≪第119号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2023/4/4~
4/7(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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FRA BERNARDO
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ヴィオリーノ Vol.3 ~ 1680年頃ウィーンのヴァイオリン音楽
~大英図書館に残されていた知られざる作曲家たちの作品の数々
神聖ローマ皇帝レオポルト1世:シャコンヌ
SMC
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:ソナタ第2番
作曲者不詳:カプリッチョ第5番
作曲者不詳:ソナタ第8番
作曲者不詳:シャコンヌ第6番
シュメルツァー:ソナタ第6番
作曲者不詳:ソナチネ第17番
シュメルツァー:ソナタ ニ長調
作曲者不詳:サラバンダ・ヴァリアータ
神聖ローマ皇帝レオポルト1世:
ガヴォット SMC、別れ ~ シャコンヌ SMC |
ヴェロニカ・スクプリク(ヴァイオリン)
イェルク・ヤコビ(オルガン) |
ヴェロニカ・スクプリク、オーストリアのヴァイオリン秘曲集第3弾!
☆ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァーや神聖ローマ皇帝レオポルト1世の秘曲!
☆大英図書館に残されていた知られざる作曲家たちの作品の数々!
ラルぺッジャータやオルトレモンターノ、コンチェルト・パラティーノなどでも活躍するドイツの女流ヴァイオリニスト、ヴェロニカ・スクプリクによるオーストリアのヴァイオリン秘曲集第3弾。
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623-1680)のソナタに加え、ロンドンの大英図書館に所蔵されている貴重なバロック時代の写本から特に魅力的な作曲者不詳の作品に焦点を当てています。
さらに作曲家である神聖ローマ皇帝レオポルト1世(1640-1705)による極めて質の高いシャコンヌを収録し、17世紀末ウィーンで作曲された知られざる作品を改めて発見できる一枚です。
※録音:2022年3月23日-25日、聖ラウレンティウス教会(ラングヴァルデン、ドイツ)
※使用楽器:ヴァイオリン Cahuzsac Brothers,
London 1787/オルガン Hermann Kroger Berend
HueB 1650/51
ヴィオリーノ 第1弾、第2弾
これがほんと素敵なアルバムだったんです
作者が有名かどうかなんて、じつはそうたいしたことじゃないのかも・・・と思わせられてしまいます |
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ヴィオリーノVol.1
作曲者不詳:
無伴奏ヴァイオリンのための組曲イ長調/
無伴奏ヴァイオリンのための組曲ニ短調/
ヴァイオリンの通奏低音のためのシャコンヌ変ロ長調/
無伴奏ヴァイオリンのための組曲ト短調/
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番ニ短調/
組曲ニ短調/組曲イ長調/
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタイ短調(全曲世界初録音) |
ヴェロニカ・スクプリク(ヴァイオリン)
エヴァンゲリーナ・マスカルディ(リュート) |
1680年頃の作曲とされる作曲者不詳、オーストリアのヴァイオリン作品集。イギリスのロンドン、チェコのクロメルジーシュの図書館で発見された「クラーゲンフルトの写本」。
ラルぺッジャータやオルトレモンターノ、コンチェルト・パラティーノなどでも活躍するドイツの女流ヴァイオリニスト、ヴェロニカ・スクプリクのバロック・ヴァイオリンが、「無伴奏ヴァイオリンのための組曲」をはじめとする8作品を、クラーゲンフルトの写本から浮かび上がらせる。
2014年3月16日、マウアーバッハ(オーストリア)での録音。
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知られざる17世紀末ウィーンのヴァイオリン・ソナタ
ヴィオリーノVol.2 ~ 1680年頃ウィーンのヴァイオリン音楽 |
ヴェロニカ・スクプリク(ヴァイオリン)
イェルク・ヤコビ(オルガン) |
作曲者不詳:ソナタ11 ニ短調、ソナタ2 ニ短調、ソナタ15
イ短調、カプリッチョ4 イ短調/
アレッサンドロ・ポリエッティ(?-1683):第2旋法による前奏曲/
作曲者不詳:ソナタ13 ト短調/
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(c.1620/1623-1680):ソナタ14
ト短調/
ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッリーニ(1601-1674):マントヴァのバッロ/
J.H.シュメルツァー:ソナタ3 ニ長調/
作曲者不詳:ソナタ20 イ長調、ソナタ21 イ短調 |
ヴェロニカ・スクプリクの「ヴィオリーノ」第2巻、17世紀末ウィーンのヴァイオリン・ソナタ集!
☆大英図書館のマニュスクリプトから発掘する、知られざる17世紀末ウィーンのヴァイオリン・ソナタ!
ラルぺッジャータやオルトレモンターノ、コンチェルト・パラティーノなどでも活躍するドイツの女流ヴァイオリニスト、ヴェロニカ・スクプリク。
「クラーゲンフルトの写本」による1680年頃オーストリアの音楽を収録した「ヴィオリーノVol.1」(FB1405799)から、約7年ぶりに実現した続編「ヴィオリーノVol.2」は、ロンドンの有名な大英図書館に所蔵されている手稿譜(MS.ADD
31.500)からひも解く、1680年頃ウィーンの知られざるヴァイオリン・ソナタ。
「悪魔のヴァイオリニスト」ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァーや作曲者不詳の数々の優美なソナタを、スクプリクのヴィルトゥオージティと比類なき感性で仕上げています。
※録音:2020年10月14日ー16日、聖ラウレンティウス教会(ラングヴァルデン、ドイツ)
※使用楽器:ヴァイオリン Cahuzsac Brothers,
London 1787/オルガン Hermann Kroger Berend
HueB 1650/51
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ヴェロニカ・スクプリクの17世紀ヴァイオリン・アルバム
ジャケットがこんななので見過ごしちゃいそうですが、優雅で流麗でメロディアスなバロック・アルバムです |
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シルク&ツイード
ニコラ・マッテイス(c.1644-1649 before
1695)
センティメンタルなヴァイオリンの旅
ニコラ・マッテイス:
パッサージョ・ロット、アダージョ、アッレマンダ、
サラバンダ・アモローサ(愛のサラバンド)
ヴィヴァルディ:ソナタ ニ短調 Op.2-3
ジョヴァンニ・ザンボーニ:ソナタ ト短調
Op.1-6
ジョヴァンニ・ブオナベントゥーラ・ヴィヴィアーニ:ソナタ第1番ト短調
ゴットフリート・フィンガー:ソナタ第2番ヘ長調
ジョン・プレイフォード:
ノーフォード公、イタリアのグラウンド、ジョン今キスして |
ヴェロニカ・スクプリク(ヴァイオリン)
アンドレアス・アレンド(アーチリュート) |
ラルぺッジャータやオルトレモンターノ、コンチェルト・パラティーノなどでも活躍するドイツの女流ヴァイオリニスト、ヴェロニカ・スクプリク。
ナポリに生まれイギリスで名声を得た17世紀のヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾ、ニコラ・マッテイス(c.1644-1649 before
1695)からスタートし、ヴィヴァルディ、ザンボーニ、ヴィヴィアーニ、フィンガー、プレイフォードへと至るセンティメンタルなヴァイオリンの旅。
※録音:2020年2月25日?26日、ドイツ
☆Vimeoにてご試聴いただけます! https://vimeo.com/461150715
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GLOSSA
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GCD923904
(2CD)
特別価格 ¥3900
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ガリアーノ:歌劇 《ラ・フローラ》
マルコ・ダ・ガリアーノ(1582-1643):
プロローグと5幕の歌劇
《ラ・フローラ(または花のクリスマス)》
(フィレンツェ, 1628) |
エレーナ・サルトーリ(指揮)
アッラバストリナ
クラリッサ・レアーリ(ソプラノ)
ヴァレリア・ラ・グロッタ(ソプラノ)
マウロ・ボルジョーニ(バリトン)
マルタ・フマガッリ(メゾ・ソプラノ)
アリアンナ・ストルネッロ(ソプラノ)、他 |
イタリア古楽界の才女エレーナ・サルトーリ、Glossaレーベル第3弾!
☆オペラ初期の作曲家マルコ・ダ・ガリアーノ!
☆メディチ家のために作られた「ラ・フローラ」!
オペラの誕生は1600年頃、フィレンツェで始まり、この新しいジャンルは重要な政治的行事の伴奏に使われました。
作曲家のマルコ・ダ・ガリアーノ(1582-1643)は、モンテヴェルディによるこの新しい様式を知り、メディチ家のために「ラ・フローラ」を作曲しました。
この作品は吟遊詩人アンドレア・サルヴァドーリの台本を基に作曲され、1628年、パルマ公オドアルド・ファルネーゼとマルゲリータ・デ・メディチの結婚式の際に上演されました。
初演から400年経て今、イタリアの女流鍵盤奏者で指揮者であるエレーナ・サルトーリと、サルトーリが率いる古楽アンサンブル&合唱団のアッラバストリナ(アッラバストリーナ)の演奏で蘇ります。
※録音:2022年6月6日-10日&9月13日-14日、フジニャーノ・コレッリ(ラヴェンナ、イタリア)
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ALPHA CLASSICS
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ECHO - 谺 ~シューベルト、レーヴェ、シューマン、ヴォルフ:
歌曲集
フランツ・シューベルト(1797-1828):
1. すみれ D 786 / 2. 子を抱く父 D 906
カール・レーヴェ(1796-1869):
3. 魔王 Op. 1-3 / 4. 歩き回る鐘 Op. 20-3
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5. エーバーシュタイン伯爵 Op. 9 Heft
VI-5 /
6 . 抑揚の狂った詩 Op. 62-5 /
7. やさしいお弔い Op. 62-4 / 8. 魔法使いの弟子
Op. 20-2
ロベルト・シューマン(1810-56):
9-13. 5つのリート Op. 40
9. I. においすみれ / 10. II. 母の夢
/ 11. III. 兵士 /
12. IV. 吟遊詩人 / 13. V. 裏切られた恋
レーヴェ:
14. 海をゆくオーディン Op. 118
フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):
15. ムンメル湖の精霊たち / 16 四月の黄色い蝶
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17. 古い絵に / 18. 鼠捕りの男19. 炎の騎士
レーヴェ:20. オールフ殿 Op. 2-2 |
ゲオルク・ニグル(バリトン)
オルガ・パシチェンコ(ピアノ、フォルテピアノ) |
使用楽器:
ウィーンのコンラート・グラーフ1826年製楽器による、シュタウフェン・イム・ブライスガウのクリストフ・ケルン2019年製作の再現楽器...1-13、20
ニューヨーク・スタインウェイ・コンサート・グランド・ピアノ1875年製...14-19
録音: 2022年2月 ベートーヴェン・ハウス、ボン、ドイツ/収録時間:
83分
【ニグルとパシチェンコの共演によるバラード・アルバム】
バロックや現代のオペラで活躍するバリトン歌手ニグルと、歴史的な楽器での演奏を中心に世界的に活躍するピアニスト、パシチェンコの共演によるアルバム第2弾。
演奏に15分もかかるシューベルトの「すみれ」ほか、物語性の高いバラードを集めたアルバムです。
ニグルの歌唱はやさしく語り掛けるような表現がたいへん印象的ですが、時折聴かせるドラマティックな高揚や、品の良いユーモアも大変魅力的。
寄り添うようなパシチェンコのピアノも素晴らしく、一部ではグラーフの楽器が装備するヤニチャーレン・ペダル(トルコ風の打楽器が鳴るペダル)や、特殊なストップによる音色の変化も楽しむことが出来ます。
ジャケットは前作(ALPHA646)に続き作曲家パスカル・デュサパンによる写真。
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クレア・フアンチ
モーツァルト: ピアノ協奏曲 第15-17番
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ピアノ協奏曲 第16番 ニ長調 K. 451
4-6. ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調 K.
450
7-9. ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K. 453
カデンツァは全てモーツァルト作 |
クレア・フアンチ
(ピアノ/スタインウェイ)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮) |
録音: 2021年5月 オルケスターハウス、ザルツブルク
収録時間: 72分
【次世代アーティストのシリーズに、クレア・フアンチが登場!】
2006年浜松国際ピアノコンクール奨励賞、2011年ミュンヘン国際音楽コンクールに最年少で出場して第2位、2018年にゲザ・アンダ国際ピアノコンクール優勝など多くの入賞歴を持つクレア・フアンチ。
既に様々なレーベルからCDを発売し来日公演も成功させている彼女が、次世代アーティストによるモーツァルトの協奏曲のシリーズに登場します。
モーツァルトが独自のピアノ協奏曲を確立した1784年作曲の3曲を収録していますが、フアンチは作品を自己のものとして完全に消化し、溌溂として瑞々しい音楽を繰り広げています。
彼女との共演も多く、このシリーズではお馴染みのハワード・グリフィス率いるモーツァルテウム管弦楽団のサポートも素晴らしく、ピアノと丁々発止のやり取りを展開しスリリングで躍動的な音楽づくりに貢献しました。
わずか2週間の間に、同じアーティストの新譜案内が、異なるレーベルから3タイトルも来たのは史上初めてのことである。
クレア・フアンチ、ついにブレイクか。
クレア・ファンチは1990年生まれのアメリカ人ピアニスト。
美貌と実力を兼ね備えた稀有なるピアニストとして数年前けっこう騒がれた。一昨年の来日コンサートはコロナのために中止になったが、昨年の春も来日したはずである。
幼い頃から神童との評判で、10歳のときには当時のビル・クリントン大統領のために演奏をしたという。
フィラデルフィアのカーティス音楽院でエレノア・ソコロフとゲリー・グラフマンに師事し、2007年からは、ハノーバー音楽大学にてアリー・ヴァルディに学んでいる。
16歳で浜松国際ピアノコンクールに参加し、奨励賞を受賞したことを覚えている方もいるかもしれない。
そして2011年、21歳の時には、世界最難関コンクールであるミュンヘン国際音楽コンクールに最年少で出場し、みごと第2位を獲得したことで大いに騒がれた。そしてさらに2018年第14回ゲザ・アンダ国際ピアノコンクールでも優勝。2009年、ドイツ・ダルムシュタットのショパン国際コンクール優勝、2010年、アメリカ・マイアミのショパン国際コンクール優勝と特別賞を受賞している。
クレア・ファンチ、ただのカワイ子ちゃんではないのである。
ショパン協会提供、バラードの1番。
https://youtu.be/xziZgGfZk7g
「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」、
https://youtu.be/4BFVAID5NcM
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カーソン・レオン(ヴァイオリン)
ブリテン、ブルッフ: ヴァイオリン協奏曲
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
1-3. ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op. 15
マックス・ブルッフ(1838-1920):
4. イン・メモリアム Op. 65
5-7. ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調
Op. 26 |
カーソン・レオン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
パトリック・ハーン(指揮) |
録音: 2022年1月 フェアフィールド・ホール、クロイドン、UK
収録時間: 73分
【カナダの俊英ヴァイオリニストによる名作協奏曲】
ALPHA第1弾「イザイ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」(ALPHA455)も高い評価を得ているカーソン・レオンが弾く協奏曲集。
ブリテンが第2次世界大戦が始まった1939年にレオンの祖国カナダで書き上げた協奏曲と、高い人気を誇るブルッフの協奏曲第1番、そして演奏機会が多くは無いもののその美しさに魅了されるファンが多い「イン・メモリアム」を収録しています。
レオンの目の覚めるようなテクニック、切れ味鋭い表現力などが随所で発揮されるほか、その音色の美しさも素晴らしく、それぞれの作品が持つ魅力を十二分に引き出しています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<国内盤>
BRAVO RECORDS
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イタリアを拠点に、国際的な活躍をつづける脇園彩
アモーレ |
脇園彩(メゾ・ソプラノ)、
丸山貴大(ピアノ) |
(1)トマーゾ・ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン
(2)パオロ・トスティ:最後の口づけ
(3)ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:激しい希求(いつその日は訪れるだろう)~《3つのアリエッタ》より
(4)ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:せめて私にかなうなら~《6つのアリエッタ》より
(5)ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:喜ばせてあげて~《6つのアリエッタ》より
(6)ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:追憶
(7)サヴェリオ・メルカダンテ:どんなに感謝していることか、おお平和よ!(パオロのカヴァティーナ)
~歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》より
(8)ジョアキーノ・ロッシーニ:今の歌声は~歌劇《セビリアの理髪師》より
(9)ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:あの人でなしは私を欺き~歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より
(10)ジョアキーノ・ロッシーニ:苦しみと涙のうちに生まれて~歌劇《ラ・チェネレントラ》より
フランツ・リスト:《ペトラルカの3つのソネット》
(11)第1番 平和は見出せず
(12)第2番 祝福があるように、かの日
(13)第3番 私は地上に天使のような姿を見た |
大注目盤!イタリアを拠点に、国際的な活躍をつづける脇園彩、初のCDリリース!36ページ・フルカラー解説書、脇園彩による歌詞対訳収載!!
セッション録音:2022年10月11~13日/府中の森芸術劇場・ウィーンホール
DDD、国内製作、日本語帯・解説・歌詞対訳付【解説:香原斗志/対訳:脇園彩】
ミラノ・スカラ座をはじめ、世界の舞台で活躍をつづけるメゾ・ソプラノの脇園彩が、ついにCD
をリリース。
収録曲目は、ジョルダーニ、ベッリーニ、トスティのイタリア歌曲から、また、モーツァルト、メルカダンテ、ロッシーニの有名オペラ・アリア、さらにはリストの《ペトラルカの3
つのソネット》を収録。脇園彩の魅力全開のアルバムとなっています。
ピアノ伴奏は、ミラノ在住でコレペティトール及び指揮者を務める丸山貴大が担当。日ごろから親交のある脇園と息のあった名演を聴かせてくれます。
2022年10月に、府中の森芸術劇場・ウィーンホールにおけるセッション録音。脇園本人が納得いくまで練り上げた最良の作品となりました。
36ページ・フルカラー解説書には、脇園自身の翻訳による歌詞対訳と、アーティスト写真を満載、世界を駆けるプリマドンナにふさわしい豪華な仕上がりとなっています。
【香原斗志/ ライナーノートより抜粋】
このように『Amore』は、脇園彩がイタリアに渡って9
年間の総決算であり、そこから先に歩みを進める方向をも指し示しているといっても過言ではない。(中略)録音の際、1
音1 音に妥協なく、徹底してこだわる姿勢が印象的だったが、そのことはこのCD
の質と同時に、彼女の将来をも担保していると思われる。
【演奏家プロフィール】
脇園 彩(メゾ・ソプラノ)
東京都出身。東京藝術大学卒業、同大学大学院修了。2013年文化庁派遣芸術家在外研修員としてパルマ国立音楽院に留学。ロッシーニ・オペラ・フェスティバルのアカデミーに参加し『ランスへの旅』メリベーア侯爵夫人役でイタリアでのオペラデビューを果たす。ミラノ・スカラ座アカデミー修了。主にロッシーニ・モーツァルトおよびベルカント作品をレパートリーとし、一方で各国語の歌曲の研究や現代作曲家の新作発表にも意欲的に取り組んでいる。
すでに、ミラノ・スカラ座、ボローニャ歌劇場、トリエステ・ヴェルディ劇場ほか『セビリアの理髪師』ロジーナ役、フィルハモニコ劇場『チェネレントラ』アンジェリーナ役、『フィガロの結婚』ケルビーノ役、トリエステ・ヴェルディ歌劇場『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ役、『ナブッコ』フェネーナ役、マドリード・テアトロレアル『ナブッコ』フェネーナ役、アコルーニャ・テアトロコロン『ノルマ』アダルジーザ役、パレルモ・マッシモ劇場『イドメネオ』イダマンテ役など出演多数。2018年にはペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバルに『セビリアの理髪師』ロジーナ役で出演、ロッシーニ没後150周年記念という特別な公演で大きな話題となった。2020年には、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルに『セビリアの理髪師』ロジーナ役で再出演を果たし、ストリーミングで行われた公演が視聴数20万回を超えるなど大きな反響があったほか、幅広い観客の高い期待に応え批評でも絶賛された。
日本では2017年、藤原歌劇団『セビリアの理髪師』ロジーナ役でオペラデビュー。新国立劇場では2019年『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ役で出演以来、2020年『セビリアの理髪師』ロジーナ役、2021年『フィガロの結婚』ケルビーノ役、2023年『ファルスタッフ』メグ役で出演。2021/22
シーズン開幕公演の『チェネレントラ』ではタイトルロールで出演し、その圧倒的な存在感と卓越した歌唱で聴衆を魅了した。
現在イタリアを拠点に活動し、世界中から注目されるアーティストのひとりである。
2022年第52回ENEOS 音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。
(2023年3月現在)
丸山貴大(ピアノ)
東京音楽大学音楽学部指揮科卒業。群馬県立高崎高等学校在学中、合唱部にて3
年間合唱指揮を務める。東京音楽大学在学中に、パーヴォ・ヤルヴィ、ニルス・ムース各氏の公開指揮レッスンを受講。また、藤原歌劇団公演に副指揮者として携わる。その後イタリアに渡り、ミラノ市立音楽院においてルーカ・ゴルラ氏に師事し、オペラ伴奏及びコーチング法を学ぶ。2019年、マルティーナフランカ音楽祭にコレペティトールとして参加。ノヴァーラ・コッチャ劇場の指揮アカデミーを修了。また、マリエッラ・デヴィーア、アンナ・マリア・キウリ、ソニア・
プリーナ、ブルーノ・デ・シモーネ各氏他、国際的な歌手によるマスタークラスやリサイタル伴奏、コレペティトールを多数務める。現在、国立ミラノ・ヴェルディ音楽院指揮科ビエンニオコース在籍中。
これまでに、指揮を広上淳一、ダニエーレ・アジマン各氏、オペラ伴奏及びコーチング法をルーカ・ゴルラ、ステファノ・ジャンニーニ各氏に師事。
指揮者としての統合的な視点を持ち、声楽技術への造詣の深さと高い傾聴力、また声楽への情熱と的確な指摘に多くの歌手が全幅の信頼を寄せる、次世代のベルカント指揮者である。
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PROMETHEUS
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NYCX-10365
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3080
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西澤 安澄~イタリア・ロマン派のピアノ曲集
「ベリッシモ」 |
西澤 安澄(ピアノ) |
1. ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):メロディー
- グルックの《オルフェオとエウリディーチェ》
2. ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868):タランテラ
3. アミルカーレ・ポンキエルリ(1834-1886):夜想曲「初恋」
4. ルッジェーロ・レオンカヴァッロ(1857-1919):憂鬱なワルツ
5. レオンカヴァッロ:ヴェネツィアの舟歌
6. ジャコモ・プッチーニ(1858-1924):小さなワルツ
7. プッチーニ:ピアノのためのアダージョ
8. フランチェスコ・チレア(1866-1950):へ調のメロディー
9. オットリーノ・ レスピーギ(1879-1936):夜想曲
10. レスピーギ:グレゴリオ聖歌による3つの前奏曲第1番
11. アルフレード・カゼッラ(1883-1947):踊りの歌
12. イルデブランド・ピツェッティ(1880-1968):夢
13. マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):遠い声
14. マリオ・ピラティ(1903-1938):花のポルカ
15. ニーノ・ロータ(1911-1979):魔法の鳥
16. ロータ:前奏曲第13番
17. ピエトロ・マスカーニ(1863-1945):間奏曲 |
録音:2020年9月23-25日 富士見市民文化会館
キラリ ふじみ - メインホール
総収録時間:56分
本当にたまたまチレアのピアノ曲を聞きたくてこのアルバムの録音を耳にした。
ずいぶん素敵な演奏だと思ってピアニストの名前を見たら西澤
安澄だった。もちろん日本の誇る才女だが、この秀逸なプログラムはどうだろう。さすがセンスの塊のような1枚。
日本人はもっとこの人のことを誇り思ってよいと思う。
このアルバムに寄せて
「ピアノも、ピアノの祖先のチェンバロもイタリアで生まれました。モーツァルトもバッハも憧れていた音楽の先進国イタリア。でも、私達ピアニストは意外なほどイタリアの曲を弾きません。
ローマの友人カルロが教えてくれたロマン派以降のイタリアのピアノ曲。
あまりの美しさにうっとりとして、練習しては携帯で録画してローマに。また新しい曲を一緒に発見し、電話でやりとりする。これらの音楽に、2020年の私達―カルロと私―はどれだけ心を慰められたことでしょう。
それぞれの物語(音楽)は、穏やかなイタリアの自然の持つ優しい色彩(ハーモニー)をともないながら、お話(メロディー)となり、ピアノの周りに、マッチ売りの少女のともす灯の幻影のように、現れます。
そうして生まれたうたの、自然なあり様は、ピアノという楽器の存在を、ピアノがあることさえも忘れさせてしまう。私は、音楽の暖かい腕の中に、すっぽりくるまっていました。
あらためて感じました、音楽の裸の姿は、進化や変化とは無縁で、国境も、時代の隔てもない、と。これらの曲によって少しでも心が軽くなったり、小さな微笑みをみなさまが誘われたりしたら、とても幸せに思います。」
――― 西澤安澄
※ブックレットに日本語解説付き
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NYCX-20012
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3080
新装丁発売
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西澤 安澄
ファリャ:ピアノ独奏のためのオリジナル作品全集 |
西澤 安澄(ピアノ) |
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
1. 夜想曲2. マズルカ ハ短調/3. セレナータ
アンダルーサ(アンダルシア風のセレナータ)/
4. カンシオン(うた)/5. 気まぐれなワルツ/6.
グノムの愛のかけひき/
7. セレナータ/8. 演奏会用アレグロ/9.
4つのスペイン小品 - No. 1 アラゴネーサ/
10. 4つのスペイン小品 - No. 2 クバーナ/11.
4つのスペイン小品 - No. 3 モンタニィエサ/
12. 4つのスペイン小品 - No. 4 アンダルーサ/13.
ファンタジア・ベティカ/
14. ヴォルガの舟漕ぎの歌(ロシアの歌集から)/15.
ポール・デュカを讃えて |
録音:2010年1月26-28日 Concervatorio Profesional
de Musica de Getafe Madrid(スペイン)
旧品番 PMCC-1962
総収録時間:63分
このアルバムには、スペインが生んだ偉大な作曲家ファリャの、現存するオリジナルピアノ曲が全て収録されています。
自分に対して非常に厳しかったファリャは、1904年以前の作品を自身では過小評価していたものの、近年は魅力的な作品群として評価が高まっています。
西澤は持ち味である音の美しさと切れ味のよいリズム感で表現。ファリャの初期作品の録音は少なく、このアルバムはとても貴重なものとして評価されています。
※ブックレットに日本語解説付き
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VERSOVRS 2089 で発売された時のコメントから
■濱田滋郎 / 音楽評論家
演奏芸術家としての高い資質が、光のしずくのようにきらめいているのに目を見張らされた。主要作品である「ファンタジア・ベティカ(アンダルシア幻想曲)」や「四つのスペイン風小品」はもとより、「夜想曲」「カンシオン」ほか初期の小品にも、ただ正確に弾き上げるのではなく深く心を通わせ、秘められた美まで汲み出してみせる手際は非凡そのもの。ほかのレパートリーもぜひ聴いてみたいと思わせる新星の登場である。
■レコード芸術 2010年11月 【準特選】
ファリャの所謂「若書き」であるロマンティックな小品では、その優美で機微に触れた歌いくちに私は心を捉えられた。・・成熟期の作《4つのスペイン風小品》や《ベティカ(アンダルシア)幻想曲》はまさしく文句のつけようもなく、冴えたタッチ、指さばき、そして抜群のリズム感により、ファリャの精髄が鮮やかに表現されているのに敬服の念すらおぼえた。この演奏は掛け値なしの一級品、驚くべき成果にほかならない。 |
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NYCX-20011
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3080
新装丁発売
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ファリャ: ピアノ編曲作品全集 |
西澤 安澄(ピアノ) |
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
1. バレエ音楽「恋は魔術師」:パントマイム/2.
バレエ音楽「恋は魔術師」:情景 - 狐火の歌/
3. バレエ音楽「恋は魔術師」:幽霊 - 恐怖の踊り/
4. バレエ音楽「恋は魔術師」:魔法の輪
漁師のロマンス/
5. バレエ音楽「恋は魔術師」:真夜中 -
火祭りの踊り/6. 7つのスペイン民謡:ムーア人の織物/
7. 7つのスペイン民謡:ムルシア地方のセギディーリャ/
8. 7つのスペイン民謡:アストゥーリアス地方の歌/9.
7つのスペイン民謡:ホタ/
10. 7つのスペイン民謡:ナナ(子守歌)/11.
7つのスペイン民謡:歌/
12. 7つのスペイン民謡:ポーロ/13. 歌劇「はかなき人生」:スペイン舞曲第1番/
14. 歌劇「はかなき人生」:スペイン舞曲第2番/15.
賛歌(ドビュッシーの墓のために)/
16. バレエ音楽「三角帽子」:粉屋の女房の踊り/17.
バレエ音楽「三角帽子」:近所の人々の踊り/
18. バレエ音楽「三角帽子」:粉屋の踊り/19.
バレエ音楽「三角帽子」:代官の踊り/
20. バレエ音楽「三角帽子」:終幕の踊り
1-6、13-20...ファリャによるピアノ版
6-12. エルネスト・アルフテルによるピアノ編) |
録音:2010年12月 東京
旧品番 PMCC-1960
総収録時間:56分
デビュー・アルバム「ファリャ:ピアノ独奏のためのオリジナル作品全集」に続く西澤のファリャ第2作。レコード芸術特選盤。
リズムへの敏感さとメロディーへの対応が際立つ西澤の演奏によって、ファリャの多彩なオーケストラ作品が見事なピアノ曲として生まれ変わっています。
※ブックレットに日本語解説付き
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PMCC-1960 で発売された時のコメントから
今によみがえった魔女か!?
桁外れの感性と腕前を誇る名手に事欠かないのが在欧邦人奏者の常とはいえ、ここにご紹介するPrometheus(プロメテウス)レーベルの主宰者=演奏者のピアニスト西澤安澄氏のスペイン音楽との相性は、おそらく生半可なヨーロッパ人奏者、否、ラテン系奏者たちをも軽く凌駕するのではないかとさえ思わせるものを感じます。
西澤氏が制作の全行程に携わっての自主レーベルPrometheus
からリリースされた本盤は、20 世紀初頭当時に楽譜出版された「ピアノ版」のファリャ作品をすべて網羅しようという、録音史上でもとくに貴重な企画スペイン音楽に明るくない方でもおそらくご存知であろう『恋は魔術師』『三角帽子』『はかなき人生』などの傑作群をはじめとする注目作品の数々!本年生誕150
周年のドビュッシーが亡くなったさい、その死を悼んだ「賛歌」、あるいはあまりにも有名な「七つのスペイン歌曲」など、広く知られた傑作から意外な作品まで、オーケストラではなくピアノの音に集約されているはずなのに、本盤の演奏は一音目からただちに聴き手の心を異国情緒で染め上げるほど、痛快なまでの求心力が圧巻です!
楽譜を楽譜通り読めばよいわけではない、独特の演奏習慣を知らなくては弾けないスペイン近代音楽を、こともなげに、強烈なラテン情緒とともに再現してみせるその驚くべき才能は、音楽ファンの心をただちに虜にするはず。
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299MUSIC
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長島剛子&梅本 実
至福の憧れ~ゲーテ歌曲の現在 |
長島剛子(ソプラノ)、
梅本 実(ピアノ) |
(1)リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):見つけたものOp.56-1
(1903) [01:50]
(2)クララ・シューマン(1819-1896):すみれ(1853)
[01:50]
(3)アントン・ヴェーベルン(1883-1945):花の挨拶(1903)
[01:08]
(4)エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):バラの咲く時にOp.48-5
(1889) [02:20]
(5)フランツ・シューベルト(1797-1828):5月に寄せてD
296 (1815-16) [05:10]
(6)フランツ・リスト(1811-1886):喜びも悲しみもS
280/2 (1849) [03:08]
(7)フランツ・リスト:全ての山の頂きに安らぎがS
306/2 (1859) [03:48]
(8)フランツ・リスト:天から来たあなたはS
279/1 (1842) [04:48]
(9)アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871-1942):妖精の歌Op.22-4
(1934) [01:18]
(10)アレクサンダー・ツェムリンスキー:さすらい人の夜の歌Op.27-12
(1938) [01:46]
(11)リヒャルト・トゥルンク(1879-1968):ズライカOp.40-5
(vor 1927) [00:46]
(12)パウル・デッサウ(1894-1979):愛の歌(1955)
[00:42]
(13)ハンス・アイスラー(1898-1962):ゲーテ断章(1953)
[01:29]
(14)アントン・ヴェーベルン:似たもの同士Op.12-4
(1917) [00:50]
(15)(16)伊藤祐二(1956- ):《J.W.v.ゲーテの4つの詩》(2019)より
リーナへ[02:29]/至福の憧れ[04:46]
(17)-(20)フーゴ・ヴォルフ(1860-1903):《ミニョンの4
つの歌》(1888)
ミニョン第1曲「語らずともよいと言ってください」
[03:18]
ミニョン第2曲「ただ憧れを知る人だけが」
[02:17]
ミニョン第3曲「もうしばらくこのままの姿に」 [03:45]
ミニョン「君よ知るや南の組」 [06:27]
(21)チャールズ・アイヴズ(1874-1954):イルメナウ(vor
1902) [01:53] |
ドイツが生んだ文豪が生涯書き続けた「詩」とその世界に心を奪われた作曲家たち、至福の憧れ~ゲーテ歌曲の現在/長島剛子&梅本
実
録音:2022年8月7、11、16日、相模湖交流センター(ラックスマン・ホール)[56:56]
ドイツが生んだ文豪が生涯書き続けた「詩」とその世界に心を奪われた作曲家たち
詩人や劇作家、小説家だけではなく政治家、自然科学者、画家としても才能を発揮したヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1832)。
その豊かな人生を映し続けた「詩」は、時代を超えて多くの作曲家を魅了している。長年ゲーテ歌曲に取り組んできたリート・デュオが、今もなお愛される彼の詩と歌曲の因果を紐解き、その真髄に迫る。
長島剛子(ソプラノ) Takeko Nagashima,
Sopran
札幌に生まれる。北星学園女子高等学校音楽科を経て、国立音楽大学声楽科卒業。同大学院修士課程独歌曲専攻修了。ドイツ・デットモルト北西音楽大学卒業。その後、ケルン音楽大学マスタークラスにてリート解釈法の研鑽を積む。1998年に「長島剛子・梅本実リートデュオ」を結成し、声楽とピアノによる緊密なコラボレーションにより、19世紀末から20世紀のドイツ歌曲の演奏と紹介を軸に継続的な活動を続けている。
2001年にスタートした「世紀末から20世紀へ」のリサイタル・シリーズは16回を数え、その間、知られざる作曲家を含め、のべ40人の近現代作曲家の作品を取り上げたが、19世紀末以降のドイツ歌曲を網羅するレパートリーの広さは他の追随を許さない。またシリーズごとにテーマを設定し、様々な切り口でドイツ歌曲をプログラミングする独自の企画とその演奏水準の高さで毎回多くの反響を得ている。
1998年「新ウィーン楽派」、2001年「世紀末から20世紀へ」のリサイタルにより札幌市民芸術祭大賞。また2003
年1 月には前年の「長島剛子・梅本実リートデュオ・リサイタル-世紀末から20世紀へPart
II(シェーンベルク:「架空庭園の書」による15
の歌曲他)により平成14年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞している。青木恵美子、伊藤京子、尾畑真知子、H.クレッチマー、白井光子、H.ヘルの各氏に師事。現在、国立音楽大学及び大学院教授。
梅本実(ピアノ)Minoru Umemoto, Klavier
長崎に生まれる。幼少の頃よりピアノを始め、福岡音楽学院で学ぶ。東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て、同大学院修士課程器楽専攻(ピアノ)修了。末永博子、勝谷壽子、伊達純の各氏に師事。ドイツ・デットモルト北西音楽大学卒業。さらに引き続きハンブルクにて研鑽を積む。R.F.クレッチマー、C.ハンゼンの各氏に師事。帰国後東京、札幌、福岡各地でソロリサイタル開催。札幌交響楽団、九州交響楽団と共演。またドイツ歌曲の共演ピアニストとして各地で幅広い活動を続けている。文部省在外研修員としてドイツ・カールスルーエ音楽大学において白井光子・H.ヘルのドイツ・リート解釈法クラスで学ぶ。
作品内容の的確な把握に基づいて、響きを繊細にコントロールするピアニズムは長島とのリートデュオに遺憾なく発揮されている。札幌市民芸術祭大賞(1999年、2002年)、第9回道銀芸術文化奨励賞(2000年)、第29回札幌文化奨励賞(2001年)、平成14年度文化庁芸術祭優秀賞(2003年)受賞。北海道教育大学助教授等を経て、現在、国立音楽大学及び大学院教授。2023年4月より同大学学長。
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ミッテンヴァルト
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「草川 信 室内楽全集・特別編」
草川信(明治26年-昭和23年)(1893-1948)
(1)-(3)盟友成田為三氏の御霊に捧げる「ファンタジア」
FANTASIA I ピアノ独奏(1945)
FANTASIA II クラリネット四重奏曲(1946)
FANTASIA III ピアノ三重奏曲(1948)
(4)-(8)童謡
浜辺の歌(作詞 林古珪/作曲 成田為三)
揺籃のうた(作詞 北原白秋/作曲 草川信)
どこかで春が(作詞 百田宗治/作曲 草川信)
汽車ポッポ(作詞 富原薫/作曲 草川信)
夕焼小焼(作詞中村雨紅/作曲 草川信) |
伊藤壽英(Pf、(2)以外)
(2)伊藤めぐみ(Cl)
印田千裕(Vn)
横畠俊介(Va)
印田陽介(Vc)
(3)浜野孝史(Vn)
江口心一(Vc)
(4)-(8)秋本悠希(メゾププラノ) |
名曲「夕焼小焼」作曲者 草川信室内楽全集スタート!「草川
信 室内楽全集特別編」盟友成田為三氏の御霊に捧げる「ファンタジア」
草川信(1893-1948)の室内楽作品全集(全6集、CD7枚分予定)がスタートします。
今回は正式な第1集の前の特別編として、「成田為三氏の御霊に捧げるファンタジア」と童謡を収録したものを特別価格にて発売いたします。
草川氏は「夕焼小焼」「揺籠のうた」「どこかで春が」など数々の童謡を作曲するが、特に「夕焼小焼」は国民に昔から歌い継がれて、誰も知らぬものはないだろう。
しかし、この曲の知名度に比して、作曲者自身の名前を認識している人がどれだけいることか?また、なおさらクラシック作品の有無など、研究者でもなければ誰も知る由もないというのが実情である。
今回草川家で保存されていた手書きの楽譜を元に、室内楽全集の録音がスタート。その作品の素晴らしさには感嘆するばかり。
童謡がずっと親しまれている一方で、これらの楽譜が取り残されてしまったのは不思議でしかない。
今回の草川信レコーディング第1弾は成田為三氏の御霊に捧ぐ「ファンタジア」三部作である。東京音楽学校では同期、創作童謡ではともに新境地を切り拓いた盟友成田為三の死に際して作曲された。
楽器編成を替えて3度も作曲したのは、深い悲しみの心境を吐露したものと推察される。
名曲「浜辺の歌」や「かなりや」の旋律も顔を出すが、この曲では草川、成田二人の魂が相寄っているようにきこえる。
また、併録ではメゾソプラノの秋本悠希氏によって童謡が格調高く歌われている。
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<映像>
<LP>
EURO ARTS(LP)
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ハリウッド・ガラ / デンマーク国立交響楽団
SIDE A
ドリー・パートン
・『ボディガード』~オールウェイズ・ラヴ・ユー
05:09
デン・アーベ
・『ムーラン・ルージュ』~ネイチャー・ボーイ
03:08
ミシェル・ルグラン
・『シェルブールの雨傘』~
アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー
04:42
ハンス・ジマー
・『グラディエーター』~ついに自由に
04:10
SIDE B
ジョシュア・ブライアン・キャンベル、シンシア・エリヴォ
・『ハリエット』~スタンド・アップ
05:28
レディー・ガガ
・『アリー/スター誕生』~シャロウ 03:54
バート・バカラック&ハル・デイヴィッド
・『アルフィー』~メイン・テーマ 03:58
デイヴィッド・ベアウォルド
・『ムーラン・ルージュ』~カム・ワット・メイ
04:27 |
デンマーク国立交響楽団
ルートヴィヒ・ヴィッキー(指揮)
デンマーク国立ジュニア合唱団
アンドレア・リッケ・エーレンシュレーガー(ソリスト)
ディルクシャン・ジャヤラトナム(ソリスト) |
ハリウッドのレッド・カーペットを彩った名作映画の音楽、デンマーク国立交響楽団による大好評のシリーズ第7弾「ハリウッド・ガラ」のアナログ盤登場!
収録:2022年5月、コペンハーゲン、DRコンサートホール(ライヴ)/35
分
デンマーク国立交響楽団による大好評のシリーズ第7弾「ハリウッド・ガラ/Hollywood
Gala」のLPがリリース!
第1弾はゲーム・ミュージックの祭典「Gaming
in Symphony」(KKC-9442)、第2 弾はSF 映画の名作音楽集「GALAXYMPHONY」(20-65214)、第3
弾はファンタジー映画やドラマの音楽を取り上げた「FANTASYMPHONY」(20-65194)、第4
弾はスパイ映画音楽を集めた「Agents are Forever」(20-67774)。
第5弾は、ハリウッド黄金期のモノクロ映画の名曲を集めた「Divas
& Diamonds」(20-65997)。
そしてサスペンス、スリラー、ミステリーなど恐怖映画の音楽を集めた第6弾「GALAXYMPHONY2」(20-68714)と若い世代を中心に絶大な人気を誇っています。
今回は、毎年アメリカのロサンゼルスで開催されるハリウッド映画の祭典「アカデミー賞」を彩った名作映画の音楽が演奏された「ハリウッド・ガラ/Hollywood
Gala」。ステージにはレッド・カーペットが敷かれ、コンサートは本物のアカデミー賞の授賞式さながらの盛り上がりをみせています。
故ホイットニー・ヒューストンが主演した『ボディガード』の世界的に大ヒットした主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」。
名作曲家、ミシェル・ルグランが音楽を担当したフランスのミュージカル映画『シェルブールの雨傘』。
ナット・キング・コールの「Nature Boy」の歌詞の一節から物語が始まるニコール・キッドマン主演の『ムーラン・ルージュ』などアカデミー賞の歴史を飾る名画の数々の音楽が次々と演奏されます。
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4/6(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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MIRARE
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☆2021年モナコ国際4 手ピアノ国際コンクール第1位
☆2021年ミュンヘン国際コンクールピアノ・デュオ部門第1位
圧倒的な技巧と音色を誇る「ガイスター・デュオ」
によるドビュッシーとストラヴィンスキー
ドビュッシー(1862-1918):
・6つの古代墓碑銘
・牧神の午後への前奏曲
【モーリス・ラヴェルによる4手連弾版、1910年】
ストラヴィンスキー(1882-1971):
ペトルーシュカ(作曲者自身による4 手連弾版) |
ガイスター・デュオ
〈マニュエル・ヴィエイヤール(プリモ)、
ダヴィド・サルモン(セコンド)〉 |
気鋭のピアノ・デュオ ガイスター・デュオ、完璧な技巧と驚異的に色彩豊かな音色によるドビュッシー、ストラヴィンスキー
録音:2022年4月26-28日、ベルリン、エルベルク教会・トーンストゥディオ、ドイツ/59:00
フランスのピアノ・デュオ、ガイスター・デュオが20世紀初頭の作品を録音しました。彼らは2021年のミュンヘン国際コンクール・ピアノ・デュオ部門で優勝、一躍世界の注目を集めている気鋭のデュオです。
ドビュッシーの6つの古代墓碑銘(エピグラフ)はドビュッシーの友人ピエール・ルイスの詩集『ビリティスの歌』の朗読を伴走するための付随音楽として、1890年にもともとフルート、チェレスタ、ハープのために書かれましたがこれは演奏されず、1914年にピアノ連弾曲として完成されました。
ドビュッシーのギリシアへのあこがれが込められた作品で、それぞれの詩の世界が巧みに描きだされています。
ラヴェルは≪牧神の午後への前奏曲≫の初演の場に居合わせました。
牧神にはドビュッシー自身による2台ピアノ用編曲版もありますが、ラヴェルがこの作品を4手連弾版に編曲したのは1910年(もしかしたらドビュッシーはそのことを知り、演奏もしたかもしれません)。
管弦楽の魔術師ラヴェルは、管弦楽の音色をピアノに落とし込んで表現することにも非常な才能を持っていた証といえる作品です。
ガイスター・デュオの演奏はオーケストラのよう。ピアノ1台から描きだされる美の世界は圧巻です。
≪ペトルーシュカ≫は作曲者自身による4手連弾版。
ストラヴィンスキーは≪ペトルーシュカ≫をもともとピアノ協奏曲として構想、1911年にバレエ・リュスのためにピアノも活躍する管弦楽によるバレエ音楽に仕立てますが、平行してピアノ4手版も作っていました。
ストヴィンスキーはふだんより、作曲の際ピアノを用いていたといいますから、この2台ピアノ版は、管弦楽版のピアノ・リダクションというよりもむしろもともとのストラヴィンスキーのアイデアをより生々しく感じることのできる版かもしれません。
ガイスター・デュオのふたりは管弦楽版の響きも丹念に研究しつつも、ピアノから信じられないくらいに豊かな響きを、驚異的な精確さ、かつエネルギッシュなリズムと迫力で演奏しています。
=ガイスター・デュオ(ダヴィド・サルモン&マニュエル・ヴィエヤール)=
2019年国際シューベルトコンクール二重奏部門第2位、2021年モナコで開催された国際4
手ピアノ国際コンクール第1位、2021年ミュンヘン国際コンクールピアノ・デュオ部門第1位(および5つの特別賞受賞)。
二人ともパリ出身、パリの地方音楽院で学ぶ。南仏で開催されるアカデミーに向かう電車の中で、ピアニストや作曲家の好みが非常にぴたりと合い、意気投合、ピアノ・デュオを結成することになった。
それぞれハンス・アイスラー音楽院(ヴェイヤール)とパリ国立高等音楽院(サルモン)でピアノ演奏の技量を磨く。デュオとして、パリ国立高等音楽院室内楽修士課程でクレール・デゼールのもとで研鑽を積む。
2020年のナントでのラ・フォル・ジュルネ音楽祭で、ベートーヴェンの4手作品全曲を演奏するなど、音楽祭・演奏会等出演多数。
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MIR 676
(2CD)
特別価格
¥2900
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2023年ナント「ラ・フォル・ジュルネ音楽祭」公式CD
Ode a la nuit 夜への讃歌 - Folle Journee
2023 |
[CD1]
・R=コルサコフ:≪シェエラザード≫より〈若い王子と王女〉/Spraphon
音源
・メンデルスゾーン:劇付随音楽≪真夏の夜の夢≫より〈スケルツォ〉/Spraphon
音源
・ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調
op.15 よりアダージョ/
ベレゾフスキー(Pf &指)、エフゲニー・スヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団
・フランク:交響詩≪ジン≫/
タンギ・ド・ヴィリアンクール(Pf)、フランダース交響楽団、クリスティーナ・ポスカ(指揮)
・ラフマニノフ:組曲 第1番 op.5より〈舟唄〉/ベレゾフスキー(Pf)、ブリジット・エンゲラー(Pf)
・ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調
op21 より第2 楽章/
ベレゾフスキー(Pf)、アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ、ジョン・ネルソン(指揮)
・ドヴォルザーク:歌劇≪ルサルカ≫より〈月に寄せる歌〉(おお、銀の月よ)/
ピドゥによるチェロ八重奏編曲版/チェロ8
・シェーンベルク:≪浄夜≫ op.4 より
Sehr ruhig/トリオ・カレニーヌ
・ムソルグスキー:禿山の一夜/-Classic
International- Isis
[CD2]
・ジャック・ボワヴァン:レシ・グラーヴ/
サロメ・ガセラン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、エマニュエル・アラケリヤン(オルガン)
・マレ:夢(夢みる女性)/ラ・レヴーズ、フロランス・ボルトン
・F.クープラン:2声のためのルソン・ド・テネブル第3番より(抜粋)/レ・ゾンブル
・シューベルト:死と乙女よりAndante con
moto(抜粋)/モディリアーニ弦楽四重奏団
・ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第5番≪幽霊≫
op.70-1より第2 楽章/トリオ・ショーソン
・シューベルト:セレナーデ/フランソワ・サルク(Vc)、クレール=マリ・ル・ゲ(Pf)
・シューマン:クライスレリアーナ op.16より第4曲/ジャン=バティスト・ドゥルセ(Pf)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番
≪月光≫より第1 楽章/レミ・ジュニエ(Pf)
・ショパン:子守歌 op.57/アンヌ・ケフェレック(Pf)
・ショパン:夜想曲 op.9-1/ダヴィッド・カドゥシュ(Pf)
・サマズイユ:大洋の月光/マリー=カトリーヌ・ジロー(Pf)
・ドビュッシー:月の光/アンヌ・ケフェレック(Pf) |
2023年ナントで開催されたラ・フォル・ジュルネ音楽祭、公式CD「夜への讃歌」
2h14'
ナントで2023年に開催されたラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマは夜。「夜」にまつわる様々な楽曲が美しく2枚のCDにまとめられています。
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DA VINCI CLASSICS
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秘宝 ~ 亡命者たちのハープ・ソナタ集
タイユフェール:ハープ・ソナタ
セルジュ・ナトラ(1924-2021):ソナチネ
ヒンデミット:ハープ・ソナタ
エルンスト・クルシェネク:ハープ・ソナタ
Op.150
ミヨー:ハープ・ソナタ |
アンナ・カステラーリ(ハープ) |
イタリア、チェゼーナのブルーノ・マデルナ音楽院を優秀な成績で卒業した女流ハーピスト、アンナ・カステラーリ。本アルバムでは、20世紀に書かれた最も重要なハープ作品を取り上げています。
スペインのハープ奏者、ニカノール・サバレタのために書かれたタイユフェールのソナタから、演奏者の技量を示し、イスラエル・ハープ・コンテストのために書かれたセルジュ・ナトラのソナチネ、第二次世界大戦直前に作曲者が生きた多くの苦難を明らかにし、ドイツ・ロマン派の詩人ルートヴィヒ・ヘルティに触発された無言歌を取り入れたヒンデミットのソナタなど、同時代におけるハープに対する様々な流派、ジャンル、アプローチのサンプルとして構成されています。
※録音:2022年10月30日-31日、パラッツォ・チゴラ・マルティノニ(イタリア)
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19世紀~20世紀のオーボエ・ソナタ集
ヒンデミット:オーボエ・ソナタ
ニールセン:幻想的小品 Op.2
アドルフ・デランドル(1840-1911) :序奏とポロネーズ
マルセル・ビッチュ(1921-2011):ロマンツァ
サン=サーンス:オーボエ・ソナタ Op.166
プーランク:オーボエ・ソナタ FP.185
シルヴィオ・ザンケッティ(1923-2002):秋の憂鬱 |
ルチアーノ・フランカ(オーボエ)
フィリッポ・パンティエリ(ピアノ/ベヒシュタインD) |
オーボエとピアノの対話。
本アルバムでは、美しい作品、レパートリーの主要作品から、あまり知られていない逸品まで、19世紀から20世紀という1世紀にわたる中で書かれた、オーボエの表現力の可能性とピアノとの相互作用を追求した作品の数々を集成。
ピアノは、1922年に製作された歴史的な楽器を使用し、当時の響きとオーボエの美しい音色をお楽しみいただけます。演奏は、元ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席オーボエ奏者として活躍したルチアーノ・フランカです。
※録音:2020年5月(イタリア)
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フランスの作曲家モーリス・デュリュフレ、
『レクイエム』『オルガン組曲』
モーリス・デュリュフレ:
レクイエム Op.9
オルガン組曲 Op.5 |
ギユー・コンソート
マルコ・サッカルディン(バリトン)
シルヴィア・アリーチェ・ジャノッラ(メゾ・ソプラノ)
エミリオ・ゴネッラ(チェロ)
アレッサンドロ・ペリン(オルガン)
マッテオ・チェザロット(指揮) |
フランスの作曲家、モーリス・デュリュフレは、プーランクのオルガン協奏曲の初演をするなど、卓越したオルガニストとしても活躍しました。
本アルバムでは、生涯に14曲しか残していないデュリュフレの作品の中で、代表作にあげられる
《レクイエム》 を収録。
この作品は、グレゴリオ聖歌の『死者のためのミサ曲』から多くの主題を用いており、フォーレの『レクイエム』と多くの類似点が見られ、曲の構成についてもフォーレの構成を踏襲していることも特徴です。
前奏曲、シシリエンヌ、トッカータの三部作からなるオルガン組曲がカップリングされています。
※録音:2021年10月(ヴィッラサンタ、イタリア)
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モランディ:オルガン作品全集 Vol.1
ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):
オルガン・ソナタ集第1巻(1808)
モダン・オルガン・ソナタ集第2巻(1817)
ザンポーニャの音を模したパストラーレ(1822)
オルガン交響曲 ニ短調(1805) |
ルカ・サルトーレ(オルガン) |
モランディ:オルガン作品全集第1弾!
ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856)はオルガン奏者以外にはほとんど知られていませんが、イタリアのオルガン音楽において重要な人物でした。
音楽家の家系に生まれ、当時の人気歌手と結婚したモランディは、妻と共にヨーロッパ各地を回り、当時流行していた音楽に触れました。
妻が亡くなった後はイタリアのマルケ州の海沿いの都市に拠点を移したモランディはその地で創作活動に集中します。
オペラや舞曲などの影響を受けることなく高いオリジナリティを持った作品を残しています。
※録音:2022年10月
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ウィンクラー:室内楽作品集
デイヴィッド・ウィンクラー:
ピアノ五重奏曲(2013)
チェロ・ソナタ(2010)
ピアノのための光のソナチネ(2020) |
アレッサンドロ・ヴィアーレ(ピアノ)
アンドレイ・チェクマゾフ(チェロ)
ガブリエーレ・バルドッチ(ピアノ)、他 |
マルタ・アルゲリッチによって「現代における最も偉大な作曲家の一人」と称されたデイヴィッド・ウィンクラーによる室内楽作品集。
2013年に作曲された「ピアノ五重奏曲」は、ルガーノ音楽祭のために作曲されたもので、セカンド・ヴァイオリンの代わりにコントラバスが編成に組み込まれています。
2020年作曲の「ピアノのための光のソナチネ」は、ベートーヴェンの生誕250年を記念した作品で、ベートーヴェンの良く知られた動機や様式的特徴が示唆されますが、その作品は完全なオリジナル作品です。
※録音:2010年&2022年
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イタリアへの旅 ~ ドイツ・リートにおけるイタリアの影響
リスト:ペトラルカの3つのソネット S.270A
ヴォルフ:イタリア歌曲集より 6つの歌
〔あなたはこの世で一番美しい(第1巻,
第3曲)、
祝福あれ,この世を創られた方に(第1巻,
第4曲)、
さあ仲直りしよう(第1巻, 第8曲)、
そして,君が恋人の焦がれ死にするさまを見たいなら
(第1巻, 第17曲)、
幸せな母に祝福あれ(第2巻, 第35曲)、
君が僕をちら見して笑い出し(第2巻,
第38曲)〕
R.シュトラウス:マドリガル Op.15-1
ヴォルフ:ミケランジェロの3つの詩
シューベルト:3つのイタリア歌曲 D.902 |
ルチオ・ガッロ(バリトン)
エーリク・バッターリア(ピアノ) |
ロマン派とポスト・ロマン派のドイツ語圏の作曲家たちによるイタリアに思いをはせた歌曲集。
リストの「ペトラルカの3つのソネット」(後にピアノ版に編曲されています)から始まり、ヴォルフのイタリアでの経験を表している6つの歌曲を収録。
さらにはミケランジェロの詩を用いたR.シュトラウスやヴォルフの作品、最後にはシューベルトがイタリア語の詩を基に書かれた「3つの歌」を収めています。
※録音:2022年10月
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ハイドン、クーラウ、ウェーバー:
フルート、チェロとピアノのための三重奏曲集
ヨーゼフ・ハイドン:
フルート、チェロとピアノのための
三重奏曲 ニ長調 Hob.XV:16
フリードリヒ・クーラウ:
フルート、チェロとピアノのための
三重奏曲 ト長調 Op.119
カール・マリア・フォン・ウェーバー:
フルート、チェロとピアノのための
三重奏曲 ト短調 Op.63 J.259 |
アンヤ・クロイツァー(フルート)
マルティン・プラティッソーリ(チェロ)
ヨアンナ・ザティ(ピアノ) |
3人の作曲家によるフルート、チェロとピアノのための三重奏曲集!
魅力的ながら完璧な音のバランスを見つけるのが難しいフルート、チェロとピアノのための三重奏曲集!本作にはこれらの楽器の錬金術の秘密を見つけようとする作曲家たちの努力と、最終的な成功の証が収められています。
ハイドンの三重奏曲ではフルートが主役となっているのに対し、クーラウの作品では3つの楽器が対等に扱われています。
ウェーバーの作品では3つの楽器の組み合わせがさらに巧妙になっており、各楽器の洗練された扱いが見事です。比較的珍しい編成のアンサンブルが持つ未知の可能性を、作曲家とともに探求することができる1枚です。
※録音:2022年7月、ドルノ(イタリア)
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C00707
(2CD)
特別価格 ¥3600
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ラヴェンナ音楽祭ライブ
ピアソラの最高傑作と思う
歌劇《ブエノスアイレスのマリア》
ピアソラ:歌劇《ブエノスアイレスのマリア》
(2部のタンゴ・オペリータ、台本:
オラシオ・フェレール) |
マルティナ・ベッリ(ヴォーカル)
ダヴィデ・ヴェンドラミン(バンドネオン)
ヤコポ・リヴァニ(指揮)
オルケストラ・ラ・コレッリほか |
アストル・ピアソラ(1921-19492)とオラシオ・フェレール(1933-2014)が1968年に生んだ傑作《ブエノスアイレスのマリア》。
フェレールの詩が様々な言語イディオムを創造的に混ぜ合わせ、非常に多様な要素(粗野なリアリズム、ファンタジー、魔法、宗教、神話など)を共存させているように、ピアソラもクラシック、伝統的なタンゴ、ジャズ、さらにはロック・ミュージックを混ぜ合わせ、唯一無二の個性と独特のスタイルを作り上げました。
本アルバムは2021年に権威あるラヴェンナ音楽祭でライブ録音されたもので、ピアソラ、特にこのタンゴ・オペラに芸術人生のかなりの部分を捧げているアーティストも参加しています。
※録音:2021年6月、ラヴェンナ(イタリア)
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20世紀の無伴奏クラリネット作品集
ニーノ・ロータ:6つの変奏曲と3つの提案
チャバ・デアーク:ソナチネ
エルンスト・クルシェネク:モノローグ
ジャコモ・ミルッチョ:狂詩曲
ゴードン・ジェイコブ:5つの小品
マルコム・アーノルド:幻想曲
アゴスティーノ・ガブッチ:即興曲
ポール・ハーヴェイ:3つの練習曲
アストル・ピアソラ:タンゴ・エチュード
第3番 |
アルフレド・ヴェナ(クラリネット) |
20世紀のヨーロッパにおけるクラリネットの様々なニュアンスを巡る内省的な旅路。19世紀には無伴奏のクラリネットのために書かれた作品はごくわずかしかありませんでした。
本作には1950年~1980年代に書かれたイタリア、イギリス、そして東欧の無伴奏クラリネット作品が集められています。
ここに選ばれたすべての作品は、伝統との強いつながりを保ちつつ、クラリネットの声を表現するための新しい言語、新しいテクニック、新しいスタイルを見出そうとしています。
※録音:2021年11月~2022年5月、フルカルド(イタリア)
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CEDILLE RECORDS
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マリン・オルソップ(指揮)&ウィーン放送響
マレク・ジャンダリ(1972-):Concertos 協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲
1. I. Allegro moderato
2. II. Andante
3. III. Allegretto
クラリネット協奏曲
4. I. Andante misterioso - Piu mosso
5. II. Nocturne: Andante
6. III. Allegro moderato |
レイチェル・バートン・パイン(ヴァイオリン)...1-3
アンソニー・マクギル(クラリネット)...4-6
ウィーン放送交響楽団
マリン・オルソップ(指揮) |
録音:2022年5月27-29日 Funkhaus Wien GroBer
Sendesaal、ウィーン(オーストリア)
総収録時間:61分
マレク・ジャンダリはシリア系アメリカ人のピアニスト・作曲家。
1972年にドイツに生まれ、アメリカに移住し音楽を本格的に学びました。これまで6曲の交響曲やいくつもの管弦楽曲と協奏曲を書いています。
ジャンダリの作品は伝統的な西洋音楽の構成と調性を土台にシリア及びアラブ系の旋律を主要モチーフとして加えたもので、ドラマティックな起伏や民族舞踏的な要素もあり、『シェエラザード』に惹かれる人には受け入れ易いでしょう。
ここに収められた2曲においてもシリアのモチーフは重要な役割を果たしているとのこと。
ジャンダリは「ピアノで平和を Pianos forPeace」という財団を創設してシリアにおける人権状況の発信とその擁護に務めています。
マリン・オルソップはジャンダリの活動と音楽に共感して同団体のアンバサダーを務め、これまでに交響曲第4番と第6番を録音しています。
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シカゴ響クラリネット副首席奏者を40年務めたジョン・ブルース・イエー
シカゴ・クラリネット・クラシックス
1. ニコライ・チェレプニン(1873-1945):
1楽章のクラリネット・ソナタ Op. posth.(1939)
2. ステイシー・ギャロップ(1970-):
Phoenix Rising(2017)(クラリネット版)
3-7. レオ・サワビー(1895-1968):
クラリネット・ソナタ(1938)...世界初録音
8. シュラミト・ラン(1949-):スピリット
–
無伴奏クラリネットのための(2017)...世界初録音
9-11. テレサ・ライリー(1976-):
The Forgiveness Train(2020)...世界初録音
12-15. ロバート・ムチンスキ(1929-2010):
タイム・ピース Op. 43(1983) |
ジョン・ブルース・イエー(クラリネット)
テレサ・ライリー(クラリネット)
...9-11
パトリック・ゴードン(ピアノ)
...1、4-7、12-15 |
録音:2022年2月6-7日 Reva and David Logan
Center for the Arts at the University of
Chicago(USA)
総収録時間:77分
シカゴ交響楽団の副首席クラリネット奏者を40年以上にわたって務めてきたジョン・ブルース・イエー。
このアルバムでは3曲の世界初録音を含む魅力的な室内楽作品と、独奏作品を演奏。共演はシカゴ交響楽団で首席鍵盤奏者を務めるパトリック・ゴードン。
また、イエーの弟子で作曲家でもあるクラリネット奏者テレサ・ライリーは自作の「The
Forgiveness Train」で彼と共演しています。
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CDR90000217
(3CD)
¥3600
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クラリネット
サン=ジョルジュ:歌劇《名無しの愛人》
【CD1】
1. 序曲
2-14. 第1幕
【CD2】
1-19. 第2幕
【CD3】...音楽のみ
1. 序曲
2-9. 第1幕
10-21. 第2幕 |
ニコル・キャベル(ソプラノ)...CD1、2
ジェフリー・アグパロ(テノール)...CD1、2
デイヴィッド・ ガヴァーツェン
(バス・バリトン)...CD1、2
エリカ・シュラー(ソプラノ)...CD1、2
マイケル・セントピーター(テノール)...CD1、2
ナタリー・コラス(ソプラノ)...CD1、2
ヘイマーケット・オペラ管弦楽団
クレイグ・トロンピター(指揮)
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録音:2022年6月20-22日 Sasha and Eugene
Jarvis Opera Hall at DePaul University,Chicago,
Illinois(USA)
総収録時間:180分
2010年にシカゴに設立されたヘイマーケット・オペラは、17世紀から18世紀に書かれたオペラやオラトリオなどの演目を当時の楽器で演奏することを目的とし、これまでに世界初演を含む30以上の作品を上演してきました。
今回採り上げられたのは、フランスで活躍したサン=ジョルジュの歌劇《L'amant
anonyme 名無しの愛人》。
作曲家のパトロンでもあったフェリシテ・ド・ジャンリスの戯曲に基づく、歌唱部分に対話を織り込んだオペラ・コミック形式で書かれたこの作品は彼の6作の歌劇の中でも最も人気のあった演目ですが、現在では上演される機会がなく、このアルバムが世界初録音となります。
主役レオンティーヌを歌うのは2005年の"BBCカーディフ・シンガー・オブ・ザ・ワールドの優勝者ニコラ・キャベル。存在感のある歌唱を聴かせます。
相手役はシカゴ出身のテノール、ジェフリー・アグパロ。芸術監督で歌劇場の創設者でもあるグレイグ・トロンピターが総勢19人のコンパクトな編成の古楽器オーケストラから活力ある音色を引き出しています。
CD3ではオーケストラのみのナンバーを収録し、組曲風にお楽しみ頂けます。
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SONO LUMINUS
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Ascenso コロンビアの無伴奏チェロ作品集
1. ダミアン・ポンセ・デ・レオン(1980-):La
Ruta de la Mariposa*
2. ホルヘ・ウンベルト・ピンソン・マラゴン(1968-):
Mesonoxian メソノシアン
3. イサーク・アルベニス(1860-1909):スペイン組曲
第1集 Op. 47
- 第5曲 アストゥリアス(伝説)
(S.カニョン=バレンシアによるチェロ編)
4. レオナルド・フェデリコ・オヨス(1973-):
Urban Rhapsody アーバン・ラプソディ*
5. サンティアゴ・カニョン=バレンシア(1995-):
Ascenso Hacia lo Profundo*
*...世界初録音 |
サンティアゴ・カニョン=バレンシア(チェロ) |
録音:2021年10月11-13日 Plymouth Church,
Shaker Heights, Ohio(USA)
総収録時間:42分
コロンビア生まれのチェロ奏者サンティアゴ・カニョン=バレンシアが母国の無伴奏作品を収めたソロ・アルバム。
カニョン=バレンシアは1995年生まれ。2017年のエリザベート王妃国際コンクールで第3位、2019年のチャイコフ
スキー国際コンクールでは第2位と聴衆賞を受賞。
2022年にはBBCのネクスト・ジェネレーション・アーティストに選ばれるなど国際的な注目を集めており、母国はもとよりドイツとアメリカを中心にオーケストラとの共演や室内楽、リサイタル活動を展開しています。
このCDでは、自らが愛奏する「アストゥリアス」を中央に置き、自作を含むコロンビアの作品で構成しています。
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DSL-92265
(CD+BD-A)
¥2800
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Boulder Bach Festival ボルダー・バッハ音楽祭
1-3. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
2つのヴァイオリンと弦楽、
通奏低音のための協奏曲 ニ短調 BWV 1043
4. ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703):ラメント
「Ach, dass ich Wassers gnug hatte
ああ、私の頭が水で満ちていたなら」
5-7. J. S. バッハ:
チェンバロと弦楽のための協奏曲 ニ短調
BWV 1052
8. J. C. バッハ:モテット
「Es ist nun aus mit meinem Leben わが命、今やつき」 |
クレア・マッカハン (メゾ・ソプラノ)...4、8
ジョゼフィーン・ストップレンバーグ(ソプラノ)...8
ダニエル・ハッチング(テノール)...8
アダム・ ユーイング(バリトン)...8
ザカリー・キャレッティン (ヴァイオリン)
...1-3(ソロ)、4-7
キム・ユウン(ヴァイオリン)...1-3(ソロ)、5-7
ブルーン・マッカリー(ヴァイオリン)...1-3
マイケル・ローレンス・スミス(ヴァイオリン)...1-3
ポール・ミラー(ヴィオラ)...1-7
ヴィジャイ・チャラサニ(ヴィオラ)...4
コールマン・イツコフ(チェロ)...1-7
ジョセフ・ホー(チェロ)...4
ニコラス・レクバー(コントラバス)...1-7
クリストファー・ホルマン(チェンバロ・オルガン)
...1-4、8
ミナ・ガイッチ(チェンバロ)...5-7 |
録音:2022年5月16-20日 ボルダー・バッハ音楽祭,
Boulder Colorado(USA)
総収録時間:54分/Blu-ray AUDIO 収録フォーマット、MP3、5.1
DTS HD MA 24/192KHz、9.1 Auro-3D 24/96KHz、2.0
LPCM 24/192KHz、9.1 Dolby Atomos 24/48KHz
2022年、コロラド州ボルダーで開催された「ボルダー・バッハ音楽祭」。
このアルバムには公開コンサートの終了直後に録音された4曲の演奏が収録されています。世界中から集まった才能ある音楽家たちが、ボルダーの雄大な自然をバックに演奏。
音楽監督ザカリー・キャレッティンとミナ・ガイッチを中心とした多彩な演奏家たちはそれぞれ古楽器、モダン楽器を用いながら、作品に対して新しい解釈を採り入れています。
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GEGA NEW
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「砂川晴彦の思い出に」
ヤッセン・ヴォデニチャロフ(b.1964):作品集
(1)ルバイヤット(ウマル・ハイヤームの詩による5つのワインの歌)
(2)ピアノ協奏曲「水晶の森からの響きとささやき」
(3)アポクリファ(A.タルコフスキーに捧ぐ)
(4)サクソフォン協奏曲「砂の歌」
(5)シンフォニア(リュドミラ・ヴィデニチャロフの詩による)
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(1)エメリ・ルフェーブル(バリトン)
レオ・マルグ(指揮)
アンサンブル・ラティネレール
(2)デシスラヴァ・シュテレヴァ(ピアノ)
イワン・ストヤノフ(指揮)
ガヴロボ室内管弦楽団
(3)エレクトロアコースティック作品
(4)ニコラス・ケープランド(A.Sax)
ヴセヴォロド・シュムイレヴィッチ(指揮)
パリ・サクソフォーン・アンサンブル
(5)テオドラ・ペトロヴァ(ソプラノ)
ナディヤ・パヴロヴァ(メゾソプラノ)
イワン・ストヤノフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団 |
[74:12]
ヤッセン・ヴォデニチャロフ作品集第7弾。
日本にも縁の多い作曲家で今回も「砂川晴彦の思い出に」というアルバム・タイトルがついている。
砂川晴彦(1946-2022)は福岡出身でフランス在住の画家・彫刻家で抽象的な作品で高い評価を得ていた。
ヴォデニチャロフはソフィア国立音楽院で学んだ後、パリ音楽院でポール・メファノに師事、IRCAMでも研鑽を積んだ。現在はパリを拠点に活動している。
どの作品が砂川氏に捧げられているということではないようで、作風は不協和音の不気味な静けさ、クラスターの炸裂など駆使した硬派な現代音楽だ。
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ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集
スラヴ舞曲集第1集 Op.46
第1番 ハ長調 「フリアント」Op.46-1
第2番 ホ短調 「ドゥムカ」Op.46-2
第3番 変イ長調 「ポルカ」Op.46-3
第4番 ヘ長調 「ソウセツカー」Op.46-4
第5番 イ長調 「スコチナー」Op.46-5
第6番 ニ長調 「ソウセツカー」Op.46-6
第7番 ハ短調 「スコチナー」Op.46-7
第8番 ト短調 「フリアント」Op.46-8
スラヴ舞曲集第2集 Op.72
第9番 ロ長調 「オドゼメク」Op.72-1
第10番 ホ短調 「マズルカ」Op.72-2
第11番 ヘ長調 「スコチナー」Op.72-3
第12番 変ニ長調 「ドゥムカ」Op.72-4
第13番 変ロ短調 「シュパチールカ」Op.72-5
第14番 変ロ長調 「ポロネーズ」Op.72-6
第15番 ハ長調 「コロ」Op.72-7
第16番 変イ長調 「ソウセツカー」Op.72-8 |
ピアノ・デュオ・
デシスラーヴァ・シュテレヴァ&
エフゲニア・シメオノヴァ |
67'29
ブラームスのハンガリー舞曲集(GD 396)から6年ぶりのピアノ・デュオ・デシスラーヴァ・シュテレヴァ&エフゲニア・シメオノヴァのgegaへの新録音は、案の定というべきドヴォルザークのスラヴ舞曲集。
デシスラヴァ・シュテレヴァは、ブルガリア東部の黒海沿岸の街ブルガスで学んだ後、モスクワのチャイコフスキー音楽院に留学、東欧を中心に活躍している。
エフゲニア・シメオノヴァはブルガリアの中北部、プレヴェンの音楽院で学んだ後、プラハ音楽アカデミーで研鑽を積み、さらにパリやモスクワでも学んだ。
二人のデュオは、2001年にgegaからリリースされた20世紀ブルガリアを代表する作曲家パンチョ・ヴラディゲロフのCD(GD
239)で国際的にも名前が知られるようになった。
スラヴ舞曲集ならばその気になればいくらでもエンターテインメント性を煽ることもできそうだが、彼女たちの演奏は極めて誠実一路。
有名なフリアントでも派手に盛り上げたりせず、またドゥムカでも大げさに起伏をつけたりせずあくまでしみじみ。一歩間違えると地味になりそうなところだが、曲本来の味わいを大切にするとこんなに良い味になると彼女たちが教えてくれるような素敵な演奏だ。
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GENUIN
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塩貝みつる率いるハンブルク・トリオの
シェーンベルク、ツェムリンスキー、シューベルト
シェーンベルク(シュトイアーマン編):浄められた夜
Op.4
ツェムリンスキー:ピアノ三重奏曲 ニ短調
Op.3
シューベルト:ピアノ三重奏曲 変ホ長調
D897 「ノットゥルノ」 |
ハンブルク・トリオ:
【塩貝みつる(ヴァイオリン)
ウルリッヒ・ホルン(チェロ)
エバーハルト・ハーゼンフラッツ(ピアノ)】 |
塩貝みつる率いるハンブルク・トリオの情感豊かなシェーンベルク、ツェムリンスキー、シューベルト
録音:2021年3月15-16日 ドイツ フランクフルト・アム・マイン 66'19
2023年5、6月に来日公演を行うハンブルク・トリオのCD。ハンブルク・トリオは2013年結成。
ヴァイオリンの塩貝みつるは、2004―2016年の長きに渡ってハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団(演奏会に加えてハンブルク国立歌劇場のピットに入るオーケストラ)のアソシエイト・コンサートミストレスを務めた名手。
ウルリッヒ ホルンは2001年からフランクフルト放送交響楽団のチェロ奏者。エバーハルト・ハーゼンフラッツはドイツのピアニスト。室内楽で活躍している。
シュトイアーマン編曲によるシェーンベルクの浄められた夜は、原曲の弦楽六重奏の極小オーケストラ的な性格よりもずっと室内楽曲的な作風になり、より繊細さが強まっている。
ハンブルク・トリオのしっとりと情感豊かな演奏が素晴らしく、シェーンベルクだけでなくツェムリンスキーの熟した味わいも、シューベルトのノットゥルノのゆったり広がる豊かさも見事。
ハンブルク・トリオ 2023年来日公演予定
5月30日 福岡県福岡市 アクロス福岡シンフォニーホール/5月31日 熊本圏熊本市 ラフカディオホール
6月3日 福岡県太宰府市 九州国立博物館ミュージアムホール/6月4日 福岡県豊前市 豊前市立多目的交流文化センター
6月6日 東京都渋谷区 ムジカーザ 昼夜2回別プログラム公演/6月8日 北海道空知郡奈井江町 奈井江町文化ホール
6月10日 北海道札幌市 札幌コンサートホール
kitara小ホール
※詳細は各会場にお問い合わせください。
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ホン・ミンスのおそらくCDデビュー、
リスト、シマノフスキ、シューマン
リスト:2つの伝説 S.175
小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ
シマノフスキ:仮面劇 Op.34
シューマン:謝肉祭 Op.9 |
ホン・ミンス(ピアノ) |
録音:2022年4月28-30日 ドイツ フランクフルト・アム・マイン、69'29
「永遠の瞬間」と題された、韓国出身のピアニスト、ホン・ミンス
Minsoo HongのおそらくCDデビュー。
ホン・ミンスは1993年、釜山の生まれ。韓国で学んだ後、2013年にドイツのデトモルト音楽大学に留学。2017年、オランダ、ユトレヒトでの国際フランツ・リスト・ピアノ・コンクールで第2位を獲得、一気に名を知られるようになる。
ホンのピアノは技術が極めて高く、しかも硬質な音色がたいへん美しい。リストの小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコの冒頭部分の万華鏡のような音楽がキラキラ輝きつつも極めて良くコントロールされていて圧倒される。
シマノフスキの仮面劇もホンの見事な技量と音楽性を伝えてくれる。シューマンの謝肉祭では、この作品の賑やかな娯楽性を少し抑えて、充実した音楽をじっくり聞かせることに集中しているようだ。
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シュテンツル兄弟
ピアノ・デュオのGENUINへの4枚目のCD
ノッテボーム(1817-1882):バッハの主題による変奏曲
Op.17
ニーチェ(1844-1900):2つのピアノのためのモノディ
デンホフ:[無]コラール
ピアソラ(ツィーグラー編):フーガと神秘
ストラヴィンスキー(ショスタコーヴィチ編):詩篇交響曲
バッハ:「イエスは私のもの」 BWV147 第6曲+
クルターク:怒ったコラール |
シュテンツル・ピアノ・デュオ:
【ハンス=ペーター・シュテンツル(ピアノ)、
フォルカー・シュテンツル(ピアノ)】 |
録音:2013年3月19―20,27―28日,2022年8月15―18日
ドイツ ケルン、63'46
ドイツのベテランのピアノ・デュオ、ハンス=ペーターとフォルカーのシュテンツル兄弟によるシュテンツル・ピアノ・デュオのGENUINへの4枚目のCD。
今回は珍しい作品が主。マルルティン・グスタフ・ノッテボーム(1817-1882)はブラームスの親友として知らるピアニスト、作曲家。
バッハの主題による変奏曲は、フランス組曲第1番のサラバンドに基づく9つの変奏曲。フリードリヒ・ニーチェはあの有名な思想家ニーチェの作品。2つのピアノのためのモノディ(二人のためのモノディ)は知る人ぞ知る名曲。
ニーチェが友人の結婚を祝って書いたもので、おそらく2台のピアノが二人になぞらえられているのだろう。
ミヒャエル・デンホフは1955年生まれの作曲家。[無]コラール
[k]ein Chral は静かでしみじみとした佳作。
ピアソラの「ブエノスアイレスのマリア」の中のフーガと神秘は、兄弟の見事な絡み掛け合いが楽しめる。ストラヴィンスキー詩篇交響曲をショスタコーヴィチが2台ピアノのために編曲した作品は、存在はよく知られているにもかかわらず録音があまりなく、ストラヴィンスキー・マニア、ショスタコーヴィチ・マニアどちらからも歓迎されるだろう。
最後にバッハの有名な「主よ、人の望みの喜びよ」が演奏されて...と思ったら、これはジェルジ・クルタークが途中に自分の「怒ったコラール」を挟み込んだもの。ニヤリとさせられる。
ちなみに二人の姓は、シュテンツェル ではなく
シュテンツル Stenzl。
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MSR
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「コンポステラ」~ファゴット作品集
(1)アンバー・フェレンツ(b.1973):意地悪なこどものための歌
(2)ケン・クーパー(1941-2003):ジャズ組曲
(3)ジェニ・ブランドン(b.1977):
コンポステラ~無伴奏ファゴットのための
(4)マックス・レンツ(1887-?):おのぼりさん
(5)マックス・レンツ:年老いたファゴット吹きの物語
(6)アリッサ・モリス(b.1984):数学 |
エリック・ヴァン・デル・
ヴェーア・ヴァルナー(Fg)
(1)(2)(4)(5)(6)リサ・レナード(Pf)
(2)スコット・デイヴィス(Cb)
(2)フアンマヌエル・ロペス(Drums) |
録音:2018年1月[73:37]
ファゴット奏者エリック・ヴァン・デル・ヴェーア・ヴァルナーはアメリカの数々のオーケストラの首席ファゴット奏者を歴任した後、現在はソリスト、室内楽奏者として活動するベテラン。
このアルバムにはアメリカの若い世代の作曲家の作品を中心にファゴットのための作品が収められている。いずれも明朗な調性と形式で書かれた親しみ易いものばかり。
ケン・クーパーの「ジャズ組曲」ではドラムとベースも加わり、ファゴットがサックスばりのグルーヴィなプレイを聴かせる。
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ヴィブラント・カラーズ~
ダグラス・ヘドウィグ(b.1951):金管楽器のための作品集
(1)「オニックス」~金管五重奏のための
(2)「ヘリオドール」~金管五重奏のための
(3)「オブシディアン」~トランペット独奏のための
(4)トロンボーン・ソナタ「アンタラ」
~トロンボーンとピアノのための
(5)「ウドマーヤ」~6つのトランペットのための
(6)「新世界」~ソプラノ、トランペットとピアノのための
(7)「ミュータント・カラーズ」~6つのトランペットのための
(8)「ブルックリン・ファンファーレ」~4つのファンファーレ
(9)「遠方より」~金管八重奏のための
(10)「魂の音楽の小屋」
~フリューゲル・ホルン独奏と語りのための
(11)「或る角度から見た光」
~金管五重奏とオルガン、打楽器のための |
ダグラス・ヘドウィグ(指揮)
ラグニアッペブラス
アルトゥス・トランペット・アンサンブル |
録音:2022年6月9-12日ルイジアナ大学 [72:50]
作曲家ダグラス・ヘドウィグの金管楽器のための作品集。ヘドウィグは多様な楽器、編成のための作品を多数発表しているが、特に金管アンサンブルのための作品に優れたものが多く、その作品は世界中の多くの演奏家によって取り上げられている。
このアルバムでは独奏曲から金管八重奏までバラエティに富んだ作品が収められている。曲はいずれも金管楽器の特性を生かした親しみやすい作風。
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ケヴィン・マッキー(b1980):
金管五重奏のための作品集
(1)エスケイプ(2007)
(2)鉄の馬(2019)
(3)炎の帰還(2008)
(4)ガレオンとカトラス(2013)
(5)常にただ感謝あるのみ(2021) |
(1)-(4)ブラス・ワークス:
【ジェーソン・バーグマン(Trp)、
セレッタ・ハート(Trp)、ローレンス・ローエ(Hrn)
ウィル・キンバル(Trb)、ダン・ブライス(Tuba)】
(5)BYUホナーズ金管五重奏団:
【E.J.ミランダ(Trp)、ブランデン・ヘイニー(Trp)
ウェストン・シムズ(Hr)、アシュレイ・ランズ(Trb)
トマス・キンダー(Tuba)】 |
録音:2020年12月7-8日、2021年4月30日 [40:13]
作曲家ケヴィン・マッキーはアメリカの作曲家でトランペット奏者。
ブラスの世界ではかなり知られた存在で、彼の作品は世界中の金管楽器演奏者の間で盛んに演奏されている。
このアルバムは彼のこれまでの金管五重奏のための作品を集めたものでファン、ブラス関係者は必携。作品はいずれも親しみ易い作風で楽しめる。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GEGA NEW
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「ナディヤ・アフェヤン アリアと歌曲集」
(1)ビゼー:「カルメン」~ハバネラ
(2)ビゼー:「カルメン」~
あんたかい(第4幕 カルメンとジョゼの二重唱)
(3)ヴェルディ:「トロヴァトーレ」~
炎は燃えて,鎖につながれて
(4)ヴェルディ:「ドン・カルロ」~おお、不幸な贈り物よ
(5)ヴェルディ:「アイーダ」~
ああ!死にそうだわ(第4幕の裁判の場面)
(6)ポンキエッリ:「ジョコンダ」~貴婦人の声か、天使の声か
(7)サン=サーンス:「サムソンとデリラ」~
愛の神よ、私を助けに来ておくれ
(8)ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」~
神秘の力(マルファの予言)
(9)ピプコフ:「モムチル」~エフロジーナのアリア
(10)ヴォルフ:隠棲
(11)ルフェーブル:この世で |
ナディヤ・アフェヤン(メッゾソプラノ)
(1)(3)(5)(6)(7)(9)
ミハイル・アンゲロフ(指揮)
ブルガリア国営放送交響楽団
(2)(8)ルスラン・ライチェフ(指揮)
ブルガリア国営放送交響楽団
(4)ルスラン・ライチェフ(指揮)
ペルニク交響楽団
(2)リュボミール・ボドゥロフ
(ジョゼ テノール)
(5)ニコライ・ストイロフ(バス ランフィス)
ソフィア歌劇場合唱団
(10)(11)リュベン・コンドフ(ピアノ) |
録音:(1)(3)(6)(7)(9)(10)(11)1967年、(2)(4)1960年、(5)1974年、(8)1963年
gegaが取り組む往年のブルガリアのオペラ歌手のCDのシリーズ。ナディヤ・アフェヤン(1917-2000)は、第二次大戦直後から長年に渡ってソフィア歌劇場で活躍したメッゾソプラノ。
主要なメッゾ役はあらかた歌ったようである。また若い頃にベルリンとウィーンで学んだことから、東ベルリンのベルリン国立歌劇場でも活躍した。暗く深みのある彼女の歌の魅力は、これらの録音からでも十分窺えるだろう。
歌唱は概ね原語のようだが、「カルメン」の二重唱はおそらくブルガリア語歌唱と思われる。
また1974年の「アイーダ」のみステレオ録音らしき広がりが感じられる(どちらもCDには記載なし)。
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GRAND SLAM
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GS 2289)
特別価格
¥2700
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クナッパーツブッシュ&VPO、ワーグナー名演集
ワーグナー:
楽劇「神々のたそがれ」
(1)ジークフリートのラインへの旅
(2)ジークフリートの葬送行進曲
楽劇「パルジファル」
(3)幼子のあなたがおかあ様の胸に抱かれているのを見た
楽劇「トリスタンとイゾルデ」
(4)前奏曲
(5)イゾルデの愛の死
楽劇「ワルキューレ」第3幕
(6)ヴォータンの告別と魔の炎の音楽
楽劇「パルジファル」(ボーナス・トラック)
(7)第1幕前奏曲よりリハーサル風景 |
(3)キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
(5)ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
(6)ジョージ・ロンドン( バス・バリトン)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
(1)-(6)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(7)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 |
クナッパーツブッシュ&VPO、ワーグナー名演集を極めつけの音質で!ボーナス・トラックも貴重音源!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
録音:(1)(2)1956年6月、(3)1956年5月、(4)(5)1959年9月、(6)1958年6月/ゾフィエンザール(ウィーン) ⑦1962年11月/バヴァリア・スタジオ(ミュンヘン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:ステレオ(録音セッション)/国内製作、日本語帯・解説付
■制作者より
クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルのワーグナー名演集は抜粋ながらもステレオという恩恵もあり、今なお不滅の光を放っています。
当シリーズではLP復刻は実績がありますが、2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用したものは今回が初めてとなります。むろん、マスタリングの全行程をプロ用の機器で行い、万全を期しました。
ボーナス・トラックには「パルジファル」第1幕前奏曲リハーサルを加えました。
これはウェストミンスターの録音セッションで収録されたものですが、GS-2113(2014年発売、廃盤)とは異なる箇所を収録したものであり、しかも音声はステレオです。
わずか3 分半ですが、クナの存在感の凄さが強烈に感じられ、非常に興味深いものです。
なお、当CDには歌詞対訳は添付されておりません。ご了承下さい。(平林 直哉)
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4/5(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
SUPRAPHON
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ベネヴィッツ・クァルテットがハイドンを録音!
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲第29番 ト長調 Op.17-5
Hob. III:29「レチタティーヴォ」
(2)弦楽四重奏曲第38番 変ホ長調 Op.33-2
Hob. III:38「ジョーク」
(3)弦楽四重奏曲第57番 ハ長調 Op.54-2
Hob. III:57 |
ベネヴィッツ・クァルテット
【ヤクブ・フィッシャー(第1ヴァイオリン)、
シュチェパン・イェジェク(第2ヴァイオリン)、
イジー・ピンカス(ヴィオラ)、
シュチェパン・ドレジャール(チェロ)】 |
大阪国際室内楽コンクール&フェスタで優勝したベネヴィッツ・クァルテットがハイドンを録音!
録音:2020年12月3&4日、2021年1月29&30日/FMGアーティスツ・スタジオ、ブディショフ・ナト・ブディショヴコウ/DDD、51'27
第2次世界大戦時に活躍したチェコ、スロバキアの作曲家に焦点を当てたアルバム(SU-4326)で注目されたベネヴィッツ・クァルテット。待望の新録音はハイドンです。
このアルバムにはハイドンが40歳のときに書いた作品17(1771年)から「レチタティーヴォ」、ロシア皇帝パウル一世(ロシア大公パーヴェル・ペトロヴィッチュ)に献呈された「ロシア四重奏曲」
作品33(1781年)から「ジョーク」、そして第57番
作品54-2(1788年)の3篇を収録。当団がハイドンの弦楽四重奏曲における音楽性の発展を描いています。
ベネヴィッツ・クァルテットは1998年にプラハ音楽院にて結成。ソフィア王妃音楽大学にてR.シュミットに師事。
2004年にはチェコ・フィルハーモニーのチェコ室内楽協会賞を受賞。同年、ARDミュンヘン国際コンクールでは本選に進出、セオドア・ログラー財団奨学金とベーレンライター原典版賞を獲得。
2005年に開かれた第5回大阪国際室内楽コンクール&フェスタに優勝。
また、2008年にはイタリア、レッジョ・エミリアの第8回パオロ・ボルチアーニ国際クァルテットコンクールで優勝しております。
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EM RECORDS
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エルガーの「ヴァイオリン・ソナタ」ヘンレ版を収録!
ニュー・ライト
エルガー:
ヴァイオリン・ソナタ Op.82、愛のあいさつ
Op.12、
夜の歌 Op.15-1、朝の歌 Op.15-2
アイヴァー・ガーニー (1890-1937):
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(世界初録音) |
ルパート・マーシャル=ラック(ヴァイオリン)
ダンカン・ハニーボーン(ピアノ) |
ここ数年着実に録音される機会が増えてきているエルガーの「ヴァイオリン・ソナタ」ですが、このアルバムでは、スケッチや草稿、エルガーが注釈をつけた校正ずり、初版など現存する資料をすべて用いて改訂されたヘンレ版(2019年出版)を用いての録音となっています。
そしてエルガーの晩年に作曲されたこのソナタと同時に、初期の作品である「愛のあいさつ」(2014年ヘンレ版)、そして「夜の歌」と「朝の歌」(2021年ヘンレ版)が収録されており、あらゆる角度からエルガーの作品を楽しめるアルバムとなっています。
世界初録音となるアイヴァー・ガーニー (1890-1937)の「ヴァイオリン・ソナタ
ニ長調」は、運指や演奏技術に関する指示が細かく明記されており、作曲家の意図が再現された演奏となっています。
※録音:2021年3月29日-30日
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エロイカ
ドナルド・フランシス・トーヴィー(1875-1940):
無伴奏ヴァイオリンのための英雄的ソナタ
Op.29
アルバート・エドワード・サモンズ(1886-1957):
《超絶技巧練習曲》Op.21より
第1番、第3番、第8番、第9番、第19番、
第26番、第33番、第35番(世界初録音)
エルガー:無伴奏ヴァイオリンのための性格的練習曲
Op.24 |
ルパート・マーシャル=ラック(ヴァイオリン) |
アドルフ・ブッシュに捧げられたトーヴィーの「無伴奏ヴァイオリンのための英雄的ソナタ」は、このジャンルの他の作品同様、J.S.バッハの影響を多分に受けた作品で、随所にそのことを想起させる曲です。
サモンズはエルガーなどと繋がりのあったヴァイオリニストとしても知られており、《超絶技巧練習曲》は、あるものはアルペジオを、あるものはボウイングといった様々な奏法を学べるものとなっています。
※録音:2016年3月22日-23日
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HARP&COMPANY
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メヨウハス:フルートとハープのための音楽
ヨラム・メヨウハス(b.1967):
フルートとハープのためのソナタ
フルートとハープのための詩篇集
フルート、ハープ、弦楽五重奏のための二重室内協奏曲 |
エスティ・ロフェ(フルート)
ラシェル・タリトマン(ハープ)
ドロン・サロモン(指揮)
イスラエル・弦楽アンサンブル |
イスラエル、テルアビブ出身の世界的ハーピスト、ラシェル・タリトマンが設立した「ハープ音楽に特化」した世界でも珍しい自主レーベル、「ハープ・アンド・カンパニー(Harp
& Company)」からヨラム・メヨウハス(b.1967)の作品集が登場です。
メヨウハスは、イスラエルの様々なオーケストラで首席ヴィオラ奏者を務める他、作曲家としても活動しています。
エスティ・ロフェとラシェル・タリトマンのために作曲を依頼されたメヨウハスは感激し即座に二人のための作品に取り掛かりました。
「フルートとハープのための詩篇集」は元々メゾ・ソプラノとハープのために作られましたが、器楽演奏に適していると判断したメヨウハスによってフルートとハープ版に作曲されました。
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ARCANA
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1600年前後イタリアの宗教作品集 ゴンザーガ家の輝き
~デ・ヴェルトからモンテヴェルディまでの宗教作品集~ |
ビスカントレス(声楽&古楽器アンサンブル)
ルーカ・コロンボ(指揮) |
1. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
Confitebor III alla francese
フランス様式による「わたしは心から主であるあなたを祝い」第3番~『宗教的・倫理的な森』(1640)より
2-3. ベネデット・パッラヴィチーノ(1551頃-1601):
Dum complerentur
五旬節の時は満ち ~『讃美の聖唱歌集』(1605)より
4. サロモーネ・ロッシ(1570頃-1630): Keter
yitnu
あなたの聖なる王冠は天使たちに歓迎をもって認められ
~『ソロモンの歌集』(1623)より
5. ジャケス・デ・ヴェルト(1535-1596):
Adesto dolori meo
わたしは悲しみに蝕まれています、神よ
~『5声のモテット集 第1巻』(1566)より
6. モンテヴェルディ: Laetaniae della
Beata Vergine 聖母マリアの連祷 ~
『モンテヴェルディ氏による4声のミサ曲、独唱群と合唱による
1~8声の詩篇曲および聖母マリアの連祷』(1650)より
7. デ・ヴェルト: Omnis homo primum 誰もがまずは上等なワインを
~
『5声のモテット集 第1巻』(1566)より
8. ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ(1554頃-1609):
Magificat VIII toni
第8旋法によるマニフィカト(聖母マリアの讃歌)~
『聖母マリアの讃歌を含む、全ての荘厳なる晩課のための詩篇曲集』(1593)より
9. パッラヴィチーノ: Misericordias Domini
わたしは主の憐れみをとこしえに歌い
~『讃美の聖唱歌集』(1605)より
10. モンテヴェルディ: Cantate Domino
歌え、主に向かって新しき歌を~
ジューリオ・チェーザレ・ビアンキの『モテット集
第1巻
[中略]クラウディオ・モンテヴェルディ氏のモテット1曲を含む』(1620)より
11. アマンテ・フランツォーニ(1575-1630):
Dixit Dominus VI toni
第6旋法による「ディクシット・ドミヌス(主は言われた)」~
『聖母マリアの讃歌を含む、全ての荘厳なる晩課のための詩篇曲集』(1619)より
12. デ・ヴェルト: Speremus Meliora omnes
わたしたちはみな至上の善を願います!
~『5声のモテット集 第1巻』(1566)より
13. ロッシ: Yesusum midbar 皆で来たれ、渇きに苛まれる者たちよ~『ソロモンの歌集』(1623)より
14. ガストルディ: Regina coeli 天の皇后よ~『ローマ式典礼による終課全編』(1597)より |
録音: 2020年9月18-20日 パラッツォ・ピニャーノ礼拝堂、クレモナ、イタリア
収録時間: 63分
【1600年前後の音楽発展を、イタリア古楽界の俊才たちが縦横無尽に】
ルネサンスからバロックにかけてのマドリガーレや宗教曲を、当時の様式に従って専門的に演奏するイタリアの新しい古楽合唱団ビスカントレス。
少数精鋭の室内楽的な響きの確かさから合唱における精緻なアンサンブルまで、一貫して手堅くも魅力的な解釈を聴かせるこの団体が、ルネサンス期にさまざまな分野の芸術を擁護・推進しイタリア宮廷文化を牽引したマントヴァのゴンザーガ家にゆかりのある作曲家たちの作品を集中的にとりあげたアルバムです。
軸となっているのはフランドル出身でイタリアに渡った16世紀屈指のマドリガーレ作曲家デ・ヴェルトと、独唱中心のオペラばかりでなくルネサンス以来の合唱音楽にも新技法を大きく取り入れ発展させた大家モンテヴェルディ。
マントヴァ宮廷との縁で生まれた彼らの作品の他、フランツォーニやガストルディといった演奏機会の少ない作曲家たちの作品に潜む細やかな機微まで鮮やかに浮かび上がらせる好演です。解説も充実(伊語/仏英訳付)。
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BR KLASSIK
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バイエルン放送響とメータ、なんと初めての録音!
チャイコフスキー:交響曲第5番/リスト:マゼッパ
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1810-1893):
交響曲第5番 ホ短調 Op. 64
1. I. Andante – Allegro con anima 14:21
2. II. Andante cantabile, con alcuna
licenza
– Moderato con anima 12:29
3. III. Valse. Allegro moderato 5:54
4. IV. Finale. Andante maestoso –
Allegro vivace 12:20
5. フランツ・リスト(1811-1886):交響詩第6番「マゼッパ」 14:51 |
バイエルン放送交響楽団
ズービン・メータ(指揮) |
録音:2013年2月25日-3月1日(ライヴ) ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
総収録時間:60分
バイエルン放送交響楽団とズービン・メータによる、なんと初めての録音。
チャイコフスキーの第5番はロス・フィルとの1977年録音(Decca)以来36年ぶりの再録音です。
メータはバイエルン放送交響楽団を度重ね指揮しており、2018年秋には急病でキャンセルしたヤンソンスに代わって日本ツアーを指揮。『音楽の友』誌で同年のベスト・コンサートに選ばれました。
2020年1月にヤンソンス追悼コンサートの指揮を任されたのもメータ。これほどの厚い信頼関係がありながら、これまでLPもCDも無かった(バイエルン放送響調べ)というのは意外です。
このアルバムは2013年2月から3月にかけて行われた演奏会の際に収録されたもの。
チャイコフスキーの第5番は、第3楽章を除きロス・フィル盤よりも若干遅めのテンポをとり、この曲の魅力である歌うような旋律をしっかりと聴かせます。
「マゼッパ」はメータの得意曲で機能性抜群のオーケストラを駆使したゴージャスなサウンドと高揚感をたっぷりと味わえます。
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900936
(4CD)
¥3200
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『ハーモニーの秘密』 J.S.バッハの生涯
~イェルク・ハンドシュタインによる語りと
様々な音源による伝記
【CD1】
1-5. Armes Waisenkind 1685-1702年
6-10. Fremde Tone 1702-1707年
11-15. Auf der Himmelsburg 1708-1717年
【CD2】
1-5. Durchlauchtester Leopold 1717-1722年
6-10. Regulierte Kirchenmusik 1722-1727年
11-15. Leipziger Allerlei 1725-1729年
【CD3】
1-5. Wunderliche Obrigkeit 1729-1734年
6-10. Es erhub sich ein Streit 1736-1741年
11-15. Musicalische Wissenschaften
1741-1750年
ゲーベル指揮ムジカ・アンティクァ・ケルン、
ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、
ピノックなどの音源を抜粋で使用
【CD4】
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
1-4. モテット
「Singet dem Herrn ein neues
Lied
主に向かって新しき歌をうたえ」
BWV 225
5-11. 管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV
1066 |
ウド・ヴァハトファイトル(ナレーター)...CD1-3
アルブレヒト・シュッフ(バッハ役) 他...CD1-3
*語りはドイツ語です。
マックス・ハンフト(オルガン)...CD4:1-4
ギュンター・ホルツハウゼン(ヴィオローネ)
...CD4:1-4
バイエルン放送合唱団...CD4:1-4
ハワード・アーマン(指揮)...CD4:1-4
バイエルン放送交響楽団...CD4:5-11
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)...CD4:5-11 |
録音:ミュンヘン、バイエルン放送第9スタジオ(ドイツ) 2023年1-2月...CD1-3 ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ) 2017年11月15-18日、2018年3月17日...CD4:1-4 2018年6月18-22日...CD4:5-11(ライヴ)
総収録時間:222分(語り、CD1-3)+41分(演奏、CD4)
BR-KLASSIKの人気シリーズ「音で綴る作曲家の生涯」の最新作はJ.S.バッハ。
ドイツのラジオなどで人気のナレーターとバッハ役の俳優が、バッハの幼年時代から晩年までの勤勉な仕事ぶりと家庭生活をCD3枚にわたって描きます。
全編ドイツ語。物語バックには、有名演奏家による名曲の数々が部分的に使用されています。ブックレットはドイツ語のみ。
CD4には、ハワード・アーマンが指揮するバイエルン放送合唱団によるモテット「主に向かって新しき歌をうたえ」とジョヴァンニ・アントニーニが指揮するバイエルン放送交響楽団による管弦楽組曲第1番(2018年ライヴ録音)を収録。
管弦楽組曲は、ピリオド奏法を採り入れて鋭角的な響きを引き出すアントニーニの解釈を楽団がしっかりと受け止めたスリリングな出来栄えです。
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CAPRICCIO
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ペンデレツキ:弦楽四重奏曲第1番-第4番 他
1. Der unterbrochene Gedanke 壊れた思考(1988)
2-5. クラリネット四重奏曲(1993)
6. 弦楽四重奏曲第1番(1960)
7. 弦楽四重奏曲第3番「書かれなかった日記のページ」(2008)
8. 弦楽四重奏曲第2番(1968)
9-10. 弦楽四重奏曲第4番(2016)
11-12. 弦楽三重奏曲(1990/91改訂) |
ヤン・ヤクブ・ボクン(クラリネット)...2-5
メッコーレ弦楽四重奏団
【メンバー】
Wojciech Koprowski(第1ヴァイオリン)
Aleksandra Bryla(第2ヴァイオリン)
Michai Bryia(ヴィオラ)
Marcin Maczynski(チェロ)
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録音:2021年12月14-16日 The Krzysztof
Penderecki European Centre for Music,Luslawice(ポーランド)
総収録時間:71分
クシシュトフ・ペンデレツキの弦楽四重奏曲を中心に収録した1枚。
ペンデレツキは1960年代にはトーン・クラスターを積極的に用いた前衛的な作風を追求していましたが、次第に16世紀音楽などに興味を抱き、1970年代にはスタイルを変化させて、後期ロマン派風の作品を次々と発表しました。
このアルバムには1960年代から、2016年までの室内楽作品が収録されており、弦楽四重奏曲第1番ではウェーベルン風の音楽、一転、第4番では抒情的な旋律を味わうことができます。楽章ごとに「Notturno」「Scherzo」「Serenade」「Abschied」とタイトルが付されたクラリネット四重奏曲も優れた作品です。
演奏は2007年結成のメッコーレ弦楽四重奏団。数多くの賞を受賞したポーランド有数のアンサンブルです。
クラリネット四重奏曲にはポーランドを代表する奏者ヤン・ヤクブ・ボクンも参加しています。
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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES
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暖炉のそばで愛し合おう~シャルパンティエ世俗歌曲集
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643–1704):
1. Aupres du feu l'on fait l'amour H
446
暖炉のそばで愛し合おう
2. Beaux petits yeux d'ecarlate H 448
小さな真紅の美しい目、真一文字のあざやかな口
3. Tout renait, tout fleurit H 468
ものみな生まれ変わり、花開く
4. Que Louis par sa vaillance H 459 bis
どうかルイよ、その用心深さで
5. Si Claudine ma voisine H 499b
隣人の女姓クロディーヌは
6. Ne fripez pas mon bavolet H 499a
わたしのスカーフをくしゃくしゃにしないでくださいね
(通称「ル・バヴォレ」)
7. Celle qui fait tout mon tourment H
450
わたしのすべての苦悩のもとになる女性
8. Ayant bu du vin clairet H 447
ボルドーの美酒を飲み干したなら
9. Rendez-moi mes plaisirs H 463
どうか返してください、わたしの喜びを
10. Rentrez, trop indiscrets soupirs
H 464
戻ってこい、傲岸なる溜息よ
11. Fenchon, la gentille Fenchon H 454
ファンション、かわいい小さなファンション
12. Stances du Cid H 457-459 『ル・シッド』の三つの短詩
13. Quoi ! Rien ne peut vous arreter
H 462
ああ、何もあなたを止められないのでしょうか?
14. A ta haute valeur H 440 あなたの高潔に適うような猛者は
15. En vain, rivaux assidus H 452 無駄だよ、熱心な恋敵たち
16. Ruisseau qui nourrit dans ce bois
H 466 この林を潤す小川よ
17. Feuillages verts, naissez H 449a
緑の梢よ、さあ萌え立て
18. Oiseaux de ces bocages H 456 木々にとまった鳥たちよ
19. Tristes deserts, sombre retraite
H 469
寂しい荒野よ、陰鬱な隠れ家よ
20. Consolez-vous, chers enfants de Bacchus
H 451
嘆くのは早いぞ、酒神バッコスの子らよ
21. Au bord d'une fontaine H 443 bis
泉のほとりで
22. Allons sous ce vert feuillage H 444
あの緑なす木蔭に行こう
23. Sans frayeur dans ce bois H 467 何も恐れずこの森に
24. Il n'est point de plaisir veritable
真の快楽にはたどりつけぬ、恋の神の刺激なしには
25. Non, non, je ne l'aime plus H 455
もう愛してはいない
26. Ah ! Laissez-moi rever H 441 ああ、夢を見させて
27. Veux-tu, compere Gregoire H 470
グレゴワール、どんだけ寝てんだ
28. Ah ! Qu'on est malheureux d'avoir
eu des desirs H 443
ああ、なんて残念なこと
29. Il faut aimer, c'est un mal necessaire
H 454 bis
恋は不可欠、必要悪なんだよ |
クレール・ルフィリアトル、
グワンドリーヌ・ブロンデール
(ドゥシュ〔=ソプラノ〕)
シリル・オヴィティ
(オートコントル〔=高音テノール〕)
マルク・モイヨン(ターユ〔=テノール〕)
ジョフロワ・ビュフィエール(バス)
レゼポペー(通奏低音/古楽器使用)
アリス・コカール(バス・ド・ヴィオロン)
マティアス・フェレ(バス・ド・ヴィオール
〔=ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
ピエール・ランデルクネシュト
(テオルボ、バロックギター)
レオ・ブリュネ(テオルボ)
ステファーヌ・フュジェ(クラヴサン〔=チェンバロ〕、指揮) |
録音: 2022年3月24-28日 ヴェルサイユ宮殿「十字軍の間」、フランス
収録時間: 76分
【繊細、軽妙、深い余韻......シャルパンティエの世俗歌曲を現代最高の布陣で!】
20世紀以来めざましい復権をみせてきたフランス・バロック音楽の世界でも、とりわけ大きな名誉回復を経験した作曲家の一人シャルパンティエ。
生前は王室音楽総監督リュリが「壁」となり、長いあいだ王室での音楽活動には食い込めずにいたものの、パリ市内では数多くの重要な機関から依頼を受け、半世紀ほどの生涯の間に驚くほど多くの作品を残しました。
ルイ14世の治世下と違ってリュリの妨害もない現代ではフランス17世紀屈指の作曲家として注目されていますが、それでも評価は宗教曲や劇音楽に集中しており、作例も多い恋歌や戯れ歌の数々はなかなか体系的に取り上げられる機会がありません。
その渇を癒して余りある今回の録音には、ALPHAでのル・ポエム・アルモニーク初期の名盤群で鮮烈な印象をシーンに与えてきたクレール・ルフィリアトル、驚くほど広い音域を自在に操り中世からバロックまで縦横無尽に歌いこなすマルク・モイヨン、そして今を時めくフランス古楽界の最重要テノール歌手のひとりシリル・オヴィティら錚々たる歌い手が揃い、2022年の来日も好評だったステファーヌ・フュジェを軸とした通奏低音陣が緩急あざやかに伴奏。
シャルパンティエと同じ母語を日常的に話し、17世紀フランス音楽に深く親しんできた名手たちでなくては到達できない自然な歌い口で、この作曲家が綴った美の諸相を細やかに解き明かしてゆきます。
数々の恋愛歌は世紀初頭のエール・ド・クール(宮廷歌曲)にも通じる奥深さ、対する「酒の歌」は演劇的な魅力に満ちた曲の持ち味をよく生かした仕上がり。
聴き深めるほどにフランス古楽への愛が深まること間違いなしの名演というほかありません。
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ルイ15世のクラヴサン ~18世紀中盤のフランス鍵盤芸術~ |
クレマン・ジョフロワ(クラヴサン〔チェンバロ〕) |
1. ガブリエル・デュビュイソン(1716頃-1754):
Prelude プレリュード
2. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
La Dauphine 王太子妃
3. ベルナール・ド・ビュリ(1720-1785):Sarabande,
La *** ou Les Sentimens
サラバンド「***氏、または心情の機微」
4. ド・ビュリ: Menuet 1, Zephir & Menuet
2, Flore
ムニュエ(メヌエット)1「西風の精」~ムニュエ2「花の精」
5. クロード・バルバストル(1725-1799): Gavottes
de Mr. Rebel ルベル氏のガヴォット
6. シャルル・ノブレ(1715-1769): Allemande
アルマンド
7. ジャック・デュフリ(1715-1789): La Pothouin
ラ・ポトウアン
8. デュフリ: La De Vaucanson ラ・ド・ヴォカンソン
9. デュフリ: Rondeau [de la Premiere suite]
ロンド
10. ジャン=バティスト・フォルクレ(1699-1782):
La Angrave ラ・アングラーヴ
11. ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ(1703-1755):
L'Aimable 愛らしさ
12. デュフリ: La Du Buq ラ・デュ・ビュク
13. ロワイエ: La marche des Scythes スキタイ人の行進
14. ミシェル・コレット(1707-1795): Les
Etoiles 星々
15. デュフリ: La Damanzy ラ・ダマンジ
16. ラモー: Musette en rondeau ロンド形式のミュゼット
17. ラモー: Tambourin タンブラン
18. ド・ビュリ: Chaconne シャコンヌ
19. ラモー: Les Tendres Plaintes 優しい嘆き
20. ラモー: Les Cyclopes 一つ目巨人たち
21. バルバストル: Contredanse de Pygmalion
[de Jean-Philippe Rameau] ラモー《ピグマリオン》のコントルダンス |
使用楽器: パリのジャン=クロード・グージョン1749年製作モデル(パリ楽器博物館所蔵)に基づくジャン=フランソワ・ショドゥルジュ製作の再現楽器
録音: 2022年10月16-19日 ヴェルサイユ宮殿プチ・トリアノン、フランス
収録時間: 77分
【バロックと古典派の間、爛熟のクラヴサン芸術をヴェルサイユの王宮で!】
先代の太陽王ルイ14世ほどではないにせよ、実に60年近くもフランス王の座を守ったルイ15世。
その治世(1715-1774)には17世紀以来のフランス様式も根強く人々を魅了し続けた一方で、太陽王のもとでは考えられなかったほど諸外国の音楽文化がフランスに流入、ひときわ華やかなロココの響きが王室やパリの人々を魅了しました。
王は音楽にあまり関心を示さなかったものの、レグザンスカ王妃やポンパドゥール夫人、王女たちをはじめ周囲には一流作曲家と親しく交流し感性を豊かに育んだ音楽愛好の女性たちが多く、人々が室内で奏でたクラヴサンのための独奏曲も次々と世に送り出されました。
伝統的なフランス様式とイタリアやドイツなど諸外国の様式の間で、折々の流行を先導していったクラヴサン作曲家たちの名品群は、ウィーン古典派風の音楽が定着してゆく前の、驚くほど豊かで独特な音楽世界を垣間見せてくれます。
近年フランス古楽界で多忙な活躍をみせ、とりわけ声楽作品の通奏低音奏者としても経験豊かなクレマン・ジョフロワは、大御所ラモーの出世作2集から名匠デュフリによる1768年の曲集まで幅広い年代を視野に入れ、ルイ15世時代の音楽文化の広がりをクラヴサン一つで辿れるプログラムを厳選。
この時代の銘器をモデルとする素晴らしい再現楽器をヴェルサイユ宮殿の音響空間で奏で、絶妙なタッチが快い機微細やかな演奏で各作品の魅力をじっくり伝えます。
ラモー「一つ目巨人たち」やロワイエ「スキタイ人の行進」といった有名作のほか、2019年に新発見され未だ謎も多いデュビュイソン作曲による1732年出版の曲集や、競合録音が殆どないベルナール・デュ・ビュリの1737年の曲集など稀少な作品が多く収録されている点も見逃せません。
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LINN RECORDS
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フィリップス&デリング:ラテン語によるモテット集
1. ピーター・フィリップス(1560/61-1628):
Ecce vicit Leo a 8 見よ、ユダの民の獅子を(8声)
2. フィリップス: Loquebantur variis linguis
a 5
使徒たちはめいめい様々な言語で語り(5声)
3. リチャード・デリング(1580頃-1630):
Jesu dolcedo cordium a 5 イエス、あらゆる心の喜び(5声)
4. フィリップス: Pavan and Galliard Dolorosa
悲しみのパヴァーンとガリアード*
5. デリング: Factum est silentium a 6 天は静まり返り(6声)
6. フィリップス: Ave jesu Christe a 8
ごきげんよう、父なる方の約束された救世主イエス(8声)
7. デリング: Virgo prudentissima a 6 この上なく思慮深き乙女よ(6声)
8. フィリップス: Ut re mi fa sol la ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ*
9. フィリップス: Jubilate Deo a 8 全地よ歓呼して神を迎えよ(8声)
10. デリング: O bone Jesu a 5 おお善きイエス様(5声)
11. フィリップス: Gaudens gaudebo a 8
わたしは歓喜に包まれるだろう(8声)
12. デリング: Fantasia a 5 ファンタジア(5声)*
13. フィリップス: Christus resurgens a
5 救世主は甦り(5声)
14. フィリップス: Salve Regina a 5
元后あわれみの母(サルヴェ・レジーナ/5声)
15. ジョン・ダウランド(1563頃-1626): Padouan
a 4 パドゥアン(4声)*
16. デリング: Quem vidistis pastores a
6
誰を見たのか、羊飼いたちよ(6声)
* は器楽曲 |
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団
キョウコ・カナウェイ、
エドワード・ヒギンボトム(オルガン)
イン・エコー(古楽器使用)
ガウェイン・グレントン、
コナー・ヘイスティングス
(木管コルネット)
ボヤン・チチッチ(ヴァイオリン)
レイチェル・バート(ヴィオラ)
エミリー・ホワイト(トロンボーン)
リチャード・ブースビー
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ウィリアム・ハント(ヴィオローネ)
アダム・クライトン(バス・サックバット)
マシュー・マーティン(指揮) |
ピッチ: A=464Hz 調律: 1/4コンマ・ミーントーン
録音: 2022年7月11-14日 ミンチンハンプトン聖トリニティ教会、グロスターシャー、イングランド
収録時間: 61分
【大陸に渡ったカトリック英国人作曲家たちの至芸】
16世紀のエリザベス1世治世下での音楽文化発展を受け、さらにイタリア音楽などの影響も受けつつ独自の深まりをみせた17世紀初頭の英国音楽。
ここでは英国国教会のもと前世紀以来抑圧されてきたカトリック信仰を守り、海を渡ってスペイン領ネーデルラントで活躍をみせた2人の英国人作曲家たちによるラテン語モテットの数々が集められています。
ピーター・フィリップスはダウランドやモーリーと同世代の1560年頃の生まれ、デリングはその20年ほど年下でギボンズやイタリアのフレスコバルディと同世代。独唱主体ではないルネサンス風の多声様式をベースにコンチェルト様式をほどよく取り入れた作風の魅力を、さまざまな音楽家たちとの共演で知られ、上質かつ安定したハーモニーで定評のあるケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団の味わい深い解釈で。
この合唱団ともゆかりの深い大御所ヒギンボトムがオルガンを弾き、器楽勢にはヴァイオリンのボヤン・チチッチ、ガンバのリチャード・ブースビーら名手が揃い、合奏曲トラックでも豊かでインスピレーションに満ちた音楽を聴かせてくれます。
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NAXOS
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ジョン・コリリアーノ(1938-):ピアノ作品全集
ピアノ協奏曲(1968)
1. I. Molto Allegro / 2. II. Scherzo
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3. III. Appassionato - / 4. IV. Allegro
5. Fantasia on an Ostinato オスティナートによる幻想曲(1985)
6. Prelude For Paul ポールのための前奏曲(2021)
幻想的練習曲(1976)
7. No. 1. For the Left Hand Alone 左手のために
8. No. 2. Legato レガート
9. No. 3. Fifths to Thirds 5度から3度
10. No. 4. Ornaments 装飾
11. No. 5. Melody メロディ
Winging It (2008)
12. I. September 28, 2007 /
13. II. January 3, 2008 / 14. III. June
7, 2008 |
フィリップ・エドワード・フィッシャー(ピアノ)
オールバニ交響楽団
ディヴィッド・アラン・ミラー(指揮) |
録音:Experimental Media and Performing
Arts Center(EMPAC), Troy, New York(USA) 2019年6月2日...1-4 2021年1月21-22日...5、7-14 Adelphi
University Performing Arts Center(AUPAC),
Garden City, New York(USA) 2022年8月15日...・6
総収録時間:82分
歌劇《ヴェルサイユの幽霊》や映画『レッド・バイオリン』の音楽などを手掛けたアメリカの作曲家ジョン・コリリアーノがこれまでに書いたソロ・ピアノ曲のすべてと、ピアノ協奏曲を収録したCD。
1968年作曲の「ピアノ協奏曲」は基本的に無調が用いられた4楽章形式の曲。疾走する第1楽章、軽やかな第2楽章のスケルツォ、抒情的な第3楽章、印象的なフーガで始まる終楽章と聴きどころ満載です。
1986年に開催された"第7回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール"の課題曲として書かれた「オスティナートによる幻想曲」は、演奏家のミニマリストとしての資質を試すもの。執拗な音の繰り返しが特長です。
コリリアーノの友人でバイオテクノロジーの専門家、アマチュア・ピアニストであるPaul
Sekhriのために書かれた前奏曲では、ラフマニノフ作品からの引用も聴くことができます。
他には、左手のための練習曲を含む技巧的な「幻想的練習曲」、自身の即興演奏を元にした「Winging
It」を収録。
演奏はヘンデルからロシア音楽まで幅広いレパートリーを持つイギリス出身のピアニスト、フィリップ・エドワード・フィッシャーです。
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ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):ピアノ三重奏曲集
第8集
ピアノ三重奏曲第6番 ヘ長調 Hob.XV:6(1784)
1. I. Vivace / 2. II. Tempo di Menuetto
ピアノ三重奏曲第13番 ハ短調 Hob.XV:13(1788-89)
3. I. Andante / 4. II. Allegro spirituoso
ピアノ三重奏曲第5番 ト長調 Hob.XV:5(1784頃)
5. I. Adagio non tanto / 6. II. Allegro
/ 7. III. Allegro
ピアノ三重奏曲第7番 ニ長調 Hob.XV:7(1785)
8. I. Andante / 9. II. Andante / 10.
III. Allegro assai
ディヴェルティメント ハ長調 Hob.XIV:C1(1766頃)
11. I. Andante / 12. II. Presto /
13. III. Menuet / 14. IV. Finale: Allegro |
アクィナス・ピアノ三重奏団
【メンバー】
ルース・ロジャース(ヴァイオリン)
キャスリーン・ジェンキンソン(チェロ)
マーティン・カズン(ピアノ) |
録音:Trinity Concert Hall, Trinity School,
Croydon(UK) 2022年4月12日...1-2、5-7、11-14 2022年4月13日...3-4、8-10
総収録時間:64分
2008年から継続するNAXOSのハイドン「ピアノ三重奏曲」シリーズ第8集。演奏はシリーズ第5集から引き続きアクィナス・ピアノ三重奏団が担当しています。
このアルバムには、1780年以降の円熟期に書かれた作品と、1766年に書かれた規模の小さいディヴェルティメントを収録。
この時代にウィーンで出版されたピアノ三重奏曲のほとんどは、貴族階級の女性たちのための作品と考えられており、彼女たちが自宅で楽しむことを主として書かれていたようです。
第6番はウィーンのアルタリア社から出版された作品。2つの楽章で構成されていますが、簡潔な第1楽章に比べ、第2楽章はテンポがゆったりとした長大なメヌエットになっています。
第13番ハ短調は第1楽章が2つの主題を持つ変奏曲形式で書かれており、第2楽章は意表を突く転調と長大なコーダを備えた充実した構成を持っています。
第5番はヴァイオリンと鍵盤楽器のための二重奏曲が原曲で、チェロ・パートは後に別人の手で加えられたとされています。
第7番はソナタ形式を用いずに書かれ、様々な工夫が凝らされています。
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当時は最高峰
ベートーヴェンの弟子、リストの師
カール・ツェルニー(1791-1857):ピアノ・コンチェルティーノ集
ピアノ・コンチェルティーノ ハ長調 Op. 78(1824)
1. I. Allegro / 2. II. Andantino con
moto /
3. III. Rondo a la Polacca
4. ブランギーニのロマンスによる幻想曲と華麗な変奏曲
Op. 3(1819)
(ピアノと管弦楽のためのオリジナル・バージョン)
5. ピアノ・コンチェルティーノ ハ長調 Op.
650(1841)
全て世界初録音 |
ローズマリー・タック(ピアノ)
イギリス室内管弦楽団
リチャード・ボニング(指揮) |
録音:2022年3月15-17日 St Silas Church,
Kentish Town(UK)
総収録時間:76分
現在ではピアノ練習曲の作曲家として知られるカール・ツェルニーは、ベートーヴェン、クレメンティ、フンメルの弟子で、リストの師。19世紀のウィーンにおいてファッショナブルな作品で高い人気を誇り、数多くの練習曲で新しいピアノ演奏の技術を開発することで名声を得ていました。
このアルバムには世界初録音となる3つの作品が収録されています。1824年のピアノ・コンチェルティーノはディアベリ社から出版された明るく軽快な作品です。
第1楽章の上昇する音階はいかにも練習曲風ですが、第2楽章はモーツァルトの第21番の協奏曲の緩徐楽章を思わせる美しい旋律に満たされており、ポロネーズのリズムが楽しい第3楽章で締めくくられます。
1819年に書かれた「ブランギーニのロマンスによる幻想曲と華麗な変奏曲」は激しいニ短調の序奏ではじまり、すぐに穏やかな主題が登場、長調と短調を行ったりきたりしながら様々な装飾を施され展開していきます。
Op. 650のコンチェルティーノは、この形式による最後の作品。単一楽章の中に序奏とロンドが組み込まれています。
ピアノの超絶技巧も至るところに盛り込まれた華やかな作品です。
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パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944):宗教的合唱曲集
1. Cherubic Hymn Op. 7 No. 1(1897)
2. Spaseniye sodelal(Salvation is Created)
Op. 25 No. 5(1909-10)
3. Angel vopiyashe (The Angel Cried Out)
Op. 22 No. 18(1909)
4. O Tebe raduyetsia (All of Creation Rejoices)
Op. 15 No.11(1908)
5-14. All-Night Vigil 徹夜祷 Op. 44(1912) |
ジェシカ・キニー(ソプラノ)...3
ナタリー・マニング(アルト)...13
トム・バトラー(バリトン)...6
セント・ジョンズ・ヴォイセス(合唱)
ケンブリッジ大学室内合唱団
グラハム・ウォーカー(指揮) |
録音:St John's College Chapel, Cambridge(UK) 2022年3月25日...1、3、5、6、9 2022年3月26日...10-13 2022年3月27日...2、4、7、8、14
総収録時間:66分
ラフマニノフと同世代でロシア正教聖歌の伝統を継承する作曲家チェスノコフの作品集。
モスクワで労働者階級の家庭に生まれたチェスノコフは5歳で合唱団で歌い始め、後にタネーエフやイッポリトフ=イワノフらに師事して作曲を学びます。
合唱指揮者、教師としても優れた技量を発揮し、モスクワ音楽院で後進の指導にあたりました。
2つの「徹夜祷」を含む500以上の作品があり、ここではその中から2作目の「徹夜祷」他を収録。
いずれもソ連による宗教音楽抑圧を経験する前の帝政時代の作品で、チャイコフスキーやラフマニノフの合唱曲に聞かれる、敬虔かつロマンティックで壮大な音響世界が広がっています。
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ディーテル・アマン(1962-):Core - Turn -
Boost
1. unbalanced instability –
ヴァイオリンと室内オーケストラのために(2013)
2. Core - オーケストラのために(2002)
3. Turn - オーケストラのために(2010)
4. Boost - オーケストラのために(2000/2001改訂) |
シモーネ・ツグラッゲン(ヴァイオリン)
バーゼル・シンフォニエッタ
バルドゥア・ブレニマン(指揮) |
録音:2022年5月26日(ライヴ) Stadtcasino
Basel(スイス)
総収録時間:66分
フリー・ジャズと即興演奏で活躍したスイスの異色作曲家ディーテル・アマンの60歳を記念したアルバム。
アマンは1980年代初頭からフリー・ジャズ・バンド「Donkey
Kong's Multi Scream」でベース、トランペット、キーボードを演奏し、国際的なフェスティヴァルで演奏しています。
同時にバーゼルの音楽アカデミーで音楽理論と作曲を学び、ヴォルフガング・リームとヴィトルト・ルトスワフスキのマスタークラスを受講。現代音楽の作曲家としても一目置かれるようになりました。
このアルバムにはヴァイオリン協奏曲として書かれた「unbalanced
instability」と、オーケストラのための三部作
「Core」「Turn」「Boost」を収録。「Core」と「Turn」はルツェルン音楽祭の委嘱作で、「Turn」の初演を指揮したピエール・ブーレーズは「自発性を最高水準の芸術性にまで考え抜くというパラドックス」を達成していると称賛しました。
「Boost」はジョナサン・ノット指揮のルツェルン交響楽団が初演しています。
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R.S.ブリンドル:ギター独奏のための作品全集
第1集 |
ドゥイリオ・メウッチ(ギター) |
Etruscan Preludes エトゥルスカン前奏曲(1949)
1. No. 1. Tempo libero (Con fuoco e passione)
/
2. No. 2. Molto adagio, e espressivo
/ 3. No. 3. Mosso, ma non troppo, espressivo
/
4. No. 4. Un poco lento e sostenuto /
5. No. 5. Molto vivace
El Polifemo de oro 黄金のポリフェーモ(1956/1981改訂)
6. I. Ben adagio / 7. II. Allegretto
/ 8. III. Largo / 9. IV. Ritmico e vivo /
10. Nocturne 夜想曲(1946)
Memento メメント(1973)
11. I. Tempo libero, quasi improvisando
/ 12. II. Lento, espressivo
13. Do Not Go Gentle Into That Good Night(1974)
14. Variants on 2 Themes of J.S. Bach J.S.
バッハの2つの主題によるヴァリアント(1970)
Guitarcosmos ギターコスモス 第3巻 - 3つのインヴェンション(1977)
15. No. 1. To John Cage ジョン・ケージへ
16. No. 2. Percussion Piece パーカッション・ピース
17. No. 3. Chance Flight チャンス・フライト
Four Poems of Garcia Lorca ガルシア・ロルカの4つの詩(1975)
18. No. 1. Lamentacion de la Muerte /
19. No. 2. Danza /
20. No. 3. Tierra Seca / 21. No. 4. Clamor |
録音:2022年9月11-13日 St. Paul's Anglican
Church, Newmarket, Ontario(カナダ)
総収録時間:70分
英国の作家・作曲家レジナルド・スミス・ブリンドルのギター作品集。
ブリンドルは6歳からピアノを始め、後にクラリネット、サックス、ギターも学びました。
両親は彼を音楽家にするつもりはなく、建築の道へ進みましたが、ジャズに興味があったのでサックスの演奏も続けていました。
第二次世界大戦中は王立工兵隊(Royal Engineers)に配属され、戦後は作曲家として活動。オペラを含む様々な作品を書き上げましたが、ギター作品はジュリアン・ブリームが賞賛して有名になりました。
このCDでは、失われた古代文明の謎をテーマとする「エトゥルスカン前奏曲」や、ガルシア・ロルカの詩からインスパイアされた「4つの詩」、美しい「夜想曲」やギター演奏の可能性を追求した「3つのインヴェンション」、ブリームのために書かれた「黄金のポリフェーモ」など、多彩な作品を楽しめます。
演奏は現代作品を得意とするイタリアのギタリスト、ドゥイリオ・メウッチ。カステルヌオーヴォ=テデスコやブリテン作品の録音で高く評価されています。
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ONDINE
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ODE-1428
(2CD)
¥3200
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グレツキ:教会の歌集 Op. 84(ラテン語版全曲) |
ポーランド室内合唱団
ヤン・ウカシェフスキ(指揮) |
Piesni koscielne 教会の歌 Op. 84(1986年作曲
、2013年出版)ラテン語歌唱
【CD1】
1. O Virgo Maria/2. Sicut parvi amplectamur/3.
Veni, o mater terrae/
4. O mater semper alma/5. Nunc avemus
et laudemus/6. Ave, carmina milia/
7. O stella caeli/8. Sanctus, sanctus,
sanctus/9. Domine Deus
【CD2】
1. Popule meus/2. Pie Jesu, pastor
alme/3. Jesu Christe, frater noster/
4. Pater noster, omnipotens Deus/5.
Ave, lauderis/6. Christi crux/
7. Jesus Christus resurrexit/8. Beati
qui eligunt Joseph/9. Salve mater matris
Jesu/
10. Jam conclamamus/11. Audi clamantes,
audi plorantes |
録音:2021年8月9-13日 Sanctuary of Divine
Mercy, Gdansk(ポーランド)
総収録時間:99分
交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」の世界的なヒットで一躍有名となったグレツキ。その音楽的な原点とも言える宗教合唱曲集が登場。
1990年代後半にイギリスのヒットチャートを席巻し、「癒しのクラシック」の代名詞的存在になった「悲歌のシンフォニー」。
後期のグレツキにとってインスピレーションの源泉の一つがポーランドに伝わるカトリック音楽でした。この無伴奏混声合唱のための「教会の歌」は、ポーランドの教会で歌い継がれて来た旋律と歌詞を素材にグレツキがアレンジしたもので、敬虔な祈りに満たされた静謐な曲もあれば、民族舞踏を思わせる楽しい雰囲気の曲もあります。
グレツキはこの曲集をコンサートでも教会の典礼でも歌えるように作りました。ポーランド語版の録音は過去にありましたが、ラテン語版の全曲盤はこれが初。
グダンスクの聖堂で行われた演奏は、かなりゆったりとしたテンポをとり、祈りや瞑想的な気分へと誘います。
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RAMEE
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1723年~ヴァイオリンとオルガンによるバロック期のソナタ
ちょうど300年前
バッハがライプツィヒ聖トーマス教会の聖歌隊監督の座についた1723年
その年に作られた二つの古楽器を使って |
ナージャ・ツヴィーナー(ヴァイオリン)
ヨハネス・ラング(オルガン) |
1-4. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
ト長調 BWV 1021
5. ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
第5番 ホ短調 C.142(1681)
6-10. アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
イ長調 Op.5-6
11-14. バッハ: ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
ホ短調 BWV 1023
15-17. バッハ: プレリュード、ラルゴとフーガ
ハ長調 BWV 545/529
18-20. ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1688-1755):
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
ホ短調 JunP IV.1
21. アントニオ・ベルターリ(1605-1669):
チャッコーナ(シャコンヌ)ハ長調 |
(ヴァイオリン)使用楽器: ローマのダヴィド・テクレル1723年製作のオリジナル楽器
(オルガン)使用楽器: ツァハリアス・ヒルデブラント1723年建造のオリジナル楽器
録音: 2022年8月29日-9月1日 シュテルムタル十字架教会(ライプツィヒ近郊)
収録時間: 73分
【使用楽器まで徹底して300年前!バッハが耳にした響きに迫る】
"音楽の父"こと大バッハが、亡くなるまで勤め上げたライプツィヒ聖トーマス教会の聖歌隊監督の座についたのが1723年。
その年に作られた二つの古楽器を使い、ちょうど300年後にあたる2023年を記念すべく録音されたこのアルバムは、希代のオルガニストとして知られた一方で生涯ヴァイオリンも演奏し続けたバッハの作品を軸にプログラムが編まれています。
他にはドイツ語圏南部とイタリアで17世紀に活躍をみせた作曲家たちや、バッハとも交友があり影響関係も指摘されているドレスデンの名手ピゼンデルらの名品をチョイス。
チェンバロと違い音が減衰しないオルガンならではの音使いが効果的に用いられ、書法の緻密さが浮き彫りになるのも興味深いところ。
ヴァイオリンと通奏低音のための二つのソナタの他、バッハ作品では室内楽の書法を応用したオルガン作品も味わえます。
バロックから後期ロマン派まで広範なレパートリーを誇るヨハネス・ラングが楽器の特性をよく踏まえた音色変化を巧みに使いこなせば、英仏の古楽シーンで経験を積んできたドイツ人バロック・ヴァイオリン奏者ナディア・ツヴィーナーも銘器の美音を鮮やかに際立たせる音運びで、各作品の味わいを印象づけてやみません。
当時の楽器であればこその説得力を随所で感じる高感度なバロック・アルバム。
バッハ研究の大家クリストフ・ヴォルフとの共著もある音楽学者マルクス・ゼンプフによるライナーノート(英・独・仏語)も、深い作品愛と楽器愛を感じさせる充実した内容になっています。
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RICERCAR
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限りなく中世ヨーロッパ風
完璧に踊るには
13~16世紀のヨーロッパ宮廷舞曲~
1. 作者不詳(13世紀): La Tierche Estampie
Roial & Danse
王の第3エスタンピと舞曲
(フランス国立図書館の写本fonds français
884cより)
2. 作者不詳(13世紀): Suite de ducties
ドゥクティアによる組曲(大英図書館の写本Harley
978より)
3. 作者不詳(14世紀):
Retrove 見出されたもの(ロバートブリッジ写本より)
4. 作者不詳(14世紀): La Manfredina &
La Rotta
マンフレディーナとロッタ
(大英図書館の写本Additional 29987より)
5. ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ(1390-1470):
Bassedanze Zoglioxa バス・ダンス「ゾリオーシャ」
6. アントニオ・コルナッツァノ(1430-1484):
La Figlia di Guglielmino グリエルミーノの娘
(3声版/モンテカッシーノ写本より)
7. ジョヴァンニ・アンブロージオ(生歿年不詳)/
グリエルモ・エブレオ・ダ・ペーザロ(1420~1484)編:
Ballo Francese chiamato Amoroso
フランス風舞踏曲、通称「恋心」
8. アンブロージオ: Ballo Francese chiamato
Petit Rinense
フランス風舞踏曲、通称「ライン地方の子」
9. アンブロージオ:
Voltate in Ca Rosina そう踊りなさい、ロジーナ
10. コルナッツァノ: Re di Spagna スペイン王
11. フランシスコ・デ・ラ・トレ(1460-1504):
Danza Alta 高い音の舞曲
12. ハインリヒ・イザーク(1450-1517):
Gloria (Missa La Spagna)
グローリア(「ラ・スパーニャによるミサ曲」より)
13. イザーク: Agnus Dei (Missa La Spagna)
アニュス・デイ(「ラ・スパーニャによるミサ曲」より)
14. ジル・バンショワ(1400頃-1460): Triste
plaisirs 悲痛なる快楽
15.作者不詳(15世紀末): Basse-danse Triste
plaisirs
「悲痛なる快楽」によるバス・ダンス
(『マルグリット・ドートリッシュのバス・ダンス集』より)
16. 作者不詳(16世紀初頭): Pavane La Monina
パヴァーヌ「ラ・モニーナ」
(バイエルン州立図書館の写本Mus MS 1503より)
17. 作者不詳: Saltarello La comarina
サルタレッロ「ラ・コマリーナ」
(バイエルン州立図書館の写本Mus MS 1503より)
18. 作者不詳: Ballo Tentalora 舞踏曲「誘惑者」
(フランス国立図書館の写本Vm7 676より)
19. 作者不詳: Saltarello El Marchese di
Saluzzo
サルタレッロ「サルッツォ侯爵」
(バイエルン州立図書館の写本Mus MS 1503より)
20. イレール・ペネ(1501?-歿年不詳): Au
joly boys 楽しき森に
21. クローダン・ド・セルミジ(1490-1562):
Au joly boys 楽しき森に
22. ヴィンチェンツォ・ルッフォ(1508-1587):
La Gamba in Basso e Soprano
「ラ・ガンバ」の調べを低音と高音で
23. ディエゴ・オルティス(1510-1570):
Recercda Quarta 第4レセルカーダ
24. トワノ・アルボー(1520-1595):
Basse-danse Jouissance vous donneray
バス・ダンス「あなたに愉悦を授けよう」
25. ピエール・アテニャン(1494-1552):
Tourdion C'est grand plaisir
トゥルディオン「それは大いに喜ばしく」
(『ダンスリー〔舞曲集〕第2巻』より)
26. クロード・ジェルヴェーズ(1525-1583?)/
ピエール・ファレーズ(1510頃-1575頃)編:
Pavane Passemaize, Passemezes d'Italie
& Gaillarde
パヴァーヌ・パスメズ、イタリアのパスメズ
〔=パッセメッツォ〕とガリアルド
(『ダンスリー 第6巻』〔1550〕、
『俗謡集 第1巻』〔1571〕より)
27. ジェルヴェーズ: Suite d'Allemandes
アルマンドによる組曲(『ダンスリー 第3巻』〔1557〕より)
28. ジャン・デストレ(生歿年不詳、16世紀に活躍):
Suite de Bransles de Champaigne
シャンパーニュのブランルによる組曲
(『ダンスリー 第1巻』〔1559〕より)
29. アテニャン: Basse-danse La Brosse
バス・ダンス「ラ・ブロス」
(『九つのバス・ダンス』〔1530〕より)
30. 作曲者不詳(16世紀後半): Gallicum Sine
Nomine
名もなきガリアの調べ(ヴォルフガング・キュファー
〔生年不詳-1566〕の採譜例より)
31. デストレ: Suite de Branles gay
ブランル・ゲによる組曲(『ダンスリー 第1巻』〔1559〕より) |
イントゥ・ザ・ウィンズ(古楽器使用)
アナベル・ギボー(ショーム、各種リコーダー)
レミ・レコルシェ
(ビュシーヌ、
スライドトランペット、
サックバット、各種リコーダー)
マリオン・ル・モアル
(ボンバルド、各種リコーダー)
アドリアン・ルボワソン
(ショーム、ボンバルド、
ドゥルツィアン、各種リコーダー)
ローラン・ソーロン(各種打楽器) |
録音: 2022年5月 サンテーユ聖母教会、シラン(南仏ラングドック地方エロー県)
収録時間: 64分
【限りなく中世ヨーロッパ風。昔日の管楽器の音色とアクセントが痛快!】
十字軍遠征のあった13世紀から人文主義文化が盛り上がるルネサンスの16世紀まで、ヨーロッパ宮廷人たちの暮らしを折にふれ彩り続けたのが、宮廷舞踏と音楽でした。
文字が読めて紙とインクを使えた宮廷人・知識人たちが書き残した当時の写本や初期印刷物の数々をもとに、ここでは中世から近世に至るヨーロッパ宮廷舞踏の音楽の数々を、入念に再現製作された当時流の様々な管楽器のアンサンブルで演奏。
管楽器は金管・木管とも宮廷の楽師たちが頻繁に演奏していたことは当時の史料からも裏付けられますが、現代のオーケストラ楽器ともバロックの古楽器とも違う素材感豊かなその響きは、曲の古風な節回しや和声とあいまって昔日のヨーロッパ宮廷文化の気配を強く喚起してやみません。
演奏は中世音楽の専門家も多いフランスのトゥールを拠点とするイントゥ・ザ・ウィンズ。
軸となるのは15世紀イタリアの舞踏家コルナッツァロによる欧州初の宮廷舞踏指南書で(アルバムタイトルもここから取られています)、そこから数世紀遡っての中世舞曲の数々やルネサンス期の楽曲も、それぞれの時代の定番と言ってよい名曲がほどよく織り交ぜられており、古い舞曲のリファレンスとしても十分お勧めできる内容となっています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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GS 2264/5
(2CD)
¥2700
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ブルーノ・ワルター・ライヴ4、
ブルックナーの交響曲第4番+第8番
ブルックナー:
(1)交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(改訂版)
(2)交響曲第8番 ハ短調(改訂版) |
ブルーノ・ワルター(指揮)
(1)NBC交響楽団
(2)ニューヨーク・フィルハーモニック |
ブルーノ・ワルター・ライヴ4、ブルックナーの交響曲第4番+第8番、2枚組1枚価格!
録音:(1)1940年2月10日/NBC、8Hスタジオ(ニューヨーク) (2)1941年1月26日/カーネギー・ホール(ニューヨーク)
使用音源:Private archive
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)/国内製作、日本語帯・解説付
■制作者より
ブルーノ・ワルター・ライヴ1(GS-2258/59)、同2(GS-2260/61)、同3(GS-2262/63)に続く第4弾、最終編です。
今回はブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」と第8番ですが、演奏された当時はまだ原典版が未出版のため、2曲ともに改訂版での演奏となります。
第4番はワルター唯一のライヴであり、第8番の方はこの録音しかワルターの演奏は存在しません。
音質はアセテート盤を原盤としているためにお聴き苦しい箇所が含まれますが、ワルターのディスコグラフィ上でも貴重な録音であり、ブルックナーの演奏史を語る上でも貴重な資料と言えます。
何でも値上がりしているこのご時世ですが、今回の2枚組も"1枚価格"でのご提供となります。(平林 直哉)
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SUPRAPHON
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SU 4325
(3CD)
¥5500
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チェコ放送のアーカイブからの初CD化
名教師マルティン・バリーの貴重な録音
CD1
(1)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第1番
変ロ長調 Op.21(B 51)
(2)マルティヌー:ピアノ三重奏曲第2番
ニ短調 H 327
(3)ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番
ホ短調 Op.67
CD2
(4)モーツァルト:ピアノ三重奏曲 ハ長調
K.548
(5)ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90(B
166)「ドゥムキー」
(6)ノヴァーク:ピアノ三重奏曲 ニ短調
Op.27「バラード風」
CD3
(7)ヤナーチェク:
ピアノ・ソナタ 変ホ短調「1905年10月1日の街角で」
(8)マルティヌー:リトルネッロ集 H 227
(9)パーレニーチェク:
17世紀のコラールに基づく変奏曲~チェロとピアノのための
(10)カベラーチ:8つの前奏曲 Op.30より第4・2・6・7・8曲 |
(1)-(6)アルス・トリオ
【ダナ・ヴラホヴァー(ヴァイオリン)、
ヤン・パーレニーチェク(チェロ)、
マルティン・バリー(ピアノ)】
(7)-(10)マルティン・バリー(ピアノ)
(9)ヤン・パーレニーチェク(チェロ) |
チェコ放送のアーカイブからの初CD化!名教師として著名なピアニスト、マルティン・バリーの貴重な録音が日の目を見る!
録音:(1)(2)1987年6月/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)
(3)1992年10月、(4)1986年4月、(5)1989年4月、(6)1985年3月、(7)(8)1983年10月、(9)1985年3月/チェコ放送内第1スタジオ(プラハ)
(10)1980年2月/チェコ放送内スタジオ(ピルゼン)/3h26'24
ヤン・バルトシュ、ミロスラフ・セケラらを育てた名教師としても知られるピアニストのマルティン・バリー。
この度チェコ放送のアーカイブ(1980年から1992年にかけての放送用音源)からバリーの貴重な音源が初CD化されます!
収録作品はバリー率いるアルス・トリオ。
ヴァイオリニストのダナ・ヴラホヴァー(現在はチェコ・トリオのメンバー)とチェリストのヤン・パーレニーチェク(現在はスメタナ・トリオのメンバー)演奏のドヴォルザーク、マルティヌー、ショスタコーヴィチ、モーツァルト、ノヴァークのピアノ三重奏曲、そしてバリーのソロのヤナーチェク、マルティヌー、カベラーチなど。
比類なき解釈、魅惑的な演奏を聴かせ、その音色は輝きと色彩に満ちています。20世紀のチェコのピアニズムがあらわれたバリーの演奏、必聴です。
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<映像>
4/4(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AVIE
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エキゾチックな航海 ~
クリストフ・クロワゼによる新しい音楽
クリストフ・クロワゼ(b.1993):
1-4. チェロ協奏曲第1番 Op.6
5-8. 2本のチェロのための大二重奏曲《エキゾチックな航海》
Op.2
9-11. クラリネット三重奏曲 Op.4
12-15. チェロ・ソナタ第1番 Op.9 |
クリストフ・クロワゼ(チェロ)
ニーダーレンツ音楽祭室内管弦楽団(1-4)
アネット・ヤコヴチッチ(チェロ/5-8)
ダミアン・バッハマン(クラリネット/9-11)
オクサナ・シェフチェンコ(ピアノ/9-15) |
クリストフ・クロワゼの自作自演集!
☆スイスの注目チェリスト、クリストフ・クロワゼ新録音は、才気煥発な自作自演アルバム!
☆伝統的な形式にジャズやブルースなどを取り入れた「音楽と文化のメルティング・ポット(るつぼ)」を創造!
1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト、クリストフ・クロワゼの才気煥発な自作自演録音集が登場!
クロワゼは現代から過去数世紀を含む様々な音楽からインスピレーションを得ており、ポピュラーなスタイルと融合させたクラシック音楽の悠久の進化に敬意を表しています。
ソナタや協奏曲などの伝統的な形式に、ジャズ、ブルース、ボサノヴァ、即興演奏などを取り入れ「音楽と文化のメルティング・ポット(るつぼ)」を創り上げました。
これらの作品は、パンデミックとロックダウンによって駆り立てられた創作意欲から生み出されており、いずれも2020年から2022年の間に書かれました。
クロワゼの能力をフルに活用したヴィルトゥオージティに溢れるチェロ協奏曲、クラリネット三重奏の形をした銀河の旅、物悲しく、激昂し、切望しながらも最終的には希望を感じさせるチェロ・ソナタ、様々な特殊奏法も駆使しチェロの表現力を開放させて異国の音楽文化を巡る「エキゾチックな航海(Voyage
Exotique)」など、喜びと発見に満ち溢れたアルバムとなっています。
※録音:2022年4月&11月、スイス
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DA VINCI CLASSICS
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バルバラ・フリットリが登場
ボッケリーニ:スターバト・マーテル
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
スターバト・マーテル G.532
レチタティーヴォとアカデミックなアリア
「あわれ、私はどこにいる?・・・ああ、話しているのは私ではない」G.
548
交響曲第18番 ヘ長調 G.512 |
バルバラ・フリットリ(ソプラノ)
マッティア・ロンデッリ(指揮)
ミラノ・スカラ座ヴィルトゥオーゾ管弦楽団 |
バルバラ・フリットリが登場!ボッケリーニのスターバト・マーテル!
☆ソプラノと弦楽合奏による感動的な作品、「スターバト・マーテル」!
☆名ソプラノ、バルバラ・フリットリの圧倒的な表現力!
ボッケリーニが「スターバト・マーテル」を完成させた1781年頃、「スターバト・マーテル」と言えばペルゴレージの作品であり、ヨーロッパ中の聴衆を魅了していました。
しかし、ボッケリーニは中世のラテン語の詩を鮮やかに読み解き、この感動的な作品が生まれました。
ソプラノと弦楽合奏という編成のこの作品では、独唱に名ソプラノであるバルバラ・フリットリが登場します。
彼女のドラマティックな歌唱は、ロンデッリ指揮ミラノ・スカラ座のヴィルトゥオーゾたちによる芳醇な響きによってよりその魅力が引き出されています。
聖母の悲しみを鮮やかに表現しているバルバラ・フリットリの歌唱にぜひご注目ください。
※録音:2008年5月(ボローニャ、イタリア)
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リャプノフ:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ へ短調 Op.27
前奏曲とフーガ 変ロ短調 Op.58
舟歌 Op.46
ソナチネ 変ニ長調 Op.65
ロシアの主題による変奏曲とフーガ |
エマヌエーレ・デルッキ(ピアノ) |
ロシア・後期ロマン派、セルゲイ・リャプノフのピアノ作品集!
☆ロシア国内では高く評価されている作曲家、セルゲイ・リャプノフ!
☆ロシア音楽ファンにおすすめの一枚!
ロシア・後期ロマン派の作曲家セルゲイ・リャプノフ(1859-1924)がピアノのために遺した傑作を集めた1枚。
リャプノフの名前はあまり知られていませんが、ロシア国内では高く評価されており、特にピアノ作品には定評があります。
このCDには、リストのロ短調ソナタを思わせるOp.27と、古典主義を連想させる純粋さを持つOp.65という、リャプノフとソナタとの関係を示す2つの例が含まれています。
そのほかに感動的でどこかショパン風な《舟歌》、リャプノフが過去の音楽の再解釈を行ったといえる華麗な《前奏曲とフーガ》、力強い《ロシアの主題による変奏曲とフーガ》を収録。
これらの作品には、リャプノフのフォークロアに対する関心も表れています。ロシア音楽を愛好する方必聴の一枚です。
※録音:2022年、チーゴレ(イタリア)
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チレア:ピアノ作品集 Vol.2
朝の歌 Op.5/ラ・プティット・コケット Op.9/
アルバムの綴り Op.41/祈り(第2版)/子守歌
Op.20/
田園風アリア/カリブ風舞曲(1884)/
ア・ラ・マズルケ Op.35/スケルツォ(1883)/
3つの小品 Op.43/舞曲(《管弦楽のための小組曲》より)(1947)/
2つの小品/セレナータ・ア・ディスペット/
チェロ・ソナタ ニ長調 Op.38(初版、1888)* |
サンドラ・コンテ
(ピアノ/
スタインウェイ&サンズ1950)
デュオ・コラールド=コンテ* |
器楽曲の作曲家としてのフランチェスコ・チレアを探求するシリーズの第2巻!
名作《アドリアーナ・ルクヴルール》などを生み出し、19世紀後半から20世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家としてその名を知られるフランチェスコ・チレア(1866-1950)。
オペラ作曲家としての評価によって却って不当に忘れ去られることになってしまったチレアの「器楽曲の作曲家」としての魅力、神髄を明らかにするピアノ作品集シリーズの第2巻。
まだ作曲家としての個性が十分に発揮されておらず、過去の偉大な音楽家からの影響が見え隠れするような初期の作品から、最後のオペラ《グローリア》を作曲後、オペラの世界から離れた後に作曲された後期の作品まで、チレアの創造性の変遷を楽しむことができます。またディスクの最後には、チェリストであるルーカ・コラールドとのデュオ・コラールド=コンテによるチェロ・ソナタも収録。
サンドラ・コンテはピアニストとしてイタリアの主要な音楽祭やコンサートホールで演奏しているほか、カーネギーホールへのデビューも果たしているイタリアの女流ピアニスト。
作曲家としてもイタリア国内外の重要な劇場などで作品が披露されています。今回共にチェロ・ソナタを演奏しているチェリストのルーカ・コラールドとは2009年から共演を継続中。
※録音:2015年-2022年、プリヴァーテ・スタジオ(サン・ジョルジョ・ス・レニャーノ、イタリア)
旧譜/第1集 |
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知られざる秀作
チレア:ピアノ作品集 Vol.1
マズルカ(1880)/前奏曲(1886)/ワルツ
Op.36/
夜想曲 Op.22/マズルカ Op.14/露のしずく/村にて
Op.34/
スケルツァンド(1883)/夕べ(1887)/お世辞
Op.11/
私が愛しているのはあなた Op.10/3つの小品(1888)/
即興曲(1885)/3つの小品 Op.29/3つの小品
Op.28/
組曲 Op.42/冗談 Op.15/紡ぎ車の歌 Op.4/
アルバムの一葉(1930)/舞曲第2番 Op.26 |
サンドラ・コンテ
(ピアノ/
スタインウェイ&サンズ1950) |
イタリアオペラの大作曲家、チレアのピアノ作品集がスタート!
19世紀後半から20世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家であり、フランスオペラの影響を受けつつもヴェリズモオペラを代表する人物としてその名を知られたフランチェスコ・チレア(1866-1950)。
チレアのオペラ作曲家としての偉大な名声とは別の姿である「器楽曲の作曲家」としての魅力、神髄を明らかにするピアノ作品集がスタート!
知られざる秀作が散りばめられているチレアのピアノ作品において、カーネギーホールへのデビューも果たしているイタリアの女流ピアニスト、サンドラ・コンテは、20世紀前半のイタリア音楽界の大きな原動力となった活力と強さが確実に息づいているその世界を蘇らせるために、丁寧に楽譜を読み込んだ演奏を奏でています。
オペラ作曲家チレアの器楽曲の作曲家としての全貌を明らかにする意義深いプロジェクトと言えるでしょう。
※録音:2015年-2021年、プリヴァーテ・スタジオ(サン・ジョルジョ・ス・レニャーノ、イタリア)
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KLANG LOGO
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PKL154748-7
(7CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥7700
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約150曲、CD7枚組にも及ぶ膨大な曲集の貴重な全曲録音
ファン・エイク:笛の楽園全曲
ヤコブ・ファン・エイク(c.1590-1657):
笛の楽園全曲 |
シモン・ボルツキ(リコーダー)
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KL154748-7
(7CD)
特別価格
¥6300→\5890
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ヤコブ・ファン・エイクの、「笛の楽園」全曲録音!
☆約150曲にも及ぶ膨大な曲集の貴重な全曲録音!
☆ベルリン・リコーダー・オーケストラの芸術監督兼指揮者のシモン・ボルツキの演奏!
ヤコブ・ファン・エイク(c.1590-1657)による「笛の楽園」は、管楽器のための曲集としてこれまでに作られたものの中でも最も大規模な作品のひとつです。
ルネサンスからバロックへの移行期に活躍した作曲家ヤコブ・ファン・エイクは、カリヨン奏者でもあり鋳造、調律も行い、さらにはリコーダーの名手でした。
その作品は、ファン・エイクが生まれつき目が見えなかったため、口述で伝えられたものが出版されました。
「笛の楽園」は約150曲という膨大な曲数があり、有名な教会音楽や、民謡の変奏曲なども含まれています。
この貴重な全曲録音では、シモン・ボルツキが、テナー・リコーダーの深く豊かな低音の音色から、ソプラニーノ・リコーダーによるきらめくような名人芸まで、26本ものリコーダーを駆使して多様な表現をみせています。
ドイツのリコーダー奏者シモン・ボルツキは、フランクフルト音楽舞台芸術大学でミヒャエル・シュナイダー教授にリコーダーを師事、その後ベルリン芸術大学で研鑽を積むと同時にベルリン音楽大学で古典声楽を学びました。
17~18世紀の音楽に特に注力しており、ベルリン・リコーダー・オーケストラの芸術監督兼指揮者としても活躍しています。
これまでにリリースしたCDは、グラモフォン誌にて「エディターズ・チョイス」に選ばれるなど高い評価を受けています。
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BERLIN CLASSICS
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BC 0301655
(2CD)
¥4000
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ドレスデン聖十字架合唱団
降臨節コンサート |
ドレスデン聖十字架合唱団 |
Disc. 1
Tochter Zian, Freue Dich、Feliz Navidad、In
Dulci Jubilo (& Roderich Kreile)、
Sind Die Lichter Angezundet 、Nu Tandas
Tusen Julejus (& Camilla Nylund) 、
Let It Snow- Santa Claus Is Coming To
Town (& Sabrina Weckerlin)、
Herbei, O Ihr Glaub'gen (& Klaus
Florian Vogt)、
Lasst Uns Lauschen (& Roderich Kreile)、Sleigh
Ride / Jingle Bells、
Hark! The Herald Angels Sing (& Friedemann
Matzeit & Peter Christian Feigel) 、
Ihr Kinderlein Kommet (& Roderich
Kreile) 、
Nessaja (Ich Wollte Nie Erwachsen Sein)
(Feat. Peter Maffay)、Abendsegen
Disc. 2
Joy To The World (& Sabrina Weckerlin)、Laudate
Dominum (& Camilla Nylund)、
Es Ist Ein Ros' Entsprungen (& Roderich
Kreile) 、
Marshmallow World (& Sabrina Weckerlin)
、O Holy Night (& Klaus Florian Vogt)、
Petit Papa Noel、All I Want For Christmas
Is You (& Sabrina Weckerlin)
Leise Rieselt Der Schnee (Feat. Peter
Maffay) 、Joseph, Lieber Joseph (& Roderich
Kreile) 、
Ave Maria (& Tine Thing Helseth &
Birgitte Volan Havik)、
Stille Nacht, Heilige Nacht、Weihnachtsgeschichte,
Die (Samuel Koch) 、O Du Frohliche |
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クリスマスのための祝祭のトランペット
ヘンデル:
オラトリオ「マカベウスのユダ」 HWV.63より
「シオンの娘よ、よろこべ」(ブラス・アンサンブル版)
ヘンデル(クリスティアン・シュミット、アマティアス・ヘフス編):
リコーダーソナタ ヘ長調Op.1-11, HWV.369
伝承:マリアは茨の森を通って行った
ヴィヴァルディ(ヘフス編):室内協奏曲ト短調RV.103
ニコラウス・ヘルマン(1480-1561):神を讃えよキリスト教徒よ
シャイトィ(ヘフス編):音楽の遊戯第1巻より
第18番4声のカンツォン・コルネット SSWV.56
アルビノーニ(シュミット、ヘフス編):ソナタ
ヘ長調Op.6-5
伝承:戸を高く上げよ
エリック・モラレス(1966-):ノース・スター組曲 |
マティアス・ヘフス(Trp)
クリスティアン・シュミット(Org)
ハンス・ガンシュ(Trp)
マルク・エンゲルハルト(Fgt)
カルステン・ローフ(Cemb)
アンドレ・ショッホ(Trp)
ヨハネス・バルトマン(Trp)
オリヴァー・クリスティアン(Trp)
アマティアス・ヘフス・アンサンブル |
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マルク・ブシュコフ(Vln)/クレア・フアンチ(pf)
メンデルスゾンーン:
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調
ヴァイオリンソナタ
ヘ短調Op.4 MWV.Q12、ヘ長調MWV.Q26 |
マルク・ブシュコフ(Vln)
クレア・フアンチ(pf)
ハワード・グリフィス指揮
バーゼル室内管弦楽団 |
1991 年生まれのマルク・ブシュコフ。ブシュコフはヴァイオリン奏者の一家に生まれ、5
歳でヴァイオリン奏者だった祖父から手ほどきを受けました。
数々の国際コンクールで入賞を果たしている逸材です。
2013年モントリオール国際音楽コンクール優勝
2012年エリザベート王妃国際音楽コンクール ファイナリスト
2016年ラインガウ・フェスティバル・アワード受賞
2019年チャイコフスキー国際音楽コンクール第2位
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トランペット曲集
ガーシュウィン(チモファイ・ドクシツェル編):
ラプソディ・イン・ブルー
マイルス・デイヴィス/ ビル・エヴァンス:
ブルー・イン・グリーン(室内アンサンブル編)
ダニエル・シュナイダー(1961-):トランペットソナタ
エルヴィス・コステロ:オールモスト・ブルー(室内アンサンブル編)
ガーシュウィン(フランク・デュプレー編):
ピアノ協奏曲ヘ長調より第2楽章
ディジー・ガレスピー:マンテカ(室内アンサンブル編)
バーンスタイン(デュプレー編):ライフィのためのロンド
ロイ・ハーグローヴ(デュプレー、クルップ編):
ストラスブール - セント・デニス
ガーシュウィン(デュプレー編):パリのアメリカ人 |
シモン・ヘフェレ(Trp)
フランク・デュプレー(pf)
ヤコプ・クルップ(Cb)
マインハルト・イェンネ(Drums)
ゴルトムント弦楽四重奏団 |
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BC 0302084
(2CD)
¥3000
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イェルク・ハルベック(Org)
J.S.バッハ:オルガン曲集 |
イェルク・ハルベック(Org) |
トッカータ アダージョとフーガ ハ長調BWV.564、われらイエスのともがらBWV.1090、
イエス わが喜びBWV.1105、心より愛するイエスよ
たとえ罪を犯したもうともBWV.1093、
おお 穢れなき神の子羊BWV.1095、主なる神よ
いざ天のとびらを開きたまえBWV.1092、
カプリッチョ ホ長調「ヨハン・クリストフ・バッハを讃えて」BWV.993、
目覚めよ わが心よBWV.1118、フーガ ハ短調BWV.575、主イエス・キリスト
汝こよなき宝BWV.1114、
アダムの堕落によりてすべては朽ちぬBWV.1101、深き苦しみの淵より
われ汝に呼ばわるBWV.1099、
われらみな唯一なる神を信ずBWV.1098、前奏曲とフーガ
ハ短調BWV.549、
トッカータ ニ長調BWV.912a、ああ神よ 天より見そなわしBWV.741、
おお主なる神よ 汝の神なる御言葉BWV.1110、神のみわざは善きかなBWV.1116、
神はわが救い 助けにして慰めBWV.1106、われ汝に別れを告げんBWV.735a、
フーガ 変ロ長調BWV.955a、人はみな死すべきものBWV.1117、
神よ汝の善行にわれをむかわしめよBWV.957、今ぞわれらを体の憩いに入らせたまえ
BWV.1111、
心よりわれ汝を愛す おお主よBWV.1115、前奏曲とフーガ
ハ長調BWV.531 |
ハルベックはフライブルクとバーゼルで古楽奏法を学び、2004
年、ライプツィヒのバッハ国際コンクールオルガン部門の1
等賞を受賞した若き権威。
最近はシュトゥットガルトのバロック・オーケストラ、イル・ジュスト・バロッコの指揮者として目覚ましい活躍を展開中。
リンツ・アントン・ブルックナー音楽大学、シュトゥットガルト音楽大学で教授を務める実力者である。
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BC 0302085
(2CD)
¥3000
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イェルク・ハルベック(Org)
J.S.バッハ:オルガン曲集
オルガン小曲集BWV.599~BWV.644
ああ罪人なるわれ 何をなすべきかBWV.770
「汝明るき日なるキリスト」による様々なパルティータBWV.766
「おお、汝正しくして善なる神よ」によるパルティータBWV.767
パルティータ「ようこそ、慈悲あつきイエスよ」BWV.768 |
イェルク・ハルベック(Org) |
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モラヴィアのクリスマス |
ヴォーカル・コンソート・ドレスデン |
John Gambold (Sohn): Macht hoch die Tur/Johannes
Renatus Verbeek: Uns ist ein Kind geboren/
Peter Mortimer: Den Hirten dort auf Bete'ms
Feld/Johann Gottfried Weber: Mein Herz dichtet
ein feines Lied/
Johann Ludwig Freydt: Den aller Welt Kreis
nie beschloss/Christian Ludwig Brau: O verehrungswurd'ge
Nacht/
John Antes: Loveliest Immanuel/David Moritz
Michael: Hail Infant newborn/
Christ-Nachts-Music am 24 sten December
1765/Chor: Singet dem Herrn alle Lande/
Solo: So sang der Vater Mund/Chor: Ach
dass du den Himmel zerrissest/
Solo: Froh war, wer seinen Tag/Chor: Trostet,
trostet mein Volk/Chor: Zion hort's und
ist froh/
Chor: Hosianna! Gelobet sei, der da kommt/Gemeinde:
Die wahre Gnaden-Sonne/
Chor: Wer ist der, der da kommt - Chor:
Er ist's, der Gerechtigkeit lehret - Chor:
Warum ist denn sein Gewand/
Gemeinde: Meine Seel auf Rosen geht/
Chor: Machet die Tore weit - Chor: Wer
ist derselbe Konig der Ehren? - Chor: Es
ist der Herr, stark und machtig/
Gemeinde: Es ist der Herre Christ/Chor:
Machet die Tore weit/Die Kinder: Zeuch in
unsre Herzen ein/
Chor: Wer ist derselbe Konig der Ehren?
- Chor: Es ist der Herr Zebaoth/Gemeinde:
Der wahre Gott der Kreatur/
Chor: Kundlich groB ist das gottselige
Geheimnis /Gemeinde: Er ward im Leib' ein's
Jungfrauleins /
Lesung "im Ton Magnificat": Und
in Bethlehem kam ihre Zeit/
Chor: Siehe, ich verkundige euch große
Freude/Gemeinde: Bis willkommen du edler
Gast!/
Lesung "im Ton Magnificat": Und
das habt zum Zeichen/Gemeinde: O Kind, o
suBer Knabe!/
Chor: Das Lacheln Deines /Mundes Gemeinde:
Und schick uns dein Flammlein her/
Gemeinde: Die Engel und die Menschen die
schauen ihn an/
Lesung "im Ton Magnificat": Und
alsbald war da bei dem Engel/
Chor: Ehre sei Gott in der Hohe/Gemeinde:
Nun singt des Lamms sein Blut-Gemein/
Die Kinder: Ach! Christ-Nacht und sein
Leiden/Chor: O dass Ihn doch jedes mit frohlichem
Geiste/
Gemeinde: Die heilige Dreieinigkeit, sei
fur das Lamm gebenedeit! |
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ペーター・シュライアー(Ten)
クリスマスの歌 |
ペーター・シュライアー(Ten)
ノーマン・シェトラー(pf) |
Peter Cornelius: Weihnachtslieder op. 8
Nr. 1-6
Joseph Haas: Krippenlieder op. 49 Nr. 1-5
Max Reger: Mariae Wiegenlied op. 76 Nr.
52、Uns ist geboren ein Kindelein op. 137
Nr. 3、
Christkindeleins、Wiegenlied op. 137 Nr.
10、Maria am Rosenstrauch op. 142 Nr. 3、
Der Konig aus dem Morgenland op. 76 Nr.
60、
Hugo Wolf: Nun wandre, Maria (Spanisches
Liederbuch)、
Fuhr mich, Kind, nach Bethlehem (Spanisches
Liederbuch)、
Ach, des Knaben Augen (Spanisches Liederbuch)、Auf
ein altes Bild (Morike-Lieder)、
Schlafendes Jesuskind (Morike-Lieder)、Zum
neuen Jahr (Morike Lieder)、Epiphanias (Goethe-Lieder) |
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BC 0302313
(2CD+1DVD)
¥3100 →\2890
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ドレスデン聖十字架合唱団
ルドルフ・マウエルスベルガー(1889-1971):
クリスマス礼拝RMWV 7
ドレスデン聖十字架合唱団による
クリスマス礼拝コンサートを収録したDVD付 |
ドレスデン聖十字架合唱団、他
ミヒャエル=クリスフリード・
ウィンクラー(Org)
ゴトハルト・シュティール指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 |
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BC 0302318
(2CD)
¥2700
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美しいクリスマス音楽集
Disc. 1
Vom Himmel hoch, da komm ich her、Schwingt
freudig euch empor、
O Tannenbaum、Wie schon singt uns der
Engel Schar、
O Freudeuber Freude!、Kling, Glockchen、
Leise rieselt der Schnee、Winterlied、
Tanz der Nussknacker、Der Schneemann
Heut' tanzen im goldenen Reigen die Sterne、
Weihnachtspastorale、Tausend Sterne sind
ein Dom、
Marsch der Sternsinger、Das neue Jahr
Still senkt sich die Nacht hernieder、
Schmuckt eine grune Tanne、Weihnachtsliedchen、
Sind die Lichter angezundet、Und wir
zunden Lichter an、
Die Winternacht、Lieb' Nachtigall, wach
auf
Disc. 2
Guten Abend, schon' Abend、Vom Himmel
hoch ihr Engel kommt、
O Jesulein zart、Es ist ein Ros' entsprungen、
Ubers Gebirg' Maria geht、Aufmarsch der
Sternsinger、
Huh, da kommt der Winter her、Der Winter
ist ein rechter Mann、
Abmarsch der Sternsinger、Nun komm, der
Heiden Heiland、
Freu dich, Erd' und Sternenzelt、Frohliche
Weihnacht uberall、
Kommet ihr Hirten、SuBer die Glocken
nie klingen、
Lasst alle Gott uns loben、Wiegenlied
in der Weihnacht、
Die Hirten an der Krippe、In dulci jubilo、
Gesprach der Hirten (In Natali Domini)、Stille
Nacht、O du frohliche |
ドレスデン聖十字架合唱団
トーマス教会少年合唱団
ベルリン放送少年少女合唱団
ライプツィヒ放送合唱団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ベルリン室内管弦楽団
ルドルフ・マウエルスベルガー
ギュンター・ラミン
ディートリヒ・クノーテ |
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ルネ・コロ(Ten)/ジェイ・アレクサンダー(Ten)
ロマン派の作曲家による歌曲集
シューベルト:さすらい人が月に寄せてD.870
シューマン:リーダークライスOp.39より第5曲「月の夜」
シューベルト:月に寄せてD.259
シューマン:詩人の恋Op.48より第14曲「夜毎君の夢を」
メンデルスゾンーン:6つの歌Op.86より第5曲
「月」
ヨハン・アブラハム・ペーター・シュルツ(1747-1800):月がのぼり
エルガー:夕べの歌Op.15-1(管弦楽版)
シューベルト:さすらい人の夜の歌II D.768
シューマン:リーダークライスOp.39より第3曲「森のささやき」
伝承:平和な夕暮れ
シューベルト:夕映えのなかにD.799
メンデルスゾンーン:6つの歌曲Op.71より第6曲「夜の歌」
マスネ:歌劇「タイス」より瞑想曲
ブラームス:5つの歌曲Op.49より第4曲「子守歌」 |
ルネ・コロ(Ten)
ジェイ・アレクサンダー(Ten)
中央ドイツ室内管弦楽団 |
録音:2021年!!!
まさかのルネ・コロ新作アルバム。83歳の名歌唱ということになる!
https://youtu.be/NPyvd17twiY
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両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー
フェリックス・クリーザー(Hrn)
モーツァルト、ハイドン:ホルンと弦楽四重奏のための作品集
モーツァルト:ホルン五重奏曲変ホ長調K.407
歌劇「フィガロの結婚」K.492より
第2幕アリエッタ「恋とはどんなものかしら」
第1幕アリア「もう飛ぶまいぞこの蝶々」
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527より
第2幕アリア「私の大切な人を慰めてやって下さい」
歌劇「魔笛」K.620より第1幕アリア「なんと美しい絵姿」
(ホルン五重奏版)
ハイドン:
ホルン協奏曲第1番ニ長調Hob.VIId:3、
第2番ニ長調Hob.VIId:4(ホルン五重奏版) |
フェリックス・クリーザー(Hrn)
ツェムリンスキー四重奏団 |
フェリックス・クリーザー。
1991年にゲッティンゲンで生まれ、13歳からハノーファー音楽大学でレッスンを受ける。
サー・サイモン・ラトル、マリオ・ヴェンツァーゴ、デニス・ラッセル・デイヴィスといった指揮者と共演し、またロックのレジェンドであるスティングがドイツで公演を行った際に共演した。
2013年にはデビューアルバム『Reveries(夢想)』を発表し、高い評価を得る。
ちょっと他の人と違うところがあるのだが、そんなこと関係ない。
この柔らかく深い音色を聴いたらきっとあなたも魅了される。
フェリックス・クリーザー、ホルン奏者である。
https://youtu.be/Y6M04BZPJZM
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イザベル・ファン・クーレン・アンサンブル
ピアソラ:ブエノスアイレス変奏曲
タンガーソ「ブエノスアイレス変奏曲」、現実との3分間、
忘却、ラ・カモーラ、コルドバへのオマージュ、
アディオス・ノニーノ、孤独、
フガータ、タンガータ
(全曲クリスティアン・ゲルバーによる編曲版) |
イザベル・ファン・クーレン・アンサンブル
ノイス・ドイツ・チェンバー・アカデミー |
クーレンです。
力の入ったプロモーション・ビデオ
https://youtu.be/mmQB8hjTE6I
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ゲオルク・ムッファト(1653-1704):調和の捧げもの
弦楽と通奏低音のためのソナタ
第1番ニ長調、第2番ト短調、
第3番イ長調、第4番ホ短調、第5番ト長調 |
ラース・ウルリク・モルテンセン
(Cembalo、指揮)
コンチェルト・コペンハーゲン |
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J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番、協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲イ短調BWV.1041
チェンバロ協奏曲ニ長調BWV.1054
2台のチェンバロのための協奏曲ハ短調BWV.1060
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043 |
ジョナサン・ペシェク(Vc)
レイラ・シャイエ(Vln)
イェルク・ハルベック(Cembalo)
アレクサンダー・ゲルゲリフィ(Cembalo)
イル・グスト・バロッコ |
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ファビアン・ミュラー(pf)
シューベルト:ピアノソナタ第19番~第21番
ピアノソナタ
第19番ハ短調D.958、第20番イ長調D.959、
第21番変ロ長調D.960、3つのピアノ曲D.946 |
ファビアン・ミュラー(pf) |
ファビアン・ミュラーはドイツの男性ピアニスト。1990年生まれ。
2013年、ボルツァーノで開催されたフェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノコンクールでプレス審査員賞を受賞し、さらにブゾーニの曲の最高の解釈に与えられる特別賞と、現代ピアノ音楽の最高の解釈に与えられる特別賞を受賞。
2017年にミュンヘンで開催されたARD国際音楽コンクール第2位に加えて、聴衆賞、ブラザーズ・ブッシュ賞、特別賞のジェニュイン・クラシック、ヘンレ・アーテキスト賞の4つの賞を受賞。
バイエルン放送交響楽団、ケルンWDR交響楽団、HR交響楽団、ボン・ベートーヴェン交響楽団などの主要オーケストラと共演。
また、メクレンブルク・フォアポンメルン音楽祭、シュヴェツィンゲン音楽祭、ハイデルベルガー・フリューリング音楽祭、ルール・ピアノ音楽祭、アルデバーグ音楽祭などの著名な音楽祭に客演し、ベルリン・コンツェルトハウス、ミュンヘン・ヘラクレスザール、ケルン・フィルハーモニーホール、デュッセルドルフ・トンハレ、ボン・ベートーヴェンハウス、ブレーメン・コンサートホール「ディ・グロッケ」などの有名なコンサートホールでコンサートを行っている。
さらに、マインツのSWR2シリーズ・インターナショナル・ピアニスト、ボンのベートーヴェン・フェスティバル、アウグスブルクのモーツァルト・フェスティバルにもゲストとして参加。
2018年春には、ニューヨークのカーネギーホールにデビュー。室内楽にも力を入れており、アルブレヒト・マイヤー、ジュリアン・ブリス、サラ・クリスチャン、ニクラス・リーペ、ダニエル・ミュラー=ショット、マクシミリアン・ホルヌング、アリス・クァルテット、ヴィジョン・ストリング・カルテットなどと共演している。
さらに、自身が始めた室内楽シリーズ「BonnerZwischentone」の芸術監督も務めている。子供や若者に音楽を伝えることにも力を注いでおり、ルール・ピアノ・フェスティバルの教育プロジェクトのピアニストとして、毎年300人以上の子供たちと現代音楽について活動を行っている。このプロジェクトは、2014年にユンゲ・オーレン賞、2016年にエコー・クラシック賞を受賞している。
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セリーヌ・モワネ(Obe)
オーボエ作品集
プーランク:オーボエソナタFP.185
ラヴェル:クープランの墓(オーボエとピアノのための編曲版)
プーランク:オーボエ ファゴットとピアノのための三重奏曲FP.43
ドビュッシー:狂詩曲(コールアングレとピアノのための編曲版)
サン=サーンス:オーボエソナタ ニ長調Op.166
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲第1番ト長調より第3楽章
(オーボエ、ファゴットとピアノのための編曲版) |
セリーヌ・モワネ(Obe)
フローリアン・ウーリヒ(pf)
ソフィー・デルヴォー(Fgt) |
--- フランス北部の都市リール出身のセリーヌ・モワネは、ダヴィッド・ヴァルターとモーリス・ブルグに師事し、パリ国立高等音楽院を卒業。クラウディオ・アバド指揮のグスタフ・マーラー・ユースオーケストラに在籍したあと、ゲストのトップ・オーボエ奏者としてベルリン・ドイツ交響楽団、北ドイツ放送交響楽団、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、フランクフルト歌劇場管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団などで演奏。 2006
年から08 年までマンハイム国立劇場オーケストラでソロ・オーボエ奏者を務め、08
年6 月からはドレスデン国立歌劇場にソロ・オーボエ奏者として迎えられている。2011
年には、ウィーン・フィルの日本を含むアジア・オーストラリアツアーにも、ウィーン・フィルからの招きでメンバーボエ奏者として迎えられている。
第1弾CD はレコード芸術誌で特選に推挙され、類をみない音色、出色のディスクと絶賛を博す他、読売新聞紙上においても、オーボエという楽器の不均質な性格を全く感じさせない技術は驚異的との評価を得ました。
仏HMの旧譜2タイトル
セリーヌ・モワネ、オーボエならではの甘美な音色に酔いしれる |
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(1)J.S.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 BWV.1013
(2)L. ベリオ:セクエンツァ 第7
(3)ブリテン:オヴィディウスによる6 つの変容 op.49
(4)カーター:インナーソング
(5)C.P.E. バッハ:フルート・ソナタ イ短調 Wq.132 |
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セリーヌ・モワネ(Ob) |
人気急上昇中の麗しきセリーヌ・モワネ、待望のデビューCD!オーボエならではの甘美な音色に酔いしれる、必聴の名演!
録音:2011 年4-5 月、テルデックス・シュトゥーディオ(ベルリン)/64’31”
秀麗眉目な外見、それにも増して美しいオーボエの音色で欧米を中心に人気沸騰中のオーボエ奏者セリーヌ・モワネが、ついにハルモニアムンディとのコラボレーションを開始!全世界が注目する待望のファーストCD
がついにリリースされます!
J.S. バッハとC.P.E. バッハのフルート・ソナタに、ベリオとブリテンの現代作品を合わせた意欲的なプログラムとなっており、バロックから現代に至るまで人々を魅了し続けるオーボエという楽器の魅力に迫る1
枚となっています。バッハ親子のフルート・ソナタでは田園を思わせる柔らかな音色、ブリテンの作品では抒情に満ちた甘い響きにうっとり。モワネの奏でるオーボエの音色には一切の澱みがなく、どこまでも続いていくかのような息の長いメロディラインの表現力には圧巻。一方、合間に挿入されたベリオ、カーターの作品からはオーボエの新たな表現の可能性が垣間見えます。破裂音のように力強い音の連続、張り詰めた糸のごとく緊張感のある旋律の魅力はバッハやブリテンからは感じられないもの。屈指の難曲ですが、モワネの卓越した演奏技術によって作品の魅力が見事に表現されています。
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セリーヌ・モワネ
メディテイションズ~オペラ座のオーボエ&ハープ
(1)ドニゼッティ:アンダンテ・ソステヌート
(2)パスクッリ(1842-1924):
ベッリーニへのオマージュ(イングリッシュ・ホルンとハープのための)
(3)シューベルト:歌劇「魔法の竪琴」に基づくアンダンテ
(4)イベール:オーボエとハープのためのアントラクト(ジャクリーヌ・イベール=ジレ版)
(5)マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲
(6)オネゲル(1892-1955):アンティゴネ
(7)バンジャマン・ゴダール(1849-1895):「子守唄」(歌劇『ジョスラン』)
(8)アンリ・ブロッド(1799-1839):
ドニゼッティの『ランメルモールのルチア』の狂乱の場に基づくファンタジーop.57
(9)ワーグナー(1813-1883):『トリスタンとイゾルデ』より「牧童の笛の音」*
(10)ワーグナー:『タンホイザー』より「夕星の歌」
(11)パスクッリ:ドニゼッティの『ポリウート』に基づくファンタジー |
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セリーヌ・モワネ
〔オーボエ(マリゴー)、
イングリッシュ・ホルン* /
編曲3,4,5,7,10〕
サラ・クリスト
〔ハープ/編曲1,2,8,11〕 |
美しきオーボエ奏者、セリーヌ・モワネ、第2
弾はハープとの共演による魅惑のオペラ作品集!ドニゼッティのオペラに基づく超絶技巧からトリスタンとイゾルデの牧童の笛の音まで
録音:2013 年5 月
第1弾の「オーボエ・ソロ・リサイタル」(KKC
5267/ HMC 902118)も絶賛されたオーボエ奏者、セリーヌ・モワネ待望の第2
弾の登場です!「オペラ座のオーボエ&ハープ」と題し、オペラに関連する作品を集めた当盤、揺るぎのない安定した美しい音色、様々な表情と、モワネの魅力が詰まっています。
マスネの「タイスの瞑想曲」はえもいわれぬやさしさと甘さに満ちています。ワーグナーの「牧童の笛の音」や「夕星の歌」でのたっぷりとした世界では、モワネの持ち味である非常に深い音色がひときわ活きます。曲ごとの様々な表情もまた魅力的で、イベールのアントラクト(間奏曲)での息の速い表現も見事に決まっています。最後に収録されているパスクッリの「ポリウート」の急速なパッセージでは、一分の乱れもない美しいレガートで超絶技巧をなんなくこなしており、注目です!共演するハープ奏者、サラ・クリストも完璧かつ豊かなサウンドのサポートで聴かせます。
サラ・クリスト(ハープ)
---1980 年生まれ。祖父には、マルティヌーがオーボエ協奏曲を献呈したのは彼女の祖父(チェコ・フィルの首席オーボエ奏者だった)であり、父はベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者を22
年にわたって務め、ヴァイオリン奏者のラファエル・クリストを兄に持つなど、音楽一家に生まれる。
10 歳でハープを始め、13 歳でオーケストラと共演。21
歳で、当時最年少でウィーン国立歌劇場のメンバーとなる。2
年後、フリーとなり、以降ベルリン・フィルやドレスデン国立歌劇場管、バイエルン放送響など名だたるオーケストラや室内楽シーンでハープ奏者として活躍している。2004
年以降はルツェルン祝祭管でも定期的にメンバーを務める。後進の指導にも熱心にあたっている。
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ピアノ三重奏曲集
グリーグ(ヤルッコ・リーヒマキ編):
抒情小曲集第3集Op.43より第6曲 「春に寄す」
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキー」Op.90
ファリャ(リーヒマキ編):7つのスペイン民謡より
「ムーア人の織物」「アストゥーリアス地方の歌」
「ホタ」「ナナ」「ポーロ」
ブラームス(ブーランジェ三重奏団編):ハンガリー舞曲集WoO.1より
第4曲ポコ・ソステヌート、第5曲アレグロ、
第17曲アンダンティーノ
グリーグ(リーヒマキ編):抒情組曲Op.54より第3曲「夜想曲」
マルタン:アイルランドの民謡による三重奏曲 |
ブーランジェ三重奏団
[カルラ・ハルテンワンガー(pf)
イローナ・キント(Vln)
ビルギット・エルツ(Vc)] |
NEUE MEISTERシリーズ
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マリーナ・バラノヴァ(1981-):ピアノ曲集
Leviathan Town、The Rain Spirits' Realm、Islands
Adrift、
Diamond Desert、Constellation Machine、
In Limbo of Dreams Unresolved、Enchanted
Hills、
The Rainbow Bridge、Celestial Seacraft
Flying over the River、
No-Fairies' Forest、The Lake of a Thousand
Eyes、
The Garden、Polar Zone、Cradle of Clouds、
The Canopy of Heaven、The Clutch、Caverns
Beyond the Sea |
マリーナ・バラノヴァ(pf) |
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Constellation Machine
Capturing silence、The bride、Swim with
the tide、
Some birds、Tilda、Constellation machine、Island、
Nothing more、Giants、Cloud machine、
The old keeper、In the garden、Willow tree |
ダミアン・マルフレツ |
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BC 0302586
(CD)
¥2700
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ソフィア・ヤニ(1989-):室内楽曲集
The dark and the light and everything in
between、
木管五重奏曲第1番「鏡としての音楽」
Everybody was so young、
弦楽四重奏曲第1番「ほら、草原には星がいっぱい」、Andra |
ダンデリオン五重奏団
コンタイ・アンサンブル |
BC 0302588
(LP)
¥3200
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BC 0302678
(CD)
¥2700
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パスカル・シューマッヒャー:室内楽曲「月」
Luna、Rhythmicon、Charles Duke、
Nostalgia、Resilience、Infinity、
Impromptu、Saint-Lunaire、Molodost |
パスカル・シューマッヒャー
エコー・コレクティヴ |
BC 0302679
(LP)
¥3200
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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PARNASSUS
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トーシャ・ザイデル レア & 新リマスター録音集 |
トーシャ・ザイデル (ヴァイオリン) |
ジョゼフ・アクロン (1886-1943) /エフレム・ジンバリスト
(1889-1985) 編曲 : ヘブライの旋律 Op.33
フィリップ・グッドマン (ピアノ)
録音 : 1929年1月30日 原盤 : Columbia
98615 50133-D
フリッツ・クライスラー (1875-1962) : 美しきロスマリン
エマニュエル・ベイ (ピアノ)
録音 : 1927年10月13日 原盤 : Columbia
W144855 DB 29
フリッツ・クライスラー : 愛の喜び
エマニュエル・ベイ (ピアノ)
録音 : 1927年10月14日 原盤 : Columbia
W144862 DB 29
フランツ・シューベルト (1797-1828) /
アウグスト・ヴィルヘルミ (1845-1908)
編曲 : アヴェ・マリア
フィリップ・グッドマン (ピアノ)
録音 : 1929年1月30日 原盤 : Columbia
98616 50133-D
ヘンリク・ヴィエニャフスキ (1835-1880)
:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ短調 Op.22 から
第2楽章
ルイス・T・グルーエンバーグ (ピアノ)
録音 : 1918年6月17日 原盤 : Columbia
49447 7361
イェネー・フバイ (1858-1937) : チャールダーシュの情景
Op.32 から ヘイレ・カティ
ルイス・T・グルーエンバーグ (ピアノ)
録音 : 1919年5月7日 原盤 : Columbia
49630 49630
フリッツ・クライスラー : ウィーン奇想曲
Op.25
ルイス・T・グルーエンバーグ (ピアノ)
録音 : 1919年6月18-19日 原盤 : Columbia
49449 7231
フランツ・シューベルト / ミッシャ・エルマン
(1891-1967) 編曲 : セレナード
ルイス・T・グルーエンバーグ (ピアノ)
録音 : 1918年6月20日 原盤 : Columbia
49453 7361
エドゥアール・ラロ (1823-1892) : スペイン交響曲
Op.21 から アンダンテ
管弦楽伴奏 録音 : 1923年10月9日 原盤
: Columbia 98099 68021-D
フェーリクス・メンデルスゾーン (1809-1847)
:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 から フィナーレ
管弦楽伴奏 録音 : 1923年12月20日 原盤
: Columbia 98111 68021-D
ツェーザリ・キュイ (1835-1918) : オリエンタル
管弦楽伴奏 録音 : 1918年10月22日 原盤
: Columbia 78138 33027-D
アルフレッド・マルジ (1874-1913) : 青のワルツ
ハリー・カウフマン (ピアノ)
録音 : 1919年10月27日 原盤 : Columbia
78760 33041-D
ハリー・バーリー (1866-1949) : インドの蛇の踊り
フランシスコ・ロンゴ (ピアノ)
録音 : 1923年5月19日 原盤 : Columbia
80821 33002-D
ニコライ・リムスキー=コルサコフ (1844-1908)
/ フリッツ・クライスラー 編曲 :
交響組曲 「シェエラザード」 から アラビアの歌
フランシスコ・ロンゴ (ピアノ)
録音 : 1923年2月2日 原盤 : Columbia
80825 33002-D
カミーユ・サン=サーンス (1835-1921) : オラトリオ
「ノアの洪水」 から 前奏曲
マックス・ラヴィノヴィチ (ピアノ)
録音 : 1921年3月15日 原盤 : Columbia
09505 98276-4-C
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ (1860-1941)
: メヌエット (ユモレスク) ト長調
ハリー・カウフマン (ピアノ)
録音 : 1921年3月15日 原盤 : Columbia
49950 68029-D
アルフレード・ダンブロージオ (1871-1914)
: カンツォネッタ
ハリー・カウフマン (ピアノ)
録音 : 1919年11月5日 原盤 : Columbia
49689 68072-D
エルネスト・ショーソン (1855-1899) : 詩曲
ハリウッド・ボウル交響楽団 レオポルド・ストコフスキー
(指揮)
録音 : 1945年、ハリウッド・ボウル、ロスアンゼルス、アメリカ合衆国
音源 : ラジオ放送
ジョン・ケレット (1873-1922) : I'm Forever
Blowing Bubbles [夢のシャボン玉]
ハリー・カウフマン (ピアノ)
録音 : 1919年7月11日 原盤 : Columbia
78798 |
トーシャ・ザイデルはウクライナのオデーサに生まれたヴァイオリニスト。
ペテルブルク音楽院でレオポルト・アウアーに師事。1918年、アウアーと共に渡米、カーネギー・ホールでアメリカ・デビューし、以後アメリカ合衆国で活躍。
1930年代後半にロサンゼルスに移住してからはハリウッドで映画音楽にも数多く参加しました。
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イダ・ヘンデル & ヨーゼフ・ハシッド
ユダヤ系ポーランドのヴァイオリンの神童 HMV録音集 |
イダ・ヘンデル
ジュゼッペ・タルティーニ (1692-1770)
/
レスリー・ブリッジウォーター (1893-1975)
編曲 : アンダンテとプレスト
ニコロ・パガニーニ (1782-1840) : 24のカプリス
Op.1 から 第24番
エルネスト・ブロッホ (1880-1959) :
バール・シェム から ニグン
アントニン・ドヴォルジャーク (1841-1904)
: スラヴ舞曲集 Op.46 から 第2番 ホ短調 (+)
ヨハネス・ブラームス (1833-1897) /
デイヴィッド・ホクスタイン (1892-1918) 編曲
:
16のワルツ Op.39 から 第15番 変イ長調
バルトーク・ベーラ (1881-1945) /
セーケイ・ゾルターン (1903-2001)
編曲 : 6つのルーマニア民俗舞曲
モーリス・ラヴェル (1875-1937) : ハバネラ
(*)
ヘンリク・ヴィエニャフスキ (1835-1880)
: 華麗なポロネーズ 第1番 (#)
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907)
: 即興的スケルツォ (**)
アーロン・コープランド (1900-1990)
: バレエ 「ロデオ」 から ホー・ダウン (*)
イダ・ヘンデル (ヴァイオリン)、ジェラルド・ムーア
(ピアノ)
録音 : 1948年9月21日(#) / 1950年5月18日(*/**)
/ 1953年7月30日(+) / 1953年(無印)
原盤 : HMV
C3818(#) / B9994(*) / B10135(**) / C4262
& 7P151(+) / CLP1021(無印)
ヨーゼフ・ハシッド
ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893)
:懐かしい土地の思い出 Op.42 から メロディー
原盤 : HMV OEA8550 B9074
アントニン・ドヴォルジャーク (1841-1904)
: 8つのユモレスク Op.101 から 第7番
原盤 : HMV OEA8550 B9074
ジュール・マスネ (1842-1912) : オペラ
「タイス」 から 瞑想曲
原盤 : HMV 2EA9053 C3208
エドワード・エルガー (1857-1394) :
気まぐれの女 Op.17
原盤 : HMV OEA8803 B9074
パブロ・サラサーテ (1844-1908) :
スペイン舞曲 第5番 祈り Op.23 No.1
原盤 : HMV 2EA8801 C3185
スペイン舞曲 第6番 サパテアード Op.23
No.2
原盤 : HMV 2EA8802 C3185
フリッツ・クライスラー (1875-1962)
: ウィーン奇想曲 Op.2
原盤 : HMV 2EA8900 C3208
ジョゼフ・アクロン (1886-1943) : ヘブライの旋律
Op.33
原盤 : HMV 2EA9051 C3219
ヨーゼフ・ハシッド (ヴァイオリン)、ジェラルド・ムーア
(ピアノ)
録音 : 1940年、3つのセッションにて |
ヨーゼフ・ハシッド (Josef Hassid、ポーランド語
: Jozef Chasyd、1923年12月28日 - 1950年11月7日)
は、ポーランド出身のイギリスのヴァイオリニスト。
わずか2年の活動の後に生涯を閉じた悲劇の天才ヴァイオリニストとして知られる。
ポーランドのスヴァウキに生まれる。幼い頃に母を亡くし、父に育てられる。
10歳でワルシャワのショパン音楽院に入学。1935年、11歳にしてワルシャワのヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで名誉ディプロマ受賞。フリッツ・クライスラーからは、「世界的なヴァイオリンの逸材は100年に一度生まれるが、ヨーゼフ・ハシッドは200年に一度の逸材である」
とまで絶賛された。
1938年、第二次世界大戦の戦禍を避けて父と共にロンドンへ移住し、カール・フレッシュに師事して録音を残す。
1939年にはイギリスでデビューして大成功をおさめ、初の録音を行う。翌1940年には興行主ハロルド・ホルトと契約を結ぶ。
しかし同じフレッシュ門下の令嬢との失恋が元で1941年3月の演奏会を最後に統合失調症を発し、ノーサンプトンの聖アンドリューズ病院に収容されてインスリン・ショック療法などを受ける。
一時は症状が改善して翌1942年には演奏活動を再開するが、同年11月に病状が悪化してエプソムのロンググローブ病院に強制入院させられ、1950年10月20日にロボトミー
(脳の前頭前野の神経線維の切断を伴う脳神経外科的な精神障害の治療法)
を受けた18日後に後遺症が元で死去。26歳没。
9つ (実際には8曲) の小品の名録音を遺した。(Wikipedia
より転載)
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PACD 96081/2
(2CD)
¥3000
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ジェイコブ・ラタイナーの芸術 Vol.2 |
ジェイコブ・ラテイナー (ピアノ) |
[CD 1]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
(1770-1827) :
ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 「ワルトシュタイン」
Op.53 (*)
モーリス・ラヴェル (1875-1937) : 高雅で感傷的なワルツ
(*)
ローベルト・シューマン (1810-1856) :
幻想曲 ハ長調 Op.17 (*)
ニコロ・パガニーニ (1782-1840) /フランツ・リスト
(1811-1886) 編曲 : ラ・カンパネラ (#)
[CD 2]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
:
ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 Op.109
(+)
ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110
(+)
ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111
(+) |
録音 :1972年11月21日、ハンター大学 (#)、1980年2月17日、フリック・コレクション
(*)、
1984年12月16日、ジュリアード劇場、ジュリアード音楽学校
(+)、ニューヨーク、アメリカ合衆国
オリジナル・アルバム・タイトルの直訳は
「ジェイコブ・ラタイナーの失われた芸術 Vol.2」。
ジェイコブ・ラタイナー (1928-2010) はポーランド人を両親にキューバのハバナに生まれたピアニスト。10歳にしてエルネスト・レクオーナ指揮ハバナ・フィルハーモニー管弦楽団との共演でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を弾きデビューという神童ぶりを発揮しました。
その2年後、一家はアメリカ合衆国に移住し、ジェイコブはヴァイオリンを学ぶ弟イジドア
(1930-2005) とともにカーティス音楽学校に入学、イザベラ・ヴェンゲーロヴァに師事しました。
16歳でユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団との共演でチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を弾き合衆国デビュー。
1960年代にはヤッシャ・ハイフェッツ、ウィリアム・プリムローズ、グレゴール・ピアティゴルスキーの室内楽コンサート・シリーズに参加。
その後1990年代までコンサート・ピアニストとして活躍、また1966年から亡くなるまでジュリアード音楽院で教えていましたが、1967年を最後に商業用録音を行わなかったためか、2010年の逝去時には忘れられたピアニストとなっていました。
※「Vol.1」において演奏者の姓を「ラテイナー」と表記いたしましたが、「ラタイナー」に改めます。
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<国内盤>
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オクタヴィア・レコード
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OVCL-00811
(HQ HYBRID)
¥3520
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大友直人(指揮)&東京交響楽団
エルガー:交響曲第2番
エルガー:
交響曲第2番変ホ長調作品63 |
大友直人(指揮)
東京交響楽団 |
エルガーの知られざる隠れた名作!
日本を代表する指揮者、大友直人と東京交響楽団によるエルガー:交響曲第2番がEXTONレーベルから登場です。
「威風堂々」、「愛の挨拶」で広く知られるイギリスの大作曲家エルガーの音楽を誰よりも積極的に取り上げてきた大友。
知られざる隠れた名作であるこの交響曲第2番も、東京交響楽団とは1997年を皮切りに度々披露され、今日ついにCD化が実現する運びとなりました。
大友の冴え漲るタクトに呼応するオーケストラ・サウンドを、DSD11.2MHzの臨場感溢れる高音質ライヴ・レコーディング、ブックレットにはエルガー研究の権威でもある等松春夫によるエッセイを掲載し価値ある名盤となりました。
ここに生まれた壮大なエルガーの世界をお楽しみください。
2023年 1 月 29 日 ミューザ川崎シンフォニーホールにてライヴ収録
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OVCL-00810
(HQ HYBRID)
¥3520
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ラロ:スペイン交響曲、ロシア協奏曲
ラロ:
スペイン交響曲作品21
ロシア協奏曲作品29 |
堀米ゆず子(ヴァイオリン)
マルコ・グイダリーニ(指揮)
ニース・フィルハーモニー管弦楽団 |
ファン必聴のTALENTの名盤が、新リマスタリング再発売!
1980年のエリザベート王妃国際音楽コンクール優勝から、世界的に活躍を続ける堀米ゆず子による、ラロのヴァイオリン協奏曲として有名な「スペイン交響曲」と、演奏機会の少ない「ロシア協奏曲」をカップリングしたアルバム。
2010年にベルギーのTALENTレーベルから発売された録音が、EXTONで新リマスタリング、SACDハイブリッド盤で再発売いたします。
グイダリーニとニース・フィルの好サポートを得て、堂々としたソロが輝く名演奏。
情熱的なラロの傑作を、どうぞお楽しみください。
2008年 4 月録音
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MCLASSICS
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MYCL00027
(SACD HYBRID)
¥3520
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メニューイン国際コンクール第1位など
滝千春、満を持してのデビュー・アルバム
Prokofiev Story
1-4. プロコフィエフ(1891-1953):
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品80
1. I. Andante assai / 2. II. Allegro
brusco /
3. III. Andante / 4. IV. Allegrissimo
5-8. プロコフィエフ:
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 作品94bis
5. I. Moderato / 6. II. Scherzo:Presto
/
7. III. Andante / 8. IV. Allegro con
brio
9. プロコフィエフ / 根本雄伯編:
ピーターと狼 作品67<ヴァイオリンとピアノ版> |
滝千春(ヴァイオリン)
沼沢淑音(ピアノ) |
《録音》2022年11月15-17日 東京、稲城市立iプラザ
ユーディ・メニューイン国際コンクール第1位など数々の国際コンクールに入賞し、早くから注目を集めてきた実力派ヴァイオリニスト、滝千春の満を持してのデビュー・アルバムです。
本人にとって最も大事な作曲家の一人、プロコフィエフの2つのソナタと珍しい「ピーターと狼」のデュオ編曲版を収録。定評の高い技術をもとに、滝千春が才気煌めく演奏を披露します。
プロコフィエフの神秘的な空気感とストーリーをつくり上げる情熱的な美音とメロディ。ヴァイオリンとピアノが激しく呼応しあう絶妙なアンサンブル。まさに圧巻の演奏です。
またピアノの沼沢淑音の卓越した演奏が音楽に彩りを加えます。
滝千春が紡ぐ芸術性高い新たなストーリーをお楽しみ下さい。
滝千春 ヴァイオリン
桐朋女子高等学校音楽科、チューリッヒ芸術大学、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンを卒業。上西玲子、
辰巳明子、ザハール・ブロン、サシュコ・ガヴリーロフの各氏に師事。ノヴォシビルスク国際コンクール、
ユーディ・メニューイン国際コンクール第1位(ジュニア部門)など数々の国際コンクールに入賞。国内外ソロリサイタルをはじめ、各地主要オーケストラにおいて、ユベール・スダーン、ゲルト・アルブレヒト、小澤征爾など、数多くの指揮者と共演。スイスのアニマート財団オーケストラのコンサートミストレスとしてヨーロッパ各地の著名なホールで公演後、スイスのダボス国際音楽祭に招かれ、同年にはベルリン・フィルハーモニーにてベルリン交響楽団と共演。
2015年から3年間ピクテ投信投資顧問株式会社のピクテ・パトロネージュ・プロジェ
クトのアーティストとして活動。2018年デビュー10周年記念で開催した「オール・プロコフィエフ・プログラム」は好評を博し、翌年フランスのル・テュケのムジカ・ニゲラ音楽祭に招かれ大好評を得た。2019年1月にはミュンヘン放送管弦楽団のコンサートミストレスに短期就任。コロナ禍のベートーヴェン・イヤーではヴァイオリンソナタ全曲配信に挑んだ。2021年4月に出演した東京オペラシティの「B→C」では、過去最多の共演者と楽器、またジャンルで話題を集める。2022年9月にはブダペストFar
Eastern Classical Music Festivalに招待され好評を得た。あらゆるジャンルの作曲家達に委嘱するなど積極的に「現代」と向き合い、「教育」と「芸術」に注力し独自の音楽スタイルを追求している。
沼沢淑音 ピアノ
桐朋女子高等学校音楽科ピアノ科を首席で卒業、あわせて桐朋学園音楽部門より特別奨学金を授与される。
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマを経て(公財)ロームミュージックファンデーションの奨学生としてエリソ・ヴィルサラーゼ氏のもと2015年にモスクワ音楽院を卒業。
ケルン国際音楽コンクール3位入賞、 シュニトケ国際コンクール、ポリーニも過去に優勝した権威あるポッツォーリ国際ピアノコンクールで優勝。
「素晴らしい輝かしいピアニストで私は彼の特別な繊細な感受性と音楽への献身に心動かされました(アルゲリッチ氏)」。
数々のオーケストラと共演し、ラ・フォル・ジュルネ、別府アルゲリッチ音楽祭等、日本国内各地はじめ欧州各地の音楽祭に出演。
2017年4月より桐朋学園大学非常勤講師。
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PAU
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「松の舞」~間宮芳生の音風景
間宮芳生(b.1929):
(1)-(7)「日本民謡集」より(1955-68)
(1)さそり節(岩手県民謡)/(2)子守唄(秋田県民謡)/
(3)杓子売唄(秋田県民謡)/(4)まいまい(富山県民謡)/
(5)さんさい踊り(富山県民謡)/(6)ちらん節(鹿児島県民謡)/
(7)草切節(鹿児島県民謡)
(8)空の向こうがわ(詩:友竹辰)(1992)
(9)-(11)ピアノのための三つのプレリュード(1978)
(9)夕日のなかの子供たち/(10)鹿おどりの日/(11)ひかげ通りの子守唄
(12)-(17)チェロとピアノのための六つの日本民謡
(12)田植唄(富山県民謡)/(13)ちらん節(鹿児島県民謡)/
(14)銀鶴節(鹿児島県民謡)/(15)田の草取り唄(愛媛県民謡)/
(16)から臼搗(岩手県民謡)/(17)米搗まだら(長崎県民謡)
(18)-(22)「日本民謡集」より(1957-68)
(18)でいらほん(東京都民謡)/(19)南部牛追唄(岩手県民謡)/
(20)とのさ(山形県民謡)/(21)銭吹唄(青森県民謡)/
(22)松の舞(青森県民謡) |
駒ヶ嶺ゆかり(メゾソプラノ)
(1)-(8)(18)-(22)
水月恵美子(ピアノ)
大澤 久(チェロ)(12)-(17) |
間宮芳生のライフワーク、日本民謡集を題材とした歌曲・チェロ作品集!
録音:2022年8月8-10日逗子YUIコミュニティホール、72:32
間宮芳生の声楽作品の中核をなす「日本民謡集」から12曲と「チェロとピアノのための六つの日本民謡」、「ピアノのための三つのプレリュード」を併録。
日本民謡を出発点とし、その要素を現代の芸術作品へと昇華させた間宮芳生の創作活動を俯瞰することができる選曲になっている。
間宮芳生先生が26歳から手がけていらっしゃる日本民謡を題材にした独唱曲は、95歳の現在まで継続的に作曲されている。人間の営みが息づく民謡を生身の人間が声にし踊るとき、そこに生命が生き生きと湧き立ってくる。命ある者への慈しみと畏敬の念がここには流れている。そして人々にとっていかに「音楽」が必要であったかを私達に訴えている。
駒ヶ嶺ゆかり(こまがみね ゆかり)
札幌大谷短期大学卒業、同学研究科修了。1998~2001年フィンランドに留学、舘野泉氏、マリア・ホロバイネン氏の許で研鑽を積む。オウルンサロ音楽祭、在日本大使館主催『日本フィンランド修好80周年記念演奏会』に出演。帰国後、『シベリウス歌曲全曲演奏会』(東京)『Nordic
forest in Sapporo』『北欧の森in仙台』『魂心の人』の各5年間企画を完遂
。『シベリウスフェスティバルin JAPAN』『北欧音楽祭すわ』に出演。シベリウス「没後50年記念」「生誕150年記念」「アイノラ交響
楽団第20回定期演奏会」にて『Kullervo』のソリストを務める。2007年リサイタル『北欧の魂を詩う』に対し札幌市民芸術祭大賞受賞。09年道銀芸術文化奨励賞を受け札幌交響楽団(指揮:山下一
史)とシベリウスの管弦楽歌曲を協演。日本シベリウス協会北海道支部発足に寄与。〈キリンチャレンジカップサッカー'06〉にてフィンランド国歌独唱。2018年「Finland-Japanリサイタルツアー」を行った。これまでに『北欧の魂を詩う』『冬の旅』(ギター
版)のCDをリリース。札幌文化奨励賞受賞。日本シベリウス協会理事。北海道国際音楽交流協会理事。北海道二期会会員。
水月恵美子(みづき えみこ)
桐朋女子高校音楽科を経て桐朋学園大学ピアノ科を卒業。二期会オペラ振興会のピアニストを勤めた後、フィンランド政府給費留学生として国立シベリウス・アカデミーに留学し、舘野
泉氏のもとで研鑽を積む。同校のソリスト・コースを最優秀の成績にて修了した後は、フィンランド音楽祭「白夜のソリストたち」、サヴォンリンナ音楽祭、オウルンサロ音楽祭、北欧音楽祭すわ、球磨川音楽祭など国内外の多数の音楽祭やコンサートにてソロ、室内楽、声楽伴奏など多岐にわたる活動を行なっている。近年ではシベリウスの生誕地に於ける「シベリウス・ピアノ作品全曲マラソンコンサート」、南仏とパリで開催されたセヴラック音楽祭、在日フィンランド大使館でのフィンランド独立100周年祝賀セレモニー及び記念行事に出演した。
CDでは舘野 泉氏と共に「タンゴ・デュオ」をリリース。また駒ヶ嶺ゆかり氏とは1998年より共演を重ね、数々のコンサートにてシベリウスの歌曲を含む北欧歌曲の紹介に努めている。日本シベリウス協会理事。
大澤 久(おおさわ ひさし)
愛知県名古屋出身。6歳よりスズキメゾードにてチェロを始める。私立東海高等学校卒業後、名古屋工業大学を経て東京藝術大学へ進学、卒業。東京藝術大学在学中はバッハカンタータクラブに所属し、また、古楽アンサンブルを履修する。
作編曲をこなし、アリジナル作品や編曲作品の演奏活動も行っている。アマチュア弦楽合奏団のためにこれまで20時間分以上の編曲作品を提供。また、指揮やトレーニングにも携わっている。また、ゲーム音楽の編曲・実演を行っており、50回を超える自主公演を開催。世界初演多数。チェロを中島顕、河野文昭、林俊明、鈴木秀美の各氏に師事。趣味でギターやオタマトーンも演奏。
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<映像>
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PARNASSUS(映像)
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PDVD 1210
(1DVD)
¥2600 →\2390
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ドイツにおいてビデオで発売されたレアなテイク
スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・ベートーヴェン
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
:
ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 Op.31
No.3
ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 Op.49 No.1
ピアノ・ソナタ 第20番 ト長調 Op.49 No.2
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲
第7番 変ロ長調「大公」Op.97 (*) |
スヴャトスラフ・リヒテル (ピアノ)
ミハイル・コペルマン (ヴァイオリン (*))
ヴァディム・ベルリンスキー (チェロ (*)) |
収録 : 1992年12月3日(*以外)、1992年12月7日(*)
ドイツにおいてビデオで発売されたレアなテイクを収めています。
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<LP>
FONE(LP)
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LP158
(1LP)
特別価格/
初回完全限定生産
¥9700
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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2*
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3** |
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ステファニア・ラダエッリ(ピアノ)*
マリア・グラツィア・ベロッキオ(ピアノ)** |
全世界496枚限定生産! 日本製高品質LP!サルヴァトーレ・アッカルドのベートーヴェン!
☆黒色に染色していない、ナチュラル・カラー・ヴァイナル!
☆496枚完全限定生産!
☆円熟の演奏で聴かせるベートーヴェンの初期ソナタ集が日本製高品質アナログ盤で登場!
イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが2019年から2020年にかけてミラノで録音したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集が日本製(東洋化成株式会社)の超高品質限定プレスLPとなってリリース!
幼少期から抜きん出た才能を示し、1958年に17歳で挑んだパガニーニ国際コンクールで第1位を獲得して以来常にイタリア・ヴァイオリン界の第一線を走り続けてきた偉大なるヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルド。
2019年から2020年にかけて収録されたこのベートーヴェンのソナタ集では、アントニオ・サリエリに献呈された第2番と第3番の初期の2作品を収録。
FONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチはノイマン製のU47、U48チューブマイクロフォンを使用し、音質調整、イコライジング、リバーブ、圧縮・膨張を一切行わず真の音色を持つ自然なサウンドを表現。
マスタリングには自らが開発した、通常のCDよりも20%情報量の多い「シニョリッチ(Signoricci)」フォーマットを採用するなど徹底的に音質にこだわり、まるで録音会場の理想的な位置に置かれたアームチェアにリスナーが座って聴いているようなユニークな体験を提供します。
黒色に染色していないナチュラル・カラーの透明ヴァイナルを使用したアナログ盤製作は、目視による平面度のチェックや、傷や汚れの有無の確認、そしてサンプルのリスニングテストなど、一枚一枚細心の注意を払った品質管理によって行われました。
プロデューサー&レコーディング・エンジニアのジュリオ・チェーザレ・リッチが「私の40年の経験と、技術的、生産的なコミットメントのすべてを利用し、オリジナルのアナログ・マスターと100%同じ音のレコードを実現した」と語る、高音質・高品質アナログ盤にご期待ください。
※録音:2019年11月10日*、2020年2月10日**、カーサ・デラ・ムジカ
「サーラ・デル・エルメリーノ」(ミラノ)
※重要:当タイトルは完全数量限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
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2LP154
(2LP)
特別価格/
初回完全限定生産
¥12700
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グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
グリーグ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13
ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45 |
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ステファニア・ラダエッリ(ピアノ) |
☆496枚完全限定生産!
☆日本製高品質アナログ盤!
2021年に80歳を迎えたイタリア・ヴァイオリン界の巨匠、サルヴァトーレ・アッカルドが2020年2月にミラノで録音したグリーグのヴァイオリン・ソナタ全集が日本製高品質LPバージョンとなって登場。
グリーグは生涯で3つのヴァイオリン・ソナタを作曲しましたが、20代の頃に書かれた第1番と第2番、そして40代の頃に書かれた第3番のどれもが北欧的な情緒に満ちた美しい音楽で、グリーグ自身も高く評価していたといわれます。
FONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチはこの録音セッションでも、アビーロード・スタジオでのビートルズの録音やRCAの"リビング・ステレオ"シリーズの録音にも使用された、1947年と1949年製造のノイマン製U47、U48チューブマイクロフォンを使用。
音のニュアンスや倍音の豊かさをすべて刻み込んだ他にはない非常に自然なサウンドを実現し、サーラ・デル・エルメリーノの音響を最大限に引き出しています。
アナログ盤製作は、目視による平面度のチェックや、傷や汚れの有無の確認、そしてサンプルのリスニングテストなど、一枚一枚細心の注意を払った品質管理によって行われています。
※録音:2020年2月12日-13日、カーサ・デラ・ムジカ
「サーラ・デル・エルメリーノ」(ミラノ)
※重要:当タイトルは完全数量限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
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LP165
(1LP)
特別価格/
初回完全限定生産
¥9700
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ピアソラ:レビラード
ピアソラ:
ミケランジェロ70
五重奏のためのコンチェルト
ラ・カモーラ第3番
《トロイロ組曲》より バンドネオン
レビラード
天使の復活
ブエノスアイレスの夏 |
デュエッタンゴ×5
〔フィリッポ・アルリア(ピアノ)、
チェーザレ・キアッキアレッタ(バンドネオン)、
ジョヴァンニ・ゾノ(ヴァイオリン)、
エンリコ・コラーピ(ダブル・ベース)、
サルヴァトーレ・ルッソ(エレクトリック・ギター)〕 |
☆496枚完全限定生産!
☆日本製高品質アナログ盤!
ピサのポンテデーラにある世界有数のオートバイ・自動車メーカー、ピアッジオ(Piaggio)の本社に併設されているピアッジオ博物館(ムゼオ・ピアッジオ)で行われた、FONEミュージック・フェスティヴァルの2021年のライヴ録音が日本製高品質LPバージョンとなって登場。
FONEレーベルからリリースされたアルバム「デュエッタンゴ(SACD167)」が大ヒットを記録したフィリッポ・アルリオとチェーザレ・キアッキアレッタをはじめとした名手たちによるピアソラの作品集。
FONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチのこだわりの音質で、ピアッジオ博物館オーディトリアムに響き渡る素晴らしいサウンドを追体験することができます。
アナログ盤製作は、目視による平面度のチェックや、傷や汚れの有無の確認、そしてサンプルのリスニングテストなど、一枚一枚細心の注意を払った品質管理によって行われています。
※録音:2021年14日-15日、ピアッジオ博物館オーディトリアム(イタリア)
※重要:当タイトルは完全数量限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
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