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≪第122号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その4 2023/12/12~



12/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HAENSSLER



HC 23016
\2700
エリカ・ビュンシュ(ソプラノ)
ソプラノ、チェロ、コントラバス、ピアノによる
ロマン派時代の歌曲集

 (1)シューベルト:夜と夢 Op.43/2 D827
 (2)ブラームス:旋律のように Op.105-1 イ長調
 (3)レーガー:夜 Op.14/1
 (4)シューマン:もしも私が小鳥だったら
 (5)ブラームス:海辺にて Op.66/3
 (6)シューマン:夜に Op.74/4
 (7)リスト:おお!私が眠りにつくときには S.828
 (8)R.シュトラウス:夕映えの中で WOO.150/4
 (9)レーガー:夕暮れの歌 Op.14/2
 (10)R.シュトラウス:眠りにつくとき WOO.150/3
 (11)シューマン:月の夜
 (12)シューベルト:流れの上で Op.119 D943
 (13)シューベルト:即興曲 Op.90/3
 
 ※全てソプラノ、チェロ、コントラバス、ピアノによる演奏
 
エリカ・ビュンシュ(ソプラノ)
ラモン・ヤッフェ(チェロ)
ステファン・アデルマン(コントラバス)
ベルンハルト・ビュンシュ(ピアノ、編曲)

 実に新鮮なアレンジ!ロマン派の歌曲をソプラノ、チェロ、コントラバス、ピアノによる演奏でお届け!

 録音:2022年&2023年/スタジオ・グライヒェン、ゲッティンゲン(ドイツ)/DDD、64'50

 ソプラノのエリカ・ビュンシュ、ピアノのベルンハルト・ビュンシュの最新アルバムはロマン派時代の歌曲集。
 彼らは2011 年からリート作品に力を注ぎ2019年 にはドイツ中部のゲッティンゲン近郊グライヒェンにスタジオを設立。
 当スタジオにて名曲はもちろんのこと、知られざる作品も積極的に取り上げるサロン形式の演 奏会を定期的に開いており、CDでは「ヘンデル:9つのドイツ語のアリア」(HC-22009)をリリースしております。

 ロマン派時代の歌曲を集めた当アルバム。今回はエリカ・ビュンシュの独唱にチェロ、コントラバス、ピアノ編曲版でお届け。
 シューベルトの「流れの上で」以外はすべてベルンハルト・ビュンシュが編曲を手掛けております。

 「独奏楽器とピアノで演奏する室内楽曲は、一般的にピアノにも多くの旋律を演奏しなければなりません。このアルバムで私たちはシューベルトやブラームスの リート作品など、声楽とピアノにもうひとつの旋律楽器が加え、これらのレパートリーにまったく新しいアプローチで表現しました。
 声楽、ピアノ、独奏楽器の組み合 わせは特に効果的で、歌曲がより豊かに、そして心地よく聴くことができると考えています」(エリカ・ビュンシュ&ベルンハルト・ビュンシュ)


旧譜より
エリカ・ビュンシュ(ソプラノ)
ヘンデル:『9つのドイツ語のアリア』


 HC 22009
\2700
エリカ・ビュンシュ(ソプラノ)
ヘンデル:『9つのドイツ語のアリア』

 (1)「先なる日々の思いわずらい」HWV202
 (2)「戯れる波のきらめく輝き」HWV203
 (3)「かわいい矢車草の花」HWV204
 (4)「快い静けさ、安らぎの泉」HWV205
 (5)「歌え魂よ、神をたたえて」HWV206
 (6)「私の魂は見えつつ聞く」HWV207
 (7)「うす暗い墓穴から来たおまえたち」HWV208
 (8)「快い茂みの中に」HWV209
 (9)「燃えるばら、大地の飾り」HWV210

 【ボーナストラック】
  (10)「オンブラ・マイ・フ」 HWV40
  (11)「私を泣かせてください」 HWV7
エリカ・ビュンシュ(ソプラノ)
ラウル・テオ・アリアス(ヴァイオリン)
ヨハン-ゼバスティアン・ゾマー(チェロ)
ベルンハルト・ビュンシュ(ピアノ、編曲)

 ソプラノ歌手、エリカ・ビュンシュがヘンデルの『9つのドイツ語のアリア』に挑戦!

 録音:2021年/スタジオ・グライヒェン、ゲッティンゲン(ドイツ)/DDD、63'40

 ソプラノのエリカ・ビュンシュが夫のベルンハルト・ビュンシュとともにヘンデルの「9つのドイツ語のアリア」を録音しました!
 彼らは2011年からリート作品に力を注ぎ、2019年にはドイツ中部のゲッティンゲン近郊グライヒェンにスタジオを設立。
 当スタジオにて名曲だけでなく、知られざる作品も積極的に取り上げるサロン形式の演奏会を定期的に開いております。
 当アルバムではヘンデルに挑戦。「9つのドイツ語のアリア」はバルトルト・ハインリヒ・ブロッケス(1680-1747)の詞をもとにした1729年ごろの作品。
 当演奏ではベルンハルト・ビュンシュが編曲したヴァイオリン、チェロとピアノによる伴奏でお届けします。
 ボーナストラックには名曲「オンブラ・マイ・フ」、「私を泣かせてください」も収録しております!

 
 

HC 22071
\2700
クレド
 ~ヘンデル:二重唱曲集

 (1)「Bell'idolo amato」~
  歌劇『クレタのアリアンナ』HWV32より
 (2)「Caro/Dolce amico amplesso」~
  歌劇『インド王のポーロ』HWV28より
 (3)「When thou art nigh」~オラトリオ『スザンナ』HWV66より
 (4)「Io t'abbraccio」~歌劇『王妃ロデリンダ』HWV19より
 (5)「Troppo oltraggi la mia fede」~歌劇『セルセ』HWV40より
 (6)「Streams of Pleasure... thither let our hearts aspire」~
  オラトリオ『テオドラ』HWV68より
 (7)序曲~オラトリオ『ベルシャザル』HWV61より
 (8)「Great victor」~オラトリオ『ベルシャザル』HWV61より
 (9)「Welcome as the dawn of day」~
  オラトリオ『ソロモン』HWV67より
 (10)「Ritorna nel core」~歌劇『アルミニオ』 HWV36より
 (11)「Fermati! No,crudel!歌劇『リナルド』HWV7a/7bより
 (12)「From this Dread Scene」~
  オラトリオ『ユダス・マカベウス』HWV63より
アンナ・コロンディ(ソプラノ)
ツヴィ・エマヌエル=マリアル(カウンターテナー)
ラファエル・アルパーマン(チェンバロ/音楽監督)
キム・スーヤン(コンサートマスター)
アリシア・マリアル、アスラフ・レヴィ、
 コルネリア・ディル、
 キネレット・シエラズキ、
 リル・ヴァギンスキー(ヴァイオリン)
ガイ・ベン=ツォーニ、
 アレクシナ・ホーキンス(ヴィオラ)
アレクサンドル・カール(チェロ)
アイリス・アーレンス(コントラバス)
シルヴィア・パパイ(オーボエ)

 名歌手アンナ・コロンディと ツヴィ・エマヌエル=マリアルによる ヘンデルの二重唱曲集!

 録音:2022年10月4-7日/イエス・キリスト教会、オーバーシェーネヴァイデ(ベルリン)/DDD、47'23

 名歌手アンナ・コロンディとカウンターテナーのツヴィ・エマヌエル=マリアルがヘンデルの歌劇、オラトリオから珠玉の二重唱曲を歌いました。

 イスラエル生まれのツヴィ・エマヌエル=マリアルはザルツブルグ音楽祭をはじめ、ベルリン国立歌劇場、ニュルンベルク歌劇場、ボン歌劇場、マンハイム歌劇場、ダルムシュタット州立劇場などドイツを拠点に活躍する歌手で、「J.S.バッハ:アルト・アリア集」(HC-21028)をリリースしております。

 「このアルバム「クレド(信条)」は、ヘンデルの歌劇とオラトリオのデュエットを通じて困難な時代でも音楽、芸術の力を信じる私たちの信念、自信、信頼を表現しました」(アンナ・コロンディ&ツヴィ・エマヌエル=マリアル)
 
 

HC 22018
\2700
ヨプスト・フォム・ブラント(1517-1570):歌曲集
 (1) Drei Laub auf einer Linden
 (2) Zu trost erwelt
 (3) Preambulum
 (4) Ich armes Kauzlein kleine
 (5) Der Nonnen Tantz mit Hupff auff
 (6) So wunsch ich mir ein gute Nacht
 (7) Marr, wie Du wilt
 (8) Ach herzigs Herz
 (9) Preambulum
 (10) Von deinetwillen bin ich hie
 (11) Het mir ein espes Zweigelein
 (12) Der Zeuner Tantz mit Hupff auff
 (13) Thu gleich ein jeder, was er wil
 (14) Ich arme Metz
 (15) Mancher wunschet im groBes Gut
 (16) Ich hoff, es sei fast wohl muglich
 (17) Der Bethler Tantz mit Hupf auff
 (18) Nun schurz dich Gretlein
ベティアン・パーン(ソプラノ)
イェロン・フィンケ(バリトン、打楽器)
ユリアーネ・ラーケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヨアヒム・ヘルト(リュート)

 ヨプスト・フォム・ブラントの表情豊かな歌の世界! ルネサンス期のドイツ歌曲集

 録音:2022年2月15~17日/ゼンデザール・ブレーメン(ドイツ)/DDD、62'00

 ドイツの作曲家、行政官だったヨプスト・フォム・ブラント(1517-1570)。オーバープファルツの貴族で、選帝侯ルートヴィヒ5世に仕えたキャリアを持ちます。
 歌曲を多く残したフォム・ブラント。彼を高く評価したゲオルク・フォルスターが最初の2 巻の歌曲集を編纂。その後フォム・ブラントは第3 巻をフォルスターに捧 げています。
 このアルバムではソプラノ歌手ベティアン・パーンがフォム・ブラントの表情豊かな歌曲を歌い上げます。
 バリトン歌手で打楽器奏者のイェロン・フィ ンケ、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ユリアーネ・ラーケ、リュート奏者ヨアヒム・ヘルトという名奏者との共演であることも注目です。
 
 

HC 22050
\2700
関係において
 マイアベーア:
  (1)おいで/(2)静かな海/(3)ズライカ
 レーヴェ:
  (4)私の安らぎは去り Op9/2/(5)恋する羊飼いの女 Op.9/3
 メンデルスゾーン:
  (6)魔女の歌 Op.8/8/(7)ズライカ Op.57/3/
  (8)ズライカ Op.34/4/(9)修道女 Op.9/12
 R.シューマン:
  (10)愛の歌 Op.51/5/(11)ことづて Op.77/5/
  (12)良い旅をね ツバメさんたち! Op.104/2/
  (13)最後の花々がしおれてしまった Op.104/6
 E.マイヤー:
  (14)きみは花のようだ Op.7/1/(15)心の鍵穴
 レーヴェ:
  (16)雪片 Op.63/1/(17)散歩道 Op.9/4
 アリットセン:
  (18)Katherine/(19) Mag da drauBen Schnee sichthurmen/
  (20)Die Botschaft
 R.シューマン
  (21)私は挨拶を送る Op.25/25/
  (22)悲しい音色で歌わないで Op.98a
 (18)(19)(20)=世界初録音
エヴァ・ツァレンガ(ソプラノ)
ドリアナ・チャカロヴァ(ピアノ)

 19世紀に活躍した男女作曲家の切ない憧れを描いた歌曲集

 録音:2023年4月/シュロス=フィルセック(ドイツ)/DDD、57'10

 このアルバムでは男女の作詞・作曲家たちが切ない憧れを描く歌曲を集めました。
 マイアベーア、レーヴェ、R.シューマン、メンデルスゾーンからエミーリエ・マイ ヤー(1812-1883)やフランセス・アリットセン(1848-1912)など、19世紀に活躍した作曲家の様々な歌曲をお楽しみいただけます。
 このうちアリトッセン は世界初録音となります。
 



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MDG



MDG 61323002
\2700→\2490
名手シュテッフェン・シュライエルマッヒャー
フランス6人組のピアノ作品集

 エリック・サティ(1866-1925):風変わりな美女
 ジョルジュ・オーリック(1899-1983):3つの間奏 曲
 ダリウス・ミヨー(1892-1974):3つのラグ・カプリス、マズルカ
 アルテュール・オネゲル(1892-1955):サラバンド、7つの小品
 フランシス・プーランク(1899-1963):
  3つの小品 パストラール、ワルツ
 ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):
  パストラール、ドビュッシーへのオマージュ、あまり速くなく
 ルイ・デュレ(1888-1979):
  無言歌、3つの前奏曲、フランシス・プーランク
 サティ:エンパイア劇場のプリマドンナ
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(ピアノ)

 名手シュライエルマッヒャーによるフランス6人組のピアノ作品集

 使用楽器:1901年製のスタインウェイ「Manfred Burki」
 録音:2022年5月27-28日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス/67'08、輸入盤・日本語帯付

 20世紀前半のフランスで活躍した作曲家たちの集団「フランス6人組」。
 バレエ・リュスのために1916年にサティが作曲した《パラード》の前衛性に共感した 若き作曲家たちがサティを中心に『新青年』を結成。
 その中から詩人ジャン・コクトーが選んだ6人の作曲家(オーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、プーランク、 タイユフェール)は、ドビュッシーの後継者として新たな音楽性を探求し、第一次世界大戦後のフランスにおいて音楽界を牽引する役割を担いました。
 しかし6 人は 必ずしも音楽的に同質のグループとはいえませんでした。唯一の共通項といえば、反ワーグナー(オネゲルはのぞく)と印象派への反発という点であり、それはタイ ユフェールの『ドビュッシーへのオマージュ』というタイトルがすべてを物語っているといえるでしょう。
 本盤では、サティのピアノ曲全集の録音にも取り組んでいる名手シュテッフェン・シュライエルマッヒャーが、絶妙のプログラミングで、6人組とその周辺の音楽を 描き出しています。
 
 


MDG 92623016
(SACD HYBRID)
\2900
ヴィルトゥオーゾの芸術 Vol.3~ソロ・コンチェルト集
 テレマン(1681-1767):序曲(組曲)ヘ長調 TWV 55: F3
 ヴィヴァルディ(1678-1741):四重奏曲
  (リコーダー、ヴァイオリン、
   オーボエ、ファゴット、通奏低音)
 ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-1771):
  四重奏曲(Graun WV Av:XIV:10)
 フランツ・ベンダ(1709-1786):フルート協奏曲 ホ短調
 J.S.バッハ:シンフォニアBWV1045
カテルヴァ・ムジカ
ソリスト;
 オリヴァー・ニコライ(ホルン1/テレマン)
 マリア・フォルフセン(ホルン2/テレマン)
 ライナー・ヨハンセン(リコーダー、ドゥドゥク/ヴィヴァルディ)
 ベンジャミン・フォルケル(オーボエ/ヴィヴァルディ)
 ヴォルフガング・ファブリ(ヴァイオリン/ヴィヴァルディ)
 レベッカ・メルテンス(ファゴット/ヴィヴァルディ)
 クリスティアン・ツィンケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/グラウン)
 コンスタンツェ・ケストナー(トラヴェルソ/ベンダ)
 エルケ・ファブリ(ヴァイオリン/ バッハ)

 18世紀の多彩なソロ協奏曲を集めた「ヴィルトゥオーゾの芸術」第3弾

 録音:2022年9月1日、10月1-3、29日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス/Stereo/5.1/2+2+2、75'41、輸入盤・日本語帯付

 ドイツのルール地方の西部に位置するヴェストファーレンで活動する古楽アンサンブル、カテルヴァ・ムジカ。同団は、1998年にエルケ・ファブリ、ヴォルフガン グ・ファブリ夫妻によって設立。
 オリジナル楽器による演奏で、歴史的な音楽をただ蘇らせるだけではなく、現代的なアプローチを取り込んだ生き生きとした演奏 で定評があります。
 カテルヴァ・ムジカの創立25周年記念録音シリーズ「ヴィルトゥオーゾの芸術」第3弾。
 18世紀のソロ協奏曲を集めた曲集で、フランツ・ベンダのドラマティックなフルート協奏曲、テレマン、グラウン、ヴィヴァルディによる活気に満ちた室内楽、そして珍しいバッハのシンフォニア BWV 1045が収録されています。

 フランツ・ベンダは、18世紀ボヘミアで活躍した音楽家一族のひとり。1771年にフリードリヒ大王の宮廷楽団のコンサートマスターに任命され、生涯その地位に ありました。
 交響曲やヴァイオリン協奏曲など数多くの作品を残していますが、フルート協奏曲は手稿譜のまま残された6曲がカールスルーエのバーデン州立図書 館に保存されています。
 フリードリヒ大王のサン・スーシ宮殿では、毎夜、宮廷楽団のC.P.E.バッハ、クヴァンツ、ベンダ、グラウン兄弟など優れた音楽家の作品や、 大王自身の作品などが演奏されており、ベンダのフルート協奏曲からも当時の活気が伝わってきます。
 J.S.バッハのシンフォニア BWV 1045 は、失われた教会カンタータの導入楽章として伝えられる作品で、独奏ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音のための協奏曲 が原曲だったと思われます。
 149小節までしか残されておりませんが、短いカデンツァを挿入し冒頭のリトルネッロの主題を演奏して締めくくられます。
 




CAPRICE


CAP21942
\2700
オーケストラの変遷 ~ オルガンのためのスウェーデンの交響的音楽 ユーナス・ルンドブラード(オルガン)
 ハラルド・フリュクレーヴ(1882-1919):交響的小品
 ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):
  春(ポンプオルガンのための編曲)、
  交響的カンタータ《歌》 Op.44 より 間奏曲(ヨースタ・ルンドボリ編曲)
 オット・オールソン(1879-1964):
  オルガン交響曲第1番 変ホ長調 Op.15 より 第3楽章「間奏曲」、第4楽章「アンダンテ」
 ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960):
  ノットゥルノ・エレジアーコ Op.5、黙示録カンタータ Op.31 より 前奏曲
 サラ・ヴェンネルベリ=ロイター(1875-1959):前奏曲, 序奏とフーガ ハ短調
 アルヴェーン:《グスタフ二世アドルフ》 組曲 Op.49 より エレジー
 ヨースタ・ルンドボリ(1903-1966):オルガンソナタ ハ長調
 ヨン・フェーンストレム (1897-1961):前奏曲とフーガ イ長調 Op.35
 クット・アッテルベリ(1887-1974):前奏曲とフーガ
 テューレ・ラングストレム(1884-1947):祈り

 スウェーデンのシンフォニック・オルガン!

 スウェーデンのオルガニストで音楽楽者でもあるユーナス・ルンドブラードが、18世紀後期に建造されたオルガンで演奏された音楽を探った『オルガンを弾いた18世紀スウェーデンの鍵盤楽器奏者たち』(Caprice CAP21938)につづく新作。
 19世紀から20世紀への変わり目、オルガンのための音楽が交響的な音楽に向けて急速に展開していった時代に焦点が当てられています。
 ヒューゴ・アルヴェーン、ヴィルヘルム・ステーンハンマル、クット・アッテルベリ、そして、オルガニストでもあったサラ・ヴェンネルベリ=ロイターやオット・オールソンといった作曲家たちが、創造的、革新的な精神でスウェーデンの音楽シーンを彩った時代。
 ステーンハンマルが、子供のころに書き、後にポンプオルガンのために編曲したという《春》など、初録音の作品が多く含まれています。

 ※録音:2022年9月5日-8日、ヴェステロース大聖堂(ヴェステロース、スウェーデン)
 ※使用楽器:オーケルマン&ルンド1898
 




ES-DUR

代理店変更のため再掲載

ES2040
【旧譜】
\2700
A.スクリャービン&J.スクリャービン:遺作集 マリア・レットベリ(ピアノ)
 アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):
  ワルツ 変ニ長調、ワルツ 嬰ト短調、マズルカ ロ短調、マズルカ ヘ長調、
  マズルカ ロ短調、夜想曲 変イ長調、幻想ソナタ 嬰ト短調、
  モニゲッティのアルバムの綴り、スケルツォ 変ホ長調、スケルツォ 変イ長調、
  ピアノのための小品 変ロ短調、エゴロフの主題による変奏曲 ヘ短調、
  ソナタ 変ホ短調、4声のフーガ ヘ短調、5声のフーガ ホ短調、
  練習曲 Op.8-12(異稿版)、カノン ニ短調、アルバムの綴り 嬰ヘ長調
 ユリアン・スクリャービン(1908-1919):前奏曲 Op.2、2つの前奏曲 Op.3、前奏曲

 スクリャービン父子の遺作集!

 ピアニストのマリア・レットベリは以前、アレクサンドル・スクリャービンの作品番号付き全ピアノ作品、207作品を8枚のCDに録音する大きなプロジェクトを成し遂げました。
 そこで演奏されることのなかった作品番号のない遺作の楽曲と、アレクサンドルの息子ユリアンの作品がこのアルバムに収録されています。

 ※録音:2012年1月11日-13日(ベルリン、ドイツ)
 
 

ES2051
【旧譜】
\2700
ダーク・ライト~八重奏作品集
 シューベルト:
  クラリネット、ホルン、ファゴットと弦楽のための
   八重奏曲 ヘ長調 D.803
 マリオ・ヴィーガント(b.1970):ダーク・ライト
  (クラリネット、ホルン、ファゴットと
   弦楽のための八重奏曲)
イースト・サイド八重奏団

 2010年、ベルリン放送交響楽団(RSB)の首席指揮者マレク・ヤノフスキの提案でシューベルトの八重奏曲の公演が企画され、ヴァイオリニストのフィリップ・ベッケルトが率いる弦楽四重奏団とRSBの管楽器ソリストたちが合わさり、イースト・サイド八重奏団が結成されました。
 以来、定期的に八重奏団としての活動を行っています。

 ドイツ東部のケムニッツ出身の作曲家マリオ・ヴィーガントは音楽劇を多く作曲しており、国内外で幾つかの賞を受賞しています。

 ※録音:2010年10月18日-20日&2013年4月8日(ベルリン、ドイツ)
 
 
ES2050
【旧譜】
\2700
レジーナ・レナータ~オルガン作品集
 ハインリヒ・シャイデマン(ca.1596-1663):
  第6旋法によるマニフィカト
 ヨハン・アダム・ラインケン(1643?-1722):
  コラール幻想曲《バビロン川のほとりで》
 J.S.バッハ:
  幻想曲とフーガ ト短調 BWV542、
  バビロン川のほとりで BWV653
 ハインリヒ・F・デゲンハルト(1828-1896):
  演奏会用小品 ヘ短調
 フーゴ・ディストラー(1908-1942):
  パルティータ《目覚めよと呼ぶ声あり》 Op.8-2
ウォルフガング・ツェラー(オルガン)
ピーター・ファン・ダイク(オルガン)
アンドレアス・フィッシャー(オルガン)

 ハンブルクの主要な教会である、聖カタリネン教会のオルガンが完全に再建され、初の録音となったアルバム。
 3人のオルガン奏者、ウォルフガング・ツェラー、ピーター・ファン・ダイク、アンドレアス・フィッシャーはこのオルガンの再建に20年以上携わり、この録音にふさわしい楽曲をさまざまな年代から厳選して収録しました。

 ※録音:2013年7月&8月(ハンブルク、ドイツ)
 
 

ES2042
【旧譜】
\2700
日本の風景~シュルツ:室内楽作品集
 ヴォルフガング=アンドレアス・シュルツ(b.1948):
  弦楽四重奏曲第3番《Landschaft der Horchenden》
  湖の底の情景(フルートと弦楽三重奏のための)
  日本の霧の風景(フルート独奏のための)
アマリリス四重奏団
アンサンブル・オブリガート・ハンブルク
インム=ジャンヌ・クレット(フルート)

 日本の伝統文化と禅宗に繰り返しインスピレーションを受けてきた作曲家のヴォルフガング=アンドレアス・シュルツが、「日本の風景」というタイトルで比較的近い時期に作曲した3つの作品を収録しました。
 冒頭の弦楽四重奏曲は、2012年にエコー・クラシック賞を受賞したドイツ屈指の若手弦楽四重奏団であるアマリリス四重奏団が演奏しています。

 ※録音:2009年&2012年(ハンブルク、ドイツ)
 




HUNNIA


HRCD2309
\2600
ダーヴィド・バールの2023年のライヴ録音!
 ドビュッシーの前奏曲集第2巻!

  ドビュッシー:前奏曲集第2巻
ダーヴィド・バール(ピアノ)

 ダーヴィド・バールの2023年のライヴ録音が登場!ドビュッシーの前奏曲集第2巻!

 1982年ブダペスト生まれのピアニスト、ダーヴィド・バールの2023年のライヴ録音が登場。同Hunnia Recordsから先般リリースされた「大演奏会用独奏曲」(HRCD2231)にも一部含まれていたドビュッシーの前奏曲集第2巻を全曲演奏しています。

 ダーヴィド・バールはリスト・フェレンツ音楽大学の博士課程を修了し、同大学で教鞭をとりつつピアニストとして活動。2010年の仙台国際音楽コンクールでの聴衆賞受賞をはじめ多くのコンクールで入賞しています。
 これまで日本を含むおよそ30ヶ国で演奏経験を重ねており、ハンガリー国内においてもブダペスト祝祭管弦楽団やハンガリー国立フィルといった主要なオーケストラと定期的に共演しています。

 ※録音(ライヴ):2023年6月17日、ハンニア・レコーズ・スタジオ(ハンガリー)
 
 

HRCD1912
\2600
悲しみと慰めの歌 ~ リスト:後期ピアノ小品集
 リスト:
  メフィスト・ワルツ第3番(1883)/即興曲(1877)/
  聖ドロテア(1877)/眠られぬ夜, 問いと答え(1883)/
  メフィスト・ワルツ第4番(1885)/諦め(1877)/
  チャールダーシュ(1884)/
  チャールダーシュ・オプスティネ(1884)/
  忘れられたロマンス(1880)/
  忘れられたワルツ(1883-84)/暗い雲(1881)/
  ため息(1879)/無調のバガテル(1885)/
  プレーナルボンヌ夫人の回転木馬(1875-81?)/
  哀れならずや, ハンガリーの旋法で(1872)/
  子守歌(1880)/凶星!(1886)/
  夢のなかに(1885)/心を高めよ(1877)
ラースロー・ボルベーイ(ピアノ)

 フランツ・リスト後期のピアノ小品が映し出す私たちの内面や独自の静寂をHunnia Recordsの誇る高音質でリアルに収録。
 作品同士が相互作用を引き起こすように綿密に練られたプログラム構成にもこだわりを感じます。
 リストと同じハンガリー生まれのピアニスト、ラースロー・ボルベーイはリスト・バルトーク国際ピアノコンクールで第2位に入賞した経歴も持つ、若くして成熟したピアニストです。

 ※録音:2017年4月3日-4日(ハンガリー)
 
 
HRCD1733
(1SACD HYBRID)
\3100
バルトーク唯一のオペラ《青ひげ公の城》
 バルトーク:歌劇《青ひげ公の城》
ブダフォク・ドホナーニ管弦楽団
ガーボル・ホッレルング(指揮)
アンドレア・メラート(ソプラノ/ユディット)
クリスティアーン・チェル(バリトン/青ひげ)
カーロイ・メーチ(プロローグの語り部)

 ハンガリーの実力派アーティストの演奏によるバルトーク唯一のオペラ《青ひげ公の城》。
 ブダフォク・ドホナーニ管弦楽団は日本における知名度はまだまだですが、アムステルダムのコンセルトヘボウやウィーン・コンツェルトハウス、フランクフルトのアルテ・オーパーなどにも登場しているほか、ホセ・カレーラスやアンドレア・ボチェッリと共演するなどハンガリー国内のみならずヨーロッパでは精力的な活動で多くの支持を集めています。
 2018年からはグイド・マンクージが首席指揮者を務めていますが、当録音はその前年、このオーケストラを国際的な水準に育て上げたガーボル・ホッレルングの指揮によるものです。

 ※録音:2017年、ベーラ・バルトーク国立コンサート・ホール(ブダペスト)
 
 

HRCD2308
\2600
ソナス・ファウンデーション:グリッソタール
 アンサンブル・イニシャル/
 エティエンヌ・ロラン:グラフィック・グリッソタール/
 レスポンス1/
 ユディト・ヴァルガ:
  Mergelodos, bosszankodos /
  Norgeln (belso parbeszed kepzelt es valos ellensegeinkkel)/
 レスポンス2/トゥルカル・ガシムザダ:An #1/レスポンス3/
 ブライアン・アボット:
  グリッソタール・エチュード - ジャズ・トラフィック・ジャム/
 間奏曲/
 クリスティアン・フェルナンデス・トロ:
  モノロゴス・アウストラレス/
 レスポンス4/トム・グリン:"ことわざ"/レスポンス5/
 バリント・ベスレンファルヴィ:Tare/レスポンス6/
 ローレンス・ガルヴ・パルコン:Panggas/
 アンサンブル・ファイナル
ダーニエル・ヴァーツィ(グリッソタール)
ソナス・ファウンデーション
 〔ヤーノシュ・バリ、
  ミハーイ・ボルベーイ、
  アイトニー・チャバ、
  ラースロー・ファッサング〕
ツィルモス・アンサンブル

 ハンガリーをはじめ世界の新しい音楽と総合美術を推進する財団であるソナス・ファウンデーションの企画による、新しい楽器「グリッソタール」をフィーチャーしたアルバム。
 グリッソタールはハンガリーのシングルリード楽器、ターロガトーを基に生み出され、木製で円錐型のボディからソプラノ・サクソフォンを思わせるような音色を奏で、その構造や奏法からグリッサンドを自在に操ることができます。

 ※録音:2021年5月31日(ブダペスト)
 




MUSIKMUSEUM


MMCD13034
\2700
サイコグラム ~ シューマン:ピアノ作品集
 
シューマン:
  ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
  トッカータ ハ長調 Op.7
  幻想小曲集 Op.12
アンネッテ・ザイラー(ピアノ)

 歴史的ピアノのサウンド!シューマンのピアノ作品集!

 ソリストおよび伴奏者として国際的に活躍するピアニスト、アンネッテ・ザイラー。高い評価を得たメンデルスゾーンに続く録音は、シューマンのピアノ作品集。
 本アルバムでは、チロル州立博物館が所蔵する、ウィーンの重要なピアノ製作者コンラート・グラーフによる保存状態の極めて良い壮麗な1835年頃製のフォルテピアノを使用。
 歴史的ピアノの色彩感溢れるサウンドが、これらの古典的なピアノ作品が持つ様々な側面を最大限に引き出しています。
 インスブルックのグランドピアノは、コンラート・グラーフが1838年にウィーンに客演したクララ・ヴィークに贈ったピアノの姉妹品です。

 ※録音:2017年8月28日ー31日
 
 
MMCD13037
\2700
表彰台に立つ若きソリストたち ~
 北チロルと南チロルの現代音楽作品集

  マルティン・パチャイダー(b.1973):
   トランペットと管弦楽のための協奏曲(ピアノ無し)
  ミヒャエル・F.P.フーバー(b.1971):
   パーカッションと室内オーケストラのための小協奏曲 Op.56
  ハンネス・ケルシュバウマー (b.1981):
   バセットホルンと室内オーケストラのための《メラノキシロン》
  フェリックス・レッシュ(b.1957):
   弦楽、パーカッションと独奏ツィターのための《ラッジ》
  マルティン・オアヴァルダー(b.1972):
   ゴー・ブロウ!4本のトランペットと
    室内オーケストラのための協奏曲
パトリック・ホーファー(トランペット)
ユリアン・グルーバー(パーカッション)
ルカ・モランドゥッツォ(バセットホルン)
アンドレアス・ヴェルクマイスター(ツィター)
ガブリエル・グリッチュ(トランペット)
クレメンス・ネウ(トランペット)
ユリアン・リッチュ(トランペット)
マルクス・シュタイクスナー(トランペット)
チロル室内管弦楽団
ゲルハルト・ザマー(指揮)

 チロルの若き優れた才能がチロルの作曲家の作品を演奏する好企画。
 本アルバムでは、チロル室内管弦楽団と若き音楽家たちとの共演、そして、チロルの作曲家シーンを促進するための集中的な努力を記録し、チロルの新しい音楽シーンの多様性を証明しています。
 カラヤン・アカデミーでガボール・タルケヴィ(元ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席トランペット奏者)に師事し、現在はベルリン放送交響楽団で活躍するトランペット奏者、パトリック・ホーファーの妙技にも注目です。

 ※録音:2012年-2015年
 
 

MMCD13036
\2700
アレクサンダー・ウテンダル、4部からなる「改悛詩篇」
 アレクサンダー・ウテンダル(ca.1530-1581):
  改悛詩篇&マニフィカト集
プロフェティ・デッラ・クインタ
エラム・ローテム(バス&音楽監督)

 アレクサンダー・ウテンダルは、オーストリア・チロル大公フェルディナント2世の宮廷歌手であり、楽長でもありました。
 その卓越した作曲技術により、当時最高の評価を得ており、フェルディナント2世のチロル・ハプスブルク宮廷における盛んな音楽生活の中心人物の一人としても見なすことができます。
 彼の精巧な4部からなる「改悛詩篇」は1570年に印刷され、君主に献呈されました。

 エラム・ローテム率いるバーゼルを拠点とするアンサンブル、プロフェティ・デッラ・クインタは、ヴィオラ・ダ・ガンバ・アンサンブルのサポートを得て、後期ルネサンスのこれら重要な作品を取り上げています。
 世界初録音であり、2017年9月9日にインスブルックのシュロス・アンブラスのスペイン・ホールで行われたフェルディナント大公の即位450周年を記念する祝典コンサートの記録です。

 ※録音:2017年
 
 

MMCD13035
\2700
アル・カプリッチョ ~ ヤン・ツァハ:協奏曲&シンフォニア集
 ヤン・ツァハ:序曲ト短調/
 ハープシコード協奏曲ハ長調/フルート協奏曲ト長調/
 《主イエス・キリストの受難》への
  イントロドゥツィオーネ ホ長調/
 フルート協奏曲ニ長調/
 ハープシコード協奏曲ヘ長調/シンフォニア ト長調
ミュンヘン・バロックゾリステン
ドロテア・ゼール(指揮)

 フルート奏者ドロテア・ゼールが率いるミュンヘン・バロックゾリステン。本アルバムでは、マインツで宮廷指揮者を務め、晩年の17年間は定職を持たずにドイツ、オーストリア、イタリアを旅したボヘミア人ヤン・ツァハの極めて特異な音楽世界を掘り下げています。
 プログラムには、フルートとチェンバロの協奏曲、チロルのシュタムス修道院に保存されているシンフォニア、壮大な序奏曲などが含まれています。
 18世紀音楽の華麗で魅惑的な解釈を聴衆に見事に伝えています。

 ※録音:2016年
 




NEOS

代理店変更のため再掲載
NEOS11906
【旧譜】
\2700
走る詩人をつかまえて マヤ・ミヤトヴィッチ(ハープシコード)
 マルガレータ・フェレク=ペトリッチ(b.1982):Istaratu(ハープシコード独奏のための)
 ラファエル・ナシフ(b.1984):empty-forms(ハープシコード独奏のための)
 クリスティアン・ディーンドルファー(b.1957):
  PSI(ハープシコード独奏のための)、PSI Song(ハープシコード独奏のための)
 シルヴィエ・ラクロワ(b.1959):courante(ハープシコード独奏のための)
 ペーター・ヤコバー(b.1977):dringen(ハープシコードとテープのための)
 タマラ・フリーベル(b.1975):Dance Me To My Rebirth(ハープシコードとピンポン球のための)
 マニュエーラ・ケレール(b.1980):Granat(ハープシコード独奏のための)
 ハンネス・ドゥフェク(b.1984):arresting images

 8人の作曲家たちによる現代ハープシコード作品!

 ハープシコード奏者のマヤ・ミヤトヴィッチは古楽の多彩なレパートリーのほかに、現代のアヴァンギャルドな作品にも取り組んでおり、近年ではハープシコードのための楽曲を精力的に委嘱しています。
 このアルバムでは世代も文化的背景も異なる8人の作曲家たちの楽曲が収録され、ハープシコードの可能性の大きさを感じさせる作品となっています。

 ※録音:2017年8月25日-28日&2018年1月13日
 
 
NEOS11916
【旧譜】
\2700
色とりどりの獣~
 チャドウィック:クラシック・ギターのための新しい音楽

  ローランド・チャドウィック(b.1957):
   The Study Of Pi*/
   ベンジャミン・ブリテンの主題による変奏曲*/
   パルティータ第2番/色とりどりの獣*/
   パルティータ第1番*/Four Abbreviations*/
   Aigburth Variations
 
 *世界初録音
デトレフ・ボルク(ギター)

 ドイツ人ギタリストのデトレフ・ボルクは、ヨーロッパや北アメリカの各国で演奏し、高い評価を得ています。
 この録音では世界中で作品が演奏されている、オーストラリア出身の作曲家ローランド・チャドウィックに焦点を当て、彼が約40年に渡って作曲した作品の数々を、世界初録音のものも交えて収録しています。

 ※録音:2018年7月30日-8月1日&2019年5月30日-31日
 
 
NEOS12001
【旧譜】
\2700
The Dimension of the Fragile~
 イバラ:器楽アンサンブル作品集

  ビクトル・イバラ(b.1978):アリス...
   (バス・クラリネット、打楽器とアンサンブルのための)
   灰色と緑色に関する研究(アンサンブルのための)
   フランシスコ・トレドへのオマージュ
    (サクソフォンとアンサンブルのための)
   パリの風に吹かれて...(アンサンブルのための)
   水の化学(アンサンブルのための)
   脆弱な次元(アンサンブルのための)
 
 ※全曲世界初録音
ベルティーシェ・ソノラ
ナチョ・デ・パス(指揮)

 メキシコ出身の作曲家ビクトル・イバラは、ヨーロッパで数々の賞を受賞し、メキシコのグアナファト大学では作曲科教授を務めています。イバラの音楽は急激な変化とコントラストを特徴としています。

 2010年に設立されたスペインの室内アンサンブル、ベルティーシェ・ソノラは、現代音楽を専門とし、様々な作曲家による幅広いレパートリーを誇ります。

 ※録音:2019年6月28日-30日
 
 
NEOS12002
【旧譜】
\2700
スクレープス・アンド・サウンドスケープス~
 チェロと打楽器のための作品集

  アンドレ・シーニ(b.1945):Gina et Fio
  ジェニー・ヘットネ (b.1977):Bells and Tides
  リカルド・エリツィリク(b.1985):
   re/wind/re/write (fast-forward version)
  エサイアス・ヤルネガルド(b.1983):Stenar - Aska, aska
  チャン・レイレイ(b.1971):Never-Ending Journey
  イーヴォ・ニルソン(b.1966):Whereabout I
  フランギス・ヌルラ=ホーヤ(b.1972):Se...
 
 ※全曲世界初録音
ウーメデュオ
 〔カロリーナ・エーマン(チェロ)
  エリカ・エーマン(パーカッション)〕

 スウェーデン出身の姉妹によるチェロと打楽器のユニット、ウーメデュオは2008年の結成以来、ヨーロッパ各地で活動しています。
 多くの作曲家に作品を委嘱しており、このアルバムにはフランスやスウェーデン、中国などさまざまな国籍の作曲家の作品が世界初録音で収められています。

 ※録音:2019年8月
 
 
NEOS11928
【旧譜】
\2700
マーンコップ・エディション8 ~ 声楽作品集
 クラウス=シュテフェン・マーンコップ(b.1962):
  Mon coeur mis a nu(4声のための)【ライヴ録音】
  voiced void(24声のための)
  void - un delitto italiano(6声のための墓碑)
  Ese apie vandenis(男声のための)
 
 ※全曲世界初録音
エクスヴォコ
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル・シュトゥットガルト
ルペルト・フーバー(指揮)
ノイエ・ヴォーカルゾリステン
ジェフリー・ギャヴェット(バリトン)

 ドイツの作曲家クラウス=シュテフェン・マーンコップはフライブルク音楽大学でブライアン・ファーニホウ、クラウス・フーバーらに師事し、数々の国際作曲コンクールで優秀な成績を収めています。
 このアルバムにはバリトン独唱の作品から24声のための作品まで、幅広い声楽作品が収録されています。

 ※録音:1999年-2018年
 
 
NEOS1191920
(2SACD HYBRID)
【旧譜】
\6300
ダニエル・ペーテル・ビローの「ミッシュパティム(法制)」
 ダニエル・ペーテル・ビロー(b.1969):
  ミッシュパティム(法制 ※世界初録音)
ノア・フレンケル(アルト)
エルミス・テオドラキス(ピアノ)
アンサンブル・サープラス
南西ドイツ放送エクスペリメンタルスタジオ
エーリヒ・ヴァーグナー(指揮)
ダニエル・ペーテル・ビロ(エレクトロニクス)
ドミニク・パーンケ(エレクトロニクス)
サム・ヴォルク(エレクトロニクス)

 1969年生まれの作曲家ダニエル・ペーテル・ビローの作品は数々の賞を受賞し、世界中で演奏されています。
 このアルバムに収録された「ミッシュパティム(法制)」は声楽、室内アンサンブル、打楽器、エレクトロニクスのための6部からなる作品で、数年に渡って書き上げられた超大作となっています。

 ※録音:2014年-2016年
 



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ARCANA

A557
(2CD)
\4400→\3990
ジュリア・ヌーティ(チェンバロ)
J.S.バッハ: パルティータ(全6曲)

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  6つのパルティータ(鍵盤練習曲集 第1巻) BWV 825-830
   【CD 1】
    1-6. 第1番 変ロ長調 BWV 825
    7-12. 第2番 ハ短調 BWV 826
    13-19. 第6番 ホ短調 BWV 830
   【CD 2】
    1-7. 第4番 ニ長調 BWV 828
    8-14. 第3番 イ短調 BWV 827
    15-21. 第5番 ト長調 BWV 829
ジュリア・ヌーティ(チェンバロ)

 使用楽器: パリのアンリ・エムシュ1751年製作モデルに基づくブレーメンのクリスティアン・クールマン2016年製作の再現楽器
 録音: 2021年11月4-7日、ゼンデザール、ブレーメン
 収録時間: 78分/81分

 【バッハ作品に深い造詣を示すヌーティ、満を持して作曲家の鍵盤作品の集大成的傑作へ】
 Deutsche Harmonia MundiとARCANAにそれぞれ録音したフランス音楽アルバムが高い評価を博す一方、イタリア・バロックの通奏低音奏法についての著書もある古楽鍵盤奏者ジュリア・ヌーティ。
 ロンドン王立音楽大学(RCM)で研鑽を重ね、ヴィクトリア&アルバート美術館の協力演奏家として意欲的な活動を続けた後は故郷イタリアの最前線をゆくイル・ポモ・ドーロやモード・アンティクオ、ナタリー・シュトゥッツマンの古楽器楽団オルフェオ55などでも実績をあげてきた実力派です。
 バッハ作品への深い理解はキアラ・ザニシと共にARCANAで録音したヴァイオリンと鍵盤のためのソナタ集(A426)でも示されましたが、今回はライプツィヒ市の音楽監督となったバッハが自身の鍵盤技法の集大成を試み自費出版を始めた『鍵盤練習曲集』の最初の結実である6つのパルティータを全曲録音。
 瑞々しいタッチで力むことなく、しかし音楽の特質を隅々まで捉えた精緻な解釈で紡ぎ出される演奏は実に新鮮でありながら豊かな含蓄も感じさせ、バッハの世界に深く分け入る喜びを改めて強く喚起してくれます。
 使用楽器はバッハと同時代を生きたパリの名工エムシュによる1751年製作楽器に基づく精巧な再現。
 エムシュの師はテレマンの友人でもあったハノーファーの鍵盤製作家アントン・ファーター(1715年に工房を開いたパリでの仏語名はアントワーヌ・ヴァテール)で、モデルとなった楽器はパリで作られながらファーター流の伝統に従っており、二段鍵盤を使うドイツ音楽の演奏に選ばれることも多い銘器(Hitasuraレーベルのフレデリク・ハースもバッハ録音で愛用しています)。
 古楽器録音に通じたARCANAならではの、くっきりとした音像と残響のバランスが心地よい自然なエンジニアリングも嬉しいところです。

 



ジュリア・ヌーティ前作
ルチェッライ宮(フィレンツェ)で発見された1590年頃製作のオリジナル楽器


 A532
\2800→\2590
『落葉の頃』~イタリアのヴァージナルによる英国ルネサンスの鍵盤音楽 ジュリア・ヌーティ(ヴァージナル)
 1. 作曲者不詳: プレリュード Prelude
 2. ジョン・ダウランド(1563-1626)/編曲者不詳:
  パヴァーン「男はただ一人、ただ一人の女と」 Solus cum sola - Pavan
 3. ダウランド/ジョン・ウィルビー(1574-1638)編: 蛙のガリアード The Frog - Galliard
 4. マーティン・ピアソン(1571頃-1651): サクラソウ The Primrose
 5. ジョン・トムキンズ(1589-1638): ジョン、さあキスして John come kiss me now
 6. ダウランド/ピアソン編: 笛吹きのパヴァーン Piper's Pavan
 7. ダウランド/ウィリアム・バード(1539/40-1623)編:
  笛吹きのガリアード(もし、わたしの嘆きが) Piper's Galliard (if my complaints)
 8. ピアソン: 落葉 The fall of the leaf
 9. バード: 鐘 The Bells
 10. ダウランド: 彼女は許してくれるだろうか Can she excuse
 11. ウィリアム・ティスドール(1570-歿年不詳): アルメイン Alman
 12. ティスドール: コラント Coranto
 13. ジョン・アムナー(1579-1641):
  おお主よ、わたしはあなたに全てを託します O Lord, in thee is all my trust
 14. トマス・キャンピオン(1567-1620): そちらへ行ってもよいだろうか Shall I come ?
 15. トーマス・モーリー(1557/58-1602): パッサメッツォ=パヴァーン Passamezzo Pavan
 16. ジュリオ・カッチーニ(1551-1618)/ピーター・フィリップス(1560-1628)編:
  麗しのアマリッリ Amarilli mia bella
 17. 作曲者不詳/ブリアント・ラドロウ(生歿年不詳、16世紀後半に活躍)編:
  悲しみに溺れながら In sorrows drown'd
 18. ダウランド/フェルナンド・リチャードソン(1558頃-1618)編:涙のパヴァーン Lachrymae Pavan
 19. ジェイムズ・ハーディング(1550頃-1626)/ジョン・ブル(1562頃-1626)編:ガリアード Galliard

 使用楽器: ルチェッライ宮(フィレンツェ)で発見された1590年頃製作のオリジナル楽器、製作者不詳/ 1/4コンマ・ミーントーン A=392 Hz
 録音: 2019年5月26-28日 コルセル教会、コルセル=コルモンドレーシュ (スイス西部ヌーシャテル州)

 【芳醇な美音!イタリア音楽の影響を受けつつあったルネサンス末期の英国音楽を、当時の響きのままに】
 『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』や『パーシニア』など重要な曲集の存在もあり、イギリスは16世紀エリザベス朝時代から17世紀初頭にかけて鍵盤音楽発展の重要な拠点だったことが知られています。
 同時代のイタリアやドイツ語圏の一部とは違い、バロックの作法にあまり影響を受けないまま、ルネサンス様式が17世紀もかなり遅くまで保たれていたのがこの時期の英国音楽の特徴ですが、やがて音楽史研究が進むにつれ、ダウランドの交流やフェラボスコ1世の渡英など、この時期の英国音楽にもさまざまなかたちでイタリア音楽からの影響が見て取れることも分かってきました。
 このアルバムではArcanaですでに何作かのアルバムをリリースしているイタリア古楽新世代の名手ジュリア・ヌーティが、フィレンツェのルチェッライ宮の天井裏から見つかった16世紀末イタリア製のヴァージナル(卓上に置く小さなチェンバロの一種で、イタリアではスピネットともアルピコルドとも呼ばれていました)という貴重なオリジナル楽器で演奏。
 当時エリザベス1世もイタリア製の鍵盤楽器を所有していたことが判っており、英国人たちが南国の銘器で心ゆくまで愉しんだであろう響きを当時のままに味わえます。
 イタリア式のチェンバロから聴こえてくることの多い鋭角な響きよりも、むしろ一音一音に豊かさが宿る芳醇な音色が特徴的で、これら英国人作曲家たちの小品群のイメージの知られざる一面に触れることができるでしょう。
 400年以上の年月を越え、昔日の南北交流に思いを馳せたい一枚です。

 
 


 



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BRU ZANE



BZ1054
(2CD+BK)
\5300
クリストフ・ルセ(指揮)&レ・タラン・リリク
 ポスト=ロッシーニ世代の知られざる傑作
ルイーズ・ベルタン: 歌劇《ファウスト》 (全曲)

 ルイーズ・ベルタン(1805-1877):《ファウスト》
  (全4幕のオペラ・セミセリア/
   1831年パリ・イタリア座にて初演)
  台本...ルイージ・バロッキ(1766-1832)
  

ファウスト...カリーヌ・デエ(メゾ・ソプラノ)
マルガリータ...カリーナ・ゴーヴァン(ソプラノ)
メフィストーフェレ...アンテ・イェルクニツァ(バス)
ヴァレンティーノ...ニコ・ダルマニン(テノール)
カタリーナ...マリー・ゴートロ(メゾ・ソプラノ)
魔女、マルタ...
 ディアナ・アクセンティ(メゾ・ソプラノ)
ワグナー、触れ役...
 ティボー・ド・ダマス(バス=バリトン)
フランダース放送合唱団
レ・タラン・リリク(古楽器使用)
クリストフ・ルセ(指揮・フォルテピアノ)


 録音: 2023年6月15-18日 ラ・セーヌ・ミュジカル、パリ
 総収録時間: 126分

 【ポスト=ロッシーニ世代の知られざる傑作、ルセ指揮の古楽器楽団と錚々たる歌手陣で!】
 ベルリオーズの『幻想交響曲』がパリ音楽院で初演された数か月後の1831年3月、同じパリのファヴァール劇場(通称イタリア座)で、若き女性作曲家がゲーテの『ファウスト』を原作とした新しいイタリア語オペラを披露しました。
 作曲者ルイーズ・ベルタンは同門のベルリオーズと同世代で、前年の革命でブルボン家を斥け誕生した七月王政に絶大な影響力を誇りV.ユゴーや作曲家グノーらとも親しかった文筆家ルイ=フランソワ・ベルタンの娘。
 ポリオの影響により移動が不自由だった彼女は、父の手配とピアニストだった母の手引きで申し分ない音楽教育を受け、早くからその才能で周囲を驚かせました。
 
 名歌手マリブランのため1826年に書かれた『ファウストの最後の場面』を下敷きとし、イタリア語台本に作曲した《ファウスト》は4幕それぞれが「誘惑」「幸福」「罪」「罰」と題され、広く知られた不吉な物語展開の末ファウストが地獄に落ち、マルガリータ(グレートヒェン)が天国に迎えられる結末までが起伏に富んだ音楽で描かれており、驚くほど新鮮で耳を惹きつけてやみません。デエ、ゴーヴァンら経験豊かな名歌手が多く参加しているうえ、ルセ指揮によるコントラスト鮮やかで彫琢の深い古楽器演奏は実に素晴らしいもの。
 そして劇的展開を精緻に盛り上げる管弦楽法は当時の流行を踏まえたメロディセンスを堅固に支えており、ロッシーニやドニゼッティの亜流には全く終わらないユニークな作風は、聴き深めるに足る魅力に満ちたもの。
 ゲーテの『ファウスト』音楽化の歴史を踏まえつつ、女性作曲家ゆえの当時の困難にも言及しながら作品と背景について詳述した解説(仏・英語)は今回も読みごたえ充分。図版も多数掲載されています。

 
 



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CHANNEL CLASSICS



CCS46024
\2800→\2590
フロリレジウム(古楽器使用)
 シュポア・コレクションVol.3 ~
  18世紀製オリジナル楽器によるフルート作品集

  1-3. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   フルート四重奏曲 第1番 K. 285
  4. ジョン・フレデリック・ランペ(1703-1751):
   Pretty Warblers (from Dione)
    愛らしいムシクイ鳥よ(歌劇《ディオーネ》より)
  5-8. アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
   ソナタ ホ短調 RV 50 (ストックホルムの手稿譜より)
  9-10. ウォルター・クラゲット(1742-1798):
   スコットランドの調べ
    9. Logie O'Buchan ロジー・オブハン
    10. The Lass of Paties mill パティーズ製粉所の少女
  11-13. ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
   ソナタ ホ短調 IBW 58
  14. トーマス・チルコット(1700-1766):
   Orpheus with his Lute リュートを携えたオルフェウス
  15-18. ピエトロ・ロカテッリ(1695-1764):
   ソナタ ヘ長調 Op.2-8
  19-20. フランチェスコ・バルサンティ(1690-1772):
   スコットランドの調べ
    19. Lord Aboyne's Welcome or Cumbarnauld House
     アボイン卿の歓待、またはカンバーノールド荘
    20. Lochaber ロハーバー湖
  21-24. ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752): ソナタ 第16番 ロ短調
フロリレジウム(古楽器使用)
アシュリー・ソロモン(フラウト・トラヴェルソ)
ローワン・ピアース(ソプラノ)...4、14
アガタ・ダラスカイテ、
 アリス・エヴァンズ(ヴァイオリン)
エリツァ・ボグダノヴァ(ヴィオラ)
ジェニファー・モーシェス(チェロ)
フレッド・ヤーコプス(テオルボ)
スティーヴン・ディヴァイン(チェンバロ)

 使用楽器:
  1-3.ドレスデンのA. グレンザー1770年頃製作、黒檀製に象牙製リングと銀製キー
  4.ロンドンのC. ジェドニー1760年頃製作、柘植製に象牙製リングと銀製キー
  5-8.ヴェネツィア(?)のG.カステル1730年頃製作、柘植製に象牙製リングと銀製キー
  9-10.ロンドンのR. ポッター1770年頃製作、柘植製に象牙製リングと銀製キー
  11-13.ライプツィヒのJ. A. クローネ1780年頃製作、象牙製に銀製キー
  14.ロンドンのT. カユザック1世1750年頃製作、象牙製に銀製キー
  15-18.セルトーヘンボスまたはユトレヒトのF. エーレンス1740年頃製作、象牙製に銀製キー
  19-20.ロンドンのT. カユザック1世1780年頃製作、柘植製に象牙製リングと銀製キー
  21-24.ロンドンのJ. J. シュチャート1740年頃製作、象牙製に銀製キー
 録音: 2023年4月 ローン教会(ロッテルダム近郊)収録時間: 72分

 【古典派の到来を準備したフルート芸術を、当時から現存するオリジナル楽器で!】
 歴史的フルートのコレクターとして世界的に有名なフランクフルトの蒐集家ペーター・シュポアのコレクションから、貴重な18世紀製のオリジナル楽器を厳選、それぞれの楽器が出来た地域と時代に合った名曲を通じてその魅力を紹介してゆくシリーズ第3弾。
 第1弾のソナタ集(CCS43020)も第2弾の協奏曲集(CCS45323)もバロック寄りの選曲でしたが、今回はモーツァルトの時代に至るロココ~古典派の作品を演目に選び、18世紀後半製の楽器も選ばれている点が目を引きます。
 21世紀では考えられない総象牙製の楽器も何本か登場。
 温もり豊かな音色から芯のある頼もしい響きまで、楽器それぞれの特質と音域ごとの魅力を最大限に引き出すアシュリー・ソロモンの妙技は今回も惚れ惚れするばかり。
 英国屈指の古楽器楽団フロレジウムの層の厚い共演陣も、それぞれに随所でセンス良いアンサンブルを聴かせてくれます。
 ソナタの形式による収録作品群の合間で、18世紀にも広く愛されたスコットランド民謡の気品ある素朴さが興を添える曲順も絶妙。
 ライナーノート(英・仏・独語)には各楽器の詳述も掲載されています。末永く味わい続けたい奥深い1枚です。

 


旧譜
『ペーター・シュポアの古楽器コレクション Vol.1・2』


 CCS 43020
\2800→\2590
『ペーター・シュポアの古楽器コレクション Vol.1』
 ジャック・モレル(1700?1749):シャコンヌ・アン・トリオ(フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボ)
 J.S.バッハ:オルガン・トリオ・ソナタ ト長調 BWV.525(フルート、ハープシコード)
 ルクレール:ソナタ第5番ト長調 Op.1-5(フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボ、ハープシコード)
 ジャック・オトテール・ル・ロマン(1674?1763):
  装飾されたアリアとブルネット(フルート・ダムール、ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボ)
 ジャン=バティスト・バリエール(1707?1747):
  トリオ・ソナタ第2番ニ短調(フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボ、ハープシコード)
 テレマン:
  無伴奏ファンタジア第8番ホ短調 TWV.40:9(フルート・ソロ)、
  装飾範例つきソナタ第3番ホ短調 TWV.41:e2(フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボ、ハープシコード)
 ロカテッリ:ソナタ ハ長調 Op.2-1(フルート、ハープシコード)
   アシュリー・ソロモン(ヒストリカル・フルート)、市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
   デイヴィッド・ミラー(テオルボ)、ジュリアン・パーキンス(ハープシコード)
 
 アシュリー・ソロモンのソロ・アルバム!9本の貴重な歴史的フルートを演奏!

 ☆フロリレジウムのディレクター、RCMの教授を務める名手、アシュリー・ソロモン!
 ☆9本の貴重のオリジナル・フルートを演奏!

 アシュリー・ソロモンはイギリスを代表するフルートとリコーダーの名手であり、英国王立音楽院(RCM)の歴史的演奏部門長(Chair and Head of Historical Performance)とリコーダーの教授を務めています。
 また、初期メンバーにはレイチェル・ポッジャーが在籍していたことでも知られるイギリス有数の古楽アンサンブル「フロリレジウム」の創設メンバーであり、2001年以降はディレクター兼フルート奏者として国際的に活躍しています。

 前回のソロ録音(CCS 40617)では、ロイヤル・コレクション・トラストと王立音楽院所蔵の貴重な楽器を用いたテレマンの無伴奏ファンタジア集で話題を呼んだアシュリー・ソロモンが、今度はアマチュアのフルート奏者でありヒストリカル・フルートのコレクターであるペーター・シュポア(Peter Spohr)の600本を超えるプライヴェート・コレクションのなかから、現存する最古級のフランスのフルートであるChattillion(17世紀後半)を含む、9本の貴重なヒストリカル・フルートの音色をレコーディング。
 共演はフロリレジウムのメンバーである名手たち。過去30年間にわたり歴史的なフルートの演奏家及び専門家として研究してきた技術と知識が発揮され、これまで殆ど録音のなかったヒストリカル・フルートたちの音色が、Channel Classicsの高品質録音によって蘇ります。 ※録音:2019年12月、レンスワウデ(オランダ)

 ※使用楽器:Chattillion c.1680 / J. Denner c.1725 / Naust c.1730 / J. Denner c.1725 (flute d'amour) / Paulhahn c.1735(flute d'amour) / Fortier c.1720 / Oberlender Senior c.1725 / G.H. Scherer c.1750 / Hemsing c.1725


 CCS45323
\2800→\2590
フロリレジウム(古楽器使用)
『ペーター・シュポアの古楽器コレクション Vol.2』~
 18世紀製オリジナル楽器によるフルート作品集

  1-5. アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
   フルート協奏曲 ト短調 「夜」 Op.10-2 RV 439
    使用楽器: トリノのパランカ1750年頃製作、
     黒檀製に象牙製リングと銀製キー
  6-8. ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
   フルート協奏曲 ハ長調 Op.7-3
    使用楽器: パリのビゼ1735年頃製作、
     ボックスウッド製に象牙製リングと交換品の銀製キー
  9-11. カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
   フルート協奏曲 ニ短調 Wq.22/H 426
    使用楽器: ポツダム(ベルリン近郊)のキルスト1775年頃製作、
     黒檀製に象牙製リングと銀製キー
  12-14. ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):
   フルート協奏曲 第182番 ニ長調 「ポツダムのために」QV5:41
    使用楽器: 製作者不詳
     (おそらくザクセン地方、ドレスデン近郊マイセン)、
      1790年頃製作、陶器製
  15-17. ミシェル・ブラヴェ(1700-1768):
   フルート協奏曲 イ短調
    使用楽器: パリのT.ロー(ロット)1740年頃製作、
     ボックスウッド製に象牙製リングと装飾入り銀製キー
  18-20. ロバート・ウッドコック(1690-1728):
   協奏曲 第9番 ホ短調
    使用楽器: ロンドンのステインズビー2世1740年頃製作、
     象牙製に銀製リングと銀製キー
 ※使用楽器は全てキー1個のモデル
フロリレジウム(古楽器使用)
 アシュリー・ソロモン
  (各種フラウト・トラヴェルソ、指揮)
 ボヤン・チチッチ、アリス・エヴァンズ
  (ヴァイオリン)
 ジェーン・ロジャーズ(ヴィオラ)
 ジェニファー・モーシェス(チェロ)
 ロージー・ムーン(コントラバス)
 フレッド・ヤコブス(テオルボ)
 ジュリアン・パーキンズ(チェンバロ)

 録音: 2022年6月 ミュジークハーフェン、ザールダム(オランダ)/収録時間: 82分

 【全て18世紀のオリジナル楽器! 6種の楽器から導き出される玄妙な音を生かして】
 2020年3月にリリースされた先行盤(CCS43020)に続く、フランクフルトの歴史的楽器蒐集家ペーター・シュポアの名高い古楽器コレクションを使った新録音。
 イタリア、フランス、ドイツの重要作曲家たちがそれぞれ残した重要な作品と同時期、ないし各作曲家と何らかの関係を見出せる楽器を6本厳選し、それらを使い分けてその真相に迫ります。
 ソナタを集めていたVol.1に対し、今回は6人の作曲家による協奏曲6曲をチョイス。
 18世紀の一般的な演奏習慣を踏まえ、名手ボヤン・チチッチをはじめとする弦楽器奏者たちは通奏低音以外1パート1人ずつで、俊才アシュリー・ソロモンの細やかな息遣いや闊達な吹奏を通じて真価を発揮する各銘器の味わいを殺さない、親密にして緊密なアンサンブルは企画の趣旨によく合致していると言ってよいでしょう。
 有名なヴィヴァルディ「夜」の緩急あざやかな解釈もさることながら、クヴァンツ作品での艶やかなロココ情緒も、リコーダー作品で有名なウッドコックの協奏曲に聴く歌心の豊かさも、大西洋をまたいで活躍を続ける経験豊かなアシュリー・ソロモンとフロリレジウムなればこその瑞々しさ。
 CHANNEL CLASSICSの創設者で名録音技師ジャレッド・サックスによる丁寧なエンジニアリングも彼らの妙技を克明に伝えてくれています。
 知る人ぞ知るリコーダー奏者ワルター・ファン・ハウヴェ(フランス・ブリュッヘンの高弟にして盟友)がプロデューサーとして名を連ねているのも見逃せません。

 




CYPRES RECORDS

CYP1685
\2800
フォーレ:バラード、ファリャ:スペインの庭の夜
 1. ジャン・シベリウス(1865-1957):
  レンミンカイネンの帰郷 ~4つの伝説 Op. 22
 2. ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
  ピアノと管弦楽のためのバラード Op. 19
 3-5. マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
  スペインの庭の夜(ピアノと管弦楽のための交響的印象)
 6. シベリウス: 吟遊詩人 Op. 64
エロディ・ヴィニョン(ピアノ)...2-5
チェコ・ヴィルトゥオージ
エリック・レデルハンドレル(指揮)

 録音: 2023年9月6-8日 レオシュ・ヤナーチェク・オーディトリアム、ブルノ音楽院、チェコ
 収録時間: 52分

 ブリュッセルを拠点に活躍するピアニスト、エロディ・ヴィニョンのCypresから4枚目(企画参加を加えると6枚目)のアルバムで、初の管弦楽との共演盤。
 フォーレとファリャによるピアノと管弦楽のための作品をシベリウスの管弦楽作品で挟むという構成で、伝説や夢の世界を美しく、また躍動的に描いています。
 



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 LINN RECORDS



CKD737
\2800→\2590
ファンタズム(古楽器使用)
フラットでシャープなコンソート ~
 マシュー・ロック: ヴァイオル合奏曲集

  マシュー・ロック(1621/23頃-1677):
   1-4. 組曲 第5番 イ短調/イ長調
   5-8. 組曲 第10番 ニ短調/ニ長調*
   9-12. 組曲 第7番 ト短調/ト長調*
   13-16. 組曲 第9番 変ロ長調*
   17-20. 組曲 第3番 ニ短調
   21-24. 組曲 第8番 イ短調*
   25-28. 組曲 第6番 ヘ長調*
   29-32. 組曲 第4番 変ロ長調
 
 無印...『親族ケンブルに捧ぐフラット・コンソート集』より
 *...『小さなコンソート集』より
ファンタズム(古楽器使用)
 ローレンス・ドレフュス(トレブル・ヴァイオル&ディレクター)
 ジョナサン・マンソン(テナー&ベース・ヴァイオル)
 マルック・ルオラヤン=ミッコラ(ベース・ヴァイオル)
エリザベス・ケニー(テオルボ)

 録音: 2023年5月17-19日 セント・アンドリューズ教会、トディントン、イングランド
 収録時間: 57分

 【バロックへ舵を切る転機の英国音楽。魅力的な多声語法をファンタズムの名演で】
 「英国のオルフェウス」と呼ばれた大家パーセルが現れる前、17世紀中盤の英国楽壇で大きな活躍をみせたマシュー・ロックによる過渡期ならではの室内楽曲を集めたアルバム。
 1640年代の清教徒革命による文化活動への妨害によって、他の地域のように通奏低音を使ったイタリア・バロック流の音楽の導入が大きく遅れたイングランドでしたが、1660年の王政復古はその流れを大きく変え、ルイ14世を頼って亡命していた新王チャールズ2世によるフランス音楽推進のかたわら最新のイタリア音楽にも注目が集まります。その活況を準備したのは1650年代以来、共和政時代の文化抑圧を尻目に大陸の音楽をじっくり学んでいた新世代の作曲家たちで、1620年代初頭生まれのロックもまさにその一人でした。
 
 ルネサンス期以来この国で愛されてきたヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を使いながら、声部の数を3パートに絞り軽快な曲構造で仕上げられた一連のコンソート作品は、英国古来のポリフォニー偏愛を垣間見せながら新しいトリオ・ソナタ流儀への志向を如実に感じさせる、まさに美意識の転換点を飾る名品揃い。
 フラット系の調の曲を多く含むところから「フラット・コンソート」と呼ばれるようになった曲集からの作品をアクセントに、1656年にまとめられた『小さなコンソート集』からの名品を多数収録。
 宮廷舞踏のリズムと英国音楽特有の高雅な浮遊感が同居する作品の魅力を、コンソート音楽に通暁した英国屈指のアンサンブル、ファンタズムのシャープな名演でじっくりお楽しみください。

 
 



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NAXOS

8.574401
\1800
ポルトガルのピアノ三重奏曲集 第3集
 1-4. アルマンド・ホセ・フェルナンデス(1906-1983):
  3声のソナタ ニ長調(1980)
   1. I. Allegro / 2. II. Scherzo: Allegro comodo /
   3. III. Aria: Andante sostenuto
   4. IV. Rondo: Allegro festivo
 5. ヌノ・コルテ=レアル(1971-):
  ソナタ・オランデーサ Op. 30
   (2002/2007改訂)...世界初録音
 6-9. ホセ・ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):
  ピアノ三重奏曲 ロ短調(1888-89)
   6. I. Agitato / 7. II. Andantino /
   8. III. Adagio / 9. IV. Allegretto
トリオ・パンゲア
 Leo Belthoise(ヴァイオリン)
 Sara Chorda(チェロ)
 Bruno Belthoise(ピアノ)

 録音:2022年12月26-28日 Auditorio Vianna da Motta da Escola Superior de Musicade Lisboa (ESML)(ポルトガル)
 総収録時間:61分

 NAXOSならではの秘曲シリーズ「ポルトガルのピアノ三重奏曲集」。第3集には、およそ3つの世紀にまたがって書かれた3人のピアノ三重奏曲が収録されています。
 ホセ・フェルナンデスは20世紀半ばに活躍した作曲家。この「3声のソナタ」は彼が愛着を抱いていた古典派の様式に基づいたスタイルで作曲されています。
 次のコルテ=レアルは1971年生まれ。ポルトガル作曲家協会の最優秀クラシック作品賞を受賞するなど注目の作曲家で、この「ソナタ・オランデーサ」は激しい曲想と夢のように優しい曲想が入り混じるユニークな作品です。
 かたやヴィアナ・ダ・モッタは後期ロマン派の作曲家。ベルリンに留学したことで、当時のドイツ音楽の様式を学び、ピアニストとして活動した後に帰国。リスボン国立音楽院の院長を務めるなどポルトガルの音楽発展に寄与しました。
 この作品は彼の唯一のピアノ三重奏曲で、ブラームスの影響を色濃く感じさせる美しい旋律を持つものです。
 ポルトガルのピアノ三重奏曲を積極的に紹介するトリオ・パンゲアの演奏でお楽しみください。

 



旧譜
ポルトガルのピアノ三重奏曲 第1・2集



8.573402
\1800
ポルトガルのピアノ三重奏曲 第1集
 1-4.ルイス・コスタ(1879-1960):ピアノ三重奏曲 Op.15(1937)
  <アレグロ・コン・フォーコ/アダージョ/
   スケルツォ/アレグロ・アッサイ>/
 5-7.クラウディオ・カルネイロ(1895-1963):ピアノ三重奏曲 Op.24(1928)
  <序奏‐アレグロ・ヴィーヴォ-ポコ・メーノ/
   インターリュード・ロマネスコ/シリンクスの歌による変奏曲>/
 8.セルジオ・アゼヴェード(1968-):
  フクヴァルディ三重奏曲(2013) ※世界初録音…8
トリオ・パンゲア
 <メンバー:
  ブルーノ・ベルトイズ(ピアノ)/
  アドルフォ・ラスコン・カルバジャル(ヴァイオリン)/
  テレサ・バレンテ・ペレイラ(チェロ)>
 録音 2015年1月10-11日 スペイン トルネール,エドゥアルド・マルティネス,コンセルヴァトリオ・スペリオール・デ・ムジカ

 19世紀から20世紀にかけて、ポルトガルから生み出された多彩な音楽の中でも「交響曲」と「ピアノ音楽、それにまつわる室内楽」の発展の目覚しさには驚くべきものがあります。
 交響的作品の作曲家ではボンテンポ、ダ・モッタ、ブランコなどが知られますが、ピアノ曲、室内楽曲では更に多彩な人々が思い思いの作品を作曲し、レパートリーに彩りを添えています。
 このシリーズではそんな作曲家たちのピアノ三重奏曲に焦点を当て、この時代のポルトガルの音楽がどれほど豊潤なものであったかを検証していきます。
 第1集では、コスタ、カルネイロ、アゼヴェードの3人の作曲家の作品を聴くことができます。フォーレを思わせるコスタ、ミヨーやコープランドから影響を受けたカルネイロ、ロペス・グラサに師事したアゼヴェード。この特色あふれる作品からは、確かに多様な色合いが感じられます。



8.574014
\1800
ポルトガルのピアノ三重奏曲集 第2集
 1.ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):三重奏曲(1908)
  …世界初録音
 2-4.フレデリコ・デ・フレイタス(1902-1980):前奏曲、コラールとフーガ(1923)
  
…世界初録音

 ジョリー・ブラガ・サントス(1924-1988):三重奏曲 Op.64(1985)
  5.第1楽章:Largo
  6.第2楽章:Allegro
  7.第3楽章:Lento

 アレクシャンドレ・デルガード(1965-):トリオ・カモニアーノ(2017)
…世界初録音
  8.第1楽章:Calmo (Com que voz chorarei)
  9.第2楽章:Agitato (Erros meus, ma fortuna)
  10.第3楽章:Lento (Memoria do meu bem cortado em flores)
トリオ・パンゲア
【メンバー】
アドルフォ・ラスコン・カルバハル(ヴァイオリン)
テレサ・バレンテ・ペレイラ(チェロ)
ブルーノ・ベルトイス(ピアノ)

 20世紀に書かれたポルトガルの室内音楽集。これらの作品は近代ポルトガル音楽の発展に大きな役割を果たしています。
 とりわけフレイタス・ブランコの三重奏曲は様々な要素で構成された興味深い仕上がりで、リズミカルな部分と抒情的な部分が混然一体となった素晴らしい作品です。
 全体は切れ目なく演奏され、最終楽章として躍動的なアレグロが置かれていますが、全曲が華やかに幕を閉じたと思わせながら、神秘的なコーダが続き、聴き手の意表を突くという意外性も持っています。
 J.S.バッハの作品からインスパイアされたフレイタスの「前奏曲、コラールとフーガ」、フレイタス・ブランコの弟子として知られるサントスの独創的な「三重奏曲」、そのサントスの弟子であるデルガードの作品と、ポルトガル音楽の伝統が連綿と受け継がれていく様子も知ることができます。

 録音 2018年7月29.30.31日、 Auditorio Vianna da Motta da Escola Superior de Musica de Lisboa

 
 

8.574498
\1800
ファブリース・ボロン(1965-):
 『タロの素晴らしき世界 - 時空を超える音楽の旅』

  ナレーションなし
   1-11. タロの素晴らしき世界 組曲第1番
   12. タロの素晴らしき世界 組曲第2番
   13-21. タロの素晴らしき世界 組曲第3番
  世界初録音
ルネ・ミュンヒ(マリンバ)...
 1、3、5、7、9、11-18、21
イエナ・フィルハーモニー管弦楽団
ファブリース・ボロン(指揮)

 録音:2022年2月6日 Volkshaus Jena(ドイツ)
 総収録時間:63分

 指揮者としての活躍に加え、最近は「子羊から聞こえるあなたの声」(8.574015)や「生まれない孫たち」(8.574456)の作曲者として、またヤナー チェクの歌劇《利口な女狐の物語》の室内楽版編曲者として、活動の幅を広げているファブリース・ボロン。
 このアルバムに収録された『タロの素晴らし き世界 - 時空を超える音楽の旅』は2017年に南西ドイツ放送(SWR)交響楽団の委嘱で書かれた作品。
 子供たちや、クラシック音楽になじみの ない大人たちのための一種の入門編であり、"トルヒーリョ"という惑星に住む324歳(!)の子供タロは「イヤーワームの穴」を使って惑星から惑星へと 飛び回り、さまざまな音の世界を発見するという物語です。
 作品中にはヴィヴァルディ、ラヴェル、グリーグ、チャイコフスキーらのお馴染みの旋律や、時 にはロックやジャズまで多彩な音楽が現れ、これらはボロンの手によって再構築され新たな世界を作り上げます。
 途中で聴こえてくるマリンバの音はタロ を表し、その音は背景の音と混然一体となって、聴き手をクラシックの世界へといざなうという趣向です。
 CDにはナレーションなしのヴァージョンが収録さ れていますが、ドイツ語ナレーション付きのデジタル限定バージョン(9.70356)も用意されています。
 


NAXOS GREAT COMPOSERS IN WORDS AND MUSIC


8.578374
\1800
大作曲家 フランツ・シューベルト レイトン・ピュー(朗読)
 1-38. 朗読と音楽で綴る生涯
  デイヴィニア・キャディ作
 使用曲:
  交響曲第8番「未完成」- 第1楽章、子守歌、グルック:歌劇《タウリスのイフィゲニア》よりアリア、
  交響曲第1番 - 第1楽章、歌劇《悪魔の別荘》- 序曲、ミサ曲第1番より、糸を紡ぐグレートヒェン、魔王、
  交響曲第5番 - 第1楽章、軍隊行進曲第1番、
  ピアノ五重奏曲「ます」-第4楽章、歌劇《アルフォンソとエストレッラ》より、
  さすらい人幻想曲 - アダージョ、
  歌劇《フィエラブラス》- 序曲、
  『美しき水車小屋の娘』より「嫉妬と誇り」、『冬の旅』より「おやすみ」、
  弦楽五重奏曲 ハ長調 - 第2、第4楽章 以上全19曲(フェイドイン、フェイドアウトあり)

 総収録時間:79分

 美しい歌曲やピアノ曲の作曲家フランツ・シューベルト。31年という短い生涯に数多くの作品を遺しました が、出版できた作品はその4分の1ほどにすぎませんでした。
 彼は貴族やパトロンからの援助を受けることもな く、ことさら有名になることもありませんでしたが、良い仲間たちに恵まれたことで幾多の歌曲、室内楽、交響 曲、ピアノ曲の傑作を書き上げることができたのです。
 このアルバムでは「ます」や「子守歌」「魔王」などの誰 もが知っている曲とともに、あまり耳にすることのない彼の歌劇からの音楽などを交えながら、その足跡をたどっ ていきます。
 




OEHMS CLASSICS

OC1731
\2700
レベッカ・クラーク(1886-1979):
 ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ集

  1-3. ヴィオラ・ソナタ
   1. Impetuoso
   2. Vivace
   3. Adagio – Agitato
  4-6. ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
   4. Allegro Comodo
   5. Andante quasi adagio
   6. Finale Scherzando. Allegro
  7. ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ユディト・インゴルフソン(ヴァイオリン/ヴィオラ)
ウラディーミル・ストウペル(ピアノ)

 録音:2023年7月13-15日 Haus des Rundfunks Berlin(ドイツ)
 総収録時間:61分

 優れたヴィオラ奏者でもあったイギリスの作曲家レベッカ・クラーク。女性の作曲家が認められない時期だった ためか、作曲コンクールに応募する際は男性名を用いるなど数々の苦難がありました。
 それでも1920年頃 から彼女の才能は開花し、アルバムに収録された「ヴィオラ・ソナタ」をはじめ、次々と素晴らしい作品を発表 しています。
 ここでは1907年から09年頃の初期に書かれた2曲のヴァイオリン・ソナタを併せることで、若い 頃から並外れた才能を見せていた彼女の音楽に触れることができます。
 インゴルフソンとストウベルは20世紀初めの作品を得意とするデュオ。このアルバムでも緻密、かつ息のあった 演奏を聴かせます。

 
 




OUR RECORDINGS



6.220683
(SACD HYBRID)
\2600
激動 女性作曲家によるチェロとピアノのための作品集
 1-4. ヘンリエッテ・ボスマンス (1895-1952):
  チェロ・ソナタ イ短調
   1. Allegro maestoso / 2. Un poco allegretto /
   3. Adagio / 4. Allegro molto e con fuoco
 5-8. ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):
  チェロ・ソナタ ホ短調 Op. 35
   5. Allegro moderato / 6. Scherzo: Allegro /
   7. Adagio sostenuto / 8. Allegro comodo
 9. リリ・ブーランジェ(1893-1918):Nocturne 夜想曲
 10-12. ナディア・ブーランジェ(1887-1979):
  Trois pieces 3つの小品
   10. Moderato / 11. Sans vitesse e l’aise /
   12. Vite et nerveusement rythme
ヤンネ・フレデンス(チェロ)
セーアン・ラストギ(ピアノ)

 録音:2023年6月24-27日 Musikhuset, Aarhus(デンマーク)/DXD 352.8 kHz/32bit 録音、CD ... Stereo、SACD ... Stereo+Surround 5.0
 総収録時間:61分

 第1次世界大戦前後の激動の時代に活躍した4人の女性作曲家たちのチェロ作品を集めた1枚。
 冒頭で はピアニストとして名高く、ピエール・モントゥー、ウィレム・メンゲルベルク、エルネスト・アンセルメらとも共演した オランダ出身のボスマンスの初期のソナタを紹介、そしてクロアチア出身のペヤチェヴィチのブラームスを思わせ る後期ロマン派風の香りを湛えたソナタが続き、最後に置かれたのはフランスの2人の姉妹ナディアとリリの作 品。
 女性として初のローマ賞受賞者であり将来を嘱望されながらも24歳で夭折したリリ、戦後に偉大な教 師として名を馳せたナディア。
 それぞれ作風は違うものの、どちらも個性的、かつひっそりとした美しさを備えて います。各々がソリストとしても活躍するヤンネ・フレデンスとセーアン・ラストギの夫妻の息のあったデュオが聴 きどころ。
 ベヒシュタインのピアノが当時の響きを再現しています。
 




MSR


MS 1826
\2500
「テノール、ヴァイオリン、チェロと打楽器のための歌曲集」
 デイロン・ヘイゲン(b.1961):ダンテのかけら集(3曲)
 ブライアン・ホームズ(b.1946):一人老人がいた(8曲)
 ヒラリー・タン(b.1946):...岸に対して
 ステイシー・ガロップ(b.1969):星の孤独
 マイケル・シャープレル(b.1947):無情な美女
 エドガー・ガーテン(b.1988):3つのアパラチア民謡
オクトーバー・スカイ:
【ブライアン・ソーセット(テノール)
 ジョン・イレラ(ヴァイオリン)
 アラン・ワインステイン(チェロ)
 アニー・スティーヴンス(打楽器)】

 録音:2021年5月17-20日 米国 ヴァージニア州 ブラックスバーグ、DDD、60'02

 題名の通り、テノール、ヴァイオリン、チェロと打楽器のための歌曲集。といっても打楽器が大活躍するわけでもない。
 デイロン・ヘイゲン(1961-)、ヒラリー・タン(1946-)、ステイシー・ガロップ(1969-)、マイケル・シャープレル(1947-)、エドガー、ガーテン(1988-)の作品を収録。いずれも世界初録音。
 オクトーバー・スカイは、米国、ヴァージニア州の南西部に位置するブラックスバーグを拠点に活動するアンサンブル。
 
 

MS 1835
\2500
「ポーランドの心からの芸術歌曲」
 シマノフスキ:12のクルピエ地方の歌 Op.58
 アダム・ヴィエニャフスキ:8つのポーランド民謡
 シャウォフスキ:3つの民謡
 カルウォヴィチ:ヤヴォルの木陰で
エヴァ・コウフチュ=フェア(ソプラノ)
マウゴザタ・スロヴィアク=ゼン(ピアノ)

 録音:2022年8月 ポーランド ビェルスコ=ビャワ,DDD、56'01

 「ポーランドの心からの芸術歌曲」と題された、ポーランド民謡に基づいた歌曲集。カロル・シマノフスキをはじめに、アダム・ヴィエニャフスキ(1879―1950 ヘンリク・ヴィエニャフスキの甥)、アントニ・シャウォフスキ(1907―1973)、雪害で早世したミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876―1909)の作品が集められている。いずれも素朴な味わいの素敵な曲である。
 エヴァ・コウフチュ=フェアはクラクフ音楽院卒のソプラノ。現在はポーランドと米国両国で活動している。
 
 

MS 1843
\2500
「交差」~フルートとハープのための近代作品集
 シャポシニコフ(1888-1967):フルートとハープのためのソナタ
 ケマル・ギュニュチュ(b.1961):アナトリアの色
 アミロフ(1922-1984):フルートとピアノのための6つの小品
 ババジャニアン(1921-83):調べ
 カラストヤノフ(1893-1976):フルートとピアノのための10の小品
 サントゥーリ(1855-1926)・エトヘム・ベイ:シェヘナズ・ロンガ
 作者不詳:カティビム
 ハニム(1880-1950):ニハヴェンド・ロンガ
ニコル・エスポジト(フルート)
チャータイ・アキョル(ハープ)

 録音:2023年1月 米国 アイオワ州 アイオワシティ、DDD、70'43

 「交差 intersections」と題されたフルートとハープのための近代作品集。MS 1790でフランスのフルートとハープのための音楽を演奏したニコル・エスポジトとチャータイ・アキョルが、ロシアのアドリアン・シャポシニコフ(1888-1967)、トルコのケマル・ギュニュチュ(1961-)、アゼルバイジャンのフィクレト・アミロフ(1922-1984)、アルメニアのアルノ・ババジャニアン(1921-1983)、ブルガリアのアセン・カラストヤノフ(1893-1976)などの曲を演奏、それぞれに民俗色が濃厚で面白い。
 ニコル・エスポジトは現在米国のアイオワ音楽学校でフルートの教授を務めている。チャータイ・アキョルは1969年、バルケスィル生まれのトルコを代表するハープ奏者。
 



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QUERSTAND



VKJK 2303
(1CD、1.5枚価格)
\3000→\2790
ゲオルク・フリッチュとバーディッシェ・シュターツカペレ
 ロマン派管弦楽作品第2弾
「エディション・バーディッシェ・シュターツカペレ02」

 レーガー:
  ロマンティックな組曲 Op.125
  モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132
ゲオルク・フリッチュ(指揮)
バーディッシェ・シュターツカペレ
 (バーデン州立管弦楽団)

 ゲオルク・フリッチュとバーディッシェ・シュターツカペレ第2弾!レーガー作品集!

 録音:2023年1月29,30日 ドイツ バーデン=ヴュルテンベルク州 カールスルーエ (ライヴ録音)、DDD、61'32

 ゲオルク・フリッチュとバーディッシェ・シュターツカペレによるロマン派管弦楽作品第2弾!
先に発売されたR.シュトラウスのアルプス交響曲(VKJK 2302)が予想を遥かに上回る名演だったドイツの指揮者、ゲオルク・フリッチュとその手兵バーディッシェ・シュターツカペレ(バーデン州立管弦楽団)の第2弾は、2023年が生誕150周年のマックス・レーガー、その比較的晩年の傑作2曲、「ロマンティックな組曲」と「モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ」。「ロマンティックな組曲」は、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」の音楽に連なるドイツの夢幻的音楽を受け継ぎつつ、ドビュッシーの近代的色彩感を仄かに漂わせた佳作。
 一方レーガーの代表作の一つ「モーツァルトの主題による変奏とフーガ」は、トルコ行進曲で有名なモーツァルトのピアノ・ソナタ第11番の第1楽章を主題に取った変奏曲とフーガ。
 基本的に2管編成のオーケストラを駆使し、1910年前後の肥大化した超巨大オーケストラ作品に対抗して後の新古典主義を先駆した作品。
 この作品は2023年11月のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演でキリル・ペトレンコが取り上げたのも記憶に新しいところ。
 フリッチュとバーディッシェ・シュターツカペレの演奏はここでも大変素晴らしい。「ロマンティックな組曲」では、まさにロマンティックな思わず溜め息が出るほど美しい世界を繰り出す一方、「モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ」では、豊かな音楽の中にも末期ロマン主義からいち早く抜け出し新しい時代の音楽を目指したレーガーの先進性もくっきりと浮かび上がって来る。
 何よりもどちらの曲も、フリッチュの指揮の下でバーディッシェ・シュターツカペレが一つにまとまって有機的な音楽を奏でていることがよく分かり愉しい。
 このコンビの今後が益々楽しみになる。



旧譜
ゲオルク・フリッチュとバーディッシェ・シュターツカペレ
ロマン派管弦楽作品第1弾


 VKJK 2302
(1CD)
\3000→\2790
「エディション・バーディッシェ・シュターツカペレ01」
 ゲオルク・フリッチュ(指揮)&
  バーディッシェ・シュターツカペレ(バーデン州立管弦楽団)

 R.シュトラウス:アルプス交響曲 Op.64
ゲオルク・フリッチュ(指揮)
バーディッシェ・シュターツカペレ
 (バーデン州立管弦楽団)

 エディション・バーディッシェ・シュターツカペレ第1弾!ゲオルク・フリッチュのアルプス交響曲!

 録音:2023年4月23,24日 ドイツ バーデン=ヴュルテンベルク州 カールスルーエ (ライヴ録音)、DDD、50'52

 今ドイツで大いに注目されている、ドイツ伝統の質実剛健指揮者、ゲオルク・フリッチュによるR.シュトラウス:アルプス交響曲。
 2020年から音楽総監督を務めるカールスルーエのバーデン州立劇場のオーケストラ、バーディッシェ・シュターツカペレを指揮してのライヴ録音。これが期待以上のたいへん素晴らしい演奏。
 フリッチュは1963年、東ドイツ時代のマイセンの生まれ。
 2003年から2019年まで16シーズンに渡ってキール劇場の音楽総監督を務めて名を上げたという、昨今のドイツでも稀になった歌劇場叩き上げ指揮者である。
 ドイツ伝統の質実剛健の音楽は21世紀の今高く評価され、シュトゥットガルト歌劇場に度々招かれ、またジュネーヴ歌劇場では目玉公演であるワーグナーの指環を託された。
 しかし録音はまだ少なく、今年9月に神奈川フィルハーモニー管弦楽団に客演してその素晴らしさを初めて知ったという人も少なくないだろう。
 
 この録音はフリッチュの実力を知るに打って付けのものだ。
 地方歌劇場とはいえ300年近い歴史を誇るオーケストラから、シュトラウスらしい充実した響きと熱のこもった雄弁な音楽を引き出している。
 フリッチュは間違いなく向こう10年でドイツで特に注目される指揮者になることだろう。

 
 

VKJK 2211
\2200
「歌えそして響け!ゲヴァントハウスのクリスマス」
 来なさい、信じる者たちよ(神の御子は今宵しも)/
 マリア様はいばらの森を通ってきた/
 ダイソン:マニフィカト ニ長調/
 ヨーゼフよ、私の親愛なるヨーゼフよ/
 そして羊飼いがいた/天の高みから、私はここに来た/
 クリスマスの使者/天の高みから、ああ天使が来た/
 聞け!先ぶれの天使たちが歌っている/
 ベツレヘムに幼児が生まれた/今日キリストが生まれた/
 エルハルト・マウエルスベルガー:クリスマス/
 3つのエルツ地方のクリスマスの歌/きよしこの夜/
 眠りなさい、わが子よ/ああ君は喜び
フランク=シュテフェン・エルスター(指揮)
ゲヴァントハウス児童合唱団
フランク=シュテフェン・エルスター(指揮)
ゲヴァントハウス青年合唱団
グレゴール・マイヤー(指揮)
ゲヴァントハウス合唱団
ゲヴァントハウス木管五重奏団
ラインホルト四重奏団
ゲヴァントハウス金管五重奏団
ゲヴァントハウス金管アンサンブル
ミヒャエル・シェーンハイト(オルガン)

 録音:2022年9月,2023年1月 ドイツ ライプツィヒ,DDD、51'33

 様々なドイツのクリスマスの歌を集めたCD。祝祭的な華やかな曲から穏やかで静かな曲までクリスマスの雰囲気たっぷり。
 クリスマス・アルバムというと寄せ集めも多いところが、このCDの演奏はライプツィヒの一流団体ばかり、どれも素晴らしい演奏。年末を過ぎても一年中楽しめるものだろう。
 
 
VKJK 2307
\2200
「メルンの響きの歴史 聖ニコライ教会のオルガン」
 プレトリウス:ドイツのマニフィカト(a)
 シャイデマン:アレルヤ、ラウデム・ディチテ(a)
 ヴェックマン:ああ、私たち哀れな罪びとは(a)
 ファン・ロセム:しゃれ(a)
 トゥンダー:前奏曲 ト短調(b)
 ブクステフーデ:
  さあ来てください、異教徒の救い主よ BuxWV211(b)
 トゥンダー:主よ、私はあなたに望みを持っている(b)
 ブルーンス:前奏曲 ト長調(b)
 カレルトン:ア・ヴェルセ(ac)
 モーツァルト:主題と変奏 K.Anh 171/285b(ac)
 ミューテル:幻想曲 ヘ長調(c)
 ベーム:ただ愛する神を求める者は(c)
 バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(c)
ピーター・ヴァン・ダイク(オルガン a)
ティモ・ノイマン(オルガン b)
アフィト・ガスト(オルガン c)

 録音:2023年4月28-29日 ドイツ メルン、DDD、80'52

 ハンブルク近郊、ドイツ最北部の町メルンの聖ニコライ教会のオルガンは1436年まで遡ることができる由緒正しいオルガン。
 ハンブルクのオルガン製作者、ヤコプ・シェラーの楽器を基に、18世紀にリューベックのユリウス・ビュンティングが増強している。
 しかしこのオルガンは20世紀の末には荒廃し切っていた。
 これが2018年から2022年までかけて慎重に修復され、かつての素晴らしい響きを取り戻した。
 そのオルガンのこれが初めてのCD。修復にかかわったピーター・ヴァン・ダイクとティモ・ノイマン、そして聖ニコライ教会の現カントール、アフィト・ガストが600年近い歴史を誇るオルガンの素晴らしい響きを披露してくれる。
 



<LP>


BR KLASSIK(LP)


900348
(LP)
\5300
ジャコモ・プッチーニ:管弦楽伴奏歌曲集
 ジャコモ・プッチーニ(1858-1924)
  歌曲集(J.X.シャハトナーによる管弦楽伴奏編)
   [SIDE:A]
    1. あなたに / 2. サルヴェ・レジーナ /
    3. 亡き女に! / 4. 知らせは偽りだった
    5. 愛の小話
   [SIDE:B]
    1. 太陽と愛 / 2. 進め、ウラニア! /
    3. ディアナ賛歌 / 4. そして小鳥は / 5. 陸と海 /
    6. 魂の歌 / 7. 神と祖国 / 8. 私の家 /
    9. すてきな夢 / 10. ローマ賛歌 / 11. 死すべきか?
チャールズ・カストロノヴォ
 (テノール)・・・1-16
ミュンヘン放送管弦楽団
イヴァン・レプシッチ(指揮)

 録音:2023年2月6-10日 ミュンヘン、バイエルン放送 第1スタジオ(ドイツ)
 総収録時間:41分

 【プッチーニ没後100周年記念、シャハトナーによる管弦楽伴奏歌曲をカストロノヴォの美声で聴く】
 19世紀後半から20世紀初めにかけて活躍したイタリアのオペラ作曲家たちの多くはまとまった数の歌曲を残していますが、プッチーニの場合は生前に出版された歌曲は11曲だけで、それらもまとまった作品としてではなく、キャリアの初期から後期にかけて散発的に書かれたものでした。
 2010年に出版された最初の校訂版「歌曲集」には16曲が収められており、当CDにはそのピアノ・パートを大オーケストラのための管弦楽伴奏に編曲したものを収録しています。
 編曲を手掛けたのは1985年ドイツ生まれの作曲家・指揮者ヨハネス・クサヴァー・シャハトナー。楽譜は2020年にBoosey & Hawksから出版され、これが初録音となります。
 プッチーニの歌曲は基本的にベルカントのスタイルで書かれており、ピアノはシンプルな伴奏に留まることが多いのですが、シャハトナーはプッチーニのオペラでのオーケストレーションを参考にしつつも、時に大胆かつ独創的なアレンジを施しています。
 今を時めくテノール歌手の一人、カストロノヴォの力強く輝かしい歌唱がこの録音の魅力を一層高めています。
 
 ※CD『ジャコモ・プッチーニ:管弦楽曲と歌曲集』(900349)の歌曲集部分と同一の音源です。

 
 
















12/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


DANACORD



DACOCD973
(2CD)
特別価格
\2700
エミール・グリューステン(ピアノ)
ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集

 ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
 ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》
 ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
 ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
 ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
エミール・グリューステン(ピアノ)

 エミール・グリューステンのベートーヴェン後期ピアノ・ソナタ集!

 ☆ベートーヴェンを「とても親しい友人」として「日常生活の楽しい時間」を分かち合ってきたというグリューステン!
 ☆古典から現代までさまざまな様式を俯瞰しつつ有機的な一貫性を重視して構築されたベートーヴェン!

 グリーグの『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』(DACOCD 964)をベネディクテ・ダムゴーと共演したエミール・グリューステンのベートーヴェンがリリースされます。
 ベートーヴェンのピアノ音楽は、グリューステンが8歳か9歳の時に《エリーゼのために》に初挑戦して以来、「とても親しい友人」として「日常生活の楽しい時間」を分かち合ってきたというレパートリーです。

 後期のソナタを録音するこのプロジェクトは、COVID-19 のパンデミックによって「日常生活が中断され、ありあまるほどの自由時間を手に入れたこと」がきっかけで始まりました。
 楽しい時間という以上にベートーヴェンと真剣に向き合うこと。イ長調、ホ長調、変イ長調の3曲は、グリューステンがレパートリーとしていた作品。
 「ハンマークラヴィーア・ソナタ」と呼ばれる「巨大で、見たところ演奏不能な」変ロ長調と「32曲の中でもっとも霊的で神秘的な」ハ短調は、彼が初めて挑戦する作品です。
 5曲すべて、新たなアプローチで解釈と演奏を練り、独自の「ベートーヴェン」を探っていきます。アカデミーで音楽理論を教える同僚のトマス・ソーラクが協力して、2020年、「ベートーヴェン再構築」のプロジェクトが始まりました。
 録音セッションは、プロジェクトのスタートから2年あまり経った2023年に行われました。アカデミーの1930年代後期に作られたコンサートホールで復活祭週間の4月に Op.101 とOp.106、夏季休暇の期間に Op.109 から Op.111 までの3曲が録音されました。
 グリーグのアルバムと同じ、コペンハーゲン在住の若いサウンドエンジニア、フェデリーコ・マッティオリが制作と録音エンジニアリングを担当。グリューステンがライナーノーツを執筆しました。古典から現代までさまざまな様式を俯瞰しつつ有機的な一貫性を重視して構築されたベートーヴェンです。

 ※録音:2023年4月3日-5日&7月24日-26日、王立デンマーク音楽アカデミー メイン・コンサートホール(コペンハーゲン)
 




INDESNES CALLIOPE RECORDS



IC031
\2600
ブクステフーデ:主よ、あなたさえこの世にあれば BuxWV 38
 ブクステフーデ:主よ, あなたさえこの世にあれば BuxWV 38
 アンドレアス・ネラー:前奏曲ニ短調
 ゲオルク・ベーム:天にまします我らの父よ IGB24
 ダヴィット・ポーレ:主よ, あなたさえこの世にあれば
 ネラー:前奏曲ト長調、前奏曲ヘ長調
 ヨハン・ローゼンミュラー:主よ, あなたさえこの世にあれば
 ネラー:
  前奏曲ト長調(未完成)、
  いざ来ませ, 異邦人の救いの主よ Versus 1 a 8
 ブクステフーデ:主よ, あなたさえこの世にあれば BuxWV 39
ローレーン・ストゥリグ=ティンヌ(ソプラノ)
ヴァンサン・ベルナール(オルガン、指揮)
サン=マルク礼拝堂アンサンブル

 17世紀の同じテキストによる4つのカンタータ!

 ☆名鍵盤楽器奏者ヴァンサン・ベルナール!
 ☆17世紀の同じテキストによる4つのカンタータと、世界初録音となるアンドレアス・ネラーのオルガン作品全曲!

 メス、リヨンからシュトゥットガルト音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルムへと渡り、オルガン、チェンバロ、通奏低音、ヒストリカル・オルガンの演奏法の研鑽を積み、多くの国際コンクールで入賞、国際的に活躍する古楽演奏家、音楽学者のヴァンサン・ベルナールと、ベルナールが2022年から音楽監督を務めるルクセンブルクのサン=マルク礼拝堂アンサンブル。

 本アルバムでは、詩篇第73篇の25節と26節に基づいた4つのカンタータを収録。17世紀ドイツの神秘と詩の世界へと誘います。
 これら声楽曲に加えて、現代のオルガンの名匠として知られるフランスのマルク・ガルニエ(日本では、東京芸術劇場のオルガンなどを手掛けている)が、ブゾンヴィルに建てたオルガンによる、アンドレアス・ネラーのオルガン作品全曲を初録音しています。

 ※録音:2022年9月7日ー9日、ブゾンヴィル教会(フランス)

 
 




CPO


555605
\2800
テレマン:パスティッチョによるクリスマス・オラトリオ
 1-8. Siehe, ich verkundige euch groBe Freude
  見よ、私はあなた方に大いなる喜びを告げる TVWV 1:1333
 9-20. Tonet die Freude, belebte Trompeten
  喜びを響かせよ、にぎやかなトランペットよ TVWV 1:1410
 21-27. Darzu ist erschienen die Liebe Gottes
  その時、神の愛が示された TVWV 1:166
 28-33. Wunschet Jerusalem Gluck
  エルサレムに幸いあれ TVWV 1:1726
 34-40. Ihr Volker, bringet her dem Herrn
  汝ら諸々の民よ、主に持ち来たれ TVWV 1:919
ライニッシェ・カントライのソリストたち
ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)
アンネ・ビーアヴィルト(アルト)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
マティアス・フィーヴェーク (バス)
ダス・クライネ・コンツェルト(古楽器使用)
ヘルマン・マックス(指揮)

 録音:2020年12月20日-21日 Trinitatiskirche、ケルン(ドイツ)
 総収録時間:78分

 バッハのクリスマス・オラトリオBWV248がカンタータ6曲の連作であるように、クリスマスにちなんだテレマンのカンタータ5作をつなぎ合わせることによって「クリスマス・オラトリオ」を構成するという試みです。
 発案者はライニッシェ・カントライとダス・クライネ・コンツェルトの指揮者ヘルマン・マックス。ドイツ・バロック音楽の大ベテランならではの楽しいアルバムです。
 声楽陣は各パート1人、器楽は弦が3/3/2/1/1という室内楽に近い編成で、木管のあたたかな彩りとトランペットの華やいだ響きがクリスマス気分を盛り立てます。
 
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555576
\2800→\2590
水戸室内管、サイトウ・キネンの奏者としてもお馴染み
ダーグ・イェンセン(ファゴツト)
ウェーバー/クルーセル/ベルク:ファゴット協奏曲集

 1-3. カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):
  ファゴット協奏曲 ヘ長調 Op. 75
 4. ベルンハルト・ヘンリク・クルーセル(1775-1838):
  ファゴット協奏曲 変ロ長調
 5-6. ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド Op. 35
 7. オラヴ・ベルク(1949-):ファゴット協奏曲
ダーグ・イェンセン(ファゴツト)
カンマーアカデミー・ポツダム
ダーグ・イェンセン(指揮)...1-6
グレゴール・ビュール(指揮)...7

 録音:2023年1月18-20日 Teldex Studio Berlin(ドイツ)
 総収録時間:63分

 オーケストラの低音から中音部を担当するファゴット。独特な音色を持つ楽器のための協奏曲はそれほど多くありません。
 このアルバムには3曲のファゴット協奏曲を収録。
 1811年、ミュンヘン宮廷楽団のファゴット奏者を務めていたG. F. ブラントのために書かれたウェーバーの作品は、第2楽章の美しい旋律が魅力。
 1829年のクルーセルの作品はファゴット奏者F. C. プロマイユのために書かれたものです。最後のオラヴ・ベルクの作品はこのアルバムのソリスト、ダーグ・イェンセンのために書かれた曲で、ブックレットには曲に関する2人の対話(ドイツ語、英語)が掲載されています。
 ダーグ・イェンセンはノルウェー出身の奏者。名だたるオーケストラとの共演経験を持ち、とりわけ水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラの奏者として日本でもお馴染みです。

 
 
 


555610
\2200
フランツ・ベンダ(1709-1786):ソナタとカプリッチョ集
 1-3. ソナタ ハ短調 L3.10 - ヴァイオリンと通奏低音のための
 4. カプリッチョ第2番 ヘ短調
 5-7. ソナタ第27番 ト長調 L3.86- ヴァイオリンとバスのための
 8. カプリッチョ第27番とメヌエット ニ短調(伝:カール・ヘクー作)
 9-11. ソナタ第17番 イ短調 L3. 118 - ヴァイオリンとチェロのための
 12. カプリッチョ第35番とアングロワーズ 嬰ヘ短調
  (伝:カール・ヘクー作)
 13. カプリッチョ第38番とポロネーズ ト長調(伝:カール・ヘクー作)
 14-16. ソナタ 変ロ長調 L3. 125 - ヴァイオリンと通奏低音のための
ルードゥス・インストゥルメンタリス
エフゲニー・スヴィリドフ(バロック・ヴァイオリン)
Stanislav Gres(チェンバロ)
Alexander Scherf(バロック・チェロ)
Liza Solovey(テオルボ)

 バロック・ヴァイオリン:作者不明(北イタリア)1730年頃製作のオリジナル
 チェンバロ:ミートケ製作のモデルによるブルース・ケネディによるレプリカ
 バロック・チェロ:アンドレア・ カスタニェーリ(パリ)1745年製作のオリジナル
 テオルボ:ヤコブ・ファン・デ・ゲースト 1973年製作
 録音:2022年12月19-21日 DLF Kammermusiksaal, ケルン(ドイツ)
 総収録時間:65分

 フランツ・ベンダはバロックから古典派をつなぐ世代の作曲家。ヴァイオリンを得意とし、卓越した技巧を持ちながら、それをひけらかすことはなく、自然な流れの中で人の心を打つ演奏が非常に高く評価されました。
 このディスクでは古典派様式に近い均整の取れた低音パート付きソナタと、バロックの幻想曲に近い自由なスタイルの無伴奏のカプリッチョを収録。ベンダが生きた時代を実感させます。
 エフゲニー・スヴィリドフはブルージュの国際古楽コンクールの優勝者。ビー・ロックやイル・ポモ・ドーロといった躍進目覚ましいオーケストラのコンサートマスターを務める逸材で、ここではヴァイオリンで囁き、語り、歌う、ベンダ音楽の神髄を聴かせます。
 
 

777189
(2CD)
\4500
ギュスターヴ・アドルフ・ケルカー、
 1897年作曲の歌劇《ニューヨークの美人》

  ギュスターヴ・アドルフ・ケルカー(1857-1923):
   歌劇《ニューヨークの美人》
    2幕の音楽喜劇
    台本:ヒュー・モルトン
イカボッド・ブロンソン...
 ウーヴェ・トビアス・ヒエロニミ
ハリー・ブロンソン...ユリアン・ローデ
ヴァイオレット・グレイ...
 ロビン・アレグラ・パートン
コーラ・アンジェリーク...ネーレ・クラーマー
フィフィ・フリゴット...
 カトリン・フィンニャ・マイアー 他
ニーダーザクセン劇場オペラ合唱団
ニーダーザクセン劇場フィルハーモニー
フローリアン・ツィーメン(指揮)

 録音:2022年5月26、27日(ライヴ) Stadttheater Hildesheim, GroBes Haus(ドイツ)
 総収録時間:127分

 ミュージカル《上流階級》(777509)で知られるギュスターヴ・アドルフ・ケルカー。
 ドイツで生まれ10歳の時に家族とともにアメリカに移住。地元で演奏しながらオペラ作曲家として名声を高めた後、ブロードウェイのために多くの作品を提供しています。
 1897年作曲の歌劇《ニューヨークの美人》は彼の代表作の一つで、多大な犠牲を払いながらも、偽善的な浪費家の老人イカボッドを改心させ、真実の愛を見つける救世軍の少女ヴァイオレットの物語。
 ブロードウェイでの初演は評判にならなかったものの、1898年にロンドンで大当たり。700回も公演されその評判は世界中に伝わりその後のミュージカル・コメディのモデルとなるほどに熱狂的に支持されました。
 この録音はニーダーザクセン劇場(Theatre fur Niedersachsen=TfN)によるもので、オーケストラはオペラ、オペレッタ、演劇、ミュージカル、コンテンポラリー・ダンス、児童演劇など多彩なレパートリーを誇っています。
 声楽ではソリストもこなすメンバーたちで構成された合唱団も高いアンサンブル能力を発揮しています。
 




DIVINE ART


DDX-21117
\2700
CHROMOSPHERE ~木管オーケストラのための作品集
 1. ケイロン・アンダーソン(1955-):不思議の国のアリス
 2-6. ジュディス・ビンガム(1952-):モーツァルトのペット
  2. I. Miss Bimperl, Fox Terrier / 3. II. A London Cat /
  4. III. Dawn Chorus in a Viennese Bird-seller's Shop /
  5. IV. Grasshopper / 6. V. A Canary Sings by Mozart's Death Bed
 7-8. シャーロット・ハーディング(1989-):BRIGHT LIGHTS
  7. I. Luminous / 8. II. Energetic, colourful
 9. カムラン・インス(1960-):Domes
 10. クリストファー・ハッシー(1974-):Child of The Wandering Sea
 全て世界初録音
シェイ・ロリン(指揮)
チェコ・フィルハーモニー・ウィンド・アンサンブル

 録音:2023年3月11日 Dvoらk Hall,Rudolfinum in Prague on Saturday(チェコ)
 総収録時間:56分

 アルバム「ねじれた空の景色」(DDX-21118)で見事なアンサンブルを聴かせたシェイ・ロリンが指揮するシェイ・ロリンが指揮する木管楽器だけのオーケストラ、チェコ・フィルハーモニー・ウィンド・アンサンブルの新録音。
 今作では5人の現代作曲家による楽しくエキサイティングな作品を楽しめます。
 収録曲は、「不思議の国のアリス」のタイトルを持つスコットランド出身のアンダーソンの曲に始まり、モーツァルトがペットを飼っていたと伝えられることにインスパイアされたビンガムの「モーツァルトのペット」、新しい街に引っ越した時の不安と期待を描いたハーディングの「BRIGHT LIGHTS」、塔の上から眺めたローマの街を描いたインスの「Domes」、教育者としても知られるハッセーの「Child of The Wandering Sea さまよえる海の子供」の5曲。
 ジャンルを超えたさまざまなスタイルを持ちながらも、どれも親しみやすく心に残る音楽です。
 シェイ・ロリンは、ロンドン在住のクラリネット奏者、指揮者で、近年は航空写真撮影の分野でも活躍しています。

 
 



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GRAMOLA



GRAM99307
\2700→\2490
ベンヤミン・シュミット(指揮・ヴァイオリン)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番-第5番

 1-3. ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K. 216
  1. I. Allegro / 2. II. Adagio / 3. III Rondeau. Allegro
 4-6. ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K. 218
  4. I. Allegro / 5. II. Andante cantabile /
  6. III. Rondeau. Andante grazioso
 7-9. ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K. 219
  7. I. Allegro aperto / 8. II. Adagio /
  9. III. Rondeau. Tempo di Menuetto
 カデンツァ...ベンヤミン・シュミット
  (K. 216 第2楽章のみダヴィッド・オイストラフ作)
ベンヤミン・シュミット(指揮・ヴァイオリン)
ムシカ・ヴィーテ室内管弦楽団

 録音:2022年8月31日-9月3日 Hemmsdjo Kyrka、Hemmsdjo(スウェーデン)
 総収録時間:70分

 オーストリアのヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミット、待望のモーツァルト協奏曲集。
 ウィーンとザルツブルクで育ち、モーツァルトは最も大切な作曲家の一人という彼は、1990年にハンス・グラーフが指揮するザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団とともにモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1番と第2番を録音、これは評論家たちから高く評価されました。
 その後、モーツァルトの協奏曲を数えきれないほど演奏してたシュミットですが、32年の歳月を経て、第3番-第5番の録音を実現させました。
 今回バックを務めるのはシュミットが率いるムシカ・ヴィーテ室内管弦楽団。「モーツァルト解釈の鍵は、歌うことと話すこと」と語るシュミットらしく、持前の美音を生かしながら、オーケストラと一体となり、確固たる意志がみなぎる演奏を繰り広げています。
 第3番第2楽章のカデンツァを除き、他のカデンツァはシュミット自身のものです。
 
 


GRAM99305
\2700
イングリット・マルゾナー(ピアノ)
フランツ・シューベルト(1797-1828):即興曲集

 1-4. 即興曲集 D899
  1. I. ハ短調 / 2. II. 変ホ長調 /
  3. III. 変ト長調 / 4. IV. 変イ長調
 5-7. 3つの小品 D946
  5. 変ホ短調 / 6. 変ホ長調 / 7. ハ長調
 8. アレグレット ハ短調 D915
イングリット・マルゾナー(ピアノ)

 録音:2023年1月1-3日 Classic Blue Recordings、バーデン(オーストリア)
 総収録時間:57分

 オーストリアのピアニスト、イングリット・マルゾナーが弾くシューベルト。
 音楽一家に生まれ4歳からピアノを始めたマルゾナーは、11歳でグラーツ国立音楽大学に入学し、エドヴィン・フィッシャーの弟子、ゼバスティアン・ベンダに師事した後、パウル・バドゥラ・スコダやアルフレッド・ブレンデル、タチアナ・ニコラーエワらから教えを受け、数多くのコンクールで優勝しています。
 J.S.バッハからウィーン古典派の作品を得意としており、これまでにGramolaレーベルから6枚のアルバムを発売し、どれも高く評価されています。
 このアルバムは2008年に発売された「ソナタ第13番、第16番」(Gram98808)に続くもので、端正な表現の中に深みを増した解釈が感じられる魅力ある演奏です。
 
 

GRAM99303
\2700
アンドレアス・エッゲルツベルガー(ピアノ)
シュペートレーゼ
 モーツァルト/ブラームス/ショパン:ピアノ曲集

  1. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   幻想曲 ハ短調 K. 475
  2-4. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K. 457
  5-7. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):3つの間奏曲 Op. 117
   5. I. Andante moderato
   6. II. Andante non troppo e con molta espressione
   7. III. Andante con moto
  8-11. フレデリック・ショパン(1810-1849):
   ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op. 58
アンドレアス・エッゲルツベルガー(ピアノ)

 録音:2022年12月12-16日 Key-Notes Studio、ウィーン(オーストリア)
 総収録時間:74分

 「シュペートレーゼ Spatlese」とは遅摘み、遅い収穫の意味。完熟ぶどうを用いたワインを指すことが多く、まろやかで熟成された味を楽しむことができるというもの。
 このタイトルに併せ、モーツァルト、ブラームス、ショパン。3人の作曲家の円熟期の作品を集めた1枚です。
 円熟期とはいえ、モーツァルトの幻想曲とソナタは20代に書かれた曲ですが、すでに大家としての風格を備えており、ベートーヴェンを予感させる堂々たる曲です。
 ショパンのソナタは34歳の時の作品。力強く壮大な規模を持つショパンの代表作のひとつです。ブラームスの3つの間奏曲は59歳の時の作品。晩年のブラームスらしい滋味あふれる旋律を持ちながら、精妙な対位法が凝らされた名作です。
 オーストリアとアメリカでカール・ハインツ・ケンマーリングとオレグ・マイセンベルクからピアノを学んだアンドレアス・エッゲルツベルガーの共感溢れる演奏が魅力です。

 
 




METIER


MEX-77118
\2700
収録曲のほとんどが世界初録音
LUMINOS 現代英国のクラリネット作品集

 1. エリザベス・ラッチェンス(1906-1983):
  This Green Tide Op. 103 - バセットホルンとピアノのために
 2. アンジェラ・エリザベス・スレイター(1989-):Around the Darkening Sun -
  バス・クラリネットとピアノのために...世界初録音
 3. モリス・パート(1947-2010):
  Luminos Op. 16a - バセットホルンとピアノのために
 4. クリストファー・フォックス(1955-):This has happened before -
  4つのマルチトラック化されたバス・クラリネットのために...世界初録音
 5-9. ラッチェンス:5つの小品 Op. 14 No. 1 -
  クラリネットとピアノのために...世界初録音
 10-13. リズ・ディルノット・ジョンソン:The Space Between Heaven and Earth -
  バセットホルンとピアノのために...世界初録音
 14-18. エドワード・カウイー(1943-):Heather Jean Nocturnes -
  バス・クラリネットとピアノのために...世界初録音
ロナルド・ウッドリー
 (クラリネット/バセットホルン/
  バス・クラリネット)
アンドルー・ウェスト(ピアノ)

 録音:2023年4月3-5日、7月24日 Ayriel Studios, North Yorkshire(UK)
 総収録時間:76分

 英国の作曲家エリザベス・ラッチェンスの作品からインスピレーションを受け、バセットホルンに魅了されたというロナルド・ウッドリーが演奏する英国近代のクラリネットとバセットホルンの作品集。
 収録曲のほとんどが世界初録音というこのコレクションは、クラリネット愛好家だけでなく、すべての音楽愛好家にとって貴重な1枚となることでしょう。
 



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SOLO MUSICA



SM425
\2400→\2190
1848年頃にパリで製作されたプレイエル
 マルガリータ・ヘーエンリーダー
  リッカルド・ミナージ&ラ・シンティッラ管
  ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番


  1-3. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op. 11
   1. I. Allegro maestoso /
   2. II. Romanze. Larghetto / 3. III. Rondo. Vivace
  4-6. ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op. 21
   4. I. Maestoso / 5. II. Larghetto / 6. III. Allegro vivace
マルガリータ・ヘーエンリーダー
 (ピアノ...プレイエル 1848年製)
ラ・シンティッラ管弦楽団...1-3
リッカルド・ミナージ(指揮)...1-3
ウィーン・アカデミー管弦楽団...4-6
マルティン・ハーゼルベック(指揮)...4-6

 録音:2022年10月4-7日...1-3 Kirche Oberstrass Zurich(スイス)...1-3 2022年11月21-22日...4-6 ウィーン・ムジークフェライン(オーストリア)...4-6
 SMLP431(LP)と同内容
 総収録時間:71分

 マルガリータ・ヘーエンリーダーによるショパンの協奏曲集。彼女の深いショパン理解から生まれたアルバムです。
 長年にわたりショパンの音楽を奏でるための楽器を探していたという彼女は、1831年にショパンが語ったという「プレイエルのピアノは最上のものである」という言葉をもとに、クリストフ・ケルンの楽器コレクションの中から、1848年頃にパリで製作されたプレイエルを、歴史的な資料を元に修復した楽器でこの録音に臨みました。
 この楽器はショパンが所有していたものと構造が同じであり、オーケストラの現代のピッチ(440Hz)に対応しつつ音量のバランスも取れるような、力強いサウンドとフランス風のエレガンスを併せ持っています。
 彼女はタッチにも細心の注意を払い、ショパンの弟子であるカロル・ミクリによる指使いを取り入れています。
 共演は、第1番ではリッカルド・ミナージが指揮するラ・シンティッラ管弦楽団、第2番ではマルティン・ハーゼルベックが指揮するウィーン・アカデミー管弦楽団。どちらも当時の楽器を使用、ショパンの時代の音にとことんこだわった企画です。

 
 




TOCCATA NEXT


TOCN0031
\2400
19世紀中期の家庭用のピアノ連弾作品集 ステファニー・マッカラム(第1ピアノ)
エリン・ヘルヤード(第2ピアノ)
 1. イグナーツ・モシェレス(1794-1870): La belle union: Rondeau brillant precede d'un Introduction
  美しき結合 序奏付きの華麗なロンド Op. 76(1828頃)...世界初録音
 2. リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):歌劇《ローエングリン》- 前奏曲(編曲者不詳)...世界初録音
 3-11. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):アンダンテと変奏 Op. 83a(1841/44改訂)
 12-14. チャールズ・エドワード・ホースリー(1822-1876):3つの室内二重奏 Op. 46(1857)...世界初録音
  12. No. 1. Andante maestoso / 13. No. 2. Allegretto scherzando / 14. No. 3. Adagio - Allegro agitato
 15-18. アレクサンドル・ピエール・フランソワ・ボエリー(1785-1858):
  弦楽四重奏曲第3番 ト長調 Op. 31(1824-27頃)(作曲家による4手編曲)
 19. オーギュスタ・オルメス(1847-1903):プロローグ:交響詩(1883)(作曲家による4手編曲)...世界初録音

 ピアノ...1853年製エラール
 録音:2023年7月13、14日 Recital Hall West, Conservatorium of Music,Sydney(オーストラリア)
 総収録時間:82分

 「フランスのピアノ連弾作品集」(TOCN0007)に続く、マッカラムとヘルヤードが弾く連弾作品集。
 今作では19世紀中頃に書かれたさまざまな作曲家の作品を紹介。
 ボエリーやオルメスによるオーケストラ曲や室内楽作品の連弾編曲をはじめ、編曲者不詳の《ローエングリン》の前奏曲、技巧を凝らしたモシェレスの「華麗なロンド」など、編成の大きな曲を家庭で演奏するため、また生徒たちの音楽性と技術の向上のために役立ったであろう連弾作品をたっぷりとお楽しみいただけます。
 録音に用いられたのは前作と同じ、1853年製のエラール・ピアノ。繊細な音色でありながら、多彩な表現力を持つ楽器です。

 
 
 

TOCN0026
\2400
アメリカのヴィオラ・ソナタの一世紀
 1. ユリシーズ・ケイ(1917-1955):
  ソナチネ - ヴィオラとピアノのための(1939)...世界初録音
 2-5. ケイ:ヴィオラ・ソナタ(1942)...世界初録音
 6. デイヴィッド・チムピディス(1938-2023):
  ヴィオラ・ソナタ(2004)...世界初録音
 7-9. リビー・ラーセン(1950-):ヴィオラ・ソナタ(2004)
 10-12. エリック・イウェイゼン(1954-):ヴィオラ・ソナタ(1991)
バジル・ヴェンドリース(ヴィオラ)
ウィリアム・デイヴィッド(ピアノ)

 録音:2023年4月3-5日 Mathie Music Salon, Glendale,Colorado(USA)
 総収録時間:61分

 20世紀から21世紀にかけてアメリカで作曲されたヴィオラのための作品集。アフリカ系アメリカ人で20世紀前半に 先駆的な作品を遺したユリシーズ・ケイ、フリーランスの女性作曲家で、ジャズやラグタイムなどの要素を用いた作 品で知られるリビー・ラーセン、教育者としても名高く、わかりやすい音楽を書くエリック・イウェイゼン、ラジオや劇音 楽の分野の作品にも力を入れ、このアルバムの準備中にこの世を去ったデイヴィッド・チムピディス。
 それぞれルーツ も活躍分野も違う4人の作品を、1993年からコロラド交響楽団の首席奏者を務めるバジル・ヴェンドリースが演 奏。作品の魅力を引き出しています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2307
\2700
ムラヴィンスキーの2大壮絶ライヴ、
 R.シュトラウスのアルプス交響曲とドビュッシーの「海」

  (1)R.シュトラウス:アルプス交響曲
  (2)ドビュッシー:交響詩「海」
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

 知る人ぞ知るムラヴィンスキーの2大壮絶ライヴ、R.シュトラウスのアルプス交響曲とドビュッシーの「海」、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻登場!

 録音:(1)1962年4月21日、(2)1962年3月18日または20日/レニングラード・フィルハーモニー大ホール
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:モノラル(ライヴ録音)/国内製作、日本語帯・解説付

 ■制作者より
 自然をこよなく愛した旧ソ連の巨匠指揮者ムラヴィンスキー(1903-1988)にふさわしく、自然をテーマにした2 作品、R. シュトラウスのアルプス交響曲とド ビュッシーの「海」が2トラック、38 センチのオープンリール・テープ復刻で登場します。
 音はともにモノラルですが、ムラヴィンスキーならではの透徹した厳しい 解釈が別次元の感動を呼び起こします。ことにアルプス交響曲の凄まじさは知る人ぞ知る内容で、より明瞭な音質となった当盤では、その妙技がいやというほど堪 能出来ます。
 また、解説書にはムラヴィンスキー自身がアルプス交響曲につて語った文章を掲載しています。これはムラヴィンスキー夫人から伝えられたもので、ご く短いものですが、貴重な証言です。(平林直哉)
 


<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE




4842220
(27CD)
\20000→\18990

《ウィーン八重奏団~デッカ録音集》


《CD 1》
 1-6) コンラディン・クロイツァー:大七重奏曲変ホ長調Op.62、
 7-12) ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調Op.20
  【録音】1951年5月、ウィーン(1-6)、1948年7月、ジュネーヴ(7-12)/
《CD 2》
 1-4) メンデルスゾーン:八重奏曲変ホ長調Op.20、
 5-10) シューベルト:八重奏曲ヘ長調D803
  【録音】1953年6月、ウィーン、1948年7月、ジュネーヴ/
《CD 3》
 モーツァルト:
 1-6) ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334、7-12) ディヴェルティメント第10番ヘ長調K.247
   【録音】1950年6月(1-6)、1952年9月(7-12)、ウィーン/
《CD 4》
 1-5) シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D667『ます』、
 6-9) ルイ・シュポーア:九重奏曲ヘ長調Op.31
  【演奏】ヴァルター・パンホーファー(ピアノ)(1-5)
   【録音】1950年5月、ジュネーヴ(1-5)、1952年11月、ロンドン(6-9)/
《CD 5》
 1-4) ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115、
 5-8) モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
  【録音】1953年6月、ウィーン(1-4)、1954年9月、ロンドン(5-8)/
《CD 6》
 1-6) シューベルト:八重奏曲ヘ長調D803
  【録音】1954年4月、ウィーン/
《CD 7》
 1-6) ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調Op.20、
 7-10) ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.51
  【演奏】ボスコフスキー弦楽四重奏団(7-10)
   【録音】1954年11月、ロンドン(1-6)、1951年3月、ウィーン(7-10)/
《CD 8》
 モーツァルト:
  1-6) ディヴェルティメント第15番変ロ長調K.287、7-10) ディヴェルティメント第1番変ホ長調K.113
   【録音】1955年4月(1-6)、1957年10月(7-10)、ウィーン/
《CD 9》
 モーツァルト:
  1-3) ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調K.452*、4-6) 三重奏曲変ホ長調K.498『ゲーゲルシュタット』*
   【演奏】ヴァルター・パンホーファー(ピアノ)
    【録音】1956年10月、ウィーン/
《CD 10》
 1-4) ルイ・シュポーア:八重奏曲ホ長調Op.32、5-7) マルセル・ポート:八重奏曲
  【録音】1955年4月(1-4)、1956年10月(5-7)、ウィーン/
《CD 11》
 1-6) シューベルト:八重奏曲ヘ長調D803
  【録音】1958年3月、ウィーン/
《CD 12》
 1-5) シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D667『ます』、
 6-11) ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調Op.20
  【演奏】サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)(1-5)
   【録音】1957年12月(1-5)、1959年3月(6-11)、ウィーン/
《CD 13》
 1-3) ベートーヴェン:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調Op.16、
 4-7) ルイ・シュポーア:八重奏曲ホ長調Op.32
  【演奏】ヴァルター・パンホーファー(ピアノ)(1-3)
   【録音】1959年3月、ウィーン/
《CD 14》
 モーツァルト:1-6) ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334、7-9) ディヴェルティメント ニ長調K.136/125a
  【録音】1961年4月、ウィーン/
《CD 15》
 1-4) ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115、
 5) ハインリヒ・ベールマン:クラリネット五重奏曲第3番変ホ長調Op.23より第2楽章
  【演奏】アルフレート・ボスコフスキー(クラリネット)
   【録音】1961年4月、ウィーン/
《CD 16》
 1-6) モーツァルト:ディヴェルティメント第15番変ロ長調K.287、
 7-10) ミヒャエル・ハイドン:ディヴェルティメント ト長調
   【録音】1962年9月、ウィーン/
《CD 17》
 モーツァルト:1-4) クラリネット五重奏曲イ長調K.581、5-10) ディヴェルティメント第10番ヘ長調 K.247
  【演奏】アルフレート・ボスコフスキー(クラリネット)(1-4)
   【録音】1963年10月、ウィーン/
《CD 18》
 モーツァルト:
  1) 行進曲ニ長調K.290、2-6) ディヴェルティメント第5番ニ長調K.205、
  7) 行進曲ニ長調K.290(ダ・カーポ)、8-15) カッサシオン変ロ長調K.99
   【録音】1964年10月、ウィーン/
《CD 19》
 1-3) ブリテン:シンフォニエッタOp.1、
 4-8) ヒンデミット:八重奏曲
   【録音】1965年4月(1-3)、1964年6月(4-8)、ウィーン/
《CD 20》
 ルイ・シュポーア:1-4) 九重奏曲ヘ長調Op.31、5-8) 複四重奏曲第3番ホ短調Op.87
  【録音】1966年5月(1-4)、10月(5-8)、ウィーン/
《CD 21》
 1-4) メンデルスゾーン:六重奏曲ニ長調Op.110、
 5-7) ボロディン:ピアノ五重奏曲ハ短調
  【演奏】ヴァルター・パンホーファー(ピアノ)
   【録音】1968年9月、ウィーン/
《CD 22》
 1-6) コンラディン・クロイツァー:七重奏曲変ホ長調Op.62、
 7-9) フランツ・ベルワルド:大七重奏曲変ロ長調
   【録音】1968年10月、ウィーン/
《CD 23》
 1-4) ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲ト長調Op.77、
 5-8) ルイ・シュポーア:ピアノと管楽のための五重奏曲ハ短調Op.52
  【演奏】ヴァルター・パンホーファー(ピアノ)(5-8)
   【録音】1969年10月、ウィーン/
《CD 24》
 ベートーヴェン:1-4) 弦楽五重奏曲ハ長調Op.29、5-7) 六重奏曲変ホ長調Op.81b
  【録音】1969年10月、ウィーン/
《CD 25》
 ドヴォルザーク:1-4) 弦楽六重奏曲イ長調Op.48、5-8) 弦楽五重奏曲変ホ長調Op.97
  【録音】1971年4月、ウィーン/
《CD 26》
 1-3) ヘンク・バーディングス:八重奏曲、
 4-8) エゴン・ヴェレス:八重奏曲Op.67
  【録音】1971年4月、ウィーン/
《CD 27》
 1-4) メンデルスゾーン:八重奏曲変ホ長調Op.20、
 5-7) リムスキー=コルサコフ:ピアノと管楽のための五重奏曲変ロ長調
【演奏】ヴァルター・パンホーファー(ピアノ)(5-7)
  【録音】1972年11月、ウィーン

  *初CD化(ステレオ)
 
ウィーン八重奏団
 ヴィリー・ボスコフスキー、フィリップ・マタイス、
 グスタフ・スヴォボダ、フリッツ・ライターマイアー、アントン・フィーツ、
 ライナー・キュッヒル、アルフレッド・アルテンブルガー(ヴァイオリン)、
 ギュンター・ブライテンバッハ、フェルディナント・シュタングラー、
 ヨーゼフ・シュタール(ヴィオラ)、
 ニコラウス・ヒューブナー、リヒャルト・ハラント、
 エマヌエル・ブラベッツ、ヨーゼフ・ルイッツ、
 Ferenc Mihaly、アダルベルト・スコチッチ(チェロ)、
 ヨハン・クルンプ、オットー・リューム、
 ブルクハルト・クロイトラー(コントラバス)、
 アルフレート・ボスコフスキー、クリスティアン・クバッシュ(クラリネット)、
 ルドルフ・ハンツル、エルンスト・パンペール(ファゴット)、
 ヨーゼフ・ヴェレバ、オットー・ニッチュ、ヨーゼフ・ラックナー、
 ヴォルフガング・トムベック、フォルカー・アルトマン(ホルン)、
 ヨーゼフ・ニーダーマイヤー、
 ヴェルナー・トリップ、マインハルト・ニーダーマイヤー、
 ヘルベルト・レズニチェク(フルート)、カール・マイヤーホーファー、
 マンフレート・カウツキー、ギュンター・ローレンツ(オーボエ)

 崇高なウィーン・フィルのサウンドそのままの室内楽アンサンブルの録音を初集大成 CD27枚組ボックス・セット

 ウィーン八重奏団がデッカに行った録音が初めてまとめて発売されます。CD27枚組ボックス・セット。限定盤。ウィーン八重奏団は甘く澄んだ音色とフレージングの迅速な動きで、ウィーンの最も優れた室内楽アンサンブルとしての地位を確立しました。
 そのサウンドはデッカの最高の技術も享受しつつ、小編成ながら崇高なウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のサウンドそのままです。
 このセットには1948年7月のシェラック盤から1972年11月までのこのアンサンブルの25年にわたる録音が収められています。

  ウィーン八重奏団はデッカと独占契約(1948年夏)する1年ほど前に、ヴァイオリニストのヴィリー・ボスコフスキーとクラリネット奏者のアルフレート・ボスコフスキー兄弟を中心に結成されました。
 メンバーの多くはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーから選ばれ、これらの録音は当時の批評家たちから絶賛され、実際に室内楽の黄金時代を築いています。
 録音はベートーヴェンの七重奏曲やシューベルトの八重奏曲から始まりました。1950年代を通じて、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトを、そして1956年にはベルギーの作曲家マルセル・ポートが彼らのために書いた八重奏曲を録音します。
 シューベルトの五重奏曲『ます』では、サー・クリフォード・カーゾンやウィーンのピアニスト、ヴァルター・パンホーファーと共演しています。
 ルイ・シュポーア、コンラディン・クロイツァー、フランツ・ベルワルドなど、あまり知られていないロマン派の作曲家やブリテン、ヒンデミット、エゴン・ヴェレスなど、現代のレパートリーも収録されています。
 1972年11月の最後の録音では元のメンバーはクラリネット奏者のアルフレート・ボスコフスキーを含むわずか2人だけでしたが、批評家や聴衆からはこのアンサンブルが他のライバルに比べ際立っていることがずっと認められ続けました。

 ベートーヴェンの七重奏曲(1948年、1954年、1959年)、シューベルトの八重奏曲(1948年、1954年、1958年)はそれぞれ3つの録音があります。
 1956年録音のモーツァルトのピアノ五重奏曲と三重奏曲『ゲーゲルシュタット』はステレオでの初めてのリリースです。すべての録音をデジタル・リマスタリング。
 Peter Quantrillによるウィーン八重奏団の歴史についての新規エッセーが掲載されたブックレット付き。オリジナル・ジャケット仕様。
  






<国内盤> 


RONDEAU(国内仕様盤)


VROP622324
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6105

1741年初期版《メサイア》!
 ヘンデル:オラトリオ《メサイア》 HWV 56
  (マルコム・ブルーノ編集による1741年初期版)

ノイマイヤー・コンソート
グーテンベルク室内合唱団
フェーリクス・コッホ(指揮)
ヴィオラ・ブラッヘ(ソプラノ)
シュテファニー・シェーファー(アルト)
ファビアン・ケリー(テノール)
ユリアン・ドミニク・クレメント(バス)

 1741年初期版《メサイア》!日本語解説付き国内仕様盤も発売決定!

 ☆イギリスの音楽学者、マルコム・ブルーノがヘンデルの2つの自筆譜を基とする1741年の初期稿を再構築した、新たな初期版の《メサイア》を世界初録音!
 ☆ヘンデルの世界的権威、三澤寿喜氏による書き下ろし解説+原文解説の日本語訳等を収録した国内仕様盤も緊急リリース決定!

 ビルガー・ペーターセン、フランツ・クサファー・ジュスマイアーが編曲・補筆完成させた"マインツ版"のモーツァルト:《レクイエム》(PROP6211/ROP6211)や、Christophorusレーベルに録音した、新たに再構築されたバッハの《マルコ受難曲》1744年版(CHR77423)など思わず目を引く興味深いレコーディングを行ってきたフェーリクス・コッホ&ノイマイヤー・コンソートがまたしても見逃すことのできない1枚をリリース!

 ヘンデルが演奏の度に細かい校訂を繰り返したことでダブリン初演版、ロンドン初演版、捨て子養育院版など多くの版がある傑作《メサイア》の楽譜を、イギリスの音楽学者であるマルコム・ブルーノが8年という時間を費やし細部まで研究。
 アリアの細かな違いや議論の絶えない木管楽器のパートなどを慎重に考察し、2つの自筆譜を基とする1741年の初期稿を再構築した新たな初期版を完成させ、2018年にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版しました。
 ブルーノが「まるでヘンデルの手稿のインクがまだ濡れているかのように、メサイアを初めて聴くような体験をしてほしい」と願う新たな1741年版メサイアの世界初録音、要注目です。

 新規リリースとなる国内仕様盤では、これまで「1741年初稿版の《メサイア》(当盤とは異同あり)」を演奏や録音で取り上げており、ヘンデル・フェスティバル・ジャパンを主宰するヘンデル研究の権威、三澤寿喜氏による書き下ろし解説&歌詞訳、原文解説(ヤン=ゲールト・ヴォルフによる解説と、マルコム・ブルーノ&ヴォルフの対話)の日本語訳が封入されます。

 ※録音:2021年4月24日-26日&2022年5月20日-24日、ゼンガーハレ・ザウルハイム(ドイツ)







<映像>


NAXOS(映像)



2.110739
(DVD)
\3900
フランクルト歌劇場
チマローザの知られざる秀作オペラ《ロンドンのイタリア女》

 ドメニコ・チマローザ(1749-1801):歌劇《ロンドンのイタリア女》
   2景のインテルメッゾ(1778)
   台本:ジュゼッペ・ペトロゼッリーニ(1727-1799)
リヴィア...アンジェラ・ヴァローネ(ソプラノ)
ブリランテ夫人...ビアンカ・トニョッキ(ソプラノ)
スメルス...テオ・レボウ(テノール)
アレスピン...ユーリ・サモイロフ(バリトン)
ドン・ポリドーロ...
 ゴードン・ビントナー(バス・バリトン)
フランクフルト歌劇場管弦楽団
指揮:レオ・フセイン


NBD0155V
(Blu-ray)
\3900
NYDX-50338
(Blu-ray)
\4950
(国内仕様盤・日本語解説付)

 演出:R.B. シュラザー/美術:パウル・シュタインベルク/衣装:ドーイ・リュティ/
 照明:ヨアヒム・クライン/ドラマトゥルク:マライケ・ヴィンク/映像監督:ミリアム・ホイヤー
 収録:2021年10月30日、11月5日 フランクルト歌劇場(ドイツ)/収録時間:157分
 音声:イタリア語、PCMステレオ 2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、イタリア語、英語、ドイツ語、韓国語/画角:16/9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 2021年フランクフルト歌劇場新制作、チマローザの知られざる秀作オペラ《ロンドンのイタリア女》、レオ・フセイン& R.B.シュラザー ― 気鋭のコンビによる稀覯作品映像!

 自分を捨てた恋人、イギリスの貴族の青年アレスピンを追って、ブリランテ夫人の経営するロンドンのホテルに身を寄せているイタリア娘リディア。
 このホテルに滞在する、堅物のオランダ商人スメルスと陽気で気楽なイタリア人ドン・ポリドーロは、揃って美貌のリディアに一目ぼれ。そこに一旦は、父親の反対でリディアを遠ざけたものの、彼女が忘れられないアレスピンが現れ、3人の男の恋のさや当てが始まります。
 リディアは、その素性をアレスピンに明かさずブリランテ夫人に助けを求め、彼女を巡ってブリランテ夫人、スメルス、ドン・ポリドーロ、アレスピンの思惑が交錯してホテルは大混乱に......

 若きチマローザが作曲した《ロンドンのイタリア女》(1778)は、ローマ、ミラノ、ヴェネツィアさらに欧州各地の主要な歌劇場で成功を収め、後に作曲家の代表作となる《秘密の結婚》(1792)に先立つ、出世作となりました。
 本作は、英国の俊英レオ・フセインと2019年にフランクフルト歌劇場の新制作《タメルラーノ》で衝撃の欧州デビューを果たした米国出身のR.B.シュラザーという気鋭のコンビによる新制作の舞台映像。
 舞台はホテルのロビーに置かれたレセプション・デスク、ソファ、公衆電話ボックスだけのシンプルな設定。そこに登場する5人のキャラクターは、世界各地からフランクフルト歌劇場に集結した歌唱演技に秀でた粒ぞろいの新鋭たち。
 フセインのタクトが導く優美で闊達自在な調べに乗せて、モーツァルトと同時代に欧州各地で活躍し、大いに人気を博したチマローザの知られざる秀作オペラが見事に現代に蘇っています。

 

 


DYNDVD37991
(DVD)
\3900
パンチャレヴォ音楽祭より湖畔の《さまよえるオランダ人》
 リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):歌劇《さまよえるオランダ人》
   三幕のロマン的オペラ
   台本:リヒャルト・ワーグナー

オランダ人...マルクス・マルクヴァルト(バス・バリトン)
ダーラント...クルト・リドル (バス)
ゼンタ...ラドスティーナ・ニコラエワ(ソプラノ)
エリック...コスタディン・アンドレーエフ(テノール)
舵手...ダニエル・オストレツォフ(テノール)
マリー...アレクサンドリーナ・ストヤノヴァ(アルト)
ソフィア国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:ヴィオレタ・ディミトロワ)
指揮:ロッセン・ゲルゴフ



DYNBRD57991
(Blu-ray)
\3900
NYDX-50340
(Blu-ray)
\4950(国内仕様盤・日本語解説付)

 演出:プラメン・カルタロフ/美術:プラメン・カルタロフ/衣装:レオ・クラシュ/
 照明:アンドレイ・ハジディンジャク/振付:タチアナ・ヤネワ/ビデオ監督:ツェンカ・カラジエワ
 収録:2022年7月16日 パンチャレヴォ湖音楽祭(ブルガリア)/収録時間:146分
 音声:ドイツ語、PCMステレオ 2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ 2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)/
 字幕:日本語、ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、韓国語/画角:16/9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 パンチャレヴォ音楽祭より湖畔の《さまよえるオランダ人》登場!俊英ロッセン・ゲルゴフ指揮、クルト・リドルがダーラント役と歌唱指導を兼務

 ブルガリアの首都ソフィア郊外、風光明媚なパンチャレヴォ湖の湖畔で開催されるパンチャレヴォ音楽祭。
 本作は2022年夏に開催されたこの音楽祭でのソフィア国立歌劇場による《さまよえるオランダ人》の上演収録です。
 湖畔に組み立てられたステージは、上演の演出も務める歌劇場の芸術監督プラメン・カルタロフが20世紀イギリスの彫刻家バーバラ・ヘップワースへのオマージュとして設計製作したユニークなもの。
 題名役のドイツの歌劇場を中心に活躍するマルクス・マルクヴァルト、ゼンタ役のブルガリア歌劇場生え抜きの名花ラドスティーナ・ニコラエワ、同じくブルガリア出身で国際的なキャリアを築きつつある新鋭アレクサンドリーナ・ストヤノヴァがマリー役で見事な歌唱を聴かせます。
 加えてオールドファンに懐かしい「ザ・メガ・バス」の異名をとるクルト・リドルがダーラント役を務めているのも注目です(クルト・リドルは本公演の歌手たちにドイツ語の歌唱指導も行っています)。
 西に傾く日差しの中で始まり、次第に暮色が深まり暗い夜へと移っていく湖畔の風景を背景としたステージで、カルタロフ演出のもとブルガリアの俊英ロッセン・ゲルゴフ率いるソフィア歌劇場オーケストラのダイナミックで引き締まった演奏による《オランダ人》が雰囲気豊かに繰り広げられます。

 
 



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OPUS ARTE(映像)



OA1371D
(DVD)
\3600→\3290
2022年コヴェント・ガーデン新制作
 指揮:アントニオ・パッパーノ
  エリーナ・ガランチャ、ソクジョン・ベク
サン=サーンスの《サムソンとデリラ》

  カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):歌劇《サムソンとデリラ》
    3幕のグランド・オペラ
    台本:フェルディナン・ルメール
サムソン...ソクジョン・ベク(テノール)
デリラ...エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)
ダゴンの大祭司...ウカシュ・ゴリンスキ(バリトン)
アビメレック...ブライゼ・マラバ(バス)
第1のペリシテ人...アラン・ピンガロン(テノール)
第2のペリシテ人...チュマ・シジェカ(バス)
ペリシテ人の使者...サンド・ミヤンダナ(テノール)
老ヘブライ人...ゴデルジ・ジャネリゼ(バス) 他
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
(合唱指揮:ウィリアム・スポルディング)
指揮:アントニオ・パッパーノ


OABD7315D
(Blu-ray)
\4400→\3990
NYDX-50342
(Blu-ray)
\5500
(国内仕様盤・日本語解説付)


 演出:リチャード・ジョーンズ/美術:ヒェミ・シン/
 照明:アンドレアス・フックス/所作指導:ルーシー・バージ
 収録:2022年6月10日、19日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)/収録時間:145分
 音声:フランス語、PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1 (Blu-ray)
 字幕:日本語、フランス語、英語、ドイツ語、韓国語/画角:16/9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 サン=サーンスの《サムソンとデリラ》 2022年コヴェント・ガーデン新制作、エリーナ・ガランチャ、デリラ役で登場!パッパーノ指揮/リチャード・ジョーンズ演出

 サムソンはヘブライの神から与えられた怪力によって、ペリシテ人を打ち負かしヘブライ人を解放します。
 しかし、ペリシテ人の絶世の美女デリラに誘惑されたサムソンは、力の源は自身の長い髪にあるという秘密を漏らし、その髪を切られてしまいます。力を失い囚われの身となったサムソンは両目を抉られ、石臼を回す苦役を課せられます......

 旧約聖書の士師記にその題材を採った台本に作曲された《サムソンとデリラ》は、サン=サーンスの代表作の一つであるとともに、フランスの近代オペラの頂点をなす作品の一つ。
 本作は、2002年より20年に渡りコヴェント・ガーデンの音楽監督を務め、2023/24のシーズンでその任期を満了するアントニオ・パッパーノと、9回のオリヴィエ賞受賞(2023年11月現在)に輝くイギリス演出界の名匠リチャード・ジョーンズのコラボレーションによる新プロダクションの収録です。
 題名役の二人に、2018年よりウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ベルリン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭など世界の名だたる舞台でデリラ役を演じ、現代最高のデリラ歌手と評されるメゾ・ソプラノのエリーナ・ガランチャ、力強く純朴な歌唱でガランチャと見事に渡り合うサムソン役の韓国出身のテノール、ソクジョン・ベク。
 パッパーノ率いるコヴェント・ガーデンのオーケストラと合唱団が、題名役の二人を始めとした優れた歌唱陣と共にスペクタクルなシーンに満ちた音楽ドラマを、精緻に、かつダイナミックに描きだしています。

 


















12/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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LPO



LPO 128
(2CD)
\5400→\4990
エドワード・ガードナー(指揮)
豪華歌唱陣! 3つの合唱団!!
 ベルリオーズ≪ファウストの劫罰≫

  ベルリオーズ:ファウストの劫罰
エドワード・ガードナー(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
カレン・カーギル(ソプラノ/マルグリート)
ジョン・アーヴィン(テノール/ファウスト)
クリストファー・パーヴス(バス/メフィストフェレス)
ジョナサン・レマル(バス/ブランデル)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ロンドン交響楽団合唱団、
ロンドン・ユース合唱団

 豪華歌唱陣! 3つの合唱団!!これ以上ないスケールで描かれるベルリオーズ≪ファウストの劫罰≫

 録音:2023年2月4日、ロイヤル・フェスティバル・ホール

 2023年グラモフォン・アワードのオペラ部門受賞指揮者、ガードナー(ティペットの≪真夏の結婚≫(LPO-124)で受賞)。待望の新譜はベルリオーズ!
 ロイヤ ル・フェスティバル・ホールで3 つの合唱団を招いて演奏した≪ファウストの劫罰≫です。録音は2023年2月4日、ロイヤル・フェスティバル・ホールの演奏会 形式演奏会のライヴ録音です。
 グランド・オペラならではの迫力と大規模感が見事にとらえられた録音、そして歌手一人ひとりの豊かな歌声、管弦楽の咆哮、すべ てが見事に結実した、ぜいたくな新録音の登場です。

 ファウスト役のカレン・カーギルはスコットランド出身、2002年キャスリーン・フェリアー賞受賞、名だたる歌劇場に登場する傍ら第九などの演奏会でもひっぱ りだこの存在。
 アメリカのテノール、ジョン・アーヴィンは、メユールなどの初期ロマン派からロッシーニまで、様々なキャラクターを自在に歌いこなし「黄金の声」「エ レガントなウィット」と絶賛されています。
 イギリスを代表するバリトン、クリストヴァー・パーヴスもワーグナーからサーリアホ作品まで、様々な時代のものを巧に 演じ歌いその存在感は圧倒的。
 ニュージーランドのテノール、ジョナサン・レマルも、ラヴィ・シャンカルのオペラにも登場したこともある存在。
 1974年生まれのガー ドナーは2021年よりロンドン・フィルの首席指揮者を務めております。
 



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MDG



MDG 10222996
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
ジョージ・ハンソン(指揮)&ヴッパータール交響楽団
レスピーギ:管弦楽作品集

 オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):管弦楽作品集
  ・主題と変奏「第十二旋法によるメタモルフォーゼ」(1930)
  ・組曲「ロッシニアーナ」(1925)
  ・オーケストラのための「ブルレスケ」(1906)
  ・J.S.バッハ(レスピーギ編):パッサカリア ハ短調(BWV582)
ヴッパータール交響楽団
ジョージ・ハンソン(指揮)

 MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ、ヴッパータール交響楽団によるレスピーギ

 録音:2000年9月、ヴッパータール・シュタットハレ/Stereo/5.1/2+2+2、69'29、輸入盤・日本語帯付

 MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ。今回は、ヴッパータール交響楽団によるレスピーギの管弦楽作品集。
 『ローマ三部作』に代表されるような管弦楽法を駆使した鮮やかで華麗なオーケストレーションが魅力のレスピーギですが、バロック期までの古いイタリア音楽を研究し、その成果を存分に自作に反映させている点も彼の大きな特徴と言ってよいでしょう。
 ここに収録されているのは、レスピーギ晩年の作品でボストン交響楽団創立50周年記念委嘱作「第12旋法によるメタモルフォーゼ」。
 ロッシーニの最晩年の作品「老いの過ち」に基づいて編曲された組曲「ロッシニアーナ」。未出版の初期作品「ブルレスケ」、そしてバッハのパッサカリアのオーケストラ編曲版。
 ウィーンのムジークフェラインザールに匹敵する響きを持つ歴史的なホール、ヴッパータール・シュタットハレでの録音というのも注目です。
 
 


MDG 94822976
(SACD HYBRID)
\2900
19世紀にダルムシュタットで活躍した
カール・アマント・マンゴルト(1813-1889):室内楽作品集

 ・七重奏曲 ヘ長調
  (クラリネット、ホルン、ファゴット、ヴァイオリン、
   ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
 ・セレナーデ 変ロ長調
  (フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)
 ・四重奏曲 ニ短調
  (ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
ベロリーナ・アンサンブル

 19世紀にダルムシュタットで活躍した知られざる作曲家、カール・アマント・マンゴルトの室内楽作品集

 録音:2013年12月(七重奏)、2020年6月(セレナーデ)、2023年4月(四重奏)/Stereo/5.1/2+2+2、74'32、輸入盤・日本語帯付

 卓越した名手が集まるベロリーナ・アンサンブルによる19世紀半ばに活躍した知られざる作曲家カール・アマント・マンゴルトの室内楽作品集。
 マンゴルトは、数世紀にわたりダルムシュタットの宮廷に仕えた家系に生まれます。1830年17歳の若さでヴァイオリン奏者としてダルムシュタット宮廷楽団に入 団。
 その後1836年から3 年間パリに留学。そこで作曲、ヴァイオリンをアンリ・モンタン・ベルトン、ジギスムント・リッター・フォン・ノイコムに学びます。
 またベ ルリオーズ、ショパン、リストなど当時パリで活躍していた音楽家たちと交流を持ち、シューマンが創刊した雑誌『新音楽時報』に、パリ留学についてのレポートが 定期的に掲載されるなど、多方面で活躍していました。
 マンゴルトは、オペラ、オラトリオ、歌曲、協奏曲、交響曲、オルガン作品など幅広いジャンルの作品を数多く残しています。
 その中でも室内楽作品は、親しい友人や同僚のために書かれており、例えば四重奏曲で第2ヴァイオリンのかわりにコントラバスを採用するなどそれはユニークな楽器編成にあらわれています。
 




DELPHIAN



DCD34251
\2600
ハリエット・バーンズ(ソプラノ)
シューベルト:歌曲集 ~ 愛の耐久力

 愛(喜びでいっぱい そして悲しみでいっぱい) D210/笑いと涙 D777/
 男はろくでなし D866-3(4つのリフレイン歌曲より)/
 あの人はここにいたのだ D775/ズライカⅠ D720/再会 D855/
 ひそかな愛 D922/耽溺 D715/初めての失恋 D226/アマリア D195/
 ランベルティーネ D301/愛は裏切った D751/わが心に D860/
 泉のほとりの若者 D300/小人 D771/ヒッポリートの歌 D890/
 あなたは私を愛していない D756/すみれ D786/秘密 D491/至福 D433
ハリエット・バーンズ(ソプラノ)
イアン・ティンデイル(ピアノ)

 注目の英ソプラノ、ハリエット・バーンズ、愛と友情のシューベルト歌曲集!

 ☆オックスフォード・リーダーの「ヤング・アーティスト・プラットフォーム」2018受賞!
 ☆注目の英ソプラノ、ハリエット・バーンズが歌う愛と友情のシューベルト歌曲集!

 英国最大級の歌曲音楽祭「オックスフォード・リーダー・フェスティヴァル」を主催するオックスフォード・リーダー(Oxford Lieder)より「ヤング・アーティスト・プラットフォーム」2018を受賞したイギリスの若き注目ソプラノ、ハリエット・バーンズが歌うシューベルト。
 多くの音楽祭にも出演し、2018年にグレアム・ジョンソン伴奏によるシューベルトのリサイタルでウィグモア・ホール・デビューも果たし、2022年モントリオール国際音楽コンクールでアート・ソング部門第2位とドイツ歌曲賞を受賞、2019年ウィグモア・ホールのインディペンデント・オペラ国際歌曲コンクール第2位など多くの栄誉にあずかってきたハリエット・バーンズが、長期にわたる演奏パートナーであるイアン・ティンデイルと共演。
 ティンデイルはシューベルトの膨大な歌曲から極めて個人的にセレクトし、愛のテーマだけでなく、詩人と作曲家との友情や関係も探求し、驚くべき共感の歌を生み出しています。
 ハリエット・バーンズとイアン・ティンデイルの2人は、2019年に行われたスヘルトーヘンボス国際声楽コンクール(オランダ)でも、現代歌曲賞を受賞しています。

 ※録音:2023年2月、スコットランド

 
 



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MUSIKMUSEUM



MMCD13045
\2700→\2490
プラメナ・ニキタソヴァ(ヴァイオリン)
J.S.バッハ:ソナタ集

 J.S.バッハ:
  ヴァイオリンとハープシコードのための
   ソナタ ハ短調 BWV1017
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 BWV1005
  ハープシコードのためのアダージョ ト長調 BWV968
  ヴァイオリンとハープシコードのための
   ソナタ ホ長調 BWV1016
  ヴァイオリンとハープシコードのための
   ソナタ ト長調 BWV1019
プラメナ・ニキタソヴァ(ヴァイオリン)
ペーター・ヴァルトナー (ハープシコード)

 古楽に精通したアーティストによるJ.S.バッハのソナタ集!

 ブルガリアのヴァイオリニスト、プラメナ・ニキタソヴァはスイスとオーストリアでヴァイオリンを学び、ヨーロッパを中心に活躍しています。
 J.S.バッハの50曲以上のカンタータを録音するなど、多くの古楽レパートリーを持つほか、ロマン派や東欧の民族音楽、現代音楽など幅広いジャンルを演奏しています。
 ニキタソヴァはチロル州立博物館に所蔵されているヤコプ・シュタイナー1676年頃製のヴァイオリンを使用しており、この名器は19世紀前半にはアントン・ディアベリが所有していたことから、"Diabelli violin"の名が付けられています。

 オーストリアの鍵盤奏者ペーター・ヴァルトナーは多くの重要な音楽祭に招かれ、ヨーロッパ各国で古楽のスペシャリストとして活動しています。

 ※録音:2018年2月26日-28日






プラメナ・ニキタソヴァ
ひっそり注目、意外に名盤が多いんです



 CPO
555481
(2CD)
\3700→\3390
プラメナ・ニキタソヴァ(ヴァイオリン)
ビーバー:1681年に出版された8つのヴァイオリン・ソナタ

 【CD1】ソナタ I-IV
  1. ソナタ第1番 イ長調
  2. ソナタ第2番 ドリア調
  3. ソナタ第3番 ヘ長調
  4. ソナタ第4番 ニ長調
 【CD2】ソナタ V-VIII&ヴィルスマイヤーのソナタ
  1. ソナタ第5番 ホ短調
  2. ソナタ第6番 ハ短調
  3. ソナタ第7番 ト長調
  4. ソナタ第8番 イ長調
  5. ヨハン・ヨーゼフ・ヴィルスマイアー(1663-1722):
   ソナタ 変ホ長調
プラメナ・ニキタソヴァ(ヴァイオリン)
レゼレマン(通奏低音/古楽器使用)

 録音: 2021年5月17-22日 Kirche St. Nikolaus, Oltingen(スイス)

 ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバーの名声を決定づけ、18世紀まで広く演奏された作品の一つに、1681年にニュルンベルクで出版された「8つのヴァイオリン・ソナタ」があります。
 ビーバーと言えば、1674年頃に作曲された、当時のヴァイオリン演奏技法を集大成したとされる「ロザリオのソナタ」が有名ですが、この「8つのソナタ」も負けず劣らずの技巧を用いた作品であり、ビーバーはこの曲集で難度の高い技巧、芸術的内容、作曲技術レベルの総合に成功したと言えるでしょう。
 ブルガリア出身のプラメナ・ニキタソヴァはドイツ・バロック音楽の録音等で評価を得ているヴァイオリニスト。
 LesElemens(レゼルマン)は17世紀と18世紀の作品の演奏に力を注ぐ、バーゼルのアンサンブルです。

PAN CLASSICSの秀逸なアルバム


PC10268
\2800→\2590
プラメナ・ニキタソヴァ(バロックvn)
 ズッカーリ:ヴァイオリンのためのソナタ集
  -1747年ミラノ、古典派前夜のイタリアで-

  ①アダージョ 第10番 ニ短調(1760)
  ②ソナタ 第8番 変ロ長調(1747)
  ③アダージョ 第7番 ホ短調(1760)
  ④ソナタ 第3番 ホ長調(1747)
  ⑤ソナタ 第10番 イ短調(1747)
  ⑥アダージョ 第11番 ハ短調(1760)
  ⑦ソナタ 第6番 ト長調(1747)
プラメナ・ニキタソヴァ(バロックvn)
マヤ・アムライン(バロックvc)
イェルク=アンドレアス・ベッティヒャー(チェンバロ)

 タルティーニの同時代人に、思わぬ名匠が!
 ミラノの俊才ズッカーリ、古典派前夜の旋律美を堪能18世紀のイタリア・ヴァイオリン音楽で、とくに名品が多いのはやはりバロック後期…古典派を遠く先に見据えた1740-60年代は、いうなればバロックというよりロココ、前古典派の頃。
 ラモー、タルティーニ、少し遅れてL.モーツァルト(天才少年の父でヴァイオリン音楽の大家)…などが現れるところ、ペルゴレージやガルッピなどと同世代の名匠ズッカーリは、ひとしきりロンドンで稼いだあと帰郷、イタリアにおける交響曲発展の拠点のひとつミラノで、G.B.サンマルティーニ指揮する楽団の首席奏者として活躍した、筋金入りの音楽史上の名匠!
 そのソナタがまた、コレッリ以来の古典的形式美を踏まえつつも、ロココ情緒ともいうべき叙情たっぷりの旋律美がそこかしこ、欧州古楽界の拠点バーゼルで学んだ名手ニキタソヴァの濃密なバロック・ヴァイオリン演奏がその魅力を幾倍にも引き立てたやみません。
 モーツァルト4歳の年、かつての活躍地ロンドンで満を持して出版されたヴァイオリン教本からのアダージョ3曲も絶品…お見逃しなく!


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 ズッカーリはクレモナ近郊のカサルマッジョーレに生まれ、ガスパロ・ヴィスコンティに師事した。
 ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニの協力者としても知られる。
 そのまっすぐな抒情は聴く者の心をとても素直にしてくれる。

 で、ヴァイオリンを弾いているプラメナ・ニキタソヴァという人が実はなかなかの才人。
 CDがたくさん出ているというわけではないのだけど、PAN CLASSICSからもう1枚出ていて、これも瀟洒で優雅な素晴らしい逸品。

 ガスパール・フリッツ:1756年のソナタ集
 
 これがズッカーリと同じ感性の作品。

 プラメナ・ニキタソヴァは、時代から取り残されたちょっと素敵な作品を紹介するのが好きな人なのだろう。



プラメナ・ニキタソヴァ、PAN CLASSICSからもう1枚
ガスパール・フリッツ:1756年のソナタ集


PC10295
\2800→\2590
ガスパール・フリッツ (1716-1783):1756年のソナタ集
  -ヴァイオリン音楽、古典派時代へ-


ガスパール・フリッツ - Gaspard Fritz:
 ヴァイオリン独奏と低音伴奏のための
     ソナタ集 作品3(1756年パリ刊)
 ①ソナタ第1番 ニ長調
 ②ソナタ第2番 イ長調
 ③ソナタ第3番 ハ長調
 ④ソナタ第4番 変ホ長調
 ⑤ソナタ第5番 変ロ長調
プラメナ・ニキタソヴァ(バロック・ヴァイオリン)
イェルク=アンドレアス・ベッティヒャー(フォルテピアノ)
マヤ・アムライン(バロック・チェロ)

 ジュネーヴ生まれ、国際派。フランスとドイツの間でユニークな個性を培った、古典派前夜の異能の人!

 1756年。
 モーツァルトの生年、ヘンデルとD.スカルラッティが亡くなる少し前、タルティーニやラモーに風格が出てきて、若きハイドンが交響曲をもう少しで書きはじめる頃。
 オペラの世界はナポリ楽派全盛期…
 つまり、ドイツ中心で音楽史を眺めていると「なんとなくわかりにくい過渡期」。

 その頃どんな音楽が奏でられていたか?というと、実は思いがけない宝が続々見つかるのも、この1750年代の特徴。

 J.シュターミッツらがマンハイムで独自の交響曲芸術を育んだとすれば、その人気を大きく伸ばしたのは大都市パリ。そしてこの街の管弦楽団や楽譜出版社の功績、・・・そしてここに紹介されているフリッツも、パリのルクレール出版社から出たこの曲集にあらわれているとおり、知らしめるに足る才能を誇った異才だった!



 ガスパール・フリッツ (1716-1783)。


 ジュネーヴで生まれ、トリノの宮廷ではルクレールらを育てた名匠ソミスに師事、再びジュネーヴに戻り活躍をみせた彼のソナタは後期バロック-ロココ式の全3楽章でありながら、ソナタ部分の充実度はモーツァルト後期かと思う曲も..

 重音その他の技巧も痛快、古楽教育の中心地バーゼルの駿才と名教師が紡ぎ出すその音像は清らかさと興奮のはざま、1750年代という意外な時代への関心をひときわき立てるに違いありません。



 
 

MMCD13050
\2700
オルガン作品集
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):トッカータ第1番
 インゲニュン・モリトール (1610-1669):カンツォーナ
 ムッファト:トッカータ第5番
 作曲者不詳:リチェルカーレ
 ムッファト:トッカータ第6番
 ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):パッサカリア
 ムッファト:トッカータ第7番
 ヨハン・クリーガー(1651-1735):優
  雅なクラヴィーア練習曲(抜粋)
 ムッファト:トッカータ第8番
ペーター・ヴァルトナー(オルガン)

 オーストリア出身の鍵盤奏者ペーター・ヴァルトナーによるこのオルガン作品集は、17世紀の作曲家ゲオルク・ムッファトの「トッカータ」と、チロル地方の資料にもとづくバロック・オルガン作品を収録したものです。
 ドイツ南部のミュンスタータール州にある聖ブラシウス教区教会とスイス東部のグラウビュンデン州にあるサン・フルーリン改革教会の2箇所で録音され、2台のオルガンの良さを存分に引き出すレパートリーとなっています。

 ※録音:2019年5月25日-27日
 
 

MMCD13051
\2700
チロラー・グレステル1710~声楽作品集 アンサンブル・ロザルム・フローレス
クリストファー・ノヴァーク(朗読)
  ヘンデル:
  カンタータ《決して心変わりしない》 HWV140
  Fiktiver Brief von Georg Friedrich Händel an Silvius Leopold Weiss - Teil 1
 ジルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750):La belle Tiroloise
 カルロ・アゴスティーノ・バディア(1672-1738):
  Augellin vago e canoro
  Fiktiver Brief von Georg Friedrich Händel an Silvius Leopold Weiss - Teil 2
 A.スカルラッティ:Piu non m'alletta e piace
 ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):
  Clori svenar mi sento
  Fiktiver Brief von Georg Friedrich Handel an Silvius Leopold Weiss - Teil 3
 ピエトロ・ニコロ・ソロジーナ(ca.1645-1732):2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
 ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752):
  When Love's soft passion
  Fiktiver Brief von Georg Friedrich Handel an Silvius Leopold Weiss - Teil 4

 1709年から1710年にかけての冬の期間、ヘンデルはチロル州インスブルックに滞在したと云われ、それをテーマに制作されたアルバム。
 音楽的かつ文学的な内容となっており、チロル出身の作家クリストフ・W・バウアーが書き上げた朗読パートが4箇所に散りばめられています。

 ※録音:2020年7月3日-5日
 
 

MMCD13048
\2700
表彰台に立つ若きソリストたち Vol.2
 マヌ・デラゴ(b.1984):
  Of Puppeteers and Marionettes
   (ジャズ・カルテットとオーケストラのための)
 ヨハンナ・ドーデラー(b.1969):
  アコーディオン協奏曲《大洋》
 エリック・イウェイゼン(b.1954):
  Visions of Light(トロンボーンと室内オーケストラのための)
 マルティン・ライナー(b.1987):
  ハンガリー風変奏曲《Blickwinkel》
   (フルート、クラリネット、サクソフォンと
    室内オーケストラのための)
 アンドレア・オベルパーライター(b.1979):
  Egallopade(室内オーケストラのための)
チロル室内管弦楽団
ゲルハルト・ザマー(指揮)
HI5・ミニマル・ジャズ・
 チェンバー・ミュージック
二コラ・ジョリチ(アコーディオン)
ペーター・シュタイナー(トロンボーン)
サラ・ブブレグ(フルート)
マルトン・ブブレグ(サクソフォン)
ベンセ・ブブレグ(クラリネット)

 チロル室内管弦楽団とソリストたちによる現代音楽集。10代~20代の非常に若い世代を中心としたソリスト陣によるフレッシュな演奏をお楽しみいただけます。
 ウィーン・フィルの奏者やコロラド交響楽団の首席奏者も務めた南チロル(イタリア)出身の名トロンボーン奏者、ペーター・シュタイナーの参加も注目です。

 ※録音:2015年-2018年
 
 

MMCD13026
\2700
トゥイレ:ヴァイオリン・ソナタ集
 ルートヴィヒ・トゥイレ(1861-1907):
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.30
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.1
エリーザベト・アイベンシュタイナー(ヴァイオリン)
マーリーズ・ヌスバウマー(ピアノ)

 近年、評価の高まるチロル出身の作曲家、ルートヴィヒ・トゥイレ!

 1861年に南部チロルのボルツァーノで生まれた作曲家、ルートヴィヒ・トゥイレはラインベルガーらに作曲を学んだ後、ミュンヘン音楽大学で楽理科・作曲科の教授となり数多くの門弟を輩出しました。
 室内楽や歌曲を中心に、交響曲やオペラなどの大作も手掛けていますが、その多くはあまり知られておらず、このアルバムにはそういった作品の中から、2つのヴァイオリン・ソナタが収録されています。

 ※録音:2015年4月10日-11日
 
 

MMCD13029
\2700
コデックス457~中世チロルの音楽 アンサンブル・ペレグリーナ
 作曲者不詳:Salva Christe te querentes-Terribilis est
 オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン:Mich trost ain adeliche mait
 作曲者不詳:
  Ave Maria sidus nitens-Ave decus mundi、Pangamus-Estampie、
  Vidit rex omnipotens-Viderunt、Nascitur de virgine-Jube domine silentium... Consurge、
  Evangelizo gaudium、Sidustampie、Par concentu、Auctor vite、
  O dos novum Domini-Jube domine lectionis nove... In principio erat verbum、
  O filii ecclesie-O liben kint、Alleluia. Ave Iesu、Nunc angelorum gloria

 このアルバムに収録された主な楽曲は、チロル州インスブルックの大学図書館に保管されている14世紀の写本から選曲され、アグニエシュカ・ブジンスカ=ベネット率いるアンサンブル・ペレグリーナが歴史的研究にもとづいた解釈で演奏しています。
 この写本はポリフォニーを含むコラール集で、西オーストリアの中世後期の音楽を知る上で魅力的な資料となっています。

 ※録音:2015年10月12日-14日
 
 

MMCD13028
\2700
オラトリオ三部作の中から、
 第2部となる「アマルテマ」が収録

  フランツ・バウアー(b.1958):
   オラトリオ 《アマルテマ》
スザンネ・ラングバイン(ソプラノ)
ベルンハルト・ランダウアー(アルト)
アンドレアス・マッテルスベルガー(バス)
聖ブラジウス・アカデミー合唱団
聖ブラジウス・アカデミー管弦楽団
カールハインツ・ジースル(指揮)

 チロル出身の作曲家フランツ・バウアーは、オーケストラ曲や合唱曲をはじめ、室内楽曲や映画音楽などを作曲し、オーストリアやドイツ、アメリカ、ウクライナなどで演奏されています。

 このアルバムには、創世記にもとづいてバウアーが作曲した大規模なオラトリオ三部作の中から、第2部となる「アマルテマ」が収録されています。

 ※録音:2013年10月12日-13日
 
 

MMCD13030
\2700
Ein musikalisches Gipfeltreffen 1503~
 マクシミリアン1世の時代のルネサンス宮廷の音楽

  ゲブルダー・ヘス:パヴァーヌ《Jamais j'aymeray Masson》
  作曲者不詳:L'homme arme
  ニコラウス・アーペル:バス・ダンス《La Spagna》
  ピエール・ド・ラ・リュー:Vexilla regis prodeunt
  ハインリヒ・イザーク:
   Gaudeamus omnes in Domino - Virgo prudentissima
  コラール《Virgo prudentissima》
  イザーク:ミサ曲《Virgo prudentissima》
  作曲者不詳:Dit le Bourgignon
  ヘス:Passamezzo antico
  フランシスコ・デ・ペニャローサ:Nunca fue pena mayor
  ヤコブ・オブレヒト:Rompeltier
  ピエール・ド・ラ・リュー:死者のためのミサ曲
  フランシスコ・デ・ラ・トレ:Adoramoste, Senor
ヴィルテン少年合唱団
カペラ・デ・ラ・トーレ
ヨハネス・シュテッヒャー(指揮)
カイ・ヴェッセル(カウンターテナー)
ベルント・フレーリヒ(テノール)
ハリー・ファン・ベルネ(テノール)
マティアス・ルッツェ(バス)

 インスブルックに都を置いた神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の時代の宮廷音楽を再現したアルバムで、ルネサンス時代の合唱曲と室内楽曲を収録しています。
 チロル州インスブルックに拠点を置くヴィルテン少年合唱団は、13世紀に設立され、ヨーロッパで最も長い歴史を誇る合唱団のひとつとして、世界各国で演奏活動を行っています。

 ※録音:2015年9月21日-23日
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA772
\2800→\2590
パトリツィア・コパチンスカヤ!新譜!
Take 3 ~
 プーランク、バルトーク、シェーンフィールド、ニキフォル

  フランシス・プーランク(1899-1963):
   1. IV. ためらいのワルツの動機 ~『城への招待』 F.P. 138
  ポール・シェーンフィールド(1947-):
   2-5. クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲
  プーランク:
   6. VIII. ボストンのテンポで ~『城への招待』 F.P. 138
   7. ヴァイオリンとピアノのためのバガテル ニ短調
   8. XVI. 狂おしく速く陽気に ~『城への招待』 F.P. 138
   9-11. クラリネット・ソナタ FP.184
   12. XIII. タランテッラのテンポで ~『城への招待』 F.P. 138
  ベラ・バルトーク(1881-1945):
   13. ヴァイオリンとピアノのためのブルレスク Op. 8c-2
  プーランク:
   14. XII. 非常に速く、非常にいたずらっぽく ~
    『城への招待』 F.P. 138
  バルトーク:
   15-17. ヴァイオリン、クラリネット、
    ピアノのためのコントラスツ Sz. 111
  プーランク:
   18. XI. タンゴ ~『城への招待』 F.P. 138
  シェルバン・ニキフォル(1954-):
   19. クレズマー・ダンス
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
レト・ビエリ(クラリネット)
ポリーナ・レシチェンコ(ピアノ)
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)...19
ルスラン・ルツィック(ダブルベース)...19
NYCX-10446
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2020年11月 SRF放送チューリヒ・スタジオ、スイス
 収録時間: 66分
 
 ※国内仕様盤日本語解説...伊東信宏

 【コパチンスカヤと友人たちのトリオで聴く、東からの風】
 パトリツィア・コパチンスカヤのALPHAデビュー盤であり、様々なアーティストとの二重奏を集めて大きな話題となった『Take Two』から10年。
 そのアルバムにも参加したクラリネット奏者のレト・ビエリと、こちらも長年の盟友ポリーナ・レシチェンコとの共演による『Take 3』が登場しました。
 タイトルはもちろん、デイヴ・ブルーベックの演奏で知られる名曲「Take Five」にちなんだものと思われますが、このアルバムでも奏者が3人ということに加え三拍子が重要なテーマとなっています。
 プログラムはプーランクとバルトークの作品を中心としたものですが、コパチンスカヤならではのはち切れんばかりのダイナミックな表現はそのルーツに深く切り込み、これらの作品がオーストリアなどのワルツのみならず、東欧の伝承曲やクレズマー、ロマなどと深い関連があることを際立たせています。
 またジャズやフォークなどのイディオムを取り込むクロスオーヴァーな作風で知られるアメリカの作曲家ポール・シェーンフィールドの作品を収録しているほか、ルーマニアのシェルバン・ニキフォルによる小品にはイリヤ・グリンゴルツなどのゲストも参加、アルバムに色を添えています。
 
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ALPHA1008
\2800→\2590
ロウヴァリのシベリウス第4弾
 シベリウス:交響曲 第4番、森の精、悲しきワルツ

 ジャン・シベリウス(1865-1957):
  1-4. 交響曲 第4番 イ短調 Op. 63
  5. 森の精 Op. 15
  6. 悲しきワルツ Op. 44 ~劇付随音楽『クオレマ』
エーテボリ交響楽団
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
NYCX-10448
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2021年11月...1-4、2022年6月...6、2023年3月...5 エーテボリ・コンサート・ホール、スウェーデン
 収録時間: 64分
 ※国内仕様盤日本語解説...神部智

 【ロウヴァリのシベリウス第4弾は、難曲第4番と若き日の隠れた傑作「森の精」、そして「悲しきワルツ」】
 サントゥ=マティアス・ロウヴァリが手兵エーテボリ交響楽団と進めるシベリウスの交響曲チクルス第4弾は、全7曲の交響曲の中で最も難解と見られがちながら、傑作の呼び声もまた高い第4番です。
 シリーズのこれまでのアルバムで個性的でありつつも説得力のある解釈を聴かせ、作品の新しい魅力を知らしめてきたロウヴァリ。
 今回も終始暗い影が支配するこの作品から、彼ならではの際立って精緻なスコア整理と、細部まで行き届いたコントロールと表現力によって様々な側面を引き出し、その充実した内容をあぶり出すことに成功しています。
 
 併せて収録されたのは、30歳を目前にしたシベリウスがスウェーデンの詩人ヴィクトル・リュードベリの詩に基づいて書き上げた標題音楽「森の精」。
 20分を超える演奏時間を要する力作ながら、なぜか半世紀以上忘れられていたというこの作品をロウヴァリは素晴らしい躍動感と物語性で描き上げ、その完成度の高さを証明してみせました。
 そして最後は人気曲「悲しきワルツ」のメリハリのある引き締まった演奏で、余韻を残すラストの引きも見事。

 
 
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ALPHA1022
\2800→\2590
アンナ・ベッソン(フラウト・トラヴェルソ)
コレッリとカンタン
 フラウト・トラヴェルソによるソナタ集

  ジャン=バティスト・カンタン(1690頃-1742頃):
   1-4. 第6ソナタ
    (『ヴァイオリン独奏と通奏低音のための
     ソナタ集 第3巻』 より)
   5. ラルゴ ~第10ソナタ
    (『ヴァイオリン独奏と通奏低音のための
     ソナタ集 第2巻』 より)
  アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
   6-10. ソナタ 第4番 ヘ長調
    (『通奏低音を添えたフラウト・トラヴェルソのために
     編曲されたコレッリの曲集』 Op. 5 より)
  カンタン:
   11. アンダンテ ~第2ソナタ
    (『ヴァイオリン独奏と通奏低音のための
     ソナタ集 第2巻』 より)
   12-14, 第4ソナタ
    (『通奏低音を添えたフルート独奏のための
     ソナタ集』 Op. 14 より)
  コレッリ:
   15-19. ソナタ 第3番 ハ長調
    (『通奏低音を添えたフラウト・トラヴェルソのために
     編曲されたコレッリの曲集』 Op. 5 より)
  カンタン:
   20. ラルゴ ~第10ソナタ
    (『ヴァイオリン独奏と通奏低音のための
     ソナタ集 第3巻』 より)
  コレッリ:
   21-25. ソナタ 第5番 ト短調
    (『通奏低音を添えたフラウト・トラヴェルソのために
     編曲されたコレッリの曲集』 Op. 5 より)
  カンタン:
   26-29. 第4ソナタ
    (『ヴァイオリン独奏と通奏低音のための
     ソナタ集 第3巻』 より)
アンナ・ベッソン(フラウト・トラヴェルソ)
ミリアム・リニョル(7弦バス・ド・ヴィオル〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
ジャン・ロンドー(クラヴサン〔チェンバロ〕、ポジティフ・オルガン)
NYCX-10447
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2022年7月、ホランツコレージュ、ルーフェン(ベルギー)
 収録時間: 74分
 ※国内仕様盤解説日本語訳...白沢達生

 【俊英3人、18世紀フランス流の横笛の離れ業を艶やかに!】
 2023年の来日公演で新たな成果をあげ、ますます注目が集まる新世代の古楽鍵盤奏者ジャン・ロンドーと、彼と共に凄腕揃いのユニット、ネヴァーマインドのメンバーでもあるトラヴェルソ奏者アンナ・ベッソン、様々なアンサンブルで引く手あまたであり、ソロでも「バッハ: 無伴奏チェロ組曲 ヴィオール版」などのリリースで注目を集めるミリアム・リニョル。
 この3人の顔合わせによる「18世紀フランスのイタリア式ソナタ」をテーマとしたアルバムがリリースとなりました。
 18世紀フランスの人々をイタリア音楽に開眼させたコレッリの作品5のヴァイオリン・ソナタ集から当時の編曲版で3曲と、ネヴァーマインドのデビュー盤でもスリリングな演奏を聴かせたタルティーニ世代のフランスの作曲家カンタンのソナタを収録しています。
 
 全て当時流のフラウト・トラヴェルソで吹きこなすアンナ・ベッソンの出どころ・引きどころを踏まえた味わい深い吹奏の傍ら、阿吽の呼吸で巧みな合いの手を入れてゆくリニョルとロンドーも随所に聴きどころを散りばめます。
 コレッリ作品は重音奏法を前提としたフーガ楽章もありながら、編曲版でその処理を自然に聴かせる手腕も圧巻。ALPHAの名技師アリーヌ・ブロンディオの丁寧な仕事で、個々の楽器の美音が最大限に味わえるのも嬉しいところです。
 作品解説はベッソン自身が執筆(国内仕様盤は日本語訳付)。隅々まで音楽愛に満ちたフランス最前線の古楽アルバムです。

 
 



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CD ACCORD



ACD-329
\3500→\3290
ロベルト・クヴィアトコフスキ(ヴァイオリン/指揮)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番-第3番

 1-3. ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K. 207
 4-6. ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K. 211
 7-9. ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K. 216
 (カデンツァは全てロベルト・クヴィアトコフスキ作)
ロベルト・クヴィアトコフスキ(ヴァイオリン/指揮)
ポーランド・バルト・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:2023年8月 Concert Hall of the Fryderyk Chopin Polish Baltic Philharmonic、グダンスク(ポーランド)
 総収録時間:66分

 ポーランド・バルト・フィルのコンサートマスターを務める他、各地のオーケストラと共演、高く評価されているヴァイオリ ニスト、ロベルト・クヴィアトコウスキが演奏するモーツァルトの3曲のヴァイオリン協奏曲。
 長年、これらを演奏してき たというクヴィアトコウスキは、熟考の末、自ら書いたカデンツァを演奏しています。
 これまでモーツァルトの協奏曲を演奏する際、既存のカデンツァは「過度にロマンティックで手強い技術的問題が満載されているうえ、その表現が重すぎる」と感じていたというクヴィアトコウスキが熟考の上に書き上げたカデンツァは 「主旋律から始めるのではなく、比較的簡潔で、その時代に用いられていたボウイングや旋律、リズムに基づいてい る」というものです。 彼自身が指揮し、のびのびと演奏するモーツァルトをぜひお楽しみください。

 



クヴィアトコウスキの旧譜から
深い抒情に満ちた秀逸なアルバム

 ACD-322
\3500→\3290
My Story ヴァイオリン作品集 ロベルト・クヴィアトコウスキ(ヴァイオリン)
ドミニカ・グラピャーク(ピアノ)
 1. リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):夢 - ヴェーゼンドンク歌曲集(1857)より
  (アルトゥール・ザイボルトによるヴァイオリンとピアノ編)
 2-4. イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.13(1885)
 5. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  サラバンド -
   無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ニ短調 BWV1004(1720)より
 6-8. エドワード・エルガー(1857-1934):ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op. 82(1918)
 9. オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
  イエスの永遠性への賛歌 - 世の終わりのための四重奏曲(1940)より(ヴァイオリンとピアノ編)

 録音:2022年9月 Concert Hall of the Stanislaw Moniuszko Academy of Music in Gdansk(ポーランド)
 総収録時間:64分

 ポーランド・バルト・フィルハーモニックのコンサートマスターを務めるロベルト・クヴィアトコウスキ(クヴィアトコフスキ)。
 これまでソリストや室内楽奏者、弦楽四重奏団リーダーとして世界各地で演奏するかたわら、教壇にも立ってきました。
 その彼がこれまで弾き込んできたレパートリーの中から、自分に最もフィットすると感じる曲ばかりを選んだアルバムです。
 クヴィアトコウスキと同じくスタニスワフ・モニューシュコ音楽アカデミーで学んだ ドミニカ・グラピャークが、クヴィアトコウスキの想いを汲んだ演奏で応えています。



 
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ACD-326
\3500→\3290
ショパン・プロジェクト - ショパンのピアノ曲をチェロ四重奏で
 1. マズルカ ヘ長調 WN 25
 2. マズルカ イ短調 Op. 17 No. 4
 3. マズルカ 変ロ長調 Op. 7 No. 1
 4. 前奏曲 イ短調 Op. 28 No. 4
 5. 前奏曲 ロ短調 Op. 28 No. 6
 6. 前奏曲 嬰ト短調 Op. 28 No. 12
 7. 前奏曲 ハ短調 Op. 28 No. 20
 8. 前奏曲 変ニ長調「雨だれ」 Op. 28 No. 15
 9. ワルツ 変イ長調「小犬のワルツ」 Op. 64 No. 1
 10. 夜想曲 嬰ハ短調
  レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(遺作) WN 37
 11. ワルツ 嬰ハ短調 Op. 64 No. 2
 12. 練習曲 嬰ハ短調 Op. 25 No. 7
 13. ワルツ ロ短調 WN 19
 14. 夜想曲 変ホ長調 Op. 9 No. 2
 15. ワルツ「華麗なる大ワルツ」変ホ長調 Op. 18
 
 編曲
  Sabina Meck...1、3-5、8、10-11、15
  Piotr Moss...2、7、9、14
  Leszek Ko?odziejski...6、12-13
ポーランド・チェロ・クァルテット
【メンバー】
 トマシュ・ダロフ
 ヴォイチェフ・フダラ
 クジストフ・カルペタ
 アダム・クシェショヴィエツ

 録音:2023年3月18-20日 Red Hall of the National Forum of Music(ポーランド)
 総収録時間:52分

 ポーランド人の心ともいえるショパンのピアノ曲をチェロ四重奏にアレンジ。
 それぞれがソリスト、室内楽奏者として活躍するポーランド・チェロ・クァルテットのメンバーたちは、ショパンの友人でチェリストとして知られるオーギュスト・フラン ショーム(1808-1884)がチェロ用にアレンジしたショパン作品や、ポーランドの伝説的ヴォーカル・クァルテット"NOVI SINGERS"の並外れた歌唱力による 演奏に感銘を受け、人間の声に似ているチェロでショパン作品を演奏するというプロジェクトを実現しました。
 彼らが「素晴らしい芸術的な冒険」と呼ぶこのプ ロジェクト、軽やかな「小犬のワルツ」や、もともとチェロ向きの旋律を持つ「練習曲 嬰ハ短調」、そして「雨だれ」など、ピアノで聴くのとはまた違った味わいを存 分に堪能させてくれます。

 
 
 

ACD-310
\3500
Joyce in Songs ジョイスの詩による歌曲集 マチェイ・バルチャク(バリトン)
スタニスワフ・ボロムボシュチ(ピアノ)
 1-3. サミュエル・バーバー(1910-1981):3つの歌 Op. 10(1936)
  1. No. 1. Rain has Fallen / 2. No. 2. Sleep now / 3. No. 3. I hear an army
 4. バーバー:恨みと沈黙 Op. 41 - 第4曲 人里離れたホテル(1968-69)
 5-10. ユゼフ・シュヴィデル(1930-2014):室内音楽(1980)
  5. Strings in the Earth / 6. The Twilight Turns / 7. At That Hour / 8. When the Shy Star /
  9. Lean Out of the Window / 10. I Would in That Sweet Bosom Be
 11. ベン・ムーア(1960-):In the Dark Pinewood 暗い松林の中で(2002)
 12. ムーア:I Would in that Sweet Bosom Be(2004)
 13. ムーア:This Heart that Flutters(2002)
 14-16. ヴォイチェフ・ステンピエン(1977-):Wind Whines(2021)...世界初録音
  14. NO. 1. On the Beach at Fontana
  15. No. 2. Watching the Needleboats at San Sabba
  16. No. 3. She Weeps over Rahoon
 17-18. マルタ・クレシュチ(1992-):2つの歌(2021)...世界初録音
  17. No. 1. My Dove / 18. No. 2. Bid adieu
 19.ジェイムズ・ジョイス(1882-1941)/エドムンド・ペンドルトン編(1889-1987):
  室内音楽 - Bid adieu(作曲年不詳)

 録音:2022年4月4-6日 Karol Szymanowski Museum Concert Hall,Villa Atma, Zakopane(ポーランド)
 総収録時間:62分

 20世紀の最も重要な作家の1人と評価されるアイルランド出身の小説家、詩人ジェイムズ・ジョイス。
 彼は音楽にも強い関心を持っており、幼いころにはピ アニストを目指していたものの、結局音楽の道に進むことはありませんでした。
 とはいえ、彼自身は「私は素晴らしいテノールの声を持っていた」と主張、また即 興演奏にも興じたようです。このCDには、ジョイス自身の作品「Bid Adieu」を含め、彼の詩を用いた様々な作曲家たちの歌曲を収録。
 カロル・シマノフスキ 音楽アカデミーで学び、ドイツに留学後、数多くのコンクールの入賞歴を持つバリトン、マチェイ・バルチャクが細やかな心理描写を反映した歌唱を聴かせます。

 
 




DYNAMIC



CDS-8011
\2400
カヴァッリ:賛歌、詩篇とカンツォン
 フランチェスコ・カヴァッリの宗教音楽コレクション
  Musiche Sacre concernenti Messa,
  Salmi concertati con istromenti,Imni,
  Antifone et Sonate e basso continuo"
  published by AlessandroVincenti (Venice, 1656)より
   1. Confitebor「主よ、心をこめてあなたに告白します」
    詩篇110(111)篇
     8声、2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと
      通奏低音のための...世界初録音
   2. Beatus vir 「主を畏れる人は幸いである」 詩篇111(112)篇
    3声(アルト、テノール、バス)、2つのヴァイオリン、
     ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための
   3. 3声のカンツォン
    2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと
     通奏低音のための(器楽演奏)
   4. Deus tuorum militum 「神よ、御身の戦士の」 賛歌
    3声(アルト、テノール、バス)、2つのヴァイオリン、
     ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための
   5. Exsultet orbis
    「世界が喜びを、天国が賞賛をもたらしますように」 賛歌
     4声(ソプラノ、アルト、テノール、バス)、
      2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと
       通奏低音のための
   6. In convertendo
    「主がシオンの繁栄を回復されたとき」 詩篇125(126)篇
      5声(ソプラノ2、テノール2、バス)と通奏低音のための
ソリスト...
 クレマ・クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団のメンバー
   クリスティーナ・ファネッリ(ソプラノ)
   フランチェスカ・サンティ(ソプラノ)
   マルタ・フマガッリ(アルト)
   ヤコポ・ファッキーニ(アルト)
   マッテオ・マジストラーリ(テノール)
   パオロ・トルメーネ(テノール)
   アレッサンドロ・ラヴァシオ(バス)
クレマ・クラウディオ・モンテヴェルディ・アンサンブル(古楽器使用)
  ピエルフランチェスコ・ペラ(第1ヴァイオリン)
  マウロ・スピナッツェ(第2ヴァイオリン)
  アルテム・ジェガノフスキー(第2ヴァイオリン)
  マルコ・アンジレッラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  マリオ・フィリッピーニ(ヴィオローネ)
  ニコラ・ドルチ(オルガン)
クレマ・クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団
ブルーノ・ジーニ(指揮)

 編曲と再構築:アントニオ・ノビリ
 装飾、ディミニューション、通奏低音のリアリゼーション:マッシモ・ロレギアン
 432Hz、ヴァロッティ音律

 録音:2022年6月22-24日、2023年4月27-28日 Chiesa Cistercense di Abbadia Cerreto、ロンバルディア州(イタリア)
 総収録時間:58分

 イタリア・バロック期の作曲家フランチェスコ・カヴァッリの宗教的作品集。現在では優れた歌劇作曲家として名を遺すカヴァッリですが、宗教曲の分野でも、ヴェネツィア楽派伝統の複合唱様式の中に、持前の流麗で美しい旋律を融合した作品を多く書き上げており、これらはモンテヴェルディ作品と比較しても遜色のないほどの出来栄えを誇っています。
 声楽パートの充実も見事ですが、器楽パートにも凝った手法が用いられており、声と楽器が織りなすポリフォニーが聴きどころです。
 讃歌と詩篇集(CDS-7902)に続くこのアルバムには、1656年に出版されジャン・カルロ・デ・メディチ(1611-1663)に捧げられた28曲の作品集の中から6曲が収録されています。
 その中の Confitebor「主よ、心をこめてあなたに告白します」は世界初録音。4声部のコーロ・ファヴォリート(ここでは1パート1人で演奏)と、2群のコーロ・ディ・リピエーノ(各パート3~4人の合唱)に器楽を伴う壮麗な作品です。

 
 
 


CDS-7995
\2400
ルイザ・セッロとブルーノ・カニーノ
 20世紀、中部ヨーロッパのフルート音楽集

 1. エルンスト・クシェネク(1900-1991):
  組曲 - フルートとピアノのための(1954)
 2. エミル・フランチシェク・ブリアン(1904-1959):
  Ztracene Serenady 失われたセレナード -
   フルートとピアノのための(1940)...世界初録音
 3. パウル・デッサウ(1894-1979):ゲルニカ – ピアノのための(1938)
 4-7. アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
  ソナタ フルートとピアノのための(1926)
   原曲:管楽五重奏曲 Op. 26
    (フェリックス・グライスレ[1894-1982]編)
ルイザ・セッロ(フルート)
  ...ミヤザワフルート 14K Gold
ブルーノ・カニーノ(ピアノ)
  ...ファツィオリ

 録音:2023年2月3-4日 Black Mirror Studio,Udine(イタリア)
 総収録時間:60分

 ルイザ・セッロとブルーノ・カニーノによる20世紀のフルート作品集。
 このアルバムに作品が収録された4人の作曲家は、みな第2次世界大戦時にナチス・ドイツの迫害を受け、他国に移住するか、強制収容所に送られたものの、かろうじて生き延び戦後も活躍した人たちです。
 収録曲は、新古典派風のモダニズムのスタイルで書かれ、耳なじみのよい旋律を持つクシェネクのソナタ、テレージ エンシュタット収容所から帰還後はチェコのオペラ界を支えたブリアンの軽快な「失われたセレナード」、デッサウのピ アノ曲「ゲルニカ」、シェーンベルクの管楽五重奏曲を彼の後輩作曲家グライスレがフルートとピアノ用に編曲した 「フルート・ソナタ」の4曲。どの曲もピアノが重要な役割を果たしており、現代音楽を得意とするブルーノ・カニーノが 見事な演奏を聴かせます。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALTSA 1008
(SACDシングルレイヤー)
\6900
フルトヴェングラー復帰三日目ライヴ
 ベートーヴェン:
  交響曲第5番 ハ短調『運命』 Op.67
  『エグモント』序曲 Op.84
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 ALTUS の新機軸〈re-Dynamics series〉スタート!! 静謐なピアニッシモから果てなきクライマックスまで、 失われたフルトヴェングラー本来のダイナミクス(強弱法)を蘇らせる 新しいマスタリングの試み。
 Restore(修復)された歴史的絵画のように、 鮮やかにRegenerate(再生)された名演奏がここに。

 DG 盤とは別音源のDRA(ドイツ放送協会アーカイヴ)オリジナル音源に基づく フルトヴェングラー復帰三日目ライヴ! 限定生産SACDシングルレイヤー盤

 ライヴ録音:1947年5月27日/ティタニア・パラスト(ベルリン)/限定生産盤、国内製作、日本語帯・解説付

 フルトヴェングラーのベルリン・フィル復帰三日目ライヴを、MagistraleレーベルからのライセンスでALTUSがSACD化。
 Magistrale盤(MG17600102 /通常CD)と同じソースであるDRA(ドイツ放送協会アーカイヴ)のオリジナル音源を使用し、かつALTUS が独自の技術をもって一からSACD 用にマスタリン グした、唯一無二の音盤です。

 フルトヴェングラーの放送録音には、当時の機材でうまく収録するために、録音時に音量レベルを調節したであろうケースが散見されます。
 全体のバランスをと りつつ、静かすぎるところは大きめに、大音量のところは小さめにすることで、音楽を「聴けるように収録する」操作がなされていたのです。
 このDRA 音源の『運 命』も、音質の生々しさにはまったく不足なしですが、第1楽章より第4 楽章の方が(トロンボーンが加わり、音楽的にも盛り上がりを増すにもかかわらず)全体 の音量が抑えられていました。
 そこで、現代のマスタリング技術をもって本来のダイナミクスを復活させようと試みたのが、ALTUS の新シリーズ〈re-Dynamics series〉です。
 
 フルトヴェングラーの強弱の幅は誰しもが驚くものだったといいます。
 第3楽章から第4楽章にかけてのブリッジでは、聴こえないような最弱音か ら天へと突き抜ける最強音までの長大なクレッシェンドが、まさに途轍もない音として鳴り響いていたことでしょう。
 このようなダイナミクスを、前後の、全体のバ ランスを見ながら、一つずつ丁寧に復元したのが当盤。さらにピッチについても、より本来に近い響きを求めて、微妙な調整を施しました。

 〈re-Dynamics series〉の音造りは、SACD の広いレンジ感にぴったりのものです。
 SACD であればこそ、この壮大な音の変化、フルトヴェングラーの凄絶 なまでの演奏を追体験できることでしょう。
 限定生産につき、お早めのご入手をお勧めします。

 録音場所の表記はDRAの資料に合わせティタニア・パラストとしております。
 


<映像>


C MAJOR(映像)



KKC 9846
(Blu-ray)
\6500
David Garrett~ALIVE Live from Caracalla
 デイヴィッド・ギャレット~アライヴ from カラカラ

  1.INTRODUCTION ENTER SANDMAN(Franck van der Heijden)
 エンター・サンドマンのイントロ(フランク・ファン・デル・ヘイデン)
  2. ENTER SANDMAN(Metallica) エンター・サンドマン(メタリカ)
  3. HIT THE ROAD JACK(Percy Mayfield)
   旅立てジャック(パーシー・メイフィールド)
  4. THE BEAUTY AND THE BEAST(Alan Irwin Menken)
   美女と野獣(アラン・メンケン)
  5. SMOOTH CRIMINAL(Michael Jackson)
   スムーズ・クリミナル(マイケル・ジャクソン)
  6. ROMEO AND JULIET: DANCE OF THE KNIGHTS(Sergei Prokofiev)
   騎士たちの踊り「ロメオとジュリエット」より(プロコフィエフ)
  7. HAPPY(Pharrell Williams) ハッピー(ファレル・ウィリアムス)
  8. SHALLOW(Lady Gaga)
   シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた(レディ・ガガ)
  9. STAYIN' ALIVE(Bee Gees) ステイン・アライヴ(ビージーズ)
  10. THE 5TH(Ludwig van Beethoven) 交響曲第5番(ベートーヴェン)
  11. IMAGINE(John Lennon) イマジン(ジョン・レノン)
  12. REQUIEM: CONFUTATIS(Wolfgang Amadeus Mozart)
   レクイエム:コンフターティス(モーツァルト)
  13. COME TOGETHER(Beatles) カム・トゥゲザー(ビートルズ)
  14. PAINT IT BLACK(Rolling Stones) 黒くぬれ!(ローリング・ストーンズ)
  15. TARANTELLA NAPOLETANA(Traditional) ナポリ民謡
  16. LIVE AND LET DIE(Paul & Linda McCartney)
   死ぬのは奴らだ(ポール・マッカートニー&ウィングス)
  17. PURPLE RAIN(Prince) パープル・レイン(プリンス)
  18. BELLA CIAO(Traditional) さらば恋人よ(イタリア民謡)
  19. HE'S A PIRATE(Hans Zimmer)
   彼こそが海賊~『パイレーツ・オブ・カリビアン』(ハンス・ジマー)
  20. THE 7TH((Ludwig van Beethoven) 交響曲第7番(ベートーヴェン)
  21. MUSIC(John Miles) ミュージック(ジョン・マイルズ)
  22. THRILLER(Michael Jackson) スリラー(マイケル・ジャクソン)
  23. VIVA LA VIDA(Coldplay)
   美しき生命/ビバ・ラ・ビダ(コールドプレイ)
  24. WHAT A WONDERFUL WORLD(Georg David Weiss, Bob Thiele)
   この素晴らしき世界(ジョージ・デイヴィッド・ウェイス、ボブ・シール)
 ドキュメンタリー
  『スターの日常~デイヴィッド・ギャレット』
   (日本語字幕なし)+B18
デイヴィッド・ギャレット
 (ヴァイオリン、
  ショウ・コンセプト、
  クリエイティヴ・ディレクター)
フランク・ファン・デル・ヘイデン
 (音楽監督、ギター)
バンド・メンバー:
 フランク・ファン・デル・ヘイデン(ギター)
 ジョン・ヘイウッド(キーボード)
 ロジエ・ヴァン・ヴェークベルク(ギター)
 ジェフ・アラン(ベース)
 ボディ・ファン・デル・ヘイデン(ドラム)
KKC 9847/8
(2DVD)
\6500

 スーパー・ヴァイオリニスト、ディヴィッド・ギャレット、古代ローマの遺跡カラカラ浴場で行ったライヴ映像

 映像監督:マルク・シュトルンプ
 収録:2022 年カラカラ浴場、イタリア(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9,1080i,Full HD、音声:PCMステレオ、DTS、HD-MA5.1、リージョン:All、BD50、字幕:英独、149分(本編:96分、ドキュメンタリー:53分)、輸入盤・日本語帯・解説付
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCMステレオ、DTS5.1、リージョン:All、DVD9、字幕:英独、149分(本編:96分、ドキュメンタリー:53分)

 クラシックのヴァイオリンの神童としてデビュー、その後はクロスオーバーの世界に転身、パガニーニの生涯を描いた映画『愛と狂気のヴァイオリニスト』では主演を務めるなど幅広い活躍をするデイヴィッド・ギャレット。
 本盤は、2020年にリリースされたアルバム『アライヴ~ Alive -My Soundtrack』を引き下げて行ったツアーから、古代ローマの遺跡カラカラ浴場で行ったライヴ映像。
 演奏はもちろん、自らショウ・コンセプト、クリエイティヴ・ディレクターとして、ファンへの感謝の気持ちに溢れたステージを毎回展開するデイヴィッド・ギャレッ ト。
 今回も、マイケル・ジャクソン、ビートルズなど洋楽の名作や、映画、ゲームなどの世界から彼自身がセレクトした最高のサウンドトラックを披露しています。
 またボーナスにはスター・デイヴィッド・ギャレットの知られざる日常に迫った約50分間のドキュメンタリー映像が収録されています。
 

















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