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キング・インターナショナル/TAHRA
Tahraの名盤16選を、オリジナルブックレット解説の翻訳つきで国内盤仕様で発売
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オーケストラからピアニストのアルバムまで、多種多彩なヒストリカル音源の発掘で親しまれたtahra。
ルネ・トレミーヌ(1944-2014)氏が、公私にわたるパートナーのミリアム・シェルヘン(ヘルマン・シェルヘンの娘)とともに運営したヒストリカル・レーベルでしたが、トレミーヌの死去にともない活動を休止。
しかし、その豊富な音源は今もなお愛されています。
Tahraの名盤16選を、オリジナルブックレット解説の翻訳つきで国内盤仕様で発売いたします。
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KKC 6817
(2CD)
\4400
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フルトヴェングラー初出の運命
[CD1]
1. アンリ・ジャトンによるインタビューI
(質問:フランス語/フルトヴェングラー:ドイツ語)
[10:28]
2. アンリ・ジャトンによるインタビューII
( 質問:フランス語/フルトヴェングラー:ドイツ語)[10:02]
3. ヘンデル:合奏協奏曲 ニ長調 op.6-5
[15:25]
ベートーヴェン: 交響曲 第5番 ハ短調Op.67
4. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [7:44]
5. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート~ピウ・モッソ
[10:12]
6. 第3楽章 アレグロ [5:35]
7. 第4楽章 アレグロ―プレスト[8:04]
[CD2]
1. シューベルト:《ロザムンデ》より 間奏曲第3番
[7:30]
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K550
2. 第1楽章 モルト・アレグロ [5:27]
3. 第2楽章 アンダンテ [8:15]
4. 第3楽章 メヌエット - アレグレット
- トリオ [4:39]
5. 第4楽章 アレグロ・アッサイ [4:26]
6. ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(リハーサル&全曲)[35:00] |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー( 指揮)
[CD1] ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[CD2]
シューベルトおよびモーツァルト:
ウィーン・フィル
ラヴェル:
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
オーケストラからピアニストのアルバムまで、多種多彩なヒストリカル音源の発掘で親しまれたtahra。
ルネ・トレミーヌ(1944-2014) 氏が、公私にわたるパートナーのミリアム・シェルヘン(ヘルマン・シェルヘンの娘)とともに運営したヒストリカル・レーベルでしたが、
トレミーヌの死去にともない活動を休止。しかし、その豊富な音源は今もなお愛されています。Tahraの名盤16選を、オリジナルブック
レット解説の翻訳つきで国内盤仕様で発売いたします。
フルトヴェングラーの肉声も収録《運命》
録音:[CD1] 1939年9月13日ベルリン(ドイツ帝国放送音源) [CD2]
1-5/1944年6月13日(ドイツ帝国放送音源) 6/1953年4月(ベルリンRIAS
放送音源)
輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、FURT.1014
フルトヴェングラーの(当時)未発表だった《運命》ほかを収録。オリジナルブックレットにはテープの日付についての考察なども記述されています。
スイスの音 楽評論家、アンリ・ジャトン氏によるインタビューも収録(聞き手音声:フランス語、フルトヴェングラー:ドイツ語)。こちらも翻訳を掲載いたします。
フルトヴェン グラーの肉声による極めて明確な回答ぶり、彼の語り口などもうかがい知ることができます。
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交響曲第3番 変ホ長調《英雄》 op.55
1. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [16:02]
2. 第2楽章 葬送行進曲(アダージョ・アッサイ)
[15:38]
3. 第3楽章 スケルツォ(レグロ・ヴィヴァーチェ)-
トリオ [6:24]
4. 第4楽章(拍手なし) [12:26] |
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 |
クナッパーツブッシュによるエロイカ
録音:1953 年12月17日(ライヴ)/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.294
ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)のエロイカ。
バイロイト音楽祭に出演していた1950年代、ミュンヘンにいた頃の録音。
クナッパーツブッシュならではの、息の長いフレージングや「ため」などを堪能できます。
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クナッパーツブッシュの芸術の真骨頂、
ジークフリートのラインへの旅を含む貴重な音源集
1. リスト:レ・プレリュード [16:34]
2. オットー・ニコライ:歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲
[8:01]
3. ワーグナー:《神々の黄昏》より
第1幕間奏曲(ジークフリートのラインへの旅)
[9:54]
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92
4. 第1楽章 ポコ・ソステヌート - ヴィヴァーチェ
[11:45]
5. 第2楽章 アレグレット [9:50]
6. 第3楽章 プレスト - アッサイ:メノ・プレスト
[8:14]
7. 第4楽章 アレグロ・コン・ブリオ [6:35] |
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
1-2. ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
3. ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
4-7. ベルリン国立歌劇場管弦楽団 |
クナッパーツブッシュの芸術の真骨頂、ジークフリートのラインへの旅(発売当時初出)を含む貴重な音源集
録音:1-2:1941年1月4日(RRGドイツ帝国放送) 3:1940
年5月12日(RRGドイツ帝国放送、スタジオ録音) 4-7:1929年11月19日(オデオン音源)
輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.309
当盤登場当時、ワーグナー:《神々の黄昏》より第1幕間奏曲(ジークフリートのラインへの旅)は初出でした。
また、ベートーヴェンの交響曲第7番も貴重な復刻として話題となりました。
コントラスト、独特の「ため」など、クナッパーツブッシュの芸術をうかがうことができます。
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クララ・ハスキル・アーカイヴ
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
1. アレグロ・アフェットゥオーゾ [14:04]
2. インテルメッツォ -
アンダンティーノ・グラツィオーゾ [4:26]
3. アレグロ・ヴィヴァーチェ [10:38]
4: ヒンデミット:4つの気質 [26:15] |
クララ・ハスキル(ピアノ)
1-3:パウル・クレツキ(指揮)、
ハーグ・レジデンス管弦楽団
4:ハンス・ロスバウト(指揮)、
南西ドイツ放送管弦楽団
(現バーデン=バーデン・
フライブルクSWR 交響楽団) |
ハスキルのシューマン、ブックレットにはマルケヴィチのハスキル追悼文を掲載!
録音:1-3:1953年7月9日、オランダ音楽祭でのライヴ録音 4:1953
年3月4日スタジオ録音/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.540
クララ・ハスキル(1895-1960)の録音を、tahra
は積極的に発掘していました。
ここでは、シューマンのピアノ協奏曲と、ヒンデミットの《4つの気質》(弦
楽オーケストラとピアノのための)を収録。
ヒンデミットの作品は、バランシンの委嘱で完成されたバレエ曲。1943年に、ヴィンタートゥール交響楽団、シェルヘン
(1891-1966)指揮、ルドルフ・アム・バッハ(1919-2004)のピアノで音楽がまず初演されました。
1946年に、バレエとしても初演されています。古代ロー
マ時代に提唱された、人間の性格を「憂鬱質」「多血質」「粘液質」「胆汁質」の4つに分類したもので、それぞれキャラクターがたった楽曲が続く作品で、ハスキ
ルの録音は少なくとも4つが残されているうちの、ひとつ。
攻撃的な「胆汁質」でのハスキルのエネルギーに満ちたピアノは必聴。ヒンデミットなどを得意としてい
たロスバウト率いる弦楽オーケストラも、非常に熱の入った演奏です。
1961年に行われたクララ・ハスキルの追悼式に寄せられた指揮者イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)の弔辞の抜粋が掲載されております(日本語訳あ
り)。
ハスキルがオーケストラと共演する際、団員のためにスイス・チョコレートを持参したことなど、彼女の気取りのない物腰と人柄がうかがわれるエピソードもあ
り興味深い内容となっています。
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KKC 6822
(3CD)
\5500
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カール・ベーム3枚組、エリー・ナイとの共演による《皇帝》も |
カール・ベーム(指揮) |
[CD1]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調
op.58
1. 第1楽章 アレグロ・モデラート [17:24]
2. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート
[5:14]
3. 第3楽章 ロンド・ヴィヴァーチェ [9:43]
ブランカ・ムスリン(ピアノ)
管弦楽:シュトゥットガルト放送交響楽団(RSO
Sturrgart)
〔録音:1951年4月15日、ヴィラ・ベルク〕
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調
op.73
4. 第1楽章 アレグロ [21:03]
5. 第2楽章 アダージョ・ウン・ポコ・モッソ
[8:50]
6. 第3楽章 ロンド(アレグロ)
エリー・ナイ(ピアノ)
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音:1944年4月12日、ムジークフェラインザール(RRGドイツ帝国放送)、
マグネットフォンコンサートNo.2542〕
[CD2]
1. ベートーヴェン:《レオノーレ》序曲
第3 番 [14:29]
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音:1944年2月9日(RRGドイツ帝国放送)〕
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
2. 第1楽章 ウン・ポコ・ソステヌート
- アレグロ [12:53]
3. 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート
[10:29]
4. 第3楽章 ウン・ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーゾ
[4:08]
5. 第4楽章 アダージョ・ピウ・アンダンテ。アレグロ・ノン・トロッポ・マ・コン・ブリオ
[15:51]
ベルリン放送交響楽団〔録音:1950年10月8-9日〕
[CD3]
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
1. 第1楽章 アレグロ・モデラート [18:58]
2. 第2楽章 アダージョ、非常に荘厳に、そして非常にゆっくりと
3. 第3楽章 スケルツォ 非常に速く
4. 第4楽章 フィナーレ 動いて、しかしあまり速くなく
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音:1943年6月4-5日、ムジークフェラインザール(RRGドイツ帝国放送)、
マグネットフォンコンサートNo.2542〕 |
威厳と風格の音楽、カール・ベーム3枚組、エリー・ナイとの共演による最強の《皇帝》も
輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.444
晩年を待たずして、ドイツ=オーストリア系の真の、そして最後の継承者とされたカール・ベーム(1894-1981)。
ディースカウはベームについて「彼ほどスポ
ンテニアスで、彼ほど素晴らしいテンポ感覚の持ち主はいなかった」て述べ、また別の歌手も「スイス時計のような精確さ」と尊敬された人生でした。
ピアノのブラ ンカ・ムスリン(1917-1975)はアグラム(現クロアチア)に生まれ、パリでコルトー、イヴォンヌ・ルフェビュールらに師事しました。
1958年からフランクフル トの音楽院で教鞭をとり、コンヴィチュニーの指揮でラヴェルやフランク(交響的変奏曲)、モーツァルトの協奏曲第20番などをコンヴィチュニーの指揮でエテルナ
に録音するなど、興味深い活動をしています。
エリー・ナイ(1882-1968)はドイツのピアニストで、1940年にボン市からベートーヴェン賞を受けました。
ベー トーヴェンとブラームスの専門家として名を馳せたエリー・ナイの、テクニックと確信に満ちた演奏は、今なお圧倒的な迫力があります。
ベームによる管弦楽も実に 立派で威厳に満ちています。
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ハンブルクのカール・シューリヒト
アントン・ブルックナー(1824-1896):交響曲第9番
ニ短調
1. 第1楽章 荘重に、神秘的に [27:06]
2. 第2楽章 スケルツォ 軽く、快活に -
トリオ、急速に [10:28]
3. 第3楽章 アダージョ 遅く、荘重に [24:36] |
カール・シューリヒト(指揮)
北ドイツ放送交響楽団 |
シューリヒト入魂のブルックナー9番
録音:1960年1月31日、2月1日(ハンブルク、ムジークハレ)/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.689
TAHRA によると、シューリヒトはブルックナーを100回以上指揮しており、その中でも9番をいちばん好んだ(38回)ということ。
また、ブルックナーの交響 曲の中で初めて指揮したのも9番だったということです。
シューリヒトにとって思い入れもひとしおの作品だったのかもしれません。この録音は発売当時初出の音源でした。
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「クナの怪物的演奏」
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 op.36
1. 第1楽章 アダージョ・モルト - アレグロ・コン・ブリオ
[10:24]
2. 第2楽章 ラルゲット [12:40]
3. 第3楽章 スケルツォ [4:16]
4. 第4楽章 アレグロ・モルト [7:20]
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
5. 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ [12:19]
6. 第2楽章 アンダンテ・モデラート [11:20]
7. 第3楽章 アレグロ・ジョコーゾ [6:37]
8. 第4楽章 アレグロ・エネルジコ・エ・アッパッショナート
[10:07] |
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団 |
「クナの怪物的演奏」(宇野功芳)
録音:1952年12月12日、ライヴ/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.4012
「この曲には古楽器演奏がよく似合う。したがって現代楽器の演奏ではきりりと冴えたワルターが本命となるが、それと並んでクナの怪物的演奏も、2番の前衛
性を別の面から捉えたものといえよう。(宇野功芳)」。
第2番の終楽章のテンポは、現代の演奏家の演奏に慣れた耳には却って新鮮なくらいに遅いです。
大きなフ レーズ、独特の「ため」など、クナッパーツブッシュの魅力を堪能できます。
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KKC 6827
(2CD)
\4400
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パリのカール・シューリヒト
[CD1]
1-7. ブラームス:ドイツ・レクイエム op.45
[66:44]
[CD2]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調
op.37
1. 第1楽章 アレグロ [16:39]
2. 第2楽章 ラルゴ [10:12]
3. 第3楽章 ロンド [9:02]
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
4. 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
[11:20]
5. 第2楽章 アンダンテ・モンデラート
[10:18]
6. 第3楽章
アレグロ・ジョコーゾ、ポコ・メノ・プレスト
[6:03]
7. 第4楽章
アレグロ・エネルジコ・エ・アッパッショナート、
ピウ・アレグロ [10:30] |
カール・シューリヒト(指揮)
フランス国立管弦楽団
エルフリーデ・トレッチェル(ソプラノ)
ハインツ・レーフス(バス)
クラウディオ・アラウ(ピアノ) |
フランスでも人気だったシューリヒト、シャンゼリゼ劇場でのライヴ集
録音:[CD1] 録音:1955年2月10日、シャンゼリゼ劇場
[CD2] 録音:1959年3月24日、シャンゼリゼ劇場/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.678
カール・シューリヒト(1880-1967)は1949年から1965年にかけてしばしばフランスでも演奏していました。
1956-58 のEMI 録音による音楽院管弦 楽団を指揮してのベートーヴェンの交響曲は、ドイツの指揮者がフランスのオーケストラを指揮して完成させた初のベートーヴェンの交響曲全集(ドイツ以外の国々
では高く評価)ということで歴史に名を残しフランスでも尊敬されていたドイツ指揮者として、tahraはシューリヒトの音源も多く発売しておりました。
歌詞訳はついておりません。また、オリジナル・ブックレットにも歌詞の掲載はありません。
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偉大なる演奏者:ピエール・モントゥー
1. ドビュッシー:祭り [5:41]
シューベルト:交響曲 ハ長調 D.944「グレイト」
2. 第1楽章 アンダンテ - アレグロ・マ・ノン・トロッポ
[13:26]
3. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート [12:39]
4. 第3楽章 スケルツォ(アレグロ・ヴィヴァーチェ)-
トリオ [9:14]
5. 第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ [12:10] |
ピエール・モントゥー(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
(ドビュッシー)*Vディスク
ボストン交響楽団 |
モントゥーの貴重な録音
録音:1944 年11月5日(ドビュッシー),1956
年9月9日、モスクワ(シューベルト)
ともにライヴ/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.659
モントゥー(1875-1964)の貴重な音源2 種を収録。パリに生まれ、1911年からはロシア・バレエ団でも指揮を担当、《春の祭典》など多くの作品を初演しています。
1916-17年にかけてロシア・バレエ団とアメリカ・ツアーを行い、1917年MET
にグノーの《ファウスト》を指揮してデビューしました。
1918年に ボストン交響楽団を初めて指揮。翌1918年ボストン交響楽団の音楽監督に就任、1924年までその地位にありました。
その後もフィラデルフィア管、サンフラン
シスコ交響楽団などさまざまなアメリカの楽団を指揮しています
ここには、1956年に行われたボストン交響楽団のツアー(ミュンシュとモントゥーが指揮者として同行)のうちの演奏会および1944年にニューヨーク・フィルと行った演奏会がVディスク(盤の大きさはLPサイズ、回転数は78回転、片面の収録時間は8分ほど)として発売された貴重な音源からの発売です。
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KKC 6830
(2CD)
\4400
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クーベリック、シューリヒト、ストコフスキらによる
フランス国立管弦楽団の演奏 |
フランス国立管弦楽団 |
[CD1]
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調《英雄》
op.67
1. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
[15:44]
2. 第2楽章 葬送行進曲(アダージョ・アッサイ)[16:54]
3. 第3楽章 スケルツォ(アレグロ・ヴィヴァーチェ)
[5:56]
4. 第4楽章 フィナーレ(アレグロ・モルト
- ポコ・アンダンテ - プレスト)[12:03]
ラファエル・クーベリック(指揮)
録音:1956年2月29日、シャンゼリゼ劇場
マーラー:さすらう若人の歌
5. 恋人の婚礼の時(ニ短調) [3:48]
/ 6. 朝の野を歩けば(ニ長調) [4:19] /
7. 僕の胸の中には燃える剣が(ニ短調)
[3:12] / 8. 恋人の青い目(ホ短調) [5:05]
エウゲニア・ザレスカ(メゾ・ソプラノ)、カール・シューリヒト(指揮)
録音:1958年2月20日、シャンゼリゼ劇場
[CD2]
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
イ長調《 トルコ風》 KV 219
1. 第1楽章 アレグロ・アペルト [10:06]
/ 2. 第2楽章 アダージョ [9:57] /
3. 第3楽章 ロンド:テンポ・ディ・メヌエット
- トリオ [8:42]
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)、カール・シューリヒト(指揮)
録音:1955年2月3日、シャンゼリゼ劇場
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
1. 第1楽章 ウン・ポコ・ソステヌート
- アレグロ [12:41]
2. 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート
[8:27]
3. 第3楽章 ウン・ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーゾ
[4:03]
4. 第4楽章 アダージョ、ピウ・アンダンテ
- アレグロ・マ・ノン・トロッポ・マ・コン・ブリオ
[15:13]
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
録音:1958年5月13日、シャンゼリゼ劇場 |
輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.668
フランス国立管弦楽団の1950年代の録音。クーベリック、シューリヒト、ストコフスキというフランス外の豪華指揮者たちによる演奏です。
ピアノ協奏曲のエウ ゲニア・ザレスカ(1910-1979)は、ポーランド・ウクライナ地域に生まれた歌手。
1938年のウィーンでのコンクールで優勝し、1939年から演奏活動を開始。
1948年コヴェントガーデンに初出演、1952年にロンドンに移り住み、以降はイギリスを拠点に演奏活動を行っていました。
この録音では曲が進むにつれ熱を帯 びる表現と力強い声が印象的です。ストコフスキーの指揮者デビューは1909年パリでのことでしたが、フランスの楽団との録音は数多くなく、貴重。クーベリック
もフランスの楽団との音源は大変貴重。
フランス国立放送管弦楽団が1934年2月18日に誕生、その後、1964年にフランス放送協会ORTF
が創設されたとき、その名称はORTF 国立管弦楽団になり、そして1974年、最終的にフランス国立管弦楽団と改称されました。
この録音自体は1958年なのでフランス国立放送管弦楽団という名称でしたが、発売当時含め現在はフランス国立管弦楽団とされているのでこのジャケットもそのようにタイトルがつけられております。
ジャケット写真はこのオケを指揮するデジレ・
エミール・アンゲルブレシュトのもので、収録されている音楽とは関係ないものですが、アンゲルブレシュトは1934年3月13日にこのオケの初めてのコンサートを指揮したので使われているものと思われます。
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KKC 6832
(2CD)
\4400
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ストラディヴァリウスの饗宴
[CD1]
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番
ニ長調 KV 218
1. 第1楽章 アレグロ [9:53] / 2. 第2楽章
アンダンテ・カンタービレ [8:33] /
3. 第3楽章 ロンド。アンダンテ・グラツィオーゾ
[7:32]
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
ナポリ・スカルラッティ管弦楽団、ピエトロ・アルジェント(指揮)
録音:1958年2月21日
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
イ長調《トルコ風》 KV 219
4. 第1楽章 アレグロ・アペルト [9:53]
/ 5. 第2楽章 アダージョ [12:01] /
6. 第3楽章 ロンド。テンポ・ディ・メヌエット
[8:56]
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)、フェルッチョ・スカリア(指揮)
録音:1958年1月11日
[CD2]
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
Op.64
1. 第1 楽章 アレグロ [12:45] / 2. 第2楽章
アンダンテ [8:33] /
3. 第3楽章 アレグレット [6:47]
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
トリノRAI 管弦楽団、フェルナンド・プレヴィターリ(指揮)
録音:1953年12月18日
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
op.77
4. 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
[23:13] /
5. 第2楽章 アダージョ [9:51] / 6. 第3楽章
アレグロ・ジョコーゾ [8:23]
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
バイエルン放送交響楽団、オイゲン・ヨッフム(指揮)
録音:1956年11月15日 |
名手たちによるストラディヴァリウスの饗宴
輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.670
フェラス(1933-1982)は1951年にベームの招きでベートーヴェンの協奏曲を演奏してキャリアをスタートさせました。
アルコール依存症に苦しみ1975年 以降は演奏会もほとんど行わず、借金に苦しみストラディヴァリウスを売却しなければならなくなるという大変な人生でした。
ここにはデビューして世界の注目を浴 びていた1958年の録音を収録、ふくよかにたっぷりと歌う、輝かしい音色を堪能できます。
イダ・ヘンデル(1928-2020)の公式デビューは1935年。1958年、当時30歳。あたりの空気を一瞬で変える雰囲気ある出だしから、神々しい演奏となっております。
フランチェスカッティ(1902-1991)はマルセイユに生まれ、ティボーの薫陶を受けたヴァイオリン奏者。
ポルタメントたっぷりながら気品あふれる演奏はさすがです。1939年からはニューヨークに定住しておりました。1953年、50台前半の、あぶらののりきったころの演奏です。
ジョコンダ・デ・ヴィート(1907-1994)はイタリアに生まれ、ロッシーニ音楽院で非常に優秀な成績をおさめます。
1932年、ウィーン国際ヴァイオリンコンクー
ルで優勝、ヤン・クーベリックは彼女のことを激賞したといいます。
ほどなくして彼女の名はヨーロッパ中に知られるようになります。1946年EMIのダヴィド・ビッ
クネルにシャコンヌを録音するよう招かれ、1948年からEMI
で録音を初めます。
1948年エジンバラ音楽祭にも出演、1953年、イタリア政府は彼女に1690年製ストラディヴァリウス「Toscano」を贈呈しようとしますが彼女はこれを辞退。
終身教授に就任していたサンタ・チェチーリア音楽院がこの楽器を受け取り、そ
れをジョコンダ・デ・ヴィートが使う、という形がとられました。
ここに収録の録音は1958年。音質は年代を感じさせるものの、それでも非常に力強く輝かしい
演奏であることが感じられます。
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KKC 6834
(2CD)
\4400
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初出のパウル・ファン・ケンペン |
パウル・ファン・ケンペン(指揮) |
[CD1]
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
1. 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ
[17:04]
2. 第2楽章 アレグロ・アッパッショナート
[8:14]
3. 第3楽章 アンダンテ [11:20]
4. 第4楽章 アレグレット・グラツィオーゾ
[9:45]
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、フランス国立放送管弦楽団
録音:1955 年9月1日、ブザンソン・フェスティヴァル(ライヴ)
5. チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》
[20:01]
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1951 年7月17-18日
[CD2]
マーラー:交響曲 第1番 ニ長調《巨人》
1. 第1楽章 ゆっくりと、重々しく――自然の音のように
[16:39]
2. 第2楽章 力強く動きをもって、しかし急がずに
[7:29]
3. 第3楽章 引きずることなく、しかし重々しくなく
[10:31]
4. 第4楽章 嵐のような動きをもって [20:31]
トリノRAI 管弦楽団
録音:1955年5月20日 |
ケンペンのロマンティック濃厚な芸術、ケンプの渋さ極まりないブラームス
輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.714
初出の《巨人》。コンセルトヘボウやベルリン・フィルとの共演で知られるケンペンの、フランス国立放送管、コンセルトヘボウとの音源、そして大変珍しい《巨人》
(トリノRAI 管弦楽団)の演奏。《巨人》の終楽章の咆哮はものすごいものがあります。
特に終幕の爆演ぶりは注目。オーケストラが巨匠ケンペンの棒のもと、一丸
となっていることが感じられ、クレッシェンドなどのデュナーミクのメリハリも見事です。
ケンプのブラームスは非常に渋く、ひとつひとつのメロディが実に美しく歌
われております。
ケンペンの情熱あふれるロマンティック濃厚な芸術を堪能できます。
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KKC 6836
(2CD)
\4400
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ミュンシュ、パレーの貴重な録音
[CD1]
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調
KV 466
1. アナウンス
2. 第1楽章 アレグロ [14:53]
3. 第2楽章 ロマンス [9:23]
4. 第3楽章 ロンド - アレグロ・アッサイ
[7:56]
5. ラヴェル:左手のための協奏曲 ニ長調
モニク・アース(ピアノ)
録音:1960年11月11日
[CD2]
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 ニ短調 BWV 1052
1. 第1楽章 アレグロ [8:08]
2. 第2楽章 アダージョ [6:34]
3. 第3楽章 アレグロ [8:15]
モニク・アース(ピアノ)
録音:1960年12月8日
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調
op.83
4. 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
[16:26]
5. 第2楽章 アレグロ・アッパッショナート
[8:33]
6. 第3楽章 アンダンテ [10:24]
7. 第4楽章 アレグレット・グラツィオーゾ
[9:13]
ロベール・カサドシュ(ピアノ)
録音:1960年11月11日 |
[CD1]シャルル・ミュンシュ(指揮)、
ボストン交響楽団
[CD2]ポール・パレー(指揮)、
デトロイト交響楽団 |
輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.710
3人のフランス人指揮者がアメリカの偉大なオーケストラを率いていた時期がありました。
サンフランシスコ響のピエール・モントゥー(1936年~1952年)、
ボストン響のシャルル・ミュンシュ(1949年~1962年)、デトロイト響のポール・パレー(1951年~1962年)です。ミュンシュがボストンで、そしてパレーがデ
トロイトで行なった4 つの未発表レコーディングが収録されています。ピアニストはモニク・アースとロベール・カサドシュ、彼らもまたフランス人です。
注目すべき はモーツァルトの『協奏曲 K.466』とバッハの『協奏曲
BMV1052』で、これらは(発売当時)初出音源です。
放送音源を使用しているので、[CD1]の冒頭にはアナウンサーによるプログラム・演奏者紹介の音声が入ります。
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KKC 6838
(2CD)
\4400
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ロベール・カサドシュ、ヴラド・ペルルミュテール
[CD]ロベール・カサドシュ
J.S.バッハ:3台のピアノによる協奏曲 BWV1063
1. 第1楽章 アレグロ [5:18] / 2. 第2楽章
アッラ・シチリアーナ [4:06] /
3. 第3楽章 アレグロ [4:43]
ギャビー・カサドシュ、ロベール・カサドシュ、ジャン・カサドシュ(ピアノ)
フェルナンド・プレヴィターリ(指揮)、トリノRAI
管弦楽団
録音:1958年4月4日
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第12番 KV414
4. 第1楽章 アレグロ [9:52] / 5. 第2楽章
アンダンテ [7:59] /
6. 第3楽章 ロンド - アレグレット [5:47]
フランコ・カラッチオーロ(指揮)、ナポリ・スカルラッティ管弦楽団
録音:1958年3月28日
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第24番 KV
491
7. 第1楽章 アレグロ [12:15] /8. 第2楽章
ラルゲット [7:29] /
9. 第3楽章 アレグレット [8:15]
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)、北ドイツ放送交響楽団
録音:1954年3月22日
[CD2] ヴラド・ペルルミュテール
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 KV
467
1. 第1楽章 アレグロ [15:11] / 2. 第2楽章
アンダンテ [6:42] /
3. 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ
[6:43]
フェルナンド・ウーブラド(指揮)、ウーブラド室内管弦楽団
録音:1956年12月16日
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調
op.37
4. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [16:46]
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5. 第2楽章 ラルゴ [9:17] / 6. 第3楽章
ロンド - アレグロ [9]28]
ジャン・マルティノン(指揮)、フランス国立管弦楽団
録音:1956年3月22日 |
カサドシュ、ペルルミュテール貴重な2枚組
輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.666
1899年、パリでカタルーニャ人の音楽一家に生まれたロベール・カサドシュと、1904年ポーランドのコヴノ生まれのペルルミュテールの初出の協奏曲録音を
集めた2枚組。
いずれも50台、活躍していた時期の録音です。
ペルルミュテールはラヴェルやショパンで特に知られていますが、ここに収録のモーツァルトやベー
トーヴェンも、清冽きわまりないタッチと繊細な表情づけが際立っています。
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ヘルマン・アーベントロート
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調
Op.58
1. 第1楽章 アレグロ・モデラート [17:42]
2. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート [5:37]
3. 第3楽章 ロンド(ヴィヴァーチェ) [9:38]
ブランカ・ムスリン(ピアノ)
ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1950年3月27日、スタジオ録音
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調
4. 第1楽章
アレグロ・ノン・トロッポ・エ・モルト・マエストーソ
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アレグロ・コン・スピーリト [21:41]
5. 第2楽章 アンダンティーノ・センプリチェ
[7:59]
6. 第3楽章 アレグロ・コン・フォーコ
ギュンター・コーツ(ピアノ)
ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1950年9月18日、スタジオ録音 |
ヘルマン・アーベントロート(指揮) |
「もう一人のフルトヴェングラー」アーベントロートがみせる協奏曲での抜群の表情
輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.693
爆演指揮者として名をとどろかせているアーベントロートによる協奏曲の録音。崇高にして絶妙な表情づけは意外なほどに細やか。真の名指揮者であることを実感できる内容です。
ブランカ・ムスリン(1917-1975)はアグラム(現クロアチア)に生まれ、パリでコルトー、イヴォンヌ・ルフェビュールらに師事しました。
1958年からフラン クフルトの音楽院で教鞭をとり、コンヴィチュニーの指揮でラヴェルやフランク(交響的変奏曲)、モーツァルトの協奏曲第20番などをコンヴィチュニーの指揮でエ
テルナに録音するなど、興味深い活動をしています。
ギュンター・コーツ(1929年生まれ)はドイツのピアニストで、1948年のリスト・ピアノ・コンクールで優勝
しました。優勝間もない頃の録音で、若さとエネルギーに満ちた演奏です。
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大迫力の《死の舞踏》、ファルナディによるリスト
リスト:
1. ハンガリー幻想曲 S.123 [14:09]
2. 死の舞踏 [14:42]
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956年3月3日
ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
3. 第1楽章 アレグロ・マエストーゾ [5:02]
4. 第2楽章 クアジ・アダージョ [4:02]
5. 第3楽章 アレグレット・ヴィヴァーチェ
[3:54]
6. 第4楽章 アレグロ・マルツィアーレ
- アニマート [3:54]
7. ピアノ協奏曲 第2番 イ長調 S.125
[18:44]
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1959年3月15日 |
エディト・ファルナディ(ピアノ)
サー・エードリアン・ボールト(指揮) |
大迫力の《死の舞踏》ハンガリーの天才ピアニスト、ファルナディによるリスト
輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.723
ハンガリーの超絶技巧のピアニスト、エディト・ファルナディ(1921-1973)によるリスト。
ファルナディは12歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を弾き
振りした神童。リスト音楽院ではアーノルド・セーケイ(リストの孫弟子)のクラスで、アニー・フィッシャーやゲオルク・ショルティらと共に学びました。
驚異的な強 弱の表現の幅、オーケストラのような音色の幅を兼ね備えた稀有なピアニストでした。
年代を感じさせる録音ではありますがそれでも彼女の技術や音楽は十分に堪
能できます。
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