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≪第122号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その13 2024/2/13~



2/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.

PENTATONE



PTC 5186989
(2SACD HYBRID)
\5100→\4690
マレク・ヤノフスキ(指揮)&ドレスデン・フィル
 シューマン:交響曲全集

 Disc 1
  (1) 交響曲第1番 変ロ長調 Op.38「春」(1841)
  (2) 交響曲第2番 ハ長調 Op.61(1845-46)
 Disc 2
  (3) 交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」(1850)
  (4) 交響曲第4番 ニ短調 Op.120
   (1851年版/1841年作曲・1851年改訂)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
マレク・ヤノフスキ(指揮)
コンサートマスター:ハンデ・コデン
 (ゲスト・コンサートマスター)(1)
ハイケ・ヤニッケ(2)、
ヴォルフガング・ヘントリッヒ(3)(4)
KKC 6842/3
(2SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5500

 巨匠ヤノフスキ率いるドレスデン・フィルがシューマンの交響曲全集をリリース!!

 録音:(2)(3)2021年5月、(4)2021年8月、(1)2023年5月&6月/ドレスデン、クルトゥーアパラスト(文化宮殿)
 DSD、マルチチャンネル、ディジパック仕様、Disc1: 68'12、Disc2: 62'05、輸入盤・日本語帯付

 エグゼクティヴ・プロデューサー:フラウケ・ロース(Dresdner Philharmonie)、ヨブ・マールセ(San Francisco Classical Recording Company, SFCRC)
 レコーディング・プロデューサー:ヨブ・マールセ
 バランス・エンジニア&エディティング:ジャン=マリー・ヘイセン(Polyhymnia International)

 SACD ハイブリッド盤。
 精力的な演奏・録音活動を行っている巨匠マレク・ヤノフスキがドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団を振ったシューマンの交響曲全集がリリースされます!

 1870年創立の名門ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団。
 ヤノフスキは2001年から2003年まで当団の首席指揮者を務め、その後2019年より再 びその座に就き、蜜月の関係を築いております。
 ヤノフスキによるストイックな音楽づくりと絶妙な音量バランスはシューマンの演奏でも傑出しており、作品ごと に違う表情を豊かに表現。新たなシューマン像を響かせます。
 そして巨匠ヤノフスキならではの神々しいまでに崇高な響きはこの演奏でも輝いており、新たな名 盤誕生は嬉しい限りです。

 演奏の素晴らしさはもちろんのこと、ヨブ・マールセ、ジャン=マリー・ヘイセンなど、PENTATONE レーベルを立ち上げた名録音技師による高音質録音であることも注目です。

 
 



 

DANACORD


DACOCD968
\2700
J.P.E.ハートマン:ピアノ作品集 第5集
 幻想曲 ト短調 Op.7/HartW 65(1831)
 6つの幻想的小品 Op.54/HartW 100(1855)
  〔第1曲 変ホ長調、第2曲 ロ短調、
   第3曲〈敬虔な行進曲風の歌〉変イ長調、
   第4曲 ト長調、第5曲 イ短調、第6曲 変ホ長調〕
 2つの性格的な小品 Op.25/HartW 68(1839)
  〔第1曲 へ短調、第2曲 へ長調〕
 大ワルツ 変ホ長調 HartW 63(1826)
 聖ヨハネの夕べのワルツ(夏至祭のワルツ) イ長調 HW 43(1859)
 ゆったりしたワルツ 変ホ長調 HW 36(1847)
 8つのカプリース Op.18/HartW 66(1835)
  〔第1曲 ハ短調、第2曲 変ニ長調、第3曲 イ長調、
   第4曲 変ロ短調、第5曲 ロ短調、第6曲 へ長調、
   第7曲 イ長調、第8曲 ニ短調〕
トマス・トロンイェム(ピアノ)

 デンマーク・ロマンティシズムを代表する作曲家のひとり、J. P. E. ハートマン J. P. E. Hartmann のピアノ作品をトマス・トロンイェム Thomas Tronhjem(1954-)が体系的に録音するシリーズの第5集。
 1826年の《大ワルツ》、1831年の《幻想曲 ト短調》といった初期の作品。「序奏とワルツ」の2部に分かれた《聖ヨハネの夕べのワルツ(夏至祭のワルツ)》。
 1835年の《8つのカプリース》は、1836年と1837年にライプツィヒで4曲ずつ出版され、ハートマンが教わったフェリクス・メンデルスゾーンとハインリヒ・マルシュナーにそれぞれ献呈されました。
 これまでのアルバムと同じロマンティックでメロディアスな曲のプログラムです。
 
 

DACOCD974
\2700
デンマークの合唱音楽 - ホルメン教会
 ヤコプ・ロランセン(1968-)(作曲、編曲)
  1.Sa marken til med glaede(喜びとともに畑を眺めた)*
  2.Hvide pinseliljer smiler(ペンテコステの白百合が微笑む)
  3.Stille, hjerte, sol gar ned(心よしずまれ、太陽が沈んでいく)
  4.Bagest i haven(庭のうらに)
  5.November gar tungt gennem byen
   (十一月が重く街を通り過ぎてゆく)
  6.Solhvervssang(冬至の歌)
  7.Julen har saenket sit glodende skaer(クリスマスが輝きを落とし)*
  8.Nar vintermorket blaeser(冬の暗さが悲しみと希望を吹きこむと)
  9.Den bla anemone(青いアネモネ)
  10.Forarsnat(春の夜)
 トーヴェ・ディトレウセン組曲(Tove Ditlevsen Suite)
  11.Spring Night(春の夜)
  12.My heart(わが心)
  13.Prayer(祈り)
  14.Say yes(はいと言え)
 トーヴェ・ディトレウセンの平等選挙権を主題とする3つの詩
  (3 digte af Tove Ditlevsen udsat for lige stemmer)
   15.My new dress(私の新しいドレス)
   16.Arithmetic(算術)
   17.The Choice(選択)
   18.All Things Bright and Beautiful(素晴らしきものすべてを)*
 教会年2003年の合唱詩(Korvers til kirkearet 2003)(抜粋)
  19.Vi tilbeder dig, Kristus(あなたを賛美します、キリストよ)
  20.Fra det dybe raber jeg til dig(深い淵の底から、あなたを呼びます)
  21.Herre, lyt tilit skrig(主よ、この声を聞き取ってください)
  22.Hvorfor er du fortvivlet, min sjael?
   (なぜうなだれるのか、わたしの魂よ)
  23.Kristus, du har lost mine laenker
   (キリストよ、あなたはわたしの鎖を解き放ってくださいました)
  24.At være Gud naer(わたしは神に近くあることを)
  25.Halleluja, pris Herren(ハレルヤ、主を賛美せよ)
  26.Sa bojed den dodsdomte nakken(罪人は頭を垂れ)
  27.Du, som gik foran os(われらの先を行った者よ)
 教会年2003年の合唱詩(Korvers til kirkearet 2003)(抜粋)
  28.Herre, du forvandlede min klage til dans
   (主よ、あなたはわたしの嘆きを踊りに変え)
  29.Herren er min styrke(主はわたしの砦)
  30.Herre, vor Gud(主よ、われらの神)
  31.Nu laegger jeg mit ord i din mund
   (わたしはあなたの口にわたしの言葉を授ける)
  32.Alting har en tidj(何事にも時がある)
  33.Hyggelig, rolig(ここちよく、おだやかに)
  34.Herren er min hyrde(主は羊飼い)
  35.Jeg vil prise Herren(わたしは主を賛美し)
  36.AEe til dig, Kristus(キリストに栄光あれ)*
ホルメン・カントーリ
ホルメン・ヴォーカルアンサンブル
ヤコプ・ロランセン(指揮、オルガン、ピアノ)
マウヌス・ラーソン(指揮)*

 ホルメン教会は、コペンハーゲンの中心に位置します。
 周辺には、デンマーク議会として使われているクリスチャンスボー城、旧証券取引所「バアアセン」、アーネ・ヤコブセンが設計した国立銀行といった歴史的に貴重な建造物があり、デンマークの歴史と文化を象徴する地区とみなされています。
 教会の歴史は、クリスチャン四世が海軍の鋳造所を教会に改造した1619年にさかのぼり、その後400年以上にわたりデンマーク王室の重要な行事に使われています。
 教会は素晴らしい音響の空間をもつことでも知られ、ニルス・W・ゲーぜ、トマス・ラウプ、モーウンス・ヴルディケたちが教会オルガニストだったこともあり、デンマークの音楽生活で大きな役割を担ってきました。
 Danacord の新しいアルバムでは、現在、ホルメン教会のオルガニストとカントルを務めるヤコプ・ロランセン Jakob Lorentzen(1968-)が作曲、編曲した、教会の礼拝に使われる作品が「ホルメン・カントーリ Holmens Kan-tori」と「ホルメン・ヴォーカルアンサンブル Holmens Vokalensemble」によって歌われます。
 
 

DACOCD971972
(2CD)
\5100
オーフス大聖堂の大オルガン クリスチャン・クローウスー(オルガン)
アンデシュ・ヨンソン(オルガン)
 [Disc 1]
  パーシー・ホイットロック(1903-1946):ファンファーレ(《4つの即興》(1933)から)
  J.S.バッハ:コラール変奏曲「恵み深きイエスよ、よくぞ来ませり」 BWV.768
  ジャン=パティスト・ロバン(1976-):Regard vers l'Air(2007)
  マルセル・デュプレ(1886-1971):サンフォニー・パッション Op.23
   〔世界は救世主を待ち望み、キリスト降誕、磔刑、復活〕
 [Disc 2]
  ブクステフーデ:第1旋法のマニフィカト BuxWV.203
  サール・ライト(1918-2004):リリック・ラプソディ(1957)
  ベートーヴェン(アンドレ・イゾワール(1935-2016) 編曲):
   音楽時計のための組曲 WoO.33(1799)
  フランク:コラール第2番 ロ短調(1890)
  J.S.バッハ:シャコンヌ ニ短調
   (《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004》から)
  レオン・ボエルマン(1862-1897)(ガストン・ショワネル(1887-1921)編曲):
   フランス風ロンド Op.37(1896)
  ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):幻想的小品集(1926-27)(抜粋)
   〔ナイアス(ナイアド) Op.55 no.4、シシリエンヌ Op.53 no.2、トッカータ Op.53 no.6〕

 オーフス大聖堂の大オルガンは、デンマークのパイプオルガンでは最大の96のストップをもち、北ヨーロッパの4世紀に渡るオルガン建造の伝統による真の傑作と言われます。
 2018年から2020年、この楽器の細心綿密な修復と増設が、デンマークのマークセン・オルガン工房(Marcussen & Son Orgelbyggeri Aps)により行われました。
 このアルバムでは、デンマークのクリスチャン・クローウスー Kristian Krogsoe(1982-)とスウェーデンのアンデシュ・ヨンソン Anders Johnsson(1969–)のふたりが、ブクステフーデから現代までの作品によるプログラムを演奏。
 復元された楽器の美麗な響きを音で証明するとともに、70ページの冊子に収められた解説(英語)と多くの写真により復元のストーリーが語られます。

 ※録音:オーフス大聖堂(オーフス、デンマーク)
 ※使用楽器:Organ: Marcussen & Son Orgelbyggeri Aps, restored and enlarged 2018-20]
 




DA VINCI CLASSICS


C00834
\2600
「24のカプリス」をフルート用に編曲し吹きこなす超人、
 ロベルト・パスクィーニ

  パガニーニ:24のカプリス Op.1
   (ロベルト・パスクィーニ編曲/無伴奏フルート版)
ロベルト・パスクィーニ(フルート)

 また一人、「24のカプリス」をフルート用に編曲し吹きこなす超人が現れた!

 ☆言わずと知れたヴァイオリンの難曲、パガニーニの「24のカプリス」をフルート1本で吹きこなす!
 ☆イタリアのフルート奏者、ロベルト・パスクィーニが自らアレンジ!

 ヴァイオリン独奏曲の一つの到達点ともされる難曲、パガニーニの「24のカプリス」。
 これをフルート1本で吹いてしまうという規格外のフルート奏者がこれまでにも何名かいましたが、また一人、この一見無謀とも思える離れ業に挑んだ超人が現れました。

 イタリアのフルート奏者、ロベルト・パスクィーニはペルージャのフランチェスコ・モルラッキ音楽院を卒業し、イタリアの主要なオーケストラや劇場で地位を確立。
 1995年から2000年にかけてはラツィオ州立管弦楽団の第1フルート奏者も務めました。
 2011年にはアレッツォ・ユース・オーケストラを設立するなど教育にも尽力しており、ペーザロのジョアキーノ・ロッシーニ音楽院で教授を務めています。
 膨大なレパートリーを持つパスクィーニがパガニーニの精神に基づいて自らアレンジした「24のカプリス」。超絶技巧と多彩な音楽性が冴えわたります。

 ※録音:2023年4月7日-12日(モンテプルチアーノ、イタリア)
 

C00833
\2600
神話と記憶 ~
 ブラームス、マリアーニ、ラヴェル:ピアノ作品集

  ブラームス:16のワルツ Op.39
  マリア・ガブリエッラ・マリアーニ:
   交響的小品(2022)、ネネ・ワルツ(2021)
  ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
マリア・ガブリエッラ・マリアーニ(ピアノ)

 イタリアのコンポーザー=ピアニストによるブラームス、ラヴェル、そして自作のワルツ。

 イタリアのコンポーザー=ピアニスト、マリア・ガブリエッラ・マリアーニの2023年録音が登場。
 彼女はこれまでもプログラムの中に自作を組み込んだアルバムを発表してきましたが、今作でもそのこだわりは健在。
 今回はワルツをテーマに、歴史的な出来事を神話の領域に繋げる物語とする「交響的小品」、反対に彼女自身の個人的な起源を辿る「ネネ・ワルツ」という"記憶"にアプローチする2つの自作をブラームスとラヴェルのワルツ作品の間に配置しています。

 ※録音:2023年7月
 
 


C00835
\2600
ド・ラ・フェルテ:
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 Vol.2

  シャルル=フランソワーズ=
   グレゴアール・ド・ラ・フェルテ
    (18世紀頃):ソナタ第7番~第12番
 ※世界初録音
ラ・ヴェルトゥオーソ・コンパーニャ・デ・ムジチ・ディ・ローマ
 〔ヴァレリオ・ロジート(ヴァイオリン)
  マウリツィオ・ロパ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  エマヌエラ・ピエトロチーニ(ハープシコード)〕

 ヴィオール奏者であったのではないかということ以外、その生涯と音楽活動についてはほとんど何も知られておらず謎に包まれているド・ラ・フェルテの唯一の作品である「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集」。
 1707年にパリで出版され、オルレアン公フィリップ2世に献呈されたこの12曲のソナタ集から第7番~第12番を収録。
 第1番~第6番を収録した前作(C00541)に続き全曲世界初録音で、このリリースにより意欲的なプロジェクトが完結します。

 ※録音:2022年9月28日-30日、ジャングル・ミュージック・ファクトリー(ローマ)
 
 


C00836
\2600
グルジエフ:讃美歌と歌曲集、ムーヴメントのための音楽
 (ヴァイオリンとピアノのための)
アンナ・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
ルイージ・コッツォリーノ(ピアノ)
  ゲオルギイ・イヴァノヴィチ・グルジエフ(1877?-1949):
   Melodie Grecque da Chants Et Rythmes D'asie No.1
   Danse Grecque Ancienne da Chants Et Rythmes D'asie No.43
   Meditation da Hymnes, Prieres, Et Rituels No.37
   Danse Derviche da Musiques Des Sayyids Et Des Derviches No.5
   La Trinite da Hymnes D'un Grand Temple... No.19
   Chant D'orient da Chants Et Rythmes D'asie No.5
   Chant Des Pecheuses da Chants Et Rythmes D'asie No.20
   [Senza Titolo – Sans Titre] da Chants Et Rythmes D'asie No.14
   Melodie Thibetaine da Chants Et Rythmes D'asie No.8
   Chant Et Danse Sayyid da Musiques Des Sayyids Et Des Derviches No.1
   Fragment No., Danse Thibetaine da Hymnes D'un Grand Temple... No.16
   Chant Et Danse Sayyid da Musiques Des Sayyids Et Des Derviches No.10
   Danse Des Bergers Kurds da Chants Et Rythmes D'asie No.19
   [Senza Titolo – Sans Titre] da Chants Et Rythmes D'asie No.11
   Priere De Gratitude da Hymnes, Prieres, Et Rituels No.22
   ムーヴメントのための音楽(世界初録音)
   Priere D'essentouki da Hymnes D'un Grand Temple... No.21

 神秘主義者や舞踏家として知られるアルメニア生まれのゲオルギイ・イヴァノヴィチ・グルジエフは作曲活動も行っており、およそ200の作品を遺したといわれています。
 このアルバムではグルジエフの東方への旅で集められた各地の歌や踊りなどが反映された作品をヴァイオリンとピアノで演奏しています。
 「グルジエフ・ムーヴメント」という名で知られる、グルジエフが生徒たちに教えた舞踏や体操のための音楽が世界初録音されています。

 ※録音:2023年8月(ローマ)
 

C00829
(2CD)
特別価格
\3600
テデスコ、未完のギター作品集「アプンティ」
 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:
  ギターのための前奏曲と練習曲集《アプンティ》Op.210
エドアルド・ピエリ(ギター)

 イタリアを代表する作曲家の未完のギター作品集!

 ユダヤ系イタリア人作曲家のマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコは、イタリアでの人種的迫害のため晩年をアメリカで過ごしました。
 彼自身はギタリストではなかったにもかかわらず、ギターのためのいくつかの傑作を残しており、その中のひとつが、音楽学者でギタリストのルッジェーロ・キエーザに促され、元々は教育的な目的で書かれた2巻のギター曲集「アプンティ」です。
 テデスコは、キエーザと作品の細部について何度も話し合い、提案を第1巻に盛り込み、共同で全曲を改訂。
 テデスコが亡くなる少し前に作曲した第2巻では、この改訂ができなかったため、楽器的には満足のいかない形で残され、第3巻と第4巻は残念ながら日の目を見ることはありませんでした。

 本アルバムでは、トスカーナ州ルッカ県のヴィアレッジョで開催されているギター・フェスティヴァルを主宰するなど幅広く活躍するイタリア人ギタリスト、エドアルド・ピエリの演奏で作品の美しい遍歴をお楽しみいただけます。

 ※録音:2021年12月ー2023年6月(イタリア)
 
 

C00830
\2600
エヴォケーション ~ ブラームス:ピアノ作品集
 ブラームス:
  ピアノ・ソナタ第2番嬰へ短調 Op.2
  アルバムの綴りイ短調
  2つのガヴォット WoO3
  ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
サラ・コスタ(ピアノ)

 イタリアの女流ピアニスト、サラ・コスタが弾く、ブラームスの若き日の傑作集。
 サラ・コスタはベルガモのドニゼッティ音楽院で学んだ後、ノーマ・フィッシャーやマーティン・ロスコー、アンジェイ・ヤシンスキ、セルゲイ・ドレンスキーなどの名匠たちにも師事。
 イタリアのキオッジャ国際ピアノ・フォーラム第1位、ロンドン・オープン・ピアノ・コンクール第3位などの実績を持ち、現在はソリスト、室内楽奏者として活躍する傍ら、母校であるドニゼッティ音楽院のピアノ科教授を務めています。

 本アルバムでは、ブラームスが若き日に書いた西洋音楽の最も重要な伝統的形式の2つの主要作品と、最近まで知られていなかった短い作品をカップリングしています。

 ※録音:2023年7月(イタリア)
 
 

C00831
\2600
6弦の女性たち ~ 20世紀における女性ギター音楽の展望
 アネッテ・クライズブリンク(b.1958):
  アンドレス・セゴビアに捧ぐ
 フェルナンオ・ペイロ(1888-1978):
  主題と変奏曲、前奏曲第1番~第4番、小組曲 Op.31(1954)
 ベティ・ロー(b.1930):ショート・ソナタ
 ベアトリーチェ・カンポドーニコ(b.1958):
  ヴァシリッサの伝説
エマ・バイゲラ(ギター)

 オランダのクラシック・ギタリスト、作曲家のアネッテ・クライズブリンクがセゴビア生誕100周年を記念し作曲した 《アンドレス・セゴビアに捧ぐ》 (フランスの作曲家コンクールで第1位を受賞)から、歌手、ピアニスト、指導者、音楽監督など多岐に活躍するイギリスの作曲家、ベティ・ローによるズヴォレ国際ギター週間(1977年)の委嘱作品 《ショート・ソナタ》 など、時代的、地理的、文化的に異なる特徴を持つ4人の女性作曲家たちによるギター作品を集成。

 ※録音:2023年8月(イタリア)
 
 

C00832
\2600
黄金の虚無 ~
 マルコ・アンツォレッティ:
  ソプラノとピアノのための未発表アートソング全集
ガブリエッラ・コスタ(ソプラノ)
アルベルト・ノネス(ピアノ)
   マルコ・アンツォレッティ(1867-1929):
    1. Il "nulla d'oro" ("Golden nothingness" - ジョヴァンニ・ベルタッキ)
    2-4. Tre variazioni sopra il tema d'un madrigale per una sola voce
    5. Lento (Slow - アッリーゴ・ボーイト)
    6. Barcarola (Barcarole - ルイーザ・アンツォレッティ)
    7. Preghiera di maggio (May prayer - ルイーザ・アンツォレッティ)
    8. L'Ora (The Time - アダ・ネグリ)
    9. Bacio Morto (Dead Kiss - アダ・ネグリ)
    10. Tutti quei morsi (All those bites - ダンテ)
    11. Quando Amor... (When Love... - ペトラルカ)
    12. Vere Novo (In spring - カルドゥッチ)
    13. La lavandaia di San Giovanni (The launress of Saint John - カルドゥッチ)
    14. Romanza in Fa minore (Romance in F minor - カルドゥッチ / クロプシュトック)
    15. O piccola Maria (O little Mary - カルドゥッチ)
    16. Com'e arzillo stamattina... (How lively he is this morning...)
    17. L'Allodola (The Lark - ルイジ・オルシーニ)
    18. L'esule slava (Slavic Exile - フランチェスコ・ダッロンガーロ)
    19-21. Canti d'Amore (3 Lieder - ジョヴァンニ・プラティ)

 イタリア北部のトレントに生まれ、ミラノとウィーンで学んだヴァイオリニスト、作曲家のマルコ・アンツォレッティ。
 本アルバムには、ヴェルディなどのオペラ台本作家として知られている、アッリーゴ・ボーイトの歌詞による主題と変奏、ダンテやペトラルカといったイタリアを代表する詩人たちの歌詞を含む、未発表作品を収録しています。

 ※録音:2023年10月(ミラノ、イタリア)
 

C00828
\2600
メンデルスゾーン:ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.105
 ピアノ・ソナタ第1番 ホ長調 Op.6
 ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 Op.106
マリノ・ナオン(ピアノ)

 若きメンデルスゾーンの残したピアノ・ソナタ集!

 ☆ハイドンに触発されて書かれた第1番!
 ☆ベートーヴェンの影響を受けた第2番と第3番!

 メンデルスゾーンの3つのピアノ・ソナタはすべて、作曲家が20歳に達する前に書かれました。
 しかし、これらは非常に成熟した音楽の結晶であり、ソナタ形式の複雑さをマスターし、これら3つの美しい作品には彼自身の豊かな音楽的アイデアがたっぷりと注がれています。
 メンデルスゾーンは偉大なピアノの名手であり、非常に教養のある若者であり、同時代人でほとんど知られていなかった過去の音楽を知っていました。
 したがって、彼の音楽は、過去の伝統とロマン派時代のアイデアが見事に融合しています。
 これらのソナタのうち最も初期のものは、メンデルスゾーンがまだ10代に達していない頃にハイドンに触発されて書かれました。
 第2番は非常に詩的で魅惑的なゆっくりとした楽章で、すでにベートーヴェンの影響を感じさせます。
 第3番は、ベートーヴェンが他界した年に書かれたものでよりベートーヴェンの影響を受けており、3曲のピアノ・ソナタの中でも一番演奏される機会の多い作品です。

 ※録音:2023年7月
 

C00822
\2600
オリジナルズ
 エリク・マルシェリー(b.1957):
  LE BAL DES SIRENES ET DES NAIADES、SUITE LOGIQUE
 マルコ・ペレイラ(b.1950):ファンタジア・コンチェルタンテ*
 ティエリー・ティスランド(b.1956):アラベスク集*
 アンソニー・シドニー(b.1952):中国の滝から
 ポール・ルイス(b.1943):3つの前奏曲
 マキシモ・ディエゴ・プホール(b.1957):組曲「マギカ」
 *世界初録音
モルガナ・ルダン(ハープ)
ロベルト・グアルニエーリ(ギター)

 珍しいハープとギターの編成!

 ハープもギターも指で弦を弾く楽器ですが、その音色は微妙に異なっています。
 ハープとギターの組み合わせは元々あまり盛んではなく、演奏されたとしても他の楽器のための作品を編曲したものばかりでした。
 それが1980年代に入るとハープとギターという編成のオリジナル曲が作られ演奏されるようになってきました。このアルバムではそれらの作品をまとめて楽しんでいただけます。

 ※録音:2022年5月
 
 

C00824
\2600
枠を超えて
 フィリップ・ゴーベール(1879-1941):フルート・ソナタ第1番(1917)
 アルフレード・カゼッラ(1883-1947):シチリアとバーレスク(1919)
 シャルル・ケクラン(1867-1950):フルート・ソナタ Op.52(1922)
 マリオ・ピラティ(1903-1938):フルート・ソナタ(1926)
カイロス・デュオ

 このアルバムには1920年代を活気づけた作曲家たちの作品が揃っています。
 孤児で貧しい少年でありましたがその才能が認められてフランスで名を馳せたゴーベール、フォーレの弟子であったカゼッラとケクラン。
 そして現在では不当に忘れ去られてしまったピラティ。彼らのフルート作品によって彼らが活躍した時代の息吹を堪能できるアルバムとなっています。

 ※録音:2022年7月
 
 
C00825
\2600
ボクサ:夜想曲集
 ニコラ=シャルル・ボクサ:夜想曲第1番 Op.50
 ボクサ&ロドルフ・クレゼール:
  夜想曲第3番 Op.59 変ホ長調(オリジナル:ヴァイオリン)
 ボクサ&クレゼール:
  夜想曲第6番 Op.59 ハ長調(オリジナル:ヴァイオリン)
 ボクサ&ジャン=ルイ・デュポール:
  夜想曲第1番 変ロ長調(オリジナル:チェロ)
 ボクサ&デュポール:夜想曲第2番 変ホ長調(オリジナル:チェロ)
ルチアーノ・フランカ(オーボエ)
ステファニア・ベティ(ハープ)

 ニコラ=シャルル・ボクサ、ロドルフ・クレゼール、ジャン=ルイ・デュポールの三人は元々それぞれがハープ、ヴァイオリン、そしてチェロの大家でした。
 また作曲家としても優秀で特にハープ奏者であったボクサは、他の楽器奏者と共作で夜想曲を作ることを思いつきました。
 それらの作品をここではオーボエとハープで演奏し、より歌心あふれる演奏となっています。

 ※録音:2023年4月
 
 

C00827
\2600

ロベルト・ラネリ:ソングス・オヴ・ミドル・スペース

様々なアーティスト


 クラリネット奏者でもあるロベルト・ラネリにとって作曲は「音日記」のようなものと言います。
 このアルバムに収められた「ソングス・オヴ・ミドル・スペース」もその中の一部に他なりません。
 ジャズ・ソング、20世紀初頭のブロードウェイミュージカルの思い出、ラテン音楽やインド音楽など様々な音楽の要素が含まれています。
 



 

URANIA RECORDS


LDV14110
\2300
五重奏曲集
 ジョヴァンニ・レグレンツィ:
  ソナタ Op.8-12"La Marinona"、ソナタ Op.8-11"La Fugazza"
 ゲオルク・ムッファト:
  SONATA PRIMA DA ARMONICO TRIBUTO IN RE MAGGIORE
 アルビノーニ:ソナタ Op.2-6 ト短調、ソナタ Op.2-3 ハ長調
 テレマン:ソナタ Op.2-6 ト短調
イル・トラッティニメント・アルモニコ

 弦楽五重奏曲は16世紀から17世紀にかけて最も発展した時期がありましたが、その後次第に廃れていきました。
 当時の編成は2つのヴァイオリン、アルトとテノールのヴィオラ・ダ・ブラッチョ、チェロ、通奏低音というものが一般的でした。
 このアルバムでは当時の編成を再現して演奏しています。
 




ALPHA CLASSICS


ALPHA1029
\3100
The Lamb's Journey ~
 子羊の旅 ギボンズからバーバーまで、合唱が紡ぐ物語
アンサンブル・アルテラ
クリストファー・ローリー(カウンターテナー)
  1. ジョアンナ・マーシュ(1970-): 屠られし子羊 *
  2. ハーバート・ハウエルズ(1892-1983): 世界の救世主 ~『レクイエム』
  3. ズザンナ・コジェイ(1994-): 神の子羊 *
  4. フランシス・プーランク(1899-1963):アニュス・デイ(神の子羊) ~『ミサ曲 ト長調』
  5. パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-): おお、全ての人よ ~『レスポンソリア・テネブレ』
  6. ケネス・レイトン(1929-1988): 涙はゆるやかに流れ
  7. アントニオ・ロッティ(1667-1740): 十字架にかけられて (8声)
  8. アントン・ブルックナー(1824-1896):アニュス・デイ(神の子羊) ~『ミサ曲 ホ短調』
  9. 黒人霊歌/マイケル・ギャレピー(1990-)編曲: あなたもそこにいたのか *
  10. ザムエル・シャイト(1587-1654): 今日キリストは蘇られた
  11. オーランド・ギボンズ(1583-1625): 手を打ち鳴らせ
  12. フランシス・グリア(1955-): 天使のパン
  13. オリヴィエ・メシアン(1908-1992): おお、聖なる饗宴
  14. エーリクス・エシェンヴァルズ(1977-): おお、救いのいけにえよ
  15. サミュエル・バーバー(1910-1981):アニュス・デイ(神の子羊) - 弦楽のためのアダージョによる

 録音: 2022年8月 セント・ポール教会 ケンブリッジ、マサチューセッツ州
 収録時間: 70分

 アメリカのカウンターテナー、クリストファー・ローリーがアメリカ合唱界の中心を担うべく組織したヴォーカル・アンサンブル、アルテラによるアルバム。
 「神の子羊」をテーマに様々な時代の合唱作品を集めており、その結成意図に見合った精緻なアンサンブルとダイナミックな表現でたいへん美しい響きを聴かせてくれます。
 
 
ALPHA974
(2CD)
\5100
モーリス・イヴァン: オペレッタ《イエス!》
 モーリス・イヴァン(1891-1965):
  オペレッタ《イエス!》 (1928)
   台本...アルベール・ウィルメッツ
クレマン・ロシュフォール(語り)
トット...サンドリーヌ・ブエンディア(ソプラノ)
リュセット・ド・サン=エグルファン...
 レオヴァニ・ロー(メゾ・ソプラノ)
クレマンティーヌ...アメリー・タッティ(ソプラノ)
マルキータ...イリーナ・ド・バギ(メゾ・ソプラノ)
ルル、ウィンチェストン女卿...ノルマ・ナウン(ソプラノ)
踊り子...ロール・イレフ(メゾ・ソプラノ)
マリオン・ドンブル(ソプラノ)
セルヴァーヌ・ブロシャール(ソプラノ)
ティフェーヌ・シュヴァリエ(ソプラノ)
マクシム・ガヴァール...ギヨーム・デュラン(バリトン)
セザール...マチュー・デュブロカ(バリトン)
ロジェ、レゴル...シナン・ベルトラン(テノール)
サン=エグルファン氏...オーレリアン・ガス(バリトン)
ガヴァールの父親...フィリップ・ブロカ―ル(バリトン)
ロワゼル...オリヴィエ・ポデスタ(テノール)
レ・フリヴォリテ・パリジェンヌ(管弦楽)

 録音: 2022年6月 イル・ド・フランス国立管弦楽団スタジオ、アルフォールヴィル
 総収録時間: 95分

 1920年代から30年代にかけてパリで人気を博したオペレッタ、ミュージカル作曲家モーリス・イヴァンによる作品。
 厳格な父から結婚を命じられた放蕩息子が、それを避けるために周囲の男女と繰り広げる策と恋愛事情が絡み、フランスのル・トゥケとロンドンを行き来するちょっと複雑なドタバタ劇。
 1928年1月に初演されて大ヒットした舞台を出来る限り再現し、現存する音楽素材も最大限盛り込んだ、当時の熱気が伝わる楽しいアルバムです。

 
 




ANALEKTA



AN953
(2CD)
\5100
バッハ:マタイ受難曲(メンデルスゾーン版)
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  マタイ受難曲
 フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)蘇演版
  【CD 1】 第1部
  【CD 2】 第2部
福音史家...ダン・コークウェル(テノール)
イエス...ウィリアム・シャープ(バリトン)
クララ・ロットソルク(ソプラノ)
ルシアン・ブラケット(メゾ・ソプラノ)
アイゼア・ベル(テノール)
エンリーコ・ラガスカ(バス)
ベスレヘム・バッハ合唱団
バッハ祝祭管弦楽団
シャーロット・マタックス・マーシュ
 (フォルテピアノ=通奏低音)
クリストファー・ジャクソン(指揮)

 録音: 2023年11月1-4日 パッカー記念教会、ベスレヘム(米国ペンシルヴェニア州)
 総収録時間: 125分
 ※歌詞と英訳はWEB上(QRコード)での提供となります。

 【メンデルスゾーンの手で19世紀流にアレンジされた傑作の驚くべき響き!】
 バッハの歿後80年近くが経とうとしていた1829年、古い時代の音楽に関心を寄せる人が多く集まっていたベルリンで行われた『マタイ受難曲』の蘇演は、当時ごく一部の音楽愛好家にしか知られていなかった昔日の巨匠の真価に人々が開眼する大きなきっかけとなりました。
 この時に指揮を務めただけでなく、一部の曲を省いて当時の聴き手にも接しやすく構成を調え、すでに使われなくなっていた楽器のパートをクラリネットやフルート、ピアノ等に移し替えて楽譜を用意したのが若きフェリクス・メンデルスゾーン。
 彼は1841年に楽譜を再校訂した形で世に送り出し、ロマン派の人々のバッハ受容に大きく貢献することになります。
 このメンデルスゾーン版『マタイ受難曲』はかなり前に先行録音もリリースされていますが、アメリカ最古のバッハ合唱団を標榜するベスレヘム・バッハ合唱団によるこのアルバムはベーレンライター社から2023年に刊行された最新校訂版に基づく新録音。
 オーケストラは現代楽器ながら歴史的奏法を踏まえ初期ロマン派風の趣きをよく再現、時に重厚な響きの中でも決して透明感を失わない明晰な解釈を聴かせてくれます。
 救世主イエスを糾弾する群衆を演じながら同時に信徒の声も代弁する合唱も意欲充分で聴きごたえあり。
 バッハを捉え直す上で見逃せない版の面白さを十全に伝えてくれます。

 
 



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ARCANA

A559
\3100→\2890
マリオ・ブルネロ(チェロ)
 ミェチスワフ・ヴァインベルク: 無伴奏チェロ・ソナタ(全4曲)

 ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
  1-3. 無伴奏チェロ・ソナタ 第1番 Op. 72 (1960)
  4-7. 無伴奏チェロ・ソナタ 第2番 Op. 121 (1977)
  8-11. 無伴奏チェロ・ソナタ 第3番 Op. 106 (1971)
  12-14. 無伴奏チェロ・ソナタ 第4番 Op. 140bis (1986)
マリオ・ブルネロ(チェロ)

 チェロ/ブレシアのピエトロ・サント・マッジーニ1600年頃製作
 録音: 2022年3月21-27日 アンチルッジーネ、ヴァッラ、トレヴィーゾ、イタリア
 収録時間: 87分25秒
 ※長時間収録ディスクのため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない可能性がございます。ご注意ください。

 【ブルネロが17世紀の名器で、20世紀の傑作ヴァインベルクの無伴奏チェロ・ソナタに臨む!】
 近年はARCANAより、バッハを中心としたバロック作品を4弦チェロ・ピッコロで演奏するアルバムを精力的にリリースしてきたマリオ・ブルネロ。
 今回は通常のチェロに立ち返り彼愛用の名器マッジーニを用いて、20世紀無伴奏チェロ作品の傑作の一つ、ヴァインベルクのソナタ全4曲を録音しました。
 うち第2番は1965年に作曲され作品86として出版されましたが、ここでは1977年に大幅に改訂された版を収録。
 高い技術と集中力で時に瞑想的、時に諧謔的、そして時に激昂するような曲想を奥深く、きめ細かく描き上げています。

 
 
 
A562
\3100
旧約聖書『雅歌』に基づくイタリア初期バロックのモテット集
 1. ジョヴァンニ・ヴァレンティーニ(1582頃-1649):
  Vulnerasti cor meum
   あなたはわたしの心を傷つけてきた(1615)*
 2. フランチェスコ・カザーティ(生歿年不詳、1615-1617頃に活躍):
  Vulnerasti cor meum
   あなたはわたしの心を傷つけてきた(1617)*
 3. セラフィーノ・パッタ(生歿年不詳、1606-1619頃に活躍):
  Surge propera 起きてください、愛しき君(1609-1611)*
 4. アレッサンドロ・グランディ(1590-1630):
  O quam tu pulchra es ああ、きみはなんと美しい(1610-1628)
 5. オラツィオ・タルディーティ(1602-1677):Quam speciosa
  なんと美しい、エルサレムの娘よ(1629 ?/1638)*
 6. ジューリオ・チェーザレ・モンテヴェルディ(1573-1630頃):
  Dilectus meus わが想い募る人よ(1620)
 7. ジョヴァンニ・バンチ(生歿年不詳、1619頃に活躍):
  Ego flos campi わたしは野の花(1619)*
 8. アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):
  Descendi in hortum meum
   わたしは自分の庭園に入っていった(1610-1616)*
 9. イグナツィオ・ドナーティ(1568頃-1638):
  O Maria dilecta mea おお愛しきマリア(1619)*
 10. フェデリーコ・マルガリーニ(生歿年不詳、1618頃に活躍):
  Quam pulchra es なんと美しいことか(1618)
 11. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  Nigra sum わたしの肌は黒くても
   (『聖母マリアの夕べの祈り』〔1610〕より)
 12. ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチオ
  (生歿年不詳、1609-1621頃に活躍):
   Tota pulchra es あなたはひたすらに美しい(1620)*
 13. C. モンテヴェルディ: Ego dormio わたしは眠っていても(1625)
 14. レオーネ・レオーニ(1560頃-1627):
  Egredimini filiae Sion 行け、シオンの娘たちよ(1606-1621)*
 15. ジョヴァンニ・ロヴェッタ(1596/99-1668):
  Surge propera 起きてください、愛しき君(1635-1640)*
 16. ジョヴァンニ・アントニオ・リガッティ(1613頃-1648):
  Surge columba mea 起きて、わが白鳩の君(1643)*
 17. ジョヴァンニ・ベルナルド・コロンビ
   (生歿年不詳、1603-1621頃に活躍):
   providebam Dominum わたしは常に主の前にあり(1619)*

 *は世界初録音
イ・ディズィンヴォルティ
 (声楽&古楽器アンサンブル)
マッシモ・アルティエーリ(テノール)
マッシモ・ロンバルディ(テノール、指揮)
グリエルモ・ブオンサンティ(バス)
ノエリア・レヴェルテ・レーケ
 (テノール・ガンバ、
  バス・ガンバ、リローネ)
マルコ・サッカディン(テオルボ)
ニコラ・ラモン(オルガン、チェンバロ)

 1/4コンマ ミーントーン A=440 Hz
 録音: 2020年6月14-18日、2021年7月14、15日 殉教者聖マウリツィオ&聖コンパーニ教会、 ブレーノ(イタリア北部ロンバルディア地方ブレーシア県)

 【選曲絶妙。イタリア初期バロック宗教音楽の生々しさを高雅に捉えたモテット集】
 17世紀初頭、モンテヴェルディやカッチーニ等と同時代の北イタリア各地で活躍した作曲家たちの教会音楽を、3人の歌手と3人の通奏低音奏者のさまざまな組み合わせで変幻自在に聴かせてゆくアルバム。
 複数声部の絡み合いを大前提としたルネサンス・ポリフォニー教会音楽から、独唱パートの存在感を強く際立たせたバロック的コンチェルタート様式が生まれ、そこからオペラという独唱ありきの新しい舞台芸術が誕生したのが1600年前後で、ここではその10年ほど後、通奏低音に支えられた独唱パートを幾つか重唱させる小編成の新しい教会音楽(モテット)が定着しつつあった頃の作品を中心にプログラムが編まれています。
 
 モンテヴェルディを例外として大半は滅多にとりあげられない作曲家ばかりと思いきや、はっとするほど官能的な旋律美やきわめて大胆な転調あり、語りのような独唱もあればルネサンス語法の新解釈のような興味深い展開もあり、トラックごとに新鮮な驚きが詰まったアルバムの充実度は本場イタリアにおける古楽研究と演奏実践の緊密な連携、経験値の集積を強く印象づけます。
 「初期バロックは教会の内と外の音楽が互いに驚くほど近かった」とライナーノートに解説されている通り、まさに世俗のマドリガーレと聴き違えるほどの内容は、聖書の中でもとりわけ煽情的・官能的な描写が相次ぐ『雅歌』から歌詞をとった作品ばかりを集めているからこその特色と言えるでしょう。
 その聖俗の近似性を際立たせるべく、たとえば当時オペラの名場面を彩った共鳴弦付き擦弦楽器リローネを使ったり、モンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』からの一章はあえてリュートソングのように撥弦楽器一つの伴奏に絞って聴かせるなど、演奏編成に工夫が凝らされている点も注目です。

 
 




CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS123
(3CD)
\5500
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:
 歌劇《インドの王ポーロ》(全3幕)

  ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
   歌劇《インドの王ポーロ》HWV 28(全3幕)
  台本:ピエトロ・メタスタージオ(1698-1782)
ポーロ...クリストファー・ローリー(カウンターテナー)
クレオフィーデ...
 ルシア・マルティン・カルトン(ソプラノ)
アレッサンドロ...マルコ・アンジョローニ(テノール)
エリセーナ...ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ)
ガンダルテ...
 ポール=アントワーヌ・ベノス=ディアン
  (カウンターテナー)
ティマジェーネ...アレッサンドロ・ラヴァジオ(バス)
イル・グロヴィリオ(古楽器使用)
ノラ・ダルガザンティ(チェンバロ、オルガン)
マルコ・アンジョローニ(指揮)

 録音: 2023年3月20-26日 ヴェルサイユ宮殿「十字軍の間」
 総収録時間: 129分

 【待望の新たな全曲録音! 名歌手陣に加え、指揮者自ら重要役を歌うヘンデル「ポーロ」】
 1731年2月、数々の商売敵たちと共にロンドン歌劇界を賑わせていたヘンデルの《ポーロ》は王立歌劇場で初演されて成功を収め、その後も再演の機会がロンドン内外でたびたびありました。
 台本は当時の歌劇台本詩人の最高峰メタスタージオが、ナポリの名匠レオナルド・ヴィンチのため2年前に用意した《インドのアレッサンドロ》を転用して作られたもの。
 インドを征服したアレッサンドロ(アレクサンドロス大王)に結婚を迫られる王妃クレオフィーデが、平服の戦士に扮し処刑を免れた夫王ポーロと共に生きる術を探り、万策尽きたところでアレッサンドロの寛大さに救われる......という全3幕を、名歌手マルコ・アンジョローニが自らアレッサンドロを演じつつ指揮。
 伝統あるゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭でも活躍が目立つクリストファー・ローリー、躍進めざましいスペイン出身のルシア・マルティン=カルトンやジュゼッピーナ・ブリデッリらの女声勢など頼もしい歌手陣と共に、自ら2018年に結成したイル・グロヴィリオの俊才勢と作品美をよく捉えた解釈で楽しませてくれます。
 《ポーロ》全曲録音はビオンディ指揮による2000年の録音と、2006年のゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭でのコンラート・ユングヘーネル指揮による録音以来。
 2020年代にふさわしい充実の新録音を、ヴェルサイユ宮殿の「十字軍の間」という歴史的空間の響きで味わえる待望のリリースです。

 
 



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 LINN RECORDS



CKD738
\3100→\2890
アンサンブル・モリエール(古楽器使用)
ルイ14世お気に入りの作曲家たちの名作を辿るアルバム
 王様のプレイリスト ~ルイ14世の宮廷音楽

 1. マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
  序曲 (《花咲ける芸術》より)*
 2. ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
  第1&第2エール (《ファエトン》より)*
 3-7. フランソワ・クープラン(1668-1733):
  第2コンセール ニ長調 (『王宮のコンセール』より)
   3. Prelude / 4. Allemande fugue /
   5. Qir tendre / 6. Air contrefugue / 7. Echos
 8-13. ミシェル=リシャール・ド・ラランド(1657-1726):
  第1組曲 (『王の晩餐のためのサンフォニー集』より)*
   8. Prelude / 9. Air grave / 10. Trio /
   11. Gigue / 12. Petit air / 13. Passacaille
 14. 作者不詳: 序曲 (《王の夜の舞踏劇》より)*
 15. ジャン・ド・カンブフォール(1605頃-1661):
  夜のレシ「悩ましき明るさよ」 (《王の夜の舞踏劇》より)
 16. 作者不詳: 日の出を演じる王 (《王の夜の舞踏劇》より)*
 17-21. マラン・マレ(1656-1728):
  組曲 ト短調 (抜粋/『王の御就寝に捧ぐトリオ集』より)
   17. Prelude / 18. Sarabande / 19. Rondeau /
   20. Plainte / 21. Menuet
 * 編曲: サトコ・ドイ=ラック
アンサンブル・モリエール(古楽器使用)
フラヴィア・ハーティ
 (フラウト・トラヴェルソ)
アリス・アール(ヴァイオリン)
ケイト・コンウェイ
 (バス・ド・ヴィオール
  〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
カトリオーナ・マクダーミッド(バスーン)
サトコ・ドイ=ラック(チェンバロ)

 録音: 2023年3月6-8日 セント・マーガレット教会国立古楽センター、ヨーク、UK
 収録時間: 49分

 【英国の新世代アンサンブルが奏でる、太陽王の宮廷の一日】
 2021年、英国のBBC Radio 3とロンドン王立音楽大学(RCM)が共同推薦するニュー・ジェネレーション・バロック・アンサンブルの輝かしき初代団体に選ばれたアンサンブル・モリエールによる、トリオ・ソナタ編成でルイ14世お気に入りの作曲家たちの名作を辿るアルバム。
 ヴェルサイユの各所に楽隊を配し、朝から晩まで音楽漬けで政務を続けた王の一日を辿るかのように、序曲から室内楽、正餐時のBGM、宮廷劇場の音楽、そして就寝時の音楽へと続くプログラムで構成されています。
 ルイ14世に最も愛された作曲家リュリはもちろん、その歿後に王室関係者のため音楽を綴り続けたシャルパンティエ、王室鍵盤教師も務めたクープラン、王室におけるリュリの実質的後継者ド・ラランド、そしてルイ14世の中央集権が決定的になった頃に王自らが太陽の寓意像を演じた《王の夜の舞踏劇》を経て、就寝時に奏でられたというマレ初期の傑作曲集に収束するその展開は、バロック・ファンならずともつい先へ、先へ......と聴き続けてしまうに違いありません。
 ロンドンを拠点に活躍するチェンバロ奏者サトコ・ドイ=ラック(土井聡子)の手で声楽曲や管弦楽曲が室内楽編成に凝縮された巧みなアレンジも聴きどころ。
 バロック・バスーンの参加で室内楽的な親密さにオーケストラ風の広がりも加わり、フランス・バロック特有の高雅さを多彩な響きの中で楽しめる1枚です。

 
 




NAXOS


8.559941
\1800
プライス/サワビー:弦楽四重奏曲集
 1-4. フローレンス・ベアトリス・プライス(1887-1953):
  弦楽四重奏曲第2番 イ短調(1935)
   1. I. Moderato / 2. II. Andante cantabile /
   3. III. Juba: Allegro / 4. IV. Finale: Allegro
 5-8. レオ・サワビー(1895-1968):
  弦楽四重奏曲 ト短調 H. 226(1935)...世界初録音
   5. I. Languidly; darkly - Fast; with dash /
   6. II. Very fast / 7. III. Slowly; rhapsodically
   8. IV. (Recitative:) Broadly -
    (Fugue:) Moderately fast, yet with broad sweep
 9-13. プライス:
  ネグロ・フォークソング・イン・カウンターポイント(1951)
   9. No. 1. Adagio vigoroso(カルヴァリーによる)
   10. No. 2. Andantino(いとしのクレメンタインによる)
   11. No. 3. Andantino cantabile(君が眼にて酒を汲めよによる)
   12. No. 4. Allegro
    (ショートニング・ブレッドといくつかの民謡による)
   13. No. 5. Andantino
    (スウィング・ロー・スウィート・チャリオットによる)
アヴァロン弦楽四重奏団
 Blaise Magniere(第1ヴァイオリン)
 Marie Wang(第2ヴァイオリン)
 Anthony Devroye(ヴィオラ)
 Cheng-Hou Lee(チェロ)

 録音:Boutell Memorial Concert Hall,Northern Illinois University(USA) 2022年9月9日、10月1、4日...5-8 2022年9月10、30日...9-13 2022年9月30日-10月1日...1-4
 総収録時間:74分

 2020年代に入って急速に脚光を浴びる作曲家フローレンス・プライス。その弦楽四重奏曲第2番をメインに、彼女の師匠ともいえるサワビーの作品を合わせて紹介する、NAXOSのアメリカン・クラシックらしい1枚。
 「アメリカ初の黒人女性作曲家」と呼ばれるプライスは、2021年のBBCプロムスで交響曲第3番の第3楽章が演奏され、2022年には交響曲第1番と第3番を収めたアルバムがグラミー賞を受賞、2023年には「アメリカにおけるエチオピアの影」が神奈川フィルにより日本初演されるなど、世界的に脚光を浴びています。
 彼女の作品の多くは死後も未発表のままで、その真価や全貌はまだ発掘途上と言えます。
 プライスの1世代上に当たるレオ・サワビーは、ローマのアメリカン・アカデミーのローマ賞やピューリッツァー賞を受賞するなど国際的な名声を得ていました。
 プライスとサワビーは共に1930年代から40年代にかけてシカゴの音楽コミュニティのメンバーで、プライスがサザビーから教えを受けていたこともあり、お互いの作品を尊敬していたことが知られています。
 このアルバムには両者の弦楽四重奏曲を収めています。
 最後に置かれたプライスの「ネグロ・フォークソング・イン・カウンターポイント」は5つの民謡旋律に基づくアフリカ由来のリズムや黒人霊歌を大胆に取り入れた作品。
 とりわけ第2曲の旋律は「雪山讃歌」として誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。
 
 
8.574545
\1800
リスト:ピアノ曲全集 第61集
 オペラ・トランスクリプション集
マーティン・カズン(ピアノ)
  1. マイアーベーアの歌劇《ユグノー教徒》の主題による大幻想曲 S412/R211(1836)(初稿)
  2. イタリア・オペラのメロディとメルカダンテの歌劇《誓い》による幻想曲
   「スカラ座の回想」 S458/ R294(1838-39)
  3. スペインの主題による幻想的ロンド「マヌエル・ガルシアの密輸人」 S252(1836)
  4. ワーグナー:歌劇《ローエングリン》 - 祝典と婚礼の歌 S446/1/R279/1(1854)(初稿)
  5. ドリーブの歌劇《ニヴェルのジャン》によるバラード「マンドラゴラ」 S698/R666(1881)(断章)

 録音:2023年2月13-15日 Trinity Concert Hall, Trinity School, クロイドン(UK)
 総収録時間:79分

 このアルバムには、若い頃のリストが得意としていたオペラの旋律のトランスクリプション5作が収録されています。
 冒頭に置かれたマイヤベーアの《ユグノー教徒》の旋律を用いた幻想曲は1836年の作曲。
 リストはこの曲を3回改訂していますが、改訂ごとに曲が整理されたため、この初稿が一番長いものとなっています。
 2曲目のメルカダンテの旋律による「スカラ座の回想」にはメルカダンテの他、誰のものかは特定できない旋律も使われています。
 幻想的ロンドは、スペインの作曲家マヌエル・ガルシアのサルスエラ《密輸人》の旋律に基づく作品。スペイン風の情熱的なリズムに支えられた技巧的な手の跳躍が使われた「ラ・カンパネラ」を思わせる曲です。
 《ローエングリン》のトランスクリプションは、比較的原曲に忠実なアレンジが施されています。最後の「マンドラゴラ」はリスト晩年の作品。
 37小節のみの断片ですが、当時リストが試みていた無調の使用など実験的な要素が見られます。
 演奏はイギリスのピアニスト、マーティン・カズン。オスカー獲得の映画『シャイン』でピアニストの"手"を演じたことでも知られています。
 
 

8.574524
(2CD)
\2600
マイール:ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)
 【CD1】
   1. Kyrie I - Christe - Kyrie II /
   2. Gloria in excelsis / 3. Laudamus te /
   4. Domine Deus / 5. Qui tollis
  【CD2】
   1. Qui sedes / 2. Cum Sancto / 3. Credo /
   4. Sanctus - Benedictus / 5. Agnus Dei
 世界初録音
アンナ・ファイト(ソプラノ)
ボグナ・ベルナギエヴィチ(ソプラノ)
フレイア・アプフェルスタット(アルト)
マルクス・シェーファー(テノール)
ファン・ジー(テノール)
ニクラス・マルマン(バス)
ジモン・マイール合唱団
コンチェルト・デ・バッスス(古楽器オーケストラ)
フランツ・ハウク(指揮)

 録音:2022年7月18-24日 Asamkirche Maria de Victoria, Ingolstadt(ドイツ)
 総収録時間:96分

 ヨハン・ジモン・マイールの音楽を積極的に紹介するフランツ・ハウクとコンチェルト・デ・バッスス。
 今回のアルバムでは200年ほどの間、顧みられることのなかったマイールの「ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)」を演奏しました。
 この作品は、以前NAXOSからリリースされた「グローリア・ミサ」(8.574203)と同じく、17世紀イタリアで流行した「ミサ・コンチェルタータ」(各々の曲は連続せず、独立して奏される)の様式に根差しており、歌い手とオーケストラが巧みな掛け合いを聴かせ、とりわけ「オーケストラ・パートの優れた対位法の書法は当時の聴衆に強烈な印象を与えた」と、マイールの最初の伝記作家ジローラモ・カルヴィ(1791-1872)が書き残したほどです。
 70作以上の歌劇を残したマイールの抒情的な旋律美は、これらの宗教的作品でも健在です。
 
 
8.579150
\1800
レザ・ヴァリ(1952-):管弦楽曲と管弦楽伴奏歌曲
 1. ラヴァン(2013)
 2-6. 民謡集 第16集「ビーイング・オヴ・ラヴ」(2005)
  2. No. 1. Longing / 3. No. 2. Love Drunk /
  4. No. 3. In Memory of a Lost Beloved /
  5. No. 4. The Girl from Shiraz /
  6. No. 5. The Being of Love
 7. カリグラフィー第16番「イスファハン」(2017)
 全て世界初録音
ジャンナ・ベイティ(メゾ・ソプラノ)...2-6
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・
 フィルハーモニー管弦楽団
ファウジ・ヘイモア(指揮)

 録音:2022年6月7-10日 ヴュルテンベルク・フィルハーモニー、ロイトリンゲン(ドイツ)
 総収録時間:54分

 数多くの受賞歴を持つイラン出身の作曲家レザ・ヴァリ。テヘランで音楽の基礎を学び、1972年ウィーン国立音楽大学に留学。
 その後アメリカのピッツバーグ大学で博士号を取得し、現在はアメリカを拠点に活躍しています。彼は故郷の旋法体系「ダストガー(即興演奏を行う上での基礎となる旋律の集まり)」をヨーロッパの音楽に融合させたエキゾチックな作品を書くことで知られており、このアルバムでも華麗なオーケストラ作品である「ラヴァン」をはじめ、3世紀ペルシャの詩人兼神秘家ルーミーのテキストや自身の言葉を用いた民謡集「ビーイング・オヴ・ラヴ」、彼が2000年から取り組んでいる『カリグラフィ』シリーズの第16番「イスファハン」、これらユニークな3作品をお聴きいただけます。
 「ビーイング・オヴ・ラヴ」でソロを歌うジャンナ・ベイティは現代作品を得意とするメゾ・ソプラノ。
 これまでにもヴァリの民謡集第10集(8.572224)やアイヴズの歌唱で高い評価を得ています。
 
 

8.579103
\1800
カサド/モンポウ:ギター作品全集 エウジェニオ・デラ・キアーラ(ギター)
 1. ガスパール・カサド(1897-1966):カタラネスカ(1922)
 2. カサド:前奏曲とサルダーナ(1965)
 3. カサド:フィンランドの民謡による2つの歌(オリジナル・エンディングとコーダ)(2003年出版)
 4. カサド:レオナルドの歌(1951)
 5. カサド:キジアナのサルダーナ(1951)(A. セゴビア編纂の手稿譜)
 6. カサド:カタルーニャの伝説(1952年12月14日以前)
 7-8. フェデリコ・モンポウ(1893-1987):歌と踊り 第10番(1953)(ギター編:2001年出版)
 9-10. モンポウ:歌と踊り 第13番(1972)(最終稿)
 11-16. モンポウ:コンポステラ組曲(1962)
  11. I. Preludio 前奏曲 / 12. II. Coral コラール / 13. III. Cuna 子守歌 /
  14. IV. Recitativo レチタティーボ / 15. V. Cancion 歌 / 16. VI. Muneira ムニェイラ

 録音:2022年12月3-5日 Forum Della Chiara, Pesaro(イタリア)
 総収録時間:57分

 カタルーニャの同世代の作曲家ガスパール・カサドとフェデリコ・モンポウのギターのための全作品を収録したアルバム。
 優れたチェリストであったカサドはアンドレス・セゴビアと親交を深め、6曲のギター作品を書き上げました。
 これらはどれもカタルーニャの民族舞曲に基づいています。
 ピアニストであったモンポウが残した作品のほとんどはピアノ曲ですが、「歌と踊り 第10番」は原曲のピアノ曲をモンポウ自身がギターへと編曲、そして「コンポステラ組曲」はセゴビアに献呈されました。
 どれもモンポウ独特の瞑想的なピアノ曲に通じる抒情的な雰囲気を持つ作品です。
 
 演奏するエウジェニオ・デラ・キアーラは、1990年ペーザロ生まれのギタリスト。
 日本やヨーロッパ各地で演奏会を行い、これまでにDECCAから3枚のアルバムをリリースした他、現代音楽の作曲家とも積極的にコラボレーションを行い、20曲以上の作品の献呈を受けています。
 
 
8.579152
\1800
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994) 歌曲と民謡集 第3集 スサナ・ガスパー(ソプラノ)
ヌーノ・ヴィエラ・デ・アルメイダ(ピアノ)
 1. O menino da sua mae 母の小さな息子 Op. 21(1939年原典版)
 2-7. 6つの古いイギリスの歌 Op. 52(1949)...世界初録音
  2. No. 1. Barbara Allen / 3. No. 2. Early One Morning / 4. No. 3. Sir Francis Drake /
  5. No. 4. O Sleep, My Baby / 6. No. 5. What Shall We Do with the Drunken Sailor?
  7. No. 6. High Germany
 8-10. カモンイスの3つのソネット Op. 27(1939年原典版)
  8. No. 1. Sete anos de pastor 羊飼いとしての7年間
  9. No. 2. Alma minha gentil 私の優しい魂
  10. No. 3. Oh! Como se me alonga おお、何年も何年も
 11. Aquela triste e leda madrugada Op. 112(1959)
 12. Por que vossa beleza a si se venca Op. 133(1960年頃)(原典版)...世界初録音
 13-18. 6つの古いフランスの歌 Op. 50(1948)...世界初録音
  13. No. 1. Chanson a grand vent / 14. No. 2. Ma belle, si tu voulais /
  15. No. 3. Comment vouloir qu'une personne chante / 16. No. 4. Le chant des livrees
  17. No. 5. Ah! Si j'etais petite mere 18. No. 6. La vigne au vin
 19. O sol e grande 太陽は偉大なり Op. 130(1960)

 録音:2023年7月18-20日 Pequeno Auditorio, Centro Culturalde Belem、リスボン(ポルトガル)
 総収録時間:74分

 20世紀後半のポルトガルにおける最も偉大な作曲家の一人、ロペス=グラサ。リスボンでフレイタス・ブランコとヴィアンナ・ダ・モッタから作曲とピアノを学んだ後、大学都市として知られるコインブラに住み、作家や知識人のグループと親しく交流しました。この時に知った詩人ジョゼ・レジオらによる数多くのポルトガル語の詩はその後の彼の創作に大きな影響を与えることとなります。
 30代の時には3年間パリに滞在し、当時フランスの音楽様式を身に着けると同時に、近代音楽とポルトガル民謡の融合を図り、シンプルで美しい作品を書き上げました。
 
 このアルバムにも、初期の作品でフランス文化から影響を受けた世界初録音となる「6つの古いフランスの歌」と同じく世界初録音である「6つの古いイギリスの歌」の他、ポルトガルの偉大な詩人の詩を用いた曲も収録。
 彼が目指した"国境を越えた友愛から生まれる理想郷"が歌で実現されています。
 ポルトガル出身のソプラノのスサナ・ガスパーは、英国ロイヤル・オペラ・ハウスが主宰する「ジェット・パーカー・ヤングアーティスト・プログラム」の卒業生。
 2013年度のカーディフ国際声楽コンクールで注目され、世界的に活躍を始めた歌手です。
 

NAXOS GREAT COMPOSERS IN WORDS AND MUSIC

8.578375
\1800
大作曲家 ロベルト・シューマン
 1-36. 朗読と音楽で綴る生涯
 デイヴィニア・キャディ作
レイトン・ピュー(朗読)

 総収録時間:79分

 ドイツ・ロマン派を代表する作曲家の一人シューマンは、音楽評論家としても尊敬され、また小説や劇作品などに文学的才能も発揮していました。
 音楽と文学の融合を試みた彼の足跡と、妻でピアニストのクララから受けた影響などを探りながら、その創作の軌跡を追います。
 彼が生み出したフロレスタンとオイゼビウス、この2面性が潜むピアノ曲や、交響曲、そして一時期集中的に書かれた歌曲、生前に決して演奏されることのなかったヴァイオリン協奏曲などの名作を紹介した1枚です。

 使用曲:『謝肉祭』-エストレラ、フロレスタン、『子供の情景』-トロイメライ、『11の若者の歌』-アンナに I、ピアノ五重奏曲 ハ短調-第2楽章、アベッグ変奏曲Op. 1より、 『蝶々』- 終曲、クライスレリアーナ-第1曲、『詩人の恋』-若者が娘を恋し、交響曲第1番「春」-第1楽章、『楽園とペリ』第3部より、ピアノ協奏曲イ短調 -第2楽章、歌劇《ゲノヴェーヴァ》-序曲、4つの行進曲-第4番、交響曲第4番 ニ短調-第2楽章、自作主題による演奏曲-主題、第4変奏曲、ヴァイオリン協奏曲-第3楽章 以上全18曲(フェイドイン、フェイドアウトあり)
 




RAMEE



RAM2301
\3100
レ・ムファッティ(古楽器使用)
バッハ:管弦楽組曲第2番、ブランデンブルク協奏曲第5番 ほか

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  1-7. 管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV 1067
  8-10. ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV 1050
 バッハ/フランク・テュンス編:
  11. アッラ・シチリアーナ
   (3つのチェンバロと弦楽のための協奏曲 ニ短調 BWV 1063より)-
    フルート、ヴァイオリン、チェンバロと弦楽による演奏
 バッハ:
  12-14. 三重協奏曲 イ短調 BWV 1044
フランク・テュンス(フラウト・トラヴェルソ)
ソフィー・ジェント(ヴァイオリン)
ベルトラン・キュイエ(チェンバロ)
レ・ムファッティ(古楽器使用)

 (フラウト・トラヴェルソ)使用楽器: トリノのカルロ・プランカ1750年製作モデルに基づくブリュッセルのアンドレアス・グラット2013年製作の再現楽器
 (ヴァイオリン)使用楽器: アブザム(オーストリア)のヤーコプ・シュタイナー1676年製作のオリジナル楽器
 (チェンバロ)使用楽器: ハンブルクのクリスティアン・ツェル1728年製作モデルに基づくカステルムツィオ(イタリア)のブルース・ケネディ2002年製作の再現楽器
 録音: 2023年3月13-16日 ベギンホフ教会、シント=トロイデン、ベルギー
 収録時間: 65分

 【欧州古楽シーンの層の厚さを実感する、自発性と深みに満ちたバッハ解釈】
 フィリップ・ヘレヴェッヘやジョス・ファン・インマゼールの古楽器オーケストラで活躍をみせ、師バルトルド・クイケンの後を受けブリュッセル王立音 楽院で多くの門弟を育ててきたフラウト・トラヴェルソの名手フランク・テュンスが、同じく多くの一流古楽器楽団に加わるバロック・ヴァイオリン 奏者ソフィー・ジェントと共に、ナントの古楽器奏者家系出身の俊才ベルトラン・キュイエを指揮者に迎えたベルギーの実力派集団レ・ムファッ ティと、バッハの器楽作品集を録音しました。
 弦楽3/3/2/2/1にテオルボとチェンバロを加えたその編成には、多忙な低弦奏者ブノワ・ファン デン・ベムデン(この録音では基本的にコントラバスを演奏。
 ブランデンブルク協奏曲第5番のみヴィオローネを使用)、日本でも活躍するバロッ ク・ヴァイオリンの中丸まどかや大野しほ、自身ポルトガルでボンヌ・コルドを主宰するバロック・チェロのディアナ・ヴィナグレら頼もしいメンバーが 結集しています。
 緊密なアンサンブルの中でも各パートの自発性が生きる演奏は、ベルギー古楽界の充実度を改めて実感できる味わい深さ。
 自身ラ・プティット・バンドやイル・フォンダメントなどの古楽器アンサンブルにヴァイオリン奏者として加わっていた名技師、ライナー・アルントの 明敏な耳あればこそのエンジニアリングも絶妙で、ソリスト3人の魅力的な解釈を通じ、それぞれの古楽器の持ち味がよく伝わってきます。

 
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ATS

ATS964-2
(UHQCD)
\2500→\2290
ホロヴィッツの協奏曲ライヴの第二弾、ハリウッド・ボウル・ライヴ
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
  (ウィリアム・スタインバーグ指揮ハリウッド・ボウル管演奏。
   1949年8月2日ハリウッド・ボウル・ライヴ)
 アンコール/
  スカルラッティ:ピアノ・ソナタL23(K.380)、
  モシュコフスキ:練習曲作品72-11、
  シューマン:トロイメライ、
  スーザ=ホロヴィッツ編:星条旗よ永遠なれ
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
  (セルゲイ・クーセヴィツキー指揮ハリウッッド・ボウル管演奏、
   1950年8月31日ハリウッド・ボウルライヴ)
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)

 17000人の聴衆が熱狂した!音質向上。ホロヴィッツ・ハリウッド・ボウルライヴ 1949+1950
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(スタインバーグ)、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(クーセヴィツキー)

 ホロヴィッツの協奏曲ライヴの第二弾。いずれもハリウッド・ボウルにおけるライヴ。
 オケの実体はロサンジェルスフィルです。
 
 スタインバーグとのチャイコフスキーはかつて1945年の演奏と誤記されておりましたが、正しくは1949年8月2日のライヴ。
 音質は悪くない物ですが、既出盤は冒頭のホルンが何とも頼りなかったのですがこれは音源の欠陥で当盤では修正され堂々たる咆哮。
 しかしホロヴィッツのピアノが入るとそのオーケストラすら後ずさりするかのような凄絶さ!
 17000人の聴衆が熱狂したと当時の新聞は伝えています。
 
 有難いことにアンコールを全て収録。
 これまた得意曲ばかりで、圧倒的。クーセヴィツキー最晩年の濃厚なロマン主義と融合したラフマニノフ。
 粘りのある伴奏を得てホロヴィッツの自由奔放な飛翔はとてもこの世のものとは思えません。
 




DANACORD



DACOCD930
(2CD-R)
特別価格
\2700
トマス・イェンセンの遺産 第19集
 [Disc 1]
  フリードリク・クーラウ(1786-1832):
   劇付随音楽《妖精の丘》 Op.100(1828)より 序曲 **
    [録音:1940年][Odeon D 6012]
  ニルス・W・ゲーゼ(1817-1890):
   演奏会序曲《オシアンの余韻》 Op.1(1839-40)**
    [録音:1942年夏][Odeon DXX 8000-8001]
  J・P・E・ハートマン(1805-1900):
   バレエ《スリュムの伝説》 Op.67(1867-68) より
    北欧神の勝利の行進**
     [録音:1942年夏][Odeon DXX 8001]
  P・E・ランゲ=ミュラー(1850-1926):
   メロドラマ《ルネサンス》 Op.59(1901)より 序曲 **
    [録音:1942年9月7日-8日][Tono X 25008]
  クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897-1974):
   バレエ《乳と蜜の流れる土地》 Op.33 * より
    〔子守歌、揺り椅子、キャンディの王女、スプリングダンス〕
     [録音:1962年 (ライヴ放送)]
  ヴァウン・ホルムボー(1909-1996):
   交響曲第7番 Op.50 M167(1950)*
    [録音:1957年8月4日 (ライヴ放送)]
  スヴェン・エーリク・タープ(1908-1994):
   小組曲《モザイク》(1940)**
    [録音:1942年9月7日、9日][Tono X 25010]
  クヌーズ・フーウンヘーヴェン(1928-1987):
   パストラーレ へ長調 Op.16(1956)*
   ノルウェーの民謡 Op.26(1957)*
    [録音:1957年11月12日 (ライヴ放送)(世界初演)]

 [Disc 2]
  クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897-1974):
   バレエ《カルトシルニ》 Op.36(1938)*
    [録音:1962年8月13日 (ライヴコンサート)]
  ヤーアン・イェアシル (1913-2004):パストラーレ(1945)*
   [録音:1957年11月12日 (ライヴコンサート)]
  スヴェン・エーリク・タープ(1908-1994):
   コメディ序曲(1940)*
    [録音:1962年5月5日 (コリング、デンマーク)
     (ライヴコンサート)]
  エミール・レーセン(1887-1964):
   グリーンランドの民謡(1934)*
    [録音:1958年2月15日 (ライヴコンサート)]
  エアリング・ブレーネ(1896-1980):
   ヴィオラ協奏曲 Op.47(1949)*/+
    [録音:1960年4月5日 (ライヴコンサート)]
  フレミング・ヴァイス(1898-1981):箴言交響曲*/++
   [録音:1959年6月21日 (ライヴ放送)]
  エミール・レーセン(1887-1964):
   デンマークのクリスマス・メロディ*
    [録音:1957年12月14日 (ライヴコンサート)]
トマス・イェンセン(指揮)
デンマーク放送交響楽団 *
ティヴォリ・コンサートホール管弦楽団 **
クリスチャン・エスベンセン(ヴィオラ)+
デンマーク放送合唱団 ++

 トマス・イェンセンの貴重録音シリーズ!第20巻は、ホルムボーの交響曲第7番収録!

 ☆Danacordの人気復刻シリーズ、「トマス・イェンセンの遺産」もついに第20集!
 ☆19世紀~20世紀の知られざるデンマークの管弦楽作品!
 ☆貴重なホルムボーの交響曲第7番も初出!

 トマス・イェンセン Thomas Jensen(1898-1963)の遺産シリーズ第20集。
 クーラウ Friedrich Kuhlau、ニルス・W・ゲーゼ Niels W. Gade、J・P・E・ハートマン J. P. E. Hartmann、ランゲ=ミュラー P. E. Lange-Muller たちデンマーク・ロマンティシズム時代の作品。
 リスエーヤ Knudage Riisager、タープ Svend Erik Tarp、クヌーズ・フーウンヘーヴェン Kund Hogenhaven、イェアシル Jorgen Jersild、レーセン Emil Reesen、エアリング・ブレーネ Erling Brene などイェンセンが深い理解を示した同時代の作品。ヴァウン・ホルムボー Vagn Holmboe の《交響曲第7番》のライヴ録音、フレミング・ヴァイス Flemming Weiss の《箴言交響曲》の世界初演の録音といった貴重な音源が収録されています。

 ※復刻:クラウス・ビューリト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




GRAND SLAM



GS 2313
\2700
ワルター渾身の名演、マーラーの交響曲第9番
 マーラー:交響曲第9番 ニ長調
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団

 ワルター渾身の名演、マーラーの交響曲第9番、10年ぶりのリマスター、そしてCD1枚に収録!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻

 録音:1961年1月16、18、28、30、2月2、6日/ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ(録音セッション)/国内製作、日本語帯・解説付

 ■制作者より
 2014年にGS-2120/21 として発売した演奏の、10年ぶりのリマスターです。今回は2トラック、38センチのテープをStuder のA-80 で再生し、全工程をプロ用機器でマスタリングを行い、最善の結果を得られました。しかも、新盤は1枚に収録されており、利便性も増しています。
 ところで、この演奏については『名指揮者ワルターの名盤駄盤』(宇野功芳著、講談社+α文庫、1995年/絶版)に「ウィーン盤とは別人のようにおとなしい」 「オーケストラ奏者の共感の度も薄いようだ」と書かれています。受け取り方は人それぞれですが、本当にその通りなのか、あらためてこのリマスター盤で聴いて 欲しいと思います。(平林 直哉)
 




URANIA RECORDS


WS121417
(2CD)
特別価格
\2500
ザ・オリジナル・マエストロ レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
 グローフェ:グランド・キャニオン組曲(1959年6月23日)
 デュカス:魔法使いの弟子(1965年11月16日)
 サン=サーンス:死の舞踏(1967年1月3日)チャイコフスキー:序曲「1812年」(1962年10月21日)
 コープランド:エル・サロン・メヒコ(1961年5月20日)
 スメタナ:モルダウ(1964年11月23日)
 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番(1960年10月24日)
 ヨハン・シュトラウス2世:美しき青きドナウ(1969年11月6日)
 チャイコフスキー:「白鳥の湖」より3つの踊り(1969年12月8日)
 ウェーバー:舞踏への勧誘(1965年10月12日)
 スッペ:「軽騎兵」序曲(1967年1月10日)
 オッフェンバック:「地獄のオルフェ」序曲(1967年3月21日)
 シベリウス:フィンランディア(1965年2月16日)

 20世紀最大の指揮者の一人、レナード・バーンスタイン!

 ☆2023年ブラッドリー・クーパー監督『マエストロ:その音楽と愛』が公開され再び注目を浴びたバーンスタイン!
 ☆バーンスタインの魅力がたっぷり詰まった名曲の数々!

 2023年ブラッドリー・クーパー監督『マエストロ:その音楽と愛』が公開され再び注目を浴びた20世紀を代表する指揮者のひとり、レナード・バーンスタイン。
 彼の60年代の録音を中心にウラニア・レコーズが復刻したこのアルバムには、バーンスタインの魅力がたっぷりと詰まっています。
 プログラムもクラシック初心者から楽しめる有名曲ばかりを集め、それぞれの作品から情熱的な音楽を引き出すマエストロ・バーンスタインの指揮者としての姿が記録されています。
 




VOX



VOXNX3037CD
\2600
スクロヴァチェフスキ(指揮)&ミネソタ管弦楽団
 ラヴェル:『ダフニスとクロエ』組曲 他

 1-8. 高雅で感傷的なワルツ(管弦楽編)(1912)
 9-15. バレエ『マ・メール・ロワ』(1911)
 16-18.『ダフニスとクロエ』 第1組曲(1911)
 19-21.『ダフニスとクロエ』 第2組曲(1913)
 22. バレエ音楽『ジャンヌの扇』- ファンファーレ(1927)
セント・オラフ合唱団...17、19、21
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
ミネソタ管弦楽団

 録音:1974年11月 Orchestra Hall、ミネアポリス(USA)
 総収録時間:81分

 LP時代からオーディオファイルの間で評判の名盤、スクロヴァチェフスキとミネソタ管によるラヴェルがオリジナル・マスターからの最新リマスターで登場!
 スクロヴァチェフスキの指揮は、フランス印象派絵画を思わせる、時に霞がかったような柔らかな音色が実は高精度のオーケストラ・コントロールから生まれることを示し、少ない本数のマイクを適切に配置したマーク・オーボートの収録は、その演奏を広く濁りの無い音場と高い解像度によって再現します。
 その高評価ゆえ、過去にはRefernce RecordingsやMobile Fidelityといったオーディオファイル向けのレーベルがライセンスを受けてLPやSACDでリリースしてきましたが、今回、当代きっての録音エンジニアの一人マイク・クレメンツがオリジナル・テープから新たにデジタル化しました。従来盤との聴き比べも楽しみです。
 ブックレットには初出時のLPのジャケット写真と解説が転載されています。
 
 VOXのスクロヴァチェフスキとミネソタ管のラヴェルは当初クワドラフォニックのLP4枚組で管弦楽曲全集としてリリースされました。
 今後全編が当シリーズでリリースされてゆく予定です。
 
 


VOXNX3036CD
\2600
アビー・サイモンによる
 ショパンのピアノと管弦楽のための作品全集

  1-3. ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op. 21
   1. I. Maestoso / 2. II. Larghetto /
   3. II. Allegro vivace
  4. モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》の
   「お手をどうぞ」による変奏曲 変ロ長調 Op. 2
  5. 演奏会用ロンド「クラコヴィアク」 Op. 14
アビー・サイモン(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ハンブルク交響楽団

 録音:1972年 ハンブルク(ドイツ)
 総収録時間:60分

 ニューヨーク生まれのピアニスト、アビー・サイモン(1920-2019)によるショパンのピアノと管弦楽のための作品全集。
 1972年に録音され、1973年に3枚組LPとして発売された全集を新リマスターでCD2枚に復刻、これはその第2巻です(第1巻:VOXNX3032CD)。
 ヨーゼフ・ホフマンに師事したサイモンは、録音当時52歳。定評のあったロマンティックな詩情漂う演奏を聞かせます。日本の音楽ファンには懐かしいヘリベルト・バイセルが格調高い指揮で共演しています。
 優秀録音で名高いエリート・レコーディングズの制作、24bit/192kHzリマスターによるVOX AUDIOPHILE EDITIONの1枚。
 ピアノがクローズアップ気味に録られ、オーケストラが奥行きと広がりを持って展開する録音パターンになっています。
 ブックレットには初出時のLPのジャケット写真と解説が転載されています。
 

<メジャー・レーベル>
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SONY


コープランド・コンダクツ・コープランド


19439977462
(20CD)
\14000→\12990

Disc1(モノラル/世界初CD化)
 クラリネット協奏曲 arco 52

ベニー・グッドマン(クラリネット)
コロンビア交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1950年11月17日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 ピアノ四重奏曲 arco 67

ニューヨーク四重奏団
ミエチスラフ・ホルショフスキー(ピアノ)
アレクサンダー・シュナオダー(ヴァイオリン)
ミルトン・カトミス(ヴィオラ)
フランク・ミラー(チェロ)
録音:1951年2月28日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 ピアノ変奏曲 arco 21

アーロン・コープランド(ピアノ)
録音:1935年4月22日、ニューヨーク

 ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 arco 12-1『夜想曲』

アーロン・コープランド(ピアノ)
ジャック・ゴードン(ヴァイオリン)
録音:1935年4月22日、ニューヨーク

 ヴィテブスク(ユダヤの主題による習作) arco 20

アーロン・コープランド(ピアノ)
イヴォール・カルマン(ヴァイオリン)
デイヴィッド・フリード(チェロ)
録音:1935年4月22日、ニューヨーク

 ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 arco 13-2『ウクレレ・セレナーデ』

アーロン・コープランド(ピアノ)
ジャック・ゴードン(ヴァイオリン)
録音:1935年5月22日、ニューヨーク


Disc2(モノラル)
 アメリカの古い歌 第1集 arco 65
 アメリカの古い歌 第2集 arco 68

アーロン・コープランド(ピアノ)
ウィリアム・ウォーフィールド(バリトン)
録音:1951年8月16日、1953年8月18日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 エミリー・ディキンソンの12の詩 arco 66

アーロン・コープランド(ピアノ)
マーサ・リプトン(メゾ・ソプラノ)
録音:1950年12月22日、1952年4月4日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ


Disc3(RCAリビング・ステレオ録音)
 組曲『『アパラチアの春』arco 55-A
 歌劇『入札地』からの組曲 arco 77

ボストン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)

録音:1959年4月13日、ボストン、シンフォニー・ホール


Disc4
 クラリネット協奏曲 arco 62

ベニー・グッドマン(クラリネット)
コロンビア交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1963年2月20日、ニューヨーク、マンハッタン・センター

 アメリカの古い歌 第1集 arco 65.I~オーケストラ伴奏版
 アメリカの古い歌 第2集 arco 68.I~オーケストラ伴奏版

ウィリアム・ウォーフィールド(バリトン)
コロンビア交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1963年5月3,4日、ニューヨーク、マンハッタン・センター


Disc5
 ピアノ協奏曲 arco 12

アーロン・コープランド(ピアノ)
ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音:1964年1月13日、ニューヨーク、リンカーン・センター

 劇場のための音楽 arco 10

ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音:1958年12月15日、ブルックリン、セント・ジョージ・ホテル


Disc6
 歌劇『入札地』 arco 69

クララメイ・ターナー(メゾ・ソプラノ)
リチャード・キャシリー(テノール)
リチャード・フレデリックス(バリトン)
ノーマン・トレイグル(バス・バリトン)
ジョイ・クレメンツ(ソプラノ)
コーラル・アート・ソサエティ
ニューヨーク・フィルハーモニック
アーロン・コープランド(指揮)

録音:1965年7月31日、ニューヨーク、マンハッタン・センター


Disc7
 大都会のための音楽 arco 84
 管弦楽のためのステートメンツ arco 25

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)

録音:1964年6月13,14日、1965年11月5,6日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリホール


Disc8
 エミリー・ディキンソンの12の詩 arco 66

アーロン・コープランド(ピアノ)
アデル・アディソン(ソプラノ)
録音:1964年11月16日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 ラス・アハチャダス(跪き) arco 48

ニュー・イングランド音楽院合唱団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1965年3月29日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 初めに arco 59

ミルドレッド・ミラー(メゾ・ソプラノ)
ニュー・イングランド音楽院合唱団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1965年3月29日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 ひばり arco 35

ロバート・ヘイル(バリトン)
ニュー・イングランド音楽院合唱団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1965年3月29日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ


Disc9
 ピアノ四重奏曲 arco 67

アーロン・コープランド(ピアノ)
ジュリアード弦楽四重奏団のメンバー
ロバート・マン(ヴァイオリン)
ラファエル・ヒリヤー(ヴィオラ)
クラウス・アダム(チェロ)
録音:1966年10月28日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 六重奏曲 arco 32

アーロン・コープランド(ピアノ)
ハロルド・ライト(クラリネット)
ジュリアード弦楽四重奏団
録音:1966年10月27日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 ヴィテブスク(ユダヤの主題による習作) arco 20

アーロン・コープランド(ピアノ)
ジュリアード弦楽四重奏団のメンバー
アール・カーリス(ヴァイオリン)
クラウス・アダム(チェロ)
録音:1966年10月28日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc10
 交響曲第2番『短い交響曲』 arco 24
 舞踏交響曲 arco 11

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)

録音:1965年11月5,6日、1967年10月2,3日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール


Disc11
 戸外のための序曲 arco 34
 『われらの町』組曲 arco 41.4
 弦楽合奏のための2つの小品 arco16-A
 静かな都会 arco 43

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)

録音:1967年10月2,3日、1965年11月5,6日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール


Disc12
 『ビリー・ザ・キッド』組曲 arco 33-A

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1969年11月28,29日、12月2日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

 『ロデオ』からの4つのダンス・エピソード arco 47a

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1968年10月26,29日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール


Disc13
 市民のためのファンファーレ arco 51

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1968年10月26,29日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール

 リンカーンの肖像 arco 46

ヘンリー・フォンダ(語り)
ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1968年10月26,29日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(オーケストラ部分)
1971年6月7日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオおよび1971年5月24日、デトロイト(語り部分)

 組曲『アパラチアの春』 arco 55-A

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1970年11月9,10日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ


Disc14
 交響的頌歌 arco 19
 荘厳な儀式のための序文 arco 64
 管弦楽変奏曲 arco 76

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)

録音:1967年10月3日、1964年6月13,14日、1968年10月26,29日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール


Disc15
 バレエ音楽『アパラチアの春』 arco 55(リハーサル音源付き)

コロンビア室内管弦楽団
アーロン・コープランド(指揮)

録音:1973年5月9-11日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ


Disc16
 ヴァイオリン・ソナタ arco 52

アーロン・コープランド(ピアノ)
アイザック・スターン(ヴァイオリン)
録音:1968年1月16,17日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 フルートとピアノのための二重奏曲 arco 94

アーロン・コープランド(ピアノ)
エレイン・シェーファー(フルート)
録音:1972年12月11,14日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 弦楽合奏のための九重奏曲 arco 80

コロンビア弦楽アンサンブル
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1962年4月6日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ


Disc17
 キューバ舞曲 arco 50-A

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1970年11月9,10日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

 3つのラテン・アメリカのスケッチ arco 78
 エル・サロン・メヒコ arco 28

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1972年5月31日、6月1日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

 ダンス・パネルズ arco 79

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1972年5月31日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ


Disc18
 『赤い仔馬』組曲 arco 18

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1972年5月31日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

 ジョン・ヘンリー arco 42-A(鉄道のバラード:1952年管弦楽版)

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1968年10月26,29日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール

 映画のための音楽 arco 49

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1972年5月31日、6月1日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

 故郷からの手紙 arco 54-B
 田舎道を下って arco 82-A

ロンドン交響楽団
アーロン・コープランド(指揮)
録音:1968年10月26,29日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール


Disc19
 交響曲第3番 arco 58

フィルハーモニア管弦楽団
アーロン・コープランド(指揮)

録音:1976年10月22,24日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ


Disc20
 インスケイプ arco 90
 コノテーションズ arco 83

ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)

録音:1967年10月17日、1962年9月23日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール


 コープランドは、才能あるピアニストとして1930年代に自作の最も初期の録音に参加しただけでなく、ほぼ30年以上にわたって多くの録音に参加しました。1950年になって初めて録音セッションで指揮を執りましたが、それ以後作曲も含む彼の音楽活動の中で指揮の割合は増加していきました。振付師のアニエス・ド・ミルに「新しい作品を作曲するつもりはない。指揮がこんなに楽しいのだから」と語っています。

 コロンビア~CBS録音によるコープランドの自作自演は、作曲年代順に編まれた「コープランド・コレクション」(1991年、全3巻・6枚)やジャンル別に編まれた「コープランド・セレブレーション」(2000年、全3巻・6枚)など、過去にもアンソロジーが発売されていますが、今回の20枚組セットは、コロンビア~CBSへの自作自演盤を全て網羅した初めてのボックスで、オリジナルLPのカップリングによる紙ジャケ仕様である点もポイントです。
 全体はディスク1~2がコロンビアへのSP~モノラル録音、ディスク3がRCAへのリビング・ステレオ録音で、ディスク4以降はコロンビア~CBSへのステレオ録音です。またディスク1のSP~モノラル時代の初期録音6曲は今回が原盤を使用しての世界初CD化となります。

 このセットの中で最も古い録音は1935年のSP録音(ディスク1)で、コープランドは、野心的な傑作『ピアノ変奏曲』を弾き、ロシア生まれのソリストでシカゴ響のコンサートマスターや自身の名を冠した弦楽四重奏団で活動したジャック・ゴードンと『ヴァイオリンとピアノのための2つの小品』で共演しています。「ゴードンは、ウクレレ・セレナーデのピリッとしたアメリカーナを演奏している。2曲目は奔放なブリオだ」(MusicWeb International)。
 ピアノ三重奏曲『ヴィテプスク』の「刺激的で力強い解釈」(MusicWeb International)では、初演を担ったヴァイオリニストのアイヴァー・カルマンとチェロ奏者のデイヴィッド・フリードと共演しています。
 ディスク1にはミエチスラフ・ホルショフスキー、アレクサンダー・シュナイダーらによって1950年代初頭にごく短期間組織されたニューヨーク四重奏団による『ピアノ四重奏曲』も含まれています。

 コープランドは1966年に、ジュリアード弦楽四重奏団と『ピアノ四重奏曲』と『六重奏曲』と合わせて『ヴィテプスク』を再録音しました(ディスク9)。
 また『ヴァイオリン・ソナタ』でアイザック・スターンと共演(ディスク16)、レナード・バーンスタインとニューヨーク・フィルハーモニックとの『ピアノ協奏曲』(ディスク5)は、「歴史的に重要な演奏」とされ、コープランドの決定的な伝記作家であるハワード・ポラックは、「コープランドは比類のない情熱でソロ・パートを演奏し、バーンスタインは作品の都会的なエッセンスを伝えている」と述べています。

 コープランドの指揮者としての最初の録音は、1950年のクラリネット協奏曲(ディスク1)で、その献呈者であるベニー・グッドマンとの共演でした。CD化は今回が初めてで、1963年の有名なステレオ再録音(ディスク4)と比較することができます。
 1960年代初頭のもうひとつの古典的な録音は、バリトンのウィリアム・ウォーフィールドと共演した『アメリカの古い歌』(ディスク2)でしょう。また、『エミリー・ディキンソンの12の詩』は1952年モノラル録音(ディスク2)と1964年ステレオ再録音の2種類が収録され、それぞれメゾ・ソプラノのマーサ・リプトン、ソプラノのアデル・アディソンが歌っています。

 コープランドの人気曲で1944年にマーサ・グラハムのために作曲されたバレエ音楽『アパラチアの春』は3種類の録音が収録されています。ボストン交響楽団との1959年盤(ディスク3)はもともとRCAのリビングステレオ・シリーズのために収録されたもので、その録音のクオリティの高さでも知られ、フルオーケストラのためのコンサート用組曲の決定版として名高いもの。「シンフォニー・ホールの豊かな響きのおかげで、実に雰囲気豊かで温かい人間性を備えている。シェーカーのクライマックスの豊かな表現力は特筆もの」(ペンギンガイド)。カップリングはコープランドの唯一のオペラである『入札地』の組曲。このオペラの1時間の抜粋録音はニューヨーク・フィルとの1965年盤(ディスク6)で実現し、1966年のグラミー賞を受賞しています。
 1973年にはコロンビア室内管弦楽団と13名のアンサンブル版のためのオリジナル版で『アパラチアの春』のバレエ全曲版を録音(ディスク15)。ボーナス・トラックとして、LPにも収録されていたリハーサル音源も収録されています。その3年前の1970年には、ロンドン交響楽団とフルオーケストラのための組曲版で再録音しています(ディスク13)。

 コープランドのフルオーケストラ作品の録音は、1964年以降、ニューヨーク・フィルとの『入札地』抜粋を除き、ロンドンで行われ、ロンドン交響楽団のほか、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団が起用されています。人気作『ビリー・ザ・キッド』組曲と『ロデオ』ダンス・エピソード(ディスク12)、『赤い子馬』組曲(ディスク18)、雰囲気のある『静かな都会』(ディスク11)、『舞踏交響曲』(ディスク10)、『管弦楽変奏曲』『交響的頌歌』(ディスク14)のほか、批評家マイケル・スタインバーグが「洗練と土着を見事に統合し、豊かな創造性の唯一の完全な表出」と評した新古典主義の交響曲第2番『短い交響曲』(ディスク10)などの重要でありながらあまり馴染みのない作品が含まれます。
 コープランドの代表作のひとつ『リンカーンの肖像』では、ヘンリー・フォンダが語りを務めています(ディスク13)。

 このセットでの最も新しい録音は(再度改称された)フィルハーモニア管弦楽団との交響曲第3番(ディスク19)で、1976年にアビー・ロード・スタジオで収録されました。コープランドの自作自演によるこの作品の自作自演は、ロンドン交響楽団とのエヴェレスト盤のほか、ロス・フィルとの映像やベルリン・フィルとのライヴも聴くことができますが、この76年盤は決定版としてのゆるぎない解釈が刻みこまれた名演です。

 またコロンビアは、レナード・バーンスタン、ユージン・オーマンディ、アンドレ・プレヴィンなどによるコープランド作品の録音も数多く発売しており、特にコープランドとは師弟/盟友関係にあったバーンスタインは、積極的にコープランド作品を録音しています。このセットでは、コープランドがソリストをつとめたピアノ協奏曲のほか、自作自演のない『劇場のための音楽』『インスケイプ』『コノテーションズ』の4曲がバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの録音で収録されており、補完的な役割を果たしています。


 コープランドは、アメリカ音楽史上、最も独創的で、影響力があり、魅力的な作品を生み出した作曲家でした。そして彼はまた、これらの作品がどう演奏されるべきかを正確に示すオーセンティックな録音を後世に残してくれました。そうした貴重な演奏がこの20枚のセットには詰め込まれています。


 各ディスクは、米国初出盤LPジャケットデザインによる紙ジャケットに封入(ジャケ裏も完全再現)され、67ページのオールカラーブックレットとともに、厚紙製クラムシェル・ボックスに収容されています。ブックレットには、詳細な録音データを網羅されたトラックリストのほか、初出盤に掲載されていたコープランド自身が執筆した曲目解説、作品をめぐるフィリップ・レイミーとの対談が再掲載されており、コレクターズ・アイテムとしての価値を高めています(欧文)。
 完全生産限定。








<国内盤>

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BIJIN CLASSICAL



BJN-1026
\2970
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
「ショパン:バラード集&即興曲集」

 ショパン (1810~1849)
  幻想即興曲 作品66
  バラード 第1番 ト短調 作品23
  即興曲 第1番 変イ長調 作品29
  バラード 第2番 ヘ長調 作品38
  即興曲 第2番 嬰ヘ長調 作品36
  バラード 第3番 変イ長調 作品47
  即興曲 第3番 変ト長調 作品51
  バラード 第4番 ヘ短調 作品52
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 雄弁な語り口と多彩な音色によるドラマチックな表現~薫り立つショパンの詩情
 ショパン:バラード集&即興曲集 イリーナ・メジューエワ

 (ピアノ – 1925 年製NYスタインウェイ CD135))
 録音:2023年6月&9月、トッパンホールにおけるライヴ録音
 TEREO/96kHz+24Bit録音、発売元:日本ピアノサービス株式会社

 メジューエワによる新ショパン・シリーズの第2弾は「バラード集 & 即興曲集」。
 即興曲(4曲)とバラード(4曲)を交互に、ほぼ作曲順に並べることにより、ショパンの作風の変遷を辿るようなプログラム構成となっています。
 いずれの作品もメジューエワは過去に録音していますが、今回の録音では深みとスケール感を増した演奏解釈が聞きもの。
 多彩な音色の変化と雄弁な語り口によって、ときに豪胆に、ときに繊細に、ショパンの「詩情」を薫り高く表現します。
 名器ヴィンテージ・スタインウェイ(1925年ニューヨーク製)の味わい深い音色をナチュラルなワンポイント録音でお楽しみください。
 



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キング・インターナショナル/TAHRA
Tahraの名盤16選を、オリジナルブックレット解説の翻訳つきで国内盤仕様で発売


 オーケストラからピアニストのアルバムまで、多種多彩なヒストリカル音源の発掘で親しまれたtahra。
 ルネ・トレミーヌ(1944-2014)氏が、公私にわたるパートナーのミリアム・シェルヘン(ヘルマン・シェルヘンの娘)とともに運営したヒストリカル・レーベルでしたが、トレミーヌの死去にともない活動を休止。
 しかし、その豊富な音源は今もなお愛されています。
 Tahraの名盤16選を、オリジナルブックレット解説の翻訳つきで国内盤仕様で発売いたします。


KKC 6817
(2CD)
\4400
フルトヴェングラー初出の運命
 [CD1]
  1. アンリ・ジャトンによるインタビューI
   (質問:フランス語/フルトヴェングラー:ドイツ語) [10:28]
  2. アンリ・ジャトンによるインタビューII
   ( 質問:フランス語/フルトヴェングラー:ドイツ語)[10:02]
  3. ヘンデル:合奏協奏曲 ニ長調 op.6-5 [15:25]
  ベートーヴェン: 交響曲 第5番 ハ短調Op.67
   4. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [7:44]
   5. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート~ピウ・モッソ [10:12]
   6. 第3楽章 アレグロ [5:35]
   7. 第4楽章 アレグロ―プレスト[8:04]
 [CD2]
  1. シューベルト:《ロザムンデ》より 間奏曲第3番 [7:30]
  モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K550
   2. 第1楽章 モルト・アレグロ [5:27]
   3. 第2楽章 アンダンテ [8:15]
   4. 第3楽章 メヌエット - アレグレット - トリオ [4:39]
   5. 第4楽章 アレグロ・アッサイ [4:26]
  6. ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(リハーサル&全曲)[35:00]
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー( 指揮)
[CD1] ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[CD2]
 シューベルトおよびモーツァルト:
  ウィーン・フィル
 ラヴェル:
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 オーケストラからピアニストのアルバムまで、多種多彩なヒストリカル音源の発掘で親しまれたtahra。
 ルネ・トレミーヌ(1944-2014) 氏が、公私にわたるパートナーのミリアム・シェルヘン(ヘルマン・シェルヘンの娘)とともに運営したヒストリカル・レーベルでしたが、 トレミーヌの死去にともない活動を休止。しかし、その豊富な音源は今もなお愛されています。Tahraの名盤16選を、オリジナルブック レット解説の翻訳つきで国内盤仕様で発売いたします。

 フルトヴェングラーの肉声も収録《運命》

 録音:[CD1] 1939年9月13日ベルリン(ドイツ帝国放送音源) [CD2] 1-5/1944年6月13日(ドイツ帝国放送音源) 6/1953年4月(ベルリンRIAS 放送音源)
 輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、FURT.1014

 フルトヴェングラーの(当時)未発表だった《運命》ほかを収録。オリジナルブックレットにはテープの日付についての考察なども記述されています。
 スイスの音 楽評論家、アンリ・ジャトン氏によるインタビューも収録(聞き手音声:フランス語、フルトヴェングラー:ドイツ語)。こちらも翻訳を掲載いたします。
 フルトヴェン グラーの肉声による極めて明確な回答ぶり、彼の語り口などもうかがい知ることができます。
 
 


KKC 6819
\3300
交響曲第3番 変ホ長調《英雄》 op.55
 1. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [16:02]
 2. 第2楽章 葬送行進曲(アダージョ・アッサイ) [15:38]
 3. 第3楽章 スケルツォ(レグロ・ヴィヴァーチェ)- トリオ [6:24]
 4. 第4楽章(拍手なし) [12:26]
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 クナッパーツブッシュによるエロイカ

 録音:1953 年12月17日(ライヴ)/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.294

 ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)のエロイカ。
 バイロイト音楽祭に出演していた1950年代、ミュンヘンにいた頃の録音。
 クナッパーツブッシュならではの、息の長いフレージングや「ため」などを堪能できます。
 
 


KKC 6820
\3300
クナッパーツブッシュの芸術の真骨頂、
 ジークフリートのラインへの旅を含む貴重な音源集

  1. リスト:レ・プレリュード [16:34]
  2. オットー・ニコライ:歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲 [8:01]
  3. ワーグナー:《神々の黄昏》より
   第1幕間奏曲(ジークフリートのラインへの旅) [9:54]
  ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92
   4. 第1楽章 ポコ・ソステヌート - ヴィヴァーチェ [11:45]
   5. 第2楽章 アレグレット [9:50]
   6. 第3楽章 プレスト - アッサイ:メノ・プレスト [8:14]
   7. 第4楽章 アレグロ・コン・ブリオ [6:35]
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
1-2. ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
3. ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
4-7. ベルリン国立歌劇場管弦楽団

 クナッパーツブッシュの芸術の真骨頂、ジークフリートのラインへの旅(発売当時初出)を含む貴重な音源集

 録音:1-2:1941年1月4日(RRGドイツ帝国放送) 3:1940 年5月12日(RRGドイツ帝国放送、スタジオ録音) 4-7:1929年11月19日(オデオン音源)
 輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.309

 当盤登場当時、ワーグナー:《神々の黄昏》より第1幕間奏曲(ジークフリートのラインへの旅)は初出でした。
 また、ベートーヴェンの交響曲第7番も貴重な復刻として話題となりました。
 コントラスト、独特の「ため」など、クナッパーツブッシュの芸術をうかがうことができます。
 
 


KKC 6821
\3300
クララ・ハスキル・アーカイヴ
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
  1. アレグロ・アフェットゥオーゾ [14:04]
  2. インテルメッツォ -
   アンダンティーノ・グラツィオーゾ [4:26]
  3. アレグロ・ヴィヴァーチェ [10:38]
 4: ヒンデミット:4つの気質 [26:15]
クララ・ハスキル(ピアノ)
1-3:パウル・クレツキ(指揮)、
 ハーグ・レジデンス管弦楽団
4:ハンス・ロスバウト(指揮)、
 南西ドイツ放送管弦楽団
  (現バーデン=バーデン・
   フライブルクSWR 交響楽団)

 ハスキルのシューマン、ブックレットにはマルケヴィチのハスキル追悼文を掲載!

 録音:1-3:1953年7月9日、オランダ音楽祭でのライヴ録音 4:1953 年3月4日スタジオ録音/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.540

 クララ・ハスキル(1895-1960)の録音を、tahra は積極的に発掘していました。
 ここでは、シューマンのピアノ協奏曲と、ヒンデミットの《4つの気質》(弦 楽オーケストラとピアノのための)を収録。
 ヒンデミットの作品は、バランシンの委嘱で完成されたバレエ曲。1943年に、ヴィンタートゥール交響楽団、シェルヘン (1891-1966)指揮、ルドルフ・アム・バッハ(1919-2004)のピアノで音楽がまず初演されました。
 1946年に、バレエとしても初演されています。古代ロー マ時代に提唱された、人間の性格を「憂鬱質」「多血質」「粘液質」「胆汁質」の4つに分類したもので、それぞれキャラクターがたった楽曲が続く作品で、ハスキ ルの録音は少なくとも4つが残されているうちの、ひとつ。
 攻撃的な「胆汁質」でのハスキルのエネルギーに満ちたピアノは必聴。ヒンデミットなどを得意としてい たロスバウト率いる弦楽オーケストラも、非常に熱の入った演奏です。

 1961年に行われたクララ・ハスキルの追悼式に寄せられた指揮者イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)の弔辞の抜粋が掲載されております(日本語訳あ り)。
 ハスキルがオーケストラと共演する際、団員のためにスイス・チョコレートを持参したことなど、彼女の気取りのない物腰と人柄がうかがわれるエピソードもあ り興味深い内容となっています。
 
 


KKC 6822
(3CD)
\5500

カール・ベーム3枚組、エリー・ナイとの共演による《皇帝》も
カール・ベーム(指揮)
 [CD1]
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
   1. 第1楽章 アレグロ・モデラート [17:24]
   2. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート [5:14]
   3. 第3楽章 ロンド・ヴィヴァーチェ [9:43]
     ブランカ・ムスリン(ピアノ)
     管弦楽:シュトゥットガルト放送交響楽団(RSO Sturrgart)
      〔録音:1951年4月15日、ヴィラ・ベルク〕
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73
   4. 第1楽章 アレグロ [21:03]
   5. 第2楽章 アダージョ・ウン・ポコ・モッソ [8:50]
   6. 第3楽章 ロンド(アレグロ)
     エリー・ナイ(ピアノ)
     管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
      〔録音:1944年4月12日、ムジークフェラインザール(RRGドイツ帝国放送)、
       マグネットフォンコンサートNo.2542〕
 [CD2]
  1. ベートーヴェン:《レオノーレ》序曲 第3 番 [14:29]
    管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
     〔録音:1944年2月9日(RRGドイツ帝国放送)〕
  ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
   2. 第1楽章 ウン・ポコ・ソステヌート - アレグロ [12:53]
   3. 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート [10:29]
   4. 第3楽章 ウン・ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーゾ [4:08]
   5. 第4楽章 アダージョ・ピウ・アンダンテ。アレグロ・ノン・トロッポ・マ・コン・ブリオ [15:51]
     ベルリン放送交響楽団〔録音:1950年10月8-9日〕
 [CD3]
  ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
   1. 第1楽章 アレグロ・モデラート [18:58]
   2. 第2楽章 アダージョ、非常に荘厳に、そして非常にゆっくりと
   3. 第3楽章 スケルツォ 非常に速く
   4. 第4楽章 フィナーレ 動いて、しかしあまり速くなく
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
      〔録音:1943年6月4-5日、ムジークフェラインザール(RRGドイツ帝国放送)、
       マグネットフォンコンサートNo.2542〕

 威厳と風格の音楽、カール・ベーム3枚組、エリー・ナイとの共演による最強の《皇帝》も

 輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.444

 晩年を待たずして、ドイツ=オーストリア系の真の、そして最後の継承者とされたカール・ベーム(1894-1981)。
 ディースカウはベームについて「彼ほどスポ ンテニアスで、彼ほど素晴らしいテンポ感覚の持ち主はいなかった」て述べ、また別の歌手も「スイス時計のような精確さ」と尊敬された人生でした。
 ピアノのブラ ンカ・ムスリン(1917-1975)はアグラム(現クロアチア)に生まれ、パリでコルトー、イヴォンヌ・ルフェビュールらに師事しました。
 1958年からフランクフル トの音楽院で教鞭をとり、コンヴィチュニーの指揮でラヴェルやフランク(交響的変奏曲)、モーツァルトの協奏曲第20番などをコンヴィチュニーの指揮でエテルナ に録音するなど、興味深い活動をしています。
 エリー・ナイ(1882-1968)はドイツのピアニストで、1940年にボン市からベートーヴェン賞を受けました。
 ベー トーヴェンとブラームスの専門家として名を馳せたエリー・ナイの、テクニックと確信に満ちた演奏は、今なお圧倒的な迫力があります。
 ベームによる管弦楽も実に 立派で威厳に満ちています。

 
 
 
KKC 6825
\3300
ハンブルクのカール・シューリヒト
 アントン・ブルックナー(1824-1896):交響曲第9番 ニ短調
  1. 第1楽章 荘重に、神秘的に [27:06]
  2. 第2楽章 スケルツォ 軽く、快活に - トリオ、急速に [10:28]
  3. 第3楽章 アダージョ 遅く、荘重に [24:36]
カール・シューリヒト(指揮)
北ドイツ放送交響楽団

 シューリヒト入魂のブルックナー9番

 録音:1960年1月31日、2月1日(ハンブルク、ムジークハレ)/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.689

 TAHRA によると、シューリヒトはブルックナーを100回以上指揮しており、その中でも9番をいちばん好んだ(38回)ということ。
 また、ブルックナーの交響 曲の中で初めて指揮したのも9番だったということです。
 シューリヒトにとって思い入れもひとしおの作品だったのかもしれません。この録音は発売当時初出の音源でした。
 
 
KKC 6826
\3300
「クナの怪物的演奏」
 ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 op.36
  1. 第1楽章 アダージョ・モルト - アレグロ・コン・ブリオ [10:24]
  2. 第2楽章 ラルゲット [12:40]
  3. 第3楽章 スケルツォ [4:16]
  4. 第4楽章 アレグロ・モルト [7:20]
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
  5. 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ [12:19]
  6. 第2楽章 アンダンテ・モデラート [11:20]
  7. 第3楽章 アレグロ・ジョコーゾ [6:37]
  8. 第4楽章 アレグロ・エネルジコ・エ・アッパッショナート [10:07]
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団

 「クナの怪物的演奏」(宇野功芳)

 録音:1952年12月12日、ライヴ/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.4012

 「この曲には古楽器演奏がよく似合う。したがって現代楽器の演奏ではきりりと冴えたワルターが本命となるが、それと並んでクナの怪物的演奏も、2番の前衛 性を別の面から捉えたものといえよう。(宇野功芳)」。
 第2番の終楽章のテンポは、現代の演奏家の演奏に慣れた耳には却って新鮮なくらいに遅いです。
 大きなフ レーズ、独特の「ため」など、クナッパーツブッシュの魅力を堪能できます。
 
 


KKC 6827
(2CD)
\4400
パリのカール・シューリヒト
 [CD1]
  1-7. ブラームス:ドイツ・レクイエム op.45 [66:44]
 [CD2]
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
   1. 第1楽章 アレグロ [16:39]
   2. 第2楽章 ラルゴ [10:12]
   3. 第3楽章 ロンド [9:02]
  ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
   4. 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ [11:20]
   5. 第2楽章 アンダンテ・モンデラート [10:18]
   6. 第3楽章
    アレグロ・ジョコーゾ、ポコ・メノ・プレスト [6:03]
   7. 第4楽章
    アレグロ・エネルジコ・エ・アッパッショナート、
     ピウ・アレグロ [10:30]
カール・シューリヒト(指揮)
フランス国立管弦楽団
エルフリーデ・トレッチェル(ソプラノ)
ハインツ・レーフス(バス)
クラウディオ・アラウ(ピアノ)

 フランスでも人気だったシューリヒト、シャンゼリゼ劇場でのライヴ集

 録音:[CD1] 録音:1955年2月10日、シャンゼリゼ劇場 [CD2] 録音:1959年3月24日、シャンゼリゼ劇場/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.678

 カール・シューリヒト(1880-1967)は1949年から1965年にかけてしばしばフランスでも演奏していました。
 1956-58 のEMI 録音による音楽院管弦 楽団を指揮してのベートーヴェンの交響曲は、ドイツの指揮者がフランスのオーケストラを指揮して完成させた初のベートーヴェンの交響曲全集(ドイツ以外の国々 では高く評価)ということで歴史に名を残しフランスでも尊敬されていたドイツ指揮者として、tahraはシューリヒトの音源も多く発売しておりました。

 歌詞訳はついておりません。また、オリジナル・ブックレットにも歌詞の掲載はありません。
 
 


KKC 6829
\3300
偉大なる演奏者:ピエール・モントゥー
 1. ドビュッシー:祭り [5:41]
 シューベルト:交響曲 ハ長調 D.944「グレイト」
  2. 第1楽章 アンダンテ - アレグロ・マ・ノン・トロッポ [13:26]
  3. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート [12:39]
  4. 第3楽章 スケルツォ(アレグロ・ヴィヴァーチェ)- トリオ [9:14]
  5. 第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ [12:10]
ピエール・モントゥー(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
 (ドビュッシー)*Vディスク
ボストン交響楽団

 モントゥーの貴重な録音

 録音:1944 年11月5日(ドビュッシー),1956 年9月9日、モスクワ(シューベルト)
ともにライヴ/輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.659

 モントゥー(1875-1964)の貴重な音源2 種を収録。パリに生まれ、1911年からはロシア・バレエ団でも指揮を担当、《春の祭典》など多くの作品を初演しています。
 1916-17年にかけてロシア・バレエ団とアメリカ・ツアーを行い、1917年MET にグノーの《ファウスト》を指揮してデビューしました。
 1918年に ボストン交響楽団を初めて指揮。翌1918年ボストン交響楽団の音楽監督に就任、1924年までその地位にありました。
 その後もフィラデルフィア管、サンフラン シスコ交響楽団などさまざまなアメリカの楽団を指揮しています
 ここには、1956年に行われたボストン交響楽団のツアー(ミュンシュとモントゥーが指揮者として同行)のうちの演奏会および1944年にニューヨーク・フィルと行った演奏会がVディスク(盤の大きさはLPサイズ、回転数は78回転、片面の収録時間は8分ほど)として発売された貴重な音源からの発売です。
 
 


KKC 6830
(2CD)
\4400
クーベリック、シューリヒト、ストコフスキらによる
 フランス国立管弦楽団の演奏
フランス国立管弦楽団
  [CD1]
   ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調《英雄》 op.67
    1. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [15:44]
    2. 第2楽章 葬送行進曲(アダージョ・アッサイ)[16:54]
    3. 第3楽章 スケルツォ(アレグロ・ヴィヴァーチェ) [5:56]
    4. 第4楽章 フィナーレ(アレグロ・モルト - ポコ・アンダンテ - プレスト)[12:03]
      ラファエル・クーベリック(指揮)
      録音:1956年2月29日、シャンゼリゼ劇場
   マーラー:さすらう若人の歌
    5. 恋人の婚礼の時(ニ短調) [3:48] / 6. 朝の野を歩けば(ニ長調) [4:19] /
    7. 僕の胸の中には燃える剣が(ニ短調) [3:12] / 8. 恋人の青い目(ホ短調) [5:05]
      エウゲニア・ザレスカ(メゾ・ソプラノ)、カール・シューリヒト(指揮)
      録音:1958年2月20日、シャンゼリゼ劇場
  [CD2]
   モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調《 トルコ風》 KV 219
    1. 第1楽章 アレグロ・アペルト [10:06] / 2. 第2楽章 アダージョ [9:57] /
    3. 第3楽章 ロンド:テンポ・ディ・メヌエット - トリオ [8:42]
      クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)、カール・シューリヒト(指揮)
      録音:1955年2月3日、シャンゼリゼ劇場
   ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
    1. 第1楽章 ウン・ポコ・ソステヌート - アレグロ [12:41]
    2. 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート [8:27]
    3. 第3楽章 ウン・ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーゾ [4:03]
    4. 第4楽章 アダージョ、ピウ・アンダンテ - アレグロ・マ・ノン・トロッポ・マ・コン・ブリオ [15:13]
      レオポルド・ストコフスキー(指揮)
      録音:1958年5月13日、シャンゼリゼ劇場

 輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.668

 フランス国立管弦楽団の1950年代の録音。クーベリック、シューリヒト、ストコフスキというフランス外の豪華指揮者たちによる演奏です。
 ピアノ協奏曲のエウ ゲニア・ザレスカ(1910-1979)は、ポーランド・ウクライナ地域に生まれた歌手。
 1938年のウィーンでのコンクールで優勝し、1939年から演奏活動を開始。 1948年コヴェントガーデンに初出演、1952年にロンドンに移り住み、以降はイギリスを拠点に演奏活動を行っていました。
 この録音では曲が進むにつれ熱を帯 びる表現と力強い声が印象的です。ストコフスキーの指揮者デビューは1909年パリでのことでしたが、フランスの楽団との録音は数多くなく、貴重。クーベリック もフランスの楽団との音源は大変貴重。

 フランス国立放送管弦楽団が1934年2月18日に誕生、その後、1964年にフランス放送協会ORTF が創設されたとき、その名称はORTF 国立管弦楽団になり、そして1974年、最終的にフランス国立管弦楽団と改称されました。
 この録音自体は1958年なのでフランス国立放送管弦楽団という名称でしたが、発売当時含め現在はフランス国立管弦楽団とされているのでこのジャケットもそのようにタイトルがつけられております。
 ジャケット写真はこのオケを指揮するデジレ・ エミール・アンゲルブレシュトのもので、収録されている音楽とは関係ないものですが、アンゲルブレシュトは1934年3月13日にこのオケの初めてのコンサートを指揮したので使われているものと思われます。

 
 
 


KKC 6832
(2CD)
\4400
ストラディヴァリウスの饗宴
 [CD1]
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 KV 218
   1. 第1楽章 アレグロ [9:53] / 2. 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ [8:33] /
   3. 第3楽章 ロンド。アンダンテ・グラツィオーゾ [7:32]
     クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
     ナポリ・スカルラッティ管弦楽団、ピエトロ・アルジェント(指揮)
     録音:1958年2月21日
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調《トルコ風》 KV 219
   4. 第1楽章 アレグロ・アペルト [9:53] / 5. 第2楽章 アダージョ [12:01] /
   6. 第3楽章 ロンド。テンポ・ディ・メヌエット [8:56]
     イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)、フェルッチョ・スカリア(指揮)
     録音:1958年1月11日
 [CD2]
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
   1. 第1 楽章 アレグロ [12:45] / 2. 第2楽章 アンダンテ [8:33] /
   3. 第3楽章 アレグレット [6:47]
     ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
     トリノRAI 管弦楽団、フェルナンド・プレヴィターリ(指揮)
     録音:1953年12月18日
  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
   4. 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ [23:13] /
   5. 第2楽章 アダージョ [9:51] / 6. 第3楽章 アレグロ・ジョコーゾ [8:23]
     ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
     バイエルン放送交響楽団、オイゲン・ヨッフム(指揮)
     録音:1956年11月15日

 名手たちによるストラディヴァリウスの饗宴

 輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.670

 フェラス(1933-1982)は1951年にベームの招きでベートーヴェンの協奏曲を演奏してキャリアをスタートさせました。
 アルコール依存症に苦しみ1975年 以降は演奏会もほとんど行わず、借金に苦しみストラディヴァリウスを売却しなければならなくなるという大変な人生でした。
 ここにはデビューして世界の注目を浴 びていた1958年の録音を収録、ふくよかにたっぷりと歌う、輝かしい音色を堪能できます。

 イダ・ヘンデル(1928-2020)の公式デビューは1935年。1958年、当時30歳。あたりの空気を一瞬で変える雰囲気ある出だしから、神々しい演奏となっております。

 フランチェスカッティ(1902-1991)はマルセイユに生まれ、ティボーの薫陶を受けたヴァイオリン奏者。
 ポルタメントたっぷりながら気品あふれる演奏はさすがです。1939年からはニューヨークに定住しておりました。1953年、50台前半の、あぶらののりきったころの演奏です。

 ジョコンダ・デ・ヴィート(1907-1994)はイタリアに生まれ、ロッシーニ音楽院で非常に優秀な成績をおさめます。
 1932年、ウィーン国際ヴァイオリンコンクー ルで優勝、ヤン・クーベリックは彼女のことを激賞したといいます。
 ほどなくして彼女の名はヨーロッパ中に知られるようになります。1946年EMIのダヴィド・ビッ クネルにシャコンヌを録音するよう招かれ、1948年からEMI で録音を初めます。
 1948年エジンバラ音楽祭にも出演、1953年、イタリア政府は彼女に1690年製ストラディヴァリウス「Toscano」を贈呈しようとしますが彼女はこれを辞退。
 終身教授に就任していたサンタ・チェチーリア音楽院がこの楽器を受け取り、そ れをジョコンダ・デ・ヴィートが使う、という形がとられました。
 ここに収録の録音は1958年。音質は年代を感じさせるものの、それでも非常に力強く輝かしい 演奏であることが感じられます。
 
 


KKC 6834
(2CD)
\4400
初出のパウル・ファン・ケンペン パウル・ファン・ケンペン(指揮)
 [CD1]
  ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
   1. 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ [17:04]
   2. 第2楽章 アレグロ・アッパッショナート [8:14]
   3. 第3楽章 アンダンテ [11:20]
   4. 第4楽章 アレグレット・グラツィオーゾ [9:45]
     ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、フランス国立放送管弦楽団
     録音:1955 年9月1日、ブザンソン・フェスティヴァル(ライヴ)
  5. チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》 [20:01]
    アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
    録音:1951 年7月17-18日
 [CD2]
  マーラー:交響曲 第1番 ニ長調《巨人》
   1. 第1楽章 ゆっくりと、重々しく――自然の音のように [16:39]
   2. 第2楽章 力強く動きをもって、しかし急がずに [7:29]
   3. 第3楽章 引きずることなく、しかし重々しくなく [10:31]
   4. 第4楽章 嵐のような動きをもって [20:31]
     トリノRAI 管弦楽団
     録音:1955年5月20日

 ケンペンのロマンティック濃厚な芸術、ケンプの渋さ極まりないブラームス

 輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.714

 初出の《巨人》。コンセルトヘボウやベルリン・フィルとの共演で知られるケンペンの、フランス国立放送管、コンセルトヘボウとの音源、そして大変珍しい《巨人》 (トリノRAI 管弦楽団)の演奏。《巨人》の終楽章の咆哮はものすごいものがあります。
 特に終幕の爆演ぶりは注目。オーケストラが巨匠ケンペンの棒のもと、一丸 となっていることが感じられ、クレッシェンドなどのデュナーミクのメリハリも見事です。
 ケンプのブラームスは非常に渋く、ひとつひとつのメロディが実に美しく歌 われております。
 ケンペンの情熱あふれるロマンティック濃厚な芸術を堪能できます。
 
 


KKC 6836
(2CD)
\4400
ミュンシュ、パレーの貴重な録音
 [CD1]
  モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 KV 466
   1. アナウンス
   2. 第1楽章 アレグロ [14:53]
   3. 第2楽章 ロマンス [9:23]
   4. 第3楽章 ロンド - アレグロ・アッサイ [7:56]
   5. ラヴェル:左手のための協奏曲 ニ長調
     モニク・アース(ピアノ)
     録音:1960年11月11日
 [CD2]
  J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 ニ短調 BWV 1052
   1. 第1楽章 アレグロ [8:08]
   2. 第2楽章 アダージョ [6:34]
   3. 第3楽章 アレグロ [8:15]
     モニク・アース(ピアノ)
     録音:1960年12月8日
  ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 op.83
   4. 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ [16:26]
   5. 第2楽章 アレグロ・アッパッショナート [8:33]
   6. 第3楽章 アンダンテ [10:24]
   7. 第4楽章 アレグレット・グラツィオーゾ [9:13]
     ロベール・カサドシュ(ピアノ)
     録音:1960年11月11日
[CD1]シャルル・ミュンシュ(指揮)、
 ボストン交響楽団
[CD2]ポール・パレー(指揮)、
 デトロイト交響楽団

 輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.710

 3人のフランス人指揮者がアメリカの偉大なオーケストラを率いていた時期がありました。
 サンフランシスコ響のピエール・モントゥー(1936年~1952年)、 ボストン響のシャルル・ミュンシュ(1949年~1962年)、デトロイト響のポール・パレー(1951年~1962年)です。ミュンシュがボストンで、そしてパレーがデ トロイトで行なった4 つの未発表レコーディングが収録されています。ピアニストはモニク・アースとロベール・カサドシュ、彼らもまたフランス人です。
 注目すべき はモーツァルトの『協奏曲 K.466』とバッハの『協奏曲 BMV1052』で、これらは(発売当時)初出音源です。

 放送音源を使用しているので、[CD1]の冒頭にはアナウンサーによるプログラム・演奏者紹介の音声が入ります。
 
 


KKC 6838
(2CD)
\4400
ロベール・カサドシュ、ヴラド・ペルルミュテール
 [CD]ロベール・カサドシュ
  J.S.バッハ:3台のピアノによる協奏曲 BWV1063
   1. 第1楽章 アレグロ [5:18] / 2. 第2楽章 アッラ・シチリアーナ [4:06] /
   3. 第3楽章 アレグロ [4:43]
     ギャビー・カサドシュ、ロベール・カサドシュ、ジャン・カサドシュ(ピアノ)
     フェルナンド・プレヴィターリ(指揮)、トリノRAI 管弦楽団
     録音:1958年4月4日
  モーツァルト:ピアノ協奏曲 第12番 KV414
   4. 第1楽章 アレグロ [9:52] / 5. 第2楽章 アンダンテ [7:59] /
   6. 第3楽章 ロンド - アレグレット [5:47]
     フランコ・カラッチオーロ(指揮)、ナポリ・スカルラッティ管弦楽団
     録音:1958年3月28日
  モーツァルト:ピアノ協奏曲 第24番 KV 491
   7. 第1楽章 アレグロ [12:15] /8. 第2楽章 ラルゲット [7:29] /
   9. 第3楽章 アレグレット [8:15]
     ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)、北ドイツ放送交響楽団
     録音:1954年3月22日
 [CD2] ヴラド・ペルルミュテール
  モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 KV 467
   1. 第1楽章 アレグロ [15:11] / 2. 第2楽章 アンダンテ [6:42] /
   3. 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ [6:43]
     フェルナンド・ウーブラド(指揮)、ウーブラド室内管弦楽団
     録音:1956年12月16日
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 op.37
   4. 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [16:46] /
   5. 第2楽章 ラルゴ [9:17] / 6. 第3楽章 ロンド - アレグロ [9]28]
     ジャン・マルティノン(指揮)、フランス国立管弦楽団
     録音:1956年3月22日

 カサドシュ、ペルルミュテール貴重な2枚組

 輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.666

 1899年、パリでカタルーニャ人の音楽一家に生まれたロベール・カサドシュと、1904年ポーランドのコヴノ生まれのペルルミュテールの初出の協奏曲録音を 集めた2枚組。
 いずれも50台、活躍していた時期の録音です。
 ペルルミュテールはラヴェルやショパンで特に知られていますが、ここに収録のモーツァルトやベー トーヴェンも、清冽きわまりないタッチと繊細な表情づけが際立っています。
 
 


KKC 6840
\3300
ヘルマン・アーベントロート
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
  1. 第1楽章 アレグロ・モデラート [17:42]
  2. 第2楽章 アンダンテ・コン・モート [5:37]
  3. 第3楽章 ロンド(ヴィヴァーチェ) [9:38]
    ブランカ・ムスリン(ピアノ)
    ライプツィヒ放送交響楽団
    録音:1950年3月27日、スタジオ録音
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調
  4. 第1楽章
   アレグロ・ノン・トロッポ・エ・モルト・マエストーソ -
    アレグロ・コン・スピーリト [21:41]
  5. 第2楽章 アンダンティーノ・センプリチェ [7:59]
  6. 第3楽章 アレグロ・コン・フォーコ
    ギュンター・コーツ(ピアノ)
    ライプツィヒ放送交響楽団
    録音:1950年9月18日、スタジオ録音
ヘルマン・アーベントロート(指揮)

 「もう一人のフルトヴェングラー」アーベントロートがみせる協奏曲での抜群の表情

 輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.693

 爆演指揮者として名をとどろかせているアーベントロートによる協奏曲の録音。崇高にして絶妙な表情づけは意外なほどに細やか。真の名指揮者であることを実感できる内容です。

 ブランカ・ムスリン(1917-1975)はアグラム(現クロアチア)に生まれ、パリでコルトー、イヴォンヌ・ルフェビュールらに師事しました。
 1958年からフラン クフルトの音楽院で教鞭をとり、コンヴィチュニーの指揮でラヴェルやフランク(交響的変奏曲)、モーツァルトの協奏曲第20番などをコンヴィチュニーの指揮でエ テルナに録音するなど、興味深い活動をしています。
 ギュンター・コーツ(1929年生まれ)はドイツのピアニストで、1948年のリスト・ピアノ・コンクールで優勝 しました。優勝間もない頃の録音で、若さとエネルギーに満ちた演奏です。
 
 


KKC 6841
\3300
大迫力の《死の舞踏》、ファルナディによるリスト
 リスト:
  1. ハンガリー幻想曲 S.123 [14:09]
  2. 死の舞踏 [14:42]
    ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1956年3月3日
  ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
   3. 第1楽章 アレグロ・マエストーゾ [5:02]
   4. 第2楽章 クアジ・アダージョ [4:02]
   5. 第3楽章 アレグレット・ヴィヴァーチェ [3:54]
   6. 第4楽章 アレグロ・マルツィアーレ - アニマート [3:54]
   7. ピアノ協奏曲 第2番 イ長調 S.125 [18:44]
     ウィーン国立歌劇場管弦楽団
     録音:1959年3月15日
エディト・ファルナディ(ピアノ)
サー・エードリアン・ボールト(指揮)

 大迫力の《死の舞踏》ハンガリーの天才ピアニスト、ファルナディによるリスト

 輸入盤・日本語帯・解説付、MONO、TAH.723

 ハンガリーの超絶技巧のピアニスト、エディト・ファルナディ(1921-1973)によるリスト。
 ファルナディは12歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を弾き 振りした神童。リスト音楽院ではアーノルド・セーケイ(リストの孫弟子)のクラスで、アニー・フィッシャーやゲオルク・ショルティらと共に学びました。
 驚異的な強 弱の表現の幅、オーケストラのような音色の幅を兼ね備えた稀有なピアニストでした。
 年代を感じさせる録音ではありますがそれでも彼女の技術や音楽は十分に堪 能できます。
 




スリーシェルズ


3SCD-0073
\3300
「正門憲也作品集/閑ゆりあ(ヴァイオリン)、茂木彩(ピアノ)」
 (1)遊戯第28番 ひばり
 (2)遊戯第9番 Stumble
 (3)遊戯第30番 Spontaneous
 (4)(5)遊戯第15番 Sonatine((4)第1楽章/(5)第2楽章)
 (6)遊戯第32番 イソヒヨドリ
 (7)-(13)遊戯第16番 舞踏組曲
  ((7)Prelude/(8)Allemande/(9)Courante/(10)Sarabande/
   (11)Gavotte-Mussett/(12)Minuet/(13)Gigue )
閑ゆりあ(ヴァイオリン)
茂木彩(ピアノ)

 古典と現代を横断する新鮮な感覚を持つ作曲家、正門憲也の作品集CDが完成!
 鳥が枝から枝へ飛び跳ねるように古典と現代を軽々と横断する。東西の古謡を思わせる韻を踏んだ調べ

 録音:2023年8月8日マリーコンツェルト(LIVE) [DDD/55:03]
 序文:西耕一/解説: 正門憲也
 使用ピアノ:STEINWAY&SONS B-211/録音・編集・ミキシング:宮本章光 And EM

  正門は、近藤譲、三善晃、佐藤眞らに作曲を師事して、数々のコンクールで評価された作曲家。
  ライフワークである《遊戯》シリーズから、ヴァイオリン、ピアノによる珠玉の6曲を収録。
  多層的かつ華麗に躍動する音たちを、閑ゆりあ(ヴァイオリン)、茂木彩(ピアノ)の光彩陸離たる演奏が聴かせる。
  音響的にも優れたマリーコンツェルトホールで2023年8月に行われたライヴ録音。
  透明な湧き水が流れるような手垢の少ない音楽を書きたいと考える正門の独特な世界をCD化!

 正門 憲也 Kenya MASAKADO
  兵庫県立西宮高等学校音楽科ヴァイオリン科を経て、東京藝術大学音楽学部作曲科、同大音楽研究科修士課程作曲専攻修了。ヴァイオリンを北村芳子、東儀幸、日高毅、作曲を、池上敏、藤島昌壽、近藤譲、三善晃、佐藤眞の各氏に師事。
 第59回日本音楽コンクールにて管弦楽曲「死の舞踏」第2位(小松一彦指揮:東京フィルハーモニー交響楽団)、「舞踏狂詩曲(ヴァイオリン協奏曲)」長谷川良夫賞(松尾葉子指揮:東京藝術大学管弦楽研究部、Vn独奏:小川有紀子)、第15回日本交響楽振興財団作曲賞「管弦楽の遊戯」(小松一彦指揮:東京フィルハーモニー交響楽団)入選し、第4回芥川作曲賞選考演奏会(同演奏)、また東欧にて再演・放送等。
 これまでの主な作品に遊戯第6番(アルス金管五重奏団)、遊戯第7番(OKSQ&Pf:黑田亜樹)、遊戯第8番「祭歌・童歌」(B.スローカー&三宅美子委嘱 神奈川県作曲委嘱助成作品)、遊戯第14番「鐘」(小澤英世・松浦真砂 再演時:鶴園紫磯子CD発売)、遊戯第18番「浮舟」華麗なる饗宴演奏会ほかアメリカにて再演、遊戯第19番「木霊」東京チェロアンサンブル、管弦楽の舟歌、弦楽の舟歌第1番ᬢ第4番、クラリネットの舟歌、弦楽四重奏曲第1番ᬢ第3番などがある。
 日本現代音楽協会、APSARAS、New ChamberMusic 等に所属。特殊奏法を用いず、古典と現代双方の融和から導く新しい音と、強拍を極力減らした多層的で美しい音を研究している。

 閑 ゆりあ Yuria SHIZUKA
  千葉県出身。5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学附属「子供の為の音楽教室」、桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部演奏学科ヴァイオリン専攻卒業。
 在学中、桐朋学園室内楽演奏会に弦楽四重奏のメンバーとして出演。第9回日本クラシック音楽コンクール審査員特別賞を受賞。その後奨学金を得てイギリス・ロンドンに渡り、英国王立音楽院大学院修了。
 現在は、クラシックを中心にジャンルを問わず各地で演奏するほか、音楽教室を主宰し教育活動にも熱心に取り組んでいる。
 正門憲也作品では2019年9月NCMにて「ひばり Play No.28」初演、翌’20年アプサラスアネックス第3回演奏会にて再演、2022年2月NCMにて「Spontaneous Play no.30」初演、そのほかヴァイオリンとピアノのための2作「Stumble Play no.9」「舞踏 Play no.16」もピアノの茂木彩とともにレパートリーとして持つ。
 これまでに、桜木弘子、鈴木愛子、天満敦子、名倉淑子、磯野順子、宗倫匡の各氏に師事。

 茂木 彩 Aya MOGI
 東京都出身。桐朋学園大学附属「子供の為の音楽教室」にて5歳よりピアノを始める。
 同音楽教室首席修了。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業後、渡仏。 エコールノルマル音楽院修了。
 第8回イルドフランス国際ピアノコンクール第2位、第2回エレーナリヒテル国際ピアノコンクール第1位、第21回日本演奏家コンクール第1位及び鎌倉市長賞受賞、第3回日本室内楽ピアノコンクール第1位(金賞)他、国内外のコンクールに入賞。
 NHK交響楽団奏者とシューマンのピアノ五重奏曲を共演。
 東京、パリでのリサイタルを始め、ソロ、室内楽を問わず、各地で演奏を行う。2019年9月New Chamber Music 第6回 演奏会にて、正門憲也作曲「ひばり Play no.28」を初演 (Vl.閑ゆりあ)。
 好評を博し、2020年9月アプサラスアネックス第3回演奏会にて再演するなど、古典から現代作品まで活動の幅を広げている。
 これまでに、野口恭子、磯崎淳子、竹内啓子、御木本澄子、恩田明香、ジェルメーヌ・ムニエ、パトリシア・トマ、ディーナ・ヨッフェ、菅野潤の各氏に師事。

 
 


<LP>


LSO LIVE(LP)


LSO 5122LP
(LP)
\4200
OCEAN FLOOR SUITE(海底の組曲)
 SIDE A
  1-4. Ocean Floor Suite(海底の組曲)
   (ウィッター=ジョンソン作曲/LSO委嘱/世界初録音)
    〔Prologue - The Darkest Hour - Pioneers - Ocean View〕
 SIDE B
  1. Unconditionally(絶対に)(ウィッター=ジョンソン作曲)
  2. Tidal Warning
   (ウィッター=ジョンソン作曲/LSO委嘱/世界初録音)
  3. Forever(ウィッター=ジョンソン作曲)
アヤナ・ウィッター=ジョンソン
 (声、チェロ、パーカッション、作曲)
ギレルモ・シムコック(ピアノ、作曲)
LSO パーカッション・アンサンブル
 〔ニール・パーシー、サム・ウォルトン、
  デイヴィッド・ジャクソン、
  ジェイコブ・ブラウン〕

 LSOパーカッション・アンサンブル&アヤナ・ウィッター=ジョンソンの魅惑のアンサンブルがアナログで登場!

 録音:2022年11月12日、ジャーウッド・ホール(ライヴ録音)

 LSO 5122(CD)のアナログ盤(収録分数の関係で楽曲はセレクトされております)。

 アヤナ・ウィッター=ジョンソンは、3歳でピアノを、ほどなくしてチェロをはじめ、マンハッタン音楽院を首席で卒業。
 LSOやギュルツェニヒ管、クロノス・カルテッ トなどから作曲を委嘱されることもあれば、ボチェッリと共演でツアーしたほか、ジャズ、レゲエ、ソウル、R&B など異ジャンルのアーティストたちともコラボしてい ます。
 MOBO 賞にノミネートされたこともあります。そんな彼女がLSO パーカッションのメンバーと共演したことをきっかけに実現した委嘱作をもりこんだ演奏会 のライヴ録音の登場。
 ウィッター=ジョンソンのセンスあふれる作品を、彼女自身の魅力ある声とチェロ、そしてLSO パーカッションの面々が、抜群にうまいセンス を発揮して紡いでゆきます。

 1781年、イギリスの奴隷船ゾング号の事件がありました(ジャマイカに向かうため、乗船定員の2倍の人数を乗せてガーナを出港したゾング号の船主が、飲料水が不足していると主張し、130人以上の生きた奴隷を海に投げ捨てるよう乗組員に命じたといういたましい事件)。
 ジャマイカの 美しいビーチで幼いころから夏休みを過ごしたというアヤンア・ウィッター=ジョンソンは、近年再びこのビーチを訪れた折に、偶然にも不幸な水難事故を目撃してしまいました。
 これらの海での事故をうけて書かれたのが、≪OCEAN FLOOR SUITE(海底の組曲)≫。
 事件やウィッター=ジョンソンによる事故についての朗 読に始まり、波の音の描写などがパーカッションのメンバーたちによって描かれてゆきます。
 B 面最後の「Forever」はアンコール的な作品で、ライヴをやさしくし めくくります。
 














2/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ALTO


ALC1486
\1900
バード:声楽作品集
 Psallite Domino/Ne irascaris/Laetentur caeli/
 Senex puerum portabat/Sing joyfully/
 Non vos relinquam/Vigilate/Justorum animae/
 Haec dies/Teach me, O Lord/
 Rorate coeli desuper/アヴェ・ヴェルム・コルプス/
 マニフィカト/Nunc dimittis/Exsurge, Domine/
 Sacerdotes Domini/マニフィカト/
 Nunc dimittis/Laudibus in sanctis
ヘレフォード大聖堂合唱団
ジェレイント・ボーエン(指揮)
ピーター・ダイク(オルガン)

 ウィリアム・バードの声楽作品集!

 ルネサンス期にイギリスで活躍した作曲家ウィリアム・バードによるアンセムやモテット集。
 彼は同じ時代に生きたパレストリーナやビクトリアといった作曲家と同じくこの時代を代表する作曲家の一人です。
 プロテスタントの国でカトリック教徒であったバードが弾圧を受けながらも書き上げた作品は必聴に値するものばかりです。

 ※録音:2005年
 
 

ALC1489
\1900
11の有名な大聖堂のオルガン
 マイアベーア:戴冠行進曲
 シベリウス(フリッカ―編):フィンランディア
 スーザ:星条旗よ永遠なれ
 ディーリアス(フェンビー編):春初めてのカッコウの声を聴いて
 マティアス:行進曲
 デュボワ:トッカータ ト長調
 J.S.バッハ:甘き喜びのうちに BWV 608
 ヴィエルヌ:ロンポンの鐘
 シャルパンティエ:テ・デウム・プレリュード
 ヨン:ユモレスク(フルートのためのトッカティーナより)
 ヴィエルヌ:フィナーレ(交響曲第1番より)
 J.S.バッハ(ファレル編):主よ,人の望みの喜びよ
 ロイプケ:詩篇94番によるオルガン・ソナタ ハ短調
様々なアーティスト

 11の有名な大聖堂のオルガンによる演奏をこの1枚のアルバム楽しめるという好企画盤。
 ウェストミンスター大聖堂などのオルガンを使用して様々な作曲家やオルガニストの演奏を収録しており、それぞれのオルガンの特徴を聴き比べることが出来る充実の内容となっています。

 ※録音:1973年-2005年
 
 

ALN1988
(1CD-R)
\1900
※朗読です
お気に入りのシェイクスピアのソネット集
 No. 18: "Shall I Compare thee to a summer's day?"
 No. 29: "When in disgrace with fortune and men's eyes"
 No. 30: "When to the sessions of sweet silent thought"
 No. 33: "Full many a glorious morning have I seen"
 No. 2: "When forty winters shall besiege thy brow"
 No. 12: "When I do count the clock that tells the time"
 No. 73: "That time of year thou mayst in me behold"
 No. 87: "Farewell! thou art too dear for my possessing"
 No. 106: "When in the chronicle of wasted time"
 No. 116: "Let me not to the marriage of true minds"
 No. 129: "The expense of spirit in a waste of shame"
 No. 14:. "Not from the stars do I my judgment pluck"
 No. 34: "Why didst thou promise such a beauteous day"
 No. 71: "No longer mourn for me when I am dead"
 No. 49: "Against that time, if ever that time come"
 No. 130: "My mistress' eyes are nothing like the sun"
 No. 55: "Not marble, nor the gilded monuments"
 No. 66: "Tir'd with all these, fur restful death I cry"
 No. 91: "Some glory in their birth, some in their skill"
 No. 97: "How like a winter hath my absence been"
 No. 19: "Devouring Time, blunt thou the lion's paws"
 No. 138: "When my love swears she is made of truth"
 No. 144: "Two loves I have of comfort and despair"
アンソニー・クエイル(朗読)
ジョン・ギールグッド(朗読)
A
 シェイクスピアがソネット形式で書いた詩集、ソネット集。
 その中から人気の高い作品ををイギリスの名優たちが読み上げます。

 ※録音:1956年&1961年
 




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CHANDOS



RCHSA5325
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3562
ジョン・ウィルソン(指揮)&シンフォニア・オヴ・ロンドン
 エネスク、イザイ、バツェヴィチ:弦楽のための作品集


 エネスク:弦楽八重奏曲ハ長調 Op.7
 イザイ:夕べのハーモニー(詩曲第8番)Op.31
 バツェヴィチ:弦楽オーケストラのための協奏曲
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
CHSA5325
(1SACD HYBRID)
\3000→\2790

 ジョン・ウィルソン&SOL!バツェヴィチ、イザイ、エネスクの弦楽作品集!

 ☆2024年も注目のリリースが続くジョン・ウィルソン&SOL!
 ☆「メタモルフォーゼン」や「弦楽のためのイギリス音楽」などでも魅せた極上の弦楽サウンドに再び酔いしれる!

 次々とリリースされるレコーディングの多くがグラモフォン賞やBBCミュージック・マガジン賞、レコード・アカデミー賞など数々の賞に輝き今もっとも注目を集めるコンビ、ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン(SOL)が早くも2024年2枚目のリリース!エネスク、イザイ、バツェヴィチによる弦楽のための作品を極上のサウンドと緻密なアンサンブルで聴かせます!

 SOLの弦楽セクションといえばこれまでにも「弦楽のためのイギリス音楽」(RCHSA5264/CHSA5264)や「弦楽のための音楽」(RCHSA5291/CHSA5291)、「メタモルフォーゼン」(RCHSA5292/CHSA5292)などで度々弦楽アンサンブルのための作品にフォーカスし、きわめて質の高い演奏で絶対的な評価を獲得してきました。
 そんな彼らが今回取り上げるのはエネスク、イザイ、バツェヴィチというこだわりが光る濃密なプログラム。ヴァイオリニストとしても頂点を極めたエネスクの弦楽八重奏曲は、パリに渡りフォーレやマスネに作曲を学んだ後間もなく作曲された19歳の頃の作品。全4楽章、38分近い演奏時間を要する大作です。
 「夕べのハーモニー」はイザイの作品の中でも演奏機会が少ないレア作品であり要注目。代表作であるソナタなどとはまた一味違った、感動的な美を湛える隠れた名作です。
 ポーランドの女性作曲家として初めて国際的な名声を獲得したバツェヴィチの「弦楽オーケストラのための協奏曲」は戦後すぐに書かれた作品。1950年のポーランド国家賞を受賞しており彼女の代表作の一つに数えられます。
 これらの作品が持つ魅力を最大限に引き出すSOLの弦楽セクションの充実ぶりにご期待ください。

 ※録音:2022年11月21日(バツェヴィチ)、11月27日(イザイ)、12月10日-11日(エネスク)、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
 
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RCHSA5312
(1SACD HYBRID)
【国内仕様盤】
\3562
ガードナー&ベルゲン・フィル
ニールセン:交響曲3番

 カール・ニールセン(1865-1931):
  パンとシランクス Op.49 FS 87(1917-18)、
  フルート協奏曲 FS 119(1926)*/
  交響曲第3番 Op.27 FS 60
   《広がりの交響曲》(1910-11)**
エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
アダム・ウォーカー(フルート)*
リナ・ジョンソン(ソプラノ)**
イングヴ・ソーバルグ(バリトン)
CHSA5312
(1SACD HYBRID)
\3000→\2790

 ガードナー&ベルゲン・フィル!ニールセンの交響曲第3番!

 ☆ガードナー&ベルゲン・フィルによるニールセン第2弾は「交響曲第3番」!
 ☆『ニールセンの田園交響曲』と呼ばれる「第3番」とアダム・ウォーカーをソリストに迎えた「フルート協奏曲」!

 ノルウェーの名門オーケストラ、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を2015年から務め、2021年からはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めるエドワード・ガードナーによるニールセン・サイクル第2弾!
 「交響曲第3番」をメインに、元ロンドン響首席フルーティストである名手アダム・ウォーカーをソリストに迎えた「フルート協奏曲」、そして「パンとシランクス」というプログラム。

 「交響曲第3番」は1910年から1911年にかけて作曲された作品で、特徴的なのは第2楽章にソプラノとバリトンのソリストが加わります。
 またその第2楽章の曲想から『ニールセンの田園交響曲』と呼ばれています。

 ※録音:2022年9月15日〔交響曲、ライヴ録音〕、2023年6月12日-16日〔その他の作品〕、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)

 
 



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GENUIN

GEN24853
(2CD)
特別価格
\3900→\3590
エジプト人の父とドイツ人の母をもつ
 ナビル・シェハタ&南ヴェストファーレン・フィル
ドヴォルザーク:交響曲第3番&第9番《新世界より》

 ドヴォルザーク:
  交響詩《水の精》 Op.107
  交響曲第3番変ホ長調 Op.10
  交響詩《真昼の魔女》 Op.108
  交響曲第9番ホ短調 Op.95 《新世界より》
南ヴェストファーレン・フィルハーモニー
ナビル・シェハタ(指揮)

 ナビル・シェハタ&南ヴェストファーレン・フィルのドヴォルザーク「新世界より」!

 ☆ティーレマン、バレンボイムに指揮を学んだ元ベルリン・フィル首席コントラバス奏者、ナビル・シェハタ!
 ☆首席指揮者を務める南ヴェストファーレン・フィルとの第2弾として"新世界より"をリリース!

 1957年にジーガーラント管弦楽団として発足したドイツのオーケストラ、南ヴェストファーレン・フィルハーモニー。
 かつて児玉宏も首席指揮者を務めたこの楽団は2023年に新しい本拠地が完成し、それを記念しGenuinレーベルから「チャイコフスキー:交響曲第5番」のディスクをリリースしていましたが、今回はその続編としてドヴォルザークの「新世界より」をリリース!
 交響曲第3番と2つの交響詩をカップリングし、首席指揮者ナビル・シェハタとそのタクトに機敏に反応するオーケストラの抜群の関係性を存分に発揮しています。

 ナビル・シェハタは1980年、エジプト人の父とドイツ人の母の間にクウェートで生まれ、5歳でドイツへ移住。2003年に難関ARDミュンヘン国際音楽コンクールのコントラバス部門で優勝し、翌2004年から2008年までベルリン・フィルの首席コントラバス奏者として活躍しました。
 一方で指揮をクリスティアン・ティーレマン、ダニエル・バレンボイムらに学び、2007年にドイツで指揮者デビュー。日本のオーケストラにも客演経験があります。
 南ヴェストファーレン・フィルハーモニーには2019年、約200名もの候補の中から選ばれ首席指揮者に就任しました。

 ※録音:2021年5月18日-20日、ベッツドルフ市立ホール(ドイツ)

 
 



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GLOSSA



GCD921135
(9CD)
特別価格
\7600→\7090
ブリュッヘンのモーツァルト、グロッサ全集BOX
  フランス・ブリュッヘン、モーツァルトとの人生 ~
 グロッサ・コンプリート・レコーディング

  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
   ●Disc1/2
    交響曲第39番変ホ長調 K.543
    交響曲第40番ト短調 K.550
    交響曲第41番ハ長調 K.551《ジュピター》
   ●Disc3
    クラリネット協奏曲イ長調 K.622
    歌劇《皇帝ティートの慈悲》K.621より 序曲、
    アリア「私は行くが、君は平和に」、
    アリア「夢に見し花嫁姿」
    2つのクラリネットと3つのバセット・ホルンのための
     《アダージョ》変ロ長調 K.411
   ●Disc4
    「ホルンのための音楽」
     ホルンのための12の二重奏曲 K.487より第8番アレグロ
     ホルン五重奏曲変ホ長調 K.407
     ホルンのための12の二重奏曲 K.487より第7番アダージョ
     ホルンのための12の二重奏曲 K.487より第2番メヌエット
      (アレグレット)
     歌劇《ポントの王ミトリダーテ》K.87より
      アリア「あなたから遠く離れて」
     ホルンのための12の二重奏曲 K.487より第3番アンダンテ
     ホルンのための12の二重奏曲 K.487より第12番アレグロ
     ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447*
     ホルンのための12の二重奏曲 K.487より第9番メヌエット
     ホルンのための12の二重奏曲 K.487より第5番ラルゲット
     音楽の冗談 K.522
     ホルンのための12の二重奏曲 K.487より第4番ポロネーズ
   ●Disc5
    オーボエ協奏曲ハ長調 K.314
    オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370
    2本のヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、オーボエと
     2本のホルンのためのディヴェルティメント K.251
    アリア《あなたに明かしたい、おお、神よ》K.418
   ●Disc6
    ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
    ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
    ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219《トルコ風》
   ●Disc7
    ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364
    ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
    ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
   ●Disc8
    「アロイジア・ウェーバーのためのアリア集」
     いえ、いえ、あなたにはできません K.419
     アルカンドロよ、わたしは告白する ―
      どこから来るのかわたしにはわからない K.294
     わたしはあなたに明かしたい、ああ! K.418
     ああ、もし天に、恵み深い星たちよ K.538
     わが憧れの希望よ-
      あなたにはどれほどの苦しみかわかるまい K.416
     テッサーリアの民よ-
      わたしは求めはしません、永遠の神々よ K.316(K.300b)
     私の感謝をお受け取り下さい、親切な後援者の皆様 K.383
   ●Disc9
    フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K.477
    2つのクラリネットと3つのバセット・ホルンのための
     アダージョ 変ロ長調 K.411
    レクイエム ニ短調 K.626
Disc1/2
 18世紀オーケストラ
 フランス・ブリュッヘン(指揮)
Disc3
 エリック・ホープリッチ
  (クラリネット&バセット・ホルン)
 ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
 トニ・サラール=ヴェルドゥ
  (クラリネット/K.411)
 ギィ・ファン・ワース
  (バセット・ホルン/K.411)
 アネッテ・トーマス
  (バセット・ホルン/K.411)
 ロレンツォ・コッポラ
  (バセット・ホルン/K.411)
 18世紀オーケストラ
 フランス・ブリュッヘン(指揮)
Disc4
 トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト
  (ナチュラルホルン)
 エルヴィン・ヴィーリンガ
  (ナチュラルホルン)
 マルク・デストリュベ(ヴァイオリン)
 スタース・スヴィールストラ
  (ヴァイオリン&ヴィオラ)
 エミリオ・モレーノ(ヴィオラ)
 アルベルト・ブリュッヘン(チェロ)
 ロベルト・フラネンベルク(コントラバス)
 クラロン・マクファデン(ソプラノ/K.87)
 18世紀オーケストラ(K.447)
 フランス・ブリュッヘン(指揮/K.447)
Disc5
 フランク・デ・ブライネ(オーボエ)
 18世紀オーケストラ
 ケネス・モンゴメリー
Disc6
 トーマス・ツェートマイヤー
  (ヴァイオリン&指揮)
 18世紀オーケストラ
Disc7
 トーマス・ツェートマイヤー
  (ヴァイオリン)
 ルース・キリウス(ヴィオラ/K.364)
 18世紀オーケストラ
 フランス・ブリュッヘン(指揮)
Disc8
 シンディア・ジーデン(ソプラノ)
 18世紀オーケストラ
 フランス・ブリュッヘン(指揮)
Disc9
 モーナ・ユルスルー(ソプラノ)
 ヴィルケ・テ・ブルンメルストルテ
  (アルト)
 ゼーハー・ヴァンデルステイネ(テノール)
 イェレ・ドレイエル(バス)
 ユーヘイン・リヴェン・ダベラルド
  (グレゴリオ聖歌指揮)
 オランダ室内合唱団
 18世紀オーケストラ
 フランス・ブリュッヘン(指揮)

 ブリュッヘン、モーツァルトとの人生。グロッサにおけるその歩みを刻印した全集BOX!

 ☆フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラ!
 ☆偉大な歴史を振り返るモーツァルト録音全集Boxが登場!

 1981年の創立以来、20世紀の古楽復興運動を牽引し続けたフランス・ブリュッヘンと18世紀オーケストラにとって、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの音楽の演奏は自らの存在意義の1つと言えるものでした。
 1997年以降、自身のレコーディングチーム&ブランドである「The Grand Tour」を立ち上げ、グロッサ(Glossa)レーベルと二人三脚で録音を発表してきたブリュッヘン&18世紀オーケストラの「モーツァルト録音」の全てを収めたこのボックスセットには「モーツァルトとの人生」というタイトルが付けられており、さらには「ポスト・ブリュッヘン時代」の最初の録音となった「オーボエ協奏曲」(2015年録音)も同オーケストラの歴史における重要なターニングポイントの証として加えられています。

 この「モーツァルトとの人生」では、ヴァイオリンのツェートマイヤー、ホルンのファン・デァ・ズヴァールト、ソプラノのシンディア・ジーデン、メゾ・ソプラノのジョイス・ディドナート、そしてクラリネットのエリック・ホープリッチといった偉大なソリストたちが、巨匠フランス・ブリュッヘンとの「モーツァルトの旅」に参加していたことを思い出させてくれます。
 そしてこの「モーツァルトとの人生」の最後を飾るのは、レクイエムの1998年東京ライヴ。今もなお同曲の演奏、録音史上に燦然と輝き続ける名演中の名演です。

 ※録音:1998年-2015年
 Disc1/2 録音:2010年3月、デ・ドゥーレン(ロッテルダム、オランダ)/録音方式:ステレオ(デジタル、ライヴ録音)
 Disc3 録音:2001年2月(K.622)、1986年6月(K.621/序曲)、2001年11月(K.621/アリア)、2001年12月(K.411)、オランダ/録音方式:ステレオ(デジタル)
 Disc4 録音:2006年6月、2007年11月、2008年7月、イタリア、スペイン、オランダ/録音方式:ステレオ(デジタル、ライヴ録音)
 Disc5 録音:2015年1月&10月、アムステルダム/録音方式:ステレオ(デジタル)
 Disc6 録音:2000年9月、ユトレヒト、オランダ(K.218&K.219)/2002年6月、クリチバ、ブラジル(K.207)/録音方式:ステレオ(デジタル、ライヴ録音)
 Disc7 録音:2005年10月、ロッテルダム(K.364)、ユトレヒト(K.211&K.216)/録音方式:ステレオ(デジタル、ライヴ録音)
 Disc8 録音:1998年5月&9月、フレーデンブルフ音楽センター(ユトレヒト、オランダ)/録音方式:ステレオ(デジタル、ライヴ録音)
 Disc9 録音:1998年3月20日、東京芸術劇場/録音方式:ステレオ(デジタル、ライヴ録音)



 2024年来日公演情報
 The Real Chopin × 18世紀オーケストラ~フランス・ブリュッヘンの想い出に~
  3月9日 京都コンサートホール
  3月10日 フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)
  3月11日 東京オペラシティ コンサートホール
  3月12日 東京オペラシティ コンサートホール
  3月13日 アクロス福岡 福岡シンフォニーホール



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ALPHA CLASSICS



ALPHA1004
(4CD)
\6100→\5690
パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレ管
 メンデルスゾーン:交響曲全集、劇音楽『夏の夜の夢』(抜粋) 

  
一挙全集ボックスで登場


  フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
   【CD 1】
    1-4. 交響曲 第1番 ハ短調 Op. 11
    5-6. 交響曲 第5番 ニ短調 Op. 107「宗教改革」
   【CD 2】
    1-12. 交響曲 第2番 変ロ長調 Op. 52「讃歌」
   【CD 3】
    1-4. 交響曲 第3番 イ短調 Op. 56「スコットランド」
    5-8. 交響曲 第4番 イ長調 Op. 90「イタリア」
   【CD 4】
    劇音楽『夏の夜の夢』 Op. 61 (抜粋)
     1. 序曲 / 2. No. 1 スケルツォ /
     3. No. 3 合唱付きの歌 / 4. No. 5 間奏曲 /
     5. No. 7 夜想曲 / 6. No. 9 結婚行進曲 /
     7. No. 11 道化師たちの踊り / 8. フィナーレ
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
【CD 2】
 チェン・レイス、
 マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(ソプラノ)
 パトリック・グラール(テノール)
 チューリヒ・ジング・アカデミー
【CD 4】
 カタリナ・コンラディ、
 ソフィア・ブルゴス(ソプラノ)
 チューリヒ・ジング・アカデミー女声合唱団
NYCX-10463
(4CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6930

 録音: 2021年3月 トーンハレ・マーグ ...CD 1-3 2021年5月 トーンハレ・マーグ ...CD 4 2023年1月 チューリヒ・トーンハレ ...CD 2
 収録時間:【CD 1】58分 【CD 2】63分 【CD 3】66分 【CD 4】42分/総収録時間: 231分
 ※国内仕様盤日本語解説、歌詞日本語訳...舩木篤也

 【パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレ管のメンデルスゾーン、一挙全集で登場!】
 交響曲全5曲に『夏の夜の夢』まで収録した4枚組のボリュームで登場の、パーヴォ・ヤルヴィによるメンデルスゾーン。
 この作曲家らしい瑞々しいメロディと躍動的なリズム、そして若々しい疾走感といった各作品の魅力を十二分に生かした、美しくもテンションの高い演奏を聴かせています。
 ドイツを中心とした歌劇場で活躍するチェン・レイスとカタリナ・コンラディ、バロックから古典派の宗教作品を得意とするマリー・ヘンリエッテ・ラインホルトとパトリック・グラール、来日ツアーも成功させているプエルトリコ系アメリカ人ソプラノのソフィア・ブルゴスと、個性的な歌手陣が随所で持ち味を生かしているのもポイント。
 さらに低音金管古楽器の名手パトリック・ヴィバールが『夏の夜の夢』にオフィクレイドで、「宗教改革」には(原盤ブックレットに表記がありませんが)セルパンで参加、「讃歌」のオルガンは名手クリスティアン・シュミットが務めています。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


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OBSESSION

CHSA10078
(2SACD HYBRID)
\6300→\5890
Chandosの全集(2003年発売)をSACDハイブリッド化
 アール・ワイルド(ピアノ)/ヤッシャ・ホーレンシュタイン
ラフマニノフ:
 ピアノ協奏曲全集&パガニーニの主題による狂詩曲

  ラフマニノフ:
   ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1
   ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
   ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
   ピアノ協奏曲第4番ト短調 Op.40
   パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
アール・ワイルド(ピアノ)
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 アール・ワイルドの名盤、ラフマニノフのピアノ協奏曲全集がSACD化!

 ☆20世紀を代表するアメリカのピアニスト、アール・ワイルドの名録音、ラフマニノフのピアノ協奏曲全集がSACD化!
 ☆1965年の収録とは思えぬ優秀録音をさらなる高音質で!

 過去の名録音を高音質化して復刻しているObsessionレーベルよりまた大注目のリリース。
 アメリカが生んだ20世紀の大ピアニスト、アール・ワイルドが遺した名録音の一つ、ヤッシャ・ホーレンシュタインとのラフマニノフのピアノ協奏曲全集が初めてSACD化されました!

 LP盤を含めいくつかのレーベルからリリースされていた同音源ですが、Chandosからリリースされていた全集盤(2003年発売)をSACDハイブリッド化。
 名盤ひしめく同曲集の中でも最高傑作とする声も多く、突出して高い評価を得ているワイルド&ホーレンシュタインの超名演。
 1965年の収録とは思えぬ鮮明な録音もポイントで、今回のSACD化によってさらなる音質の向上が期待されます。

 ※録音:1965年
 



<メジャー・レーベル>
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DG



4864809
\2600→\2390

《エリーナ・ガランチャ~When Night Falls》

 出身地ラトヴィアの作曲家による声楽曲集

 1) R.シュトラウス:子守歌(『5つの歌』Op.41より第1曲)、
 2) フンパーディンク:夜になって私が眠りにつくと(歌劇『ヘンゼルとグレーテル』より)、
 3) ファリャ:アストゥリアス地方の歌(『7つのスペイン民謡』より第3曲)、
 4) モンサルバーチェ:黒人の子供のための子守歌、
 5-6) ベリオ:『フォーク・ソングス』より(第2曲:私はさまよいながら驚く/第3曲:日が昇った)、
 7) トスティ:夢、
 ガジャルド・デル・レイ:8) Mersedesa、9) C?nci?n de cuna、
 10) ライモンズ・パウルス:Mersedesa、
 11) ブラームス:子守歌(『5つの歌曲』Op.49より第4曲)、
 12) Alfr?ds Kalni??:S?? Ruh、
 13) ヤーニス・ザーリーツ:Kindchens Schlaflied、
 14) Alfr?ds Kalni??:子守歌、
 15) シューベルト:夜と夢D827、
 ライモンズ・パウルス:16) Vientu?ais Nami??(『Mazs, laim?gs z?ns』より)、
 17) Aicin?jums、
 18) 伝承曲:Aij? ???? l??a b?mi
エリーナ・ガランチャ(メッゾ・ソプラノ)、
ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ(4, 8-10)、
ラファエル・フイヤートル(7)(ギター)、
ライモンズ・パウルス(10, 16, 17)、
マルコム・マルティノー(ピアノ)(11-15)、
アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)(11)、
ベルリン・ミュージック・アンサンブル(5, 6)、
カレル・マーク・チチョン(指揮)
グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団(1-3)

 現代最高の人気を誇るメッゾ・ソプラノ歌手があなたへ贈る、魔法に浸る夕べの時間

 実力、人気ともに現代最高のメッゾ・ソプラノ歌手の一人、ラトヴィア出身のエリーナ・ガランチャによるニュー・アルバム『When Night Falls』。
 ガランチャはこの私的なアルバムが、“プライベートな生活を過ごしている時”に向けて作られたものだと話しています。
 聴衆が“2、3分の間この世界から離れ、夕方の特別な魔法に浸る”ことができる曲を選んでいるのだといいます。
 優れた器楽奏者たちとともに、シューベルト、ブラームス、R.シュトラウス、フンパーディンクの他、スペイン、そして彼女の愛する出身地ラトヴィアの作曲家による、声楽のための夜想曲のような伝説的な歌の数々を歌っています。

 【録音】2023年1月31日、スペイン、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア(1-3)、2022年10月20-22日、ラトヴィア、リガ(4, 8-10, 16-18)、2023年2月13-17日、ベルリン(5-7, 11-15)
 
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4864842
\2600→\2390
ルドルフ・ブッフビンダー~
 ブラームスの歌曲のピアノ編曲版

ブラームス/M.レーガー:Song Transcriptions


 ブラームス:
  1) 愛のまことOp.3 No.1、2) 鍛冶屋Op.19 No.4、3) 夜鶯に寄せてOp.46 No.4、
  4) 日曜日Op.47 No.3、5) 日曜日の朝Op.49 No.1、6) すみれに寄せてOp.49 No.2、
  7) 黄昏Op.49 No.4,8) 愛の歌Op.71 No.5、9) 昔の恋Op.72 No.1、10) 夏の夕べOp.84 No.1、
  11) 甲斐なきセレナーデOp.84 No.4、12) 森の静寂の中でOp.85 No.6、13) 野の寂しさOp.86 No.2、
  14) 夢遊病者Op.86 No.3、15) 荒野を越えてOp.86 No.4、16) サッフォー頌歌Op.94 No.4、
  17) 狩人Op.95 No.4、18) 死、それは清々しい夜Op.96 No.1、19) 我らはさまよったOp.97 No.2、
  20) 夜うぐいすOp.97 No.1、21) あそこの牧場でOp.94 No.4、
  22) 歌の調べのように私をよぎるOp.105 No.1、
  23) 私のまどろみはますます浅くOp.105 No.2、
  24) 教会の墓地にてOp.105 No.4、25) セレナードOp.106 No.1、
  26) サラマンダーOp.107 No.2、
  27) 乙女は語るOp.107 No.3、28) 乙女の歌Op.107 No.5
   (M.レーガーによるピアノ編)
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)

 【録音】2023年1月9-10日、ベルリン

 現代を代表する伝説のアーティストが“ピアノで歌う”珠玉の歌曲集

 オーストリアのピアニスト、ルドルフ・ブッフビンダーがブラームスの歌曲のピアノ編曲版を録音したニュー・アルバム。
 ルドルフ・ブッフビンダーは現代を代表する伝説的なピアニストの一人です。60年以上にわたる輝かしいキャリアには彼のピアノ演奏における機知と自発性が独特に結びついています。
 伝統と革新、忠実さと自由、本物であること、そして偏見のない広い心が彼の素晴らしいピアノ作品の解釈に融け込んでいます。

 「ピアノで歌うこと――それはピアニストとしての願望であり終生の探求です」「ブラームスの歌とマックス・レーガーがそれをピアノ独奏版に編曲した宝物に偶然出会った時、私はこれ以上ないほど夢中になりました。
 これらの貴重な宝石に満ちた世界に没頭し、それ自体が独立した世界である宇宙を探求し、音楽の形の中に入れられた言葉の流れに引き込まれたままでいることは非常に感動的なことだとわかりました。
 私は聴衆が内なる世界への旅を楽しみ、そしてその好奇心が十分に刺激され、それぞれの歌を探求し、これらの言葉を必要としない芸術作品の迫力を体験してくださることを願っています」――ルドルフ・ブッフビンダー
 



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DECCA



4853416
\2600→\2390
《チェチーリア・バルトリ~Casta Diva》
 珠玉のアリア録音集 ~ 2つの未発表アリアも収録

 1) ベッリーニ:歌劇『ノルマ』より「清らかな女神」(第1幕第1場)、
 2) ロッシーニ:歌劇『チェネレントラ』より
   「私は苦しみと涙のために生まれ…もう火のそばで寂しく」(第2幕)、
 3) ペルジアーニ:歌劇『イネス・デ・カストロ』より「いとおしい日々よ」、
 4) ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』より
   「ひとことだけ…親切なそよ風に聞いてごらんなさいな」(第1幕)、
 ベッリーニ:歌劇『ノルマ』より
  5)「ご覧なさい、ノルマ」(第2幕第1場)、6)「最後の最後の時まで」(第2幕第1場)、
  7) 歌劇『夢遊病の女』より「これを取っておくれ、君に贈るこの指環は」(第1幕)、
 8) ロッシーニ:歌劇『イタリアのトルコ人』より
   「いいえ、わたしの命、わたしの宝」(第1幕)、
 9) ベッリーニ:歌劇『清教徒』より「ああ、私に希望を与えて下さい」(第2幕)、
 10) パチーニ:歌劇『イレーネ、あるいはメッシーナの包囲』より「天の怒りよ」(第2幕)、
 11) ベッリーニ:優雅な月よ、
 12) ロッシーニ:踊り、
 モーツァルト:
  13) 歌劇『フィガロの結婚』K.492より「恋とはどんなものかしら」(第2幕)、
  14) 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588より「この心をあなたに」(第2幕)、
 15) グルック:歌劇『皇帝ティートの慈悲』より「もし万一顔に感じたならば」、
 16) ポルポラ:歌劇『シファーチェ』より「波の直中の船のように」、
 ヘンデル:歌劇『アルチーナ』HWV34より
  17)「言いなさい、私の心の人よ」(第1幕)、18)「だが君が戻って来るであろう時には」(第3幕)
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)、
ルチアーノ・パヴァロッティ(4)、
フアン・ディエゴ・フローレス(7)、
チェルソ・アルベーロ(9)(テノール)、
スミ・ジョー(ソプラノ)(5, 6)、
アレッサンドロ・コルベッリ(8)、
ルカ・ピサローニ(9)(バリトン)、
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)(14)、
ジェイムズ・レヴァイン(ピアノ)(11, 12)、
インターナショナル・チェンバー・ヴォーカリスツ(1)、
チューリヒ歌劇場合唱団(7)、
インターナショナル・チェンバー・ソロイスツ(10)、
ジョヴァンニ・アントニーニ(1, 5, 6)、
アダム・フィッシャー(3, 9, 10)、
アレッサンドロ・デ・マルキ(7)(指揮)
ラ・シンティッラ管弦楽団、
リッカルド・シャイー(指揮)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団(2)、
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団(4)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団(8)、
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(13)、
チョン・ミョンフン(指揮)
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(14)、
ベルンハルト・フォルク(指揮)
ベルリン古楽アカデミー(15)、
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(16)、
ジャンルカ・カプアーノ(指揮)
モナコ公の音楽家たち(17, 18)
 
 人気と実力を兼ね備えた現代最高のメッゾ・ソプラノによる珠玉のアリア録音集

 人気、実力そして美貌、どれをとっても現代最高のイタリアのメッゾ・ソプラノ歌手、チェチーリア・バルトリによる極上のアリアを集めた録音集がデッカよりリリースされます。
 ヘンデルの歌劇『アルチーナ』からの2つの未発表アリアも収録されています。
 18世紀初めのヘンデルやポルポラからグルック、モーツァルト、そして19世紀イタリア・オペラ3大巨匠、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティまでの作曲家によるオペラから人気のアリアや二重唱を聴くことができます。
 二重唱ではブリン・ターフェル、アレッサンドロ・コルベッリ、スミ・ジョー、フアン・ディエゴ・フローレス、そしてルチアーノ・パヴァロッティと共演しています。

 【録音】2013年1月(1, 5, 6)、2006年10月(3, 9, 10)、2007年7月(7)、チューリヒ、1993年(2)、1997年7月(8)、イタリア、1997年、場所不明(4)、1996年8月、バイロイト(11, 12)、1994年2月、ウィーン(13)、1998年6月、ローマ(14)、2001年1月、ベルリン(15)、2009年3月、スペイン(16)、2019年8月、ザルツブルク(17, 18)
 






<国内盤> 

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BRINRINRI



KYBR-2306
\2970
カザルスホール特別企画
 「山下和仁の世界」の記録【山下和仁アーカイブ】
山下和仁(ギター)
 (1)セヴィリアーナ(トゥリーナ) Sevillana, Op.29 (Turina)
 (2)序奏と主題と変奏 Op.20(ソル) Introduction et theme varie, Op.20 (Sor)
 (3)セレナーデ Op.37(ソル) Serenade, Op.37 (Sor)
 (4)愛と死と ~ ゴヤによる24のカプリチョス[第6曲](C=テデスコ)
  El amor y la muerte ~ 24 Caprichos de Goya, Op.195 (Castelnuovo-Tedesco)
 (5)神よお赦し下さい。それが母親だったとは[第8曲](C=テデスコ)
  Dios la perdone: Y era su madre (C-Tedesco)
 (6)何の病気で死ぬのだろうか [第17曲](C=テデスコ)¿De que mal morira? (C-Tedesco)
 (7)細く紡ぐ[第19曲](C=テデスコ)Hilan Delgado (C-Tedesco)
 (8)キューバ風に~5つのバガテル (ウォルトン) Alla Cubana ~Five Bagatelles (Walton)
 (9)3つのテントス 1 (ヘンツェ) Drei Tentos: I. (Henze)
 (10)3つのテントス 2 (ヘンツェ) Drei Tentos: II. (Henze)
 (11)3つのテントス 3 (ヘンツェ) Drei Tentos: III. (Henze)
 (12)ブーレ ~ 組曲ホ短調BWV996(バッハ / 山下和仁編)
  Bourree ~ Suite in E minor (Bach / arr.Yamashita)
 (13)アンダンテ ~ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番(バッハ / 山下和仁編)
  Andante ~ Sonata No. 2, BWV1003 (Bach / arr.Yamashita)
 (14)アレグロ ~ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番(バッハ / 山下和仁編)
  Allegro ~ Sonata No. 2, BWV1003 (Bach / arr.Yamashita)
 (15)鳥の歌(カタロニア民謡 / 山下和仁編)
  The Song of Birds (Catalan Folk Song / arr.Yamashita)

 【山下和仁アーカイブ】カザルスホール特別企画「山下和仁の世界」の記録

 録音:1989年カザルスホール
 ※本CDには古いテープの劣化に起因するノイズやライブ収録に伴う会場ノイズ等がありますが御了承ください。

 還暦を迎えた山下和仁のアーカイブシリーズ第6弾。わずか六本の弦で、彼は六万光年の宇宙を作る・・・
 1989年1月から12月までの1年間を通して開催されたカザルスホール特別企画「山下和仁の世界」シリーズ全7公演の記録録音より、いままでの山下和仁CD未収録楽曲、世界初演「ゴヤによる24のカプリチョス」、歴史的コンサートとなった「フェルナンド・ソルの限りない世界」、「2夜連続バッハリサイタル」などから数々セレクト。
 なお、1月公演の第2部で演奏されたドヴォルジャーク作曲山下和仁編曲の「新世界より」全楽章については、同じアーカイブシリーズで別途発売されています(brinrinri:KYBR-2302)。
 




<映像>


DYNAMIC(映像)



DYNDVD37998
(2DVD)
\4600
ブゾーニ没後100年周年記念企画!
 フィレンツェ五月音楽祭
  指揮:コルネリウス・マイスター
フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924):
 歌劇《ドクトル・ファウスト》

  2つの序幕、1つの幕間劇と3景からなる
   オペラ(音楽のための詩)
    フィリップ・ヤルナッハ補作版(1925)
  台本:フェルッチョ・ブゾーニ
ドクトル・ファウスト...
 ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
メフィストフェレス...ダニエル・ブレンナ(テノール)
ワーグナー/式部官...
 ヴィルヘルム・シュヴィングハマー(バス)
パルマ公爵/兵士...ジョセフ・ダーダー(テノール)
パルマ公爵夫人...オルガ・ベスメルトナ(ソプラノ)
中尉...フロリアン・シュテルン(テノール)
クラカウの3人の学生...マーティン・ピスコースキ(テノール)
マリアン・ポップ(テノール)
ルーカス・コニエツニー(バス)
法学者/レヴィス...マルセル・バコニー(バリトン)
神学者/グラヴィス...ドミニク・バルベリ(バリトン)
自然学者/アスモドトゥス...ザカリー・ウィルソン(バリトン)
ヴィッテンベルクの学生たち...
 マーティン・ピスコースキ(テノール)
フランツ・グルテルシュミート(テノール)
マリアン・ポップ(テノール)
フロリアン・シュテルン(テノール)
エワンドロ・ステンゾウスキ(バリトン)
ベルゼブブ...フランツ・グルテルシュミート(テノール)
メガロス...エワンドロ・ステンゾウスキ(テノール)
女の声...マリア・コカレヴァ(ソプラノ)
オルハ・スモコリナ(ソプラノ)
アレクサンドラ・メテレヴァ(アルト) 他
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ)
指揮:コルネリウス・マイスター

DYNBRD57998
(Blu-ray)
\4600
NYDX-50350
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5500

 演出:ダヴィデ・リヴェルモーレ/美術:ジオ・フォルマ/衣裳:マリアーナ・フラカッソ/
 照明:フィアメッタ・バルディゼッリ/映像:D-Wok/映像監督:マッテーオ・リケッティ
 収録:2023年2月14日 フィレンツェ五月音楽祭歌劇場(イタリア)/収録時間:166分
 音声:ドイツ語 PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、韓国語/画角:16:9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク+片面単層ディスク(2枚組)、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【フェルッチョ・ブゾーニ没後100年周年記念企画!フィレンツェ五月音楽祭よりブゾーニ畢生の大作 歌劇《ドクトル・ファウスト》登場】
 深夜、魔方陣の中で秘儀書を開いたファウストは悪魔を召還。現れた悪魔メフィストフェレスと、自分の魂と引き換えに、究極の叡智と自由を受け取る契 約を結びます。
 ファウストに捨てられた妹のために復讐を企てる男を二人はミュンスターの教会で殺し、次いで訪れたパルマでファウストは、公爵夫人を誘惑 し駆け落ちをします。
 暫くして、学生たちが神学論争をしているヴィッテンベルクの酒場を訪れたファウストの前にメフィストフェレスが現れ、ファウストが公爵夫 人に産ませた嬰児を藁人形に変えて燃やしてしまいます......

 ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、作曲家、編曲者、指揮者、教育者として19世紀末から20世紀初頭にかけて多彩な音楽活動を繰り広げたブゾーニが、その キャリアの集大成として取り組んだ歌劇《ドクトル・ファウスト》は、ヨーロッパ中世のファウスト伝説に基づく人形劇(プッペンシュピーレ)とシェイクスピアと同時代 のイングランドの劇作家クリストファー・マーロウの戯曲『フォースタス博士』を素材にブゾーニ自身が台本を執筆。
 完成間近にブゾーニの死によって未完となっ たこの作品は、弟子のフィリップ・ヤルナッハに引き継がれ作曲家の死の翌年(1925年)ドレスデンで初演されました。その作風は、同世代の作曲家リヒャル ト・シュトラウス(後期ロマン派)やピエトロ・マスカーニ(ヴェリズモ・オペラ)らと一線を画す、「起こり得ないことの現実性による劇作法」を標榜した作曲家の真 価を示す作品として、近年、再評価の機運が高まっています。
 フィレンツェ五月音楽祭で上演された本作は、イタリア演出界の鬼才ダヴィデ・リヴェルモーレのプロジェクション・マッピングを大胆に使用した演出により、ゴ シックホラーと見まがうばかりの不気味な雰囲気を湛えています。
 1997年、リヨン歌劇場でファウスト役を演じて以来、この役を嵌まり役とするディートリヒ・ヘ ンシェル、加えてウィーン国立歌劇場でそのキャリアを築いてきた、パルマ公爵夫人役のオルガ・ベスメルトナを始めとした粒ぞろいの歌手たちを起用。
 近現 代の作品をその中心レパートリーとするコルネリウス・マイスターの雄弁なタクトが、複雑に構成されたブゾーニの音楽から劇的な響きと抒情的な陰影を見事 に引き出しています。

 







NAXOS(映像)



2.110762
(DVD)
\4500
フランクルト歌劇場が放つニールセン唯一のコミック・オペラ
カール・ニールセン:歌劇《仮面舞踏会》
 3幕のコミック・オペラ(1906)

  台本:ヴィルヘルム・アンデルセン
   (ルズヴィ・ホルベア作の同名戯曲による)
  ドイツ語台本(新訳):
   マルティン・G. ベルガー
イェロニムス...アルフレート・ライター(バス)
マグデローネ...スーザン・ブロック(ソプラノ)
レアンダ...マイケル・ポーター(テノール)
ヘンリク...リヴィウ・ホレンダー(バリトン)
アルフ...サミュエル・レヴィン(テノール)
レオナート...マイケル・マカウン(テノール)
レオノーラ...モニカ・ブツコフスカ(ソプラノ)
ペアニレ...バルバラ・ゼヒマイスター(ソプラノ)
夜警/仮面舞踏会の支配人...
 ボジダル・スミリャニチ(バス・バリトン)
仮面屋...ダニロ・マトヴィエンコ(バリトン)
教師...ガブリエル・ロリンソン(バリトン)
花の少年...
 ジョエル・シュタンブケ(ボーイ・ソプラノ)
三人の少女...
 ウイギョン・キム(ソプラノ)
 マリン・アルデナー(ソプラノ)
 ユリア・K. ヘーセ(ソプラノ)
三人の学生...
 ドミニク・ステュアート(テノール)
 ヨハネス・レーナー(テノール)
 フロリアン・リヒター(テノール)
ドアマン...ユンジョン・リム(バス)
警官...ラルス・レースラー
ダンサーたち
フランクフルト歌劇場合唱団
 (合唱指揮:ティルマン・ミヒャエル)
フランクフルト歌劇場管弦楽団
指揮:ティトゥス・エンゲル

NBD0174V
(Blu-ray)
\4500
NYDX-50348
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4950

 演出:トビアス・クラッツァー/美術・衣装:ライナー・ゼルマイヤー/照明:ヨアヒム・クライン/
 振付:キンスン・チャン/ドラマトゥルギー:コンラート・クーン/
 映像監督:ミリアム・ホイヤー/共同制作:ナクソス&フランクフルト歌劇場

 収録:2021年12月2日、4日 フランクルフルト歌劇場(ドイツ)/収録時間:147分
 音声:ドイツ語 PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1 (Blu-ray)
 字幕:日本語、英語、ドイツ語、韓国語/画角:16:9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【斬新な新制作歌劇の上演で注目を集めるフランクルト歌劇場が放つニールセン唯一のコミック・オペラ《仮面舞踏会》!】
 コペンハーゲンの裕福な商人イェロニムスは、妻マグデローネとの夫婦仲が冷え切っている上、仮面舞踏会通いにうつつを抜かすどら息子のレアンダに手を焼いています。
 そのレアンダは、舞踏会で出会った娘レオノーラに一目ぼれ。イェロニムスは息子に夜間外出を禁じますが、レアンダは召使いヘンリクの助けを借りてまんまと家を脱け出し、舞踏会でレオノーラと再会します。
 息子を追って舞踏会を訪れるイェロニムス。妻マグデローネも夫に内緒で舞踏会に来ているのも知らず、酒と仮装で気が大きくなったイェロニムスは、そこにいた若い娘を口説こうとします......

 近代デンマークを代表するシンフォニスト、ニールセンによる歌劇《仮面舞踏会》。この作品はヴェルディによる同名のオペラが悲劇なのに対し、ヨハン・シュトラウスやオッフェンバックのオペレッタをも連想させるコミック・オペラです。
 18世紀初頭のデンマーク=ノルウェー同君連合時代の高名な作家、哲学者のルズヴィ・ホルベアの戯曲をもとにニールセンの盟友ヴィルヘルム・アンデルセンが執筆した台本に作曲。その音楽は、流麗で親しみやすい楽想や溌剌としたバレエ音楽など、ニールセンの声価を高めた交響曲とはかなり異なる相貌を見せています。
 2021年12月にフランクフルト歌劇場でプレミエ上演された新制作《仮面舞踏会》は、この公演のために気鋭の演出家マーティン・G.ベルガーが、オリジナルのデンマーク語台本から新訳のドイツ語台本を作成。
 
 いま世界のオペラシーンで最も注目を浴びる演出家のひとりトビアス・クラッツァーの、舞台を現代に置き換えた刺激的な演出と共に、デンマークでは国民的オペラとして定着しているこの傑作を、国境を越えて広めようという意図で制作されました。
 バロック音楽から、現代オペラ、バレエ音楽まで、幅広いレパートリーを誇るティトゥス・エンゲルの振るフランクフルト歌劇場のオーケストラの活気溢れる演奏に乗せて、イェロニムス役のアルフレート・ライター、マグデローネ役のスーザン・ブロック、ふたりの名歌手を中心にフランクフルト歌劇場所属の若手アンサンブル・メンバーとダンサーたちが舞台狭しと歌唱演技、ダンスを繰り広げます。





















2/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE



AP 339
\2900→\2690
実は天才
 2007年パデレフスキ・コンクールとクリーヴランド国際コンクール優勝
 プロコフィエフ国際「作曲」コンクールでも優 勝
ニキータ・ムンドヤンツ
 自編も含めたプロコフィエフに挑戦!

  (1)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第4番ハ短調Op.29
  (2)同:交響曲第5番Op.100~スケルツォ(ムンドヤンツ編)
  (3)ムンドヤンツ:夜想曲
  (4)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ)

 若きヴィルトゥオーゾ、ムンドヤンツが自編も含めたプロコフィエフに挑戦!

 録音:2023年5月9-11日/サン・ピエール教会(パリ)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、64'00"

 アルメニアのピアニスト、アレクサンドル・ムンドヤンツの愛息で1989 年生まれのニキータがプロコフィエフのソナタに挑戦。
 彼は2007年のパデレフスキ国際 ピアノ・コンクールと2016 年のクリーヴランド国際ピアノ・コンクールともに優勝の実力者。作曲家としても2016年のプロコフィエフ国際作曲コンクールで優 勝した才人。

 今回は4番と「戦争ソナタ」の第8番。どちらも高度な技巧を要求されますが、ムンドヤンツは切れ味良い指さばきを披露。
 興味深いのは交響曲第5番のスケルツォ楽章をムンドヤンツ自身が2006年にピアノ用編曲したものも披露。ピアニスティックな魅力光る作品に返信しています。

 さらに父に捧げた自作の「夜想曲」も収録。ショパンとプロコフィエフの影響に加え、アメリカのミニマルミュージックの要素も感じられる興味深い作品です。
 
 

AP 345
\2900
ルイ・ベイツ歌曲集
 (1)影と太陽の(1948)(全8曲)
 (2)6つのフランス・バラード(1926)
 (3)むなしき心(1948)(全6曲)
 (4)4つの小叙事詩(1929)
 (5)5つのユモレスク(1928)
 (6)ミラボー橋(1940)
 (7)水飲み場(1926)
 (8)風の精(1934)
 (9)鳥のためのシャンソン(1948)(全4曲)
シリル・デュボワ(テノール)
トリスタン・ラエ(ピアノ)

 こんな魅力的なフランス歌曲が隠されていた!シリル・デュボワ渾身のベイツ作品集

 録音:2022年11月14-17日/サン=ピエール教会(パリ)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、82'00"

 個性的な高音で飛ぶ鳥落とす勢いのテノール歌手シリル・デュボワ。バロックから20世紀まで幅広いレパートリーを誇る彼が、20世紀前半にフランスで活躍した作曲家ルイ・ベイツの歌曲に挑戦。大半が世界初録音なのも大歓迎です。

 ルイ・ベイツ(1895-1953) はボルドー出身の作曲家。パリでメサジェとレイナルド・アーンに師事し、フランスのオペレッタ最後の大作曲家となりました。
 ジャ ズやシャンソンの影響も取り込みつつ、オシャレで華やかな世界を作りました。
 これまで録音されなかったのが不思議なほど魅力的なものばかり。フランス音楽ファ ンは見逃せないアルバムです。
 




MIRARE



MIR 662
\2900
ボヘミアのピアノ三重奏曲
 (1)ノヴァーク:ピアノ三重奏曲第2番ニ短調Op.27「バラード風」
 (2)フィビヒ:ピアノ三重奏曲ヘ短調
 (3)スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
トリオ・エリオス
 【カミーユ・フォントゥノ(ヴァイオリン)、
  ラファエル・ジュアン(チェロ)、
  アレクシス・グルネール(ピアノ)】

 見事な洗練!若きフランスのトリオによるチェコのピアノ三重奏曲

 録音:2022年7月8-12日/アルセナル=メス/ディジパック仕様、61'00"
 2014年にパリ音楽院の学生により結成され、2017年のフォルジュルネ音楽祭で来日して注目されたフランスの若きピアノ三重奏団トリオ・エリオス。
 2021年4月リリースの「フランスのピアノ三重奏曲」(MIR 564)に続く第2弾はチェコのピアノ三重奏曲集。
 それもドヴォルザークではなくノヴァーク、フィビヒ、スメ タナの3篇に挑戦。
 モラヴィア民謡を用いたノヴァーク、名作「詩曲」に通じる甘い叙情性香るフィビヒ、時代に先んじた超絶的ピアノ書法を見せるスメタナと聴き 応え満点の作品ばかり。
 トリオ・エリオスの演奏ともども若々しい情熱を堪能できます。
 




NOMADMUSIC



NMM 011
\2800
18世紀初めのパリで華開いた音楽サロン
 (1)マレ:トリオ曲集~ホ調のパサカイユ (1692)
 (2)オトテール:トリオ・ソナタ ロ短調Op.3の3 (1712)
 (3)ピエール・ダニカン=フィリドール:
  2つの高音楽器のための組曲第3番 (1717)
 (4)ドルネル:トリオ・ソナタ第3番 (1713)
 (5)マレ:ヴィオール曲集第3巻~組曲第3番ト長調 (1711)
 (6)ドルネル:4声のソナタ
 (7)ロベール・ド・ヴィゼ:ヴォドリ・ド・セズネの写本
 (8)マレ:トリオ曲集~苦しみ/ト調のパサカイユ
アンサンブル・レゾナンス

  録音:2013年8月21-24日/サン=ローラン教会(ラヴァル=アン=ブリ)/ディジパック仕様、67'01"

 リヨン音楽院の学生により結成されたアンサンブル・レゾナンス。
 2本のリコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボ、チェンバロの5人から成り、17-8世紀の 室内楽をピリオド楽器で奏する貴重な団体です。
 2014年にリリースされた彼らのデビュー・アルバムで、フランス・バロックの秘宝を美しく再現。オシャレな作品 を荘厳なパサカイユで引き締めています。
 
 
NMM 012
\2800
美的好奇心
 C.P.E.バッハ室内楽曲集
  (1)四重奏曲(トリオ)ニ長調Wq94
  (2)無伴奏チェロ・ソナタ
   (原曲:無伴奏フルート・ソナタ)イ短調Wq.142
  (3)四重奏曲(トリオ)イ短調Wq93
  (4)フルートとヴァイオリンのための二重奏曲ホ短調Wq.140
  (5)四重奏曲ト長調Wq95
ジャン=ピエール・ピネ(トラヴェルソ)
ファニー・パクー(ヴァイオリン、ヴィオラ)
エティエンヌ・マンゴー(チェロ)
アリーヌ・ジルベライヒ(フォルテピアノ)

 フォルテピアノが活躍!C.P.E.バッハの室内楽

 ディジパック仕様、61'42"

 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの生誕300年を記念して2014年にリリースされたアルバム。
 4名のフレッシュな音楽家たちによる室内楽で、鍵盤楽 器がチェンバロからフォルテピアノに移行し、弦をハンマーが叩く効果が早くも採り入れられた作風が興味津々。
 トリオと題されながら4名の奏者を必要とするもの など、後期バロックと初期古典派の入り混じった世界が魅力です。
 




PROFIL



PH 24006
\2700
若き日の広上淳一指揮の演奏も
 ヨーゼフ・ズーダー:ピアノ作品集

 ズーダー:
  (1)ピアノ協奏曲
  (2)伝統様式による4 つの舞曲
  (3)2 つの叙情的小品
  (4)アリエッタとブルレスク~クラリネットとピアノ
  (5)4つのピアノ曲1951
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)
(4)エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)
(1)広上淳一(指揮)
 バイエルン放送交響楽団

 若き日の広上淳一も参加。20世紀のロマン主義ズーダーの美しい世界!

 録音:1988年5, 6, 9月/65'03"

 かつてMelismaレーベルからリリースされていた音源ですが、経営者が亡くなり長く入手できなかったものがProfilレーベルから復活しました。広上淳一最初期の録音!

 ヨーゼフ・ズーダー(1892-1980) はヒンデミットと同世代のドイツの作曲家。生涯の大半をミュンヘンで送り、弟子には指揮者のホルライザーもいます。
 20世紀の作曲家ながら流行に左右されずメロディアスな作風を貫き通したとされます。
 自身ピアニストとしても活躍したため、いずれのピアノ曲も技巧的な面白さに 満ちています。
 




CHANDOS

CHAN20296
\2700
ディーリアスの大作!
 全5幕の戯曲のための付随音楽 《ハッサン》!

  ディーリアス:劇付随音楽《ハッサン》(全曲)
ゼブ・ソアネス(ナレーション)
ブリテン・シンフォニア・ヴォイシズ
ブリテン・シンフォニア
ジェイミー・フィリップス(指揮)

 ☆ディーリアスのキャリアにおける最大の成功作のひとつ、中世のバグダッドを舞台とした劇付随音楽 《ハッサン》 全曲!

 名匠トーマス・ビーチャムによって世界に広められたフレデリック・ディーリアスの音楽。イギリス、ドイツ、アメリカ、フランスなど欧米各国を渡り歩き、グリーグとも親交を持ったディーリアスが60代前半に作曲した、全5幕から成る戯曲のための付随音楽 《ハッサン》。

 《ハッサン》 は、イギリスの詩人、ジェームズ・エルロイ・フレッカーによるアラビア文化をイメージした「サマルカンドへの黄金の旅」という詩に基づいた戯曲に付けられた音楽で、第一幕のセレナードはヴィオラ独奏版でも知られています。
 初演は1923年9月20日にロンドンで行われ、批評家のセンセーションを巻き起こしたこの作品は、281回という上演回数を数え、ディーリアスのキャリアにおける最大の成功作の一つとなりました。
 この戯曲は、残酷で執念深いカリフ、宮廷菓子職人で、恋多き、しかし世渡り上手なハッサンと、恐ろしく残酷な死を宣告された若い恋人ペルバネとラフィの2人の物語が絡み合う、しなやかな二重物語です。
 フレッカーの詩には、千夜一夜物語やその他のフィクション物語、旅行文学など、19世紀の英訳が基にされており、当時の人種的、階級的な考え方の産物、専制的な東洋の宮廷とその残酷なまでの蛮行が描かれています。

 ※録音(ライヴ):2022年11月11日、サフロン・ホール(エセックス、イギリス)

 
 




DA VINCI CLASSICS


C00823
\2600
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
 ガーシュウィン:
  1. ラプソディ・イン・ブルー/2-4. 3つの前奏曲/
 ジョージ&アイラ・ガーシュウィン(ピエトロ・ベルトラーニ編):
  10の歌-
   5. サマータイム、6. エンブレイサブル・ユー、
   7. アイ・ガット・リズム、8. 私の彼氏、
   9. 魅惑のリズム、10. バット・ノット・フォー・ミー、
   11. 愛するポーギー(ポーギーとベスより)、
   12. すべてを忘れよう、13. 誰にも奪えぬこの想い、14. 霧の日
ピエトロ・ベルトラーニ(ピアノ)
トンマーゾ・ウッサルディ(指揮/tr.1)
センツァスピーネ管弦楽団(tr.1)
ベルトラーニ・モダン・ピアノ・トリオ
 〔ピエトロ・ベルトラーニ
   (ピアノ、アレンジ)、
  ダニエレ・ネグリーニ
   (ヴァイオリン/tr.5-14)、
  ティツィアーノ・ゲルツォーニ
   (チェロ/tr.5-14)〕

 イタリアの奇才が弾くオール・ガーシュウィン・プログラム!

 ☆イタリアの若き奇才ピエトロ・ベルトラーニによるオール・ガーシュウィン・プログラム!
 ☆ベルトラーニによるピアノ・トリオ版アレンジ作品も収録!

 ジャズとクラシックのマルチ・ピアニストでありマルチ・インストゥルメンタリスト。さらにはコンポーザー、アレンジャーとしても活躍する1989年生まれのイタリアの奇才、ピエトロ・ベルトラーニ。ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ローマのパルコ・デッラ・ムジカ音楽堂、フィレンツェのコムナーレ劇場などイタリアの主要なコンサートホールや劇場へのデビューを果たし、フィレンツェ五月音楽祭やMITOミラノ・トリノ音楽祭などでも活躍。
 カーネギーホールやトビリシ国立音楽院コンサートホールなどでの演奏経験も持つイタリア期待のピアニストです。

 Da Vinci Classicsの3枚目となるアルバムでは、ラプソディ・イン・ブルーを筆頭としたジョージ・ガーシュウィンの傑作を集成。
 ラプソディ・イン・ブルーでは、ベルトラーニが作曲された当初の意図を残しつつもいくつかのソロ・パートを即興的に演奏。
 また、2021年にボローニャで結成されたベルトラーニ・モダン・ピアノトリオが演奏する10曲は、すべてベルトラーニによる編曲で、作品が持つ偉大な音楽的価値を際立たせています。
 ジャンルの壁を打ち破りながらマルチに活躍を続けるイタリア新世代の奇才が、ガーシュウィンの作品が持つ魅力を十二分に引き出した渾身の1枚にご期待ください。

 ※録音:2022年11月11日、テアトロ・オーディトリウム・マンゾーニ(イタリア)、2023年5月25日、ファビオ・アンジェレッティ・スタジオ(イタリア)

 
 




INDESENS CALLIOPE RECORDS



IC032
\2600
スイスの名女流ラシェル・コリー
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集


 ブラームス:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
  ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
  F-A-E ソナタ より スケルツォ ハ短調 WoO.2
ラシェル・コリー(ヴァイオリン)
クリスティアン・シャモレル(ピアノ)

 スイスの名女流ラシェル・コリー!ブラームスのソナタを弾く!

 ☆スイスの名女流ラシェル・コリー!
 ☆同郷の名ピアニスト、クリスティアン・シャモレルと奏でるブラームスのヴァイオリン・ソナタ!

 2010年に『パッション!イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ』のレコーディングで衝撃的なデビューを果たし、2012年にはNHK交響楽団との共演、武蔵野市民文化会館でのイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを中心としたプログラムで鮮烈な日本デビューを果たしたフランス語圏スイスの実力派ヴァイオリニスト、ラシェル・コリー(レイチェル・コリー)。

 Indesens Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)からリリースされる第1弾は、ブラームスが円熟期に作曲したヴァイオリン・ソナタ全3曲と、シューマン、アルベルト・ディートリヒ、ブラームスの共通の友人であったヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムのために合作された「F.A.E.ソナタ」からスケルツォをカップリング。

 本アルバムでも1732年製の銘器ストラディヴァリウス"ex-Hamma"を携え、ブラームスが残したこれら傑作を、同郷のピアニスト、クリスティアン・シャモレルとの洗練された解釈と芸術性の高さで見事に奏でています。

 ※録音:2023年1月23日-25日、ラ・ショー・ド・フォン音楽ホール(スイス)
 ヴァイオリン/ストラディヴァリウス1732年製"ex-Hamma'

 
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA1055
(6CD)
\5600→\5090

長くプレス切れだった名盤ボックス
  エリック・ル・サージュと名手たちによる
   フォーレ:ピアノを伴う室内楽曲全集、夜想曲全集


 【CD 1】
  チェロとピアノのための作品、ピアノ三重奏曲
   (ピアノ、クラリネットとチェロ版)
    1. ロマンス Op. 69
    2-4. チェロ・ソナタ 第1番 ニ短調 Op. 109
    5. エレジー(悲歌)Op. 24
    6-8. チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op. 117
    9. セレナーデ Op. 98
    10. 蝶々 Op. 77
    11. 子守唄 Op. 16
    12-14. ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op. 120
     (ピアノ、クラリネットとチェロ版)
 【CD 2】
  ピアノ四重奏曲(全2曲)
   1-4. ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 Op. 15
   5-8. ピアノ四重奏曲 第2番 ト短調 Op. 45
 【CD 3】
  ピアノ五重奏曲(全2曲)
   1-4. ピアノ五重奏曲 第1番 ニ短調 Op. 89
   5-8. ピアノ五重奏曲 第2番 ハ短調 Op. 115
 【CD 4】
   ピアノを伴う二重奏曲、三重奏曲
   1-6. ピアノ連弾のための「ドリー」Op.56
   7-10. ピアノ連弾のための「マスクとベルガマスク」Op.112
   11-15. ピアノ連弾のための「バイロイトの思い出」
   16. フルートとピアノのための幻想曲Op.79
   17. フルートとピアノのためのコンクール用小品
   18. 「ペレアスとメリザンド」よりシシリエンヌOp.78
    (フルートとピアノによる)
   19-21. ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120
   22. 夢のあとに(チェロとピアノによる)
   23.「ペレアスとメリザンド」よりシシリエンヌOp.78
    (チェロとピアノによる)
 【CD 5】
  ヴァイオリンとピアノのための作品
   1-4. ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 Op. 13
   5-7. ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 Op. 108
   8. 子守唄 Op. 16
   9. 初見視奏曲
   10. ロマンス Op. 28
   11. アンダンテ Op. 75
 【CD 6】
  ピアノ独奏のための夜想曲(全13曲)
   1. 夜想曲 第1番 変ホ短調 Op.33-1
   2. 夜想曲 第2番 ロ長調 Op.33-2
   3. 夜想曲 第3番 変イ長調 Op.33-3
   4. 夜想曲 第4番 変ホ長調 Op.36
   5. 夜想曲 第5番 変ロ長調 Op.37
   6. 夜想曲 第6番 変ニ長調 Op.63
   7. 夜想曲 第7番 嬰ハ短調 Op.74
   8. 夜想曲 第8番 変ニ長調 Op.84-8
   9. 夜想曲 第9番 ロ短調 Op.97
   10. 夜想曲 第10番 ホ短調 Op.99
   11. 夜想曲 第11番 嬰ヘ短調 Op.104-1
   12. 夜想曲 第12番 ホ短調 Op.107
   13. 夜想曲 第13番 ロ短調 Op.119
【CD 1】
 フランソワ・サルク(チェロ)
 エリック・ル・サージュ(ピアノ)
 ポール・メイエ(クラリネット) -12-14
【CD 2】
 エリック・ル・サージュ(ピアノ)
 樫本大進(ヴァイオリン)
 リズ・ベルトー(ヴィオラ)
 フランソワ・サルク(チェロ)
【CD 3】
 エリック・ル・サージュ(ピアノ)
 エベーヌ四重奏団-
  ピエール・コロンベ(ヴァイオリン1)
 ガブリエル・ル・マガデュール
 (ヴァイオリン2)
 マチュー・エルツォーグ(ヴィオラ)
 ラファエル・メルラン(チェロ)
【CD 4】
 エリック・ル・サージュ(ピアノ)
 アレクサンドル・タロー
  (ピアノ〔連弾〕) -1-15
 エマニュエル・パユ(フルート) -16-18
 ピエール・コロンベ(ヴァイオリン) -19-21
 ラファエル・メルラン(チェロ) -19-21
 フランソワ・サルク(チェロ) -22,23
【CD 5】
 樫本大進(ヴァイオリン)
 エリック・ル・サージュ(ピアノ)
【CD 6】
 エリック・ル・サージュ(ピアノ)

 録音: 2010年10月、2011年3月、2012年10月 グルノーブル文化会館(メゾン・ド・ラ・キュルチュール)、グルノーブル 2012年1月 サル・フィラルモニーク、リエージュ -CD 1-5 2018年1月29-31日 ブラウヴェ・ザール、デシンゲル、アントウェルペン -CD 6

 収録時間: 【CD 1】74分 【CD 2】64分 【CD 3】66分 【CD 4】70分 【CD 5】68分 【CD 6】72分 総収録時間: 295分
 
 【歿後100周年を記念するにふさわしいシリーズ、夜想曲集を加えて新装BOXに】
 創設当初から新鮮な音楽体験に満ちた古楽アルバムで注目されてきたALPHAレーベルが初めて本格的にタッグを組んだ現代ピアノの名手、エリック・ル・サージュ。
 シューマンのピアノ曲・室内楽作品全集の成功に続き2011~13年にリリースされ大きな反響を呼んだフォーレのピアノ入り室内楽シリーズは、2015年にBOX化されたものの長くプレス切れのまま再登場が期待されていました。
 フォーレ歿後100周年の2024年を記念すべく登場する待望の新仕様には、旧BOXリリース後に登場したル・サージュ独奏の夜想曲全集も加わり、より充実した内容になっています。
 最初期の歌曲「夢のあとに」のチェロ版から作曲家が亡くなる直前に完成されたピアノ三重奏曲(通常のものに加えて、フォーレが当初考えていたクラリネット三重奏版も収録)まで、パユ(フルート)、タロー(ピアノ連弾)、樫本大進(ヴァイオリン)、サルク(チェロ)、エベーヌ弦楽四重奏団と、豪華な共演陣と共にじっくり向き合った名演の数々は、フランスの現在を知る奏者たちならではの機微と精妙な客観性とのバランスが素晴らしく、作曲家が生涯を通じて書き続けた夜想曲という曲種での名作群と併せ、記念年を機にフォーレの音楽世界へ分け入ってゆく絶妙の伴侶となることでしょう。
 ア・カペラ古楽から近現代まで多様な音楽の味わいを適切に伝える名技師ジャン=マルク・レネーのエンジニアリングも頼もしい、筋の通ったBOXです。

 
 



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ANALEKTA



AN28888
(8CD)
\5600→\5090

ここまでの企画はもう二度と現れないのではないか
 シューマンとブラームスの交響曲を収録する大型企画

  まさかのボックス化!



クララ&ロベルト・シューマン、ブラームス作品集
交響曲 第1番  【CD 1】
  1-4. ロベルト・シューマン(1810-1856): 交響曲 第1番 変ロ長調 Op. 38「春」
  5. ガブリエラ・モンテーロ(1970-): 即興曲 第1番
  6-8. クララ・シューマン(1819-1896): ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 7
 【CD 2】
  1-4. モンテーロ: 即興曲 第2番-第5番
  5-9. ヨハネス・ブラームス(1833-1897): 交響曲 第1番 ハ短調 Op. 68
交響曲 第2番  【CD 3】
  1-4. シューマン: 交響曲 第2番 ハ長調 Op. 61
  5-11. C. シューマン: 歌曲集
   5. 彼はやってきた Op. 12-1
   6. 美しさゆえに愛するのなら Op. 12-2
   7. なぜ他の人たちに尋ねようとするの Op. 12-3
   8. 私は暗い夢の中に立っていた Op. 13-1
   9. 彼らは愛し合っていた Op. 13-2
   10. 愛の魔法 Op. 13-3
   11. 私はあなたの瞳に Op. 13-5
 【CD 4】
  1-4. ブラームス: 交響曲 第2番 ニ長調 Op. 73
  5-9. C. シューマン: 歌曲集
   5. 月は静かに昇った Op. 13-4 /
   6. 無言のハスの花 Op. 13-6 / 7. 別れの時に /
   8. 私の星 / 9. おやすみなさいとあなたに言う
交響曲 第3番  【CD 5】
  1-5. シューマン: 交響曲 第3番 変ホ長調 「ライン」 Op. 97
  6-8. C. シューマン: 歌曲集
   6. 海辺にて 7. ある明るい朝に Op. 23-2
   8. ローレライ
  9-11. C. シューマン: 4つの束の間の小品 Op.15
   (第4曲はピアノ・ソナタの第3楽章として収録)
  12-15. C. シューマン: ピアノ・ソナタ ト短調
 【CD 6】
  1-4. ブラームス: 交響曲 第3番 ヘ長調 Op. 90
  5-8. C. シューマン: ピアノ三重奏曲 ト短調 Op. 17
交響曲 第4番  【CD 7】
  1-4. シューマン: 交響曲 第4番 ニ短調 Op. 120
  5-7. C. シューマン: 3つのロマンス -
   ヴァイオリンとピアノのための Op. 22
  8-10. C. シューマン: 3つのロマンス - ピアノのための Op. 11
  11. ロマンス ロ短調
 【CD 8】
  1-4. ブラームス: 交響曲 第4番 ホ短調 Op. 98
  5-7. C. シューマン:
   ゼバスティアン・バッハの主題による3つのフーガ
  8-9. C. シューマン: 前奏曲とフーガ 嬰へ短調
  10-15. C. シューマン: 3つの前奏曲とフーガ Op.16
  16. スチュワート・グッドイヤー(1978-):
   クララ・シューマンの主題による即興
ナショナル・アーツ・
 センター管弦楽団
アレクサンダー・シェリー (指揮) -
 CD 1 1-4、6-8/CD 2 5-9/
 CD 3 1-4/CD 4 1-4/
 CD 5 1-5/CD 6 1-4/
 CD 7 1-4/CD 8 1-4
ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ) -
 CD 1 5-8/CD 2 1-4/
 CD 512-15
アドリアンヌ・ピエチョンカ(ソプラノ) -
 CD 3 5-11/
 CD 4 5-9/CD 5 6-8
リズ・アップチャーチ(ピアノ) -
 CD 3 5-11/CD 4 5-9/CD 56-8
スチュワート・グッドイヤー(ピアノ) -
 CD 5 9-11/CD 6 5-8/
 CD 7 8-11/CD 8 5-16
川崎洋介(ヴァイオリン) -
 CD 6 5-8/CD 7 5-7
レイチェル・マーサー(チェロ) -
 CD 6 5-8
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ) -
 CD 7 5-7

 録音: 2018-2023年
 総収録時間: 494分

 【アレクサンダー・シェリー指揮NAC管による、シューマン夫妻とブラームスの作品集BOX化】
 それぞれ4曲あるシューマンとブラームスの交響曲を第1番から1曲ずつとクララ・シューマンの作品をCD2枚に収録し、3人の親密な関係を紐解こうという企画全4作、計8CDが早くもBOX化。
 企画の柱でもあるシェリーとナショナル・アーツ・センター管による交響曲の充実ぶりが大きな聴きものですが、同オケのコンサート・マスター川崎洋介のほか、スチュワート・グッドイヤー、アンジェラ・ヒューイットといった豪華ゲストも参加の室内楽、歌曲も情感豊かな表現で楽しむことが出来ます。
 ゲストの作曲による関連作品も収録。



 



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CHANNEL CLASSICS



CCSBOX7824
(8CD)
\6200→\5690
21世紀の名盤
 レイチェル・ポッジャー&ゲイリー・クーパー
  モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ全集

   装丁を変えて廉価リリース!
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ/チェンバロ)
 【CD 1】
  1-3. ソナタ 第27番 ト長調 K. 379 (373a) / 4-7. ソナタ 第1番 ハ長調 K. 6 /
  8-10. ソナタ 第36番 ヘ長調 K. 547 / 11-13. ソナタ 第26番 変ロ長調 K. 378 (317d)
 【CD 2】
  1-2. ソナタ 第20番 ハ長調 K. 303 (293c) / 3-5. ソナタ 第2番 ニ長調 K. 7 /
  6-7. ソナタ 第18番 ト長調 K. 301 (293a) / 8-9. ソナタ 第15番 ヘ長調 K. 30 /
  10-12. ソナタ 第33番 変ホ長調 K. 481
 【CD 3】
  1-4. ソナタ 第32番 変ロ長調 K. 454 / 5-6. ソナタ 第13番 ハ長調 K. 28 /
  7-8. ソナタ 第29番 イ長調 K. 402 (385e) / 9-10. ソナタ 第31番 ハ長調 K. 404 (385d) /
  11-13. ソナタ 第3番 変ロ長調 K. 8 / 14-16. ソナタ 第28番 変ホ長調 K. 380 (374f)
 【CD 4】
  1-2. ソナタ 第19番 変ホ長調 K. 302 (293b) / 3-5. ソナタ 第4番 ト長調 K. 9 /
  6-7. ソナタ 第21番 ホ短調 K. 304 (300c) / 8-9. ソナタ 第14番 ニ長調 K. 29 /
  10-12. ソナタ 第35番 イ長調 K. 526
 【CD 5】
  1-2. ソナタ 第22番 イ長調 K. 305 (293d) /
  3-5. ソナタ 第30番 ハ長調 K. 403 (385c) / 6-7. ソナタ 第16番 変ロ長調 K. 31 /
  8-10. ソナタ 第23番 ニ長調 K. 306 (300l)
 【CD 6】
  1-3. ソナタ 第24番 ヘ長調 K. 376 (374d) / 4-6. ソナタ 第17番 ハ長調 K. 296 /
  7-8. ソナタ 第12番 ト長調 K. 27 / 9-11. ソナタ 第25番 ヘ長調 K. 377 (374e)
 【CD 7】
  1. アレグロ 変ロ長調 K. 372 /
  2-8.「泉のほとりで(ああ、私は恋人をなくした)」による6つの変奏曲 K. 360 (374b) /
  9-11. ソナタ 第11番 変ホ長調 K. 26 / 12. 幻想曲 ハ短調 K. 396 (385f) /
  13-25.「羊飼いの少女セリメーヌ」による12の変奏曲 K. 359 (374a)
 【CD 8】
  1-3. ソナタ 第5番 変ロ長調 K. 10 / 4-6. ソナタ 第6番 ト長調 K. 11 /
  7-8. ソナタ 第7番 イ長調 K. 12 / 9-11. ソナタ 第8番 ヘ長調 K. 13 /
  12-14. ソナタ 第9番 ハ長調 K. 14 / 15-16. ソナタ 第10番 変ロ長調 K. 15

 録音: 2004-2009年 UK
 収録時間: 【CD 1】77分 【CD 2】73分 【CD 3】78分 【CD 4】76分 【CD 5】71分 【CD 6】66分 【CD 7】55分【 CD 8】65分/総収録時間: 562分
 ヴァイオリン/ジェノヴァのペザリーニ1739年製オリジナル
 フォルテピアノ/ウィーンのアントン・ヴァルター1795年モデルに基づくディレク・アドラム1987年製の再現楽器 -CD1-7、
 チェンバロ/ジェイコブ・カークマン1766年製オリジナル -CD 8

 【名手ポッジャーとクーパーが、18世紀当時の響きに迫ったモーツァルト全曲録音】
 21世紀の古楽器演奏を牽引してきたバロック・ヴァイオリン奏者レイチェル・ポッジャーが、経験豊かなチェンバロ&フォルテピアノ奏者ゲイリー・クーパーと共に古典派世界へ踏み込み、CHANNEL CLASSICSの精妙なエンジニアリングが捉える古楽器の響きと共に18世紀当時の作品像に迫ったモーツァルトの二重奏ソナタ全曲録音シリーズ。
 8枚のCD全てを収めたBOX版が待望の再登場です。
 17世紀に遡る幅広いレパートリーに通じたクーパーの細やかな解釈は、緩急のメリハリに富んでいながら気品に貫かれたポッジャーのヴァイオリンと絶妙のアンサンブルを繰り広げ、作品像の奥深さを探求してゆく喜びを堪能させてやみません。
 パリとロンドンを巡った若き日のソナタ群では18世紀半ばに人気だった英国の名工カークマンによるチェンバロのオリジナルを用い、モーツァルトが愛奏したヴァルター工房の楽器に基づくフォルテピアノを用いたザルツブルク時代や後年の名作群との対比を味わえるのも魅力的。各タイトル初出時から好評だったことも頷ける、改めて隅々まで聴き深め甲斐のある充実内容です。
 




DYNAMIC



CDS-7996
\2600
クロマチックハーモニカの世界的名手ジャンルカ・リッテラ
 SOLO ハーモニカ on ハーモニカ
ジャンルカ・リッテラ(各種ハーモニカ/多重録音)
 1-4. チック・コリア(1941-2021):チルドレンズ・ソングより
  1. 第16番&第17番 / 2. 第19番 / 3. 第1番&第4番 / 4. 第6番
 5-9. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲より
  5. アリア / 6. 第1変奏 / 7. 第2変奏 / 8. 第13変奏 / 9. 第30変奏
 10. エドゥ・ロボ(1943-):ポンテイロ
 11. エンニオ・モリコーネ(1928-2020):ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(ウェスタン)
 12. レスター・ヤング(1909-1959):Tickle Toe
 13. グレン・ミラー(1904-1944):ムーンライト・セレナーデ
 14. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):歌劇《リナルド》- 涙の流れるままに
 15. マト・ロドリゲス(1897-1948):ラ・クンパルシータ
 16. 作者不詳:O Virgo splendens おお輝く聖処女 - モンセラートの朱い本より
 17. チャーリー・パーカー(1920-1955):ドナ・リー
 18. トゥーツ・シールマンス(1922-2016):Bluesette ブルーゼット
 全てジャンルカ・リッテラによるハーモニカ編

 録音:2020年3月、5月 Hamonica's Studio、ローマ(イタリア)
 総収録時間:64分

 クラシックとジャズの分野で目覚ましい活動をするクロマチックハーモニカの世界的名手ジャンルカ・リッテラが、ルネサンス期の作品やバッハの「ゴルトベルク変奏曲」の抜粋、ジャズ界のレジェンド、チック・コリアやチャーリー・パーカーの曲から、タンゴ「ラ・グンパルシータ」まで多彩な作品を演奏した1枚。
 彼がこの録音に使用したのは、全てスズキブランドの「バスハーモニカ」「コードハーモニカ」「クロマチックハーモニカ・シリウス」「クロマチックハーモニカ・クロマティクス」で、これらの楽器を駆使しながら、各パートを多重録音してユニークなアンサンブルを生み出しています。ハーモニカの多様性と楽しさをとことん追求した1枚です。

 
 
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CDS-8028
\2600→\2390
マッテオ・コス&ブルーノ・カニーノ
 ベーラ・バルトーク(1881-1945):
  ヴァイオリンとピアノのための作品集

  1. 狂詩曲第1番 Sz. 86
  2. 狂詩曲第2番 Sz. 90
  3-5. ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz. 75
マッテオ・コス(ヴァイオリン)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ)

 録音:2023年5月23-25日 BartokStudio,Bagnara Calabra RC(イタリア)
 総収録時間:56分

 サンタ・チェチーリア国立アカデミアで学び、ソリスト・室内楽奏者として世界的に活躍するヴァイオリニスト、マッテオ・コスと名手ブルーノ・カニーノが演奏するバルトーク・アルバム。
 2曲あるヴァイオリンとピアノのための狂詩曲は、どちらも1928年の作品。
 東欧の民謡を素材とし、ゆったりとした第1部と速いテンポによる第2部で構成されており、第1番は彼の親しい友人だったヨーゼフ・シゲティに、第2番はゾルターン・セイケイに献呈されています。
 ヴァイオリン・ソナタ第1番は1921年の作品で、ラヴェルのツィガーヌを初演し献呈を受けたイェリー・ダラーニに捧げられています。
 壮大なアルペッジョで幕を開ける第1楽章、神秘的な響きに彩られた第2楽章、民俗的な要素を用いたチャールダッシュ風の終楽章と、技巧的な見せ場も多いソナタです。コスとカニーノの息のあったデュオをお楽しみください。

 
 




ONDINE


ODE-1429
\2800
ロルフ・ヴァリーン(1957-):作品集
 1. Stride - オーケストラのために(2023)
 2–5. Whirld -
  ヴァイオリンとオーケストラのために(2018)
 6. Spirit -
  エレクトリック・ベースギターと管弦楽のために(2017)
 7-11. 5つの季節 - 笙と管弦楽のために(2022)
  7. Introduction – I. Water / 8. II. Earth /
  9. III. Wood / 10. IV. Metal / 11. V. Fire
ウー・ウェイ(中国笙)-7-11
エルドビョルク・ヘムシング
 (ヴァイオリン)-2-5
イダ・ニールセン
 (エレクトリック・ベースギター)-6
スタヴァンゲル交響楽団
アンドリス・ポーガ(指揮)

 録音:Stavanger Concert Hall(ノルウェイ) 2022年6月15-17日-7-11 2023年6月5-9日-1-6
 総収録時間:76分

 現在のスカンジナビアで「最もエキサイティングな作品を書く作曲家」として評判の高いノルウェーのロルフ・ヴァリーンの4つの近作を収録した1枚。
 アルバムでは、「世界は一つの渦であり、あらゆる渦は一つの世界である」と考えるヴァリーンが錬金術師になったような気分で書き上げたというヴァイオリン協奏曲(独奏は若きヴァイオリニスト、エルドビョルク・ヘムシング)、古代中国における5つの要素「木、火、土、金属、水」を季節に例え、ウー・ウェイが奏でる笙とオーケストラのための作品に仕立てた「5つの季節」、プリンスとの共演経験を持つベーシスト、イダ・ニールセンをフィーチャーした「Spirit」の協奏的作品3曲と、ウイルスや天候、戦争などの恐怖から精神的に抜け出すためのポジティヴなエネルギーを込めたというオーケストラ作品「Stride」、これらの4曲をスタヴァンゲル交響楽団の首席指揮者を務めるアンドリス・ポーガの演奏でお聞きいただけます。



 

ODE-1441
\2800
オルカル・メリカント(1868-1924):歌曲集 ワルッテリ・トリッカ(バリトン)
マルコ・ヒルポ(ピアノ)
 1. Pai, pai, paitaressu ねんねん坊や Op. 2 No. 1/2. Itkeva huilu すすり泣く笛 Op. 52 No. 4/
 3. Illansuussa 宵の口 Op. 69 No. 2/4. Soi vienosti murheeni soitto Op. 36 No. 3/
 5. Hyvasti! さようなら Op. 87 No. 3/6. Metsakyyhkyset 野鳩 Op. 4/
 7 No. 17. Kuin hiipuva hiillos tummentuu 火が消え入るように Op. 47 No. 2/
 8. Vanha mummo 老婆 Op. 2 No. 2/9. Onneton 不幸せ Op. 2 No. 3/
 10. Kevatlinnuille etelassa 南の国の春の鳥 Op. 11 No. 1/11. Merella 海にて Op. 47 No. 4
 12-14. Three Songs 3つの歌曲 Op. 110
  12. Yo 夜 Op. 110 No. 1-世界初録音 / 13. Syyslaulu 秋の歌 Op. 110 No. 2 /
  14. Mummo おばあちゃん Op. 110 No. 3
 15. Elamalle! 人生に Op. 93 No. 4/16. Rukous 祈り - アヴェ・マリア Op. 40 No. 2/
 17. Laulaja taivaan portilla 天の門の歌うたい Op. 74 No. 2/
 18. Kay kirkkomaata illoin vanhat mummot Op. 74 No. 3/
 19. Hyvaa yota おやすみなさい Op. 75 No. 1/
 20. Suvi-illan vieno tuuli 夏の夕べのそよ風 Op. 87 No. 2/
 21. Laatokka ラドカ湖 Op. 83 No. 1/22. Reppurin laulu Op. 14 No. 10/
 23. Balladi バラッド Op. 69 No. 4/24. Nocturne 夜想曲 OM180 (c. 1906)/
 25. Marjatan kehtolaulu マルヤッタの子守歌 OM159 (1921)/
 26. Aurinko laski 日没Op. 113 No. 1/27. Iltakellot 夕べの鐘 Op. 106 No. 1/
 28. Oi, muistatko viela sen virren Op. 52 No. 3/29. Kullan murunen 金のかけら Op. 20 No. 1

 録音:2023年11月6-8日 Hyvinkaasali(フィンランド)
 総収録時間:72分

 2024年、没後100年を迎える作曲家オスカル・メリカントの歌曲集。
 フィンランドの作曲家の中で最も広く親しまれている作曲家の一人メリカント。
 その理由はロマンティックで甘く、時に郷愁を誘うメロディの美しさにあります。
 このアルバムには200曲近くある彼の歌曲から世界初録音を含む29曲を収録しました。
 美しい歌声を聴かせるのはバリトン歌手のワルッテリ・トリッカ。彼は2018年にフィンランドのポップスチャートで3週間トップを獲得、ヨーロッパの音楽祭やBBCプロムスにも出演経験を持ち、オペラとコンサート両面で活動しています。
 指揮者、アレンジャーとしても知られるマルコ・ヒルポも歌に寄り添う素晴らしいピアノを披露しています。
 


















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