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≪第125号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その6 2024/10/15~



10/18(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ATMA CLASSIQUE



ACD2 2825
\2300
マリー・ナドー=トランブレ(バロックヴァイオリン)
OBSESSION

 ビーバー(1644-1704):
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 C139
 ブクステフーデ(1637-1707):
  トリオ・ソナタ イ短調 BuxWV272
 作者不詳(マリー・ナドー=トランブレ編):若い娘
 ビーバー:ロザリオのソナタ第1番 ニ短調『受胎告知』
 ミシェル・ファリネル(1649-172):
  グラウンド上のファロネルのディヴィジョン(ラ・フォリア)
 ブクステフーデ:トリオ・ソナタ ト短調 BuxWV261
 ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770):
  無伴奏ヴァイオリンのためのアミュズモンより
   『ラ・フルステンバーグ』Op.18-1
 フランクール(1698-1787):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 Op.2-6
マリー・ナドー=トランブレ(バロックヴァイオリン)
ケリー・バーシー(テノール、リュート)
メリザンド・コリヴォー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エリック・ミルンズ(チェンバロ、オルガン)

 短調の世界で繰り広げられる、繰り返しへの執念

 録音:2023年5月8日、9日、10日/カナダ、ケベック州ミラベル、サン・オーギュスタン教会

 2019年に古楽で修士号を取得、新進気鋭の若手バロックヴァイオリン奏者として活躍しているマリー・ナドー=トランブレによるアルバム。
 「強迫観念」や「執着」 といった意味をもつ「オブセッション」をテーマに掲げ、主題と変奏、執拗低音、ロンドといった繰り返される音楽を軸に選曲。
 陰鬱な性格を帯びた短調作品でまと めているのも彼女のこだわりで、暗がりの中で繰り返される不穏な楽想の連続に魅了されます。

 【マリー・ナドー=トランブレ プロフィール】
  2019年に古楽で修士号を取得・卒業して以来、新進気鋭の若手バロック・ヴァイオリニストとしてカナダの音楽シーンでその地位を確立している。
  マチュー・デュ ゲ国際古楽コンクールで4度栄誉名簿に名を連ね、第1位も獲得した。
  Radio Canada Classical Revelation 2021-2022にノミネートされ、Opus ディ スカバリー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
  また、カナダの若手音楽家が受賞する Choquette Symcox Prize も受賞した。
  アルバム『La Peste』(2020年)は Junos賞とOpus賞にノミネートされた。アルバム『Preludes et Solitudes』(2021年)はCBCとアーリーミュージック・アメリカの両方の批評家から好評 を受け、2023年にはOpus賞の年間最優秀アルバム賞を受賞した。
  2022年、マリーはリンゼイ神父財団からキャリア開発のための助成金も受けた。音楽に加え、 イラストレーターとしてのキャリアを追求し、中国語と日本語の勉強も続ける。

 
 



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NAIVE~INTOTHEFUTURE(francesco tristano)

V 8619
(2CD)
\4200→\3890
フランチェスコ・トリスターノ
 Bach the 6 partitas / Francesco Tristano
J.S.バッハ:パルティータ(全6曲)
 [CD1]
  パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825
  パルティータ第2番 ハ短調 BWV 826
  パルティータ第3番 イ短調 BWV 827
 [CD2]
  パルティータ第4番 ニ長調 BWV 828
  パルティータ第5番 ト長調 BWV 829
  パルティータ第6番 ホ短調 BWV 830
フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)

 あらゆるものが極限まで研ぎ澄まされた演奏、トリスターノのさらなる新境地、パルティータの登場

 108:00、輸入盤、日本語帯・解説付

 ルクセンブルク出身のピアニスト、フランチェスコ・トリスターノ。自身のレーベル「intothefuture」を立ち上げて、J.S.バッハの鍵盤独奏作品を全曲録音する プロジェクトをスタートさせています。
 これまで、イギリス組曲(KKC-111)、フランス組曲(KKC-120)は日本限定販売でしたが、このたびのパルティータから は、naiveレーベルを経由しての世界発売となります。

 ごくあたりまえのように、そのフレーズやハーモニーを、そのピアノの最善の音色で響かせることのできる魔力を持つ指、抜群のリズム感、そしてその場で音楽 が生まれているような即興感をもつトリスターノ。
 このパルティータでも、第1番のプレリュードから、清冽かつあたたかみのある音色が炸裂しております。
 第2番 の受難のようなプレリュードもひりひりするような壮絶さを漂わせつつも淡々と前進しておりおります。
 バッハのピアノによる演奏といえば、グールドの演奏が、ブ ラームスにとってのベートーヴェンのように、あるいは旧約聖書や新約聖書のように、奏者、そして聴き手の前に立ちはだかっていますが、このトリスターノの演奏 は、そうしたものを凌駕しところにあるといえるかもしれません。
 奇を衒った部分は一切なく、いたってストレートな演奏ながら、すべてが極限まで研ぎ澄まされた 演奏です。
 トリスターノ本人のコメントの日本語訳が掲載されています。

 





入手不能のアルバムを紹介しても仕方がないのは分かっているのだが、とにかく衝撃的だったトリスターノのゴールトベルク。
もしどこかの中古屋で見つけたら絶対に買っておいたほうがいい。

CD ACOORD
ACD98
入手不能
バッハ:
 ゴルトベルク変奏曲 BWV 988

 「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」 BWV 622 (編曲:E. ナウモフ)
 「目覚めよ、と呼ぶ声あり」 BWV 140 (編曲:F.T. シュリメ)
フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ(P)
録音 2001年5月22-28日 ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール


(再発売盤もすぐに完売、これは当時のコメント)

 その昔、この演奏を聴いて救われた人がいたと聞いた。
 当時極度のストレスからひどい精神状態に落ち込んでいた彼は、大好きな音楽を聴いてもまるで耳の中に砂を流し込むような虚無感にとらわれていたという。
 そんなときに何気なくかけたこのアルバム。
 まるで白昼夢のように極度にけだるい冒頭のアリア。しかし変奏が始まった瞬間、そこに突如、光が差し込む。
 生気と希望が、闇に閉ざされていた彼の心の裂け目に食い込んだ。
 そして乾いて朽ちていた彼の心に、その光はまるで泉のように染み込んでいった。


 このアルバムが長い廃盤から復活したのはトリスターノがここへきて有名になったからではない。
 もう一度人々の心に希望を与えるためである。

 



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PIANO21



XP21065N
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
シプリアン・カツァリス新録音!
 ベヒシュタインで弾くシューベルト第2弾!

フランツ・シューベルト Vol.2

 シューベルト:
  楽興の時 D.780*
  ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D.664**
  2つのスケルツォ D.593
  ハンガリー風のメロディ ロ短調 D.817
  ドイツ舞曲とトリオ 嬰ハ短調 D.139
  エコセーズ ニ短調/ヘ長調 D.158
  3つのメヌエット D.380
シプリアン・カツァリス
 (ピアノ/ベヒシュタイン)
P21065N
\2700→\2490

 ☆シプリアン・カツァリスの2024年最新作!
 ☆カツァリスにとって初となる「楽興の時」全曲録音を含む、シューベルト作品集第2弾!

 超絶技巧の化身、鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスの自主レーベル「Piano21」から、2023年にリリースした「シューベルト:即興曲集 Op.90&Op.142」(XP21059N/P21059N)に続く新録音、シューベルトの作品集第2弾が登場!カツァリスにとってシューベルトといえば長きにわたって得意としてきた作曲家の一人であり、2023年の来日ツアーでもその類稀なる美しい演奏で70歳を超えたカツァリスの現在地を示してくれたのも記憶に新しいところ。
 今作には同ツアーの一部公演でも披露した「第3番」の久しぶりの再録音を含むカツァリス初となる「楽興の時」全曲の録音をはじめ、2023年にレコーディングしていた「ピアノ・ソナタ第13番」、そして2024年7月にレコーディングされたばかりの小品集を収録。今作もカツァリス・ファン、ピアノ・ファン必聴の1枚です。

 ※録音:2022年3月23日*/2023年4月20日**/2024年7月10日、サン=マルセル福音教会(パリ)
 ※使用楽器:C. Bechstein D-282 Concert Grand, No. 212034
 




QUARTZ



QTZ2162S
\2800
根岸由起(ピアノ)
 「前奏曲」 ~
 アレンスキー、ラフマニノフ、ラヴェル、ガーシュウィン

  アレンスキー:12の前奏曲 Op.63
  ラフマニノフ:10の前奏曲 Op.23
  ラヴェル:前奏曲 イ短調 M.65
  ガーシュウィン:3つの前奏曲
根岸由起(ピアノ)

 根岸由起 新録音!QUARTZ第2弾は「前奏曲集」!

 ☆英国在住、ヨーロッパで活躍するピアニスト、根岸由起の新録音!
 ☆19世紀末から20世紀初頭にかけてお互い交流し影響を及ぼしあった4人の"前奏曲"集!
 ☆輸入盤日本語解説付き!

 東京生まれ、桐朋学園大学、アムステルダム音楽院、英国王立音楽大学を卒業し、現在はロンドン在住、ヨーロッパでリサイタル、音楽祭、コンクール審査員やマスタークラスなど幅広く活躍するピアニスト、根岸由起。
 2020年6月から1ヶ月間、知らざれる女流作曲家の演奏クリップを毎日ソーシャル・メディアで取り上げた「女性作曲家小品シリーズ」が、英「ピアニスト」誌で内田光子、アンジェラ・ヒューイットのリサイタルに並んでTOP5に選ばれるなど、コロナ禍においても独自の目覚ましい活動が評価されてきました。

 2022年にリリースされ、英グラモフォン誌、インターナショナル・ピアノ誌、「レコード芸術」各誌より絶賛されたソロ・デビュー・アルバム「エニグマ」(QTZ2139)に続き、イギリスのQuartzレーベルからリリースされる新録音。19世紀末から20世紀初頭にかけて、お互いに交流し、影響を及ぼし合った4人のコンポーザー=ピアニストたちの"前奏曲(プレリュード)"に着目し収録されています。
 アントン・アレンスキーはセルゲイ・ラフマニノフがモスクワ音楽院に入学した時の教師の一人であり、特に初期の作風では、アレンスキーから音楽的発展で影響を受けたと考えられています。
 ジョージ・ガーシュウィン(ガーシュイン)は、アメリカに亡命したラフマニノフとお互いを賞賛し合い、一緒にピアノを演奏したという話も伝わっています。
 ガーシュウィンとモーリス・ラヴェルもお互いを尊敬する間柄で、ガーシュウィンは彼の下で作曲を学びたいと願っていましたが、ラヴェルはガーシュウィンのユニークな才能と名声を認めつつも、「一流のガーシュウィンになれるのに、なぜ二流のラヴェルになる必要があるのか」と言って受け入れませんでした。

 ※録音:2023年6月1日-2日、聖ジョージ・ヘッドストーン教会(ロンドン)
 ※使用楽器:スタインウェイ・モデルD
 




RUBICON


RCD1126
\2800
ルクー、イザイ&ラヴェル
 ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
 イザイ:悲劇的な詩 Op.12
 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
 リリ・ブーランジェ:夜想曲
パトリック・ラフター(ヴァイオリン)
フィアクラ・ガーヴィー(ピアノ)

 アイルランドのデュオのデビュー盤!ルクー、イザイ&ラヴェルの作品集!

 ☆アイルランドで活躍するパトリック・ラフターとフィアクラ・ガーヴィー!
 ☆ラヴェルを中心にしたヴァイオリン作品集!

 アイルランドのヴァイオリニスト、パトリック・ラフターと同じくアイルランドのピアニスト、フィアクラ・ガーヴィーによるベルギーとフランスの作曲家たちの作品集。
 二人にとってこのアルバムがデビュー・アルバムとなります。
 ラヴェルの有名なト長調の《ヴァイオリン・ソナタ》を中心として、現在ではあまり演奏されることのないルクーのト長調の《ヴァイオリン・ソナタ》、ベルギーの偉大なヴァイオリニストでもあったイザイの《悲劇的な詩》、フランスの女流作曲家リリ・ブーランジェの《夜想曲》といった興味深い内容となっています。

 パトリック・ラフターは、これまでにマキシム・ヴェンゲーロフ、シュロモ・ミンツ、セミヨン・ビシュコフ、マーク・エルダー、マリン・オールソップ、そしてジャナンドレア・ノセダといった音楽家たちと共演しています。
 



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ECM



4876904
(3CD)
\4800→\4390
要注意。
 これからひょっとするとこの人の時代が来るかもしれない。
アレクサンダー・ロンクヴィッヒ
 ~ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

 ベートーヴェン:
  《CD 1》
   1-3)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
   4-6) ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
  《CD 2》
   1-3) ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
   4-6) ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
 《CD 3》
   1-3) ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
アレクサンダー・ロンクヴィッヒ(ピアノ、指揮)、
ミュンヘン室内管弦楽団

 【録音】2022年1月、ドイツ、ランツフート、Rathausprunksaal

 注目を集めるドイツ出身のピアニストが弾き振りしたベートーヴェンのピアノ協奏曲全集

 1960年ドイツ生まれのピアニスト、アレクサンダー・ロンクヴィッヒが指揮も行い、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番から第5番を録音した最新アルバムがECMよりリリースされます。
 ミュンヘン室内管弦楽団と共演しています。
 マンフレート・アイヒャーによるプロデュースです。

 アレクサンダー・ロンクヴィッヒのソリスト&指揮者としての演奏は世界中のメディアや聴衆から高く評価されています。
 ミュンヘン室内管弦楽団の他、カメラータ・ザルツブルク、マーラー室内管弦楽団、バーゼル室内管弦楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン、シュトゥットガルト室内管弦楽団などと定期的に共演し、また室内楽にも熱心に取り組んでいます。

 ECMには2002年にアルバム『Odradek』でデビューし、その後フランスの作曲家を取り上げた『Plainte Calme』、シューマンとハインツ・ホリガーの曲をフィーチャーしたCD、さらにヴァイオリニストのカロリン・ヴィトマンと共演したシューベルトのCDをリリースしていました。






 要注意。
 これからひょっとするとこの人の時代が来るかもしれない。

 アレクサンダー・ロンクヴィッヒ。

 派手さはないが知性的で説得力がある。
 大人のピアノ弾きなのである。

 下記のシューマンのピアノ協奏曲も「弾き振り」するだけあってなかなかの貫禄。誰も騒がないがそうとうな名演である。しかも同時にノルベルト・ブルグミューラーの交響曲第2番を収録するあたり、そうとうな博学。


 今回紹介したいきなりのベートーヴェンピアノ協奏曲全集は、チェックしておいたほうが良いかと。



ODRADEK RECORDSからひっそり登場した隠れ名盤
まだ入るといいのですが!


ODRADEK RECORDS
ODRCD 355
\2800→\2590
ノルベルト・ブルグミューラーの知られざる交響曲!
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  ピアノ協奏曲イ短調Op.54
 ノルベルト・ブルグミューラー(1810-1836):
  交響曲第2番ニ長調Op.11
アレクサンダー・ロンクィッヒ(ピアノ&指揮)
コリブリ・アンサンブル
 ピアノ教則本で有名なブルグミューラーの弟、夭折の天才ノルベルト・ブルグミューラーの知られざる交響曲!

 録音:2015年3月/5月 [53:17]

 同じ年に生まれた因縁浅からぬ二人の作曲家の作品を収録。
 ひときわ興味を引くのはノルベルト・ブルグミューラーで彼はピアノ初学者の教則本で有名なヨハン・フリードリヒ・ブルグミューラーの弟。将来を期待された神童であったが、旅先での不慮の事故により早世したと言われる。
 ブルグミューラーの交響曲第2番は1834年頃の作とされ、その後シューマンによって補筆完成されたが、興味深いことにこの曲はシューマンが自分の交響曲第1番を作曲した1841年よりも前の作品であるにも関わらずシューマン以上にシューマン的な感性、音楽が書き綴られており、シューマン的な感性が実はシューマンひとりによるものではなかったことが示唆される、実に美しい旋律で溢れた隠れた名曲。

 シューマンの協奏曲で弾き振りするロンクィッヒはソリストとしてアバド、ザンデルリンクらとも共演している中堅。シューマンを得意としていてホリガーのシューマン:管弦楽作品全集(AUDITE)の第4巻にも参加しています。最近はF.P.ツィンマーマンとの共演で継続的に録音をしています(WARNER)。

 コリブリ・アンサンブルは2013年に結成されたばかりの室内オーケストラ。少数精鋭のアンサンブルが精妙で見通しのよい音楽を作る、瑞々しいブルグミュラーとシューマンです。





ALPHA433
(2CD)
\3000→\2790
アレクサンダー・ロンクヴィヒ(ピアノ) 
シューベルト1828年


シューベルト(1797-1828):最期の年のピアノ作品集
【CD1】
 1-4.ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D958
 5-8.ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D959
【CD2】
 1-4.ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
 3つのピアノのための小品 D946
 5.変ホ短調
 6.変ホ長調
 7.ハ長調
アレクサンダー・ロンクヴィヒ(ピアノ) 

 ドイツのピアニスト、ロンクヴィヒが弾く「シューベルト、最後の年のピアノ曲集」。
 シューベルトの命が燃え尽きた1828年に書かれた作品の中でも、3曲のピアノ・ソナタはとりわけ重要な位置にあります。3曲全てが亡くなる2か月前に一気に書かれており、どの曲も30分から40分と長く、シューベルトが自らの死を予感したかのような深遠な内容を持っています。
 第19番はベートーヴェンを思わせる力強い主題を持つ第1楽章、天国的な美しさに彩られた第2楽章、メヌエットと題されていても全く明るさのない第3楽章、軽快な終楽章で構成されています。
 第20番は全体的に清澄な明るさに満ちていますが、第2楽章は不穏な雰囲気を感じさせます。
 最後のソナタとなった第21番は目まぐるしい転調が特徴。第1楽章の冒頭から美しい旋律は、不気味なトリルに断ち切られ思いがけない曲調に変化します。
 3曲全編に渡って異様なまでの緊張感に満ちていますが、ロンクヴィヒはシューベルトの思いを丁寧に汲み取り、全ての作品に共感を持って演奏しています。
 即興曲と呼ばれることもあるD946の3つの小品も1828年5月の作品。小品と言えども深い内容を持ち、ピアニスト泣かせの難曲としても知られています。

  録音 2017年2月&3月 イタリア、ロニーゴ ヴィラ・サン・フェルノ

 




CHANDOS



CHSA5339
(SACD HYBRID)
\3000
マティルダ・ロイド(トランペット)
 共鳴 - ヴァインベルク、シェーンベルガー:トランペット協奏曲 他


 1-3. ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
  トランペット協奏曲 Op.94(1966-67)*
   1. I. Etudes. Allegro molto/2. II. Episodes. Andante/
   3. III. Fanfares. Andante - Allegro - Andante -
    Presto - Andantino – Allegro - Presto -
    Andante - Allegretto
 4-6. クリストフ・シェーンベルガー(1961-):
  トランペット協奏曲 Op.94(2016/2021-22)*
   4. 1. Tempo I. Maestoso -
    Tempo II. Allegro non troppo - Tempo I. Maestoso -
    Un poco meno mosso - Tempo I. Maestoso -
    Tempo II. Allegro non troppo - Tempo I. Maestoso
   5. 2 Molto adagio
   6. 3. Allegretto - Un poco meno mosso - A tempo I
 7. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  ヴォカリーズ 嬰ハ短調Op. 34 No. 14(1915)**
 8. アレクサンドル・ゲディケ(1877-1957):
  演奏会用練習曲 ト短調 Op. 49*
   (リー・レイノルズによる管弦楽伴奏版)
マティルダ・ロイド(トランペット)
 *...B♭管トランペット
 **...D管トランペット
ロンドン交響楽団
岩淵麻弥(リーダー)
リー・レイノルズ(指揮)

 SACD層: Stereo, Multi-Channel 5.0
 録音:2023年11月17-19日 ロンドン、ヘンリーウッド・ホール
 総収録時間:63分

 「Resonance=共鳴」のタイトルの通り、選曲と演奏において様々な響き合いを聴かせるアルバム。
 ヴァインベルクのトランペット協奏曲は、軍楽におけるトランペットの歴史が反映されており、マーラーやメンデルスゾーン、ストラヴィンスキーの音楽を引用しながらも、それらを暗く歪めたグロテスクなものに変えています。
 シェーンベルガーの協奏曲はネオロマンティックであり、ロマン派の作曲家たちの影響が見られます。
 ラフマニノフの「ヴォカリーズ」は、音楽が呼び起こす感情や記憶を表現し、トランペットがその抒情性を引き立てます。

 アルバムの最後の作品、ゲディケの「演奏会用練習曲」は、ロイドのお気に入りの作品。もともとピアノとトランペットの曲で、彼女はしばしばアンコールで演奏していましたが、今作ではリー・レイノルズによる管弦楽伴奏版での演奏です。
 マティルダ・ロイドは、ケンブリッジ大学、英国王立音楽アカデミーで研鑽を積み、マルメ音楽大学では、現代最高峰のトランペット奏者の一人であるホーカン・ハーデンベルガーに師事。
 2014年にBBC Young Musician of the Year Brass Finalを受賞し、2016年にはBBCプロムスでデビュー。
 翌年にはフランスで開催されたエリック・オービエ国際トランペット・コンクールで第一位に輝くなど、大いに期待されている若手です。
 古典派から現代まで幅広いレパートリーを持ち、委嘱作品の初演を積極的に行うなどトランペットのレパートリー拡大にも力を注いでいます。
 このアルバムは、彼女の華麗な音色を高音質録音で伝えるSACDハイブリッド盤での発売です。

 
 
 


CHAN20289
\2800
バリー・ダグラス(ピアノ)
 シューベルト:ピアノ作品集 第7集


 フランツ・シューベルト(1797-1827):
  1-4. ピアノ・ソナタ 変ホ長調(第7番) Op. post.122 D 568(1817)
  5-8. ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調「幻想」Op. 78 D 894(1826)
  9. シューベルト=フランツ・リスト(1811-1886):
   糸を紡ぐグレートヒェン S.558
  10. シューベルト=リスト:どこへ S. 565
バリー・ダグラス(ピアノ)

 録音:2024年4月3、4日 Curtis Auditorium, MTU Cork School of Music,Bishopstown, Cork(アイルランド)
 総収録時間:78分

 好評を博しているバリー・ダグラスによるシューベルトのピアノ・ソナタ集。
 この第7集は、変ホ長調ソナタ D568 とト長調ソナタ D 894 の2曲が中心です。変ホ長調ソナタは、1817年に作曲され未完だった変ニ長調ソナタ D 567 を改訂・完成させたもので、死後に出版されました。
 このソナタは、全体の中で軽快さと優雅な楽想が際立っています。ト長調ソナタは1826年に完成され、シューベルトが生前に出版した最後のソナタです。
 この作品はシューベルトの最後の3つのソナタに匹敵する規模と深みを備え、多くのピアニストにとって特別な位置を占めており、ダグラスも一音一音を慈しむように丁寧に演奏しています。
 アルバムは、シューベルトの歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」と「どこへ?」(『美しき水車小屋の娘』より)のリスト編曲で締めくくられています。
 




DACAPO


8.224762
\2800
トマス・エーヤフェルト・オレセン:ピアノ作品集
 トマス・エーヤフェルト・オレセン(1969-):
  1. Lille mirakelpræludium 小さな奇跡の前奏曲(2003) -
   J.S.バッハの前奏曲、フーガとアレグロ BWV 998の前奏曲の変容
  2-4. ピアノ・ソナタ(2019)
  5-10. 6つのソナタ(2007)
   5. I. Allegro molto/6. II. Allegro/7. III. Cantabile/
   8. IV. Prestissimo/9. V. Pastorale/10. VI. Allegro
 
 ※全て世界初録音
ロルフ・ハインド(ピアノ/声...2、4)

 録音:2022年6月16-18日 Fuglsang Kunstmuseum(デンマーク)
 総収録時間:64分

 トマス・エーヤフェルト・オレセンは、1969年デンマーク生まれ。オーフス王立音楽アカデミーでチェロと作曲を学びました。
 ルトスワフスキやベルクから影響を受けたというオレセンですが、そのその作品はどれも調性と対位法を重視し、比較的耳なじみのよいものです。
 このアルバムの中心となるのは、2019年に作曲されたピアノ・ソナタ。40分を超える大作で、ショパンやサティ、ペルトの影響を感じさせる、絶えず変化するハーモニーが特徴です。
 気候変動やオーストラリアの森林火災といった社会問題への反応が音楽に込められており、時にはピアニスト自身がオレセンの政治的メッセージを読み上げる場面もあります。
 「6つのソナタ」は、スカルラッティやラグタイムの要素が遊び心とともに取り入れられた粋な作品。
 また、「小さな奇跡の前奏曲」では、バッハの作品を素材にし、旋律を再構成することで現代的な視点を加え、新たな作品が生まれています。

 
 




DB PRODUCTIONS

DBCD216
\2800
ロシアのギター音楽の歴史 第2集 モッテン・ファルク(7弦ギター)
 フョードル・ツィメルマン(1813-1882):
  1. エチュード ト短調/2. ワルツ ハ長調/3. メランコリー・ワルツ
 アレクサンドル・ヴェトロフ(1812-1877):
  4. カンツォネッテ/5. ロンドレット ホ短調/6. ロンドレット ト長調
 ニコライ・アレクサンドロフ(1818-1884):
  7. エチュード ロ短調/8. 前奏曲 ト長調/9. エチュード ヘ短調/10. ワルツ「La cara mia 親愛なる」
  ミハイル・ポルパエンコ(1848-1902):
  11. ベッリーニの《ノルマ》の主題による華麗な幻想曲
 アヴデイ・ハルパクチェフ(生没年不詳 1930年代作曲):
  12. 前奏曲第1番 ハ長調/13. 前奏曲第2番 ロ短調/14. 前奏曲第3番 ホ短調/15. ワルツ「おとぎ話」
 マトヴェイ・パヴロフ=アザンチェーエフ (1888-1963):
  16. ポルカ/17. ソナタ・エチュード/18. ズールー族の行列
 セルゲイ・オレホフ(1935-1998):
  19. 菊の花/20. ソコロフのポルカ
 フョードル・コンデンコ(1951-2018):
  21. 夕暮れ

 7弦ギター:Ivan Kransnochikov(1860年頃制作)...1-11 Earl S Marsh「Greta」(2020年12月製作)...15-21
 録音:2022年10月28-30日 The Limhamn Congregation House / Church of Sweden
 総収録時間:64分

 スウェーデンを中心に世界的に活躍するギタリスト、モッテン・ファルクがロシアで7弦ギターのために書かれた音楽の歴史を探る第2集。
 今作では19世紀中期のフョードル・ツィメルマンから21世紀のフョードル・コンデンコまで8人の作曲家の知られざるギター音楽を紹介します。
 




NAXOS

8.574597
\2100
オーベール:序曲集 第7集
 ダニエル=フランソワ・オーベール(1782-1871):
  1. 歌劇《青銅の馬》 S. 25 - 序曲
  2-4. 歌劇《青銅の馬》 バレエ音楽 S. 47...世界初録音
   2. 第1幕 パ・ド・カトル/3. 第3幕 舞曲/4. 第4幕 パ・ド・ドゥ 
  5-7. 歌劇《妖精たちの湖》 S. 32
   5. 序曲/6. 第3幕 3人の王の行列...世界初録音/
   7. 第3幕 学生のワルツ...世界初録音
  8. 歌劇《マルコ・スパダ》 S. 43 - 序曲
  9. 歌劇《マルコ・スパダ》 S. 46 - 第3幕 Pas de Mme Rosati
  10. 歌劇《ジェニー・ベル》 S. 44 - 序曲
  11. 歌劇《青銅の馬》 S. 25 -
   序曲(E. フンパーディンク編)...世界初録音
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
ダリオ・サルヴィ(指揮)

 録音:2023年9月12-14日 Kino Vesmir, Ostrava, Czech Republic
 総収録時間:75分

 かつてはロッシーニやスッペ作品と肩を並べるほどの人気を誇ったオーベールの歌劇。
 かのチャイコフスキーも高く評価したと伝えられますが、現在では一部を除きほとんど上演されることがありません。
 そんなオーベールの序曲シリーズ、この第7集に収録されているのは《青銅の馬》を中心とした4作品の管弦楽曲。
 《青銅の馬》は魔法の世界の神秘的な力が表現されており、1857年のオペラ・バレエ版に挿入されたバレエ音楽では、エキゾチックな中国趣味を味わえます。
 詩的で優雅な《妖精の湖》はドイツで高く評価され、ワーグナーにも影響を与えました。彼はパリでこの作品を観ています。
 《マルコ・スパダ》は、完成度が高く、最後まで緊張感を湛えたヴェルディを思わせる作品です。
 《ジェニー・ベル》の序曲が続き、最後に置かれているのはエンゲルベルト・フンパーディンクが編曲した世界初録音となる《青銅の馬》の序曲です。
 オーケストレーションの違いをお楽しみください。
 
 


8.574486
\2100
サントロ:ピアノ・ソナタ全集 アレッサンドロ・サントロ(ピアノ)
 クラウジオ・サントロ(1919-1989):
  1-3. ソナタ 1942(1942)
   1. I. Lento/2. II. Alegre Brincando e Gracioso/3. III. Muito lento
  4-6. ピアノ・ソナタ第1番(1945)
   4. I. Lento/5. II. Allegretto/6. III. Andante - Allegro
  7-9. ピアノ・ソナタ第2番(1948)
   7. I. Allegro/8. II. Lento (Expressivo)/9. III. Allegro vivo
  10-12. ピアノ・ソナタ第3番(1955)
   10. I. Allegro energico/11. II. Adagio (Expressivo)/12. III. Moderato (Ostinato)
  13-15. ピアノ・ソナタ第4番「ファンタジア」(1957)
   13. I. Allegro deciso/14. II. Andante/15. III. Allegro molto
  16-18. ピアノ・ソナタ第5番(1988)
   16. I. Adagio - Allegro vivo/17. II. Andante/18. III. Livre angustiado

 ブラジル外務省主導のプロジェクト「Brasil em Concerto」は、19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲のブラジル音楽を、ブラジルのオーケストラが演奏・録音する企画です。
 今後は室内楽と声楽の録音も追加される予定で、多くの作品が世界初録音となります。
 
 このアルバムは、14曲の交響曲を遺したクラウジオ・サントロのピアノ・ソナタ全曲を収録した1枚です。
 サントロが46年かけて作曲した6つのピアノ・ソナタは、彼の音楽的進化を記録するもの。
 20代前半の作品である「ソナタ 1942」は、初期の抒情的な作風によるものですが、1945年の第1番からは12音技法の使用が始まり、やがてブラジル民族主義へと発展します。
 第4番では、ボサノバのリズムを予感させるフレーズも登場し、晩年の第5番は彼が数十年にわたって使用してきたさまざまな表現法を総合したものです。
 これは初のサントロのピアノ・ソナタ全曲録音で、演奏者アレッサンドロ・サントロは作曲者の息子です。
 リオデジャネイロ生まれのアレッサンドロ・サントロは、チャイコフスキー音楽院でピアノを学び、その後ハーグ王立音楽院でチェンバロの修士号を取得、同音楽院の教授に就任しました。
 現在はサンパウロ州立音楽学校(EMESP)でチェンバロと通奏低音の教授を務めています。
 また、ラ・プティット・バンドや18世紀オーケストラのメンバーとしてヨーロッパ各地で演奏し、デン・ハーグ・バロック・オーケストラの創設者でもあります。
 1989年以来、彼は父の作品の編集と出版、およびヴァーチャル・アーカイブの管理を行っています。
 
 
8.574613
\2100
ブゾーニ:ピアノ作品集 第13集 ヴォルフ・ハーデン(ピアノ)
 1. 前奏曲とフーガ ハ短調 Op. 21 BV 85
 2-7. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1975-1750):
  カプリッチョ 変ロ長調「最愛の兄の旅立ちに」 BWV 992(F. ブゾーニ編)
 8. メヌエット・カプリチオーソ Op. 61 BV 124
 9. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  エコセーズ 変ホ長調 WoO 86 (F. ブゾーニによるコンサート・バージョン)
 10-19. 5部からなるピアノ練習曲集(初版) 第1部 - 6つの練習曲と前奏曲より(1918年出版)
 20-30. 5部からなるピアノ練習曲集(初版) 第2部 - 3つの練習曲と前奏曲より(1919年出版)
 31. 5部からなるピアノ練習曲集(初版) 第3部 - 第3部「ロ・スタッカート」 -
  第6番a メンデルスゾーンによる(夏の夜の夢より)(1921年出版)
 32. 5部からなるピアノ練習曲集(初版) 第5部 -
  無窮動(ピアノ・コンチェルティーノ Op. 54 BV 292 - 第2楽章による)(1922年出版)

 録音:2023年10月26-27日 Wyastone Concert Hall,Monmouth(UK)
 総収録時間:64分

 2000年に録音が開始された、ヴォルフ・ハーデンによるフェルッチョ・ブゾーニのピアノ作品集最終巻であるこのアルバムには、初期と晩年という両端の作品を収録しています。
 初期の小品にはブゾーニが12歳の時に作曲した「前奏曲とフーガ」や、同じく10代の「メヌエット・カプリチオーソ」の他、バッハやベートーヴェンの作品を編曲したものが含まれており、原曲を尊重しつつその作りを分析して、魅力をさらに引き立てる絶妙なアレンジが楽しめます。
 晩年の「5部からなるピアノ練習曲集」からの抜粋には、自身が初期に作曲した作品の編曲や他の作曲家の音楽が取り入れられており、彼のピアノ演奏におけるテクニックの粋が表現されたもので、このシリーズの締めくくりとしてふさわしい内容と言えるでしょう。
 ヴォルフ・ハーデンの演奏は「ブゾーニ作品における現在の明確な基準」として高く評価されています。
 
 

8.559944
\2100
現代アメリカの合唱作品集
 1-15. ジョセフ・トゥリン(1947-):
  And Crimson Roses Once Again Be Fair
   そして再び紅い薔薇は美しく咲く(2018)
 16. リチャード・エインホーン(1952-):
  The Luminous Ground 光る大地(2023)
 17-21. ジルダ・ライアンズ(1975-):
  Momotombo モモトンボ(2022)
 
 ※全て世界初録音
フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)...14
エリン・センセニグ(ソプラノ)...7
ムジカ・ヴィーヴァ・NY合唱団...
 2-9、11、12、15-21
ムジカ・ヴィーヴァ・NY管弦楽団...1-16
アレハンドロ・エルナンデス=バルデス(指揮)

 録音:2023年12月5-6日 Concert Hall, The Performing Arts Center at Purchase College, State University of New York(USA)
 総収録時間:61分

 このアルバムには、3曲の世界初録音となる合唱作品が収録されています。
 ジョセフ・トゥリンは、ニューヨーク・フィルハーモニックやリンカーン・センターなどの著名な団体から委嘱を受ける作曲家です。
 彼のカンタータ「そして再び紅い薔薇は美しく咲く」は、第一次世界大戦をテーマに、戦争で戦い命を落とした人々の声を反映するために膨大な詩や手紙を調査し、選び出したテキストで構成されています。
 タイトルは、婚約者を戦争で失ったヴェラ・ブリテンの詩「Perhaps」の一節から取られており、この詩は名歌手フレデリカ・フォン・シュターデによって歌われています。
 リチャード・エインホーンは、オペラ、映画音楽、バレエ音楽など幅広いジャンルで活躍する作曲家です。
 彼の作品「光る大地」は、仏教哲学者ナーガールジュナの思想にインスパイアされたもので、言葉のないコーラス、弦楽器、ピアノが絡み合い、瞑想的で徐々に変化する響きを持つ音楽です。
 ジルダ・ライアンズは、作曲家、ヴォーカリスト、ビジュアルアーティストとして、さまざまな音楽スタイルを融合した情感豊かな作品を生み出しており、その音楽は高く評価され、数多くのレーベルからリリースされています。
 この「モモトンボ」は、彼女の母親の故郷であるニカラグアの火山をテーマにした合唱曲で、詩人ルベン・ダリオの詩からインスピレーションを受け、彼の詩や歴史的な資料を引用しながら永遠に存在する火山と変わりゆく人間の命の対比を描いています。
 
 
8.660540
(2CD)
\2900
ジュール・マスネ:歌劇《エロディアード》
 ジュール・マスネ(1842-1912):
  歌劇《エロディアード》(1878-79/1884改訂)
  4幕6場のグランド・オペラ
   台本:ポール・ミーリエ&アンリ・グレモン
   原作:ギュスターヴ・フローベール の小説『三つの物語』
    【CD1】
     1. 序曲/2-11. 第1幕/12-23. 第2幕
    【CD2】
     1-17. 第3幕/18-25. 第4幕
エロド王...エティエンヌ・デュピュイ(バリトン)
エロディアード...
 クレメンティーヌ・マルガイーネ(メゾ・ソプラノ)
サロメ...ニコール・カー(ソプラノ)
ジャン...マシュー・ポレンザニ(テノール)
ファニュエル...マルコ・ミミカ(バス・バリトン)
ヴィテリウス...ディーン・マーフィー(バリトン)
大司祭...カイル・ミラー(バリトン)
声...トーマス・チッルッフォ(テノール)
バビロニアの娘...スア・チョ(ソプラノ)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団
エンリケ・マッツォーラ(指揮)

 録音:2023年6月13、15、18日 ベルリン・ドイツ・オペラ
 総収録時間:159分

 リヒャルト・シュトラウスがサロメと洗礼者ヨハネを題材にしたオペラを作曲するはるか以前の1878年に、ジュール・マスネは同じ関係性を《エロディアード》で探求していました。
 しかし、オスカー・ワイルドが描いた残忍な側面を持つサロメとは異なり、マスネのオペラでは、復讐心に燃えるエロディアード(サロメの母)が洗礼者ジャンの首を要求し、無邪気で純真な娘サロメは主役ではありません。
 エロディアードは、母親であることをサロメに打ち明けられないという心理的葛藤を抱えており、夫エロド王はサロメに邪な恋愛感情を、そしてサロメはジャンに恋愛感情を抱いています。
 こうした感情を濃密に描いたオペラの叙情的な内面性は、当時としては非常に革新的と見なされていました。
 このアルバムでエロディアードを歌うのはフランスのメゾ・ソプラノ、クレマンティーヌ・マルガイーネ、エロド王をカナダのバリトン、エティエンヌ・デュプイ、サロメ役をオーストラリア出身のソプラノ、ニコール・カーが演じています。
 
 
8.574558
\2100
エーリヒ・J・ヴォルフ(1874-1913):歌曲全集 第3集 ハンス・クリストフ・ベーゲマン(バリトン)
クラウス・ジモン(ピアノ)
 1-9. ツェーザル・フライシュレンの「ヨースト・セイフライド」による9つの詩 Op. 19(1909年出版)
  1. No. 1. Sieh, wo du bist, ist Fruhling/2. No. 2. Alle Dinge haben Sprache/
  3. No. 3. Du bist so jung/4. No. 4. Es ist alles wie ein wunderbarer Garten/
  5. No. 5. Die Krone gerichtet/6. No. 6. Und gegen Abend/
  7. No. 7. Und alles gehoret uns/8. No. 8. So ist es schon/9. No. 9. Wie in alten Tagen
 10. リヒャルト・デーメルの6つの詩 Op. 8 - No. 1. Drum sollst du dulden, Mensch(1907年出版)
 11. 2つの歌曲 Op. 10 - No. 1. Hyperions Schicksalslied(1907年出版)
 12. フランツ・エヴァースの2つの詩 Op. 11a - No. 2. Der Steinklopfer(1907年出版)
 13-15. 様々な詩人による6つの歌 Op. 13(1907年出版)より
  13. No. 2. Tag meines Lebens/14. No. 5. SchlieBe mir die Augen beide/
  15. No. 6. Ich bin eine Harfe
 16. 6つの歌 Op. 18 - No. 4. Todessehnen(1908年出版)
 17. 様々な詩人による7つの歌 Op. 22 - No. 1. Die alte Geige(1910年出版)
 18-19. . ペーター・ヤコブゼンによる6つの歌 Op. 26(1913年出版)より
  18. No. 1. Landschaft/19. No. 3. Ewig
 20-23. エミール・ファクトルの詩による8つの歌(1910-13年出版)より
  20. No. 4. Der Wanderer/21. No. 6. Entsagung/22. No. 7. Dir
 23-25. ゲオルク・フリードリヒ・ダウマーの「Hafis」による14の歌Op. 30(1910-13年出版)より
  23. No. 11. Stark wie der Tod ist die Liebe/24. No. 12. Viel bin ich umhergewandert/
  25. No. 14. Wo ist der Ort, an dem du weilst?

 録音:2023年5月30日-6月1日 Hans-Rosbaud-Studio des SWR,Baden-Baden(ドイツ)
 総収録時間:63分

 エーリヒ・ジャック・ヴォルフはウィーンで生まれたユダヤ人作曲家で、シェーンベルクやツェムリンスキーと親交を結びました。
 彼は38歳の若さで亡くなるまでに、少なくとも168曲の歌曲を作曲し、全て存命中に発表されて高く評価されましたが、現在では演奏の機会はほとんどありません。
 そこでNAXOSが全曲録音をスタート。
 この第3集は、1909年の作品19の歌曲集で始まります。
 老境に達した男性が手の届かない若い女性に恋をするテーマが描かれ、春と若さを象徴する明るい調性が多く使用されており、ヴォルフの後期ロマン主義的な作風を反映しています。
 また、リヒャルト・デーメルの詩による「Drum sollstdu dulden, Mensch この理由から、おお、人よ」はヴォルフが書いたバリトンのための唯一の歌曲。
 他にはフリードリヒ・ニーチェやテオドール・シュトルムの詩を基にした作品も含まれています。
 特にエヴァースの詩を用いた「Steinklopfer 石を砕く人」では、労働者階級の苦しみが繊細に描かれ、音楽的にも強い印象を残します。
 生前、最後に出版されたヤコブゼンの詩を用いた歌曲集では印象派風の音楽が聴かれ、ペルシャの詩人ハーフィスの詩をダウマーがドイツ語に翻訳したものを基にした14曲からなる歌曲集である作品30では、東洋的な音楽表現も試みられています。
 これら、ヴォルフの作品は人間の感情の深淵を探求し、音楽的にも詩的にも非常に多様で奥深いものです。
 本作では、ハンス・クリストフ・ベーゲマンが巧みな歌唱を披露し、ブックレットに詳細な解説(ドイツ語・英語)を寄せるクラウス・ジモンが見事な伴奏を付けています。
 
 

8.551464
\2100
エーリッヒ・ツァイスル(1905-1959):歌曲集 第2集 ミシェル・デヤング(メゾ・ソプラノ)
ジェレミー・リーガー(ピアノ)
 1-5. 5つの夜の歌
  1. Du あなた(1928) / 2. Nachts 夜(1931) / 3. Die Nacht bricht an 夜が訪れる (1931) /
  4. Ein Stundlein wohl vor Tag 夜明けの少し前に(1935) / 5. Schrei 叫び (1935)
 6. Stilleben 静物(1931)/7. Armkrautchen 小さなハープ(1931)/
 8. Der Tag erwacht 夜明け(1931)/9. Voglein Schwermut 憂鬱な小鳥 (1929)
 10. Abendstimmung 夕暮れの雰囲気(1931)/11. Wiegenlied 子守歌(1928)
 12. Das trunkene Lied 酔いしれた歌(1931)/13. Die funf Huhnerchen 5羽の小さなニワトリ(1932)/
 14. Die Nichtgewesenen 存在しなかったものたち(1925)/
 15. Ein ganzes Leben ひとつの人生(1931)/16 Mir ist so weh 私はとても辛い/
 17. Lass mich in deinen stillen Augen ruh'n 静かな君の目に私を休ませて(1931)
 18-22. 5つの黒人霊歌
  18. Deep river 深い河 /
  19. Swing low, sweet chariot スウィング・ロウ、スウィート・チャリオット /
  20. Go down, Moses モーセよ、下れ /
  21. Little David 小さなデイビッド / 22. Waterboy ウォーターボーイ
 23 Prayer 祈り (1945)

 録音:2021年9月15-16日 Colorado Sound Studios、ウェストミンスター(USA)
 総収録時間:61分

 エーリヒ・ツァイスルはウィーンのユダヤ人家庭に生まれ、幼少期から音楽の才能を示しました。
 14歳でウィーン音楽院に入学し、リヒャルト・シュテールらに師事、1920年代にはウィーンで作曲家として成功しましたが、1938年のドイツによるオーストリア併合によりキャリアが崩壊し、アメリカに亡命します。
 アメリカではハンス・アイスラーの紹介で映画音楽に携わりましたが、製作主との主張の違いなどの理由で、その才能を十分に発揮することはできなかったようです。
 亡命後、彼はリートの作曲をやめましたが、1940年代にはユダヤ音楽に関心を向け、ホロコースト犠牲者に捧げた「ヘブライ・レクイエム」を作曲しました。「5つの黒人霊歌」もこの時期の作品です。
 ウィーン時代に作曲された100曲近いリートは、夜や死、皮肉やユーモアをテーマにしたものが多く、いずれも後期ロマン主義の伝統に則った旋律豊かな作品です。
 ミシェル・デヤングはグラミー賞受賞経験もあるメゾ・ソプラノ。マーラーやワーグナーなどの後期ロマン派作品やバーンスタインの「エレミア」などの歌唱が高く評価されています。
 



 

SOMM RECORDINGS



SOMMCD0693
\2700
アルトゥール・ピサロ(ピアノ)&ルドヴィコ・トロンカネッティ(ピアノ)
 カミーユ・サン=サーンス:2台ピアノのための音楽集


 カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
  1. 交響詩「オンファールの糸車」 Op. 31
   (サン=サーンスによる2台ピアノ版)
  2. 英雄的行進曲 Op. 34(サン=サーンスによる2台ピアノ版)
  3. ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op. 35
  4. ポロネーズ Op. 77
  5. スケルツォ Op. 87
  6. アラビア奇想曲 Op. 96
  7. 英雄的奇想曲 Op. 106
アルトゥール・ピサロ(ピアノ)
ルドヴィコ・トロンカネッティ(ピアノ)

 録音:2024年1月27-29日 Piano Restorations Ltd, Three Bridge Mill, Twyford,バッキンガムシャー(UK)
 総収録時間:72分

 サン=サーンスの2台ピアノのための作品集 。管弦楽曲の編曲を含む全7曲を収録しています。
 ギリシャ・ローマ神話にインスパイアされた「オンファールの糸車」やフランスとプロイセンの間の戦いを予感させる「英雄的行進曲」など、優れたピアニストでもあったサン=サーンスらしく、どの曲も演奏効果の高い華麗な作品です。
 演奏は1968年、リスボン生まれのアルトゥール・ピサロと1991年シエナ生まれのルドヴィコ・トロンカネッティのデュオ。
 2人は10年を超える友情を育み、2023年12月にピアノデュオとしてデビュー。2台ピアノと4手連弾のレパートリーの演奏に情熱を注いでいます。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROMINENT CLASSICS



2506-5600
(10CD)
\9300→\8990
※再プレス

再入荷決定
チェリビダッケ+ロンドン交響楽団 伝説の7コンサート


 CD1
  ヴェルディ:「運命の力」序曲/ヒンデミット:交響曲「画家マティス」
  プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲
   (モンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/仮面/
    別れの前のロメオとジュリエット/アンティル列島の娘たちの踊り/
    墓の前のロメオ/タイボルトの死)
     録音:1978年4月11日
 CD2
  ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
 CD3
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68/ハンガリー舞曲第1番
   録音:1979年5月31日
 CD4
  シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61
  ラヴェル:スペイン狂詩曲/ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 CD5
  ワーグナー:「タンホイザー」序曲
   録音:1979年9月18日
  モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
  シベリウス:交響詩「エン・サガ」
 CD6
  プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100
   録音:1979年9月21日
  ティペット:歌劇「真夏の結婚」~祭典の踊り
 CD7
  ドビュッシー:イベリア
  ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
   録音:1980年4月10日
 CD8
  コダーイ:「ガランタ舞曲」/ラヴェル:組曲「マ・メール・ロア」
 CD9
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
   録音:1980年4月13日
  デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
 CD10
  ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調/フォーレ:レクイエム
   録音:1982年4月8日
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ロンドン交響楽団
(以下CD10)
アルトゥーロ・ベネデッティ・
 ミケランジェリ(ピアノ)
マリー・マクローリン(ソプラノ)
グウィン・ハウエル(バス)
リチャード・ヒコックス(指揮)
ロンドン交響合唱団

 ベストセラー商品が再入荷決定!
 チェリビダッケ+ロンドン交響楽団、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールにおける伝説の7コンサート

 ※PROMINENT CLASSICS最初のアルバムにして大ベストセラーとなった「チェリビダッケ+ロンドン交響楽団 伝説の7コンサート」が再入荷することになりました。

 全てロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールにおけるライヴ録音

 チェリビダッケという人はいつの時代も完成していた人なのではないか?という気持ちも新たな伝説の名演集が復活。
 70年代後半はロンドン交響楽団と蜜月状態にあったのがチェリビダッケ。絵の具の豊富なパレットから色鮮やかな音楽を聞かせてくれます。
 このコンビは1980年4月に過密スケジュールの日本公演も行いました。このセットにも来日公演曲目が網羅されております。
 ロンドン交響楽団はプレヴィン時代からアバド時代の移行期間ともいえる充実した季節です。
 リーダー(コンサートマスター)のマイケル・デイヴィスをはじめとして、トロンボーンのデニス・ウィック(展覧会における妙技等)、トランペットのモーリス・マーフィー(目立つ箇所だらけ!)等の名人揃い。
 ミュンヘンフィル着任前のアグレッシヴなチェリビダッケに見事に呼応します。
 来日公演でも披露されながらなぜかリリースがないティペットの"祭典の踊り"(唯一の録音)も収録。ミケランジェリにとってもベストの出来、最高音質である絶美のラヴェル。神秘的なフォーレ。
 ご子息セルジュ氏の公認を得た正規リリースです。

 ※英語、日本語によるライナーノート付。
 



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SOMM RECORDINGS



ARIADNE5033
(2CD)
\4000→\3690
32歳のクリストフ・フォン・ドホナーニの第6番
ハンス・ミュラー・クライの第7番

 「ブルックナー・フロム・アーカイヴ」プロジェクト
ブルックナー:交響曲第6番、第7番、テ・デウム

 アントン・ブルックナー(1824-1896)
  【CD1】
   1-4. 交響曲第6番 イ長調 WAB 106(ノーヴァク版)...初CD化
   5-9. テ・デウム WAB 45
  【CD2】
   1-4. 交響曲第7番 ホ長調 WAB 107(ノーヴァク版)...初CD化
CD1:1-4
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
北ドイツ放送交響楽団...

CD1:5-9
ウィルマ・リップ(ソプラノ)...
エリーザベト・ヘンゲン(アルト)..
ニコライ・ゲッダ(テノール)...
ヴァルター・クレッペル(バス)...
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団..
ウィーン楽友協会合唱団...
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)...

CD2
南西ドイツ放送交響楽団...
ハンス・ミュラー・クライ(指揮).

 録音:全てモノラル
  1961年11月18日(ライヴ)ハンブルク、ムジークハレ(北ドイツ放送のエア・チェック)...CD1:1-4
  1962年5月26日(ライヴ)ウィーン、楽友協会大ホール(オーストリア放送のエア・チェック)...CD1:5-9
  1955年9月22日(放送用の非公開スタジオ・ライヴ)シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク、ゼンデザール(南ドイツ放送のエア・チェック)...CD2
 総収録時間:142分

 【好評「ブルックナー・フロム・アーカイヴ」プロジェクトに、ドホナーニの第6番登場!】
 このプロジェクトは、放送業界でも活躍したアメリカ・ブルックナー協会の事務局長ジョン・F・バーキーの膨大なエアチェック・テープを中心に、選りすぐりの初出音源で交響曲全集をCD化するもの。
 同協会の総裁でブルックナー研究者のベンジャミン・コーストヴェットが監修と解説執筆を担当し、作品の作曲年順にCD化してきました。第5巻は1880年代に作曲された傑作3曲を収録。
 コーストヴェットによれば1950年代から60年代の演奏には、近年のものよりもドラマティックで精彩に富み、刺激的なものが見られる点を評価しているとのこと。
 
 交響曲第6番は当時32歳のクリストフ・フォン・ドホナーニの指揮。
 ブルックナーの交響曲の中では小粒で地味な存在とされがちな曲ですが、第1楽章はAllegroではなくMajestoso、スケルツォ主部とフィナーレにも「速すぎずに」と書かれた指定を踏まえて、じっくりと構築して堂々たる威容を描き出します。
 フィナーレの最後に少しテンポを緩めて高揚と開放感をもたらすところはライヴらしい感興と言えそうです。

 第7番は南ドイツ放送(SDR)交響楽団(のちのシュトゥットガルト放送交響楽団)を創設以来20年余りにわたり首席指揮者として率いたハンス・ミュラー・クライの指揮。
 前年に出版されたばかりのノーヴァク版を使い、第2楽章はシンバルやトライアングル入りです。
 演奏はテンポや音色の操作による楽想の描き分けが巧みで、音楽をギクシャクさせることなく多彩な表情を聞かせます。
 特に第2楽章は弦の優しく慰めるような音色と、時に歩みを止めて沈思するかのようなテンポの動かし方が深い情感に誘います。
 日本ではあまり知られていない指揮者ですが、この演奏を通じて関心を持つ人もいるのではないでしょうか。

 カラヤン指揮のテ・デウムはウィーン楽友協会の150周年記念演奏会シリーズの一環として行われたもので、この作品が初演された会場での演奏です。
 この曲を得意としたカラヤンの覇気漲る指揮で、ビッグネームが並ぶソリスト陣も堂々たる歌唱。交響曲第7番第2楽章のクライマックスを思わせる結尾部の高揚感は素晴らしいものがあります。

 


<メジャー・レーベル>
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DG



4865708
(2CD)
\3700→\3490
〔デジパック仕様〕
ようやく登場、マリア・ドゥエニャスのセカンド・アルバム
 ~パガニーニ:24のカプリース


《CD 1》
 パガニーニ:24のカプリースOp.1(ヴァイオリン・ソロのための)
  (第1曲ホ長調/第2曲ロ短調/第3曲ホ短調/第4曲ハ短調/
   第5曲イ短調/第6曲ト短調/第7曲イ短調/第8曲変ホ長調/
   第9曲ホ長調『狩』/第10曲ト短調/第11曲ハ長調/
   第12曲変イ長調/第13曲変ロ長調『悪魔の微笑み』/
   第14曲変ホ長調/第15曲ホ短調/第16曲ト短調/
   第17曲変ホ長調/第18曲ハ長調/第19曲変ホ長調/第20曲ニ長調/
   第21曲イ長調/第22曲第22曲ヘ長調/
   第23曲変ホ長調/第24曲イ短調)/

《CD 2》
 1) サラサーテ:バスク奇想曲Op.24(ヴァイオリンとピアノのための)、
 クライスラー:
 2) レチタティーヴォとスケルツォ・カプリースOp.6
   (ヴァイオリン・ソロのための)、
 3) ウィーン奇想曲Op.2(A.フジュレによるヴァイオリンとギター編)、
 4) ジョルディ・セルベリョ:ミルシテイン・カプリース
   (ヴァイオリン・ソロのための)、
 5) ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリース変ホ長調Op.18 No.2、
 6) ガブリエラ・オルティス:De cuerda y madera
   (ヴァイオリンとピアノのための)、
 7) サン=サーンス:アンダルシア奇想曲Op.122
   (ヴァイオリンと管弦楽のための)、
 8) ベルリオーズ:夢とカプリースOp.8(ヴァイオリンと管弦楽のための)、
 9) サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
   (ヴァイオリンと管弦楽のための)

《CD 1》
1) - 20) パガニーニ:24のカプリースOp.1(ヴァイオリン・ソロのための)
 (第1曲ホ長調/第2曲ロ短調/第3曲ホ短調/第4曲ハ短調/第5曲イ短調/第6曲ト短調/
 第7曲イ短調/第8曲変ホ長調/第9曲ホ長調『狩』/第10曲ト短調/第11曲ハ長調/第12曲変イ長調/
 第13曲変ロ長調『悪魔の微笑み』/第14曲変ホ長調/第15曲ホ短調/第16曲ト短調/
 第17曲変ホ長調/第18曲ハ長調/第19曲変ホ長調/第20曲ニ長調)/

《CD 2》
1) - 4) パガニーニ:24のカプリースOp.1(ヴァイオリン・ソロのための)
 (第21曲イ長調/第22曲第22曲ヘ長調/第23曲変ホ長調/第24曲イ短調)
 5) サラサーテ:バスク奇想曲Op.24(ヴァイオリンとピアノのための)、
 6) ジョルディ・セルベリョ:ミルシテイン・カプリース(ヴァイオリン・ソロのための)、
 7) ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリース変ホ長調Op.18 No.2、
 8) ガブリエラ・オルティス:De cuerda y madera(ヴァイオリンとピアノのための)、
 9) サン=サーンス:アンダルシア奇想曲Op.122(ヴァイオリンと管弦楽のための)、
 10) ベルリオーズ:夢とカプリースOp.8(ヴァイオリンと管弦楽のための)、
 11) サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ(ヴァイオリンと管弦楽のための)


当初収録予定だった
 クライスラー:
  2) レチタティーヴォとスケルツォ・カプリースOp.6
   (ヴァイオリン・ソロのための)、
  3) ウィーン奇想曲Op.2(A.フジュレによるヴァイオリンとギター編)、
が収録されないことに(2024/11/28)

【演奏】
マリア・ドゥエニャス(ヴァイオリン)、

ボリス・クシュニール(CD 2: 7)(ヴァイオリン)、

イタマール・ゴラン(CD 2: 5)、
アレクサンダー・マロフェーエフ(CD 2: 8)(ピアノ)、
ミハイル・ゲルツ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団(CD 2: 9-11)

4865711
(2LP+1CD)
\7200
〔Gatefold仕様〕
《マリア・ドゥエニャス~パガニーニ:24のカプリース》

パガニーニ:24のカプリースOp.1(ヴァイオリン・ソロのための)
《LP 1》
[Side A]
 1) 第1曲ホ長調、2) 第2曲ロ短調、3) 第3曲ホ短調、
 4) 第4曲ハ短調、5) 第5曲イ短調 /
[Side B]
 1) 第6曲ト短調、2) 第7曲イ短調、
 3) 第8曲変ホ長調、4) 第9曲ホ長調『狩』、
 5) 第10曲ト短調、6) 第11曲ハ長調 /
《LP 2》
[Side A]
 1) 第12曲変イ長調、2) 第13曲変ロ長調『悪魔の微笑み』、
 3) 第14曲変ホ長調、4) 第15曲ホ短調、
 5) 第16曲ト短調、6) 第17曲変ホ長調、7) 第18曲ハ長調 /
[Side B]
 1) 第19曲変ホ長調、2) 第20曲ニ長調、3) 第21曲イ長調、
 4) 第22曲第22曲ヘ長調、5) 第23曲変ホ長調、6) 第24曲イ短調)

《CD》
 1) サラサーテ:バスク奇想曲Op.24(ヴァイオリンとピアノのための)、
 クライスラー:
  2) レチタティーヴォとスケルツォ・カプリースOp.6
   (ヴァイオリン・ソロのための)、
  3) ウィーン奇想曲Op.2(A.フジュレによるヴァイオリンとギター編)、
 4) ジョルディ・セルベリョ:ミルシテイン・カプリース
   (ヴァイオリン・ソロのための)、
 5) ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリース変ホ長調Op.18 No.2、
 6) ガブリエラ・オルティス:De cuerda y madera
   (ヴァイオリンとピアノのための)、
 7) サン=サーンス:アンダルシア奇想曲Op.122
   (ヴァイオリンと管弦楽のための)、
 8) ベルリオーズ:夢とカプリースOp.8
   (ヴァイオリンと管弦楽のための)、
 9) サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
   (ヴァイオリンと管弦楽のための)


こちらのCDには
 クライスラー:
  2) レチタティーヴォとスケルツォ・カプリースOp.6
   (ヴァイオリン・ソロのための)、
  3) ウィーン奇想曲Op.2(A.フジュレによるヴァイオリンとギター編)
が収録されている・・・
マリア・ドゥエニャス、
ボリス・クシュニール(CD : 5)(ヴァイオリン)、
イタマール・ゴラン(CD : 1)、
アレクサンダー・マロフェーエフ(CD: 6)(ピアノ)、
ラファエル・フイヤートル(ギター)(CD : 3)、
ミハイル・ゲルツ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団(CD : 7-9)

 【録音】2023年9月-2024年9月、オーストリア、プファッフェンドルフ

 “カプリース”で技術と芸術性の完璧な調和を示す、ヴァイオリン・プリンセスのセカンド・アルバム

 ●ドイツ・グラモフォンからのデビュー・アルバム『Beethoven and Beyond』が絶賛されたスペインの国際的ヴァイオリニスト、マリア・ドゥエニャス。
 セカンド・アルバムに選んだのは作曲家ニコロ・パガニーニの象徴的作品とも言えるソロ・ヴァイオリンのための『24のカプリース(奇想曲)』です。
 マリアはこのアルバムで芸術性と技術の完璧な調和を見出しています。

 「この曲はすべてのヴァイオリニストにとって重要な道しるべ。私はこれを聴きながら、そして演奏しながら成長しました。
 “カプリース”という言葉を聞くとすぐにパガニーニを思い浮かべますが、他にも多くのカプリースがあります。
 サン=サーンスの『序奏とロンド・カプリチオーソ』や、例えばジョルディ・セルベリョのような現代作品もあります。
 私は音楽の世界から生まれるたくさんの小さな瞬間がどのように一つにまとまるのかを示したかったのです」とマリアは言います。
 
 さらにパガニーニがイタリアのベルカントの時代に生きていたことに注目し、「カプリースの中にある声楽的な資質を引き出し、技術の背後にある音楽を明らかにしたい」とも語っています。

 アルバムの後半にはパガニーニにインスパイアされた後世の作品、サン=サーンス、ベルリオーズ、サラサーテ、クライスラー、ヴィエニャフスキ、セルベリョ、オルティスによるソロ作品、室内楽作品、管弦楽作品のカプリースが組み合わされています。
 室内楽作品ではヴァイオリニストのボリス・クシュニール、ピアニストのイタマール・ゴラン、アレクサンダー・マロフェーエフ、ギタリストのラファエル・フイヤートルと、管弦楽作品ではミハイル・ゲルツ指揮によるベルリン・ドイツ交響楽団と共演しています。

 マリア・ドゥエニャスはグラナダ生まれ、ウィーンを拠点に活躍していますが、今後も世界の名高いホールでのコンサートが控えています。
 スペイン語、英語、ドイツ語に堪能で、現在クラシック界で引く手あまたの音楽家の一人です。
 批評家からも高い評価を受け、デビュー・アルバムで2024年にオーパス・クラシックのヤング・タレント・オブ・ザ・イヤー賞を受賞しました。

 「カプリースは幅広い色彩やダイナミクスを提供し、そこには即興の感覚もあります。単なる技術的なひらめき以上の意味があります。
 ラプソディの自由さ、色彩、そして創造性につながるものです。それらすべてがヴァイオリンをまるで魔法のような魅惑的な楽器にしているのです」(マリア・ドゥエニャス)




このマリア・ドゥエニャスのベートーヴェン。
ヴァイオリンが始まったとたんに仕事をしていた手が止まり、そのまま最後まで、CDの最後まで聴いてしまったんです。まったく仕事が手につかなくなってしまったのです。
耳をそばだて、1秒1秒、ひとつひとつのフレーズを一瞬たりとも聴き逃したくない、というのでしょうか。
全身の感覚を集中して、すべての音を味わいたい、というのでしょうか。
そんな経験は、この四半世紀を振り返ってもそうそうあるものではありません。

1年に数回、このCDに会わせてくれてありがとうございます、と神に感謝することがありますが、これは間違いなくそんなアルバムのなかの1枚でした。



4863512
(2CD)
\3200→\2990
《マリア・ドゥエニャス~Beethoven and Beyond》

《CD 1》
 1-3) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61(カデンツァ:マリア・ドゥエニャス)、
 4) シュポーア:ヴァイオリンとハープのためのコンチェルタンテ第1番ト長調WoO13より
   第2楽章:アダージョ、
 5) イザイ:子守歌Op.20、
 6) サン=サーンス:ハバネラOp.83、
 7) ヴィエニャフスキ:伝説曲Op.17、
 8) クライスラー:愛の悲しみ/

《CD 2》
 1-5) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61の第1楽章のカデンツァ
  (ルイ・シュポーアによる/ウジェーヌ・イザイによる/カミーユ・サン=サーンスによる/
  ヘンリク・ヴィエニャフスキによる/フリッツ・クライスラーによる)
   【録音】2023年1月25-27日、ウィーン楽友協会、大ホール(CD 1: 1-3[ライヴ], 5, 8)、1月28日、ウィーン、Synchron Stage(CD 1: 4, 6, 7)、
   2022年7月22日、ベルリン、マイスターザール(CD 2)
マリア・ドゥエニャス(ヴァイオリン)、
フォルカー・ケンプフ(ハープ)(4)、
マンフレート・ホーネック(指揮)
ウィーン交響楽団(CD 1)

 ヴァイオリン界の新星、ベートーヴェンの協奏曲を中心とした衝撃のデビュー・アルバム

 「明らかに誰にも止められない」(『ストラッド』誌)人気急上昇中のヴァイオリニスト、マリア・ドゥエニャスのドイツ・グラモフォンへのデビュー・アルバムです。
 中心となる曲に選んだのはすべてのヴァイオリン協奏曲の中でも音楽的に一番の難曲とされるベートーヴェン。マンフレート・ホーネックとウィーン交響楽団との共演でウィーン楽友協会でライヴ録音され、ドゥエニャスはこの協奏曲のために自身のカデンツァを作曲しました。
 アルバムにはクライスラー、サン=サーンス、シュポーア、ヴィエニャフスキとイザイの作品とともに、彼らによるベートーヴェンのカデンツァも収録されています。

 マリア・ドゥエニャスはスペイン、グラナダ生まれ、ウィーンを拠点に活躍しています。
 現在のクラシック界で最も思慮深く、コミュニケーション能力のある音楽家の一人で、世界の著名な会場でのコンサート予定が目白押しです。
 スペイン語、英語、ドイツ語を完璧に話すことができるマリアは、多くの世界一流のオーケストラからソリストとして引っ張りだこで、この数年、マドリードの国立音楽堂、ベルリン・フィルハーモニー、ウィーン楽友協会、ニューヨークのカーネギー・ホールとロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールといった輝かしい会場に招かれて演奏しています。
 2022年5月には自身に献呈されたガブリエラ・オルティスのヴァイオリン協奏曲『Altar de cuerda』を、ロサンゼルス・フィルハーモニック&グスターボ・ドゥダメルとともにウォルト・ディズニー・コンサートホールで世界初演しました。
 そして同じ楽団と指揮者と共にロサンゼルスで再び、2022年10月にはボストンのシンフォニーホールとカーネギー・ホールでも共演しました。
 2021年、若きヴァイオリニストにとって世界で最も著名な「ユーディ・メニューイン国際コンクール」で、「自由さと歓喜に溢れた個性」(『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』紙)のある演奏が歓迎され1位を獲得しています。

 

  



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韓国DG


韓国DGはすぐに完売するのでどうかどうかお早めに・・・(2024/10/17)


DG-40321
\3200→\2990
《クン=ウー・パイク~モーツァルト:ピアノ作品集Ⅰ》
 モーツァルト:
  1) 幻想曲ニ短調K.397、2) ロンド ニ長調K.485、
  3-5) ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332
   (第1楽章:Allegro/第2楽章:Adagio/第3楽章:Allegro assai)、
  6) アダージョ ロ短調K.540、7) ジーグ ト長調K.574、
  8-10) ピアノ・ソナタ第16番ハ長調K.545
   (第1楽章:Allegro/第2楽章:Andante/第3楽章:Rondo. Allegretto)、
  11-12) 前奏曲とフーガ ハ長調K.394
クン=ウー・パイク(ピアノ)

 【録音】2023年、韓国

 韓国出身の実力派ピアニストによる初のモーツァルト・アルバム、3部作の第1弾

 2022年のグラナドスの組曲『ゴイエスカス』以来のニューアルバム。韓国・ソウル出身、現代屈指の実力派ピアニスト、クン=ウー・パイクがモーツァルトとともに帰ってきました。
 これは長いキャリアの中で初めてのモーツァルトのアルバムです。
 クン=ウー・パイクはプロジェクトごとに取り上げた作曲家を深く掘り下げることで知られ、今回のモーツァルト録音は2025年までに3部作として発売されます。
 この『モーツァルト:ピアノ作品集Ⅰ』はその第1弾です。よく知られたレパートリーを演奏するとともに比較的知られていない作品も紹介されています。
 純粋で色彩豊かなモーツァルトのレパートリーを取り上げたこのプロジェクトは、若い聴衆も楽しめるようにと配慮されています。
 アルバム・カバーのアートワークは、小学生にクン=ウー・パイクとモーツァルトの音楽を一人一人のイメージで描いてもらうというコンテストにより作成されました。






クン=ウー・パイクのアルバムは韓国ユニバーサルによるローカル発売なのですぐに完売してしまう。
この大ベストセラーもすでに入手困難状態。
アリアCDではわずかながら在庫あり。
美しくて豪華な装丁の美麗デジパック仕様のアルバムです。




DG-40254
(2CD)
\4500

《クン=ウー・パイク~シューマン》


シューマン:
《CD 1》
 1) アベッグ変奏曲ヘ長調Op.1、
 2-10) 森の情景Op.82
  (第1曲:森の入口/第2曲:待ち伏せる狩人/第3曲:寂しい花/
   第4曲:気味の悪い場所/第5曲:なつかしい風景/第6曲:宿屋/
   第7曲:予言の鳥/第8曲:狩の歌/第9曲:別れ)、
 11-23) 子供の情景Op.15
  (第1曲:見知らぬ国と人々について/第2曲:不思議なお話/
   第3曲:鬼ごっこ/第4曲:おねだり/第5曲:十分に幸せ/
   第6曲:重大な出来事/第7曲:トロイメライ/
   第8曲:暖炉のそばで/第9曲:木馬の騎士/
   第10曲:むきになって/第11曲:怖がらせ/
   第12曲:眠りに入る子供/第13曲:詩人は語る)、
 24-28) 色とりどりの小品Op.99より『アルバムの綴り』
  (I. Ziemlich langsam/II. Schnell/III. Ziemlich langsam/
   IV. Sehr langsam/V. Langsam)、
 29) 主題と変奏変ホ長調WoO24(幽霊変奏曲)/

《CD 2》
 1-3) 幻想小曲集Op.111
  (I. Sehr rasch, mit leidenschaftlichem Vortrag/
   II. Ziemlich langsam/III. Kr?ftig und sehr markiert)、
 4) アラベスク ハ長調Op.18、
 5-9) 暁の歌Op.133
  (I. Im ruhigen Tempo/II. Bleibt, nicht zu rasch/III. Lebhaft/
   IV. Bewegt/V. Im Anfange ruhiges, im Verlauf bewegtes Tempo)、
 10) 蝶々Op.2、
 11-14) 4つの夜曲Op.23
  (I. Mehr langsam, oft zur?ckhaltend/II. Markiert und lebhaft/
   III. Mit gro?er lebhaftigkeit/IV. Ad libitum)
クン=ウー・パイク(ピアノ)

 光と影、シューマンの音楽世界の二面性を深く探求した韓国のピアニスト。

 韓国・ソウル生まれ、アジア出身国際派ピアニストの先駆けといわれるクン=ウー・パイクは作曲家の音楽世界を深く探求することで知られています。
 今回のアルバムで採り上げたのはシューマン。その内面にある二面性を浮き彫りにしました。音楽的、文学的インスピレーションと夢にあふれた若き日のシューマン。
 一方その後のシューマンは狂気と鬱とに苦しみました。
 
 このアルバムではその音楽人生の両方が表現されています。『子供の情景』Op.15や『アベッグ変奏曲』Op.1のようなお馴染みの曲に、『幽霊変奏曲』や『夜曲』のような暗さのある曲も収録されています。CD2枚組。

 「全盛期のシューマンの音楽は穏やかな風のようである。大いなる喜びが風にのってやってくる。その音楽は魅力的で上機嫌、信じられないほど愛らしい。
  この魅惑的な作曲家は闇に脅かされ、囚われてもいた。私たちは闇も夜も知っているからこそ、より一層彼の音楽を愛するのだ」―ヘルマン・ヘッセ

 【録音】2020年5月22日-6月1日、韓国、トンヨン国際コンサートホール

 



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DECCA



4854283
(26CD)
\20000→\18990

初の集大成

 《ホルヘ・ボレット~デッカ録音全集》



《CD 1》
 ショパン/L.ゴドフスキー編:12の練習曲Op.10より
  1) 第1番ハ長調、2) 第3番変ニ長調、3) 第5番変ト長調『黒鍵』(第1ヴァージョン)、
  4) 第5番変ト長調『黒鍵』(第6ヴァージョン)、5) 第6番変ホ短調(左手のための)、
  6) 第7番ハ長調、7) 12の練習曲Op.25より第1番変イ長調、
  8) 練習曲ヘ短調Op.Posth.『モシェレスのメトードのための』、
  9) ワルツ第6番変ニ長調Op.64 No.1『小犬のワルツ』、10) ワルツ第8番変イ長調Op.64 No.3、
  11) ワルツ第9番変イ長調Op.69 No.1『告別』、12) ワルツ第12番ヘ短調/変イ長調Op.70 No.2、
  13) ワルツ第13番変ニ長調Op.70 No.3、14) ワルツ第1番変ホ長調Op.18『華麗なる大円舞曲』
   【録音】1977年10月、ロンドン/

《CD 2》
 リスト:
  1-2) 2つの演奏会用練習曲S.145、3-5) 3つの演奏会用練習曲S.144、
  6-11) コンソレーションS.172、12)『ドン・ジョヴァンニ』の回想S.418
   【録音】1978年12月、ロンドン(1-5, 12)、1985年3月、ノース・フィンチリー(6-11)/

《CD 3》
 1-27) ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24、
 28-52) レーガー:テレマンの主題による変奏曲Op.134
  【録音】1980年3月、ロンドン/

《CD 4》
[シューベルトの歌曲からのトランスクリプション]
 リスト:
  1) ますS.564、2) 水車小屋の男と小川S.565 No.2、3) どこへS.565 No.5、4) さようならS.563 No.1、
  5) さすらいS.565 No.1、6) 菩提樹S.561 No.7、7) 聞け、聞け、ひばりをS.558 No.9、
  8) 水に寄せて歌うS.558 No.2、9) 郵便馬車S.561 No.4、10) わが家S.560 No.3、11) 涙の讃美S.557、12) 魔王S.558 No.4
   【録音】1981年11月、ロンドン/

《CD 5》
 リスト:
  1) ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調S.244、2) 愛の夢第3番S.541 No.3、3) メフィスト・ワルツ第1番S.514、
  4) 詩的で宗教的な調べS.173より第7曲:葬送曲、5)『リゴレット』による演奏会用パラフレーズS.434、
  6) パガニーニによる練習曲S.141より第3番『ラ・カンパネッラ』
   【録音】1982年2月(1, 3-5)、9月(2, 6)、ロンドン/

《CD 6》
 リスト:
  1-3) ピアノ・ソナタ ロ短調S.178、4) 即興円舞曲S.213、
  5-6) 愛の夢S.541より(第1番/第2番)、7) 半音階的大ギャロップS.219
   【録音】1982年9月、ロンドン/

《CD 7》
 1-7) リスト:巡礼の年第2年『イタリア』S.161
  【録音】1982年9月、ロンドン/

《CD 8》
 1-3) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
  【演奏】イヴァン・フィッシャー(指揮)ロンドン交響楽団
   【録音】1982年9月、ロンドン/

《CD 9》
 1-9) リスト:巡礼の年第1年『スイス』S.160
  【録音】1983年3月、ロンドン/

《CD 10》
 リスト:
 1-3) 巡礼の年第2年補遺『ヴェネツィアとナポリ』S.162、
 4) 巡礼の年第3年S.163より第4曲:エステ荘の噴水、
 5) 詩的で宗教的な調べS.173より第3曲:孤独の中の神の祝福、6) バラード第2番ロ短調S.171
  【録音】1983年10月、ロンドン/

《CD 11》
 リスト:1) 死の舞踏(『怒りの日』によるパラフレーズ)S.126、2) 呪いS.121、3) ハンガリー幻想曲S.123、
 4-7) シューベルト:さすらい幻想曲D760(リスト編)
  【演奏】イヴァン・フィッシャー(指揮)ロンドン交響楽団(1-3)、
   サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(4-7)
    【録音】1984年3月(1-3)、1986年7月(4-7)、ロンドン/

《CD 12》
 1-12) リスト:超絶技巧練習曲S.139
  【録音】1985年3月、ノース・フィンチリー/

《CD 13》
 メンデルスゾーン:
  1) ロンド・カプリチオーソOp.14、2) 無言歌集第1巻Op.19より第3曲:狩の歌、
 ショパン:
  3) 夜想曲第5番嬰へ長調Op.15 No.2、4) ワルツ第6番変ニ長調Op.64 No.1『小犬のワルツ』、
  5) ワルツ第14番ホ短調Op.Posth、6) 夜想曲第2番変ホ長調Op.9 No.2、
  12の練習曲Op.25より7) 第1番変イ長調『エオリアンハープ』、8) 第2番ヘ短調、9) 第11番イ短調『木枯らし』、
 10) ドビュッシー:前奏曲集第1巻より第8曲:亜麻色の髪の乙女、
 11) シューベルト:ロザムンデD797(L.ゴドフスキー編)、12) アルベニス:タンゴOp.165 No.2、
 13) ゴドフスキー:左手のためのエレジー、14) R.シュトラウス:セレナードOp.17 No.2(L.ゴドフスキー編)、
 15) ビゼー:『アルルの女』第1組曲より第3曲:アダージェット(L.ゴドフスキー編)、
 モシュコフスキ:16) 秋にOp.36 No.4、17) 女道化師Op.52 No.2、18) シュレーツァー:練習曲Op.1 No.2
  【録音】1985年12月、ノース・フィンチリー/

《CD 14》
 1-3) グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16、
 4-6) シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
  【演奏】リッカルド・シャイー(指揮)ベルリン放送交響楽団
  【録音】1985年5月、ベルリン/

《CD 15》
 シューマン:1-21) 謝肉祭Op.9、22-24) 幻想曲ハ長調Op.17
  【録音】1986年1月、ノース・フィンチリー/

《CD 16》
 ラフマニノフ:
  1-22) ショパンの主題による変奏曲Op.22、
  23) 前奏曲嬰ハ短調Op.3 No.2、24) 前奏曲ヘ長調Op.32 No.7、
  25) 前奏曲嬰ト短調Op.32 No.12、26) 前奏曲ト短調Op.23 No.5、
  27) 前奏曲変ト長調Op.23 No.10、28) メロディ ホ長調Op.3 No.3、
 クライスラー:29) 愛の悲しみ、30) 愛の喜び
   【録音】1986年1月、ノース・フィンチリー(1-22)、1987年1月、ロンドン(23-30)/

《CD 17》
 フランク:1-3) 交響曲ニ短調、4) 交響的変奏曲
  【演奏】リッカルド・シャイー(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1986年4月、アムステルダム/

《CD 18》
 ショパン:
  1) バラード第1番ト短調Op.23、2) バラード第2番ヘ長調Op.38、3) バラード第3番変イ長調Op.47、
  4) バラード第4番ヘ短調Op.52、5) 舟歌嬰へ長調Op.60、6) 幻想曲ヘ短調Op.49
   【録音】1986年9月、ロンドン/

《CD 19》
 1-3) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18、
 4-6) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
  【演奏】シャルル・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団
   【録音】1987年5月、モントリオール/

《CD 20》
 ショパン:
  1-24) 24の前奏曲Op.28、25) 夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27 No.1、
  26) 夜想曲第15番ヘ短調Op.55 No.1、
  27) 夜想曲第8番変ニ長調Op.27 No.2、28) 夜想曲第18番ホ長調Op.62 No.2
   【録音】1987年6月、ノース・フィンチリー/

《CD 21》
 フランク:1-3) 前奏曲、コラールとフーガ、4-6) 前奏曲、アリアと終曲
  【録音】1988年2月、ロンドン/

《CD 22》
 ドビュッシー:前奏曲集
  1) 第1巻より第1曲:デルフィの舞姫たち、2) 第2巻より第3曲:ヴィーノの門、
  第1巻より
   3) 第6曲:雪の上の足跡、4) 第11曲:パックの踊り、
   5) 第9曲:とだえたセレナード、6) 第3曲:野を渡る風、
  第2巻より
   7) 第5曲:ヒースの茂る荒れ地、8) 第6曲:変わり者のラヴィーヌ将軍、9) 第10曲:カノープ、
  第1巻より
   10) 第7曲:西風の見たもの、11) 第8曲:亜麻色の髪の乙女、
   12) 第12曲:ミンストレル、13) 第10曲:沈める寺、
  第2巻より
   14) 第8曲:水の精、15) 第7曲:月光のふりそそぐ露台、16) 第12曲:花火
    【録音】1988年9月、サンフランシスコ/

《CD 23》
 シューベルト:1-4) ピアノ・ソナタ第20番イ長調D959、5-7) ピアノ・ソナタ第14番イ短調D784
  【録音】1989年2月、ノース・フィンチリー/

《CD 24》
 1) メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ホ短調Op.35 No.1、
 2) フランク:前奏曲、コラールとフーガ、
 3) リスト:『ノルマ』の回想S.394(ベッリーニによる)
  【録音】1988年4月、モンゴメリー(ライヴ)/

《CD 25》
 ショパン:1-3) ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11、4-6) ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
  【演奏】シャルル・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団
   【録音】1989年5月、モントリオール/

《CD 26》
 ショパン:
  夜想曲集Op.9より
   1) 第1番変ロ短調、2) 第3番ロ長調、
  3) 夜想曲集Op.15より第1番ヘ長調、
  夜想曲集Op.32より4) 第1番ロ長調、5) 第2番変イ長調、
  6) 夜想曲集Op.55より第2番変ホ長調、
  7) 夜想曲ホ短調Op.72 No.1、8) 子守歌変ニ長調Op.57
   【録音】1990年2月、サンフランシスコ
ホルヘ・ボレット(ピアノ)(CD 17: 1-3を除く)

 リスト演奏で注目された、最後の“偉大なロマン派”ピアニストの録音を初集大成 CD26枚組ボックス・セット

 最後の“偉大なロマン派”の一人と称えられたピアニスト、ホルヘ・ボレットが1977年から1990年にかけてデッカに行ったすべての録音が初めてまとめて発売されます。
 CD26枚組ボックス・セット。限定盤。
 
 崇高さ、豊かな音色のパレット、音楽の構成に対する本物の感覚、広がり、偉大さ、すべてが並外れた技術に結びついている……これらはボレットの演奏について伝えるほんの一部の特質に過ぎません。

 1914年にキューバのハバナで6人兄弟の5番目として生まれたボレットは、幼少期からピアノの才能を示し、その後フィラデルフィアのカーティス音楽院で学ぶ機会を得ました。
 スタジオ録音よりも“ライヴ”を好んでいた彼は小さなレーベルに録音することはありましたが、デッカと契約したのは60代になってからでした。そしてその契約は最後まで続きました。
 特にリストの録音シリーズは重要視され、『グラモフォン』誌から「なくてはならないシリーズ」と評されました。
 リストのオリジナルの作品はもちろん、シューベルトの歌曲からのトランスクリプションも高い評価を得ています。
 このセットにはさらにグリーグの協奏曲、ショパン、シューマン、ラフマニノフの協奏曲とソロ作品も収録されています。
 1990年2月26日と27日にサンフランシスコのデイヴィス・シンフォニーホールで録音されたショパンの夜想曲と子守歌も収録されていますが、これは初発売となります。
 この録音を最後にボレットはその後健康状態が悪化し、7カ月後に亡くなりました。

 ●「偉大で威厳があり…音色が素晴らしい」――『グラモフォン』誌(リストの録音について)

 ●「この選曲集にはこの名高いピアニストの最も人間味のある感情が表されている……『水車小屋の男と小川』はその卓越した美しさで並ぶものがない」――『グラモフォン』誌(リストのシューベルト歌曲からのトランスクリプションについて)
 






<国内盤> 


ALM/コジマ録音



ALM 141-142
(2CD)
\4180
大瀧拓哉による国内ソロCD、ジェフスキ作品!
 フレデリック・ジェフスキ:
  「不屈の民」変奏曲/ノース・アメリカン・バラード〈全6曲〉
   「不屈の民」変奏曲
   ノース・アメリカン・バラード〈全6曲〉
    (第1番「恐ろしい記憶」/
     第2番「お前はどちら側の人間だ?」/
     第3番「ダウン・バイ・ザ・リバーサイド(川岸を下って)」/
     第4番「ウィンズボロ綿工場のブルース」/
     第5番「終身刑の男はやり切れない」/
     第6番「ハウスワイフの嘆き」)
大瀧拓哉
 (ピアノ、チェンバロ)

 大瀧拓哉による国内ソロCDは思い入れの深いジェフスキ作品!

 製造・発売元:コジマ録音
 録音日時・場所:ソフィアザールバロック高円寺 2024年5月16日/三鷹市芸術文化センター 2024年5月23-24日、28-30日

 2016年、フランスで行われたオルレアン国際ピアノコンクールで優勝して以来、古典から現代、ソロからアンサンブルと、幅広いジャンルで活躍する大瀧拓哉による国内初ソロCD。
 2020年、「新進演奏家育成プロジェクト リサイタル・シリーズ TOKYO」で「不屈の民」変奏曲で鮮烈な印象を残し、バラード第5番と第6番を日本初演した、思い入れの深いジェフスキ作品を録音。
 バラード第6番のオリジナルのモダン・チェンバロによる録音も貴重。大胆かつ精緻なピアニズムがひらく鮮烈な音の世界。

 
 
 


ALCD 7307
\3300
5台ピアノの世界
 加藤昌則: Five Kings (ファイブ キングス)
  [2022年りゅーとぴあ委嘱作品]
 ホルスト(編曲 駒井一輝): 木星
 ラヴェル(編曲 駒井一輝): ボレロ
 ガーシュウィン(編曲 駒井一輝): ラプソディ・イン・ブルー
 ムソルグスキー(編曲 駒井一輝): 組曲「展覧会の絵」
ピアノ・ツィルクス
 (白石光隆 田村緑
  中川賢一
  デュエットゥ
   かなえ&ゆかり)

 【5台ピアノ】という表現形態の、想像を超える聴取体験!

 製造・発売元:コジマ録音
 録音: りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール 2024年4月24-27日

 りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)の超人気企画〈ピアノ・ツィルクス『5台ピアノの世界』〉が、遂に音源化。
 それぞれに活躍する5名の手練れピアニストたちの渾身のアンサンブルは、ときにオーケストラをも凌駕する音の奔流となり渦を巻く。
 ピアノ音楽の新たな可能性をひらく【5台ピアノ】という表現形態の、想像を超える聴取体験!

 
 

















10/17(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


APARTE


AP 355
\2900
古の楽器と現代の楽器、そして人間の声が織りなす神秘の響き
 ブクステフーデ(1637-1707):われらがイエスの御体
 グザヴィエ・ダイヤー(b.1972):獰猛なライオンに奪われてはならない
リ・アンジェリ・ジュネーヴ
ステファン・マクレオー
コントルシャン

 録音:2021年10月19,20日、フランス

 2020年夏、ステファン・マクレオーは、ブクステフーデの「われらがイエスの御体」の対となる作品が必要だと考え、1972年生まれの作曲家ダイヤーに新作 を委嘱。
 こうして生まれたのが「獰猛なライオンに奪われてはならない」です。
 ダイヤーは自らの作風を古楽に寄せ、ブクステフーデの5 人の歌手と10人の器楽奏者に、現代の管楽器五重奏団を加えた編成のための作品を仕上げました。
 テキストはダイヤー自身によるもの。古の楽器と現代の楽器、そして人間の声が織り成す 芸術的で瞑想的な響きの中に包まれます。
 




EVIDENCE



EVCD 109
\2900
「マッチ売りの少女」「人魚姫」などのミュージカルで人気の
 シッテンヘルムの世界初録音作品集


 クリスティアン・シッテンヘルム:
  ・ピアノ協奏曲第4番「Air」
  ・Dawn(夜明け)(交響詩)
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
スヴェトラーナ・アンドレーエワ(ピアノ)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
セルゲイ・ネラー(指揮)

 録音:2023年1月5日、イギリス

 シッテンヘルムは、ルーヴル美術館の支援で作った「ダ・ヴィンチの翼」をはじめ「マッチ売りの少女」「人魚姫」などのミュージカルで人気となったフランスの 作曲家。
 ピアノ協奏曲「Air」も交響詩「Dawn」も世界初録音。
 ピアノ協奏曲はテレビドラマなどの音楽のようで、軽やかかつミステリアスなメロディが魅力です。
 



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HAENSSLER



HC 23029
(2CD)
\5200→\4790
ラーデマンの「BACH.VISION」第5弾
BACH.VISION ファースト・カンタータ・イヤー Vol.5~
 ライプツィヒ時代の教会カンタータ第5集

 【1723年11月2日のシュテルムタールの教会の
  オルガン献納式から1723年12月25日の待降節第1日まで】
   ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:
    CD1
     カンタータ第194番(第2稿)『こよなく待ち焦がれた喜びの祝いよ』BWV194.2
     カンタータ第60番『おお、永遠、汝、雷の言葉よ』BWV60
     カンタータ第90番『おぞましい最期がおまえたちをひきさらう』BWV90
    CD2
     カンタータ第70番(第2稿)『目覚めよ、祈れ、祈れ、目覚めよ』BWV70.2
     カンタータ第61番『いざ来ませ、異邦人の救い主』BWV61
     カンタータ第63番『キリスト者よ、この日を刻み込め』BWV63
ゲヒンガー・カントライ
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
独唱:ミリアム・フォイアージンガー
 (ソプラノ BWV194.2)
カタリナ・ベルトゥッチ
 (ソプラノ BWV70.2, 61, 63)
マリエ・ヘンリエッテ・ラインホルト
 (アルト BWV60, 90, 70.2, 63)
ベネディクト・クリスティアンソン
 (テノール BWV194.2)
パトリック・グラール
 (テノール BWV60, 90, 70.2)
ユリアン・ハバーマン
 (テノール BWV61, 63)
トビアス・ベルント(バス 全曲)

 バッハ演奏最前線!ラーデマンの「BACH.VISION」第5弾!

 録音:2023年11月18&19日/シュトゥットガルト、キリスト教会(BWV194.2)
  2023年11月25~27日/シュトゥットガルト、ガイスブルク教会(BWV60, 90, 70.2)
  2023年12月17&18日/シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェンザール(BWV61, 63)
 DDD、CD1 65:52、CD2 63:48

 バッハ、ライプツィヒ時代(1723~1724年)のカンタータ演奏から300年後にあたる2023年より年代順に演奏する、シュトゥットガルト国際バッハアカデミー 主催の大企画!全23回のコンサート・シリーズはシュトゥットガルトとその近郊で演奏会を開催し、そのコンサートに連動し録音していくのが当シリーズです。
 シリー ズはすべて2枚組で、全10巻が予定されています。

 当シリーズは、クリスティーネ・ブランケン、クリストフ・ヴォルフ、ペーター・ヴォルニー というバッハ研究の泰斗たちによって改定・編集され、2022年に出版された『Bach-Werke-Verzeichnis(BWV3)/バッハ作品目録 第3版』 に基づく最新研究が活用されている点でも注目を集めています。

 第5弾となる今作は、1723年11月2日(BWV194.2)から1723年12月25日の降誕節第1日(BWV63)にライプツィヒで演奏された作品を収録しています。

 BWV194.2はケーテン時代の失われた世俗カンタータ(BWV194.1)を基とするカンタータで、1724年11月2日に行われた、ライプツィヒ近郊のシュテル ムタールの教会のオルガン献納式のための作品です。
 高名なジルバーマンの弟子ヒルデブラントが製作したこの新しいオルガンの鑑定と献納はバッハ自身が行い、 その献納式の音楽まで作曲しました。
 自身の旧作の世俗音楽のパロディと言える祝賀音楽ながら、その後、少なくとも1724年と1731年の聖三位一体の祝日に カンタータ再演されたことが分かっています。

 BWV60 は、三位一体節後第24 日曜日のためのカンタータで、冒頭と終結部には当時の有名な2つのコラールが使用されています。
 特に半音階書法による独創的な終結のコラール「もはや満ち足れり」はアルバン・ベルクがヴァイオリン協奏曲の終楽章の使用したことでも知られています。

 BWV90は、三位一体節後第25日曜日のためのカンタータで、短い作品ながら、高度な技巧を要する二つのアリアが聴きものです。

 BWV70.2 は、三位一体節後第26日曜日のためのカンタータで、ヴァイマール時代の待降節第2日曜日のためのカンタータ(弦楽パート譜以外散逸)を基としています。
 駆り立てるようなトランペットが印象的な冒頭合唱と多様なアリアで構成されています。バッハの鋭い和声感覚が現れた作品です。

 BWV61 は、ヴァイマール時代の1714年に初演されたカンタータで、ライプツィヒでは、1723年11月28日の待降節の日曜日に再演されました。
 ルターによる有名なコラール「いざ来ませ、異邦人の救い主」をフランス風序曲と組み合わせるという独創性の高い冒頭の合唱が聴きものです。

 BWV63は、1714年12月25日に初演された待降節第1日のためのカンタータで、ライプツィヒでは、1723年12月25日に再演されました。
 4本のトランペッ トにティンパニ、3本のオーボエ、バスーンまでを要する大規模な器楽を伴うカンタータで、クリスマスの祝祭的雰囲気にぴったりな作品です。
 バッハはこの曲を好 んだようで、1729年のクリスマスにも再演していることが知られています。

 毎回、驚かされるのはその演奏の質の高さ。ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライは、独唱も合唱もオーケストラも一体となって音楽を作り上げ、ライプツィ ヒ時代に演奏されたバッハのカンタータのすばらしさを現代に伝えてくれています。
 また、コンサートマスターは、BWV194.2 の1曲を除き、平崎真弓が務め、合 唱とともに「歌詞を奏でる」オーケストラを見事に牽引しています。

 最新研究が反映された超高水準の演奏で世界が注目するラーデマン「BACH.VISION」。
 まさにバッハ演奏の最前線です!
 




CHRISTOPHORUS



CHR77479
\2700
ヨハン・クーナウ:
 Uns ist ein Kind geboren ~ クリスマス・カンタータ集

  1-6. ヨハン・クーナウ(1660-1722):
   Frohlocket, ihr Völker, und jauchzet, ihr Heiden
  7. ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
   Der Morgenstern ist aufgedrungen
  8. ミヒャエル・プレトリウス:
   Wie schon leuchtet der Morgenstern
  9. ヨハネス・エッカールト(1553-1611):
   Ubers Gebirg Maria geht
  10. ミヒャエル・プレトリウス:Resonet in laudibus
  11. ヨハネス・エッカールト:Ubers Gebirg Maria geht
  11-19. ヨハン・クーナウ:Uns ist ein Kind geboren
  20. ミヒャエル・プレトリウス:Es ist ein Ros entsprungen
カールスルーエ・キリスト教会室内合唱団
ペーター・ゴートナー(指揮)
クリストフ・ヘッセ(指揮)
ラルパ・フェスタンテ
イェシカ・ヤンス(ソプラノ)
フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)
ダヴィッド・エルラー(カウンターテナー)
ダニエル・シュライバー(テノール)
フロリアン・ハルトマン(バス)

 大バッハの前任者としてトーマスカントルを務めたヨハン・クーナウのクリスマス・カンタータ!

 ☆大バッハの前任者としてライプツィヒのトーマスカントルを務めたヨハン・クーナウの壮大なクリスマス・カンタータ!

 ドイツ・バロック期にライプツィヒで作曲家として、また、大バッハの前任者としてライプツィヒ聖トーマス教会のトーマスカントルを務めたヨハン・クーナウ。
 彼の作品は、近年になってようやく再発見され、その真の偉大さは未だ十分には認識されていません。
 しかし、同時代の人々から非常に尊敬されており、音楽家としてだけではなく、博士号を持ち、弁護士として働き、風刺小説を書いた博学者でもありました。
 彼の音楽作品は膨大だったに違いありませんが、その多くは失われています。

 本アルバムの冒頭を飾る 《Frohlocket, ihr Völker, und jauchzet, ihr Heiden》 は、その楽器編成と25分以上という長さで、有名な後継者の偉大なカンタータを凌駕しており、彼の作品の質の高さは、2曲目のカンタータ 《Uns ist ein Kind geboren》 でも明らかと言えるでしょう。
 管楽器・弦楽器を伴う壮麗なこのクリスマス・カンタータに、ペーター・ゴートナーは、ミヒャエル・プレトリウスとヨハネス・エッカールトの有名な作品を加え、クリスマスにぴったりのアルバムに仕上げました。

 ※録音:2023年12月17日、カールスルーエ・キリスト教会(ドイツ/トラック:1,2,6-9, 11, 20/ライヴ)、2024年7月23日、カールスルーエ・キリスト教会(ドイツ/トラック:3-5, 10, 12-19)

 
 




ES DUR


ES2094
\2700
リーディング・バスーン
 エマヌエル・ブルミン=シント(バスーン)


 モーリス・アラール(1923-2004):パガニーニの主題による変奏曲
 エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  ブラジル風バッハより 第6番 フルートとバスーンのための W.392
 J.S.バッハ:
  パルティータ ニ短調 BWV.1013(バスーン独奏版)
 ヴァレンティン・シルヴェストロフ(b.1937):
  讃歌(エマヌエル・ブルミン=シント献呈, 2022)
 ニコロ・パガニーニ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのカプリス第5番イ短調 Op.1.5
   (バスーン独奏版)
 ユーリ・ポヴォロツキー(b.1962):
  無伴奏バスーンのためのユーモレスク
   (エマヌエル・ブルミン=シント献呈,
    アルバムのための委嘱作品, 2024)
 W.A.モーツァルト:
  バスーンとチェロのためのソナタ変ロ長調 KV.292
エマヌエル・ブルミン=シント(バスーン)
マトヴェイ・デョーミン(フルート)
アレクセイ・スタドレル(チェロ)

 ファニー・メンデルスゾーン奨励賞2024を受賞!若き才能が奏でるバスーンの可能性!

 ☆ファニー・メンデルスゾーン奨励賞2024を受賞した若き名手、エマヌエル・ブルミン=シントのデビュー盤!
 ☆バスーンの持つ多様な能力を紹介した好企画!

 2004年マドリードで生まれ、アイルランドとドイツで育った若き俊英、エマヌエル・ブルミン=シントのデビュー盤がドイツのEs-Durから登場。
 ブルミン=シントは、9歳でベルリンでマティアス・バイアーに、2023年4月からはベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でライナー・ルフトに、2024年9月からはチューリヒ芸術大学でマティアス・ラッツに師事。
 これまでにドイツ国内のコンクール「Jugend musiziert」で何度も最高得点を獲得し、13の国際音楽コンクールで優勝。2024年秋にはファニー・メンデルスゾーン奨励賞を受賞しています。
 ソリストとしては、ニューヨークのカーネギー・ホール、エルプフィルハーモニー、ベルリン・フィルハーモニーなどでの演奏や、ベルリン・ドイツ・オペラ室内管弦楽団、ロー管弦楽団、レアル・フィルハーモニア・デ・ガリシアとも共演しています。
 複数の作曲家が彼のために新作を作曲しており、2022年には、ウクライナで最も偉大な現代作曲家のひとり、ヴァレンティン・シルヴェストロフが、今のところ唯一のバスーン(ファゴット)作品を彼のために作曲しています。

 本アルバムは、バッハからヴィラ=ロボス、そして、ユーリ・ポヴォロツキーとヴァレンティン・シルヴェストロフが彼に捧げた現代曲を組み合わせ、バスーンを豊かで多様な歴史を持つ独奏楽器として描くという好企画。
 計り知れない音楽の才能に恵まれたブルミン=シントのバスーン奏者としての重要なキャリアの第一歩にご注目ください。

 ※録音:2024年4月20日、21日、24日&5月21日、フリードリヒ=エーベルト=ハレ(ハンブルク、ドイツ)

 
 




GENUIN



GEN24882
\2800
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のチェロ奏者、クリスティアン・アーベン
レーガー:無伴奏チェロ組曲全集

 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調
 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調
 無伴奏チェロ組曲第3番 イ短調
クリスティアン・アーベン(チェロ)

 クリスティアン・アーベンが弾く、レーガーのチェロ組曲!

 有名なライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のメンバーであるチェロ奏者、クリスティアン・アーベンによるマックス・レーガーの無伴奏チェロ組曲全集。
 バロックの壮大さと知的な深み、後期ロマン派のハーモニー、そして見事な対位法。ヨハン・セバスチャン・バッハ以来、マックス・レーガーほど、あらゆる楽器の中で最も人間味あふれる楽器、チェロの独奏の可能性を包括的に探求した人はいません。
 クリスティアン・アーベンは、この膨大な組曲を細部に至るまで探求し、その音色の複雑さを明らかにします。

 1959年にライプツィヒで生まれたクリスティアン・アーベンは、音楽家の家庭で育ちました。
 父は独奏チェロ奏者、母はピアノ講師で、家で一緒に練習することが多く、幼い頃から幅広い音楽文献に触れていました。
 8歳でチェロのレッスンを始め、その後ピアノのレッスンを受け、アーベンは素晴らしい才能を発揮し、1975年にライプツィヒで開催された学生と青少年のためのバッハコンクールで第1位を獲得しました。
 この頃から、東ドイツ全土で開催されるコンサートシリーズ「Stunde der Musik」の夜には、両親や兄弟(フルート、ヴァイオリン)と一緒に音楽を演奏しました。
 その後、アーベンは正式な教育を受け、最初はベルリンでベルンハルト・ギュンターとヨーゼフ・シュヴァープに師事し、その後はライプツィヒで父フリーデマン・アーベンに師事して学位を取得。
 1989年にはゲヴァントハウス管弦楽団のメンバーとなりました。

 ※録音:2022年1月24日-26日
 
 

GEN24892
\2800
人生と愛の歌曲集
 ウド・ベッカー(b.1956):Die Welt ist ein offenes Meer
 テオ・マッケベン(1897-1953):So oder so ist das Leben
 フレデリック・ホランダー(1896-1976):
  Wenn ich mir was wunschen durfte
 ベッカー:Die Welt ist ein offenes Meer
 クルト・ヴァイル(1900-1950):
  Was die Herren Matrosen sagen、ユーカリ
 ゲオルク・クライスラー(1922-2011):Waldemar(Barbara)
 ヴァイル:バルバラ・ソング
 ウィリー・エンゲル=ベルガー(1890-1946):
  In der Bar zum Krokodil
 チャーリー・ニーセン(1923-1990):
  Ich bin zu mude, um schlafen zu gehen
 マッケベン:Wir woll'n doch nicht so tun
 ヴァイル:海賊ジェニー
 ベッカー:Die Welt ist ein offenes Meer
 トーマス・ピゴール(b.1956)&
  ベネディクト・アイヒホルン(b.1962)&
   ハインリヒ・フォッケ(b.1967):Hauptbahnhof
 マルグリット・モノ(1903-1961):愛の讃歌
 アイヒホルン:Was willst du denn in Wien?
 マッケベン:Bei dir war es immer so schon
 ハンス・ハンマーシュミット(b.1930):
  17 Millimeter fehlten mir zum Gluck、Jene irritierte Auster
ローラ・ゲルブ
 〔アニカ・ポーリック(ソプラノ)
  ミシェル・ベルナルト(ピアノ)〕

 アニカ・ポーリックとミシェル・ベルナルトのデュオ、ローラ・ゲルブ(lola.gelb)の歌曲集。
 アニカ・ポーリックは主にオペラとオペレッタの分野で活躍する歌手です。
 彼女はその音楽性の高さで、楽曲の細かなニュアンスを伝えることに長けています。
 ライプツィヒ歌劇場(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と共演)、ハレ歌劇場、コットブス州立劇場、オスナブリュック劇場、ライプツィヒ・ミュージカル・コメディ、エストニア現代音楽祭、ベルリン・クラシック・オープン・エアなどの重要な公演に出演し、声楽のコーチとして、ワークショップなども行っています。

 ※録音:2023年6月10日
 




ANALEKTA



AN28890
\3100
カナダの作曲家ジャック・エテュ最後の作品
2つのオーケストラ、1つの交響曲 ~
 ジャック・エテュ: 交響曲 第5番

  ジャック・エテュ(1938-2010):
   交響曲 第5番 Op. 81
    1. I. プロローグ Allegretto
    2. II. 侵略 Vivace
    3. III. 占領 Adagio
    4. IV. 自由 Andante
ナショナル・アーツ・センター管弦楽団
ケベック交響楽団
トロント・メンデルスゾーン合唱団 ...4
アレクサンダー・シェリー(指揮)

 録音: 2024年3月8、9日 サウザム・ホール、カナダ・ナショナル・アーツ・センター
 収録時間: 46分

 カナダの作曲家ジャック・エテュ最後の作品とも言われ、彼が亡くなってから3週間後に初演された交響曲第5番。
 終楽章に合唱が加わるこの大規模な作品を、オタワのナショナル・アーツ・センター管弦楽団、ケベック・シティのケベック交響楽団という2つのオーケストラによる管弦楽(弦は概ね合同、管打楽器は選抜メンバーのようです)と、トロントのメンデルスゾーン合唱団で演奏したアルバム。
 それぞれの本拠地にてライヴを重ねたのち、万全の体制で臨んだセッション録音です。
 作品は第二次世界大戦時のフランスにおけるナチスの侵略から解放までを描いたもので、終楽章には占領下で書かれたポール・エリュアールの詩『自由』が用いられています。
 1927年のパリ解放から80年、指揮者と管弦楽、合唱が一体となり深い共感を持ってこの大作をダイナミックに謳いあげています。

 
 




B RECORDS

LBM070
\3100
ALLIAGES 合金 ~
 ライヒ、クセナキス、平義久: 3人の打楽器奏者のための作品集

  1. ピエール・ジョドロフスキ(1971-)/
   トリオ・クセナキス(アダプテーション):
    24 ループス (2007)
  2. スティーヴ・ライヒ(1936-): マリンバ・フェイズ (1967)
  3-5. フィリップ・ユレル(1955-):
   Ritual Trio 典礼トリオ (2018)
  6. ヤニス・クセナキス(1922-2001): オコ (1989)
  7. ライヒ: ナゴヤ・マリンバ (1994)
  8. 平義久(1937-2005): トリクロミー (1992)
  9. ライヒ: クラッピング・ミュージック (1972)
トリオ・クセナキス
 (パーカッション・アンサンブル)
 アデライード・フェリエール
 エマニュエル・ジャケ
 ロドルフ・テリー

 録音: 2023年12月15日 イル・ド・フランス国立管弦楽団スタジオ、アルフォールヴィル (ライヴ/拍手入り)
 収録時間: 72分

 パリ国立高等音楽院を卒業した3人の打楽器奏者によって結成されたトリオ・クセナキス。
 単独では初めてとなるこのアルバムで、彼らは自分達のお気に入りのレパートリーから幅広い選曲を行いました。
 ライヒの人気作が3曲並ぶほか、グループ名の由来となったクセナキス、フランスに渡って活躍した平義久などの作品を収録。
 マリンバ、太鼓、手拍子、そしてループ装置を使用した作品まで、彼らとパーカッション・アンサンブルの魅力を余すところなく伝えるアルバムです。

 
 




CHANNEL CLASSICS



CCS47024
\3100
She/Her ~女性作曲家によるクラリネット作品集 マリア・デュ・トワ(クラリネット)
フェラ・コーパー(ピアノ)
 1-5. アイヴィー・プリオー・レーニエ(1903-1986): クラリネットとピアノのための組曲
 6. グレイス・オフォカ(1993-): OLORUN MI 我が神よ (無伴奏クラリネットのための)
 7. グラジナ・バチェヴィチ(1909-1969): ポーランド奇想曲 (クラリネットとピアノによる)
 8. マリー・エリザベト・フォン・ザクセン=マイニンゲン(1853-1923): ロマンツェ
 9-10. クレメンス・ド・グランヴァル(1828-1907):クラリネットとピアノのための2つの小品
 11-12. イダ・ゴトコフスキー(1933-): ノルウェーの印象
 13. サラ・フェイギン(1928-2011): クラリネットとピアノのためのファンタジア
 14. フランシーヌ・オーバン(1938-2016):
  Un soir a Montfort-l′Amaury モンフォール=ラモーリーのある晩
 15. オーバン: Una Fioretti Di Francesco フランチェスコの花
 16. ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983): アラベスク
 17. リズ・モリソン(1988-): Fallout フォールアウト
 18. バーバラ・ウーフ(1958-): Dervish ダーヴィッシュ (無伴奏クラリネットのための)
 19-22. テレサ・マーティン(1979-): Solstice 至点

 録音: 2023年11月 MCOスタジオ1、ヒルフェルスム、オランダ
 収録時間: 73分

 【19世紀フランスから現代のナイジェリアまで、女性作曲家たちによる知られざるクラリネット作品集】
 南アフリカ出身のクラリネット奏者マリア・デュ・トワは、ケープ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者などを経て、現在はオランダを拠点にソリスト・室内楽奏者として活躍しています。
 彼女にとって4枚目のアルバムとなる今作は、女性作曲家による知られざる作品を集めた興味深いもの。
 作曲家自身についても、有名なタイユフェールや近年注目されているバチェヴィチ、管楽器ファンには知られたゴトコフスキーや、ブラームスなどとの交流で知られるマリー・エリザベトなどのほかは、ほとんど知られていません。
 それぞれの国籍も、フランスを中心にデュ・トワの出身国南アフリカやナイジェリア、ラトヴィアからニュージーランドまで多彩。いずれもクラリネットの特性と持ち味を生かした聴き応えのある作品ばかりです。
 デュ・トワはオランダのピアニスト、フェラ・コーパーと共に、幅広い表現力で作品に深く寄り添った彫の深い演奏を聴かせています。

 
 




FUGA LIBERA



FUG831
\3100
シテインベルク: 交響曲 第3番、
 ショスタコーヴィチ: バレエ組曲「ボルト」

  マキシミリアン・シテインベルク(1883-1946):
   1-4. 交響曲 第3番 ト短調 Op. 18 ※世界初録音
  ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   5-10. バレエ組曲「ボルト」 Op. 27a
ウラル・ユース交響楽団
ドミートリー・フィラトフ(指揮)

 録音: 2023年7月 スヴェルドロフスク・フィルハーモニック大ホール、エカテリンブルク、ロシア
 収録時間: 55分

 リムスキー=コルサコフの教えを受けその義理の息子でもあり、またショスタコーヴィチの師としても知られるシテインベルク。現在では作曲家としてよりも指導者として名を残す彼の交響曲第3番。
 第1番と第2番はネーメ・ヤルヴィなどの録音があり、第4番も録音がありますが、第3番はこれが初めての録音とのこと。
 1927年中頃から28年いっぱいをかけて作曲され、1929年にレニングラードで作曲者自身の指揮で初演、1930年代にはソヴィエト連邦内のみならず西側諸国でも演奏されましたが、その後演奏史がぱったりと途絶えてしまいます。
 ロシア五人組など国民楽派の流れを受け継ぎ、ストラヴィンスキーと同世代でありながら世界的な音楽の新しい流れに乗らなかったその作風はロマン主義の枠を出るものではありませんが、当時新作が大きな期待を持って待たれただけあって、これまでほとんど知られることのなかったこの作品も実に聴き応えのある堂々たる出来栄え。
 全編非常にメロディアスで管楽器の使い方などもたいへん巧く、三管編成の大オーケストラを色彩感豊かに駆使しています。
 演奏はウラル地方の若い優秀な奏者を集めたウラル・ユース交響楽団と、2018年のエフゲニー・スヴェトラーノフ国際指揮者コンクールで第2位の実力派ドミートリー・フィラトフ。作品を深く読み込み、積極的な音楽性でその素晴らしさを引き立てています。
 ショスタコーヴィチが二十代で書き上げたバレエ「ボルト」の組曲版も、一体感の高い溌溂とした演奏で楽しませてくれます。

 
 




MARCH VIVO


MV012
\3100
ハバネラとタンゴ    リカルド・ガレン(ギター)
 1. ヴァシリス・テニディス(1936–2017): スミルナのハバネラ *
 2. ホアキン・トゥリーナ(1882–1949): ハバネラ ~古いスペインの記憶 Op. 48 *
 3. アグスティン・バリオス(1885–1944): ハバネラ
 4. エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサ(1903–1982): ハバネラ
 5. マヌエル・デ・ファリャ(1876–1946): クロード・ドビュッシーの墓に捧げる讃歌
 6. クロード・ドビュッシー(1862–1918): グラナダの夕べ ~版画 **
 7. エマニュエル・シャブリエ(1841–1894): ハバネラ *
 8. イサーク・アルベニス(1860–1909): タンゴ ~スペイン Op. 165
 9. フランシスコ・タレガ(1852–1909): タンゴ「マリア」
 10. エルネスト・アルフテル(1905–1989): ハバネラ ~キューバ風の2つの小品 *
 11-13. エミリオ・プジョール(1886–1980): 3つのスペインの小品
 14-17. フローレス・チャヴィアノ(1946-): ソナタ、エボカシオンとボセート
 18. セバスティアン・イラディエル(1809–1865): ハバネラ「ラ・パロマ」 *
 編曲*‛&リカルド・ガレン、**‛&カルレス・トレパト、***‛&アンドレス・セゴビア

 録音: 2014年2月8日‛&11-13、2017年3月20日‛&1-10、14-18
 フアン・マルク財団、マドリード (ライヴ/拍手入り)

 アンダルシア地方のリナーレス出身で、マドリード、グラナダ、ミュンヘン、そしてザルツブルク・モーツァルテウムで学んだスペインのギターの名手、リカルド・ガレンが2017年(一部2014年)にフアン・マルク財団で行ったコンサートのライヴ。
 キューバ発祥でスペインに伝わったハバネラと、イベリア半島発祥のタンゴという2つの舞曲を元にした作品がプログラムの中心となっており、中には冒頭のテニディスによるギリシャ風のハバネラなども聴くことが出来ます。
 リズムとメロディの複雑な絡み合いを、高い技術力とセンスでたいへん魅力的に聴かせています。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


キング・インターナショナル

グッディーズとのコラボ
ダイレクト・トランスファー・シリーズ


 ダイレクト・トランスファー
 クラシック専門のCD ショップ・グッディーズが2006年に開始した「ダイレクト・トランスファー」シリーズ。
  SPレコードを生で聴く素晴らしさを多くの 方に感じてもらいたいという思いから、独自に復刻した音源をCD-Rにて販売し、これまでの復刻音源とは一味違う生々しい音が評判となっていました。
 
 今回キングインターナショナルとのコラボで、同シリーズを工場プレス盤で発売することとなりました。
 常盤清氏がオリジナルSP 盤の盤面切替え時の空 白のつなぎ編集および注意深いノイズ・リダクションを行うのも注目です。
 
 マスタリングは新忠篤氏が長年の経験の末に完成させたシステム、直熱3極管を用いた可変イコライザを使用しレコード毎に調整しています。SPレコードを望みうる最高の音質で聴くことができます。
 SPレコードの真の音は、残念ながら復刻CD ではなかなか聴くことができないとされています。
 それはSPレコードの音ミゾに刻まれた音声信号を拾い出すプロセスで、重要な情報が失われているからです。
 復刻プロセスを最短にしてSP レコードのありのままの鮮烈な音をお届けするダイレクト・トラン スファーのシリーズ、まずは聴いてみてください!


KKC 4353/4
(2CD)
\3700
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲
 Disc1
  (1)無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001
  (2)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調BWV1002
  (3)無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調BWV1003
 Disc2
  (4)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004
  (5)無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調BWV1005
  (6)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV1006
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)

 
 幻のコンチネンタル盤からダイレクト・トランスファー。エネスコの至芸が鮮やかに甦った!

 録音:1949年/ニューヨーク(モノラル)/国内製作、日本語帯・解説付

 超稀少な米コンチネンタルCLP-104/6からの復刻。バッハ無伴奏全6曲は没後200年にあたる1950年にアメリカのマイナーレーベルCONTINETALから発売 されました。
 豪華な3枚組アルバム入りのセットはエネスコ最晩年の心血を注いだ演奏で、演奏家や心あるレコード愛好家が絶賛しましたが数年でカタログから消え、ク ラシックLP 最高のコレクター・アイテムになっていました。
 新忠篤氏がかつて日本コロムビアで行った復刻とは別のオリジナル盤からのもので、そこに秘められたエネス コ芸術の全貌が真の姿で蘇ってきたようです。
 
 


KKC 4355/8
(4CD)
\7500
フルトヴェングラー:Polydor/HMV録音
 Disc1
  (1)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」(1938)
  (2)シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」(1950)
 Disc2
  (3)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」(1937)
  (4)同:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61 (1947)
 Disc3
  (5)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」(1947)
 Disc4
  (6)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」(1926)
  (7)モーツァルト:
   セレナード第10番変ロ長調K.361「グラン・パルティータ」
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)(4)

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィル(1)(3)(6)
ウィーン・フィル(2)(5)(7)
ルツェルン祝祭管弦楽団(4)

 新たなフルトヴェングラーの名盤登場。細かい内声やニュアンスが驚くほど明瞭になりました!

 録音:
  1938年10月15日-27日/ベートーヴェンザール(ベルリン)(1)、1950年1月19日-21日/ムジークフェライン大ホール(ウィーン)(2)、
  1937 年10月8日、11月3日/ベートーヴェンザール(ベルリン)(3)、1947 年8月29日(4)、
  1947年11月10日-12日、17日/ムジークフェライン大ホール(ウィーン)(5)、1926年10月16日、10月30日、1927年1月30日/ベルリン(6)、
  1947 年11月10日、19日、26日、12月3日/ムジークフェライン小ホール(ウィーン)(7)
 国内製作、日本語帯・解説付

 多くの復刻盤が存在するフルトヴェングラーですが、ダイレクト・トランスファーで生々しい音が蘇りました。

 「悲愴」は独ELECTROLA DB 3328/32S使用。SP録音が頂点に達した1930年代後半のもの。
 テープ録音時代には聴き取れなくなったオーケストラ内声部の 細かな動きが明瞭に聞こえるのはSP ならでは。
 これまでの復刻盤ではそれがノイズと共に消え去ってしまっていました。
 ベルリン・フィルがフルトヴェングラーの指揮 のもとで巨大な怪物と化し、そのウネリが聴き手を恍惚の境地に導いてくれます。

 「未完成」は墺HMV DB 21131/3使用。第2次世界大戦後の1950年にウィーン・フィルを指揮してHMV に録音したもので、磁気テープ録音と思われます。SP最末期のたいへん珍しいもの。

 1937年の「運命」は独ELECTROLA DB3328/32S使用。フルトヴェングラー英HMVへの初めての録音。
 ベルリンのベートーヴェンザールから電話線でエレクトローラのカットルームに中継され、そこで原盤が作成されました。ドイツ録音はエレクトローラ原盤で聴くと音の厚みや深い奥行き感があるから不思議です。

 ヴァイオリン協奏曲は蘭HIS MASTER'S VOICE DB6574/9使用。フルトウェングラーはドイツ敗戦後に戦時中ナチスへの協力を疑われ、1947年4月まで演 奏活動が禁止されました。
 これは1947年8月に音楽祭に再登場した記念の録音。
 ソリストのメニューインはフルトヴェングラーのナチス協力疑惑を晴らす証言で弁護 にあたったことでも知られています。SPレコード最後期の録音。

 「英雄」は英HIS MASTER'S VOICE DB 9296/9302使用。大戦後まもない1947年11月に4日間かけて録音が行なわれ、1年3カ月後に修正録音を行い全曲が完成しました。
 フルトヴェングラーは1952年11月に再録音しているため、このSP録音はあまり知られていません。

 1926年の「運命」は日POLYDOR 60024/28使用。
 フルトヴェングラー最初のレコード録音で、1925年に始まったマイクロフォンを使用した電気録音ですが、 ドイツ・ポリドール社は米ブランズウィック社が考案したライト・レイ方式を採用しました。
 若き日の大指揮者の姿が浮き彫りにされているような素朴で力強い音で、3回に分けて録音。

 「グラン・パルティータ」は英 HMV DB 6707/11使用。
 ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」と同時期に録音され、原盤番号が「英雄」と入り組んでいます。
 録音場所はムジークフェライン内にある室内楽用小ホール。「英雄」の録音中に13人の管楽器奏者をここへ移動させて録音したと推測されます。
 



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MDG



MDG 10223442
(2CD)
\3600→\3290
録音:1988年
サヴァリッシュとバイエルン国立歌劇場管のメンバー
 エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ:室内楽作品集


 エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948)
  CD1
   ピアノ三重奏第1 番ニ長調op.5
   ピアノ三重奏第2 番嬰ヘ長調op.7
  CD2
   ピアノ五重奏曲変ニ長調op.6
   弦楽四重奏曲ハ長調op.24
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
 (CD2-ピアノ五重奏)
ミュンヘン・ピアノ三重奏団(CD1)
レオポルダー四重奏団(CD2)
フリッツ・ルフ(ヴィオラ)
 (CD2-弦楽四重奏曲)

 サヴァリッシュとバイエルン国立歌劇場管のメンバーによる稀代のメロディーメーカー、エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの室内楽作品集

 録音:1988年ノイマルクト、Historischer Reitstadel

 歌劇《マドンナの宝石》の美しい間奏曲が有名なイタリアの作曲家ヴォルフ=フェラーリ。
 ドイツ人の画家であった父親とイタリア貴族出身の母のもとヴェネツィア で生まれました。
 ヴォルフ=フェラーリは、"20世紀のメロディーメーカー"の異名を持ち、モーツァルトの影響も垣間見せるオペラ・ブッファ的な喜歌劇が得意で、 生まれ故郷のヴェネツィアをこよなく愛した作曲家です。
 本作の注目すべき点は、ヴォルフ=フェラーリの珍しく魅力的な室内楽作品を収録しただけでなく、ドイツを代表する巨匠指揮者でありピアニストであったヴォルフ ガング・サヴァリッシュと彼の手兵バイエルン国立歌劇場のオーケストラメンバーとの録音も含まれていることでしょう。
 サヴァリッシュがピアニストを目指してい たというのは有名な話ですが、彼は自身のオーケストラメンバーと室内楽を演奏するのを大変好んでいたそうです。
 ライナーノートには、プロデューサーのヴェル ナー・ダブリングハウス氏が当時の思い出を語っており、サヴァリッシュはなんと無償でこの録音に参加したそうです。
 バイエルン国立歌劇場管弦楽団のメンバーで 構成されたレオポルダー四重奏団は1976年に結成されました。
 18歳からバイエルン国立歌劇場管弦楽団の第1ヴァイオリンとして演奏していたヴォルフガング・ レオポルダー名を冠しています。

 
  ヴォルフガング・サヴァリッシュ/エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ
 


<メジャー・レーベル>
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DECCA



4870642
\2900→\2690
アムステルダム出身の若きリコーダー奏者、ルーシー・ホルシュ
 ~フランス・ブリュッヘン・プロジェクト》

 1) ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番ト長調Hob.XV:25『ジプシー・ロンド』より
   第3楽章:Rond all’Ongarese. Presto
  (I.Farringtonによるリコーダー、ヴァイオリン、チェロとチェンバロ編)、
 2) コレッリ:合奏協奏曲第8番ト短調Op.6 No.8『クリスマス協奏曲』より第5楽章:Allegro、
 3) マルチェッロ:オーボエ協奏曲ニ短調より第2楽章:Adagio、
 J.S.バッハ:
  4-6) チェンバロ協奏曲第2番ホ長調BWV1053
  (第1楽章:Allegro/第2楽章:Sicilliano/第3楽章:Allegro)
   (F.ブリュッヘン/L.ホルシュによるリコーダー編)、
  7) 管弦楽曲第3番ニ長調BWV1068より第2楽章:Air、
  8) 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006より第6楽章:ジーグ
  (F.ブリュッヘン/L.ホルシュによるリコーダー編)、
 テレマン:
  9-10) トリオ・ソナタ イ短調より(第1楽章:Largo/第4楽章:Allegro)、
  11-12) ファンタジア第3番ロ短調
    (第1楽章:Largo ? Vivace ? Largo ? Vivace/第2楽章:Allegro)、
 13) ヤコブ・ファン・エイク:『笛の楽園』第2巻より「道化師」、
 14-15) ジャック=マルタン・オトテール:『プレリュードの技法』Op.7 Pt.5より
  (プレリュード第3番ト短調:Rondement/プレリュード第2番ハ短調:Gay)、
 16) ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ:
   フルートとヴァイオリンのためのソナタOp.51 No.2より第4楽章:Gigha、
 17-19) F.クープラン:『王宮のコンセール』第4番ホ短調より
  (第5曲:サラバンド/第6曲:リゴードン/第7曲:ロンド風フォルラーヌ)、
 20) ニコラ・シェドヴィル:『忠実な羊飼い』ソナタ第6番ト短調より
    第4楽章:Allegro ma non presto、
 21-23) ジョン・ウォルシュ:『小鳥愛好家の楽しみ』より
  (ウソ ヘ長調/カナリア ハ短調/ベニヒワ ハ長調)、
 24-25) ヘンデル:リコーダー・ソナタ ヘ長調HWV369より
  (第1楽章:Grave/第4楽章:Allegro)、
  26) ヤコブ・ファン・エイク:『笛の楽園』第1巻より「美しい娘ダフネ」
ルーシー・ホルシュ(リコーダー)、
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)(1, 7, 9, 10, 16)、
アルベルト・ブリュッヘン(チェロ)(1, 7, 9, 10)、
トム・フォスター(チェンバロ)(1, 7, 9, 10, 17-20, 24, 25)、
Esther Van Der Eijk(ヴィオラ)(7)、
18世紀オーケストラ(2-6)

 巨匠リコーダー奏者の古楽器での演奏を企画。若きアーティストによるユニークな最新作

 オランダ、アムステルダム出身の若きリコーダー奏者、ルーシー・ホルシュが、同じくオランダのリコーダー奏者で指揮者の巨匠フランス・ブリュッヘン(1934-2014)の遺産を称えるニュー・アルバムをリリースします。
 ブリュッヘンの貴重な古楽器で演奏するユニークなプロジェクトです。
 ブリュッヘンは古楽の復興に取り組んだ真の先駆者で、1680年代から1740年代の歴史的なリコーダーの素晴らしいコレクションを所蔵していました。
 それらの楽器はブリュッヘンの死後10年間沈黙していました。
 そして今それらは、ブリュッヘン夫人から特別な許可を得てブリュッヘンと同郷のルーシーによって蘇りました。
 楽器は壊れやすく、ルーシーは時に2テイクしかそれらを演奏することができないこともありました。
 「最終的な結果としてはほとんどライヴ録音のようになったでしょう」(ルーシー・ホルシュ)。
 このブリュッヘンのコレクションがユニークなのは彼がそれぞれの楽器を博物館に置くためではなく、演奏の質で選んでいたということです。
 ルーシーはそれぞれの楽器の持つ音に合わせて選曲し、そのうちの何曲かは彼女の演奏技術をすっかり変える必要があるものもありました。
 アルバムにはブリュッヘンが設立した18世紀オーケストラ、ヴァイオリンのレイチェル・ポッジャー、そしてブリュッヘンの甥、アルベルト・ブリュッヘンがチェロで参加しています。

 ●「楽器を準備する短い期間で、それらの楽器は演奏することで持っている力を復活させるということを私は理解しました。息とその湿気が楽器に優しく入っていくとどれほど命を吹き込まれるものなのかということに気づきました。そして私はこのプロジェクトの重要性を確信しました」(ルーシー・ホルシュ)

 【録音】2024年5月27-30日、アムステルダム、Keizersgrachtkerk
 
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4870503
(2SACD Hybrid)
\19500→\18590
豪華なハードカバー・ブック仕様
 パヴァロッティ、フレーニ、カラヤン&ベルリン・フィル
  ~プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』》
ミミ・・・・・・・・ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
ロドルフォ・・・・・・ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
ムゼッタ・・・・・・・エリザベス・ハーウッド(ソプラノ)
マルチェッロ・・・・・・ローランド・パネライ(テノール)
コルリーネ・・・・・・・ニコライ・ギャウロフ(バス)
ショナール・・・・・・・ジャンニ・マッフェオ(バス)
ブノア/アルチンドロ・・・・・ミシェル・セネシャル(テノール)
パルピニョール・・・・・・ゲールノート・ピエチュ(テノール)
税関の役人・・・・・・ハンス=ディートリヒ・ポール(バス)
巡査部長・・・・・・…ハンス=ディーター・アッペルト(バス)
シェーネベルク少年合唱団、
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 SA-CDハイブリッド盤。
 しっかりとしたリネン貼りのスリップケースに収められ、ステッカーと多言語対応の豪華なハードカバー・ブック付き。
 国際的に著名なオペラのライター、ロジャー・パインズによる新たな長編エッセー、パヴァロッティ、フレーニとカラヤンに関するそれぞれの記事、デッカの新進テノール、フレディ・デ・トマーゾによるプッチーニ、パヴァロッティと『ラ・ボエーム』についての特別の記事、そしてオリジナルのイタリア語の歌詞と英語、ドイツ語の訳詞が含まれる1972年のオリジナル・ブックレットからの複製、オリジナルのセッション写真と最近発見された写真などが掲載されています。サイズ:約315×15×315 mm

4870506
(2LP)
\21000
《ルチアーノ・パヴァロッティ~プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』》
 《LP 1-2》
  プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』
 アビー・ロード・スタジオでカッティング、180gプレス盤、内側ポリ付き内袋入り。
 しっかりとしたリネン貼りのスリップケースに収められ、ステッカーと多言語対応の豪華なハードカバー・ブック付き。
 国際的に著名なオペラのライター、ロジャー・パインズによる新たな長編エッセー、パヴァロッティ、フレーニとカラヤンに関するそれぞれの記事、デッカの新進テノール、フレディ・デ・トマーゾによるプッチーニ、パヴァロッティと『ラ・ボエーム』についての特別の記事、そしてオリジナルのイタリア語の歌詞と英語、ドイツ語の訳詞が含まれる1972年のオリジナル・ブックレットからの複製、オリジナルのセッション写真と最近発見された写真などが掲載されています。サイズ:約315×15×315 mm

 プッチーニ没後100年記念。『パヴァロッティ/プッチーニ』再発シリーズ第1弾

 “最高の録音”と称えられた、名テノール歌手が全盛期の声で鮮やかに歌い上げた傑作オペラ

 ●デッカ・クラシックはこれまで最高のキャスト、経験豊富なオペラ・オーケストラ、そして優れた指揮者、自社の比類ない技術と素晴らしい音響を結び付け、オペラの名盤を数多く世に送り出してきました。
 作曲家プッチーニが没後100周年を迎える2024年、それを記念して、ルチアーノ・パヴァロッティが演じた3つのプッチーニ作品が再発売されます。
 その第1弾は世界で最も愛されているオペラの決定版、『ラ・ボエーム』です。限定盤。
 1972年のオリジナル・マスターテープから24-bit/192kHzに変換され作成されました。
 LPとしての再発売は1972年以来初めて、SA-CDハイブリッド盤としては初めての発売です。

 ●ジャコモ・プッチーニ(1858-1924)の歌劇『ラ・ボエーム』の魅力はいつまでも色あせることはありません。
 その歴史を通して、ルチアーノ・パヴァロッティほどこの傑作オペラと密接に結びついたアーティストはいませんでした。
 彼はオペラ・デビュー以来、ロドルフォ役を世界中で自分のものにしていました。
 この役は彼にとって理想的なもので、アーティストとして彼が持っているすべてを表現することができたのです。
 この録音では彼に最も愛されたパートナー、ミレッラ・フレーニと共に20世紀で最も著名な指揮者の一人ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮で、全盛期の素晴らしい声を披露しました。
 その結果、このオペラのロマンティックな精神は他のどの録音よりも鮮やかに表現されています。

 ●「パヴァロッティの最高の録音」――『ハイ・フィデリティ』誌(1973年)

 ●「パヴァロッティのロドルフォ…はおそらく彼がこれまでに成し遂げた最高のもので…カラヤンはドラマ性を失わず、歌手のサポートに力を抜くことなく、オーケストレーションの美しさを長引かせることのできる偉大なプッチーニの指揮者である」――『グラモフォン』誌(1987年)

 【録音】1972年10月9-13日、ベルリン、イエス・キリスト教会
 

<LP>


DG(LP)


4876586
(LP)
\5200
《ラン・ラン~サン=サーンス:組曲『動物の謝肉祭』》
 サン=サーンス:組曲『動物の謝肉祭』
  (第1曲a:序奏/第1曲b:獅子王の行進曲/第2曲:雌鶏と雄鶏/第3曲:騾馬/
   第4曲:亀/第5曲:象/第6曲:カンガルー/第7曲:水族館/第8曲:耳の長い登場人物/
   第9曲:森の奥のカッコウ/第10曲:大きな鳥籠/第11曲:ピアニスト/
   第12曲:化石/第13曲:白鳥/第14曲:終曲)
ラン・ラン、ジーナ・アリス(ピアノ)、
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
ジミー・ファロン(ナレーション)

 ラン・ランの『動物の謝肉祭』がナレーション入りで登場!

 ●2024年3月に発売されたラン・ラン、ジーナ・アリス夫妻とアンドリス・ネルソンス指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による『動物の謝肉祭』にナレーションが入ったLPが新たに登場します。
 アメリカの詩人オグデン・ナッシュの詩によるナレーションは、有名なテレビ司会者でコメディアンのジミー・ファロンによるものです。
 ラン・ランはこのアルバムであらゆる世代のリスナーを楽しませてくれます。
  【録音】2023年6月、ライプツィヒ
 














10/15(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE



AP 351
\2900→\2690
アラーニャ、還暦記念アルバム
 「60」~ ロベルト・アラーニャ

 ・ヴェルディ:《シモン・ボッカネグラ》より
  「地獄だ!~嫉妬の炎で(O inferno! ~Sento avvampar)」
 ・グノー:《ファウスト》より
  「この清らかな住まい(Salut! Demeure chaste et pure)」
 ・アダン:《ロンジュモーの御者》より
  「友よ、聞いておくれ(Mes amis, ecoutez)」
 ・フロトー:《マルタ》より「夢のように(Ach, so fromm)」
 ・ワーグナー:《ローエングリン》より
  「はるかな国に(In fernem Land)」、
  「愛する白鳥よ(Mein lieber Schwan)」
 ・モニューシコ:《ハルカ》より「もみの木のざわめき(Szumia jodly)」
 ・チャイコフスキー:《エフゲニー・オネーギン》より
  「青春は遠く過ぎ去り(Kuda, kuda)」
 ・リムスキー=コルサコフ:《サトコ》より
  「インドの歌(Song of the Indian Guest)」
 ・グノー:《ポリュクト》より「注意深いニンフたち(Nymphes attentives)」
 ・トマ:《ミニョン》より「さようなら、ミニョン(Adieu, Mignon)」
 ・マイヤーベーア:《ユグノー教徒》より
  「古い塔からそう遠くない(Non loin des vieilles tours...)」
 ・ペルゴレージ:《恋する兄(恋に陥った修道士)Lo frate 'nnamorato》より
  「あらゆる罰を(Ogni pena)」
 ・ドリゴ:《億万長者の道化師》よりセレナーデ
 ・レオンカヴァッロ:セレナーデ「月の光に(Au clair de lune)」
 ・ディ・キアーラ:「スペイン女(La Spagnola)」
 ・オスマン・ペレス・フレイレ:「クレオールのセレナーデ(Ay ay ay)」
 ・ダヴィド・アラーニャ:「アンダルシアの女(L'Andalouse)」
 ・ブロツキ:ビー・マイ・ラブ
 ・ロベルト・アラーニャ:ソニャーレ
ロベルト・アラーニャ(テノール)
モーフィング室内管弦楽団
ジョルジュ・クローチ(指揮)

 アラーニャ待望の最新盤は輝かしい歌声を堪能できる名アリア集!!

 録音:2024年3月、ウィーン

 2024年6月に18年ぶりの来日を果たし、サントリーホールで一度きりの公演を行い日本のファンをその歌声に酔いしれさせた至宝アラーニャ。
 その健在ぶり を示すかのような怒涛の名アリア集の登場。1963年生まれのアラーニャの還暦記念アルバムでもあります。
 一声聴けばアラーニャとわかる輝かしい歌声、そして フレーズの端々ににじみでる色気、美しいピアニシモ。
 言語は多岐にわたりますが、一貫して余裕たっぷりの歌唱ぶりと豊かな表情はさすがです。
 ヴェルディだけで なく、ミュージカルや最後には自作なども含み、これまでアラーニャが人生の中で触れてきた音楽やレパートリーの幅広さ、そして「アラーニャ健在」をあらためて 力強く印象づける1枚です。

 
 
 


AP 353
\2900
FALCON / アレクサンドラ・クジャク
 ・モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》より
  「むごい人ですって?・・・言わないで、いとしい人」
 ・ベートーヴェン:演奏会用アリア「ああ、ひどい人よ」op.65
 ・スポンティーニ:《ヴェスタの巫女》より
  アリア「私がおそれおののきながら懇願する人よ」
  「この神聖な祭壇の上で」
 ・アレヴィ:《ユダヤの女》より「ロマンス」
 ・マイヤーベーア:《ユグノー教徒》より
  「私は家で一人・・・涙の中で」
 ・ニーダーマイヤー:《ストラデッラ》より「ああ、ひどい夢だ」
 ・ロッシーニ:《オリー伯爵》より「悲しみの中で」
 ・ベルリオーズ:「若きブルターニュの牧童」H.65
 ・ウェーバー:《魔弾の射手》より
  「あの人を知らぬうちは、眠りもたやすく訪れたのに・・・
   清き歌よ、静かに静かに」
アレクサンドル・クジャク(ソプラノ)
モーフィング室内管弦楽団
バッセム・アキキ(指揮)

 フランスの悲劇の歌姫、コルネリー・ファルコンへのオマージュ

 録音:2023年10月19-24日、ウィーン

 1977年ポーランド出身のソプラノ、アレクサンドラ・クジャク(クルジャク、クルザク)による1枚。
 「Falcon」と題し、19世紀フランスの歌姫として時代の寵児になるも短い期間で声を失ってしまったコルネリー・ファルコン(1814-1897)へのオマージュです。

 ポーリーヌ・ヴィアルドやマリブランと同時代に活躍したコルネリー・ファルコンは、上質なフランス・ベルカントのスターの一人でした。
 豊かで力強い低音域と、きわめて印象的な高音域の声の持ち主は、急激にスターダムを歩み、突然にして声を失う(しかも舞台上で)という悲劇的な運命を歩むこととなりました。
 ここでクジャクがとりあげたのは、ドンナ・アンナのアリアなどファルコンが得意としたものから、ファルコンのことをとりわけ絶賛していたベルリオーズの作品まで、ファルコンゆかりの作品たち。
 フランス・オペラ界で最もセンセーショナルな芸術家のひとりにスポットライトを当てています。
 
 

AP 348
(2CD)
\4200
メンデルスゾーン:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
 メンデルスゾーン:
  [CD1]
   〔1820 年代の習作から〕
    1. ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 MWV Q9
    2. プレリュード ニ短調、フーガ
     ト短調 MWV Z1(ツェルターの練習帳)No.97
    3. メヌエット ト長調 MWV Q8
    4. 無題 ト短調 MWV Z1(ツェルターの音楽帳) No.104
    5. アンダンテ ニ短調 MWV Q4
    6. フーガ ニ短調 MWV Q5
    7-9. ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 MWV Q7 (1820)
    10-12. ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 op.4 MWV Q12 (1823)
    13. ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 MWV Q18 (1826-27)
    14-16. ヴァイオリン・ソナタ へ長調 MWV Q26 (1838、初版)
  [CD2]
   1-3 ヴァイオリンとピアノ、弦楽のための協奏曲 ニ短調 NWB O4 (1823)
   4(アンコール)
     無言歌 op.62-1(クライスラーによるヴァイオリンとピアノ版)
デニツァ・カザコワ(ヴァイオリン)
シルヴィアンヌ・ドゥフェルヌ(ピアノ)
スイス・ロマンド・ユース管弦楽団

 メンデルスゾーンのヴァイオリンとピアノの両方を含む作品全集!

 録音:2023年11月17-19日、2024年1月26-29日/78:00+40:00

 メンデルスゾーンが書いた、ヴァイオリンとピアノの両方をふくむ作品全集の登場。
 ヴァイオリンとピアノはメンデルスゾーンの生涯を通じて身近な存在であり、 作曲家は初期の頃から作品を書いていました。
 ここに収録されたヴァイオリンおよびピアノのための作品全集は、初期の作品から円熟期の作品までが混在してお り、メンデルスゾーンという天才が早熟であったことをあらためて示していると同時に、早熟の才能がさらなる発展を遂げたことを実感することができます。

 1820年代の習作をふくむヴァイオリンとピアノのための作品はの崇高で憂いを帯びた繊細さなど、とても10歳ちょっとの子供が書いたものとは思えません。
 ピアノのパッセージの端々にすでに顕在している天才のきらめきは後のピアノ三重奏曲などを思わせます。ヴァイオリンとピアノのための協奏曲の表情豊かさを聴くと、まだ14歳だったメンデルスゾーンの表現力の成熟と芸術性に驚かされます。
 ヴァイオリンのデニス・カザコワはブルガリア出身、シルヴィアンヌ・ドゥフェルヌはスイス出身。スイス・ロマンド・ユース管弦楽団のメンバーのみずみずしいアンサンブルも必聴の、世界初録音を含む、注目のアルバムです。
 
 

AP 356
\2900
ブラームス:雨の歌
 ブラームス:
  ・ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調「雨の歌」 op.78
  ・ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.100
  ・ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op.108
セルゲイ・オストロフスキ(ヴァイオリン)
ナターリア・モロゾヴァ(ピアノ)

 重厚にして濃密な歌

 ヴァイオリン/1716年製ジョヴァンニ・グランチーノ
 録音:2023年9月26-28日、スイス

 ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲録音。
 ヴァイオリンのオストロフスキーはアイザック・スターンに「イスラエルのヴァイオリン奏者の中でもひときわ素晴らしい」と絶賛された存在。
 アヴィヴ弦楽四重奏団の第1奏者、指揮者、コンサートマスター、ジュネーヴ音楽院でヴァイオリンの教授も務める実力者です。
 ナターリア・ モロゾヴァはモスクワ出身、チャイコフスキー音楽院を優秀な成績で卒業後、ソロのほか、デュオ、室内楽でも活躍しています。
 ふたりのアンサンブルは節度を保ち つつ、重厚かつ濃厚な音色でブラームスの作品を深々と謳い上げています。

 
 
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AP 268
\2900→\2690
2007年チャイコフスキー国際コンクール第2位
 ニキータ・ボリソグレブスキー(ヴァイオリン)
Carnet de voyages(旅へのチケット)

 ・ストラヴィンスキー:ロシアの踊り(ペトルーシュカより)
 ・フランク・ブリッジ:スプリング・ダンス、カントリー・ダンス
  (ヴァイオリンとピアノのための4 つの短い小品より)
 ・ヴュータン:絶望(言葉のないロマンス)
 ・ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲 ホ短調 op.46-2
 ・アントニオ・バッツィーニ:妖精の踊り
 ・トール・アウリン:スウェーデン舞曲集より op.30-1 モデラート
 ・ラフマニノフ:2つのサロン風小品より「ロマンス」
 ・シベリウス:5つの田園舞曲 op.106より第1 番ラルガメンテ・アッサイ
 ・クライスラー:愛の悲しみ
 ・ストラヴィンスキー/ドゥシュキン:スイス舞曲(妖精の口づけより)
 ・ベートーヴェン:
  「ロシア(ウクライナ)民謡〈美しいミンカよ、行かなくては〉
   の主題と6つの変奏」イ短調 op.107/7
 ・ブラームス:ハンガリー舞曲第17番
 ・ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
 ・ドビュッシー:巷に雨のふるごとく(忘れられた小唄より)
 ・ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ op.4
 ・メンデルスゾーン:無言歌 op.62-1「アンダンテ・エスプレッシーヴォ」
 ・ポンス:エストレリータ
 ・ミヨー:ブラジルの女 op.165b
ニキータ・ボリソグレブスキー(ヴァイオリン)
ゲオルギー・チャイゼ(ピアノ)

 注目の奏者 ボリソグレブスキーが 卓越したテクニックと音楽性で聴かせる 「旅」にまつわる名作

 録音:2020年8月

 2007年のチャイコフスキー国際コンクールで第2位入賞、大きな話題となったボリソグレブスキーの新譜がaparteより登場!
 「Carnet de voyages(旅へ のチケット)」と題し、作曲家達が様々な民謡やその土地の音楽などから影響を受けて書いた音楽を集めました。
 作品をとおして、音楽そのものだけでなく、旅の 感覚も作曲家や演奏家と共有していることを感じる1枚。
 技巧が光る曲、歌に満ちた曲など様々な楽曲がならびます。
 2024年ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも 来日したヴァイオリニストのニキータ・ボリソグレブスキーとピアニストのゲオルギー・チャイゼが、抜群のデュオで聴かせます。

 =プロフィール=
  ニキータ・ボリソグレブスキー(ヴァイオリン) 2007年チャイコフスキー国際コンクールで第 位入賞と同時に5つの特別賞に輝き、一躍注目を浴びる。
  2010年シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールおよ びクライスラー国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。
  フィンランド放送交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、ラハティ交響楽団、トゥルク・フィルハー モニー管弦楽団、クオピオ交響楽団をはじめとするフィンランドの主要オーケストラと共演を重ねている。
  2022/23 シーズンよりウィーン・コンツェルトハウスの アーティスト・イン・レジデンスを務め、ニコライ・ルガンスキー、ナレク・アフナジャリャン、マキシム・リザノフ等との共演や、室内楽の定期演奏会ではナレク・ア フナジャリャン&ゲオルギー・チャイゼとのトリオで登場している。ウィーンのほか、グラーツやリンツでも度々演奏している。
  これまでに、サカリ・オラモ、ヴァシリー・シナイスキー、ディーマ・スロボデニューク、スタニスラフ・コチャノフスキー、クラウス・マケラ等の指揮者のほか、アレクサンドル・クニャーゼフや藤田真央等とも共演している。2024年LFJ音楽祭で来日、チャイゼとのデュオで絶賛された。
  1985年、ロシアのヴォルゴドンスク生まれ。モスクワ音楽院でドゥアルド・グラチとタチヤーナ・ベルクリに師事。その後、エリザベート王妃音楽大学でオーギュスタン・デュメイから、クロンベルク・アカデミーでアナ・チュマチェンコから薫陶を受ける。

 ゲオルギー・チャイゼ(ピアノ)
  2024LFJ 音楽祭で来日、ボリソグレブスキーとのデュオで絶賛されたほか、リサイタルではチャイコフスキーやショパンを演奏、高い評価を得た。
  1988年サンク トペテルブルク生まれ。7 歳でピアノとヴァイオリンを開始。モスクワ音楽院のドレンスキーの指導を受け、ベルリン芸術大学修士課程でヘルヴィヒに師事。
  2009年、カナダのホーネンス国際コンクール第1位。2015年、ノルウェーのトップ・・オブ・ザ・ワールド国際コンクール第1位。



 ■ ボリソグレブスキー来日日程
 NHK交響楽団 定期公演 Bプログラム
  11月21日 19:00開演 サントリーホール
  11月22日 19:00開演 サントリーホール
   チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(指揮:ディマ・スロボデニューク)
  11月24日 16:00開演 NHK大阪ホール
   チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(指揮:ディマ・スロボデニューク)
  11月25日 19:00開演 武蔵野市民文化会館小ホール
   無伴奏リサイタル(J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004ほか)
 




EVIDENCE


EVCD 118
\2900
フランク、ハイドン、ラフマニノフ/イヴァン・ヤナコフ
 フランク:プレリュード、フーガと変奏 op.18
 ハイドン:ピアノ・ソナタ 第31 番 変イ長調 Hob.XVI.46
 ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 op.42
イヴァン・ヤナコフ(ピアノ/FAZIOLI)

 ブルガリア出身のヤナコフ、奔放かつ繊細なヴィルトゥオジティ、FAZIOLI の音色が冴える

 録音:2023年8月12-14日、オランダ

 セザール・フランクの前奏曲、変奏曲とフーガは、もともとJ.S. バッハの作品に触発されてオルガンのために作曲されたものですが、カヴァイエ=コールによる 楽器の革新的な技術によって、よりヴィルトゥオーゾ的で色彩豊かな演奏を展開できるようになっています。
 ピアニストのイヴァン・ヤナコフの演奏は、オルガンの 豊かな響きに勝るとも劣らない迫力と音量で圧倒的です。
 ヤナコフは10代の時にワイセンブルクのリサイタルに行って、演奏会冒頭でこのフランクを聴いて衝撃 を受けたそう。
 ハイドンのソナタ第31番では、その優美な装飾が光っています。ラフマニノフが約10年の沈黙を破ってフランスで作曲したピアノ独奏のための最 後の作品である「コレッリに基づく変奏曲」では、奔放なヴィルトゥオジティと痛烈な哀愁を漂わせています。
 イヴァン・ヤナコフはブルガリア出身。ピアニストおよ び指揮者(ロンドン・チェンバー・プレイヤーズの幻術監督権指揮者)として活躍しています。

 
 




HARMONIAMUNDI

HMX 2904098
(2CD)
\3900

クリスマスの夜のための音楽集/ベルリンRIAS 室内合唱団


 [CD1]
  1. メンデルスゾーン:聖夜Op.79 の1 
  2. グロノスタイ:闇は深まり 
  3. エッカルト:私は深く死人のような夜だった 
  4. ブルッフ:クリスマス・イヴに
  5. ブラームス:おお救い主よ、天の扉を開けOp.74の2
  6-7. エッカルト:今ぞ、愛する魂よ/山を越えてマリアは行く
  8. ペルト:マニフィカト
  9-10. ブルックナー:アヴェ・マリア/エサイの枝は芽を出し
  11. プーランク:サルヴェ・レジナ
  12. グリーグ:アヴェ・マリス・ステラ
  13. スヴェーリンク:この日キリストは生れたまえり
  14-15. プレトリウス:甘き喜びのうちに/バラは咲きいで
  16-19. プーランク:クリスマスの4つのモテット
  20. マンディチェフスキ:聖夜!
 [CD2]
  ・カール・エドゥアルト・ネッスラー(1863-1943):
   わが民をなぐさめよ
  ・レーガー(1873-1916):
   高く戸を上げよ/私たちの慕う聖母がop.138-4/
   Es kommt ein Schiff geladen/
   Das Volk, das im Finstern wandelt op.84-2/
   高き天より、われは来たれリ/
   Kommt und last uns Christum ehren/
   甘き喜びのうちに/わが子よ、眠れ/
   言葉は肉となり/おお、甘きエルサレムよ
  ・メンデルスゾーン:
   歓び歌わしめよ、救い主は近い/歓呼せよ、汝ら地の民よ
  ・フリードリッヒ・ジルヒャー(1789-1860):
   いと高きところに神あれ
  ・ロベルト・フックス(1847-1927):喜びに満ちた日よ
  ・ブルッフ(1838-1920):Lasst uns das Kindelein wiegen
  ・キーンズル:わが魂は汝に感謝す
  ・ヘルマン・リーデル(1847-1913):来たれ、羊飼いよ
  ・フランス・ヴュルナー(1832-1902):
   Herbei, o ihr Glaub'gen/Kindelein zart
  ・マンディチェフスキ:静かな夜、聖なる夜
  ・ヘルマン・リーデル(1847-1913):O du froehliche
RIAS 室内合唱団
[CD1]クリストフ・ラーデマン(指揮)
[CD2]ウヴェ・グロノスタイ(指揮)

 プレトリウスからプーランクまで世界最高峰の声楽アンサンブルによるクリスマス音楽集

 録音:[CD1]2013年、[CD2]2002年/2h01'13

 RIAS 室内合唱団によるクリスマス音楽集。
 世界最高峰の声楽アンサンブルが祝うクリスマスは実に美しく、厳かにして神秘的。キリストの降誕と聖母マリアに捧げられた最も美しい音楽が、美しく響き渡ります。
 




MDG



MDG 10223322
【再発売】
\2700
アントニー・ルーリー、80歳を記念してMDGの名盤
 ヨハン・グラッベのマドリガル集

  ヨハン・グラッベ (1585-1655):
   マドリガーレ集第1巻
コンソート・オブ・ミュージック
エマ・カークビー(ソプラノ)
テッサ・ボナー(ソプラノ)
メアリー・ニコルズ(アルト)
アンドリュー・キング(テノール)
ルーファス・ミュラー(テノール)
リチャード・ウィストライク(バス)
アントニー・ルーリー(指揮)

 英国古楽界の巨匠アントニー・ルーリー、80歳を記念してMDG の名盤を再発売!

 録音:1985年6月、デトモルト・ハイリゲンリルヒケン

 MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ。
 今回は、1969年、リュート奏者のアントニー・ルーリーの主宰によってイギリスで 組織された、声楽アンサンブル、コンソート・オブ・ミュージック。アントニー・ルーリーの80歳の誕生日を祝って再発売されました。
 イングランドとイタリアの後期 ルネサンスと初期バロックの音楽を中心に多くの録音を行なって、高く評価されています。ソプラノのエマ・カークビーを初めとするメンバーは、イギリス古楽界の 第一級のソリストが揃っています。
 本作はシュッツと同世代のドイツの作曲家ヨハン・グラッベ(1585-1655) のマドリガル集。
 11歳でビュッケブルク宮廷聖歌隊の一員となり、オルガンをコルネ リアス・コンラドゥスに学び、オルガニストとして成功した後、ヴェネツィアに渡り、ジョヴァンニ・ガブリエリと共に学び、イタリア風のマドリガルの様式を取り入れ た作品を残しました。
 しかし彼のマドリガーレは第1集を除いて現存しておりません。彼の独創性と作曲技法の真髄が凝縮されたこのマドリガーレをアントニー・ルー リーは、モンテヴェルディに匹敵する傑作だと考えています。
 恋物語の一連の災難、苦悩、そして時折の喜び、最後には恋する女性の狂乱を描いており、エマ・カー クビーの輝かしいソプラノは必聴です。
 
 

MDG 90323316
(SACD HYBRID)
\2900
ハートマン、ゲーゼ、メンデルスゾーン:
 クラリネット、チェロ、ピアノ作品集

  エミール・ハートマン(1836–1898):セレナーデ イ長調 op.24
  ニルス・ゲーゼ(1817–1890):ノヴェレッテ イ短調 op.29
  メンデルスゾーン(1809 –1847):三重奏曲 ニ短調 op.49
キメラ・トリオ
 アネミック・デ・ブルーイン(クラリネット)
 イレーネ・コック(チェロ)
 ローレンス・デ・マン(ピアノ)

 メンデルスゾーンをめぐる北欧の作曲家の室内楽作品集

 使用楽器:Steinway D "Manfred Burki" 1901
 録音:2023年11月27-29日、マリエンミュンスター修道院コンサートホール/69'09、Stereo/5.1/2+2+2

 クラリネット、チェロ、ピアノによるオランダのキメラ・トリオ。20世紀末の作曲家の作品を録音したデビュー盤(MDG90322256)に続く第2 弾がリリース されます。
 今回はメンデルスゾーンとライプツィヒを中心とした周辺の作曲家の作品を収録。メンデルスゾーンの親友でライプツィヒ・ゲヴァントハウスの首席指揮 者も務めたデンマークの作曲家ニルス・ゲーゼ。
 そしてゲーゼの義理の兄弟でありライプツィヒで学んだエミール・ハートマンの作品が収録されています。
 ゲーゼと ハートマンの作品はメンデルスゾーン、シューベルト、シューマンらドイツロマン派の作品に敬意を払いつつ、北欧の神話、伝説の世界のような鮮やかさをたたえて います。
 
 


MDG 91223306
(SACD HYBRID)
\2900
メンデルスゾーン・プロジェクトVOL.5
 シンフォニア第11番ヘ短調
 シンフォニア第12番ト短調
 シンフォニア第13番ハ短調
ドグマ室内オーケストラ
ミハイル・グレヴィチ(指揮)

 ドグマ室内オーケストラによるメンデルスゾーン・プロジェクト第5 弾、遂に完結!

 録音:2023年6月24-26日、12月2-4日、マリエンミュンスター修道院コンサートホール/63'00、Stereo/5.1/2+2+2

 メンデルスゾーンは、12歳から14歳にかけて弦楽のためのシンフォニアを12曲作曲しています。
 ドグマ室内オーケストラは、同時期に書かれた5つの協奏曲を含めたメンデルスゾーンのシリーズをリリース。本作はその第5弾完結盤です。
 この全12曲の「シンフォニア」はメンデルスゾーンの家で毎週日曜日に開催されていた音楽会で演奏するために作曲されました。
 「シンフォニア」は番号が進むに つれ、作曲手法の洗練や楽器編成の変化など、メンデルスゾーンの作曲家としての成長が見て取れます。
 交響曲第1番(1824年作曲)の自筆のスコアにはシンフォ ニア第13番と記されていることから、これら一連のシンフォニアはメンデルスゾーンの交響曲の重要な入口と言えるでしょう。
 第11番から第13番のシンフォニアは、若き天才がいかに彼が持つインスピレーションを意識的に作曲技法に落とし込んだのかがわかります。
 知的なバッハの対位 法、優雅なウィーン古典派の形式などを取り入れながら、自身の独創性を遺憾なく発揮しています。
 



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PRAGA DIGITALS



PRD 250428
\3000→\2790
プラジャーク弦楽四重奏団
ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」、
 ソプラノと弦楽四重奏による演奏

  ハイドン:「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」
   (ホセ・ペレス・ラカサによるソプラノと弦楽四重奏版)
プラジャーク弦楽四重奏団
 〔ヤナ・ホナシュコヴァ(Vn)、
  マリー・フクソヴァ(Vn)、
  ヨーゼフ・クルソニュ(Vla)、
  ヨナーシュ・クレイチー(Vc)〕
ヘレン・カーンズ(ソプラノ)

 ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」、ソプラノと弦楽四重奏による演奏、プラジャークSQ の美音が冴える!

 録音:2023年6月、9月、プラハ

 ハイドンは、1787年の聖金曜日のための音楽を依頼され、《十字架上のキリストの最後の7 つの言葉》を作曲しました。
 最初に管弦楽版が完成、すぐ後に弦楽四重奏版も完成させています。
 
 ここでプラジャーク弦楽四重奏団が演奏するのは、2008年に、スペインの作曲家ホセ・ペリス・ラカサが手掛けた弦楽四重奏とソプラノのための版。
 アイルランド出身のソプラノ、ヘレン・カーンズを迎えたプラジャーク弦楽四重奏団は、ハイドンの傑作に新たな光を当てています。
 ホセ・ペリス・ラカサ(1924-2017)は、マドリード王宮礼拝堂の名誉オルガニストであり、カール・オルフやナディア・ブーランジェに師事しました。ラカサがGEMAに所属するにあたり、オルフとハルトマンが協力したということです。

 
 




WAON RECORDS


WAONCD 590
(HQCD)
\2800
本村睦幸(リコーダー)
リコーダーによるオトテール作品集
 ジャック・オトテール"ル・ロマン"

  1-7. 組曲 作品5の2 ハ短調 *2 ″
   プレリュード Lentement - Vivement/
   アルマンド Tendrement/サラバンド/
   メヌエット I - II - I /ガヴォット Tendrement/
   ロンドー/ジーグ
  8. ジャン=バティスト・ド・ブセ:
   「私のため息、私のやるせない恋の言葉」 *4 ‱
  9-15. 組曲 作品2の1 へ長調(原調:ニ長調) *1 ‱
   プレリュード Lentement - Gay /
   アルマンド「王家」 Gracieusement /
   ロンド「オルレアン公」Gay /
   サラバンド「アルマニャック伯」/
   ガヴォット「ムードン」/
   メヌエット「ブリオンヌ伯」 I - II - I /ジーグ「陽気」
  16. プレリュード ト短調 *3 ′
  17. ミシェル・ランベール:
   「岩山よ、おまえたちには聞こえないのか」 *4 ′
  18-23. 組曲 作品2の3 変ロ長調(原調:ト長調) *1 ′
   アルマンド「サン・クルーの滝」Piqué /
   サラバンド「ギモン」/
   クーラント「無関心」Legerement - ドゥーブル/
   ロンドー「嘆き」Tendrement /
   メヌエット「愛らしい子」/ジーグ「イタリア風」
  24. すべての音度上の終止形を含むプレリュード ト短調 *3 ′
  25-28. 組曲 作品2の5 ト短調(原調:ホ短調) *1 ′
   アルマンド「ショーヴェ」/「メサンの人」/
   ロンドー「いたずらっ子」/ジーグ「ペルージュの人」
  29-33. 組曲 作品5の3 へ長調(原調:ニ長調) *2 ‱
   プレリュードLentement /アルマンドGay /
   クーラント/グラーヴ/ジーグ
  34. ジャン=バティスト・ド・ブセ:
   「どうして? 優しい小夜鳴鳥よ」 *4 ″
 
 *1 "トラヴェルソとその他の楽器のための
  通奏低音を伴う曲集第1巻作品2新版"(1708/1715)
 *2 "トラヴェルソとその他の楽器のための
  通奏低音を伴う曲集第2巻作品5"(1715)
 *3 "トラヴェルソ、リコーダー、オーボエや
  他の高音楽器によるプレリュードの技法作品7"(1719)
 *4 "トラヴェルソの2重奏、3重奏用に古今最高の
  作曲家たちから引用したエールとブリュネット集"(1721)
 演奏ピッチ:a'=396
本村睦幸(リコーダー)
上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
郡司和也(チェンバロ)

 オトテール生誕350年記念、日本の名手たちが結集した決定的名盤の登場

 使用楽器:
   f'管アルトリコーダー:斉藤文誉2023年アムステルダム,作者不詳のフランスの楽器のコピー
   f'管アルトリコーダー:斉藤文誉2023年アムステルダム,リッパートのコピー
   c'管テナーリコーダー:斉藤文誉2016-2023年アムステルダム,ステインズビーJr.のbフラット管テナーを短縮したコピー
  ヴィオラ・ダ・ガンバ:フランソワ・ボダール2000年ベー,ジョージ・ギブズのコピー7 弦に拡張
  チェンバロ:デヴィッド・レイ1985 年パリ,ブランシェのコピー

 録音:2023 年7月25-27日、品川区立五反田文化センター 音楽ホール
 [ 5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
 Microphones : PureT Records current transmission microphones with Schoeps MK2H capsules,designed and manufactured by Tadaharu Mouri 毛利忠晴 (PureT Records), 2015 (last modified 2018), Tokyo
 Stereo setting : A-B stereo
 Preamplifier : PureT Records PT-CMP01, designed and manufactured by
 Tadaharu Mouri 毛利忠晴 (PureT Records), 2015 (last modified 2016), Tokyo
 AD converter : Mytek Digital Brooklyn ADC
 Recorder : TASCAM DA-3000
 Master clock : Grimm Audio CC2
 DSD/PCM to PCM converter : Weiss Saracon-DSD

 日本のリコーダーの名手 本村睦幸が、2024年のジャック・オトテール生誕350年を機に、リコーダー奏者の立場からその魅力を浮かび上がらせようとするア ルバム。
 楽器製作家 斉藤文誉により、可能な限り当時の仕様に忠実に再現されたシングルホールのリコーダーを用い、オトテールの残した運指に則って演奏。
 名手 上村かおり、郡司和也の共演を得、音ひとつひとつがさまざまな色彩と陰影に富む魅惑の音世界をお楽しみください。カスタムメイド電流伝送マイクと5.6MHz DSDによる高音質録音です。

 オトテールは1674年に生まれ、ルイ14世の治世からヴェルサイユ宮殿での演奏をにない、木管楽器のための数々の作品を生み出し、特に木管楽器の室内楽 を創出した最重要音楽の一人。
 17世紀末、木管楽器の構造が円柱から円錐に代わり、それによって音域が広がり、半音階の演奏が容易になり、音色の柔軟性が高 まるという大変革が起こりました。
 オトテールはその新しい木管楽器の指南書や曲集、教本を出版しておりました。2024 年はオトテール生誕350年。あらためて その音楽の魅力を、名手たちによる演奏でお楽しみいただきます。

 1980年代のアムステルダムに学んだ日本の名手、本村睦幸は、アルバム〈無伴奏リコーダー600年の旅〉(WAONCD-140)で聴かれるように、中世から現代 音楽までの幅広いレパートリーを持つが、近年は特に、盟友のリコーダー製作家、斉藤文誉が18世紀リコーダーの最新の調査に基きオリジナル通りのピッチや運 指で作る楽器の数々を愛用し、それにふさわしいレパートリーを探求している。
 ワオンレコードからの7番目リリースとなる本アルバムでは、新たに製作されたフラ ンスのリコーダーのコピーを用いるなど、その成果が反映されている。

 ヴィオラ・ダ・ガンバの上村かおりは、東京とブリュッセルで学び、現在はブリュッセルを拠点に、全ヨーロッパのみならず、南北アメリカ、アジア、オーストラリアの 各地で活躍している。リチェルカール・コンソート、レザール・フロリサン、レ・タラン・リリック、ル・ポエム・アルモニク、オランダバッハ協会など著名な演奏団体 との共演も多い。
 近年は《優 Yuu》、《鏡 Kagami》と題したアルバムをリリースし、ソリストとしての新境地を開拓中である。

 チェンバロの郡司和也は、東京藝大とリヨン国立高等音楽・舞踊学校で学び、2010年にはブルージュ国際古楽コンクールでチェンバロ部門の最高位を受賞した。
 現在はリヨンを拠点とし、オーヴェルニュ室内管弦楽団、トゥーロン・オペラ座、サンテティエンヌ・オペラ座をはじめ、フランスの複数のアンサンブルと定期的に共演するほか、2018年にはラジオ・フランスのスカルラッティ全曲録音のソリストの一人として抜擢されるなどソリストとしての活動も広げている。
 



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NIFC



XNIFCCD158
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ロレンツォ・コッポラ(ピリオド・クラリネット)
ウェーバー:クラリネット協奏曲第2番

 ユゼフ・エルスネル(1769-1854):交響曲ハ長調 Op.11
 カールマリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):
  クラリネット協奏曲第2番変ホ長調 Op.74
 W.A.モーツァルト:交響曲第21番イ長調 K.134
ロレンツォ・コッポラ(ピリオド・クラリネット)
マルティナ・パストゥシュカ(ヴァイオリン、指揮)
<oh!>オルキェストラ・ヒストリチナ
NIFCCD158
\2700→\2490

 イタリアの名手、ロレンツォ・コッポラ!ウェーバーのクラリネット協奏曲第2番!

 ☆現代古楽シーンを代表するオーケストラとも度々共演を重ねるイタリアの名手、ロレンツォ・コッポラ!
 ☆ウェーバーのクラリネット協奏曲第2番(ロマン派)とモーツァルト、エルスネルの交響曲(古典派)をカップリング!

 ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベルNIFC。本アルバムでは、ウェーバーの友人であり、当時のクラリネットの名手でもあったハインリヒ・ベールマンのために書かれたクラリネット協奏曲に、エルスネル、モーツァルトの交響曲が組み合わされています。
 このアルバムに収められたユゼフ・エルスネル、カール・マリア・フォン・ウェーバー、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの管弦楽曲は、18世紀から19世紀にかけての古典派(モーツァルト、エルスネル)と初期ロマン派(ウェーバー)の時代に書かれたもので、ショパンは若い頃からこれらの作曲家の音楽に親しみ、特にワルシャワ時代のショパンに大きな影響を与えました。
 ショパンと古典派を隔てたのはわずか1世代ほどですが、歴史的背景や当時の音楽のダイナミックな変容と激しい発展のため、それは1つのエポックのようでした。

 アルバムのメインとなるウェーバーのクラリネット協奏曲第2番は、1811年に立て続けに作曲された3つの協奏曲のうちの一つで、ロマン派的な憂愁を帯びた旋律とヴィルトゥオーゾ性、そして華麗さが表現されています。
 他のウェーバーのクラリネット作品と同様、当時の名手ハインリヒ・ベールマンのために書かれ、ウェーバーの指揮、ベールマンの独奏で初演やヨーロッパ中でのツアーを繰り広げました。

 クラリネットの重要レパートリーにあげられるこの作品のソロを務めるのは、ハーグ王立音楽院でエリック・ホープリッチに学び、フライブルク・バロック・オーケストラ、レ・ザール・フロリサン、ラ・プティット・バンドなど、現代古楽シーンを代表するオーケストラとも度々共演を重ね、2004年からはバルセロナのカタルーニャ音楽院(ESMUC)で自身もヒストリカル・クラリネットを教えているイタリアの名手、ロレンツォ・コッポラです。

 ※使用楽器:Clarinet in B flat with 12 keys, after Heinrich Grenser (c.1810, Dresden), made by Agnes Gueroult (Paris, 1999)
 ※2023年10月10日-11日、3月4日ー5日、4月17日ー20日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)

 
 



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PRIMA CLASSICS



JPRIMA037
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5313
マルティン・ガルシア・ガルシア(ピアノ)
 「イーヴンタイド~夕まぐれ」~ ショパン&ブラームス

 CD1
  ショパン:
   舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
   ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35《葬送》
 CD2
  ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5
  ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
  モンポウ:歌と踊り 第4番
マルティン・ガルシア・ガルシア(ピアノ)
PRIMA037
(2CD)
\4200→\3790

 マルティン・ガルシア・ガルシア最新作CD化!来日記念緊急リリース!

 ☆2021年ショパン・コンクール第3位&協奏曲賞、マルティン・ガルシア・ガルシア!
 ☆配信限定タイトルがCDリリース決定!
 ☆2024年来日公演に合わせて緊急発売!

 2021年の第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位と「協奏曲集」に輝き、その際立つ個性で世界に圧倒的な存在感を植え付けたスペインのピアニスト、マルティン・ガルシア・ガルシア。
 2023年に録音され、2024年に配信限定でリリースされていた最新アルバム「イーヴンタイド ~ 夕まぐれ」が、2024年の来日ツアーを記念して、CDリリースも決定いたしました!

 夕暮れと潮の満ち干の概念をひとつに組み込んだ、英語の古いことば「EVEN-TIDE」というタイトルが付けられたこのアルバムは、ショパンとブラームスの音楽上の深い矛盾を掘り下げるプログラム。
 ショパン作品はショパン・コンクールで演奏しなかった作品を中心に選ばれて紹介されており、2つの記念碑的ソナタを核にして、マルティン・ガルシア・ガルシアの音楽研究への揺るぎない献身を見せてくれます。
 ショパン・コンクールでも選んだイタリアの名器、ファツィオリ・ピアノの優美なサウンドにもご注目あれ。

 ※録音:2023年8月、ワルシャワ
 ※使用ピアノ:ファツィオリ

 




名器ファツィオリを駆ってショパン・コンクールを自在に駆け回ったガルシア・ガルシア。
あのコンクールで一番楽しそうなのがこの人だった。

https://youtu.be/wrpron-_FwE?si=fjN25HHHkOwNyhLM
 
 




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SIGNUM CLASSICS



JSIGCD912
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500
※来日記念特価再案内
未発売音源多数!
 キングズ・シンガーズ!2024年来日記念特価!
  クロース・ハーモニー

 【CD1】
  1. エルトン・ジョン(アンドルー・ジャックマン編曲):
   クロコダイル・ロック*
  2. ローラ・マヴーラ
   (エリック・ウィテカー編曲、
    クリストファー・ブリュートン追加編曲):
     ファーザー・ファーザー*
  3. ポール・サイモン(アンドルー・ジャックマン編曲):
   恋人と別れる50の方法
  4. エド・シーラン、フォイ・ヴァンス(ジム・クレメンツ編曲):
   ザ・ヒルズ・オヴ・アバフェルディ*
  5. クイーン(ニック・アシュビー編曲):懐かしのラヴァー・ボーイ
  6. ジェローム・カーン(ジョン・ラッター編曲):今宵の君は*
  7. ジョージ&アイラ・ガーシュウィン(ボブ・チルコット編曲):
   おお! アイ・キャント・シット・ダウン(僕は座れない)
  8. マイク・スコット(クリストファー・ブリュートン編曲):
   ハウ・ロング・ウィル・アイ・ラヴ・ユー*
  9. ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
   (ダリル・ランズウィック編曲):
    オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ*
  10. 伝承曲(ダリル・ランズウィック編曲):
   シー・ムーヴド・スルー・ザ・フェア
    (彼女は市場を通り抜けていった)*
  11. アルバート・ハモンド(ピーター・ナイト編曲):
   アイム・ア・トレイン(俺らは機関車野郎)*
  12. ジェイムズ・ブレイク:
   ミート・ユー・イン・ザ・メイズ(迷路の中で会いましょう)
  13. ケイシー・マスグレイヴズ(パトリック・ダナキー編曲):
   レインボー(虹)
  14. ニコライ・リムスキー=コルサコフ
   (ダリル・ランズウィック編曲):
    熊蜂の飛行
  15. ドナルド・スワン(ゴードン・ラングフォード編曲):
   スロー・トレイン
  16. ジョン・レノン&ポール・マッカトニー(ポール・ハート編曲):
   ハニー・パイ
 【CD2】
  1. サイ・コールマン(ピーター・ナイト編曲):
   リズム・オヴ・ライフ
  2. デューク・エリントン(ポール・クーン編曲):
   クレオール・ラヴ・コール*
  3. ジョニ・ミッチェル(パトリック・ダナキー編曲):
   シソタウベル・レイン
  4. 伝承曲(ジェフ・リチャーズ編曲):優しい女羊飼い
  5. ジョン・レノン&ポール・マッカートニー(ポール・ハート編曲):
   ホエン・アイム・シックスティ・フォー(僕が64歳になっても)*
  6. 伝承曲(ボブ・チルコット編曲):
   シーズ・ライク・ザ・スワロウ(彼女は燕のよう)*
  7. ジョアキーノ・ロッシーニ(ダリル・ランズウィック編曲):
   「セビーリャの理髪師」序曲*
  8. 伝承曲(グレイストン・アイヴズ編曲):竹田の子守唄
  9. ジョン・レノン&ポール・マッカトニー(ボブ・チルコット編曲):
   ペニー・レイン
  10. クリスティン・マクヴィー(ニック・アシュビー編曲):
   ソングバード
  11. クイーン(ポール・ハート編曲):シーサイド・ランデヴー
  12. アマンダ・マクブルーム(ニック・レイン編曲):ザ・ローズ
  13. ハロルド・アーレン(ニール・リチャードソン編曲):
  14. ポール・ドレイトン:マスターピース*
  15. ロン・グッドウィン(ジェレミー・ジャックマン編曲):
   ホワット・カインド・オヴ・シングズ・ドゥー・ザ・
    キングズ・シンガーズ・シング
     (キングズ・シンガーズはどんなことを歌ってくれるかな?)*
  *=未発売音源
  (【CD1】 トラック:1, 2, 4, 6, 8, 9, 10, 11
   【CD2】 トラック:2, 5, 6, 7, 14, 15)
キングズ・シンガーズ
 〔パトリック・ダナキー(カウンターテナー)
 エドワード・バトン(カウンターテナー)、
 ジュリアン・グレゴリー(テノール)、
 クリストファー・ブリュートン(バリトン)、
 ニック・アシュビー(バリトン)、
 ジョナサン・ハワード(バス)〕
リーアム・ダナキー(ピアノ)
ミーシャ・ムロフ=アバド(ダブルベース)
SIGCD912
(2CD)
特別価格
\2800→\2590
※来日記念特価再案内

 キングズ・シンガーズ!2024年来日記念特価!

 ルネサンス・ポリフォニーからジャズ・ポップスまで、2000曲以上ものレパートリーを誇り、2018年に結成50周年を迎えた男声ア・カペラ・グループのレジェンド、キングズ・シンガーズ。
 2024年の来日を記念し、珠玉のレパートリーを集めた2枚組アルバムが登場!

 本アルバムでは、新たにレコーディングされた作品と何千ものポップス、ジャズ、フォークソングのアレンジメントのレパートリーを歌い育ててきたキングス・シンガーズによるミニ・アルバム・シリーズ「ライブラリー」からのハイライトをカップリング。
 彼らの音楽ライブラリーの中でも最も愛され、ユニークなコーナーのひとつであるクロース・ハーモニーのアレンジを深く掘り下げ、ダリル・ランズウィック(ロッシーニの『セビーリャの理髪師』序曲の想像力豊かでエキサイティングなバージョンなど)やジョン・ラッター(ジェローム・カーンの『今宵の君は』)の新アレンジをフィーチャーし、彼らの才能とレパートリーの多様性を紹介しています。
 このアルバムを通じて、キングズ・シンガーズの長きにわたるグループの物語を祝福します。

 ※録音:2019年-2024年(ロンドン、イギリス)

 ☆キングズ・シンガーズ2024来日公演スケジュール
  ・10/12(土) オーバード・ホール(富山)
  ・10/13(日) アクロス福岡シンフォニーホール(福岡)
  ・10/14(月) 横浜みなとみらいホール(神奈川)
  ・10/15(火) かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール(東京)
  ・10/17(木) ザ・シンフォニーホール(大阪)
  ・10/19(土) サントリーホール(東京)
  ・10/20(日) 豊田市コンサートホール(愛知)
 




DYNAMIC



CDS 8042
\2600
ニコラ・アライモ(バリトン)
偉大な主 - ドニゼッティ:バリトンのためのアリア集

 ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):
  1. 歌劇《ヴェルジーのジェンマ》(1834) –
   第1幕第6場、第7場
    Qui un pugnale! Ah, nel cor mi suona un grido...
     Un fatal presentiment
  2. 歌劇《グラナタのアラホール》(1826) –
   第1幕第1場 Granata e questa...Ombra del padre mio
  3. 歌劇《エステのパリジーナ》(1833) – 第1幕第2場
   Che mai rechi?... Per veder su quel bel viso...
   Dall'Eridano si stende...
  4. 歌劇《マリーノ・ファリエロ》(1835) –
   第1幕 第2場、第3場、第4場
    Oh! miei figli!... Era anch'io di quella schiera...
    Orgogliosi, scellerati...
  5. 歌劇《ポルトガル王ドン・セバスティアン》(1843) –
   第3幕第2景第3場
    Sur le sable d'Afrique... o Lisbonne, o ma patrie...
  6. 歌劇《マリア・ディ・ロアン》...
   第3幕第4場、第5場、第6場
    Parti: brev'ora... Bella e di sol vestita...
    Ogni mio bene in te sperai
  7-11. 歌劇《トルクァート・タッソ》(1833) – 第3幕
   7. Qual son...? Qual fui...? Perche dell'aure in sen
   8. Varcato e un lustro...! E un anno...!
    E un anno ancora...!
   9. Parlera. Ne' sogni miei
   10. Piangesti assai, Torquato
   11. Tomba che chiude esanime
ニコラ・アライモ(バリトン)
マッテオ・トルカーソ(バリトン)...1、3、6
マッテオ・マンチーニ(バリトン)...4、6
オーラ・スモコリーナ(ソプラノ)...6
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
フィレンツェ五月音楽祭合唱団
 (合唱指揮...ロレンツォ・フラティーニ)
ジャコモ・サグリパンティ(指揮)

 録音:2023年10月 フィレンツェ五月音楽祭歌劇場(イタリア)
 総収録時間:74分

 ドニゼッティは歌劇を作曲する際に、ソリストが活躍できる瞬間だけでなく、アンサンブルも重要視していました。
 ベルカント・オペラのレパートリーはプリマドンナを中心に展開していましたが、彼はテノールや特に低音域の役にも注目し、当時活躍していたバリトン歌手ジョルジョ・ロンコーニやバス歌手ルイージ・ラブラーチェを起用することで、作品に深みを与えました。
 このアルバムでは、ドニゼッティの歌劇におけるバリトンのアリアとアンサンブルの重要性に焦点を当てています。
 2016年のアッビアーティ賞受賞者であるバリトン歌手ニコラ・アライモは、高潔で英雄的かつロマンチックな登場人物を生き生きと表現、ジャコモ・サグリパンティが指揮するフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団がバックを務め、流麗な音楽を聴かせます。

 
 
 

CDS 8049
\2600
ラテンの風景 - ショーロ、タンゴ その他 ギタリアン四重奏団
 1. ゼキーニャ・ジ・アブレウ(1880-1935) :
  ティコ・ティコ・ノ・フバー(ショーロ 1917) (ホルヘ・カルドーソ編)
 2. エルネスト・ナザレー(1863-1934):ブレジェイロ(ショーロ 1893)*
 3. ジャコー・ド・バンドリン(1918-1969):ドーシ・デ・ココ(ショーロ 1950)*
 4. ピシンギーニャ(1897-1973):1×0(Um a zero)(ショーロ 1946)*
 5. アルトゥーロ・マルケス(1950-):ダンソン第2番(1994)*
 6. アンヘル・ビジョルド(1861-1919):エル・チョクロ(タンゴ 1903)*
 7. ピンティン・カステジャノス(1905-1983):ラ・プラナーダ(ミロンガ・タンゲアーダ 1937)*
 8. アウグスティン・バルディ(1884-1941):ガジョ・シエゴ(タンゴ 1927)*
 9. アリエル・ラミレス(1921-2010):アルフォンシーナと海(1969)(ローラン・ディアンス編)
 10-16. ローラン・ディアンス(1955-2016):ブラジル(2002)
  10. Da natureza/11. Choro legal/12. Marchinha do ceu/
  13. Batucadinha/14. Modinhazul/15. O spirito do Joao/16. Xaxare
 *...ギタリアン四重奏団による編曲

 録音:2023年7月12-14日 ローマ、Villa Laura(イタリア)
 総収録時間:59分

 南米の国々は、長い歴史の中で多様な伝統音楽と独自のダンスのリズムを生み出してきました。
 その中には活気に満ちたブラジルのショーロや、「タンゴの父」アンヘル・ビジョルドの作品に代表されるアルゼンチン・タンゴなどが含まれます。
 またフランスの作曲家ローラン・ディアンスは、ブラジル音楽に敬意を表した「Bresils」を作曲しています。
 ギタリアン四重奏団は、これらのブラジル、アルゼンチン、メキシコの作品に見事なアレンジを加え演奏、ラテンの血沸き胸踊る音楽を生き生きと表現しました。
 2006年に結成されたギタリアン四重奏団は、数多くのコンクールで入賞経験を持つ国際的に活躍するギタリスト4人で構成されており、イタリア国内外で録音や公演を行い、特に現代イタリアのギター四重奏曲に力を入れて活動してきました。
 パリ、東京、トロントなど、世界的な会場での演奏経験を持ち、コンサート活動に加え、音楽院での指導やセミナー、マスタークラスも行っています。
 




OEHMS CLASSICS



OC992
\3600
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇《スザンナの秘密》
 エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):
  歌劇《スザンナの秘密》全1幕
   台本:エンリコ・ゴリシアーニ
スザンナ...リディア・フリードマン(ソプラノ)
ジル...オマール・モンタナーリ(バリトン)
ベルリン・オペラグループ管弦楽団
フェリックス・クリーガー(指揮)

 録音:2022年6月13日(ライヴ) Großer Saal, Konzerthaus Berlin(ドイツ)
 総収録時間:53分

 ジル伯爵は、外出禁止にしたはずの妻スザンナを外で見かけたように思いました。しかし、家に戻ると彼女はそこにいて、伯爵は安心しましたが、なぜか部屋にはタバコの匂いが・・・。「もしかしてスザンナに恋人がいるのでは?」と伯爵は疑心暗鬼に陥りますが・・・。
 《マドンナの宝石》で知られるヴォルフ=フェラーリのコミック・オペラ《スザンナの秘密》は、全1幕で、歌手も2人というコンパクトな作品です。
 リディア・フリードマンとオマール・モンタナーリは、ともにドニゼッティ作品でその高い技量が評価されており、フェリックス・クリーガー率いるベルリン・オペラグループ管弦楽団も2013年の創設以来、さまざまな作品の演奏で名を馳せています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


FERMATA

700593
(10CD)
\3400


アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(pf)名演集 


 Disc. 1
  ドビュッシー:前奏曲集第1巻 1977年4月29日録音
 Disc. 2
  ドビュッシー:前奏曲集第2巻 1977年4月29日録音
  リスト:巡礼の年第1年「スイス」より「牧歌」 1982年10月27日録音
 Disc. 3
  ドビュッシー:
   子供の領分 1968年6月5日録音、映像第1集、第2集 1987年6月13日録音
   前奏曲集第1巻より
    「デルフィの舞姫」「帆」「音と香りは夕暮れの大気に漂う」「西風の見たもの」「亜麻色の髪の乙女」
     「とだえたセレナード」「沈める寺」「パックの踊り」「ミンストレル」
      1977年4月29日録音
 Disc. 4
  D.スカルラッティ:ソナタ ハ短調K.11、ハ長調K.159、イ長調K.322、ニ短調K.9、ロ短調K.27
  シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化Op.26
  ドビュッシー:映像第1集、第2集 1969年5月22日録音
 Disc. 5
  シューマン:謝肉祭Op.9 1973年5月21日録音
  シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化Op.26 1968年6月4日録音
 Disc. 6
  ショパン:
   スケルツォ第2番Op.31、バラード第1番Op.23、
   アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22 1985年3月20日録音
   子守歌Op.57 1962年12月録音、ピアノソナタ第2番Op.35 1968年6月4日録音、
   マズルカOp59-3 1967年6月23日録音、ワルツ 変ホ長調Op.posth 1962年12月録音
 Disc. 7
  ショパン:
   スケルツォ第1番Op.20 1990年5月10日録音、幻想曲ヘ短調Op.49 1985年3月20日録音
   ワルツ イ短調Op.34-2、変イ長調Op.34-1、変イ長調Op.69-1
   マズルカ イ短調Op.68-2、ヘ短調Op.68-4、変イ長調Op.41-4、嬰ト短調Op.33-1、
   変ニ長調Op.30-3、ト短調Op.67-2、ロ短調Op33-4
    1962年~1988年録音
 Disc. 8
  マズルカ イ短調Op68-2、ロ短調Op.33-4、
   アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22 1949年7月21日録音
  ワルツ イ短調Op.34-2、スケルツォ第1番Op.20 1988年1月15日録音
  マズルカ ヘ短調Op.68-4、変イ長調Op41-4、嬰ト短調Op.33-1、変ニ長調Op.30-3、
   嬰ヘ短調Op.59-3、ロ短調Op.33-4、バラード第1番ト短調Op.23 1967年6月23日録音
 Disc. 9
  シューベルト:ピアノソナタ イ短調D.537 1981年4月7日録音
  ラヴェル:夜のガスパール 1987年6月13日録音
  ショパン:ピアノソナタ第2番Op.35 1977年4月29日録音
 Disc. 10
  D.スカルラッティ:
   ソナタ ニ長調K.96、ニ長調K.29、ト短調K.11、ハ長調K.159、イ長調K.322、ニ短調K.9、ロ短調K.27
  ガルッピ:プレスト変ロ長調、ソナタ ハ長調/クレメンティ:ソナタ変ロ長調Op.12-1/
  トメオーニ:アレグロ ト長調 1941年~1969年録音

アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(pf) 
 


700509
(10CD)
\3000

イダ・ヘンデル(Vln)名演集




Disc.1
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35
ユージン・グーセンス指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
1953年録音

ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ハンス・ミュラー=クライ指揮、南ドイツ放送交響楽団
1962年録音

Disc.2
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77
セルジュ・チェリビダッケ指揮、ロンドン交響楽団
1953年録音

ブラームス(クライスラー編):ハンガリー舞曲第17番
アルフレード・ホレチェク(pf)
1962年録音

Disc.3
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61
ラファエル・クーベリック指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1951年録音

Disc.4
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第7番、第8番
アルフレード・ホレチェク(pf)
1960年ライヴ録音

Disc.5
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」
アルフレード・ホレチェク(pf)
1962年ライヴ録音

ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ラファエル・クーベリック指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1948年録音

Disc.6
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲Op.53
カール・ランクル指揮、ナショナル交響楽団
1947年録音

ヴィエニャフスキ:
 スケルツォ-タランテラOp.16、2つのマズルカOp.19より第1番「オベルタス」、
 華麗なるポロネーズOp.4
シマノフスキ:神話Op.30
アルフレード・ホレチェク(pf)
1962年録音

シマノフスキ:夜想曲とタランテラOp.28
アデーラ・コトフスカ(pf)
1946年録音

Disc.7
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
カレル・アンチェル指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
1962年ライヴ録音

ストラヴィンスキー(ドゥシュキン編):バレエ音楽「妖精の口づけ」よりディヴェルティメント
アイヴァー・ニュートン(pf)
1947年録音

ストラヴィンスキー:ペトルーシュカより「ロシアの踊り」
ウラディーミル・ヤンポルスキー(pf)
1962年録音

ウィリアム・クロール(1901-1980):バンジョーとフィドル
アルフレード・ホレチェク(pf)
1962年録音

Disc.8
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番K.219
フェルッチョ・スカーリア指揮、RAIローマ交響楽団
1958年録音

タルティーニ:ヴァイオリンソナタ「悪魔のトリル」
クライスラー:プニャーニの様式によるプレリュードとアレグロ
アルフレード・ホレチェク(pf)
1962年録音

Disc.9
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64
マルコム・サージェント指揮、ナショナル交響楽団
1945年録音

メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」より第4楽章「サルタレッロ」(ヴァイオリン編曲版)
アルフレード・ホレチェク(pf)
1957年ライヴ録音

コレッリ:ヴァイオリンソナタ「ラ・フォリア」Op.5-12
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より「シャコンヌ」
ウラディーミル・ヤンポルスキー(pf)
1960年録音

Disc.10
バルトーク(セーケイ編):ルーマニア民俗舞曲Sz.56
バルトーク:ヴァイオリンソナタ第2番
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
パガニーニ:モーゼ幻想曲
アルフレード・ホレチェク(pf)
1957年、1962年録音

ファリャ(クライスラー編):歌劇「はかなき人生」より
スペイン舞曲第1番
アデーラ・コトフスカ(pf)
1942年録音

アルベニス(クライスラー編):スペインOp.165より
「マラゲーニャ」
ノエル・ミュートン=ウッド(pf)
1941年録音

イダ・ヘンデル(Vln)


<LP>


GLOSSA(LP)


GCDV21139S
(1LP)
\5200
ブリュッヘン&18世紀オーケストラの伝説的な
 "モツレク"1998年東京ライヴ

  モーツァルト:レクイエム ニ短調 KV 626
18世紀オーケストラ、フランス・ブリュッヘン(指揮)、
オランダ室内合唱団、モーナ・ユルスルー(ソプラノ)、
ヴィルケ・テ・ブルンメルストルテ(アルト)
ゼーハー・ヴァンデルステイネ(テノール)
イェレ・ドレイエル(バス)
ユーヘイン・リヴェン・ダベラルド(グレゴリオ聖歌指揮)

 フランス・ブリュッヘン没後10周年。18世紀オーケストラとの名録音が初LP化!全3タイトル、日本語解説付き!

 ☆ブリュッヘン&18世紀オーケストラの伝説的な"モツレク"1998年東京ライヴが初めてLP化!!

 1998年3月9日、48回目のツアーのためにアムステルダムではなく東京に集まった18世紀オーケストラのメンバーたち。
 オランダ室内合唱団、4人のソリストたち、グレゴリオ聖歌の権威ユーヘイン・リヴェン・ダベラルド、そしてブリュッヘンが用意したプログラムはモーツァルトの「レクイエム」。
 その伝説的な日本ツアーの最終公演、3月20日に東京芸術劇場行われた、数ある"モツレク"の名演の中でも最高峰に位置づけられる奇跡のライヴ録音が初めてLP化。
 2024年のブリュッヘン没後10周年に贈るスペシャル・リリースです。

 ※録音(ライヴ):1998年3月20日、東京芸術劇場
 
 

GCDV21137S
(1LP)
\5200
ピリオド・オーケストラによるベートーヴェン、
 交響曲第6番《田園》が初めてLP化

  ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68《田園》
18世紀オーケストラ
フランス・ブリュッヘン(指揮)

 ☆ピリオド・オーケストラによるベートーヴェン全集の決定盤として名高い伝説的名盤から、交響曲第6番《田園》が初めてLP化!

 1984年から1992年にかけて録音が行われた旧全集から約20年、2011年10月にオランダ、ロッテルダムのデ・ドゥーレンを舞台としてついに実現した、フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラによる2度目のベートーヴェンの交響曲全集録音。
 2012年にリリースされて以来、ピリオド・オーケストラによるベートーヴェンの決定盤の1つとしてロング・セラーが続いてきた伝説的名盤から、交響曲第6番《田園》が初めてLP化。
 2024年のブリュッヘン没後10周年に贈るスペシャル・リリースです。

 ※録音(ライヴ):2011年11月、デ・ドゥーレン(ロッテルダム、オランダ)
 
 

GCDV21138S
(1LP)
\5200

モーツァルト:
 クラリネット協奏曲&ホルン協奏曲第3番

  モーツァルト:
   クラリネット協奏曲 イ長調 KV 622
  ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 KV 447* 

18世紀オーケストラ
フランス・ブリュッヘン(指揮)
エリック・ホープリッチ(バセット・ホルン)
トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト(ナチュラルホルン)*

 ☆ブリュッヘン&18世紀オーケストラの2人の首席奏者によるモーツァルトの協奏曲が初めてLP化!

 フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラ、そして首席クラリネット奏者エリック・ホープリッチによって、1992年にラトビアのリガで発見された新資料に基づく「バセット・ホルン」で演奏されたKV622のクラリネット協奏曲と、首席ホルン奏者のトゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールトがナチュラルホルンで"18世紀の傑作に相応しい名演奏"と"作品初演時の感動の再現"を目指したホルン協奏曲第3番という2つのモーツァルトの名録音が初めてLP化。
 2024年のブリュッヘン没後10周年に贈るスペシャル・リリースです。

 ※録音:2001年2月(オランダ)&2006年6月(イタリア)*
 

















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