≪第120号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2023/5/30~
6/2(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
KLARTHE
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「呪文」
(1)コープランド:市民のためのファンファーレ
(2)ガブリエリ:すべての民よ
(3)ガルツィア:カルナ女神
(4)アーレン:虹の彼方に*
(5) R.シュトラウス:
ウィーン・フィルハーモニーのためのファンファーレ
TrV 248
(6)トマジ:典礼風ファンファーレ
【I.受胎告知 / II.福音書 / III.黙示録
/ IV.聖金曜日の行列*】 |
ヴァンニーナ・サントーニ(ソプラノ)*
GECAブラス
ベンジャミン・ガルツィア(指揮) |
金管楽器の豪華サウンドを堪能、欧州のトップ・プレーヤーが集結した「GECAブラス」の新譜登場!ソプラノのサントーニを迎えた「虹の彼方に」も収録!
録音:2016年10月/サン=ルイ(フランス)/DDD、ディジパック仕様
1992年、フランスのミュルーズで結成されたGECAブラス(グラン・アンサンブル・ド・キュイヴル・ダルザス)、注目のCDが登場!
当団はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フランクフルト交響楽団、バーゼル交響楽団、フランス国立管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、モンテカルロ交響楽団等、欧州のトップ・プレーヤーが集結した名手揃い。
ブラスのレパートリーを拡げるべく、クラシックの編曲作品やマルク・モネ、アンソニー・プログなど現代作曲家の新作委嘱も積極的に行っている可変アンサンブルです。
当アルバムではコープランドの「市民のためのファンファーレ」、トマジの「典礼風ファンファーレ」、R.
シュトラウスの「ウィーン・フィルハーモニーのためのファンファーレ」などの重要レパートリー、当団の指揮者で作曲家ベンジャミン・ガルツィアの新作委嘱「カルナ女神」、そしてソプラノ歌手、ヴァンニーナ・サントーニを迎えた「虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボー)」を収録。
サントーニはフランソワ=グザヴィエ・ロト指揮、レ・シエクルのドビュッシーの『ペレアスとメリザンド』(KKC-6457
/ HMM-905352)のメリザンド役でも高い評価を得ております。充実のアルバムにご期待ください!

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CHOPIN UNIVERSITY PRESS
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フレデリック・ショパン音楽アカデミーの学生や
教師たちが一丸となって演奏したレクイエム
モーツァルト:レクイエム ニ短調 |
フレデリック・ショパン音楽
アカデミー合唱団&交響楽団
リシャルト・ジマク(指揮)
マウゴジャタ・ロデク(ソプラノ)
エルジュビエタ・ヴルブレフスカ(メゾ・ソプラノ)
イェジー・クネティク(テノール)
ヴォイチェフ・ジェルラフ(バス) |
学生や教師たちが、一丸となって演奏したレクイエム!
2005年の4月8日、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が亡くなった直後に収録されたモーツァルト:レクイエムのライヴ録音。
優れた指揮者、指導者であり、音楽院の院長も務めたリシャルト・ジマク教授の指揮による演奏で、このアルバムは2021年に亡くなった教授の没後1年に捧げられています。
ポーランド音楽界の傑出した人物であるジマク教授の指揮のもと、フレデリック・ショパン音楽アカデミーの学生や教師たちが一丸となって演奏したレクイエム。
善や美は悪に勝り、音楽は最も困難な瞬間を乗り切るのに役立つという彼らの信念を表す象徴的な1枚です。
※録音:2005年4月8日
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フロム・ニア・アンド・ファー
アンナ・イグナトヴィチ=グリンスカ(1968-):
アポトロペイオン(2020)*
ヨアンナ・ブルズドヴィチ=ティッテル(1943-2021):
ポーランドの道と十字路(2020)*、
サルヴァドール・ダリの展覧会の16の絵(2004)より
第1曲、第3曲、第7曲、第9曲、第13曲(2004)
エヴァ・セラフィン(1955-):
ラグナロクからの4つの絵(2020)*
*世界初録音 |
ヨアンナ・マクラキエヴィチ(ピアノ)
マリアンナ・ジョウナチ(フルート)
マレク・ブガイスキ(ヴィオラ) |
ポーランドのグルジョンツで開かれたピョートル・ヤノフスキ・フェスティバルから委嘱され、ピアニストのヨアンナ・マクラキエヴィチに捧げられたフルート、ヴィオラ、ピアノのための3つの三重奏曲を収録。
演奏には若手フルート奏者のマリアンナ・ジョウナチと、ノルウェーで活躍すヴィオラ奏者マレク・ブガイスキが参加しています。
ポーランドで育ち、教育を受けた3人の作曲家は、運命的に結びついた国々の文化的経験やポーランドの広大な遺産を利用すると同時に、世界中の作曲技法を用いて音楽外のさまざまなインスピレーションを参照しています。
※録音:2020年~2021年、ショパン音楽大学コンサートホール(ポーランド、ワルシャワ)
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ヴォイチェフ・ブワジェイチク(1981-):弦のための音楽
ストリング・セオリー(2017)
ストリングフォニー 1(2020)
ザ・シマー(2009)
ストリングフォニー 2(2020)
スピリッツ・オヴ・ザ・デッド(2015)
ストリングフォニー 3(2020)
エンジェルズ・オヴ・ピース(2018)
ストリングフォニー 4(2020)
ミュージック・オヴ・ストリングス(2015)
ストリングフォニー 4を除き世界初録音 |
ヴォイチェフ・ブワジェイチク
アンサンブル・ムジークファブリーク
ハッシュタグ・アンサンブルほか |
作曲家、サウンドエンジニア、ギタリストとして活躍するヴォイチェフ・ブワジェイチク(1981-)の「弦」をテーマにした作品集。
ブワジェイチクはピタゴラスのように弦の挙動を調べ、弦の長さを調整し、さまざまなものを用いて型にはまらない音の引き出し方を試し、マイクをできるだけ近くに置いて弦の音のニュアンスをすべて聞き取ることができるようにしています。
9つの作品の楽器編成は定番のものからチター、ヴァリハ、古筝、バラライカといった珍しいもの、また43微分音階で有名なハリー・パーチの楽器など、さまざまな弦楽器(撥弦、擦弦、打弦)が用いられており、さながら音響の実験室のようなものとなっています。
※録音:2016年、2018年、2020年
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カール・ホイヤー:オルガン・ソナタ集
オルガン・ソナタ ニ短調 Op.19
オルガン・ソナタ ハ短調 |
アンナ・プシビシュ(オルガン) |
ポーランド・ワルシャワの名オルガニスト、アンナ・プシビシュ(1992-)がカール・ホイヤー(1891-1936)の全オルガン作品を録音するシリーズの第2弾。
カール・ホイヤーはマックス・レーガーやカール・シュトラウベに師事したドイツのオルガニスト=作曲家で、1912年からはケムニッツの聖ヤコビ教会、1926年からはライプツィヒの聖ニコライ教会のオルガニストを務めました。
Op.19のニ短調ソナタ(1921年)はポスト・ロマン派的な作風で、ホイヤーの初期オルガン作品のひとつです。
一方その十数年後に書かれたハ短調ソナタ(1935年)は長短調のシステムを超えた表現主義的な傾向など、ホイヤーの作曲スタイルの変容を示しています。
※録音:2021年9月、ルーテル教会(ドイツ、ケムニッツ)
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UMFCCD143
¥2700→\2490
特集で紹介済み
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ニュー・ダブル・アコーディオン・コンチェルトズ
J.S.バッハ:
2台のハープシコード協奏曲 ハ短調 BWV
1060
2台のハープシコード協奏曲 ハ長調 BWV
1061
2台のハープシコード協奏曲 ハ短調 BWV
1062 |
デュオアコスフィア
〔グジェゴシュ・パルス(第1アコーディオン)、
アレナ・ブジニャーコヴァー(第2アコーディオン)〕
カペラ・クラコヴィエンシス弦楽五重奏団 |
国際的アコーディオン・デュオ、デュオアコスフィアのJ.S.バッハ!
国際的アコーディオン・デュオのデュオアコスフィアは、それぞれの国でアコーディオン奏者として傑出した地位を築いているポーランドのグジェゴシュ・パルスとスロヴァキアのアレナ・ブジニャーコヴァーの2人によって2011年に結成され、この編成では類を見ないほど世界各地で音楽祭への出演や多くのコンサートを開催し圧倒的な評価を得ています。
このアルバムではカペラ・クラコヴィエンシス弦楽五重奏団を迎えてJ.S.バッハの2台のハープシコード協奏曲をアコーディオンとピリオド楽器で演奏するとどうなるかという試みがなされており、アコーディオンの新たな可能性を感じさせてくれています。
※録音:2019年
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アコーディオン・アナトミー
オーレ・シュミット(1928-2010):トッカータ第1番
Op.24
トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト(1920-2000):
Bewegungen*
ペア・ノアゴー(b.1932):アナトミック・サファリ
ルンドクヴィスト:バラード**
アルネ・ノールヘイム(191-2010):恐竜
ヴァン・ホルンボー(1909-1996):ソナタ
Op.143a |
グジェゴシュ・パルス(アコーディオン)
アイリス弦楽四重奏団*
デュオアコスフィア** |
デュオアコスフィア(アコーディオン・デュオ)などで活躍し、ポーランドで傑出した地位を築いているアコーディオン奏者グジェゴシュ・パルスによる北欧の作曲家によるアコーディオン作品集。
デンマークのアコーディオン奏者モーゲンス・エレガードの活動により起こった「芸術的アコーディオン音楽の新しいライブラリを作る」というミッションによって作曲された作品の中からグジェゴシュ・パルス自身が選曲した作品が収録されています。
※録音:2017年10月
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イグナツィ・ザレフスキ:アコーディオン作品集
イグナツィ・ザレフスキ(b.1990):
Zly wg Tyrmanda
(アコーディオン、パーカッション弦楽オーケストラのための)
トッカータ(サクソフォンとアコーディオンのための)
リヴィウ狂詩曲とエピローグ
(ヴァイオリンとアコーディオンのための)
Fantazja-synopsis(3台のアコーディオンのための) |
クラウディウシュ・バラン(アコーディオン)、他 |
ポーランドの作曲家イグナツィ・ザレフスキによるアコーディオンのための作品集。
様々な編成の曲が収録されたこのアルバムには、リヴィウの戦前の文化への賛辞を表している《リヴィウ狂詩曲とエピローグ》や、国民的オペラの父スタニスワフ・モニューシュコを賛辞し歌劇《ハルカ》をモチーフにしている《Fantazja-synopsis》などを収録しています。
※録音:2019年11月&12月(ワルシャワ、ポーランド)
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Ars paschalis
ツェザリー・クンダ編曲:
Holy Cross Above All/Improperium Ⅰ/
ゲッセマネ/おお、我がイエス/
スターバト・マーテル・ドローローサ/
Cry Ye Angels/Improperium II/十字架上の主よ/
さらば、愛しい人よ/Our Sheperd Has Left
Us/
Goodnight Holy Head/Improperium III/
Let's Contemplate Today,Faith Christians |
エヴァ・バルバラ・ラファウコ(指揮)
ヤン・ボクシュチャニン(オルガン)
プロ・オペレ(声楽アンサンブル) |
ツェザリー・クンダ編曲による受難曲。メロディはヤン・シエドレツキが作曲した『教会歌集』から引用し、クンダがさまざまな作曲技法を駆使して一貫性を持たせながら過去へと聴衆を誘うこの作品は、神秘主義と宗教的な思索に満ちています。
また《Improperium》はポーランドのオルガン奏者マリアン・サヴァによるものでこの作品により深みを持たせています。
※録音:2006年&2017年
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DA VINCI CLASSICS
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フランシスコ・タレガ:ギター作品全集 Vol.1
フランシスコ・タレガ:
アラビア風奇想曲/ムーア人の踊り/アデリータ/
アルボラーダ/夢/ラ・カルタヘナ/
オダリスクの踊り/マリエッタ/グラン・ワルツ/
ゆりかご/マリア/ロシータ/パキート/
ペピータ/イザベル/メヌエット/タンゴ/
マズルカ ト長調/二人の幼い姉妹/
パヴァーナ/ワルツ/マラゲーニャ/ホタ |
ヴィンチェンツォ・サンドロ・ブランカッチョ(ギター) |
イタリアの実力派、サンドロ・ブランカッチョ、タレガの名作を奏でる!
イタリア、ナポリ出身のギタリスト、ヴィンチェンツォ・サンドロ・ブランカッチョによる、現代ギターのレパートリーの父、フランシスコ・タレガの作品全集がスタート。
第1巻では主に舞曲に焦点を当てており、このジャンルにおいて、タレガは多くの短い傑作を残しています。
マズルカ、ポルカ、ワルツのような東洋の舞曲については、ショパンとその細密な形式の扱いに触発され、「アラビア風奇想曲」、「ラ・カルタヘナ」、「ムーア人の踊り」などでは、スペイン人がアラブの文化や音楽様式に魅了されたことを示しています。これらの作品を通して、タレガの音楽の温かさ、情感、優雅さ、そして、洗練された音楽素材の扱いに魅了されることでしょう。
サンドロ・ブランカッチョは、2014年にはドイツ、コブレンツのライン州立フィルハーモニー管弦楽団との共演でロドリーゴのアランフェス協奏曲を演奏するなど、ヨーロッパを中心に世界各地へと活躍の場を広げているギタリスト。
すでに10を超える国際コンクールでの優勝、入賞歴を持つなど実績も十分です。
※録音:2022年8月(チーゴレ、イタリア)
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涙 ~ オーボエを伴う19世紀の音楽
シューベルト:歌曲集 《白鳥の歌》 より
セレナード D.957-4
シューマン:3つのロマンス Op.94
シューマン:歌曲集 《ミルテの花》 より
献呈 Op.25-1、くるみの木 Op.25-3
クララ・シューマン:6つの歌曲 Op.13
クライスラー:3つのウィーン古典舞曲集 より
《愛の悲しみ》
ロッシーニ:老年のいたずら より 《涙》
ムソルグスキー:涙 |
ファビオ・ドノフリオ(オーボエ)
ヴィンチェンツォ・カルーソ(ピアノ) |
シューベルトが最も愛した歌曲から、シューマンが妻へのクリスマスプレゼントとして書いたオーボエとピアノのための3つのロマンス、クライスラーの
《愛の悲しみ》、ムソルグスキーまで、「涙」をテーマとしたドイツ歌曲のレパートリーを、オーボエとピアノの二重奏で贈ります。
イタリア出身のオーボエ奏者、ファビオ・ドノフリオは、パオロ・ポラストリ、フランソワ・ルルーに師事。
ジュリーニ、シノーポリ、インバル、などの著名な指揮者の下、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ロンドンのバービカンホールを含むヨーロッパの主要なホールで演奏しています。
※録音:2023年1月&2021年7月(ナポリ、イタリア)
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忘れられた音 ~
バス・クラリネットとバセットホルンのための19世紀の音楽
メルカダンテ:アンティキアのエンマより
バス・クラリネットのための独奏
ダンツィ:
ピアノとバセットホルンのためのグランド・ソナタ
Op.62
フリードリヒ・ディーツ:
バス・クラリネットとピアノのためのロマンス
クリスティアン・ルンメル:
バセットホルンとピアノのための夜想曲
Op.87
アウグスト・クルークハルト:
バス・クラリネットとピアノのためのロマンス
ルンメル:アンダンテ・ヴァリエ:
バセットホルンとピアノのための主題と変奏-ポロネーズ
シャルル・コッホ:バセットホルンとピアノのためのボレロ
フランソワ・ラッセ:
バス・クラリネットとピアノのためのリート |
ステファノ・オンガロ(バス・クラリネット、バセットホルン)
クリスティアーノ・ザネッラート(ピアノ) |
バス・クラリネットとバセットホルンは、18世紀に初めて製作されましたが、現在の形になるまでに長い進化を遂げてきました。
本アルバムでは、古典派からロマン派にかけて発展したこれら2つのユニークな楽器、バス・クラリネットとバセットホルンの歴史を形作った最も重要な楽曲を取り上げた好企画。
演奏は、ユストゥス・フランツのフィルハーモニー・デア・ナツィオーネンなどで活躍した実力派、ステファノ・オンガロです。
※録音:チーゴレ、イタリア
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Soffio Elettrico ~ フルートとエレクトロニクスのための作品集
ドビュッシー - ワルテル・プラティ:
SYSDEBU RECOMPOSED
シルヴァーノ・ブッソッティ:三人の大天使
ニコラ・サーニ:フルート・ファタール
ロスコー・ミッチェル:薔薇の花札
ワルテル・プラティ:
GRANI DI RICORDI NEL TEMPO...
プラティ- トロヴァルシ:インプロヴィッソ
Ⅰ |
ジャンニ・トロヴァルシ(フルート、バス・フルート、ピッコロ)
ワルテル・プラティ(エレクトロニクス) |
フルート奏者、パフォーマーとして活躍するジャンニ・トロヴァルシと、作曲家、電子演奏家としてのキャリアを築いてきたワルテル・プラティが現代音楽とエレクトロニクスに対する多様な見方を見事に例証。
※録音:2022年10月(ミラノ、イタリア)
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LAWO
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ヨハン・クヴァンダール:弦楽四重奏曲全集
ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):
弦楽四重奏のためのフーガ(1946)
弦楽四重奏曲第1番 Op.11(1946)
弦楽四重奏曲第2番 Op.27(1966)
2つのノルウェー舞曲 Op.44(1976)
(弦楽四重奏のための)〔ハリング、スプリングダンス〕
弦楽四重奏曲第3番 Op.60(1983) |
エンゲゴール四重奏団
〔アルヴィド・エンゲゴール
(第1ヴァイオリン)、
ドロテー・アッペルハンス
(第2ヴァイオリン)、
ジュリエット・ジョプリング(ヴィオラ)、
ヤン・クレメンス・カールセン(チェロ)〕 |
20世紀のノルウェーを象徴する作曲家、ヨハン・クヴァンダールの弦楽四重奏曲全集!
ヨハン・クヴァンダールは、20世紀ノルウェーでもっとも重要な、演奏機会のもっとも多い作曲家のひとりです。
作曲家であるダーヴィド・モンラード・ヨハンセンの子に生まれ、ゲイル・トヴェイト(ガイル・トヴァイト)とナディア・ブーランジェたちに学びました。
ノルウェーのナショナル・ロマンティシズムと民俗音楽を基本にブーランジェの影響による新しい音楽語法を取り入れ、「ナショナルとインターナショナル」の両面をもつと言われる自身のスタイルを追求していきました。
協奏曲と交響曲などの管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲とオルガン曲、歌曲と合唱曲と、あらゆるジャンルに優れた作品を残しました。
エンゲゴール四重奏団によるこのアルバムでは、クヴァンダールが弦楽四重奏のために作曲した作品の全曲が初めてまとめて演奏されます。
ネオバロックのポリフォニーによる抒情的な《フーガ》。ハイドン風の音風景を「ソナタ形式」「変奏曲」「スケルツォ」「終曲」のネオクラシカルな音楽にした《弦楽四重奏曲第1番》。最初の〈プロローグ〉と最後の〈エピローグ〉を「lugubre(悲痛な)」と指定し、4楽章の全曲を通じて陰惨な気分の《弦楽四重奏曲第2番》。
第1番のネオクラシカルなスタイルを穏やかにした、クヴァンダールの後期の作風を象徴する《弦楽四重奏曲第3番》。
また《2つのノルウェー舞曲》は、「ハリング」と「スプリングダンス(スプリンガル)」という伝統の舞曲をグリーグに倣いながらも独自の手法で新しい芸術に再生した作品です。
※録音:2021年3月15日-17日、グロルード教会(オスロ)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz
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トリオ・ブラクス
シェル・ハッベスタ(b.1955):花三種 Op.97
(ヴィオラ、テナー・サクソフォンとピアノのための)
〔サキシフラガ・スクアローサ、
ヴィオラ・コルヌタ、タイリンキバナジギタリス〕
ホーヴァル・ルン(b.1970):カササギと私
ヘルゲ・イーベルグ(b.1954):馬泥棒に出かける〔針、乗馬〕
パウル・ヒンデミット:
ヴィオラ、テナー・サクソフォンと
ピアノのための三重奏曲 Op.47(1928) |
トリオ・ブラクス
〔ユリア・ネーヘル(ヴィオラ)、
オーラ・アスダール・ロッコネス
(テナー・サクソフォン)、
セルゲイ・オサドチュク(ピアノ)〕 |
トリオ・ブラクスは、ノルウェー北部のトロムソを拠点とする2015年結成のアンサンブル。
フライブルクでヴォルフラム・クリスト、ケルンでアントワン・タメスティに学び、トロンハイム交響楽団の首席ヴィオラ奏者を務めるドイツのユリア・ネーヘル(b.1983)、クラシカルとジャズの両方の分野でサクソフォン奏者として活動し、『ノルウェーのサクソフォーン』(LWC1162)をリリースしたオーラ・アスダール・ロッコネス(b.1983)、ロシア出身、トロムソ大学の音楽アカデミーで教授を務めるセルゲイ・オサドチュク(b.1957)というメンバーで、現代ノルウェーの作曲家たちとコラボレーションを行い、「新しい音と音楽風景」を開拓する活動を行っています。
トリオとしてのデビュー・アルバムとなる今作。シェル・ハッベスタの《花三種》は、プーシキンの『預言者』がロシア、ニーチェの『日は沈む』がドイツ、アンドレ・ビェルケの『歌う大地』がノルウェーと、メンバーの国籍で選んだ詩を背景とする作品です。
ホーヴァル・ルンの《カササギと私》は、鳥の群れとの不愉快な出逢いが出発点になった作品、ヘルゲ・イーベルグの《馬泥棒に出かける》は、ペール・ペッテションの有名小説の書名からインスピレーションを得たといいます。
ヒンデミットの《ヴィオラ、ヘッケルフォーン(またはテナー・サクソフォン)とピアノのための三重奏曲》は、彼がさまざまな楽器の組み合わせのために書いた作品のうちひとつです。
※録音:2021年2月22日-25日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz
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PRIMA FACIE
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イン・ドリームス・プロジェクションズ... |
ダンカン・ハニーボーン(ピアノ) |
サディ・ハリソン(b.1965):イチイの木の場所からのポートレイト(2020)
セシリア・マクドウォール(b.1951):海外からのノート(2021)
ハリソン:.on a name(2017)
アンドルー・ダウンズ(b.1950):Une Promenade
Op.114a(2020)
ルース・バレット(b.1976):雪景色の絵(1993)
ジェニー・ピノック(b.1987):音楽的距離感(2020)
リチャード・フランシス(b.1946): Dirge
for our troubles times(2020)
リチャード・パンチェフ(b.1959):''...thus
in silence, in dreams' projections...'' |
ハニーボーンのために作られた、ピアノ作品集!
イギリスのピアニスト、ダンカン・ハニーボーンのために様々な作曲家によって書かれた作品集。
ハニーボーンはこれまでに70以上もの新作を初演してきています。
彼は、イギリス、アイルランド、ヨーロッパを中心にツアーを行い、ラジオでの演奏活動も行っています。
「同時代を生きる作曲家の作品を演奏出来ることは、私のキャリアの中で大きな喜びであり、特権のひとつです。
ほとんどの作品は最近のものですが、このコレクションを締めくくるのは、現在イギリスで最も成功し、テレビと映画のための作曲家として人気のあるルース・バレットによる印象派の小品『雪景色の絵』です。
これは私が初めて行った初演で、この作品にはずっと愛着を持っています」と語っています。
※録音:2020年-2022年
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PFCD196
(2CD)
特別価格
¥3900
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デュルフレ:レクイエム
デュルフレ:レクイエム
ジョナサン・ダヴ:《ミサ・ブレヴィス》より
グローリア、天上の宝物、七つの星を創る主を求めよ
イヴ・カスタニェ:ミサ・サルヴェ・レジーナ |
オックスフォード大学リンカーン・カレッジ合唱団 |
オックスフォード大学リンカーン・カレッジ合唱団が教会音楽の難曲をCD2枚組で収録をしました。
パンデミックによって合唱団の活動が壊滅的になったことにより、ある目標を掲げる意味でもこの録音は行われました。
レパートリーもデュルフレの《レクイエム》をメインとして、カップリングに現代作曲家の作品を選ぶことにより、未来への希望を持たせてくれるものになっています。
※録音:2022年6月29日-7月1日
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ゴドフリー:ナイチンゲールとバラ
ゴドフリー:
ナイチンゲールとバラ
(コンプリート・デモ・レコーディング)/
スフィンクス/ヒムヌス・ミスティクス |
ヴォランテ・オペラ |
ポール・コーフィールド・ゴドフリーによって作曲された《ナイチンゲールとバラ》はアイルランド出身の詩人であり劇作家オスカー・ワイルドの作品に基づいて1976年に作られました。
テキストはワイルドの原作がそのままが使われており、ウェールズ・ナショナル・オペラのソリストが参加した今回のアルバムは、批評家から高い評価を受けています。
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STRADIVARIUS
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「私は愛の炎を感じる」~14世紀イタリアの騎士道音楽と宮廷音楽
作者不詳:美しい城から/ステファーニ:私は早朝の祈祷を聞いた/
作者不詳:鳥たちが歌う時/ランディーニ:ほらここにも春が/
作者不詳:淡水で魚を釣って/作者不詳:海岸で/
作者不詳:私は洗濯できない/
バルトリーノ・ダ・パドヴァ:緑の森の方へ/作者不詳:白い服で/
ロレンツォ・ダ・フィレンツェ:私は愛の炎を感じる/
ランディーニ:金色の編み髪/
作者不詳:あまりにも誠実な/作者不詳:美しいグラナタ/
作者不詳:愛の神が私をフランチェスカに歌わせる/
作者不詳:サルタレッロ4/ランディーニ:美しいアンジェリカ/
エジディウス・デ・フランチャ:たくさんの報いを/
ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ:私を愛する人を私は愛する
ほか全21曲 |
イ・トロバドレス:
【ニコラ・ディ・フィリッポ(歌)
ニコラス・イレス(歌)
ルイージ・ヴェストゥート
(歌,中世リュート,ゴシック・ハープ)
マティルデ・ベッケリーニ
(ヴィエラ,リベカ)
ロクサーナ・エレナ・ブルノーリ
(サルテリオ,打楽器)
アジア・マルトッチャ
(リコーダー,中世フルート)
リッカルド・ベルナルディーニ
(リコーダー,チェンナメッラ)
ルカ・オッターヴィ
(リコーダー,チェンナメッラ,ピヴァ)】
ジョルダーノ・ファリーナ(リュート,歌)
サブリナ・アルンニ(歌)
イェンニエ・サバティ(歌) |
録音:2011年 [64'20]
イタリアの中世音楽団体、イ・トロバドレスのおそらくデビューCD、14世紀イタリアの音楽。
イ・トロバドレスは2017年結成の新しい団体で、アッシジを拠点に活動している。
中世音楽の復興はオランダやフランスで盛んだが、イタリア人たちかつ若者が中心ということで、感性が瑞々しく思われる。
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フランチェスコ・チュルロ(b.1987):作品集
(1)「アブストラクション・トゥ・ザ・ポイント・オブ」(2020)
~オーボエとアンサンブルのための
(2)「レボス・ロボス」(2018/2019)
~ソプラノ、バリトンと4楽器のための
(3)「灰色の海岸」(2015)~6楽器のための
(4)「息切れ」(2017)~5楽器のための
(5)「対流圏の大気」(2016/2019)~ソプラノと8楽器のための
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ラウラ・カトラーニ(Sop)
アンナ・ピローリ(Sop)
パオロ・レオナルディ(Bar)
ルカ・アヴァンティ(Ob)
ディヴェルティメント・アンサンブル
(2)(5)サンドロ・ゴルリ(指揮)
(3)(4)マウロ・ボニファチオ(指揮)
(1)シャルル=エリック・フォンテーヌ(指揮) |
録音:2020年1月27日、10月25日、2021年5月18日、2022年3月24日 [60:31]
フランチェスコ・チュルロはジョルジオ・コロンボ、マルコ・ストロッパに学んだ若手作曲家。
ディヴェルティメント・アンサンブルやアンサンブル・アンテルコンタンポランのために度々作品を提供している。
彼の作風を一言で表すのは難しいが、短い音形、モティーフ、声楽作品の場合は言葉の断片を多層的に繰り返してパッチワークのようなテクスチュアを作り出す。
その作り方がいかにもイタリア人らしいといおうか、ラテン気質といおうか、ホアン・ミロの絵のように色彩的で時にユーモラスな遊び心溢れる音の身振りを作り出し聴き手を惹きこむ。
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「モデルン・アンティコ」~新旧オルガン作品集
ヘンデル(フォルリヴェジ編):神々しい光の永遠の源よ
フォルリヴェジ(b.1971):楽園の道
ギロー・ド・ボルネイユ(フォルリヴェジ編):栄光の王
モンセラートの朱い本(フォルリヴェジ編):山の上で輝く星よ
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(フォルリヴェジ編):
おおなんと驚くべき予見が
モンテカッシーノ写本871N(フォルリヴェジ編):
僕たちが大きく開いた声帯であなたの奇蹟を歌うために
(聖ヨハネ賛歌)
バンキエーリ(フォルリヴェジ編):戦い
フレスコバルディ:聖母のミサの開始前のトッカータ
モンテヴェルディ(フォルリヴェジ編):サルヴェ・レジーナ
ヴァヴィロフ(1925-73)(フォルリヴェジ編):アヴェ・マリア |
カルロ・フォルリヴェジ(オルガン)
サイラ・フランク(ソプラノ)
アンドレイナ・ザッティ(アルト)
ルイージ・ザルディ(トランペット,フリューゲルホルン)
ミロロ・ヴァニーニ(トランペット)
ジョシュア・ワイトマン(トロンボーン) |
[53'31]
イタリアのオルガン奏者、カルロ・フォルリヴェジが新旧の様々な曲をオルガンで演奏したもの。
10曲のために演奏場所が異なる。イタリア、イモラのサン・ジャコモ・マッジョレ・デル・カルミネ教会、同じくサント・スピリト教会、同じくエンリコ・ロッソ・スタジオ、同じく司教区博物館、サヴィニャーノ・スル・ルビコーネのスッフラージョ教会、そして日本の山梨県のキングズウェルホールも1曲。
時代も様々な曲を組み合わせ、曲によって歌や楽器を加えて、変化に富んでいる。本人の解説の日本語訳付き。
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「ロマンシーリョ」~スペインのギター作品集
ソル:練習曲 Op.35-18
アントニオ・ホセ:ギターのためのソナタ
アントニオ・ホセ:小ロマンス
リョベート:スケルツォ=ヴァルス
リョベート:5つの前奏曲
リョベート:カタルーニャ民謡(6曲)
R.サインス・デ・ラ・マーサ:神の境界(全5曲) |
レオナルド・ロスパッルーティ(ギター)
ウンベルト・カファーニャ(ギター)
マウーロ・スクイッランテ(マンドリン)
プーリア・マンドリン・アッカデミア・オーケストラ |
録音:2022年5月14,15日 イタリア バーリ、62'39
イタリアの中堅のクラシック・ギター奏者、レオナルド・ロスパッルーティによるスペインのギター曲集。
フェルナンド・ソルを除くといずれも近代の人たち。
近年名曲として人気が上昇しながらも録音の少ないレヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサの「神の境界」全5曲が収録されているのがありがたい。
レオナルド・ロスパッルーティはバーリ音楽院でセゴヴィアの弟子、リンダ・カルソラートに学んだ。マンドリン奏者としてまた指揮者としても活躍している。
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オーギュスタン・ブロー(b.1994):作品集
(1)コントレショーク(2018)~
フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
(2)リニエ(2021)~ヴァイオリンのための
(3)阻止(2021)~
フルート、クラリネット、サクソフォン、
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための
(4)斬り込み(2018)~ピアノのための
(5)逃亡と沈黙の間(2018)~チェロとサクソフォンのための
(6)逆光(2021)~フルート、チェロとピアノのための |
アンサンブル・アルテルナンス |
録音:2022年3月スタジオ・セクエンツァ(モントルイユ)
オーギュスタン・ブローは当初、打楽器を学び、作曲は独学だったが、後にIRCAMでミカエル・レヴィナスほかに師事したフランスの若手作曲家。
音楽と視覚芸術との連携に関心があり、作品はクラング・フォルム・ウィーンやアンサンブル・アンテルコンタンポランで度々取り上げられている。
作品はIRCAMでの研鑽の成果もあってか、色彩、密度、テクスチュアの変化に関心が向けられ、楽器の特殊奏法も多用されて、さながらカンディンスキーの即興画のような色彩感と自由なフォルムを想起させる。
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ミルコ・デ・ステファーニ(b.1959):
パウル・ツェランの詩による7つの歌曲
【ひとつのエデン/月日がたつと/
何か言って下さい/両手いっぱいに/
エジプトにて/アッシジ/花咲く】
※全曲世界初録音 |
ラウラ・カトラーニ(Sop)
アルド・オルヴィエト(Pf) |
録音:2022年2月15-16日ファツィオーリ・ホール
[35:49]
旧ルーマニア領(それ以前はオーストリア領だったが、現在はウクライナ領)出身のドイツ系ユダヤ人で20世紀を代表する詩人パウル・ツェラン(1920-70)の詩に曲をつけた歌曲集。彼の詩はシュールレアリズムやカフカの影響を受けているとされ、多くの現代の作曲家に霊感を与え続けている。
ディ・ステファーニの作曲は現代曲というより、近代フランス音楽(歌詞はドイツ語であるが)を思わせる抒情に溢れており、そのリリシズムは21世紀において貴重である。
近代歌曲ファンは一聴の価値ありのアルバム。
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アレッサンドロ・ミリア(b.1981):作品集
(1)ソナッツォス~打楽器のための
(2)ソナタ~ピアノのための
(3)視野狭窄~プリペアド・ギターのための
(4)一時間に一息~バス・クラリネットのための
(5)イコロ・ウノ~コントラバスのための
(6)イコロ・デュー~コントラバスのための |
フェデリコ・トラモンターナ(Perc)
アンナ・デリーコ(Pf)
ルーベン・マッティア・サントルーサ(G)
ベンジャミン・マネイロール(バスCl)
エミリアーノ・アマドーリ(CB) |
録音:2022年4月16日、2022年2月15日、2022年3月28日、2022年1月2日、2022年4月24日 [65:07]
イタリアの若手アレッサンドロ・ミリアはホセ・マヌエル・ロペス、サルバトーレ・シャリーノらに作曲を師事、その後、音楽学で学士号を取得している。
彼の作品はヨーロッパを中心に多くの演奏家、アンサンブルによって演奏されている。彼の様式は数少ない素材を使い、沈黙と音の余韻を聴き込むといった趣きを呈しており、ウェーベルンもしくはシェルシの影響を受けていると云えるかもしれない。
ウェーベルン、シェルシ、モートン・フェルドマンが好きな人にお薦め。
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エドアルド・ダドーネ(b.1992):作品集
(1)「シネ・ソーレ・シレオ」(2021)
~レオナルド・デ・サンティスの台本による
声と楽器のためのラジオ・ドラマ
(2)「門:詮索する動物(切り傷II)」(2020/21)~
ソプラノ、ヴィオラと6奏者のための
(3)「切り傷」(2018)~ヴィオラのための
(4)「三連祭壇画」(2020)~ギターのための
(5)「クランピング・エクササイズ」(2019)
~アンサンブルのための |
サンドロ・ゴルリ(指揮)
ディヴェルティメント・アンサンブル
フェシリア・ブルゾーニ(Sop)
マリア・エレオノーラ・カミナーダ(Sop)
パオロ・レオナルディ(Bar)
ダニロ・パストーレ(Contore Tenor)
ジョヴァンニ・マルティネッリ(Gtr)
ダニエーリ・ヴァラブレーガ(Va)
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録音:2021年3-6月
エドアルド・ダドーネはイタリア、ピエモンテ州クネオ出身の若手作曲家で当初ギターを学び、後にクネオ音楽院で作曲を修めた。
おそらくこのディスクは彼にとっては初めてのまとまった作品集と思われる。
冒頭の「シネ・ソーレ・シレオ」はきちんとした台本が存在するラジオ・ドラマという体裁をとっているが、言葉は完全に解体され、発声は楽器の特殊奏法に交じって分解され、おそらくはネイティブのイタリア人でさえ、その物語は理解不能に違いない。
声とアコースティック楽器によるミュージック・コンクレートといってよい激しい様相を呈している。
その他、ヴィオラのための「切り傷」やギターのための「三連祭壇画」なども破壊的なエネルギー(ギターはおそらく特殊な調弦をしていると思われる)に溢れており、ノイズ系現代音楽の好きな人は気に入ること間違いなし。
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<メジャー・レーベル>

6/1(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENT
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バロック・フルートの名手フランク・トインス&レ・ビュッファルダン
クヴァンツ:フルート協奏曲集
協奏曲 ト短調 QV 5:196
協奏曲 ニ短調 QV 5:86
協奏曲 イ短調 QV 5:236
協奏曲 ト長調 QV 5:173 |
フランク・トインス(フラウト・トラヴェルソ)
レ・ビュッファルダン |
サン・スーシ宮に響く典雅な響き・・・トインスによるクヴァンツのフルート協奏曲集
録音:2011年10月/アントワープ、AMUZ/58'42''
2012年に発売された同内容のCD(ACC-24258、廃盤)の再発売です。
バロック・フルートの名手フランク・トインス&レ・ビュッファルダンによるクヴァンツのフルート協奏曲集。
2012年に生誕300周年を迎えたフリードリヒ2世のフルートの師であったことから、近年再注目の動きが熱いクヴァンツ。
彼の作品は随所に散りばめられたロココ調の典雅な装飾が美しく、技巧性に富んだ旋律の数々には聴き応えがあります。
本アルバムでは、比較的多く演奏される協奏曲ト長調(QV
5:174)ではなく、むしろト長調(QV 5:173)を収録していることに注目。
近年知名度が上がったとはいえ、クヴァンツの作品のみを収録したアルバムはまだまだ少なく、希少な名盤といえましょう。
フランク・トインスはクイケンにバロック・フルートを学び、アニマ・エテルナ、ラ・プティット・バンドのメンバーとしても活躍する名手。
レ・ビュッファルダンは、トインスが創設したバロック・アンサンブル団体。ドイツのフルート・ソナタ集(ACC-24194)に引き続き、今回もドイツ・バロックに焦点を当てた新譜となります。
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ACCENTUS MUSIC
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トリオ・アゴラによるタンゴの歴史と発展を追った1枚
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
ストラヴィンスキー:タンゴ
アントニオ・ラウロ:
ベネズエラ・ワルツより「ナタリア、ワルツ・クリオロ」
ラヴェル:ハバネラ形式の小品(ヴォカリーズ)
ディ・マルティーノ:モンテロザーノ・マズルカ
リシャール・ガリアーノ :マルゴーのワルツ
エルネスト・レクオーナ:ラ・コンパルサ
作者不詳:聖パスカリス・バイロン
ロセンド・メンディサーバル:エル・エントレリアーノ
ガルデル:想いの届く日
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集~ガウチョの踊り
ジョエル・ホフマン:
フォックストロット~ロミオ・ジュリエット・ホテル・タンゴ |
トリオ・アゴラ
ジルヴィナス・ブラザウスカス(クラリネット)
ナターニア・ホフマン(チェロ)
ロベルタス・ロジンスキス(ピアノ) |
気鋭のアンサンブル、トリオ・アゴラによるタンゴの歴史と発展を追った1枚
録音:2022年12月、リトアニア、Studio Residence
Paliesius/71' 05
クラリネット、チェロ、ピアノの3人で構成された若手トリオ「トリオ・アゴラ」。
2018年にはデュッセルドルフで開催された室内楽コンクールで一位に輝き、その後はヨーロッパ各地でコンサートを行い、さらには新作委嘱作品の初演など意欲的に活動しています。
本アルバムは、タンゴのルーツとなった音楽やヨーロッパ、南米、アフリカなど世界各地の様々な音楽などを取りあげ、タンゴの歴史と発展を1枚のアルバムで追った内容となっています。
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EURO ARTS
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ヨーヨー・クリステン(ピアノ)
バックは阪哲朗&レーゲンスブルク・フィル
VIVUM~ガーシュウィン、フンメル、シューベルト
ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
(ヨーヨー・クリステンによるピアノ・ソロ編曲版)
フランツ・フンメル(1939-):
ピアノ協奏曲第2番「戦争と平和」
(第3 楽章:ヨーヨー・クリステン作曲)
シューベルト:4つの即興曲Op.90,D899 |
ヨーヨー・クリステン(ピアノ)
阪哲朗(指揮)
レーゲンスブルク・フィルハーモニック |
神童として話題となったドイツのピアニスト、ヨーヨー・クリステン、阪哲朗指揮レーゲンスブルク・フィルで初演されたフランツ・フンメルのピアノ協奏曲第2番を収録!
録音:2018年10月9日、ノイトラウブリング(ガーシュウィン、シューベルト) 2016年6月6日、レーゲンスブルク劇場、ライヴ(フンメル)/71分
1996年生まれのピアニスト、ヨーヨー・クリステン。4
歳からピアノをはじめ、6歳から作曲を行い、8歳でコンサートに出演するなど、幼少期からその才能を発揮。
2010年には日独交流150周年の記念行事の一貫として行われた演奏会に出演するために来日しています。TYXARTレーベルからも5
枚のCDをリリースし、すでにベテラン・ピアニストとして活躍を続けています。
今回は、ドイツの現代作曲家フランツ・フンメル(1939-)のピアノ協奏曲第2
番「戦争と平和」を中心とした内容。
クリステンは幼いころからフランツ・フンメルにピアノを師事しており、今回はクリステンが第3
楽章を作曲した共作。
本盤には2016年阪哲朗の指揮でレーゲンスブルク・フィルハーモニックにより初演された際のライヴ録音が収録されています。
カップリングには、クリステン編曲によるピアノ・ソロ版という個性的なガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」と躍動的で流麗なシューベルトの4つの即興曲が収められています。
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HORTUS
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沈黙の歌
ポール・アルマ(1905-1987):
(1)5つのスケッチ Op.117
(2)ソナタ・ダ・バッロ Op.71
(3)3つの碑文 Op.115
(4)歌曲集「沈黙の歌」
(5)ハン・コーリー Op.28
(6)ピアノ・ソナタ第1番
(7)ピアノ・ソナタ第2番 |
アンヌ=リス・ポルクロペク(メゾ・ソプラノ)(4)(5)
トマ・タケ(ピアノ) |
多才な音楽家ポール・アルマのピアノ曲と声楽曲
録音:2022年/ステファン・ポレロ講堂、ヴィルティエリー(フランス)/DDD、ディジパック仕様、73'53
ピアニスト、合唱指揮者、音楽学者、民俗音楽研究家、作曲家など多才な顔を持つポール・アルマ(1905-1987)のピアノ曲と声楽曲集。
ブダペストに生まれたアルマは1920年から1924年までリスト音楽院でバルトークに師事。その後、欧米でピアニストとしてリサイタル・ツアーを成功させています。
1933年にはパリに移住し、作曲家、演奏家として活躍しました。
作風はモダニズムな傾向を持ちながらも民謡の編曲、映画音楽など様々なジャンルに作品を残しています。
当アルバム収録の「沈黙の歌」は世界初録音でジャン・カスー(1897-1986)、ポール・クローデル(1868-1955)、ポール・エリュアール(1895-1952)ら、19世紀後半から20世紀に活躍したフランスの作家、詩人の詩にアルマ独特の旋律を付けた歌曲集です。
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「イスラメイ」
(1)グリンカ(バラキレフ編):ひばり
バラキレフ:
(2)東洋風幻想曲「イスラメイ」Op.18
(3)園にて 変ニ長調(牧歌的練習曲)
(4)マズルカ第3番 ロ短調
(5)ロマンス
(6)ワルツ第2番 ヘ短調
(7)スケルツォ第3番 嬰へ長調
(8)子守歌 変ニ長調
(9)幻想小曲集
(10)ユモレスク ニ長調
(11)紡ぎ女 |
カテリーヌ・ニキティーヌ(ピアノ) |
超絶技巧曲「イスラメイ」も収録!カテリーヌ・ニキティーヌがバラキレフで堂々のソロ・デビュー!
録音:2022年/フランス/DDD、ディジパック仕様、62'12
フランスの名手カテリーヌ・ニキティーヌが「イスラメイ」で有名なバラキレフの作品で堂々のソロ・デビューです!
ニキティーヌはソリストとして活躍する一方、オルガニスト、ヴェラ・ニキティーヌとの姉妹デュオとしてムソルグスキーの「展覧会の絵」とチャイコフスキーの「眠れる森の美女」組曲を収めたアルバム『おとぎ話』(HORTUS-554)をリリースしております。
「イスラメイ」はカフカスのカバルディノおよびアドイゲイ地方の非常に速いテンポの民族舞曲で超難曲として知られます。華麗に奏でるニキティーヌの技量にも驚きのアルバムが完成しました。
ピアノはステファン・ポレロ製作の楽器を使用。一音一音粒立ちのはっきりとした音色が魅力です。
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LA DOLCE VOLTA
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ダヴィド・グリマル&イタマール・ゴラン
プーランク/ストラヴィンスキー/プロコフィエフ
・プーランク(1899-1963):ヴァイオリン・ソナタ
・ストラヴィンスキー(1882-1971):
ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティメント
・プロコフィエフ(1891-1953):
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 op.80 |
ダヴィド・グリマル
(ヴァイオリン/
1710年製ストラディヴァリウス)
イタマール・ゴラン(ピアノ) |
グリマル&ゴランによるプーランク、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ
録音:2022年6月28日-7月2日/リエージュ・フィルハーモニー・ホール(ベルギー)/輸入盤、日本語帯・解説付
指揮者を置かないオーケストラ「レ・ディソナンス」を設立し、フランスを中心に信念のある活動を展開しているヴァイオリン奏者、グリマルの新録音は、戦時中に書かれたプーランクとプロコフィエフによるソナタと、ストラヴィンスキーの《ディヴェルティメント》というプログラムの1枚。同世代の世界的ピアニストで、室内楽とりわけヴァイオリン奏者との共演でも知られるイタマール・ゴランとの共演です。
プーランクのソナタは、1942年にスペインの詩人ガルシア・ロルカを偲んで書かれました。
必ずしもヴァイオリンが鳴りやすいように書かれてはいない部分もあり、むしろピアノとヴァイオリンの「せめぎ合い」のような緊張感すら感じられる作品を、グリマルとゴランが見事なアンサンブルで展開しています。
1938-1946年にかけてプロコフィエフが書いたソナタ第1番は、陰鬱な雰囲気に包まれています。
自身「墓場を抜ける風」と描写しております。第3楽章では凍てつく冬、束の間あたたかな暖炉の前でほっとするような瞬間もありますが、全体として憂鬱で険しく、絶望すら漂う非常に重い作品です。
ストラヴィンスキーの《ディヴェルティメント》は祝祭的で踊りだしたくなるような作品ですが、バレエ音楽《妖精の口づけ》に基づいています。
ヴァイオリン奏者サミュエル・ドゥシュキンとの演奏旅行のためにストラヴィンスキー自身が管弦楽版から編曲しました。
高度なヴィルトゥオジティが求められると同時に、もともとはチャイコフスキーの様々な作品がモティーフとなっているため、非常に濃厚な歌を感じる部分もある傑作です。
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ルイサダ、映画マニアだった
ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ)
AU CINEMA CE SOIR~今夜は映画館で |
ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ) |
1.『甘い生活(フェデリコ・フェリーニ, 1960)』~メイン・テーマ(ニーノ・ロータ)
[1:49]
2.『ベニスに死す(ルキノ・ヴィスコンティ,
1971)』~
アダージェット(マーラー作曲、アレクサンドル・タロー編曲)[10:24]
3.『許されざる者(ジョン・ヒューストン,
1960)』~
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:幻想曲
ニ短調 K.397 [6:15]
4.『恋人たち(ルイ・マル, 1958)』~ブラームス:主題と変奏
ニ短調 [11:25]
ブラームス自身の編曲による弦楽六重奏曲作品18の第2楽章のピアノ独奏版)
5.『スティング(ジョージ・ロイ・ヒル, 1973)』~スコット・ジョプリン:ソラース
[3:36]
6-8.『マンハッタン(ウディ・アレン, 1973)』~ジョージ・ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
[16:36]
9-11.『ブレーでのランデヴー(アンドレ・デルヴォー,
1971)』~ブラームス:3つの間奏曲 作品117
[15:25]
12.『カサノバ(フェデリコ・フェリーニ,
1976)』~
ニーノ・ロータ:バッハの名による2つのワルツより 第1曲
サーカス・ワルツ [1:50]
13.『ルートヴィヒ/神々の黄昏(ルキノ・ヴィスコンティ,
1973)』~リヒャルト・ワーグナー:エレジー
[1:41]
14.『叫びとささやき(イングマール・ベルイマン,
1972)』~ショパン:マズルカ イ短調 作品17-4
[4:33] |
筋金入りの映画通、ジャン=マルク・ルイサダが魅せる美しき映画音楽集
録音:2022年7月2-5日、リエージュ・フィルハーモニー・ホール(ベルギー)/74:42、輸入盤、日本語帯・解説付
13歳で『ベニスに死す』を観て熱烈な映画ファンとなり、同時にプロの音楽家になろうと志したというルイサダ。
『今夜は映画館で』と題したこのアルバムでは、フランスの同タイトルのテレビ番組シリーズの司会者であったアルマン・パニジェルへのオマージュとして企画しました。
パリ国立音楽院で学んでいたころも週に4回は通っていたというルイサダの、映画への熱烈な愛が感じられる演奏となっています。『ベニスに死す』の音楽〈アダージェット〉が、タローの編曲というのも注目です。
ジャン=マルク·ルイサダ
ジャン=マルク· ルイサダは、ロンドンのユーディ・メニューイン音楽学校で学んだのち、パリ国立高等音楽院に進んだ。
同校のドミニク・メルレのピアノ・クラスで1977年に一等賞を、ジュヌヴィエーヴ・ジョワ=デュティユーの室内楽のクラスで1978年に一等賞を、それぞれ得ている。
ディーノ・チアーニ記念コンクール(1983)およびワルシャワのショパン国際ピアノ・コンクール(1985)で入賞。
これまで、マルセル・シャンピ、ドゥニズ・リヴィエール、パウル・バドゥラ=スコダ、ミロシュ・マギン、ヴラド・ペルルミュテールら大家たちから薫陶を受けた。
30年以上ものあいだ傑出したコンサート・ピアニストとして活動をつづけてきたルイサダは、パリのシャンゼリゼ劇場、ニューヨークのアリス・タリー・ホール、ロンドンのウィグモア・ホール、東京のサントリーホールなど、屈指のホールで演奏を重ねており、パリのショパン音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ブザンソン音楽祭、ナントのラ・フォル・ジュルネ、ラ・コート=サン=タンドレのベルリオーズ音楽祭、ベリーのラ・グランジュ・オ・ピアノのほか、ヨーロッパおよびアメリカの著名な国際音楽祭から招かれている。また日本、ヨーロッパ、カナダで数多くのツアーもおこなっている。
室内楽では、ゲイリー・ホフマン、ピエール・アモワイヤル、フィリップ・ベルノルド、堀米ゆず子、パトリック・メッシーナ、ターリヒ四重奏団、モディリアーニ四重奏団、ファイン・アーツ四重奏団らと共演。
演奏活動と並行して、パリのアルフレッド・コルトー記念エコール・ノルマル音楽院で後進の指導にも励んでいる。
フランス共和国芸術文化勲章"オフィシエ"を受勲。
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PROSPERO CLASSICAL
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それでも、愛は ~ブラームス:歌曲とピアノ曲
青春の歌 Op.63-5 / 永遠の愛について Op.43-1
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お前の青い瞳 Op.59-8 / 日曜日の朝 Op.49-1
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間奏曲 Op.116-4 * /
ドイツ民謡集 WoO 33より
第5曲 太陽はもう輝かない、第6曲 谷底で、
第25曲 私の恋人の唇はバラ色 /
心変わり Op.48-2 / カプリッチョ Op.116-3
* /
2つの歌曲 Op.91 **
第1曲 満たされた憧れ、第2曲 聖なる子守歌
カプリッチョ Op.116-1 * /
4つの厳粛な歌 Op.121
(ジャン=ピエール・メクリ編、弦楽四重奏伴奏版)***
/
第1曲 世の人に挑むなら / 第2曲 私は全ての虐げを見た
/
第3曲 おお死よ、何と苦痛に満ちたものか
/
第4曲 たとえ私が、人々、天使の言葉で語ろうとも
*ピアノ独奏曲 |
マリー=クロード・シャピュイ(メゾソプラノ)
クリスティアン・シャモレル(ピアノ)
ハンス・エディジ(ヴィオラ**)
シネ・ノミネ四重奏団(***) |
じっくりと深化していくブラームス語法、行きつく先は弦楽四重奏伴奏による『4つの厳粛な歌』
録音:2021年1月14–16日/スイス、ラ・ショー=ド=フォン、サル・ド・ミュジーク/55'24''
ブラームス晩年の傑作歌曲『4つの厳粛な歌』を頂点に据え、声楽曲とピアノ独奏曲を絡めて構成したアルバムです。
愛について歌いながらも、どこか超越した雰囲気をもつ形而上学的な音楽が続き、最後の『4つの厳粛な歌』が本来のピアノ伴奏ではなく弦楽四重奏伴奏になっていることで、特別感のあるクライマックスが築かれています。
この曲のもつ懐の深さ、一音一音を踏みしめる重みが、原曲とは一味違った質感で表現された魅力的な編曲です。
マリー=クロード・シャピュイはスイスのメゾソプラノ歌手。バロック・オペラや宗教曲での活躍が多く、ノリントン、ヤーコプス、アーノンクール、シャイーらと共演しています。
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スカルラッティ父子のカンタータとソナタ
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
カンタータ『行け、わが溜め息』H.53
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ
ト短調 K.108
アレッサンドロ・スカルラッティ:
カンタータ『ここにようやく落ち着いて』H.618
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ へ短調
K.466
アレッサンドロ・スカルラッティ:
カンタータ『行け、わが溜め息』 H.54
アレッサンドロ・スカルラッティ:
カンタータ『蝶はさまよい』 H.256
(ドメニコ・スカルラッティのソナタ
嬰へ短調 K.25、ト短調 K.450、嬰へ短調
K.67を含む) |
テンタ・ラ・フーガ
[アリス・デュポール=ペルシエ
(ソプラノ)、
ペトル・スカルカ(チェロ)、
ディルク・ヴェルナー
(チェンバロ)] |
スカルラッティ父子のおいしいところを効果的に組み合わせたアルバム
録音:2021年11月23-26日/スイス、バーゼル、ヴァルデンブルク/74'05''
スカルラッティ一族の中でも特に有名な音楽家として知られているアレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)とその息子ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)。
アレッサンドロはナポリ楽派の中心的存在で、オペラ、オラトリオ、カンタータなどの声楽曲で高く評価されていました。
一方ドメニコは、主にスペインで書かれた多くの鍵盤曲で名を残しています。
このアルバムでは父のカンタータと息子の鍵盤曲を組み合わせ、ひとつの作品であるかのように演奏。
書法の違いがありつつもどこか親和性のある世界が生まれています。
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TYXART
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ヴィオラとギター
10弦の情熱 ~ヴィオラとギターのための音楽
グラナドス:
スペイン舞曲第5番『 アンダルシア』 /『
ゴイェスカス』より間奏曲
ピアソラ:デルニエ・ラメント
ファリャ:『はかなき人生』より スペイン舞曲第1番
ピアソラ:『タンゴの歴史』より カフェ1930
ホアキン・マラツ:セレナータ・エスパニョーラ
ピアソラ:苦悩 / ブエノスアイレス午前零時
アルベニス:コルドバ / カディス / グラナダ
/ マロルカ
ピアソラ:レのミロンガ
アルベニス:朱色の塔(ギター独奏) / 入り江のざわめき
ピアソラ:『タンゴの歴史』より ボーデル1900 |
ニコラス・コルティ(ヴィオラ)
ハン・ヨンカース(ギター) |
ヴィオラとギターの魅力的な2重奏
録音:2022年1月/チューリッヒ、SRFスタジオ/72'45''
ヴィオラとギターの組み合わせに魅せられた奏者による、スペイン、アルゼンチン音楽のアレンジ集。
聴きなじんだ楽曲が透明感ある新感覚のサウンドに生まれ変わっています。
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確かな技術で弾ききるイザイの無伴奏
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27(全6曲) |
エレーナ・デニソヴァ(ヴァイオリン) |
60'12''
確かなキャリアに裏打ちされた実力が大いに発揮されたイザイの無伴奏全曲録音。
エレーナ・デニソヴァは1963年モスクワ生まれでモスクワ音楽院に学んだヴァイオリニスト。
90年代以降はオーストリアに移住し活躍を続けています。
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CHANNEL CLASSICS
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「退廃音楽」の復権に貢献したエボニー・バンド、ラスト・アルバム
1. ウィルヘルム・グロス(1894-1939):
ショート・オペラ《Achtung, Aufnahme!!
(撮影中、お静かに!)》
2. ヴァルター・ゲール(1903-1960)/
ヴェルナー・ヘルベルス(1940-)編曲:
『Komodien in Europa (ヨーロッパの喜劇)』メドレー
3. マティアーシュ・シェイベル(1905-1960)/ヘルベルス編曲:
『Die vertauschten Manuskripte (入れ替わった楽譜)』
メドレー
※全て世界初録音 |
エボニー・バンド
ヴェルナー・ヘルベルス(指揮)
リリア・ミレク(ソプラノ)...1
アンドレ・ポスト、ディルク・ラプラス(テノール)...1
マテイス・ファン・デル・ヴルト(バリトン)...1
ロマン・ビショフ(バス・バリトン)...1
ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)...1
フランツィスカ・ヒルツェル(ソプラノ)...3
テレンス・ミロー(テノール)...3
カペラ・アムステルダム
ダニエル・ロイス(合唱指揮、語り...3)ほか |
録音(ライヴ/拍手入り):2005年3月26日 アムステルダム・コンセルトヘボウ...1 1999年11月23日 パラディソ、アムステルダム...2 2002年2月19日 パラディソ、アムステルダム...3
収録時間: 68分
【「退廃音楽」の復権に貢献したエボニー・バンド、ラスト・アルバム】
オーボエ奏者兼指揮者であるヴェルナー・ヘルベルスが率いるエボニー・バンドは、2つの世界大戦の間にヨーロッパで興った不条理主義的かつジャズの影響を受けた音楽を積極的に取り上げ、ナチスによって「退廃音楽」の汚名を着せられた後、散逸してしまったこれらの作品を発掘し、紹介することに力を注いできました。
その活動は32年の間に200以上のコンサートを行い、数十曲を出版、15枚のCD(うちCHANNEL
CLASSICSから11枚)をリリースするという成果を生んでおり、そのアーカイヴはハーグのthe
Netherlands Music Instituteに移管され、広く公開されるべく保存されています。
その活動を締めくくる一枚がこちら。
ユダヤ人商人の息子としてウィーンに生まれシュレーカーに作曲を学んだウィルヘルム・グロスは、交響曲や室内楽、多数の舞台音楽を手がけました。
ナチスの迫害を逃れて晩年にはアメリカに渡りヒュー・ウィリアムズの変名でポピュラー音楽も作曲、プレスリーが歌った「Harbour
Lights」やビートルズもカバーした「Red Sails
inthe Sunset」などを生み出しましたが、心臓発作のため40代中盤で亡くなってしまいます。
彼が、バルトークの《青ひげ公の城》も手掛けたベーラ・バラージュの台本により作曲したショート・オペラ《Achtung,
Aufnahme!!》が初演されたのは1930年のこと。
映画の撮影を巡るゴタゴタをジャズのイディオムをふんだんに盛り込んだ音楽で描いています。シェーンベルクに師事しベルリンで指揮者と劇場音楽の作曲家として活躍していたヴァルター・ゲールも、ユダヤ系であったため職を失った後イギリスへ渡り、ジョージ・ウォルターの名で活躍しました。
彼が1930年に書いたレヴュー『Komodien in
Europa』は国際連盟や世界経済を皮肉ったもの。
ブタペストに生まれたマティアーシュ・シェイベル(マティアス・サイバー)はコダーイに師事したのち、客船付きオーケストラのチェリストとして世界を周るうちに様々な音楽を習得、フランクフルトの音楽院にドイツ初のジャズのクラスが発足した時にはその指導者を務めましたが、彼も国を追われイギリスで活躍、アニメ映画「動物農場」の音楽も手掛けました。
彼がミハイ・シゲティという作曲家と共同で手掛けたラジオ・ドラマ『Die
vertauschten Manuskripte』は1931年に放送されたもので、奔放と純情という異なる性格の2人の女性と付き合う男が、それぞれのために書いた曲を逆に渡してしまうのですが、女性たちはそれにより自分の新しい一面を発見していくという不条理を含んだ物語で、全編をジャズ・バンドが伴奏しています。
ゲールとシェイベルの2作品は、ヘルベルスが作品のエッセンスを凝縮して編曲した版で収録されています。
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ENPHASES
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La Fille du Verseau 水瓶座の少女
1. Dame Blanche (Ouverture) /
2. La Fille du Verseau /
3. Dorso Draco4. Coeur de Breizh /
5. Lycanthrope / 6. Vague a l'ame /
7. Vanikoro8. La Poudriere /
9. Fidelium / 10. Extinction /
11. Je n'attendrais pas / 12. Le Louvetier
/
13. Memoria / 14. La Dame Blanche
作詞・作曲:ローラン・ティクシエ |
セシル・コルベル
(編曲、ハープ、歌、コーラス、その他)
シモン・カビ(サイモン・キャビー)
(リアリゼイション、編曲、コーラス、
キーボード、ギター、ベース、
パーカッション、その他)
ロドルフ・リスコヴィッチ(チェロ)
ピエール・アメル(ヴァイオリン)
マチュー・ロラン(ヴィオラ)
ブノワ・ヴォラン(アイリッシュ・フィドル)
シリル・ボノー(フルート、ボンバルド、ドュドュク)
クリストフ・ピオ(ドラムス、パーカッション)
アルバン・ティクシエ(リュート、テオルボ)
ローラン・ティクシエ
(サブコントラバス・フルート、
ルネサンス・フルート、タール)
ガエディック・シャンブリエ(ウード) |
録音: 2022年6月 シャルトル、フランス収録時間:
56分
フランスのケルティック・ハーピスト、シンガー・ソングライターで、映画『借りぐらしのアリエッティ』の主題歌とサウンドトラックで日本でも知られるセシル・コルベル。
彼女とフランスの作曲家ローラン・ティクシエがブルターニュで出会い、誕生したのがこのアルバム。
少女を思わせるコルベルの歌声と、ハープやフィドルのほか様々な民族楽器を始めとするアコースティックのサウンドに、エレクトロニクスがダイナミックな味付けを施し、目の前から広大な風景へと視界が大きく広がっていくような美しい世界観を楽しませてくれます。

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<メジャー・レーベル>

5/31(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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LPO
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ユロフスキ・コンダクツ・ストラヴィンスキー
vol.2
・チャイコフスキー(1840-1893)/ストラヴィンスキー(1882-1971)編:
《眠りの森の美女》op.66より3つの小品
青い鳥のパ・ド・ドゥ、
オーロラのヴァリアシオン、間奏曲
・ストラヴィンスキー:妖精の口づけ(4場から成るバレエ)
[第1場]プロローグ~嵐の中の子守歌
[第2場] 村の祭り
[第3場] 工場にて
[パ・ド・ドゥ]アントレ~アダージョ~ヴァリアシオン~コーダ~情景
[第4場]エピローグ(永遠の国の子守歌) |
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ストラヴィンスキーからチャイコフスキーへ深い敬意と愛に満ちたオマージュ
録音:2018年3月17日、すべてロイヤル・フェスティヴァル・ホールでの収録
ユロフスキ指揮LPOのストラヴィンスキー・シリーズ第2弾の登場。チャイコフスキーゆかりの作品がプログラムされています。
1913年初演の《春の祭典》で衝撃的成功を収めたストラヴィンスキーは、チャイコフスキーのことを熱烈に崇拝していました。
1921年には、ディアギレフの依頼で、チャイコフスキーの《眠れる森の美女》の2曲(チャイコフスキーが削除し、チャイコフスキー自身のオーケストレーションは失われていた)をオーケストレーション、さらに1941年にも「青い鳥のパ・ド・ドゥ」の縮小オーケストラ版を作りました。これがどれもまるでチャイコフスキー本人が手がけたような出来上がり。ストラヴィンスキーのチャイコフスキーへの深い敬愛の思いを感じます。
1927年、ストラヴィンスキーは、舞踏家のイダ・ルビンシテインに、チャイコフスキーの音楽にヒントを得たバレエを作ってはどうかと持ち掛けられます。
ストラヴィンスキーはただちにそれを受け入れ、チャイコフスキーのピアノ独奏曲や歌曲からメロディやモティーフを選び、バレエの音楽を作っていきました。
チャイコフスキーの素材を非常に愛情深く扱い、チャイコフスキーらしさを失わず、同時にストラヴィンスキー独自のサウンドも随所に感じられるような作品です。
バレエの台本のもとになったのは、アンデルセンの童話「氷の乙女(妖精)」。少年が赤ん坊のころに氷の妖精に魔法のキスをされ、成長して結婚する段になって、結婚式前夜に永遠に女王に連れ去られてしまうという内容。
チャイコフスキーのスイス人の少年ルディが赤ん坊の頃に氷の妖精に魔法のキスをされ、その後結婚式の前夜に永遠に連れ去られてしまうという話。
ストラヴィンスキーは「ミューズは、チャイコフスキーにも同様に運命のキスをし、その神秘的な刻印は、この偉大な芸術家のすべての作品に感じられた」という非常に意味深な発言をしています。
バレエのストーリーは以下のとおり。
第1場:山の嵐で母親とはぐれた子供が、氷の妖精に見つかってキスをされる。その後、彼は村人たちに助けられる。
第2場:子供が青年に成長し、婚約者と一緒に村の祭りを楽しんでいる。氷の妖精は変装して近づき、彼に運勢を伝える。
第3 場:結婚を控えた青年がブライダルダンスを始めるが、婚約者に扮した氷の妖精が、青年を永遠の住処に連れ去る。
第4 場:再び氷の妖精が彼の足にキスをして、永遠の愛を誓う。
終盤の音楽は、「氷の妖精」の存在にもかかわらず、冷たさを感じさせない、静かで控えめなものとなっています。
ストラヴィンスキーはチャイコフスキーのことを心から賞賛していました。チャイコフスキーの音を通して、ストラヴィンスキーは、幼少期に過ごしたサンクトペテルブルク、そしてロシアを感じていたのかもしれません。チャイコフスキーへの深い思いを感じる作品を、ユロフスキとLPOがたっぷりに響かせています。
=シリーズについて=ロンドン・フィルの名誉指揮者(2021-)となったユロフスキ(1972生まれ)。2018年(当時は首席指揮者、2008-2021)に1
年間かけて行った、ストラヴィンスキー・フェスティヴァル「Changing
Faces」シリーズを、全3 巻でリリースするシリーズです。
この演奏会シリーズは、ストラヴィンスキーの作品を作曲年代順に演奏することにより、ストラヴィンスキーの作曲の変遷をリアルに感じることができる好企画で、現地でも評判でした。
第1弾:ストラヴィンスキー:火の鳥、春の祭典ほか(LPO-0123)
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PASSACAILLE RECORDS
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フランス後期バロック、イタリア書法を熟知したトリオ・ソナタ
ジャック=フィリップ・ラモニナリ(1707-1802):
2つのヴァイオリンと低音のための6つのソナタ
Op.1(1749)
※世界初録音 |
ヘミオリア |
知られざるフランス後期バロックを初録音、イタリア書法を熟知したトリオ・ソナタ
録音:2021年11月/フランス、アラス/57'53''
ジャック=フィリップ・ラモニナリは18世紀初頭に北フランスで生まれた作曲家で、ヴァイオリニストとしても活躍しました。
世界初録音となるこの「作品1」は急緩急の3楽章からなるトリオ・ソナタ6曲で構成された曲集で、ラモニナリが当時のイタリア音楽に精通していたことを伝えるものです。
ラモーのようなフランス趣味も感じますが、よりイタリアのスタイルに近い音楽と言えるでしょう。
2008年創設のフランスの古楽アンサンブル「へミオリア」は、イタリア音楽のレパートリー開拓に重きを置いて活動するグループ。同時に自国の作曲家の発掘にも力を注いでいます。
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ルネサンス期パルマ、ファルネーゼ宮廷の音楽
チプリアーノ・デ・ローレ(1515/16-1565)
/
ジローラモ・ダッラ・カーサ(?-1601)
/
オラツィオ・バッサーニ(c.1550-1615):
Io canterei d'amor si novamente
リュートのロレンツィーニ(?-1608):Branle
ピエトロ・ポンティオ(1532-1596):Urbs
beata Jerusalem
ファブリツィオ・デンティーチェ(1539-1581):
Amor che degg'io far / Volta de Spagna
クラウディオ・メールロ(1533-1604):
Dunque fia ver dicea che mi convegna
/
Ingiustissimo Amor, perche sì
raro / La Pazza
ジャケス・デ・ヴェルト(1535-1596):
Il dolce sonno mi promise pace /
Amor io fallo e veggio il mio fallire
サンティーノ・ガルシ・ダ・パルマ(1542-1604):
Ballo del Serenissimo Duca di Parma
ゴットフリート・パーマーツ(fl.1576-1578):Gloria
ジョスキーノ・ペルソエンス(c.1530-c.1590):
Nell'aria in questi di
ジョルジョ・マイネリオ(c.1535-1582):La
Fiamenga
クラウディオ・メールロ:Sa questo altier
ch'io l'amo e ch'io l'adoro
チプリアーノ・デ・ローレ / ジローラモ・ダッラ・カーサ:
Qual'e piu grande o amore |
フローリス・デ・レイケル
(リュート、ルネサンスギター)
ラタス・デル・ビエホ・ムンド |
ファルネーゼ家に集結した音楽の精華、パルマの音楽遺産を再発見
録音:2022年7月3-5日/ベルギー、リール、イエズス会教会/49'40''
16世紀のパルマは、ファルネーゼ家のもと一流音楽の名所として発展していました。
その宮廷には多くの名音楽家が集結し、器楽やマドリガーレの発展に大きな影響を与えています。
その熱気が感じられる、パルマの音楽遺産の豊かさを再発見するアルバムです。
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BMC (Budapest Music Center)
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コダーイ&リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ集
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ、無伴奏ヴィオラ・ソナタ
(タマーシュ・ゼーテーニ編曲チェロ版) |
タマーシュ・ゼーテーニ(チェロ) |
タマーシュ・ゼーテーニ初のソロ・アルバム!コダーイとリゲティの無伴奏チェロ・ソナタ!
☆ハンガリーの多才なチェリスト、タマーシュ・ゼーテーニの初のソロ・アルバム!
☆コダーイとリゲティの無伴奏チェロ・ソナタに、リゲティの無伴奏ヴィオラ・ソナタからのアレンジも収録!
ハンガリーのクラシック、コンテンポラリー、ジャズ、インプロヴィゼーションのシーンで活躍するチェリスト、タマーシュ・ゼーテーニの初のソロ・アルバム。
20世紀におけるもっとも重要な弦楽器独奏曲として、ハンガリーのコダーイと生誕100周年を迎えたリゲティの無伴奏チェロ・ソナタを取り上げ、リゲティの無伴奏ヴィオラ・ソナタからのチェロ・アレンジ(自身で編曲)も収録。
これらの作品からは、大バッハによって確立された弦楽器独奏というジャンルが、20世紀になって突如としてリヴァイヴァルした様子を窺い知ることができます。
1985年ブダペストに生まれ、5歳でチェロを始めたタマーシュ・ゼーテーニは、ハンガリーの様々な音楽シーンで活動し、Classicus
Quartetのチェリスト、セーチェニ・イシュトヴァーン大学(ジェール大学)の講師を務めています。2022年にはハンガリーの作曲家マルセル・ダルガイとの共著で、バッハのリュート組曲BWV997のチェロ版楽譜も出版されました。
※録音:2022年8月&9月、BMCスタジオ(ブダペスト)

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ヴィドフスキー:Le piano et ses doubles
ラースロー・ヴィドフスキー(b.1944):
1-7.「Le piano et ses doubles」
8-13. プロムナード
14. ブラックアウト(テープのための)
15. プロムナード(第2楽章の2台マリンバ版) |
ゾルターン・ラーチ(指揮)&
ピアノ六重奏団(1-7)
アンドラーシュ・ケッレル(指揮)&
リゲティ・アンサンブル(8-13, 15) |
ブダペスト音楽院でファルカシュ・フェレンツに師事し、パリでオリヴィエ・メシアンの作曲クラスに参加したハンガリーのピアニスト&作曲家、ラースロー・ヴィドフスキー(ラースロー・ヴィドツキー)の3つの作品。「Le
piano et ses doubles」はゾルターン・コチシュの60歳の誕生日を記念して作曲された作品。
「プロムナード」は音の動きの様々な可能性を探求した作品。「ブラックアウト」はフリー・インプロヴィゼーションに基づくテープのための作品です。
※録音:2020年7月&8月、BMCスタジオ(ブダペスト)
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RUBICON
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What Remains
ユーイ・ラウケンス(1982- ):弦楽四重奏曲第4番《What
Remains》
ペロティヌス(fl.c.1200):地上のすべての国々は*
ギヨーム・ド・マショー(c.1200-1377):ノートルダム・ミサよりキリエ*
カルロ・ジェズアルド(1566-1613):
マドリガル集第6巻より《ああ、いくらため息をついても無駄なのだ》*
スティーヴ・ライヒ(1936-):ディファレント・トレインズ
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):美しい水の祭典より第6曲*
*アムステルダム・デュドック四重奏団による編曲 |
アムステルダム・デュドック四重奏団 |
アムステルダム・デュドック四重奏団の"時を超えた旅"!
☆ラウケンスへの委嘱作品を含むアムステルダム・デュドック四重奏団の新録音!
☆13世紀のペロティヌスから21世紀のラウケンスまで、リスナーを時を超えた旅へと誘う魅力的なプログラム!
「21世紀の弦楽四重奏団として、演奏する音楽の意味を探り、過去の音楽を現代の聴衆のために新たな意味をもって反映させる最善の方法を常に探し求めている」というオランダ・アムステルダムの知的なカルテット、アムステルダム・デュドック四重奏団。
アンサンブル名は、音楽をこよなく愛したオランダの著名な建築家ウィレム・マリヌス・デュドック(1884-1974)に由来し、英ガーディアン紙は彼らの「しなやかで生き生きとした音と構造と細部への注意深い感覚」を称賛しています。
ブラームス(RCD1077)、ショスタコーヴィチ&バツェヴィチ(RCD1099)に続く彼らのRubicon3枚目のアルバムは、13世紀のペロティヌスから14世紀のマショー、16世紀のジェズアルド、20世紀のメシアンとライヒ、そして21世紀のラウケンスまで、リスナーを時を超えた旅へと誘う魅力的なプログラム。
デュドック四重奏団の委嘱によるラウケンスの作品のタイトルであり、アルバムのタイトルにも採用されている「What
Remains」という言葉は、過去の時代からの「残った何か」を思い起こさせるような音楽の性格に対応しており、例えばライヒとラウケンスの音楽は、どちらもグレゴリオ聖歌や、それに続く初期のオルガヌムやポリフォニー音楽の影響を受けています。
※録音:2022年1月&12月(オランダ、ヒルフェルスム)
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URANIA RECORDS
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デュオ ~ 20世紀のトランペット&ピアノ
エネスク:伝説/ヒンデミット:ソナタ/フランセ:ソナチネ/
オネゲル:イントラーダ/トマジ:トリプティーク/
ウジェーヌ・ボザ(1905-1990):カプリース
Op.47/
バーンスタイン:ライフィのためのロンド/
サミー・ネスティコ(1924-2021):トランペットのポートレート/
ホーギー・カーマイケル(1899-1981):あなたのそばに
(アントン・ジュリオ・プリオロ編)(ボーナストラック) |
アンドレア・ルッキ(トランペット)
ソフィア・アディノルフィ(ピアノ) |
サンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団の首席奏者アンドレア・ルッキによる、20世紀におけるトランペットとピアノのための作品集。
この編成による作品は、なぜか19世紀にはほとんど作られておらず、デュオどころか室内楽の形式ですらほとんど作曲されていません。
20世紀の作曲家たちの作品から、この謎を探っていきます。
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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES
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神の玄義 ~
2つの写本に記されたフランス・バロックの無記名オルガン作品集 |
ジャン=バティスト・ロバン(オルガン) |
1-4. Hymne Ave Maris Stella 讃歌「めでたし、海の星」
*
5-14. Suite de pieces du 5eme ton 第5旋法による組曲
**
15-18. Hymne Ave verum 讃歌「めでたし、まことの御体」
*
19. Dialogue pour le tremblant a vent
perdu a 4 choeurs
トランブラン・ア・ヴァン・ペルデュ
を使った4声のディアローグ **
20-23. Hymne Victimae Paschali 讃歌「過越祭の生贄に讃美あれ」
*
24. ジャン=ドゥニ・トムラン(1635-1693):Tierce
en taille 中音域でティエルス管を使って **
25-28. Hymne Pange lingua 讃歌「歌え、舌よ」
*
29-37. Suite de pieces du 6eme ton 第6旋法による組曲
**
38-41. Hymne Veni Creator 讃歌「来たれ、創世主よ」
*
42. Offerte. Grand dialogue a trois ou
quatre choeurs
avec le tremblant a vent perdu. (6ème
ton)
奉献唱: トレンブラン・ア・ヴァン・ペルデュを使った
第6旋法による3声あるいは4声の大ディアローグ
**
※トラック24以外はすべて作曲者不詳
*...カリフォルニア大学バークレー校所有の写本Ms776
より
**...カトリーヌ・コーモン所有の写本(1707)
より |
使用楽器:ジュリアン・トリビュオ1711年建造、ルイ=アレクサンドル・クリコによる1736年の改修とフランソワ=アンリ・クリコによる1762年の改修を踏まえた状態に復元(復元建造:
ジャン=ルー・ボワソー&ベルトラン・カッティオ、1995年)
録音: 2022年10月23-24日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
収録時間: 68分
【充実した内容の2つの写本と正面から向き合った、名手ロバンの好企画】
フランス・バロック作品の演奏解釈で高い評価を得てきた同国の名手ジャン=バティスト・ロバンが、ルイ14世の治世末期、1711年に完成したヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂のオルガンを使い、当時記された二つの筆写譜にある作曲者名が判っていない作品ばかりを集めて演奏。
典拠に用いたのは、鍵盤曲研究で知られ自身も演奏家として多くの録音を残しているダヴィット・モロニーが教授を務める、カリフォルニア大学バークレー校が所有する写本Ms776と、クラヴサン奏者カトリーヌ・コーモンが2008年に購入し専門家たちの間で注目された1707年の年記がある写本。
前者はフランス・バロック期の礼拝習慣に合わせ、聖職者や聖歌隊が唱える祈りの詩句と交互に演奏されるオルガン小品が讃歌5編分記されており、後者には111曲のオルガン曲が記されルベーグやボワヴァンなど17世紀の作曲家たちの作品もありつつ、実に81曲までが無記名かつ他の史料には見つからない楽曲。
ロバンは後者から曲を選んで二つの組曲を編み、前述の写本Ms776に記されている讃歌全てと共に録音しました。
鍵盤ごとに異なる音色の管を使い、多声の綾をわかりやすく描いてゆくフランス・バロック特有の語法は大クープランやマルシャンら同時代の作曲家たちの作品にも通じるものがあり、無記名なのが惜しまれる充実した小品の数々は発見の喜びをどこまでも堪能させてくれます。
多くの音栓を同時に鳴らす「プラン・ジュ」の迫力も見事なもの。18世紀当時の状態に復元された楽器から導き出されるヴェルサイユ宮殿の音響空間で、知られざる昔日の空気をお楽しみください。

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LINN RECORDS
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C.シュターミッツ: 6つの三重奏曲 Op.14
カール・シュターミッツ(1745-1801):
フルート、ヴァイオリンとチェロ
(または2つのヴァイオリンとチェロ)のための
6つの三重奏曲 Op. 14
1-3. 三重奏曲 第1番 ト長調
4-5. 三重奏曲 第2番 ハ長調
6-7. 三重奏曲 第3番 ヘ長調
8-9. 三重奏曲 第4番 ト短調
10-12. 三重奏曲 第5番 へ長調
13-14. 三重奏曲 第6番 イ長調 |
ラポテオーズ(古楽器使用)
ラウラ・ケサダ(フラウト・トラヴェルソ)
ビクトル・マルティネス(ヴァイオリン)
カルラ・サンフェリクス(チェロ)
アシス・マルケス(チェンバロ) |
録音: 2022年3月28-31日 ナショナル・センター・オヴ・アーリー・ミュージック、ヨーク、UK
収録時間: 70分
【盛期古典派の重要作曲家C.シュターミッツの味わい豊かな室内楽を、古楽器で!】
バロック後期とウィーン古典派の間にあって、ドイツ語圏の器楽の発展に大きく貢献したマンハイム楽派の中心人物ヨハン・シュターミッツを父に持ち、自身ヴァイオリンやヴィオラ・ダモーレの名手としても活躍しながらヨーロッパ各地を渡り名声を博したカール・シュターミッツ。ボッケリーニやチマローザと同世代のこの実力派が、高まる名声を英国やオランダに伸ばそうとしていた時期にロンドンで出版された作品14の三重奏曲集を、ここではチェンバロ入りの編成による古楽器演奏で全曲堪能できます。
元の楽譜はフルート、ヴァイオリン、チェロ(または2つのヴァイオリンとチェロ)で演奏するようにできており低音部に数字は付されていませんが、鍵盤楽器は英国やオランダの音楽愛好家たちも好んで使った楽器で、当時の絵にもチェンバロを加えて室内楽に興じる人々の姿が頻繁に描かれています。
チェンバロを通奏低音楽器として加えることによりアンサンブルは煌びやかで安定感が生まれ、チェロがソロとして立ち回る場面もより効果的に聴こえるのが頼もしいところ。
現代楽器では伝わりにくい音色対比や響きの溶けあいが作品の魅力を一段と引き立て、スペインの古楽器奏者たちによる巧みな演奏と相俟って、カール・シュターミッツの他の作品も改めて聴いてみたくなる面白さが秘められた1枚になっています。

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RICERCAR
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アントワーヌ・ゴスワン:作品集
アントワーヌ・ゴスワン
(またはアントニウス・ユソニウス、1546頃-1598頃):
1. Ist keiner hie, der spricht zu mir
ここじゃ誰も俺に話しかけないのか(器楽による演奏)
2. Eolo crudel come turbasti l'onde
風の神アイオロスよ、おまえは容赦なく波を荒立て
3. Missa ferialis, Kyrie
キリエ ~『平日のミサ曲』より(器楽による演奏)
4. Laetatus sum わたしは嬉しいのです
5. Der Wein, der schmeckt mir also
wohl
ワインほど旨いものはない
6. Im Land zu Wirtenberg so gut
ヴュルテンベルク公の土地は素晴しく(器楽による演奏)
7. Vatter unser im Himelreich 天にまします我らが父よ
8. Ich ruf zu dir Herr Jesu Christ
我は汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ
9. Missa invidiosa amor, Agnus Dei
アニュス・デイ ~『"嫉妬深き恋人よ"によるミサ曲』より
10. Missa cognovi Domine, Kyrie
キリエ ~『"お気に留めてください、主よ"によるミサ曲』より
11. Im Maien hort man die Hannen kreen
五月、雄鶏の啼き声が聞こえ
12. Qual meraviglia se mi piacqu'il
bosco
なんと素晴しい、森で楽しみを見つけられたなら
13. Non trovo cosa alcuna s'io non
pago
何も手には入らないんだ、俺が金を払わなきゃ
14. Missa ferialis, Sanctus サンクトゥス
~『平日のミサ曲』より
15. Frohlich zu sein ist mein Manier
/ Wer frisch will sein
陽気でいるのが俺の流儀さ/快適でいたい者は(器楽による演奏)
16. Missa cognovi Domine, Sanctus
サンクトゥス ~
『"お気に留めてください、主よ"によるミサ曲』より
17. Die Fasnacht ist ein schone Zeit
謝肉祭こそは麗しき季節(器楽による演奏)
18. Ad te levavi oculos meos わたしはあなたを見上げ
19. Vor Zeiten was ich lieb und werth
かつてはわたしも親切で裕福だったが |
ル・ミロワール・ド・ミュジーク
(声楽&古楽器アンサンブル)
ミリアム・トレヴィザン(ソプラノ)
ザビーネ・ルッツェンベルガー、
テッサ・ロース(メゾ・ソプラノ)
イヴォ・アウン・デ・オリヴェイラ、
ジェイコブ・ローレンス(テノール)
ティム・スコット・ホワイトリー(バス)
クレール・ピガニオル
(ゴシックハープ、トリプルハープ)
アリエノール・ヴォルテーシュ
(ルネサンス・ヴァイオリン)
エリザベス・ラムジー、
ブライアン・フランクリン
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マルク・レヴォン(シターン、ヴィオラ・ダルコ)
カタリナ・アンドレス
(ボンバルド、テノール・ドゥルツィアン)
ジルケ・シュルツェ(バス・ドゥルツィアン)
エティエンヌ・アスラン(木管コルネット)
ヘンリー・ヴァン・エンゲン(サックバット)
バティスト・ロマン
(ルネサンス・ヴァイオリン&指揮) |
録音: 2022年10月 サン=レジェ教会、ライメン(フランス東部アルザス地方)
収録時間: 64分
【16世紀ドイツ西部で活躍した知られざる名匠。器楽を交えた編成でその多彩さを堪能】
ルネサンス後期、16世紀後半に活躍したフランドル楽派のゴスワンは、現在のフランス語圏ベルギー東部にあたるリエージュ司教領で生まれ育ち、巨匠ラッススに見出されミュンヘンのバイエルン選帝侯宮廷の音楽家となりました。
その後ケルン選帝司教の宮廷のあるボンにも活動拠点を得、さらにニュルンベルクで幾つかの曲集を出版しています。
リエージュ司教領にも近いマーストリヒトやスロヴェニア、オーストリア南部などでも写本が見つかっており、さらにヴェネツィアで出版されたマドリガーレ集アンソロジーにも曲が含まれているところからも生前の高い名声が窺えます。
この録音はゴスワン一人に捧げられた極めて珍しいアルバムで、マルク・レヴォンやエリザベス・ラムジーら中世と初期ルネサンスに通じた精鋭古楽プレイヤーたちが妥協のない作品解釈でその魅力を網羅的に紹介。
ミュンヘンの宮廷では16世紀の時点でヴァイオリン奏者として記録もされているゴスワンの活動を、初期ヴァイオリン研究の先端をゆくバティスト・ロマン(英訳も添えられたライナーノートの執筆者でもあります)を含む演奏陣の解釈で聴けるのも頼もしいところ。
ガンバやバロック・ヴァイオリンとも一味違うルネサンス期の羊腸弦楽器の響きを得て、多声の世俗曲も教会音楽もひときわ生々しい響きで味わえます。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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BIDDULPH RECORDINGS
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ミッシャ・エルマン・プレイズ・
チャイコフスキー&ヴィエニャフスキ小品集
ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第2番も収録
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)
1. 無言歌 Op. 2 No. 3(F. クライスラー編)
2. スケルツォ Op. 42 No. 2(F. クライスラー編)
3. アンダンテ・カンタービレ - 弦楽四重奏曲第1番
ニ長調 Op. 11より
4. 感傷的なワルツ Op. 51 No. 6(D. J.
Grunes編)
5. 弦楽セレナード Op. 48~ワルツ(L.アウアー編)
6. ただ憧れを知る者だけが Op. 6 No.
6(M.エルマン編)
7. 『白鳥の湖』~ロシアの踊り(Lange編)
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880)
8. レジェンデ Op. 17
9. マズルカ ニ長調 「Dudziarz」 Op.
19 No. 2
10. マズルカ ト短調 「Chanson polonaise」Op.
12 No. 2
11. マズルカ イ短調 「Kujawiak」Op.
3
12. ポロネーズ・ブリランテ 第1番 ニ長調
Op. 4
13-15. ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調
Op. 22 |
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
ジョゼフ・シーガー(ピアノ)・・・1-12
ロビン・フッド・デル管弦楽団・・・13-15
アレクサンダー・ヒルズバーグ(指揮)・・・13-15 |
録音:
1952年9月23、25日、10月7、9、14日...1-12
ニューヨーク、Victor Studio No.2/初出:RCA
Victor LM1740
1950年6月23日...13-15
フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック/初出:RCA
Victor LM5
復刻プロデューサー:Eric Wen/復刻エンジニア:Dave
Hermann/マスタリング:Rick Torres
総収録時間:78分
【ミッシャ・エルマンがRCAに残した最後の録音をBiddulphがCD化!】
「エルマン・トーン」と呼ばれる独特の美音を活かした演奏スタイルで日本の聴衆も魅了したミッシャ・エルマンがRCAに残した最後の録音をBiddulphがCD化しました。
エルマンは1891年にウクライナのユダヤ人居住区(ゲットー)でクレズマー音楽の演奏家の家に生まれました。
4歳からヴァイオリンを始め、後にオデーサ(オデッサ)のアカデミーで学び、11歳の時にレオポルト・アウアーの前で演奏すると、その才能に驚嘆したアウアーはペテルブルク音楽院の自らのクラスに招きました。
アウアーは、エルマンが13歳の年にベルリン・デビューをお膳立てし、14歳の年にはグラズノフ:ヴァイオリン協奏曲のイギリス初演のソロを託します。
エルマンは1906年、15歳でフランス・パテからレコード・デビュー。1908年にカーネギーホールでアメリカ・デビューをセンセーショナルに飾るとRCAに迎えられ、40年以上にわたり録音を続けました。
RCAがハイフェッツを看板ヴァイオリニストに迎えると、エルマンはDeccaやVanguardに録音するようになったので、ここに収められたチャイコフスキーとヴィエニャフスキの小品集がRCAへの最後の録音となりました。
シーガーは1950年代から60年代まで共演したピアニスト。エルマンが好んで共演したため録音も多くあります。
ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第2番は、エルマンが11歳でアウアーに引き合わされた時に演奏して感嘆させた曲で、その後も得意としていました。
ロビン・フッド・デル管弦楽団の実体はフィラデルフィア管弦楽団で、同管が行っていた夏の音楽祭の名前を使っています。
指揮のヒルズバーグはヴィエニャフスキと同じポーランド生まれで、エルマンと同じくアウアーにヴァイオリンを学び、フィラデルフィア管のコンサートマスターを19年間務めた後に指揮者となりました。
エルマンは1921年、37年、55年と3度にわたり来日。特に初来日時は欧米の一流の演奏家の来日が珍しかった時期で、大きな話題になったと伝えられています。
当音源はモノラルの成熟期のセッション録音で、特にトラック1-12はバランスがヴァイオリン寄りなこともあって、エルマンのヴィブラートのかけ方まで聴き取れそうな鮮明な音になっています。
※チャイコフスキーの曲の編曲者についてはBiddulphの情報に従っています。

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URANIA RECORDS
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WS121411
(2CD)
【新装再発売】
特別価格
¥2500
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ワーグナー:管弦楽作品集 |
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮) |
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):
・歌劇《さまよえるオランダ人》より序曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ※録音:1953年5月
・歌劇《タンホイザー》より序曲
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 ※録音:1962年11月
・歌劇《ローエングリン》より第一幕への前奏曲
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 ※録音:1962年11月
・歌劇《トリスタンとイゾルデ》より前奏曲、愛の死
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
※録音:1959年9月
・歌劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より第一幕への前奏曲
NDR交響楽団 ※録音:1963年3月
・楽劇《ワルキューレ》よりワルキューレの騎行
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ※録音:1953年5月
・楽劇《ワルキューレ》よりヴォータンの別れと魔の炎の音楽
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ジョージ・ロンドン(バス・バリトン)
・楽劇《神々の黄昏》よりジークフリートのラインへの旅、ジークフリートの葬送行進曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ※録音:1956年6月
・楽劇《神々の黄昏》より閉幕シーン
NDR交響楽団、クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ) ※録音:1963年3月
・舞台神聖祝典劇《パルジファル》より第一幕への前奏曲
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 ※録音:1962年11月
・舞台神聖祝典劇《パルジファル》より閉幕シーン
バイロイト祝祭管弦楽団、ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)
※録音:1951年8月 |
クナッパーツブッシュのワーグナー!
☆数々のワーグナーの名演を遺した、ハンス・クナッパーツブッシュのワーグナー録音を集成!
☆ウラニア・レコーズだから出来たベストな選曲!
☆デッカとウエストミンスターのアーカイヴを高音質で再現!
数々のワーグナーの名演を遺したことで知られるハンス・クナッパーツブッシュの「ワーグナー:管弦楽作品集」がウラニア・レコーズから復刻。
今なお語り草になっている名演の数々ですが、クナッパーツブッシュはひとつのレーベルにまとめてその録音を遺すことがなかったため現在では入手困難な音源なども多数存在することになってしまいました。
このアルバムではデッカとウエストミンスターのアーカイヴからベストと思われる選曲を行い、モノラル録音とステレオ録音の音源を集めています。
歴史的録音の復刻に定評のあるウラニア・レコーズの音質にぜひご期待ください。
2013年頃にリリースされていたWS121189からの新装再発売で、当時収録されていなかった「タンホイザー序曲」が追加収録されています。
※録音:MONO-STEREO/ADD
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<国内盤>

5/30(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
EVIL PENGUIN RECORDS
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ドイツ音楽集
(1)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番
ニ長調 BWV1050
(2)テレマン:
フルート、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲
イ長調 TWV53:A2
(ターフェルムジークより)
(3)J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
(4)テレマン:4声のソナタ第2番 ト短調 TWV43:g1(パリ四重奏曲第4番)
(5)ステファン・ヨハネス・ハンケ(1984-):
Starfish Rebellion II(ヒトデの反逆II) |
ヴェリタ・バロック・アンサンブル |
作品ゆかりの地に響くあたらしい感性、新進アンサンブルの目の醒めるような演奏、おどろきのネオ・バロック新曲も
録音:(1)2022年6月8日/ドイツ、ケーテン城 (2)2022年7月27日/ドイツ、ゾンダースハウゼン城
(3)2022年11月16日/ドイツ、ラティンゲン、ヴァッサーブルク・ハウス・ツム・ハウス
(4)2022年4月26日/ドイツ、ヴォルフスブルク城 (5)2022年12月16日/ドイツ、ゾンダースハウゼン城/77'11''
フルーティストのタヤ・ケーニッヒ=タラセヴィチと、チェリストのバルトロメオ・ダンドロ・マルケージによってパンデミック中に設立された新進古楽アンサンブル「ヴェリタ・バロック」によるデビュー盤。
バッハとテレマンの作品をゆかりのバロック様式のお城で録音するという贅沢な試みで、それぞれの場所で異なる音響効果が感じられます。
演奏がまた魅力的。構えてしまいがちな名曲を並べていながら、肩肘はらないリラックスした柔軟な語り口。豊かな残響ともきれいに溶け合っています。
最後にアンサンブルのレジデンス・コンポーザーであるSJ
ハンケの委嘱作品を収録。バロック編成のために書かれ、始めこそユニゾンを軸としたトゥッティを思わせますが、大胆な発想と爽快な疾走感でぐんぐん音楽が前進。
各楽器のソロが入り乱れるネオ合奏協奏曲といった趣も。アルバム全体を通して、若い音楽家のあざやかな視点に目の醒める思いがする1枚です。
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DANACORD
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セシル・リカド(ピアノ)
アメリカのピアノ音楽アンソロジー Vol.5
~ アメリカン・ダンス |
セシル・リカド(ピアノ) |
エイミー・ビーチ(1867-1944):チロリアン・ワルツ・ファンタジー
Op.116
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):7つのトレーサリー
より 第1曲「雲のゆりかご」
カルロス・トロイヤー(1837-1920):カイオワ・アパッチの出陣の踊り
ヘンリー・F.ギルバート(1868-1928):5つの黒人の踊り
より 第5曲「踊り」
チャールズ・セオドア・パッケルベル(1690-1750):メヌエット
サミュエル・バーバー:スーヴェニール(思い出)
Op.28
マイカ・トーマス(b.1997):ローテーション
ルイス・グルーエンバーグ(1884-1964):ジャズ・マスクII
Op.30a
エドワード・マクダウェル(1860-1908):魔女の踊り
Op.17-2
ルイス・モロー・ゴットシャルク(1829-1869):大タランテッラ
Op.67 |
セシル・リカドがアメリカの希少作品を発掘する好企画、第5弾は"ダンス"!
☆セシル・リカドが知られざるアメリカのピアノ作品を発掘する人気シリーズ、第5弾は"アメリカン・ダンス"!
☆18~21世紀に作曲された、多様な「踊り」をテーマにした作品の数々!
フィリピン出身の名ピアニスト、セシル・リカドが贈るDanacordレーベルの人気シリーズの一つ、「アメリカのピアノ音楽アンソロジー」から新作が登場。
当シリーズは18世紀から21世紀にかけてのアメリカのピアノ独奏作品から、過小評価されてきた、あるいは忘れられてしまった傑作を掘り起こしてゆくという好企画。
第5弾となる今回のテーマは"アメリカン・ダンス"。「カノン」で有名なドイツの作曲家、ヨハン・パッヘルベルの息子でありアメリカで活躍した18世紀の作曲家、チャールズ・セオドア・パッケルベルの作品から、ジュリアード音楽院のジャズ科で学び近年注目を集めている1997年生まれの新星ピアニスト、マイカ・トーマスの作品まで幅広い時代の、そして実に多様なスタイルやルーツを持った選りすぐりの「踊り」に関する作品が収録されており、その多くが世界初録音となります。
セシル・リカドはこれまでに、デビュー盤で共演したクラウディオ・アバドをはじめ、アンドルー・デイヴィス、シャルル・デュトワ、ネヴィル・マリナー、ズービン・メータ、小澤征爾、アンドレ・プレヴィンといった偉大な指揮者らと共演。
Hyperionレーベルでのアルバン・ゲルハルトとの録音でも知られ、ザ・ニューヨーカー誌から「ピアニストの中のピアニスト(a
pianist's pianist)」と称賛されました。
Danacordレーベルでは当シリーズの他に、フーズム城音楽祭ライヴ・シリーズでもオーンスタインなどの知られざる作品を披露しています。
※録音:2022年4月9日-12日、アメリカ芸術文学アカデミー(ニューヨーク)
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ALPHA CLASSICS
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ユレルとクヴェールが盟友ベルトランを迎えて
自然のロマン ~ドイツ・ロマン派のフルート音楽
1-4. カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):
フルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲
ト短調 Op. 63
5. フランツ・シューベルト(1797-1828):
羊飼いの嘆きの歌 D 121 (フルートとピアノのための編曲版)
6-9. カール・ライネッケ(1824-1910):
フルート・ソナタ「ウンディーネ」 Op.
167
10-18. シューベルト: 「しぼめる花」の主題による変奏曲
D 802
19. シューベルト:
しぼめる花 ~『美しき水車小屋の娘』 D
795
(フルートとピアノのための編曲版) |
ジュリエット・ユレル(フルート)
エレーヌ・クヴェール(ピアノ)
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)...1-4 |
録音: 2022年12月 シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス、ソワソン、フランス
収録時間: 69分
【ユレルとクヴェールが盟友ベルトランを迎えて描く自然へのオマージュ】
ロッテルダム・フィルの首席フルート奏者を1998年から務めるジュリエット・ユレルと、ピアニスト、エレーヌ・クヴェールの共演30周年を記念するアルバムで、「水の精」を意味するライネッケの「ウンディーネ」を中心とした、自然から与えられるロマンティックなインスピレーションへのオマージュとなっています。
ウェーバーのトリオでは二人の盟友エマニュエル・ベルトランも参加。それぞれの作品に深く寄り添い、歌心溢れる音楽を聴かせています。
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シューベルト: 美しき水車小屋の娘
1-20. フランツ・シューベルト(1797-1828):
美しき水車小屋の娘 D 795 |
コンスタンティン・クリンメル(バリトン)
ダニエル・ハイデ(ピアノ) |
録音: 2022年3月 マルクス・シティクス・ホール、ホーエネムス、オーストリア
収録時間: 70分
【クリンメルの「水車小屋」登場】
1993年ドイツ生まれのバリトン、コンスタンティン・クリンメルのALPHAレーベル3枚目のソロ・アルバム。
ドイツ・ロマン派のバラード集(ALPHA549)、ウィーン古典派のアリア集(ALPHA892)に続く今作は、待望の正統派歌曲集「美しき水車小屋の娘」となりました。
彼の美しく滑らかな歌声をこれまで以上に堪能できるアルバムです。
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CPO
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555161
(2CD)
¥4500
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人気物語『アラジン』をアッテルベリのオペラで
クット・アッテルベリ(1887-1974):
歌劇《アラジン》全3幕(ドイツ語歌唱)
台本:ブルーノ・ハルト=ヴァーデン&
イグナーツ・ミヒャエル・ウェレミンスキー |
アラジン...ミヒャエル・ハー(テノール)
ライラ...ゾーレン・マインゲーネ(ソプラノ)
ナスレッディン...フランク・ブレース(バス)
ムルク...オレクザンドル・プシュニアク(バリトン)
他
ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団
ブラウンシュヴァイク州立歌劇場合唱団
ヨナス・アルバー(指揮) |
録音:2017年 ブラウンシュヴァイク州立歌劇場(ドイツ)
総収録時間:120分
【不滅の人気物語『アラジン』をアッテルベリのオペラで楽しむ】
日本でも「アラジンと魔法のランプ」として親しまれている『アラジン』は近年ディズニーが映画化するなど古今東西人気を博してきました。
アッテルベリはこれを素材に「大人が楽しめるメルヘン・オペラ」を作曲。1936年に着手して1941年に完成させました。
ストーリーは王女ライラに魅了されたアラジンが魔法のランプの力を得て願いをかなえてゆくというものですが、このオペラ版では冒険活劇よりも主人公二人の間の「愛」が強調されており、アッテルベリによる音楽は後期ロマン派のスタイルによるもので、東洋趣味は控え目です。
1941年3月にスウェーデン王立歌劇場で初演されて11回上演。同年ドイツ初演も行われ一定の成功を収めましたが、その後は、ここに収録された2017年のブラウンシュヴァイク州立劇場での上演まで舞台に乗ることはありませんでした。
この上演では台本に若干の変更を加え、舞台をソ連時代の中央アジアに移しています。
丁寧かつ熱気を感じさせる歌唱とオーケストラ・サウンドからは蘇演にかける歌手の意気込みが伝わってきます。
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555327
(2CD)
¥4500
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ハイドンが作曲したオペラ《突然の出会い》
ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
歌劇《突然の出会い》Hob.XXVIII:6
全3幕のドラマ・ジョコーソ
台本:カール・フリーベルト
原作:L・H・ダンクール:
La rencontre imprevue 思いがけないめぐりあい |
バルゾラ王子アリ:レツィアの恋人...
ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)
ペルシャ王女レツィア:
エジプトのスルタンのお気に入り...
エリザベート・ブロイアー(ソプラノ)
バルキス:奴隷/レツィアの友人...
アンナ・ヴィラーディンク(ソプラノ)
ダルダネ:奴隷/レツィアの友人...
アンナスティーナ・マルム(メゾ・ソプラノ)
オスミン:アリの従者...
マルクス・ミーゼンベルガー(テノール)
カランドロ...ラファエル・フィンガーロス(バリトン)
エジプトのスルタン...ミヒャエル・ヴァーグナー(バス)
オルフェオ・バロック管弦楽団(古楽器使用)
ミヒ・ガイック(指揮) |
録音:2019年8月5-8日、2020年9月17日 Stift
Waldhausen, Strudengau Osterreich(オーストリア)
総収録時間:112分
【「トルコ音楽ブーム」に乗ってハイドンが作曲したオペラ】
1683年にオスマン帝国の軍隊がウィーンを包囲すると当時の人々は恐怖と混乱に巻き込まれましたが、それから100年近く後のウィーンではトルコ風(東洋風)の音楽を楽しむことが流行していました。
オペラでもグルックの《メッカ巡礼、思いがけないめぐりあい》(1764年初演)やモーツァルトの《後宮からの誘拐》(1782初演)などは、こうした流行を汲んでいます。
ハイドンの《突然の出会い》は1775年作曲・初演。エジプトのスルタンの後宮に奴隷として売られてしまったペルシャの王女レツィアを奪還しようとする王子アリの物語です。
トルコ風音楽と言うとモーツァルトやベートーヴェンが書いたトルコ行進曲のような軍楽調のものが思い浮かびそうですが、ここでは宮廷舞踏やスーフィーの儀式で使われるという音楽が採り入れられています。
古楽器オーケストラと実力派の歌手たちが素晴らしい演奏を披露しています。
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555475
(2CD)
¥4500
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プロイセンの宮廷楽長グラウンのオペラ
《アウリスのイフィゲニア》
カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759):
歌劇《アウリスのイフィゲニア》全3幕
台本:ゲオルク・カスパール・シュールマン
世界初録音 |
イフィゲニア...ハンナ・ツムザンデ(ソプラノ)
ダイダミア...サンタ・カルニーテ(ソプラノ)
クリュテムネストラ...
ジュヌヴィエーヴ・チュミ(メゾ・ソプラノ)
アナクシメネス...テリー・ウェイ(アルト)
アキレス/長老...ミルコ・ルートヴィヒ(テノール)
セルシテス...アンドレアス・ハイネマイヤー(バス)
アガメムノン/長老...ドミニク・ヴェルナー(バス)
バロックヴェルク・ハンブルク(古楽器使用)
イラ・ホッフマン(指揮) |
録音:2021年3月11-13日 Christuskirche
Hamburg-Othmarschen(ドイツ)
総収録時間:122分
【プロイセンの宮廷楽長グラウンのオペラがまた一つ復活】
フリードリヒ2世に重用され、プロイセンの宮廷楽長を務めたカール・ハインリヒ・グラウン。その作品群の録音に熱心に取り組んでいるcpoレーベルから、オペラ《アウリスのイフィゲニア》の世界初録音が登場。
この作品はグラウンが特に高い評価を得ていたイタリア語のオペラ・セリアで、ギリシャ悲劇の一つ、ギリシャ軍の総大将アガメムノンのためにその娘イフィゲニアがアルテミスへの生贄となる物語を題材としています。
1731年にハンブルクで上演された後、楽譜が散逸して上演機会を失っていましたが、ハンブルク所縁の作品に取り組むバロックヴェルク・ハンブルクとイラ・ホッフマンにより復活。
レチタティーヴォと3曲の合唱等の楽譜は失われたものの、序曲と35曲ものアリアなど残存する素材から再構築し、すぐれた歌手陣によって充実した音楽を聴くことができます。
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555594
(3CD)
¥7400
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フランス楽壇で高く評価されたデマレの《シルセ》
アンリ・デマレ(1661-1741):
歌劇《シルセ》 プロローグと5幕
台本:ルイーズ・ジュヌヴィエーヴ・
ジヨ・ド・サントンジュ |
シルセ...ルシール・リシャルド(メゾ・ソプラノ)
ユリス...アーロン・シーハン(テノール)
アステリー...テレサ・ワキム(ソプラノ)
エルフェノール...ジェシー・ブルムバーグ(バリトン)
アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)
ダグラス・ウィリアムズ(バス・バリトン)
ミレイユ・ルベル(メゾ・ソプラノ)
ジェイムズ・リーズ(テノール) 他
ボストン古楽音楽祭管弦楽団(古楽器使用)
ロバート・マーリー(指揮)
ポール・オデット&スティーヴン・スタッブス(音楽監督) |
録音:2022年8月7-19日 Sendesaal Bremen(ドイツ)
総収録時間:199分
【リュリ没後のフランス楽壇で高く評価されたデマレの《シルセ》!】
アンリ・デマレはルイ14世時代のフランス楽壇で高く評価され、1687年にリュリが世を去るとその後継者の一人と目されました。
《シルセ》は1694年の作品。先輩リュリが打ち立てた抒情悲劇のスタイルでドラマティックかつ格調高く書かれており、色彩豊かなオーケストラも魅力です。
当盤と同じく2022年に録音されたセバスティアン・デラン指揮の盤が最近リリースされるなど、欧米でにわかに注目を集めている模様。
当盤は、ボストン古楽音楽祭とブレーメン放送とcpoの共同制作により、ブレーメンで2週間近くをかけて収録したもの。
フランスの中堅メゾ・ソプラノ、ルシール・リシャルドが題名役を熱唱し、アメリカのテノールでグラミー賞を受賞したアーロン・シーハンらと共演しています。
本拠ボストンでは2023年6月に上演が予定されています。
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エミーリエ・マイヤー(1812-1883):
弦楽四重奏曲集 第1集
1. 弦楽四重奏曲 ト長調
2. 弦楽四重奏曲 イ長調
3. 弦楽四重奏曲 ホ短調 |
コンスタンツェ四重奏団
Emeline Pierre Larsen(第1ヴァイオリン)
Riro Motoyoshi 本吉理路(第2ヴァイオリン)
Elen Guloyan(ヴィオラ)
Julia Simma- Ammerer(チェロ) |
録音:2021年5月25-27日 Kirche der Christengemeinschaftin
Salzburg-Gnigl(オーストリア)
総収録時間:72分
エミーリエ・マイヤーは北ドイツのメクレンブルクで生まれ、20代後半で作曲家を志しました。
彼女は有名なバラード作曲家であるカール・レーヴェに師事し、オペラを含む幅広い分野で精力的な作曲活動を行い、当時としては珍しい、成功を収めた女性作曲家の一人として称えられています。
彼女の作品は古典主義の形式に基づいた作品の中にロマンティックな旋律が組み込まれており、「女性版ベートーヴェン」とも評されたその恵まれた才能がうかがえます。
cpoレーベルからはこれまでに交響曲4曲、ピアノ四重奏曲、三重奏曲のアルバムが発売され、どれも好評を博していますが、新たなシリーズでは7曲の弦楽四重奏曲が全曲録音される予定です。
第1集には、1858年までに作曲された3曲を収録。
これらの作品を演奏するのは、ザルツブルグモーツァルテウムで学んだ本吉理路をメンバーとするコンスタンツェ四重奏団です。
彼女たちはマイヤーの作品を繊細かつ情感豊かに表現しています。
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ハンザ同盟の古都の音楽 第1集 |
ヨーロッパ・ハンザ・アンサンブル(古楽器使用)
マンフレート・コルデス(指揮) |
ヨハン・フィーアダンク (1605-1646):
1. Der Herr Zebaoth ist mit uns Ander
Theil Geistlicher Concerten, 1643
2人のソプラノ、2人のテノール、管楽、弦楽と通奏低音のために
2. Das ist ein kostlich Ding Erster Theil
Geistlichen Concerten, 1641
2人のソプラノ、バスと通奏低音のために
3. ソナタ 4声 Ander Theil darinnen ...
Capricci, Canzoni vnd Sonaten, 1641
2つのヴァイオリン、2つのツィンクと通奏低音のために
カルパー・モヴィウス(1610-1671):
4. Schaffe in mir, Gott, ein reines Herz
Triumphus Musicus, 1640 4声部からなる2つの合唱のために
5. Gott ist unser Zuversicht und Starke 4声部からなる2つの合唱のために
フィーアダンク:
6. カプリッチョ イ短調 Ander Theil darinnen
... Capricci, Canzoni vnd Sonaten, 1641
2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のために
7. ソナタ ニ短調 2つのツィンク、3つのサクバットと通奏低音のために
オイハリウス・ホフマン(1540頃-1588):
8-11. Kompositionen fur Stralsunder Honoratioren
(XXIIII Cantiones, 1577)
8. Fur Thomas Brandenburg: Doce me,
Domine / 9. Fur Heinrich Busch: Cantabo Domino
10. Fur Joachim Ketel: Vigila super
nos / 11. Fur Heinrich Hagemeister: Desine
ab ira
12. Ich suchte des Nachts Ander Theil
Geistlicher Concerten, 1643
5つの声部、2つのヴァイオリンと通奏低音のために
13. ソナタ ニ短調 Ander Theil darinnen
... Capricci, Canzoni vnd Sonaten, 1641
ツィンク、3つのサクバットと通奏低音のために
14. Meine Harfe ist zur Klage worden Erster
Theil Geistlichen Concerten, 1641
4つの声部と通奏低音のために
モヴィウス:
15. In dich hab ich gehoffet, Herr Hymnodia
Sacra, 1639 2人のソプラノ、バスと通奏低音のために
16. Mein Gott, warum hast du mich verlassen- 2人のソプラノ、バスと通奏低音のために
フィーアダンク:
17. Ich beschwore euch Ander Theil Geistlicher
Concerten, 1643
ソプラノ、アルト、テノール、5部の弦楽と通奏低音のために
18. Ich freue mich im Herren Hochzeitskomposition
1643 4つの声部と弦楽、管楽と通奏低音のために |
録音:2022年6月7-9日 Stiftskirche Bassum(ドイツ)
総収録時間:70分
cpoの新シリーズ「ハンザ同盟の古都の音楽」がスタート。
第1集はシュトラールズントです。シュトラールズントは13世紀にハンザ同盟に加入し、14世紀から15世紀にかけて栄えました。
その歴史地区はヴィスマールの歴史地区とセットでUNESCO世界遺産に指定されています。
このアルバムには同地で17世紀に活躍した作曲家たちの器楽曲と宗教的声楽作品が収録されています。声楽も器楽もヴィルトゥオーゾ的な扱いがなされ、当時の演奏水準の高さをうかがわせます。
ヴァイオリンに加え、サクバット、ツィンクなどが初期バロックに相応しい音彩を添えています。
この分野の第一人者マンフレート・コルデスとヨーロッパ・ハンザ・アンサンブルによる演奏で。
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CARUS
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83528
(2CD)
¥3800
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ベルニウス&SWR声楽アンサンブル男声合唱団
メンデルスゾーン:無伴奏男声合唱曲集(全33曲) |
SWR声楽アンサンブル男声合唱団員
フリーダー・ベルニウス指揮 |
CD. 1
1.「かつて逸楽郷に行った」 Einst ins
Schlaraffenland zogen (1820, MWV G 1) /
2.「ジプシーの歌」 Zigeunerlied (1825,
MWV G 5) / 3. Stromubergang (1826, MWV G
6) /
4.「楽士の殴り合い」 Musikantenprugelei
(1833, MWV G 13) /
5.「愛と希望」 Lieb und Hoffnung (1820,
MWV G 2) /
6.「海の上で」 Auf dem Meere (1838, MWV
G 20) / 7.「聖なる歌」 Weihgesang (1832,
MWV G 9) /
8.「夜の歌」 Nachtgesang (1839, MWV G
29) / 9.「狩人の歌」 Jagerlied (1822, MWV
G 3) /
10.「セレナーデ」 Standchen (1839, MWV
G 24) / 11.「狩の歌」 Jagdlied (1837, MWV
G 21) /
12. 「楽しい旅人の歌」 Der frohe Wandersmann
(1844, MWV G 34) /
13.「トルコの酒の歌」 Turkisches Schenkenlied
(1840, MWV G 23, op.50 No.1) /
14.「狩人の別れ」 Der Jager Abschied
(1840, MWV G 27, op.50 No.2) /
15.「夏の歌」 Sommerlied (1840, MWV G
19, op.50 No.3) /
16.「舟旅」 Wasserfahrt (1840, MWV G17,
op.50 No.4) /
17.「恋と酒」Vin a tout prix..Liebe und
Wein (1839, MWV G 26, op.50 No.5)
CD. 2
1.「さすらいの歌」 Wanderlied (1840,
MWV G 28, op.50 No.6)
2.「酒をたたえて」 Lob des Weins (1822,
MWV G 4)
3.「無定見の酬い」 Ersatz fur Undestand
(1839, MWV G 25)
4. "Wie hehr im Glase blinket der
konigliche Wein" (1833, MWV G 11)
5. カノン「賢者ディオゲネス」 Der weise
Diogenes (1833, MWV G 10)
6.「酒宴の歌」 Trinklied aus dem Divan
(1837, MWV G 15)
7.「酔いをたたえて」 Lob der Trunkenheit
(1838, MWV G 22)
8.「ライン酒の歌」 Rheinweinlied (1844,
MWV G 35)
9. "In Frankfurt auf der Zeile"
(1837, MWV G 14)
10.「勇敢な男の歌」 Das Lied vom braven
Mann (1840, MWV G 16)
11.「送別の宴」 Abschiedstafel (1844,
MWV G 33)
12.「創立記念祭」 Die Stiftungsfeier
(1842, MWV G 32)
13.「厚かましさ」 Dreistigkeit (1837,
MWV G 18)
14.「リヨンのドイツ人のための歌」 Lied
fur die Deutschen in Lyon (1846, MWV G 36)
15.「朝のあいさつ」 Morgengrass (1847,
MWV G 37)
16.「護衛」 Comitat 1847, (MWV G 38) |
2020年1月8-10日、2022年7月6-8,11-12日、2022年9月16,20-21日 シュトゥットガルトSWR放送スタジオでの録音
メンデルスゾーンによって作曲された無伴奏男声合唱曲の数々は
家族や親しい友人への感謝の為に書かれ作曲家自身もそれらを好んで演奏した
記録が残っていますがメンデルスゾーンの膨大で多岐に及ぶ作品の中で
残念ながらあまり研究が進んでいない分野の一つです。
メンデルスゾーンの合唱作品において素晴らしい演奏を長年にわたり行い
アルバムを発表し続けてきた合唱界を代表する指揮者の一人であるベルニウスが
SWR声楽アンサンブル男声合唱団員と2020年から2022年の間に丹念に記録した
33曲を収録。
素晴らしい曲の数々をベルニウスらによる名演奏で再確認できる好企画アルバムです。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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KING INTERNATIONAL
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KKC 4335
(SACD HYBRID)
¥2900 →\2690
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「世界の調和」は真正ステレオ
世界初のSACDHybrid 化
ヒンデミット:
世界の調和(1953)&管弦楽のための協奏曲(1950)/
1. 交響曲「世界の調和」
2. 管弦楽のための協奏曲 作品38 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2) |
「世界の調和」は真正ステレオ!フルトヴェングラーの全録音のなかでも最高音質との噂が高い伊チェトラLP!オリジナル・マスターからついに世界初SACD化!
録音:1953年8月30日 フェストシュピールハウス、ザルツブルク(ライヴ)(1)
1950年6月20日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)(2)
STEREO / MONO、46:41、国内製作、日本語帯・解説付(解説:小石忠男)
「STEREO IS CCIR!」 CCIR(ヨーロッパのイコライザー・カーヴ)はSTEREOだ!
イタリア・チェトラ社のFE(フルトヴェングラー・エディション)シリーズの制作元ミラノ・ディスコス社から取り寄せたマスターテープのケースには「世界の調和」についてこう明記されていた!もう1曲「管弦楽のための協奏曲」の方には「ATTENTION
: MONO IS CCIR !!」との注が。この違いは?!
非ナチ化裁判でフルトヴェングラーを擁護するなど、深い友情で結ばれてきたドイツの作曲家ヒンデミット(1895-1963)。
代表作2曲「世界の調和」と「管弦楽のための協奏曲」に遺した巨匠の貴重なライヴ。
「ヒンデミット作品は、贅肉のない引き締まった面を強調する指揮者が多い中、フルトヴェングラーは、深いところに根ざした拡張的アプローチを通じて、より肉厚で高貴な音楽を造り出している。現代的かつ機動的で清潔に演奏されるのが≪世界の調和≫の常道だが、フルトヴェングラーにかかると、厳密に定めた歩調と、重みをつけた響きによって、けっして有名とはいえないこの作品も貫禄を帯びてくる。てらいもなければ、ナンセンスの入る余地もないヒンデミットの書法には、解釈上の大きな誤差が生じるはずもないが、フルトヴェングラーの演奏はただ効果的というだけではない。時に熱を帯びる積極的な関与が見られ、つねに愛情が向けられている。≪世界の調和≫の二種類の録音のうち、優れているのはザルツブルクで演奏された二番目の方である。音質面でも、フルトヴェングラーの録音中、特筆すべきすばらしさの一枚と言えるだろう。」(『フルトヴェングラー グレート・レコーディングズ』ジョン・アードイン著 藤井留美訳 音楽之友社発行)
「ウィーン・フィルを指揮した「世界の調和」だが、これはディテールのすみずみまで克明に処理しながら、彫りの探さと壮大な高潮を兼ねそなえた秀演である。いわばフルトヴェングラーならではの表現だが、第1楽章では共感と情熱の激しさが端的に示されており、旋律の息ながく歌う粘着力もみごとに作品の内面と結び付いている。ヒンデミット特有の和音の変転を、えぐり出すように表現しているのも、この作曲者の書法を知りつくした結果である。第2楽章の歌の表情のもつ豊富なニュアンス、第3楽章の鮮明な楽想の表出もすばらしく個性的で、同時に作品の本質を鋭い感性で表わしている。この曲のように精緻な対位法を駆使した作品で、水平的な歌を弱めることがないのも、さすがというほかはない。
「オーケストラのための協奏曲」では、ベルリン・フィルの独奏と合奏の鮮烈な名技が、圧倒的と感じられる。この二つの曲で、ウィーン・フィルとベルリン・フィルがそれぞれの作品と密着しているのは、おどろくべきことだが、これはフルトヴェングラー自身が意識して選んだことかも知れない。この協奏曲では、コンチェルティーノのきめこまかく、また機能的な書法が、ベルリン・フィルの名技にうってつけである。あるいは合奏のデリケートな表情と結ばれた運動性の美しさ、爽快といえるほどのリズム感の確かさも、実にあざやかというほかはない。これは録音の古さを超えて、きき手に迫る演奏というべきだろう。その意味で、フルトヴェングラーは、いまも生きているのである。」(小石忠男、ライナー・ノーツより)
「世界の調和」は1982年チェトラ盤LP(FE-22)が"ステレオ"表示で出た時に、翌年発売されたワーグナーの≪指環≫とともに大騒ぎされました。キングレコードでは84
年に国内初出LP(K17C-9425)として発売されましたが、疑似ステレオではないかとの疑念からモノラル盤にしております。88
年にチェトラでCD化されましたが(CDE-1049)、こちらも同様にモノミックスした音に。これをキングでは輸入盤日本語解説つきで発売(KICC-7152)、日本に来たマスターテープからのCD化は見送られてきました。
このたびSACD化にあたって、39年ぶりにミラノ・ディスコスが制作したアナログ・テープ(38cm/秒、2トラック)の音質をチェックしてみたところ、余りに音が良すぎることにびっくり!純正モノラルや疑似ステレオとは明かに違う2チャンネル録音の<空間を感じさせる雰囲気>があります。これは2020
年に「オリジナル・ステレオ録音!!」として発売した≪魔弾の射手≫全曲(KKC-4246/7)のときに調べた以下の記事を思い起こさせます。
仏フルトヴェングラー協会会報1983年9月号 P.Jaquard氏(以下の記事翻訳、桧山浩介氏訳、レコ芸85年2月号『名演奏家ディスコグラフィ』より)
「1953,54年のザルツブルク音楽祭ではフルトヴェングラー自身の提案によって、ステージ左右にセットされた3本ずつのマイクを通じて2チャンネルで収録されていた。マスターテープのスピードは76cm/秒(2トラック)で、録音エンジニアは巨匠の娘婿にあたるアルフレッド・クンツである。」
「世界の調和」は1953年ザルツブルク音楽祭での録音です。まさにこの記事に該当する画期的録音ではないかと思わせる今回、マスターテープを一切加工せずに、世界初SACD化を行ないました。
「世界の調和」は他社(EMI,ORFEO 等)からもすでにCD
化されていますが、もっともオリジナル音源に近い音でSACD化したフルトヴェングラーの貴重な名演・録音をご堪能ください。
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KKC 4336
(SACD HYBRID)
¥2900 →\2690
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ミラノ・ディスコス制作テープを最新デジタル・リマスタリング
世界初のSACDHybrid 化
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲(1947)&交響曲第1番(1952)/
1. ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
2. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 &
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)(1
)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(2) |
歌心―メニューイン、気迫―フルトヴェングラー。ヴァイオリン協奏曲は「彼等のベストを尽くした名演」(宇野功芳)。「レコ芸」特選となった永遠の名盤、SACDハイブリッド化!
録音:1947年9月28日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)(1)
1952年11月30日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)(2)
MONO、69:47、国内製作、日本語帯・解説付(解説:宇野功芳)
メニューインがフルトヴェングラーと組んで録音したベートーヴェンは3種ありますがが、「彼等のベストを尽くした名演」(宇野功芳)がこれです!
「手兵のベルリン・フィルを指揮し、本拠地のベルリンにおける定期公演ということで、フルトヴェングラーの気持ちがまるで異なる。その心の張りがメニューインに乗り移り、スランプにあえぐ彼から実力以上のものを引き出したのがこのCDなのである。第1
楽章ではアインガングから魂が高く羽ばたくような音と表現が聴かれる。音色には溢れるような艶があり、歌に満ちているが、そこに人為的なものはいっさいなく、自然界の一つの現象のように聴こえる。とても人間が弾くヴァイオリンとは思えず、崇高な感じさえするのである。録音のせいか、最弱音が強くなっているが、充分に繊細な表現が伝わって来、哀しくなるほどのディミヌエンドが印象的だ。展開部が良い例で、決してセンチメンタルな演奏ではないのに、あまりの美しさと心のこめ方の一途さに、聴いている方が哀しくなってしまうのである。それは常に高みに向おうとする心なのだ。どの一部をとっても魂の音楽であり、その真実が音楽美として表われ出てくる。
カデンツァ(クライスラー作)がまたすばらしい。この情熱、この気迫、メニューインは完全に昔の天才少年時代に戻っており、クライマックスへの激しい登頂には聴いているわれわれも思わず夢中になってしまう。」(宇野功芳、ライナー・ノーツより)
「ヴァイオリン協奏曲」は日本ではキングレコードからLP:K17C-9423(1984.10.21)
で発売されました。これは伊チェトラ社が1980年に世界初出音源として発売したLP(FE-1)の国内初発売になり、『レコード芸術』誌(84年12月号)で特選を獲得しております。
カップリングの「第1交響曲」は有名な旧EMIセッション録音の直後のライヴ。伊チェトラ社が1982年に世界初出音源として発売したLP(FE-33)の国内初発売として、翌年K19C-287~8(83.12.1)で登場。「ウィーンの第九(1951)」とのカップリングでLP2枚組の第4面に収録されておりました。
「(旧EMI セッション録音の)名演に実演ならではの生命力をあたえられた完璧な表現で、しかも踏みはずしが見られない。ここにはまろやかな響きの代りに、切れば血の出るような生々しさがあり、終楽章のコーダに僅かなアッチェレランドが出現するが、他の部分はいかにもきっちりとしている。とくにオーケストラのリズムやアンサンブルが整然としており、ダイナミックスや楽器のバランスも古典曲として模範的だ。まるで1954年、死の年のライヴ演奏を思わせるのである。」(宇野功芳、ライナー・ノーツより)
この2曲のカップリングでキングレコードから1986年に初CD
化発売(K33Y-194)。今回、世界初のSACDHybrid
化!
ミラノ・ディスコスが制作したアナログ・テープ(1/4
インチ幅、秒速38cm)の非常に良好な音質をキング関口台スタジオで最新デジタル・リマスタリングによりさらに改善して発売します。
ライナー・ノーツは宇野功芳氏の"熱烈"解説を転載。
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<LP>
CPO(LP)
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555582
(7LP)
¥16500
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲全集(第0番-第7番)
LP-1. ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15
LP-2. ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19
LP-3. ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
LP-4. ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
LP-5. ピアノ協奏曲(第7番) ニ長調 Op.61a
(原曲: ヴァイオリン協奏曲)
LP-6. ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73
LP-7-A. ピアノ協奏曲 第0番 変ホ長調 WoO
4
(オーケストレーション:ヘルマン・デヒャント)
LP-7-B. ロンド 変ロ長調 WoO 6
ピアノ協奏曲(第6番) ニ長調(1814/15)
H15
(ニコラス・クックによる補筆完成版に基づく) |
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)
ウィーン放送交響楽団
コンスタンティン・トリンクス(指揮) |
録音:2020年12月21-23日 2021年1月4-5、7-8日、3月18-19、21-22日 ORF
Radiokulturhaus Wien(オーストリア)
同内容のCD...555447(2022年7月発売)
総収録時間:256分
【大好評を得たミヒャエル・コルスティックのベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集、LP盤の登場!】
ベートーヴェンのピアノ協奏曲は通常、第1番から第5番までを全集としますが、このコルスティックの全集は、第2番の初稿フィナーレであるロンド変ロ長調WoO
6や、ヴァイオリン協奏曲のピアノ版(このCDでは第7番と表記)に加え、ベートーヴェンが1814年から15年頃に作曲したとされるニ長調の協奏曲断章(このCDでは第6番と表記)、14歳頃に作曲した変ホ長調の協奏曲までも収録していることが大きな特徴。
若書きの「第0番」変ホ長調 WoO 4はオーケストラ・パートが失われてピアノ・パートだけが伝えられています。
この曲にオーケストレーションを施した例としてはスイスの作曲家ヴィリー・ヘスによるものがありますが、ここではコルスティックの発案で指揮者・音楽学者のヘルマン・デヒャントに依頼した新たなオーケストレーションを採用。
第4番を参考に、ヘス版に無かったファゴット2本を追加。更に終楽章ではトランペット2本とティンパニを追加して、壮麗な響き持つ演奏時間約26分の協奏曲となりました。
カデンツァはデヒャント作のものを参考にコルスティックが手を加えています。
ニ長調H15は未完成ながら258小節あり、ベートーヴェンが残した断章の中でも最大規模です。
1986年にイギリスの音楽学者ニコラス・クックが他のスケッチなども参照しつつ独立した楽章として補筆完成させました。ここではクック版にヘルマン・デヒャントがカデンツァとコーダを加え、更にコルスティックが独自に手を加えた楽譜を演奏しています(演奏時間13分57秒)。
本命と言うべき第1番から第5番では、ピアノもオーケストラもピリオド・スタイルを取り入れてペダルやヴィブラートを控え目にしつつ、モダン楽器らしいシンフォニックなサウンドの魅力もしっかりと表現しています。
引き締まったテンポでドラマティックに展開してゆく速い楽章と、柔らかな響きで旋律をしっとりと歌う緩徐楽章が好対照です。
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