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≪第123号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その5 2024/4/9~




4/12(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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MDG


MDG 10223162
\2700→\2490
"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ
 録音:1978年,1981年
  ヴァルフガング・マイヤーも参加した伝説のシランクス五重奏団
   木管五重奏曲集(フランセ、ヒンデミット、イベール、タファネル)

  フランセ(1912-1997):木管五重奏曲
  ヒンデミット(1895-1963):
   5 つの木管楽器のための小室内音楽 Op.24-2
  イベール(1890-1962):3 つの小品
  タファネル(1844-1908):木管五重奏曲 ト短調*
シランクス五重奏団
 イングリット・ザレフスキー(フルート)
 ディーター・ザレフスキー(オーボエ)
 ヴォルフガング・マイヤー(クラリネット)
 カール・テオ・モルベルク(ホルン)
 ライナー・ショットシュテット(ファゴット)

 ヴァルフガング・マイヤーも参加した伝説の管楽器五重奏団、シランクス五重奏団による木管五重奏曲集

 録音:1978年3月(AAD),1981年3月(DDD)*、カールスルーエ教会、ルートヴィヒスブルク/AAD/DDD、60'51、輸入盤・日本語帯付
 制作、プロデュース:ヴェルナー・ダブリングハウス、ライムント・グリム

 MDGレーベルの伝説の管楽器五重奏団、シランクス五重奏団による木管五重奏曲集。
 1971年に結成され、メンバー全員が当時の西ドイツの若い音楽家のためコンクール "Jugend musiziert"の入賞者という実力者揃いの団体。
 1975年にはミュンヘン国際音楽コンクールの室内楽部門で優勝を果たしています。メンバーはそれぞ れソリストとして、またオーケストラの団員として活躍していました。
 中でもファゴットのライナー・ショットシュテット(1951-2016) は、ケルン・ギュルツェニッ ヒ管弦楽団の首席奏者として、そしてクラリネットのヴォルフガング・マイヤー(1954-2019) は、妹のザビーネとともに数々の室内楽録音に参加、またピリオド 楽器も演奏しアーノンクールと共演、後年はカールスルーエ音楽大学の教授、学長を務めていました。""貴重な""録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ。
 
 1948年にフランス国立管弦楽団の管楽器奏者のために作曲されたフランセの「木管五重奏曲」は、各奏者のテクニックを存分に発揮することのできる技巧的で 完成された様式美を持つ作品。
 そして色彩感豊かで洒脱な雰囲気を漂わせるイベールの「3つの小品」。
 
 一方、近代フルート奏法の確立者の一人であり、20世紀 の管楽器室内楽の発展に貢献したポール・タファネルの「木管五重奏曲」は、自身もフルート奏者であったことからフルートが活躍する場面は多く、技巧的にも難 易度が高い作品です。
 またフランセやイベールの軽妙さはなく、後期ロマン派のスケールの大きさを感じる作品です。
 そして20世紀を代表するドイツの作曲家ヒン デミット。多種多様な楽器編成の作品を残していますが、作品24の小室内楽も第1番は管楽器・打楽器にピアノ、アコーディオンというユニークな編成。
 そしてこ こに収録されている第2番は木管五重奏で書かれています。各楽器の特徴を捉えた躍動感溢れる作品です。
 
 ジャケット写真はパブロ・ピカソの「パン」(1948)。
 
MDG 60323262
\2700
「星の王子さまと出会う」
 ペーター・ライポルト(1987-):
  「星の王子さまと出会う」
   (室内アンサンブルと朗読のための音楽劇)
アンサンブル・ヴィーダ
クラウディア・ムール(サクソフォン)
ダニエレ・アブルニョーザ(ヴァイオリン)
マルクス・サンダーマイヤー(チェロ)
ペーター・ライポルト(ピアノ、作曲)
ヤナ・クーン(俳優)

 サン=テグジュペリ不朽の名作『星の王子さま』音楽劇として新たな魅力を放つ!

 録音:2023年10月4-6日、マリエンミュンスター修道院コンツェルト/ドイツ語朗読、64'47

 世界的ベストセラーとして日本でも親しまれているサン= テグジュペリ不朽の名作『星の王子さま』。
 作曲家で指揮者のペーター・ライポルトが、室内アンサンブルと朗読のための音楽劇「星の王子さまと出会う」として創り上げました。
 




MIRARE


MIR 730
\2900
ジェローム・アンタイ、
 モーツァルトの珠玉のソナタとロンド集

  モーツァルト:
   ・ピアノ・ソナタ ハ長調 K309
   ・ロンド ヘ長調 K494
   ・ロンド ニ長調 K485
   ・ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K333
   ・組曲 ハ長調 K399より「アルマンド」 ハ短調
   ・ロンド イ短調 K511
ジェローム・アンタイ(フォルテピアノ)
 フォルテピアノ:
  18世紀製、作者不詳、
  クリストファー・クラークによる修復

 ジェローム・アンタイがモーツァルトと同時代の楽器で弾くモーツァルトの珠玉のソナタとロンド集

 録音:2020年2月10,11日/72:27

 モーツァルトといえば、旅。旅の道中、必要にかられて生まれた作品もたくさんあります。
 たとえばここに収録されているピアノ・ソナタ ハ長調 K309 は 1777/78の冬に滞在したマンハイムの地で、当時13歳のローザ・カンナビヒのために書かれましたし、ソナタ 変ロ長調 K333は1781年に訪れたリンツの地で、 自身が演奏会で演奏するために書かれたと言われています。
 ジェローム・アンタイは、モーツァルトと同時代の18世紀につくられた楽器を用いて、珠玉のロンドや、 組曲ハ長調からの抜粋も同時収録しています。当時の音色に思いを馳せながら楽しみたい1枚です。

 ジェローム・アンタイ(鍵盤)はアンタイ3兄弟のひとり。ヴィーラント・クイケンのもとでヴィオラ・ダ・ガンバを学なかで歴史的鍵盤楽器にも興味をもつ。
 シギ スヴァルト・クイケンやヤーコプス、マルゴワールらとガンバ、鍵盤の両方で共演。
 
 
MIR 618
\2900
R.シュトラウス:ピアノ作品集/ギョーム・ベロン
 R.シュトラウス:
  ・5つのピアノ小品 op.3
   〔1. アンダンテ/
    2. アレグロ・ヴィヴァーチェ。スケルツァンド/
    3. ラルゴ/4. アレグロ・モルト/
    5.アレグロ・マルカティッシモ〕
  ・ピアノ・ソナタ op.5
   〔1. アレグロ・モルト・アパッショナート -
    2. アダージョ・カンタービレ -
    3. スケルツォ - 4. フィナーレ〕
  ・情緒のある風景 op.9
   〔1. 静かな森の小道で/2. さびしい泉のほとり/
    3. 間奏曲/4. トロイメライ/5. 荒地の風景〕
ギョーム・ベロン(ピアノ)

 R.シュトラウスへの愛と敬意に満ちたピアノ作品集

 録音:2023年4月17-20日

 フランス内外で、ソロ、室内楽、そして現代音楽などでも定評のある活動をしているギョーム・ベロンによる、リヒャルト・シュトラウスのピアノ作品集の登場。

 ヴァイオリンとチェロのための2つのソナタで、シュトラウスのピアノ書法のオーケストラ的な次元、きらめく音色、伸びやかなフレーズの芸術性に衝撃を受けたと いうベロン。
 ピアノ作品はいずれも初期作品ですが、すでにR.シュトラウスの才能のすべてが詰まっているといいます。
 5 つの小品のバッハを思わせる対位法の技 巧。また、第2曲の騎兵隊のリズムなどにすでに片鱗が見られる、R.シュトラウスにとって大切な英雄主義のテーマもが見られ、また、ラルゴでは歌曲のようなメロ ディのセンスも光っています。
 ソナタでは、運命論的な第1楽章、極めてオペラ的な緩徐楽章を経て勝利のフィナーレに至る壮大な叙事詩のようなドラマトゥルギー がみられること。R.シュトラウスへの愛と敬意に満ちた、ベロンの熱のこもった演奏が光ります。

 ギョーム・ベロンは、ブザンソン音楽院およびパリ国立高等音楽院でピアノとヴァイオリンの両方を学びました。
 エピナル国際ピアノコンク-ルで第1位、クララ・ ハスキルコンクールで現代作品の優秀演奏者に送られるモダン・タイムズ賞を受賞。
 ラ・ロック・ダンテロン音楽祭をはじめ様々な音楽祭に出演しています。
 室内楽ではルノー・カプソンらと共演多数、またオーケストラと協奏曲も演奏多数。
 




SUPRAPHON



SU 4343
\3200
ロシンタール伯爵ヤン・アントニーン・ロシの作品、
 世界初録音!

  ヤン・アントニーン・ロシ(1651-1721):
   (1) パルティア ニ短調~
    リュート、ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのための
   (2) 組曲 変ロ長調~フルートと通奏低音のための
   (3) 組曲 ト長調~チェンバロのための
   (4)ジグ ニ短調~ヴァイオリンのための
   (5)コンツェントゥス イ長調~
    リュート、ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのための
   (6) 組曲 ハ長調~チェンバロとリュートのための
   (7)シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750):
    ロジー伯爵のトンボー~リュートのための
 
 (1)~(6) =世界初録音
ヤン・チーシュマーシュ
 (バロック・リュート、バロック・ギター)
<oh!>アンサンブル
 【マルティナ・パストゥシカ(ヴァイオリン)、
  マルタ・クラトチヴィーロヴァー(フルート)、
  アンナ・フィルルス(チェンバロ)、
  クシシュトフ・フィルルス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)】

 ボヘミアのリュート奏者、作曲家として活躍したロシンタール伯爵ヤン・アントニーン・ロシの作品、世界初録音!

 セッション録音:2022年6月~2024年3月/PSMコンサートホール(ポーランド)/DDD

 ボヘミアのリュート奏者、作曲家とした活躍したロシンタール伯爵ヤン・アントニーン・ロシ(1650-1721)。音楽の分野だけではなくプラハのカレル大学で学び、哲学博士号を取得し卒業しています。

 リュート奏者としてフランス、イタリアで他の追随を許さないほどのヴィルトゥオーゾとなったロシは、リュリの作品に傾倒し、プラハでもフランス様式の普及に努めました。

 当アルバムにはリュートはもちろんのこと、ヴァイオリン、フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロのための作品を世界初録音しました。
 ロシといえばリュートというイメージがありますが、当時の資料を紐解くと彼の作品の多くはヴァイオリンや通奏低音を含む室内アンサンブルで演奏されていました。

 演奏のヤン・チーシュマーシュは、ヨーロッパ中からロシの手稿を集め、それらの作品を再構築。ポーランドのアンサンブル、<oh!> オルキェストラ・ヒストリチナのメンバーで構成された<oh!>アンサンブルとともに演奏しております。

 ロシの死後、ヴァイスが伯爵を讃え、有名なトンボーを作曲しており、当アルバムの終曲として収録しております。
 




AVIE


AV2678
\2700
アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番《コンコード・ソナタ》
 セント・ゴードンズ(ブラック・マーチ)
 ピアノ・ソナタ第2番《マサチューセッツ州コンコード1840~1860
   (コンコード・ソナタ)》
ドナルド・バーマン(ピアノ)

 アイヴズ生誕150周年記念!《コンコード・ソナタ》 のニュー・エディション!

 ☆アイヴズの研究者でもあるドナルド・バーマンが贈る、アイヴズ生誕150周年記念盤!
 ☆バーマンが新たに発見した多くの資料と長年の研究の成果が発揮された、新版 《コンコード・ソナタ》を弾く!

 チャールズ・アイヴズ生誕150周年を祝う作品集が登場です。演奏するのはこれまでにも数多くのアイヴズ作品を録音してきたピアニストであり、アイヴズの研究者でもあるドナルド・バーマン。
 メインとなる《コンコード・ソナタ》は来るべき前衛の幕開けを告げるターニング・ポイントとなった重要な作品と言えます。
 アイヴズが信奉する"超絶主義(マサチューセッツ州コンコードの4人の哲人によって形成された、性善説に基づく宗教的・哲学的倫理)"を骨格に、複調、クラスター、拍子なしのリズム...などアヴァンギャルドな要素と、ベートーヴェンの運命交響曲の動機、ハンマークラヴィーア・ソナタの様式感とが細胞となって生み出された作品です。
 この重要な作品をドナルド・バーマンは、アイヴズが残した数多くのメモなどを参考にし、新たな版で録音しています。

 ※録音:2022年1月3日-4日、ニューヨーク
 




DA VINCI CLASSICS


C00856
\2600
W.F.バッハ:12のポロネーズ
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
  12のポロネーズ F12
 ボーナス・トラック ~
  W.F.バッハの作とされる4つの小品
   (マーティン・グレイソン編集)
    〔メヌエット ト長調、ブレ ロ短調、
     メヌエット ニ短調、アレグロ ト短調〕
ジャンカルロ・シモナッチ(ピアノ)

 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの勇壮なポロネーズ集!

 ☆大バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの勇壮なポロネーズ集!
 ☆近現代作品のスペシャリスト、ジャンカルロ・シモナッチが弾くW.F.バッハ!

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハの長男であり、彼が持つ才能を最大限に注ぎ込んで教育し、当時のもっとも熟練した鍵盤楽器奏者、即興演奏家、作曲家へと成長したヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ。サティやモンポウ、ケージやフェルドマン、自作など、近現代の傑出したアルバムをリリースしてきたイタリアのベテラン・ピアニスト兼作曲家、ジャンカルロ・シモナッチが贈る、W.F.バッハのポロネーズ集。
 大バッハの「平均律クラヴィーア曲集」の構造と調整の順序を反映した「12のポロネーズ」は、ポーランドの威厳や壮麗さと高貴さを内包しており、非常に快活で自発的な長調の曲と、対照的に抒情的で洗練された短調の曲が交互に配置されています。
 ボーナス・トラックとして、伝W.F.バッハの小品も収録。(W.F.バッハは父親の作品を自作と偽ったり、逆にW.F.バッハの作品がJ.S.バッハ作として紹介される等、真作不明の問題が残されています。)

 ※録音:2023年、イタリア
 
 

C00860
\2600
ゲラルデスキ:鍵盤楽器のための3つのソナタ
 フィリッポ・マリア・ゲラルデスキ(1738-1808):
  ソナタ第1番ハ長調
  ソナタ第2番変ロ長調
  ソナタ第3番ホ長調
マヌエル・マランドリーニ(ピアノ)

 フィリッポ・マリア・ゲラルデスキの3つのピアノ・ソナタ!

 ☆トスカーナ大公の宮廷で楽長を務めた18世紀後半の偉大な音楽家、フィリッポ・マリア・ゲラルデスキ!
 ☆オーストリア大公妃マリア・テレサに捧げられた3つのソナタを、マヌエル・マランドリーニが弾く!

 フィリッポ・マリア・ゲラルデスキ(1738-1808)は、18世紀後半イタリアの音楽家の中でも第一級の人物でした。
 彼は、当時もっとも偉大な音楽家および音楽学者の一人であった伝説的なフランシスコ会修道士、マルティーニ神父の指導の下で学ぶという特権に恵まれ、後にボローニャのアカデミア・フィラルモニカ(一部のエリート音楽家に与えられる栄誉)の会員となり、イタリア中部のいくつかの重要な音楽礼拝堂で音楽監督として働き、後にオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝となるトスカーナ大公の宮廷で楽長を務めました。
 このアルバムでは、ゲラルデスキが生前に出版し、オーストリア大公妃マリア・テレサに捧げた3つの鍵盤楽器ソナタを収録。
 これらの作品は、エトルリア王、ブルボン王ルイ1世の葬儀のために書いた有名なレクイエムとともに、ゲラルデスキのもっとも高く評価された作品の1つです。

 マヌエル・マランドリーニは、バッハ国際音楽コンクールのコンサート部門第1位やウィーンのアマデウス作曲賞第3位など、数々の受賞歴を誇り、ピアニスト、作曲家、音楽理論の教授、そして音楽イベントの企画や管理にも豊富な経験を持つスペインの音楽家です。

 ※録音:2023年、イタリア
 
 

C00863
\2600
リャプノフ:ピアノ作品集
 セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):
  薄明かりの歌 Op.22
  秋の歌 Op.26
  ピアノ・ソナタ Op.27
  ロシアの主題による変奏曲とフーガ Op.49
  ジョージアの主題による変奏曲 Op.60
ルーカ・ファルデッリ(ピアノ)

 リャプノフ没後100周年記念盤!

 ☆セルゲイ・リャプノフ没後100周年記念盤!
 ☆リスト、チャイコフスキー、ロシア5人組など、多様な要素を受け継いで独自のスタイルを創り上げたリャプノフのピアノ傑作選!

 セルゲイ・リャプノフ(1859-1924)の没後100周年を記念してリリースされるこのアルバムは、ピアノ音楽の分野におけるリャプノフの誰もが認める傑作のいくつかをさらに深く掘り下げる絶好の機会です。
 リャプノフはピアニストとしての系譜がフランツ・リストに直接由来しており(リストの弟子カール・クリントヴォルトにピアノを師事)、現代ロシア音楽のライバルであった2つの流派の巨匠(一方はチャイコフスキーと弟子のタネーエフ、もう一方は民族主義を目指したロシア5人組のバラキレフ)から作曲を学んだため、様々な要素を取り入れて独自のスタイルを構築することができました。
 リスト・スクールで学んだピアノの妙技、西洋スタイルのロシアの巨匠から受け継いだ様式、ロシア5人組と彼自身のフィールドワークから得られたロシア民族遺産に関する知識などの要素が、ノスタルジックな「薄明かりの歌」と「秋の歌」、力強く高度な技巧が求められるピアノ・ソナタ、ロシアとジョージア(グルジア)の主題による変奏曲に現れています。

 ※録音:2023年、イタリア
 
 

C00858
\2600
ヤナーチェク:ピアノ作品集
 ヤナーチェク:
  草かげの小径にて 第1集
  霧の中で
  ピアノ・ソナタ《1905年10月1日、街頭にて》
ジャンルイジ・ダニエーレ
 (ピアノ/スタインウェイD 274)

 イタリアの若き名手が弾くヤナーチェクの「草かげの小径にて」!

 イタリアのカンポバッソ出身のピアニスト、ジャンルイジ・ダニエーレが弾くヤナーチェクの作品集。
 ダニエーレは、ペロシ音楽院、サンタ・チェチーリア音楽院で研鑽を積み、ソリスト、室内楽奏者、伴奏者としてイタリア国内外で活躍。
 これまでに、ロンドン国際音楽コンクール第3位、カルロス&ソフィア国際ピアノ・コンクール第2位、メディチ国際音楽コンクール第2位、セルジオ・カファロ国際コンクール「ドメニコ・スカルラッティ・ソナタ最優秀演奏賞」など、数多くのコンクールで入賞しています。

 本アルバムでは、当初ハルモニウムのために構想され、夭逝した最愛の娘オルガに手向けられた哀悼音楽 《草かげの小径にて》。
 娘オルガの死や、数々のオペラがプラハの歌劇場から拒絶されるなど、ヤナーチェクが人生の難局に立たされていた時期の作品である 《霧の中で》。
 占領下の祖国で行われた残虐行為に対するすべての痛みを表現したソナタ 《1905年10月1日、街頭にて》 という、ダニエーレがレパートリーとしている20世紀の作品から、チェコの作曲家ヤナーチェクによる3つの作品を取り上げています。

 ※録音:2023年11月3日-5日(イタリア)
 
 

C00859
\2600
フランスの女性作曲家
ルイーズ・ファランク:室内楽作品集

 ルイーズ・ファランク:
  クラリネット三重奏曲変ホ長調 Op.44
  スケルツォ変ロ長調 Op.47 より アレグロ
  フルート三重奏曲ホ短調 Op.45
  ピアノのための即興曲ロ短調
マリア・カトゥレッリ(フルート)
リヴィア・タンショーニ(クラリネット)
リヴィア・デ・ロマニス(チェロ)
ミケーレ・トッツェッティ(ピアノ)

 17世紀半ばからロマン派の時代まで、偉大な彫刻家一族を輩出した高貴な芸術家の家系に生まれたフランスの女性作曲家、ルイーズ・ファランク。
 コンサート・ピアニスト、ピアノ教師(パリ国立高等音楽院初の女性ピアノ科教授)、作曲家としてのキャリアをスタートさせ、3曲の交響曲をはじめとする管弦楽作品、多くの重要な室内楽作品など、豊富な作品を残しています。
 本アルバムに収められた2つの三重奏曲は、木管楽器とチェロ、ピアノを組み合わせたもので、作曲者の輝かしい想像力と、ドイツ楽派の古典派および初期ロマン派の伝統に根ざした彼女の姿勢が表れています。
 この2作に加え、ピアノ独奏のための2つの小品をカップリング。ファランクの天賦の才を証明しています。

 ※録音:2022年12月ー2023年7月(イタリア)
 
 

C00861
\2600
ギリシャ生まれのアメリカの作曲家カロミリス:旧世界、新世界 ~ 室内楽作品集
 チャールズ・カロミリス:
  【旧世界】
   ジネーヴラと仲間たちのための組曲/
   Oboeliks/Sirtateli/
  【新世界】
   ノーザン・ソング/ジョニーの旅/
   トリオ・ファドリンのための組曲
パノ・ホラ・アンサンブル

 ギリシャ生まれのアメリカの作曲家、チャールズ・カロミリスの室内楽作品集。
 中近東や中東の音楽的アイデアを取り上げることで、音楽の交錯を探求しているパノ・ホラ・アンサンブル(メンバーは、ツィンバロン、フルート、ヴァイオリン、ギター、コントラバス奏者など)が、カロミリスの2つの異なる世界を描きます。
 
 


C00862
(2CD)
特別価格
\3600
フェルナンド・デ・ルカ(ハープシコード)
ヘンデル:ハープシコード作品全集 Vol.2
フェルナンド・デ・ルカ(ハープシコード)
 ヘンデル:
  【CD1】
   シャコンヌ ヘ長調 HWV485/組曲ニ短調 HWV448/組曲ニ短調 HWV449/
   ソナチネ ニ短調 HWV581/アルマンド イ短調 HWV478/
   シャコンヌ ト短調 HWV486/パルティータ ハ短調 HWV444/
  【CD2】
   組曲ハ短調 HWV445/前奏曲とアレグロ イ短調 HWV576/
   エア ト長調 HWV467/トッカータ ト短調 HWV586/
   ソナチネ ト短調 HWV583/ソナチネ ト短調 HWV580/協奏曲ト長調 HWV487/
   エア 変ロ長調 HWV471/前奏曲 ヘ長調 HWV567/前奏曲ヘ短調 HWV568/
   前奏曲ト短調 HWV573/前奏曲ホ長調 HWV566/エア ト短調 HWV466/
   エア 変ロ長調 HWV470/Impertinence ト短調 HWV494/
   エア ヘ長調 HWV465(2つの変奏付き)/アレグロ ニ短調 HWV475/
   アルマンド変ロ長調 HWV479/クーラント ロ短調 HWV489/
   エア ハ短調 HWV458/ソナチネ イ短調HWV584/
   パルティータ イ長調 HWV454/アリア ハ短調 HWV459

 本アルバムは、フェルナンド・デ・ルカによるヘンデルのハープシコード作品全集の第2巻で、複数の楽章からなる作品(組曲 HWV448、449、445、パルティータHWV444、454など)と、短い小品が組み合わされています。
 ヘンデル演奏の第一人者である、フェルナンド・デ・ルカがこの録音プロジェクトを通して、ヘンデルの創造力とファンタジーの多様性、そしてニュアンスを示すとともに、これら作品が持つ類まれな芸術的価値を再発見しています。

 ※録音:2022年10月-12月(イタリア)
 



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EURO ARTS(SACD Hybrid)



20 47347
(2SACD HYBRID)
\5200→\4790
プレトニョフ(ピアノ)
 ケント・ナガノ(指揮)&ラフマニノフ国際管弦楽団
ラフマニノフ:
 ピアノ協奏曲全集、パガニーニの主題による狂詩曲

  Disc 1
   ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
   ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
  Disc 2
   ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1
   ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40
   パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
ケント・ナガノ(指揮)
ラフマニノフ国際管弦楽団
アシスタント・コンダクター:
 ウラディスラフ・ラヴリク
コンサート・マスター:
 アルトゥール・ポドレスニー
KKC 6857/8
(2SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6000

 ラフマニノフ生誕150年記念、プレトニョフによるラフマニノフのピアノ協奏曲全曲録音!RIO結成後初のコンサートでのライヴ収録!指揮はケント・ナガノ!

 (ピアノ)使用楽器:Shigeru Kawai Grand Piano, SK-EX(調律師:山本有宗)
 録音:2023年10月、ロゼ・コンサート・ホール、ロール、スイス(ライヴ)/177'15

 ミハイル・プレトニョフが新たに創設したラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)による第2 弾アルバムの登場。
 第1弾は、『チャイコフスキー:組曲「白鳥の湖」&シチェ ドリン:カルメン組曲』というオーケストラ作品をプレトニョフによる指揮で録音したものでしたが、今回は、2023年に生誕150年を迎えたラフマニノフのピ アノと管弦楽のための作品全曲(4つのピアノ協奏曲、パガニーニの主題による狂詩曲)。
 ピアノはもちろんプレトニョフ、そして指揮にはケント・ナガノを迎え、 スイスの新ホール『ロゼ・コンサート・ホール』でライヴ録音されました。
 オーケストラが結成されて、はじめての公の場での演奏となりました。

 ロシアを代表する作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)は、優れたピアニストであり、多くのピアノ作品を作曲しています。
 ピアノのための協奏作品 は全部で5つ。それらは様々な時代に書かれ、独自の個性を放っています。
 当盤にはそれらすべてが収められており、ラフマニノフという作曲家の書法の変遷を たどることのできる内容です。
 さらにプレトニョフの演奏によって、それぞれの作品の個性が存分に引き出されていると言えるでしょう。
 モスクワ音楽院在学中に 卒業試験のために書かれた瑞々しいピアニズムをもつ第1番。ラフマニノフの代表作でありピアノ音楽全体の中でも屈指の名曲第2番。
 技術、表現力ともに最 高難度を誇る作品第3番。これまでの作品とは違った厳粛な雰囲気、そして成熟したロマンティシズムをもつ第4番。
 パガニーニの《24の奇想曲》の第24番〈主題と変奏〉の主題が用いられた、ラフマニノフらしい甘美で繊細な雰囲気の「パガニーニの主題による狂詩曲」。
 ラフマニノフを深く敬愛するプレトニョフは、指揮者としてもピアニストとしてもその作品に熱心に取り組み、コンサートでも録音でもその実績は認められ、さら に今回はオーケストラにその名を冠するほど。
 2023年には東フィルと全曲演奏会を開催するなど、いまラフマニノフを聴くならプレトニョフと言わしめる最高 の演奏を堪能することができます。



ミハエル・プレトニョフ

 1978 年第 6 回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で優勝し、以来国際的なピアニストとして活躍。
 1990 年にはロシア・ナショナル管弦楽団(RNO) を設立し、自身も指揮者、音楽監督として演奏会だけではなく数多くの録音を行い、積極的な活動を展開。
 2022 年にスロヴァキアの首都ブラティスラヴァを 拠点とした新しいオーケストラ、ラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)を設立。楽団名はプレトニョフが以前より影響を受け、愛した祖国を離れなければならなかっ た作曲家ラフマニノフの名を冠しています。
 オーケストラメンバーは、RNO の元メンバーや本拠地スロヴァキア、オーストリア、ウクライナなどの東西の優れた 演奏家で構成されている

 
 
 

KKC 6855/6
(2SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6000

輸入盤/発売済み
 20 11067
(2SACD HYBRID)
\5200→\4790
国内盤発売
 プレトニョフ&ラフマニノフ国際管弦楽団第1弾
  チャイコフスキー:組曲「白鳥の湖」、
  シチェドリン:カルメン組曲
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ラフマニノフ国際管弦楽団
  Disc1
   チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」(プレトニョフによる特別編集版)
    I. Moderato assai/II. Allegro/III. Moderato assai/
    IV. Allegro moderato/V. Andante con moto/VI. Allegro agitato
  Disc2
   シチェドリン:カルメン組曲(ビゼーの歌劇「カルメン」による弦楽と打楽器のための編曲版)
    I. Introduction: Andante assai/II. Dance: Allegro/
    III. First Intermezzo: Allegro moderato/
    IV. Changing of the Guard: Moderato/
    V. Carmen's Entrance and Habanera: Allegro moderato/
    VI. Scene: Allegro moderato/VII. Second Intermezzo: Larghetto/
    VIII. Bolero: Allegro vivo/IX. Torero: Moderato con stoltezza/
    X. Torero and Carmen: Lento/XI. Adagio: Andante moderato/
    XII. Fortune-Telling: Andantino/XIII. Finale: Allegro

 [国内仕様盤]プレトニョフが新たに創設したオケ、ラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)による初録音!プレトニョフ編「白鳥の湖」&シチェドリン「カルメン」組曲

 録音:2022年8月、モイゼス・ホール、ブラチスラヴァ、スロバキア/87:00( [Disc1] 42:49 [Disc2] 45:22 )、[EURO ARTS] 20-11067、輸入盤・日本語帯・解説付

 2022年にプレトニョフが新たに創設したラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)待望の録音が登場!
 ロシア出身のミハイル・プレトニョフは1978年第6回チャイコ フスキー国際コンクールのピアノ部門で優勝し、以来国際的なピアニストとして活躍。
 1990年にはロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を設立し、自身も指揮者、 音楽監督として演奏会だけではなく数多くの録音を行い、積極的な活動を展開してきました。
 そして2022年にスロヴァキアの首都ブラティスラヴァを拠点とした 新しいオーケストラ、ラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)を設立。
 楽団名はプレトニョフが以前より影響を受け、愛した祖国を離れなければならなかった作曲家ラフ マニノフの名を冠しています。
 オーケストラメンバーは、RNO の元メンバーや本拠地スロヴァキア、オーストリア、ウクライナなどの東西の優れた演奏家で構成され ています。

 録音は、2022年8月にモブラチスラヴァのイゼス・ホールで行われました。
 演目は、チャイコフスキーの「白鳥の湖」とシチェドリンの「カルメン組曲」。プレトニョフは「白鳥の湖」の全曲版をRNOと録音(2009年)していますが、今回は6つの楽章に編集されたプレトニョフによる特別編集版。
 「白鳥の湖」の物語に沿うよ うにプレトニョフが選曲・構成しています。美しく詩的でおとぎ話の魔法のように、その音楽の優雅さを絶妙なバランスで描いています。
 同じくシチェドリンの「カ ルメン組曲」もRNOとの録音(1998年)がありますが、今回新たにRIOとの録音も注目。
 「カルメン組曲」は作曲者が夫人プリセツカヤ主演のバレエのために、 ビゼーの名作を弦楽器と打楽器にパラフレーズしたもの。
 既に知れわたった名曲を舞踏化し、お馴染みの旋律が随所にちりばめられ、パワフルな弦楽にコミカルな 打楽器の融合が面白い作品となっています。
 プレトニョフとラフマニノフ国際管弦楽団の今後の活動に大いに期待できる内容となっています。
 




INDESENS CALLIOPE RECORDS



XIC047
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
フォーレ:エッセンシャル・ピアノ・ワークス
 フォーレ:
  バラード嬰ヘ長調 Op.19/
  8つの小品 Op.84 より 第5曲 即興曲/
  パヴァーヌ Op.50/3つの無言歌 Op17 より 第3曲 変イ長調/
  即興曲第2番ヘ短調 Op.31/夜想曲第6番変ニ長調 Op.63/
  夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.74/ 前奏曲ト短調 Op.103-3/
  舟歌第5番嬰ヘ短調 Op.66/主題と変奏嬰ハ短調 Op.73
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)
IC047
\2600

 フォーレ没後100周年プロジェクト!フランスの至宝ローラン・ヴァグシャル!

 ☆フランス音楽のスペシャリスト、ローラン・ヴァグシャル!
 ☆Indesens Calliopeが取り組むフォーレ没後100周年プロジェクト!

 フランス音楽の名盤を次々と生み出し、メディアからも絶賛されているピアニスト、ローラン・ヴァグシャルによるフォーレ没後100周年記念アルバムがフランスのIndesens Calliope Recordsから登場。

 ガブリエル・フォーレは、19世紀末のフランス楽派の復興における重要人物であり、その作曲スタイルは20世紀の多くの作曲家に影響を与えました。
 作品は、管弦楽曲から協奏曲、室内楽曲、歌曲など多岐にわたり、特にピアノのための作品はおよそ70曲という多作を残しています。
 フォーレのピアノ作品は未だ過小評価され、今日ほとんど演奏されていないものもあり、本アルバムでローラン・ヴァグシャルは、フォーレの偉大な遺産を讃え、傑作に加えて、トランスクリプションや未発表作品にもスポットを当てています。

 フランス音楽の解釈に情熱を注ぎ、忘れられた作曲家の熱心な擁護者でもあるローラン・ヴァグシャルは、これまでにサン=サーンス、フォーレ、フランク、ショーソン、ドビュッシー、さらにはマニャール、デュカス、ピエルネ、カプレ、ゴーベール、フローラン・シュミット、ヴィエルヌ、モーリス・エマニュエル、ジャン・クラ、フランセなどの録音(室内楽やピアノ曲)を残しており、彼のディスコグラフィはDiapason, Classica, Gramophone, The Guardianといったメディアから絶賛されています。
 「驚異的なカリスマを持つ異色のピアニスト」(ル・モンド)

 ※録音:2023年12月、スタジオ・ド・ムードン(フランス)
 
 

IC012
\2600
フォーレ&ラヴェル ~ ジャズ・インプレッションズ
 フォーレ:
  「レクイエム ニ短調」 より
   イントロイトゥスとキリエ, アニュス・デイ, リベラ・メ/
  「3つの歌」 より 夢のあとに/パヴァーヌ
 ラヴェル:
  「ピアノ協奏曲ト短調」 より
   第2楽章 アレグロ・アッサイ*/ダフニスとクロエ/
  「ダフニスとクロエ」 より
   宗教的な踊り/逝ける王女のためのパヴァーヌ/
  「マ・メール・ロワ」 より 妖精の園/
  「スペイン狂詩曲」 より 夜への前奏曲/前奏曲
エルヴェ・セラン(ピアノ)
クロード・エジェア(フリューゲルホルン)*

 エルヴェ・セランがジャズ・テイストに仕上げたフォーレ&ラヴェル!

 ☆エルヴェ・セランがクラシックの名曲をジャズのアプローチと即興で再構築する「ジャズ・インプレッションズ」シリーズ!
 ☆ウィットの効いたピアノで薫り高く描くフォーレ&ラヴェルの名曲たち!

 フレンチ・ジャズ・ピアノの名手、エルヴェ・セランがクラシックの名曲をジャズのアプローチと即興で再構築する「ジャズ・インプレッションズ」シリーズ。
 ドビュッシーを取り上げ、見事ジャズ・マガジンの「Choc」を獲得した第1弾(INDE107)に続いて、今度はフォーレとラヴェルの作品を再構築したアルバムが完成。
 フォーレの「レクイエム」やラヴェルの「ダフニスとクロエ」、「逝ける王女のためのパヴァーヌ」などといった20世紀のフランス音楽を象徴する名曲たちを料理します。
 パリ音楽院ではクラシック・ピアノも本格的に学んだセランのインスピレーションあふれる知的な演奏をお楽しみください。

 ※録音:2023年9月13日-15日&10月8日、スタジオ・ド・ムードン(フランス)
 




CPO



555397
(2CD)
\4200
アントン・ライヒャ(1770-1836):室内楽作品集
 【CD1】
  1-4. グランド・カルテット・コンチェルタント 変ホ長調 Op. 104 -
   ピアノ、フルート、ファゴットとチェロのために
  5-8. 三重奏曲 ト長調 - フルート、ヴァイオリンとチェロのために
 【CD2】
  1-4. グランド・トリオ・コンチェルタント イ長調 Op. 101 No. 6 -
   ヴァイオリン、チェロとピアノのために
  5-16. 五重奏曲第2番 変ホ長調 -
   フルート、クラリネット、ホルン、ファゴットとヴィオラのために
アルベルト・シュヴァイツァー・アンサンブル
キヴェリ・デルケン(ピアノ)
アンジェラ・ファーキンス(フルート)
マルティン・シュパンゲンベルク
 (クラリネット)
ティルマン・ヘフス(ホルン)
エッカルト・ヒュープナー(ファゴット)
フローリアン・ドンダラー
 (ヴァイオリン/ヴィオラ)
ターニャ・テツラフ(チェロ)

 録音:2022年4月16-18日 Bremen, Sendesaal(ドイツ)
 総収録時間:129分

 チェコで生まれ、ドイツとフランスで活躍した作曲家アントン・ライヒャ(アントワーヌ・ライシャ/アントニーン・レイハとも)。ベートーヴェンより10か月早く生まれ、ボンで過ごした際には親交を持ったことでも知られています。
 1808年からパリに移り、やがてパリ音楽院の作曲科の教授に就任。フランツ・リスト、エクトル・ベルリオーズ、シャルル・グノー、セザール・フランクら優秀な弟子を育てあげました。
 古典派様式の室内楽曲に優れた作品を残しましたが、同時代の作曲家たちに比べると、かなり先進的なアイデアを取り入れたことや、自身の作品の出版をそれほど望まなかったためか、死後は一部の作品以外ほとんど忘れられてしまい、現在では管楽器のための作品の一部が愛好されるに留まっています。
 この2枚組にはさまざまな編成による4曲の室内楽曲を収録。
 15歳からケルン選帝侯宮廷楽団のフルート奏者を務めていた彼だけに、フルートの扱いに長けており、アルバム中の3曲のフルートを用いた作品はとりわけ聴きごたえがあります。
 今作ではクリスティアン・テツラフとの来日公演で目覚ましい演奏を聞かせたキヴェリ・デルケン(デュルケン)や、 チェリストのターニャ・テツラフらを交え、ダイナミックな音楽を作り上げています。
 
 

555450
\2600
シックハルト:6つのソナタ Op. 22
 ヨハン・クリスティアン・シックハルト:6つのソナタ Op. 22-
  2つのリコーダー、オーボエと通奏低音のために
   1-4. ソナタ第1番 ヘ長調/5-9. ソナタ第2番 ニ長調/
   10-14. ソナタ第3番 ハ短調/15-18. ソナタ第4番 ト長調/
   19-22. ソナタ第5番 ニ短調/23-27. ソナタ第6番 イ短調
エポカ・バロッカ(古楽器アンサンブル)

 録音:2021年2月5-7日 Dorfmuhle Lehrberg(ドイツ)
 総収録時間:73分

 J.S.バッハよりも3年早く生まれ、10年以上長生きした作曲家ヨハン・クリスティアン・シックハルト。
 ドイツとオランダで活躍、リコーダーを用いた作品を多く書き、存命中には作品を献呈した貴族や王族から高く評価され、作品を愛奏したアマチュア奏者たちの人気を博しました。
 アムステルダムの出版社エティエンヌ・ロジェから少なくとも30組以上の作品が出版されましたが、残念なことにその出版譜の多くは現存していません。
 しかし20世紀初頭、リコーダー演奏に関心が集まるようになり、彼の一部の作品も再出版され、その優美な音楽が再び知られるようになりました。
 このアルバムに収録された6つのソナタはエティエンヌ・ロジェから出版された曲集で、どれも2つのリコーダーを主役とした親しみやすく素朴な旋律を持っています。
 
 演奏するエポカ・バロッカの2人の奏者は、各々2種類の楽器(アルト・リコーダーとヴォイス・フルート)を使い分け、作品の性格を描きわけています。
 
 

555542
\3100
テレマン:1721年の就任式カンタータ
 1-6. カンタータ
  「Gesegnet ist die Zuversicht かたき望みに祝福あり」
   TVWV 1:616
 7-9. ファンタジア第5番 変ロ長調 TWV 40:30
 10-12. ファンタジア第12番 変ホ長調 TWV 40:37
 13-21. カンタータ「Kommt her zu mir alle」 TVWV 1:1008
 22-24. ファンタジア第9番 ハ長調 TWV 40:34
 25-27. ファンタジア第10番 ホ長調 TWV 40:35
 28-35. カンタータ「Es ist ein groBer Gewinn」 TVWV 1:502
ハンナ・ツムザンデ(ソプラノ)
ジュヌヴィエーヴ・チュミ(アルト)
ミルコ・ルートヴィヒ(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
ハンブルク・ラーツムジーク
 (古楽器オーケストラ)
ジモーネ・エッケルト
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ&指揮)

 録音:2022年2月28日、3月2-3日 Wedel-Schulau, Christuskirche(ドイツ)
 総収録時間:74分

 1721年、ハンザ自由都市ハンブルクの音楽監督ヨアヒム・ゲルステンビュッテルの死去に伴い、後任として選ばれたのが当時40歳のテレマンでした。
 同年9月21日に彼はカントルとして初の演奏会を指揮、教会の信者たちに一連のプログラムを提供。
 説教の前後にはそれぞれカンタータが演奏され、終了時には、今後演奏する予定の作品からの抜粋が披露され、聴衆たちは次の演奏会に多大な期待を寄せたということです。
 このハンブルク・ラーツムジークの演奏は、歴史的な就任式を再現。カンタータにあわせ、指揮者を務めるエッケルトがヴィオラ・ダ・ガンバで「12のファンタジア」から4曲を演奏しています。
 
 

555543
\3100
ハイニヒェン:ドイツ語による宗教的カンタータ集
 1-8. カンタータ
  「Gelobet sei der Herr わが神なる主はたたえられん」
 9-14. カンタータ「Lass dichs nicht irren」
 15. カンタータ「Der Segen des Herrn machet reich」
 16-21. カンタータ
  「Gott ist unser Zuversicht 神はわれらの確信なり」
 22-28. カンタータ「Der Herr ist nahe 主は近くにおられる」
マグダレーネ・ハラー(ソプラノ)
ベルナデッテ・ベッカーマン(アルト)
トビアス・フンガー(テノール)
フェリックス・シュヴァントケ(バス)
ザクセン声楽アンサンブル
バツドルファー・ホーフカペレ
 (古楽器オーケストラ)
マティアス・ユング(指揮)

 録音:2022年1月28-30日 Dresden, Annenkirche(ドイツ)
 総収録時間:57分

 ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェンはライプツィヒ大学で法律を学び弁護士資格を取得。1709年まで法曹界に身を置きましたが、1710年に通奏低音に関する論文を発表した後、イタリアに留学。
 音楽的視野を広げ、1716年にはドレスデンの「強健王」アウグストの宮廷指揮者に任命されました。
 彼はドイツ語による宗教的カンタータを20曲以上残してますが、その内容はさまざま。
 厳格なコラール楽章があれば、オペラを思わせる華やかなアリア、抒情的で自然を描写したようなのどかな曲までを、独唱者、合唱、オーケストラが一体となって演奏しています。

 
 
 


555595
(2CD)
\5300
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)
 テレジア管弦楽団(古楽器オーケストラ)
チマローザ:歌劇《女の手管》

 ドメニコ・チマローザ(1749-1801):
  歌劇《女の手管》 全2幕
   台本:ジュゼッペ・パロンバ
ドン・ジャンパオロ...
 ロッコ・カヴァルッツィ(バス)
ベッリーナ...エレオノーラ・ベロッチ(ソプラノ)
ドン・ロムアルド...マッテーオ・ロイ(バリトン)
フィランドロ...
 ヴァレンティーノ・ブッツァ(テノール)
エルシーリア...マルティーナ・リカリ(ソプラノ)
レオノーラ...
 アンジェラ・スキザーノ(メゾ・ソプラノ)
テレジア管弦楽団(古楽器オーケストラ)
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)

 録音:2022年10月6-9日 レアーテ音楽祭 フラーヴィオ・ヴェスパジアーノ劇場(イタリア)
 総収録時間:158分

 ローマの名家の養女ベッリーナと若い商人フィランドロは相思相愛の仲。しかし、ベッリーナの亡き養父が遺産相続の条件として、ナポリの金持ちドン・ジャンパオロと結婚することを遺言状に記していました。
 ドン・ジャンパオロがローマを訪れ、ベッリーナの後見人で自称法学博士のドン・ロムアルドもベッリーナに想いを寄せ、あわよくば彼女と結婚しようと目論んでいたため、事態は紛糾します。
 友人エリシーリアと家政婦レオノーラの助けを借りてベッリーナはこの難題に立ち向かいます......
 
 ウィーンの宮廷楽長時代に上演した《秘密の結婚》(1792)に続いて、故郷ナポリに帰ったドメニコ・チマローザが1794年に発表した《女の手管》は、前作に負けずとも劣らない喜劇オペラの傑作。
 本作は、作曲家の代表作《秘密の結婚》の影に隠れて上演機会が少ないこの作品を、希少な古楽オペラ作品を積極的に取り上げることで知られるレアーテ音楽祭(2022)で上演。
 先行発売された映像と同じプロダクションです。
 
 バロック・古典派からベルカントまで、イタリア・オペラの名匠アレッサンドロ・デ・マルキと新進気鋭の若手奏者・歌手たちによる演奏。
 流麗な旋律と機知に溢れたチマローザの知られざる傑作をお楽しみください。
 
 


555647
\2600
ハンザ同盟の古都の音楽 第2集
 今作のテーマはグダニスク(ドイツ名ダンツィヒ)
ヨーロッパ・ハンザ・アンサンブル
 (古楽声楽アンサンブル)
マンフレート・コルデス(指揮)
 1. クリストフ・ヴェルナー(1619頃-1650):Es erhub sich ein Streit いさかいは起れり 18声-
  8人の独唱者、弦楽器、管楽器と通奏低音のために
 2. バルタザール・エルベン(1626-1686):
  Domine Iesu Christe 主イエス・キリストよ 5声 - 5人の独唱者のために
 3. カスパー・フェルスター(1616-1673):ソナタ7声 - 管楽器、弦楽器と通奏低音のたえに
 4. フェルスター:
  Ad arma fideles 武器をとれ、忠実なるものたちよ 3声 - 2人のソプラノ、バスと通奏低音のために
 5. 作者不詳:ダンツィヒのタブラトゥーラより
  Dulcis memoria et suavis recordation(1570頃) - オルガン独奏のために
 6. ニコラウス・ツァンギウス(1570頃-1619):
  Surrexit Christus キリストは蘇り給えり 8声 - 二部合唱のために
 7. クラト・ビュットナー(1616-1679):
  Wo ist dein Stachel nun, o Tod? 10声 - 5人の独唱者、弦楽器、管楽器と通奏低音のために
 8. パウル・ジーフェルト(1586-1666):
  Nu preis, mein Seel, den Herren lobesame 7声 - 4人の独唱者、楽器群のために
 9. ジーフェルト:ソナタ 8声 - 管楽器、弦楽器と通奏低音のために
 10. アンドレアス・ハーケンベルガー(1574-1627):Spiritus Domini 12声
 11. ジーフェルト:第1旋法によるファンタジア - オルガン独奏のために
 12. ヨハン・ヴァンニング(1537-1603):Rogate quae ad pacem sunt 8声 - 8人の独唱者のために
 13. ダニエル・ヤコビ(1605-1676):
  Pax aeterna 永遠の平和 10声 - 5人の独唱者、弦楽器と通奏低音のために
 14. マルシン・ミェルチェフスキ(1600頃-1651):
  マニフィカート 15声 - 8人の独唱者、弦楽器、管楽器と通奏低音のために

 録音:2023年5月31日-6月2日 Stiftskirche Bassum(ドイツ)
 総収録時間:70分

 cpoのシリーズ「ハンザ同盟の古都の音楽」第2集。
 今作のテーマはグダニスク(ドイツ名ダンツィヒ)です。
 ドイツ騎士団の支配下で近代化され経済成長したこの街には、ドイツからの移民やドイツ商人、ユダヤ人たちも集まり1361年にハンザ同盟の正式な貿易加盟都市となりました。
 その後はポーランド王国の庇護を得て更に発展しましたが、18世紀には戦争によって街は衰退。
 さまざまな国の支配下に置かれ、現在はポーランド最大の港湾都市として繁栄しています。
 このアルバムには17世紀グダニスクの知られざる宗教作品を中心に収録。オルガン曲や合唱曲、大天使ミカエルの戦いを描いた作品など、激動の時代を反映しながらも魅力的な曲を聴くことができます。
 この分野の第一人者マンフレート・コルデスとヨーロッパ・ハンザ・アンサンブルによる演奏で。

 


旧譜
ハンザ同盟の古都の音楽 第1集



 555578
\2600
ハンザ同盟の古都の音楽 第1集
 シュトラールズント
ヨーロッパ・ハンザ・アンサンブル(古楽器使用)
マンフレート・コルデス(指揮)
 ヨハン・フィーアダンク (1605-1646):
  1. Der Herr Zebaoth ist mit uns Ander Theil Geistlicher Concerten, 1643
   2人のソプラノ、2人のテノール、管楽、弦楽と通奏低音のために
  2. Das ist ein kostlich Ding Erster Theil Geistlichen Concerten, 1641
   2人のソプラノ、バスと通奏低音のために
  3. ソナタ 4声 Ander Theil darinnen ... Capricci, Canzoni vnd Sonaten, 1641
   2つのヴァイオリン、2つのツィンクと通奏低音のために
 カルパー・モヴィウス(1610-1671):
  4. Schaffe in mir, Gott, ein reines Herz Triumphus Musicus, 1640 4声部からなる2つの合唱のために
  5. Gott ist unser Zuversicht und Starke 4声部からなる2つの合唱のために
 フィーアダンク:
  6. カプリッチョ イ短調 Ander Theil darinnen ... Capricci, Canzoni vnd Sonaten, 1641
   2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のために
  7. ソナタ ニ短調 2つのツィンク、3つのサクバットと通奏低音のために
 オイハリウス・ホフマン(1540頃-1588):
  8-11. Kompositionen fur Stralsunder Honoratioren (XXIIII Cantiones, 1577)
   8. Fur Thomas Brandenburg: Doce me, Domine / 9. Fur Heinrich Busch: Cantabo Domino
   10. Fur Joachim Ketel: Vigila super nos / 11. Fur Heinrich Hagemeister: Desine ab ira
  12. Ich suchte des Nachts Ander Theil Geistlicher Concerten, 1643
   5つの声部、2つのヴァイオリンと通奏低音のために
  13. ソナタ ニ短調 Ander Theil darinnen ... Capricci, Canzoni vnd Sonaten, 1641
   ツィンク、3つのサクバットと通奏低音のために
  14. Meine Harfe ist zur Klage worden Erster Theil Geistlichen Concerten, 1641
   4つの声部と通奏低音のために
 モヴィウス:
  15. In dich hab ich gehoffet, Herr Hymnodia Sacra, 1639 2人のソプラノ、バスと通奏低音のために
  16. Mein Gott, warum hast du mich verlassen- 2人のソプラノ、バスと通奏低音のために
 フィーアダンク:
  17. Ich beschwore euch Ander Theil Geistlicher Concerten, 1643
   ソプラノ、アルト、テノール、5部の弦楽と通奏低音のために
  18. Ich freue mich im Herren Hochzeitskomposition 1643 4つの声部と弦楽、管楽と通奏低音のために

 録音:2022年6月7-9日 Stiftskirche Bassum(ドイツ)
 総収録時間:70分

 cpoの新シリーズ「ハンザ同盟の古都の音楽」がスタート。
 第1集はシュトラールズントです。シュトラールズントは13世紀にハンザ同盟に加入し、14世紀から15世紀にかけて栄えました。
 その歴史地区はヴィスマールの歴史地区とセットでUNESCO世界遺産に指定されています。
 このアルバムには同地で17世紀に活躍した作曲家たちの器楽曲と宗教的声楽作品が収録されています。声楽も器楽もヴィルトゥオーゾ的な扱いがなされ、当時の演奏水準の高さをうかがわせます。
 ヴァイオリンに加え、サクバット、ツィンクなどが初期バロックに相応しい音彩を添えています。
 この分野の第一人者マンフレート・コルデスとヨーロッパ・ハンザ・アンサンブルによる演奏で。

 




TOCCATA CLASSICS



TOCC 94
(2CD)
\3100
ハヴァーガル・ブライアン(1876-1972):
 歌劇《チェンチ》全8場

  原作:パーシー・ビッシュ・シェリー『チェンチ一族』
  台本:ハヴァーガル・ブライアン
  【CD1】
   1. 序曲
   2-5. 第1場-第4場
  【CD2】
   1-4.第5場-第8場
 
 ※世界初録音
ベアトリーチェ・チェンチ...
 ヘレン・フィールド(ソプラノ)
チェンチ伯爵...
 ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)
ルクレツィア...
 イングヴェルドゥル・イル・ヨンスドッティル
カミロ枢機卿/将校...
 スチュアート・ケール(テノール)
オルシーノ/ベルナルド...
 ジャスティン・ラヴェンダー(テノール)
ジャコモ/サヴェッラ/第1の裁判官/第2の裁判官
 ...ジェフリー・カール(バリトン)
マルツィオ/第3の客/枢機卿...
 ニコラス・バクストン(テノール)
オリンピオ/コロンナ/客...
 デヴォン・ハリソン(バス)
第1の客/第2の客...セレナ・ケイ(ソプラノ)
アンドレア...合唱パート、朗読
ミレニアム・シンフォニア
ジェイムズ・ケレハー(指揮)

 録音:1997年12月12日(ライヴ) Queen Elizabeth Hall,Southbank Centre, London(UK)
 総収録時間:101分

 演奏に100分を要する交響曲第1番『ゴシック』が知られるイギリスの作曲家ハヴァーガル・ブライアン。
 存命中は30作を超える交響曲の他、管弦楽曲や歌 劇を作曲しましたが、これらはほとんど顧みられることがなく、1961年に前述の作品が演奏されたのを契機に、ようやくその存在が知られるようになりました。
 この《チェンチ》は1951年から1952年に作曲された彼の3番目の歌劇。
 イングランドの詩人パーシー・シェリーの悲劇『チェンチ一族』を下敷きにし、ブライア ン自身が台本を書き上げた8つの場面で構成されています。
 
 イタリア・ルネサンス期に起きた尊属殺人(父親殺し)をモティーフにし、自らの信念を貫く娘ベア トリーチェと、欲望の赴くまま行動した父の伯爵、この2人の対立を中心としたストーリーを強烈な文体で描いたシェリーの原作にブライアンが音楽をつけただ けあって、優美なアリアはほとんどなく、どちらかといえばストラヴィンスキーの《オイディプス王》のような音楽劇に近い仕上がりとなっています。
 このアルバムには 1997年、作曲家の没後25周年を記念して行われた演奏会形式による演奏を収録。レーベルによれば、これが初演だったとのことです。
 この作曲家にひと かたならぬ共感を寄せる音楽家たちによる渾身の上演が展開されています。

 
 
 


TOCC 719
\2600
わずか34歳で命を落としたフィンランドの若き天才作曲家
 トイヴォ・クーラ(1883-1918):歌曲全集 第1集
イェンニ・ラッティラ(ソプラノ)
キリル・コズロフスキ(ピアノ)
 1-3. 3つの歌曲 Op. 2
  1. No. 1. Syystunnelma(1904)/2. No. 2. Tuijotin tulehen kauan(1907)/
  3. No. 3. Aamulaulu (1905)
 4. Yo 夜 (1906)
 5-6. 2つの歌曲 Op. 6(1907)
  5. No. 1. Kesayo kirkkomaalla/6. No. 2. Epilogi
 7-8. 2つの歌曲 Op. 8
  7. No. 1. Suutelo(1907–8)/8. No. 2. Marjatan laulu(1908)
 9. Kas silloin vaan その時だけ(1899)*
 10. Merenkylpijaneidot 海で泳ぐ娘たち Op. 12(1909–10)*
 11-12. 2つの歌曲 Op. 16a
  11. No. 1. Sinikan laulu(1910)/12. No. 2. Lyo, sydan!(1906–09)
 13. Ut min vag i varlden gar(1899)
 14. Ela itke impeni nuori(1901)*
 15. Hei ja hei!(南オストロボスニア(ポフヤンマー)の民謡から)(作曲年不明)*
 南オストロボスニア(ポフヤンマー)の12の民謡 Op. 17b(1908–9)**
  16. No. 1. Niin kauan mina tramppaan/17. No. 2. Eika sita sanaa sanoa saisi/
  18. No. 3. Huuda hautas pohjasta/19. No. 4. Voi niita tuntia tuhansia/
  20. No. 5. Pappani maja on matala/21. No. 6. Poijat ne kulkee/
  22. No. 7. Tuoltapa nakyy se punanen talo/
  23. No. 8. Hautalan Heikin se kaunihin kesan/
  24. No. 9. Tuuli se taivutti koivun larvan/
  25. No. 10. Siniset silmat ja punaset posket/
  26. No. 11. Hae pois vaan sormukses/
  27. No. 12. Luullahan jotta on lysti olla
 
 *...世界初録音

 **...Op. 17b 全曲世界初録音

 録音:フィンランド 2018年1月10-12日 Kokkokangas Hall, Kempele, North Ostrobothnia、2018年5月20-21日 Snellman Hall, Kokkola. Central Ostrobothnia
 総収録時間:59分

 酒宴での諍いのあげくわずか34歳の若さで命を落としたフィンランドの若き作曲家トイヴォ・クーラ。
 彼はシベリウスに作曲を学ぶかたわらパリに留学、1907年、24歳で発表したヴァイオリン・ソナタが注目を浴びた後は、数多くの歌曲とピアノ曲を発表。
 その将来を嘱望されていたために、彼の早すぎた死はフィンラ ンド音楽界にとって計り知れない損失となってしまいました。
 
 そんなクーラの独唱のための歌曲全集は全2集が予定されており、第1集には、陽気で素朴な味 わいを持つ「南オストロボニアの12の民謡」など民謡素材を用いた曲や、16歳の時の作品「Ut min vag i varlden gar」などの27曲が収録されていま す。
 彼の歌曲はフィンランド語の独特な抑揚、アクセントに合わせ書かれおり、シベリウス・アカデミーで学んだソプラノ歌手イェンニ・ラッティラは言葉の持つ美 しさを最大に生かし、全てを表現力豊かに歌い上げています。

 
 
 

TOCC 724
\2600
ジョン・ガードナー(1917-2011):オルガン作品全集 第1集 トム・ウィンペニー(オルガン)
 1. イントラーダ Op. 241 No. 1(2000)
 2. 間奏曲 Op. 13 (Old Series) (1934)
 3-5. オルガンのためのソナタ Op. 204(1992)
 6. 讃歌の旋律:ビックレスクーム(1967)
 7. ビックレスクームによる2つの変奏 Op. 134(1976)
 8. 前奏曲 ト短調 Op. 96
 9. アントン・ブルックナー(1824-1896):ペルク前奏曲 ハ長調 WAB 129*
 10. ブルックナーの前奏曲による幻想曲とフーガ Op. 185(1989)
 11-15. 5つの讃歌の旋律による前奏曲 Op. 44(1959)
  11. No. 1. Old Hundredth/12. No. 2. Dundee/13. No. 3. Darwall's 148th*/
  14. No. 4. Down Ampney/15. No. 5. Veni Creator Spiritus*
 16. オルガンのための小品 Op. 10(Old Series)(1934)
 17. 終曲 Op. 241 No. 2(2000)
 
 *を除き世界初録音
 
 トラック9以外、全て作曲者はジョン・ガードナー

 録音:2023年5月31日-6月2日、9月5日 Christchurch Priory, Dorset(UK)
 総収録時間:70分

 イギリスの作曲家ジョン・ガードナーのオルガン作品集。10代から作品を発表するも、第二次世界大戦の終結を新たな出発点とみなし作品番号を1から付 け直し、以降数多くの作品を発表しました。
 ルネサンス、バロック、ジャズを愛した彼の作品には基本的に調性感があり、 高い完成度を持つことで知られま す。
 このアルバムには彼のオルガン作品を収録。英国の伝統的な讃歌を用いた作品や変奏曲などの興味深い作品に加え、ブルックナーの主題を用い、見 事な対位法を駆使して書かれたフーガも聴くことができます。
 アルバムには原曲となったブルックナーの短い「ペルク前奏曲」も収録。
 ガードナーが素朴な原曲 をどのように発展させたかも知ることができます。
 
 NAXOSをはじめ、数々のレーベルへの録音で知られるトム・ウィンペニーの演奏で。

 
 
 

TOCC 729
\2600
リンダ・クヴァラス(1960-):器楽曲、室内楽曲、歌曲 第1集
 1-3. セント・キルダの3つのスケッチ - ピアノのために(1994/1997)*
  1. No. 1. Andante/2. No. 2. Dark, manic, turbulent/
  3. No. 3. Animato/
 4-8. 夜の小品集:Reflections after COVID-19(2020)
   ソプラノ・サクソフォンとピアノのために
   4. I. Shelter in Place/5. II. Isolation/
   6. III. Reach-Out/7. IV. Elegy/8. V. Hope
 9-14. 歌曲集『芸術と人生』 - 女声とピアノのために(1999)
  9. I. Sleeping Girl/10. II. Lullaby for Kyle*/
  11. III. Woman's Predicament/
  12. IV. Party Lines and Deaf Ears/
  13. V. Art and Life*/14. VI. Distant Lullaby*
 15. Shoalhaven Nightpainters - 独奏ピアノのために(2001-2)
 
 *を除き世界初録音
コーディ・グリーン(ピアノ)...1-15
ジャスティン・ケニアリー(サクソフォン)...4-8
リンダ・バーカン(メゾ・ソプラノ)...9-14

 録音:Hanson Dyer Hall, Ian Potter Southbank Centre, Melbourne Conservatorium of Music, The University of Melbourne(オーストラリア) 2022年2月26、27日...1-8 2022年6月12日...15 2023年6月3日、9月16日...9-14
 総収録時間:74分

 メルボルンを拠点に活躍するリンダ・クヴァラスの作品を系統的にリリースするシリーズの第1集。
 彼女は現在、メル ボルン大学の音楽院でオーストラリアの音楽とジェンダー問題を研究、発表した著書ではいくつかの出版賞を受賞 しています。
 また、若い頃にはパンクとニュー・ウェイヴに傾倒したという彼女らしい、ジャンルの融合を目指した作品 も高く評価されています。
 このアルバムにはフランツ・リストとフランス印象派の作品から影響を受けたピアノ曲や、新型コロナウィルス感染症におけるパンデミックが人々に与えた影響を追求したというサクソフォンとピアノのための「夜 の小品集」、彼女の研究対象でもある女性問題にまつわる歌曲集の全4作品を収録。
 シリーズを通じてピアニス トのコーディ・グリーンの選曲でクヴァラス作品の紹介をしていきます。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85047
(2CD)
\3200→\2990
イゾルデ・メンゲス(ヴァイオリン)/アウアーのレガシー
  アウアー門下の中でも「最も才能に恵まれた生徒の一人」


 【CD1】
  1-4. バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ長調 BWV 1016
   録音:1928年6月11日&12月13日/初出盤:HMV C 1632/33
  5. バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV 1068よりエア(ウィルヘルミ編)
    録音:1927年6月27日/HMV D 1288
  6. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
   第3番 ホ長調 BWV 1006よりガヴォット(クライスラー編)
     録音:1929年6月26日/HMV B 3465
  7. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
   ト短調 BWV 1001よりフーガ
     録音:1922年9月7日/HMV E 269
  8. バッハ:
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
    ニ短調 BWV 1004よりシャコンヌ
      録音:1924年4月27日/HMV D 875/76
  9-11. ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61
    録音:1923年9月4,5,6,21日/HMV D 767/71
 【CD2】
  1-4. ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. 1-3 HWV361
    録音:1926年10月11日/HMV D 1371
  5-8. ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op. 1-13 HWV371
    録音:1921年12月16日&1922年1月11日/HMV E 279/80
  9-12. シューベルト:
   ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ) 第3番ト短調 D 408
     録音:1927年12月13日/HMV D 1398/99
  13. シューベルト:アヴェ・マリア(ヴィルヘルミ編)
    録音:1927年6月27日/HMV D 1313
  14. ブラームス:ハンガリー舞曲第7番 イ長調(ヨアヒム編)
    録音:1930年1月10日/HMV B 3465
  15. フバイ:
   チャールダーシュの情景第4番「ヘイレ・カティ」Op. 32
     録音:1926年12月1日/HMV D 1223
  16. フバイ:花の生命 第5曲 ゼフィール Op. 30-5
    録音:1930年1月10日/HMV B 3749
  17. ショパン:夜想曲 変ホ長調 Op. 9-2(サラサーテ編)
    録音:1927年6月27日/HMV D 12881
  18. ヴィエニャフスキ:
   ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調より
    第3楽章「ア・ラ・ツィンガラ」
      録音:1916年9月1日/HMV D 529
  19. ファリャ:スペイン舞曲(クライスラー編)
    録音:1927年10月31日/HMV E 508
  20. スタンフォード:妖精の踊り Op.89-3
    録音:1928年6月12日/HMV C 1623
  21. エルガー:愛の挨拶 Op.12
    録音:1927年6月27日/HMV D 1313
  22. ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
    録音:1928年3月21日/HMV C 1622/23
イゾルデ・メンゲス(ヴァイオリン)
【CD1】
 1-4. ハロルド・サミュエル(ピアノ)
 5&6. アイリーン・ビーティー(ピアノ)
 9-11. サー・ランドン・ロナルド(指揮)、
  ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
【CD2】
 1-8, 13-17, 19-21.
  アイリーン・ビーティー(ピアノ)
 9-12. アルトゥール・デ・
  グリーフ(ピアノ)
 18. チャールトン・キース(ピアノ)
 22. マルコム・サージェント
  (指揮)のオーケストラ

 復刻プロデューサー: Eric Wen/復刻エンジニア:Raymond Glaspole/デジタル・マスタリング:Rick Torres
 総収録時間:161分

 名教師レオポルト・アウアーの弟子たちを紹介するシリーズにイゾルデ・メンゲスが登場。
 バッハのシャコンヌ、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲等の記念すべ き世界初録音を復刻!

 1893年に英国ブライトン近郊で音楽教室を営む家庭に生まれたメンゲスは、自然と楽器になじみ、初めて人前で演奏したのは3歳半の時だったと伝えられ ます。
 16歳の時にペテルブルクでアウアー門下に加わりました。アウアーは精鋭ぞろいの門下の中でも「最も才能に恵まれた生徒の一人」と語ったそうです。
 1913年、ロンドンでコンチェルト・デビューした際はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とラロのスペイン交響曲を一つのコンサートで弾き、当時の批評は「目 覚ましい弓のテクニック、濁りの無い音、クリーンで歯切れ良いスタイル」と讃え、「卓越した技量を披露する時は子供のような喜びよう」を示し、「難しい箇所 をとんでもない速さで弾くので指揮者がテンポを落とすよう指示しなくてはならないほどだったが、華麗な演奏はそれ自体が見ものだった」と伝えています。
 この 成功を受け、ロンドンではウッドやワルターらの指揮で演奏、アムステルダムではメンゲルベルクが指揮するコンセルトヘボウ管とベートーヴェンとブラームスの協 奏曲を演奏しました。
 1916年にアメリカ・デビューを飾ると、第1次大戦が終わるまで北米に留まりましたが、1919年にイギリスに戻った後は長旅を避け、主 に英国内で活躍、プロムスにも繰り返し出演しました。
 室内楽にも精力的に取り組み、自らの名を冠した四重奏団でベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲 演奏を行い、またピアノ・トリオでも高く評価されました。
 英国王立音楽大学では38年の長きにわたり後進の指導に当たり、その功績を讃えてイゾルデ・メン ゲス賞が設けられています。

 メンゲスはHMV(英コロンビア)を中心に録音を遺しました。
 当盤の中で特に注目すべきはバッハのシャコンヌ、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、ヴォーン・ ウィリアムズの揚げひばり。
 名曲中の名曲として今日では数え切れないほどの録音がひしめいていますが、ここに復刻された演奏が史上最初の録音とのこと。
 メンゲスの演奏は全般的に停滞感のない明快なもので、特にベートーヴェンの第3楽章などは切れ味抜群ですが、バッハのエア(G線上のアリア)での落ち着いたテンポと巧みなポルタメントを交えた表現など、情感にも不足しません。
 
 尚、シューベルトのアヴェ・マリアとヴィエニャフスキのア・ラ・ツィンガラでは原盤に存 在する大きめのノイズがあります(後者は鳩時計が鳴るような音も)。
 
 ブックレット(英語のみ)にはWayne Kileyの解説5ページに加え、写真4枚と肖像画1 枚、メンゲスが使っていた1714年製のヨーゼフ(ジュゼッペ)・ガルネリ・フィリウス・アンドレアの写真3点が掲載されています。

 
 




DIAPASON


DIAP168
(2CD)
特別価格
\2300
ディアパゾンが選んだ
 ジュリーニ&スカラ座のロッシーニ!

  ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》
チェザーレ・ヴァレッティ(リンドーロ/テノール)
ジュリエッタ・シミオナート(イザベッラ/アルト)
マルチェッロ・コルティス(タッデオ/バス)
マリオ・ペトリ(ムスタファ/バス)
グラツィエッラ・シュッティ(エルヴィーラ/ソプラノ)
マファルダ・マシーニ(ズルマ/メゾ・ソプラノ)
エンリコ・カンピ(ハリ/バス)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第168集!ジュリーニ&スカラ座のロッシーニ!

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。

 シリーズの第168巻となる今作は、カルロ・マリア・ジュリーニが39歳でミラノ・スカラ座の音楽監督に就任した翌年である1954年にレコーディングされたロッシーニのオペラ「アルジェのイタリア女」。若きジュリーニの颯爽とした指揮ぶりが生み出す明朗なロッシーニが新たなリマスタリングで甦ります。

 ※録音:1954年
 



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PROFIL



PH 20055
(4CD)
\4900→\4490
エディション・シュターツカペレ・ドレスデンVol.48
 カール・ベーム協奏曲集1938~1940

  ギーゼキング、バックハウス、シュナイダーハン
   ダーメンやシュトループなど
カール・ベーム(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
  Disc1
   (1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」
   (2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
     ヤン・ダーメン(ヴァイオリン)(1)、エドウィン・フィッシャー(ピアノ)(2)
  Disc2
   (1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
   (2)同:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
     ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)(1)、マックス・シュトループ(ヴァイオリン)(2)
  Disc3
   (1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
   (2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
     ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)(1)、リュプカ・コレッサ(ピアノ)(2)
  Disc4
   (1)モーツァルト:ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447
   (2)ブラームス:アノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
     マックス・ツィモロング(ホルン)(1)、ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)(2)

 若きベームと若き日の巨匠たち。全盛期シュターツカペレ・ドレスデンの貴重な遺産

 録音:Disc1: 1938年6-7月(1)、1939年7-8月(2)、Disc2: 1939年(1)、1939年7-8月(2)、Disc3: 1939年、Disc4: 1940年12月(1)、1939年5-6月(2)/ドレスデン・シュターツオーパー
 64'05"、71'09"、72'37"、59'02"

 人気のエディション・シュターツカペレ・ドレスデン・シリーズ第48弾は戦前のベームの協奏曲録音。
 彼らの交響曲や管弦楽曲は同シリーズで復刻されましたが、 協奏曲も興味津々。
 何より独奏者が魅力的。ギーゼキング、バックハウス、シュナイダーハンら巨匠の若々しい時代の演奏が貴重。同団のトップメンバーだったダー メンやシュトループなどの名演も味わえます。

 いずれも「カール・ベーム独EMI 録音集」に収録されていたものと同音源ですが、同Box が現在入手困難となっているため大歓迎のリリースと申せましょう。
 またエディション・シュターツカペレ・ドレスデン・シリーズの楽しみであるフルカラー豪華解説書も今回は92ページ、貴重な写真もふんだんに用いて価値をあげ ています。
 



<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE



4845351
(19CD)
\15000→\13990

《ネヴィル・マリナー~ヘンデル―マリナー/ザ・デッカ・レガシー》


ヘンデル:

《CD 1》
 1-5) 王宮の花火の音楽HWV351、『水上の音楽』組曲6-8) 第3番ト長調HWV350、
 9-13) 第2番ニ長調HWV349、14-18) 第1番ヘ長調HWV348
  【録音】1971年9月、ロンドン/

《CD 2》
合奏協奏曲Op.3
 1-3) 第1番変ロ長調HWV312、
 4-8) 第2番変ロ長調HWV313、9-11) 第3番ト長調HWV314、
 12-15) 第4番ヘ長調HWV315、
 16-20) 第5番ニ短調HWV316、21-22) 第6番ニ長調HWV317
  【演奏】
   リチャード・アドニー(1-3, 9-11)、リチャード・テイラー(1-3)(フルート)、
   ロジャー・ロード(1-8, 13-22)、マイケル・ドブソン(1-8, 13-22)(オーボエ)、
   ジョージ・マルコム(オルガン、チェンバロ)、スタニスラフ・ヘラー(チェンバロ)(21, 22)
    【録音】1964年2月&3月、ロンドン/

《CD 3》
 合奏協奏曲Op.6
  1-5) 第1番ト長調HWV319、6-9) 第2番ヘ長調HWV320、10-14) 第3番ホ短調HWV321、
  15-18) 第4番イ短調HWV322、19-24) 第5番ニ長調HWV323、25-29) 第6番ト短調HWV324
  【演奏】ネヴィル・マリナー(1-5, 16-29)、マルコム・ラッチェム(1-5, 16-29)、アンドリュー・マクギー(6-9)、
  トレヴァー・コナー(6-9)、ヒュー・マグワイア(10-14)、レイモンド・キーンリーサイド(10-14)(ヴァイオリン)、
  ケネス・ヒース(チェロ)、サーストン・ダート(チェンバロ)、アンドリュー・デイヴィス(オルガン)
   【録音】1968年2月、3月、ロンドン/

《CD 4》
 合奏協奏曲Op.6
  1-5) 第7番変ロ長調HWV325、6-11) 第8番ハ短調HWV326、
  12-17) 第9番ヘ長調HWV327、
  18-23) 第10番ニ短調HWV328、24-28) 第11番イ長調HWV329
   【演奏】
    トレヴァー・コナー(1-11, 24-28)、アラン・ラヴデイ(1-17)、
    マルコム・ラッチェム(12-23)、アイオナ・ブラウン(18-23)、
    ヒュー・マグワイア(24-28)(ヴァイオリン)、ケネス・ヒース(チェロ)、
    サーストン・ダート(チェンバロ)、アンドリュー・デイヴィス(オルガン)
     【録音】1968年2月、3月、ロンドン/

《CD 5》
 合奏協奏曲Op.6
  1-5) 第12番ロ短調HWV330、6-9) 第1番ト長調HWV319、
  10-12) 第4番イ短調HWV322、13-17) 第6番ト短調HWV324
   【演奏】
    トレヴァー・コナー(1-5)、
    レイモンド・キーンリーサイド(1-5)、ネヴィル・マリナー(6-9)、
    ノーマン・ネルソン(6-9)、ジェラルド・ジャーヴィス(6-9)、
    アンソニー・ハワード(6-9)(ヴァイオリン)、
    ケネス・ヒース(チェロ)(1-9)、サーストン・ダート(チェンバロ)(1-5)、
    アンドリュー・デイヴィス(オルガン)(1-5)
    【録音】1968年2月、3月(1-5)、1962年7月(6-9)、1963年11月(10-12)、1961年3月(13-17)、ロンドン/

《CD 6》
 1-4) オーボエ協奏曲第1番変ロ長調HWV301、
 5-8) オーボエ協奏曲第2番変ロ長調HWV302a、
 9-12) オーボエ協奏曲第3番ト短調HWV287、13) 協奏曲Op.3 No.2, HWV302b(断章)、
 14) 歌劇『ベレニーチェ』HWV38より序曲、メヌエットとジーグ(第2幕)、
 15) オラトリオ『ソロモン』より「シバの女王の入城」(第3幕)、
 16-19) リコーダー協奏曲ヘ長調(協奏曲HWV293による)、
 20-23) リコーダー協奏曲ト長調(協奏曲HWV314による)
  【演奏】
   ロジャー・ロード(オーボエ)(1-15)、
   バーナード・クライニス(リコーダー)(16-23)、ロンドン・ストリングス(16-23)
    【録音】1965年4月(1-15)、7月(16-23)、ロンドン/

《CD 7》
 オルガン協奏曲Op.4
  1-3) 第1番ト短調HWV289、4-5) 第2番変ロ長調HWV290、6-8) 第3番ト短調HWV291、
  9-12) 第4番ヘ長調HWV292、13-16) 第5番ヘ長調HWV293、17-19) 第6番変ロ長調HWV294
   【演奏】ジョージ・マルコム(オルガン、チェンバロ[6-8])
    【録音】1972年10月、オックスフォード/

《CD 8》
 オルガン協奏曲Op.7
  1-4) 第7番変ロ長調HWV306、
  5-8) 第8番イ長調HWV307、9-12) 第9番変ロ長調HWV308、
  13-16) 第10番ニ短調HWV309、
  17-19) 第11番ト短調HWV310、20-21) 第12番変ロ長調HWV311
   【演奏】ジョージ・マルコム(オルガン、チェンバロ[17-19])
    【録音】1973年7月、ロンドン/

《CD 9》
 1)『時と悟りの勝利』HWV46aよりソナタ、
 2-6) オルガン協奏曲第13番ヘ長調HWV295『カッコウとナイチンゲール』、
 7-11) オルガン協奏曲第14番イ長調HWV296、
 12-14) オルガン協奏曲第15番ニ短調HWV304、
 15-20) オルガン協奏曲第16番ヘ長調HWV305a
  【演奏】ジョージ・マルコム(オルガン)
   【録音】1975年8月(1, 12-20)、1973年12月(2-11)、ロンドン/

《CD 10》
 1-4) 歌劇『アルチーナ』HWV34より(序曲/Il Ballo/シンフォニア/Dream Music)、
 5-7) 歌劇『アリオダンテ』HWV33よりバレエ音楽、
 8) 歌劇『忠実な羊飼い』HWV8aよりバレエ音楽
  【録音】1970年12月&1971年9月、ロンドン/

《CD 11&CD 12》
 オラトリオ『メサイア』HWV56
  【演奏】
   エリー・アーメリング(ソプラノ)、
   アンナ・レイノルズ(アルト)、フィリップ・ラングリッジ(テノール)、
   グウィン・ハウエル(バス)、
   アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ合唱団
    【録音】1976年1月、6月、7月、ロンドン/

《CD 13》
 歌劇『エイシスとガラテア』HWV49(第1幕)
  【演奏】
   ジル・ゴメス(ソプラノ)、ロバート・ティアー、
   フィリップ・ラングリッジ(テノール)、ベンジャミン・ラクソン(バリトン)
  【録音】1978年1月、ロンドン/

《CD 14》
 1-17) 歌劇『エイシスとガラテア』HWV49(第2幕)、
 18-19) 見そなわせ給え、音楽の司なる聖人HWV124、
 20) 私の魂は見ながらにして聴くHWV207、21) 快い静けさ、安らぎの泉HWV205
  【演奏】
   ジル・ゴメス(ソプラノ)(1-17)、ロバート・ティアー、
   フィリップ・ラングリッジ(1-17)(テノール)、ベンジャミン・ラクソン(バリトン)(1-17)
    【録音】1978年1月(1-17)、1969年11月(18-21)、ロンドン/

《CD 15-CD 17》
 オラトリオ『イェフタ』HWV70
  【演奏】
   アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)、
   マーガレット・マーシャル、エマ・カークビー(ソプラノ)、
   アルフレーダ・ホジソン(コントラルト)、
   アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ合唱団、
   サウスエンド少年合唱団
   【録音】1979年3月、ロンドン/

《CD 18》
 1-4) 合奏協奏曲ハ長調HWV318『アレクサンダーの饗宴』、
 5) 序曲ニ長調HWV337/338、
 6-12) 二重協奏曲第1番変ロ長調HWV332、
 13-18) 二重協奏曲第2番ヘ長調HWV333、
 19-23) 二重協奏曲第3番ヘ長調HWV334、
 24) オラトリオ『ソロモン』HWV67より「シバの女王の入城」(第3幕)
  【演奏】
   アイオナ・ブラウン(1-4)、ヒュー・ビーン(1-4)(ヴァイオリン)、
   ティモシー・ブラウン(5-23)、ロビン・デイヴィス(5-23)、
   アンソニー・ハルステッド(5-23)、クリスチャン・ラザフォード(5-23)(ホルン)、
   セリア・ニックリン(5-23)、バリー・デイヴィス(5-23)(オーボエ)、
   デニス・ヴィゲイ(チェロ)(1-23)、
   ニコラス・クレーマー&ジョン・トール(チェンバロ)(1-23)
    【録音】1979年1月、6月(1-23)、1971年8月(24)、ロンドン/

《CD 19》
 『ジョージ2世の戴冠式アンセム』
  1) 司祭ザドクHWV258、
  2-5) 主よあなたの力によって喜びHWV260、6-8) 汝の御手は強くHWV259、
  9-12) 我が心はうるわしい言葉に溢れHWV261、
  13-15) オラトリオ『ユダス・マカベウス』HWV63(抜粋)、
  16) 『デッティンゲン・テ・デウム』HWV283より「ああ主よ、その日」、
  17) 歌劇『オルランド』HWV31より「空と海を暗くする」(第3幕)、
  18) ブロッケス受難曲HWV48より「至高の神を軽視して」、
  19) 歌劇『セルセ』HWV40より「柔らかく美しい瞳よ~オンブラ・マイ・フ」(第1幕)
 、オラトリオ『メサイア』HWV56より
  20) 「For unto us a Child is born」(第1部)、21) ハレルヤ(第2部)
   【演奏】
    ジョアン・ロジャース(ソプラノ)(1-15)、
    キャサリン・デンリー(メッゾ・ソプラノ(1-15)、
    アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)(1-15)、
    ロバート・ディーン(バス)(1-5)、
    ドミトリー・ホロストフスキー(バリトン)(16-19)、
    アラステア・ロス(オルガン)(1-15)、
    エリザベス・ケニー(テオルボ)(16-19)、
    アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ合唱団(1-15, 20-21)
     【録音】1984年6月(1-15)、1997年1月(16-19)、1991年12月(20-21)、ロンドン
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
 (CD 6: 16-23を除く)

 生誕100周年記念。マリナー&ASMFのヘンデル・アルバムを集大成 CD19枚組ボックス・セット


 2024年に生誕100周年を迎えるイギリス出身の指揮者ネヴィル・マリナーが、1959年に創設したアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズとともにデッカ系列のレーベル、オワゾリールやアーゴとフィリップスに録音したヘンデルのアルバムがまとめて発売されます。
 CD19枚組ボックス・セット。限定盤。

 録音は1961年から1997年までにわたります。収録曲は管弦楽曲、協奏曲、歌劇『エイシスとガラテア』、オラトリオ『メサイア』、オラトリオ『イェフタ』、『戴冠式アンセム』など。オーボエ奏者のロジャー・ロード、鍵盤奏者のサーストン・ダート、多才な合唱指揮者でチェンバロ奏者のジョージ・マルコムなどにより18世紀音楽が見事に演奏されています。
 声楽作品ではエリー・アーメリングとフィリップ・ラングリッジによるオラトリオ『メサイア』、ジル・ゴメスとロバート・ティアーによる歌劇『エイシスとガラテア』、アンソニー・ロルフ・ジョンソンとエマ・カークビーによるオラトリオ『イェフタ』と、それぞれに名歌手が登場します。テノール歌手のティアーは、ドイツとイギリスのアリアも歌っています。
 1997年録音のドミトリー・ホロストフスキーのアルバム『イタリア古典歌曲集』からのヘンデルの抜粋も収録されています。
 その他、1971年の『王宮の花火の音楽』と『水上の音楽』を組み合わせたアルバム、『アリオダンテ』と『アルチーナ』のバレエ音楽、1978年の二重協奏曲集もあります。
 CD19の『メサイア』からの2つの合唱は、ダブリンでのフィリップスのオラトリオ全曲録音のためのプロモーション用としてスタジオで行われた興味深い録音です。

 ブックレットには、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズとマリナーのヘンデルの音楽との歴史について書かれたピーター・クアントリルによるエッセー、『Marriner and the Academy: A Record Partnership』の著者であるフィリップ・ステュアートによる「セッショングラフィー」が掲載されています。
 オリジナル・ジャケット仕様。
 



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WARNER CLASSICS



5419793369
\3000→\2790
アントニオ・パッパーノ(指揮)&ローマ聖チェチーリア国立音楽院管
 
1. リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 Op.35

2. ムソルグスキー:交響詩『禿山の一夜』~
 1867年原典版、音詩『禿山における聖ヨハネ祭前夜』
3. ムソルグスキー:交響詩『禿山の一夜』~
 1880年版、歌劇『ソローチンツィの定期市』~若者の夢
3:1930年、ヴィッサリオン・シェバリーンによるオーケストレーション
カルロ・マリア・パラゾッリ(ヴァイオリン:1)
ディヤン・ヴァチコフ(バス・バリトン:3)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院合唱団&児童合唱団(3)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
アントニオ・パッパーノ(指揮)
 録音:2022年8月24日(1)、2019年5月9-11日(2)、2014年10月25,26,28日(3)、ローマ、Auditorium Parco della Musica セッション:1、ライヴ:2,3

 豪華な物語を語るリムスキー=コルサコフの『シェエラザード』と、グラフィックでゾッとするムソルグスキーの『禿山の一夜』は、ロシアのレパートリーの中で最も人気のある2つの作品です。
 アントニオ・パッパーノは、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団および合唱団の音楽監督として、これらを一緒にプログラムすることで、2人の作曲家のつながりを思い出させてくれます。同時に彼は、ムソルグスキーの『禿山の一夜』の2つのヴァージョン(1867年原典版と、1880年管弦楽と声楽付き版)を聴く貴重な機会を提供します。

 ムソルグスキー[1839-1881] とリムスキー=コルサコフは、どちらもバラキレフを中心として19世紀後半のロシアで民族主義的な芸術音楽の創造を志向した作曲家たちによる「ロシア5人組」のメンバーでした(他のメンバーはボロディン、キュイ)。 非常に洗練された音楽家であるリムスキー=コルサコフは、無愛想で異端児の同僚の驚くべき才能と独創性を認めていましたが、その作品は音楽界にとって挑戦的であるように見えました。ムソルグスキーの早世の後、リムスキー=コルサコフは彼の最も印象的な2つの作品、『ボリス・ゴドゥノフ』と『禿山の一夜』を手直しして、より伝統的に魅力的で、より受け入れやすいものにすることで、その将来を確保したいと考えました。リムスキー=コルサコフは「私の良心は安らぐだろう。私は彼の音楽と記憶のためにできること、そして果たさなければならない義務のすべてを尽くしたからである」と書いています。

 リムスキー=コルサコフ編曲の『禿山の一夜』は依然として人気がありますが、このアルバムには収録されていません。その代わりに、プログラムではムソルグスキー自身による2つの異なる版が提供されます。 最初の作品は純粋なオーケストラ版で、1860年代に音詩『禿山における聖ヨハネ祭前夜』として書かれました。この作品は、ゲオルギー・メングデンの失われた戯曲「魔女」からインスピレーションを得て、魔女の安息日を描いたものです。数年後の1880年頃、ムソルグスキーはこの曲を改訂し、オーケストラ、合唱、児童合唱、そしてソロ歌手(この録音ではブルガリア人のバス歌手ディヤン・ヴァチコフ)のための作品を書きました。これは、ニコライ・ゴーゴリの戯曲に基づいた彼のオペラ『ソロチンスク(ソローチンツィ)の定期市』のエピソードを形成しました。サタンは、夏至の頃、聖ヨハネの日の夜に悪魔の群れとともに現れます。 しかしムソルグスキーは『ソローチンツィの定期市』を完成させることはなく、この2つめの『禿山の一夜』のヴァージョン『若者の夢』はヴォーカル・スコアの形で完成されていますが、1930年にオペラの版を作成したヴィッサリオン・シェバリーンによってオーケストレーションされました。

 アントニオ・パッパーノは次のように述べています。「リムスキー=コルサコフ編曲の『禿山の一夜』に慣れ親しんでいる私たちが、このほぼ骨組みのような編成の音楽を聴くのは衝撃的です…。 サウンドは融合せず、リズムが別の方法でページから飛び出してきます。ムソルグスキーの作風には洗練されていないと思われる点が、この音楽が作曲された時代としては非常に珍しい雰囲気を生み出しています…。 彼のリズミカルな身振りの扱い方は、ほとんどストラヴィンスキーを予感させるものです。ムソルグスキーのハーモニーは、当時としては驚くほど型破りなものです。 特に彼がブロックコード(各音よりも低い音域の音群を、塊として演奏する手法)を書くとき、それらはロシア正教会の音楽と密接に関係しています…それはむき出しで飾られておらず、生々しさがあります…あたかも彼の音楽のありのままの率直さが、荒々しさを、人生におけるキャラクターが難しいものとして反映しているかのようです。」

 対照的に、千夜一夜物語の4つの物語を紡ぐリムスキー=コルサコフの交響組曲『シェエラザード』は、アントニオ・パッパーノの言葉を借りれば「オーケストラにとって素晴らしいショーピース」です。さらに彼はこう付け加えた。「音楽的にも、説得力のある方法で物語の感覚を伝えなければならない指揮者にとっては、技術的にも非常に挑戦的です…絵画的なイメージに満ちています…シェエラザードにはしばしば室内楽的なテクスチャーがあります…それらはリスナーの耳を惑わします。ムソルグスキーとは何と対照的でしょう! しかし、これらの効果を達成するには、もちろん一流のオーケストラが必要です。特に、スコアのより透明感があり、歌うような瞬間において、オーケストラの品質が本当に重要です。イタリアのオーケストラ奏者はその歌声とスタイルで知られているので、この曲はサンタ・チェチーリア管弦楽団に最適だと思います。」


<国内盤> 

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キング・インターナショナル



KKC 117
\3300
ウィーン・フィル首席フルート奏者ワルター・アウアー
 なんとキング関口台スタジオで新録音「Colors」
  プーランク、フォーレ、エネスク、タファネル、尾高尚忠


  プーランク:フルート・ソナタ FP 164
  フォーレ:幻想曲 Op.79
  エネスク:カンタービレとプレスト
  タファネル:《魔弾の射手》による幻想曲
  尾高尚忠:フルート協奏曲 Op.30b(尾高惇忠編曲)
ワルター・アウアー(フルート)
沢木良子(ピアノ)

 初回出荷分のみワルター・アウアー直筆サイン色紙封入!
 美しさの極み!ウィーン・フィル首席フルート奏者、アウアーが奏でる色とりどりの傑作5篇

 セッション録音:2023年11月13&14日/キング関口台スタジオ(第2スタジオ)/DDD、国内製作、日本語帯・解説付

 ウィーン・フィル首席フルート奏者ワルター・アウアーの新譜「Colors」は、なんとキング関口台スタジオで収録したセッション録音!

 収録作品はプーランクのフルート・ソナタ、フォーレの幻想曲、エネスクのカンタービレとプレスト、タファネルの《魔弾の射手》による幻想曲、そして尾高尚忠 (尾高惇忠編曲)のフルート協奏曲という充実の内容です!
 長い演奏キャリアの中で最も得意とし愛奏してきたレパートリーが、アルバム「Colors」に収録され ています。

 白眉は尾高尚忠のフルート協奏曲!「この作品に出逢えたのは非常に幸せなことでした。フルート協奏曲のレパートリーにおける、まるで真珠のような存在であ り、重要作品と列せられるべき存在だと考えています」と語るアウアー。
 ロマンティックな表現、華麗なヴィルトゥオジティ、官能的な響きが相まった傑作を絶大な信頼を寄せるピアニスト沢木良子とともに現代最高峰の名手が色とりどりの音色で奏でます。

 初回イニシャル出荷分のみの特典としてワルター・アウアーのサイン色紙【1CDサイズ】付!
 サインはワルター・アウアーのみで色紙はOPP袋で加工し外付けで封入いたします。

 演奏会情報
  2024年5月25日(土) 16:00開演 Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール
  名古屋フィルハーモニー交響楽団 第91回市民会館名曲シリーズ
  〈和欧混交I/尾高尚忠とブルックナー―ブルックナー生誕200年記念〉
   ワルター・アウアー(フルート)、マティアス・バーメルト(指揮)、名古屋フィルハーモニー交響楽団
  2024年5月26日(日) 15:00開演 宇都宮市文化会館(小ホール)
  ワルター・アウアー フルート・リサイタル
  〈プロムナード・コンサート2024 No.149〉
   ワルター・アウアー(フルート)、沢木良子(ピアノ)

 【プロフィール】
  ワルター・アウアー(フルート)
   1971年、オーストリアのフィラッハ生まれ。2003年よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびウィーン国立歌劇場管弦 楽団の首席フルート奏者を務める。
   ケルンテン州立音楽院にてヨハネス・フォン・カルクレウスに、ザルツブルクのモーツァルテ ウム音楽大学にてミヒャエル・マルティン・コフラーに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のオーケストラ・アカデミーの奨学 生としてアンドレアス・ブラウにそれぞれ師事。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソリストとして、これまでにダニエル・バ レンボイム、グスターボ・ドゥダメル、ザルツブルク・モーツァルト音楽祭ではラハフ・シャニと共演。
  またリサイタルではロレン ツォ・ゴッシ、沢木良子と長きに渡り共演している。後進の育成にも力を注いでおり、世界各国でマスタークラスやワークショッ プを開催している。2012年から2018年までウィーン国立音楽大学にて教鞭を執り、また尚美学園大学、神戸女学院大学で 客員教授を務めた。
  2019年、ウィーン国立音楽大学での指導を再開し、同大学の教授に就任している。2022年、オーストリア 大統領よりオーストリア科学・芸術名誉十字章が授与された。

 沢木良子(ピアノ)
  パリ国立高等音楽院ピアノ科を最優秀で、室内楽科を満場一致の最優秀で卒業。同時にエクリチュール科に於いて高等ディプロ ム取得。
  2000年文化庁在外芸術家研修員となり研鑽を積んだ。2002年ブルガリア・アルベール・ルーセル国際コンクール3位入賞、翌年ヴィットリオ・グイ国際室内楽コンクール、ファイナリスト。
  PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌) の公式ピアニストとして4年間参加し、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー と共演するなど、多方面で活躍している。
  桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。

 
 


















4/11(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CONTINUO CLASSICS



CC777 755
\2800

クリストフ・ジョヴァニネッティ:
 ヴァイオリンのための6つの作品集
  ネムタヌ姉妹、イーピン・リー、豪華共演

  (1)ヨハン-ゼバスティアン~2つのヴァイオリンのための
  (2)アントニオ~4 つのヴァイオリンのための
  (3) 無伴奏ヴァイオリンのための作品~
   独奏ヴァイオリンのための
  (4) ニューヨーカー・デュオ~2つのヴァイオリンのための
  (5) ニコロ~独奏ヴァイオリンのための
  (6)アントン~3 つのヴァイオリンのための
(1)-(6)
 クリストフ・ジョヴァニネッティ
  (ヴァイオリン)
(2)(6)デボラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)
(2)(6)サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)
(1)(2)(4)
 イーピン・リー(ヴァイオリン)

 仏ヴァイオリンの名手クリストフ・ジョヴァニネッティ、初の自作自演集アルバム!
 ヴァイオリンのための作品6篇!ネムタヌ姉妹、イーピン・リー、豪華共演でお届け!

 録音:2023年6月/サン=ルー=ラ=フォレ(フランス)/DDD、ディジパック仕様、63'13

 イザイ弦楽四重奏団、エリゼ弦楽四重奏団の創設者で数多くの録音でも高い評価を集めるフランスのクリストフ・ジョヴァニネッティ。
 当アルバムは初披露の自作 自演集です!ジョヴァニネッティがここ10年間に作曲したヴァイオリンのための独奏、二重奏、三重奏、四重奏のための6つの作品を収録。
 共演はサラ・ネムタヌ、 デボラ・ネムタヌ、イーピン・リーという豪華メンバーです。

 全体を通じ、マックス・リヒターを思わせるミニマルミュージックの影響を感じさせる作品でヴィヴァルディ(アントニオ)、バッハ(ヨハン-ゼバスティアン)、パガニーニ(ニコロ)、ブルックナー(アントン)の作品から旋律を用い、その旋律が変容してきます。
 驚くほど自然に流れていくジョヴァニネッティの自信作です!

 
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902472
(2CD)
\4200→\3890
バンジャマン・アラール(チェンバロ)
J.S.バッハ(1685-1750):鍵盤のための作品全集Vol.9
 ~ケ-テン、1717-1723~幸福なとき~

  [CD1]
   ・半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
   ・イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV 811
   ・協奏曲 ハ長調 BWV 984
    (J.エルンスト公子のヴァイオリン協奏曲
     ハ長調 op.1-4 の編曲)
   ・カンタータ《裏切り者なる愛よ》BWV 203
    (チェンバロ(通奏低音)のみの伴奏による、
     バス独唱用カンタータ。歌詞作者不詳)
  [CD2]
   ・ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV 1050
   ・イギリス組曲 第3番 ト短調 BWV 808
   ・イギリス組曲 第5番 ホ短調 BWV 810
バンジャマン・アラール(チェンバロ)
[CD1]
 マルク・モイヨン(バス[BWV 203])
[CD2]
 シーン・ユイブレヒツ(フラウト・トラヴェルソ)
 アンヌ・ペッカ&
  パウル・モンテイロ(ヴァイオリン)
 サマンサ・モンゴメリ(ヴィオラ)
 ロナン・ケルノア(バス・ヴィオール)
KKC 6853
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400

 アラールのバッハ・シリーズ、ケーテン時代に到達!華麗なるチェンバロの音色で聴く半音階的幻想曲とフーガ、小編成によるブランデンブルク協奏曲第5番も収録!

 チェンバロ/ヒエロニムス・アルブレヒト・ハス(Hieronymus Albrecht Hass)、1740年製、ハンブルク
 録音:2023 年4,5月

 新世代を代表するチェンバロ・オルガン奏者、バンジャマン・アラールによるバッハのシリーズ、第9巻の登場です。
 有名な《半音階的幻想曲とフーガ ニ短 調 BWV 903》をはじめ、オケパートは総勢5名(ヴァイオリン2、ヴィオラ1、通奏低音1、フルートで演奏された《ブランデンブルク協奏曲第5番》まで、 アラールの雄弁なチェンバロが華麗に響き渡る、怒涛の内容です。
 ケーテン時代にバッハが仕えたレオポルト侯爵は、信仰の妨げになるとして音楽を制限したカルヴァン派だったため、この時期、教会カンタータは書かれず、ブ ランデンブルク協奏曲や、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータなど、世俗音楽が多数成立しています。

 前作の第8巻では、クラヴィコードが 用いられていることでも話題になりました。
 《半音階的幻想曲とフーガ》について、アラールは、バッハの最初の妻マリア・バルバラの予期せぬ辛い死の余波 の中で作曲された可能性が高いと述べ、この苦悩に満ちた性格はクラヴィコードにも適していると考えたけれど、最終的にヒエロニムス・アルブレヒト・ハス (Hieronymus Albrecht Hass) 作の素晴らしいチェンバロで演奏しています。
 結果、広い音域、そして様々なストップ(リュートストップなど) のおかげで、 さまざまな色を聴くことができ、また、アラールの、よい意味でのけれんみも感じさせる演奏が非常に映えています。
 イギリス組曲 BWV806-811からは3曲を収録(イギリス組曲第1番初稿、第2番、第4番は第3巻に収録)。イギリス組曲は1719-1725年に成立されたと考えられております。
 ラ・プティッ ト・バンドでも演奏していたアラールは、彼らとのブランデンブルク協奏曲第5番でも際立った演奏をして人々の印象にのこっていますが、ここでのアラールは、 歌と華やかさが炸裂しています。
 アラールがまさに乗りに乗っていることを感じさせる、超充実の第9 巻です!
 




NCPA CLASSICS


817401651
(特殊価格)
\4800
ウェイ・ルオ ~ じっと見つめて
 アルベニス:組曲《イベリア》第1巻 T.105
 グラナドス:スペイン舞曲第2番ハ短調 Op.37-2《オリエンタル》
 バラキレフ:東洋風幻想曲《イスラメイ》
 バルトーク:戸外にて Sz.81
 アルベニス:グラナダ(セレナータ)Op.47-1
 ドビュッシー:月の光
ウェイ・ルオ(ピアノ)

 中国国家大劇院の自主レーベル「NCPA」のデビュー・シリーズ!

 ☆中国国家大劇院の自主レーベル!
 ☆中国の若き才能を世界に発信する「デビュー」シリーズから、中国次世代の有望ピアニスト、ウェイ・ルオが登場!
 ☆西洋から東洋を見つめる秀逸なプログラム。

 2007年9月に完成した中国、北京の中心に位置する中国国家大劇院(NCPA/National Centre for the Performing Arts)の自主レーベル「NCPA Classics」の取り扱いを開始します。
 「デビュー」シリーズはその名の通り、中国の若き才能を世界に向けて紹介する要注目のラインナップです。

 フィラデルフィアの名門カーティス音楽院でユジャ・ワンやラン・ランの師としても有名なゲイリー・グラフマン、エリック・ルーやイ・テッキの師であるロバート・マクドナルドに師事し、2022年に学士号(Bachelors degree)を取得。
 スタインウェイ・アーティストに名を連ね、2019年にはDecca Goldレーベルからアルバムをリリースするなど、中国の次世代の有望ピアニストとしてすでにその存在に注目が集まっているウェイ・ルオ。

 2023年に中国国家大劇院で収録されたウェイ・ルオの最新録音では、西洋を代表する5人の音楽家が広大な東洋の世界を見つめる視線を表現。
 これらの大作曲家たちの視線の先に写るのは、早朝の中国庭園での余韻、ムーア人の宮殿の散策、賑やかな港の通過、ムーン・リバー湾への旅、壮大なるコーカサス山脈など、東洋の美しき古の風景、異国の文化、さらには東洋の美学への憧れ。
 ウェイ・ルオが5人の作曲家の作品を通して表現する東洋の静寂と喧騒のコントラストの美が、聴き手を神秘的な世界の中心へと導き、東洋の古の風景を目の前に広げてくれることでしょう。

 ※録音:2023年6月5日-7日、中国国家大劇院レコーディング・スタジオ(北京、中国)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル、セッション)
 
 

817401391
(特殊価格)
\4800
アン・ティアンス ~ ピアノ・リサイタル in NCPA
 グバイドゥーリナ:シャコンヌ
 チャイコフスキー(プレトニョフ編):組曲《くるみ割り人形》Op.71a
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番嬰へ長調 Op.53
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
アン・ティアンス(ピアノ)

 カーティス音楽院のマンチェ・リュウ教授の下でピアノを学び、日本の小林愛実とは同門となるアン・ティアンス(安天旭)。
 2019年のチャイコフスキー国際ピアノコンクールのファイナルの舞台で起きた前代未聞のハプニング、本来弾くはずであったチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」ではなくラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」をオーケストラが演奏し始めてしまうという衝撃的な出来事を乗り越えて2022年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールに出場するなど順調にキャリアを積み上げてきました。

 今回の中国国家大劇院でのライヴは、ヴァン・クライバーン・コンクール終了後の同年8月に凱旋記念的な意味合いも含めて開催されたリサイタル。
 コンクールでも披露したグバイドゥーリナの「シャコンヌ」などアン・ティアンスが弾きこんできた作品による要注目のプログラムです。

 ※録音:2022年8月18日、中国国家大劇院音楽庁(北京、中国)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル、ライヴ)
 
 

817401671
(特殊価格)
\4800
ルー・イーウェン ~ 愛の挨拶
 ルー・イーウェン(リャン・ナン編曲):
  「愛の挨拶」の主題による変奏曲
 江蘇省伝承曲(チャン・イー編曲):茉莉花
 チェン・ガン(リャン・ナン編曲):
  タシュクルガンに太陽が輝く(陽光照耀着塔什庫爾干)
 リウ・ティアンファ:誰もいない山で鳥がさえずる
 ドヴォルザーク(リ・モンネン編曲):ユーモレスク Op.101-7
 ガルデル(リャン・ナン編曲):首の差で
 サラサーテ(リ・モンネン編曲):ツィゴイネルワイゼン Op.20
 クライスラー(チャン・イー編曲):愛の悲しみ
ルー・イーウェン(二胡)
国家大劇院弦楽四重奏団

 中国最大級の人気二胡奏者。ルー・イーウェンの'越境二胡'

 ☆中国国家大劇院の自主レーベル「NCPA」のデビュー・シリーズ!
 ☆大人気二胡奏者、ルー・イーウェンが弦楽四重奏団との共演で、「愛の挨拶」、「茉莉花」、「ユーモレスク」、「ツィゴイネルワイゼン」、「愛の悲しみ」などの名曲を!

 瞬く間に中国で最も人気のある二胡奏者の1人となったルー・イーウェンがNCPA Classicsのデビューシリーズに加わります!
 ルー・イーウェンは、国家大劇院弦楽四重奏団との共演を選び、東洋の楽器である二胡と西洋の弦楽器のクァルテットをユニークに融合させ、独特かつ魅惑的なコラボレーションに仕上げました。

 ジャズ風の要素が聴きとれる「茉莉花(ジャスミンの花)」のアレンジや、ルー・イーウェンが幼少の頃より親しみ続けてきた「タシュクルガンに太陽が輝く」などこだわり抜いたプログラムも魅力満載。
 東洋と西洋の楽器、ジャンル、スタイルのボーダーを超越した演奏をお楽しみください。

 ※録音:2023年4月13日-14日、中国国家大劇院レコーディング・スタジオ(北京、中国)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル、セッション)

 
 
 

817401721
(特殊価格)
\4800
創造の音色 ~ シェン・テンイ
 プーランク:クラリネット・ソナタ Op.184
 ウェーバー:協奏的大二重奏曲 Op.48
 ウィドール:序奏とロンド Op.72
 サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167
 シューマン:幻想小曲集 Op.73
シェン・テンイ(クラリネット)
アン・ティアンス(ピアノ)

 祖父ワン・ジージェンから教えを受けてクラリネットを始め、フィラデルフィアのカーティス音楽院ではリカルド・モラゲスのクラスで研鑽を積んだ中国のクラリネッティスト、シェン・テンイ(トニー・シェン)。
 17歳でズービン・メータ指揮イスラエル・フィルの中国ツアーに招かれたことによりブレイクを果たし、アメリカのニュー・ヘヴン交響楽団の客演副首席奏者に抜擢。
 愛用するドイツのユーベル社のクラリネットとともに活躍を続けています。
 プーランクやサン=サーンスなどクラリネット・ソナタを中心として名作5曲を同じく中国のピアニスト、アン・ティアンスとのデュオで演奏。
 その精妙な演奏、時には黄金色、時には翡翠のようなカラーをまとった音色によって、聴き手は魅惑的な世界を体験することになるでしょう。

 ※録音:2023年8月2日-3日、中国国家大劇院レコーディング・スタジオ(北京、中国)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル、セッション)
 
 

817401431
(特殊価格)
\4800
アンバー弦楽四重奏団 ~ モーツァルト&チャン・チャオ
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465《不協和音》
 チャン・チャオ:トーテム
アンバー弦楽四重奏団

 中国の中央音楽学院に在籍していた弦楽器奏者4人が意気投合して2005年に設立。
 「琥珀」をアンサンブル名に関するアンバー弦楽四重奏団は、2013年にメルボルンで開催されたアジア大西洋音楽コンクールで大賞、弦楽器部門賞、新作優秀演奏賞(1930年以降の作品)を受賞するなど目覚ましい成果を次々と上げました。
 また、アルバン・ベルク四重奏団から直接指導を受けた中国における唯一の弦楽四重奏団であり、2022年からはドイツの楽譜出版社「ヘンレ社」の中国アンバサダーに就任しています。

 ※録音:2016年1月、2017年7月、中国国家大劇院音楽庁(北京、中国)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル、セッション)
 

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS
SACD シングルレイヤー


OALTSA 001
(SACD シングルレイヤー)
\8200
スメタナ:連作交響詩《わが祖国》
 [1] ヴィシェフラド
 [2] ヴルタヴァ(モルダウ)
 [3] シャールカ
 [4] ボヘミアの森と草原から
 [5] ターボル
 [6] ブラニーク
ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン放送交響楽団

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 〈ORFEO名盤 2024年リマスターSACD〉「ふるさとは遠きにありて思ふもの」望郷の念が生んだ名演、クーベリック・バイエルンの《わが祖国》

 録音:1984年5月3-4日/ミュンヘン・レジデンツ、ヘラクレスザール/完全限定生産、初SACD 化、77:24、国内製作、日本語帯・解説付

 忘れがたいORFEOの名盤をALTUSがライセンスしリマスター、初SACD化。
 より生々しく生まれ変わった高音質盤で演奏の素晴らしさが一層ひきたち、スケールの大きな音楽として耳に心に迫ってきます。

 祖国を離れたクーベリックが自ら鍛え上げたバイエルン放送響と84年に演奏した《わが祖国》ライヴ。
 いいようのない熱気を迸らせながらも、スコア上の細かい 筆致を克明に描き、絶妙かつ稀有なバランスの音楽を構築した名演。
 ラストのクライマックスも決して勢いに任せるのでなく燃焼度は抜群のままにしっかりと描き きった、クーベリックの名人芸が光る圧巻の演奏です。

 「彼の同曲演奏のなかで、もっとも切実な音楽としてわたしには聴こえる。故郷を離れて久しい指揮者が、その土をもう踏むことはないのではないかという諦念も滲ませつつも、やはり望郷の思いに胸を熱くする、じつに生々しい心理が反映された音楽として。」(鈴木淳史氏の解説より)
 
 

OALTSA 002
(SACD シングルレイヤー)
\8200
ブラームス:交響曲全集
 [1]-[4] 交響曲第1番 ハ短調 作品68
 [5]-[8] 交響曲第2番 ニ長調 作品73
 [9]-[12] 交響曲第3番 ヘ長調 作品90
 [13]-[16] 交響曲第4番 ホ短調 作品98
ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン放送交響楽団

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 〈ORFEO名盤 2024年リマスターSACD〉鉄壁のアンサンブルと整ったハーモニー。クーベリック・バイエルンのブラームス全集

 録音:1983年4月26-29日、5月3-6日/ミュンヘン/完全限定生産、初SACD 化、174:31、国内製作、日本語帯・解説付

 忘れがたいORFEOの名盤をALTUSがライセンスしリマスター、初SACD化。
 より生々しく生まれ変わった高音質盤で演奏の素晴らしさが一層ひきたち、スケールの大きな音楽として耳に心に迫ってきます。

 クーベリックが鍛え上げたバイエルン放送響と残した83年のブラームス。ライヴによる唯一の全集録音です。
 対向配置を採用、透明な響きを基調としながらもブ ラームスの薫り高い音楽を薄めることなく充実の響きに昇華した「情熱的なモダニスト」クーベリックならではの名演。
 全体を見据える視野の広さとバランス感覚、 楽器の音色の繊細微妙な混ぜ方、燃えるべくして燃えるクライマックスなど4曲とも聴き応え抜群です。

 「決して、極端な方向には偏らない。クーベリックはロマンティシズムとモダニズムを両方兼ね備えた音楽家だった。二つの潮流が流れ込む汽水域を悠々と、エレガントに泳ぎ切った指揮者だった。このブラームス演奏は、そんな彼の芸術の一つの到達点だ。」(鈴木淳史氏の解説より)
 
 

OALTSA 003
(SACD シングルレイヤー)
\8200
モーツァルト:交響曲第39-41番、他
 [1]-[4] 交響曲第39番 変ホ長調 KV 543
 [5]-[8] 交響曲第40番 ト短調 KV 550
 [9]-[12] 交響曲第41番 ハ長調《ジュピター》 KV 551
 [13] フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 KV 477
オイゲン・ヨッフム(指揮)
バンベルク交響楽団

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 〈ORFEO名盤 2024年リマスターSACD〉 流麗な音楽の極み、大きな器に満ちゆく職人的響き ヨッフム・バンベルクのモーツァルト39-41

 忘れがたいORFEOの名盤をALTUSがライセンスしリマスター、初SACD化。
 より生々しく生まれ変わった高音質盤で演奏の素晴らしさが一層ひきたち、スケー ルの大きな音楽として耳に心に迫ってきます。
 
 流麗きわまりない音楽に満たされた晩年ヨッフムのモーツァルト 3 大交響曲。中庸のテンポをわきまえ悠然とした足取りでたっぷりと響かせながらも、まったく 一本調子にならず様々な楽想が活き活きと耳に飛び込んできます。
 モーツァルトの音楽がここまで自然に湧きあがり空気に溶けていく演奏はなかなかありません。
 
 《ジュピター》はリマスター効果も目醒ましく、終楽章フーガなどまさに神の音楽!併録の《葬送音楽》も至高の名演です。
 「フレージングはじつに明晰。その巧みな包丁さばきは、まさに和食の名料理人をも思わせる。そして、和声によるふくよかな味付け。ヴィオラや木管などによる 中声部がほどよく前に出て絶好のバランス作り出す。一見して簡単そうなのに、その実は難しいことをやってのける職人技が随所で光る。」(鈴木淳史氏の解説より)

 録音:1982年3月22-24日、11月18-20日/バンベルク、クルトゥーアラウム/完全限定生産、初SACD 化、103:48、国内製作、日本語帯・解説付
 


<メジャー・レーベル>
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DHM



19658876252
\3100→\2890
ウエルガス・アンサンブル
 メランコリー~レーガー:合唱作品集

 レーガー:
  1. 安らぎと喜びもてわれは行く
   (プロテスタント教会のための合唱曲 WoO.VI/17より第8曲)
  2. 昔、王子と王女がいて(8つの民謡 WoO.VI/11より第8曲)
  3. 人が生きる時は短く(8つの宗教的歌曲 Op.138より第1曲)
  4. 私はあなたをたくさんの絵の中に見ます
   (2つの宗教的歌曲 Op.105より第1曲)
  5. 夕べの散歩(3つのデュエット Op.111aより第3曲)
  6. 夜へ(3つの合唱曲 Op.6より第2曲)
  7. おお死よ、なんと汝は苦きことか
    (宗教合唱曲集 Op.110より第3曲)
  8. 小さな星(6つの民謡 WoO.VI/10 り第2曲)
  9. われを汝がものとなし、とどまりたまえ
    (4つの賛美歌より第3曲)
  10. 私は夜、夢を見ていた
    (8つの民謡 WoO.VI/11より第4曲)
  11. 私の魂は静か(2つの宗教的歌曲 Op.105より第2曲)
  12. 慰め(3つの合唱曲 Op.6より第1曲)
  13. 別れの歌~何がそんなに悲しそうに聞こえましょう? WoO.VI/27
ウエルガス・アンサンブル
ジョス・ヴァン・インマゼール(ピアノ:04,05,06,11,12)
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指揮)
 録音:2023年9月27,28日、ベルギー、アントワープ、AMUZ(アントワープ国際音楽センター)

 このアルバムは、中世とルネサンスのポリフォニック音楽で50年以上にわたって数多くの再発見を行ってきたウエルガス・アンサンブルが、ドイツのロマン派作曲家マックス・レーガーの作品をフィーチャーしたものです。
 合唱作品のスペシャリストのパウル・ヴァン・ネーヴェルが率いるこのアンサンブルが、古楽の通常のレパートリーから離れ、レーガーの声楽曲を探求しているわけです。

 マックス・レーガーは、管弦楽作品やオルガン作品で知られていますが、声楽曲はほとんど無視されてしまった作曲家です。
 レーガーはバッハのポリフォニーに精通しており、自作で構築美と見事なまでの旋律模倣を追求しました。シェーンベルクは彼を「天才」と評し、ヒンデミットは「最後の音楽の巨人」と呼びました。

 今回、ウエルガス・アンサンブルは『小さな星』や『私は夜、夢を見ていた』のような感情豊かな民謡の編曲から、『人が生きる時は短く』のようなルネサンス風の曲まで、レーガーの多様性を披露しています。 このアルバムには、バッハの精神を反映した『安らぎと喜びもてわれは行く』のような曲や、レーガーが音の限界を探求した『おお死よ、なんと汝は苦きことか』のような和声的に複雑な作品も含まれています。

 ジョス・ヴァン・インマゼールは、1870年にカール・ベヒシュタインが製作したコンサート・グランドを用いて、歴史的かつ繊細なピアノ伴奏として参加、ルネサンス音楽の演奏と同じようにネーヴェルは歌手たちとともに、このレパートリーのポリフォニーに独特のタッチを加え、美しく彩ります。




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ERATO



5419793352
\3000→\2790

こ、これは・・・ちょっとすごいんですけど・・・

 アレクサンドル・タロー
  フォーハンズ~ピアノ連弾のための作品集

 凝りに凝った選曲、そして壮絶な超豪華競演陣!

  ブルース・リウ、ベアトリーチェ・ラナ、ベルトラン・シャマユ、ダヴィッド・フレイ、マリアム・バタシヴィリ、
  ミシェル・ダルベルト、エリック・ル・サージュ、フランク・ブラレイ、ヴァネッサ・ワーグナー
  ニコラ・アンゲリッシュ、アレクサンドル・メルニコフ、ヴィキングル・オラフソン、児玉 桃、アリエル・ベック、
  フレデリック・ヴァイス=ニッター、アレクサンダー・マッジャー
  ゴーティエ・カプソン(ピアノ!)、フィリップ・ジャルスキー(ピアノ!)


 ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番嬰ヘ短調 WoO.1-5
  共演:ブルース・リウ

 J.S.バッハ:神の時こそいと良き時(クルターグ編)
  共演:ダヴィッド・フレイ

 ピアソラ:リベルタンゴ(山本京子編)
  共演:ベアトリーチェ・ラナ

 フォーレ:組曲『ドリー』~子守歌
  共演:ニコラ・アンゲリッシュ

 チャイコフスキー:バレエ音楽『眠りの森の美女』~ ワルツ(ラフマニノフ編?)
  共演:アレクサンドル・メルニコフ

 ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』~妖精の園
  共演:ベルトラン・シャマユ

 サティ:組曲『パラード』~中国の手品師
  共演:ゴーティエ・カプソン

 フランセ:オーギュスト・ルノワールによる15人の子供の肖像~青い帽子の少女
  共演:ジュリエット

 シューベルト:軍隊行進曲 第1番ニ長調 D.733-1
  共演:ミシェル・ダルベルト

 グリーグ:ノルウェー舞曲 第2番 Op.35-2
  共演:ヴィキングル・オラフソン

 ハイドン:ピアノ三重奏曲第39番ト長調 Hob.XV:25~第3楽章(R.メッツドルフ編)
  共演:児玉 桃

 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第2番ホ短調 Op.72-2
  共演:マリアム・バタシヴィリ

 ラヴィニャック:ギャロップ・マーチ(L.ルモワンヌ編)
  共演:フランク・ブラレイ

 シャルル=アンリ:3足す3は?~第3番:The Just Average
  共演:Mr Nobody

 モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K.381~第3楽章
  共演:アリエル・ベック

 プーランク:4手のためのピアノ・ソナタ FP.8~第1楽章
  共演:マニュエル・シュトロッセ

 ドビュッシー:小組曲 L.71a~小舟にて
  共演:フレデリック・ヴァイス=ニッター

 グラス:4手のための3つの小品~ストークス
  共演:ヴァネッサ・ワーグナー

 ラフマニノフ:6つの小品 Op.11~舟歌
  共演:アレクサンダー・マッジャー

 シューマン:カノン形式の練習曲 Op.56~第4番(ビゼー編)
  共演:エリック・ル・サージュ

 ピエルネ:舟歌 Op.26
  共演:フィリップ・ジャルスキー

 ビゼー:子供の遊び~舞踏会
  共演:マーティン・ジェームズ・バートレット
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
 録音:2020~2023年

 常に熟考を重ね、革新的なプログラムを披露するピアニスト、アレクサンドル・タロー。
 このアルバムでは4手のピアノのための作品を演奏していますが、これがまた凝りに凝った選曲と彼が相方に選んだ共演者の豪華さには驚きを隠せません。

 アルバムの冒頭こそ、よく耳にするブラームスの『ハンガリー舞曲第5番』ですが、共演するのは第18回ショパン国際ピアノ・コンクールの優勝者ブルース・リウ。ベアトリーチェ・ラナ、ベルトラン・シャマユ、ダヴィッド・フレイ、マリアム・バタシヴィリ、ミシェル・ダルベルト、エリック・ル・サージュ、フランク・ブラレイといったワーナー・クラシックスで活躍するおなじみのピアニストをはじめ、2022年に惜しくも亡くなったニコラ・アンゲリッシュ、アレクサンドル・メルニコフ、アイスランドの鬼才ヴィキングル・オラフソン、そして児玉 桃、2009年生まれの若きアリエル・ベック、またタローの親友フレデリック・ヴァイス=ニッター、そしてベテラン・ピアニストのアレクサンダー・マッジャーの名前まで。
 さらに共演者の中にはチェリストのゴーティエ・カプソンやカウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーが含まれているだけでなく(もちろんピアノを演奏)、フランス内外で絶大な人気を誇るフランス音楽の最も独創的ポップスからクラシックまでジャンルを横断して活躍する歌手のジュリエットもピアノで参加しているという、信じられないほどの顔ぶれです。

 選曲も絶妙。
 述のハンガリー舞曲やフォーレの『子守歌』、シューベルトの『軍隊行進曲』など連弾の定番曲から、ほとんど耳にすることのないフランセやラヴィニャックの作品など、よくここまで探してきたなと思わせるほどの曲目リスト。
 曲にあわせてタローはプリモとセカンドを弾き分け、共演者たちを引き立てながら、作品の魅力をとことん語りつくしています。


プロモーション動画
https://youtu.be/HCgSiXhTfVE?si=OHW13v97gyUkgPPW

ベアトリーチェ・ラナと




プロモーション動画
https://youtu.be/uniydjqjf74?si=5M0K2GOg71qk1IEd

ニコラ・アンゲリッシュと

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5419795916
\3000→\2790
古楽アンサンブル「ラルペッジャータ」
 『ワンダーウーマン』

 メキシコ民謡:La Bruja
 バルバラ・ストロッツィ:Che si puo fare
 メキシコ民謡:La Llorona
 イサベラ・レオナルダ:Nive puer
 イタリア民謡:La Canzone di Cecilia
 メキシコ民謡:La Lloroncita
 作者不詳:Jacara : No Hay Que Decirle el Primor
 マウリツィオ・カッツァーティ:La Strozza
 アントニア・ベンボ:Abbi pieta di me
 フランチェスカ・カッチーニ:Cosi perfida Alcina
 アンドレア・ファルコニエーリ:La Benedetta
 バルバラ・ストロッツィ:L’amante consolato
 フランチェスカ・カンパーナ:E gia rotto lo strale
 バルバラ・ストロッツィ:L’amante segreto
 マウリツィオ・カッツァーティ:Capriccio sopra sette note
 フランチェスカ・カッチーニ:Lasciatemi qui solo
ヴィンチェンツォ・カペッツート(カウンターテナー)
ルシアーナ・マンチーニ(メゾ・ソプラノ)
ベネデッタ・マッツカート(コントラルト)
セリーヌ・シェーン(ソプラノ)
ラルペッジャータ
クリスティーナ・プルハー(テオルボ/編曲)
 録音:2023年6月18-22日、ヴィヴォアン修道院

 オーストリア出身でテオルボ奏者でもあるクリスティーナ・プルハーを中心に、フランスで活躍する世界的撥弦楽器奏者たちとコルネットを軸としたユニークな編成で、地域性に根差した伝統音楽のテイストを適切に取り入れて新鮮な17世紀音楽解釈を打ち出し、世界を興奮させている古楽アンサンブル「ラルペッジャータ」。
 本格的なバロック音楽から口承音楽や、ジャスなどを取り入れた即興演奏などの領域にも踏み込んだスタイリッシュなアルバム作りで毎回話題を呼んでいます。

 このラルペジャータとクリスティーナ・プルハーによる新作『ワンダーウーマン』は、17世紀のすべての、あまりにも頻繁に夫の陰に自分の才能を隠したりと、あまりにも早くキャリアを諦めなければならなかったあらゆる時代の才能ある素晴らしい女性作曲家たちへのオマージュとして、捧げられたものとなっています。
 クリスティーナ・プルハーは、南米とイタリアの伝統的な音楽からインスピレーションを得ており、並外れた、強く、勇敢でありながらも悲しい女性についての物語を伝える曲を探しました。何よりもまず、素晴らしいメキシコの歌『ラ・ブルーハ(魔女)』です。この曲は、いつでも、あらゆる文化において、すべての女性の自由を象徴しています。



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SONY



19658849982
(5CD)
\8400→\7990
カンマーアカデミー・ポツダム
 アントネッロ・マナコルダ(指揮)
  ベートーヴェン:交響曲全集

Disc1
 交響曲第1番ハ長調 Op.21
 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
Disc2
 交響曲第2番ニ長調 Op.36
 交響曲第4番変ロ長調 Op.60
Disc3
 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
Disc4
 交響曲第7番イ長調 Op.92
 交響曲第8番ヘ長調 Op.93
Disc5
 交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
カンマーアカデミー・ポツダム
アントネッロ・マナコルダ(指揮)

第9番:
 マリア・ベングソン(ソプラノ)
 コリンナ・シューレ(メゾ・ソプラノ)
 マウロ・ペーター(テノール)
 ドミトリー・イヴァシチェンコ(バス)
 コレギウム・ヴォカーレ1704
 録音:2020~2024年、ベルリン、ピエール・ブーレーズ・ザール(第1,5,6,9番)、テルデックス・スタジオ(第2,3,4,7,8番)

 完全生産限定。
 今ヨーロッパで熱い注目を浴びるアントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダム(略称はKAP=カップ)。マナコルダはトリノで生まれ、名手クレバースやグッリに学んだヴァイオリニストとしてキャリアをスタート。アバドの片腕としてマーラー・チェンバー・オーケストラやルツェルン祝祭管のコンサートマスターを務めたのち指揮者に転向。2010年からはKAPの首席指揮者として、この室内オケを瞬く間にヨーロッパ有数の団体へと成長させています。指揮者としての初来日は2022年で、紀尾井室内管とメンデルスゾーンの交響曲第3番『スコットランド』で躍動感あふれる解釈を聴かせ、さらに2023年4月の読響とのマーラー第5番でも鮮烈な名演を披露するなど、日本の音楽ファンにもその実力を知られつつあります。

 マナコルダとKAPの演奏は、弦楽パートにはピリオド奏法を、金管楽器とティンパニには古楽器を採用し、溌剌とした生命力と歌心に富む演奏が繰り広げられています。特に弦楽パートを中心に精緻なアーティキュレーションが施されているのはマナコルダがヴァイオリニスト出身ゆえ。シューベルト、メンデルスゾーンの全曲演奏・録音を完成させ、高い評価を確立したうえで、本丸のベートーヴェンに乗り込むというのがユニーク。
 収録はベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールとテルデックス・スタジオで行われ、一部はコロナ禍での録音も含まれています。
 既に3枚分5曲(第1,2,5,6,7番)が発売済ですが、今回はあとの4曲(第3,4,8,9番)を追加し、交響曲全集としてのリリースとなります。交響曲第9番では、チェンバロ奏者・指揮者として注目を集めているヴァーツラフ・ルクスが創設したコレギウム・ヴォカーレ1704の合唱団が起用されているのも注目される点でしょう。

「ベートーヴェンの交響曲の全曲録音に取り組もうと思ったら、誰もがまず、世の中は本当にそれを必要としているのか、と問うことから始めなくてはいけません。だから私たちは待ったのです。6年か7年前、私たちはポツダムでベートーヴェンの9つの交響曲すべてをある週末に一気に演奏しました。これだけの巨大な作品群を比較的短い時間の中で演奏するための作業は、私たちすべてにとって大変に重要な経験になりました。今年、私たちは創設から20年目を迎えたことで、このベートーヴェン・プロジェクトに挑戦できるまでに成熟したと感じたのです。」
 ~アントネッロ・マナコルダ、2021年


https://youtu.be/ectjf_RCCrQ?si=N-fnHZeWsrfw5jQd





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RCA



19658829882
(4CD)
\6000→\5690

スタインバーグ&ボストン響/
 コンプリートRCAレコーディングズ


Disc1
シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』

 ボストン交響楽団
 ウィリアム・スタインバーグ(指揮)

 録音:1969年9月29日 ボストン、シンフォニー・ホール

Disc2
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB106

 ボストン交響楽団
 ウィリアム・スタインバーグ(指揮)

 録音:1970年1月19日 ボストン、シンフォニー・ホール

Disc3
1. デュカス:交響的スケルツォ『魔法使いの弟子』
2. R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 Op.28
3. メンデルスゾーン:八重奏曲変ホ長調 Op.20, MWV R20~第3楽章:スケルツォ
4. サン=サーンス:交響詩『死の舞踏』
5. ストラヴィンスキー:幻想的スケルツォ
6. ストラヴィンスキー:ロシア風スケルツォ

 ボストン交響楽団
 ウィリアム・スタインバーグ(指揮)

 録音:1970年1月12日(2,4-6)、10月26日(1,3) ボストン、シンフォニー・ホール
 初発売(3,5,6)



小澤、ラインスドルフ、フィードラー指揮の録音を加えてオリジナルのアルバム構想の一端を再現している。

7. ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ペトルーシュカ』~ロシアの踊り

 ボストン交響楽団
 小澤征爾(指揮)

 録音:1969年11月24日 ボストン、シンフォニー・ホール

8. コダーイ:組曲『ハーリ・ヤーノシュ』~ウィーンの音楽時計
9. コダーイ:組曲『ハーリ・ヤーノシュ』~皇帝と廷臣たちの入場

 ボストン交響楽団
 エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)

 録音:1969年11月24日 ボストン、シンフォニー・ホール

Disc4
ドヴォルザーク:
 1. 交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
 2. 序曲『謝肉祭』 Op.92

  ボストン交響楽団
  アーサー・フィードラー(指揮)

録音:1970年1月5日 ボストン、シンフォニー・ホール
 ステレオ(アナログ/セッション)

 名指揮者ウィリアム・スタインバーグは、1899年8月1日にケルンで本名ハンス・ヴィルヘルム・シュタインベルクとして生まれ、地元の音楽院で指揮者のヘルマン・アーベントロートとクララ・シューマンの弟子であったピアニストのラッツァロ・ウツィエッリに師事。
 1920年に卒業すると、ケルン歌劇場でオットー・クレンペラーのアシスタントになりました。1929年にフランクフルト歌劇場の音楽監督に任命されましたが、1933年にナチスによってその職を解かれてしまいました。ユダヤ文化連盟の後援の下、フランクフルトとベルリンで指揮し、1936年にパレスチナ管弦楽団(現在のイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団)を引き継ぐためにイギリス委任統治領パレスチナに移住。トスカニーニの招待で、彼は新しいNBC交響楽団の結成と訓練を支援するために1938年に米国に移住。1945年にバッファロー・フィルハーモニックの音楽監督に就任し、このオケを気に入ったスタインバーグは「バッファロー・ビル」と自称していたほどです。

 1952年にはピッツバーグ交響楽団の音楽監督に就任。1976年までの長期間にわたって同楽団を指揮し、米キャピトルやコマンド、エヴェレスト・レーベルから発売された多数の録音でその指揮者としての優れた資質が世界的に知られるようになりました。1969年からはエーリヒ・ラインスドルフの後任として1972年まで名門ボストン交響楽団音楽監督を兼任し、キャリアの頂点に達しました。米国トップ10のオーケストラ中、2つのオケの音楽監督を同時に務めた指揮者はスタインバーグが初。スタインバーグは、ボストン就任の条件にピッツバーグの職を続けることを盛り込んでいたのです。

 しかしスタインバーグとボストン交響楽団のRCA録音は、残念ながら短命に終わりました。それはレコードが売れなかったためではなく、アメリカのレコード産業全体を悩ませていた売り上げの急落とコストの高騰によるもので、このスタインバーグ時代の1970年にRCAは1929年のセルゲイ・クーセヴィツキーとの初録音以来52年間続いたボストン交響楽団との専属契約を終了せざるを得なくなったのです。この状況に飛びついたのがアメリカ市場でマーケットシェア拡大を狙っていたドイツ・グラモフォン(DG)で、長期の契約を結びスタインバーグの後任となった小澤征爾を中心に、当時若手だったティルソン・トーマスやクラウディオ・アバドを起用して膨大なディスコグラフィを築き上げることになります。

 スタインバーグはDGにもLP3枚分の録音を残していますが、1969年に体調を崩して指揮活動を縮小せざるを得ず、ピッツバーグに専念するため1972年にボストンを辞任しています。それゆえ「スタインバーグは、前世紀後半の偉大な指揮者の中で最も録音が不足している」(2018年英グラモフォン誌、ピーター・クアントリル)と称されるほどです。

 ボストンでの初録音となったシューベルトの『グレート』(ディスク1)は、スタインバーグにとって唯一の録音となったもの(シューベルト作品では2種類の『未完成』録音がキャピトルとコマンドにあります)。またブルックナーの交響曲第6番(ディスク2)はアメリカのオーケストラにとって同曲の初録音となったもので、生前ブルックナー指揮者として高く評価されていたスタインバーグの貴重な遺産です(スタインバーグによるブルックナー録音は、ピッツバーグ響との第4番(改訂版使用、モノラル)、第7番(ステレオ)が残されており、ボストン響との第8番のライヴ映像のソフト化されていました)。2曲とも「どちらも生き生きとしたインスピレーション溢れる名演で、これらの交響曲の演奏にありがちなむやみな壮大化とは無縁、核心に迫る解釈が潔い。スタインバーグのディスコグラフィ中最高の出来で、それぞれの交響曲の最高のレコードに数えられる」と称賛されています(2004年、リチャード・フリード)。ジョン・L・ホームズは「Conductors on Record」の中で、この2曲はスタインバーグ自身のお気に入りでもあったと記しています。

 ディスク3のショーピースは、もともとカタログ番号「LSC-3155」としてスタインバーグ指揮でまとめられる予定でしたが、体調不良により収録が予定通りに進まなかったため、小澤、ラインスドルフ、フィードラー指揮の小品を加えて1972年に同じ番号で発売されました。
 今回のCD化では、未発売だったスタインバーグ指揮の3曲(メンデルスゾーンの八重奏曲~スケルツォ、ストラヴィンスキーの『幻想的スケルツォ』『ロシア風スケルツォ』)を加えてオリジナルのアルバム構想の一端を再現し、さらに実際に発売されたアルバムから小澤、ラインスドルフの小品を加えてあります。

 「LSC-3155」に収録されていたアーサー・フィードラー指揮のドヴォルザーク『謝肉祭』序曲は、ディスク4に『新世界より』と共に収録されています。元ボストン交響楽団のヴァイオリニストでボストン・ポップスの産みの親であるフィードラーは、ボストン・ポップスではかなえられなかった有名交響曲の録音が長年の夢であり、それが1970年にようやく実現し、フィードラーがボストン交響楽団を指揮した唯一の録音となったのです。

 すべての録音は、3トラック(ディスク1)、4トラック(ディスク2、3の1-6、ディスク4)、および 2トラック(ディスク3の7-9)のオリジナル・アナログマスターから、24ビット/192kHzテクノロジーで新たにリミックスおよびリマスターされ、各ディスクは米国初出盤のジャケット・デザイン(ジャケ裏も再現)による紙ジャケットに封入され、詳細な録音データとアラン・ニューコムによる解説を掲載したブックレット(欧文)とともにクラムシェルボックスに収容されています。





<映像>

 

DYNAMIC(映像)


DYNDVD38004
(DVD)
\4500
フランチェスコ・チレア最後の名作歌劇《グロリア》
 チレア:歌劇《グロリア》
  3幕のドランマ・リリコ
  台本:
   アルトゥーロ・コウラッティ
    (改訂台本:エットレ・モスキーノ)
   原作:ヴィクトリアン・サルドゥ『憎悪』
グロリア...アナスタジア・バルトリ(ソプラノ)
リオネット...カルロ・ヴェントレ(テノール)
バルド...フランコ・ヴァッサッロ(バリトン)
アクイランテ...ラマス・チクヴィラゼ(バス)
司教...アレッサンドロ・アビス(バス)
シエナの女...エーレナ・スキッル(ソプラノ)
伝令...アレッサンドロ・フラボッタ(バス) 他
カリアリ歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:ジョヴァンニ・アンドレオーリ)
指揮:フランチェスコ・チッルッフォ

DYNBRD58004
(Blu-ray)
\4500
NYDX-50356
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4950

 演出:アントニオ・アルバネーゼ/美術:レイラ・フテイタ/衣装:カローラ・フェノッキオ/
 照明:アンドレア・レッダ/映像監督:マッテーオ・リッケッティ/カリアリ歌劇場新制作/
 収録:2023年2月15、17、19日 カリアリ歌劇場(イタリア)
 収録時間:92分/音声:イタリア語、PCMステレオ 2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)/
 字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語/画角:16:9 NTSC All Region
 DVD‛&片面二層ディスク、Blu-ray‛&片面単層ディスク 1080i High Definition

 フランチェスコ・チレア最後の名作歌劇《グロリア》、新星アナスタシア・バルトリが題名役! 世界初映像化!

 舞台は聖職者叙任権を巡るゲルフ(教皇派)、ギベリン(皇帝派)の対立抗争に揺れる14世紀のイタリア。
 ゲルフの支配するシエナに潜入したリオネット(ギベリンの司令官)は、シエナの首長アクイランテの娘グロリアに、一緒に逃げようと誘います(二人は相思相愛の仲)。
 ためらうグロリアの手を引いて、リオネットはシエナ攻略のため近郊に布陣しているギベリンの陣地に脱出します。
 その陣地にグロリアの兄バルドが変装して訪れ、グロリアにリオネットを暗殺するよう命じます‛&‛&

 チレアがその生涯に作曲した5作のオペラで最大のヒット作となった《アドリアーナ・ルクヴルール》(1902年)につづき、作曲家が取り組んだのが、歌劇《グロリア》。
 1908年のミラノ・スカラ座での初演(トスカニーニ指揮)は失敗に終わり、作曲家は筆を折ってしまいます。
 しかしその後、パレルモやナポリで教育者としての活動を続けていたチレアは、音楽出版社の強い要請を受けて、このオペラに大幅な改訂を施し、1932年にナポリで上演。
 この上演は好評を得たものの、イタリアの時局の影響もあって、歌劇場のレパートリーとして定着することはありませんでした。
 
 本作は、埋もれた歌劇作品の蘇演を旺盛に展開するサルデーニャのカリアリ歌劇場の新制作。
 イタリア・オペラの伝統を受け継いだ流麗なカンタービレと、洗練された色彩的な管弦楽法が印象的なチレア晩年の名作を取り上げました。
 表題役を歌うのは2021年東京・春・音楽祭のリッカルド・ムーティ指揮《マクベス》のマクベス夫人役で日本デビューを果たした新星アナスタシア・バルトリ。
 ドラマティックでありながら、優れた歌唱技術に裏づけられた清冽な表現が光る知性派ソプラノです。
 リオネット役は、伸びやかで輝かしい歌声を持ち、新国立劇場の《トスカ》《アイーダ》《アンドレア・シェニエ》《オテロ》に題名役で出演し、日本でもお馴染みのカルロ・ヴェントレ。
 さらに世界の檜舞台で活躍するヴェルディ・バリトンのフランコ・ヴァッサッロ(バルド役)が、暗い情念を歌う敵役として見事な歌唱を聴かせます。
 
 アントニオ・アルバネーゼの演出は、時代設定を中世から古代イタリアに置き換えたスペクタクルな舞台づくり。
 近現代の作品を中心レパートリーとするフランチェスコ・チッルッフォが導くカリアリ歌劇場のオーケストラが、チレアによる虹色に輝くカンタービレと精緻な響きを活かしながら、優れた歌唱陣と共に作曲家最後の歌劇に新たな光をもたらしています。







OPUS ARTE(映像)


OA1384D
(DVD)
\4100
アスミク・グリゴリアン、
 コヴェント・ガーデンでルサルカを歌う!

  ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》
   3幕のおとぎ話のオペラ
   台本:ヤロスラフ・クヴァピル
ルサルカ...アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)
王子...デイヴィッド・バット・フィリップ(テノール)
水の精...マシュー・ローズ(バス)
外国の公女...エマ・ベル(ソプラノ)
イェジババ...サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
森番...ロス・ラムゴビン(バリトン)
皿洗い...ホンニー・ウー(メゾ・ソプラノ)
森の精1...ヴヴ・ムポフ(ソプラノ)
森の精2...ガブリエレ・クプシテ(メゾ・ソプラノ)
森の精3...アン・マリー・スタンレー(メゾ・ソプラノ)
狩人...ジョンミン・アン(バリトン) 他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:ウィリアム・スポルディング)
指揮:セミヨン・ビシュコフ

OABD7322D
(Blu-ray)
\5100
NYDX 50358
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5500

 演出:アン・イー&ナタリー・アブラハミ/美術:クローエ・ランフォード/衣装:アンマリー・ウッズ/
 照明:ポール・コンスタブル/振付:アン・イー/映像監督:ブリジット・コールドウェル/
 特典映像:(1)《ルサルカ》のメイキング、(2)《ルサルカ》の音楽、(3)キャストギャラリー
 収録:2023年3月2日、7日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)/収録時間:187分
 音声:チェコ語、Dolby Digital 2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語/画角:16:9 NTSC All Region
 DVD‛&片面二層ディスク、Blu-ray‛&片面二層ディスク 1080i High Definition

 【アスミク・グリゴリアン、コヴェント・ガーデンでルサルカを歌う!】
 ルサルカは森の湖の清らかな水の中で、家族と一緒に暮らす水の精。彼女は湖を訪れた王子に叶わぬ恋をし、魔法使いイェジババに頼んで自分の声を犠牲にして人間の姿を得ます。
 王子に見出され城に連れていかれたルサルカは、口を利けないままに王子との愛を育もうと努めますが、王子は外国の姫に心を移してしまいます‛&‛&

 18世紀後半、チェコの詩人・劇作家のヤロスラフ・クヴァピルが、スラブの民話に登場する水の精を主題に台本を執筆し、最晩年のドヴォルザークが作曲した歌劇《ルサルカ》。
 重厚なサウンドとライトモチーフの使用はワーグナーの音楽からの影響を見せつつも、チェコの民族的な情感が香り立つノスタルジックな旋律や、水の世界を描写する繊細な音の表情はドヴォルザークならではのものです。ルサルカのアリア「月に寄せる歌」が突出して有名だったこの作品は、近年世界中の歌劇場で広く上演され、チェコ歌劇の金字塔と評価されるようになりました。
 2023年2月、コヴェント・ガーデンの新制作として登場した《ルサルカ》のアン・イー&ナタリー・アブラハミによる演出は、「環境サステナビリティ」をその中心コンセプトに置き、過去にコヴェント・ガーデンで制作され、お蔵入りになっていた舞台美術、衣装を再利用するというユニークなもの。
 ルサルカ役を歌うのは、 迫真の演技歌唱で人気を集める実力派ソプラノ、アスミク・グリゴリアン。この世のものとは思えないルサルカの姿を浮かび上がらせる透明感溢れる歌唱で、聴く者を惹きつけます。
 幅広いレパートリーを誇り、世界中の歌劇場から引く手あまたのデイヴィッド・バット・フィリップが、ルサルカに対する裏切りから真の愛に目覚める王子役を輝かしく歌い上げ、サラ・コノリーが不気味ながらも滑稽味溢れるイェジババ役を達者に演じます。
 2018年以来チェコ・フィルの音楽監督を務め、チェコ音楽に造詣の深いセミヨン・ビシュコフの端正なタクトが、この幻想味溢れる《ルサルカ》の音楽を艶やかに紡いでいきます。

 
 















4/9(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

2L


2L 174SABD
(Blu-ray Disc Audio
+SACD HYBRID)
\5100
『PAX(平和)』
 1. マッティン・オーデゴール(1985–):
  PAX(平和)(2017)
   (サクソフォーン四重奏、混声合唱と六重唱のための)
 2.セシーリエ・オーレ(1954–):
  Speak LOUDER!(もっと大声で)(2019)
   (混声合唱、メゾソプラノ・ソロとバリトン・ソロのための)
 3.アイオルフ・ダーレ(1985–):
  A Current Peace(現在の平和)(2021)
   (サクソフォーン四重奏のための)
 4.スティーネ・ソルリエ:Pollination(受粉)
  (2010 arr.2020)(混声合唱と4 人の独唱のための)
 5. マッティン・オーデゴール(1985–):LUX(光)
  (サクソフォーン四重奏、二重合唱と3人の女声のための)
アンサンブル96
ニーナ・T・カールセン(指揮)
サクソフォーン四重奏団「カレント」
 [アンデシュ・アーベルセト(サクソフォーン)1,5
  オースヒル・ヘンリクセン=ハルトリ(サクソフォーン)
  グドルン・ファライデ・フリースタ(サクソフォーン)
  シリエ・エクホフ・ヴァルハウグ(サクソフォーン)]
カトリーネ・シルケング・オーサイデ(サクソフォーン)3

 声とサクソフォーンによる「平和」への祈り、教会に響き渡る透明な音、繊細な余韻に浸る録音

 録音:2020年9月、2021年9月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)/49'52
 制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ
 [DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
 [Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD]
 [Disc 2: Blu-ray: 5.1 DTS HDMA (24bit/192kHz), 7.1.4. Auro-3D (96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos (48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz),mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide]

 オスロの室内合唱団「アンサンブル96」は、26 人編成の室内合唱団として結成され、コンサートと録音を通じて「今日の音楽」を広く伝える活動が評価され てきました。
 『不滅のニューステット(Immortal NYSTEDT)』(2L 029SACD)と『KIND』(2L 076SABD)の2 つのアルバムがグラミー賞の最優秀合 唱部門と最優秀サラウンドサウンド部門にノミネートされるなど、国際的にも認められています。「アンサンブル96」と指揮者ニーナ・T・カールセン Nina T. Karlsen は、2011 年からずっと、秋になると「平和(Peace/Fred)」と銘打ったコンサートを行ってきました。
 彼らと同じように現代の音楽の定着をめざして 活動する、「今の、現在の、流行の」の名前をもつサクソフォーン四重奏団「カレント(Current)」は、2010年の結成以来、2 度、この「平和」コンサートに参加 してきました。
 
 ラテン語で「平和」のタイトルをつけたアルバム『PAX』は、このふたつのグループのコラボレーションで作られました。
 「ノルウェーの作曲家たちが、平和というテーマをそれぞれに思索して作った新しい作品が、音楽と歌詞とカテドラルの神聖な空間のアンサンブルによって命を吹きこまれる」がコンセプトの作品です。
 
 マッティン・オーデゴール Martin Ødegaard の《PAX(平和)》は、シェーンベルクの《地には平和を(Frieden auf Erden)》への注釈として、"pax" と "friede" の「平和」の2 語を歌詞に作曲された作品です。
 《LUX(光)》は、レクイエム典礼文の「永遠の光のしあわせに はいることができますように」のテク ストが、サクソフォーン四重奏と二重合唱と3人の女声によって演奏されます。

  セシーリエ・オーレ Cecilie Ore の《Speak LOUDER!(もっと大声で)》は、『創世記』の「神は彼らを祝福して言われた。
 産めよ、増えよ、地に満ちて......」 (1章28節)を引用、「地球の生態系を左右する種の絶滅の脅威に声をあげる」ことを主題にした歌詞を合唱と独唱者が歌う作品です。
 《A Current Peace(現 在の平和)》は、ジャズ・ピアニストのアイオルフ・ダーレ Eyolf Dale が COVID-19 のパンデミックの期間にカレント・サクソフォーン四重奏団のために作曲し ました。
 
 スティーネ・ソルリエ Stine Sørlie は、ノルウェー作曲家協会の100周年のプロジェクト・マネージャーを務め、クラシカル、ジャズ、フォークと、幅広いジャンル の音楽家に作品を提供してきました。
 
 《Pollination(受粉)》は、自然界の音と騒音や電子音からインスピレーションを得て作曲されました。「花には声がある」。
 「sedum kamuschaticum(エゾノキリンソウ)」「acanthus mollis(アカンサス)」といった花の学名を散りばめた、彼女自身が作った詩が歌われます。ソ ルリエが2020年に編曲した「混声合唱と4人の独唱」の版による演奏です。
 オスロのウラニエンボルグ教会でセッションが行われ、「アンサンブル96」のグラミー賞ノミネート作のモッテン・リンドベルグが制作しました。
 声とサクソフォーン が、高い天井の教会の広い「空間」に実体をもちつつ透明に響き、繊細な余韻を残す録音です。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
  Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収 録されていません。
  SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレー ヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください]

 
 
 

2L 176SABD
(Blu-ray Disc Audio
+SACD HYBRID)
\5100
『MOR(母)』
 ペトラ・ビョルクハウグ(1964-):傷跡(Sarmerkt)
  マリアの歌(Mariavise)
  膝に(Til knea)(『イザヤ書』66章12節)
  手に(Til handene)(『ザカリア書』13章6節)
  脇に(Til sidene)(『ソロモンの歌(雅歌)』2章13節–14節)
  心臓に(Til hjartet)(『ソロモンの歌(雅歌)』4章9節)
  心臓に- 讃歌(Til hjartet - salme)
  顔に(Til andletet)(『詩編』31章17節)
  胸に(Til brystet)(『ペトロの手紙 1』2章2節–3節)
  足に(Til foterne)(『ナホム書』2章1節)
  すべてが美しいかたマリアさま(Tota pulchra es)
 ドメニコ・スカルラッティ(1685–1757):スターバト・マーテル
  悲しみの聖母は、涙にむせびながら(Stabat Mater dolorosa)
  嘆き、憂い、悲しむその魂は(Cujus animamgementem)
  子とともに嘆き苦しむ(Quis non posset)
  ああ愛の泉なる母よ(Eia Mater, fons amoris)
  ああ聖母よ(Sancta Mater)
  いのちある限り、熱い涙をあなたとともに流し(Fac me vere)
  十字架のもとに立ち、あなたとともに(Iuxta crucem tecum stare)
  炎の中で焼かれ、死なせ(Inflammatus et accensus)
  魂には天国の栄光を(Fac utanimae donetur)
  アーメン(Amen)
ニーダロス大聖堂合唱団
カレン・ハウゴム・オールセン(指揮)
ディテ・マリーエ・ブレイン(ソプラノ)
マッティン・ヴァンベリ(テノール)
アンナ・カールセン(チェロ)
ペトラ・ビョルクハウグ(オルガン)

 ニーダロス大聖堂合唱団が200年の時を隔てた「母」をテーマに歌うイマーシブ・オーディオのスペシャリスト、2L のモッテン・リンドベルグによる録音

 録音:2021年10月、2022年4月 ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ
 [DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
 [Disc 1: SACD hybrid (5.0 multichannel DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD]
 [Disc 2: Blu-ray: 5.0 DTS HDMA (24bit/192kHz), 7.0.4. Auro-3D (96kHz), 7.0.4. Dolby Atmos (48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz),mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide]

 「母。この言葉は、思い出と記憶、いろいろな感情につながる。あなたは、どの母のことを思うだろう。生まれた幼子を抱く美しい母。親密さ。命が失われ、深い 悲しみにつつまれた、絶望する母。むなしさ......」。
 ニーダロス大聖堂合唱団は新しいアルバムで、200 年の時を隔てた「母」をテーマとする作品を歌います。ペト ラ・ビョルクハウグの《傷跡》とドメニコ・スカルラッティの《スターバト・マーテル(悲しみの聖母)》。
 大聖堂オルガニストのペトラ・ビョルクハウグ Petra Bjørkhaug が作曲した《傷跡》は、10 の部分に分かれる作品です。
 「マリアはとても清純な乙女だった  キリエ・エレイソン マリアは荊棘と石を踏み ベツレヘムへの道を疲れ、歩いた イエスとマリア......」と歌う〈マリアの歌〉、『旧約聖書』と『新約聖書』から採っ た歌詞を敷衍して歌う〈膝に〉から〈足に〉、そして、4世紀に書かれたカトリックの祈りによる〈すべてが美しいかたマリアさま〉。「スカルラッティの音楽に応答し、 対照をなす音楽語法」を探って書かれました。
 このアルバムでは、この作品が、「悲しみの聖母は、涙にむせびながら」から「アーメン」まで、《スターバト・マーテル》 の10の部分と交互に歌われます。

 ニーダロス大聖堂の音楽監督とニーダロス大聖堂合唱団の指揮者を務めるカレン・ハウゴム・オールセン Karen Haugom Olsen(1980–)の指揮。
 ノルウェー 国立音楽大学で学び、バロックから今日の音楽をレパートリーに活動するソプラノ歌手、ディテ・マリーエ・ブレイン Ditte Marie Bræin(1985–)と、スウェー デンのテノール、マッティン・ヴァンベリ Martin Vanberg(1979–)のソロ。アンナ・カールセン Anna Carlsen(1981–)は、バロック・チェロのプレーヤー として「バロッカネルネ Barokkanerne」をはじめとするアンサンブルで演奏しています。
 イマーシブ・オーディオのスペシャリスト、2L のモッテン・リンドベルグ のプロダクション。「バラ窓」が有名なトロンハイムのニーダロス大聖堂でセッション録音されました。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収 録されていません。
 SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレー ヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください]

 
 



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ARTE DELL'ARCO JAPAN



ADJ 071
\2800→\2590
鈴木美登里/ラ・フォンテヴェルデ
 ルカ・マレンツィオ:四声のマドリガーレ(1585)

 1. 夜雨が上がり Non vidi mai dopo notturna pioggia
 2. 星のごとく光る、愛する女性に僕は言った
  Dissi a l'amata mia lucida stella
 3. 愛する人よ、あなたの瞳がこちらを向くと Veggo, dolce mio bene
 4. アクタイオンは偶然にも Non al suo amante piu Diana piacque
 5. 愛の神よ、見るがよい Hor vedi, Amor
 6. 不思議な天使が、翼を巧く使いながら
  Nova angeletta sovra l'ale accorta
 7. 愛しい女たちよ、僕がどのようにため息をついたか
  Chi vol udire i miei sospiri in rime
 8. そんなある晩、僕の愛しい人が Madonna, sua merce, pur una sera
 9. 青葉のなかで可愛らしい鳥たちが
  Vezzosi augelli, in fra le verdi fronde
 10. ああ冷酷な死よ、ああ無情な生よ!
  Ahi dispietata morte, ahi crudel vita!
 11. 甘美なのは、愛の神が突き刺す矢
  Dolci son le quadrella ond'Amor punge
 12.(II)愛の神が喜びを与えてくれる時以外
  Come doglia fin qui fu meco et pianto
 13. ある日、子羊たちを小川に連れていくと
  Menando un giorno gl'agni presso un fiume
 14. かつて恋する者は幸せで、娘たちも愛情深く
  I lieti amanti e le fanciulle tenere
 15. 私は一日中泣いている Tutto 'l dì piango
 16.(II)ああ、日が日を重ね Lasso, che pur da l'uno a l'altro sole
 17. 西風が戻り Zefiro torna
 18.(II)ああ、しかし僕のもとに戻ってくるのは
  Ma per me, lasso, tornano i più gravi
 19. 哀れな男は言った Lasso dicea
 20. こっちに来て、モンターノ Vienne Montan
 21.(II)意地悪カラス! 荒くれ熊
  Corbo malvaggio, ursachio aspro e salvatico
 22.(III)聖なるパレスよ、僕の歌に耳を傾けて下さい
  La santa Pale intenta ode il mio canto
ラ・フォンテヴェルデ
 【鈴木美登里(ソプラノ)、
  上杉清仁(カウンターテナー)、
  谷口洋介(テノール)、
  小笠原美敬(バス)、
  金子浩(リュート)】

 濃密な声のアンサンブルとリュートでお届けする貴重なアルバム。ルネサンスの巨匠マレンツィオによる香り高きハーモニーの世界!

 セッション録音:2021年8月23-26日/秩父ミューズパーク音楽堂/DDD、58'45/国内製作、日本語帯・解説・歌詞対訳付
 サウンド・エンジニア&エディター:櫻井卓
 レコーディング・ディレクター:鈴木秀美

 鈴木美登里が中心となり2002年に結成されたラ・フォンテヴェルデ。16~17世紀初頭イタリアの作品を中心に積極的な演奏活動を行う、日本では希少なマ ドリガーレ・アンサンブルです。
 演奏活動と並行し録音も行っており、『響きの文学』、『カルロ・ジェズアルドの芸術』、そしてモンテヴェルディのマドリガーレ集全 9巻のCDはいずれも好評を得ております。
 また、長年の活動が評価され、2022年度『ミュージック・ペンクラブ音楽賞』を受賞しております。

 当アルバムではルネサンス音楽最後期の優れたマドリガル作曲家ルカ・マレンツィオ(c.1553-1599)の四声のマドリガーレを収録しています。
 マレンツィオ はローマ、フィレンツェで活躍。甘美な音を紡いだ天才で、作品にはルネサンスの香りが漂っています。リュートの調べとともに歌われるマレンツィオの世界をお楽 しみください。

 鈴木美登里にいる序文「アルバムに寄せて」、落合理恵子による「マレンツィオと『アルカディア』」の日・英解説、及び歌詞対訳付。
 



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ATMA CLASSIQUE



ACD2 2453
\2300→\2090
ネゼ=セガン&モントリオール・メトロポリタン管
シベリウス:交響曲第2番、第5番

 1-4 交響曲第2番 ニ長調 Op.43
 5-7 交響曲第5番 変ホ長調 Op.82
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
モントリオール・メトロポリタン管弦楽団

 シリーズ第3弾はとくに人気の高い2作を収録!
 巧みな音楽の波と幸福感たっぷりの終結和音、絶妙なシベリウス・サウンドを堪能できる1枚

 録音:2023年9月16日(第2番)、2023年3月3日(第5番)/モントリオール・シンフォニー・ハウス/76:22

 2019年に始まったネゼ=セガンとモントリオール・メトロポリタン管弦楽団によるシベリウスの交響曲全集の第3弾。
 全曲中とくに人気の高い2作である第2番と第5番を収録しています。

 この2曲は15年を隔てて書かれた作品で、それぞれがシベリウスの音楽様式のひとつの頂点を形成しています。
 第2番は愛国心とロマンティシズムに満たされ た大きな作品で、じっくりと練り上げられたフィナーレが雄大に鳴動。
 一方、第5番は集中と厳格さが徹底的に追求され、第3番以降の小型交響曲における高度な 成熟が達成されています。

 モントリオール生まれのネゼ=セガン、同郷オケとの相性は抜群で、こまやかなコントロールが行き届いたみごとな演奏を披露しています。
 ふくよかな響きをたっ ぷりと鳴らしつつも締めるところは締め、寄せては返す心地よい音楽の波を巧みに想像。2曲とも最終盤の幸福感がすばらしいです。
 少し暗めの音色もシベリウス と絶妙にマッチしており、ふとした瞬間に秋のわびしさを感じさせるような味わいも。

 録音優秀。管楽器の質感やコントラバスの強奏がしっかりとわかります。
 第5番の終楽章ではシベリウスがいかに複雑なモザイクのように音を各パートに散りば めて全体を描いているのかが、その優れた音響効果から如実に伝わってきます。
 
 

ACD2 2462
\2300
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集 第2集
 ピアノ・ソナタ第5番 ハ長調 Op.135(1952-53 改訂稿)
 ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 Op.82(1939-1940)
 ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83(1942)
デイヴィット・ジャルベール(ピアノ)

 カナダの名手によるプロコフィエフ第2弾

 録音:2022年3月15-17日/カナダ、キングストン/60:20

 デイヴィット・ジャルベールによるプロコフィエフのピアノ・ソナタ全集録音シリーズ第2弾。
 第1~4番を収録した第1集(ACD2-2461)に続き、第5~7番 を収録しています。
 第5番はプロコフィエフが晩年に改定した方の版を演奏。
 平明無垢なすっきりとした響きが、戦争ソナタと呼ばれ激しいフィナーレをもつ第6・ 7番とコントラストを成しています。

 デイヴィット・ジャルベールは1977年生まれのカナダのピアニスト。
 ジュリアード音楽院、グレン・グールド音楽院、モントリオール大学、ケベック音楽院で学び ました。
 幅広いレパートリーを持ち、温かみのあるエレガントなスタイルで聴衆を魅了。
 CBC が選ぶ「カナダのトップ・ピアニスト15 人」のひとり。現在、オタワ大 学でピアノ科准教授を務めています。
 
 

ACD2 2868
\2300
ギターによる16の物語 ダヴィッド・ジャック(ギター)
 1. ナポレオン・コスト(1805-0883):マズルカ Op.33
 2. ナポレオン・コスト:練習曲 Op.38-7
 3. 作者不詳(18世紀オーストリアの写本):パッサカリア
 4. 作者不詳(18世紀オーストリアの写本):シャコンヌ
 5. 作者不詳(17世紀の写本):タリアのエアとドゥーブル
 6. 作者不詳(17世紀イタリアの写本)グラーヴェ
 7. ユーリ・スミルノフ(1935-2021):ロマンス
 8. スラヴコ・フミック(1912-1945):夜想曲
 9. ディオニシオ・アグアド(1784-1849):コントルダンス Op.14-8
 10. ディオニシオ・アグアド:アレグロ・モデラート Op.6-35
 11. ディオニシオ・アグアド:コントルダンス Op.14-2
 12. フランチェスコ・モリーノ(1768-1847):ギター・ソナタ Op.6-1 第3楽章 ロンド
 13. フランシスコ・カジェーハ(1891-1950):子守唄
 14. マティルド・テッタメンティ・デ・カランドラ(1909-1995):子守唄
 15. フェルディナンド・カルッリ(1770-1841):アンダンテ Op.320-2
 16. フェルディナンド・カルッリ:ロンド 第4番
 17. マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ル・ロマラン
 18. マウロ・ジュリアーニ:スコットランドの釣鐘草
 19. ダミアン・マーティン・トーレス(1894-?):子どもの物語
 20. テレーザ・フェニンゲル・デ・ロガティス(1893-1979):森のささやき
 21. ホセ・ドゥアルテ・コスタ(1921-2004):ポルトガルのセレナータ
 22. ガイ・バージェロン(1964-):アドリブ・ラヴァーズ
 23. ディーノ・ベルッティ(1893-1947):ジプシー風スケルツォ
 24. ジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァシオ(1725-1785):アルマンドとロンド
 25. フェルナンド フェランディエレ(1740?-1816?):和声の迷宮
 26. フアン・アントニオ・デ・バルガス・イ・グスマン(fl.1750-1773):ソナタ第9番
 27. アーネスト・シャンド(1868-1924):ギターのための独奏曲第6番『もの思い』
 28. アーネスト・シャンド:アンダンテ・レリジオーソ Op.87


 16本の歴史的楽器を駆使して語られる、貴重な音にあふれたギター音楽の世界

 《使用楽器》
  1-2. Heptacorde Rene Lacote/Coste, Paris, 1842/3-4. Guitare baroque Didier Nicolas l'Aine, Mirecourt, v. 1780/
  5-6. Guitare baroque Dietrich Stork, Strasbourg, v. 1780/7. Guitare Ivan Krasnoshchekov, Moscou, v. 1860/
  8. Guitare Grigory Grigoryevich Lyubimov, Tchernihiv, v. 1940/9-11. Guitare Etienne Laprevotte, Paris, v. 1840/
  12. Guitare Simon Beau, modele Molino, Paris, v. 1830/13-14. Guitare Cherpitel Pecheur, Mirecourt, v. 1850/
  15. Guitare Rene Lacote, Paris, v. 1845/16. Lyre-guitare Pons fils, Mirecourt, v. 1810/
  17-18. Lyre-guitare Francois Roudhloff, Mirecourt, v. 1820/19-20. Guitare Antoine Lacasse, Quebec, 2017/
  21-22. Guitare Olivier Fanton d'Andon, France, 1993/23-24. Mandoline anonyme, Italie, v. 1740/
  25-26. Guitare a six choeurs Jose Recio, Cadix, v. 1830/27-28. Guitare Aubry-Marie, Mirecourt, v. 1840
 録音:2022年10月18-20日/カナダ、ミラベル、サン・ブノワ教会

 ギターによる15の物語(ACD2-2821)、ギターによる14の物語(ACD2-2806)に続くシリーズ第3弾。
 ギタリストのダヴィッド・ジャックが、自身のプライベート・コレクションから16本の歴史的ギターを取り上げ、楽器の特徴に合ったレパートリーを披露します。

 19世紀には作曲家と楽器製作者が手を組み、様々なモデルのギターが生まれました。奏法も多彩化していき、楽器は進化を遂げます。
 その華やかな盛り上がりを感じることのできる、貴重な音にあふれたアルバムです。
 




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FARAO CLASSICS



B 108125
\2600→\2390
ミハイル・プレトニョフ、
 ベルリン・フィルハーモニーでのピアノ・リサイタル

  ブラームス:3 つの間奏曲 Op.117
  アレクセイ・ショー(1970-)&ミハイル・プレトニョフ:
   ピアノ・ソナタ イ短調(2021) ※世界初CD化
  ショパン:
   ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 Op.26-1 /
   幻想曲 へ短調 Op.49 / 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 /
   幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)

 プレトニョフが魅せるピアニストとしての「今」、深い読み込みと斬新なキレは健在!
 2023年リサイタル。ウクライナ出身作曲家との合作ソナタも収録!

 録音:2023年4月5日/ベルリン・フィルハーモニー大ホール(ライヴ)/75:14

 2023年、プレトニョフはドイツではベルリンのフィルハーモニーとフランクフルトのアルテ・オーパーで2回だけピアノ・リサイタルを行いました。
 そのベルリンでのリサイタルを収録した久しぶりのピアノ・ソロ・アルバムです。プレトニョフのピアニストとしての今が詰まった注目盤。

 一時期は指揮一本で活動し、今も指揮者としての活躍が多いプレトニョフ。しかし型破りで刺激的、挑戦的な彼のピアノ演奏のイメージに強烈な印象を抱いてい る方も多いでしょう。
 作曲家でもあるプレトニョフの冷静な作品へのまなざしと、演奏家として音楽に深く没頭し斬りこんでいく動的な出力の非凡なバランスは、他では聴けない斬新な驚きを今もなお生んでいます。

 ウクライナのキエフに生まれ現在アメリカで活動している作曲家、アレクセイ・ショーとの合作による2021年の『ピアノ・ソナタ』は初めてのCD 化。
 メカニカ ルで軽やかな点描とゆったりした叙情歌がひとつになった、不思議な美しさを持つ音楽です。
 まるでプロコフィエフを透明にしてほのかに光をにじませたような幻 想性。急速楽章では華やかな技巧への挑戦もあり、ピアニストにとって弾き甲斐のある作品になっています。

 ミハイル・プレトニョフ(ピアニスト・指揮者・作曲家)
  1957年ロシア北部のアルハンゲリスクに生まれ、モスクワ音楽院で学ぶ。
  1978年にモスクワのチャイコフスキー国際コンクールで優勝、一躍注目を浴びソリスト としての国際的なキャリアが始まった。
  1990年にソ連で最初の私設オーケストラ、ロシア・ナショナル管弦楽団を設立。2006年から2013年までピアニストを 離れ指揮活動のみに専念。
  ロシアのウクライナ侵攻後はスイスに移り、あらたにラフマニノフ国際管弦楽団を結成し活動を続けている。

 
 




CARPE DIEM


CD-16334
\3100
Melodies d'ailleurs ~
 19世紀末前後のフランス歌曲と、リーム「オフィーリアの歌」
ヴィヴィアン・ハスラー(ソプラノ)
マレン・ガンパー(ピアノ)
  クロード・ドビュッシー(1862-1918):
   1-6. 忘れられたアリエッタ/1. やるせない夢ごこち/
   2. 巷に雨の降るごとく/3. 木々の影は/4. 木馬/5. グリーン/6. 憂鬱
  ヴォルフガング・リーム(1952-):
   7. オフィーリアの歌 第1番 どうしたら本当の恋人を見分けられるだろう
  エルネスト・ショーソン(1855-1899):
   8-11. 4つの歌 Op. 13
    8. 慰め/9. セレナーデ/10. 告白/11. 蝉
  12. エベ ~7つの歌 Op. 2-6
  リーム:
   13. オフィーリアの歌 第2番 明日は聖バレンタインの日
  セシル・シャミナード(1857-1944):
   14. アレルヤ/15. 初めての手紙/16. けだるい月/17. ヴィラネル
  リーム:
   18. オフィーリアの歌 第3番 彼は布もかけずに棺台にのせられ
  レイナルド・アーン(1874-1947):
   19. クロリスに/20. フォロエ/21. 恋する乙女/
   22. 私の詩に翼があったなら/23. 恍惚のとき

 録音: 2023年9月11-14日 ルツェルン交響楽団オーケストラハウス、クリエンス、スイス
 収録時間: 61分

 スイスのソプラノ歌手ヴィヴィアン・ハスラーと、彼女の長年の友人であるピアニスト、マレン・ガンパーが初めてコラボレーションしたアルバム。
 19世紀末のフランス歌曲の曲間に、リームによる3つの「オフィーリアの歌」を1曲ずつ挿入するという凝った企画です。
 アーンの有名な「クロリスに」などを含むフランス歌曲で聴かせる美しい声と隅々まで豊かに歌い上げる表現力、かたやリームで聴かせる超絶技巧、ハスラーの高い歌唱力を存分に味わうことの出来るアルバムです。
 



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CHANNEL CLASSICS



CCS46324
\3100→\2890
【ポッジャーと実力派古楽奏者たちが追求する、
 英国バロック室内楽の真髄】
取り戻されたミューズ~英国バロックの室内楽

 1-4. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  ソナタ ニ長調 Op.1-13/HWV 371
 5-7. ウィリアム・ローズ(1602-1645):
  ファンタジア=組曲 第8番 ニ長調
 8. ジョン・ブロウ(1649-1708): グラウンド ト短調
 9-16. マシュー・ロック(1621-1677):
  数人の友人たちと弾く2声の小コンソート ハ短調/ハ長調
 17. ヘンリー・パーセル(1659-1695): ソナタ ト短調 Z. 780
 18. ヨハン・ショップ(1590頃-1667): ラクリメ(涙)
 19-21. ジョン・ジェンキンズ(1592-1678):
  ファンタジア=組曲 イ短調 VdGS Group IV-1
 22-26. ヴァイオリンと通奏低音によるメドレー
  22. トーマス・バルツァー(1630頃-1663): プレリュード
   (『ディヴィジョン・ヴァイオリン』〔1688〕より)
  23. フランチェスコ・バルサンティ(1690-1772):
   ロハバー湖(『スコットランド古謡集』より)
  24. パーセル: 新しいアイルランドの歌「リリバレロ」(1686)
  25. ジェイムズ・オズワルド(1710-1769):
   アロウェイ館(『楽しいスコットランド曲集』より)
  26. フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
   オールド・ボブ・モリス
    (『音楽芸術における良い趣味についての論考』より)
 27-29. リチャード・ジョーンズ(1680頃~1744):
  ヴァイオリンと通奏低音のための室内エアー イ短調 Op.2-4
ブレコン・バロック(古楽器使用)
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)
市瀬礼子(6弦バス・ガンバ)
フェリクス・クネヒト(チェロ)
エリザベス・ケニー
 (テオルボ、アーチリュート、
  バロックギター、
  ルネサンス・リュート、
  バロック・リュート)
マルツィン・シフィオントキェヴィチ
 (チェンバロ、オルガン)
NYCX 10472
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2023年11月 福音書記者聖ヨハネ教会、アッパー・ノーウッド、ロンドン
 収録時間: 80分
 ※ 国内仕様盤解説日本語訳...白沢達生

 
 バロック・ヴァイオリンの世界を席捲する英国の名手レイチェル・ポッジャーによる、17~18世紀初頭の英国室内楽を集めた充実プログラム。
 15世紀から16世紀にかけたエリザベス女王の時代に欧州最大級の洗練された音楽文化を誇ったイングランドは、17世紀半ばの清教徒革命による文化破壊でその伝統が途絶えかけたものの、1660年の王政復古を経て徐々にかつての活況と豊かさを取り戻し、フランスやイタリアの最先端の流行からも大きな影響を受けつつ新たな音楽世界を花開かせます。
 本盤はその勢いの只中で活路を見出したドイツ人作曲家ヘンデルのソナタに始まり、王政復古期の新潮流の礎を築いた革命前夜の室内楽まで時代を遡った後、バロック期の英国人たちを惹きつけたスコットランドやアイルランドの伝承音楽にも触れながら、徐々に18世紀へと年代を追って英国音楽の変化を辿ってゆく流れ。
 ポッジャーのヴァイオリンはもちろんのこと、英国を拠点に幅広い活躍をみせてきたガンバ奏者の市瀬礼子や、ルネサンス・バロック2種のリュートを使いこなす撥弦奏者エリザベス・ケニーなど、全ての奏者が音楽的対話を通じみずみずしい存在感を示し続ける様子はさながら、自発性と高いコミュニケーション感覚で紡ぎ出されていった英国貴族たちの語らいのよう。
 名技師ジャレッド・サックスならではの精妙なエンジニアリングもそれぞれの古楽器の味わいを最大限に伝え、やんごとなき人々の社交の嗜みの中で大きな意味を持った当時の音楽芸術の素顔がありありと蘇る奥深い1枚です。
 




FUGA LIBERA



FUG827
\3100
パシフィック・クインテット
 ユナイテッド ~世界の木管五重奏曲

 1-4. ファジル・サイ(1970-): Alevi dedeler rak? masas?nda
  アレヴィー派の親父たちはラクの酒席で Op. 35 (2011)
   1. Andantino tranquillo – Presto fantastico/
   2. Andante tranquillo – Moderato/
   3. Andantino/4. Presto – Andantino
 5-11. ホルヘ・サントス: Vida 人生 (2023)
  5. El despertar de los sentidos/6. La curiosidad/
  7. La imaginacion/8. Marionetas/9. Errante/
  10. La busqueda/11. Plenitud
 12-15. 山本教生(1957-):
  Medley of Japanese Folk Songs 日本の歌 (1999)
   12. 花いちもんめ/13. 浜辺の歌/
   14. 村祭り/15. ふるさと
 16-17. ハンス・アイスラー(1898-1962):
  Divertimento ディヴェルティメント Op. 4 (1923)
   16. Andante con moto/17. Theme and Variations
 18-20. ソイ・リー: Three Bagatelles 3つのバガテル (2023)
  18. When Nilliri Band Comes in Marching
  19. Divertimenti in Carnival Serenade
  20. Mask Dance in Carnival
 21-23. レナード・バーンスタイン(1918-1990):
  West Side Story ウエストサイド・ストーリー
   (リチャード・プライス編曲/1989)
    21. I Feel Pretty / Tonight/22. Maria/23. America
パシフィック・クインテット
 アリーア・ヴォドヴォゾーヴァ(フルート)
 フェルナンド・ホセ・
  マルティネス・サバラ(オーボエ)
 リアナ・レスマン(クラリネット)
 古谷拳一(ファゴット)
 ヘリ・ユー(ホルン)

 録音: 2023年1月21-22日、7月5-8日 テルデックス・スタジオ、ベルリン
 収録時間: 63分

 【PMFから生まれた木管五重奏団パシフィック・クインテット、デビュー・アルバム!】
 この度、私達パシフィック・クインテットのファーストアルバム"United"ユナイテッドをリリースすることになりました。
 5人の国籍はそれぞれトルコ・ホンジュラス・ドイツ・韓国・日本という5カ国のメンバーで構成される異色な国際的木管五重奏です。
 それぞれが様々な個性と色を持っており、言語、文化が違えど、たちまち楽器を持てば一つの音楽を奏でることが出来るのが私達の魅力です。
 曲目は私たちのルーツであるバーンスタインのウエストサイド・ストーリーと5人の出身国の作曲・編曲家をピックアップして構成しました。
 日本からは日本の歌と致しまして日本の童謡メドレーを収録しました。
 昔からある日本の童謡は今も色褪せることなく老若男女全ての方が知っています。
 このCDを通じて、たくさんの人に木管五重奏の魅力を知っていただき世界の音楽を全身で体感して頂きたいです。   ー 古谷拳一(ファゴット)

 2017年のパシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)のアカデミーを修了した5人により、ベルリンで結成されたパシフィック・クインテット。
 ケルンWDR響首席ホルン奏者を務めるヘリ・ユー、ベルリン・フィル・カラヤン・アカデミーに所属し反田恭平率いるジャパン・ナショナル・オーケストラでも活躍する古谷拳一など若き名手揃いの彼らは、2019年にコペンハーゲンで開かれたカール・ニールセン国際室内楽コンクールで2位の実力を持ち、来日公演も既に成功させています。
 構造の違う5種類の楽器による木管五重奏は音色をまとめるだけでも大変ですが、音楽性を揃えるという意味でも、彼らはたくさんの練習を重ねてきたと言います。
 初めてのCDに彼らが選んだプログラムは、メンバー所縁の国々の特色ある作品で構成された、それぞれの思いが詰まったもの。
 そしてラストには、彼らが出会ったPMFの創設者バーンスタインの名曲も収録しています。
 高い技術と瑞々しい表現、そしてアンサンブルが一体となったグルーヴ感が実に心地よいアルバムです。
 



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SOMM RECORDINGS



SOMMCD0685
\2700→\2490
ベアトリス・ハリスンへのオマージュ・アルバム
 エイドリアン・ブラッドバリー(チェロ)
  ラファエル前派時代のチェロ作品集
エイドリアン・ブラッドバリー(チェロ)
アンドルー・ウェスト(ピアノ)
 1. イヴァン・クノル(1853-1916):K. クリムシュによる主題と変奏曲 Op. 88(1888)*
 2. フーゴ・ベッカー(1863-1941):愛の生活 Op. 7(1894)* 第5番Frage/第6番Antwort
 3. 15世紀のフランスの歌 - L'Amour de moy(R. クィルター編)(1917頃)*
 4. ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):歌劇《アマディス》第2幕 - Bois epais(R. クィルター編)*
 5-6. ロジャー・クィルター(1877-1953):ジュリアへ Op. 8より
  5. 第3番 To Daisies ヒナギクに/6. 第5番 Julia's Hair ジュリアの髪*
 7. クィルター:組曲「虹の終わる場所に」- Slumber Song(1911/12編)
 8. クィルター:ウィリアム・ブレイクの3つの歌 Op. 20 – 第1番 Dream Valley 夢の谷(1917編)*
 9. シリル・スコット(1879-1970):ヴェスペラーレ OP. 40 No. 2(1904)(B. ハンブルク編)*
 10. スコット:子守歌 Op. 57 No. 2(1908)(C.W.エヴァンス編)
 11. スコット:Pierrot amoureux(1912)*
 12. スコット:Pastoral and Reel パストラールとリール(1926)
 13. スコット:Ballade バラード(1934)
 14. パーシー・グレインジャー(1882-1961):Youthful Rapture 青春の歓喜(1901)
 15. グレインジャー:ヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」による変奏曲(1911)*
 16. グレインジャー:The Sussex Mummers' Christmas Carol
  サセックスの役者が歌うクリスマス・キャロル(1905)*
 *...世界初録音

 録音:2023年7月15,16日 The Menuhin Hall,Stoke d'Abernon(UK)
 総収録時間:73分

 19世紀イギリスで興った芸術運動「ラファエル前派」の時代に生まれ、20世紀前半に活躍した英国のチェリスト、ベアトリス・ハリスン (1892-1965)と彼女 を取り巻く作曲家たちへのオマージュ・アルバム。
 ディーリアス、エルガー作品を得意としたハリスンは、1924年5月19日、自宅の庭でナイチンゲールの歌と合 わせた演奏がBBCラジオによってライヴ放送され100万人以上のリスナーを魅了したことで広く知られるようになりました。
 その放送100年を記念して製作さ れたこのアルバムでは、ハリスンが学んだフーゴ・ベッカーの作品と、フランクフルトの教師イヴァン・クノルの作品、そしてクノルの元で学んだ"The Frankfurt Gang"と呼ばれる作曲家たちの作品を紹介しています。
 アルバムには世界初録音の10曲が含まれており、その中にはハリスンのお気に入りだったクィルター 編曲の「L'Amour de moy」など未出版作品や、彼女のアーカイヴに残されていた未発見の作品も含まれるほか、ハリスン生誕100年記念の演奏会で、 ジュリアン・ロイド・ウェバーが披露したスコットの「Pastoral and Reel」もされています。
 イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ロンドン・シンフォニエッタ、ロンドン交 響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団などと共演経験のあるチェリスト、エイドリアン・ブラッドバリーの演奏で。
 
 

SOMMCD0686
\2700
太陽のカンティクル ドッジソン:合唱作品集
 1. Canticle of the Sun 太陽のカンティクル(2008)
 2-5. メアリー・コールリッジの4つの詩(1987)
  2. Thistledown I/3. Nocturne I/
  4. Nocturne II/5. Thistledown II
 6-10. カンタータ「Tis Almost One」(1984)
  6. Evening Hymn/7. Cock-Crow/
  8. Weigh me the fire/9. Thanksgiving/
  10. The Bell-Man11. Winter 冬(作曲年不詳)
 12. Lullaby 子守歌(作曲年不詳)
 13. All Bells in Paradise 楽園の全ての鐘(作曲年不詳)
 14-16. Lines from Hal Summers
  ハル・サマーズの言葉(作曲年不詳)
   14. Darkness Is Broken
   15. Riotous Voices
   16. Sing For Eve
 全て世界初録音
キャサリン・ビックネル(フルート)...2-5
マイケル・ヒギンズ(オルガン)...6-10
ソノーロ(声楽アンサンブル)
ニール・フェリス(指揮)

 録音:2023年10月25-27日 St John the Evangelist,Islington(UK)
 総収録時間:70分

 「不思議の国のアリス」の作者、ルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドッジソン)の遠縁にあたる 作曲家スティーブン・ドッジソン。
 生誕100周年を記念して製作されたこのアルバムには、全て世界初録音と なる合唱作品が収録されています。
 どの作品も彼の言葉に対する繊細な感覚が生かされており、フルートと 合唱による「メアリー・コールリッジの4つの詩」や、彼の晩年の合唱作品の一つ「太陽のカンティクル」、そのほか彼の初期の作品を英国の室内合唱団ソノーロが巧みなアンサンブルで聴かせます。
 




SONO LUMINUS


DSL 92272
\2700
コルクマズ・ジャン・サーラム(ピアノ)
Solace 慰め

 1-6. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  組曲 ニ短調 HWV 428(1720)
 7-9. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調 Op. 28(1908)
 10. ラフマニノフ:6つのロマンス Op. 4 -
  No. 3「夜の静けさに」(1893)(アール・ワイルド編)
 11. ライダ・デニス・オーユズ(2000-):Bozlak (2023)
コルクマズ・ジャン・サーラム(ピアノ)

 録音:2023年4月17-20日 Sono Luminus Studios, BoyceVA (USA)
 総収録時間:57分

 2022年に開催されたアレクシス・グレゴリー・ヴァンドーム賞国際ピアノ・コンクールの優勝者、コルクマズ・ジャン・サーラムのリサイタル・アルバム。
 1999年アンカラに生まれ、7歳から地元で音楽教育を受けたサーラムは、クリーヴランド音楽大学に留学、アントニオ・ポンパ=バルディとセルゲイ・ババヤンに師事した後、ジュリアード音楽院で学士号を取得。
 アメリカ、ヨーロッパの各地でリサイタルを行うとともに、多数の音楽祭に出演し好評を博しています。
 このアルバムではヘンデル、ラフマニノフの作品と、トルコの現代作曲家オーユズの作品を演奏。「音楽の中に安らぎを見つける」というサーラムの想いが反映された1枚です。

 
 
 

SLE 70032
\2700
エズヴァルズ・エギルソン/
 パール・ラグナル・パールソン:Skjalfti

  1. Hallgrimskirkja/2. Flog I/3. Saga/
  4. Safavel/5. Hvalfjordur/6. Gleyma/
  7. Miklabraut/8. Furulaekur/9. Flog II/
  10. Katrin/11. Systur/12. Leigubill/
  13. Langahlid/14. Ivar/15. Klambratun
トゥイ・ヒルヴ (ソプラノ)...1、9
ウンヌル・ヨンスドッティル(チェロ)...
 1-6、9、12-13
パール・ラグナル・パールソン
 (エレクトロニクス)
エズヴァルズ・エギルソン
 (エレクトロニクス)

 録音: 2022-2022, Hljomandi, Reykjavik(アイスランド)
 総収録時間:49分

 2021年にアイスランドで製作された映画「Skjálfti 振動」。ある母親が発作に襲われたのち抑圧された記憶が蘇り、自身の過去と真の人間関係を探っていくという謎めいたストーリーに、エギルソンとパールソンがつけたサウンドトラックを独立させ、更に発展させ収録したアルバム。
 ソプラノとチェロのアコースティックな音色を包み込むエレクトロニクスの響きが幻想的な雰囲気を作り出しています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD932
(2CD-R)
特別価格
\2700→\2490
トマス・イェンセンの遺産 第22集
 [CD 1]
  モーツァルト:
   交響曲第33番変ロ長調 K.319
    [録音:1961年10月23日、放送コンサートホール(ライヴ放送)]
   ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 *
    [録音:1962年5月11日、カジノ・スレーイルセ(ライヴ放送)]
   交響曲第34番ハ長調 K.338
    [録音:1958年5月7日、エスビェア(ライヴ放送)]
   交響曲第39番変ホ長調 K.543 - 第3楽章「メヌエット」+
    [録音:1942年秋]
 [CD 2]
  コレッリ:合奏協奏曲ハ短調 Op.6 No.3
   [録音:1962年11月19日(室内コンサート)]
  J.C.バッハ:序曲(シンフォニア)変ロ長調 Op.18-2
   [録音:1962年9月27日(火曜コンサート)]
  ハイドン:ノットゥルノ第7番ハ長調 Hob.II:31
   [録音:1962年11月19日(室内コンサート)]
  モーツァルト:
   セレナード第6番ニ長調 K.239《セレナータ・ノットゥルナ》**
    [録音:1961年10月23日、
   デンマーク放送コンサートホール(ライヴ放送)]
   歌劇《フィガロの結婚》 K.492 - 序曲
   バレエ《レ・プティ・リアン》 K.Anh.10/299b
    [録音:1962年5月11日、カジノ・スレーイルセ(ライヴ放送)]
   歌劇《魔笛》 K.620 - 序曲
    [録音:1958年5月7日、エスビェア(ライヴ放送)]
トマス・イェンセン(指揮)
デンマーク放送交響楽団
ティヴォリ交響楽団+
トゥター・ギウスコウ(ヴァイオリン)*
レーオ・ハンセン(第1ヴァイオリン)**
アーネ・カレツキ(第2ヴァイオリン)**
ゴナ・フレゼリクセン(ヴィオラ)**
ヘリエ・プロウ(コントラバス)**

 トマス・イェンセンの遺産、第22集は彼が得意としたバロック&古典レパートリー!

 20世紀のデンマーク楽壇を牽引した名指揮者、トマス・イェンセン(1898-1963)の遺産シリーズ第22集には、彼の得意としたバロックと古典のレパートリーから、コペンハーゲンとデンマーク国内ツアーの録音が集められました。
 イェンセンのモーツァルトは、弾むリズムと洗練されたスタイルに特色があったといわれ、トゥター・ギウスコウ(1930-2023)がソロを弾いたモーツァルト10代の「最良の果実」のひとつ、ヴァイオリン協奏曲第3番にその一端が示されます。
 ギウスコウは1951年からティヴォリ交響楽団のリーダーを務め、1954年からデンマーク王立管弦楽団に入団。団のメンバーと共にコペンハーゲン弦楽四重奏団を結成したことでデンマーク音楽史に名を残しています。

 ※復刻:クラウス・ビューリト
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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SOMM RECORDINGS



ARIADNE5027
(2CD)
\4000→\3690
ブルックナー・フロム・アーカイヴ第2巻
ブルックナー:交響曲ニ短調、第2番 他

 アントン・ブルックナー(1824-1896)
  【CD1】
   1-6. ミサ曲第2番 ホ短調 WAB 27(1882)
   7-10. 交響曲ニ短調 WAV100(1869/ヴェス版)*
  【CD2】
   1-4. 交響曲第2番 ニ短調 WAB 102(ハース版)*
 
*初出
【CD1】
 1-6. カール・フォルスター (指揮)
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
  聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団
 7-10.
  エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
【CD2】
 1-4.
  ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指揮)
  ケルン放送交響楽団

 録音/音源(すべてMONO)
 【CD1】1-6. 1956年6月24日-7月1日 ベルリン、ヴィンターガルテン Electrola E80010/7-10. 1955年3月13日 アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ) オランダ放送のエアチェック
 【CD2】1-4. 1962年4月 ケルン、西部ドイツ放送局(WDR)ゼンデザール 西部ドイツ放送のエアチェック
 総収録時間:129分

 アメリカ・ブルックナー協会の事務局長で、放送業界でも活躍したジョン・F・バーキーの11,000本にも上るエアチェック・テープから、選りすぐりの音源で交響曲全集をCD化するブルックナー・フロム・アーカイヴ第2巻。
 このシリーズは同協会の総裁でブルックナー研究者のベンジャミン・コーストヴェットが監修と解説執筆を担当していることも注目で、当巻には1868年から73年の間に書かれた2曲の交響曲に加えてミサ曲第2番を収めています。
 
 ニ短調交響曲の演奏はエドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮のコンセルトヘボウ管。このコンビが第7番(1953年)、第8番(55年)、第9番(56年)と集中してブルックナーに取り組んでいた時期の演奏だけに出来栄えに期待されます。
 楽譜は1927年にウニヴェルザール出版社から出たブルックナー交響曲全集所収のヨーゼフ・ヴェナンティウス・ヴェス(1863-1943)校訂版を使用。
 コーストヴェットによれば「ベイヌムらしい、キビキビとした演奏」とのこと。

 第2番はオイゲン・ヨッフムの弟ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフムのケルン放送響。
 コーストヴェットはこの演奏について「とても優れた演奏。深い情感、輝かしい想像力、充実した響きを持つ作品として第2番を聞かせてくれる」と評しています。

 冒頭に収められたミサ曲第2番の指揮者カール・フォルスターは哲学や神学を学んだ人で、1934年から63年までベルリンの聖ヘトヴィヒ大聖堂の楽長を務めました。
 戦時中は演奏を禁じられるなどの苦労をしましたが、戦後はいち早く合唱団を復活させ、1961年には招かれてローマ教皇のために演奏しました。
 CDにはソリストの名前がありませんが、初出LPによればアグネス・ギーベル、マルガ・ヘフゲン、ヨゼフ・トラクセル、ゴットロープ・フリックが歌っています。
 


<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00839
(HQ HYBRID)
\3850
井上道義(指揮)&NHK交響楽団
 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

  ショスタコーヴィチ:
   交響曲第10番ホ短調作品93
井上道義(指揮)
NHK交響楽団

 2022年11月12-13日 NHKホールにてライヴ収録

 ●第10番
 1953年独裁者スターリンが死去した年にこの第10番は作曲されました。
 強固な社会主義体制の中でもがき 苦しみながら織り込まれた独自のメッセージ性はショスタコーヴィチ研究の焦点になり、仕掛けや暗号を モチーフにしているこの第10番も様々な解釈がされています。
 また、全15曲ある交響曲の中でも作曲の完 成度や内容の深さで最高傑作の一つと言われています。
 ショスタコーヴィチ研究の第一人者である一柳富美子氏が解説の中で、ソ連崩壊後に最も研究が進展して いるのが第10番かもしれない、と言及しています。
 読み応えのある解説とともに自分なりの聴き方でショ スタコーヴィチにアプローチできるかもしれません。

 ●道義のショスタコ
  指揮者井上道義にとってショスタコーヴィチは生涯のテーマであり、その深く錯綜する心情に共鳴しつつ 寄り添ってきました。
  「ショスタコーヴィチは自分自身だ」と言うほど、オーバーラップできる絶対的な 何かがあるからこそ追求し続けられているのでしょう。何か...とは、ライナーノートの荒井英治氏(ヴァ イオリニスト)の言葉を借りると、圧倒的な「コンチクショー的飢餓感」かもしれません。きっと引退後 もショスタコーヴィチとともに生活しているのではないでしょうか。
  2022年11月のN響との録音ですが、すでにロシア・ウクライナ戦争(2022年2月24日~)が始まっており、 ショスタコが憑依したかの如く聴く者に様々な感情を抱かせる渾身の演奏となりました。
 
 

OVCL-00836
(HQ HYBRID)
\3850
オクサーナ・プレイズ・バンドゥーラ
 S. バシュタン:船
 M. クロピヴニツキー:ナイチンゲール
 A. コス=アナトルスキー:チョルノホラ山からの二つの流れ
 I. ポクラッド:どれだけあなたを愛しているか
 N. アンドリエヴシカ:もし刺繍ができたら
 T. シドレンコ:黒い眉の少女が恋に落ちた
 I. シャモ:カッコウ
 ウクライナ民謡:
  深い井戸/月よ、明かりを照らさないで/
  私のところに来ないで/空の月
 R. マクスウェル:引き潮
 ヴァヴィロフ:カッチーニのアヴェ・マリア
 ヘンデル:私を泣かせてください(歌劇《リナルド》より)
 サン=サーンス:ナイチンゲールと薔薇
  (付随音楽《パリュサティス》より)
 岡野貞一:故郷
 O. ズーエフ:鶴
 ヴェルビツキー:ウクライナ国歌
オクサーナ・ステパニュック
 (ソプラノ、バンドゥーラ)

 2023年10月5-6日静岡、浜松市天竜壬生ホールにて収録

 ウクライナの歌姫オクサーナ愛と平和への願いを込めて

 ウクライナ出身のコロラトゥーラ・ソプラノ歌手であり、世界を代 表するバンドゥーラ奏者のオクサーナ・ステパニュックによって弾 き語りされたこの美しいアルバムは、「音楽の力で世界に平和を届 けたい」、「音楽を通じてウクライナの魅力を届けたい」そんな思 いから祖国ウクライナの美しい調べを中心に収録されました。
 カッ チーニのアヴェ・マリアやヘンデルの名曲のみならず、バンドゥー ラ奏者、作曲家、教師としても多大な功績を残したS.バシュタンを はじめ、I.シャモ、A.コス=アナトルスキーなどウクライナの音楽を 代表する作曲家たちによる作品が並び、ウクライナの伝統と音楽の 魅力を存分に味わうことができる1枚となりました。
 




<映像>


EURO ARTS(映像)



20 64013
(Blu-ray)
\9000
DVD8枚分、16時間にのぼる貴重な映像が1枚のブルーレイに
 クラシック・アーカイヴ~『ブラームス:室内楽曲全集』
 【ソナタ】
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
  ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
    イツァーク・パールマン(ヴァイオリン) ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
    収録:1991年
  ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.ソナタ」WoO2
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン) フリーダ・バウアー( ピアノ)
    収録:1962年
  チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
  チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
    ミクローシュ・ペレーニ( チェロ) ゾルタン・コチシュ( ピアノ)
    収録:1990年
  クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
  クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
  ヴェンツェル・フックス(クラリネット) エレーナ・バシュキロワ( ピアノ)
    収録:1996年

 【三重奏】
  ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
  ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87
  ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101
    エレーナ・バシュキロワ(ピアノ) マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)
    ボリス・ペルガメンシコフ(チェロ)
    収録1989年
  クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
    ヴェンツェル・フックス(クラリネット) エレーナ・バシュキロワ( ピアノ)
    ディートマール・シュワールケ(チェロ)
    収録:1996年
  ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
    イツァーク・パールマン(ヴァイオリン) ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
    デイル・クレヴェンジャー( ホルン)
    収録:1991年

 【四重奏】
  ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
    アンドラーシュ・シフ(ピアノ) 塩川悠子(ヴァイオリン)
    ミクローシュ・ペレーニ(チェロ) 今井信子(ヴィオラ)
    収録:1993年
  ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.26
    エマニュエル・アックス( ピアノ) アイザック・スターン(ヴァイオリン)
    ヨーヨ・マ(チェロ) ハイメ・ラレード(ヴィオラ)
  ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60
    アンドラーシュ・シフ(ピアノ) 塩川悠子(ヴァイオリン)
    ミクローシュ・ペレーニ(チェロ) 今井信子(ヴィオラ)
    収録:1993年
  弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1
  弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2
  弦楽四重奏曲第3番変ロ短調Op.67
    ケラー四重奏団
    収録:1994年

 【五重奏】+ボーナス
  ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
    タカーチ四重奏団 ゾルタン・コチシュ(ピアノ)
    収録:1992年
  ボーナス:
   ハイドンの主題による変奏曲Op.56b
   2台ピアノのためのソナタOp.34b
     アンソニー&ヨセフ・パラトーレ( ピアノ)
     収録:1989年
   弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88
   弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111
     タカーチ四重奏団 今井信子(ヴィオラ)
     収録:1997年
  ボーナス:
   ワークショップ「弦楽五重奏曲/タカーチ四重奏団 今井信子」
     制作:1997年/字幕: 独、英
   クラリネット五重奏曲 ロ短調Op.115
     ベルリン・ゾリステン
     収録:1989年

 【六重奏】+ボーナス
  弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18
  弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36
    ウィーン弦楽六重奏団
    収録:1996年
  ボーナス:ドキュメンタリー「Waren nicht die Frauen ...」
    制作:1996年
    言語: 独、英

 錚々たる音楽家たちによるブラームス室内楽全曲を映像で!16時間の貴重な映像を1枚のブルーレイに!SD on BD シリーズ再発売!

 SD on BD(標準画質映像をBlu-ray disc に収録)、画面:NTSC 4:3,16:9、音声:PCM ステレオ、DD2.0(ドキュメンタリー、ワークショップ)、リージョン:All、ドキュメンタリー(英、独)、986分

 膨大な映像を1枚のブルーレイ・ディスクに収録した好企画「クラシック・アーカイヴ」ブルーレイ・シリーズからブラームスの室内楽曲全曲が再発売されます。(旧品番:2064014は廃盤) DVD8枚分、16時間にのぼる貴重な映像が1枚のブルーレイに収められています。
 「ソナタ」パートでの聴きどころは、パールマンとバレンボイムによるヴァイオリン・ソナタ。両者とも40代後半という心身ともに充実した時期であり、濃厚で情感 豊かな演奏を聴くことができます。
 そしてチェロとピアノの味わい深い対話、ブラームスの情熱と哀愁を感じるペレーニとコチシュによるチェロ・ソナタ。
 またベルリ ン・フィル首席奏者ヴェンツェル・フックスとロシアのピアニスト、エレーナ・バシュキロワによるクラリネット・ソナタ。晩年の深みを感じさせつつも、瑞々しい感性 に溢れた作品で、伸びやかなフックスの音色が胸に響きます。
 
 「三重奏」パートのバシュキロワ、ヴェンゲーロフ、ペルガメンシコフのロシア系3人によるピアノ三重奏。ピアノ、チェロ、ヴァイオリンのそれぞれの楽器の表現力が 素晴らしく、ブラームスらしい魅力と情熱に溢れる演奏を披露しています。
 その他にもシフ、塩川悠子、ペレーニ、今井信子の名手4 人によるピアノ四重奏曲や、名 門タカーチ四重奏団、ウィーン弦楽六重奏団らのヨーロッパの室内楽の伝統にしっかりと裏打ちされた充実した演奏も収録されています。
 またワークショップの風 景やドキュメンタリー映像も収録され、見ごたえのある充実の内容となっております。
 

<LP>


YARLUNG RECORDS

 アルバムの制作方式(レーベル資料より)
  YarlungのLPは録音から完成まですべてアナログ領域で制作されます。
  かつてフランク・シナトラが所有していたコンデンサータイプのマイクAKG C24を用いたワンポイント録音。
  Yarlung特製の真空管マイクアンプとSHI技術*を使用し、録音現場で最終的な音質調整も行う。
  Sonorus ATR12レコーダーでAgfa Formula 468テープに録音。
  ミキシング等のポストプロダクション作業は無し。録音現場でマスターを完成。
  ドイツPallas社での高品位プレス。 *SHI=Sonorus Holographic Imagingの略。
  ステレオ録音に含まれる録音現場の音場情報をもとに通常のステレオ装置でも立体的な音像と奥行き のある臨場感が得られるという新しいアナログ領域のリアルタイム処理技術。
  加えて、1曲(1トラック)は編集無しの1テイクで、演奏に関してもリアリティを重視しています。

YR 54462
(LP)
\5900
女性と戦争と平和
 【SIDE A】
  1. キャロライン・ショウ(1982):Gustave Le Gray
 【SIDE B】
  1. マリア・シマノフスカ(1789-1831):マズルカ
   (マズルカ第3番、12番、8番、17番のケイトリン・ボウスカ編)
  2. シマノフスカ:幻想曲 ヘ長調
ケイトリン・ボウスカ(ピアノ)

 録音日: 2022年8月8日-8月9日 Samueli Theater, Segerstrom Center for the Arts, Costa Mesa,California, USA
 総収録時間:28分

 ピアニスト、チェンバロ奏者としてコンサートで活躍するほか、カーティス音楽院で中央および東ヨーロッパの作曲家について研究・講演するケイトリン・ボウスカ。
 彼女は2021年秋から、戦争によって大きな痛手を受けた社会の中における難民のような存在となった女性作曲家たちの作品の演奏をはじめ、これを聴いたYarlung Recordsのエグゼクティブ プロデューサーPatrick Trostleは大いに感激、レーベルに強く働きかけ録音が実現しました。
 このLPは既に発売されているCD(YR-54460)と同時に録音が進行したもので、曲の途中でショパンのマズルカが現れるのキャロライン・ショウの作品と、18-19世紀のポーランドで活躍したマリア・シマノフスカの作品が収録されています。
 
 

YR 84183
(LP)
\5900
The Power of the Keyboard 鍵盤の力
 【SIDE A】
  1. フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809) :
   ピアノ・ソナタ第54番 ト長調 Hob.XVI:40
  2. ピーター・スカルソープ(1929-2014):ノクターナル
 【SIDE B】
  1. アストラル・ミックステープ:ゴッデス・ガーデンズ
  2. アストラル・ミックステープ:7つのハロー
ネイサン・ベン=イェフダ(ピアノ)
アストラル・ミックステープ
 (ヴァイオリン2/チェロ/
  ピアノ/シンセサイザー/
  エレクトロニクス)

 録音:Samueli Theater at Segerstrom Center for the ArtsCosta Mesa, CA(USA)
 総収録時間:32分

 南カリフォルニアに生まれ、ロンドンの王立音楽院で学び、その後ジュリアード音楽院に進んだ若手ピアニスト、ネイサン・ベン=イェフダのアルバム。
 2021年に開催されたエリザベート王妃国際音楽コンクールでは入賞を逃したものの、彼が演奏したナッセンの「変奏曲」が当レーベルの主宰者に感銘を与えアルバム製作が実現しました。
 CD(YR-54481)と同時に録音が進行したこのLPには、ハイドンとスカルソープの作品に加え、クラシック音楽のステージに留まらないネイサンの活動を紹介するため、彼が参加しているバンド、アストラル・ミックステープとしての2曲も収録しています。
 ルネサンス音楽からロマン派、ロックやポストロック、さらには自然音に至るあらゆる音と音楽を素材とし、ピアノ四重奏の進化形とも呼べるバンドです。
 
 

YR 84192
(LP)
\5900
Symmetria Pario:Creation
 【SIDE A】
  1. クラリス・アサド(1978-):Symmetries
 【SIDE B】
  1. 馬渕侑子:Evolution of the One
  2. リッキー・ケイ(1981-):Arambhah
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)
ヨーナス・アホネン(ピアノ)

 録音データ:2022年8月5-7日 Samueli Theater at Segerstrom Center for the Arts CostaMesa, CA(USA)
 総収録時間:27分

 フィンランド生まれの二人の演奏家によるアルバム。アルバム・タイトル「Symmetria Pario:Creation」は量子物理学の概念から採られ、この世界の創造の瞬間を指しているとのこと。
 ペッカ・クーシストはシベリウス・コンクール優勝後、世界的に活躍を続けるヴァイオリニストで、最近は指揮にも取り組んでいます。
 ヨーナス・アホネンはパトリツィア・コパチンスカヤとのデュオ活動でおなじみのピアニスト。
 ピリオド楽器による古典派音楽から最新の作品まで時代を越えたレパートリーで活躍しています。
 


















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