≪第119号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2023/4/18~
4/21(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENT
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クイケンの名録音プロジェクトから昇天祭のためのカンタータ集
J.S.バッハ:
カンタータ第108番『わが去るは汝らの益なり』
BWV108
カンタータ第86番『まことに、まことに汝らに告ぐ』
BWV86
カンタータ第11番
『神をそのもろもろの国にて頌めよ』BWV11(昇天祭オラトリオ)
カンタータ第44番『ひとびと汝らを除名すべし』
BWV44 |
シーリ・ソーンヒル(ソプラノ)
ペトラ・ノスカイオヴァ(アルト)
クリストフ・ゲンツ(テノール)
ヤン・ファン・デル・クラッペン(バス)
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド |
録音:2008年4月30日-5月1日/ベルギー、ルーヴェン/73'38''
復活祭の40日後にある昇天祭のために書かれたカンタータ第11番と、近い時期に演奏されるカンタータを組み合わせたアルバム。
2005-2014年にクイケンとラ・プティット・バンドが取り組んだカンタータ録音シリーズからの音源です。声楽も器楽も各パート1人で演奏していて、透明度の高い響きが魅力的。
バッハ自らも『昇天祭オラトリオ』と呼んだカンタータ第11番は30分近くある大曲で、他のカンタータとは一線を画す作品です。
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ANTARCTICA
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三者三様、20世紀パリの音楽
エネスコ:ピアノ・ソナタ 嬰へ短調 Op.24-1
ラヴェル:鏡
[蛾 / 悲しげな鳥たち / 海原の小舟 /
道化師の朝の歌 / 鐘の谷]
シリル・スコット:5つの詩
[芥子 / 共鳴の庭 / 鐘 / 年の暮れ / 楽園鳥] |
クリスティアン・サンドリン(ピアノ) |
録音:2021年2月10-12日/72'54''
Antarcticaレーベルが「Spring」と名付けた新シリーズを始動。個性あふれる才能を持つ魅力的な音楽家たちのデビュー録音に焦点を当てます。
シリーズ第1弾はルーマニアのピアニスト、クリスティアン・サンドリン。出身は違えどパリで活動した共通点を持つ3人の作曲家を選び演奏。
ワーグナーが調性を解体し、ドビュッシーが色彩と絵画を音楽に取り込み、視覚的イメージを想起させる音楽、またそこからさらに進んで観念的なイメージまでも伝える音楽が書かれるようになった時代の作品たちです。
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Overtones
細川俊夫:2つの日本民謡より さくら、散る(2008-2009)
ケージ:イン・ア・ランドスケープ(1948)
ジェフリー・ゴードン:
ハープと管弦楽のための協奏曲『エオリアン』(2022)*+
マクミラン:ハープ独奏のための『ノックルーン・ワルツ』(2015)+
細川俊夫:2つの日本民謡より 五木の子守唄(2008-2009)
(+ 世界初録音) |
エリーネ・グロスロ(ハープ)
*カレン・カメンシェク(指揮)
ブリュッセル・フィルハーモニック |
現代のハープ協奏曲と独奏曲集
47'29''
アメリカの作曲家ジェフリー・ゴードンが2022
年に作曲した壮大な協奏曲をメインに、前後に独奏曲を配置したアルバム。
ハープ・ファンと現代音楽好きの両方に響く内容です。
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COVIELLO CLASSICS
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菩提樹と蓮華 ~ドイツと中国の芸術歌曲
シューマン(1810-1856):ジャスミンの木
Op.27-4
江蘇省民謡:ジャスミン [茉莉花](He Fang
& SHEN Wujun編)
黄自 HUANG Z(I 1904-1938):3つのバラの祈り
R.シュトラウス(1864-1949):花束を編みたかった
Op.68-2
青海省民謡:四季 [四季歌](Tang Qijing編)
マーラー(1860-1911):私は仄かな香りを吸い込んだ
羅忠鎔 LUO ZHONGRONG(1924-2021):黄昏時の杏の花
[杏花天影]
クララ・シューマン(1819-1896):もの言わぬ蓮の花
羅忠鎔 LUO ZHONGRONG:遥かなる恋人への蓮華
シューマン:月夜 Op.39-5
モンゴル民謡:牧歌
黄永熙 HUANG YONGX(I 1917-2003):憧憬の歌
シューベルト:(1797-1828):漁師の愛の幸福
D933
雲南省民謡:せせらぐ小川 [小河淌水]
シューベルト:水上に歌う D774
四川省民謡:アカシアはいつ咲く(DING Shande編)
シューベルト:菩提樹 |
アンナ・ハープスト(ソプラノ)
トニ・ミン・ガイガー(ピアノ) |
ヨーロッパとアジアを同時に聴く歌曲集
録音:2021年9月14-17日/54'11''
アジアの芸術を、ヨーロッパのものと同列に並べて提示し、新しい耳を向けさせる趣向のアルバム。
ケルン生まれのソプラノ歌手とミュンヘン生まれのピアニスト、ふたりの若い音楽家による意欲作です。
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ハンブルクで活躍したゼッレの傑作受難曲
トーマス・ゼッレ(1599-1663):
大地は主そのものである D148
ヨハネ受難曲(1643)
主をたたえよ D147 |
アントニウス・アダムスク(指揮)
ゲッティンゲン・バロック管弦楽団 |
録音:2022年3月17-20日/51'49''
テレマンもカントルを務めたハンブルクにあるヨハネウム学院で、1641年から亡くなるまでカントルとして活躍したトーマス・ゼッレ。
1643年に書かれた《ヨハネ受難曲》はカラフルな楽器書法が特徴的な傑作。
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MIRARE
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ゾーイのためのダンス集 |
マタン・ポラト(ピアノ) |
(1)ブラームス:ワルツOp.39~
第1番ロ長調/第11番ロ短調/第6番嬰ハ長調/
第3番嬰ト短調/第14番嬰ト短調/第15番変イ長調
(2)スクリャービン:マズルカOp.25の2
(3)トーマス・アデス:マズルカOp.27の2
(4)ラヴェル:メヌエット~「クープランの墓」
(5)C.P.E.バッハ:メヌエット
(6)マタン・ポラト:ワルツ・フォー・ビル
(7)ビル・エヴァンス:ワルツ・フォー・デビイ
(8)ストラヴィンスキー:タンゴ
(9)ナンカロウ(ポラト編):練習曲第6番「タンゴ」
(10)ラモー:サラバンド~組曲イ短調
(11)サティ:サラバンド第3番
(12)スクリャービン:ワルツOp.38
(13)クープラン:フォルラーヌ~王宮コンセール第4番
(14)ラヴェル:フォルラーヌ~「クープランの墓」
(15)ラッヘンマン:影踊り~「子供の遊び」
(16)ショスタコーヴィチ:ワルツ・スケルツォ~「人形の踊り」 |
マタン・ポラトがビル・エヴァンスの名作「ワルツ・フォー・デビイ」を披露!
録音:2022年5月23-25日/ノイマルクト・ライツターデル(ドイツ)/ディジパック仕様、56'42"
フォルジュルネ音楽祭でおなじみのマタン・ポラト。1982年テルアヴィヴ生まれのピアニストで、作曲家としても注目されています。
最新盤は舞曲を集めたコンセプト・アルバム。
タイトルは愛娘でピアニストのゾーイに捧げたためのこと。
クープランからアデスまでのさまざまな舞曲形式によるピアノ曲を集めていますが、選曲は凝っていてビル・エヴァンスのジャズの名作「ワルツ・フォー・デビイ」をポラトの演奏で聴くことができるうえ、ポラトの「ワルツ・フォー・ビル」がその返し歌となっています。
またナンカロウの自動ピアノのための練習曲をポラトが人間用に編曲したものも聴きもの。
2023/4年にこれを日本人ダンサー川口ゆいが振付け、ポラトの演奏と共演が予定されています。
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ショーソン/サン=サーンス
(1)ショーソン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.3
(2)サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.92 |
ネーベルメーア・トリオ
【ロアン・フルマンタル(ピアノ)、
アルトゥール・ドゥカリス(ヴァイオリン)、
アルベリック・ブルノワ(チェロ)】 |
フランス・ピアノ三重奏の秘宝を若き団体がフレッシュに謳いあげる
録音:2021年10月27-31日/カーン音楽院/ディジパック仕様、60'32"
若くフレッシュなピアノ三重奏団「ネーベルメーア・トリオ」デビュー盤。
今年2023年ナントで行われたフォルジュルネに出演して注目されています。
トリオ・ワンダラーとクレール・デゼールの秘蔵弟子で、カスパー・ダヴィヂ・フリードリヒの絵画からグループ名を付けました。
ショーソンのピアノ三重奏曲はフランクに入門した1882
年頃の作。
すでに師の影響濃厚な4 楽章構成の大作ですが、ショーソン独特な叙情性とメロディの美しさに惹かれます。
若いネーベルメーア・トリオならではのナイーヴでフレッシュな演奏が魅力。
サン=サーンスのピアノ三重奏曲第2 番は1892
年の作。
短調でチャイコフスキーとの類似を感じさせますが、華麗なピアノ・パートなどサン=サーンスの独自性も満ちています。
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PROSPERO CLASSICAL
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PROSP 0068
(2CD)
¥3400
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モノローグ
[CD1]
ニコロ・ジンガレッリ:
声とピアノのためのモノローグ『私は‛&だった』
ドニゼッティ:声とピアノのためのカンタータ『サッフォー』
ロッシーニ:
声とピアノのためのカンタータ『ジョヴァンナ・ダルコ』
[CD2]
ワーグナー:
声とピアノのための『メアリー・スチュアートの別れ』WWV61
ポーリーヌ・ヴィアルド:
コントラルトとピアノのための『ヘルミオネーの情景』
メル・ボニ:ピアノのための舞曲『サロメ』Op.100
レスピーギ:ピアノのための短詩『アレトゥーザ』 |
アンナ・ボニタティブス(歌)
アデーレ・ダロンツォ(ピアノ) |
様々な作曲家による独白の技法
録音:2022年5月/チューリッヒ、SRFスタジオ/[CD1]50'45''、[CD2]31'14''
モノローグ(独白)の技法はオペラや歌曲においても特別な表現力を持っています。
感情のわずかな機微までも視覚化するような効果があり、語りすぎると冗長なものになりかねない側面もあります。作曲家にとって絶妙なバランス感覚を強いられる技法と言えるでしょう。
アンナ・ボニタティブスは1999年にスカラ座デビューして以降、多くのベルカント・オペラ出演やレコーディングを行ってきたイタリアのメゾ・ソプラノ歌手。
様々な作曲家が用いたモノローグ技法に注目し、熱意をもって表現しています。
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月はわが友
テオドール・キルヒナー:歌曲集 Op.1(全10曲)
ドビュッシー:
ベルガマスク組曲より「月の光」、忘れられた小唄(全6曲)
グリーグ:
叙情小曲集より「夜想曲」 Op.54-4、歌曲集
Op.48(全6曲)
キルヒナー:幻想的小品集より「夜想曲」
Op.14-4
ピエール・モーリス:中国の歌(全7曲) |
カトリン・ホッティガー(ソプラノ)
エドワード・ラシュトン(ピアノ) |
珍しい作曲家を含む、月に魅せられた音楽集
録音:2020年7月25日、2021年8月22・26・27日/76'03''
夜と月をテーマにした歌曲とピアノ曲をあつめたアルバム。キルヒナーやピエール・モーリスといっためずらしい作品も。
カトリン・ホッティガーはルツェルン応用科学芸術大学で学んだスイスのソプラノ歌手。
バロック・オペラや、フランスとスカンジナビアのリートなどに力を注いでいて、ピアノのエドワード・ラシュトンと定期的にリートのリサイタルを行っています。
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ヴァレー地方からの歌 スイスの作曲家による歌曲集
オイゲン・マイアー(1934-):Chiajeri (Taugwalder)
エミル・フレイ(1889-1946):
Junges Madchen in den Bergen (Morgenstern)
op. 49/1
オイゲン・マイアー:Wela Wag (Taugwalder)
ヴェルナー・ベルッチ(1950-):Die Felswand
(Meyer) Wege III
オイゲン・マイアー:Ds Hittuliechtje (Taugwalder)
ヨゼフ・ラウバー(1864-1952):Fruhlingsnacht
(Hesse) op. 37/2
オイゲン・マイアー:Dr Schuelschatz (Taugwalder)
ハンス・フーバー(1852-1921):
Mir traumte von einem Myrtenbaum (Heyse)
op. 61/3 2.47
オイゲン・マイアー:Dr Bluusuchnopf (Taugwalder)
ワルター・クルヴォワジエ(1875-1931):Morgens
(Storm) op. 2/7
オイゲン・マイアー:Herbschtwind (Taugwalder)
ハインツ・ホリガー(1939-):Herbst (Morgenstern)
Sechs Lieder VI |
フランツィスカ・ハインツェン(ソプラノ)
ベンジャミン・ミード(ピアノ) |
故郷ヴァレー州への愛に満ちたアルバム
録音:2022年5月/47'06''
スイスのソプラノ歌手フランツィスカ・ハインツェンが歌う、故郷ヴァレー州とスイスの歌の芸術への愛に満ちたアルバム。
ヴァレー語の詩によるオイゲン・マイアーの作品を中心に、過去2世紀のスイスの作曲家による歌曲を収録しています。
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TYXART
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ヴェルナー・ヴォルフハイム氏の蔵書からのリュート曲集
作者不詳:[タイトルなし] - ドゥーブル -
第2ドゥーブル
アシャズ・カシミール・ヒュルツ(1658-1723):
ガヴォット - ドゥーブル
作者不詳:サラバンド - ドゥーブル
作者不詳:ソナタ
アシャズ・カシミール・ヒュルツ:サラバンド
作者不詳:ジーグ - ドゥーブル
作者不詳:シャコンヌ イ短調
エザイアス・ロイスナー(the Younger, 1636-1679):
アルマンド - ドゥーブル
作者不詳:クーラント - ドゥーブル
作者不詳:[タイトルなし]
ジェルマン・ピネル(c.1600-1661):サラバンド
- ドゥーブル
作者不詳:[タイトルなし]
エヌモン・ゴーティエ(c.1575-1651):
スペインのサラバンド - 別の手法で - ドゥーブル
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(c.1623-1680):
チャッコーナ イ長調(ホフシュテッター編) |
ベルンハルト・ホフシュテッター(リュート) |
貴重な蔵書から生まれたリュート・アルバム
録音:2020年12月/72'52''
1928年から29年にかけて、ヴェルナー・ヴォルフハイム博士の音楽蔵書がオークションに出されました。
その中にはバッハの『フーガの技法』『音楽の捧げもの』の初版といった大変貴重なものもあります。この蔵書に含まれるリュート曲集を初録音したのが当盤。
ホフシュテッターは1975年ウィーン生まれで当初ヴァイオリンを学び、後にリュートを佐藤豊彦、今村泰典に師事した。ヨーロッパを中心に活動し、2007年には来日したこともある。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
LEBHAFT
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LBCDR 1033
(CD-R)
¥2500
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ヴァンデルノート、モーツァルトの交響曲
モーツァルト/交響曲第40番、第41番「ジュピター」 |
アンドレ・ヴァンデルノート指揮
パリ音楽院管弦楽団 |
録音:1956-57年 パリ(モノラル録音) 原盤:仏Trianon
2C 045-11349
ヴァンデルノートは1956年から1958年にかけてモーツァルトの交響曲を9曲録音した。
当時はステレオ録音が主流となっていたが、仏Pathe-Marconi
EMIはステレオ方式の録音には懐疑的だったため、モノラルでの録音となっている。
しかしながら、モノラル特有のパワフルな重量感は、このストレートで生命力に溢れたモーツァルトに見事に合致しており、まさに理想的な演奏となっている。
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SPECTRUM SOUND
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ミュンシュ晩年の力演、
「ブラ2」と正規初出のドビュッシー「海」
(1)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73(38'52)
(2)ドビュッシー:「海」(23'05) |
シャルル・ミュンシュ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 |
フランス国立視聴覚研究所音源提供、熱量の高い大名演!!ミュンシュ晩年の力演を堪能。「ブラ2」と正規初出のドビュッシー「海」のカップリング。
ライヴ録音(1)1965年11月16日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ)、(2)1966年9月13日/ブザンソン市民劇場(ステレオ)【初出音源】/61'57
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz
digital restoration and remastering from
the original master tapes)
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。
当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源からの復刻で、シャルル・ミュンシュ指揮、フランス国立放送管弦楽団演奏のブラームスの交響曲第2
番とドビュッシーの「海」を収録。いずれもステレオ音源です!ブラームスはAUVIDIS
VALOISレーベルからリリースされたことはありますが現在は入手困難。一方ドビュッシーは正規初出音源となります。晩年まで熱量の高い演奏をしたミュンシュ。
どっしりとしたブラームスと色彩感豊かドビュッシー。一期一会のひらめきに満ちた名演がここによみがえります。
※日本語帯・解説は付きません。
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クリュイタンス&フランス国立放送管の秘蔵音源!
1959年5月1日、モスクワでのライヴ初日の貴重な記録
(1)ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
(2)ラヴェル:クープランの墓
(3)ムソルグスキー:禿山の一夜
(4)デュカス:魔法使いの弟子
(5)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(6)ラヴェル:ラ・ヴァルス |
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 |
フランス国立視聴覚研究所音源提供、クリュイタンス&フランス国立放送管の秘蔵音源!1959年5月1日、モスクワでのライヴ初日の貴重な記録が日の目を見た!
ライヴ録音:1959年5月1日/モスクワ音楽院(モノラル)【全て初出音源】/68'11
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz
digital restoration and remastering from
the original master tapes)
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。
好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの正規初出復刻、当アルバムには1959
年5月1日、モスクワ音楽院におけるクリュイタンス指揮、フランス国立放送管弦楽団演奏の正規初出音源を収録しております!
この録音はモスクワ・ツアー初日公演をおさめたもので、ムソルグスキーを中心に据え、前半と後半はベルリオーズ、ラヴェル、ドビュッシーとフランスのお国モノでまとめています。
クリュイタンスらしいエレガントな表情はもちろんのこと、生命力に満ちた当演奏は50代半ばのクリュイタンスの最も充実した内容。
モノラル音源ながら正規初出の貴重音源のリリースは大歓迎と申せましょう。
※日本語帯・解説は付きません。
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マリー=テレーズ・フルノーへのオマージュ
(1)ドビュッシー:ベルガマスク組曲
(2)ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
(3)ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2
(4)ショパン:マズルカ第32番 嬰ハ短調 Op.50-3
(5)ショパン:マズルカ第13番 イ短調 Op.17-4
(6)モーツァルト:
ドゥゼードの「ジュリ」の「リゾンは眠った」による
9つの変奏曲 ハ長調 K.264(315d)
(7)シューマン:
ウィーンの謝肉祭の道化芝居「幻想的情景」Op.26 |
マリー=テレーズ・フルノー(ピアノ)
(2)ピエール・バスー(チェロ) |
フランス国立視聴覚研究所音源提供、気品に満ちた香り高き名演。20世紀フランスを代表するピアニスト、マリー=テレーズ・フルノーの60~70年代の貴重音源が正規初出で登場!
録音:(1)1975年3月29日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、107スタジオ(パリ)(ステレオ)
(2)1960年4月30日/フランス放送協会内スタジオ(パリ)(モノラル)、
(3)1965年11月27日、(4)(5)1965年2月28日、(6)(7)1969年12月20日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、105スタジオ(パリ)(モノラル)【全て初出音源】/73'32
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz
digital restoration and remastering from
the original master tapes)
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。
好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの正規初出復刻。
当アルバムは20世紀に活躍したフランスのピアニスト、マリー=テレーズ・フルノー(1927-2000)が1960年から75年にかけて放送用に収録した貴重音源が収録されております!
マルグリット・ロン(1874-1966)の愛弟子であるフルノーは1943年、16歳で挑んだロン=ティボー国際コンクールで第2位を受賞。
この時、当時19歳のサンソン・フランソワが優勝しております。
フルノーは恩師ロンをはじめとするフランス・ピアニズムの継承者としてキャリアを積んでいきましたが、難病のため演奏家人生は短く、ここに収めた放送用音源は彼女の演奏を聴くことができる非常に貴重な記録です。
収録作品はドビュッシー、ショパン、モーツァルト、シューマンとディスクとして初レパートリーも数多く、この復刻はピアノ・ファン狂喜といえましょう。
※日本語帯・解説は付きません。
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ケンプとフルノーがそれぞれ演奏した
モーツァルトのピアノ協奏曲第20番!
(1)モーツァルト:
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466(31'29)
(2)モーツァルト:
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466(29'25) |
(1)マリー=テレーズ・フルノー(ピアノ)、
ルネ・ジラール(指揮)、
フランス国立放送管弦楽団
(2)ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、
ゲオルク・ショルティ(指揮)、
パリ音楽院管弦楽団 |
フランス国立視聴覚研究所音源提供、聴き比べも面白い。ケンプとフルノーがそれぞれ演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第20番!
録音:(1)1967年5月22日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、105スタジオ(パリ)(モノラル)【初出音源】
(2)1959年9月3日/ブザンソン市民劇場(モノラル)【初出音源】/60'54
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz
digital restoration and remastering from
the original master tapes)
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの正規初出復刻。
当アルバムは20世紀に活躍したフランスのピアニスト、マリー=テレーズ・フルノー(1927-2000)、そしてドイツ正統派ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)がそれぞれ弾いたモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を収録しております。
マルグリット・ロン(1874-1966)の愛弟子であるフルノーは1943年、16歳で挑んだロン=ティボー国際コンクールで第2位を受賞。
その後ピアニストとしてのキャリアを本格的にスタートさせましたが難病のため演奏家人生は短く、ここに収めた放送用音源は彼女の演奏を聴く非常に貴重な記録といえます。
フルノーとケンプという20世紀の名ピアニストによるモーツァルトは絶品の一言。聴き比べもお楽しみいただけます。
※日本語帯・解説は付きません。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
ALM/コジマ録音
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鷲宮美幸〈ピアノ〉
記憶の風景 |
鷲宮美幸〈ピアノ〉 |
[1] プーランク: 愛の小径
[2] プーランク: エディット・ピアフを讃えて
即興曲第15番
プーランク: ナゼルの夜
[3] 前奏曲 / [4] 変奏1. 分別の極み /
[5] 変奏2. 手の上の心臓 / [6] 変奏3. 磊落と慎重と
/
[7] 変奏4. 思索の続き / [8] 変奏5. 口車の魅力
/ [9] 変奏6. 自己満足 /
[10] 変奏7. 不幸の味 / [11] 変奏8. 老いの警報
/ [12] カデンツァ / [13] フィナーレ
[14] ドビュッシー: 亜麻色の髪の乙女《前奏曲集第1集》より
[15] セヴラック: ロマンティックなワルツ《休暇の日々から第1集》より
[16] セヴラック: 古いオルゴールが聞こえるとき《休暇の日々から第1集》より
[17] モンポウ: 歌と踊り 第6番
[18] グラナドス: アンダルーサ《スペイン舞曲集》より
グラナドス:《ロマンティックな情景》より
[19] マズルカ / [20] アレグレット / [21]
エピローグ
レクオーナ: 《スペイン組曲「アンダルシア」》より
[22] アンダルーサ / [23] マラゲーニャ |
万華鏡のような色彩の乱舞、溢れんばかりのロマンロマンチックな情景!
<録音>2022年10月3-4日
アンリエット・ピュイグ=ロジェの推薦を得てパリで研鑽を積み、現在はソリスト・室内楽奏者として国内外で活躍している鷲宮美幸。3枚目のソロ・アルバムとなる今回は、近代フランスとスペイン由来の作品に焦点をあてたもの。音楽のコントラストを鮮やかに描ききる鷲宮の表現力によって、まさに万華鏡のような色彩の乱舞が湧き起こる。
鷲宮美幸〈ピアノ〉
7歳よりピアノ、作曲、バイオリンを始める。その後、桐朋学園大学ピアノ科在学中、フランス音楽界の第一人者H.ピュイグ=ロジェ氏の推薦で、パリに留学。帰国後、同大学を卒業。
第56回日本音楽コンクール入選を皮切りに、UFAM国際コンクール・室内楽部門第2位、日本室内楽コンクール第3位、国際ピアノデュオ・コンクール2台4手部門第2位(日本人最高位)など、多くのコンクールに入賞。
Kris Foundationに度々招聘され、シンガポールでソロリサイタル、Metropolitan
Festival Orchestra、指揮Chan Tze Lawと協奏曲を共演。また、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のクリストフ・ハルトマン、イ・ムジチ合奏団のマッシモ・パリス、マクサンス・ラリュー、ミッシャ・マイスキーなど、国内外の著名なソリストらとも共演している。
NHK・BS「ぴあのピア」、NHK・FM「名曲リサイタル」にソロで、また室内楽、伴奏でも度々出演。『ピアノ&ピアニスト』(音楽之友社、2018年1月発行)の"日本の名ピアニストたち"にも選ばれた。
これまでにピアノを寺西昭子、村手静子、T.パラスキヴェスコ、高木茉莉、松浪佳子の各氏に、室内楽をJ.M.ダマーズ、三善晃、H.ピュイグ=ロジェ、クリスチャン・イヴァルディの各氏に、チェンバロを遠藤陽子氏に師事。
現在、ソリスト、室内楽奏者、オメガ・ピアノトリオのメンバーとして活躍している。
これまでに、ソロ・アルバム「ワッシー・ファンタジア」(パスティエル)、「鷲宮美幸ピアノ・リサイタル」(コジマ録音)をリリース。
このほかマッシモ・パリス(Vla.)との共演による「ショスタコーヴィチ」(ダ・ヴィンチ・クラシック)など、数多くのCDをリリースし、いずれも高い評価を得ている。
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チェンバロが繋ぐバッハとピアソラの世界!
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052[チェンバロと弦楽五重奏]+
[1] I. アレグロ / [2] II. アダージョ
/ [3] III. アレグロ
平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第15番 ト長調
BWV884[チェンバロ]+
[4] プレリュード / [5] フーガ
平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第18番
嬰ト短調 BWV887[チェンバロ]+
[6] プレリュード / [7] フーガ
[8] 平均律クラヴィーア曲集
第1巻 第1番 プレリュード ハ長調 BWV846[チェンバロ]++
アストル・ピアソラ (1921-1992)[編曲:日下部進治]
[9] アヴェ・マリア[ヴァイオリン*とチェンバロ]++
[10] オブリヴィオン[チェンバロ]++
[11] リベルタンゴ[チェンバロと弦楽五重奏]+
[12] アディオス・ノニーノ[チェンバロと弦楽五重奏]+ |
平野智美〈チェンバロ〉
弦楽五重奏:
長岡聡季* 大光嘉理人〈ヴァイオリン〉
吉田篤〈ヴィオラ〉
懸田貴嗣〈チェロ〉
西澤誠治〈コントラバス〉 |
ヴィルトゥオージティと革新性、時代と様式の枠を超え、チェンバロが繋ぐバッハとピアソラの世界!
編曲:日下部進治
使用チェンバロ:
+ Model: Pascal-Joseph Tskin / Michael
Johnson, 1989, England
++ Model: Johannes Ruckers, 1638 / Joel
Katzman, 2004, Amsterdam
A=415Hz
<録音>2022年9月7-9日 浦安音楽ホール
バッハとピアソラという、異質とも捉えられている2人の作品を対等に取り上げたCD。
企画者でもあるチェンバロ奏者・平野智美は、「2人の間に根源的な共通点があるように感じた」と語る。
18世紀ドイツ・ライプツィヒに実在したライヴハウス、テレマンやバッハの作品などが数多く演奏されたカフェ・ツィンマーマンを彷彿とさせる。平野智美の高い企画力と演奏能力、日下部進治の編曲の巧みさ、弦楽五重奏の生命力が光る。
平野智美(チェンバロ)
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業、同大学院音楽研究科修了。文化庁特別派遣芸術家在外研修員としてイギリスに派遣され研鑽を積む。チェンバロを鈴木雅明、N.パール、オルガンを今井奈緒子、廣野嗣雄、ピアノを半澤美緒子、故勝谷壽子、室内楽を小畑善昭、金昌国、小林道夫の各氏に師事。第3回やちよ音楽コンクールピアノ部門入賞。第13回国際古楽コンクール〈山梨〉チェンバロ部門最高位受賞。日演連オーディションに合格し、東京文化会館にて室内楽リサイタルを開催。文化庁新進芸術家公演事業「ニューアーティストシリーズ2005」に選出される。
これまでにクリストファー・ホグウッド、ゲルハルト・ボッセ、マルティン・シュナイト、小澤征爾指揮の演奏会に出演するほか、国際ダブルリード・フェスティバルの公式伴奏を務める。東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、千葉交響楽団、横浜バロック室内合奏団、ヘンデル・フェスティバル・ジャパン、ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブルなどの公演に出演している。
コジマ録音より「〈1685〉後期バロックの3巨匠」(音楽現代推薦盤)リリース。ハイニヘン「新しい通奏低音奏法」翻訳書にて、リアリゼーションを担当するなど幅広く活動する。2016~2018年、国立音楽大学非常勤講師。現在、千葉経済大学短期大学部非常勤講師として後進の指導にあたるほか、国内外の演奏家と共演を重ねている。
長岡聡季(ヴァイオリン)
東京藝術大学附属高校、同大学、同大学院修士課程を経て、シューベルトの室内楽曲研究及び演奏により同大学院博士課程室内楽科初の博士号(音楽)を取得し修了。これまでにヴァイオリンを磯恒男、高橋孝子、大谷康子、若松夏美、岡山潔、松原勝也、ヴァルター・フォルヒャートの各氏に師事。台湾で4回のリサイタルを開催、またフランス・イタリア・韓国・アルジェリア等の音楽祭に招かれるなど、国際的に演奏活動を展開。横浜シンフォニエッタのコンサートマスターを務める他、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、神戸市室内合奏団他、各地のオーケストラにゲスト・コンサートマスターとして招聘されている。オリジナル楽器奏者としては、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカなど、国内の主要な団体で演奏している。東京藝術大学室内楽科非常勤講師を経て、現在北海道教育大学岩見沢校准教授。
大光嘉理人(ヴァイオリン)
愛知県豊田市出身。東京藝術大学音楽学部器楽科を経て東京藝術大学大学院音楽研究科修了。これまでに中部フィルハーモニー交響楽団及び名古屋フィルハーモニー交響楽団、愛知室内オーケストラと共演。'18年'19年学内選抜者による第44回、第45回「藝大室内楽定期」に出演。'19年ロストロポーヴィチ国際音楽祭に参加。'19年7月「PMF
2019アカデミー」に参加。「GARAコンサート」にてコンサートマスターを務める。'21年東京藝術大学アート・リエゾン・センターレジデントアーティスト。ソリストや室内楽奏者として多方面で活躍するほか、国内プロオーケストラにコンサートマスターや首席、次席奏者として客演。また、古楽器奏者としても活動している。令和5年度豊田市文化振興財団より豊田文化新人賞を受賞。横浜シンフォニエッタヴァイオリン奏者。
吉田篤(ヴィオラ)
山口県出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学大学院室内楽科ヴィオラ専攻修了。数多くの国内オーケストラにおいて客演首席奏者を務める。現在、東京藝術大学講師。藝大フィルハーモニア管弦楽団首席ヴィオラ奏者。東京シンフォニエッタメンバーとして佐治敬三賞、日本音楽コンクール委員会特別賞、アーニマ四重奏団メンバーとして緑の風音楽賞を受賞。自身のユニットで豪華客船でのショーに出演するなど幅広く活動を展開。また日本を代表するタンゴヴァイオリン奏者として小松真知子&タンゴクリスタル、京谷弘司トリオ等、国内主要タンゴバンドで活躍。アルゼンチン・ブエノスアイレスに於いても公演、レコーディングを行う。
懸田貴嗣(チェロ)
東京藝術大学院修了後、ミラノ市立音楽院で学ぶ。イタリア・ボンポルティ国際古楽コンクールで第1位、聴衆賞を受賞。バッハ・コレギウム・ジャパン、リクレアツィオン・ダルカディア、ラ・ヴェネシアーナのメンバーとして、国内のみならずヨーロッパ諸国などの世界各地の音楽祭に出演している。これまで通奏低音奏者としてエマ・カークビー、ミカラ・ペトリ、エンリコ・オノフリなど多くの著名なソリストと共演している。CD「ランゼッティ:チェロ・ソナタ集」で文化庁芸術祭優秀賞を受賞。コンセール・エクラタンとのチェロ協奏曲、ボッケリーニ:弦楽三重奏全曲ツィクルス、主宰するアンサンブル・パルテノペ公演のプロデュースなど活動の幅は益々広がっている。2021年度より下田国際音楽コンクール審査員。メンバーをつとめるクァルテット・オチェーアノが「ギロヴェッツ:弦楽四重奏曲作品42」(世界初録音)をOMFレーベルよりリリース、大きな話題となった。
西澤誠治(コントラバス)
札幌市生まれ。東京藝術大学卒業、及び大学院修了。東京シティ・フィルを経て読売日本交響楽団入団、首席奏者も務めた。ソロ、室内楽でも盛んに活動するが、特にモーツァルトのバス歌手とコントラバス奏者のためのコンサート・アリア「Per
questa bella mano(このうるわしい御手のために)」K.612では世界的バス歌手Conal
Coad氏と共演した。なお、この曲の演奏の際にはウィーン式調弦(A-F#-
D-A-Fの変則調弦)のコントラバスを使用している。
現在、読響を定年退職しフリーランス。客演首席として国内外のオーケストラに招聘されている。また古楽奏者としてはバッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカに創立時より加わり、数々のコンサート、レコーディング、海外ツアーに参加している。
日下部進治(編曲)
武蔵野音楽大学作曲学科および同大学院修了。日本音楽コンクール入選ほかオランダガウデアウムス音楽週間などの海外の音楽祭でも作品が紹介される。東儀秀樹、須川展也、日野皓正など様々なアーティストの作編曲のほか、NHK北斎幻の肉筆画、NHKニューイヤーオペラコンサート、リサイタル・ノヴァ、レコード大賞オープニングアクト、ヴァンクリーフ日本出店記念ライブ、京都国民文化祭オープニングショー、中国交正常化50周年記念慶典、バレエ「えんとつ町のプペル」(中原達彦共編)、ミュージカル劇団カスタリア「オーブ」、こども定期演奏会、CM「白霧」などの作編曲も担当。そのほか私立大成高校120周年、聖園学園短期大学記念コンサート、函館遺愛女子校創立記念にて委嘱作品が発表される。クラシカルのみならず様々なジャンルで活躍する。
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亡くなった巨匠ウィリアム・ベネット、2020年録音
「世界のすべての子どもたちに」
自分たちは愛されていると実感できるよう
[1] J.S.バッハ / C.F.グノー: アヴェ・マリア[編:フルート1,
2,ピアノ]
[2] A.ドヴォルザーク: ユーモレスク第7番
[編:フルート1, 2,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ,ピアノ]
[3] G.ホルスト: 木枯らし寒く吹きすさび[編:フルート1,
2,ピアノ]
[4] A.ドヴォルザーク: スラヴ舞曲〈ドゥムカ〉
[編:フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ]
[5] J.S.バッハ: G線上のアリア
[編:フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ]
C.ボリング: フルートとジャズトリオのための組曲
より
[フルート,コントラバス,ドラム,ピアノ]
[6] アイリッシュの女 / [7] フガーチェ
/
[8] センチメンタル / [9] バロック&ブルー
[10] こころみの世にあれど(アイルランド民謡)
[編:フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ] |
ミシェル・チョイ &
ウィリアム・ベネット(1-3)〈フルート〉
ライディ・シンクレア〈ヴァイオリン〉
アニタ・クロフスカ(2), アナスタシア・ソフィーナ(4,
5, 10)〈ヴィオラ〉
ダニエル・ピーニ〈チェロ〉
エドウィン・アイルランド〈コントラバス〉
ミグダリア・ヴァン・デル・ホーヴェン〈ドラム〉
トーマス・アン(6-9),ハイリー・ヤン(1, 2,
3)〈ピアノ〉 |
2022年にウィリアム・ベネットが他界する前に、最後に演奏した作品も収録!
<録音>2020年1月25日、2月16-17日 メニューイン・ホール(イギリス)
フルート界の巨匠、ウィリアム・ベネットとその最後の世代の弟子ミシェル・チョイが、子どもや疎外された人々が、音楽に耳を傾けることで、自分たちは愛されていると実感できるようにと願い、数々のあたたかな曲を集め、アルバムに収録。
2022年にウィリアム・ベネットが他界する前に、最後に演奏した作品群でもある。長きにわたって愛されてきた管弦楽曲とともに、ミシェル・チョイのピアノ・ジャズ・トリオの、躍動的で愛らしい響きも楽しめる。
ミシェル・チョイ〈フルート〉
英国王立音楽アカデミーにてウィリアム・ベネットに師事し、その教育のもとで学士、修士を最高の成績にて取得してDipRAM(一等賞)を授与され、フランス、アメリカ、イギリス、日本、シンガポール、韓国ほかで多数のリサイタルを行う。また、2016年からマノロ・ロンドン・トリオのリーダーとしても2タイトルの音盤レコーディングを行うなど、イギリス全国で旺盛な活動をする。
ウィリアム・ベネット〈フルート〉
1936年2月7日生まれ。イギリスのフルーティストで、英国王立音楽アカデミー教授を歴任。サー・ジェームズ・ゴールウェイとともに当代最高の巨匠と評され、その音楽における業績により、イギリス女王より大英帝国勲章を授与された。数々のイギリスのオーケストラや室内楽アンサンブルにおいて、また独奏者として演奏した。
2022年5月11日、ロンドンにて逝去。
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<LP>
4/20(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CHALLENGE CLASSICS
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父と子 ~J.S.&C.P.E.バッハ:ピアノ作品集
C.P.E.バッハ(1714-1788):
ロンド ハ短調 Wq.59-4 / ロンド ト長調
Wq.57-3 /
幻想曲 変ホ長調 Wq.58-6
J.S.バッハ(1685-1750):半音階的幻想曲とフーガ
ニ短調 BWV903
C.P.E.バッハ:
プロイセン・ソナタ 第2番 変ロ長調 Wq.48-2
/
幻想曲 ハ長調 Wq.61-6 / ソナタ ニ長調
Wq.61-2
J.S.バッハ:イギリス組曲第2番 イ短調 BWV807
C.P.E.バッハ:アリオーソと7つの変奏 ヘ長調
Wq.118-4 |
エイナフ・ヤルデン(ピアノ) |
偉大な父とは別の道を行き、新たな時代を築いた息子。奔放にして実験精神にあふれたC.P.E.バッハの音楽に痺れる1枚
録音:2022年11月6-9日/オランダ、スキーダム、ウェストヴェスト教会/75'54''
C.P.E.バッハの鍵盤音楽に初めて出会ったとき、その多様性と独創性、大胆な創意に、とにかく驚いたというエイナフ・ヤルデン。
その衝撃を聴き手にも1枚のアルバムで伝えるために彼女が考えたのは、父J.S.バッハの作品と並べること。
一見よくあるプログラムのようですが、あくまでC.P.E.バッハの音楽に光を当てたい、というのが根本にあります。
いくつかは父が存命中に書かれた作品で楽曲形式こそ近いものもありますが、父が完成させ終焉させたバロック芸術と比べると、まったく新しい指向性と実験精神に満ちた音楽であることがよくわかります。
ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンに影響を与え、さらにはロマン派の到来すら予感させる新時代の音楽。
偉大な父の存在を感じながら、息子がどれだけ遠くまで進んでいったのかに、思いをはせる内容です。
エイナフ・ヤルデンは2009 年ベートーヴェン国際コンクール第3位入賞などの経歴を持つイスラエルのピアニスト。
これまでに「ベートーヴェン& ストラヴィンスキー」(CC-72599)、「ハイドン」(CC-72742)、「シューマン」(CC-72776)のアルバムをリリースしています。
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マヤ・ボグダノヴィッチ(チェロ)
サン=サーンス&ラロ:チェロ協奏曲集
サン=サーンス:
チェロ協奏曲第1番 Op.33
『動物の謝肉祭』R.125より「白鳥」
アレグロ・アパッショナート Op.43
ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調 |
マヤ・ボグダノヴィッチ(チェロ)
ボヤン・スジッチ(指揮)
RTS交響楽団 |
フランス・ロマン派の2大巨匠、サン=サーンスとラロのチェロ協奏曲を聴く
録音:2022年3月-6月/ベオグラード、コララク・コンサートホール/53'16''
ふたりのフランス・ロマン派の大家によるチェロ協奏曲を収録。マヤ・ボグダノヴィッチはパリを拠点に活動するセルビア人チェリストでアルド・パリソ・チェロ・コンクール第1位の実績を持っています。
セルビアを代表するオーケストラ、RTS交響楽団との共演。
サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番は、楽器の可能性を研究しつくした演奏効果の高い独奏パートが魅力的。
また3つの楽章が切れ目なく続けて演奏されるなど、形式の上でも非常に練られたものになっています。
『アレグロ・アパッショナート』はアンコールピースとして書かれた短い楽曲ですが、これまた美しいもので、楽器の扱いが巧み。
『スペイン交響曲』で有名なラロ。チェロ協奏曲でも、スペイン民謡こそ登場しませんが、スペイン風味を感じさせる特徴的なリズムや旋律に彩られた音楽が展開されます。
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もっとバッハを
C.P.E.バッハ(1714-1788):シンフォニア
ハ長調 H.659 Wq.182-3
J.S.バッハ(1685-1750):ブランデンブルク協奏曲
第3番 ト長調 BWV1048 / 同第5 番 ニ長調
BWV1050
W.F.バッハ(1710-1784):シンフォニア ヘ長調『不協和音』Fk67 |
ユルゲン・グロス(ヴァイオリン、指揮)
エルビポリス・バロックオーケストラ |
J.S.バッハと息子ふたりの作品を聴き比べ
録音:2022年10月2-5日/ブレーメン、ゼンデザール/54'23''
J.S.バッハと息子ふたりの作品を並べた1 枚。
ハンブルクに居を構える「エルビポリス・バロックオーケストラ」はケルン・フィルハーモニーやNDR
のシリーズ「Das Alte Werk」で演奏し、ハレとゲッティンゲンのヘンデル音楽祭やシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の常連としても活躍する古楽のスペシャリスト集団です。
W.F.バッハの弦楽合奏のためのシンフォニア(Fk67)は、付点リズムを伴う優雅で伝統的なフランス風序曲にギャラント様式の和声やダイナミックなコントラストを混ぜ合わせた冒頭楽章に始まり、ニ短調の穏やかな第2楽章、活発でフィナーレ的な第3楽章を経て、2部構成のメヌエットである第4楽章で締め括られます。
作曲家の自信作だったようで、チェンバロ版も残されています。
C.P.E.バッハの弦楽のためのシンフォニア(Wq.182-3)は、演奏者の技術を気にせず自由に書くことのできた「ハンブルク交響曲」と呼ばれる6曲からの1曲。
作曲家の創意が炸裂し、奇妙なほどの楽想がダイナミックに展開されます。息もつかせぬ3つの楽章からなり、冒頭のアレグロはヴァイオリンの技巧的な扱いが特徴的。
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エヴァ・サラディン(ヴァイオリン)
パンドルフィ・メアッリ(1624-ca.1687):
ヴァイオリンのための教会ソナタと室内ソナタ
Op.3&4
(インスブルック、1660年)
ラ・チェスタ Op.3-2 / ラ・メラーナ
Op.3-3 /
ラ・クレメンテ Op.3-5 / ラ・ステッラ
Op.4-5 /
ラ・モネッラ・ロマネスカ Op.4-3 /
ラ・サッバティーナ Op.3-6 / ラ・ヴィヴィアーナ
Op.4-2 /
ラ・ビアンクッチャ Op.4-4ラ・カステッラ
Op.3-4 /
ラ・ベルナベア Op.4-1 / ラ・ステッラ
Op.3-1 /
ラ・ヴィンチョリーナ Op.4-6 |
エヴァ・サラディン(ヴァイオリン)
ジョナサン・ペシェク(チェロ)
ヴェラ・シュニーダー(ハープ)
ヨハネス・ケラー(オルガン、チェンバロ) |
CC 72498 から番号変更(2023/5/22)
バロック・ヴァイオリン音楽の発展にかかせぬ存在、パンドルフィ・メアッリの多種多様なソナタ集
録音:2022年9月27-30日/スイス、聖パンタレオン教会/81'34''
スイスのバーゼルを拠点に活動するバロック・ヴァイオリン奏者、エヴァ・サラディンによるChallenge
Classicsデビュー盤。
17世紀に栄えた豊かなヴァイオリン音楽の世界から、あまり取り上げられないパンドルフィ・メアッリのソナタを選んで演奏しています。
パンドルフィ・メアッリは、ヴァイオリン音楽を開花させたイタリアのカステッロやマリーニと、その後にヴァイオリン音楽の頂点を築いたオーストリアのビーバーやシュメルツァーとをつなぐ作曲家として重要な人物。
ここに収録されたソナタは1660年に出版されたもので、幅広い性格と雰囲気を持った多種多様な音楽です。
エヴァ・サラディンのファースト・ソロ・アルバム |
GLOSSA
GCD922521
\2600 →\2390
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エヴァ・サラディンのファースト・ソロ・アルバム
17世紀後半の知られざるヴァイオリン・ソナタ
ディ・マルティネッリの手稿譜
ヨハン・クリストフ・ペツ(1664-1716):ソナタ
30 (ト短調)
ジャン・カルロ・カイロ(1659-1722):ソナタ
3 (イ長調)
ヨハン・ハインリヒ・フォン・ヴァイセンブルク(ジョヴァンニ・エンリコ・アルビカストロ)(c.1660-c.1730):
ソナタ 21 (ニ短調)
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1620/23-1680)?:ソナタ
20 (ロ短調)
カルロ・アンブロジオ・ロナーティ(1645-1710/15):ソナタ
8 (ト短調)
ピエトロ・パオロ・カッペッリーニ(生没年不詳):ソナタ
24 (ロ長調)
N. ゴール(生没年不詳):ソナタ 10 (ヘ長調)
ダーヴィト・ピーターゼン(c.1651-1737):ソナタ
1 (ニ長調) |
エヴァ・サラディン(ヴァイオリン)、
ヨハネス・ケラー(ハープシコード)、
セバスティアン・ヴィエナント(ハープシコード)、
ダニエル・ロジン(チェロ) |
エヴァ・サラディンのファースト・ソロ・アルバム!17世紀後半の知られざるヴァイオリン・ソナタ!
☆ルーシー・ファン・ダールらに学んだスイス=オランダの名手、エヴァ・サラディンのファースト・ソロ・アルバム!
☆17世紀後半の知られざるヴァイオリン・ソナタのマニュスクリプトを探求!
古楽教育、古楽研究の総本山として知られるスイスの古楽専門音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)。Glossaとバーゼル・スコラ・カントルムのコラボレーション企画
"Glossa SCB Series"から、スイス=オランダのバロック・ヴァイオリニスト、エヴァ・サラディンが登場!
エヴァ・サラディンはアムステルダム音楽院でケース・ケルマンスとルーシー・ファン・ダールに、バーゼル・スコラ・カントルムでライラ・シャイエークとダヴィド・プランティエに学び、アンサンブル・オデッセイ、ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル、リ・アンジェリ・ジュネーヴ、イル・プロフォンド、プロフェティ・デッラ・クインタなど多くの一流古楽アンサンブルに参加。2020/21シーズンにはユトレヒト古楽音楽祭のアーティスト・イン・レジデンスを務める次世代注目ヴァイオリニストの一人です。
サラディンのファースト・ソロ・アルバムは、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学図書館に所蔵されている「ディ・マルティネッリ・マニュスクリプト」に収録されている知られざるコレクションから8つのソナタをセレクション。
この手稿譜はイタリアのジェノヴァを起源とし、17世紀後半にネーデルラント(現在のベルギー)に移されたディ・マルティネッリ家のアーカイヴの一部であり、フランドル=ネーデルラント、南ドイツ/ハプスブルク地域、イタリアなど様々な地域・スタイルの作品が収められています。
通奏低音のメンバー(2台のハープシコードという興味深く実験的な編成にも注目)もすべてSCBで学んだ新世代の古楽器奏者達です。
※録音:2020年9月19日-22日、カトリック教会(ザンクト・パンターレオン、スイス)
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ARS PRODUKTION
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ARS38340
(1SACD HYBRID)
¥2900
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アナスタシヤ・ドランチュク(ピアノ)
通過儀礼
チャイコフスキー(プレトニョフ編):
組曲《くるみ割り人形》Op.71A
ファジル・サイ:トロイ・ソナタ Op.78(抜粋)
〔第3楽章「トロイの英雄」、第5楽章「ヘレン、愛」、
第6楽章「トロイ」、第8楽章「戦争」、
第10楽章「エピローグ」〕
シューベルト(リスト編):糸を紡ぐグレートヒェン
S.558-8
リスト:メフィスト・ワルツ第1番 S.514 |
アナスタシヤ・ドランチュク(ピアノ) |
アナスタシヤ・ドランチュクのデビュー・アルバム!
アナスタシヤ・ドランチュクのデビュー・アルバムとなる本作。
そのプログラムにはチャイコフスキー、サイ、シューベルト、そしてリストのいずれも技術を要する作品が選ばれました。
「通過儀礼」と銘打たれたこのアルバムは、幼年期から成人期、平和から戦争、誕生から死への移行を表現しています。
デビュー・アルバムとは思えない堂々とした演奏、そして繊細なタッチから生まれる多彩な表現をお楽しみいただけます。
アナスタシヤ・ドランチュクは1989年にカザフスタン(当時はソ連)の音楽家の家庭に生まれ、2001年にベルリンに移住しハンス・アイスラー音楽大学で学びました。
これまで、ホロヴィッツ国際コンクール(キーウ)で銅メダルと審査員特別賞を、スタインウェイ・コンクール(ベルリン)で第1位と聴衆賞&クラシック賞を、ドイツの子供&青少年向け国内コンクール「Jugend
musiziert」でピアノ部門第1位等を獲得。2007年には、ベルリン首都賞「Goldener
Julius Junior Young Talent」も受賞しています。
※録音:2022年9月2日-3日(ベルリン)
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ARS38361
(1SACD HYBRID)
¥2900
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エレメンツ・オヴ・バッハ
J.S.バッハ:
幻想曲とフーガ BWV 542(カール・シュトラウベ版)、
半音階的幻想曲とフーガ BWV 903(マックス・レーガー版)
リスト:泣き、嘆き、悲しみ、おののき(シュトラウベ版)
レーガー:BACH主題による幻想曲とフーガ
OP.46 |
ヨハネス・クラール(オルガン) |
カール・シュトラウベとマックス・レーガーの生誕150周年を記念してオルガン奏者のヨハネス・クラールがJ.S.バッハの編曲版と縁のある作品を収録。
このアルバムに収録されている作品は全て、「バッハは私にとって、全ての音楽の始まりであり、終わりである」というマックス・レーガーの言葉通りのプログラミングとなっています。
J.S.バッハに影響を受けた三人の音楽家の作品にご注目ください。
※録音:2022年10月24日-26日
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ARS38360
(2SACD HYBRID)
特別価格 ¥4200
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フリードリヒ・シュナイダー(1786-1853):
オラトリオ「主であるキリスト」 |
アレクサンダー・リューケン(指揮)
ヴッパータール交響楽団
カントライ・ブレーメン=ゲマルケ、
ドロテア・ブラント(ソプラノ)
レナ・クライフェルト(アルト)
ファビアン・シュトロートマン(テノール)
リヒャルト・ロギエヴァ・ストヤノヴィチ(バス) |
ドイツのピアニスト、オルガン奏者でもあった作曲家のフリードリヒ・シュナイダー(1786-1853)による三部作のオラトリオ。
オラトリオ「幼児キリスト」(ARS38353)に続く二作目となります。元々は四部作を想定しキリストの生涯をオラトリオにする予定だったシュナイダーでしたが、「栄光のキリスト」は作曲されませんでした。
※録音:2022年5月
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ARC MUSIC
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EUCD2966
¥2200
※ワールド・ミュージックです
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ギリシャのブズーキ名曲集
1. Mes tis polis to Hamam (In the City's
Hamam) - 5:10
2. Minore of Greece - 5:33
3. Ta lemonadika (The Lemon Market) - 4:52
4. Kaimo mes tin kardoula mou (Longing
in My Heart) - 4:59
5. Pente xronia dikasmenos (Five Years
Sentenced) - 5:46
6. Zorba's Bay - 3:23
7. Vale me stin agkalia sou (Put Me in
Your Arms) - 3:33
8. Dimitroula mou (My Sweet Dimitra) -
4:44
9. Paltoudia (The Coat) - 4:33
10. Ti sou leei I mana sou (What Your Mother
Tells You) - 3:42
11. Gkarsona (The Waitress) - 4:38
12. Pente magkes ston Peraia (Five Dudes
in Piraeus) - 3:58
13. Play in Athens - 2:58
14. Sundance - 4:46 |
ディミトリス・パパゲオルギウ
bouzouki, baglama,
guitars, finger bells,
upright bass, triangle,
tambourine, accordion,
darbuka, shaker,
spoons,cajon, bendir. |
Recorded at Studio Spitikon, in the island
of Salamina in Greece over a six month period.
収録時間: 62:45
ギリシャ音楽を代表する弦楽器ブズーキは、過去90年に渡りギリシャ音楽のレパートリーの中心に存在してきました。
このアルバムは、『クリミナル・マインド
国際捜査班』ドラマ・シリーズやBBCOne、BBC
Four、ナショナルジオグラフィックなどのドキュメンタリー番組、そのほか数多くのテレビ番組に120以上のアルバムと300曲以上のカスタム・トラックを提供してきた作曲家&マルチプレイヤー、ディミトリス・パパゲオルギウが、ブズーキの音と演奏を、その歴史にふさわしい敬意と解釈で保存し、次の世代へと受け継いでいきたいという思いから制作しました。
パナギオティス・トゥンダスやヴァンゲリス・パパゾグルなどの作曲家による時代を超えて愛されているブズーキの名曲・人気曲に加え、映画『その男ゾルバ』のアレクシス・ゾルバを讃えるオリジナル曲を収録しています。
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CPO
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トランペットとオルガンの大饗宴
ハチャトゥリアン:交響曲第3番「交響詩曲」他
1. 交響曲第3番「交響詩曲」(1947)
2. バレエ音楽『ガイーヌ』より組曲第3番(1943) |
ロベルト・シューマン・フィルハーモニー
フランク・ベールマン(指揮) |
録音:2015年12月8-10日(ライヴ) Stadthalle
Chemnitz, Großer Saal(ドイツ)
総収録時間:54分
【トランペットとオルガンの饗宴!ハチャトゥリアンの渾身の作品】
ハチャトゥリアンの交響曲第3番は、1947年の「ロシア革命30周年記念」のために交響詩として作曲され、その年の12月にムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルによって初演されました。
15本のトランペットとオルガンを含む大編成のオーケストラのために書かれ、荒れ狂うような音の洪水の中、五音音階による民族的な旋律が時折聞こえてくるなど、ハチャトゥリアンらしさ満点。最後は圧倒的な大音響で結ばれます。
その特異な編成によって一般的な演奏には向かないという批判を受けましたが、スターリンが没した後、「交響曲第3番」として復活しました。
録音が少ない曲だけに、最新録音の登場は歓迎されるでしょう。併録のガイーヌからの抜粋も聴きものです。
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555586
(3CD)
¥7400 →\6990
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約270年ぶりの蘇演、世界初録音
カール・ハインリヒ・グラウン(1703-1759):
歌劇《シッラ》全3幕
台本:フリードリヒ2世
世界初録音 |
シッラ:ローマの独裁者...
ベジュン・メータ(カウンターテナー)
メテッロ:評議員...
ヴァレル・サバドゥス(カンターテナー)
レントゥーロ:評議員...
ハーゲン・マツァイト(カウンターテナー)
ポストゥミオ:評議員...
サミュエル・マリーニョ(ソプラノ)
オッターヴィア:ポストゥミオの婚約者...
エレオノーラ・ベッロッチ(ソプラノ)
フルヴィア:オッターヴィアの母...
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
クリソゴーノ:奴隷解放者...メルト・スング(テノール)
コーロ・マギーニ(合唱)
インスブルック音楽祭管弦楽団(古楽器使用)
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮) |
録音:2022年8月2-9日 Tiroler Landestheater
Innsbruck(オーストリア)
総収録時間:190分
【約270年ぶりに蘇演されたグラウンの歌劇《シッラ》、世界初録音】
古代ローマの政務官で独裁官となったシッラ(ルキウス・コルネリウス・スッラ)の物語。シッラが内戦によって政敵を倒して恐怖政治を確立した後、突然の退位を発表するまでが、奔放な恋愛模様を絡めて描かれています。
この話は18世紀に人気があったようで、モーツァルトやヘンデルも「シッラ」を題材とした歌劇を書きました。グラウンの作品ではプロイセン王フリードリヒ2世による台本が注目されます。
カウンターテナーのベジュン・メータやヴァレル・サバドゥス、男声ソプラノのサミュエル・マリーニョ、ソプラノのロベルタ・インヴェルニッツィと豪華キャストを揃えるところは、さすが名門音楽祭。アレッサンドロ・デ・マルキが指揮するインスブルック音楽祭管弦楽団も輝かしい演奏を聴かせます。
※オリジナルはフランス語台本ですが、ここではGiovanni
Pietro Tagliazucchiによるイタリア語台本に基づき、イタリア語で上演されています。
カール・ハインリヒ・グラウン(Carl Heinrich
Graun, 1704年5月7日 - 1759年8月8日)は、ドイツ人作曲家・声楽家。
ヨハン・アドルフ・ハッセと並んで、イタリア・オペラの卓越した作曲家として同時代に知られていた。
後期バロック音楽から古典派音楽への過渡期に活躍した作曲家で、その作風はギャラント様式による繊細な表現、ひたすらな旋律美の追究など、18世紀中ごろのドイツにおける新しい音楽思潮を反映している。
カール・ハインリヒ・グラウン、すごい作曲家だとわかっていてもなかなかオペラ全曲を聴くというのはしんどいかも。
でも名曲ばかりが集うこの異色のアルバムで掉尾を飾っていたのがグラウンだった。
同時代の偉人と比べても一番魅力的かも。 |
Passacaille
PAS 1006
1CD\3000→\2790
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ベルリンのチェロ・ソナタ集~5弦チェロによる
カール・フリードリヒ・アーベル (1723-1787)ソナタ
ト長調 WKO 147
ヨハン・クリフトフ・フリードリヒ・バッハ
(1732-1795):チェロ・ソナタ イ長調
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ
(1714-1788):ソナタ ト長調 Wq.62/19, H. 119
フランツ・ベンダ (1709-1786):教程順練習曲第25番、カプリース第16番
ニ長調
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー (1721-1783):チェロ・ソナタ
ハ長調
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):チェロ・ソナタ
イ長調 WKO 148
カール・ハインリヒ・グラウン (1704-1759):チェロ・ソナタ
ハ長調 GraunWVB:XII:53 |
エリナー・フライ(5弦チェロ)
ロレンツォ・ギエルミ(フォルテピアノ)
マルク・ファンスヘーウヴェイク(バス・ド・ヴィオロン) |
18世紀には存在していた5弦チェロによる演奏。 |
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555560
(3CD)
¥7400
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なんと贅沢な・・・ヘンデルの歌劇をテレマンが再構築
ヘンデル/テレマン:
歌劇《インドの王妃クレオフィーダ》
ピエトロ・メタスタージオのイタリア語台本を
クリストフ・ゴットリープ・ヴェントが1732年、
ドイツ語に翻訳したレチタティーヴォを使用 |
クレオフィーダ...シュザンヌ・ジェローム(ソプラノ)
ポルス...フローリアン・ゲッツ(バリトン)
アレッサンドロ...
ホルヘ・ナバーロ・コロラド(テノール)
エリクセナ...ヨハンナ・ポムランツ(ソプラノ)
ガンダルテス...
レアンドロ・マルツィオッテ(カウンターテナー)
ティマゲネス...ジュゼップ=ラモン・オリベ(バス)
イル・グスト・バロッコ(古楽器使用)
イェルク・ハルベック(指揮・チェンバロ) |
録音:2020年11月14-16日(ライヴ) Funkstudio
des SWR Stuttgart(ドイツ)
総収録時間:180分
【1731年に初演されたヘンデルの歌劇《インドの王ポーロ》を、テレマンが再構築】
アレキサンダー(アレッサンドロ)大王軍との戦いに敗れたインド王ポーロ(ポルス)。死を決意するも部下ガンダルテスと入れ替わり捕虜となります。
アレクサンダー王は、ポーロの妻クレオフィーダの美貌に惹かれ求婚。ポーロが死んだと信じてしまった彼女は絶望の末、アレキサンダー大王の求婚を受け入れますが、婚礼の場に赴いたポーロは死をも厭わず自らの身分を明かし許しを請い...。
当時、ヘンデルのイタリア語による歌劇は非常に人気が高く、この作品も初演後1年でイギリスからヨーロッパ全土で上演されるようになりました。
これを知ったテレマンは、激動の人生を送ったアレキサンダー大王と、インド王ポーロと彼の妻クレオフィーダとの絡み合いがハンブルクの聴衆にも理解できるように、メタスタージオ作のイタリア語のレチタティーヴォをクリストフ・ゴットリープ・ヴェントにドイツ語に翻訳させ、物語のヒロインをポーロの妻クレオフィーダに変更、全体を再構築しました。そのためアリアはヘンデルのオリジナルのまま、イタリア語で歌われています。
演奏は南ドイツの最も重要なバロック・オーケストラのひとつ"イル・グスト・バロッコ"。歌手たちの表現力豊かな歌唱を支え、作品に新たな命を吹き込みました。
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555525
(2CD)
¥4500
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ハインリヒ・ローレが1744年の受難節に書いた「ルカ受難曲」
ヨハン・ハインリヒ・ローレ(1716-1785):
ルカ受難曲(1744) |
小間使いI...シーリ・ソーンヒル(ソプラノ)
福音史家...マルクス・シェーファー(テノール)
ペトロ、テスト、不正を働くもの II...
ヒューゴ・ハイマス(テノール)
イエス...ティロ・ダールマン(バス・バリトン)
ピラト、不正を働くもの I、隊長...
マティアス・フィーヴェク(アルト)
エルヴィラ・ビル(メゾ・ソプラノ)
ケルン・アカデミー(古楽器使用)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮) |
録音:2022年6月24-27日、8月19日 Deutschlandfunk
Kammermusiksaal(ドイツ)
総収録時間:91分
マグデブルクのアルトシュタット・ギウナジウムで30年以上カントール職を務め、当時絶大な名声を誇っていたハインリヒ・ローレが1744年の受難節に書いた「ルカ受難曲」。
ケルン・アカデミーとヴィレンズは2016年にローレの「マタイ受難曲」世界初演を行い、アルバムを発表、高く評価されています。
この「ルカ受難曲」は、ルカによる福音書の第22章39節から23章の終わりまでを原文として、新しく構成されたテキストを用いたもので、各セクションはアリアを中心に、レチタティーヴォ、コラール、合唱が配置されています。
1744年、ローレ30歳前の作品ですが、その作曲技法は熟練の域に達しており、18世紀の中部及び、北ドイツで書かれた受難曲を代表する名作の一つに位置づけられるものです。
福音史家はベテラン、マルクス・シェーファーが担当。他の歌手たちも素晴らしい歌唱を聴かせます。
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クロンマー:
2つのクラリネットのための協奏曲
1. 2つのクラリネットのための協奏曲 変ホ長調
Op. 35
2. コンチェルティーノ ヘ長調
- フルート、オーボエ、ヴァイオリンと弦楽合奏のための |
パオロ・ベルトラミーニ(クラリネット)
コッラド・ジュフレディ(クラリネット)
ブルーノ・グロッシ(フルート)
マルコ・スキアヴォン(オーボエ)
ロベルト・コヴァルスキ(ヴァイオリン)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮) |
録音:2017年1月30日、2018年11月13-14日 Auditorio
Stelio Molo RSI, Lugano(スイス)
総収録時間:56分
モラヴィア出身、ウィーンで活躍したフランツ・クロンマー(チェコ名フランティシェック・クラマーシュ)は、100曲以上の弦楽四重奏を含む300作以上の作品を遺しました。
彼の作品の詳細な目録がチェコの音楽学者カレル・パドルタによって作成、発表されたのは1997年になってからでしたが、それ以前からクラリネットのための作品は多くの人々に愛されてきました。
このアルバムに収録された「2つのクラリネットのための協奏曲」は1803年の作品で、行進曲風の第1楽章、メランコリックな第2楽章、ロンド形式の終楽章の3楽章で構成。全曲を通じてクラリネットの妙技が存分に発揮されており、とりわけ第3楽章の軽やかな旋律が魅力的。当時の批評家たちにも絶賛されました。
またクロンマーは多くの管楽器のためのパルティータやセレナードを書いており、この「コンチェルティーノ」もその流れにあるもので、各奏者の名人芸を際立たせることよりも、調和のとれたアンサンブルを楽しむように書かれています。
演奏は各々がソリストとして活躍する名手たち。
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A.ルビンシテイン:
弦楽四重奏曲 Op. 17-2、3
1. 弦楽四重奏曲 ハ短調 Op. 17-2
2. 弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op. 17-3 |
ラインホルト四重奏団
【メンバー】
ディートリヒ・ラインホルト(ヴァイオリン)
トビアス・ハウプト(ヴァイオリン)
ノルベルト・トゥンツェ(ヴィオラ)
ドロテー・エルビナー(チェロ) |
録音:2020年8月29日、5月1、3、4日 Bethanienkirche
Leipzig(ドイツ)
総収録時間:55分
ピアノ曲や交響曲で知られるロシアの作曲家・ピアニスト、アントン・ルビンシテイン。彼は10曲の弦楽四重奏曲を遺しましたが、アルバム収録のこの2曲は1855年に出版されています。
J.S.バッハとメンデルスゾーンの伝統を継ぐこの作品は、ライプツィヒを中心に人気を獲得、彼の生前から何度も繰り返し演奏されました。
弦楽四重奏曲Op.47-1と3(777709)と同じく、古典派からロマン派作品を得意とするラインホルト四重奏団による演奏です。
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グラウプナー:
2人のソプラノとバスのためのカンタータ全集
1. Ein jeglicher sei gesinnet GWV 1126/21
2. ZerflieB', mein Herz, in Blut GWV
1127/20
3. Nun ist auferstanden GWV 1128/21
4. Christ lag in Todesbanden GWV 1130/21
5. Du schones Wohnhaus GWV 1133/20
全て世界初録音 |
マリー・ルイーゼ・ヴェルネブルク(ソプラノ)
ハンナ・ツムザンデ(ソプラノ)
ドミニク・ヴェルナー(バス)
キルヒハイマー・バッハコンソート(古楽器使用)
フロリアン・ヘイエリック(指揮) |
録音:2022年7月16-17日(ライヴ) Protestantische
Kirche Kirchheim/WeinstraBe(ドイツ)
総収録時間:79分
ドイツ、ザクセン公国に生まれたグラウプナー。ヨハン・クーナウに学び、ハンブルク歌劇場のチェンバロ奏者を務めながら(同じ時期にヘンデルがヴァイオリン奏者として在籍していた)、次々とオペラを作曲していました。
当時はJ.S.バッハよりも高い評価を受けていたというグラウプナーcpo声楽作品シリーズです。
今作では1720年から21年に作曲された2人のソプラノとバスのためのすべてのカンタータを選曲。
この5曲は聖週間から復活祭後の3度目の日曜日までの教会暦によるもので、グラウプナーが従事していたダルムシュタット宮廷の歌手たち、とりわけソプラノ歌手の高い能力を存分に駆使した、歌の妙技が盛り込まれています。
18世紀作品を得意とする2人のソプラノ歌手ヴェルネブルクとツムザンデ、安定の歌唱を聴かせるヴェルナーによる演奏でお楽しみください。
最近グラウプナー、明らかに復権してます。
クリストフ・グラウプナー( 1683年1月13日
- 1760年3月10日)はドイツ後期バロック音楽の作曲家・チェンバロ奏者。当時北ドイツにおいて最も人気のあるオペラ作曲家の一人でした。
グラウプナーの生前にライプツィヒの新聞が行った当時の作曲家の人気投票では、1位はテレマン、2位はヘンデルで、グラウプナーは3位とされています(ちなみにバッハは7位)。
1722年に彼の師であったクーナウが死去すると、翌年ライプツィヒの市参事会は後任のトーマス教会カントルの候補者としてまずテレマンを指名しましたが、テレマンが辞退したため、次の候補者としてグラウプナーを指名しました。
しかし、グラウプナーの雇用主であったヘッセン公がグラウプナーの移籍を許さなかったため、最終的にカントルの職はバッハへ舞い込むことになります。
もしグラウプナーがそこでトーマス教会カントルになっていたら、バッハの人生はどうなっていたでしょう。
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INVENTA
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INV1011
(2CD)
¥3400
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BYRD1589 バード:様々な自然の歌(1589年出版)
【CD1】
Songs in three parts 3声の歌集
1-7. Seven Penitential Psalms 七つの回心詩篇
1. Lord in thy rage rebuke me not
[1] / 2. Right blessed are they [2] /
3. Lord in they wrath correct me
not [3] /
4. O God which art most merciful
[4] / 5. Lord hear my prayer instantly [5]
/
6. From depth of sin [6] / 7. Attend
mine humble prayer Lord [7]/
8. Susanna fair [8]/
9. The Nightingale [9]/10. When younglings
first [10-11]/
11. Upon a summer's day [12-13]/12.
The greedy hawk [14]
Songs in four parts 4声の歌集
13. Is love a boy? [15-16]/14. Wounded
I am [17-18]/
15. From Citheron the warlike boy is
fled [19-21]/
16. O Lord my God [22]/17. While that
the sun [23]
【CD2】
Songs in five parts 5声の歌集
1. Weeping full sore [26]/2. Penelope
that longed for the sight [27]/
3. Compel the hawk [28]/4. See those
sweet eyes [29, 34]/
5. When I was otherwise [30]/6. When
first by force [31]/
7. I thought love had been a boy [32]/8.
O dear life [33]/
9. From Virgin's womb [35, 24]/10.
Of gold all burnished [36-37]
Songs in six parts 6声の歌集
11. Behold how good [38-39]/12. An
earthly tree a heavenly fruit [40, 25]/
13. Who made thee Hob [41]/14. And
think ye nymphs [42-43]/
15. If in thine heart [44]/16. Unto
the hills mine eyes I lift [45]/
17. Christ rising again [46-47]
[]内は出版時の通し番号。 |
レイチェル・ヘイワース(ソプラノ)
デイジー・ウォルフォード(ソプラノ)
...CD2:9のみ
マーサ・マクロリナン(メゾ・ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(メゾ・ソプラノ)
ニコラス・トッド(テノール)
サイモン・ウォール(テノール)
ティモシー・スコット・ホワイトリー
(バリトン)
ロバート・マクドナルド(バス)
ジェイコブ・ヘリングマン(リュート)
リンダ・セイス(リュート)
フレットワーク(古楽器使用)
アラミレ(声楽アンサンブル)
ディヴィッド・スキナー(指揮) |
a=440Hz
録音:2022年3月29日-4月1日 Fitzalan Chapel,
Arundel Castle, Arundel, West Sussex(UK)
総収録時間:122分
「ブリタニア音楽の父」として敬愛されるウィリアム・バードの作品をデヴィッド・スキナー率いる合唱団"アラミレ"が演奏したアルバム。
前作「BYRD1588」での1588年に出版された《詩篇、ソネット、悲しみと敬虔の歌曲集》の録音(INV1006)が、同曲集初の完全収録として高く評価されましたが、今作ではその翌年に作曲された3声から6声までの歌を全曲演奏しています。
作品はアマチュア、プロを問わず、全ての奏者たちのために書かれており、ヴァイオル・コンソート(ヴィオラ・ダ・ガンバのアンサンブル)
と、多声部が織りなす精緻な声との組み合わせによるさまざまなテーマを持つ曲を楽しむことができます。
デヴィッド・スキナー率いる合唱団"アラミレ"は、15世紀から1930年代までのイギリス教会音楽を演奏&録音するプロジェクトを進めています。
共演する"フレットワーク"は35年の歴史を誇り録音も来日公演も数多い、イギリスを代表するヴァイオル・アンサンブルです。
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RESONUS CLASSICS
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テレマン:無伴奏フルートのための12のファンタジア
1-2. 第1番 イ長調 TWV 40:2 / 3-6. 第2番
イ短調 TWV 40:3 /
7-8. 第3番 ロ短調 TWV 40:4 / 9-11. 第4番
変ロ長調 TWV 40:5 /
12-14. 第5番 ハ長調 TWV 40:6 / 15-17. 第6番
ニ短調 TWV 40:7 /
18-19. 第7番 ニ長調 TWV 40:8 / 20-22. 第8番
ホ短調 TWV 40:9 /
23-25. 第9番 ホ長調 TWV 40:10 / 26-28.
第10番 嬰ヘ短調 TWV 40:11 /
29-31. 第11番 ト長調 TWV 40:12 / 32-33.
第12番 ト短調 TWV 40:13 |
サミ・ユンノネン(フルート) |
録音:2022年2月15-17日 Ayriel Studios,
Westerdale, North Yorkshire(UK)
総収録時間:60分
1727年から1732年にかけて作曲されたテレマンの「無伴奏フルートのための12のファンタジア」。通奏低音付きの作品が主流だった18世紀にかかれた少数の無伴奏作品の一つで、全曲は緩-急-緩-急による古典的な形式のソナタと、舞曲などを織り交ぜた新しい形式のソナタがバランスよく配置されており、技巧の見せ場もふんだんに盛り込まれています。
演奏はフィンランドの奏者サミ・ユンノネン。2012年にヘルシンキ音楽センターでデビュー・リサイタルを行って以来、アイスランド交響楽団、香港シンフォニエッタなどの首席奏者を務めるかたわら、ソリストとして活躍。
2017年にはフィンランド独立100周年の公式文化使節としてロシアへのツアーを行うなど、高く評価されています。
使用楽器は2000年代に制作されたムラマツ・フルート24K。
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ルーマン:フルートのための室内楽作品集
1-6. ソナタ第4番 ト長調 BeRI 204 - フルートと通奏低音のための
7-11. ソナタ第10番 ホ短調 BeRI 210 -
フルートと通奏低音のための
12. アリア「SuBe Zeiten eilet nicht」
-『食卓のための音楽』のカンタータから
13-17. ソナタ第8番 イ長調 BeRI 208 - フルートと通奏低音のための
18. アリア「I eder basta var」 HRV 600
- 『Brollops Music結婚式のための音楽』より
19-22. トリオ・ソナタ第3番 ホ短調 BeRI
115 |
Flauguissimo フラウグィッシモ
【メンバー】
フー・ユウェイ(フルート)
ヨハン・レフヴィング
(テオルボ&バロック・ギター)
マグダレーナ・ロト=ヒル(ヴァイオリン)
エミリー・アトキンソン(ソプラノ)
ヘンリク・パーソン (ヴィオラ・ダ・ガンバ) |
録音:2021年11月22-24日 Holy Trinity Church,
Weston, Hertfordshire(UK)
総収録時間:67分
スウェーデンのバロック期を代表するユーハン・ヘルミク・ルーマンの作品集。ストックホルムの音楽一家に生まれたルーマンは、王室礼拝堂の一員として才能を認められたのち、王の許しを得てロンドンに留学、ヘンデルから教えを受け、その影響を故国に広めたことで「スウェーデン音楽の父」「スウェーデンのヘンデル」と称されました。
このアルバムにはフルートとギターに特化した作品を演奏するユニークなアンサンブル「フラウグィッシモ」を中心に、フルートが活躍するルーマンの室内楽とアリアを収録。
師ヘンデルに倣い多楽章で構成された3つのフルート・ソナタ、フルート・パートのオブリガートを含む2曲のアリアと、18世紀初頭のストックホルムでの宮廷サロン・コンサートを想起させる華やかなトリオ・ソナタを聴くことができます。
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エリザベス・マコンキー&レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:
歌曲集 第2集 |
ジェイムズ・ギア(テノール)
ロナルド・ウッドリー(ピアノ) |
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
1-4. 4つの最後の歌
1. Procris / 2. Tired / 3. Hands,
Eyes, and Heart / 4. Menelaus
エリザベス・マコンキー(1907-1994):
5. The Exequy/
6-9. The Garland 花束
6. The Garland / 7. Old and Young
/ 8. I Would I Were a Mirror / 9. No End
to Love
10. Sailor's Song of the Two Balconies/11.
The Disillusion/12. The Swallow/
13. The Poet-Wooer/14. Sleep Brings
No Joy To Me/15. In Fountain Court
ヴォーン・ウィリアムズ:
16-21. The House of Life 命の家
16. Love-Sight / 17. Silent Noon
/ 18. Love's Minstrels /
19. Heart's Haven / 20. Death in
Love / 21. Love's Last Gift
マコンキー:
22. How Samson Bore Away the Gates
of Gaza(1937年オリジナル版) |
録音:2022年9月6-9日 Wyastone Concert
Hall, Monmouth(UK)
総収録時間:77分
2022年に生誕150年を迎えたヴォーン・ウィリアムズと彼の弟子エリザベス・マコンキーの歌曲を紹介するプロジェクト、第1集(RES10299)の続編です。
今作の収録曲は、ヴォーン・ウィリアムズ初期を代表するロセッティの詩による歌曲集「命の家」(1940年初演)と、1954年から1958年に書かれた晩年の歌曲集「4つの最後の歌」の2作品。
またマコンキーの歌曲は、1920年代半ばにヴォーン・ウィリアムズに師事してから、1960年代から70年代にかけて英国モダニズムの美学に傾倒するまでの間に作曲されたもので、ほぼ未発表の作品です。
今作でもテノール歌手のジェイムズ・ギアとピアニストのロナルド・ウッドリーが、長年のパートナーシップの継続から生まれる、息の合った演奏を披露しています。
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SOMM RECORDINGS
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Folk Songs of the British Isles ブリテン諸島の民謡集
1. She Moved Through the Fair / 2. The
Lark in the Clear Air /
3. By the Short Cut to the Rosses / 4.
Si Bheag Si Mor /
5. Give Me Your Hand / 6. The Last Rose
of Summer /
7. Down by the Salley Gardens / 8. Can
Ye Sew Cushions /
9. My Love Is Like A Red, Red Rose / 10.
Skye Boat Song /
11. Ye Banks and Braes / 12. The rowan
tree /
13. Dance te Thi Daddy / 14. Blaydon Races
/
15. Blow the Wind Southerly / 16. Sweet
Polly Oliver /
17. Oliver Cromwell / 18. English Folk
Song /
19. Can yr Arad Goch / 20. Myfanwy /
21. The Foyy, Foggy Dew / 22. Bugail Aberdyfi
/
23. My Little Welsh Home / 24. Sospan Fach
/
25. Drink to Me Only / 26. The Oak and
the Ash /
27. Song for Gwyn...世界初録音 |
ジャニス・ケリー(ソプラノ)...10-12
イヴォンヌ・ハワード(メゾ・ソプラノ)...15-17
マリア・ヤグシュ(メゾ・ソプラノ)...25-27
エレイン・デルマー(ジャズ・シンガー)...18
ニッキー・スペンス(テノール)...7-9
ウェイン・エヴァンス(テノール) ...21-22、24
マーク・リュウェリン・エヴァンス(バリトン)
...19-20、23-24
カロライン・マコーズランド(歌/ギター)...1、3、6
他
フィオナ・ケリー(フルート)...2、4-5
ジーン・ケリー(ハープ)...2、4-5
マイケル・ポロック(ピアノ)...19-24
ジョン・ウィルソン(ピアノ)...7-9、11-17、25、27
他 |
録音:2022年7月26日、8月3日 Menuhin Hall,
Stoke D'abernon(UK)...1-18、24-27
2022年9月13日 Acapela Studios, Cardiff(UK)...19-23
時代を超えて息づく英国とアイルランド民謡。このアルバムではよく知られる「The
Last Rose of Summer 夏のなごりのバラ(庭の千草)」や「Down
by the Salley Gardens サリー・ガーデン」などの名曲から、世界初録音となる「Song
for Gwyn」まで、ブリテン諸島4地域の民謡を27曲集めました。
ピアノ伴奏による英国の歌手たちのこなれた歌唱(トラック18にはジャズ・ヴォーカルの重鎮エレイン・デルマーも登場)や、フルートとハープのデュオなど、さまざまな演奏で伝統的な民謡の旋律をお楽しみいただけます。
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生きとし生けるもの レイトン:合唱作品集
Laudes animantium, Op. 61*
1. No. 1. Prelude / 2. No. 2. Scherzo:
Calico Pie /
3. No. 3. The Nightingale / 4. No. 4.
The Lamb /
5. No. 5. The Kraken / 6. No. 6. The
Grey Squirrel /
7. No. 7. The Tyger / 8. No. 8. Every
Living Creature/
9. An Evening Hymn/10. London Town*/
11. Lord, When the Sense of Thy Sweet Grace*
3 Carols 3つのキャロル Op. 25(1948)
12. No. 1. Lully, lulla, thou tiny little
child /
13. No. 2. The seven joys of Mary* /
14. No. 3. Sleep, Holy Babe* /
15. Nativitie / 16. A Hymn to the Trinity
*...世界初録音 |
レベッカ・リー(ソプラノ)
ニナ・ベネット(ソプラノ)
キアラ・ヘンドリック(メゾ・ソプラノ)
ニック・プリチャード(テノール)
フィンチリー児童合唱団
ロンディニウム(合唱)
アンドルー・グリフィス(指揮) |
録音:2022年6月17-19日 All Hallows Church,
Gospel Oak, London(UK)
総収録時間:73分
20世紀イギリスの作曲家ケネス・レイトン。ヨークシャーで生まれ、地元のウェークフィールド大聖堂の聖歌隊で活躍後、王立音楽院でピアノと声楽、オックスフォード音楽院で作曲を学び、教会音楽の分野で目覚ましい活動を行った人です。
彼の没後35年を記念して作られたこのアルバムには、5曲の世界初録音を含む合唱作品が収録されています。
メインは「Laudes animantium」で、ニ重合唱、ソリスト、児童合唱によるさまざまな動物を賛美した魅力的な作品。他にはキャロルやパートソングなど、レイトンの得意分野の作品を聴くことができます。
演奏はアンドルー・グリフィスが2005年に設立した「ロンディニウム」。現代作品を得意とする室内合唱団で、ここでもレイトンの活気に満ちた作品を見事なアンサンブルで聴かせます。
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PROMINENT CLASSICS
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2506-5612/13
(UHQCD2枚組)
¥2800 →\2590
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正規音源から正規リリース
ヴェトラーノフ最晩年のブル8!ハーグ・ライヴ
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 |
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団
(ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団) |
スヴェトラーノフ最晩年のブル8!ハーグ・ライヴ、正規音源から正規リリース決定!UHQCD2枚組・特別価格!その大きな造形に身を任すしかない音楽絵巻!
録音:2000年3月25日アントン・フィリップザール,デジタル・ライヴ録音
[18:49][15:29][27:33][24:43]
スヴェトラーノフにとって2002年10月に予定されていたNHK交響楽団との共演がその死によって幻になってしまったのがブルックナー8番です。
極限まで遅いテンポを採用するようになったスヴェトラーノフ最晩年の心境がブルックナーにどう反映されるのか?
その回答がハーグ・レジデンティ管弦楽団との当ライヴです。ハーグ・レジデンティ管とスヴェトラーノフの演奏はいくつか商品化されていますがいずれも残念なことにオーケストラの実力が弱点となっておりますが、ここでは奇跡が起きております。
艶やかな弦楽器といい重量感溢れる金管の咆哮。オーケストラと巨匠が死力を尽くした感のある凄絶なライヴ。
スヴェトラーノフ研究の権威はやしひろし氏によるマスタリングと解説も嬉しいところです。
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<国内盤>
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フォンテック
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小泉和裕/九州交響楽団によるマーラー
第三弾は、交響曲 第2番「復活」
グスタフ・マーラー(1860-1911)
交響曲 第2番 ハ短調「復活」 |
小泉和裕(指揮)九州交響楽団
安井陽子(ソプラノ) 福原寿美枝(アルト)
九響合唱団、RKB女声合唱団
九州大学男声合唱団コールアカデミー、九大混声合唱団
久留米大学附設高等学校合唱部
多目的混声合唱団"Chor Solfa!"、ちくしの混声合唱団
アクロス福岡公募メンバー、横田 諭 (合唱指揮) |
2019年<千人> 、20年<第3番>とリリースのたびに絶賛を集める小泉和裕/九州交響楽団によるマーラー。
宿望の第三弾は、交響曲 第2番「復活」です。
コロナ禍によって公演延期を余儀なくされ、2022年10月に実現した「復活」。
2013年の音楽監督就任以来、新たな最盛期を迎えた小泉=九響。
万感の想いを込めた"死と再生をめぐる物語"
--マーラー演奏はここに極まります。
2022年10月7・8日 アクロス福岡シンフォニーホール
ライヴ録音
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BIJIN CLASSICAL
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イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
「シューベルト作品集-3」
シューベルト (1797~1828):
即興曲集 作品142 D935
ディアベッリのワルツによる変奏曲 D718
アレグレット ハ短調 D915
ピアノ・ソナタ(第14番)イ短調 D784(作品143
遺作) |
イリーナ・メジューエワ(ピアノ) |
豊かで熟成した時の連なり~シューベルトの長い孤独の時間に、ひっそりと寄り添う
シューベルト作品集-3/イリーナ・メジューエワ
(ピアノ ... 1925 年製NYスタインウェイ
CD135))
録音:2022年12月4日~5日、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO/96kHz+24Bit録音、発売元:日本ピアノサービス株式会社
イリーナ・メジューエワによる新シューベルト・シリーズ第三弾。
シューベルトのピアノ・ソナタ創作のうえで画期をなしたイ短調ソナタ(D784)と、晩年の傑作「即興曲集
作品142」をメインにしたプログラム。
いずれもメジューエワにとって再々録音になりますが、更なる深化を遂げた演奏解釈は必聴です。変幻自在のタッチが生み出す多彩な響きで、シューベルトの名状しがたい孤独と人間的な温かみを見事に表現しています。
カップリングの小品2曲のしみじみとした味わいも格別。使用楽器は1925年製ニューヨーク・スタインウェイ(CD135)。
ライナーノートより
「・・・そして『ピアノ・ソナタ第14番』では、すでにモーツアルトでもベートーヴェンでもないシューベルトの長い長い孤独の時間に、ひっそりと間近く寄り添って見せるかのようだ。」(横山英行)
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<映像>
4/19(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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NAIVE
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アレッサンドリーニ率いるコンチェルト・イタリアーノ
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-90):モテット集
1. イエス・キリストの母であるマリアが(alma
redemptoris mater)[5 声]
2. 花よ、白く咲け、枝よ、緑に育て(albescite
flores, virescite frondes)[4 声]
3. 自分の持っているものをすべて捨てない人は
(Qui non renuntiat omnibus quae possidet)[3
声]
4. アヴェ・レジーナ・チェロールム(ave,
regina caelorum)[5 声]
5. 驚け、天国の住人たちよ、言葉を失え、天使たちよ
(obstupescite caelites, obmutescite
angeli)[4 声]
6. 誰が聖なるシオンの山に登るのか?
(quis ascendit in montem sanctum sion?)
[2 声]
7. リタニー[5 声]
8. エルサレムの娘よ、歓喜し喜べ
(exultemus omnes et laetemur, filiae
ierusalem)[2 声]
9. もっとも聖なる十字架よ、我らは汝を讃えまつる
(adoramus te, sanctissimam crucem)[4
声]
10. 天上の女王よ(regina caeli laetare)[5声]
11. 死すべきものよ、目覚めよ
(expergiscimini mortales, surgite a
somno)[3 声]
12. 皆の者よ、来たれ、走れ、人々よ(venite
omnes, currite populi)[4 声]
13. 慈悲深き聖母よ(salve regina, mater
misericordiae)[5 声] |
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮、オルガン)
コンチェルト・イタリアーノ
ソニア・テドラ(ソプラノ)
エレーナ・カルツァニガ(コントラルト)
ヴァレリオ・コンタルド、
ラッファエレ・ジョルダーニ(テノール)
サルヴォ・ヴィターレ(バス)
ウゴ・ディ・ジョヴァンニ、
フランコ・パヴァン(テオルボ) |
レグレンツィのモテット、各声部一人による演奏、緻密かつ鮮烈なハーモニー。アレッサンドリーニの指揮がもたらすやわらかな抑揚と陰影
録音:2019年7月11-14日、ローマ/73:15
アレッサンドリーニ率いるコンチェルト・イタリアーノの最新盤は、17世紀に非常に影響力があり、亡きあともしばしばその作品が演奏・研究されていた、ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690)のモテット集。
カリッシミやリュリとほぼ同時代を生きましたが、レグレンツィという名前は今日ではあまり聞かれなくなっています。
しかし、ロッティ、カルダーラ、ヴィヴァルディなど多くの弟子を育てたほか、バッハやヘンデルはレグレンツィの楽曲から主題をとって作曲するなど、当時大きな存在でした。
生前出版された楽譜の中から、モテットに特化した4つの曲集を選び、その中からこのCD
はプログラムされています。
どれも声は1 パート1人によって演奏され、その鮮烈かつ洗練されたアンサンブルは美の極致。2声から5声による緻密なハーモニーをお楽しみいただけます。
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AVIE
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AV2605
(2CD)
特別価格
¥3600 →\3290
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ニコラス・マギーガン(指揮)&カンタータ・コレクティヴ
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲
ヨハン・セバスティアン・バッハ
(1685-1750):
ヨハネ受難曲 BWV 245 |
ニコラス・マギーガン(指揮)、
カンタータ・コレクティヴ
トーマス・クーリー(テノール)
ポール・マックス・ティプトン(バス・バリトン)
ノラ・リチャードソン(ソプラノ)
アリエ・ヌスバウム・コーエン(カウンターテナー)
デレク・チェスター(テノール)
ハリソン・ヒンツェ(バリトン) |
マギーガン&カンタータ・コレクティヴ第1弾!J.S.バッハ:ヨハネ受難曲!
☆指揮はフィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督として活躍しバロック音楽のエキスパートとして知られるニコラス・マギーガン!
☆フィルハーモニア・バロック・オーケストラの首席奏者やソリストたちによって創設されたカンタータ・コレクティヴ!
長年フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督として活躍し(現在は桂冠音楽監督)、バロック音楽のエキスパートとして知られるニコラス・マギーガン。
そして彼が指揮台に立っていたフィルハーモニア・バロック・オーケストラの首席奏者やソリストたちによって創設されたカンタータ・コレクティヴによるJ.S.バッハの「ヨハネ受難曲」が登場です。
このアルバムはカンタータ・コレクティヴのAvieレーベルへの最初の録音となり、今後もJ.S.バッハの合唱作品を録音していく予定で、次回作以降も期待されます。
指揮者のニコラス・マギーガンは、フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督の他、クリーブランド、シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンフランシスコなどのアメリカの主要なオーケストラ、香港、シドニー、ロイヤル・コンセルトヘボウといった世界の主要なオーケストラと共演。海外での音楽活動への貢献によって大英帝国勲章(OBE)を授与されています。
またイエール大学の定期演奏会に頻繁に客演するなど後進の指導にもあたっています。
※ライヴ録音:2022年3月21日、バークレー第一会衆派教会(カルフォルニア)
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CAVI-MUSIC
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情熱と本気さを感じる
ベートーヴェン・ピアノ・コンクール第1位
アリス・アレクサンダー・ブレッテンベルク
ベートーヴェンへのオマージュ
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92より
第2楽章アレグレット(フランツ・リストによるピアノ編曲版)
シューマン:
ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲
WoO31
ベートーヴェン:
ピアノソナタ第28番 イ長調 Op.101、
希望に寄せて Op.94
(アリス・アレクサンダー・ブレッテンベルクによるピアノ編曲版) |
アリス・アレクサンダー・ブレッテンベルク(ピアノ) |
アリス・アレクサンダー・ブレッテンベルクのベートーヴェンへ捧げる一枚!
☆ハンス・フォン・ビューロー国際ピアノ・コンクール第1位、ウィーン国際ベートーヴェン・ピアノ・コンクール第1位!
☆ベートーヴェンの歌曲《希望に寄せて》のピアノ独奏版も収録!
ハンス・フォン・ビューロー国際ピアノ・コンクール第1位、ウィーン国際ベートーヴェン・ピアノ・コンクール第1位の受賞歴を持つ多才なピアニスト、アリス・アレクサンダー・ブレッテンベルクがベートーヴェンに捧げたユニークな1枚!
アルバムの冒頭はリストがピアノ独奏編曲した交響曲第7番の第2楽章アレグレットで幕を開けます。
続くシューマンの変奏曲は同じ第7番のアレグレットを主題にしたもの。
メインは後期ベートーヴェンへの入り口ともいえるピアノ・ソナタ第28番。最後はブレッテンベルクが本作のために特別に編曲を行ったベートーヴェンの歌曲《希望に寄せて》のピアノ独奏版でこれまでの音楽を振り返ります。
深刻な雰囲気と希望に満ちた音楽の両方を組み合わせたプログラミングの妙にもご注目ください。
※録音:2022年6月(オーストリア、ウィーン)
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フランク&マルタン:ピアノ五重奏曲集
フランク・マルタン:ピアノ五重奏曲 ニ短調(1919)
セザール・フランク:ピアノ五重奏曲 へ短調(1879) |
マーティン・クレット(ピアノ)
アルミーダ弦楽四重奏団 |
マーティン・クレット&アルミーダQによるピアノ五重奏曲集!
☆ジャズやタンゴでも洗練された演奏を聞かせる気鋭のピアニスト、マーティン・クレット!
☆ARDミュンヘン国際音楽コンクール優勝をはじめ輝かしい受賞歴を持つアルミーダ弦楽四重奏団!
クラシックのみならずジャズやタンゴでも洗練された演奏を聞かせる気鋭のピアニスト、マーティン・クレットと、ARDミュンヘン国際音楽コンクール優勝をはじめ輝かしい受賞歴を持つアルミーダ弦楽四重奏団による、フランク・マルタンとセザール・フランクのピアノ五重奏曲!
クレットの意見では、ピアノ五重奏曲は「室内楽における完璧な編成」であり、どちらもそれ自体が完璧なユニットである「ピアノ」と「弦楽四重奏」、それぞれが持つ幅広い音域と音色を組み合わせることで、室内楽の親密な音から、オーケストラのような密度の高い音の塊まで、あらゆるサウンドを表現することができると説明しています。
スイス人作曲家フランク・マルタン(1890-1974)は、初期作品であるピアノ五重奏曲において、「古典的な伝統」とセザール・フランクの遺産の痕跡を残しながら、音楽的な進化を追求しました。マルタンは「私をクラシック音楽から脱却させることができた最初の音楽家」として、フランクを重要な師と見なしていたのです。
※録音:2022年2月、バイエルン放送スタジオ2(ドイツ、ミュンヘン)
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URANIA RECORDS
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弦楽四重奏で聴く
ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ビートルズ
ストリング・クァルテット・トランスクリプションズ
ジミ・ヘンドリックス(スティーヴン・マッキー編):
ファイアー、フォクシー・レディ、Manic
depression、
アー・ユー・エクスペリエンスト、
レッド・ハウス、恋はワイルド・シング
ジャニス・ジョプリン(マッキー編):心のカケラ
ジョン・レノン&ポール・マッカートニー(ジャック・ロング編):
ペイパーバック・ライター、トゥモロー・ネバー・ノウズ、
ホエン・アイム・シックスティ・フォー、ハード・デイズ・ナイト |
ルカ・サンタニエロ(ファースト・ヴァイオリン)
ファビオ・ラヴァージ(セカンド・ヴァイオリン)
アドリアーナ・タタル(ヴィオラ)
ガブリエレ・ザネッティ(チェロ) |
クラシック音楽と他の音楽(ロック、ポップス、ジャズ、ラグタイムなど)との境界線は20世紀から21世紀にかけて曖昧になってきました。
このアルバムではいわゆるクラシック音楽の弦楽四重奏の編成で、アメリカやイギリスのロックを演奏しています。
アメリカの伝説的なギタリスト、ジミ・ヘンドリックスやロック・シンガーであるジャニス・ジョプリン、そしてイギリスのロック・バンド、ビートルズの作品をまた違った側面からお楽しみいただけます。
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B RECORDS
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ペドロ・ガルシア=ベラスケス&
サミュエル・ベケット: 言葉と音楽
ラジオ・ドラマ『言葉と音楽』(舞台上演)
ペドロ・ガルシア=ベラスケス(1984-)...音楽
サミュエル・ベケット(1906-1989)...台本
1. small orchestra tuning up / 2. presentations
/
3. themes / 4. together 1 / 5. the
face /
6. together 2 / 7. end
※ 音楽は世界初録音 |
ル・バルコン(器楽アンサンブル)
ヨハン・レイゼン(言葉)
ジャン=クロード・フリサン(キング・クローク)
アルフォンス・スマン(指揮) |
録音: 2022年2月5日 Scene de recherche、Paris
(ライヴ)
収録時間: 46分
【ベケットの戯曲に登場する、役としての「音楽」を新作!】
『ゴドーを待ちながら』などで知られる劇作家サミュエル・ベケットによるラジオ・ドラマ『言葉と音楽』。
衰えた老人ながら感情の起伏が激しい「クローク」と、従者である「ジョー(言葉)」と「ボブ(音楽-演奏で表現される)」による、ベケットらしい簡素な言葉を使った不条理なやり取りが描かれます。
ここで音楽が重要な役割を受け持ちますが、1962年BBCで最初に放送された時にはベケットのいとこであるジョン・S.ベケットが音楽を担当、その後何度か新たな音楽を付ける試みがなされており、現在ではモートン・フェルドマンによるものが有名です。
今回ここに新たな音楽を作曲したのは、コロンビア系フランス人作曲家ペドロ・ガルシア=ベラスケス。
フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン各1本と弦楽四重奏にコントラバス、2人が操作するエレクトロニクスという編成で、浮遊感と不安定感のある、作品の世界観を上手く表現した音楽となっています。
ベルギーの俳優ヨハン・レイゼン(この録音後2023年3月に亡くなっています)とフランスの俳優ジャン=クロード・フリサンによる熱演、ル・バルコンの安定したアンサンブルでお楽しみください。
なお演じられる言語は英語、ブックレットにはベケット自身による仏語訳も掲載されています。
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CYPRES RECORDS
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DERIVE (漂流) FLYGMASKIN
1. Confins (Sebastien Willemyns)
2. Au bonheur des morts (Julien De Borman)
3. Oulan-Bator (Julien De Borman)
4. Alterer (Flygmaskin)
Text: Muriel De Borman
5. Portakal (traditional、arrangement :
Flygmaskin)
6. Flug (Sebastien Willemyns)
7. Fleuve (Flygmaskin)
Text: Muriel De Borman
8. Courage les poetes (Julien De Borman)
9. Choral (Sebastien Willemyns)
10. Hopat (Julien De Borman) |
Julien De Borman
- accordion、composition
Sebastien Willemyns
- keyboards
(fender rodhes、philicorda、piano)、
violin、composition
Muriel De Borman - texts、voice
Benoit Leseure - violin
Jean-Francois Durdu - viola
Thomas Engelen - cello |
Arrangements by Flygmaskin
Recorded in 2020-2021 between Pailhe、Brussels、studio
UBIK、Pieuvre and Concots (France)
収録時間: 48分
【エレクトロニクスとアコースティックの幸福な融合】
2012年に結成されベルギーを中心に活動する、Julien
De BormanとSebastien WillemynsによるユニットFLYGMASKINのファースト・アルバム。
エレクトロニクスと、アコーディオンやヴァイオリンといったアコースティック楽器の響きが心地よく一体化し、程よい高揚感も持ちながら、たいへんリラックス出来る美しい音楽です。マイケル・ナイマンやヤン・ティルセンなどのリスナーにお薦め。
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FUGA LIBERA
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komorebi ~ 木漏れ日
1. Unum II (Peltomaa – Fraanje –
Perkola)
2. Jucundum (Bridgettine chant、Antiphon、15th
century)
Text excerpt: Hildegard von Bingen (1098-1179)
3. Keskella kukkasten kauan (Peltomaa –
Fraanje – Perkola)
Text: Peltomaa
4. Magnificetur (Bridgettine chant、Antiphon、15th
century)
5. Within (Fraanje)
6. Lohtu / Or his myth (Perkola –
Fraanje)
7. O nobilissima viriditas (Peltomaa Fraanje
Perkola)
Text excerpt: Hildegard von Bingen
8. A small ray of light (Fraanje)
9. Komorebi (Perkola)
10. Sade seinan takana (Peltomaa –
Fraanje – Perkola)
Text excerpt: Saima Harmaja (1913-1937)
11. Jaa (Peltomaa – Fraanje –
Perkola)
Text: Peltomaa
12. Riemuitseva rakkaudentunnustus
(Peltomaa – Fraanje – Perkola)
Text excerpt: Saima Harmaja |
アイノ・ペルトマー(歌、中世ハープ、鐘)
ハルメン・フラーニェ
(ピアノ、
プリペアド・アップライトピアノ、
シンセサイザー)
ミッコ・ペルコラ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ、
エレクトロニクス) |
All tracks arranged by Peltomaa Fraanje
Perkola
Recording:Willem Twee Toonzaal、Den Bosch、The
Netherlands、April 7th-8th 2022
収録時間: 54分
【楽器と時空を超えた現代と古楽のアンビエントな交錯、第2弾】
歌と、古楽器と現代楽器の混合編成で美しい音楽を奏でるフィンランドのユニット、トリオ・ペルトマー・フラーニェ・ペルコラによるセカンド・アルバムは、日本語の『木漏れ日』がそのままタイトルとなったもの。
前作『aer ~ 大気』(FUG770)同様、透明感溢れる歌声とアコースティック楽器による沁み入るようなアンサンブルに、控えめなエレクトロニクスのエコーが掛かるオーガニックな響きが、聴く者を北欧の雄大な自然へと誘います。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
URANIA RECORDS
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WS121410
(2CD)
特別価格 ¥2500
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ラインスドルフ(指揮)&ボストン響
マーラー:交響曲第5番&第6番
マーラー:
交響曲第5番 嬰ハ短調
交響曲第6番 イ短調《悲劇的》 |
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
ボストン交響楽団 |
マーラー録音のパイオニアの一人、エーリヒ・ラインスドルフ!
☆手兵ボストン響との「第5番」と「第6番《悲劇的》」!
☆ゲオルク・ショルティやレナード・バーンスタインと並ぶマーラー録音のパイオニア、エーリヒ・ラインスドルフ!
オーストリア出身の指揮者エーリヒ・ラインスドルフによるマーラーの「交響曲第5番」と「第6番」がウラニア・レコーズから復刻。
録音された1960年代は、マーラーの生誕100年ということもあり、ゲオルク・ショルティやレナード・バーンスタインがデッカとCBSに、そしてラインスドルフはRCAに次々とマーラーの作品を録音するという時代でした。
ラインスドルフは1963年からボストン交響楽団の音楽監督を務めており、ここに収められているのはそのボストン響との録音となります。
ラインスドルフによって遺されたこの「第5番」と「第6番」は年月を経ても色褪せることのない美しい演奏となっています。
※レコーディング・プロデュース:1963年(第5番)、1966年(第6番)、ボストン(ステレオ、ADD)
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<メジャー・レーベル>
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DG
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4858451
(3CD)
\3600→\3290 |
《カミーユ・トマ~ショパン・プロジェクト:
トリロジー/The Chopin Project: Trilogy》
《CD 1》
ショパン:
1) 夜想曲ロ短調Op.posth.(M.マイスキーによるチェロとピアノ編)、
2) 24の前奏曲Op.28より第4番ホ短調(フランショームによるチェロとピアノ編/C.トマ編)、
3) ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11より第2楽章(J.ブローカルとC.トマによるチェロとピアノ編)、
4) ワルツ第19番イ短調(C.トマによるチェロとピアノ編)、
5) 3つの夜想曲Op.15より第1番ヘ長調(フランショームによるチェロとピアノ編)、
6) 夜想曲ハ短調(C.トマによるチェロとピアノ編)、
7) 17のポーランドの歌Op.posth.74より第2番:春(C.トマによるチェロとピアノ編)、
8) 24の前奏曲Op.28より第15番変ニ長調『雨だれ』(フランショームによるチェロとピアノ編)、
9) 4つのマズルカOp.68より第2番イ短調(C.トマによるチェロとピアノ編)、
10) 12の練習曲Op.10より第6番変ホ短調(グラズノフによるチェロとピアノ編)、
11) 12の練習曲Op.25より第7番嬰ハ短調(グラズノフによるチェロとピアノ編)、
12) 2つの夜想曲Op.27より第1番嬰ハ短調(C.トマによるチェロとピアノ編)、
13) 3つのワルツOp.34より第2番イ短調(フランショームによるチェロとピアノ編)、
14) 夜想曲ホ短調Op. posth.72 No.1(タネーエフによるチェロとピアノ編)、
15) 4つのマズルカOp.67より第4番イ短調(クライスラー編/C.トマによるチェロとピアノ編)、
16) 24の前奏曲Op.28より第6番ロ短調(フランショームによるチェロとピアノ編)、
17) ゲンズブール:Jane B(ショパンの前奏曲第4番ホ短調Op.28
No.4による)(J.ブローカルとC.トマによるチェロとピアノ編)
【録音】
2022年9月1-2日(1, 2, 7, 8, 10-15)、
2023年2月7日(3)ベルリン、エミール・ベルリナー・スタジオ、
2023年1月12日、ベルリン、テルデックス・スタジオ(4-6,
9, 16)、
2023年2月10日、パリ、ラ・セーヌ・ミュジカル(17) |
カミーユ・トマ(チェロ)
ジュリアン・ブローカル(ピアノ)、
ジェーン・バーキン(ヴォーカル)(17) |
《CD 2》
ショパン:
1-4) ピアノ三重奏曲ト短調Op.8、5-8) チェロ・ソナタ
ト短調Op.65、
9-10) 序奏と華麗なるポロネーズOp.3、
11-13) ショパン、フランショーム:
マイアベーアの歌劇『悪魔ロベール』の主題による協奏的大二重奏曲
【録音】2023年1月11日(1-4)、2月7日(5-13)、ベルリン |
カミーユ・トマ(チェロ)
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)(1-4)、
ジュリアン・ブローカル(1-8)、
ジュリアン・リベール(9-10)、
リュカ・ドゥバルグ(11-13)(ピアノ) |
《CD 3》
1) ショパン:24の前奏曲Op.28より第4番ホ短調
(フランショームによるチェロ編/M.シュピンドラーによる4つのチェロ編)、
2) フランショーム:3つの夜想曲Op.14より第1番、
ショパン:
3) 24の前奏曲Op.28より第15番変ニ長調『雨だれ』
(フランショームによる4つのチェロ編)、
4) ピアノ・ソナタ第2番ロ短調Op.35より第3楽章:葬送行進曲
(フランショームによる4つのチェロ編)、
5) フランショーム:3つの夜想曲Op.15より第1番、
6) ショパン:24の前奏曲Op.28より第13番ヘ長調
(フランショームによる4つのチェロ編)、
フランショーム:チェロのための12の練習曲Op.35より
7) 第11番、8) 第7番、
9-13) ロシアのアリアによる変奏曲(チェロと弦楽四重奏のための)、
ショパン:24の前奏曲Op.28より
14) 第9番ホ長調(フランショームによる4つのチェロ編)、
15) 第20番ハ短調(フランショームによる4つのチェロ編)、
16) チェロ・ソナタ ト短調Op.65より第3楽章『Souvenir』
(W.E.シュミットによるチェロと弦楽四重奏編)【演奏】
【録音】2022年8月30-31日(1, 3, 4,
6, 9-16)、2023年1月9日(2, 5, 7, 8)、ベルリン |
カミーユ・トマ(チェロ)
ヴォルフガング・エマヌエル・シュミット(1-6,
9-16)、
ハン・ジェミン(1, 3, 4, 6, 14, 15)、
フランス・ヘルメルソン(1, 3, 4, 6, 14, 15)(チェロ)、
インディラ・コッホ(9-13, 16)、
フリーデマン・アイヒホルン(9-13, 16)(ヴァイオリン)、
アレクシア・アイヒホルン(ヴィオラ)(9-13,
16) |
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ショパンの作品にチェロを通して新たな光を当てた意欲的プロジェクト。CD3枚組デラックス・エディション
●以前からショパンの作品に強い憧れを抱いていたフランス系ベルギー人チェリスト、カミーユ・トマが意欲的に取り組んだアルバム『ショパン・プロジェクト』。CD3枚組。
「チェリストたちのためのショパン」(CD
1)は歴史を超え、ショパンを最後まで支えたオーギュスト=ジョゼフ・フランショームの他、グラズノフ、クライスラー、ミッシャ・マイスキーなどの編曲で新たな光が当てられたショパンの有名曲が集められています。
「室内楽全集」(CD 2)はショパンの室内楽、チェロとピアノのための3作品が収められています。
そのうち2作品はフランショームとともに作曲されたもの。三重奏曲はピアノが難曲であるため演奏機会は少ないですが、ショパンが若い時に作った素晴らしい作品です。
「フランショームの遺産」(CD 3)はフランショームの作品とフランショームにより4つのチェロのために編曲されたショパンの曲がまとめられ、フランショームの伝説のチェロ、1730年製のストラディヴァリウス「フォイアマン」で演奏されています。
また愛、悲しみ、憂鬱など、音楽が表現する感情は200年前も現代も変わることはないと考えるトマがCD
1の最後に選んだのは、セルジュ・ゲンズブールがショパンの前奏曲第4番を基に作曲した有名なシャンソン「Jane
B」です。かのジェーン・バーキンと共演しています。
●このアルバムは時を超えた、ショパンとフランショームという二人の偉大な作品へのオマージュというだけでなく、「友情」への讃歌でもあるとトマは語ります。
まずはショパンとフランショームの友情。それはショパンがポーランドからパリに到着した時から、最後の日々、1849年10月にフランショームが一緒に作曲したチェロ・ソナタの第2楽章と第3楽章をショパンのために弾いた時まで続きました。
そしてトマ自身と共演者たちとの間の友情。
ピアニストのジュリアン・ブローカル、ジュリアン・リベールとリュカ・ドゥバルグ、グロピウス弦楽四重奏団からインディラ・コッホ、フリーデマン・アイヒホルン、アレクシア・アイヒホルン、そしてトマの師であるフランス・ヘルメルソンとヴォルフガング・エマヌエル・シュミットに、若きチェリスト、ハン・ジェミンと世代を超えた友人たちへの思いもこのアルバムには込められています。
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\2800 |
上記アルバムの3枚目を分売
《カミーユ・トマ~ショパン・プロジェクト:エッセンシャル/The
Chopin Project: Essential》
1) ショパン:24の前奏曲Op.28より第4番ホ短調
(フランショームによるチェロ編/M.シュピンドラーによる4つのチェロ編)、
2) フランショーム:3つの夜想曲Op.14より第1番、
ショパン:
3) 24の前奏曲Op.28より第15番変ニ長調『雨だれ』(フランショームによる4つのチェロ編)、
4) ピアノ・ソナタ第2番ロ短調Op.35より第3楽章:葬送行進曲(フランショームによる4つのチェロ編)、
5) フランショーム:3つの夜想曲Op.15より第1番、
6) ショパン:24の前奏曲Op.28より第13番ヘ長調(フランショームによる4つのチェロ編)、
フランショーム:チェロのための12の練習曲Op.35より
7) 第11番、8) 第7番、
9-13) ロシアのアリアによる変奏曲(チェロと弦楽四重奏のための)、
ショパン:24の前奏曲Op.28より
14) 第9番ホ長調(フランショームによる4つのチェロ編)、
15) 第20番ハ短調(フランショームによる4つのチェロ編)、
16) チェロ・ソナタ ト短調Op.65より第3楽章『Souvenir』(W.E.シュミットによるチェロと弦楽四重奏編) |
カミーユ・トマ、ヴォルフガング・エマヌエル・シュミット(1-6,
9-16)、
ハン・ジェミン(1, 3, 4, 6, 14, 15)、
フランス・ヘルメルソン(1, 3, 4, 6, 14, 15)(チェロ)、インディラ・コッホ(9-13,
16)、
フリーデマン・アイヒホルン(9-13, 16)(ヴァイオリン)、
アレクシア・アイヒホルン(ヴィオラ)(9-13,
16) |
ショパンと彼を最後まで支えた友人フランショームの音楽を“ゆかり”のあるチェロで紡ぐ
●フランス系ベルギー人のチェリスト、カミーユ・トマによる、ショパンの友人だったオーギュスト=ジョゼフ・フランショーム(1808-1884)とショパンの作品を採り上げたアルバムです。
フランショームはショパンからチェロ・ソナタを献呈されたフランスのチェリスト、作曲家で死の直前まで交流がありました。「君を愛している。それが君に言えることのすべてだ。なぜなら僕は眠気と病気で倒れそうだから」。
ショパンが人生の最後に書いた手紙はフランショームに宛てたものでした。これはその言葉です。
以前からショパンの作品に強い憧れを抱いていたトマは、主にピアノ作品を作曲していたショパンが晩年に作曲した「チェロとピアノのためのソナタ」Op.65をかなり前から弾いていましたが、それが友人のチェリストであるフランショームに献呈されたものであることを知った時、2019年にトマは世界で最も美しいチェロの一つである1730年製のストラディヴァリウス「フォイアマン」を日本音楽財団から貸与されることになりました。
そして驚いたことにそれはフランショームも所有していたものでした。カミーユは「この信じられない瞬間に直面して、ショパンに(特にそのソナタに)捧げるアルバムを録音することは全く自然なこととなりました」と語っています。
フランショームの作品とフランショームにより4つのチェロのために編曲されたショパンの曲がフランショームの伝説のチェロ「フォイアマン」で演奏されています。
【録音】2022年8月30-31日(1, 3, 4, 6,
9-16)、2023年1月9日(2, 5, 7, 8)、ベルリン
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<LP>
4/18(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALTUS
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〈来日記念盤〉
準・メルクル/台湾フィルハーモニック 2022年ライヴ
メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』Op.26
メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調『イタリア』Op.90
ドビュッシー:夜想曲*
ラヴェル:ラ・ヴァルス |
準・メルクル(指揮)
台湾フィルハーモニック(國家交響樂團)
台北室内合唱團* |
驚愕を禁じ得ないほどに高度な技術とあふれる情熱、まぎれもなく充実しきった名コンビの想像を超えた大演奏、準・メルクル&台湾フィル、来日記念盤・堂々出来!
ライヴ録音:2022年11月4・10日(メンデルスゾーン)、11日(ドビュッシー、ラヴェル)/國家表演藝術中心
コンサートホール(台北)
DXD 352.8KHz、32bit Recording、国内製作、日本語帯・解説付
2023年5月に来日公演のある準・メルクル&台湾フィルハーモニック、ALTUSから来日記念盤が登場!
近年めきめきと実力をつけ世評を高めているオーケストラによる、気合の入った2022年最新ライヴ音源です。
「台湾フィルハーモニックはまだ若く、その歴史はわずか37年しかありません。しかし、すでに高度な洗練と芸術性を備え、その音からも、メンバーの情熱が伝ケストラのひとつになるという大きな希望を抱きながら、聴衆のために演奏する喜びを常にかみしめて活動しています。」(準・メルクル)
想像を超える大演奏。技術は驚くほど高く、隙の無いアンサンブルに度肝を抜かれます。
さらに音楽の語り口も抜群、息の長いフレーズをのびやかに歌いつつも引き締まったリズム感でぐいぐいと曲をひっぱっていきます。
『イタリア』終楽章での高速にして実体感を失わない木管の歯切れよさ、オケ全体に波及するまぎれもない推進力、クライマックスの迫真の追い込みなどを聴けば、音楽のよろこびを最高度に体現したすばらしい演奏であることが如実にわかるでしょう。
弦楽の美しさも特筆もので、繊細で品のあるヴァイオリンと重心が低く懐の深いバスが織り成す稀有なバランス感覚は絶品。準・メルクルのきちっと繊細でかつ色彩感のある音作りともたいへん相性のよいオーケストラです。
収録曲それぞれ、さまざまな側面から音楽を楽しませてくれます。メンデルスゾーンはオケの高い機動力と響きの明るさ、ドビュッシーは音の伸びのよさやヴォカリーズとのきめ細かい溶け合いが実に魅力的。最後のラヴェル『ラ・ヴァルス』は堂々たる快演で、管弦楽の粋を尽くした響きが存分に発せられ空間を満たしていきます。
ハイスペックなDXD 録音にも注目。台湾での録音からマスタリング、CD
化まで手掛けたALTUS 斎藤啓介氏によれば、その鮮明な効果はCD
で聴いても十分に感じられるとのこと。ご期待ください。
準・メルクル(指揮、台湾フィル音楽監督)
1959年ミュンヘンで生まれ、ハノーファー音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮を学んだ後、セルジュ・チェリビダッケらに学ぶ。
ボストン響の奨学金を得てタングルウッド音楽祭に参加し、レナード・バーンスタイン、小澤征爾に学んだ。ヨーロッパの歌劇場での出演を重ね、ザールラント州立劇場(1991-94)、マンハイム国立劇場(1994-2000)の音楽監督を歴任。1993年にウィーン国立歌劇場、1996年に英国ロイヤル・オペラ・ハウス、99年にはメトロポリタン歌劇場にデビューするなど、次々とオペラ指揮者としてのキャリアを築いてきた。
リヨン管の音楽監督(2005-11)、ライプツィヒMDR響の首席指揮者(2012
年まで)、バスク国立管の首席指揮者(2014-2016)を務めるなど、華やかなキャリアを築いている。
2021年から、ハーグ・レジデンティ管の首席客演指揮者、インディアナポリス響の芸術顧問、オレゴン響の首席客演指揮者、台湾フィル(国家交響楽団NSO)の芸術顧問を務め、2022年には台湾フィルの第6代音楽監督に就任した。
日本ではN響のほか多くのオーケストラとの共演(新国立劇場含む)
やウィーン国立歌劇場などとの来日公演で更に活動の幅を拡げている。
台湾フィルハーモニック(國家交響樂團)
台湾フィルハーモニックは、1986年に設立された台湾の国立オーケストラとして名高い(台湾では「國家交響樂團National
Symphony Orchestra」の名称)。
アジア諸国の中でも、最も優れたオーケストラの一つとして評価されている。2014年にはナショナル・パフォーミング・アーツ・センターのレジデント・オーケストラ&
アーティスティック・アフィリエイツとなった。2008年から2010年までギュンター・ヘルビッヒが芸術アドヴァイザー兼首席客演指揮者をつとめ、2010年8月から欧米で高い評価を得ているリュウ・シャオチャが第5代音楽監督をつとめ黄金時代を創り上げた。
2021年からは準・メルクルが芸術顧問をつとめ、2022年より第6代音楽監督に就任、台湾の文化的豊かさと音楽教育の強化にさらに貢献している。
〈準・メルクル&台湾フィルハーモニック
公演情報〉
2023年5月6日(土)14:00開演 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
2023年5月8日(月)19:00開演 東京オペラシティ
コンサートホール
2023年5月11日(木)~14日(日)ばらのまち福山国際音楽祭2023
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のすたるぢあ(NOSTALGIA)
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神々の雄弁術 ~ ドニ・ゴーティエの音楽 |
佐藤豊彦(フランス式リュート) |
ドニ・ゴーティエ(1603-1672):
組曲Aメジャー
〔プレリュード、アルマンド「アンドロメダ」、クーラント「貞潔な浮気女」、
ジグ「アタランテ」、ロンド風シャコンヌ〕
組曲Dメジャー〔パヴァーヌ「献辞」、クーラント「ミネルウァ」、サラバンド、ジグ「賛辞」〕
組曲Fメジャー
〔アルマンド「雄弁家アポロン」、クーランド&ドゥブル、サラバンド「森のディアーナ」、カナリー〕
組曲Aマイナー
〔プレリュード、アルマンド「オルペウス」、クーラント「悩殺美人」、
サラバンド、ジグ「エコー」、友人ランクロの死への解答〕 |
佐藤豊彦 最後のソロ録音!ドニ・ゴーティエの音楽!
☆リュートの世界的巨匠佐藤豊彦、最後のソロ録音!
☆日本語解説付き!(解説:佐藤豊彦)
☆ギリシャ神話、ローマ神話など様々な神々が描かれたゴーティエのリュート曲集を弾く!
リュート界の第一人者であり、日本が誇る世界的巨匠佐藤豊彦が、自主レーベル「のすたるぢあ(Nostalgia)」からリリースする新録音。
佐藤豊彦が自身の最後のソロ録音となるアルバムに選んだのは、17世紀フランスのリュート奏者&作曲家、ドニ・ゴーティエ(1603-1672)の作品が収録された曲集『神々の雄弁術(La
Rhétorique des Dieux)』(「神々の修辞学」とも。一部は従兄のエネモン・ゴーティエ(1575-1651)の作と言われている曲もあり)からの音楽です。
ここで言う「神々」とはギリシャ神話やローマ神話に出てくる様々な神たちのことで、今回の収録作品でも、アンドロメダ、アタランテ、ミネルウァ(ミネルヴァ)、アポロン、ディアーナ、オルペウス(オルフェウス)、エコーなどの名前が登場します。
これまでもフランスのリュート音楽と日本の「禅」や「粋」、「侘び寂び」との共通点等を探りながら独自の境地を切り拓いてきた佐藤豊彦ですが、本作でも、ギリシャ・ローマ神話の神々と日本の八百万の神との共通点や、(一部の例外を除いて)一切装飾のない楽譜と禅の精神との関係等を感じながら、ドニ・ゴーティエの作品を紐解いてゆきます。
繰り返しのあるすべての舞曲では、1回目は装飾無しで演奏され、2回目は今までのように多彩な装飾が施されています。
※録音:2022年11月14日-17日、炎の博記念堂文化ホール(佐賀県有田町)
※使用楽器:ラウレンティウス・グライフ(1611)
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BR KLASSIK
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イストリアン・ラプソディ
デヤン・ラツィック(1977-):
イストリアの様式によるピアノ協奏曲 Op.
18(2014/2021)
1. I. Ouverture / 2. II. Intermezzo
/ 3. III. Cadenza ad libitum /
4. IV. Canone e Rondo (イストリア民謡による)
/ 5. V. Finale
ナトゥコ・デヴシッチ(1914-1997):イストリア組曲(1948)
6. I. Predigra / 7. II. Poskocnica /
8. III. Uspavanka / 9. IV. Finale
イヴァン・マテティッチ・ロンジロフ(1880-1960):
Istarska narodna himna イストリア民族賛歌
10. Version fur zwei Sopile 2つのソピラによる演奏
11. Version fur Chor 重唱と合唱による演奏
12. デヤン・ラツィック:Alterationen uber
die istrische Volkshymne
イストリア民族賛歌のオルタレーション
Op. 29(2022)...世界初録音 |
デヤン・ラツィック(ピアノ)...1-5
シュチェパン・ヴェチュコヴィッチ(ソピラ)...10
クロアチア・ラジオ・テレビ合唱団...11
トミスラフ・ファチニ(指揮)...11
ミュンヘン放送管弦楽団...1-9、12
イヴァン・レプシッチ(指揮)...1-9、12 |
録音:2022年11月14-18日 Munchen,BR, Studio
1(ドイツ)...1-9、12
2022年12月8日 Zagreb, Croatian Radio
and Television(HRT), Studio Bajsic(クロアチア)...11
2022年12月21日 Zagreb, Croatian Radio
and Television (HRT), Studio 1(クロアチア)...10
総収録時間:62分
【クロアチア生まれの音楽家たちによる母国の音楽文化へのオマージュ】
CHANNEL CLASSICSやONYXに多くの録音がある人気ピアニスト、デヤン・ラツィックと、ミュンヘン室内管弦楽団の首席指揮者イヴァン・レプシッチは1歳違いでともにクロアチアの生まれ。
このアルバムは、クロアチア西部のイストラ(イタリア名イストリア)半島の音楽文化に彼らが捧げるオマージュです。
イタリア、スロヴェニアと国境を接するイストラ半島は豊かな民俗音楽の宝庫で、五音音階の独特な使用、個性的な和声とリズムは、合唱や民族舞踏によって伝承されてきました。
ラツィックは早くから作曲にも取り組んでいて、このアルバム冒頭に収められた「イストリアの様式によるピアノ協奏曲」は5楽章から成る演奏時間36分余りの堂々たる作品。
エキゾチックなサウンドとピアノのヴィルトゥオジティを堪能できます。続く「イストリア組曲」はクロアチア音楽界の重鎮だったデヴシッチによる民俗音楽を素材とした作品。
バルトークを思わせる箇所もあれば異なる風合いもあり、興味深い音楽です。トラック10で使われているソピラはリードを持つ民族楽器で、その個性的な音色は地域のシンボルとされています。
最後を締めくくる「イストリア民族賛歌のオルタレーション」はイストリア民族賛歌の旋律を主題とした12の変奏曲。
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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES
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フランス・バロック声楽作品に描かれる女性たち
1. ジャン=バティスト・モラン(1677-1745):
Ouverture (L'Himen et l'Amour)
序曲(カンタート「結婚の神と恋の神」序曲より序奏部分)
2-8. ルイ・アントワーヌ・ドルネル(1680-1765):
Le tombeau de Clorinde, Cantate a une
voix et symphonie
独唱と合奏のためのカンタート「クロリンダの墓標」
9. ニコラ・ラコ・ド・グランヴァル(1676-1753):
J'ai languy sous vos dures lois (Airs
serieux et a boire)
あなたの容赦ない掟の数々により
(『真面目な歌、酒の歌』〔1709〕より)
10-15. ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
Plainte d'Armide (Ballet des amours deguises)
アルミードの嘆き(『姿を偽った恋人たちの舞踏劇』〔1664〕より)
16-19. エリザベート・ジャケ・ド・ラ・ゲル(1665-1729):
Cephale et Procris 抒情悲劇《セファルとプロクリス》より
16. Air des Atheniens アテネの人々のエール
17. Lieux ecrates (air de Procris)
プロクリスのエール「人里を離れて」
18. Les Rossignols (Air de l'Aurore)
暁の女神のエール「夜啼鶯たちは、夜明けとともに」
19. Bourree ブーレ
20. 作者不詳: Une fillette de quinze ans
(chanson bearnaise)
齢15の少女がひとり(南仏ベアルン地方の伝承歌)
21-28. ミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール(1667-1737):
La morte di Lucretia, Cantate a une voix
et Symphonie
独唱と合奏のためのカンタート「ルクレツィアの死」
29. 作者不詳: Nos esprits libres et contents
(Ballet de la Reine)
縛られず満たされた私たちの魂は(『女王の舞踏劇』〔1609〕より) |
ヴィクトワール・ビュネル(メゾ・ソプラノ)
アンナ・レイノルト(メゾ・ソプラノ)
ギレム・ヴォルムス(バス=バリトン)
アンサンブル・イル・カラヴァッジョ(古楽器使用)
ロクサナ・ラステガル、
ピエール=エリック・ニミロヴィチ(ヴァイオリン)
ロナルド・マルティン・アロンソ(バス・ド・ヴィオール〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
バンジャマン・ナルヴェ(テオルボ、バロックギター)
カミーユ・ドラフォルジュ(クラヴサン〔チェンバロ〕、指揮) |
録音: 2021年12月17-19日 ヴェルサイユ宮殿「マレンゴの間」
収録時間: 58分
【本場ヴェルサイユ発。イタリア風味のフランス音楽を通じて描かれる女性たち】
フランスの古楽シーン最前線をゆく若き俊才たちが、解像度の高いフランス・バロック解釈を聴かせてくれる声楽作品集。
フランス語の詩や台本の持ち味を最大限生かしながら、そこにイタリア由来の音楽様式を接ぎ木して生まれたルイ14世時代のフランス宮廷音楽様式。
そうしたルーツをふまえつつ、イタリア語の作品も交えてその魅力を探るプログラムが興味深く起伏に富んでおり、長めのカンタート(フランス式カンタータ)でも短い歌曲でも、演奏は深い味わいに満ちています。
歌い手は、ル・ポエム・アルモニークやレ・クリ・ド・パリなど一流アンサンブルに加わり着実に実績を上げてきたヴィクトワール・ビュネル、レザ―ル・フロリサンやピグマリオン、カペラ・メディテラネアなどの注目公演で存在感を発揮してきたアンナ・レイノルト、古楽に縛られない歌劇界での活躍も目立つギレム・ヴォルムスの3人。
さまざまなアンサンブルで活躍する古楽器奏者たちが集うアンサンブル・イル・カラヴァッジョも古楽器それぞれの音色をよく生かして声を支え、団体名の由来となった画家の作風にも通じるコントラスト鮮やかな解釈で耳を惹きつけてやみません。
選曲のテーマは「女主人公たち」。運命に翻弄されながら自らの人生を選び取ってゆく伝説上の女性たちから酒飲み男の恋慕の歌まで、描き出される女性像の多彩さも魅力の一つ。
作曲家たちそれぞれの個性がよく際立つ選曲にもなっており、フランス古楽を聴き深めてゆく上でも参考になる学びの多い1枚と言ってよいでしょう。
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DYNAMIC
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メルカダンテ:荘厳ミサ曲
1. Kyrie/2. Gloria/
3. Et in terra pax/4. Laudamus Te/
5. Gratias Basso cantante/
6. Domine Deus/7. Qui tollis/
8. Quoniam/9. Cum Sancto Spiritu/
10. Credo/11. Sanctus / Benedictus/
12. Agnus Dei
世界初録音 |
フランチェスコ・メーリ(テノール)
マッテオ・リッピ(テノール)
マリオ・カッシ(バッソ・カンタンテ...バリトン)
ニコラ・ウリヴィエーリ(バス・バリトン)
フランチェスコ・ビラガ(コールアングレ)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ファブリス
(ヴァイオリン)
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場
管弦楽団&合唱団
(合唱指揮:フランチェスコ・アリベルティ)
ファブリツィオ・カッライ(指揮) |
録音:2021年3月2-9日 カルロ・フェリーチェ劇場、ジェノヴァ(イタリア)
総収録時間:76分
【現代によみがえったメルカダンテの大作ミサ曲、初演の地ジェノヴァで世界初録音。】
ロッシーニとヴェルディを結ぶ世代のオペラ作曲家の中でも重要な存在だったメルカダンテ。
その晩年のミサ曲が150年余りを経て蘇りました。当CDの演奏時間76分が示すとおりの大作で、充実した書法は作曲家の円熟を示しています。
男声合唱と4人の男声ソリストのために書かれ、1868年1月19日にジェノヴァで初演されました。
その後は忘却の淵に沈んでいたものの、近年行われた同地のドラッツォ=ジュスティニアーニ資料館の調査で発見されました。
世界初録音の栄誉を担ったのはジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場、指揮者と花形のテノール・ソロ二人の生まれもジェノヴァです。
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夢想家と詩人 スクリャービン:前奏曲/練習曲
他
1. 幻想曲 ロ短調 Op. 28(1900)
2-3. 2つの即興曲 Op. 12(1895)
4-9. 6つの前奏曲 Op. 13(1895)
10. 練習曲 Op. 2 No. 1(1887)
11-22. 12の練習曲 Op. 8(1894)
23. 演奏会用アレグロ Op. 18(1896) |
ダニエラ・ローマ
(ピアノ...Steinway D 274) |
録音:2022年3月15-17日 Studio Griffa、ミラノ(イタリア)
総収録時間:64分
神秘主義者で、斬新な和声を駆使した前衛的な作品を書いたスクリャービンですが、若い頃はショパンの影響が感じられるロマンティックな作品を多く書いています。
このアルバムでは、そのような初期作品を中心に選曲。アルバム・タイトル通り、「夢想家にして詩人」としてのスクリャービンの世界へと誘います。
演奏はイタリア出身のダニエラ・ローマ。ヴィボ・ヴァレンティア音楽院で学んだ後、アムステルダムやザルツブルクで研鑽を積み、国際的なピアニストとして活躍しています。
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レオポリタ:復活祭のミサ曲 他(典礼音楽集)
1. 作者不詳(1570年頃):第2旋法によるファンタジア
2-4. レオポリタ:
2. [Introitus] de Commune Apostolorum:
Mihi autem nimis honorati sunt amici
tui Deus – Gloria Patri
3. [Introitus in festo Pentecostes]:
Spiritus Domini replevit orbem terrarum
– Gloria Patri
4. [Introitus in feria secunda infra
Octavam Pentecostes]:
Cibavit eos ex adipe frumenti Alleluia
5. シャモトゥウェのヴァツラフ(1524頃-1560頃):
[Introitus] in die Apostolorum Petri
et Pauli:
Nunc scio vere – Gloria Patri
6-7. レオポリタ:
6. Paduana [– Galliarda]* 7. Resurgente
Christo Domino
8.作者不詳(1580年頃):[Introitus in festo
Paschae]:
Resurrexi et adhuc tecum sum
9-10. レオポリタ
9. Missa Paschalis: Kyrie 10. Missa
Paschalis: Gloria
11. ジョヴァンニ・フランチェスコ・マッフォン(1539頃-1594頃):
ファンタジア ニ短調*
12. 作者不詳(1580年頃):
Prosa de Resurrectione D[omini] N[ostri]
J[esu] C[hristi]:
Victimae Paschali – Agnus redemit
oves – Dic nobis Maria –
Tropus ad placitum – Credendum
est magis
13. レオポリタ:Missa Paschalis: Credo
14. マッフォン:ファンタジア ト短調*
15-16. レオポリタ:
15. Missa Paschalis: Sanctus –
Benedictus
16. Missa Paschalis: Agnus Dei
*...世界初録音 |
マルチン・シェレスト(オルガン)
ヴロツワフ・バロック・アンサンブル
アンジェイ・コセンジャク(指揮) |
録音:2022年7月7-9日 Basilica of St Andrew
the Apostle in Olkusz(ポーランド)
総収録時間:59分
16世紀ポーランドの作曲家マルチン・レオポリタの貴重な宗教音楽集。
作曲家レオポリタに関する資料や記録は極めて少なく、その生涯には不明なことが多いのですが、現ウクライナのリヴィウ、当時はポーランド領ルヴフの生まれと推測されています。
現存する彼の作品はここに収められたものがすべてで、Missa
Paschalis(復活祭のミサ曲)は16世紀ポーランドで書かれたミサ曲の中で唯一完全な形で今に伝えられているものとして貴重です。
アンジェイ・コセンジャクとヴロツワフ・バロック・アンサンブルが2021年にリヴィウ、キーウ、ビリニュスに招待された時に、このミサ曲をプログラムに載せて好評を得たことから録音が実現しました。
彼らによる「ポーランドのバロック以前の作品集」の第12作となります。
極小編成の男声アンサンブル(カウン ターテナー2/テノール2/バス2)による清冽な歌唱は、時空を超えてウクライナ西部の歴史へと想いを誘うようです。
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MARCHVIVO
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ノクターン~ショパンとフィールドから離れて |
ホス・デ・ソラウン(ピアノ) |
1. フレッド・ハーシュ(1955-): 左手のためのノクターン
~『3つの性格的練習曲』
2. サミュエル・バーバー(1910–1981):ノクターン
(ジョン・フィールドへのオマージュ) Op. 33
3. チャールズ・トムリンソン・グリフィス(1884–1920):ノットゥルノ
Op. 6-2 ~『幻想小品集』
4. ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856–1909):
ノットゥルノ 変ト長調 Op. 70-1
5. オットリーノ・レスピーギ(1879–1936):ノットゥルノ
P 44-3 ~『ピアノのための6つの小品』
6. ガブリエル・フォーレ(1845–1924):ノクターン
第6番 変イ長調 Op. 63
7. フォーレ: ノクターン 第13番 ロ短調 Op.
119
8. ジョルジェ・エネスク(1881–1955):
カリヨン・ノクターン Op. 18-7~組曲第3番
『即興的小品集』
9. パンチョ・ヴラディゲロフ(1899–1978):
ノクターン Op. 59-4 ~『ノヴェレッテ』 |
録音: 2019年3月30日 フアン・マルク財団、マドリード (ライヴ/最終トラックの演奏後に拍手入り)
収録時間: 54分
【様々なノクターンを楽しむ一夜のライヴ】
ノクターン(夜想曲)といえば現代ではまずショパン、そしてその創始者と言われるフィールドが思い浮かぶところですが、このアルバムにはそのほかの様々な作曲家によるノクターンが収められています。
フォーレなどは比較的知られるところですが、レスピーギやバーバーといった作曲家の名前も見られるのが嬉しいところで、フランス、イタリア、アメリカ、ルーマニア、ブルガリアと、様々な国の音楽が聴ける点もたいへん魅力的。
いずれの作品もロマンティックなショパンと比べると、より「夜」の印象が強い静けさを感じさせるもので、中でも鐘を模したエネスクの作品は非常に興味深い響きとなっています。
演奏はGRAND PIANOでのエネスクのピアノ作品全集や、NAXOS、Ibs
CLASSICALでの録音でも高い評価を得ているスペインのピアニスト、ホス・デ・ソラウン。
それぞれの作品に深く寄り添った美しい演奏を聴かせています。フアン・マルク財団のオーディトリアムで行われた「Musica
en la noche 夜の音楽」というシリーズでのライヴ録音。
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OEHMS CLASSICS
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アルブレヒト(指揮)&シュターツカペレ・ワイマール
ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》
オーケストラ・パッション(フリーヘル編)
1. Einleitung 序
2. Isoldes Liebesverlangen イゾルデの愛への欲求
3. Nachtgesang 夜の歌
4. Vorspiel und Reigen 前奏曲と輪舞
5. Tristans Vision トリスタンの幻影
6. Das Wiedersehen 再会
7. Isoldes Liebestod イゾルデの愛の死 |
シュターツカペレ・ワイマール
ハンスイェルク・アルブレヒト(指揮) |
録音:2022年6月25日(ライヴ) Konzerthaus
Weimar(ドイツ)
総収録時間:58分
【オルガンによるブルックナー:交響曲全集の録音に取り組んでいるアルブレヒト、指揮者としてワーグナーの編曲を振る】
Oehmsレーベルでのオルガン録音で注目されているハンスイェルク・アルブレヒトは、指揮者としても活躍中。
ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団の芸術監督で、バーリ(イタリア)のペトルッツェッリ劇場の首席客演指揮者も務めています。
尊敬する音楽家として真っ先にストコフスキーを挙げるアルブレヒトは、大オーケストラのための編曲作品も好んでとり上げ、Oehmsにはマゼール編の
『言葉のない指環』 (OC1872) の録音がありました。
今回はワーグナーの楽劇《トリスタンとイゾルデ》の音楽の抜粋を、ヘンク・デ・フリーヘルが管弦楽用に編曲したものをとりあげています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
DIAPASON
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DIAP157
(2CD)
特別価格
¥1900
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ベルリオーズ:ファウストの劫罰 |
・ベルリオーズ:劇的物語《ファウストの劫罰》
リシャール・ヴェロー(ファウスト)、ミシェル・ルー(メフィストフェレス)、
コンスエロ・ルビオ(マルグリート)、ピエール・モレ(ブランデル)、
フランス国営放送児童合唱団、エリーザベト・ブラッスール合唱団、
コンセール・ラムルー管弦楽団、イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
※録音:1959年
《ファウストの劫罰》より
・メフィストフェレスの歌「やさしい蚤が一匹」(蚤の歌)
・メフィストフェレスのセレナード「家の前で」
ジェラール・スゼー(メフィストフェレス)、
パリ国立歌劇場管弦楽団&合唱団、アンドレ・クリュイタンス(指揮)
※録音:1959年
・交響曲《イタリアのハロルド》
ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)、ボストン交響楽団、シャルル・ミュンシュ(指揮)
※録音:1959年 |
ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第157集!マルケヴィチの《ファウストの劫罰》!
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン
~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第157巻として登場するのは、イーゴリ・マルケヴィチ指揮、劇的物語《ファウストの劫罰》と、シャルル・ミュンシュ指揮、交響曲《イタリアのハロルド》のカップリング。
《ファウストの劫罰》はマルケヴィチとコンセール・ラムルー管がその実力をフルに発揮し、今なお語り継がれる名盤として知られており、マルケヴィチの棒から生み出される豪快さと繊細さを併せ持つ名演をご堪能いただけます。
《イタリアのハロルド》では往年の名ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズがソリストとして登場。こちらも同曲の名盤のひとつとして名高くミュンシュとの息の合った名演を繰り広げています。
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<メジャー・レーベル>
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