2600
ハイドン:フルートを伴う三重奏曲集
 ヨーゼフ・ハイドン:
  ピアノ三重奏曲第15番ト長調 Op.62, Hob.XV-15
  ピアノ三重奏曲第16番ニ長調 Op.63, Hob.XV-16
  ピアノ三重奏曲第17番ヘ長調Op.68, Hob.XV-17
  ロンドン・トリオ第1番ハ長調 Hob.IV-1
  ロンドン・トリオ第2番ト長調 Hob.IV-2
  ロンドン・トリオ第3番ト長調 Hob.IV-3
  ロンドン・トリオ第4番ト長調 Hob.IV-4
ヴェニス・トリオ
 〔エンツォ・カローリ(フルート)、
  アルヴィゼ・スティッフォーニ(チェロ)、
  エリザベッタ・ジェズアート(ピアノ)/Hob.XV〕
トリオ・ヴィヴァルディ
 〔エンツォ・カローリ(フルート)、
  ファビオラ・ブラコーニ(フルート)、
  アルヴィゼ・スティッフォーニ(チェロ)/Hob.IV〕

 ハイドンは、イギリスの市場を想定して、1本または複数本のフルートによる三重奏曲を作曲しました。
 実際、フルートは貴族階級に特に好まれ、労せずして無限の喜びを得ることができたのです。
 三重奏曲Hob.XV/15-17は、フルートにチェロと鍵盤楽器を加えた編成で、ロンドンの出版社から依頼されたものでした。
 「ロンドン・トリオ」は、2度目の渡英の際に構想されたもので、2本のフルートの緊密な対話が特徴です。
 いずれの曲も、ハイドンの創意工夫が最大限に発揮されており、優雅さ、驚き、喜び、軽快さ、そして激しい表現の瞬間も忘れてはいません。
 特に短調の部分は、貴族の歓楽のために作られた作品とは思えないほどの深遠さを帯びており、演奏人数が少ないにもかかわらず、ほとんど交響的な様式を採用し、しかもその様式の透明性を失わないところに、ハイドンの器楽作曲の卓越した技量がうかがえます。

 ※録音:2022年8月(ヴェデラーゴ、イタリア)
 
 
C00683
¥2600
アンチテーゼ ~ サクソフォンのための現代音楽作品集 ミケーレ・ビアンキーニ(サクソフォン)
 サルヴァトーレ・シャリーノ:Canzona di Ringraziamento(ソプラノ・サクソフォン)
 アンナ・クライン:チョーク(バリトン・サクソフォン&テープ)
 アントニオ・アゴスティーニ:"...Voci e Parole Sono Delle Linee..."(テナー・サクソフォン&テープ)
 オルガ・ノイヴィルト:スプレーンIII(バリトン・サクソフォン)
 アンドレア・ニコーリ:Le Rive Di Mykines(アルト・サクソフォン)
 マーリン・ボン:デルタ・ウェイヴス(テナー・サクソフォン)
 マヤ・S.K.ラトシェ:OX(アルト・サクソフォン&プレイバック)
 マーク・アンドレ:IV 12(ソプラノ・サクソフォン)

 作曲の研究と技法が融合し、新しい現代のパノラマを創造することは可能なのか。ダイナミクスの探求は、聴き手に新しい感動をもたらすことができるのか。新しい感性を生み出すことは可能なのだろうか。このアルバムでビアンキーニの演奏がこのすべてに答えるものかもしれません。

 イタリア人サクソフォン奏者のミケーレ・ビアンキーニは、国内外の多くの著名な音楽祭に招聘され、ソリストとして、また様々な室内楽アンサンブルのメンバーとして、現代音楽の新しいレパートリーの開拓と研究に専念しています。

 ※録音:2022年4月-6月
 
 

C00689
¥2600
ナポレオン・コスト:ギター作品全集 Vol.4 ~ 秋の木の葉
 ナポレオン・コストンス:
  グランド・カプリス Op.11
  第二ポロネーズ Op.14
  アルプスの道 Op.27, 28 ET40
  秋の木の葉 Op.41
カルロ・フィエレンス(ギター)

 国際的なギタリストだった父グイッレルモに指導を受け、名匠リカルド・イズナオラから絶賛された腕前の持ち主であるイタリアのギタリスト、カルロ・フィエレンス。
 ギターのレパートリーとテクニックの両面において決定的な足跡を遺した19世紀フランスのギターの巨匠、ナポレオン・コストの全作品を網羅するという壮大なプロジェクトの第4巻。

 このアルバムでフィエレンスが弾いている7弦ギターは、コストの芸術的なニーズに合わせて作られた特別なギターです。
 コストの作風は、ロマン派音楽を愛するすべての人々を魅了し、非常に高い技術的要求と深い表現力が融合し、リストからショパン、ベルリオーズからシューベルトまで、当時の最も有名な作曲家の特徴を示しています。

 ※使用楽器:ルネ・ラコート1855年製
 ※録音:2020年12月、パラッツォ・チゴラ・マルティノ二(イタリア)
 
 


C00661
¥2600
ベネズエラのギター作品集
 アントニオ・ラウロ(1917-1986):ベネズエラ組曲
 ヘンリー・マルティネス(b.1950):クリオリッシマ
 アレクサンドロ・ロドリゲス(b.1952):
  Vals De Dos Mundos、Tan Lejos Y Tan Cerca
 ヘスス・エドゥアルド・アルバレス・ヘレーラ(b.1960):
  ギターのためのセレナーデ
 エドゥアルド・セラーノ(1911-2008):雨の午後
 イノセンテ・カレーニョ(1919-2016):組曲第2番
 ロドリーゴ・リエラ(1923-1999):プレリュード・クリオロ
マヌエル・アンヘル・トレホ・バリオス(ギター)
モニカ・パオリーニ(ギター)
エディ・マルカノ(ヴァイオリン)
ラウラ・デ・シルバ(ソプラノ)

 ギターに特化したベネズエラ音楽の100年以上の歴史を、ダ・ヴィンチ・クラシックスがリリース。
 ギターに代表される「古典的フォルクローレ」を中心に、この国の色彩感豊かな音楽芸術をベネズエラの音楽と現代の音楽シーンとの緊密な対話を象徴するようなミュージシャンたちが紹介します。

 アントニオ・ラウロはベネズエラを代表する作曲家であり、ベネズエラの文化遺産、特にバルス・ベネゾラーノ(ベネズエラのワルツ)に強い関心を寄せています。
 ラウロのベネズエラ組曲は、彼の様式的理想と、後のベネズエラの音楽と音楽家たちに印象づけることになる方向性を完璧に体現しています。
 ヘンリー・マルティネスの「クリオリッシマ」は、作曲者の最も人気のある作品のひとつで、ベネズエラとその音楽のシンボルとして世界中を駆け巡っています。

 ※録音:2022年8月、ALEAプロダクション・スタジオ
 
 


C00685
¥2600
ゲーゼ:ピアノ作品集
 ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890):
  Aquarelle Op.19
  ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.28
  幻想小曲集 Op.31
  Aquarelle Op.57
ミケーレ・トツェッティ(ピアノ)

 ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼの作品集!

 デンマークの作曲家ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890)の名は残念ながら一般的には知られていない作曲家です。
 しかしゲーゼは芸術的にも歴史的にも重要な人物で、このアルバムでは滅多に演奏されないゲーゼの作品を再評価するのにうってつけと言えるでしょう。特にリストのロ短調ソナタを研究して作曲された「ピアノ・ソナタ」には注目です。

 1991年ローマに生まれたミケーレ・トツェッティは、ローマにあるアントン・ルビンシテイン音楽院で学び、サラ・マッテオとアンドレア・フェローチに師事し、その後サンタ・チェチーリア音楽院、王立ブリュッセル音楽院で研鑽を積みました。2018年には芸術監督としてローマに音楽祭「ラ・ドメニカ」を創設して、ソリストの他、室内楽奏者としても活躍しています。

 ※録音:2022年3月、ロッカ・プリオーラ(イタリア)
 
 
C00674
¥2600
エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール(1665-1729):クラヴザン作品集
  第1組曲 ニ短調/第2組曲 ト短調/
  第3組曲 イ短調/第4組曲 ヘ長調
サルヴァトーレ・カルキオロ(ハープシコード)

 エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール(1665-1729)は、音楽家の家庭に生まれ、その才能を開花させる機会に恵まれ、総合的な文化教育を受けながら、宮廷音楽家として独自のキャリアを築いていきました。
 彼女の作品は出版され高い評価を得ており、特にそのクラヴザンのための作品に用いられた作曲技法は、その卓越した技術を証明しています。

 同世代の中でも最も優れたチェンバロ奏者の一人であるサルヴァトーレ・カルキオロが、これらの歴史的な作品の音楽的価値を詳細に体現するような演奏で聴かせてくれています。

 ※録音:2005年9月、スコルディーア(イタリア)
 
 

C00673
¥2600
コミティーニ:ナレーターとアンサンブルのためのメロローグ集
 ダニーロ・コミティーニ(b.1986):
  わがままな巨人(ナレーターとアンサンブルのための)
   (オスカー・ワイルド)
  黒猫(ナレーターとアンサンブルのための)
   (エドガー・アラン・ポー)
ヤコポ・リヴァーニ(指揮)
テンポ・プリモ・アンサンブル
テレーザ・マリア・フェデリッチ(ナレーター)

 ダニーロ・コミティーニは、オスカー・ワイルドの『わがままな巨人』に見られる悪とエゴイズムから博愛と寛容への旅路、そしてエドガー・アラン・ポーの『黒猫』の暗いプロットに象徴される正常から破滅への旅路という対照的な「メロドラマ」を生み出しました。
 ダニーロ・コミティーニは、旋律を調性的に用いながらもノスタルジーを感じさせない言語を用い、黒猫の物語が徐々に地獄に落ちていく様子を、旋律とハーモニーの両方の破壊によって体現しています。

 ※録音:2021年11月(イタリア)
 
 .


C00669
¥2600→\2390
18世紀のマルタの聖なる音楽
 マイケル・アンジェロ・ファルジ(c.1645-1733):
  ミサ・ブレヴィ・ア・クワトロ
 不詳:Ave Regina Caelorum
 ミケランジェロ・ヴェラ(1715-1792):
  Mottetto a' Tre voci per la processione della
 ルイジ・グレシュ:オルガンのための7つのソナタ
 フランチェスコ・アゾパルディ(1748-1809):
  V Sonate "Pastorale" per Organo
ディエゴ・カニッツァーロ(オルガン、指揮)
アンサンブル・オーディトリアム・パチス

 マルタ島は、歴史的にも地理的にも非常に重要な島であり、多くの文化が出会う場所でもあります。
 イムディーナ大聖堂の文書館では、過去数十年の間に膨大な量の情報、作品、文書が発見され、研究されてきました。
 その中には18世紀に作られた音楽作品も含まれます。
 このアルバムは18世紀から19世紀にかけてのマルタの音風景、儀式、礼拝、そしてそれらに付随する美しい音楽について、私たちに魅力的な視点を提供してくれます。

 ※録音:2014年3月(イタリア)
 
 

C00681
¥2600
ラネリ:冬の夢 ~ デ・コンポジションズ&リ・コンポジションズ
 1. WINTERTRAUM 1(シューベルト:《冬の旅》より)
 2. WINTERWIEGEN(R.シュトラウス:《子守歌》より)
 3. WINTERLICHT(タレガ:《アルハンブラの思い出》より)
 4. DEAR, IF YOU CHANGE(ダウランドより)
 5. THE BLOSSOM(R.ラネリ)
 6. WINTERLIEBE(シューマン:《詩人の恋》より)
 7. WINTERTANZEN
  (ブラームス:《セレナード第1番》メヌエットより)
 8. WAILING LISZT(リストの歌曲より)
 9. WINTERWEIN(ヴァイル:《ハッピーエンド》より)
 10. WINTER SLUMBER(ドビュッシー:《夢》より)
 11. WINTERTRAUM 2(シューベルト:《冬の旅》より)
ロベルト・ラネリ
 (録音、ミキシング、
  クラリネット、
  バス・クラリネット、
  ソプラニーノ・サクソフォン、
  ソプラノ・サクソフォン、
  アルト・サクソフォン)
エリーザ・ロッシ(ヴォイス、3)
ベネディッタ・マンフリアーニ
 (ヴォイス、4,9)
アニェーゼ・バンティ(ヴォイス、5)
フラウケ・アウルベルト(ヴォイス、8)

 ジャズ・ミュージシャンであり作曲家でもあるロベルト・ラネリは、過去の名作を「分解」し「再構成」を試みました。これは過去の作品に対する侮辱的な行為ではなく、むしろ過去の音楽に対する深い賞賛から生まれたものです。
 ダウランドから、R.シュトラウスまで多岐にわたる作品を通して冬の幻影に迫ります。
 またラネリは、クラリネットとサクソフォン奏者としてだけでなく、録音とミキシングまで担当しています。
 
 


C00665
¥2600
家庭の音楽 ~ クラヴィコード作品集
 パッヘルベル:トッカータ ニ短調 P 154 - フーガ ニ短調 P 461
 テレマン:ああ、私は貧しい罪人 TWV 31:21
 パッヘルベル:心から望んでいます P 378
 テレマン:幻想曲 ヘ長調 TWV 33:25
 パッヘルベル:神の子羊よ、無垢なる者よ P 393
 ザムエル・シャイト(1587-1654):私はあなたを呼ぶ SSWW 114
 カウフマン:我らが父
 テレマン:
  幻想曲 ニ短調 TWV 33:2、Christ lag in Todesbanden TWV 31:27
ミケーレ・キアラミダ(クラヴィコード)

 バロック時代のドイツではルター派のコラールは教会の公式の礼拝だけでなく、家庭や家族のプライベートな領域にも広く浸透しており、音楽・宗教文化全体の枠組みを構成していました。
 家庭内で愛用されたクラヴィコードは、特に女性たちによるコラールの歌唱に寄り添い、より自由な前奏曲やより複雑なパルティータという形で、コラールの曲調をより緻密な音楽にすることを可能にしました。

 ミケーレ・キアラミダは、歴史に根ざした演奏活動の第一人者であり、クラヴィコード製作者としても高く評価されている人物です。
 彼の演奏は、クラヴィコードの無限に広がる繊細なニュアンスを生き生きと表現し、時に新進気鋭の歌手の若々しい歌声と相まって、その澄んだ音色は宗教的で感情的な経験の神秘的な親密さを呼び起こします。

 ※録音:2022年7月18日-20日、ローマ(イタリア)
 
 


C00688
¥2600
19世紀イタリアのチェロとピアノのための作品集
 ジュゼッペ・マルトゥッチ:
  2つのロマンス Op.72、3つの小品 Op.69
 マルコ・エンリコ・ボッシ:
  ロマンス Op.89、アルバムの綴り Op.111、魂の歌
 アレッサンドロ・ロンゴ:組曲 Op.44
ファビオ・ファウゾーネ(チェロ)
ステファノ・ムッソ(ピアノ)

 19世紀末イタリアの器楽復興パイオニア!

 ベルカントとオペラの国、イタリアの音楽家がチェロのために書いた、珠玉の室内楽作品集。19世紀末のイタリアにおける器楽復興のパイオニア的な存在である3名の作曲家、マルトゥッチ、ボッシ、ロンゴの作品が収められています。
 人の声に似た温かみのある音色、長いメロディラインを維持する力、多彩なアクセントといった点で、チェロに匹敵する楽器はほとんどありません。
 そうしたチェロの表現力を生かし、器楽と声楽のジレンマを解消し、新たな音楽性を追求した彼らの作品には「ロマンス(ロマンツァ)」というタイトルがつけられています。

 ※録音:2022年1月、チーゴレ(イタリア)
 
 

C00668
¥2600
リスト&ロイプケ:オルガン作品集
 リスト:
  マイアベーアの歌劇《預言者》のコラール
   「アド・ノスアド・サルタレム・ウンダム」による
    幻想曲とフーガ S.259
 ロイプケ:トリオ、詩篇94篇によるオルガン・ソナタ ハ短調
エンツォ・ペドレッティ(オルガン)

 リストのオルガン曲の傑作のひとつである《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム(私たちへ、救いを願う人々へ)による幻想曲とフーガ》と、リストの最も優秀な弟子で、24歳で早逝したユリウス・ロイプケの作品を斬新な解釈で収録した1枚。
 ロイプケの《詩篇94篇によるオルガン・ソナタ》は、師であるリストの《アド・ノス~》やピアノ・ソナタの影響を受けた感動的な作品です。

 ※録音:2022年4月、ブレシア(イタリア)
 
 

C00679
(2CD)
特別価格
¥3600
ジャンカルロ・シモナッチ:2手&4手ピアノ作品集 フランチェスコ・ネグロ(ピアノ)
フランチェスコ・カルレッティ(ピアノ)
 CD1
  Danket dem Herren(1981)/Bagatelle(1986 - 1995)/
  Cinque piccole offerte musicali(2000)/Ostinato(2004)/
  Si maravigghia(2004)/Un Rien(2007)/Stidda di luci(2013)/
  Fleurs solitaires(2013)/Cinque istantanee(2014)/
  Piccola pastorale(2015)/Sette variazioni su una melodia popolare(2015)
 CD2
  Vien poi l'aurora(1969-1988)/
  Brevi rifrazioni sul corale "Nun Komm, der Heiden Heiland"(1989)~4手ピアノのための/
  Canto notturno(1991)~4手ピアノのための/Ninna nanna(1996)~4手ピアノのための/
  Small blues(2001)~4手ピアノのための/"‛& ch'io non sia‛&"(2017)/
  Preludio(2017)/Fantasietta su tre frammenti di Beethoven(2019)/
  Due canti siciliani(2019)/Adagio(2019)/Mai vi har variazioni(2020)

 ジャンカルロ・シモナッチ(1948-)のピアノ独奏曲と4手のための作品を集めた2枚組。
 活動初期の作品から最新作までを幅広く収録しています。
 各作品はある種の音楽日誌のように、それらのインスピレーションの源(彼の愛した土地や、モンテヴェルディ、バッハ、ベートーヴェン、ドビュッシー、サティといった作曲家へのオマージュなど)を思い起こさせるものとなっています。
 
 

C00666
¥2600
アントニオ・バルトロメオ・ブルーニ:
 2つのヴィオラのための協奏的二重奏曲集

  協奏的二重奏曲第1番 変ホ長調
  協奏的二重奏曲第2番 ニ長調
  協奏的二重奏曲第3番 ハ長調
  協奏的二重奏曲第4番 ト短調
  協奏的二重奏曲第5番 変ロ長調
  協奏的二重奏曲第6番 ヘ長調
ジョバンニ・マッテオ・ブラショール(ヴィオラ)
アゴスティーノ・マッティオーニ(ヴィオラ)

 その名前も作品も十分に知られていないイタリアの作曲家アントニオ・バルトロメオ・ブルーニ(1757-1821)のヴィオラ二重奏曲集。
 人生のほとんどをパリで過ごしたブルーニの音楽は、イタリアとフランスを結びつけるもので、両国の音楽文化の典型的な特徴を持ち合わせています。
 音楽的に多彩でインスピレーションが豊かな第1楽章と、生き生きとした音楽のアイディアがふんだんに盛り込まれた第2楽章(終楽章)からなる2楽章制の楽曲です。

 ※録音:2022年6月、ブレシア(イタリア)
 
 

C00660
¥2600
マリオ・トタロ:室内楽作品集 マリオ・トタロ(ピアノ)
ヴァレンティーナ・ヴァニーニ(メゾソプラノ)ほか
 Vivo(2003)~マリンバとピアノのための
 Five Esoteric Poems(2009)~メゾソプラノとピアノのための
 Ba'atti(1998)~パーカッショニストのための
 The Raven~朗読、ヴァイオリンとピアノのためのモノローグ
 Harsa(2012)~サクソフォン四重奏のための2つのスタディ
 Lots of Thence(1999)~ジャズロックバンドのための
 Folk Medley(2008)~メゾソプラノ、フルート、クラリネットと ハープのための

 「驚くべき音楽性」「その創意工夫、独創性、自然さに驚かされる」などと批評家から高く評価されている現代音楽の作曲家マリオ・トタロ(1962-)の室内楽作品集。
 彼の美学は、西洋音楽の偉大な伝統を吸収し、個人的な表現のためにそれらを活用し、再構築することにあります。
 本作には先史時代の洞窟画やエドガー・アラン・ポーの詩、サンスクリットの言葉、ジャズ、プログレッシブ・ロック、フォークソングなど、さまざまな要素からインスピレーションを得た作品が収録されています。

 ※録音:2013年~2015年(イタリア)
 




<メジャー・レーベル>
.

DG



4863471
(3CD)
\4000→\3690
《ファビオ・ルイージ~ニールセン:交響曲全集》
ニールセン:
 《CD 1》
  1-4) 交響曲第1番ト短調Op.7、5-8) 交響曲第2番Op.16『四つの気質』
 《CD 2》
  1-4) 交響曲第3番Op.27『広がり』、5-8) 交響曲第4番Op.29『不滅』
 《CD 3》
  1-2) 交響曲第5番Op.50、3-6) 交響曲第6番『素朴な交響曲』
ファトマ・サイード(ソプラノ)(第3番)、
パレ・クヌーセン(バリトン)(第3番)
ファビオ・ルイージ(指揮)
デンマーク国立交響楽団(DR放送交響楽団)

 イタリアの巨匠指揮者と北欧の名門オーケストラによるニールセンの交響曲集 デジパック仕様のCD3枚組

 ●ファビオ・ルイージはイタリア出身、ライプツィヒ放送交響楽団芸術監督、スイス・ロマンド管弦楽団首席指揮者、ウィーン交響楽団首席指揮者、ダラス交響楽団音楽監督、ゼンパー・オーパーとシュターツカペレ・ドレスデン音楽監督、メトロポリタン歌劇場首席指揮者、チューリヒ歌劇場音楽総監督などを歴任する現代屈指の実力派指揮者です。
 日本ではパシフィック・ミュージック・フェスティバルやセイジ・オザワ松本フェスティバルでお馴染みの上に、2022年9月よりNHK交響楽団首席指揮者に就任し、国内のクラシック・ファンの間でもそのプレゼンスは急上昇しています。
 そんな彼が、2017年から首席指揮者を務める北欧の名門デンマーク国立交響楽団(DR放送交響楽団)と録音したニールセンの全6曲の交響曲を、デジパック仕様のCD3枚組という特別なセットで発売します。

 ●「デンマーク国立交響楽団は驚くべき献身と技巧で演奏している」―『グラモフォン』誌の「クリティクス・チョイス」(2020年)

 ●「その演奏はオーケストラ自身――引き締まった弦楽部と温かい金管楽器の演奏が特徴の軽快で機知に富んだアンサンブル――に対しても、ニールセンの音楽に対しても正しいものであることを力強く主張している。
  オーケストラの団員たちは自分たちの血管の中にニールセン特有の鋭い言語を持っているようで、ファビオ・ルイージはアンサンブルを促し、情熱を惜しげもなく披露した」―『サンフランシスコ・クロニクル』紙(2017年)

 【録音】2022年6月14-17日(第1番)、2月2-3日(第2番)、1月31日-2月1日(第4番)、6月1-3日(第6番)、2019年11月25-26日(第3番)、27-28日(第5番)、コペンハーゲン
 



.

SONY



19658710722
\3100→\2890
タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)
 アヴェック・エスプリ~フランス近代の埋もれた作品

 1. グヴィ:2台のピアノのためのソナタ ニ短調 Op.66
 2. グヴィ:リリーバレロ(イギリスの歌による2台ピアノのための変奏曲)
 3. T.イザイ:変奏曲 Op.10
 4. サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35
 5. メラン=ゲルー:トゥールビヨン(サン=サーンスに捧ぐ)
タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)
 録音:2022年5月11-13日、ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ
 世界初録音(5)

 1990年代にだれも見向きもしなかったテオドール・グヴィのアルバムをリリースして大ヒットさせたタール&グロートホイゼン。
 そんなふたりの新譜は、19世紀後半から20世紀初頭のフランスの作曲家によるエレガントでチャーミングな作品が収録された『アヴェック・エスプリ(Avec Esprit)』。
 埋もれた名曲を見つけ出す能力はさすが。


 今回最初に登場するのがそのルイ・テオドール・グヴィ。
 その2つの作品はやはりこのピアノ・デュオにとって特別な意味合いを持つもの。
 グヴィはザールブリュッケン近郊のゴフォンテーヌ出身。フランスとドイツの文化の狭間にいた作曲家でそのことが作風にも表れています。
 その作品数は90を超え、多分野に渡り、音楽様式はメンデルスゾーンとシューマンの中間に位置し、重厚かつ優雅、堅固な構成を持ちながら、独特の甘く豪華なサウンドと身振りが特徴です。
 魅力的な旋律と効果的な手法で生き生きとした作品を手がけた高い芸術性の例としてこの2曲が選ばれています。

 カミーユ・サン=サーンス[1835-1921]の『ベートーヴェンの主題による変奏曲』は、即興的な短い序奏の後、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第18番のメヌエットとトリオのテーマが提示され、バロック様式のフーガを含む10の変奏が続きます。
 サン=サーンスの音楽言語は簡潔で古典主義的ですが、高潔でユーモアも感じられます。

 ピアニストで作曲家のテオフィル・イザイ[1865-1918] は、有名なヴァイオリニストだったウジェーヌの兄であり、今日に至るまでほとんど注目されていませんでしたが、非常に幅広いジャンルの作品をしています。
 彼の才能を紹介するために収録された『変奏曲』は高い芸術性を持ち、フランクを彷彿とさせる豊かなハーモニーが魅力的で印象派的です。

 フランスの女性作曲家、マルグリット・メラン=ゲルー[1848-1936] の『トゥールビヨン』(渦、疾風の意)は「まさに発見!」といえる作品です。
 彼女についてもほとんど知られていませんが、この曲はサン=サーンスに捧げられた生き生きとしたロマンティックなキャラクターを持ち、メラン=ゲルーが当時のパリの音楽生活に欠かせない存在であったことを示唆しています。






.

DHM



19658793332
\3100→\2890
ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブル
 ドイツ・ルネサンス期、シュトゥットガルト宮廷楽長
  ダーザー:
   ミサ曲『万物の連なりを越えて』(6声)
   ミサ曲『ただ死ぬのを待つ以外』(4声)
ウエルガス・アンサンブル
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指揮)
 録音:2021年2月28日~3月1日、ベルギー、アントワープ、聖アウグスティヌス教会
 フランダース=アントワープ音楽祭「AMUZ」に際しての録音
 世界初録音

 パウル・ヴァン・ネーヴェルとウエルガス・アンサンブルによる最新アルバムは、ドイツのルネサンス期の作曲家ルートヴィヒ・ダーザーに捧げられています。

 ダーザーはミュンヘンの裕福な家庭に生まれ、幼い頃よりバイエルン・ホフカペレに参加し、神学と音楽の教育を受けました。
 当時有名だったルートヴィヒ・ゼンフル[c.1486-1542]に学び、1552年にはカペルマイスターに昇進し、1562年までその職にありました(彼の後を継いだのは オルランド・ディ・ラッソでした)。
 1572年、ダーザーはルートヴィヒ・フォン・ヴュルテンベルク公のシュトゥットガルト宮廷楽長に任命され、1589年に亡くなるまでこの地位にありました。

 彼のキャリアはその時代の宗教改革と反宗教改革の闘争の時代にありましたが、当時は最も著名な作曲家でした。


 ネーヴェルとウエルガス・アンサンブルは、ラッソやチプリアーノ・ディ・ローレなどの有名な作曲家と同時代のミュンヘン生まれの作曲家による2つの多声ミサ曲を録音してきましたが、このアルバムでは、ラッソの影に隠れてしまったダーザーの作品に光が当てられ、その豊かなミュンヘンの教会音楽作品から2つの傑作が紹介されています。
 ミサ曲の金字塔『万物の連なりを越えて』は1544年から1555年に書かれ、バイエルン州立図書館に自筆譜が残されています。この6声のミサ曲『万物の連なりを越えて』は、いわゆる「パロディ・ミサ」(世俗音楽の一部分を旋律として用いるミサ曲)で、ダーザーが着想を得た曲は、フランドル楽派の偉大な作曲家ジョスカン・デ・プレによる同名のモテットでした。
 もうひとつの4声のミサ曲『ただ死ぬのを待つ以外』は、まったく異なる性質で、ダーザーがルートヴィヒ・ゼンフルを通じて知り得たフランドル楽派の声楽音楽の特徴を持ちながら叙情的な印象が加えられた作品。
 ダーザーの作品の特徴は、カノン、装飾、定旋律などさまざまな方法を採用し、さらに主要な旋律を際立たせるために、定旋律をテノールからソプラノ声部に移管する手法です。




NONESUCH



7559790616
(2CD)
\3800
ドゥダメル(指揮)&ロサンジェルス・フィル
 アデス:バレエ音楽『ダンテ』全曲
ロサンジェルス・フィルハーモニック
グスターボ・ドゥダメル(指揮)
 録音:2022年4月28-30日、ロサンジェルス、ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール

 2021年のイタリア最大の詩人ダンテ・アリギエーリ没700周年記念の一環として発表された、ダンテの死後の世界をめぐる壮大な旅。
 壮大な叙事詩「神曲」をテーマに、現代アートシーンの先駆的な芸術的コラボレーションが実現しました。
 ロイヤル・バレエ団のレジデント振付師ウェイン マクレガーの画期的な振り付け。
 21世紀で最も影響力のある音楽家のひとりである作曲家兼指揮者のトマス・アデスの作曲。
 数々の受賞歴を誇る映画やドラマにおける先駆的な作品で知られ高く評価されているビジュアル・アーティストのタシタ・ディーン。
 照明デザイナーのルーシー・カーター。
 脚色にウズマ・ハミード。
 英国ロイヤル・バレエ団とロサンジェルス フィルハーモニックの初共同制作であることも注目です。

 2019年10月にドゥダメル(指揮)ロサンジェルス・フィルによって第1部『インフェルノ』の部分が初演され、2021年10月に英国ロイヤル・オペラ・ハウスにて上演されました。

 この演奏は、2022年4月28~30日、ロサンジェルス、ウォルト・ディズニー・コンサートホールでのライヴ録音で、アデスの作品の最も良き理解者であるグスターボ・ドゥダメルと、手兵ロサンジェルス・フィルによる圧倒的なパワーと表現力を聞くことがでます。
 また近年評価が高くグラミー賞も受賞しているアレクサンダー・リペイ&ドミトリー・リペイがレコーディング・エンジニア&マスタリングを務めています。




実際のバレエの様子はこちらで
https://youtu.be/RGeIIJd-yLE



<国内盤> 


NAXOS JAPAN

NYCC-27314
¥2750
福間洸太朗(ピアノ)
 幻想を求めて - スクリャービン&ラフマニノフ
福間洸太朗(ピアノ)
 アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915)
  1. 3つの小品 Op. 2 - No. 1 練習曲 嬰ハ短調
  2. 12の練習曲 Op. 8 - No. 12 嬰ニ短調「悲愴」
  3. 幻想ソナタ 嬰ト短調 WoO 6
 4-5 . ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調「幻想」 Op. 19
  4. I. Andante / 5. II. Presto
 6. 左手のための2つの小品 Op. 9 - No. 2 ノクターン 変ニ長調
 7. 幻想曲 ロ短調 Op. 28
 セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)
  8-12. 幻想的小品集 Op.3
   8. I. エレジー 変ホ短調 / 9. II. 前奏曲 嬰ハ短調「鐘」 /
   10. III. メロディ ホ長調 / 11. IV. 道化役者 嬰へ短調 / 12. V. セレナード 変ロ長調
 13-15. ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op. 36 (1931年改訂版)
  13. I. Allegro agitato / 14. II. Non allegro - Lento /
  15. III. L'istesso tempo - Allegro molto

 《録音》2022年10月 相模湖交流センター ラックスマンホール DXD 32bit/352.8kHz Recording

 ピアノ音楽史上に輝く二つの巨星、その広大な幻想世界を訪ねる旅。

 昨年から今年にかけて二人の偉大な作曲家=ピアニストが生誕150周年を迎えました。 同じ音楽院で学び、後にピアノ音楽の歴史に大きな足跡を刻んだ二人。
 その若き日の作品には、みずみずしい抒情と憧れのような幻想的雰囲気が満ちています。
 福間洸太朗が卓抜な選曲と繊細かつダイナミックな演奏で広大な幻想世界へと誘います。

 【福間洸太朗 プロフィール】
  20歳でクリーヴランド国際コンクール日本人初の優勝およびショパン賞受賞。パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学、コモ湖国際ピアノアカデミーにて学ぶ。
  これまでにカーネギーホール、リンカーン・センター、ウィグモア・ホール、ベルリン・コンツェルトハウス、サル・ガヴォー、サントリーホールなどでリサイタルを開催する他、クリーヴランド管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、フィンランド放送交響楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、トーンキュンストラー管弦楽団、NHK交響楽団など国内外の著名オーケストラと多数共演、50曲以上のピアノ協奏曲を演奏してきた。
 2016年7月には故ネルソン・フレイレの代役として急遽、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団定期演奏会において、トゥガン・ソヒエフの指揮でブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏し喝采を浴びた。
 また、フィギュア・スケートのステファン・ランビエルなどの一流スケーターとのコラボレーションや、パリにてパリ・オペラ座バレエ団のエトワール、マチュー・ガニオとも共演するなど幅広い活躍を展開。
  CDはこれまでに「バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ」、「France Romance」、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集」 (ナクソス・ジャパン) などをリリース。当アルバムが19枚目となる。
  そのほか、珍しいピアノ作品を取り上げる演奏会シリーズ『レア・ピアノミュージック』のプロデュースや、OTTAVA、ぶらあぼWeb Stationでの番組パーソナリティを務め、自身のYouTubeチャンネルでも、演奏動画、解説動画、ライブ配信などで幅広い世代から注目されている。
 多彩なレパートリーと表現力、コンセプチュアルなプログラム、また5か国語を操り国内外で活躍中。
 テレビ朝日系「徹子の部屋」や「題名のない音楽会」、NHKテレビ「クラシック音楽館」や「クラシック倶楽部」などメディア出演も多数。第39回日本ショパン協会賞受賞。
 













2/22(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

FIRST HAND RECORDS


FHR 100
¥2200
ストラドグラス・セッションズ
 (1)テッサ・ラーク(1989-):ジグ・アンド・ポップ
 (2)シエラ・ハル(1991-):チェイシング・スカイズ (2011)
 (3)テッサ・ラーク:Le Soka - チーズ・イン・ワイン
 (4)エドガー・メイヤー(1960-):
  ヴァイオリンとコントラバスのための
   演奏会用二重奏曲(1999)より 第1・4楽章
 (5)ウジェーヌ・イザイ(1858–1931):
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番 ト長調 Op.27-5 (1923)
 (6)マイケル・クリーブランド(1980-):
  レイジー・ケイティ(2019)
 (7)ジョン・コリリアーノ(1938-):ストンプ (2010)
 (8)テッサ・ラーク:Hysedelje
 (9)ベーラ・バルトーク(1881–1945):
  44 のヴァイオリン二重奏 Sz.98 (1931)より
   第35番「ルーシのコロメイカ」、
   第39番「セルビアの踊り」、
   第43番「ピッチカート」(ハル、ラーク編)
 (10)スティーブン・フォスター(1826–1864):
  「ケンタッキーの我が家」による瞑想曲(バティステ、ラーク編)
 (1)(3)(6)(8)世界初録音
テッサ・ラーク
 (ヴァイオリン;1600年頃、
  ジョヴァンニ・パオロ・マッジーニ製)
ジョン・バティステ(ピアノ(10))
 マイケル・クリーブランド(フィドル(6))
シエラ・ハル(マンドリン(2)(9))
 エドガー・メイヤー(コントラバス(4))

 クラシックとブルーグラスの邂逅

 ストラディヴァリウスでブルーグラスを弾く、という試みから生まれた「ストラドグラス」は、ヴァイオリニストのテッサ・ラークによるジャンルレスの音楽活動。
 「ブルーグラス」はスコットランド、アイルランドの音楽をもとにアメリカで発展した音楽ジャンルで、フィドルの音色にもよく合います。
 クラシック、ポップス、伝承曲が一つの流れになっていくふしぎなプログラム。
 共演者にはグラミー賞アーティストが参加しています。

 「多様で、有機的で、親密で、時には共同で、時には一人で、常に誠実に。コンサートホールでもホームスタジオでも、どこでも。このアルバムは、私が音楽に生きる方法のスナップショットです。」(テッサ・ラーク)
 
 
FHR 133
¥2200
未来は女性にあり 第3集「祈り」 サラ・ケイヒル(ピアノ)
 エレーヌ・ド・モンジュルー(1764–1836):ピアノ・ソナタ第9番 嬰へ短調 Op.5-3(1811)
 セシル・シャミナード(1857–1944):主題と変奏 Op.98(1895)
 グラジナ・バツェヴィチ(1909–1969):スケルツォ(1934)
 チェン・イ(1953-):推測(1989)
 フランギス・アリ=ザデー(1947-):ピアノのための音楽(1989/1997)
 ポーリン・オリヴェロス(1932–2016):5 つ子ベビーサークル(2001)
 ハンナ・ケンドール(1984-):チェックの盤面の上で(2013)
 アイーダ・シラジ(1987-):アルバムブラット(2017)
 レジーナ・ハリス・バイオッキ(1956-):ピアノ・ポエム(2020)

 女性作曲家のピアノ曲集、第3弾

 録音:2021年8月15-28日/カリフォルニア、ベルヴェディア、聖シュテファン教会

 女性作曲家に焦点を当てたシリーズの第3弾。第1弾(FHR-131)・第2弾(FHR-132)とあわせてお楽しみください。
 



.

PREISER RECORDS



PRCD 90845
¥2500→\2290
ヴォルフガング・ホルツマイアー、2022年最新録音
ベートーヴェン:歌曲集

 恋する男 WoO 139/希望に寄せて Op.94/
 遥かなる恋人に寄す Op.75-5/追想 WoO 136/
 満ち足りたもの Op.75-6/恋人に寄せて WoO 140/
 異郷の若者 WoO 138/私を思いだして WoO 130/
 山の呼び声 WoO 147/口づけ Op.128/
 ゲレルトの詩による6つの歌 Op.48(全6曲)/
 星空の下の夕べの歌 WoO 150/憧れ Op.83-2/
 新しい恋、新しい人生 Op.75-2/憧れ WoO 146/
 遥かなる恋人に寄す Op.98(全6曲)
ヴォルフガング・ホルツマイアー
 (バリトン)
マルクス・フォルツェルナー
 (ピアノ;
  1874年製ベーゼンドルファー)

 フィリップス録音でも知られるバリトン、ヴォルフガング・ホルツマイアーがベートーヴェンの歌曲を2022年に最新録音

 録音:2022年2月2-6日/ウィーン

 フィリップスはじめ多くのレーベルに録音を残してきた、1952 年オーストリア生まれのバリトン、ヴォルフガング・ホルツマイアー。
 ウィーンのレーベル「PREISER」から、2022年録音のベートーヴェン歌曲集が登場。
 



.

CAVI-MUSIC



8553522
¥2600→\2390
ミュンヘン国際音楽コンクール覇者、
 チェコの天才ホルニスト、プジェミスル・ヴォイタ

近現代のホルン三重奏作品集

 ハンス・アブラハムセン(エイブラハムセン)(b.1952):
  ゼクス・スティッカー ~
   ホルン、ヴァイオリンとピアノのための6つの小品
 ジョン・ケージ(1912-1992):
  ミュージック・フォー・スリー
   (ヴァイオリン、ホルンとピアノのための版)
    (世界初録音)
 シャルル・ケクラン(1867-1950):4つの小品 Op.32
 ヘルマン・シュレーダー(1904-1984):
  ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲第2番 Op.40
   (世界初録音)
 ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):
  ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
プジェミスル・ヴォイタ(ホルン)
イェ・ウー(ヴァイオリン)
フローレンス・ミレー(ピアノ)

 ARDミュンヘン国際音楽コンクール覇者、チェコの天才が奏でるホルン三重奏曲集!

 ☆ARDミュンヘン国際音楽コンクール覇者、チェコの天才ホルニスト、プジェミスル・ヴォイタによるトリオ・アルバム!

 若手演奏家の登竜門の中でも最難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールの2010年のホルン部門で第1位、聴衆賞、最優秀新作演奏賞、ニュー・フィルハーモニー・ヴェストファーレン特別賞を受賞するなど圧倒的な成績を収め、ラデク・バボラークの後継者的存在としてその名を世界に轟かせたチェコの天才ホルニスト、プジェミスル・ヴォイタ(1983-)。
 続く2011年のベートーヴェン・フェスティヴァル・ボンでもベートーヴェン・リング賞を受賞するなど目覚ましい活躍を繰り広げたヴォイタは、ドレスデン・シュターツカペレのアカデミーからベルリン・シュターツカペレ、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席奏者へと転身。2015年から2019年まではケルンWDR交響楽団の首席ホルン奏者を務めるなど世界屈指のホルニストです。

 これまでに、ヨーゼフ&ミヒャエル・ハイドンのホルン協奏曲全曲録音や、作品の時代ごとに3本のホルンを吹き分け、それぞれの作品が書かれた当時のホルンの響きや奏法の再現を見事に表現した 《メタモルフォージス》 など、優れたアルバム制作で国際的に高い評価を得ているヴォイタ。
 ホルン、ヴァイオリン、ピアノという編成による作品を確立したのはブラームスが初めてですが、本アルバムでは、この編成による魅力を追求した近現代の作曲家たちの作品を取り上げています。

 コンサート・マスターとして、クルト・マズア、ケント・ナガノ、クリストフ・エッシェンバッハなど、著名な指揮者の下で演奏し、多くのオーケストラと共演してきた女流ヴァイオリニストのイェ・ウー。
 パリ国立高等音楽院で学び、1992年から2000年まで、ピエール・ブーレーズ、デイヴィッド・ロバートソンが率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランと共演するなど、現代音楽界の第一線で活躍するフローレンス・ミレーという万全の体制で、この編成の新たなレパートリーを開拓します。

 ※録音:2020年7月&2021年6月、WDRクラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ケルン、ドイツ)
 



.

CORO



COR16196
¥2600→\2390
ザ・シックスティーン
戴冠式 ~ 王室行事のための音楽

 ヘンデル:戴冠式アンセム 《司祭ザドク》 HWV 258
 バード:おお主よ、御身のしもべエリザベスが
 ブリテン:合唱舞曲集(第4、第5&第6の踊り)(《グロリアーナ》より)
 ギボンズ:神の偉大なる王
 パーセル:主に向かって新しき歌をうたえ(抜粋)
 セシリア・マクドウォール:
  おお主よ、御身のしもべエリザベスが(世界初録音)
 ティペット:踊れ 、クラリオン・エアを(《女王のためのガーランド》より)
 バード:この甘く陽気な5月
 作曲者不詳:ディス・デイ・デイ・ドーズ
 ブリテン:ユビラーテ・デオ
 パーセル:恋の食べ物の音楽(《いざ、全能の王の代理人を迎えん》より)
 バード/タリス:ミゼレーレ・ノストリ
 ヘンデル:戴冠式アンセム《主よ、王はあなたの力に喜びたり》HWV 260
 タリス:歌え、賛美せよ
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)

 ザ・シックスティーンが歌う王室音楽集!マクドウォールの新作世界初録音!

 ☆英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーンが歌うロイヤル・ミュージック!
 ☆華やかで輝かしい王室音楽の歴史を俯瞰!
 ☆エリザベス2世の人生と治世を記念したセシリア・マクドウォールの新作を世界初録音!

 1979年にハリー・クリストファーズが設立し、それ以来世界最高クラスの合唱団として活動し続けている英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。これまで、ザ・シックスティーンが録音してきた様々な「王室行事のための音楽」を集成したロイヤル・コンピレーション!
 英グラモフォン賞2009で"バロック声楽部門賞"に輝いたヘンデルの「戴冠式アンセム」や、タリスの40声のモテット『御身よりほかにわれは(Spem in alium)』の英語版である『歌え、賛美せよ(Sing and glorify)』など、500年にわたる王室音楽の歴史を俯瞰。個人的な祈りから戴冠式などの国家的行事の音楽まで、祝典、祈祷、記念のための様々なスケールの音楽を、ザ・シックスティーンの壮麗な歌声で彩ります。

 2014年に英国作曲家賞(現:アイヴァーズ作曲家賞)を受賞した現代イギリスのもっとも著名な作曲家の一人、セシリア・マクドウォール(b.1951)の新作『おお主よ、御身のしもべエリザベスが』は、エリザベス2世の人生と治世を記念した作品で、ジェネシス財団の委嘱により作曲され、今回世界初録音されています。
 2023年5月に予定されているチャールズ3世の戴冠式に向けても必携のアイテムとなることでしょう!

 
 



.

DA VINCI CLASSICS



OC00680
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
特別価格 ¥4400
ボリス・ペトルシャンスキー ~
 フェニーチェ劇場ライヴ・リサイタル2019

  ハイドン:変奏曲ヘ短調 Hob.XVII-6
  シューベルト:4つの即興曲 D.935
  プロコフィエフ:
   ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82《戦争ソナタ》
  リスト:ラ・カンパネッラ 嬰ト短調
ボリス・ペトルシャンスキー(ピアノ/ファツィオリ)
C00680
(2CD)
特別価格 ¥3600→\3290

 ロシアン・ピアニズムの継承者にして名教師。名伯楽ペトルシャンスキーのフェニーチェ劇場ライブ!

 ゲンリヒ・ネイガウス、レフ・ナウモフに師事して1975年にモスクワ音楽院を卒業。
 1969年のリーズ国際、1971年のミュンヘン国際コンクールで入賞、そして1975年のテルニのカサグランデ国際で優勝するなど主要な国際コンクールに入賞し頭角を現し、現在ではロシアン・ピアノ・スクールの伝統を受け継ぐ名ピアニストであり、イングリット・フリッターなどの数々の名ピアニストを育成した名教師として世界的に名高いボリス・ペトルシャンスキー(1949-)。
 2019年2月にイタリア、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場で開催されたペトルシャンスキーのリサイタルは、音楽史的、スタイルを含む音楽面の両方の視点から考え抜かれた魅力的な内容。

 ロマン派以前のハイドンの変奏曲、シューベルトの感動的で繊細な即興曲、プロコフィエフのスリリングなピアノソナタ第6番、そしてアンコールのリストによるラ・カンパネラのコンサート・パラフレーズが、フェニーチェ劇場に集まった聴衆を熱狂させました。
 世界中の若手奏者たちから支持、尊敬され続けている名伯楽がフェニーチェ劇場でファツィオリのピアノを通じて創り上げた独創的なリサイタルをお楽しみ下さい。

 ※録音(ライヴ):2019年2月7日、フェニーチェ劇場(ヴェネツィア、イタリア)

 
 
 .


PC00667
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
リスト:ダンテ交響曲 S.648(2台ピアノ版)
 悲愴協奏曲ホ短調 S.258-1(2台ピアノ版)
 ダンテ交響曲 S.648(2台ピアノ版)
デュオ・ソッリーニ・バルバターノ
 〔マルコ・ソッリーニ(ピアノ)、
  サルヴァトーレ・バルバターノ(ピアノ)〕
ボロメーオ大学合唱団
マルコ・ベリーニ(指揮)
C00667
¥2600→\2390

 リストが発見したソナタ形式の発展形。ダンテ交響曲と悲愴協奏曲の2台ピアノ版!

 楽聖ベートーヴェンによって完成したものの、歳月を重ねたことにより行き詰まりを見せたソナタ形式の問題に悩んだ多くのロマン派の作曲家の一人であったフランツ・リスト。
 そのリストはベートーヴェンの「第九交響曲」のように、音楽と詩の相互作用の中にこそ、この行き詰まりを打開する道があることを発見し、ここに収録されている2つの曲が、リストが独自のソナタ形式を追求したことを雄弁に物語っています。
 壮大かつ劇的な「ダンテ交響曲」はもちろんのこと「悲愴協奏曲」では1870年代にハンス・フォン・ビューローが編曲、カデンツァを書いて出版した楽譜ではなく、本来のリスト自身のカデンツァを復元しビューローのカデンツァを省略した大変珍しい版を用いているところが要注目です。
 2004年に結成されたデュオ・ソッリーニ・バルバターノはイタリアを代表するピアノ・デュオの1つ。
 コンサート、レコーディングにおいても目覚ましい活躍を展開しており、ザグレブで行われたクロアチアとイタリアの外交関係樹立20周年を記念した特別なコンサートに招聘されるなど親善大使的な役割も担う名匠2人です。

 ※録音:2022年4月、ボロメオ大学(パヴィア、イタリア)



 
C00670
¥2600
ヴァインベルク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全集
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.126
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.95
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.82
ステファノ・ザンケッタ(ヴァイオリン)

 ステファノ・ザンケッタによる、ヴァインベルクの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全集!

 ☆現代イタリアにおける重鎮ヴァイオリニストの1人、ステファノ・ザンケッタ!
 ☆「ヴァイオリンのための12の練習曲」を出版するなど作曲家としての一面も持つ名匠!

 現代イタリアにおける重鎮ヴァイオリニストの1人、ステファノ・ザンケッタによる、近年再評価著しいヴァインベルクの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全集。
 ポーランドのワルシャワでユダヤ人の家庭に生まれたヴァインベルクは、1939年にナチスのポーランド侵攻から逃れるために旧ソ連に亡命。
 そこで出会ったショスタコーヴィチと親交を深めるものの、反ユダヤ政策によって苦難の生涯を送ったことで知られています。
 ヴァインベルクは様々な楽器のために10曲以上の無伴奏ソナタを作曲していますが、ヴァイオリンのために書かれたものは3つあり、ここではそのすべてを聴くことができます。
 どれも高度な技巧を要し、複雑さと深みを併せ持った難曲ですが、ザンケッタの見事な解釈が新たな洞察を与えてくれることでしょう。

 ステファノ・ザンケッタはマリオ・ブルネロとマッシモ・ソメンツィと共にトリオを結成して活躍し、クラウディオ・アバドから招きを受けルツェルン祝祭管弦楽団に参加するなど実績十分のヴァイオリニスト。
 1980年からはヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院でヴァイオリン科の教授を務め、「ヴァイオリンのための12の練習曲」を出版するなど作曲家としての一面も持つ名匠です。

 ※録音:2022年9月、プレガンツィオール(イタリア)
 
 
C00676
¥2600
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番&第2番
 チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
 チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
マチルダ・コリャール(チェロ)
ステファノ・リゴラッティ(ピアノ)

 若くして才能を開花させたマチルダ・コリャール、ブラームスのチェロ・ソナタを披露!

 ☆4歳で才能を開花させたマチルダ・コリャールとコンポーザー=ピアニスト、指揮者、オルガニスト、チェンバリストとしてマルチな活躍を見せるステファノ・リゴラッティ!
 ☆チルダ・コリャールは、トリオ・ザンドナーイのメンバーとしても国内外で活躍!

 音楽一家に生まれ、4歳でチェロを始めると瞬く間にその才能を開花させたというマチルダ・コリャールと、ミラノ音楽院(ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院)で研鑽を積み、コンポーザー=ピアニスト、指揮者、オルガニスト、チェンバリストとしてマルチな活躍を見せるステファノ・リゴラッティ、2人のイタリアの名手によるブラームスのチェロ・ソナタ集!

 コリャールはソリストとしての活動はもちろんのこと、トリオ・ザンドナーイのメンバーとしても国内外で活躍し、2017年9月からはミラノのルドルフ・シュタイナー・スクールでチェロの教鞭を執っています。
 ブラームスの2つのチェロ・ソナタは、19世紀後半に書かれたこのジャンルの最も重要な作例。第1番が親密で薄暗い雰囲気を持つのに対し、約20年後に書かれた第2番はよりオープンで自信に満ちた曲調が特徴です。
 バランスを取るのが難しい2つの楽器は見事に調和し、ピアノにも重要な役割が与えられています。使用楽器はチェロがリッカルド・ベルゴンツィ、ピアノが1888年製のスタインウェイです。

 ※録音:2022年7月、キアーヴァリ(イタリア)
 
 


C00671
¥2600
グリーグ: 1台ピアノ4手連弾のための作品全集 Vol.2
 シンフォニック・ダンス Op.64/2つのノルウェーの旋律 Op.63/
 組曲「十字軍の戦士シグール」 Op.56/
 メヌエット イ短調(ヴァイオリン・ソナタ Op.8より第二楽章)/
 ペール・ギュント第二組曲 Op.55/山の魔王の娘の踊り
アンドレア・ミクッチ(ピアノ)
フランチェスコ・ディ・マルコ(ピアノ)

 グリーグの作曲技法に迫る!1台ピアノ4手連弾のための作品全集第2弾!

 ☆オーケストラの色彩を4手連弾で見事に表現するアンドレア・ミクッチ&フランチェスコ・マルコ!
 ☆イタリアを中心に注目を集めるプロジェクトの第2弾!

 エドヴァルド・グリーグは、クラシック音楽のレパートリーの中で主要な作曲家の一人です。
 また、グリーグの作品はクラシック音楽のレパートリーの枠を超え、世界的な人気を博していますが、一方で、彼の作品はコンサートシーンで頻繁に演奏され聴かれるわけではありません。
 このアルバムでは、グリーグの4手連弾のための作品をを取り上げ、その美しさと奥深さをあらためて紹介しています。
 シンフォニック・ダンスは元々4手連弾のために書かれ、後にオーケストレーションされた作品です。これらの曲は、グリーグの作曲技法の多様性と、オーケストラの色彩をピアノに移す、あるいは想像させる技術と能力を非常に効果的に表現しています。

 アンドレア・ミクッチとフランチェスコ・ディ・マルコの二人は、イタリアの有名なピアニストであるロベルト・プラーノに師事しました。
 二人によるこの4手連弾のプロジェクトは、グリーグの作曲のプロセスの素晴らしさを連弾の視点から追求して広めるために始まりました。
 2017年7月に発売された第1弾のアルバム(C00439)は、イタリアの著名な音楽雑誌「Classic Voice」でレビューされ、音楽評論家の注目を集めました。
 二人はイタリアを中心にコンサート活動を続けながら、若い世代にも音楽を伝えようと、多くの高校で音楽講座を行うなど、クラシック音楽の普及にも努めています。

 ※録音:2022年5月、チーゴレ(イタリア)

 
 
 


C00682
¥2600
ラフマニノフ:ピアノ・トランスクリプション全集 ピエトロ・ベルトラーニ(ピアノ)
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1006より プレリュード, ガヴォット, ジグ/
 ビゼー:《アルルの女》 第1組曲より メヌエット/
 クライスラー:愛の悲しみ、愛の喜び/
 メンデルスゾーン:《夏の夜の夢》より スケルツォ/
 ムソルグスキー:《ソロチンスクの定期市》より ホパーク/
 シューベルト:《美しき水車小屋の娘》 D795より 「どこへ?」/
 リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行/
 ラフマニノフ:《6つの歌曲》より 「ひなぎく」 Op.38-3/
 ジョン・スタフォード・スミス:星条旗(アメリカ国歌)/
 ラフマニノフ:《12の歌曲》より 「リラの花」 Op.21-5/
 フランツ・ベーア:W.Rのポルカ(V.R.のポルカ)/
 チャイコフスキー:《6つのロマンス》より 「子守歌」 Op.16-1/
 ラフマニノフ:《サロン小品集》より 「ユモレスク」 Op.10-5、前奏曲 Op.23-4

 イタリアのピアニストが弾くラフマニノフのトランスクリプション全集。

 トランスクリプションにおいても重要な作品を多く遺したラフマニノフのピアノ・トランスクリプション全集。ラフマニノフのトランスクリプションは自作品・他作品を問わず技術的、和声的、表現的な観点から常に原曲が持つ作曲家の意図を尊重しながら構築されています。
 クライスラーやチャイコフスキーの作品のように繊細な一面も見られる一方、「熊蜂の飛行」や「W.R.のポルカ」のようなヴィルトゥオジティを要求されるものまで実に多彩。
 ここに収録されているものはすべてラフマニノフがアメリカへ移った後の1920~30年代、ちょうどロシアの作曲家にも古典の再創作が徐々に広まっていた時代に書かれました。

 1989年生まれのピアニスト、ピエトロ・ベルトラーニは、ロッシーニ音楽院を優秀な成績で卒業後、イモラで研鑽を積みました。
 多くのコンクールで入賞しているほか、イタリアの主要なホールや音楽祭で演奏し、近年は国外にも積極的に進出。
 今後が楽しみな覚えておくべきピアニストです。

 ※録音:2022年7月、ヴィラ・チゴラ=マルティノーニ(チーゴレ、イタリア)
 




KLANGLOGO



KL1551
¥2700
カティンカ・フォン・リヒター
 ブラームス:ピアノ・ソナタ集

  ブラームス:
   ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op.2
   ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5
カティンカ・フォン・リヒター(ピアノ)

 カティンカ・フォン・リヒター、ブラームスを弾く!

 ☆アナトール・ウゴルスキやラン・ランに師事し世界的活躍をみせる、カティンカ・フォン・リヒター!
 ☆初期のブラームスの傑作、ピアノ・ソナタ第2番&第3番!

 ハンブルクに生まれたヨハネス・ブラームスは、7歳でピアニストとしてのキャリアをスタートさせました。交響曲、協奏曲、室内楽、合唱曲に加えて、ピアノ作品は常に彼の作品において重要な役割を果たしていきます。
 このアルバムに収録されている2つのピアノ・ソナタは、1852年(第2番、1854年に改訂)と1953年にブラームスの初期の傑作として書かれたものです。

 ブラームスは合計3曲のピアノ・ソナタを作曲しましたが、これらはブラームスの初期の創作期を構成し、すでに伝統的な形式概念と動機付けの仕事に集中的に取り組んでいることを示しています。
 カティンカ・フォン・リヒターは、軽快かつ深みのある繊細な演奏で、これらのユニークな作品を極めて個人的な解釈で演奏します。

 ミュンヘン出身のカティンカ・フォン・リヒターは、音楽に対して最高レベルの感覚、表現力、想像力、感性を持っているピアニストです。
 彼女は、アナトール・ウゴルスキやラン・ランに師事し、スイス、イタリア、フランス、ニューヨーク、ドイツと国際的に活躍しプロとしてのキャリアを築いています。
 また、カティンカ・フォン・リヒターはクラシック音楽に真摯に取り組むだけでなく、現代アートにも精通しておりその分野でも活躍しています。




Liszt Recital Salle Cortot Paris
https://youtu.be/3ZK-4tTs95w
 



.

RONDEAU



PROP6234
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ヴィオラ・ダ・ガンバの「カザルス」!
トーマス・フリッチュ
 モーツァルト&フィアラ:ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集


 ヨーゼフ・フィアラ(1748-1816):
  コンチェルティーノ ニ長調 ReiF 4.52
   (ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴァイオリンとチェロ/ピアノのための)
 W.A.モーツァルト:
  アンダンティーノ ロ長調 KV Anh.46(374g)
   (ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・ピアノのための)
  ソナタ ロ長調 KV292(196c)
   (ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための)
 ヨーゼフ・フィアラ:協奏曲ヘ長調 ReiF 2.65
  (ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏、2本のフルート、
   2本のホルン、2本のヴァイオリン、2本のヴィオラと
    チェロ/コントラバス/ピアノのための)
 W.A.モーツァルト:
  ソナタ ハ長調 KV19d
   (ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・ピアノのための)、
  歌劇「魔笛」 より アリア《この神聖な殿堂には》 KV620
   (ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏
    (「ザラストロのアリア」の朗読付き)のための)*
 ヨーゼフ・フィアラ:ソナタ ト長調 ReiF 4.51
  (ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴァイオリンとチェロ/ピアノのための)
トーマス・フリッチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ミヒャエル・シェーンハイト(フォルテピアノ、音楽監督)
メルゼブルガー・ホフムジーク
アクセル・ティールマン(朗読)*
ROP6234
¥2700→\2490

 ヴィオラ・ダ・ガンバの「カザルス」!トーマス・フリッチュ新録音!

 ☆「ヴィオラ・ダ・ガンバのカザルス」と称される、名手トーマス・フリッチュ!
 ☆モーツァルトの作品と、親友であり有名なガンバ奏者でもあったヨーゼフ・フィアラの作品をカップリング!

 「ヴィオラ・ダ・ガンバのカザルス」とも称される世界的名手、トーマス・フリッチュの新録音は、モーツァルトの作品と、当時最も有名なヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の一人であり、モーツァルトとも親交のあったヨーゼフ・フィアラの作品をカップリングした意欲作。

 トーマス・フリッチュは、ヨーロッパのコンサートホールをはじめ、ニューヨーク、ボストン、東京、ソウル、香港、上海などでの演奏活動の傍ら、その情熱と輝かしい歴史的知識をもって、ガンバに関する文献の調査、発見、そして編集をするなど、ガンバ作品研究の第一人者としても知られています。
 これまでに、J.C.バッハ、カール・フリードリヒ・アーベル、テレマン、ブクステフーデや、19世紀に書かれ新たに発見された作品の録音を行うなど、クラシック界に偉大な功績を残しています。
 その功績を称えられ、「Echo Klassik 2017」、「Choc de Classica 2019」を受賞しています。

 本アルバムでは、スイスの修道院で新たに発見されたフィアラの「ヴィオラ・ダ・ガンバと管弦楽のための協奏曲」を取り上げるなど、モーツァルトの時代に活躍した偉大なガンバ奏者の軌跡を、フィアラ自身が使用した貴重な楽器を用いて辿ります。

 ※使用楽器:Joann Paul Schorn, Salzburg1709, ex Joseph Fiola
 ※録音:2022年4月20日-22日、ヨハン・ゲオルゲン教会(ドイツ)

  


Klassik.XL 2017 - Thomas Fritzsch
https://youtu.be/PpvZhONA_xU
 





<メジャー・レーベル>
.

DG


4863990
(2CD)
\3200→\2990
さりげなくドイツ・グラモフォンで新録音
 クリストフ・エッシェンバッハ~フランツ・シュレーカー:管弦楽曲&歌曲集


 フランツ・シュレーカー(1878-1934):
 《CD 1》
  1) 夜曲(楽劇『はるかなる響き』より)、
  2) ゆるやかなワルツ、
  3-6) 室内交響曲、
  7-8) 2つの抒情歌/

 《CD 2》
  1-5) 5つの歌、
  6-11) 小組曲
   (第1曲:Prludium/第2曲:Marcia/第3曲:Canon/第4曲:Fughette/第5曲:Intermezzo/第6曲:Capriccio)、
  12-15) ロマンティック組曲Op.14
   (第1曲:Idylle/第2曲:Scherzo/第3曲:Intermezzo/第4曲:Tanz)
チェン・レイス(ソプラノ)(CD 1: 7-8)、
マティアス・ゲルネ(バリトン)(CD 2: 1-5)、
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

 エッシェンバッハが魅了された後期ロマン派、シュレーカーの壮大で繊細な音世界。
 さりげなくDGでの新録音。エッシェンバッハ、1周回って同レーベルの柱となるのか?
 装丁も豪華。


 ●ドイツの指揮者クリストフ・エッシェンバッハがオーストリアの作曲家フランツ・シュレーカー(1878-1934)の華やかなロマン派音楽を指揮したアルバムです。
 エッシェンバッハはシュレーカーについて「マーラーの交響曲作りの書法を丸ごと新しいレベルに引き上げた作曲家」と絶賛しています。

 今回は管弦楽の名作とあまり知られていない歌曲集を収録。
 シュレーカーは1912年に楽劇『はるかな響き』が初演されてから、ナチスが彼の作品を抑圧するまで、彼の世代で極めて有能なオペラ作曲家でした。
 ここではシュレーカーの傑作の中からエッシェンバッハが“崇高な交響詩”と表現した荘厳な「夜曲」(楽劇『はるかなる響き』より)、優れた室内交響曲、チェン・レイスとマティアス・ゲルネが歌うシュレーカーの魅惑的なオーケストラ歌曲を聴くことができます。

 ●ブックレットにはエッシェンバッハとのインタビューに基づくMario-Felix Vogtによるライナーノーツ(英語・ドイツ語)が掲載されています。
  CD2枚組。デジパック仕様

  【録音】2022年5月31日(CD 1: 1)、6月1日(CD 1: 7-8)、2021年3月10-14日(CD 1: 2-6, CD 2: 1-5)、5月21-27日(CD 2: 6-15)、ベルリン、コンツェルトハウス
  


DG Stage presents: The Colours of Schreker with Christoph Eschenbach
https://fb.watch/iPZauTuhpK/

 

.


4863762
(5CD)
\4900→\4490
没後35周年
《アンタル・ドラティ~ベートーヴェン:交響曲全集》

ベートーヴェン:
《CD 1》
 1-4) 交響曲第1番ハ長調Op.21、5-8) 交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』/
《CD 2》
 1-4) 交響曲第2番ニ長調Op.36、5-8) 交響曲第4番変ロ長調Op.60/
《CD 3》
 1-4) 交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』、5-9) 交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』/
《CD 4》
 1-4) 交響曲第7番イ長調Op.92、5-8) 交響曲第8番ヘ長調Op.93/
《CD 5》
 1-5) 交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱』
アンタル・ドラティ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
ブライトン・フェスティヴァル合唱団、
キャロル・ファーリー(ソプラノ)、
アルフレーダ・ホジソン(アルト)、
ステュアート・バロウズ(テノール)、
ノーマン・ベイリー(バス)

 没後35周年。20世紀半ばの名指揮者によるベートーヴェン・ツィクルス。CD5枚組BOXセット

 ●アンタル・ドラティはハンガリー、ブダペスト生まれ、20世紀半ばの最も才能ある指揮者の一人で、2023年没後35周年を迎えます。
 ドラティにとってベートーヴェンは中心的なレパートリーでした。
 この交響曲全集は1975年と76年に録音され、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者としての在任期間が始まった頃のものです。
 舞踏的な明快さで重厚さと奥深さを結びつけた生き生きとしたこれらの録音が新たなセットで発売されます。CD5枚組BOXセット。LPからのオリジナル・ジャケット仕様。

 【録音】1976年9月(第1番、第3番、第7番)、10月(第2番)、5月(第4番)、3月(第6番、第8番)、1975年5月(第5番)、7月(第9番)、ロンドン

  
 .

4863255
(13CD)
\7400→\6990

《エリカ・モリーニの芸術》

《CD 1》
1-3) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、
4-6) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
 【演奏】アルトゥール・ロジンスキ(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1956年9月、ロンドン/

《CD 2》
1-3) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26、
4-8) グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82
 【演奏】フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリン放送交響楽団
  【録音】1958年10月、ベルリン/

《CD 3》
1-3) モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218、
4-6) J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
 【演奏】イーゴリ・キプニス(チェンバロ)(4-6)、ニコラス・ハーサニー(指揮)プリンストン室内管弦楽団
  【録音】1965年4月、ニューヨーク/

《CD 4》
1-3) モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219『トルコ風』、
4-6) J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
 【演奏】アルバート・フラー(チェンバロ)(4-6)、フレデリック・ワルトマン(指揮)ムジカ・エテルナ管弦楽団
  【録音】1962年3月(1-3)、4月(4-6)、ニューヨーク/

《CD 5》
1-4) ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番ハ短調Op.18 No.4、
モーツァルト:
 5- 8) 弦楽四重奏曲第23番ヘ長調K.590『プロシャ王第3番』(モノラル)、
 9-12) 弦楽四重奏曲第23番ヘ長調K.590『プロシャ王第3番』(ステレオ)
 【演奏】フェリックス・ガリミール(ヴァイオリン)、ワルター・トランプラー(ヴィオラ)、ラースロー・ヴァルガ(チェロ)
  【録音】1956年6月、ニューヨーク/

《CD 6》
ブラームス:1-3) ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100、4-7) ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
 【演奏】レオン・ポマーズ(ピアノ)
  【録音】1956年、ニューヨーク/

《CD 7》
1-4) フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調、5-7) モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第33番変ホ長調K.481
 【演奏】ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ)
  【録音】1961年2月、ニューヨーク/

《CD 8》
1-3) モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第17番ハ長調K.296、
4-6) ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12 No.3
 【演奏】ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ)
  【録音】1963年3月、ニューヨーク/

《CD 9》
ベートーヴェン:1-4) ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24『春』、5-8) ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30 No.2
 【演奏】ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ)
  【録音】1961年3月、ニューヨーク/

《CD 10》
1-3) ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30 No.3、
4-7) ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
 【演奏】ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ)
  【録音】1962年6月、ニューヨーク/

《CD 11》1-4) ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調RV10、
5-7) タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調『捨てられたディド』、
8) ドメニコ・ガロ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調より第2楽章、
9-12) ピエトロ・ナルディーニ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調
 【演奏】レオン・ポマーズ(ピアノ)
  【録音】1964年6月、ニューヨーク/

《CD 12》
タルティーニ:
 1-3) ヴァイオリン・ソナタ ト短調『悪魔のトリル』、
 4) コレッリの主題による変奏曲、5-7) ヴァイオリン・ソナタ ト短調『捨てられたディド』
 【演奏】レオン・ポマーズ(ピアノ)
  【録音】1956年5月、ニューヨーク/

《CD 13》
1) シューベルト:アヴェ・マリア(エレンの歌第3番)D839(ヴィルヘルミ編)、
クライスラー:2) ウィーン奇想曲Op.2、3) 美しきロスマリン、
4) ホイベルガー:真夜中の鐘(喜歌劇『オペラ舞踏会』より)(クライスラー編)、
5) チャイコフスキー:ナポリの踊り歌(『子供のアルバム』Op.39より第18曲)、
6) グルック:メロディ(歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より)(クライスラー編)、
7) グノー:ワルツ(歌劇『ファウスト』より)(サラサーテ編)、
8) マリア・テレジア・フォン・パラディス:シチリアーノ(ドゥシュキン編)、
9) チャイコフスキー:無言歌(『ハープサルの思い出』Op.2より第3曲)(スウェット編)、
10) ゴダール:ロマンティック協奏曲Op.35よりカンツォネッタ、11) クライスラー:愛の悲しみ、
12) シャミナード:スペインのセレナードOp.150(クライスラー編)、
13) モーツァルト:ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334よりメヌエット(ブルメスター編)
 【演奏】レオン・ポマーズ(ピアノ)
  【録音】1955年7月、ニューヨーク
エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)

 天才少女と謳われアメリカで活躍したヴァイオリニストの録音全集。CD13枚組BOXセット

 ●エリカ・モリーニ(1904-1995)はウィーン出身、1916年にデビューして天才少女として有名になり、アメリカで活躍したヴァイオリニストです。
 「ただの天才児ではなく、驚くべきことだ」と指揮者アルトゥール・ニキシュはモリーニを高く評価しました。モリーニがアメリカ・デッカ、ウェストミンスターとドイツ・グラモフォンに行ったすべての録音が初めてまとめて発売されます。
 指揮者のアルトゥール・ロジンスキ、フェレンツ・フリッチャイ、ニコラス・ハーサニー、フレデリック・ワルトマン、ヴァイオリンのフェリックス・ガリミール、ヴィオラのワルター・トランプラー、チェロのラースロー・ヴァルガ、ピアノのレオン・ポマーズとルドルフ・フィルクスニーと共演しています。CD13枚組OXセット。限定盤。

 ●『ニューヨーク・タイムズ』紙の音楽評論家ハロルド・C.ショーンバーグが「おそらく今までで最も偉大な女性ヴァイオリニスト」と書いたことに、モリーニは「ヴァイオリニストはヴァイオリニスト。私はそう判断されるべきです。女性音楽家としてではなく」と語ったということです。

 ●44ページのブックレットには珍しい写真とタリー・ポッターによるエリカ・モリーニの生涯についての興味深いエッセーが掲載されています。
 














2/21(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

 

EVIL PENGUIN RECORDS



EPRC 0054
¥2600
Adriano 4
 アドリアン・ヴィラールト(ca.1490-1562):
  ヨハネ受難曲

   Passio Domini nostri Jesu Christi secundum Joannem
   Tristis est anima mea
   Ecce lignum crucis - Crux fidelis
   Da pacem Domine
トーレ・トム・デニス(指揮)
ディオニュソス・ナウ

 フランドルの巨人ヴィラールトに特化しためずらしいシリーズ最終巻

 録音:2022年9月5-8日

 テノール歌手のトーレ・トム・デニスが結成、フランドル地方のポリフォニーに情熱を注ぐ声楽グループ「ディオニュソス・ナウ」による、ヴィラールト作品のシリーズ第4弾。

 第3弾まではLP で発売されましたが、シリーズ最終巻となる本作はCDでの発売。
 1545年頃に作曲された「ヨハネ受難曲」と、3つの復活祭用モテットを世界初録音。
 




MAGUELONE



MAG 358443
¥2800
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
 「ハラウイ―愛と死の歌―」(1945)

  (1)眠っていた町、おまえよ
  (2)こんにちは おまえよ、緑色の鳩よ
  (3)山々
  (4)ドゥンドゥ チル
  (5)ピルーチャの愛
  (6)惑星的反復
  (7)別れ
  (8)音節
  (9)階段は繰り返す、太陽の行い
  (10)星の愛の鳥
  (11)カチカチ星
  (12)暗闇の中で
小林真理(メゾ・ソプラノ)
棚田文紀(ピアノ)
KKC 6694
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 フランス歌曲、古楽から現代音楽まで知性とテクニック、豊かな音楽で魅了するメゾ・ソプラノ小林真理がメシアンの「ハラウイ」を録音!

 録音:2008年10月/モントロイユ、コンセルバトワール内ホール/DDD、ディジパック仕様、49'58/【解説&歌詞対訳:小林真理】
 録音技師:アントワーヌ・ドウモンケ

 現在フランスを拠点に演奏・教育の両面で活躍し続ける、日本を代表するメゾ・ソプラノ小林真理がメシアンの「ハラウイ」を録音しました。

 小林はレジーヌ・クレスパンのもとで学び、ウィリアム・クリスティのクラスを1等賞で卒業した実績をもち、フランス歌曲、古楽から現代音楽まで知性とテクニック、豊かな音楽で魅了しています。その小林の東京芸術大学博士課程論文のテーマがメシアンの「ハラウイ」でした。そのライフワークともいえる作品を、パリ留学時代からの信頼おけるピアニスト、棚田文紀を迎えて満を持してリリースしました。

 メシアンが1945年に作曲した異国趣味の作品「ハラウイ」は、ペルーに伝わるインカ帝国の民謡からインスピレーションを得た12 からなる歌曲。「ハラウイ」はケチュア語で「愛と死の歌」を意味し、戦争という体験の中で死に近づいた後、再びメシアンが新しく生まれた如く生き始めたころに作曲された悲恋物語です。小林と棚田が思いを込めて演奏しております。

 日本語解説書付の国内仕様版(KKC-6694) には小林真理による楽曲解説および歌詞対訳付です。




.

NAIVE

NAIVEは新譜でも注文枚数分入らないことがあります。どうかお早めに。
V 7259
¥2800→\2590
クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ(チェロ)
 ショヴァン&ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
 ジャルスキも参加
Legacy レガシー

 (1)ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob. VIIb:1
 (2)ポルポラ:ラルゴ~チェロ協奏曲 ト長調より
 (3)モーツァルト:協奏交響曲 イ長調 ~
  ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための協奏曲 K320e / K.Anh.104(断片)
    〔ロバート・レヴィンによる補完版〕
 (4)グルック/ラ・マルカ編:精霊の踊り
  (『オルフェオとエウリディーチェ』より)
 (5)ポルポラ:正しい愛、私を燃え上がらせた
  (『ヘスペロデスの園』より)
 (6)ハイドン:チェロ協奏曲第2 番 ニ長調 Hob.VIIb:2
クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ(チェロ)
ジュリアン・ショヴァン(指揮、ヴァイオリン)
アドリアン・ラ・マルカ(ヴィオラ(3))
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
フィリップ・ジャルスキ(カウンターテナー(5))

 フランスの俊英チェロ奏者、クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ。ショヴァン指揮、ル・コンセール・ド・ラ・ローグとの協奏交響曲!ジャルスキも参加の豪華アルバム!!

 録音:2021年2月27-30日、パリ

 フランスの俊英チェリスト、クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ。「チェロ360」(V7260)や、「ワンダフル・ワールド」(V7362)など、コンセプトから参加メンバーまで研ぎ澄まされた感性のアルバムで話題を呼んできましたが、今回は「レガシー」と題し、ハイドンのチェロ協奏曲を中心としたプログラムのアルバムを発表します。
 管弦楽はル・コンセール・ド・ラ・ローグ、まさにハイドンを演奏するために誕生したアンサンブルを迎え、同団音楽監督のショヴァンの指揮のもと、実にエレガントなハイドンを展開しています。
 モーツァルトの協奏交響曲(レヴィンによる補完版)では、同じくフランスの俊英ヴィオラ奏者にして弟でもあるアドリアン・ラ・マルカ、そしてショヴァンのヴァイオリンという注目の顔合わせの演奏です。
 ポルポラといえば声楽の印象がありますが、チェロにも非常に深い見識を持った作曲家でした。
 ポルポラはウィーンにイタリアの声楽伝統を根付かせた立役者で、ハイドンもグルックもウィーンで活躍しました。そうした作曲家たち同士の生きた交流までもが感じられる内容です。
 レコーディング(ディレクションから音のことまですべて)は吉田研氏が担当。素晴らしい録音音質も特筆に値します。

 クリスティアン=ピエール・ラ・マルカは1983 年生まれ。エクス=アン=プロヴァンス音楽祭でデビュー後、ジャン=マリ・ガマール、フィリップ・ミュレルに、さらにフランス・ヘルメルソンやスティーヴン・イッサーリスにも師事。
 ロストロポーヴィチやハインリヒ・シフらのマスタークラス受講。
 アルバム「チェロ360」は2021年ベスト・コンセプト・アルバム賞(グラモフォン)受賞。弟のアドリアン・ラ・マルカとフォレス音楽祭(フランス)の共同音楽監督をつとめる。
 




WERGO


WER 7406
¥2600
白い花 マリアーノ・エトキン(1943-2016):作品集 アンサンブル・アヴァンチュール
 (1)物事の本質~クラリネット、トロンボーン、チェロ、ピアノのための(2001)
 (2)わすれられた夢~ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための(2014)
 (3)涙の練習曲 第1番~クラリネット、ホルン、チェロのための(2009)
 (4)体内の血液~トロンボーン、打楽器、ピアノ、チェロ、コントラバスのための(1997)
 (5)涙の練習曲 第2番~クラリネット、ホルン、チェロのための(2009)
 (6)白い花
  ~クラリネット、ファゴット、トロンボーン、打楽器、ピアノ、チェロ、コントラバスのための(2006)
 (7)涙の練習曲 第3番~ホルンとコントラバスのための(2010)
 (8)おわかれマンボ
  ~フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、
   トランペット、トロンボーン、コントラバスのための(1992)
 (1)-(7)世界初録音

 アルゼンチンの作曲家エトキンによる人間の情熱を感じさせる現代音楽

 録音:2019年28-29日、2020年5月22-24日/ケルン、ドイチュラントフンク、カンマームジークザール/69'55''

 アルゼンチンの作曲家マリアーノ・エトキン(1943-2016)による室内楽作品集。
 「夢」「血」「涙」といった人間的なものをタイトルにしているように、生命力や実存のエネルギーを感じさせる音楽になっていて、ときに官能的ですらあるサウンドに彩られています。

 アンサンブル・アヴァンチュールは1986年結成の現代音楽アンサンブル。
 エトキンと深い関わりがあり、「白い花」は結成20周年にプレゼントされた献呈曲。「おわかれマンボ」もこの楽団のために書かれた作品です。
 
 

WER 7409
¥2600
ソルダネラ 無伴奏チェロ作品集
 マックス・レーガー(1873-1916):
  (1)無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 Op.131c(1914/15)
 ドナルド・フランシス・トーヴィー(1875-1940):
  (2)無伴奏チェロ・ソナタ Op.30(1910)より パッサカリア ニ長調
 アドルフ・ブッシュ(1891-1952):
  (3)無伴奏チェロ組曲 Op.8a(1914)
  (4)チェロ独奏のための前奏曲とフーガ ニ短調 Op.8b(1922)
 ヴァルター・クルヴォワジエ(1875-1931):
  (5)無伴奏チェロ組曲 ロ短調 Op.32-2(1921)

 (3)(4)(5)世界初録音
ユリウス・ベルガー(チェロ)

 名手ユリウス・ベルガーが弾く、20世紀の無伴奏チェロ作品集

 録音:(1)(3)(4)2021年12月10~11日、(2)2022年2月23日、(5)2022年3月24日/ディリンゲン/78'22''

 ユリウス・ベルガーはロストロポーヴィチのマスタークラスに参加し、後年は師弟を超えて共演もしている名チェロ奏者。
 古典から現代まで分け隔てなく採り上げるソリストとして活躍、WERGOレーベルにも多くの録音を残しています。
 今作はレーガー生誕150年を記念しての無伴奏作品集。
 バッハの組曲に感化されたジャンルが20世紀に展開していくさまを見ることができる興味深いプログラムになっています。

 有名なヴァイオリニストでもあるアドルフ・ブッシュがチェリストの兄ヘルマンのために書いた組曲は、ネオ・バロック様式を超えた内容。
 また、ブッシュ兄弟の友人でカザルスから天才と称賛されたイギリスの作曲家ドナルド・フランシス・トーヴィーの「パッサカリア」はバッハの「シャコンヌ」を思わせる広がりを持っています。

 CDタイトルの「ソルダネラ」は、雪山で、雪解けの中から花を咲かせる「Soldanella alpina」にちなんだもの。
 思いがけない場所に生まれた美しいもの、というイメージを音楽に重ね合わせています。
 



.

CHANDOS



RCHSA5309
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562

ジョン・ウィルソン&SOL
ラフマニノフ:交響曲第2番

 ラフマニノフ:
  《幻想的小品集》より
   前奏曲 Op.3-2(レオポルド・ストコフスキ編)
  交響曲第2番ホ短調 Op.27

ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン

CHSA5309
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 ジョン・ウィルソン&SOL!ラフマニノフの傑作、交響曲第2番!

 ☆2022年度レコード・アカデミー賞&英グラモフォン賞受賞のジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン!
 ☆2022年10月リリースの交響曲第3番に続く、ラフマニノフの代表作、交響曲第2番!

 BBCミュージック・マガジン賞をはじめとしたこれまでの数々の受賞に続き、2022年度には「ラヴェル:管弦楽作品集」(RCHSA5280/CHSA5280)がレコード・アカデミー賞の管弦楽曲部門、そして英グラモフォン賞の空間オーディオ部門を受賞するなど名実共に世界のトップクラスへと登り詰めつつあるジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン。
 2022年10月リリースの「ラフマニノフ:交響曲第3番」(RCHSA5297/CHSA5297)に続いて、2023年に生誕150周年を迎えたラフマニノフの代表作、交響曲第2番が待望のリリース!

 ラフマニノフが「ピアノ協奏曲第2番」の成功によって「交響曲第1番」の初演の失敗から立ち直り、公私共に軌道に乗りつつあった時期に書かれた交響曲第2番は、甘美な旋律やドラマチックな展開で「ピアノ協奏曲第2番」などと並ぶラフマニノフの最高傑作の一つとして広く親しまれています。
 人気作品なだけに過去にもアンドレ・プレヴィンをはじめ数々の名指揮者が録音を遺してきましたが、ジョン・ウィルソン&SOLはその演奏内容の充実度も去ることながら、これまでのChandosからの一連のリリースで常に高く評価されてきた音質面でも際立つものがあるといえるでしょう。
 カップリングには「鐘」の愛称で親しまれる「前奏曲」の、ストコフスキによる管弦楽編曲版を収録。

 ※録音:2022年1月6日-8日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

 
 
 .


RCHSA5265
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
ガードナー&バーミンガム市響
シューベルト:交響曲集 Vol.3

 シューベルト:
  交響曲第1番 ニ長調 D.82
  交響曲第4番 ハ短調 D.417《悲劇的》
  歌劇《フィエラブラス》序曲 Op.76 D.796
エドワード・ガードナー(指揮)
バーミンガム市交響楽団
CHSA5265
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 ガードナー&バーミンガム市響!シューベルト交響曲集第3弾!

 ☆イギリスの次代を担うマエストロ、エドワード・ガードナーのシューベルト!
 ☆若き日のシューベルトによる交響曲第1番&第4番《悲劇的》!

 2015年からノルウェーの名門ベルゲン・フィルの首席指揮者を務め、2021年からはユロフスキの後任としてロンドン・フィルの首席指揮者を務めているエドワード・ガードナー。
 イギリスの次代を担うマエストロとして、今後の活躍も期待されるガードナーによるシューベルト交響曲全集の第3弾!かつて首席客演指揮者を担ったバーミンガム市交響楽団と共に若書きのシューベルトの作品を洗練された演奏で聴かせてくれています。

 作曲当時16歳であった《第1番》は、すでに若いシューベルトが交響曲の形式と技法を理解していたということを明らかにします。
 その作品からはハイドン、モーツァルト、初期のベートーヴェンからの影響を受けていたことを感じさせるでしょう。
 その3年後に書かれた《第4番》はより野心的な作品で、曲全体の主題を統一させようというシューベルトの工夫が見て取れます。
 このアルバムではシューベルトの後期の交響曲へと向かっていく過程を窺い知ることが出来ます。

 前作第1巻(RCHSA5234/CHSA5234)と第2巻(RCHSA5245/CHSA5245)は、ともにレコード芸術準特選盤に選ばれています。

 ※録音:2022年7月15日-16日、タウン・ホール、バーミンガム(イギリス)

 
 
 .


CHAN20267
¥2500→\2290
ピーター・ドノホー
 メンデルスゾーン:無言歌集 Vol.2


 厳格な変奏曲 Op.54
 無言歌集 第1巻 Op.19bより第5番、第6番《ヴェネツィアの舟歌 第1》
 無言歌集 第2巻 Op.30より
  第1番、第2番、第5番、第6番《ヴェネツィアの舟歌 第2》
 無言歌集 第3巻 Op.38より第1番、第3番、第4番、第5番
 無言歌集 第4巻 Op.53より第1番、第3番、第6番
 無言歌集 第5巻 Op.62より第2番
 無言歌集 第6巻 Op.67より第6番
 無言歌集 第7巻 Op.85より第1番~第6番
 無言歌集 第8巻 Op.102より第3番、第4番、第5番
 《夏の名残のばら》による幻想曲 Op.15
 劇付随音楽 《夏の夜の夢》 Op.61よりスケルツォ(ラフマニノフ編)
ピーター・ドノホー
 (ピアノ/スタインウェイ)

 ピーター・ドノホー、メンデルスゾーン:無言歌集第2弾!

 ☆ピーター・ドノホーにとって「ほかのどの作曲家よりも大きな意味を持っていた」と語るメンデルスゾーン!
 ☆1982年チャイコフスキー国際コンクールで最高位を獲得!

 音楽性、スタイルの多様性、圧倒的なテクニックが高く評価されるイギリスの名ピアニスト、ピーター・ドノホーが「音楽家になることを意識し始めたとき、ほかのどの作曲家よりも大きな意味を持っていた」と語るメンデルスゾーンの無言歌集第2弾!

 本作には第1巻(CHAN20252/レコード芸術海外盤REVIEW「今月の特選盤」)に含まれなかった残りの無言歌24曲と、メンデルスゾーン最大のピアノ独奏曲である《厳格な変奏曲》、当時から人気を博していた《夏の名残のばら幻想曲》、そしてラフマニノフによる《夏の夜の夢》のスケルツォのピアノ編曲版が収録されています。(彼はラフマニノフのトランスクリプションを非常に高く評価しており、特にこのスケルツォを傑作としています。)無言歌は前作同様、ドノホー自身が構成した曲順で演奏されます。

 若かりし頃はパーカッショニストとして活躍した異色の経歴の持ち主であるピーター・ドノホーは、パリでイヴォンヌ・ロリオとオリヴィエ・メシアンにピアノを師事。
 1981年のリーズ国際コンクール入賞、1982年のチャイコフスキー国際コンクールで最高位を獲得しています。第1巻同様、ブックレット(英語・ドイツ語・フランス語)ではドノホー自身のメンデルスゾーンに対する考えや想いが語られています。

 「これらの作品を演奏することは常に喜びであり、そもそもなぜ私が音楽家になったのかということの核心に迫るものです」(ピーター・ドノホー)

 ※録音:2022年3月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
 
 

CHAN20180
¥2500
ヴァインベルク:弦楽四重奏曲集 Vol.3
 弦楽四重奏曲第4番 変ホ長調 Op.20(1945)
 弦楽四重奏曲第16番 変イ短調 Op.130(1981)
アルカディア弦楽四重奏団

 アルカディア弦楽四重奏団、ヴァインベルク:弦楽四重奏曲集第3弾!

 ☆「ヴァインベルクの音楽は、我々の目標」と語るアルカディア弦楽四重奏団!
 ☆2014年大阪国際室内楽コンクールで優勝!

 ルーマニアのエキサイティングなクヮルテット、アルカディア弦楽四重奏団によるミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996)の弦楽四重奏曲集第3巻!
 「ヴァインベルクの音楽は、未知の闇に囲まれた光の輝きのようなものであり、その影を薄くすることが我々の目標になりました。」と語るアルカディア弦楽四重奏団。
 彼らの『ヴァインベルク:弦楽四重奏曲集Vol.1』(CHAN20158)はBBCラジオ3のレコード・レビューで「Record of the Week」に選ばれ、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にノミネートされるなど、高い評価を受けました。

 ヴァインベルクの17曲の弦楽四重奏曲の創作は、ワルシャワでの学生時代からモスクワでのキャリアの終わりまでの半世紀近くに及んでおり、彼の作曲家としての成長を他のどのジャンルよりも明確に示しています。
 本作では1945年に書かれた第4番と、1981年に書かれた第16番という対照的な時期の2作品が選ばれています。
 第4番はヴァインベルクがモスクワに移って間もない頃に作曲されたもので、抽象度が高く、ヴァインベルクの芸術的成熟と、親友であったショスタコーヴィチとの親和性が感じられる作品です。
 第16番は1981年の冬に作曲され、ナチスのポーランド侵攻で命を落とした妹に捧げられています。こちらはヴァインベルク晩年の典型的な作曲スタイルで、和声的に複雑でインパクトのある曲調となっています。

 アルカディア弦楽四重奏団は、2006年にルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの生徒たちによって結成。
 2009年ハンブルク国際室内楽コンクール、2011年アルメレ国際室内楽コンクール、2012年ウィグモア・ホール・ロンドン国際弦楽四重奏コンクール、そして2014年の大阪国際室内楽コンクールで優勝し、同世代のもっともエキサイティングな弦楽四重奏団のひとつとして活躍しています。

 ※録音:2022年4月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
 




EUDORA



REUDSACD2302
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
J.S.バッハ:3 + 1 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
 J.S.バッハ:
  ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト長調 BWV1027
  ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ニ長調 BWV1028
  ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調 BWV1029
  ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調 BWV1030b
   (ヘリングの写本より)
アレハンドロ・マリアス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ホルダン・フマド(ハープシコード)
EUDSACD2302
(1SACD HYBRID)
¥2700

 SACDとMQA-CDハイブリッド盤!
 アレハンドロ・マリアスのJ.S.バッハ!

 ☆高音質レーベル Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド盤!
 ☆豊富な経験と知識によって裏打ちされた高度な演奏によるJ.S.バッハ!

 スペインの高音質レーベルEudora!SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様でリリースされる、バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集!
 演奏はラ・スパーニャ・アンサンブルの芸術監督であり、セビリア音楽院でバロック・チェロの教授を務めるアレハンドロ・マリアスと、ジョルディ・サヴァールやネヴィル・マリナーといった多数の巨匠たちとも共演経験のあるホルダン・フマドです。

 このアルバムで収録された3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(BWV1027、BWV1028、BWV1029)は、別の楽曲から再編集された可能性を指摘されていますが、最後に収録されたBWV1030(原曲はフルート・ソナタ)は、有能な模写者であるヨハン・フリードリヒ・ヘリングの手によってなされたもので、初期版にかなり近いものではないかと考えられています。
 アレハンドロ・マリアスとホルダン・フマドの豊富な経験と知識によって裏打ちされた演奏でお楽しみください。

 ※録音:2021年8月23日-26日、サンフランシスコ公会堂(スペイン)

 Eudora Records(ユードラ・レコーズ)は、スペインのレコーディング・エンジニア、ゴンサロ・ノケ(Gonzalo Noque)が主宰するスペイン、マドリッドの新興レーベル。
 DSD256(11.289MHz)での収録、パッケージ版はSACD Hybrid Multichannelフォーマットでのリリースをポリシーとしており、新たな世界有数の高音質レーベルの誕生は世界各地のオーディオファンやクラシックファンから注目を集めています。

 
 




STRADIVARIUS



STR 37185
¥2400
「Visages(顔)」~20世紀フランスのヴィオラ作品集
 ジョルジュ・ミゴ(1891-1976):序奏(1928)
 ジャン=ジャック・ウェルネール(1935-2017):キルヒベルク(2014)
 ダリウス・ミヨー(1892-1974):4つの顔Op.238(1943)
 ジョルジュ・ミゴ:無伴奏ヴィオラ・ソナタ(1958)
 リリ・ブーランジェ(1893-1918):2つの小品(1911/1914)
 ジョルジュ・ミゴ:エスタンピー(1925)
 アルトゥール・オネゲル(1892-1955):ヴィオラ・ソナタ(1920)
アンドレア・カニン(ヴィオラ)
パトリシア・パニー(ピアノ)

 ジョルジュ・ミゴ、ミヨー、オネゲル、他。20世紀フランスのヴィオラ作品集!

 録音:2022年2月17-18日ドイツ・ロットシュテッテン [68:48]

 20世紀フランス、といっても世紀前半の主にフランス六人組とその周辺(同時代人)の作曲家によるヴィオラのための作品を収録。
 このアルバムに再三登場するジョルジュ・ミゴ(1891-1976)は日本では殆ど知られていないが、パリ音楽院においてオルガン曲で有名なマリー・ヴィドールに師事し交響曲を番号付きのだけでも13曲も残した多作家。
 19世紀末から1970年代まで激動の変化の時代を生きたが作風は穏健で作品はいずれも古きよき近代フランスの香りを湛えている。
 他に無調的な激しいオネゲルのヴィオラ・ソナタ、軽妙洒脱なミヨーの「4つの顔」など、ヴァラエティに富んだ作品が揃っている。
 アンドレア・カニンは特に忘れた名曲を発掘し復興させることに力を注いでいるイタリアのヴィオラ奏者。
 
 


STR 37214
¥2400
「20世紀イタリアのピアノ音楽」
 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  緑の光線(1916)、「ひのき」(1920)
 ジャチント・シェルシ(1905-1988):カプリチオ(1935)
 ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):共振(1918)
 ルイージ・ダラピッコラ(1904-1975):アナリベラの音楽帳(1952)
 ニーノ・ロータ(1911-1979):15の前奏曲(1964)
 ジャチント・シェルシ:ヴィシュヌの変身を描いた4枚の絵(1953)
サンナ・ヴァールニ(ピアノ)

 録音:2022年2月7-8日、3月29日 [75:26]

 20世紀イタリアの世代も作風も様々な5人の作曲家のピアノ曲を収録。
 「プラテーロと私」や数々のギター曲で知られるカステルヌーヴォ=テデスコの二つのピアノ曲は初期の作品でドビュッシーを思わせる佳品。
 ひとつの音を聴き込む作風でフランスのスペクトル楽派に影響を与えたシェルシの「カプリチオ」はまだ彼本来の様式に到達していないが、自由な無調で書かれた奇知に富んだ小品。
 「ヴィシュヌの変身を描いた4枚の絵」ではシェルシ本来の様式による4つの細密画のような作品。
 その他、12音主義者のダラピッコラ、映画音楽の巨匠ニーノ・ロータ(作曲家本人によると映画音楽は趣味のようなもので本来自分はクラシックの作曲家と公言していた)の万華鏡のように美しい15の前奏曲など聴きどころ満載。20世紀イタリア音楽の歴史を、たったこれ一枚で俯瞰できるお得な一枚。
 
 

STR 37217
¥2400
「革命のフルート」
 テオバルト・ベーム(1794-1881):グランド・ポロネーズOp.16
 チャールズ・ニコルソン(1795-1837):ゴードン夫人のポプリ
 ニルス・ペーター・イェンセン(1802-46):3つの幻想曲Op.14
 テオバルト・ベーム:チロル地方の歌による変奏曲Op.20
アルカディオ・バラッキ(Fl)
ロリス・ディ・レオ(Pf)

 録音:2021年6月29日フィレンツェ [63:07]

 18世紀後半から19世紀初頭に活躍したフルート奏者兼作曲家たちの作品を収録。彼らは新しいフルート奏法の開拓、楽器そのものの機能の改良にも携わり、フルートという楽器に革命を起こしたと言われる。
 彼らの作品そのものは今日、フルート奏者、よほどのフルート・マニアを除いてほとんど忘れられているため、資料としても貴重なディスク。
 いずれも古典派、初期ロマン派の端正な様式で書かれており、典雅な雰囲気が楽しめる。室内楽を得意とするStradivariusの録音も鮮やかで秀逸。
 
 

STR 37220
¥2400
ジョルジオ・コロンボ・タッカーニ(b.1961)作品集
 (1)ウォッチャー(2012/13)~アンサンブルのための
 (2)クローラー(2014)~アンサンブルのための
 (3)ウィンクラー(2016)~アンサンブルのための
 (4)ピザフォルテ(2013)~ヴァイオリンのための
 (5)紅褐色(2014/17)~フルート、ヴァイオリンとチェロのための
 (6)ガチオの十字架(2010/16)~
  フルート、バス・クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための
 (7)光に向かって(2013)~ピアノのための
 (8)風(2016)~アンサンブルのための
センティエリ・セルバッチ
 (アンサンブル,「森の小道」の意):
  【パオラ・フレ(Fl)
   ミルコ・ジラルディーニ(Cl)
   アンドレア・レバウデンゴ(Pf)
   ロレンツォ・コロンボ(Vib)
   ピエルカルロ・サッコ(Vn)
   志村あや(Vc)
   カルロ・ボッカドロ(指揮)】

 録音:2019年3月4日ミラノ[62:28]

 タッカーニはミラノ大学とヴェルディ音楽院で学んだ後、リゲティに個人的に学び、その後IRCAMで電子音楽についての研鑽を積んだ。
 ここには室内アンサンブルのための作品が収められており、いずれも素早い音型の集積によって構成された音楽にリゲティや「新しい複雑性」の作曲家の影響が感じられるが、全体に明るい全音階的な響きがするあたりにイタリア人らしさが感じられる。
 アンサンブルは緊密度の高い演奏で聴きごたえ充分。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

.

EPITAGRAPH

 エピタグラフ・レーベルによるワルター没後60年企画のライヴ録音シリーズ。
その真打ち登場―モーツァルトの3大オペラ≪魔笛≫≪フィガロの結婚≫≪ドン・ジョヴァンニ≫、一挙に同時発売!


EPITA 033/4
(2UHQCD)
¥3100→\2890
ワルターの≪魔笛≫の最高の名演、極上音質でUHQCD化!
  モーツァルト:歌劇≪魔笛≫全曲(英語歌唱)
ルシーン・アマーラ(ソプラノ:パミーナ)
ブライアン・サリヴァン(テノール:タミーノ)
ロバータ・ピーターズ(ソプラノ:夜の女王)
ジェローム・ハインズ( バス:ザラストロ)
セオドア・アップマン(バリトン:パパゲーノ)
ローレル・ハーリー(ソプラノ:パパゲーナ)
ポール・フランク(テノール:モノスタトス)
ジョージ・ロンドン( バス:弁者)、ほか
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
ブルーノ・ワルター(指揮)

 ワルターの全レコードを上廻る絶品であり、これを聴かずしてワルターを語ることは不可能(宇野功芳)
 ワルターの、≪魔笛≫の、最高の名演、極上音質でUHQCD化!

 録音: 1956年3月3日 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク(ライヴ)/MONO、79:11/ 78:25、国内製作、日本語帯・解説付(解説:山崎浩太郎)
 Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)

 ワルターはその芸術活動の大半をオペラ公演に捧げた人でした。1951 年に公の形でメトロポリタン・オペラに別れを告げたものの、56 年、「モーツァルト200 年祭に≪魔笛≫公演の指揮を」というビング支配人の熱心な誘いに、「≪魔笛≫はモーツァルトの遺言」と捉えていたワルターは快諾、念頭にあった「自らの芸術活動の遺言を残すこと」を考え合わせ、この歴史的公演のステージに復帰したのです。
 本公演は全米にこの名作の理解を深めてもらうため英語歌唱で行われました。台詞も英語になることから、ワルターとビングが配役・歌手の選考を行い、最終的にはほぼ全員がアメリカ人のキャストに。メットの新旧スター歌手が勢揃いしております。

 歌手の単なる伴奏程度に終わっている指揮が多い中で、ワルターは違います。この歴史的名演の真価を日本で初めて伝え広めたのは宇野功芳氏でした。
 (前略)ワルターは「魔笛」をモーツァルトの遺言と考えており、しかも56年3月3日といえばニューヨーク・フィルによる「ジュピター」(3月5日)や「レクイエム」(3 月10 日)のレコーディングの直前、彼の芸術の頂点を示した時期である上に、実演録音でもある。事実、これはワルターの全レコードを上廻る絶品であり、これを聴かずしてワルターを語ることは不可能とさえ言えるだろう。(中略)
 「序曲」からして、彼のステレオ盤、モノーラル盤とは別人のごときえぐり方である。生々しい響きとダイナリズム、激しい気迫、それはむしろ1928年のSP盤に近いが、同じようにアッチェレランドをかけ、若いころのワルターにしばしば見られるところの、せかせかした、あせるようなリズム(それはこの「魔笛」全曲のいたるところに聴かれる)を刻んでも、それがマイナスとなるよりはプラスに作用し、音楽に血肉をあたえる結果となっているのだ。(中略)

 ワルターの「魔笛」ほどオーケストラがものを言っている演奏は他にあるまい。弦も木管も、あらゆる声部が歌いぬく。モーツァルトが散りばめたすべての旋律が人間の声のように歌い尽くされる。それに立体的で豊麗なハーモニーがつけられ、一方においては威厳に満ちた、激しいダイナリズムが対比される。フレーズも余韻に充ちて消えるかと思えば、スタッカートできっぱりと切られる。このように柔と剛、女性的なものと男性的なものが、少しも反発し合うことなく、見事に溶け合って、ワルターの表現をいよいよ多彩なものにしているのである。(中略)
 ワルターのもう一つの特徴は、劇音楽に対する彼の才能の現われである。ドラマの持つ感情や意味を音楽化する力において、ぼくは少なくとも「魔笛」に関するかぎり彼以上の人を知らない。たとえばパパゲーノの「恋人か女房か」のアリアで重要な働きをするグロッケンシュピールが初めはごくかすかに、遠くから聞こえてくる。それが二番、三番と歌われるにつれて、しだいに強く、音色も明るく、まるでオペラ・ハウスの天上といわず客席の後方といわず、いたるところに配置されたグロッケンシュピールがいっせいになり出すかのごとき幻想にかられる。(中略)

 さらに「二人の武士」のユニゾンを彩る、あのバッハ的な音のからみを、ワルターは何と厳しいアクセントで悲劇的に演奏していることだろうか。パパゲーノが笛を吹きながら歌う「首つりのアリア」がなんと速いテンポで、彼のせっぱつまった気持を伝えることだろうか。(中略)
 実際、「二人の武士」から「タミーノとパミーナの試練」、「首つりのアリア」「パ・パ・パの二重唱」を経て「終曲」にいたる部分は、「魔笛」全曲でも最も感動的な音楽の連続であるが、ワルターの表現もここを全曲の山として、身動きが出来ないほどの緊張力で一貫させる。「パ・パ・パの二重唱」のアッチェレランド、二人の恋人同志の愛の讃歌は、きわめて精神的に高いものとなって、聴く者をいや応なく、音楽の興奮の渦の中に押し流してしまう。そしてザラストロの登場、壮麗な合唱がアンダンテで歌われ、次いでアレグロに変る部分のオーケストラの前奏を聴けば、ワルターの絶好調を知るであろう。(中略)

 歌手はタミーノ、パミーナ、夜の女王の3人がかなり良いが、特筆すべき程ではなく、しかも英語で歌われている。だが目立って聴き劣りのする人もなく、全体にバランスがとれていることと、一人一人にワルターの指示が行き届いて、全員が同じように感情を豊かにこめて歌っているのが良い。英語も聞き進むに従って気にならなくなる。コーラスもオーケストラもむしろ平凡だが、すべてが完全にワルターの手足となり、まとまったチームとなって充実した演奏をくりひろげる。かえってスターが居ないだけに、ワルターの「魔笛」がいっそう純粋に味わえるのだとも言えるだろう。
 『ブルーノ・ワルター~レコードによる演奏の歩み』(宇野功芳著 音楽之友社1972年刊)

 幕の間の休憩時間はともかく、幕中は途切れなしに収録されており、この頃の放送録音としては非常に鮮明な音質!高音域から低音域までしっかり伸びており、ノイズもきわめて少なく聞きやすいレベルです。従来の海外盤に勝るとも劣らない極上の音質が最新リマスターとUHQCD 化によってさらにパワーアップ!ワルターの、≪魔笛≫の、最高の名演をご堪能ください。

 なお本公演は英語歌唱ですが、台詞の場面も含む原語(ドイツ語)の歌詞・対訳をトラックNoも入れてPDFファイルで弊社HP(WEBサイト)に掲載します。プリントアウトも可能です。(ブックレットに記載するパスワードを入力してください)(代理店)
 
 .


EPITA 035/7
(3UHQCD)
¥4400→\3990
ワルター伝説の名演≪フィガロの結婚≫(1944年)が良好音質で堪能できる!
  モーツァルト:歌劇≪フィガロの結婚≫全曲
エツィオ・ピンツァ(バス:フィガロ)
ビドゥ・サヤン(ソプラノ:スザンナ)
ジョン・ブラウンリー(バリトン:アルマヴィーヴァ伯爵)
エレノア・スティーバー(ソプラノ:伯爵夫人)
ヤルミラ・ノヴォトナ(ソプラノ:ケルビーノ)、ほか
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
ブルーノ・ワルター(指揮)

 ウィーン時代の小味で若々しいセンスを充分に残したこの「フィガロ」も、彼を語る上に無くてはならぬもの(宇野功芳)
 ファン必携!ワルター伝説の名演≪フィガロの結婚≫(1944年)が良好音質で堪能できる!

 録音:1944年1月29日 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク(ライヴ)/MONO、43:40 / 46:18 / 71:41、国内製作、日本語帯・解説付(解説:山崎浩太郎)
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)

 ワルターはメトロポリタン・オペラで、1942年11月に≪ドン・ジョヴァンニ≫と≪魔笛≫を再演、12月には初めて≪フィガロの結婚≫を指揮しました。このときの様子が名著『ブルーノ・ワルター 音楽に楽園を見た人』のなかで次のように書かれています。
 キャストはすばらしくて、ジョン・ブラウンリー、エツィオ・ピンツァ、ヤルミラ・ノヴォトナ、ビドゥ・サヤン、それにメットで初めて伯爵夫人役を歌う若いアメリカ人ソプラノのエレノア・スティーバーがいた。演出はヘルベルト・グラーフで、ハワード・トーブマン*によれば、「これまでのプロダクションより改善されていた。
 ≪フィガロの結婚≫は安易な笑いだけの芝居ではない」と彼は書いている。「それゆえ、その温かさ、美しさ、不朽の人間性が輝いて、無慈悲な世界を元気づけるのだ。」これとは対照的に、『ヘラルド・トリビューン』のロバート・ローレンスは「魅惑と哀感ある部分と・・・(中略)・・・感傷に堕する部分とが交互にあった。要するに、ワルター氏のアプローチは個性的であり過ぎた」と難じている。
 (『ブルーノ・ワルター 音楽に楽園を見た人』エリック・ライディング&レベッカ・ペチュフスキー共著、高橋宜也訳、音楽之友社2015年刊)*編注:『ニューヨーク・タイムズ』紙の有名な音楽評論家

 今回の≪フィガロの結婚≫全曲CDは、メトロポリタン・オペラで翌シーズン(1943/44シーズン)に上演された舞台を音盤化したものです。エツィオ・ピンツァ、ビドゥ・サヤンら当時メットで活躍中のスター歌手をそろえた伝説的舞台、ワルターが指揮する極めつけのモーツァルト、それも名曲中の名曲≪フィガロの結婚≫全曲を聴くことが出来るとあって、すでに海外盤のLP やCD が数種類出回っていましたが、今回国内初登場になるエピタグラフ盤はファンならずとも注目度NO.1のCDです。

 ≪フィガロの結婚≫全曲(1944)の世界初出LP(米ワルター協会盤)について、音質はともかく、演奏については宇野功芳氏の評価は以下のとおり。
 (前略)「序曲」はきわめて速く、軽快さと若々しさを兼ね備えつつ、第二テーマではテンポを落としてワルターならではの寂しい雰囲気の変化を見せ、やがてコーダの興奮させずにはおかないアッチェレランドの盛上げへと移ってゆくのである。
 開幕後の二重唱では一転して遅めとなり、優雅な風情があたり一面に立ちこめるが、それも束の間、すぐに軽妙さを取戻してしまう。そのへんの呼吸の巧さは流石である。すなわち、全体に速いテンポを基調としながら、肝所では遅くしてエレガンスを生かす。たとえばケルビーノのアリア「自分で自分がわからない」では、ロマンティックな恋のため息が聞こえてくるようだし(特に最後の部分の、一段とテンポを落とした語りかけと、ピアニッシモの美しさ)、伯爵夫人のアリア「愛の神様、みそなわせ」の極端な遅さと思い切ったオーケストラのカンタービレも、ベーム以上にすばらしさの限りである。

 また劇に対するワルターの共感は、第三幕のアルマヴィーヴァ伯爵や伯爵夫人の叙唱において、オーケストラがいかに激しくものを言っているかに明らかであろう。第四幕冒頭の「バルバリーナのアリア」にしても、オケの前奏は、大切なものを無くした少女の、せっぱつまった感情を、夜のしじまと共に見事に描き尽くしている。
 歌手はどちらといえば平凡である。特にフィガロの声が老けていること、伯爵に威厳のないことなど抵抗もあるし、オーケストラも決して巧くなく、音程の悪い金管、無神経な木管など、時に腹立たしいが、全曲に流れるモーツァルトの歌とリズムはワルター以外の何ものでもない。但し、叙唱の伴奏をピアノでやっているのは、古いスタイルで雰囲気に乏しい。
 全体として、ワルターの表現には1956年の「魔笛」のような完成度はまだ見られないが、ウィーン時代の小味で若々しいセンスを充分に残したこの「フィガロ」も、彼を語る上に無くてはならぬものといえよう。
『ブルーノ・ワルター~レコードによる演奏の歩み』(宇野功芳著 音楽之友社1972年刊)

 この頃の放送録音としては明瞭で良好な音質。ノイズも比較的少なく聞きやすいレベルです。従来の海外盤のいずれにも勝るとも劣らない音質が最新リマスターとUHQCD化によってさらにパワーアップ!ワルターの貴重なライヴ録音≪フィガロの結婚≫(1944年)、初登場の国内盤にご期待ください。

 なお、台詞の場面も含む歌詞・対訳をトラックNo も入れてPDFファイルで弊社HP(WEB サイト)に掲載します。プリントアウトも可能です。(ブックレットに記載するパスワードを入力してください)(代理店)
 
 .


EPITA 038/40
(3UHQCD)
¥4400→\3990
喜劇と悲劇ー両面を描き分けたワルター伝説の名演、
 ≪ドン・ジョヴァンニ≫(1942年)

  モーツァルト:歌劇≪ドン・ジョヴァンニ≫全曲 
エツィオ・ピンツァ( バス:ドン・ジョヴァンニ)
アレクサンダー・キプニス( バス:レポレッロ)
ローズ・バンプトン(ソプラノ:ドンナ・アンナ)
チャールズ・クルマン(テノール:ドン・オッターヴィオ)
ヤルミラ・ノヴォトナ(ソプラノ:ドンナ・エルヴィーラ)
ビドゥ・サヤン(ソプラノ:ツェルリーナ)
マック・ハレル( バリトン:マゼット)
ノーマン・コードン( バス・バリトン:騎士長)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
ブルーノ・ワルター(指揮)

 凄まじい嵐のような表現が聴き手におそいかかる一方、優しい場面のデリケートなニュアンスも最美だ。(宇野功芳) 
 喜劇と悲劇ー両面を描き分けたワルター伝説の名演、≪ドン・ジョヴァンニ≫(1942年)が最新リマスターでUHQCD化なる!

 録音:1942年3月7日 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク(ライヴ)/MONO、66:28 / 58:17/44:04、国内製作、日本語帯・解説付(解説:山崎浩太郎)
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)

 ワルターは1939年、63歳でアメリカに移住してから、しばしばメトロポリタン歌劇場でオペラ上演の指揮をしました。
 1941~46年の間に特に集中的に出演、≪フィデリオ≫(7回)、≪売られた花嫁≫(4回)、≪ドン・ジョヴァンニ≫(9回)、≪オルフェオとエウリディーチェ≫(2回)、≪魔笛≫(17回)、≪フィガロの結婚≫(6回)、≪運命の力≫(8回)、≪仮面舞踏会≫(10回)を指揮しています。その後は51 年に≪フィデリオ≫(5回)を指揮してからメット指揮活動から引退したものの、56~7年に「モーツァルト生誕200年記念公演」に復帰して≪魔笛≫(7回)を指揮しております。本ディスク(1942年3月7日のライヴ)はメットでの≪ドン・ジョヴァンニ≫初演からちょうど1年後の記録です。

 歌手陣はタイトル・ロールに当時メットで人気が沸騰していたイタリア出身の名バス歌手ピンツァ、レポレッロには「ボリス・ゴドノフ」役で有名なロシア出身のキプニス、ドンナ・エルヴィーラにチェコの美人ソプラノ・ノヴォトナ、 ツェルリーナにはブラジルが生んだコロラトゥーラの名手サヤン、ドンナ・アンナにはアメリカのバンプトンを配し国際色豊かな顔ぶれ。
 特にピンツァはこの役が一世一代の当たり役で、豊麗な美声と端麗な容姿を披露してします。

 ワルターの指揮は「窓辺のセレナーデ」(ドン・ジョヴァンニ)や「ぶってよマゼット」(ツェルリーナ)などの名アリアではやわらかく抒情性あふれる音色や暖かく優美な響きで包み込みながら、一転して地獄落ちの場面ではフルトヴェングラーの名演と比較されるほどの劇的緊迫感がみなぎる激しい感情の爆発!
 このオペラの持つ2 つの側面、「シャンパンのアリア」(ドン・ジョヴァンニ)や「カタログの歌」(レポレッロ)に代表される"喜劇"の面、ドンナ・アンナの復讐劇や地獄落ちの場面に代表される"悲劇"の面の両面をワルターはなんと的確に描き分けていることでしょう。

 1999年にベストセラーとなった文春新書『クラシックCDの名盤』のなかで、宇野功芳氏はこの演奏盤を採りあげ、つぎのように紹介しています。
 モーツァルトの歌劇の中で、いちばん飽きが来ず、それどころか聴けば聴くほど魅力を増すのは≪ドン・ジョヴァンニ≫であろう。
 そして、一度でもこのワルター盤の洗礼を受けた者は、激しい感動と興奮の渦から抜け出すことは決してあるまい。フルトヴェングラーの方がいい?とんでもない。同じライヴでも、ワルターに比べてなんと重く、なんと生ぬるいことか。もちろん欠点はたくさんある。録音が古い(1942 年)。歌手のスタイルも古い。チェンバロの代わりにピアノが使われている。だが、そういうことをあげつらって、このCDに耳を傾けないとしたら、これ以上もったいない話はあるまい。
 ワルターは本来ドラマの人であり、オペラの人である。彼の音楽は温かいが迫力不足だ、という人もいるが、一度かぎりの実演では情熱のたぎり立つような凄演を示すことも少なくなかった。その最上の例が≪ドン・ジョヴァンニ≫で、基本テンポはおどろくほど速く、そのたたみこんでゆく緊迫感は比類もない。凄まじい嵐のような表現が聴き手におそいかかる一方、優しい場面のデリケートなニュアンスも最美だ。<宇野>
 『クラシックCDの名盤』(宇野功芳 中野雄 福島章恭 共著 文春新書 1999年刊)

 ラジオ中継のアナウンスもノーカットで収録した完全盤。幕の間の休憩はともかく、幕中は途切れなしに収録されており、歌手陣が名アリアを披露した後の観客の長い拍手や歓声もアナウンスが被さるように入るまで続き、会場からの実況中継を聴いているような雰囲気になります。
 この頃の放送録音としてはきわめて明瞭で良好な音質。ノイズも少なく聞きやすいレベルです。従来の海外盤のいずれにも勝るとも劣らない音質が最新リマスターとUHQCD 化によってさらにパワーアップ!ワルター・ファンならずとも必携必聴のモーツァルト≪ドン・ジョヴァンニ≫(1942 年)、初登場の国内盤をご堪能ください。

 台詞の場面も含む歌詞・対訳をトラックNo も入れてPDFファイルで弊社HP(WEB サイト)に掲載します。プリントアウトも可能です。(ブックレットに記載するパスワードを入力してください)(代理店)
 



.

MARSTON



53025-2
(3CD)
¥7600→\6990
「ヴィルヘルム・ケンプ 1923-1925年
 ベルリン アコースティック録音全集」
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
  バッハ:
   平均律クラヴィーア曲集第1巻~前奏曲とフーガ第3番 嬰ハ長調 BWV.848
   平均律クラヴィーア曲集第1巻~前奏曲とフーガ第5番 ニ長調 BWV.850
   イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971~第3楽章
  バッハ(ケンプ編):カンタータ 「私たちはあなたに感謝する、神よ」 BWV.29~序曲
    録音:1923年1月 ドイツ ベルリン
  バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV.1031~シシリエンヌ
  グルック(ブラームス編):「アウリスのイフェジェニー」―ガヴォット
  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」
   ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26 「葬送」
   ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」
     録音:1924年7月 ドイツ ベルリン
  ベートーヴェン:バガテル ハ長調 Op.33-5 /録音:1923年1月 ドイツ ベルリン
  ベートーヴェン:
   ロンド ト長調 Op.51-2
   ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」
   ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
   ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a 「告別」
   ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
   ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
     録音:1924年7月 ドイツ ベルリン
  ベートーヴェン:エコセーズ 変ホ長調 WoO86 /録音:1923年1月 ドイツ ベルリン
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
    ベルリン国立歌劇場管弦楽団(指揮者不明) 録音:1925年3月 ドイツ ベルリン
  メンデルスゾーン:
   スケルツォ ホ短調 Op.16-2、無言歌 イ長調 Op.102-5 、無言歌 ハ長調 Op.102-6
  シューマン:トッカータ ハ長調 Op.7
  ブラームス:ラプソディ 変ホ長調 Op.119-4
    録音:1924年7月 ドイツ ベルリン

 巨匠ヴィルヘルム・ケンプ若き日1923-25年の録音集!

 録音:1923~25年、ADD、404'22

 20世紀の偉大なピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)の最初期のアコースティック録音全集。
 ケンプはほぼ20世紀を生き切り、録音活動は実に60年に渡った。戦後はDGの看板ピアニストとして膨大な録音を残し、ステレオ録音も多数。
 しかしそれがゆえに戦前のケンプ30代40代の録音はあまり顧みられることがなく、復刻があってもほとんどは1940年前後のものばかり。しかしケンプは既に1920年代には極めて優秀なピアニストとして認められていた。
 今回marstonは1923年から1925年のベルリンでの録音をすべて復刻。そこにはベートーヴェンのピアノ・ソナタが8曲、協奏曲が1曲、その他バッハやメンデルスゾーンなど、ケンプの得意曲が並んでいる。
 30歳前後のケンプのピアノは喇叭吹き込みの貧弱な音からでも極めて卓越していたことが感じられる。
 総じて速いテンポで明確かつ集中力のある音楽を奏でており、ケンプが当時としては極めて新鮮なピアニストだったことがよく分かる。
 アコースティック録音ながらウォード・マーストンのいつもながら丁寧な復刻により十分楽しめるだろう。
 
. 


52078-2
(2CD)
¥5100→\4690
GRAMOPHONE社が彼女の素晴らしい才能に驚いて青田買いした・・・
 「グラツィエラ・パレート 全録音集

+ エルヴィラ・デ・イダルゴ録音選集」
グラツィエラ・パレート(ソプラノ)
エルヴィラ・デ・イダルゴ(ソプラノ
  「グラツィエラ・パレート 全録音集」
   「1907年 イタリア ミラノ THE GRAMOPHONE COMPANY社」
    ベッリーニ:「夢遊病の女」~
     私の胸に手を置いて,ああ!私は見るとは思っていなかった,ああ! 人の思いは至らない
    ドニゼッティ:「ルチア」~激しい熱情の陶酔の中で,聖なるたいまつが輝き(狂乱の場)
    ヴェルディ:「リゴレット」~いとしいお名前
    ドリーブ:「ラクメ」~若いインドの娘はどこへ(鐘の歌)(イタリア語)
    J.シュトラウス2世:春の声
      管弦楽団
   「1908年11月 イタリア ミラノ THE GRAMOPHONE COMPANY社」
    モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」~あそこで手を取り合って
    ティッタ・ルッフォ(バリトン) 1908年11月21日 イタリア ミラノ
    ヴェルディ:「リゴレット」~ああ私のジルダよ/天の上で
    ティッタ・ルッフォ(バリトン) 1908年11月23日 イタリア ミラノ
    ビゼー:「カルメン」~何で恐れることがありましょう(イタリア語)
      1908年11月18日 イタリア ミラノ
      カルロ・サバイーノ(指揮)ミラノ・スカラ座 管弦楽団
   「1918年7月 イタリア ミラノ THE GRAMOPHONE COMPANY社」
    ヴェルディ:「リゴレット」~グアルティエル・マルデ‛& / いとしいお名前は
      1918年7月6日 イタリア ミラノ
    ヴェルディ:「リゴレット」~紳士でも王子でもなく / 愛は心の太陽
      ランベルト・ベルガミーニ(テノール) 1918年7月9日 イタリア ミラノ
    ヴェルディ:「リゴレット」~開けろ / そうだ、復讐だ!
    マッテオ・ドラゴーニ(バリトン) 1918年7月6日 イタリア ミラノ
    ヴェルディ:「トラヴィアータ」~乾杯の歌
    ランベルト・ベルガミーニ(テノール) 1918年7月6日 イタリア ミラノ
    ヴェルディ:「トラヴィアータ」~美しくて清純なお嬢さんにお伝え下さい
      マッテオ・ドラゴーニ(バリトン) 1918年7月6日 イタリア ミラノ 管弦楽団
   「1920年5,6月 英国 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY社」
    アルディーティ:口づけ /1920年5月29日
    シベッラ:可愛いいとしい人よ /1920年6月10日
    モーツァルト:「フィガロの結婚」~ついに時が来た / ああ遅れずに来てちょうだい
      1920年6月10日
    ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」~騎士はその眼差しに / 私もその不思議な力は知っている
      1920年5月29日
    ヴェルディ:「トラヴィアータ」~
     不思議だわ! / ああ、もしかして 彼なのかしら / 馬鹿げているわ! / いつでも自由で
      1920年6月10日
    ビゼー:「真珠採り」~かつてのように夜の闇の中(イタリア語)
      1920年5月29日
    パーシー・ピット(指揮) 管弦楽団
   「1924年5月 イタリア ミラノ THE GRAMOPHONE COMPANY社」
    ビゼー:「真珠採り」~あなたの心は私の心を分かっていなかったのか
      フェルナンディーノ・チニセッリ(テノール) 1924年5月15日 イタリア ミラノ
    ベッリーニ:「夢遊病の女」~私の考えや私の言葉の中で
      ジャンルカ・マヌリッタ(テノール) 1924年5月10日 イタリア ミラノ 管弦楽団
   「1926年2月 スペイン カタルーニャ州 バルセロナ THE GRAMOPHONE COMPANY社」
    ロンガス:揺り籠の歌 / あなたと考える / 愛する苦しみ  1926年2月4日
    カタルーニャの歌:クリスマスの歌 / 羊飼いの娘 / クリスマスの歌 /1926年2月5日
    カタルーニャの歌:跡取り息子のリエラ / 腕の良い狩人 /1926年2月6日
    ゲタリ:私のニーナ /1926年2月5日
    ロンガス:さくらんぼ / 私の愛する人の肌 /1926年2月6日
    ポンセ:小さな星 /1926年2月6日
      フレデリコ・ロンガス(ピアノ)
  「エルヴィラ・デ・イダルゴ録音選集」
   「1924年 英国 ロンドン COLUMBIA PHONOGRAPH COMPANY社」
    ヴァルヴェルデ:カーネーション
    ルナ:「ユダヤの少年」~私はスペインから来た
    ファリャ:あなたの黒い瞳
    チャピ:「セベデオの娘たち」~わたしが愛を捧げたあの人のことを思うたび
    リムスキー=コルサコフ:「サトコ」~インドの歌(フランス語)
    アリャビエフ:夜鳴き鶯(スペイン語)
      管弦楽団 録音:1924年3月20日 英国 ロンドン
   「1933年11月27日 ギリシャ アテネ THE GRAMOPHONE COMPANY社」
    作者不詳:甘美なジプシー女(ギリシャ語)
    セラーノ:忘却の歌(ギリシャ語)
      管弦楽団

 1910、20年代に活躍したソプラノ、グラツィエラ・パレート(1889-1973)の全録音集+α

 録音:1907~33年 ADD、152'20

 1910、20年代に活躍したソプラノ、グラツィエラ・パレート(1889-1973)の全録音集。
 グラツィエラ・パレートは、本名をエングラシア・エンリケタ・アンジェラ・パレート・イ・オムスというバルセロナ生まれのカタルーニャ人。
 指揮者トマス・ビーチャムはロンドンで共演したパレートについて回想で「記憶にある限り最も魅力的で満足しうる」と評している。
 当時の歌手としては極めて異例なことに、パレートは1907年と08年、まだ十代の無名時代にまとまった録音を残している。
 GRAMOPHONE社が彼女の素晴らしい才能に驚いて青田買いしたようである。1910年代にはヨーロッパ広くと南北米でプリマドンナとして活躍、1920年にロンドンのコヴェントガーデン歌劇場にデビューすると大人気となった。
 パレートはコロラトゥーラを得意とする軽量級のソプラノで、録音もモーツァルトからドニゼッティ、ベッリーニが中心だが、ヴェルディの「リゴレット」のジルダや「トラヴィアータ」のヴィオレッタのようなドラマティックな要素も求められる役でも高い評価を得た。1918年の両作品の名場面の録音はいずれも見事だ。

 余白にはパレートと同世代で同じバルセロナ生まれで、同じくコロラトゥーラを得意としたソプラノ、エルヴィラ・デ・イダルゴの録音が収められている。
 彼女は今日ではマリア・カラスの師匠として高名だ。引退後アテネで歌唱指導に当たっていたイダルゴは、米国から母の祖国に戻ったカラスに出会い、元々ドラマティックな声の持ち主だったカラスに超高音と切れ味の良いアジリタを授けた。
 ここに聞けるイダルゴの歌声は、極めて高度な歌唱技術に支えられて、圧倒的な情熱を繰り広げている。
 たとえカラスを育てあげていなくても、イダルゴは名歌手として記憶されたことだろう。
 


<メジャー・レーベル>

MERCURY KX


4847520
\2900
《リゲティ弦楽四重奏団/アンナ・メレディス~Nuc》
 アンナ・メレディス:
  1) Tuggemo、2) A Short Tribute to Teenage Fanclub、3) Honeyed Words(編曲:R.Jones)、
  4) Solstice In、5) Solstice Out、6) Chorale、7) Shill(編曲:R.Jones)、
  8) Haze(編曲:R.Jones)、9) Blackfriars(編曲:R.Jones)、10) Nautilus
リゲティ弦楽四重奏団
 (Mandhira De Saram、Patrick Dawkins[ヴァイオリン]、
  Richard Jones[ヴィオラ]、
  Val Welbanks[チェロ])、
  Lucy Humphris(トランペット[4, 5])、
アンナ・メレディス
 (プロデュース、シンセサイザー[1, 7, 9])、他

 革新的なアーティストたちが美意識を連携させたイギリス現代音楽のアルバム

 ●イギリスを代表するクラシックの作曲家として卓越した才能を発揮しているアンナ・メレディスによる、録音曲すべてが弦楽作品という初めてのアルバムです。
  アンナ・メレディスはマーキュリー所属の現代クラシック、エレクトロニック、ポップ・ミュージックの作曲家、演奏家。最先端のあらゆるプレスから賞賛されています。「イギリス現代音楽の最も革新的なマインドを持つ一人」(アメリカの音楽メディア「ピッチフォーク」)

 ●『Nuc』はメレディスの輝かしいキャリアから生まれた作品で構成され、リゲティ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者Richard Jonesがメレディス本人とともに編曲した曲も含まれています。
  リゲティ弦楽四重奏団の正統なものに逆らうような型破りの演奏の手法でメレディスの核となる作品の永遠性と外見的な陽気さが増し、このアルバムでは作曲者と演奏者の美意識の白熱した連携が見られます。

 ●ライヴ演奏のために作曲され今まで発売されていない「Tuggemo」「A Short Tribute to Teenage Fanclub」「Chorale」、アンナ・メレディスのデビュー・アルバムで、「ピッチフォーク」の「ベスト・ニュー・アルバム」を受賞、『ラウド・アンド・クワイエット』誌の「アルバム・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた2016年の『Varmints』からの「Blackfriars」「Nautilus」「Shill」「Honeyed Words」の新ヴァージョン、スコティッシュ・アンサンブルとのコラボレーションとして2018年のアルバム『Anno』に収録されていた「Solstice In」「Solstice Out」「Haze」の全く新しい編曲が収録されています。

 ●2010年に設立されたロンドンのアンサンブル、リゲティ弦楽四重奏団は現在、ヴィオラのRichard Jones、第1ヴァイオリンのFreya Goldmark、第2ヴァイオリンのPatrick Dawkins、チェロのVal Welbanksで構成されています(このアルバムでは第1ヴァイオリンを設立時のメンバーであるMandhira De Saramが務めています)。
 主に現代音楽を演奏し、アンナ・メレディスを始め多くのあらゆるタイプのアーティストたちとの委嘱やコラボレーションを行っています。
 



<LP>


EVIL PENGUIN RECORDS(LP)


EPRC 0043
(LP)
¥3000
Adriano 2
 アドリアン・ヴィラールト(ca.1490-1562):
  Missa Sex Vocum Super 'Benedicta'

   [A 面]
    Regina Caeli Laetare
    Missa Sex Vocum Super 'Benedicta'
     (Kyrie - Gloria - Credo)
   [B 面]
    Passa la Nave
    Missa Sex Vocum Super 'Benedicta'
     (Sanctus - Agnus)
    O Dolce Vita Mia
トーレ・トム・デニス(指揮)
ディオニュソス・ナウ

 フランドルの巨人ヴィラールトに特化しためずらしいシリーズ第2弾

 録音:2021年5月

 テノール歌手のトーレ・トム・デニスが結成、フランドル地方のポリフォニーに情熱を注ぐ声楽グループ「ディオニュソス・ナウ」による、ヴィラールト作品のシリーズ第2弾。
 
 

EPRC 0047
(LP)
¥3000
Adriano 3
 アドリアン・ヴィラールト(ca.1490-1562):
  Missa Ippolito

   [A 面]
    Quando di rose d'oro
    Missa Ippolito (Kyrie - Gloria - Credo)
   [B 面]
    Missa Ippolito (Sanctus - Agnus Dei)
    Haud aliter pugnans
    Adriacos numero
    Qui boyt et ne reboyt
トーレ・トム・デニス(指揮)
ディオニュソス・ナウ

 フランドルの巨人ヴィラールトに特化しためずらしいシリーズ第3弾

 録音:2022年2月3-5日

 テノール歌手のトーレ・トム・デニスが結成、フランドル地方のポリフォニーに情熱を注ぐ声楽グループ「ディオニュソス・ナウ」による、ヴィラールト作品のシリーズ第3弾。
 




FONE(LP)


2LP050
(2LP)
特別価格/完全限定生産
¥8200
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
 ガーシュウィン:
  ラプソディ・イン・ブルー(ジャズ・バンド・ヴァージョン)
  交響組曲《キャットフィッシュ・ロウ》
  ピアノ協奏曲ヘ調
  リアルト・リップルズ
ステファノ・ボラーニ(ピアノ)
リッカルド・シャイー(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

 全世界496枚限定で再生産!シャイー×ボラーニのガーシュウィン!

 ☆496枚完全限定生産のドイツ製180g重量盤LP!
 ☆ボラーニ×シャイーのコラボレーションが生んだ熱いガーシュウィン・ライヴ!

 2013年にFoneよりリリースされた、ステファノ・ボラーニとリッカルド・シャイーのコラボレーションによるガーシュウィン・アルバムのアナログ盤が496枚の完全限定生産で復活!

 元々は2010年にDeccaからCDでリリースされ、2人の母国イタリアではクラシック・アルバムとして初めてポップ・チャートの8位にランクインしたアルバムで、Foneの創設者、ジュリオ・チェーザレ・リッチの手によって高品質LP化されたものです。
 ミラノが生んだクラシックとジャズのトップ・アーティストのコラボレーション、さらにはゲヴァントハウス管弦楽団も普段とは全く違ったジャジーな表情を見せ、極めて熱量の高いライヴになっています。

 「Fone」は1983年にイタリアのレコーディング・エンジニア、ジュリオ・チェーザレ・リッチによって設立され40年近い歴史を持つ高音質レーベル。
 リッチが「聴き手に(録音会場の)理想のポイントに腰を掛けているかのようなユニークな体験をしてもらいたい」と語る通り、自然なサウンドを楽しむことができます。

 ※録音(ライヴ):2010年1月28日-30日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ドイツ)
 
















ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2022 ARIA-CD.All rights reserved.