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≪第125号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その4 2024/10/1~



10/4(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS

BIS SA 2508
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
ロンドンを拠点とする ピリオド楽器のアンサンブル
アンサンブル・ヘスペリ
 あなたの庭への贈り物~植物大好きテレマンのための

 (1)オズワルド:アネモネ
 (2)ヘンデル:6つのソナタ Op.2より第1番 ロ短調 HWV 386b
 (3)テレマン:ファンタジア第9番 ホ長調 TWV 40:10
 (4)テレマン:ソナタ第1番 イ長調 TWV 43:A1
 (5)オズワルド:ヒヤシンス
 (6)グラウン:トリオ・ソナタ ニ長調 WV Cv:XV:99
 (7)オズワルド:チューリップ
 (8)テレマン:トリオ・ソナタ ト短調 TWV 42:g9
アンサンブル・ヘスペリ
 マリー=ジャネット・リース
  (ヴォイス・フルート(1)(2)(4)(6)、
   アルト・リコーダー(3)(8)、
   ソプラノ・リコーダー(7))
 マグダレーナ・ロト=ヒル
  (バロック・ヴァイオリン)(1)(2)(4)-(8)
 フローレンス・プティ
  (バロック・チェロ)(1)(2)(4)-(8)
 トーマス・アリー(チェンバロ)(1)(2)(4)-(8)

 ロンドンを拠点とする ピリオド楽器のアンサンブル・ヘスペリが テレマンの植物への情熱を音楽で祝う!

 セッション録音:2024年2月21~23日/SJEアーツ、オックスフォード(イギリス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、57:30

 SACDハイブリッド盤。
 18世紀のヨーロッパでは多くの富裕層が植物学に情熱を注ぎ、それは園芸の楽しみをはるかに超えたものでした。
 テレマンもその一人。 友人や文通相手にしばしば標本を送ってくれるよう頼み、自身のコレクションを増やしていきました。その友人にはヘンデルもいます。
 テレマンは植物(花)と音楽 の色彩で満たされていました。

 ロンドンを拠点に活動するピリオド楽器の「アンサンブル・ヘスペリ」がテレマンの植物への情熱を讃えるプログラムをお届けします。
 テレマンは友人に宛てた手 紙の中で、ヒヤシンス、チューリップ、そしてアネモネへの情熱を語っています。
 当アルバムではテレマンと植物にまつわる作品を演奏。オズワルドの「アネモネ」「ヒ ヤシンス」「チューリップ」も収録しております。


いい感じの皆さんです。





よろしければ動画どうぞ。
Ensemble Hesperi: Telemann Sonata in G Minor
https://youtu.be/MRJp_wtYx5o?si=GkjcBLFgn3VckI5N

 
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BIS SA 2731
(SACD HYBRID)
\3100→\2890
鈴木雅明
J.S.バッハ:オルガン作品集 Vol.6

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  ライプツィヒ・コラール(BWV651~BWV661)
   1. 幻想曲「来たれ聖霊、主なる神よ」BWV651
   2.「来たれ聖霊、主なる神よ」BWV652
   3.「バビロンの流れのほとりで」BWV653
   4.「装うべし、おお愛する魂よ」BWV654
   5. トリオ「主イエス・キリストよ、われらに眼を向けたまえ」BWV655
   6.「おお、罪のない神の仔羊」BWV656
   7.「今ぞ、もろびと、神に感謝せよ」BWV657
   8.「われは神から離れまじ」BWV658
   9.「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」BWV659
   10. トリオ「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」BWV660
   11.「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」BWV661
鈴木雅明
 (オルガン/シュニットガー製作)
KKC 6890
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 鈴木雅明によるバッハのオルガン作品全集第6集は、 名器マティニ教会のシュニットガー・オルガンを演奏した 最高傑作「ライプツィヒ・コラール」第1弾!

 セッション録音:2023年11月20~24日/マティニ教会(フローニンゲン)
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)
 エディティング&ミキシング:ハンス・キプファー
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、60:14
 輸入盤・日本語帯・解説付、【解説:クリストフ・ヴォルフ(訳:中村ひろ子)】

 SACD ハイブリッド盤。
 大好評を博している鈴木雅明によるヨハン・ゼバスティアン・バッハのオルガン作品全曲録音。
 第6 弾はライプツィヒ・コラールの最初の11曲(BWV651~ BWV661)が収録されています。

 1739年頃に構想されたこの曲集は、バッハがワイマールに滞在していた1708年から1717年にかけて作曲したオルガン・コラールを「再編集」したもの。
 コラー ルはバッハが特に惹かれたルター派の旋律に基づいており、信徒が歌うための前奏曲としてではなく、聖餐式の伴奏曲や演奏会用の作品として作曲されたもの です

 オルガン小曲集、シューブラー・コラール、クラヴィーア曲集第3巻とともにライプツィヒ・コラールはバッハのオルガン音楽の頂点に位置します。
 この録音で 鈴木雅明は、オランダのフローニンゲンにあるマティニ教会のシュニットガー・オルガンを演奏。
 アルプ・シュニットガー(1648 ~1719)は17世紀の北ドイツ で最も有名なオルガン製作者でブクステフーデ、ヘンデル、バッハもシュニットガーのオルガンを絶賛・愛奏していました。鈴木雅明による格調高い演奏でバッハ の名曲をお楽しみください。

 演奏の素晴らしさはもちろんのこと、BIS の技術陣による録音であることも注目。
 SACD 層は5.0 Surround sound で収録されております。

 
 



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CLAVES



50 3096
\4000→\3690
たかい!
ミラノ・スカラ座管弦楽団のメンバー
「カメリスティ・デラ・スカラ」、
 ベートーヴェンの第2番とモーツァルトの「ハフナー」

  ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36
  ベートーヴェン:序曲「プロメテウスの創造物」Op.43
  モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 KV.385「ハフナー」
カメリスティ・デラ・スカラ
ウィルソン・エルマント(指揮)

 ミラノ・スカラ座管弦楽団のメンバーで構成される室内オーケストラ「カメリスティ・デラ・スカラ」が、ベートーヴェンの第2番とモーツァルトの「ハフナー」を録音。

 セッション録音:2021年11月/ダル・ヴェルメ劇場、ミラノ(イタリア)/DDD、ディジパック仕様、59:15

 ミラノ・スカラ座管弦楽団のメンバーで構成される室内オーケストラ「カメリスティ・デラ・スカラ」は1982年に創設。
 主なレパートリーには18 世紀から現代 まで、あまり知られていない作曲家の作品の普及と支持にも情熱を注いでいます。
 これまでにマキシム・ヴェンゲーロフ、ゴーチエ・カピュソン、ルノー・カピュソン、 フランチェスコ・ピエモンテージ、アレクサンドル・カントロフ、ダヴィド・フレイ、ティル・フェルナー、ダニエル・ミュラー=ショット、セルゲイ・ババヤン、アレクセイ・ ヴォロディンといった世界的な演奏者と定期的に共演しているほか、ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席奏者もソリストとして出演しています。

 当アルバムでは2017年より首席客演指揮者をつとめるウィルソン・エルマントが指揮を務め、ベートーヴェンの交響曲第2番、序曲「プロメテウスの創造物」、 そしてモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」を収録。
 歴代のミラノ・スカラ座管弦楽団が育て上げた独特の音色とフレージングはこの室内オーケストラでも聴 くことができ、非常に丸みのあるふくよかなサウンドを聴かせてくれます。
 きめ細やかで表情豊かな演奏をお楽しみください。

 
 
 

50 3100
\4000
ERRER
 1. Ouverture(1:45)/2. Emersion(4:53)/
 3. Errance I(1:32)/4. Pluie d'ete(11:06)/
 5. Remanence(4:50)/6. Errance II(2:27)/
 7. Reflexion(5:46)/8. Comete(6:07)/
 9. Errance III(0:55)/10. Eclat 4:10)/
 11. Ceres(4:28)
AVELUNE
 【エマ・トマゾー(ハープ)、
  バティスト・ボーディマン
   (エレクトロニクス&トロンボーン)】

 鳥の囀りなどの環境音とエレクトロニクスを効果的に活用。ハープとトロンボーンのデュオAVELUNEが描く全く新しい音楽の形。

 All compositions by Emma Thomazeau & Baptiste Baudimant
 セッション録音:2024年4月/ユートピア1、ローザンヌ(スイス)/DDD、ディジパック仕様、48:05

 ハープのエマ・トマゾーとトロンボーンのバティスト・ボーディマンのデュオAVELUNE が、鳥の囀りなどの環境音とエレクトロニクスを効果的に活用したアルバ ム『ERRER』をリリース。
 二人は2020年にフランス国立青少年管弦楽団のメンバーとして出会った後AVELUNEを結成。
 ジャンルにとらわれず自分たちの音楽 を聴衆に届けたいという思いから活動しています。
 クラシック、実験音楽、ミニマル、現代音楽がそれぞれの楽器で融合したレパートリーを自ら創り上げ、詩的で魅 惑的な瞬間をお届けします。

 
 




HAENSSLER


HC 24020
\2700
アリンデ弦楽四重奏団
「SCHUBERT THE STRING QUARTETS PROJECT 3」

 シューベルト:弦楽四重奏曲第13番 イ短調 D.804「ロザムンデ」
 マルケージ:「ああ、アリンデ」~シューベルトへのオマージュ
 シューベルト:弦楽四重奏曲第8 番 変ロ長調 D.112
アリンデ弦楽四重奏団
 【エウジェーニア・オッタヴィアーノ(第1ヴァイオリン)、
  グッリエルモ・ダンドーロ・マルケージ(第2ヴァイオリン)、
  エリン・カービー(ヴィオラ)、
  バルトロメオ・ダンドーロ・マルケージ(チェロ)】

 2028年のシューベルト歿後200周年を目指した大企画! 新進気鋭のアリンデ弦楽四重奏団による シューベルトの弦楽四重奏曲集第3弾!

 セッション録音:2022年/ドイツ/DDD

 シューベルトの歌曲からその名が付けられた2018年結成のクヮルテット、アリンデ弦楽四重奏団が2028年のシューベルト歿後200周年を目指して録音を進めている一大企画。
 当シリーズではシューベルトの作品に挟み委嘱作も録音していきます。

 第3弾となる当アルバムには弦楽四重奏曲第8番、第13番「ロザムンデ」と団のチェロ奏者マルケージが作曲したシューベルトへのオマージュ作「ああ、アリンデ」を収録しております。第1弾(HC-19071)、第2弾(HC-22011)も絶賛発売中です。

 
 



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キング・インターナショナル



KKC 126
\2800→\2590
赤松林太郎(ピアノ)
Sinfonia 共に響かせるもの

 (1) 坂本龍一:andata
 (2) フレスコバルディ(バルトーク編):トッカータ ト長調
 (3) J.S.バッハ:カプリチオ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV 992
 (4) 同:3声のシンフォニアBWV787~801
 (5) ブラームス(ブゾーニ編):コラール前奏曲「わが心の切なる願い」Op.122の10
赤松林太郎(ピアノ)

 インヴェンションから7年、赤松林太郎入魂のシンフォニア全曲

 録音:2023年3月5-8日/三田市総合文化センター郷の音ホール・小ホール/54'19"、国内製作、日本語帯・解説付

 赤松林太郎の新譜は得意のバッハ。2017年に「二声インヴェンション集」をリリースして以来、要望の高かった「三声のシンフォニア」全曲がついに実現しました。7年を経てますますの円熟で説得力満点。

 バッハからのインスピレーションを感じさせる坂本龍一の「andata」、バッハの「マタイ受難曲」にも現れるコラール旋律を最晩年のブラームスが採りあげた前奏曲をブゾーニがピアノ用に編曲したものまで多様。
 モチーフを対位法的に造形していくものへの赤松の興味と共感が強く感じられます。
 



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BELVEDERE



BELVED08087
\3000→\2790
バボラーク・アンサンブル
 2021年モーツァルト週間ライヴ
モーツァルト&ライヒャ:ホルン五重奏曲 他(2021ライヴ)

 アントン・ライヒャ(アントニン・レイハ):
  1-4. ホルンと弦楽器のための五重奏曲Op. 106
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
  5. ホルンと2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための
   ロンド ニ長調 K.514 (F.X.ジュスマイヤー補筆完成版)
  6-8. ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407
  9. クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 -
     第2楽章 Larghetto(R.バボラーク編)
  10. 交響曲第22番 ハ長調 K.162 -
     第3楽章 Presto assai(R.バボラーク編)
バボラーク・アンサンブル
 ラデク・バボラーク(ホルン)
 ミラン・アル=アシャブ(ヴァイオリン)
 マルティナ・バチョヴァー(ヴァイオリン)
 カレル・ウンターミューラー(ヴィオラ)
 ハナ・バボラーコヴァー(チェロ)
 ダーヴィト・パヴェルカ(コントラバス)・・・1-4
NYCX 10499
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音:2024年1月29日(ライヴ) ザルツブルク 「モーツァルト・ウィーク」
 総収録時間:53分

 バボラーク得意のモーツァルトとライヒャ、2021年モーツァルト週間の圧巻ライヴが登場
 当代屈指のホルン・プレイヤー、ラデク・バボラークが、2001年に結成したバボラーク・アンサンブルを率いて2021年のモーツァルト週間に出演した際の演奏です。
 バボラークの卓越した技巧は難所を難所と感じさせない滑らかさと華麗さ。緩徐楽章では朗々とした歌が溢れます。
 「以心伝心で通じ合えるから、やりたい音楽を自由に表現することができる」と語るバボラーク・アンサンブルの面々との丁々発止のやり取りも聴きものです。
 ライヒャはアド・リブ(任意)とされているコントラバスを加えたバージョン。アンコール2曲はバボラークがアレンジしたモーツァルト作品。
 クラリネット五重奏曲の第2楽章はホルンが自在に装飾を散りばめ、しみじみした味わいに華やぎを加えています。
 交響曲第22番のフィナーレは躍動感とスピード感のある名技に加えユーモラスな演出もあり、最後は歓声と拍手に包まれます。

 ※国内仕様盤には今泉晃一氏による日本語解説が付属します。

 
 




GRAND PIANO



GP927
\2600
ウィーン生まれの作曲家、ピアニスト
 ヴィルヘルム・グロス Wilhelm Grosz (1894-1939) :ピアノ作品集 第1集
ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)
 1-2. フランツ・ヴェルフェルの舞台音楽 – 鏡人 Op. 12(1922)*
  1. 前奏曲 : Sehr breit und feierlich/2. 結婚行進曲:Sehr rhythmisch, nicht ubereilen
 3-6. 舞踏組曲 第1番(1913/1921)*
  3. I. メヌエット : Sehr gemachliches ZeitmaB
  4. II. ガヴォット: Lebhaft bewegt, mit Humor – ミュゼット: Etwas ruhiger
  5. III. ワルツ : Etwas zogernd
  6. IV. ポルカ: Zögernd beginnen - Gemessenes PolkazeitmaB
 7-9. 「E-H-A-E」によるピアノ・ソナチネ Op. -2(1925)*
  7. I. 行進曲: Ma non troppo/8. II. セレナード風に : Andantino amoroso
  9. III. フィナーレ : Sehr lebhaftes - aber etwas gemessen beginnendes Stepzeitma
 10-14. 舞踏組曲 第2番 Op. 20(1925)
  10. I. フォックストロット: Sehr rhythmisch, nicht zu rasch
  11. II. ボストン: Molto rubato
  12. III. タンゴ : Sehr lebhaft beginnen - Langsam, wiegendes ZeitmaB
  13. IV. シミー : Sehr rhythmisch, etwas gemessen
  14. V. クアジ・ファイヴステップ(Tanzphantasie): Sehr lebhaft und heftig bewegt
 15-17. ピアノ・ソナタ ト長調 Op. 21(1926)*
  15. I. Allegretto amabile /16. II. Siziliana: Andantino con grazia/17. III. Allegro molto
 18-29. 12の即興曲 Op. 45(1938-39)*
  18. No. 1. Allegro molto agitato/19. No. 2. Quasi Presto/
  20. No. 3. Andante, dolcissimo/21. No. 4. Presto/
  22. No. 5. Allegro ma non troppo/23. No. 6. Agitato, poco gracioso/
  24. No. 7. Allegretto molto scherzando/25. No. 8. Adagio, molto con espressione/
  26. No. 9. Allegro ma non troppo, poco gracioso/
  27. No. 10. Prayer: Poco tranquillo, con molto espressione/
  28. No. 11. Presto, molto scherzando/
  29. No. 12. Allegro piu agitato, Tempo di Tango
 *...世界初録音

 ピアノ...Steinway,Model D No. 613.070
 録音:2023年4月28-29日...1-9、15-17 2023年10月5-6日...10-14、18-29
 総収録時間:73分

 ヴィルヘルム・グロス(グロシュとも)はウィーン生まれの作曲家、ピアニストであり、指揮者や録音ディレクターとしても知られた多才な音楽家です。
 リヒャルト・ロベルト、フランツ・シュレーカーらに師事し、マンハイムやウィーンで活動後、ベルリンでウルトラフォン・グラモフォン社(Ultraphone Gramophone)の芸術監督となりました。
 ナチスの台頭により1934年にイギリスへ移住、映画音楽やポップス系の作品で成功を収めました。2024年は彼の生誕130年にあたります。
 このアルバムには、ヴェルフェルの劇「鏡人」のための音楽をはじめ、ジャズやタンゴを採り入れた「舞踏組曲」や、「-2」というユニークな作品番号を持つ「E-H-A-E」ソナチネ、作曲家で音楽記者の友人に捧げられたソナタなどの1920年代に完成された作品と、晩年の作品で、ゴスペル唱法やタンゴの雰囲気を想起させる「12の即興曲」を収録。
 『20世紀のフォックストロット』シリーズで見事な演奏を披露したゴットリープ・ヴァリッシュが巧みな演奏を聴かせます。
 
 


GP937
\2600
A&N・チェレプニン:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第1集
 アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977):
  1-4.ヴァイオリン・ソナタ ハ短調
   (1918頃-21)(G.コウクル編)*
    1. I. Adagio – Allegro drammatico/
    2. II. Allegretto/3. III. Adagio/4. IV. Vivace
  5. アラベスク Op. 11 No. 5(1920-21)
  6-8. ピアノ三重奏曲 Op. 34(1925)*
   6. I. Moderato tranquillo - Allegro/
   7. II. Allegretto/8. III. Allegro molto
  9-12. トリオ・コンチェルタンテ Op. 47(1930/60)*
   9. I. Allegro marciale/10. II. Lento/
   11. III. Allegro/12. IV. Presto
 ニコライ・チェレプニン(1873-1945):
  13. 幻想的カデンツァ Op. 42bis(1915/1926改訂)*
  14. パストラーレ(1935)(ヴァイオリンとピアノ版)*
  15. 絵画によるアルファベット、ブノワによる14のスケッチ Op. 38 -
   第4番 田舎の別荘(1910)(ヴァイオリンとピアノ版)*
  16. 古い歌(1935)(ヴァイオリンとピアノ版)*
 *...世界初録音
ジョルジオ・コウクル
 (ピアノ...Steinway, Model D)
クライディ・サハチ(ヴァイオリン)
ヨハン・セスティアン・
 パエチュ(チェロ)...6-12

 録音:Studio Bottega del Pianoforte、ルガーノ 2023年10月30日...1-5、13-16 2023年12月3日...6-12
 総収録時間:69分

 【ニコライ・チェレプニンと息子アレクサンドルのヴァイオリンとピアノのための作品集】
 父ニコライ・チェレプニンは、セルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団に指揮者として参加し、最初のパリ公演でも指揮を務めました。
 その作品にはフランス印象派の影響が感じられます。アルバムに収録された「幻想的カデンツァ」は、スクリャービンを彷彿とさせる夢と狂気の狭間を漂うような作品です。
 また、「パストラール」と「古い歌」は、もともと木管楽器のために書かれた作品ですが、ここではヴァイオリンで演奏されています。
 
 息子アレクサンドルは、父ニコライから音楽の手ほどきを受け、家族とともに移住したパリではフランス6人組と親交を持ち、その後はアジアの民謡に関心を寄せ、日本の音楽界にも大きな影響を与えました。
 このアルバムに収録された「ヴァイオリン・ソナタ ハ短調」は、最近バーゼルのポール・ザッハー財団のアーカイヴで発見され、ジョルジオ・コウクルが編集した新しい版で演奏されています。
 「トリオ・コンチェルタンテ」は、1930年に作曲された三重協奏曲をアレクサンドル自身がピアノ三重奏に編曲したものです。
 他には「アラベスク」と「ピアノ三重奏曲」が収録されています。
 ピアニストのジョルジオ・コウクルは、GRAND PIANOレーベルにアレクサンドルのピアノ作品全集を録音しており、このアルバムでも安定感のある演奏を披露しています。
 ヴァイオリンのクライディ・サハチは、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の第1コンサートマスターです。
 




SWR MUSIC


SWR19159CD
\2800
カバレフスキー、ショスタコーヴィチ、チャイコフスキー:
 チェロのための作品集

  1-3. ドミートリー・カバレフスキー(1904-1987):
   チェロ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 77(1964)
    1. I. Molto sostenuto. Allegro molto e energico/
    2. II. Presto marcato/3. III. Andante con moto
  4-7. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   チェロ・ソナタ ニ短調 Op. 40(1934)
    4. I. Allegro non troppo/5. II. Allegro/
    6. III. Largo/7. IV. Allegro
  8. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
   ロココの主題による変奏曲 Op. 33(1876)
リオネル・マルティン(チェロ)
南西ドイツ放送交響楽団...1-3
ギエドレ・シュレキーテ(指揮)...1-3
デミアン・マルティン(ピアノ)...4-7
カメラータ・シュヴァイツ...8
ハワード・グリフィス(指揮)...8

 録音:全てライヴ 2023年5月5日、6月30日 Stuttgart, Liederhalle...1-3 2022年1月9日 Ettlinger Schloss...4-7 2024年7月9日 KKL Luzern...8
 総収録時間:74分

 2013年に発足した、優れた若手アーティストがキャリアをスタートするためのサポート「SWR ニュー・タレント・プログラム」。
 2021年からこのプログラムに参加しているチェリストのリオネル・マルティンの最新アルバムです。
 彼はテュービンゲン音楽学校でヨーゼフ・ハーステンに師事、2020年からはチューリヒ芸術大学でトーマス・グロッセンバッハーに師事して研鑽を積んでいます。
 2017年にはダン・エッティンガーが指揮するシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団をバックにチャイコフスキーの「ロココの主題による変奏曲」でデビュー・コンサートを行い、以降、ヨーロッパから南米まで幅広く演奏活動を行うとともに、2017年にはアンネ・ゾフィー・ムター財団の奨学生になり、ムターや他の奨学生とツアーを行うなど才能が高く評価されています。
 彼はこのアルバムで19世紀と20世紀のロシアのレパートリーに挑戦。着実な成長を感じさせる見事な演奏です。

 
 



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TACET

266
\2700→\2490
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
バッハ:パルティータ集(Part.2)

 バッハ:
  1. パルティータ第4番ニ長調 BWV.828 (32:08)
  2. パルティータ第3番イ短調 BWV.827 (22:07)
  3. パルティータ第5番ト長調 BWV.829 (23:29)
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)

 2020年2月18,19日 ベルリン、イエス・キリスト教会での録音(BWV.828)
 2023年6月4-6日 ヴェルニゲローデ、聖母教会での録音(BWV827,829)

 コロリオフによるバッハ、パルティータ作品Part.1(TACET265 #4009850 026501 パルティータ第1、2、6番を収録)に続く第2弾。
 センシティブなタッチから生み出された深く美しい抑制的な一音、一音で バッハの名曲集「パルティータ」が持つ世界観を紡ぎ出しています。
 収録された曲順や演奏時間からもアルバムに込めたコロリオフが演奏家として 表現したい独特なこだわりが見て取れます。
 

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BERLIN CLASSICS



HACE 001
(15CD)
\12000→\10990
ヘルマン・アーベントロート・コレクターズ・エディション~
 レジェンダリー・エテルナ・レコーディングス


ライプツィヒ放送交響楽団
ベルリン放送交響楽団
ヘルマン・アーベントロート(指揮)

 アーベントロートの歴史的録音がコレクターズ・エディションとして待望のBOX化!! 旧東独エテルナ社の音源を引き継いだBerlin Classicsのアーカイブに所蔵されたオリジナル・アナログ・テープからの最新マスタリング盤としてよみがえることとなりました。
マスタリング・エンジニアは欧州で今もっとも信頼のあるクリストフ・スティッケル氏が担当しました。

 ※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
 ※こちらの商品は既発盤 BC0302789/0302790/0302791/0302792/0302793/0302794/0302796を纏めたBOXとなります。

 


0302789BC
● バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068(序曲ニ長調)
1. 第1曲:Ouverture
2. 第2曲:Air
3. 第3曲:Gavotte I, II
4. 第4曲:Bourree
5. 第5曲:Gigue

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1949年9月28日、ライプツィヒ

● ヘンデル:
 二重協奏曲第3番ヘ長調 HWV334(合奏協奏曲第29番)
6. 第1楽章:Grave - Allegro
7. 第2楽章:Allegro ma non troppo
8. 第3楽章:Adagio
9. 第4楽章:Andante larghetto
10. 第5楽章:Allegro

ベルリン放送交響楽団
録音:1955年9月15日、ベルリン

● ハイドン:交響曲第88番ト長調 Hob.I:88
11. 第1楽章:Adagio - Allegro
12. 第2楽章:Largo
13. 第3楽章:Menuetto:Allegretto
14. 第4楽章:Finale:Allegro con spirito

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1956年、ライプツィヒ

● ハイドン:交響曲第97番ハ長調 Hob.I:97
15. 第1楽章:Adagio - vivace
16. 第2楽章:Adagio ma non troppo
17. 第3楽章:Menuetto:Allegretto
18. 第4楽章:Finale:Presto assai

ベルリン放送交響楽団
録音:1955年1月20日、ベルリン







0302790BC
Disc 1
● モーツァルト:交響曲第33番変ロ長調 KV 319
1. 第1楽章:Allegro assai
2. 第2楽章:Andante moderato
3. 第3楽章:Menuetto
4. 第4楽章:Finale.Allegro assai

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1956年1月9日、ライプツィヒ

● モーツァルト:
 交響曲第35番ニ長調 KV 385「ハフナー」
5. 第1楽章:Allegro con spirito
6. 第2楽章:(Andante)
7. 第3楽章:Menuetto. Trio
8. 第4楽章:Finale. Presto

ベルリン放送交響楽団
録音:1955年9月16日、ベルリン

● モーツァルト:交響曲第38番ニ長調KV 504「プラハ」
9. 第1楽章:Adagio - Allegro
10. 第2楽章:Andante
11. 第3楽章:Finale.Presto

ベルリン放送交響楽団
録音:1955年2月16日、ベルリン

Disc 2
● モーツァルト:
 交響曲第41番ハ長調KV 551「ジュピター」
1. 第1楽章:Allegro vivace
2. 第2楽章:Andante cantabile
3. 第3楽章:Menuetto. Allegretto
4. 第4楽章:Finale. Molto Allegro

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1956年3月26日、ライプツィヒ

● モーツァルト:
 ディヴェルティメント第7番ニ長調 KV205 (173a)
5. 第1楽章:Largo - Allegro
6. 第2楽章:Menuetto
7. 第3楽章:(Adagio)
8. 第4楽章:Menuetto
9. 第5楽章:Finale. Presto

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:不明

0302791BC
Disc 1
● ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
1. 第1楽章:Adagio molto - Allegro con brio
2. 第2楽章:Andante cantabile con moto
3. 第3楽章:Menuetto. Allegro molto e vivace
4. 第4楽章:Adagio - Allegro molto e vivace

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1949年、ライプツィヒ

● ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」
5. 第1楽章:
 Erwachen heiterer Empfindungen
 bei der Ankunft auf dem Lande.
6. 第2楽章:Szene am Bach.
7. 第3楽章:Lustiges Zusammensein der Landleute.
8. 第4楽章:Gewitter, Sturm.
9. 第5楽章:
 Hirtengesang. Frohe und dankbare
 Gefuhle nach dem Sturm.

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1950年6月18日、ライプツィヒ

Disc 2
● ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
1. 第1楽章:Adagio - Allegro vivace
2. 第2楽章:Adagio
3. 第3楽章:Allegro vivace
4. 第4楽章:Allegro ma non troppo

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1949年12月4日、ライプツィヒ

● R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」Op.35
5. 序奏:Masiges Zeitmas. Thema masig.
6. 主題:Masig.
7. 第1変奏:Gemachlich.
8. 第2変奏:Kriegerisch.
9. 第3変奏:Masiges Zeitmas.
10. 第4変奏:Etwas breiter.
11. 第5変奏:Sehr langsam.
12. 第6変奏:Schnell.
13. 第7変奏:Ein wenig ruhiger als vorher.
14. 第8変奏:Gemachlich.
15. 第9変奏:Schnell und sturmisch.
16. 第10変奏:Viel breiter.
17. フィナーレ:Sehr ruhig.

フェルディナント・ダニー(チェロ)
ヘルマン・ヴィルケ(ヴィオラ)
ベルリン放送交響楽団
録音:1955年1月22日、ベルリン、SRKザール1

Disc 3
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」
1. 第1楽章:Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2. 第2楽章:Molto vivace
3. 第3楽章:Adagio molto e cantabile
4. 第4楽章:Presto

エディト・ラウクス(ソプラノ)
ディアナ・オイシュトラーティ(アルト)
ルートヴィヒ・ズートハウス(テノール)
カール・パウル(バス)
ライプツィヒ放送合唱団
ライプツィヒ大学合唱団
ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1951年6月29日、ライプツィヒ

0302792BC
Disc 1
● ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
1. 第1楽章:Un poco sostenuto-Allegro
2. 第2楽章:Andante sostenuto
3. 第3楽章:Un poco Allegretto e grazioso
4. 第4楽章:Adagio-Allegro non troppo, ma con brio

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1949年10月20日、ライプツィヒ放送スタジオ

● ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
5. Thema: Chorale St. Antonii. Andante
6. Var I. Poco piu animato
7. Var II. Piu vivace
8. Var III. Con moto
9. Var IV. Andante con moto
10. Var V. Vivace
11. Var VI. Vivace
12. Var VII. Grazioso
13. Var VIII. Presto non troppo
14. Finale. Andante

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1949年12月29日、ライプツィヒ放送スタジオ

Disc 2
● ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
1. 第1楽章:Allegro con brio
2. 第2楽章:Andante
3. 第3楽章:Poco allegretto
4. 第4楽章:Allegro

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1952年3月17日、ライプツィヒ、コングレスハレ

● ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
5. 第1楽章:Allegro non troppo
6. 第2楽章:Andante moderato
7. 第3楽章:Allegro giocoso
8. 第4楽章:Allegro energico e pasionato

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1954年11月8日、ライプツィヒ、コングレスハレ





0302793BC
Disc 1
● ブルックナー:交響曲第4番
 変ホ長調「ロマンティック」[原典版(ハース)]
1. 第1楽章:Bewegt, nicht zu schnell
2. 第2楽章:Andante quasi Allegretto
3. 第3楽章:Scherzo. Bewegt - Trio.
4. 第4楽章:Finale. Bewegt, nicht zu schnell

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1949年11月16日、ライプツィヒ

Disc 2
● ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 [原典版(ハース)]
1. 第1楽章:Introduktion: Adagio - Allegro
2. 第2楽章:Adagio. Sehr langsam
3. 第3楽章:
 Scherzo. Molt vivace, Schnell
 - Trio. Im gleichen Tempo
4. 第4楽章:Finale. Adagio - Allegro moderato

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1949年5月27日、ライプツィヒ

Disc 3
● ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 [原典版(オーレル)]
1. 第1楽章:Feierlich, misterioso
2. 第2楽章:Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell
3. 第3楽章:Adagio. Langsam, feierlich

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1951年10月29日、ライプツィヒ

0302794BC
Disc 1
● シューベルト:
 交響曲第8(7)番ロ短調 D759「未完成」
1. 第1楽章:Allegro moderato>
2. 第2楽章:Andante con moto

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1950年9月18日、ライプツィヒ

● シューベルト:
 交響曲第9(8)番ロ短調 D944「グレート」
3. 第1楽章:Andante - Allegro ma non troppo
4. 第2楽章:Andante con moto
5. 第3楽章:Scherzo. Allegro vivace. Trio
6. 第4楽章:Finale. Allegro vivace

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1950年1月11日、ライプツィヒ

Disc 2
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
1. 第1楽章:Allegro affettuoso
2. 第2楽章:Intermezzo. Andantino grazioso
3. 第3楽章:Allegro vivace

フリードリヒ・ヴューラー(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
録音:1956年4月13日、ベルリン、SRKザール1

● シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
4. 第1楽章:Nicht zu schnell
5. 第2楽章:Langsam
6. 第3楽章:Sehr lebhaft

ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1955年9月5日、ライプツィヒ


0302796BC
Disc 1
● ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
1. 第1楽章:Allegro
2. 第2楽章:Adagio, ma non troppo
3. 第3楽章:Finale, Allegro moderato

ルートヴィヒ・ヘルシャー(チェロ)
ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1956年3月28日、ライプツィヒ

● チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
4. 第1楽章:Andante sostenuto - Moderato con anima
5. 第2楽章:Andantino in modo di canzona
6. 第3楽章:Scherzo. Pizzicato ostinato. Allegro
7. 第4楽章:Finale. Allegro con fuoco

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1951年2月13日、ライプツィヒ

Disc 2
● シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120
1. 第1楽章:Ziemlich langsam -Lebhaft
2. 第2楽章:Romanze. Ziemlich langsam
3. 第3楽章:Scherzo. Lebhaft
4. 第4楽章:Langsam ? Lebhaft
ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1949年9月18日、ライプツィヒ

● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
5. 第1楽章:Adagio. Allegro non troppo
6. 第2楽章:Allegro con grazia
7. 第3楽章:Allegro molto vivace
8. 第4楽章:Finale. Adagio lamentoso

ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1952年1月28日、ライプツィヒ

ヘルマン・アーベントロート(指揮)

 




 DOREMI



DHR 8150
\2500
セゴビアと同時代人 第16集 ~スペイン・ギターPart 4:1928-1955
 【アンドレス・セゴビア(1893-1987)】
  カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲 ニ長調 Op.99
    アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)、スイス祝祭管弦楽団
    録音:1955年8月17日/ルツェルン音楽祭
 【ルイーゼ・ワルカー (1910-1998)】
  ウェーバー:「ドンナ・ディアナ」より フルート、ヴィオラとギターのためのメヌエット
  ボッケリーニ:ギター五重奏曲 ホ長調 Op.11-7 G.451より メヌエット、アレグレット
    録音:1932年
 【アギラル・カルテット】
  トゥリーナ:「幻想舞曲集」より 饗宴 Op.3-22
  ウィリアム・クロフト:アルマンド
  ガブリエル・メーナ:ビウエラのための3 つのカプリッチョ
  トゥリーナ:「旅のアルバム」より タンジールのムーア人の祭 Op.15-5
    録音:1928年
 【ビクトル・ドレステ(1902-1966)&イグナシオ・ロドリゲス(1894-1972)】
  タレガ:アラビア風奇想曲
  アルベニス:「スペイン組曲」Op.47より セビーリャ
  伝承曲:カナリア諸島のフォリア
    録音:1930年
 【アントニオ・シノーポリ(1878-1964)&ネリダ・シノーポリ(?-2010)】
  アントニオ・シノーポリ:ミロンガ第4番、猫、ビダリータ
    録音:1932年
 【バルトロメ・カラタユー(1882-1973)& グラシアノ・タラゴ(1892-1973)】
  バルタザル・センペル:So de Pastera
  ジョアン・マリア・トマス:聖アントーニの祭り
    録音:1936年
 【コンスエロ・マッロ=ロペス(1913-1995)&マリア・ヘルミニア・アントラ(1917-?)】
  モーツァルト:交響曲第39番より メヌエット
  アルフォンソ・ガルッツォ:ロマンツァ第2番
    録音:1937年

 20世紀前半の貴重なギター録音集

 セゴビアと同時代のギタリストが残した貴重な録音集です。
 スペインの名手たちのみならずオーストリア出身の伝説的女流ギタリスト、ルイーゼ・ワルカーの演奏も収録。
 




FERMATA



700409
(10CD)
\3000
ジョコンダ・デ・ヴィート名演集 ジョコンダ・デ・ヴィート(Vln)

 *クラムシェル・ボックス仕様

Disc. 1
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61
ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム指揮、RIAS交響楽団
1954年ライヴ録音

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64
マルコム・サージェント指揮、ロンドン交響楽団
1951年録音


Disc. 2
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、トリノRAI交響楽団
1952年ライヴ録音

ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」
ティート・アプレア(pf)
1955年録音


Disc. 3
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35
マリオ・ロッシ指揮、RAI国立交響楽団
1954年録音

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77
オイゲン・ヨッフム指揮、バイエルン放送交響楽団
1956年録音


Disc. 4
ブラームス:ヴァイオリンソナタ全集
エトヴィン・フィッシャー、ティート・アプレア(pf)
1954年、1956年録音

ベートーヴェン:ロマンス第2番
アルベルト・エレーデ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1948年録音


Disc. 5
ブラームス:二重協奏曲Op.102
アマデオ・バルドヴィーノ(Vc)
ルドルフ・シュワルツ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1952年録音

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番BWV.1003
1959年録音


Disc. 6
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番K.216
ラファエル・クーベリック指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
1959年録音

ヘンデル:ヴァイオリンソナタ ニ長調HWV371
マコッジ・トゥッリオ(pf)
1959年録音

ヘンデル:トリオソナタOp.5-2
ユーディ・メニューイン(Vln)ジョージ・マルコム(Harpsichord)
1953年録音

ヘンデル:トリオソナタOp.2-8
パーセル:トリオソナタ ヘ長調
イェフディ・メニューイン(Vln)
ジョン・シャインボーン(Vc)
レイモンド・レッパード(Harpsichord)
1955年録音


Disc. 7
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲BWV.1042
ラファエル・クーベリック指揮、ロンドン交響楽団
1959年録音

J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1043
ユーディ・メニューイン(Vln)
アンソニー・バーナード指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1953年録音

J.S.バッハ:シャコンヌBWV.1004
1957年録音


Disc. 8
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調
ヴィットリオ・グイ指揮、グラインドボーン祝祭管弦楽団
1953年録音

ヴィオッティ:ヴァイオリン二重奏曲ト長調
ユーディ・メニューイン(Vln)
1955年録音

ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
ミヒャエル・ラウハイゼン(pf)
1951年録音

ヴィターリ(レスピーギ編):シャコンヌ ト短調
アルベルト・エレーデ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1948年録音


Disc. 9
フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第7番
ティート・アプレア(pf)
1955年、1956年録音

シュポア:ヴァイオリン二重奏曲ト短調Op.67
ユーディ・メニューイン(Vln)
1955年録音


Disc. 10
コレッリ:ヴァイオリンソナタOp.5から第12番「ラ・フォリア」
アントニオ・ベルトラーミ(pf)
1954年録音

ルクレール:ヴァイオリンソナタOp.5から第6番
トゥリオ・マコーギ(pf)
1959年録音

ヘンデル:ヴァイオリンソナタOp.4-1
ジョージ・マルコム(Harpsichord)
1951年録音

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番BWV.1004
1947年、1950年録音

 
 


700451
(10CD)
\3000
ヘンリク・シェリング名演集 ヘンリク・シェリング(Vln)

 *クラムシェル・ボックス仕様
 
Disc. 1
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61
オットー・クレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1959年ライヴ録音

マヌエル・ポンセ:ヴァイオリン協奏曲
エルネスト・ブール指揮、南西ドイツ放送交響楽団
1951年録音


Disc. 2
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」、第5番「春」
アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)
1958年録音


Disc. 3
ブラ-ムス:ヴァイオリン協奏曲Op.77
ピエール・モントゥー指揮、ロンドン交響楽団
1958年録音

ブラームス:ホルン三重奏曲
ジョゼフ・エガー(Hr)ヴィクトル・バビン(pf)
1959年録音


Disc. 4
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」、第2番
アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)
1960年録音


Disc. 5
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第8番
アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)
1960年、1961年録音


Disc. 6
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35
シャルル・ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団
1959年録音

ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番
ハンス・ロスバウト指揮、南西ドイツ放送交響楽団
1955年録音


Disc. 7
シューマン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ハンス・ロスバウト指揮、南西ドイツ放送交響楽団
1957年録音

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
 第1番BWV.1001、第2番BWV.1003
1955年録音


Disc. 8
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
 第1番BWV.1002、第2番BWV.1004、第3番BWV.1006
1955年録音

ナルディーニ(シット、ハーヴェマン編):ヴァイオリン協奏曲
1955年録音


Disc. 9
ラロ:スペイン交響曲
ウォルター・ヘンドル指揮、シカゴ交響楽団
1959年録音

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番BWV.1005
1955年録音


Disc. 10
ラヴェル:ツィガーヌ
ハンス・ロスバウト指揮、南西ドイツ放送交響楽団
1957年録音

ヴィターリ:シャコンヌ
タルティーニ(クライスラー編):悪魔のトリル
タルティーニ(フランチェスカッティ編):
 コレッリの主題による変奏曲
グルック(クライスラー編):
 歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりメロディ
クライスラー:ボッケリーニのスタイルによるアレグレット
シューマン(ハイフェッツ編):予言の鳥
ハルフテル(ハイフェッツ編):ジプシーの踊り
ヴィエニャフスキ:スケルツォ=タランテラOp.16
チャールズ・ライナー(pf)
1959年録音

 


700408
(10CD)
\3000
ヤーノシュ・シュタルケル名演集 ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)

 *クラムシェル・ボックス仕様

Disc. 1~Disc. 3
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲
1957年~1959年録音

コダーイ:チェロソナタOp.8
1957年録音

コレッリ:ソナタ ニ短調
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲Op.3
マリリン・マイヤー(pf)


Disc. 4
チェロ・リサイタル
J.S.バッハ:G線上のアリア
クライスラー:アレグレット~ボッケリーニの手法による
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナートOp.43
ドビュッシー(フェイヤール編):前奏曲集第1巻~第8曲
ショパン(ポッパー編):夜想曲Op.9-2
ポッパー:ハンガリア狂詩曲
J.S.バッハ(クランユ編):ピアノ協奏曲第5番BWV1056より第2楽章
シューベルト(カサド編):アレグレット・グラツィオーソ
シューベルト(ベッカー編):楽興の時D.780-3
ムソルグスキー(ストウチェウスキー編):歌劇「ソロチンスクの市場」よりゴパック
シューマン(パラシェコ編):子供の情景よりトロイメライ
ドビュッシー(グールト編):小組曲よりメヌエット
チェレプニン:頌歌
パガニーニ(クライスラー編):カプリース第13番
ジェラルド・ムーア(pf)
1958年録音


Disc. 5
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲Op.104
フォーレ:エレジー
ワルター・ジェスキント指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1956年録音

モーツァルト:ホルン協奏曲第3番
(シャーンドル・フィッシャーによるチェロ編曲版)
マクシミリアン・ピルツァー指揮、キャッスル・ヒル祝祭管弦楽団


Disc. 6
ハイドン:チェロ協奏曲ニ長調Hob.VIIb/2
ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調G.482
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1958年録音


Disc. 7
ファリャ:スペイン民謡組曲
トローパ:ファンダンギーリョ
ファリャ:火祭りの踊り
グラナドス:ゴイェスカスより間奏曲、祈り
アルベニス:マラゲーニャ
カサド:愛の言葉、緑の悪魔の踊り

ブラームス:二重協奏曲Op.102
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vln)
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団


Disc. 8
シューマン:チェロ協奏曲Op.129
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1957年録音


Disc. 9、Disc. 10
ベートーヴェン:チェロソナタ全集
ジェルジ・シェベック(pf)
1959年録音

 
 

700410
(10CD)
\3000
ヴェーグ四重奏団
ベートーヴェン、バルトーク:弦楽四重奏曲全集
ヴェーグ四重奏団

 *クラムシェル・ボックス仕様
 

Disc. 1
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番Op.18-1、第2番Op.18-2、第3番Op.18-3
1952年録音

Disc. 2
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番Op.127、第14番Op.131
1952年録音

Disc. 3
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番Op.18-4、第5番Op.18-5、第6番Op.18-6
1952年録音
Disc. 4
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番Op.95「セリオーソ」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番Op.59-1「ラズモフスキー第1番」
1952年録音

Disc. 5
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番Op.59-2「ラズモフスキー第2番」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番Op.59-1「ラズモフスキー第1番」
1952年録音

Disc. 6
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番Op.59-3「ラズモフスキー第3番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番Op.74「ハープ」
1952年録音

Disc. 7
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲弦楽四重奏曲第13番Op.130
1952年録音
ベートーヴェン:大フーガ変ロ長調Op.133

Disc. 8
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番Op.132
1952年録音
バルトーク:弦楽四重奏曲第1番Op.7 Sz.40
1954年録音

Disc. 9
バルトーク:弦楽四重奏曲第2番Op.17,Sz.67、第3番Sz.85、第4番Sz.91
1954年録音

Disc. 10
バルトーク:弦楽四重奏曲第5番Sz.102、第6番Sz.114
1954年録音

 


700388
(10CD)
\3000
ヴィルヘルム・バックハウス・プレイズ・ベートーヴェン ヴィルヘルム・バックハウス(pf)

 *クラムシェル・ボックス仕様
 
Disc. 1~Disc. 3
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1958年、1959年録音

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
グィード・カンテッリ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
1956年ライヴ録音



Disc. 4
ベートーヴェン:ピアノソナタ第6番
1959年ボン・ベートーヴェンハウス ライヴ録音

ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」
1958年録音

ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」
1954年カーネギーホール ライヴ録音



Disc. 5
ベートーヴェン:ピアノソナタ第5番
1956年カーネギーホール ライヴ録音

ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」、第15番「田園」
1958年、1961年録音



Disc. 6
ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」
1958年録音

ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番「テンペスト」
1954年カーネギーホール ライヴ録音



Disc. 7
ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番「熱情」
1958年録音

ベートーヴェン:ピアノソナタ第25番、第26番「告別」
1954年カーネギーホール ライヴ録音



Disc. 8
ベートーヴェン:ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
1959年ボン・ベートーヴェンハウス ライヴ録音



Disc. 9
ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番、第32番
1961年録音

ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番より第1楽章
1926年録音ピアノロールによる



Disc. 10
ベートーヴェン:ディアベリの主題による33の変奏曲
1954年録音

ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲より
1924年録音ピアノロールによる


<メジャー・レーベル>
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DG



4865756
(2CD)
\3500→\3290
《ダニール・トリフォノフ~My American Story: North》
 ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)&フィラデルフィア管

《CD 1》
 1) ジョニー・グリーン/アート・テイタム:
  I Cover the Waterfront(D.トリフォノフによるピアノ編)、
 2-4) ガーシュウィン:協奏曲へ調
  (第1楽章:Allegro/第2楽章:Adagio ? Andante con moto/第3楽章:Allegro agitato)、
 5) コープランド:ピアノ変奏曲、
 6) ヴィクター・ヤング/ビル・エヴァンス:When I Fall in Love、
 7) ジョン・アダムズ:中国の門/
《CD 2》
 1) ジョン・コリリアーノ:ファンタジア・オン・オスティナート、
 2) デイヴ・グルーシン:メンフィス・ストンプ(映画『ザ・ファーム 法律事務所』より)、
 3) トーマス・ニューマン:映画『アメリカン・ビューティー』よりテーマ、
 4-6) メイソン・ベイツ:ピアノ協奏曲
   (Movement I/Movement II/Movement III)、
 7) ジョン・ケージ:4分33秒(フィールド・ヴァージョン)

 【録音】
  2023年12月18-19日、
   ニューヨーク州立大学パーチェス校、パフォーミング・アーツ・センター(CD 1: 1, 5-7, CD 2: 1, 3)、
  2023年10月6-8日(CD 1: 2-4)、2022年1月(CD 2: 4-6)、
   フィラデルフィア、キンメル・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、ヴェライゾン・ホール、
  2024年4月21-22日、
   ニューヨーク、ディメンナ・センター、キャリー・ホール(CD 2: 2)、コロンバスサークル(CD 2: 7)
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)、
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団(CD 1: 2-4, CD 2: 4-6)

4865757
(3LP)
\8800
《ダニール・トリフォノフ~My American Story: North》
《LP 1》
[Side A]
 1) ジョニー・グリーン/アート・テイタム:
   I Cover the Waterfront(D.トリフォノフによるピアノ編)、
 2) ガーシュウィン:協奏曲へ調より第1楽章:Allegro /
[Side B]
 ガーシュウィン:協奏曲へ調より
  1) 第2楽章:Adagio ? Andante con moto、2) 第3楽章:Allegro agitato /
《LP 2》
[Side A]
 1) コープランド:ピアノ変奏曲、
 2) ヴィクター・ヤング/ビル・エヴァンス:When I Fall in Love、
 3) ジョン・アダムズ:中国の門 /
[Side B]
 1)ジョン・コリリアーノ:ファンタジア・オン・オスティナート、
 2) デイヴ・グルーシン:メンフィス・ストンプ(映画『ザ・ファーム 法律事務所』より)、
 3) トーマス・ニューマン:映画『アメリカン・ビューティー』よりテーマ /
《LP 3》
 [Side A]
  メイソン・ベイツ:ピアノ協奏曲より「Movement I」/
 [Side B]
  メイソン・ベイツ:ピアノ協奏曲より
   1) Movement II、2) Movement III、
  3) ジョン・ケージ:4分33秒(フィールド・ヴァージョン)
 
 【録音】
  2023年12月18-19日、
   ニューヨーク州立大学パーチェス校、パフォーミング・アーツ・センター
    (LP 1: Side A: 1, LP 2: Side A, Side B: 1, 3)、
  2023年10月6-8日(LP 1: Side A: 2, Side B)、
  2022年1月(LP 3: Side A, Side B: 1, 2)、
   フィラデルフィア、キンメル・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、ヴェライゾン・ホール、
  2024年4月21-22日、
   ニューヨーク、ディメンナ・センター、キャリー・ホール(LP 2: Side B: 2)、
   コロンバスサークル(LP 3: Side B: 3)
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)、
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
 (LP 1: Side A: 2, Side B, LP 3: Side A, Side B: 1, 2)

 才能あふれるピアニストが多彩なレパートリーで第二の故郷を旅する音楽の自伝

 ロシア出身のピアニスト、ダニール・トリフォノフが「人生のほぼ半分を過ごした場所から生まれた音楽」と語るアルバム『My American Story: North』が発売されます。
 CD2枚組/LP3枚組。
 
 1991年生まれのトリフォノフが第二の故郷となるアメリカでの様々な経験を反映させた作品集です。
 トリフォノフは間違いなく同世代で最も才能あるアーティストの一人であり、これまでヨーロッパのクラシック作品の画期的な演奏を通して自身の声と文化的ルーツを探求してきました。
 このアルバムでは、ジャズやスウィングからモダニズム、ミニマリズム、そしてサウンドトラックまで、アメリカのピアノ作品を通して、“新世界”での移住者としての旅を辿っています。

 アルバムはトリフォノフが自分を夢中にさせ、彼の“アメリカン・ストーリー”を形作ったピアノ音楽について個人的に振り返る心の旅です。
 「私はアメリカの異なるジャンルでピアノがどのように使われているかに興味があります。『この多彩なレパートリーは』多くの視点、スタイル、文化、場所、人々、ストーリー、表現を私に紹介し、私のアメリカ体験を形成し、満たしてくれました」(ダニール・トリフォノフ)。

 ●このプロジェクトはほぼ1世紀の隔たりのある2つの偉大なアメリカのピアノ協奏曲、ジョージ・ガーシュウィンの1925年の『ピアノ協奏曲へ調』と、トリフォノフのために委嘱され2022年にヤニック・ネゼ=セガンとフィラデルフィア管弦楽団と共に初演したメイソン・ベイツのピアノ協奏曲が他の収録曲を挟む形で年代順に置かれています。
 そしてその間をトリフォノフがスリル満点の変化に富んだ道を辿ってゆきます。アーロン・コープランドのピアノ変奏曲(1930年)、アート・テイタムが1949年に録音した「I Cover the Waterfront」のトリフォノフによるトランスクリプション、「When I Fall in Love」のゆっくりとした瞑想的でハーモニーの豊かなビル・エヴァンスによるヴァージョン、ハリウッド映画『ザ・ファーム 法律事務所』『アメリカン・ビューティー』からの音楽とジョン・ケージの革新的な『4分33秒』が収録され、トリフォノフはその繋がりの本質を捉えています。
 ニューヨーク市のコロンバスサークルの地下鉄の駅から、北米で最も人が多く密集した、多様性のある都市の喧騒を通って、セントラルパークの緑豊かな開かれた空間へと至る旅です。

 トリフォノフは若い頃にモスクワを離れ、アメリカでの生活を始めました。
 ヨーロッパの伝統に夢中になっていましたが、彼は自身の好奇心旺盛なマインド、クリエイティヴな魂と、そして第二の故郷からの多くの音楽的影響に応じてピアノのレパートリーを広げることを楽しみました。
 『My American Story: North』でこれまでの音楽の自伝を完成させています。
 アルバムの続編『My American Story: South』では、これもまた故郷と呼んでいるラテン・アメリカの音楽を紹介することでしょう。
 
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4866008
\3200→\2990
〔デジパック仕様〕
《ダニエル・バレンボイム~ベルリン・フィル
 フランク:交響曲ニ短調/フォーレ:組曲『ペレアスとメリザンド』》

  1-3) フランク:交響曲ニ短調
   (第1楽章:Lento Allegro non troppo/
    第2楽章:Allegretto/第3楽章:Allegro non troppo)、
  4-7) フォーレ:組曲『ペレアスとメリザンド』Op.80
   (第1曲:前奏曲/第2曲:糸を紡ぐ女/
    第3曲:シシリエンヌ/第4曲:メリザンドの死)
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 【録音】2023年6月3日、ベルリン、フィルハーモニー

 巨匠指揮者が息の合ったオーケストラと繰り広げるフランス・プログラム
 “讃歌”のような交響曲と没後100年を迎える作曲家へのオマージュ

 現代屈指の巨匠指揮者でピアニストのダニエル・バレンボイムの最新アルバムは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したフランス・プログラムです。
 2023年6月初旬にベルリンのフィルハーモニーで録音されました。
 収録されているのはセザール・フランクの交響曲ニ短調と、2024年に没後100年を迎える偉大な作曲家ガブリエル・フォーレの『ペレアスとメリザンド』劇付随音楽からの管弦楽組曲。バレンボイムはほぼ50年前にこのフランクの交響曲をパリ管弦楽団と共にドイツ・グラモフォンに初めて録音していますが、今回はベルリン・フィルと共に新たな演奏を披露しています。
 特に両端楽章ではベートーヴェンの精神とフランスの優雅さが融合されたこの交響曲の讃歌のような側面を強調する、豊麗で記念碑的なサウンドに重点を置いています。
 完璧に息の合ったバレンボイムとベルリン・フィルには長年の友情も存在しています。
 録音が行われたこのベルリンのフィルハーモニーは、バレンボイムが60年前にピアニストとしてデビューした場所でもあり、1969年にはこの世界的なオーケストラと共に最初のコンサートを指揮しました。
 今回の録音にはさらにアルブレヒト・マイヤー(オーボエ)、エマニュエル・パユ(フルート)、そしてドミニク・ヴォレンヴェーバー(コーラングレ)も参加しています。

 バレンボイムは1942年アルゼンチンのブエノスアイレス生まれのロシア系ユダヤ人。
 5歳でピアノを始め、7歳でピアニストとしてデビューし、1952年にイスラエルに移住しました。
 11歳の時にフルトヴェングラーから“天才”と評され、その後ピアニスト、指揮者として華々しいキャリアを歩んでいます。
 



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WARNER CLASSICS



2173242397
\3100→\2890
20歳という若さとは思えない
ヨアフ・レヴァノン(ピアノ)
リスト:
 ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124
 ピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125
 死の舞踏 S.126
ヨアフ・レヴァノン(ピアノ)
 ルツェルン交響楽団
 ミヒャエル・ザンデルリング(指揮)
 録音:2024年1月17-20日、ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター


 3歳でピアノの専門教育を受け始めたヨアフ・レヴァノンは、コンサートでの演奏、数々のコンクール優勝、権威ある賞の受賞、世界各地のオーケストラとの共演など、若いながらも演奏家として素晴らしいキャリアを誇っている、「…今世紀を代表するピアニストの1人になるためのすべてを備えた本物の音楽家」(ディアパソン誌)など多くの評論家が彼を優れた才能とみなす、まさにピアノ界の貴公子と呼ぶにふさわしいアーティストです。
 このリストの協奏曲でも、美しく官能的で表現力豊かであり、リストへの見事なロマンティックなオマージュを捧げて、それらすべてに命を吹き込んでいます。この作品の技術的要求は高く、名人芸を表現できるパッセージを盛り込んでいると同時に、この音楽をとても楽しいものとするためには綱渡りではなく魅力的なオーケストラの組織にフィットする能力が必要とされます。レヴァノンはそれにもひるむことなく、名人技のパッセージでは機敏で明瞭、修辞的な華麗さでドラマティック、必要なときには優しく叙情的で、20歳という若さとは思えない勇敢な演奏を披露しています。技術的な部分は申し分ないにせよ、特に緩章楽章での見事なタッチは実にメロディアスかつ繊細で甘さは絶品といえましょう。




20歳という若さとは思えない・・・
Liszt: Piano Concerto No.2 - Yoav Levanon, Luzerner Sinfonieorchester, Michael Sanderling
https://youtu.be/kYGjFImoXis?si=ovtgH_dgDrp41AsV




こっちはショパンに寄せてきてます。
Chopin: 2. Klavierkonzert hr-Sinfonieorchester Yoav Levanon
https://youtu.be/f38YNMAwYmU?si=81C6Unz4CuO8dmzN

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2173240383
(23CD)
\16000→\14990

プッチーニ/ワーナークラシックス・エディション


Disc1-2
 歌劇『マノン・レスコー』全曲

モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
プラシド・ドミンゴ(テノール)
ノエル・マンジャン(バス)
ビセンテ・サルディネロ(バリトン)
ロバート・ティアー(テノール)、他
アンブロジアン・オペラ合唱団
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
ブルーノ・バルトレッティ(指揮)

録音時期:1971年7月、12月
録音場所:ロンドン、ブレント・タウン・ホール
録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc3-4
 歌劇『ボエーム』全曲

バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ホセ・カレーラス(テノール)
ジノ・キリコ(バリトン)
アンジェラ・マリア・ブラーシ(ソプラノ)、他
フランス国立放送合唱団
フランス国立管弦楽団
ジェイムズ・コンロン(指揮)

録音時期:1987年5月
録音方式:ステレオ(デジタル)

Disc5-6
 歌劇『トスカ』全曲

マリア・カラス(ソプラノ)
カルロ・ベルゴンツィ(テノール)
ティト・ゴッビ(バリトン)、他
パリ・オペラ座合唱団
パリ音楽院管弦楽団
ジョルジュ・プレートル(指揮)

録音時期:1964年12月3-4,7-12,14日、1965年1月19日
録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc7-8
 歌劇『蝶々夫人』全曲

レナータ・スコット(ソプラノ)
カルロ・ベルゴンツィ(テノール)
ローランド・パネライ(バリトン)、他
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)

録音時期:1966年
録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc9-10
 歌劇『西部の娘』全曲

ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
ジョアオ・ギビン(テノール)
アンドレア・モンジェッリ(バリトン)、他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)

録音時期:1958年
録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc11-12
 歌劇『つばめ』全曲

アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ロベルト・アラーニャ(テノール)
ウィリアム・マッテウッツィ(テノール)、他
ロンドン・ヴォイセズ
ロンドン交響楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音時期:1996年
録音場所:ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Disc13
 歌劇『外套』全曲

カルロ・グエルフィ(バリトン)
マリア・グレギーナ(ソプラノ)
ニール・シコフ(テノール)
ロベルト・アラーニャ(テノール)
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)、他
ロンドン・ヴォイセズ
ロンドン交響楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音時期:1997年7月
録音場所:ロンドン
録音方式:ステレオ(デジタル)

Disc14
 歌劇『修道女アンジェリカ』全曲

リスティーナ・ガイヤルド=ドマス(ソプラノ)
バーナデット・マンカ・ディ・ニッサ(アルト)
フェリシティ・パーマー(メゾ・ソプラノ)、他
ティフィン少年合唱団
ロンドン・ヴォイセズ
ロンドン交響楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音時期:1997年8月
録音場所:ロンドン
録音方式:ステレオ(デジタル)

Disc15
 歌劇『ジャンニ・スキッキ』全曲

ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ロベルト・アラーニャ(テノール)、他
ロンドン交響楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音時期:1997年
録音場所:ロンドン
録音方式:ステレオ(デジタル)

Disc16-17
 歌劇『トゥーランドット』全曲

モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
ホセ・カレーラス(テノール)
ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
ポール・プリシュカ(バス)、他
ライン・オペラ合唱団
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
アラン・ロンバール(指揮)

録音時期:1977年
録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc18
 グローリア・ミサ

ホセ・カレーラス(テノール)
ヘルマン・プライ(バリトン)
アンブロジアン・シンガーズ
フィルハーモニア管弦楽団
クラウディオ・シモーネ(指揮)

録音:1984年

 交響的前奏曲 イ長調
 交響的奇想曲

モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・シモーネ(指揮)

録音:1978年
Disc19:
 『マリア・カラス/オペラティック・アリア集』

 歌劇『マノン・レスコー』~この柔らかなレースの中で
 歌劇『マノン・レスコー』~ひとり寂しくすてられて
 歌劇『蝶々夫人』~ある晴れた日に
 歌劇『蝶々夫人』~かわいい坊や(蝶々さんの死)
 歌劇『ボエーム』~わたしの名はミミ
 歌劇『ボエーム』~さようなら、あなたの愛の呼ぶ声に(ミミの別れ)
 歌劇『修道女アンジェリカ』~母もなしに
 歌劇『ジャンニ・スキッキ』~私のお父さん
 歌劇『トゥーランドット』~おきき下さい、王子様
 歌劇『トゥーランドット』~この宮殿の中で
 歌劇『トゥーランドット』~氷のような姫君の心も

マリア・カラス(ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団
トゥリオ・セラフィン(指揮)

録音:1954年9月15-18日(モノラル)

Disc20:
 『モンセラート・カバリエ/
  プッチーニ:オペラ・アリア集』

 歌劇『蝶々夫人』~ある晴れた日に
 歌劇『蝶々夫人』~かわいい坊や(蝶々さんの死)
 歌劇『マノン・レスコー』~この柔らかなレースの中で
 歌劇『マノン・レスコー』~ひとり寂しくすてられて
 歌劇『トゥーランドット』~おきき下さい、王子様
 歌劇『トゥーランドット』~氷のような姫君の心も
 歌劇『ジャンニ・スキッキ』~私のお父さん
 歌劇『トスカ』~歌に生き、恋に生き
 歌劇『ボエーム』~わたしの名はミミ
 歌劇『ボエーム』~さようなら、あなたの愛の呼ぶ声に
 歌劇『妖精ヴィッリ』~もしもあなたのように小さな花ならば
 歌劇『つばめ』~ドレッタの素晴らしい夢

モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
ロンドン交響楽団
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)

録音:1970年

Disc21:
 『キリ・テ・カナワ/プッチーニ:愛のアリア集』

 歌劇『トスカ』~歌に生き、恋に生き
 歌劇『妖精ヴィッリ』~もしあなたが可愛かったら
 歌劇『マノン・レスコー』~この柔らかなレースの中で
 歌劇『マノン・レスコー』~第3幕間奏曲
 歌劇『マノン・レスコー』~捨てられて、ひとり寂しく
 太陽と愛*
 歌劇『ボエーム』~私の名はミミ
 歌劇『ボエーム』~あなたの愛を呼ぶ声に
 魂の歌*
 歌劇『蝶々夫人』~ある晴れた日に
 歌劇『蝶々夫人』~第2幕間奏曲
 歌劇『つばめ』~なんと美しい夢
 死とは*
 歌劇『修道女アンジェリカ』~母さんもなしに
 歌劇『ジャンニ・スキッキ』~私のお父さん
 歌劇『トゥーランドット』~お聞き下さい、王子さま
 歌劇『トゥーランドット』~氷のような姫君の心も

キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)*
フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団
ケント・ナガノ(指揮)

録音:1996年5月14-22日

Disc22:
 『ホセ・クーラ/プッチーニ:アリア集』

 歌劇『トゥーランドット』~誰も寝てはならぬ
 歌劇『トゥーランドット』~泣くな、リュー
 歌劇『ジャンニ・スキッキ』~フィレンツェは花咲く木のように
 歌劇『トゥーランドット』~お前の言うとおり
 歌劇『トゥーランドット』~お前の口付けが欲しい
 歌劇『つばめ』~パリ! それは欲望の町
 歌劇『つばめ』~僕の家に来てくれると言ってくれ
 歌劇『西部の娘』~ひとこと言わせてくれ!…6ヶ月たった
 歌劇『西部の娘』~やがて来る自由の日
 歌劇『蝶々夫人』~それはわからない、恋の程度にもよりけりだ
 歌劇『蝶々夫人』~愛の家よ、さようなら
 歌劇『トスカ』~妙なる調和
 歌劇『トスカ』~星は光りぬ
 歌劇『ボエーム』~冷たい手を
 歌劇『マノン・レスコー』~栗色、金髪の美人たちの中で
 歌劇『マノン・レスコー』~見たこともない素晴らしい美人
 歌劇『マノン・レスコー』~ああ、マノン、またしても君は
 歌劇『マノン・レスコー』~ご覧下さい、狂った僕を
 歌劇『マノン・レスコー』~聞いて下さい、愛しい人
 歌劇『エドガール』~大饗宴だ!
 歌劇『ヴィッリ』~ここがあの家…苦しい僕のこの思いを

ホセ・クーラ(テノール)
フィルハーモニア管弦楽団
プラシド・ドミンゴ(指揮)

録音:1997年

Disc23:
 『アンジェラ・ゲオルギュー/プッチーニ:アリア集』

01. 歌劇『蝶々夫人』~ある晴れた日に
02. 歌劇『蝶々夫人』~かわいい坊や
03. 歌劇『エドガール』~さらば、愛しい人よ
04. 歌劇『エドガール』~エドガールの村で
05. 歌劇『つばめ』~ドレッタの素晴らしい夢
06. 歌劇『ボエーム』~私の名はミミ
07. 歌劇『ボエーム』~私が街を歩けば
08. 歌劇『ボエーム』~あなたの愛の呼ぶ声に
09. 歌劇『西部の娘』~愛情は別のものよ…ソレダードにいた頃
10. 歌劇『マノン・レスコー』~華やかに着飾っても
11. 歌劇『マノン・レスコー』~ひとり寂しくすてられて
12. 歌劇『修道女アンジェリカ』~母もなく
13. 歌劇『ジャンニ・スキッキ』~私のお父さん
14. 歌劇『妖精ヴィッリ』~もしもあなたのように小さな花ならば
15. 歌劇『トゥーランドット』~おききください、王子さま!
16. 歌劇『トゥーランドット』~氷のような姫君の心も
17. 歌劇『トゥーランドット』~この宮殿の中で
18. 歌劇『トスカ』~歌に生き、恋に生き

アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
アントン・コッポラ指揮、
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団(01-17)
サー・アントニオ・パッパーノ指揮、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(18)

録音:2000年


 プッチーニ没100年記念ボックス。
 ジャコモ・プッチーニは、その見事な作曲と心を打つ物語で知られ、今でも最も愛されているオペラ作曲家のひとりです。オペラ愛好家と初心者の両方のために作られたこのコレクションには、彼の最も有名なオペラの傑作と、あまり知られていない逸品が集められています。各オペラは、世界クラスのオーケストラ、指揮者、歌手による素晴らしい演奏で収録され、プッチーニの遺産を定義する感情の深さと音楽の輝きを捉えています。プッチーニの天才を巡るこの旅を完了するために、『グローリア・ミサ』や、マリア・カラスの象徴的な1954年の公演などのいくつかの有名なリサイタルも収録。

 1858年12月22日、トスカーナ州ルッカに生まれたプッチーニは、音楽の伝統が色濃く残る一家の出身です。彼の初期の音楽教育は家族の伝統に影響を受けていましたが、1876年にヴェルディの『アイーダ』の公演を観たことが、オペラの道を志すきっかけとなりました。

 プッチーニはミラノ音楽院で学び、そこで作曲の腕を磨きました。彼の最初の大ヒット・オペラである『マノン・レスコー』は1893年に初演され、彼は重要な作曲家としての地位を確立しました。この成功に続いて『ボエーム』(1896年)、『トスカ』(1900年)、『蝶々夫人』(1904年)など一連のオペラの傑作が生まれました。これらの作品は、豊かなオーケストラ、記憶に残るメロディ、深い感情の共鳴で高く評価されています。1910年、プッチーニはニューヨークで『西部の娘』を初演し、国際的な名声をさらに確固たるものにしました。彼の最後のオペラ『トゥーランドット』は、1924年に彼が亡くなった時点で未完成のままでしたが、後にフランコ・アルファーノによって完成されました。

 プッチーニは咽頭がんの合併症により、1924年11月29日にベルギーのブリュッセルで亡くなりました。叙情的な美しさ、劇的な激しさ、深い人間の感情を伝える能力を特徴とする彼のオペラは、世界中で愛され続け、歴史上最も偉大なオペラ作曲家のひとりとしての地位を確立しています。

※歌詞対訳は付属しません。



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ERATO



9029673768
\3100→\2890
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
シューベルト:歌曲集

 万霊節のための連祷 D.343
  秋 D.945
  君はわが憩い D.776, Op.59-3
  再会 D.855
  漁夫の愛の幸せ D.933
  ます D.550
  春に D.882
  ミニョンの歌『ただあこがれを知る者だけが』 D.877-4
  音楽に寄せて D.547
  ギリシャの神々 D.677
  ミューズの子 D.764
  最初の喪失 D.226
  夕映えに D.799
  シルヴィアに D.891, Op.106-4
  夜と夢 D.827
  星 D.939
  夕星 D.806
  アヴェ・マリア D.839
  夜の曲 D.672
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
ジェローム・デュクロ(ピアノ)
 録音:2020年2月14-17日、フランス、ブローニュ=ビヤンクール、ラ・セーヌ・ミュージカル、Riffx 1

 世界的なカウンターテナーの貴公子、フィリップ・ジャルスキー。フランスのヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク賞〈年間最優秀オペラ・アーティスト〉を2度、ドイツのエコー賞クラシック部門を複数回受賞するなど、国際的に最も活躍している歌手のひとりです。隅々まで磨かれたニュアンスと、アクロバティックなまでの超絶技巧を可能にする抜きんでた技術により、膨大なバロック音楽のレパートリーを手中にしています。また音楽研究の最前線にも立ち続け、カルダーラ、ポルポラ、ステッファーニ、テレマン、J.C.バッハなどの作品の発見・再発見にも大きく貢献しています。もちろんカウンターテナーという声の性質上、バロック音楽を歌う機会が多いのですが、ロマン派から現代音楽、ポピュラーまで幅広く積極的に演奏しています。

 カウンターテナーが歌うシューベルトの歌曲のCDはまだそれほどは多くありませんが、最近ではコンサートなどで歌われることも多くなってきています。その中でもジャルスキーが歌うことには大きな意味があるのではないでしょうか。シューベルトは音楽史上最も創造的な作曲家であり、これまで誰の楽曲も持っていなかったような、力強い光と闇の謎めいた魅惑が感じられます。ジャルスキーの独特な声質と表現は、音楽をのぞき込み、新しい世界、他人の物語、愛や痛みを、今まで見たことのないような次元から更なる謎を探索していくのです。その結果、声の美しさと情感を込めた歌は、様々な色のパレットを使ってユニークなものとして生み出されていきます。


<国内盤> 

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FONTEC



FOCD9911
\3080
アンサンブル・ウィーン=ベルリン ライヴ!II
 モーツァルト(レヒトマン編):
  セレナード 第12番 ハ短調 K388(384a) 「ナハトムジーク」
 セルヴァーンスキ:木管五重奏曲 第1番
 ハース:木管五重奏曲 Op. 10
 ドヴォルザーク(シェーファー編):
  弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 Op.96 「アメリカ」(木管五重奏版)
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
ジョナサン・ケリー(オーボエ)
ゲラルド・パッヒンガー(クラリネット)
リヒャルト・ガラー(ファゴット)
シュテファン・ドール(ホルン)

 2024年6月6日 ウィーン・コンツェルトハウス ライヴ録音

 中部ヨーロッパが19世紀から20世紀半ばにかけて生み出した作品に、現在の"独墺圏を代表するクインテット"が21世紀の指標を刻んだ。これはそんな1枚ともいえそうだ。 -木幡一誠-

 1983年の設立以来、幾度ものメンバー・チェンジを重ねながら世界最高峰に立ち続けるアンサンブル・ウィーン=ベルリン(EWB)。
 2024年6月にウィーン・コンツェルトハウスで行われたライヴを収録した、待望のニュー・アルバムの登場です!
 2024年10月に3か所で開催される彼らの日本ツアーでも、同プログラムを演奏します。
 その熱気も冷めやらぬ中、ディスクとしては日本のみのリリースとなる本盤を、心ゆくまでご堪能ください!


 アンサンブル・ウィーン=ベルリン

  1983年にウィーン・フィルとベルリン・フィルから集う桁外れのソリスト5人によって設立され、「スーパーアンサンブルの誕生」と熱狂的な喝采をもって世界中の音楽界から迎えられた。
  以来、メンバーを徐々に変更しながら活動を続けてきたが、2013年に30周年を迎えたのを機に、最後の創立メンバーであったシェレンベルガーが引退。完全に若返る形で、新生アンサンブル・ウィーン=ベルリンとして新たな船出をした。
  その後、2015年、17年、19年と日本ツアーを行い、いずれも大成功を収める。新しい感性と卓越したテクニックで、これまでにない更なるレパートリーの拡大にも力を注ぎ、木管五重奏の新境地を開拓。
  2022年5月にクラリネット奏者がゲラルド・パッヒンガーに代わり、グループとしてのさらなる飛躍が期待されている。
 
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FOCD9909
\3300
第70回ミュンヘンARD 国際コンクール第3位
 坂本 彩 坂本リサ(ピアノデュオ)/Duettist

 ラヴェル:マ・メール・ロワ ☆
 フォーレ:組曲「ドリー」作品56 ☆
 サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲 作品35 ★
 レーガー:ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガ 作品86 ★

  ☆四手連弾のための作品/
  ★二台ピアノのための作品
坂本 彩、坂本リサ
 (ピアノデュオ)

 録音:2024 年5 月27-29 日 小田原三の丸ホール

 新次元のピアノ・デュオ 登場
 第70回ミュンヘンARD 国際コンクールで第3位に入賞した坂本 彩、坂本リサ 待望のデビュー盤です!
 幼少期からデュオを始め、驚異的なアンサンブルを培った坂本姉妹。数々の国際コンクールで優秀な成 績をおさめ、2021年に難関ミュンヘンでの快挙へ至ります。
 フランス連弾作品を代表するラヴェル・フォーレ、二台作品は「ベートーヴェンの主題による」2 曲を 収録。
 近年再評価が進むレーガーは、パガテルop.119 最終曲の主題から12 の変容を経て、フーガ、 壮大なクライマックスを形成する名曲です。
 シンクロナイズドからアーティスティックへ―輝かしい未来への発進です。



坂本 彩 坂本リサ

 福岡県出身。彩6歳、リサ4歳よりピアノデュオを始める。
 第70回ARD ミュンヘン国際音楽コンクールピアノデュオ部門において、日本人デュオとして初の第3位入賞・併せて聴衆賞・特別賞を受賞。
 第32回ピティナ・ピアノコンペティションジュニア2台の部優秀賞(第1位)及び洗足学園前田賞受賞。
 第20回国際ピアノデュオコンクール(日本)第2位及びスタインウェイ賞受賞。第7回国際ピアノデュオ コンペティション(ポーランド)にて第1位及びパデレフスキ賞受賞。副賞として、2019年3月ポーラン ド・グダニスクにてリサイタルを行う。
 第21回シューベルト国際ピアノデュオコンクール(チェコ)にて第1位を受賞するなど、数々のコンクールにおいて受賞を重ねる
 2022年3月、日本センチュリー交響楽団 定期演奏会において、久石譲作曲「Variation 57~2台のピア ノのための協奏曲~」管弦楽版を作曲者自身による指揮のもと世界初演。
 同年9月にハワード・グリフィス 指揮、ウィーン放送交響楽団と、10月にはジョナサン・ノット指揮、東京交響楽団とモーツァルト「2台の ピアノのための協奏曲 K.365」を共演。
 2023年5月、九州交響楽団 定期演奏会にてパスカル・ロフェ氏 とプーランク「2 台のピアノのための協奏曲」を共演。2024年7月、広島交響楽団 呉定期演奏会にてロマ ン・レシェキン氏とサン=サーンス「動物の謝肉祭」を共演。
 さらに日本フィルハーモニー交響楽団、バイエ ルン放送交響楽団など数々のオーケストラや奏者との共演、東京・春・音楽祭やベルリン・ピアノデュオフェ スティバルをはじめとした音楽祭への出演など、各地で積極的な演奏活動を行っている。
 2019年NHK-FM「ありがとうFM50」生放送にて演奏。NHK「クラシック倶楽部」「ベストオブクラシ ック」、NHK E テレ「囲碁フォーカス」、TNC「記者のチカラ」、フジテレビ「めざましテレビ」他、テレ ビや新聞などのメディアにも多数取り上げられる。
 姉妹ともに東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程ピアノ科で学び、ドイツ国立ロストック音楽・演劇大学ピアノデュオ科修士課程、および同大学の国家演奏家資格課程を最優秀の成績で修了。

 2020年よりドイツ・Familie-Rahe 財団奨学生。2021年度ブルーノ・フライ音楽賞を受賞。
 2023年度福岡市文化賞を受賞。
 ピアノデュオを田中美江、横山幸雄、加藤真一郎、伊藤恵、Olha Chipak&Oleksiy Kushnir、 Hans-PeterStenzl&Volker Stenzl の各氏に師事。
 姉妹共に囲碁三段の免状を持つ。
 




マイスター・ミュージック


MH 4536
\3520
<リマスター盤>
中野振一郎(チェンバロ)
イタリアの作曲家による「フォリア」100年の旅
 『ラ・フォサア~6人の作曲家によるフォリア~』

  (1)フォリアト調(作曲者不詳)
  (2)G.フレスコバルディ(1583-1643):
   フォリアの主題によるパルティータト調
  (3)A.コレルリ(1653-1713):
   ヴァイオリンと通奏低音のためのフォリアニ短調
  (4)A.スカルラッティ(1660-1725):
   チェンバロのためのフォリアニ短調
  (5)A.ウィヴァルディ(1678-1741):
   2つのヴァイオリンと通奏低音のためのラ・フォリア ニ短調
  (6)F.ジェミニアーニ (1687-1762) :
   コンチェルト・グロッソ「ラ・フォリア」二短調
中野振一郎(チェンバロ)
コレギウム・ムジクム・テレマン

 かつてヨーロッパで一世を風靡した旋律「フォリア」。15世紀末ポルトガルが起源といわれる作者不詳のこの名旋律は伝播していき、様々な作曲家の作品に取り入れられました。
 本アルバムではイタリアの作曲家に焦点を絞り「フォリア」の変遷をたどります。

 フレスコバルディーコレルリ→スカルラッティ→ヴィヴァルディと時代が進むにつれ、旋律は複雑な変奏曲へ、編成は大きくなり、やがてジェミニアーニ(1687-1762)では「コンチェルト・グロッソ」の大輪の花を咲かせます。

 屈指のチェンバロ奏者 中野振一郎と、コレギウム・ムジクム・テレマンの親和性高いアンサンプルが、作品の世界を瑞々しく色彩豊かに表現していきます。 
 




ACOUSTIC REVIVE

AR 1008
\3300
福本茉莉(オルガン)
シュターデのフス/シュニットガー・オルガン

 ヴィンツェント・リューベック(1654-1740):
  前奏曲 ホ長調(ハ長調)
 マティアス・ベックマン(1618/19-1674):
  今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ
 J.S.バッハ(1685-1750):協奏曲 ハ長調 BWV594
  (ヴィヴァルディのOp.7-11《グロッソ・モグール》に基づく)
 ハインリッヒ・シャイデマン(~1595-1663):
  カンツォーン ト長調
 J.S.バッハ(?):
  コラール前奏曲《主キリスト、神のひとり子》 BWV1176
 ディーテリッヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
  前奏曲 ハ長調 BuxWV137
福本茉莉(オルガン)

 銘器から溢れ出る輝かしく壮麗なサウンド、福本茉莉、北ドイツの記念碑的オルガンを弾く

 録音:2023年6月7-9日/ドイツ、シュターデ、聖コスメ・エト・聖ダミアーニ教会のフス/シュニットガー・オルガン/63:49、国内製作・日本語帯・解説付

 シュターデにある聖コスメ・エト・聖ダミアーニ教会のフス/ シュニットガー・オルガンは、ヨーロッパでもっとも有名なバロック・オルガンの一つ。1675年に オルガン製作者のべレント・フスが若い従兄弟のアルプ・シュニットガーと共に製作した、3つの手鍵盤とペダル、42のストップをもつ壮麗な楽器です。
 シュニッ トガーは以降、伝説的なオルガン製作者として名を成し、北ドイツのオルガン音楽の発展に大きく関わる存在となりました。

 最初にこのシュターデのオルガンを弾いていたのがヴィンツェント・リューベック。彼はシュニットガー・オルガンに魅せられ、のちにハンブルクに移り、世界最 大の規模を持つシュニットガー・オルガンの弾き手となります。
 このアルバムではハンブルクの先輩作曲家であるヴェックマン、シャイデマンと並べて作品を聴く ことができます。
 またオルガンを語る上で外せないJ.S. バッハと、バッハに多大な影響を与えたブクステフーデの作品も収録。バロック時代のオルガン音楽の華 やかな隆盛が味わえます。

 華々しい経歴を持ち、ヨーロッパのオルガン界を牽引する音楽家として活躍している福本茉莉。
 彼女はハンブルクを留学先にした理由の一つにシュターデのシュ ニットガー・オルガンとの衝撃的な出会いを挙げているほど、この楽器に特別な思いがあります。
 だからこその楽器を熟知しきった躍動的な演奏を披露しており、 ACOUSTIC REVIVE レーベルならではの申し分ない高音質も相まって、輝かしく壮麗な音楽が展開されています。

 【福本茉莉 プロフィール】
  福本茉莉は現代を代表するオルガニストの一人である。彼女は目下、主要なオルガンの数々で精力的に演奏活動を繰り広げ、世界の様々なコンサートホールに招 聘されている。
  またソリストとして、著名なオーケストラ(京都市交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京都交響楽団、スロヴァキア放送交響 楽団、セゲド交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団)などと協演を重ねている。
  12歳でオルガンを始め、2005年に東京藝術大学に入学、2011年にドイツのハンブルク音楽演劇大学でヴォルフガング・ツェーラーの門下に入る。
  2007年 に初めて、このシュターデのフス/ シュニットガー・オルガンを訪れ、歴史的オルガンの研究に目覚める。
  武蔵野市国際オルガンコンクール、ニュルンベルク国際 オルガン週間コンクール(ドイツ)、ダニエル・ヘルツ国際オルガンコンクール(イタリア)、アガティ・トロンチ国際オルガンコンクール(イタリア)など数多くの オルガンコンクールで優勝を果たす。
  ルネサンスから現代音楽まで膨大なレパートリーを持つ福本茉莉は、ポーランド国立音楽フォーラム(NFM)にてアーティスト・ イン・レジデンスを務め、その一環として2022 年秋にパスカル・ロフェ指揮の下、NFM ヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団とエルジュビエタ・シコラの≪ オリーヴァ協奏曲≫の録音をリリースしている。
 2019 年から2023 年までヴァイマール・フランツ・リスト音楽大学にて教会音楽科常勤講師を務め、オルガン実技、オルガン即興演奏そして通奏低音の教科 を担当した。
 直近ではドレスデンの聖母教会において、空席オルガニストの首席代理を務めた。現在、ベルリン在住。
 

<LP>


DG(LP)

《オリジナル・ソース・シリーズ》   第6弾発売 4タイトル


 『未来のレトロ』ドイツ・グラモフォンからオーディオ・ファンのための新しいLPシリーズ 
 エミール・ベルリナー・スタジオスが、最先端のピュア・アナログ技術を駆使して、オリジナルの1/2インチ4トラック・テープから伝説的な名盤をリマスター
 
 ドイツ・グラモフォンから、名盤をLPで復刻する新シリーズ『オリジナル・ソース・シリーズ』(The Original Source)発売。
 ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオスが1970年代の4トラックの1/2インチ・マスターから、独自の最先端かつ100%ピュアなアナログ技術を駆使してミキシング&カッティングし、最高音質を実現。

  オプティマル社製180g重量ヴァージン・ヴィニール盤。オリジナル・アートワーク&ライナーノーツ、スリーブ内に追加写真や録音資料を掲載。
 豪華ゲートフォールド仕様。シリアルナンバー入り限定盤。

 ●オリジナル4トラック1/2インチ・マスター・テープから直接ピュア・アナログ・ミックス&カット

 ●エミール・ベルリナー・スタジオスにてライナー・マイヤールがミックス、シドニー・C・マイアーによるカッティング

 エミール・ベルリナー・スタジオスのレコーディング・プロデューサー兼マネージング・ディレクター、ライナー・マイヤールによる『オリジナル・ソース・シリーズ』の解説
 古い宝物の再発見には、時に長い年月がかかります。

 2023年、ドイツ・グラモフォン社創立125周年記念として発売される「オリジナル・ソース・シリーズ」は、1970年代の伝説的録音を、ステレオ1/4インチ・テープのコピーではなく、4トラック1/2インチのマスターから初めて直接カットして発売します。 
 その結果、クオリティは限界まで高められ、リスナーはかつてないほどこれらのレパートリーを楽しむことができるでしょう。
 この特別なシリーズの背景をよりよく理解するために、DGの録音技術開発について目を向ける価値はあります。
 1970年には早くも4チャンネル・サラウンドの録音が始められました。録音方式は左、右、フロント、そしてリアのチャンネルの4トラック・アナログテープです。
 録音が終わるとこれらの4トラック・テープはハノーファーのDGのスタジオで編集されました。録音テイクはハサミでカットされ、粘着テープでつなぎ合わされました。
 しかしながら、この時代、4チャンネル方式の再生に対応した民生用フォーマットはなく、DGは将来を見据えて録音制作していたのです。
 DGはもちろんこれらの録音を普通のステレオLPでリリースしましたが、そのためにエンジニアたちは4トラックのマスターテープからステレオのダウンミックスを作成する必要がありました。
 DGはこのコピーのコピーを作って世界各地の工場に送り、現地プレスで世界中に流通させたのです。

 テープのコピーはオリジナル・マスターテープほど良い音は出せません。
 そこで、2トラックのコピーの代わりに、オリジナルの4トラック・マスターをラッカー盤カッティングに使用し、最高クオリティの製品を生産するアイデアが生まれました。
 当時の専門家チームと、彼らのアナログ録音技術のおかげで、センセーショナルなサウンドを実現しています。
 この新シリーズのために、2つの技術的側面を考慮しなければなりませんでした。先ず、4トラック・テープは通常の2トラック・テープの2倍の幅があるため、特別なテープ・マシンを必要としたこと。
 それはディスク・カッティング旋盤がディスクに完璧な溝をカットすることを可能にするためのプレビュー信号を送ることができるものでなければなりません。
 我々のテープ・マシンは、この目的のために改造されたもので、おそらく現在、世界で唯一のものでしょう。次に、フロントとリアのチャンネルをリアルタイムでステレオにミックスする必要があります。全く新しい特注のミキシング・デスクが必要不可欠でした。エミール・ベルリナー・スタジオスはパッシブ・ミキサーを設計し、それは信号にどんなノイズも加えることのない最高品質のレンダリングを実現しました。
 
 「オリジナル・ソース・シリーズ」とはつまり、テープ・コピーを使わず、信号経路に不要なデバイスを使わず、もちろんデジタル・サウンド処理もしないピュアLPです。
 これはオリジナル・マスターからカッターヘッドまでの最短の方法です。
 オリジナル・リリース盤と比較すると、音の優位性は際立っています。
 よりクリア、より精細、より周波数レスポンスがよく、同時にノイズ、歪み、圧縮が少なくなっています。。。どうぞ、お楽しみください!
  

4866122
(LP)
\8800
ショパン:24の前奏曲 作品28
[Side A]
 1) 第1番 ハ長調、2) 第2番 イ短調、3) 第3番 ト長調、4) 第4番 ホ短調、
 5) 第5番 ニ長調、6) 第6番 ロ短調、7) 第7番 イ長調、8) 第8番 嬰ヘ短調、
 9) 第9番 ホ長調、10) 第10番 嬰ハ短調、11) 第11番 ロ長調、
 12) 第12番 嬰ト短調、13) 第13番 嬰へ長調、14) 第14番 変ホ短調 /
[Side B]
 1) 第15番 変ニ長調、2) 第16番 変ロ短調、3) 第17番 変イ長調、4) 第18番 ヘ短調、
 5) 第19番 変ホ長調、6) 第20番 ハ短調、7) 第21番 変ロ長調、
 8) 第22番 ト短調、9) 第23番 ヘ長調、10) 第24番 ニ短調
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
 【録音】1974年6月、7月 ミュンヘン
 

4866121
(2LP)
\10900
モーツァルト:
《LP 1》
 ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
 [Side A]
  1) 第1楽章: Allegro (Cadenza: Beethoven, WoO 58/1) /
 [Side B]
  1) 第2楽章: Romance、
  2) 第3楽章: Rondo. Allegro assai
    (Cadenzas: Gulda; Beethoven, WoO 58/2)
《LP 2》
 ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
 [Side A]
  1) 第1楽章: Allegro maestoso (Candenza: Gulda) /
 [Side B]
  1) 第2楽章: Andante、
  2) 第3楽章: Allegro vivace assai (Cadenza: Gulda)
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)、
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 【録音】1974年9月 ウィーン
 

4866123
(LP)
\8800
グリーグ:
[Side A]
 『ペール・ギュント』第1組曲 作品46
  1) 第1曲: 朝の気分、2) 第2曲: オーセの死、
  3) 第3曲: アニトラの踊り、4) 山の魔王の宮殿にて、
 『ペール・ギュント』第2組曲 作品55
  5) 第1曲: 花嫁の略奪―イングリッドの嘆き、6) 第2曲: アラビアの踊り /
[Side B]
 1) 第3曲: ペール・ギュントの帰郷、2) 第4曲: ソルヴェイグの歌、
 『十字軍王シーグル』組曲 作品56
  3) 第1曲: 前奏曲(王の広間にて)、
  4) 第2曲: 間奏曲(ボルグヒルの夢)、5) 第3曲: 忠誠行進曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 【録音】1971年9月 ベルリン
 

4866126
(LP)
\8800
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95 『新世界より』
[Side A]
 1) 第1楽章: Allegro con brio、2) 第2楽章:Largo /
[Side B]
 1) 第3楽章:Scherzo. Molto vivace、2) 第4楽章:Allegro con fuoco
ラファエル・クーベリック(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 【録音】1972年6月 ベルリン




NUMBER ONE E3SSENTIALS(LP)


NOES 291007
(LP)
\3000
グールド/ゴルトベルク変奏曲(1955)
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
  [Side A]
   アリア~第16変奏
  [Side B]
   第17変奏~アリア・ダ・カーポ
グレン・グールド(ピアノ)

 ジャンルを超えた名盤、グールド55年のゴルトベルク、限定生産・重量盤LP

 録音:1955年6月10・14・16日/ニューヨーク、コロンビア30番街通りスタジオ/180g、限定生産盤

 ジャズ系レーベル「WAX TIME IN COLOR」からカラーヴァイナルで出ていたLPが「NUMBER ONE ESSENTIALS」から通常LPとして再登場。
 グレン・グールドの伝説的名盤、「55年のゴルトベルク変奏曲」です。

 グールドの SONYデビュー盤となった本作は「ピアノによるバッハ」のあり方を根本から覆した衝撃の演奏。
 疾走感にあふれたタッチ、快感を伴うほどの対位法処理、独特な内声の歌いこみなどの特徴は、後の世に無視することの出来ない決定的な影響を与えました。

 ジャンルを超えてあまねく知られるグールドの名盤らしく、ライナーノートはジャズ専門ライター、ブライアン・モートンが執筆。
 















10/3(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BIS



BIS SA 2609
(SACD HYBRID)
\3100
カレヴィ・アホ(1949~):弦楽四重奏曲集
 (1) 弦楽四重奏曲第2番(1970)
 (2) 弦楽四重奏曲第3番(1971)
 (3) 弦楽四重奏曲第1番(1967)
ステンハンマル弦楽四重奏団
 【ペータ・オロフソン(第1ヴァイオリン)、
  ペール・エマン(第2ヴァイオリン)、
  トニー・バウアー(ヴィオラ)、
  マッツ・オロフソン(チェロ)】

 ステンハンマル弦楽四重奏団がカレヴィ・アホの初期四重奏曲を録音

 セッション録音:(1)2021年4月26~28日/ダンデリード、(2)2022年5月23~25日、(3)2023年6月3~5日/スウェーデン
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、61:08
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:(1)(3)マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)、(2)トーレ・ブリンクマン(Take5 Music Production)
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACDハイブリッド盤。
 フィンランドの作曲家カレヴィ・アホ。多作家と知られ、あらゆるジャンルの作品を作曲しております。
 弦楽四重奏を最初に作曲したのは 50年以上前、作曲家としてのキャリアの初期にあたります。1967年に弦楽四重奏曲第1 番を完成させたときアホはまだ18歳、独学で書き上げました。
 第2番 はヘルシンキのシベリウス・アカデミーでラウタヴァーラに師事した2年目の1970年に作曲。各楽章にフーガの技法が用いられています。初演が高く評価されプ ロの作曲家としての第一歩となりました。
 第3 番は第2 番の翌年の作品。ショスタコーヴィチの影響も感じられますが、アホの個性があらわれはじめています。この 作品は大成功を収め、アホの室内楽のなかで最も頻繁に演奏されています。

 2002年に結成したスウェーデンのステンハンマル弦楽四重奏団はその名の通りステンハンマルの作品を中心に演奏しており、弦楽四重奏曲全集(BIS SA-2709)もリリースしております。
 近年、現代音楽にも力を入れアメリカ、イギリスなどの作曲家から多くの委嘱作品を依頼されております。

 
 




EURO ARTS(CD)



20 11117
(SACD HYBRID)
\5400
注目のソプラノ、リセット・オロペサ
サルスエラ・アリア集

 1.レクオーナ:サルスエラ《マリア・ラ・オ》~Mulata infeliz
 2. バルビエリ:サルスエラ《ラバピエスの理髪師》~Cancion de Paloma
 3.ヒメネス&ビベス:サルスエラ《軽騎兵の衛兵》~Un pobre nido
 4. ペネーリャ :サルスエラ《アルカラのドン・ヒル》~Bendita cruz
 5. ルナ:サルスエラ《ユダヤの子》~De Espana vengo
 6.ソロサーバル:サルスエラ《港の酒場女》~En un pais de fabula
 7.チャピ:サルスエラ《セベデオの娘たち》~Carceleras
 8.トローバ:サルスエラ《モンテ・カルメロ》~Madre de mis amores
 9.レクオーナ:サルスエラ《マリア・ラ・オ》~Escucha al ruisenor
 10.ロイグ:サルスエラ《セシリア・バルデース》~Salida de Cecilia
リセット・オロペサ(ソプラノ)
マドリード州立管弦楽団(2,3,6,&10)
ジュゼップ・ビラ・イ・カザーニャス(合唱指揮)
マドリード交響楽団
リザ・ケロブ
 (客演コンサートマスター& ヴァイオリン・ソロ 1)
オリベル・ディアス (指揮)

 飛ぶ鳥を落とす勢いのソプラノ歌手リセット・オロペサ、彼女のルーツでもあるサルスエラ・アリア集

 ルベン・フェルナンデス・アギーレ(オペラ歌手トレーナー、ミュージック・アドヴァイザー)
 録音:2023年7/8月、オーケストラ・リハーサル室、マドリード王立劇場、マドリード/43'4

 メトロポリタン歌劇場、スカラ座などで活躍する注目のソプラノ、リセット・オロペサ。
 日本公演でも、艶やかな美しい声、華麗なコロラトゥーラ、舞台映えのする容姿と演技力で圧倒しました。
 2024年「国際オペラ賞」の最優秀女性歌手にもノミネートされ、今飛ぶ鳥を落とす勢いのソプラノ歌手。
 今回発売されるアルバムはサルスエラのアリア集。オロペサの両親は、スペインとカタルーニャの血を引くキューバ系アメリカ人。
 彼女は、自身のアイデンティティを 表す作品としてサルスエラのアリア集を録音したと語っています。「これらの作品は、子供の頃、母が歌ってくれた曲です。
 これらの音楽を聴くと、温かさと愛を感 じることができます。私がサルスエラの舞台に立つことはなくとも、サルスエラのアリアを録音することは、私の祖父母やその先のルーツを感じることができ、さら に次世代にこの素晴らしい作品を残すことができる喜びでもあります。」

 サルスエラは17世紀に発祥したスペイン生粋の舞台芸術。その名称は、サルスエラ宮殿で上演されたことから付けられています。
 19世紀半ばには民衆向けの 舞台となり、スペイン語で書かれた台本、歌、芝居、スペイン舞踊で繰り広げられる総合舞台芸術で、スペインの歴史や文化、暮らし、などスペインのすべてを感じる ことのできます。


 




CORO


COR16209
\2800
Voices of Thunder ~ 合唱とオルガンのための作品集
 1. ジェイムズ・マクミラン:A New Song
 2. ジョナサン・ダヴ:Seek him that maketh the seven stars
 3. ドブリンカ・タバコヴァ:Praise
 4. ヘンリー・バルフォア・ガーディナー:Evening Hymn
 5. ハイドン:Insanae et vanae curae
 6. マルコム・ボイル:Thou, O God, art praised
 7. リビー・ラーセン:I will sing and raise a psalm
 8. スタンフォード:For lo, I raise up, Op. 145
 9. マルセル・デュプレ:Laudate Dominum, Op. 9, No. 4
 10. ペルト:The Beatitudes
 11. ジュディス・ウィアー:Like to the falling of a star
 12. ヒューバート・パリー:Blest Pair of Sirens
オックスフォード・モードリン・カレッジ合唱団
マーク・ウィリアムズ(指揮)

 英国の名門合唱団CORO第2弾!崇高な歌声とオルガンの荘厳な響き!

 ☆英国の名門合唱団CORO第2弾!
 ☆壮大な合唱曲の数々とオルガンの荘厳な響き!

 英国の名門合唱団、オックスフォード・モードリン・カレッジ合唱団CORO第2弾。「夕刻」をテーマにした「Peace I leave with you」(COR16205)に続くこの新しいアルバムは、ハイドンからジュディス・ウィアーまで、モードリン・カレッジ合唱団の崇高な歌声と、モードリン・カレッジ・チャペルの新しいオルガンを紹介し、壮大な合唱曲の数々を収録しています。

 オックスフォード・モードリン・カレッジ合唱団は、1480年に中世後期のイングランドで最大規模の合唱団として創設され、この歴史的遺産は5世紀にわたって維持されてきました。
 現在、英国で最も優れたアンサンブルのひとつとして国際的な評価を得ている合唱団は、主にモードリン・カレッジ・チャペルでの毎日の教会礼拝、16世紀に遡る古くからの伝統である有名なメーデーの祝典をはじめ、年間を通して数多くの特別な行事でも歌っています。
 またコンサート活動においては、BBCプロムスやカドガン・ホールなどへの出演、ブリテン・シンフォニア、アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズなど、数多くの一流オーケストラとも共演しています。
 ロンドンのセント・ポール大聖堂のアシスタント・オルガニストをはじめ、指揮者、チェンバリスト、オルガニストとして数多くの著名なオーケストラ、合唱団、アンサンブルと共演してきたマーク・ウィリアムズの手腕で、壮大な合唱作品が持つ魅力を見事に引き出しています。

 ※録音:2023年3月26-28日、オックスフォード・モードリン・カレッジ・チャペル(イギリス)

 
 




GENUIN



GEN24906
\2800
小笠原智子が弾くベートーヴェン
ベートーヴェン:後期三大ソナタ集

 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
  ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
  ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
小笠原智子(ピアノ)

 日本語解説付き!小笠原智子が弾くベートーヴェンの後期三大ソナタ!

 ☆ドイツを中心に活躍する日本人ピアニスト、小笠原智子がベートーヴェンの後期三大ソナタをレコーディング!

 ドイツを中心に活躍する日本人ピアニスト、小笠原智子によるベートーヴェンの後期三大ソナタ集がGenuinレーベルから登場!
 彼女は今までにベートーヴェンの多くのソナタを演奏してきた中でも後期三大ソナタには特別な意味があると語り、この3曲を形(CD)にしたい、今、この機を外したらいつできるかわからない、という思いと、かつての教え子である録音技師のミヒャエル・ジルバーホルンの協力などもあり今回のレコーディングが実現しました。
 あらゆる面で超越的なこれらの作品を説得力のある解釈で正確かつ繊細に捉えた演奏は圧巻の一言です。

 小笠原智子は東京芸術大学で辛島輝治氏、田村宏氏に師事して卒業後に渡独し、ベルリン芸術大学、フライブルク音楽大学を最優秀で卒業。
 全ドイツ音楽大学コンクールにて第1位を獲得したほか、マリア・カナルス国際コンクール、クララ・ハスキル国際コンクールでファイナリストとなり、モーツァルトの生誕250周年記念でのピアノ・ソナタ全曲演奏会をはじめ、ヨーロッパやアジアの各地で演奏、レコーディング活動を行っています。
 室内楽分野でも豊富な経験を重ね、バンベルク交響楽団の首席チェリストである夫、マティアス・ランフトとの共演をはじめ、毎年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、バンベルク交響楽団などの首席奏者と数多くの室内楽コンサート、音楽祭に出演しています。

 私にとってこのCDは作品110の最後の歌のように"Es ist vollbracht 困難を克服しての成就"と言えます。この企画は特別な冒険、それを達成できたことをとても嬉しく思っています!小笠原智子

 ※録音:2024年3月4日-7日、フライブルク音楽大学(ドイツ)

 
 




KAIROS


0022023KAI
\2800
グバイドゥーリナ:ガルゲンリーダー(絞首台の歌)
 ソフィア・グバイドゥーリナ(b.1932):
  ガルゲンリーダー(絞首台の歌) ~
   クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩に基づく
    声楽、打楽器、コントラバスのための15曲
ヘレナ・ラスケル(コントラルト)
ニーク・デ・フロート(コントラバス)
フランシスコ・アンガス(パーカッション)

 グバイドゥーリナの音楽言語がモルゲンシュテルンの詩と見事に融合!

 旧ソ連生まれの現代音楽界の重鎮、ソフィア・グバイドゥーリナの1996年の作品「ガルゲンリーダー(絞首台の歌)」。
 19世紀ドイツの詩人クリスティアン・モルゲンシュテルンの代表作「絞首台の歌」が持つ遊び心と超現実的な詩にグバイドゥーリナの音楽言語が見事に融合し、モルゲンシュテルンの詩に新鮮な解釈を提供する印象的な作品です。

 ※録音:2023年10月9日-11日(ベルリン)
 
 

0022041KAI
\2800
ゲプハルト・ウルマン:
 独奏ピアノのための即興曲とインターレーション集(2023)

  ゲプハルト・ウルマン(b.1957):
   即興曲 #8/インターレーション #1/即興曲 #2/
   即興曲 #4/インターレーション #3/即興曲 #2/
   即興曲 #9/即興曲 #3/即興曲 #5/
   インターレーション #2/即興曲 #10/即興曲 #6/
   即興曲 #1/即興曲 #7/インターレーション #4
ヴィタリー・キアニーツィア(ピアノ)

 1957年ドイツ生まれのミュージシャン兼作曲家、ゲプハルト・ウルマンが書いた「即興曲とインターレーション集」は、予め作曲された要素と即興の要素がシームレスに絡み合う世界にリスナーを誘います。
 ピアニストのヴィタリー・キアニーツィアが構造化された創造性と自発的な創造性の間の微妙なバランスを探り、エリック・サティにインスピレーションを得たというウルマンによる瞑想的な音楽を具現化します。

 ※録音:2023年3月28日-29日(ベルリン)
 




ANALEKTA


AN955
\3100
Rituaels 儀式 ~ヒルデガルト、ティペットからペルトまで
 1. コレクティフ9: ドローン (2020)
 2. ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179): おお 永遠の力よ (12世紀)
 3. アルヴォ・ペルト(1935-): 詩篇 (1985)
 4. ニコール・リジー(1973-): アナザー・リヴィング・ソウル (2016)
 5. マイケル・ティペット(1905-1998): ラメント(嘆き) (1952)
 6. ブライス・デスナー(1976-): アヘイム(家路) (2009)
 7. ペルト: 至福 (抜粋) (1990)
 8. ペルト: スンマ (1977)
 9. ジョセリン・マーロック(1969-): エクサウディ (2004)
 10. デスナー: テネブレ(闇) (抜粋) (2011)
コレクティフ9(弦楽九重奏)

 録音: 2022年12月12-14日 聖アウグスティン教会、ミラベル、ケベック
 収録時間: 53分

 【弦楽器の響きが描く儀式】
 モントリオールを中心に活躍しALPHAからも複数の意欲的なアルバムをリリースする弦楽九重奏、コレクティフ9による儀式をイメージしたアルバム。
 静謐な祈りから宗教的高まりまで、2000年に渡る時を超えた音楽で構成しています。
 曲によりメンバーのソロをフィーチャーしているほか、ヒルデガルトとマーロックの作品ではヴァイオリン2名を加えた編成となっています。
 




CHANNEL CLASSICS



CCS45924
\3100
2006年パガニーニ国際コンクールの覇者、ニン・フェン
ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ:
 ヴァイオリン協奏曲 第1番

  セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
   1-3. ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 Op. 19
  ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   4-8. ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 Op. 77
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ボーフム交響楽団
トンチエ・ツァン(指揮)

 録音: 2023年10月 アンネリーゼ・ブロスト・ムジークフォルム・ルール、ボーフム、ドイツ
 収録時間: 59分

 【名手ニン・フェンによるショスタコーヴィチとプロコフィエフ】
 2006年パガニーニ国際コンクールの覇者で、中国出身で現在はベルリンを拠点に活動しているヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ニン・フェンが弾くショスタコーヴィチとプロコフィエフの協奏曲二題。
 美しいメロディと瞑想的な側面を持つプロコフィエフと、シニカルで先鋭的なショスタコーヴィチの大作を、切れ味鋭く高い技術力と歌心で見事に描き分けています。
 




FUGA LIBERA


FUG835
\3100
チャイコフスキー・コンクール第3位、エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位
 セルゲイ・レドキン(ピアノ)
侵攻 ~セルゲイ・プロコフィエフ:
 ピアノ・ソナタ 第6番、第7番、風刺

  セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
   1-4. ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 Op. 82
   5-7. ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op. 83
   8-10. 風刺 Op. 17 より
    8. I. Tempestoso/9. II. Allegro rubato/
    10. III. Allegro precipitato
セルゲイ・レドキン(ピアノ)

 録音: 2024年3月10-12日 テルデックス・スタジオ、ベルリン
 収録時間: 58分

 【困難の時代、レドキンが奏でる「戦争ソナタ」】
 1991年ロシア生まれ。2015年チャイコフスキー・コンクール第3位、2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位など数多くのコンクールに入賞したセルゲイ・レドキン(レーディキン)2枚目のアルバムは、祖国の大作曲家プロコフィエフが第二次世界大戦開始前後の同時期に書いた、3つの所謂「戦争ソナタ」からの2曲。
 その持ち前のテクニックとダイナミックな表現力をいかんなく発揮しています。
 これらの作品についてレドキンは、「人間と機械、個と集団、複雑さと単純さの対立が物語の核心にあります。
 私とこの2つのソナタとの関係は長い年月をかけて築かれたものであり、現在の困難な時代において、この音楽がどのように私に共鳴するのかを瞬間的に捉えることに非常に興味がありました」と語っています。
 併せて、プロコフィエフが作曲家としての活動初期に書いた野心作、全5曲の「風刺」から前半の3曲を収録。
 
 

FUG838
\3100
デニソフの孫、フョードル・ルディン
 遥かなる故郷 ~ ベートーヴェン、シューベルト、ヴォジーシェク、エルンスト:
   ヴァイオリン作品集


   ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
    1-3. ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op. 12-2
   フランツ・シューベルト(1797-1828):
    4. 華麗なるロンド ロ短調 D 895
   ハインリヒ・ウィルヘルム・エルンスト(1812-1865):
    5. シューベルトの「魔王」による
     無伴奏ヴァイオリンのための大奇想曲 Op. 26
   ヤン・ヴァーツラフ・フーゴ・ヴォジーシェク(1791-1825):
    6-9. ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op. 5
   ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
    10. ああ、愛の喜びは露と消え ~歌劇《魔笛》 K. 620
フョードル・ルディン(ヴァイオリン)
ボリス・クズネツォフ(ピアノ)

 録音: 2019年7月、2020年7月 リスト・ホール、ライディング
 収録時間: 67分

 【ウィーンに暮らし、学んだ作曲家たちによるヴァイオリン作品集】
 1992年作曲家エディソン・デニソフの孫としてモスクワに生まれたヴィルトゥオーゾ、フョードル・ルディンと、1985年やはりモスクワ生まれのボリス・クズネツォフのコンビによる2枚目のアルバム。
 2019年から3シーズン、ウィーン・フィルの最も若い団員としてコンサートマスターを務め、現在は指揮者としても活躍するルディン。
 ここでは高いテクニックはもちろん、より深みを増した音楽性で「音楽の故郷ウィーン」をテーマに、そして彼ら自身の故郷への思いも滲ませる素晴らしい演奏を聴かせています。
 




LA DOLCE VOLTA


LDV127
\3100
エヴァ・ザヴァロ、待望のソロ・デビュー・アルバム
夜想曲~シマノフスキ、フォーレ: ヴァイオリン・ソナタ ほか

 カロル·シマノフスキ(1882-1937):
  1-3. ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op. 9
 ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
  4. 子守歌 Op. 16
  5-7. ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 Op. 108
 シマノフスキ:
  8. アイタコ·エニアの子守歌 Op. 52
  9-10. 夜想曲とタランテラ Op. 28
 フォーレ:
  11. 夢のあとに Op. 11-1
エヴァ·ザヴァロ(ヴァイオリン)
クレマン·ルフェーヴル(ピアノ)

 録音: 2024年1月17-24日 シテ·ド·ラ·ミュジーク·エ·ド·ラ·ダンス·ド·ソワソン
 収録時間: 64分
 ※日本語解説付

 【エヴァ・ザヴァロ、待望のソロ・デビュー・アルバム】
 1995年、フランス人とポーランド人の血を引きパリの音楽一家に生まれたエヴァ・ザヴァロ。
 14歳でガーディナー指揮ロンドン響のソリストを務めるなど活躍し、2018年にリリースされたヴィスメールの協奏曲集(Claves)でも注目されました。
 エリオス・トリオの一員として来日公演も成功させている彼女にとって初めてのソロ・アルバムは、自らのルーツであるフランスとポーランドを代表する2人の作曲家、一世代違いで同時代を生きたフォーレとシマノフスキを対置する興味深いプログラム。
 その冴えわたるテクニックと知的な表現を堪能できるアルバムです。
 




 LINN RECORDS


CKD743
\3100
マシュー・マーティン:ミサ曲、頌歌、モテット
 マシュー・マーティン(1976-):
  1. Laudate Dominum 主をほめ讃えよ
  2-5. Missa Speravimus *6. Haec dies この日こそ
  7. Sicut cervus 泉の水を求める鹿のように *
  8. I saw the Lord われは主をみた
  9. Conditor alme siderum 造り主なる主
  10. Adam lay ybounden 囚われのアダムは横たわり
  11. I sing of a maiden 乙女をうたう
  12. Angelus ad Virginem 天使は乙女に
  13. Ave maris stella めでたし、海の星よ
  14. A Hymn to St Etheldreda 聖エテルドレダへの讃歌
  15. Vidi aquam 私は水を見た
  16. Liebster Jesu, wir sind hier 最愛のイエス、われらここにあり *
  17. A Prayer of St Thérèse 聖テレーズの祈り *
  18-21. The Oratory Mass *
  22. Te lucis ante terminum 光よ、お前の消える前に
  23-24. The St John's College Service
   セント・ジョンズ・カレッジ・サーヴィス
 *‛&世界初録音
ケンブリッジ大学ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団
マシュー・マーティン(指揮)

 録音: 2023年7月10-14日 セント・ジョン・ザ・エヴァンジェリスト教会、イズリントン、ロンドン、UK
 収録時間: 79分

 ケンブリッジ大学ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団による、その音楽監督マシュー・マーティンの作品集。
 オックスフォード大学と英国王立音楽院で学んだマーティンが2004年から2022年の間に作曲した作品は、伝統的なミサやモテットから複雑な讃歌や頌歌まで様々で、世界初録音も含まれています。
 彼の多様なスタイルは英国国教会とカトリックの伝統の両方を行き来し、オルガンの活躍する祝祭的な曲から、古いヨーロッパの聖歌やポリフォニーの要素を感じさせる曲まで幅広く、聴き応えのあるものです。
 




TOCCATA CLASSICS


TOCC 745
\2600
ジャック・スタンプ:ブラス・バンドのための作品集
 ジャック・スタンプ(1954-)
  1. Mill City Flourish ミルシティの繁栄(2019/2021編)
  2-6. From Concrete to Cobblestones
   コンクリートから石畳へ: イングランドの印象(1996)
    2. I. Fanfare for the Rock/3. II. The County of Dorset/
    4. III Mind the Gap/5. IV Hymn to Dunblane*/6. V The City*
  7. San Luis Snaphots サン・ルイスのスナップショット(2016/2020編)
  8. Scarborough Fair スカボローフェア(2022)
  9. From a Distant Hill 遠くの丘から(2023)
  10. Bare-Ass Funk(2024)
  11. Cuban Stingers キューバン・スティンガーズ(2017)
  12-17. 6つの詩篇の旋律による曲
   12. 詩篇150篇(2018)*
   13. Fast Falls the Eventide 日暮れて四方は暗く(2024)
   14. For the Beauty 主の麗しさに(2020/2021編)
   15. Infamy(2016)*
   16. Memories on Crimond(2022)
   17. Grace and Glory(2009)*
  18-19. 2つのクリスマス曲
   18. Infant Holy, Infant Lowly(2022)/19. Bring a Torch(2017)
 *を除き世界初録音
スティーヴ・エクルンド(アルトホルン)‛&7
ビル・シュイナード(オルガン)‛&12
レイク・ウォビゴン・ブラスバンド
マイケル・ハルステンソン(指揮)

 録音:2018年3月23-25日Abbott Concert Hall, University of Wisconsin-RiverFalls, River Falls, ウィスコンシン‛&5、6、12、15 2024年4月19-21日Edina High School, Edina、ミネソタ‛&1-4、7-11、13-14、16-19
 総収録時間:69分

 1954年にメリーランド州で生まれたジョン・スタンプは、一般的に「ジャック」として知られ、インディアナ大学ペンシルベニア校で25年間教鞭を執り、2008–09年度には「University Professor」の称号を授与されました。
 彼はイギリスのブラスバンド音楽にも関心を持ち、2019年から23年にはグライムソープ・コリアリー・バンドのInternational Composer-in-Associationを務め、バンドの発展に寄与しました。
 その作品は、ジャズの要素を取り入れた陽気で華やかな曲から、伝統的な賛美歌を採り入れた思索的な曲まで多彩で、どれも世界中で広く演奏されています。
 このアルバムには、イングランドの様々な地から感銘を受けて書かれた連作「コンクリートから石畳へ」や、エリザベス女王崩御を知って、女王を偲んで作曲した「クリモンドの想い出」、「スカボローフェア」など、イギリスの民俗音楽や歴史に関連した作品が含まれています。
 演奏するレイク・ウォビゴン・ブラス・バンド(LWBB)は、1992年にミネソタ州で結成され、チャールズ・オルソンを指揮者に迎えて活動をスタート。
 30年以上にわたり、275回以上のコンサートを行い、国内外の音楽フェスティバルや教育者大会で演奏しています。
 2002年からマイケル・ハルステンソンが音楽監督を務め、イギリスへのツアーも複数回実施。
 2023~24シーズンは、ハルステンソンの最後のシーズンとして、新しいアルバムの製作を行っています。

 
 
 


TOCC 743
\2600
リヒャルト・シュテール:管弦楽作品集 第3集
 リヒャルト・シュテール(1874-1967):
  1. 祝典序曲「Per Aspera ad Astra」Op. 79a –
   コンサート・バンドのために(1942)
  2. 音楽詩
   「勝利への2つの道(武器を通して – 愛を通して)」Op. 79b(1942)
  3-6. 交響曲第2番 ニ短調Op. 81(1942)
   3. I Allegro energico/4. II Andante/
   5. III Vivace/6. VI Allegro con fuoco
 全て世界初録音
シンフォニア・ヴァルソヴィア
イアン・ホブソン(指揮)

 録音:2023年3月5-8日‛&3-6 2023年11月14、15日‛&1、2Witold Lutoslawski Concert Studio (S1)、ワルシャワ
 総収録時間:56分

 リヒャルト・シュテールは、同時期に活躍したコルンゴルトやシェーンベルクと同じく、ナチスにより祖国を追われ、アメリカに亡命した作曲家。
 激動の人生を送りながらも93年という長命を得て、7つの交響曲をはじめ、室内楽、歌曲、合唱曲、ピアノ曲などの膨大な作品を残しました。
 この第3集には1942年に作曲された3作品を収録。
 彼はこの年に20曲ほどの作品を書き上げましたが、どれもウィーン時代を懐古するかのような美しい響きを保っていて、とりわけ交響曲第2番はマーラー作品を思わせる音楽になっています。
 原盤解説によれば、この曲は、亡くなったマーラーをしのんで書いた作品を改作したものである可能性があるそうです。
 
 

TOCC 711
\2600
ジョン・トーマス:ハープとピアノのための二重奏曲全集 第5集 デュオ・プラクセディス
 ジョン・トーマス(1826-1913):
  1. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):『夏の夜の夢』-結婚行進曲(J.トーマス編)
  2. シャルル・グノー(1818-1893):歌劇《ファウスト》-ワルツ(J.トーマス編)
  3. ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):歌劇《ラ・ファヴォリータ》の二重唱(J.トーマス編)(1873)
  4. ジョン・トーマス:グラモーガンの人々の行進(1879)
  5. トーマス:ワルツ「オリヴィア」(1859)
  6. アルベルト・ランデッガー(1832-1911):カンツォーネ「Ben e ridicolo」(J.トーマス編) (1868)
  7. ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(1801-1835):歌劇《夢遊病の女》の二重唱(J.トーマス編) (1868)
  8. トーマス:カンタータ『ニース渓谷の花嫁』:ウェールズの舞踊音楽(1866)
  9. トーマス:カンタータ『ルウェリン』- 結婚行進曲(1863)
  10. トーマス:カンタータ『ルウェリン』- 二重奏「吟遊詩人の幻想曲」(1863/1874編)
 全て世界初録音

 録音:2023年1月25-26日‛&4、5、7、10Flugelsaal Musik Hug, Bulach(スイス) 2023年9月4-9日‛&1-3、6、8-9Friedrich-Ebert-Halle, Hamburg(ドイツ)
 総収録時間:60分

 ウェールズ出身のジョン・トーマスは、18世紀後半に最も称賛されたハープ奏者・作曲家の一人。ヴィクトリア女王専属のハープ奏者を務め、その洗練された技巧で広く愛されました。
 この第5集にはグノーやドニゼッティ、ベッリーニらの歌劇からの編曲作品と、自作カンタータからの編曲、ロンドンで活躍していた作曲家アルベルト・ラッデッガーのカンツォーネなどの作品を収録。
 演奏には超絶技巧が必要ですが、どれも原曲の魅力的な旋律を生かしつつ、ハープの響きの優雅さも楽しめる粋な編曲が施されています。
 デュオ・プラクセディスは18世紀末から20世紀初頭までの知られざるハープとピアノ二重奏曲の復興に力を注ぐアンサンブルです。
 
 

TOCC 744
\2600
リュボミール・ピプコフ:ピアノ作品全集 第2集 ドブロミール・ツェーノフ(ピアノ)
 リュボミール・ピプコフ(1904-1974):
  1-6. ブルガリア組曲 Op. 2(1928)
  7. パストラーレ Op. 24(1944)
  8. 歌劇《モムヒル》 Op. 28:舞曲(1939-43/ピアノ編 1948)
  9-20. メトロ・リズムの研究 Op. 69(1969)
   9. No. 1. Shepherd and Pigeons/10. No. 2. Longing for Home/
   11. No. 3. Ratchenitsa/12. No. 4. Cuckoo/13. No. 5. Twilight/
   14. No. 6. Lazarki/15. No. 7. Cranes are flying away/
   16. No. 8. Horo/17. No. 9. Fairytale/18. No. 10. Lonely Bird/
   19. No. 11. Impromptu/20. No. 12. Study No. 1
  21-26. メトロ・リズムの研究 Op. 77(1972)
   21. No. 1. Study No. 2/22. No. 2. The Old Bridge/
   23. No. 3. Study No. 3/24. No. 4. Spring Voices/
   25. No. 5. Celebration/26. No. 6. Complaint
  27-40. 子供の喜び Op. 82‛&世界初録音
   27. No. 1. Clown/28. No. 2. Winter Fairytale/
   29. No. 3. Ringing Alarm Clock/30. No. 4. The Shy Snowdrop/
   31. No. 5. Autumn/32. No. 6. Ballade for an Unfortunate King/
   33. No. 7. Village Picture/34. No. 8. Fast Horo/35. No. 9. Bear Dance/
   36. No. 10. Invention/37. No. 11. Ratchenitsa/
   38. No. 12. Little Radka with a Headscarf/
   39. No. 13. At the Duel/40. No. 14. Under the Oak Tree

 録音:2024年5月20-23日 Royal Birmingham Conservatoire 第1スタジオ(UK)
 総収録時間:76分

 ブルガリアの作曲家リュボミール・ピプコフのピアノ作品集シリーズの第2集。
 作曲家の父のもとに生まれ、ソフィアの音楽アカデミーで学んだ後パリに留学。
 エコールノルマル音楽院でポール・デュカスとナディア・ブーランジェに作曲を師事し、帰国後はソフィア歌劇場のコレペティートル兼合唱指揮者を務め、やがて音楽監督に就任。
 ブルガリアのいわゆる「第2世代」の代表的な作曲家の一人として評価されました。
 後半生はブルガリアの民族音楽の伝統に魅せられ一連のピアノ小曲集を作曲。
 このアルバムに収録された「メトロ・リズムの研究」は代表作の一つで、ブルガリアの民族舞踊に見られる不規則なリズムの中に、ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキーのような現代作曲家たちによるリズムの融合を試みています。
 他にはブルガリア組曲や、自作の歌劇《モムヒル》からの舞曲、彼の最後のピアノ組曲となった「子供の喜び」(世界初録音)を収録。第1集と同じくブルガリアの若きピアニスト、ドブロミール・ツェーノフの演奏です。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85053
\2600→\2390
ハイフェッツ、ラジオ・ライヴ集(1942-54)
 1. フランシス・スコット・キー:星条旗(ハイフェッツ編)
   録音:1942年10月5日
 2. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
  ディヴェルティメント第17番ニ長調 K. 334より第1楽章 アレグロ
 3. オットカール・ノヴァーチェク: 常動曲(無窮動)
   録音:1945年11月26日
 4. アンリ・フランソワ・ジョゼフ・ヴュータン:
  バラードとポロネーズ 録音:1949年1月24日
 5. エイトール・ヴィラ=ロボス:昆虫の殉教 録音:1942年10月5日
 6. セルゲイ・ラフマニノフ:メロディ Op. 21-9(ハイフェッツ編)
   録音:1954年1月25日
 7. フリッツ・クライスラー:中国の太鼓 Op. 3
   録音:1949年10月24日
 8. シャルル・グノー:アヴェ・マリア 録音:1951年11月19日
 9. ミルトン・ドレイク/アル・ホフマン/
  ジェリー・リヴィングストン:
   パイド・パイパーズ(Mairzy Doats) リハーサル 録音:1944年3月6日
 10. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:
  フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV 1031 -
   シチリアーノ(アウアー編) 録音:1943年8月30日
 11.クライスラー:
  レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op .6
   録音:1948年6月21日
 12. 伝承曲:ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)(クライスラー編)
   録音:1943年4月26日
 13. イェネー・フバイ:ゼフィール Op. 30 録音:1951年9月24日
 14. ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op. 19 -
  アンダンテ(ハイフェッツ編) 録音:1945年11月26日
 15. カロル・シマノフスキ:ノクターン Op. 28
   録音:1953年1月26日
 16. ハインツ・プロヴォスト: 間奏曲(愛の物語)
   録音:1943年9月18日
 17-23. ジャック・ベニーとのコメディ・スキットより
  17. エドワード・アーノルドがハイフェッツを紹介する(語り)
  18. フランツ・シューベルト:アヴェ・マリア(ウィルヘルミ編)
  19. リッカルド・ドリゴ: 火花のワルツ
  20. エドワード・アーノルドがジャック・ベニーを紹介する(語り)
  21. ジャック・ベニーの独り語り
  22. ジャック・ベニーとハイフェッツの対話(語り)
  23. エドワード・マクダウェル:
   森のスケッチ Op. 51 - 第1曲 野ばらに寄す
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ベル・テレフォン・アワー合唱団・・・8
ベル・テレフォン・アワー・オーケストラ・・・1-9
ドナルド・ヴォーヒーズ(指揮)・・・1-9
ドナルド・ヴォーヒーズ(チェンバロ)・・・10
エマニュエル・ベイ(ピアノ)・・・12-23
ジャック・ベニー(ヴァイオリン)・・・23

 復刻プロデューサー:Eric Wen
 復刻エンジニア:David Hermann
 マスタリング:Dennis Patterson

 ハイフェッツの生き生きとしたライヴ・パフォーマンスが蘇る稀少放送録音集。
 ハイフェッツのラジオ番組での「パフォーマンス」を収めたディスクが登場。
 ここに収められた音源の多くは人気番組だった「ベル・テレフォン・アワー」出演時のもので、聴衆を前にしたハイフェッツの切れ味の良い、滑らかな演奏を満喫できます。
 おそらくライヴの一発録りと思われますが、重音も、込み入った音符もスルスルと進んでしまうので、時としてオケが遅れそうになってしまうのもかえってリアリティを感じさせます。
 ヴィエニャフスキのバラードとポロネーズ、ノヴァーチェクの常動曲(無窮動)などは正規録音が無く、この音源は貴重。
 またヴィラ=ロボスなど当時の現代音楽を盛り込んでいる点も見逃せません。アメリカのラジオらしいのはパイド・パイパーズのリハーサル。
 出演者との打ち合わせらしいトークで始まり、ブギウギ調の一節をハイフェッツが練習、披露しています。
 
 コメディ・スキットでは、大人気コメディアンのジャック・ベニーがサプライズ登場。
 かつでバンドでヴァイオリンを弾いていたベニーとの楽し気なトークに加え、最後はハイフェッツとベニーがピアノの伴奏でコミカルなデュエットを披露。
 ブックレットにはこの時の写真が8点も掲載され、ストライプのスーツを着たハイフェッツが真剣な表情でコメディを演じる様子が見られます。
 ヴァイオリンをクローズアップした録音で、アメリカの音楽家組合が市販用レコード制作を自粛していた期間(1942年8月~1944年11月)の演奏が聴ける点も貴重です。
 




GRAND SLAM



GS 2329/30
(2CD 1枚価格)
\2700
アーヨ&イ・ムジチの「四季」
 ステレオ&モノラル2 種セット

  アントニオ・ヴィヴァルディ:
   (1)協奏曲集、作品8「四季」 
   (2)協奏曲集、作品8「四季」
フェリックス・アーヨ(ヴァイオリン)
イ・ムジチ合奏団

 イ・ムジチ&アーヨの歴史名盤、ヴィヴァルディ「四季」、ステレオとモノラルの2種をセットに!2枚組1枚価格!

 録音:(1)1959年4月29日-5月6日/ウィーン (2)1955年7月18日-21日/アムステルダム、バッハザール
 使用音源:(1) Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ) (2)フィリップスPhilips(オランダ) A 00301 L (LPレコード)
 録音方式:(1)ステレオ(録音セッション) (2)モノラル(録音セッション)/限定生産盤

 ■制作者より
  かのトスカニーニから絶賛されたイタリア屈指の合奏団イ・ムジチ(1952年設立)は、コンサートマスターが交替するたびにヴィヴァルディの「四季」を録音、そのつど話題になっています。
  その録音史の中でもフェリックス・アーヨをソリストとした2種の録音(1955年モノラル、1959年ステレオ)は今なお歴史的名演と して記憶されています。
  まず、ステレオ録音は2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用し、空気感の再現に優れた瑞々しい音質を獲得しました。
 
  モノ ラル録音はオランダ・フィリップスのLPから復刻しましたが、これが思っていた以上に素晴らしい音質と演奏で、びっくり。ステレオは残響の多い、柔らかく豊かな 音ですが、モノラルの方はこぢんまりした空間で鳴り渡っているせいか、その暖かい音色に直に触れられるような魅力があります。一般的にはモノラル盤はあまり 取りざたされませんが、この2 枚組で改めて比較すると、モノラルに軍配を上げる人が増えてくるかもしれません。
  また、約4年の間に彼らの解釈がかなり変わっ ているのも実感されます。なお、ステレオ録音のかすかなテープの傷み、モノラル録音にはLP 特有のノイズ等、若干お聴き苦しい個所が含まれていることをご了承 下さい。2枚組1枚価格ゆえに限定プレスとなります。
 解説書には12人のメンバーを紹介した「イ・ムジチ ローマの休日」を掲載しています。とてもユーモラスな内容で、演奏とともに楽しんでいただけると思います。(平林直哉)
 


<メジャー・レーベル>

DG



9487-6179
\2900
《ヤーノシュカ・アンサンブル~
 ヤーノシュカ・スタイルの『ヴィヴァルディ:四季』》

 ヴィヴァルディ:ヤーノシュカ・スタイルの『四季』
  1) The Groovy Birds(『春』RV269より第1楽章)、
  2) Dreaming Soul(『春』RV269より第2楽章)、
  3) The Irish Wedding(『春』RV269より第3楽章)、
  4) Caribbean Vibes(『夏』RV315より第1楽章)、
  5) Silence Before the Storm(『夏』RV315より第2楽章)、
  6) Storm in Janoska Style(『夏』RV315より第3楽章)、
  7) 7/8 Balkan Journey(『秋』RV293より第1楽章)、
  8) Blind Improvisation(『秋』RV293より第2楽章)、
  9) The Hunter and the Jazzy Fox(『秋』RV293より第3楽章)、
  10) Dancing in the Snow(『冬』RV297より第1楽章)、
  11) Sweet Home(『冬』RV297より第2楽章)、
  12) Peace and Love Forever(『冬』RV297より第3楽章)
ヤーノシュカ・アンサンブル
 (オンドレイ・ヤーノシュカ、
  ローマン・ヤーノシュカ[ヴァイオリン]、
フランティシェク・ヤーノシュカ[ピアノ]、
ユリウス・ダルファス[コントラバス])

 4人のヴィルトゥオーソが不朽の名作で300年の時を超える旅へと誘う最新アルバム


 ハンガリーのヤーノシュカ一家によって組織された「ヤーノシュカ・アンサンブル」。メンバーを率いるのは国際リスト・コンクールで優勝を飾った実力を持つピアニスト、フランティシェク・ヤーノシュカ。


 ●4人の卓越した音楽家による世界クラスのアンサンブル、ヤーノシュカ・アンサンブルの4枚目となるアルバムが発売されます。
 彼らが選んだのは、時代を超えて美しい不朽の名作、アントニオ・ヴィヴァルディの『四季』として知られる4つのヴァイオリン協奏曲です。
 彼らが自分たちの「ヤーノシュカ・スタイル」に忠実で、即興演奏の信条に基づいている点からも、バロック音楽はヴィルトゥオーソの演奏にとって理想的でした。
 そしてこれらの曲がこのアンサンブル自身のレパートリーにしっかりと定着していたので、このジャンルはこの4人にとって決定的なものでした。

 ●ヤーノシュカ・アンサンブルは完璧な技術と生まれつきの音楽性、そしてヴィヴァルディへの深い敬意を持って、この作曲家のアイデアを驚くほど魅力的な方法で伝えています。
 ヴィヴァルディが各協奏曲の冒頭に書いたソネットを出発点として、彼らは私たちをただ“4つの季節”にだけでなく、3世紀にわたる旅へと連れていってくれます。
 各楽章にはフランティシェク・ヤーノシュカが作曲した追加部分もあり、オンドレイとローマンの息をのむような技巧は、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲の技術的要求を超え、ユリウス・ダルファスは通奏低音に現代的な表現を添えています。 この録音は多くの人々を「歌い、踊り、口笛を吹く」ように、言い換えると人生を楽しむ気分にさせてくれるでしょう。

 ●ヤーノシュカ・アンサンブルはこれほど幅広いレパートリーを持ちながら、官能性と知性、軽快さと正確さとが深く結びついた特別な音をいつも観客に届けてくれます。
 この奇蹟を起こしているのは幼少期から一緒に音楽作りをしてきたブラチスラヴァ生まれの兄弟、オンドレイ、フランティシェク、ローマンの演奏です。
 彼らが前の世代の喜びや悲しみ、心の高まりを受け継いでいるような神秘的な感覚を呼び起こします。
 コントラバス奏者のユリウス・ダルファスは結婚してこの一家の一員となり、その特別な情熱でこの家族の象徴的な音をさらに魅力的なものにしています。
 その感覚的なアンサンブルの音は彼らが本来持っていたものと聞いたことのない、まだ演奏されていないものへの好奇心との間をたえず行き来するやり方で特徴づけられています。

 ●『四季』が作曲されたのは1725年、もうすぐ300周年を迎えます。これも彼らがこの曲を「ヤーノシュカ・スタイル」で世界に届ける理由です。

  【録音】2023年12月18-22日、ベルリン、テルデックス・スタジオ
 




DHM



19802841702
\3100
『メロディア・サクラエ(神聖なる旋律)1607』
 M.フランク:メロディア・サクラエ(神聖なる旋律) 1607
   汚れのない者たちは幸いである
   ああ、驚くべきまじわりよ
   主の賛美歌を聞いてください(9声)
   主の賛美歌を聞いてください(8声)
   われ喜びに満てり
   幼子が生まれた
   主なる神をたたえよ
   わが主をたたえまつらん
   アレルヤ、マリアが我らに救い主を産んだ
   主によってなされた
   天使は羊飼いに言った
   万物の連なりを越えて(いとしき御子イエス)
   アレルヤ、我、めでたきかな
カントゥス・チューリンギア
カペラ・チューリンギア
クリストフ・ディットマール(指揮)
 録音:2022年6月11-13日、ヴァイマール、ヨハネス教会

 メルヒオール・フランクは、プレトリウス、シュッツ、シャイン、シャイトとともに、16世紀後半から17世紀初頭にかけて、つまり後期ルネサンスから初期バロックへの過渡期に活躍した、きわめて多作なプロテスタント教会音楽の作曲家です。
 とりわけモテットが多く、40点余り、曲数にして600曲余りを残しています。ヴェネツィア楽派の作曲様式の革新を、アルプスを越えてドイツへと北上させた作曲家のひとりです。おそらく1579年頃にドイツ・ザクセン州南東部のツィッタウに生まれ、アウクスブルクで高等教育を受けて1601年までニュルンベルクで音楽教師として身を立て、1602年にザクセン=コーブルク公爵ヨハン・カジミールの宮廷指揮者になりました。1639年までコーブルクで音楽家として仕え、亡くなっています。その後彼のことは忘れられ、その死から100年後の19世紀末まで再発見されることはありませんでした。

 ここに収録された作品はメルヒオール・フランクの宗教的モテットの世界初録音のもので、イタリアとオランダの音楽から影響を受けており、彼のポリフォニーと典礼テキストの設定の見事な手腕を示しています。
 器楽アンサンブルが印象的に使用されており、創造、賛美、洗礼者ヨハネ、無原罪の御宿り、イエスの降誕などのテーマに焦点を当てたモテット集であり、17世紀音楽の深遠なポリフォニーと精神的な深さを強調された、彼の音楽の多様性と豊かさを示す真の音楽的発見です





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ERATO



2173243313
\3100→\2890
ピエール・ジェニソン(クラリネット)
 『ソングブック』


 1. 煙が目にしみる(ジェローム・カーン)
 2. セ・シ・ボン(アンリ・ベッティ)
 3. シラキューズ(アンリ・サルヴァドール)
 4. 夜も昼も(コール・ポーター)
 5. ロマンティックじゃない?(リチャード・ロジャース)
 6. あなたはしっかり私のもの(コール・ポーター)
 7. チーク・トゥ・チーク(アーヴィング・バーリン)
 8. 風のささやき(ミシェル・ルグラン)
 9. ストーミー・ウェザー(ハロルド・アーレン)
 10. ラ・ジャヴァネーズ(セルジュ・ゲンスブール)
 11. 18歳の彼(パスカル・オーリア&ジャン・ブシェティー)
 12. バードランドの子守唄(ジョージ・シアリング)
 13. 愛の讃歌(マルグリット・モノー)
 14. スマイル(チャーリー・チャップリン)
 15. マイ・ファニー・ヴァレンタイン(リチャード・ロジャース&ロレンツ・ハート)
 16. バラ色の人生(ルイギ)
 17. 残されし恋には(シャルル・トレネ&レオ・ショーリアック)
 18. ラ・ボエーム(シャルル・アズナヴール)
 19. この素晴らしき世界(ボブ・シール&ジョージ・デヴィッド・ワイス)
ピエール・ジェニソン(クラリネット)
ブリュノ・フォンテーヌ(ピアノ)

With the participation of:
モニカ・ベルッチ、ユン・サン・ナ、
ランベール・ウィルソン、キンバローズ(以上ヴォーカル)
ティボー・ガルシア(ギター)
ファブリス・モロー(ドラムス)
ベノワ・デュノワイエ・デ・セゴンザック(ダブルベース)
 録音:2024年5月3-6日、7月1,2日、フランス、Studio de Meudon

 ピエール・ジェニソンは、マルセイユ出身で今日フランスを代表する管楽器奏者のひとり。パリ国立高等音楽院とロサンジェルスの南カリフォルニア大学で学び、数々の主要なコンクールで優勝。2014年、東京で開催されたジャック・ランスロ国際クラリネット・コンクールでも優勝。パリのエコール・ノルマル音楽院にて教鞭を執り、ビュッフェ・クランポンのアンバサダーも務めています。モーツァルトからジャズ、民族音楽まで幅広いレパートリーを持つ多才なソリストで、エラートへの第1弾アルバムは、モダン・クラリネットだけでなくクラシカル・クラリネットやバセット・クラリネットなどの古楽器も使用したモーツァルトの協奏曲やアリアを演奏したもので、そのしなやかなで艶やかな音色は絶品なものでした。
 今回の2枚目となるアルバムでは、アメリカン・グレイト・ソングブックと、フランスのポピュラー・レパートリーから選曲され、ゆったりと感じにミックスした内容です。ピアニストのブルーノ・フォンテーヌと意外なゲストたちがレコーディングに参加し、親密で独創的な再解釈を提供します。こうしたアレンジでの演奏では、自由さを豊富に取り入れたりすることが多々ありますが、ここでは装飾や過剰さのないシンプルさによって「歌」を聴かせてくれます。それは、耳元でささやかれるおなじみのメロディ以上に心を落ち着かせるものはないからです。これらの時代を超越した曲に誘われ、内なる旅へと誘います。


Pierre Genisson & Bruno Fontaine play Legrand: The Windmills of Your Mind
しぶいです・・・
https://youtu.be/M8YTqWESB24?si=QHYnH6ysG-XrJ6cA


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2173243062
\3100→\2890
エドガー・モロー~ロココ
 1. チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 Op.33
 2. ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
 3. ドヴォルザーク/クライスラー編:ユーモレスク Op.101
 4. ラフマニノフ/カドゥシュ&モロー編:メロディ Op.21-9
 5. ショパン/カドゥシュ&モロー編:夜想曲 ハ短調 B.108
 6. ドヴォルザーク/グリュンフェルト編:我が母の教えたまいし歌
 7. ラフマニノフ:ヴォカリーズ(管弦楽伴奏版)
 8. ショスタコーヴィチ/カドゥシュ&モロー編:
  ジャズ組曲第2番 Op.50b~ワルツ第2番
エドガー・モロー(チェロ)
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ:2-6,8)
ルツェルン交響楽団(1,7)
ミヒャエル・ザンデルリング(指揮:1,7)
 録音:2024年4月17-21日、ルツェルン、カルチャー・コングレスセンター(1,7) オーケストラハウス・クリーンス(2-6,8)

 エドガー・モローは1994年パリ生まれ。4歳でチェロを、6歳でピアノを始めます。パリ国立高等音楽院でフィリップ・ミュレールに、ドイツのクロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメルソンに師事。2011年国際チャイコフスキー・コンクール第2位、2014年ヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディション第1位、2013年と2015年にヴィクトワール・ド・ラ・ミュージック・クラシックを受賞、2017年には「ECHOライジングスター」に選ばれました。これまでに数多くの一流指揮者、オーケストラ、室内楽奏者と共演を重ね、世界各地の音楽祭に招かれています。2023年秋からパリ国立高等音楽院のチェロ教授を務めています。
 エドガー・モローの『ロココの主題による変奏曲』では、濃厚な古典的な贅沢な楽しみを持たずに、自分の意志で自由に行動できるアニメのようなものとして音楽を演奏し、ディフューザーのような柔らかで優美なものとして慎重に観察しながら、一つ一つの変奏曲を表現していきます。楽器への厳密な要求を守りつつ、適度なビブラートで最初のテーマの自由さを保ち、自然な形として触れることができます。本当の意味での各変奏の解釈は、すべての要素に基づいて行われます。容赦のない正確性は、精密な任務を遂行するための建築の専門家としての役割を果たします。知性を維持するために構成する静かなメロディアスな表現は、1711 年製のダヴィット・テヒラーのチェロを使用する、エドガー・モローの音色の美しさに尽きます。フィナーレでは、最も熱烈でスリリングな演奏となり、全体を通してこれが新しいチャイコフスキーへの正しいアプローチの仕方に感じられるでしょう。
 後半のショパンのソナタや、チェロとピアノのためにアレンジされた小品は、表現力豊かでここでは違ったロマンティックな演奏を聴くことができます。優れたソリストとして知られるダヴィッド・カドゥシュとエドガー・モローは、情熱と献身を持って演奏する、緊密でバランスの取れた室内楽デュオでもあります。その効果は偉大な歌手のようなもので、それは技術的なコントロールだけの問題ではなく、情熱的な感情的反応によって、豊かで美しくバランスの取れたサウンドピクチャーを生み出しています。




Edgar Moreau plays Tchaikovsky: Rococo Variations, Op. 33: Variation III. Andante sostenuto
ひたすら美しい・・・どうぞ。
https://youtu.be/-8ftF--thSA?si=JJ9jHnVsildYVRXI


<国内盤> 


オクタヴィア・レコード



OVCL 00863
(HQ HYBRID)
\3850
飯森範親(指揮)&日本センチュリー交響楽団
<ハイドン交響曲集Vol.25>
 第57番、第44番「悲しみ」、第72番

  ハイドン:
   交響曲第57番ニ長調Hob. I:57
   交響曲第44番ホ短調Hob. I:44 「悲しみ」
   交響曲第72番ニ長調Hob. I:72
飯森範親(指揮)
日本センチュリー交響楽団

 <ハイドン交響曲集Vol.25>第57番、第44番「悲しみ」、第72番

 2020年10月23日(第72番)、2022年9月18日(第44番、第57番) 大阪・ザ・シンフォニーホールにてライヴ収録

 日本センチュリー交響楽団と首席指揮者飯森範親との一大プロジェクト!精緻に奏でられた気品あるハイドン交響曲集Vol.25

 日本センチュリー交響楽団が首席指揮者の飯森範親と共にスター トした「ハイドンマラソン」は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン のすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。
 当盤は 第21回、第28回コンサートのライヴ収録です。
 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュ リー響は、精緻な構築と、細部までこだわりぬいた感性で、気品 あふれるハイドンを奏でています。
 柔和で晴々とした優美な演奏 は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。
 
 

OVCC 00174
(HQ HYBRID)
\3850
郡恭一郎(トロンボーン)
T-BONE CONCERTO

 ヨハン・デ・メイ:Tボーン・コンチェルト
  〈フランク・モルによるピアノ伴奏版〉
 J.S. バッハ:シャコンヌ
  〈髙嶋圭子によるトロンボーン&ピアノ版〉
 フランソワ・ギャン:トロンボーン協奏曲「Ma Planete」
 バート・バカラック:遙かなる影
  〈島津秀雄によるトロンボーン&ピアノ版〉
 モンティ:チャルダッシュ
  〈マルク・ライフトによるトロンボーン&ピアノ版〉
郡恭一郎(トロンボーン)
林浩子(ピアノ)

 2024年5月21-23日埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)にて収録

 伸びやかに響く魂のトロンボーン!

 シエナ・ウインド・オーケストラやアンサンブルで広く活躍するトロンボーン奏者、郡恭一郎の CRYSTON第3弾のソロ・アルバム。
 郡自身による選曲は、トロンボーン吹きを唸らせる難関曲から誰 もが知る有名曲までバラエティに富み、自ら執筆したライナーノートでは各曲への深い想いが綴られ ています。
 林浩子の盤石なサポートのもと、豊かな音色が伸びやかに響き渡る、郡恭一郎の真骨頂をお聴きくだ さい。
 


<LP>


DG(LP)


4875372
(3LP)
\14400
《カティア&マリエル・ラベック~フィリップ・グラス:コクトー三部作》
 フィリップ・グラス:
  《LP 1》
   歌劇『オルフェ』(1993年)
   [Side A]
    1. Le cafe/2. La route/3. La chambre d’Orphee/4. Chez Orphee/
    5. Le voyage aux enfers/6. Orphee et la princesse/
   [Side B]
   1. Interlude musical ? Le retour chez Orphee/2. Le studio d’Orphee/
   3. Le retour d’Orphee/4. La chambre d’ Orphee
  《LP 2》
   歌劇『美女と野獣』(1994年)
   [Side A]
    1. Ouverture/2. Les s?urs/3. Le diner/
    4. Promenade dans le Jardin/5. La saisie des meubles/
   [Side B]
    1. La confiance de la Bete/2. Le miroir/
    3. Le pavillon/4. La metamorphose
  《LP 3》
   歌劇『恐るべき子供たち』(1996年)(M.リースマン編)
   [Side A]
    1. Overture/2. Paul is Dying/3. The Somnambulist/
    4. She Slapped Me/5. They Lived Their Dream/
   [Side B]
    1. Terrible Interlude/2. Cocoon of Shawls/3. Lost/
    4. Are You In Love, Agathe?/5. She Took the Path/6. Paul’s End
     (M.リースマンによるピアノ・デュオ編)
カティア・ラベック、
 マリエル・ラベック(ピアノ)

 今年2月に発売された『コクトー三部作』のLP発売

 ●50年以上にわたるキャリアを持つ有名なフランスのピアノ・デュオ姉妹、カティア&マリエル・ラベックが、二人にとって特別な作曲家である現代音楽の巨匠フィリップ・グラスの音楽に捧げるニュー・アルバムのLP化(3枚組)。
 このアメリカの作曲家がフランスの芸術家ジャン・コクトーの映画に基づき、1993年から1996年にかけて作曲したオペラ三部作です。
 2020年に高評価を得た歌劇『恐るべき子供たち』の録音に続き、今回残りの2作品、歌劇『オルフェ』と『美女と野獣』が収録されました。
 グラスの音楽監督であるマイケル・リースマンにより、カティアとマリエルのためにピアノ・デュオ版に編曲されています。

 ●フィリップ・グラスは1964年、27歳の時に、ナディア・ブーランジェに師事するためにパリに移り住みました。
  この二人の出会いは若いグラスにとって決定的なものとなり、フランス文化を吸収し、その後に深い印象を残すこととなりました。
  フランスを愛し、フランス語を巧みに使えるようになった彼は1990年代にコクトーに捧げるオペラを書きました。

 ●「コクトーの三部作に取りかかった時、私の作品に最初に影響を与えたアイデアは3つの映画の根底にあるテーマを引き出すことでした。
  それらは相対するものが一組となり、はっきりと表現されています。1つ目が生死と創造性、そして2つ目が普通の世界と変容、魔法の世界です。
  これらのテーマは3作品すべての中心にあり、映画の中で提示されています。……一人の人間の変容、つまり全体の人々や社会ではなく、一人の人間の道徳的で個人的なジレンマを中心に進められています。
  これに伴って、魔法と芸術が普通の世界を超越の世界に変えるためにどう使用されるのかということがあります。
  これらのコクトーの映画の3作品には創造性と創造的プロセスに関する議論、描写および教訓があるのです」――フィリップ・グラス

 【録音】2023年11月(LP 1, 2)、2020年(LP 3)、フランス、Studio La Fabrique des Ondes
  

















10/1(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHALLENGE CLASSICS


CC 72986
\2800
スリカンディ
 ●マクフィー(デュオ・サラスヴァティー編):バリ島の儀式の音楽
 ●バルトーク:ミクロコスモス第4巻 BB 105より109「バリ島から」
 ●タンスマン:「縮小模型で世界中を」より
  IX. La Flute de bambou dans la foret de Bandoeng (Java)
 ●タンスマン:「縮小模型で世界中を」より
  X. Le Gamelan de Bali (Wayang-theatre d'ombres)
 ●モッホタル・エンブトゥ、サヤフィル・エンブトゥ、
  イスカンダル(デュオ・サラスヴァティー編):
   インドネシア古典音楽集 第1巻
 ●ドビュッシー(デュオ・サラスヴァティー編):
  映像第2集より「そして月は廃寺に落ちる」
 ●クラム:無伴奏チェロ・ソナタより第2楽章
 ●ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.65
デュオ・サラスヴァティー
 【ヤン・ファン・デア・プラス(チェロ)、
  クリス・ファン・デア・プラス(ピアノ)】

 オランダ人の父とバリ人の母を両親にもつ2人の兄弟による独創的なアルバム

 セッション録音:2024年4月17~19日/ムジークヘブン、ザーンダム(オランダ)/DDD、59:06

 オランダ人の父とバリ人の母を両親にもつ兄弟デュオ「デュオ・サラスヴァティー」による独創的でユニークなディスクの登場。
 芸術、学問の知を司るヒンドゥー 教の女神サラスヴァティーからその名を取ったこのデュオがコリン・マクフィーの「バリ島の儀式の音楽」のチェロとピアノのための編曲にはじまり、バルトーク、タ ンスマン、ドビュッシー、ジョージ・クラムブリテンの作品を収録。
 ガムランの音に触発され作曲した作品を集めた内容。
 このアルバムでは西洋音楽がバリ音楽に与 えた影響と、インドネシアの音楽が西洋音楽から受けた影響を表現しております。

 「バリ島の音楽は日常生活において重要な役割を果たしています。それは芸術的な側面だけでなく、宗教儀式にも使われています。オランダ人の父とバリ人の母 を持つ私たちにとって、音楽は生活の一部でした。
  私たちはオランダで育ちクラシック音楽を学びましたが、バリの音楽は常に大きなインスピレーションの源でした。
  このアルバムは2つの異なる文化から生まれた音楽を集めましたが、一見して思うほど近いものだと気づかされました」(デュオ・サラスヴァティー)
  



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HARMONIAMUNDI



HAF 8904097
\3600→\3290
ウィリアム・クリスティ(指揮)&レザール・フロリサン
 モリエールと音楽~モリエールの台本によるリュリとシャルパンティエ作品集

 リュリ(1632-1687):
  ・「田園喜劇(La pastorale comique)」LWV.33(1667年1月5日初演)より、
   第1アントレ《三人の魔女「Deesse des appas」、
   第1の魔女「O toi qui peux rendre agreables」》、
   第2アントレ《第3の魔女「Ah ! qu'il est beau, le jouvenceau」》
  ・コメディ・バレエ
   「町人貴族(Le bourgeois gentilhomme)」LWV.43
     (1670年10月14日初演)より第4 幕間
  ・「ジョルジュ・ダンダン(George Dandin)あるいは
   ヴェルサイユの宮廷大ディヴェルティスマン
    (Grand divertissementroyal de Versailles)」LWV 38(1668年初演)より
     Plainte de Cloris : Ah ! mortelles douleurs !
  ・コメディ「プルソニャック(Pourceaugnac)」LWV.80より
   第4幕間「Une Egyptienne : Sortez, sortez de ces lieux」
    「Choeur: Sus, sus, chantons tous ensemble (+ Un Musicien seul)」
  ・「町人貴族(Le Bourgeois gentilhomme)」LWV 43より
   第4幕間 トルコの儀式のための行進
    ※2台チェンバロ版(クリスティ&テイラー編曲)
 シャルパンティエ:
  ・「強制結婚のための新しい幕間」 H.494より
   「Les Grotesques : La, la, la, la, bonjour -
    Oh, le joli concert et la belleharmonie !」
  ・「病は気から」H.495
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
ジュスタン・テイラー(チェンバロ)

 クリスティ&レザール・フロリサンの真価発揮!

 録音:2022年11月4日/田園喜劇、町人貴族、ジョルジュ・ダンダン、プルソニャック 2013年12月:強制結婚 1990年4月:病は気から 2023年6月:LWV 43/69:04

 リュリやシャルパンティエと共同で書かれたモリエールの作品は、音楽とともに表現されたとき、その意味と奥深さがよみがえります。
 リュリ、シャルパンティエらの作品に活動初期から重きをおいてきたクリスティとレザール・フロリサンは、40年以上前から真のパイオニアであるといえます。
 1990年録音の不朽の名録音 「病は気から」のほか、名曲の名場面を収録。
 クリスティとレザール・フロリサンの、フランス・バロックの旗手としての気概を改めて感じる充実きわまりない演奏です。
 




KLARTHE

KLA 182
\2800
あこがれ~シューマン:歌曲集
 3つの詩 Op.29より第1曲「田舎の歌」
 3つの詩 Op.29より第2曲「歌」
 3つの歌 Op.114より第1曲「哀悼歌」
 3つの歌 Op.114より第2曲「八行詩」
 3つの歌 Op.114より第3曲「格言」
 4つのピアノ曲 Op.32
 フモレスケ Op.20より第2曲「性急に」
 ロマンス集 第1集 Op.69
クリストフ・シュトルツェネッガー(ピアノ)
アンサンブル・ポリュヒュムニア(女声合唱アンサンブル)
フランク・マルコン(芸術監督)

 女声合唱団アンサンブル・ポリュヒュムニアがシューマンの歌曲を歌う

 セッション録音:2023年12月7~10日/ジュネーヴ/DDD

 1828年10月2日、ロベルト・シューマンが友人ヴィヘルム・ゲッテに「どんな人間の中にも、計り知れない憧れ、無限の憧れ、どんな口でも言い表すことのできない憧れがある」という言葉を送っています。
 この言葉はシューマンの音楽の本質を表しています。

 このアルバムではフランク・マルコンが芸術監督を務める女声合唱団アンサンブル・ポリュヒュムニアがシューマンの歌曲を歌います。
 ピアノはKlarthe Recordsでおなじみのマルチ・プレーヤー、クリストフ・シュトルツェネッガーが演奏しております。
 




SUPRAPHON

SU4352
\3400
トゥーマの経典的な宗教曲と器楽曲
 トゥーマ:
  序曲 ハ長調
  証聖者のためのヴェスペレ(1753)*
  シンフォニア ニ短調*
  スターバト・マーテル
  パルティータ ト短調*
  殉職者の女王の連祷(1758)*
 
 * =世界初録音
ロマナ・クルジーコヴァー(ソプラノ)
ズザナ・バダーロヴァー(ソプラノ)
ルシエ・カラフィアートヴァー(アルト)
マトウシュ・シムコ(テノール)
イジー・ミロスラフ・プロチャーツカ(バス)
チェコ・アンサンブル・バロック
ロマン・ヴァーレク(指揮)

 トゥーマの経典的な宗教曲と器楽曲。珠玉の作品をチェコ・アンサンブル・バロックが世界初録音!

 セッション録音:2024年5月23~26日/聖ミカエル教会(ズノイモ)/DDD、63:19

 18世紀半ばウィーンで活躍した音楽家フランティシェク・イグナーツ・アントニン・トゥーマ(1704-1774)。
 その作品の演奏・世界初録音に積極的に取り組 む名団体チェコ・アンサンブル・バロックが新譜をリリース。
 トゥーマはゼレンカやムファットと並ぶフックスの最も優れた弟子の1 人として知られ、当時の政治的、 社会的エリートと肩を並べる存在で、ウィーンではトゥーマの作品がハイドンやモーツァルトなど当時の若手作曲家の手本となるなど、高い評価を得ていました。

 当アルバムでは後期の作品に焦点を当て、トゥーマが中世の有名な連作「スターバト・マーテル」の現存する8曲のうちの1曲を収録。
 さらにイタリアやフランス 音楽の特徴的な技法も取り入れながら、近代のガラント様式の要素を取り入れた器楽曲も収録。
 壮大で豪華な楽器を用いたハ長調の「序曲」、ナポリのオペラのシ ンフォニアに基づくニ短調の「シンフォニア」やト短調の「パルティータ」などトゥーマの多才さを知れる内容となっております。
 




WAON RECORDS



WAONCD 580
(HQCD)
\2800
パリの鐘の音 ルイ・クープラン/上尾直毅
 ルイ・クープラン(ca.1626-1661):
  ・組曲 ニ短調
  ・組曲 ヘ長調
  ・パヴァーヌ
  ・組曲 イ短調
  ・パリの鐘
上尾直毅(チェンバロ)

 ため息が出るほど美しく豊かな音色、上尾が魂をこめて響かせるルイ・クープラン

 チェンバロ/フレミッシュ=フレンチ型8'+4'の1段鍵盤チェンバロ、野神俊哉、2001/東京千駄ヶ谷「3階音楽室」所蔵
 録音:2023年6月14-16日、茅野市民館コンサートホール
 
 [5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing]
 Microphones : PureT Records current transmission microphones with Schoeps MK2S capsules,designed and manufactured by 毛利忠晴 (PureT Records), 2015 (last modified 2018), Tokyo
 Stereo Setting : A-B pair microphones
 Preamplifier : PureT Records PT-CMP01, designed and manufactured by Tadaharu Mouri 毛利忠晴 (PureT Records), 2015 (last modified 2016), Tokyo
 AD Converter : Mytek Digital Brooklyn ADC
 Recorder : TASCAM DA-3000
 Master Clock : Grimm Audio CC2
 DSD/PCM to PCM converter : Weiss Saracon-DSD
 74:09

 日本屈指のチェンバロ奏者、ルイ・クープラン作品(と考えられている作品)集。
 これらの作品を伝える2つの重要な手稿譜には「Mr.Couperin」としか書か れていませんが、様々な推測からルイのものと考えられています。
 「パリの鐘」はルイがオルガンのために書いた作品で、ここで上尾はダンパーがかっからないよう にする機能が備わったチェンバロ(ルイの時代にはこうした機能を持つチェンバロは存在していません)を用いて演奏。
 やわらかさをそこなわず、華やかさも加わっ た音色がたのしめます。
 チェンバロ(クラヴサン)という楽器をリュートの延長線上にあるものとしてとらえたルイが書いた楽曲を、上尾が魂をこめて奏でます。豊かな響きをあまさずとらえた録音もまた魅力的です。

 ~上尾直毅~プロフィール
  東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。山梨の第6回古楽コンクール旋律楽器部門で「通奏低音賞」を受賞。
  チェンバロを山田貢、鈴木雅明、渡邊順生の各氏に師事。 卒業後オランダに渡り、チェンバロをグスタフ・レオンハルト、アンネッケ・アウテンボッシュの両氏に師事、続いてフォルテピアノをスタンリー・ホーホランド氏に師 事しそれぞれソリストディプロマを得て卒業。
 オランダではデン・ハーグ王立音楽院古楽器科の伴奏員、オランダ室内管弦楽団のチェンバロ奏者などを務めた。現 在、国内を中心に数々の演奏会やロコンなどで活躍している。
 




ET'CETERA

KTC1829
\2800
優しき愛 ~ 1784年から1823年までの新たなサウンド
 W.A.モーツァルト:五重奏曲変ホ長調 KV.452
 ベートーヴェン(ミシャ・ハメル編):
  優しき愛 WoO 123/五重奏曲変ホ長調 Op.16
 アントン・ライヒャ:2つのアンダンテとアダージョより アダージョ
 シューベルト(クリスティアン・ブーアス編):
  ロザムンデより 第3幕
 W.A.モーツァルト:演奏会用アリア KV.505
  どうしてあなたを忘れられよう...心配しないで、愛する人よ*
へクサゴン・アンサンブル
エカテリーナ・レヴェンタール(ソプラノ)*

 結成30年以上の老舗木管アンサンブル!古典派からロマン派にかけてのサウンドを追求!

 驚くようなレパートリー、音楽的熱意、そして、独創的で学際的なプログラムの選択!
 オランダの主要オーケストラのメンバーたちによって1991年に結成された"木管五重奏+ピアノ"の六重奏団、ヘクサゴン・アンサンブルは、管楽器とピアノのために書かれた美しい室内楽曲を中心に9枚のCDを録音し、好評を博しています。
 また、アメリカ、ロシア(バシコルトスタン共和国を含む)、ドイツ、フランス、イタリア、ベルギー、スロベニア、イギリスへの演奏旅行も行っています。

 有名な作曲家のあまり知られていない作品から、無名の作曲家による作品まで、フルート奏者のヴァウト・ファン・デン・ベルグによって整備された4000曲(!)にも及ぶレパートリーの中から、本アルバムでは、ウィーン古典派の時代と初期ロマン派への移行期である1784年から1823年の間に作曲された6つの作品がカップリングされています。

 ※録音:2024年4月8日-11日(オランダ)
 
 

KTC1758
\2800
巨人の肩に乗って ~
 シューマン:
  幻想曲ハ長調 Op.17/ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
マルコ・マントヴァーニ(ピアノ)

 シューマンを最も愛する作曲家と語るイタリア生まれのピアニスト、マルコ・マントヴァーニ。
 マリア・ジョアン・ピレシュ(ピリス)にも称賛された1992年生まれの若き才能によるシューマン・アルバム第3弾は、シューマンのロマン主義志向が顕著に現れた初期の傑作に挙げられる、「幻想曲」と「ダヴィッド同盟舞曲集」をカップリングしています。

 ※録音:2022年5月17日-19日(ベルギー)
 
 
KTC1805
\2800
フロール・アルパールツ:弦楽四重奏曲集
 フロール・アルパールツ(1876-1954):
  弦楽四重奏曲第2番
  弦楽四重奏曲第0番
  弦楽四重奏曲第4番
  弦楽四重奏のためのバガテル
デジャン弦楽四重奏団

 2017年にアントワープ王立音楽院で結成されて以来、ダイナミックで多才なアンサンブルとして急速に地位を確立しているデジャン弦楽四重奏団。
 これまでに、2018年にSWUK Vlaanderenの「アーティスト・イン・レジデンス」に選ばれ、2020年のスーパーノヴァ・クラシックス・コンクールでは優勝と聴衆賞を受賞しています。

 本アルバムでは、アントワープ王立音楽院の院長を1933年から1941年まで務め、戦間期のフランドル音楽界を代表する音楽家の一人でもあるフロール・アルパールツが残した弦楽四重奏のための作品を取り上げています。

 ※録音:2023年11月23日-26日&2024年5月30日-31日(ベルギー)
 
 

KTC1827
\2800
歌曲集《美しき水車小屋の娘》を、ヤンセンスの再解釈で
 ダーン・ヤンセンス:美しき水車小屋の娘
トーマス・ブロンデル(テノール)
スペクトラ、フィリップ・ラテ(指揮)

 1983年、ベルギー北西のブルージュで生まれた現代作曲家のダーン・ヤンセンスは、ゲント王立音楽院で作曲を学び、ベルギー国内外のアンサンブルやオーケストラと共演しています。
 また、作曲活動のほかに2016年からはゲント王立音楽院で作曲とオーケストレーションを教えています。

 ヤンセンスは、ルーヴェンを拠点とするフェスティバル20-21の委嘱を受け、シューベルトとヴィルヘルム・ミュラーによる歌曲集 《美しき水車小屋の娘》 を、ヤンセンスの再解釈でテキストと新たな音楽的要素を追加し、2つの音と2つの詩の世界が様々な程度で絡み合う新しい作品を作り上げました。
 



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PAVANE

ADW7603
\2800→\2590
レジス・パスキエ(ヴァイオリン)
シューベルト:ピアノ五重奏曲《ます》

 シューベルト:
  ピアノ五重奏曲 イ長調 D667 《ます》
  アダージョとロンド・コンチェルタンテ ヘ長調 D487
  幻想曲 ヘ短調 D940*
レジス・パスキエ(ヴァイオリン)
ピエール=アンリ・クシュエレブ(ヴィオラ)
リュク・トーテン(チェロ)
ルード・ジョリー(コントラバス)
ステファヌ・ド・メ(ピアノ)
ステファニー・サルマン(ピアノ)*

 レジス・パスキエと並外れた室内楽奏者たちによるシューベルトのピアノ五重奏曲《ます》!

 ☆数十年にわたりフランス音楽界を牽引してきたレジス・パスキエがシューベルトの《ます》を初めて録音!

 パスキエ一族の一員として数十年にわたりフランス音楽界を牽引し、1991年にはフランスで最も権威のあるクラシック音楽賞、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュージック・クラシックも受賞している名ヴァイオリニスト、レジス・パスキエを中心とした並外れた才能を持つ奏者たちがシューベルトの名曲《ます》を録音。
 この作品には長く愛着を持っていながら意外にも一度も録音したことがなかったというパスキエが、友人でもあるベルギーの著名なピアニスト、ステファヌ・ド・メとともにプロジェクトを立ち上げ、この冒険に賛同した経験豊富で優れた室内楽奏者たちが集まりレコーディングが実現しました。

 ※録音:ピアノズ・マーネ・コンサート・ホール(ベルギー)
 
 


ADW7601
\2800
ラースロー・ライタ:弦楽三重奏曲全集
 ラースロー・ライタ(1892-1963):
  弦楽三重奏曲 Op.9 《セレナード》
  弦楽三重奏曲第2番 Op.18*
  弦楽三重奏曲第3番 Op.41《トランシルヴァニアの夜》
 *世界初録音
フラッシュ・アンサンブル

 2022年シーズンに活動を開始したフラッシュ・アンサンブルのデビュー・レコーディングでは、バルトークにも気に入られていたという20世紀ハンガリーの作曲家、ラースロー・ライタの弦楽三重奏曲を掘り下げます。
 第2番は世界初録音。驚くべき感情の広さと深さ、そして独創的で感動的な声を持つ音楽にすっかり魅了された彼らが、政治的理由によって不当に沈黙させられ埋もれてしまったライタの音楽の魅力を今一度再発見させてくれます。

 ※録音:2021年10月12日-13日&2022年3月11日-12日(ベルギー)
 




SIGNUM


SIGCD917
\2700
あの素敵な街 ~
 レイトン:ヴェリス・グラティア&
  ヴォーン・ウィリアムズ:オックスフォード悲歌

   ケネス・レイトン(1929-1988):
    中世ラテン語の詩に基づくカンタータ
     《ヴェリス・グラティア(春の恵み)》Op.6
   ヴォーン・ウィリアムズ:オックスフォード悲歌
オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団
ブリテン・シンフォニア
オーウェン・リース(指揮)
ローワン・アトキンソン(ナレーター)
ニック・プリッチャード(テノール)
デイヴィッド・カスバート(フルート)
アラウ・グリーグ・エヴァンズ(ソプラノ)

 オックスフォードとクイーンズ・カレッジ縁のケネス・レイトン&RVW!

 イギリス、スペイン、ポルトガルのルネサンス音楽のスペシャリストでもあり、イギリスの古楽コンソート「コントラプンクトゥス」の指揮も担う音楽学者、オーウェン・リースが音楽監督を務めて多彩な活動を広げている、オックスフォード大学の名門聖歌隊の1つクイーンズ・カレッジ合唱団。
 ニュー・アルバム『あの素敵な街(That Sweet City)』は、創作活動の最盛期にあったイギリスの作曲家ケネス・レイトンの作品と、人生の終わりに近づいていたイギリス音楽界の大御所レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの作品を組み合わせたもので、この2つの作品は初演の状況とオックスフォードおよびクイーンズ・カレッジとの繋がりによって結びついています。

 両作品は、それぞれ1951年と1952年にクイーンズで行われたカレッジ音楽協会のサマー・コンサートで初演されました。
 カンタータ「ヴェリス・グラティア(春の恵み)」はレイトンがまだカレッジの学部生だったときに作曲されたもので、もう1つの「オックスフォード悲歌」はヴォーン・ウィリアムズの長いキャリアの最後の時期に作曲されたもので、初演時には79歳でした。
 どちらも田園と牧歌を想起させる作品ですが、レイトンの作品は中世のカルミナ・ブラーナの快楽主義的な詩を通して春と夏の若い恋を讃えており、一方ヴォーン・ウィリアムズの作品はマシュー・アーノルドの詩を通して呼び起こされる牧歌的な過去への郷愁に満ちています。

 ※録音:2023年9月22日-24日、SJE Arts、セント・ジョン・ザ・エヴァンジェリスト教会(オックスフォード)

 
 



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BR KLASSIK



900226
\2700→\2490
1983年11月ライヴ
バーンスタイン&バイエルン放送響
 シューマン:交響曲第2番


 1-4. ロベルト・シューマン(1810-1856):
      交響曲第2番 ハ長調 Op. 61
 5-12. レナード・バーンスタイン(1918-1990):
      オーケストラのためのディヴェルティメント  
バイエルン放送交響楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
NYCX 10500
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音:1983年11月10-11日(ライヴ) ヘルクレスザール、ミュンヘン(ドイツ)
 総収録時間:56分

 バーンスタインがこよなく愛したシューマンの第2番にバイエルン放送響との1983年ライヴが登場!
 バイエルン放送傘下の楽団の録音をリリースするレーベルBR-KLASSIKの発足15周年を記念して、同放送のアーカイヴからバーンスタイン指揮のシューマンの第2番の入神の演奏が登場。
 1983年11月のライヴです。

 1976年のアムネスティ・インターナショナルのためのコンサートで意気投合したバーンスタインとバイエルン放送響は1980年代に入ると定期的に共演を重ねました。
 当CDではバーンスタインが終生愛して曲と一体化するかのように没入して指揮したシューマンの第2番を、優秀な楽団が全力でサポートした演奏が展開されています。
 魑魅魍魎が跋扈するような第2楽章、陶酔的で幻想的かつ繊細さの極みといった趣の第3楽章、神々しいばかりの輝きと推進力が感じられる第4楽章といった解釈の基本は1985年11月に録音されたウィーン・フィル盤と同じですが、演奏時間が各楽章わずかに短くなっており、引き締まった演奏となっています。
 ヘルクレスザールの音響もあいまってオケが溶け合って温かみのあるサウンドを聴かせるのも魅力です。
 同日に演奏されたディヴェルティメントはリラックスした雰囲気の中でオケの名技が発揮された演奏。

 ※国内仕様盤には舩木篤也氏による日本語解説が付属します。
 
 


900341
(2CD)
\4400
次期ライプツィヒ歌劇場音楽総監督イヴァン・レプシッチ
 ヴェルディ:バレエ音楽全集

 ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):
  【CD1】
   1. 歌劇《オテッロ》(1894) ... 第3幕、第6場
   2-4. 歌劇《マクベス》(1864) ... 第3幕 第2場
   5-8. 歌劇《エルサレム》(1847) ... 第3幕 第1場
   9-10. 歌劇《ドン・カルロス》(1867) ...
    第3番 第2場「王妃の舞踏会」
  【CD2】
   1-3. 歌劇《アイーダ》(1871/1880)
    1. 第1幕 第2場 Danza sacra delle sacerdotesse
    2. 第2幕 第1場 Danza dei piccoli schiavi mori
    3. 第2幕 第2場 Ballabile
   4-10. 歌劇《トロヴァトーレ》(1857) ... 第3幕 第2場
   11-14. 歌劇《シチリア島の夕べの祈り》... 第3幕 第5場
ミュンヘン放送管弦楽団
イヴァン・レプシッチ(指揮)

 録音:2022年10月28-29日、2023年7月4-8日、2024年2月8-9日 ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ
 総収録時間:117分

 イタリア・オペラの巨匠ヴェルディがパリでの上演のために書いたバレエ音楽を集めた2枚組。
 ルイ14世の時代以来、舞台芸術においてバレエが高い地位を 占めてきたパリでは、オペラ座でのグランド・オペラ上演の際にはディヴェルティスマンとしてバレエを含める伝統がありました。
 ヴェルディもこれに従い、1847年か ら1894年の間に7つのオペラのためにバレエ音楽を作曲。
 フランス以外の国ではストーリー展開に関係の無い「付け足し」とみなされて省略されることも多かったバレエですが、まぎれもないヴェルディの作品であり、そのクオリティの高さゆえに近年ではフランス以外でも上演に組み込まれることが増えてきました。
 指揮はハノーファー歌劇場の音楽総監督等を歴任、2025/26シーズンからライプツィヒ歌劇場の音楽総監督就任が決まっているレプシッチ。
 コロナ禍前の 2019年11月には新国立劇場で《椿姫》を指揮し、迫力と精妙さを併せ持つ音楽作りで好評を博しました。

 
 




CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS145
(2CD)
\3600
ヴァンサン・デュメストル(指揮)/ル・ポエム・アルモニーク
モンテヴェルディの遺言 ~もう一つの「聖母マリアの夕べの祈り」~

 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643): 聖母の晩課~
  『宗教的・倫理的な森』(1641)、『4声のミサ曲と詩篇曲集』(1650)より
   【CD 1】
    1. 応唱「神よ、わたしを救いに来てください」
     (原曲: 歌劇『オルフェオ』SV 318トッカータ/
      『マドリガーレ集 第8巻』第1曲 SV 146 )
    2-4. 詩篇「主は言われた」SV 264
    5. モテット「わたしは野の花」SV 301
    6-8. 詩篇「讃えよ、主に従う者たちよ」第1番 SV 270
    9. モテット「立ち尽くす乙女マリア」
     (原曲:『マドリガーレ集 第5巻』第3曲 SV 96)
    10. 詩篇「わたしは嬉しかったのです」第1番 SV 198
    11. モテット「サルヴェ・レジーナ」第2番 SV 284
    12-14. 詩篇「主が、家を建ててくださらないとしたら」
     第2番 SV 201
   【CD 2】
    1. モテット「聖母の嘆き」SV 288
    2. 詩篇「讃えよ、エルサレムを」SV 203
    3. 讃歌「めでたし、海の星」(グレゴリオ聖歌による即興演奏)
    4-8. マニフィカト 第1番 SV 281
ペリーヌ・ドヴィレル(ソプラノ)
エヴァ・ザイシク(メゾ・ソプラノ)
パコ・ガルシア、
 シリル・オヴィティ(テノール)
ロマン・ボクレール、
 ヴィクトル・シャポヴァロフ(バリトン)

ル・ポエム・アルモニーク
 (声楽&古楽器アンサンブル)
 コンサートマスター: ルイーズ・エアトン
ヴァンサン・デュメストル(指揮)
NYCX 10501
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400

 録音: 2024年4月26-30日、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
 ※国内仕様盤日本語解説、歌詞訳...白沢達生

 【作曲者晩年の曲集から浮かび上がる、劇的かつ繊細な「もう一つの晩課」!】
 イタリア・ルネサンスの音楽語法を知り尽くした上で、17世紀の新しい声楽書法を極めバロック初期の発展を促した巨匠モンテヴェルディ。
 カトリック礼拝でも特に音楽が多用された晩課の祈祷文を用い、新旧の技法を網羅的に駆使してまとめた『聖母マリアの夕べの祈り(晩課)』(1610)は彼の代表作の一つと目され名盤も少なくありませんが、本盤はそれとは異なる作品集。
 モンテヴェルディが晩年にまとめた充実曲集『宗教的・倫理的な森』と歿後出版された曲集から、当時の音楽礼拝の慣習に従って聖母マリアに捧げる晩課向けの曲を抽出、マドリガーレからの転用編曲やバロック流儀の即興を交え、完全に新しい晩課曲集を構成しています。
 ALPHAでレーベル創設初期から多くの名盤を制作してきたヴァンサン・デュメストル率いるル・ポエム・アルモニークは、17世紀フランス音楽と共にイタリア初期バロックを何より得意とする団体。
 ここでも作曲家晩期に辿り着いた境地を示す名品の数々を隅々まで精緻な解釈のもと、はっとするほど美しく説得力に富んだ表現で形にしてゆきます。
 活躍目覚ましい6人の独唱者とSATB各6名の合唱に対し、器楽勢はヴァイオリンと木管コルネット各2にサクバット(トロンボーン)3、通奏低音には弓奏弦3、撥弦3、木管1にポジティフオルガンという編成。
 詩句が明瞭に聴こえる美声とセンスよい古楽器演奏とが織りなす、新たな発見に満ちた究極のモンテヴェルディ世界をどうぞ。

 
 



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NAXOS

8.559954
\2100
アイヴズ:管弦楽作品集
 チャールズ・アイヴズ(1874-1954):
  1. ラグタイム・ダンス第1番(J.シンクレア編 2022)
  2. ラグタイム・ダンス第2番(J.シンクレア編 2022)
  3. ラグタイム・ダンス第3番(J.シンクレア編 2022)
  4. ラグタイム・ダンス第4番(J.シンクレア編 2022)
  5. 4つの調によるフーガ「輝く岸辺」(J.カークパトリック編)
  6. 池(J.シンクレア編)
  7. 虹
   (J.シンクレアによるフルート、コールアングレ、
    ハープ、オルガンと弦楽編)*
  8. 錯乱した古き歌(K.シングルトン編)
  9. ダンベリー・フェアのためのスキット(J. シンクレア編)*
  10. かぎ付きゴングとはしご
   「メイン・ストリートの消防士のパレード」
    (J. シンクレアによる管弦楽編)
  11. Chromatimelodtune (K.シングルトン編)
  12. 音の道第1番(R.スウィフトによる室内オーケストラ編)
  13. 音の道第3番(J.シンクレア編)
  14. 未完の作品と断片集
   (K.シングルトン、J.シンクレアによる管弦楽編)*
  15. 行進曲第2番「ギャンボリーの息子」
   (K.シングルトン編)
  16. 行進曲第3番「ケンタッキーの我が家」
   (K.シングルトン編)
  17. 行進曲「サーカス・バンド」(K.シングルトン編)*
  18. フランツ・シューベルト(1797-1828):
   3つの軍隊行進曲 Op. 51, D. 733 -
    第1番 ニ長調
     (C.アイヴズによる管弦楽編、
      J.シンクレアによる補筆完成版)*
  19. ロベルト・シューマン(1810-1856):謝肉祭 Op. 9 -
   第4曲 高貴なワルツ
    (C.アイヴズ、J.シンクレアによる管弦楽編)*
  20. シューベルト:4つの即興曲 Op. 90 D. 899 -
   第1番 ハ短調 (C.アイヴズ、J.シンクレアによる管弦楽編)*
 *...世界初録音
オーケストラ・ニュー・イングランド...1-17
ナバラ交響楽団...18-20
ジェイムズ・シンクレア(指揮)

 録音:2023年10月24-25日 Auditorio Baranain, Pamplona,Navarra(スペイン) 2024年3月12-14日Colony Hall, Choate Rosemary Hall, Wallingford,Connecticut(USA)
 総収録時間:75分

 チャールズ・アイヴズの多彩な小品コレクション。
 このアルバムには、7曲の世界初演作を含む彼の代表的なラグタイムや行進曲など、様々な作品が収録されています。
 賛美歌の旋律をラグタイムに取り入れた「ラグタイム・ダンス」や、十二音技法を使用し、絶え間ないピアノのアルペジオに乗って弦楽器や管楽器が独自の旋律を奏でる実験的でユニークな作品「Chromatimelodtune(クロマティック、タイム、メロディー、チューンを組み合わせた造語)」や「4つの調によるフーガ」も、多調性を取り入れたアイヴズの音楽の特徴を示しています。
 さらに、「池」や「虹」といった作品では、多彩な楽器が使用され、アイヴズの創造性が発揮されています。
 特に「虹」は、ウィリアム・ワーズワースの詩から想起された、詩的な表現が反映された曲です。
 また、「An Old Song Deranged 錯乱した古き歌」は、アイヴズが母親に捧げた美しい歌曲を編曲したもの。
 他には彼が手がけたシューベルトの行進曲やシューマンのワルツの編曲も含まれています。

 演奏は、アイヴズ研究の第一人者であるジェイムズ・シンクレアが指揮するオーケストラ・ニュー・イングランド(または一部はナバラ交響楽団)によるもので、曲ごとに最適な編成が組まれ、作品への深い理解と愛情に裏打ちされた素晴らしい演奏を楽しめます。
 
 
8.574587
\2100
フォーレ:ヴァイオリン協奏曲より
 ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
  1. 歌劇《ペネロープ》- 前奏曲(1913)
  2. ヴァイオリン協奏曲 二短調 Op. 14 -
   第1楽章 アレグロ(1878-79 未完)
  3. 子守歌 Op. 16(1878-79/ヴァイオリンと管弦楽版 1880)
  4. エレジー Op. 24(1880/チェロと管弦楽版 1901出版)
  5. ロマンス 変ロ長調 Op. 28 (1877)
   (P. ゴーベールによるヴァイオリンと管弦楽編 1913)
  6. 幻想曲 Op. 79(1898)(L. オーベールによるフルートと管弦楽編 1957)
  7-12. ドリー組曲 Op. 56(1893-96)
   (H. ラボーによる管弦楽編 1906)
    7. No. 1. 子守歌(アレグレット・モデラート)
    8. No. 2. ミ・ア・ウ(アレグロ・ヴィーヴォ)
    9. No. 3. ドリーの庭(アンダンティーノ)
    10. No. 4. キティー・ヴァルス(テンポ・ディ・ヴァルス)
    11. No. 5. 優しさ(アンダンテ)
    12. No. 6. スペインの踊り(アレグロ)
ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)...2、3、5
マーティン・ジョンソン(チェロ)...4
カトリオーナ・ライアン(フルート)...6
アイルランド国立交響楽団
ジャン=リュック・タンゴー(指揮)

 録音:2023年7月12-14日...1-3、5-12 2024年1月6-9日...1、4 National Concert Hall、ダブリン(UK)
 総収録時間:59分

 フォーレの隠れた名作で、唯一の歌劇《ペネロープ》からの前奏曲と、未完となったヴァイオリン協奏曲に加え、彼のピアノ曲や器楽曲を、他の作曲家たちがオーケストラ版に編曲した作品を収録した1枚。
 1878年から79年にかけて書かれたヴァイオリン協奏曲は、第1楽章と第2楽章が完成したものの、現存するのは第1楽章のみ。
 この第1楽章の素材は弦楽四重奏曲の元になり、失われた第2楽章は後年「アンダンテ」作品75として改作されました。
 このアルバムではフランスの人気ヴァイオリニスト、ピエール・フシュヌレがソリストとして演奏。
 伸びやかな美音を生かし、フォーレならではの美しい旋律を歌わせています。
 他には子守歌やエレジーなどの人気作と、ピアノ・デュオの名作「ドリー組曲」のオーケストラ版も収録。
 
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8.574530
\2100
ベートーヴェン:チェロとピアノの作品全集 第2集
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  1-3. チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op. 69(1808)
  4-16. ヘンデルの『ユダ・マカベウス』の
   「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 WoO 45(1796)
  17-18. チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op. 102 No. 1(1815)
  19-21. チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op. 102 No. 2(1815)
ガブリエル・シュヴァーベ(チェロ)
ニコラス・リンマー(ピアノ)

 録音:Saffron Hall, Saffron Walden(UK) 2023年2月14-16日...4-18 2023年5月31日-6月1日...1-3、19-21
 総収録時間:71分

 フォイアマン、ロストロポーヴィチ、フルニエといった名手の名を冠した3つの国際チェロ・コンクールで受賞経験を持つガブリエル・シュヴァーベによる、ベートーヴェンのチェロ作品全曲録音の第2集です。

 このアルバムには、チェロ・ソナタ第1番と第2番の完成から10年を経て、1808年に再びこのジャンルに取り組んだベートーヴェンの充実した作風が見てとれる第3番のチェロ・ソナタと、1815年に相次いで書かれた第4番および第5番が収録されています。
 第3番を作曲していた時期は、交響曲第5番および第6番と同じ頃で、輝かしい旋律と技巧に彩られた傑作です。
 第4番と第5番は短いながらも凝縮された作品で、とりわけ第5番にはバッハに倣ったフーガが取り入れられているのが特徴です。
 ヘンデルの「見よ、勇者は帰る」の主題による変奏曲は、チェロよりもピアノに主眼が置かれた作品で、「エロイカ変奏曲」を思わせるようなベートーヴェンらしい緻密な構成による変奏が繰り広げられています。
 
 

8.660531
(3CD)
\3800
コルネリウス・マイスター(指揮)
 フィレンツェ五月音楽祭
ブゾーニ:歌劇《ドクトル・ファウスト》

 フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924):
  歌劇《ドクトル・ファウスト》2つの序幕、
   1つの幕間劇と3景からなるオペラ(音楽のための詩)
    フィリップ・ヤルナッハ補作版(1925)
     【CD1】
      1. シンフォニア/2. 詩人から観客へ/
      3-4. 序幕/15-10. 序幕 2
     【CD2】
      1-3. 幕間劇/4-9. 第1幕
     【CD3】
      1. 交響的間奏曲/2-7. 第2幕/8-11. 終幕
ドクトル・ファウスト...
 ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
メフィストフェレス...
 ダニエル・ブレンナ(テノール)
ワーグナー/式部官....
 ヴィルヘルム・シュヴィングハマー(バス)
パルマ公爵/兵士...ジョセフ・ダーダー(テノール)
パルマ公爵夫人...
 オルガ・ベスメルトナ(ソプラノ) 他
アンドレア・ゼヴェリ(オルガン)...CD2:1-3
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ)
コルネリウス・マイスター(指揮)

 録音:2023年2月14日(ライヴ) フィレンツェ五月音楽祭歌劇場(イタリア)
 総収録時間:157分

 フェルッチョ・ブゾーニ没後100年を記念する特別企画!
 19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した多才な音楽家、ブゾーニの代表作である《ドクトル・ファウスト》は、中世のファウスト伝説とクリストファー・マーロウの戯曲『フォースタス博士』を基にしています。
 ブゾーニは自ら台本を執筆しましたが、彼の死によって未完のまま遺されました。
 作品は1925年に弟子のフィリップ・ヤルナッハによって完成され、ドレスデンで初演されました。
 ブゾーニの作風はリヒャルト・シュトラウスやピエトロ・マスカーニとは異なり、「起こり得ないことの現実性による劇作法」を掲げ、その独自性が再評価されています。
 
 1997年、リヨン歌劇場でファウスト役を演じて以来、この役を嵌まり役とするディートリヒ・ヘンシェル、加えてウィーン国立歌劇場でそのキャリアを築いてきた、パルマ公爵夫人役のオルガ・ベスメルトナを始めとした粒ぞろいの歌手たちを起用。
 近現代の作品をその中心レパートリーとするコルネリウス・マイスターの雄弁なタクトが、複雑に構成されたブゾーニの音楽から劇的な響きと抒情的な陰影を見事に引き出しています。
 
 


8.574505
\2100
リエーティ:ピアノ協奏曲第1番- 第3番 他
 ヴィットーリオ・リエーティ(1898-1994)
  1-3. ピアノ協奏曲第1番(1926)*
  4-6. ピアノ協奏曲第2番(1937)*
  7-9. ピアノ協奏曲第3番(1955年初稿版)*
  10-12. 2台のピアノのための協奏曲(1951)
 *...世界初録音
 10-12. STEREOによる初録音
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
オラツィオ・ショルティーノ(ピアノ)...10-12
ミラノ交響楽団
ジュゼッペ・グラツィオーリ(指揮)

 録音:Auditorium di Milano(イタリア) 2022年8月20-21日...1-6 2023年8月17-20日...7-12
 総収録時間:80分

 ヴィットーリオ・リエーティはイタリア移民の第3世代としてエジプトで生まれ、第一次世界大戦後にイタリアに移住し、レスピーギやカゼッラに作曲を学びました。
 1925年にはパリで更なる研鑽を積み、バランシンのためにバレエ曲を作曲、その後は1940年にアメリカに移住し、1944年に市民権を取得します。
 以降、アメリカとヨーロッパを行き来しながら、管弦楽曲、室内楽、映画音楽など多様なジャンルの作品を書き上げました。
 このアルバムには彼の全ピアノ協奏曲を収録。ピアノ協奏曲第1番は、1920年代のパリで書かれ、プーランクに捧げられました。
 曲の明るい雰囲気はリエティ自身の結婚と息子ファビオの誕生の喜びが反映されています。
 第2番は、もともとワンダ・ランドフスカのためのチェンバロ協奏曲として作曲されましたが、後にピアノ協奏曲として改作されました。
 第3番のピアノ協奏曲は、深い感情を込めた緩徐楽章が特徴的で、ここでは改作される前の初稿版が演奏されています。
 一方、2台のピアノとオーケストラのための協奏曲は、映画音楽を思わせるテーマを取り入れた溢れるような活力に満ちた作品です。
 
 

8.574677
\2100
ウクライナのクリスマス
 1-4. ウクライナの伝承キャロル
  1. Po vsiomu svitu 世界中に朗報を
  2. Dobryi vechir tobi! あなたに良い夜を
  3. Shcho to za predyvo 何と素晴らしいこと
  4. Boh sia rozhdaie 御子が生まれた
 5. ヴァシル・ズダンキン(1958-2019):
  Narodyvsia Boh na saniakh そりに乗って神は生まれた(1988)
 6-9. ウクライナの伝承キャロル
  6. Nova radist' stala 新たな喜びが生まれた
  7. Slava vo vyshnikh Bohu 至高なる神に栄光あれ
  8. Pavochka khodyt' 孔雀の散歩
  9. Malanka マランカ
 10. ボーダン・クリヴォプスト(1975-):Fantasia 幻想曲(2023)
 11. フランツ・クサヴァー・グルーバー(1787-1863):
  きよしこの夜(1818)
 12. ウクライナの伝承キャロル:Shchedryi vechir 豊かな夕べ
 全てボーダン・クリヴォプストによるヴァイオリンと管弦楽編
 世界初録音
ソロミヤ・イヴァヒフ(ヴァイオリン)
リヴィウ国立フィルハーモニー交響楽団
セルヒー・ホロヴェツ(指揮)

 録音:Liudkevych Hall, Myroslav Skoryk Lviv NationalPhilharmonic, Lviv(ウクライナ) 2023年11月25-26日...1、3、8、10、12 2024年2月22-23日...2、4-7、9、11
 総収録時間:53分

 ウクライナには長く活気に満ちたクリスマスキャロルの伝統があり、そのメロディーと意味は、今、これまで以上に国民の心の中で重要な位置を占めています。
 キャロルの多くは、さまざまなテーマを持っていますが、どれも天上と地上の美しさと、救世主の到来への感謝という共通の想いで結びついています。
 このアルバムでは、ウクライナの作曲家ボーダン・クリヴォプストが伝統のキャロルに華やかなアレンジを加え、ヴァイオリニスト、イヴァヒフが演奏。
 旋律の美しさを引き立てるとともに、祝祭ムードを盛り上げます。
 アルバムにはクリヴォプスト自身の「幻想曲」と、誰もが知っている「きよしこの夜」も収録されています。
 





<メジャー・レーベル>
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DG



4866489
\2600→\2390
《キアン・ソルターニ~シューマン》
 ロベルト・シューマン:
  1-4) チェロ協奏曲イ短調Op.129、
  5) 夕べの歌
    (『小さな子供と大きな子供のための12の連弾曲集』Op.85より第12曲)、
  6) 古城にて(『リーダークライス』Op.39より第7曲)、
  7)『民謡風の5つの小品』Op.102より第2曲、
  8) 月の夜(『リーダークライス』Op.39より第5曲)、
  9) 睡蓮の花(歌曲集『ミルテの花』Op.25より第7曲)、
  10) あの歌を聞くと(歌曲集『詩人の恋』Op.48より第10曲)、
  11) 異郷にて(『リーダークライス』Op.39より第1曲)、
  12) 別れ(『森の情景』Op.82より第9曲)、
  13) 悲しみ(『リーダークライス』Op.39より第9曲)、
  14) ゆきのはな(『子供のための歌のアルバム』Op.79より第27曲)、
  15) 献呈(歌曲集『ミルテの花』Op.25より第1曲)、
  16) クララ・シューマン:私は暗い夢の中で立っていた
    (『6つの歌』Op.13より第1曲)
 
   (M.ロトによるチェロと管弦楽編[5-8]、K.ソルターニによるチェロとピアノ編[9-16])
キアン・ソルターニ(チェロ)、
ジュリアン・クエンティン(ピアノ)(9-16)、
カメラータ・ザルツブルク
(コンサートマスター:グレゴリー・アース)(1-8)
 
 「彼の音楽は詩」―若きチェリストが編曲も行ったオール・シューマンのニュー・アルバム

 イラン系オーストリア人のチェリスト、キアン・ソルターニのニュー・アルバムはシューマンの作品集です。
 クララ・シューマンの作品も1曲取り上げています。
 「彼の音楽は詩です。ロベルト・シューマンほど私の中に力強い結びつきを生じさせることのできる作曲家は他にあまりいません」とソルターニは自身のライナーノーツに書いています。

 共演したカメラータ・ザルツブルクとともに、「全く完璧である」と『グラモフォン』誌に評されたソルターニ。シューマンの不朽のチェロ協奏曲と管弦楽編曲された歌曲を演奏し、指揮しています。
 そしてフランスのピアニスト、ジュリアン・クエンティンと共演している歌曲はソルターニが最も大切にしている曲で、編曲も自身で行っています。

 1992年生まれのソルターニは4歳でチェロを始め、12歳の時にバーゼル音楽院、その後リヒテンシュタイン国際音楽アカデミーなどで学びました。ダニエル・バレンボイムのウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団の首席チェリストも務めました。

 【録音】2023年12月19-21日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール(1-8)、2024年2月21日、ベルリン、テルデックス・スタジオ(9-16)
 





<映像>


C MAJOR(映像)



76 8204
(Blu-ray)
\5500
ブレゲンツ音楽祭2023
ロッテ・デ・ベアによる
 ヴェルディ初期の傑作《エルナーニ》

  ヴェルディ:歌劇《エルナーニ》
サイミール・ピルグ(エルナーニ(アラゴンの山賊)/テノール)
フランコ・ヴァッサッロ(ドン・カルロ(スペイン国王)/バリトン)
ゴラン・ユーリッチ(シルヴァ(老大公)/バス)
グアンチュン・ユ( エルヴィーラ(シルヴァの姪)/ソプラノ)
アイタージュ・シュカリザーダ(ジョヴァンナ(エルヴィーラの乳母)/ソプラノ)
オメル・コビリャク(リッカルド(国王の侍従)/テノール)
スタニスラフ・ヴォロビョフ(ヤーゴ(シルヴァの侍従)/バス)
エンリケ・マッツォーラ( 指揮)
ウィーン交響楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団


76 8108
(DVD)
\4500

 ブレゲンツ音楽祭2023、オペラ界を担うサイミール・ピルグがタイトルロール、注目の演出家ロッテ・デ・ベアによるヴェルディ初期の傑作《エルナーニ》

 演出:ロッテ・デ・ベア/舞台美術&衣裳:クリストフ・ヘッツァー/照明:アレックス・ブロク/
 戦闘シーン振付師:ラン・アーサー・ブラウン/映像監督:ティチアーノ・マンチーニ/日本語字幕:井内百合子

 収録:2023年7月、祝祭劇場、ブレゲンツ音楽祭(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:1080i 16:9 FullHD/音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1/リージョン:All/BD25/原語:イタリア語 字幕:伊英/独仏西韓日/121分
 (DVD)画面:NTSC 16:9/音声:PCMステレオ、DTS5.1/リージョン:All/DVD9/原語:イタリア語 字幕:伊英/独仏西韓日/121分

 湖上のオペラ「ブレゲンツ音楽祭」。オーストリアの西端でドイツとスイスの国境近くに位置するブレゲンツ。
 裕福な市民の資金が投入され1946 年からスター トしたこの音楽祭は、ボーデン湖の上を舞台とした湖上劇場をはじめ、隣接するホールなどで伝統的舞台芸術であるオペラと、最先端の技術を融合したスペクタ クルなオペラが4週間にわたって上演されます。

 ヴィクトル・ユーゴーの戯曲に基づくヴェルディ初期の傑作《エルナーニ》。反乱軍のリーダー、エルナーニは、スペイン国王ドン・カルロが父親を殺害したこと を知り、復讐を企てる。
 2 人ともエルヴィーラを愛しており、さらに老大公シルヴァも姪であるエルヴィーラを花嫁に迎えようとしている。
 心を打つアリア、感動的な合唱、魅力的なアンサンブル歌唱など聴かせどころ満載であり、ソプラノ、テノール、バリトン、バスの四役に優れたキャストが求められることから上演機会 はそれほど多くはありません。
 
 本上演ではタイトルロールに、アルバニア出身のテノール、サイミール・ピルグ。
 2004年に最年少ソリストとしてザルツブルク音楽祭でデビュー。プラシド・ドミンゴも絶賛する今後のオペラ界を担うスターです。
 ドン・カルロは現代を代表するバリトン歌手フランコ・ヴァッサッロ。
 シルヴァ 役にはクロアチア出身のゴラン・ユーリッチ。
 そしてエルヴィーラには中国人ソプラノで世界の劇場で活躍するグアンチュン・ユ。近年オペラ界で活躍する屈指の 名歌手が揃う充実ぶり。
 さらにイタリア出身、とりわけベル・カント・オペラを愛する指揮者エンリケ・マッツォーラ。
 
 演出は2022年9月からウィーン・フォル クスオーパーの芸術監督に就任したロッテ・デ・ベア。鬼才演出家ペーター・コンヴィチュニーの下で研鑽を積んだ実力を持つ演出家です。
 そして戦いのシーンに はラン・アーサー・ブラウンが振付師として名を連ねており、16世紀を想起させる凝った演出となっています。
 
















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