≪第119号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 2023/3/21~
3/24(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
NAXOS WORLD
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NXW76163
(2CD)
¥2700
※ワールド・ミュージックです
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18のピアノ・スートラ(経典)と25の南アジアのピアニズム
コレクション1(ディスク1)
1. Yelimu -3:53/2. Ruyanpe - 2:57/3.
Agidu - 4:21/
4. Ushe - 2:55/5. Yuhuma - 2:47/6.
Tolou - 3:24/
7. Tunder - 3:43/8. Nim - 3:38/9. Ekitala
- 3:57/
10. Ihua - 5:26/11. Seiri - 3:49/12.
Anlamach - 2:56/
13. Kandaani - 3:24/14. Tumaiguini -
4:14/15. Uvhendza - 3:09/
16. Niyare - 4:23/17. Takeimalo - 3:16/18.
Pavaz - 3:13
コレクション2(ディスク2)
1. Khirkey - 2:49/2. Dhatoh - 2:23/3.
Khwe - 2:37/
4. Parun - 3:25/5. Emrouz - 3:40/6.
Sabaa - 2:39/
7. Kaini - 2:56/8. Noshwor - 3:08/9.
Ipil - 3:00/
10. Vissaara - 2:37/11. Lewa - 2:28/12.
Turi - 2:51/
13. Vishraam - 2:35/14. Neralu - 2:48/15.
Ghara - 2:06/
16. Subhane - 2:30/17. Aabshaar - 2:44/18.
Iskim - 2:24/
19. Dhwani - 2:18/20. Cirai - 2:23/21.
Numa - 2:48/
22. Indraikku - 2:25/23. Siithu - 2:44/
24. Nivahan - 3:19/25. Ode to South
Asia - 2:56 |
ターニャー・エカナヤカ(ピアノ) |
Total playing time: 133:16(CD1 64:43/CD2
68:33)
Recording Dates: 23-27 May2022
Recording Venue: Reid Concert Hall, The
University of Edinburgh, Scotland, UK
スリランカを代表するコンポーザー・ピアニスト、タニャ・エカナヤカ。
GRAND PIANOレーベルから『惑星と人類 - ピアノ・リフレクションズ』(GP879)、『12のピアノ・プリズム』(GP785)など複数のアルバムをリリース、国際的な活躍を続けています。
NAXOS WORLDレーベルから新たにリリースされる今作、2021年から22年にかけて作曲された43曲のピアノ独奏のための作品では、人生の美しさ、儚さ、複雑さ、明快さを探求しています。
コレクション1の「18のピアノ・スートラ(経典)」は、地球上の6つの大陸に広がる18の消滅危機に瀕している言語、あるいはすでに消滅した言語などで歌詞をつけた世俗の歌からインスピレーションを受けています。
コレクション2の「25の南アジアのピアニズム」では、タニャの出身地を含む南アジア8カ国22言語と、その言語で歌詞が書かれた世俗の歌の要素を取り込み、作品を作り上げています。
アルバムを締めくくる最後の曲「Ode to South
Asia」は、タニャ自身の南アジアへのオマージュです。
2時間を超える静謐で繊細な、それでいて神秘的で活力に満ちたピアノ音楽が、リスナーをアジア的な旅へと誘います。
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AULICUS
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ルカ・ファンフォーニ(ヴァイオリン)
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」
「春」Op.8-1/「夏」Op.8-2
「秋」Op.8-3/「冬」Op.8-4 |
ルカ・ファンフォーニ(ヴァイオリン)
レアーレ・コンチェルト・アンサンブル |
ルカ・ファンフォーニとレアル・コンチェルトによる味わい深いヴィヴァルディ「四季」!
録音:2012年6月21日イタリア、パルマ、聖アンドレア教会 [42:14]
おなじみのヴィヴァルディの「四季」をイタリアのローカルながら味わい深いオーケストラで聴く。
弦楽のやや、がさがさした質感、それでいながらジャズのセッションを思わせるソロの即興性溢れる音楽など、一流オーケストラでは聴けない独特の味わいがあってこれはこれで捨てがたい魅力がある。
ルカ・ファンフォーニはミラノのヴェルディ音楽院で学んだ後、ニコロ・パガニーニ国際コンクールに入賞後、ヨーロッパを中心に精力的に活動している中堅ヴァイオリニスト。
2012年にはレアーレ・コンチェルトと共に日本でコンサート・ツアーを行い「四季」などを演奏して好評を博し、東京での公演はNHKでも放映された。
DYNAMICに多数録音があるほか、当AULICUSレーベルにもパガニーニ:24の奇想曲(ALC-0075)を録音して好評を得ている。
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グレゴリオ・ストロッツィ(c.1615-1687):オルガン作品集
トッカータ第1番/リチェルカータ/
コレンテ・セッティマ/ソナタ/
カプリチオ第1番/第4コレンテ/
トッカータ第4番/第2バレット/
トッカータ・デ・パッサカーリ/ほか全15曲 |
アレッサンドロ・アルベンガ(オルガン) |
グレゴリオ・ストロッツィのオルガン作品集!
録音:2022年5月17日ローマ、聖オレステ・聖ロレンツォ教会、7月20日聖ジョバンニ・プロフィアマ・聖ジョバンニ・バッティスタ教会[70:12]
バッハと並ぶ多くの音楽家を生み出したストロッツィ家の作曲家の一人、グレゴリオ・ストロッツィのオルガン作品の中から選りすぐりの曲をセレクト。
グレゴリオはナポリで修行し、ナポリ大学で教会法の博士と修道院長の資格を取得、教会オルガニストとして活動する一方で多くのオルガン作品を残した。
J.S.バッハの前の世代の作曲家として後期バロック音楽の礎を築いた作曲家の一人であるが、作品は必ずしも広く知られてはおらず、このディスクは貴重。
オルガンを弾いているアレッサンドロ・アルベンガはローマの聖チェチーリア音楽院で学び、現在ローマのサンタ・マリア・カペラ・ムジカーレ専属オルガニストを務めるベテラン。典雅なオルガンの響きを堪能できる一枚。
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クリスティアン・グリーファの全編
プリペアド・ピアノによる全26曲からなる舞曲集
クリスティアン・グリーファ:「地球へのオード」
~プリペアド・ピアノのための民族舞踏の場面 |
クリスティアン・グリーファ(プリペアド・ピアノ) |
録音:2021年5月デュッセルドルフ[48:58]
作曲家でピアニストのクリスティアン・グリーファ(生年不詳)の全編プリペアド・ピアノによる全26曲からなる舞曲集。
小品で構成されているあたりはジョン・ケージの「ソナタとインターリュード」やテリー・ライリーのプリペアド・ピアノのための作品(「ニューアルビオンのハープ」あたりなど)を思わせる。
しかし彼らより世代が若いだけあって、曲はロックやジャズ、ミニマルなどの影響を感じさせ、かなりアクレッシヴな内容。プリペアド・ピアノによるひとりハード・ロック・バンドといった趣。
ケージ、ライリー、ポスト・ミニマル、ワールド・ミュージック系現代音楽の好きな人にお薦め。
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9つの小品から構成されている、
ジャンピエノ・ジェミーニ「ピラゴラスの踊り」
ジャンピエロ・ジェミーニ:「ピラゴラスの踊り」 |
ジャンピエロ・ジェミーニ(作曲、電子音響) |
[56:45]
ジャンピエノ・ジェミーニの生年は公表されていない。彼は作曲家、指揮者、電子音楽家、マルチ・メディアの映像作家として多岐に渡る活動をしている。
このアルバムも彼の電子音響の技巧が駆使され、アルバムは2分から最大で8分の9つの小品から構成されている。
ヴァイオリンやクラリネット、声などアコースティックな音響素材がコンピュータで合成、変調され、コンピュータで制作された音響と合成される。
聴き手は夢とうつつの間を徘徊する迷宮のような音楽。古代ギリシャの夢が近未来の音響で蘇る56分。
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ジャン=マリー・ベンジャミン(b.1946):神聖な音楽
(1)アルマ、救世主の母
(2)サルヴェ・レジーナ(あわれみの母)
(3)われらいとも聖なる秘蹟を永遠に崇め奉らん
(4)おお、最も神聖な母 |
(1)アラディーノ・プロダクション
室内管弦楽団と合唱団
(2)ローマ"ロマーニ・カントーレ"
合唱団と室内管弦楽団
(3)ザウテル・タマレット(B)、
エリザベス・ブラッスール合唱団
(4)不記載 |
[52:33]
ジャン=マリー・ベンジャミンはフランスの作曲家、指揮者。音楽だけでなく、作家、映画監督、プロデューサーとしても活動している。
1975年よりイタリアに在住。イラク戦争に反対する活動や映画製作、またポール・マッカートニーに作品を提供するなど、非常に多彩な活動をしている。
このアルバムは彼の宗教音楽を収録したもので、現代音楽色は一切皆無。18世紀の音楽を思わせる典雅な音楽である。
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ルチアーノ・ディ・ジャンドメニコ、
人生を旅に喩えひとつの交響曲にまとめたもの
ルチアーノ・ディ・ジャンドメニコ(b.1966):
「イーテル・シンフォニア(交響曲の旅)」 |
アレッサンドロ・ボッテーギ(指揮)
オーケストラ・デラ・ランテルナ |
録音日時不明、イタリア、ジェノア・ネヴィア・ルーテル派教会 [61:58]
ルチアーノ・ディ・ジャンドメニコはイタリアの作曲家、ピアニスト、指揮者。この作品は人生を旅に喩えひとつの交響曲にまとめたもの。
全13楽章から構成され、それぞれは5分前後の小品からなっている。
いわゆる現代音楽ではなく、サロン音楽のように親しみやすいもので、交響曲の本来の原点である舞踊組曲に近い形を取っている。肩肘張らずリラックスして楽しめる内容。
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パスクアーレ・プンツォ(b.1987)室内楽作品集
(1)「フレア」(2020)~無伴奏フルートのための3つの小品
(2)「海が割れるように」(2020)~ピアノのための
(3)「ラーシア」(2021)~無伴奏チェロのための
(4)「亀裂」(2021)~フルート、チェロとピアノのための
(5)「砂利層の岩の間」(2021)~弦楽三重奏のための
(6)「バニシング・ポイント」(2021)~弦楽六重奏のための
(7)「テイア」(2021)~アンサンブルのための |
ヴァレリア・ラノーン(Fl)
エルヴィラ・ストレーバ(Pf)
クリスティーナ・トルトーラ(Vc)
アンナローラ・トルトーラ(Vn)
フランチェスコ・ヴェンガ(Va)
ジュゼッペ・スコット・ガレッタ(Cl)
ほか |
録音:2021年11月-12月、2022年3月[53:54]
パスクアーレ・プンツォはナポリ出身の若手作曲家。地元の音楽院で学んだ後、サルヴァトーレ・シャリーノ、ヘルムート・ラッヘンマン、マルコ・ストロッパ、トリスタン・ミュライユら、それぞれかなり作風の異なる個性的な作曲家たちに師事した。
彼の音楽はそうしたヨーロッパ前衛音楽の主流の様式を適度に折衷したスタイルで書かれている。
特長としては静けさの中に突然爆発する強烈な音の塊、その後の沈黙と余韻といったところに、この作曲家の美点が聴き取れる。
無伴奏フルートから弦楽六重奏、室内アンサンブルの曲まで、編成も多様。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ALTO
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W.A.モーツァルト、ヴァイオリン協奏曲、他
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(1756-1791) :
ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
(*)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第32番
変ホ長調 K.454 (#)
ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219
(+) |
ダヴィド・オイストラフ (ヴァイオリン)
ヴラディーミル・ヤンポリスキー (ピアノ (#))
フィラデルフィア管弦楽団 (*)
ユージン・オーマンディ (指揮 (*))
シュターツカペレ・ドレスデン (+)
フランツ・コンヴィチュニー (指揮 (+)) |
録音 :1955年12月24日、アカデミー・オブ・ミュージック、フィラデルフィア、アメリカ合衆国
(*)
1956年2月16-17日、アビー・ロード・スタジオ
No.1、ロンドン、イギリス (#)
1954年2月、衛生博物館、ドレスデン、東ドイツ
(+)
原盤 : Philips (*) / Columbia (#) / Deutsche
Grammophon (+)
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ALC 1472
【品番変更 再発売】
¥1600
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ヴァインベルク、交響曲、室内交響曲、他
ミェチスワフ・ヴァインベルク (1919-1996)
:
交響曲 第2番 (弦楽合奏のための) Op.30
(1945-1946) (*)
室内交響曲 第2番 (弦楽合奏のための) Op.147
(1987) (+) |
ウメオ交響楽団
トード・スヴェードルンド (指揮) |
録音 : 1998年5月(+)、9月(*)、Folk High
School、ストレムベック、スウェーデン
原盤、初出 : Olympia, OCD 652 / 前出 :
Alto, ALC 1037 (廃盤)
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EPITAGRAPH
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EPITA 041
(UHQCD)
¥2900 →\2690
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ブラームス:交響曲第1番/フルトヴェングラー&ウィーン・フィル
(1947.8.13ザルツブルク音楽祭公演)
【UHQCD】【限定発売】
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68
(2)ベートーヴェン:≪レオノーレ≫序曲第2番ハ長調 作品72(72a)
<ボーナス・トラック>
(3)ベートーヴェン:≪レオノーレ≫序曲第2番のリハーサル風景 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団(2)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(3) |
戦後初めてザルツブルク音楽祭に復帰、ウィーン・フィルを指揮した巨匠の「ブラ1」。エピタグラフから望みうる最高音質CD登場!
録音:1947年8月13日 祝祭劇場、ザルツブルク(ライヴ)(1) 1947年6月9日
ムジークハレ、ハンブルク(ライヴ)(2) 1950年6月11日
ブレーメン(リハーサル)(3)
Produced by EPITAGRAPH
MONO、68:06、国内製作、日本語帯・解説付
1947年8月、戦犯の疑いが晴れ、戦後初めてザルツブルク音楽祭に復帰したフルトヴェングラー。
5月のベルリン・フィルとの定期"復帰"演奏会では「田園」「運命」の歴史的名演を披露していますが、8月13日にウィーン・フィルを指揮して締めの曲に選んだのは十八番中の十八番、ブラームスの第1交響曲でした。
巨匠はテンション最高潮で気合十分、怒涛のフィナーレに向け、劇的・壮烈・白熱した演奏を展開。
ウィーン・フィルは緊張感みなぎるアンサンブルを示し、弦・管楽器の名手たちの魅力が随所に。第2楽章では弦楽器がみずみずしく歌い、ボスコフスキーのヴァイオリン独奏も美しい限りです。
この歴史的演奏会の音源、放送原盤の所在が不明で、従来は不十分な音質の音盤しかありませんでしたが、ついにエピタグラフが最高に良好な音質のCDを発売!
カップリングの余白には、巨匠のディスコグラフィーのなかで5
月のベルリン、8月のザルツブルクの間に記録されている6月のハンブルクから「レオノーレ」序曲の2番を収録。
嵐が吹きすさぶような演奏として有名ですが、今回の音源はノイズこそ若干残っているものの中低域に厚みがあり、迫力も申し分ありません。
さらにボーナス・トラックとしてこの曲のリハーサル風景を収録。
CDは仏フルトヴェングラー協会、ディスク・ルフランでしか出たことがない、現在入手不可能なお宝音源です!
放送目的で録音された4分弱の短いもので、コーダに入る部分、舞台裏のトランペットから始まっております。
終結に向かってフルトヴェングラーは猛烈なアッチェレランドをかけ、さすがのベルリン・フィルも指揮についていけず、アンサンブルが一部破綻していますが、おかまいなしに指揮棒を止めず突き進む有り様はあの「バイロイトの第九」(1951年7月29日)リハーサル時のフィナーレ・エンディングの混乱・興奮ぶりを思い起こさせます。
丁寧かつ最新技術によるリマスタリング、しかも"高音質CDの決定版"UHQCDにして発売!
ブックレット解説は『カラヤンとフルトヴェングラー』(幻冬舎新書)等でおなじみの中川右介氏「フルトヴェングラーは如何にして復活したのか(仮題)」。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
<LP>
GLOBAL CULTURE AGENCY(LP)
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LP 43204
(3LP)
¥28500
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ミッシャ・マイスキー(チェロ)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
[LP1]
A 面:第1番 ト長調 BWV1007
B 面:第2番 ニ短調 BWV1008
[LP2]
A 面:第3番 ハ長調 BWV1009
B 面:第4番 変ホ長調 BWV1010
[LP3]
A 面:第5番 ハ短調 BWV1011
B 面:第6番 ニ長調 BWV1012 |
ミッシャ・マイスキー(チェロ) |
マイスキー1回目の無伴奏録音がオリジナルデザインLPで復刻!
録音:1984-85年/バンベルク、セントラルホール/輸入盤
180g 重量盤、限定生産、チェコ・プレス
オリジナル・デザインにこだわる韓国SOUND
TREE 社によるハイ・クオリティな復刻LPシリーズから、マイスキー1度目のバッハ無伴奏が登場。
日本では85年度の「レコード・アカデミー賞」を受賞し、長くCDで親しまれてきた音源ですが、LPのオリジナル盤はかなりレアで入手困難。チェロ1本の響きを美しくとらえた、レコードならではの質感が味わえます。
ユニバーサル・ミュージックから正式にライセンスし取り寄せたオリジナルマスターに独自の丁寧なリマスタリングを施し、チェコ・プレスで製品化。
日本へは国内レーベルGlobal Culture Agencyを介してのみの流通です。
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3/23(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
NAIVE
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フランス・ピアニズムの継承者。
ガスパリアン、仏naive移籍第1弾はドビュッシー! |
ジャン=ポール・ガスパリアン(ピアノ) |
ドビュッシー:
●前奏曲集 第1巻
第1曲「デルフィの舞姫たち」/ 第2曲「帆」/
第3曲「野を渡る風」/
第4曲「音と香りは夕暮れの大気に漂う」/
第5曲「アナカプリの丘」/
第6曲「雪の上の足跡」/ 第7曲「西風の見たもの」/
第8曲「亜麻色の髪の乙女」/ 第9曲「とだえたセレナード」/
第10曲「沈める寺」/ 第11曲「パックの踊り」/
第12曲「ミンストレル」
●版画
第1曲「塔」/ 第2曲「グラナダの夕べ」/
第3曲「雨の庭」
●「春のロンド」~管弦楽のための映像より第3曲(ガスパリアン編曲によるピアノ独奏版) |
フランス・ピアニズムの継承者。群を抜いた実力と存在感を示すガスパリアン、仏naiveレーベル移籍第1弾はドビュッシー!
録音:2022年9月12-15日/シンガー=ポリニャック財団「音楽のサロン」(パリ)/DDD、68'05
2020年のグシュタード音楽祭のティエリー・シェルツ賞を受賞したジャン=ポール・ガスパリアン。
naiveレーベルからの第1弾はドビュッシー・アルバムです!
アルメニアとセルビアの血を引くガスパリアンは1995年フランス生まれ。パリ音楽院でアルド・チッコリーニ、ジャック・ルヴィエ、ミシェル・ベロフ、ミシェル・ダルベルトなど世界的ピアニストから薫陶を受けております。
CDはEVIDENCEレーベルから「ラフマニノフ:「音の絵」、スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番、プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番、他」(EVCD-048)、「ショパン:バラード全曲、英雄ポロネーズ、他」(EVCD-059)、「ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番(1931年改訂版)、他」(EVCD-085)、Clavesレーベルから「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&ババジャニャン:「英雄のバラード」」(50-3004)をリリースしており、強靭なテクニックと豊かな音楽性で高い評価を得ております。
フランス・ピアニズムの継承者ガスパリアンのドビュッシーは、繊細なタッチと独特な語り口で魅了。
「前奏曲集 第1巻」、「版画」は20代とは思えぬ驚くほどの深みを感じさせ、ドビュッシーが妻エマに献呈した「春のロンド」(ガスパリアン編によるピアノ独奏版)では超絶技巧を聴かせながら見事な描写で演奏しております。
世界中で才能豊かな若手ピアニストが活躍する中、群を抜いた実力と存在感を示すガスパリアンが満を持して録音したドビュッシー、大注目です!
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NOMADMUSIC
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もうひとりの自分~ショパンとモンポウ
(1)モンポウ:前奏曲第1番
(2)同:前奏曲第5番
(3)同:前奏曲第9番
(4)同:モンジュイックの橋
(5)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
(6)モンポウ:「ひそやかな音楽」第15曲「ショピニアーナ」
(7)同:ショパンの主題による変奏曲
(8)同:君の上には花ばかり |
セリメーヌ・ドーデ(ピアノ)
マリー=ロール・ガルニエ(ソプラノ)(8) |
ショパンとモンポウ、ふたりの「ピアノの詩人」を個性派ピアニスト、ドーデの「悪魔的タッチ」で!
ディジパック仕様 、75'48"
ショパンとモンポウは約1世紀の時代差がありますが、ともに「ピアノの詩人」でピアノの魂を心から表現し、楽器と深く結びついた作曲家でした。
セリメーヌ・ドーデがこのふたりの関係性と共通性に注目したアルバムの登場です。
このふたりの作曲家はメロディが魅力ですが、ピアノを歌わせる術を知っていました。モンポウの前奏曲3篇に続き、生前は未出版だった美しい「モンジュイックの橋」が大歓迎。
ショパンのピアノ・ソナタ第3番もまるでモンポウの作品のように聴こえます。
後半は両者が類似性を越えてハイブリッド化した2篇。ホ短調の前奏曲を源泉とする「ひそやかな音楽」第15曲、イ長調の前奏曲(某胃腸薬のCM曲)に基づく「ショパンの主題による変奏曲」で両者がひとつになっています。
そして最後は絶美の「君の上には花ばかり」で本当に歌いだします。
セリメーヌ・ドーデは1977年エクサンプロヴァンス生まれのピアニスト。
ハイチの血を引き、フランス的な洗練と南国的な熱さが個性的、悪魔的タッチの美しさと感性が注目されている。
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DUX
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グレツキ:作品集
イントロダクション
詩篇《Beatus Vir》Op.38 *
コンチェルト-カンタータ Op.65 +
カンティクム・グラドゥム Op.27 |
シモン・メフリンスキ(バリトン)*
ウカシュ・ドゥウゴシュ(フルート)+
ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指揮)*
ヤロスラフ・シェメット(指揮)
シレジア・フィルハーモニー合唱団 *
シレジア・フィルハーモニー交響楽団 |
ヘンリク・ミコワイ・グレツキの記念碑的作品!
戦後ポーランドの最も興味深い作曲家の一人であるヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010)の優れた作品を集めた1枚。
教皇ヨハネ・パウロ二世のポーランド訪問を記念してバリトン、混声合唱、管弦楽のために作曲された《Beatus
vir》は記念碑的な作品で、歴史的な出来事と現代両方への象徴的な言及に満ちています。
フルートと管弦楽のための《コンチェルト-カンタータ》は、瞑想的なものから荒々しいものまで、コントラストに富んだ4楽章からなる名作。
長く続く和音のブロックを基調とした管弦楽のための《カンティクム
グラドゥム》は声楽曲ではありませんが、作曲のタイトルや集中力に満ちた全体の雰囲気から、作曲者が愛した宗教音楽を思わせる作品です。
※録音:2020年12月、ヘンリク・ミコワイ・グレツキ・シレジア・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
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ルジツキ:歌曲集
8つの歌曲 Op.9(1905)
4つの歌曲 Op.12(1906)
歌曲集 Op.14(1906)
6つの歌曲 Op.16(1906)
3つの歌曲 Op.19(1908) |
ラファウ・マイズネル(テノール)
マテウシュ・ラサトヴィチ(ピアノ) |
シマノフスキやフィテルベルクらと共に「若きポーランド」の一員となったポーランドの作曲家、ルドミル・ルジツキ(1883-1953)の歌曲集。
ルジツキの歌曲創作は若い頃に集中しており、本作に収録された26曲はすべて20代のうちに書かれています。
※録音:2022年8月
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モンドラフスキ:アコーディオンのための作品集
協奏曲第2番(アコーディオンと室内管弦楽のための)/
カデンツァ/バラード/3つの小品/
干渉(ギターとアコーディオンのための)/
無題(ヴァイオリンとピアノのための) |
バルトシュ・グウォヴァツキ(アコーディオン)
トマシュ・グジボフスキ(ギター)
エルジビエタ・プシスタシュ(指揮)
プリムス室内管弦楽団ほか |
アコーディオンの演奏家としても活躍するポーランドの現代音楽作曲家イェジ・モンドラフスキのによるアコーディオン作品集。
イタリア、ドイツ、ロシア、リトアニア、スウェーデン、チェコ、ブルガリア、ウクライナなど国内外での演奏活動に加え、アコーディオンの講師、アコーディオン・コンクールの審査員としても活躍しています。
現代作品の初演も数多く手がけており、彼の演奏はほかの作曲家たちにアコーディオン音楽を作るためのインスピレーションを与えています。
このアルバムにはアコーディオン協奏曲を含む彼自身の作品が収録されており、うち《カデンツァ》《バラード》《3つの小品》はアコーディオンのための独奏曲です。
※録音:2022年9月、グラジナ&キェイストゥット・バツェヴィチ音楽アカデミー(ポーランド)
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マシンスキ:歌曲集 Vol.2
Spring song/The Grudge/Prelude/
The Pasque-Flower/After Days of Youth/
On the Hill/Indian Summer/Dumka/
Summer Night/On a Sunny/Madrigal/
A Romance/Goodbye/I Will not Give You
Pearls/
My Heart Breaks with Pain/Majuma's Song/
The Oriental Romance/Forget-Me Flower/
To the Bright Distance |
リリアンナ・ザレシンスカ(メゾソプラノ)
アグニエシュカ・レーリス(メゾソプラノ)
アンナ・シミンスカ(ソプラノ)
ヨランタ・プシュチュウコフスカ=パウリク(ピアノ) |
ワルシャワ生まれの作曲家ピオトル・マシンスキ(1855-1934)による歌曲集
第2弾!前作(DUX1841)同様、世界初録音の作品を収録した貴重な1枚です。
マシンスキはスイスでジグムント・ノスコフスキに師事し、彼が指揮するボーダン合唱団のアシスタントとしてキャリアをスタートさせました。
ワルシャワに戻るとワルシャワ歌唱協会「リュート」を設立し、その合唱団のために作曲を行うなど、ポーランドの声楽の発展に貢献しました。
本作では自然の雄大さや黄昏の雰囲気に対する彼の感性が、才能ある歌唱陣によって見事に表現されています。
※ブックレットには歌詞の英訳が掲載されています。
ウィーン国立音楽大学やブリュッセルの王立音楽院で学んだメゾソプラノのリリアンナ・ザレシンスカは、ポーランド及び海外の国際声楽コンクールでの優勝経験があり、2011年にはケルンで行われた国際声楽コンクールの最優秀賞を受賞しています。その後、世界各地の音楽祭や演奏会などで活躍しています。
※録音:2022年8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ポーランド)
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ザ・サウンド・オヴ・ザ・シー ~ ポーランドの現代合唱作品集 |
シュチェチン海事大学合唱団
シルウィア・ファビアンチク・マクフ(指揮) |
アンナ・ロツワフスカ=ムシャウチク(1987-):The
Sound of the Sea
ズザンナ・コジェイ(1994-):Water Nymph
ズザンナ・ファルコフスカ(1988-):I See
the Sea
ヤヌシュ・スタルミエルスキ(1959-):Water
Music
マレク・ヤシンスキ(1949-):Psalm 107
マレク・ラチンスキ(1982-):Deszcz na
morzu、Sonet - morze
バルトシュ・コヴァルスキ(1977-):Water
Song
ミウォシュ・ベンビノフ(1978-):Solitude
Love Song
ヤツェク・シクルスキ(1964-):Request
カタジナ・ダネル(1992-):The Sea and
the Skylark |
ポーランドの現代音楽作曲家による、海や水を主題にした合唱作品集。
歌うのは100名近くの才能ある若者たちからなるシュチェチン海事大学合唱団で、彼らはこれまでに10のグランプリと25の金メダルを含む50を超える賞を受賞しています。
彼らは合唱団のステレオタイプなイメージを払拭するために常に奮闘し、統一されたまとまりのあるサウンドを実現することを目標としています。
※録音:2022年5月4日-6日
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KKE RECORDS
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1945年から1960年の間に作曲された、三人の作曲家による作品集!
マティアーシュ・シェイベル:ヴァイオリン・ソナタ(1960)
ヨアヒム・シュヴェッペ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1951)
クルト・アルブレヒト:ヴァイオリンとピアノのための組曲
Op.14(1945) |
グスタフ・フリーリングハウス(ヴァイオリン)
ヤーン・オッツ(ピアノ) |
同時代性によって繋がる3人の作曲家が1945年から1960年の間に書いたヴァイオリンとピアノのための作品を収録。
クルト・アルブレヒト(1895-1971)、ヨアヒム・シュヴェッペ(1926-1999)、マティアーシュ・シェイベル(1905-1960)の3名は互いに直接の交流はありませんでしたが、国家社会主義と第二次世界大戦が彼らの人生に大きな足跡を残したという点で共通しています。
彼らは戦後、芸術と政治における激動とイデオロギー的な陣営形成の中で、自分の道を見つけなければならなかったのです。
組曲やソナタというジャンル名からも明らかなように、3つの作品はいずれも過去の伝統とのつながりを求めていますが、現代的なイディオムで個人的な主張をしようとする努力も見て取ることができます。
アマリリス弦楽四重奏団の創設者であるグスタフ・フリーリングハウスと、エストニア出身のピアニスト、ヤーン・オッツは2022年にクルト・アルブレヒトの作品集(KKE001)をリリースしています。
※録音:2021年1月&4月、ゼンデザール(ドイツ、ブレーメン)
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イリダ・トリオ、デビュー!変容のプロセスを象徴する「不死鳥」がテーマ
ケリー=マリー・マーフィー:Give Me Phoenix
Wings To Fly(1997)
エリック・タンギー:ピアノ三重奏曲(2012)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調
Op.66(1845) |
イリダ・トリオ |
2018年に結成されたザールブリュッケン出身の新進気鋭のイリダ・トリオ、デビュー!
オリンポスと地上を結ぶ使者として空にまばゆい虹色の軌跡を残した女神イーリスにちなんで名付けられたイリダ・トリオは、2018年の秋にザール音楽大学で結成されて以来、計り知れないほど多様なピアノトリオのレパートリーを探求しており、2022年からはベルリン芸術大学でアルテミス・カルテットに師事しています。
本作は変容のプロセスを象徴する「不死鳥」がテーマで、例えばメンデルスゾーンの作品ではハ短調からハ長調への鮮やかな変化に焦点が当てられています。
※録音:2022年7月、ゼンデザール(ドイツ、ブレーメン)
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PASCHEN RECORDS
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コルネットとオルガンのためのフランス作品集
オーギュスタン・サヴァール:コンクール用小品
サン=サーンス:幻想曲 変ホ長調(アンリ・ビュッセル編)
ジャン・ペネカン:演奏会用小品
ヴィドール:オルガン交響曲第4番よりスケルツォ
アンドレ・シャイユー:コンクール用小品
テオ・シャルリエ:コンクール用独奏曲
ロベール・クレリス:村の結婚式
デュリュフレ:スケルツォ Op.2
ジャック・バラ:アンダンテとスケルツォ
アンリ・ビュッセル:アンダンテとスケルツォ
Op.44
ロパルツ:アンダンテとアレグロ |
ダニエル・ライヒェルト(コルネット)
ジモン・ライヒェルト(オルガン) |
「トランペットとオルガン」ではなく「コルネットとオルガン」のための作品集!
本作でライヒェルト兄弟が焦点を当てたのは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、パリ音楽院のコンクール用に作曲された作品です。
これらの作品はトランペットではなく、フランスのコルネット(Cornet
à pistons)のために作曲されています。
ダニエル・ライヒェルトはフランスのベッソン社が製作した19世紀のオリジナルコルネットを使用しており、その音色はヴィルヘルム・ザウアーの工房によって建造された1904年製のオルガン(ザウアーはシンフォニックオルガンの名匠カヴァイエ=コルの弟子のひとり)のサウンドと見事にマッチしています。
※録音:2021年7月、グローナウ福音主義市教会(ドイツ)
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CAPELLA DE MINISTRERS
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REGINA アラゴンの女王たち
1. 作者不詳(13世紀): Ave Maria dulcis et
pia. Rondellus
ロンデル「めでたしマリア様、お優しく慈愛に溢れた方」~
バイボナ写本より
2. アダン・ド・ラ・アル(1237頃-1388以降):
Robin m'aime
ロバンはわたしを愛し ~『ロバンとマリオンの物語』より
3. シチリア王/
エルサレム王シャルル・ダンジュー(1226/27-1285):
Dum suprema melodia. Prosa 讃歌「至高の旋律に」
4. ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ
(1170頃~1230頃):
Nu alrest. Palastinalied
パレスティナの歌「ついに始まる、人生の真価が」
5. 作者不詳(13世紀): Potestati magni maris.
Conductus
コンドゥクトゥス「あなたは大いなる力で大海を操り」~
オルフェオ・カタラの写本 Ms1より
6. 作者不詳(14世紀):
Ave Regina coerolum/Alma Redemptoris
mater. Motete
モテトゥス「めでたし天の皇后/贖罪主を育てた母なる方」~
ラス・ウェルガス写本より
7. ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377):
Douce dame jolie. Virelai ヴィルレー「優しく美しき婦人よ」
8. ポルトガル王ディニシュ1世(1279-1325):
O que vos nunca cuidei a dizer. Cantoga
カンティガ「おお、あなたにはこれまであえて言わなかったが」
9. ヤーコポ・ダ・ボローニャ(1340以前~1360以降):
Un b el sparver. Madrigal
マドリガーレ「羽根の白い立派な鷹が」
10. 作者不詳(14世紀): Or sus, vous dormes
trop. Virelai
ヴィルレー「おや、寝坊が過ぎるのではありませんか」
11. 楽匠エギディウス(生歿年不詳、14世紀に活躍):
Roses et lis. Baladaバッラータ「薔薇と百合が」~
オルフェオ・カタラの写本Ms 1より
12. ヨアネス・グラネティ(生歿年不詳、14世紀に活躍):
Kyrie Summe clementissime. Kyrie
キリエ「主よ、いとも慈悲深き方よ」~
オルフェオ・カタラの写本Ms 2より
13. 作者不詳: Pangat chorus in hac die。Prosa
讃歌「その日、合唱は歌声をあげ」
14. 作者不詳(15世紀?):
Alburquerque, Alburquerque. Romance
ロマンセ「アルブルケルケ、アルブルケルケ」~
『王宮の歌集』より
15. ペレ(またはペドロ)・オリオラ(生歿年不詳、1440-1484頃に活躍):
O vos homines qui tarsitis. Berzellatta
笑話「おお、道行く人よ」
16. 作者不詳(15世紀): La Spagna. Danca
舞曲「ラ・スパーニャ」~ボローニャ写本より
17. フアン・デル・エンシーナ(1468-1529):
Una sanosa porfia. Romance ロマンセ「不実な女性に」
18. ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561頃):
O gelosia, d'amanti orribil freno. Soneto
ソネット「おお嫉妬よ、恋人たちの恐ろしき邪魔者よ」~
『エル・マエストロ』より |
マリア・ヨナス、
エリア・カサノバ、
ベアトリス・ラフォン(歌)
ダビド・アンティク(各種リコーダー)
カペリャ・デ・ミニストレルス(声楽&古楽器アンサンブル)
カルレス・マグラネル
(ビウエラ・ダルコ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、指揮) |
録音: 2022年1月13-16日 サンタ・マリア教会、レケナ(スペイン東部バレンシア地方)
収録時間: 76分
【欧州中世に強い影響力を誇ったスペインの一門と、その文化的影響力の広さを辿る】
スペイン南東部のバレンシアに拠点を置き、中世からルネサンスにかけての音楽遺産を筋の通ったユニークなテーマに沿って発掘・紹介し続けている音楽学者=ガンバ奏者カルレス・マグラネル率いるカペリャ・デ・ミニストレルス。今回は中世以来イベリア半島東部に拠点を置きながら、婚姻関係を通じて遠くバルカン方面や中近東まで影響力を誇ったアラゴン王家に光をあて、その覇権が及んだ地域の音楽遺産からヨーロッパ音楽の変遷を浮き彫りにしてゆくアルバムとなりました。アンジュー家やフォワ伯家、カステーリャ王室、ナファロワ(ナバラ)王室、ポルトガル王室、さらにはハンガリー王家や十字軍国家なども巻き込みながら13~15世紀を席捲した一族の歴史を辿る中、おのずと中世のロンデルやヴィルレー、ドイツ語圏のミンネゼンガーの音楽やイベリア宮廷のカンティガ、さらにはアルス・ノーヴァを経てイタリアの初期マドリガーレへと、音楽史上の重要なポイントに自ずと一通り触れてゆくプログラムは何度も再訪したくなる奥深さ。
弓奏ビウエラとヴィオラ・ダ・ガンバを含む複数の弓奏弦楽器、古い形のギターやハープ、リュートなどの撥弦楽器にリコーダー、ショーム、ダルシマー、バグパイプといった素朴にして奥深い音色が美しい管楽器まで、異世界的な魅力を放つ中世楽器の響きとあいまって、ギヨーム・ド・マショーやスペイン・ルネサンス作品など古楽ファンなら多少は馴染みも感じるであろう演目さえきわめて新鮮に響きます。マグラネルのチームの良さが最大限に生かされた音楽史アルバムと言ってよいでしょう。質感高く臨場感のある録音も秀逸。
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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES
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王冠の調べ ~パーセルとヘンデルの『戴冠式アンセム』
1. 祝典行列
2-10. ヘンリー・パーセル(1659-1695):
英国王ジェイムズ2世の戴冠式のためのアンセム
「わが心は麗しき言葉に満ち」 Z 30
11. ファンファーレ1
12. パーセル: アンセム「わたしは嬉しかったのです」
Z.19
13. 万歳!
14-16. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
ジョージ2世の戴冠式のためのアンセム
「汝の手よ強くあれ」 HWV 259
17. ファンファーレ2
18-20. ヘンデル:
ジョージ2世の戴冠式のためのアンセム「司祭ザドク」HWV
258
21. ファンファーレ3
22-25. ヘンデル:
ジョージ2世の戴冠式のためのアンセム
「主よ、王は汝の力を喜ばん」 HWV 260
26.ファンファーレ4
27-30. ヘンデル:
ジョージ2世の戴冠式のためのアンセム
「わが心は麗しき言葉に満ち」 HWV 261
31. ファンファーレ5
32. ヘンデル: 主を讃えよ ~オラトリオ『ソロモン』
HWV 67 第3幕
33. 神よ、チャールズ王を讃えたまえ(ゴッド・セイヴ・ザ・キング) |
ヴェルサイユ王室歌劇場合唱団&管弦楽団
(声楽&古楽器アンサンブル)
ガエタン・ジャリ(指揮) |
録音: 2022年12月28-31日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
収録時間: 59分
【フランス発、英国王戴冠式の年に捧ぐ精妙・壮麗な古楽器の調べ】
英国王チャールズ3世の戴冠式が行われる2023年にふさわしい新録音が、海を挟んだフランスのヴェルサイユ宮殿に集う古楽演奏家たちから届けられました。
1727年のジョージ2世戴冠式のために作曲され、歴代の英国王の戴冠式でも歌われてきたヘンデルの傑作『戴冠式アンセム』全4曲に加え、同じ1727年の戴冠式でも一部が再演されたジェイムズ2世戴冠式(1685)のためのパーセルの作品2曲を収録。
それら演奏作品の合間には18世紀以前の祝典でも一般的に使われていたナチュラル・トランペットを使ったファンファーレが挿入され、ヴェルサイユ王室礼拝堂の音響とあいまって聖職者臨席のもと行われる戴冠式の雰囲気がそのまま伝わってくるかのような生々しさ!
その迫真の存在感をきわだたせているのは欧州古楽器演奏シーンの最先端をゆくガエタン・ジャリ指揮の実力派集団。
フランス17~18世紀の声楽曲の演奏に秀でた彼らは、まさにルイ14世時代のフランス宮廷音楽から英国王室の音楽が大きな影響を受けていた頃の作品であるパーセルの2曲を鮮やかな臨場感で聴かせ、その雰囲気の延長線上で精妙かつダイナミックにヘンデルの壮麗な作品群を堪能させてくれます。
アルバム前半はファンファーレを挟みながら編成の小さな曲から大きな曲へと進む曲順になっていて、パーセルとヘンデルの音楽的連続性にも気づかされる仕組み。
作品が生まれた文脈を考え抜いている実力派集団だからこその臨場感をじっくりお楽しみください。
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CPO
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ポール・メイエ(指揮・クラリネット)
C.シュターミッツ:クラリネット協奏曲集 第2集
1. クラリネット協奏曲第1番 ヘ長調
2. クラリネット協奏曲第6番 変ホ長調
3. クラリネット協奏曲第8番 変ロ長調 |
ポール・メイエ(指揮・クラリネット)
マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団 |
録音:2020年9月2-5日 Epiphaniaskirche,
Mannheim, Freudenheim(ドイツ)
総収録時間:51分
ポール・メイエのソロによるカール・シュターミッツのクラリネット協奏曲集。海外の音楽誌で高く評価された第1集(555053)では指揮者を別に立てていましたが、今作ではメイエ自身が指揮も担当。更なる柔軟な解釈で、オーケストラとともに、18世紀に最盛期を迎えたマンハイム楽派を代表するシュターミッツの音楽を伸び伸び演奏しています。
今アルバムに収録されているのは協奏曲第1番、第6番、第8番の3曲、とりわけ第1番はシュターミッツ作品の中でも最も人気の高い曲です。
この録音でも前作と同じく研究者フリードリヒ・カール・カイザーによる比較校訂版が用いられています。
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第10代神聖ローマ帝国皇帝が妻のために書いたレクイエム
レオポルト1世(1640-1705):死者のためのミサ曲(レクイエム)
1. Missa pro defunctis 死者のためのミサ曲(レクイエム)
2. Tres Lectiones 3つのレクツィオ
3. Motetto de Septem Doloribus Beatae Mariae
Virginis
聖母マリアの7つの悲しみのモテット |
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス
(古楽アンサンブル)
マンフレート・コルデス(指揮) |
録音:2016年2月10-12日 Bremen, Kulturkirche
St. Stephani(ドイツ)
総収録時間:70分
第10代神聖ローマ帝国皇帝レオポルト1世。三十年戦争で衰退した領土を受け継ぐも、持ち前の政治力で領土を拡大、ハプスブルク家の復興の足掛かりを築きました。
高度な教育を受け、作曲家としても優れた才能を開花させた皇帝は、生涯に150曲を超えるイタリア語のアリアを始め、80曲の教会音楽、17曲のバレエ音楽など、多数の作品を残しました。
このレクイエムが書かれるきっかけとなったのは、彼の最初の妻マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャ(ドイツ名マルガレーテ・テレジア・フォン・シュパーニエン)が1673年3月12日にこの世を去ったことで、当時33歳の君主は大きな悲しみに打ちひしがれました。
彼はこの悲痛な思いを音楽で癒すために「Missa
pro defunctis 死者のためのミサ曲」を作曲。16世紀から「苦しく悲しい心情」を表すとされたト短調をベースに書かれた、5声の合唱、3本のトロンボーンと通奏低音を伴う器楽アンサンブルを要する大規模な作品です。
皇帝の作品が18世紀後半になっても演奏され続けたのは、単に君主への敬意だけではなく、完成度の高さゆえであることは間違いないでしょう。
ルネサンスからバロック期の作品を得意とするマンフレート・コルデスが指揮するブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスの演奏で。
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555533
(2CD)
¥4500
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テレマン:最晩年の管弦楽作品集
【CD1】
1. 組曲 ニ長調 TWV 55:D21
2. ディヴェルティメント TWV 50:22
3. 組曲 ニ長調 TWV 55:D22
4. シンフォニア・メロディカ TWV 50:2
5. 組曲 ニ長調 TWV 55:D23
6. ファンファーレTWV 50:44
【CD2】
1. 組曲 ヘ長調 TWV 55:F16
2. ディヴェルティメント TWV 50:23
3. ディヴェルティメント TWV 50:21
4. 組曲 ト短調 TWV 55:g9 |
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
ミヒャエル・シュナイダー(指揮) |
録音:Deutschlandfunk Kammermusiksaal,
Koln(ドイツ) 2014年1月...CD1:5、6 2018年3月...CD1:4/Festeburgkirche
Frankfurt am Main(ドイツ) 2018年3月...CD1:1、3、2/Konzerthalle
Georg Philipp Telemann(ドイツ) 2016年3月...CD2:3/Festeburgkirche
Frankfurt am Main(ドイツ) 2021年6月...CD2:1、2、4
総収録時間:137分
テレマン作品の第一人者、ミシャエル・シュナイダーとラ・スタジオーネがテレマン最晩年の作品を録音。
1834年にラトヴィアの首都リガの大聖堂付きの音楽家だったゲオルク・ミヒャエル・テレマン(1748-1831)の遺品から、彼の祖父ゲオルク・フィリップ・テレマンの自筆譜や書簡などが発見されました。
その中には1760年代に書かれたとみられる9巻にのぼる楽譜があり、このCDの収録曲はそこから採られています。
テレマンが得意としていたフランス風序曲のスタイルによる管弦楽組曲やイタリア風のシンフォニアなど、洗練された筆致によるテレマンの「白鳥の歌」と言うべき作品群です。
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ヴィルヘルム・ベルガー(1861-1911):小協奏曲/交響曲
1. 小協奏曲 イ短調 Op. 43a -
ピアノとオーケストラのための
2. 交響曲 変ロ長調 Op. 71 |
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)...1
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
クレメンス・シュルト(指揮) |
録音:Studio der Wurttembergischen Philharmonie
Reutlingen(ドイツ) 2021年3月11-12日...1 2020年11月2-5日...2
総収録時間:77分
1861年、ボストンで楽譜店を営んでいたブレーメン出身の父のもとに生まれたヴィルヘルム・ベルガー。翌年家族でドイツに帰国し、優れた音楽の才能を発揮、14歳で初の公開演奏会を開くとともに、多数の歌曲やピアノ曲を作曲しました。
その後、ベルリン高等音楽院で専門教育を受け、1888年から1903年まではクリントヴォルト=シャルヴェンカ音楽院の教員を務める傍ら、ベルリン音楽協会の指揮者を務めるなど、ベルリン作曲家サークルの中心的存在として活躍しました。
彼の作風はヨハネス・ブラームスに近いものですが、時折挟まれる不協和音や、精緻な対位法の使用などは、彼の次世代であるマックス・レーガーの作曲様式を先取りするものでもあります。
49歳という短命にもかかわらず、100作以上の作品を遺し、それらの何曲かは彼の死後も長らく演奏されていましたが、近年では演奏機会はほとんどありません。
これまでに出版された形跡のない小協奏曲
Op. 43は、ピアノの妙技を際立たせるのではなく、ブラームスのピアノ協奏曲のようにピアノをオーケストラの楽器の一つとして扱うことで、作品全体がポリフォニックで重厚な響きで覆われています。
このアルバムでは名手オリヴァー・トリンドルがピアノを担当、見事な演奏を聴かせます。その10年後に書かれた交響曲はベルガーの代表作です。
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ロベルト・カーン/ヴァンサン・ダンディ:
クラリネット三重奏曲
1. ロベルト・カーン(1865-1951):
クラリネット三重奏曲 ト短調 Op. 45
2. ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):
クラリネット三重奏曲 変ロ長調 Op. 29 |
バワンディ・トリオ
【メンバー】
マリオ・ヘーリング(ピアノ)
パトリック・ホルッヒ(クラリネット)
アレクサンドル・カストロ=バルビ(チェロ) |
録音:2022年2月18-20日 Konzertsaal der
Siemensvilla in Berlin(ドイツ)
総収録時間:56分
ハンブルク州立歌劇場とハンブルク・フィルのクラリネット奏者Patrick
Hollichを中心に結成されたトリオ「Bawandi」のデビュー盤。
とりあげたのはブラームスに高く評価されたロベルト・カーンと、セザール・フランクの後継者と目されたヴァンサン・ダンディの2人のクラリネット三重奏曲。
名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトに捧げられ、彼によって演奏されたカーンの三重奏曲、師フランク譲りの循環形式を採り入れたダンディの三重奏曲、どちらも現在ではほとんど演奏される機会がありませんが、今回、若き奏者たちの新たな視点でこれらの作品がよみがえります。
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ナポリ18世紀の驚異 管弦楽曲と協奏曲集
1. ドメニコ・サッロ(1679-1744):
歌劇《シーロのアキッレ》よりシンフォニア
2. フィリッポ・コッレ(18世紀):
ヴァイオリン、弦楽とチェンバロのための協奏曲
ハ長調
3. フェデリーゴ・フィオリッロ(1755-1823):
ヴァイオリンと室内オーケストラのための協奏曲
変ロ長調
4. ジェンナーロ・マンナ(1715-1779):
室内オーケストラのためのシンフォニア
変ホ長調 |
ファブリツィオ・ファラスカ(ヴァイオリン)
ラ・レアル・カペッラ・ディ・ナポリ
(古楽器アンサンブル)
イヴァノ・カイアッツァ(指揮) |
録音:2016年9月 Teatro San Carlo of Naples(イタリア)
総収録時間:73分
18世紀のナポリは当時のナポリ王国の首都として、パリ・ロンドンについでヨーロッパで3番目の大都市でした。
2つの歌劇場、フィオレンティーニ歌劇場とサン・バルトロメオ歌劇場が建設され、カストラートを含む歌手たちもナポリで訓練を受けるなど、歌劇の一大中心地となっていました。
1738年のウィーン条約によりブルボン王カルロがナポリを治めることになると、サン・バルトロメオ歌劇場を取り壊し、王好みの豪華なサン・カルロ劇場が建設されます。
サン・カルロ劇場は建物の見事さと高水準の上演によって名所となり、現在でも定期公演が続けられています。
このアルバムには当時活躍していた作曲家たちの優れた管弦楽曲と協奏曲を収録。サッロの歌劇《シーロのアキッレ》は1737年11月4日のサン・カルロ劇場の?落としの演目で、この時はサッロ自身が指揮を行い大好評を博したということです。
この録音は、ほかならぬサン・カルロ劇場で行われたもの。演奏のラ・レアル・カペッラ・ディ・ナポリは、16世紀に設立されペルゴレージやポル
ポラ、スカルラッティの作品を演奏した団体にちなんでいます。
2曲のヴァイオリン協奏曲でソロを弾くイタリアのヴァイオリニスト、ファブリツィオ・ファラスカの演奏も聴きものです。
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DB PRODUCTIONS
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ピアソラ、サティ、他 |
マークス・レオソン(マリンバ...1-14、17-19/ヴィブラフォン...15,16) |
アストル・ピアソラ(1921-1992):A Midsummer
Night's Dream
1. Overture / 2. El viaje / 3. Sensuel
エリック・サティ(1866-1925):3 Gymnopedies
3つのジムノペディより4. No.
1. Lent et douloureux / 5. No. 3. Lent
et grave
サティ:3つのグノシエンヌより
6. グノシエンヌ No. 1 / 7. グノシエンヌ
No. 3 / 8. グノシエンヌ No. 4
9. 伝承曲:Emigrant Song
10. ポール・デ・セネバル(1933-):Ballade
pour Adeline
11. エルネスト・ナザレー(1863-1934):Odeon
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第2番
ニ短調 BWV 1008より
12. IV. Sarabande / 13. V. Menuet I-II
/ 14. VI. Gigue
15. ピアソラ:天使のミロンガ/16. ピアソラ:タンゴ・エテュード
– エテュード第3番/
17. ピアソラ:コンパードレ/18. ピアソラ:リベルタンゴ/
19. ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 –
ブエノスアイレスの冬 |
編曲:マークス・レオソン...1-9、12-17、19/オリヴィエ・トゥッサン...10/イェルカー・ヨハンソン...11/エリック・サミュ...18
録音:2022年4月25日 Hochschulzentrum am
Horn、ワイマール(ドイツ)
総収録時間:51分
数々の受賞歴を持ち、これまでにもクセナキスをはじめとする現代作品のアルバムを数多く発表しているスウェーデンのパーカッション奏者、マークス・レオソン。
このアルバムではピアソラ、サティ、バッハなど彼のお気に入りの作品を演奏しています。
作品のほとんどは彼自身がマリンバとヴィブラフォンのためにアレンジ、原曲とは違った華やかな響きを備えた作品として生まれ変わったものです。
レオソンは1970年生まれ。15歳でストックホルム王立音楽大学に入学、4年後の1989年に卒業した後はソリストとして、またオーケストラの奏者としてスウェーデン国内外で活躍。
1996-97年にはスウェーデン放送のアーティスト・イン・レジデンスとしてコンサートやラジオ放送の録音などを行い、現在はワイマールのHochschulzentrumam
Hornで教授を務めるなど広範囲にわたる活動をしています。
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IBS CLASSICAL
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ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ全集
1-3. ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調「雨の歌」Op.
78
4-6. ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.
100
7-10. ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
Op. 108
11.「F. A. E. ソナタ」- 第3楽章 スケルツォ
ハ短調 WoO 2 |
ワジム・チジク(ヴァイオリン)
アルベルト・ウロス(ピアノ) |
録音:2022年2月6-8日 Auditorio Manuel
de Falla、Granada(スペイン)
ブラームスの3曲のヴァイオリン・ソナタと、1835年に彼とシューマン、友人のディートリヒが合作した「F.A.E.ソナタ」から、ブラームスが作曲したスケルツォを収録した1枚。
演奏は1975年ロシア生まれのヴァイオリニスト、ワジム・チジクと2008年にニューヨークのカーネギーホールでデビューを飾ったピアニスト、アルベルト・ウロス。
ワジム・チジクは数多くのコンクールで入賞し、30か国以上のオーケストラと共演経験を持つ名手。
EXTONレーベルからも船越清佳とのデュオで、ストラヴィンスキー、プーランクなど3枚のアルバムをリリースしている日本でもおなじみのヴァイオリニスト。ここでもウロスとともに、しっとりとした歌心溢れるブラームスを披露しています。
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J.S.BACH-STIFTUNG
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ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第3番 変ホ長調「英雄」
1. I. Allegro con brio 16'32
2. II. Marcia funebre (Adagio assai) 14'17
3. III. Scherzo (Allegro vivace) 5'45
4. IV. Finale (Allegro molto - Poco andante
-Presto) 11'53 |
バッハ財団管弦楽団(古楽器使用)
ルドルフ・ルッツ(指揮) |
録音:ライヴ 2022年8月17日 Tonhalle St.
Gallen(スイス)
総収録時間:48分
2006年にルドルフ・ルッツによって創設されたバッハ財団管弦楽団&合唱団は、毎月1回のコンサートで、バッハのカンタータ全曲演奏を行っており、これらの録音は入念な解釈と優れた演奏で高く評価されています。
ルッツはベートーヴェンの演奏でも優れた手腕を発揮することで知られ、2013年のスイス・ツアーで演奏された第9番のアルバム(B904CD)は大好評をもって迎えられました。
今回のアルバムは2022年8月に行われた演奏会のライヴ録音で、曲目は「英雄」と呼ばれる第3番。ルッツは標準的なテンポをとりながらも引き締まった演奏を聴かせます。
ブックレットでは、ドイツの音楽学者アンセルム・ハーティンガーが作品を多面的に分析するとともに、彼とルドルフ・ルッツの対談も掲載されており(英語とドイツ語)、ルッツがベートーヴェンに寄せる強い思いも知ることができます。
旧譜/第9 |
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全曲61分弱という超快速テンポ!!
ルドルフ・ルッツ(指揮)&バッハ財団管弦楽団
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第9番 ニ短調
Op.125
1. I. Allegro ma non troppo e un poco maestoso 13'28
2. II. Molto vivace Presto 13'18
3. III. Adagio molto e cantabile Andante
moderato 11'55
4. IV. Presto Allegro assai 22'29 |
ルドルフ・ルッツ(指揮)
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団
ジュリア・ドイル(ソプラノ)
クラウデ・アイヒェンベルガー(アルト)
ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス) |
録音 2013年10月1日 ライヴ チューリヒ、トーンハレ
ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団の『第九』が2020年、ベートーヴェンの生誕250年の記念年に満を持しての登場!
2006年にルドルフ・ルッツによって創設されたバッハ財団管弦楽団&合唱団は、毎月1回のコンサートで、バッハのカンタータ全曲演奏を行っていますが、彼らが2013年に企画したのは8月から10月の2か月間に"スイスの9都市"でベートーヴェンの第9を演奏するものでした。
バッハでの入念な解釈で知られるルッツですが、今作では「第九」を、当時の時代背景の一つ、「知的な混迷状態にある人類を、闘争を経て光明へ導こうとする啓蒙主義の精神」の産物と捉ました。
その結果、全曲61分弱という超快速テンポとアクセントを強調した解釈により劇的な起伏が強調される仕上がりとなり、スイス・ツアーではスタンディング・オベーションが続出したと伝えられます。
まあ、とりあえず聴いていただければ・・・
https://youtu.be/VqxEBpGfXbU
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OUR RECORDINGS
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6.220677
(2SACD HYBRID)
¥3500
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オリヴィエ・メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし |
クリストファー・ヒルディグ(ピアノ) |
【Disc 1】
1. 第1曲 Regard du Pere 父のまなざし
2. 第2曲 Regard de l'etoile 星のまなざし
3. 第3曲 L'echange まじわり
4. 第4曲 Regard de la Vierge 聖母のまなざし
5. 第5曲 Regard du Fils sur le Fils 子を見つめる子のまなざし
6. 第6曲 Par Lui tout a ete fait その方によって全ては成されたり
7. 第7曲 Regard de la Croix 十字架のまなざし
8. 第8曲 Regard des hauteurs 天のいと高きところのまなざし
9. 第9曲 Regard du temps 時のまなざし
10. 第10曲 Regard de l'Esprit de joie
喜びの聖霊のまなざし
【Disc 2】
1. 第11曲 Premiere communion de la Vierge
聖母の初聖体
2. 第12曲 La parole toute puissante 全能の言葉
3. 第13曲 Noel 降誕祭
4. 第14曲 Regard des Anges 天使たちのまなざし
5. 第15曲 Le baiser de l'Enfant-Jesus
幼子イエスの口づけ
6. 第16曲 Regard des prophetes, des bergers
et des Mages
預言者たち、羊飼いたちと博士たちのまなざし
7. 第17曲 Regard du silence 沈黙のまなざし
8. 第18曲 Regard de l'Onction terrible
恐るべき感動のまなざし
9. 第19曲 Je dors, mais mon coeur veille
私は眠っているが、私の魂はめざめている
10. 第20曲 Regard de l'Eglise d'amour
愛の教会のまなざし |
録音:2021年3月1-18日 Vor Frelser's Church、コペンハーゲン(デンマーク)
DXD 352.8 kHz/32bit 録音、CD...STEREO2.0,SACD...STEREO2.0/5.0ch
総収録時間:138分
メシアンの演奏で特に高く評価されるクリストファー・ヒルディグによる「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」がSACDハイブリッド盤で登場。
ヒルディグはメシアンの作品に傾倒し、自らコペンハーゲン・メシアン四重奏団を創設し、「世の終わりのための四重奏曲」を演奏。
他にも「異国の鳥たち」やトゥーランガリラ交響曲、すべての歌曲を演奏し、歌曲集「ハラウィ」の録音は英グラモフォン誌で特選盤となりました。
ここではメシアンの神秘的な傾向が強く表れた大作「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」をとりあげ、コペンハーゲンにあるバロック様式のVor
Frelser's Church(救世主教会)で録音を敢行。
多彩な音のパレットと美しい教会の響きが魅力です。SACD層はStereoと5.0chです。
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QUERSTAND
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「フェスラー&メードラー」~ジャズとクラシックの融合
年ごとに/静かに雪が降り/ああモミの木よ/
船がやって来る/マリアは茨の森を通り/
エサイの根より/ヨーゼフよ、私の愛しいヨーゼフよ/
きよしこの夜/天使の澄み渡った歌声を聞け/
私はこのまぐさ桶のところに立つ/神の子は今晩にも/
あああなたは何と喜ばしく/甘い喜びに(もろびと声あげ)/
鐘がなお柔らかく響くことはない |
フェスラー&メードラー:
【ペーター・フェスラー(歌,ギター)
ウルフ・ディルク・マドラー(バリトン)】 |
DDD、37'37
ジャズとクラシックを融合させたデュオ、フェスラー&メードラーのCD。
ペーター・フェスラーはジャズ・ギタリストで歌もこなし、ウルフ・ディルク・メードラーはクラシックのバリトン。
二人はベルリンのギリシャ料理店で偶然出会い、意気投合してデュオを組んだという。
このCDには有名なクリスマス曲が中心に収録されている。
バリトンとギター伴奏でじっくり聞かせる曲もあれば、ノリノリの曲もあり、どちらも楽しめる。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
QUERSTAND
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VKJK 2207
(5CD 2枚価格)
¥3700
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「再発見された声」
~ ヘルデンテノール ホルスト・ヴォルフ
オペラ抜粋集 |
CD1(79:11)
ヴェルディ:「仮面舞踏会」第3幕~おそらく彼女は到着している/永久に君を失えば(ドイツ語)
ホルスト・ヴォルフ(テノール リッカルド)
ヘルムート・ザイデルマン(指揮)デッサウ・フリードリヒ劇場管弦楽団
1936年11月3日 ドイツ デッサウ
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から(7部分
約30分)
ホルスト・ヴォルフ(テノール ヴァルター・フォン・シュトルツィング)
マティアス・クライン(バス ザックス)、アニタ・アルヴァルト(ソプラノ
エーファ)
ハンス・シュトイデル(バリトン ベックメッサー)、他
ハインツ・レットガー(指揮)デッサウ州立劇場管弦楽団
1956年10月7日 東ドイツ デッサウ
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」第3幕から(8部分
約44分)
ホルスト・ヴォルフ(テノール トリスタン)、
フィルマ・フィヒトミュラー(ソプラノ
イゾルデ)
クルト・ウーリヒ(バリトン クルヴェナール)、クルト・ラインハルト(テノール
牧童)
ミクローシュ・ルカーチ(指揮)デッサウ州立劇場管弦楽団
1955年5月26日 東ドイツ デッサウ |
CD2(79:40)
ワーグナー:「タンホイザー」から(22部分
約80分)
ホルスト・ヴォルフ(テノール タンホイザー)、エミ・プレル(ソプラノ
エリーザベト)
ロベルト・ラウヘファー(バリトン
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ)、
カール・ハーマン(バス 領主ヘルマン)、トルーデ・テレン(メッゾソプラノ
ヴェヌス)、
ハインツ・レットガー(指揮)デッサウ州立劇場管弦楽団
1954年12月12日 東ドイツ デッサウ |
CD3(79:41)
ワーグナー:「ワルキューレ」第1幕から(6部分
約30分)
ホルスト・ヴォルフ(テノール ジークムント)、エミ・プレル(ソプラノ
ジークリンデ)、
ペーター・ロト=エーラング(バス
フンディング)、
エーリヒ・リーデ(指揮)デッサウ州立劇場管弦楽団
1954年1月24日 東ドイツ デッサウ
ワーグナー:「神々の黄昏」第3幕から(4部分
約34分)
ホルスト・ヴォルフ(テノール ジークフリート)、
ペーター・ロト=エーラング(バス
ハーゲン)、
リタ・ヴェーグナー(ソプラノ ヴォークリンデ)、
アニタ・アルヴァルト(ソプラノ ヴェルグンデ)
エルナ・ベルマン(メッゾソプラノ
フロスヒルデ)、
ハインツ・レットガー(指揮)デッサウ州立劇場管弦楽団
1955年5月22日 東ドイツ デッサウ
ワーグナー:「ローエングリン」第3幕から(3部分
約15分)
ホルスト・ヴォルフ(テノール ローエングリン)、エミ・プレル(ソプラノ
エルザ)
ハイナー・バウマン(バリトン ハインリヒ)、
エーリヒ・リーデ(指揮)デッサウ州立劇場管弦楽団
1952年11月23日 東ドイツ デッサウ |
CD4(79:49)
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」から(2場面
約20分)
マティアス・クライン(バス オランダ人)、エミ・プレル(ソプラノ
ゼンタ)
ホルスト・ヴォルフ(テノール エリック)、
ハインツ・レットガー(指揮)デッサウ州立劇場管弦楽団
1956年11月21日 東ドイツ デッサウ
ワーグナー:「パルジファル」から(6場面
約41分)
ホルスト・ヴォルフ(テノール パルジファル)、
ヴィルマ・フィヒトミュラー(ソプラノ
クンドリー)
ハンス・シュトイデル(バリトン クリングソル)、他、
ハインツ・レットガー(指揮)デッサウ州立劇場管弦楽団
1956年11月21日 東ドイツ デッサウ
ワーグナー:「リエンツィ」~全能の父よ
ホルスト・ヴォルフ(テノール リエンツィ)、
エルンスト・アルブレヒト・ラインハルト(指揮)ゲーラ市劇場管弦楽団
1959年4月2日 東ドイツ ゲーラ
ヴェルディ:「アイーダ」から(2場面 約14分)(ドイツ語)
エミ・プレル(ソプラノ アイーダ)、ホルスト・ヴォルフ(テノール
ラダメス)、
ロージャ・デリ(メッゾソプラノ アムネリス)、
ロベルト・ラウヘファー(バリトン
アモナズロ)、
ハインツ・レットガー(指揮)デッサウ州立劇場管弦楽団
1955年11月6日 東ドイツ デッサウ |
CD5(76:30)
プッチーニ:「トスカ」から(2場面 約6分)(ドイツ語)
ホルスト・ヴォルフ(テノール カヴァラドッシ)、
エルンスト・アルブレヒト・ラインハルト(指揮)デッサウ州立劇場管弦楽団
1953年5月30日 東ドイツ デッサウ
ダルベール:「低地」から(15部分 約70分)
ホルスト・ヴォルフ(テノール ペドロ)、フィルマ・フィヒトミュラー(ソプラノ
マリア)、
エルヴィン・パタキ(トマゾ バス)、他
エルンスト・アルブレヒト・ラインハルト(指揮)
デッサウ州立劇場管弦楽団,デッサウ州立劇場合唱団
1956年6月12日 東ドイツ デッサウ |
幻のヘルデンテノール ホルスト・ヴォルフ録音集!
録音:1936~59年、ADD、394'51
ドイツのテノール、ホルスト・ヴォルフ(1894-1980)の貴重なライヴ録音が集められた5CD。
彼は日本ではほとんど知られていないだろうが、長らくドイツのデッサウ劇場を拠点に活躍したテノールで、特にワーグナーの英雄役を得意とした。
しかしあまり大都市で活動せず、また全盛期である40代後半が第二次世界大戦と重なったり、さらに戦後はデッサウが東ドイツ領になったりしたことで、国際的知名度を得ることはなかった。
とはいえ歌手としての力量はたいへんに高く、デッサウ市民はヴォルフを愛し、彼は1957年まで舞台に立ち続けた。ヴォルフは1950年代半ばからテープレコーダーで自分の舞台を録音するようになり、ここに収録されている録音は、1936年の「仮面舞踏会」を除くと、すべてそれらを音源としている。
これらのテープは1980年の火災によって多くが焼失し、残ったものも再生不能になっていたというが、近年になっていくつかのテープが修復され再生可能になり、こうしてCDになったという。
ヴォルフの歌声と共に、かつてドイツでも屈指の名地方劇場として知られたデッサウ劇場の上演活動を垣間見られる貴重な資料にもなっている。
ドイツ語の38ページの詳細な解説冊子付き。
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3/22(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
INDESENS CALLIOPE RECORDS
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ラヴ ~ チェロと弦楽のための作品集
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
森の静けさ Op.68(B.182)、ロンド Op.94
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
アンダンテ・カンタービレ Op.11、奇想的小品
Op.62
イヴァン・イェヴティチ(b.1947):恋人の夢 |
クセニア・ヤンコヴィチ(チェロ)
カメラータ・ノヴィ・サド |
セルビアの名チェリスト、クセニア・ヤンコヴィチ!
1981年にフィレンツェで開催されたガスパル・カサド国際コンクール優勝の実績を持ち、ソリストとしてだけでなく、ドイツのデトモルト音楽大学の教授、ジャコメッティ、トンプソンとのアンサンブル、ハムレット・ピアノ・トリオのメンバーとしても活躍するセルビア出身のロシア系チェリスト、クセーニャ・ヤンコヴィチ。ムスティスラフ・ロストロポーヴィチに師事した後、ピエール・フルニエ、アンドレ・ナヴァラの下で研鑽を積んだ経歴を持っています。
これまでにもCalliopeレーベルから、チェロの珍しい編曲版や知られざる名曲をリリースしてきたヤンコヴィチの「愛」をテーマにしたアルバム。
セルビアの弦楽オーケストラ、カメラータ・ノヴィ・サドと共に情熱的に歌い上げています。
※録音:2022年4月11日-13日、シティ・ホール(ノヴィ・サド、セルビア)
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モーツァルト:アリア編曲集 ~ フルート2本のための |
フランク・マスクリエ(フルート)
マルク・グローウェルス(フルート) |
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
歌劇《ドン・ジョバンニ》
1. 第2幕第10場:恋人を慰めて/2. 第2幕第3場:窓辺においでよ/
3. 第1幕第7場:恋する娘さん年をとらぬうちが花よ/
4. 第1幕第9場:お手をどうぞ/5. 第2幕第6場:恋人よ、さあこの薬で
歌劇《魔笛》
6. 第1幕第2場:私は鳥刺し/7. 第2幕第18場:愛の喜びは露と消え/
8. 第2幕第8場:復讐の心は地獄のように胸に燃え/9.
第1幕第4場:何と美しい絵姿/
10. 第1幕第14場:恋を知るほどのお方なら/11.
第1幕第15場:ああ、何と強力な魔法の音か/
12. 第2幕第12場:この神聖な殿堂には/13.
第2幕第1場:おお、イシスとオシリスの神よ/
14. 第2幕第23場:娘か女か、パパゲーノはどちらがほしい
歌劇《フィガロの結婚》
15. 第4幕第1場:失くしてしまった/16.
第1幕第8場:若い娘たちよ、花をまけ/
17. 第1幕第8場:もう飛ぶまいぞ、この蝶々/18.
第2幕第2場:恋とはどんなものかしら
二重奏曲
19. アレグロ・モデラート/20. ロンド:アレグレット・スピリトーソ |
フランク・マスクリエとマルク・グローウェルスのフルート・デュオによるモーツァルトのアリア集。
モーツァルトの有名なオペラから主要なアリアを厳選しフルート・デュオに編曲しています。
こういった編曲は1950年代から流行しており、様々なアレンジや脚色を加えることにより18世紀の音楽の普及に貢献してきました。
このアルバムもフルート・デュオという編成でモーツァルトの音楽の美しさを再発見させてくれています。
※録音:2022年6月4日-5日、FUCAM研修用教会(ベルギー)
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ヴァレンティン・ビビク:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァレンティン・ビビク(1940-2003):
ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.124(1998)
ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.24/71(1975,1988)
ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.111(1995) |
アナベル・ベルトメ=レイノルズ(ヴァイオリン)
ルカ・オクロス(ピアノ) |
20世紀ウクライナの作曲家、ヴァレンティン・ビビクのヴァイオリン・ソナタ!
IndesensとCalliopeがリニューアルし再出発したフランスのレーベル、Indesens
Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)。ロンドンの王立音楽アカデミーで学んだヴァイオリニスト、アナベル・ベルトメ=レイノルズが取り上げるのは20世紀ウクライナの作曲家、ヴァレンティン・ビビクのヴァイオリン・ソナタ集。
ビビクはウクライナ国立コトリャレフスキー記念ハルキウ芸術大学を卒業し、同大学の教壇にも立った作曲家。
1968年からソビエト連邦作曲家同盟のメンバーとなり、1989年からはウクライナ作曲家同盟のハルキウ組織でチェアマンを務めました。
ウクライナの歴史的大飢饉「ホロドモール」の犠牲者に捧げた交響曲や、オペラ、室内楽など多彩な作品を遺しましたが、まだ十分な演奏機会には恵まれているとは言えません。
ベルトメ=レイノルズはこうした世に忘れ去られてしまった、もしくはまだ発見されていない宝石のようなレパートリーを発掘する活動に専念しており、今回もウクライナの美しい景観を映し出したようなビビクの珍しい作品を耳にする機会を与えてくれたのは嬉しい限りです。
※録音:2022年9月21日-24日、Ferme de Villefavard(フランス)
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ソウル・シスターズ
ソフィア・ファルコヴィチ&彼女の祖母:Niggun
伝承曲:Sheva Brachot
ソフィア・ファルコヴィチ:Sim Shalom
マックス・ヤノフスキ:Avinu Malkenu
伝承曲:
Lechu Neranena、El Dio Alto、
Hamavdil Bein Kodesh Lechol、
Shema Israel、El Male Rachamim
ジャック・イェレン&ルー・ポラック:A Yiddishe
Mame
ザロモン・ズルツァー:Eloheinu Velohei
Avoteinu
伝承曲:Uskudar、Lecha Dodi |
ソフィア・ファルコヴィチ(メゾ・ソプラノ)
フランソワーズ・アトラン(ソプラノ)
ニダール・ジャウア(カーヌーン)
ラファエル・ブジ(チェロ) |
フランスで初めてユダヤ教のハッザーン(カントール)に選ばれたメゾ・ソプラノ、ソフィア・ファルコヴィチがカーヌーンとチェロの伴奏に乗せて歌うユダヤの伝承歌やハッザーンで作曲家であったズルツァーの作品、そして自作を含むプログラム。ゲストシンガーにフランソワーズ・アトランを迎えて古代の伝統への扉を開き、巧みに新しい対話の架け橋を作り出しています。
※録音:2022年10月9日-11日、Temple de
Passy-Annonciation(パリ、フランス)
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ARCANA
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C.P.E.バッハ、J.C.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバによるソナ
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
1-3. ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ
ハ長調 Wq 136/H 558(1745)
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
4-5. 鍵盤とヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ
ト長調 Warb B 4b(1770頃)
C.P.E.バッハ:
6-8. ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ
ニ長調 Wq 137/H 559(1746)
J.C.バッハ:
9-10. 鍵盤とヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ
ヘ長調 Warb B 6b(1770頃)
C.P.E.バッハ:
11-13. ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤のためのソナタ
ト短調 Wq 88/H 510(1759)
J.C.バッハ:
14-15.ヴィオラ・ダ・ガンバを伴う鍵盤のためのソナタ
変ロ長調 Warb B 2b(1770頃)
J.C.バッハ:
16-17. ピアノのためのソナタ へ長調、
ヴィオラ・ダ・ガンバ助奏付き Warb B
15b(1770頃) |
グイード・バレストラッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
パオロ・コルシ(スクエアピアノ、チェンバロ)
ステファニー・ウイヨン(ヴィオラ・ダ・ガンバ〔通奏低音〕) |
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
使用楽器1: パリのギヨーム・バルべ(18世紀に活躍)の7弦モデルに基づくスー(フランス南西部ローヌ地方)のシャルル・リシェ2015年製作の再現楽器[1-3、6-8、11-13]
使用楽器2: ハンブルクのヨアヒム・ティールケ1696年製作の7弦モデルに基づくミラノのピエール・ボール2006年製作の再現楽器[4-5、9-10、14-15、16-17]
(スクエアピアノ、チェンバロ)
使用楽器1〔スクエアピアノ〕: ロンドンのジョン・ブロードウッド1786年製作のオリジナル楽器[4-5、9-10]
使用楽器2〔スクエアピアノ〕: イタリア北部の逸名製作家による1795年頃製作のオリジナル楽器[1-3、11-13、16-17]
使用楽器3〔チェンバロ〕: パリのパスカル・タスカン1769年製作モデルによるダンズ・テュー(英国中南部オックスフォードシャー州)のデイヴィッド・ルビオ1971年製作の再現楽器[6-8、14-15]
(ヴィオラ・ダ・ガンバ〔通奏低音〕)
使用楽器: ハンブルクのヨアヒム・ティールケ1696年製作の7弦モデルに基づくミラノのピエール・ボール2006年製作の再現楽器
[1-3、6-8]
録音: 2022年7月11-14日 聖ペトロ教会、ヴァブル(フランス中南部オーヴェルニュ地方)
収録時間: 76分
【大バッハの息子世代とガンバや鍵盤の関係を、楽器の響きから問い直す】
カフェ・ツィマーマンやレ・バッス・レユニなどフランス最前線の古楽器グループとの共演でも知られる一方、ソリストとして抜群の技量と深い音楽史的洞察に満ちた解釈を聴かせるイタリアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者グイード・バレストラッチ。
近年では共鳴弦を多く備えた弦楽器バリトンを用いてのハイドン作品集、作曲家が指定した珍しい楽器アルペジョーネによるシューベルトのソナタ録音など古典派以降の作品の録音でも注目されましたが、今回は18世紀半ばに活躍した大バッハの息子たちでも特に重要な二人に光を当てます。
次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハが長く仕えたフリードリヒ大王の宮廷と、末男ヨハン・クリスティアン・バッハの活躍の場となったロンドンは、どちらも18世紀には例外的にガンバの名手がいたことと、最新発明のピアノを含む鍵盤楽器に高い関心を寄せる音楽愛好家がいたことで共通しており、両作曲家ともこれら二つの楽器を使った二重奏ソナタを残している点は見逃せません。
忘れられつつあったガンバと最新のピアノを前に、多感主義の旗手エマヌエルとギャラント様式の立役者クリスティアンが紡いだ音世界の奥深さを隈なく引き出す克明な解釈の意義をさらに高めているのが、入念に選ばれた楽器の組み合わせ。
鍵盤はグランドピアノ型よりも先に定着したスクエアピアノと古典派時代に製作されたモデルのチェンバロを使用し、特にチェンバロにも通じるクリスピーな美音を聴かせる1786年製ブロードウッドのオリジナル楽器による録音例は稀少。
モーツァルトの登場を準備した世代がいかに貴重で魅力あふれる音世界を味わっていたか、改めて深く実感できる一枚です。
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B RECORDS
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イントゥ・ザ・ウッズ ~ドイツ、フランス、アメリカの歌曲 |
ダミアン・パス(バリトン)
アルフォンス・スマン(ピアノ) |
1. スティーヴン・ソンドハイム(1930-2021):
どんな時も~ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』
2. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976): 鰐
3. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
ジャン王の軍隊行進
4. アンリ・デュパルク(1848-1933): 旅への誘い
5. フランツ・リスト(1811-1886): ガスティベルツァ
6. フランツ・シューベルト(1797-1828): 魔王
7. シューベルト: 影法師
8. シューベルト: さすらい人の夜の歌
9. シューベルト: 御者クロノスへ
10. カール・レーヴェ(1796-1869): エドワード
11. ウィリアム・ボルコム(1938-): ブラック・マックスの歌
~『キャバレー・ソング第1集』
12. マイク・ストーラー(1933-)/ジェリー・リーバー(1933-2011):
オートバイの男
13. ソンドハイム: みんなひとりじゃない
~ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』
14-17. オーストラリアの伝承曲
14. ボタニー湾 / 15. ワルツィング・マチルダ
/ 16. Dying Stockman / 17. Wild Colonial
Boy
18-20. エリック・サティ(1866-1925): 3つの歌曲
18. ブロンズの彫像 / 19. ダフェネオ /
20. 帽子屋
21. ソンドハイム: Everybody Says Don't
~ミュージカル『口笛は誰でも吹ける』 |
録音: 2022年3月14日 アテネ・ルイ・ジューヴェ劇場、パリ
(ライヴ/一部に拍手入り)
収録時間: 73分
オーストラリア生まれでパリに学んだバス・バリトン、ダミアン・パスと、フランスでソロからアンサンブルまで幅広く活躍するピアニスト、アルフォンス・スマンが贈る洒脱なライヴ。
ミュージカル、フランス近代歌曲、そしてドイツ歌曲までを抜群の表現力、演技力で歌い分け、聴衆を沸かせています。
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FUGA LIBERA
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ドミトリー・リス&ウラル・フィル
ラフマニノフ: 交響曲 第2番 ホ短調 Op. 27
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
1-4. 交響曲 第2番 ホ短調 Op. 27 |
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(指揮) |
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで度々来日してきたドミトリー・リス指揮ウラル・フィルによる、ラフマニノフの交響曲第2番が登場。
ラフマニノフの全作品中で最も人気のあるものの一つであり、美しいメロディに溢れたこの交響曲を雄大なスケールで歌い上げていると共に、各楽章のクライマックス、終楽章のコーダなどはライヴならではの巻き上げでぐいぐい引き込まれます。
ロシア伝統の解釈に則った、たいへん立派な仕上がりです。
ドミトリー・リス
この指揮者、もっと評価されていいのではないかと思うのですが。
ソチで浅田真央がフリーで使用したラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の演奏の指揮がリスだった
ボリス・ベレゾフスキーのラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集。
ずいぶん昔の話だが、真央ちゃんがソチで使った第2番の演奏がこのアルバムだった。
おかげで空前のヒットとなったが、そのときの指揮がリスだった。
この名演の立役者の一人がリスであることは間違いない。
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南オランダ・フィルとの「幻想」
これがなかなかの個性的秀演
まるで映画か演劇を見ているかのような文学的且つ野心的な演奏
さまざまな仕掛けも一つ一つがはまってます
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ドミトリー・リス (指揮)&南オランダ・フィル
ベルリオーズ:幻想交響曲 ほか
1-5. ヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981):苦痛の鏡
1. I. 庭での罵倒/2. II. むち打ち/3.
III. いばらの冠/
4. IV. 十字架を担う/5. V. 磔刑
6-10. エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):
幻想交響曲
6. I. 夢、情熱/7. II. 舞踏会/8. III.
野の風景/
9. IV. 断頭台への行進/10. V. 魔女の夜宴の夢 |
クリスティアンネ・ストーテイン (メゾ・ソプラノ)
ドミトリー・リス (指揮)
南オランダ・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音: 2017年10月27、28日/2019年4月5、6日 アイントホーフェン音楽堂、フライトホフ劇場(マーストホフ) ライヴ・拍手入り
【リスとオランダの名手たちが描く、アンドリーセンの美しい歌曲と色彩豊かな「幻想」】
リンブルフ交響楽団とブラバント管弦楽団が合併し2013年に誕生した、南オランダ・フィルハーモニー管弦楽団(南ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団)。2016-17年のシーズンより当団初の首席指揮者を務めるドミトリー・リスとの3枚目のアルバム。
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LINN RECORDS
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涙を落とすな、わが両目よ ~
英国16~17世紀のリュート・ソングと器楽曲 |
アレクサンダー・チャンス(カウンターテナー)
トビー・カー(リュート、テオルボ) |
1. ジョン・ダウランド(1563-1626): Can
She excuse my wrongs
彼女はわたしの過ちを許してくれるだろうか
2. ダウランド: Praeludium 前奏曲(リュート独奏)
3. ダウランド: I saw my lady weep わたしは見た、好きな女性が泣いているのを
4. ダウランド: Flow, my tears 流れよ、わが涙
5. ダウランド: Captain Digorie Piper,
his Galliard
ディゴリー・パイパー大尉のガリアード(リュート独奏)
6. トーマス・カンピオン(1567-1620): I
care not for these ladies そんな女性たちに用はない
7. カンピオン: The cypress curtain of
the night 夜は糸杉の幕を下ろし
8. カンピオン: Never weather-beaten sail
岸を求めて風に揉まれてきた帆でさえ
9. ダウランド: Mignarda ミニャルダ(リュート独奏)
10. トーマス・フォード(1580頃-1648):
What then is love
では恋とはいかなるものか、とコライドンは歌う
11. フォード: Fair, sweet, cruel 美しく、優しく、残酷な
12. ジョン・ダニエル(1564-1626頃): Pavan
パヴァン(リュート独奏)
13-15. ダニエル: Mrs. M. E. her funeral
tears for the death of her husband
未亡人M. E.が亡夫の葬儀で見せた涙
13. Grief, keep within 悲痛よ、表に出てくるな
14. Drop not, mine eyes 涙を落とすな、わが両目よ
15. Have all our passions わたしたちの情熱すべてに、然るべき捌け口を
16. ダニエル: He whose desires are still
abroad 今なお欲望を外へ向けている男は
17. ダウランド: In darkness let me dwell
暗闇に居続けさせてくれ
18. ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)/ロベール・ド・ヴィゼー(1650/65頃-1732以降)編:
アポロンのアントレ(テオルボ独奏)
19. ヘンリー・パーセル(1659-1695): O
solitude おお、孤独よ Z 406
20. ド・ヴィゼー: Prelude プレリュード(テオルボ独奏)
21. パーセル: Now that the sun hath veiled
his light 太陽も今や輝きを遮られ(夕べの讃歌)Z
193 |
録音: 2021年9月 ゼングヴァルデン(ドイツ北西部オストフリースラント地方)
収録時間: 66分
【かの名歌手の息子が瑞々しく聴かせる英国のメランコリー】
古楽復興の重要な拠点である英国で、20世紀後半の古楽復興の牽引役の一人として、みごとな美声で数々の名演を紡ぎ出してきたカウンターテナー歌手マイケル・チャンス。
その息子アレクサンダー・チャンス初の本格的なソロ・アルバムは、父と同じく英国音楽への深い愛と抜群の適性を実感させてくれる、輝かしい未来も予感できる上質なリュート・ソング集です。
エリザベス朝時代から活躍をみせたメランコリーの音楽家ダウランドや同時代のキャンピオンの作品を中心に「英国のオルフェウス」と称えられた17世紀後半のヘンリー・パーセルの名曲に至るまで、有名曲をほどよく交えつつ、当時の英国人たちを陶然とさせたフランス宮廷音楽も選曲。
ある時は静謐な悲痛さをもって、またある時は皮肉っぽさを交えた晴朗さで、高音域まで伸びやかな美声の味わいが引き立つさまざまな作品の面白みをじっくり引き出してゆく名歌唱がたまりません。
LINNならではの秀逸な録音技術により、デュオ・パートナーのトビー・カーが聴かせる玄妙な撥弦も克明に楽しめ、400年以上前の英国ではシンプルな響きの中でいかに変幻自在の多様な音楽が楽しまれていたか再認識させられることでしょう。
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NAXOS
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レシュノフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 他
1. エレジー(2022)
ヴァイオリン協奏曲第2番(2017)
2. I. Broad
3. II. Very Slow, "Chokhmah Yud"
4. III. Scherzo
5. IV. Fast
6. Of Thee I Sing(2020)
全て世界初録音 |
ノア・ベンディックス=バルグリー(ヴァイオリン)...2-5
カンタベリー・ヴォイシズ...6
オクラホマ・シティ・フィルハーモニック
アレクサンダー・ミッケルスウェイト(指揮) |
録音:全てライヴVisual and Performing Arts
Center Theater,Oklahoma City Community College(USA) 2022年3月22日...1 2022年3月4-5日
...2-5
Thelma Gaylord Performing Arts Theatre,Civic
Center Music Hall,Oklahoma City(USA) 2020年1月31日、2月1日...6
総収録時間:56分
グラミー賞にもノミネートされ、ニューヨーク・タイムズ紙で「現代アメリカのリリシズムを牽引する人」と評された作曲家ジョナサン・レシュノフ。
NAXOSレーベルへの5枚目となるこのアルバムには「思い出」「追憶」「希望」をテーマとした世界初録音となる3作が収録されています。
ホロコーストの被害者を偲んで2022年に書かれた「エレジー」は「バーバーのアダージョ」を思わせる哀しみに溢れた抒情的で美しい曲。
2017年のヴァイオリン協奏曲は、彼が長年にわたり追求しているユダヤ神秘主義の影響が反映された第2楽章を中心に、ユーモラスな表情を持つスケルツォなどの4つの楽章が密接に絡み合ったドラマティックな作品です。
合唱を伴う「Of Thee I Sing」は1995年に発生した"オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件"から25年を経てのメモリアルとして書かれた作品。脈打つような弦のさざめきに始まり、後半では合唱がサミュエル・フランシス・スミスの作詞による「My
Country, 'Tis of Thee」を高らかに歌い、最後は瞑想的に曲を閉じます。
ヴァイオリン協奏曲でソリストを務めるのはベルリン・フィルの第1コンサートマスター、ノア・ベンディックス=バルグリー。
ソリストとしても世界中のオーケストラと共演するほか、教育者としても活躍しています。
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ヴィチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949):管弦楽作品集
第2集
スロヴァツカ組曲(モラヴィア-スラヴ組曲)
Op. 32(1903 管弦楽版)
1. I. V kostele 教会で
2. II. Mezi detmi 子供たちのなかで
3. III. Zamilovani 恋人たち
4. IV. U muziky 音楽とともに
5. V. V noci 夜に
2つのヴァラシュスコ舞曲 Op. 34(1904)(1906管弦楽版)...世界初録音
6. No. 1. Trojak トロヤーク / 7. No.
2. Dymak ふいご
8. De profundis 深き淵より Op. 67 (1941) |
パヴェル・スヴォポダ(オルガン)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
マレク・シュティレツ (指揮) |
録音:House of Culture Ostrava(チェコ) 2021年3月16-17日...1、8 2021年3月22-23日...2-7
総収録時間:62分
19世紀後半から 20世紀初頭にかけて活躍したチェコの作曲家ヴィチェスラフ・ノヴァーク。このアルバムには彼の最も人気の高い作品2作が収録されています。
まず、ピアノ曲を原曲とする、スロヴァキアの村で一日を過ごす恋人たちの情景を描いた「スロヴァッカ(モラヴィア-スラヴ)組曲」。
ここではのどかな旋律とスロヴァキア民謡が融合した色彩豊かな音楽を楽しめます。
「2つのヴァラシュスコ舞曲」。1897年にノヴァークとヤナーチェクがピアノで演奏した4手ピアノ用の作品で、ピアノ独奏用に編曲された後、オーケストレーションが行われました。
こちらのオーケストラ版は演奏されることなく忘れられてしまい、今回初めて録音されたものです。
最後に置かれた「深き淵より」は第二次世界大戦の、ナチス占領下における暗い世情の中で書かれた作品で、オルガンが重要な役割を受け持ち、最後は勝利を表すかのように勇壮華麗に曲を閉じます。
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ローラン・プティジラール(1950-):
バレエ音楽『西遊記』(2019-20)
1-7. 第1部
8-12. 第2部
13-16. 第3部
世界初録音 |
ハンガリー交響楽団
ローラン・プティジラール(指揮) |
録音:2021年10月21-24日 Studio 22 ブダペスト(ハンガリー)
総収録時間:74分
歌劇《エレファント・マン》やバレエ音楽『星の王子さま』などの作品で多くの賞を受賞したフランスの作曲家ローラン・プティジラール。
今作で彼がテーマにしたのは日本でもおなじみの物語『西遊記』です。唐の時代に中国から釈迦の国インドに渡り、仏教の経典を持ち帰った玄奘三蔵の苦難の旅を元にした冒険活劇は、16歳のプティジラールが兄から本をプレゼントされすっかり魅了されたもの。
それから50年以上の時を経てようやく音楽化されたという力作で、ここにはもちろん孫悟空、猪八戒、沙悟浄の3キャラクターも登場します。
全体は基本的に無調で、中国的な音階などは用いられていませんが、キャラクターの特徴が生かされた物語に追随した音楽は、舞台を見なくても存分に楽しめることでしょう。
プティジラール自身の指揮によりハンガリー交響楽団が表情豊かな演奏を繰り広げます。
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アントン・ルビンシテイン:ピアノ作品集 |
マーティン・カズン(ピアノ) |
自由な形式による6つの前奏曲とフーガ Op.53(1857)
1. 前奏曲第1番 変イ長調(エドゥアール・ラロに)
/ 2. フーガ第1番 変イ長調(エドゥアール・ラロに)
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3. 前奏曲第2番 ヘ短調(エドゥアルド・シラスに)
/ 4. フーガ第2番 ヘ短調(エドゥアルド・シラスに)
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5. 前奏曲第3番 ホ長調(ハンス・フォン・ビューローに)
/
6. フーガ第3番 ホ長調(ハンス・フォン・ビューローに)
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7. 前奏曲第4番 ロ短調(カミーユ・サン=サーンスに)
/
8. フーガ第4番 ロ短調(カミーユ・サン=サーンスに)
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9. 前奏曲第5番 ト長調(テオドール・キルヒナーに)
/ 10. フーガ第5番 ト長調(テオドール・キルヒナーに)
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11. 前奏曲第6番 ハ短調(ゼルマー・バッゲに)
/ 12. フーガ第6番 ハ短調(ゼルマー・バッゲに)
3つの小品 Op. 71(1867)
13. No. 1. Nocturne in A-Flat Major 夜想曲
変イ長調
14. No. 2. Mazurka in F Minor マズルカ
ヘ短調
15. No. 3. Scherzo in D-Flat Major スケルツォ
変ニ長調
16. Concert Etude in C Major, "On
False Notes" 演奏会用練習曲 ハ長調 「間違った音で」(1868) |
録音:2022年1月6-7日 Trinity Recital Hall,
Trinity School, Croydon(UK)
総収録時間:86分
ピアニストとして高い名声を誇るとともに、交響曲、歌劇から協奏曲を含む数多くのピアノ曲などを書き上げ、人気作曲家として世界中にその名を轟かせたロシア出身の作曲家アントン・ルビンシテイン。
このアルバムでは1857年に作曲された「6つの前奏曲とフーガ」と、1867年の「3つの小品」を収録。前奏曲とフーガは、各々の曲が当時の名奏者や作曲家に捧げられており、曲には彼らの性格がほのめかされています。
抒情的な前奏曲に導かれたフーガは、厳格な対位法が用いられていながらも、歌うような旋律が散りばめられたロマンティックさも持ち合わせています。
「3つの小品」はサロン風の音楽。「間違った音で」と題された練習曲は、ミスタッチを思わせる音が面白い作品です。
マーティン・カズンはルビンシテインの「6つの前奏曲と練習曲」(8.574426)で高く評価されたピアニスト。
このアルバムでも技巧的なパッセージを弾きこなすとともに、ルビンシテインの美しい旋律を歌い上げています。
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NAXOS SWEDEN
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Tranquillo III ピアノバッソ
コントラバスとピアノで奏でる名曲集
1. エリック・サティ:ジムノペディ 第1番
2. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:シチリアーノ
3. クロード・ドビュッシー:夢
4. フレデリック・ショパン:夜想曲第20番
5. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 - 第2楽章
6. J. S. バッハ:マタイ受難曲 - 憐れみ給え、わが神よ
7. フランツ・シューベルト:アヴェ・マリア
8. ピエトロ・マスカーニ:
歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》
– 間奏曲
9. ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル:気分
10. ヒューゴ・アルヴェーン:夕べ
全てトーマス・グスタフソンによるピアノとコントラバス編 |
ピアノバッソ
【メンバー】
トーマス・グスタフソン(ピアノ)
アンドレアス・グスタフソン(コントラバス) |
収録日:不明 Svenska Grammofon Studion、イエテボリ(スウェーデン)
総収録時間:41分
スウェーデンの二人組による、ピアノとコントラバスという異色の組み合わせが奏でる夢のように美しいクロスオーバー音楽。
全ての曲のアレンジはピアニストのトーマス・グスタフソンの手によるものです。過去の名作に即興的なフレーズを加えたアレンジが心地よく、粒立ちのよいピアノの響きを支えるコントラバスは、時にはジャズ風のリズムを刻みながらそっと音楽に寄り添います。
アルヴェーンやペッテション=ベリエルといった北欧ならではの作品が含まれているところも聴きどころです。
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OCORA
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韓国 カヤグム散調 崔玉三流
1. Daseureum / 2. Jinyangjo /
3. Jungmori / 4. Jungjungmori /
5. Neujeun Jajinmori /
6. Jajinmori / 7. Hwimori |
金海淑(キム・ヘスク) (カヤグム)
尹虎世(ユン・ホセ) (太鼓 - プク) |
録音: 2011年 ソウル
収録時間: 45分
朝鮮半島に伝わるカヤグムは日本の筝に似た見た目の楽器ですが、指に爪を付けずに右手で直接弦を弾く、つまむ、抑えて離すといった奏法で音を出し、さらに左手で弦を抑えて独特の揺れを作ることで、特徴的な音を出します。
散調(サンジョ)は曲の形式一つで、ゆったりとしたテンポから徐々に速く複雑な曲想へと移り変わっていくもの。そして崔玉三流(チェオクサムリュ)は流派の一つです。
名手、金海淑(キム・ヘスク)による演奏で、人間の情を繊細に盛り込んだこの楽器独特の音楽を楽しむことの出来る一枚。2012年に発売されたアルバムの再発売です。
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RICERCAR
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ヴァン・エルモン: ルソン・ド・テネブル
1. 聖水曜日のための第1ルソン(1737)
2. 聖水曜日のための第2ルソン(1737)
3. 聖水曜日のための第3ルソン(1737)
4. 第1フーガ(オルガン独奏)
5. 聖木曜日のための第1ルソン(1737)
6. 聖木曜日のための第2ルソン(1737)
7. 聖木曜日のための第3ルソン(1737)
8. 第3フーガ(オルガン独奏)
9. 第4フーガ(オルガン独奏)
10. 聖木曜日のための第3ルソン(1756)
11. 第5フーガ(オルガン独奏)
12. 聖金曜日のための第1ルソン(1737)
13. 聖金曜日のための第2ルソン(1737)
14. 聖金曜日のための第3ルソン(1737)
15. 第2フーガ(オルガン独奏)
16. 聖金曜日のための第3ルソン(1756)
17. 第6フーガ(オルガン独奏) |
スケルツィ・ムジカーリ
(声楽&古楽器アンサンブル)
フアン・ウェイリャン、
デボラ・カシェ、
フリート・ド・ヘイテル(ソプラノ)
ベニアミーノ・パガニーニ(チェンバロ)
ヴァランタン・バジュ
(バス・ド・ヴィオロン、チェロ)
マティルド・ヴォルフス
(バス・ド・ヴィオロン)[10、16]
フランソワ・ダンボワ(テオルボ)
ニコラ・アクテン(オルガン、指揮) |
調律: ラモー/ピッチ: A=411Hz
録音: 2022年8月16-19日 聖ヒラリウス教会、 ビールベーク(ベルギー中部フラームス・ブラバント地方)
収録時間: 71分
【バロックと古典派の間、フランス語圏の伝統とギャラント様式の間をゆく注目作】
ベルギーは古楽器奏者たちが多く活躍していることもあり、従来あまり知られていなかった18~19世紀の音楽遺産が近年ますます発掘されつつありますが、ここで録音されたヴァン・エルモンは20世紀半ばにERATOレーベルで企画された宗教音楽大全シリーズでも現代楽器によるグラン・モテの録音があり、名前だけはご存知の方もいるかもしれません。
C.P.E.バッハやJ.シュターミッツら前古典派の大御所たちと同世代で、ブリュッセル中心部の聖ミシェル&グデュル大聖堂の聖歌隊長を30年以上務めた後、南ネーデルラントの宮廷楽長としても活躍したこの作曲家、フランス語ばかりかオランダ語、ラテン語、イタリア語も使いこなし、多くの教会音楽作品を残しました。
ここでとりあげられているルソン・ド・テネブルは17世紀に遡る伝統を持つフランス風作品で、復活祭前の節制期間である受難節の最終週、夜明け前から行われる暗闇の祈りのための音楽。
虚飾を廃し小編成の器楽伴奏だけで独唱者が歌うメロディは静謐でありながら歌心に満ち、イタリア・オペラの様式をほどよく取り入れた音作りで聴き手を深い鑑賞体験へといざないます。
演奏のスケルツィ・ムジカーリはイタリアや英国の17世紀音楽を中心に演奏してきた声楽&古楽器アンサンブル。限られた楽器編成から驚くほど多彩な響きが引き出される通奏低音演奏の巧みさにも驚かされ、フランス・バロックに通じる玄妙な気配を感じさせながら確実に古典派へと向かうメロディアスさにも事欠かないヴァン・エルモンの音楽とあいまって興趣の尽きない1枚に仕上がっています。
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<メジャー・レーベル>
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<国内盤>
MOLLIS RECORDS
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山田磨依(ピアノ)
ダマーズ:ピアノ作品集 |
山田磨依(ピアノ) |
ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-2013):
1. 献呈 / 2. 演奏会用小品集-タランテラ
/ 3. 演奏会用小品集-鐘
4-19. おとぎ話 ピアノのための16の小品 作品38
4. 第1曲 眠れる森の美女 / 5. 第2曲 ロバの皮
/ 6. 第3曲 長靴をはいた猫 /
7. 第4曲 シンデレラ / 8. 第5曲 緑色の蛇
/ 9. 第6曲 金髪の美女 /
10. 第7曲 青い鳥 / 11. 第8曲 羊 / 12.
第9曲 親指小僧 / 13. 第10曲 美女と野獣 /
14. 第11曲 赤ずきん / 15. 第12曲 嘆きの牝鹿
/ 16. 第13曲 白猫 /
17. 第14曲 巻き毛のリケ / 18. 第15曲
グラシウズとペルシネ / 19. 第16曲 仙女たち
20-22. ピアノ・ソナタ 作品24
20. 第1楽章 アレグロ / 21. 第2楽章 アンダンテ
/ 22. 第3楽章 アレグロ
23. 雨
24. 朝に |
《録音》2022年11月25日 稲城市立iプラザホール
山田磨依(プロデューサー)、長江和哉(レコーディング・エンジニア)
総収録時間:43分
2023年に没後10年を迎えたフランスの作曲家ジャン=ミシェル・ダマーズのピアノ作品集を、ダマーズ演奏のスペシャリストである山田磨依が録音。
ラヴェルやドビュッシーをはじめとした輝かしいフランス音楽の作曲家の系譜に繋がるダマーズ。彼のフルートやハープなどの室内楽作品は親しまれていますが、ダマーズ自身傑出したピアニストでもあり、魅力的なピアノソロ作品も多数残しています。
本作は世界初録音作品やCD未収録曲を含む意欲作。特にダマーズ初期の傑作である「ピアノ・ソナタ」は必聴です!
山田磨依 Mai Yamada(piano)
東京都出身。桐朋学園大学卒業後渡仏、パリ地方音楽院最高課程修了。
全日本ピアノオーディション第1位、クロード・カーンコンクール(仏)、大阪国際音楽コンクール等国内外で入賞。
これまでにオーケストラと協奏曲共演を行い、国内外でリサイタルを開催。国際音楽祭に出演。
J.M.ダマーズの作品を中心に、H.トマジなどの仏・英作曲家の作品を積極的に取り上げている。
2017年にはデビューアルバム『ダマーズ生誕90年によせて』(ソナーレ)をリリース。また、中村愛(ハーピスト)とのデュオ・メルコレディとしては、2020年にアルバム『メルコレディ・プリモ』(キングインターナショナル)をリリースし、読売新聞やNHK-FMなどで取り上げられた。
クラシック音楽専門インターネットラジオOTTAVAではプレゼンターを務めている。2021年には吉田朝子とのピアノデュオ・ラ・コリーマを結成し、キングス・ピーク国際音楽コンクール、MAP国際音楽コンクールにてそれぞれ第2位を受賞。
2022年には作曲活動も始める。
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3/21(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CHALLENGE CLASSICS
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CC 72950
(SACD HYBRID)
¥2800
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ラーフ・ヘッケマ(サクソフォン、編曲)
Solo ~サクソフォン独奏によるバッハ作品集
J.S.バッハ:
(1)ソナタ
[アダージョ(BWV1001/1)―
アレグロ(BWV1003/4)― ラルゴ(BWV1005/3)―
アレグロ・アッサイ(BWV1005/4)―
グラーヴェ(BWV1003/1)― プレスト(BWV1001/4)]
(2)半音階的幻想曲 BWV903
(3)幻想曲 BWV922
(4)プレリュードとアレグロ BWV998より
(5)パルティータ BWV1013 |
ラーフ・ヘッケマ(サクソフォン、編曲) |
サックスでバッハを奏でる名手ヘッケマ新たなソロ・アルバムを発表。じっくり練り上げた彫りの深いアレンジ!
使用楽器:
(1)Yanagisawa soprano saxophone (1992),
mouthpiece Vandoren S27
(2)Buffet-Crampon Prestige alto saxophone
(1984), vintage mouthpiece, refaced by Raaf
Hekkema
(3)Yanagisawa soprano saxophone (1992),
mouthpiece Vandoren S27
(4)Buescher straight alto saxophone (1927),
mouthpiece by Buescher
(5)Buescher curved soprano saxophone
(1924), mouthpiece by Buescher
録音:2022年10月25-27日/オランダ、アーネム/60'02''
これまでもバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータや無伴奏チェロ組曲を自身で編曲しサックスで演奏してきた名手ラーフ・ヘッケマが、新たなバッハ・アルバムを発表。
2020年から21年にかけてのパンデミックの憂鬱は、しだいに内省的な芸術へと目を向けさせ、バッハをより心地よく聴かせるためのプロジェクトを生むことになりました。
最終的には、穏やかな気持ちで多くの時間を使い、製作に取り組むことができたといいます。
3曲ある無伴奏ヴァイオリン・ソナタは任意の楽章を抜粋し、1曲のソナタに再構成。サクソフォンの魅力を活かした独奏曲に仕立て上げられました。
初期の鍵盤曲『半音階的幻想曲』や『幻想曲』ではほとばしる熱気を失うことのないように効果的な編曲が試みられています。
ヘッケマも敬う古楽界の巨匠、トン・コープマンに助言を乞い、練り上げたアレンジだそう。
一方、同じ管楽器であるフルート独奏のために書かれたBWV1013
は、とても素直な編曲で、曲本来の歌がそのまま提示されます。
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シュテファン大聖堂楽長の知られざる名品
レオポルト・ホフマン(1738-1793):6つのディヴェルティメント
Op.1
ヴィオラ、チェロ、ヴィオローネのための
3つのディヴェルティメント
第1番 イ長調 / 第2番 変ロ長調 / 第3番
イ長調
ヴァイオリン、チェロ、ヴィオローネのための
3つのディヴェルティメント
第4番 変ホ長調 / 第5番 ニ長調 / 第6番
ヘ長調
※全曲世界初録音 |
ムジカ・エレジェンティア
[マッテオ・チッキッティ(ヴィオローネ、指揮)、
パオラ・ネルヴィ(ヴァイオリン、ヴィオラ)、
アントニオ・コロッチャ(チェロ)] |
バラエティ豊かな6曲を世界初録音、知られざる古典派ディヴェルティメント
録音:2022年8月/イタリア、サッレ/72'26''
レオポルト・ホフマンはゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイルの弟子であり、オーストリア皇室の音楽教師やシュテファン大聖堂の楽長を務めた人物。
鍵盤奏者として有名でしたが、弦楽のための室内楽の作曲にも力を入れました。初録音となるディヴェルティメント
Op.1 は、2種の編成による6曲の三重奏曲集。
おおむね古典派のすっきりした響きを用いたディヴェルティメントですが、ところどころバロックのトリオ・ソナタ的な音響が出てきたりと手が込んでいます。楽章構成も2楽章のものから5楽章のものまで幅広く様々。
マッテオ・チッキッティ率いるムジカ・エレジェンティアは、ヴァーゲンザイルの同編成のソナタ集も世界初録音しています(CC-72896)。
18世紀の知られざる音楽の紹介者として注目です。
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ベン・キムによるモーツァルトの協奏曲第2弾
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K491(カデンツァ:ベン・キム)
ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K503
(カデンツァ:ユージン・イストミン
/ ベン・キム) |
ベン・キム(ピアノ;Steinway D584307)
コンセルトヘボウ室内管弦楽団 |
2006年ミュンヘン国際コンクール覇者、ベン・キムによるモーツァルトの協奏曲第2弾
録音:2022年3月21-24日/64'43''
ベン・キムによるモーツァルトの協奏曲集第2弾。第17番・第23番を収録した第1弾(CC-72816)に続き、今作では第24番と第25番を収録しています。
どちらも1786年にウィーンで作曲された規模の大きな作品で、悲劇的なハ短調と明朗なハ長調という、対照的な性格を持っています。ベン・キムは軽やかなタッチでモーツァルトを奏で、作曲家特有のよろこびとかなしみの両面性をふわりと香らせます。
ベン・キム
1983年オレゴン州ポートランド生まれ。5歳でピアノを習い始め、8歳でソロ・デビュー、12歳でオーケストラと共演。
ピーボディ音楽院でレオン・フライシャーに師事したのち、マルタ・アルゲリッチらが主宰する7
人のピアニストのためのプログラム「コモ湖国際ピアノアカデミー」のメンバーに選ばれる。
ベルリン芸術大学ではクラウス・ヘルヴィッヒに師事。2006年、ミュンヘン国際コンクールで優勝を飾る。
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CC 72933
(SACD HYBRID)
¥2800
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ヤコブ・オブレヒト(1457/59-1505):ミサ曲『優しきマリア』
作者不詳:優しきマリア
プファビンシュヴァンツ(fl.1481-1499):優しきマリア
ヤコブ・オブレヒト:ミサ曲『優しきマリア』
ルートヴィヒ・ゼンフル(ca.1490-1543):優しきマリア
作者不詳:優しきマリア |
ストラットン・ブル(指揮)
カペラ・プラテンシス |
最高水準の演奏で聴く破格の大曲、ルネサンス・ポリフォニーの傑作をSACDで堪能!
録音:2022年9月9-12日/オランダ、フースデン/64'54''
これまでオケゲムやデ・プレ、ヒエロニムス・ボスにちなんだ合唱曲を精力的にリリースし、古楽ア・カペラの分野で気を吐いてきたカペラ・プラテンシスが、ルネサンス・ポリフォニーの最高峰として知られるオブレヒトのミサ曲『Maria
zart(優しきマリア)』に満を持して挑みました。
演奏に1時間近くかかるオブレヒトの『優しきマリア』は当時としては破格の大曲で、もっとも野心的な作品のひとつとみなされています。
ルネサンス時代の複雑な記譜法が用いられ、体系的に理解し現代によみがえらせることは至難。既にある録音もそれぞれ違いがあります。
入念な研究と準備期間、そしてパンデミックを経て、2022年にやっとセッション録音が行われた当録音。
最高水準の演奏で聴く対位法芸術の傑作をお楽しみください。
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EVIL PENGUIN RECORDS
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クラリネットが主役のウェーバー作品集
ウェーバー:
クラリネット協奏曲第1番 Op.73
(カデンツァ:アンドレアス・タルクマン)
歌劇『魔弾の射手』より アリア「静かに、静かに、敬虔な調べよ」
(アンドレアス・タルクマン編)
クラリネット協奏曲第2番 Op.74
歌劇『シルヴァーナ』の主題による変奏曲
Op.33
(ライナー・ショットシュテット編) |
ルーラント・ヘンドリックス(クラリネット)
ミシェル・ティルキン(指揮)
ライン州立フィルハーモニー管弦楽団 |
クラリネットがプリマドンナの如く歌う!オペラ並みの熱量をもったウェーバー作品集
66'15''
オペラの大家として知られるウェーバーがクラリネットに与えた旋律を、プリマドンナが演じるが如く歌う、というイメージのアルバムです。
2つの協奏曲に加え、自らのオペラの旋律を基にピアノとクラリネットのために書いた変奏曲Op.33
と、『魔弾の射手』からの名アリアを、クラリネットとオーケストラの版で聴くことができます。
ウェーバーは同時代のクラリネットの名手ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマン(1784-1847)に感化されて、ここに収録された協奏曲や変奏曲を作曲しました。
楽器そのものが近代化し自由度が高まっていた時期でもあり、その音楽語法は非常に豊かなものとなっています。
ソロを吹くルーラント・ヘンドリックスはベルギー出身の名クラリネット奏者。ベルギー国立管弦楽団で長きにわたり首席奏者を務め、2017年からソリストとして活動しています。
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色彩の遊戯 ピアノ三重奏曲集
ドビュッシー:海(サリー・ビーミッシュ編、ピアノ三重奏版)
フリッツ・セリス(1929-):ピアノ三重奏のための1
楽章 Op.5
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 |
トリオ・ハルディ |
オーケストラのパレットに並ぶほどの色彩、ピアノ・トリオの可能性を追求した1枚
65'16''
ピアノ三重奏の編成によるアルバム。
このジャンルの最高峰であるラヴェルの三重奏曲に、ドビュッシー『海』のピアノ三重奏版と、ベルギーの作曲家フリッツ・セレスの作品をカップリング。
全編を通してオーケストラに比肩する色彩とニュアンスが追求され、ジャケットを飾るパウル・クレーの鮮やかな絵画と響き合います。
ピアノと弦楽器は対照的なソノリティをもつ楽器であり、各々の色彩を活かした表現こそが、音楽の雄弁さにつながります。
その点でラヴェルの書法はすばらしく、ほとんどオーケストラのように響きます。
ドビュッシーの『海』は原曲のもつ華麗な表現力を、見事に小編成に「凝縮」した編曲。音楽のもつ描写性がしっかりと残っています。
フリッツ・セリスの作品は繊細な色彩と力強いリズムが組み合わせれ、独特の推進力を発揮しています。
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AEOLUS
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AE11381
(1SACD HYBRID)
¥3100
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マインツ大聖堂の新オルガンのための祝祭コンサート
J.S.バッハ:
前奏曲 ニ長調 BWV532-1、
アンダンテ ロ短調(トリオ・ソナタ ホ短調
BWV528より) 、
フーガ ニ長調 BWV532-2
ギィ・ボヴェ(b.1942):《12の教会タンゴ》より
第6番、第3番
ヴィドール:オルガン交響曲第5番ヘ短調 Op.42-1より
第1楽章
ロイプケ:詩篇第94篇によるソナタ ハ短調
(アンコール)
ヴィドール:オルガン交響曲第5番ヘ短調
Op.42-1より 第5楽章 |
ダニエル・ベックマン(オルガン) |
ドイツ三大大聖堂の1つ、マインツ大聖堂でオルガニストを務めるダニエル・ベックマンが、2022年8月に完成した新たな大聖堂オルガンの音色を披露した記念コンサートのライヴ録音が、SACDハイブリッド盤(ステレオと5.1ch
サラウンド)でリリース。
千年の歴史を持つマインツ大聖堂の、オルガン建造100周年プロジェクトの一環として行われました。
リストの弟子ユリウス・ロイプケによる30分近いオルガン・ソナタ《詩篇第94篇》を中心に、現代スイスの作曲家ギィ・ボヴェの作品とバッハ、ヴィドールのオルガン名曲が組み合わされたプログラムで、構造、革新性、職人技、高貴な音色が国際的にも比類のないマインツ大聖堂オルガンの素晴らしい可能性を見事に示しています。
※録音(ライヴ):2022年8月21日&23日、マインツ大聖堂(ドイツ)
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CAVI-MUSIC
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PCAVI8553512
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
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アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリン
名手アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
Vol.1
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.24
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47《クロイツェル》 |
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ) |
8553512
¥2600→\2390
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アンティエ・ヴァイトハース!待望のベートーヴェンのソナタ全集!
☆イ調の三作品を第1弾としてリリース!
☆C'Aviレーベルの主要ヴァイオリニストの一人、アンティエ・ヴァイトハース!
ソリストや室内楽の分野でも活躍しているドイツのヴァイオリン奏者、アンティエ・ヴァイトハースによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集録音がいよいよスタート!
ヴァイトハースは、クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストとしてヨーロッパを中心に活動し、またアルカント四重奏団を結成し室内楽の分野でも数々のアーティストと共演してきました。これまでにもC'Aviレーベルから多数のCDをリリースし好評価を得ています。
また、2022年には来日公演も行っており、ソリストと室内楽で日本の聴衆を魅了しました。
今回のヴァイオリン・ソナタ全集は、時系列に収録していくのではなく、作品のコントラストを重視しており、このアルバムではイ長調とイ短調の作品が選ばれています。
イ調という共通点持った三作品をぜひ聴き比べてお楽しみください。
※録音:2021年9月、ドイチェランドフンク・カンマ―ムジークザール(ケルン、ドイツ)
アンティエ・ヴァイトハースのアルバム
名手アンティエ・ヴァイトハースの代表的アルバムをご紹介しましょう。廃盤になっているものが多いのですが。。。 |
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ラヴェル ~ 失われた舞曲を求めて
ラヴェル:
ピアノ三重奏曲 イ短調 M 67
亡き王女のためのパヴァーヌ(リノス・ピアノ三重奏団編)
クープランの墓(リノス・ピアノ三重奏団編) |
リノス・ピアノ三重奏団 |
ピアノ三重奏版によるクープランの墓!
☆2015年メルボルン国際室内楽コンクールで最優秀賞と聴衆賞獲得のリノス・ピアノ三重奏団!
☆ラヴェルの新たな一面を感じられるピアノ三重奏版!
3人で5つの国籍を含む多様なバックボーンのメンバーによって2007年に結成されたリノス・ピアノ三重奏団は、2015年のメルボルン国際室内楽コンクールで最優秀賞と聴衆賞に輝きました。
このアルバムでは、ラヴェルの作品を取り上げ、「亡き王女のためのパヴァーヌ」と「クープランの墓」は、リノス・ピアノ三重奏団自身の手によって編曲され、ピアノ三重奏版になっています。
ピアノ三重奏版に編曲したことにより、ラヴェルが第一次世界大戦で亡くなった友人たちに捧げた「クープランの墓」で描かれている舞曲はより明確に表現されています。
また「亡き王女のためのパヴァーヌ」も新たな発見を生み出してくれることでしょう。
このアルバムでラヴェルの名曲を今一度新しい視点から楽しむことが出来ます。
※録音:2022年9月
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CHANDOS
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RCHSA5311
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
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ガードナー&ベルゲン・フィル
ニールセンの「不滅」と、エーネスを迎えてのヴァイオリン協奏曲
カール・ニールセン(1865-1931):
ヴァイオリン協奏曲 Op.33 FS 61(1911)*
交響曲第4番 Op.29 FS 76《不滅》(1914-16)
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エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)* |
CHSA5311
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690
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ガードナー&ベルゲン・フィル!ニールセンの交響曲第4番!
☆カナダのヴィルトゥオーゾ、ジェームズ・エーネスを迎えての「ヴァイオリン協奏曲」!
☆長年コンビを組んでいるガードナー&ベルゲン・フィルの「交響曲第4番」!
ノルウェーの名門オーケストラ、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を2015年から務め、2021年からはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めるエドワード・ガードナーによるニールセン!
2楽章形式で緩徐楽章から始まる壮大な「ヴァイオリン協奏曲」では、ソリストにグラミー賞、グラモフォン賞、ジュノー賞などの栄誉ある音楽賞を多数受賞してきたカナダの天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネスを迎えるという豪華な布陣。
「交響曲第4番」は第一次世界大戦を背景に作曲され、ニールセン自身が《不滅》という副題を付けた作品。ニールセンの作品の中でも今日最も演奏されている作品のひとつです。
ティンパニが2組編成になっているなど、ニールセンのアイデアの詰まった作品となっています。
※録音:2022年6月14日-17日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
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元ロンドン響首席、アダム・ウォーカー
シャドウ・ダンス~イギリスのフルート作品集
ヨーク・ボーウェン:小組曲、ソナタ Op.120
ヴォーン・ウィリアムズ:バレエ組曲
レノックス・バークリー:ソナチネ Op.13
ウィリアム・オルウィン:ソナタ
アーノルド・バックス:4つの小品
ハワード・ファーガソン:3つのスケッチ |
アダム・ウォーカー(フルート)
ヒュー・ワトキンス(ピアノ) |
元ロンドン響首席、アダム・ウォーカー!イギリスの作曲家の音楽を探求する!
☆21歳でロンドン交響楽団の首席フルート奏者に任命されたアダム・ウォーカー!
☆MIDEMクラシックの優秀ヤング・アーティスト賞、ボルレッティ=ブイトーニ財団賞、ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ・ヤング・アーティスト賞(ノミネート)などを受賞!
元ロンドン響首席フルーティスト、アダム・ウォーカーがピアニストのヒュー・ワトキンスとともにイギリスの作曲家の音楽を探求する、多彩で魅力に満ちた1枚!
アダム・ウォーカーは2009年に英国王立音楽アカデミーを優秀な成績で卒業してすぐに21歳でロンドン交響楽団の首席フルート奏者に任命され、その後MIDEMクラシックの優秀ヤング・アーティスト賞、ボルレッティ=ブイトーニ財団賞、ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ・ヤング・アーティスト賞(ノミネート)などを受賞。
英国王立音楽カレッジの客員教授も務め、フランスのバロックから現代の新作委嘱作まで、幅広いフルートのレパートリーを追求し、オーケストラとの共演、ソロ・リサイタル、室内楽などの旺盛な演奏活動を続けています。
ヴォーン・ウィリアムズの《バレエ組曲》は、フランスのフルートの名手ルイ・フルーリー(ドビュッシーの《シランクス》の初演者)からの委嘱作で、18世紀のフランス舞曲の形式が用いられた新古典主義的な作品。
バックスの《4つの小品》は、ディアギレフのバレエ・リュスのために構想され、実現しなかったバレエから音楽を救い出したものです。
レノックス・バークリーの《ソナチネ》は、もともとリコーダーのために書かれた作品ですが、ジェームズ・ゴールウェイがこの曲を演奏したことで、フルートのレパートリーとして定着しました。
ハワード・ファーガソンの《3つのスケッチ》は、20年以上にわたって断続的に作曲されたもので、第3曲にはヒンドゥーの旋律が用いられています。
ヨーク・ボーウェンとウィリアム・オルウィンのソナタが、この変化に富んだ魅力的なプログラムをまとめあげています。
※録音:2022年7月、ワイアストン・コンサートホール(イギリス)
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アダム・ウォーカー、ジャン=エフラム・バヴゼ、ヤン・パスカル・トルトゥリエが参加
ピエール・サンカン:ア・ミュージカル・トリビュート
楽しい序曲*/ピアノ協奏曲*+/
交響曲(弦楽オーケストラのための)*/
コメディア・デラルテ*/
ソナチネ(フルートとピアノのための)+#/トッカータ₁^
ロマンティックなカプリース(左手のための)+/
オルゴール+/運動+ |
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)+
アダム・ウォーカー(フルート)#
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)*
BBCフィルハーモニック* |
フランス音楽界に多大な影響を与えたピエール・サンカンの作品集!
☆サンカンに師事したジャン=エフラム・バヴゼや、サンカンの影響を受けたというヤン・パスカル・トルトゥリエが参加!
☆カンタータ《イカロスの伝説》でローマ賞を受賞!
作曲家、ピアニスト、教師、指揮者として、フランス音楽界に多大な影響を与えた人物、ピエール・サンカン(1916-2008)の貴重な作品集が登場!
演奏にはサンカンに師事したジャン=エフラム・バヴゼや、サンカンの影響を受けたというヤン・パスカル・トルトゥリエが参加!
アンリ・デュティユーと同年生まれのサンカンは、1916年フランスのマザメに生まれ、移住先のモロッコやフランス・トゥールーズで音楽の訓練を受けました。
1934年にパリ国立高等音楽院に入学、指揮をシャルル・ミュンシュとロジェ・デゾルミエールに、ピアノをイヴ・ナットに、作曲をアンリ・ビュッセルに学んでいます。
1943年にはカンタータ《イカロスの伝説》でローマ賞を受賞し、1956年から1985年に引退するまで、パリ国立高等音楽院で教鞭をとりました。
彼の弟子には、ミシェル・ベロフ、ジャン=ベルナール・ポミエ、ジャック・ルヴィエ、ジャン=フィリップ・コラール、そしてジャン=エフラム・バヴゼなど、名だたるフランス人ピアニストたちが名を連ねています。
※録音:2022年4月&10月、メディアシティUK(イギリス、マンチェスター)
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ET'CETERA
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ル・ヌーヴォー・サロン ~
シューベルト、ラヴェル、ドビュッシー、プロコフィエフ:
フルート作品集
シューベルト:
しぼめる花の主題による序奏と変奏曲(新ヴァージョン)
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第1番(フルート版)
ドビュッシー:シランクス
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調
(フルート、ヴァイオリン、ピアノによる三重奏版) |
サラ・ウアクラ(フルート)
マールテン・デン・ヘングスト(ピアノ)
フロール・ル・クルト(ヴァイオリン)
イヴァナ・アルコヴィチ(ピアノ)
マイケル・ベネット(テノール) |
フルート奏者、サラ・ウアクラがはじめた母国フランスの記憶を再確認する旅。
焼きたてのマドレーヌの香り、ベルベットの肌触り、コンサート開演前のひそやかな会話の声‛&
人々はそういった何気ない感覚によって強い記憶やノスタルジックな情景を呼び起こし、不思議な方法で過去に戻ることができます。
パリに生まれ現在はオランダで活動するフルート奏者のサラ・ウアクラは、マルセル・プルーストの小説「失われた時を求めて」を通して、母国フランスと再びつながる方法を見出しました。
この小説のテーマである、思い出そうとする意図がないにもかかわらずふと想起される"不随意記憶"と、"ベル・エポック"時代のパリのサロンの描写に触発され、彼女はこれまでのキャリアで演奏してきた音楽を振り返り、自身の記憶を再確認する旅をはじめ、これをデビュー・アルバムとして制作することにしました。
「しぼめる花の主題による序奏と変奏曲」ではフルートとピアノにテノールを加えた新しいアレンジで、「シランクス」ではフルートの演奏とガブリエル・ムーレの詩の朗読の両方をウアクラが録音。
プロコフィエフの「ヴァイオリン・ソナタ」でもフルートを加えた興味深い三重奏版を聴くことができます。
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シューマン:E.T.A.ホフマンへのオマージュ
シューマン:
幻想小曲集 Op.12
クライスレリアーナ Op.16(初版) |
マルコ・マントヴァーニ(ピアノ) |
シューマンを最も愛する作曲家と語るイタリア生まれのピアニスト、マルコ・マントヴァーニの、デビュー・アルバムとなった前作(KTC1756)に続くシューマン・アルバム。
マリア・ジョアン・ピレシュにも称賛された1992年生まれの若き才能の2枚目のリリースは、シューマンに多大な影響を与えたドイツの作家、エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンにまつわる2作品を収録。
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マスク
シマノフスキ:仮面劇 Op.34
エマニュエル・デュルレ(1893-1977):
De legende der begoochelde torens
シューマン:謝肉祭 Op.9
ショパン:舟歌 Op.60
リスト:ウィーンの夜会第6番 S.427 |
ヴァウテル・ファルフェケンス(ピアノ) |
Covid-19の発生以来、それまでなかった新たな感情を呼び起こすようになった言葉「マスク」。
まるで世界が仮面舞踏会をしているかのような奇妙な生活を強いられ、外にいる人たちはみな謎のベールに包まれているようでした。
そういったマスクの存在に端を発して組まれた、仮面の謎に迫るプログラムを収録したアルバムです。
ヴァウテル・ファルフェケンスはアントワープ王立音楽院やロンドンの王立音楽アカデミーなどで学び、多くの国際コンクールで入賞。
また室内楽においても、2020年にブリュッセルにてラジオ・クララの主催で行われた室内楽コンクール「スーパーノヴァ(Supernova)」で優勝を果たしたトリオ・アリエスの創設メンバーとして活躍しています。
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FRA BERNARDO
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J.S.バッハ:鍵盤作品集
J.S.バッハ:
前奏曲 ニ短調 BWV926、
フランス組曲第1番ニ短調 BWV812、
フランス組曲第3番ロ短調 BWV814、
フランス組曲第5番ト長調 BWV816
ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ(1703-1755):
L'Aimable, rondeau (Gracieux) |
ティツィアン・ナエフ(ハープシコード) |
ティツィアン・ナエフが弾くバッハ!フランス組曲第1,3,5番!
☆スイスの若きチェンバリスト、ティツィアン・ナエフのセカンド・アルバム!
トロッシンゲン音楽大学の古楽研究所でマリーケ・スパーンスに、バーゼル・スコラ・カントルムでイェスパー・クリステンセンに学んだスイスの若きハープシコード奏者、ティツィアン・ナエフ。
アンサンブル392のメンバーとして、ドイツ音楽コンクールでは決勝に進出し、アンサンブル392の複数のレコーディングにも参加しています。
ブクステフーデ、ベーム、ムファットら、バッハへと続く17世紀ドイツの鍵盤楽器作品を探求したデビュー・アルバム「ex
g」(FB2272645)に続くセカンド・アルバムでは、音楽の父バッハの足跡を1722年まで辿る旅が描かれています。
アンナ・マグダレーナのための音楽帳には「クラヴサンのための組曲」として、いわゆる「フランス組曲」のうちの5曲が収録されており、その中から第1番、第3番、第5番をレコーディング。
余白には、ルイ15世の子どもの音楽教師も務めたフランス・バロックの作曲家&チェンバロ奏者、ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエの小品も収録。
新鮮で物憂げな、技巧的で芸術的なこれらの音楽は、煌めく色彩のなかで多様な心の状態を探求します。
※録音:2022年5、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
※使用楽器:Neapolitan harpsichord after
Giovanni Natale Boccalari (Naples 1679) made
from a kit (Marc Ducournet and Emanuel Danset)
by Tizian Naef in 2015. Disposition C-c3.
2X8'. Tuning pitch 415 Hz
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ONYX
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ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
神話 ~ シマノフスキ&ヘンデル
シマノフスキ:神話 Op.30
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371
ニュートン・ハワード:133‛&At
Least
チャイコフスキー(クライスラー編):無言歌
スーク:ブルレスカ Op.17-4
フォン・パラディス:シシリエンヌ
リムスキー=コルサコフ:
熊蜂の飛行(歌劇 《サルタン皇帝》より)
ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ
グレインジャー:岸辺のモリー |
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
アンドルー・アームストロング(ピアノ) |
ジェームズ・エーネス新録音!シマノフスキの神話!
☆カナダの天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス!
☆盟友アンドルー・アームストロングとの新録音は、シマノフスキの「神話」を軸にした至福のリサイタル・プログラム!
驚異的な超絶技巧と澄み渡る抒情性で世界に名を馳せ、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(PONYX4189/ONYX4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞、2021年にはグラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」に輝いたカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。
イギリスの「グラモフォン賞」や"カナダのグラミー賞"と呼ばれる「ジュノー賞」にノミネートしてきたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集を始めとする多くのアルバムで共演してきた盟友アンドルー・アームストロングとの新録音。
ギリシャ神話を題材に1915年に作曲されたシマノフスキの傑作「神話」を中心に、かつては定番のヴァイオリン・レパートリーであったが現在はほとんど演奏されていないヘンデルのニ長調ソナタ、そして麗しい抒情性が溢れるチャイコフスキーの「無言歌」やポンセの「エストレリータ」、華麗な技巧が迸る「熊蜂の飛行」、ヴァイオリンが軽やかに舞う「岸辺のモリー」など、きらびやかな小品やアンコール・ピースを組み合わせた、至福のリサイタル・プログラムです。
現代を代表するハリウッド・コンポーザーの一人ジェームズ・ニュートン・ハワードは、エーネスのためにヴァイオリン協奏曲(グラミー賞受賞盤〔PONYX4189/ONYX4189〕に収録)やエーネスが芸術監督を務めるシアトル室内楽協会のために「they
have just arrived at this new level」を作曲しており、今回収録された「133‛&At
Least」は、ヒラリー・ハーンのために作曲されたまばゆいミニチュア・ピースです。
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アンドルー・マンゼのヴォーン・ウィリアムズ!
仮面劇《ヨブ》のライヴ録音!
ヴォーン・ウィリアムズ:
仮面劇 《ヨブ》
バレエ音楽 《老コール王》
ランニング・セット |
アンドルー・マンゼ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団 |
大好評アンドルー・マンゼのRVW!仮面劇《ヨブ》のライヴ録音!
☆世界で絶大な評価を築いてきたアンドルー・マンゼのヴォーン・ウィリアムズ録音集!
☆交響曲全集、「揚げひばり」に続いて、「ヨブ」のライヴ録音も登場!
2016年にスタートし、瞬く間に21世紀を代表する新たな交響曲全集としての高い評価を確立した名匠アンドルー・マンゼとイギリスの名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(RLPO)によるヴォーン・ウィリアムズ。
全5巻で完結した交響曲全集に続いて、「揚げひばり」や「タリスの主題による幻想曲」などを収録した管弦楽作品集もリリースされましたが、今度は仮面劇
《ヨブ》を中心に、舞曲をテーマとした管弦楽作品が登場。
ウィリアム・ブレイクが書いた「ヨブ記」の挿絵からインスピレーションを得て作曲された「ヨブ」は、RVWはディアギレフのバレエに取り上げさせようと試みましたが失敗し、その後コンサート・ピースとして定着。
9つのセクションでヨブの物語が描かれており、力強く荘厳な神の音楽や不協和音が使われたサタンの音楽など、劇的なコントラストが特徴的です。
カップリングには、ソロ・ヴァイオリンのための美しいパッセージを含む管弦楽の色彩豊かなバレエ音楽「老コール王」と、伝統的な舞曲に基づく「ランニング・セット」も収録し、プログラムが完成しました。
その繊細でバランス感覚に優れた好演が、レコード芸術、英グラモフォン誌、英BBCミュージック・マガジン等、世界の主要メディアで絶賛されてきたアンドルー・マンゼのヴォーン・ウィリアムズ・シリーズ最新作にご期待ください。
※録音:2022年5月31-6月1日、リヴァプール・フィルハーモニック・ホール
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ATS
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クナッパーツブッシュ+ミュンヘンフィルの至芸。
GREEN HILL盤のエロイカが高音質で復活。
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 |
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンフィル |
クナッパーツブッシュ+ミュンヘンフィルの至芸。GREEN
HILL盤のエロイカが高音質で復活。
1953年12月17日ミュンヘンドイツ博物館コングレスザール
20年以上前にGREEN HILLレーベルから発売されたクナッパーツブッシュの一連のライヴはその音質の良さで名高いものでしたが、「英雄」が今回マスターに遡ってUHQCD化されます。
巨匠が得意とした「英雄」ですが、当盤には他の演奏とは一風違った動的アプローチに見るべきものがあります。第2楽章の抉りの効いた慟哭には深い感動を禁じえません。スケルツォにおける驚天動地の間も凄い!
残響も比較的豊かに捉えられており、低弦の唸りも見事で風圧すら感じられます。
さらにUHQCD化で輝きが加わっております。座右に置き、繰返し味わいたい逸品と申せましょう。
なお良く知られる通り当演奏の初出はイタリアCetraでその際はバイエルン放送響との1950年ライヴとされておりました。
その国内盤の解説はあの宇野功芳氏で、当CDにはその解説を掲載しております。
英日のライナーノート付です。
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CHERRY RED
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ACME368CDX
(4CD)
¥4500 →\3990
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レナード・バーンスタイン~ニューヨークのアメリカ人
Leonard Bernstein: An American In New York
(The City Scores)
バーンスタイン4枚組ボックス |
DISC.1
バレエ「ファンシーフリー」 (1956 Recording)
Columbia Symphony Orchestra / Conductor:
Leonard Bernstein
1.BILLIE HOLIDAY Big Stuff (Prologue
from Fancy Free) /
2.Enter Three Sailors / 3.Scene At
The Bar /
4.Enter Two Girls / 5.Pas de deux
/ 6.Competition Scene
Three Dance Variations
7.Variation 1: Galop / 8.Variation
2: Waltzlop /
9.Variation 3: Danzon /.10 Finale
バレエ「ファンシーフリー」 (1944 Recording)
Ballet Theatre Orchestra / Leonard
Bernstein
11.Enter Three Sailors1 / 12.Scene
At The Bar / 13.Enter Two Girls
14.Pas De Deux2 Scene At The Ba /
15.Competition Scener
Three Dance Variations
16.Variation 1: Waltz / 17.Variation
2: Danzon /
18.Variation 3: Galop / 19.Finale 1.45
ミュージカル「オン・ザ・タウン」 Selection
of Songs (1945 Recordings)
20.On The Town Opening: I Fe /
21.I Get Carried Away (Betty Comden
and Adolph Green) /
22.Lucky to Be Me (Mary Martin) / 23.Lonely
Town (Mary Martin) /
24.I Can Cook Too (Nancy Walker) /
25.Ya Got Me (Nancy Walker)
ON THE TOWN Ballet Music (1945 Recording)
"On the Town" Orchestra /
Leonard Bernstein
26.Lonely Town - Pas de deux / 27.Times
Square
28.Subway Ride / 29.The Great Lover
Displays Himself /
30.Ivy and Gabey - Pas de deux
DISC.2
ミュージカル「オン・ザ・タウン」- Studio
Cast Recording (1960)
"On the Town" Orchestra /
Leonard Bernstein
Act I
1.I Feel Like I'm Not Out Of Bed
Yet (Michael Kermoyan) /
2.New York, New York (Adolph Green,
John Reardon, Cris Alexander, Chorus) /
3.Dance: Miss Turnstiles' Variations
/
4.Taxi Number: Come Up to My Place
(Nancy Walker, Cris Alexander) /
5.Carried Away (Betty Comden, Adolph
Green) /
6.Lonely Town (John Reardon) /
7.Carnegie Hall (Do-Do-Re-Do) (Chorus) /
8.I Can Cook, Too (Nancy Walker)
/
9.Lucky to Be Me (John Reardon,
Chorus) / 10.Dance: Times Square
Act II
Night Club Sequence
11.So Long, Baby (Chorus) / 12.I'm
Blue (Nightclub Singer) /
13.Ya Got Me (Nancy Walker, Betty
Comden, Adolph Green, Cris Alexander)
Ballet: The Imaginary Coney Island
14.Subway Rider / 15.Dance of
the Great Lover / 16.Pas de Deux /
17.Some Other Time (Nancy Walker,
Betty Comden, Adolph Green, Cris Alexander)
/
18.Dance - The Real Coney Island
/ 19.Overture to On the Town
"Curtain Going Up" Orchestra
/ Lehman Engel
Jazz interpretations of numbers
featured in ON THE TOWN
20.BILL EVANS Lucky to Be Me
/ 21.BLOSSOM DEARIE Lonely Town /
22.FRANK SINATRA Lonely Town
/ 23.BOBBY SCOTT New York New York /
24.BILL EVANS TRIO Some Other
Time
DISC.3
バレエ「ワンダフル・タウン」 - Original Cast
Recording (1953)
1.Christopher Street (Warren Galjour
and the Villagers Chorus) /
2.Ohio (Rosalind Russell, Edith Adams)
/
3.One Hundred Easy Ways (Rosalind Russell)
/
4.What A Waste (George Gaynes, Warren
Galjour, Albert Linville) /
5.A Little Bit In Love (Edith Adams)
/ 6.Pass The Football (Jordan Bentley) /
7.Conversation Piece (Rosalind Russell,
Edith Adams, Cris Alexander, Dort Clark)
/
8.A Quiet Girl (George Gaynes) / 9.Conga!
(Rosalind Russell and The Cadets) /
10.My Darlin' Eileen (Edith Adams,
Delbert Anderson and Police) /
11.Swing! (Rosalind Russell and the
Villagers Chorus) /
12.It's Love (Edith Adams, George Gaynes
and the Villagers Chorus) /
13.Ballet At The Village Vortex (Orchestra)
/
14.Wrong Note Rag (Rosalind Russell,
Edith Adams and the Villagers Chorus)
バレエ「ワンダフル・タウン」に登場するナンバーのジャズ・アレンジ
Jazz interpretations of numbers featured
in WONDERFUL TOWN
15.DAVE BRUBECK QUARTET A Quiet Girl
/
16.LENA HORN It's Love / 17.MARIAN
MCPARTLAND It's Love
「波止場」のテーマによる交響組曲 ON THE
WATERFRONT Symphonic Suite
New York Philharmonic Orchestra / Leonard
Bernstein
18.Andante (with Dignity) - Presto
barbaro
19.Adagio - Allegro molto agitato
-
Alla breve (Poco piu mosso) - Presto
come prima
20.Andante largamente - (More Flowing
- Still More Flowing) -
Poco meno mosso - Lento
21.Moving Forward (with Warmth) -
Largamente - A tempo - Calmato -
Andante come prima - Sempre avanti
(with Intensity) - Ancora piu mosso
22.Allegro non troppo, molto marcato
- Poco piu sostenuto - Meno mosso
23.A Tempo
前奏曲、フーガとリフス(PRELUDE FUGUE AND RIFFS for Solo Clarinet
and Jazz Ensemble)
24.Prelude / 25 Fugue / 26 Riffs
Omnibus: The World of Jazz / Conductor:
Leonard Bernstein
DISC.4
ミュージカル「ウエストサイド・ストーリー」-
Original Broadway Cast (1957 Recording)
Act I
1.Prologue (Orchestra) / 2.Jet Song
(Mickey Calin, The Jets) /
3.Something's Coming (Larry Kert)
/ 4.The Dance at the Gym (The Jets, The Sharks)
/
5.Maria (Larry Kert) / 6.Tonight
(Larry Kert, Carol Lawrence) /
7.America (Marilyn Cooper, Chita
Rivera, Shark Girls) /
8.Cool (Mickey Calin, The Jets) /
9.One Hand, One Heart (Larry Kert,
Carol Lawrence) /
10.Tonight (Quintet and Chorus)
(The Jets, The Sharks, Chita Rivera,
Larry Kert, Mickey Calin, Carol Lawrence)
/
11.The Rumble (Orchestra)
Act II
12.I Feel Pretty
(Carol Lawrence, Marilyn Cooper,
Reri Grist, Carmen Gutierrez, Elizabeth Taylor)
13.Somewhere (Ballet) (Larry Kert,
Reri Grist (offstage), Carol Lawrence)
14.Gee, Officer Krupke
(Eddie Roll, Grover Dale, Hank
Brunjes, Tony Mordente, David Winters, The
Jets)
15.A Boy Like That - I Have a Love
(Chita Rivera, Carol Lawrence)
16.Finale (Carol Lawrence, Larry
Kert, Ensemble)
「ウエストサイド・ストーリー」に登場するナンバーのジャズ・アレンジ
17.STAN KENTON ORCHESTRA America
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18.CAL TJADER QUINTET Tonight /
19.THE HI-LO'S Something's Coming
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20.ANDRE PREVIN AND HIS PALS Maria
/
21.DAVE BRUBECK QUARTET Maria /
22.OSCAR PETERSON TRIO Somewhere
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レナード・バーンスタイン(指揮)
コロンビア交響楽団
Ballet Theatre Orchestra
On the Town" Orchestra
ニューヨーク・フイルハーモニック・オーケストラ 他 |
作曲家、指揮者、コンサートピアニスト、文化的アイコン、そして先見的な存在であったレナード・バーンスタインは、レノンとマッカートニー(「ビートルズはガーシュイン以来の最高の作曲家だった。」)、マーラーと同じぐらいの存在だった。
バーンスタインの多才さは伝説的であり、20世紀の音楽のすべての偉大な潮流が豊かなスタイルの融合鍋の中で衝突し発酵した。
1944年、彼は刺激的なジャズ・バレエ『Fancy
Free』で舞台に登場し、『オン・ザ・タウン』、『ワンダフル・タウン』、そして壮大な『ウエスト・サイド・ストーリー』(若き才能ある作詞家スティーブン・ソンドハイムとの共作)という3つの大規模なミュージカルでブロードウェイを魅了し、マーロン・ブランド主演の映画『波止場』の音楽を提供しながら、舞台製作品同様にニューヨークの生活と愛を描いた雄弁な音楽的肖像画を提供した。
このエディションには、1944年と1956年に録音された「ファンシー・フリー」、バーンスタインの「波止場」のテーマによる交響組曲、それぞれのミュージカルの歴史的なオリジナルキャスト録音、ビル・エヴァンス、フランク・シナトラ、デイヴ・ブルーベック、オスカー・ピーターソンのような巨匠たちによる、最も長く歌われてきた曲のジャズ解釈の演奏も含まれている。
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GRAND SLAM
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クナッパーツブッシュの最高傑作、
「ワルキューレ」第1幕全曲
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕(全曲) |
ジークリンデ:キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
ジークムント:セット・スヴァンホルム(テノール)
フンディング:アルノルト・ヴァン・ミル(バス)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
クナッパーツブッシュの最高傑作、「ワルキューレ」第1幕全曲、驚異的に改善された音質で再登場!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
セッション録音:1957年10月28~30日/ゾフィエンザール(ウィーン)/ステレオ、、国内製作、日本語帯・解説付
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
2017年に発売したGS-2163は2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用し、望みうる最上の音質を獲得出来たと自負していました。
しかし、この名演もまたマスタリングの全行程をプロ用の機器でやるべきだと試したところ、仰天の結果を得ました。テープはGS-2163に使用したものと同じですが、出て来る音は前後、左右、上下の空間的広がりは3
割増しくらいに思えました。
それと同時にウィーン・フィルの瑞々しさ、艶やかさは神がかりのようであり、歌手の声も身震いするほどの素晴らしさです。こんな音質の盤を世の中に流布させても良いのかと、怖くなるほどです。
解説書にはGS-2163にも使用したオットー・シュトラッサー(ウィーン・フィルの第2ヴァイオリン首席奏者として活躍)の手記を掲載します。
この一文はクナッパーツブッシュについて書かれた文献では最も重要なものであり、この名演にふさわしいと判断しました。
なお、当CDには歌詞対訳は添付されておりません。ご了承下さい。(平林 直哉)
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<LP>
CAVI-MUSIC(LP)
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8553524
(1LP)
¥3700
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レーガー:ピアノ協奏曲
レーガー:
ピアノ協奏曲 ヘ短調 Op.114
綴じていないページ Op.13より 第7曲「コラール」 |
マルクス・ベッカー(ピアノ)
ジョシュア・ワイラースタイン(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 |
生粋のレーガー弾きによる、レーガーのピアノ協奏曲、LPバージョン!
☆CDに続いてLP盤での登場!
☆レーガーのピアノ独奏録音全集を完成させたマルクス・ベッカー!
「レーガーのピアノ曲は、もうずいぶん長い間、弾いたり勉強したりしています」と語るドイツのピアニスト、マルクス・ベッカーによるレーガーのピアノ協奏曲がLP盤で登場!
マルクス・ベッカーは、ハノーファー音楽院でカール・ハインツ・ケンマーリングに師事し、アルフレート・ブレンデルと親交を深めるなど研鑽を積み、1987年にはハンブルクのブラームス国際コンクールで第1位を獲得しています。
録音にはレーガーのピアノ独奏録音全集があり、またリサイタルや室内楽の演奏会でも積極的にレーガーの作品を取り上げるなど、生粋のレーガー弾きとして高い評価を受けています。
※録音:2017年1月(協奏曲)ライヴ録音、2017年12月スタジオ録音(ドイツ、ハノーファー)
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