≪第119号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2023/4/11~
4/14(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ATMA CLASSIQUE
|
|
合唱の芸術 第3集「バロック Vol.2」 |
マティアス・マウテ(指揮)
アンサンブル・アートコラール |
テレマン:4声のモテット『全ての民よ、主を誉め称えよ』
TWV7:25より ハレルヤ
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:6 声のモテット『われらの苦悩よ』
JLB33
J.S.バッハ:4声のモテット『主をたたえよ、すべての異教徒よ』
BWV230
ロッティ:10声のモテット『十字架につけられ』
ゼレンカ:聖週間のための27のレスポンソリウムより
『神殿の幕は避け』(4声)、『おおすべての人々よ』(4声)
テレマン:4声のモテット『神はわがやぐら』
TWV8:
ホミリウス:
4声のモテット『涙とともに種蒔く者は』HoWV
V.11、
『天にましますわれらの父よ』 HoWV V.27、『見よ、偉大なる愛よ』
HoWV V.48
ヨハン・クリストフ・バッハ:4声のアリア『わが命は今にも尽きぬ』 |
カナダ伝統の合唱団が魅せる素朴な声楽曲の美しさ
録音:2021年4月26-27日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会/38'20''
後期バロックの合唱曲を収録したアルバム。ア・カペラか、オルガンのみの伴奏で、シンプルな編成から伝わってくる声の美しさに癒されます。
「合唱の芸術」シリーズは、ルネサンスから現代までの6世紀にわたる合唱の歴史をたどる、大がかりなプロジェクト。
今後3年間で全11集を刊行予定です。発売順は1からではなく、これまでにはクリスマスの音楽を収めた第7集(ACD2-2426)が発売されています。
アンサンブル・アートコラール(旧アンサンブル・ヴォーカル・アーツ・ケベック)は伝統的な合唱曲をレパートリーの柱とし、40年以上の歴史を持つ合唱団。
2018年より指揮者・作曲家・リコーダー&フルート奏者として活躍しているマティアス・マウテを芸術監督に迎えています。
|
. |
|
「ショパンに選ばれしピアニスト」
ヤニーナ・フィアルコフスカ(ピアノ)
ショパン・リサイタル 第4集
ポロネーズ イ長調 Op.40-1 / ポロネーズ
ハ短調 Op.40-2 /
バラード ト短調 Op.23 / 夜想曲 ヘ長調 Op.15-1
/
夜想曲 へ短調 Op.55-1 / 前奏曲 ホ短調 Op.28-4
/
前奏曲 イ長調 Op.28-7 / 前奏曲 変ホ長調
Op.28-19 /
華麗なる大円舞曲 Op.18 / ワルツ第19番 イ短調
Op. Posth. /
子守歌 変ニ長調 Op.57 / スケルツォ第3番
嬰ハ短調 Op.39 |
ヤニーナ・フィアルコフスカ(ピアノ) |
パリッと明快、洗練された美しさ生粋のショパン弾きによる独奏曲集・第4弾
録音:2022年8月5-6日/ケベック、モンカルム宮殿/54'03''
名手フィアルコフスカによるショパン第4 弾。
フィアルコフスカは2005年にATMA レーベルにデビューして以来、14枚もの録音をリリースし高い評価を受けています。
15枚目となる今作でも美しく洗練された演奏を披露。歯切れのよいパリッとした明快なタッチにして絶妙な揺らぎもあり、非常におもしろく聴けます。
「ショパンに選ばれしピアニスト」 生誕200年記念ショパン・リサイタル1 |
ACD2 2597
¥2300→\2090 |
ショパン:ピアノ作品集 ショパン・リサイタル1
ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 Op.26-1、
ワルツ第2番 変イ長調 「華麗なるワルツ」
Op.34-1、
第12番 ヘ短調 Op.70-2、第4番 ヘ長調 Op.34-3、
第7番 嬰ハ短調 Op. 64-2、舟歌 嬰ヘ長調
Op.60、
24の前奏曲Op.28より第8番嬰ヘ短調、
第17番変イ長調、夜想曲第17番 ロ長調 Op.62-1、
マズルカ第27番 ホ短調 Op.41- 2、
第23番 ニ長調 Op.33- 2、第36番 イ短調 Op.59-1、
バラード第3番 変イ長調 Op.47、
スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20 |
ジャニーナ・フィアルコフスカ(P) |
フィアルコフスカ女史の気高いショパン
録音:2008年9月17-19日
今回はショパン生誕200年を記念し、フィアルコフスカ自身が好きなショパンの作品を選曲。
ロマンティックで気品溢れるフィアルコフスカの演奏はまさに正統派。
ショパンの音楽の代弁者の一人となって、静かに優しくそして美しい演奏を届けてくれます。
|
イギリスの「BBC Muisc Magazine」でベスト・インターナショナル・レコーディングに選ばれた「2」 |
|
ルービンシュタイン最後の弟子?ジャニーナ・フィアルコフスカ
ショパン・リサイタル2
ショパン:
(1)ポロネーズ 変ホ短調 op.26-2 (2)ワルツ第15番(遺作)
(3)「華麗なるワルツ」イ短調 op.34-2
(4)ワルツ 変イ長調 op.64-3 (5)バラード第2番
ヘ長調 op.38
(6)前奏曲 第10番 嬰ハ短調op.28-10
(7)同 第11番 ロ長調 op.28-11
(8)同 第13番 嬰ヘ長調 op.28-13 (9)幻想曲
ヘ短調 op.49
(10)夜想曲 変ホ長調 op.55-2 (11)マズルカ
変ロ長調 op.7-1
(12)マズルカ第51番 イ短調「ノートル・タン」
(13)マズルカ 嬰ハ短調 op.50-3
(14)スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31 |
|
ジャニーナ・フィアルコフスカ(Pf) |
世界的ショパニスト、フィアルコフスカの真骨頂!甘美なショパンピアノ小品集第2
弾
録音:2011 年11 月、ラウル=ジョバンホール(モンカルム、カナダ)/DDD、96kHz
24bit、76' 00"
巨匠ルービンシュタイン最後の弟子にして「生来のショパン弾き」といわしめた名手ジャニーナ・フィアルコフスカが、その真骨頂とも言えるショパンのピアノ作品集をリリース!
「ショパン・リサイタル」と題されたアルバムは第1
弾(ACD2 2597)に引き続き2 枚目となりますが、第1
弾と同様、ワルツや前奏曲、ポロネーズ、スケルツォといった珠玉の小品を多数収録しています。力強くも優美なタッチで華麗に難曲を弾きこなすフィアルコフスカの演奏は激しい曲調でも決して冷静さを失わず、ロマンティックでありながらも過剰な色付けを控えた上品な演奏。ショパンならではの壮大な響きの空間に安心して聴き入ることが出来ます。
ジャニーナ・フィアルコフスカはモントリオール生まれのカナダ人ピアニスト。ジュリアード音楽院に学び、1974
年にA. ルービンシュタイン国際コンクールで3
位に入賞した後、著名な指揮者、オーケストラと数多く共演を重ねています。2008
年3 月に初来日した際には、その透明感のある甘美な演奏が日本でも高い評価を受けました。現在はカナダを拠点に世界的な演奏活動を行っており、今後の再来日が待ち遠しいピアニストの一人といえましょう!
|
巨匠ルービンシュタイン最後の弟子にして「生来のショパン弾き」といわしめた名手フィアルコフスカ
第3弾 |
|
「ショパンに選ばれしピアニスト」 ヤニーナ・フィアルコフスカ
ショパン・リサイタル3
ポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」 変イ長調Op.61
ノクターン第3番 ロ長調Op.9-3
ノクターン 嬰ヘ長調Op.15-2
即興曲第3番 変ト長調Op.51-3
ワルツ第10番 ロ短調Op.69-2
ワルツ第5番 変イ長調Op.42
スケルツォ第4番 ホ長調Op.54
前奏曲第14番 変ホ短調Op.28-14
前奏曲第15番 変ニ長調「雨だれ」Op.28-15
バラード第4番 ヘ短調Op.52 |
ヤニーナ・フィアルコフスカ(ピアノ) |
フィアルコフスカの煌びやかな音色に聴きほれる1枚
その真骨頂とも言えるショパンのリサイタル・アルバム第3
弾。
フィアルコフスカは2016 年65 歳を迎えるにあたって、カナダ15
都市、ドイツ、ポルトガル、スペイン、スイス、イギリス、そして日本への記念コンサート・ツアーを行い大絶賛を浴びました。日本では初の本格的リサイタルということもあり注目を集め、その詩情豊かなピアノに魅了されました。
フィアルコフスカはモントリオール大学とジュリアード音楽院で学び、1974
年にアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで3
位に入賞、その後世界的なオーケストラ、指揮者と共演を重ねるカナダを代表するピアニストです。一時左腕の腫瘍のため両手での演奏活動を中断していましたが見事に克服し、2004
年1 月にドイツで行われた復帰リサイタルで両手での演奏活動を再開しています。
また1994 年にはピアノ・シックスを創設し、カナダのピアノ教育へ大きな影響を与えています。
イギリスの「BBC Muisc Magazine」で2012
年に発売された『ショパン・リサイタル2』(ACD22666)が、ベスト・インターナショナル・レコーディングに選ばれるなど、近年益々評価を高めています。
ショパンは生涯18 曲のポロネーズを作曲し、その中でも特に人気が高いのは晩年に書かれた第7
番「幻想ポロネーズ」です。美しい旋律、巧みな和声進行とショパンの音楽の極致と言ってもよいほどの傑作。フィアルコフスカは安定した技術、端正な語り口で見事な音楽の流れを聴かせてくれています。
同じく晩年の傑作バラード第4 番。フィアルコフスカの繊細で緻密な表現、そして研ぎ澄まされた感覚から繰り出される洗練された音色は、ピアノ芸術の最高峰といわれる当作品に盛り込まれた音楽を余すところなく伝えることができます。
|
|
|
|
シェン・ツァイ、ラフマニノフを弾く
ラフマニノフ:
6つの楽興の時 Op.16
歌劇『アレコ』からの4つのピアノ編曲
[序奏-女の踊り-男の踊り-間奏曲](シェン・ツァイ編)
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36(1913年版)
W.R.のポルカ(フランツ・ベーア作曲) |
シェン・ツァイ(ピアノ) |
高い技術でたっぷりと鳴らし弾ききった快演、ラフマニノフ生誕150年におくる1枚
録音:2021年11月8-9日/ケベック、ドメーヌ・フォルジェ・コンサートホール/69'03''
カナダのピアニスト、シェン・ツァイによるラフマニノフ・アルバム。サロン風音楽からより高められたロマン主義音楽へとうつる転機となった『楽興の時』、シューマンの対位法・リストの名人芸・スクリャービンの恍惚が一体となったようなピアノ・ソナタ第2番などを収録。
ソナタはより長大な初版を選び、巧みな技術で見事に弾き切っています。『アレコ』の自らの手によるトランスクリプションも板についたもので、ピアノのソノリティが十全に発揮されています。
『W.R.のポルカ』はラフマニノフの父、ワシーリー・ラフマニノフが以前に弾いていた音楽をもとに、1911年にラフマニノフが編曲したもの。
原曲はドイツの作曲家フランツ・ベーア(1837-1898)によるものです。
|
|
|
ノルディックの光
スチュワート・グラント(1948-):室内セレナータ
Op.19(1991)
エリザベス・ラウム(1945-):ソフィアをさがして(2000)
[I. 舞曲-II. 祈り-III. 伝承主題による幻想曲]
マイケル・パーカー(1948-2017):親へのレクイエム
Op.34(1986)
ブライアン・チェルニー(1942-):夏風の静寂のなかで(1987) |
ヴァンサン・ボワラール(オーボエ)
モリナーリ弦楽四重奏団 |
にぶく発光する独特の音色、未体験のオーボエ五重奏4篇
録音:2022年3月21-23日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会/61'09''
ジョン・ゾーン(ACD2-2774)やペンデレツキ(ACD2-2736)といった現代音楽を積極的にリリースしているモリナーリ弦楽四重奏団。
今回はカナダのオーボエ奏者、ヴァンサン・ボワラールとタッグを組み、カナダの現代音楽を披露。
単色の弦楽四重奏を背景に、オーボエの淡い音色がにぶく発光するように歌う、大胆で刺激的なアルバムです。
|
.
.
BIS
|
BIS SA 2619
(SACD HYBRID)
¥2900 →\2690
|
美しき鬼才
ザシモワ・プレイズ・ショパン
ショパン:
(1)マズルカ第1番嬰ヘ短調Op.6の1
(2)マズルカ第2番嬰ハ短調Op.6の2
(3)マズルカ第7番ヘ短調Op.7の3
(4)バラード第4番ヘ短調Op.52
(5)ノクターン第6番ト短調Op.15の3
(6)マズルカ第43番ト短調Op.67の2
(7)3 つのマズルカOp.50
(8)バラード第2番ヘ長調Op.38
(9)マズルカ第44番ハ長調Op.67の3
(10)4つのマズルカOp.41
(11)ワルツ第8番変イ長調Op.64の3
(12)スケルツォ第4番ホ長調Op.54
(13)ワルツ ホ長調
(14)ソステヌート 変ホ長調
(15)カンタービレ 変ロ長調
(16)モデラート ホ長調 |
アンナ・ザシモワ(ピアノ) |
ひねった選曲と配置による辛口ショパン
録音:2022年7月25-28日/ライディング・リストセンター(オーストリア)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、80'51
アンナ・ザシモワは1976年モスクワ生まれ。グネシン音楽大学でトロップに師事、2002年からはドイツに住み活動しています。
音楽学者として論文も発表するほか、画家としても知られています。
今回のアルバムは得意のショパン。あえて人気作を選ばずに、作品番号のないものなどにも新しい魅力を発見させてくれます。
小品の語り口の巧さに驚かされますが、バラード第4番やスケルツォ第4番などの難曲でも余裕の技巧と造形感をみせています。
アンナ・ザシモワ(ピアノ)
HAENSSLERのアルバム
|
|
いいところを突いてきました
20世紀転換期のロシア・ピアノ音楽
(1)ペーター・カトワール:瞑想曲第1番 (1942)
(2)メトネル:ソナタ「回想」Op.38の1
(3)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
(4)ゲオルギー・カトワール:4つの小品Op.6?夢/コントラスト/風景
(5)レビコフ:クリスマス・ツリーOp.21?ワルツ
(6)カリンニコフ:エレジー
(7)リャードフ:前奏曲ロ短調Op.11の1/前奏曲ニ短調Op.40の3
(8)ヴィシネグラツキー:魔法陣の音によるエチュードOp.40 |
アンナ・ザシモワ(ピアノ) |
ロシア音楽が大きな変化を見せた時の記録
録音:2015 年12 月4 - 6 日/リスト・フェスティヴァル・ライディング(オーストリア)(1)-(7)、2009
年SWR バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(8)/72’
46”
革命前のロシア音楽は、スクリャービンの登場で急激な展開をとげます。チャイコフスキーやリムスキー=コルサコフの伝統を受け継ぎながら、新しい響きを感じさせるリャードフやカリンニコフから、スクリャービンを経由してメトネル、カトワールの陶酔的な音楽、さらにレビコフやヴィシネグラツキーの大胆な世界を追うことができます。
アンナ・ザシモワはモスクワのグネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事した女性ピアニスト。独特の色彩感が魅力です。
|
|
.
NAIVE
|
|
ガスティネル&デゼール、黄金コンビによる風格漂うショパン!
ショパン:
ノクターン 変ホ長調 op.9-2(ポッパー編曲によるチェロとピアノ版)
チェロ・ソナタ ト短調 op.65
序奏と華麗なポロネーズ ハ長調 op.3
ショパン=フランショーム:マイアベーアの「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲 ホ長調 B.70
ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 遺作(ピアティゴルスキー編曲によるチェロとピアノ版) |
アンヌ・ガスティネル
(チェロ/1690年製テストーレ)
クレール・デゼール(ピアノ) |
ショパンが愛したもうひとつの楽器、チェロ。
ガスティネル&デゼール、黄金コンビによる風格漂うショパン!
録音:2021年2月16-18日、MC2、グルノーブル(フランス)
アンヌ・ガスティネルがショパンを録音しました。長年共演を重ねている名手にして教師としても名高いクレール・デゼールとのデュオです。
有名な変ホ長調ノクターンのチェロとピアノ版によってCDは始まりますが、まるでショパンのサロンに足を踏み入れたかのような、実に親密な空気の演奏で、音と音の間に漂う薫り高い空気までもが音楽となって聴こえてくるようです。
ソナタでのデゼールの前奏はカッチリしていながら即興性と熱に満ちている品格漂うもの。
続くガスティネルのソロも、終始控えめな表現で、それが却って作品のドラマティックさを際立たせております。
すべての楽曲において、自由な歌心が迸りながらも、品格と厳格さも兼ね備えた、まさに大家の風格の演奏となっております。
まさに風格。
=アンヌ・ガスティネル=
1971年生まれ。4歳でチェロを始める。11歳でリヨン国立音楽院に入学、1986年に首席で卒業後、パリ国立高等音楽院に進学。
コンクールで入賞を重ねるうちにヨーロッパで知られた存在となり、ヨーロッパに限らず日本、中国、南アフリカ、ブラジル、インドネシア、カナダ、北米などでも演奏活動を展開。
2006年、ヴィクトワール・ミュジークのソリスト・オブ・ザ・イヤーを受賞(ヤング・タレント、およびベスト・レコーディングもその前に受賞)。
1年間にわたり、パブロ・カザルスが使用していたマッテオ・ゴフリラーを特別に貸与された。現在は1690年製テストーレを演奏。2003年よりリヨン国立音楽院の教授を務めている。
=クレール・デゼール=
1967年生まれ。14歳でパリ国立高等音楽院に入学、審査員全員一致のピアノ部門最高位を、そして室内楽部門最高位を獲得。その後モスクワ音楽院でさらなる研鑽を積む。
現在はリサイタルのほか世界最高の室内楽奏者として世界中の音楽祭に出演するなど活躍。ガスティネルとも長年共演を重ねている。
パリ国立高等音楽院のピアノおよび室内楽の教授を務めている。2020年、アカデミー・デ・ボザールのPrix
d'Interpretationを受賞。
すっかり寡作家になったガスティネル
前作は2020年のこのアルバムまでさかのぼる |
|
3人の天才が・・・
フィリップ・ カサール、アンヌ・ ガスティネル、ダヴィド・グリマル
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調作品70-1「幽霊」
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調作品97「大公」 |
フィリップ・カサール(ピアノ)
アンヌ・ガスティネル(チェロ)
ダヴィド・グリマル(ヴァイオリン) |
フィリップ・ カサール、アンヌ・ ガスティネル、ダヴィド・グリマルによる"忠誠"と"自由"をもとに長年積み重ねてきた3人だからこそできるベートーヴェンがここに!
録音:2019年11月4,6日、Arsenal-Metz en
Scenes(Salle de L'Esplanade)/66'42、輸入盤・日本語帯・解説付
長年にわたり共演を重ねているフィリップ・
カサール(ピアノ)、アンヌ・ ガスティネル(チェロ)、ダヴィド・グリマル(ヴァイオリン)によるベートーヴェンのピアノ三重奏曲がリリースされます。
あえて常設トリオとせずに個々の" 自由"
を尊重し、高い理想掲げて演奏してきた3人だからこそ、ルーティンワークとは無縁の新鮮かつ先入観のない演奏が繰り広げられています。
3人はここ数年ベートーヴェンの作品に熱心に取り組んでいました。録音に当たっては、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を最も象徴する2作品を選んだといいます。
そしてじっくりと作品と向き合うなかで、ベートーヴェンの堅固な構造はもちろんのこと、夢幻的な側面も強く感じ、それをベートーヴェンの心の奥底の孤独な声としていかに音楽を表現するかに重点を置いたといいます。
3人の音楽性を補い合い、その相違を建設的な道筋をへて、より親密にテンポや呼吸を合わせ、細部に至るまで妥協せずに作り上げた演奏を聴くことができます。
|
|
|
|
夜の変容
R.シュトラウス:メタモルフォーゼ
レスピーギ:日没
(ヘルツォーク編曲による、ソプラノと弦楽オーケストラ版)
シェーンベルク:浄夜 op.4 |
マテュー・ヘルツォーク(指揮)
アパッショナート(オーケストラ)
アデール・シャルヴェ(ソプラノ) |
めくるめく美しい弦の世界
録音:2021年9月11日、ラ・セーヌ・ミュジカル(パリ)
エベーヌ、アロド、ハンソン弦楽四重奏団などのメンバーも参加した充実したメンバーのオーケストラによる、ポスト・ロマン派の3作品を収録。
レスピーギの作品は本来は声と弦楽四重奏の編成ですが、ここではヘルツォーク編曲による声と弦楽オーケストラ版が演奏されており、半音階も多用された官能的な世界が増強されております。
演奏機会が多くはない作品なので歓迎すべき新録音の登場といえるでしょう。
どの作品も、美しい透明感をたもちつつも、和声が爛熟しきった、むせかえるような香気に満ちた世界が展開されております。
|
|
|
即興曲集
1. フォーレ:即興曲 第1番 変ホ長調 op.25
2. ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 op.29
3. フォーレ:即興曲 第2番 ヘ短調 op.31
4. ショパン:練習曲 ヘ短調 op.25-2
5. フォーレ:即興曲 第3番 変イ長調 op.34
6. ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
7. フォーレ:即興曲 第4番 変ニ長調 op.91
8. ショパン:即興曲 第2番 嬰ヘ短調 op.36
9. フォーレ:即興曲 第5番 嬰ヘ短調 op.102
10. ショパン:即興曲 第3番 変ト長調 op.51
11. フォーレ:即興曲 第6番 変ニ長調 op.86
12. ショパン:子守歌 変ニ長調 op.57
13. フォーレ:即興曲 嬰ハ短調 op.84
14. イスマエル・マルガン(b.1922):即興演奏 |
イスマエル・マルガン(ピアノ) |
切れ味鋭いクリアーな音色が冴え渡るイスマエル・マルガンによるフォーレ、ショパン
録音:2021年2月13-17日、パリ
1992 年生まれのピアニスト、イスマエル・マルガンが「即興曲集」と題し、ショパンとフォーレを交互にプログラム、最後はリサイタルでよくやるように自分の即興演奏をアンコールとして締めくくる、というCD
をリリースします。
CD を聴き進めてゆくうちに、調性やスタイルなど共通の部分を持ちながらも、それぞれの作品の個性が浮き彫りにされてゆくさまが非常に見事です。
マルガンの即興演奏もエスプリに満ちています。
全体を通して辛口なタッチで、美しくも非常に切れ味鋭い音色が冴えています。
イスマエル・マルガンは1992年、フランスのサルラで生まれ、ピアノ、フルート、サックス、ジャズ、作曲を学びました。
その後、パリ国立高等音楽院(CNSMD)に入学し、ニコラ・アンゲリッシュ、ロジェ・ムラロ、ミシェル・ダルベルトらに師事。2012年、ロン=ティボー国際コンクールで優勝。
その後、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジークのソリスト・レヴェレーションにノミネートされた。ソロで活躍するほか、アレクサンドラ・スム、ルノー・カプソン、エドガー・モロー、ベルトラン・シャマユやエルメス弦楽四重奏団などと共演もしている。
ピアノ・デュオをギョーム・ベロンと組んで活動している。2020年に発足したライブストリーミングプラットフォーム「RecitHall」の4人の共同創設者の一人でもある。
|
|
V 7959
(2CD)
¥3200
|
Im Freien~野外にて
[CD1]
シューマン:森の情景 op.82
ラヴェル:鏡
[CD2]
リスト:〈鬼火〉〈雪あらし〉(≪超絶技巧練習曲集≫より)
ドレーゼケ(1835-1913):小さな物語(Petite
Histoire)op.9
アドルフ・シュルツ=エヴレル(1852-1905):
J.シュトラウスの「美しき青きドナウ」によるアラベスク
バルトーク:夜の音楽(≪野外にて≫より) |
ズラータ・チョチエヴァ
(ピアノ/ベヒシュタイン) |
チョチエヴァが奏でる超絶技巧の≪美しき青きドナウ≫!
録音:2022年10月 B-SHARP、ベルリン/89:09
モスクワ生まれのズラータ・チョチエヴァの新譜は、「自然」にまつわる2枚組。朝目覚めたら森に散歩に出かけて、自然にまつわる様々な冒険や体験を経て、再び眠りにつく、というストーリーを、シューマンの≪森の情景≫で始めて、バルトークの「野外にて」より≪夜の音楽≫に終わる、というこだわりのプログラムです。
森に出かけてからの自然にまつわる様々な冒険や体験は、どれも超絶技巧の曲が並びますが、その中でも特に注目なのが、難曲として名高いエヴレルの≪青きドナウによるアラベスク≫。
これが可憐さも感じさせながら、たのしげな雰囲気たっぷり、余裕すら感じさせる演奏となっており、見事です!
ズラータ・チョチエヴァは1985年モスクワ生まれのピアニスト。
14歳でプレトニョフに認められ教えを受けたほか、2008年からはモスクワ音楽院でネルセシヤンに、2012年からはザルツブルクのモーツァルテウム大学でジャック・ルヴィエに師事しました。
現在はモーツァルテウムで教鞭をとっています。
|
PRIMA FACIE
|
|
ランズウィック:
ミュージック・ウィズ・ベース・インストゥルメンツ
ダリル・ランズウィック:
ダンス・オヴ・スティルネス
無伴奏ダブル・ベース・ソナタ
不死鳥と亀
トゥトゥ |
ダリル・ランズウィック
(ピッコロ・ベース・ギター、
アルト・ベース・ギター、
ベース・ギター、ヴォーカル、
パーカッション、他)
ロンドン・ヴォイセス、他 |
作曲家、歌手、即興演奏家、多才なダリル・ランズウィック!
作曲家、歌手、即興演奏家であるダリル・ランズウィックによる自作自演集。
10代チェリストだった彼はコントラバスに転向し、さらにベース・ギターも演奏するようになりました。
音楽のジャンルもクラシックだけでなく、ロック、ジャズとあらゆるジャンルを演奏しています。
彼は高音域のソロを好んでいるため新たに、ピッコロ・ベース・ギターとアルト・ベース・ギターを発明し、このアルバムでも使用し多彩な音楽を展開。
ヴォーカル、演奏者、作曲家として多才な彼の幅広い音楽が詰まった一枚です。
|
|
|
ブランニング:ギター作品全集
ジョン・ブランニング:
マグナ・カルタ協奏曲
5つのロマンス
ラクリモーサ* |
スーフェイ・ヤン(ギター)
クラーク・ランデル(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヨハネス・モーザー(チェロ)* |
このアルバムはイギリスの作曲家でクラシックFMラジオの放送作家でもあるジョン・ブランニングのギターのための作品全集です。
メイン・プログラムとなるのは、スーフェイ・ヤンのために書かれロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団と共演した「マグナ・カルタ協奏曲」です。
これらの作品に関してジョン・ブランニングは「クラシック・ギターにおけるスペイン音楽の伝統を認めつつも、本質的にはイギリス音楽の要素を持った作品である」と語っています。
※録音:2021年7月19日&2022年3月10日
|
|
|
パワー:29の歌
デイヴィッド・パワー:
6つの歌/ピーコック・パイ/
6つの星降る歌/5つの詩的な歌/
Three Char Songs and Three Char Songs |
ロバート・ライス(バリトン)
ウィル・ヴァン(ピアノ) |
このアルバムでは、ロンドン生まれの作曲家デイヴィッド・パワーが1985年から2016年までに完成させた29の歌曲を収録しています。
彼は元々ロックやエレクトロニカ、ブーレーズやシュトックハウゼンから影響を受けていましたが、その後よりメロディックな作風を目指し、歌とメロディが調和するような作品を生み出しています。
|
|
|
ジョン・マイケル・フランクリン:イマジネン
フランクリン:
イマジネン/リッスン/セランダイン/
Serinitas/グローリア/ダラム/
ルセルナ/Laude Te/ソレル/Vigilate
Oranti |
ラウラ・セラ(ピアノ) |
ヨークシャーで生まれた知られざる作曲家ジョン・マイケル・フランクリンの「イマジネン」。
両親の離婚により児童養護施設で育った彼は、養父母から9歳の誕生日に贈られたコンサーティーナ(アコーディオン族の楽器)によって音楽に出会いました。
それまで何も習っていなかったにもかかわらず2週間で弾きこなすまでになった彼は即興演奏まで行うようになりました。
その後ピアノを本格的に勉強し始め、ディプロマ・レベルまで上達。
この作品は62歳の時に作曲されたもので、孤独であった彼が、音楽の癒しの力を表現しようとしたものです。
※録音:2021年10月28日-29日
|
ALPHA CLASSICS
|
|
シューマン:クライスレリアーナ、ヴィトマン:ユモレスク
ほか
1-8. ロベルト・シューマン(1810-1856): クライスレリアーナ
Op. 16
9-19. イェルク・ヴィトマン(1973-): 11のユモレスク(フモレスケ)
20-25. シューマン: 創作主題による変奏曲
WoO 24 |
アーロン・ピルザン(ピアノ) |
録音: 2015年9月 ゼンテザール、ブレーメン、ドイツ
収録時間: 69分
【アーロン・ピルザンが弾くシューマンとヴィトマン】
1995年オーストリア生まれのアーロン・ピルザンは、モーツァルテウムでカール=ハインツ・ケマーリングに学んだのち、ハノーファー音楽学校のラルス・フォークトのもとで研鑽を積みました。
2014年にCDデビュー、2021年にはALPHAより、こだわりの不等分律によるバッハの「平均律」をリリースし、大きな話題を呼んでいます。
ALPHA第2弾となる今作ではシューマンの2作品と、シューマンから大きな影響を受けているというヴィトマンを収録。
シューマン若き日の傑作の一つ「クライスレリアーナ」は際立った構成力で物語を語るように聴かせ、シューマンの生涯最後の作品とされる変奏曲では、慈しむような美しいタッチで魅了します。
ヴィトマンによる「ユモレスク」はその第10曲に、後に収められたシューマンの変奏曲が1小節引用されているなど、関連性の深い作品。ピルザンはこの作品でも持ち前のメリハリの効いたコントロールで、現代的な音の間に散りばめられた美しいフレーズをごく自然に引き立て、浮かび上がらせています。
|
|
|
デュティユー、デュサパン: チェロ協奏曲
1-5. アンリ・デュティユー(1916-2013):
チェロ協奏曲「遙かなる遠い国へ」
6. パスカル・デュサパン(1955-):
チェロ協奏曲「アウトスケイプ」(改訂版)*
*...世界初録音 |
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ)
フランス国立管弦楽団
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)...1-5
クリスティーナ・ポスカ(指揮)...6 |
録音: 2021年2月4日...6、2022年2月17日...1-5 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ
(いずれもライヴ)
収録時間: 54分
【ジュリアン=ラフェリエールが弾く現代チェロ協奏曲の傑作二題】
1990年フランス生まれのジュリアン=ラフェリエール。
2017年に新設されたエリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者となり、ALPHAからは既に2枚のアルバムをリリース、高い評価を得ています。
今回のアルバムは現代のチェロ協奏曲を2曲収録。1970年にロストロポーヴィチによって初演されたデュティユーの「遥かなる遠い国へ」は、ボードレールの『悪の華』をモチーフにした5楽章からなる作品。
2015年に作曲されたデュサパンの「アウトスケイプ」は、今回が世界初録音となっています。
高度なテクニックと鋭い感性で、近現代作品にこれまでも高い親和性をみせてきたジュリアン=ラフェリエールらしく、ここでも冴えわたる演奏で作品の世界観を表現しきっています。
|
|
|
BECAUSE~黒人霊歌と黒人作曲家による歌曲集 |
レジナルド・モブリー(カウンターテナー)
バティスト・トロティニョン(ピアノ) |
1. SOMETIMES I FEEL LIKE A MOTHERLESS CHILD
時には母のない子のように
2. WERE YOU THERE 君もそこにいたのか
3. I GOT A ROBE 私はローブを持っている
4. バティスト・トロティニョン(1974-): WHY
(ピアノ・ソロ)
5. フローレンス・プライス(1887-1953): BECAUSE
6. STEAL AWAY イエスの元へ逃れよう
7. SAVE ME LORD, SAVE ME
8. BRIGHT SPARKLES IN THE CHURCHYARD
9. NOBODY KNOWS THE TROUBLE I'VE SEEN 誰も知らない私の悩み
10. プライス: RESIGNATION
11. A GREAT CAMPMEETIN'
12. プライス: SUNSET
13. MY LORD, WHAT A MORNING 星かげ落ち
14. ハリー・バーリー(1866-1949): JEAN
15. BY AN' BY – THERE IS A BALM IN
GILEAD
16. バレット・ストロング(1941-2023):I HEARD
IT THROUGH THE GRAPEVINE 悲しいうわさ
17. DEEP RIVER 深い河
編曲:バティスト・トロティニョン...1、2、3、7、8、9、11、13、15(THERE
IS A BALM IN GILEAD)、17/
パトリック・デュプレ・クイッグレー...6/ハリー・バーリー...15(BY
AN' BY) |
録音: 2021年10月 サル・コロンヌ、パリ
収録時間: 55分
【カウンターテナーとジャズ・ピアノによる、ポップスのような黒人霊歌】
ジョン・エリオット・ガーディナーなど一流の古楽指揮者に信頼を置かれているアメリカ出身のカウンターテナー、レジナルド・モブリー。
ジャズやポップスでの活動も多く、プロとしての初舞台は日本のミュージカル・シアターで、当時は東京ディズニーランドのアクター/シンガーとして働いていたのだそう。
今回の彼にとって初めてのソロ・アルバムは、黒人霊歌と黒人作曲家による歌曲を集めたもので、共演はクラシカルな作品の発表も多いフランスのジャズ・ピアニスト、バティスト・トロティニョン。黒人霊歌の多くはトロティニョンによるアレンジで収められており、冒頭からフュージョンを思わせるビートに乗せた疾走感溢れる演奏で惹きつけられます。
さらに、初の黒人女性作曲家と言われるフローレンス・プライスの作品から、モータウン・レコードのソングライター、バレット・ストロングによるソウル・ナンバーまでを収録、張りのあるカウンターテナーで楽しむことが出来ます。
|
NAXOS
|
|
アドルフ・アダン(1803-1856):バレエ音楽『オルファ』全2幕(1852)
1. Act I: Introduction, "Le rendez-vous"
序奏「ル・ランデヴー」
2. Act I: Pas de trois, "Les Scandinaves"
パ・ド・トロワ 「スカンジナビア人」
3. Act I: Pas de deux, "Les fiances"
パ・ド・ドゥ 「婚約者たち」
4. Act I: Mazurka, "Les traineaux"
マズルカ 「ソリ」
5. Act I: Apres le divertissement 気晴らしの後で
6. Act II: Les seductions 誘惑
7. Act II: Part II 第2部
8. Act II: Pas de deux et Apotheose パ・ド・ドゥと大団円
全て世界初録音 |
カリーナ・フリストヴァ
(コンサートマスター、ヴァイオリン・ソロ)
...6、8
ヴェセラ・トリチコヴァ(ハープ)...1、5、7、8
ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団
ダリオ・サルヴィ(指揮) |
録音:Bulgaria Hall, Sofia(ブルガリア) 2022年4月15日...2-5 2022年4月16日...1、6-8
総収録時間:89分
『ジゼル』が名高いアドルフ・アダンが書いた14作のバレエ曲、その最後から2番目の作品が『オルファ』です。
シナリオは北欧神話から採られ、親子二代にわたる神々の対立を描いたもの。
ロキ(ローゲ)やオーディン(ヴォータン)が登場するストーリーは、ワーグナーの《ニーベルングの指環》や映画『マイティー・ソー』にも使われた、人気のある定番素材の一つです。
初演では、当時大人気を誇っていたイタリアのバレエ・ダンサーで振付師ファニー・チェッリートをタイトルロールに起用し、大ヒットを記録しました。
音楽的には、いくつもの楽器に華やかなソロ・パートがあるのも特徴です。世界初録音となるこの演奏は、フランス国立図書館に所蔵されたアダンの自筆総譜からコピーされた新版を用いています。
オーベールやマイアベーア作品でおなじみのダリオ・サルヴィの指揮は、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団から華やかでスペクタルな音色を存分に引き出すとともに、各楽器の見せ場を引き立てています。
|
|
|
イムレ・セーチェーニ(1825-1898):ピアノ作品集
1. Wiesbaden-Polka ポルカ「ヴィースバーデン」
2. Herbst-Polka ポルカ「秋」
3. La Brigantine Polka-Mazurka ポルカ=マズルカ「ブリガンティーヌ」
4. Bliktri-Polka ポルカ「ブリクトリ-ポルカ」
5. Datscha-Polka ポルカ「ダーチャ」
6. Valdine Polka-Mazurka ポルカ=マズルカ「ヴァルディーネ」
7. Zither-Polka ポルカ「ツィター」
8. Velloni-Polka ポルカ「ヴェローニ」
9. La Marguerite Mazurka マズルカ「ラ・マルゲリーテ」
10. Leopoldinen-Polka ポルカ「レオポルディーネ」
11. Tommy-Polka ポルカ「トミー」
12. Polka-Mazurka in A Minor ポルカ=マズルカ
イ短調
13. Serenade in A Minor セレナード イ短調(2台ピアノ)
14. La Tulipe Mazurka マズルカ「チューリップ」
15. La Neige (Schnee) Polka ポルカ「雪」
16. Les Vagues Polka-Mazurka ポルカ=マズルカ「波」
17. Une polka prétentieuse ポルカ「うぬぼれ」
18. Felicetta-Polka ポルカ「フェリチェッタ」
19. L'Éventail Polka-Mazurka ポルカ=マズルカ「扇」
20. Georginen-Polka ポルカ「ダリア」
21. Pretchistinka-Polka ポルカ「プレチスティンカ」
22. Le Caprice-Polka ポルカ「ル・カプリース」
※全て世界初録音 |
ジェルジ・ラーザール(ピアノ)...
1-3、7-9、13、15、16、20、22
イシュトヴァーン・カッシャイ(ピアノ)...
4、6、10-14、17-19、21 |
録音:Hungaroton Rottenbiller Street Studio,Budapest(ハンガリー) 2022年2月12日...4-6、10-12 2022年2月13日...5、14、17-19、21 2022年2月19日...1、7、9、16、20 2022年2月20日...2、3、8、13、15、22
総収録時間:78分
19世紀から20世紀のハンガリーで隆盛を誇ったセーチェーニ家。自由主義の指導的な地位に立つ人材を多く輩出した彼らの中でも、イムレ・セーチェーニは傑出した人物でした。
彼は有能な外交官で、ベルリン駐在のオーストリア・ハンガリー大使も務め、リスト、ヨハン・シュトラウス2世、スッペ、ワルトトイフェル、ビスマルクなど、当時の有力な音楽家や政治家たちと親交を結びつつ、作曲家としてシュトラウス一族を思わせる親しみやすいメロディ・ラインを持つ小品を数多く書き上げています。
彼が最も得意としたのは舞曲で、マズルカ、ポルカ、セレナードは多くの人々を魅了しました。
既発アルバム(8.573807)で、彼自身がオーケストレーションを施した様々な舞曲を聴くことができますが、ここではピアノによる22曲をお楽しみいただけます。
演奏は「セーチェーニ家のピアノ曲」(GP786)と同じくカッシャイとラーザールの2人が担当。
|
|
|
ジェルジ・リゲティ(1923-2006):ピアノ練習曲
全集 |
チェン・ハン(ピアノ) |
練習曲集 第1巻(1985)
1. No. 1. Desordre 無秩序 / 2. No. 2.
Cordes a vide 開放弦 /
3. No. 3. Touches bloquees 妨げられた打鍵
/ 4. No. 4. Fanfares ファンファーレ /
5. No. 5. Arc-en-ciel 虹 / 6. No. 6.
Automne a Varsovie ワルシャワの秋
練習曲集 第3巻(1995-2001)
7. No. 15. White on White 白の上の白
/ 8. No. 16. Pour Irina イリーナのために
/
9. No. 17. A bout de souffle 息を切らして
/ 10. No. 18. Canon カノン /
11. Capriccio No. 1 カプリッチョ第1番(1947)
/ 12. Capriccio No. 2 カプリッチョ第2番(1947)
練習曲集 第2巻(1988-94)
13. No. 7. Galamb Borong 悲しい鳩 / 14.
No. 8. Fem 金属 / 15. No. 9. Vertige 眩暈
/
16. No. 10. Der Zauberlehrling 魔法使いの弟子
/ 17. No. 11. En Suspens 不安定なままに /
18. No. 12. Entrelacs 組み合わせ模様
/ 19. No. 13. L'escalier du diable 悪魔の階段
/
20. No. 14. Columna infinita 無限の円柱
/ 21. No. 14a. Coloana fara sfarsit 無限の円柱 |
録音:Oktaven Audio, Mount Vernon, New
York(USA) 2022年6月3日...10、13-18 2022年6月4日...1、2、5-8、20 2022年6月5日...3-4、6、11-12、19、21
総収録時間:62分
リゲティ後期の代表作の一つ「ピアノのための練習曲集」は、ピアノの音色表現の可能性を徹底的に探究し、複雑なリズムと幾何学模様を思わせる音の組み合わせによって独特の世界を構築しています。
当初はドビュッシーの練習曲に倣って12曲になるはずでしたが、構想が膨らみ全18曲になりました。
このアルバムには1947年に書かれた2曲のカプリッチョも収録。ユーモラスな第1番とバルトーク風の
第2番、どちらもキャラクターのはっきりした音楽です。
演奏は1992年生まれのチェン・ハン。2013年の中国国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、以降超絶技巧の持ち主としてアデス(8.574109)、リスト(8.573415)、ルビンシテイン(8.573989)他、様々な作品のアルバムを発表。注目を高めています。
|
|
|
Korean Tapestry 韓国女性作曲家によるアート・ソング集
1. イム・キュンシン(1969-):You, My Courage
あなたは私の勇気(2017)*
2. イム・キュンシン:Letter of Autumn Rain
秋の雨の手紙(2019)
3. イム・キュンシン:To You あなたに(2017)*
4. イ・ナムリム(1959-):Night 夜(2021)*
5. イ・ボクナム(1965-):Poet Dong-Ju Yoon
ユン・ドンジュの詩(2016)
6. イ・ヘソン(1961-):
Prayer No. 5, "Love Is" 祈り第5番「愛とは」(2021)*
7. アン・カロリーネ・キョンア(1975-):
My Little One マイ・リトル・ワン(2020)*
8. キム・ジヨン(1969-):Star Cultivating
Child 星を耕す子供(2004)*
9. イム・キュンシン:If You Would Come
もしあなたが来たら(2021)
10. キム・ジヨン:Because You Are Here
あなたがここにいるから(2021)*
11. カン・ジョンヒ(1976-):You and I あなたと私(2021)*
12. カン・ジョンヒ:Spring Rain 春の雨(2020年、声とピアノ版)
(2020)*
13. カン・ジョンヒ:Two Ways 2つの道(2016)
14. イム・キュンシン:Lake of My Beloved
私の恋人の湖(2018)*
15. キム・ミラン(1976):Nil ri ri ya(2016)*
16. キム・ミラン:Gyeongbokgung Palace
Taryung 景福宮の歌(2021)*
17. イ・ナムリム:アリラン(2022)*
*...世界初録音 |
チョ・ギョン(ソプラノ)...
1-3、6-8、11-14、17
チョ・ウォン(バス)...
1、4-6、9-11、14-17
パク・ウンヒ(ピアノ) |
録音:2021年11月、12月、2022年1月 Bates
Brothers Recording Studios, Hueytown,Alabama(USA)
総収録時間:68分
日本ではあまり耳にすることのない韓国の歌曲集。この国でも声楽への愛は深く、Ga-Gok
または'ArtSong'と呼ばれる一連の歌曲は国の激動の歴史を通じて存在感を維持してきました。
このアルバムには現代の韓国を代表する女性作曲家たちの独唱と二重唱曲を収録。
どの曲も新鮮な音の使い方を聴かせながらも、基本的には調性を用いた耳なじみのよいものとなっています。言葉の柔らかい響きを活かした歌の数々をお楽しみください。
とりわけ最後に収録された「アリラン」は圧巻の仕上がりです。
|
NAXOS GREAT COMPOSERS IN WORDS AND MUSIC
|
|
大作曲家 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)
1-28. 朗読と音楽で綴る生涯/デイヴィニア・キャディ作
使用曲:
白鳥の湖 - 情景、スラヴ行進曲、私の守護神、私の天使、
私の友よ、序曲「雷雨」、交響曲第2番「小ロシア」-
第1楽章、
歌劇《オプリーチニク》より、ピアノ協奏曲第1番
- 第1楽章、
交響曲第4番 - 第1楽章、序曲「1812年」、
組曲第4番『モーツァルティーナ』-第3曲、
バレエ『眠りの森の美女』より、『くるみ割り人形』より、
交響曲第6番「悲愴」- 第4楽章他
全15曲の抜粋(フェイドイン、フェイドアウトあり) |
ニコラス・ブルトン(朗読) |
総収録時間:76分
大人気バレエ「白鳥の湖」をはじめ、数多くの美しい作品を遺したチャイコフスキー。
このアルバムでは、チャイコフスキーの子供時代の音楽への愛着から、友人、同僚たちとの激動の関係、彼自身が抱えていた個人的な危機の克服などと、その折々に書かれた作品を通じて、彼の作曲活動を知ることができます。
|
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
IDIS
|
|
カラヤン・スペクタキュラー Vol.11
ベートーヴェン:
(1)交響曲第5番 ハ短調『運命』Op.67
(2)交響曲第8番 ヘ長調 Op.93 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
カラヤンBPO、貴重なライヴ音源
ライヴ録音:(1)1957年11月3日/東京(ステレオ)、(2)1961年4月8日/ロンドン(モノラル)/56'42''
カラヤンの貴重なライヴ音源。東京公演はステレオで残されているもの。
IDISレーベル2023年リマスター。
|
<メジャー・レーベル>
DECCA
|
4854250
(2CD)
\2300 |
《Crown & Glory》
《CD 1》
1) ヘンデル:司祭ザドクHWV258、
2) エルガー:希望と栄光の国、
3) パリー:イェルサレム、
4) アーン:ルール・ブリタニア、
5) エルガー:行進曲『威風堂々』Op.39より第4番ト長調、
6) ホルスト:イギリス愛国歌『我は汝に誓う、我が祖国よ』、
7) ルーファー、コープ:ハイランド・カテドラル、
8) コーツ:ナイツブリッジ(行進曲)(『ロンドン』組曲より第3曲)、
9-10) ヘンデル:組曲『王宮の花火の音楽』HWV351より(第3曲:平和/第4曲:歓喜)、
11) 伝承曲:よろずのくにびと、
12) ウォルフォード・デイヴィス:英国空軍分列行進曲、
13) ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴズによる幻想曲、
14) ボイス:王は汝の力によって喜び、
15) ゴールドマン:木陰の散歩道、
16) 作者不詳:勇敢なるスコットランド、
17) メイ・ジョーンズ、リン・ジョシュア、ジェイムズ・ハーパー:歓迎しよう、
18) クラーク:トランペット・ヴォランタリー、
19) 伝承曲:デリー地方のアイルランド民謡(ダニーボーイ)[ロンドンデリーの歌]、
20) A Nation’s Pride(メドレー):よろこべやたたえよ(ヘンデル)~ルール・ブリタニア(アーン)、
21) リチャーズ:ウェールズ王子、万歳 |
デッラ・ジョーンズ(メッゾ・ソプラノ)(4,
6)、
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)(17)、
トレヴァー・ピノック(1)、
ライアン・ウィグルスワース(14)(オルガン)、
ロバート・フェリマン(トランペット)(18)、
ウェストミンスター寺院聖歌隊(1)、
ロイヤル・コーラル・ソサエティ(2-4, 6)、
マッカーシー・シンガーズ(11)、
U.S.A.F. Protestant Chapel Choir(11)、
West Ruislap England(11)、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団(14)、
ブラック・マウンテン合唱団(17)、
リスカ合唱団(17)、
モンテヴェルディ合唱団(19)、
モリストン・オルフェウス合唱団(21)、
サイモン・プレストン(指揮)
イングリッシュ・コンサート(1)、
バリー・ワーズワース(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ(2-6, 8, 13,
18)、
クリフ・マスターソン(指揮)
チェコ・フィルム・オーケストラ(7)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(9,
10)、
Charles Smart(指揮)
キングズウェイ交響楽団(11)、
英国王立空軍中央軍楽隊(12)、
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
エンシェント室内管弦楽団(14)、
フレデリック・フェネル(指揮)
イーストマン・ウインド・アンサンブル(15)、
Bay State Pipe and Drums(16)、
ジョン・ウィリアムズ(指揮)
ボストン・ポップス・オーケストラ(16)、
ガレス・ジョーンズ(指揮)
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団(17)、
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
モンテヴェルディ管弦楽団(19)、
英国近衛軍楽隊(20) |
《CD 2》
1) 伝承曲:神よ国王を守り給え(イギリス国歌)、
2) 伝承曲:ブリティッシュ・グレナディアーズ、
ヘンデル:
3-4)『水上の音楽』第1組曲HWV348より(第3曲a:アレグロ/第5曲:エア)、
5) アラ・ホーンパイプ(『水上の音楽』[異稿]より第12曲HWV331
No.2)、
6) チャールズ・ウッド:おお汝、核たる宝珠よ、
7) スコットランド・ネドレー:The Dark Isle~スコットランドの花~スカイ・ボート・ソング~The
Dark Isle 、
8) ウォルトン:スピットファイア前奏曲、
9) ジョン・ゴス:たたえよ、主なるわれらの神を、
10) ジョン・アディスン:リーチ・フォー・ザ・スカイ、
11) エヴァン・ジョリー:われらを導く、
12) アーン、エルガー:ブリタニック・サリュート、
13) ウォルトン:行進曲『宝玉と勺杖』、
14) マクスウェル・デイヴィス:さらばストロムネス、
15) 伝承曲:我が父祖の土地、
16) ヘンデル:我が心はうるわしい言葉に溢れ(ジョージ2世の戴冠式アンセム第4番HWV261)、
17) ラッセル:行進曲『洋上の生活』、
18) 伝承曲:夜もすがら、
19) ウォルトン:戴冠行進曲『王冠』、
20) パリー:私は歓喜した、
21) ヘンデル:ハレルヤ・コーラス |
ジョアン・ロジャース(ソプラノ)(16)、
キャサリン・デンリー(メッゾ・ソプラノ)(16)、
フレディ・デ・トマーゾ(1)、
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(16)(テノール)、
ロバート・ディーン(バス)(16)、
ミュージック・ラボ・コレクティヴ(14)、
ヴァレンティーナ・リシッツァ(14)(ピアノ)、
ザ・シックスティーン(6, 20)、
Wallingford Parish Church Choir(9, 11)、
フロン・メイル・ヴォイス・クワイア(15, 18)、
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ合唱団(16,
21)、
ヒラリー・ダヴァン・ウェットン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1)、
英国近衛軍楽隊(2)、
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(3-5)、
ロイヤル・スコッツ・ドラゴン・ガーズ(7)、
クリフ・マスターソン(指揮)
チェコ・フィルム・オーケストラ(7)、
英国王立空軍中央軍楽隊(8, 10)、
ロイヤル・マリーンズ・バンド(12, 17)、
ジョン・ウィリアムズ(指揮)
ボストン・ポップス・オーケストラ(13)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(16,
21)、
バリー・ワーズワース(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ(19) |
チャールズ国王の戴冠式を祝う、イギリス王室を彩る名曲集。CD2枚組
2023年5月6日に行われるイギリスのチャールズ3世国王とカミラ王妃の戴冠式。祝賀ムードを盛り上げる行列、式典、儀式と祝典の音楽が集められたアルバムがリリースされます。
CD2枚組。
『Crown & Glory』には4世紀にわたるイギリスの管弦楽、器楽、声楽作品が、収録時間2時間半を超える42トラックに収められています。
戴冠式、記念祭、公式行事で聴かれる音楽が、BBCプロムスの「最終夜」のような国民的行事で一年を通して聴かれるイギリス・クラシックの不朽の名作と並んでいます。
王室と軍隊の間の密接な関係を表現するメロディも聴くことができます。またイギリス連合王国の各国に愛されている歌と曲も選ばれています。
ジョージ・フレデリック・ヘンデルの勇壮なアンセム『司祭ザドク』(1727年ジョージ2世の戴冠式のために作曲された)、ヒューバート・パリーの『私は歓喜した』(1902年エドワード7世の戴冠式で初めて聴かれた)などの歴史的クラシック曲、さらに『イェルサレム』『希望と栄光の国』『ルール・ブリタニア』『我は汝に誓う、我が祖国よ』などの人気曲、そしてヘンデルの『王宮の花火の音楽』と『水上の音楽』からの曲、ウォルトンの『宝玉と勺杖』と戴冠行進曲のような戴冠式のクラシック曲、イギリス国歌の新たな演奏やロイヤル・スコッツ・ドラゴン・ガーズと英国近衛軍楽隊のユニークなメドレーなど盛りだくさんです。
デッカとユニバーサルミュージックのカタログからの、フレディ・デ・トマーゾ、BBCコンサート・オーケストラ、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、ザ・シックスティーン、今回の戴冠式で歌うことになっているブリン・ターフェル、そして隊員のファンファーレ・トランペット奏者たちが参加予定の英国王立空軍中央軍楽隊の演奏もお楽しみください。
【録音】
CD1:
1981年10月(1)、1996年1月(2-6, 8, 13,
18)、1971年5月(9, 10)、2001年6月(14)、1995年2月(19)、2010年11月(20)、ロンドン、2007年(7)、1963年(11)、2010年(12)、イギリス、1956年1月、ニューヨーク(15)、1987年5月、ボストン(16)、1999年7月、スウォンジー(17)、1958年、モリストン(21)
CD2:
2022年9月(1)、2010年11月(2)、1991年2月(3-5)、2011年(12)、2011年2月(17)、1996年1月(19)、ロンドン、2009年(6,
20)、2007年(7)、2010年(8, 10)、2011年(9,
11)、2014年(14)、2006年(15, 18)、イギリス、1980年6月、ボストン(13)、1984年6月、場所不明(16)、1992年4月、ダブリン(ライヴ)(21)
|
<映像>
4/13(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.
APARTE
|
|
またすごいことになりそう
アレクシス・コセンコ&古楽集団レ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリ
ピリオド楽器によるメンデルスゾーンの交響曲第1弾
メンデルスゾーン:
(1)交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
(2)交響曲第5番ニ短調「宗教改革」Op.107 |
アレクシス・コセンコ(指揮)
レ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリ |
ピリオド楽器、楽譜にもこだわったメンデルスゾーン管弦楽全集開始!第1弾登場!!
録音:2022年5月7-9日/イル・ド・フランス国立管弦楽団ホール(アルフォールヴィル)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、58'00"
バロック・フルート奏者としても活躍するアレクシス・コセンコが2010年に創設した古楽集団レ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリ。彼らが時代楽器と当時の解釈によるメンデルスゾーンの全管弦楽作品シリーズを開始しました。
めったに用いられない版にも焦点を当てており、大物な割に版の違いやピリオド解釈などといったことまで注目されることがまだあまり多くない感のあるメンデルスゾーンだけに期待できます。
シリーズ第1弾は交響曲第4番「イタリア」と第5番「宗教改革」。
完璧主義者だったメンデルスゾーンは常に自分の作品に不満を持ち、手を入れていました。
彼は1934年に大改訂を始めたものの、完全に終わる前に世を去ってしまいました。
コセンコによれば、
・終楽章の素材を40小節拡張
・主題(特に第2楽章)を作り直し
・第3楽章メヌエットの輪郭と展開部を大幅に変更
さらにイタリアから離れスコットランドの雰囲気が感じられるようになっているとのこと。
1830年代にドイツで用いられていた楽器により、聴いたことのない「イタリア」交響曲の世界が蘇りました!
この躍動感、生命力
当時ヨーロッパ最高の音楽をいま聴く |
|
18世紀初頭世界最高のオーケストラのために書かれた華麗な作品集
ドレスデンのオーケストラのためにVol.1「序曲」
(1)ヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェン:ソナタ「エルベ川上のディアナ」
(2)ヤン・ディスマス・ゼレンカ:オラトリオ「青銅の蛇」ZWV
61~邪悪な者を退けた
(3)同:オラトリオ「贖い主の墓前の悔悛者たち」ZWV
63~序奏
(4)ゲオルク・フィリップ・テレマン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調TWV
53:D5
(5)ハイニヒェン:ミサ曲第12番~聖霊にして
(6)同:ミサ曲第9番~コンチェルティーノ/十字架に付けられ
(7)ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:2つのフルートのための協奏曲ト短調QV
6:8a
(8)ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル:ソナタ
ハ短調
(9)ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:2群のオーケストラのための序曲
(10)ゼレンカ:神の御子のミサZWV 20~キリストよ憐れみたまえ
(11)ハイニヒェン:協奏曲ヘ長調 |
コリーヌ・デュティユール(メゾソプラノ)、
ステファン・マクラウド(バリトン)、
ステファノ・ロッシ(ヴァイオリン)ほか
アレクシス・コセンコ(指揮)
レ・ザンバサドゥール、ラ・グランド・エキュリ |
録音:2020年11月30日-12月2日/ロワイモヨン修道院/96kHz
24bit、82'00"
1709年から半世紀間、ザクセン選帝侯アウグスト一世及び二世時代のドレスデンはヨーロッパ最高の音楽家を集め、そのオーケストラは「世界で最も壮大」と賞されていました。
大バッハがワイマールやライプツィヒで活躍していたのと同時期、ドレスデンの宮廷で繰り広げられた華麗でまばゆいばかりの作品を集めたシリーズの第1弾は「序曲」。
関係作曲家たちは、そのオーケストラの機能を最大に生かした作品を生み出しました。
多くは歌手が主役を務めますが、器楽奏者たちの名人芸も反映されていて聴き応え満点。
フルート奏者で指揮者のアレクシス・コセンコが2010年に創立した若い古楽器団体レ・ザンバサドゥールの妙技にひたれます。
|
|
|
|
ほかに好きな人がいるから
ギター伴奏によるフランスとヒスパニックのレオ・フェレ:ロマンス集
(1)フォーレ:
夢のあとにOp.7の1/秋Op.18の3/
愛の歌Op.27の1/ゆりかごOp.23の1
(2)マスネ:スペインの夜
(3)イソリーナ・カリージョ:くちなしの花をふたつ
(4)モレーノ・トローバ:マドローニョス(ギター・ソロ)
(5)カルロス・エレタ・アルマラン:ある恋の物語
(6)レオ・フェレ:芸術家の人生
(7)サティ:グノシエンヌ第1番(ギター・ソロ)
(8)ファリャ:7 つのスペイン民謡
(9)イネス・アリミ:キエロ
(10)マスネ:エレジー
(11)ジャック・ブレル/ジェラール・ジュアネスト:
懐かしき恋人たちの歌
(12)ロッシーニ:踊り
(13)ポリーヌ・ヴィアルド:星 |
マリーナ・ヴィオッティ(メゾソプラノ)
ガブリエル・ビアンコ(ギター)
レオナルド・ディッセルホルスト
(チェロ)(10)(13)
ジェリー・ロペス(サクソフォン)(3) |
歌とギターの絶妙なハーモニー
録音:2022年5月12-14日/TWLスタジオ(シュレーヌ)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、64'00"
マリーナ・ヴィオッティはスイス出身のメゾソプラノ。ジャズ、ゴスペル、ヘヴィメタに親しみ大学で哲学と文学を専攻し、卒業後本格的に声楽を学んだ変わり種。オペラ、宗教曲のほか、ジャンルにとらわれぬ活動を繰り広げている。
最新盤はフォーレとマスネのフランス歌曲と、スペイン・ラテンアメリカの歌をギター伴奏で聴かせてくれる魅力的なアルバム。
またレオ・フェレやジャック・ブレルのシャンソンもイキに聴かせます。ファリャの「7つのスペイン民謡」や南米系のものはもちろんながら、フォーレやマスネの歌曲がギター伴奏と合うのに驚かされます。
|
.
BIS
|
BIS SA 2532
(SACD HYBRID)
¥2900 →\2690
|
ムストネンがラウタヴァーラとマルティヌーの
ピアノ協奏曲第3番を録音!
ラウタヴァーラ:
ピアノ協奏曲第3番
《 夢の贈り物(Gift of Dreams)》(1998)
マルティヌー:ピアノ協奏曲第3番(1947-48) |
オッリ・ムストネン
(ピアノ/スタインウェイD)
ラハティ交響楽団
ダリア・スタセフスカ(指揮) |
名手ムストネンがラウタヴァーラとマルティヌーのピアノ協奏曲第3番を録音!
録音:2022年1月3-8日/シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、56'19
制作・編集:インゴ・ペトリ
録音エンジニア:シュテファン・レー
SACD ハイブリッド盤。
フィンランドのラウタヴァーラとチェコ生まれのマルティヌー。一見共通するところのなさそうなふたりは、インスピレーションの新たな源をみつけようと絶えず探求し、音楽の「ピューリタニズム」から解放される姿勢を保ちつづけたことで繋がっています。
フィンランドのピアニスト、オッリ・ムストネンが、新たに首席指揮者に就任したダリア・スタセフスカの指揮するラハティ交響楽団と共演したアルバムでは、このふたりの作曲家の「ピアノ協奏曲第3番」が演奏されます。
ラウタヴァーラの《ピアノ協奏曲第3番》は、1994年の交響曲《光の天使》で彼が国際的に成功を収めた後、1998年の作品です。
ネオロマンティックなスタイルをさらに押し進めた1969年の《第1
番》とも、雑多な要素を合成した1989年の《第2番》とも異なる、ソリストがピアノを弾きながらオーケストラを指揮することのできる、ピアノ・オブリガート付き交響詩とでもいったスタイルで書かれています。
「トランクィッロ」「アダージョ・アッサイ」「エネルジーコ」の3楽章の作品。男声合唱のために書かれた1978年の《4つのセレナード》の一曲、ボードレールの詩による〈貧しき者らの死〉に初めて現れた「le
dons des rêves(夢の贈り物)」の言葉による音型がモチーフとして使われていることから《夢の贈り物》の副題がつけられました。
折衷的で多作のマルティヌーの《ピアノ協奏曲第3番》は、ロマンティシズム時代の協奏曲に共通する特徴を備えた作品です。
ブラームスを思わせる交響的構造をモデルにした、ストラヴィンスキーの新古典主義の「余韻」の聞こえる第1
楽章「アレグロ」。色彩的な第2楽章「アンダンテ・ポコ・モデラート」。「モデラート-アレグロ」の第3
楽章には、チェコスロヴァキアに政変が起き共産党政権が成立した1948
年という時代が反映され、カデンツァの後、好戦的ともいえる姿勢で曲が閉じられます。
1949年11月20日、作品を献呈されたルドルフ・フィルクシュニーのソロ、ウォルター・ヘンドル指揮ダラス交響楽団によりテキサス州ダラスで初演されました。
ピアニストのムストネン(1967-)は、作曲家と指揮者としての活動でも知られ、内省と深い洞察による演奏は「再創造」とも呼べる新鮮な響きをもたらします。
スティーヴン・イッサーリスと共演した3つの「チェロ・ソナタ」(BIS
SA-2042)に次ぐマルティヌー作品の録音です。
指揮者のダリア・スタセフスカ(1984-)は、ウクライナのキーウ生まれ。エストニアのタリンを経て、5歳の時、フィンランドに移住しました。
ヘルシンキに一年住んだ後、タンペレに移り、タンペレ音楽院でヴァイオリンと作曲を正式に学び始めました。
ヘルシンキのシベリウス・アカデミーでヴァイオリンとヴィオラを学び、指揮に興味をもった20
代、ストックホルム王立音楽大学でヨルマ・パヌラ、シベリウス・アカデミーでレイフ・セーゲルスタムたちに師事。
2012年にシベリウス・アカデミーのディプロマを取得しました。BBC
交響楽団の首席客演指揮者に就任した2019年7月、「BBC
プロムス」で初めてロンドンの聴衆を前に指揮、翌年の「プロムス最終夜」の指揮者を務めました。
2021/22年のシーズンにラハティ交響楽団の首席指揮者に就任しました。
|
. |
BIS SA 2563
(SACD HYBRID)
¥2900 →\2690
|
ギリシャのヴァイオリン作品
『橋(Bridges)』 |
ダナエ・パパマッテウー=マチュケ(ヴァイオリン)
ウーヴェ・マチュケ(ピアノ/スタインウェイD) |
ボリス・パパンドプロ(1906-1991):
(1)瞑想(Medidation)~ヴァイオリンとピアノのための(1987)
(2)ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1988)
(3)ディオス・コンスタンティニデス(1929-2021):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1971
rev.1977)
ディミトリー・テルツァキス(1938-):
(4)地獄のソナタ(Sonate infernale)~ヴァイオリンとピアノのための(2008-09)
(5)風の中の言葉(Spruche im Wind)~ヴァイオリンとピアノのための「10
の小品」(2009)
(6)ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):ドデカネス諸島のギリシャ民謡による組曲
(Suite sur des melodies populaires grecques
du Dodecanese)
~ヴァイオリンとピアノのための(1948)
【カルパトス島の旋律(Air de Karpathos)/カリムノス島の牧歌(Chantpastoral
de Kalymnos)/
ロドス島の歌と踊り(Chant et danse
de Rhodes)/
レロス島の踊り(Danse de Leros)/ロドス島の旋律(Air
de Rhodes)/
ロドス島の結婚の歌と踊り(Chant
nuptial et danse de Rhodes)】 |
ギリシャの作曲家とギリシャをルーツにもつ作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品集!
ヴァイオリン/カルロ・フェルディナンド・ランドルフィ1760年製作
録音:2022年6月17-20日/ゼンデザール(ブレーメン、ドイツ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、75'02
制作・録音エンジニア・編集:ファビアン・フランク
SACD ハイブリッド盤。
このアルバムは、ギリシャの作曲家とギリシャをルーツにもつ作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品を紹介する目的で作られました。
ボリス・パパンドプロ(1906-1991)は、ボンに近いドイツのホンネフ・アム・ラインに生まれた、ギリシャ系クロアチアの作曲家です。
ザグレブ音楽アカデミーで学び、指揮者としても活動しました。《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》は、バルカン半島の民俗音楽の味わいをもち、《瞑想》は、アドリア海に面したダルマチア沿岸の美しい村トリブニで作曲された、哀愁的な気分の小品です。
ディオス・コンスタンティニデス(1929-2021)は、ギリシャ北部のイオアニナ生まれ。ニューヨークのイヴァン・ガラミアンやドロシー・ディレイたちにヴァイオリン、アテネのヤニス・パパイオアヌーとミシガン州のオーウェン・リードに作曲を学びました。《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》は、「厳格な十二音技法」で書かれた、「長く掃くような旋律」が特徴の3楽章の作品です。
アテネ生まれのディミトリー・テルツァキス(1938-)は、アテネのヤニス・パパイオアヌーとケルン音楽大学のベルント・アロイス・ツィンマーマンに学びました。
その後「ダルムシュタット」のドグマを離れ、音色ではなく「メロディ」を重視する作曲を行うようになりました。《地獄のソナタ》は、ダンテの『神曲』からインスピレーションを得た3楽章の作品です。その直後、音と感情の世界で関連をもつ、短い旋律の楽想による格言的な曲集《風の中の言葉》が作曲されました。
ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984)は、アナトリアのスミルナ(現イズミル)で生まれました。
ギリシャ=トルコ戦争の直前にアテネに移り、ベルリンでパウル・ユオンに作曲と理論を学んだ後、キャバレーや劇場のピアニストとして生計を立てました。
帰国後、コスタス・ヤンニディスの別名で万能の音楽家として活動、経音楽の分野で大きな成功を収めました。
《ドデカネス諸島のギリシャ民謡による組曲》は、スイスの民俗音楽研究家サミュエル・ボー=ボヴィの『ドデカネス諸島のギリシャ民謡』を基に作られた「オーセンティック」な歌と踊りの曲集です。
ダナエ・パパマッテウー=マチュケは、将来を託されるギリシャの若い世代のヴァイオリニストのひとりです。アテネ生まれ。ザルツブルクのモーツァルテウムのイゴール・オジム、ハンブルク音楽演劇大学のターニャ・ベッカー=ベンダーに学び、テッサロニキのマケドニア大学の博士号を取得しました。
ピアニストのウーヴェ・マチュケは、ベルリン生まれ。フランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学でユリアネ・レルヒェ、ブダペストのリスト・フェレンツ音楽大学でペーテル・ショイモシュたちに学びました。アテネに移り、2001年にマケドニア大学の音楽学部ピアノ科の教授に任命されました。
|
EVIDENCE
|
|
それゆえ愛は私を苦しめる
(1)作者不詳:愛の苦しみから
(2)カリッシミ:飾らぬ美しさ
(3)ルイージ・ロッシ:地獄の怒り
(4)トリカリオ:さあ、憤りを胸に
(5)カスタルディ:タステッジョ・ソアーヴェ
(6)ストラデッラ:涙を果てしなく流した後
(7)作者不詳:人里離れた地に
(8)作者不詳:ついに斃れ |
アンヌ=ソフィ・オノレ
ユリア・ヴィシニェフスキ(ソプラノ)
アンドレアス・リノス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
バンジャマン・ナルヴェ(キタローネ)
サム・クラウザー(チェンバロ、指揮) |
愛する女性が見せる8態をアンヌ=ソフィ・オノレが見事に表現
録音:2022年9月24-27日/ポール・ロワイヤル修道院国立博物館(ポール・レ・ザモー)/ディジパック仕様、73'00"
アンヌ=ソフィ・オノレは1987 年ノルマンディのカーン生まれのソプラノ。
愛に関するさまざまな感情を表す8曲に挑戦。女性の可愛らしさ、怖さ、辛さを見事に表現しています。
|
THE CHOIR OF KING'S COLLEGE
|
|
MY SOUL, WHAT FEAR YOU? わが魂よ、何をおそれているのか?
R.シュトラウス:
〈見出されたもの〉、〈おくれたボートで〉(≪6つの歌≫
op.56より)、
〈夜の逍遥〉(≪3つの歌≫op.29より)
ハンス・プフィッツナー:〈牢獄のフス〉(≪4つの歌≫op.32より)
J.S.バッハ:カンタータ第82番 BWV 82より
第1番アリア「われは満ちたれり」
シューベルト:
〈勝利〉D 805、〈墓堀人の歌〉D 44、〈人間の限界〉
D 716
シューマン:
〈宝を掘る人〉、
〈春の旅路〉(≪ロマンスとバラード≫第1集
op.45より)
ハンス・アイスラー:
〈カリフォルニアの秋〉〈小さなラジオに〉
〈ヘルダーリン=フラグメント〉
(≪ハリウッド・ソングブック集≫より)
マーラー:〈少年鼓主〉(≪子供の魔法の角笛≫)
クルト・ワイル:ベルリン・レクイエムより
〈未知の兵士に関する第2の報告:私が話したことすべて〉 |
クリストファー・パーヴス(バリトン)
サイモン・レッパー(ピアノ)
ミロシュ・ミリオイエヴィチ(アコーディオン)
サラ・フィールド(サックス)
ルーシー・ショウ(コントラバス)
リリー・ヴァーノン=パーヴス(フルート)
ラファエル・オニエット(ギター) |
イギリスを代表するバリトン、クリストファー・パーヴス
録音:2922年2月21-23日、聖ヨハネ福音教会、オックスフォード
キングス・カレッジの卒業生にして英国が世界に誇るバリトン、クリストファー・パーヴスが、英国屈指のピアニスト、サイモン・レッパーと共演した、当レーベル初の歌曲アルバムの登場。
R.シュトラウス、シューベルト、プフィッツナー、マーラーの歌曲が、オペラ界でも活躍するパーヴスのドラマチックな演奏で響き渡ります。
バッハ、アイスラー、ワイルの作品が、アコーディオン、サックス、ギター、フルート、コントラバスを効果的に組み合わせた編成で演奏されており、聴きごたえがあります。
クリストファー・パーヴス(バリトン)は、キングス・カレッジの聖歌隊で音楽を学び、その後ロック・グループHarvey
and the Wallbangers のメンバーとしても活躍。
オペラ歌手としても活躍しており、バイエルン国立歌劇場でボルストロード(ピーター・グライムズ)、ロイヤル・オペラ・ハウス等でファルスタッフ(ファルスタッフ)、グラインドボーン音楽祭でゴロー(ペレアスとメリザンド)、チューリヒ歌劇場のリング・サイクルでアルベリヒを歌うなど、各地の歌劇場に登場し、その歌唱と存在感で聴衆を魅了しています。
また、グレの歌(ラトル指揮LSO)など、演奏会でも活躍しています。
|
DANACORD
|
|
シューベルト:歌曲集
シューベルト:
さすらい人の月に寄せる歌 D.870/春に
D.882/
船乗り D.536/双子座に寄せる船乗りの歌
D.360/
夜の曲 D.672/漁夫の歌 D.881/シルヴィアに
D.891/
月に寄す D.193/小人 Op.771/
万霊節のための連祷 D.343/ます D.550/
恋する者のさまざまな姿 D.558/
さすらい人の夜の歌 D.224/セレナード
D.957/4/
ブルックにて D.853/春のおもい D.686/夕映に
D.799 |
マティアス・ヘーゼゴー(テノール)
トーヴェ・レンスコウ(ピアノ) |
北欧の名テノール、マティアス・ヘーゼゴー!シューベルト第2弾!
デンマークのテノール歌手マティアス・ヘーゼゴー(b.1978)とベテラン・ピアニスト、トーヴェ・レンスコウの共演によるシューベルトの第2作。
ヘーゼゴーは、彼の世代のデンマーク芸術歌曲のもっとも優れた歌い手として評価され、シューベルトの
《冬の旅》 を歌った前作(DACOCD865)は、デンマーク放送(DR)P2
が選ぶ2021年の「最優秀クラシカル・アルバム」賞を獲得しました。
新しいアルバムでは、ザイドルの詩による
《さすらい人の月に寄せる歌》 からカール・ラッペの詩による
《夕映に》 まで、「シューベルティアーデ」を偲ばせるプログラムを歌っています。
※録音:2021年11月15日-18日、ガーニソン教会(コペンハーゲン、デンマーク)
|
STERLING
|
CDA186718682
(2CD-R)
¥5100
|
ライラ・アンデション=パルメのアーカイヴ録音シリーズ
R.シュトラウス:歌劇 《エレクトラ》 |
ライラ・アンデション=パルメ(ソプラノ、エレクトラ)
グニッラ・セーデシュトレム(メゾソプラノ、クリュテムネストラ)
アニタ・スールド(ソプラノ、クリュソテミス)
レッナールト・ストレゴード(テノール、エギスト)
グンナル・ルンドベリ(バリトン、オレスト)
アンデシュ・ロレンソン(バリトン、オレストの老僕)
カリーナ・ムーリング(ソプラノ、クリュテムネストラの腹心の侍女)
エヴァ・ピラト(ソプラノ、クリュテムネストラの裾持ち)
ソンニ・ヴァレンティン(テノール、若い召使)
ベンクト・リンドベリエル(バス、老いた従者)
ヤドヴィガ・コーバ(ソプラノ、監督者)
インゲル・ブルム(アルト、第1の侍女)
アンナ・ラーション(メゾソプラノ、第2の侍女)
カロリーナ・ベンクツドッテル・ユング(メゾソプラノ、第3の侍女)
アイネタ・ルンドグレーン(ソプラノ、第4の侍女)
ヒルデ・ライラン(ソプラノ、第5の侍女)
王立スウェーデン歌劇場管弦楽団・合唱団員
ジークフリート・ケーラー(指揮) |
スウェーデンの宮廷歌手、アンデション=パルメのアーカイヴ録音シリーズ!
スウェーデンの宮廷歌手ライラ・アンデション=パルメ(b.1941)のアーカイヴ録音シリーズ。
プッチーニの 《トスカ》(CDA1837382)、リヒャルト・シュトラウスの
《サロメ》(CDA1843442)、シクステン・エールリングが指揮したワーグナーの
《ジークフリート》(CDA 1847492)の王立スウェーデン歌劇場での公演をライヴ収録したアルバムがこれまでにリリースされています。
ギリシャ悲劇に基づくフーゴ・フォン・ホーフマンスタールの台本に作曲されたシュトラウスの
《エレクトラ》 もアンデション=パルメが王立歌劇場で歌ったオペラのひとつです。
ビルギット・ニルソンがタイトルロールを歌った1965年の公演で侍女のひとりを歌ったのが最初。同じルドルフ・ハルトマンが演出した1979年と1980年の春の公演でエレクトラの妹クリュソテミスを6回歌ったあと、1993年から1996年5月4日に行われた彼女の告別公演までにエレクトラ役を11回まで歌いました。今回リリースされるのは、この告別公演の記録です。
グニッラ・セーデシュトレム(1943-2004)のクリュテムネストラ、アニタ・スールド(b.1949)のクリュソテミス、レッナールト・ストレゴード(b.1946)のエギスト、グンナル・ルンドベリ(b.1958)のオレスト。1990年に王立スウェーデン歌劇場の首席指揮者と音楽監督に任命され、1992年から2005年まで宮廷指揮者を務めたドイツのジークフリート・ケーラー(1923-2017)の指揮。フォルケ・アベニウスの演出による舞台です。
シュトラウスの最後の和音が消えると、花をいっぱいに積んだ2台の台車が舞台に運びこまれました。
そして、オーケストラが伴奏する中、観客も含めた全員が、アリス・テグネールの
《青いアネモネ》 の「青い」を「白い」に変えた歌詞で歌い、王立歌劇場に別れを告げる宮廷歌手ライラに感謝を捧げました。
※録音:1996年5月4日、王立スウェーデン歌劇場(ストックホルム)(ライヴ録音)
※マスタリング・編集:クット・カールソン/AAD
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
|
|
CDA186418662
(3CD-R)
¥7600
|
All You Need ~ スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(b.1955):作品集 |
[Disc 1]
ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 《ミュロスベッケンの夕べ》/ピアノ三重奏曲第2番
イ短調/
ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調/ピアノ三重奏曲第4番
イ長調 《ノアクじいさん》/
ピアノ三重奏曲第5番 ハ短調 《そうだ、彼が生きるよう...》/ピアノ三重奏曲第6番
ニ短調 《火の踊り》
スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ)
アンニカ・スタッティン(ヴァイオリン)、ラーシュ・スタッティン(ヴィオラ)
[録音:2019年6月、グスタフ・アドルフ教会(ボロース)
花咲く季節がやってきた(ピアノ・ソロのための編曲)
スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ)
[録音:2021年3月、ビョルクルンド=ユッランデル・スタジオ]
夏の牧歌(オルガンのための即興)
スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(オルガン)
[録音:2020年9月24日、グスタフ・アドルフ教会(ボロース)(ライヴ録音)]
人類(合唱、ピアノとフルートのための)/書き手たちがいる(合唱、ピアノとフルートのための)/
母なる地球(合唱、ピアノと独唱のための)
ニコライ室内合唱団、スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ)、
ベアトリス・オルレル(歌)、マデレイネ・B・ニルソン(フルート)
クリスチャン・ユンググレーン(指揮)
[録音:(ライヴ録音)]
[Disc 2]
3楽章のピアノ協奏曲(ピアノ・ソロとオルガンのための編曲)
スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ、オルガン(第1・第3楽章)、
カール=グスタフ・エークストレム(オルガン)(第2楽章)
[録音:ビョルクルンド=ユッランデル・スタジオ(第1・第3楽章)、カローリ教会(ボロース)]
「オルガン即興の紹介」
ヘンリク・トゥービン(紹介)
オルガン即興
スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(オルガン)
[録音:2021年秋、ヨーテボリ・コンサートホール(ヨーテボリ)(新オルガン落成式ライヴ)]
[Disc 3]
教会オペラ 《息子》
スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ、オルガン)、OPERAnerna
独唱者
[録音:1998年6月-1999年5月、スタジオ・ネーヴォ、
スウェーデン放送(スンツヴァル)、スウェーデン放送(シューヘーラド)] |
スタファン・ビョルクルンド=ユッランデルは、1955年、ストックホルム生まれ。
王立ストックホルム音楽大学、イタリア、ハンガリーのリスト音楽院で学び、オルガニスト、ピアニスト、作曲家として活動。
2000年からボロースのグスタフ・アドルフ教会の教会音楽家を務め、ピアノやオルガンのための作曲と即興も手がけています。
『即興、コンサート・エチュード、瞑想』(CDA182418252)に次ぐ作品集。1楽章で書かれた6曲の短い
《ピアノ三重奏曲》、王立ストックホルム音楽大学の学生だった時にピアノと管弦楽のために作曲した
《3楽章のピアノ協奏曲》 の「ピアノ・ソロとオルガンのための編曲」、ヨーテボリ・コンサートホールに設置された新しいオルガンの落成式に演奏した
《オルガン即興》。
《人の子》 は、ビョルクルンド=ユッランデル自身がイエス・キリスト(人の子)の生涯を描いた台本による第1幕「不思議な夜」、第2幕「洗礼」、第3幕「復活」の3幕の教会オペラです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
|
.
IBS CLASSICAL
|
|
カザルスの声 無伴奏チェロによるカザルスへのトリビュート |
ロジェ・モレリョ・ロス(チェロ) |
1-3. ガスパール・カサド(1897-1966):無伴奏チェロのための組曲
4. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第2番
ニ短調 BWV 1008 ... サラバンド
5-8. エリセンダ・ファブレガス(1955-):Danses
de la terra 大地の踊り(カタルーニャ舞曲)
9. マラン・マレ(1656-1728):Les Voix Humaines
人間の声 (R.モレリョ・ロス編)
10. J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番
ト長調 BWV 1007 ... サラバンド
11-12. マルク・ミゴ(1993-):Variacions
sobre el nom de Casals カザルスの名前による変奏曲
13. カタルーニャ民謡:El cant dels ocells
鳥の歌 (P. カザルス/R.モレリョ・ロス編)
14. J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番
変ホ長調 BWV 1010 ... サラバンド |
録音:2022年12月2-4日 SWR Studio Kaiserlautern(ドイツ)
総収録時間:60分
1993年にカタルーニャに生まれたモレリョ・ロスが、2023年に没後50周年を迎える郷里の偉大な先達カザルスに捧げた1枚。
カザルスの弟子カサドのソナタ、同郷カタルーニャの作曲家たちによる新作、カザルスの手によって新しい命を吹き込まれたバッハの「無伴奏チェロ組曲」、モレリョ・ロスが自ら編曲したマレの「人間の声」に、カザルスのトレードマークと言うべき「鳥の歌」が収められています。
|
SOLO MUSICA
|
|
Legata レガータ 近現代のユダヤに根差す歌曲集
モーリス・ラヴェル(1875-1937):2つのヘブライの歌
1. Kaddisch カディッシュ
2. L'enigme eternelle 永遠の謎
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
6つの簡素な歌 Op. 9より
3. Schneeglockchen4. Sommer
グスタフ・マーラー(1860-1911):
『子供の魔法の角笛』より
5. Wo die schonen Trompeten blasen
トランペットが美しく鳴り響くところ
6. Rheinlegendchen ラインの伝説 リュッケルト歌曲集より
7. Ich bin der Welt abhanden gekommen
私はこの世に捨てられて
8. クルト・ヴァイル(1900-1950):Nannas
Lied ナナの歌
ジョエル・エンゲル(1868-1927):
9. Nor noch dir / 10. A mol iz geven
a Maise /
11. Minhag chadash
エヤル・バト(1966-)
12. Ha'hakara sheli nemoga / 13. Ke'tzitz
ha'amakim
サーシャ・アルゴフ(1914-1995):
14. Az haya la / 15. Hakol zahav / 16.
Lo yada'ati ma
17.デイヴィッド・ゾンネンシャイン :Elei
tashuv |
ナーマ・ゴールドマン(メゾ・ソプラノ)
ジューリオ・ザッパ(ピアノ) |
録音:2022年10月16-18日 Klangscheune,
Lottstetten(ドイツ)
総収録時間:64分
イスラエル出身でベルリンを拠点に活躍するナーマ・ゴールドマンが歌う、自身のルーツを探る1
枚。
彼女が傾倒するドイツの後期ロマン派の作品と、自らのアイデンティティを強く意識するというユダヤ系の作品とを組み合わせました。
陰影と力強さを合わせ持つメゾ・ソプラノの声質が作品のドラマや深みを伝えます。
|
TOCCATA CLASSICS
|
|
ブラームス・バイ・アレンジメント 第2集
ホロウェイによるオーケストラ編曲集
1-12. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
シューマンの主題による変奏曲 Op. 23(1861)
管弦楽編(2016)
13-18. ロベルト・シューマン(1810-1856):
ペダル・ピアノのための6つの
カノン形式の練習曲 Op. 56(1845)
ドビュッシーによる
2台ピアノ版(1891)に基づく管弦楽編(2011)
19-22. ブラームス:
2台ピアノのためのソナタ Op. 34a(1864)
管弦楽編(1845)
※全てロビン・ホロウェイによる管弦楽編、世界初録音 |
BBC交響楽団
ポール・マン(指揮) |
録音:2022年7月7-8日 Studio MV1, BBC Maida
Vale Studios, London(UK)
総収録時間:85分
TOCCATAのブラームス・バイ・アレンジメント、第1集は弦楽五重奏曲やクラリネット五重奏曲を弦楽三重奏に凝縮したものでしたが(TOCC-66)、この第2集は4手連弾または2台ピアノによる曲をオーケストラへと拡大したプロジェクトです。
編曲は英国の作曲家ロビン・ホロウェイ。彼は「2台ピアノのためのソナタ
Op. 34a」について「規模の大きさと充実した構造、作品に込められた野心と感情の深さは、シンフォニックな表現が似つかわしい」と語り、交響曲として再創造しました。
シューマンの「カノン形式の練習曲」はドビュッシーが2台ピアノに編曲した版を更にオーケストレーションしたものです。
|
|
|
マリー・ジョゼフ・エルプ(1858-1944):オルガン作品集第1集
1-3. Sonata Mater Salvatoris ソナタ「救い主の母」
Op. 82(1912)
4-6. ソナチネ第1番 ...
オルガンとコール・アングレのために(1940)
7. Meditation 瞑想曲 -
オルガンとチェロのために Op. 88(1911)*
8-10. ソナチネ第2番 -
オルガンとコール・アングレのために(1940)*
11. Priere sur le motif du 'Pater' ...
オルガンとヴァイオリンのために Op. 71(1906)
12-14. ソナタ第3番「来たれ創造主」(1927)
*...世界初録音 |
パウラ・マルミヴァーラ(コール・アングレ)...4-6、8-10
マルコ・ユロネン(チェロ)...7
アンナ=レーナ・ハイコラ(ヴァイオリン)...11
ヤン・レヘトラ(オルガン...St Paul's Church,
Helsinki) |
録音:St Paul's Church, Helsinki(フィンランド) 2022年5月24日...7/2022年5月25日...11 2022年5月31日...4-6/2022年8月8日...1-3、12-14 2023年1月30日...8-10
総収録時間:74分
フランス、アルザスの作曲家マリー・ジョゼフ・エルプは、5歳の時にベルリオーズが指揮する「キリストの幼時」を聴き感銘を受け、パリでサン=サーンス、ウジェーヌ・ジグー、クレマン・ロレに学び、その後ストラスブールでオルガニスト、教師として活躍、フランツ・リストやアルベルト・シュヴァイツァーらとも親交を持ちました。
このアルバムには長い人生を送ったエルプが後半生に書いた2曲のオルガン独奏ソナタと、4曲のオルガンを用いた室内楽作品を収録。
彼の作品はこれまでほとんど演奏される機会がありませんでしたが、どれも美しく、深い抒情を湛えています。
|
|
|
マルカントニオ・インジェニェーリ(1536-1592):作品集第3集
ミサ曲「シュザンヌはある日」 他
1. Cantate Domino a 8
2. 5声のミサ曲「シュザンヌはある日」
... I. Kyrie
3. ジョヴァンニ・バッサーノ(1561頃-1617):
「シュザンヌはある日」(原曲:オルランド・ディ・ラッソ)*
4. ミサ曲「シュザンヌはある日」 ... II.
Gloria
5. Laudate Dominum a 12
6. ミサ曲「シュザンヌはある日」 ... III.
Credo
7. Exaudiat te Dominus a 9*
8. Non mi togli' il ben mio a 4*
9. ミサ曲「シュザンヌはある日」 ... IV.
Sanctus ... Benedictus
10. Omnes sitientes a 9
11. ミサ曲「シュザンヌはある日」 ...
V. Agnus Dei
12. O sacrum convivium a 6
13. Regnum mundi a 8*
14. Qual grazia, o qual beltate a 4*
15. Victimae Paschali laudes a 8*
16. Salve regina a 6
*器楽での演奏
※トラック3を除き世界初録音 |
ジェレミー・ウェスト(ソロ・コルネット)...3
エミリー・ノット(オルガン)...8
フェリックス・エリオット(オルガン)...15
ケンブリッジ・ガートン・カレッジ合唱団
...1、2、4-6、9-12、16
王立ウェールズ音楽大学ヒストリック・ブラス
...1-7、9-14
ガレス・ウィルソン(指揮) |
録音:2022年7月14-16日 St George's, Chesterton,
North Cambridge(UK)
総収録時間:74分
モンテヴェルディの師として知られるイタリア・ルネサンス後期の作曲家インジェニェーリは、複雑な対位法を駆使した複合唱(polychoral)様式の音楽で生前高い評価を得ていました。
それはバロックへの移行前夜、洗練の極みに達していたルネサンス多声音楽の姿を示すものです。
インジェニェーリ作品の演奏に熱意を注ぐガレス・ウィルソンとケンブリッジ・ガートン・カレッジ合唱団による第3集では、ルネサンス時代に大ヒットしたシャンソン「シュザンヌはある日」を定旋律とするミサ曲と二重合唱用のモテットを収録。
アルバム中6曲を古楽器の管楽アンサンブルで演奏することでサウンドに変化をつけています。
|
|
|
フェレンツ・ファルカシュ:室内楽作品集 第6集
1-4. Piccola musica di concerto 小さな演奏会用音楽
-
弦楽四重奏のために(1961)
5-14. 練習曲 ... ヴァイオリンとヴィオラのために(1997)*
15-17. ソナチネ第1番 -
ヴァイオリンとピアノのために(1930)*
18. Rumanian Folk Dances from Bihar County
ビハール地区のルーマニア民俗舞曲 ...
ヴァイオリンとピアノのために(1950)*
19-21. ソナチネ第2番 ...
ヴァイオリンとヴィオラのために(1931)
22. Alla danza ungherese ハンガリー舞曲風
-
ヴァイオリンとピアノのために(1934)*
23-25. ソナチネ第3番 - ヴァイオリンとピアノのために(1959)*
26-28. 弦楽四重奏曲(1970-72)
*...世界初録音 |
ギューラ・シュトゥレル(ヴァイオリン)...5-25
島貫ゆかり(ヴィオラ)...5-14
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)...15-25
シュトゥレル四重奏団...1-4、26-28
【メンバー】
ギューラ・シュトゥレル(ヴァイオリン)
バルナバス・シュトゥレル(ヴァイオリン)
島貫ゆかり(ヴィオラ)
ユリア・シュトゥレル(チェロ) |
録音:2022年6月13-18日 Pannon Studio,
Budapest(ハンガリー)
総収録時間:74分
TOCCATAレーベルの人気シリーズ、フェレンツ・ファルカシュの作品集。
13作目となるこのアルバムではファルカシュのヴァイオリンを用いた室内楽作品に焦点が当てられています。
ハンガリーに生まれ、プダペスト音楽アカデミーで学んだ後、ローマの聖チェチーリア音楽院でレスピーギに学び作曲の研鑚を積んだファルカシュ、ここで聴ける作品は1930年代から1990年代までと作曲年代に隔たりがありますが、どれも快活なリズムと民謡風の旋律が用いられた親しみやすいものばかりです。
弦楽四重奏曲の演奏はヴィオラ奏者島貫ゆかりが名を連ねるシュトゥレル四重奏団が担当。
島貫はヴァイオリンとヴィオラのための練習曲でも見事な演奏を披露しています。
|
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
.
DANACORD
|
DACOCD962963
(2CD-R)
¥5100 →\4690
|
デンマークの偉大なピアニスト ~ ヴィクト・シューラー
第6集
|
[Disc 1]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調
Op.15
ヴィクト・シューラー(ピアノ)
デンマーク放送交響楽団、アルベール・ヴォルフ(指揮)
[録音:1966年5月29日(ライヴ放送)]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調
Op.58
ヴィクト・シューラー(ピアノ)
デンマーク放送交響楽団、エーリク・トゥクセン(指揮)
[録音:1949年5月10日(ライヴ放送)]
メンデルスゾーン:
無言歌 アレグレット・グラツィオーソ
《春の歌》 Op.62 no.2
無言歌 アンダンテ・コン・モート 《甘い思い出》
Op.19b no.1
ヴィクト・シューラー(ピアノ)
[録音:1957年][HMV 7EGK 1083]
リスト:愛の夢 S541 no.3
ヴィクト・シューラー(ピアノ)
[録音:1954年][TONO EP 43025]
[Disc 2]
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番ロ短調 Op.83
ヴィクト・シューラー(ピアノ)、デンマーク放送交響楽団、
カール・フォン・ガラグリ(指揮)
[録音:1952年3月14日(ライヴ放送)]
ヒンデミット:クラリネット・ソナタ変ロ長調
イプ・エーリクソン(クラリネット)、ヴィクト・シューラー(ピアノ)
[ラジオ放送プロダクション:1964年4月15日]
サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲
Op.35(2台のピアノのための)
ヴィクト・シューラー(ピアノ)、ペーター・ヴェステンホルス(ピアノ)
[テレビ放送:1966年2月6日、ヴィクト・シューラー宅(コペンハーゲン)] |
1960年代のデンマークではテレビという新しいメディアがクラシカル音楽を普及させるツールのひとつとして音楽家から注目されました。
ピアニストのヴィクト・シューラー(1899-1967)も「一般大衆」に近づく手段としてテレビ放送を活用し、彼がテレビのために収録したューベルトの
《さすらい人幻想曲》 が、シリーズの第4集(DACOCD867868)に収録されています。
この第6集で紹介されるサン=サーンスの 《ベートーヴェンの主題による変奏曲》もテレビ放送の音源です。
ベートーヴェンの 《ピアノソナタ第18番変ホ長調》
の第3楽章「メヌエット」のトリオの旋律を主題に使ったこの作品は、2台のピアノのために書かれており、2人のピアニストが音楽を同期させることが求められます。
シューラーは、生徒のペーター・ヴェステンホルス(1937-2008)を共演者に選び、「ホアノング&ムラーコンサート・グランドが2台あるコペンハーゲンのシューラー宅で収録が行われました。
ラジオ放送されたベートーヴェンとブラームスの協奏曲はすべて、初めて商用リリースされるアーカイヴ録音です。
※トランスファー・エンジニアリング:クラウス・ビューリト/MONO
ADD
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
|
<国内盤>
ヴァカンス・ミュジカル
|
|
「ぼくが見た戦争/思い出の中学校」
詩:島田征夫 作曲:大野瑞季
(1)「ぼくが見た戦争」~朗読とピアノによる~ [15:04]
(2)「思い出の中学校」~バリトンとピアノによる~ [3:58]
(3)「思い出の中学校」(伴奏) [3:50] |
詩:島田征夫
作曲・ピアノ:大野瑞季
バリトン:堤 智洋
朗読:横森由衣 |
島田征夫による戦争体験を綴った貴重な絵本と戦後間もない世情を映した詩に気鋭の若手作曲家・大野瑞季が作曲CD化して世に送るプロジェクト。ぼくが見た戦争/思い出の中学校
録音:2023年3月17日 浦安音楽ホールハーモニーホール(ピアノ/スタンウェイ)
ピアノ調律:和田武志/ディレクション:杉浦菜々子
エンジニア:前田巳代三/プロデュース:高久弦太
「ぼくが見た戦争」~1939年、第2次世界大戦開戦の年生まれのぼく。戦争体験の記憶を綴った同名絵本を朗読と音楽によって新に語り直しました。
「思い出の中学校」~戦後の世情を色濃く反映した中学生時代。その思い出をつづった詩を歌曲で聴いてください。
CDの制作にあたって:島田征夫
この度CD『ぼくが見た戦争/思い出の中学校』を音楽レーベルVacances
Musicalesより発売する運びとなり、うれしく思います。私は第二次世界大戦開戦と共に生を受け、1945年の終戦時に6歳でした。
その6歳の夏の「私の戦争体験」を綴った絵本『ぼくが見た戦争~1945年夏』を2016年に文芸社より上梓致しましたが、この時にはまさかこの絵本が音楽作品として生まれ変わるとは夢にも思っていませんでした。
作曲を手がけてくださった大野瑞季さんは東京藝術大学音楽学部作曲科で作曲を学び、現在多岐にわたって活躍の幅を広げている気鋭の若手作曲家です。
大野さんには戦後間もない世情を色濃く反映した私の中学時代の想い出を綴った詞「思い出の中学校」も歌曲として作曲してくださり、今回のアルバムにも収録されています。
私は戦争体験者ですが、戦争の体験を直に知る者として、自らの体験を世代を超えて語り伝える義務を強く感じています。
現在も、世界では戦争が絶えませんが、戦争が起きる原因は様々です。戦争の原因は複雑で多様です。一概にいうことはできませんが、実際に戦争が起きた時、国民が実際どのような立場に置かれるのか、ということは案外忘れられがちです。
国のトップが戦争を決断したら逆らえない、という場合がほとんどですし、実際、歴史は常に強者の立場で語られてきました。
歴史が主に権力者の視点から語られる場合、代表的でないグループの疎外、真実の歪曲、権力構造の強化といった弊害は不可避的に生じます。どのようなイデオロギーに身を委ねようとも、「戦争をしてはならない」という一点においては思いは一つでしょう。このことを強く決意することが大切であることはすべての方が同意してくださることでしょう。
そして、いずれにしても、「あの戦争は何であったのか」という問いに対して、それが戦勝国であれ敗戦国であれ、為政者の立場からだけでその是非が論じられて良いはずがないでしょう。
体験は過酷なものであるだけに、忘れられるものであるならば忘れたいという気持ちも当事者にとっての一つの真実ですが、やはり「決して忘れてはならない」という強い思いも不滅の真実です。本アルバムでは、戦争体験の普遍的真実を苛烈なままに伝える(それはどんな芸術を以てしても不可能でしょう)というよりは、幼少期の私自身の想い出として、私自身が体験し得た限りのことをその時代の雰囲気と共にありのままにお伝えすることを意図しました。
「普通が普通でなくなる決定的瞬間」はある日ある時、突然やってきます。この小さな「歴史の証言」が美しい芸術となって皆さまのもとに届きますように。そして「戦争体験の一つの記憶」が世代を越えて皆様の心の中に生き続けますように。
|
<映像>
4/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.
ACCENTUS MUSIC
|
ACC 80580CD
(5CD)
¥12000
|
シュ・シャオメイの名演をまとめたCDボックス |
シュ・シャオメイ(ピアノ) |
CD1
ドメニコ・スカルラッティ(1685~1757):
17のソナタ集
1.ソナタ ニ短調 K.32 / 2. ソナタ ホ長調K.531
/ 3.ソナタ ホ短調K.98 /
4.ソナタ ト長調 K.124 / 5.ソナタ ト長調
K.125 / 6.ソナタ ロ短調 K.87 /
7.ソナタ ロ短調K.27 / 8.ソナタ ヘ短調K.481
/ 9.ソナタ イ長調K.533 /
10.ソナタ ニ短調K.141 / 11.ソナタ 嬰へ短調
K.142 / 12.ソナタ 嬰へ短調 K.25 /
13.ソナタ ヘ短調K.69 / 14.ソナタ ヘ短調K386
/ 15.ソナタ 変ロ短調K.128 /
16.ソナタ イ長調K.39 / 17.ソナタ イ長調K.113
録音:1995年11月、プラハ、ボフスラフ・マルティヌー・ホール(ライヴ)
CD2
ヨーゼフ・ハイドン(1732~1809)
ソナタ第38番Hob.XVI:23 ヘ長調 / ソナタ
第53番 Hob.XVI:34 ホ短調 /
アンダンテと変奏曲 Hob.XVII:6 ヘ短調
/
ソナタ第60番 Hob. XVI:50 ハ長調 / ソナタ第62番
Hob. XVI:51 ハ長調
録音:2008年6月、パリ、ボンスクール福音ルーテル教会
CD3
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)
「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)
K.265
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K. 330
/ ピアノ幻想曲 ハ短調 K.396 /
ピアノのためのアダージョ ロ短調 K.540
/ 9つのピアノ変奏曲 ニ長調 K.573 /
ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調K.576
/自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616
録音:2011年3月、ポワティエ・オーディトリウム劇場
CD4
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827)
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
フランツ・シューベルト(1797~1828)
ピアノ・ソナタ第21(23) 番 変ロ長調
D 960
録音:2004年、パリ、サンピエール福音ルーテル教会
CD5
ロベルト・シューマン(1810~1856)
ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6 / 子供の情景Op.15
録音(ダヴィッド同盟):2002年6月、パリ、サンピエール福音ルーテル教会
録音(子供の情景):2011年3月、ポワティエ・オーディトリウム劇場 |
2023/7/24値上げ
シュ・シャオメイ渾身の名演をまとめたCDボックスが登場!その数奇な半生と高い音楽性、音楽家としての高みに到達した演奏を堪能
録音:2008年6月、パリ、ボンスクール福音ルーテル教会/デジパック、339'28
ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきた彼女。そのような半生からは想像もできない、心穏やかな音楽。彼女が得意とするゴルトベルク変奏曲をはじめとする一連のバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に共鳴します。
今回、彼女がこれまでINA,MANDALA,MIRARE
など様々なレーベルで録音してきた音源を5 枚組ボックスとしてリリースします。
1 枚目のスカルラッティは、1995 年11 月にプラハでおこなったコンサートのライヴ録音。スカルラッティはスペインに移り住み、この555
曲のソナタのほとんどを当地で作曲し、民族色の濃いスペイン・イベリア半島の音楽の影響が感じられる作品も多くあります。
この録音では、彼女のこだわりの選曲と曲順で構成し、強い太陽の日差しから生まれる影を感じさせる陰影に富んだもの。
2 枚目はハイドン。彼女が最も敬愛し生涯の伴侶とまで言う作曲家。ここには60
曲以上あるハイドンのソナタから音楽的にも充実した中期から後期の作品、そして間に哀愁ただよう変奏曲が盛り込まれています。
中でも最後のピアノ・ソナタ第62 番は音楽性に富み、複雑な技巧を要する作品。シュ・シャオメイの深い音楽性が作品の豊かさ、美しさを際立たせています。
そして3 枚目はモーツァルト。モーツァルトがパリへ移った1778
年から亡くなる1791年の作品を年代順に収録したアルバム。
1曲目は速めのテンポで始まる『きらきら星変奏曲』、そして純真無垢な『ハ長調のソナタ』、未完に終わった『幻想曲』、モーツァルトには珍しい『ロ短調のアダージョ』、チェロ奏者ジャン・ピエール・デュポールの作品に基づいた『変奏曲』、モーツァルト最後のピアノ・ソナタ『ニ長調K576』、亡くなる年に作曲された自動オルガンのための『アンダンテ』。
シュ・シャオメイの洗練された音色、響き、品格のある知性的な演奏、奥深い音楽性がモーツァルトの晩年の透明感を見事に描き出しています。
4 枚目にはベートーヴェンとシューベルト、2人の大音楽家の最後のソナタを収録。緊張感のある強靭なフォルティッシモと、寂寥感に満ちたピアニッシモの響きのコントラストに心揺さぶられ、改めてシュ・シャオメイの豊かな表現力に圧倒される名演です。
最後5枚目には、詩的な音楽家として尊敬するシューマン。時代に翻弄された彼女の波瀾の人生を思わせるドラマティカルな2
曲『子供の情景』と『ダヴィッド同盟舞曲集』を収録。
ドラマティックな激しい表現と、暖かみのある抒情的な表現のコントラストにうっとりと聴き入る演奏です。
|
CHRISTOPHORUS
|
|
サンティアゴの道
作曲者不詳:
Wer daz elent bawen wel、
So ell' enzina、Io son un pellegrin
フアン・デル・エンシーナ:Romerico
作曲者不詳:Parlamento、Vox nostra resonet
アルフォンソ・エル・サビオ:
Santa Maria amar、Ben per esta
作曲者不詳:
Polorum regina、Mariam matrem virginem、
Salterello、Cuncti simus concanentes、
Quand nous partîmes de France |
シュピーレイト
(アーリー・ミュージック・
フライブルク) |
スペインでの重要な巡礼の様子を伝える巡礼者や吟遊詩人の音楽。
サンティアゴ・デ・コンポステーラにある聖ヤコブの墓を目指す巡礼は、ヨーロッパ各地から多くの巡礼者が訪れる中世の重要な巡礼路の一つでした。
巡礼者や吟遊詩人の音楽は、「Llibre Vermell
de Montserrat」、「Codex Calixtinus」、「Cancionero
de Palacio」といった有名な写本に見ることができ、フライブルクを拠点とするスイスの中世アンサンブル「シュピーレイト」は古文書の挿絵や教会のポータルに描かれているような楽器を用いて、当時の音楽を再現しています。
※録音(ライヴ):2008年6月16日(ミュンスターシュヴァルツァッハ、ドイツ)
|
|
|
レオポルト1世の戴冠式(フランクフルト、1658) |
アルノ・パドゥフ(指揮)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル |
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:Corrente
per l'intrada di S.M.C.
グレゴリオ聖歌:Ecce mitto angelum meum
アントニオ・ベルターリ:
Introitus de Pentecoste Spiritus Domini
replevit orbem terrarum、Missa Sancti Spiritus
- Kyrie & Gloria
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:Sonata
I a 8
アントニオ・ベルターリ:Veni, Sancte Spiritus
a 12
グレゴリオ聖歌:
Desiderium animæ eius tribuisti、Unxerunt
Salomonem Sadoc Sacerdos & Unxit te Deus
アントニオ・ベルターリ:Venite gentes,
accurite populi a 12
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:
Sonata VIII per Violino e Viola da gamba、Corrente
per l'intrada di S.M.C.
アントニオ・ベルターリ:Missa Sancti Spiritus
- Credo
ヴォルフガング・イープナー:Toccata tertii
toni
アントニオ・ベルターリ:Missa Sancti Spiritus:
Sanctus & Agnus Dei
アントニオ・カルダーラ:Te Deum laudamus
per l'incoronazione |
ドイツ有数の音楽学者アルノ・パドゥフが、1658年に行われた神聖ローマ皇帝レオポルト1世の戴冠式の音楽をアントニオ・ベルターリのミサ曲や戴冠式モテットを中心に研究を重ねて完成させた意欲あふれる好企画。
パドゥフによって1995年に結成されたピリオド楽器のアンサンブル、ヨハン・ローゼンミューラー・アンサンブルは30人以上の奏者で構成され、皇帝の威厳を示すティンパニやトランペットが戴冠式の豪華絢爛な雰囲気を見事に表現しています。
|
|
|
グレゴリアン・ブルー・ノート
Terribilis est locus iste & Improvisation
1/Deus in loco sancto suo/
Oratio & Improvisation 2/Kyrie 《Cum
jubilo》/
Gloria《Spiritus et alme》& Improvisation
3/Locus iste/
Urbs jerusalem beata & Improvisation
4/Tollite hostias/
Jurgen, Improvisation 5/Stetit angelus/
Sanctus XIV & Psalmus 94(95) &
Improvisation 6/
Terribilis est locus iste & Improvisation
7/
Jerusalem, quae aedif icatur/
Quam dilecta tabernacula tua & Improvisation
8 |
ユルゲン・ゼーフェルダー(サクソフォン)
アンサンブル・オフィチウム
ヴィルフリート・ロンバッハ(指揮) |
グレゴリオ聖歌とサクソフォンによるインプロヴィゼーション。ドイツのア・カペラ・グループ、アンサンブル・オフィチウムとドイツのジャズ・サクソフォン奏者、ユルゲン・ゼーフェルダーによるまさに時空を超えたクロスオーヴァー。
その場その場で生まれる即興演奏の儚さとライヴならではの緊張感が伝わります。
※録音(ライヴ):2001年7月22日、聖ペーター大聖堂(ヴォルムス大聖堂)(ヴォルムス、ドイツ)
|
<メジャー・レーベル>
<映像>
<LP>
4/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AUDITE
|
|
大運河(カナル・グランデ)の3人のアントニオ~
ロッティ、カルダーラ、ヴィヴァルディ
(1)アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
弦楽のための協奏曲 ト短調 RV.157
(2)アントニオ・ロッティ(1667-1740):牧場を包む優しき風
(3)アントニオ・カルダーラ(1670-1736):
「残酷なる愛の嫉妬」からの序曲(器楽曲)
(4)カルダーラ:アヴェ・レジナ・チェロールム(めでたし天の女王)
(5)カルダーラ:「ジョナータ」からの序奏(器楽曲)
(6)ヴィヴァルディ:
ニシ・ドミヌス(主が家を建てられるのであれば)RV.608
(7)カルダーラ:
「イザヤの福音を告げる預言」からの序奏(器楽曲)
(8)ロッティ:聖なる愛、最愛の光風
(9)ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲
ト短調 RV.155
(10)ロッティ:我が罪より顔を背け
※世界初録音=(2)-(5)(7)(8)(10) |
アレックス・ポッター(カウンターテナー)
ラ・フェスタ・ムジカーレ
ヴィオラ・ダモーレ:マリア・パーヒェ(6)
ヴァイオリン独奏:アンネ・マリー・ハラー(9) |
世界初録音多数!ヴェネツィアで同時代に活躍したアントニオという名前を持つ3人の作曲家、ヴィヴァルディ、ロッティ、カルダーラにスポットを当てたアルバム!!
セッション録音:2022年7月4-7日/インマヌエル教会、ヴッパータール/DDD、ディジパック仕様、74'13
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ(audite)
ヴェネツィアで同時代に活躍したアントニオという名前を持つ3人の作曲家、ヴィヴァルディ、ロッティ、カルダーラにスポットを当てたアルバム。
名カウンターテナー、アレックス・ポッターを招いて、アルトのためのカンタータと合奏曲を収録しています。
メインとなるのはヴィヴァルディの有名な詩篇曲「ニシ・ドミヌス(主が家を建てられるのであれば)」RV.608。美しい旋律が満載の名曲です。
またヴィヴァルディの2曲の弦楽のための協奏曲は他の作品の序曲のように配置されています。
晩年にサン・マルコ寺院で楽長を務めたロッティは、痛切な宗教合唱曲「十字架に付けられ」で知られていますが、ここではアルト独唱のための宗教曲という珍しい作品(世界初録音)が聴けます。合唱曲とは異なるロッティの魅力を知ることができるでしょう。
20代にサン・マルコ寺院の聖歌隊員や器楽奏者として活躍し、後にマントヴァ、ローマ、ウィーンと渡り歩いた作曲家カルダーラは数多くのオペラを作曲したことで知られていますが、同様にオラトリオも数多く残しています。
ここではオラトリオや宗教的劇作品からの器楽合奏曲が3
曲収録され、フーガの様式を巧みに用いたその劇的な作風は器楽作曲家としてのカルダーラの作曲能力の高さを示しています。
また、ウィーンの神聖ローマ-皇帝の宮廷のために作曲された美しい「アヴェ・レジナ・チェロールム(めでたし天の女王)」も聴きものです。
ヘレヴェッヘやラーデマン、サヴァールといった指揮者たちからの信頼も厚い実力派カウンターテナー、アレックス・ポッターは宗教曲を得意としています。
この録音でも、見事にコントロールされた美声で、3人のアントニオの名作を清新に歌い上げています。
audite レーベルで多彩なゲストと共に貴重な録音をリリースし続けるドイツのピリオド楽器オーケストラ、ラ・フェスタ・ムジカーレの表現力あふれる合奏もすばらしいものです。
ヴェネツィアの街を二分する大運河「カナル・グランデ」を彩った17世紀末から18世紀初頭の美しい宗教音楽をお楽しみください。
|
|
|
ビトウィーン・スフェア~ポリエッティ&シェーネヴォルフ
(1)アレッサンドロ・ポリエッティ(~1600-1683):
第7旋法のリチェルカーレ
(2)マルクス・シェーネヴォルフ(1977-):鶴の群れに※
(3)ポリエッティ:雄鶏と雌鶏の鳴き声によるカンツォーネ
(4)ポリエッティ:第2旋法のフーガ
(5)シューネヴォルフ:雲間を泳ぐために※
(6)ポリエッティ:第3旋法のリチェルカーレ
(7)ポリエッティ:第5旋法のリチェルカーレ「この日こそ喜びあふれ」
(8)ポリエッティ:3つの主題による第1旋法のリチェルカーレ
(9)シェーネヴォルフ:急降下※
(10)シェーネヴォルフ:魂の旅※
(11)ポリエッティ:フーガ
(12)ポリエッティ:第1旋法のリチェルカーレ
(13)ポリエッティ:第4旋法のリチェルカーレ
(14)シェーネヴォルフ:求愛※
(15)ポリエッティ:小夜啼鳥のためのリチェルカーレ
(16)ポリエッティ:リチェルカーレのシンコペーション
(17)ポリエッティ:
リチェルカーレによる小夜啼鳥のためのカプリッチョ
(18)第2旋法のリチェルカーレ
(19)シェーネヴォルフ:風が舞い春を告げる※
※マルクス・シェーネヴォルフ:
「リコーダー四重奏のための"うなり"」より |
ボレアス・カルテット・ブレーメン
(リコーダー四重奏団)
【ジン-ジュー・ペク、
エリザベト・シャンポリオン、
ユリア・フリッツ、
ルイーゼ・マンスケ】 |
16世紀と21世紀という2つの時代の音響領域を巡る旅。独リコーダー四重奏団、ボレアス・カルテット・ブレーメンによるポリエッティとシェーネヴォルフの作品を組み合わせたアルバム
セッション録音:2022年8月27-30日/フンクハウス・ハルベルク・ザールブリュッケン、グロッサー・ゼンデザール/DDD、ディジパック仕様、61'36
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ(audite)
古楽を中心に活躍する名歌手ドロテー・ミールズをゲストに迎えたデビュー・アルバム『「バゼヴィの写本」~オーストリア、マルガレーテ王女の宮廷音楽』(AU-97783)で、権威ある国際的音盤賞であるインターナショナル・クラシカル・ミュージック・アワード(ICMA)を受賞(2022年)した、2009年の結成のドイツのリコーダー四重奏団、ボレアス・カルテット・ブレーメンによるセカンド・アルバム。
17世紀初頭の作曲家アレッサンドロ・ポリエッティと現代作曲家マルクス・シェーネヴォルフの作品を組み合わせて構成した1枚です。
アレッサンドロ・ポリエッティは、1600年までに生まれ1683年に没したルネサンス最後期からバロック初期のイタリアの作曲家で、ウィーンのハプスブルク家の宮廷のオルガニストでした。
特に描写的な鍵盤音楽で知られていて、自身の名前(ポリエッティ=鶏)からか、「雄鶏と雌鶏の鳴き声によるカンツォーネ」や「小夜啼鳥のためのリチェルカーレ」など鳥の鳴き声を模倣した特異な音楽を作曲し、その模倣描写は現代に感覚からは過激とも思えるほどです。
ボレアス・カルテットは、ポリエッティの特異な鍵盤音楽をリコーダー四重奏で演奏。様々な音域の楽器と鳥の鳴き声そのもののような吹き方まで繰り出す超絶技巧を駆使して、ポリエッティの個性的な作品を鮮烈に奏でています。
ここにドイツの現代作曲家シェーネヴォルフのリコーダー四重奏のための音楽が織り交ざり、幻想的で不思議な音楽空間が生み出されています。
40種類以上のリコーダーを駆使して、16世紀と現代の音楽を自由自在に行き来するボレアス・カルテットによる16世紀と21世紀という2つの時代の音響領域(スフィア)を巡る旅をお楽しみください。
|
.
CLAVES
|
50 3068
(2CD)
¥5100 →\4690
|
マクラウド率いるリ・アンジェリ・ジュネーヴ
ヨハネ受難曲を録音!
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV245
(+1725年第2稿の異稿5曲)
*ボーナストラック
1725年第2稿より
第1曲:
Choral ''O Mensch bewein dein Sunde
groB''
第11曲:Aria ''Himmel reiBe''
第13曲:Aria ''Zerschmettert mich''
第19曲:Aria ''Ach windet euch nicht''
第40曲:Choral ''Christe, du Lamm
Gottes'' |
ヴェルナー・ギュラ(テノール / エヴァンゲリスト)
ソフィー・ガラヘル(ソプラノ / アリア)
アレクサンドラ・レヴァンドフスカ(ソプラノ
/ アリア、侍女)
アレックス・ポッター(アルト)
クリステル・モネー(アルト / リピエーノ)
マクシミリアン・フォクラー(テノール / アリア)
オリヴィエ・コワフェ(テノール / 従僕)
ドリュー・サンティーニ(バス / イエス)
ステファン・マクラウド(バス / アリア、ユダ、ペテロ、ピラト)
リ・アンジェリ・ジュネーヴ
ステファン・マクラウド(指揮) |
マクラウド率いるリ・アンジェリ・ジュネーヴがヨハネ受難曲を録音!1725年第2稿の異稿5曲、ボーナストラック付!
セッション録音:2022年3月/グロッサー・フェストザール、ランドガストホフ・リーエン(スイス)
DDD、ディジパック仕様、CD1: 70'52、CD2:
64'29
サウンド・エンジニア、エディティング、マスタリング:マルクス・ハイラント(Tritonus
Musikproduktion)
「マタイ受難曲」「ミサ曲ロ短調」とバッハの宗教音楽の大曲を録音し、世界的に高い評価を得ているステファン・マクラウドとリ・アンジェリ・ジュネーヴが、「ヨハネ受難曲」を録音!
「ヨハネ受難曲」は、バッハの生前の1724年、1725年、1732年、1739年、1749年と、5度の改訂稿が作成され、そのうち少なくとも4回は演奏されています。
再演するたびに手を入れ、楽譜を書き直していたのです。現在では、最後の演奏となった1749年稿で演奏・録音されることが多くなってきており、マクラウドも第4稿を基にしていますが、録音に当たっては、それ以外の稿も参照にして、曲の構成・楽器編成・歌詞の選択を行っているようです。
例えば、通奏低音には、チェンバロとオルガンが併用され、曲や場面によってうまく使い分けられ、巧みな変化が付けられています。
また、今回の録音では、1725年の第2稿の際に入れ替えられた5つの異稿曲もボーナストラック*として収録。トラックを入れ替えて聴くことで、全体を1725年の第2稿の曲構成として聴くこともできるようになっています。
最大でも9人の歌手という小編成での歌唱ながら、その緊張感は冒頭からただならぬものがあり、「十字架に付けろ」などの合唱の迫力も圧巻。
現代最高のエヴァンゲリストの一人、ヴェルナー・ギュラを中心に、これまでの「マタイ受難曲」「ミサ曲ロ短調」に勝るとも劣らない最高峰の完成度で演奏されています。
優れた実力を持つ歌手たちによる独唱もすばらしいですが、コラールの充実度も特筆すべきでしょう。歌手と楽器奏者たちのアーティキュレーションが統一され、歌も楽器も一体となり、テキストの内容をかみしめるように歌われています。
終曲の透き通るような美しさを持つコラールまで聴き通せば、心が動かされること間違いありません。
2005年ステファン・マクラウドによって結成されたリ・アンジェリ・ジュネーヴはスイスを中心に活動するピリオド楽器グループで、世界中から実力ある演奏家が集っています。
バッハ演奏の最前線にいる彼らのすばらしい演奏を聴き逃すことがありませんように!
|
AUDAX RECORDS
|
|
ロッシーニ:コロノスのオイディプス
ジョアキーノ・ロッシーニ:
劇付随音楽《コロノスのオイディプス》 |
ナウエル・ディ・ピエロ(バス)
ファブリツィオ・ルッジェーロ(指揮)
フィラルモニカ・ジョアキーノ・ロッシーニ
フォルトゥーナ劇場合唱団 |
ロッシーニの知られざる劇付随音楽、《コロノスのオイディプス》!
☆ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル、Audax
Records三度目の登場となるナウエル・ディ・ピエロ!
☆現在ではほとんど演奏されなくなった《コロノスのオイディプス》の貴重な記録!
レイチェル・ポッジャーに学んだ"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが主宰し、様々な知られざる作品、意欲的なレパートリーを発掘してきたフランスのレーベル、「オーダックス・レコーズ(Audax
Records)」。
アルゼンチン、ブエノスアイレス出身のオペラティック・バス、ナウエル・ディ・ピエロがロッシーニの劇付随音楽《コロノスのオイディプス》を収録。
古代ギリシアの三大悲劇詩人の一人、ソポクレス原作の《コロノスのオイディプス》をジャンバッティスタ・ジュスティが台本に仕上げ、ロッシーニが音楽を付けた劇付随音楽です。
しかしこの作品は現在ではほとんど演奏されなくなっており、このアルバムに収められた2022年に行われたロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでの演奏は、同曲の貴重な記録と言えます。
ナウエル・ディ・ピエロの美声と、それをより引き立てるファブリツィオ・ルッジェーロ率いるフィラルモニカ・ジョアキーノ・ロッシーニの演奏でお楽しみください。
※ライヴ録音:2022年8月17日、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル、ロッシーニ劇場(ペーザロ、イタリア)
|
GLOSSA
|
|
レオナルドの橋
Kuh-Pareh/Non val aqua al mio gran foco/
Staralla ben cussi/Parvaz/
Pan de miglio caldo/Saltarello e Piva/
Sera ne lo cor mio/Tu dormi/
So stato nel inferno/Semai Pire mey foroush/
Cavalca Sinisbaldo/Hijaz Semai/
Noi che semper naveghemmu |
マルコ・ビーズリー(ヴォイス)
キヤ・タバシアン(ディレクター)
コンスタンティノープル |
500年の時を経て音楽で築かれる、レオナルド・ダ・ヴィンチが夢に見た橋のプロジェクト!
☆レオナルド・ダ・ヴィンチが夢に見た金角湾に架かる橋をキヤ・タバシアンが音楽を通して表現!
☆当代随一のハイテナー、マルコ・ビーズリーが参加!
レオナルド・ダ・ヴィンチは1502年、オスマン帝国のバヤズィト2世が行った事業計画でイスタンブールの金角湾に幅23m、長さ350m、高さ40m(大きさは諸説あり)にも及ぶ巨大な橋の設計図を制作したものの、そのあまりに大規模な土木工事は当時としては難しく、ついに実現することはありませんでした。
本アルバムでは、彼が結びつけようとした2つの文化圏の音楽を対話させることでこのプロジェクトに命を吹き込み、500年の時を経て彼が思い描いた東洋と西洋の架け橋を築きます。
イラン出身で古代ペルシャ音楽を学んだキヤ・タバシアンと中世とルネサンス、ヨーロッパ、地中海と中東の伝統を受け継ぐ広範な音楽を紹介してきたコンスタンティノープル(編成は、セタール、カーヌーン、ケメンセ、ウード、ゲイチャク等)は、これまでもイスラム・オスマン帝国とキリスト教・ヨーロッパの2つの文化の重要な仲介者となったアリ・ウフキの音楽や、ペルシャの偉大な神秘主義詩人、ジャラール・ウッディーン・ルーミーの詩にインスピレーションを得た作品などを制作してきました。
今回のレコーディングにはタバシアンの親愛なる友人である歌の都ナポリの至宝、マルコ・ビーズリーをゲストに迎え、プロジェクトに参加した8人の音楽家たちによって架けられたこの橋がリスナーによって何度も旅され、渡られることを願っています。
※録音:2022年3月、スタジオ・ピッコロ(モントリオール、カナダ)
|
LAWO
|
|
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ)
J.S.バッハ:パルティータ第1番、第5番&第6番
J.S.バッハ:
パルティータ第6番 ホ短調 BWV830
パルティータ第5番 ト長調 BWV829
第1番 変ロ長調 BWV825 |
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ) |
タチアナ・ニコラーエワにも学んだモッテンセンのバッハ!
☆Lawo Classicsから多くのアルバムをリリースしている、タチアナ・ニコラーエワにも学んだピアニスト、ニルス・アンデシュ・モッテンセン!
☆期待のバッハ・パルティータ集が登場!
ドビュッシー、グリーグ、バルトークを弾いた「戸外にて」、ブラームスの作品集「陰鬱な真夜中に」や、エンゲゴール四重奏団とのシューマンの室内楽作品集、そしてメゾ・ソプラノのマリアンネ・ベアーテ・シェラン(キーラント)との共演によるノルウェー歌曲のシリーズなどLawo
Classicsの数多くのアルバムに登場しているノルウェーのピアニスト、ニルス・アンデシュ・モッテンセンが、バッハのパルティータ集の録音を開始。
2019年にリリースしたフランス風序曲やイギリス組曲などを収録した作品集(LWC1174)以来となる彼のバッハ・アルバムとなります。
残る第2番、第3番、第4番も今後リリースが予定されています。
ニルス・アンデシュ・モッテンセンは1971年、ノルウェーの港町フレッケフィヨルド生まれ。
3歳でピアノを始め、1986年にノルウェー・ヤング・ピアニスト・コンクールで優勝。ノルウェー音楽アカデミー、パリのエコール・ノルマル音楽院などで学び、タチアナ・ニコラーエワやハンス・ライグラフにも教わったことがあります。
ソリストとしてノルウェーの多くの主要オーケストラと共演しているほか、レコーディング活動も精力的に行っています。
※録音:2021年11月30日-12月1日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
|
SIGNUM
|
SIGCD751
(2CD)
特別価格
¥3600
|
ラ・セレニッシマ
海外の英国人
パーセル:シャコンヌ ト短調 Z730
テレマン:序曲=組曲 ト短調 TWV55:g5
若ニコラ・マッテイス:ヴァイオリン協奏曲
変ロ長調
カルダーラ&ニコラ・マッティス:
《La Verita nell'Inganno》の序曲&バレエ音楽
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調《お気に入り》
Op.11 RV277
ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ:
序曲=組曲 ハ長調、シャコンヌ イ長調 |
ラ・セレニッシマ
エイドリアン・チャンドラー
(ディレクター、ヴァイオリン) |
英国屈指のピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマの最新作!
☆2度のグラモフォン賞に輝いている、ラ・セレニッシマ!
☆若ニコラ・マッテイスの人生と作品を称える1枚!
英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって創設された著名なピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ!
ヴィヴァルディを中心に、知られざる作品や再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、2度のグラモフォン賞に輝いている彼らの最新作は、若ニコラ・マッテイス(c1677-1737)の人生と作品を称える1枚!
イタリア人の父とイギリス人の母の間にロンドンで生まれたマッテイスは、1700年にイギリスを離れウィーンの宮廷へ赴くまでの間に、ヘンリー・パーセルの様式に染まっていました。
18世紀初頭のヨーロッパ大陸において、英国の様式や英国の音楽家が知られていなかったと考えるのは容易いですが、本作の選曲は実際にはそうではなかったことを物語っています。
素晴らしい舞曲、組曲のほか、驚くほど美しいヴィヴァルディの協奏曲、イギリス人(パーセル)とイタリア人(ブレシャネッロ)による2つの素晴らしいシャコンヌが収録されています。
※録音:2022年10月、シーダーズ・ホール(イギリス、サマセット)
|
ATHENE
|
ATH-23213
(2CD)
¥3100
|
ギルバート・ローランド(チェンバロ)
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667):
チェンバロのための組曲集 第3集 |
ギルバート・ローランド(チェンバロ) |
【CD1】
1-4. 組曲 イ短調 FbWV 630 / 5-8. 組曲
ヘ長調 FbWV 617 /
9-12. 組曲 イ長調 FbWV 638 / 13-16.
組曲 嬰ヘ短調 FbWV 646 /
17-20. 組曲 変ホ長調 FbWV 654 "Das
Nachtlager" / 21-24. 組曲 ホ短調 FbWV
651
【CD2】
1-3. 組曲 イ短調 FbWV 60 / 14-6. 組曲
ニ長調 FbWV 624 /
7-10. 組曲 ト短調 FbWV 609 / 11-13.
組曲 ホ短調 FbWV 623 /
14-16. 組曲 ロ短調 FbWV 652 / 17-20.
組曲 ホ長調 FbWV 656"Der Clavier Trompler" |
アンドルー・ウッダーソン復元、2段鍵盤、フレンチ・モデル(2005)1750年グルマン(パリ)製チェンバロに基づく
録音:2022年7月11-13日 Holy Trinity Church,
Weston, Hertfordshire(UK)
総収録時間:120分
バロック時代の組曲形式の創始者とみなされているフローベルガーの組曲のほとんどはアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲で構成されていますが、この第3集にはジーグを欠く3曲構成の組曲もいくつか収録されています。
内容は驚くほど多彩で、どれも聴きごたえがあります。演奏は1946年スコットランド生まれのチェンバロ奏者ギルバート・ローランド。
現在ヨーロッパにおける最古参奏者の一人で、DIVINE
ARTレーベルのヘンデル:組曲や、NAXOSレーベルでのソレール:ソナタ全集、ラモー:クラヴサン曲集などが高く評価されています。
|
DIVINE ART
|
|
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
2台ピアノのための組曲/ピアノ三重奏曲集
組曲第1番 Op. 5 – 2台ピアノのための(1893)
1. I. Barcarolle: Allegretto
2. II. Oh Night, Oh Love: Adagio sostenuto
3. III. Tears: Largo di molto
4. IV. Easter: Allegro maestoso
5. 悲しみの三重奏曲第1番 ト短調(1882)
6. 幻想的小品集 Op. 3 – 第1番 エレジー(1882)
組曲第2番 Op. 17– 2台ピアノのための(1900-01)
7. I. Introduction: Alla marcia
8. II. Waltz: Presto
9. III. Romance: Andantino
10. IV. Tarantella: Presto
11. ヴォカリーズ Op. 34 No. 14
(J. コニュスによるピアノ三重奏編) |
ミハウ・ロト(ピアノ)...1-4、7-10
フーベルマン・ピアノ三重奏団
【メンバー】
バルバラ・カラシキエヴィチ(ピアノ)...1-11
Dagmara Swystun(ヴァイオリン)...5-6、11
Sergei Rysanov(チェロ)...5-6、11 |
録音:2022年9月14-15日 Academy of Music
in Lodz/Poland,concert hall, Boesendorfer
and Steinway & Sons...1-4、7-10 2022年11月28-29日
Philharmony in Czestochowa/Poland,concert
hall, Steinway&Sons...5-6、11
総収録時間:71分
ポーランドのピアニスト、バルバラ・カラシキエヴィチとミハウ・ロトによるラフマニノフの2台ピアノのための作品集。
収録はポーランドの2か所のホールで行われました。またピアノ三重奏曲は、カラシキエヴィチの主導により結成された"フーベルマン・ピアノ三重奏団"による演奏。
このアンサンブル名はポーランド出身のヴァイオリニスト、ブロニスラフ・フーベルマンにちなんで付けられたものです。
|
|
|
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ: Tranquillity |
ジョナサン・フィリップス(ピアノ) |
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
1. 前奏曲 ヘ短調 BWV 857 / 2. われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ
BWV 639 /
3. オルガン協奏曲 ニ短調 BWV 596 –
Largo /
4. いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV 659a
/ 5. ゴルトベルク変奏曲BWV 988 – Aria
/
6-7. 前奏曲とフーガ 嬰ハ短調 BWV 849
/ 8. 前奏曲 ロ長調 BWV 868 /
9. 前奏曲 嬰へ短調 BWV 883 / 10. 前奏曲
ロ短調 BWV 855a /
11. オルガンのための前奏曲 ホ短調 BWV
533 /
12. オルガン・ソナタ第4番 ホ短調 BWV
528 – Adagio / 13. イタリア協奏曲 BWV
971 – Andante /
14. イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807
– Sarabande / 15. フランス組曲第1番
ニ短調 BWV 812 – Sarabande /
16. 協奏曲 ニ短調 BWV 974(原曲:マルチェロのオーボエ協奏曲)
/
17. トッカータ ハ長調 BWV 564 –
Adagio / 18. 前奏曲とフーガ BWV 853 –
前奏曲 変ホ短調 /
19. 前奏曲とフーガ BWV 853 – フーガ
嬰ニ短調 / 20. 前奏曲 変ロ短調 BWV 867 /
21. 神の時こそいと良き時(哀悼行事) BWV
106 – ソナチネ |
録音:2019、2021年 St John the Evangelist
Oxford(UK)
総収録時間:76分
タイムズ誌で「真のクォリティと技巧を備えた音楽家」と称賛された英国のピアニスト、ジョナサン・フィリップス。
BBCをはじめ、ロシア、イタリア、スウェーデンのテレビとラジオに出演し、イギリス、ヨーロッパでリサイタルを行うベテランです。
この「Tranquillity」と題されたアルバムでは、J.S.バッハ作品の中から、静けさと瞑想的な雰囲気を湛えた作品が集められています。
演奏にはブゾーニやシロティによる編曲版を使用。
|
|
DDA-21374
(3CD)
¥4200
|
マイケル・ブレイク(1951-):アフリコスモス |
アントニー・グレイ(ピアノ) |
【CD1】 60分
1. Spotted Dikkop and Black Cuckoo /
2. Linong tsa Lesiba(鳥の歌) /
3. African Doves(メシアンへのオマージュ)
/ 4. If I had Wings I could fly (伝承曲:M.ブレイク編)
/
5. Walking Song(パーシー・グレインジャーへのオマージュ)
/
6. Stroll to the Spaza Shop(スタンリー・グラッサーへのオマージュ)
/
7. Chorale(MMMへのオマージュ) / 8. Lyric
Piece(グリーグへのオマージュ) /
9. Call and Response / 10. Ntsikana's
Bell(Ntsikana Gaba)(M.ブレイク編)
11. John Knox Bokwe's Plea for Africa
/ 12. Heaven's Bow / 13. iKos'tina /
14. Variations on a Flute Tune / 15.
Emerging Melody / 16. Stickfighting Song
/
17. Herding Song / 18. Threshing Song
/ 19. To comfort a child(子守歌) /
20. You are a real rascal / 21. Canon
at the Octave / 22. Wedding Song /
23. Night Music / 24. Self Delective
Song / 25. Latshon'ilanga(The sun has set)
/
26. Song for the Evening(伝承曲:M.ブレイク編)
/ 27. Unevensong
【CD2】 59分
1. Dance in Seakhi Rhythm(バルトークとJP.モハペロアへのオマージュ)
/
2. Chaconne in Mbaqanga Style / 3. In
Goema Style / 4. Tickey-draai /
5. Daar kom die Alibama / 6. Diary of
a Dung Beetle /
7. Scents of Childhood 1(ロベルト・シューマンへのオマージュ)
/
8. Scents of Childhood 2(ロベルト・シューマンへのオマージュ)
/
9. Scents of Childhood 3(シューマンとプッチーニへのオマージュ)
/
10. Interlocking Hands / 11. Changing
Times with Repeating Patterns /
12. Five Finger Patterns / 13. Weave14.
Distant Cowbells /
15. Lusikisiki / 16. Giyani / 17. There
cried a hippo / 18. Reedpipe Dance /
19. Four-note Patterns / 20. Slow Dance
/ 21. Lebombo Bone / 22. Broken Line
【CD3】 57分
1. The music flows jolly as it won't
stop forever (無窮動) /
2. March(シュテファン・ヴォルペへのオマージュ)
/
3. Message from the Nduna(ジェルジ・クルターグへのオマージュ)
/
4. Ituri Rain Forest (JSBへのへのオマージュ)
/ 5. Reflection(エリック・サティへのオマージュ)
/
6. Two Modes Interlocking / 7. In the
Hexatonic Mode / 8. Major-Minor /
9. Patterns in a Heptatonic Field / 10.
Keep left, pass right / 11. Geyser off! Hat
on! /
12. Stay on Path / 13. The Seven Steps
/ 14. Ostinato with Cross Rhythms /
15. Smoke and Mirrors / 16. Postcards
from South Africa / 17. Une Sonnerie pour
G D /
18. High Fives / 19. Supermoon(ヘンリー・カウエルヘのオマージュ)
/
20. Sefapanosaurus / 21. Thirds / 22.
Variations on 4ths and 5ths / 23. Fifths
/
24. Seventh Must Fall / 25. Haiku / 26.
Freedom Day Variation |
録音:2021年6月 Menuhin Hall, Cobham,
Surrey(UK)
総収録時間:176分
南アフリカの作曲家マイケル・ブレイクの大作組曲「Afrikosmos
アフリコスモス」。
バルトークの「ミクロコスモス」とアフリカ各地の先住民族の音楽に触発されたこの作品は、若い演奏者や専門家向けのさまざまな難度による小品で構成されています。
ほとんどの作品にはアフリカ独自の音階やハーモニー、音楽技法が用いられており、演奏するピアニストには指を鳴らすなど打楽器的な奏法や、時には口笛を吹くなど多彩な表現が要求されます。
|
|
|
グレゴリー・フリッツェ:スペインの瞑想曲と舞曲
1. Valencia / 2. Tenerife / 3. Tenerife
Dance /
4. Bunol /
5. Madrid - Variations on a Theme by Luigi
Boccherini /
6. Tavernes de la Valldigna / 7. Rioja
– Pastoral /
8. Bilbao - at the Guggenheim / 9. Cullera
/
10. Lliria / 11. Lliria Dance / 12. L'Alcudia
/
13. Magallon / 14. Barcelona - Gaudi Dance
/
15. Alzira / 16. Carcaixent / 17. Carcaixent
Dance |
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)
ロデリック・チャドウィック(ピアノ) |
録音:2022年4月 St. Michaels Highgate
Anglican Church, London(UK)
総収録時間:72分
アメリカの作曲家、グレゴリー・フリッツェが、ヴァイオリニスト、ピーター・シェパード・スケアヴェズのために作曲、編曲した17曲の「スペインの瞑想曲と舞曲」。
エイキサイティングな曲と静かな曲が混在する各々の曲名は、長年にわたりフリッツェに大きなインスピレーションを与えてきたというスペインの町や地域から採られており、情熱的なヴァイオリンの旋律とダイナミックなピアノの伴奏は、聴き手にスリリングな体験をもたらします。
|
|
DDA-21240
(2CD)
¥3100
|
鳥の思い出 |
ロデリック・チャドウィック(ピアノ) |
【CD1】
1. オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
鳥のカタログ第2巻 - Le Traquet Stapazin
2-5. サディ・ハリソン(1965-):Lunae 4つの夜想曲
6. メシアン:鳥のカタログ第3巻 - La Chouette
Hulotte
7. メシアン:鳥のカタログ第3巻 - L'Alouette
Lulu
8-13. ジュリアン・アンダーソン(1967-):Sensation
センセーション
【CD2】
1. メシアン:鳥のカタログ第4巻 - La Rousserolle
Effarvatte
2. ベッツィ・ジョラス(1926-):Chanson
d'Approche
3. メシアン:鳥のカタログ第5巻 - Alouette
Calandrelle
4. メシアン:鳥のカタログ第5巻 - La Bouscarle
5. クロード・ドビュッシー(1862-1918):前奏曲第1巻
第4曲 夕べの大気に漂う音と香り
6. エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):抒情小曲集第5巻
Op.54 – 第4曲 夜想曲 |
録音:2022年1月4-6日 Performance Space,
City, University of London(UK)
総収録時間:126分
メシアンやシュトックハウゼンのエキスパートである英国のピアニスト、ロデリック・チャドウィック。
このアルバムは2020年にリリースされた「La
mer bleue」(DDA-25209)の続編となるもので、フランスのソローニュ地方の一日の景色と音をイメージした雰囲気のある2枚組です。
前作と同じくメシアンの「鳥のカタログ」からの抜粋と"鳥""夜"をイメージさせるグリーグ、ドビュッシーのロマンティックな作品からサディ・ハリソンらのモダンな作品が並べられています。
|
METIER
|
|
Anthology
サクソフォンのためのコンテンポラリー・ミュージック
1. ジュリアン・アルゲレス:2つのサクソフォンのためのソナタ
2. アンディ・スコット:Anthology アンソロジー
3. グレアム・ロス:Caged Bird
4. ラリー・ゴーヴズ(1980-):
The Two From Rastibon Could Start a
Hailstorm
5. スティーヴ・ジャクソン:III
6. ギャリー・カーペンター: Everything
Is Connected
メリエル・プライス:
7. Where The Mind Goes I – Distance
8. Where The Mind Goes II – Close
9. Where The Mind Goes III – Remembering
全て世界初録音 |
アンソニー・ブラウン(サクソフォン)...1-9
カール・レイヴン (サクソフォン)...1、4
ベン・パウエル(ピアノ)...3
ラリー・ゴーヴズ(エレクトロニクス)...4
ダン・ブリュー(エレクトリック・ギター)...5
グラント・ラッセル(コントラバス)...6
ルイーズ・スティーヴンス(ディストラクション)...7-9 |
録音: 2021年11月-2022年1月 HallE at St
Michael's, Ancoats(UK)
総収録時間:70分
ウィグモアホールでのコンサートや、BBCフィル、ハレ管、他英国の主要オーケストラとの共演や、ミュージカルの舞台での演奏などでも活躍する名サックス奏者アンソニー・ブラウンのMetierレーベルのデビュー・アルバム。
完成までに5年を要したプロジェクトで、アルバムのために委嘱されたそれぞれの作品には独自の音世界があり、エキサイティングなデュオとソロ作品を楽しむことができます。
トラック7-9におけるルイーズ・スティーヴンスの「ディストラクション」とは、演奏に集中するプレイヤーの鼻をくすぐったりすることで意図的に気を散らすという役割のことで、奏者の忍耐力を試し、作品に興味深い効果をもたらします。
|
|
|
ポール・ウィッテイ(1970-):The Morning
1. The Morning(2009)
2. I was bored before I even began(2009)
3. Nature is a language, can't you read?(2016) |
シェリル・エネヴァー(ソプラノ)...1
アンハラッド・デイヴィス(ヴァイオリン)...1
エマ・ウェルトン(ヴァイオリン)...1
ブリジット・キャリー(ヴィオラ)...1
オードリー・ライリー(チェロ)...1
キャサリン・ローズ (チェンバロ)...1
ラウト(アンサンブル)...2
アイスブレーカー(アンサンブル)...3 |
録音:2012年 Headington, Oxford(UK)...1 2009年
The Science Museum...2 2016年 Kingston...3
総収録時間:70分
アンサンブル『rout ラウト』 と『Icebreaker
アイスブレーカー』のために書かれたポール・ウィッティの作品集。
ウィッティは北アイルランド生まれの作曲家で、サウンド・アーティストとしても活躍。作曲家のサム・ヘイデンとポール・ニューランドと共に『rout』としてコンサート・ツアーを行い、数多くの音楽祭にも出演、人気を博しています。
アルバム収録曲の「Nature is a language~」はマイケル・ゴードンの「Yo
Shakespeare」の素材を再構成したリズミカルな作品。
「The Morning」はトーマス・アーンのカンタータを素材として再構成、再編成されています。
|
|
MSV-77502
(5CD)
¥7400
|
マレイ・マクラクラン(ピアノ)
ジェフリー・アレン(1927-2021):ピアノ・ソナタ全集
【CD1】 81分
1-3. ピアノ・ソナタ第1番 Op. 5/24(1959/1995)
4-7. ピアノ・ソナタ第2番 Op. 14
「ソナタ・エスパニョーラ」(1989/1990)
8-11. ピアノ・ソナタ第3番 Op. 25(1995-96)
12. ピアノ・ソナタ第4番 Op. 29(1997)
【CD2】 84分
1-4. ピアノ・ソナタ第5番 Op. 32(1998)
5-6. ピアノ・ソナタ第6番 Op. 39(2000)
7-9. ピアノ・ソナタ第7番 Op. 40(2000)
10-13. ピアノ・ソナタ第8番 Op. 46(2002)
【CD3】 68分
1-4. ピアノ・ソナタ第9番 Op. 47(2002)
5-7. ピアノ・ソナタ第10番 Op. 52(2003)
8-10. ピアノ・ソナタ第11番 Op. 55(2004)
【CD4】 78分
1-3. ピアノ・ソナタ第12番 Op. 66(2006)
4-7. ピアノ・ソナタ第13番 Op. 73(2009)
8-10. ピアノ・ソナタ第14番 Op. 77(2011)
11. ラプツォナータ Op. 51 I.Rapsody(2003)
【CD5】 76分
1. ラプツォナータ Op. 51 -
II. Canzonetta, "In a Perfumed
Garden"(2003)
2. ラプツォナータ Op. 51 -
III. Toccata, "Only on Wednesday"(2003)
3-6. ピアノ・ソナタ第15番 Op. 80(2012)
7. ピアノ・ソナタ第16番 Op. 56(2015)
8-11. ピアノ・ソナタ第17番 Op. 97(2019) |
マレイ・マクラクラン(ピアノ) |
録音日 記載なし Chetham's School of Music(UK)
総収録時間:389分
エセックス生まれ、オーストラリアで活躍した作曲家ジェフリー・アレン。100曲近くの作品を遺し、オーストラリアの音楽界に多大な影響を与えました。
この5枚組には彼が作曲したピアノ・ソナタの全てを収録。一見、シンプルに見えるソナタの端々に、並外れた独創性と色彩豊かな魅力が宿っています。
この録音は20世紀/21世紀のピアノ・ソナタの歴史に大きな貢献とになるでしょう。
マレイ・マクラクランはこれまでにベートーヴェン、ミャスコフスキー、プロコフィエフのピアノ・ソナタ全曲をはじめ、チェレプニンやシチェドリンらの稀少作品の録音が高く評価されているピアニストです。
|
.
SWR CLASSIC
|
SWR19434CD
(5CD)
¥4400 →\3990
|
FROM JEWISH LIFE ユダヤの生活より -
モスクワ・ユダヤ音楽協会の室内楽作品集
ヴォルフガング・マイヤー、タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)、インゴルフ・トゥルバン
ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)、など名手多数
【CD1】
1-4. グリゴリー・クレイン(1879-1955):
Four Songs Without Words 4つの無言歌
Op. 23 *
5. イスラエル・ブランドマン(1901-1992):
Variations on a Popular Theme 民謡の主題による変奏曲
Op. 12*
6-10. 4つのヘブライの旋律による組曲(S.
ベリソン編)
グジェゴシュ・フィテルベルク(1879-1953):I.
To the Wedding
6. Kale-besezen 7. Procession
8. ヤコプ・ヴァインベルク(1879-1956):
II. Canzonetta (Grandmother's
Tale)
9. ボリス・レヴェンソン(1884-1947):III.
Hebrew Dance, Op. 68
10. J. ヴァインベルク:IV. Children's
Round
11-13. ユリアン・クレイン(1913-1996):Three
Hebrew Songs Without Words
3つのヘブライの無言歌 Op. 12*
14-16. G. クレイン:Three Songs
Without Words 3つの無言歌*
17. G. クレイン:Berceuse funebre
葬送子守歌 Op. 8 No. 1 *
18. G. クレイン:Rhapsodie ラプソディ*
【CD2】
1-3. アレクサンドル・ウェプリック(1899-1958):
Rhapsody ラプソディ Op. 11*
4-6. アレクサンドル・クレイン(1883-1951):
Ornaments オーナメンツ Op. 42(ヴィオラとピアノ編)
7. ミハイル・グネーシン(1883-1957):
Minstrel's Song 吟遊詩人の歌 Op.
34(ヴィオラとピアノ編)
8. グネーシン:
Song of Mariamne マリアムネへの歌
Op. 37 No. 2(ヴィオラとピアノ編)
9-13. ウェプリック:Songs of the Dead死の歌
Op. 4*
14. ウェプリック:Kaddisch (Poem) カディッシュOp.
6*
15-16. グリゴリー・ガンブルク(1900-1967):
Two Pieces for Viola and Piano from
the "Song of Songs"
「雅歌」よりヴィオラとピアノのための2つの小品
Op. 5
17. ウェプリック:
Chant rigoureux 厳格な歌 Op. 9*(W.
ボリソフスキー編)
18-21. エルネスト・ブロッホ(1880-1959):
ヴィオラとピアノのための組曲(1919)
【CD3】
1. ジョゼフ・アクロン(1886-1943):
Hebrew Melody ヘブライの旋律 Op.
33(ヴァイオリンとピアノ編)
2. アクロン:
Dance Improvisation on a Hebrew Folk
Song
ヘブライ民謡による即興的な舞曲Op.
37
3. アクロン:
Hebrew Lullaby ヘブライの子守歌 Op.
35 No. 2(ヴァイオリンとピアノ編)
4-6. ウェプリック:組曲 Op. 7*
7. ヨエル・エンゲル(1868-1927):Freilechs
フライレヒス Op. 20 No. 2*
8. ラザール・サミンスキー(1882-1959):
Hebrew Rhapsody ヘブライ・ラプソディ
Op. 3 No. 2*
9. A. クレイン:Ariaアリア Op. 41*
10. A. クレイン:Caprice hebraique
ヘブライ風カプリース Op. 24*
11. A. クレイン:Second Aria アリア第2番*
12. アクロン:Fairy Tale おとぎ話 Op.
46
13. アクロン:Scher シャー Op. 42
14. アクロン:Canzonetta カンツォネッタ
Op. 52 No. 2
15-17. アクロン:『ステンペニュ』-
ショーロム・アレイヘムの戯曲
「バイオリン弾きステンペニュ」のための音楽からの組曲
【CD4】
1. ブロッホ:Meditation hebraique へブライ風瞑想曲
2-4. ブロッホ:ユダヤ人の生活より
5. サミンスキー:
Chassidic Dance ハシッド舞曲 –
ハシッド組曲 Op. 24より第1番
6. レオ・ザイトリン(1884-1959):
Eli Zion エリ・シオン(民謡と「雅歌」を主題とするパラフレーズ)
7. ヨアヒム・ストゥチェフスキー(1891-1982):
Frejlachs(Improvisation) 即興
8. サミンスキー:Meditation 瞑想曲–
ハシッド組曲 Op. 24より第2番
9. ストゥチェフスキー:Shir Yehudi
(Jewish Song) ユダヤの歌
10. シノヴィ・フェルドマン(1893-1942):Poeme
詩曲 Op. 11*
11. アクロン:
Fragment mystique sur un theme hebraique
ヘブライ語の主題による神秘的な断片
Op. 43
12. ソロモン・ロソフスキー(1878-1962):
Rhapsodie (Recitatif et danse hassidique)
レチタティーヴォとハシッド舞曲
13-16. ストゥチェフスキー:イスラエル組曲
【CD5】
1. サミンスキー:Schir Haschirim 雅歌(イディッシュ語)
2-4. サミンスキー:
第1へブライ歌曲集 Op. 12(イディッシュ語)
2. Patch, patch Kichelach ヘブライの子守歌
3. Unter Sorele's Wigele ソレレの子羊
4. Di Nacht 夜
5-7. A. クレイン:ユダヤ舞曲 Op. 50
第1番-第3番 - ピアノのための*
8. ロソフスキー:Ich bin a Bal-agole(ユダヤの歌、イディッシュ語)
9. ペザハ・ルヴォフ(1880-1913):
Wos wet sajn mikojach burikes(ユダヤの歌、イディッシュ語)
10. エンゲル:Jeschnah erez Op. 39
No. 1(ヘヴライ語)
11. ミハイル・「モシュ」・ミルナー(1886-1953):
In Chejder 学校にて(イディッシュ語)
12. ミルナー:Tanz, tanz, mejdele,
tanz(イディッシュ語)
13-14. A. クレイン:ユダヤ舞曲 Op.
50 第4番-第5番 - ピアノのための*
15. グネーシン:Das Liedel von dem
Mottele Op. 37 No. 2(ドイツ語)
16. グネーシン:Das Grabmal Rachels
Op. 32 NO. 2(ドイツ語)
17. グネーシン:Jad anuga hajta la
Op. 37 No. 1(ヘブライ語)
18. グネーシン:Aus dem Hohen Lied
– 雅歌 Op. 37 No. 3より(ドイツ語)
19. アクロン:In a kleiner schtibele
小さな部屋(ユダヤの歌、イディッシュ語)
20. アクロン:Po En-Harod Op.39(ヘブライ語)
21. アクロン:A kapele konzertisten(イディッシュ語)
22-23. A. クレイン:ユダヤ舞曲 Op.
50 第6番-第7番 - ピアノのための*
24-25. ウェプリック:2つのユダヤ民謡
Op. 8
24. O sait gesunterheit(イディッシュ語)
25. Spaziren sainen mir gegangen(イディッシュ語)
26-27. ウェプリック:2つのユダヤ民謡
Op. 10
26. Hant zu hant(イディッシュ語)
27. Spaziren sainen mir gegangen(イディッシュ語)
28-29. A. クレイン:2つのユダヤの歌
Op. 39
28. Wiegenlied 子守歌(イディッシュ語)
29. Mai 5月(イディッシュ語)
30-32. A. クレイン:ユダヤ舞曲 Op.
50 第8番-第10番 - ピアノのための*
33-35. サミンスキー:第2へブライ歌曲集
Op. 13
33. The Song of Songs 雅歌
34. Gebet fun Rabbi Lejw-Izchok 偉大なラビの祈り
35. Rachelina スペイン・ヘブライの子守歌
36. サミンスキー:Rachelina(ヘブライ語) |
【CD1】
ヴォルフガング・マイヤー
(クラリネット)
ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)
【CD2】
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)
【CD3】
インゴルフ・トゥルバン
(ヴァイオリン)
ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)
【CD4】
ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)
ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)
【CD5】
ヘレーネ・シュナイダーマン
(メゾ・ソプラノ)
ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ) |
*...世界初録音
録音:2002年9月25、26日 録音場所不詳...CD1 1999年10月6、7日
Kammermusikstudio, SWR Stuttgart...CD2 1999年11月24-26日
Kammermusikstudio, SWR Stuttgart...CD3 2004年4月5-7日
Kammermusikstudio, SWR Stuttgart...CD4 2001年5月2-4日
SWR Studio...CD5
総収録時間:329分
【モスクワ・ユダヤ音楽協会100周年記念。知られざる作品群が伝える、その豊穣な活動】
1908年に作曲家ヨエル・エンゲルらを発起人として発足した「ユダヤ民族音楽協会」。それ以前からもロシア5人組のリムスキー=コルサコフをはじめとした何人もの音楽家、研究者たちがサンクトペテルブルグを拠点にユダヤの民俗音楽を収集し、研究の成果を発表していましたが、その運動が少しずつ広がり、1923年にはモスクワにユダヤ音楽協会が設立されます。
しかしソビエト政権は「社会主義リアリズム」に反する人々を抑圧、投獄したため、この活動も反ユダヤ主義のあおりを受けて1929年4月のコンサートを最後として短命に終わりました。
このアルバムで中心的役割を担うピアニスト、ヤッシャ・ネムツォフの父も強制収容所の生存者の一人であり、彼は歴史に埋もれたユダヤ人たちの作品の復興を目指すため、多くの協力者を募り、1999年から2004年にかけて世界初録音を含む5枚のアルバムの録音を成し遂げました。
演奏はネムツォフとともに、ヴォルフガング・マイヤー、タベア・ツィンマーマン、インゴルフ・トゥルバン、ダヴィド・ゲリンガス、ヘレーネ・シュナイダーマンと錚々たるアーティストが担当。知られざる作品の復興に力を尽くしています。
|
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
.
APR
|
APR6041
(2CD)
特別価格
¥2600 →\2390
|
キャスリーン・ロング ~
デッカ・ソロ・レコーディングス1941-1945 |
キャスリーン・ロング(ピアノ) |
CD1
・作者不詳/レスピーギ:シチリアーナ(古風な舞曲とアリアより)
録音:1941年10月27日
・D.スカルラッティ:ソナタ 嬰ハ短調
K247
・D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K201
・D.スカルラッティ:ソナタ ハ短調 K84
録音:1943年5月3日
・D.スカルラッティ:ソナタ嬰ヘ短調
K447
録音:1943年11月29日
・D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K62
・D.スカルラッティ:ソナタ 変ロ長調
47
録音:1945年3月5日
・D.スカルラッティ:ソナタ ヘ長調 K366
・D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K235
録音:1945年3月5日
・パラディエス:トッカータ(ソナタ第6番イ長調より)
・J.S.バッハ:ファンタジア ハ短調 BWV906
・J.S.バッハ/アルベール・レヴェク:羊は安らかに草を食み(カンタータ
BWV208より)
録音:1942年2月20日
・シューベルト:ソナタ イ短調 Op.164,
D537
録音:1941年9月18日
・シューベルト:ソナタ 変ホ長調 Op.122,
D568
録音:1944年11月20日
CD2
・グリーグ:蝶々(抒情小曲集 Op.43より)
・グリーグ:羊飼いの少年(抒情小曲集
Op.54より)
録音:1942年9月3日
・グリーグ:夜想曲(抒情小曲集 Op.54より)
録音:1943年2月5日
・グリーグ:スケルツォ(抒情小曲集
Op.54より)
・グリーグ:農民の歌(抒情小曲集 Op.65より)
録音:1942年9月3日
・グリーグ:その昔(抒情小曲集 Op.71より)
録音:1943年2月5日
・グリーグ:夏の夕べ(抒情小曲集 Op.71より)
・グリーグ:パック(抒情小曲集 Op.71より)
録音:1942年9月3日
・フォーレ:舟歌第2番ト長調 Op.41
・フォーレ:夜想曲第6番変ニ長調 Op.63
録音:1944年10月16日
・フォーレ:主題と変奏 Op.73
録音:1943年9月20&11月29日
・ドビュッシー:前奏曲集第2巻
録音:1941年9月16日&10月27日 |
キャスリーン・ロングのデッカ録音集1941-1945!
☆RCMで44年間教鞭を執った英国のピアニスト、キャスリーン・ロングの稀少音源を復刻!
☆定評のあったスカルラッティやフォーレ等、1940年代のデッカ・レコーディング集!
稀少なピアノ音源の発掘と良質な復刻で定評のあるイギリス「APR」より、1940年代に録音されたデッカ時代のキャスリーン・ロングのソロ録音集が登場!
イギリスの音楽シーンではあまり目立たない存在でありながらも、最高峰の音楽家であった20世紀イギリスのピアニスト、キャスリーン・ロング。
英国王立音楽カレッジ(RCM)で44年間教鞭をとり、20年間デッカの主要アーティストとして活躍しました。
名エンジニア、アンドルー・ハリファックスのトランスファー&リマスタリングによる今回の復刻では、デッカでの最初のソロ・レコーディングとなった1941年録音のドビュッシーを始め、定評のあったスカルラッティやフォーレ等の名演を収録。
彼女はフランス音楽への貢献(特にフォーレの演奏と録音)が認められ、フランス政府から勲章を授与され、フランス国立アカデミーの名誉会員にもなっています。
※録音:1941年-1945年(ADD)
※リマスタリング:アンドルー・ハリファックス
|
<メジャー・レーベル>
|