≪第121号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2023/10/10~
10/13(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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フンガリカ
(1)コダーイ:
ロマがチーズを食べる/マトラの風景/夕べの歌
(2)バルトーク:
苦しみ/4つの古いハンガリー民謡/さまよい歩く
(3)リゲティ:
夜-朝/孤独/パーパイ夫人/永遠の光(ルクス・エテルナ) |
ブリュノ・ケレ=ボジャール(指揮)
アンサンブル・ゼネ |
「ルクス・エテルナ」も収録。リゲティの合唱曲の魅力発見!
録音:2022年10月6-8日/サル・コロンヌ(パリ)/ディジパック仕様、24bit/96kHz
コダーイ、バルトーク、リゲティというハンガリー近現代を代表する3名の合唱曲を集めたアルバム。いずれも民謡に基づき、合唱の美しさと効果を存分に発揮させた逸品揃い。
アンサンブル・ゼネはハンガリー人ブリュノ・ケレ=ボジャールが2014年に結成。「ゼネ」とはハンガリー語で「音楽」を意味し、バロックの合唱作品を主なレパートリーにしています。
彼らの2枚目となる当アルバムはリーダーの母国への思いが詰まっています。
コダーイの合唱曲は重要なレパートリーとなっていますが、なにより興味津々なのはその弟子リゲティのハンガリー時代の諸作。
ドイツへ亡命後に作られ、キューブリックが「2001年宇宙の旅」で使用してリゲティの名を世界的にした「永遠の光(ルクス・エテルナ)」が収録されているのも嬉しい限り。驚くほど感動的な出来となっています。
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KLARTHE
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根本雄伯(指揮)&ムジカ・ニジェラ
語り部~カプレ作品集
(1)ペルシャ組曲(1900)~管楽十重奏
(2)最も魅力的な歌(見えない笛)(1900)~作曲者自編のオーケストラ版
(3)交響詩「伝説」(1903-5)
(4)祈り(1914-7)~声、ハープと弦楽四重奏
(5)ラ・フォンテーヌの3 つの寓話(1919)~声と器楽アンサンブル
(6)ポーの「赤死病の仮面」による幻想的物語(1923)~ハープと弦楽四重奏 |
ローラン・デルイユ(バリトン)(2)(5)
セシル・アシール(ソプラノ)(4)
イリス・トロシアン(ハープ)(4)(6)
エミリ・ユルトヴァン(サクソフォン)(3)
根本雄伯(指揮)
ムジカ・ニジェラ |
名の知られるカプレの魅力を披露!近代フランスの美を凝縮
録音:2022年5月1-6日/モントルイユ=シュル=メール劇場(パ=ド=カレー)/ディジパック仕様
ミンコフスキのルーヴル宮音楽隊の首席ホルン奏者根本雄伯が音楽監督を務めるムジカ・ニジェラ。
2019年結成の若い団体で、根本の指揮のもとラヴェル、ショーソン、プーランクのありきたりでない選曲のディスクが注目されています。
今回はアンドレ・カプレ(1878-1925) 作品集。
ドビュッシーと親しく、「子供の領分」のオーケストラ版や「海」の2台ピアノ用編曲などで名前を見るものの作品を聴くことはあまり多くないため、根本雄伯とムジカ・ニジェラの演奏のディスクは大歓迎と申せましょう。
管楽十重奏のための「ペルシャ組曲」はペルシャ民謡を素材とした3篇から成り、ワールドミュージックを先取りしたようなエスニックな色彩が独特。またサクソフォンとピアノのための「伝説」をカプレ自身がオーケストレーションした協奏曲版も聴きもの。
サクソフォンの貴重なオリジナル作品の発見と申せましょう。
根本雄伯は今回の録音に際し、カプレの草稿を調査しましたが、歌とピアノのための「ラ・フォンテーヌの3つの寓話」の不完全なオーケストレーション譜を見つけ、彼自身が補筆完成させ、ここでの録音となりました。
根本は師ミンコフスキ譲りのヴィブラート少な目の歌いまわし。アンサンブル・ムジカ・ニジェラもフレッシュな感覚を聴かせてくれます。
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旅~東から西へ
(1)アルトゥル・アハロニャン:ロシアの物語(全7曲)
(2)ヴァーチェ・シャラフャン:ノスタルジック・スケッチ
(3)トマジ(ボエット編):4つのコルシカの歌
(4)イベール(ボエット編):ドン・キホーテの4つの歌
(5)ラヴェル(ボエット編):
ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ |
(2)マルセイユ木管五重奏団、
レヴォン・チャティキャン
(ドゥドゥク、ズルナ)
(3)(4)(5)ジャン=クリストフ・モリス(バス・バリトン) |
強烈な色彩の連続。木管五重奏の旅
録音:2022年2月21-24日ミラマ公会堂(西プロヴァンス)/ディジパック仕様
マルセイユ木管五重奏団は1987年創設の団体。精力的な活動を続ける彼らが、アルメニアからフランス、コルシカ島を経由してスペインへの旅行を描いています。
実際にアルメニアの民俗楽器奏者レヴォン・チャティキャンとフランスの歌手ジャン=クリストフ・モリスも加え、鮮やかな色彩を作り上げました。
アルトゥル・アハロニャンは1962年アルメニア生まれの作曲家。全7曲から成る「ロシアの物語」は2015年にエクサンプロヴァンス音楽祭の委嘱で作曲。子供の頃に読んだ童話の登場人物たちを大人の目で甦らせています。
一方1966年アルメニア生まれのヴァーチェ・シャラフャンの「ノスタルジック・スケッチ」は2011年にマルセイユ木管五重奏団のために作曲。ドゥドゥクとズルナという民俗管楽器を用いているのが特色。
トマジ、イベール、ラヴェルはいずれも歌曲で、ピアノ伴奏部をベルナール・ボエットが木管五重奏用に編曲。華やかな色彩を楽しめます。
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PENTATONE
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PTC 5187055
(2SACD HYBRID)
\5100 →\4690
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カルロ・モンタナーロ率いるベルリン放送交響楽団
メロディ・ムーア(トスカ/ソプラノ)
プッチーニ:歌劇『トスカ』 |
メロディ・ムーア(トスカ/ソプラノ)
ステファン・ポップ(カヴァラドッシ/テノール)
レスター・リンチ(スカルピア/バリトン)
ケヴィン・ショート(アンジェロッティ/バス)
アレクサンダー・コペクツィ(堂守/バス)
コリン・ジャドソン(スポレッタ/テノール)
ゲオルク・シュトレウベル(シャルローネ/バリトン)
アクセル・シャイデック(看守/バス)
リーン・ミレイ・ユックセル(羊飼いの少年/ソプラノ)
ベルリン・ドイツ・オペラ児童合唱団
(合唱指揮:クリスティアン・リンドホルスト)
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:イレス・カウン)
ベルリン放送交響楽団
(コンサートマスター:ライナー・ヴォルターズ)
カルロ・モンタナーロ(指揮) |
ムーア、ポップ、リンチなど豪華歌手陣にも注目。カルロ・モンタナーロ率いるベルリン放送交響楽団が『トスカ』を熱演!
録音:2022年4月/ハウス・デス・ルンドフンクス(ベルリン)
エグゼクティヴ&レコーディング・プロデューサー:クラーラ・マーレロ(Rundfunk-Sinfonieorchester
Berlin)、
ステファン・ラング(Deutschlandfunk Kultur)、ヨブ・マールセ(San
Francisco Classical Recording Company)
レコーディング・プロデューサー:ヨブ・マールセ
バランス・エンジニア&エディティング:エルド・グルート(Polyhymnia
International B.V.)
レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン(Polyhymnia
International B.V.)
DSD、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、Disc1:
62:05、Disc2: 47:43、輸入盤・日本語帯付
SACDハイブリッド盤。
カルロ・モンタナーロ率いるベルリン放送交響楽団が、メロディ・ムーア(トスカ役)、ステファン・ポップ(カヴァラドッシ役)、レスター・リンチ(スカルピア役)ら豪華ソリスト陣とともに、プッチーニの『トスカ』を熱演!
1900年初演の『トスカ』は「歌に生き、愛に生き」、「星は光りぬ」などの有名なアリアを含む20世紀オペラの幕開けを告げたプッチーニの最高傑作。
愛と欲望を描いたこの作品をプッチーニは印象的な旋律とともに非常にドラマティックに仕上げており、当演奏ではまばゆいばかりの力強い演奏を展開しております。
演奏の素晴らしさはもちろんのこと、PENTATONEレーベルが誇る技術陣が結集した高音質録音です。
トスカ役のメロディ・ムーアはヴェルディの『オテロ』(PTC
5186562)のデスデモーナ役、プッチーニ:『西部の娘』(PTC-5186778)のミニー役などでも圧倒的な存在感をしめした実力派。
ソロ・アルバム「アメリカン・ソング・アルバム」(PTC-5186770)、「テバルディを偲んで」(PTC-5187070)もリリースしております。

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ALTUS
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ALU0019
(1CD-R)
\2600
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リチャード・ハーヴェイ:イースター・ソング
アイ・シー・ヒズ・ブラッド
アム・アイ・ア・ストーン?
イースター |
ジェローム・クーン(指揮)
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団、他 |
イギリスのトラッド、プログレ・グループ「グリフォン」の創立メンバーとして活躍したマルチ・インストゥルメンタリストであり、英国アカデミー賞(BAFTA)の受賞歴を持つ映画音楽作曲家としても高名なリチャード・ハーヴェイ(1953-)の「復活祭」をテーマにした3曲の作品を収録しました。
中世の大聖堂という素晴らしい音響の中で2本のヴァイオリン、チェロ、ハープの伴奏の中、26人のメンバーで美しく歌い上げます。
※録音:2019年8月7日-9日
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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ARS PRODUKTION
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代理店変更に伴い再掲載 |
ARS38072
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
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レントヘン:ピアノ三重奏曲集 Vol.2
ユリウス・レントヘン:
ピアノ三重奏曲第2番 変ロ長調 Op.23
ピアノ三重奏曲第4番ト短調《エンタム》
※世界初録音 |
ストリオーニ三重奏団
〔バルト・ファン・デ・ルール(ピアノ)、
ワウター・フォッセン(ヴァイオリン)、
マルク・フォッセン(チェロ)〕 |
レントヘンのピアノ三重奏曲集第2弾!
1995年に結成された世界有数のピアノ三重奏団のひとつ、ストリオーニ三重奏団によるライプツィヒ出身のドイツ系オランダ人作曲家&ピアニスト、ユリウス・レントヘンのピアノ三重奏曲集の第2巻。
高い評価を得ている第1巻(ARS38031)に続く本アルバムでは、1894年に書かれた第2番と、1898年に書かれた第4番をカップリング。
レントヘンの作品は主に室内楽のジャンルで約100曲の作品が出版されていますが、その殆どは後世に伝わっておらず、近年再び注目を集めています。
ストリオーニ三重奏団は、アイザック・スターン、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、メナヘム・プレスラーなどの偉大な音楽家や、エマーソン四重奏団やフェルメール四重奏団のメンバーと長年にわたって活動。アムステルダムのコンセルトヘボウなどのオランダの主要なホールや、ワイル・リサイタル・ホール
(カーネギー・ホール) 、ロンドンのウィグモア・ホールなどの世界で最も重要な音楽ホールで定期的にコンサートを行っています。
※録音:2009年8月26日-28日、コンセルトブルデレイ、ファルテルモント(オランダ)
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ARS38079
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
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J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV1052
ヴァイオリン協奏曲ト短調 BWV1056
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調
BWV1043 |
エルファ・ルン・クリスティンスドウッティル(ヴァイオリン)
リーザ・インマー(ヴァイオリン)
ゾリステンアンサンブル・カレイドスコープ |
2006年に開催されたライプツィヒのバッハ国際コンクールで第1位を獲得したアイスランドの名手、エルファ・ルン・クリスティンスドウッティル。
2006年に設立されたベルリンを拠点とする若い室内オーケストラ、ゾリステンアンサンブル・カレイドスコープとの共演でバッハの名曲を奏でます。
本アルバムは、彼女がこのアンサンブルでコンサートマスターを務めていた際の録音になります。
※録音:2009年1月8-10日、テルデックス・スタジオ(ベルリン、ドイツ)
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ARS38080
(2SACD HYBRID)
【旧譜】
\4200
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フランツ・シュレーカー(1878-1934):
歌劇《はるかなる響き》 |
サリー・ドゥ・ラント(ソプラノ)
マティアス・シュルツ(テノール)
アウクスブルク市立劇場オペラの歌手たち
アウクスブルク市立劇場オペラ合唱団
アウクスブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ディルク・カフタン(指揮) |
近代オーストリアの作曲家、フランツ・シュレーカーは、ウィーン音楽院で学び、指揮者としても活動。ツェムリンスキーの
《詩篇第23番》 や、シェーンベルクの 《グレの歌》
、《地には平和》 の初演にも携わっています。
《はるかなる響き》 は、シュレーカーの出世作となったオペラで、1912年にフランクフルト歌劇場で初演され、1920年のプラハではツェムリンスキーがチェコ初演を指揮、1925年には、エーリヒ・クライバーがベルリン国立歌劇場で上演を行いました。
後にナチスにより「退廃音楽」の烙印を押されてしまい、歌劇場のレパートリーから姿を消していましたが、20世紀末になり人気が復興、近年は日本を含め世界中で上演されています。
※録音:2010年3月3日、4月6日-7日、5月8日、アウクスブルク劇場(ドイツ)、ライヴおよびセッション。
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ARS38083
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
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ロマンティック序曲集
ウェーバー:歌劇《アブ・ハッサン》序曲
シュポア:歌劇《イェソンダ》序曲
マイアベーア:歌劇《アリメレク》序曲
ウェーバー:歌劇 《オベロン》 序曲
メンデルスゾーン:
序曲《美しいメルジーネの物語》Op.32
序曲《フィンガルの洞窟》Op.26
ワーグナー:祝典序曲(1834)
ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》序曲 |
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
オーラ・ルードナー(指揮) |
スウェーデン出身の気鋭の指揮者オーラ・ルードナーと、手兵ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団によるオペラ序曲集。
パガニーニ国際コンクールの優勝、伝説的な指揮者・ヴァイオリニスト、シャーンドル・ヴェーグのアシスタントを務めるなど、ヴァイオリニストとしてのキャリアをスタートしたルードナーは、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団やウィーン交響楽団など、多くの著名なオーケストラでコンサートマスターを務めました。
指揮者としても活躍し、2008年から16年にかけて首席指揮者を務めたヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団とは、古典から現代作品までの幅広いレパートリーを発表しています。
※録音:2011年2月
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ARS38089
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
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レディーズ・ファースト! 過去と現在の女性作曲家たち~
フルートとピアノのための作品集
アンナ・アマリア・フォン・プロイセン(1723-1787):ソナタ
シルヴィア・ソマー(b.1944):ソナタ
カロリーヌ・シャリエール(b.1960):小組曲
シャンナ・メタリーディ(b.1936):コンチェルティーノ
マルグリット・レースゲン=シャンピオン(1894-1976):ソナタ
ジャニーヌ・リュエフ(1922-1999):二部作
ドニーズ・ロジェ(b.1924):子守歌
ソフィア・グバイドゥーリナ(b.1931):アレグロ・ルスティコ
アンナ・ボン(1740-?):ソナタ ニ長調 |
アナ・イオアナ・オルテアン(フルート)
ジーモン・ブーハー(ピアノ) |
知られざる女性作曲家の作品に焦点を当てたフルート・アルバム。アナ・イオアナ・オルテアンは1977年ルーマニア生まれのフルーティスト。
2002年にベルンの音楽演劇アカデミー(現芸術アカデミー)において、最優秀ソリスト・ディプロマに贈られるエドゥアルド・チュミ賞を受賞しています。
※録音:2010年3月29日-4月1日、インマヌエル教会(ドイツ)。
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ARS38090
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
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ブルッフ:チェロと管弦楽のための作品集
ブルッフ:コル・ニドライOp.47*/
カンツォーネ Op.55*/アダージョ Op.56*/
ヴィオラと管弦楽のためのロマンス ヘ長調
Op.85
(フリードリヒ・クラインハプル編曲
チェロと管弦楽のための版)*/
アヴェ・マリア Op.61*/大管弦楽のための組曲
Op.79b |
フリードリヒ・クラインハプル(チェロ)*
チェコ放送交響楽団
ヤン・クチェラ(指揮) |
ARS Produktionの看板アーティストの一人でもあるオーストリア出身のチェリスト、フリードリヒ・クラインハプルによるブルッフのチェロと管弦楽のための作品集。
クラインハプルは、シモン・ボリバル管弦楽団やチェコ放送交響楽団など、数多くのオーケストラとの共演やCD録音に加え、ピアニストのアンドレアス・ウォイクとのデュオなど、その独立した音楽的解釈でリスナーに感動を与え続けています。
※録音:2010年11月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
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CRD
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CRD3543
(1CD-R)
\2200
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エドワード・ヒギンボトム(オルガン)
ラモーの再創造
エジプトの女/気まぐれの蝶*/鳥のさえずり/
平和な森*/花の精たちの快活なガヴォット/
ロンドー形式のミュゼット/
タンブラン**/Musettes, resonnez/
Les Niais de Sologne, 1er and 2e doubles/
Viens Himen*/やさしい訴え/
Amants seurs de plaire*/ミューズたちの対話/
L'hiver dans nos jardins*/L'enharmonique/
Fra le pupille*/一つ目の巨人** |
エドワード・ヒギンボトム(オルガン)
ホーリー・ティーグ(ソプラノ)*
フェリックス・ヒギンボトム(パーカッション)** |
ラモーのチェンバロ作品をオルガン作品へと再創造!
このアルバムではラモーのチェンバロ作品をオルガン作品に再創造しています。
1724年にまとめられたクラヴサン曲集と1729年にまとめられたクラヴサン組曲を基にしており、一部の作品にはソプラノとパーカッションも加えられています。
エドワード・ヒギンボトムは、1976年から2014年までニューカレッジ合唱団の監督を務め、英国のみならず国際的に活躍しています。
フランス・バロック音楽にも大学院時代から精通しており、これまでに多数の録音を残しています。
※録音:2022年7月3日-5日
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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CRD3544
(1CD-R)
\2200
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パワー、パッション・アンド・エクスタシー
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第17番 ハ短調 Op.31-2《テンペスト》
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13《悲愴》
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110 |
ヴァージニア・ブラック(ピアノ) |
スカルラッティの音楽の解釈に定評のあるイギリスの女流チェンバロ奏者ヴァージニア・ブラック。ロンドンの王立音楽アカデミーでチェンバロ科の教授として後進の育成にもあたっている名手がモダン・ピアノでベートーヴェンを奏でます。
選曲をする際にはベートーヴェンの人生の様々な時期からこの3曲を選んだというブラック。
こだわり抜いた選曲から様々なベートーヴェンの姿を引き出します。
※録音:2019年
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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DYNAMIC
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マリオ・カルボッタ(フルート)
サヴェリオ・メルカダンテ(1795-1870):
フルートと弦楽のための四重奏曲
1-3. 四重奏曲第1番 ト長調
4-6. 四重奏曲第2番 ヘ長調
7-10. 四重奏曲 ホ短調
※全て世界初録音 |
マリオ・カルボッタ(フルート)
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
マルタ・ポトゥルスカ(ヴィオラ)
アッティリラ・キヨコ・チェルニトーリ(チェロ) |
録音:2022年10月28-30日 Auditorium Stelio
Molo、Lugano、RSI(スイス)
総収録時間:61分
歌劇《群盗》や《ヴェスタの巫女》などの一連の歌劇で知られるイタリアの作曲家メルカダンテ。このアルバムには彼が学生時代を送っていた頃に書かれた一連のフルート四重奏曲が収録されています。
19世紀のイタリアでは歌劇以外のジャンルの作品はほとんど顧みられていませんでしたが、メルカダンテは彼の師であるパスカーレ・ボンジョルノと、当時人気を誇っていた演奏家セルジオ・ニグリを念頭においてフルート四重奏曲を作曲し、私的な演奏会で披露されたようです。
これらはどれも、ロッシーニの歌劇のアリアを思わせる美しい旋律を彩る華麗な装飾が特徴で、とりわけ1816年以降に作曲されたとされるホ短調の四重奏曲は、全ての楽器が見せ場を持つ協奏的な性格を持っています。
イタリア人の父と日本人の母を持つアッティラ・キヨコ・チェルニトーリをはじめとする19世紀イタリア音楽を得意とする奏者たちの演奏です。

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ガブリエレ・バルドッチ(ピアノ)
ベートーヴェン=リスト:交響曲全集 第3集交響曲第5番/第2番
1-4. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第5番 ハ短調 Op. 67
1. Allegro con brio / 2. Andante con
moto /
3. Scherzo: Allegro / 4. Allegro
5-8. ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調
Op. 36
5. Adagio molto - Allegro con brio /
6. Larghetto /
7. Scherzo, Allegro / 8. Allegro molto |
ガブリエレ・バルドッチ(ピアノ) |
録音:2022年10月20-22日 MKMA Studios、MiltonKeynes(UK)
総収録時間:70分
フランツ・リストは25年という長い年月をかけてベートーヴェンの交響曲をすべてピアノ独奏用に編曲しました。
これらはオリジナルのスコアを忠実にピアノで再現できるように、きわめて緻密に書かれています。
もちろん演奏も至難で、ピアニストは楽器から立体的な響きを紡ぎだすことが要求されます。
マルタ・アルゲリッチの信頼も厚く、幾たびも共演経験を持つイタリアのピアニスト、ガブリエレ・バルドッチがこの全曲録音に取り組んでおり、今回の第3集では第5番と第2番を演奏。しなやかな表現と見事な技巧で聴き手を魅了します。

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RESONUS CLASSICS
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ウィリアム・バード(1540-1623):鍵盤のための音楽集 |
スティーヴン・ファー
(オルガン‛&テイラー・アンド・ブーディー社) |
1. Voluntary ヴォランタリー ハ長調 (H11/ムジカ・ブリタニカ第26番)
2. Fantasia ファンタジア イ短調 (H4/ムジカ・ブリタニカ第13番)
3. Miserere ミゼレーレ [I] (ムジカ・ブリタニカ第66番)
4. Miserere ミゼレーレ [II] (ムジカ・ブリタニカ第67番)
5. Fantasia ファンタジア ハ長調(H8/ムジカ・ブリタニカ第25番)
6. Verse ヴァース (H12/ムジカ・ブリタニカ第28番)
7. Fantasia ファンタジア [ト長調 2] (H7/ムジカ・ブリタニカ第63番)
8. Gloria tibi Trinitas 汝三位一体に栄光あれ(ムジカ・ブリタニカ第50番)
9. Fantasia ファンタジア [ト長調1] (H6/ムジカ・ブリタニカ第62番)
10. Ut re mi fa sol la [ト長調] ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラ
(H13/ムジカ・ブリタニカ第64番)
11. Voluntary ヴォランタリー [イ短調/ハ長調]
(H10/ムジカ・ブリタニカ第27番)
12-13. O quam gloriosum est regnum おお何と栄光に満てる(EKM48)
12. Prima pars / 13. Secunda pars |
録音:2023年7月4、5日 Sidney Sussex College
chapel,Cambridge(UK)
総収録時間:66分
英国の作曲家ウィリアム・バードの没後400年記念の1枚。
ケンブリッジ大学のクレア・カレッジでオルガンを学び、現在はナイツブリッジのセント・ポール教会や、オックスフォード大学のウスター・カレッジの音楽監督を務めるイギリスでも高名なオルガニスト、スティーヴン・ファーが演奏するのは、2014年にアメリカの「テイラー&ブーティ社」で製造された室内用の小さなオルガン。J.S.バッハ以前の作品にふさわしい音色です。

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王室礼拝堂のクリスマス
1. ヴァシル・バルヴィンスキー (1888–1963):Shcho
to za predïvo
2. マーティン・ハインドマーシュ(1952-):Of
a rose sing we
3. アンドルー・カーター(1939-):. Angelus
ad virginem
4. God rest you merry, gentlemen [D.ウィルコックス(1919-2015)編]
5. ポール・エドワーズ(1955-):No small
wonder
6. ルーファス・フロウド(1978-):Adam lay
ybounden
7. 伝承曲:Noël nouvelet[スティーヴン・ジャクソン(1951-)編]
8. フィリップ・ムーア(1943-):変奏曲「Noël
nouvelet」
9. フロウド:Joyful and Triumphant(Fanfare
on 'Adeste fideles')
10. ジョン・フランシス・ウェイド(1711/12-1786):
O come, all ye faithful (ディヴィッド・ウィルコックス編)
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クリストファー・ロビンソンによる新たな対旋律付き
11. ジョージ・マクフィー(1937-):
Whence is that goodly fragrance flowing?
12. ウィリアム・マサイアス(1934-1992):A
babe is born Op.55
13. デニス・ベダール(1950-):Variations
sur 'In dulci jubilo'
14. フランシス・グリア(1955-):The Christmas
Rose
15. グリア:I saw a stable
16. グリア:Moonless darkness
17. 伝承曲:Three Kings of Orient(M.ハインドマーシュ編)
18. ルイス・ホールジー(1929-):Coventry
Carol
19. アンドルー・スミス(1970-):Veni Emmanuel
20. ウィリアム・ハロルド・ファーガソン(1874–1950):
From the eastern mountains |
ルーファス・フロウド(オルガン)
ハンプトン・コート宮殿王室礼拝堂合唱団
カール・ジャクソン(指揮) |
録音:2023年7月18-20日 Chapel Royal, Hampton
Court Palace(UK)
総収録時間:67分
1236年に聖ヨハネ騎士団が荘園を開いた地に建設されたイギリスの由緒あるハンプトン・コート宮殿。
この宮殿の専属であるハンプトン・コート宮殿王室礼拝堂合唱団も先人たちから受け継いだ長い歴史をもっています。
このアルバムでは、主として20世紀に書かれたアドベント、クリスマス、公現祭(エピファニー)のための音楽をフィーチャー。
オルガニスト、ルーファス・フロウドの作品も含まれています。

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冬の聖務日課 クリスマスのための合唱作品集
1. オリヴィア・スパークホール(1976-):All
and some
2. セシリア・マクドウォール(1951-):There
is no rose
3-5. レーナ・エスマイル(1983-):A Winter
Breviary
3. We Look For You(Evensong – Raag
Hamsadhwani)
4. The Year's Midnight(Matins –
Raag Malkauns)
5. The Unexpected Early Hour(Lauds –
Raag Ahir Bhairav)
6-8. サラ・マクドナルド(1968-):The Manger
is Empty
6. Like the snow in winter 7. As among
broken glass
8. The manger is empty
9. ニルス・グリーンハウ(1989-):Advent
Calendar
10. トーマス・ヒューイット・ジョーンズ(1984-):Love
is the Answer
11-13. ルーシー・ウォーカー(1998-):The
Christmas Life
11. The Christmas Life 12. We shall
walk
13. The Angels' Song
14. イシャニ・ペリンパナヤガム(1983-):When
God made Eve
15. ロデリック・ウィリアムズ(1965-):
Queen Elizabeth's Winchester Carol (The
Royal Carol)
16-21. ボブ・チルコット(1955-):Mary, Mother
16. A child in Galilee 17. Carpentry
Carol
18. After the angel 19. Walking Carol
20. Dear heart 21. Hymn |
セント・マーティン・ヴォイシズ(合唱)
ポリーナ・ソスニナ(ソプラノ)
エリザベス・バス(ハープ)
アンドルー・イーリス(指揮) |
録音:2023年5月23-25日 St Jude-on-the-Hill,Hampstead
Garden Suburb、ロンドン(UK)
総収録時間:66分
セント・マーティン・ヴォイシズは、若いアーティスト、合唱指揮者の育成を目指し、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズなどとの共演を行い好評を博しているロンドンの合唱団です。
彼らは毎週木曜日の午後に「Great Sacred
Music」と銘打ったコンサートを行うほか、英国をはじめアメリカや南アフリカへツアーを敢行するなど活動の幅も広げています。
このアルバムには、2013/14のシーズンにコンポーザー・イン・レジデンスを務めるルーシー・ウォーカーの「The
Christmas Life」や、2022年に初演された人気作曲家のボブ・チルコットの「Mary,
Mother」、歌手としてもおなじみのロデリック・ウィリアムズの「The
Royal Carol」などの、クリスマスのために書かれた新しい作品が並びます。

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<映像>

10/12(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACTE PREALABLE
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代理店変更のため再掲載 |
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ルネ・ド・ボワドフル:
ヴァイオリン、チェロとピアノのための作品集
ルネ・ド・ボワドフル (1838-1906):
ロマンティック組曲 Op.24
(ヴァイオリンとピアノのための)
3つの小品 Op.54
(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
3つの小品 Op.20(ヴァイオリンとピアノのための)
田園詩 Op.87(ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための)
甘い思い出~エレジー Op.15-2
(ヴァイオリンとピアノのための)
アダージェット Op.15-4(ヴァイオリンとピアノのための)
祈り Op.26-2(ヴァイオリンとピアノのための)
小川のほとり Op.52(ヴァイオリンとピアノのための)、
Deuxieme Elevation Op.61
(ヴァイオリンとピアノのための) |
アンジェイ・カツプシャク(ヴァイオリン)
ドミニク・ウルバノヴィチ(ヴァイオリン)
アンナ・サヴィツカ(チェロ)
アンナ・ミコロン(ピアノ) |
フランスの知られざる作曲家、ルネ・ド・ボワドフル!
1838年にフランス東部のヴズールで生まれたルネ・ド・ボワドフルは、パリで学び、サン=サーンスやマスネとの出会いからも影響を受けた作曲家です。
このアルバムにも収録されているような室内楽を数多く作曲していますが、他にも多くの歌曲やオーケストラ合唱曲、幾つかのピアノ曲などを残しています。
しかしながら、これらの楽曲は現在、ほとんど演奏されることがなく、貴重なアルバムとなっています。
※録音:2019年8月11日-12日&2020年7月6日
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ルネ・ド・ボワドフル:
ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.2
ルネ・ド・ボワドフル (1838-1906):
ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.67/
子守歌 Op.34/甘い眠り~子守歌 Op.38-5/
シオンのノートルダム大聖堂~奉献唱/
2つの小品 Op.57/
アンダンテ・エスプレッシーヴォ Op.63-3/
ロマンス Op.73/セレナーデ Op.74/
2つの小品 Op.77/Chant d'Eglise Op.89/
春のセレナーデ Op.93 |
アンジェイ・カツプシャク(ヴァイオリン)
アンナ・ミコロン(ピアノ) |
「ヴァイオリンとピアノのための作品集」の第2弾は、パリ・オペラ座管弦楽団のコンサートマスター、アルフレッド・ブランに捧げられた「ヴァイオリン・ソナタ第3番」で幕を開けます。
30分を優に超える大作の後には10曲の小品が据えられており、甘く抒情的な作品が揃っています。
※録音:2021年3月31日&4月1日
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ルネ・ド・ボワドフル:
ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.3
ルネ・ド・ボワドフル (1838-1906):
ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.12、
3つのピアノ四重奏曲 Op.64、2つの小品
Op.21、
メロディー Op.6、カンツォネッタ Op.39-8
バンジャマン・ゴダール(ボワドフル編):
マズルカ第2番 Op.54 |
アンジェイ・カツプシャク(ヴァイオリン)
アンナ・ミコロン(ピアノ)
クシシュトフ・コメンダレク=ティメンドルフ(ヴィオラ)
アダム・ガルネツキ(チェロ) |
「ヴァイオリンとピアノのための作品集」の第3弾は、前作同様ヴァイオリン・ソナタに重きを置いたアルバムでありながら、"ヴァイオリンとピアノのための"作品だけではなく、ピアノ四重奏曲も収録されている特徴的な一枚です。
また、最後にはバンジャマン・ゴダールのトランスクリプションが収録されており、興味深い内容となっています。
※録音:2020年10月13日&2021年7月8日-9日
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ルネ・ド・ボワドフル:ピアノ作品全集
ルネ・ド・ボワドフル (1838-1906):
4手のための組曲 Op.44/
スケルツォ・セレナーデ Op.9(2台ピアノのための)/
無言歌集 Op.1/無言歌集 Op.2/2つの小品
Op.7/
12の小品 Op.38(抜粋)/小川のほとり
Op.52/
小川のほとり Op.5
2(ゴットフリート・H・フェダーラインによる編曲版) |
アンナ・ミコロン(ピアノ)
ラファウ・レヴァンドフスキ(ピアノ)
スタニスワフ・マリイェフスキ(オルガン) |
「4手のための組曲」で力強くスタートするこのアルバムには、連弾や2台ピアノの作品を含む、ピアノ作品が収録されており、ソナタのような大きな作品はありませんが、魅力的な作品が詰め込まれています。
タイトルには全集とついているものの、1904年に出版された「12の小品」は、出版社が厳選した5曲(今回収録されている第5番、第6番、第7番、第8番、第10番)しかフランス国立図書館に送らなかったため、出版されたか、されなかったかも定かではなく、姿を消してしまっています。
※録音:2021年4月1日&11月17日&12月1日
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DA VINCI CLASSICS
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C00791
(2CD)
特別価格
\3600
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ヘンデル:ハープシコード作品全集 Vol.1 |
フェルナンド・デ・ルカ(ハープシコード) |
ソナタ ハ長調 HWV 577/カプリッチョ ヘ長調
HWV 481/前奏曲とアレグロ ト短調 HWV 574/
ファンタジア ハ長調 HWV 490/組曲 ニ短調
HWV 447/組曲 ト短調 HWV 452/
カプリッチョ ト短調 HWV 483/アルマンド
イ長調 HWV 477/アルマンド ヘ長調 HWV 476/
ジグ ヘ長調 HWV 492/前奏曲 ニ短調 HWV
561/ソナタ ヘ長調 HWV 582/
ソナタ 変ロ長調 HWV 585/前奏曲 嬰ヘ短調
HWV 570/エア イ長調 HWV 468/
ソナタ ハ長調 HWV 578《音楽時計のための》/前奏曲
イ短調 HWV 575/
レッスン イ短調 HWV496/前奏曲 ト短調 HWV
572/ソナタ ト長調 HWV 579/
組曲(パルティータ) ハ長調 HWV 443/シャコンヌ
ハ長調(49の変奏曲を含む) HWV 484/
パルティータ ト長調 HWV 450/前奏曲 ニ短調
HWV 563/前奏曲とカプリッチョ ト長調 HWV
571/
組曲 ト短調 HWV 453/前奏曲 ニ短調 HWV
564/アレグロ ハ長調 HWV 472 |
ヘンデルのスペシャリスト、フェルナンド・デ・ルカ!
「Da Vinci Classics」からヘンデルのハープシコード作品全集の企画がスタート!全11巻(CD20枚)に及ぶ好企画が2枚組の第1巻から始まります。
49の変奏曲を含むHWV 564や現在は失われてしまったヘンデルの歌劇《ネロ》を題材にしたと思われる組曲
HWV 453を収録するなど第1巻から目が離せない内容となっています。
1961年ローマ生まれのハープシコード奏者フェルナンド・デ・ルカは、ヘンデル演奏の第一人者でありこれまでにも数多くの演奏を行ってきました。
今回の全集でもその深い知識を活かし、ヘンデルの新しい姿を見せてくれることでしょう。
※録音:2022年10月&11月&12月(イタリア)
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サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.75
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.102
ヴァイオリンとピアノのための三部作 Op.136 |
ピエルカルロ・サッコ(ヴァイオリン)
ルカ・スキエッパーティ(ピアノ) |
イタリアで活躍するヴァイオリニスト、ピエルカルロ・サッコによるサン=サーンスのヴァイオリンソナタ全集。
サン=サーンスのヴァイオリン・ソナタは、30代の彼が交響曲を作曲した後に、室内楽に興味を持った時期に作曲されました。
特に《ヴァイオリン・ソナタ第1番》は《交響曲第3番》を作曲する前年に完成されたものでその内容は充実しており、演奏機会も多い作品となっています。
※録音:2023年、チーゴレ(イタリア)
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チャールズ・カロミリス:遺失物からの歌
ギレルミナのための2つの歌/
エミリー・ディキンソンの3つの詩/
アリソンの3つの夢/バロック・ユーモア/
ファニス・ツロウハスの3つの詩/
ヤヌーラのための2つのペロポネソス舞曲/忘れられない |
パノ・ホラ・アンサンブル |
ギリシャ生まれのアメリカの作曲家チャールズ・カロミリスの作品集。
ギリシャのシロス島やタイゲトス山脈、コロラド州のロッキー山脈などに伝わる音楽から作曲されています。
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デイヴィッド・フォンタネージ:
4つのオルガン・ソナタ
ソナタ第1番/ソナタ第2番/
ソナタ第3番/ソナタ第4番 |
アンドレア・アルベルティン(オルガン) |
イタリアの作曲家デイヴィッド・フォンタネージによる4つのオルガン・ソナタ。このジャンルの作品はイタリアの音楽史において意外と少なく、2021年にこの作品が完成したことは歓迎されるべきことです。
これらの作品は対位法と調性の原理に基づきながらも、オリジナリティをしっかりと持っています。
J.S.バッハはもちろんのこと、レーガーからも影響を受けたフォンタネージの作品をお楽しみください。
※録音:2023年3月
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イタリア系スコットランド人 ~ 18世紀の音楽の旅
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フランチェスコ・バルサンティが編纂・編曲した
古いスコットランドの民謡集 |
マリア・デ・マルティーニ(ソプラノ)
アンサンブル・アクア・フェリックス |
イタリア音楽の文化をイギリスにもたらした音楽家フランチェスコ・バルサンティ。
彼はフルートやオーボエ奏者としてまた教師、作曲家として活躍しました。
彼はスコットランドんい滞在すると、28のスコットランドの古い作品を収集し、通奏低音を付けました。
スコットランドとイタリアの音楽の融合をお楽しみください。
※録音:2021年6月
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NEOS
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代理店変更に伴い再掲載 |
NEOS1200910
(2CD)
【旧譜】
\5100
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サッカーの試合を壮大なオラトリオに!?
モーリッツ・エッゲルト(b.1965):
宇宙空間の深淵 フットボール・オラトリオ
※世界初録音 |
ドイツ国立学術財団音楽アカデミー管弦楽団&合唱団
モーリッツ・エッゲルト(指揮) |
世界有数のサッカー大国であるドイツから生まれた、サッカーの試合を壮大なオラトリオで表現するという前代未聞の作品。
「前半」と「後半+アディショナル・タイム」の2部構成になっており、審判のホイッスルや熱狂するサポーターの歓声、応援チャント、アナウンサーによる実況などが取り入れられたり、サッカーの応援でよく用いられる旋律が引用されるなど意欲的で創意工夫に満ちた壮大な作品になっています。
2019年にミュンヘンのガスタイクで行われた世界初演のライヴ録音。
※録音(ライヴ):2019年8月25日、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ミュンヘン)
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マーンコップ・エディション9 ~ フルート作品集
クラウス=シュテッフェン・マーンコップ(b.1962):
atsiminimas(バス・フルートのための)*
coincidentia oppositorum(アルト・フルートのための)*
La terreur d'ange nouveau(フルートのための)
Finite Jest(フルートとソプラノのための)*
succolarity(フルートのための)
Kurtag-Cantus II(ピッコロのための)*
*世界初録音 |
シャンナ・プラナイティス(フルート)
フラウケ・アウルベルト(ソプラノ) |
NEOSレーベルから多くの作品集をリリースしているクラウス=シュテッフェン・マーンコップのシリーズ第9作目であるフルート作品集。ピッコロからバス・フルートまで4種類の楽器を駆使し、フルートという楽器が持つ驚くべき多面性を表現します。
大胆かつ革新的な活動でフルートの可能性を押し拡げているフルート奏者、シャンナ・プラナイティスのソロ・デビュー盤。
※録音:2015-2019年
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トビアス・エドゥアルド・シック:室内楽作品集
トビアス・エドゥアルド・シック(b.1985):
Klangzeichnung(独奏ダブル・ベースのための)
BAM (ohne Selbstsabotage)(アンサンブルのための)
Schattenmusik(ヴァイオリン、アコーディオンとピアノのための)
Unter Verschluss(クラリネット、チェロとピアノのための)
Quilt(アコーディオンとエレクトリック・ギターのための)
※全曲世界初録音 |
トビアス・エドゥアルド・シック(ダブル・ベース)
エル・ペッロ・アンダルース
レナルト・ドームス(指揮)
ディエゴ・ラモス(ヴァイオリン)
オリヴィア・シュタイメル(アコーディオン)
サイキミチコ(ピアノ)
トリオ・ソステヌート
デュオ・シュタイメル=ミュクシュ |
1985年ドイツ生まれのトビアス・エドゥアルド・シックのすべて世界初録音となる室内楽作品集。
シックはドレスデンとローマで作曲や電子音楽、コントラバス、ピアノなどを学びました。
現在はフライブルクに暮らしながらフリーランスの作曲家、音楽学者として活動し、20世紀および21世紀の音楽についての論文を定期的に発表しています。
※録音:2013年-2019年
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ゲオルク・フリードリヒ・ハース:
影絵芝居、弦楽四重奏曲第4番&第7番
ゲオルク・フリードリヒ・ハース(b.1952):
弦楽四重奏曲第7番(ライヴ・エレクトロニクス付き)
影絵芝居(ピアノとライヴ・エレクトロニクスのための)
弦楽四重奏曲第4番(ライヴ・エレクトロニクス付き)
※全曲世界初録音 |
アルディッティ弦楽四重奏団
SWRエクスペリメンタル・スタジオ
ゾフィ=マユコ・フェッター(ピアノ) |
2025年度には武満徹作曲賞の審査員も務める現代音楽界の巨匠の一人、ゲオルク・フリードリヒ・ハースの世界初録音作品集。
オーストリア、グラーツ出身でゲスタ・ノイヴィルト、フリードリヒ・ツェルハらに学んだハーツは、ミクロポリフォニーやミクロインターバルを用いるなどリゲティの作風との共通点を持つとされるスペクトル楽派の作曲家。
その作品はドナウエッシンゲン現代音楽祭をはじめウィーン・モデルン、サントリーホール国際作曲委嘱シリーズなど世界中で盛んに演奏されています。
※録音:2016年-2019年
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ヴェルナー・ハイダー:作品集
ヴェルナー・ハイダー(b.1930):
Berge zugespitzt(独奏ピアノのための)
Sechs Eigenschaften(弦楽三重奏のための)
クラリネット五重奏曲
Architektur(ラージ・オーケストラのための)
※全曲世界初録音 |
ヴェルナー・ハイダー(ピアノ)
トリオ・プラス
アドリアン・クレーマー(クラリネット)
ミュンヘン・アカデミー四重奏団
バイエルン放送交響楽団
ペーテル・エトヴェシュ(指揮) |
1930年生まれのドイツの現代作曲家、ヴェルナー・ハイダーの作品集。自身のリサイタルでのライヴ・パフォーマンスや2012年に亡くなった妻への追悼曲が含まれる弦楽三重奏作品などが収録されていますが、特に注目すべきはラージ・オーケストラのための「アーキテクチュア」。
ペーテル・エトヴェシュ指揮、バイエルン放送交響楽団による大迫力のライヴ録音です。
※録音:2006年-2018年
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ゲオルグ・カッツァー:後期作品集
ゲオルグ・カッツァー(1935-2019):
postscriptum zu B.(チェロとピアノのための3つの小品)
...bluht nur im Gesang
(ソプラノ、チェロとピアノのためのソング・サイクル)
discorso(管弦楽のための)
percussum(打楽器四重奏のための)
La scuola dell'ascolto 5
(フルート、アルト・サクソフォン、
トランペット、パーカッション、アコーディオン、
ピアノとヴァイオリンのための)
※全曲世界初録音 |
イェルク・ウルリッヒ・クラー(チェロ)
ベルンハルト・パルツ(ピアノ)
エリザベス・トリオ
ベルリン放送交響楽団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ブレーメン打楽器アンサンブル
ゲオルク・カッツァー・アンサンブル・ベルリン |
2019年に亡くなったゲオルク・カッツァーが2016年以降に完成させた最晩年の作品を集めた1枚。
現在のポーランド、シレジア出身のカッツァーは師であるハンス・アイスラーの影響を受けつつ、東ドイツにおける新しい電子音楽の先駆者としても功績を残しました。
1963年にフリーの作曲家、演奏家として活動を始めて以来、実に様々なジャンルの音楽を作曲し、多くの現代音楽家に影響を与えました。
※録音:2017-2020年
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ORCHID CLASSICS
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上岡敏之(指揮)&コペンハーゲン・フィル
リヒャルト・シュトラウス:
オーボエ協奏曲、ホルン協奏曲、町人貴族
1-3. オーボエ協奏曲 Trv 292
1. I. Allegro moderato / 2. II. Andante
/
3. III. Vivace - Allegro
4-6. ホルン協奏曲第1番 Op. 11
4. I. Allegro / 5. II. Andant / 6.
III. Allegro
7-15. 組曲『町人貴族』
7. Ouverture zum 1. Aufzug (Jourdain
- der Burger)
第1幕への序曲(町人ジュルダン)
8. Menuett メヌエット
9. Der Fechtmeister 剣術の先生
10. Auftritt und Tanz der Schneider
仕立て屋の登場と踊り
11. Das Menuett des Lully リュリのメヌエット
12. Courante クーラント
13. Auftritt des Cleonte (nach Lully)
クレオントの登場(リュリの音楽による)
14. Vorspiel zum 2. Aufzug (Intermezzo)
(Dorantes und Dorimene Graf und
Marquise)
第2幕への前奏曲(間奏曲)
(伯爵ドラントと公爵夫人ドリメーヌ)
15. Das Diner (Tafelmusik und Tanz
des Kuchenjungen)
晩餐(食卓の音楽と料理人の踊り |
アンドレアス・フォスダル(オーボエ)...1-3
ヤコブ・カイディング(ホルン) ...4-6
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団
上岡敏之(指揮) |
録音:2019年2月18-21日、2021年3月23-27日 Konservatoriets
Koncertsal(デンマーク)
総収録時間:77分
上岡敏之が2016年から首席指揮者を務めるコペンハーゲン・フィルとの初CDが登場。洒落た選曲と演奏者の劇場的センスも活きた、粋で魅力的なアルバムです。
ドイツ各地の劇場とオーケストラのポストを歴任してきた上岡にとってリヒャルト・シュトラウスは自家薬籠中のレパートリーの一つ。
ここに収録されているのは、楽団の首席奏者をソリストに立てた協奏曲を2篇と、各パートにソリスティックな見せ場が多く、室内楽的なアンサンブル能力を要する組曲『町人貴族』という、楽団の規模に合わせ、その能力を活かした巧みな選曲です。
コペンハーゲン・フィルはコペンハーゲンの名所チボリ公園のホールで演奏するために、作曲家ハンス・クリスチャン・ロンビが主導して1843年に創設された楽団を起源とし、現在は65名の楽団員を擁して年間120回ほどの公演を行っています。
管弦楽のレパートリーに加え、国立歌劇場や王立劇場の舞台上演でも定期的に演奏。
また夏の間は創設以来の伝統でチボリ公園のホールでの演奏会も行っています(その際は「チボリ交響楽団」の別名を使用)。ホルンのカイディングは1993年から、オーボエのフォスダルは2003年から、楽団の首席奏者(ソロ奏者)を務めています。
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シューベルト/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
1-4. フランツ・シューベルト(1797-1828):
弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」D810
1. I. Allegro / 2. II. Andante con
moto /
3. III. Scherzo / 4. IV. Presto
5-11. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131
5. I. Adagio ma non troppo e molto
espressivo /
6. II. Allegro molto vivace / 7. III.
Allegro moderato /
8. IV. Andante ma non troppo e molto
cantabile /
9. V. Presto / 10. VI. Adagio quasi
un poco andante /
11. VII. Allegro |
サッコーニ四重奏団
Ben Hancox(ヴァイオリン)
Hannah Dawson(ヴァイオリン)
Robin Ashwell(ヴィオラ)
Cara Berridge(チェロ) |
録音:2022年3月19-20日、7月22-23日 Wyastone
Recording Studio(UK)
総収録時間:80分
2001年の結成以来、不動のメンバーで活動を続けるイギリスのサッコーニ弦楽四重奏団がウィーン古典派の大作2曲をカップリングした大胆な1枚。
破格の7楽章構成で極めて独創的なベートーヴェンの第14番と、デモーニッシュな楽想に満ちたシューベルトの第14番「死と乙女」です。
選曲の理由を「20年以上弾き込んで、最も強い心の絆を感じ、私たちを情熱的にさせ、私たちの演奏で聴いて欲しいと願う曲だから」と語っています。
2022/23シーズンにはベートーヴェンの第14番を照明を落とした舞台で暗譜で弾く「ベートーヴェン・イン・ザ・ダーク」というコンサートを行うほどの入れ込みよう。両曲ともコントラストの大きな演奏です。
グループ名はイタリアのヴァイオリン製作者・修復家でストラディヴァリの研究者としても名高いシモーネ・フェルナンド・サッコーニ(1895-1973)にちなんでおり、2つのヴァイオリンとヴィオラはサッコーニ作の楽器です。

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2台ピアノのためのフランス音楽集
1-3. ダリウス・ミヨー(1892-1974):
スカラムーシュ Op. 165b(1937)
1. I. Vif / 2. II. Modere /
3. III. Brazileira (Mouvement de Samba)
4. フランシス・プーランク(1899-1963):
カプリッチョ(仮面舞踏会に基づく)(1952)
5-7. プーランク:
ソナタ FP8- 4手のために(1918/1939改訂)
5. I Prelude / 6. II Rustique / 7.
III Finale
8. プーランク:エレジー – 2台ピアノのために(1959)
9-12. プーランク:ソナタ - 2台ピアノのために(1952-53)
9. I. Prologue / 10. II. Allegro molto
/
11. III. Andantino lyrico / 12. IV. Epilogue
13. プーランク:L'embarquement pour Cythere
シテール島への船出(1951)
14-16. クロード・ドビュッシー(1862-1918):夜想曲
(1899/モーリス・ラヴェルによる2台ピアノ編)
14. I. Nuages 雲 / 15. II. Fetes 祭り
/
16. III. Sirenes シレーヌ |
チャールズ・オーウェン(ピアノ)
カーチャ・アペキシェヴァ(ピアノ)
Steinway Model D |
録音:2021年4月13-14日、2022年3月31日-4月1日 Menuhin
Hall,Yehudi Menuhin School,Cobham, Surrey(UK)
総収録時間:70分
2人の傑出したピアニストたちが織り成す4手ピアノの芸術。
チャールズ・オーウェンとカーチャ・アペキシェヴァはこれまでにもラフマニノフやストラヴィンスキー作品で、素晴らしいアンサンブルを披露しています。
今作で2人はフランスものに挑戦。ミヨーの生彩溢れる「スカラムーシュ」ではじまり、2台ピアノでも演奏されることのある「ソナタ
FP8」や自身の映画音楽『アメリカ旅行』の中の曲である「シテール島への船出」をはじめとしたプーランクの多面性が発揮された5つの作品が続き、最後に置かれているのが、ラヴェル編曲のドビュッシーの「夜想曲」というラインナップです。
息のあったデュオが、作品の繊細な魅力を存分に引き出しています。

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荒れ野よ、荒れ地よ
ジョナサン・ラザフォード(1953-):合唱作品集
1-3. Isaiah 35 イザヤ書第35章–
Three Advent Carols
3つのアドヴェント・キャロル(1998)
1. Rejoice, you barren land
2. The Sofferent thatte seeth evere
seycrette
3. The Wilderness and the Solitary
Place
4-5. Magnificat & Nunc Dimittis &
Pilgrim's Song
マニフィカト、ヌンク・ディミティスと巡礼の歌
-
星の子供(1979-1985)より
4. Magnificat & Nunc Dimittis
/ 5. Pilgrim's Song
6. Rejoice! Rejoice! (2010)
7. In the Bleak Midwinter (2015)
8. Blessed is the Man who Finds Wisdom
(2015)
9. For Behold, I Create New Heavens and
a New Earth (2018)
10-16. Good Friday Music
聖金曜日の音楽(最後の7つの言葉)(2015)
10. The First Word 第1の言葉
11. The Second Word 第2の言葉
12. The Third Word 第3の言葉
13. The Fourth Word 第4の言葉
14. The Fifth Word 第5の言葉
15. The Sixth Word 第6の言葉
16. The Seventh Word 第7の言葉 |
ウィリアム・サウンダーズ(オルガン)
ロンドン・ヴォイシズ(合唱)
ベン・パリー(指揮) |
録音:2021年10月29、30日、2022年9月12日 St
Barnabas Church, Ealing(UK)
総収録時間:58分
イギリスの作曲家ジョナサン・ラザフォードの合唱作品集。
10歳の時に新しく開校したユーディ・メニューイン音楽学校に入学。ナディア・ブーランジェから教えを受けながら、レノックス・バークリーらにも師事。ピアニストとして活動するとともに、合唱音楽の作曲家として宗教音楽、世俗音楽双方にわたる多数の作品を書き上げています。
このアルバムは「I Slept and Dreamed that
Life was Beauty」(ORC100249)の続編で、今作にも宗教的作品と世俗作品をバランスよく収録。
イザヤ書からインスピレーションを受けたアドベント・キャロルや、オスカー・ワイルドの台本を用いた彼自身の歌劇《The
Star–Child星の子供》からの音楽、他にも瞑想的で美しい「聖金曜日の音楽」などを収めています。
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ALBANY
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「アメリカのチェロ作品集」
バーバー(1910-81):チェロ・ソナタ ハ短調Op.6
ルーカス・フォス(1922-2009):カプチッリオ
ケンジ・バンチ(b.1973):壊れた音楽
クランシー・ニューマン(b.1977):メソッドから狂気へ |
クランシー・ニューマン(Vc)
ナタリー・ズー(Pf) |
バーバーから現代作品まで!アメリカのチェロ作品集!
録音:2021年12月21-23日 [49:43]
20、21世紀アメリカのチェロとピアノのための作品を収録。
バーバーは調性で書かれたロマンティックな音楽。第2楽章の緩徐楽章では弦楽のためのアダージョを思わせる抒情的な旋律が魅力的。
バーンスタインの盟友としても知られるルーカス・フォスのカプリチオはジャズ、カントリー・ミュージックの要素と現代音楽が融合された痛快な一作。
ケンジ・バンチの「壊れた音楽」は予想されるほど破壊的ではなく、ストリート・ミュージックの要素が取り入れられたファンキーな作品。
最後にチェリスト、クランシー・ニューマンの自作自演「メソッドから狂気へ」で締めくくられる。
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「カヨン・アン&
フレンズ・プレイズ・バーナード・ホッファー(b.1934)」
(1)ピアノと弦楽のための合奏協奏曲(2014)
(2)フレンチ・ホルン、ヴァイオリンと
ピアノのための三重奏曲(2014)
(3)2オーヴァー1(2015)~
2つのトランペットとピアノのための |
カヨン・アン(Pf)
(1)デイヴィッド・ギルバート(指揮)
モーニング・サイド・ハイツ室内管弦楽団
(2)クルト・ニッカネン(Vn)
ダン・ウィオンズ(Hr)
(3)ギル・ホッファー(Trp)
クリスティアン・ヒンクル(Trp) |
録音:2021年12月1日、2022年9月5日、9月29日
[56:08]
バーナード・ホッファーはスイス出身。1941年に渡米しイーストマン音楽院で学んだ。
その後はオーケストラや室内楽、またテレビ、映画音楽の作曲に従事した。このアルバムは彼の近年の室内楽が収められている。
韓国系のピアニスト、カヨン・アンを中心として編成されたアンサンブルのための作品集で、いずれもホッファーの自由な無調、新古典主義的傾向、テレビなどで培われた折衷主義的な作風が生かされた秀作。
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ジェームズ・アドラー(b.1950):歌曲集
あしたは何がある?/ピエ・イエズス/
美しい庭/グローイング/
希望は羽の生えた何か/夢/
夜の彼方/絵の中のあの星 |
エリザベータ・ウラホヴィチ(Sop)
ペリー・スーク(Br)
マイケル・ブキャナン(Ten)
ケネディ・カナガワ(Ten)
ジェームズ・アドラー(Pf)
ほか多数 |
録音:2022年10月3日、2023年1月23日ニューヨーク
[31:17]
ジェームズ・アドラーはアメリカの作曲家、ピアニスト。
17歳でソリストとしてシカゴ響と共演してデビュー、ピアニストとして活動するが、その後作曲にも情熱を燃やし、声楽曲を中心に作品を発表した。
このディスクは彼の近年の歌曲を集成したもので、いずれもブロードウェイ・ミュージカルのような親しみやすい、抒情的なソング。
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「現代メキシコのフルート音楽」
アルトゥーロ・ロドリゲス(b.1976):内観(2020)
ホセ・パブロ・モンカーヨ(1912-58):アマチナク(1937)
フアンラ・ウルスティ(b.1985):ないものねだり(2020)
サミュエル・ジマン(b.1985):子守歌(2019)
ディアナ・シルセ(b.1984):美と強さ(2007)
エドゥアルド・ガンボア(b.1960):透明なフィルム(1997)
アルトゥーロ・マルケス(b.1950):ダンソン第5番「夜明けの港」(1997) |
ジョナサン・ボルハ(Fl)
エクトール・ランダ(Pf) |
録音:2022年ウィスコンシン州 [59:54]
近現代メキシコの作曲家によるフルートとピアノのための作品集。
カルロス・チャベスの弟子であるモンカーヨ以外は全て存命の作曲家で現代メキシコの若手からベテランの作曲家で現代メキシコ作曲界の全容を俯瞰できる内容となっている。
作風は様々だが、印象派的なものからメキシコ民族音楽を現代的な要素と組み合わせたものまで多種多様。ラテンの国メキシコらしい明るいエネルギーに溢れた作品揃い。
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「ドリーム・スケープ」~
ヴィヴィアン・ファイン:フルート作品集
ヴィヴィアン・ファイン(1913-2000):
(1)2つのフルートのための4つの小品
(アンドリュー・W・パーカーによる
フルートとオーボエのための編曲版)
(2)オーボエとピアノのためのソナチネ
(3)フルートとヴィオラのためのデュオ
(4)ドリーム・スケープ~アンサンブルのための
(5)エミリーの印象~フルートとピアノのための
(6)川の向こう側からのカンティクルス~
アンサンブルのための |
エリン・K・マーフィ(Fl)
(1)アンドルー・W.パーカー(Ob)
(2)(4)(6)ヘジン・チョー(Pf)
(3)ジャクリーヌ・スカラ(Va)
(6)バベット・ベトラー(Cl)
ローラ・タルボット=クラーク(Vn)
ブリー・アハーン(Vc)
デレック・ジョンソン(Perc)
(4)(6)ブラッド・ジェネヴロ(指揮)
(4)打楽器アンサンブル
アレクサンドラ・アギレー(Fl)
シェリー・マーティンソン(Fl)
ブリー・アハーン(Vc) |
録音:2022年12月2-4日オクラホマ州立大学
[44:58]
作曲家ヴィヴィアン・ファインはシカゴ出身のアメリカの作曲家。ヘンリー・カウエルにも一時期、私淑し学んだことがある。70年以上のキャリアのうち、およそ140曲の作品を残した。
作風は多様でフランス印象派風の作品から12音技法までヴァラエティに富んでいる。このアルバムは彼女の主要な室内楽作品を集大成したもの。
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ケッティ・ネズ(b.1964)作品集
(1)遥かなる太陽の光(2021)
(2)クライミング:フリー・フォール(2021)
(3)素描(2018)
(4)秘密を守れ(2021) |
(1)マシュー・リー(Fl)
サッチャー・ハリソン(G)
(2)ロビン・ジュリアン(Vn)
ケッティ・ネズ(Pf)
(3)サラ・ブレディ(Fl)
アイヤ・レーケ(Vn)
(4)プレイグランド・
アンサンブル弦楽四重奏団 |
録音:2021年8月22日、2022年5月22日、9月12日、2023年2月21日
[60:30]
ケッティ・ネズのALBANYへの3枚目の作品集。
彼女は東京で間宮芳生に作曲を師事しているが、作風は間宮とは著しく異なる。しかし、民族的な素材に現代的な処理を施すところや、ひとつの作風、様式にとらわれない辺りは師匠と共通しているかもしれない。
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「ヴァルコフ=ダーン・プロジェクト」~
ルーク・ダーン(b.1976):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ/夜想曲/
ジュオコ・ピアノ/8つのマズルカ |
ヴィクトール・ヴァルコフ(Pf) |
録音:2020年12月15-16日、2021年7月21-22日、2023年5月8-9日
[60:56]
ルーク・ダーンはアメリカの中堅作曲家。
彼はアイオワ大学と西ミシガン大学で学び、現在はユタ大学で教鞭を執りつつ作曲を行っている。
彼の作品はアメリカ国内のみならず、世界で幅広く演奏されている。彼の作風は自由な無調に基づくもので、ベルクなどの表現主義的な音楽と深い関連性があると共にジャズのイディオムを取り入れるなどアメリカ人らしい側面もある。
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STRADIVARIUS
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レスピーギの弟子にしてリゲティの師匠
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):
ピアノ作品集Vol.1
ローマのノート/交配種/
3つの幻想曲/3×33/カネフォレ/
即興的な楽章/仮面/
ピアノ・ソナタ第1番 |
ステファーノ・カシオーリ(ピアノ) |
レスピーギの弟子にしてリゲティの師匠、ファルカシュのピアノ作品集第1弾!
録音:2022年6月6日-10月26日、12月18日 [72:49]
フェレンツ・ファルカシュはハンガリーの作曲家。地元ブダペスト音楽アカデミーで学んだ後、イタリアでレスピーギに師事した。
ウィーンとコペンハーゲンで映画音楽に携わった後、故国に戻りリスト音楽院で教鞭を執りつつ作曲に励んだ。
弟子にはジェルジ・リゲティ、ジェルジ・クルタークら錚々たる面々がいる。彼は多作家で作曲した総数はなんと700曲に及ぶ。
この企画は彼の膨大な作品の中から特にピアノ作品を取り上げ紹介してゆくもの。彼の作風はこのアルバムを聴く限り、多くは新古典主義から自由な無調、12音技法の手法で書かれている。知られざる作曲家の貴重なピアノ曲として一聴に値する。
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「ギターで聴くシューベルト・メンデルスゾーンの歌曲集」
(1)シューベルト(1797-1828):歌曲集
セレナードD.957-4/さすらい人D.489/
愛の使いD.957-1/知りたがる男D.795-6/
住処D.957-5/ライヤー弾きD.911-24
(2)メンデルスゾーン(1809-1847):「無言歌」より
狩りの歌Op.19-3/春の歌Op.62-6/
葬送行進曲Op.62-3/失われた幻影Op.67-2/
巡礼の歌Op.67-3/紡ぎ歌Op.67-4
(3)シューベルト:弦楽四重奏曲「死と乙女」より第2楽章 |
ジャコモ・コピエッロ(ギター)
(2)(3)ミケーレ・テデスコ(ギター) |
ギターによるシューベルト&メンデルスゾーン:歌曲集!
53'56
シューベルトの名歌曲と弦楽四重奏曲「死と乙女」より、そしてメンデルスゾーンのピアノ曲「無言歌」をギターに編曲して聴かせる一枚。
いずれの曲も最初からギターのために書かれたかのような自然な佇まいに惹かれる。シューベルトの歌曲は8弦ギター1本、メンデルスゾーンの無言歌とシューベルトの「死と乙女」はギター2本で演奏されている。
ギターは小さなオーケストラと言われるように多様な表現が可能で、ここでもシューベルトとメンデルスゾーンの歌心溢れる作品がギターで豊かに表現されている。STRADIVARIUS社の鮮やかな録音も魅力。
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ジャコモ・マンツォーニ(b.1932):声楽作品集
(1)「エミリー・ディキンソンの10の詩」(1988)~
ソプラノ、4弦楽器の独奏と2つのハープ、10の弦楽器のための
(2)「ベケットの言葉」(1971)~
2つの合唱団、3群の楽器と磁気テープのための |
リヴィア・ラド(Sop)
アンサンブル・ヴォカーレ・コンティヌウム
カステルバルコ・ポリフォニー合唱団
マルコ・アンギウス(指揮)
ヴェネト・パドヴァ管弦楽団
アルヴィス・ヴィドリン(サウンド・エンジニア) |
録音:2022年5月31日-6月1日パドヴァ[43:32]
ジャコモ・マンツォーニはルイジ・ノーノ、ブルーノ・マデルナの少し後の世代を代表するイタリアの作曲家。フランコ・ドナトーニやニコロ・カスティリオーニらと交友し、互いに影響を与え合いながら作品を発表した。
マンツォーニの作品はクラウディオ・アバド、ジュゼッペ・シノーポリ、マウリツィオ・ポリーニらがさかんに取り上げている。
「エミリー・ディキンソンの詩」はアンサンブルが終始最弱音のなか、ソプラノの祈るような歌声が印象的。「ベケットの詩」はノーノの影響を受けてか、テープ音楽を伴うアンサンブルと合唱のための作品。
こちらもオーケストラの終始最弱音のなか、合唱が呻いたりささやいたり、時には叫んだりと様々な唱法を駆使してベケットの特殊な詩の世界を表そうとする。
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ヴァイオリンとピアノのデュオによる
「水滴の上を歩く」と名付けられた曲集
ヴァージニア・ステラ&アルベルト・ブライダ:
「水滴の上を歩く」I~X |
ヴァージニア・ステラ(Vn)
アルベルト・ブライダ(Pf) |
録音:2022年12月11日[49:27]
ヴァイオリンとピアノのデュオによる10曲から構成される「水滴の上を歩く」と名付けられた曲集はヴァイオリンのヴァージニア・ステラとピアノのアルベルト・ブライダの共同作曲による作品。
いずれも調性で書かれメランコリックで美しい叙情的な小品集である。
ジョージ・ウィンストンやアルヴォ・ペルト、佐藤聰明など、ニュー・エイジ・ミュージックの好きな人に特にお薦め。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
LEBHAFT
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LBCDR 1037
(CD-R)
\2500
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アタウルフォ・アルヘンタの死の2ヶ月前の貴重な録音
シューベルト「ザ・グレート」
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」 |
アタウルフォ・アルヘンタ指揮
セント・ソリ管弦楽団 |
録音:1957年11月 パリ (ステレオ録音)
原盤:米Omega OSL-12
44歳で夭折したスペインの鬼才アタウルフォ・アルヘンタの死の2ヶ月前の貴重な録音。
アルヘンタは一部のライヴ録音を除き、独墺系の作品のセッション録音は皆無に等しく、このシューベルトはまさに奇跡的な音源。
疾走感溢れる実に軽快で躍動的な演奏で、この大曲を一気に聴き終える。
この特徴的な響きはスペインの指揮者とフランスのオーケストラならではのサウンドと言えよう。
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<映像>

10/11(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
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ペール・ヘンリク・ノルドグレン (1944-2008)
・流れ(Streams) Op.80(1991)(室内管弦楽のための)
・チェロ協奏曲第5 番 Op.135(2005)*
・室内交響曲 Op.97(1996)
(木管五重奏、打楽器、ピアノ、チェレスタと弦楽五重奏のための)
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ユヴァスキュラ・シンフォニエッタ
ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)
トゥオマス・ユリネン(チェロ)* |
フィンランドの作曲家、ペール・ヘンリク・ノルドグレの作品集
[楽器/Cello: Giovanni Grancino, 1704]
録音:2021年5月2日-5日 ミッケリホール(ミッケリ、フィンランド)/55'10
制作・録音エンジニア・編集・マスタリング:サイモン・フォックス=ガール
フィンランドの作曲家ペール・ヘンリク・ノルドグレの音楽は「変わることのない生命の流れ」と言われてきました。
生命に深く根差し、そのさまざまな姿や形を聴き手が、眺め、経験し、感じる。ユヴァスキュラ・シンフォニエッタとヴィッレ・マトヴェイェフのこのアルバムでは、ノルドグレンの作品のいくつかのスタイルを示す3つの作品が演奏されます。
《流れ》は、ヴァンター音楽大学の委嘱を受けて作曲されました。「2つのフルート、2つのクラリネット、ピアノと弦楽」のための音楽。
アルヴォ・ペルトの「ミニマ リズム」と《ベンジャミン・ブリテン追悼のカントゥス》を想起させる作品です。1991年11月2日に初演され、翌年にオランダで開催されたヨーロッパ音楽学校
連合のフェスティヴァルでフィンランドの新しい音楽を代表して演奏されました。
《チェロ協奏曲第5番》は、ノルドグレンの最後のチェロ協奏曲です。穏やかな部分
と力強くリズミカルな部分の2つのセクションに分かれる単一楽章で書かれています。
終わり近く、ドミトリー・ショスタコーヴィチの「DSCH
音型(動機)」が、ノ ルドグレンが敬愛していたとされる作曲家へのオマージュのように現れます。
第2番の協奏曲と同様、エルッキ・ラウティオに献呈されました。この「世界初録音」
のソリストに起用されたトゥオマス・ユリネン(1982-)は、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーでマルコ・ユロネンに学び、ソリストと室内楽奏者として活
動しています。
《室内交響曲》は、現代の音楽を支援する目的で1990年代に設立されたラハティ室内楽協会の委嘱による作品です。「木管五重奏、打楽器、ピアノ、
チェレスタと弦楽五重奏」の編成により、3つの部分からなる単一楽章で書かれています。
1996年11月21日、オスモ・ヴァンスカの指揮で初演されました。世界初録音の作品です。
指揮者のヴィッレ・マトヴェイェフ (1986-)は、今日のフィンランドでもっとも多彩な活動をする音楽家のひとり。
《アド・アストラ》やチェロ協奏曲《交差点》
(ABCD 364)などの作曲家とピアニストとしても活動しています。
サヴォンリンナ・オペラ・フェスティヴァルの芸術監督、スウェーデンのノルランドオペラの首
席客演指揮者などのポストをもち、デンマーク、アイスランド、スロヴェニア、クロアチアと活動の幅を広げています。
2014年から2022年までユヴァスキュラ・ シンフォニエッタ
の首席指揮者を務め、2022年秋に芸術顧問に就任しました。
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3つのギター協奏曲
アンッティ・アウヴィネン(1974-):Andalusian
Panzerwagen Jazz
(アンダルシア装甲車ジャズ)(2021)
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-):Susurrus(ススルス)(2016)
リーカ・タルヴィティエ(1970-):
Without Irony(皮肉でもなんでもなく)(2009/2022) |
ペトリ・クメラ(ギター)
タピオラ・シンフォニエッタ
ディーマ・スロボデニューク(指揮) |
フィンランドのギタリスト、ペトリ・クメラの新作!現代フィンランドの3つの協奏曲集、ディーマ・スロボデニューク指揮タピオラ・シンフォニエッタの共演!
[楽器/Guitar: Gabriele Lodi/Steel String
Guitar: Joha Lottonen]
録音:2022年11月1日-4日 エスポー・コミュニティセンター(エスポー、フィンランド)/62'50
制作:ペトリ・クメラ、マルック・ヴェイヨンスオ
録音エンジニア・編集:マルック・ヴェイヨンスオ
フィンランドのギタリスト、ペトリ・クメラの新作は『ネビュラ』(ABCD
345)以来の協奏曲録音です。
ディーマ・スロボデニューク(1975-)指揮タピオラ・シンフォニエッタの共演で現代フィンランドの3つの作品を演奏しています。
アンッティ・アウヴィネン(1974-)は、ユヴァスキュラ音楽院とプラハ芸術アカデミーでギター、アムステルダム音楽院で作曲を学び、2010年代に《Junker
Twist》(2015)と《Himmel Punk》(2016)の2つの「パンチのきいた」管弦楽曲でフィンランド音楽シーンに登場しました。この2曲のタイトルにみられる
ように、辛辣な風刺をこめた独特のユーモアのセンスで知られ、クメラとのコラボレーションで作った「ギター協奏曲」にも《アンダルシア装甲車ジャズ》という「わ
けのわからない」曲名がつけられました。
「アンダルシア」は、アウヴィネンがフラメンコのコースに参加したことのあるところ。ラインメタル社あたりが製造したドイ
ツの「装甲車」。「ジャズ」。「リズムとカラー」に支えられる彼の音楽のスタイルを明確に示した「Part
1」から「Part 4」の4つの部分で構成された作品です。
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-)もアウヴィネンと同じようにフィンランドと東欧とオランダで学びました。彼女の音楽は「音の色彩に対する研ぎ澄まされた感覚」
が評価され、「スケルツォ」として書かれた《Flounce》が2017年「BBC
プロムス」の最終夜に演奏され、国際的な知名度が高まりました。
「ギター協奏曲」の 《ススルス》は、クメラとのコラボレーションで作曲された作品です。「ギシギシ音を立てる、犬が鼻を鳴らす声、すすり泣きの声、空気がヒューという音、ガタガタ
なる音、こする音」というラテン語の擬音による曲名が、ギターとオーケストラの「音のパレット」も示しています。
2017年10月にクメラとキュミ・シンフォニエッ
タの共演で初演されました。
リーカ・タルヴィティエ(1970-)の作曲スタイルを音楽学者コルホネンは「リリカルなテクスチュアを支持して」と定義しました。
シベリウス・アカデミーでオーボ エを学び、パリ国立高等音楽舞踊学校でジェラール・グリゼー、フィンランドでタピオ・ネヴァンリンナとパーヴォ・ヘイニネンに作曲を学び、ふたたびパリに渡り
IRCAM の作曲コースに参加しました。
《皮肉でもなんでもなく》は、2 つの楽章の作品です。彼女は、ヴェンナコスキが《ススルス》でギタリストにヴァイオリンの
弓も使わせたことをさらに推し進め、ロックとジャズのギタリストが開発した「イーボー(e-bow)」を使うよう指定。「魔法のような、歌うような」(タルヴィティエ)
効果をもたらしました。
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『自然によって再充電され』
アンドレーア・タッロディ(1981-):Acanthes(アカンサス)(2017)
(2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲)*
マッツ・ラーション・グーテ(1965-):
Lied von der Erde(大地の歌)(2011)
ブリッタ・ビューストレム(1977-):Im Freien(戸外にて)(2020)
サウリ・ジノヴィエフ(1988-):
Recharged(再充電され)(2015/18)(弦楽のための) |
オストロボスニア室内管弦楽団
マーリン・ブルーマン
(ヴァイオリン、アーティスティック・リーダー)
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)* |
ペッカ・クーシストも参加!オストロボスニア室内管弦楽団による2ndアルバム、芸術監督を務めるマーリン・ブルーマンと自然観や音楽観を共有する4人の作品を収録!
録音:2022年5月2日(タッロディ)、5月17日-20日 スネルマンホール(コッコラ、フィンランド)/70'17
制作・録音エンジニア・編集:サイモン・フォックス=ガール
オストロボスニア室内管弦楽団は、2019年から芸術監督を務めるスウェーデンのヴァイオリニスト、マーリン・ブルーマン
(1975-)と2022年に最初のアル バム『ストックホルム日記』(ABCD
467)をリリースしました。
このアルバムではエサ=ペッカ・サロネン、サリー・ビーミッシュ、シェーンベルク、ストラヴィンス
キーの作品をとりあげ、ユハ・カンガスやサカリ・オラモの時代とは異なる個性をアピールしました。
アルバム第2作の『Recharged by Nature(自然によって
再充電され)』では、ブルーマンの長年の友人、ビューストレムをはじめ、彼女が自然観や音楽観を共有する4人の作品によるプログラムを組んでいます。
アンドレーア・タッロディは、近年ヨーロッパ各地で作品が演奏され、スウェーデンでもっとも国際的に知られる作曲家のひとりとみなされています。
《アカンサス》は、アンリ・マティスの「ペーパー・カットアウト」の「白を背景に定型化したアカンサス」を描いたシリーズからインスピレーションを得て作曲されました。
「2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲」として作られ、フィンランドのペッカ・クーシストが参加して録音セッションが行われました。
マッツ・ラーション・グーテもスウェーデンの作曲家です。《大地の歌》は、オストロボスニア室内管弦楽団から委嘱を受けて作曲されました。
曲名は、グスタフ・マーラーの作品とはまったく関係なく、「フォークミュージック的コンポストとでもいう、大地から出現する音楽」をイメージしてつけられました。アラブの音階「マカーム」の5つが素材として使われています。
ブリッタ・ビューストレム の《戸外にて》は、このマーリン・ブルーマンのための「協奏曲」をCOVID-19
のパンデミック初期に数ヶ月間で作曲したといいます。
スウェーデン語の曲名《i det fria》には、「自由になって」と同時に「収監されて」ないし「ロックダウン下で」に対する「戸外で」という意味の作曲者の願いが
こめられています。
「この作品は、たとえて言うなら、音楽による長く苦しい旅、トレック」(ブリッタ・ビューストレム)。西アフリカの伝統音楽からインスピレーショ
ンを得て作曲され、その影響がドラムのビートに反映されています。
サウリ・ジノヴィエフは、フィンランドのもっとも若い世代の作曲家のひとりです。ロックバンドでエレクトリック・ギターを弾き、作曲に興味をもつようになってか
らシベリウス・アカデミーでタピオ・ネヴァンリンナ、カールスルーエ音楽大学でヴォルフガング・リームに学びました。
《再充電され》は、学生のころに書いた作品
を改訂して作られました。「電撃的でリズミカルな」作品。
2019年4月13日、オストロボスニア室内管弦楽団がクラウス・マケラの指揮で初演した後、フィンラン
ドとスウェーデン、中央ヨーロッパのコンサートでも演奏され、聴衆にインパクトを与えつづけています。

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BIS
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BIS SA 2520
(7SACD HYBRID)
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\9000 →\8290
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ジョン・ネシリングによる華麗なるレスピーギ、やはりボックス化!
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):管弦楽作品集 |
ジョン・ネシリング(指揮) |
Disc1(BIS SA-1720)
・ローマの噴水(1916)/ ・ローマの松(1924)/
・ローマの祭(1928)
サンパウロ交響楽団、クラウディオ・クルス(コンサートマスター)
録音:2008年2月/サラ・サンパウロ(サンパウロ)
Disc2(BIS SA-2050)
・ブラジルの印象(1927-28)/ ・風変わりな店(1918)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、マリアン・タシュ(コンサートマスター)
録音:2013年4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)
Disc3(BIS SA-2130)
・第12旋法によるメタモルフォーゼ(1930)/
・地と精のバラード(1920)/ ・シバの女王ベルキス(1934)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、マリアン・タシュ(コンサートマスター)
録音:2014年6月/フィルハーモニーホール(リエージュ)
Disc4(BIS SA-2210)
・劇的交響曲(1913-14)/ ・歌劇「ベルファゴール」序曲(1924)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、ユライ・チジマロヴィチ(コンサートマスター)
録音:2015年4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)
Disc5(BIS SA-2250)
・ボッティチェリの三連画(1927)/ ・黄昏(1914)*
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・交響的印象「教会のステンド・グラス」(1926)
アンナ・カテリーナ・アントナッチ(ソプラノ)*
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、マリアン・タシュ(コンサートマスター)
録音:2016年3月& 4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)
Disc6(BIS SA-2350)
『レスピーギ編曲のバッハ&ラフマニノフ作品集』
・J.S.バッハ(レスピーギ編):前奏曲とフーガ
ニ長調(BWV532)P 158(1929)
・J.S.バッハ(レスピーギ編):パッサカリア
ハ短調(BWV582)P 159(1930)
・J.S.バッハ(レスピーギ編):3つのコラール
P 167(1930)
【I.レント・アッサイ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」(BWV659)/
II.アンダンテ・コン・モート・エ・スケルツァンド「わが魂は主をあがめ」(BWV648)/
III.アンダンテ「目覚めよと呼びわたる物見の声」(BWV645)】
・ラフマニノフ(レスピーギ編):5つの絵画的練習曲『音の絵』P
160(1930)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、アンヌ・メルシエ(コンサートマスター)
録音:2017年9月/フィルハーモニーホール(リエージュ)
Disc7(BIS SA-2540)
・組曲「鳥」 P 154(1928)
・リュートのための古い舞曲とアリア 第1組曲
P 109(1917)
・リュートのための古い舞曲とアリア 第2組曲
P 138(1923)
・リュートのための古い舞曲とアリア 第3組曲
P 172(1931)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、ジョルジュ・トゥドラシェ(コンサートマスター)
録音:2021年7月/フィルハーモニーホール(リエージュ) |
お買い得なセットで登場!ジョン・ネシリングによる華麗で豊かな色彩感に満ちたレスピーギの管弦楽作品集7枚組!
録音:2008年~2021年/DSD、5.0 Surround
sound、マルチチャンネル
Disc1: 63'41、Disc2: 68'55、Disc3: 72'15、Disc4:
70'03、Disc5: 66'26、Disc6: 59'08、Disc7:
75'30
SACDハイブリッド盤。
ジョン・ネシリング指揮によるオットリーノ・レスピーギ(1879-1936)の管弦楽作品集が7
枚組のお買い得セットで登場!
サンパウロ 交響楽団と録音した『ローマ三部作』以外は、リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団との共演です。
英国の音楽雑誌「BBCミュージック・マガジン」が、「一人
の指揮者によるレスピーギの管弦楽作品集の最高の録音」と絶賛するなど各誌で高く評価されている当録音集は、管弦楽作品の天才的な作曲家レスピーギの類い
稀な色彩感、オーケストレーションを存分に楽しめる内容です。
レスピーギは近代イタリアにおけるロマン主義、印象派、新古典主義の潮流に沿いながら独自の世界で表現しているのが最大の魅力といえ、打楽器、ピアノ、オルガンなども効果的に用いました。
またレスピーギの音楽はハリウッド映画音楽にも受け継がれており、ジョン・ウィリアムズは「レスピーギが最も重要な影響を受けた人物の一人である」と語っています。
編曲の領域でも天才的な才能を発揮したレスピーギはJ.S.バッハやラフマニノフの作品を管弦楽版として作曲しております。
J.S.バッハの前奏曲とフーガ ニ長 調 BWV532
は、前奏曲の豪快なペダルと、同一音型をたたみかけるように反復する主題が印象的なフーガの非常に技巧的かつ煌びやかな作品ですが、レスピー
ギは巧みなオーケストレーションで立体的かつ豪華サウンドに仕上げ、木管、金管、弦楽器、そしてピアノも用い、各パートの主題の掛け合いが実に面白い編曲です。
パッサカリアも実に見事。あの低音主題による変奏曲の奥義を極めた最高傑作をまるで『ローマ三部作』を思わせるカラフルな作品に仕上げております。
3つのコ ラールはライプツィヒ・コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」およびシュープラー・コラール「わが魂は主をあがめ」「目覚めよと呼びわたる物見の声」の3曲をオーケストラ版にした作品。
3楽章形式の組曲に仕上げており、レスピーギのセンスのよさを感じさせます。ラフマニノフの「音の絵」も聴きもの。
作品33と作品39の2巻からなるピアノ曲からレスピーギが5曲を組曲形式にした作品で、ラフマニノフの叙情的な旋律をレスピーギの見事なオーケストレーションで聴くこ
とができます。
1947年サンパウロ生まれの指揮者ブラジルのジョン・ネシリングは、ボダンツキーやシェーンベルクの血を引くという逸材で、バーンスタインやスワロフスキーの薫陶を受けております。
自身の持ち味である情熱的かつ抜群のリズム感で、色彩豊かにレスピーギを振っております。
※ブックレットは単売リリース時の7冊がボックスに封入されております。

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BIS SA 2547
(SACD HYBRID)
\2900 →\2690
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ファン・クーレン、マイケル・コリンズ
~ウィグモア・ソロイスツによる
20世紀英作曲家、室内楽曲3篇!
(1)ハワード・ファーガソン(1908-1999):
八重奏曲 Op.4(1933)
(2)アーサー・ブリス(1891-1975):
クラリネット五重奏曲 F.20(1932)
(3)ロビン・ホロウェイ(1943-):
八重奏のためのセレナード ハ調 Op.41(1979) |
ウィグモア・ソロイスツ
(1)イザベル・ファン・クーレン(第1ヴァイオリン)
シニ・シモネン(第2ヴァイオリン)
スコット・ディキンソン(ヴィオラ)
クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)
ティム・ギブス(コントラバス)
マイケル・コリンズ(クラリネット)
ロビン・オニール(ファゴット)
アルベルト・メネンデス・エスクリバーノ(ホルン)
(2)マイケル・コリンズ(クラリネット)
イザベル・ファン・クーレン(第1ヴァイオリン)
シニ・シモネン(第2ヴァイオリン)
スコット・ディキンソン(ヴィオラ)
クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)
(3)イザベル・ファン・クーレン(第1ヴァイオリン)
シニ・シモネン(第2ヴァイオリン)
レイチェル・ロバーツ(ヴィオラ)
ティム・ギル(チェロ)
ティム・ギブス(コントラバス)
マイケル・コリンズ(クラリネット)
ロビン・オニール(ファゴット)
ディエゴ・インセルティス・サンチェス(ホルン) |
ウィグモア・ソロイスツによる20世紀英作曲家の洗練された室内楽曲3篇!
セッション録音:(1)(2)2021年12月17~19日、(3)2023年4月13&14日/メニューイン・ホール、ユーディ・メニューイン音楽学校(イギリス)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、74'09
SACD ハイブリッド盤。
2020年に結成した「ウィグモア・ソロイスツ」は、イザベル・ファン・クーレンとマイケル・コリンズが中心となりウィグモア・ホールのディレクターであるジョン・ギルホリー(1973-)とのコラボレーションによって生まれた可変室内アンサンブル。
歴史ある当ホールの名を冠した初めての団体です。
2023年9月には当アンサンブルの名義で初来日。その来日公演ではファン・クーレン、コリンズがピアニストのジャン・チャクムルと共演しました。
当団はバロックから現代まで様々な形態で演奏していくことを目的とし、次世代を担う優れた若手の音楽家たちとの共演でも話題を呼んでおり、BISレーベルから積極的なリリースが続いております。
当アルバムでは20世紀のイギリスの室内楽作品3篇を収録。
それらは西洋近代音楽の要素をみせながらも、それぞれが個性的であり、楽器ごとの固有の色彩
を際立たせたきわめて優れた作品を選曲しております。
ファーガソンの「八重奏曲」は彼の出世作。シューベルトの「八重奏曲」の楽章を引用した大作です。
ブリス のクラリネット五重奏曲は、モーツァルトやブラームスと同様、情感豊かにして華麗でエネルギッシュな終楽章が最大の魅力。
そしてホロウェイの「八重奏のためのセ レナード」は、ホロウェイが手本としたシューベルトの「八重奏曲」と同じ楽器構成で作曲。20世紀英作曲家の洗練された室内楽曲を名手の演奏でお楽しみくださ
い!
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TOCCATA CLASSICS
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100歳を超える長寿を全うした
レオ・オーンスタイン(1893-2002):ピアノ作品集
第3集 |
ヴィクトル・ヴァルコフ(ピアノ‛&Steinway
D) |
1-9. 9つのヴィネット s380(1977)
1. No. 1 Moderato / 2. No. 2 Con moto
/ 3. No. 3 Moderato /
4. No. 4 Animato / 5. No. 5 Moderato
/ 6. No. 6 Allegro /
7. No. 7 Animato / 8. No. 8 Moderato
/ 9. No. 9 Moderato con moto
10. バガテル s100(1952)
11. A Moment of Retrospect 振り返りのひととき
s156(1950代?)
12. The Cathedral 大聖堂 s73 (1916)
13. Nocturne No. 1 夜想曲第1番 s153 (1922頃)
14-16. Three Moods 3つのムード s5 (1914頃)
14. No. 1 Anger 怒り: Agitato / 15. No.
2 Grief 嘆き (q=88) / 16. No. 3 Joy 歓び:
Presto
14-16を除き世界初録音 |
録音:2021年9月28日、10月2日、12月3-4日、2022年5月24日、10月9-10日 Libby
Gardner Hall, University of Utah, Salt Lake
City(USA)
総収録時間:63分
100歳を超える長寿を全うしたウクライナ生まれの作曲家オーンスタイン。
生まれ年は諸説ありますが、亡くなった時の年齢は少なくとも105歳を超えていたことが確認されています。
1911年にニューヨークでピアニストとしてデビューした時には、ドビュッシーやスクリャービンなどの作品を初演したこともあり、「大聖堂」や「3つのムード」などの1910年代の作品はトーンクラスター的な和音が連続する先鋭的な作風で書かれています。
しかし1950年代の「バガテル」や1977年の「ヴィネット」は調性感はないものの、どちらかというと耳なじみの良い作品といえるでしょう。
2012年、ニューオーリンズ国際ピアノ・コンクールの優勝者ヴィクトル・ヴァルコフがこれらの難曲を見事な技巧で演奏しています。

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ジョヴァンニ・バッティスタ・カサーリ(1715/6-1792):宗教音楽集
1. Confitebor tibi, Domine / 2. Comedetis
carnes /
3. Adiuva nos, Deus / 4. Improperium expectavit
/
5. Tantum ergo / 6. Christum regem adoremus
/
7. Ad te levavi / 8. Ave Maria 4声 /
9. Exaltabo te / 10. Hodie nobis de caelo
/
11. Quem vidistis pastores / 12. Constitues
eos /
13. Ave Maria 8声 / 14. Justus ut palma
/
15. Scapulis suis / 16. Caro mea, vere
est cibus /
17. Haec dies / 18. Memoriam fecit (Confitebor
in D) /
19. Gloria Patri (Confitebor in D)
※トラック4を除き世界初録音 |
ピッチ a'=415Hz
コスタンツィ・コンソート
(古楽アンサンブル)
ソプラノ5/バス1/チェロ1/
コントラバス1/オルガン1
ピーター・リーチ(指揮) |
録音:2022年9月17-18日、24-25日 All Saints'
Church, Weston-super-Mare,Somerset(UK)
総収録時間:54分
1715年ローマで生まれ、1759年から亡くなるまで、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂の聖歌隊の指揮者を務めたジョヴァンニ・バッティスタ・カサーリの宗教作品集。
当時、ローマの教会や大聖堂で隆盛を誇っていた合唱作品の作曲家で、ルネサンス期のポリフォニーを基調としながら、バロックから古典派への橋渡し的な作品を数多く残しました。また、彼の作品には時折驚くほどの不協和音が含まれています。
2017年にノース・サマセットで設立されたコスタンツィ・コンソートは、18世紀のローマの作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・コスタンツィの名を冠し、16世紀から20世紀までの知られざる作品の紹介に力を注いでいます。

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ヴィクトリア女王専属のハープ奏者だった
ジョン・トーマス:ハープとピアノのための二重奏曲全集
第3集
1. シャルル・グノー(1818-1893):
歌劇《ファウスト》- 兵士の合唱(J.トーマス編)
2. グノー:
歌劇《ファウスト》- 二重唱(J.トーマス&J.ベネディクト
編)(1869)
3-8. ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)の歌劇より(1857出版)
3. No. 1. 歌劇《トロヴァトーレ》-
ミゼレーレ、 「あなたはご覧になることでしょう」
4. No. 2. 歌劇《トロヴァトーレ》-
「君のほほえみ」、「私のこの気持ちは」
5. No. 3. 歌劇《トロヴァトーレ -
「今はたわいないさいころあそびだが」、
「進軍ラッパよ」、「そうさ、私は疲れてしまったよ」
6. No. 4. 歌劇《トロヴァトーレ》-
「恋は薔薇色の翼に乗って」、「火刑台の恐ろしい炎が」
7. No. 5. 歌劇《リゴレット》- 四重唱「美しい乙女よ」
8. No. 6. 歌劇《シチリア島の夕べの祈り》-
シチリアーノ(ボレロ)
9. ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868):
歌劇《エジプトのモーゼ》- 祈り
10. ジョン・トーマス: Le Desir. Rhapsody
欲望、ラプソディー(1892)
11. J. トーマス:Coronation March 戴冠式行進曲(1902)
12. ルイージ・ヴェンツァーノ(1814-1878):
La Gassier Valse (1858年 J.トーマス編)
※全て世界初録音 |
デュオ・プラクセディス
プラクセディス・フグ=リュッティ(ハープ)
プラクセディス・ジェヌヴィエーヴ・フグ(ピアノ) |
録音:Flu¨gelsaal Musik Hug, Bu¨lach(スイス)
総収録時間:61分
ウェールズ出身のジョン・トーマスは、18世紀後半に最も称賛されたハープ奏者・作曲家の一人。ヴィクトリア女王専属のハープ奏者を務め、その洗練された技巧で広く愛されました。
この第3集にはグノーやヴェルディ、ロッシーニらの歌劇からの編曲作品を収録。演奏には超絶技巧が必要ですが、どれも原曲の魅力的な旋律を生かしつつ、ハープの響きの優雅さも楽しめる粋な編曲が施されています。
トーマスの2曲のオリジナル作品も聴きどころです。デュオ・プラクセディスは18世紀末から20世紀初頭までの知られざるハープとピアノ二重奏曲の復興に力を注ぐアンサンブル。
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リトミックの開発者
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950):
ドイツ語による歌曲全集 |
クレマンス・ティルカン(ソプラノ)
アダルベルト・マリア・リーヴァ(ピアノ) |
1-6. 6つの歌曲 Op. 14(1892出版)
1. No. 1 Hochzeitslied 婚礼の歌 / 2.
No. 2 Wie lang' die Nacht 夜はどのくらい長い
/
3. No. 3 Rosenzeit, wie schnell vorbei
薔薇の季節よ、なんと早く過ぎ去ってしまったことか
/
4. No. 4 Lied des Alten 老人の歌 /
5. No. 5 Die Glocken lauten 鐘が鳴る /
6. No. 6 Hast du von den Fischerkindern
漁師の子供の言い伝え
7-12. 6つの歌曲 Op. 15(1892出版)
7. No. 1 Lied des Glucklichen 幸せな人の歌
/ 8. No. 2 Kindergebet 子供の祈り /
9. No. 3 In der Fremde 異郷で / 10.
No. 4 Ich nehm' es leicht 私は軽く受け止める
/
11. No. 5 Lieb' Liebchen いとしい恋人よ
/
12. No. 6 Als schweigend ich die rothe
Rose 私と同じように赤いばらは沈黙する
13-22. 10の歌曲(1913出版)
13. No. 1 Gruss 挨拶 / 14. No. 2 Schmied
Schmerz 鍛冶屋の苦悩 /
15. No. 3 Regenlied 雨の歌 / 16. No.
4 Entzuckung 喜び /
17. No. 5 Hat gesagt - bleibt's nicht
dabei そういった - そのままにしないで /
18. No. 6 Das Lied von ferne 彼方からの歌
/ 19. No. 7 Gewitter 雷雨 /
20. No. 8 Spinn, Magdlein, spinn! 紡げ、少女よ、紡げ
/
21. No. 9 Wenn's dammert 夜が明けたら
/ 22. No. 10 Spinnerlied 紡ぎ歌
23-24. 2つの歌(1913出版)
23. No. 1 Gemachte Blumen アートフラワー
24. No. 2 Frommer Tanz (Mai-Fest) 敬虔な踊り(五月祭)
※全て世界初録音 |
録音:2022年9月5-7日 Salle de musique,
Theatre populaire romand - Centre neuchatelois
des arts vivants,La Chaux-de-Fonds(スイス)
総収録時間:50分
スイスの作曲家エミール・ジャック=ダルクローズは「運動を通じて音楽を学び経験する」というリトミックの開発者として知られていますが、作曲家としても、リトミックで用いるピアノ曲を中心に打楽器や声楽のための曲を書き上げています。
このアルバムには彼が活動の初期に書いたドイツ語の歌曲をすべて収録。民謡や、彼と同時代の詩人の詩を用いて書かれたこれらの歌曲は、フォーレとブラームスの伝統を受け継ぐものであり、それぞれの歌には無邪気な歌から心の痛みを伴う歌まで、豊かな感情が込められています。
ジュネーヴ出身のソプラノ、クレマンス・ティルカンの澄んだ声が作品の魅力を伝えるとともに、ジャック=ダルクローズのTOCCATAレーベルでのピアノ作品シリーズを通じての演奏者アダルベルト・マリア・リーヴァが伴奏を務めています。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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PROFIL
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PH 23007
(10CD)
\12000 →\9990
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過去アルバムの寄せ集めではない
幻のライヴ、秘蔵音源が初出多数!
エディション・シュターツカペレ・ドレスデン
~100年間の録音における音楽監督と首席指揮者たち
フリッツ・ブッシュ(1922-33在任)
リヒャルト・シュトラウス(客演)
カール・ベーム(1934-42在任)
カール・エルメンドルフ(1943-44在任)
ヨーゼフ・カイルベルト(1945-50在任)
ルドルフ・ケンペ(1949-53在任)
フランツ・コンヴィチュニー(1953-55在任)
オトマール・スウィトナー(1960-64年在任)
クルト・ザンデルリンク(1964-67在任)
マルティン・トゥルノフスキー(1967-68在任)
ヘルベルト・ブロムシュテット(1975-85在任)
ハンス・フォンク(1985-90在任)
ジュゼッペ・シノーポリ(1992-2001在任)
ベルナルト・ハイティンク(2002-04在任)
ファビオ・ルイージ(2007-12在任)
チョン・ミョンフン(首席客演指揮者)
サー・コリン・デイヴィス(名誉指揮者)
クリスティアン・ティーレマン(2012年以来在任) |
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Disc1 80'00"
フリッツ・ブッシュ(1922-33在任)
(1)リヒャルト・シュトラウス:「町人貴族」~メヌエット
ト長調
(2)ヴェルディ:「運命の力」序曲
(3)ワーグナー:「タンホイザー」序曲
リヒャルト・シュトラウス(客演)
(4)リヒャルト・シュトラウス:ドン・キホーテOp.35
カール・ベーム(1934-42在任)
(5)ロルツィング:「ロシア皇帝と船大工」~木靴の踊り
(6)ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
(7)ビゼー:「カルメン」序曲
カール・エルメンドルフ(1943-44在任)
(8)オーベール:「フラ・ディアヴォロ」序曲
(9)ワーグナー:「ワルキューレ」~魔の炎の音楽
Disc2 70'59"
ヨーゼフ・カイルベルト(1945-50在任)
(1)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲
(2)ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
(3)リヒャルト・シュトラウス:「サロメ」~7つのヴェールの踊り
ルドルフ・ケンペ(1949-53在任)
(4)ワーグナー:「ローエングリン」~第1幕への前奏曲
(5)同:「トリスタンとイゾルデ」~前奏曲と愛の死
(6)リヒャルト・シュトラウス:「ばらの騎士」序奏
(7)同:「ダフネ」~ダフネの変身
(8)ヨセフ・シュトラウス:天体の音楽
Disc3 61'00"
フランツ・コンヴィチュニー(1953-55在任)
(1)リヒャルト・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
オトマール・スウィトナー(1960-64年在任)
(2)モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
(3)同:「後宮からの誘拐」序曲
(4)スメタナ:「売られた花嫁」~
序曲/ビールは天からの授かりもの 【ドレスデン・シュターツオーパー合唱団】/
フリアント/道化師の踊り
Disc4 71'00"
クルト・ザンデルリンク(1964-67在任)
(1)チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」
(2)ボロディン:中央アジアの草原にて
(3)同:交響曲第2番ロ短調
マルティン・トゥルノフスキー(1967-68在任)
(4)ヤナーチェク:モラヴィア舞曲集
(5)ドヴォルザーク:祝典行進曲B88
Disc5 79'00"
ヘルベルト・ブロムシュテット(1975-85在任)
(1)ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
(2)ヨハン・ゴットリープ・ナウマン:テ・デウム
Disc6 73'00"
ハンス・フォンク(1985-90在任)
(1)ウェーバー:「オベロン」序曲
(2)同:「オイリアンテ」~序奏と合奏
(3)同:「プレチオーザ」~序曲/太陽は目覚め;星はまたたき 【ドレスデン・シュターツオーパー合唱団】
(4)同:祝典序曲Op.59
ジュゼッペ・シノーポリ(1992-2001在任)
(5)ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
Disc7 56'00"
ベルナルト・ハイティンク(2002-04在任)
(1)バルトーク:舞踊組曲Sz77
(2)リヒャルト・シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りきOp.30
Disc8 61'01"
ベルナルト・ハイティンク(2002-04在任)
(1)シューマン:「マンフレッドOp.115」序曲
ファビオ・ルイージ(2007-12在任)
(2)リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
Disc9 68'50"
チョン・ミョンフン(首席客演指揮者)
(1)ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
サー・コリン・デイヴィス(名誉指揮者)
(2)エルガー:交響曲第1番変イ長調Op.55
Disc10 77'00"
クリスティアン・ティーレマン(2012年以来在任)
(1)ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
(2)同:「リエンツィ」序曲
(3)同:「神々の黄昏」~夜明け/ジークフリートのラインへの旅/
ジークフリートの葬送音楽/ブリュンヒルデの自己犠牲
(4)同:使徒の愛餐~高き所より/
使徒たち【ドレスデン国立歌劇場合唱団、ドレスデン交響楽団合唱団、
チェコ・フィル合唱団、国立プラハ合唱団、MDR放送合唱団ほか】 |
コレクター必見!目を疑うような幻のライヴが初出多数。音質も良好。
Disc1:1923年6月8、9日ドレスデン、パラストホテル・ウェ-バー(ドイツ・グラモフォンにより器械録音)(1)、1926年9月12日ドレスデン、パラストホテル・ウェ-バー(ドイツ・グラモフォンにより電気録音)(2)、映画「フリッツ・ブッシュ・コンダクツ・ドレスデン・シュターツカペレ」サウンドトラック(3)、1936年11月7日ロンドン・クィーンズ・ホールでのライヴ(4)、1935年4月エレクトローラ・スタジオ(ベルリン)(5)、1939年ゼンパーオーパー(6)、1942年12月4日ゼンパーオーパー(国家放送協会による磁気テープ録音)(7)、1944年11月14日閉鎖中のゼンパーオーパー(国家放送協会による磁気テープ録音)(8)、1944年9月21日閉鎖中のゼンパーオーパー(国家放送協会による磁気テープ録音)(9)
Disc2:1948年9月22日(1)、24日(2)ドレスデン州立劇場((ライヴ)、5月20日ドレスデン衛生博物館(放送用)(3)、1949年12月22日ドレスデン衛生博物館(4)、1956年6月28日ドレスデン州立劇場((ライヴ)(5)、1950年12月23日(6)、7日(7)ドレスデン衛生博物館(放送用)、1972年12月30、31日ルカ教会(ライヴ)(8)
Disc3:1958年8月7日(1)、1961年9月21日(2)ドレスデン衛生博物館、1960年(放送用)(3)、1962年5月ルカ教会(4)
Disc4:1960年11月ドレスデン衛生博物館(1)(2)(3)、1968年2月13日ドレスデン州立劇場(放送用)(4)(5)
Disc5:1981年1月29日(1)、1980年12月18日(2)ドレスデン文化宮殿(放送用ライヴ)
Disc6:1986年11月20日(1)-(4)、1994年4月11日(5)ゼンパーオーパー(放送用ライヴ)
Disc7:2004年8月25日(放送用)(1)、10月28日(2)ゼンパーオーパー(ともにライヴ)
Disc8:1999年9月22日(1)、2009年9月1日(2)ゼンパーオーパー(ライヴ)
Disc9:2004年11月28日(ライヴ)(1)、1998年1月12日(2)ゼンパーオーパー
Disc10:2013年5月21日ゼンパーオーパー(1)(2)、2021年10月31日ザルツブルク祝祭劇場(3)、2013年5月18日ドレスデン聖母教会(4)(以上ライヴ)
Profil社の人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」はリリース点数も50を超え、毎回ファン狂喜の音源を世に出しています。
今回は驚きの秘蔵音源を10枚組Boxで惜しげもなく披露、コレクター必見のアルバムとなっています。もちろんオーケストラはすべてシュターツカペレ・ドレスデン。
「100年間の録音における音楽監督と首席指揮者たち」と銘打ち、フリッツ・ブッシュ指揮1923年の録音を筆頭にお宝続出。
コリン・デイヴィス/エルガー:交響曲第1番はPH05040と同じと思われますが、ほかにいろいろ珍しい音源が目白押し。
リヒャルト・シュトラウス自演の「ドン・キホーテ」は1936年11月7日のシュターツカペレ・ドレスデンのロンドン公演をBBC
がライヴ録音したもの。
国家放送協会が入手し、保存されていた内側から外側にカッティングされた19枚のアセテート盤を用いています。
スウィトナーのモーツァルト「交響曲第40番」と「後宮からの誘拐」序曲は1960年代初頭にドレスデン衛生博物館の、ブロムシュテットのブルックナー「交響曲第4番ロマンティック」は1981年1月29日の貴重なライヴ。
さらにシノーポリ1994年4月のブラームス「交響曲第2番」も注目。この記念セットのためにシノーポリの未亡人がCD化を許可してくれたとのこと。
ハイティンクのバルトーク「舞踊組曲」やリヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」は円熟期2004年の演奏、ルイージの「アルプス交響曲」も2009年9月のものです。
チョン・ミョンフンのラヴェル「ダフニスとクロエ」はDGの名盤と同時期2004年11月のものですが、オーケストラの色彩の違いを味わえます。
締めは現首席指揮者のティーレマンが、オーケストラと縁の深いワーグナー作品を披露。
2013年5月21日のワーグナー200回目のバースデーコンサート、最新の2021年10月31日の「神々のたそがれ」の名ナンバーまで聴くことができるのも嬉しい限り。
お買い逃がしなく!!
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<メジャー・レーベル>
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DG
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4865256
\3000→\2790 |
《アンネ=ゾフィー・ムター~
祝60歳!なんと新録音!選曲自由自在!
J.S.バッハ/プレヴィン/ヴィヴァルディ/
サン=ジョルジュ/J.ウィリアムズ:ヴァイオリン作品集》
1-3) ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調RV551
(第1楽章:Allegro/第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro)、
4-6) J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
(第1楽章:[Allegro moderato]/第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro
assai)、
7-10) アンドレ・プレヴィン:九重奏曲(2つの弦楽四重奏とコントラバスのための)
(第1楽章:A Promenade/第2楽章a:Tempo
ad libitum/
第2楽章b:Interlude[ソロ・ヴァイオリンとコントラバスのための]/第3楽章:Presto)、
11-13) J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
(第1楽章:[Allegro]/第2楽章:Aldagio/第3楽章:Allegro)、
14-16) ジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745
- 1799):ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.5 No.2
(第1楽章:Allegro moderato/第2楽章:Largo/第3楽章:Rondeau)、
[アンコール]
17) ジョン・ウィリアムズ:映画『シンデレラ・リバティ/かぎりなき愛』より「すてきな貴方」、
18) ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト長調RV315『夏』より第3楽章:Presto
(ヴァイオリン協奏曲集『四季』より)、
19) ジョン・ウィリアムズ:映画『シンドラーのリスト』よりテーマ |
アンネ=ゾフィー・ムター、
エリアス・ダヴィッド・モンカド(1-3, 7, 8,
10)、
Mohamed Hiber(1-3, 7, 8, 10)、Samuel Nebyu(7,
8, 10)(ヴァイオリン)、
Hwayoon Lee(7, 8, 10)、
Matthew Lipman(7, 8, 10)(ヴィオラ)、
リオネル・マルティン(7, 8, 10)、
マルガリータ・バラナス(7, 8, 10)(チェロ)、
ドミニク・ワグナー(コントラバス)(7-10)、
ムターズ・ヴィルトゥオージ(1-6, 11-19) |

4865432
(2LP)
\6700 |
《アンネ=ゾフィー・ムター~
J.S.バッハ/プレヴィン/ヴィヴァルディ/サン=ジョルジュ/ウィリアムズ:ヴァイオリン作品集》
《LP 1》
[Side A]
1-3) ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調RV551
(第1楽章:Allegro/第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro)、
4-6) J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
(第1楽章:[Allegro moderato]/第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro
assai)/
[Side B]
1-4) アンドレ・プレヴィン:九重奏曲(2つの弦楽四重奏とコントラバスのための)
(第1楽章:A Promenade/第2a楽章:Tempo
ad libitum/
第2b楽章:Interlude[ソロ・ヴァイオリンとコントラバスのための]/第3楽章:Presto)/
《LP 2》
[Side A]
1-3) ジョゼフ・ブローニュ:ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.5
No.2
(第1楽章:Allegro moderato/第2楽章:Largo/第3楽章:Rondeau)/
[Side B]
1-3) J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
(第1楽章:[Allegro]/第2楽章:Aldagio/第3楽章:Allegro)、
[アンコール]
4) ジョン・ウィリアムズ:映画『シンデレラ・リバティ/かぎりなき愛』より「すてきな貴方」、
5) ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト長調RV315『夏』より第3楽章:Presto
(ヴァイオリン協奏曲集『四季』より)、
6) ジョン・ウィリアムズ:映画『シンドラーのリスト』よりテーマ |
アンネ=ゾフィー・ムター、
エリアス・ダヴィッド・モンカド(LP 1: Side
A: 1-3, Side B: 1, 2, 4)、
Mohamed Hiber(LP 1: Side A: 1-3, Side B:
1, 2, 4)、
Samuel Nebyu(LP 1: Side B: 1, 2, 4)(ヴァイオリン)、
Hwayoon Lee(LP 1: Side B: 1, 2, 4)、
Matthew Lipman(LP 1: Side B: 1, 2, 4)(ヴィオラ)、
リオネル・マルティン(LP 1: Side B: 1, 2,
4)、
マルガリータ・バラナス(LP 1: Side B: 1,
2, 4)(チェロ)、
ドミニク・ワグナー(コントラバス)(LP 1:
Side B)、
ムターズ・ヴィルトゥオージ(LP 1: Side A,
LP 2) |
祝60歳。ムターが自身のアンサンブルとこだわりの選曲を熱演した意欲作
アンネ=ゾフィー・ムターと彼女の選りすぐりの音楽家たちのアンサンブル「ムターズ・ヴィルトゥオージ」によるアルバム。すべて新録音。
彼らがこの新録音のために選んだのはヴィヴァルディ、バッハ、プレヴィン、サン=ジョルジュ、そしてジョン・ウィリアムズの曲です。
ムターは2022年のルツェルン音楽祭でジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745年
- 1799年)のヴァイオリン協奏曲を初めて弾きました。この18世紀の作曲家は「黒いモーツァルト」としても知られ、当時の人種差別によってそのキャリアが制約されました。それはムターとアンサンブルが真剣に考えてほしいと願っている重要な問題でもありました。

ジョン・ウィリアムズの2つのアンコール曲はムターズ・ヴィルトゥオージのために特別に編曲され、プレヴィンの九重奏曲はムターズ・ヴィルトゥオージのために委嘱されたものです。
そしてヴィヴァルディの『夏』の第3楽章はこのプログラムの陽気なフィナーレとなっています。
ムターは長年にわたり、自身の財団の様々な奨学生と一緒に演奏し、彼らにプロの音楽家の生活に慣れさせ、広範囲の観客に彼らを紹介する活動をしています。そして2011年の春に、さらなるプロジェクト「ムターズ・ヴィルトゥオージ」をスタートさせました。
このアンサンブルはムターの芸術的なリーダーシップのもと、アンネ=ゾフィー・ムター財団の現在の奨学生と卒業生、そして選ばれた他の若い音楽家で構成されています。ヨーロッパ、北米、南米、アジアをめぐるツアーでは、ムターズ・ヴィルトゥオージは観客に定期的に新作を紹介し、各ツアー・プログラムには慈善コンサートも組み込まれています。
【録音】2023年6月、ウィーン、ウィーン楽友協会、大ホール
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4864935
\2600→\2390 |
もっと早くやってほしかった!でも今からでも遅くはない
ドイツ・グラモフォン、お蔵入りお宝音源初出シリーズ
第1弾!ルドルフ・ゼルキン~『ワルトシュタイン』&『熱情』
The Lost Tapes/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番・第23番
ルドルフ・ゼルキン(1903-1991)
ベートーヴェン:
1-3) ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53『ワルトシュタイン』1986年3月
4-6) ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57『熱情』1989年6月 |
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) |
こういう企画をやれるだけの才覚がまだあったのかドイツ・グラモフォン。それとも過去にとらわれない自由な発想のできるプロデューサーが誕生したのか。
眠っていた貴重音源発掘『The Lost Tapes』シリーズ、第1弾はまさかまさかのゼルキン、1986年の『ワルトシュタイン』&1989年の『熱情』。
おそらくその演奏は技術的にはあまりよくないと思う。だが聴かないわけにはいかないではないか。この巨匠が最晩年に命を削るように生み出した演奏なのだから。
DG125周年を記念する、“お宝発掘”の新シリーズ。R.ゼルキンの『ワルトシュタイン』と『熱情』が初登場!
ドイツ・グラモフォンは創立125周年となる今年、アーカイブに埋もれていたお宝を発掘し、過去の素晴らしい録音に初めて光をあてます。
魅力的な新シリーズ『The Lost Tapes』から初めにルドルフ・ゼルキン(1903-1991)の最後のベートーヴェン録音がリリースします。
ピアノ・ソナタの『ワルトシュタイン』(1986年)と『熱情』(1989年)です。
生誕120周年を迎える、ボヘミア出身のゼルキンは“ベートーヴェン弾き”として知られています。
これらの録音の後、制作は進行し、ジャケットもすでにデザインされていましたが、ゼルキンの健康状態が悪化したためテープの最終確認ができませんでした。
今回の歴史的なリリースは、自身も優れた音楽家であるルドルフの娘、ジュディス・ゼルキンによって承認されました。
これらの録音の背景についての父親との感動的な話がブックレットに掲載されています。
「父はリリースを確認する前に亡くなりました。それは“完璧”ではありません。それでも私はそれを共有する価値があると考えています。それはベートーヴェンの、そして父自身の人間であることの意味するものへの深い理解を驚くほど反映しているからです。この演奏が80代の一人の男から生まれていることを知れば、その能力と威力はますます恐るべきものでしょう」。
ブックレットにはジェド・ディストラーによるライナーノーツ(英語・ドイツ語)、録音計画書とレコーディング・プロデューサー、ジュディス・シャーマンへの手紙の写し、そして写真も多数掲載されています。
【録音】1986年3月、アメリカ、パーチェス(1-3)、1989年6月、アメリカ、ヴァーモント州(4-6)
ユニバーサルからはときおり思いついたように新シリーズが登場するが、たいてい長続きしない。
今回のシリーズだけは何とか頑張って継続させてほしい。とんでもない音源が眠っているかもしれないのだから!
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<映像>
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C MAJOR(映像)
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76 5704
(Blu-ray)
\5500 →\5090
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バッハ300~ライプツィヒ・バッハ音楽祭 2023
J.S.バッハ(1685-1750)
・J.S.バッハ/トーマス・W・ライニンガー:
「神聖な交響曲 主に向かいて新しき歌を歌え」
・ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲
ハ短調 BWV 1060R
・カンタータ 第10番「わが魂は主をあがめ」
BWV 10
・カンタータ第 115番「備えよ心 目覚め
祈れ」BWV115
・無伴奏チェロ組曲第1番ト長調
・ミサ曲 ロ短調 BWV 232より
「いと高きところには神に栄光あれ~地に平和あれ」
・J.S.バッハ/ G.H.シュテルツェル:
「あなたがそばにいたら」
・カンタータ第132番「道を備え、大路を備えよ」BWV132
・カンタータ第78番「イエスよ、わが魂を」BWV78
・ゴルトベルク変奏曲より
第1,7,10,13,16,18,21,22,26変奏
・管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068より「アリア」
・管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067より「バディネリ」
・チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056より
第2楽章:ラルゴ
・カンタータ第147番「心と口と行いと命もて」BWV
147より
コラール「主よ、人の望みの喜びよ」 |
ラン・ラン(ピアノ)
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)
アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)
ゾフィー・カウアー(チェロ)
フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)
キャメロン・シャバジ(カウンターテナー)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
アンドレアス・ライゼ(指揮) |
76 5608
(DVD)
\4500 →\4190
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J.S.バッハ、トーマスカントル就任300年記念、ライプツィヒ・バッハ音楽祭
2023、豪華出演者による野外公演がブルーレイ&DVDでリリース!
映像監督:ティロ・クラウス
収録:2023年6月9日、 旧市庁舎前マルクト広場、ライプツィヒ(ライヴ)
(Blu-ray)画面:1080i 16:9 FullHD、音声:PCMステレオ、DTS-HD
MA5.1、リージョン:All、BD50、134分
(DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCMステレオ、DTS5.1、リージョン:All、DVD9、134分
毎年6月に開催されているライプツィヒ・バッハ音楽祭。2023年のテーマは「BACH
for Future」。1723年にJ.S.バッハがトーマスカントルに就任して
ちょうど300年という記念の年でありました。
また、ヨーロッパ以外の団体として初めて日本からバッハ・コレギウム・ジャパンがフィナーレを飾る聖トーマス教
会での「ロ短調ミサ曲」の公演を行うなど、注目の話題とともに盛大に開催されました。
中でも6月9日に旧市庁舎前マルクト広場の野外会場で行われたコンサー
トは音楽祭のハイライトとも言えるでしょう。その映像がブルーレイとDVDでリリースされます。
現カントルのアンドレアス・ライゼ指揮 トーマス教会合唱団&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団らの演奏に加え、ラン・ラン(ピアノ)、ダニエル・ホープ(ヴァ
イオリン)アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)、ゾフィー・カウアー(チェロ)、フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)、キャメロン・シャバジ(カウンターテナー)
という豪華出演陣により、バッハの有名作品が次々と演奏されるという何とも贅沢な一夜となりました。

指揮するのは、宗教改革以後初となる、カトリックのスイス人トーマスカントルということで大騒動になったアンドレアス・ライゼ。
ドイツ人でもない、プロテスタントでもない、新時代のカントルの登場である。
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10/10(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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MDG
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MDG 90322986
(SACD HBRID)
\2900 →\2390
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トリオ・パルナッスス, ベートーヴェンのトリオ作品録音完結!
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 Op.81b &
Op.38 /
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.81b
(六重奏曲Op.81bをニコラウス・ジムロックが編曲)
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38
(七重奏曲Op.20を作曲者自身が編曲) |
トリオ・パルナッスス
【ユリア・ガリッチ(ヴァイオリン)
ミヒャエル・グロス(チェロ)
ヨハン・ブランシャール(ピアノ)】
マドレーヌ・プシビウ(ヴィオラ) |
トリオ・パルナッススによるベートーヴェンの一連のトリオ作品録音完結!
録音:2022年10月31日~11月2日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス/Stereo/5.1/2+2+2、56'46、輸入盤・日本語帯付
30年以上にわたり、高い音楽性と卓越した妙技で聴衆を惹き付けてきたトリオ・パルナッソス。
録音もトリオの名作から新発見の秘曲まで幅広いレパートリーを
開拓しMDG レーベルに残しています。
そして今回のアルバムでは、ベートーヴェンにとってキャリア初の大ヒット作となった《七重奏曲》から作曲者自身が編曲し
たピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38と2 本のホルンと弦楽四重奏のための《六重奏曲》をニコラウス・ジムロック(ホルン奏者でベートーヴェンの友人、音楽出版
社ジムロックの創業者)がピアノ、ヴィオラ、チェロのために編曲したピアノ三重奏曲
変ホ長調 Op.81bを収録しています。
これでトリオ・パルナッソスとMDGに よるベートーヴェンの一連のトリオ作品の録音が完結しました。
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MDG 93822616
(SACD HYBRID)
\2900 →\2690
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ボンの音楽文化を再現
エディション・ホーフカペレ2~宮廷コンサート
アントン・ライヒャ(1770-1836):大序曲ニ長調
アンドレアス・ロンベルク(1767-1821):
ヴァイオリン協奏曲第8 番変ホ長調
パウル・ヴァインベルガー(1758-1821):交響曲ニ長調 |
ボン宮廷楽団
(ボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバー)
ディルク・カフタン(指揮)
ミハイル・オヴルツキ(ヴァイオリン) |
ベートーヴェンが若き日を過ごしたボンの音楽文化を再現、ともに宮廷楽団で演奏したライヒャ、ロンベルクの作品集
録音:2021年3月25,26日(ライヒャ、ロンベルク)、2023年1月9-12日(ヴァインベルガー)、ラ・レドゥーテ、ボン=バート・ゴーデスベルク
Stereo/5.1/2+2+2、68' 15、輸入盤・日本語帯付
ベートーヴェンを主軸に、周辺の音楽、作曲家にも焦点を当て、当時の宮廷音楽「ハルモニームジーク」を再現していくシリーズ第2弾。
ベートーヴェンというと宮廷や教会に雇用されない自立した音楽家というイメージがありますが、ベートーヴェン家は、祖父が宮廷楽長で父が宮廷テノール歌手と代々ボン宮廷と関わりがあり、ルートヴィヒ自身も音楽家としてのキャリアは宮廷音楽家でありました。
このアルバムでは、楽聖ベートーヴェンの生誕の地ボンを本拠地とし、1907年に設立されたボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバーによる演奏で、ベートーヴェンが若き日を過ごしたボンの音楽文化を再現しています。
ボヘミア出身のアントン・ライヒャはベートーヴェンと同年生まれで、ケルン選帝侯マクシミリアンの宮廷楽団のフルート奏者としてボンに移りそこでベートーヴェン
と知り合います。後にパリ音楽院の作曲教授として名声を得、古典派様式の管楽室内楽に優れた作品を残した事で知られています。
アンドレアス・ヤーコプ・ロン ベルクはヴァイオリニストとして1790年、ボンの選帝侯の宮廷楽団に入団し、前述の通りここには若きベートーヴェンとライヒャも所属しており、彼らと親交を持
ちました。
優れたヴァイオリン奏者として活躍したロンベルクによるヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェン・トリオ・ボンのミハイル・オヴルツキが卓越した技巧で演奏しています。
パウル・ヴァインベルガーは6曲の交響曲を作曲。このニ長調の作品は名人芸を披露するようなソロパートがあり、実験的なアプローチと豊かな
サウンドが際立った作品。
今回200年ぶりにボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバーによって再演されました。
エディション・ホーフカペレ1~ハルモニームジーク |
MDG 93822506
(SACD HYBRID)
\2900 →\2690
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クラリネットの名手ロレンツォ・コッポラ、
ボン・ベートーヴェン管のメンバーとともに
18世紀後半の宮廷音楽を再現!
エディション・ホーフカペレ1~ハルモニームジーク
ベートーヴェン:
・八重奏曲 Op.103
・八重奏のロンディーノ変ホ長調 WOo25
・六重奏曲Op.71
グレトリ: 歌劇《獅子心王リシャール》~
組曲第2番(フランツ・エーレンフリート編)
ライヒャ(レイハ):管楽パルティータ(六重奏曲) |
ロレンツォ・コッポラ(芸術監督)
ボン宮廷楽団(ボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバー)
山本啓太(オーボエ1)
スザンネ・ファン・ズーレン=ルッカー(オーボエ2)
ハンス=ヨアヒム・モーマン(クラリネット1)
フローリアン・ギスリング(クラリネット2)
ダニエル・ローミュラー(ナチュラルホルン1)
ローハン・リヒャルツ(ナチュラルホルン2)
鈴木 優人(ファゴット1)
ヘニング・グロスカース(ファゴット2)
フランク・ゴイアー(コントラバス) |
録音:2021年1月27-29日、5月21-22日 ラ・レドゥーテ、ボン=バート・ゴーデスベルク/Stereo/5.1/2+2+2、72'14、輸入盤・日本語帯付
プロデクション:ヴェルナー・ダブリングハウス/プロデューサー:フリードリヒ・ヴィルヘルム・
ロディン
当シリーズは、古楽器のスペシャリストでもあるロレンツォ・コッポラが、ベートーヴェンを主軸に、周辺の音楽、作曲家にも焦点を当て、当時の宮廷音楽「ハルモニームジーク」を再現していく試み。
録音に使用されたボン=バート・ゴーデスベルクのロココ調のホールの響きも美しく、MDGの立体的な録音で当時の雰囲気を楽しむことができます。
18世紀後半に流行した「ハルモニームジーク」。木管楽器を主体とし、ホルンやコントバラスを加えたアンサンブルで、当時は大編成の作品を手軽に楽しむために、オペラやオーケストラの作品から編曲され演奏されていました。
このアルバムでは、楽聖ベートーヴェンの生誕の地ボンを本拠地とし、1907年に設立されたボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバーによって編成された、クラリネットの名手でもあるロレンツォ・コッポラ率いるボン宮廷楽団による演奏でお聴きいただけます。
ベートーヴェンのボン時代、マクシミリアン選帝侯の食卓音楽のために書かれた「八重奏曲」。美しい旋律がふんだんにちりばめられ、作曲技法的にも実に凝って作られており、一種の娯楽のための音楽としては超一級の作品。
そしてボンで完成した八重奏曲は、ウィーンでハイドンの指導により改訂され、その際に新しいフィナーレとして書かれたのが、8本の管楽器による美しい響きが特徴の「ロンディーノ」。
さらに故郷ボンを離れウィーンに渡ったベートーヴェンが、ピアニストとしての地位を確立する前のウィーン初期に書かれた、2本のホルン、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロという珍しい編成の六重奏曲も収録されています。
その他ベートーヴェン以外の当時の作曲による作品も取り上げられています。
ベートーヴェン自身も気に入って、ピアノの変奏曲にもメロディを引用しているグレトリの
歌劇《獅子心王リシャール》。
18世紀後半絶大なる人気を博していたグレトリ。前述のような理由で、オペラのような大規模作品を頻繁に上演することは難しいため、この人気作《獅子心王リシャール》も、宮廷のオーボエ奏者であったフランツ・エーレンフリートが編曲したハルモニームジーク版で瞬く間に人気作となりました。
そしてベートーヴェンと同い年のチェコの作曲家ライヒャ(レイハ)の六重奏曲。
ボンの宮廷楽団ではフルート奏者を務め、ウィーンでもベートーヴェンと親交があったといいます。管のための重要な作品を多く残しています。
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COBRA RECORDS
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ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのソロ・チェリスト、
ヌアラ・マッケンナのセカンド・アルバム
デュオ ~ チェロとピアノのための作品集
マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番 H.277(1939)
プーランク:チェロ・ソナタ(1948)
ヒンデミット:チェロとピアノのための3つの小品
Op.8(1917) |
ヌアラ・マッケンナ(チェロ)
ロベルト・クーレック(ピアノ) |
鮮烈デビューを飾ったチェリスト、ヌアラ・マッケンナ待望の2作目が登場!
☆ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのソロ・チェリスト、ヌアラ・マッケンナのセカンド・アルバム!
☆いきなりディアパゾン・ドールに選出されたデビュー盤「ソロ」に続く期待大の「デュオ」!
コダーイ、リゲティ、ブリテンの偉大な無伴奏チェロ作品を披露したファースト・アルバム「ソロ」(COBRA0078)がいきなりディアパゾン・ドールに選出されるという鮮烈なデビューを飾ったドイツ=アイルランドの新星チェリスト、ヌアラ・マッケンナ(b.1993)が待望のセカンド・アルバムをリリース!
前作「ソロ」に対して今作はアメリカ出身の名伴奏者、ロベルト・クーレックを迎えての「デュオ」。
選んだのは二度にわたって世界大戦が勃発した不穏で激動の時代にマルティヌー、プーランク、ヒンデミットによって書かれた美しい3つの名作。
ソロとはまた違ったアプローチで彼女のさらなる才能の豊かさを証明しています。
ヌアラ・マッケンナはリューベックの音楽院で学んだ後、フライブルク音楽大学でジャン=ギアン・ケラスに、バーゼル音楽院でイヴァン・モニゲッティに師事し、シュトゥットガルト音楽院ではコンラディン・ブロトベク教授のクラスでソリスト・プログラムに在籍。
2019年からはパーヴォ・ヤルヴィ率いるドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー)のソロ・チェリスト(首席チェリスト)として活躍しています。
※録音:2023年3月13日-16日、WestVest90(スキーダム、オランダ)

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COLLEGIUM
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なんと合唱作品ではなく管弦楽作品集
合唱の神様ジョン・ラッター(指揮)&マンチェスター・カメラータ
クラシカル・トランクウィリティ |
ジョン・ラッター(指揮)
マンチェスター・カメラータ |
アイルランド民謡(編曲:ジョン・ラッター編):シー・ムーヴド・スルー・ザ・フェア
サティ(オーケストレーション:ラッター):デイドリーム(ジムノペディ第1番より)
ディーリアス:春初めてのカッコウの声を聴いて
ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ
ジョン・ラッター:主よ、わたしをあなたの平和の道具としてください(管弦楽のための5つの瞑想曲より)
グリーグ:鉄道の子供たち(交響的舞曲第2曲
Op.64-2より)
J.S.バッハ(編曲:ラッター):あなたが傍にいて下さるなら
ラヴェル(オーケストレーション:ラッター):メヌエット(ソナティネより)
ドビュッシー(オーケストレーション:ラッター):月の光
ヘンデル(編曲:ラッター:そなたの赴くところ(オラトリオ
《セメレ》より)
J.S.バッハ(編曲:ラッター):羊は安らかに草を食み(カンタータ第208番より) |
ジョン・ラッター作編曲のオーケストラ名曲集!
☆"合唱の神様" ジョン・ラッターによるオーケストラ・アレンジ集!?
☆「ジムノペディ」、「月の光」、「羊は安らかに草を食み」など、「静寂」をテーマに心安らぐ名曲を集めてオーケストレーション!
日本でも絶大な人気を誇る、イギリスを代表する合唱界の巨匠ジョン・ラッター(1945-/ジョン・ラター)。
ラッターの自主レーベル「Collegium(コレギウム)」からの久しぶりのニューリリースとなるのは、なんと合唱作品ではなく管弦楽作品集!
「Tranquillity(静寂)」をテーマに、落ち着いた、穏やかで、平和で、リラックスした、心安らぐメロディーをジョン・ラッターがセレクトした素敵なコレクション。
有名な民謡やサティの「ジムノペディ第1番」、ドビュッシーの「月の光」、J.S.バッハやヘンデルの人気アリアなどをラッターが編曲&オーケストレーションした作品に、ディーリアスの「春初めてのカッコウの声を聴いて」、ラヴェルの「逝ける王女のためのパヴァーヌ」などの管弦楽のための名曲、自作の合唱作品のオーケストラ版などが組み合わされた麗しの11曲です。
イギリス有数の室内管弦楽団"マンチェスター・カメラータ"の優美なサウンドにもご期待ください。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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BIDDULPH RECORDINGS
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BIDD85038
(2CD)
\3000 →\2790
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ハイフェッツ・プレイズ・バッハ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ他
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)
【CD1】
1-4. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
第1番 ト短調 BWV 100
15-16. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
第1番 ロ短調 BWV 1002
17-20.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
第2番 イ短調 BWV 1003
21-23. ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調
BWV 1041*
【CD2】
1-5. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
第2番 ニ短調 BWV 1004
6-9. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
第3番 ハ長調 BWV 1005
10-16. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
第3番 ホ長調 BWV 1006
17-19. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調
BWV 1042* |
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団*
アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)* |
録音年月日/初出レコード番号
BWV 1001:1952年10月21&29日/LM1976
BWV 1002:1952年10月23&29日/LM2210
BWV 1003:1952年10月24,25&29日/LM2115
BWV 1004:1952年10月23日/LM1976
BWV 1005:1952年10月22&29日/LM2210
BWV 1006:1952年10月22&29日/LM2115
BWV 1042&1042:1953年12月6日/LM1818
録音場所:ハリウッド、RCAビクター・スタジオ(BWV1001-1006)、リパブリック・ピクチャーズ・スタジオ(BWV1041&1042)
復刻プロデューサー:Eric Wen
復刻エンジニア&マスタリング:Rick Torres
【ハイフェッツ唯一のバッハ無伴奏曲集をBiddulphが初期盤から復刻】
20世紀を代表する名ヴァイオリニストを多数輩出したレオポルト・アウアー門下の音源復刻に取り組むBiddulphから、ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)唯一のバッハ無伴奏ソナタ&パルティータ(全曲)が登場。初期盤LPからの復刻です。
ハイフェッツは帝政ロシア時代のヴィルナ(現リトアニアの首都ヴィリニュス)に生まれ、9歳にしてアウアーの門下に迎えられました。
12歳でアルトゥール・ニキシュ指揮のベルリン・フィルと共演、16歳でカーネギーホールにデビューした早熟の天才で、その卓越した技巧と音楽性を長く保ち、圧倒的な名声を築きました。
ハイフェッツによるバッハ:無伴奏ソナタ&パルティータの全曲録音はこの1952年のRCA盤が唯一。
バロック舞曲の要素を取り入れた解釈が広まる遥か前の演奏なので、古楽器演奏に慣れた耳には少し違和感があるかもしれませんが、虚飾を排して1台のヴァイオリンからバッハが意図した重層的な音構造を描き出す演奏は見事で、速めのテンポながら全体を通してヴァイオリンならではの美感が損なわれていない点も魅力です。
この録音にはすでにRCAによるマスターテープからの復刻CDがあります。
それでも今回の復刻を行った理由についてBiddulphレーベルは
「マスターテープからの復刻はノイズの点で有利だが、初期盤の音が演奏者と制作者が認めた音だと考える。状態の良い初期盤を探し出して復刻する意義はそこにある」
と語っています。
各ディスクの「余白」にはハイフェッツのソロによるバッハのヴァイオリン協奏曲が1曲ずつ収められるという贅沢な収録になっています。
ブックレットにはハイフェッツ愛用のグァルネリ・デル・ジェス(1742)のカラー写真が4ページにわたって掲載され、初出時のLP4枚のジャケットもカラーで印刷されています。
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DIAPASON
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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番(自作自演)
ラフマニノフ:
(1)交響的舞曲 Op.45
(2)パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
(3)ピアノ協奏曲第4番ト短調 Op.40 |
(1)ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
(2)ウィリアム・カペル(ピアノ)
フリッツ・ライナー(指揮)
ロビンフッド・デル管弦楽団
(3)セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団 |
ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第162巻!
自作自演を含むラフマニノフ名演集!
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン
~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズ第162巻となる今作はラフマニノフ・セレクション。
数あるラフマニノフの自作自演の中からディアパゾンが選んだのは1941年12月にユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団とレコーディングした「ピアノ協奏曲第4番」。
この録音は同レーベルの「ラフマニノフ:交響曲&ピアノ協奏曲集」のBOXセット(DIAPCF012)には収録されていませんでした。
「パガニーニの主題による狂詩曲」はあえて自作自演ではなく夭折の天才ピアニスト、ウィリアム・カペルが遺した名演を選出。
「交響的舞曲」もオーマンディ&フィラデルフィア管のよく知られた歴史的名演奏。ラフマニノフが非常に深い関係を持っていた同コンビに献呈した作品です。
※録音:(1)1960年 (2)1951年 (3)1941年12月20日
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<LP>
PIANO CLASSICS(LP)
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PCL10283
(LP)
\4800
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バッハ:ゴルトベルク変奏曲 (2LP) |
クララ・ヴュルツ(ピアノ) |
各国高評価の名盤がハンブルクのエーデル工場でLP化!
コレクターズLPエディションを専門とするハンブルクのエーデル工場で製造。
アナログ用に作られた新しいトランスファーにより、クララ・ヴュルツのピアニズムを理想的に引き立てるヴェストフェスト教会の音響が、丸みを帯びた輝きのあるクオリティに仕上がっています。
ジャケットは見開き仕様でブックレットも付属しています。

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