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≪第123号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その1 2024/3/12~


3/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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HARMONIAMUNDI



HMM 902723
\3100→\2890
RIAS室内合唱団、ベルリン古楽アカデミー
若き日のヘンデルの才能のきらめき、
 1707年に書かれた宗教3作品

  ヘンデル(1685-1759):
   ・主は言われた(Dixit Dominus)HWV 232
   ・主が家を建てられるのであれば(Nisi Dominus)HWV 238
   ・主を讃美せよ(Laudate pueri)HWV 237
ジャステイン・ドイル(指揮)
RIAS室内合唱団、ベルリン古楽アカデミー
ソプラノ:キャロリン・サンプソン、
 ヨハンナ・ヴィンケル、
 ヴィクトリア・ウィルソン
アルト:アレックス・ポッター
テノール:ヒューゴー・ハイマス
バス:アンドレアス・ヴォルフ

 若き日のヘンデルの才能のきらめき、1707年に書かれた宗教3作品をきわめつけの極上演奏で!

 録音:2022年8月、2023年9月/61'17

 1707年、若きヘンデルが作曲した宗教作品3つを収録。器楽の扱いの充実、対位法の素晴らしい熟練、そしてテキストの内容をやわらかに膨らませ音楽化する ことの天才性が遺憾なく発揮されています。
 ヘンデルが生まれ故郷のハレを発ってハンブルクに向かったのが1703年、18歳の時のことでした。
 ハンブルクの後、 イタリアに向かい、1706年末か1707年初頭から1710年まで、ローマを中心としたエリアで仕事をします。ここに収録の3作品は1707年7月16日のカル メル山の聖母の祝日のための一連の礼拝のために、ということでラテン語のテキストの宗教作品を依頼され生まれたものです。
 どの作品もあざやかなコントラスト に満ち、また、独唱の楽曲も器楽の組み合わせも様々。
 2017年よりRIAS室内合唱団の芸術監督および首席指揮者に就任したジャスティン・ドイルとRIASの息 もますますピッタリ、ベルリン古楽アカデミーの器楽も冴えに冴えた、ヘンデルの魅力満載の名演が誕生しました。

 
 



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MYRIOS



MYR 034
\2900→\2690
ロト&ギュルツェニヒ管
 ブルックナーの作品イメージを覆すほどに圧倒的な第9番

  ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB109
   (原典版/ノヴァーク校訂)
    I. 22:37 / II. 09:49 / III. 20:34
フランソワ=グザヴィエ・ロト( 指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
KKC 6848
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 ロト&ギュルツェニヒ管のブルックナー真打!
 作品イメージを覆すほどに圧倒的な第9番、オーケストラの能力をフル開放して巧みに音楽を生成していく驚異の大演奏

 DXD(352.8kHz/24Bit)録音/53:03

録音:2022年6月19-21日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)

 ロト& ギュルツェニヒ管によるブルックナー全集録音第4弾、ついに第9番が登場。
 最晩年のブルックナーが残した3つの偉大な楽章に真正面から挑みます。
 リリースのたびに作品イメージを書き換えてしまうほどの鮮烈さをみせる当シリーズ、今作も話題間違いなしの必聴演奏です。

 すっきり見通しが良いのにしっかりとエネルギーにあふれ、重苦しくないのに重厚な説得力があり、オーケストラの能力をフルに引き出して完璧にコントロールするロトの指揮が全編に渡り冴えまくっています。
 曲のもつ大きなフレーズ、全体の流れにのせて音楽を奏でていく巧みな自然さが圧巻。
 対向配置のヴァイオリ ン間で繊細に歌うヴィオラなど、声部バランスの美しさにも惚れ惚れします。
 丁寧かつ大胆に巨大な世界を生成していく第1 楽章、『春の祭典』ばりに熾烈なリズムを打ち付ける第2 楽章、純粋な美のなかで調性崩壊ぎりぎりの音響が心を震わす第3 楽章と、息つく暇もなく聴ききってしまいます。
 ブル9の新たな名 盤を是非お試しあれ!

 
 




PENTATONE


PTC 5187227
\2800
「ホーム」~米作曲家弦楽四重奏曲集
 (1)ケヴィン・パッツ(1972-):ホーム
 (2)ジョージ・ウォーカー(1922-2018):
  弦楽四重奏曲第1番より第2楽章「モルト・アダージョ」
 (3)キャロライン・ショウ(1982-):
  マイクロフィクション 第1巻
 (4) サミュエル・バーバー(1910-1981):
  弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.11
 (5) ハロルド・アーレン(1905-1986):
  「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)」
   (ウィリアム・ライデン編曲)
ミロ・クァルテット
 【ダニエル・チン(第1ヴァイオリン)、
  ウィリアム・フェドケンホイヤー(第2ヴァイオリン)、
  ジョン・ラジェス(ヴィオラ)、
  ジョシュア・ジンデル(チェロ)】

 ミロ・クァルテットがアメリカ人作曲家の弦楽四重奏曲を録音!

 録音:(1)(3)(5)2023年1月、(2)(4)2023年4月/KMFA 89.5、オースティンズ・クラシカル・ミュージック・ラジオ・ステーション(テキサス州)
 DDD、ディジパック仕様、66'22、輸入盤・日本語帯付

 現代アメリカを代表する弦楽四重奏団、ミロ・クァルテットが新譜「Home(ホーム)」をリリースします。
 ホームという言葉は「家」「生地」「故郷」「本拠地」など様々な意味を持ちますが、同団の母国アメリカ人作曲家の作品を集めたのが当アルバムのコンセプトです。

 当アルバムには2つの委嘱作ケヴィン・パッツ(1972-)の「ホーム」とキャロライン・ショウ(1982-)の「マイクロフィクション第1巻」を収録。コロナ禍に生まれた新作です。
 この他にジョージ・ウォーカー(1922-2018)の弦楽四重奏曲第1番より第2楽章、サミュエル・バーバー(1910-1981)の弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.11、そしてハロルド・アーレン(1905-1986)の「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)」を収録。20世紀から現代までのアメリカ人作曲家の 作品を辿ります。

 ミロ・クァルテットは1995年にオーバリン音楽院の学生4人で結成。翌年4月には第50回コールマン室内楽コンクールで第1位を受賞、さらにフィショフ全 国室内楽コンクールで第1位および大賞を受賞するなど、若き才能が集結した注目の団として結成時より注目されていました。
 創設メンバーの山本サンディー智子 が脱退したのちウィリアム・フェドケンホイヤーが加わり、以後現在まで同メンバーで活動しております。

 
 
 

PTC 5187204
\2800
「バッハの6つの陰影」
 J.S.バッハ(リリャ編曲):
  (1) 組曲第1番「ケーテン」
   (無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007)
  (2) 組曲第2番「マリア」
   (無伴奏チェロ組曲第2番 BWV1008)
  (3) 組曲第3番「アンナ・マグダレーナ」
   (無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009)
  (4) 組曲第4番「ライプツィヒ」
   (無伴奏チェロ組曲第4番 BWV1010)
  (5) 組曲第5番「死」
   (無伴奏チェロ組曲第5番 BWV1011)
  (6) 組曲第6番「永遠」
   (無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012)
マックス・リリャ(チェロ)

 エフェクターを多用した独特の音響世界!アポカリプティカの創設メンバーの一人チェリスト、マックス・リリャがJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲を独自のアレンジで録音!

 録音:2023年11月3~5日/サウンドトラック・スタジオ、マグヌスボリ(フィンランド)/DDD、ディジパック仕様、81'05、輸入盤・日本語帯付

 フィンランドのヘヴィメタル・バンド「アポカリプティカ(Apocalyptica)」の創設メンバーの一人チェリスト、マックス・リリャがJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲を独自のアレンジで録音!

 チェロという楽器の可能性を追求し、ロックやエレクトロニック・ミュージックのジャンルのパイオニアとして常に新たなプロジェクトに挑んできたリリャが、原点回帰ともいえるクラシックの名曲を録音した当アルバム。
 リリャは各組曲にバッハに深く関わる人物、時代などのタイトルをつけ、バッハの生涯を巡る旅へと誘います。

 当録音ではチェロを演奏後、リリャ自身によるアレンジでエフェクターを多用。耳慣れた名曲がリリャのアレンジで新たな世界を切り開き、独自の響きを作り出し ております。

 「J.S.バッハのチェロ組曲は音楽史上最も神聖な作品のひとつであり幻想的な音楽でもある。私はオリジナルのチェロの楽譜と音響世界(ソニック・ワールド) を融合させたかった。それはバッハが宮廷に雇われていた小さな町ケーテンで最初の組曲を作曲した時から活気あふれるライプツィヒ時代まで、バッハの人生を6つの組曲で表現しました。」(マックス・リリャ)

 
 
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PTC 5187205
(2SACD HYBRID)
\5100→\4690
ヤノフスキ&ドレスデン・フィルによる『天地創造』
 ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob XXI:2(1796-1798)
ガブリエルとエヴァ:
 クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
ウリエル:ベンヤミン・ブルンス(テノール)
ラファエルとアダム:タレク・ナズミ(バス)
MDRライプツィヒ放送合唱団
 (合唱指揮:セバスティアン・ブレウイング)
第3部終結合唱
 「全ての声よ、主に向かって歌え!」の独唱
  カタリーナ・クンツ(ソプラノ)、
  マニャ・ラシュカ(アルト)、
  ファルク・ホフマン(テノール)、
  フェリックス・プロック(バス)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
 (コンサートマスター:
  ラルフ=カルステン・ブレムゼル)
マレク・ヤノフスキ(指揮)

 カルク、ブルンス、ナズミを独唱に迎えたヤノフスキ&ドレスデン・フィルによる『天地創造』!!

 ライヴ録音:2022年7月/ドレスデン、クルトゥーアパラスト(文化宮殿)/DSD、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、Disc1: 73'42、Disc2: 28'08、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:フラウケ・ロース(Dresdner Philharmonie)、ヨブ・マールセ(San Francisco Classical Recording Company, SFCRC)
 レコーディング・プロデューサー:ヨブ・マールセ

 SACDハイブリッド盤。
 精力的な演奏・録音活動を行っている巨匠マレク・ヤノフスキがドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団を振った最新作は、クリスティアーネ・カルク、ベンヤミン・ブルンス、タレク・ナズミという豪華独唱者を迎えた『天地創造』のライヴ収録です!

 1870年創立の名門ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団。ヤノフスキは2001年から2003年まで当団の首席指揮者を務めたのち、2019年より2023年まで再びその座に就き、円熟の音楽を披露しております。

 晩年のハイドンがロンドン滞在中にヘンデルのオラトリオ上演の聴衆の熱狂ぶりに驚き、そこから着想を得て作曲したのが『天地創造』です。
 旧約聖書の『創世 記』と『詩篇』、ミルトンの『失楽園』をテクストの題材とし、神による創造の第1日から第4日、生き物が出現する第5日と第6日、そしてアダムとイヴの登場まで、 創世の7日間を時系列に沿って全3部構成で書かれており、18世紀のオラトリオを神格化しただけでなく、19世紀のロマン派の作曲家たちに大きな影響を与え ております。

 ヤノフスキはこの作品が持つ古典的な響きとロマン的な響きの両方を引き出し、色彩豊かな演奏を披露。巨匠ヤノフスキならではの神々しいまでに崇高な響きはこの演奏でも輝いております。
 PENTATONEレーベルの高音質の録音でお楽しみください!

 
 
 


PTC 5187325
【再発売】
\2800
シュタインバッハーの名盤、
 メンデルスゾーン&チャイコフスキーのアルバム再発売!

  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)
シャルル・デュトワ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団

 シュタインバッハーの決定的名盤、メンデルスゾーン&チャイコフスキーのアルバムがCDフォーマットで再発売!

 ヴァイオリン/1716年製ストラディヴァリウス「ブース」
 セッション録音:2014年9月22~24日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
 DDD、ジュエルケース仕様、68'14、輸入盤・日本語帯付

 世界的ヴァイオリニスト、アラベラ・美歩・シュタインバッハーの名盤の中でも特に高い評価を得ているメンデルスゾーン、チャイコフスキーのアルバムがCDフォーマットで再発売いたします!

 メンデルスゾーンは一貫して落ち着いたテンポで一音一音雄弁に歌い上げます。カデンツァでは美しさと力強さを兼ね備えた演奏を披露。
 第2 楽章では女王の 風格を感じる語り口で一度聴いたら忘れがたき熱演を繰り広げます。そして第3 楽章はオーケストラとの対話も見事でデュトワとの相性のよさもさることながら、 歯切れのよいメロディが立体的に聴こえる快演を聴かせてくれます。

 一方、チャイコフスキーは朗々と歌い上げ、テンポのコントロールや豊かな音楽表情など、シュタインバッハーでしか表現できない世界が広がります。

 ※CD再発売にともない、SACDハイブリッド盤(KKC-5439およびPTC-5186504)は廃盤となります。

 
 




ARS PRODUKTION


ARS38757
(1SACD HYBRID)
\2900
カレイドスコープ ロマン・フェディウルコ(ピアノ)*
オレクサンドル・フェディウルコ(ピアノ)+
 ミロスラフ・スコリク(1938-2020):
  映画《高き峠(ハイ・パス)》 より メロディ(2台ピアノ版)*+
 サン=サーンス:6つの練習曲 より ワルツ形式の練習曲 Op.52-6*
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K27*
 ヴィクトル・コセンコ(1896-1938):3つのマズルカ より 第1番 Op.3-1*
 アルベニス:イベリア第2巻 より トリアーナ*
 シューマン:幻想小曲集 より 第2曲, 第3曲, 第6曲+
 ヴィクトル・コセンコ:3つのマズルカ より 第2番 Op.3-2+
 ユゼフ・ホフマン(1876-1957):性格的なスケッチ集 より カレイドスコープ Op.40-4*
 ピアソラ(カティア&グヴァンツァ・ブニアティシヴィリ編):リベルタンゴ(2台ピアノ版)*+
 ヴィクトル・コセンコ:詩的幻想曲 より 詩曲《欲望》 Op.11-1+
 アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924):
  ウィーンの夜会 ~ ヨハン・シュトラウスⅡ世のワルツによるパラフレーズ Op.56*
 レフコ・レヴュツキー(1889-1977):
  前奏曲集 より 第1番 Op.4-1, 第3番 Op.4-3、前奏曲集 より 第2番 Op.7-2, 第1番 Op.7-1*
 メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14+
 ミロスラフ・スコリク:
  ベートーヴェンの《エリーゼのために》によるジャズ・パラフレーズ(2台ピアノ版)*+

 2004年&2010年生まれ!ウクライナの超新星ピアニスト兄弟現る!

 あらゆるコンクールで賞をかっさらい大きな注目を浴びるウクライナが生んだ超新星ピアニスト兄弟、フェディウルコ兄弟が登場!
 兄のロマンは2004年生まれ。6歳からコンクールに挑戦し、「ヨーロッパ青少年のための音楽コンクール(EMCY)」で1位、「若いピアニストのためのウラディミール・ホロヴィッツ記念国際ピアノコンクール」での2位入賞をはじめ数々のコンクールで上位入賞。
 直近では2023年の「若いピアニストのためのロベルト・シューマン国際コンクール」で優勝しています。
 一方弟のオレクサンドルは2010年生まれ(!)。兄同様6歳の頃からコンクールに挑戦し始めると兄に負けず劣らずの活躍を見せており、2024年の「ベーラ・バルトーク国際ピアノ・コンクール」で優勝を勝ち取りました。

 このアルバムには2人による連弾が3曲とそれぞれのソロ演奏が収録されており、とても録音当時18歳&13歳の演奏とは思えぬ成熟度に驚かされます。
 また「リベルタンゴ」や「《エリーゼのために》によるジャズ・パラフレーズ」の連弾で魅せる息ぴったりのノリノリな演奏には聴いている方も思わずワクワクしてしまいます。

 ※録音:2023年7月27日-30日、インマヌエル文化センター(ドイツ)
 
 

ARS38373
(1SACD HYBRID)
\2900
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 Op.9
 ベートーヴェン:
  弦楽三重奏曲第3(2)番ト長調 Op.9-1
  弦楽三重奏曲第4(3)番ニ長調 Op.9-2
  弦楽三重奏曲第5(4)番ハ短調 Op.9-3
トリオ・ゴルトベルク
 〔リーザ・ケロブ(ヴァイオリン)、
  フェデリコ・フッド(チェロ)、
  ティエリー・アマーディ(ピアノ)〕

 モナコのモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団で活躍する3人の実力派たちによって結成され、2019年のウィーン国際音楽コンクールで見事ゴールドメダルを獲得したアンサンブル、トリオ・ゴルトベルク。
 モーツァルトからシュニトケまで膨大なレパートリーを持ち、これまでも彼らならではの凝ったプログラム構成でリスナーを楽しませてきましたが、今回は一転してベートーヴェン初期の傑作の一つ、Op.9の弦楽三重奏曲に真っ向勝負。
 この編成の古典的な作品に立ち返ってその真価を改めて見せつけます。

 ※録音:2023年4月1日-3日&5日、ヴァルデンブルク音楽スタジオ(スイス)
 
 

ARS38362
(1SACD HYBRID)
\2900
リフレクションズ
 シューベルト(ラフマニノフ編):どこへ?
 イェルク・ヴィトマン(b.1973):やさしいソナチネ
 シューベルト(ゴドフスキー編):ミニョンに
 モーツァルト:「愚民の思うは」による10の変奏曲 KV455
 リスト:鱒
 シマノフスキ:マスク Op.34
マックス・フィリップ・クリューザー(ピアノ)

 マックス・フィリップ・クリューザーは1994年ジーゲン(ドイツ)生まれのピアニスト。
 ピチカート・マガジン誌に「このピアニストが偉大なクリエイターであり、本物の音を指に宿していることは明らかです」と評されるなどその音作りには定評があり、ウィーン・フィルのコンサートマスター、アルベナ・ダナイローヴァとも共演しています。
 モーツァルトやリスト、シマノフスキの作品に加え、彼の紡ぐ音が存分に生かされた歌曲のアレンジなどを収録したこのデビュー・アルバムの登場によってその評価をますます高めてゆくことでしょう。

 ※録音:2023年6月26日-28日、インマヌエル文化センター(ドイツ)
 
 


ARS38654
\2700
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲集
 パガニーニ:
  ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6*
  ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Op.7《ラ・カンパネラ》**
  ヴァイグルの主題による変奏つきソナタ ホ長調 M.S.47***

マンリコ・パドヴァーニ(ヴァイオリン)

ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6*
  オルテニア・フィルハーモニー管弦楽団
    ボリス・ペルノー(指揮)

ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Op.7《ラ・カンパネラ》
    ソウル・ギュリ・フィルハーモニー管弦楽団
    ボリス・ペルノー(指揮)

ヴァイグルの主題による変奏つきソナタ ホ長調 M.S.47
    スイス・イタリアーナ管弦楽団
    ハワード・グリフィス(指揮)

 マンリコ・パドヴァーニの熱気あふれるパガニーニ・ライヴ!

 12歳の頃にパガニーニの生涯を描いた映画を観てヴァイオリンに目覚め、以来パガニーニを理想の音楽家とするイタリア出身のスイス人ヴァイオリニスト、マンリコ・パドヴァーニ。
 音楽的な激しさと技術的な敏捷性、コンサートで聴衆に与える印象から「ヴァイオリンの魔術師」「悪魔的なヴァイオリニスト」などと評されるパドヴァーニがパガニーニのコンチェルトを弾いたライヴ・レコーディング集がついに登場しました。
 ボリス・ペルノーと共演した2つのヴァイオリン協奏曲もライヴの熱気が伝わる秀演ですが、特に「ヴァイグルの主題による変奏つきソナタ」はピアノ伴奏版の録音が多く、今回のオーケストラ伴奏によるライヴ録音は貴重なものといえるでしょう。

 ※録音(ライヴ):2012年10月(ルーマニア)*、2014年9月(韓国)**、録音日不詳(スイス)***
 
 
ARS38651
\2700
キーワーズ ~ ピアノ・パルランド1 フローレンス・ミレー(ピアノ)
 ペーター・アプリンガー(b.1959):声とピアノ-ハンナ・シグラ(ピアノとテープのための)
 J.S.バッハ:カプリッチョ 変ロ長調 BWV992《最愛の兄の旅立ちに寄せて》
 モンポウ:対話
 ジョルジュ・アペルギス(b.1945):会話Ⅹ(プリペアド・ピアノと話しのための)
 ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):2つの花束(ピアノのための)
 ジェルジ・クルターグ(b.1926):悪魔との静かな会話(ヤテコーク より)(ピアノのための)
 ダリヤ・マミノワ(b.1988):ムッシェルII(プリペアド・ピアノのための)
 ヤナーチェク:ないしょのスケッチ
 ペーター・アプリンガー:声とピアノ-ギヨーム・アポリネール(ピアノとテープのための)
 サティ:3つのグノシエンヌ

 パリ国立高等音楽院で学び、1992年から2000年までアンサンブル・アンテルコンタンポランで演奏するなど現代音楽界の第一線で活躍するフランス系ドイツ人ピアニスト、フローレンス・ミレーのコンセプト・アルバム。
 「音楽で人々にどう語りかけるか」をテーマにした非常に個人的なセレクションで、音楽の解釈や作品への根本的な問いを追求。
 作品そのものが持つ"声"をピアノで表現します。

 ※録音:2021年12月18日、2022年3月24日、4月9日、11月29日(ケルン)
 
 
ARS38645
\2700
ハンス・アイスラー:ハリウッド・ソングブック
 ハンス・アイスラー:息子/小さなラジオに/柳の中で/
 春/食料貯蔵室1942/逃亡者/自殺について/逃避行/
 4,000人の銘板、戦いでノルウェーの海に沈んだ者たちの/
 イーペルの戦いで亡くなった人の墓碑銘/箴言/
 復活祭の日曜日/サクランボ泥棒/ホテルの部屋1942/
 鬼の面/パスカルの言葉による2つの歌/最後のエレジー/
 冬の箴言/5つのエレジー/ナイトメア/
 ハリウッド・エレジー第7番/宝掘り/戦車戦/
 カリフォルニアの秋/アナクレオン断章/
 アイヒェンドルフとシューマンの回想/
 ヘルダーリン断章/人間/庭の水撒き/帰郷/亡命地の風景/
 ランボーの詩/突撃の夜に
ヴァレリー・アイクホフ(メゾ・ソプラノ)
エリック・シュナイダー(ピアノ)

 1996年ドイツ生まれの新星メゾ・ソプラノ、ヴァレリー・アイクホフによるハンス・アイスラーの歌曲集。
 アイスラーが協働したベルトルト・ブレヒトの詩による平和主義、逃亡、亡命といったテーマや、哲学や古代への言及した歌曲が多く収録されています。

 ※録音:2023年2月13日-14日&8月7日-9日、ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデン=バーデン、ドイツ)
 



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CHRISTOPHORUS

CHR77472
\2700→\2490
メンデルスゾーンの大叔母サラ・レヴィのコレクション
 19世紀初頭の代表的サロンで ~ ヴィオラのための室内楽

 フランツ・ベンダ(1709-1786):
  ソロ ハ短調 LeeB 3.137(ヴィオラと通奏低音のための)
 ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):
  ソロ ヘ長調(ヴィオラと通奏低音のための)
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
  トリオ ハ長調 C-Dur Wq 159 (H 587)(2本のヴィオラと通奏低音のための)
 ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1702/03-1771):
  トリオ 変ロ長調 GraunWV Cv:XV:132
   (ヴィオラとオブリガート・チェンバロのための)
 ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708-1762):
  クアドロ ホ短調(3本のヴィオラと通奏低音のための)
フランチェスカ・ヴェントゥーリ・フェッリオーロ(ヴィオラ)
サロン・ヴァイオレット
 (ヒストリカル楽器)

 フランチェスカ・ヴェントゥーリ・フェッリオーロによる、"バロック・ヴィオラ"探求!

 ☆「バロック・ヴァイオリン」ではなく、「バロック・ヴィオラ」のための知られざる作品を発掘!
 ☆「サラ・レヴィ・コレクション」からの18世紀のヴィオラ作品!

 メンデルスゾーンの大叔母としても知られる18世紀後半~19世紀のチェンバロ奏者であり音楽コレクターであったサラ・レヴィは、裕福なユダヤ系銀行家の娘で、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのお気に入りのチェンバロ奏者であり、19世紀初頭のもっとも重要な音楽家たちがベルリンのサロンで演奏した音楽の後援者でした。
 彼女の重要な音楽コレクションは、第二次世界大戦後に長い間失われたと考えられていましたが、1999年にキエフで発見され、2001年にドイツに戻され、現在では公開されています。
 この作品集には驚くべき数のヴィオラのための室内楽作品が含まれており、イタリアの若き有望なヴィオリスト、フランチェスカ・ヴェントゥーリ・フェッリオーロがこのレパートリーをさらに詳しく探求するきっかけとなりました。
 彼女はピリオド楽器アンサンブル「サロン・ヴァイオレット」とともに、通奏低音付きのヴィオラ独奏曲だけでなく、珍しい2本、3本のヴィオラのための作品(その多くは世界初録音)も発掘しています。

 イタリアのバロック・ヴィオラ奏者フランチェスカ・ヴェントゥーリ・フェッリオーロは、古楽アンサンブル「イル・クアドロ・アニマート」の共同創設メンバーであり、2015年にセリーファ国際古楽コンクールで優勝し、2016年にはグラウン兄弟コンクールでブランデンブルク文化祭特別賞を受賞。
 2020年にはデビュー・アルバム『冴えないリピエーノよりも! ~ ヴィオラのためのバロック時代のソナタ集』(C00280)をリリースし、好評を博しています。

 ※録音:2022年9月&2023年5月、ドイツ

 
 




DREYER GAIDO


CD21146
\2700
Opus961 ~ 独奏ヴィオラ&室内楽作品集
 1. ワジディ・アブー・ディアブ:The Moraba' Dance
 2. サミ・セイフ:La'ib an-nard / The Dice Player
 3-4. レイイェル・チェーカー:
  Cadenza from "The Brown Texts"
 5. ノエミー・チェマリ: Kadishat
 6. マリー・コユンジュアン:The Revolt of the Stars
 7-8. サード・ハダッド:Dohree
ノエミー・チェマリ(ヴィオラ)
シャリア・ファインスタイン(ヴァイオリン)
ラフィ・ボーデン(チェロ)
ヤン・チェマリ(チェロ)
ケブラ=セヨン・チャールズ(コントラバス)
ローレン・スカニオ(フルート)
ディアナ・シリエッリ(ハープ)

 レバノンの若手作曲家たちによるヴィオラ作品集!

 フランス系レバノン系アメリカ人ヴィオリスト、ノエミー・チェマリのデビュー・アルバム。
 チェマリは、マギル大学シューリッヒ音楽院で学士号を、マーサー大学のロバート・マクダフィー・センター・フォー・ストリングスでアーティスト・ディプロマを、ジュリアード音楽院で修士号を取得。
 ジュリアード音楽院時代に、国連室内楽協会のアラビア語デー・コンサートでカーネギー・ワイル・ホールにてソロ・デビューし、ニューヨーク・シティ・バレエ団と共演しています。

 本アルバムでは、レバノンの現代作曲家たちによるソロ・ヴィオラと室内楽作品に加えて、自身の作品をカップリング。
 アルバム・タイトル「Opus961」は、レバノンの電話局番にちなんだもので、チェマリの祖母の家も破壊された2020年の港湾爆発後のベイルートの復興を称えています。

 
 




ES-DUR


ES2092
\2700
眠れぬ夜 ~ コントラバスのためのフランス音楽
 デザンクロ:アリアとロンド(コントラバスとピアノのための)
 フォーレ:エレジー Op.24、夢のあとに Op.7-1
 フランク:ソナタ イ長調 CFF 123
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品、逝ける王女のためのパヴァーヌ
ミヒャエル・リーバー(コントラバス)
ノルベルト・ゲルリッヒ(ピアノ)

 NDRフィル首席コントラバシスト!フランクのコントラバス・ソナタ!

 NDRエルプ・フィルの第1ソロ・コントラバス奏者、ミヒャエル・リーバーが、学生時代からの友人でもあるという彼のピアノ・パートナー、ノルベルト・ゲルリッヒと贈る、フランスのコントラバス・レパートリー。めったに聴かれないデザンクロの「アリアとロンド」はコントラバスのためのオリジナルで、残りはフォーレ、フランク、ラヴェルの名曲が、コントラバスとピアノのためにアレンジされています。
 チェロを始めとする様々な楽器でも親しまれているフランクの「ヴァイオリン・ソナタ」のコントラバス版にも要注目です。
 
 

ES2090
\2700
パウ! ~ カザルスへのトリビュート
 J.S.バッハ:ガンバ・ソナタ第2番ニ長調 BWV 1028
 メシアン:《世の終わりのための四重奏曲》より
  V. イエスの永遠性への賛
 グラナドス:《ゴイェスカス》より 間奏曲
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
 イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.28
 カザルス:鳥の歌
フィリップ・シュペリウス(チェロ)
マリー・ソフィー・ハウツェル(ピアノ)

 ドイツの若き才能あふれるチェリスト、フィリップ・シュペリウスのデビュー・アルバム。20世紀でもっとも偉大なチェロ奏者の一人パウ(パブロ)・カザルスの、音楽だけでなく平和と人権に対する取り組みなど、人間主義的な精神までも模範としているシュペリウスが、戦争の時代に音楽はどのような貢献ができるのか?
 武力紛争や大惨事に直面して音楽は何を提供できるのか? と考え、カザルスと彼のインスピレーションとなった作曲家、または彼のアイデアを取り入れた作曲家たちの中に時代を超えた答えを見つけ、1つのアルバムにまとめました。
 バッハから始まり(敢えて無伴奏チェロ組曲ではなくガンバ・ソナタ)、メシアン、グラナドス、ベートーヴェン、イザイ、そしてもう一つのカザルスの代名詞「鳥の歌」で平和を願いながらプログラムを締めくくります。

 フィリップ・シュペリウスは2003年ベルリン出身、8歳でウルリッヒ・フォスの下でチェロを始め、ベルリン芸術大学でヴォルフガング・エマヌエル・シュミットに師事。
 2022年にはニューヨークのカーネギー・ホールでデビュー。
 ICMA(国際クラシック音楽賞)2020の「ディスカバリー賞」やユーロビジョン・ヤング・ミュージシャンズ・コンクール銀メダル、2023年ファニー・メンデルスゾーン賞などを受賞し、ドイツの若い音楽家にとって最も重要なコンクールの一つとされるドイツ音楽コンクール2023のチェロ部門で優勝しています。
 
 

ES2093
\2700
メルンのシェーラー=ビュンティンク・オルガン ダクマー・リュープキング(オルガン)
 M.プレトリウス:
  復活祭と大天使ミカエル祭の讃歌より Vita Sanctorum、
  「いざわが魂よ, 主を頌めまつれ」による変奏曲
 イザーク:インスブルックよ, さらば
 ハスラー:アレルヤ, 我らの神を褒め称えよ
 ブクステフーデ:安らぎと喜び持てわれは逝く BUXWV 76より
 アブラハム・ファン・デン・ケルクホーフェン:幻想曲 ニ短調
 クリスティアン・リッター:ソナティナ ニ短調
 ゲオルク・ベーム:天にましますわれらの父よ
 リュリ:歌劇 《ファエトン》より チャコンナ ト長調
 J.S.バッハ:
  オルガン小曲集より
   〔ベツレヘムに生まれし御子 BWV 603、かくも喜び溢るる日 BWV 605、
    キリストは蘇りたまえり BWV 627、主イエス・キリストよ, われらを顧みたまえ BWV 632、
    最愛のイエスよ, われらはここに集いて BWV 633、天にましますわれらの父よ BWV 636、
    われ汝に呼ばわる, 主イエス・キリストよ BWV 639、われら悩みの極みにありて BWV 641、
    ただ神の御旨に従う者は BWV 642〕、
   幻想曲ト長調 BWV 572

 ハンブルクの福音改革派教会で教会音楽家を務め、同教会の合唱団「カペラ・リフォーマータ」の礎を築いてきたオルガニスト、ダクマー・リュープキングが、2022年5月に修復されたメルン聖ニコライ教会のシェーラー=ビュンティンク・オルガンを弾いたアルバム。
 このオルガンは1436年に建造されたオルガンからパイプ(おそらくドイツ北部で知られている最古のゴシック様式のオルガン・パイプ)を引き継いで、1558年にヤーコプ・シェーラー(ヤコブ・シェーラー)が新しく建造し、フレントロップ社によって2022年にセンセーショナルな修復が行われたもので、約600年わたる壮大な歴史を記録する作品が選ばれています。

 ダクマー・リュープキングは地域のコミュニティでの活動に加え、オルガン奏者及びチェンバロ奏者としてヨーロッパ中でコンサートを行っており、ポジティブ・オルガンの通奏低音奏者としても人気を博しています。
 




EUDORA


EUDSACD2402
(1SACD HYBRID)
\2700
新世界 ~
 モンポウ、ベルク、ファリャ、バルトーク:ピアノ作品集

  モンポウ:ショパンの主題による変奏曲
  ベルク:ピアノ・ソナタ第1番
  ファリャ:ベティカ幻想曲
  バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80
ハビエル・ラソ(ピアノ)

 同時代を生きた4人の作曲家のピアノ作品集!SACDとMQA-CDハイブリッド盤!

 ☆高音質レーベル Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド盤!
 ☆スイスの名手が紡ぐ同時代を生きた4人の作曲家たちの世界!

 スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様による新たなアルバムは、スイスの名手が紡ぐ4人の作曲家たちによるピアノ作品集。
 1975年スイスのフリブール生まれのピアニスト、ハビエル・ラソは、スペインのサラマンカ音楽院とブダペストのフランツ・リスト音楽院でピアノと作曲、自発性や即興性を深め、スコアの深い理解の組み合わせからユニークな音楽体験を生み出すことのできるミュージシャンとして、数多くのソロ・リサイタルや室内アンサンブル、オーケストラとの共演を行ってきました。

 シューベルト&シューマン・アルバムに続くEudora第2弾となる今作では、モンポウ、ベルク、ファリャ、バルトークという同時代を生き、音楽界に新たな世界を開拓した4人の作曲家たちの作品をカップリング。
 ラソは、歴史の潮流によって散り散りになった4つの人生から抽出された、一見無関係に見える4つの世界を旅しています。

 フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

 ※録音:2022年7月25日ー27日、サラゴサ・オーディトリアム、モーツァルト・ホール(スペイン)



 

EUDSACD2403
(1SACD HYBRID)
\2700
クアンド・エル・フエゴ・アブラサ(炎が燃えるとき)
 ヨゼフ・ラウバー(1864ー1952):ピアノ五重奏曲ヘ長調 Op.6
 クリストフ・ブルム(b.1990):
  Wildwuchse aus Schweizer Volksliedern(弦楽三重奏のための)
 フランシスコ・コーイ(b.1985):カントス(弦楽四重奏のための)
 ファリャ:バレエ音楽 《恋は魔術師》
  (ホセ・ルイス・トゥリーナによるカンタオーラとピアノ五重奏版編)
 
 ※全曲初録音
アンサンブル・バヨーナ
マリア・ホセ・ペレス(カンタオーラ)

 2020年にドワイト・ウルスラ・マムロック賞を受賞し、2021年度10月にベルリン・コンツェルトハウスでデビューを果たしたアンサンブル・バヨーナによる初のレコーディング・プロジェクト「Cuando el fuego abrasa(炎が燃えるとき)」。

 本アルバムでは、ファリャの名作 《恋は魔術師》 のアレンジ版から、現代作曲家フランシスコ・コーイ(スペイン)とクリストフ・ブルム(スイス)の作品まで、彼らのアイデンティティである、スペインとスイスの実りある緊密なコラボレーションと、20世紀初頭の音楽の振興と普及を紹介しています。

 フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

 ※録音2023年7月31日-8月3日、サラゴサ・オーディトリアム、モーツァルト・ホール(スペイン)
 



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CAPRICCIO



C5519
\2800→\2590
目の錯覚ではない!
 半円形の湾曲鍵盤ピアノ!
  ドホナーニのピアノ エルンスト・フォン・ドホナーニ:ピアノ作品集
ソフィア・ギュリバダモヴァ(ピアノ)
 1. レオ・ドリーブ(1836-1891):バレエ音楽『コッペリア』 - ワルツ(E.ドホナーニ編)
 2.「ハンガリーのクリスマスの歌」によるパストラーレ(1920)
 3-8. 古い様式による組曲 Op. 24
  3. I. Prelude :Allegro/4. II. Allemande :Andante espressivo/
  5. III. Courante:Vivace/6. IV. Sarabande:Adagio/
  7. V. Menuet:Allegretto/8. VI. Gigue:Presto
 9. ハンガリー民謡による変奏曲 Op. 29
 10-12. 3つの小品 Op. 23
  10. No. 1: Aria/11. No. 2: Valse Impromptu/12. No. 3: Capriccio
 13. ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899):
  喜歌劇《ジプシー男爵》 - 宝のワルツ(E. ドホナーニ編)



 1910年製ベーゼンドルファー、クラッサムの湾曲鍵盤付きブダペスト音楽史博物館所蔵
 録音:2022年7月19-21日 ブダペスト音楽史博物館(ハンガリー)
 総収録時間:68分

 優れたピアニストでもあった作曲家ドホナーニが書いた作品を、彼が所有していた歴史的ピアノで演奏した1枚。
 ハンガリーの作曲家エルンスト・フォン・ドホナーニ(エルネー・ドホナーニ)は優れたピアニストであり、楽器の発明や改良にも強い関心を持っていました。
 彼はと りわけ半円を描くように湾曲した鍵盤を備えたピアノが気に入り、1909年から1910年頃にはこの楽器の推進者となりました。
 この方式の鍵盤は、高音、中 音、低音のどこを弾く時も体の中心からの距離がほとんど変わらないため、体を動かすことなく演奏できるのがポイントで、1820年代に開発されると、オース トリア、ロンドン、ドイツで競って実用化が行われた後、オーストラリアの音楽家・発明家のフレデリック・クラッサム(1869-1934)が1907年12月に特許を取 得しました。
 クラッサムは1908年末もしくは1909年初頭にベルリンで新楽器を発表するとともに、著名ピアニストやピアノメーカーに協力をもちかけ、ドホナー ニも有名なピアノ製造社「イバッハ」製の楽器を演奏、普及に尽力しました。
 その後、各地の音楽大学に納入される予定でしたが、実際に購入されることは ほとんどなかったようです。
 
 ドホナーニ自身はこの楽器を長らく愛用し、1910年10月の室内楽演奏会から、1913年4月に開催された演奏会に至るまで、 プログラムとレビューには「ルドルフ・イバッハ社のクラッツァム鍵盤付きのコンサートグランドピアノを使用」との注釈が載っていました。 このアルバムに収録された 作品は第一次世界大戦前に作曲されたもので、この独自のピアノを念頭に書かれたものと推測されます。
 ソフィア・ギュリバダモヴァが演奏するのは、1910年製ベーゼンドルファー社製の楽器。同社はドホナーニのために2台のクラッサム鍵盤付き楽器を制作したとされており、1台は自宅用、もう1台はコンサート に用いていたと彼の2番目の妻エルザが語っています。
 自宅用の楽器は彼の死後、リスト音楽院の教授フェレンツ・ファルカシュの手を経て現在はブダペスト 音楽史博物館に所蔵されています。
 当録音に際してレストアが行われ、そのユニークな外観とは別に、あたたかみのある響きが作品に絶妙にマッチしていま す。

 
 




CD ACCORD


ACD 332
(2CD)
\5300
現代ポーランドのピアノ五重奏曲集
 【CD1】
  1-2. アレクサンダー・ラソニ(1951-):
   室内音楽第1番「Stalowa Wola」 -
    ピアノと弦楽四重奏のために(1978)
  3-6. クシシュトフ・メイエル(1943-):
   ピアノ五重奏曲 Op. 76(1990-91)
  7. ジグムント・クラウゼ(1938-):ピアノ五重奏曲(1993)
 【CD2】
  1. ズビグネフ・バルギェルスキ(1937-):Schizophony -
   弦楽四重奏とピアノのために(2012)
  2-4. ラソニ:Ananda –
   ピアノと弦楽四重奏のために(2020-21)...世界初録音
  5. ベッティーナ・スクルチプチャク(1963-):
   ピアノ五重奏曲(2021)...世界初録音
  6. バルトシュ・ヴィトコフスキ(1998-):
   ピアノ五重奏曲「Landscape from Harenda」(2023)...世界初録音
シレジア弦楽四重奏団
 Szymon Krzeszowiec(第1ヴァイオリン)...
  CD1:3-7、CD2:1-6
 Marek Mos(第1ヴァイオリン)...CD1:1-2
 Arkadiusz Kubica(第2ヴァイオリン)
 Lukasz Syrnicki(ヴィオラ)...
  CD1:3-7、CD2:1-6
 Witold Serafin(ヴィオラ)...CD1:1-2
 Piotr Janosik(チェロ)...CD1:3-7、CD2:1-6
 Jozef Gomolka(チェロ)...CD1:1-2
エウゲニウシュ・クナピク(ピアノ)...CD1:1-2
ピオトル・サワイチク (ピアノ)...CD1:3-6、CD2:1、5
ジグムント・クラウゼ(ピアノ)...CD1:7
Tymoteusz Bies(ピアノ)...CD2:2-4、6

 録音:Concert Hall of the Karol Szymanowski Academy of Music in Katowice
  1982年12月27日...CD1:1-2、2013年11月3-5日...CD1:3-6(原盤 NAXOS 8.573357)、2023年4月19日...CD1:7、
  2022年1月11日...CD2:1、2023年10月29日...CD2:2-4、2023年6月29日...CD2:5、2023年10月30日...CD2:6
 総収録時間:135分

 現代ポーランドの6人の作曲家によるピアノ五重奏曲を収録した2枚組アルバム。演奏はポーランドを代表するシレジア弦楽四重奏団と4名のピアニストが 担当。
 収録作品の作曲家の顔ぶれは、1970年代後半、音楽祭「Young Musicians to the Young City」に作品を発表、一躍注目を集めた1951 年生まれのアレクサンダー・ラソニ。
 作曲家、ピアニスト、室内楽奏者として世界的に著名な1943年生まれのクシシュトフ・マイヤー。作曲家、ピアニスト、教 育者であり、IRCAM の音楽顧問やアメリカ、ヨーロッパ、アジアのいくつかの大学で作曲教師を務める1938年生まれのジグムント・クラウゼ。
 ナディア・ブーラ ンジェに学び、ポーランドの音楽にフランスの美的様式を採り入れた1937年生まれのズビグネフ・バルギェルスキ。
 ポズナン音楽アカデミーで音楽理論と作曲 の学位を取得した後、スイスでさらに勉強し、現在はルツェルン大学で講師を務める1963年生まれのベッティーナ・スクルチプチャク。
 カトヴィツェのカロル・シ マノフスキ音楽アカデミーで作曲を学び、数多くのコンクールに入賞した1998年生まれのバルトシュ・ヴィトコフスキの6名です。
 20世紀後半から21世紀にか けてのポーランド音楽の潮流を窺える興味深いアルバムと言えるでしょう。
 
 
ACD 333
\3200
クシシュトフ・ヘルジン(1970-):レクイエム
 1-9. クシシュトフ・ヘルジン:レクイエム(2018) -
  ソプラノ、テノール、バリトン、合唱とオーケストラのために
   1. Introitus/2. Kyrie eleison/3. Graduale/
   4. Offertorium/5. Sanctus/6. Pie Jesu/
   7. Agnus Dei/8. Libera me/9. In paradisum
 
 ※世界初録音
オルガ・パシチニク(ソプラノ)
アンジェイ・ランペルト(テノール)
カミール・ズデベル(バリトン)
ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団
 (合唱指揮...バルトシュ・ミハウォフスキ)
ポーランド放送交響楽団
クシシュトフ・ヘルジン(指揮)

 録音:2022年6月27-30日 Witold Lutoslawski Concert Studio of Polish Radio in Warsaw(ポーランド)
 総収録時間:56分

 1970年、ポーランドのブィドゴシュチュに生まれたクシシュトフ・ヘルジン。
 地元の音楽アカデミーでカタルジナ・ポポワ・ジドロンらにピアノを学び、卒業後はジャ ズやポップスの分野でもピアニストおよび編曲家として活躍。
 これまでに多彩なジャンルにまたがる20枚以上のアルバムを制作し、200枚を超えるCDのレ コーディングに参加するなど精力的に活動しています。
 このアルバムには2018年の「レクイエム」を収録。ヘルジンは「死と人生のはかなさを振り返ることが、自分の道を見つける助けになると私は深く信じています。」と語り、 死を熟考し受け入れることだけが心の平安をもたらすことができると説きます。
 そして作品からは痛みと苦しみに満ちた「Dies irae 怒りの日」を 排除、「Kyrie eleison」の一部は神学者と相談の上、新しく構築した「復活したイエス、勝利の王を歓迎し、感謝する」明るい曲に仕上げています。
 作品 全体にも耳なじみのよい旋律が用いられており、時には華やかな映画音楽を思わせる箇所もあり、最後の「In paradisum 楽園にて」での光に満ちた旋 律が、悲しみの心を優しく包み込みます。現代の人々に贈るレクイエムです。

 
 




GRAMOLA



GRAM99320
(2CD)
\4100
ハイドン:
 十字架上のキリストの最後の7つの言葉(弦楽四重奏版)

  【CD1】
   1. 第4の預言 - 使徒の苦しみと栄光(イザヤ書 52:13–53:12)
   2. 導入への考察
   3. はじめに
   4. 最初の言葉についての考察
   5. 第1ソナタ「父よ!彼らの罪を赦したまえ」
   6. 2番目の言葉についての考察
   7. 第2ソナタ「おまえは今日、私と共に楽園にいる」
   8. 3番目の言葉についての考察
   9. 第3ソナタ「女性よ、これがあなたの息子です」
  【CD2】
   1. 詩篇22(21)篇/2. 4番目の言葉についての考察/
   3. 第4ソナタ「わが神よ!何故私を見捨てたのですか?」/
   4. 5番目の言葉についての考察/5. 第5ソナタ/
   6. 6番目の言葉についての考察/7. 第6ソナタ「果たされた!」/
   8. 7番目の言葉についての考察/
   9. 第7ソナタ「父よ!あなたの手に私の霊を委ねます」/
   10. 地震
カペラ・パウラーナ(弦楽四重奏)
 Dominik Hellsberg(第1ヴァイオリン)
 Georg Wimmer(第2ヴァイオリン)
 Robert Bauerstatter(ヴィオラ)
 Benedikt Hellsberg(チェロ)

ミヒャエル・ケーニヒ(朗読)

 録音:2022年秋 Church "Zu den Heiligen Schutzengeln"ウィーン(オーストリア)
 総収録時間:100分

 ハイドンの『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』は1786年、スペインのカディス大聖堂からの依頼によって書かれたもので、聖金曜日の礼拝において福音書のキリストの十字架上での7つの言葉をそれぞれ読み、瞑想する時間に演奏されるための音楽です。もともとは管弦楽のために書かれましたが、後にハイドン自身によって弦楽四重奏版とオラトリオ版が作られ、クラヴィーア用の編曲版も作られました。
 初演時は「前奏の後、司祭は説教壇に上がり、7つの言葉のうちの1つを読み上げ黙想しました。
 それが終わるとすぐに、彼は説教壇から降りて祭壇の前にひざまずき この時間は音楽によって満たされました。
 そして司教は二回目、三回目と説教壇に登場、説教終了後に再び管弦楽が演奏。 私の作品はこの表現にふさわしいものでなければなりませんでした。」とハイドンが振り返っており、このアルバムは初演時の構成に倣いつつ、カペラ・パウラーナによる弦楽四重奏版が演奏されています。
 7つの言葉についての考察はFSSP(Fraternitas Sacerdotalis Sancti Petri 聖ペトロ司祭兄弟会)のユリウス・カッペル司祭(1993年生まれ)のもので、ここではドイツの名俳優ミヒャエル・ケーニヒが朗読を行っています。

 
 
 

GRAM99309
\2900
ロンガ・ウィーン
 オスマン帝国にもたらされた東洋の舞曲集

  1. Inn Kanaa Li 生きることが許されるとき
  2. Longa Vienna ロンガ・ウィーン
  3. Blue Mashrabiya 青い格子窓
  4. Ya Rabb おお、雨の神
  5. Connecting Five コネクティング・ファイヴ
  6. Taqsim in Maqam Rast Yakah
   「Rast Yakah」の音階による自由な即興
  7. Samai min Alquds エルサレムのサマイ
  8. Arabioun Basitoun 私はアラブ人
マルワン・アバド(ウード/歌)
マチェイ・ゴレビョフスキ(クラリネット)
アルヌルフ・リントナー(バス・ギター)
ペーター・ロスマニト(パーカッション)
ディマ・オルショ(歌)...4

 録音:2023年5月&12月 Niederkreuzstetten(オーストリア)
 総収録時間:42分

 パレスチナ生まれの音楽家マルワン・アバドは、ウィーンに約40年間住んでいます。
 この「Longa Vienna」は、この年月を振り返り制作したアルバム。
 「Longa」とは、18世紀中頃にロマたちによってオスマン帝国にもたらされた東洋の音楽形式の名前で、コンサートの終わりを告げる速いテンポの舞曲を指します。
 当時オスマン帝国の一部であったアラブの音楽家や作曲家は、この形式を取り入れ、アラブ器楽音楽の伝統の一部として継承してきました。
 ここでアバドは、多彩な楽器と歌によって、緻密に作りこまれた曲を演奏、文化的な坩堝である現代都市「ウィーン」を通過していく音楽を表現していきます。
 




GRAND PIANO



GP926
\2600
20世紀のフォックストロット集 第6集 - 南ヨーロッパ ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)
 スタインウェイ Model D (No. 573.680)
 【イタリア】
  1. フランコ・カサヴォラ(1891-1955):タンゴ・ヴィオラ・ダ・キャバレー・エピレッティコ(1925)
  2. アルフレード・ガッターリ(1894-1972):2つのノヴェルティ・ピアノ・ソロ -
   第2番 ショパンのチャールストン・ドリーム(1928出版)
  3. マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):2つのワルツ Op. 221*-
   第2番 ヴィーナス・ワルツ、ボストン=ワルツ(1921)
  4. ヴィクトル・デ・サバタ(1892-1967)もしくはヴィットーロ・デ・サバタ(1866-1933):
   プリンチペ、フォックス=トロット
  5. ジャコモ・プッチーニ(1858-1924):ピッコロ・タンゴ(1942年出版)
  6. アルフレード・カゼッラ(1883-1947):カクテル・ダンス(1918)
  7. カゼッラ:9つの小品 Op. 24 - 第8曲 タンゴ風に(1914)
  8-10. エットーレ・デスデーリ(1892-1974):シンコペーションによる前奏曲、コラールとフーガ(1934)*
  11-12. マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):『メディア・ディフィコルタ』より
   11. No. 3. タンゴ(1931)*/12. No. 4. フォックス=トロット(1931)*
  13-14. エマ・ビアンキーニ(1890-1929):私の人形の踊り Op. 8 (1927出版)*
   13. 第2曲 躊躇い/14. 第3曲 ワン=ステップ
  15-16. ビアンキーニ:私の人形の踊り Op. 9(1927出版)*
   15. 第4曲 タンゴ/16. 第3曲 チャールストン
  17. ヴィルジリオ・モルターリ(1902-1993):「驚愕の演劇宣言」のフォックス=トロット(1921)
  18. ドメニコ・サヴィーノ(1882-1973):アラベスク・イン・ブルー(1928)*
 【キプロス】
  19. アニス・フレイハーン(1900-1970):エーゲ海から - 第2曲 タンゴ(1950)
 【ギリシャ】
  20. ニコス・スカルコッタス(1904-1949):ピアノ組曲 - 第3曲 シミー・テンポ(断章)(1924)
  21. テオフラストス・サケラリディス(1883-1950):
   トゥ・プリーズ・ハー・ハズバンド - フォックストロット=シミー(1922)*
 【マルタ】
  22-23. チャールズ・カミレーリ(1931-2009):ピアノ練習曲集 第3巻「ピカソ・セット」(1964/1972改訂)
   22. 第1番 フォックストロット/23. 第5番 ブルース
 【スペイン】
  24. ジュゼップ・マルティ・イ・クリスティア(1884-1918):
   陽気なアメリカ人 - ラグ=タイム(ピアノ版)(1917)*
  25. クリフトン・ワーズリー(1873-1925):
   ファイヴ・オクロック・ティー、フォックス・トロット(1917年出版)*
  26. ワーズリー:トリステ・イリュージョン、ヴァルス・トリプル・ボストン(1916年出版)*
  27. フェデリコ・モンポウ(1893-1987):フォックストロット(1916)
  28. モンポウ:タンゴ(1919)
  29. モンポウ:バレエ - 第5曲 ブルースの時間(1949)
 【ポルトガル】
  30. アントニオ・トマス・デ・リマ(1887-1950):子供のアルバム 第3巻 -
   第4曲 オ・クコ・バイラリーノ、ワン=ステップ(1927年出版)*
  31. リマ:子供のアルバム 第1巻 - 第2曲 道化、フォックス=トロット(1926年出版)*
  32. リマ:子供のアルバム 第1巻 - 第3曲 さようなら、ワン=ステップ(1926年出版)*
  33. ペドロ.F. リベイロ・ダルメイダ(1880-1965):アハイアル、ファドのモティーフによるワン=ステップ*
 *...世界初録音

 録音:2022年9月14-16日 ミュンヘン、バイエルン放送 Studio2(ドイツ)
 総収録時間:71分

 フォックストロットとはダンスのための音楽の1ジャンルで、もともとは19世紀末アメリカで生まれたラグタイムを前身とするスピーディーでアクションの激しい音楽 です。
 第一次世界大戦後の1920~30年代、ヨーロッパでは人々の憧れであったアメリカ文化の象徴として流入してきたジャズやフォックストロットが大流 行。
 このアルバムでは地中海沿岸諸国の作曲家たちによるファッショナブルなフォックストロットを聞くことができます。
 アルバムではプッチーニ、カステルヌオーヴォ=テデスコ、カゼッラ、スカルコッタス、モンポウなどのよく知られる人たちの珍しい小品の他、現在では忘れられてしまった作曲家たちの世界初録音を含む作品を収録。
 彼らがジャズやダンス・ミュージックからどのように影響を受けたかを明らかにしています。
 シリーズを通じて演奏を担当するゴットリープ・ヴァリッシュの華麗な演奏でお楽しみいただけます。

 
 



ORCHID CLASSICS



ORC100294
\2600
世界トップの歌劇場でひっぱりだこ
 エリン・モーリーが待望のソロ・デビュー・アルバム
咲きほこるバラ - 鳥たちと花の歌曲集

 1. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):トンボ
 2. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  ばらのとりこになったナイチンゲール
 3. アルバン・ベルク(1885-1935):ナイチンゲール
 4. サン=サーンス:付随音楽『パリュサティス』 -
  ナイチンゲールとバラ
 5-12. リッキー・イアン・ゴードン(1956-):
  8つの花の歌...世界初録音
   5. We Should Not Mind So Small a Flower/
   6. I Wandered Lonely As a Cloud/
   7. The Tulips/8. One Perfect Rose/
   9. Peonies at Dusk/10. Her Garden/
   11. Afterlife with Lilacs/12. Play, Orpheus
 13. ダリウス・ミヨー(1892-1974):
  ロンサールの4つの歌 - Tais-toi, Babillarde
 14. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):ひなぎく
 15. ラフマニノフ:リラの花
 16. アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871-1942):
  Voglein Schwermut
 17. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ヒバリの歌
 18. マイケル・ヘッド(1900-1976):鳥の歌
 19. アーサー・サリヴァン(1842-1900):
  《ペルシャのばら》- Neath My Lattice Through the Night
 20. アイヴァー・ノヴェロ(1893-1951):
  ミュージカル 『Perchance to Dream』 - We'll Gather Lilacs
エリン・モーリー(ソプラノ/ピアノ...20)
ジェラルド・マーティン・ムーア(ピアノ)...1-19
ランサム ・ウィルソン(フルート)...18、19

 録音:2022年3月13-16日 Elmwood Road(UK)
 総収録時間:64分

 アメリカ生まれで、メトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、パリ・オペラ座など世界トップの歌劇場でひっぱりだこのソプラノ、エリン・モーリーが待望のソロ・デビュー・アルバムをリリース。
 花鳥風月からインスパイアされた魅力的な歌の数々を披露しています。
 世界の劇場で高く評価されるだけあって、発声も表現も工夫を凝らして一辺倒にならないところは見事。
 アルバムの中心に据えたリッキー・イアン・ゴードンの連作歌曲「8つの花の歌」は、死や復活、儚さを花の姿に例えた作品で多彩な表現が聴きどころです。
 最後に置かれた We'll Gather Lilacs(春になったらライラックの花を集めましょう)は1945年のミュージカル「Perchance to Dream」の中のヒット曲で、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、ジュリー・アンドリュースから最近ではキャサリン・ジェンキンスへと歌い継がれている名曲。モーリーにとっては幼いころから身近にあった曲なのでしょう。
 ここでは自らピアノを演奏しつつ情感たっぷりに歌い上げています。
 
 他の曲で伴奏を務めるジェラルド・マーティン・ムーアはイェール音楽大学で声楽研究のコーディネーターを務めるとともに、グラインドボーン音楽祭やパリ・オペラ座で声楽コンサルタントとして活躍、特にルネ・フレミングとの共演で知られています。
 
 

ORC100284
\2600
フレデリック・ローレンス(1884-1942)の音楽
 1. 春の夜想曲 – ヴァイオリンとピアノのために
 2.「Contemplation 熟考」より Allegro - ピアノのために
 3.「Ecstasy エクスタシー」より Allegro - ピアノのために
 4.「Erotic エロティック」より Adagio - ピアノのために
 5. ヴァイオリン・ソナタ
 6-9. Interludes 間奏曲 Op. 11 - ピアノのために
 10-12. Phases フェイズ - ピアノのために
 13.「Tristis 悲しみ」 より
  Adagio - ピアノのために(トミー・ローレンス編)
アンナ・ティルブルック(ピアノ)
ジャック・リーベック(ヴァイオリン)...1,5

 録音:2022年11月29日、2023年5月16日 St George's Church, Pinner View, Harrow
 総収録時間:56分

 20世紀初めに脚光を浴びたイギリスの作曲家フレデリック・ローレンスの作品を集めた貴重なアルバム。
 ヘンリー・ウッドは彼のTristis(苦み、悲しみなどの意)を気に入り、1919年から23年まで5年連続でプロムナード・コンサートで指揮しました(ヴァイオリンとピアノのためのヴァージョンが当アルバムの最後に収録されています)。
 ドイツ系の家庭に「フレデリック・ケスラー」として生まれたローレンスは先進的な作風で評価され、20代半ばで「一見難解だが良質な音楽」「輝かしい将来を予感させる」と高い評価を得ました。
 その後第1次世界大戦が勃発して反ドイツ感情が高まると姓をイギリス風に改め、クラシック音楽と映画音楽の作曲で注目されましたが、早世したこともあって歴史に埋もれてしまい、録音もほとんどありません。
 このアルバムは彼の作品を音として知ることのできる貴重なリリースです。
 




SOMM RECORDINGS


SOMMCD0684
\2700
スティーヴン・ドッジソン(1924-2013):蜃気楼 ピアノ曲集 オスマン・タック(ピアノ)
 1-8. 8つの空想的な前奏曲(1956)
  1. No. 1. A Leaf in the River 川の中の葉/2. No. 2. Shrovetide Procession 告解の月曜日の行列/
  3. No. 3. Il Zoppo 不規則な歩みで/4. No. 4. The Storm Comes and Passes 嵐が来て去ってゆく/
  5. No. 5. Crazy Kate クレイジー・ケイト/6. No. 6. Mirage 蜃気楼/
  7. No. 7. Dancers 踊り子たち/8. No. 8. When all is Quiet 全てが静かになるとき
 9-12. 風の4つの気分(1968)
  9. No. 1. Molto moderato/10. No. 2. Agitato/
  11. No. 3. Flessibile e drammatico/12. No. 4. Poco allegro
 13-15. 3つの即興曲(1962/1985改訂)
  13. No. 1. Allegro/14. No. 2. Andante semplice/15. No. 3. Allegretto
 16-18. ピアノ・ソナタ第7番(2003)
 19-24. 6つのバガテル(2005)
  19. No. 1. Highly Expressive but Gentle 表現豊かに、しかし優しく
  20. No. 2. Lazy Pace: Undulating and Songful ものうげに、うねりと歌に満ちて
  21. No. 3. Cryptic and Playful 謎めいて、お茶目に
  22. No. 4. Erratic in Motion: Melodramatic 不安定な動作、メロドラマティックに
  23. No. 5. Hollow and Stealthy うつろに、気づかれないように
  24. No. 6. Molto perpetuo; Airy and Sparkling 空気中で煌めいて
 
 ※全て世界初録音

 「不思議の国のアリス」の作者、ルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドッジソン)の遠縁にあたる作曲家スティーブン・ドッジソン。
 このアルバムは彼の10周忌を記念して制作された1枚で、1956年から2005年に書かれた多彩な作品が収録されています。
 この中には晩年に書かれた充実した内容を持つピアノ・ソナタ第7番なども含まれ、英国の作曲家ロバート・マシュー=ウォーカーが「都会的で文化的」と評したドッジソンの音楽を存分にお楽しみいただけます。
 演奏はオックスフォード生まれで「Chandos Young Musician of the Year」の受賞経験を持つオスマン・タック。
 2022年からドッジソン作品をバーンズ音楽祭などで演奏し、作品の普及に尽力しています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SOMM RECORDINGS



ARIADNE5026
(2CD)
\4000
ルドルフ・モラルト/ウィーン交響楽団
 フランツ・シュミット:交響曲第4番

アントン・リッペ/ミュンヘン・フィル
 フランツ・シュミット:7つの封印の書


 【CD1】 79分
  1-4. 交響曲第4番 ハ長調(1933)*
  5-11. オラトリオ『7つの封印の書』 第1部(1937)
 【CD2】 78分
  1-7. オラトリオ『7つの封印の書』 第1部(続き)
  8-18. オラトリオ『7つの封印の書』 第2部
ウィーン交響楽団...*
ルドルフ・モラルト(指揮)...*
ヨハネ...ユリウス・パツァーク(テノール)
主の声...オットー・ヴィーナー(バス)
四重唱...ハンニー・シュテフェク(ソプラノ)/
 ヘルタ・テッパー(アルト)/
 エーリヒ・マイクート(テノール)/
 フレデリック・ガスリー(バス)
フランツ・イーレンベルガー(オルガン)
グラーツ大聖堂聖歌隊
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
アントン・リッペ(指揮)

 録音:1954年9月7日 ウィーン・ムジークフェライン(オーストリア) MONO...*
 1962年1月 シュテファニエンザール、グラーツ(オーストリア) STEREO
 全て初CD化
 総収録時間:157分

 フランツ・シュミット生誕150周年記念。代表作のオラトリオ『7つの封印の書』と交響曲第4番の歴史的録音の登場!

 プレスブルク(現在はスロヴァキアの首都ブラチスラヴァ)に生まれ、14歳の時に家族とともにウィーンに移り、ウィーン音楽アカデミーにて作曲をロベルト・フックスに、チェロをフェルディナント・ヘルメスベルガーに師事したフランツ・シュミット。
 卒業後はマーラー指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のチェリストを務めたほどのチェロの腕前を誇っただけではなく、作曲家としても、独自の和声表現と対位法スキルを示し、1933年作曲の交響曲第4番はハンス・プフィッツナーに「ブルックナー作品よりも完璧に近い」と評されたほどの出来栄えを誇っています。
 このアルバムには前述の交響曲第4番と1938年に完成されたオラトリオ『7つの封印の書』の歴史的録音を収録。

 交響曲第4番が成功を収めた後、当時迫りくる世界情勢の悪化と自身の健康状態の悪化を鑑み、シュミットが自らの作曲活動の集大成として構想したのが新約聖書の『ヨハネの黙示録』を題材としたオラトリオ『7つの封印の書』です。
 こちらは大規模な管弦楽と独唱、混声合唱、オルガンを要する作品で1938年に完成。ウィーン楽友協会創設125周年記念行事の一つとして、同年6月15日にウィーンで初演されました。
 アルバムに収録された1962年ライヴ録音は、ワルター指揮の「大地の歌」(1952)の情熱的な名唱で知られるユリウス・パツァークを筆頭に、ワーグナー歌手として名高いオットー・ヴィーナーをソリストに迎え、聖職者としても知られるアントン・リッペが指揮を執り、劇的、かつ崇高な演奏を披露しています。
 交響曲第4番はウィーン国立歌劇場の首席指揮者を務めたルドルフ・モラルトの指揮。
 
 当CDは交響曲第4番がEpic LC 3164、『7つの封印の書』がAmadeo AVRS 5004/05の復刻です。
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 147
\3000→\2790
ドゥヴィ・エルリー~ロン=ティボー優勝翌年のスペイン交響曲
 ザ・ライヴ・アーカイヴス・イン・フランス

   エンゲラーとの「スプリング・ソナタ」も

  (1)ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 Op.21(第3楽章カット)
  (2)J.S. バッハ:
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1023
  (3) ベートーヴェン:
   ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「 春」 Op.24
ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)
(1)マニュエル・ロザンタール(指揮)、
 フランス国立放送管弦楽団
(2)ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(チェンバロ)
(3)ブリジット・エンゲラー(ピアノ)

 フランス国立視聴覚研究所音源提供。ドゥヴィ・エルリーがロン=ティボー優勝翌年に演奏したラロのスペイン交響曲が日の目を見る!エンゲラーと共演した「スプリング・ソナタ」も必聴!

 録音:(1)1956年5月10日、(2)1961年12月18日/フランス国立放送局内スタジオ(パリ)【モノラル/公開収録】、(3)1981年3月5日/メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ106【ステレオ/公開収録】
 Previously unissued recordings
 Licensed by INA

 フランス国立視聴覚研究所(INA)からのライセンスでディスク化を進めているスペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」。
 当アルバムはフランスの名ヴァ イオリニスト、ドゥヴィ・エルリーの正規初出音源でラロのスペイン交響曲、J.S. バッハのヴァイオリン・ソナタ ホ短調 BWV1023、そしてベートーヴェンのスプリ ング・ソナタです!

 1955年にロン= ティボー国際音楽コンクールで優勝し、ソリストとしての活動を始めたエルリー。同年初来日を果たし、日本の聴衆にも情熱的な演奏を届けました。
 ヨーロッパを中心とした演奏活動の傍ら、1960年代後半にはマルセイユ音楽院の教授に、また1982年にはパリ音楽院の教授に就任し、後進の育成にも 力を注ぎました

 商業録音が極めて少ないエルリー。そのため、INA に保管されている放送用の公開収録音源は非常に貴重です。
 ラロのスペイン交響曲はロン= ティボー優勝の 翌年、1956年の演奏。完璧といえるテクニックと自由な歌いまわしはエルリーならでは。
 名指揮者マニュエル・ロザンタールの好サポートを得て堂々たる演奏を 聴かせます。最終楽章の最後の一音を待たずに熱狂的な聴衆の拍手からも熱演であることが感じられます。

 チェンバロ奏者ロベール・ヴェイロン=ラクロワとのバッハのホ短調のソナタでは抒情的な歌わせ方で弾き、ブリジット・エンゲラーとのスプリング・ソナタでは 音楽的対話を楽しむように演奏しております。
 今では聴くことのできない20世紀の大ヴァイオリニスト、エルリーが奏でる美音をご堪能ください。

 ※日本語解説はつきません。

ブリジット・エンゲラー



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 ドゥヴィ・エルリ。
 パリ音楽院を1等で卒業し、パスキエ、カザルス、エネスコに師事、1955年のロン・ティボー・コンクールで優勝した伝説のヴァイオリニスト。
 伝説とはいえ1990年代になお現役として活躍していて、その名はときおりマニアの間でささやかれた。
 ・・・が、とにかくCDがほとんど出ていなかった。


 ドヴィ・エルリ(1928年11月5日 - 2012年2月7日)は、フランスのヴァイオリニスト。
 世代的にスターン、グリュミオー、コーガンよりちょっと後の世代。ソリストでいえばロストロポーヴィチ、指揮者でいえばテンシュテット、ブロムシュテット、マズア、ハイティンクと同年代。
 パリ音楽院でジュール・ブーシュリに学び、プルミエ・プリを得て卒業。
 1955年のロン=ティボー国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で優勝し、ソリストとしての活動を始めた。
 1968年にマルセイユ音楽院の教授となり、1973年にはマルセイユ・ゾリスデンを設立した。
 1977年のマルセイユのプロヴァンス室内楽センターの監督職を経て1982年に母校であるパリ音楽院の教授に就任。
 1995年以後は、パリのエコール・ノルマル音楽院で後進の指導に当たった。
 2012年2月7日火曜日の朝、勤め先のエコール・ノルマル音楽院へ向かう途中、パリの10区でトラックに跳ねられて事故死した。



よろしければ店主のYouTube動画、どうぞ。

「クラシック・ビギナーズ・チャンネル第4弾」
  すごいチャイコフスキー ARDMORE ASS102
https://youtu.be/xbV5cAIRdPk



ドヴィ・エルリのチャイコフスキー
ARDMORE ASS102は廃盤。こちらで出直しになってます。


HECTOR
21HH 017
1CD-R\2000
ドゥヴィ・エルリが奏でる驚異のテクニックに絶句!
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op. 35
(ヴァイオリン) ドゥヴィ・エルリ
ピエール・デルヴォー指揮 
コンセール・コロンヌ管弦楽団
12inch Ducrete Thomson SCC 508
1962年1月21日録音ステレオ
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op. 64 (ヴァイオリン) ドゥヴィ・エルリ
エルネスト・ブール指揮 
南西ドイツ放送交響楽団
10inch Ducrete Thomson 255c048
1957年録音モノラル


チャイコ ヴァイオリン協奏曲第1楽章より
https://www.dropbox.com/s/8alnsp87kl4n9un/21HH017-1.mp3?dl=0


(「ARDMORE ASS-102」で出ていたときのコメントから。

 どうしてこの人のヴァイオリンからはこんなに深みとコクのある音色が出てくるのか。
 悪魔の祭典で行われているかのような、まるで秘儀。タルティーニやパガニーニと同じような伝説がこの人にもあるのではないか。

 ここまでズシリと魂に響くチャイコフスキーというのは印象がない。別の楽器で演奏されたかのようなチャイコフスキー。

 これを聴くとあの20世紀最大のヴァイオリニストの演奏が可愛いネコに思える。

 バックのデルヴォーとコンセール・コロンヌがまたいい。
 ・・・と思ったら、これは元々は「デルヴォー・シリーズ」の一環で録音されたものらしい。
 でも、やっぱり間違いなく主役はエルリ。
 しかもどうやら「半分」ライヴのような収録で一発撮りだったらしい。だからミスもあるが、切れそうな緊張感を味わえる。



 
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CDSMBA 148
\3000→\2790
正規初出音源!
 レジェンド・オブ・ザ・チェロ~
  フルニエ、シュタルケル&アンドレ・レヴィ

   (1)ドヴォルザーク:
      チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 B.191
   (2) ベートーヴェン・:
      チェロ・ソナタ第2 番 ト短調 Op.5-2
   (3)チェレプニン:歌と踊り Op.74
(1)ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)、
 シャルル・ブリュック(指揮)、
 フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団

(2)ピエール・フルニエ(チェロ)、
 ジャン・フォンダ(ピアノ)

(3)アンドレ・レヴィ(チェロ)、
 エレーヌ・ボスキ(ピアノ)

 フランス国立視聴覚研究所音源提供。これはすごい!シュタルケルのドヴォルザークの協奏曲、フルニエのベートーヴェンのソナタ第2番、そしてレヴィのチェレプニン、正規初出音源!

 録音:(1)1966年11月25日/メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ104【ステレオ/公開収録】
  (2)1980年3月17日/メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ124【ステレオ/公開収録】
  (3)1963年10月24日/ブルダン・センター内スタジオ51【モノラル/セッション】
 Previously unissued recordings
 Licensed by INA & Radio France

 スペクトラム・サウンド好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源を用いた復刻シリーズ。
 当アルバムはina& Radio France からのライセンスで20世紀を代表する3人のチェリストの正規初出音源集!!
 ヤーノシュ・シュタルケル(1924-2013)が1966年に演奏したドヴォルザークのチェロ協奏曲、ピエール・ フルニエ(1906-1986)が1980年に演奏したベートーヴェンのチェロ・ソナタ第2番、そしてアンドレ・レヴィ(1894-1982)が1963年に演奏したチェレプニンの「歌と踊り」という充実の内容です。
 スペクトラム・サウンドの復刻には定評があり、その中でもチェロの復刻は最も高く評価されています。

 シュタルケルのドヴォルザークは絶品の一言!
 最も充実した演奏を披露していた40代、まさにその時期の演奏で、テクニックはもちろんのことシュタルケルらしい 「語る」演奏で聴衆を魅了しております。
 フルニエのベートーヴェンは70代半ば、円熟の至芸といえる演奏で非常に温かい音色を奏でています。
 そして70歳を目 前にしたレヴィのチェレプニンは自由に歌い上げており、個性の違う3人の名手の演奏をこの1枚で堪能できます!

 ※日本語解説はつきません。
 




VOX



VOXNX3038CD
\2600
モーリス・アブラヴァネル/ユタ交響楽団
 エドゥアルド・グリーグ(1843-1907):交響的舞曲 他

 1-4. 交響的舞曲 Op. 64(1896-98)
 5. 婚礼の行列 Op. 19 No. 2(1869-71)
  (J. ハルヴォルセンによる管弦楽編)
 6-8. 劇音楽『十字軍の戦士シグール』から
  3つの管弦楽曲(1872/1892改訂)
   6. No. 1. Prelude: In the King's Hall
   7. No. 2. Intermezzo: Borghild's Dream
   8. No. 3. Hommage March
 9-10. 2つの悲しい旋律 Op. 34(1880)
  9. No. 1. Hjertesar 傷ついた心
  10. No. 2. Varen 春
 11-14. 抒情組曲 Op. 54(1904)
  11. I. Gjaetergut 羊飼いの少年
  12. II. Gangar ノルウェーの農民行進曲
  13. III. Notturno 夜想曲
  14. IV. Troldtog トロルの行進
モーリス・アブラヴァネル(指揮)
ユタ交響楽団

 録音:1975年2月、3月 Salt Lake City、ユタ州(USA)
 総収録時間:70分

 高音質録音で名高いエリート・レコーディングズ制作のVOX原盤を現代の名エンジニア、マイク・クレメンツがオリジナル・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化するVOX AUDIOPHILE EDITION。VOXに数多いアブラヴァネルの録音から、グリーグの管弦楽作品集を復刻。
 録音場所は明記されていませんが当時ユタ響が主な録音会場として使っていたモルモン・タバナクルと想像されます。
 豊かな響きを伴ったオーケストラの一体感のあるサウンドからソロ・パートを奏でる楽器が小さめの音像ながらふわりと浮かび上がる様子は、録音エンジニアのマーク・オーボートならでは。
 今回のリマスターでS/Nが改善しました。「中庸の美」を音にしたような演奏は極端な表現に走ることなく、それでいて民族的な舞曲は十分ダイナミックに、感傷的な旋律には哀感を湛えて、安心して曲の魅力に浸ることが出来ます。
 ブックレットには初出時のジャケットと解説を転載しています。
 
 


VOXNX3041CD
\2600
ヴァルター・ジュスキント/セントルイス響
 ベドジフ・スメタナ(1824-1884):連作交響詩『わが祖国』

 1-6. スメタナ:連作交響詩『わが祖国』(1872-79)
  1. I. Vysehrad 高い城
  2. II. Vltava ヴルタヴァ(モルダウ)
  3. III. Sarka シャールカ
  4. IV. Z ceskych luhu a haju ボヘミアの森と草原から
  5. V. Tabor ターボル
  6. VI. Blanik ブラニーク
セントルイス交響楽団
ヴァルター・ジュスキント(指揮)

 録音:1975年1月25-26日 ミズーリ州セントルイス(USA)
 総収録時間:76分

 高音質録音で名高いエリート・レコーディングズ制作のVOX原盤を現代の名エンジニア、マイク・クレメンツがオリジナル・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化するVOX AUDIOPHILE EDITION。
 プラハ生まれの指揮者ヴァルター・ジュスキントが1968年から75年まで音楽監督を務めたセントルイス響を指揮した「わが祖国」、彼の任期最終年を飾った録音です。
 オケの音色が落ち着いて中欧的に感じられるのは指揮者のカラーが浸透していたことを思わせます。
 録音エンジニアのマーク・オーボートは極力少ないマイクで録音することを心がけていたと言いますが、オケの溶け合いの良さ、ソロ・パートの音像が大きくならずに自然に定位しているところはその効果と言えるでしょう。
 演奏・録音共にまさにナチュラル。
 派手さ志向の音作りではないので一聴地味に聴こえがちですが、耳をすませばまろやかな響きの中に豊かなディテールを聞き取ることができる、味わい深い名録音です。
 ブックレットには初出時のジャケットと解説を転載しています。
 


<メジャー・レーベル>

DECCA


4854929
\2600
『ラプソディ・イン・ブルー』作曲&初演100周年のCD再発売
《ベンジャミン・グローヴナー~ラプソディ・イン・ブルー》

 1)-3) サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 op.22、
 4) サン=サーンス/ゴドフスキー編:白鳥(組曲『動物の謝肉祭』から)、
 5)-7) ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調、
 8) ラヴェル:前奏曲 イ短調、
 9) ガーシュウィン/グローフェ編:ラプソディ・イン・ブルー、
 10) ガーシュウィン/グレインジャー編:ラヴ・ウォークト・イン(歩み入る愛)
   録音:2012年4月 リヴァプール
ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)
ジェイムズ・ジャッド(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(1-3, 5-7,9)

4854930
(LP)
\5500
《ベンジャミン・グローヴナー~ラプソディ・イン・ブルー》
 [Side A]
  1) ガーシュウィン/グローフェ編:ラプソディ・イン・ブルー、
  2) ガーシュウィン/グレインジャー編:ラヴ・ウォークト・イン(歩み入る愛) /
 [Side B]
  1)-6) ラヴェル:組曲『クープランの墓』
   録音:2012年4月 リヴァプール(Side A)、2015年12月 モンマス(Side B)

*CDとLPで収録内容が異なります。
ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)
ジェイムズ・ジャッド(指揮)
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(Side A: 1)

 『ラプソディ・イン・ブルー』作曲&初演100周年のCD再発売&初LP化(ブルー・ヴァイナル)。

 "グローヴナーはここで、彼がどんな作品を演奏するにしても達人であることを証明している。
 "シリアスな"レパートリーでは極めて繊細で洗練されたアーティストである彼が、このようなジャズ的でよりポピュラーな作品でも、その音楽的、ピアニスティックな水準を下げることなく、生き生きとした演奏を聴かせている。" - ピアノ・ファイル
 
 "ここ数年、私の手元に届いたレコードの中で、最もまばゆい輝きを放つレコードのひとつである" - グラモフォン
 















3/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALBA



ABCD 477
\2500
フィンランドのアコーディオン協奏曲
 ミンナ・レイノネン(1977-):Vyory(雪崩)(2021)
  (アコーディオンと弦楽オーケストラのための)*
 アウリス・サッリネン(1935-): 協奏曲 Op.115
  (2つのアコーディオン、
   弦楽オーケストラと打楽器のための協奏曲)(2018-19)**
 ヴェリ・クヤラ(1976-):
  シェイプ=シフター(Shape-Shifter)(2018)
   (アコーディオンと弦楽オーケストラのための協奏曲)***
アンッティ・レイノネン(アコーディオン)*
ソニヤ・ヴェルタイネン(アコーディオン)**
ヤンネ・ヴァルケアヨキ(アコーディオン)**
ペッテリ・ヴァリス(アコーディオン)***
オストロボスニア室内管弦楽団
トマス・ユープシェーバカ(指揮)

 オストロボスニア室内管による現代フィンランド作曲家のアコーディオン協奏曲集

 56'38

 フィンランドの中部ポホヤンマー(スウェーデン名「オストロボスニア」)にあるコッコラ市は、文化活動に力を注いでいることで知られます。
 コッコラ市が本拠の オストロボスニア室内管弦楽団は活動のひとつとして毎年2月に「コッコラ冬のアコーディオン」を開催。
 この音楽際では一週間にわたってアコーディオンの多様な 音楽が演奏されています。オストロボスニア室内管弦楽団の新しいアルバムでは、このフェスティヴァルの委嘱作が3曲演奏されます。
 
 ミンナ・レイノネン(1977-)は、シベリウス・アカデミーでヨウニ・カイパイネンに学び、修士号を取得。
 博士課程のヴェリ=マッティ・プーマラの下で研究を続 けています。自然現象、文学、文化遺産といった音楽外のものからインスピレーションを得た作品が多く、そのことが作品のタイトルにも反映されます。
 このアルバ ムの《Vyory(雪崩)》は、2021年という「落ち着かない社会情勢」の時代を映したとされ、アンッティ・レイノネンに献呈されました。
 
 アウリス・サッリネン(1935-)は、《騎馬兵卒》《赤い線》《クッレルヴォ》《英国王フランスへ行く》といったオペラや交響曲で名高い作曲家です。
 モダニズム の手法から出発し、『カレヴァラ』に基づくテレビ映画『鉄の時代』の音楽などを手がけながら、新古典的とみなされる独自のスタイルを確立してきました。
 「2 つ のアコーディオン、弦楽オーケストラと打楽器のための協奏曲」は、コッコラ文化ディレクターのサンポ・プロンタウスとフェスティヴァルの共同委嘱で作曲されまし た。2楽章の作品。オストロボスニアの風景をベースに、2 楽章にはコッコラ地方の民謡が素材に使われています。2020年のフェスティヴァルでソニヤ・ヴェルタ イネン とヤンネ・ヴァルケアヨキ により初演されました。

 アコーディオン・ヴィルトゥオーゾのヴェリ・クヤラ(1976-)は、作曲家としても評価され、フィンランドのほか、ニューヨーク、東京、ロンドン、パリ、ベルリン で彼の作品が演奏されてきました。
 作曲家のサンポ・ハーパマキと共同で四分音アコーディオンを開発したことでも知られます。
 《シェイプ=シフター》は、「音色の カメレオン」アコーディオンの特性を活かした「レント・アフェットゥオーゾ」「アレグロ・コン・ブリオ」「ラルヴォ・インテンシヴォ」「アレグロ・コン・フォーコ」の 4つの部分で「姿形を変えるもの」を表現する音楽です。
 フェスティヴァルとオストロボスニア室内管弦楽団の共同委嘱作。2019年の「第10回コッコラ冬のアコー ディオン」でペッテリ・ヴァリス のソロで初演されました。

 
 
 

ABCD 531
\2500
ヨーク・ボウエン&レベッカ・クラーク
 ヨーク・ボウエン(1884-1961):
  ヴィオラ・ソナタ第1番 ハ短調 Op.18(1905)
 レベッカ・クラーク(1886-1979):
  ヴィオラ・ソナタ(1919)
ハンナ・ホホティ(ヴィオラ)
アンナ・クヴァヤ(ピアノ)
 [楽器 Piano: Pleyer, 1874]

 ヴィオラ奏者の愛好曲クラークのソナタ、そして同時代のヨーク・ボウエンのソナタも収録!フィンランドのヴィオラ奏者ハンナ・ホホティによる演奏!

 52'25

 フィンランドのヴィオラ奏者ハンナ・ホホティとピアニストのアンナ・クヴァヤの初めてのデュオ・アルバム。
 レベッカ・クラーク とヨーク・ボウエンという同世代 のイギリスの作曲家が20世紀初期に書いたソナタを「オリジナル楽器」で演奏したい。その思いから生まれました。

 ボウエンの《ヴィオラ・ソナタ第1番 ハ短調》は、 彼が20歳の時の作品です。
 意外な展開や和声語法と独自の表現法による「アレグロ・モデラート」「ポコ・レント・エ・カンタービレ」「終曲。プレスト」の3楽章 で書かれています。
 ライオネル・ターディスとボウエンのデュオで初演されました。

 クラークの《ソナタ》は、アメリカに移住した彼女の隣人だったエリザベス・スプ レーグ・クーリッジの主宰する作曲コンペティションに応募して、ブロッホの作品とともに第1 位に選ばれた作品です。
 1919年のバークシャー音楽際で初演され、 好評を得ました。
 彼女が強い影響を受けたドビュッシーとヴォーン・ウィリアムズを思わせる語法の「インぺトゥオーゾ」の第1楽章。「ヴィヴァーチェ」の第2楽章、 「アダージョ」とヴィオラの音域をいっぱいに使った「アレグロ」の第3楽章。クラークのソナタは、ヴィオラ奏者の愛好曲になり、ティモシー・リダウトもアルバム『ラ イオネル・ターティスに捧ぐ』( HMM 90537)で演奏していました。

 ハンナ・ホホティは、ロンドンの王立音楽アカデミーでガーフィールド・ジャクソンの教える修士課程を修了、2017年からヘルシンキ都市圏のタピオラ地区の室 内楽シーンで活動しています。
 アンナ・クヴァヤとのピリオド楽器による室内楽演奏や、エレクトロ=アコースティック音楽に深く関わってきました。
 このアルバムで は、ガット弦を張ったヴィオラで演奏しています。アンナ・クヴァヤ (1979-)は、ソリスト、室内楽とオーケストラのピアニスト、フォルテピアノ奏者として、古典 から現代まで幅広い時代の音楽をレパートリーに活躍しています。
 ソロアルバム『河に住む』(ABCD 386)、クラリネットとのデュオによる『ソワレシュテュッケ』 (ABCD 513)といったアルバムが Alba Records からリリースされ、好評を受けてきました。
 このアルバムでは1874 年製のプレイエル・ピアノを弾いてい ます。
 
 

ABCD 478
\2500
リサイタル- 私の歌をのぞき見しないでくれ
 グスタフ・マーラー(1860-1911)
  (フレデリック・ネイリンク(1985-) 編曲):
   歌曲集《リュッケルトによる5 つの歌曲》
    [ 私の歌をのぞき見しないでくれ/
     私はほのかな香りを吸った/
     私はこの世に捨てられて/
     美しさゆえに愛するのなら/真夜中に ]
 マティルデ・ヴァンテナール(1993-):
  わが心に憂い多かりき ー ここにはまるで夜の闇があるばかり
 ミエチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
  即興とロマンス(弦楽四重奏のための)
 オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):
  日没(メゾソプラノと弦楽四重奏のための)
 グスタフ・マーラー(フレデリック・ネイリンク編曲):
  夏に小鳥はかわり(《若き日の歌》から)
ヴィルピ・ライサネン(メゾソプラノ)
ダネル四重奏団
 [ マルク・ダネル(ヴァイオリン)
  ジル・ミレ(ヴァイオリン)
  ヴラド・ボグダナス(ヴィオラ)
  ヨーヴァン・マルコヴィチ(チェロ)]

 ヴァイオリニストでもある歌手ヴィルピ・ライサネンによる「メゾソプラノと弦楽四重奏」の魅力的なアルバム

 録音:2023年4月16日-19日 キエリッキ石器時代センター(ユリ=イ、オウルンカーリ、フィンランド)/47'27
制作・録音エンジニア・編集・マスタリング: エンノ・マエメツ、ヴィーヴェ・マエメツ

 弦楽四重奏のヴァイオリニストだったヴィルピ・ライサネンとダネル四重奏団 のつながりは、30年近く前、イングランドのブリテン=ピアーズ・スクールで行われ たボロディン四重奏団のマスタクラスでの出会いから始まりました。
 20年ほど経ち、その間、歌手としての国際的なキャリアを築いたヴィルピは、ベルギーの音楽祭でダネル四重奏団と再会。歌い手が「5人目のメンバー」として弦楽四重奏に加わる「歌と四重奏が対等な関係にある」室内楽のジョイント・コンサートをヨーロッ パ各地で行いました。このアルバムは、「メゾソプラノと弦楽四重奏」の魅力的で深い世界を広く伝えることを目的に作られました。
 マーラーの《リュッケルトによる5 つの歌曲》と《若き日の歌》の〈夏に小鳥はかわり〉は、ベルギーの作曲家フレデリック・ネイリンク(1985-)が編曲を手がけました。
 管弦楽共演版ともピアノ共演版とも異なる「美」の世界が表出されます。

 オランダのマティルデ・ヴァンテナールの《ここにはまるで夜の闇があるばかり》 は、J・S・バッハのカンタータ第21 番『わが心に憂い多かりき』の歌詞を借り、「恐怖と絶望」というテーマを扱った作品です。
 ナイメーヘンの室内楽協会の70 周年を記念して委嘱され、2021年5月にライサネンとブロドスキー四重奏団によって初演されました。

 ヴァインベルク の《即興とロマンス》は、スターリン体制の 下、逮捕投獄されるなど過酷な経験をした1946年から1957年の間に作曲された、第6番と第7番の弦楽四重奏曲の間を埋める唯一の弦楽四重奏のための作品です。
 「アダージョ」と「アンダンテ」に分かれ、「ショスタコーヴィッチ的」とみなされることが多いといわれます。
 
 ヴィルピのホームタウン、北部フィンランドのユリ=イ村にある「キエリッキ石器時代センター」のホールでのセッション録音です。
 




APARTE


AP 346
\2900
蒼い時
 (1)ドビュッシー:シャルル・ドルレアンの3つの歌
 (2)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 (3)ドビュッシー(ワクスマン編):小組曲+ワクスマン:華やかな月
 (4)ラヴェル:ボロディン風に
 (5)グラシアーヌ・フィンジ:(もうひとつの)小組曲
 (6)ドビュッシー:夢想
 (7)ナディア・ブーランジェ:3 つの小品
 (8)ドビュッシー:月の光
 (9)ラヴェル:3 つの歌
 (10)プーランク:愛の小径
ザイール四重奏団
 【ギヨーム・ベルソー(ソプラノ・サックス)、
  エティエンヌ・ブサール(アルト・サックス)、
  フロラン・ルマン(テナー・サックス)、
  ジョアキム・チェスラ(バリトン・サックス)】

 4 本のサックスが織りなす温かく色彩的な世界

 録音:2023年/シンガー・ポリニャック財団展示館(パリ)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、66'00"

 サクソフォン四重奏団期待の名人集団の第2 弾。フランスの作品を集めていて、ドビュッシー、ラヴェル、プーランク、ナディア・ブーランジェは編曲。新たな色彩を示しています。

 興味深いのはドビュッシーの「小組曲」を編曲したファビアン・ワクスマンが第3曲に自身の新作「華やかな月」を挿入し、また同曲から触発されたグラシアーヌ・フィンジの「(もうひとつの)小組曲」が生まれたこと。
 どちらもザイール四重奏団の超絶芸もあいまり聴き応え満点です。
 
 

AP 344
\2900
栄光の楽園
 (1)スカルラッティ:この告白者
 (2)ボナヴェントゥーラ・ルビーノ:エルサレムを賛美せよ
 (3)アントニオ・ロッティ:クレド
 (4)スカルラッティ:スターバト・マーテル
 (5)ヴィヴァルディ:われは幸い
ジャン=フィリップ・サルコス(指揮)
ル・パレ・ロワイヤル

 古楽器界期待の実力団体による表情豊かなイタリア・バロック

 録音:2023年3月13-15日/コンフラン礼拝堂(シャラントン=ル=ポン)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、46'00"

 プレートルの秘蔵子でフランス空軍予備役大佐という肩書も持つ指揮者ジャン=フィリップ・サルコスが2010年に創設した古楽器オーケストラ・合唱団ル・パレ・ロワイヤル。
 17世紀から20世紀半ばまでのレパートリーを清新な演奏で聴かせ注目されています。

 彼らの新録音はイタリア・バロック。スカルラッティやヴィヴァルディなどの知られざる名品にカラフルで陰影に満ちた生命を吹き込んでいます。
 




AUDITE


AU 97814
\2800
精神のきらめき
 (1)シューベルト:創作主題による8つの変奏曲D813
 (2)J.S.バッハ(フィンセント・ネープ編):
  2台のチェンバロのための協奏曲ハ短調BWV1062
 (3)レーガー:5 つの絵画的小品Op.34
 (4)ラフマニノフ:2 台のピアノのための組曲第2 番Op.17
ピアノ・デュオ・ネープ
 【ゾフィー・ネープ&
  フィンセント・ネープ】

 ピアノ・デュオ界の新星、ピアノ・デュオ・ネープのフレッシュな妙技

 録音:2023年2月8-10日/ゼンデザール(ブレーメン)/ディジパック仕様。24bit/96kHz、63'59"

 1998年と2000年生まれのドイツの兄妹によるピアノ・デュオの第2弾。
 ともにインスブルック音楽院でピアノ・デュオを学び、ヨーロッパの数々のコンクールに入賞している注目株です。

 今回は連弾2作と2台ピアノ2作に挑戦。このうちバッハの「2台のチェンバロのための協奏曲ハ短調」は演奏者フィンセント・ネープによる2台ピアノ編曲。
 名 「2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043」をバッハ自身が2台チェンバロとオーケストラ用に編み直したものの二重編曲となりますが、さすがバッハの 音楽はびくともせず、オリジナルの2台ピアノ作品に聴こえます。
 デュオ・ネープの歯切れ良いタッチが爽快です。

 レーガー作品をすっきりチャーミングに聴かせる技量も驚きですが、2台ピアノ作品の最高傑作のひとつ、ラフマニノフの組曲第2番も若さあふれる快演。
 分厚い和音の強奏による第1曲は、audite社主ベッケンホーフの録音の良さを発揮した轟き渡るピアノの音にひたれます。
 要注目のピアノ・デュオと申せましょう。
 




MDG


MDG 92123116
(SACD HYBRID)
\2900
J.S.バッハ:鍵盤作品選集
 ・組曲 ヘ短調 BWV 823
 ・パルティータ 第3番 イ短調 BWV 827
 ・半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
 ・パルティータ第6番 ホ短調 BWV830
 ・アダージョ イ短調
  (トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564からの
   タチヤナ・ヴォロビヨーヴァによる編曲)
タチヤナ・ヴォロビヨーヴァ(チェンバロ)

 ラトヴィア出身のチェンバロ奏者、タチヤナ・ヴォロビヨーヴァによるバッハ鍵盤作品選集

 使用楽器:ルッカース 二段鍵盤モデル/ティトゥス・クライネン複製2004年、ブッサム
 録音:2023年8月14日、10月12-13日、マリエンミュンスター修道院コンサートホール/Stereo/5.1/2+2+2、76'18、輸入盤・日本語帯付

 ラトヴィア出身のチェンバロ奏者タチアナ・ヴォロビヨワによるバッハの鍵盤作品選集。
 ルッカースの二段鍵盤モデルのチェンバロでバッハの小宇宙のような音 楽を描いています。
 その選曲は、豊かな表現力、深みのある音楽性に焦点が当てられてます。
 バッハの卓越した「半音階的幻想曲とフーガ」ニ短調、高度な対位法旋律、豊かな感性を必要とするパルティータ第3 & 6 番、二段鍵盤チェンバロ用にヴォロビヨワ自身が編曲したオルガンのために書かれたアダージョ BWV 564 など、魅力的なプログラムで構成されています。
 
 


MDG 30723122
(2CD)
\3600
ライプツィヒ弦楽四重奏団最新録音
 ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.17

 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)
  CD1
   弦楽四重奏曲第1 番変ロ長調Op.1-1(Hob. III: 1)
   弦楽四重奏曲第2 番変ホ長調Op.1-2 (Hob. III: 2)
   弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.1-3 (Hob. III: 3)
  CD2
   弦楽四重奏曲第4番ト長調Op.1-4 (Hob. III: 4)
   弦楽四重奏曲第0番変ホ長調Op.1-0 (Hob. II: 6)
   弦楽四重奏曲第6番ハ長調Op.1-6 (Hob. III: 6)
ライプツィヒ弦楽四重奏団
 シュテファン・アルツベルガー(第1ヴァイオリン)
 ティルマン・ビューニング(第2ヴァイオリン)
 イーヴォ・バウアー(ヴィオラ)
 ペーター・ブルンズ(チェロ)

 名門ライプツィヒ弦楽四重奏団 ハイドン弦楽四重奏曲集第17弾!。最初期の弦楽四重奏曲作品1を収録

 録音:2023年1月13-15日、7月18-20日、マリエンミュンスター修道院コンツェルト/CD1(44'51)、CD2(53'53)/輸入盤・日本語帯付
 制作:ヴェルナー・ダブリングハウス
 プロデュース:フリードリヒ・ヴィルヘルム・レーディンク

 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者らにより、1988 年に結成されたライプツィヒ弦楽四重奏団。
 以後、彼らは弦楽四重奏団としての活動に専 念し、精緻なアンサンブルと正統的で明晰な解釈により、世界40ヶ国以上で賞賛を獲得しています。
 55 人の作曲家の約200 作品という膨大なレパートリーを持 つ彼らは、モーツァルト、ベートーヴェンから現代、編曲作品に至るまで幅広い作品を精力的に演奏しておりCDもすでに多数制作しています。
 現在進行中なのがハ イドンの弦楽四重奏曲全集。
 
 今回は、ハイドンの最初期の弦楽四重奏曲作品1 を収録しています。
 フュルンベルク男爵に招かれた20 代のハイドンは、彼の邸宅で行われる小さい演奏会のため の作品を依頼されました。
 そこには、ハイドン含む4人が演奏し、その中には後にベートーヴェンの師となるヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガーもいたと言い ます。
 ハイドンは、セレナーデ、ディヴェルティメント、弦楽三重奏といった様式を組み合わせ、それまでにない新しい形式の楽曲を生み出しました。
 
 

MDG 70723142
\2700
アレクサンダー・アステリアデス(1941-)
 弦楽四重奏
 詩への付曲(Vertonte Gedichte)
ジョコーソ弦楽四重奏団
ウルスラ・トゥルメア(メゾソプラノ)
イェルク・ゴットシック(バリトン)
パウル・リヴィニウス(ピアノ)

 無調からの脱却を試みる現代作曲家アステリアデス。
 ゲーテ、メーリケ、ヘルダーリンらの詩からインスピレーションを得て作曲

 録音:2023年6月11-12日(弦楽四重奏)、2009年6月(詩への付曲)、マリエンミュンスター修道院コンツェルト/51'08

 ドイツの現代作曲家であり指揮者でもあるアレクサンダー・アステリアデス(1941-) は、教育者、音楽学者、そして美術教育者としても知られる多彩な人です。
 独学で学んだ彼の音楽は「無調の枠に捉われることのない」旋律的な作品を多数書いています。
 また文学からインスピレーションを得て書かれた作品も多く、今回 収録されている詩に付曲された「Vertonte Gedichte」も彼のスタイルを代表する作品といえるでしょう。
 ゲーテ、ゲオルク・トラークル、ヘルダーリンらの詩を メゾとバリトンがピアノ伴奏で歌う、19世紀の作品を思わせるスタイルで書かれています。
 また弦楽四重奏曲もメーリケの詩『春に』に影響されて書かれた作品です。
 



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MIRARE

MIR 726
\2900→\2690
デボラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)/ポケット交響楽団
 フリアント~望郷のバラード

 (1)ドヴォルザーク(ジローデ編):スラヴ舞曲ト短調Op.46の8「フリアント」
 (2)バルトーク(メルシオール編):ラプソディ第1番Sz87
 (3)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ホ短調Op.72の2「ドゥカム」
 (4)ポルムベスク(キューサク編):望郷のバラード
 (5)ドヴォルザーク(ジローデ編):
  スラヴ舞曲ハ短調Op.46の7「スコーチナ」
 (6)サラサーテ(メルシオール編):ツィゴイネルワイゼンOp.20
 (7)ブラームス(ジローデ編):ハンガリー舞曲第4番嬰ヘ短調
 (8)同(ジローデ編):ハンガリー舞曲第6番変ニ長調
 (9)ラヴェル(アンリ編):ツィガーヌ
デボラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)
ピエール・キューサク(アコーディオン)
ニコラ・シモン(指揮)
ポケット交響楽団

 むせかえるような民族色。人気のデボラ・ネムタムが東欧系音楽に挑戦!

 録音:2023年11月1-3日/スタジオ・バベル(モントルイユ)/ディジパック仕様、58'30"

 サラ・ネムタヌの妹で、ジェラール・プーレの愛弟子デボラ・ネムタムが東欧系音楽に挑戦。それも話題のポケット交響楽団との共演も注目です。

 2023/4 のフォルジュルネ音楽祭のテーマは「オリジン」ですが、ルーマニアに出自を持つネムタヌにとりこれらの音楽はまさに血の中に流れるもの。
 天満敦子 さんの演奏で知られるポルムベスクの「望郷のバラード」は編曲者キューサクのアコーディンのみの伴奏ですが、半端ない没入感。
 他の曲はいずれもロマ楽団のよ うな民俗色が特徴で、バルトークの「ラプソディ」やサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」は先祖返りしている感が驚きです。

 ポケット交響楽団は指揮者ニコラ・シモンが2013年に創設したアンサンブル。ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、クラリネット、バスクラリネット、バリトン・サクソフォン各1にアコーディオン、ハープ、打楽器から成り、その表現力と生き生きとした演奏で注目されています。
 




PARATY


PTY 1523143
\2800
チャイコフスキー、ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲
 (1)チャイコフスキー:
  ピアノ三重奏曲Op.50「偉大な芸術家の思い出」
 (2)ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1 番ト短調
ジュネーヴ・ピアノ三重奏団
 【イリーナ・シクリンディナ(ピアノ)、
  セルゲイ・オストロフスキー(ヴァイオリン)、
  ダン・スルツコフスキー(チェロ)】

 説得力満点のチャイコフスキー

 録音:2021年11月/ラ・ショー・ド・フォン/ディジパック仕様 、61'08"

 20年来ジュネーヴ在住のロシア人演奏家が結成したジュネーヴ・ピアノ三重奏団。
 デビューCD は母国のピアノ三重奏曲2篇で、全員の文化的ルーツを記念し ています。
 安定の技巧はもちろんながら、ユネスコ世界遺産都市ラ・ショー・ド・フォンの革新的なドルビーアトモス技術を備えたスタジオで録音された音の良さも注目です。
 
 
PTY 1223396
\2800
アメリカのフォリア~
 1717年のマレから2012年のアルバレスまで

  (1)マラン・マレ:
   3本のヴィオールのための組曲ト長調(全11曲)
  (2)カリスト・アルバレス:
   アメリカのフォリアス(全13曲)
  (3)マラン・マレ:
   3本のヴィオールのための組曲ニ長調(全9曲)
アンサンブル・ベダード

 これは面白い。古楽とワールドミュージックのクロスオーバー

 録音:2021年11月11-14日/ディジョン大聖堂/ディジパック仕様、65'49"

 キューバ系ヴァイオリニスト、ロナルド・マルティン・アロンソが2014 年に創設したアンサンブル・ベダード。ボーダーレス指向で、国、時代、ジャンルを超越した新時代の団体です。
 名称のベダードはキューバの首都ハバナの一地区で、故郷への愛が感じられます。

 このアルバムはマラン・マレ1717年の作とキューバの作曲家カリスト・アルバレス2012年の作をつないでいます。
 「アメリカのフォリアス」は2012年にヴィ オラ・ダ・ガンバとチェンバロの曲として作られましたが、今回マレと合わせるため3つのヴィオール、バロック・ギター、チェンバロ・オブリガート用に改作。
 各変奏がアルゼンチンのチャカレーラ、タンゴ、キューバのコンガ、アメリカのブルースなどアメリカ大陸のさまざまな音楽ジャンルの形をとり、アメリカ音楽のパノラマ を展開するため、クラベス、マラカス、ギーホなど民俗打楽器も加えていて刺激的。
 ワールドミュージック・ファンにもオススメです。
 
 


PTY 9231140
\2800
チェロ協奏曲はエマニュエル・ベルトラン
 ピアノ協奏曲はマリー=ジョゼフ・ジュード
1959年ストックホルム生まれ
 ダヴィド・ランペル管弦楽曲集

 (1)交響的習作 (2003 / 2015改訂)
 (2)チェロ協奏曲 (2011 / 2015改訂)
 (3)曼荼羅交響曲 (2017)
 (4)ピアノ協奏曲 (2019)
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)(2)
マリー=ジョゼフ・ジュード(ピアノ)(4)
ジャック・ラコンブ(1)(2)
ジョゼフ・バスティアン(4)(指揮)
ミュルーズ交響楽団
ジャン=フランソワ・バスティアン(指揮)
フランシュ=コンテ・ヴィクトル・ユゴー管弦楽団(3)

 北欧とフランスが絶妙のブレンド

 録音:2021年6月(1)、2019年7月(2)、2021年10月(4)/ミュルーズ製糸場、2018年12月/ルドゥ劇場&ブザンソン地方音楽院講堂/ディジパック仕様

 ダヴィド・ランペルは1959年ストックホルム生まれのスウェーデンの作曲家。パリのエコール・ノルマルとジュネーヴ音楽院で学び、現在パリで作曲とオーケストレーションを教えています。

 当アルバムは彼のオーケストラ作品を収めています。注目はチェロ協奏曲をエマニュエル・ベルトラン、ピアノ協奏曲はマリー=ジョゼフ・ジュードが独奏を務め ているのも注目。
 またブルガリアのソフィア・フィルの委嘱で書かれた交響的習作は、ソフィアを音名にしたミ♭―ファ―ラをモチーフにしています。
 プラジャナ(智 慧)、チェータナー(意志)、クシャンティ(忍辱)、ヴィーリヤ(精進)、シャンティ(平安)の5章から成る曼荼羅交響曲も興味津々です。
 



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ALPHA CLASSICS

ALPHA696
\3100→\2890
「HAYDN 2032」プロジェクト最新作
 アントニーニ(指揮)&バーゼル室内管
ハイドン:交響曲 第50、62、85番

 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)
  1-4. 交響曲 第85番 変ロ長調 Hob. I:85「王妃」
  5-8. 交響曲 第62番 ニ長調 Hob. I:62
  9-12. 交響曲 第50番 ハ長調 Hob. I:50
バーゼル室内管弦楽団(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
NYCX 10467
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2021年3月16-18日&10月10-15日 ドン・ボスコ、バーゼル、スイス
 収録時間: 66分
 ※国内仕様盤解説日本語訳...白沢達生

 【後期の傑作群への推移を示す充実作3作。スリルと深みの交錯はアントニーニならでは!】
 40年近くの歳月を通じて100曲以上の充実した交響曲を書き、門弟ベートーヴェンの同分野における新境地の開拓を導いた"交響曲の父"ハイドン。
 作曲家生誕300周年の2032年までに、時に関連作も交えつつ現存する彼の交響曲を全て録音する「HAYDN 2032」プロジェクトで指揮を務めるのは、古楽器演奏の分野で目覚ましい存在感を発揮し続けてきた異才ジョヴァンニ・アントニーニ。
 2014年の企画開始以来、指揮者と演奏者たちの才気と深い洞察が隅々まで行き届いた才気煥発な新解釈で注目を集めてきました。
 
 入念かつ順調に中盤に差し掛かったプロジェクトの第15弾に選ばれたのは、ハイドンの作曲活動の拠点エステルハージ侯爵家での創造力の結実が遠隔地から注目を集めつつあった作曲家40~50代の充実作3曲。
 宮廷劇場を沸かせた舞台音楽に由来するドラマティックな書法を駆使、民俗調と知的洗練の間でスリリングなバランスを聴かせるハイドン随一の手腕の魅力に、アントニーニのタクトが余すところなく光を当ててゆきます。
 ナチュラル金管やティンパニが華やかに活躍する第50番、全楽章が同一調による異色の第62番、そしてフランス王妃マリー=アントワネットが愛したという逸話で知られる「パリ交響曲」中の白眉・第85番...古楽器を使いこなすバーゼル室内管弦楽団の妙演もさることながら、最新研究を踏まえた背景解説(英仏独3言語、国内仕様盤では追補情報を含む日本語全訳付き )、テーマに沿った美麗写真を多数含むブックレットの充実もこのシリーズならでは。
 作風の深まりに垣間見るハイドンの底知れぬ深さに気づかされる3曲、今回もじっくりお楽しみください。

 
 



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BR KLASSIK



900220
\2700→\2490
コリン・デイヴィス、「幻想交響曲」初出音源
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op. 14
バイエルン放送交響楽団
コリン・デイヴィス(指揮)
 ベルリオーズ:幻想交響曲 - ある芸術家の生涯の出来事
  1. I. Reveries - Passions 夢、情熱  Largo - Allegro agitato e appassionato assai (15:56)
  2. II. Un bal 舞踏会  Valse. Allegro non troppo (6:43)
  3. III. Scene aux champs 野の風景 Adagio (18:58)
  4. IV. Marche au supplice 断頭台への行進  Allegretto non troppo (7:02)
  5. V. Songe d'une nuit du Sabbat 魔女の夜宴の夢 Larghetto - Allegro - Dies irae - Ronde du Sabbat (10:23)

 録音:1987年1月15、16日(ライヴ) ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
 総収録時間:59分

 バイエルン放送交響楽団75周年記念。コリン・デイヴィス十八番の「幻想交響曲」にライヴならではのドラマティックな演奏が登場。
 2024年に創立75周年を迎えたバイエルン放送交響楽団(BRSO)のアーカイヴから、第3代首席指揮者コリン・デイヴィスが得意とした「幻想交響曲」の初出音源が登場。
 すでに4種の録音があるデイヴィスの同曲ですが、他の録音とは一味違う演奏が展開されています。
 デイヴィスの「幻想交響曲」にはロンドン響(1963年)、コンセルトヘボウ管(1974年)、ウィーン・フィル(1990年)、ロンドン響再録音(2000年)があり、特にコンセルトヘボウ盤はフィリップス・レーベル黄金期の名録音として同曲のベスト盤にしばしば挙げられてきました。
 感心するのは、この4種の録音を通じて演奏時間がほぼ同じであること。最短のコンセルトヘボウ盤(55:14)と最長のロンドン響再録音盤(56:44)との間の違いが1分半しかなく、各楽章の演奏時間にも大きなブレがありません。
 デイヴィスの解釈がいかに完成されたものであったかを物語ります。
 そこに現れた当BRSO盤は拍手を除いて58:37と最長。特に第3楽章は他の演奏がいずれも17分台前半なのに対して当盤は19分近くをかけており、荒涼とした心象風景を思わせる息詰まるような演奏になっています。
 フィナーレは落ち着いた歩みで始まりますが、半ばを過ぎたところからじわじわとテンポアップし、最終的にはコンセルトヘボウ盤とともに10分を切るタイムで終わります(拍手除く)。
 全体を通して緊張感の高い演奏が続いた後だけに、聴衆が最後に味わったカタルシスは半端なかったようで、最後の音が鳴り終えるや大歓声が沸き起こっています。
 1983年から92年まで首席指揮者を務めながらBRSOとの「幻想交響曲」の録音が無かったので、彼のファンにとっては貴重な掘り出し物となるでしょう。
 尚第2楽章はデイヴィスの常でコルネットを使用しています。
 
 

900347
\2700
アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871-1942):
 歌劇《フィレンツェの悲劇》

  1-18. 歌劇《フィレンツェの悲劇》 全1幕
  19. 歌劇《フィレンツェの悲劇》- 序曲(演奏会用ヴァージョン)
シモーネ...
 クリストファー・モルトマン(バリトン)
ビアンカ...
 レイチェル・ウィルソン(メゾ・ソプラノ)
フィレンツェ公子グイード...
 ベンヤミン・ブルンス(テノール)
ミュンヘン放送管弦楽団
パトリック・ハーン(指揮)

 収録:2022年11月27日(ライヴ) ミュンヘン、Prinzregententheater(ドイツ)
 総収録時間:57分

 妻ビアンカの浮気を疑う商人シモーネ、ビアンカと密通するグイード。ビアンカの気持ちは瞬時グイードに傾き ますが、嫉妬したシモーネがグイードを手にかけると、ビアンカは改めて強いシモーネを見直し、ちゃっかり二人 は元の鞘に収まるという物語。
 オスカー・ワイルドの戯曲を原作とする短いこの歌劇は3人の登場人物のみで進行し、ツェムリンスキーは緊張感に満ちた音楽を付けています。
 強さと狡猾さを併せ持つシモーネ役を英国 出身のバリトン歌手クリストファー・モルトマンが演じ、若きアメリカ人ソプラノ、レイチェル・ウィルソンが輝かしい 声でビアンカを歌います。
 この夫婦に翻弄されるグイード役には古楽レパートリーにも堪能なベンヤミン・ブル ンス。
 指揮のパトリック・ハーンは1995年生まれの若手ながら2021年からヴッパータール響と同歌劇場の音 楽総監督に就任し、ドイツで最年少の音楽総監督として話題になった逸材。
 2023年12月には新国立劇 場の《こうもり》を指揮して喝采を浴びました。
 ミュンヘン放送管の首席客演指揮者でもあり、BRKLASSIK ではウルマンの《アトランティスの皇帝》の録音が出ています。
 
 

900643
\2700
musica viva #43 ラッヘンマン:マイ・メロディーズ 他
 1-6. マイ・メロディーズ(2016-18/2019/2023)
  ~8本のホルンと管弦楽のために
 7-20. ボーナス・トラック(全曲からの特徴的な部分の抜粋)
 21. ヘルムート・ラッヘンマンとヨハン・ヤーンの対話
バイエルン放送交響楽団のホルン奏者達
バイエルン放送交響楽団
マティアス・ヘルマン(指揮)

 録音:2023年6月23日(ライヴ) ミュンヘン、ヘラクレスザール
 総収録時間:68分

 ヘルムート・ラッヘンマンの「マイ・メロディーズ」は2016年から18年にかけて作曲された後、早くも翌年に改訂、更に2023年に再び改訂された作品です。
 このアルバムは2023年の改訂版初演時の演奏を収録した もの。ヴェネツィアでルイジ・ノーノに師事して以来、長い間「メロディ」にこだわっていたというラッヘンマン、この作品は2008年にマドリードで《マッチ売りの少女》のリハーサルをした際、8本のホルンが奏でる音色からアイ デアを得て書き上げたものです。
 アルバムの ボーナス・トラックでは作品の特徴的な部分の抜粋を聴くことが でき、ラッヘンマン特有の音形やホルンの特殊奏法、息遣いが生み出すノイズまでを含む多彩なサウンドを 知ることができます。

 
 



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DYNAMIC



CDS 8015
\2600→\2390
ルカ・ファンフォーニ(ヴァイオリン)
 いろいろ世界初録音
  ニコロ・パガニーニ(1782-1840):祈りのソナタ

 1-3. Sonata a Preghiera 祈りのソナタ M.S. 23 -
  ヴァイオリンとオーケストラのために...世界初録音
   (イタロ・ヴェスコーヴォによる改訂、完成版)
 4-5. ソナタ M.S. 118 - 変則調弦ヴァイオリンのために(2つの断章)
   ...世界初録音、未出版作品
 6. マリア・ルイーザ、第4弦によるソナタと変奏曲 M. S. 79 -
  ヴァイオリンとギターのためのオリジナル・ヴァージョン
 7. カプリッチョ - 無伴奏ヴァイオリンのために(1838年パリ)
  ...世界初録音、未出版作品
 8. アジタート - 無伴奏ヴァイオリンのために(1831年ロンドン)
  ...世界初録音、未出版作品
 9-12. 4つの練習曲 M. S. 138 - 無伴奏ヴァイオリンのために
  (ダニーロ・プレフーモによる比較校訂版)
 13-16. 4つのノットゥルノ M. S. 15 - 弦楽四重奏編
 17. 「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲 M. S. 44 -
  無伴奏ヴァイオリンのために (カール・グール編)
ルカ・ファンフォーニ(ヴァイオリン)...1-17

イ・ムジチ・ディ・パルマ...1-3
アントニオ・デ・ロレンツィ(指揮)...1-3
カルロ・カンティーニ(ヴァイオリン)...4-5
ダニエーレ・ファンフォーニ(ヴァイオリン)...
 4-5、13-16
サヴェリオ・フォリアーロ(ギター)...6
レアーレ・コンチェルト・アンサンブル...
 13-16
アルマンド・バリッリ(ヴィオラ)...
 13-16
マッシミリアーノ・ファンフォーニ(チェロ)...
 13-16

 録音:2023年9月29日、10月16日、11月3日 Palazzo dei Congressi, Sala delle Cariatidi,Salsomaggiore Terme、パルマ(イタリア)
 総収録時間:64分

 DYNAMICレーベルが力を入れているパガニーニのシリーズの最新作。
 冒頭に置かれた「祈りのソナタ」は、ロッシーニの歌劇《エジプトのモーゼ》から主題を採 り変奏曲に仕立てた「モーゼ変奏曲」として知られる作品。
 通常は1855年に出版されたピアノとヴァイオリン版が演奏されますが、このアルバムは、I.ヴェス コーヴォがソロ・パートの欠けている箇所を補筆完成させたオリジナルの管弦楽伴奏版を収録。
 世界初録音となります。
 また変則調弦ヴァイオリンのための断 章や、カプリッチョ、アジタートは未出版作品でこちらも世界初録音です。
 
 最後の「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲は、全体に超絶技巧が施された極めてよく知られる華麗な曲。
 もともとは1830年にカール・グール(1787- 1848)が出版した『ヴァイオリン物語』の付録として印刷されたもので、現在でもこの譜面が一般的に使われていますが、完全な自筆原稿は残っておらず、 グールが自身の記憶を辿って譜面にしたと主張していました(ベルリンの国立図書館に保存されているパガニーニの未完成の自筆譜はグールの印刷譜と一 致しています)。
 ファンフォーニの素晴らしい演奏でお楽しみください。

 
 
 


CDS 8014
(2CD)
\2600
ショパンを愛したイアリアの作曲家
 ジャコモ・オレフィーチェ(1865-1922):ピアノ曲集
アンドレア・ボスクッティ(ピアノ)
 【CD1】
  1-2. Ninnoli 小品
  3. Valse des amoureuses 恋人たちのワルツ
  4-12. Preludi del mare 海の前奏曲
   4. Mattutino/5. Sulla scogliera/6. Vecchio pescatore/
   7. Bordeggiando a vela/8. Mareggiata/9. Processione alla spiaggia/
   10. Canzone meridiana/11. Gabbiani a volo/12. Notte lunare
 【CD2】
  1. Posilipo...Tarantella brillante ポジリポ...華麗なタランテッラ
  2. Jacinta.Bolero ジャシンタ:ボレロ
  3. Serenade allemande.Valse caprice ドイツ風セレナーデ:ワルツ・カプリース
  4-9. Quadri di Bocklin ベックリンの絵画
   4. Pane nel canneto/5. Suonatrice di liuto/6. L'isola dei morti/
   7. Il pianto della Maddalena/8. L'eremita/9. Vibrazioni di onde/
  10. Cipressi 糸杉
 
 ※CD1:4-12を除き世界初録音

 録音:2023年7月7-9日 Conservatory of Music"Arigo Pedrollo" in Vicenza(イタリア)- Marcella Pobbe concert hall
 総収録時間:91分

 19世紀後半から20世紀にかけてイアリアで活躍した作曲家ジャコモ・オレフィーチェのピアノ曲集。
 ボローニャで学び、後にミラノ音楽院の作曲科の教授となったオレフィーチェは歌劇《ショパン》(1901)をはじめとしたいくつかの歌劇と歌曲などで名を馳せました。
 ショパンを愛した彼だけに、そのピアノ曲にも「練習曲」や「即興曲」「マズルカ」などのタイトルが付された小品が多く、どれも魅力的な旋律を持っています。
 「ベックリンの絵画」は、彼が絵から得たインスピレーションを表現した組曲。
 明るい「恋人たちのワルツ」も聴きどころです。
 演奏するアンドレア・ボスクッティは、 イタリア国内外でソリスト、室内楽者として活躍しています。

 



その歌劇「ショパン」(全4幕)
ジャコモ・オルフィーチェ Giacomo Orefice 作曲


 ゲテモノか?ああ、でも聴いてみたい。だってショパン主人公のオペラなのである。

 ショパン役の人は歌手だろうけどピアノも弾けないといけないけどどうするんだろう、とかそんなことまですぐに考えちゃうような、何とも素敵な題材。
 作曲家のジャコモ・オルフィーチェ、1865年生まれということはプッチーニやジョルダーノやマスカーニと完全同世代。このオペラも作曲が1901年ということで、「蝶々夫人」や「アドリアーナ・ルクヴルール」と同じ時期の作品。・・・つまりこのオペラもバリバリのベリズモ・オペラに違いない。確かにショパンの人生はベリズモには格好の題材ではないか。
 ショパンの有名作品がちりばめられたベリズモ・オペラ・・・ああ、何か夢のよう。


 DUX 0775/0776
(2CD)
\7200
すでに廃盤
海外倉庫に運よく在庫があれば入ってきます
ジャコモ・オルフィーチェ(1865-1922):
 オペラ「ショパン」(全4幕;1901)
エフゲニア・クズネツォワ、
エヴァ・ヴェシン(ソプラノ)
スティーヴン・ハリソン(テノール)
マリウシュ・ゴドレフスキ(バリトン)
グラツィアン・シムチャク(ピアノ)
ヴロツワフ・オペラ合唱団&管弦楽団
エヴァ・ミフニク(指揮)
イタリアの作曲家ジャコモ・オルフィーチェがショパンの楽曲に基づいて作曲した、ショパンを主人公とするオペラ。



 



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ODRADEK RECORDS



ODRCD 443
(3CD 2枚価格)
\4900→\4490
ジモン・ガウデンツ(指揮)/イェナ・フィル
 「マーラー:交響曲全集Vol.2」

 (1)スカルタッツィーニ(b.1971):トルソ
 (2)スカルタッツィーニ:墓碑銘
 (3)マーラー:交響曲第2番 ハ短調 「復活」
 (4)スカルタッツィーニ:精霊
 (5)マーラー:交響曲第3番 ニ短調
ジモン・ガウデンツ(指揮)
イェナ・フィルハーモニー
イェナ・フィルハーモニー・
 フィルハーモニー合唱団
(5)イェナ・フィルハーモニー児童合唱団
(3)ヤナ・バウマイスター(ソプラノ)
(3)エフェリン・クラーヘ(コントラルト)
(5)イダ・アルドリアン(コントラルト)
(3)(5)ベリット・ヴァルター(合唱指導)

 ガウデンツ&イェナ・フィルのマーラー:交響曲全集第2弾!

 録音 : (1)-(3)2019年5月23-26日、(3)(4)2019年11月5-8日、イェナ・フォルクスハウス、DDD、190'23

 第1弾のマーラーの交響曲第4番と第5番(ODRCD 440)が話題になったジモン・ガウデンツとイェナ・フィルハーモニーのマーラーの交響曲のシリーズ、第2弾は第2番「復活」と第3番の大編成2曲を3CDで発売。
 ジモン・ガウデンツは1974年、スイスのバーゼルの生まれ。2010年から2013年までデンマークのオーデンセ交響楽団の首席客演指揮者を務めて大いに評価を高めた。
 2018年にイェナ・フィルの音楽総監督に就任、こちらでもオーケストラの水準を大いに高めて大評判を得ている。
 その充実ぶりはこの録音を聞けば一目瞭然、歴史あるとはいえ11万人規模の中都市とは思えない緻密なアンサンブルと雄弁な音楽は見事、そのオーケストラを駆使してガウデンツは、明晰で柔らかく透明感に満ちて温かいマーラーを奏でている。ガウデンツのマーラーはまさに2020年代最先端のマーラーだろう。
 今回もイェナ・フィルのコンポーザー・イン・レジデンスを務めているアンドレア・ロレンツォ・スカルタッツィーニ(1971-)の作品をマーラーの交響曲の前に置いている。
 なお「精霊」は交響曲第3番に繋がる作られそのように演奏されている。



旧譜
ジモン・ガウデンツ&イェナ・フィルのマーラー:交響曲全集第1弾


 ODRCD 440
(2CD)
\4900→\4490
ジモン・ガウデンツ(指揮)&イェナ・フィル
 「マーラー:交響曲全集Vol.1」

 (1)スカラタッツィーニ(b.1971):魔力
 (2)マーラー:交響曲第4番 ト長調
 (3)スカラタッツィーニ:調和
 (4)マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
ジモン・ガウデンツ(指揮)
イェナ・フィルハーモニー
(2)リナ・ジョンソン(ソプラノ)

 メキメキと評価を上げているジモン・ガウデンツ&イェナ・フィルのマーラー:交響曲全集第1弾!

 録音 : (1)(2)2022年4月27-30日、(3)(4)2022年5月17-20日調和,交響曲第5番)、DDD、135'02

 ここ10年ほどで特に注目を浴びている指揮者、ジモン・ガウデンツが、音楽総監督を務めるイェナ・フィルハーモニーを指揮してマーラーの交響曲、それも第4番と第5番を一気に2枚でリリース。
 ジモン・ガウデンツは1974年、スイスのバーゼルの生まれ。2010年から2013年までデンマークのオーデンセ交響楽団の首席客演指揮者を務め、軽快で見通しの良い新鮮な音楽で評判を呼んだ。
 2018年にイェナ・フィルハーモニーの音楽総監督に就任し、この歴史ある町のオーケストラの水準を大いに高めている。
 ここでのマーラー2曲はどちらもガウデンツの力量が良く表れた名演。
 音楽は常に明快で重くなることがなく、しかし分析的になったり冷たさを感じさせたりすることもなく、あくまで風通し良く前に進む。力みなく響きが鳴るのでマーラーの大編成でももたれることなく、耳に心地よい。
 まだ40代のガウデンツ、これを聞けば今後が楽しみになること間違いない。
 各交響曲の前に収録されているアンドレア・ロレンツォ・スカルタッツィーニ(1971年生まれ)は、2018年からイェナ・フィルハーモニーのコンポーザー・イン・レジデンスを務めている。
 リナ・ジョンソンは近年メキメキと頭角を現しているソプラノ。ノルウェーのアウステヴォル生まれで、両親はノルウェー人と米国人。


 
 
ODRCD 340
\2600
シェーンベルクの室内オーケストラ作品集!
 シェーンベルク:
  (1)ピアノ協奏曲 Op.42
    (ライスによる室内オーケストラ伴奏編曲)
  (2)4つの歌曲 Op.22
    (グリースルによるピアノ五重奏伴奏編曲)
  (3)「グレの歌」―山鳩の歌
    (作曲者による室内オーケストラ伴奏編曲)
  (4)室内交響曲第1番 Op.9
ミヒャエル・ツラビンガー(指揮)
ヴィーナー・コンツェルト=フェライン
ピーナ・ナポリターノ(ピアノ)
イダ・アルドリアン(ソプラノ)
クリストフ・フィラー(バリトン)

 録音 : (1)(3)(4)2021年9月24-27日、(2)2022年6月16-17日、ウィーン、DDD、68'28

 シェーンベルクの室内オーケストラ作品を集めたCD。
 といってもオリジナルは有名な室内交響曲第1番で、他はシェーンベルク自身のものも含めた編曲。
 近代の大編成オーケストラ作品を縮小編曲すると作品の斬新さが際立つというのはよくあることで、ここでも百数十年前のシェーンベルクの前衛っぷりが気持ち良い刺激で伝わって来る。
 ツラビンガーは1984年、ウィーン生まれの若手指揮者。
 インゴ・メッツマッハーの助手を長く務め、彼自身20世紀の音楽を得意としている。
 2018年、マドリッドのレアル劇場でツィンマーマンの「軍人たち」を指揮して大評判となり、以来欧州各地の歌劇場で活躍している。
 ヴィーナー・コンツェルト=フェラインは1987年結成の若い音楽家によるオーケストラ。
 
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ODRCD 433
\2600→\2390
フランチスカ・ピーチ&林田麻紀のハンガリー作品第2弾!
 ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ Op.21
 コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7
 リスト:悲哀 S.723
フランチスカ・ピーチ(ヴァイオリン)
ヒラ・カルニ(チェロ)
林田麻紀(ピアノ)

 大好評!フランチスカ・ピーチ&林田麻紀のハンガリー作品第2弾!

 録音: 2022年8月25-31日 イタリア ペスカーラ州 モンテシルヴァーノ、DDD、62'48

 バルトークのヴァイオリン・ソナタ集(ODRCD 419、レコード芸術特選)に続くフランチスカ・ピーチと林田麻紀のCD、今回はチェロのヒラ・カルニも加えてのドホナーニ、コダーイ、リスト。
 ドホナーニのヴァイオリン・ソナタは21世紀に入ってからじわじわと人気の高まっている隠れた名曲。
 ドイツのロマンティシズムにハンガリー的な要素ほどよく入り、そしてなんといっても情熱に溢れている。
 ここではピーチが太い音色と豊かなヴィブラートで哀愁たっぷりに演奏している。この曲をまだ知らないという人にはぜひおすすめ。
 コダーイの二重奏曲はもう人気作といってよいだろう、コダーイらしい強烈なハンガリー色に彩られた曲。ピーチとカルニは思い切り高低の対比を彩っている。
 悲哀(トリスティア)は、リストの「オーベルマンの谷」を、デンマーク生まれの作曲家エドゥアルド・ラッセンの手を借りて自身でピアノ三重奏曲に編曲したもの。
 ここではピーチ、カルニ、林田の三人がしっとりとした音楽を聞かせてくれる。



 

 フランチスカ・ピーチ(ヴァイオリン)

  東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11歳の時にはベルリン・コーミッシェ・オーパーでデビューした逸材。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンにてヴェルナー・ショルツに、ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイにそれぞれ師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けた。
 ソリストとして、ヨーロッパ各国のオーケストラと、アントニ・ヴィト、モーシェ・アツモン、ジュリア・ジョーンズ、上岡敏之、ジョージ・ハンソンなどの指揮者と共演。1998年から2002年までヴッパータール交響楽団の第1コンサート・マスターをつとめたのち、トリオ・テストーレの創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、ブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)をリリース。その後、デトレフ・アイシンガーとの共演でグリーグのヴァイオリン・ソナタ全集(AU 97707)、プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1& 2番、5つのメロディ(AU 97722)、フランクのヴァイオリン・ソナタ&シマノフスキの神話(KKC 5924 / AU 97726)をリリース。
 また、2018年にはプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1&2番(AU 97733)、バルトーク、プロコフィエフ、イザイの無伴奏ヴァイオリン作品集(KKC 5988 / AU 97758)を立て続けにリリースし、いずれも好評を博している。



 ヴッパータール交響楽団の第1 コンサート・マスター、ソリスト、そして室内楽団トリオ・テストーレ(ピアノ・トリオ)、トリオ・リリコ(弦楽三重奏団)、さらに音楽祭Mai-Klassik など多彩な活動を繰り広げてきたフランチスカ・ピーチ。これからいろいろなところで名前を聞くことになるでしょう。


AUDITE、フランチスカ・ピーチのソロ・アルバム


 AU 97707
\2700→\2490
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
 (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.8(22’53”)
 (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13(25’04”)
 (3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45(25’50”)
フランチスカ・ピーチ
 (ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
 (ピアノ;シュタイングレーバー)
 実力派ヴァイオリニスト、ピーチがグリーグのソナタ全曲を熱演!

 セッション録音:2014 年12 月4-6 日/ビブリオテークザール(ポリング、バイエルン)/DDD、73’53”

 ドイツの実力派ヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチがグリーグのヴァイオリン・ソナタ全曲録音に挑みました。
 第3 番があまりにも有名なグリーグのソナタですが、近年第1 番、第2 番も再評価され演奏される機会が増えつつあります。第1 番は1865 年デンマークのロンスダーズに住んでいた頃に作曲され初演は同年の11 月にライプツィヒで行われました。一方1867 年に作曲された第2 番は、ノルウェー出身の作曲家のヨハン・スヴェンセンに献呈されました。
 東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。
 ソロ活動の一方、1998 年から2002 年までヴッパータール交響楽団の第1 コンサート・マスターをつとめ多方面で活躍するピーチですが、近年は室内楽に積極的に取り組んでおります。
 トリオ・テストーレの創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、AUDITE レーベルからリリースされているブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)は高い評価を得ております。
 今回のグリーグでもピーチの艶やかで毅然としたヴァイオリンの音色が魅力と言え、ピアノのアイシンガーとの息もばっちりです。今後このデュオでの録音予定もあるとのことです。


 AU 97726
\2700→\2490
フランチスカ・ピーチがフランクとシマノフスキを奏でる!
 (1)シマノフスキ:神話-3つの詩 Op.30
 (2)シマノフスキ:ロマンス Op.23(6’42”)
フランチスカ・ピーチ
 (ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
 (ピアノ;ベーゼンドルファー)
 繊細で美しい音色に感動。フランチスカ・ピーチがフランクとシマノフスキを奏でる!

 セッション録音:2016年11月22-24日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/ディジパック仕様、58’17”

 今やaudite レーベルの看板アーティストの一人、美しきヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。プロコフィエフ・アルバム(AU 97722)、グリーグ・アルバム(AU 97707)に続く期待の新録音はフランクとシマノフスキです!
 前作に続き今回もベルリンのイエス・キリスト教会で収録されました。
 ポーランドを代表する作曲家シマノフスキ。ギリシャ神話を題材にとった「神話」はシマノフスキの代表作です。水の精、アレトゥーザの可憐な美しさに恋してしまう川の神、アルペイオスの官能と小川の流れが見事に表現されており、繊細にして狂気を秘めたシマノフスキの感性が表現した独特な世界が広がります!ピーチの魅力である色彩感豊かな音色で奏でます。一方のフランクも絶品です。濃厚なフレージングと情熱的な歌い回しでの表現も得意とするピーチと、端正な演奏が魅力のアイシンガーとの渾身の演奏を聴かせてくれます。
 東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。





 AU 97751
\2700→\2490
美貌と才能
 フランチスカ・ピーチ
  「Fantasque」

 (1)ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
 (2)クロード・ドビュッシー(1862-1918):
  ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L.140
 (3)モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 M.77
 (4)フランシス・プーランク(1899-1963):
  ヴァイオリン・ソナタ FP.119
フランチスカ・ピーチ
 (ヴァイオリン/
  アントニオ・テストーレ制作
   (1751年製))
ホス・デ・ソラウン
 (ピアノ/
  Kawai SK-EX
   (Shigeru Kawai Concert Grand))
 KKC 6179
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3000+税

 なんと艶やかで官能的な演奏!円熟のピーチが奏でるフォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクのヴァイオリン・ソナタ集!!

 セッション録音:2019年10月28-31日/イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)/ディジパック仕様、79'55"

 独アウディーテ・レーベルから積極的にリリースを続けている魅惑のヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。「Fantasque」と題された当アルバムはフランスの作曲家に焦点を当て、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクのヴァイオリン・ソナタを録音しました!
 この録音でも艶やかにして濃厚で官能的な美音滴るピーチの演奏を堪能できます。共演は前作ショスタコーヴィチとR. シュトラウスのヴァイオリン・ソナタでも息の合った演奏を聴かせたホス・デ・ソラウン。卓越した技巧と情感あふれる演奏でピーチとともにこれらの傑作を、心をこめて奏でております。
 演奏の素晴らしさに加えて、アウディーテの社主にしてトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音であることも注目。ヴァイオリンとピアノ、ふたつの楽器がもつ音色の美しさを十分にとらえた録音です。



 
 

ODRCD 354
\2600
有名連作歌曲集3作を収録
 ベートーヴェン:「遥かな恋人に」 Op.98(全6曲)
 シューマン:リーダークライス Op.39
 ラヴェル:「ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ」
ヨエル・ウルヒ(バリトン)
ゾフィー・シュツェパネク(ピアノ)

 録音 : 2021年6月11-13日 ドイツ ケルン、DDD、46'16

 有名連作歌曲集3作を収録。ヨエル・ウルヒはドイツの比較的若いバリトン。
 少年の頃はエッセン大聖堂の児童合唱団で活動していたという。
 オペラ(特に新作オペラ)にも出演しているが、近年は演奏会や歌曲のバリトンとして、バロックから現代ものまで幅広く活躍している。
 力みのない素直な軽めのバリトン。ゾフィー・シュツェパネクはドイツのピアニスト。
 ソリストとしてのみならず伴奏ピアニストとしても高い評価を得ている。
 
 

ODRCD 441
\2600
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-94):
 スペイン語歌曲全集

  密輸入者/もつれ/五感/サン・フェリペ城との別れ/
  揚げた魚/魂の苦しみ/プエルトリコに連れて行ってあげる/
  神のもの/ひよこへのアドバイス/黒人の子/君の眼差しで/
  峡谷/何ということだ!/可哀想なアルメリア!/
  セギディーリャス「トカメ・ロケの家」/君の期待を守りなさい/
  見るたびに/あなたは結婚するでしょう、マリアよ/
  未来のセギディーリャ/神のたいまつ/激しい愛/
  秘めた情熱/匿名の歌/私はあなたを愛していた/他
ソフィア・エスパルサ(ソプラノ)
リナルド・ゾック(ピアノ)

 録音 : 2023年2月8-11日 イタリア、アブルッツォ州 モンテシルヴァーノ、DDD、72'23

 エミーリオ・アリエータの芸術歌曲全集(ODRCD 421)に続くソフィア・エスパルサとリナルド・ゾックによるスペイン歌曲集、今回はフランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823―1894)のスペイン語の歌曲集。
 フランシスコ・アセンホ・バルビエリはマドリッドに生まれここで活躍した作曲家。
 サルスエラで知られており、代表作「ラバピエスの理髪師」の中のパロマの歌は今でも親しまれている。
 とはいえスペインの外ではほとんど知られておらず、さらには非サルスエラ作品となると録音も皆無だったので、このCDは歓迎されるだろう。スペイン情緒溢れる陽気な曲ばかりである。
 ソフィア・エスパルサはスペイン、ナヴァラ州パンプローナ生まれのソプラノ。リナルド・ゾックはイタリア、トリエステ生まれのピアニスト。
 なお歌詞、解説ともスペイン語のみ。
 
 
ODRCD 442
\2600
「カリオン・インC」
 ライリー:インC
 スティヴリナ(b.1985):「国のない男」
 ニールセン:木管五重奏曲 Op.43
 モーツァルト:ディヴェルティメント第1番 変ホ長調 K.113
 デンマーク民謡:私は夢を夢見る
カリオン木管五重奏団

 録音:2022年5月20日,2023年1月28日-2月2日 デンマーク コペンハーゲン、DDD、65'59

 カリオン木管五重奏団のODRADEKへの久々の録音。
 このところ注目を浴びることの多いラトヴィアの作曲家、レナーテ・スティヴリナ(1985-)の 「国のない男」の世界初録音が面白い。
 またニールセンの名曲、木管五重奏曲やモーツァルトのディヴェルティメント第1番も精度の高い演奏である。
 カリオン木管五重奏団は2002年結成。
 ハンガリー出身のフルート奏者ドーラ・シェレシュ(彼女は2001年の第5回神戸国際フルートコンクールで第2位を受賞している)、ラトヴィア国立交響楽団の首席オーボエ奏者のエギルス・ウパトニエクス、ラトヴィアのクラリネット奏者エギルス・シェーフェルス、デンマーク国立交響楽団のソロ・ホルン奏者ダヴィド・M.A.P.パルムクヴィスト、デンマークのファゴット奏者ニルス・アナス・ヴェステン・ラーセンの5人で活動している。
 















3/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT

ACC 24402
\2700
ほとんどオペラ! 耳に愉しい受難曲
  マルカントニオ・ツィアーニ(1653-1715):
   セポルクロ《十字架上の克服された死
     La Morte vinta sul Calvario》(ウィーン、1706)
悪魔:ヤニス・フランソワ(バスバリトン)
人間性:ヴァンサン・ブショ(テノール)
死:マキシミリアーノ・バニョス(アルト)
信仰:ダグマル・シャシュコヴァ(ソプラノ)
アダムの魂:カプシーネ・ケラー(ソプラノ)
エティエンヌ・メイヤー(指揮)
レ・トラヴェルセ・バロック

 ほとんどオペラ! 耳に愉しい受難曲

 録音:2023年10月21-24日/フランス、トロワフォンテーヌ/73:18

 「セポルクロ(埋葬、墓地=聖墓の意)」とは17世紀後半の聖金曜日にウィーンの宮廷礼拝堂で上演されていた受難オラトリオ。
 世俗的なオペラの上演が禁止 される聖週間にオペラ的なもので音楽欲を満たすという側面もあり、演技つきの華麗な舞台作品といえるものもありました。
 1706年に宮廷楽長のマルカントニ オ・ツィアーニが書いたこの《十字架上の克服された死》も「信仰」「人間性」「アダムの魂」といった寓意的人物が登場し、キリストの死を喜ぶ「悪魔」と修辞的な 論争を繰り広げるという作品で、宗教的な内容でありながらほとんどオペラ。
 表情豊かなレチタティーヴォとアリアが繰り返し現れ、弦楽合奏にはコルネット、リコー ダー、サックバット、トロンボーン、ファゴットが彩りを添え、洗練された対位法もあり、豊かなコントラストを持つ音楽が展開されていきます。
 



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BIS




BIS SA 9061
(78SACD HYBRID)
\57000→\54990

鈴木雅明(指揮)&バッハ・コレギウム・ジャパン
 J.S.バッハ:声楽曲集
バッハ・コレギウム・ジャパン
鈴木雅明(指揮)

 【教会カンタータ】

  Disc1 ミュールハウゼン時代の3つのカンタータ
   第4番『キリストは死の縄目につながれた』BWV4
   第150番『主よ、われ汝をあおぎ望みます』BWV150
   第196番『主は私たちを御心に留め』BWV196
    栗栖由美子(ソプラノ) 刀川昭(カウンターテナー) 米良美一(カウンターテナー)
    片野耕善(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1995年6、7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc2 三位一体後第3、4、5日曜日のためのカンタータ集
   (1) 第71番『神はいにしえより私の王』BWV71
   (2) 第131番『深き淵から、主よ、私はあなたに呼びかけます』BWV131
   (3) 第106番『神の時は最上の時』BWV106
    (1)(2) 鈴木美登里(ソプラノ) (3) 柳沢亜紀(ソプラノ) 米良美一(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク((1)(2)テノール、(3) バス) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1995年11月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc3 ワイマール時代のカンタータ 1
   第12番『泣き、嘆き、憂い、怯え』BWV12
   第54番『罪に手向かうべし』BWV54
   第162番『ああ、いまわれ婚筵に行かんとして』BWV162
   第182番『天の王よ、汝を迎えまつらん』BWV182
    栗栖由美子(ソプラノ) 米良美一(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1996年4月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc4 ワイマール時代のカンタータ 2
   (1) 第199番『私の心は血の中を泳ぐ』BWV199
   (2) 第165番『おお、聖なる霊と水の洗いよ』BWV165
   (3) 第185番『永遠の愛の慈悲深い心よ』BWV185
   (4) 第163番『どの人にも、それぞれのものを』BWV163
    (1)(3) 鈴木美登里(ソプラノ) (2)(4) 柳沢亜紀(ソプラノ)
    (2)-(4) 太刀川昭(アルト) (2)-(4) 櫻田亮(テノール)
    (2)-(4)シュテファン・シュレッケンベルガー(バス)
    録音:1996年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc5 ワイマール時代のカンタータ 3
   (1) 第18番『あたかも雨や雪が天から下り』BWV18
   (2) 第152番『出で立て、信仰の道に』BWV152
   (3) 第155番『わが神よ、いつまで、ああいつまでか』BWV155
   (4) 第161番『来たれ、汝甘き死の時よ』BWV161
   (5) 第143番『主を讃美せよ、私の魂よ』BWV143
    (1)-(3) 鈴木美登里(ソプラノ) (5)イングリット・シュミットヒューゼン(ソプラノ)
    (3)(4) 米良美一(カウンターテナー) (1)(3)(4)(5) 櫻田亮(テノール)
    (1)(2)(3)(5) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1997年2、6、7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc6 ワイマール時代のカンタータ 4
   第31番『天は笑い、地は歓呼す』BWV31
   第21番『わが心に憂い多かりき』BWV21
   第21番『わが心に憂い多かりき』BWV21(異版)
    モニカ・フリマー(ソプラノ) ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1997年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc7 ワイマール時代のカンタータ 5
   第63番『キリスト者よ、この日を刻み込め』BWV63
   第61番『さあ来てください、異邦人の救い主よ』BWV61
   第132番『道を備え、大路を備えなさい』BWV132
   第172番『鳴り響け、汝らの歌声』BWV172
    イングリット・シュミットヒューゼン(ソプラノ)
    米良美一(カウンターテナー) 櫻田亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1997年7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc8 ライプツィヒ時代のカンタータ 1
   第22番『イエス十二弟子を呼び寄せて』BWV22
   第23番『汝まことの神にしてダビデの子よ』BWV23
   第75番『貧しい者たちは食べて』BWV75
    鈴木美登里(ソプラノ) 米良美一(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1998年5月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc9 ライプツィヒ時代のカンタータ 2
   第76番『天は神の栄光を語り』BWV76
   第24番『純朴な心』BWV24
   第167番『人々よ、神の愛を讃美しなさい』BWV167
    鈴木美登里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) 浦野智行(バス)
    録音:1998年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc10 ライプツィヒ時代のカンタータ 3
   第105番『主よ、裁かないでください』BWV105
   第179番『心せよ、神を畏れることが』BWV179
   第186番『つまずくな、おお魂よ』BWV186
    ミア・パーション(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1999年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc11 ライプツィヒ時代のカンタータ 4
   第136番『神よ、私を究め』BWV136
   第138番『なぜ憂うるのか、私の心よ』BWV138
   第95番『キリストは私の命』BWV95
   第46番『さあ目を留めよ、見るがいい』BWV46
    鈴木美登里(ソプラノ) カイ・ヴェッセル(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1998年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc12 ライプツィヒ時代のカンタータ 5
   第147番『心と口と行いと生活をもって』BWV147
   第21番『わがうちに憂い満ちし時』BWV21(ライプツィヒ版)
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1999年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc13 ライプツィヒ時代のカンタータ 6
   (1) 第64番『見よ、どれほどの愛を』BWV64
   (2) 第25番『私の身体の健康は失われ』BWV25
   (3) 第69a番『主を讃えよ、私の魂よ』BWV69a
   (4) 第77番『お前の主である神を愛しなさい』BWV77
   (5) 第50番『今や私たちの神の救いと力と』BWV50(断片のみ)
    (1)(2) 野々下由香里(ソプラノ) (3)(4) 緋田芳江(ソプラノ)
    (1)ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    (3)(4)キルシュテン・ゾレク=アヴェラ(アルト)
    (2)ゲルト・テュルク(テノール) (3)(4)櫻田亮(テノール)
    (1) ペーター・コーイ(バス) (1)(2)コンチェルト・パラティーノ
    録音:1999年6、10月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc14 ライプツィヒ時代 1723年のカンタータ 1
   第148番『主に帰せよ、御名にふさわしい栄光を』BWV148
   第48番『私はみじめな人間』BWV48
   第89番『ああお前をどうすべきだろうか、エフライムよ』BWV89
   第109番『信じます、尊い主よ、この不信仰者を助けてください』BWV109
    鈴木美登里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) 浦野智行(バス)
    録音:2000年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc15 ライプツィヒ時代 1723年のカンタータ 2
   第40番『神の子が現れたのは』BWV40
   第60番『おお、永遠、汝、雷の言葉よ』BWV60
   第70番『目覚めよ、祈れ、祈れ、目覚めよ』BWV70
   第90番『おぞましい最期がおまえ達をひきさらう』BWV90
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) 浦野智行(バス)
    録音:2000年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc16 ライプツィヒ時代 1723年のカンタータ 3
   (1) 第194番『こよなく待ち焦がれた喜びの祝いよ』BWV194
   (2) 第119番『主をほめよ、エルサレム』BWV119
    (1) 野々下由香里(ソプラノ) (2) 緋田芳江(ソプラノ)
    キルシテン・ソレク=アヴェラ(アルト) 櫻田亮(テノール)
    (1)ヨッヘン・クプファー(バス) (2) ペーター・コーイ(バス)
    録音:1999年10月、2000 年11月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc17 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 1
   第153番『ご覧下さい、愛の神よ』BWV153
   第154番『わが最愛のイエスは失われぬ』BWV154
   第73番『主よ、御心のままに、私を定めて下さい』BWV73
   第144番『取れ、己が取り分を。そして去れ』BWV144
   第181番『軽佻浮薄の霊どもは』BWV181
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2001年3月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc18 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 2
   第66番『喜べ、心よ。退け、痛みよ』BWV66
   第134番『おのがイエスの生きたもう、と知る心は』BWV134
   第67番『イエス・キリストを脳裡にとどめよ』BWV67
    ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2001年5月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc19 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 3
   第86番『誠に、誠に、あなたがたに告げる』BWV86
   第37番『信じて洗礼( バプテスマ)を受ける者』BWV37
   第104番『イスラエルの牧者よ、お聞き下さい』BWV104
   第166番『あなたはどこへ』BWV166
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ステファン・マクラウド(バス)
    録音:2001年6、7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc20 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 4
   第184番『待ち望し喜びの光よ』BWV184
   第173番『高く挙げられし肉と血よ』BWV173
   第59番『私を愛する人は、私の言葉を守る』BWV59
   第44番『彼らはおまえたちを追放し』BWV44
    野々下由香里(ソプラノ) 波多野睦美(アルト)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2001年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc21 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 5
   第65番『彼らはシェバからやって来る』BWV65
   第81番『イエスは眠りたもう、私の望みはどこにあろうか』BWV81
   第83番『新しき契約の喜びの時よ』BWV83
   第190番『主に向かって、新しき歌を歌え』BWV190
    ロビン・ブレイズ(カウンターテナー) ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)
    ペーター・コーイ(バス)
    録音:2002年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc22 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 6
   第20番『おお、永遠、汝、雷の言葉よ』BWV20
   第7番『キリスト我らが主ヨルダン川に来たりたもう』BWV7
   第94番『私はこの世に何を求めよう』BWV94
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ヤン・コボウ(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2002年4月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc23 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 7
   第10番『我が魂は主を崇め』BWV10
   第93番『愛するみ神にすべてを委ね』BWV93
   第178番『主なる神、我らの側に留まりたまわず』BWV178
   第107番『なぜうなだれるのか』BWV107
    野々下由香里(ソプラノ) マシュー・ホワイト(カウンターテナー)
    櫻田 亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2002年5、6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc24 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 8
   第8番『愛する御神よ、いつ我は死なん』BWV8
   第33番『ただあなたにのみ、主イエス・キリストよ』BWV33
   第113番『主イエス・キリストよ、この上なく貴き宝よ』BWV113
   第8番『愛する御神よ、いつ我は死なん』BWV8(異稿)
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2002年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc25 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 9
   第78番『イエスよ、あなたはわが魂を』BWV78
   第99番『神の業こそ、麗しい』BWV99
   第114番『ああ、愛するキリスト者、慰めを受けよ』BWV114
    野々下由香里(ソプラノ) ダニエル・テイラー(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2003年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc26 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 10
   第180番『装いせよ、おお、愛する魂を』BWV180
   第122番『新たに生まれた嬰児の』BWV122
   第96番『主キリスト、神ひとり子』BWV96
    野々下由香里(ソプラノ) ティモシー・ケンワージー=ブラウン(カウンターテナー)
    櫻田 亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2003年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc27 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 11
   第80番『われらが神こそ、堅き砦』BWV80
   第5番『私は、どこへ逃れることができよう?』BWV5
   第115番『備えをなせ、わが心よ』BWV115
    スザンヌ・リディーン(ソプラノ) パスカル・ベルタン(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2003年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc28 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 12
   第62番『いざ来ませ、異邦人の救い主』BWV62
   第139番『幸いなるかな、神に身を委ねる者』BWV139
   第26番『ああいかに儚き、いかに虚しきものよ』BWV26
   第116番『汝、平和の君イエス・キリスト』BWV116
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2004年3月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc29 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 13
   第135番『ああ主よ、この憐れな罪びとを』BWV135
   第2番『ああ神よ、天よりご覧ください』BWV2
   第3番『ああ神よ、何と多くの心の痛みが』BWV3
   第38番『深き悩みの淵から、私はあなたを呼びます』BWV38
    ドロテア・ミールズ(ソプラノ) パスカル・ベルタン(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    コンチェルト・パラティーノ
    録音:2004年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc30 ソロ・カンタータ 1
   第51番『すべての国よ、神を誉め讃えよ』BWV51
   アリア『神と共にすべての事に当り』BWV1127
   結婚カンタータ BWV210よりアリア「歌たちよ、魂のこもった調べを奏でて」
    キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
    録音:2005年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc31 ライプツィヒ時代 1724年のカンタータ 14
   第91番『褒め讃えられよ、イエス・キリスト』BWV91
   第101番『私から取り去ってください、主よ、まことの神よ』BWV101
   第121番『キリストを誉め讃うよう、喜ばしく』BWV121
   第133番『私は、あなたのうちにあって喜び』BWV133
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    コンチェルト・パラティーノ
    録音:2004年3月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc32 ライプツィヒ時代 1725年のカンタータ 1
   第111番『わが神のみこころがに、常に成就しますように』BWV111
   第123番『最愛のイマヌエル、敬虔なる者の君主よ』BWV123
   第124番『私のイエスを離さない』BWV124
   第125番『平安と喜びをもって、私は逝こう』BWV125
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    アンドレアス・ヴェラー(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2005年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc33 ライプツィヒ時代 1725年のカンタータ 2
   第41番『イエスよ、今讃美を受けたまえ』BWV41
   第92番『私は、神の心とみ旨に』BWV92
   第130番『主なる神よ、我ら皆あなたを讃えます』BWV130
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ヤン・コボウ(テノール) ドミニク・ヴェルナー(バス)
    録音:2005年4月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc34 ライプツィヒ時代 1725年のカンタータ 3
   第1番『何と美しいことでしょう、暁の星が照り輝くのは』BWV1
   第126番『我らを保たせたまえ、主よ、あなたの御言葉のもとに』BWV126
   第127番『主イエス・キリスト、真の人にして神』BWV127
    キャロリン・サンプソン(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2005年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc35 ライプツィヒ時代 1725年のカンタータ 4
   第128番『ただキリストの昇天のみが』BWV128
   第176番『傲慢な、そして臆病なものが』BWV176
   第87番『今までは、あなたがたは私の名によっては何も願わなかった』BWV87
   第74 番『私を愛する人は、私の言葉を守る』BWV74
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2006年7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc36 ライプツィヒ時代 1725年のカンタータ 5
   第42番『その同じ安息日の夕方』BWV42
   第103番『おまえたちは、泣き喚く』BWV103
   第108番『私が去り行くのは、あなたがたの益となる』BWV108
   第6番『留まってください、私たちと共に』BWV6
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ジェイムズ・ギルクリスト(テノール) ドミニク・ヴェルナー(バス)
    録音:2006年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc37 ソロ・カンタータ 2~アルト独唱のためのカンタータ集
   第169番『神にのみ、私の心を捧よう』BWV169
   第170番『満ち足りた安らぎ、魂の愉しむ悦びよ』BWV170
   第35番『霊と魂は、惑い乱れます』BWV35
   第200番『告白します、あの方の御名を』BWV200
    ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    録音:2005年8月、2006年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc38 ソロ・カンタータ 3
   (1) 第52番『偽りの世よ、おまえなどに頼るまい』BWV52
   (2) 第82番『私は、満ち足りた』BWV82
   (3) 第55番『私は、哀れな人、罪のしもべ』BWV55
   (4) 第58番『ああ神よ、何と多くの心の痛みが』BWV58
    (1)(4)キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
    (3)ゲルト・テュルク(テノール) (2)(4) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2006 年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc39 ライプツィヒ時代 1725年のカンタータ 6
   第68番『これほどにも、神はこの世を愛された』BWV68
   第175番『彼は自分の羊の名を呼んで』BWV175
   第28番『神を讃えよ! 今や、一年は終わり』BWV28
   第183番『彼らはおまえたちを追放し』BWV183
   第85番『わたしはよい羊飼いである』BWV85
    キャロリン・サンプソン(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    コンチェルト・パラティーノ
    録音:2007年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc40 ライプツィヒ時代 1725年のカンタータ 7
   第137番『主を讃えよ、大いなる力に満ち栄光に輝く王を』BWV137
   第168番『申し開きをなせ!との雷鳴のごとき言葉』BWV168
   第79番『主なる神は太陽にして盾なり』BWV79
   第164番『汝ら、キリストのものと自称する者たちよ』BWV164
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2007年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc41 ソロ・カンタータ 4
   (1) 第56番『われは喜んで十字架の杖を手に取らん』BWV56
   (2) 第82番『私は、満ち足りた』BWV82(ホ短調、ソプラノ稿)
   (3) 第158番『平安汝にあれ』BWV158
   (4) 第84番『われは 己が定めに満ち足れり』BWV84
    (2)(4)キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
    (3) ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) (1)(3) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2007年9月、2008年7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc42 ライプツィヒ時代 1726年のカンタータ 1
   第72番『すべてはただ神の御心に依って』BWV72
   第32番『いとも慕わしいイエス、わが焦がれ求める君よ』BWV32
   第13番『わがため息、わが涙は』BWV13
   第16番『主なる神よ、汝を我らは誉め讃え』BWV16
    レイチェル・ニコルズ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2008年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc43 ライプツィヒ時代 1725年のカンタータ 8
   第110番『われらの口には笑いが満ち』BWV110
   第57番『幸いなるかな、試練を耐え忍ぶ者は』BWV57
   第151番『甘き慰め、わがイエスが来給う BWV151
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2007年7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc44 ライプツィヒ時代 1726年のカンタータ 1
   第146番『我らは多くの苦難を経て神の国に入るべし』BWV146
   第88番『見よ、われは多くの漁師を遣わし』BWV88
   第43番『神は歓呼の声とともに天に昇らん』BWV43
    レイチェル・ニコルズ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2008年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc45 ライプツィヒ時代 1726年のカンタータ 2
   第39番『割いて与えよ、飢えた者に汝がパンを』BWV39
   第187番『すべての創られしものはあなたを待ち望む』BWV187
   第129番『主に誉れあれ』BWV129
   ヴァイオリンと管弦楽のためのシンフォニア ニ長調 BWV1045
    野々下由香里(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ペーター・コーイ(バス) 若松夏美(ヴァイオリン)
    録音:2009年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc46 ライプツィヒ時代 1726年のカンタータ 3
   第102番『主よ、あなたの目は信仰を顧み給う!』BWV102
   第45番『人よ、良きことの何たるかはすでに汝に告げられたり』BWV45
   第17番『感謝の捧げ物をなす者、これぞわれを讃える者』BWV17
   第19番『戦闘が起これり』BWV19
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2009年9、10月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc47 ライプツィヒ時代 1726年のカンタータ 4
   第36番『嬉々として舞い上がれ、星々の高みにまで』BWV36(決定稿)
   第47番『誰であれ高ぶる者は低くせられ』BWV47
   第27番『誰ぞ知らん、わが最期の時がいかに迫り来るかを』BWV27
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    水越啓(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2010年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc48 ライプツィヒ時代 1727~29年のカンタータ 1
   第34番『おお永遠の炎、おお愛の源よ』BWV34
   第117番『賛美と栄光が至高なる善にあれ』BWV117
   第98番『神のなし給うは恵みに満てる御業』BWV98
   第120番『神よ、シオンにて安らかにあなたを賛美し』BWV120
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    水越啓(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2010年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc49 ライプツィヒ時代 1727~29年のカンタータ 2
   第188番『我は堅き信頼を』BWV188
   第156番『我は片足を墓穴に入れて立つ』BWV156
   第159番『見よ、我らはエルサレムへと上り行く』BWV159
   第171番『神よ、あなたの御名のごとく、あなたの誉れも』BWV171
    レイチェル・ニコルズ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2010年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc50 ライプツィヒ時代 1726~29年のカンタータ
   第149番『勝利と歓呼の歌が響く』BWV149
   第145番『我の生くるは、わが心よ、汝が喜びのため』BWV145
   第174番『我はいと高き神を心の限りに愛す』BWV174
   第49番『我は、狂おしく焦がれる思いを胸に出で行き、探し求む』BWV49
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2011年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc51 ライプツィヒ時代 1727~32年のカンタータ
   第195番『義しき者に光は幾度となく差し昇り』BWV195
   第192番『いざ、すべての者よ、神に感謝せよ』BWV192
   第157番『我はあなたを離さじ、我を祝福し給うまでは!』BWV157
   第120a番『主なる神、すべてを司る者』BWV120a
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)
    クリストフ・ゲンツ(テノール) ペーター・コーイ( バス)
    録音:2011年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc52 ライプツィヒ時代 1730~40年代のカンタータ 1
   第140番『目覚めよと、我らに呼ばわる声』BWV140
   第112番『主はわが頼もしき羊飼い』BWV112
   第29番『我らは感謝せん、神よ、あなたに感謝せん』BWV29
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2011年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc53 ライプツィヒ時代 1730~40年代のカンタータ 2
   第97番『わがなす すべての営みにおいて』BWV97
   第177番『我はあなたに叫び求めん、主イエス・キリストよ』BWV177
   第9番『救いは我らに来たれり』BWV9
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2012年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc54 ライプツィヒ時代 1730~40年代のカンタータ 3
   第100番『神がなし給うは恵みに満ちた御業』BWV100
   第14番『神がこの時我らと共におられなければ』BWV14
   第197番『神は我らの避け所』BWV197
   第197a番『いと高きところにいます神に栄光あれ』BWV197a(断片)
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2012年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc55 ライプツィヒ時代 1730~40年代のカンタータ 4
   第69番『主よ讃えよ、わが魂よ』BWV69
   第30番『喜べ、贖われた者たちの群れよ』BWV30
   第191番『いと高きところには神に栄光あれ』BWV191
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2013年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル


 【世俗カンタータ】
  Disc56 世俗カンタータ 1
   結婚カンタータ『おおほほえむ吉日、願ってもない佳節』BWV210
   コーヒー・カンタータ『おしゃべりはやめて、お静かに』BWV211
    キャロリン・サンプソン(ソプラノ) 櫻田亮(テノール)
    シュテファン・シュレッケンベルガー(バス)
    録音:2003年7月/彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
  Disc57 世俗カンタータ 2
   シンフォニア ヘ長調 BWV1046a/1
   狩のカンタータ『心躍る狩こそわたしの悦び』BWV208
   セレナータ『日と年をつくる時は』BWV134a
    ディアナ:ソフィー・ユンカー(ソプラノ) パラス:ジョアン・リン(ソプラノ)
    エンデュミオン、時:櫻田亮(テノール) パン:ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
    時の摂理:ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)
    録音:2011年7月/しらかわホール(名古屋)
  Disc58 世俗カンタータ 3
   『高貴なるレーオポルト殿下』 BWV173a
   結婚カンタータ『消えるのです、悲しみの影よ』BWV202
   『喜び舞い上がれ 星々の高みまで』BWV36c
   クォドリベット(断片)BWV524
    ジョアン・ラン(ソプラノ) 青木洋也(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
    録音:2012年7月/しらかわホール(名古屋)
  Disc59 世俗カンタータ 4
   『破れ、砕け、うち壊て、この洞窟を(鎮まりしアイオロス)』BWV205
   『響き交わす弦による 一致する不一致よ』BWV207
    パラス、幸運:ジョアン・ラン(ソプラノ)
    ポモナ、感謝:ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ゼビュロス、勤勉:ヴォルフラム・ラトゥケ(テノール)
    アイオロス、名誉:ロデリック・ウィリアムズ(バス)
    録音:2013年7月/しらかわホール(名古屋)
  Disc60 世俗カンタータ 5
   『案じつつ、見守らん(岐路に立つヘラクレス)』BWV213
   『とどろけ太鼓、高鳴れラッパ』BWV214
    快楽、ベローナ:ジョアン・ラン(ソプラノ)
    ヘラクレス、パラス:ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    徳、イレーネ:櫻田亮(テノール) メルクール、ファーマ:ドミニク・ヴェルナー(バス)
    録音:2014年9月、10月/彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
  Disc61 世俗カンタータ 6
   『候妃よ、いま一条の光を』BWV198
   アリア『打ち告げよ、待ち焦がれし時を』BWV53(メルヒオル・ホフマン作)
   『消してください、いと高き主よ、私の罪を』BWV1083
    (ペルゴレージ:スターバト・マーテルのバッハによる編曲)
     ジョアン・ラン(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
     櫻田亮(テノール) ドミニク・ヴェルナー(バス)
     録音:2015年2月、2005年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc62 世俗カンタータ 7
   『おいらの今度の殿様は(農民カンタータ)』BWV212
   『悲しみを知らぬ人』BWV209
   『裏切り者なる愛よ』BWV203
    モイツァ・エルトマン(ソプラノ) ドミニク・ヴェルナー(バス)
    録音:2015年9月/白寿ホール(東京)
  Disc63 世俗カンタータ 8
   『汝の果報を称えよ、祝福されしザクセンよ』BWV215
   『静かに流れよ、たわむれる波よ』BWV206
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) 青木洋也(カウンターテナー)
    チャールズ・ダニエルズ(テノール) ロデリック・ウィリアムズ(バス)
    録音:2016年2月/彩の国さいたま芸術劇場
  Disc64 世俗カンタータ 9
   (1)『急げ、渦巻く風よ(フェーボスとパンの争い)』BWV201
   (2)『さあ、晴れやかなトランペットの高らかな音よ』BWV207a
    ジョアン・ラン(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    ニコラス・パン(テノール) (1)中嶋克彦(テノール)
    ドミニク・ヴェルナー(バス) (1)クリスティアン・イムラー(バス)
    録音:2016年9月/松蔭女子学院大学チャペル
  Disc65 世俗カンタータ 10
   『たのしきヴィーダーアウよ』BWV30a
   『私は自分に満ち足りている』BWV204
    キャロリン・サンプソン(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    櫻田亮(テノール) ドミニク・ヴェルナー(バス)
    録音:2017年7月/彩の国さいたま芸術劇場


 【その他の宗教曲】
  Disc66& Disc67 ヨハネ受難曲 BWV245(1749年第4稿) 追加分(1725年第2稿)
   第11曲:アリア(ソプラノ):「天よ裂け、地よ震えて」
   第13曲II:アリア(テノール):「私を打ち砕け、岩よ丘よ」
   第19曲II:アリア(テノール):「ああ、そのように身をよじるな」
    エヴァンゲリスト:ゲルト・テュルク(テノール) イエス:浦野智行(バス)
    下役:櫻田亮(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    イングリット・シュミットヒューゼン(ソプラノ) 米良美一(カウンターテナー)
    録音:1998年4月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc68& Disc69 マタイ受難曲 BWV244
   ベンヤミン・ブルンス(エヴァンゲリスト) クリスティアン・イムラー(バスI/イエス)
   キャロリン・サンプソン(ソプラノI) 松井亜希(ソプラノII)
   ダミアン・ギヨン(アルトI) クリント・ファン・デア・リンデ(アルトII)
   櫻田亮(テノールI) ザッカリー・ワイルダー(テノールII)
   加耒徹(バスII/ユダ/ピラト/大祭司カヤパ/祭司長I) 鈴木優人(オルガン)
   録音:2019年4月/彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
  Disc70&Disc71 クリスマス・オラトリオ BWV248
   モニカ・フリンマー(ソプラノ) 米良美一(カウンターテナー)
   ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
   録音:1998 年1月/彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
  Disc72&Disc73 ミサ曲 ロ短調 BWV232
   キャロリン・サンプソン(ソプラノI) レイチェル・ニコルズ(ソプラノII)
   ロビン・ブレイズ(カウンターテナー) ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス)
   録音:2007年3月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc74 ルター派ミサ曲 1
   (1)ミサ曲ト短調 BWV235/(2)ミサ曲ト長調 BWV236/
   (3) サンクトゥス ト長調 BWV240/
   (4)サンクトゥス ホ長調 BWV241(ヨハン・カスパール・ケルル作曲、J.S.バッハ編曲)/
   (5)クリステ・エレイソン ト短調 BWV242/
   (6) サンクトゥス ニ長調 BWV238/(7) サンクトゥス ハ長調 BWV237/
   (8)『私の魂は切望します』BWV deest 1006
    (フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ作曲、J.S.バッハ編曲)*

     (2)(8) ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) (5)ジョアン・ラン(ソプラノ)
     ロビン・ブレイズ(カウンターテナー) ゲルト・テュルク(テノール)
     ペーター・コーイ(バス)
     録音:(1)-(4)2013 年9月、(8)2014年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル、
      (5)-(7)2014 年9月/彩の国さいたま芸術劇場
  Disc75 ルター派ミサ曲 2
   (1)ミサ曲 イ長調 BWV234/(2)ミサ曲 ヘ長調 BWV233
    ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
    (1) 中嶋克彦(テノール) ペーター・コーイ(バス)
    録音:2014年2月、2015年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
   (3) マニフィカト ニ長調 BWV243
    ミア・パーション(ソプラノI) 野々下由香里(ソプラノII)
    太刀川昭(アルト) ゲルト・テュルク(テノール) 浦野智行(バス)
    録音:1998年12月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc76
   (1) 復活祭オラトリオ BWV249/(2) 昇天祭オラトリオ BWV11
    野々下由香里(ソプラノ) パトリック・ファン・フーテム(カウンターテナー)
    ヤン・コボウ(テノール) 浦野智行(バス)
    録音:2004年5月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
   (3)カンタータ『主はとこしえに王』TWV 8:6
    (ゲオルク・フィリップ・テレマン作曲、J.S.バッハ編曲)より*
     第6曲:アリア「驕れる民は」(テノール)
     第5曲:合唱「シオンの娘は喜び」
   (4) モテット『主に向かいて歓呼の声をあげよ』BWV Anh. 160(テレマン作曲、J.S.バッハ編曲)より*
    第1曲:合唱「主に向かいて歓呼の声をあげよ」
    第2曲:コラール「賛美と誉れと栄光」

   (3)吉田志門(テノール)
    録音:2022年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc77 モテット集
   (1)『歌え、主に向かい新しい歌を』BWV225
   (2)『来たれ、イエスよ、来たれ』BWV229
   (3)『イエス、わが喜びよ』BWV227
   (4)『主を讃えよ、すべての異邦人よ』BWV230
   (5)『恐れるな、私はあなたと共にいる』BWV228
   (6)『あなたを離しません、私を祝福してくださらなければ』BWV1165(BWV Anh.159)
   (7)『御霊は我らの弱さを支え助け給う』BWV226
   (8)『おおイエス・キリスト、わが命の光よ』BWV118(第2稿)
    (1)(3) 野々下由香里(ソプラノ) (3) 松井亜希(ソプラノ)
    (1)(3)ダミアン・ギヨン(カウンターテナー) (1)(3) 水越啓(テノール)
    (7) 谷口洋介(テノール) (1)(3)ドミニク・ヴェルナー(バス)
    録音:2009 年6月、7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
  Disc78
   アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳第2 巻より*
    (1) 第12曲「おのが平安に帰り」BWV510(ソプラノと通奏低音(オルガン))
    (2) 第13a 曲「おのが平安に帰り」BWV511(ソプラノと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (3) 第20a-b 曲「パイプにおいしいタバコを詰めて」BWV515/515a
     (バス/ ソプラノと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (4) 第25曲「御身がともにあるならば」BWV508(ソプラノと通奏低音(チェンバロ))
    (5) 第33曲「汝なにゆえ憂うるや」BWV516(ソプラノと通奏低音(チェロ、オルガン))
    (6) レチタティーヴォ「私は、満ち足りた」BWV82/2(ソプラノと通奏低音(チェンバロ)
    (7)アリア「眠るがよい、疲れた眼よ」BWV82/3(ソプラノと通奏低音(チェンバロ)
    (8) 第35曲「われをとり計らいたまえ、神よ」BWV514
     (ソプラノと通奏低音(チェロ、オルガン))
    (9) 第37曲「君われに心を贈りなば」BWV518
     (ソプラノ、テノールと通奏低音(チェロ、オルガン))
    (10) 第39b曲:合唱「汝に、エホバよ、われ汝に向かいて歌わん」
     (ソプラノ、アルト、テノール、バスと通奏低音(チェロ、オルガン))
    (11) 第40曲「なんと幸せなわれ、おお心の友よ」BWV517
     (ソプラノと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (12) 第41曲「思いみよ、わが霊」BWV509(ソプラノと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (13)第42曲「おお永遠、そは雷の言葉」(ソプラノと通奏低音(チェロ、オルガン))
   シェメッリ歌曲集より*
    (14) 第14 曲:「われここ汝の飼葉おけの側に立ち」BWV469
     (バスと通奏低音(チェロ、オルガン))
    (15) 第16曲:「おお、甘く柔和なる幼子イエスよ」BWV493
     (ソプラノ、テノールと通奏低音(チェロ、オルガン))
    (16)第18曲:「われらをイエスとともに引き行け」BWV481
     (バスと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (17) 第19曲:「わがイエスと、天使ら汝に」BWV487
     (ソプラノ、テノールと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (18)第29曲:「すべての善きものの泉」BWV445(バスと通奏低音(チェロ、オルガン))
    (19) 第30曲:「神よ、汝の徳はいかに大いなるか」BWV462
     (テノール、ソプラノと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (20) 第32曲:「汝に、ヤハウェよ、わら向いて歌わん」BWV452
     (ソプラノ、テノールと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (21) 第37曲:「神はなおも生きたもう」BWV461
     (ソプラノ、テノールと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (22) 第41曲:「さほど悲しくはなし」BWV489(バスと通奏低音(チェロ、オルガン))
    (23) 第42曲:「おお愛しき魂よ、精神を養え」BWV494
     (ソプラノ、テノールと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (24)第44曲:「われを忘るるなかれ、いと尊き御神よ」BWV505
     (ソプラノ、テノールと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (25) 第53曲:「イエス、イエス、汝わがもの」BWV470
     (テノール、ソプラノと通奏低音(チェロ、チェンバロ))
    (26)第59曲:「来たれ、甘き死よ、来たれ、幸いなる安らぎよ」BWV478
     (ソプラノ、テノールと通奏低音(チェロ、オルガン))
    (27) 第67曲:「魂よ、来たれ、この日」BWV479 &「来たれ、造り主なる聖霊の神よ」BWV370
     (ソプラノ、テノールと通奏低音(チェロ、オルガン))
   (28)『3つの婚礼用コラール』*
    第1曲「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV250
    第2曲「賛美と栄光、至高の善なる者にあれ」BWV251
    第3曲「いざや もろびと、神に感謝せよ」BWV252
   (29)オラトリオ『このエドムから来る者はだれか』BWV1167より*
    第20曲「されば憧れて仰ぎ見ん」BWV1088
    第19曲「主イエス・キリスト、真の人にして神」BWV127/1
    第39曲「正しき人は滅びしも」BWV1149(ヨハン・クーナウ作曲(?)、J.S. バッハ編曲)

     松井亜希(ソプラノ) 青木洋也(アルト) 吉田志門(テノール)
     ドミニク・ヴェルナー(バス) 鈴木優人(チェンバロ、オルガン)
     山本徹(チェロ)
     録音:2022年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル

 秘蔵・初出音源も収録!!!バッハ・コレギウム・ジャパンの偉業、J.S.バッハの声楽曲集が完全限定生産のボックスで登場!全ディスクSACD ハイブリッド盤でのリリース!

 録音:1995年~2022年/完全限定生産、90h52'34

 SACDハイブリッド盤。バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のJ.S. バッハの声楽曲集がBISレーベルより78 枚組の完全限定ボックスで登場します!
 1995年 に開始されたBCJによるバッハの教会カンタータ録音は18年を経て2013年に完結。
 さらに世俗カンタータも2018年に完結し、日本の団体としては初のカンター タ大全集という偉業を成し遂げました。

 当ボックスにはJ.S.バッハの作曲および編曲の声楽曲を収録。カンタータはもちろんのこと、マタイ受難曲(2019年録音)、ヨハネ受難曲(1998年録音)、マニフィカト、クリスマス・オラトリオ、モテット、その他宗教曲もすべてSACDハイブリッド仕様です。

 今回のボックスでは、日本独自企画として2019年末にリリースした「J.S.バッハ:合唱曲全集」(KKC-8750)【廃盤】には収録されていない秘蔵音源および2022年に収録された最新初出音源を収録!(太字部分)
 BCJの歴史を辿る音源が当セットに収められております!





 【当セットの注目ポイント】

 ●マタイ受難曲は2019年に再録音した音源を収録!当録音では現代最高のオルガン・ビルダー、マルク・ガルニエが製作した通奏低音用のオルガンを使用。
  オルガンはBCJ の首席指揮者鈴木優人が演奏しております。この録音は2020年英国グラモフォン賞(合唱部門)を受賞するなど、高い評価を獲得しております。 (1999年3月の旧録音は当セットには収録しておりません)

 ●J.S.バッハが編曲した他作曲家作品の初出音源を収録!単売時は収録されなかった2014年2月の秘蔵音源および2022年9月の最新録音が収録されています。
 【2014年2月録音】
 ・『私の魂は切望します』BWV deest 1006(コンティ作曲、J.S.バッハ編曲)
 【2022年9月録音】
 ・カンタータ『主はとこしえに王』TWV 8:6より(テレマン作曲、J.S.バッハ編曲)
 ・モテット『主に向かいて歓呼の声をあげよ』BWV Anh.160より(テレマン作曲、J.S.バッハ編曲)
 ・アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳第2巻より
 ・シェメッリ歌曲集より
 ・3つの婚礼用コラール BWV250-252
 ・オラトリオ『このエドムから来る者はだれか』BWV1167より

 ●全4巻、1000ページ超のブックレット(英・独・仏)には各曲のトラックリスト、曲目解説、歌詞(独・英)、録音情報を掲載。また各ディスクは紙製スリーヴケースに収納されております。

 ※当セットはJ.S.バッハ作・編曲作品のみを収録しており、「J.S.バッハ:合唱曲全集(KKC-8750)【廃盤】とは収録内容が異なります。

 
 



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PAN CLASSICS



PC 10457
\2700→\2490
イル・ポモ・ドーロのコンサート マスター、ゼフィーラ・ヴァロヴァ
 ディヴィーノ・ソスピーロのコンサートマスター、イスクレナ・ヨルダノヴァ

 タルティーニとの逸話は魅力的
  ヴェネツィアの天才女流作曲家
   マッダレーナ・ラウラ・ロンバルディーニ=ジルメン(1745-1818):
     ヴァイオリン二重奏曲集 Op.4

    1. 第2番 ニ長調/2. 第5番 イ長調/
    3. 第3番 変ロ長調/4. 第4番 ホ長調/
    5. 第6番 ハ長調/6. 第1番 変ホ長調
ゼフィーラ・ヴァロヴァ(ヴァイオリン)
 1.-3.:第1ヴァイオリン
イスクレナ・ヨルダノヴァ(ヴァイオリン)
 4.-6.:第1ヴァイオリン

 タルティーニ仕込みのヴァイオリン!名手ふたりによる二重奏の超名品

 録音:2023年7月8-10日/ポルトガル、ビラ・レアル、マテウス宮殿/54:24

 ヴェネツィアの作曲家でありヴァイオリニストでもあったロンバルディーニ=ジルメンによる二重奏曲集。
 彼女はメンディカンティ(ヴィヴァルディが教えたピエタ と同種のヴェネツィアの養育院)に音楽学生として入学、たいへん優秀なヴァイオリニストであったため、パドヴァにいる大音楽家タルティーニに師事することを許 されます。
 しかし音楽院の制約ですぐには外出ができず、その間タルティーニが彼女にメソッドを手紙で書き送りました。
 この手紙は貴重な教本として、タルティー ニの弟子たちによって1770 年に出版され、翌年にはチャールズ・バーニーの英訳版も出版されています。
 それから約5 年、ロンバルディーニ=ジルメンはタル ティーニから直に教えを受けました。音楽家として独立後、ヨーロッパを演奏旅行してまわり、作曲した作品はパリ、オランダ、ドイツ、ロンドンの様々な出版社から 広く出版されるなど、非凡な才能を発揮しています。

 当アルバムに収録された『ヴァイオリン二重奏曲』は、古典派時代の繊細さと室内楽の贅沢な音響を兼ね備えた、技巧的な名品。
 イル・ポモ・ドーロのコンサート マスター、ゼフィーラ・ヴァロヴァと、ディヴィーノ・ソスピーロのコンサートマスター、イスクレナ・ヨルダノヴァという名手ふたりによる演奏であることも見逃せません。



 APARTE
イル・ポモドーロのコンミス、ヴァロヴァの弾き振り
18世紀ヴァイオリン協奏曲集



 AP 291
\2800→\2590
イル・ポモドーロのコンミス、ヴァロヴァの弾き振り
18世紀ヴァイオリン協奏曲集

 (1)ベンダ:ヴァイオリン協奏曲 イ長調 L2.13
 (2)グラウン:ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 GraunWV Av:ⅩII :18
 (3)サン=ジョルジュ:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
 (4)マッダレーナ・ロンバルディーニ=ジルメン:
  ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調Op.3
 (5)モーツァルト:ロンド ハ長調 K.373
ゼフィーラ・ヴァロヴァ(ヴァイオリンと指揮)
イル・ポモドーロ

 
 録音:2021年2月/ヴィラ・サン=フェルモ(ロニーゴ)/68'00"

 ブルガリア出身のゼフィーラ・ヴァロヴァはストイカ・ミラノヴァ門下の女性ヴァイオリニスト。2015年以来イル・ポモドーロのコンミスを務めて名演を支えてきました。

 今回は彼女が指揮も務め、18世紀のヴァイオリン協奏曲を披露。ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1702頃-1871)のハ短調とヨゼフ・ブローニュ・サン=ジョルジュ(1739-1799) のニ長調は世界初録音。
 またタルティーニ門下のヴァイオリニストで女性作曲家でもあったマッダレーナ・ロンバルディーニ=ジルメンの第1番も興味津々。
 いずれも生き生きとしたエネルギーに満ち、光り輝くような音色が魅力。モーツァルト以外は珍しい作品と言えますが、宝を発見したような喜びを感じられるはずです。

 
 
PC 10459
\2700
アルカディア
 ジャマテオ・アソラ(1524-1609):In una verde piaggia
 ジュゼッピーノ・デル・ビアード(?-1616):
  Fuggi, fuggi, fuggi da questo cielo
 ジャケス・デ・ヴェルト(1535-1596):Ah, dolente partita
 アンドレア・ファルコニエーリ(bef. 1550-1620):E viver, e morire
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):Lamento della ninfa
 フランチェスコ・ロニョーニ(1570-1626):Vestiva i colli del Palestrina
 フィリップ・ヴェルドロ(c 1480-1552):Trist'Amarilli mia
 ジュリオ・カッチーニ(1551-1618):Al fonte, al prato
 アンドレア・ファルコニエーリ:Begli occhi lucenti
 バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470-1535):
  Zephyro spira e il bel tempo rimena (alla Ganassi)
 リッカルド・ロニョーニ(bef. 1550-1620):
  Un gai bergier (Thomas Crecquillon)
 アンドレア・ファルコニエーリ:Pastorella ove ti ascondi
 ヴィンチェンツォ・ルッフォ(1508-1587):
  Liete piante, verdi erbe, limpide acque
 アドリアン・ヴィラールト(1490-1562):Vecchie letrose
 フィリップ・ヴェルドロ:Igno soave (alla Ganassi)
 クラウディオ・モンテヴェルディ:Dolcissimo uscignolo
 シジスモンド・ディンディア(1582-1629):
  Su su prendi la cetra o Pastore
 クラウディオ・モンテヴェルディ:Zefiro Zefiro torna
レオノール・デ・レーラ(ヴァイオリン)
ナチョ・ラグナ(テオルボ、バロックギター)
パブロ・フィッツジェラルド(アーチリュート、バロックギター)

 装飾変奏で発展していく牧歌

 (ヴァイオリン)使用楽器:Marco Minnozzi, Ravenna 2021/弓:middle 17th century Italian model by Nelly Poidevin & Leonor de Lera
 (テオルボ、バロックギター)使用楽器:14 course theorbo by Jaume Bosser. Barcelona, 2003/5 course baroque guitar by Jose Miguel Moreno. Madrid, 2023
 (アーチリュート、バロックギター)使用楽器:14 course archlute by Jaume Bosser & Jose Miguel Moreno. Madrid, 2014/5 course baroque guitar by Julio Castanos. Malaga, 2017
 録音:2023年6月19-22日/スぺイン、エストゥディオ・トレラグーナ/60:18

 牧人の楽園である「アルカディア」をタイトルに掲げ、ルネサンス期に人気を博したパストラーレ(牧歌風の音楽)に焦点を当てたアルバムです。
 撥弦楽器の伴奏 とヴァイオリン1本というシンプルな編成で歌われる牧歌ですが、次第にディミニューションと呼ばれる当時の装飾変奏技法が用いられ、演奏者独自の即興音楽と して発展していきます。
 1600年前後のイタリアにおけるディミニューション芸術を味わえる1枚でもあります。
 




ARS PRODUKTION



ARS38650
\2700
ギター独奏版ゴルトベルク
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
ヴァルター・フェイブリ(ギター)
 J.S.バッハ(ヴァルター・フェイブリ編):
  ゴルトベルク変奏曲 BWV988 からの組曲
   〔1. アリア/2. 第1変奏/3. 第18変奏/4. 第19変奏/5. 第7変奏/
    6. 第25変奏/7. 第10変奏/8. 第9変奏/9. 第30変奏/10. アリア〕
  11. 平均律クラヴィーア曲集第1巻第8番前奏曲ホ短調 BWV853(原曲:変ホ短調)
  12. フーガ イ短調 BWV1000(原曲:ト短調)
  13. 平均律クラヴィーア曲集第1巻第13番前奏曲ヘ長調BWV858
  14. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV1004 より シャコンヌ

 ギター独奏版ゴルトベルク!

 ☆ギター独奏版「ゴルトベルク変奏曲」!
 ☆原曲が持つ魅力を忠実にギターで再現したフェイブリ自身の好アレンジ!

 ヴァルター・フェイブリは、アレッサンドリア(1972年)と「フェルナンド・ソル」(パレルモ/ローマ、1973年)の国際コンクールで1位を獲得し、ジュネーブの「国際音楽コンクール」(1975年)とパリのORTF(1979年)で入賞した名手。
 ギター、フルート、チェロ、声楽とのデュオやオーケストラ・コンサートのソリストとしてのオランダ・ツアー(コンセルトヘボウ・アムステルダムを含む)など、国際的に活躍。
 1976年から2018年までは、チューリヒとバーゼルの音楽院で教鞭を執り、近年はJ.S.バッハの作品に集中的に取り組んでいます。

 本アルバムでフェイブリは、可能な限りゴルトベルク変奏曲の原曲に忠実で、調和のとれた組み合わせになるよう努めており、組曲の楽章を彷彿とさせるような変奏曲を意図的に編曲。
 あたかも本来の意図通り鍵盤楽器で演奏されたかのように、ギターで自然に聴こえるゴルトベルク変奏曲を生み出しました。

 ※録音:2022年1月12日-13日&2月17日、トーンスタジオ(ヴァルテンブルク、ドイツ)
 
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ARS38653S
\2700→\2490
ユリウス・ツェマン&大井駿
 ブルックナーに作曲を師事したヘルマン・ベーン編曲
  2台ピアノ版"ブル7"を世界初録音


  ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
   (ヘルマン・ベーン編曲/2台ピアノ版)
    (世界初録音)
ユリウス・ツェマン(ピアノ)
大井駿(ピアノ)

 輸入盤日本語解説付き!ユリウス・ツェマン&大井駿がベーン編曲の2台ピアノ版"ブル7"を世界初録音!

 ☆人気音楽家、大井駿がARS Produktionに登場!
 ☆ユリウス・ツェマンとのデュオでヘルマン・ベーン編曲の2台ピアノ版"ブル7"を世界初録音!
 ☆輸入盤日本語解説付き仕様!

 2024年のブルックナー生誕200年を盛り上げるにふさわしい話題必至の1枚が登場!
 マーラーの交響曲やワーグナーの楽劇の2台ピアノ編曲でも知られるドイツの音楽家、ヘルマン・ベーンが手掛けた2台ピアノ版によるブルックナーの交響曲第7番をユリウス・ツェマン&大井駿が世界初録音!
 ヘルマン・ベーンはブルックナーに作曲を師事しており、このアレンジもブルックナー本人からの提言や承認を得て書かれたものと考えられています。
 ピアノが持つクリアでありながら力強く豊かなサウンドによって、この大規模で複雑な音楽がより鮮明になり幅広いリスナーにとって親しみやすくなっています。

 大井駿はパリ、ミュンヘン、ザルツブルクなどでピアノや古楽、指揮を学び、演奏活動のほか文筆活動も行うなど多分野で活躍。
 テレビ朝日「題名のない音楽会」への出演でもお馴染みの人気音楽家です。
 ユリウス・ツェマンは1998年ウィーン生まれのピアニスト、オルガニスト、指揮者。
 大井駿とは2018年にザルツブルク・モーツァルテウム大学で出会い、これまでにも多くのシンフォニックな作品を2台ピアノで共に演奏し、馴染みのある作品を別の視点から再発見してきたといいます。
 
 レコーディングはブルックナー自身も作曲に愛用していたベーゼンドルファーのピアノで行われました。

 ※録音:2023年7月1日、ベーゼンドルファー本社工場(ウィーナー・ノイシュタット、オーストリア)
 




AULOS MEDIA


AMC2192
\2600
韓国の若き音楽家たち2020 Vol.1 ~ ハム・キョン&キム・ハン
 1. カリヴォダ:サロンのための小品 Op.228
 2-5. アリッサ・モリス:4つの性格(2007)
 6. パスクッリ:
  ドニゼッティの歌劇《ラ・ファヴォリータ》の主題による協奏曲
 7-10. サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167
 11-13. プーランク:クラリネット・ソナタ
ムン・ジェームズ・ジェウォン(ピアノ)
(1)-(6)ハム・キョン(オーボエ)
(7)-(13)キム・ハン(クラリネット)

 KBS(韓国放送公社)による「韓国の若き音楽家たち」2020年第1巻&第2巻!

 ☆韓国のクラシック・レーベル、実力派アーティストの発掘、紹介を行う「K-CLASSIC」特集!
 ☆KBSによる「韓国の若き音楽家たち」2020年第1弾は、オーボエとクラリネット!

 「KBS(韓国放送公社)」の2020年「韓国の若き音楽家たち」の第1巻の演奏者として選出されたのは、オーボエのハム・キョンとクラリネットのキム・ハンの2人。
 ハム・キョンは数あるコンクールの中でも最難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールの2017年大会において入賞を果たし、現在はフィンランド放送交響楽団の第1ソロ・オーボエを務める傍ら、シベリウス音楽院(シベリウス・アカデミー)で教鞭を執る韓国トップのオーボイストの1人。
 フレンチ・プログラムの名曲中の名曲2作品を奏でるクラリネットのキム・ハンはモーツァルトのクラリネット協奏曲を吹いて13歳でデビュー。
 第3回ジャック・ランスロ―国際クラリネット・コンクールで第1位を獲得した後、フィンランド放送交響楽団の第2ソロ・クラリネットとして入団。
 創設メンバーでもあるファイツ木管五重奏団としては第1回カール・ニールセン国際室内楽コンクール第2位受賞の実績を持つ実力者です。

 ※録音:2020年、KBS Studio 16(韓国)
 ※プロデューサー:キム・ギョンジョン
 ※オーディオ・エンジニア(KBS Studio 16):キム・ソンヒョン、キム・ジョンチャン、チャン・ファンリ
 
 

AMC2193
\2600

韓国の若き音楽家たち2020 Vol.2 ~ キム・ドンヒョン&イ・ファユン
 1-3. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
 4. サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
 5. ブラームス:F.A.E.ソナタ WoO.2より
 6-8. ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ Op.25-4
 9. リ・シヌ:カプリース第2番《チョッビョク》(世界初録音)

(1)-(4)キム・ドンヒョン(ヴァイオリン)
 パク・ヨンソン(ピアノ)
(5)-(9)イ・ファユン(ヴィオラ)
 ホン・ソユ(ピアノ)


 「KBS(韓国放送公社)」の「韓国の若き音楽家たち」シリーズの2020年版第2巻は、ヴァイオリンとヴィオラの俊英2人がそれぞれ得意とする作品を披露!
 13歳で錦湖(クムホ)英才コンサートに抜擢されデビューを果たしたキム・ドンヒョンは、新韓音楽賞受賞、芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター)音楽英才キャンプ&コンクール優勝など、数多くの国内舞台を席巻した後に第16回チャイコフスキー国際コンクール(2019年)で3位に入賞し、再び世界の注目を集めた逸材です。
 ヴィオラのイ・ファユンは3歳で朝鮮の伝統的民俗芸能であるパンソリ(口唱)を習い始めて音楽の門を叩いたという経歴の持ち主。
 アンネ=ゾフィー・ムター財団の後援を受け、弦楽アンサンブル「ムター・ヴィルトゥオーゾ」のワールドツアーに参加。さらにはムター、トリフォノフとの共演によるシューベルトの「ます」のレコーディングに参加するなど、すでに国際的な舞台で活躍を展開しています。

 ※録音:2020年、KBS Studio 16(韓国)
 ※プロデューサー:キム・ギョンジョン
 ※オーディオ・エンジニア(KBS Studio 16):キム・ソンヒョン、キム・ジョンチャン、チャン・ファンリ
 



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CAVI MUSIC



8553508
(2CD)
特別価格
\3900→\3590
現役最高のヴァイオリニストのひとりといっていいでしょう
 アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.3

 ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24《春》
 ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
 ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)

 アンティエ・ヴァイトハース、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集第3弾!

 ☆アンティエ・ヴァイトハース念願のベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集の第3弾!
 ☆数々のコンクールに優勝し、ソリストと室内楽奏者として活躍中のアンティエ・ヴァイトハース!

 「一生に一度でいいから、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ10曲をサイクルとして録音してみたいと思ったんです!」と語るアンティエ・ヴァイトハースのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集がいよいよ完成しました。
 彼女は、クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストとしてヨーロッパを中心に活動し、またアルカント四重奏団を結成し室内楽の分野でも数々のアーティストと共演してきました。
 また、人気のヴァイオリン教師としても知られる彼女は、バロックから21世紀に渡る幅広いレパートリー持っており演奏してきました。
 そんな彼女にとってもベートーヴェンの楽曲へは特別な思いがあるようで、「この音楽には深い人間性がにじみ出ており、それはヴァイオリン・ソナタのそれぞれに見られる特徴です。
 そして、私が知っているベートーヴェンのどの曲にも、深く感動する瞬間が含まれています」と語っています。
 第1巻はレコード芸術特選盤とICMAノミネート、第2巻はグラモフォン・エディターズ・チョイスに輝いた全集だけに期待が膨らみます。

 ※録音:2022年12月、ドイチェランドフンク・カンマームジークザール(ケルン、ドイツ)




アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1



 PCAVI8553512
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3143
アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリン
 名手アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1


 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
  ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.24
  ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47《クロイツェル》
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
 CAVI
8553512
\2600→\2390

 アンティエ・ヴァイトハース!待望のベートーヴェンのソナタ全集!

 ☆イ調の三作品を第1弾としてリリース!
 ☆C'Aviレーベルの主要ヴァイオリニストの一人、アンティエ・ヴァイトハース!

 ソリストや室内楽の分野でも活躍しているドイツのヴァイオリン奏者、アンティエ・ヴァイトハースによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集録音がいよいよスタート!
 ヴァイトハースは、クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストとしてヨーロッパを中心に活動し、またアルカント四重奏団を結成し室内楽の分野でも数々のアーティストと共演してきました。これまでにもC'Aviレーベルから多数のCDをリリースし好評価を得ています。
 また、2022年には来日公演も行っており、ソリストと室内楽で日本の聴衆を魅了しました。

 今回のヴァイオリン・ソナタ全集は、時系列に収録していくのではなく、作品のコントラストを重視しており、このアルバムではイ長調とイ短調の作品が選ばれています。
 イ調という共通点持った三作品をぜひ聴き比べてお楽しみください。

 ※録音:2021年9月、ドイチェランドフンク・カンマ―ムジークザール(ケルン、ドイツ)

 





 8553535
\2600→\2390
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.2

 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
  ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)

 ヴァイトハースのベートーヴェン、ヴァイオリン・ソナタ全集の第2弾!

 クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストや室内楽の分野でも活躍しているドイツのヴァイオリン奏者、アンティエ・ヴァイトハースによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第2弾。
 第1弾である前作(PCAVI8553512)は「レコード芸術特選盤」に選ばれています。

 このシリーズは時系列順ではなく、作品のコントラストを重視して収録されています。このアルバムは「クロイツェル・ソナタ」と肩を並べるドラマチックなソナタである第7番から、やはり劇的な第3番に続き、最後は対照となる華やかな第8番で締め括られます。

 ※録音:2021年12月、ドイチェランドフンク・カンマ―ムジークザール(ケルン、ドイツ)




アンティエ・ヴァイトハースのアルバム

 名手アンティエ・ヴァイトハースの代表的アルバムをご紹介しておきます・・・。すごい価格になってしまってすみません。
 完売の際はご容赦を。この人のアルバムはすぐに完売してしまうんです。
 (前回紹介したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲と「クロイツェル」弦楽オーケストラ版はついに完売)



CAVI
42600-8553059-5
\6000

すでに廃盤
海外在庫限り
ブラームス:
 ヴァイオリン・ソナタ第1、2、3番、

 スケルツォWoO.2
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アヴェンハウス(P)

 ブラームスの音楽を愛してやまないこの2人。非常に雄弁で歌心に満ちた演奏で、ブラームスの旋律美を深く温かく弾きあげている。自身の歌曲「雨の歌」の旋律を主題にした第1番の第3楽章。2人の熱いブラームスへの思いが感動的な演奏を生んでいる。また第2番の第1楽章は湧き上がる美しい旋律を、優しく包み込むようにヴァイトハースが奏でると、アヴェンハウスがきゅっと引き締まったピアノで音楽の流れを作り、詩情豊かでありながらも、あくまでも自然な演奏を聴かせてくれている。決して技巧に頼ることなく心で演奏されたブラームスに心を撃たれる1枚。

 録音:2006年12月


 CAVI
42600-8553201-8
\3600

お早めに・・・完売の際はご容赦を
ドヴォルザーク&スーク:ヴァイオリン作品集
 ドヴォルザーク:カプリッチョ ハ長調B81
 スーク:4 つの小品Op.17
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 スーク:バラーダOp.3/b
 ドヴォルザーク:ソナチネ ト長調Op.100
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2010 年2 月、ケルン/78’10

 今をときめく四重奏団アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハースと室内楽のキャリアが豊富なピアニスト、ジルケ・アーヴェンハウスによるドヴォルザークとスークのヴァイオリン作品集。ボヘミアの民族色が鮮やかに彩られている演奏です。
 ドヴォルザークのカプリッチョは元々管弦楽版として作曲されましたが、現在は消失し現存するのはピアノ伴奏版のみ。ボヘミア民族色の豊かな華麗な作品です。また息子と娘のために作曲したソナチネは、ドヴォルザークらしい親しみやすい東欧風のメロディーが印象的。ソナタは重厚さ独特の色彩感が漂う秀作。スークのヴァイオリン作品は気品溢れる豊かな音楽が特徴。
湧き上がる美しい旋律をヴァイトハースが真摯に語りかけ、アーヴェンハウスが香り豊かなピアノで好サポートしています。



 



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CHANDOS



CHSA5335
(1SACD HYBRID)
\3000→\2790

ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)&BBCフィル
 ショスタコーヴィチ:交響曲第13番《バビ・ヤール》


 アルヴォ・ペルト:深き淵より
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第13番 変ロ短調 Op.113《バビ・ヤール》

ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
BBCフィルハーモニック
アルベルト・ドーメン(バス・バリトン)
エストニア国立男声合唱団

 フィンランドの秀英、ストゥールゴールズ!ショスタコーヴィチの《バビ・ヤール》を振る!

 ☆手兵BBCフィルハーモニックとの渾身のショスタコーヴィチ!
 ☆初演時多くの話題を呼んだ問題作、交響曲第13番《バビ・ヤール》!

 2008年から2015年までヘルシンキ・フィルの首席指揮者を担い、その他にもラップランド室内管弦楽団の芸術監督を務め、現在はBBCフィルハーモニックとカナダ・ナショナル・アーツ・センター管弦楽団の首席客演指揮者を務めているフィンランドを代表するマエストロ、ヨン・ストゥールゴールズ(ヨーン・ストルゴーズ)。
 2014年~2015年に発売された「シベリウス:交響曲全集(CHAN 10809)」と「ニールセン:交響曲全集(CHAN 10859)」、2つの「生誕150周年記念盤」の世界的ヒットによって一躍脚光を浴び、その後ジョージ・アンタイルの管弦楽作品集(CHAN 10941、CHAN 10982、CHAN 20080)でその秀でた実力を見せつけてくれました。
 また2023年1月に東京都交響楽団との来日公演を行い好評を博しています。

 2020年に発売され、レコード芸術特選盤&優秀録音、英グラモフォン誌「Critics' Choice」と高く評価されたショスタコーヴィチの「交響曲第11番」(RCHSA 5278/CHSA 5278)など、これまでも高く評価されてきたストゥールゴールズのショスタコーヴィチに通称《バビ・ヤール》の名を持つ「交響曲第13番」が加わります。
 初演時に当局から執拗な嫌がらせを受けながらも成功を収めた大作の真髄にストゥールゴールズがその深い洞察力で鋭く迫ります。

 ※録音:2023年3月19日-20日、メディア・シティUK(サルフォード)
 
 


CHSA5341
(1SACD HYBRID)
\3000
アンドルー・デイヴィス&BBC響
 マイケル・ティペットの代表作《われらが時代の子》

  ティペット:オラトリオ《われらが時代の子》
アンドルー・デイヴィス(指揮)
BBC交響楽団、BBC交響合唱団
プメザ・マチキザ(ソプラノ)
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
ジョシュア・スチュアート(テノール)
アシュリー・リッチズ(バス・バリトン)

 アンドルー・デイヴィスが振る、メッセージ性溢れるティペットの代表作!

 ☆イギリス音楽のスペシャリスト、アンドルー・デイヴィスがマイケル・ティペットの代表作《われらが時代の子》を録音!

 Chandosレーベルから数々のイギリス音楽を世に紹介してきたスペシャリスト、アンドルー・デイヴィスが今度はマイケル・ティペットの代表作であるオラトリオ《われらが時代の子》をBBC交響楽団&合唱団とレコーディング!

 ユダヤ人青年によるナチス外交官射殺事件とそれをきっかけに発生したユダヤ人迫害事件「水晶の夜」を題材として1939年から1942年にかけて作曲された《われらが時代の子》は、ティペット自身が「これは人類すべての受難曲なのです」と語ったメッセージ性溢れる作品で、ティペットの出世作であり代表作といえるでしょう。
 社会のあらゆる差別をテーマに悲劇と救済が描かれ、バッハの受難曲やヘンデルの「メサイア」にも通ずる構造を持っています。
 ここに収録されているのは2023年5月12日にロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われたコンサートの翌日にクロイドンのフェアフィールド・ホールズにて同じメンバーでレコーディングされたもので、デイヴィス&BBC交響楽団、合唱団の盤石の演奏はもちろん、豪華なソリスト陣の歌唱も聴き逃せません。

 ※録音:2023年5月13日-14日、フェアフィールド・ホールズ(クロイドン、イギリス)
 
 

CHAN20279
\2700
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.3
 ハイドン:
  ピアノ三重奏曲第19番ヘ長調 Op.43-1 (Hob. XV: 6) (1784)
  ピアノ三重奏曲第43番ハ長調 Op.86-1 (Hob. XV: 27) (1795)
  ピアノ三重奏曲第25番ホ短調 Op.57-2(Hob. XV: 12) (1788-89)
  ピアノ三重奏曲第12番変ホ長調(Hob. XV: 36) (before 1760)
 キット・アームストロング(b.1992):Revetements(世界初録音)
トリオ・ガスパール

 トリオ・ガスパール、ハイドンのピアノ三重奏曲全集第3弾!

 ☆ヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ハイドン国際室内楽コンクール優勝のトリオ・ガスパール!
 ☆ハイドンのピアノ三重奏曲全集プロジェクト第3弾では、キット・アームストロングの委嘱作品をカップリング!

 トリオ・ガスパールによるハイドンのピアノ三重奏曲全曲録音の第3弾。ハイドンはその輝かしいキャリアの中で40曲以上ものピアノ三重奏曲を作曲しています。
 またそれだけ多くの作品が残っているにもかかわらず、それらの作品は各々が独自の特徴を持っており、魅力を持っています。

 このアルバムでも、これまでのシリーズ同様に対照的なトリオ作品を組み合わせ、聴衆にハイドンのそれぞれの作品が持つ特徴と魅力を見事に伝えています。
 また、この録音プロジェクトの一環として、ハイドンのピアノ三重奏曲から触発された作品を現代作曲家に依頼しており、今作では世界的ピアニストのひとり、キット・アームストロングの世界初録音作品がカップリングされていることも注目ポイントのひとつです。

 トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリス出身のメンバーで設立され、その新鮮な解釈とアプローチで称賛されており、ヴィグモアホールやベルリン・フィルハーモニーといった世界の主要なコンサート・ホールで定期的に演奏を行っています。
 彼らはワイマールで行われたヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ウィーンでのハイドン国際室内楽コンクールなどで優勝しており、その演奏会では創設当時からハイドンの作品を積極的に取り上げています。

 ※録音:2023年5月26日-28日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)

 
 



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EVIL PENGUIN



XEPRC0061
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
大野和士&ブリュッセル・フィルハーモニック!
 特大のプロジェクト第1弾はスクリャービンの2番!

  スクリャービン:交響曲第2番ハ短調 Op.29
ブリュッセル・フィルハーモニック
大野和士(指揮)
EPRC0061
\2600→\2390

 東京都交響楽団の音楽監督、新国立劇場オペラ芸術監督、バルセロナ交響楽団音楽監督を兼務し、2022年9月1日からは縁の深いベルギーにおいてブリュッセル・フィルハーモニックの音楽監督として活躍中の日本を代表する指揮者の1人、大野和士。
 急成長中のベルギーのレーベル「イーヴィル・ペンギン(Evil Penguin)」が、大野和士にとってベルギーにおける重要パートナーであるブリュッセル・フィルハーモニックとのレコーディング・プロジェクトをスタート。
 注目度が高まるプロジェクトの第1弾となるのは大野和士自らが自身にとって「(様々な)作曲家の中で中心的かつユニークな役割を担っている」と評するアレクサンドル・スクリャービンの「交響曲第2番」です!

 この日本においても東京都交響楽団の指揮台に登壇しスクリャービンの交響曲を演奏して大喝采を浴びた大野和士にとって、その作品の数々は自家薬籠中の物。
 さらに「ライヴ録音」ではなく「セッション録音」という点もレーベル、そしてベルギーの期待度の高さを表していると言えるでしょう。
 ベルギーにおける大野和士体制のブリュッセル・フィルハーモニックの絶大な人気と充実ぶりを鮮明に伝えてくれる大注目のリリースです!

 ※録音:2023年6月5日-7日、スタジオ4、フラジェ(ブリュッセル、ベルギー)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル、セッション)

 
 




GLOSSA


GCD924801
\2700
マルコ・アンジョローニ(テノール)
 ドルチェ・ヴィータ


 『30年代』 ~
  1. チェーザレ・アンドレア・ビクシオ:
   Parlami d'amore Mariu
    (映画《Gli uomini che mascalzoni》より)
  2. ラルフ・ベナツキー:
   Une fois rien qu'une fois(オペレッタ 《白馬亭にて》より)
  3. チェーザレ・チェザリーニ:Firenze sogna
  4. ミレイユ:Puisque vous partez en voyage
  5. ルイジ・アストーレ:Ba-ba-Baciami piccina
   (映画《Una famiglia impossibile》より)
 『パリ』 ~
  6. フランシス・ロペス:Acapulco
   (ミュージカル《Le Chanteur de Mexico》より)
  7. ユベール・ジロー:パリの空の下
   (映画《パリの空の下》より)
  8. ゴルニ・クラーメル:Un bacio a mezzanotte
   (レヴュー《Gran Baraonda》より)
  9. フランシス・ロペス:Quand on est deux amis
   (ミュージカル《Le Chanteur de Mexico》より)
  10. コール・ポーター:アイ・ラヴ・パリ
   (ミュージカル《Can-Can》より)
  11. コール・ポーター:C'est magnifique
   (ミュージカル《Can-Can》より)
 『イタリア』 ~
  12. ボブ・メリル:マンボ・イタリアーノ
  13. レナート・ラシェル:Arrivederci Roma
  14. レナート・カロゾーネ:Tu vo' fa l'americano
  15. ヴィンチェンツォ・ディ・パオラ:Come prima
マルコ・アンジョローニ(テノール)
アンサンブル・コントラスト
カリーヌ・デエ(メゾ・ソプラノ/tr.4)
アンブロワジーヌ・ブレ(メゾ・ソプラノ/tr.2)
フアン=カルロス・エチェベリー(テノール/tr.9)
シャルロット・プランシュ(ヴォイス/tr.7, 10)
ヴォーカル・アンサンブル

 マルコ・アンジョローニが歌う20世紀前半のフランスとイタリアのソング!

 ☆"ピュア・リリック・テノール" マルコ・アンジョローニがGlossa登場!
 ☆2つの祖国「フランス」と「イタリア」に敬意を表した20世紀前半のソングブック!

 フィレンツェのルイジ・ケルビーニ音楽院を卒業した後にフランスへと渡り、ヴェルサイユ・バロック音楽センター(CMBV)でバロック・レパートリーを専門的に学んだ「ピュア・リリック・テノール(OperaWire)」、マルコ・アンジョローニがGlossa初登場。
 これまで主にバロック音楽の分野のコンサートやレコーディングで多彩に活動してきたアンジョローニですが、「ドルチェ・ヴィータ(甘い人生)」と題されたこのアルバムは20世紀前半のパリとイタリアをテーマに、2つの戦間期から1950年代までの20世紀の本質を捉えた作品と歌を厳選。
 彼の2つの祖国であるイタリアとフランスに敬意を表し、映画、オペレッタ、ミュージカル、レヴュー(演芸)など、クラシックとポピュラーの多様なスタイルとテイストを見事に歌います。

 ※録音:2023年1月、フランス
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON


DIAPCF030
(10CD)
\8200

ベルリオーズ:作品集
 ・幻想交響曲 Op.14
   アンドレ・クリュイタンス(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
   録音:1958年
 ・夏の夜 Op.7
   シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)、 ソー・ジョンソン(指揮)、シンシナティ交響楽団
   録音:1951年
 ・幻想交響曲 Op.14
   ピエール・モントゥー(指揮)、パリ交響楽団
   録音:1930年
 ・夏の夜 Op.7
   ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、
   シャルル・ミュンシュ(指揮)、ボストン交響楽団
   録音:1955年
 ・ローマの謝肉祭 Op.9
   アンドレ・クリュイタンス(指揮)、フランス国立管弦楽団
   録音:1961年
 ・ベアトリスとベネディクト(序曲)
   シャルル・ミュンシュ(指揮)、ボストン交響楽団
   録音:1958年
 ・海賊 Op.21
   ポール・パレー(指揮)、デトロイト交響楽団
   録音:1958年
 ・ロブ・ロイ
   エイドリアン・ボールト(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1956年
 ・リア王 Op.4
   トーマス・ビーチャム(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1947年
 ・ベンヴェヌート・チェッリーニ Op.23(序曲)
   ピエール・モントゥー(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
   録音:1952年
 ・宗教裁判官 Op.3(序曲)
   アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
   録音:1942年
 ・《ファウストの劫罰》Op.24より「ハンガリー行進曲」
   ジョージ・セル(指揮)、クリーヴランド管弦楽団
   録音:1957年
 ・ファウストの劫罰 Op.24
   リシャール・ヴェロー(ファウスト)、コンスエロ・ルビオ(マルグリート)、
   ミシェル・ルー(メフィストフェレス)、イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)、
   ラムルー管弦楽団
   録音:1959年
 ・イタリアのハロルド Op.16
   ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)、シャルル・ミュンシュ(指揮)、
   ボストン交響楽団
   録音:1958年
 ・罠 Op.13-3
   ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   録音:1960年
 ・ロメオとジュリエット Op.17
   チェーザレ・ヴァレッティ(テノール)、ロザリンド・エリアス(メゾ・ソプラノ)、
   ジョルジョ・トッツィ(バス)、シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
   録音:1961年
 ・《ベンヴェヌート・チェッリーニ》Op.23より抜粋
   ニコライ・ゲッダ(テノール)、ジョルジュ・プレートル(指揮)、フランス国立管弦楽団
   録音:1961年
 ・《トロイアの人々》Op.29より抜粋
  Acte I : Marche troyenne
   ポール・パレー(指揮)、デトロイト交響楽団
   録音:1960年
  Acte IV: Chasse royage et orage
   トーマス・ビーチャム(指揮)、ビーチャム・コラール・ソサエティ、
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1957年
  Acte V : Inutiles regrets‛&
  Acte V : Encore ces voix‛&
   ジョルジュ・ティル(テノール)、ウジェーヌ・ビゴー(指揮)(合唱とオーケストラ不明)
   録音:1934年
  Acte V : Je vais mourir‛&
   リタ・ゴール(メゾ・ソプラノ)、ローレンス・コリングウッド(指揮)、
   フィルハーモニア管弦楽団
   録音:1958年
 ・囚われの女 Op.12
 ・若いブルターニュの牧童 Op.13-4
 ・ザイーデ Op.19-1
   エリナー・スティーバー(ソプラノ)、ジャン・モレル(指揮)、コロムビア交響楽団
   録音:1954年
 ・シューベルト(ベルリオーズ編):魔王
   シャルル・パンゼラ(バリトン)、ピエロ・コッポラ(指揮)、グラモフォン管弦楽団
   録音:1926年
 ・ウェイヴァリー Op.1
   トーマス・ビーチャム(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1954年
 ・キリストの幼時 Op.25
   エレーヌ・ブーヴィエ(メゾ・ソプラノ)、ジャン・ジロドー(テノール)、
   ルイス・ノゲラ(バス・バリトン)、ミシェル・ルー(バス・バリトン)、
   アンドレ・クリュイタンス(指揮)、レイモンド・セント・ポール合唱団、
   パリ音楽院管弦楽団
   録音:1951年
 ・テ・デウム Op.22
   アレキサンダー・ヤング(テノール)、トーマス・ビーチャム(指揮)、
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー合唱団、
   ダリッジ・カレッジ少年合唱団
   録音:1953年-1954年
 ・ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への招待
   イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
   録音:1954年
 ・ルジェ・ド・リール(ベルリオーズ編):ラ・マルセイエーズ
   アンドレ・クリュイタンス(指揮)、RTF管弦楽団&合唱団
   録音:1959年
 ・レクイエム Op.5
   リチャード・ルイス(テノール)、トーマス・ビーチャム(指揮)、
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
   録音:1959年

 ディアパゾン自主レーベルのBOXシリーズ第30弾!ベルリオーズの作品集!

 ☆往年の巨匠たちの指揮で、ベルリオーズの有名曲からマイナーな曲まで網羅!
 ☆共演の歌手陣にも注目のボックス・セット!

 芸術の国フランスの世界的クラシック音楽専門誌、「ディアパゾン(Diapason)」の自主製作レーベルの看板であるボックス・セット・シリーズの第30弾として、マベルリオーズの作品集が登場します!
 クリュイタンスやモントゥーの《幻想交響曲》を始めとして、往年の巨匠たちの指揮で、ベルリオーズの有名曲からマイナーな曲まで網羅されています。
 共演の歌手陣にも注目のボックス・セットとなっています。
 



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DOREMI



DHR 8227
(2CD)
\4400→\3990
ラドゥ・ルプー LIVE 第5集 ラドゥ・ルプー(ピアノ)
 ガーシュイン:ピアノ協奏曲 ヘ長調
 ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー
   ディーン・ディクソン(指揮)、フランクフルト放送交響楽団.
   録音:1973年3月2日/フランクフルト
 アンドレ・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2 番 Op.4
   ウリ・セガル(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1975年10月28日/ロンドン
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
   エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)、シカゴ交響楽団
   録音:1978年1月12日/シカゴ
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番 ニ長調 Hob XVI:37
   録音:1988年9月/ロンドン
 ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 へ短調 Op.5
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D.664 ~第3楽章 アンダンテ
   録音:1980年10月/新宿文化センター

 ルプーの貴重音源、はやくも第5弾

 ルプーの貴重なライヴ音源集、第5弾です。
 ルプーに捧げられた、ポーランドの作曲家アンドレ・チャイコフスキー(アンジェイ・チャイコフスキ)のピアノ協奏曲第2番、初演時の音源も収録。

 やつぎばやにリリースされ早くも第5弾。こんなにたくさん出て追いつかないよ、と言ってると、あっという間に完売してしまうのでしばらくはがんばって付き合ったほうが良いと思います。

 


<LP>


AULOS MEDIA(LP)


AMLP3005
(2LP)
\11700
リスト:超絶技巧練習曲集
 イム・ユンチャン ~
  ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール2022ライヴ
イム・ユンチャン(ピアノ)
   リスト:超絶技巧練習曲 S.139
    Side A
     1. 前奏曲 ハ長調/2. モルト・ヴィヴァーチェ イ短調/
     3. 風景 ヘ長調/4. マゼッパ ニ短調
    Side B
     1. 鬼火 変ロ長調/2. 幻影 ト短調/3. 英雄 変ホ長調/4. 荒々しき狩 ハ短調
    Side C
     1. 回想 変イ長調/2. アレグロ・アジタート・モルト ヘ短調
    Side D
     1. 夕べの調べ 変ニ長調/2. 雪あらし 変ロ短調

 韓国の天才ピアニスト、イム・ユンチャン。ヴァン・クライバーン国際ライヴのLPが登場!

 64:54

 ☆イム・ユンチャンの名を世界に轟かせた、ヴァン・クライバーン・コンクールのライヴ録音が、LP(アナログ)ヴァージョンで登場!

 2022年の第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて18歳での史上最年少優勝の快挙を果たしたのと同時に聴衆賞、最優秀新曲演奏賞の三冠を達成し、一気にその名を世界へと響かせた韓国の天才イム・ユンチャン。
 ファイナルのコンチェルトはもちろんのこと、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて最も絶大な反響を得たのがセミ・ファイナルで演奏されたフランツ・リストの超難曲である「超絶技巧練習曲 S.139」。
 指揮者のマリン・オールソップが「イム・ユンチャンは奥深い音楽性と驚異的なテクニックを有機的に融合させることができる稀有なアーティストだ」と激賞したことにも納得させられる圧倒的なリストの超絶技巧練習曲がここにあります。

 今回登場する2枚組のLPヴァージョンはゲートフォールド仕様のパッケージで、内側右面にはイム・ユンチャンのアーティスト写真を掲載。
 ドイツのパラス社製作の高品質LPの録音を堪能するのと同時に、イム・ユンチャンのファンの方々にとってのコレクターズ・アイテムとしても重宝されることでしょう!

 ※録音:2022年6月10日、テキサス州フォートワース、バス・パフォーマンス・ホール(アメリカ)
  録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール セミファイナルにおけるライヴ録音

 ※仕様
  33RPM, 180gram
  Pure Virgin Vinyl
  Lacquer Cutting: SST (Schallplatten Schned Technik Gmbh)
  Audiophile Quality Pressing at Pallas, Germany

 
 





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