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≪第124号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その3 2024/7/2~




7/5(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALIA VOX



AVSA 9959
(SACD HYBRID)
\2800
録音:1979年4月
 ジョルディ・サヴァール
  THE PUNCKES DELIGHT~
   英国音楽の黄金期のソロ・ヴィオール音楽
ジョルディ・サヴァール
 (リラ=ヴィオール、6弦バス・ヴィオール)
 ウィリアム・コーキン(活躍期:1610-1617):第2の調弦による~
  〔Come liue with me, and be my love, Galliard, The Punckes delight〕
 アルフォンソ・フェッラボスコ(1573頃-1628?):第1の調弦による~
  〔Almaine, Coranto, Coranto〕
 ウィリアム・コーキン:第2の調弦による~
  〔Mounsiers Almaine, Coranto, Coranto, If my complaints, Whoope doe me no harme goodman〕
 アルフォンソ・フェッラボスコ2世:第3の調弦による~〔Almaine, Galliard, Coranto, Coranto〕
 ウィリアム・コーキン:第2の調弦による~〔Pauin, Coranto, Walsingham〕
 作曲者不明:バグ=パイプの調弦による~
  〔A pointe, The Lanca-shire pipes, Pipes of Rumsey, Kate of Bardie, [A Gig], A toye〕

 サヴァールのソロ名盤、驚くべき表現と変化に満ちた1枚がSACD Hybirdで登場!

 リラ=ヴィオール(第3の調弦の作品~ポール・J・ライヒリン作(1598年ジョン・ローズ製モデル)
 6弦バス・ヴィオール(第1と第2の調弦の作品~1697年製バラク・ノーマン(ロンドン))
 録音:1979年4月、サン=ランベール・デ・ボワ/57:10

 1979年録音の「リラ=ヴィオールのためのレッスン」というタイトルでASTREE からリリースされた名盤が、ALIA VOX からSACDイブリッド盤で登場!
 この アルバムは、ウィリアム・コーキンとアルフォンソ・フェッラボスコ2世が17世紀初頭に作曲した作品の決定盤として名高いもの。
 サヴァール単身のソロ・アルバ ムで、サヴァールの底知れぬ音楽世界があますところなくとらえられた名録音です。
 1曲1曲、豊かな情景が広がる演奏で、ふくよかな歌からリズミカルな舞曲の ような作品まで、ひとつの楽器から驚くほどに幅広い音色と表現が広がります。
 コーキンの作品の美しいメロディ、エリザベス1世の宮廷楽師を務めたフェッラボ スコ2世の作品の深淵なる世界、いずれも驚きと変化に満ちています。
 



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HAENSSLER



HC 24002
(4CD)
\5500→\5090

フランク・ペーター・ツィンマーマン、ヘンスラー録音集成
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)

 CD1 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集Vol.1

  ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K.207(カデンツァ コンスタンチン・モストラス)
  ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261(カデンツァ フランツ・バイヤー)
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調K.373
  ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216(カデンツァ フランツ・バイヤー)
  ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218(カデンツァ ヨーゼフ・ヨアヒム)
    バイエルン放送室内管弦楽団、ラドスラフ・スルク(指揮)
    セッション録音:2014年3月6~8日/ヘルクレスザール、ミュンヘン王宮内(ミュンヘン)

 CD2 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集Vol.2

  ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調K.211
   (カデンツァ 第1楽章:ピンカス・ズッカーマン/第2 楽章:ロバート・D・レヴィン/
    第3楽章:ダヴィッド・オイストラフ)
  ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調K.219「トルコ風」
   (カデンツァ 第1楽章:フランツ・バイヤー/第2楽章:ロバート・D・レヴィン/
    第3楽章:ヨーゼフ・ヨアヒム)
  ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364*(カデンツァ モーツァルト)
    アントワン・タメスティ(ヴィオラ)*
    バイエルン放送室内管弦楽団、ラドスラフ・スルク(指揮)
    セッション録音:2015年6月28~30日/ヘルクレスザール、ミュンヘン王宮内(ミュンヘン)

 CD3 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集

  ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
  ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
  ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052
  オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1060*(2つのヴァイオリンのための協奏曲編)
    セルゲ・ツィンマーマン(ヴァイオリン)*、ベルリン・バロック・ゾリステン
    指揮&ヴァイオリン:ダニエル・ゲーデ
    第1ヴァイオリン:町田琴和、リューディガー・リーバーマン、アレッサンドロ・カッポーネ
    第2ヴァイオリン:ライマー・オルロフスキー、エーファ=マリア・トマジ、ラヘル・シュミット
    ヴィオラ:ヴァルター・キュスナー、クリストフ・シュトロイリ
    チェロ:ブリュノ・ドルプレール
    コントラバス:ウルリヒ・ヴォルフ
    チェンバロ:ラファエル・アルパーマン
    セッション録音:2017年4月/イエス・キリスト教会(ベルリン)

 CD4 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61

  (カデンツァ 第1楽章:フランク・ペーター・ツィンマーマン/
   第2楽章:フリッツ・クライスラー/第3楽章:フリッツ・クライスラー)
    シュターツカペレ・ドレスデン、ベルナルト・ハイティンク(指揮)
    ライヴ録音:2002年9月29日/ドレスデン文化宮殿(ドレスデン)

 バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの協奏曲を収録したフランク・ペーター・ツィンマーマン、ヘンスラー録音集成4枚組のリリース!!

 録音:2002年~2017年/ドイツ/DDD、CD1: 77'33、CD2: 74'54、CD3: 61'14、CD4: 40'02

 現代最高のヴァイオリニストの一人、フランク・ペーター・ツィンマーマンのヘンスラー録音集成4枚組がリリースされます!
10代後半から世界の第一線で活躍 しているツィンマーマンはバロックから現代まで非常に幅広いレパートリーを演奏・録音していますが、なかでもバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンは最も得意に しているレパートリー。
 当セットでは今世紀に録音したベートーヴェン(2002年/ライヴ)、モーツァルト(2014& 2015年/セッション)、J.S.バッハ(2017年/セッション)の協奏曲を集めた名録音をお届けします。

 ヴァイオリンはツィンマーマンの愛器1711年製のストラディヴァリウス「レディ・インチクイン」。この楽器はかつてクライスラーが所有していた銘器でまるでビ ロードのような音色です。ツィンマーマンが長年ともにしてきた愛器で奏でる演奏をご堪能ください。

 【自身2度目のモーツァルトのヴァイオリン協奏曲録音】
 第1集には第1・3・4番、アダージョ ホ長調、ロンド ハ長調を、第2集には第2・5番「トルコ風」、協奏交響曲を収録。1986年、1度目の全曲録音から約四半世紀。
 2014・2015年の2度目の録音はラドスラフ・スルク指揮、バイエルン放送室内管弦楽団との共演です。ポーランド生まれのヴァイオリニストで、バイエルン放送 交響楽団のコンサート・マスターのラドスラフ・スルクが指揮を担当しており、完璧なアンサンブルはもとより、特に弦楽の美しさを追求した演奏で、レコード芸術誌 「特選盤」など各誌で高く評価されています。
 協奏交響曲のヴィオラ奏者はアントワン・タメスティ。
 長年ベストなアンサンブルができる演奏者を探していたツィンマーマンが、タメスティの演奏会に足を運んだ 際に感銘を受け、その音色に魅了されたツィンマーマンが終演後に直々にトリオ結成を懇願したほどの惚れこみよう。2007年に結成したトリオ・ツィンマーマンは 今では世界トップの弦楽三重奏団としても活躍しています。

 【父子共演も話題に。自身2度目のJ.S.バッハのヴァイオリン協奏曲録音】
 ジェフリー・テイト指揮、イギリス室内管弦楽団と1988年に録音してから約30年ぶりの2017年。自身2度目となったJ.S.バッハの協奏曲録音では、息子セル ゲとの共演も話題に。
 有名な2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043ではなく、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1060を2つのヴァイオリン版で演奏したことでも注目されました。
 また、消失したヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052はツィンマーマンにとって初録音でした。入り組んだ起伏をもつユニゾンの主題が印象的なこの協奏曲は、 チェンバロ編曲として自筆総譜が存在する名曲、鍵盤協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052の原曲とされる作品。
 主題の直後から颯爽としたヴァイオリン独奏があら われます。独奏パートの幻想的で豊かな発展が印象的な当作品は、1832年にメンデルスゾーンがピアノ協奏曲として演奏した記録が残っており、シューマンは「最 大の傑作のひとつ」と讃えております。
 共演はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心にして1995年に結成されたベルリン・バロック・ゾリステンです。

 【ハイティンク指揮、ベートーヴェンのライヴ録音】
 Profilレーベルの「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」シリーズ40作でリリースされた音源で、2002年9月、ベルナルト・ハイティンクがシュターツカ ペレ・ドレスデンの首席指揮者就任を記念したコンサートのライヴの初日を収録したものです。
 同年夏にドレスデンを襲った洪水のため、ゼンパーオーパーが浸水し て使用不可能でドレスデン文化宮殿にて開催され、コンサートは犠牲者に捧げられました。
 フランク・ペーター・ツィンマーマンが最も得意とするベートーヴェン。録音ではジェフリー・テイト指揮、イギリス室内管弦楽団(1987年/セッション)、ダニエル・ ハーディング指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2019年/ライヴ)(KKC-9695/7)が有名ですが、2002年のライヴもまた素晴らしい演奏で聴衆 を沸かせました。
 ツィンマーマンはさまざまなカデンツァで演奏してきましたが、当ライヴでは第1 楽章では自作で演奏。先人の名カデンツァからインスパイアされ たヴァイオリンの美が凝縮された技巧的な作品です。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902739
\3100→\2890
ユリアン・プレガルディエン(テノール)&クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)
 シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』
ユリアン・プレガルディエン(テノール)
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)

 ふたりの名手による強烈なコントラストに満ちた表現も印象的な新世代の『水車小屋の娘』

 (フォルテピアノ/クリストフ・ケルン2019年製(1825年製コンラート・グラーフ、ウィーン・モデル))
 録音:2023年11月、SWR Funkstudio・シュトゥットガルト

 ユリアン・プレガルディエンと、ベザイデンホウトによるシューベルトがharmoniamundi から登場します。
 ユリアン・プレガルディエンといえば若き世代のスター・テノール。
 透明かつ芯のある声、そして驚異的なまでの明晰な歌詞の発語は、ここでも冴え渡っています。
 時には装飾を加えたり、旋律線を変えたりすること もあり、また旋律が台詞のように聴こえる瞬間もありますが、それは本人の表現への強い衝動であり、あまりにそれが直截的なので、「作曲者への冒涜」などとい うことは感じさせない説得力です。
 ヨーロッパでユリアン・プレガルディエンとベザイデンホウトは『水車小屋』の公演を披露していますが、そこでは役者が演じる詩人のミュラーが舞台に登場したということで、プレガルディエンとベザイデンホウトの詩や言葉に対する意識の高さがうかがわれます。
 ベザイデンホウトのフォルテピアノも、プレガルディエンの真直ぐな表現に突き動かされたかのように感情に満ちており、驚くほど色彩豊かな音色で物語を紡いで いきます。
 パドモアとの『冬の旅』の名録音もありますが、ここではより一歩踏み込んだダイレクトで雄弁な表現が光っています。
 闇と光、様々なコントラストも強烈 な演奏です。

 
 




NAIVE



V 8444
\3000
アルメニアをルーツにもつガスパリアン
 origins~
  ババジャニアン、ガスパリアン、ハチャトゥリアン、コミタス作品集
ジャン=ポール・ガスパリアン(ピアノ)
  アルノ・ババジャニアン(1921-1983):
   プレリュード(1939)/バガルシャパト・ダンス(1943)/アンプロンプチュ(1944)/
   カプリッチョ(1952)/ポリフォニック・ソナタ(1946-47, 1957改訂)/
   エレジー(1978)~
    A.ハチャトゥリアンの思い出に捧げる(サヤト・ノヴァの歌「Qani Vur Jan Im」に基づく)
  ジェラール・ガスパリアン(b.1960):バラード(1980)/ポエム(1989)
  アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978):
   トッカータ op.11(1932)/
   バレエ「スパルタクス」(1954, 1968改訂)から第34番スパルタクスとフリーギアのアダージョ
    (エミン・ハチャトゥリアン(1930-2000)によるピアノ編曲版)
  コミタス(1869-1935):舞曲 (1906)(第1番~第4番)

 高い熱を秘めた原始的エネルギーと炸裂するリズム、アルメニアをルーツにもつガスパリアン、ハチャトゥリアンから自作までをプログラムした1枚

 録音:2023年11月21-24日、フランス

 アルメニアにルーツをもつジャン=ポール・ガスパリアンの、アルメニアに根ざした音楽を集めた1枚が登場。
 ガスパリアンの父はアルメニアのイェレバンに生ま れ、1974年にフランスに移りました。
 ガスパリアンは1995年にパリで生まれています。ガスパリアンは既にドビュッシー作品集(V 7958) でも高く評価されま したが、今回は熱烈なハチャトゥリアンのトッカータなど、その原始的なエネルギーを発揮。
 まるで水を得た魚のように、すべての作品を自由自在に、歌い上げてい ます。
 ガスパリアン自身の作品も2 作収録。
 バラードは、アルメニアのサヤト=ノヴァの歌に基づく音楽で、繊細でミステリアスな雰囲気と、アラベスクのように美し くらせん状に続くパッセージが重なり合い、独自の魅力を放ちます。
 最後に収録されたコミタス作品での独特の透明感は華麗なピアニズムに満ちており、魅力的です。

 ガスパリアン~1995年パリ生まれ。パリ国立高等音楽院でオリヴィエ・ガルドン、ジャック・ルヴィエ、ミシェル・ベロフ、ローラン・カバッソ、クレール・デゼール、 ミシェル・ダルベルトに師事。
 ヴィルサラーゼ、タチアナ・ゼリクマンの国際ピアノマスタークラスに参加、2014年ヴェルビエ・アカデミー入選、2010年ザルツブ ルク・アカデミー入賞。
 2018年、ヴァネッサ・ラターシュ教授のクラスで、英国王立音楽院(アーティスト・ディプロマ)を修了。スタインウェイ・アーティスト。
 



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PENTATONE



PTC 5187233
\2800→\2590
ショパン・コンクールの覇者アヴデーエワ
 オール・ショパン・プログラム~「ショパン・ボヤージュ」


 ショパン:
  ●2つの夜想曲(第17・18番)Op.62
   第1番 ロ長調「アンダンテ」
   第2番 ホ長調「レント」
  ●ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想ポロネーズ」Op.61
  ●舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
  ●ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
  ●3つのマズルカ(第36~38番) Op.59
   第1番 イ短調「モデラート」
   第2番 変イ長調「アレグレット」
   第3番 嬰ヘ短調「ヴィヴァーチェ」
ユリアンナ・アヴデーエワ
 (ピアノ/スタインウェイ)
KKC 6876
(国内仕様盤・日本語解説付)
【解説:長井進之介】
\3300

 ショパン・コンクールの覇者アヴデーエワがオール・ショパン・プログラムのアルバムをリリース!!ピアノ・ソナタ第3番、舟歌など後期作品の傑作を収録。ピアノはかつてホロヴィッツが所有していたスタインウェイで演奏!

 セッション録音:2024年2月/ティペット・ライズ・アートセンター、フィッシュテール(モンタナ州)/DDD、ディジパック仕様、70'49、輸入盤・日本語帯付

 2010年に開かれた第16回ショパン国際ピアノコンクールでの優勝から14年。ユリアンナ・アヴデーエワがオール・ショパン・プログラムのアルバムをリリースします!

 アヴデーエワはこれまでコンクールの実況録音や東日本大震災のチャリティCD としてオール・ショパン・アルバムはリリースしていますが、セッションでのオール・ショパンはこれがはじめて。アヴデーエワの卓越した演奏で聴き手をショパンの音楽の旅へと誘います。

 当アルバムでは大曲ピアノ・ソナタ第3番 Op.58をメインに2つの夜想曲 Op.62、幻想ポロネーズ Op.61、舟歌 Op.60、3つのマズルカ Op.59とすべて後期作品で構成。
 自然に囲まれながら作曲されたこれらの名作をアヴデーエワはティペット・ライズ・アート・センターで収録しました。

 モンタナ州の中央、約41平方キロメートルの広大な草原に広がるティペット・ライズ・アートセンターは、大自然の中に巨大な屋外彫刻作品が立ち並ぶ、自然とアートの融 合した空間。
 静寂の中、ベアトゥース山脈をバックに、アヴデーエワはショパンの音楽と対峙し、録音が進められました。
 使用楽器はかつてウラディーミル・ホロヴィッ ツが所有していたスタインウェイCD-18 ("CD " は "Concert Department " の略) です。
 また、この楽器は1956年、ユージン・イストミンがユージン・ オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団と録音したラフマニノフのピアノ協奏曲第2番で演奏した銘器としても知られます。
 アヴデーエワの決定盤名盤の登 場です!

 朝日新聞夕刊For your Collection 「推薦盤」、読売新聞夕刊REVIEW 欄、毎日新聞夕刊「特薦盤」、レコード芸術誌「特選盤」(2023年4月号)などで絶賛されたPENTATONE レーベル第1弾『復活の力』(KKPT-2001 / PTC-5187073) も好評発売中です!

 
 
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PTC 5187217
\2800→\2590
ブルックナー生誕200年記念、
 ブルックナーとクロ―ゼの弦楽四重奏曲


  アントン・ブルックナー(1824-1896):
   弦楽四重奏曲 ハ短調 WAB 111
   ロンド ハ短調 WAB 208
   主題と変奏 変ホ長調 WAB 210~弦楽四重奏のための

  フリードリヒ・クローゼ(1862-1942):
   弦楽四重奏曲 変ホ長調
ディオティマ四重奏団
 【ユン・ペン・チャオ(第1ヴァイオリン)、
  レオ・マリリエ(第2ヴァイオリン)、
  フランク・シュヴァリエ(ヴィオラ)、
  アレクシス・デシャルム(チェロ)】

 ブルックナー生誕200年記念、ディオティマ四重奏団がブルックナーとその弟子クロ―ゼの弦楽四重奏曲を録音!

 セッション録音:2024年2月/ブルックナーハウス、リンツ(ウィーン)/DDD、ディジパック仕様、85'29
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ディオティマ四重奏団&ルノー・ロランジェ(PENTATONE)
 レコーディング・プロデューサー:シュテファン・シュミット

 現代音楽の演奏で非常に高い評価を得ているディオティマ四重奏団がブルックナー生誕200年記念のアルバムをリリース!
 収録作は、弦楽四重奏曲 ハ短調、ロンド ハ短調、主題と変奏 変ホ長調、そしてブルックナーの弟子フリードリヒ・クローゼ(1862-1942)の弦楽四重奏曲 変ホ長調です。



 交響曲の作曲家として知られるブルックナーですが、器楽・室内楽曲は初期に集中的に作曲されました。
 独創性・力強さとともにウィーンの伝統を継承した非常 に重要な作品といえます。



 ブルックナー弟子のクローゼは合唱曲、オペラで知られる作曲家。ワーグナーやR.シュトラウスのオペラ作品からインスパイアされ作曲し たオペラ「イルゼビル」がその代表作。唯一の弦楽四重奏曲は情感豊かな旋律が魅力です。
 演奏機会の少ない作品を積極的にとりあげるディオティマ四重奏団が ブルックナー・イヤーに捧げる注目のリリースです。

 ※日本語帯は付きません。

 
 
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PTC 5187076
\2800→\2590
ジョシュア・ベル&マット・ハイモヴィッツ
 再発見~ウクライナに生まれたロシア人作曲家
  トーマス・ド・ハルトマン


 トーマス・ド・ハルトマン(1884-1956):
  (1)ヴァイオリン協奏曲 Op.66(1943)
  (2)チェロ協奏曲 Op.57(1935)
(1)ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)
 INSO-リヴィウ交響楽団
 ダリア・スタセフスカ(指揮)
(2)マット・ハイモヴィッツ(チェロ)
 MDR交響楽団
 デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)

 ジョシュア・ベル、マット・ハイモヴィッツが独奏!!ウクライナ生まれのロシア人作曲家、トーマス・ド・ハルトマンの輝かしい協奏曲2篇がよみがえる!!

 録音:(1)2024年1月8~10日/ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール(ポーランド) (2)2022年5月22日/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス大ホール(ドイツ)
 DDD、ディジパック仕様、65'52
 カバー絵画 ワシリー・カンディンスキー:「Transverse Line横線」(1925)

 ウクライナに生まれたロシア人作曲家トーマス・ド・ハルトマン(1884-1956)の作品に魅了された、世界的名手が演奏した協奏曲2篇のアルバム。
 アレンス キー、タネーエフらに作曲を、リムスキー=コルサコフにピアノを師事したトーマス・ド・ハルトマン。眩いばかりに輝く旋律と効果的な技巧が散りばめられた協奏曲 作品を残しています。
ヴァイオリン協奏曲は1943年に、チェロ協奏曲は1935年にそれぞれ作曲。雄大な管弦楽に、情感豊かな独奏が魅力であるこれらの作品 に魅了されたジョシュア・ベルとマット・ハイモヴィッツが満を持して録音しました。

 画家ワシリー・カンディンスキーとの共同作品を書いたことでも知られるトーマス・ド・ハルトマン。
 当CD のジャケットにはカンディンスキーの代表作「Transverse Line横線」(1925)が使用されています。

 ※日本語帯はつきません。

 「私は数年前、トーマス・ド・ハルトマンの作品の普及に情熱を注いでいる『ザ・トーマス・ド・ハルトマン・プロジェクト』のエフレム・マルダー氏からヴァイオリ ン協奏曲の楽譜を受け取った。私はすぐにこの協奏曲の情感の深さに衝撃を受け、これほど力強く魅力的な作品が、これまで私を含む多くのクラシック音楽の聴衆 から忘れ去られていたことに驚いた。1943年に作曲された当時と同様に今日の現状と関連性のある作品である。ダリア・スタセフスカ率いるINSO-リヴィウ交 響楽団との演奏で、トーマス・ド・ハルトマンの音楽が、彼の祖国ウクライナだけでなく、世界中の多くの人々の心に響くことを願っている」(ジョシュア・ベル)

 「ウクライナ生まれの作曲家トーマス・ド・ハルトマンは、祖国と密接な関係を持ち、自身はユダヤ人ではないが、幼いころからユダヤの音楽と文化に深く影響を受 けていた。チェロ協奏曲 Op.57 では、祈りに満ちた第2楽章ではハザン(賛歌の独唱歌手)の声を模した旋律が聴こえ、終楽章にはウクライナの民族音楽もあら われる。
 この注目すべき作品はウクライナの宝であり当時のチェロ作品に大きく貢献した。マエストロ、デニス・ラッセル・デイヴィスとMDRライプツィヒ放送交響 楽団(MDR交響楽団)に深い感謝の意を表する」(マット・ハイモヴィッツ)

 
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA1068
\3100→\2890
パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレ管
ブルックナー: 交響曲 第9番 ニ短調 WAB 109 (原典版)

  アントン・ブルックナー(1824-1896):
   1-3. 交響曲 第9番 ニ短調 WAB 109 (原典版)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
NYCX 10485
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2023年9月 トーンハレ、チューリヒ
 収録時間: 61分
 ※国内仕様盤日本語解説...舩木篤也

 【パーヴォ・ヤルヴィ、ブルックナー第九を15年ぶりに再録音】
 パーヴォ・ヤルヴィとトーンハレ管によるブルックナー後期三大交響曲のラストを飾るのは、フランクフルト放送響との録音から15年ぶりとなる第9番。
 版は今回「原典版」としか表記されていませんが、旧録音で使用したコールス版ではなくノーヴァク版を基調としている模様です。
 旧録音と比較するとスケルツォを除いて両端楽章は大幅に速くなっており、第1楽章で約1分40秒、第3楽章に至っては約3分も演奏時間が短くなっています。
 旧録でゆったりめであった第1楽章は今回全体が引き締められた印象ですが、緩急を大きめに取って各主題の特性を生かしており、コーダでは思い切ったためも聴かせています。
 第2楽章では詳細なスコアリーディングに基づくコントロールで各パートが埋もれることなく明快に鳴り、オーケストレーションの面白さを鮮明に打ち出してブルックナーの意図した響きを強調。加えてタイトなアクセントで躍動感のある音楽を生み出しています。
 音楽的な流れを強く意識した第3楽章はたっぷりとした表情で速いという印象はほとんど無く、コラールが際立った極めて美しい演奏に仕上がりました。
 オーケストラは前作第8番同様ヴァイオリンを両翼に配置し、チェロの後ろとなる左奥にコントラバス、その右隣りにホルン・セクションが並び、その後列ワーグナー・チューバ持ち替えの隣、全体の中央奥にバス・チューバ、その右にトロンボーン、一番右にトランペットというもの。
 低音金管楽器とティンパニが中央に配され、独特の安定感が得られています。

 国内仕様盤には舩木篤也氏による日本語解説が付属します。

 [パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ブルクナー交響曲第9番、演奏タイミングの比較]
 2008年 フランクフルト放送交響楽団
  第1楽章 27分41秒  第2楽章 10分50秒  第3楽章 27分06秒
 2023年 チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 (実測値)
  第1楽章 26分03秒  第2楽章 10分46秒  第4楽章 23分55秒

 
 
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ALPHA1099
\3100→\2890
大ヒット・シリーズの番外編、サラ・ウィリスと仲間たち
 ~ SARAHBANDA サラバンダ

 1. Sandunguera サンドゥンゲーラ
  フアン・フォルメル・イ・ロス・バン・バン/
   エドガル・オリベロ 編曲
 2. Chan Chan チャン・チャン
  フランシスコ・レピラード(コンパイ・セグンド)/
   ホルヘ・アラゴン 編曲
 3. Romanza ロマンサ ~ホルン協奏曲 第3番 K. 447 第2楽章より
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/
   エドガル・オリベロ 編曲
 4. Nostalgias ノスタルヒアス
  アイリン・ピノ、フリオ・セサル・ゴンサレス
 5. Contigo En La Distancia 遠く離れていても一緒
  セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルス/ホルヘ・アラゴン 編曲
 6. Pare Cochero パレ・コチェーロ
  マルセリーノ・ゲーラ(ラピンデイ)/
   ジュニエット・ロンビーダ 編曲
 7. Habanera ハバネラ(恋は野の鳥) ~歌劇《カルメン》より
  ジョルジュ・ビゼー/エドガル・オリベロ 編曲
 8. La Comparsa ラ・コンパルサ
  エルネスト・レクオーナ/ホルヘ・アラゴン 編曲
 9. Guajira Sencilla グアヒーラ・センシージャ
  ジュニエット・ロンビーダ
 10. Mambo Influenciado マンボ・インフルエンシアード
  ヘスス・チューチョ・バルデス/サラバンダ 編曲
サラ・ウィリス(ホルン)
ジュニエット・ロンビーダ(サクソフォン)
アイリン・ピノ(ヴァイオリン)
ホルヘ・アラゴン(ピアノ)
カルロス・ガルシア(ベース)
アレハンドロ・アギアル、
 アデル・ゴンサレス(パーカッション)
NYCX 10486
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2024年2月 トラウムトン・スタジオ、ベルリン
 収録時間: 54分
 ※国内仕様盤日本語解説...太田亜紀

 【大ヒット・シリーズの番外編、サラ・ウィリスと仲間たちによるキューバ音楽のアルバムが登場!】
 ベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリスがキューバの友人たちと2020年から録音とリリースを開始し、コロナ禍の困難を乗り越えてアルバム3部作と映像作品を無事にリリースした「モーツァルトとマンボ」シリーズ。
 そこでキューバ音楽の演奏を受け持ったのが、サラ・ウィリスを中心としたバンド「サラバンダ」でしたが、今回彼らの演奏をたっぷりと聴くことの出来るアルバムが登場となりました。
 冒頭からサラが得意の低音を挨拶代わりに吹き鳴らし、陽気な掛け声も入って独特の音楽世界に一気に引き込まれます。
 有名なヒット曲からクラシックのアレンジ、オリジナルまでを幅広く収録。哀愁を帯びたメロディ、体を動かさずにいられないリズム、音を通じたプレイヤー同士の会話と一体感、キューバ音楽の魅力と音楽の素晴らしさが凝縮されたアルバムです。
 ラストは各プレイヤーのテンション高いアドリブを盛り込んだ、10分を超えるスリリングなナンバー。国内仕様盤には、キューバ音楽に詳しいスペイン語通訳の太田亜紀氏による日本語解説が付属します。

 
 




GRAND PIANO



GP940
\2600
ゲ・ガンリュ:ピアノ作品集 第2集 -
 拡張ピアノ奏法のための12の練習曲

  ゲ・ガンリュ(1954-):
   1-12. 拡張ピアノ奏法のための12の練習曲(2019-23)/
    1. 第1番 ハーモニクス/2. 第2曲 A弦によるリズム/
    3. 第3曲 ピッツィカート/4. 第4曲 ミューテッド/
    5. 第5曲 グリッサンド・アクロス・ストリングス/
    6. 第6曲 ドラミング/
    7. 第7曲 ウィズ・ソフト・プレクトラムス/
    8. 第8曲 ウィズ・フィンガー・シンバル/
    9. 第9曲 ウィズ・ペーパー/
    10. 第10曲 ウィズ・ラバー・マレッツ・アンド・マグネッツ/
    11. 第11番 ウィズ・ハード・プレクトラム/
    12. 第12番 ウィズ・ドラム・マレット
  
 全て世界初録音
チャン・イミン
 (ピアノ...Steinway、Model D)

 録音:2023年7月5-7日 Foshan Youth and Children's Palace, 広東省(中国)
 総収録時間:61分

 1954年、上海生まれの作曲家ゲ・ガンリュ(葛甘孺)。文化大革命の後、上海音楽院でヴァイオリンを学び1983年コロンビア大学に留学。周文中の弟子となり研鑽を積みました。
 「全ての音楽は音程、リズム、音色、ダイナミクスの4つの要素で構成されており、東洋と西洋の音楽はこれらの4つの点が全く異なる」と述べる彼の音楽は、調性から離れながらもところどころに中国風の五音音階が効果的に用いられています。

 このアルバムには世界初録音となる「拡張ピアノ奏法のための12の練習曲」を収録。
 ピアニストのチャン・イミンとの綿密な対話から生まれたこの作品は、曲ごとに異なるピアノ内部奏法が用いられており、例えば、第1曲はピアノ内部の金属弦の倍音を用い、第2曲ではピアノの最低音のA弦のみを使用し打楽器のような効果を生み出します。
 第3曲は弦をつま弾くピッツィカート、第4曲は片手で弦を抑え片手で鍵盤を演奏、神秘的な音色が生まれます。
 他にも弦に紙をはさんだり、ゴムや磁石を置いたり、ゴム製のマレットで弦を擦ったりと、多彩かつユニークな響きが楽しめます。

 チャン・イミンは現在、星海音楽学院のピアノ科で教鞭を執る名手。中国のピアノ曲の紹介に尽力しています。

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BERLIN CLASSICS



0303514BC
(5CD)
\5000→\4590
ペーター・レーゼル・エテルナ・レコーディングス~
 ブラームス・コレクション


Disc 1
ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 Op.1
録音:1972年9月、ドレスデン、ルカ教会

ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ヘ短調 Op.2
録音:1972年9月、ドレスデン、ルカ教会

スケルツォ 変ホ短調 Op.4
録音:1972年7月、1973年4月、ドレスデン、ルカ教会

Disc 2
ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.5
録音:1972年7月、1973年4月、ドレスデン、ルカ教会

ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34
録音:1972年5月、ベルリン、ブルンネンシュトラーセ・シュトゥーディオ

Disc 3
8つのピアノ小品 Op.76
録音:1973年2,5,9月、ドレスデン、ルカ教会

2つのラプソディ Op.79
録音:1973年2,5,9月、ドレスデン、ルカ教会

4つのバラード Op.10
録音:1972年10月、1973年4~5月、ドレスデン、ルカ教会

6つのピアノ小品 Op.118
録音:1972年10月、1973年4~5月、ドレスデン、ルカ教会

Disc 4
幻想曲 Op.116
録音:1972年12月、1973年2,4月、ドレスデン、ルカ教会

3つのインテルメッツォ Op.117
録音:1972年12月、1973年2,4月、ドレスデン、ルカ教会

4つのピアノ小品 Op.119
録音:1972年12月、1973年2,4月、ドレスデン、ルカ教会

ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
録音:1972年12月、1973年5月、ドレスデン、ルカ教会



Disc 5
ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.9

録音:1972年12月、1973年5月、ドレスデン、ルカ教会

パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
録音:1972年10月、1974年4月、ドレスデン、ルカ教会

創作主題による変奏曲 Op.21-1
録音:1972年10月、1974年4月、ドレスデン、ルカ教会

ペーター・レーゼル(ピアノ)
ブラームス弦楽四重奏団(ピアノ五重奏曲)
 ハインツ・シュンク(第1ヴァイオリン)
 ホルスト・ピーチュ(第2ヴァイオリン)
 マンフレート・シューマン(ヴィオラ)
 ペーター・ツィマーマン(チェロ)

 無差別爆撃下のドレスデンで九死に一生を得たピアニスト、ペーター・レーゼルのブラームスは、音数の多いブラームス作品を隅々までコントロールした完璧な演奏が魅力。
 「パガニーニ変奏曲」の結晶化された名演など病みつきになります。

 ※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット内に他のジャケット・デザインも掲載
 
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0303515BC
(5CD)
\5000→\4590
ペーター・レーゼル・エテルナ・レコーディングス~
 ベートーヴェン・コレクション


Disc 1
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
 録音:1991年、東ベルリン、キリスト教会
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
 録音:1991年、東ベルリン、キリスト教会

Disc 2
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
 録音:1988年、東ベルリン、キリスト教会
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
 録音:1989年、東ベルリン、キリスト教会

Disc 3
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」
 録音:1989年、東ベルリン、キリスト教会

ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」
 録音:1982年、ドレスデン、ルカ教会

ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
 録音:1982年、ドレスデン、ルカ教会

Disc 4
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」
 録音:1980年、ドレスデン、ルカ教会

ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 Op.78「テレーゼ」
 録音:1979年、ドレスデン、ルカ教会

ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
 録音:1979年、ドレスデン、ルカ教会

Disc 5
ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
 録音:1984年、ドレスデン、ルカ教会

ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3
 録音:1984年、ドレスデン、ルカ教会

ピアノと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 WoO. 6
 録音:1989年、東ベルリン、キリスト教会
ペーター・レーゼル(ピアノ)
ベルリン交響楽団
クラウス・ペーター・フロール(指揮)

 無差別爆撃下のドレスデンで九死に一生を得たピアニスト、ペーター・レーゼルのベートーヴェンは、高度な技術と様式感のもたらす完璧な構築美が素晴らしい逸品揃い。
 フロール指揮ベルリン響のサポートも俊敏で上質な力感を示しています。

 ※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット内に他のジャケット・デザインも掲載)
 



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DOREMI



DHR 8245
(2CD)
\4400→\3990
クラウス・テンシュテット LIVE 第3集
 (1)ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調『 英雄』 Op.55
 (2)ブルックナー:交響曲第8 番 ハ短調 WAB108
クラウス・テンシュテット(指揮)
(1)ボストン交響楽団
(2)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団

 テンシュテット白熱ライヴ集第3 弾!

 (1)録音:1977年7月30日/タングルウッド (2)録音:1992 年4月14日/ニューヨーク

 テンシュテットのお宝ライヴ音源集、第3弾。
 マニアにはたまらない、92年ニューヨーク・フィルとのブルックナーの8番を収録!
 
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DHR 8247
(2CD)
\4400→\3990
クラウス・テンシュテット LIVE 第4集
 (1)ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67
 (2)ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
 (3)R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』 Op.35
 (4)ブラッハー:パガニーニの主題による変奏曲 Op.26
 (5)ブラッハー:協奏的音楽 Op.10
クラウス・テンシュテット(指揮)
(1)-(4)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
(3)ローン・マンロー(チェロ)
 ポール・ニューバウアー(ヴィオラ)
(5)シカゴ交響楽団

 テンシュテット白熱ライヴ集第4弾!

 録音:
 (1)1985年1月17日/ニューヨーク、エイヴリー・フィッシャー・ホール (2)1980年5月29日/ニューヨーク、エイヴリー・フィッシャー・ホール
 (3)1985年1月17日/ニューヨーク、エイヴリー・フィッシャー・ホール (4)1985年4月11日/ニューヨーク、エイヴリー・フィッシャー・ホール (5)1976年12月9日/シカゴ

 テンシュテットのお宝ライヴ音源集、第4弾。
 R.シュトラウスやブラッハーの緻密で壮麗な管弦楽法による作品を巧みにドライヴ!
 




GRAND SLAM



GS 2317
(2CD、1枚価格)
\2700
バイロイトの第九[モノラル&疑似ステレオ]
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
  交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱」
エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
エリザベート・ヘンゲン(アルト)
ハンス・ホップ(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団・同合唱団

 フルトヴェングラー没後70年記念、酔狂企画その2。不滅の名演バイロイトの第9、新規LP復刻と疑似ステレオ版2枚組1枚価格!

 録音:1951年7月29日/フェストシュピールハウス、バイロイト/限定生産、国内製作、日本語帯・解説付
 使用音源:[Disc 1]HMV (U.K.) ALP 1286/7 [Disc 2]EMI (Japan) AXA 3044 B (4トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:[Disc 1]モノラル [Disc 2]ステレオ(疑似ステレオ)

 ■制作者より
  フルトヴェングラー没後70年記念、酔狂企画の第2弾は、不滅の名演であるバイロイトの第9を2種類の復刻で収録しました。
  Disc 1 は英HMV の初出LP、 ALP 1286/87 からの復刻です。同種のものはGS-2009(2006 年)に発売しましたが、今回は未使用と思われる極上の状態の盤を手に入れ、そこから新規 に復刻しました。
  このALP 盤はフルトヴェングラーが亡くなった翌年に発売されたためか、フルトヴェングラーの残り香が感じられるような、独特の音がします。
  Disc 2は今でも人気のある疑似ステレオ版です。本物のステレオではないとわかっていても、つい引き込まれてしまう魅力があります。
  こちらは4トラック、19セ ンチのオープンリール・テープより復刻しており、GS-2084(2012年/廃盤)の原盤と同一です。
  2枚組1枚価格での提供ですので、初回限定プレスになります。 ご予約をお勧めします。
  なお、Disc 1 は極上の状態のLP とはいえ、プチパチ・ノイズはゼロではありません。また、Disc 2 は疑似ステレオ化に際して混入したと思われる機械音のようなノイズが含まれます。ご了承下さい。(平林直哉)
 



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HAENSSLER

HC 24031
(4CD)
\5500→\5090

ギュンター・ヴァント/宗教作品集
ギュンター・ヴァント(指揮)
 CD1
  ●ベートーヴェン:ミサ曲 ハ長調 Op.86
    マーガレット・マーシャル(ソプラノ)、コルネリア・ヴルコップ(アルト)、
    アドルフ・ダラポッツァ(テノール)、カール・リッダーブッシュ(バス)
    バイエルン放送交響楽団&合唱団
    録音:1982年1月21日/ヘルクレスザール、ミュンヘン王宮内(ステレオ/ライヴ)
  ●モーツァルト:主日のための晩課(ヴェスペレ) ハ長調 K.321
    ブリギッテ・デューラー(ソプラノ)、ユリア・ハマリ(アルト)、
    ヴェルナー・クレン(テノール)、大橋国一(バス)
    ケルン放送交響楽団&合唱団
    録音:1968年11月22日/WDR第1ホール、ケルン(ステレオ/ライヴ)
 CD2
  ●モーツァルト:ミサ曲ハ長調 K.317「戴冠式ミサ」
    マルゴ・ギヨーム(ソプラノ)、マルギット・コベック(コントラルト)、
    ヨハネス・フェーヤーベント(テノール)、エヴァルト・カデヴァイアー(バス)
    ケルン放送交響楽団&合唱団
    録音:1952年7月25日/WDR 第1ホール、ケルン(モノラル)
  ●シューベルト:スターバト・マーテル ヘ短調 D.383
    マルゴ・ギヨーム(ソプラノ)、リヒャルト・ホルム(テノール)、
    ゲルハルト・グレシェル(バス)、ケルン放送交響楽団&合唱団
    録音:1953年10月17日/WDR第1ホール、ケルン(モノラル)
 CD3
  ●ブラウンフェルス:テ・デウム Op.32~
   ソプラノ、テノール、混声合唱、オルガンと大管弦楽のための
    レオニー・リザネク(ソプラノ)、ヘルムート・メルヒェルト(テノール)、
    ヘルマン・ヴェルナー(オルガン)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団&合唱団
    録音:1952年12月20日/WDR第1ホール、ケルン(モノラル)
 CD4
  ●メシアン:神の降臨のための3つの小典礼
    タイニー・ヴィルツ(ピアノ)、モニク・マターニュ=カヴァイユ(オンド・マルトノ)
    バイエルン放送合唱団
    録音:1966年1月21日/ミュンヘン(ステレオ)
  ●モーツァルト:聖体の祝日のためのリタニア 変ホ長調 K.243
    マーガレット・マーシャル(ソプラノ)、コルネリア・ヴルコップ(アルト)、
    アドルフ・ダラポッツァ(テノール)、カール・リッダーブッシュ(バス)
    バイエルン放送交響楽団&合唱団
    録音:1982年1月21日/ミュンヘン(ステレオ)

 ギュンター・ヴァントの名演から宗教作品だけを集めた4枚組の登場!

 録音:1952年~1982年/ドイツ/CD1: 74'19、CD2: 68'30、CD3: 55'24、CD4: 63'24

 Profilレーベルから数多くの名演がリリースされている20世紀の大指揮者ギュンター・ヴァント(1912-2002)。
 当セットは宗教作品を集めた4枚組で、モーツァルト、ブラウンフェルス、メシアン、ベートーヴェン、シューベルトを収録。

 どの作品も深く読み込み、知的にコントロールされたヴァントの"完璧なバランス"の演奏は聴く者を感動させました。
 宗教作品ではモーツァルトやベートーヴェ ンだけなく、ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954)やオリヴィエ・メシアン(1908-1992)など、ヴァントの同時代の作曲家も積極的に取り上げており、 「音楽に奉仕することが自身の使命」と語ったヴァントが全身全霊をかけ演奏してきた名演の数々がここに聴くことができます。

 ※CD1「ベートーヴェン:ミサ曲」のトラック1にマスターテープ起因によるノイズがございます。予めご了承いただけますと幸いです。(代理店)
 



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PROFIL



PH 23003
(3CD)
\4500→\4190
1955年バイロイト音楽祭
 カイルベルト& メードルの「ジークフリート」

  ワーグナー:楽劇「ジークフリート」(全3幕)
ジークフリート:ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)
ブリュンヒルデ:マルタ・メードル(ソプラノ)
さすらい人:ハンス・ホッター(バリトン)
ミーメ:パウル・クーエン(テノール)
アルベリヒ:グスタフ・ナイトリンガー(バリトン)
ファフナー:ヨゼフ・グラインドル(バス)
エルダ:マリア・フォン・イロシュヴァイ(アルト)
小鳥:イルゼ・ホルヴェーク(ソプラノ)
ヨゼフ・カイルベルト(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団

 メードル&カイルベルト幻の1955年「ジークフリート」全曲が今日の目を見る!

 演出:ヴィーラント・ワーグナー
 録音:1955年8月12日/バイロイト祝祭劇場(ライヴ。モノラル)/MONO、78'30"、72'45"、79'25"

 ワグネリアン狂喜の初出録音が登場します。1955年8月12日バイロイト音楽祭でのカイルベルトの「ジークフリート」。第3幕のみPH21055 で2022 年3月にリリースされましたが、待望の全曲版となりました。

 1955年バイロイト音楽祭のカイルベルトの「ジークフリート」といえばテスタメント盤が知られていますが、それは7月26日の公演で、ブリュンヒルデ役をヴァルナイが務めています。
 この年の「ジークフリート」は2回上演され、当アルバムは第2チクルスの8月12日。ブリュンヒルデ役をマルタ・メードルが務めています。

 1955年の「ジークフリート」はブリュンヒルデ以外の配役は同じですが、同じ音楽祭で上演された「神々の黄昏」や「ワルキューレ」がディスク化されていながら、これのみ聴くことができなかったので大歓迎と申せましょう。
 ヴィーラント・ワーグナーが惚れこんだといわれる歌唱をたっぷり堪能できます。
 本人が自伝でジークフリートとブリュンヒルデのやりとりが「ニーベルングの指環」全篇を通じて最も難しかったと告白していますが、それを克服した神業にご期待下さい。
 
 お買い逃がしなく!
 



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SWR CLASSIC



SWR19155CD
(8CD)
\6700→\6190
ジョルジュ・プレートル&
 シュトゥットガルト放送交響楽団名演集
シュトゥットガルト放送交響楽団
ジョルジュ・プレートル(指揮)
  【CD1】
   ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
    1.劇音楽「エグモント」Op. 84 ー 序曲(1810)
    2-5. 交響曲第3番 変ホ長調 Op. 55「英雄」(1802/03)
  【CD2】
   ヨハネス・ブラームス(1823-1897):
    1-4. 交響曲第1番 ハ短調 Op. 68(1862-77)
    5-8. 4つのハンガリー舞曲 WoO 1(1869)
     5. 第1番 ト短調/6. 第3番 ヘ長調/7. 第4番 嬰へ短調 8. 第5番 ト短調
  【CD3】
   アントン・ブルックナー(1824-1896):
    1-4. 交響曲第4番 変ホ長調 WB104「ロマンティック」(第2稿、1878/80)
  【CD4】
   エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):
    1-5. 幻想交響曲 Op. 14(1830)
    6-7 ファウストの劫罰 Op. 24(1846)
     6. 妖精の踊り/7. ハンガリー行進曲(ラコッツィ行進曲)
  【CD5】
   モーリス・ラヴェル(1875-1937):
    1.『ダフニスとクロエ』 第2組曲 (1908-12)
    2. ラ・ヴァルスジョルジュ・ビゼー(1838-1875):
    3-6. 交響曲 ハ長調(1855)
  【CD6】
   アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
    1-4. 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 Op.95(1893)
   グスタフ・マーラー(1860-1911):
    5. 交響詩「葬礼」(1888)
  【CD7】
   オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):
    1-4. 交響詩『ローマの噴水』(1916)
    5-8. 交響詩『ローマの松』(1924)
   イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
    9-13. バレエ音楽 『火の鳥』(1919年版)
  【CD8】
   リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
    1.《ばらの騎士》組曲(1945)
    2. 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op. 28(1894/95)
    3. 交響詩「ドン・ファン」Op.20(1888)

 全てライヴ録音
 録音:
 【CD1】1995年10月6日 ブラティスラヴァ、Slowakische Philharmonie...1 1995年9月28-29日 シュトゥットガルト、リーダーハレ...2-5
 【CD2】シュトゥットガルト、リーダーハレ 2000年12月8日...1-4 1997年10月29,31日...5-8
 【CD3】リンツ、ブルックナー・ハウス1995年9月22-23日
 【CD4】シュトゥットガルト、リーダーハレ 1994年3月24.25日...1-5 2001年2月14,16日...6-7
 【CD5】シュトゥットガルト、リーダーハレ 1997年10月29、31日...1 1995年12月22日...2 1991年6月28日...3-6
 【CD6】シュトゥットガルト、リーダーハレ 1996年10月14、28日...1-4 1998年6月24、26日...5
 【CD7】シュトゥットガルト、リーダーハレ 2004年10月21,22日...1-8 2000年12月8日...9-13
 【CD8】1998年10月2日 ウィーン、ムジークフェライン...1 1997年10月31日 シュトゥットガルト、リーダーハレ...2 1995年9月29日 シュトゥットガルト、リーダーハレ...3

 【ジョルジュ・プレートル生誕100年記念。首席指揮者を務めたシュトゥットガルト放送響とのホットなライヴ音源集が登場。初出あり】
 ジョルジュ・プレートルは、そのキャリアの終わりになって大きくイメージを変えた指揮者だった。長らくパリ・オペラ座の監督を務め、オペラ指揮者としての名声を得てきたプレートル。
 プーランク演奏に代表されるような、フランス近代音楽の名匠でもあった。
 
 しかし、オペラと近代フランスだけが、プレートルではないとわれわれの多くが知ったのは、今世紀に入って、彼が80歳に手が届くような年齢になってからだった。
 ドイツ語圏のオーケストラと共演し、シンフォニックなレパートリーを指揮。その「巨匠」たる、奔放な演奏がわれわれを驚かしたのだ。2008年と2010年には、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに史上最年長の指揮者として登場、まさに遅れてきた巨匠の登場となった。
 
 今回、1996年から1998年まで首席指揮者、それ以降も終身名誉指揮者を務めたシュトゥットガルト放送交響楽団とのライヴ録音がまとめてリリースされる。

  テンポや強弱など伸縮自在。ときには粘っこく旋律を歌わせるが、職人的なオーケストラが響きを引き締める。そのコラボレーションの見事なこと。
 
 ベートーヴェンの交響曲第3番やブラームスの交響曲第1番などでは、テンポを細やかに揺らしながら加速感を作り、自然な活気を生み出す。なかでも、《ハンガリー舞曲》は、じつに濃厚。けれん味を何の衒いなく、素直に出してくれるのが痛快だ。
 ブルックナーも彼の隠れたレパートリーだった。交響曲第4番も、テンポを動かし、細部に表現力を宿しつつも、全体のフォルムをきっちりと作り出す。
 リヒャルト・シュトラウスの交響詩は、エレガントに旋律を歌わせ、丁寧な手つきで、滑らかにクライマックスを築く。《ばらの騎士》組曲のとろけるような優美さは、ちょっと異次元。
 ベルリオーズの《幻想交響曲》は、水彩画のような繊細な色彩が印象的だ。とりわけ第2楽章のエレガントな響きに覆われた、強烈なタメを伴ったワルツ。楽章後半にテンポを増していく様子は、オペラのようにエモーショナルだ。
 後半楽章も、怪奇色は薄めだが、そのオーケストレーションの妙味を多分に引き出してくれる。
 
 ラヴェルの《ラ・ヴァルス》も、とにかくうねりまくり。そして、フランス人指揮者らしい豪快さも。ビゼーの交響曲は、優美ながら闊達。すべてがバランスよく収まった理想的な演奏だ。
 うねうねと伸び縮みしつつ、メロディをもんもんと歌わせるドヴォルザークの交響曲第9番。そして、マーラーの《葬礼》がとても個性的。改訂して交響曲第2番《復活》の冒頭楽章となる交響詩だが、不思議にも気品が漂ってくる演奏なのだ。
 低弦による冒頭主題が威圧的でなく、表情豊かに奏でられる。旋律の歌わせ方、テンポの揺らし方も、これまで聴いたことのない新鮮さ。
 そして、2004年録音のレスピーギの交響詩は、断然に美しい。個々の奏者を存分に歌わせながら、木管などの重ね方が洒脱で、音色もきめ細かい。ストラヴィンスキーの《火の鳥》組曲も流麗にして歯切れよい好演。
 指揮者ではなく、演奏家になりたかったというプレートル。まるでピアノやフルートを演奏しているかのように、表情たっぷりに旋律を歌わせるなど、自在にオーケストラをコントロールしている。彼の夢は、この晩年のシュトゥットガルト放送響との共演で叶えられたのかもしれない。
   --- 鈴木淳史

 ジョルジュ・プレートル(1924-2017)の生誕100年にあたる2024年8月14日を前に、SWR(南西ドイツ放送)のアーカイヴから貴重なライヴ録音集が登場。
 フランス生まれのプレートルはトランペットを学んだ後、デュリュフレに和声を、クリュイタンスらに指揮を学びました。歌劇場でのキャリアが豊かで、パリ・オペラ座、スカラ座、コヴェント・ガーデン、メト、ウィーン国立歌劇場などで活躍し、マリア・カラスがキャリアの後期において頼りにした指揮者の一人としても知られました。プーランクと親交があり、彼の作品の録音は高い評価を得ました。
 日本でのプレートルの人気がブレイクしたのは2008年。元旦にウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに初登場し、年末にはウィーン交響楽団とのマーラーの第5番が2008年度のレコード・アカデミー賞交響曲部門を受賞して、ドイツ・オーストリア音楽における巨匠として大きく注目されました。更に2010年にはニューイヤー・コンサートに再登場(最年長記録)、秋にはウィーン・フィルとの日本公演を指揮して非常に強い印象を残したのでした。
 シュトゥットガルト放送交響楽団での任期は1996年から98年と長くはありませんが、その前後を含めて楽団創設50周年記念コンサートやツアーを指揮し、楽団員からも慕われて退任後は名誉指揮者の称号を贈られ、定期的に客演を続けました。オーケストラ曲の王道というべきレパートリーを揃えたこのセットは彼のファンにとって大きな宝物となることでしょう。ブックレットにはドイツ・レコード批評家賞の審査員を務めるクリストフ・ヴラーツ氏によるエピソードをまじえた解説が掲載されています(英語とドイツ語)。
 レーベルからの情報によれば、CD1、CD4、CD7は初CD化とのこと。





<メジャー・レーベル>
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SONY



19802812502
\3100→\2890
※DVD、Blu-ray同時発売

アンドリス・ネルソンス(指揮)&ウィーン・フィル
 シェーンブルン夏の夜のコンサート 2024


 1. ワーグナー:『ワルキューレ』~ワルキューレの騎行(第3幕) 
 2.ワーグナー:『タンホイザー』~
    エリーザベトのアリア『貴き殿堂よ』(第2幕)
 3.スメタナ:連作交響詩『わが祖国』~第2曲『モルダウ』
 4. スメタナ:『2人のやもめ』~ポルカ(第2幕フィナーレ)
 5.スメタナ:『売られた花嫁』~道化のダンス(第3幕)
 6. ヴェルディ:『運命の力』序曲
 7.ヴェルディ:『運命の力』~
   レオノーラのアリア『神よ、平安を与えたまえ』(第4幕)
 8. オルメス:交響的頌歌(カンタータ)『祖国のための闘い』~
    間奏曲『夜と愛』
 9. ハチャトゥリアン:バレエ音楽『ガイーヌ』~剣の舞
 10. ショスタコーヴィチ:さまざまな管弦楽のための組曲第1番~
    ワルツ第2番(アトヴミャーン編)

 アンコール:
  11. カールマン:オペレッタ『チャールダーシュの女王』~
    シルヴァのアリア『ハイヤー、ハイヤー、山こそ我が故郷』(第1幕)
  12. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『ウィーン気質』 Op.354

  ウィーン・フィルによる初録音(04,08,10)
リーゼ・ダヴィドセン(ソプラノ:02,07,11)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
 録音:2024年6月7日、ウィーン、シェーンブルン宮殿前特設ステージ

 ニューイヤー・コンサートと並ぶウィーン・フィルの名物行事で、ユネスコの世界遺産にも指定されているシェーンブルン宮殿を舞台に行われるオープンエアの演奏会「ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート」。
 今年は、ボストン響とゲヴァントハウス管音楽監督の任にあり、ウィーン・フィルとも関係を深め、秋の来日でも指揮を執るアンドリス・ネルソンスが2度目の登場。

 今年のテーマは「スメタナ生誕200年」「ロマン派の名作」。
 スメタナの名作、ワーグナーとヴェルディのオペラに加え、ワーグナーの影響を受けたという後期ロマン派の女性作曲家オーギュスタ・オルメス[1847-1903]の間奏曲『夜と愛』が大注目。締めくくりは20世紀ロシア作曲家によるダンス曲。アリアでソロを担ったのはノルウェー出身のディーヴァ、リーゼ・ダヴィドセン。
 野外コンサートながら全力投球のウィーン・フィルが初夏の夜を華やかに彩った熱演が刻まれています。


 アンドリス・ネルソンスは1978年ラトビア・リガ生まれの指揮者。ピアノ、トランペット、声楽を学び、指揮をヤンソンスらに師事。現在ボストン響音楽監督、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管楽長。オペラ指揮者としての手腕も評価されています。リーゼ・ダヴィドセンは1987年生まれのノルウェーのソプラノ。2013年デビュー、2015年のソニヤ王妃国際音楽コンクールで優勝しています






<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL 00850
(HQ HYBRID)
\3850
久石譲(指揮)&フューチャー・オーケストラ・クラシックス
シューベルト:
 交響曲第7番「未完成」第8番「ザ・グレイト」

  シューベルト:
   交響曲第7番ロ短調D759「未完成」
   交響曲第8番ハ長調D944「ザ・グレイト」
   劇音楽「キプロスの女王ロザムンデ」D797 より
    間奏曲第3番
久石譲(指揮)
フューチャー・オーケストラ・
 クラシックス

 2023年7月5日東京オペラシティコンサートホール、7月6日長野市芸術館メインホールにてライヴ収録

 リズムとカンタービレの共存。切れ味鋭い、爽快なシューベルト!

 久石譲とFOCによるベートーヴェンとブラームスの交響曲全集 は、リズムが際立つタイトで生き生きとした音楽がインパクト と反響を呼びました。
 当盤では切れ味の鋭いリズム、明瞭なハーモニーは推進力にあ ふれ、シューベルトの美しい旋律が流麗に歌い上げられます。
 日本の若手トッププレーヤーが集結したFOCによる、未来へ向 かう音楽を、どうぞお楽しみください。
 
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OVCL 00848
(HQ HYBRID)
\3850
ジョナサン・ノット&東京交響楽団
 ブルックナー・シリーズ!交響曲第1番

  ブルックナー:交響曲第1番ハ短調
   (1877年リンツ稿、ノーヴァク版)
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団

 2023年10月21日東京オペラシティコンサートホールにてライヴ収録

 ジョナサン・ノット&東京交響楽団ブルックナー・シリーズ!交響曲の大家が「第1番」と記した意欲作

 さらなる深化をみせる音楽監督ジョナサン・ノットと東京交響 楽団、両者が魅せる幾度もの奇跡的名演、それは聴く者を圧倒 し続けています。
 2014年音楽監督就任当初から果敢に取り組 み築き上げてきたブルックナー、今回新たに待望の交響曲第1 番がラインナップに加わります。
 「若い頃、第7番に魅了され、 続いて3番、さらに2番、そして1番、経験するとそれ以前に私 が認識していたブルックナー像と違う姿が見えてきた」と語る ジョナサン・ノット。
 徹底した洞察力と創造力、互いを熟知し ている名コンビだからこそ探求し見えてきたブルックナーの新 たなヴィジョン。ライヴならではの白熱の名演奏をどうぞお楽 しみください。
 
 


OVCL 00853
(HQ HYBRID)
\3850
太田弦、九響首席指揮者、就任記念コンサート
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番、祝典序曲

 ショスタコーヴィチ:
  祝典序曲イ長調作品96
  交響曲第5番ニ短調作品47
太田弦(指揮)
九州交響楽団

 2024年4月11-12日アクロス福岡シンフォニーホールにてライヴ収録

 太田弦、九響首席指揮者、就任記念コンサート・ライヴ!

 2024年4月にアクロス福岡シンフォニーホールにて 行われた、太田弦の首席指揮者就任を記念した九州 交響楽団の定期演奏会。
 タクトが、九響の豊かなアンサンブルと音楽性を引 き出し、祝典序曲の華やかなファンファーレから重 厚な交響曲5番まで会場は湧きあがるような興奮に 包まれました。
 新たな幕開けが伝える熱気と歓呼のボルテージをぜ ひお聴きください。
 
 


OVCL 00849
(HQ HYBRID)
\3850
飯森範親(指揮)&日本センチュリー交響楽団
<ハイドン交響曲集Vol.24>
 第82番「熊」、第86番、第87番

  ハイドン:
   交響曲第82番ハ長調Hob.Ⅰ:82「熊」
   交響曲第86番ニ長調Hob.Ⅰ:86
   交響曲第87番イ長調Hob.Ⅰ:87
飯森範親(指揮)
日本センチュリー交響楽団

 2022年3月31日大阪・ザ・シンフォニーホールにてライヴ収録

 日本センチュリー交響楽団と首席指揮者飯森範親との一大プロジェクト!。精緻に奏でられた気品あるハイドン交響曲集Vol.24

 日本センチュリー交響楽団が首席指揮者の飯森範親と共にスター トした「ハイドンマラソン」は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン のすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。
 当盤は 第26回コンサートのライヴ収録です。
 
 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュ リー響は、精緻な構築と、細部までこだわりぬいた感性で、気品 あふれるハイドンを奏でています。
 柔和で晴々とした優美な演奏 は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。
 



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299MUSIC



NIKU 9062-63
(2CD)
\3300
フランソワ・クープラン(1688-1733)
 クラヴサン曲全集5/中野振一郎
中野振一郎(チェンバロ)
Disc1(1)(21)(22):築山茉以(チェンバロ2)
  クラヴサン曲集:第9・10・15・24・26オルドル
   DISC-1
    クラヴサン曲集第2巻 第9オルドル イ調(1717)
     (1)2台のクラヴサンのためのアルマンド [04'35"]/(2)清涼(さりげなく) [04'26"]/
     (3)魅力(拍子通りに、遅くなく) [05'14"]/(4)サンスの公女(優雅に) [02'12"]/
     (5)オリンピア(傲然と、活気をもって) [02'22"]/(6)謙虚(優雅に) [02'40"]/
     (7)魅惑(優雅に、遅くなく) [02'59"]/
     (8)ひるがえるリボン(優雅に、軽やかに、つなげて) [02'03"]・
     (9)略式喪服、あるいは3人の寡婦(優美に) [01'41"]/(10)メヌエット [00'57"]
    クラヴサン曲集第2巻 第10オルドル ニ調(1717)
     (11)凱旋:戦いの響き、戦闘(生き生きと、8文音符を均等に)―
      勝利者の歓喜―ファンファーレ(極めて陽気に) [08'26"]/
     (12)メザンジェール(リュート風に、拍節感をもって) [05'09"]/
     (13)ガブリエル(軽やかに、つなげて) [01'28"]/
     (14)ノワンテル(陽気に) [02'40"]/(15)颯爽(活気をもって、気高く) [03'30"]/
     (16)アマゾネス(生き生きと、誇り高く) [01'44"]/(17)バガテル [01'44"]
    クラヴサン曲集第3巻 第15オルドル イ調 (1722)
     (18)摂政、あるいはミネルヴァ(気高く、遅くなく) [04'35"]/
     (19)ねんね、あるいはゆりかごの愛し子(子守唄の調子で) [03'20"]/
     (20)軽はずみ(極めて軽やかに) [01'36"]/(21)ショワジのミュゼット(優雅に) [03'15"]/
     (22)タヴェルニのミュゼット(軽やかに) [02'01"]/
     (23)温和と辛辣(優しい軽やかさで) [02'59"]/
     (24)花咲く果樹園(優美にーコルヌミューズ風に) [02'58"]/
     (25)シャブイユ公女、あるいはモナコのミューズ(節度のある軽やかさで) [01'58"]
   DISC-2
    クラヴサン曲集第4巻 第24オルドル イ調 (1730)
     (1)大殿様たち、荘重なサラバンド(気高く) [03'41"]/
     (2)若殿様たち、元は伊達男(軽やかに) [03'45"]
     (3)人殺しの矢(陽気に、つなげて) [02'27"]/
     (4)花飾り(いとおしげに、倦怠感なく) [06'53"]/(5)がらくた(陽気に) [04'08"]/
     (6)すてきなバビシュ、または戯れの恋(官能的に、倦怠感なく) [05'51"]
     (7)美しいジャヴォット、かつての王女(優雅に) [01'22"]/
     (8)両生類、パッサカーユのテンポで
      (気高くᬢ陽気にᬢ節度をもってᬢ生き生きとᬢ情愛をこめてᬢ
       はっきりとᬢよりはっきりとᬢ気高く) [04'57"]
    クラヴサン曲集第4巻 第26オルドル 嬰ヘ調 (1730)
     (9)病み上がり [05'53"]/(10)ガヴォット [02'09"]/(11)ソフィ [04'10"]/
     (12)刺々しさ [04'58"]/(13)パントマイム(陽気に、はっきりと) [03'29"]

 中野振一郎のクープラン待望の第5弾!フランソワ・クープラン:クラヴサン曲全集5/中野振一郎

 録音:2022年9月21-22日、2023年5月22-24日 岐阜・サラマンカホール
 Total playing time .... Disc1 [77'00"] / Disc2 [53'56"]

 ※クラヴサン曲集:第9・10・15・24・26オルドル
 ※ロココの戯れ、フランス的甘さ、そして謎めいたムードなど、ユニークかつ多様な作品群の情緒あふれる世界を、その流麗で円熟味を増した表現と時折垣間見える遊び心で深みと新鮮さを与え展開する。
 長年にわたりチェンバロ界をリードし続ける中野振一郎が映し出す、フランソワ・クープランの成し遂げた偉業の真価。

 中野振一郎(チェンバロ) Shin'ichiro Nakano, clavecin
 1964年京都生まれ。
 1986年桐朋学園大学音楽学部演奏学科(古楽器専攻)卒業。
 1990年4夜連続独奏会『ヨーロッパ・チェンバロ音楽の旅』により「大阪文化祭金賞」受賞。
 1991年フランス『ヴェルサイユ古楽フェスティバル』のクープラン・サイクルに出演。欧米を代表する名手と肩を並べ「世界の9人のチェンバリスト」の一人に選ばれる。
 1992年『バークレー古楽フェスティバル』へ最年少の独奏家として招かれる。その後も、イギリス(ウィグモア・ホール、BBCジャパン・シーズン)、ドイツ(ライプツィヒ・バッハ・フェスティバル)、チェコ等、欧州での招聘演奏旅行を続ける。「例外のチェンバリスト!」「耳の御馳走」等、各地で好評を博す。
 また、国内で長年続けていたバッハの〈ゴルトベルク変奏曲〉の演奏には今でも定評がある。
 「各変奏が持つ世界を可能な限り忠実に描出しようとする真摯な姿勢には心を打たれる」「先人たちの遺産を鑑み、大地をしっかり踏まえた中野の解釈の方が説得力が大きい」「この基本的な解釈にさらなる年輪が刻まれるのを見守っていきたい」と絶賛される。
 2000年CD《ゴルトベルク変奏曲》で「第38回レコード・アカデミー賞」受賞。2003年「第22回京都府文化賞」、2004年「文化庁芸術祭・大賞」、2009年《女王の祭壇 ~パーセル作品集》で第47回レコード・アカデミー賞受賞。
 2010年日本語による初のチェンバロ教則本『チェンバロをひこう~憧れの楽器をはじめるための名曲集』(音楽之友社)を出版。
 そして2020年7月からは、《フランソワ・クープラン全集》のCD収録(長期企画)を、岐阜県のサラマンカホールにて開始。
 幅広いレパートリーと楽しいトークによるレクチャー・リサイタルも日本各地で高い人気を呼んでいる。現在、京都市立芸術大学、名古屋音楽大学、大阪音楽大学等で後進の指導にも励んでいる。

 使用楽器:アトリエ フォン・ナーゲル社1988年製 フレンチ2段チェンバロ(ブランシェ 1730)

 
 

<映像>

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SONY(映像)



19802812529
(Blu-ray)
\5300→\4990
※CD同時発売
アンドリス・ネルソンス(指揮)&ウィーン・フィル
シェーンブルン夏の夜のコンサート 2024

 1. ワーグナー:『ワルキューレ』~ワルキューレの騎行(第3幕)
 2.ワーグナー:『タンホイザー』~エリーザベトのアリア『貴き殿堂よ』(第2幕)
 3.スメタナ:連作交響詩『わが祖国』~第2曲『モルダウ』
 4. スメタナ:『2人のやもめ』~ポルカ(第2幕フィナーレ)
 5.スメタナ:『売られた花嫁』~道化のダンス(第3幕)
 6. ヴェルディ:『運命の力』序曲
 7.ヴェルディ:『運命の力』~レオノーラのアリア『神よ、平安を与えたまえ』(第4幕)
 8. オルメス:交響的頌歌(カンタータ)『祖国のための闘い』~間奏曲『夜と愛』
 9. ハチャトゥリアン:バレエ音楽『ガイーヌ』~剣の舞
 10. ショスタコーヴィチ:さまざまな管弦楽のための組曲第1番~ワルツ第2番(アトヴミャーン編)

アンコール:
 11. カールマン:オペレッタ『チャールダーシュの女王』~
   シルヴァのアリア『ハイヤー、ハイヤー、山こそ我が故郷』(第1幕)
 12. ヨハン・シュトラウス2世: ワルツ『ウィーン気質』 Op.354

 ウィーン・フィルによる初収録(04,08,10)
リーゼ・ダヴィドセン(ソプラノ:02,07,11)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
19802812519
(DVD)
\4800→\4490
※CD同時発売
 収録:2024年6月7日、ウィーン、シェーンブルン宮殿前特設ステージ(ライヴ)


<LP>


ALTUS(LP)

ALTLP 170/1
(2LP)
\11200
若杉弘(指揮)&NHK交響楽団
モーツァルト:交響曲第35・38・41番

 [LP1-A] 25:22
  交響曲第38番 ニ長調《プラハ》K.504 第1・2楽章
 [LP1-B] 25:24
  交響曲第38番 ニ長調《プラハ》K.504 第3楽章
  交響曲第35番 ニ長調《ハフナー》K.385 第1~4楽章
 [LP2-A] 21:05
  交響曲第41番 ハ長調《ジュピター》K.551 第1・2楽章
 [LP2-B] 11:32
  交響曲第41番 ハ長調《ジュピター》K.551 第3・4楽章
若杉弘(指揮)
NHK交響楽団

 若杉N 響の名演・初LP 化!どこまでも澄みきって一切の無駄をもたない清新のモーツァルト演奏

 ※定期演奏会では35番・38番・41番の順に演奏されましたが、LPの収録時間の関係で曲順を入れ替えています。
 ライヴ録音:1995年5月18日/NHKホール(第1263回定期演奏会)/初LP 化、完全限定生産、180g 重量盤、国内製作、日本語帯・解説付

 モーツァルト・プログラムによる一夜の公演を初LP 化。若杉ならではの品格あふれる清流の如き調べでモーツァルトの天才的音楽がじつに好ましく滋味豊かに 奏でられ、立体的な部分のあざやかな音響コントロールにも耳を奪われます。
 必要なものはすべてモーツァルトのスコアにあると言わんばかり、どこまでも澄みきっ て一切の無駄をもたない名演奏。
 まちがいなくモーツァルト演奏史に残るべき永遠性をもつ結晶のような逸品です。
 NHK 正規音源を基にLP 用の新マスタリング を施し、レコードとして納得のいく音にしあげました。
 




HYPERION(LP)

 「イギリスのもっとも輝かしいレーベル(Britain's brightest record label)」 ハイペリオン(Hyperion)から、アナログ・レコード(LP盤)の新シリーズ「Vinyl Edition」がスタート!
 Hyperionが長年信頼を寄せてきたフランスのプレス工場MPOにて生産され、ドイツの老舗カッティング&マスタリング・スタジオ、SST/Schallplatten Schneid Technik Brüggemann GmbHの名エンジニア、クリーガー兄弟によって全世界1,000枚限定でカッティングされたアナログ盤(140g black vinyl)。まずはHyperionを代表するアーティストたち(アムラン、ヒューイット、イブラギモヴァ、ハフら)の名盤がLPヴァージョンでリリースされます。

LPA67425
(1LP)
初回限定生産
\4500
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番&第2番
 SIDE A ~
  ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35(1933)
   (ピアノ、トランペットと弦楽オーケストラのための協奏曲)*
 SIDE B ~
  ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番ヘ長調 Op.102(1957)
マルク・アンドレ・アムラン(ピアノ)
マーク・オキーフ(トランペット)*
アンドルー・リットン(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団

 Hyperion「Vinyl Edition」 1,000枚限定生産!アムランのショスタコがLP盤で登場!

 ☆Hyperion新シリーズ「Vinyl Edition」始動!
 ☆マルク=アンドレ・アムランの名盤の1つ「ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲集」がアナログ・レコード(LP)で登場!
 ☆日本語解説付き輸入盤仕様!

 マルク=アンドレ・アムランのVinyl Edition第1弾に選ばれたのは、アムランの冴えわたる技巧がこれでもかと発揮されたショスタコーヴィチのピアノ協奏曲集。
 ピアニストとしてもピアノ協奏曲第2番を録音したことがあるというスペシャリスト、アンドルー・リットンが指揮を務めるという最強の布陣で、同曲を代表する決定盤として2003年の発売当初からロング・セラーが続き、2021年にはBBCラジオ3の「Building a Library」に選ばれている名録音です。

 ※録音:2003年3月31日-4月1日、ケアード・ホール(イギリス)
 
 ※プレス:MPO(フランス)/※カッティング・エンジニア:ダニエル・クリーガー
 
 ※1,000枚完全限定生産となります。初回生産分完売後の再生産予定は現時点ではありません。全世界先着順のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。お早めにご注文ください。(代理店)
 
 

LPA67795
(1LP)
\4500

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲集
 SIDE A ~ ヴァイオリン協奏曲 ホ短調Op.64
 SIDE B ~ ヴァイオリン協奏曲 ニ短調

アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団

 Hyperion「Vinyl Edition」 1,000枚限定生産!イブラギモヴァのメンデルスゾーン!

 ☆Hyperion新シリーズ「Vinyl Edition」始動!
 ☆"ピリオド・アプローチ"によるイブラギモヴァのメンデルスゾーン《ヴァイオリン協奏曲集》!
 ☆日本語解説付き輸入盤仕様!

 イブラギモヴァのメンデルスゾーン《ヴァイオリン協奏曲集》は、"モダン・アプローチ"と"ピリオド・アプローチ"の両方に精通するイブラギモヴァが、"ピリオド・アプローチ"でメンデルスゾーンを演奏したことで注目を集めました。
 また共演したウラディミール・ユロフスキとエイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団と共に437Hzのピッチが織り成すドイツ・ロマン派の傑作中の傑作《ホ短調Op.64》と、メンデルスゾーン若き日の秀作《ニ短調(1822)》の繊細で透明感のある表現が評価された名演です。

 ※録音:2011年9月2日-4日、ヘンリー・ウッド・ホール(イギリス、ロンドン)
 ※プレス:MPO(フランス)/※カッティング・エンジニア:ダニエル・クリーガー
 
 ※1,000枚完全限定生産となります。初回生産分完売後の再生産予定は現時点ではありません。全世界先着順のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。お早めにご注文ください。(代理店)
 

LPA67849
(1LP)
初回限定生産
\4500
ショパン:ワルツ全集    スティーヴン・ハフ(ピアノ) 
 SIDE A ~ ショパン:
  ワルツ第1番変ホ長調 Op.18 《華麗なる大円舞曲》/
  ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1 《華麗なる円舞曲》/ワルツ第3番イ短調 Op.34-2 《華麗なる円舞曲》/
  ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3 《華麗なる円舞曲》/ワルツ第5番変イ長調 Op.42 《大円舞曲》/
  ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1 《小犬》/ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2
 SIDE B ~ショパン:
  ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3/ワルツ第13番変ニ長調 Op.70-3/ワルツ第10番ロ短調 Op.69-2/
  ワルツ第15番ホ長調 KK.IVa-12/ワルツ第16番変イ長調 KK.IVa-13/ワルツ第14番ホ短調 KK.IVa-15/
  ワルツ第11番変ト長調 Op.70-1/ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1 《別れ》/ワルツ第12番ヘ短調 Op.70-2/
  ワルツ第19番イ短調 KK.IVb-11/ソステヌート変ホ長調 KK.IVb-10 《ワルツ》(ワルツ第17番)/
  ワルツ第18番変ホ長調 KK.IVa-14/憂鬱なワルツ嬰ヘ短調 KK.Ib-7

 Hyperion「Vinyl Edition」 1,000枚限定生産!ハフのショパン・ワルツ集がLP盤で登場!

 ☆Hyperion新シリーズ「Vinyl Edition」始動!
 ☆英国ピアノ界の盟主、スティーヴン・ハフの名盤の1つ「ショパン:ワルツ全集」がアナログ・レコード(LP)で登場!
 ☆日本語解説付き輸入盤仕様!

 英国ピアノ界の盟主、スティーヴン・ハフのVinyl Edition第1弾は、2011年にリリースされ、英グラモフォン賞にノミネートされた「ショパンのワルツ全集」。
 ハフは、ショパンの音楽に独特の親和性を持っており、ショパンの音楽は常に彼のレパートリーの中心となっています。
 本盤では、ハフの優雅なピアニズム、完璧な技巧、計り知れない音楽的才能を源泉として湧き上がる魅惑的な「ワルツ集」をお楽しみいただけます。

 ※録音:2010年10月17日-20日、ワイアストン・エステイト・コンサート・ホール(モンマス)
 ※プレス:MPO(フランス)/※カッティング・エンジニア:テオ・クリーガー
 
 ※1,000枚完全限定生産となります。初回生産分完売後の再生産予定は現時点ではありません。全世界先着順のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。お早めにご注文ください。(代理店)
 
 

LPA68146
(2LP)
特別価格/
初回限定生産
\6000
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(2015年録音)
 SIDE A ~
  J.S.バッハ:
   ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 ~ アリア、第1変奏-第12変奏
 SIDE B ~
  J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 ~ 第13変奏-第21変奏
 SIDE C ~
  J.S.バッハ:
   ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 ~ 第22変奏-第30変奏、アリア・ダ・カーポ
 SIDE D(BONUS MATERIAL) ~
  ラモー:「新クラヴサン組曲集」(c.1729-30) より 組曲イ短調*
アンジェラ・ヒューイット
 (ピアノ/ファツィオリ)

 Hyperion「Vinyl Edition」 1,000枚限定生産!ヒューイットのゴルトベルク変奏曲LP盤!

 ☆Hyperion新シリーズ「Vinyl Edition」始動!
 ☆2015年にファツィオリで再録音したヒューイット2度目の「ゴルトベルク変奏曲」がアナログ・レコード(LP)で登場!
 ☆日本語解説付き輸入盤仕様!

 CD15枚組にも及んだJ.S.バッハのピアノ作品集(CDS44421)という金字塔をはじめ、Hyperionに伝説的なバッハの名録音を数多く残し「当代最高のバッハ弾き」として君臨するアンジェラ・ヒューイットのVinyl Edition第1弾に選ばれたのは、ヒューイットにとって2度目の録音となった「ゴルトベルク変奏曲」。
 1999年の録音から16年、ファツィオリのピアノで満を持して再録音した、繊細で感動的な美の極致をアナログ盤でもお楽しみください。
 ボーナス・マテリアルとして、SIDE Dにはラモーの「組曲イ短調」(原盤:CDA67597)も収録。

 ※録音:2015年12月14日-17日、キリスト教会(オーバシェーネヴァイデ、ベルリン)&2006年6月1日-4日(ドッビアーコ、イタリア)*
 
 ※プレス:MPO(フランス)/※カッティング・エンジニア:ダニエル・クリーガー
 
 ※1,000枚完全限定生産となります。初回生産分完売後の再生産予定は現時点ではありません。全世界先着順のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。お早めにご注文ください。(代理店)
 

LPA66039
(1LP)
初回限定生産
\4500
神の息のかかった翼 ~
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:セクエンツィアとヒムヌス集

  SIDE A ~
   鳩はじっと見つめていた
   めでたし、高潔な御方
   おお火のような精霊よ
   おおイェルサレムよ
  SIDE B ~
   おお聖体よ
   めでたし、おお葉の茂りし若枝よ
   おお忠実なる街の舞の長
   おお聖堂よ
エマ・カークビー(ソプラノ)
クリストファー・ペイジ(ディレクター)
ゴシック・ヴォイセズ、
 エミリー・ファン・エーヴラ(ソプラノ)
ポピー・ホールデン(ソプラノ)
ジュディス・スティル(ソプラノ)
マーガレット・フィルボット(コントラルト)
アンドルー・パロット(テナー)
ホワード・ミルナー(テナー)
ドーリーン・マスケット(シンフォニア)
ロバート・ホワイト(リード・ドローン)

 Hyperion「Vinyl Edition」 1,000枚限定生産!ビンゲン初期の超名盤がLPで復活!

 ☆Hyperion新シリーズ「Vinyl Edition」始動!
 ☆グラモフォン賞を受賞し、ビンゲン復興のきっかけとなった名録音のアナログ・レコード(LP)が復活!
 ☆日本語解説付き輸入盤仕様!

 ゴシック・ヴォイセズのディレクターをつとめるクリストファー・ペイジが、自らビースバーデンのヘッセン州立図書館の写本に基づき楽譜を校訂し用いたヒルデガルト・フォン・ビンゲンのセクエンツァイア&ヒムヌス集。
 グラモフォン賞受賞により世界的な注目を集め、この後現在に至るまで、多くの古楽グループがこの「世界最古の女流作曲家」を競うように取り上げたましが、その呼び水となったのがこの演奏でした。
 エマ・カークビーやアンドルー・パロットら古楽専門家が歌い、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン復興のきっかけとなった名演を高品質LPでご堪能ください。

 ※録音:1981年9月14日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
 ※プレス:MPO(フランス)/※カッティング・エンジニア:テオ・クリーガー
 
 ※1,000枚完全限定生産となります。初回生産分完売後の再生産予定は現時点ではありません。全世界先着順のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。お早めにご注文ください。(代理店)
 


















7/4(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

PENTATONE


PTC 5187349
(2CD)
\3900
ユロフスキが『白鳥の湖』全曲、
 1877年初演時の原典譜で再発売!

  チャイコフスキー:バレエ音楽『白鳥の湖』Op.20
   (1877年原典版)
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ロシア国立アカデミー管弦楽団"エフゲニー・スヴェトラーノフ"

 CDフォーマットで再発売!
 ユロフスキが『白鳥の湖』全曲を1877年初演時の原典譜で録音!!

 セッション録音:2017年2月、2018年2月/フィルハーモニア2、ラフマニノフ・ホール(モスクワ)/DDD、CD1: 71'54、CD2: 79'52

 世界的指揮者ウラディーミル・ユロフスキがロシア国立アカデミー管弦楽団を振ったバレエ音楽『白鳥の湖』がCDフォーマットで再発売いたします。

 ユロフスキはベルリン放送交響楽団およびロシア国立アカデミー管弦楽団との録音を積極的にリリースし好評を博しております。
 当ディスクはロシア国立アカデミー管弦楽団との共演で、チャイコフスキーのバレエ音楽『白鳥の湖』全曲、しかも1877年世界初演時の原典譜を用いての録音です!

 祖父が作曲家、父親が指揮者という音楽一家に1972年モスクワで生まれたユロフスキは、1990年18歳のときに家族とともにドイツに移住。
 ドレスデンおよ びベルリンで研鑽をつみ、1995年ウェクスフォード音楽祭におけるリムスキー=コルサコフの「5月の夜」の演奏で世界的に注目されました。
 翌年にはレコーディ ングを開始しロンドン・フィルをはじめ、ロシア・ナショナル管弦楽団とロシアの作品を数多く録音をのこしております。

 チャイコフスキーの作品中、最も親しまれているバレエ音楽『白鳥の湖』。
 1877年ボリショイ劇場での初演が不評に終わり、チャイコスフキーの死後、1895年 にプティパとイワノフによって再構成され蘇演され日の目を見ましたが、ユロフスキはあえて初演時の原典譜にこだわりました。
 チャイコフスキーの音楽がもつ旋律 の美しさ、哀愁を帯びたリリシズム、甘く感傷に満ちた情緒など、チャイコフスキーが思い描いた真の世界をユロフスキが柔軟な感性で描き出します!
 この上なく洗 練された美しさと幻想的で豪華絢爛たる物語をお楽しみください。

 ※日本語帯は付きません。
 
 ※CD再発売にともない、SACDハイブリッド盤(KKC-6005 / PTC-5186640)は廃盤となります。
 



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REFERENCE RECORDINGS



FR 757SACD
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
マンフレート・ホーネックによるブルックナー第7番!
 カップリングにはベイツのレスルレクシト

  ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(1883年ノヴァーク版)
  メイソン・ベイツ(1977-):レスルレクシト(2018)
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮)

 マンフレート・ホーネックによるブルックナー第7番!カップリングにはホーネックの60歳記念のベイツの作品を収録!

 録音:2022年3月25-27日、ハインツホール、ピッツバーグ(ライヴ)/SACD 5.0 & Stereo、CD Stereo,HDCD、77'45

 長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCE RECORDINGS。
 そしてREFERENCE RECORDINGSはもちろん、PENTATONE,BIS,な ど録音に定評のある数々のレーベルの録音を40年以上に渡って担当しているsound mirror社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ。
 
 シリーズ第15弾は、 ブルックナー生誕200年のタイミングでブルックナーの交響曲第7番、そしてマンフレート・ホーネックの60歳の誕生日を記念してピッツバー グ交響楽団が委嘱した現代アメリカの作曲家メイソン・ベイツによる「レスルレクシト」が収録されています。

 ブルックナーが交響曲第7番の第1楽章を作曲し始めたのは、交響曲第6番の完成後すぐ、1881年9月、夏を過ごしたザンクト・フローリアンでのことでした。
 1883年の9月5日にフィナーレのスコアが完成。初演は1884年12月30日、ライプツィヒでアルトゥール・ニキシュ指揮によって、そして1885年3月10日 にミュンヘンでヘルマン・レーヴィ指揮によって初演され、大成功を収めました。
 本作は第7番を作曲中に起こった様々な出来事、1881年12月8日に起こった、 ウィーンのリング劇場での火災や、ブルックナーが臨席した≪パルジファル≫の世界初演(1882年7月30日)、ワーグナーの死(1883年2月13日)などが大 きく影響しているとされています。
 またこの作品は、リヒャルト・ワーグナーの寛大な後援者であるバイエルン王ルートヴィヒ2世に捧げられています。
 「初版」はブ ルックナーの生前、初演の翌年の1885年に出版。国際ブルックナー協会による原典版は、ハース版(第1次全集版)は1944年に、ノヴァーク版(第2次全集版) は1954年に出版されています。
 この曲は、第1番~第4番や第8番のように、ブルックナー自身による大改訂は行われていませんが、この作品が誕生するまで には、ブルックナーとその弟子や同僚でもあったフランツ・シャルクとヨゼフ・シャルク、フェルディナント・レーヴェらの助言や彼らとの議論に基づき、数多くの変 形や変更が行われました。
 そのうちのいくつかは自筆譜に見られ、また初版に初めて現れるものもあります。そのため、残された自筆稿・資料の解釈の相違から、 初版・ハース版・ノヴァーク版の間で、相違を見せる箇所がいくつかあります。
 ホーネックは、ウィーン・フィルのメンバーだった頃からブルックナーの作品とは関りを持っており、ホーネックの深い洞察力と音楽的解釈は、聴くものにブルックナーという人物に対する深い理解を与えてくれます。

 
 




DELPHIAN



DCD34262
\2700
名門マートン・カレッジ合唱団の少女聖歌隊
静寂の中で ~ マートンのクリスマス

 1. エドワード・エルガー:天使
 2. マイケル・ヘッド:ベツレヘムへと至る小さな道
 3. ミコラ・ドミトロヴィチ・レオントヴィチ
  (ピーター・J・ウィルハウスキー編曲):鐘のキャロル
 4. エロリン・ウォーレン:地上の平和
 5. レノックス・バークリー:私は乙女の歌を歌う
 6. ジョン・アイアランド:聖なる少年
 7. ジョン・ラッター:星のキャロル
 8. 伝承曲(マイケル・ニコラス編曲):聖なる幼子
 9. ガブリエル・ジャクソン:静かに! わが愛する子よ
 10. J・S・バッハ:かくも喜びに満てる日 BWV 605
 11. マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ:幼子に向かって歌え
 12. J・S・バッハ:天使の群れ、天より来たれり BWV 607
 13. 伝承曲(エドワード・ヒギンボトム編曲):ゆりかごのキャロル
 14. ベンジャミン・ブリテン:新年のキャロル
 15. ピエ・カンツィオーネス〔フィンランドの古い聖歌集〕
  (G・R・ウッドワード編曲):
   起きろ! 善良なるキリストの民よ
 16. サリー・ビーミッシュ:静寂の中で
 17. ジョン・ジュベール:たいまつ
 18. クリストファー・ダーンリー:神なる子の成長する四肢
 19. グスターヴ・ホルスト(ジョン・バータロット編曲):
  寒々とした冬のさなかに
 20. ミヒャエル・プレトリウス、メルヒオール・ヴルピウス:
  花が芽生えている
 21. ミヒャエル・プレトリウス
  (G・R・ウッドワード、デイヴィッド・ウィルコックス編曲):
   来たれ、地上の贖い主よ
 22. デイヴィッド・ベドノール:その歌は甘美だった
 23. ジョン・ラッター:ろうそくの明かりのキャロル
ベンジャミン・ニコラス(指揮、オルガン(tr.10, 12))
オックスフォード・マートン・カレッジ合唱団の少女聖歌隊と低声部
サイモン・ホーガン(オルガン)
カトリン・ミーク(ハープ/tr.4, 14)

 名門マートン・カレッジ合唱団の少女聖歌隊!時代を超えたクリスマスの名作選!

 ☆オックスフォード大学マートン・カレッジの名門合唱団が誇る少女聖歌隊のデビュー盤!
 ☆時代を超えたクリスマスの名作選!

 英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声合唱団の代表的存在の1つとなったマートン・カレッジ合唱団。
 Delphianからリリースした様々なアルバムは夥しい数の5つ星の批評を得るとともに、数多くのグラモフォン「エディターズ・チョイス」を獲得。
 ガブリエル・ジャクソンの 《われらが主イエス・キリストの受難》(DCD34222)で、BBCミュージック・マガジン賞の「合唱賞」を受賞し、イアン・ヴェナブルズの 《レクイエム》 とハウエルズの管弦楽伴奏付きモテットを収録したアンセム集(DCD34252)は、MusicWeb Internationalの年間最優秀レコーディングのひとつにノミネートされています。

 この名門合唱団が誇る24人のガール・コリスターズ(少女聖歌隊員)から成る聖歌隊は、2016年にベンジャミン・二コラスによって結成され、「パッションタイド・アット・マートン」音楽祭を含む、数多くのコンサートや演奏活動を行っています。
 ファーストアルバムとなる今作は、時代を超えて歌い継がれてきたクリスマスの音楽を取り上げており、その歌声で困難な世界に光と希望と喜びを与えています。
 また、クラシックFMの「今週のアルバム」に選ばれています。

 ※録音:2021年8月24日-26日、マートン・カレッジ礼拝堂(オックスフォード)

 
 




RUBICON


RCD1197
\2800
ヨアンナ・カツペレク(ピアノ)
変奏曲集

 ベートーヴェン:6つの変奏曲 Op.34
 ブラームス:変奏曲 Op.18b
 シャミナード:主題と変奏 Op.89
 ショパン:華麗なる変奏曲 Op.12
 デュティユー:ピアノ・ソナタより コラールと変奏 Op.1
 シューマン:
  ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲 WoO.31
 クララ・シューマン:
  ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.20
ヨアンナ・カツペレク(ピアノ)

 ポーランド出身の若き才女!魅力的な変奏曲プログラムでデビュー!

 ☆ポーランド出身の若き名手、ヨアンナ・カツペレク!
 ☆魅力的な変奏曲プログラムでデビュー!

 ポーランド出身の女流ピアニスト、ヨアンナ・カツペレクは、英国王立音楽カレッジでノーマ・フィッシャーに、ワルシャワのショパン音楽大学では、エヴァ・ポブウォツカのもとで研鑽を積み、これまでに母国ポーランドのほか、イギリス、アイルランド、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ノルウェー、ウクライナ、カナダ、日本などの主要なコンサートホールで演奏してきました。
 デビュー・アルバムとなる本作では、魅力的な変奏曲の数々を取り上げています。

 本アルバムに収められたいくつかの変奏曲には興味深いつながりがあります。
 ブラームスの初期の作品18bはクララ・シューマンに、クララの作品20は、後に夫となるロベルトに捧げられました。
 ロベルト・シューマンの初期の変奏曲WoO31は、ベートーヴェンの交響曲第7番からアレグレットを取り上げ、この有名な曲で特別な旅をします。
 ベートーヴェンの作品34は、「エロイカ」変奏曲 Op.35とともに、彼が作品番号を付けるほど特別だと考えた数多くの変奏曲の初期の作品で、作曲者の言葉を借りれば、「このような変奏曲を書くというのは、極めて新しい発明であり、このような変奏曲は、間違いなく、これまでになかったからである」。
 この挑戦的でヴィルトゥオーゾ的なアルバムは、新たな才能を印象付ける素晴らしいデビュー作となるでしょう。
 




SIGNUM

SIGCD792
(2CD)
特別価格 \4200
フィトキン:LOOSENING ~
 弦楽四重奏とソリストのための作品集

  グラハム・フィトキン:
   LOOSENING/SLOW/
   DISTIL/TOUCH/RECUR
サッコーニ弦楽四重奏団
グラハム・フィトキン(オルガン/SLOW)
ジョビー・バージェス(パーカッション/DISTIL)
クレア・ハモンド(ピアノ/TOUCH)
サイモン・ハラーム
 (ソプラノ・サクソフォン/LOOSENING)
ルース・ウォール(オルガン/SLOW、ハープ/RECUR)

 イギリスの現代作曲家グラハム・フィトキン!弦楽四重奏とソリストのため初録音集!

 ☆ポスト・ミニマル・ファン注目!
 ☆イギリスの注目の現代作曲家、グラハム・フィトキンによる弦楽四重奏とソリストのため初録音アルバム!

 イギリスのミニマル&ポスト・ミニマルの作曲家、グラハム・フィトキン(グレアム・フィットキン)。
 印象的なユニクロのテレビCMでも話題を呼んだ注目の現代作曲家による弦楽四重奏+ソリストのための作品集を、英国で最もダイナミックで多才な弦楽四重奏団、サッコーニ弦楽四重奏団が奏でます。

 フィトキンは、これまでにロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン室内管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを歴任。
 ハレ管弦楽団、BBCフィルハーモニック、東京交響楽団、RSNO、アテネ・カメラータ、BBC交響楽団、BBCコンサート管弦楽団から作品を委嘱されています。
 室内楽では、ヨーヨー・マ、サッコーニ四重奏団、キャサリン・ストットなどともコラボレーション。
 3回のBASCA作曲家賞、国際グランプリ・ダンス音楽賞2000、ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ作曲家賞2015を受賞しています。

 本アルバムでは、4つの初録音作品と新編曲の作品をカップリング。
 いずれも弦楽四重奏を核としながら、オルガン、パーカッション、ピアノ、サクソフォン、ハープのソリストが各作品に加わわることで、2つの視点、素材への2つの異なるアプローチを可能にしており、それぞれの主人公はもう一方の主人公の影響を受けながら新たな世界を生み出しています。

 ※録音:2023年7月5日-8日(イギリス)

 



旧譜
グラハム・フィトキン:弦楽四重奏曲集

 SIGCD 518
\2700
グラハム・フィトキン:弦楽四重奏曲集
 サーヴァント/インサイド/
 ア・スモール・クヮルテット/
 アナザー・スモール・クヮルテット/
 ストリング/ポーン
サッコーニ弦楽四重奏団
 ポスト・ミニマル・ファン注目 フィトキンの弦楽四重奏曲!

 イギリスのミニマル&ポスト・ミニマルの作曲家、グラハム・フィトキン(グレアム・フィットキン)。印象的なユニクロのテレビCMでも話題を呼んだ注目の現代作曲家による弦楽四重奏のための作品全集を、英国で最もダイナミックで多才な弦楽四重奏団、サッコーニ弦楽四重奏団が奏でます。
 ポスト・ミニマル、コンテンポラリー・アンサンブル愛好家は要注目!

 ※録音:2016年7月26日?28日&12月5日、オール・セインツ教会(イースト・フィチリー)

 
 

SIGCD777
\2700
マニフィカト4
 アンナ・センプル(b.1997):ヌンク・ディミティス*
 ジュディス・ウィアー(b.1954):
  マニフィカト&ヌンク・ディミティス(St John's Service)
 ジョナサン・ダヴ(b.1959):
  マニフィカト&ヌンク・ディミティス(St John's Service)
 ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):
  テ・デウム(Collegium Regale)
 ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ(b.1971):
  マニフィカト&ヌンク・ディミティス
   (King's College Service)
 エイドリアン・クラフト(1921-1987):
  マニフィカト&ヌンク・ディミティス(Collegium Regale)
 ハーバート・ハウエルズ:
  マニフィカト&ヌンク・ディミティス ホ長調
   (テナーとバスのための)
 チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852-1924):
  マニフィカト&ヌンク・ディミティス ト長調
 ハーバート・マリル(1909-1952):
  マニフィカト&ヌンク・ディミティス ホ長調
 ピアース・コナー・ケネディ(b.1997):
  マニフィカト&ヌンク・ディミティス(Worcester Service)
アンドルー・ネスシンガ(指揮)
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団
ジョージ・ハーバート(オルガン)
アレグザンダー・センプル(ヴァイオリン)*

 ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団、マニフィカト最終巻!

 1670年代に創設され、世界でも有数のカレッジ聖歌隊として活動を続けるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきた名指揮者アンドルー・ネスシンガ。
 英グラモフォン誌では「エディターズ・チョイス」に選ばれるなど、好評を博した『マニフィカト』シリーズの第4弾。
 このシリーズの最終巻となるこのアルバムには、ジュディス・ウィアー(b.1954)とジョナサン・ダヴ(b.1959)によって書かれたケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団のための作品が、世界初録音されています。

 ※録音:2022年
 
 
SIGCD864
\2700
『室内楽』 ~ ジェイムズ・ジョイスの詩による合唱作品集 Vol.1
 マシュー・エメリー:From dewy dreams, my soul, arise
 ティモシー・スティーヴンス:
  When the shy star goes forth in heaven
 デヴィッド・ウォルターズ:O cool is the valley now
 マーク・アームストロング:
  Winds of May, that dance on the sea
 エオガン・デスモンド:Rain has fallen all the day
 アンドレイ・マコル:All day I hear the noise of waters
 ダミアン・ゲーター:Gentle lady, do not sing
 オーウェン・ブレディ:O, it was out by Donnycarney
 イヴォ・アントニーニ:The twilight turns from amethyst
 ナタサ・ポールバーグ:Sleep now, O sleep now
 デイル・トランボア:Dear heart, why will you use me so?
 デスモンド・アーリー:Silently, she's combing
 エレーヌ・アグニュー:In the dark pine-wood
 ケヴィン・ホワイムス:Because your voice was at my side
 ラウラ・シーリス:Now, O now, in this brown land
 エリクス・エセンヴァルズ:My love is in a light attire
 ジョスリン・ハーゲン:Lean out of the window, Goldenhair
 ショーン・ドハーティ:My dove, my beautiful one
デズモンド・アーリー(指揮)
ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン合唱団
ソルスティス・アンサンブル

 アイルランド出身で、20世紀最も重要な作家のひとりに数えられるジェイムズ・ジョイス(1882-1941)。
 彼の詩集『室内楽(Chamber Music)』に音楽を付けて歌うという世界初の試みが、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン合唱団によって行われました。
 小説家の他にテノール歌手であったジェイムズ・ジョイスにとって、自分の詩に多くの現代作曲家によって音楽を付けられたことは喜ばしいことでしょう。
 また、この企画に参加したユニバーシティ・カレッジ・ダブリン合唱団の芸術監督であるデズモンド・アーリーは、この録音ができたことを「光栄で、私たちにとっても喜ばしいことです」と語っています。

 ※録音:2021年-2023年
 
 

SIGCD873
\2700
ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ:ウィンター・ライト
 ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ:Advent 'O' Carol
 アレグザンダー・レストレインジ:Isaiah's Prophecy
 ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ:I Will Hold Him
 ハリー・レストレインジ:O Virgo Virginum
 ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ:
  Carol of the Crib、Winter Light、
  Jesus Christ is Born Today、In the Bleak Midwinter、
  Love Came Down、Song of the Shepherds
 アレグザンダー・レストレインジ:A Story of Light
 ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ:
  A Present for the Future、The Three Wise Women
 ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ&
  アレグザンダー・レストレインジ:
   Hibernation (Winter Songs)、
  Reality Check (Winter Songs)、Presence (Winter Songs)
 ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ
  (アレグザンダー・レストレインジ編):
   Green Christmas
 ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ&
  アレグザンダー・レストレインジ:
   Spring Will Come Again
 伝承曲(ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ編):
  Auld Lang Syne
ベン・パリー(指揮)
ロンドン・ヴォイシズ
リチャード・ガワーズ(オルガン)
オリヴィア・ジャガーズ(ハープ)
ハリー・ベーカー(ピアノ)

 グラミー賞を5回受賞した人気ヴォーカル・グループ「ザ・スウィングルズ」(スウィングル・シンガーズ)のソプラノ歌手及び音楽監督として7年間活動し、テネブレやロンドン・ヴォイシズなどのアンサンブルで歌う他、現代のクロスオーヴァー音楽や多くの映画サウンドトラックなどでも歌い、幅広いジャンルの音楽の演奏、作曲、録音、監督、プロデュースを行う多面的なミュージシャン、ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ(ジョアンナ・フォーブス・レストレンジ)の冬の季節とクリスマスを祝う合唱曲集。
 18曲すべてに共通するテーマは、光が闇に打ち勝つこと、善が悪に打ち勝つこと、そして最終的には愛がすべてを征服することです。
 前半はクリスマスの物語となっており、後半は音楽のトーンを変えてジャズやフォーク・ソングのスタイルをとっています。

 ※録音:2024年4月14日-15日
 



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NAXOS



8.574271
\2100
フランケッティ:交響曲、ヴォルフ=フェラーリ:室内交響曲
 1-4. アルベルト・フランケッティ(1860-1942):
  交響曲 ホ短調(1884)
   1. I. Allegro un poco agitato/2. II. Larghetto/
   3. III. Intermezzo e trio/4. IV. Allegro vivace
 5. フランケッティ:交響的印象「黒き森にて」(1900)
 6-8. エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):
  室内交響曲 変ロ長調 Op. 8(1901)*
   6. I. Allegro moderato/7. II. Adagio/
   8. III. Vivace con spirito/
   9. IV. Finale: Adagio - Allegro moderato
ローマ交響楽団...1-5
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)...1-5
ミンアンサンブル...6-9

 録音:2011年7月1-2日OSR Studios, ローマ(イタリア)...1-4 2011年7月8-9日OSR Studios, ローマ(イタリア)...5 1995年10月12-17日 Alter Pfarrsaal, ネッティンゲン(ドイツ)...6-9
 *...MARCO POLO 8.223868より移行
 総収録時間:73分

 イタリアの後期ロマン派の作曲家、アルベルト・フランケッティとエルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ。
 両者とも優れた歌劇を遺しましたが、生粋のイタリア人でなかったことも共通点として挙げられます。
 イタリア貴族の父とウィーン出身の母の下に生まれたフランケッティは何不自由ない少年時代を送り、ヴェネツィアとドイツで学びました。
 このアルバムに収録された交響曲ホ短調は、ドレスデン音楽院の卒業試験の一環として書かれた曲。
 ドイツ伝統の形式に則った荘厳かつ色彩豊かなオーケストラの音色を駆使した作品です。

 40歳の時の交響的印象「黒き森にて」はライン渓谷の森と自然の美しさからインスピレーションを得た描写的な曲。
 角笛の響きを思わせる冒頭に始まり、全編穏やかな曲調で書かれています。
 
 ドイツ人の画家の父とイタリア人の母を持つヴォルフ=フェラーリは《マドンナの宝石》や《スザンナの秘密》などの歌劇が知られています。
 この室内交響曲は彼が長年過ごしたドイツで作曲されたもので、小ぶりな編成から生まれる透明感溢れる響きが魅力的。
 ピアノを交えた各々の奏者の技巧が際立つ美しい作品です。
 
 


8.574566
\2100
タネーエフ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調、ピアノ五重奏曲 ト短調
 1-4. ヴァイオリン・ソナタ イ短調(1911)
  1. I. Allegro
  2. II. Adagio cantabile
  3. III. Minuetto: Allegretto
  4. IV. Allegro ma non troppo
 5-8. ピアノ五重奏曲 ト短調 Op. 30(1910-11)
  5. I. Introduzione: Adagio mesto - Allegro patetico
  6. II. Scherzo: Presto
  7. III. Largo
  8. IV. Finale: Allegro vivace
スペクトラム・コンサーツ・ベルリン
 ボリス・ブロフツィン(ヴァイオリン)
 エルダー・ネボルシン(ピアノ)
 モハメド・ヒベル(ヴァイオリン)...5-8
 ギャレス・ルベ(ヴィオラ)...5-8
 アレクセイ・スタドレル(チェロ)...5-8

 フランク S.・ダッジ(芸術監督)
 録音:2023年11月21-22日 Jesus-Christus-Kirche, Berlin-Dahlem(ドイツ)
 総収録時間:68分

 作曲家としても教育者としても賞賛されていたロシアの作曲家タネーエフ。
 民族主義的な傾向ではなく、見 事な対位法を駆使するなど、ヨーロッパ古典派の作曲技法を完璧にマスターしたその作品、とりわけ室内楽 作品は同時代のウィーンの巨匠たちのものと同等にみなされるほどに絶賛されました。
 しかしタネーエフ自身が作品の出版に無頓着だったためか、残された作品が少なく、亡くなった後これらはほと んど演奏される機会を失ってしまいました。
 このアルバムに収録された2つの作品のうち、ヴァイオリン・ソナタは 美しい旋律線を持つベートーヴェンを思わせる古典的な作品。
 第3楽章にメヌエットがおかれているところも 優雅な雰囲気を醸し出します。それに対しピアノ五重奏曲は壮大なスケールと華やかな曲想に満ちた作 品。
 技巧的なピアノ・パートは優れたピアニストであったタネーエフならではの聴きどころです。

 エルダー・ネボル シンをメンバーとするスペクトラム・コンサーツ・ベルリンは19~20世紀を中心とした知られざる室内楽作品の 演奏に力を入れるアンサンブル。曲の編成に柔軟に対応し見事な演奏を聴かせます。
 


NAXOS IDIL BIRET SOLO EDITION

8.571333
\2100
イディル・ビレット/
 ソロ・エディション 第13集 - シューベルト・ソナタ 他

  フランツ・ッシューベルト(1797-1828):
   1-3. ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 Op. 120 D 664
   4-6. ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ短調 D 625(未完)
   7. 即興曲 変ト長調 D899 No. 3
   8. 幻想曲 ハ長調「さすらい人」 Op. 15 D 760
イディル・ビレット(ピアノ)

 録音:2016年7月 Chateau de Flawinne(ベルギー)
 総収録時間:78分

 1941年生まれのトルコの名ピアニスト、ビレットは16歳でデビュー、以降半世紀以上に渡ってその技巧と音 楽性で聴衆を魅了しています。
 このアルバムは2016年に収録されたシューベルトの作品集。
 比較的小規 模ながらも、第2楽章での長調と短調の交錯や、モーツァルトを思わせる第3楽章といったシューベルトらしい 優雅な第13番のソナタと、幻想曲「さすらい人」をメインに置き、未完のソナタヘ短調と即興曲を組み合わ せた聴きごたえのある1枚です。
 




TOCCATA CLASSICS


TOCC 733
\2600
バクリ:室内楽曲集 第1集 - フルート作品集
 1-4. 室内ソナタ Op. 67(1977/97-2000)
 5-7. 三重奏曲第3番「sonata notturna 夜想ソナタ」Op.54
  (1996/1997改訂)
   5. Enigma
    (Moderato, hypnotic, and somewhat lugubrious)
   6. Notturno (Adagio - Fantastic - Adagio)
   7. Serenata (Adagietto - Allegretto lively)
 8-10. 3つの即興曲 Op. 115(2005/9)
 11-22. Douze monologues pascaliens
  12のパスカル風モノローグ Op. 92
 23-25. Spring Sonata
  スプリング・ソナタ Op. 147(2018)...世界初録音
   23. Sonatina
    (Largo cantabile - Allegro moderato ma energico)
   24. Reverie (Lentissimo cantabile)
   25. Epilogue
    (Adagio liberamente -
     Andante cantabile e pocomisterioso)
ダニエル・ブライザック (フルート)
ヤーナ・アヴェドヤン(ピアノ)...1-10、23-25
アンドルー・ブリッジ(チェロ)...5-7

 録音:Audio for the Arts studio, Madison,Wisconsin(USA) 2015年1月17日...8-2 22015年4月2日...5-7 2015年10月15-16日...1-4 2019年6月16日...23-25
 総収録時間:60分

 フランスの現代作曲家、ニコラ・バクリのフルート作品集。
 バクリは1961年パリに生まれ、パリ高等音楽院で作曲を学び、在学中から作品を発表。
 1983年にはローマ大賞を受賞し、イタリアに留学して更に研鑽を積みました。フランスの文化省や国営放送から委嘱を受けるなど注目を浴び、数多くの賞も受賞しています。
 このアルバムには彼のフルートのための作品を収録。
 ジョリヴェ、メシアン、タファネルなどの影響を感じさせながらも、時折フォーレやラヴェルに近い和声も聴かれるなどフランス音楽の伝統も継承するという、バクリ独自の語法による自由奔放なエネルギーに満ちたリズムと明快な旋律が魅力的な音楽です。
 「スプリング・ソナタ」は世界初録音となります。
 セントラル・ウィスコンシン交響楽団の首席フルート奏者を務めるとともに指揮者としても活躍するダニエル・ブライザックの演奏で。

 
 
 


TOCC 738
\2600
フリードリヒ・ヘルマン (1828-1907) :ヴァイオリン作品集第1集 - 無伴奏作品集 アビゲイル・カー(ヴァイオリン)
 1-20. 小品集 Op. 19(1881年出版)
  第1集
   1. No. 1. March/2. No. 2. Song/3. No. 3. Rococo/4. No. 4. Rondino/
   5. No. 5. Funeral March/6. No. 6. Mail Coach/7. No. 7. Idyll/
   8. No. 8. Humoresque/9. No. 9. Elegy/10. No. 10. On the Lake
  第2集
   11. No. 11. Round Dance/12. No. 12. March/13. No. 13. Landler/
   14. No. 14. Lament/15. No. 15. Quarrel - 16. No. 16. Reconciliation/
   17. No. 17. Tambourin/18. No. 18. Scherzo/19. No. 19. Duet/
   20. No. 20. Kalospinthechromokrene
 21. Violin School ヴァイオリン教則本 - No. 78. Exercise for the Chromatic Scale
 22-25. Special Studies 特別な練習曲 Op. 24
   22. No. 19. Exercise on Nuances/23. No. 30. Exercise on the Shake/
   24. No. 25. For attaining strength in bowing/
   25. No. 7. Exercise on Equality of Bowing
 全て世界初録音

 録音:2023年2月4-5日 Oktaven Audio Studios, Mount Vernon, NewYork(USA)
 総収録時間:66分

 ドイツのヴァイオリン&ヴィオラ奏者で作曲家フリードリヒ・ヘルマン。
 彼はメンデルスゾーンが設立したライプツィヒ音楽院で学び、1848年、わずか20歳で教授に任命され、以降ほぼ60年間この職にありました。
 数多くの後進を育てながら作品を発表。その大部分は教育的なもので、ヴァイオリン奏法についての著作も遺されています。
 このアルバムに収録された20曲からなる小品集も、学生たちの教育用として書かれたもので、それほど難度の高い技巧は要求されていませんが、各々の曲にはタイトルが付けられており、演奏者のテクニックと表現力の向上を目指すための工夫が凝らされています。
 それに対し、作品24の『特別な練習曲』から選ばれた4曲は技巧的な作品で、とりわけ弓の使い方については譜面に詳細な記述がされるなど、現代にも通じる普遍的な奏法が追求されています。
 アビゲイル・カーはヒューストンのライス大学シェパード音楽学校でセルジウ・ルカに学んだ後、ジュリアード音楽院で更なる研鑽を積んだヴァイオリニスト。バランスの取れた精緻な演奏が高く評価されています。

 
 
 

TOCC 726
\2600
チェピーティス:手稿譜によるピアノ小品集 第2集 ノラ・ルーセ(ピアノ)...1-29
ヤーニス・チェピーティス(ピアノ)...30
 1-8. Snowflakes 雪片(1939)
  1. I. A Little Cloud/2. II. Flakes fall/3. III. Vortex/4. IV. The Story of the Flake/
  5. V. Christmas Tree Dream/6. VI. Waltz/7. VII. Thaw/8. VIII. And Spring Again
 9-14. Portraits 肖像画(1946)
  9. I. Andulis/10. II. Elvira/11. III. Nanny/12. IV. Vija/13. V. Biruta/14. VI. Niko
 15-21. Mood-Paintings 雰囲気の絵画集(1956)
  15. I. Evening Song/16. II. Anxiety/17. III. Sadness/
  18. IV. Delight/19. V. Frolic/20. VI. Laugh/21. VII. Solace
 22-26. Mood-Paintings: In the Meadows 雰囲気の絵画集- 牧草地にて(1965)
  22. I. A Ray of Sunshine/23. II. Butterfly and Boy/
  24. III. Youthful Delight/25. IV. The Black Cloud/26. V. After Rain
 27-29. Impressions of an Evening 夕べの印象(1974)
  27. I. Moderato/28. II. Andante tranquillo/29. III. In Movimento
 30. Ligo Night リーグォの夜 - III. St John's Fire

 録音:Studio 1, Radio Latvia, Riga(ラトヴィア) 2022年11月30日...1-21 2024年4月15日...22-29 1935年...30
 総収録時間:71分

 ラトヴィアの作曲家ヤーニス・チェピーティス。ラトヴィア音楽院でヤーセプス・ヴィートルスから作曲を、ヤーニス・メディンシュから指揮を学びました。
 その後パリでピアノをカサドシュとギーゼキングに師事、ラトヴィアに戻ってからは放送局で働きます。
 第二次大戦後はラトヴィア国立音楽院の室内楽クラスの教授を務めました。彼は6曲の交響曲や10曲の協奏曲から歌曲や大規模な合唱曲に到るまで大変な多作家で、なかでも100曲ほどのピアノ曲は、スクリャービンやラフマニノフの流れを汲む世界にありながらも、ドビュッシーやラトヴィアの民族音楽のかすかな香りが漂い、ところどころにジャズの影響も感じさせる素晴らしいものばかり。
 しかし、これらのほとんどは出版すらされておらず、このアルバムの収録曲もほとんどは手稿譜からの演奏です。
 ラトヴィア出身で、ラトヴィア作曲家連合のメンバーでもあるピアニスト、ノラ・ルーセが見事に難曲を弾き切っています。
 またこのアルバムの最後には1935年にラトヴィア放送のスタジオで初演収録された、ラトヴィアの夏至前夜を祝う「Ligo Night リーグォの夜」のチェピーティス自身の演奏を収録。
 速いテンポで、巧みなテクニックを駆使した演奏からは彼自身が優れたピアニストであったことも窺えます。
 
 

TOCC 736
\2600
ヴィルヘルム・キーンツル(1857-1941):4つの歌曲集 マルテ・ミュラー(テノール)
ヴェルナー・ハインリヒ・シュミット(ピアノ)
 1-7. リュッケルトの「愛の春」による歌曲集 Op. 11(1876-77)
  1. No. 1 So wahr die Sonne scheinet/2. No. 2 Da ich dich einmal gefunden/
  3. No. 3 Er ist gekommen in Sturm und Regen/4. No. 4 Komm', verhullte Schone!/
  5. No. 5 Die gute Nacht, die ich dir sage/6. No. 6 Ich lag von sanftem Traum umflossen
  7. No. 7 Mir ist, nun ich dich habe*
 8-10. 3つのアルバムの綴り Op. 24 - 声とピアノのために(1881)
  8. No. 1 Viel Traume/9. No. 2 Immer leiser wird mein Schlummer/10. No. 3 Ich liebe dich!
 11-14. 4つの歌 Op. 44 - 声とピアノ伴奏のために(1893-95)
  11. No. 1 Winterlied/12. No. 2 Abendhelle/
  13. No. 3 Wie ist doch die Erde so schon!/14. No. 4 Meine Lust ist leben!
 15-19. 5つの歌 Op. 82ー 高声とピアノのために(1909)
  15. No. 1 Liebesorakel/16. No. 2 Die Sterne/
  17. No. 3 Im Rosenduft/18. No. 4 Genesung/19. No. 5 Hinauf!
 *を除き世界初録音

 録音:2024年2月3日、3月17日 Laurentius-Kapelle, Walldorf,Baden-Wurttemberg(ドイツ)
 総収録時間:52分

 オーストリアの作曲家ヴィルヘルム・キーンツルの歌曲集。
 1883年にアムステルダムのドイツ歌劇場の楽長としてキャリアをはじめ、ピアニスト、指揮者、音楽学者、音楽評論家として活躍。
 1895年には歌劇《Der Evangelimann》で成功を収め、1918年から1938年に存在したオーストリアの第一共和国の国歌「Deutschosterreich, du herrliches Land」の作曲も行いました。
 彼の声楽曲は高く評価されていたものの、200曲以上存在する歌曲は死後ほとんど顧みられることがありませんでした。
 このアルバムでは4つの歌曲集を紹介。後期ロマン派の流れを汲んだ各々の歌曲は、愛、喪失、死、自然との人間の関わりを主題としており、マーラーを思わせる民謡風の曲から、歌劇の一場面を思わせる壮大な曲まで多彩な作風で書かれています。
 アルバムで表現力豊かな歌唱を披露するマルテ・ミュラーは、ドイツ、リヒテンフェルス生まれのテノール歌手。
 レーゲンスブルク大聖堂合唱団を経てマンハイム音楽院で学びました。
 ワーグナーやウェーバーの歌劇の他、ドイツ・リートやミュージカル・ナンバーまで幅広いレパートリーを持ち、その輝かしい声で聴き手を魅了しています。
 




CARUS


83537
\2700
フォーレ:「めぐりあい」歌曲作品、合唱編曲版
 フォーレ:
  1.「秋 Automne」op.18-3/2.「めぐりあい Recontre」 op.21-1/
  3.「いつの日も Toujours」op.21-2/4.「さらば Adieu」op.21-3/
  5.「捨てられた花 Fleur jetee」op.39-2/6.「秘めごと Le Secret」op.23-3/
  7. 月の光 Clair de lune」op.46-2/8.「夜明け Aurore」op.39-1/
  9. グノー:「夜に寄せて La Nuit」CG.321
 サン=サーンス:
  10.「愛し合おう Aimons-nous」/11.「ノクターン Nocturne」/
  12.「いにしえの時の酒盛りの歌 Chanson a boire du vieux temps」
 ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
  13.「魔法の輪 Zauberkreis」/14.「夢 Traum」/
  15.「ミニヨン Mignon」/16.「イタリアへの憧れ Sehnsucht nach Italien」
 フォーレ:
  17.「魔神たち Les Djinns」op.12/18.「マンドリン Mandoline」op.58-1/
  19.「ひめやかに En sourdine」op.58-2/20.「グリーン Green」 op.58-3/
  21.「クリメーヌに A Clymene」op.58-4/
  22.「やるせない夢ごこち C'est l'extase langoureuse」op.58-5/
  23.「パヴァーヌ Pavane」op.50
 ドニ・ルージュ編曲 Denis Rouger:1-6,8,10-16,18,19,21
 ベルナール・デ・クレピー編曲 Bernard De Crepy:7
ゲオルク・ベンツ(バリトン)
オルガ・ウィーン(ピアノ)
figure humaine(人間の顔)室内合唱団
ドニ・ルージュ指揮

 2023年8月、シュトゥットガルト、聖ミヒャエル教会での録音

 作曲家フォーレの没後100年にあたりルージュは数多くの楽曲を合唱曲として編曲。
 今回のアルバムは同じくフォーレ作品を収録した既発売の83495(#4009350 834958)と 83514(#4009350 835146)に続く第3弾。
 パリのノートルダム大聖堂の合唱指揮者(1993-2003)また作曲家としても名高い ルージュが編曲し合唱曲として聴くフォーレ他の美しく繊細な作品演奏は 私たちに新たな発見を提供し作品の可能性や魅力を余すところなく伝える 合唱を愛する方々だけではなく多くの皆様に聴いていただきたいアルバムです。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85040
\2600→\2390
ハイフェッツ/モノラル時代のロス・フィルとの代表的録音
 コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 他


 1-3. エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35
 4-6. クリスティアン・シンンディング(1856-1941):
  古風な様式の組曲 Op. 10
 7. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  ハンガリー舞曲第7番 イ長調(ヨアヒム編)
 8. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
  憂鬱なセレナード Op. 26
 9. モーリス・ラヴェル(1875-1937):ツィガーヌ
 10-12. マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  ヴァイオリン協奏曲第2番「予言者」 Op. 66
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)

 復刻プロデューサー:Eric Wen
 復刻エンジニア&マスタリング:Rick Torres
 総収録時間:79分

 録音/初出レコード番号:
  1953年1月10日 RCA Victor LM 1782...1-3/1953年12月9日 RCA Victor LM 1832...4-6/
  1953年12月9日 RCA Victor LSC 3232...7/1954年10月29日 RCA Victor LM 2027...8/
  1953年12月8日 RCA Victor LM 1832...9/1954年10月28&29日 RCA Victor LM 2050...10-12

 【グラミー賞の殿堂入りを果たした名盤コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲など、モノラル時代のロス・フィルとの代表的録音を集めた1枚】
 1917年にアメリカ・デビューをカーネギーホールで飾ったハイフェッツは、1925年にアメリカの市民権を取得。東海岸を拠点に活動を展開しましたが、 1940年にビヴァリー・ヒルズにスタジオ付きの住宅を建て、第2次大戦後はロサンゼルスに拠点を移します。このディスクには1953年から54年にかけ て、ウォーレンスタインの指揮するロス・フィルと行ったRCA録音を復刻しています。
 コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲は1947年にハイフェッツが初演し、その後も繰り返し演奏しました。
 作曲者はこの曲について「終楽章こそ高度な技 巧が必要だが、美しい旋律や抒情的なエピソードがたくさんあるから、パガニーニよりはカルーソー向きの曲だ。カルーソーとパガニーニを兼ね備える人 物、すなわちハイフェッツに演奏してもらえるとは、なんと嬉しいことだろう」と語っています。当録音は大評判となり、作品を広める上で大きく貢献。
 2008年には遂にグラミー賞の殿堂入りを果たしました(ヴァイオリン協奏曲の録音としては、クライスラーのメンデルスゾーン、メニューインのエルガーに次 いで史上3番目の殿堂入り)。
 
 圧倒的なテクニックの冴えが注目されるハイフェッツですが、コルンゴルトがカルーソーにたとえたように、メロディアスな旋律 を時に朗々と時に甘美に歌いあげる歌心もたっぷりと味わえます。
 カステルヌオーヴォ=テデスコのヴァイオリン協奏曲第2番は、ハイフェッツがトスカニーニ指揮ニューヨーク・フィルと共に初演した作品。
 3つの楽章には旧 約聖書の3人の預言者の名前が充てられています。
 自身がヴァイオリニストだったシンディングの作品と、ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾたちにインスパイア された3曲も、ハイフェッツの緩急自在な技の冴えと歌い回しを堪能できます。

 
 




DIAPSON


DIAP170
(2CD)
特別価格
\2600
ベーム&ウィーン国立歌劇場管による「フィデリオ」!
  ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》
アントン・デルモータ(テノール/フロレスタン)
マルタ・メードル(ソプラノ/レオノーレ)
パウル・シェフラー(バリトン/ドン・ピツァロ)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(バス/ロッコ)
イルムガルト・ゼーフリート
 (ソプラノ/マルツェリーネ)
ヴァルデマール・クメント(テノール/ヤキーノ)
カール・カーマン(バス/ドン・フェルナンド)
カール・テルカル(テノール/第一の囚人)
アルフレート・イェーガー(バス/第二の囚人)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、
カール・ベーム(指揮)

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第170集!ベーム&ウィーン国立歌劇場管による「フィデリオ」!

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。シリーズ第170巻では、名匠カール・ベームがウィーン国立歌劇場管を振った、ベートーヴェン唯一のオペラ 《フィデリオ》 が登場。

 その長い音楽歴の中で 《フィデリオ》 の公演に多く携わってきたベームは、多数の録音も残しています。
 本アルバムでは、当時、ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めた1955年の録音が復刻。
 歌手陣には、戦後の3大ワーグナー・プリマドンナと称されたマルタ・メードル、モーツァルトのオペラを得意とし、リート歌手、オラトリオ歌手としても名高いアントン・デルモータ、ザルツブルク、バイロイトなどの音楽祭や、コヴェント・ガーデン、メトロポリタン、スカラ座など世界の主要な歌劇場にも招かれ、名声を博した偉大なバリトン、パウル・シェフラーなど、1950年代のウィーンを代表する名手達が名を連ねています。
 フランスのマスタリング・スタジオ「Circe」のリマスタリングによって音質が向上した名演をお楽しみください。

 ※録音:1955年
 




NAXOS

NAXOS IDIL BIRET ARCHIVE

8.571428
\2100
イディル・ビレット/
 アーカイヴ・エディション 第21集 - ワルツと舞曲集
イディル・ビレット(ピアノ)
  1. フレデリック・ショパン(1810-1849):タランテッラ
  2. エクトル・ベルリオーズ(1803-1869)=フランツ・リスト(1811-1886):舞踏会 - 幻想交響曲
  3. リスト:タランテッラ - 『巡礼の年』第2年への追加 ヴェネツィアとナポリ 第3曲
  4. モーリス・ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス
  5. クロード・ドビュッシー(1862-1918):レントより遅く
  6. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)=フリッツ・クライスラー(1875-1962):愛の悲しみ
  7. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):子供たちのワルツ
  8. ストラヴィンスキー:ロシアの踊り - 『ペトルーシュカ』
  9. ベーラ・バルトーク(1881-1945):6つのルーマニア舞曲
  10. バルトーク:ブルガリアのリズムによる6つのダンス - ミクロコスモス
  11. イルハン・ミマルオグル(1926-2012):感傷的な小品
  12. ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)=レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938):芸術家の生涯

 録音:1961-2018年 ベルギー、フランス、ドイツ、トルコ
 総収録時間:79分

 1941年生まれのトルコの名ピアニスト、ビレットは16歳でデビュー、以降半世紀以上に渡ってその技巧と音 楽性で聴衆を魅了しています。
 彼女はゴドフスキーらによる数多くのワルツのピアノ編曲版を録音したいと考 えて、まずは1970年代に好んで演奏した「芸術家の生涯」から始める予定でした。
 ところが2021年に彼女 は病を得たため、同時に進行していたハイドンのソナタの録音とともに、ワルツのプロジェクトも中止となったの です。
 しかし、1975年に演奏した「芸術家の生涯」の名演がインターネット上で評判となったことを受け、 1961年から2018年までの過去の様々な録音からワルツと舞曲を選び、このアルバムが制作されました。
 難度の高い技巧が駆使された華やかな作品が並ぶ、ビレットならではの1枚です。
 



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PROMINENT CLASSICS



2506-5614/15
(2CD)
\2900→\2690
※再入荷
フルニエ、1959年ジュネーヴのバッハ、
 無伴奏チェロ組曲!ADDA盤と同じ音質で復刻!

  バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV.1007~1012(全曲)
ピエール・フルニエ(チェロ)

 2023 ベスト・セラー 商品 フルニエ のバッハ 再入荷 決定 !
 フルニエ、1959年ジュネーヴのバッハ!!
 ADDA盤と同じ音質で復刻!!

 当音源の権利を持つEVASION MUSICが音源提供

 録音:1959年10月スイス・ロマンド放送エスパス2、スタジオにおけるライヴ(モノラル)

 フランスADDAレーベルから発売されたフルニエの無伴奏ライヴは、1990年の初出時に大変な話題となり、レコード芸術誌でも特選盤となりました。
 音質の良さに加えライヴならではの熱気を孕んだ非の打ちどころのない名演でアルヒーフ盤よりも上と推す有識者も多いものです。
 
 初出はマルチケース仕様、次いで2Dケース仕様となりましたがその後廃盤。後にACCORDから再発された際(1997年頃)の音質はマスタリングしなおしたせいか初出盤とは似ても似つかぬ、エッジを欠いたぬるま湯のようなものとなってしまいました。
 ファンの嘆きは覆い難く、今でもADDA盤の中古品を探し求める方々によってかなりの高値で取引されております。
この度スイス・ロマンド放送と密接なスイスEVASION MUSICと契約するに及びADDA用のマスターを発見。松脂が飛び散るような激しさが甦ります。
 
 あえてUHQCDでなくADDA盤同様の通常のCDで発売となります。

 ※国内盤初出時の那須田務氏の解説を一部修正して再掲載しております。写真はブリテン・ピアーズ協会の提供による上品なポートレートを使用。
 



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PROSPERO CLASSICAL



PROSP 0100
\2900→\2690
ゲザ・アンダ&カール・ベーム完全初出
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番

 (1)スイス放送(DRS)のアナウンス
 (2)-(4)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
 (5)オーストリア放送(ORF)のアナウンス
 (6)-(8)モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調 K.456
ゲザ・アンダ(ピアノ)
カール・ベーム(指揮)
(2)-(4)フィルハーモニア管弦楽団
(6)-(8)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 ゲザ・アンダ&カール・ベーム完全初出!ザルツブルク音楽祭におけるアンダのラスト・ライヴ、得意のモーツァルト18番はまさに至高なる白鳥の歌。録音のすくないブラームス1番も熱気うずまく名演。

 録音:(2)-(4)1963年9月14日/ルツェルン音楽祭(ライヴ・モノラル)
  (6)-(8)1974年8月25日/ザルツブルク音楽祭(ライヴ・ステレオ)/79:27

 アンダとベームとの共演、注目の完全初出音源です。
 63年ルツェルン音楽祭でのブラームス1番と74年ザルツブルク音楽祭でのモーツァルト18番。それぞれの協奏曲の前には放送時のアナウンスも収録されています。

 第2番の録音が複数知られているのに対し、第1番はあまり世に出ていないアンダのブラームス。ベームとの共演で聴けるとは僥倖です。
 深くじっくりと奏でら れるオーケストラに対し、熱っぽくもしっかり構築的に弾きあげるアンダ。卓越した技量と比類のない激しさがぶつかりあう白熱の演奏です。
 モノラル録音とはいえ 音楽の充実ぶりは十二分に堪能できます。

 アンダは52年から毎年ザルツブルク音楽祭に出演し、この地と良好な関係を続けました。
 60年代に弾き振りでカメラータ・ザルツブルクと録音したモーツァル トの協奏曲全集は至高の名盤として聴き継がれています。
 そんなアンダの最後のザルツブルク音楽祭出演となったのがこの74年のモーツァルト。
 透明な音で軽や かに舞い上がり、かつ心の内をじっとみつめるような、確たる芯のある上質の戯れ。
 癌を患う1年前、死の2年前の演奏であり、緩徐楽章などまさにアンダの「白 鳥の歌」と言えましょう。
 たまらぬ響きを持つベームVPOとの対話も多角的に愉しめるステレオ録音。カデンツァは全集録音のものと同一です。

 
 














7/2(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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FARAO CLASSICS



B 108116
\2600→\2390
ケント・ナガノ(指揮)&ハンブルク・フィル
シューベルト、ウェーベルン、マーラー

 (1)シューベルト:弦楽四重奏曲 ニ短調『死と乙女』 D810
  (マーラー編・弦楽オーケストラ版)
 (2)ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章(1905)
 (3)シューベルト:6つのドイツ舞曲 D820
  (ウェーベルン編・管弦楽版)
ケント・ナガノ(指揮)
ハンブルク・フィルハーモニカー

 モダニズムの扉を照らした音、時代の転換期に響く3 人の作曲家による和音

 録音:2021 年/(1)(3)エルプフィルハーモニー、(2)ライスハレ小ホール/57:22

 ハンブルク州立歌劇場のオーケストラ「ハンブルク・フィルハーモニカー」と、音楽監督ケント・ナガノによる待望の交響作品録音。
 ロマン派とモダニズムの分岐 点に位置する刺激的な瞬間に着目した内容で、マーラーとウェーベルンがそれぞれ編曲したシューベルト作品にウェーベルン初期のロマンティックな弦楽四重奏曲 を組み合わせた技ありのプログラムとなっています。弦楽四重奏もオーケストラの奏者が演奏。

 編成を拡大された編曲版で聴くと、シューベルトがいかに時代を先取りした先進的な音楽を書いていたのかがよく分かります。
 それに対し、ウェーベルンは初期の作品においてあきらかにロマン派の伝統の上に立っているというのも面白い歴史のバランスです。

 「シューベルト・マーラー・ウェーベルン」、それは音楽史の重要な部分で構成された三和音である。このプログラムで私たちは、作品が互いに織り成す綾を、虫眼鏡で見るように拡大して体験することができる。後期ロマン派の時代から近代の入り口に向かって放たれる光だ。(ケント・ナガノ)

 
 




RUBICON


RCD1122
\2800
パッシオーネ
 コンスエロ・ベラスケス(1916-2005):ベサメ・ムーチョ
 ホセ・アルフレード・ヒメレス(1926-1973):Amaneci otra vez
 ホセ・ラカジェ(1859-1937):アマポーラ
 ニーノ・ロータ(1911-1979):ラ・ストラーダ
 アドルフォ・グスマン(1920-1976):Te espero en tu eternidad
 アグスティン・ララ(1897-1970):グラナダ
 パオロ・トスティ(1846-1916):かわいい口もと
 E・A・マリオ(1884-1961):遥かなるサンタ・ルチア
 オスマン・ペレス・フレイレ(1880-1930):Ay ay ay
 キリノ・メンドーサ・イ・コルテス(1862-1957):
  シエリト・リンド
 ホセ・セラーノ(1873-1941):Te quiero Morena
 トスティ:君なんかもう
 リベロ・ボヴィオ(1883-1942):パッシオーネ
 アニタ・メイ・ボールドウィン(1876-1939):ロリータ
 エンニオ・モリコーネ(1928-2020):
  ニュー・シネマ・パラダイスより「Se」
 エルネスト・デ・クルティス(1875-1937)&
  ドメニコ・フルノ(1892-1983):勿忘草
ヘスス・レオン(テノール、ギター)
トビー・パーサー(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

 メキシコのテノール、ヘスス・レオンが歌う名曲集!

 ☆往年のテノールや三大テノールが歌い継いできた名曲たち!
 ☆自らのギターやロイヤル・リヴァプール・フィルの伴奏で歌う!

 メキシコのテノール、ヘスス・レオンのアルバム『パッシオーネ』には、世界で最も愛されている曲がいくつか含まれており、往年の偉大なテノール歌手や、最近ではパヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラスなどがこれらの人気曲を歌い継いできました。
 ヘスス・レオンは「このアルバムの曲は私にとって深い意味を持っています。なぜなら、私が成長するにつれてそれらの曲は私とともにあるからです。
 幼い頃から何度もこの曲を歌う喜びを味わってきました。最初はピアノやギターといった簡単な伴奏で、その後はオーケストラの伴奏で歌いました。
 それぞれの曲には独自の個性があり、大切な思い出が詰まっています」と語っています。
 




SIGNUM


SIGCD866
\2700
レベッカ・デール:ナイト・シーズンズ
 レベッカ・デール:
  There Will Come/The Cloths Of Heaven/
  true love/Jo's Theme/
  Stopping By Woods On A Snowy Evening/
  Salve Regina/
  I Wandered Lonely As A Cloud/
  There Will Come Soft Rains/Night Seasons
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
ガイ・ジョンストン(チェロ)
テネブレ
フィルハーモニア管弦楽団
ナイジェル・ショート(指揮)
マイケル・コリンズ(指揮)

 イッサーリスやテネブレが参加!レベッカ・デールの作品集!

 ☆「今日最もエキサイティングな若手作曲家の一人」と称賛されているイギリス人作曲家レベッカ・デール!
 ☆チェロや合唱団、オーケストラが参加した「困難な時代に光を求める希望」についてのアルバム!

 「今日最もエキサイティングな若手作曲家の一人」と称賛されているイギリスの作曲家レベッカ・デールの作品集。
 彼女はロンドンを拠点に、映画や演劇の世界で大規模なオーケストラや合唱団の作品を主に作曲しています。
 このアルバム『Night Seasons』は、困難な時代に光を求める希望についてのアルバムで、彼女の父親が不治の病に倒れ、個人的に困難に直面していた時期に書かれたものです。
 合唱団とチェロのために書かれた作品で、このアルバムは私たちの周りの困難に手を差し伸べる、希望に満ちたアルバムとなるように作られています。

 ※録音:2021年-2023年
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA1065
\3100→\2890

フランソワ・ラザレヴィチ(フラウト・トラヴェルソ、指揮)
 モーツァルト: フルート協奏曲、フルートとハープのための協奏曲
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-3. フルート協奏曲 第2番 ニ長調 K. 314
   (カデンツァ:フランソワ・ラザレヴィチ)
  4-6. フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K. 299
   (カデンツァ:ピエール・シェペロフ[1979-])
  7-9. フルート協奏曲 第1番 ト長調 K. 313
   (カデンツァ:フランソワ・ラザレヴィチ)

フランソワ・ラザレヴィチ
 (フラウト・トラヴェルソ、指揮)
サンドリーヌ・シャルトン(ハープ)
レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアン
 (古楽器使用)
コンサートマスター:ヨセフ・ジャーク


 (フラウト・トラヴェルソ)使用楽器:1キーのバロック・モデル[1-3,7-9]/ルドルフ・トゥッツ1790年代製作楽器に基づく8キー・モデル[4-6]
 (ハープ)使用楽器:フランソワ=ジョゼフ・ナーデルマン(1781-1835)製作のオリジナル楽器
 録音:2023年6月 サル・コロンヌ、パリ
 収録時間: 70分

 【民俗楽器も吹きこなすALPHAの異才が聴かせる求心力抜群のモーツァルト】
 レーベル創設者ジャン=ポール・コンベに希代のバグパイプ奏者として見出されて以来、ALPHAレーベルで録音を続けているフランソワ・ラザレヴィチ。
 各種の民俗管楽器を驚くべき音楽性で吹きこなすだけでなく、古楽器奏者としても徹底した同時代史料の検証や音楽史研究の成果を演奏に反映させ、信頼できる音楽仲間と結成したレ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアンと共に、16~18世紀の宮廷音楽から民俗系レパートリーまでその録音の幅広さは他に類をみません。
 その一貫した解釈姿勢を保ちつつ今回はなんと古典派に進出し、モーツァルトの協奏曲3曲を自らソロに立ち録音。弦楽合奏だけでも過去のアルバムのどれよりも多い13名が居並ぶ17人編成ですが、培われた一体感は見事というほかなく、きわめて滑らかでメロディアスかつ機知に富んだラザレヴィチの吹奏と絶妙のアンサンブルを展開してゆきます。
 両フルート協奏曲では「モーツァルト自身のピアノ協奏曲のものも大いに参照した」(本人談、ライナーノートより)ラザレヴィチ自身による即興性に富んだカデンツァを、近年ソロ活動でも注目されているサンドリーヌ・シャルトンとの「フルートとハープのための協奏曲」ではソロ楽器の二重奏を鮮やかに織り上げたピエール・シェペロフ作曲の18世紀室内楽風カデンツァを披露。
 充実したインタビューによる解説(仏、英、独語)も、参照した同時代教本や音楽史研究書、使用楽器の根拠などがあげられており読み応えがあります。

 
 




BR KLASSIK


900644
\2700
musica viva #44 ミリツァ・ジョルジェヴィッチ
 ミリツァ・ジョルジェヴィッチ(1984-):
  1. Mali svitac, zestoko ozaren i prestravljen
   nesnosljivom lepotom(2023) -
    管弦楽のために
  2. Quicksilver(2016) - 管弦楽のために
  3. Cvor(2021) - 管楽器、ピアノ、打楽器のために
  4-7. Mit O Ptici -合唱とオーケストラのために
クリストフ・ハルトコップ(バリトン)...4-7
バイエルン放送交響楽団
バイエルン放送合唱団...4-7
ダンカン・ウォード(指揮)...1、3
ペーター・ルンデル(指揮)...2
ヨハネス・カリツケ(指揮)...4-7

 録音:Herkulessaal der Residenz、ミュンヘン(ドイツ) 全てライヴ
  2016年12月16日...2、2022年10月28日...4-7、2024年2月23日...1、3
 総収録時間:54分

 ベオグラード生まれの作曲家ミリツァ・ジョルジェヴィッチの作品集。
 地元で作曲を学んでいた当時から電子音 楽にも興味を抱き、ストラスブール、パリのIRCAMを経て、2011年から2013年にかけてベルリンのハンス・ アイスラー音楽大学でハンスペーター・キブルツに師事。作曲家として活動を始めました。

 
 



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GRAMOLA



GRAM99299
\2900→\2690
ヨハン・シャンツ製作1790年代のフォルテピアノを用いて
 ハイドン、コジェルフ:ソナタと独唱カンタータ
リチャード・フラー(フォルテピアノ)
カロリーネ・ピルツ(ソプラノ)...1-3、7-11
  1-3. レオポルド・アントニン・コジェルフ(1747-1818):
   イタリア風アリエッテ Op. 31(1790)より
    1. Sento amor/2. Un serto di fiori/3. Spira pur, ma spira lento
  4-6. フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
   フォルテピアノのためのソナタ 変ホ長調 Hob. XVI:31 (1776)
    4. I. Moderato/5. II. Allegretto/6. III. Finale. Presto
  7-11. コジェルフ:マリア・テレジア・フォン・パラディスを讃えるカンタータ(1784)
   7. Recitativo. Andante – Aria. Adagio/8. Recitativo. Maestoso/
   9. Aria. Andante/10. Recitativo. Adagio. Allegro. Andante/
   11. Aria. Allegro/
  12-14. ハイドン:フォルテピアノのためのソナタ 変ホ長調「ゲンツィンガー」 Hob. XVI:49 (1790)
   12. I. Allegro/13. II. Adagio cantabile/14. III. Tempo di Minuet

 録音:2023年11月1-3日 ウィーン、新王宮の古楽器博物館、大理石のホール
 総収録時間:61分

 ウィーン古典派のピアノ音楽の隆盛と密接に結びついていたのが、フォルテピアノの音域、音量、音色などの機能拡大で、中でもヴァルター(ワルター)、シュトライヒャー、シャンツの楽器が高く評価されていました。
 ここではヨハン・シャンツが1790年頃に制作したフォルテピアノのオリジナルを用いて、その楽器を高く評価していたハイドンとコジェルフの作品を収録しています。
 この楽器は1939年に個人のコレクションからウィーンの美術史美術館に寄贈されたもので、2009年にレストアされて演奏に用いることができるようになりました。
 リチャード・フラーはアメリカ生まれで、ウィーンに拠点を移して30年以上となるベテランの演奏家にして研究者。
 作品の様式も楽器の機能も熟した彼の演奏で、往時の響きに思いをはせてください。
 コジェルフの2作品で美しい歌声を披露するのはウィーン出身のカロリーネ・ピルツ。

 
 
 

GRAM99314
\2900
世界と神秘 - デュパルク、フォーレ:歌曲集
 アンリ・デュパルク(1848-1933):
  1. 悲しき歌/2. 旅への誘い/3. 恍惚/
  4. ため息/5. ミニョンのロマンス/
  6. エレジー/7. ラメント/8. 遺言
 ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
  9. ひそやかに Op. 58 No.2/10. ゆりかご Op. 23 No. 1/
  11. この世では Op. 8 No. 3/12. 悲しみ Op. 6 No. 2/
  13. 夢のあとに Op. 7 No.1/14. 憂鬱 Op. 51 No. 3/
  15. 牢獄 Op. 83 No. 1/16. 墓地で Op. 51 No. 2/
  17. 秋 Op. 18 No. 3/18. ネル Op. 18 No. 1/
  19. 川のほとりで Op. 8 No. 1/20. それは恍惚 Op. 58 No. 5/
  21. 涙 Op. 51 No. 1/22. 捨てられた花 Op. 39 No. 2/
  23. 優しさ – 組曲『ドリー』より(ピアノ連弾)
クリスティーナ・バーダー
 (メゾ・ソプラノ...1-22/
  ピアノ...23)
ゲルト・ヘッカー(ピアノ)
ピアノ...エラール

 録音:2023年10月2-5日 GroBer Ehrbarsaal、ウィーン(オーストリア)
 総収録時間:66分

 シュトゥットガルト出身のメゾ・ソプラノ歌手クリスティーナ・バーダー。地元でピアノを学んだ後、歌手を志してフランスと ウィーンで研鑽を積み、歌劇やコンサートに出演し高く評価されています。
 この「Monde et mystere 世界と神秘」 と題されたアルバムでは、2024年に没後100年を迎えるフォーレと、ほぼ同時代を生きたデュパルクの歌曲から彼女 が神秘性を感じるという作品を選びました。
 フランス歌曲の繊細な響きを生かした歌唱を聴かせると共に、最後におか れたフォーレの「優しさ」ではピアノ演奏も披露。作曲家への深い共感を示しています。
 伴奏するヘッカーは歴史的な 鍵盤楽器の専門家で、ここではデュパルク作品に1868年製、フォーレには1879年製のエラールを用いて作品が生 まれた当時の響きを蘇らせるとともに、バーダーの柔らかな歌唱に寄り添う繊細な解釈を聞かせます。
 バーダーは画家 としても評価されており、解説書には彼女の作品が5点、カラーで印刷されています。
 




RESONUS CLASSICS



RES10340
\2700
ジャマイカ出身、イギリスを拠点とする作曲家エリナー・アルベルガ
アルベルガ:交響曲第1番「ストラータ」 他

 1. Tower タワー(2017)
 2-7. 交響曲第1番「ストラータ」(2022)
   2. Firmament 天空/3. Core 核/
   4. Mantle マントル/5. Crust 地殻/
   6. Sailing on Tethys テティス海での航海/
   7. Plumes プルーム
 8-13. Mythologies 神話(2000)
  8. Aurora オーロラ/9. Hercules ヘラクレス/
  10. Psyche プシュケ/11. Mars マーズ/
  12. Venus ヴィーナス/13. Bacchus バッカス
 全て世界初録音
カスタリアン四重奏団...1
BBC交響楽団
トーマス・ケンプ(指揮)

 録音:2023年9月20-22日 Studio 1, BBC Maida Vale Studios, ロンドン(UK)
 総収録時間:75分

 ジャマイカ出身、現在はイギリスを拠点とする作曲家エリナー・アルベルガの管弦楽作品集。彼女は5歳でピアニストになることを決意するとともにこの頃から作曲もはじめました。
 地元ジャマイカの音楽学校で基礎を学んだ後、ロンドンの王立音楽アカデミーに留学し研鑽を積み、卒業後はピアニストとして活動しましたが、2001年から作曲に専念し、数多くの作品を発表しています。
 2021年の誕生日には、英国音楽界への高い貢献が称えられ、大英帝国勲章(Order of the British Empire)が授与されるなどますます注目が高まっています。
 彼女の作品は複雑なハーモニーとダイナミズム、繰り返されるリズム・パターンが特徴。
 近年は不協和音の使用も目立つなど作風の変遷も見られますが、とりわけジャマイカの民族音楽の要素やジャズが取り入れられたピアノ曲などは高く評価されています。
 このアルバムには、アルベルガの親友でヴァイオリニスト、デイヴィッド・エンジェルの死を悼んで作曲した「タワー」、彼女初の交響曲で、地球の構造からインスピレーションを得たという「ストラータ」と、神話の登場人物たちを描いた「神話」の3作品を収録。
 演奏は、トーマス・ケンプが指揮するBBC交響楽団。「タワー」ではカスタリアン弦楽四重奏団も参加し、力強く創造性溢れる作品を存分に聴かせます。

 
 
 


RES10341
\2700
マドリガル再創造 -16世紀のマドリガーレ集
 1. クラウディオ・メールロ(1533-1604):Canzon decimottava
 2. ヨハン・ナウヴァッハ(1595–1630):Cruda Amarilli
 3. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):Cruda Amarilli
 4-5. チプリアーノ・デ・ローレ(1515頃-1565):Anchor che col partire
  4. エマニュエル・アドリアンセン(1540/55-1604)によるリュート組曲
   5. ジョヴァンニ・バティスタ・ボヴィチェッリ(1545-1618)
    によるディミニューション
 6. デ・ローレ:Vergine bella
  オラツィオ・バッサーニ(1570以前-1615)&
   オリヴァー・ウェバー(1969-)によるディミニューション
 7. モンテヴェルディ:『Il ballo dell'ingrate』よりEntrata & Ballo
 8. モンテヴェルディ:Ah, dolente partita
 9. モンテヴェルディ:『Il ballo dell'ingrate』よりAhi, troppo e duro
 10. クリストファーノ・マルヴェッツィ(1547-1599):
  Quarto Intermedio – 6声のシンフォニア(La Regione dei Demoni)
 11. ジュリオ・カッチーニ(1650頃–1618):
  Quarto Intermedio - Io che dal ciel from
 12. エミリオ・デ・カヴァリエーレ(1550頃-1602):
  Sesto Intermedio - O che nuovo miracolo
 13. ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/57頃-1612):
  カンツォン第1番 5声 Ch. 195
 14. ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525-1594):
  Vestiva i colli O・ウェバーによるディミニューション
 15. ロレンツォ・トラチェッティ(1555-1590):前奏曲 ト長調
 16. デ・ローレ:Hor che'l ciel et la terra
  O・ウェバーによるディミニューション
 17. デ・ローレ:Ben qui si mostra il ciel
  O・ウェバーによるディミニューション
 18-26. モンテヴェルディ:歌劇《オルフェオ》より
  18. Toccata/19. Prologue/20. 'Lasciate i monti'/
  21. 'Ahi caso acerbo'/22. 'Ma io ch'in questa lingua'/
  23. Sinfonia (act II)/24. Sinfonia (act III)/
  25. 'Vanne Orfeo'/26. Moresca
ハンナ・エリー(ソプラノ)
トビー・カー(ルネサンス・リュート、テオルボ)
モンテヴェルディ・ストリング・バンド
オリヴァー・ウェバー(ヴァイオリン&指揮)

 録音:2023年11月21-23日 St Michael's Church,Highgate(UK)
 総収録時間:63分

 イタリア16世紀初頭、当時流行していた世俗歌曲(フロットーラ)から派生したマドリガーレ(英語ではマドリガル)。
 詩節がなくリフレインもない自由詩を用い、テキストの抑揚に合わせてメロディーを作るこの形式は、何世代にもわたる音楽家たちにインスピレーションを与え数多くの作品が生まれました。
 このアルバムでは、親密なソロの歌曲からより劇的な歌劇の情景まで、各々の作曲家が趣向を凝らしたマドリガーレ形式の作品を聴くことができます。
 ヴァイオリニスト、オリヴァー・ウェバー率いるモンテヴェルディ・ストリング・バンド、ソプラノのハンナ・エリーとリュート奏者のトビー・カーによる演奏で。
 ウェバーはいくつかの曲に独自のディミニューション=旋律中の音を細かい音価の音符に細分することを加えています。

 
 
 


RES10335
\2700
20世紀のフルート協奏曲集 - イベール、ジョリヴェ、ロドリーゴ
 1-3. ジャック・イベール(1890-1962):
  フルート協奏曲(1934)
 4-5. アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):
  フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲(1949)
 6-8. ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):田園協奏曲(1978)
サミ・ユンノネン(フルート)
ヘルシンキ室内管弦楽団
ジャームズ・S・カハーン(指揮)

 録音:Uusi Paviljonki (Seppo Kimanen Hall),Kauniainen(フィンランド) 2023年10月11-14日
 総収録時間:55分

 2012年にフィンランドのヘルシンキ音楽センターでデビュー・リサイタルを行い、2018年にはヒューストン交響楽団のソリストとして登場、以降コンサートや録音など幅広く活躍するサミ・ユンノネン。
 このアルバムでは、20世紀のフルート協奏曲の名品3曲を、カハーンが指揮するヘルシンキ室内管弦楽団とともに巧みに演奏しています。
 イベールのフルート協奏曲は、ジャズや民謡の要素も用いられた彼の代表作の一つ。
 抒情的な雰囲気の中に軽妙さも併せ持つ粋な作品です。ジョリヴェの協奏曲は、パリ音楽院のコンクール課題曲として第二次世界大戦後に書かれた2楽章構成の作品。
 小規模ながら技巧的な見せ場が多く用意されています。
 ロドリーゴの「田園協奏曲」はジェームズ・ゴールウェイの委嘱作。スペインの田園風景を想起させる優雅な楽想が広がる美しい作品です。

 
 
 

RES10339
\2700
ジュディス・ウィアー、ジョナサン・ダヴ:オルガン作品集
 1. ジョナサン・ダヴ(1959-):The Dancing Pipes
 2. ジュディス・ウィアー(1954):Wild Mossy Mountains
 3. ウィアー:The Trees Unfold
 4. ウィアー:The Wild Reeds
 5. ダヴ:Christ unser Herr zum Jordan kam
 6. ウィアー:St Alban
 7. ウィアー:The Tree of Peace
 8. ウィアー:Ettrick Banks9. ダヴ:Niagara
トーマス・コーンズ(オルガン)

 録音:2023年10月29-31日、11月4日 the chapel of Tonbridge School, Kent(UK)
 総収録時間:58分

 1950年代生まれの2人の作曲家、ジョナサン・ダヴとジュディス・ウィアーのオルガン作品集。
 各々の音楽スタイルは異なりますが、どの作品も心に直接訴えかける強い訴求力を持っています。
 とりわけ「水」の描写力には両者特筆すべきものがあり、ウィアーの「Ettrick Banks エトリック・バンクス」におけるスコットランド地方の荒々しい川の流れや、ダヴの「Niagara ナイアガラ」の圧倒的な滝までがオルガンの豊かな響きで表現されています。
 他には、東欧の伝統的な民族楽器を模したウィアーの「The Wild Reeds ワイルド・リード」やオルガンならではのパイプの音を活かしたダヴの「The Dancing Pipes ダンシング・パイプ」などを収録。
 オルガニストのトーマス・コーンズが丁寧にこれらの作品に命を吹き込みます。

 
 
 

RES10345
\2700
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:管弦楽伴奏の歌曲集
 1. アイルランドの牧歌による6つの小品 - A Fairy Lough Op. 77 No. 2
 2. 十二夜 - Clown's Songs「Come Away Death」Op. 65 No. 2
 3. Is it the Wind of the Dawn?
 4. La belle dame sans merci
 5-7. 愛の勝利 Op. 82より
  5. I think that we were children/
  6. When in solemn stillness/7. O Flames of Passion
 8-10. 騎士の歌 Op. 17
  8. Marching Along/9. King Charles10. Boot, Saddle, To Horse
 11-13. 信仰の歌 Op. 97より
  11. To the Soul/12. Tears/13. Joy, Shipmate, Joy!
 14. アイルランドの歌とバラード - Chieftain of Tyrconnell
 15-16. 古いアイルランドの歌集より
  15. The Foggy Dew/16. When She Answered me
 17. O Ye Dead
 18-20. 古いアイルランドの歌集より
  18. Battle Hymn/19. Lament for O R O'Neill/
  20. Emer's Farewell to Cucullain
 21. エリンの歌 - The Alarm Op. 76 No. 22
 22. 聖書の歌 - A Song of Hope Op. 113 No. 3
シャロン・カーティ(メゾ・ソプラノ)
モーガン・ピアース(バリトン)
BBCシンガーズ...8-10
BBCコンサート・オーケストラ
ジョン・アンドルーズ(指揮)

 録音:2023年10月2-4日 Battersea Arts Centre,ロンドン(UK)
 総収録時間:73分

 アイルランドの作曲家スタンフォードは、7曲の交響曲や合唱作品で知られていますが、彼自身は19世紀末にマーラー、リヒャルト・シュトラウス、エルガー、バントックなどの作曲家によって独自の芸術形式として確立されつつあった管弦楽曲付き歌曲に特別な親近感を抱いていました。
 
 このアルバムは、2024年の作曲家の没後100年を記念してリリースされたもの。
 収録されているのはスタンフォードの自作歌曲やアイルランド民謡などを管弦楽伴奏に編曲したもの。
 これらの多くはヘンリー・ウッドの妻オルガ・ミハイロフら当時の高名な歌手たちのために作られており、素朴な歌の旋律がブラームス風の厚みのある管弦楽の響きに乗って歌われます。

 
 




INVENTA


INV1014
\2700
コエーリョ:音楽の花束(1620) 第3集
 1. Terceiro tento do 5º tom por bemol 第5旋法による第3テント
 2. Segundo tento do 3º tom 第3旋法による第2テント
 3. Segundo tento do 2º tom 第2旋法による第2テント
 4. Susana grozada シュザンヌはある日
 5. Segundo tento do 1º tom 第1旋法による第2テント
 6. Segundo tento do 4º tom 第4旋法による第2テント
 7. Tento do 7º tom natural 第7旋法によるテント
 8. Tento do 5º tom natural 第5旋法によるテント
アナ・マファルダ・カストロ(チェンバロ)

 (チェンバロ)Henk van Schevikhovenによるルッカースの復元楽器 1984年製
 録音:2023年10月2-5日 Igreja de Santo Andre、Mafra(ポルトガル)
 総収録時間:63分

 ポルトガル・ルネサンス期のオルガニスト、作曲家マヌエル・ロドリゲス・コエーリョの現存する唯一の作品集『Flores De Mvsica(音楽の花束)』。
 1620年に印刷され、スペイン王フィリペ3世に献上された500ページ以上にもなる この曲集は、17世紀に印刷された音楽作品としては最大級のものです。
 中には24のティエント、101のオルガン 伴奏による賛美歌など、コエーリョ作品に加えて当時の作曲家たちの作品も収録しています。
 コエーリョの作品は 込み入った対位法を用いることなく、比較的単純なハーモニーで明快に書かれているのが特徴で、同時代のスウェーリンク作品を思わせる見事な仕上がりとなっています。
 曲集の初版発行400年を記念して始まった当プロ ジェクトは、最新の研究結果を盛り込んだ新しい楽譜を用いられており、この第3巻ではチェンバロ奏者のアナ・マ ファルダ・カストロが、1984年にルッカースが復元したHenk van Schevikhoven製2段鍵盤の楽器を用いて7 曲のテントと、ルランド・ディ・ラッソの「シュザンヌはある日」に基づく曲を演奏しています。

 
 




<メジャー・レーベル>
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DG



4865992
\2600→\2390
〔デジパック仕様〕
《マリー・アワディス~Etudes Melodiques》
 ショパンとミニマル・ミュージックとアルメニアの感性

 マリー・アワディス:Etudes Melodiques
  1) エチュード第1番「Playing Games」、2) エチュード第2番「Breathless」、
  3) エチュード第3番「Ballade」、4) エチュード第4番「Empty Rooms」、
  5) エチュード第5番「Traces」、6) エチュード第6番「La Foret Oubliee」、
  7) エチュード第7番「Exodus」、8) エチュード第8番「Through the Window」、
  9) エチュード第9番「Unspoken Words」、10) エチュード第10番「Void」、
  11) エチュード第11番「L’horloge des Reves」、
  12) エチュード第12番「Unveiled」
マリー・アワディス(ピアノ)

 ショパンとミニマル・ミュージックとアルメニアの感性が出会う

 アルメニアのコンポーザー・ピアニストによるDGデビュー・アルバム

 アルメニアの作曲家でピアニストのマリー・アワディスは、ショパンとミニマル・ミュージックとアルメニアの感性を結集した、ドイツ・グラモフォンへのデビュー・アルバム『Etudes Melodiques』をリリースします。
 収録されているソロ・ピアノのための12トラックはアワディス特有のユニークな考えを明らかにし、彼女の音楽を豊かなものにしている様々な影響により作り上げられています。
 明らかに表面的な出発点となったショパンを含め、音楽院時代のクラシックの基礎を持ち続けながらも、それらはジャズやアワディスが子供の頃から知っていたアルメニアの民謡を通してバッハからカンチェリまでのすべての要素が織り交ぜられています。さらにアメリカとヨーロッパの2つのミニマリズムの要素も重要な役割を果たしています。

 祖先がアルメニア人のアワディスは戦争が続くレバノンで育ち、その後ドイツに移り住み音楽の勉強を続けました。
 それ以来彼女は自らの道を進み、音楽で自身を表現してきました。『Etudes Melodiques』はアワディスが自分に忠実であり続け、表面的なものを取り去り、その下にある感情を明らかにするという決意を表しています。

 「私の音楽は典型的なクラシックでもポスト・クラシカル/ネオ・クラシカルでも前衛的でもありません。
 私の心の中にあるのは、予め用意された構造を横切っていくテーマの連なりではなく、感情、絵、物語あるいは場所です。
 私にとっての理想は、私の直観的なアプローチをアメリカのミニマリズムの正確なリズムとヨーロッパのミニマリズムの精神性とアルメニア音楽の感性と結びつけることです。
 なぜならそれが私、つまりアルメニア人とレバノン人とドイツ人を合わせたのが私だからです」――マリー・アワディス

 「このプロジェクトは音楽と創造性に対する私の深い情熱を表しているだけではなく、世界中の女性に関わる励ましと自分探しの旅を具体的に表現しています。
 あなたが夢と信念を追求し、恐れよりも愛を選び、あなたが内なる声に注意深く耳を傾けるようになることを約束するものです」――マリー・アワディス

 【録音】2023年6月 ベルリン、テルデックス・スタジオ
 


こういう音楽になるようです。
「エチュード第2番: Breathless」
https://youtu.be/08dn6xY7dhM?si=zCbu6SA-ycrDMBTe

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4865393
(CD)
\2600→\2390
時代を超えたプロジェクト第2弾
《Fragments II―リリ・ブーランジェ》

リリ・ブーランジェ:
 1) 夜想曲(polaroit Rework)、2) Sometimes I’m sad(Gryr Rework)、
 3) Soleils de Septembre(Angara Rework)、4) 反映(il:lo Rework)、
 5) 行列(Niklas Paschburg Rework)、6) 行列(Fejka Rework)、
 7) 行列(Marta Cascales Alimbau Rework)、
 8) 反映(Rodriguez Jr. Evocation Remix)、9) 明るい庭から(Ann Clue Remix)、
 10) 水の精(JOPLYN Rework)、11) Soir sur la plaine(Anja Schneider Remix)、
 12) 反映(Gryr Rework)、13) 明るい庭から(Keni Sakuda Remix)、
 14) 古い庭から(Snorri Hallgrimsson)
polaroit(1)、
Gryr(2, 12)、
Angara(3)、
il:lo(4)、
ニコラス・パッシュバーグ(5)、
Fejka(6)、
マルタ・カスカレス・アリムバウ(7)、
ロドリゲスJr.(8)、
アン・クルー(9)、
Joplyn(10)、
アーニャ・シュナイダー(11)、
Keni Sakuda(13)、
Snorri Hallgrimsson(14)
4865394
(2LP)
\6400
(180g重量盤)
〔Gatefold仕様〕
《Fragments II―リリ・ブーランジェ》
リリ・ブーランジェ:
《LP 1》
 [Side A]
  1) 夜想曲(polaroit Rework)、2) Sometimes I’m sad(Gryr Rework)、
  3) Soleils de Septembre(Angara Rework)、4) 反映(il:lo Rework)/
 [Side B]
  1) 行列(Niklas Paschburg Rework)、2) 行列(Fejka Rework)、
  3) 行列(Marta Cascales Alimbau Rework)/
《LP 2》
 [Side A]
  1) 反映(Rodriguez Jr. Evocation Remix)、2) 明るい庭から(Ann Clue Remix)、
  3) 水の精(JOPLYN Rework)/
 [Side B]
  1) Soir sur la plaine(Anja Schneider Remix)、2) 反映(Gryr Rework)、
  3) 明るい庭から(Keni Sakuda Remix)、4) 古い庭から(Snorri Hallgrimsson)
polaroit(LP 1: Side A: 1)、
Gryr(LP 1: Side A: 2, LP 2: Side B: 2)、
Angara(LP 1: Side A: 3)、il:lo(LP 1: Side A: 4)、
ニコラス・パッシュバーグ(LP 1: Side B: 1)、
Fejka(LP 1: Side B: 2)、
マルタ・カスカレス・アリムバウ(LP 1: Side B: 3)、
ロドリゲスJr.(LP 2: Side A: 1)、
アン・クルー(LP 2: Side A: 2)、
Joplyn(LP 2: Side A: 3)、
アーニャ・シュナイダー(LP 2: Side B: 1)、
Keni Sakuda(LP 2: Side B: 3)、
Snorri Hallgrimsson(LP 2: Side B: 4)

 一人の偉大な作曲家の作品を現代アーティストたちがリワーク&リミックス

 時代を超えたプロジェクト第2弾

 今日最も革新的なアーティストたちを招き、過去と現在の音楽を称えるアルバム・プロジェクト『Fragments』。フランスの作曲家エリック・サティに焦点を当てて大成功を収めた第1弾に続いて、第2弾となるこの『Fragments II』で取り上げるのは、26歳という短い生涯でありながら、人から、社会からそして芸術からの影響を強く受け、その後のアーティストや音楽家のアートシーンにも影響を与えたフランスの女性作曲家リリ・ブーランジェです。
 リリ・ブーランジェは2歳から神童ぶりを発揮し、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ハープを得意としました。
 姉は作曲家、指揮者、ピアニスト、教育者としても名高いナディア・ブーランジェです。
 今回のアルバムでは、作曲をする一人の女性ではなく、女性である一人の作曲家に焦点を当てたいと考え、彼女の作品が現代の環境の中でどのような役割を果たせるのかを世界に示そうとしています。
 その結果、個人としてとともに全体としてもそれぞれのアーティストの個性的な音楽体験の旅によって特徴づけられた独特のサウンド・ワールドとなり、彼らのリリ・ブーランジェへの敬意が表現され、過去のものが彼ら自身の今の音の環境の中に置き換えられています。

 ●この新たなリクエストを再び熱狂的に引き受けてくれたエレクトロニクスのアーティストたち、ニコラス・パッシュバーグ、Fejka、ロドリゲスJr.、アーニャ・シュナイダーなどが素晴らしいリミックスやリワークを披露しています。

 ●2024年2月から9月の間に、毎月最新トラックがデジタル・リリースされ、それらがまとめられて『Fragments II―リリ・ブーランジェ』として発売されます。





理解しろとは言わない、感じろ、ということなのか。
Sometimes I’m sad(Gryr Rework)
https://youtu.be/zW8q7DZXXNs?si=j1ybgm2o-3NFPKqK




これが前作のジムノペディ第1番(Dominik Eulberg Rework)
もう時代が変わっているのか
https://youtu.be/QOr79-LaF1g?si=2SAq2r4YwknFMXYj



前作の「サティ」
近未来の音楽・・・といいたくなるが、これがすでに「いま」なのかもしれない


4839511
\2600
時代を超えたプロジェクト第1弾
《Fragments―エリック・サティ》

サティ:
 1)『冷たい小品』より第2曲:歪んだ踊り―2. Passer(TWO LANES Rework)、
 2) ジムノペディ第3番(Henrik Schwarz Rework)、
 3) グノシエンヌ第1番(Monolink Nostalgia Remix)、
 4)『絵に描いたような子供らしさ』より第2曲:子守歌(Christian L?ffler Rework)、
 5) 『最後から2番目の思想』より第1曲:牧歌(Snorri Hallgrimsson Rework)、
 6) ジムノペディ第3番(Pantha du Prince Rework)、
 7) グノシエンヌ第1番(Grandbrothers Rework)、
 8)『バラ十字教団のファンファーレ』から第1曲:教団の歌(Moritz Fasbender Rework)、
 9) ジムノペディ第1番(Dominik Eulberg Rework)、
 10) グノシエンヌ第5番(French 79 Rework)、
 11) グノシエンヌ第1番(Kid Francescoli Rework)、
 12) 『バラ十字教団のファンファーレ』から第1曲:教団の歌(Sascha Braemer 5pm Remix)
TWO LANES(1)、
ヘンリク・シュワルツ(2)、
モノリンク(3)、
クリスチャン・レフラー(4)、
Snorri Hallgrimsson(5)、
Pantha du Prince(6)、
グランドブラザーズ(7)、
Moritz Fasbender(8)、
ドミニク・オイルベルク(9)、
French 79(10)、
キッド・フランチェスコリ(11)、
サシャ・ブレーマー(12)
4839552
(2LP)
\6400

 一人の偉大な作曲家の作品を現代アーティストたちがリワーク、リミックス
 時代を超えたプロジェクト第1弾

 ●アルバム『Fragments』は、年に一度エレクトロニックのアーティストたちによる伝統曲と現代曲を組み合わせた作品をお届けします。
  毎年一人の作曲家を取り上げ、その作品にインスパイアされたアーティストたちが作り上げる作品集が、結果として全体でその作曲家の作品に新しい見解を見出すことになるでしょう。
  まず初めに登場するのが「エリック・サティ」。フランスのミニマル音楽のパイオニア。
  一風変わったアーティストですが、その時代の社交場で非常に人気がありました。環境音楽という言葉ができる以前の環境音楽作曲家といえます。
  100年後の現在でも再評価され、愛されている作曲家です。

 ●サティの音楽に取り組むアーティストたちは、全員が熱狂的に引き受けてくれることとなり、その結果驚くべきリミックス、リワークされたコレクションが出来上がりました。
  ドイツからは人気プロデューサーのクリスチャン・レフラー、デュオのグランドブラザーズ、DJ/プロデューサーのドミニク・オイルベルク、DJのサシャ・ブレーマー、そしてベルリンの兄弟デュオ、TWO LANES、プロデューサーでシンガー・ソングライターのモノリンク、DJ/クリエーターのヘンリク・シュワルツ、フランスのマルセイユからはポップ・デュオ、キッド・フランチェスコリと映画・TVの仕事とアルバムのプロデュースを行っているFrench 79などが参加しています。

 ●2021年8月から2022年5月に毎月リリースされた最新トラックをすべて収めたCDとなります。『Fragments』は、クラシックとエレクトロニック、家で聴くものと芸術作品、古いものと新しいものの間を行き来するプロジェクトです。
   

 



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DECCA



5875717
(CD)
\2600→\2390
《マックス・リヒター~In A Landscape》
 マックス・リヒター:
  1) They Will Shade Us With Our Wings、2) Life Study I、
  3) A Colour Field (Holocene)、4) Life Study II、5) And Some Will Fall、
  6) Life Study III、7) The Poetry of Earth (Geophony)、8) Life Study IV、
  9) Only Silent Words、10) Life Study V、11) Late and Soon、12) Life Study VI、
  13) Andante、14) Life Study VII、15) A Time Mirror (Biophony)、
  16) Life Study VIII、17) Love Song (after JE)、
  18) Life Study IX、
  19) Movement, Before All Flowers
マックス・リヒター
 (プロデュース、ピアノ、ハモンド・オルガン、エレクトロニクス)他

5882352
(2LP)
\6400
《マックス・リヒター~In A Landscape》
 マックス・リヒター:
 《LP 1》
  [Side A]
   1) They Will Shade Us With Our Wings、2) Life Study I、
   3) A Colour Field (Holocene)、4) Life Study II/
 [Side B]
  1) And Some Will Fall、2) Life Study III、3) The Poetry of Earth (Geophony)、
  4) Life Study IV、5) Only Silent Words、6) Life Study V/
 《LP 2》
  [Side A]
   1) Late and Soon、2) Life Study VI、3) Andante、4) Life Study VII、
  5) A Time Mirror (Biophony)、6) Life Study VIII/
 [Side B]
  1) Love Song (after JE)、2) Life Study IX、3) Movement, Before All Flowers

 現代で最も影響力のある作曲家が自らのテーマを新たなる視点で追い求めた最新作

 現代で最も影響力のある作曲家と表現されることもあるマックス・リヒター。
 この最も重要なアーティストのニュー・アルバム『In A Landscape』が発売されます。
 
 このアルバムについてリヒターは次のように語っています。
  「私にとってこの録音の音楽は両極端のものを結び付けたり調和させたりするようなものです。
  アコースティック楽器とエレクトロニクス、自然界と人間界、そして生命に関する大きな考えと個人的で内面的なもの。
  これは私が2004年のアルバム『ブルー・ノートブック』で探求し始めたことが原動力となり、この新しいプロジェクトはそのアルバムと多くのものを共有しています。
  ある点ではこの録音は以前の作品のテーマをもう一度見直したものですが、2024年の私たちの世界と私たちの暮らしの視点からのものです。
  タイトルは「Inner Landscape(内面の風景)」と聞き間違えやすいですが、この録音のいくつかの考えを指しています。
  タイトルの“内面の風景”の話はここまで。もう一つの風景、つまり私たちが送っている日々の暮らしの風景もこの録音にいくつかの異なる方法で含まれています。
  トラック間の間奏曲のような「Life Study」は私のツアー中の旅やスタジオでの日常生活からのフィールド・レコーディングです。
  一方楽曲自体はいつものように私が経験する私たちのここでの暮らしと日々の暮らしの今をどう理解するのか、その答えを求める私の試みです」。

 マックス・リヒターは1966年ドイツ生まれ。エディンバラ大学と英国王立音楽院でピアノと作曲を学んだ後、フィレンツェでルチアーノ・ベリオに作曲を師事。
 2002年、オーケストラとエレクトロニクスのための『メモリーハウス』でソロ・アルバム・デビューを果たし、アメリカの「Pitchfork」によって「画期的」と評されました。
 その後も多くのアルバムをリリースし、ポスト・クラシカルのカリスマ作曲家として絶大な人気を集めています。




 大メジャー・レーベルからこういうアルバムが立て続けに3タイトル出るというのは偶然ではないような気がする。
 時代が動いているのだ。



Max Richter - Movement, Before All Flowers (Visualiser)
https://youtu.be/MuWkgLc7N_0?si=yX9M7ifnP1kDRSU2


 



<国内盤>


HARMONIAMUNDI

日本独自企画SACDシリーズ・限定盤。
ハルモニアムンディからハイレゾ・マスターをライセンスし日本でDSDマスタリング。
 イザベル・ファウストの「SOLO」および名手ぞろいのシューマン室内楽が登場!
 さらに長らく廃盤だったアルカント・カルテットの大名盤もSACDハイブリッドで登場!!!

HMSA 0075
(SACD シングルレイヤー)
\5500
日本独自企画SACDシリーズ
SOLO/イザベル・ファウスト
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
 ■ニコラ・マッテイス・Jr(息子)(1670年代後半~1737):
  ファンタジア イ短調"Alia Fantasia"(ソロ・ヴァイオリンのための2つのファンタジアより) 
 ■ニコラ・マッテイス・Sr(父)(1650年頃-1713以降):
  ヴァイオリンのためのエア集(Ayres for the Violin(抜粋))
 ・プレリュード ・パッサッジョ・ロット - アンダメント・ヴェローチェ ・ファンタジア 
 ■ヨーハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755):ソナタ イ短調
  〔I. プレリュード - II. アレグロ - III. ジーガ - IV. 変奏〕 
 ■ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770):
  ソロ・ヴァイオリンのためのアミュズモン op.18(抜粋)
   〔アレグロ - アレグレット - アンダンティーノ - アレグロ/マエストーゾ- アリア/
    グラティオーゾ - ヴァリアツィオーネ - アルトロ - アルトロ〕
 ■ヨハン・ヨーゼフ・ヴィルスマイアー(1663-1722):パルティータ第5番 ト短調
 ■ハインリヒ・イグナツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
  パッサカリア ト短調「守護天使」(ロザリオのソナタより)

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 
 イザベル・ファウスト「SOLO」驚異的なまでの集中がこだわりのDSDマスタリングにより、より鮮烈に近く感じられる

 ヴァイオリン/ヤコブス・シュタイナー(1658)
 録音:2020年4月、テルデックス・スタジオ、ベルリン/2024年DSDマスタリング【技術監修:角田郁雄/関口台スタジオ・辻裕行】
 日本独自企画・限定盤、国内製作、三方背ケース入り・解説付

 世界最高峰のヴァイオリン奏者、イザベル・ファウスト。深遠極まりない、無伴奏による新譜の登場。
 奏でている音色はやわらかく、フレーズのひとつひとつ にふくよかな息遣いの音楽が宿っていながら、驚異的な集中にはただならぬオーラと鬼気迫るものすら感じさせるような演奏。
 ファウストの音楽だけでなく、彼 女が音楽に向かう姿勢までもが鮮烈にとらえられているかのうような、圧倒的な録音を、角田郁雄氏技術監修のもと、こだわりのDSD マスタリング。
 マスタリングには、キング関口台スタジオ独自の高音質機材、そして、マスタークロック・ジェネレーターにはMUTEC のREF10 SE120 を使用。
 ファウストの気魄、 集中、息遣い、腕が空気を動かすようすまでが聴こえてくるようです。

 プログラムはバロック後期の無伴奏ヴァイオリン作品。冒頭のマッテイス(息子)の作品 は3 分半ほどの作品。
 ファウストの演奏は静かに始まりますが、次第にこの楽曲のもつバッハのシャコンヌのような鬼気迫る凝縮された世界に、聴き手は金縛り にあったように引き込まれてしまいます。
 ニコラ・マッテイス(息子)は当時コレッリのソナタを非常に優雅に演奏した、という記録が残されており、卓越した技 術と音楽性を兼ね備えていた奏者だったことがうかがわれます(ハプスブルク家の宮廷に仕え、残されている作品はヴァイオリン作品よりむしろバレエ音楽が多い)。

 ピゼンデルはドレスデン宮廷楽団に仕えたドイツの最高のヴァイオリン奏者でした。イタリアを訪れ、ヴィヴァルディに師事し親交を深めたことでも名を残し ています。彼のソナタはバッハにも影響を与えたと考えられています。

 ギユマンはルイ15世やポンパドゥール夫人に仕えたヴァイオリン奏者・作曲家で、当時知名度・俸給の高さで群を抜いた存在でした。
 しかし浪費癖があり晩年は借金に苦しみ飲酒も過ぎるようになるなど、波乱の人生を送ったといわれています。 舞曲風の楽曲が連なるこのop.8 は美しい装飾的な旋律が魅力です。

 ヴィルスマイヤーは、ザルツブルク生まれで、ビーバーが率いる楽団の奏者でした。
 この作品は彼の唯一の出版譜に含まれるもので、楽譜の表紙には通奏低音を伴う作品を意図していた形跡もありますが、現在はソロ・パートのみが現存。ビーバー のスコルダトゥーラの技法も取り入れた作品となっています。

 ディスクの最後に収められているビーバーのパッサカリアは、無伴奏ヴァイオリン作品の最高峰 のひとつ。
 ファウストの音楽は、たしかな歩みで音楽を運びつつ、音の余白にまで、研ぎ澄まされた神経が行き届いていることが感じられるもの。
 なにかに突 き動かされているように激しさを増す装飾は美しさを一切失わず、その音の連なりが織りなす空気は、人智を超えた神秘の領域を感じさせます。
 
 

HMSA 0076
(SACD シングルレイヤー)
\5500
日本独自企画SACDシリーズ
 イザベル・ファウスト
シューマン:
 ピアノ四重奏曲 変ホ長調 op.47
 ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44*
イザベル・ファウスト
 (ヴァイオリン/
  1704年製ストラディヴァリウス"
   スリーピング・ビューティ"、
    クレモナ)
*アンネ・カタリーナ・シュライバー
 (ヴァイオリン/
  作者不明、1700年頃、オランダ)
アントワン・タメスティ
 (ヴィオラ/1672年製
  ストラディヴァリウス、
   クレモナ)
ジャン=ギアン・ケラス
 (チェロ/1696年製
  ジョフレド・カッパ、トリノ)
アレクサンドル・メルニコフ
 (フォルテピアノ/1851年製
  プレイエル、パリ)

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 おそろしいまでに最高のメンバーによるシューマン。こだわりのDSDマスタリングによりすべての楽器の音色がより豊かに深く響く

 録音:2021年6月、トロッシンゲン、連邦アカデミー/2024 年DSDマスタリング【関口台スタジオ/技術監修:角田郁雄】
 日本独自企画・限定盤、国内製作、三方背ケース入り・解説付

 おそろしいまでに最高のメンバーがそろったシューマンのピアノ四重奏&五重奏曲録音がSACD シングルレイヤーで登場。
 ハルモニアムンディからハイレゾ音 源をライセンスして、角田郁雄氏技術監修のもと、こだわりのDSD マスタリング。
 マスタリングには、キング関口台スタジオ独自の高音質機材、そして、マスター クロック・ジェネレーターにはMUTEC のREF10 SE120 を使用。
 
 四重奏冒頭の、何が始まるんだろうという雰囲気から驚きの豊かな広がりを感じます。名手たちが奏でる楽器それぞれの音色もより際立っております。
 メンバーは、世界最高峰のヴァイオリン奏者ファウスト、フライブルク・バロック・オーケスラの創 設メンバーでもある名手シュライバー、ヴィオラ・スペースの音楽監督など日本にもゆかりの深い世界最高のヴィオラ奏者タメスティ、現代からマラン・マレ、どんなジャンルのものも神業の完成度と鋭さで弾いてしまうケラス、そしてスケールが大きく、種々の楽器を神業の完成度で弾き分けるメルニコフ(シュライバーは 五重奏に参加)。これ以上のメンバーはなかなかそろわないでしょう。

 弦楽器ひとりひとりの歌がそれぞれ際立っていながらも見事に融和しております。
 そこを貫くように陰になり日向になりながら自在に歌い翔けるメルニコフのフォルテピアノが、全体をロマンティックの方向にリードしており、全体のバランスも極め てよい仕上がり。
 最高の形で実現した「名手たちによる室内楽」となっています。
 一音一音が過ぎていくのがもったいないような演奏を、こだわりのDSD マス タリングでより豊かな広がりをもって楽しむことができます。
 
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HMSA 0074
(SACD Hybrid)
\5500
日本独自企画SACDシリーズ
長らく廃盤だったアルカント・カルテットの大名盤がSACDハイブリッドで復活
息もつかせぬドビュッシー、贅肉のないラヴェル、
 完璧な「美」のデュティユー

  ドビュッシー(1862-1918):弦楽四重奏曲 ト短調 op.10
  デュティユー(1916-2013):
   弦楽四重奏のための《夜はかくの如く》 
  ラヴェル(1875-1937):弦楽四重奏曲 ヘ長調
アルカント・カルテット

 息もつかせぬドビュッシー、贅肉のないラヴェル、完璧な「美」のデュティユー。2010年アカデミー賞受賞のアルカント・カルテットの名盤がSACD ハイブリッドで登場!

 録音:2009年10月/2024年DSDマスタリング【キング関口台スタジオ・辻裕行】
 日本独自企画・限定盤、国内製作、三方背ケース入り・解説付

 2010 年レコード・アカデミー賞大賞銅賞・室内楽曲部門受賞の名盤がSACD Hybridで登場。
 ハルモニアムンディからハイレゾ音源をライセンスして、 日本でDSD マスタリングを施しました(限定盤)。
 
 アルカント・カルエットは、ヴァイオリンにアンティエ・ヴァイトハース(クライスラー国際、バッハ国際、ハノーファー の3 つのコンクールで優勝。カメラータ・ベルンの音楽監督。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン教授)、ダニエル・ゼペック(ドイツ・カンマーフィルのコンサー トマスター)、ヴィオラにタベア・ツィンマーマン(ジュネーヴ国際、モーリス・ヴュー、ブダペスト国際の3 つのコンクールで優勝、世界第一線のソリストであり、 ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン教授)、そしてチェロにジャン=ギアン・ケラス(アンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・チェロ奏者を1990-2001 務める。
 世界第一線のソリストであり、ドイツ・フライブルク音楽大学教授)という注目のメンバーが集結した夢のカルテット。
 近年はカルテットとしては目立っ た活動はありませんが、その演奏は今なお録音・演奏会史上、聴き手の耳と心に鮮烈に焼き付いています。
 
 当盤はカルテットの王道レパートリー、ドビュッシー とラヴェルにデュティユーという魅力のプログラムです。
 ドビュッシーの冒頭の各声部が反行しながら動くさま、陽が差したような明るい音色のハーモニー、くす んだハーモニー、辛口でパンチの利いたハーモニー、官能的に薫る旋律など、刻一刻と変わる表情すべてが豊かに響きます。
 ラヴェルの第1 楽章冒頭、息が深 めにとられた絶妙なテンポ設定で、各パートの奏者たちの奏でる旋律線が、絡み合いながら上下に動く様の完璧な「美」を堪能できます。
 「夜」に秘められた妖 しくも官能的な世界が薫るデュティユー作品では、ピチカート、グリッサンド、トレモロ、ハーモニクスなど様々な技巧が用いられていて、このメンバーにしか成 しえない完璧な美が広がっています。
 



<LP>


DG(LP)


4865436
(17LP)
\54400
〔180g重量盤LP〕
《ヘルベルト・フォン・カラヤン~ブルックナー:交響曲全集》
ブルックナー:
《LP 1》
交響曲第1番ハ短調(1877年リンツ稿/ハース版)
 [Side A]1) 第1楽章、2) 第2楽章/
 [Side B]1) 第3楽章、2) 第4楽章/
《LP 2》
 交響曲第2番ハ短調(ノーヴァク版)
 [Side A]第1楽章/[Side B]第2楽章/
《LP 3》
 交響曲第2番ハ短調(ノーヴァク版)
 [Side A]第3楽章/[Side B]第4楽章/
《LP 4》
 交響曲第3番ニ短調(ノーヴァク版)
 [Side A]第1楽章/[Side B]第2楽章/
《LP 5》
 交響曲第3番ニ短調(ノーヴァク版)
 [Side A] 第3楽章/
 [Side B] 第4楽章/
《LP 6》
交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1878/80年稿)
[Side A]第1楽章/[Side B]第2楽章/
《LP 7》
交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1878/80年稿)
 [Side A]第3楽章/[Side B]第4楽章/
《LP 8》交響曲第5番変ロ長調
 [Side A]第1楽章/[Side B]第2楽章/
《LP 9》交響曲第5番変ロ長調
 [Side A]第3楽章/[Side B]第4楽章/
《LP 10》
交響曲第6番イ長調
 [Side A]第1楽章/[Side B]第2楽章/
《LP 11》
交響曲第6番イ長調
 [Side A]第3楽章/[Side B]第4楽章/
《LP 12》
 交響曲第7番ホ長調(ハース版)
 [Side A]第1楽章/[Side B]第2楽章/
《LP 13》
 交響曲第7番ホ長調(ハース版)
 [Side A]第3楽章/[Side B]第4楽章/
《LP 14》
 交響曲第8番ハ短調
 [Side A]第1楽章/[Side B]第2楽章/
《LP 15》
 交響曲第8番ハ短調
 [Side A]第3楽章/[Side B]第4楽章/
《LP 16》
 交響曲第9番ニ短調
 [Side A]第1楽章/[Side B]第2楽章/
《LP 17》
 交響曲第9番ニ短調
 [Side A]第3楽章
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 ブルックナー生誕200周年記念。

 “歴史的指標”と謳われたカラヤンとベルリン・フィルによる交響曲ツィクルス録音  LP17枚組ボックス・セット

 オーストリアの作曲家、アントン・ブルックナーが2024年に生誕200周年を迎えるのを記念して、ヘルベルト・フォン・カラヤンがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と1975年から1981年にかけて録音した交響曲ツィクルスがLP17枚組のボックス・セットで発売されます。
 シリアルナンバー入りの限定盤。

 この録音は“ブルックナー録音の歴史的指標”(『グラモフォン』誌)と謳われた、カラヤン最高の演奏でもあります。録音はすべてベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオのライナー・マイヤールとシドニー・C.マイアーによって新たにリマスタリングされ、ミックスされました。
 交響曲第4番から第9番(1975~79年のアナログ録音)は8トラックテープから、「オリジナル・ソース・シリーズ」の基準に従って行われ、1980年と1981年にデジタル録音された第1番から第3番は同じチームにより、同じくエミール・ベルリナー・スタジオで新たにリマスタリングされ、カットされました。

 17枚のLPは、オリジナル・アートワークの8枚の2LPゲートフォールド(第2番~第9番)と1枚のシングルスリーブ(第1番)に収められ、オリジナルのライナーノーツ、追加されたアーティスト写真、録音資料を掲載しています。
 また1980年に初めて全曲盤がリリースされた際のライナーノーツと最適な音質を得るために行った新たなリマスタリングの試みと並外れた成功についてのライナー・マイヤールによる解説が掲載された追加のリーフレットもあります。

 【録音】1981年1月(第1番、第2番)、1980年9月(第3番)、1975年4月(第4番、第7番)、1月(第8番)、9月(第9番)、1976年12月(第5番)、1979年9月(第6番)、ベルリン
  

















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