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≪第119号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2023/4/11~




4/14(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ATMA CLASSIQUE


ACD2 2422
¥2300
合唱の芸術 第3集「バロック Vol.2」 マティアス・マウテ(指揮)
アンサンブル・アートコラール
 テレマン:4声のモテット『全ての民よ、主を誉め称えよ』 TWV7:25より ハレルヤ
 ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:6 声のモテット『われらの苦悩よ』 JLB33
 J.S.バッハ:4声のモテット『主をたたえよ、すべての異教徒よ』 BWV230
 ロッティ:10声のモテット『十字架につけられ』
 ゼレンカ:聖週間のための27のレスポンソリウムより
  『神殿の幕は避け』(4声)、『おおすべての人々よ』(4声)
 テレマン:4声のモテット『神はわがやぐら』 TWV8:
 ホミリウス:
  4声のモテット『涙とともに種蒔く者は』HoWV V.11、
  『天にましますわれらの父よ』 HoWV V.27、『見よ、偉大なる愛よ』 HoWV V.48
 ヨハン・クリストフ・バッハ:4声のアリア『わが命は今にも尽きぬ』

 カナダ伝統の合唱団が魅せる素朴な声楽曲の美しさ

 録音:2021年4月26-27日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会/38'20''

 後期バロックの合唱曲を収録したアルバム。ア・カペラか、オルガンのみの伴奏で、シンプルな編成から伝わってくる声の美しさに癒されます。

 「合唱の芸術」シリーズは、ルネサンスから現代までの6世紀にわたる合唱の歴史をたどる、大がかりなプロジェクト。
 今後3年間で全11集を刊行予定です。発売順は1からではなく、これまでにはクリスマスの音楽を収めた第7集(ACD2-2426)が発売されています。

 アンサンブル・アートコラール(旧アンサンブル・ヴォーカル・アーツ・ケベック)は伝統的な合唱曲をレパートリーの柱とし、40年以上の歴史を持つ合唱団。
 2018年より指揮者・作曲家・リコーダー&フルート奏者として活躍しているマティアス・マウテを芸術監督に迎えています。
 
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ACD2 2803
¥2300→\2090
「ショパンに選ばれしピアニスト」
 ヤニーナ・フィアルコフスカ(ピアノ)
  ショパン・リサイタル 第4集

 ポロネーズ イ長調 Op.40-1 / ポロネーズ ハ短調 Op.40-2 /
 バラード ト短調 Op.23 / 夜想曲 ヘ長調 Op.15-1 /
 夜想曲 へ短調 Op.55-1 / 前奏曲 ホ短調 Op.28-4 /
 前奏曲 イ長調 Op.28-7 / 前奏曲 変ホ長調 Op.28-19 /
 華麗なる大円舞曲 Op.18 / ワルツ第19番 イ短調 Op. Posth. /
 子守歌 変ニ長調 Op.57 / スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
ヤニーナ・フィアルコフスカ(ピアノ)

 パリッと明快、洗練された美しさ生粋のショパン弾きによる独奏曲集・第4弾

 録音:2022年8月5-6日/ケベック、モンカルム宮殿/54'03''

 名手フィアルコフスカによるショパン第4 弾。
 フィアルコフスカは2005年にATMA レーベルにデビューして以来、14枚もの録音をリリースし高い評価を受けています。
 15枚目となる今作でも美しく洗練された演奏を披露。歯切れのよいパリッとした明快なタッチにして絶妙な揺らぎもあり、非常におもしろく聴けます。



「ショパンに選ばれしピアニスト」 生誕200年記念ショパン・リサイタル1


 ACD2 2597
¥2300→\2090
ショパン:ピアノ作品集  ショパン・リサイタル1
 ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 Op.26-1、
 ワルツ第2番 変イ長調 「華麗なるワルツ」 Op.34-1、
 第12番 ヘ短調 Op.70-2、第4番 ヘ長調 Op.34-3、
 第7番 嬰ハ短調 Op. 64-2、舟歌 嬰ヘ長調 Op.60、
 24の前奏曲Op.28より第8番嬰ヘ短調、
 第17番変イ長調、夜想曲第17番 ロ長調 Op.62-1、
 マズルカ第27番 ホ短調 Op.41- 2、
 第23番 ニ長調 Op.33- 2、第36番 イ短調 Op.59-1、
 バラード第3番 変イ長調 Op.47、
 スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
ジャニーナ・フィアルコフスカ(P)

フィアルコフスカ女史の気高いショパン

録音:2008年9月17-19日

 今回はショパン生誕200年を記念し、フィアルコフスカ自身が好きなショパンの作品を選曲。
 ロマンティックで気品溢れるフィアルコフスカの演奏はまさに正統派。
 ショパンの音楽の代弁者の一人となって、静かに優しくそして美しい演奏を届けてくれます。


イギリスの「BBC Muisc Magazine」でベスト・インターナショナル・レコーディングに選ばれた「2」


 ACD2 2666
¥2300→\2090
ルービンシュタイン最後の弟子?ジャニーナ・フィアルコフスカ
 ショパン・リサイタル2

 ショパン:
  (1)ポロネーズ 変ホ短調 op.26-2 (2)ワルツ第15番(遺作)
  (3)「華麗なるワルツ」イ短調 op.34-2
  (4)ワルツ 変イ長調 op.64-3 (5)バラード第2番 ヘ長調 op.38
  (6)前奏曲 第10番 嬰ハ短調op.28-10 
  (7)同 第11番 ロ長調 op.28-11
  (8)同 第13番 嬰ヘ長調 op.28-13 (9)幻想曲 ヘ短調 op.49
  (10)夜想曲 変ホ長調 op.55-2 (11)マズルカ 変ロ長調 op.7-1
  (12)マズルカ第51番 イ短調「ノートル・タン」 
  (13)マズルカ 嬰ハ短調 op.50-3
  (14)スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31
ジャニーナ・フィアルコフスカ(Pf)
世界的ショパニスト、フィアルコフスカの真骨頂!甘美なショパンピアノ小品集第2 弾

録音:2011 年11 月、ラウル=ジョバンホール(モンカルム、カナダ)/DDD、96kHz 24bit、76' 00"

 巨匠ルービンシュタイン最後の弟子にして「生来のショパン弾き」といわしめた名手ジャニーナ・フィアルコフスカが、その真骨頂とも言えるショパンのピアノ作品集をリリース!
 「ショパン・リサイタル」と題されたアルバムは第1 弾(ACD2 2597)に引き続き2 枚目となりますが、第1 弾と同様、ワルツや前奏曲、ポロネーズ、スケルツォといった珠玉の小品を多数収録しています。力強くも優美なタッチで華麗に難曲を弾きこなすフィアルコフスカの演奏は激しい曲調でも決して冷静さを失わず、ロマンティックでありながらも過剰な色付けを控えた上品な演奏。ショパンならではの壮大な響きの空間に安心して聴き入ることが出来ます。
 ジャニーナ・フィアルコフスカはモントリオール生まれのカナダ人ピアニスト。ジュリアード音楽院に学び、1974 年にA. ルービンシュタイン国際コンクールで3 位に入賞した後、著名な指揮者、オーケストラと数多く共演を重ねています。2008 年3 月に初来日した際には、その透明感のある甘美な演奏が日本でも高い評価を受けました。現在はカナダを拠点に世界的な演奏活動を行っており、今後の再来日が待ち遠しいピアニストの一人といえましょう!

巨匠ルービンシュタイン最後の弟子にして「生来のショパン弾き」といわしめた名手フィアルコフスカ
第3弾



 ACD2 2728
¥2300→\2090
「ショパンに選ばれしピアニスト」 ヤニーナ・フィアルコフスカ
 ショパン・リサイタル3

 ポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」 変イ長調Op.61
 ノクターン第3番 ロ長調Op.9-3
 ノクターン 嬰ヘ長調Op.15-2
 即興曲第3番 変ト長調Op.51-3
 ワルツ第10番 ロ短調Op.69-2
 ワルツ第5番 変イ長調Op.42
 スケルツォ第4番 ホ長調Op.54
 前奏曲第14番 変ホ短調Op.28-14
 前奏曲第15番 変ニ長調「雨だれ」Op.28-15
 バラード第4番 ヘ短調Op.52
ヤニーナ・フィアルコフスカ(ピアノ)
 フィアルコフスカの煌びやかな音色に聴きほれる1枚

 その真骨頂とも言えるショパンのリサイタル・アルバム第3 弾。
 フィアルコフスカは2016 年65 歳を迎えるにあたって、カナダ15 都市、ドイツ、ポルトガル、スペイン、スイス、イギリス、そして日本への記念コンサート・ツアーを行い大絶賛を浴びました。日本では初の本格的リサイタルということもあり注目を集め、その詩情豊かなピアノに魅了されました。
フィアルコフスカはモントリオール大学とジュリアード音楽院で学び、1974 年にアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで3 位に入賞、その後世界的なオーケストラ、指揮者と共演を重ねるカナダを代表するピアニストです。一時左腕の腫瘍のため両手での演奏活動を中断していましたが見事に克服し、2004 年1 月にドイツで行われた復帰リサイタルで両手での演奏活動を再開しています。
 また1994 年にはピアノ・シックスを創設し、カナダのピアノ教育へ大きな影響を与えています。
 イギリスの「BBC Muisc Magazine」で2012 年に発売された『ショパン・リサイタル2』(ACD22666)が、ベスト・インターナショナル・レコーディングに選ばれるなど、近年益々評価を高めています。
 ショパンは生涯18 曲のポロネーズを作曲し、その中でも特に人気が高いのは晩年に書かれた第7 番「幻想ポロネーズ」です。美しい旋律、巧みな和声進行とショパンの音楽の極致と言ってもよいほどの傑作。フィアルコフスカは安定した技術、端正な語り口で見事な音楽の流れを聴かせてくれています。
 同じく晩年の傑作バラード第4 番。フィアルコフスカの繊細で緻密な表現、そして研ぎ澄まされた感覚から繰り出される洗練された音色は、ピアノ芸術の最高峰といわれる当作品に盛り込まれた音楽を余すところなく伝えることができます。



 
 

ACD2 2861
¥2300
シェン・ツァイ、ラフマニノフを弾く
 ラフマニノフ:
  6つの楽興の時 Op.16
  歌劇『アレコ』からの4つのピアノ編曲
   [序奏-女の踊り-男の踊り-間奏曲](シェン・ツァイ編)
  ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36(1913年版)
  W.R.のポルカ(フランツ・ベーア作曲)
シェン・ツァイ(ピアノ)

 高い技術でたっぷりと鳴らし弾ききった快演、ラフマニノフ生誕150年におくる1枚

 録音:2021年11月8-9日/ケベック、ドメーヌ・フォルジェ・コンサートホール/69'03''

 カナダのピアニスト、シェン・ツァイによるラフマニノフ・アルバム。サロン風音楽からより高められたロマン主義音楽へとうつる転機となった『楽興の時』、シューマンの対位法・リストの名人芸・スクリャービンの恍惚が一体となったようなピアノ・ソナタ第2番などを収録。
 ソナタはより長大な初版を選び、巧みな技術で見事に弾き切っています。『アレコ』の自らの手によるトランスクリプションも板についたもので、ピアノのソノリティが十全に発揮されています。

 『W.R.のポルカ』はラフマニノフの父、ワシーリー・ラフマニノフが以前に弾いていた音楽をもとに、1911年にラフマニノフが編曲したもの。
 原曲はドイツの作曲家フランツ・ベーア(1837-1898)によるものです。
 
 

ACD2 2859
¥2300
ノルディックの光
 スチュワート・グラント(1948-):室内セレナータ Op.19(1991)
 エリザベス・ラウム(1945-):ソフィアをさがして(2000)
  [I. 舞曲-II. 祈り-III. 伝承主題による幻想曲]
 マイケル・パーカー(1948-2017):親へのレクイエム Op.34(1986)
 ブライアン・チェルニー(1942-):夏風の静寂のなかで(1987)
ヴァンサン・ボワラール(オーボエ)
モリナーリ弦楽四重奏団

 にぶく発光する独特の音色、未体験のオーボエ五重奏4篇

 録音:2022年3月21-23日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会/61'09''

 ジョン・ゾーン(ACD2-2774)やペンデレツキ(ACD2-2736)といった現代音楽を積極的にリリースしているモリナーリ弦楽四重奏団。
 今回はカナダのオーボエ奏者、ヴァンサン・ボワラールとタッグを組み、カナダの現代音楽を披露。
 単色の弦楽四重奏を背景に、オーボエの淡い音色がにぶく発光するように歌う、大胆で刺激的なアルバムです。
 



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BIS



BIS SA 2619
(SACD HYBRID)
¥2900→\2690
美しき鬼才
 ザシモワ・プレイズ・ショパン

 ショパン:
  (1)マズルカ第1番嬰ヘ短調Op.6の1
  (2)マズルカ第2番嬰ハ短調Op.6の2
  (3)マズルカ第7番ヘ短調Op.7の3
  (4)バラード第4番ヘ短調Op.52
  (5)ノクターン第6番ト短調Op.15の3
  (6)マズルカ第43番ト短調Op.67の2
  (7)3 つのマズルカOp.50
  (8)バラード第2番ヘ長調Op.38
  (9)マズルカ第44番ハ長調Op.67の3
  (10)4つのマズルカOp.41
  (11)ワルツ第8番変イ長調Op.64の3
  (12)スケルツォ第4番ホ長調Op.54
  (13)ワルツ ホ長調
  (14)ソステヌート 変ホ長調
  (15)カンタービレ 変ロ長調
  (16)モデラート ホ長調
アンナ・ザシモワ(ピアノ)

 ひねった選曲と配置による辛口ショパン

 録音:2022年7月25-28日/ライディング・リストセンター(オーストリア)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、80'51

 アンナ・ザシモワは1976年モスクワ生まれ。グネシン音楽大学でトロップに師事、2002年からはドイツに住み活動しています。
 音楽学者として論文も発表するほか、画家としても知られています。

 今回のアルバムは得意のショパン。あえて人気作を選ばずに、作品番号のないものなどにも新しい魅力を発見させてくれます。
 小品の語り口の巧さに驚かされますが、バラード第4番やスケルツォ第4番などの難曲でも余裕の技巧と造形感をみせています。



アンナ・ザシモワ(ピアノ)
HAENSSLERのアルバム




 HC 18022
\2800→\2590
いいところを突いてきました
 20世紀転換期のロシア・ピアノ音楽

 (1)ペーター・カトワール:瞑想曲第1番 (1942)
 (2)メトネル:ソナタ「回想」Op.38の1
 (3)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
 (4)ゲオルギー・カトワール:4つの小品Op.6?夢/コントラスト/風景
 (5)レビコフ:クリスマス・ツリーOp.21?ワルツ
 (6)カリンニコフ:エレジー
 (7)リャードフ:前奏曲ロ短調Op.11の1/前奏曲ニ短調Op.40の3
 (8)ヴィシネグラツキー:魔法陣の音によるエチュードOp.40
アンナ・ザシモワ(ピアノ)
 ロシア音楽が大きな変化を見せた時の記録

 録音:2015 年12 月4 - 6 日/リスト・フェスティヴァル・ライディング(オーストリア)(1)-(7)、2009 年SWR バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(8)/72’ 46”

 革命前のロシア音楽は、スクリャービンの登場で急激な展開をとげます。チャイコフスキーやリムスキー=コルサコフの伝統を受け継ぎながら、新しい響きを感じさせるリャードフやカリンニコフから、スクリャービンを経由してメトネル、カトワールの陶酔的な音楽、さらにレビコフやヴィシネグラツキーの大胆な世界を追うことができます。
 アンナ・ザシモワはモスクワのグネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事した女性ピアニスト。独特の色彩感が魅力です。

 



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NAIVE

V 5467
¥2800→\2590
ガスティネル&デゼール、黄金コンビによる風格漂うショパン!
 ショパン:
  ノクターン 変ホ長調 op.9-2(ポッパー編曲によるチェロとピアノ版)
  チェロ・ソナタ ト短調 op.65
  序奏と華麗なポロネーズ ハ長調 op.3
 ショパン=フランショーム:マイアベーアの「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲 ホ長調 B.70
 ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 遺作(ピアティゴルスキー編曲によるチェロとピアノ版)
アンヌ・ガスティネル
 (チェロ/1690年製テストーレ)
クレール・デゼール(ピアノ)

 ショパンが愛したもうひとつの楽器、チェロ。
 ガスティネル&デゼール、黄金コンビによる風格漂うショパン!

 録音:2021年2月16-18日、MC2、グルノーブル(フランス)

 アンヌ・ガスティネルがショパンを録音しました。長年共演を重ねている名手にして教師としても名高いクレール・デゼールとのデュオです。
 有名な変ホ長調ノクターンのチェロとピアノ版によってCDは始まりますが、まるでショパンのサロンに足を踏み入れたかのような、実に親密な空気の演奏で、音と音の間に漂う薫り高い空気までもが音楽となって聴こえてくるようです。
 ソナタでのデゼールの前奏はカッチリしていながら即興性と熱に満ちている品格漂うもの。
 続くガスティネルのソロも、終始控えめな表現で、それが却って作品のドラマティックさを際立たせております。
 すべての楽曲において、自由な歌心が迸りながらも、品格と厳格さも兼ね備えた、まさに大家の風格の演奏となっております。

まさに風格。

 =アンヌ・ガスティネル=
  1971年生まれ。4歳でチェロを始める。11歳でリヨン国立音楽院に入学、1986年に首席で卒業後、パリ国立高等音楽院に進学。
  コンクールで入賞を重ねるうちにヨーロッパで知られた存在となり、ヨーロッパに限らず日本、中国、南アフリカ、ブラジル、インドネシア、カナダ、北米などでも演奏活動を展開。
  2006年、ヴィクトワール・ミュジークのソリスト・オブ・ザ・イヤーを受賞(ヤング・タレント、およびベスト・レコーディングもその前に受賞)。
  1年間にわたり、パブロ・カザルスが使用していたマッテオ・ゴフリラーを特別に貸与された。現在は1690年製テストーレを演奏。2003年よりリヨン国立音楽院の教授を務めている。

 =クレール・デゼール=
  1967年生まれ。14歳でパリ国立高等音楽院に入学、審査員全員一致のピアノ部門最高位を、そして室内楽部門最高位を獲得。その後モスクワ音楽院でさらなる研鑽を積む。
  現在はリサイタルのほか世界最高の室内楽奏者として世界中の音楽祭に出演するなど活躍。ガスティネルとも長年共演を重ねている。
  パリ国立高等音楽院のピアノおよび室内楽の教授を務めている。2020年、アカデミー・デ・ボザールのPrix d'Interpretationを受賞。




すっかり寡作家になったガスティネル
前作は2020年のこのアルバムまでさかのぼる



 LDV 76
\2700→\2490
3人の天才が・・・
 フィリップ・ カサール、アンヌ・ ガスティネル、ダヴィド・グリマル
  ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集

 ピアノ三重奏曲第5番ニ長調作品70-1「幽霊」
 ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調作品97「大公」
フィリップ・カサール(ピアノ)
アンヌ・ガスティネル(チェロ)
ダヴィド・グリマル(ヴァイオリン)

 フィリップ・ カサール、アンヌ・ ガスティネル、ダヴィド・グリマルによる"忠誠"と"自由"をもとに長年積み重ねてきた3人だからこそできるベートーヴェンがここに!

 録音:2019年11月4,6日、Arsenal-Metz en Scenes(Salle de L'Esplanade)/66'42、輸入盤・日本語帯・解説付

 長年にわたり共演を重ねているフィリップ・ カサール(ピアノ)、アンヌ・ ガスティネル(チェロ)、ダヴィド・グリマル(ヴァイオリン)によるベートーヴェンのピアノ三重奏曲がリリースされます。
 あえて常設トリオとせずに個々の" 自由" を尊重し、高い理想掲げて演奏してきた3人だからこそ、ルーティンワークとは無縁の新鮮かつ先入観のない演奏が繰り広げられています。
 3人はここ数年ベートーヴェンの作品に熱心に取り組んでいました。録音に当たっては、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を最も象徴する2作品を選んだといいます。
 そしてじっくりと作品と向き合うなかで、ベートーヴェンの堅固な構造はもちろんのこと、夢幻的な側面も強く感じ、それをベートーヴェンの心の奥底の孤独な声としていかに音楽を表現するかに重点を置いたといいます。
 3人の音楽性を補い合い、その相違を建設的な道筋をへて、より親密にテンポや呼吸を合わせ、細部に至るまで妥協せずに作り上げた演奏を聴くことができます。

 


今となっては貴重な宝物
ガスティネル、デビュー・リサイタル

Ottavo
OTRC79032
\5500
アンヌ・ガスティネル、デビュー
 チェロ作品集

  ガブリエル・フォーレ
  ジェラール・ガスティネル
  ミシェル・メルレ
  マラン・マレ
  クロード・ドビュッシー
アンヌ・ガスティネル(Vc)
スージー・ボザール(P)
1993年発売
海外の在庫限り。完売の際はご容赦を。

 


V 7423
¥2800
夜の変容
 R.シュトラウス:メタモルフォーゼ
 レスピーギ:日没
  (ヘルツォーク編曲による、ソプラノと弦楽オーケストラ版)
 シェーンベルク:浄夜 op.4
マテュー・ヘルツォーク(指揮)
アパッショナート(オーケストラ)
アデール・シャルヴェ(ソプラノ)

 めくるめく美しい弦の世界

 録音:2021年9月11日、ラ・セーヌ・ミュジカル(パリ)

 エベーヌ、アロド、ハンソン弦楽四重奏団などのメンバーも参加した充実したメンバーのオーケストラによる、ポスト・ロマン派の3作品を収録。
 レスピーギの作品は本来は声と弦楽四重奏の編成ですが、ここではヘルツォーク編曲による声と弦楽オーケストラ版が演奏されており、半音階も多用された官能的な世界が増強されております。
 演奏機会が多くはない作品なので歓迎すべき新録音の登場といえるでしょう。
 どの作品も、美しい透明感をたもちつつも、和声が爛熟しきった、むせかえるような香気に満ちた世界が展開されております。
 
 

V 7860
¥2800
即興曲集
 1. フォーレ:即興曲 第1番 変ホ長調 op.25
 2. ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 op.29
 3. フォーレ:即興曲 第2番 ヘ短調 op.31
 4. ショパン:練習曲 ヘ短調 op.25-2
 5. フォーレ:即興曲 第3番 変イ長調 op.34
 6. ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
 7. フォーレ:即興曲 第4番 変ニ長調 op.91
 8. ショパン:即興曲 第2番 嬰ヘ短調 op.36
 9. フォーレ:即興曲 第5番 嬰ヘ短調 op.102
 10. ショパン:即興曲 第3番 変ト長調 op.51
 11. フォーレ:即興曲 第6番 変ニ長調 op.86
 12. ショパン:子守歌 変ニ長調 op.57
 13. フォーレ:即興曲 嬰ハ短調 op.84
 14. イスマエル・マルガン(b.1922):即興演奏
イスマエル・マルガン(ピアノ)

 切れ味鋭いクリアーな音色が冴え渡るイスマエル・マルガンによるフォーレ、ショパン

 録音:2021年2月13-17日、パリ

 1992 年生まれのピアニスト、イスマエル・マルガンが「即興曲集」と題し、ショパンとフォーレを交互にプログラム、最後はリサイタルでよくやるように自分の即興演奏をアンコールとして締めくくる、というCD をリリースします。
 CD を聴き進めてゆくうちに、調性やスタイルなど共通の部分を持ちながらも、それぞれの作品の個性が浮き彫りにされてゆくさまが非常に見事です。
 マルガンの即興演奏もエスプリに満ちています。
 全体を通して辛口なタッチで、美しくも非常に切れ味鋭い音色が冴えています。

 イスマエル・マルガンは1992年、フランスのサルラで生まれ、ピアノ、フルート、サックス、ジャズ、作曲を学びました。
 その後、パリ国立高等音楽院(CNSMD)に入学し、ニコラ・アンゲリッシュ、ロジェ・ムラロ、ミシェル・ダルベルトらに師事。2012年、ロン=ティボー国際コンクールで優勝。
 その後、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジークのソリスト・レヴェレーションにノミネートされた。ソロで活躍するほか、アレクサンドラ・スム、ルノー・カプソン、エドガー・モロー、ベルトラン・シャマユやエルメス弦楽四重奏団などと共演もしている。
 ピアノ・デュオをギョーム・ベロンと組んで活動している。2020年に発足したライブストリーミングプラットフォーム「RecitHall」の4人の共同創設者の一人でもある。
 
 


V 7959
(2CD)
¥3200
Im Freien~野外にて
 [CD1]
  シューマン:森の情景 op.82
  ラヴェル:鏡
 [CD2]
  リスト:〈鬼火〉〈雪あらし〉(≪超絶技巧練習曲集≫より)
  ドレーゼケ(1835-1913):小さな物語(Petite Histoire)op.9
  アドルフ・シュルツ=エヴレル(1852-1905):
   J.シュトラウスの「美しき青きドナウ」によるアラベスク
  バルトーク:夜の音楽(≪野外にて≫より)
ズラータ・チョチエヴァ
 (ピアノ/ベヒシュタイン)

 チョチエヴァが奏でる超絶技巧の≪美しき青きドナウ≫!

 録音:2022年10月 B-SHARP、ベルリン/89:09

 モスクワ生まれのズラータ・チョチエヴァの新譜は、「自然」にまつわる2枚組。朝目覚めたら森に散歩に出かけて、自然にまつわる様々な冒険や体験を経て、再び眠りにつく、というストーリーを、シューマンの≪森の情景≫で始めて、バルトークの「野外にて」より≪夜の音楽≫に終わる、というこだわりのプログラムです。
 森に出かけてからの自然にまつわる様々な冒険や体験は、どれも超絶技巧の曲が並びますが、その中でも特に注目なのが、難曲として名高いエヴレルの≪青きドナウによるアラベスク≫。
 これが可憐さも感じさせながら、たのしげな雰囲気たっぷり、余裕すら感じさせる演奏となっており、見事です!

 ズラータ・チョチエヴァは1985年モスクワ生まれのピアニスト。
 14歳でプレトニョフに認められ教えを受けたほか、2008年からはモスクワ音楽院でネルセシヤンに、2012年からはザルツブルクのモーツァルテウム大学でジャック・ルヴィエに師事しました。
 現在はモーツァルテウムで教鞭をとっています。
 




PENTATONE



PTC 5187090
(2CD)
¥3600
再発売
 フィッシャー&ヘルムヒェン
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集

 CD1
  (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 D.384,Op.137-1
  (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 D.385,Op.137-2
  (3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ト短調 D.408,Op.137-3
  (4)ヴァイオリンとピアノのための
   『華麗なるロンド』 ロ短調 D.895,Op.70
 CD2
  (5)ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 D.574,Op.162
  (6)ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934,Op.159
  (7)ピアノ連弾のための幻想曲 ヘ短調 D.940,Op.103
ユリア・フィッシャー
 ((1)-(6)ヴァイオリン/
   グァダニーニ1742年製作、
  (7)ピアノ/スタインウェイ D-274)
マルティン・ヘルムヒェン
 (ピアノ/スタインウェイ D-274)
KKC 6711/2
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4000

 フィッシャー、ヘルムヒェンによるシューベルトのヴァイオリンとピアノのための作品全集がCDフォーマットで再発売!

 セッション録音:2009年1月3-5日、7月3-5日/ファルテルモント(オランダ)/DDD、CD1: 64'31、CD2: 67'04、
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ヨブ・マールセ
 バランス・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン
 レコーディング・プロデューサー、レコーディング・エンジニア&エディティング:セバスチャン・ステイン

 現代最高のヴァイオリニストの一人、ユリア・フィッシャーによるシューベルトのヴァイオリンとピアノのための作品全集がCD フォーマットで再発売いたします。
 フィッシャーのシューベルトはクールでスマートな演奏スタイルながら非常に細かいヴィブラートや情熱的なフレージングなど、これらの作品に合った名演を聴かせてくれます。
 ピアノは長きに渡り共演しているマルティン・ヘルムヒェン。完璧なデュオと言えるほどフィッシャーとの相性がよく、二人の若々しいエネルギーがシューベルトの演奏にも表れております。
 この録音でフィッシャーはピアノ演奏を披露!ピアノの実力もまた相当なもので、ピアノ部門で参加した3つの国際コンクールその全てで優勝しているほどの腕前。
 プロのピアニストとしてはグリーグのピアノ協奏曲などを弾いており、その実力は確かなものです。
 フィッシャーの演奏する室内楽作品は一糸乱れぬアンサンブルを聴かせてくれますが、これはピアニストでもあるフィッシャーだからこその演奏といえます。

 ※ CD 再発売にともない、SACD ハイブリッド盤(KKC-5429 およびPTC-5186519) は廃盤となります。
 
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PTC 5187045
¥2700→\2490
サスキア・ジョルジーニ~リスト録音第2弾は
 「コンソレーション」、「愛の夢」も収録!
サスキア・ジョルジーニ
 (ピアノ/Bosendorfer 280VC)
  フランツ・リスト(1811-1886):
   6つのコンソレーション S.172
    第1番 ホ長調 / 第2番 ホ長調 / 第3番 変ニ長調 /
    第4番 変ニ長調 / 第5番 ホ長調 / 第6番 嬰ハ短調
   3つのワルツ・カプリス S.214
    第1番 変ロ長調「華麗な大ワルツ」 / 第2番 ホ長調「憂鬱なワルツ」 /
    第3番 イ長調「カプリッチョ風なワルツ」
   即興ワルツ S.213
   愛の夢―3つのノクターン S.541
    第1番 変イ長調「高貴な愛」 / 第2番 ホ長調「私は死んだ」 /
    第3番 変イ長調「おお、愛しうる限り愛せ」
   2つの伝説 S.175
    第1番「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」
    第2番「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」

 豊かな歌心で評価されるジョルジーニ。リスト録音第2弾は「コンソレーション」、「愛の夢」も収録!

 セッション録音:2022年11月12&13日/ライディング(オーストリア)/DDD、ディジパック仕様、82'59、輸入盤・日本語帯付

 サルヴァトーレ・アッカルドから「確かなテクニック、美しく心動かされる音色、ファンタジーにあふれるフレージングと純粋な音楽性」と絶賛されるイタリアのピアニスト、サスキア・ジョルジーニ。
 リストの「詩的で宗教的な調べ」(PTC-5186296)が高く評価されており、期待のリスト第2弾が登場!コンソレーション、愛の夢など名曲を収録しております。

 リストといえば「超絶技巧」という派手なイメージがありますが、一方で彼の音楽の多くは内省的で探求心に満ちています。
 6曲からなるコンソレーションは、フランスの詩人サント=ブーヴの詩集からその名がつけられました。ノクターン風の第3番が有名です。

 リストの歌曲が原曲で自身がピアノ独奏用に編曲した「愛の夢」。天才リストの豊かな旋律と技巧を散りばめた作品で第3番が圧倒的に有名です。
 数々のコンクールで優勝し、そのテクニックに裏付けされた音の美しさ、そして豊かな歌心で評価されているサスキア・ジョルジーニが美しいリストの音楽の世界へと誘います。83分長時間収録。

 サスキア・ジョルジーニ(ピアノ)
  2016年モーツァルト国際コンクールで優勝し、同時に委嘱作品特別賞を受賞した。
  サルヴァトーレ・アッカルドからは「確かなテクニック、美しく心動かされる音色、ファンタジーにあふれるフレージングと純粋な音楽性」と絶賛される。2015年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールでフレデリック・ショパン特別賞を受賞。
  2012年プリ・アマデオ国際ピアノ・コンクールでは第2位となり、同時にモーツァルト特別賞および聴衆賞を受賞し、一躍注目を浴びる。
  世界各国のコンサートホールや音楽祭に登場しており、ウィーン・ムジークフェライン、ウィーン・コンツェルトハウス、ザルツブルク・モーツァルテウム大ホール、ニュルンベルク・マイスタージンガーハレ、シュトゥットガルト・リーダーハレ、サンクトペテルブルク・フィルハーモニア、ポーランド国立ワルシャワ・フィルハーモニー、トリノのリンゴット・ホールおよびユニオン・ムジカーレ、ヴェニスのフェニーチェ劇場、ローマのコンチェルティ・デル・クイリナーレ、ユトレヒトのチボリ・フレデンブルグ、ソウル・アートセンター等で演奏している。
  また、ユトレヒト国際室内音楽祭、オランダ国際ミュージック・セッション、ヴァンクーバー音楽祭、ラトビアのインターナショナル・ピアノ・スターズ・フェスティバル等の音楽祭に出演し、ギドン・クレーメルが主宰するロッケンハウス室内音楽祭にも参加している。

   


サスキア・ジョルジーニ~リスト録音第1弾


 PTC 5186296
¥2700→\2490
サスキア・ジョルジーニ
リスト:「詩的で宗教的な調べ」

 【I.祈り/II.アヴェ・マリア/III.孤独の中の神の祝福/
  IV. 亡き人たちの思い/V. 主の祈り/
  VI. 眠りから覚めた子供への賛歌/VII.葬送曲/
  VIII.パレストリーナによるミゼレーレ/
  IX.無題(アンダンテ・ラクリモーソ)/X.愛の賛歌】
  (1853)
サスキア・ジョルジーニ
 (ピアノ/Bosendorfer 280VC)

 アッカルドも認めるイタリア期待のピアニスト。豊かな歌心で評価されるジョルジーニがリストの「詩的で宗教的な調べ」を録音!

 セッション録音:2021年4月/ライディング(オーストリア)/DDD、ディジパック仕様、84'49、輸入盤・日本語帯付

 イアン・ボストリッジとレスピーギの歌曲集(PTC-5186872)、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」(PTC-5186775)でも好演を聴かせたピアニスト、サスキア・ジョルジーニがリストの「詩的で宗教的な調べ」でPENTATONEレーベルからのソロ・デビューを飾りました。

 リストといえば「超絶技巧」という派手なイメージがありますが、一方で彼の音楽の多くは内省的で探求心に満ちています。
 それが最も現れているのが「詩的で宗教的な調べ」です。このピアノ作品集はフランスの詩人ラマルティーヌの詩、そしてリストのローマ・カトリックへの信仰心から1848年から1849年にかけ作曲。
 その後1853年に改訂されました。この10からなる作品は、人間の存在の深い意味を探求するものであり、魅惑的な美しさを持つ傑作です。
 数々のコンクールで優勝し、そのテクニックに裏付けされた音の美しさ、そして豊かな歌心で評価されているサスキア・ジョルジーニが美しいリストの音楽の世界へと誘います。85分長時間収録。

 サスキア・ジョルジーニ(ピアノ)
  同世代の中でもっとも注目されるピアニストの一人に数えられる。2016年モーツァルト国際コンクールで優勝し、同時に委嘱作品特別賞を受賞した。
  サルヴァトーレ・アッカルドからは「確かなテクニック、美しく心動かされる音色、ファンタジーにあふれるフレージングと純粋な音楽性」と絶賛される。
  2015年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールでフレデリック・ショパン特別賞を受賞。2012年プリ・アマデオ国際ピアノ・コンクールでは第2 位となり、同時にモーツァルト特別賞および聴衆賞を受賞し、一躍注目を浴びる。
  世界各国のコンサートホールや音楽祭に登場しており、ウィーン・ムジークフェライン、ウィーン・コンツェルトハウス、ザルツブルク・モーツァルテウム大ホール、ニュルンベルク・マイスタージンガーハレ、シュトゥットガルト・リーダーハレ、サンクトペテルブルク・フィルハーモニア、ポーランド国立ワルシャワ・フィルハーモニー、トリノのリンゴット・ホールおよびユニオン・ムジカーレ、ヴェニスのフェニーチェ劇場、ローマのコンチェルティ・デル・クイリナーレ、ユトレヒトのチボリ・フレデンブルグ、ソウル・アートセンター等で演奏している。
  また、ユトレヒト国際室内音楽祭、オランダ国際ミュージック・セッション、ローマのMITO 9月音楽祭、ヴァンクーバー音楽祭、ラトビアのインターナショナル・ピアノ・スターズ・フェスティバル等の音楽祭に出演し、ギドン・クレーメルが主宰するロッケンハウス室内音楽祭にも参加している。

 

 
 

PTC 5187028
¥2700
シュニトケの意図がはっきりした自筆譜からの録音
 シュニトケ:回心のための詩篇(1988)
ダニエル・ロイス(指揮)
カペラ・アムステルダム

 録音:2022年9月17-20日/ペテロ教会(ユトレヒト)/DDD、ディジパック仕様、40'39、輸入盤・日本語帯付

 カペラ・アムステルダムは1970年創設。1990年よりダニエル・ロイスが音楽監督を務め、ルネサンスから現代までの声楽作品を満喫させてくれます。
 今回シュニトケの大作に挑戦。
 シュニトケの「回心のための詩篇」はロシアのキリスト教受洗千年を記念して1988に作曲されました。彼円熟期の作で、人の声の表現力と効果を存分に発揮させています。

 録音にあたり、指揮者のロイスは信頼性の出版譜によらず、シュニトケ研究で有名なチェロ奏者イワシキンの監修で自筆譜を用いることにしました。
 自筆譜には強弱記号がほとんどなく、拍子もフレージングも示されておらず、音さえも違いが見られました。
 印刷譜だと最後のニ長調主和音にミ♭が加わっていますが自筆譜にはなく、Deus(神)の象徴としてのD(ニ)音で終わらせるシュニトケの意図を明確にさせています。
 



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CHANDOS



RCHSA5300
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
アルペシュ・チャウハン(指揮)&BBCスコティッシュ響
チャイコフスキー:管弦楽作品集

 交響的バラード《地方長官》Op.78
 幻想曲《テンペスト》Op.18
 歌劇《チェレヴィチキ》より「序曲」と「ポロネーズ」
 交響的幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》Op.32
アルペシュ・チャウハン(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
CHSA5300
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 イギリス期待の若手指揮者、アルペシュ・チャウハン!

 ☆デュッセルドルフ交響楽団首席客演指揮者、BBCスコティッシュ交響楽団副指揮者、バーミンガム・オペラ・カンパニー音楽監督のアルペシュ・チャウハン!
 ☆チャイコフスキーの管弦楽作品集でChandosレーベル初録音!

 BBCスコティッシュ交響楽団の副指揮者であるアルペシュ・チャウハン指揮、チャイコフスキーの管弦楽作品集!
 バーミンガムで生まれたアルペシュ・チャウハンは、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキに師事し、ファンホ・メナ、ワシリー・ペトレンコのマスター・クラスに参加。
 2014年から2016年にはバーミンガム市交響楽団の副指揮者としてアンドリス・ネルソンス、エドワード・カードナーから研鑽を積みました。
 その後2021/22年シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席客演指揮者、BBCスコティッシュ交響楽団副指揮者に就任。その他にもバーミンガム・オペラ・カンパニーの音楽監督を務めています。
 これまでにロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団など国際的に高い評価を受けているオーケストラとも頻繁に共演を繰り返しており、イギリス期待の若手指揮者の一人で、今回の録音がChandosレーベル初録音となります。

 ※録音:2022年7月18日-20日、シティ・ホール(グラスゴー・イギリス)

 
 




PRIMA FACIE


PFCD180
¥2700
ランズウィック:
 ミュージック・ウィズ・ベース・インストゥルメンツ

  ダリル・ランズウィック:
   ダンス・オヴ・スティルネス
   無伴奏ダブル・ベース・ソナタ
   不死鳥と亀
   トゥトゥ
ダリル・ランズウィック
 (ピッコロ・ベース・ギター、
  アルト・ベース・ギター、
  ベース・ギター、ヴォーカル、
  パーカッション、他)
ロンドン・ヴォイセス、他

 作曲家、歌手、即興演奏家、多才なダリル・ランズウィック!

 作曲家、歌手、即興演奏家であるダリル・ランズウィックによる自作自演集。
 10代チェリストだった彼はコントラバスに転向し、さらにベース・ギターも演奏するようになりました。
 音楽のジャンルもクラシックだけでなく、ロック、ジャズとあらゆるジャンルを演奏しています。
 彼は高音域のソロを好んでいるため新たに、ピッコロ・ベース・ギターとアルト・ベース・ギターを発明し、このアルバムでも使用し多彩な音楽を展開。
 ヴォーカル、演奏者、作曲家として多才な彼の幅広い音楽が詰まった一枚です。
 
 
PFCD184
¥2700
ブランニング:ギター作品全集
 ジョン・ブランニング:
  マグナ・カルタ協奏曲
  5つのロマンス
  ラクリモーサ*
スーフェイ・ヤン(ギター)
クラーク・ランデル(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヨハネス・モーザー(チェロ)*

 このアルバムはイギリスの作曲家でクラシックFMラジオの放送作家でもあるジョン・ブランニングのギターのための作品全集です。
 メイン・プログラムとなるのは、スーフェイ・ヤンのために書かれロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団と共演した「マグナ・カルタ協奏曲」です。
 これらの作品に関してジョン・ブランニングは「クラシック・ギターにおけるスペイン音楽の伝統を認めつつも、本質的にはイギリス音楽の要素を持った作品である」と語っています。

 ※録音:2021年7月19日&2022年3月10日
 
 

PFCD185
¥2700
パワー:29の歌
 デイヴィッド・パワー:
  6つの歌/ピーコック・パイ/
  6つの星降る歌/5つの詩的な歌/
  Three Char Songs and Three Char Songs
ロバート・ライス(バリトン)
ウィル・ヴァン(ピアノ)

 このアルバムでは、ロンドン生まれの作曲家デイヴィッド・パワーが1985年から2016年までに完成させた29の歌曲を収録しています。
 彼は元々ロックやエレクトロニカ、ブーレーズやシュトックハウゼンから影響を受けていましたが、その後よりメロディックな作風を目指し、歌とメロディが調和するような作品を生み出しています。
 
 

PFCD186
¥2700
ジョン・マイケル・フランクリン:イマジネン
 フランクリン:
  イマジネン/リッスン/セランダイン/
  Serinitas/グローリア/ダラム/
  ルセルナ/Laude Te/ソレル/Vigilate Oranti
ラウラ・セラ(ピアノ)

 ヨークシャーで生まれた知られざる作曲家ジョン・マイケル・フランクリンの「イマジネン」。
 両親の離婚により児童養護施設で育った彼は、養父母から9歳の誕生日に贈られたコンサーティーナ(アコーディオン族の楽器)によって音楽に出会いました。
 それまで何も習っていなかったにもかかわらず2週間で弾きこなすまでになった彼は即興演奏まで行うようになりました。
 その後ピアノを本格的に勉強し始め、ディプロマ・レベルまで上達。
 この作品は62歳の時に作曲されたもので、孤独であった彼が、音楽の癒しの力を表現しようとしたものです。

 ※録音:2021年10月28日-29日
 




ALPHA CLASSICS



ALPHA896
¥2800
シューマン:クライスレリアーナ、ヴィトマン:ユモレスク ほか
 1-8. ロベルト・シューマン(1810-1856): クライスレリアーナ Op. 16
 9-19. イェルク・ヴィトマン(1973-): 11のユモレスク(フモレスケ)
 20-25. シューマン: 創作主題による変奏曲 WoO 24
アーロン・ピルザン(ピアノ)

 録音: 2015年9月 ゼンテザール、ブレーメン、ドイツ
 収録時間: 69分

 【アーロン・ピルザンが弾くシューマンとヴィトマン】
 1995年オーストリア生まれのアーロン・ピルザンは、モーツァルテウムでカール=ハインツ・ケマーリングに学んだのち、ハノーファー音楽学校のラルス・フォークトのもとで研鑽を積みました。
 2014年にCDデビュー、2021年にはALPHAより、こだわりの不等分律によるバッハの「平均律」をリリースし、大きな話題を呼んでいます。
 ALPHA第2弾となる今作ではシューマンの2作品と、シューマンから大きな影響を受けているというヴィトマンを収録。
 シューマン若き日の傑作の一つ「クライスレリアーナ」は際立った構成力で物語を語るように聴かせ、シューマンの生涯最後の作品とされる変奏曲では、慈しむような美しいタッチで魅了します。
 ヴィトマンによる「ユモレスク」はその第10曲に、後に収められたシューマンの変奏曲が1小節引用されているなど、関連性の深い作品。ピルザンはこの作品でも持ち前のメリハリの効いたコントロールで、現代的な音の間に散りばめられた美しいフレーズをごく自然に引き立て、浮かび上がらせています。
 
 


ALPHA886
¥2800
デュティユー、デュサパン: チェロ協奏曲
 1-5. アンリ・デュティユー(1916-2013):
  チェロ協奏曲「遙かなる遠い国へ」
 6. パスカル・デュサパン(1955-):
  チェロ協奏曲「アウトスケイプ」(改訂版)*
 *...世界初録音
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ)
フランス国立管弦楽団
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)...1-5
クリスティーナ・ポスカ(指揮)...6

 録音: 2021年2月4日...6、2022年2月17日...1-5 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ (いずれもライヴ)
 収録時間: 54分

 【ジュリアン=ラフェリエールが弾く現代チェロ協奏曲の傑作二題】
 1990年フランス生まれのジュリアン=ラフェリエール。
 2017年に新設されたエリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者となり、ALPHAからは既に2枚のアルバムをリリース、高い評価を得ています。
 今回のアルバムは現代のチェロ協奏曲を2曲収録。1970年にロストロポーヴィチによって初演されたデュティユーの「遥かなる遠い国へ」は、ボードレールの『悪の華』をモチーフにした5楽章からなる作品。
 2015年に作曲されたデュサパンの「アウトスケイプ」は、今回が世界初録音となっています。
 高度なテクニックと鋭い感性で、近現代作品にこれまでも高い親和性をみせてきたジュリアン=ラフェリエールらしく、ここでも冴えわたる演奏で作品の世界観を表現しきっています。
 
 

ALPHA936
¥2800
BECAUSE~黒人霊歌と黒人作曲家による歌曲集 レジナルド・モブリー(カウンターテナー)
バティスト・トロティニョン(ピアノ)
 1. SOMETIMES I FEEL LIKE A MOTHERLESS CHILD 時には母のない子のように
 2. WERE YOU THERE 君もそこにいたのか
 3. I GOT A ROBE 私はローブを持っている
 4. バティスト・トロティニョン(1974-): WHY (ピアノ・ソロ)
 5. フローレンス・プライス(1887-1953): BECAUSE
 6. STEAL AWAY イエスの元へ逃れよう
 7. SAVE ME LORD, SAVE ME
 8. BRIGHT SPARKLES IN THE CHURCHYARD
 9. NOBODY KNOWS THE TROUBLE I'VE SEEN 誰も知らない私の悩み
 10. プライス: RESIGNATION
 11. A GREAT CAMPMEETIN'
 12. プライス: SUNSET
 13. MY LORD, WHAT A MORNING 星かげ落ち
 14. ハリー・バーリー(1866-1949): JEAN
 15. BY AN' BY – THERE IS A BALM IN GILEAD
 16. バレット・ストロング(1941-2023):I HEARD IT THROUGH THE GRAPEVINE 悲しいうわさ
 17. DEEP RIVER 深い河

 編曲:バティスト・トロティニョン...1、2、3、7、8、9、11、13、15(THERE IS A BALM IN GILEAD)、17/
  パトリック・デュプレ・クイッグレー...6/ハリー・バーリー...15(BY AN' BY)

 録音: 2021年10月 サル・コロンヌ、パリ
 収録時間: 55分

 【カウンターテナーとジャズ・ピアノによる、ポップスのような黒人霊歌】
 ジョン・エリオット・ガーディナーなど一流の古楽指揮者に信頼を置かれているアメリカ出身のカウンターテナー、レジナルド・モブリー。
 ジャズやポップスでの活動も多く、プロとしての初舞台は日本のミュージカル・シアターで、当時は東京ディズニーランドのアクター/シンガーとして働いていたのだそう。
 今回の彼にとって初めてのソロ・アルバムは、黒人霊歌と黒人作曲家による歌曲を集めたもので、共演はクラシカルな作品の発表も多いフランスのジャズ・ピアニスト、バティスト・トロティニョン。黒人霊歌の多くはトロティニョンによるアレンジで収められており、冒頭からフュージョンを思わせるビートに乗せた疾走感溢れる演奏で惹きつけられます。
 さらに、初の黒人女性作曲家と言われるフローレンス・プライスの作品から、モータウン・レコードのソングライター、バレット・ストロングによるソウル・ナンバーまでを収録、張りのあるカウンターテナーで楽しむことが出来ます。
 




NAXOS



8.574478
¥1800
アドルフ・アダン(1803-1856):バレエ音楽『オルファ』全2幕(1852)
 1. Act I: Introduction, "Le rendez-vous" 序奏「ル・ランデヴー」
 2. Act I: Pas de trois, "Les Scandinaves"
  パ・ド・トロワ 「スカンジナビア人」
 3. Act I: Pas de deux, "Les fiances" パ・ド・ドゥ 「婚約者たち」
 4. Act I: Mazurka, "Les traineaux" マズルカ 「ソリ」
 5. Act I: Apres le divertissement 気晴らしの後で
 6. Act II: Les seductions 誘惑
 7. Act II: Part II 第2部
 8. Act II: Pas de deux et Apotheose パ・ド・ドゥと大団円
 全て世界初録音
カリーナ・フリストヴァ
 (コンサートマスター、ヴァイオリン・ソロ)
  ...6、8
ヴェセラ・トリチコヴァ(ハープ)...1、5、7、8
ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団
ダリオ・サルヴィ(指揮)

 録音:Bulgaria Hall, Sofia(ブルガリア) 2022年4月15日...2-5 2022年4月16日...1、6-8
 総収録時間:89分

 『ジゼル』が名高いアドルフ・アダンが書いた14作のバレエ曲、その最後から2番目の作品が『オルファ』です。
 シナリオは北欧神話から採られ、親子二代にわたる神々の対立を描いたもの。
 ロキ(ローゲ)やオーディン(ヴォータン)が登場するストーリーは、ワーグナーの《ニーベルングの指環》や映画『マイティー・ソー』にも使われた、人気のある定番素材の一つです。
 初演では、当時大人気を誇っていたイタリアのバレエ・ダンサーで振付師ファニー・チェッリートをタイトルロールに起用し、大ヒットを記録しました。
 音楽的には、いくつもの楽器に華やかなソロ・パートがあるのも特徴です。世界初録音となるこの演奏は、フランス国立図書館に所蔵されたアダンの自筆総譜からコピーされた新版を用いています。
 オーベールやマイアベーア作品でおなじみのダリオ・サルヴィの指揮は、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団から華やかでスペクタルな音色を存分に引き出すとともに、各楽器の見せ場を引き立てています。
 
 
8.574506
¥1800
イムレ・セーチェーニ(1825-1898):ピアノ作品集
 1. Wiesbaden-Polka ポルカ「ヴィースバーデン」
 2. Herbst-Polka ポルカ「秋」
 3. La Brigantine Polka-Mazurka ポルカ=マズルカ「ブリガンティーヌ」
 4. Bliktri-Polka ポルカ「ブリクトリ-ポルカ」
 5. Datscha-Polka ポルカ「ダーチャ」
 6. Valdine Polka-Mazurka ポルカ=マズルカ「ヴァルディーネ」
 7. Zither-Polka ポルカ「ツィター」
 8. Velloni-Polka ポルカ「ヴェローニ」
 9. La Marguerite Mazurka マズルカ「ラ・マルゲリーテ」
 10. Leopoldinen-Polka ポルカ「レオポルディーネ」
 11. Tommy-Polka ポルカ「トミー」
 12. Polka-Mazurka in A Minor ポルカ=マズルカ イ短調
 13. Serenade in A Minor セレナード イ短調(2台ピアノ)
 14. La Tulipe Mazurka マズルカ「チューリップ」
 15. La Neige (Schnee) Polka ポルカ「雪」
 16. Les Vagues Polka-Mazurka ポルカ=マズルカ「波」
 17. Une polka prétentieuse ポルカ「うぬぼれ」
 18. Felicetta-Polka ポルカ「フェリチェッタ」
 19. L'Éventail Polka-Mazurka ポルカ=マズルカ「扇」
 20. Georginen-Polka ポルカ「ダリア」
 21. Pretchistinka-Polka ポルカ「プレチスティンカ」
 22. Le Caprice-Polka ポルカ「ル・カプリース」
 
 ※全て世界初録音
ジェルジ・ラーザール(ピアノ)...
 1-3、7-9、13、15、16、20、22
イシュトヴァーン・カッシャイ(ピアノ)...
 4、6、10-14、17-19、21

 録音:Hungaroton Rottenbiller Street Studio,Budapest(ハンガリー) 2022年2月12日...4-6、10-12 2022年2月13日...5、14、17-19、21 2022年2月19日...1、7、9、16、20 2022年2月20日...2、3、8、13、15、22
 総収録時間:78分

 19世紀から20世紀のハンガリーで隆盛を誇ったセーチェーニ家。自由主義の指導的な地位に立つ人材を多く輩出した彼らの中でも、イムレ・セーチェーニは傑出した人物でした。
 彼は有能な外交官で、ベルリン駐在のオーストリア・ハンガリー大使も務め、リスト、ヨハン・シュトラウス2世、スッペ、ワルトトイフェル、ビスマルクなど、当時の有力な音楽家や政治家たちと親交を結びつつ、作曲家としてシュトラウス一族を思わせる親しみやすいメロディ・ラインを持つ小品を数多く書き上げています。
 彼が最も得意としたのは舞曲で、マズルカ、ポルカ、セレナードは多くの人々を魅了しました。
 既発アルバム(8.573807)で、彼自身がオーケストレーションを施した様々な舞曲を聴くことができますが、ここではピアノによる22曲をお楽しみいただけます。
 演奏は「セーチェーニ家のピアノ曲」(GP786)と同じくカッシャイとラーザールの2人が担当。
 
 


8.574397
¥1800
ジェルジ・リゲティ(1923-2006):ピアノ練習曲 全集 チェン・ハン(ピアノ)
 練習曲集 第1巻(1985)
  1. No. 1. Desordre 無秩序 / 2. No. 2. Cordes a vide 開放弦 /
  3. No. 3. Touches bloquees 妨げられた打鍵 / 4. No. 4. Fanfares ファンファーレ /
  5. No. 5. Arc-en-ciel 虹 / 6. No. 6. Automne a Varsovie ワルシャワの秋
 練習曲集 第3巻(1995-2001)
  7. No. 15. White on White 白の上の白 / 8. No. 16. Pour Irina イリーナのために /
  9. No. 17. A bout de souffle 息を切らして / 10. No. 18. Canon カノン /
  11. Capriccio No. 1 カプリッチョ第1番(1947) / 12. Capriccio No. 2 カプリッチョ第2番(1947)
 練習曲集 第2巻(1988-94)
  13. No. 7. Galamb Borong 悲しい鳩 / 14. No. 8. Fem 金属 / 15. No. 9. Vertige 眩暈 /
  16. No. 10. Der Zauberlehrling 魔法使いの弟子 / 17. No. 11. En Suspens 不安定なままに /
  18. No. 12. Entrelacs 組み合わせ模様 / 19. No. 13. L'escalier du diable 悪魔の階段 /
  20. No. 14. Columna infinita 無限の円柱 / 21. No. 14a. Coloana fara sfarsit 無限の円柱

 録音:Oktaven Audio, Mount Vernon, New York(USA) 2022年6月3日...10、13-18 2022年6月4日...1、2、5-8、20 2022年6月5日...3-4、6、11-12、19、21
 総収録時間:62分

 リゲティ後期の代表作の一つ「ピアノのための練習曲集」は、ピアノの音色表現の可能性を徹底的に探究し、複雑なリズムと幾何学模様を思わせる音の組み合わせによって独特の世界を構築しています。
 当初はドビュッシーの練習曲に倣って12曲になるはずでしたが、構想が膨らみ全18曲になりました。
 このアルバムには1947年に書かれた2曲のカプリッチョも収録。ユーモラスな第1番とバルトーク風の 第2番、どちらもキャラクターのはっきりした音楽です。
 演奏は1992年生まれのチェン・ハン。2013年の中国国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、以降超絶技巧の持ち主としてアデス(8.574109)、リスト(8.573415)、ルビンシテイン(8.573989)他、様々な作品のアルバムを発表。注目を高めています。
  
 

8.579129
¥1800
Korean Tapestry 韓国女性作曲家によるアート・ソング集
 1. イム・キュンシン(1969-):You, My Courage あなたは私の勇気(2017)*
 2. イム・キュンシン:Letter of Autumn Rain 秋の雨の手紙(2019)
 3. イム・キュンシン:To You あなたに(2017)*
 4. イ・ナムリム(1959-):Night 夜(2021)*
 5. イ・ボクナム(1965-):Poet Dong-Ju Yoon ユン・ドンジュの詩(2016)
 6. イ・ヘソン(1961-):
  Prayer No. 5, "Love Is" 祈り第5番「愛とは」(2021)*
 7. アン・カロリーネ・キョンア(1975-):
  My Little One マイ・リトル・ワン(2020)*
 8. キム・ジヨン(1969-):Star Cultivating Child 星を耕す子供(2004)*
 9. イム・キュンシン:If You Would Come もしあなたが来たら(2021)
 10. キム・ジヨン:Because You Are Here あなたがここにいるから(2021)*
 11. カン・ジョンヒ(1976-):You and I あなたと私(2021)*
 12. カン・ジョンヒ:Spring Rain 春の雨(2020年、声とピアノ版) (2020)*
 13. カン・ジョンヒ:Two Ways 2つの道(2016)
 14. イム・キュンシン:Lake of My Beloved 私の恋人の湖(2018)*
 15. キム・ミラン(1976):Nil ri ri ya(2016)*
 16. キム・ミラン:Gyeongbokgung Palace Taryung 景福宮の歌(2021)*
 17. イ・ナムリム:アリラン(2022)*
 *...世界初録音
チョ・ギョン(ソプラノ)...
 1-3、6-8、11-14、17
チョ・ウォン(バス)...
 1、4-6、9-11、14-17
パク・ウンヒ(ピアノ)

 録音:2021年11月、12月、2022年1月 Bates Brothers Recording Studios, Hueytown,Alabama(USA)
 総収録時間:68分

 日本ではあまり耳にすることのない韓国の歌曲集。この国でも声楽への愛は深く、Ga-Gok または'ArtSong'と呼ばれる一連の歌曲は国の激動の歴史を通じて存在感を維持してきました。
 このアルバムには現代の韓国を代表する女性作曲家たちの独唱と二重唱曲を収録。
 どの曲も新鮮な音の使い方を聴かせながらも、基本的には調性を用いた耳なじみのよいものとなっています。言葉の柔らかい響きを活かした歌の数々をお楽しみください。
 とりわけ最後に収録された「アリラン」は圧巻の仕上がりです。
 


NAXOS GREAT COMPOSERS IN WORDS AND MUSIC


8.578369
¥1800
大作曲家 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)
 1-28. 朗読と音楽で綴る生涯/デイヴィニア・キャディ作
  使用曲:
   白鳥の湖 - 情景、スラヴ行進曲、私の守護神、私の天使、
   私の友よ、序曲「雷雨」、交響曲第2番「小ロシア」- 第1楽章、
   歌劇《オプリーチニク》より、ピアノ協奏曲第1番 - 第1楽章、
   交響曲第4番 - 第1楽章、序曲「1812年」、
   組曲第4番『モーツァルティーナ』-第3曲、
   バレエ『眠りの森の美女』より、『くるみ割り人形』より、
   交響曲第6番「悲愴」- 第4楽章他
    全15曲の抜粋(フェイドイン、フェイドアウトあり)
ニコラス・ブルトン(朗読)

 総収録時間:76分

 大人気バレエ「白鳥の湖」をはじめ、数多くの美しい作品を遺したチャイコフスキー。
 このアルバムでは、チャイコフスキーの子供時代の音楽への愛着から、友人、同僚たちとの激動の関係、彼自身が抱えていた個人的な危機の克服などと、その折々に書かれた作品を通じて、彼の作曲活動を知ることができます。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


IDIS



IDIS 6750
¥2100
カラヤン・スペクタキュラー Vol.11
 ベートーヴェン:
  (1)交響曲第5番 ハ短調『運命』Op.67
  (2)交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 カラヤンBPO、貴重なライヴ音源

 ライヴ録音:(1)1957年11月3日/東京(ステレオ)、(2)1961年4月8日/ロンドン(モノラル)/56'42''

 カラヤンの貴重なライヴ音源。東京公演はステレオで残されているもの。
 IDISレーベル2023年リマスター。
 


<メジャー・レーベル>
.

DG


4864253
(5CD)
\5200→\4790
さよならエマーソン弦楽四重奏団~
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集

ショスタコーヴィチ:
《CD 1》
 弦楽四重奏曲1-4) 第1番ハ長調Op.49、
 5-8) 第2番イ長調Op.68、9-13) 第3番ヘ長調Op.73
  【録音】1999年7月/
《CD 2》
 弦楽四重奏曲1-4) 第4番ニ長調Op.83、
 5-7) 第5番変ロ長調Op.92、8-11) 第6番ト長調Op.101
  【録音】1999年7月(1-7)、1998年7月(8-11)/
《CD 3》
 弦楽四重奏曲1-3) 第7番嬰ヘ短調Op.108、4-8) 第8番ハ短調Op.110、
 9-13) 第9番変ホ長調Op.117、14-17) 第10番変イ長調Op.118
  【録音】1998年7月/
《CD 4》
 1) 弦楽四重奏のためのアダージョ(エレジー)、
 2) 弦楽四重奏のためのアレグレット(ポルカ)、
 弦楽四重奏曲3-9) 第11番ヘ短調Op.122、
  10-11) 第12番変ニ長調Op.133、12) 第13番変ロ短調Op.138
  【録音】1998年7月(1, 2)、1994年7月(3-12)/
《CD 5》
 弦楽四重奏曲1-3) 第14番嬰ヘ長調Op.142、4-9) 第15番変ホ短調Op.144
  【録音】1994年7月
エマーソン弦楽四重奏団
 (ユージン・ドラッカー、
   フィリップ・セッツァー[ヴァイオリン]、
   ローレンス・ダットン[ヴィオラ]、
   デイヴィッド・フィンケル[チェロ])

 店主もショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲はこの演奏で初めて目覚めさせてもらった。もう20年以上も前のことか・・・。



 47年の輝かしい活躍に幕を下ろす世界最高峰の四重奏団の偉業を称えるCD5枚組セット

 2023年、最後のシーズンを迎えたアメリカのエマーソン弦楽四重奏団。1976年の結成以来グラミー賞を何度も受賞したこのアンサンブルは最も精力的で洗練された室内アンサンブルの一つとしてクラシック音楽界に君臨しました。
 今シーズンが終わりに近づくと、最後まで室内音楽の殿堂で高い地位に居続けたこの四重奏団の50年近くに及ぶキャリアも幕を下ろすことになります。
 彼らの輝かしい偉業を称え、ドイツ・グラモフォンからショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集が新たにCD5枚組ボックス・セットとして発売されます。
 限定盤。
 
 この最後のシーズンではロンドンのサウスバンク・センターでショスタコーヴィチ・チクルスが、そして最後の演奏となる2023年10月、ニューヨークのリンカーン・センターでの3回のコンサートでは、彼らの録音カタログから懐かしい曲が選ばれる予定です。
 そして10月22日にはリンカーン・センターのアリス・タリー・ホールで、デイヴィッド・フィンケルとのシューベルトの四重奏曲を含む最終コンサートが行われます。

 ●「これは、まさしく、21世紀のショスタコーヴィチ・チクルスだ」―『グラモフォン』誌

  【録音場所】アメリカ、アスペン、ハリス・コンサートホール(ライヴ)

  
  




DECCA


4854250
(2CD)
\2300
《Crown & Glory》
《CD 1》
1) ヘンデル:司祭ザドクHWV258、
2) エルガー:希望と栄光の国、
3) パリー:イェルサレム、
4) アーン:ルール・ブリタニア、
5) エルガー:行進曲『威風堂々』Op.39より第4番ト長調、
6) ホルスト:イギリス愛国歌『我は汝に誓う、我が祖国よ』、
7) ルーファー、コープ:ハイランド・カテドラル、
8) コーツ:ナイツブリッジ(行進曲)(『ロンドン』組曲より第3曲)、
9-10) ヘンデル:組曲『王宮の花火の音楽』HWV351より(第3曲:平和/第4曲:歓喜)、
11) 伝承曲:よろずのくにびと、
12) ウォルフォード・デイヴィス:英国空軍分列行進曲、
13) ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴズによる幻想曲、
14) ボイス:王は汝の力によって喜び、
15) ゴールドマン:木陰の散歩道、
16) 作者不詳:勇敢なるスコットランド、
17) メイ・ジョーンズ、リン・ジョシュア、ジェイムズ・ハーパー:歓迎しよう、
18) クラーク:トランペット・ヴォランタリー、
19) 伝承曲:デリー地方のアイルランド民謡(ダニーボーイ)[ロンドンデリーの歌]、
20) A Nation’s Pride(メドレー):よろこべやたたえよ(ヘンデル)~ルール・ブリタニア(アーン)、
21) リチャーズ:ウェールズ王子、万歳
デッラ・ジョーンズ(メッゾ・ソプラノ)(4, 6)、
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)(17)、
トレヴァー・ピノック(1)、
ライアン・ウィグルスワース(14)(オルガン)、
ロバート・フェリマン(トランペット)(18)、
ウェストミンスター寺院聖歌隊(1)、
ロイヤル・コーラル・ソサエティ(2-4, 6)、
マッカーシー・シンガーズ(11)、
U.S.A.F. Protestant Chapel Choir(11)、
West Ruislap England(11)、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団(14)、
ブラック・マウンテン合唱団(17)、
リスカ合唱団(17)、
モンテヴェルディ合唱団(19)、
モリストン・オルフェウス合唱団(21)、
サイモン・プレストン(指揮)
イングリッシュ・コンサート(1)、
バリー・ワーズワース(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ(2-6, 8, 13, 18)、
クリフ・マスターソン(指揮)
チェコ・フィルム・オーケストラ(7)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(9, 10)、
Charles Smart(指揮)
キングズウェイ交響楽団(11)、
英国王立空軍中央軍楽隊(12)、
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
エンシェント室内管弦楽団(14)、
フレデリック・フェネル(指揮)
イーストマン・ウインド・アンサンブル(15)、
Bay State Pipe and Drums(16)、
ジョン・ウィリアムズ(指揮)
ボストン・ポップス・オーケストラ(16)、
ガレス・ジョーンズ(指揮)
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団(17)、
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
モンテヴェルディ管弦楽団(19)、
英国近衛軍楽隊(20)
《CD 2》
1) 伝承曲:神よ国王を守り給え(イギリス国歌)、
2) 伝承曲:ブリティッシュ・グレナディアーズ、
ヘンデル:
 3-4)『水上の音楽』第1組曲HWV348より(第3曲a:アレグロ/第5曲:エア)、
 5) アラ・ホーンパイプ(『水上の音楽』[異稿]より第12曲HWV331 No.2)、
6) チャールズ・ウッド:おお汝、核たる宝珠よ、
7) スコットランド・ネドレー:The Dark Isle~スコットランドの花~スカイ・ボート・ソング~The Dark Isle 、
8) ウォルトン:スピットファイア前奏曲、
9) ジョン・ゴス:たたえよ、主なるわれらの神を、
10) ジョン・アディスン:リーチ・フォー・ザ・スカイ、
11) エヴァン・ジョリー:われらを導く、
12) アーン、エルガー:ブリタニック・サリュート、
13) ウォルトン:行進曲『宝玉と勺杖』、
14) マクスウェル・デイヴィス:さらばストロムネス、
15) 伝承曲:我が父祖の土地、
16) ヘンデル:我が心はうるわしい言葉に溢れ(ジョージ2世の戴冠式アンセム第4番HWV261)、
17) ラッセル:行進曲『洋上の生活』、
18) 伝承曲:夜もすがら、
19) ウォルトン:戴冠行進曲『王冠』、
20) パリー:私は歓喜した、
21) ヘンデル:ハレルヤ・コーラス
ジョアン・ロジャース(ソプラノ)(16)、
キャサリン・デンリー(メッゾ・ソプラノ)(16)、
フレディ・デ・トマーゾ(1)、
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(16)(テノール)、
ロバート・ディーン(バス)(16)、
ミュージック・ラボ・コレクティヴ(14)、
ヴァレンティーナ・リシッツァ(14)(ピアノ)、
ザ・シックスティーン(6, 20)、
Wallingford Parish Church Choir(9, 11)、
フロン・メイル・ヴォイス・クワイア(15, 18)、
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ合唱団(16, 21)、
ヒラリー・ダヴァン・ウェットン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1)、
英国近衛軍楽隊(2)、
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(3-5)、
ロイヤル・スコッツ・ドラゴン・ガーズ(7)、
クリフ・マスターソン(指揮)
チェコ・フィルム・オーケストラ(7)、
英国王立空軍中央軍楽隊(8, 10)、
ロイヤル・マリーンズ・バンド(12, 17)、
ジョン・ウィリアムズ(指揮)
ボストン・ポップス・オーケストラ(13)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(16, 21)、
バリー・ワーズワース(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ(19)

 チャールズ国王の戴冠式を祝う、イギリス王室を彩る名曲集。CD2枚組

 2023年5月6日に行われるイギリスのチャールズ3世国王とカミラ王妃の戴冠式。祝賀ムードを盛り上げる行列、式典、儀式と祝典の音楽が集められたアルバムがリリースされます。
 CD2枚組。
 
 『Crown & Glory』には4世紀にわたるイギリスの管弦楽、器楽、声楽作品が、収録時間2時間半を超える42トラックに収められています。
 戴冠式、記念祭、公式行事で聴かれる音楽が、BBCプロムスの「最終夜」のような国民的行事で一年を通して聴かれるイギリス・クラシックの不朽の名作と並んでいます。
 王室と軍隊の間の密接な関係を表現するメロディも聴くことができます。またイギリス連合王国の各国に愛されている歌と曲も選ばれています。
 ジョージ・フレデリック・ヘンデルの勇壮なアンセム『司祭ザドク』(1727年ジョージ2世の戴冠式のために作曲された)、ヒューバート・パリーの『私は歓喜した』(1902年エドワード7世の戴冠式で初めて聴かれた)などの歴史的クラシック曲、さらに『イェルサレム』『希望と栄光の国』『ルール・ブリタニア』『我は汝に誓う、我が祖国よ』などの人気曲、そしてヘンデルの『王宮の花火の音楽』と『水上の音楽』からの曲、ウォルトンの『宝玉と勺杖』と戴冠行進曲のような戴冠式のクラシック曲、イギリス国歌の新たな演奏やロイヤル・スコッツ・ドラゴン・ガーズと英国近衛軍楽隊のユニークなメドレーなど盛りだくさんです。
 デッカとユニバーサルミュージックのカタログからの、フレディ・デ・トマーゾ、BBCコンサート・オーケストラ、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、ザ・シックスティーン、今回の戴冠式で歌うことになっているブリン・ターフェル、そして隊員のファンファーレ・トランペット奏者たちが参加予定の英国王立空軍中央軍楽隊の演奏もお楽しみください。

 【録音】
  CD1:
  1981年10月(1)、1996年1月(2-6, 8, 13, 18)、1971年5月(9, 10)、2001年6月(14)、1995年2月(19)、2010年11月(20)、ロンドン、2007年(7)、1963年(11)、2010年(12)、イギリス、1956年1月、ニューヨーク(15)、1987年5月、ボストン(16)、1999年7月、スウォンジー(17)、1958年、モリストン(21)
 CD2:
  2022年9月(1)、2010年11月(2)、1991年2月(3-5)、2011年(12)、2011年2月(17)、1996年1月(19)、ロンドン、2009年(6, 20)、2007年(7)、2010年(8, 10)、2011年(9, 11)、2014年(14)、2006年(15, 18)、イギリス、1980年6月、ボストン(13)、1984年6月、場所不明(16)、1992年4月、ダブリン(ライヴ)(21)
 




<映像>


C MAJOR(映像)


76 3204
(Blu-ray)
¥5400
ハンブルク・バレエ「アンナ・カレーニナ」
 バレエ「アンナ・カレーニナ」(全2幕)
  原作:レフ・トルストイ
  音楽:チャイコフスキー、シュニトケ、
   キャット・スティーヴンズ/ユスフ・イスラム

アンナ・カレーニナ:アンナ・ラウデール
アレクセイ・ヴロンスキー:エドウィン・レヴァツォフ
アレクセイ・カレーニン:イヴァン・ウルバン
リョーヴィン:アレイズ・マルティネス
キティ:エミリー・マゾン
セリョージャ:マリア・ウゲツ
労働者:カレン・アザチャン
ドリー:パトリシア・フリザ
スティーヴァ:フロリアン・ポール ほか
ハンブルク・バレエ団
ハンブルク国立歌劇場管弦楽団
ネイサン・ブロック(指揮)

76 3108
(2DVD)
¥5400

 ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団による現代版「アンナ・カレーニナ」

 振付、舞台、衣装、照明:ジョン・ノイマイヤー
 収録:2022年4月、ハンブルク国立歌劇場
 (Blu-ray)画面:1080i,16: 9、音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1、BD50、リージョン:All、ボーナス:英独仏、225分(本編:158分+ボーナス:67分)
 (2DVD)画面:NTSC,16: 9、音声:PCMステレオ、DTS5.1、DVD9、リージョン:All、ボーナス:英独仏、225分(本編:158分+ボーナス:67分)

 2023年3月に5 年ぶり9度目の来日公演を行ったジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団。
 本映像は、2017年に初演され、コロナ禍のため日本公演が中止となった「アンナ・カレーニナ」。帝政ロシアの文豪レフ・トルストイの同名小説を基にジョン・ノイマイヤーが演出・振付を行ったもの。
 2023年の来日公演でもガラ形式で上演されました。原作は、1870年代のロシアを舞台に、政府高官カレーニンの妻で社交界の華として注目を集めていたアンナが、青年貴族の将校ヴロンスキーと道ならぬ恋に落ちて破滅へと向かう物語。
 ノイマイヤー版では舞台を現代に移し、政治家カレーニンとその妻アンナ、冷え切った夫婦関係の前に現れる人気ラクロス選手のヴロンスキーとの激しい恋、夫の浮気に悩む兄嫁ドリー、ヴロンスキーに振られるも農場主のリョーヴィンと幸せな家庭を築くキティ、と3つの家族の物語が交差して綴られていきます。
 複雑な人間の感情の機微やすれ違いを身一つで語るダンサーたちの表現力に脱帽です。
 特にアンナがオペラを観にいく終盤のシーンでは、オペラ『エフゲニー・オネーギン』が使われ、タチアーナとアンナの対照的な生き方が映し出されます。
 音楽は、チャイコフスキー、アルフレート・シュニトケの映画音楽、キャット・スティーヴンス/ユスフ・イスラムのフォーク・ソングなどを使用し、物語に深みを与えています。
 
 


76 2604
(Blu-ray)
¥5400
2016年ペーザロ・ロッシーニ音楽祭、
 リヴェルモレ演出の《イタリアのトルコ人》

  ロッシーニ:歌劇《イタリアのトルコ人》(全曲)
オルガ・ペレチャツコ(フィオリッラ)
アーウィン・シュロット(セリム)
ルネ・バルベラ(ナルチーゾ)
ニコラ・アライモ(ジェローニオ)
セシリア・モリナーリ(ザイダ)
ピエートロ・スパニョーリ(プロスドチモ)
スペランツァ・スカプッチ(指揮)
フィラルモーニカ・ジョアキーノ・ロッシーニ
KKC 9808
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6700

76 2508
(2DVD)
¥5400
KKC 9809/10
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6700

 オルガ・ペレチャツコのはまり役!2016年ペーザロ・ロッシーニ音楽祭、リヴェルモレ演出の《イタリアのトルコ人》

 演出&舞台:ダヴィデ・リヴェルモレ/衣裳:ジャンルカ・ファラスキ/
 映像:D-Work/照明:ニコラス・ボビー/映像監督:パオロ・フィリッポ・ベルティ

 収録:2016年8月、ロッシーニ劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:1080i,16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、リージョン:All、BD50、原語:イタリア語 、字幕:伊独英仏西韓日、171分
 (2DVD)画面:NTSC,16:9、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、リージョン:All、DVD9、原語:イタリア語 、字幕:伊独英仏西韓日、171分

 2016年ペーザロ・ロッシーニ音楽祭で上演された《イタリアのトルコ人》の映像が発売されます。
 1980年にロッシーニ生誕の地ペーザロで始まった音楽祭。毎年8月に開催されヨーロッパの名だたる音楽祭に匹敵する水準と注目度の高さを誇ります。
 ロッシーニ財団が編纂したクリティカル・エディション(批判校訂版)に基づいて作品を上演。全39あるロッシーニオペラから、知られざる作品の再発見や、レパートリーの定着に貢献しています。

 《イタリアのトルコ人》は、1814年8月14日にミラノ・スカラ座で上演されました。前年に初演され成功を収めた《アルジェのイタリア娘》に設定が似ていたことから、聴衆の評判はあまり良くはありませんでした。しかし、初演当時の誤解からの評価の低さに比べると、今日では、風習、愛に関する高尚な思索、芸術、アイデンティティーをめぐる喜劇が、我々現代人にも共感を呼び高い支持を得ています。

 あらすじは、トルコの王子セリム、その元恋人のジプシーの女性ザイダ、夫がいながらもセリムに惹かれるドンナ・フィオリッラ、フィオリッラの気弱な夫ドン・ジェローニオ、その友人の詩人プロスドチモ、フィオリッラを慕うドン・ナルチーゾらのもとで物語が展開していきます。
 最後は、セリムとザイダは仲良く一緒にトルコ行きの船に乗り、ジェローニオはフィオリッラを許し、フィオリッラは夫の元に戻り感謝する、そしてナルチーゾも自らの道を進み、詩人も満足してハッピーエンドに終わる。

 本上演はダヴィデ・リヴェルモーレによる演出で、イタリア映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニの映画『8 1/2』をモチーフとしています。気まぐれな妻フィオリッラを歌うのはロッシーニを得意とするオルガ・ペレチャツコ。
 蠱惑的な女性を見事に演じはまり役と言えるでしょう。
 浮気なセリムを歌うのは、ウルグアイ出身、エキゾチックで深みのある声と精悍な姿のアーウィン・シュロット。気弱な夫ジェローニオには柔軟で多彩な表現が魅力のニコラ・アライモ。
 詩人はイタリアの実力派バリトン、ピエトロ・スパニューリ。と個性豊かな歌手陣が揃っています。
 
















4/13(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE



AP 315
¥2900→\2690
またすごいことになりそう
 アレクシス・コセンコ&古楽集団レ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリ
  ピリオド楽器によるメンデルスゾーンの交響曲第1弾

メンデルスゾーン:
 (1)交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
 (2)交響曲第5番ニ短調「宗教改革」Op.107
アレクシス・コセンコ(指揮)
レ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリ

 ピリオド楽器、楽譜にもこだわったメンデルスゾーン管弦楽全集開始!第1弾登場!!

 録音:2022年5月7-9日/イル・ド・フランス国立管弦楽団ホール(アルフォールヴィル)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、58'00"

 バロック・フルート奏者としても活躍するアレクシス・コセンコが2010年に創設した古楽集団レ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリ。彼らが時代楽器と当時の解釈によるメンデルスゾーンの全管弦楽作品シリーズを開始しました。
 めったに用いられない版にも焦点を当てており、大物な割に版の違いやピリオド解釈などといったことまで注目されることがまだあまり多くない感のあるメンデルスゾーンだけに期待できます。

 シリーズ第1弾は交響曲第4番「イタリア」と第5番「宗教改革」。
 完璧主義者だったメンデルスゾーンは常に自分の作品に不満を持ち、手を入れていました。
 彼は1934年に大改訂を始めたものの、完全に終わる前に世を去ってしまいました。
 コセンコによれば、
  ・終楽章の素材を40小節拡張
  ・主題(特に第2楽章)を作り直し
  ・第3楽章メヌエットの輪郭と展開部を大幅に変更
 さらにイタリアから離れスコットランドの雰囲気が感じられるようになっているとのこと。
 1830年代にドイツで用いられていた楽器により、聴いたことのない「イタリア」交響曲の世界が蘇りました!




この躍動感、生命力
当時ヨーロッパ最高の音楽をいま聴く



 AP 258
\2900→\2690
18世紀初頭世界最高のオーケストラのために書かれた華麗な作品集
 ドレスデンのオーケストラのためにVol.1「序曲」

 (1)ヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェン:ソナタ「エルベ川上のディアナ」
 (2)ヤン・ディスマス・ゼレンカ:オラトリオ「青銅の蛇」ZWV 61~邪悪な者を退けた
 (3)同:オラトリオ「贖い主の墓前の悔悛者たち」ZWV 63~序奏
 (4)ゲオルク・フィリップ・テレマン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調TWV 53:D5
 (5)ハイニヒェン:ミサ曲第12番~聖霊にして
 (6)同:ミサ曲第9番~コンチェルティーノ/十字架に付けられ
 (7)ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:2つのフルートのための協奏曲ト短調QV 6:8a
 (8)ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル:ソナタ ハ短調
 (9)ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:2群のオーケストラのための序曲
 (10)ゼレンカ:神の御子のミサZWV 20~キリストよ憐れみたまえ
 (11)ハイニヒェン:協奏曲ヘ長調
コリーヌ・デュティユール(メゾソプラノ)、
ステファン・マクラウド(バリトン)、
ステファノ・ロッシ(ヴァイオリン)ほか
アレクシス・コセンコ(指揮)
レ・ザンバサドゥール、ラ・グランド・エキュリ

 録音:2020年11月30日-12月2日/ロワイモヨン修道院/96kHz 24bit、82'00"

 1709年から半世紀間、ザクセン選帝侯アウグスト一世及び二世時代のドレスデンはヨーロッパ最高の音楽家を集め、そのオーケストラは「世界で最も壮大」と賞されていました。
 大バッハがワイマールやライプツィヒで活躍していたのと同時期、ドレスデンの宮廷で繰り広げられた華麗でまばゆいばかりの作品を集めたシリーズの第1弾は「序曲」。

 関係作曲家たちは、そのオーケストラの機能を最大に生かした作品を生み出しました。
 多くは歌手が主役を務めますが、器楽奏者たちの名人芸も反映されていて聴き応え満点。
 フルート奏者で指揮者のアレクシス・コセンコが2010年に創立した若い古楽器団体レ・ザンバサドゥールの妙技にひたれます。
 

 
 
AP 311
¥2900
ほかに好きな人がいるから
 ギター伴奏によるフランスとヒスパニックのレオ・フェレ:ロマンス集

  (1)フォーレ:
   夢のあとにOp.7の1/秋Op.18の3/
   愛の歌Op.27の1/ゆりかごOp.23の1
  (2)マスネ:スペインの夜
  (3)イソリーナ・カリージョ:くちなしの花をふたつ
  (4)モレーノ・トローバ:マドローニョス(ギター・ソロ)
  (5)カルロス・エレタ・アルマラン:ある恋の物語
  (6)レオ・フェレ:芸術家の人生
  (7)サティ:グノシエンヌ第1番(ギター・ソロ)
  (8)ファリャ:7 つのスペイン民謡
  (9)イネス・アリミ:キエロ
  (10)マスネ:エレジー
  (11)ジャック・ブレル/ジェラール・ジュアネスト:
   懐かしき恋人たちの歌
  (12)ロッシーニ:踊り
  (13)ポリーヌ・ヴィアルド:星
マリーナ・ヴィオッティ(メゾソプラノ)
ガブリエル・ビアンコ(ギター)
レオナルド・ディッセルホルスト
 (チェロ)(10)(13)
ジェリー・ロペス(サクソフォン)(3)

 歌とギターの絶妙なハーモニー

 録音:2022年5月12-14日/TWLスタジオ(シュレーヌ)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、64'00"

 マリーナ・ヴィオッティはスイス出身のメゾソプラノ。ジャズ、ゴスペル、ヘヴィメタに親しみ大学で哲学と文学を専攻し、卒業後本格的に声楽を学んだ変わり種。オペラ、宗教曲のほか、ジャンルにとらわれぬ活動を繰り広げている。

 最新盤はフォーレとマスネのフランス歌曲と、スペイン・ラテンアメリカの歌をギター伴奏で聴かせてくれる魅力的なアルバム。
 またレオ・フェレやジャック・ブレルのシャンソンもイキに聴かせます。ファリャの「7つのスペイン民謡」や南米系のものはもちろんながら、フォーレやマスネの歌曲がギター伴奏と合うのに驚かされます。
 



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BIS



BIS SA 2532
(SACD HYBRID)
¥2900→\2690
ムストネンがラウタヴァーラとマルティヌーの
 ピアノ協奏曲第3番を録音!

  ラウタヴァーラ:
   ピアノ協奏曲第3番
    《 夢の贈り物(Gift of Dreams)》(1998)
  マルティヌー:ピアノ協奏曲第3番(1947-48)
オッリ・ムストネン
 (ピアノ/スタインウェイD)
ラハティ交響楽団
ダリア・スタセフスカ(指揮)

 名手ムストネンがラウタヴァーラとマルティヌーのピアノ協奏曲第3番を録音!

 録音:2022年1月3-8日/シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、56'19
 制作・編集:インゴ・ペトリ
 録音エンジニア:シュテファン・レー

 SACD ハイブリッド盤。
 フィンランドのラウタヴァーラとチェコ生まれのマルティヌー。一見共通するところのなさそうなふたりは、インスピレーションの新たな源をみつけようと絶えず探求し、音楽の「ピューリタニズム」から解放される姿勢を保ちつづけたことで繋がっています。
 フィンランドのピアニスト、オッリ・ムストネンが、新たに首席指揮者に就任したダリア・スタセフスカの指揮するラハティ交響楽団と共演したアルバムでは、このふたりの作曲家の「ピアノ協奏曲第3番」が演奏されます。

 ラウタヴァーラの《ピアノ協奏曲第3番》は、1994年の交響曲《光の天使》で彼が国際的に成功を収めた後、1998年の作品です。
 ネオロマンティックなスタイルをさらに押し進めた1969年の《第1 番》とも、雑多な要素を合成した1989年の《第2番》とも異なる、ソリストがピアノを弾きながらオーケストラを指揮することのできる、ピアノ・オブリガート付き交響詩とでもいったスタイルで書かれています。
 「トランクィッロ」「アダージョ・アッサイ」「エネルジーコ」の3楽章の作品。男声合唱のために書かれた1978年の《4つのセレナード》の一曲、ボードレールの詩による〈貧しき者らの死〉に初めて現れた「le dons des rêves(夢の贈り物)」の言葉による音型がモチーフとして使われていることから《夢の贈り物》の副題がつけられました。

 折衷的で多作のマルティヌーの《ピアノ協奏曲第3番》は、ロマンティシズム時代の協奏曲に共通する特徴を備えた作品です。
 ブラームスを思わせる交響的構造をモデルにした、ストラヴィンスキーの新古典主義の「余韻」の聞こえる第1 楽章「アレグロ」。色彩的な第2楽章「アンダンテ・ポコ・モデラート」。「モデラート-アレグロ」の第3 楽章には、チェコスロヴァキアに政変が起き共産党政権が成立した1948 年という時代が反映され、カデンツァの後、好戦的ともいえる姿勢で曲が閉じられます。
 1949年11月20日、作品を献呈されたルドルフ・フィルクシュニーのソロ、ウォルター・ヘンドル指揮ダラス交響楽団によりテキサス州ダラスで初演されました。

 ピアニストのムストネン(1967-)は、作曲家と指揮者としての活動でも知られ、内省と深い洞察による演奏は「再創造」とも呼べる新鮮な響きをもたらします。
 スティーヴン・イッサーリスと共演した3つの「チェロ・ソナタ」(BIS SA-2042)に次ぐマルティヌー作品の録音です。

 指揮者のダリア・スタセフスカ(1984-)は、ウクライナのキーウ生まれ。エストニアのタリンを経て、5歳の時、フィンランドに移住しました。
 ヘルシンキに一年住んだ後、タンペレに移り、タンペレ音楽院でヴァイオリンと作曲を正式に学び始めました。
 ヘルシンキのシベリウス・アカデミーでヴァイオリンとヴィオラを学び、指揮に興味をもった20 代、ストックホルム王立音楽大学でヨルマ・パヌラ、シベリウス・アカデミーでレイフ・セーゲルスタムたちに師事。
 2012年にシベリウス・アカデミーのディプロマを取得しました。BBC 交響楽団の首席客演指揮者に就任した2019年7月、「BBC プロムス」で初めてロンドンの聴衆を前に指揮、翌年の「プロムス最終夜」の指揮者を務めました。
 2021/22年のシーズンにラハティ交響楽団の首席指揮者に就任しました。

 
 
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BIS SA 2563
(SACD HYBRID)
¥2900→\2690
ギリシャのヴァイオリン作品
 『橋(Bridges)』
ダナエ・パパマッテウー=マチュケ(ヴァイオリン)
ウーヴェ・マチュケ(ピアノ/スタインウェイD)
 ボリス・パパンドプロ(1906-1991):
  (1)瞑想(Medidation)~ヴァイオリンとピアノのための(1987)
  (2)ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1988)
  (3)ディオス・コンスタンティニデス(1929-2021):
   ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1971 rev.1977)
 ディミトリー・テルツァキス(1938-):
  (4)地獄のソナタ(Sonate infernale)~ヴァイオリンとピアノのための(2008-09)
  (5)風の中の言葉(Spruche im Wind)~ヴァイオリンとピアノのための「10 の小品」(2009)
 (6)ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):ドデカネス諸島のギリシャ民謡による組曲
  (Suite sur des melodies populaires grecques du Dodecanese)
   ~ヴァイオリンとピアノのための(1948)
    【カルパトス島の旋律(Air de Karpathos)/カリムノス島の牧歌(Chantpastoral de Kalymnos)/
     ロドス島の歌と踊り(Chant et danse de Rhodes)/
     レロス島の踊り(Danse de Leros)/ロドス島の旋律(Air de Rhodes)/
     ロドス島の結婚の歌と踊り(Chant nuptial et danse de Rhodes)】

 ギリシャの作曲家とギリシャをルーツにもつ作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品集!

 ヴァイオリン/カルロ・フェルディナンド・ランドルフィ1760年製作
 録音:2022年6月17-20日/ゼンデザール(ブレーメン、ドイツ)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、75'02
 制作・録音エンジニア・編集:ファビアン・フランク

 SACD ハイブリッド盤。
 このアルバムは、ギリシャの作曲家とギリシャをルーツにもつ作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品を紹介する目的で作られました。

 ボリス・パパンドプロ(1906-1991)は、ボンに近いドイツのホンネフ・アム・ラインに生まれた、ギリシャ系クロアチアの作曲家です。
 ザグレブ音楽アカデミーで学び、指揮者としても活動しました。《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》は、バルカン半島の民俗音楽の味わいをもち、《瞑想》は、アドリア海に面したダルマチア沿岸の美しい村トリブニで作曲された、哀愁的な気分の小品です。

 ディオス・コンスタンティニデス(1929-2021)は、ギリシャ北部のイオアニナ生まれ。ニューヨークのイヴァン・ガラミアンやドロシー・ディレイたちにヴァイオリン、アテネのヤニス・パパイオアヌーとミシガン州のオーウェン・リードに作曲を学びました。《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》は、「厳格な十二音技法」で書かれた、「長く掃くような旋律」が特徴の3楽章の作品です。

 アテネ生まれのディミトリー・テルツァキス(1938-)は、アテネのヤニス・パパイオアヌーとケルン音楽大学のベルント・アロイス・ツィンマーマンに学びました。
 その後「ダルムシュタット」のドグマを離れ、音色ではなく「メロディ」を重視する作曲を行うようになりました。《地獄のソナタ》は、ダンテの『神曲』からインスピレーションを得た3楽章の作品です。その直後、音と感情の世界で関連をもつ、短い旋律の楽想による格言的な曲集《風の中の言葉》が作曲されました。

 ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984)は、アナトリアのスミルナ(現イズミル)で生まれました。
 ギリシャ=トルコ戦争の直前にアテネに移り、ベルリンでパウル・ユオンに作曲と理論を学んだ後、キャバレーや劇場のピアニストとして生計を立てました。
 帰国後、コスタス・ヤンニディスの別名で万能の音楽家として活動、経音楽の分野で大きな成功を収めました。
 《ドデカネス諸島のギリシャ民謡による組曲》は、スイスの民俗音楽研究家サミュエル・ボー=ボヴィの『ドデカネス諸島のギリシャ民謡』を基に作られた「オーセンティック」な歌と踊りの曲集です。

 ダナエ・パパマッテウー=マチュケは、将来を託されるギリシャの若い世代のヴァイオリニストのひとりです。アテネ生まれ。ザルツブルクのモーツァルテウムのイゴール・オジム、ハンブルク音楽演劇大学のターニャ・ベッカー=ベンダーに学び、テッサロニキのマケドニア大学の博士号を取得しました。
 ピアニストのウーヴェ・マチュケは、ベルリン生まれ。フランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学でユリアネ・レルヒェ、ブダペストのリスト・フェレンツ音楽大学でペーテル・ショイモシュたちに学びました。アテネに移り、2001年にマケドニア大学の音楽学部ピアノ科の教授に任命されました。

 
 




EVIDENCE


EVCD 095
¥2800
それゆえ愛は私を苦しめる
 (1)作者不詳:愛の苦しみから
 (2)カリッシミ:飾らぬ美しさ
 (3)ルイージ・ロッシ:地獄の怒り
 (4)トリカリオ:さあ、憤りを胸に
 (5)カスタルディ:タステッジョ・ソアーヴェ
 (6)ストラデッラ:涙を果てしなく流した後
 (7)作者不詳:人里離れた地に
 (8)作者不詳:ついに斃れ
アンヌ=ソフィ・オノレ
ユリア・ヴィシニェフスキ(ソプラノ)
アンドレアス・リノス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
バンジャマン・ナルヴェ(キタローネ)
サム・クラウザー(チェンバロ、指揮)

 愛する女性が見せる8態をアンヌ=ソフィ・オノレが見事に表現

 録音:2022年9月24-27日/ポール・ロワイヤル修道院国立博物館(ポール・レ・ザモー)/ディジパック仕様、73'00"

 アンヌ=ソフィ・オノレは1987 年ノルマンディのカーン生まれのソプラノ。
 愛に関するさまざまな感情を表す8曲に挑戦。女性の可愛らしさ、怖さ、辛さを見事に表現しています。
 




HARMONIAMUNDI



HMM 931956
¥2900
名盤復活
ティク・トク・ショク~F.クープラン:作品集
 アレクサンドル・タロー

  フランソワ・クープラン(1668-1733)
   (1)神秘的な防塞(第6組曲) 1'40"
   (2)ティック・トック・ショック、あるいはマイヨタン
    (第18組曲) 2'27"
   (3)クープラン(第21組曲) 3'54"
   (4)信心女たち(第19組曲) 2'16"
   (5)さまよう亡霊たち(第25組曲) 4'10"
   (6)編物をする女たち(第23組曲) 2'13"
   (7)キテラ島の鐘(第14組曲) 3'46"
   (8)タヴェルニのミュゼット(第15 組曲) 2'24"
   (9)葦(第13組曲) 2'48"
   (10)アタランテ(第12組曲)* 1'44"
   (11)パッサカリア(第8組曲) 5'43"
   (12)ミューズ・プラティヌ(第19組曲) 2'19"
   (13)奇術(第22組曲) 2'25"
   (14)戦いのどよめき(第10組曲) 2'34"
   (15)子守歌あるいは揺籠の中のいとし子
    (第15組曲) 3'25"
   (16)空想にふける人(第25組曲) 3'37"
  (17)ラ・ロジヴィエール(第5組曲) 4'15"
   (18)双生児(第12組曲) 5'01"
   (19)かわいい子供たち、あるいは愛らしいラジュール
    (第20組曲) 3'05"
   (20)ジャック・デュフリ:ラ・ポトゥアン 5'19"
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
トラック10:パブロ・ピコ(タンブール)
KKC 6710
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 アレクサンドル・タローの名盤、F.クープラン作品集、再登場!無限に広がる色彩感、量感、情感。聴く者をとらえてはなさない音色。

 録音:2006年7月/パリ、IRCAM 大ホール

 まさに衝撃的な一枚。かけた瞬間、ドビュッシー作品かと錯覚するほどの色彩感、量感、情感。ゆったりとふくよか、ビロードのようでありながら、立ち上がりがどこまでもくっきりとした不思議な音色は、聴く者をとらえて放しません。
 2007年に発売され大きな話題となった名盤、アレクサンドル・タローが演奏する、ピアノによるF. クープラン作品集(2006 年録音)が再登場します。
 タロー本人が「play する、という考えに基づいて曲をきめました。自分がしばしばコンサートでも演奏するティク・トク・ショクを中心に据えました。
 F. クープランのもっとも「ピアニスティック」な作品を集め、これらのplay-ful な側面を強調しています。」と語っているように、どの曲もきわめて清冽かつ明確に演奏されています。
 冒頭に収録されている「神秘的なバリケード」は、一音一音にしっかりと意志と力強さがこめられており、聴いていてストレートに心に響く演奏。
 また、「ティク・トク・ショック」も、これほどまでにクープラン作品が超絶技巧だとはと驚かされるもの。
 最後にデュフリの作品が収録されているのも心憎いところです。
 
 


HMM 932013
(2CD)
¥4200
名盤復活
ヤーコプスによる宗教曲決定的名演!
 テレマンの大作「ブロッケス受難曲」

  テレマン(1681 -1767):
   ブロッケス受難曲(全曲)
ルネ・ヤーコプス(指揮)
RIAS室内合唱団、
ベルリン古楽アカデミー
ダニエル・ベーレ(T/福音史家、信仰心VI)
ヨハネス・ヴァイサー(Br/イエス、信仰心V)
マリー=クロード・シャピュイ(Ms/ユダ、信仰心III、娘I)
ドナート・ホーヴァール(T/ペトロ、ピラト、信仰心Ⅳ、)
ブリギッテ・クリステンセン
 (S/シオンの娘I、信仰心I、マリア、女I)
リディア・トイシャー(S/シオンの娘II、信仰心II、娘)

 ヤーコプスによる宗教曲決定的名演!テレマンの大作「ブロッケス受難曲」息、熱、血、そして美しさに満ちた演奏

 録音:2008年3月

 ブロッケスは、18世紀ドイツ文学界の重要人物。彼が書いたこの受難曲のテキストには、テレマンのほかにも、ヘンデルやカイザー、マッテゾンら13人もの作曲家が付曲しています。
 テレマンの受難曲は1716年4月2日に初演、大成功をおさめ、かの大バッハ1739年(45歳頃、自らがマタイ・ヨハネ両受難曲を作曲した後)に全曲を写譜して研究したほどに有名曲となりました。
 ヤーコプスは、人間味豊か、絡み合う音が魅力のテレマンの名作を、大変見事に、瑞々しく現代によみがえらせました。

 序曲は器楽によるシンフォニア。まるでオーボエ協奏曲のような充実したシンフォニアを、名団体ベルリン古楽アカデミーで聴けるとは!
 バッハの受難曲が福音書家の役割が非常に大きいのに対し、テレマンの作品は、それぞれのソリストが「信仰心」という役割を持ち、場面場面で、二重唱や三重唱で信者(=わたくし)の心を代弁、活躍します。
 イエスが十字架上で「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」と言う場面は、実に人間味に溢れていてドラマティック。
 終曲コラールでは、トランペットの響きも高らかに、イエスの死による私たちが罪から救い出されるということを力強く讃美していて、大変輝かしい終結となっています。
 ヤーコプスの完璧なコントロールの指揮の下、歴史的名曲の理想的な名演です。
 




THE CHOIR OF KING'S COLLEGE



KGS 0067
¥2500
MY SOUL, WHAT FEAR YOU? わが魂よ、何をおそれているのか?
 R.シュトラウス:
  〈見出されたもの〉、〈おくれたボートで〉(≪6つの歌≫ op.56より)、
  〈夜の逍遥〉(≪3つの歌≫op.29より)
 ハンス・プフィッツナー:〈牢獄のフス〉(≪4つの歌≫op.32より)
 J.S.バッハ:カンタータ第82番 BWV 82より
  第1番アリア「われは満ちたれり」
 シューベルト:
  〈勝利〉D 805、〈墓堀人の歌〉D 44、〈人間の限界〉 D 716
 シューマン:
  〈宝を掘る人〉、
  〈春の旅路〉(≪ロマンスとバラード≫第1集 op.45より)
 ハンス・アイスラー:
  〈カリフォルニアの秋〉〈小さなラジオに〉
  〈ヘルダーリン=フラグメント〉
   (≪ハリウッド・ソングブック集≫より)
 マーラー:〈少年鼓主〉(≪子供の魔法の角笛≫)
 クルト・ワイル:ベルリン・レクイエムより
  〈未知の兵士に関する第2の報告:私が話したことすべて〉
クリストファー・パーヴス(バリトン)
サイモン・レッパー(ピアノ)
ミロシュ・ミリオイエヴィチ(アコーディオン)
サラ・フィールド(サックス)
ルーシー・ショウ(コントラバス)
リリー・ヴァーノン=パーヴス(フルート)
ラファエル・オニエット(ギター)

 イギリスを代表するバリトン、クリストファー・パーヴス

 録音:2922年2月21-23日、聖ヨハネ福音教会、オックスフォード

 キングス・カレッジの卒業生にして英国が世界に誇るバリトン、クリストファー・パーヴスが、英国屈指のピアニスト、サイモン・レッパーと共演した、当レーベル初の歌曲アルバムの登場。
 R.シュトラウス、シューベルト、プフィッツナー、マーラーの歌曲が、オペラ界でも活躍するパーヴスのドラマチックな演奏で響き渡ります。
 バッハ、アイスラー、ワイルの作品が、アコーディオン、サックス、ギター、フルート、コントラバスを効果的に組み合わせた編成で演奏されており、聴きごたえがあります。

 クリストファー・パーヴス(バリトン)は、キングス・カレッジの聖歌隊で音楽を学び、その後ロック・グループHarvey and the Wallbangers のメンバーとしても活躍。
 オペラ歌手としても活躍しており、バイエルン国立歌劇場でボルストロード(ピーター・グライムズ)、ロイヤル・オペラ・ハウス等でファルスタッフ(ファルスタッフ)、グラインドボーン音楽祭でゴロー(ペレアスとメリザンド)、チューリヒ歌劇場のリング・サイクルでアルベリヒを歌うなど、各地の歌劇場に登場し、その歌唱と存在感で聴衆を魅了しています。
 また、グレの歌(ラトル指揮LSO)など、演奏会でも活躍しています。

 
 




DANACORD


DACOCD961
¥2700
シューベルト:歌曲集
 シューベルト:
  さすらい人の月に寄せる歌 D.870/春に D.882/
  船乗り D.536/双子座に寄せる船乗りの歌 D.360/
  夜の曲 D.672/漁夫の歌 D.881/シルヴィアに D.891/
  月に寄す D.193/小人 Op.771/
  万霊節のための連祷 D.343/ます D.550/
  恋する者のさまざまな姿 D.558/
  さすらい人の夜の歌 D.224/セレナード D.957/4/
  ブルックにて D.853/春のおもい D.686/夕映に D.799
マティアス・ヘーゼゴー(テノール)
トーヴェ・レンスコウ(ピアノ)

 北欧の名テノール、マティアス・ヘーゼゴー!シューベルト第2弾!

 デンマークのテノール歌手マティアス・ヘーゼゴー(b.1978)とベテラン・ピアニスト、トーヴェ・レンスコウの共演によるシューベルトの第2作。
 ヘーゼゴーは、彼の世代のデンマーク芸術歌曲のもっとも優れた歌い手として評価され、シューベルトの 《冬の旅》 を歌った前作(DACOCD865)は、デンマーク放送(DR)P2 が選ぶ2021年の「最優秀クラシカル・アルバム」賞を獲得しました。
 新しいアルバムでは、ザイドルの詩による 《さすらい人の月に寄せる歌》 からカール・ラッペの詩による 《夕映に》 まで、「シューベルティアーデ」を偲ばせるプログラムを歌っています。

 ※録音:2021年11月15日-18日、ガーニソン教会(コペンハーゲン、デンマーク)
 




STERLING



CDA186718682
(2CD-R)
¥5100
ライラ・アンデション=パルメのアーカイヴ録音シリーズ
 R.シュトラウス:歌劇 《エレクトラ》
ライラ・アンデション=パルメ(ソプラノ、エレクトラ)
グニッラ・セーデシュトレム(メゾソプラノ、クリュテムネストラ)
アニタ・スールド(ソプラノ、クリュソテミス)
レッナールト・ストレゴード(テノール、エギスト)
グンナル・ルンドベリ(バリトン、オレスト)
アンデシュ・ロレンソン(バリトン、オレストの老僕)
カリーナ・ムーリング(ソプラノ、クリュテムネストラの腹心の侍女)
エヴァ・ピラト(ソプラノ、クリュテムネストラの裾持ち)
ソンニ・ヴァレンティン(テノール、若い召使)
ベンクト・リンドベリエル(バス、老いた従者)
ヤドヴィガ・コーバ(ソプラノ、監督者)
インゲル・ブルム(アルト、第1の侍女)
アンナ・ラーション(メゾソプラノ、第2の侍女)
カロリーナ・ベンクツドッテル・ユング(メゾソプラノ、第3の侍女)
アイネタ・ルンドグレーン(ソプラノ、第4の侍女)
ヒルデ・ライラン(ソプラノ、第5の侍女)
王立スウェーデン歌劇場管弦楽団・合唱団員
ジークフリート・ケーラー(指揮)

 スウェーデンの宮廷歌手、アンデション=パルメのアーカイヴ録音シリーズ!

 スウェーデンの宮廷歌手ライラ・アンデション=パルメ(b.1941)のアーカイヴ録音シリーズ。
 プッチーニの 《トスカ》(CDA1837382)、リヒャルト・シュトラウスの 《サロメ》(CDA1843442)、シクステン・エールリングが指揮したワーグナーの 《ジークフリート》(CDA 1847492)の王立スウェーデン歌劇場での公演をライヴ収録したアルバムがこれまでにリリースされています。

 ギリシャ悲劇に基づくフーゴ・フォン・ホーフマンスタールの台本に作曲されたシュトラウスの 《エレクトラ》 もアンデション=パルメが王立歌劇場で歌ったオペラのひとつです。
 ビルギット・ニルソンがタイトルロールを歌った1965年の公演で侍女のひとりを歌ったのが最初。同じルドルフ・ハルトマンが演出した1979年と1980年の春の公演でエレクトラの妹クリュソテミスを6回歌ったあと、1993年から1996年5月4日に行われた彼女の告別公演までにエレクトラ役を11回まで歌いました。今回リリースされるのは、この告別公演の記録です。

 グニッラ・セーデシュトレム(1943-2004)のクリュテムネストラ、アニタ・スールド(b.1949)のクリュソテミス、レッナールト・ストレゴード(b.1946)のエギスト、グンナル・ルンドベリ(b.1958)のオレスト。1990年に王立スウェーデン歌劇場の首席指揮者と音楽監督に任命され、1992年から2005年まで宮廷指揮者を務めたドイツのジークフリート・ケーラー(1923-2017)の指揮。フォルケ・アベニウスの演出による舞台です。

 シュトラウスの最後の和音が消えると、花をいっぱいに積んだ2台の台車が舞台に運びこまれました。
 そして、オーケストラが伴奏する中、観客も含めた全員が、アリス・テグネールの 《青いアネモネ》 の「青い」を「白い」に変えた歌詞で歌い、王立歌劇場に別れを告げる宮廷歌手ライラに感謝を捧げました。

 ※録音:1996年5月4日、王立スウェーデン歌劇場(ストックホルム)(ライヴ録音)
 ※マスタリング・編集:クット・カールソン/AAD
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

CDA186418662
(3CD-R)
¥7600
All You Need ~ スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(b.1955):作品集
 [Disc 1]
  ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 《ミュロスベッケンの夕べ》/ピアノ三重奏曲第2番 イ短調/
  ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調/ピアノ三重奏曲第4番 イ長調 《ノアクじいさん》/
  ピアノ三重奏曲第5番 ハ短調 《そうだ、彼が生きるよう...》/ピアノ三重奏曲第6番 ニ短調 《火の踊り》
    スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ)
    アンニカ・スタッティン(ヴァイオリン)、ラーシュ・スタッティン(ヴィオラ)
    [録音:2019年6月、グスタフ・アドルフ教会(ボロース)
  花咲く季節がやってきた(ピアノ・ソロのための編曲)
    スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ)
    [録音:2021年3月、ビョルクルンド=ユッランデル・スタジオ]
  夏の牧歌(オルガンのための即興)
    スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(オルガン)
    [録音:2020年9月24日、グスタフ・アドルフ教会(ボロース)(ライヴ録音)]
  人類(合唱、ピアノとフルートのための)/書き手たちがいる(合唱、ピアノとフルートのための)/
  母なる地球(合唱、ピアノと独唱のための)
    ニコライ室内合唱団、スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ)、
    ベアトリス・オルレル(歌)、マデレイネ・B・ニルソン(フルート)
    クリスチャン・ユンググレーン(指揮)
    [録音:(ライヴ録音)]
 [Disc 2]
  3楽章のピアノ協奏曲(ピアノ・ソロとオルガンのための編曲)
    スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ、オルガン(第1・第3楽章)、
    カール=グスタフ・エークストレム(オルガン)(第2楽章)
    [録音:ビョルクルンド=ユッランデル・スタジオ(第1・第3楽章)、カローリ教会(ボロース)]
  「オルガン即興の紹介」
   ヘンリク・トゥービン(紹介)
   オルガン即興
     スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(オルガン)
     [録音:2021年秋、ヨーテボリ・コンサートホール(ヨーテボリ)(新オルガン落成式ライヴ)]
 [Disc 3]
  教会オペラ 《息子》
    スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(ピアノ、オルガン)、OPERAnerna 独唱者
    [録音:1998年6月-1999年5月、スタジオ・ネーヴォ、
     スウェーデン放送(スンツヴァル)、スウェーデン放送(シューヘーラド)]

 スタファン・ビョルクルンド=ユッランデルは、1955年、ストックホルム生まれ。
 王立ストックホルム音楽大学、イタリア、ハンガリーのリスト音楽院で学び、オルガニスト、ピアニスト、作曲家として活動。
 2000年からボロースのグスタフ・アドルフ教会の教会音楽家を務め、ピアノやオルガンのための作曲と即興も手がけています。

 『即興、コンサート・エチュード、瞑想』(CDA182418252)に次ぐ作品集。1楽章で書かれた6曲の短い 《ピアノ三重奏曲》、王立ストックホルム音楽大学の学生だった時にピアノと管弦楽のために作曲した 《3楽章のピアノ協奏曲》 の「ピアノ・ソロとオルガンのための編曲」、ヨーテボリ・コンサートホールに設置された新しいオルガンの落成式に演奏した 《オルガン即興》。
 《人の子》 は、ビョルクルンド=ユッランデル自身がイエス・キリスト(人の子)の生涯を描いた台本による第1幕「不思議な夜」、第2幕「洗礼」、第3幕「復活」の3幕の教会オペラです。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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IBS CLASSICAL



IBS22023
¥2700→\2490
カザルスの声 無伴奏チェロによるカザルスへのトリビュート ロジェ・モレリョ・ロス(チェロ)
 1-3. ガスパール・カサド(1897-1966):無伴奏チェロのための組曲
 4. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV 1008 ... サラバンド
 5-8. エリセンダ・ファブレガス(1955-):Danses de la terra 大地の踊り(カタルーニャ舞曲)
 9. マラン・マレ(1656-1728):Les Voix Humaines 人間の声 (R.モレリョ・ロス編)
 10. J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007 ... サラバンド
 11-12. マルク・ミゴ(1993-):Variacions sobre el nom de Casals カザルスの名前による変奏曲
 13. カタルーニャ民謡:El cant dels ocells 鳥の歌 (P. カザルス/R.モレリョ・ロス編)
 14. J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV 1010 ... サラバンド
 
 録音:2022年12月2-4日 SWR Studio Kaiserlautern(ドイツ)
 総収録時間:60分

 1993年にカタルーニャに生まれたモレリョ・ロスが、2023年に没後50周年を迎える郷里の偉大な先達カザルスに捧げた1枚。
 カザルスの弟子カサドのソナタ、同郷カタルーニャの作曲家たちによる新作、カザルスの手によって新しい命を吹き込まれたバッハの「無伴奏チェロ組曲」、モレリョ・ロスが自ら編曲したマレの「人間の声」に、カザルスのトレードマークと言うべき「鳥の歌」が収められています。

 
 




NAXOS

8.574411
¥1800
ブラジル外務省が主導するプロジェクト「Brasil em Concerto」
アルメイダ・プラド:オリシャたちの交響曲 他

 詩人カルロス・マリア・ジ・アラウジョへの
  ささやかなる葬送歌(1969)
   1. Corpo de fogo / 2. Corpo de terra I / 3. Corpo de terra II /
   4. Corpo de terra III / 5. Corpo de terra IV / 6. Corpo de terra V /
   7. Corpo de terra VI / 8. Corpo de silencio
 オリシャたちの交響曲(1984-85)
  9. Saudacao a Exu エシュへの挨拶
  10. I. Chamado aos orixas: 第1楽章:オリシャへの呼びかけ
  Ritual inicial 儀式の始まり
  11-27. II. Manifestacao dos orixas 第2楽章:オリシャの顕現
   11. No. 1. Obatola: O canto do universo
   12. No. 2. Ifa: O canto da adoracao
   13. Interludio I: As aguas do Rio Niger
   14. No. 3. Oxala I: O canto da luz
   15. No. 4. Xango I: O canto das alturas e dos abismos
   16. No. 5. Oxala II: O jogo dos buzios
   17. No. 6. Oxum: O canto dos lagos e dos rios
   18. Interludio II: As aguas do Rio Niger
   19. No. 7. Ogum-oba: A danca da espada e do fogo
   20. No. 8. Ibeji: Cantiga para Cosme e Damiao
   21. No. 9. Omulum: O canto da noite e do misterio
   22. No. 10. Oxala III: O canto do amor e da alegria
   23. No. 11. Oxosse-Ossae: O canto das matas e florestas
   24. No. 12. Iemanja: O canto dos sete mares
   25. No. 13. Iansa: O canto da paixao
   26. No. 14. Xango II: O canto das tempestades, raios e coriscos
   27. No. 15. Oxumare: O canto do arco-iris
  28. III. Ritual final 第3楽章:儀式の終了
クラリッサ・カブラル(メゾ・ソプラノ)...7
サバ・テイシェイラ(バス・バリトン)...6
サンパウロ交響合唱団...2-5、7
サンパウロ交響楽団
ニール・トムソン(指揮)
NYCX-10400
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2200

 録音:Sala São Paulo,サンパウロ(ブラジル) 2022年2月14-16日...9-28 2022年11月10-11日...1-8
 総収録時間:70分

 ブラジル外務省が主導するプロジェクト「Brasil em Concerto」。
 19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲の作品をブラジルのオーケストラが演奏、録音するという、これまでになかった大がかりな企画です。
 
 このアルバムに登場するアルメイダ・プラドは、20世紀後半から21世紀初頭にかけてブラジルで活躍した作曲家。
 カマルゴ・グァルニエリから音楽を学んだプラドは、やがてシュトックハウゼンやブーレーズ、リゲティの作品に興味を持ち、奨学金を得てパリに留学。ナディア・ブーランジェに教えを請うとともに、メシアンの神秘主義からも影響を受け、自国のブラジル音楽にこれらのエッセンスを融合させ、ピアノ曲集『カルタス・セレステス=天体の図表』などに見られる独自の作風を確立しました。
 このアルバムに収録されている2つの作品は、作曲年代がほぼ20年離れており、彼の異なるスタイルが反映されています。
 初期の作品「詩人カルロス・マリア・ジ・アラウジョへのささやかなる葬送歌」は若くして命を落とした詩人に捧げる嘆きの調べ。合唱とパーカッションが効果的に用いられたオーケストラのための作品です。
 対してカンピーナス市立交響楽団設立10周年のために書かれた「オリシャたちの交響曲」はブラジルの伝統的宗教と儀式、大いなる自然への賛美が描かれており、緻密なオーケストレーションと沸き立つようなリズム使用が際立つ作品です。
 深い森を思わせる神秘的な音色あり、原始的・異教的なリズムとサウンドの炸裂ありで、「春の祭典」のブラジル版と呼べるかもしれません。

 ※ 国内仕様盤には木許裕介(日本ヴィラ=ロボス協会会長)氏による日本語訳解説が付属します。
 




SOLO MUSICA


SM421
¥2400
Legata レガータ 近現代のユダヤに根差す歌曲集
 モーリス・ラヴェル(1875-1937):2つのヘブライの歌
  1. Kaddisch カディッシュ
  2. L'enigme eternelle 永遠の謎
 
 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
  6つの簡素な歌 Op. 9より
   3. Schneeglockchen4. Sommer
 
 グスタフ・マーラー(1860-1911):
  『子供の魔法の角笛』より
   5. Wo die schonen Trompeten blasen
    トランペットが美しく鳴り響くところ
   6. Rheinlegendchen ラインの伝説 リュッケルト歌曲集より
   7. Ich bin der Welt abhanden gekommen 私はこの世に捨てられて
 
 8. クルト・ヴァイル(1900-1950):Nannas Lied ナナの歌
 
 ジョエル・エンゲル(1868-1927):
  9. Nor noch dir / 10. A mol iz geven a Maise /
  11. Minhag chadash
 
 エヤル・バト(1966-)
  12. Ha'hakara sheli nemoga / 13. Ke'tzitz ha'amakim
 
 サーシャ・アルゴフ(1914-1995):
  14. Az haya la / 15. Hakol zahav / 16. Lo yada'ati ma
 
 17.デイヴィッド・ゾンネンシャイン :Elei tashuv
ナーマ・ゴールドマン(メゾ・ソプラノ)
ジューリオ・ザッパ(ピアノ)

 録音:2022年10月16-18日 Klangscheune, Lottstetten(ドイツ)
 総収録時間:64分

 イスラエル出身でベルリンを拠点に活躍するナーマ・ゴールドマンが歌う、自身のルーツを探る1 枚。
 彼女が傾倒するドイツの後期ロマン派の作品と、自らのアイデンティティを強く意識するというユダヤ系の作品とを組み合わせました。
 陰影と力強さを合わせ持つメゾ・ソプラノの声質が作品のドラマや深みを伝えます。

 
 




TOCCATA CLASSICS



TOCC-450
¥2400
ブラームス・バイ・アレンジメント 第2集
 ホロウェイによるオーケストラ編曲集

  1-12. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
   シューマンの主題による変奏曲 Op. 23(1861)
    管弦楽編(2016)
  13-18. ロベルト・シューマン(1810-1856):
   ペダル・ピアノのための6つの
    カノン形式の練習曲 Op. 56(1845)
     ドビュッシーによる
      2台ピアノ版(1891)に基づく管弦楽編(2011)
  19-22. ブラームス:
   2台ピアノのためのソナタ Op. 34a(1864)
    管弦楽編(1845)
 
 ※全てロビン・ホロウェイによる管弦楽編、世界初録音
BBC交響楽団
ポール・マン(指揮)

 録音:2022年7月7-8日 Studio MV1, BBC Maida Vale Studios, London(UK)
 総収録時間:85分

 TOCCATAのブラームス・バイ・アレンジメント、第1集は弦楽五重奏曲やクラリネット五重奏曲を弦楽三重奏に凝縮したものでしたが(TOCC-66)、この第2集は4手連弾または2台ピアノによる曲をオーケストラへと拡大したプロジェクトです。
 編曲は英国の作曲家ロビン・ホロウェイ。彼は「2台ピアノのためのソナタ Op. 34a」について「規模の大きさと充実した構造、作品に込められた野心と感情の深さは、シンフォニックな表現が似つかわしい」と語り、交響曲として再創造しました。
 シューマンの「カノン形式の練習曲」はドビュッシーが2台ピアノに編曲した版を更にオーケストレーションしたものです。
 
 

TOCC-691
¥2400
マリー・ジョゼフ・エルプ(1858-1944):オルガン作品集第1集
 1-3. Sonata Mater Salvatoris ソナタ「救い主の母」 Op. 82(1912)
 4-6. ソナチネ第1番 ...
  オルガンとコール・アングレのために(1940)
 7. Meditation 瞑想曲 -
  オルガンとチェロのために Op. 88(1911)*
 8-10. ソナチネ第2番 -
  オルガンとコール・アングレのために(1940)*
 11. Priere sur le motif du 'Pater' ...
  オルガンとヴァイオリンのために Op. 71(1906)
 12-14. ソナタ第3番「来たれ創造主」(1927)
 *...世界初録音
パウラ・マルミヴァーラ(コール・アングレ)...4-6、8-10
マルコ・ユロネン(チェロ)...7
アンナ=レーナ・ハイコラ(ヴァイオリン)...11
ヤン・レヘトラ(オルガン...St Paul's Church, Helsinki)

 録音:St Paul's Church, Helsinki(フィンランド) 2022年5月24日...7/2022年5月25日...11 2022年5月31日...4-6/2022年8月8日...1-3、12-14 2023年1月30日...8-10
 総収録時間:74分

 フランス、アルザスの作曲家マリー・ジョゼフ・エルプは、5歳の時にベルリオーズが指揮する「キリストの幼時」を聴き感銘を受け、パリでサン=サーンス、ウジェーヌ・ジグー、クレマン・ロレに学び、その後ストラスブールでオルガニスト、教師として活躍、フランツ・リストやアルベルト・シュヴァイツァーらとも親交を持ちました。
 このアルバムには長い人生を送ったエルプが後半生に書いた2曲のオルガン独奏ソナタと、4曲のオルガンを用いた室内楽作品を収録。
 彼の作品はこれまでほとんど演奏される機会がありませんでしたが、どれも美しく、深い抒情を湛えています。
 
 

TOCC-677
¥2400
マルカントニオ・インジェニェーリ(1536-1592):作品集第3集
 ミサ曲「シュザンヌはある日」 他
  1. Cantate Domino a 8
  2. 5声のミサ曲「シュザンヌはある日」 ... I. Kyrie
  3. ジョヴァンニ・バッサーノ(1561頃-1617):
   「シュザンヌはある日」(原曲:オルランド・ディ・ラッソ)*
  4. ミサ曲「シュザンヌはある日」 ... II. Gloria
  5. Laudate Dominum a 12
  6. ミサ曲「シュザンヌはある日」 ... III. Credo
  7. Exaudiat te Dominus a 9*
  8. Non mi togli' il ben mio a 4*
  9. ミサ曲「シュザンヌはある日」 ... IV. Sanctus ... Benedictus
  10. Omnes sitientes a 9
  11. ミサ曲「シュザンヌはある日」 ... V. Agnus Dei
  12. O sacrum convivium a 6
  13. Regnum mundi a 8*
  14. Qual grazia, o qual beltate a 4*
  15. Victimae Paschali laudes a 8*
  16. Salve regina a 6
 *器楽での演奏
 
 ※トラック3を除き世界初録音
ジェレミー・ウェスト(ソロ・コルネット)...3
エミリー・ノット(オルガン)...8
フェリックス・エリオット(オルガン)...15
ケンブリッジ・ガートン・カレッジ合唱団
 ...1、2、4-6、9-12、16
王立ウェールズ音楽大学ヒストリック・ブラス
 ...1-7、9-14
ガレス・ウィルソン(指揮)

 録音:2022年7月14-16日 St George's, Chesterton, North Cambridge(UK)
 総収録時間:74分

 モンテヴェルディの師として知られるイタリア・ルネサンス後期の作曲家インジェニェーリは、複雑な対位法を駆使した複合唱(polychoral)様式の音楽で生前高い評価を得ていました。
 それはバロックへの移行前夜、洗練の極みに達していたルネサンス多声音楽の姿を示すものです。
 インジェニェーリ作品の演奏に熱意を注ぐガレス・ウィルソンとケンブリッジ・ガートン・カレッジ合唱団による第3集では、ルネサンス時代に大ヒットしたシャンソン「シュザンヌはある日」を定旋律とするミサ曲と二重合唱用のモテットを収録。
 アルバム中6曲を古楽器の管楽アンサンブルで演奏することでサウンドに変化をつけています。
 
 


TOCC-682
¥2400
フェレンツ・ファルカシュ:室内楽作品集 第6集
 1-4. Piccola musica di concerto 小さな演奏会用音楽 -
  弦楽四重奏のために(1961)
 5-14. 練習曲 ... ヴァイオリンとヴィオラのために(1997)*
 15-17. ソナチネ第1番 -
  ヴァイオリンとピアノのために(1930)*
 18. Rumanian Folk Dances from Bihar County
  ビハール地区のルーマニア民俗舞曲 ...
   ヴァイオリンとピアノのために(1950)*
 19-21. ソナチネ第2番 ...
  ヴァイオリンとヴィオラのために(1931)
 22. Alla danza ungherese ハンガリー舞曲風 -
  ヴァイオリンとピアノのために(1934)*
 23-25. ソナチネ第3番 - ヴァイオリンとピアノのために(1959)*
 26-28. 弦楽四重奏曲(1970-72)
 *...世界初録音
ギューラ・シュトゥレル(ヴァイオリン)...5-25
島貫ゆかり(ヴィオラ)...5-14
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)...15-25
シュトゥレル四重奏団...1-4、26-28
【メンバー】
 ギューラ・シュトゥレル(ヴァイオリン)
 バルナバス・シュトゥレル(ヴァイオリン)
 島貫ゆかり(ヴィオラ)
 ユリア・シュトゥレル(チェロ)

 録音:2022年6月13-18日 Pannon Studio, Budapest(ハンガリー)
 総収録時間:74分

 TOCCATAレーベルの人気シリーズ、フェレンツ・ファルカシュの作品集。
 13作目となるこのアルバムではファルカシュのヴァイオリンを用いた室内楽作品に焦点が当てられています。
 ハンガリーに生まれ、プダペスト音楽アカデミーで学んだ後、ローマの聖チェチーリア音楽院でレスピーギに学び作曲の研鑚を積んだファルカシュ、ここで聴ける作品は1930年代から1990年代までと作曲年代に隔たりがありますが、どれも快活なリズムと民謡風の旋律が用いられた親しみやすいものばかりです。
 弦楽四重奏曲の演奏はヴィオラ奏者島貫ゆかりが名を連ねるシュトゥレル四重奏団が担当。
 島貫はヴァイオリンとヴィオラのための練習曲でも見事な演奏を披露しています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD962963
(2CD-R)
¥5100→\4690

デンマークの偉大なピアニスト ~ ヴィクト・シューラー 第6集
 [Disc 1]
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
    ヴィクト・シューラー(ピアノ) 
    デンマーク放送交響楽団、アルベール・ヴォルフ(指揮)
    [録音:1966年5月29日(ライヴ放送)]
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
    ヴィクト・シューラー(ピアノ) 
    デンマーク放送交響楽団、エーリク・トゥクセン(指揮)
    [録音:1949年5月10日(ライヴ放送)]
  メンデルスゾーン:
   無言歌 アレグレット・グラツィオーソ 《春の歌》 Op.62 no.2
   無言歌 アンダンテ・コン・モート 《甘い思い出》 Op.19b no.1
     ヴィクト・シューラー(ピアノ)
     [録音:1957年][HMV 7EGK 1083]
  リスト:愛の夢 S541 no.3
    ヴィクト・シューラー(ピアノ)
    [録音:1954年][TONO EP 43025]

 [Disc 2]
  ブラームス:ピアノ協奏曲第2番ロ短調 Op.83
    ヴィクト・シューラー(ピアノ)、デンマーク放送交響楽団、
    カール・フォン・ガラグリ(指揮)
    [録音:1952年3月14日(ライヴ放送)]
  ヒンデミット:クラリネット・ソナタ変ロ長調
    イプ・エーリクソン(クラリネット)、ヴィクト・シューラー(ピアノ)
    [ラジオ放送プロダクション:1964年4月15日]
  サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35(2台のピアノのための)
    ヴィクト・シューラー(ピアノ)、ペーター・ヴェステンホルス(ピアノ)
   [テレビ放送:1966年2月6日、ヴィクト・シューラー宅(コペンハーゲン)]

 1960年代のデンマークではテレビという新しいメディアがクラシカル音楽を普及させるツールのひとつとして音楽家から注目されました。
 ピアニストのヴィクト・シューラー(1899-1967)も「一般大衆」に近づく手段としてテレビ放送を活用し、彼がテレビのために収録したューベルトの 《さすらい人幻想曲》 が、シリーズの第4集(DACOCD867868)に収録されています。
 この第6集で紹介されるサン=サーンスの 《ベートーヴェンの主題による変奏曲》もテレビ放送の音源です。
 ベートーヴェンの 《ピアノソナタ第18番変ホ長調》 の第3楽章「メヌエット」のトリオの旋律を主題に使ったこの作品は、2台のピアノのために書かれており、2人のピアニストが音楽を同期させることが求められます。
 シューラーは、生徒のペーター・ヴェステンホルス(1937-2008)を共演者に選び、「ホアノング&ムラーコンサート・グランドが2台あるコペンハーゲンのシューラー宅で収録が行われました。
 ラジオ放送されたベートーヴェンとブラームスの協奏曲はすべて、初めて商用リリースされるアーカイヴ録音です。

 ※トランスファー・エンジニアリング:クラウス・ビューリト/MONO ADD
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




<国内盤> 


ヴァカンス・ミュジカル


VM 0008
¥1500
「ぼくが見た戦争/思い出の中学校」
 詩:島田征夫 作曲:大野瑞季
  (1)「ぼくが見た戦争」~朗読とピアノによる~ [15:04]
  (2)「思い出の中学校」~バリトンとピアノによる~ [3:58]
  (3)「思い出の中学校」(伴奏) [3:50]
詩:島田征夫
作曲・ピアノ:大野瑞季
バリトン:堤 智洋
朗読:横森由衣

 島田征夫による戦争体験を綴った貴重な絵本と戦後間もない世情を映した詩に気鋭の若手作曲家・大野瑞季が作曲CD化して世に送るプロジェクト。ぼくが見た戦争/思い出の中学校

 録音:2023年3月17日 浦安音楽ホールハーモニーホール(ピアノ/スタンウェイ)
 ピアノ調律:和田武志/ディレクション:杉浦菜々子
 エンジニア:前田巳代三/プロデュース:高久弦太

 「ぼくが見た戦争」~1939年、第2次世界大戦開戦の年生まれのぼく。戦争体験の記憶を綴った同名絵本を朗読と音楽によって新に語り直しました。
 「思い出の中学校」~戦後の世情を色濃く反映した中学生時代。その思い出をつづった詩を歌曲で聴いてください。

 CDの制作にあたって:島田征夫
 この度CD『ぼくが見た戦争/思い出の中学校』を音楽レーベルVacances Musicalesより発売する運びとなり、うれしく思います。私は第二次世界大戦開戦と共に生を受け、1945年の終戦時に6歳でした。
 その6歳の夏の「私の戦争体験」を綴った絵本『ぼくが見た戦争~1945年夏』を2016年に文芸社より上梓致しましたが、この時にはまさかこの絵本が音楽作品として生まれ変わるとは夢にも思っていませんでした。
 作曲を手がけてくださった大野瑞季さんは東京藝術大学音楽学部作曲科で作曲を学び、現在多岐にわたって活躍の幅を広げている気鋭の若手作曲家です。
 大野さんには戦後間もない世情を色濃く反映した私の中学時代の想い出を綴った詞「思い出の中学校」も歌曲として作曲してくださり、今回のアルバムにも収録されています。
 私は戦争体験者ですが、戦争の体験を直に知る者として、自らの体験を世代を超えて語り伝える義務を強く感じています。
 現在も、世界では戦争が絶えませんが、戦争が起きる原因は様々です。戦争の原因は複雑で多様です。一概にいうことはできませんが、実際に戦争が起きた時、国民が実際どのような立場に置かれるのか、ということは案外忘れられがちです。
 国のトップが戦争を決断したら逆らえない、という場合がほとんどですし、実際、歴史は常に強者の立場で語られてきました。
 歴史が主に権力者の視点から語られる場合、代表的でないグループの疎外、真実の歪曲、権力構造の強化といった弊害は不可避的に生じます。どのようなイデオロギーに身を委ねようとも、「戦争をしてはならない」という一点においては思いは一つでしょう。このことを強く決意することが大切であることはすべての方が同意してくださることでしょう。
そして、いずれにしても、「あの戦争は何であったのか」という問いに対して、それが戦勝国であれ敗戦国であれ、為政者の立場からだけでその是非が論じられて良いはずがないでしょう。
 体験は過酷なものであるだけに、忘れられるものであるならば忘れたいという気持ちも当事者にとっての一つの真実ですが、やはり「決して忘れてはならない」という強い思いも不滅の真実です。本アルバムでは、戦争体験の普遍的真実を苛烈なままに伝える(それはどんな芸術を以てしても不可能でしょう)というよりは、幼少期の私自身の想い出として、私自身が体験し得た限りのことをその時代の雰囲気と共にありのままにお伝えすることを意図しました。
 「普通が普通でなくなる決定的瞬間」はある日ある時、突然やってきます。この小さな「歴史の証言」が美しい芸術となって皆さまのもとに届きますように。そして「戦争体験の一つの記憶」が世代を越えて皆様の心の中に生き続けますように。





<映像>

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C MAJOR(映像)



80 7604
(Blu-ray)
¥5400→\4990
ブルックナー:交響曲第 4&9番 /
 ティーレマン&ウィーン・フィル
  ブルックナー生誕200年記念プロジェクト「Bruckner 11」遂に完成

  アントン・ブルックナー(1824~1896):
   交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』
    (1880年第2稿 ハース校訂 1936年出版)
   交響曲第9番ニ短調 WAB109
    (原典版 新全集IX、1951年出版 ノーヴァク校訂)
 
  ボーナス映像《ディスカヴァリング・ブルックナー》
   各交響曲について
    (ティーレマンと音楽学者
     ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
KKC 9800
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6700

80 7508
(2DVD)
¥5400→\4990
KKC 9801/2
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6700

 ティーレマン&ウィーン・フィル、ブルックナー生誕200年記念プロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」遂に完成!最後は、第4番「ロマンティック」と未完の第9番

 収録:2020年8月、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ(第4番) 2022年7月、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ(第9番)
 (Blu-ray)画面:16:9、1080i、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0、BD50
 [ボーナス映像]言語:ドイツ語、字幕:英韓日、Total time:197分、交響曲:142分、ボーナス:55分
 (2DVD)画面:16:9、1080i、音声:PCM ステレオ、DTS5.0、DVD9
 [ボーナス映像]言語:ドイツ語、字幕:英韓日、Total time:197分、交響曲:142分、ボーナス:55分

 2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」。
 C majorの映像によるブルックナー交響曲全集は、第5交響曲、そして「習作交響曲」と呼ばれている「ヘ短調 WAB99」と「ニ短調 WAB100」をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録した第1弾。
 ウィーン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭で演奏された第7番を収録した第2弾。第3弾は、2019年にウィーン楽友協会で収録された第2番と第8番。
 そして交響曲中もっとも改訂稿の多い第3番と唯一改訂されていない第6番という組み合わせでリリースされた第4弾。
今回発売されるシリーズ最後となる第5弾は、ともにザルツブルク音楽祭で演奏された第4番と第9番を収録したディスクです。

 「ロマンティック」という副題や、長大すぎない演奏時間であることから、ブルックナーの9曲の交響曲の中で最も人気の高い交響曲第4番。
 ティーレマンは、ブルックナーの最終イメージに最も近いと評価されているハース版第2稿で演奏。遅めのテンポで一音一音丁寧に紡ぎだされるブルックナーの世界を描き出しています。
 
 そしてブルックナー最後の交響曲で、フィナーレの第4楽章を作曲途中で作曲家自身が亡くなったため、未完に終わった交響曲第9番。
 ブルックナーのもとに残された第4楽章の自筆譜には、さまざまな段階のスケッチが存在しており、それを素材として、フラグメントとして演奏するか、あるいは補筆完成して演奏するというような指揮者もいますが、ティーレマンは、このように述べています。「このままで良いと思います。
 足りない部分はあるのでしょうか?確かに補筆完成の取り組みは良いですが、第3楽章まで素晴らしい演奏が行われ、完全な静寂の中に消えていくのも悪くはありません。いえ、とても良いことでしょう。若い頃に聴いたカラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏の感動的な沈黙を忘れることが出来ません。」
 
 そして一連のウィーン・フィルとのブルックナーの演奏・収録については、「ベートーヴェンの交響曲のチクルスや、ワーグナー《リング》の演奏ように、過去に遡って自身の学んできたことを思い出し、新しい視座を与えてくれるものでした。
 そして聴衆はブルックナーと共に、彼の長年にわたる創作の発展を体感することができるでしょう。それをウィーン・フィルと取り組めて本当に幸運でした。」
 



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EURO ARTS(映像)



20 69294
(Blu-ray)
¥4800→\4390
ローマ歌劇場
ソフィア・コッポラ演出!
 ヴァレンティノ衣裳!話題の《椿姫》

  ヴェルディ:歌劇《椿姫》
フランチェスカ・ドット(ヴィオレッタ・ヴァレリー)
アントニオ・ポーリ(アルフレード・ジェルモン)
ロベルト・フロンターリ(ジョルジョ・ジェルモン)
アンナ・マラヴァージ(フローラ)
アンドレア・ジョヴァンニーニ(ガストーネ子爵)
ロベルト・アックールソ(ドゥフォール男爵)
アンドレア・ポルタ(ドビニー侯爵)
グラツィアーノ・ダッラヴァッレ(グランヴィル医師)
キアラ・ピエレッティ(アンニーナ)
ヤデル・ビニャミーニ(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団(合唱監督:ロベルト・ガッビアーニ)
ローマ歌劇場バレエ団
KKC 9805
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 ソフィア・コッポラ演出! ヴァレンティノ衣裳!話題の《椿姫》が遂にブルーレイでリリース!

 演出:ソフィア・コッポラ/
 衣裳:ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、ピエールパオロ・ピッチョーリ、マリア・グラツィア・ キウリ/
 美術:ネイサン・クロウリー/振付:ステファヌ・ファヴォラン/照明:ヴィニーチョ・ケーリ
 収録:2016年5月、ローマ歌劇場  画面:Full HD1080i、16:9
 音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0、リージョン:All、BD50、字幕:独英仏韓日、142分

 2016年5月にイタリア、ローマ歌劇場で上演された《椿姫》。現代を代表する女性映画監督ソフィア・コッポラ演出、イタリアを代表するファッション・デザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニによる衣裳、映画『プレステージ』『ダークナイト』などハリウッドで数々の大作を担当しているネイサン・クロウリーによる舞台美術、ということでオペラ界のみならず、ファッション・映画界からも大いに注目を集めた話題の上演でした。
 また2018年に日本公演が行われ大評判となり、今年2023年9月にも再び日本で上演されることが決まっています。そしてこの度、映画としても公開された本作をブルーレイでリリースします。

 19世紀のパリ社交界を舞台にした高級娼婦ヴィオレッタの葛藤が入り交じる純愛物語を綴ったヴェルディの名作オペラ《椿姫》。
 鮮やかな赤色が印象的なヴィオレッタのエレガントで妖艶な衣裳は、ヴァレンティノ自身がデザインを手掛け、舞台上で着用されるその他の衣装は、ヴァレンティノの指示のもと「ヴァレンティノ」のスタッフが担当しています。
 そして全編日本で撮影された『ロスト・イン・トランスレーション』や王妃マリー・アントワネットの半生を描いた『マリー・アントワネット』など独自の視点と美意識で女性をテーマとした映画を生み出しているソフィア・コッポラ。
 まさに《椿姫》は、彼女のテーマとする女性の物語。ヴィオレッタの心境の変化、その真実の愛に生き死んでいく姿を描き出しています。

 もちろんキャスト陣にも注目。2018年の来日公演のキャストでもあった、ヴィオレッタ役フランチェスカ・ドットとアルフレード役アントニオ・ポーリ。フランチェスカ・ドットは2012年にフェニーチェ歌劇場《ボエーム》ムゼッタ役でオペラ・デビューを果たし、その後才能が認められ、パドヴァのヴェルディ劇場《ルクレツィア・ボルジア》のルクレツィア、サッサリとバーリでの《椿姫》のヴィオレッタと、活躍の場を広げている注目の歌手。複雑に変化するヴィオレッタの心情を見事に歌いあげます。
 そして2011年のザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭で、リッカルド・ムーティ指揮、メルカダンテ《二人のフィガロ》のアルマヴィーヴァ伯爵を歌い一躍注目され、現在は気鋭のテノール歌手として世界の劇場から認められているアントニオ・ポーリ。
 ジョルジョには当代随一のバリトン歌手ロベルト・フロンターリ。という実力派揃いの配役で聴かせます。


プロモーション・ビデオどうぞ。シックです。
https://youtu.be/E_LiDhkmvBg

https://youtu.be/02QlGMn7w3w

 
 

















4/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENTUS MUSIC



ACC 80580CD
(5CD)
¥12000

シュ・シャオメイの名演をまとめたCDボックス
シュ・シャオメイ(ピアノ)
 CD1
  ドメニコ・スカルラッティ(1685~1757): 17のソナタ集
   1.ソナタ ニ短調 K.32 / 2. ソナタ ホ長調K.531 / 3.ソナタ ホ短調K.98 /
   4.ソナタ ト長調 K.124 / 5.ソナタ ト長調 K.125 / 6.ソナタ ロ短調 K.87 /
   7.ソナタ ロ短調K.27 / 8.ソナタ ヘ短調K.481 / 9.ソナタ イ長調K.533 /
   10.ソナタ ニ短調K.141 / 11.ソナタ 嬰へ短調 K.142 / 12.ソナタ 嬰へ短調 K.25 /
   13.ソナタ ヘ短調K.69 / 14.ソナタ ヘ短調K386 / 15.ソナタ 変ロ短調K.128 /
   16.ソナタ イ長調K.39 / 17.ソナタ イ長調K.113
    録音:1995年11月、プラハ、ボフスラフ・マルティヌー・ホール(ライヴ)
 
 CD2
  ヨーゼフ・ハイドン(1732~1809)
   ソナタ第38番Hob.XVI:23 ヘ長調 / ソナタ 第53番 Hob.XVI:34 ホ短調 /
   アンダンテと変奏曲 Hob.XVII:6 ヘ短調 /
   ソナタ第60番 Hob. XVI:50 ハ長調 / ソナタ第62番 Hob. XVI:51 ハ長調
    録音:2008年6月、パリ、ボンスクール福音ルーテル教会
 
 CD3
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)
   「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲) K.265
    ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K. 330 / ピアノ幻想曲 ハ短調 K.396 /
    ピアノのためのアダージョ ロ短調 K.540 / 9つのピアノ変奏曲 ニ長調 K.573 /
    ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調K.576 /自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616
     録音:2011年3月、ポワティエ・オーディトリウム劇場
 
 CD4
  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827)
   ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
  フランツ・シューベルト(1797~1828)
   ピアノ・ソナタ第21(23) 番 変ロ長調 D 960
    録音:2004年、パリ、サンピエール福音ルーテル教会
 
 CD5
  ロベルト・シューマン(1810~1856)
   ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6 / 子供の情景Op.15
    録音(ダヴィッド同盟):2002年6月、パリ、サンピエール福音ルーテル教会
    録音(子供の情景):2011年3月、ポワティエ・オーディトリウム劇場
2023/7/24値上げ

 シュ・シャオメイ渾身の名演をまとめたCDボックスが登場!その数奇な半生と高い音楽性、音楽家としての高みに到達した演奏を堪能

 録音:2008年6月、パリ、ボンスクール福音ルーテル教会/デジパック、339'28

 ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきた彼女。そのような半生からは想像もできない、心穏やかな音楽。彼女が得意とするゴルトベルク変奏曲をはじめとする一連のバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に共鳴します。

 今回、彼女がこれまでINA,MANDALA,MIRARE など様々なレーベルで録音してきた音源を5 枚組ボックスとしてリリースします。

 1 枚目のスカルラッティは、1995 年11 月にプラハでおこなったコンサートのライヴ録音。スカルラッティはスペインに移り住み、この555 曲のソナタのほとんどを当地で作曲し、民族色の濃いスペイン・イベリア半島の音楽の影響が感じられる作品も多くあります。
 この録音では、彼女のこだわりの選曲と曲順で構成し、強い太陽の日差しから生まれる影を感じさせる陰影に富んだもの。

 2 枚目はハイドン。彼女が最も敬愛し生涯の伴侶とまで言う作曲家。ここには60 曲以上あるハイドンのソナタから音楽的にも充実した中期から後期の作品、そして間に哀愁ただよう変奏曲が盛り込まれています。
 中でも最後のピアノ・ソナタ第62 番は音楽性に富み、複雑な技巧を要する作品。シュ・シャオメイの深い音楽性が作品の豊かさ、美しさを際立たせています。

 そして3 枚目はモーツァルト。モーツァルトがパリへ移った1778 年から亡くなる1791年の作品を年代順に収録したアルバム。
 1曲目は速めのテンポで始まる『きらきら星変奏曲』、そして純真無垢な『ハ長調のソナタ』、未完に終わった『幻想曲』、モーツァルトには珍しい『ロ短調のアダージョ』、チェロ奏者ジャン・ピエール・デュポールの作品に基づいた『変奏曲』、モーツァルト最後のピアノ・ソナタ『ニ長調K576』、亡くなる年に作曲された自動オルガンのための『アンダンテ』。
 シュ・シャオメイの洗練された音色、響き、品格のある知性的な演奏、奥深い音楽性がモーツァルトの晩年の透明感を見事に描き出しています。

 4 枚目にはベートーヴェンとシューベルト、2人の大音楽家の最後のソナタを収録。緊張感のある強靭なフォルティッシモと、寂寥感に満ちたピアニッシモの響きのコントラストに心揺さぶられ、改めてシュ・シャオメイの豊かな表現力に圧倒される名演です。

 最後5枚目には、詩的な音楽家として尊敬するシューマン。時代に翻弄された彼女の波瀾の人生を思わせるドラマティカルな2 曲『子供の情景』と『ダヴィッド同盟舞曲集』を収録。
 ドラマティックな激しい表現と、暖かみのある抒情的な表現のコントラストにうっとりと聴き入る演奏です。
 




CHRISTOPHORUS


CHE02282
¥1900
サンティアゴの道
 作曲者不詳:
  Wer daz elent bawen wel、
  So ell' enzina、Io son un pellegrin
 フアン・デル・エンシーナ:Romerico
 作曲者不詳:Parlamento、Vox nostra resonet
 アルフォンソ・エル・サビオ:
  Santa Maria amar、Ben per esta
 作曲者不詳:
  Polorum regina、Mariam matrem virginem、
  Salterello、Cuncti simus concanentes、
  Quand nous partîmes de France
シュピーレイト
 (アーリー・ミュージック・
  フライブルク)

 スペインでの重要な巡礼の様子を伝える巡礼者や吟遊詩人の音楽。

 サンティアゴ・デ・コンポステーラにある聖ヤコブの墓を目指す巡礼は、ヨーロッパ各地から多くの巡礼者が訪れる中世の重要な巡礼路の一つでした。
 巡礼者や吟遊詩人の音楽は、「Llibre Vermell de Montserrat」、「Codex Calixtinus」、「Cancionero de Palacio」といった有名な写本に見ることができ、フライブルクを拠点とするスイスの中世アンサンブル「シュピーレイト」は古文書の挿絵や教会のポータルに描かれているような楽器を用いて、当時の音楽を再現しています。

 ※録音(ライヴ):2008年6月16日(ミュンスターシュヴァルツァッハ、ドイツ)
 
 

CHE02292
¥1900
レオポルト1世の戴冠式(フランクフルト、1658) アルノ・パドゥフ(指揮)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:Corrente per l'intrada di S.M.C.
 グレゴリオ聖歌:Ecce mitto angelum meum
 アントニオ・ベルターリ:
  Introitus de Pentecoste Spiritus Domini replevit orbem terrarum、Missa Sancti Spiritus - Kyrie & Gloria
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:Sonata I a 8
 アントニオ・ベルターリ:Veni, Sancte Spiritus a 12
 グレゴリオ聖歌:
  Desiderium animæ eius tribuisti、Unxerunt Salomonem Sadoc Sacerdos & Unxit te Deus
 アントニオ・ベルターリ:Venite gentes, accurite populi a 12
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:
  Sonata VIII per Violino e Viola da gamba、Corrente per l'intrada di S.M.C.
 アントニオ・ベルターリ:Missa Sancti Spiritus - Credo
 ヴォルフガング・イープナー:Toccata tertii toni
 アントニオ・ベルターリ:Missa Sancti Spiritus: Sanctus & Agnus Dei
 アントニオ・カルダーラ:Te Deum laudamus per l'incoronazione

 ドイツ有数の音楽学者アルノ・パドゥフが、1658年に行われた神聖ローマ皇帝レオポルト1世の戴冠式の音楽をアントニオ・ベルターリのミサ曲や戴冠式モテットを中心に研究を重ねて完成させた意欲あふれる好企画。
 パドゥフによって1995年に結成されたピリオド楽器のアンサンブル、ヨハン・ローゼンミューラー・アンサンブルは30人以上の奏者で構成され、皇帝の威厳を示すティンパニやトランペットが戴冠式の豪華絢爛な雰囲気を見事に表現しています。
 
 

CHE02302
¥1900
グレゴリアン・ブルー・ノート
 Terribilis est locus iste & Improvisation 1/Deus in loco sancto suo/
 Oratio & Improvisation 2/Kyrie 《Cum jubilo》/
 Gloria《Spiritus et alme》& Improvisation 3/Locus iste/
 Urbs jerusalem beata & Improvisation 4/Tollite hostias/
 Jurgen, Improvisation 5/Stetit angelus/
 Sanctus XIV & Psalmus 94(95) & Improvisation 6/
 Terribilis est locus iste & Improvisation 7/
 Jerusalem, quae aedif icatur/
 Quam dilecta tabernacula tua & Improvisation 8
ユルゲン・ゼーフェルダー(サクソフォン)
アンサンブル・オフィチウム
ヴィルフリート・ロンバッハ(指揮)

 グレゴリオ聖歌とサクソフォンによるインプロヴィゼーション。ドイツのア・カペラ・グループ、アンサンブル・オフィチウムとドイツのジャズ・サクソフォン奏者、ユルゲン・ゼーフェルダーによるまさに時空を超えたクロスオーヴァー。
 その場その場で生まれる即興演奏の儚さとライヴならではの緊張感が伝わります。

 ※録音(ライヴ):2001年7月22日、聖ペーター大聖堂(ヴォルムス大聖堂)(ヴォルムス、ドイツ)
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA935
¥2800→\2590
シュシャーヌ・シラノシアン(ヴァイオリン)
ヴェネツィア弓決戦 ~
 18世紀のヴェネツィア共和国とヴァイオリンの名手たち

 フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):
  1-3. 8つの楽器のための協奏曲 ニ長調
 ピエートロ・ロカテッリ(1695-1764):
  4-6. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ハ長調 Op.3-2 ~
   『ヴァイオリンの技法』より
    (無伴奏ヴァイオリンのための二つのカプリッチョを含む)
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):
  7-9. ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 D 61
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  10-12. ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 208「ムガール大帝」
シュシャーヌ・シラノシアン(ヴァイオリン)
ヴェニス・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
アンドレア・マルコン(チェンバロ、指揮)
NYCX-10402
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 録音: 2022年7月 ロニーゴ(イタリア北東部ヴェネト州内陸部)
 収録時間: 76分
 ※国内仕様盤解説日本語訳...白沢達生

 【ヴィヴァルディと肩を並べた個性派続々! 豪華な顔合わせで聴く鮮烈バロック】
 鬼才インマゼールとのデュオ・アルバムや古楽器によるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲録音で話題を呼び、その後もタルティーニ、ロンベルク、バッハと幅広い時代の音楽で痛快な名演を聴かせ続けるヴァイオリン奏者シュシャーヌ・シラノシアン。
 タルティーニの協奏曲集に続くアンドレア・マルコン&ヴェニス・バロック・オーケストラとの新たな録音は「赤毛の司祭」ヴィヴァルディが自ら鮮やかなカデンツァまで書いた協奏曲「ムガール大帝」に、いずれ劣らぬ同時代の実力派作曲家3人の協奏曲をカップリングした充実企画!
 いずれもバロック期にしてはかなり長大と言ってよい力作ばかりで、ヴェラチーニの管楽器入り協奏曲、無伴奏カプリッチョをカデンツァ風に添えてのロカテッリ『ヴァイオリンの技法』からの1編、タルティーニの艶やかな旋律と和声に陶然とさせられるD 61と、それぞれの作曲家の個性の違いが明確になる選曲が絶妙。
 シラノシアンはますます冴えわたる弓さばきで18世紀イタリアならではの歌心とヴィルトゥオジティを縦横無尽に披露し、マルコン率いる合奏勢もこれに応えて地中海の情熱をはらんだ起伏豊かなドラマを聴かせてくれます。
 バロック舞踏とヴィヴァルディ研究で注目されるオリヴィエ・フレの解説(国内仕様盤は日本語訳付)も的確かつ注目の情報を盛り込んだ読み応えある内容。
 多角的に生々しい18世紀へ引きずり込まれること必至の、ALPHAレーベルならではの突き抜けたイタリア・バロック・アルバムの登場です。

 
 



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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS080
(2CD)
¥4400→\3990
ジョルディ・サヴァール(指揮)
 ル・コンセール・デ・ナシオン
モンテヴェルディ: オルフェオ

 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)
  歌劇《オルフェオ》 序幕と5幕の音楽寓話劇
   (1607年マントヴァにて初演)
 台本: アレッサンドロ・ストリッジョ2世
  (1573頃-1630)
オルフェオ...マルク・モイヨン(バリトン)
エウリディーチェ/ムジカ(音楽)...
 ルチアーナ・マンチーニ(メゾ=ソプラノ)
女の使者...サラ・ミンガルド(メゾ=ソプラノ)
プロセルピナ/スペランツァ(希望)...
 マリアンネ・ベアーテ・キーラント
  (シェラン) (メゾ=ソプラノ)
カロンテ/プルトーネ...
 サルヴォ・ヴィターレ(バス)
アポロ...フリオ・ザナージ(バリトン)
ニンフ...リズ・ヴィリセル(ソプラノ)
羊飼いI/精霊II...ビクトル・ソルド(テノール)
羊飼いII/精霊IV...
 ガブリエル・ディアス(カウンターテナー)
羊飼いIII/精霊I/木霊...
 アレッサンドロ・ジャングランデ
  (カウンターテナー/テノール)
羊飼いIV/精霊III...
 ヤニス・フランソワ(バス=バリトン)
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
ル・コンセール・デ・ナシオン(古楽器使用)
コンサートマスター:
 マンフレード・クレメール(ヴァイオリン)
ジョルディ・サヴァール(指揮)
NYCX-10401
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5280

 録音: 2021年6月30日-7月4日 ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場
 収録時間: 109分
 ※国内仕様盤日本語解説...小宮正安 歌詞日本語訳...萩原里香

 【サヴァールの《オルフェオ》新録音がCDでも登場、マルク・モイヨンほか凄腕揃いの演奏陣!】
 2021年、パリ・オペラ・コミック座とヴェルサイユ王室歌劇場などの共同制作で実現した、ジョルディ・サヴァール指揮による《オルフェオ》再録音。
 先にリリースされたオペラ・コミック座収録の映像作品に続き、ヴェルサイユでセッション録音されたCDが登場します。
 地中海諸国の17世紀音楽はいうまでもなくサヴァールにとって自家薬籠中のもので、《オルフェオ》も2002年に満を持しての録音(映像とCD)がありましたが、今回の新録音では主人公オルフェオに超実力派古楽歌手マルク・モイヨンを起用!
 その圧倒的な「声の演技」は、さながら動物たちや草木をも感動させたという伝説の竪琴詩人オルフェウスそのもの。
 ほかの歌手勢も旧盤で主役を演じたフリオ・ザナージや同役で再登場のサラ・ミンガルドの他、マリアンネ=ベアーテ・キーラントやルチアーナ・マンチーニなど注目の歌手、さらに羊飼いや精霊たちに至るまで存在感ある才人揃い。
 また、長年の共演で信頼関係を重ねてきた大御所プレイヤーも数多く参加しており、バロック・ハープのアンドリュー・ローレンス=キングなどベテラン続々の通奏低音陣や打楽器のペドロ・エステバンに加え、リコーダーにはピエール・アモン、木管コルネットにはジャン=ピエール・カニアックといったソリスト級の俊才たちも随所で妙技を披露。
 ヴェルサイユ宮殿という古楽音楽劇にうってつけの「場」を得てじっくり収録された解釈は、音楽劇というもののあり方から問い直す説得力に貫かれ、バロック・ファンならずとも深く聴き込み甲斐のある、新たなる決定的盤というべき内容に仕上がっています。
 





<メジャー・レーベル>
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DG



《ロリン・マゼール~ドイツ・グラモフォン録音全集》
4863243
(39CD)
\14000→\12990

 没後10年を前に20世紀の名指揮者によるDG録音の集大成。CD39枚組BOXセット

 ロリン・マゼールは間違いなく20世紀の偉大な指揮者の一人です。
 9歳でレオポルト・ストコフスキーの招きでフィラデルフィア管弦楽団を指揮し、11歳でアルトゥーロ・トスカニーニのNBC交響楽団を指揮しました。
 1957年に有名なチャイコフスキーのアルバムでドイツ・グラモフォンに録音を開始。最初に音楽監督を務めたのはベルリン・ドイツ・オペラとベルリン放送交響楽団で、その後ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とともに多くの録音を行いました。
 長い指揮者人生の中でマゼールはパリ国立管弦楽団の音楽監督、ウィーン国立歌劇場の総監督、バイエルン放送交響楽団の首席指揮者、ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督など、多くの重要なポストに就きました。
 1980年から1986年までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのニューイヤー・コンサートを行いましたが、その後1994年、1996年、1999年、2005年のコンサートも指揮しました。
 2024年に没後10年を迎えるマゼールのドイツ・グラモフォンへのすべての録音が初めてまとめて発売されます。CD39枚組BOXセット。限定盤。

 『グラモフォン』誌に「最高の録音」と書かれたマゼールによるラヴェルの歌劇『子供と魔法』『スペインの時』、そしてベートーヴェンの交響曲第5番とシューベルトの『未完成』交響曲も収録されています。

 オリジナル・ジャケット仕様。タリー・ポッターによるエッセイが掲載された80ページのブックレット付き。

 「ここにあるのは音楽です(…)私たちには音楽が必要です。なぜならそれが人々の真の言語だから。言葉は実際には何も表現していません。そこにはいろいろと障害があるからです。それらは違う人々にとって違うことを意味してしまいます。
 しかし音は魂から魂へと飛んで行き、そこに絆を作り、一瞬で理解できるものです。世界中を旅している私たちは皆、そのことを理解しています。コミュニケーションは一瞬で、文化や心の状態を通して正しく伝わります。それは素晴らしいことです。音楽は私たちの言語であり、私たちの真の言語です。人類が実際に持っているたった一つの言語なのです」(ロリン・マゼール)
 
 

《ロリン・マゼール~ドイツ・グラモフォン録音全集》


《CD 1》
 ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』Op.17より
  1) キャピュレット家の饗宴(第2部)、2) マブ女王または夢の妖精(スケルツォ)(第4部)、
  3) 愛の場面(第3部)、4) キャピュレット家の墓地におけるロメオ(第4部)
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1957年6月、ベルリン/

《CD 2》
1) チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』、
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲
 2-5) 第2番Op.64bより
  (第1曲:モンタギュー家とキャピュレット家/第4曲:踊り/第7曲:ジュリエットの墓の前のロメオ/
  第6曲:アンティル諸島から来た娘たちの踊り)、
 6) 第1番Op.64aより第7曲:タイボルトの死
  【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1957年6月、ベルリン/

《CD 3》
ストラヴィンスキー:
1-6)『火の鳥』組曲(1919年版)
 (序奏/火の鳥のヴァリアシオン/王女たちのロンド/魔王カスチェイの凶悪な踊り/子守歌/終曲)、
7-10) 交響詩『ナイチンゲールの歌』(導入部/中国の行進曲/ナイチンゲールの歌/機械仕掛けのナイチンゲールの演奏)
 【演奏】ベルリン放送交響楽団
  【録音】1957年11月、ベルリン/

《CD 4》
ベートーヴェン:1-4) 交響曲第5番ハ短調Op.67、5)『献堂式』序曲Op.124
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1958年6月(1-4)、5月(5)、ベルリン/

《CD 5》
ブラームス:1-4) 交響曲第3番ヘ長調Op.90、5) 悲劇的序曲Op.81
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1959年1月、ベルリン/

《CD 6》
1-4) レスピーギ:交響詩『ローマの松』(ボルゲーゼ荘の松/カタコンブ付近の松/ジャニコロの松/アッピア街道の松)、
5) ムソルグスキー:交響詩『はげ山の一夜』、6-10) リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲Op.34
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1958年12月(1, 6-10)、1959年2月(5)、ベルリン/

《CD 7》
シューベルト:1-4) 交響曲第4番ハ短調D417『悲劇的』、5-6) 交響曲第8番ロ短調D759『未完成』
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1959年11月、ベルリン/

《CD 8》
モーツァルト:
 1-3) 交響曲第1番変ホ長調K.16、4-7) 交響曲第28番ハ長調K.200、8-11) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
 【演奏】フランス国立管弦楽団
  【録音】1960年1月、パリ/

《CD 9》
ベートーヴェン:1-5) 交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』、6-17) 12のコントルダンスWoO14
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1960年3月(1-5)、4月(6-17)、ベルリン/

《CD 10》
1-25) ラヴェル:歌劇『子供と魔法』
 【演奏】フランソワーズ・オジュア、コレット・ヘルツォーク(ソプラノ)、ジャニーヌ・コラール、ジャーヌ・ベルビエ(メッゾ・ソプラノ)、
 ミシェル・セネシャル(テノール)、ハインツ・レーフュス、カミーユ・モラーヌ(バリトン)、
 フランス国立放送合唱団、フランス国立放送少年合唱団、フランス国立管弦楽団
  【録音】1960年11月、パリ/

《CD 11》
メンデルスゾーン:1-4) 交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』、5-8) 交響曲第5番ニ短調Op.107『宗教改革』
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1960年4月(1-4)、1961年1月(5-8)、ベルリン/

《CD 12》
シューベルト:1-4) 交響曲第5番変ロ長調D485、5-8) 交響曲第6番ハ長調D589
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1961年1月、ベルリン/

《CD 13》
1-3) フランク:交響曲ニ短調
 【演奏】ベルリン放送交響楽団
  【録音】1961年1月、ベルリン/

《CD 14》
ブリテン:
 1-17) 青少年のための管弦楽入門Op.34(ロリン・マゼールのテキストによる)、
 18-24) 交響的物語『ピーターと狼』Op.67(英語版)
  【演奏】ロリン・マゼール(1-17)、アレック・クランズ(18-24)(ナレーター)、フランス国立管弦楽団
   【録音】1962年2月、パリ/

《CD 15》1-4) チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1960年6月、ベルリン/

《CD 16》シューベルト:1-4) 交響曲第2番変ロ長調D125、5-8) 交響曲第3番ニ長調D200
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1962年3月、ベルリン/

《CD 17》
1-24) ラヴェル:歌劇『スペインの時』
 【演奏】ジャーヌ・ベルビエ(メッゾ・ソプラノ)、ジャン・ジロドー、ミシェル・セネシャル(テノール)、
 ガブリエル・バキエ(バリトン)、ジョゼ・ヴァン・ダム(バス・バリトン)、フランス国立管弦楽団
  【録音】1965年2月、パリ/

《CD 18》
ファリャ:
1-13) バレエ組曲『恋は魔術師』、バレエ『三角帽子』14) 第1組曲より「粉屋の女房の踊り」、
15-17) 第2組曲より(近所の人たちの踊り/粉屋の踊り/終幕の踊り)
 【演奏】グレース・バンブリー(メッゾ・ソプラノ)(1-13)、ベルリン放送交響楽団
  【録音】1965年6月、ベルリン/

《CD 19-20》
ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』
 【演奏】カティア・リッチャレッリ(ソプラノ)、オードリー・マイケル、エレーナ・オブラスツォワ(メッゾ・ソプラノ)、
プラシド・ドミンゴ(テノール)、レナート・ブルゾン、ウラディミーロ・ガンツァロッリ、ルイジ・デ・コラート(バリトン)、
グウィン・ハウエル(バス)、コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団・合唱団
  【録音】1979年6月、ロンドン/

《CD 21》
バルトーク:1-5) 管弦楽のための協奏曲Sz.116、6-7) 2つの映像Sz.46(第1曲:花ざかり/第2曲:村の踊り)
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1979年12月、ベルリン/

《CD 22》
チャイコフスキー:1-3) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、4) 憂鬱なセレナードOp.26
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1979年12月、ベルリン/

《CD 23》
J.シュトラウス2世:
1) 喜歌劇『こうもり』序曲、2) 新ピチカート・ポルカOp.449、3) 常動曲Op.257、4) ワルツ『ウィーン気質』Op.354、
5) 山賊のギャロップOp.378、6) 喜歌劇『こうもり』よりチャルダーシュ「ふるさとの調べよ」、
7) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『ことづて』Op.240、8) オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』序曲、
J.シュトラウス2世:
 9) 行進曲『フランツ・ヨーゼフ1世万歳』Op.126、10) ポルカ『蜃気楼』Op.330、11) ツィーラー:ポルカ『気もはればれと』Op.386、
12) J.シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』Op.314、13) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1980年1月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 24》
J.シュトラウス2世:1) 喜歌劇『ジプシー男爵』より入場行進曲、2) ワルツ『南国のばら』Op.388、
3) ヨハン2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ、
ヨーゼフ・シュトラウス:4) ポルカ・シュネル『憂いもなく』Op.271、5) ワルツ『トランスアクツィオン』Op.184、
6) J.シュトラウス1世:ギャロップ『ため息』Op.9、
J.シュトラウス2世:7) ポルカ・シュネル『恋と踊りに熱中』Op.393、8) トリッチ・トラッチ・ポルカOp.214、
9) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『女心』Op.166、
J.シュトラウス2世:
10) ワルツ『春の声』Op.410、11) エジプト行進曲Op.335、12) 加速度円舞曲Op.234、
13) ポルカ・シュネル『浮気心』Op.319、14) 爆発ポルカOp.43(M.シェーンヘル編)
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1981年1月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 25》
1-4) ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1981年3月、ウィーン/

《CD 26》
1-7) ツェムリンスキー:抒情交響曲Op.18
 【演奏】ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1981年3月、ウィーン/

《CD 27》
ラフマニノフ:1-3) 交響曲第3番イ短調Op.44、4) 死の島Op.29
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1981年11月、ベルリン/

《CD 28》
J.シュトラウス2世:1) 皇帝円舞曲Op.437、2) ポルカ・シュネル『エレクトロファー』Op.297、3) ポルカ・フランセーズ『どういたしまして』Op.372、
4) エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル『駅伝馬車で』Op.259、
5) ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『うわごと』Op.212、
6) ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲、
7) J.シュトラウス1世:カチューシャ・ギャロップOp.97(M.シェーンヘル編)、
8) ヨーゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカOp.269(合唱ヴァージョン)、
J.シュトラウス2世:9) ワルツ『もろびと手をとり』Op.443、10) ポルカ・シュネル『観光列車』Op.281、
11) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
 【演奏】ウィーン少年合唱団(3, 8)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1982年1月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 29》
ドヴォルザーク:1-4) 交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』、5) 序曲『謝肉祭』Op.92
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1982年10月、ウィーン/

《CD 30》
ラフマニノフ:1-4) 交響曲第2番ホ短調Op.27
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1982年12月、ベルリン/

《CD 31》
1) J.シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンのボンボン』Op.307、
ヨーゼフ・シュトラウス:2) ポルカ・シュネル『自転車』Op.259、3) ポルカ・マズルカ『とんぼ』Op.204、
J.シュトラウス2世:4) ポルカ・シュネル『ハンガリー万歳』Op.332、5) ワルツ『ウィーンの森の物語』Op.325、
6) ヨーゼフ・シュトラウス:喜歌劇『ヴェネツィアの一夜』序曲、
J.シュトラウス2世:7) ポルカ・シュネル『百発百中』Op.326、8) ワルツ『レモンの花咲くところ』Op.364、
9) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『遠方から』Op.270、
10) J.シュトラウス2世:喜歌劇『インディゴと40人の盗賊』序曲
 【演奏】カール・スヴォボダ(ツィター)(5)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1983年1月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 32》
1) J.シュトラウス2世:喜歌劇『くるまば草』序曲、
ヨーゼフ・シュトラウス:2) ポルカ・マズルカ『踊るミューズ』Op.266、3) ワルツ『天体の音楽』Op.235、
J.シュトラウス2世:4) ポルカ・シュネル『雷鳴と電光』Op.324、5) ワルツ『朝の新聞』Op.279、
ヨーゼフ・シュトラウス:6) ポルカ・マズルカ『解放された女』Op.282、7) ワルツ『水彩画』Op.258、
8) ランナー:ワルツ『宮廷舞踏会』Op.161
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1979年11月(1, 3, 5, 7)、1982年1月(ライヴ)(2, 4, 6, 8)、ウィーン/

《CD 33》
1-4) ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調Op.70
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1983年2月、ウィーン/

《CD 34》
R.シュトラウス:1-9) 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』Op.30、10) 交響詩『マクベス』Op.23
 【演奏】ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)(1-9)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1983年2月、ウィーン/

《CD 35》
ラフマニノフ:1-3) 交響的舞曲Op.45、4) 歌劇『アレコ』より間奏曲、5) ヴォカリーズOp.34 No.14
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1983年3月、ベルリン/

《CD 36》
1-5) R.シュトラウス:家庭交響曲Op.53
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1983年10月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 37》
ベルリオーズ:1-4) 交響曲『イタリアのハロルド』Op.16、5) 序曲『ローマの謝肉祭』Op.9
 【演奏】ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ)(1-4)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1984年4月、ベルリン/

《CD 38》
ラフマニノフ:1-4) 交響曲第1番ニ短調Op.13、5) 幻想曲『岩』Op.7
 【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1984年4月(1-4)、6月(5)、ベルリン/

《CD 39》
 1-4) リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』Op.35
  【演奏】レオン・シュピーラー(ヴァイオリン)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1985年2月、ベルリン



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DECCA



4854180
(CD)
\2600→\2390
《イサタ・カネー=メイソン~Childhood Tales》
 1) モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲K.265/300e、
 2) ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲Op.25、
 3) ドビュッシー:子供の領分
 4) シューマン:子供の情景Op.15
イサタ・カネー=メイソン(ピアノ)、
ドミンゴ・インドヤン(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(2)
4854145
(2LP)
\5900

 「昔々…」子供時代のお話を音楽で語るイギリスの若きピアニストのニュー・アルバム

 イサタ・カネー=メイソンはイギリスのピアニスト。クラシック音楽を演奏するカネー=メイソン7人兄弟姉妹の長女です。
 2019年7月にデッカ・クラシックスから『ロマンス~クララ・シューマンのピアノ音楽』でデビューし、イギリスのクラシック・チャートで1位を獲得しました。
 2021年7月には20世紀アメリカの多彩なピアノ・レパートリーが収録された『サマータイム』をリリース。弟のシェクはチェリストとして有名。

 イサタのニュー・アルバム『Childhood Tales』は大人のために書かれた、子供に関するノスタルジックな音楽で綴られる魅力的なコレクションです。
 イサタはこのサード・アルバムで子供時代の魔法を振り返っています。「きらきら星」から真のヴィルトゥオーソ曲を作り上げた、ドホナーニの『童謡の主題による変奏曲』を中心に展開。
 そのドホナーニの曲と対をなす見事な傑作、同じメロディからのモーツァルトの変奏曲も演奏しています。
 『子供の領分』はドビュッシーが6歳の娘のために作曲したもので、「ゴリウォーグのケークウォーク」のような親しみやすい曲が集められた曲集です。
 有名な「トロイメライ」があるシューマンのシンプルで気取りのない大人のノスタルジー『子供の情景』も収録されています。

 イサタは今後公開されるメンデルスゾーンの姉ファニー・メンデルスゾーンの映画で演奏する予定です。

 
  【録音】2022年12月13-14日、リヴァプール、The Friary(1-13, 28-46)、11月17-20日、リヴァプール、フィルハーモニー・ホール(14-27)
 



<映像>


DYNAMIC(映像)



DYNDVD37971
(DVD)
¥3900
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
 歌劇《アシスとガラテア》

  プロローグと3幕の英雄的牧歌劇 1686年パリ版
   台本:ジャン=ガルベール・ド・カンピストロン
   原作:オウィディウス『変身物語』
アシス...ジャン=フランソワ・ロンバール(テノール)
ガラテア...エレナ・ハルシャーニ(ソプラノ)
ディアナ/ナイアス II/シラ...
 ヴァレーリア・ラ・グロッタ(ソプラノ)
アボンダンス/アメント/ナイアス I...
 フランチェスカ・ロンバルディ・マッズッリ(ソプラノ)
コーモス/ティルシス...
 マルクス・ヴァン・アルスデール(テノール)
アポロン/ユノーの祭司/テレモス...
 セバスティアン・モンティ(テノール)
ポリュペモス...ルイージ・デ・ドナート(バス)
ネプチューン...グイド・ロコンソロ(バリトン)
ドリュアス...シルヴィア・スペッソト(ソプラノ)
シルウァヌス...ダヴィデ・ピーヴァ(バス)
ダンサー:
 カロリーヌ・デュクレ、
 ロベール・ル・ニュス、アルベルト・アルコス、
 グートルン・スカムレッツ
フィレンツェ五月音楽祭合唱団
 (合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
 (古楽器使用)
指揮:フェデリコ・マリア・サルデッリ

DYNBRD57971
(Blu-ray)
¥3900
NYDX-50294
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4950

 演出:バンジャマン・ラザール/共同演出:エリザベス・カレオ/美術:アデリーヌ・カロン/衣装:アラン・ブランショ/
 照明:クリストフ・ナイエ/振付:グートルン・スカムレッツ/映像監督:マッテーオ・リッケッティ

 収録:2022年7月9日  フィレンツェ五月音楽祭歌劇場(ズービン・メータ・ホール)/収録時間:112分
 音声:フランス語、PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)、
 字幕:日本語・英語・ドイツ語・イタリア語・フランス語・韓国語、画角:16/9 NTSC All Region、
 DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面単層ディスク 1080i High Definition

 【リュリ作曲《アシスとガラテア》 ― イタリア初演&世界初映像化!】
 羊飼いアシスが美しい海の妖精ガラテアに求愛すると、初めは彼を焦(じ)らすものの、ガラテアはその愛を受け入れます。
 そこにガラテアに横恋慕する巨人ポリュペモスが現れ強引に結婚を迫ると、彼女は父の許しが必要だと言ってその場をしのぎます。
 しかし婚礼のために神殿に向かうアシスとガラテアを見つけ、騙されたと知ったポリュペモスは、怒りのあまりアシスに岩を投げつけ殺してしまいます...

 フランス・バロック音楽の大家ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)が、不慮の事故による病で他界する前年、1686年に貴族の祝宴のために作曲し、作曲家最後の完成したオペラとなった牧歌劇《アシスとガラテア》。
 この作品はフランス風序曲で荘重に始まり、数々の歌唱とバレ(舞踊)が繰り広げられ、華々しいパッサカリアで締めくくられるというリュリならではの秀作です。
 本作は、フィレンツェの出身であるにもかかわらずイタリアで演奏される機会が極端に少ないリュリの作品を復興させることを目的に、作曲家生誕390年にあたる2022年に発足したフィレンツェ市の「リュリ・プロジェクト」の第1弾として上演収録されました。
 バンジャマン・ラザールによる美しい舞台美術とグートルン・スカムレッツ振付のエレガントなバレが目を楽しませてくれます。
 歌手陣には、ガラテア役を優美に演ずるエレナ・ハルシャーニとアシス役のノーブルな表情が出色のジャン=フランソワ・ロンバール、二人のタイトルロールを中心に優れた若手歌手を起用。
 リュリへのオマージュとして指揮杖で床を打ち鳴らす名匠サルデッリに導かれたフィレンツェ五月音楽祭オーケストラがピリオド楽器に持ち替え、活気と古雅な味わいに満ちた演奏を繰り広げます。

 
 




NAXOS(映像)


2.110757
(DVD)
¥3500
ミュージカル映画『アムステルダムの春』
 (1)ヴィンセント・ユーマンス(1898-1946)
  ミュージカル《ノー・ノー・ナネット》より序曲
 (2)エメリッヒ・カールマン(1882-1953)
  喜歌劇《バヤデーレ》より〈お嬢さんシミーを踊りませんか?〉
 (3)エメリッヒ・カールマン
  喜歌劇《伯爵夫人マリッツァ》より〈夜になったら〉(タッシロの唄)
 (4)オスカー・シュトラウス(1870-1954)
  喜歌劇《何が欲しいか知っている女》より
   〈私は自分が何を欲しいか知っているわ〉
 (5)ワルター・ブラウフス(1883-1945)
  映画『シング・ミー・ア・ラヴソング』より
   〈君の瞳がそう教えてくれた〉
 (6)ジャン・フェラ(1930-2010)「ヘット・ドルプ」
 (7)ヨハン・シュトラウス 2世(1825-1899)
  喜歌劇《カサノヴァ》より〈修道女の合唱〉&〈ラウラの歌〉
 (8)レオ・ファル(1873-1925)
  喜歌劇《ポンパドゥール夫人》より
   〈ヨーゼフ、あなたはなぜそんなにお堅いの〉
 (9)ゾルタン・コダーイ(1882-1967)
  ハリー・ヤーノシュ組曲 5.「間奏曲」
 (10)ジャック・ブレル(1929-1978)「アムステルダム」
 (11)フランツ・レハール(1870-1948)
  喜歌劇《ロシアの皇太子》より〈いつか一人の男がやって来る〉
 (12)ジャン・ジルベール(1879-1942)
  喜歌劇《紫のドレスの女》より〈世界にはたくさんの娘がいる〉
 (13)フランツ・レハール
  喜歌劇《フリーデリケ》より〈なぜ キスで私を目覚めさせたの?〉
 (14)ジェローム・カーン(1885-1945)
  ミュージカル《空飛ぶ音楽》より〈この歌はまさしく君だ〉
 (15)カール・ミレッカー(1842-1899)
  喜歌劇《ガスパローネ》より〈もし僕が強盗だとしても〉
 (16)オスカー・シュトラウス
  喜歌劇《3つのワルツ》より〈私は人が思うような人間ではない〉
 (17)パウル・アブラハム(1892-1960)
  喜歌劇《ヴィクトリアと軽騎兵》より
   〈別れの最後にもう一度手を握らせて〉
 (18)ペーター・ショット(1925-2000)「アムステルダムの運河にて」
アネッテ:
 アネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
トーマス:
 トーマス・オリーマンス(バリトン)
テレーザ:
 テレーザ・クロンターラー
  (メゾ・ソプラノ)
ノーマン:
 ノーマン・ラインハルト(テノール)
ヘンク:ヘンク・ポールト(バリトン)
サニー:サニー・メレス(俳優)
マティアス:バリー・アツマ(俳優)
ダンサー 他
オランダ国立歌劇場合唱団
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
メトロポール管弦楽団
ダッチ・ストリング・コレクティヴ
指揮:マルコ・レトーニャ

NBD0169V
(Blu-ray)
¥3500
NYDX-50292
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400

 台本・監督:クリストフ・ロイ/撮影監督:ステフ・クウィンテン/制作:オランダ国立歌劇場 2021年(オランダ)

 収録時間:94分、音声:ドイツ語・英語・オランダ語・フランス語、
 PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)、
 字幕:日本語・英語・オランダ語・ドイツ語・韓国語、画角:16/9 NTSC All Region、
 DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面単層ディスク 1080i High Definition

 【『アムステルダムの春』――オペレッタ、ミュージカルのナンバーで綴る2つの恋の物語】
 その旅の途上、コロナ禍で人気(ひとけ)もまばらな春のアムステルダムで偶然出会った二組の男女。かりそめの恋のはずがいつしか真剣なものに......人気オペラ演出家クリストフ・ロイが台本を書きメガホンを取った本作は、アムステルダムの美しい街並みを背景に、行きずりの男女の恋とその別れをオペレッタやミュージカルのヒット・ナンバーの数々をパスティーシュとして綴ったミュージカル映画。この作品にはクリストフ・ロイのクラシックに留まらない幅広い音楽作品と映画への愛情が息づいています。
 主役の二組のカップル、アネッテ・ダッシュ、テレーザ・クロンターラーの二人のディーヴァ、性格俳優的バリトンのトーマス・オリーマンス、二枚目テノールのノーマン・ラインハルトが本人役として粋な演技と歌唱を披露。
 また、本作はオランダの伝説的シンガー・ソングライター、ヴァリー・タクスが1989年に発表した、別れた恋人への思いを歌い上げたヒット・ソング「Springtime in Amsterdam」へのオマージュともなっています。

 







OPUS ARTE(映像)



OA1368D
(DVD)
¥3600
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
 歌劇《テオドーラ》

 3幕のオラトリオ(舞台上演)
  台本:トーマス・モレル(1703-1784)
テオドーラ...
 ジュリア・ブロック(ソプラノ)
ディディムス...
 ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキ
  (カウンターテナー)
アイリーン...
 ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
セプティミウス...
 エド・ライオン(テノール)
ヴァレンス...ギュラ・オレント(バリトン)
マルクス...サンド・ムジャンダナ(テノール)

コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
 (合唱指揮:ウィリアム・スポールディング)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:ハリー・ビケット

OABD7313D
(Blu-ray)
¥4400
NYDX-50296
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 演出:ケイティ・ミッチェル/美術:クレオ・ラムフォード/衣装:スージー・ジュリン=ウォーレン/
 照明:ジェームズ・ファーンコーム/振付:サリタ・ピオトロフスキ

 収録:2022年2月7日、12日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)/収録時間:189分
 音声:英語、PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)、
 字幕:日本語・英語・ドイツ語・イタリア語・フランス語・韓国語、画角:16/9 NTSC All Region、
 DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【衝撃の問題作 ― ヘンデル《テオドーラ》ROHより登場!】
 時は4世紀、ローマ帝国支配下のアンティオキア。ローマの総督ヴァレンスによるキリスト教徒迫害の命令を拒否したローマの将校ディディムスは、囚われの恋人テオドーラを救うために衣装を交換し彼女を逃がします。
 しかしディディムスがその咎で処刑されると聞いたテオドーラは、ヴァレンスに自分の命と引き換えにディディムスの命乞いをしますが...
 1750年に初演されたオラトリオ《テオドーラ》は、はるか270年余りの時を経て、2022年初演の地であるコヴェント・ガーデンに舞台作品として帰ってきました。
 その舞台は異教徒ローマ人の駐在する大使館に置き換えられ、大使館の従業員に身をやつしたキリスト教徒が、密かに大使館の破壊工作を進めるもののそれが露見し、首謀者のテオドーラは捕らえられ性的暴行を加えられる...... 2022年夏、新国立劇場で上演された《ペレアスとメリザンド》の演出で話題を呼んだイギリス演劇界の鬼才ケイティ・ミッチェルによる演出は、オリジナルの台本に描かれた宗教間の確執を現代の政治的対立によるテロリズムに大胆に読み替えた問題作として、賛否両論の渦を巻き起こしました。
 音楽面ではバロックから現代まで幅広いレパートリーを持つ、タイトル・ロールのジュリア・ブロック、ディディムス役にヨーロッパを中心に絶大な人気を誇る若きカウンターテナー、ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキという注目の二人の俊英歌手と、アイリーンを持ち役とするベテラン、ジョイス・ディドナートらを擁する歌唱陣が精確な歌唱技術と豊かな感情表現を見事に両立。
 ヘンデルの音楽劇作品をその中心レパートリーとし欧米の名だたる歌劇場でその声価を高めたハリー・ビケットが、コヴェント・ガーデンの合唱団とオーケストラを率い、このヘンデル円熟期の傑作を深く清澄な響きで満たしています。

 

 
 

OA1365BD
(3DVD)
¥4400
※演劇です
シェイクスピア『ヘンリー六世』第1部-第3部
 【Disc1】
  ヘンリー六世 第1部
 【Disc2】
  ヘンリー六世 第2部
 【Disc3】
  ヘンリー六世 第3部
王ヘンリー六世...マーク・クォートリー
グロスター公...クリストファー・ミドルトン
女王マーガレット...ミニー・ゲイル
ヨーク公...オリヴァー・アルヴィン=ウィルソン
エドワード...アシュレー・D.ゲイル
ウィンチェスター司教...マーク・ハドフィールド
ソールズベリー伯...ピーター・モアトン
ウォリック伯...ニコラス・カリミ 他

 演出:オーウェン・ホースリー/グレゴリー・ドラン(第1部のみ)/美術:スティーヴン・ブリムソン・ルイス/
 衣装:ハナー・クラーク/照明:サイモン・スペンサー/作曲:ポール・イングリシュビー/
 音響:スティーヴン・アトキンソン/ムーヴメント・デザイナー:エミリー・ジェーン・ボイル

 収録:2021年6月23-24日...第1部 2022年4月1日...第2部 2022年4月11日...第3部 ストラトフォード=アポン=エイヴォン シェイクスピア劇場
 収録時間:424分
 音声:PCMステレオ2.0 / Dolby Digital 5.1...第1部  Dolby Digitalステレオ2.0 / Dolby Digital 5.1...第2部、第3部
 字幕:英語、画角:16/9 NTSC All Region、DVD:片面二層ディスク×3

 15世紀のランカスター朝最後のイングランド王を題材としたシェイクスピアの「ヘンリー六世」は、シェイクスピアの史劇の中でも、最も激動の人生を送った人物を主人公としています。
 第1部ではヘンリー五世の死去にはじまり、フランスとの戦い(ジャンヌ・ダルクの登場)に続いて、若きヘンリー六世は図らずも対立するヨーク家とランカスター家によるバラ戦争のきっかけを作ります。
 第2部ではヘンリー六世にフランスから嫁いだマーガレット王妃との政略結婚の後、ヨーク家とランカスター家の抗争が激化、ヘンリー六世は戦いに敗れ落ち延びます。
 そして第3部では復位したのもつかの間、ロンドン塔に幽閉されたヘンリー六世はグロスター公リチャードによって殺害されます。 オーウェン・ホースリー&グレゴリー・ドラン監督、名優マーク・クォートリー主演のスリリングな舞台をお楽しみください。
 

<LP>


DG(LP)

ドイツ・グラモフォン125周年記念、初LP化シリーズ 第2弾リリース 3タイトル


4863973
(2LP)
\5200
《ユジャ・ワン~ベルリン・リサイタル Extended》
《LP 1》
[Side A]
 ラフマニノフ:
  1) 前奏曲 ト短調 作品23 第5曲、2) 絵画的練習曲《音の絵》 作品39 第1曲 ハ短調、
  3) 絵画的練習曲《音の絵》 作品33 第3曲 ハ短調、4) 前奏曲 ロ短調 作品32 第10番、
[Side B]
 スクリャービン:1) ピアノ・ソナタ 第10番 作品70、
 リゲティ:
  2) ピアノのための練習曲 第3番 《妨げられた打鍵》、
  3) ピアノのための練習曲 第9番 《眩暈》、4) ピアノのための練習曲 第1番 《無秩序》
《LP 2》
[Side A]
 プロコフィエフ: 1)-2) ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 作品84 第1楽章-第2楽章、
[Side B]
 1) 第3楽章、
 2) カプースチン:ピアノのための8つの演奏会用練習曲 作品30 第3曲《トッカティーナ》、
 3) シューマン:スペインの歌芝居 作品74 第10曲 《密輸入者》(カール・タウジヒ編曲)、
 4) チャイコフスキー:《白鳥の湖》作品20より 4羽の白鳥の踊り(アール・ワイルド編曲)、
 5) プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 作品83 第3楽章
ユジャ・ワン(ピアノ)

 第62回グラミー賞 最優秀クラシック器楽ソロ部門ノミネート作品のエクステンデッド・エディション

 大喝采を浴びた北米&欧州リサイタル・ツアーからベルリンでライヴ収録されたリサイタル・アルバム。
 現代最高ともいえるテクニックを存分に披露する、後期ロマン派と20世紀の作曲家による作品集。
 CDに4曲を追加したエクステンデッド・バージョン

  【録音】2018年6月1日、ベルリン、フィルハーモニー、カンマームジークザール〈ライヴ・レコーディング〉
  
 

4863974
(2LP)
\5200
ダニール・トリフォノフ~カーネギー・リサイタル》
《LP 1》
[Side A]
 リスト: 1) ピアノ・ソナタ ロ短調 Lento assai - Allegro energico、2) Andante sostenuto、
[Side B]
 1) Allegro energico - Andante sostenuto - Lento assai、
 2)-3) スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 作品19 《幻想ソナタ》
《LP 2》
[Side A]
 1)-14) ショパン:24の前奏曲 作品28 第1曲~第14曲、
[Side B]
 1)-10) ショパン:24の前奏曲 作品28 第15曲~第24曲、
 メトネル:おとぎ話 作品26から 第2番 変ホ長調
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)

 クリスタルの如き美音。魂を奏でる今最もホットなピアニストのDGデビュー盤

 ロシア・ピアニズムの正統を嗣ぐ、若きヴィルトゥオーソのDGデビュー盤。
 正確無比な技巧、多彩なタッチを駆使して奏でるリスト、スクリャービン、ショパン。

 【録音】2013年2月5日、ニューヨーク、カーネギーホール〈ライヴ・レコーディング〉
 
 

4863972
(2LP)
\5200
《ヤン・リシエツキ~ショパン:練習曲集》
 ショパン:12の練習曲 作品10
  《LP 1》
   [Side A]1)-6) 第1番~第6番、
   [Side B]1)-6) 第7番~第12番
 ショパン:12の練習曲 作品25
  《LP 2》
   [Side A]1)-6) 第1番~第6番、
   [Side B]1)-6) 第7番~第12番
ヤン・リシエツキ(ピアノ)

 みずみずしい生命感迸る17歳のショパン!

 カナダ出身、ポーランドの血をひく天才ピアノ少年、ヤン・リシエツキのセカンド・アルバム。
 ドイツ・グラモフォンにとってショパンの練習曲作品10&25全曲は、1972年のポリーニ盤以来の録音であり、10代でそれを成し遂げたのは快挙と言えます。

 【録音】2013年1月3-6日、トロント王立音楽院、ケルナー・ホール
 

















4/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AUDITE



AU 97809
¥2700
大運河(カナル・グランデ)の3人のアントニオ~
 ロッティ、カルダーラ、ヴィヴァルディ

  (1)アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
    弦楽のための協奏曲 ト短調 RV.157
  (2)アントニオ・ロッティ(1667-1740):牧場を包む優しき風
  (3)アントニオ・カルダーラ(1670-1736):
    「残酷なる愛の嫉妬」からの序曲(器楽曲)
  (4)カルダーラ:アヴェ・レジナ・チェロールム(めでたし天の女王)
  (5)カルダーラ:「ジョナータ」からの序奏(器楽曲)
  (6)ヴィヴァルディ:
    ニシ・ドミヌス(主が家を建てられるのであれば)RV.608
  (7)カルダーラ:
    「イザヤの福音を告げる預言」からの序奏(器楽曲)
  (8)ロッティ:聖なる愛、最愛の光風
  (9)ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲 ト短調 RV.155
  (10)ロッティ:我が罪より顔を背け
 
 ※世界初録音=(2)-(5)(7)(8)(10)
アレックス・ポッター(カウンターテナー)
ラ・フェスタ・ムジカーレ
ヴィオラ・ダモーレ:マリア・パーヒェ(6)
ヴァイオリン独奏:アンネ・マリー・ハラー(9)

 世界初録音多数!ヴェネツィアで同時代に活躍したアントニオという名前を持つ3人の作曲家、ヴィヴァルディ、ロッティ、カルダーラにスポットを当てたアルバム!!

 セッション録音:2022年7月4-7日/インマヌエル教会、ヴッパータール/DDD、ディジパック仕様、74'13
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ(audite)

 ヴェネツィアで同時代に活躍したアントニオという名前を持つ3人の作曲家、ヴィヴァルディ、ロッティ、カルダーラにスポットを当てたアルバム。
 名カウンターテナー、アレックス・ポッターを招いて、アルトのためのカンタータと合奏曲を収録しています。

 メインとなるのはヴィヴァルディの有名な詩篇曲「ニシ・ドミヌス(主が家を建てられるのであれば)」RV.608。美しい旋律が満載の名曲です。
 またヴィヴァルディの2曲の弦楽のための協奏曲は他の作品の序曲のように配置されています。

 晩年にサン・マルコ寺院で楽長を務めたロッティは、痛切な宗教合唱曲「十字架に付けられ」で知られていますが、ここではアルト独唱のための宗教曲という珍しい作品(世界初録音)が聴けます。合唱曲とは異なるロッティの魅力を知ることができるでしょう。

 20代にサン・マルコ寺院の聖歌隊員や器楽奏者として活躍し、後にマントヴァ、ローマ、ウィーンと渡り歩いた作曲家カルダーラは数多くのオペラを作曲したことで知られていますが、同様にオラトリオも数多く残しています。
 ここではオラトリオや宗教的劇作品からの器楽合奏曲が3 曲収録され、フーガの様式を巧みに用いたその劇的な作風は器楽作曲家としてのカルダーラの作曲能力の高さを示しています。
 また、ウィーンの神聖ローマ-皇帝の宮廷のために作曲された美しい「アヴェ・レジナ・チェロールム(めでたし天の女王)」も聴きものです。

 ヘレヴェッヘやラーデマン、サヴァールといった指揮者たちからの信頼も厚い実力派カウンターテナー、アレックス・ポッターは宗教曲を得意としています。
 この録音でも、見事にコントロールされた美声で、3人のアントニオの名作を清新に歌い上げています。
 audite レーベルで多彩なゲストと共に貴重な録音をリリースし続けるドイツのピリオド楽器オーケストラ、ラ・フェスタ・ムジカーレの表現力あふれる合奏もすばらしいものです。

 ヴェネツィアの街を二分する大運河「カナル・グランデ」を彩った17世紀末から18世紀初頭の美しい宗教音楽をお楽しみください。

 
 
 

AU 97784
¥2700
ビトウィーン・スフェア~ポリエッティ&シェーネヴォルフ
 (1)アレッサンドロ・ポリエッティ(~1600-1683):
  第7旋法のリチェルカーレ
 (2)マルクス・シェーネヴォルフ(1977-):鶴の群れに※
 (3)ポリエッティ:雄鶏と雌鶏の鳴き声によるカンツォーネ
 (4)ポリエッティ:第2旋法のフーガ
 (5)シューネヴォルフ:雲間を泳ぐために※
 (6)ポリエッティ:第3旋法のリチェルカーレ
 (7)ポリエッティ:第5旋法のリチェルカーレ「この日こそ喜びあふれ」
 (8)ポリエッティ:3つの主題による第1旋法のリチェルカーレ
 (9)シェーネヴォルフ:急降下※
 (10)シェーネヴォルフ:魂の旅※
 (11)ポリエッティ:フーガ
 (12)ポリエッティ:第1旋法のリチェルカーレ
 (13)ポリエッティ:第4旋法のリチェルカーレ
 (14)シェーネヴォルフ:求愛※
 (15)ポリエッティ:小夜啼鳥のためのリチェルカーレ
 (16)ポリエッティ:リチェルカーレのシンコペーション
 (17)ポリエッティ:
  リチェルカーレによる小夜啼鳥のためのカプリッチョ
 (18)第2旋法のリチェルカーレ
 (19)シェーネヴォルフ:風が舞い春を告げる※
 ※マルクス・シェーネヴォルフ:
  「リコーダー四重奏のための"うなり"」より
ボレアス・カルテット・ブレーメン
 (リコーダー四重奏団)
  【ジン-ジュー・ペク、
   エリザベト・シャンポリオン、
   ユリア・フリッツ、
   ルイーゼ・マンスケ】

 16世紀と21世紀という2つの時代の音響領域を巡る旅。独リコーダー四重奏団、ボレアス・カルテット・ブレーメンによるポリエッティとシェーネヴォルフの作品を組み合わせたアルバム

 セッション録音:2022年8月27-30日/フンクハウス・ハルベルク・ザールブリュッケン、グロッサー・ゼンデザール/DDD、ディジパック仕様、61'36
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ(audite)

 古楽を中心に活躍する名歌手ドロテー・ミールズをゲストに迎えたデビュー・アルバム『「バゼヴィの写本」~オーストリア、マルガレーテ王女の宮廷音楽』(AU-97783)で、権威ある国際的音盤賞であるインターナショナル・クラシカル・ミュージック・アワード(ICMA)を受賞(2022年)した、2009年の結成のドイツのリコーダー四重奏団、ボレアス・カルテット・ブレーメンによるセカンド・アルバム。
 17世紀初頭の作曲家アレッサンドロ・ポリエッティと現代作曲家マルクス・シェーネヴォルフの作品を組み合わせて構成した1枚です。

 アレッサンドロ・ポリエッティは、1600年までに生まれ1683年に没したルネサンス最後期からバロック初期のイタリアの作曲家で、ウィーンのハプスブルク家の宮廷のオルガニストでした。
 特に描写的な鍵盤音楽で知られていて、自身の名前(ポリエッティ=鶏)からか、「雄鶏と雌鶏の鳴き声によるカンツォーネ」や「小夜啼鳥のためのリチェルカーレ」など鳥の鳴き声を模倣した特異な音楽を作曲し、その模倣描写は現代に感覚からは過激とも思えるほどです。
 ボレアス・カルテットは、ポリエッティの特異な鍵盤音楽をリコーダー四重奏で演奏。様々な音域の楽器と鳥の鳴き声そのもののような吹き方まで繰り出す超絶技巧を駆使して、ポリエッティの個性的な作品を鮮烈に奏でています。
 ここにドイツの現代作曲家シェーネヴォルフのリコーダー四重奏のための音楽が織り交ざり、幻想的で不思議な音楽空間が生み出されています。
 40種類以上のリコーダーを駆使して、16世紀と現代の音楽を自由自在に行き来するボレアス・カルテットによる16世紀と21世紀という2つの時代の音響領域(スフィア)を巡る旅をお楽しみください。

 
 



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CLAVES



50 3068
(2CD)
¥5100→\4690
マクラウド率いるリ・アンジェリ・ジュネーヴ
 ヨハネ受難曲を録音!

  J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV245
   (+1725年第2稿の異稿5曲)
  *ボーナストラック
   1725年第2稿より
    第1曲:
     Choral ''O Mensch bewein dein Sunde groB''
    第11曲:Aria ''Himmel reiBe''
    第13曲:Aria ''Zerschmettert mich''
    第19曲:Aria ''Ach windet euch nicht''
    第40曲:Choral ''Christe, du Lamm Gottes''
ヴェルナー・ギュラ(テノール / エヴァンゲリスト)
ソフィー・ガラヘル(ソプラノ / アリア)
アレクサンドラ・レヴァンドフスカ(ソプラノ / アリア、侍女)
アレックス・ポッター(アルト)
クリステル・モネー(アルト / リピエーノ)
マクシミリアン・フォクラー(テノール / アリア)
オリヴィエ・コワフェ(テノール / 従僕)
ドリュー・サンティーニ(バス / イエス)
ステファン・マクラウド(バス / アリア、ユダ、ペテロ、ピラト)
リ・アンジェリ・ジュネーヴ
ステファン・マクラウド(指揮)

 マクラウド率いるリ・アンジェリ・ジュネーヴがヨハネ受難曲を録音!1725年第2稿の異稿5曲、ボーナストラック付!

 セッション録音:2022年3月/グロッサー・フェストザール、ランドガストホフ・リーエン(スイス)
 DDD、ディジパック仕様、CD1: 70'52、CD2: 64'29
 サウンド・エンジニア、エディティング、マスタリング:マルクス・ハイラント(Tritonus Musikproduktion)

 「マタイ受難曲」「ミサ曲ロ短調」とバッハの宗教音楽の大曲を録音し、世界的に高い評価を得ているステファン・マクラウドとリ・アンジェリ・ジュネーヴが、「ヨハネ受難曲」を録音!

 「ヨハネ受難曲」は、バッハの生前の1724年、1725年、1732年、1739年、1749年と、5度の改訂稿が作成され、そのうち少なくとも4回は演奏されています。
 再演するたびに手を入れ、楽譜を書き直していたのです。現在では、最後の演奏となった1749年稿で演奏・録音されることが多くなってきており、マクラウドも第4稿を基にしていますが、録音に当たっては、それ以外の稿も参照にして、曲の構成・楽器編成・歌詞の選択を行っているようです。
 例えば、通奏低音には、チェンバロとオルガンが併用され、曲や場面によってうまく使い分けられ、巧みな変化が付けられています。

 また、今回の録音では、1725年の第2稿の際に入れ替えられた5つの異稿曲もボーナストラック*として収録。トラックを入れ替えて聴くことで、全体を1725年の第2稿の曲構成として聴くこともできるようになっています。

 最大でも9人の歌手という小編成での歌唱ながら、その緊張感は冒頭からただならぬものがあり、「十字架に付けろ」などの合唱の迫力も圧巻。
 現代最高のエヴァンゲリストの一人、ヴェルナー・ギュラを中心に、これまでの「マタイ受難曲」「ミサ曲ロ短調」に勝るとも劣らない最高峰の完成度で演奏されています。
 優れた実力を持つ歌手たちによる独唱もすばらしいですが、コラールの充実度も特筆すべきでしょう。歌手と楽器奏者たちのアーティキュレーションが統一され、歌も楽器も一体となり、テキストの内容をかみしめるように歌われています。
 終曲の透き通るような美しさを持つコラールまで聴き通せば、心が動かされること間違いありません。

 2005年ステファン・マクラウドによって結成されたリ・アンジェリ・ジュネーヴはスイスを中心に活動するピリオド楽器グループで、世界中から実力ある演奏家が集っています。
 バッハ演奏の最前線にいる彼らのすばらしい演奏を聴き逃すことがありませんように!

 
 




AUDAX RECORDS



ADX11207 
¥2700
ロッシーニ:コロノスのオイディプス
 ジョアキーノ・ロッシーニ:
  劇付随音楽《コロノスのオイディプス》
ナウエル・ディ・ピエロ(バス)
ファブリツィオ・ルッジェーロ(指揮)
フィラルモニカ・ジョアキーノ・ロッシーニ
フォルトゥーナ劇場合唱団

 ロッシーニの知られざる劇付随音楽、《コロノスのオイディプス》!

 ☆ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル、Audax Records三度目の登場となるナウエル・ディ・ピエロ!
 ☆現在ではほとんど演奏されなくなった《コロノスのオイディプス》の貴重な記録!

 レイチェル・ポッジャーに学んだ"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが主宰し、様々な知られざる作品、意欲的なレパートリーを発掘してきたフランスのレーベル、「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。
 アルゼンチン、ブエノスアイレス出身のオペラティック・バス、ナウエル・ディ・ピエロがロッシーニの劇付随音楽《コロノスのオイディプス》を収録。

 古代ギリシアの三大悲劇詩人の一人、ソポクレス原作の《コロノスのオイディプス》をジャンバッティスタ・ジュスティが台本に仕上げ、ロッシーニが音楽を付けた劇付随音楽です。
 しかしこの作品は現在ではほとんど演奏されなくなっており、このアルバムに収められた2022年に行われたロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでの演奏は、同曲の貴重な記録と言えます。
 ナウエル・ディ・ピエロの美声と、それをより引き立てるファブリツィオ・ルッジェーロ率いるフィラルモニカ・ジョアキーノ・ロッシーニの演奏でお楽しみください。

 ※ライヴ録音:2022年8月17日、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル、ロッシーニ劇場(ペーザロ、イタリア)

 
 



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CORO



PCOR16197
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ザ・シックスティーン
 パレストリーナ Vol.9 ~ ミサ曲《ドレミファソラ》

 1-7. ミサ曲 《ドレミファソラ》(ヘクサコルド・ミサ)/
 8. 神から遣わされた男がいた/9. 生まれた子供は/
 10. 正しい男は棕櫚の木のように/
 11. ヘロデは死刑執行人を送り/
 12. あなたの僕(しもべ)たちが声をほぐして/
 ソロモンの雅歌 第22-24番-
  13. わが愛する者よ, あなたは美しく、
  14. この者はだれか、15. わたしは園へ下っていった/
 16. ここにもっとも神聖な福音書記者がいる/
 17. 大いに尊敬されるべきは/18. この弟子である
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
COR16197
¥2600→\2390

 ☆英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン!
 ☆パレストリーナ・プロジェクトの第9巻!

 英国が誇る合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。現在のザ・シックスティーンを代表する一大シリーズとなった「パレストリーナ・プロジェクト」の最新作となる「第9集」が登場!

 ルネサンス期のポリフォニーを代表する作曲家であり、史上最高の典礼音楽作曲家の一人であるパレストリーナ。
 世界中の聖楽に影響を与え続けてきたパレストリーナが遺した100曲を超えるミサ曲の中からハリー・クリストファーズが選んだミサ曲を中心に、旧約聖書の「ソロモンの雅歌」に基づく連作モテット集からの3曲や関連するイムヌス、モテットなどでプログラムを構成するという秀逸なプロジェクト。

 第9巻では、中世・ルネサンス音楽の教会旋法の基礎をなす音階であるヘクサコルド(ヘクサコード)によるミサ曲 《ドレミファソラ》 を中心に、パレストリーナが洗礼者聖ヨハネと福音者聖ヨハネのために書いた栄光ある音楽にもスポットライトを当てています。

 ※録音:2021年5月5日-7日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

 
 




GLOSSA


GCD924503
¥2600
レオナルドの橋
 Kuh-Pareh/Non val aqua al mio gran foco/
 Staralla ben cussi/Parvaz/
 Pan de miglio caldo/Saltarello e Piva/
 Sera ne lo cor mio/Tu dormi/
 So stato nel inferno/Semai Pire mey foroush/
 Cavalca Sinisbaldo/Hijaz Semai/
 Noi che semper naveghemmu
マルコ・ビーズリー(ヴォイス)
キヤ・タバシアン(ディレクター)
コンスタンティノープル

 500年の時を経て音楽で築かれる、レオナルド・ダ・ヴィンチが夢に見た橋のプロジェクト!

 ☆レオナルド・ダ・ヴィンチが夢に見た金角湾に架かる橋をキヤ・タバシアンが音楽を通して表現!
 ☆当代随一のハイテナー、マルコ・ビーズリーが参加!

 レオナルド・ダ・ヴィンチは1502年、オスマン帝国のバヤズィト2世が行った事業計画でイスタンブールの金角湾に幅23m、長さ350m、高さ40m(大きさは諸説あり)にも及ぶ巨大な橋の設計図を制作したものの、そのあまりに大規模な土木工事は当時としては難しく、ついに実現することはありませんでした。
 本アルバムでは、彼が結びつけようとした2つの文化圏の音楽を対話させることでこのプロジェクトに命を吹き込み、500年の時を経て彼が思い描いた東洋と西洋の架け橋を築きます。

 イラン出身で古代ペルシャ音楽を学んだキヤ・タバシアンと中世とルネサンス、ヨーロッパ、地中海と中東の伝統を受け継ぐ広範な音楽を紹介してきたコンスタンティノープル(編成は、セタール、カーヌーン、ケメンセ、ウード、ゲイチャク等)は、これまでもイスラム・オスマン帝国とキリスト教・ヨーロッパの2つの文化の重要な仲介者となったアリ・ウフキの音楽や、ペルシャの偉大な神秘主義詩人、ジャラール・ウッディーン・ルーミーの詩にインスピレーションを得た作品などを制作してきました。
 今回のレコーディングにはタバシアンの親愛なる友人である歌の都ナポリの至宝、マルコ・ビーズリーをゲストに迎え、プロジェクトに参加した8人の音楽家たちによって架けられたこの橋がリスナーによって何度も旅され、渡られることを願っています。

 ※録音:2022年3月、スタジオ・ピッコロ(モントリオール、カナダ)

 
 




LAWO



LWC1249
¥2600
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ)
J.S.バッハ:パルティータ第1番、第5番&第6番

 J.S.バッハ:
  パルティータ第6番 ホ短調 BWV830
  パルティータ第5番 ト長調 BWV829
  第1番 変ロ長調 BWV825
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ)

 タチアナ・ニコラーエワにも学んだモッテンセンのバッハ!

 ☆Lawo Classicsから多くのアルバムをリリースしている、タチアナ・ニコラーエワにも学んだピアニスト、ニルス・アンデシュ・モッテンセン!
 ☆期待のバッハ・パルティータ集が登場!

 ドビュッシー、グリーグ、バルトークを弾いた「戸外にて」、ブラームスの作品集「陰鬱な真夜中に」や、エンゲゴール四重奏団とのシューマンの室内楽作品集、そしてメゾ・ソプラノのマリアンネ・ベアーテ・シェラン(キーラント)との共演によるノルウェー歌曲のシリーズなどLawo Classicsの数多くのアルバムに登場しているノルウェーのピアニスト、ニルス・アンデシュ・モッテンセンが、バッハのパルティータ集の録音を開始。
 2019年にリリースしたフランス風序曲やイギリス組曲などを収録した作品集(LWC1174)以来となる彼のバッハ・アルバムとなります。
 残る第2番、第3番、第4番も今後リリースが予定されています。

 ニルス・アンデシュ・モッテンセンは1971年、ノルウェーの港町フレッケフィヨルド生まれ。
 3歳でピアノを始め、1986年にノルウェー・ヤング・ピアニスト・コンクールで優勝。ノルウェー音楽アカデミー、パリのエコール・ノルマル音楽院などで学び、タチアナ・ニコラーエワやハンス・ライグラフにも教わったことがあります。
 ソリストとしてノルウェーの多くの主要オーケストラと共演しているほか、レコーディング活動も精力的に行っています。

 ※録音:2021年11月30日-12月1日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
 




SIGNUM



SIGCD751
(2CD)
特別価格
¥3600
ラ・セレニッシマ
 海外の英国人

 パーセル:シャコンヌ ト短調 Z730
 テレマン:序曲=組曲 ト短調 TWV55:g5
 若ニコラ・マッテイス:ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調
 カルダーラ&ニコラ・マッティス:
  《La Verita nell'Inganno》の序曲&バレエ音楽
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調《お気に入り》 Op.11 RV277
 ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ:
  序曲=組曲 ハ長調、シャコンヌ イ長調
ラ・セレニッシマ
エイドリアン・チャンドラー
 (ディレクター、ヴァイオリン)

 英国屈指のピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマの最新作!

 ☆2度のグラモフォン賞に輝いている、ラ・セレニッシマ!
 ☆若ニコラ・マッテイスの人生と作品を称える1枚!

 英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって創設された著名なピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ!

 ヴィヴァルディを中心に、知られざる作品や再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、2度のグラモフォン賞に輝いている彼らの最新作は、若ニコラ・マッテイス(c1677-1737)の人生と作品を称える1枚!
 イタリア人の父とイギリス人の母の間にロンドンで生まれたマッテイスは、1700年にイギリスを離れウィーンの宮廷へ赴くまでの間に、ヘンリー・パーセルの様式に染まっていました。
 18世紀初頭のヨーロッパ大陸において、英国の様式や英国の音楽家が知られていなかったと考えるのは容易いですが、本作の選曲は実際にはそうではなかったことを物語っています。
 素晴らしい舞曲、組曲のほか、驚くほど美しいヴィヴァルディの協奏曲、イギリス人(パーセル)とイタリア人(ブレシャネッロ)による2つの素晴らしいシャコンヌが収録されています。

 ※録音:2022年10月、シーダーズ・ホール(イギリス、サマセット)
 




ATHENE



ATH-23213
(2CD)
¥3100
ギルバート・ローランド(チェンバロ)
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667):
 チェンバロのための組曲集 第3集
ギルバート・ローランド(チェンバロ)
  【CD1】
   1-4. 組曲 イ短調 FbWV 630 / 5-8. 組曲 ヘ長調 FbWV 617 /
   9-12. 組曲 イ長調 FbWV 638 / 13-16. 組曲 嬰ヘ短調 FbWV 646 /
   17-20. 組曲 変ホ長調 FbWV 654 "Das Nachtlager" / 21-24. 組曲 ホ短調 FbWV 651
  【CD2】
   1-3. 組曲 イ短調 FbWV 60 / 14-6. 組曲 ニ長調 FbWV 624 /
   7-10. 組曲 ト短調 FbWV 609 / 11-13. 組曲 ホ短調 FbWV 623 /
   14-16. 組曲 ロ短調 FbWV 652 / 17-20. 組曲 ホ長調 FbWV 656"Der Clavier Trompler"

 アンドルー・ウッダーソン復元、2段鍵盤、フレンチ・モデル(2005)1750年グルマン(パリ)製チェンバロに基づく
 録音:2022年7月11-13日 Holy Trinity Church, Weston, Hertfordshire(UK)
 総収録時間:120分

 バロック時代の組曲形式の創始者とみなされているフローベルガーの組曲のほとんどはアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲で構成されていますが、この第3集にはジーグを欠く3曲構成の組曲もいくつか収録されています。
 内容は驚くほど多彩で、どれも聴きごたえがあります。演奏は1946年スコットランド生まれのチェンバロ奏者ギルバート・ローランド。
 現在ヨーロッパにおける最古参奏者の一人で、DIVINE ARTレーベルのヘンデル:組曲や、NAXOSレーベルでのソレール:ソナタ全集、ラモー:クラヴサン曲集などが高く評価されています。

 
 




DIVINE ART


DDX-21101
¥2700
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
 2台ピアノのための組曲/ピアノ三重奏曲集

  組曲第1番 Op. 5 – 2台ピアノのための(1893)
   1. I. Barcarolle: Allegretto
   2. II. Oh Night, Oh Love: Adagio sostenuto
   3. III. Tears: Largo di molto
   4. IV. Easter: Allegro maestoso
  5. 悲しみの三重奏曲第1番 ト短調(1882)
  6. 幻想的小品集 Op. 3 – 第1番 エレジー(1882)
  組曲第2番 Op. 17– 2台ピアノのための(1900-01)
   7. I. Introduction: Alla marcia
   8. II. Waltz: Presto
   9. III. Romance: Andantino
   10. IV. Tarantella: Presto
  11. ヴォカリーズ Op. 34 No. 14
   (J. コニュスによるピアノ三重奏編)
ミハウ・ロト(ピアノ)...1-4、7-10
フーベルマン・ピアノ三重奏団
【メンバー】
 バルバラ・カラシキエヴィチ(ピアノ)...1-11
 Dagmara Swystun(ヴァイオリン)...5-6、11
 Sergei Rysanov(チェロ)...5-6、11

 録音:2022年9月14-15日 Academy of Music in Lodz/Poland,concert hall, Boesendorfer and Steinway & Sons...1-4、7-10 2022年11月28-29日 Philharmony in Czestochowa/Poland,concert hall, Steinway&Sons...5-6、11
 総収録時間:71分

 ポーランドのピアニスト、バルバラ・カラシキエヴィチとミハウ・ロトによるラフマニノフの2台ピアノのための作品集。
 収録はポーランドの2か所のホールで行われました。またピアノ三重奏曲は、カラシキエヴィチの主導により結成された"フーベルマン・ピアノ三重奏団"による演奏。
 このアンサンブル名はポーランド出身のヴァイオリニスト、ブロニスラフ・フーベルマンにちなんで付けられたものです。
 
 

DDX-21102
¥2700
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ: Tranquillity ジョナサン・フィリップス(ピアノ)
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  1. 前奏曲 ヘ短調 BWV 857 / 2. われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV 639 /
  3. オルガン協奏曲 ニ短調 BWV 596 – Largo /
  4. いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV 659a / 5. ゴルトベルク変奏曲BWV 988 – Aria /
  6-7. 前奏曲とフーガ 嬰ハ短調 BWV 849 / 8. 前奏曲 ロ長調 BWV 868 /
  9. 前奏曲 嬰へ短調 BWV 883 / 10. 前奏曲 ロ短調 BWV 855a /
  11. オルガンのための前奏曲 ホ短調 BWV 533 /
  12. オルガン・ソナタ第4番 ホ短調 BWV 528 – Adagio / 13. イタリア協奏曲 BWV 971 – Andante /
  14. イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807 – Sarabande / 15. フランス組曲第1番 ニ短調 BWV 812 – Sarabande /
  16. 協奏曲 ニ短調 BWV 974(原曲:マルチェロのオーボエ協奏曲) /
  17. トッカータ ハ長調 BWV 564 – Adagio / 18. 前奏曲とフーガ BWV 853 – 前奏曲 変ホ短調 /
  19. 前奏曲とフーガ BWV 853 – フーガ 嬰ニ短調 / 20. 前奏曲 変ロ短調 BWV 867 /
  21. 神の時こそいと良き時(哀悼行事) BWV 106 – ソナチネ

 録音:2019、2021年 St John the Evangelist Oxford(UK)
 総収録時間:76分

 タイムズ誌で「真のクォリティと技巧を備えた音楽家」と称賛された英国のピアニスト、ジョナサン・フィリップス。
 BBCをはじめ、ロシア、イタリア、スウェーデンのテレビとラジオに出演し、イギリス、ヨーロッパでリサイタルを行うベテランです。
 この「Tranquillity」と題されたアルバムでは、J.S.バッハ作品の中から、静けさと瞑想的な雰囲気を湛えた作品が集められています。
 演奏にはブゾーニやシロティによる編曲版を使用。
 
 

DDA-21374
(3CD)
¥4200
マイケル・ブレイク(1951-):アフリコスモス アントニー・グレイ(ピアノ)
 【CD1】 60分
  1. Spotted Dikkop and Black Cuckoo / 2. Linong tsa Lesiba(鳥の歌) /
  3. African Doves(メシアンへのオマージュ) / 4. If I had Wings I could fly (伝承曲:M.ブレイク編) /
  5. Walking Song(パーシー・グレインジャーへのオマージュ) /
  6. Stroll to the Spaza Shop(スタンリー・グラッサーへのオマージュ) /
  7. Chorale(MMMへのオマージュ) / 8. Lyric Piece(グリーグへのオマージュ) /
  9. Call and Response / 10. Ntsikana's Bell(Ntsikana Gaba)(M.ブレイク編)
  11. John Knox Bokwe's Plea for Africa / 12. Heaven's Bow / 13. iKos'tina /
  14. Variations on a Flute Tune / 15. Emerging Melody / 16. Stickfighting Song /
  17. Herding Song / 18. Threshing Song / 19. To comfort a child(子守歌) /
  20. You are a real rascal / 21. Canon at the Octave / 22. Wedding Song /
  23. Night Music / 24. Self Delective Song / 25. Latshon'ilanga(The sun has set) /
  26. Song for the Evening(伝承曲:M.ブレイク編) / 27. Unevensong
 【CD2】 59分
  1. Dance in Seakhi Rhythm(バルトークとJP.モハペロアへのオマージュ) /
  2. Chaconne in Mbaqanga Style / 3. In Goema Style / 4. Tickey-draai /
  5. Daar kom die Alibama / 6. Diary of a Dung Beetle /
  7. Scents of Childhood 1(ロベルト・シューマンへのオマージュ) /
  8. Scents of Childhood 2(ロベルト・シューマンへのオマージュ) /
  9. Scents of Childhood 3(シューマンとプッチーニへのオマージュ) /
  10. Interlocking Hands / 11. Changing Times with Repeating Patterns /
  12. Five Finger Patterns / 13. Weave14. Distant Cowbells /
  15. Lusikisiki / 16. Giyani / 17. There cried a hippo / 18. Reedpipe Dance /
  19. Four-note Patterns / 20. Slow Dance / 21. Lebombo Bone / 22. Broken Line
 【CD3】 57分
  1. The music flows jolly as it won't stop forever (無窮動) /
  2. March(シュテファン・ヴォルペへのオマージュ) /
  3. Message from the Nduna(ジェルジ・クルターグへのオマージュ) /
  4. Ituri Rain Forest (JSBへのへのオマージュ) / 5. Reflection(エリック・サティへのオマージュ) /
  6. Two Modes Interlocking / 7. In the Hexatonic Mode / 8. Major-Minor /
  9. Patterns in a Heptatonic Field / 10. Keep left, pass right / 11. Geyser off! Hat on! /
  12. Stay on Path / 13. The Seven Steps / 14. Ostinato with Cross Rhythms /
  15. Smoke and Mirrors / 16. Postcards from South Africa / 17. Une Sonnerie pour G D /
  18. High Fives / 19. Supermoon(ヘンリー・カウエルヘのオマージュ) /
  20. Sefapanosaurus / 21. Thirds / 22. Variations on 4ths and 5ths / 23. Fifths /
  24. Seventh Must Fall / 25. Haiku / 26. Freedom Day Variation

 録音:2021年6月 Menuhin Hall, Cobham, Surrey(UK)
 総収録時間:176分

 南アフリカの作曲家マイケル・ブレイクの大作組曲「Afrikosmos アフリコスモス」。
 バルトークの「ミクロコスモス」とアフリカ各地の先住民族の音楽に触発されたこの作品は、若い演奏者や専門家向けのさまざまな難度による小品で構成されています。
 ほとんどの作品にはアフリカ独自の音階やハーモニー、音楽技法が用いられており、演奏するピアニストには指を鳴らすなど打楽器的な奏法や、時には口笛を吹くなど多彩な表現が要求されます。
 
 

DDA-25239
¥2100
グレゴリー・フリッツェ:スペインの瞑想曲と舞曲
 1. Valencia / 2. Tenerife / 3. Tenerife Dance /
 4. Bunol /
 5. Madrid - Variations on a Theme by Luigi Boccherini /
 6. Tavernes de la Valldigna / 7. Rioja – Pastoral /
 8. Bilbao - at the Guggenheim / 9. Cullera /
 10. Lliria / 11. Lliria Dance / 12. L'Alcudia /
 13. Magallon / 14. Barcelona - Gaudi Dance /
 15. Alzira / 16. Carcaixent / 17. Carcaixent Dance
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)
ロデリック・チャドウィック(ピアノ)

 録音:2022年4月 St. Michaels Highgate Anglican Church, London(UK)
 総収録時間:72分

 アメリカの作曲家、グレゴリー・フリッツェが、ヴァイオリニスト、ピーター・シェパード・スケアヴェズのために作曲、編曲した17曲の「スペインの瞑想曲と舞曲」。
 エイキサイティングな曲と静かな曲が混在する各々の曲名は、長年にわたりフリッツェに大きなインスピレーションを与えてきたというスペインの町や地域から採られており、情熱的なヴァイオリンの旋律とダイナミックなピアノの伴奏は、聴き手にスリリングな体験をもたらします。
 
 

DDA-21240
(2CD)
¥3100
鳥の思い出 ロデリック・チャドウィック(ピアノ)
 【CD1】
  1. オリヴィエ・メシアン(1908-1992): 鳥のカタログ第2巻 - Le Traquet Stapazin
  2-5. サディ・ハリソン(1965-):Lunae 4つの夜想曲
  6. メシアン:鳥のカタログ第3巻 - La Chouette Hulotte
  7. メシアン:鳥のカタログ第3巻 - L'Alouette Lulu
  8-13. ジュリアン・アンダーソン(1967-):Sensation センセーション
 【CD2】
  1. メシアン:鳥のカタログ第4巻 - La Rousserolle Effarvatte
  2. ベッツィ・ジョラス(1926-):Chanson d'Approche
  3. メシアン:鳥のカタログ第5巻 - Alouette Calandrelle
  4. メシアン:鳥のカタログ第5巻 - La Bouscarle
  5. クロード・ドビュッシー(1862-1918):前奏曲第1巻 第4曲 夕べの大気に漂う音と香り
  6. エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):抒情小曲集第5巻 Op.54 – 第4曲 夜想曲

 録音:2022年1月4-6日 Performance Space, City, University of London(UK)
 総収録時間:126分

 メシアンやシュトックハウゼンのエキスパートである英国のピアニスト、ロデリック・チャドウィック。
 このアルバムは2020年にリリースされた「La mer bleue」(DDA-25209)の続編となるもので、フランスのソローニュ地方の一日の景色と音をイメージした雰囲気のある2枚組です。
 前作と同じくメシアンの「鳥のカタログ」からの抜粋と"鳥""夜"をイメージさせるグリーグ、ドビュッシーのロマンティックな作品からサディ・ハリソンらのモダンな作品が並べられています。
 




METIER


MEX-77101
¥2700
Anthology
 サクソフォンのためのコンテンポラリー・ミュージック

  1. ジュリアン・アルゲレス:2つのサクソフォンのためのソナタ
  2. アンディ・スコット:Anthology アンソロジー
  3. グレアム・ロス:Caged Bird
  4. ラリー・ゴーヴズ(1980-):
   The Two From Rastibon Could Start a Hailstorm
  5. スティーヴ・ジャクソン:III
  6. ギャリー・カーペンター: Everything Is Connected
 メリエル・プライス:
  7. Where The Mind Goes I – Distance
  8. Where The Mind Goes II – Close
  9. Where The Mind Goes III – Remembering
 全て世界初録音
アンソニー・ブラウン(サクソフォン)...1-9
カール・レイヴン (サクソフォン)...1、4
ベン・パウエル(ピアノ)...3
ラリー・ゴーヴズ(エレクトロニクス)...4
ダン・ブリュー(エレクトリック・ギター)...5
グラント・ラッセル(コントラバス)...6
ルイーズ・スティーヴンス(ディストラクション)...7-9

 録音: 2021年11月-2022年1月 HallE at St Michael's, Ancoats(UK)
 総収録時間:70分

 ウィグモアホールでのコンサートや、BBCフィル、ハレ管、他英国の主要オーケストラとの共演や、ミュージカルの舞台での演奏などでも活躍する名サックス奏者アンソニー・ブラウンのMetierレーベルのデビュー・アルバム。
 完成までに5年を要したプロジェクトで、アルバムのために委嘱されたそれぞれの作品には独自の音世界があり、エキサイティングなデュオとソロ作品を楽しむことができます。
 トラック7-9におけるルイーズ・スティーヴンスの「ディストラクション」とは、演奏に集中するプレイヤーの鼻をくすぐったりすることで意図的に気を散らすという役割のことで、奏者の忍耐力を試し、作品に興味深い効果をもたらします。
 
 
MEX-77113
¥2700
ポール・ウィッテイ(1970-):The Morning
 1. The Morning(2009)
 2. I was bored before I even began(2009)
 3. Nature is a language, can't you read?(2016)
シェリル・エネヴァー(ソプラノ)...1
アンハラッド・デイヴィス(ヴァイオリン)...1
エマ・ウェルトン(ヴァイオリン)...1
ブリジット・キャリー(ヴィオラ)...1
オードリー・ライリー(チェロ)...1
キャサリン・ローズ (チェンバロ)...1
ラウト(アンサンブル)...2
アイスブレーカー(アンサンブル)...3

 録音:2012年 Headington, Oxford(UK)...1 2009年 The Science Museum...2 2016年 Kingston...3
 総収録時間:70分

 アンサンブル『rout ラウト』 と『Icebreaker アイスブレーカー』のために書かれたポール・ウィッティの作品集。
 ウィッティは北アイルランド生まれの作曲家で、サウンド・アーティストとしても活躍。作曲家のサム・ヘイデンとポール・ニューランドと共に『rout』としてコンサート・ツアーを行い、数多くの音楽祭にも出演、人気を博しています。
 アルバム収録曲の「Nature is a language~」はマイケル・ゴードンの「Yo Shakespeare」の素材を再構成したリズミカルな作品。
 「The Morning」はトーマス・アーンのカンタータを素材として再構成、再編成されています。
 
 

MSV-77502
(5CD)
¥7400
マレイ・マクラクラン(ピアノ)
 ジェフリー・アレン(1927-2021):ピアノ・ソナタ全集

 【CD1】 81分
  1-3. ピアノ・ソナタ第1番 Op. 5/24(1959/1995)
  4-7. ピアノ・ソナタ第2番 Op. 14
   「ソナタ・エスパニョーラ」(1989/1990)
  8-11. ピアノ・ソナタ第3番 Op. 25(1995-96)
  12. ピアノ・ソナタ第4番 Op. 29(1997)
 【CD2】 84分
  1-4. ピアノ・ソナタ第5番 Op. 32(1998)
  5-6. ピアノ・ソナタ第6番 Op. 39(2000)
  7-9. ピアノ・ソナタ第7番 Op. 40(2000)
  10-13. ピアノ・ソナタ第8番 Op. 46(2002)
 【CD3】 68分
  1-4. ピアノ・ソナタ第9番 Op. 47(2002)
  5-7. ピアノ・ソナタ第10番 Op. 52(2003)
  8-10. ピアノ・ソナタ第11番 Op. 55(2004)
 【CD4】 78分
  1-3. ピアノ・ソナタ第12番 Op. 66(2006)
  4-7. ピアノ・ソナタ第13番 Op. 73(2009)
  8-10. ピアノ・ソナタ第14番 Op. 77(2011)
  11. ラプツォナータ Op. 51 I.Rapsody(2003)
 【CD5】 76分
  1. ラプツォナータ Op. 51 -
   II. Canzonetta, "In a Perfumed Garden"(2003)
  2. ラプツォナータ Op. 51 -
   III. Toccata, "Only on Wednesday"(2003)
  3-6. ピアノ・ソナタ第15番 Op. 80(2012)
  7. ピアノ・ソナタ第16番 Op. 56(2015)
  8-11. ピアノ・ソナタ第17番 Op. 97(2019)
マレイ・マクラクラン(ピアノ)

 録音日 記載なし Chetham's School of Music(UK)
 総収録時間:389分

 エセックス生まれ、オーストラリアで活躍した作曲家ジェフリー・アレン。100曲近くの作品を遺し、オーストラリアの音楽界に多大な影響を与えました。
 この5枚組には彼が作曲したピアノ・ソナタの全てを収録。一見、シンプルに見えるソナタの端々に、並外れた独創性と色彩豊かな魅力が宿っています。
 この録音は20世紀/21世紀のピアノ・ソナタの歴史に大きな貢献とになるでしょう。
 マレイ・マクラクランはこれまでにベートーヴェン、ミャスコフスキー、プロコフィエフのピアノ・ソナタ全曲をはじめ、チェレプニンやシチェドリンらの稀少作品の録音が高く評価されているピアニストです。
 



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SWR CLASSIC



SWR19434CD
(5CD)
¥4400→\3990
FROM JEWISH LIFE ユダヤの生活より -
 モスクワ・ユダヤ音楽協会の室内楽作品集
   ヴォルフガング・マイヤー、タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
   ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)、インゴルフ・トゥルバン
   ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)、など名手多数

  【CD1】
   1-4. グリゴリー・クレイン(1879-1955):
    Four Songs Without Words 4つの無言歌 Op. 23 *
   5. イスラエル・ブランドマン(1901-1992):
    Variations on a Popular Theme 民謡の主題による変奏曲 Op. 12*
   6-10. 4つのヘブライの旋律による組曲(S. ベリソン編)
    グジェゴシュ・フィテルベルク(1879-1953):I. To the Wedding
     6. Kale-besezen 7. Procession
     8. ヤコプ・ヴァインベルク(1879-1956):
      II. Canzonetta (Grandmother's Tale)
     9. ボリス・レヴェンソン(1884-1947):III. Hebrew Dance, Op. 68
     10. J. ヴァインベルク:IV. Children's Round
   11-13. ユリアン・クレイン(1913-1996):Three Hebrew Songs Without Words
   3つのヘブライの無言歌 Op. 12*
    14-16. G. クレイン:Three Songs Without Words 3つの無言歌*
   17. G. クレイン:Berceuse funebre 葬送子守歌 Op. 8 No. 1 *
   18. G. クレイン:Rhapsodie ラプソディ*

  【CD2】
   1-3. アレクサンドル・ウェプリック(1899-1958):
    Rhapsody ラプソディ Op. 11*
   4-6. アレクサンドル・クレイン(1883-1951):
    Ornaments オーナメンツ Op. 42(ヴィオラとピアノ編)
   7. ミハイル・グネーシン(1883-1957):
    Minstrel's Song 吟遊詩人の歌 Op. 34(ヴィオラとピアノ編)
   8. グネーシン:
    Song of Mariamne マリアムネへの歌 Op. 37 No. 2(ヴィオラとピアノ編)
   9-13. ウェプリック:Songs of the Dead死の歌 Op. 4*
   14. ウェプリック:Kaddisch (Poem) カディッシュOp. 6*
   15-16. グリゴリー・ガンブルク(1900-1967):
    Two Pieces for Viola and Piano from the "Song of Songs"
     「雅歌」よりヴィオラとピアノのための2つの小品 Op. 5
   17. ウェプリック:
    Chant rigoureux 厳格な歌 Op. 9*(W. ボリソフスキー編)
   18-21. エルネスト・ブロッホ(1880-1959):
    ヴィオラとピアノのための組曲(1919)

  【CD3】
   1. ジョゼフ・アクロン(1886-1943):
    Hebrew Melody ヘブライの旋律 Op. 33(ヴァイオリンとピアノ編)
   2. アクロン:
    Dance Improvisation on a Hebrew Folk Song
     ヘブライ民謡による即興的な舞曲Op. 37
   3. アクロン:
    Hebrew Lullaby ヘブライの子守歌 Op. 35 No. 2(ヴァイオリンとピアノ編)
   4-6. ウェプリック:組曲 Op. 7*
   7. ヨエル・エンゲル(1868-1927):Freilechs フライレヒス Op. 20 No. 2*
   8. ラザール・サミンスキー(1882-1959):
    Hebrew Rhapsody ヘブライ・ラプソディ Op. 3 No. 2*
   9. A. クレイン:Ariaアリア Op. 41*
   10. A. クレイン:Caprice hebraique ヘブライ風カプリース Op. 24*
   11. A. クレイン:Second Aria アリア第2番*
   12. アクロン:Fairy Tale おとぎ話 Op. 46
   13. アクロン:Scher シャー Op. 42
   14. アクロン:Canzonetta カンツォネッタ Op. 52 No. 2
   15-17. アクロン:『ステンペニュ』-
    ショーロム・アレイヘムの戯曲
     「バイオリン弾きステンペニュ」のための音楽からの組曲

  【CD4】
   1. ブロッホ:Meditation hebraique へブライ風瞑想曲
   2-4. ブロッホ:ユダヤ人の生活より
   5. サミンスキー:
    Chassidic Dance ハシッド舞曲 – ハシッド組曲 Op. 24より第1番
   6. レオ・ザイトリン(1884-1959):
    Eli Zion エリ・シオン(民謡と「雅歌」を主題とするパラフレーズ)
   7. ヨアヒム・ストゥチェフスキー(1891-1982):
    Frejlachs(Improvisation) 即興
   8. サミンスキー:Meditation 瞑想曲– ハシッド組曲 Op. 24より第2番
   9. ストゥチェフスキー:Shir Yehudi (Jewish Song) ユダヤの歌
   10. シノヴィ・フェルドマン(1893-1942):Poeme 詩曲 Op. 11*
   11. アクロン:
    Fragment mystique sur un theme hebraique
     ヘブライ語の主題による神秘的な断片 Op. 43
   12. ソロモン・ロソフスキー(1878-1962):
    Rhapsodie (Recitatif et danse hassidique)
      レチタティーヴォとハシッド舞曲
   13-16. ストゥチェフスキー:イスラエル組曲

  【CD5】
   1. サミンスキー:Schir Haschirim 雅歌(イディッシュ語)
   2-4. サミンスキー:
    第1へブライ歌曲集 Op. 12(イディッシュ語)
     2. Patch, patch Kichelach ヘブライの子守歌
     3. Unter Sorele's Wigele ソレレの子羊
     4. Di Nacht 夜
   5-7. A. クレイン:ユダヤ舞曲 Op. 50 第1番-第3番 - ピアノのための*
   8. ロソフスキー:Ich bin a Bal-agole(ユダヤの歌、イディッシュ語)
   9. ペザハ・ルヴォフ(1880-1913):
    Wos wet sajn mikojach burikes(ユダヤの歌、イディッシュ語)
   10. エンゲル:Jeschnah erez Op. 39 No. 1(ヘヴライ語)
   11. ミハイル・「モシュ」・ミルナー(1886-1953):
    In Chejder 学校にて(イディッシュ語)
   12. ミルナー:Tanz, tanz, mejdele, tanz(イディッシュ語)
   13-14. A. クレイン:ユダヤ舞曲 Op. 50 第4番-第5番 - ピアノのための*
   15. グネーシン:Das Liedel von dem Mottele Op. 37 No. 2(ドイツ語)
   16. グネーシン:Das Grabmal Rachels Op. 32 NO. 2(ドイツ語)
   17. グネーシン:Jad anuga hajta la Op. 37 No. 1(ヘブライ語)
   18. グネーシン:Aus dem Hohen Lied – 雅歌 Op. 37 No. 3より(ドイツ語)
   19. アクロン:In a kleiner schtibele 小さな部屋(ユダヤの歌、イディッシュ語)
   20. アクロン:Po En-Harod Op.39(ヘブライ語)
   21. アクロン:A kapele konzertisten(イディッシュ語)
   22-23. A. クレイン:ユダヤ舞曲 Op. 50 第6番-第7番 - ピアノのための*
   24-25. ウェプリック:2つのユダヤ民謡 Op. 8
    24. O sait gesunterheit(イディッシュ語)
    25. Spaziren sainen mir gegangen(イディッシュ語)
   26-27. ウェプリック:2つのユダヤ民謡 Op. 10
    26. Hant zu hant(イディッシュ語)
    27. Spaziren sainen mir gegangen(イディッシュ語)
   28-29. A. クレイン:2つのユダヤの歌 Op. 39
    28. Wiegenlied 子守歌(イディッシュ語)
    29. Mai 5月(イディッシュ語)
   30-32. A. クレイン:ユダヤ舞曲 Op. 50 第8番-第10番 - ピアノのための*
   33-35. サミンスキー:第2へブライ歌曲集 Op. 13
    33. The Song of Songs 雅歌
    34. Gebet fun Rabbi Lejw-Izchok 偉大なラビの祈り
    35. Rachelina スペイン・ヘブライの子守歌
   36. サミンスキー:Rachelina(ヘブライ語)
【CD1】
 ヴォルフガング・マイヤー
  (クラリネット)
 ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)
【CD2】
 タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
 ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)
【CD3】
 インゴルフ・トゥルバン
  (ヴァイオリン)
 ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)
【CD4】
 ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)
 ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)
【CD5】
 ヘレーネ・シュナイダーマン
  (メゾ・ソプラノ)
 ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)

 *...世界初録音
 録音:2002年9月25、26日 録音場所不詳...CD1 1999年10月6、7日 Kammermusikstudio, SWR Stuttgart...CD2 1999年11月24-26日 Kammermusikstudio, SWR Stuttgart...CD3 2004年4月5-7日 Kammermusikstudio, SWR Stuttgart...CD4 2001年5月2-4日 SWR Studio...CD5
 総収録時間:329分

 【モスクワ・ユダヤ音楽協会100周年記念。知られざる作品群が伝える、その豊穣な活動】
 1908年に作曲家ヨエル・エンゲルらを発起人として発足した「ユダヤ民族音楽協会」。それ以前からもロシア5人組のリムスキー=コルサコフをはじめとした何人もの音楽家、研究者たちがサンクトペテルブルグを拠点にユダヤの民俗音楽を収集し、研究の成果を発表していましたが、その運動が少しずつ広がり、1923年にはモスクワにユダヤ音楽協会が設立されます。
 しかしソビエト政権は「社会主義リアリズム」に反する人々を抑圧、投獄したため、この活動も反ユダヤ主義のあおりを受けて1929年4月のコンサートを最後として短命に終わりました。
 このアルバムで中心的役割を担うピアニスト、ヤッシャ・ネムツォフの父も強制収容所の生存者の一人であり、彼は歴史に埋もれたユダヤ人たちの作品の復興を目指すため、多くの協力者を募り、1999年から2004年にかけて世界初録音を含む5枚のアルバムの録音を成し遂げました。
 演奏はネムツォフとともに、ヴォルフガング・マイヤー、タベア・ツィンマーマン、インゴルフ・トゥルバン、ダヴィド・ゲリンガス、ヘレーネ・シュナイダーマンと錚々たるアーティストが担当。知られざる作品の復興に力を尽くしています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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APR



APR6041
(2CD)
特別価格
¥2600→\2390
キャスリーン・ロング ~
 デッカ・ソロ・レコーディングス1941-1945
キャスリーン・ロング(ピアノ)
  CD1
   ・作者不詳/レスピーギ:シチリアーナ(古風な舞曲とアリアより)
     録音:1941年10月27日
   ・D.スカルラッティ:ソナタ 嬰ハ短調 K247
   ・D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K201
   ・D.スカルラッティ:ソナタ ハ短調 K84
     録音:1943年5月3日
   ・D.スカルラッティ:ソナタ嬰ヘ短調 K447
     録音:1943年11月29日
   ・D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K62
   ・D.スカルラッティ:ソナタ 変ロ長調 47
     録音:1945年3月5日
   ・D.スカルラッティ:ソナタ ヘ長調 K366
   ・D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K235
     録音:1945年3月5日
   ・パラディエス:トッカータ(ソナタ第6番イ長調より)
   ・J.S.バッハ:ファンタジア ハ短調 BWV906
   ・J.S.バッハ/アルベール・レヴェク:羊は安らかに草を食み(カンタータ BWV208より)
     録音:1942年2月20日
   ・シューベルト:ソナタ イ短調 Op.164, D537
     録音:1941年9月18日
   ・シューベルト:ソナタ 変ホ長調 Op.122, D568
     録音:1944年11月20日
  CD2
   ・グリーグ:蝶々(抒情小曲集 Op.43より)
   ・グリーグ:羊飼いの少年(抒情小曲集 Op.54より)
     録音:1942年9月3日
   ・グリーグ:夜想曲(抒情小曲集 Op.54より)
     録音:1943年2月5日
   ・グリーグ:スケルツォ(抒情小曲集 Op.54より)
   ・グリーグ:農民の歌(抒情小曲集 Op.65より)
     録音:1942年9月3日
   ・グリーグ:その昔(抒情小曲集 Op.71より)
     録音:1943年2月5日
   ・グリーグ:夏の夕べ(抒情小曲集 Op.71より)
   ・グリーグ:パック(抒情小曲集 Op.71より)
     録音:1942年9月3日
   ・フォーレ:舟歌第2番ト長調 Op.41
   ・フォーレ:夜想曲第6番変ニ長調 Op.63
     録音:1944年10月16日
   ・フォーレ:主題と変奏 Op.73
     録音:1943年9月20&11月29日
   ・ドビュッシー:前奏曲集第2巻
     録音:1941年9月16日&10月27日

 キャスリーン・ロングのデッカ録音集1941-1945!

 ☆RCMで44年間教鞭を執った英国のピアニスト、キャスリーン・ロングの稀少音源を復刻!
 ☆定評のあったスカルラッティやフォーレ等、1940年代のデッカ・レコーディング集!

 稀少なピアノ音源の発掘と良質な復刻で定評のあるイギリス「APR」より、1940年代に録音されたデッカ時代のキャスリーン・ロングのソロ録音集が登場!
 イギリスの音楽シーンではあまり目立たない存在でありながらも、最高峰の音楽家であった20世紀イギリスのピアニスト、キャスリーン・ロング。
 英国王立音楽カレッジ(RCM)で44年間教鞭をとり、20年間デッカの主要アーティストとして活躍しました。
 名エンジニア、アンドルー・ハリファックスのトランスファー&リマスタリングによる今回の復刻では、デッカでの最初のソロ・レコーディングとなった1941年録音のドビュッシーを始め、定評のあったスカルラッティやフォーレ等の名演を収録。
 彼女はフランス音楽への貢献(特にフォーレの演奏と録音)が認められ、フランス政府から勲章を授与され、フランス国立アカデミーの名誉会員にもなっています。

 ※録音:1941年-1945年(ADD)
 ※リマスタリング:アンドルー・ハリファックス
 


<メジャー・レーベル>
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DHM



19658745252
\3100→\2890
ドロテー・オベルリンガー(リコーダー)
 &ニルス・メンケマイヤー(ヴィオラ)
  リコーダーとヴィオラ、中世から今日までの旅へ
   ~『ダンス・フォー・トゥー』

 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン[1098-1179]:
   おお、エクレシアよ

 コンスタンティア・グルズィ[1962-]:
   木々の間のメッセージII

 J.S.バッハ[1685-1750]:
   インヴェンション第6番ホ長調 BWV.777
   インヴェンション第1番ハ長調 BWV.772
   音楽の捧げもの~2声の逆行カノン1 BWV.1078/4a
   フーガの技法 BWV.1080~8度のカノン
   インヴェンション第8番イ短調 BWV.782

 モートン・フェルドマン[1923-1987]:
   Only

 作者不詳:
   分割ヴァイオリン~ブラック・ジョーク

 ニコラ・マッティス[1650-1703]:
   幻想曲 ニ短調

 ジョン・ケージ[1912-1992]:
   夢

 J.S.バッハ:
   トリオ・ソナタ ト短調 BWV.1039~第3楽章:アダージョ・エ・ピアノ

 ジェームズ・オズワルド[1710-1769]:
   タロックのリール

 ニコラ・マッティス:
   幻想曲 ニ短調

 J.S.バッハ:
   無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008~第1楽章:プレリュード
 
 ベーラ・バルトーク[1881-1945]:
   44のヴァイオリン二重奏曲 Sz.98~第35番『ルーシのコロメイカ』/
  第32番『マーラマロシュの踊り』

 コンスタンティア・グルズィ:
   2つの舞曲 Op.96 (2022)
ドロテー・オベルリンガー(リコーダー)
ニルス・メンケマイヤー(ヴィオラ)
 録音:2022年7月1-3日、ドイツ、エルマウ城


 リコーダーの名手ドロテー・オベルリンガー(オーバーリンガー)は、ルネサンスからバロック時代の音楽を豊かに表現できることで高い評価を得ています。
 そして「深々と歌う低音の響きが心にストレートに響き、情感豊かで、ドラマ性もあり、非常に説得力が感じられる」と評されるヴィオラ界の俊英ニルス・メンケマイヤー。
 この2人の出会いによって、リコーダーとヴィオラというこれまで聞いたことのない楽器の組み合わせの可能性が始まります。
 バッハの作品と他の興味深い作品は、リスナーを中世から今日までの旅へと誘うことでしょうす。

 バッハの『インヴェンション』『音楽の捧げもの』『フーガの技法』『トリオ・ソナタ』の美しいメロディが特長の作品。このアルバムについてのインタビューで、メンケマイヤーはバッハについて「演奏環境の変化に合わせて楽器の編成や調性を変え、他の作曲家の作品の編曲もやっていた。バロック時代は、意外なほどほかの作曲家の音楽へのアクセスが可能だった。いま私たちがさまざまな作曲家の作品の編曲を考える上でとても刺激になる」と語っています。

 ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの柔らかく瞑想的な『おお、エクレシアよ』、スコットランドの作曲家ジェームズ・オズワルドのタロックのリール、エネルギッシュなアイリッシュ・カントリー・ダンスのブラック・ジョークと、バルトークが東ヨーロッパの多くの国々の民謡の旋律にインスパイアされた作品『44のヴァイオリン二重奏曲』からの作品も含まれています。
 アメリカの作曲家のモートン・フェルドマンとジョン・ケージの美しい作品や、ギリシャ出身で現在ミュンヘンを拠点とする作曲家コンスタンティア・グルジィがメンケマイヤーとオベルリンガーのために特別に作曲した2つの曲(『木々の間のメッセージII』『ダンス・フォー・トゥー』)も聴くことができます 。
 それ以外の曲は、メンケマイヤーとオベルリンガーによってオリジナルの明確な特徴を抽出し、古楽と民謡などのそれぞれの要素を自由で主観的なものになるように描き出しています。


















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