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DA VINCI CLASSICS
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イタリアのヴァイオリン界の重鎮、パオロ・ギドーニ!
シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのハウスムジーク
3つのロマンス Op.94
おとぎの絵本 Op.113
アダージョとアレグロ Op.70
民謡風の5つの小品 Op.102
幻想小曲集 Op.73 |
パオロ・ギドーニ(ヴァイオリン)
マルコ・テッザ(ピアノ) |
イタリアのヴァイオリン界の重鎮、パオロ・ギドーニによるシューマンの室内楽のための作品集。
パオロ・ギドーニはフェルッチョ・サンジョルジにヴァイオリンを師事し、弱冠17歳という若さで由緒あるイタリア国立マントヴァ音楽院を首席で卒業しました。
その後はシエナのキジアーナ音楽院でフランコ・グッリの下で研鑽を積み、スイスのシオンではイヴリー・ギトリスに、さらにはサルヴァトーレ・アッカルドやフランコ・クラウディオ・フェラーリといったヴァイオリン界の巨匠たちに学び、19歳でフィレンツェのヴィットリオ・グイ賞を受賞するなど、キャリアの初期からイタリアのヴァイオリン界を牽引してきた人物です。
このアルバムでもシューマンの複雑な心情を読み解くかのようにそれぞれの作品を説得力のある演奏で聴かせています。
※録音:2022年1月、ヴィチェンツァ(イタリア)
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モスカルディ:ピアノ作品集 Vol.2
ルカ・モスカルディ(b.1976):
5つの夜想曲 Op.39(2021)
10 Epigrammi Op.21(2021)
Fantasia e Fuga sul nome "GADE"
(1998) |
タニア・カルディッロ(ピアノ) |
イタリアの作曲家ルカ・モスカルディのピアノ作品集の第2弾。「5つの夜想曲」はそれぞれがABA構造となっており、エピソードの中心となるBに主題が結び付けられる形になっており、それぞれの作品が音楽家の友人に捧げられています。
作曲をほぼ独学で学んだモスカルディは、様々なジャンルの音楽を融合させながら、常に調性を意識しているのが特徴です。
※録音:2022年7月、カターニア(イタリア)
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R.シュトラウス:歌曲集
8つの歌 Op.10
4つの歌 Op.27
商人の鑑 Op.66 |
ジョー・チョー(ソプラノ)
マリノ・ナオン(ピアノ) |
「8つの歌」はR.シュトラウスにとって最初の本格的な歌曲集で、「4つの歌」は才能あるソプラノ歌手であった妻への結婚祝いのために作られました。
そしてこのアルバムに収められた最後の作品「商人の鑑」は滅多に聞くことの出来ない作品です。
なんと出版社への復讐劇を描いたもので卑猥なセリフで出版社を揶揄し、厳しく批判するという珍しい作品となっています。
ソプラノのジョー・チョーはソウル生まれで、ヴェルディ音楽院を卒業しました。その後ペーター・シュライアーやヘルムート・ドイッチュに師事し、ヨーロッパやアジアで活動しています。
※録音:2022年3月(イタリア)
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フェオ:カンタータ集 Vol.2
フランチェスコ・フェオ(1691-1761):
ソプラノとアルトのためのカンタータ《最後の審判》
アルトのためカンタータ《地獄》
ソプラノのためのカンタータ《L'eternita》
ソプラノとアルトのためのカンタータ《Il
fine dell'uomo》 |
ロレンツォ・トッツィ(ハープシコード&指揮)
ローマバロッカ・アンサンブル
ルチア・カサグランデ・ラフィ(ソプラノ)
エリザベッタ・パルッキ(アルト) |
ロンドンの大英図書館が所蔵するナポリの作曲家フランチェスコ・フェオ(1691-1761)の手書き作品集は、その質と量から17世紀におけるカンタータの道徳的・宗教的インスピレーションを知るうえで非常に貴重な資料と言えるでしょう。
同時代の作曲家から称賛され「ヘンデルやバッハと比肩しうる」と言われたフェオの作品をイタリア古楽界の実力者たちの演奏でお楽しみいただけます。
※録音:2022年5月、スペッロ(イタリア)
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ダ・ベルガモ:オルガン作品集 |
ルカ・サルトーレ(オルガン) |
パドリー・ダヴィデ・ダ・ベルガモ(1791-1863):
オルガンのための序奏/Elevazione ニ短調/パストラーレ
イ長調/Sonata marziale ト長調/
La vera piva montanara. Pastorale per
organo ad imitazione del baghetto/
Suonatina per offertorio e postcommunio
ハ長調/Elevazione ヘ短調/
Versetto solenne, con Armonia di Trombe
alla Tirolese 変ロ長調/
Suonatina per offertorio e postcommunio
変ホ長調/Sinfonia di stile russo "Mayriana"/
Pastorale detta "La Scarciofola"/Elevazione
ト短調/Suonata I per offertorio ニ長調 |
パドリー・ダヴィデ・ダ・ベルガモは少年時代のドニゼッティと親交があり、その頃に多くの楽器の演奏と作曲を学びました。
彼は修道生活に入った後も音楽活動を続け、特にオルガン奏者、作曲家として高く評価され、2400曲以上の作品を残しています。
このアルバムでは現在ではあまり演奏される機会のない19世紀のイタリア郊外の生き生きとした音楽の伝統を聴くことが出来ます。
※録音:2022年6月、ピアチェンツァ(イタリア)
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20世紀フランスの木管三重奏作品集
フランセ:ディヴェルティスマン
オーリック:
オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲
イベール:木管三重奏のための5つの小品
ミヨー:コレットによる組曲 Op.161
トマジ:田園風コンセール
タンスマン:トリオ・ダンシュのための組曲 |
イ・ソリスティ・デッラ・スカラ
〔ファビアン・トゥアン (オーボエ)、
ファブリツィオ・メローニ(クラリネット)、
ガブリエレ・スクレピス(ファゴット)〕 |
ミラノ・スカラ座管の名手たちによる木管三重奏曲集!
木管三重奏のための20世紀フランス音楽の魅力を伝える好プログラム。
木管三重奏は、音色が似ていながらも微妙に異なる3つの楽器を組み合わせたもので、特に音色の美しさを追求する才能ある作曲家にとっては、さまざまなニュアンスを生み出すことが可能です。本アルバムでは、
それまでの音楽から多様化し始めた20世紀フランスという同じ舞台で活躍した作曲家達が、この3本の楽器による可能性を追求した多くの作品を集成しています。
この重要な作品の数々を、3本の木管楽器が互いに影響し合い、作品の魅力を際立たせています。演奏は、世界で最も著名なオーケストラのひとつである、ミラノ・スカラ座管弦楽団の木管セクションを支える名手たちによる解釈で贈ります。
※録音:2015年2月(イタリア)
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ハイドン:フルートを伴う三重奏曲集
ヨーゼフ・ハイドン:
ピアノ三重奏曲第15番ト長調 Op.62, Hob.XV-15
ピアノ三重奏曲第16番ニ長調 Op.63, Hob.XV-16
ピアノ三重奏曲第17番ヘ長調Op.68, Hob.XV-17
ロンドン・トリオ第1番ハ長調 Hob.IV-1
ロンドン・トリオ第2番ト長調 Hob.IV-2
ロンドン・トリオ第3番ト長調 Hob.IV-3
ロンドン・トリオ第4番ト長調 Hob.IV-4 |
ヴェニス・トリオ
〔エンツォ・カローリ(フルート)、
アルヴィゼ・スティッフォーニ(チェロ)、
エリザベッタ・ジェズアート(ピアノ)/Hob.XV〕
トリオ・ヴィヴァルディ
〔エンツォ・カローリ(フルート)、
ファビオラ・ブラコーニ(フルート)、
アルヴィゼ・スティッフォーニ(チェロ)/Hob.IV〕 |
ハイドンは、イギリスの市場を想定して、1本または複数本のフルートによる三重奏曲を作曲しました。
実際、フルートは貴族階級に特に好まれ、労せずして無限の喜びを得ることができたのです。
三重奏曲Hob.XV/15-17は、フルートにチェロと鍵盤楽器を加えた編成で、ロンドンの出版社から依頼されたものでした。
「ロンドン・トリオ」は、2度目の渡英の際に構想されたもので、2本のフルートの緊密な対話が特徴です。
いずれの曲も、ハイドンの創意工夫が最大限に発揮されており、優雅さ、驚き、喜び、軽快さ、そして激しい表現の瞬間も忘れてはいません。
特に短調の部分は、貴族の歓楽のために作られた作品とは思えないほどの深遠さを帯びており、演奏人数が少ないにもかかわらず、ほとんど交響的な様式を採用し、しかもその様式の透明性を失わないところに、ハイドンの器楽作曲の卓越した技量がうかがえます。
※録音:2022年8月(ヴェデラーゴ、イタリア)
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アンチテーゼ ~ サクソフォンのための現代音楽作品集 |
ミケーレ・ビアンキーニ(サクソフォン) |
サルヴァトーレ・シャリーノ:Canzona di
Ringraziamento(ソプラノ・サクソフォン)
アンナ・クライン:チョーク(バリトン・サクソフォン&テープ)
アントニオ・アゴスティーニ:"...Voci
e Parole Sono Delle Linee..."(テナー・サクソフォン&テープ)
オルガ・ノイヴィルト:スプレーンIII(バリトン・サクソフォン)
アンドレア・ニコーリ:Le Rive Di Mykines(アルト・サクソフォン)
マーリン・ボン:デルタ・ウェイヴス(テナー・サクソフォン)
マヤ・S.K.ラトシェ:OX(アルト・サクソフォン&プレイバック)
マーク・アンドレ:IV 12(ソプラノ・サクソフォン) |
作曲の研究と技法が融合し、新しい現代のパノラマを創造することは可能なのか。ダイナミクスの探求は、聴き手に新しい感動をもたらすことができるのか。新しい感性を生み出すことは可能なのだろうか。このアルバムでビアンキーニの演奏がこのすべてに答えるものかもしれません。
イタリア人サクソフォン奏者のミケーレ・ビアンキーニは、国内外の多くの著名な音楽祭に招聘され、ソリストとして、また様々な室内楽アンサンブルのメンバーとして、現代音楽の新しいレパートリーの開拓と研究に専念しています。
※録音:2022年4月-6月
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ナポレオン・コスト:ギター作品全集 Vol.4 ~
秋の木の葉
ナポレオン・コストンス:
グランド・カプリス Op.11
第二ポロネーズ Op.14
アルプスの道 Op.27, 28 ET40
秋の木の葉 Op.41 |
カルロ・フィエレンス(ギター) |
国際的なギタリストだった父グイッレルモに指導を受け、名匠リカルド・イズナオラから絶賛された腕前の持ち主であるイタリアのギタリスト、カルロ・フィエレンス。
ギターのレパートリーとテクニックの両面において決定的な足跡を遺した19世紀フランスのギターの巨匠、ナポレオン・コストの全作品を網羅するという壮大なプロジェクトの第4巻。
このアルバムでフィエレンスが弾いている7弦ギターは、コストの芸術的なニーズに合わせて作られた特別なギターです。
コストの作風は、ロマン派音楽を愛するすべての人々を魅了し、非常に高い技術的要求と深い表現力が融合し、リストからショパン、ベルリオーズからシューベルトまで、当時の最も有名な作曲家の特徴を示しています。
※使用楽器:ルネ・ラコート1855年製
※録音:2020年12月、パラッツォ・チゴラ・マルティノ二(イタリア)
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ベネズエラのギター作品集
アントニオ・ラウロ(1917-1986):ベネズエラ組曲
ヘンリー・マルティネス(b.1950):クリオリッシマ
アレクサンドロ・ロドリゲス(b.1952):
Vals De Dos Mundos、Tan Lejos Y Tan Cerca
ヘスス・エドゥアルド・アルバレス・ヘレーラ(b.1960):
ギターのためのセレナーデ
エドゥアルド・セラーノ(1911-2008):雨の午後
イノセンテ・カレーニョ(1919-2016):組曲第2番
ロドリーゴ・リエラ(1923-1999):プレリュード・クリオロ |
マヌエル・アンヘル・トレホ・バリオス(ギター)
モニカ・パオリーニ(ギター)
エディ・マルカノ(ヴァイオリン)
ラウラ・デ・シルバ(ソプラノ) |
ギターに特化したベネズエラ音楽の100年以上の歴史を、ダ・ヴィンチ・クラシックスがリリース。
ギターに代表される「古典的フォルクローレ」を中心に、この国の色彩感豊かな音楽芸術をベネズエラの音楽と現代の音楽シーンとの緊密な対話を象徴するようなミュージシャンたちが紹介します。
アントニオ・ラウロはベネズエラを代表する作曲家であり、ベネズエラの文化遺産、特にバルス・ベネゾラーノ(ベネズエラのワルツ)に強い関心を寄せています。
ラウロのベネズエラ組曲は、彼の様式的理想と、後のベネズエラの音楽と音楽家たちに印象づけることになる方向性を完璧に体現しています。
ヘンリー・マルティネスの「クリオリッシマ」は、作曲者の最も人気のある作品のひとつで、ベネズエラとその音楽のシンボルとして世界中を駆け巡っています。
※録音:2022年8月、ALEAプロダクション・スタジオ
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ゲーゼ:ピアノ作品集
ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890):
Aquarelle Op.19
ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.28
幻想小曲集 Op.31
Aquarelle Op.57 |
ミケーレ・トツェッティ(ピアノ) |
ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼの作品集!
デンマークの作曲家ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890)の名は残念ながら一般的には知られていない作曲家です。
しかしゲーゼは芸術的にも歴史的にも重要な人物で、このアルバムでは滅多に演奏されないゲーゼの作品を再評価するのにうってつけと言えるでしょう。特にリストのロ短調ソナタを研究して作曲された「ピアノ・ソナタ」には注目です。
1991年ローマに生まれたミケーレ・トツェッティは、ローマにあるアントン・ルビンシテイン音楽院で学び、サラ・マッテオとアンドレア・フェローチに師事し、その後サンタ・チェチーリア音楽院、王立ブリュッセル音楽院で研鑽を積みました。2018年には芸術監督としてローマに音楽祭「ラ・ドメニカ」を創設して、ソリストの他、室内楽奏者としても活躍しています。
※録音:2022年3月、ロッカ・プリオーラ(イタリア)
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エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール(1665-1729):クラヴザン作品集
第1組曲 ニ短調/第2組曲 ト短調/
第3組曲 イ短調/第4組曲 ヘ長調 |
サルヴァトーレ・カルキオロ(ハープシコード) |
エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール(1665-1729)は、音楽家の家庭に生まれ、その才能を開花させる機会に恵まれ、総合的な文化教育を受けながら、宮廷音楽家として独自のキャリアを築いていきました。
彼女の作品は出版され高い評価を得ており、特にそのクラヴザンのための作品に用いられた作曲技法は、その卓越した技術を証明しています。
同世代の中でも最も優れたチェンバロ奏者の一人であるサルヴァトーレ・カルキオロが、これらの歴史的な作品の音楽的価値を詳細に体現するような演奏で聴かせてくれています。
※録音:2005年9月、スコルディーア(イタリア)
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コミティーニ:ナレーターとアンサンブルのためのメロローグ集
ダニーロ・コミティーニ(b.1986):
わがままな巨人(ナレーターとアンサンブルのための)
(オスカー・ワイルド)
黒猫(ナレーターとアンサンブルのための)
(エドガー・アラン・ポー) |
ヤコポ・リヴァーニ(指揮)
テンポ・プリモ・アンサンブル
テレーザ・マリア・フェデリッチ(ナレーター) |
ダニーロ・コミティーニは、オスカー・ワイルドの『わがままな巨人』に見られる悪とエゴイズムから博愛と寛容への旅路、そしてエドガー・アラン・ポーの『黒猫』の暗いプロットに象徴される正常から破滅への旅路という対照的な「メロドラマ」を生み出しました。
ダニーロ・コミティーニは、旋律を調性的に用いながらもノスタルジーを感じさせない言語を用い、黒猫の物語が徐々に地獄に落ちていく様子を、旋律とハーモニーの両方の破壊によって体現しています。
※録音:2021年11月(イタリア)
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18世紀のマルタの聖なる音楽
マイケル・アンジェロ・ファルジ(c.1645-1733):
ミサ・ブレヴィ・ア・クワトロ
不詳:Ave Regina Caelorum
ミケランジェロ・ヴェラ(1715-1792):
Mottetto a' Tre voci per la processione
della
ルイジ・グレシュ:オルガンのための7つのソナタ
フランチェスコ・アゾパルディ(1748-1809):
V Sonate "Pastorale" per Organo |
ディエゴ・カニッツァーロ(オルガン、指揮)
アンサンブル・オーディトリアム・パチス |
マルタ島は、歴史的にも地理的にも非常に重要な島であり、多くの文化が出会う場所でもあります。
イムディーナ大聖堂の文書館では、過去数十年の間に膨大な量の情報、作品、文書が発見され、研究されてきました。
その中には18世紀に作られた音楽作品も含まれます。
このアルバムは18世紀から19世紀にかけてのマルタの音風景、儀式、礼拝、そしてそれらに付随する美しい音楽について、私たちに魅力的な視点を提供してくれます。
※録音:2014年3月(イタリア)
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ラネリ:冬の夢 ~ デ・コンポジションズ&リ・コンポジションズ
1. WINTERTRAUM 1(シューベルト:《冬の旅》より)
2. WINTERWIEGEN(R.シュトラウス:《子守歌》より)
3. WINTERLICHT(タレガ:《アルハンブラの思い出》より)
4. DEAR, IF YOU CHANGE(ダウランドより)
5. THE BLOSSOM(R.ラネリ)
6. WINTERLIEBE(シューマン:《詩人の恋》より)
7. WINTERTANZEN
(ブラームス:《セレナード第1番》メヌエットより)
8. WAILING LISZT(リストの歌曲より)
9. WINTERWEIN(ヴァイル:《ハッピーエンド》より)
10. WINTER SLUMBER(ドビュッシー:《夢》より)
11. WINTERTRAUM 2(シューベルト:《冬の旅》より) |
ロベルト・ラネリ
(録音、ミキシング、
クラリネット、
バス・クラリネット、
ソプラニーノ・サクソフォン、
ソプラノ・サクソフォン、
アルト・サクソフォン)
エリーザ・ロッシ(ヴォイス、3)
ベネディッタ・マンフリアーニ
(ヴォイス、4,9)
アニェーゼ・バンティ(ヴォイス、5)
フラウケ・アウルベルト(ヴォイス、8) |
ジャズ・ミュージシャンであり作曲家でもあるロベルト・ラネリは、過去の名作を「分解」し「再構成」を試みました。これは過去の作品に対する侮辱的な行為ではなく、むしろ過去の音楽に対する深い賞賛から生まれたものです。
ダウランドから、R.シュトラウスまで多岐にわたる作品を通して冬の幻影に迫ります。
またラネリは、クラリネットとサクソフォン奏者としてだけでなく、録音とミキシングまで担当しています。
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家庭の音楽 ~ クラヴィコード作品集
パッヘルベル:トッカータ ニ短調 P 154 -
フーガ ニ短調 P 461
テレマン:ああ、私は貧しい罪人 TWV 31:21
パッヘルベル:心から望んでいます P 378
テレマン:幻想曲 ヘ長調 TWV 33:25
パッヘルベル:神の子羊よ、無垢なる者よ
P 393
ザムエル・シャイト(1587-1654):私はあなたを呼ぶ
SSWW 114
カウフマン:我らが父
テレマン:
幻想曲 ニ短調 TWV 33:2、Christ lag in
Todesbanden TWV 31:27 |
ミケーレ・キアラミダ(クラヴィコード) |
バロック時代のドイツではルター派のコラールは教会の公式の礼拝だけでなく、家庭や家族のプライベートな領域にも広く浸透しており、音楽・宗教文化全体の枠組みを構成していました。
家庭内で愛用されたクラヴィコードは、特に女性たちによるコラールの歌唱に寄り添い、より自由な前奏曲やより複雑なパルティータという形で、コラールの曲調をより緻密な音楽にすることを可能にしました。
ミケーレ・キアラミダは、歴史に根ざした演奏活動の第一人者であり、クラヴィコード製作者としても高く評価されている人物です。
彼の演奏は、クラヴィコードの無限に広がる繊細なニュアンスを生き生きと表現し、時に新進気鋭の歌手の若々しい歌声と相まって、その澄んだ音色は宗教的で感情的な経験の神秘的な親密さを呼び起こします。
※録音:2022年7月18日-20日、ローマ(イタリア)
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19世紀イタリアのチェロとピアノのための作品集
ジュゼッペ・マルトゥッチ:
2つのロマンス Op.72、3つの小品 Op.69
マルコ・エンリコ・ボッシ:
ロマンス Op.89、アルバムの綴り Op.111、魂の歌
アレッサンドロ・ロンゴ:組曲 Op.44 |
ファビオ・ファウゾーネ(チェロ)
ステファノ・ムッソ(ピアノ) |
19世紀末イタリアの器楽復興パイオニア!
ベルカントとオペラの国、イタリアの音楽家がチェロのために書いた、珠玉の室内楽作品集。19世紀末のイタリアにおける器楽復興のパイオニア的な存在である3名の作曲家、マルトゥッチ、ボッシ、ロンゴの作品が収められています。
人の声に似た温かみのある音色、長いメロディラインを維持する力、多彩なアクセントといった点で、チェロに匹敵する楽器はほとんどありません。
そうしたチェロの表現力を生かし、器楽と声楽のジレンマを解消し、新たな音楽性を追求した彼らの作品には「ロマンス(ロマンツァ)」というタイトルがつけられています。
※録音:2022年1月、チーゴレ(イタリア)
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リスト&ロイプケ:オルガン作品集
リスト:
マイアベーアの歌劇《預言者》のコラール
「アド・ノスアド・サルタレム・ウンダム」による
幻想曲とフーガ S.259
ロイプケ:トリオ、詩篇94篇によるオルガン・ソナタ
ハ短調 |
エンツォ・ペドレッティ(オルガン) |
リストのオルガン曲の傑作のひとつである《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム(私たちへ、救いを願う人々へ)による幻想曲とフーガ》と、リストの最も優秀な弟子で、24歳で早逝したユリウス・ロイプケの作品を斬新な解釈で収録した1枚。
ロイプケの《詩篇94篇によるオルガン・ソナタ》は、師であるリストの《アド・ノス~》やピアノ・ソナタの影響を受けた感動的な作品です。
※録音:2022年4月、ブレシア(イタリア)
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C00679
(2CD)
特別価格
¥3600
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ジャンカルロ・シモナッチ:2手&4手ピアノ作品集 |
フランチェスコ・ネグロ(ピアノ)
フランチェスコ・カルレッティ(ピアノ) |
CD1
Danket dem Herren(1981)/Bagatelle(1986
- 1995)/
Cinque piccole offerte musicali(2000)/Ostinato(2004)/
Si maravigghia(2004)/Un Rien(2007)/Stidda
di luci(2013)/
Fleurs solitaires(2013)/Cinque istantanee(2014)/
Piccola pastorale(2015)/Sette variazioni
su una melodia popolare(2015)
CD2
Vien poi l'aurora(1969-1988)/
Brevi rifrazioni sul corale "Nun
Komm, der Heiden Heiland"(1989)~4手ピアノのための/
Canto notturno(1991)~4手ピアノのための/Ninna
nanna(1996)~4手ピアノのための/
Small blues(2001)~4手ピアノのための/"‛&
ch'io non sia‛&"(2017)/
Preludio(2017)/Fantasietta su tre
frammenti di Beethoven(2019)/
Due canti siciliani(2019)/Adagio(2019)/Mai
vi har variazioni(2020) |
ジャンカルロ・シモナッチ(1948-)のピアノ独奏曲と4手のための作品を集めた2枚組。
活動初期の作品から最新作までを幅広く収録しています。
各作品はある種の音楽日誌のように、それらのインスピレーションの源(彼の愛した土地や、モンテヴェルディ、バッハ、ベートーヴェン、ドビュッシー、サティといった作曲家へのオマージュなど)を思い起こさせるものとなっています。
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アントニオ・バルトロメオ・ブルーニ:
2つのヴィオラのための協奏的二重奏曲集
協奏的二重奏曲第1番 変ホ長調
協奏的二重奏曲第2番 ニ長調
協奏的二重奏曲第3番 ハ長調
協奏的二重奏曲第4番 ト短調
協奏的二重奏曲第5番 変ロ長調
協奏的二重奏曲第6番 ヘ長調 |
ジョバンニ・マッテオ・ブラショール(ヴィオラ)
アゴスティーノ・マッティオーニ(ヴィオラ) |
その名前も作品も十分に知られていないイタリアの作曲家アントニオ・バルトロメオ・ブルーニ(1757-1821)のヴィオラ二重奏曲集。
人生のほとんどをパリで過ごしたブルーニの音楽は、イタリアとフランスを結びつけるもので、両国の音楽文化の典型的な特徴を持ち合わせています。
音楽的に多彩でインスピレーションが豊かな第1楽章と、生き生きとした音楽のアイディアがふんだんに盛り込まれた第2楽章(終楽章)からなる2楽章制の楽曲です。
※録音:2022年6月、ブレシア(イタリア)
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マリオ・トタロ:室内楽作品集 |
マリオ・トタロ(ピアノ)
ヴァレンティーナ・ヴァニーニ(メゾソプラノ)ほか |
Vivo(2003)~マリンバとピアノのための
Five Esoteric Poems(2009)~メゾソプラノとピアノのための
Ba'atti(1998)~パーカッショニストのための
The Raven~朗読、ヴァイオリンとピアノのためのモノローグ
Harsa(2012)~サクソフォン四重奏のための2つのスタディ
Lots of Thence(1999)~ジャズロックバンドのための
Folk Medley(2008)~メゾソプラノ、フルート、クラリネットと
ハープのための |
「驚くべき音楽性」「その創意工夫、独創性、自然さに驚かされる」などと批評家から高く評価されている現代音楽の作曲家マリオ・トタロ(1962-)の室内楽作品集。
彼の美学は、西洋音楽の偉大な伝統を吸収し、個人的な表現のためにそれらを活用し、再構築することにあります。
本作には先史時代の洞窟画やエドガー・アラン・ポーの詩、サンスクリットの言葉、ジャズ、プログレッシブ・ロック、フォークソングなど、さまざまな要素からインスピレーションを得た作品が収録されています。
※録音:2013年~2015年(イタリア)
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