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≪第125号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その7 2024/10/22~



10/25(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


FIRST HAND RECORDS


FHR 163
\2500
マシュー・オウェイン・ジョーンズ:室内楽作品集
 マシュー・オウェイン・ジョーンズ(1974-):
  弦楽四重奏曲第1番『デレティア』(1993)
 マシュー・オウェイン・ジョーンズ:木管五重奏曲(2016)
 カール・ニールセン(1865-1931):アラジン Op.34
  [ マシュー・オウェイン・ジョーンズ編(2020)]
 ※すべて世界初録音
アンサンブル・ミッドヴェスト

 独自の選曲による「アラジン」室内楽版を収録

 録音:2017-2018年/デンマーク

 ウェールズの作曲家マシュー・オウェイン・ジョーンズ(1974-)の作品集。
 全曲世界初録音。

 ニールセンの劇音楽『アラジン』からの室内楽編曲は一般的な組曲と異なる選曲で全9楽章。
 編成はヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノ。

 デンマークを代表する室内楽団「アンサンブル・ミッドヴェスト」による演奏です。
 
 

FHR 147
\2500
アメリカン・スケッチ
 (1) ジョン・ノヴァチェク(1964-):4 つのラグ
 (2) ガーシュイン(1898-1937):僕は御免だ(1930)
  [ジェレミー・アジャニ・ジョーダン編]
 (3) J・J・ジョンソン(1924-2001):ラメント(1954)
  [ジェレミー・アジャニ・ジョーダン編]
 (4) ジョプリン(1868-1917):ジ・エンターテイナー(1902)
  [ジェレミー・アジャニ・ジョーダン編]
 (5) エイミー・ビーチ(1867-1944):
  ヴァイオリンとピアノのためのロマンス Op.23(1893)
 (6) ハリー・バーリー(1866-1949):南国のスケッチ(1916)
 (7) ジョナサン・ラゴネーゼ(1989-):non-poem 4(2017)
  [ヴァイオリンとピアノ版(2018)]
 (8) ケヴィン・プッツ(1972-):エア(2000)
 (9) セロニアス・モンク(1917-1982):モンクス・ムード(1943-44)
クリスティン・リー(ヴァイオリン)
ジェレミー・アジャニ・ジョーダン(ピアノ)(5) 以外
ジュン・チョ(ピアノ)(5)のみ

 韓国生まれ、アメリカで活躍するヴァイオリニスト

 録音:2019-2023年/ニューヨーク

 クリスティン・リーは韓国に生まれ、7歳でアメリカに移住したヴァイオリニスト。
 自身の音楽とは何なのかを見つめ選曲したプログラム。
 アメリカ音楽とその豊かな歴史を認識させられる内容です。
 



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HAENSSLER



HC 23010
\2700→\2490
イアン・ボストリッジ、ヘンスラー・レーベル初登場
 ヨハネとエステル~フレーリヒ:歌曲集

 フリードリヒ・テオドール・フレーリヒ(1803-1836):
  クリスマス/クリスマス・イヴの祈り/
  協会/時計草/プーリーム/
  窓の外は/ラウバーヒュッテ/
  真珠の花輪/マリア
イアン・ボストリッジ(テノール)
ジュリウス・ドレイク(ピアノ)

 イアン・ボストリッジ、ヘンスラー・レーベル初登場!スイスの初期ロマン派作曲家フリードリヒ・テオドール・フレーリヒの歌曲集!

 セッション録音:2024年4月/オール・セインツ教会、イースト・フィンチリー(ロンドン)/DDD、52:38

 知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21世紀を担うリート歌手イアン・ボストリッジが独ヘンスラー・レーベル初登場!
 収録作品はスイスの初期ロマン派作曲家フリードリヒ・テオドール・フレーリヒ(1803-1836)の歌曲です。

 10代の頃から作曲家としての才能を発揮していたフレーリヒ。1822年にバーゼルで法律を学ぶも、その後は音楽の道に進み、ベルリンでカール・フリードリヒ・ ツェルター(1758-1832)、ベルンハルト・クライン(1793-1832)、ルートヴィヒ・ベルガー(1777-1839)に作曲を師事。その間若きフェリックス・メン デルスゾーンとも知り合っています。
 20代で数多くの歌曲、合唱曲、弦楽四重奏曲、交響曲などを作曲。同時期、多くの歌曲集がドイツで出版されています。
 それでもベルリンで生計を立てることはできず、1830 年にスイスに戻りました。その後は音楽学校で教師として働く傍ら、合唱団とアマチュア・オーケストラを指揮者 として活躍。
 しかし経済的な不安に加え、結婚生活の破綻や自国での評価の低さに自暴自棄になり、1836年10月、アーレ川で入水自殺しております。

 ヴィルヘルム・ミュラー(1794-1827)の詩集『ヨハネとエステル』の作品からフレーリヒが作曲したのが当歌曲集。
 当時公認されていなかったキリスト教信者とユダヤ教信者との宗派を超えた恋愛についても歌われています。ボストリッジが名ピアニスト、ジュリウス・ドレイクと満を持して録音しました。

 
 



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キング・インターナショナル



KKC 127
\2500→\2290
園田高弘 ピアノ名曲コレクション
 (1)スカルラッティ:ソナタ ホ長調L.23
 (2)同(タウジッヒ編):パストラーレとカプリッチオ
 (3)シューベルト:即興曲 変イ長調Op.142の2
 (4)同(ゴドフスキ編):楽興の時第3番ヘ短調
 (5)ショパン:子守歌Op.57
 (6)同:幻想即興曲Op.66
 (7)同:夜奏曲第5番 嬰ヘ長調Op.15の2
 (8)シューマン:アラベスクOp.18
 (9)リスト:ウィーンのタベ(シューベルト)第6番
 (10)ドビュッシー:アラベスク第1番
 (11)同:亜麻色の髪の乙女
 (12)クライスラー(ラフマニノフ編):愛の哀しみ
園田高弘(ピアノ)
 YAMAHA CFIII-S 

 19世紀的ピアノ音楽の愉しみ。園田高弘の巨匠芸が光る技巧的小品集

 録音:1990年代初頭/62'12"、国内製作、日本語帯・解説付

 園田高弘といえば堅固な構成力による正統的ベートーヴェンやバッハのイメージが強いですが、幼少期からレオ・シロタに師事し、19 世紀的な巨匠芸の楽しみ も受け継いでいました。
 シロタの時代、ローゼンタールやゴドフスキ、ブゾーニ、ラフマニノフらがシリアスなコンサートの後、アンコールに自身あるいはリストやタウ ジッヒの編曲した技巧的な小品を粋に弾くことで聴衆を沸せていました。

 このアルバムは、普段の園田の求道的な面とはひと味異なる横顔を見せてくれます。
 恩師シロタはこうしたヴィルトゥオーゾ小品が殊のほか得意で、園田は折りにふれて耳にしたこれらの曲が彼の趣向となり生き続けたとされます。

 いずれも巨匠たちの卓抜な音楽性と楽器に対する深い造詣と愛情が盛り込まれ、何よりもピアノ音楽の美しさ、楽しさに溢れています。
 園田高弘も楽しんで録音に臨んでいるのがうかがえ、説得力の強さに現れています。

 園田高弘ファンには感謝の気持ちと共に送るアンコールとして、これから聴き始める新しい聴衆の方々には他のアルバムへの興味の「招待状」となるようなアルバムです。
 




PROSPERO CLASSICAL


PROSP 0106
\2900
ヨーク・ボーエン(1884-1961):ピアノ作品集
 すべての長調と短調による24の前奏曲 Op.102
 夢 Op.86
 Zazra
 夜想曲 Op.14-2
ヌロン・ムクミ(ピアノ)

 「イギリスのラフマニノフ」の異名は果たして

 録音:2024年4月/ベルリン、テルデックス・スタジオ/70:31

 「カトリックのバッハ」=ゼレンカ、「スペインのモーツァルト」=アリアーガ、というようにあまり知られていない作曲家に印象的な異名が与えられ世に広まった例 は多いですが、イギリスのピアニスト・作曲家のヨーク・ボーエン(1884-1961)もまた「イギリスのラフマニノフ」と呼ばれ、にわかに注目された存在。
 とは えここに収録された『24の前奏曲』はラフマニノフのコピーではなく、明らかに独自のスタイルを確立しています。
 この曲集はソラブジに献呈され絶賛された逸品 でもあり、忘れるにはもったいない音楽です。
 
 

PROSP 0101
\2900
3つの声 ~弦楽三重奏のための作品集
 エミー・ウェゲナー(1901-1973):弦楽三重奏のための組曲(1925)
 タニア・レオン(1943-):3つの声(2010) ※世界初録音
 レーガー(1873-1916):弦楽三重奏曲第1番 イ短調 Op.77b(1904)
 ミリアム・ハイド(1913-2005):弦楽三重奏曲(1932)
トリオロジー弦楽三重奏団

 しられざる弦楽三重奏の世界

 録音:2023年9月/スイス/59:32

 ルツェルン応用科学芸術大学の修士課程で2019年に出会い結成された「トリオロジー弦楽三重奏団」のデビュー・アルバム。
 弦楽三重奏のための非常に興味 深いプログラムを披露。レーガーの最初の弦楽三重奏曲と、女性が作曲した3つの作品で構成されています。
 あまりポピュラーではない編成ですが、芸術性と色彩 で弦楽四重奏にも決して劣らぬことを明らかにしてくれます。
 
 

PROSP 0078
\2900
旅の歌
 ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌
 シューベルト/リスト編:さすらい S.565-1
 シューベルト:夕映えに D799、さすらい人が月に寄せて D870
 シューベルト/リスト編:いずこへ S.565-5
 ブロッホ:秋の詩
 マーラー:さすらう若者の歌
アレクサンドル・ブシャ(バリトン)
マリヤ・ボコル(ピアノ)

 さすらいつづける旅人の歌

 録音:2023年3月16-18日/スイス/72:20

 スイスのバリトン歌手アレクサンドル・ブシャによる「旅」をテーマにした歌曲集。
 確固たる目的地を目指すのではなく、さすらう足取りで、さまざまな作品や時代、遠く離れた場所、そして自分自身の内面への終わりなき旅を歌いつむいでいきます。
 




ARS PRODUKTION



ARS38665
\2800
メンデルスゾーン:管弦楽作品集(4手ピアノ版)
 メンデルスゾーン:
  演奏会用序曲第2番《ヘブリディーズ諸島》
   (フィンガルの洞窟) Op.26
  《兵士の恋》 より 序曲
  吹奏楽のための序曲 Op.24
  歌劇《カマチョの結婚》 Op.10 より 序曲
 交響曲第3番 イ短調 Op.56 《スコットランド》
ソントラウト・シュパイデル(ピアノ)
フランツィスカ・リー(ピアノ)

 メンデルスゾーンの「スコットランド交響曲」や管弦楽作品のピアノ連弾ヴァージョン!

 ピアノ連弾で聴く、メンデルスゾーン自身が4手ピアノ用に編曲した管弦楽作品集。
 スコットランドで感じた深い印象が反映された2つの名曲「交響曲第3番《スコットランド》」、「フィンガルの洞窟」に、あまり聴く機会の多くない3つの序曲を収録しています。
 当レーベルからメンデルスゾーンの姉ファニーのピアノ作品集もリリースしていたソントラウト・シュパイデルと、韓国出身の若手注目株、フランツィスカ・リーという2人のピアニストによる息の合った演奏です。

 ※録音:2023年7月24日-27日(カールスルーエ、ドイツ)
 
 

ARS38664
\2800
ピュア
 ゼバスティアン・ブルグナー=ルイス:ラジオ・アイランド
 フローリアン・クリンガー:水、鉄、木/アルファベティック・クリムト
 ドビュッシー(フローリアン・クリンガー編):牧神の午後への前奏曲
 フローリアン・クリンガー:ボーズ・オヴ・サウス
 ゼバスティアン・ブルグナー=ルイス:プリズマ
 ヴェルディ(ルーカス・サロン編):歌劇《運命の力》 より 序曲
ルイーズ・ケイジ・パーカッション

 2014年の設立以来、常に新しい音楽の道を探求し、オリジナリティ溢れるステージで聴衆を興奮の渦に巻き込む打楽器アンサンブル、ルイーズ・ケイジ・パーカッションの確かな技術と最高レベルのユーモアが融合した1枚。
 クラシックにフュージョン、ミニマルなどあらゆる要素を感じさせるメンバーのオリジナル作からドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」やヴェルディの「歌劇《運命の力》序曲」の大胆なアレンジまで、多彩なプログラムを華麗に演奏した、驚きと刺激に満ちたアルバムです。

 ※録音:2023年8月
 
 

ARS38663
\2800
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
 ブラームス:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
ナタリア・ファン・デア・メルシュ(ヴァイオリン)
オリヴィエ・ロベルティ(ピアノ)

 ケルン室内管、ハンブルク・フィル、エッセン・フィルなどとの共演や、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭への出演など広く活躍するドイツのヴァイオリニスト、ナタリア・ファン・デア・メルシュがブラームスの3つのヴァイオリン・ソナタを録音。伴奏はソロでもブラームスの作品を録音しているベルギー出身の名手オリヴィエ・ロベルティ。
 2人はこれらの作品を一緒に演奏してみてすぐにレコーディングを決断したそうです。

 ※録音:2023年8月2日-4日、コンジュー城(ベルギー)
 
 

ARS38658
\2800
女性作曲家による歌曲集
 レベッカ・クラーク(1886-1979):
  天上のクロース/シャイ・ワン/柳の庭のほとりで/
  夢/子どもの喜び/ジューン・トワイライト
 リリ・ブーランジェ(1893-1918):
  3つのピアノ小品 より 第1曲「古い庭から」
 エセル・スマイス(1858-1944):海の3つのムード
 リリ・ブーランジェ:3つのピアノ小品 より 第2曲「明るい庭から」
 フランチェスカ・ガザ(b.1995):hange ich, zwischen zeiten
デュオ・ブリックヴェクセル
 〔マリア・ラッシンガー(ソプラノ)、
  オリヴィア・ツァウク(ピアノ)〕

 歌手および指導者、教育者としてバーゼルの声楽界における重要人物の一人であるマリア・ラッシンガーと、同じくバーゼルを拠点に活動するピアニストであるオリヴィア・ツァウクの女性デュオが、女性作曲家の歌曲集を通してこれまで十分な注目を集めてこなかった作品の価値を再考します。
 最後に収録されたフランチェスカ・ガザも2人と同じくバーゼルを拠点に活動する1995年生まれの気鋭の音楽家です。

 ※録音:2022年11月21日-22日(バーゼル、スイス)
 
 
ARS38375
(1SACD HYBRID)
\3200
ジョージアン・プロジェクト
 ザカリア・パリアシュヴィリ(1871-1933)
  ・エレジー
 アレクシ・マチャヴァリアニ(1913-1995)
  ・ホルミ(1939)
 レヴァツ・ラギーゼ(1921-1981)
  ・ロンド=トッカータ
 オタール・タクタキシヴィリ(1924-1989)
  ・詩曲(1951)
 スルハン・ツィンツァーゼ(1925-1991)
  ・前奏曲第6番ロ短調(ピアノのための24の前奏曲より)
 ビジナ・クベルナゼ(1928-2010)
  ・楽興の時第2番
 ヴァージャ・アザラシヴィリ(1936-2024)
  ・ノスタルジア
 ギヤ・カンチェリ(1935-2019)
  ・映画&劇場の音楽の主題によるシンプルなピアノ音楽集
 サンドロ・ネビェリーゼ(2001-)
  ・アレグローバ*
ショレーナ・ツィンツァバーゼ(ピアノ)
サンドロ・ネビェリーゼ(ピアノ)*

 19世紀から現代までのジョージアのピアノ音楽の発展を紹介!

 1982年にモスクワの音楽一家に生まれ、モスクワ音楽院でジナイダ・イグナチエワとセルゲイ・ドレンスキーに、アメリカでオクサナ・ヤブロンスカヤに学んだピアニスト、ショレーナ・ツィンツァバーゼ。
 2015年に「ジョージア国際若手音楽家協会」を設立し、サマー・アカデミー、ジョージア青少年交響楽団、ジョージア・オーケストラ・アカデミーを設立するなど、ジョージアの音楽界に多大な貢献も果たしてきたツィンツィバーゼが贈る祖国ジョージア(グルジア)のピアノ作品集。

 ジョージア国民楽派の開拓者ザカリア・パリアシュヴィリから始まり20世紀前半の作曲家を生年順に並べ、ギヤ・カンチェリの映画&劇場音楽集(リア王、不思議惑星キン・ザ・ザ、お気に召すまま、ミミノ、肝っ玉おっ母とその子どもたち、十二夜、コーカサスの白墨の輪、ベアーズ・キス等、シェイクスピアから現代までの様々な映画・劇場作品の主題による小品、全33曲中23曲を収録)でクライマックスを迎えるプログラム。
 ラスト・トラックは2001年生まれの若き音楽家サンドロ・ネビェリーゼがこのプロジェクトのために特別に書いた2024年の新作(ツィンツィバーゼとネビェリーゼのデュオ演奏)で締めくくります。

 ※録音:2024年
 ※使用楽器:スタインウェイ
 
 

ARS38368
(1SACD HYBRID)
\3200
対話 ~ J.S.バッハ:オルガン協奏曲集 ヨハネス・クラール(オルガン)
 J.S.バッハ:
  ・協奏曲ト長調 BWV592(原曲:ザクセン=ヴァイマール公ヨハン・エルンスト)
  ・協奏曲イ短調 BWV593(原曲:アントニオ・ヴィヴァルディ)
  ・協奏曲ハ長調 BWV594(原曲:アントニオ・ヴィヴァルディ)
  ・協奏曲ハ長調 BWV595(原曲:ザクセン=ヴァイマール公ヨハン・エルンスト)
  ・協奏曲ニ短調 BWV596(原曲:アントニオ・ヴィヴァルディ)
  ・イタリア協奏曲ヘ長調 BWV971(編曲:マルティン・シュメーディング)
  ・4つのチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV1065
   (原曲:アントニオ・ヴィヴァルディ/編曲:マルティン・シュメーディング)

 ドイツを代表する若手オルガン奏者の一人、ヨハネス・クラールが弾くバッハのオルガン協奏曲集。
 協奏曲といっても、バッハがオルガン独奏用に編曲したもので、ヨハン・エルンストとヴィヴァルディの原曲による6つの協奏曲から、偽作の疑いのあるBWV597を除く5曲と、チェンバロ独奏のために書かれた「イタリア協奏曲」のオルガン版などを組み合わせた興味深いレコーディング。

 使用楽器は、ドレスデンの三位一体大聖堂(旧カトリック宮廷教会)に約200年前に建造されたジルバーマン・オルガンです。

 ※録音:2024年4月、ドレスデン三位一体大聖堂
 




CHANDOS

CHAN0829
\2800
〔CHACONNE〕
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:管弦楽作品集 第4集 テンペスタ・ディ・マーレ(古楽器使用)
 ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758):
  1-6. 管弦楽組曲 ホ短調 FaWV K: e1
   1. Ouverture/2. Aria/3. Bouree/4. Aria. Largo/
   5. Gavotte. Bien modere/6. Menuet 1 – Menuet 2
  7-9. ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ト長調 FaWV L: G6
   7. Allegro/8. Largo/9. Allegro
  10-13. シンフォニア 変ロ長調 FaWV M: B1
   10. Allegro/11. Andante/12. Alla breve/13. Un poco allegro
  14-19. 管弦楽組曲 ニ長調 FaWV K: D16
   14. Ouverture/15. Air. Allegro/16. Bouree 1 – Bouree 2/
   17. Air/18. Gavotte 1 – Gavotte 2/19. Menuet 1 – Menuet 2
 
 ※全て世界初録音

 録音:2023年6月15日 第17回 国際ファッシュ音楽祭ライヴ Katharinensaal, Reithalle SchloB Zerbst, Zerbst-Anhalt(ドイツ)
 総収録時間:67分

 CHANDOSの好評シリーズ、ヨハン・フリードリヒ・ファッシュの作品集。
 第4集は2023年にツェルプストで開催された国際ファッシュ音楽祭の開幕コンサートのライヴを収録したもので、全曲世界初録音です。
 ツェルプストは、ファッシュが宮廷楽長として仕えた所縁の街。
 ここで演奏するテンペスタ・ディ・マーレはフィラデルフィアを拠点とする古楽オーケストラで、2007年にドレスデン図書館に所蔵されている未出版の管弦楽作品の手稿譜のコピーを入手して以降、ファッシュの管弦楽作品に長年情熱を注いできました。
 彼らは毎シーズンにわたり、ファッシュの作品を調査、新たな発見をするとともに、未だ録音されていない作品を録音しています。
 
 ファッシュの音楽は、卓越した技術や表現力、独創性、ユーモアを備えながらも独自の作曲スタイルを持っています。
 同時代の中央ヨーロッパの作曲家たちは、ヴィヴァルディやコレッリ、テレマンに似た音楽で満足していましたが、ファッシュはその影響を受けつつも、バッハやヘンデルなど他の作曲家とも異なるギャラント風の響きを生み出し、バロック音楽と古典派音楽の架け橋になりました。
 この音楽に魅せられたというテンペスタ・ディ・マーレは当時のスタイルを研究の上、溌剌とした演奏を披露しています。

 
 
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CHAN20305
\2800→\2590
ジョン・ウィルソン(指揮)&BBCフィルハーモニック
マクダウェル:管弦楽作品集 第1集

 エドワード・マクダウェル(1860-1908):
  1. 交響詩第2番「ランスロットとエレーヌ」Op.25(1886)
  2-4. ピアノ協奏曲第1番 イ短調 Op.15(1882)
  5-6. ロランの歌による2つの断章 Op.30(1886頃-90)
   5. Die Sarazenen/6. Die schone Alda
  7. 森のスケッチ Op.51 - 第1曲 野ばらに寄す
   (ヴィクター・ハーバートによる弦楽オーケストラ編)
  8. 交響詩第3番「ラミア」Op.29(1887-88)
ワン・シャイン(ピアノ)...2-4
BBCフィルハーモニック
ユーリ・トルチンスキー(リーダー)
ジョン・ウィルソン(指揮)

 録音:MediaCityUK, Salford, Manchester 2023年9月20、21日...1-6、8 2024年2月23日...7
 総収録時間:61分

 アメリカのロマン主義作曲家・ピアニスト、エドワード・マクダウェルはニューヨークで生まれ、10代でパリ音楽院に入学し短期間ピアノを学びましたが、すぐに自分に合った音楽環境を求めてドイツに移り、シュトゥットガルト、ヴィースバーデン、そしてフランクフルトのホッホ音楽院(現フランクフルト音楽・舞台芸術大学)でピアノと作曲を学び、1880年に卒業。
 その後はしばらくドイツで活動した後、1888年にアメリカに帰国。最初の8年間をボストンで過ごし、最終的にニューヨークへ移り、コロンビア大学の初代音楽教授となりました。
 この管弦楽作品集第1集には、マクダウェルの代表作の1つであるリスト、チャイコフスキー、シューマンの影響を感じさせるピアノ協奏曲と、2曲の交響詩を中心に収録しています。
 マクダウェル自身も卓越したピアニストだったため、協奏曲ではソリストに高いテクニックが求められますが、「ニューヨーク・タイムズ」や「グラモフォン」で高く評価されているワン・シャインが輝かしいパッセージを見事に弾きこなし、複雑なピアノのテクスチャーの中から美しい旋律を浮かび上がらせています。
 ワーグナーを思わせるライト・モティーフを用いた「ランスロットとエレーヌ」はアーサー王伝説にインスパイアされており、「ラミア」はマクダウェルの生前には演奏されることがありませんでした。
 他には11世紀の物語「ロランの歌」から生まれた2つの曲を収録。また、彼の代表作「野ばらに寄す」の管弦楽版でのジョン・ウィルソンが紡ぐ美しいオーケストラの音色も聴きどころです。

 
 



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GRAMOLA



GRAM99286
(9CD)
\7400→\6990

オーストリアを代表するホルン奏者
 ハンスイェルク・アンゲラーの芸術 - モーツァルトから現代作品まで

 【CD1】ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):ホルン協奏曲集
  1-3. ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K. 495/4-5. ホルン協奏曲第1番 ニ長調 K. 412/
  6-8. ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K. 447/
  9-11. ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K. 417
   K.495 第1楽章&K.447 第1楽章のカデンツァ...パウル・アンゲラー
    ハンスイェルク・アンゲラー(ナチュラル・ホルン)、
    ザルツブルク・ホーフムジーク(古楽器使用)、ヴォルフガング・ブルンナー(指揮)
    録音:2006年4月10-12日Great Hall, Salzburg University(オーストリア)
    収録時間:50分

 【CD2】ナチュラル・ホルンとオーケストラのための狩りの協奏曲集
  1. オンジェイ・アントン(1754-1817):
   シュヴァルツェンベルクの狩りのためのファンファーレ Bei Ankunft der Herrschaft
  2-4. ジョヴァンニ・プント(1746-1803):ホルンとオーケストラのための協奏曲 第5番 ヘ長調*
  5. 作曲家不詳:Aria Sancti Huberti
  6-7. アントン:シュヴァルツェンベルクの狩りのためのファンファーレ
   6. Wenn das Wild gesammelt wird/7. Wenn die Jagd abgeblasen wird
  8-10. プント:ホルンとオーケストラのための協奏曲 ホ長調*
   *...カデンツァ:ハワード・アーマン
   ハンスイェルク・アンゲラー(ナチュラル・ホルン)
   アンサンブル・ソ=ソ=ラ=ソハワード・アーマン(指揮)
   録音:1994年Konzertsaal des Konservatoriums Innsbruck(オーストリア)
   収録時間:42分

 【CD3】ナチュラル・ホルンとフォルテピアノ
  1-3. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827): ホルン・ソナタ ヘ長調 Op. 17
  4-6. フランツ・ダンツィ(1763-1826):ホルン・ソナタ 変ホ長調 Op. 28
  7-9. フェルディナント・リース(1784-1838):ホルン・ソナタ ヘ長調 Op. 34
   ハンスイェルク・アンゲラー(ナチュラル・ホルン)、ノルベルト・リッカボナ(ハンマークラヴィーア)
   録音:1991年Tiroler Landesmuseum "Ferdinandeum", Innsbruck(オーストリア)
   収録時間:62分

 【CD4】ホルンとピアノ
  1-2. ロベルト・シューマン(1810-1856):アダージョとアレグロ Op. 70
  3. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):序奏、主題と変奏 TrV 70
  4. ポール・デュカス(1865-1935):ヴィラネル
  5-8. ヴェルナー・ピルヒナー(1940-2001):Feld -, Wald - und Wiesen-Soli PWV 53
  9. ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):森にて Op. 40
  10. ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868):前奏曲、主題と変奏
  ハンスイェルク・アンゲラー(ホルン)ボジダル・ノエフ(ピアノ)
   録音:1989年 Saal der Tiroler Sparkasse, Innsbruck(オーストリア)
   収録時間:49分

 【CD5】ホルンの哀歌
  1. フランツ・シュトラウス(1822-1905):夜想曲 Op. 7
  2. リヒャルト・シュトラウス:アンダンテ ハ長調 TrV 155
  3. ボザ:森にて Op. 40
  4. オスカー・フランツ(1843-1886):無言歌 Op. 2
  5. フランツ・シューベルト(1797-1828):流れにて D 943
  6. フランシス・プーランク(1899-1963):エレジー FP 168
   ハンスイェルク・アンゲラー(ホルン)、トーマス・ラルヒャー(ピアノ)...1-2、
   ボジダル・ノエフ(ピアノ)...3-4、ハンス・ゾーイエル(テノール)...5、
   ノルベルト・リッカボナ(ハンマークラヴィーア)...5、フローリアン・ポドゴレアヌ(ピアノ)...6
    録音:オーストリア 1985年 ORF Innsbruck...3-4 1990年 ORF Innsbruck...1-2
     1989年 Tiroler Landesmuseum "Ferdinandeum",Innsbruck...5
     2015年 Solitar der Universitat MozarteumSalzburg...6
    収録時間:40分

 【CD6】クラシカル・ホルン
  1-3. モーツァルト:五重奏曲 K. 45
  2 - ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのために
  4-15. モーツァルト:2本のナチュラル・ホルンのための12の二重奏曲 K. 487(K. 496a)
  16-18. ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
   協奏曲 ヘ長調 TWV 42/F14 - リコーダー、バロック・ホルンと通奏低音のために
  19-27. パウル・アンゲラー(1927-2017):17世紀の舞曲より「組曲」-
   リコーダー、バロック・ホルン、バロック・ファゴットとチェンバロのために
    ハンスイェルク・アンゲラー(ホルン、ナチュラル・ホルン、バロック・ホルン)、
    パヴェル・ギリロフ(ピアノ)...1-3、ホアン・カルロス・リヴァス・ペレッタ(オーボエ)...1-3、
    ダリオ・ジンガレス(クラリネット)...1-3、ミリアム・コフラー(ファゴット)...1-3、
    ダヴィッド・フリリ(ナチュラル・ホルン 2)...4-7/12-15、
    スザンナ・ゲルトナー(ナチュラル・ホルン 2)...-11、
    イェレミアス・シュヴァルツァー(リコーダー)...16-27、
    エリザベート・カウフホールト(バロック・ファゴット)...19-27、
    ラルフ・ヴァルトナー(チェンバロ)...19-27
    録音:2017年 Solitar der Universitat Mozarteum Salzburg...4–7、12–15
     2018年 Solitar der Universitat Mozarteum Salzburg...1–3、 8–112002年 BR, Nurnberg...16–27
    収録時間:68分

 【CD7】生まれついてのホルン吹き
  1. リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):ジークフリートの角笛
  2-7. ピルヒナー:ホルン四重奏曲「生まれついてのホルン吹き」
  8-12. ピルヒナー:ホルンとトロンボーンのための二重奏曲
  13. ヘルマン・バウマン(1934-):無伴奏ナチュラル・ホルンのための「哀歌」
  14. リヒャルト・デュンサー(1959-):The Host of the Air - 無伴奏ホルンのために
  15. パウル・アンゲラー:無伴奏狩猟ホルンのための「カプリッチョ」
  16-22. パウル・アンゲラー:2本の狩猟ホルンのためのカノンによる「狩りの組曲」
  23-27. パウル・アンゲラー:5つの狩りの歌 - 4つの狩猟ホルンのために
  28. パウル・アンゲラー:夜警の呼び声 - 4つの狩猟ホルンのために
  29. パウル・アンゲラー:葬送音楽 - 4つの狩猟ホルンのために
  30. ハンスイェルク・アンゲラー(1955-):DI Dieter Schramm Jagdfanfare
  31. ハンスイェルク・アンゲラー:Klaus Stocker Jagdfanfare
  32. ハンスイェルク・アンゲラー:Dr. Wolfgang Porsche Jagdfanfare
   ハンスイェルク・アンゲラー (ホルン/ナチュラル・ホルン/狩猟ホルン...16-22)、
   マルティン・ブラムベック(ホルン)...2-7、マルクス・プフェルシャー(ホルン)...2-7、
   クリストフ・ヴァルダー(ホルン)...2-7、リト・フォンタナ(トロンボーン)...-12
   【狩猟ホルン】クリストフ・ガップ...16-22/23-32、クラウス・デング...23-32、
    クリストフ・ヴァルダー...23-29、ガブリエル・クプジナー...30-32、
    アルベルト・シュヴァルツマン...30-32、エドゥアルド・ジュリアーニ...30-32、
    エリック・コシャク...30-32、トーマス・メヒトリンガー...23-32、
    トビアス・ツァンガール...30-32、ハンスイェルク・アンゲラー(指揮)
   録音:1979年 Stadtsaal Innsbruck...1 2012年 Stadtsaal Innsbruck...15–32
    1990年Konzertsaal ORF Tirol...14 1991年 Konzertsaal ORF Tirol...13 1999年 Konzertsaal ORF Tirol...2-12
   収録時間:65分

 【CD8】ホルン・コン・ブリオ&ロマンス
  1. ベルンハルト・クロル(1920-2013):讃美 – 無伴奏ホルンのために
  2-7. クロル:ホルン・ソナタ Op. 1
  8-10. クロル:3つの小品 Op. 72
  11. クロル:バーゼルのロマンス Op. 114 – 4つのナチュラル・ホルンのために
  12-14. パウル・ヴァルター・フュルスト(1926-2013):
   狩人の死 – アルメンラウシュ Op. 80 - 4つの狩猟ホルンと4つのナチュラル・ホルンのための
  15-17. フリッツ・ケル(1927-2018):4つのホルンのための小さなカッサシオン
  18. ケル:ホルンとピアノのための「バルバラへのバラード」19-22. ケル:ホルン・ソナタ
   ハンスイェルク・アンゲラー(ホルン/ナチュラル・ホルン)、ボジダル・ノエフ(ピアノ)、
   マルコ・トライアー(ナチュラル・ホルン...11) (狩猟ホルン...12-14)、
   クリストフ・ガップ(ナチュラル・ホルン...11)(ホルン...15-17)、
   クリストフ・ヴァルダー(ナチュラル・ホルン)...11、
   マルティン・ブラムベック(ナチュラル・ホルン)...12-14、
   マルクス・プフェルシャー(ナチュラル・ホルン)...12-14、
   クリストフ・ヴァルダー(ナチュラル・ホルン)...12-14、
   ヘルヴィヒ・モルシュアー(狩猟ホルン)...12-14、カリン・コラート(狩猟ホルン)...12-14、
   トーマス・メヒトリンガー(狩猟ホルン)...12-14、
   ミヒャエル・ペスコルデルング(ホルン)...15-17、ハンス・モーザー(ホルン)...15-17
   録音:Stadtsaal Innsbruck1994年...12–14 1999年...1-11 2003...15–22
   収録時間:77分

 【CD9】ザルツブルク・ウインド・フィルハーモニック
  1-6. モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》 K. 492による13の楽器のためのハルモニームジーク
   (アルフレード・ベルナルディーニ編)
  7. ワーグナー:楽劇《神々の黄昏》 - ジークフリートの葬送行進曲*
  8. エルンスト・ルートヴィヒ・ライトナー(1943-):交響曲第4番 – 第4楽章「別れ」...世界初演
  9. カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):歌劇《魔弾の射手》 Op. 77 – 序曲*
  10. ユリウス・フチーク(1872-1916):ワルツ「冬の嵐」 Op. 184*
  11. グスターヴ・ホルスト (1874-1934):『惑星』 Op.32- 木星*
  12. ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899):ワルツ「美しく青きドナウ」 Op. 314*
   *...アルベルト・シュヴァルツマンによる吹奏楽版
   ザルツブルク・ウインド・フィルハーモニック、
   ダニエル・ヨハンセン(テノール)、ハンスイェルク・アンゲラー(指揮)
   録音:2016年 Grosser Saal der Stiftung MozarteumSalzburg...1-6
    2014年 Grosser Saal der Stiftung Mozarteum Salzburg...7
    2009年 Saal Tirol des Congress Innsbruck...2018年Groses Festspielhaus Salzburg...9
    2019年 Felsenreitschule Salzburg, 2019...10、12 2023年 Groses Festspielhaus Salzburg...11
   収録時間:78分

 ハンスイェルク・アンゲラー(1955-)は、オーストリアを代表するホルン奏者および指揮者であり、ホルンとナチュラルホルンを中心に、狩猟ホルンなど幅広い楽器で独自の解釈による演奏を聴かせます。

 アンゲラーはチロル生まれ。インスブルックのチロル音楽院とザルツブルクのモーツァルテウム大学で学び、著名なホルン奏者ヘルマン・バウマンにも師事しました。
 1976年から1980年までインスブルック交響楽団のホルン奏者を務め、その後チロル音楽院およびモーツァルテウム大学で教授として活躍。
 さらに、ニュルンベルク音楽大学でも教鞭を執り、次世代のホルン奏者を育成するとともに、ウィーン・フィルやカメラータ・ザルツブルクなど著名なオーケストラと共演し、ホルンとナチュラルホルンのソリストとして国際的な評価を受けています。
 また、現代作曲家エーダーやクロルなどが彼のために作品を書いており、これらの録音は高く評価されています。
 録音も数多く、特に2006年に録音したモーツァルトのホルン協奏曲は、オーストリア放送協会から「パスティッチョ賞」を受賞しました。
 指揮者としても活躍する彼は、2002年にザルツブルク・ウインド・フィルハーモニックの首席指揮者に就任して以来、世界有数のシンフォニック・ウインド・オーケストラへと育て上げ、印象的なコンサートと録音で成功を収めています。
 この『ハンスイェルク・アンゲラーの芸術』では、数多くの録音の中から多彩なレパートリーを紹介。
 独奏からアンサンブルまで、ホルン演奏の芸術を極めて魅力的な方法で体験させてくれます。

 
 



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LA DOLCE VOLTA



LDV70
【新装丁再発売】
\3100→\2890
ノートルダム大聖堂再開記念、火災前最後の大オルガンの録音
 オリヴィエ・ラトリー バック・トゥ・ノートルダム ~
  ノートルダム大聖堂の大オルガンによるバッハ(日本語解説付)

  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)
   1. 6声のリチェルカーレ ~音楽の捧げもの BWV 1079
   2. フーガ ト短調 BWV 578 (小フーガ)
   3. トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
   4. 主なる神よ、われを憐れみたまえ BWV 721
   5-6. 幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542
   7. 汝のうちに喜びあり BWV 615
   8. わが心の切なる願い BWV 727
   9. 幻想曲 ト長調 BWV 572
   10. パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV 582
オリヴィエ・ラトリー
 (パリ・ノートルダム大聖堂/
  カヴァイエ=コル製大オルガン)

 録音: 2019年1月6-8日 パリ・ノートルダム大聖堂
 収録時間: 77分
 
 ※日本語解説付
 ※LDV69の新装丁再発売

 【ノートルダム大聖堂の再開を記念して、火災前最後の大オルガンの録音が装いも新たに再登場!】
 2019年4月15日に発生したパリ・ノートルダム大聖堂の火災は、フランス国内のみならず世界中に大きな衝撃を与えました。
 あれから5 年、多くの関係者たちの努力により無事に修復なった大聖堂では、2024年12月8日に再開のミサが執り行われる運びとなっています。
 これを記念し、同大聖堂のオルガニストを務めるオリヴィエ・ラトリーが、La Dolce Voltaレーベルへのデビュー盤として2019年1月に収録、火災 前の最後のオルガン録音となったアルバムを新たな装丁とタイトルで再発売。
 元々は「Bach to the future」のタイトルでバッハの名曲を集 め、バッハ(Bach)の英語圏での発音「バック」を人気SF映画に引っかけたアルバムでしたが、今回はそれをさらにひねって「ノートルダムへの帰 還」あるいは「ノートルダムへ捧ぐバッハ」と取れる新たなタイトルを付しました。
 40年近くの長きに渡ってこの大聖堂のオルガニストを務めるラト リーが、その機能と特性を我が物としたカヴァイエ=コル製の大オルガンを存分に駆使しており、繊細な表現からダイナミックで荘厳な響き、珍 しいストップChimesの音色までを楽しむことが出来ます。

 




以前の装丁
パリ・ノートルダム大聖堂火災前、最後の大オルガン録音
上記アルバムと内容は同じ、ほんの少し外装に訳あり


 LDV 69
\3100→\990
「バッハ・トゥ・ザ・フューチャー」
 J.S.バッハ(1685-1750):
  1.「6声のリチェルカーレ」 BWV1079/2(《音楽の捧げもの》より)
  2. 小フーガ ト短調 BWV578
  3.トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
  4.「主なる神よ、われを憐れみたまえ」 BWV721
  5. 幻想曲 ト短調 BWV542/1
  6.フーガ ト短調 BWV542/2
  7.「汝のうちに喜びあり」BWV617
  8.「わが心の切なる願い」 BWV727
  9. 幻想曲 ト長調 BWV572
  10. パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
オリヴィエ・ラトリー(オルガン)

 ほんの少し角にへしゃげがあったり、背のところにしわがあるが、ほとんど美麗。


 巧みなレジストレーションにも注目!世界的オルガニスト、オリヴィエ・ラトリーがパリ・ノートルダム大聖堂の大オルガンでバッハの名曲を録音!

 オルガン/ 1868年製カヴァイエ=コル
 セッション録音:2019年1月6-8日/ノートルダム大聖堂(パリ)/77'37"、輸入盤・日本語帯・解説付

 世界的に活躍するオリヴィエ・ラトリーがラ・ドルチェ・ヴォルタ・レーベルよりオール・バッハ・プログラムのアルバム「バッハ・トゥ・ザ・フューチャー」!
 原点回帰ともいえるバッハの録音。ラトリーは1990年代にBNL レーベルにバッハの主要オルガン作品を録音し、その後2003年録音でDG レーベルよりオルガン・トランスクリプションとしてシャコンヌなどのバッハの作品を取り上げておりますが、オール・バッハ・プログラムでの録音は実に四半世紀ぶりで満を持しての録音といえます。

 トッカータとフーガやパッサカリアとフーガで巧みなレジストレーションでカヴァイエ=コル製作の大オルガンを演奏。まるで万華鏡のように変化するパイプオルガンの音色に驚かされます。
 また、通称「大フーガ」で知られる幻想曲とフーガ ト短調 BWV542 では、ラトリーは演奏する際にリストのピアノ編曲などを参考にし、幻想曲ではラトリー自身による解釈で多くの和音を追加しております。残響7秒という当大聖堂の響きを考慮し、まさに幻想的な世界を描きます。圧倒的な技術とラトリーでしか表現することのできない唯一無二のバッハ作品をご堪能ください。

 なお、ブックレットにはラトリーによる当アルバムのコンセプト、楽曲解説、およびカヴァイエ=コルのオルガンについての日本語訳付です。







 




CARUS

83526
\2700
ベルニウス指揮
 シェーンベルク:「地には平和を」他、R・シュトラウス、マーラー
シュトゥットガルト室内合唱団
フリーダー・ベルニウス指揮
  1. シェーンベルク:無伴奏合唱曲「地には平和を」op.13
  2. マーラー(クリトゥス・ゴットヴァルト合唱編曲):
   夕映えの中で Im Abendrot(「交響曲第5番」からアダージェット)
  R・シュトラウス(クリトゥス・ゴットヴァルト合唱編曲集):
   3. あすの朝 op.27-4 Morgen
   4. 森の喜び op.49-1 Waldseligkeit
   5. 悲しみの歌より op.17-4 Aus den Liedern der Trauer
   6. あなたは私の心の王冠 op.21-2 Du meines Herzens Kronelein
   7. たそがれの夢 op,29-1 Traum durch die Dammerung
   8. セレナード op.17-2 Standchen
   9. 朝焼け op.46-4 Morgenrot
   10. 献呈 op.10-1 Zueignung
   11. 見いだされたもの op.56-1 Gefunden
   12. 懐かしい面影 op.48-1 Freundliche Vision
 Florian Pedarnig ハープ Track2-4

 2022年7月18,19日、8月31日、9月1日 ドイツ、ゲニンゲン福音教会

 ドイツ合唱音楽界の巨匠ベルニウスとシュトゥットガルト室内合唱団は シェーンベルク生誕150周年を記念して初期の無伴奏合唱曲 「地には平和を(詩:マイヤー(Conrad Ferdinand Meyer)」を発表します。
 精密に作られた各声部が織りなされ美しく響き渡る短く感動的な名曲。
 最後に繰り返される「平和を、地には平和を!(Fried auf erden)」が 祈りと共に高らかに歌われます。
 他に多声部合唱への編曲で知られるクリトゥス・ゴットヴァルト(Clytus Gottwald) によるR.シュトラウス、マーラーによる声楽曲の合唱編曲版11曲を収録。

 ベルニウスによるシェーンベルク作品のCARUSレーベルへの録音は 「浄められた夜」(CARUS 83198 #4009350 831988)に続く2作目と成ります。
 

83532
\2700
新補筆校訂編楽譜に基づくバッハ:
 カンタータ BWV80,190,197 演奏集

  バッハ:
   1. カンタータ第197番「神はわれらの確信なり」BWV.197.1
    (7曲、22分05秒) ピーター・ディルクセン(Pieter Dirksen)
     による補筆校訂編(使用楽譜CARUS:31402)
   2. カンタータ第80番「神よりうまれしものは全て」BWV.80.1
    (6曲、15分13秒) クラウス・ホフマン(Klaus Hofmann)
     による補筆校訂編(使用楽譜CARUS:31401)
      「神は堅き砦 Ein' feste Burg ist unser Gott」
       BWV80に基づいた復元異版
   3. カンタータ第190番「主に向かって新しき歌をうたえ」BWV.190.1
    (7曲、15分41秒) 鈴木 雅明、優人(Suzuki Masaaki、Masato)
     による補筆校訂編(使用楽譜CARUS:31190)
ミリアム・フォイアージンファー(ソプラノ)
テリー・ウェイ(アルト:カウンターテナー)
フローリアン・ジーフェルス(テノール)
セバスティアン・ノアック(バス)
ラスタット・ヴォーカル・アンサンブル
古楽アンサンブル「レ・ファヴォリート」
ホルガー・シュペック指揮

 2023年10月23-25日、ドイツ、バーデンバーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオでの録音

 カールスレーベルの親会社であるカールス楽譜出版がバッハ・アルヒーフ・ライプツィヒの 協力を得て、多くの著名な音楽学者や音楽家と編集、校訂を行い発売した最新の バッハ作品、補筆校訂編楽譜に基づく演奏集。
 ロ短調ミサのグローリア第1曲に基づくカンタータ第197番の第1曲 「Ehre sei Gott in der Hohe」から第190番の終曲「Las uns das Jahr vollbringen」まで、 収録された全ての楽曲において私たちに驚きと多くの発見や気づきを与えてくれます。

 ジャケットの「Friede auf Erden(地には平和を)」は、このアルバムの象徴的な カンタータ197番第1曲の歌詞から 「Ehre sei Gott in der Hohe und <Friede auf Erden> und den Menschen ein Wohlgefallen!」 (ルカ2:14) <地には平和を>




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ATS

ATS972-2
(UHQCD)
\2500→\2290
マルティノン/マーラー:交響曲第4番
 マーラー:交響曲第4番
ジャン・マルティノン指揮
シカゴ交響楽団
ペギー・スミス(ソプラノ)

 マルティノンのマーラー:交響曲第4番、シカゴ響とのライヴ・ステレオ

 1967年10月5日オーケストラ・ホール、シカゴ・ライヴ

 巨匠マルティノン、僅か5年で音楽監督を退任したシカゴ交響楽団との最終シーズンのライヴ。
 この演奏会の前半はセッションズの交響曲第7番、チャベスのシャコンヌでした。やはりマルティノンの前衛路線が集客にも悪影響を与えた事実はあったかと思われます。
 
 しかし演奏内容は充実の一言。
 マルティノンはマーラー演奏にも熱心で来日公演でも日本フィルと『巨人』を披露している程ですがとにかく音盤に恵まれておりません。
 シカゴ響の機能性を存分に生かし、清潔高貴なマーラーを効かせます。この第4番では第3楽章が20分を超える演奏時間で、どこかワルツのような瀟洒な趣きがあります。
 ソリストのペギー・スミス(ペギー・スミス・スケイラー)はマルティノンのお気に入りでシカゴ出身。度々共演し、シカゴでもオネゲルの「火刑台のジャンヌ・ダルク」で絶賛をうけております。
 ヒスノイズがあるものの良好なステレオ録音。
 


<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE


4843250
(20CD)
\19000→\17990

《イルムガルト・ゼーフリート・エディション》


《CD 1》
モーツァルト:
1) クローエにK.524、2) 別れの歌K.519、3) 子供の遊びK.598、4) 秘めごとK.518、
5) 夕べの想いK.523、6) 可愛い糸紡ぎ娘K.531、
7) ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたときK.520、
8) 寂しい森の中でK.308(295b)、9) 春への憧れK.596、
10-17) シューマン:『女の愛と生涯』Op.42
 【演奏】エリック・ヴェルバ(ピアノ)
  【録音】1957年10月、ウィーン/

《CD 2》
シューベルト:
1) 春D882、2) 万霊節のための連?D343、3) 水の上で歌うD774、
4) アヴェ・マリア(エレンの歌第3番)D839、
5) 愛は裏切ったD751、6) 漁師の歌D881、7) 若い尼僧D828、
8-10) ミニョンの歌D877、11) 君を知るや南の国D321、12) 子守歌D498、13) 至福D433、
14) 笑いと涙D777、15) 緑の中の歌D917、16) ますD550、
17) 千変万化する恋人D558、18) 音楽に寄せてD547
 【演奏】エリック・ヴェルバ(ピアノ)
  【録音】1958年5月&6月、ウィーン/

《CD 3》
シューベルト:
1) トゥーレの王D367、2) 糸を紡ぐグレートヒェンD118、3) グレートヒェンの祈りD564、
4) ゲーテの『ファウスト』の一場面D126、
5-9) シューマン:『メアリー・スチュアート女王の詩』Op.135、
ブラームス:
10) 太陽はもう輝きはしないWoO33 No.5、11) ツバメが飛んで行く(民謡)Op.7 No.4、
12) 深い谷間でWoO post. No.6、13) 悲しみに沈む娘(民謡)Op.7 No.5、
14-20)『49のドイツの民謡集』WoO33より
(第25曲:私の彼女はバラ色の唇をしている/
第15曲:お姉さん、お姉さん/第42曲:静かな夜に/
第14曲:マリアの巡礼/第34曲:どうやって門から入ろうか/
第35曲:月が明るく輝こうとしないから/第30曲:私の思いのすべては)
 【演奏】エリック・ヴェルバ(ピアノ)
  【録音】1962年2月、ウィーン/

《CD 4》
シューマン:
1-6)『ミルテの花』Op.25より
(第7曲:睡蓮の花/第21曲:孤独な涙よなぜ/第24曲:君は花のごとく)&詩の朗読、
7-10)『ロマンスとバラード集』第3集Op.53より3曲&詩の朗読、
11-12) あなたの顔はOp.127 No.2&詩の朗読、
13-14) はじめから望みもなくOp.24 No.8&詩の朗読、
15-17)『ロマンスとバラード集』第4集Op.64より
(悲劇II:春の夜に霜が降りて/悲劇III:彼女の墓の上に)&詩の朗読、
18) ミルテとバラを持ってOp.24 No.9
 【演奏】オスカー・ウェルナー(語り手)、エリック・ヴェルバ(ピアノ)
  【録音】1956年4月、デュッセルドルフ/

《CD 5》
ブラームス:
1-18) ワルツ集『愛の歌』Op.52、19-33) ワルツ集『新・愛の歌』Op.65、
34-51) ワルツ集『愛の歌』Op.52、52) ワルツ集『新・愛の歌』Op.65より第15曲:最後に
 【演奏】
ライリ・コスティア(アルト)(1-33)、ヴァルデマール・クメント(1-33)、
ユリウス・パツァーク(34-52)(テノール)、エーベルハルト・ヴェヒター(バリトン)(1-33)、
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)(34-52)、ホルスト・ギュンター(バス・バリトン)(34-52)、
エリック・ヴェルバ&ギュンター・ヴァイセンボルン(1-33)、クリフォード・カーゾン&ハンス・ガル(34-52)(ピアノ)
  【録音】1962年9月、ウィーン(1-33)、1952年9月、エディンバラ(ライヴ)(34-52)/

《CD 6》
ブラームス:
1) ぼくらは歩き回ったOp.96 No.2、2) もうお前のところには行かないOp.32 No.2、
3) 憩え、いとしい恋人Op.33 No.9、4) 五月の夜Op.43 No.2、5) 死は冷たい夜Op.96 No.1、
6) 暖かい空気の中でOp.57 No.8、7) セレナードOp.106 No.1、
R.シュトラウス:
8) 明日Op.27 No.4、9) 夜Op.10 No.3、10) 矢車菊Op.21 No.2、
11) 万霊節Op.10 No.8、12) ダリアOp.10 No.4、13) わが子にOp.37 No.3、
14) 黄昏の夢Op.29 No.1、15) セレナーデOp.17 No.2、
16-21) コルネリウス:『クリスマスの歌』Op.8、
ブラームス:
 22) 悲しみの娘Op.7 No.5、23) ツバメが飛んで行く(民謡)Op.7 No.4、
 24-26)『49のドイツの民謡集』WoO33より
   (第12曲:可愛い人/第15曲:お姉さん、お姉さん/第42曲:静かな夜に)、
 27) 甲斐なきセレナーデ(民謡)Op.84 No.4
  【演奏】エリック・ヴェルバ(ピアノ)
   【録音】1958年6月(1-15)、1952年1月(16-21)、9月(22-27)、ウィーン/

《CD 7》
シューベルト:
1) アヴェ・マリアD839、2) ロマンツェ「満月は丘の上に輝き」
(付随音楽『キプロスの女王ロザムンデ』より)D797 No.3、3) 至福D433、
ブラームス:4) 甲斐なきセレナーデOp.84 No.4、5) 永遠の愛Op.43 No.1、
R.シュトラウス:6) 悪天候Op.69 No.5、7) 子守歌Op.41 No.1、
ヴォルフ:8-10)『メーリケ歌曲集』より3曲、
11) レーガー:マリアの子守歌Op.76 No.52、
12-14) ヒンデミット:聖なるモテット(クリスマス・モテット)より
 (第8曲:イエスが生まれたまいし時/第2曲:羊飼いたちは話した/第11曲:結婚はなされ)、1
5-18) ヴェルナー・エック:4つのカンツォーナ
 【演奏】
 エリック・ヴェルバ(ピアノ)(1-14)、ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)(11)、
  ヴェルナー・エック(指揮)バイエルン放送交響楽団(15-18)
   【録音】
    1952年9月(1, 8, 9, 12-14)、1月(2, 3, 10, 11)、
    1958年6月(4-7)、ウィーン、1960年11月、ミュンヘン(15-18)/

《CD 8》
ヴォルフ:
 1-22)『メーリケ歌曲集』&詩の朗読、
 23-44)『イタリア歌曲集』(第1巻より12曲/第2巻より10曲)
  【演奏】オスカー・ウェルナー(語り手)(1-22)、エリック・ヴェルバ(ピアノ)
   【録音】1959年4月&5月(1-22)、1953年9月(23-44)、ウィーン/

《CD 9》
1-18) ヴォルフ:『スペイン歌曲集』
 (第1部:聖歌曲集より8曲/第2部:世俗歌曲集より10曲)
  【演奏】エーベルハルト・ヴェヒター(バリトン)、エリック・ヴェルバ(ピアノ)
   【録音】1959年4月&5月、ウィーン/

《CD 10》
1-46) ヴォルフ:『イタリア歌曲集』
 【演奏】
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
  エリック・ヴェルバ、イェルク・デームス(ピアノ)
   【録音】1958年9月&10月、ベルリン/

《CD 11》
1) モーツァルト:すみれK.476、
2) ベートーヴェン:悲しみの喜びOp.83 No.1、
シューベルト:3) ズライカI D720、4) ズライカII D717、
5) シューマン:ズライカの歌Op.25 No.9、
6-13) ヴォルフ:『ゲーテの詩による歌曲集』より8曲、
シューベルト:
 14) 野ばらD257、15) トゥーレの王D367、
 16) ガニュメートD544、17) 糸を紡ぐグレートヒェンD118
  【演奏】エリック・ヴェルバ(ピアノ)
   【録音】1957年10月、ウィーン/

《CD 12》
シューベルト:1) 水の上で歌うD774、2) 笑いと涙D777、
ブラームス:3) あなたの青い目Op.59 No.8、4) セレナーデOp.106 No.1、
5-10) ムソルグスキー:歌曲集『子供部屋』、
11-15) バルトーク:『村の情景』Sz.78、16-18)
ヴォルフ:『メーリケ歌曲集』より3曲、
19) R.シュトラウス:セレナーデOp.17 No.2
 【演奏】エリック・ヴェルバ(ピアノ)
  【録音】
  1953年、ミュンヘン(1, 8-10, 19)、ビーレフェルト(2)、
  ベルリン(3, 4, 11-18)、ハンブルク(5-7)(すべてライヴ)/

《CD 13》
1-9) J.S.バッハ:結婚カンタータBWV202、
10) レスピーギ:夕暮れ、
モーツァルト:
11-13) ディヴェルティメント ヘ長調K.138*、
歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588より(ドイツ語歌唱)
14)「向こう見ずな人たちね―岩のように動かず」**、
15)「あの方は行く―恋人よ、どうぞ許して」**
 【演奏】
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)(1-9)、アンドレ・ラルドロ(オーボエ)(1-9)、
クロード・シュタルク(チェロ)(1-9)、
ルドルフ・バウムガルトナー(指揮)ルツェルン音楽祭合奏団(1-13)、
フェルディナント・ライトナー(指揮)ウィーン交響楽団(14, 15)
  【録音】1959年8月、ザルツブルク(1-13)、1953年9月、ウィーン(14, 15)/

《CD 14》
1-6) ヘンデル:歌劇『エジプトのジューリオ・チェーザレ』より6曲、
モーツァルト:
7-15) 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588より9曲、
歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588より
 16)「向こう見ずな人たちね―岩のように動かず」、
 17)「あの方は行く―恋人よ、どうぞ許して」
  【演奏】
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(1-15)、
   ヘルマン・プライ(7-15)(バリトン)、
   ナン・メリマン(メッゾ・ソプラノ)(7-15)、
   エルンスト・ヘフリガー(テノール)(7-15)、RIAS室内合唱団(7-15)、
   カール・ベーム(指揮)ベルリン放送交響楽団(1-6)、
   オイゲン・ヨッフム(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(7-15)、
   フェルディナント・ライトナー(指揮)ウィーン交響楽団(16, 17)
    【録音】1960年4月(1-6)、1962年12月(7-15)、ベルリン、1953年9月、ウィーン(16, 17)/

《CD 15》
モーツァルト:
1) 歌劇『羊飼いの王』K.208より「彼女を愛そう、ともに生きよう」、
2) シェーナとロンド「もういいの、私は全てを聞いた―恐れるな、愛する人よ」K.490、
3-9) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527より7曲、
10-23) 歌劇『フィガロの結婚』K.492より14曲
 【演奏】
  ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)(1, 2)、
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)(3-23)、
  イヴァン・サルディ(3-9)、レナート・カペッキ(10-23)、
  ゲオルク・ヴィーター(10-23)(バス)、マリア・シュターダー(10-23)、
  ロスル・シュヴァイガー(10-23)(ソプラノ)、
  ヘルタ・テッパー(メッゾ・ソプラノ)(10-23)、
  リリアン・ベニングセン(コントラルト)(10-23)、
  パウル・クーエン(テノール)(10-23)、
  フェルディナント・ライトナー(指揮)ウィーン交響楽団(1, 2)、
  フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリン放送交響楽団(3-23)
   【録音】1952年9月、ウィーン(1, 2)、1958年9月(3-9)、1960年9月(10-23)、ベルリン/

《CD 16》
1) ビゼー:歌劇『カルメン』より「何を恐れることがありましょう」、
2-5) トマ:歌劇『ミニョン』より4曲(ドイツ語歌唱)、
6-7) ロルツィング:歌劇『密猟者』より2曲、
8-11) ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』より4曲
 【演奏】
  キース・エンゲン(バス・バリトン)(2-5)、エルンスト・ヘフリガー(6-7)、リヒャルト・ホルム(8-11)(テノール)、
  リタ・シュトライヒ(ソプラノ)(8-11)、
  フェルディナント・ライトナー(指揮)ウィーン交響楽団(1)、
  ジャン・フルネ(指揮)コンセール・ラムルー管弦楽団(2-5)、
  クリストフ・シュテップ(指揮)バンベルク交響楽団(6-7)、
  オイゲン・ヨッフム(指揮)バイエルン放送交響楽団(8-11)
    【録音】1953年9月、ウィーン(1)、1963年11月、パリ(2-5)、1965年9月、バンベルク(6-7)、1959年12月、ミュンヘン(8-11)/

《CD 17》
1-3) ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』Op.72より3曲、
R.シュトラウス:
 4-6) 歌劇『ナクソス島のアリアドネ』より3曲、7-10) 楽劇『ばらの騎士』より4曲
 【演奏】
  レオニー・リザネク(1-3)、ヒルデ・ギューデン(4-6)、リーザ・デラ・カーザ(4-6)、マリアンネ・シェヒ(7-10)、
  リタ・シュトライヒ(7-10)、イローナ・シュタイングルーバー(7-10)(ソプラノ)、フリードリヒ・レンツ(テノール)(1-3)、
  ゴットロープ・フリック(1-3)、クルト・ベーメ(7-10)(バス)、パウル・シェフラー(バス・バリトン)(4-6)、
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)(7-10)、
  フェレンツ・フリッチャイ(指揮)バイエルン国立管弦楽団(1-3)、
  カール・ベーム(指揮)
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(4-6)&シュターツカペレ・ドレスデン(7-10)
    【録音】1957年6月、ミュンヘン(1-3)、1954年8月、ザルツブルク(ライヴ)(4-6)、1958年12月、ドレスデン(7-10)/

《CD 18》
1-6) J.S.バッハ:『マタイ受難曲』BWV244より6曲、
7-14) ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI:2より8曲、
15) グノー:『聖チェチーリアのための荘厳ミサ』より「天のいと高き所には神に栄光」(抜粋)
 【演奏】
 ヘルタ・テッパー(コントラルト)(1-6)、キム・ボルイ(7-14)、ヘルマン・ウーデ(15)(バス)、
 ゲルハルト・シュトルツェ(テノール)(15)、ミュンヘン少年合唱団(1-6)、
 カール・リヒター(指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団(1-6)、聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団(7-14)、
 イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(7-14)&チェコ・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団(15)
   【録音】1958年6月-8月、ミュンヘン(1-6)、1955年5月、ベルリン(7-14)、1965年6月、プラハ(15)/

《CD 19》*[Erik Werba Accompanies You]
モーツァルト:
1) すみれK.476、2) 夕べの想いK.523、
3) ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたときK.520、
4) R.シュトラウス:明日Op.27 No.4、
ブラームス:
5) おまえの青い瞳よOp.59 No.8、
6) お姉さん、お姉さんWoO33 No.15、7) 甲斐なきセレナーデOp.84 No.4、
ヴォルフ:
 8) 捨てられた娘(『メーリケ歌曲集』)、
 9) 秘めた愛(『アイヒェンドルフ歌曲集』)、10) あの国をご存知ですか(『ゲーテ歌曲集』)、
シューベルト:11) 野ばらD257、12) ミニョンと竪琴弾きD877 No.1、13) ますD550、
14-21) シューマン:『女の愛と生涯』Op.42
 【演奏】エリック・ヴェルバ(ピアノ)
  【録音】1965年1月、ハノーファー/

《CD 20》*[Irmgard Seefried in Person]
イルムガルト・ゼーフリートによる音声ドキュメンタリー
(収録曲は
 ブラームス:ツバメが飛んで行く(民謡)Op.7 No.4、
 モーツァルト:春への憧れ、
 シューベルト:ますD550、ハイドン:『天地創造』より、
 J.S.バッハ:『マタイ受難曲』より、
 ヴォルフ:『メーリケ歌曲集』より、
 モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』『ドン・ジョヴァンニ』より、
 シューマン:『女の愛と生涯』Op.42より、R.シュトラウス:わが子にOp.37 No.3)
  【演奏】
   エリック・ヴェルバ(ピアノ)、
   イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
   カール・リヒター(指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団、
   フェルディナント・ライトナー(指揮)ウィーン交響楽団、
   フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリン放送交響楽団他
   【録音】1960年1月、ウィーン(インタビュー)

 *初CD化
 **初発売
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
 (CD 13: 11-13、CD 19を除く)

 自然な歌唱が絶賛されたドイツのリリック・ソプラノのリサイタル録音を集大成 CD20枚組ボックス・セット

 ●ドイツ出身、ウィーンで活躍したリリック・ソプラノ、イルムガルト・ゼーフリート(1919-1988)によるドイツ・グラモフォンのリサイタル録音がまとめて発売されます。
 CD20枚組ボックス・セット。
 セットの中心はシューベルト、シューマン、ブラームス、そしてヴォルフによるロマン派の歌曲を集めたアルバムです。
 その中にはハイネとシューマン、詩の朗読と歌曲を組み合わせたアルバムもあります。朗読部分は初めてCDで再発されます。
 オペラと宗教音楽の全曲録音からのハイライツもCD5枚分含まれています。
 そして初出音源となるフェルディナント・ライトナーとのモーツァルトの歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』からの2つのアリア(ドイツ語歌唱)はアーカイブ録音の中から新たに見つかったものです。
 さらに初CD化となるアルバムが2枚あります。
 1枚はリスナーが自宅で歌えるようにというアイデアから作られた、ゼーフリートのリサイタルで長年パートナーを務めたエリック・ヴェルバが有名な歌曲のピアノ・パートを演奏しているもの(CD 19)、もう1枚はゼーフリートが自身について語る音声ドキュメンタリー(CD 20)です。

 ●批評家のアラン・ブライスは「イルムガルト・ゼーフリートは自然な歌唱を愛する人たちの間で崇められていたアーティストだった。
 厳粛な感情も、楽しげな感情も、このアーティストの最大の才能である独特な伝え方で、真っすぐに、飾らず、心から表現されている」と書いています。
 この才能が、1950年代から60年代にドイツ・グラモフォンによって録音されたリサイタル・アルバムを集めたこのセットで、バッハからバルトークに至る歌曲のレパートリーを輝かせています。
 ブライスはまた、「もし自分の人生でただ一つの声しか聴けないとしたら、私は彼女の声を選ぶかもしれない」とも書いています。

 ●オリジナル・ジャケット仕様。新規リマスタリング。
  ブックレットには未発表のアーティスト・カード、ゼーフリートの芸術に関するタリー・ポッターによる新規のエッセー、音声ドキュメンタリーの英訳、アーカイブ写真が掲載されています。

 ●「私たちは皆、彼女をうらやましがっていました。というのは、私たちが苦労してやっと成し遂げたことを彼女にとっては自然で当たり前のことのように見えたからです。彼女は心で歌う方法を知っていたのです」――エリーザベト・シュヴァルツコップ

  
 



<国内盤> 


MOLTO FINE



MF-25706
\3300
《樋口紀美子が弾く「英雄ポロネーズ」》 
 ショパン:
  ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」 Op. 53
  バラード第3番 変イ長調 Op. 47
  ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想」 Op. 61
  夜想曲第13番 ハ短調 Op. 48, No. 1
  夜想曲第14番 嬰ヘ短調 Op. 48, No. 2
  夜想曲第17番 ロ長調 Op. 62, No. 1
  夜想曲第18番 ホ長調 Op. 62, No. 2
樋口紀美子(ピアノ)

 万感の想い!

 バッハやドビュッシー、メシアンも良いが、やはり樋口紀美子は第一級のショパン弾きである。33年にも及ぶ長いベルリンでの活動において、シュナーベルの高弟として知られるリーベンザームから確固たるヨーロッパの伝統を受け継いだ彼女は、ショパンの名手チェルニー・ステファンスカにも師事したが、現代的でインターナショナルな名技性は、ウルグアイ出身の伝説的名ピアニスト、ディノラ・ヴァルジに負うところが大きい。ヴァルジの実演を聴いたこともある私は、今回そのことを確信した。
 
 N&Fからリリースされた彼女のショパンは、ソナタ第3番を中心とした「ノアンの思い出」、ショパンにおけるバッハの影響を感じさせる「練習曲集作品10」がある。
 ノアンは、ショパンが女流小説家ジョルジュ・サンドとともに滞在した避暑地で、このCDの各曲もそこで作曲されたものばかりなので、「ノアンの思い出2」といっても良いのだが、あの「英雄ポロネーズ」があることから、それを題名に使った。
 私どもの家では、この作品は特別な意味を持っている。祖父樋口季一郎は陸軍軍人で、戦前にワルシャワ駐在武官だったが、ワルツの名人として社交界の人気者となるなど異色の人物で、特にショパンの音楽を好んだ。最後は第5方面軍司令官として北海道をソ連の侵攻から守ったことが知られている。
 母ウタ子が19歳で樋口家に嫁いだ1945年2月、祖父は幕僚たちの前で母に「英雄ポロネーズ」を弾かせたという。
 ロシアに蹂躙され続けてきたポーランドの歴史とショパンの望郷の思いを聴かせ、幕僚たちに祖国防衛の心構えをうながしたのだろう。
 このころスターリンはヤルタ会談でルーズベルトに日本分割占領を要求しており、おそらくその情報は祖父の部下でスウェーデン駐在の小野寺信武官から祖父にもたらされていた。戦後も、幼い紀美子が弾くショパンに目を細めていた祖父を思い出す。
 2022年10月、祖父の故郷淡路島の伊弉諾(いざなぎ)神宮に祖父の銅像が建立されたが、記念演奏を頼まれた紀美子は、万感の想いを込めて「英雄ポロネーズ」を弾いたのだった。

 【録音】2023年10月2日、3日 川口リリア「音楽ホール」(埼玉県)
 




SOLA LABEL

SOLACD 005
\3000
書かれた音楽~寺内大輔 作品集
 (1)流れ ―ヴァイオリンとピアノのために
  (2001/2005/2021)
 (2)峡谷 ―2台のピアノのために(2022)
 (3)小さな刺青 ―ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのために(2007)
 (4)三人姉妹 ―ヴァイオリン、ギター、ピアノのために(2010)
 (5)あかつきをまちこがれて ―
  ピアノ伴奏を伴う女声4部合唱のために
   (2006) (詩:此下 慎也)
 (6)王の主題 ―サクソフォンのために(2006)
 (7)坂道のような階段のような ―ピアノのために(2021)
(1)ラコンブ 絢子(ヴァイオリン)
 伊藤 憲孝(ピアノ)
(2)加島 裕子(ピアノ1)
 北林 聖子(ピアノ2)
(3)ラコンブ 絢子(ヴァイオリン)
 伊藤 宝華(クラリネット)
 伊藤 憲孝(ピアノ)
(4)米川 さやか(ヴァイオリン)
 Gt. 山田 岳(ギター), 伊藤 憲孝(ピアノ)
(5)川本 睦子(ヴォーカル・多重録音)
 吉川 絢子(ピアノ)
(6)加藤 和也(アルト・サクソフォン)
(7)伊藤 憲孝(ピアノ)

 作曲家・即興演奏家の寺内大輔による作品集、室内楽・合唱曲・ピアノソロなど7作品を収録

 いま、2023年の4月、多くの音楽にどこか居心地のわるさを感じながら、あ、これは、これらは、このままそこでひびいていてくれるのがありがたいかも、そんなめずらしいものに感じられていた。(小沼 純一)

 本アルバムでは、寺内大輔の作品のうち、五線譜に書かれた作品のみを収録しています。

 寺内 大輔 Daisuke Terauchi
 作曲家・即興演奏家。
  広島大学・同大学院准教授。博士(芸術工学)。 エリザベト音楽大学大学院、九州大学大学院修了。 
 作曲を、伴谷晃二、近藤譲、クラース・デ・ヴリーズ、ヴィム・ヘンドリクスの各氏に師事。室内楽作品の他、パフォーマンスのための作品、即興演奏のための作品、水族館やパソコンソフトのBGM、校歌・寮歌など多方面にわたる作曲活動を展開。
 その他、美術分野と関わりの深い作品やカードゲームの制作も手掛けている。
 即興演奏分野では、声を中心とした様々な楽器の持ち替えによるスタイルで、コンサートホールのみならず、クラブや美術館、路上にいたるまで様々な場所での演奏を行っている。
 これまで、日本を含む13カ国の芸術祭、コンサートで作品発表・即興演奏を行い、楽譜・CD 数点が国内外で発売中。
 


<LP>


DG(LP)


4876803
(LP)
\6000
《久石 譲~Mladi》
[Side A]
 1. Summer(映画『菊次郎の夏』より)
 2. HANA-BI(映画『HANA-BI』より)
[Side B]
 1. Kids Return(映画『キッズ・リターン』より)
久石譲(ピアノ・指揮)
ウィーン交響楽団

 北野武映画への提供曲3曲を、久石譲の74歳の誕生日(12月6日)を記念してEPで発売

 ●2024年7月、ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンで3夜連続ヘッドライナーを務めた初のクラシック・アーティストとなった久石譲。

 ●2023年3月にウィーン交響楽団とのコラボレーションの一環として録音された北野武映画への提供曲3曲を、久石譲の74歳の誕生日(12月6日)を記念してEPで発売。

 ●チェコ語で「青春」を意味する「Mladi」はレオシュ・ヤナーチェクの木管六重奏曲のタイトルから引用されました。

 ※12 inch / 45 rpm

 【録音】2023年3月、ウィーン楽友協会
 




OBSESSION(LP)


MELLP2479
(1LP)
【特殊価格】
\16800
シチェドリン:カルメン組曲
 ロディオン・シチェドリン(b.1932):
  カルメン組曲 ~
   ビゼーの歌劇《カルメン》からの断片の
    トランスクリプション
ウラディーミル・スピヴァコフ(指揮)
モスクワ・ヴィルトゥオージ
アルメニア国立室内アンサンブル
パーカッション・アンサンブル

 Melodiyaの名盤、スピヴァコフ指揮のシチェドリン「カルメン組曲」がLP化!

 ☆Melodiyaが誇る名盤のLP化がついに実現!
 ☆スピヴァコフ&モスクワ・ヴィルトゥオージの代表的名録音、シチェドリンの「カルメン組曲」が高品質なドイツ製の180g重量盤LPでリリース!

 Melodiyaの名盤を次々に復刻し大きな反響を呼んでいるObsessionシリーズからついにLP盤が登場!
 高音質のHQCD盤(MELHQ1002479)でも復刻されていたウラディーミル・スピヴァコフ&モスクワ・ヴィルトゥオージの代表的名録音、ロディオン・シチェドリンの「カルメン組曲」が高品質なドイツ製の180g重量盤LPでリリースされます!
 ビゼーの名オペラをシチェドリンが独創的にアレンジ・再構成した「カルメン組曲」の決定盤ともいえる不朽の名演をアナログ盤でもお楽しみください。

 ※録音:1984年(モスクワ)
 
 ※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。(代理店)
 


















10/24(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ANIMAL MUSIC

ANI 132
\5000
トロバイリッツ   ティブルティナ・アンサンブル
 1. PRELUDIUM /VERS SLOZIM ZHOLA O NICEM/ (Composer: Guilhem de Peitieu)
 2. CARENZO (Composers: Michal Nejtek / Alais, Iselda & Carenza)
 3. LOMBARDS (Composers: Michal Nejtek / Lombarda)
 4. INTERLUDIUM I. (Composer: Michal Nejtek)
 5. JA DE CHANTAR (Composers: Michal Nejtek / Castelloza)
 6. LOMBARDA (Composers: Michal Nejtek / Lombarda)
 7. TANTZ SALUTZ (Composers: Michal Nejtek / Azalais d'Altier)
 8. INTERLUDIUM II. (Composer: Michal Nejtek)
 9. PREMNOHO JSEM SE SOUZILA (Composers: Michal Nejtek / Beatriz de Dia)
 10. NA MARIA (Composers: Michal Nejtek / Bieris de Romans)
 11. ZASE PRISEL CHLADNY CAS (Composers: Michal Nejtek / Azalais de Porcairagues)
 12. POSTLUDIUM /ZASE PRISEL CHLADNY CAS/ (Composer: Azalais de Porcairagues)

 中世のトルバドゥールたちのテキストに基づいて作曲した女声合唱とアンサンブルのための歌曲集

 録音:2022年/チェコ/DDD、47:48

 当アルバムは現代チェコの作曲家兼ピアニストのミハル・ネイテクが中世のトルバドゥールたちのテキストに基づいて書いた女声合唱とアンサンブルのための歌曲集で、ティブルティナ・アンサンブルの委嘱作です。

 ティブルティナ・アンサンブルの芸術監督であるバルボラ・カバートコヴァーは、数年前にトルバドゥールの詩に出会いました。
 プラハの春音楽祭のディレクター から自身のアンサンブルで新作を初演したいというオファーを受けた彼女が忘れ去られた女性トルバドゥールの世界を現代に蘇らせたいと強く思いこのプロジェク トが開始しました。

 中世のトルバドゥールの詩の多くは1180年から1230年にかけての時代に書かれたもので、これらの短い詩には現代から考えても驚くほどの自由と権利を享受しています。

 中世の女性詩人たちのテキストには強い感情、願い、欲望など、時に男性よりも直接的かつ具体的な詩の世界がひろがります。
 当レコーディングではオック語、チェコ語訳で歌われています。

 ティブルティナ・アンサンブルは、マルコ・アンブロジーニ(ニッケルハルパ)、マルギット・ウーベルラッカー(ダルシマー)、カタリーナ・ビセンス(手回しオルガン) という世界的に有名な一流のピリオド楽器奏者とチェコで最も注目されているドラマーのひとり、マルティン・ノヴァークも参加。
 50分に及ぶこの作品は2022年のプラハの春音楽祭で初演されました。
 




HAENSSLER



HC 23083
(4CD)
\5500
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(全10曲)
 CD1
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
 CD2
  ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
  ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」
  ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1
 CD3
  ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
  ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
 CD4
  ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」
  ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
アンネドーレ・オーベルボルベック(ヴァイオリン)
ミヒャエル・シェヒ(ピアノ)

 チロル交響楽団のコンサートマスター、オーベルボルベックがベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲をライヴ収録

 ライヴ録音:2022年11月17日~12月15日/インスブルック音楽院内「音楽の家」
 DDD、CD1 57:56、CD2 67:08、CD3 41:40、CD4 65:03

 2013年よりチロル交響楽団のコンサートマスターをつとめるアンネドーレ・オーベルボルベックがベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲をライヴ収録しま した。
 1982年ハノーファー生まれのオーベルボルベックは5歳でピアノを、7歳でヴァイオリンを習いはじめ、その才能はすぐさま開花。わずか11歳で地元ハノー ファー州立歌劇場でソロ・デビュー・リサイタルを開くなど、神童として注目されました。

 オーケストラの活動だけでなく優れた室内楽奏者としても知られるオーベルボルベックが名手シェヒとインスブルック音楽院でライヴ収録したこのベートーヴェンでは、現在の充実ぶりを証明する圧巻の仕上がり。
 ライヴならではの高揚感に包まれた演奏を披露しております。
 
 

HC 24005
(4CD)
\6600
シュテファン・ホイケ(1959~):ピアノ作品集(2010~2020)
 CD1
  ハイドンによる変奏曲 Op.85
  シューベルトのレントラーによる6つの変奏曲 Op.65
  ピアノ・ソナタ第3番 Op.86
 CD2
  フランツ・シューベルトの主題による
   ディアベッリ変奏曲 Op.76(主題と32の変奏曲)
  フランツ・シューベルトの主題による
   ディアベッリ変奏曲より第33変奏 Op.76a
 CD3
  コラール「善き力に囲まれて」
  コラール幻想曲「善き力に囲まれて」 Op.116
 CD4
  ピアノ協奏曲第1番 Op.96*

アナ=マリヤ・マルコヴィナ(ピアノ)
ミュンスター交響楽団、
ゴロ・ベルク(指揮)*


 名ピアニスト、マルコヴィナが現代作曲家ホイケのピアノ作品を録音

 録音:2021年10月~2023年2月/イマヌエル文化センター(セッション) 2022年3月1日/ミュンスター劇場(ライヴ)*
 DDD、CD1 72:31、CD2 74:40、CD3 48:48、CD4 48:12

 鬼才ピアニスト、アナ=マリヤ・マルコヴィナ。師のバドゥラ=スコダも絶賛していた名手です。
 録音では独ヘンスラー・レーベルよりC.P.E.バッハ(98-003)、 ブルックナー(HC-17054)、アントン・ウルシュプルフ(HC-16015)、メンデルスゾーン(HC-18043)のピアノ独奏曲全集などをリリース。
 作曲家へ焦点 を当てた充実の内容のアルバムで非常に高い評価を得ております。
 その名手が次に挑んだのは現代作曲家シュテファン・ホイケ(1959-)のピアノ作品集です。
 ホイケはオペラ、オラトリオ、交響曲、協奏曲、室内楽曲、歌曲などこれまで130以上の作品を作曲。
 著名なオーケストラやソリストによって世界中で演奏されています。
 ホイケが推薦するピアニスト、マルコヴィナが2010年から2020年に作曲されたホイケのピアノ作品を演奏しました。
 
 


HC 24047
\2700
エロイーズ・ベラ・コーン、マスネとラヴェルのピアノ協奏曲
 (1) マスネ:ピアノ協奏曲 変ホ長調(1903)
 (2) ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(1929-31)
エロイーズ・ベラ・コーン(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
クリストフ・コンツ(指揮)

 エロイーズ・ベラ・コーンがマスネとラヴェルのピアノ協奏曲を録音

 録音:(1)2022年12月13~15日、(2)2023年4月4&5日/ハウス・デス・ルンドフンクス、RBB(ベルリン)/DDD、54:04
 使用楽器:Yamaha CFX (2022) ピアノ調律:横山俊介

 ヘンスラー・レーベルよりリリースを続けるピアニスト、エロイーズ・ベラ・コーンがマスネとラヴェルのピアノ協奏曲を録音しました。
 1991年パリ生まれのコー ンは4 歳よりヤマハ音楽教室にてピアノをはじめました。
 その後、パリ国立高等音楽・舞踊学校にてミシェル・ベロフ、エリック・ル・サージュ、デニス・パスカル、 ダヴィッド・フレイ、ピエール=ローラン・エマールに師事しております。
 ドビュッシー没後100周年には前奏曲集第1集&第2集(HC-18085)を、その後J.S.バッ ハの「フーガの技法」BWV1080【エスケシュ補完】(HC-21049)をリリースしています。

 マスネといえば『タイス』『マノン』といったオペラで知られる作曲家。1903年に作曲されたピアノ協奏曲は演奏機会が非常に少ないものの、その美しさは一 聴の価値ありの作品です。
 マスネの作品から約30年後に書かれたラヴェルのピアノ協奏曲 ト長調は言わずと知れたラヴェルの代表作のひとつ。20世紀前半のパ リでうまれたこの2作をコーンが愛情をこめて演奏します。
 




FOOTPRINT


FR114
\2800
変容 ルンド・ヴォーカルアンサンブル
マッティン・アルポーケル(指揮)
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):天の元后、歓び給え(復活節の交唱)
 スヴェン=エーリク・ベック(1919-1994):主の変容(『マタイによる福音書』17章1-7節)
 ウィル・トッド(b.1970):わたしは変わった(ウィル・トッドの詩)
 スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942-2019)/ヘンリー・パーセル(c.1659-1695):
  主よ、わたしの祈りを聞いてください(『詩篇102篇』)
 ヤコブ・ミュールラード(1991-):夢(ランググストン・ヒューズの詩)
 セシリア・マクドゥオル(1951-):おお昇る日よ(待降節の交唱)
 リンダ・アレクサンデション(1984-):四月と沈黙(トゥーマス・トランストローメルの詩)
 ガブリエラ・グッリン(b.1961):沈黙する部屋(ペール・ラーゲルクヴィストの詩)
 ヨースタ・ニューストレム(1890-1966):3つの海の幻想(1956)
  〔海の手(エルメル・ディクトニウスの詩)/海辺で(エッバ・リンドクヴィストの詩)/
   海(ヴィルヘルム・エーケルンドの詩)〕

 スウェーデンのレーベル、Footprintが贈る高水準な合唱アルバム3タイトル!

 ルンド・ヴォーカルアンサンブルは1990年にホーカン・オールソン・ライシングによって創設された混声合唱団。
 1995年にインゲマル・モンソンが芸術監督に就き、30人前後のメンバーで活動するグループを清澄で透明、均質な響きの合唱団に作り上げました。
 2020年から、王立ストックホルム音楽大学で合唱指揮を学び、トレッレボリの聖ニコライ教会のオルガニストを務めるマッティン・アルポーケル(b.1990)がモンソンの後任として合唱団を指揮しています。

 今作のタイトル『変容』は、スヴェン=エーリク・ベックの《主の変容》からとられました。
 イエスの変容を語る『マタイによる福音書』の一節をテキストに十二音技法で書かれた、ウプサラ大学合唱団とアメリカ出身のリチャード・テンシングのための作品です。
 ウィル・トッドがクリスマスキャロルとして歌詞を書き作曲した《わたしは変わった》。
 パーセルの8声のモテットから始まるスヴェン=ダーヴィド・サンドストレムの《主よ、わたしの祈りを聞いてください》は、「われらの時代」の共感を呼ぶ曲として各国の合唱団によって歌われています。
 ルンド・ヴォーカルアンサンブルがヤコブ・ミュールラードに委嘱、2017年に初演した《夢》。地平線に昇る太陽が闇を光に変えるセシリア・マクドゥオルの《おお昇る日よ》。
 《3つの海の幻想》のヨースタ・ニューストレムは、《海の交響曲》や《魂と風景》といった作品を作りました。
 海を「人の魂の戦い」と「慰めと安息」を映す存在ととらえ、「海の作曲家」とも呼ばれます。
 合唱曲は少ないものの、《3つの海の幻想》は彼の代表作のひとつとみなされる作品です

 ※録音:2022年9月23日-25日&10月7日-9日、エースレーヴ教会(エースレーヴ、スウェーデン)
 
 

FR134
\2800
歌の芳しさ ヨーテボリ・ユース合唱団
アンネ・ユーハンソン(指揮)
 ヤン・マグネ・フォルデ(b.1962):結婚行進曲
 トマス・モーリー(1557-c.1602):時は花祭りの五月
 グスタフ王子(1827-1852)(ダーヴィド・ヴィーカンデル(1884-1955)編):
  春の歌「朝さえずる鳥のように楽しく」
 オスカル・リンドベリ(1887-1955):聖霊降臨節
 ヘンリー・パーセル(c.1659-1695):この心地いい木立の中で楽しく
 ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):スルタンの宮殿の庭で
 エルヴダーレン民謡(ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960)
 アンネ・ユーハンソン編):リム,リム,リーマ
 スウェーデン伝承曲(ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960)編):ふたりだけの牧場で
 クヌート・ホーカンソン(1887-1929):春の調べ
 ニルス・リンドベリ(1933-2022):きみを夏の一日にくらべたらどうだろう
 アメリカ民謡(ジェームズ・アーブ(1926-2014)編):シェナンドー
 エリーサベト・ヘルムードソン(1927-2017)(グンナル・エーリゥソン(b.1936)編):
  夏のくちづけで目を覚ませ
 リレ・ブルール・セーデルルンド(1912-1957)(アンデシュ・オールヴァル(1932-2012)編):
  道に迷って
 ヒレヴィ・ダール:夜よ来い
 ダーヴィド・ヴィーカンデル(1884-1955):スズランの王、かぐわしい香りを,白いライラックよ
 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):丘を越え、谷を越え
 スウェーデン伝承曲(ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960) 編曲):娘は踊りの輪に入る
 フィニアス・ベアード・オコネル(b.1997)(ポントゥス・ベットリング(b.1994)編):
  オーシャン・アイズ
 エーヴェルト・トーブ(1890-1976)(アンデシュ・エーデンロート(b.1963)編):
  海があれほどキラキラ光ったことはない
 ステファン・アンデション(b.1967)(トミー・ヨンソン編):天使の歌

 ヨーテボリ・ユース合唱団は、15歳から29歳の少年少女と青年をメンバーに、ヨーテボリ大学音楽演劇アカデミーのアンネ・ユーハンソンによって2005年に創設。
 アイルランド、デンマークのオーフス、プラハ、フィラデルフィアとニューヨーク、東京と身延と、世界各地でコンサートとツアーを行ってきました。
 スウェーデンのキャロルを歌った『クリスマスの願い』(FRCD102)に続く今回のアルバムでは、アルヴェーンが民謡を編曲した《リム,リム,リーマ》と《ふたりだけの牧場で》など、スウェーデンの人たちに親しまれている曲を中心にした、彼らの愛唱曲を歌っています。

 ※録音:2023年2月18日-19日、アンネダール教会(ヨーテボリ、スウェーデン)
 
 

FR137
\2800
めでたし海の星
 聖ビルギッタの典礼の聖歌
  〔Ave Maria(『詩篇95篇』の招詞)(木曜日朝課)、
   Ave maris stella(聖歌)(木曜日晩課)、
   Nativitas tua(《ベネディクトゥス》の交唱)(水曜日讃課)、
   Flectatur tibi(交唱)(木曜日朝課/夜課)、
   O amabilis(交唱)(日曜日朝課/夜課)、
   Laetabundus(セクエンツィア)(クリスマス)、
   Alma Redemptoris Mater(交唱)(日曜日終課)、
   Maria Summae(応唱)(日曜日朝課/夜課)、
   O gloriosa Domina(聖歌)(土曜日朝課)、
   Iesu benigne Redemptor(交唱)(金曜日三時課)、
   Beatus populus(交唱)(木曜日晩課)、
   Angeli(『詩篇』の交唱)(月曜日讃課)、
   Tu miro micans(聖歌)(水曜日讃課)、
   Super salutem(応唱)(土曜日朝課/夜課)、
   Per se lucens carbunculus(聖歌)(月曜日朝課)、
   Ave stella matutina(交唱)(木曜日終課)、
   Deus noster(『詩篇』の交唱)(月曜日晩課)、
   Solem iustitiae(交唱)(水曜日朝課/夜課)、
   Quem terra, pontus(聖歌)(木曜日朝課)〕
スコラ・ゴティア
 〔ウルリケ・ハイダー、
  ヘレーネ・ステンスゴード・ラーション、
  サビーナ・ニルソン、
  イヴォン・カールソン〕

 スウェーデンの聖ビルギッタ修道会は、14世紀に設立されました。
 この時代の発足は中世カトリックの修道活動としては珍しく、いろいろな意味で特異な存在とみなされています。
 このアルバムでは、『Cantus sonorum(修道女聖歌集)』から選んだ聖歌に、中世カトリック教会で歌われたクリスマスのセクエンツァ『Laetabundus exsultet fidelis』を加えたプログラムが歌われます。

 女声四重唱団「スコラ・ゴティア」は、1999年にヨーテボリで結成されたプロのグループです。
 ドイツのエルランゲンで生まれ、オランダで教会音楽とオルガンを学んだウルリケ・ハイダーをリーダーに、ヨーテボリ大学舞台芸術・音楽学校出身のヘレーネ・ステンスゴード・ラーション、サビーナ・ニルソン、イヴォン・カールソンのメンバーで活動しています。
 レコード録音も行い、2002年の『Gaude Birgitta』が2003年のスウェーデン・グラミー賞にノミネートされました。

 ※録音:2023年3月3日-5日、ヴァドステナ修道院(ヴァドステナ、スウェーデン)
 




<メジャー・レーベル>
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DECCA



6565604
(2CD)
\4300→\3990
[ハードカバーブック仕様]
《アンドレア・ボチェッリ~The Duets―30th Anniversary》
《CD 1》
 1) タイム・トゥ・セイ・グッバイ、2) Vivo Por Ella―2024 Version、
 3) Quizas, Quizas, Quizas、4) フォール・オン・ミー、5) Perfect Symphony、
 6) Da Stanotte in Poi(From This Moment On)、7) Holding On、
 8) Il Mare Calmo Della Sera―2024 Version、9) 祈り、10) バラ色の人生、
 11) E piu ti penso(映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』より)、
 12) If Only、13) Somos Novios、14) Return To Love、
 15) Rimani Qui、16) Vivo per lei /
《CD 2》
 1) Dare To Live(Vivere)、2) 好きにならずにいられない、
 3) ハレルヤ、4) アメイジング・グレイス、
 5) ムーン・リバー(映画『ティファニーで朝食を』より)―2024 Version、
 6) Canto Della Terra―2024 Version、
 7) La Voce Del Silenzio―2024 Version、8) Canzoni stonate、
 9) Un Amore Cosi Grande、
 10) Notte ’e piscatore(1994年モデナでのライヴ)―2024 Version、
 11) Io Ci Saro、12) Pianissimo、
 13) 聖なる神殿の奥深く(ビゼー:歌劇『真珠採り』より)
  (2011年ニューヨーク、セントラルパークでのライヴ)
アンドレア・ボチェッリ(テノール)、
サラ・ブライトマン(CD 1: 1)、カロルG(CD 1: 2)、
ジェニファー・ロペス(CD 1: 3)、マッテオ・ボチェッリ(CD 1: 4)、
エド・シーラン(CD 1: 5)、シャナイア・トゥウェイン(CD 1: 6)、
グウェン・ステファニー(CD 1: 7)、クリス・ステイプルトン(CD 1: 8)、
セリーヌ・ディオン(CD 1: 9)、エディット・ピアフ(CD 1: 10)、
アリアナ・グランデ(CD 1: 11)、デュア・リパ(CD 1: 12)、
クリスティーナ・アギレラ(CD 1: 13)、
エリー・ゴールディング(CD 1: 14)、Elisa(CD 1: 15)、
ジョルジア(CD 1: 16)、ラウラ・パウジーニ(CD 2: 1)、
キャサリン・マクフィー(CD 2: 2)、
ヴァージニア・ボチェッリ(CD 2: 3)、
アリソン・クラウス(CD 2: 4)、ソフィア・カーソン(CD 2: 5)、
ローレン・デイグル(CD 2: 6)、マーク・アンソニー(CD 2: 7)、
ヴェロニカ・ベルティ(CD 2: 9)、
ルチアーノ・パヴァロッティ(CD 2: 10)、
チェチーリア・バルトリ(CD 2: 12)(ヴォーカル)、
スティーヴィー・ワンダー(ハーモニカ&ヴォーカル)(CD 2: 8)、
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)(CD 2: 13)、
ラン・ラン(ピアノ)(CD 2: 11)、
スティーヴン・マーキュリオ(指揮)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団(CD 2: 9)、
アラン・ギルバート(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック(CD 2: 13)


6524103
(2CD)
\2600→\2390

6524106
(LP)
\4800
《アンドレア・ボチェッリ~The Duets―30th Anniversary》
《LP》
[Side A]
 1) タイム・トゥ・セイ・グッバイ、2) Vivo per lei、
 3) Quizas, Quizas, Quizas、
 4) フォール・オン・ミー、5) Perfect Symphony、6) 祈り/
[Side B]
 1) タイム・トゥ・セイ・グッバイ、2) Da Stanotte in Poi(From This Moment On)、
 3) Holding On、4) Il Mare Calmo Della Sera―2024 Version、
 5) La Voce Del Silenzio―2024 Version、
 6) Vivo Por Ella―2024 Version
アンドレア・ボチェッリ(テノール)、
サラ・ブライトマン(Side A: 1)、
ジョルジア(Side A: 2)、
ジェニファー・ロペス(Side A: 3)、
マッテオ・ボチェッリ(Side A: 4, Side B: 1)、
エド・シーラン(Side A: 5)、
セリーヌ・ディオン(Side A: 6)、
シャナイア・トゥウェイン(Side B: 2)、
グウェン・ステファニー(Side B: 3)、
クリス・ステイプルトン(Side B: 4)、
マーク・アンソニー(Side B: 5)、
カロルG(Side B: 6)(ヴォーカル)、
ハンス・ジマー(プロデュース)(Side B: 1)

 キャリア30周年記念。現代最高峰のイタリアのテノール歌手による初のデュエット集


 ●現在最も称賛されているクラシック歌手、愛されているテノール歌手、イタリアのアンドレア・ボチェッリがそのキャリアの30周年を迎えました。それを記念して、アンドレアの象徴でもある“デュエット”を集めた初めてのアルバム『The Duets―30th Anniversary』が発売されます。

 ●[CD2枚組/ハードカバーブック仕様(DVDサイズ)]、 [CD2枚組]、 [LP1枚]の計3形態での発売。

 ●アンドレアのキャリアを幅広くとらえたこの選曲には、サラ・ブライトマン、エド・シーラン、セリーヌ・ディオン、ジェニファー・ロペス、シャナイア・トゥウェインなど錚々たる共演者とのデュエットが収録されている他、スーパースターとの最新トラックも含まれています。
 



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SONY



19802809282
\3100→\2890
カティア・ブニアティシヴィリ
 4年ぶりとなる新作は弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲二篇
モーツァルト:
 1. ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
 2. ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
 3. ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545(第16番、旧第15番)
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ、指揮:1,2)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
  (アカデミー室内管弦楽団:1,2)
 


 ジョージア出身のピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリ。その美貌と美しくもダイナミズムあふれるパフォーマンスで人気が高いカティアのひさしぶりとなるアルバムが登場。
 前作『ラビリンス』(2020年)から4年。
 待たれていたカティアの8作目にあたるニュー・アルバムは待望のモーツァルト・アルバム。
 カティアの協奏曲録音はこれまでショパンの第2番、ラフマニノフの第2番と第3番がありますが、それらはすべて名指揮者パーヴォ・ヤルヴィのバトンによるものでした。今回のモーツァルトでは、イギリスの名門室内管弦楽団であるアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズを、カティア自らが指揮をしながらピアノ・ソロを披露。
 モーツァルトのピアノ協奏曲の中でもっとも人気が高いのが第20番。モーツァルトの数少ない短調の作品で、劇的な表現が特徴ですが、その第2楽章のメロディは優雅で映画「アマデウス」にも使われました。第23番もモーツァルトの後期のピアノ協奏曲の中ではその完成度の高さで人気の1曲。フィルアップは「初心者のためのやさしいソナタ」の副題で呼ばれることもあるハ長調 K.545のソナタです。
 カティア・ブニアティシヴィリはジョージア(旧グルジア)出身のピアニスト。トビリシ州立音楽院を経てウィーン国立音楽大学に学び、世界各地でソロやオーケストラとの共演を続けています。
..


19802847022
\3100→\2890
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
『クリスマス・ピアノ II』 

 1. J.S.バッハ/シュタットフェルト編:モーニング・スター
  (カンタータ第1番『あしたに輝く たえなる星よ』 BWV.1による)
 2. アーヴィング・バーリン/シュタットフェルト編:ホワイト・クリスマス
 3. トラディショナル/シュタットフェルト編:おお救い主よ、天を引き開け
 4. シュタットフェルト:マリアと天使
 5. トラディショナル/シュタットフェルト編:アイ・デル・チキリティン
 6. トラディショナル/シュタットフェルト編:ああベツレヘムよ
 7. トラディショナル/シュタットフェルト編:船がやってくる
 8. トラディショナル/シュタットフェルト編:たくさんのキャンドルに灯がともった
 9. ジュール・スタイン/シュタットフェルト編:レット・イット・スノー
 10. シュタットフェルト:トイ・ソルジャーズ・ドリーム(おもちゃの兵隊の夢)
 11. メンデルスゾーン/シュタットフェルト編:
  ロンリー・クリスマス(『天には栄え』による)
 12. ヘンデル/シュタットフェルト編:ヘンデル・ピファ(『メサイア』による)
 13. モーツァルト/シュタットフェルト編:モーツァルト変奏曲 I-V
  (きらきら星変奏曲 K.265/『サンタクロースがやってくる』による)
 14. メンデルスゾーン/シュタットフェルト編:
  クリスマス・ホープ(聖パウロ Op.36~序曲による)
 15. トラディショナル/シュタットフェルト編:キリスト降誕の歌『夕やみせまりて』
 16. トラディショナル/シュタットフェルト編:久しく待ちにし主よとく来たりて 1&2
 17. トラディショナル/シュタットフェルト編:エン・ベレン・トカン・ア・フエゴ
 18. シュタットフェルトクリスマス・ベルズ
 19. クリスティアン・ハインリヒ・リンク/
  シュタットフェルト編:年ごとにやって来る(19世紀初稿版による)
 20. ヒュー・マーティン&ラルフ ・ブレーン/
  シュタットフェルト編:メリー・リトル・クリスマス
 21. シュタットフェルト:ア・ニュー・ドーン
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
ルイ・フィリプソン(ピアノ:15)
 録音:2024年7月26,27日、ベルリン

 6歳からピアノを始め、9歳で初リサイタルを開催したマルティン・シュタットフェルト。2002年ライプツィヒで行われた国際J.S.バッハ・コンクールで、最年少およびドイツ人として初めての優勝以降「バッハの名手」として活躍。2004年の『ゴルトベルク変奏曲』はドイツのクラシックCDアルバム・チャートのトップを飾るなど快進撃を続け、近年はロマン派の作品演奏でも話題をさらっています。
 今回のアルバム『クリスマス・ピアノII』は、2021年にリリースされ「彼のフェスティブな音は繊細でユニーク・・・温かみのある音のピアノのためにデザインされた繊細なアレンジ、純粋な瞑想だ!」と評されベストセラー盤となった『クリスマス・ピアノ』の続編となるものです。特別な日を祝うクラシック曲の新しい詩的なピアノ・アレンジと、瞑想的なオリジナル作品をフィーチャーしています。シュタットフェルトは、既に何度も録音された曲ではなく、あまり知られていないメロディを意図的にアレンジし、新しいクリスマス・ピアノのコンテンツを創り出しています。
 このアルバムは、ムーディーで温かみのある音を生み出すために、フェルトが張られたアップライト・ピアノで録音されました。『夕やみせまりて』では、話題のドイツ生まれピアニスト、19歳のルイ・フィリプソンが特別ゲストとしてアルバムに参加しています。


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19658885962
(22CD)
\12000→\10990

チャールズ・アイヴズ/アルバム・アンソロジー 1945~1976

Disc1
アイヴズ:
1. ピアノ・ソナタ第2番『マサチューセッツ州コンコード 1840-1860』
2. ピアノ・ソナタ第1番~第2楽章b

ジョン・カークパトリック(ピアノ)

録音:1945年4月9日 ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

Disc2:『モダン・アメリカン・ミュージック・シリーズ』
1. ピアノ・ソナタ第1番

ウィリアム・マセロス(ピアノ)
録音:1950年12月1日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

2. ヴァイオリン・ソナタ第2番

パトリシア・トラヴァース(ヴァイオリン)
オットー・ヘルツ(ピアノ)
録音:1950年4月11,17日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc3
1. 交響曲第2番

ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)

録音:1958年10月6日 ニューヨーク, St. George Hotel

2. レナード・バーンスタイン、チャールズ・アイヴズについて語る
録音:1966年6月2日 ニューヨーク

Disc4
1. 交響曲第4番

アメリカ交響楽団
ニューヨーク・スコラ・カントルムのメンバー
デイヴィッド・カッツ、ホセ・セレブリエール(補助指揮)
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
録音:1965年4月29,30日 ニューヨーク、マンハッタン・センター

2. ロバート・ブラウニング序曲

アメリカ交響楽団
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
録音:1966年12月21日 ニューヨーク、マンハッタン・センター

Disc5
1. 交響曲第3番『キャンプの集い』

ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音:1965年12月15日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール

2. 宵闇のセントラル・パーク

ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン、小澤征爾、モーリス・ピータース(指揮)
録音:1962年5月7日 ニューヨーク、マンハッタン・センター

3. ホリデイ・シンフォニー(ニュー・イングランドの祝祭日)~戦没将兵記念日

ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音:1963年5月27日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール

4. 答えのない質問

ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音:1964年4月17日 ニューヨーク、マンハッタン・センター

5. アメリカ変奏曲

E・パワー・ビッグズ(オルガン)
録音:1960年4月
 マサチューセッツ、ケンブリッジ、ブッシュ=ライシンガー博物館

Disc6
1. アメリカ変奏曲(ウィリアム・シューマン管弦楽編曲版)
2. 交響曲第1番ニ短調
3. 答えのない質問

シカゴ交響楽団
モートン・グールド(指揮)

録音:1966年1月31日、1965年11月6日 シカゴ、オーケストラ・ホール

Disc7:『アイヴズ:合唱のための作品集』
1. 将軍ウィリアム・ブース天国に入る
2. 平穏
3. サーカス・バンド
4. 12月
5. ニュー・リヴァー
6. 3つのハーヴェスト・ホーム・コラール
7. 詩篇 第100番『神にむかって喜び呼ばわれ』
8. 詩篇 第67番『ああ神よ、願わくば我を憐れみ給え』
9. 詩篇 第24番『地と、それに満ちるもの』
10. 詩篇 第90番『主よ、あなたは世々われらのすみかでいらせられる』
11. 詩篇 第150番『主を賛美せよ』

グレッグ・スミス・シンガーズ
フォートワース・テキサス少年合唱団
イサカ・カレッジ・コンサート合唱団
コロンビア室内管弦楽団
レイモンド・ビーグル(オルガン)
グレッグ・スミス(指揮)

録音:1966年5月4日、1965年7月6日、1966年5月3,6日
 ロサンジェルス、アメリカン・リージョン・ホール

Disc8
ピアノ・ソナタ第1番

ウィリアム・マセロス(ピアノ)

録音:1966年2月17,18日

Disc9
1. オーケストラ・セット第2番
2. オーケストラ・セット第1番『ニュー・イングランドの3つの場所』
 ~第2曲『パットナムズ キャンプ』
3. ロバート・ブラウニング序曲

シカゴ交響楽団&合唱団
モートン・グールド(指揮)

録音:1967年2月15日 シカゴ、メディナ・テンプル

Disc10
1. 弦楽四重奏曲第1番『救世軍より』
2. 弦楽四重奏曲第2番

ジュリアード弦楽四重奏団

録音:1966年11月28,29日、1967年1月12日、3月20,21日
 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc11
1. 交響曲第1番 ニ短調
2. オーケストラ・セット第1番『ニュー・イングランドの3つの場所』
3. アメリカ変奏曲(ウィリアム・シューマン管弦楽編曲版)

フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ(指揮)

録音:1967年2月13日、3月13日、1964年2月17日、1968年5月8日
 フィラデルフィア、タウン・ホール

Disc12
1. ホリデイ・シンフォニー(ニュー・イングランドの祝祭日)
2. はしご車のゴング(メインストリートを行く消防士のパレード)
3. 行進曲『サーカス・バンド』

ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)

録音:1967年1月31日、1963年5月27日、1964年11月23日
 ニューヨーク、マンハッタン・センター

Disc13
ピアノ・ソナタ第2番『マサチューセッツ州コンコード 1840-1860』

ジョン・カークパトリック(ピアノ)

録音:1968年5月28日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ


Disc14:『アイヴズの新しい音楽』
1. 行列聖歌『光あれ』

グレッグ・スミス・シンガーズ
レイモンド・ビーグル(オルガン)
グレッグ・スミス(指揮)
録音:1966年7月6日 ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

2. 詩篇 第14番『愚かな者は心のうちに』
3. 詩篇 第54番『御名によって私をお救い下さい』
4. 詩篇 第25番『主よ,わが魂は御身にこそ』
5. 詩篇 第135番『主をほめたたえよ』
6. ウォルト・ホイットマン
7. 2つの傾斜(クリスチャンと異端者)
8. 対蹠地にて
9. 最後の読師
10. 運と仕事
11. 病んだ鷲のように
12. 講話(トレランス)
13. 呪文
14. 池
15. 海にて
16. 子供たちの時間
17. 虹

グレッグ・スミス・シンガーズ
コロンビア室内管弦楽団
レイモンド・ビーグル(オルガン)
グレッグ・スミス(指揮)
録音:1967年9月8日、10月17日、1月17日
 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc15: 『アイヴズ:カルシウム燈の夜』
1. 室内オーケストラのためのセット第1番
2. 音の道 第1番
3. 室内オーケストラのためのセット第3番
4. 教会の尖塔と山脈から
5. 虹
6. アン・ストリート
7. スケルツォ『舗装道路の上を』
8. 室内オーケストラのためのセット第2番~第1曲・第3曲
9. 音の道 第3番
10. 池
11. スケルツォ『ずっと来た道、そしてまた戻る』
12. クロマティメロドテューン

ガンサー・シュラー室内管弦楽団
ガンサー・シュラー(指揮)
録音:1969年3月31日、4月1日
 ボストン、ニューイングランド音楽院ジョーダン・ホール

13. オメガ・ラムダ・カイ
14. インターカレッジ行進曲

インクレディブル・コロンビア・オール・スター・バンド
ガンサー・シュラー(指揮)
録音:1975年2月17日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc16: 『室内楽作品集』
1. ピアノ三重奏曲
2. 3つの小品によるセット
3. In re con moto et al
4. ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのためのラルゴ
5. ラルゴ・リゾルート第1番
6. ハロウィーン
7. ラルゴ・リゾルート第2番
8. ヴァイオリンとピアノのためのラルゴ

ニューヨーク弦楽四重奏団/アルヴィン・ブレーム
ポール・ズーコフスキー(ヴァイオリン)
ギルバート・カリッシュ(ピアノ)
ロバート・シルベスター(チェロ)
チャールズ・ルッソ(クラリネット)

録音:1970年5月22,25日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc17:『アメリカの情景~アメリカの詩』
1. われらの祖先が愛したもの
2. 散歩
3. 秋
4. メイプル・リーヴズ
5. 川のほとりで
6. サーカス・バンド
7. 余興
8. チャーリー・ラトレイジ
9. トムが船出する
10. 彼らはそこに!
11. フランダースの野で
12. 2つの小さな花
13. 最も偉大な人
14. 小道がある
15. 最後の読師
16. 子供たちの時間
17. ウォルト・ホイットマン
18. 感じられた光
19. 静穏
20. ソロー
21. 義務
22. 夕映え
23. ストックブリッジのフーザトニック河
24. グランチェスター

イヴリン・リアー(ソプラノ)
トーマス・ステュアート(バリトン)
アラン・マンデル(ピアノ)

録音:1969年5月26,29日、6月27日、10月6,27,28日
 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc18: 『Old Songs Deranged(錯乱の古い歌)』
1. カントリー・バンド行進曲
2. 水泳をする人々
3. 霧
4. チャーリー・ラトレイジ
5. 夕べ
6. 行進曲第2番
7. 行進曲第3番 with 懐かしきケンタッキーの我が家
8. 序曲と行進曲『1776年』
9. 母さんが私に教えてくれた歌たち
10. 人殺しとハースト、最悪はどっち?
11. 記憶
12. 4調によるフーガ『輝く岸辺』
13. クロマティメロドテューン
14. ホリデイ・クィックステップ

イエール・シアター・オーケストラ
ジェイムズ・シンクレア(指揮)
録音:1974年3月13日、4月3日 ニューヘブン、スプラギュー・ホール

15. アメリカ変奏曲

アンドレ・コステラネッツ指揮、管弦楽団
録音:1975年4月15,18日 ニューヨーク、コロンビア、30丁目スタジオ

Disc19
交響曲第4番

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ホセ・セレブリエール(指揮)

録音:1974年2月21-23日 ロンドン、キングズウェイ・ホール

Disc20
1. 交響曲第2番
2. 交響曲第3番『キャンプの集い』

フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ(指揮)

録音:
1973年2月7日 フィラデルフィア、スコティッシュ・ライト・カテドラル(1)
1968年10月3日 フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック(2)

Disc21
1. ホリデイ・シンフォニー(ニュー・イングランドの祝祭日)
2. オーケストラ・セット第1番『ニュー・イングランドの3つの場所』

フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ(指揮)

録音:1974年10月7日、12月11日
 フィラデルフィア、スコティッシュ・ライト・カテドラル

Disc22
1. バーバー:弦楽四重奏曲ロ短調 Op.11
2. アイヴズ:弦楽四重奏曲第2番
3. アイヴズ:弦楽四重奏のためのスケルツォ

クリーヴランド四重奏団

録音:1975年12月23,24日、1976年2月6,9日 ニューヨーク

Disc1-5、7、10-18:コロンビア/CBS録音
Disc6、8、9、19-22:RCA録音
Dusc1:モノラル
Disc2-22:ステレオ

 新規24ビット・リマスター(Disc1,2 [8-9], 4,5 [8], 6,7,9,14-18)
 マスターテープからのトランスファー:ブレット・ジン(アイアン・マウンテン・メディア&アーカイヴ・サーヴィス)
 24 bit/192kHzマスタリング:マルティン・キストナー(b-sharpミュージック&メディア・ソリューションズ)


アイヴズ生誕150周年第2弾!

 アナログ時代にコロンビアおよびRCAから発売されたアイヴズ録音が網羅された画期的なCD22枚組ボックスが登場。アメリカの2大メジャー・レコード会社がアイヴズ音楽普及への貢献を記録した、パイオニア的な名演ぞろい。

 『チャールズ・アイヴズ~アニヴァーサリー・エディション』に続き、アイヴズ生誕150年を記念してCD22枚組のボックス・セット『チャールズ・アイヴズ - アンソロジー 1945~1976』の登場です。モノラル時代~ステレオ時代まで、アナログ時代にコロンビア/CBSおよびRCAから発売されたアイヴズ作品の録音が一堂に会した様はまさに壮観。特にアイヴズの未来を見据えた作品を世に広めるために貢献したコロンビア・レーベルの比類ない情熱が刻印されています。これまでに発売されたアイヴズ作品集の中で最大かつ最も包括的なコレクションといえましょう。

 演奏者は、レナード・バーンスタイン、レオポルド・ストコフスキー、モートン・グールド、ユージン・オーマンディ(指揮)、ニューヨーク・フィル、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、アメリカ交響楽団、ジョン・カークパトリック、ウィリアム・マセロス(ピアノ)、ジュリアード弦楽四重奏団、クリーヴランド四重奏団、グレッグ・スミス・シンガーズなど、20世紀後半のアメリカを代表し、アイヴズ作品の普及に努めた演奏家ばかり。特にオーケストラ曲は充実していて、交響曲4曲と『ホリデイ・シンフォニー』、『ロバート・ブラウニング』序曲、『オーケストラ・セット第1番』が各2種類ずつ、ピアノ・ソナタ第1番と第2番はそれぞれカークパトリックとマセロスの新旧録音が収められ、演奏解釈の変遷をたどることもできます。


【個々の作品と録音について】

 1939年1月、アイヴズが新作の作曲を完全にやめた12年後、作曲者の友人であり主要な協力者となるピアニスト、ジョン・カークパトリックがニューヨークのタウン・ホールでピアノ・ソナタ第2番(1916-1919)を演奏しました。この作品は『マサチューセッツ州コンコード1840-1860』と副題が付けられており、極めて演奏至難な傑作の初めての公演でした。この演奏により、アイヴズの音楽に対して著名な主流の批評家による初めてのレビューが寄せられ、この作品を「アメリカ人によって作曲された最も偉大な音楽」と称賛しました。
 これは「アイヴズ革命」として知られる転機となった出来事です。1945年、カークパトリックがコロンビア社のために『コンコード・ソナタ』を録音し、1948年に78回転レコード、翌年にはLPレコード盤でリリースされました(ディスク1)。カークパトリックは1968年にステレオで再録音しています(ディスク13)。
 1949年には、もうひとりの優れたアメリカ音楽の解釈者であるピアニストのウィリアム・マセロスが、アイヴズの注目すべきピアノ・ソナタ第1番(1909-21)の待望の初演を行いました。翌年、マセロスはこれをコロンビアで録音し(ディスク2)、1966年にはRCAでステレオ再録音を行いました(ディスク8)。彼の2つの代表的な録音、特に後者は敬虔さが薄れ、よりラプソディックな演奏です。
 アイヴズがオーケストラ曲の作曲家としてブレイクしたのは1946年のことで、交響曲第3番『キャンプの集い』(1901-12)がニューヨークで演奏され、そのとき作曲者は自身の交響曲を初めて完全に聴くことができたのです。翌年、この作品は彼に名誉あるピューリッツァー賞をもたらしました。1951年には交響曲第2番(1907-09)が初演され、レナード・バーンスタイン指揮のニューヨーク・フィルハーモニックによってカーネギー・ホールで演奏されました。アイヴズは当時77歳で、この演奏は彼にとって初めて自身の主要な管弦楽作品が満足のいく形で演奏された瞬間でした。バーンスタインとニューヨーク・フィルハーモニックは1958年に交響曲第2番を録音し、1960年にはコロンビア社から、バーンスタインがアイヴズと交響曲の音楽的引用について語る貴重な13分のボーナス・レコードとともにリリースしました(ディスク3)。
1960年代、「アイヴズ革命」が本格化していた時期に、バーンスタインはアイヴズの交響曲第3番と交響曲『ホリデイ・シンフォニー(ニュー・イングランドの祝祭日)』を録音しました(ディスク5)。1965年、コープランドが「あらゆる面で驚異的な構想」と評した深遠な交響曲第4番が、レオポルド・ストコフスキー指揮のアメリカ交響楽団によって初演されました。これはアメリカ音楽史におけるグラミー賞を受賞した歴史的な出来事となりました(ディスク4)。同じ年、モートン・グールドがシカゴ交響楽団を指揮し、RCAのために交響曲第1番を初めて録音しました(ディスク1)。アイヴズがイエール大学の学生時代に作曲を始め、まだヨーロッパの伝統に強く影響された作品で、この録音もまたグラミー賞を受賞しました。
 ユージン・オーマンディも負けじとアイヴズ・ブームに乗り、フィラデルフィア管弦楽団と共に、1964年から1974年にかけて、最初の3つの交響曲、『ホリデイ・シンフォニー』、そして管弦楽作品『ニュー・イングランドの3つの場所』(この作品は2度録音されています)を録音しました(ディスク11、20、21)。同年、ロンドンでは、ストコフスキーとともに複雑な交響曲第4番の初演を指揮したホセ・セレブリエールが、1人の指揮者用に編集されたバージョンを録音しました(ディスク19)。ニューヨーク・タイムズ紙はその演奏を「見事」と称賛し、「驚くべきコントロールとテクスチャーの明瞭さ」を評価しました。 
アイヴズの150曲以上に及ぶ歌曲は、彼の最高の業績のひとつとされています。1969年に、ソプラノのイヴリン・リアーとバリトンのトーマス・ステュアートが、アイヴズの専門家であるアラン・マンデルのピアノ伴奏で24曲を録音しました(ディスク17、世界初CD化)。最も優れた歌曲は、今やバス、合唱、室内オーケストラの編成でよく知られている、感動的な『将軍ウィリアム・ブースが天国に入る』です。この編曲版は、グレッグ・スミス・シンガーズの1966年のアイヴズ合唱作品のアルバムの冒頭を飾っています(ディスク7)。
アイヴズの数多くの室内楽作品の中でも、おそらく最も有名なのは2つの弦楽四重奏曲であり、今回収録されているのはジュリアード弦楽四重奏団による1967年の比類なき録音です(ディスク10)。4つのヴァイオリン・ソナタのうち第2番は、ヴァイオリンの名手パトリシア・トラヴァースとピアニストのオットー・ヘルツによる1950年の歴史的録音で今回が初CD化となります(ディスク2)。
 この画期的なセットには、他にも数々の重要な録音が収められており、アイヴズの膨大な作品群のあらゆる側面が探求されています。その多くは初CD化となります。その中のひとつが、『Old Songs Deranged(錯乱の古い歌)』という非常に楽しいアルバムで、イエール・シアター・オーケストラによって演奏され、1974年にコロンビアでリリースされて以来、再発売されることはありませんでした。アイヴズの権威であるジェームズ・シンクレアが編集・指揮を担当したこのアルバムは、長らく再発売が待ち望まれており、生誕150年を寿ぐこのボックスのハイライトのひとつといえるでしょう(ディスク18)。

*完全生産限定
*パッケージ仕様:各ディスクは米国初出盤のパッケージデザインによる紙ジャケットに封入(ジャケットの表裏を再現予定)、ディスクのレーベルは米国初出盤のLPレコードの盤面のデザインを採用、オールカラー56ページのブックレットとともに厚紙製クラムシェル・ボックスに収納
*ライナーノーツ(欧文):ケヴィン・シャーウィン


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マイケル・ティルソン・トーマス/
コンプリート・コロンビア、CBS、RCAレコーディングズ

19802819932
(80CD)
\43000→\40990
■初出レーベル
 コロンビア/CBS:Disc1~42
 ソニー・クラシカル:Disc43~55、59、60、78
 CBSソニー(日本):Disc79、80(チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番)
 RCA Red Seal:Disc56~58、61~77、80(ペトルーシュカ)

マイケル・ティルソン・トーマス/コンプリート・コロンビア、CBS、RCAレコーディングズ


Disc1
  ジョン・マクラフリン:『黙示録』
1. 愛は力
2. 幻視は裸の剣
3. 彼方からの微笑み
4. 業の翼
5. 讃歌

マハヴィシュヌ・オーケストラ
ジョン・マクラフリン(ギター)
ゲイル・モラン(キーボード、ヴォーカル)
ジャン=リュック・ポンティ(ヴァイオリン)
ラルフ・アームストロング(ベース)
ナラダ・マイケル・ウォルデン(ドラム)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮、ピアノ)

録音:1974年3月 ロンドン、エア・スタジオ
Disc2
  スタンリー・シルバーマン:
  マルチメディア・ポップ・オペラ『エレファント・ステップス』(恐るべきラジオ劇)

ポップ・シンガー、オペラ・シンガー:
カレン・アルトマン(スクラブウーマン)
スーザン・ベリング(ハンナ)
ルーサー・エンスタッド(マックス)
ローランド・ギャニオン(医師)
ラリー・マーシャル(オットー)
ルーサー・リックス(ロック歌手)
マリリン・ソコル(ラグタイム・レディ)
フィリップ・スティール(ハートマン)

ロック・バンド
エレクトロニック・テープ
 (コロンビア・プリンストン・電子音楽研究所のプリル・スマイリー制作)
ラガ・グループ・テープ・レコーダー
ジプシー・アンサンブル
象たち
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮および守護天使)&オーケストラ

録音:1973年7月9-13日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオB
Disc3
  オルフ:カルミナ・ブラーナ

ジュディス・ブレゲン(ソプラノ)
ケネス・リーゲル(テノール)
ピーター・ビンダー(バリトン)
クリーヴランド管弦楽団合唱団&児童合唱団
クリーヴランド管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1974年8月5,6日、1974年9月4日
 クリーヴランド、メイソニック・オーディトリアム
 およびニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
Disc4
ベートーヴェン:
  劇音楽『シュテファン王』 Op.117
  悲歌 Op.118
  奉献唱 Op.121b
  盟友の歌『すべてのよき時に』 Op.122
  カンタータ『静かな海と楽しい航海』 Op.112

アンブロジアン・シンガーズ
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1974年12月19-21日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc5
ガーシュウィン:
  ラプソディ・イン・ブルー(オリジナル版)

ジョージ・ガーシュウィン(1925年製ピアノ・ロール)
コロンビア・ジャズ・バンド
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1976年2月23日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

  パリのアメリカ人

ニューヨーク・フィルハーモニック
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1974年2月11日 ニューヨーク、エイヴェリー・フィッシャー・ホール
Disc6
ドヴォルザーク:
  カンタータ『アメリカの旗』Op.102
  組曲 イ長調 Op.98a『アメリカ』

ジョゼフ・エヴァンス(テノール)
バリー・マクダニエル(バリトン)
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団
RIAS室内合唱団
ベルリン放送交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1976年6月16日 ベルリン、フィルハーモニー
Disc7
ガーシュウィン/ドン・ローズ編:
  『オー・ケイ!』序曲
  『ファニー・フェイス』序曲
  『ガール・クレイジー』序曲
  『ストライク・アップ・ザ・バンド』序曲
  『オブ・ジーアイ・シング』序曲
  『レット・エム・イート・ケーク』序曲

バッファロー・フィルハーモニック
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1976年5月12日 バッファロー、クラインハウス・ホール
Disc8
カール・ラッグルズ:
1. ソプラノとピアノのための歌曲『おもちゃ』
2. ソプラノと管弦楽のための『沙漠にて声あり』
3. 管弦楽のための『人』
4. 弱音器つきの金管楽器のための『天使』(オリジナル・トランペット版)
5. 管弦楽組曲『人と山』
6. 弱音器つきの金管楽器のための『天使』(改訂トランペット&トロンボーン版)
7. 交響詩『太陽を踏む者』

ジュディス・ブレゲン(ソプラノ:1)
ビヴァリー・モーガン(メゾ・ソプラノ:2)
ブラス・アンサンブル(4)
スペクラム・ムジカエ(2)
バッファロー・フィルハーモニック(3,5,6,7)
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮:2-7/ピアノ:1)

録音:1975年11月25日、1976年5月12日
 バッファロー、クラインハウス・ホール
Disc9
カール・ラッグルズ:
1. 管弦楽のための『正門』
2. 『降霊』(オリジナル・ピアノ版)
3. 『降霊』(管弦楽版)
4. 管弦楽のための『オルガヌム』
5. 金管、合唱、オルガンのための『昂揚』

ジョン・カークパトリック(ピアノ:2)
グレッグ・スミス・シンガーズ(5)
レナード・レイヴァー(オルガン:5)
バッファロー・フィルハーモニック(1,3-5)
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮:1,3-5)

録音:1975年11月25日、1976年5月12日 バッファロー、クラインハウス・ホール
Disc10
  チャイコフスキー:組曲第3番ト長調 Op.55

ロサンジェルス・フィルハーモニック
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1977年12月4日 ロサンジェルス
Disc11
  ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』

イギリス室内管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1978年10月16日 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
Disc12
レスピーギ:
  交響詩『ローマの噴水』
  交響詩『ローマの祭り』

ロサンジェルス・フィルハーモニック
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1978年12月22,23日 ロサンジェルス、UCLA、ロイス・ホール
Disc13
  チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 ロ短調 Op.58

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1979年6月1日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc14
チャイコフスキー:
  組曲第2番ハ長調 Op.53、
  組曲第4番ト長調 Op.61『モーツァルティアーナ』

フィルハーモニア管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1980年5月30日、6月1日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc15
ストラヴィンスキー:
  バレエ音楽『ペトルーシュカ』(1947年版)
  ロシア風スケルツォ

フィルハーモニア管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1980年11月19,20日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc16
ガーシュウィン:
  『ポーギーとベス』メドレー:
  序曲~サマー・タイム~イット・エイント・ネセサリリー・ソー
  ~アイ・ラヴ・ユー、ポーギー
  メドレー:バット・ノット・フォー・ミー~ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ
  ~エンブレイサブル・ユー~サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー
  『スウィート・アンド・ロウ・ダウン』
  『魅惑のリズム』
  『ドゥ・イット・アゲイン』
  『マイ・マンズ・ゴーン・ナウ』
  『私の彼氏』
  メドレー:ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット
 ~ゼイ・キャント・テイク・ザット・アウェイ・フロム・ミー
 ~スワンダフル~スワニー~ストライク・アップ・ザ・バンド
  アンコール:アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー~ア・フォギー・デイ

サラ・ヴォーン(ヴォーカル)
ジョージ・ギャフニー(ピアノ)
アンディ・シンプキンス(ベース)
ハロルド・ジョーンズ(ドラム)
ロサンジェルス・フィルハーモニック
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮、ピアノ)

録音:1982年2月
 ロサンジェルス、ドロシー・チャンドラー・オーディトリアム(ライヴ)
Disc17
ベートーヴェン:
1. 交響曲第4番変ロ長調 Op.60
2. アリア『ああ、不実な者よ』 Op.65

エヴァ・マルトン(ソプラノ:2)
イギリス室内管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1980年10月19,21日、1982年4月3日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc18
  アイヴズ:交響曲第2番

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1981年8月24日 アムステルダム
Disc19
プロコフィエフ:
1. 組曲『キージェ中尉』 Op.60
2. 『3つのオレンジへの恋』組曲 Op.33a
3. 序曲 変ロ長調 Op.42『アメリカ』

ロサンジェルス・フィルハーモニック
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:
1978年12月23日 ロサンジェルス、UCLA、ロイス・ホール(1,2)
1982年2月6日 ロサンジェルス、ドロシー・チャンドラー・パヴィリオン(3)
Disc20
ベートーヴェン:
  交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
  『エグモント』 Op.84 ~序曲

イギリス室内管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1980年5月10,11日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc21
ドビュッシー:
1. 交響詩『海』
2. 夜想曲

フィルハーモニア管弦楽団
アンブロジアン・シンガーズ(2)
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1982年5月4日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc22
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
  サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 Op.61

チョーリャン・リン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1982年10月26,27日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc23
  ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92

イギリス室内管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1982年3月31日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc24
アイヴズ:
  交響曲第3番『キャンプ・ミーティング』
  オーケストラ・セット第2番

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1982年5月10日、4月19日 アムステルダム、コンセルトヘボウ
Disc25
バーンスタイン:
  『ウエスト・サイド・ストーリー』より
プロローグ
なにか起こりそう
マリア
トゥナイト
クール
ワン・ハンド、ワン・ハート
アイ・フィール・プリティ
サムホエア
  『オン・ザ・タウン』より
サブウェイ・ライド
またいつの日か
  ミサ曲より
シンプル・ソング
シークレット・ソングス

ペーター・ホフマン(テノール)
デボラ・サッソン(ソプラノ)
ロサンジェルス・フィルハーモニック
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:
1984年6月21,22日 ロサンジェルス、RCA スタジオ
1984年10月17,18日 ミュンヘン、ユニオン・スタジオ
Disc26
ガーシュウィン:
  ラプソディ・イン・ブルー(オリジナル版)
  ピアノのためのプレリュード
  ショート・ストーリー
  ヴァイオリン・ピース(ガーシュウィン・メロディ第40番)
  セカンド・ラプソディ
  フォー・リリー・ポンス(ガーシュウィン・メロディ第79番)
  スリープレス・ナイト(ガーシュウィン・メロディ第17番)
  プロムナード(ウォーキング・ザ・ドッグ)

ロサンジェルス・フィルハーモニック
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮、ピアノ)

録音:1982年2月、1983年10月21日、1984年3月20日
 ロサンジェルス、ドロシー・チャンドラー・パヴィリオン/
 ニューヨーク、RCAスタジオ
Disc27
ベートーヴェン:
  交響曲第2番ニ長調 Op.36
  交響曲第1番ハ長調 Op.21

イギリス室内管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1982年12月18,19日、9月12日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc28
  ブラームス/シェーンベルク編:
   ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25
  J.S.バッハ/シェーンベルク編:
   コラール前奏曲『おお愛する魂よ、汝を飾れ』 BWV.654
  J.S.バッハ/シェーンベルク編:
   コラール前奏曲『来たれ、創り主にして聖霊なる神よ』 BWV.631

バイエルン放送交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1985年2月6-8日 ミュンヘン、ヘルクレスザール
Disc29
  ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 Op.93

イギリス室内管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1985年11月24,25日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc30
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』

スザンヌ・マーフィー(ソプラノ)
キャロライン・ワトキンソン(メゾ・ソプラノ)
デニス・オニール(テノール)
グウィン・ハウエル(バス)
タリス室内合唱団
イギリス室内管弦楽団、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1983年5月15日、9月9,10日、1984年11月25日 ロンドン、EMIスタジオ
Disc31
コープランド:
  アメリカの古い歌(第1集、第2集)
  自由の讃歌
  4つのモテット

ドン・ベッカー(バリトン)
モルモン・タバナクル合唱団
ユタ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1985年11月1日 ソルトレイクシティ・タバナクル
Disc32
  ガーシュウィン:ミュージカル『オブ・ジー・アイ・シング』

『オブ・ジー・アイ・シング』スタジオ・キャスト(1987)
セント・ルークス管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1987年3月19,20,23,25,26日 ニューヨーク、RCAスタジオA
Disc33
  ガーシュウィン:ミュージカル『Let 'em Eat Cake(人民にケーキを)』

『人民にケーキを』スタジオ・キャスト(1987)
セント・ルークス管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1987年3月19,20,23,25,26日 ニューヨーク、RCAスタジオA
Disc34
アイヴズ:
  交響曲『ニューイングランドの祝日』
  答えのない質問(改訂版)
  宵闇のセントラル・パーク
  答えのない質問(原典版)

シカゴ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1986年5月10-12日 シカゴ、メディナ・テンプル
Disc35
ベートーヴェン:
  交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
  12のコントルダンス WoO.14

セント・ルークス管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1986年12月18日 プリンストン大学、リチャードソン・オーディトリアム
Disc36-37
マーラー:
1. 交響曲第3番ニ短調
2. リュッケルトの詩による5つの歌曲

ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ロンドン・シンフォニー・コーラス(1)
サウスエンド少年合唱団(1)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1987年10月20日、11月20日 ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
Disc38
ヴァイル:
  7つの大罪

ジュリア・ミゲネス(ソプラノ)
ロバート・ティアー(テノール)、他
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1987年4月3日 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール

  小さな三文音楽(管楽オーケストラのための組曲『三文オペラ』)

ロンドン交響楽団員
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1988年4月3日 ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
Disc39
ラヴェル:
  バレエ音楽『マ・メール・ロワ』全曲
  バレエ音楽『ジャンヌの扇』~ファンファーレ
  スペイン狂詩曲
  ハバネラ(ハバネラ形式の小品)
  ボレロ

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1988年4月5,8,9日 ロンドン、EMIスタジオおよびヘンリー・ウッド・ホール
Disc40
R.シュトラウス:
  交響詩『英雄の生涯』
  交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1988年4月12日、1989年1月1日 ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール


Disc41
プロコフィエフ:
1. ピアノ協奏曲第1番変ニ長調 Op.10
2. ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.16(1923年版)
3. 『ロメオとジュリエット』からの10の小品 Op.75
 ~第10曲『別れの前のロメオとジュリエット』

ヴラディミール・フェルツマン(ピアノ)
ロンドン交響楽団(1,2)
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮:1,2)

録音:1988年9月23,24日、11月7,8日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc42
  ジョン・マクラフリン:ギターとオーケストラのための協奏曲『地中海』

ジョン・マクラフリン(ギター)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1988年9月28日 ミドルセックス、CTSスタジオ

  ジョン・マクラフリン:ギターとピアノのための5つのデュオ

ジョン・マクラフリン(ギター)
カティア・ラベック(ピアノ)

録音:1988年11月9日 パリ、スタジオ・ダヴォー
Disc43-44
  プッチーニ:歌劇『トスカ』全曲

エヴァ・マルトン(ソプラノ/トスカ)
ホセ・カレーラス(テノール/カヴァラドッシ)
フアン・ポンス(バリトン/スカルピア)、他
ハンガリー国立放送合唱団
ハンガリー国立交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1988年12月14-22日 ブダペスト、イタリアン・インスティテュート
Disc45
ブラームス:
  セレナード第1番ニ長調 Op.11
  悲劇的序曲 Op.81
  大学祝典序曲 Op.80

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1989年9月22日 ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
Disc46
アイヴズ:
  交響曲第1番
  讃美歌集(交響曲第4番に引用された原曲)
はるかにあおぎみる
永遠の故郷
汝らキリストの先触れたちよ
わがたましいを愛するイエスよ/主よみもとに
  交響曲第4番

シカゴ交響楽団&合唱団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1989年4月15日 シカゴ、メディナ・テンプル
Disc47
R.シュトラウス:
  交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』
  交響詩『ドン・ファン』

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1990年5月14日
 ロンドン、ウェルサムストウ・アッセンブリー・ホール
Disc48-49
  チャイコフスキー:バレエ音楽『白鳥の湖』全曲

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1990年5月8日
 ロンドン、ウェルサムストウ・アッセンブリー・ホール
Disc50
  アダン:バレエ音楽『ジゼル』

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1990年9月1日 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
Disc51
ブラームス:
  セレナード第2番イ長調 Op.16
  ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
  ハンガリー舞曲第1,3,10,17-21番

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1989年9月20-26日、11月20,21日
 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc52
ヤナーチェク:
  グラゴル・ミサ

ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)
フェリシティ・パーマー(メゾ・ソプラノ)
ゲリー・レイクス(テノール)
アナトリー・コチェルガ(バス)
ロンドン交響楽団&合唱団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1990年9月17,18日 ロンドン、オール・セインツ教会

  シンフォニエッタ

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1990年10月2日 ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール
Disc53
ドビュッシー:
  牧神の午後への前奏曲
  おもちゃ箱
  バレエ音楽『遊戯』

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1991年2月18日、10月14日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc54
プロコフィエフ:
  交響曲第5番変ロ長調 Op.100
  交響曲第1番ニ長調 Op.25『古典交響曲」

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1991年4月30日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc55
  ドビュッシー:神秘劇『聖セバスチャンの殉教』

シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)
アン・マレイ(メゾ・ソプラノ)
ナタリー・シュトゥッツマン(メゾ・ソプラノ)
レスリー・キャロン(語り)
ロンドン交響楽団&合唱団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1991年9月30日 ロンドン、オール・セインツ教会
Disc56
バルトーク:
 ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112
  ラプソディ第1番 Sz.87
  ラプソディ第2番 Sz.90

竹澤恭子(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1992年11月20日、1993年5月 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc57
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15

アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1992年6月15日 ロンドン、ブラックヒース・コンサート・ホール

  モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299

ジェームズ・ゴールウェイ(フルート)
マリア・ロブレス(ハープ)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1992年9月5日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc58
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18

バリー・ダグラス(ピアノ)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1992年11月17日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

サン=サーンス:白鳥

スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
マイケル・ティルソン・トーマス&ダドリー・ムーア(ピアノ)

録音:1992年9月8日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

  サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33

スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1992年9月3日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

  コープランド:クラリネット協奏曲
  ゴードン・ジェンキンス:グッドバイ『ベニーを追憶して』

リチャード・ストルツマン(クラリネット)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1992年11月18日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc59
ストラヴィンスキー:
1. 詩篇交響曲
2. ハ調の交響曲
3. 3楽章の交響曲

ロンドン交響楽団
ロンドン・シンフォニー・コーラス(1)
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1991年9月13日、10月14日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc60>
R.シュトラウス:
1. クレメンス・ブレンターノの詩による6つの歌曲 Op.68
2. 献呈 Op.10-1
3. 母親の自慢話 Op.43-2
4. 我が子に Op.37-3
5. 東方の三博士 Op.56-6
6. 春の饗宴 Op.56-5
7. 4つの最後の歌 AV.150

ルチア・ポップ(ソプラノ:7)
エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ:1)
カリタ・マッティラ(ソプラノ:2-6)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1991年2月6日、10月3日、1993年5月21日 
ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc61
  プロコフェイエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』
  (MTT選曲抜粋版)

サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1995年9月20-24日
 サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール(ライヴ)
Disc62
ヴィラ=ロボス:
  ブラジル風バッハ第4,5,7,9番
  ショーロス第10番

ニュー・ワールド交響楽団
BBCシンガーズ
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1996年1月16,17日 フロリダ、ブロワード・センター
Disc63
コープランド:
1. ピアノ協奏曲*
2. オーケストラ変奏曲
3. ショート・シンフォニー(交響曲第2番)
4. 交響的頌歌

ギャリック・オールソン(ピアノ:1)
サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1996年6月25日 
サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
Disc64
ストラヴィンスキー:
  星条旗
  サーカス・ポルカ
  頌歌
  ロシア風スケルツォ
  バレエの情景
  12の楽器のためのコンチェルティーノ
  アゴン(12人のためのバレエ曲)
  祝賀会前奏曲(ピエール・モントゥーの80才の誕生日のために)
  ロシア民謡によるカノン
  変奏曲 - オルダス・ハクスリー追悼

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1996年4月22,23日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc65
  マーラー:カンタータ『嘆きの歌』

マリーナ・シャグチ(ソプラノ)
ミシェル・デヤング(メゾ・ソプラノ)
トーマス・モーザー(テノール)
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)
サンフランシスコ交響楽団&合唱団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1996年5月29-31日、6月2日
 サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
Disc66
ベルリオーズ:
1. 幻想交響曲Op.14
2. レリオ、または生活への復帰 Op.14bis
  ~第2曲『亡霊たちの合唱』
3. レリオ、または生活への復帰 Op.14bis
  ~第6曲『シェイクスピアの『嵐』に基づく幻想曲』

サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1997年7月1日、1998年3月2日
 サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
Disc67
ガーシュウィン:
  歌劇『ポーギーとベス』~キャットフィッシュ・ロウ組曲
  セカンド・ラプソディ(オリジナル版)

オードラ・マクドナルド(ソプラノ)
ブライアン・ストークス・ミッチェル(バリトン)
サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1997年7月2日
 サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
Disc68
ガーシュウィン:
1. パリのアメリカ人
2. ピアノ協奏曲ヘ調

ギャリック・オールソン(ピアノ:2)
サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1998年6月30日
 サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
Disc69
  ジョン・アダムズ:ロラパルーザ
  ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(1922年オリジナル版)
  バーンスタイン:プレリュード、フーガとリフ
  ミヨー:バレエ音楽『世界の創造』
  ストラヴィンスキー:エボニー・コンチェルト
  ヒンデミット:ラグタイム
  アンタイル:ジャズ・シンフォニー
  ラスキン:映画『悪人と美女』のテーマ

ニュー・ワールド交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮、ピアノ)

録音:1997年1月26,27日 フロリダ、ブロワード・センター
Disc70-71
  マーラー:交響曲第7番ホ短調『夜の歌』

ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1997年11月11-13日
 ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール
Disc72
  ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』全曲

サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1998年2月25-28日
 サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール(ライヴ)
Disc73
  ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』

サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1996年9月25-29日 
サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール(ライヴ)
Disc74
  ストラヴィンスキー:メロドラマ『ペルセフォーヌ』

ステファニー・コセラート(語り)
ステュワート・ニール(テノール)
サンフランシスコ少女合唱団
ラガッツィ・ザ・ペニンシュラ少年合唱団
サンフランシスコ交響楽団&合唱団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1997年6月16日 
サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール(ライヴ)
Disc75
コープランド:
  ビリー・ザ・キッド
  組曲『アパラチアの春』
  ロデオ

サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1999年5月19-23日 
サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
Disc76
スティーヴン・マッキー:
  『タック・アンド・ロール』
  『ロスト・アンド・ファウンド』
  『イーティング・グリーンズ』

スティーヴン・マッキー(エレクトリック・ギター)
ニュー・ワールド交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:2000年4月25,26日 フロリダ、ブロワード・センター
Disc77
アイヴズ:
  教会の尖塔と山脈から
  われらの祖先が愛したもの
  池(追憶)
  思い出
  チャーリー=ラットレージ
  サーカス・バンド
  ニューイングランドの3つの場所(オーケストラ・セット第1番)
  フランダースの野で
  彼らはそこに!(新しい自由な世界のための戦い)
  トムが船出する
  交響曲第4番~第3楽章フーガ
  詩篇 100番
  平穏
  ブース大将の天国入り
  答えのない問い

トーマス・ハンプソン(バリトン)
サンフランシスコ交響楽団&合唱団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1999年9月30日、10月1-3日 
サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール(ライヴ)
Disc78
チャイコフスキー:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
  『なつかしい土地の思い出』~瞑想曲
  『白鳥の湖』~ロシアの踊り

ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:2005年1月27日 ベルリン、フィルハーモニー
Disc79
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
  リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124

清水和音(ピアノ)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1986年2月10,11,14,15日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Disc80
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23

清水和音(ピアノ)
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

録音:1986年2月 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

  バレエ音楽『ペトルーシュカ』(1947年版)

ボストン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(ピアノ)
小澤征爾(指揮)

録音:1969年11月24日 ボストン、シンフォニー・ホール

 マイケル・ティルソン・トーマス(以下本人も使うMTTと略称)は、卓越した指揮者であることにとどまらず、ピアニスト、作曲家、教育者、そしてカリスマ的な音楽解説者としてもその才を発揮している音楽家。音楽界におけるその存在の大きさは、まさに20世紀アメリカを代表する音楽家だったレナード・バーンスタインを思わせるほど。MTTは生前のバーンスタインとも親交が深く、ニューヨーク・フィルの画期的な「ヤング・ピープルズ・コンサート」をバーンスタインから引き継いだのも彼でしたし、バーンスタイン没後の演奏楽譜の管理などにも携わっています。演奏レパートリーも幅広く、中でもマーラーやガーシュウィン、アイヴズ、コープランドといった作曲家の作品を熱心に紹介し、クラシック音楽だけでなく、ブロードウェイのミュージカルやジャズの分野でも幅広く活動しています。また、MTTは教育者としても優れた才能を持ち、1970年代にはバーンスタインから引き継いで「ヤング・ピープルズ・コンサート」の企画と指揮を担当、1988年のニューワールド交響楽団創設やパシフィック・ミュージック・フェスティヴァル音楽監督など、若手音楽家のメンターとして実に大きな存在です。ここ数年は進行性の脳腫瘍と診断されながらも、指揮台に立ち続けています。

 早熟なMTTの音楽キャリアは、10代後半で現代音楽の名だたる作曲家(ブーレーズ、コープランド、シュトックハウゼン、ストラヴィンスキーなど)の作品を初演するなど、非常に早い段階で注目を集めました。1969年には名門ボストン交響楽団の副指揮者に任命され、その後、バッファロー・フィルやロサンジェルス・フィルの客演指揮者を歴任。ヨーロッパではアバドの後任としてロンドン交響楽団の首席指揮者を務め、さらに1995年からはサンフランシスコ交響楽団の音楽監督に就任し、同団をアメリカで最も革新的なオーケストラのひとつに育て上げました。

 このボックス・セットには、MTTが1973年から2005年にかけてCBS、ソニー・クラシカル、RCA Red Sealで録音したすべての作品が収録されています。共演したオーケストラは、録音用編成のものを除くと、ポストを持っていたロンドン響、サンフランシコ響、ニューワールド響、バッファロー・フィル、ロサンジェルス・フィルのほか、クリーヴランド管、シカゴ響、ニューヨーク・フィル、フィルハーモニア管、バイエルン放送響、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、イギリス室内管、セント・ルークス管、ハンガリー国立管などと多岐にわたり、MTTの活動の幅広さを物語っています。

【初期録音】

 MTTのCBSへの初録音は1973年のことで、7月にジョージ・マーティンがプロデュースしたジョン・マクラフリンの『アポカリプス』(ディスク2)を収録、翌74年3月にはスタンリー・シルバーマンのロック・オペラ(マルチメディア・ポップ・オペラ)『エレファント・ステップス』(ディスク1)を録音し、後者を録音の2か月後の74年5月に、前者を9月に発売するという、実に斬新なプランニングでした。それらに続いたのはグラミー賞「最優秀合唱演奏賞」を受賞したオルフの『カルミナ・ブラーナ』(ディスク3)、ベートーヴェン後期の希少な合唱曲と『シュテファン王』の音楽(ディスク4)というもので、有名曲の新鮮な解釈と、有名作曲家の知られざるレパートリーという戦略が見て取れます。この時期の大作としては、バッファロー・フィルとのカール・ラッグルズ作品全集(ディスク8、9。発売時点での世界初録音多く含む。ソニー・クラシカルからは初CD化)が挙げられましょう。アメリカの孤高の作曲家ラッグルズの全貌を初めて音に刻んだ画期的なアルバムでした。

【室内オーケストラによるベートーヴェン全集】

 スタンダード・レパートリーでMTTの才人ぶりが発揮されたプロジェクトといえば、1978年から1986年にかけて録音されたベートーヴェンの交響曲全曲が挙げられましょう(ディスク11・17・20・23・27・29・30・35)。イギリス室内管弦楽団(第3番のみセント・ルークス管)という室内オーケストラを起用し、スコアの細部まで実に明晰に鳴らしきったMTTの明解かつ柔軟なベートーヴェン解釈は、20世紀に打ち立てられてきたベートーヴェンの重厚長大なイメージを一瞬にして書き換える破壊力を持ったもので、ほぼ同時期に始まるピリオド楽器演奏のムーヴメントと並行して、ベートーヴェン像の書き換えの意味でも画期的な録音となりました。

【独墺音楽】

 ブラームスではロンドン交響楽団と交響曲を除く主要オーケストラ曲を録音しているほか(ディスク45・51)、現在のところバイエルン放送交響楽団との唯一の録音であるシェーンベルク編曲のピアノ四重奏曲第1番(ディスク28)の重厚かつ明晰な名演が光っています。MTTのレパートリーの大きな柱のひとつであるマーラーでは、サンフランンシスコ交響楽団とのマーラー初期の大作『嘆きの歌』(3部構成版)が際立っているほか、ロンドン交響楽団との第3番(ディスク36/37)・第7番『夜の歌』(ディスク70/71)は、MTTがRCAを離れてからサンフランシスコで実現させた交響曲全曲録音の陰に隠れがちですが、思慮深さの光る名演盤。特に第3番ではジャネット・ベイカーの深みのある名唱が聴きものです。マーラーと同時代の後期ロマン派の大家R.シュトラウスの録音も多く、主要交響詩のほか(ディスク40・47)、ルチア・ポップ最後の録音となった『4つの最後の歌』を含むオーケストラ伴奏つき歌曲集(ディスク60)が極めつけと言えましょう。

【ロシア~スラヴ音楽】

 ロシア音楽では、チャイコフスキーとプロコフィエフに比重が置かれています。チャイコフスキーでは番号付きの交響曲はなく、4つの組曲のうち3曲を録音しているのが珍しいところ(ディスク10・14)。ジョシュア・ベルとのヴァイオリン協奏曲ではベルリン・フィルを指揮(ディスク78)、現在のところこの名オーケストラとMTTとの唯一の共演盤となっています。プロコフィエフではモダニズムの大作交響曲第5番と古典交響曲(ディスク54)、MTT自身がバレエ全曲盤から選曲して編み、サンフランシスコ響との長期録音プロジェクトの劈頭を飾った『ロメオとジュリエット』(ディスク61)で、オーケストラの機能を全開させるMTTの才が十全に発揮されています。スラヴものでは、ヤナーチェクの大作『グラゴル・ミサ』と『シンフォニエッタ』で、作曲者独自のメトリークやユニークなオーケストレーションの魅力を伝えています(ディスク52)。ドヴォルザークでは、珍しい『アメリカ組曲』とカンタータ的な『アメリカの国旗』をキャリアのごく初期である1976年にベルリン放送交響楽団と録音しているのが目を惹きます(ディスク6、日本未発売)。

【20世紀音楽】

◎ガーシュウィン
「ガーシュウィンは私の人生において極めて重要な位置にあります。子供の頃から、彼の音楽、解釈、名言、迷言は、ガーシュウィンのピアノの生徒であった父や、ガーシュウィンの若い頃に一緒に演奏したり作曲したりしていた叔父のハリーから伝えられてきた」とはMTTの言。1976年録音の『ラプソディ・イン・ブルー』では、作曲者自身が1924年に収録したピアノ・ロールと共演し、その新奇なアイデアとパンチの利いた演奏は音楽界を仰天させました(ディスク5)。「ラッグルズ全集を実現させるために、セールスを稼ぐ必要があって」録音したブロードウェイ・ミュージカル序曲集(ディスク7)、サラ・ヴォーンとの歌曲のライヴ・コンサート(ディスク16)も実現しています。そしてガーシュウィン生誕100周年の1998年にはサンフランシスコ交響楽団と2枚組のアルバムを録音しています(ディスク67・68)。結果として『ラプソディ・イン・ブルー』は3種(最初は上述のガーシュウィン自身のピアノ・ロール、2つはMTTがソロ、いずれもビッグバンド版)、『セカンド・ラプソディ』と『パリのアメリカ人』は2種の録音が収録されています。

◎アイヴズ
1980年代から90年代にかけて、MTTはアムステルダム(ロイヤル)・コンセルトヘボウ管弦楽団およびシカゴ交響楽団とアイヴズの『ホリデイ・シンフォニー』を含む交響曲全曲をデジタル録音し、世界的な評価を得ました(ディスク18・24・34・46)。ちょうどアイヴズ協会による新全集版の楽譜の出版と軌を一にしていた録音で、印刷したての楽譜を初見で弾くなど苦労も多かったものの、アイヴズ演奏解釈の新たな局面を刻んだという点で、現在でも歴史的な価値を持っています。MTTはそうしたアイヴズ演奏のひとつの到達点として1999年にサンフランシスコ交響楽団と歌曲、交響曲、詩篇、トーンポエムなど様々な作品を有機的にコンパイルしたアンソロジー・アルバム(ディスク77)を録音しています。

◎コープランド
MTTは、20世紀アメリカ音楽界の長老コープランドとは18歳の時に出会い、作曲者の前で『ピアノのための変奏曲』を弾いて始まり、長じてからはコープランド音楽の使徒としてその作品を広く演奏しています。1996年の『コープラント~モダニスト』(ディスク63)には、ピアノ協奏曲(ギャリック・オールソンとの共演)、管弦楽変奏曲、ショート・シンフォニー、交響的頌歌が収録され、2000年の『コープランド~ポピュリスト』(ディスク75)には、この作曲家の「ビッグ3」ともいうべき名曲『アパラチアの春』、『ビリー・ザ・キッド』、『ロデオ』の3曲の名演が含まれています。ユタ響を振った唯一の録音『古いアメリカの歌』(ディスク31)は、MTTがいまだに愛着を感じているアルバムの1枚です。

◎ストラヴィンスキー
19歳でストラヴィンスキーとの知遇を得、ロバート・クラフト指揮のストラヴィンスキー作品の録音にも参加したMTT。彼の最初のストラヴィンスキー作品録音は、小澤征爾指揮ボストン交響楽団による1969年の『ペトルーシュカ』のピアノ・ソロ(ディスク80)でした。1980年の『ペトルーシュカ』と『ロシア風スケルツォ』(ディスク80)以来、断続的にストラヴィンスキー録音を進め、最終的には『春の祭典』(ディスク73)と『火の鳥』全曲(ディスク72)を含む三大バレエ、詩篇交響曲(ディスク59)、『ペルセフォーヌ』(ディスク74)など、主要作品を網羅しています。

【MTTによる自薦コメント】

 「1973年から2005年にかけての、コロンビア、CBS、ソニークラシカルへの録音をまとめたボックス・セットのコンセプトを聞いた時、私たちが成し遂げた録音の量と質に驚かされた。ひとつのボックスの中に、ベートーヴェン、マーラー、ブラームス、チャイコフスキー、ドビュッシー、ラヴェル・・・そしてストラヴィンスキー、ガーシュウィン、アイヴズ、ラッグルズなどがたっぷり入っているのだ。このレパートリーは、私の音楽活動のいわゆる「中期」に自分が興味を抱いていた音楽を網羅している。アナログからデジタルに移行し、スタジオでの純粋なセッション録音から演奏会をライヴで収録するのが当たり前となってゆく時代だ。私がこの文章を書いているデスクの上には、自分がこれまでに録音してきたレコード、カセット、リール・テープ、8トラック・テープ、レーザー・ディスク、DVD、ブルーレイ・ディスク、そしてCDが並んでいる。過去50年の音楽ソフトのフォーマットの歴史であり、今やそれらはすべて、ストリーミングにとって代わられてしまった。だから、私たちの仕事が最後にこうやってCDコレクションにまとめられるのは、何と嬉しいことだろう。(・・・)このセットの前にも後にも、私は録音を残しているが、このセットはあふれんばかりの意欲を持った音楽家たち、経験豊富な録音チーム、そしてレコード会社のバックアップのおかげで、私がこれだけ幅広いレパートリーを録音することができた特別な時代の記録だ。自分の80歳の誕生日に、こんなセットが日の目を見るなんて、これ以上の喜びはそうあるものではない。」~マイケル・ティルソン・トーマス、ライナーノーツより


【仕様】

 ・完全生産限定
 ・各ディスク:アメリカ初出LPの紙ジャケットに封入(ジャケットは表裏とも初出LPのデザインを再現)
 ・ディスクのレーベル・デザイン:発売当時のデザインを採用
 ・ブックレット(欧文):ハードカバーCDサイズ・224ページ(予定)、オールカラー、全ディスクのトラックリスティング(別デザインのデザインも含むジャケ写全点、詳細な録音データ含む)、作曲者別ディスコグラフィ、モノクロおよびカラーの未発表写真多数
 ・ライナーノーツ(欧文):マイケル・ティルソン・トーマス、アンドレアス・ノイブロンナー(サンフランシスコ交響楽団のほぼすべての録音を手掛けたプロデューサー)、スティーヴン・エプスタイン(CBS~ソニー・クラシカル時代のメイン・プロデューサー)、デイヴィッド・モットリー(CBS時代の録音をプロデュース)によるこのセットのための新規ライナー、マイケル・ティルソン・トーマス「アーロン・コープランド~人と音楽」(2000年に発売された『ジ・エッセンス・オブ・アメリカ~アーロン・コープランド』収録のインタヴューディスクの語りを書き起こしたもの)
 ・各ディスクとブックレットを厚紙製クラムシェルボックス(サイズL 28 cm x W 13.5 cm x H 13.3 cm)に封入。




<国内盤> 

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ワーナー・ミュージック・ジャパン



WPCS13868
国内盤(2CD)
\3850
小林愛実~シューベルト
Disc1
 1. シューベルト:4つの即興曲 Op.142, D.935
  (第1番ヘ短調/第2番変イ長調/第3番変ロ長調/第4番ヘ短調)
Disc2
 2. シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
 3. リスト:シューベルトの宗教的歌曲 S.562~第1曲『連祷』
 4. リスト:シューベルトの12のリート S.558~第7曲『春の想い』
 5. シューベルト:ロンド イ長調 D.951(ピアノ連弾)
小林愛実(ピアノ)
反田恭平(ピアノ:5)
 録音:2024年5月20-23日、ベルリン、テルデックス・スタジオ
 日本盤のみの収録(3,4)



 ピアニスト小林愛実が、ニュー・アルバム『シューベルト:4つの即興曲 作品142、ピアノ・ソナタ第19番、ロンド、他』を発表することが決定。約3年ぶりとなる彼女のニュー・アルバムは、小林愛実が長年取り組みたいと熱望していたシューベルトの作品集となっています。

 メインとなる曲目は『4つの即興曲 作品142』と『ピアノ・ソナタ第19番』。『4つの即興曲 作品142』は小林愛実がずっと演奏したいと思い、最近のコンサートでも披露している想い入れのある楽曲。『ピアノ・ソナタ第19番』はアメリカ留学時代に初めて取り組んだシューベルト作品で、シューベルトのアルバムを作るなら入れたいと思っていたと語る、こちらも想い出の曲です。さらに、夫であるピアニスト反田恭平との連弾『ロンド イ長調』も収録。夫妻の共演としては初めての公式録音となる音源です。

 その他、シューベルトの歌曲をリストがピアノ編曲した『連祷』と『春の想い』も収録。歌曲の歌詞も読みこんで、選曲したという2曲。これら2曲は、輸入盤には収録されず、日本国内盤及びデジタル盤のみで聴くことができます。

 録音は、今年(2024年)5月、数々の名録音を生みだした、伝統と歴史のあるベルリンのテルデックス・スタジオにて行われました。ブックレットには、撮り下ろしの写真を使用したフロントカバーを始め、小林愛実本人のコメントも掲載されています。
 前作『ショパン:前奏曲集』より約3年が経ち、その間ショパン国際ピアノ・コンクール第4位入賞、結婚、出産と小林愛実本人にとって大きな出来事を経験してきました。今年9月23日に誕生日を迎え、29歳となった小林愛実。本アルバムに収録されているのは、シューベルトが晩年の30~31歳で作曲した作品ばかり。数々の出来事を経て、これらを作曲したシューベルトと同じ年代となった今だからこそ奏でることのできる音楽で、小林愛実の世界を創り上げた1枚です。



















10/22(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


SUPRAPHON



SU 4347
(3CD)
\5600
スメタナ生誕200年記念
 スメタナ:管弦楽曲集

 CD1
  (1) 交響詩『リチャード3世』Op.11(1858)
  (2) 交響詩『ワレンシュタインの陣営』Op.14(1858-59)
  (3) 交響詩『ハーコン・ヤール』Op.16(1860-61)
  (4) 弦楽四重奏曲第1番 ホ短調『わが生涯より』(1876)
   【ジョージ・セルによる管弦楽版】
 CD2
  (5) 祝典交響曲 ホ長調 Op.6(1853-54 改訂1881)
 CD3
  (6) 連作交響詩『わが祖国』(1874-79)
     I.「ヴィシェフラト(高い城)」
     II.「ヴルタヴァ(モルダウ)」
     III.「シャールカ」
     IV.「ボヘミアの野と森から」
     V.「ターボル」
     VI.「ブラニーク」
プラハ放送交響楽団
ペトル・ポペルカ(指揮)

 スメタナ生誕200年記念。ポペルカ率いるプラハ放送交響楽団によるスメタナの管弦楽曲集!

 セッション録音:(5)2023年4月26~28日、(4)2024年2月6~9、12日、(1)(3)2024年3月26~28日、(6)2024年6月3~7日、(2)2024年6月25&26日/チェコ放送第1スタジオ/DDD、3h05:23

 スメタナは今年(2024年)に生誕200年、歿後140年を迎えました。
 当アルバムは2022/23年シーズンから首席指揮者兼音楽監督を務めるペトル・ポペルカ率いるプラハ放送交響楽団の3枚組。
 同コンビは2024年7月の来日公演でも披露した『わが祖国』が話題となりました。

 プラハ放送交響楽団やウィーン交響楽団の首席指揮者を務めるほか、ヨーロッパやアメリカの著名なオーケストラや世界中の歌劇場にも客演しているポペルカ。
 母国が生んだ作曲家スメタナの作品は並々ならぬ思いをもって演奏しております。
 当アルバムにはスメタナの初期の音楽、24歳の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と バイエルン王女エリザベートの結婚式に捧げられた「祝典交響曲」、シェイクスピアの「リチャード3 世」、シラーの「ワレンシュタインの陣営」にはじまり、スメタナ壮 年期の作品、弦楽四重奏曲第1番『わが生涯より』のジョージ・セルによる見事な管弦楽版、そして「わが祖国」全曲も収録しております。
 スメタナに対するポペ ルカの細部にまでこだわった深い愛情を感じる演奏です。
 



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ALPHA CLASSICS


ALPHA1110
\3100→\2890
パトリツィア・コパチンスカヤ
 エグザイル~故郷を追われた人々の音楽

 1. 伝承曲: Kugikly クギクリ -
  ヴァイオリンと、ウクライナとロシアのパンパイプのために
   (ジョナサン・ケレンによる弦楽合奏のための編曲版)
 2-4. アルフレート・シュニトケ(1934-1998):
  チェロ・ソナタ 第1番
   (マルティン・メルケルによるチェロ、
    弦楽とチェンバロのための編曲版)(2020)
 5. モルドバ伝承曲:
  Cucusor cu pana sura (灰色の羽のカッコウ)
 6-8. アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):
  ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲
 9. フランツ・シューベルト(1797-1828):
  5つのメヌエットと6つのトリオ D 89 第3番
   (パトリツィア・コパチンスカヤによる
    弦楽合奏のための編曲版)
 10-12. イワン・ヴィシネグラツキー(1893-1979):
  弦楽四重奏曲 第2番 Op. 18
 13. ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
  逃亡者 - 低音部の無い弦楽合奏のための Op. 25
パトリツィア・コパチンスカヤ
 (ヴァイオリン、指揮、歌...5)
トーマス・カウフマン(チェロ)
カメラータ・ベルン
ヴラド・ポペスク(歌...5)

NYCX 10503
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2024年3月 ディアコニス教会、ベルン
 収録時間: 75分
 ※国内仕様盤には解説の日本語訳付

 【コパチンスカヤが深い共感を持って描く、故郷を追われた人々の音楽】
 パトリツィア・コパチンスカヤが、音楽監督を務めるカメラータ・ベルンとその首席チェロ奏者トーマス・カウフマンと共に、故郷を追われたあるいはやむなく去った人々をテーマに構成したアルバム。
 コパチンスカヤ自身、故郷モルドバは自分のなかでもはや失われており、そこに囚われていながらも既に根を下ろしておらず、自分は永遠に根無し草であると感じていることが、このプログラムの根底にあります。
 ウクライナとロシアに共通する民族楽器クギクリ(パンパイプ)を使用して本来演奏される伝承曲の、リズミカルながらもどこか不安を帯びた編曲版から弦楽合奏によるシュニトケのチェロ・ソナタが立ち上がり、巨大な蒸気機関を思わせる曲想へと発展していくオープニングは圧巻。
 コパチンスカヤが不穏な響きに乗り澄んだ声で歌うモルドバの伝承曲、故郷ポーランドで演奏を禁じられたパヌフニク、内的亡命者と呼べるシューベルト、ソヴィエトで12音と四分音による音楽に打ち込みフランスへ亡命したヴィシネグラツキーなどが続き、ラストはイザイがシンシナティ交響楽団の音楽監督を務めていた時にヴァイオリンとヴィオラの合奏のために書いた「逃亡者」を収録。
 鋭利な解釈と表現で作品への深い共感を刻むアルバムです。

 <来日公演情報> パトリツィア・コパチンスカヤ&カメラータ・ベルン
  2024年12月7日(土) 17:00- トッパンホール
  2024年12月8日(日) 15:00- 彩の国さいたま芸術劇場
  2024年12月9日(月) 19:00- トッパンホール
  2024年12月11日(水) 19:00- 京都コンサートホール

 
 




GRAMOLA


GRAM99327
\2900
主よ、われ御身に依り頼みたり - バスとオルガンによる宗教曲集
 フランツ・シュミット(1874-1939):
  オラトリオ『7つの封印の書』より
   1. Ich bin das A und das O 我はアルファなり、オメガなり –
    冒頭部分
 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):オラトリオ『天地創造』より
  2. Nun scheint in vollem Glanze der Himmel
   天はあふれる光で輝き
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  3. カンタータ第82番『我は満ちたれり』-
   Ich habe genug われは満ちたれり
  4. カンタータ第82番『我は満ちたれり』-
   Ich freue mich auf meinen Tod 喜ばしき 死よ 来たれ
  5. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 -
   Quoniam tu solus sanctus 主のみ聖なり
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  6. アヴェ・ヴェルム・コルプス K. 618
 アントン・ブルックナー(1824-1896):
  7. O du liebes Jesu Kind いとしき幼な児キリストよ WAB 145
  8. In jener letzten der Nächte 最後の夜に WAB 17
  9-14. ミサ曲 ハ長調 「ヴィントハーク・ミサ」 WAB 25
  15. Ave Maria アヴェ・マリア WAB 7
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  16-19. 4つの厳粛な歌 Op. 121
 フランツ・シュミット:
  20. オラトリオ『7つの封印の書』より -
   我はアルファなり、オメガなり – 終結部分
  21. 4つの小前奏曲とフーガ – 前奏曲 ニ長調
ギュンター・グロイスベック(バス)
マティアス・ギーゼン(オルガン)
クレメンス・ホラック(オーボエ)...3-4
マヌエル・フーバー(ホルン)...5、9-14
ヴォルフガング・ヴラダー(ホルン)...9-14

 録音:2024年4月16-19日 聖フローリアン修道院教会、ザンクトフローリアン(オーストリア)
 総収録時間:72分

 バスとオルガンで奏でる宗教作品を集めたアルバム。
 オーストリアのバス歌手ギュンター・グロイスベックと、聖フローリアンのブルックナー・オルガンを演奏するマティアス・ギーゼンが、J.S.バッハからハイドン、モーツァ ルト、そしてブルックナーやブラームスの宗教的な作品を演奏。
 アルバムはフランツ・シュミットのオラトリオ『七つの封印の書』の冒頭ではじまり、終結部で幕を 閉じます。
 3世紀にわたる数々の音楽が聖フローリアン大聖堂の内部で生き生きと響きわたり、歌とオルガンは決して対立することなく、互いに補完しあい素晴らしい音響効果を生み出しています。
 ウィーン・フィルのメンバーのオーボエとホルンの演奏もアルバムに華を添えます。

 
 
 

GRAM99342
\2900
ヨアヒム・ブリュッゲ:
 ディキンソン、オルコット、ホイットマンの詩による歌曲集

  ヨアヒム・ブリュッゲ(1958-):
   1-3. ルイーザ・メイ・オルコットの詩による3つの歌曲
    1. Thoreau's Flute/2. Fragments Form/3. Hither, Hither
   4-6. ウォルト・ホイットマンの詩による3つの歌曲
    4. They Untold Want / Portals / These Carols (Songs of Parting)
    5. My Canary Bird (First Annex: Sands of Seventy)
    6. Joy, Shipmate, Joy! (Songs of Parting)
   7-14. ウォルト・ホイットマンの「道端から」による歌曲
    7. Gliding O'er All/8. To Old Age/9. Perfections/
    10. O Me! O Life!/11. Thoughts/
    12. Locations and Times/13. Roaming in Thought/
    14. When I Heard the Learn'd Astronomer
   15-18. ウォルト・ホイットマンの詩による4つの歌曲
    15. A Clear Midnight/16. Good-Bye My Fancy!/
    17. After the Dazzle of Day/18. Grand is the Seen
   19-22. エミリー・ディキンソンの詩による4つの歌曲
    19. The Spider as an Artist
    20. Of All the Souls that Stand Create
    21. Safe in their Alabaster Chambers
    22. The Past is Such a Curious Creature
   23-24. ウォルト・ホイットマンの詩による器楽小品
    23. Bird of Passages - To You
    24. Bird of Passages - Song of the Universal
   25. リンカーン大統領の想い出に
   26.「赤い川の谷間」変奏曲
ヴェロニカ・ロイ(ソプラノ)...1-6
タマラ・イヴァニシュ(ソプラノ)...7-14
パウラ・クラニツ(ソプラノ)...15-22
ミヒャエル・コフラー(フルート)...1-23、26
トーマス・オ-バーライトナー(トランペット)...25
レト・クリジャニチ・ジョルジュ(ハープ)...1-6、19-22
ドーレン・ディングリンガー(ヴァイオリン)...1-26
ラケル・デ・ベニト・フォリオル(ヴィオラ)...1-26
レオネラ・デ・ヘスス・ ベラスケス・スアレス(チェロ)...1-26
アレクサンダー・ドルカー(指揮)

 録音:2024年2月 ザルツブルク(オーストリア)
 総収録時間:83分

 アメリカの古典とされる詩を用いたヨアヒム・ブリュッゲの歌曲集
 ウォルト・ホイットマンとエミリー・ディキンソンは、19世紀を代表するアメリカの詩人であり、その詩はしばしば音楽作品の題材として取り上げられてきました。
 「自由詩の父」とも呼ばれるホイットマンの詩はアメリカの広大な草原を想起させ、ディキンソンの詩は象徴的かつ幻想的な言語で世界を描いています。
 これらの詩に触発されたヨアヒム・ブリュッゲは、ソプラノ、フルート、弦楽三重奏、時にはハープを用いることで多様な詩の世界を音楽として表現しています。
 さらに、『若草物語』の作者ルイーザ・メイ・オルコットの作品にも焦点を当て、アメリカ児童文学の先駆者としての彼女の詩を音で描いています。
 ヨアヒム・ブリュッ ゲは、リューベックの音楽大学で音楽理論を学び、ザルツブルク・モーツァルテウム大学で音楽学者として活躍する作曲家。
 モーツァルトの研究家ですが、アメ リカ音楽にも関心を抱くという彼の作品は、バッハやシューマンなどドイツの伝統音楽を巧みに用いた抒情的な作品で知られています。

 
 
 


GRAM99317
\2900
音楽の旅はウィーンで始まり、ウィーンで終わる
 ヴァルトミュラー・トリオ・ウィーン
  ヨーロッパの万華鏡 ー ヨーロッパ11か国の舞曲集

 1. フリッツ・クライスラー(1875-1962):ウィーン小行進曲
 2. アントニン・ドヴォルザーク(1841-1921):
  スラヴ舞曲 Op. 46-2
 3. エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
  ノルウェー舞曲 Op. 35-2(ハンス・ジット編)
 4. エンリケ・グラナドス(1867-1916):
  アンダルーサ Op. 5(マルティン・フェルスト編)
 5. ベーラ・バルトーク(1881-1945):
  ルーマニア民族舞曲 Sz. 68 BB76(M.フェルスト編)
 6. モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  亡き王女のためのパヴァーヌ(M.フェルスト編)
 7. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
  『くるみ割り人形』よりトレパーク(M.フェルスト編)
 8. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  ハンガリー舞曲第6番(フーゴ・リーゼンフェルト編)
 9. フランツ・ベンデル(1833-1874):
  ハンガリーの想い出 – 性格的なポルカ(ニコライ・ハンセン編)
 10. シュテファン・ヘラー(1813-1888):タランテッラ
 11. オットカール・ノヴァーチェク(1866-1900):
  ブルガリア舞曲 Op. 6-1
 12. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  セレナード ニ長調 Op. 8ー メヌエット(ハインリヒ・ベーム編)
 13. フランツ・シューベルト(1797-1828):
  4つのドイツ舞曲 Op. 33(パウル・ツィルヒャー編)
 14. ヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870):
  ポルカ・マズルカ「祖国にて」 Op. 231(M.フェルスト編)
ヴァルトミュラー・トリオ・ウィーン
 イネス・ミクリン(ヴァイオリン)
 マルティン・フェルスト(チェロ)
 アンナ・ジェラン(ピアノ)

 録音:2022年 Haus der Kunst,Baden(オーストリア)
 総収録時間:49分

 舞曲は、出身地や宗教、言語、文化を超えて人々を結びつけ、音楽と身体表現を通じて対話を生み出すものであり、このアルバムにおいては、ヨーロッパの多様な文化に内在する共通の象徴として描き出されます。
 音楽の旅はウィーンで始まり、再びウィーンで終わります。
 ウィーンは、アンサンブル「ヴァルトミュラー・トリオ・ウィーン」の本拠地であり、アンサンブル名の由来となった画家フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラーの故郷でもあります。

 
 




RCD


RCD 10408
\2500
ヴィヴァルディ : オーボエ協奏曲集
 アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741) :
  オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調 RV 462
  2つのオーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調 RV 536 (*)
  オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調 RV 454
  オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調 RV 463
  2つのオーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調 RV 535 (*)
  オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調 RV 461
  オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調 RV 453
  2つのオーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調 RV 534 (*)
  オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調 RV 451
オレグ・ヤクボヴィチ (オーボエ)
エドゥアルト・ホフラーチョフ (オーボエ (*))
マリア・クレスチンスカヤ、
 スヴェトラーナ・グリーンフィールド(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ゴルブーノフ (ヴィオラ)
フィリプ・グリドフ (チェロ)
ヴラディーミル・ヴォルコフ (コントラバス)
エカテリーナ・ビャズロヴァ (チェンバロ)

 録音時期 : 2024年1月26-28日
 録音場所 : レコーディング・スタジオ、サンクトペテルブルク、ロシア
 録音方式 : スタジオ、ステレオ、DDD
 楽器仕様 : モダーン

 オレグ・ヤクボヴィチ (1966年生まれ) はモスクワのグネーシン音楽学校で学んだ後、ドイツでブルクハルト・グレツナー、ロータ・コッホに師事したロシアのオーボエ奏者。
 
 

RCD 30004
\2500
幻想曲の5つの面 アレクサンダー・ゾンデレッガー (ピアノ)
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) /アレクサンダー・ゾンデレッガー (1991-) 編曲 :
  幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542 (原曲 : オルガンのための / ピアノのための編曲版)
 フェルッチョ・ブゾーニ (1866-1924) :
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハによる幻想曲 ヘ短調 BV 253 (#)
 フレデリック・ショパン (1810-1849) : 幻想曲 ヘ短調 Op.49 (*)
 アレクサンドル・スクリャービン (1872-1915) :
  ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 「ソナタ幻想曲」 Op.19 (+)
 ミリー・バラキレフ (1837-1910) : 東洋風幻想曲 「イスラメイ」 変ニ長調 Op.18

 録音時期 :2021年10月31日 (無印) / 2021年11月19日 (*) / 2022年3月13日 (+) / 2022年4月3日 (#)
 録音場所 : シュトゥットガルト音楽大学、大ホール
 録音方式 : スタジオ、ステレオ、DDD

 アレクサンダー・ゾンデレッガーは1991年ロシア連邦カレリア共和国のペトロザヴォーツクに生まれ、同地のグラズノフ音楽院を経てドイツのシュトゥットガルト音楽大学で学んだピアニスト。
 2024年現在同大学のピアノ教員と弦楽科の伴奏者を務めており、兄のエドゥアルト・ゾンデレッガーとのデュオ活動も行っています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2321
(2CD)
\2700
[疑似ステレオ版・オープンリール・テープ復刻]
 フルトヴェングラーVPO/ベートーヴェン:交響曲第1・4・5・6番

  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
   (1) 交響曲 第1番 ハ長調、作品21
   (2) 交響曲 第6番 ヘ長調、作品68「田園」
   (3) 交響曲 第4番 変ロ長調、作品60
   (4) 交響曲 第5番 ハ短調、作品67「運命」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー&VPO。疑似ステレオのベートーヴェン・シリーズ~交響曲第1、4、5、6番。2枚組1枚価格で10年ぶりの再登場!

 録音:(1)1952年11月24、27、28日 (2)1952年11月24、25日 (3)1952年11月1、2日 (4)1954年2月28日、3月1日 以上、ウィーン、ムジークフェラインザール
 使用音源:EMI(Japan) AXA-3059, 3060, 3061 (4トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:疑似ステレオ(録音セッション)/限定生産/国内製作、日本語帯・解説付

 ■制作者より
  本物ではないとわかっていても、ついつい聴きほれてしまうフルトヴェングラーの疑似ステレオ。
  2014年、当シリーズでも4トラック、19センチのオープンリール・テープを使用してベートーヴェンの交響曲第4番+第5番(GS-2119)、同第1番+第6番(GS-2124)を発売しましたが、またたく間に品切れとなりました。
  そこで没後70年を機に、同一原盤ながら2枚組1枚価格の限定プレスで復活させることにしました!
  なお、疑似ステレオ化に際して、第5番の第4楽章の62小節の休符が編集ミスによって短くなっていることが知られていますが、当CDではある程度の修正は加えていますが、完全には復元出来ておりせん。ご了承下さい。(平林直哉)
 


<メジャー・レーベル>

DG


4866234
(2CD)
\3700
《アンソロジー~パリ・コンサート~
 ハワード・ショア:Anthology-The Paris Concerts》


ハワード・ショア:
《CD 1》
 1) 映画『ホビット』より「The Noble Wood (I Roderyn)」、
 映画『ロード・オブ・ザ・リング:The Fellowship of the Ring』より
  2) Where the Shadows Lie、3) The History of the Ring、4) A Long-Expected Party、
  5) The Seduction of the Ring、6) A Black Shadow、7) Last Homely House、
  8) Turning Southwards、9) The Road Under the Mountain、
  10) The Halls of Durin、11) Durin’s Bane、12) The Golden Wood、
  13) Gandalf’s Lament、14) Beyond Lothlorien、15) The Anduin、
  16) The White Hand、17) The Passing of Boromir、
  18) The Fate of the Bearer、19) In Dreams、20)『カターニア』、
 21) 映画『エスター・カーン』より
   「Esther Kahn」(Paris Suite)、
 映画『イースタン・プロミス』より
   22) Eastern Promises、23) Tatiana/Trans-Siberian Diary /
《CD 2》
 映画『ザ・フライ』より
  1) Main Title、2) Plasma Pool、3) Stathis Enters、
  4) The Stairs、5) The Jump、6) Finale、
 映画『裸のランチ』より
  7) Naked Lunch、8) Fadela’s Coven/Dr.Benway、
 映画『エド・ウッド』より(テルミンと管弦楽編)
  9) Main Title、10) Grave Robbers、11) This Is the One、
 映画『クラッシュ』より
  12) Crash、13) Cine Terra、14) Mechanism Of Occupant Ejection、
  15) Mirror Image、16) Where’s the Car?、17) Sexual Logic、
  18) Road Reseach Laboratory、19) Chromium Bower、
  20) Triton、21) Prophecy Is Dirty Ragged
オリヴィエ・ドワーズ(オーボエ)(CD 1: 1)、
ジャン=ポール・ガスパリアン(ピアノ)(CD 1: 20)、
ラファエル・モロー(ヴァイオリン)(CD 1: 22-23)、
ステファン・ギヨーム(アルト・サクソフォン)(CD 2: 7, 8)、
リディア・カヴィナ(テルミン)(CD 2: 9-11)、
フランス放送児童合唱団(CD 1: 2-19)、
Ludwig Wicki(CD 1: 1-19, CD 2: 1-8)&
 バスティアン・スティル(CD 1: 22-23)(指揮)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、
Mike Schaperclaus(指揮)
Le Balcon(CD 1: 21, CD 2: 9-21)

 【録音】2023年5月12日(CD 1: 1-19, CD 2: 1-8)、14日(CD 1: 20, 22-23)、13日(CD 1: 21, CD 2: 9-21)、パリ、Maison de la Radio et de la Musique

 壮大なスケールの作品からソロ・ピアノまで、映画音楽の巨匠の“カメレオン的”才能が明らかになったパリ・コンサートを収録 CD2枚組

 ●ハリウッドを中心とした映画音楽の作曲家として名高いハワード・ショア。2023年春、パリの「メゾン・ド・ラジオ・フランス」で、3日間にわたりそのハワード・ショアのコンサートが開催されました。
 目的はこの作曲家の様々な顔を持つ作品群のミステリアスな側面を明確にするというものでした。
 その録音が“アンソロジー”としてまとめられ、CD2枚組で発売されます。
 
 フランス放送フィルハーモニー管弦楽団による2つのコンサート(Ludwig Wicki指揮とバスティアン・スティル指揮)が実験的な作品からなる小編成のための3つ目のコンサートを挟んだ形になっています。
 216人の演奏者のための作品が、例えばソロ・ピアノのための『カターニア』などと並び、ショアが様々なジャンルや規模の間を自由に行き来するカメレオン的な才能を持つことが明らかになりました。
 このコンサートがもたらした最大の感動は、同じプログラムに並べられた異なるスタイルや時代のスコアを再発見し、それらが同じ音楽家のチームによって演奏されることで首尾一貫した脈絡を得ることができたことです。
 才能豊かなソリストたち(オリヴィエ・ドワーズ、ジャン=ポール・ガスパリアン、ラファエル・モロー、ステファン・ギヨーム)も次々と見事な演奏を披露しています。
 テルミンのソリスト、リディア・カヴィナは『エド・ウッド』のサウンドトラックに参加して以来30年間ステージでこの楽曲を演奏し続けています。

 ●ハワード・ショアに大きな変化が訪れたのは、21世紀の幕開け、ニュージーランド出身のピーター・ジャクソンから『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の音楽を依頼された時でした。
 そしてその10年後には『ホビット』の音楽も任されます。これらの大ヒット映画によってショアの素晴らしい作曲、特に壮大なスケールの物語にぴったり合った音楽が世界中の観客に知られることになりました。
 「正直、トールキンの作品と彼の自然への愛に、自分がうまく共鳴できたと思っています。
 私も自然を愛しているので、心を込めてその音楽を作曲しました」とショアは語っています。

 ●「私の考えでは、自分の個性に合った題材を選ぶことができれば、映画音楽は作曲家が自由に作曲できる数少ない領域の一つです。
 監督との信頼関係を築くことができるようになると、個性的な方法で自分を表現し、人とは違うやり方をしたり、冒険したりしても監督は支持してくれます。
 そこにあるのは協力、先を見通す力、そして説得する力です」。これは現代の最も革新的な映画音楽作曲家の一人であるハワード・ショアが40年以上にわたり持ち続けた信念です。
 



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ERATO



2173239904
(2CD)
\4300→\3990
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー/モーゼ)
 ハッセ:オラトリオ『荒野に燃え立つ蛇』全曲
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー/モーゼ)
ユリア・レージネヴァ(ソプラノ/天使)
ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー/ナサナエル)
ブルーノ・デ・サ(ソプラニスタ/ヨシュア)
カルロ ヴィストーリ(カウンターテナー/エレアザル)
デイヴィッド・ハンセン(カウンターテナー/エリヤ)
レ・ザクサン(ピリオド楽器アンサンブル)
ティボー・ノアリ(指揮、ヴァイオリン)
 録音:2023年6月20-23,25日、パリ、ラ・セーヌ・ミュージカル、RiffX 1


 ヨハン・アドルフ・ハッセは、18世紀にもっとも名声を博したドイツ人オペラ作曲家です。
 20代の半ばでイタリアに赴き、ナポリでポルポラとアレッサンドロ・スカルラッティとともにトレーニングを続け、特にナポリ・オペラの依頼を受け、すぐに有名になりました。 有名なカストラート、ファリネッリによるオペラ『アルタセルセ』の創作で際立っています。それと同時に、彼はヴェネツィアの偉大な歌手ファウスティナ・ボルドーニと結婚。ヨーロッパ各地への旅行も挟みます。彼はザクセンとウィーンの宮廷にいますが、何よりもドイツ間を行き来しています。イタリアではナポリとヴェネツィアで、そこで彼は一流の音楽家としての地位を確立しました。ヴェネツィアではオスペダーレ(孤児音楽院)で教えたりもしました。120曲にも及ぶオペラのほか、オラトリオ、カンタータなどを残しています。これまでほとんど演奏されることはありませんでしたが、近年復刻・再演されるようになってきています。

 ハッセのオラトリオの中でも、旧約聖書を題材にした重要な物語『荒野に燃え立つ蛇』が登場。カウンターテナー&ソプラニスタの5人を起用した夢のようなアルバムのリリースです。このアルバムでは、登場人物の性別にあった配役・歌手陣が起用されており、物語と音楽を見事に表現しています。指揮は、2006年以来ミンコフスキのレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル・グルノーブルのコンサートマスターを務めるティボー・ノアリ。ロンドンの王立音楽アカデミーでリディア・モルドコヴィチに師事、その後リモージュ・バロック・アンサンブルやコンチェルト・ケルンの奏者として研鑽を積みました。2014年にティボー・ノアリによって創設された「レ・ザクサン」は、17~18世紀の声楽・器楽作品をレパートリーとし、新しい発見を生み出しています。

 この作品は近年の研究によると1733~1735年頃に作曲されたとされており、当時ヴェネツィアでよく行われていた慣習として、ラテン語のテクストでハッセ自身が当時大人気の歌手ボルドーニと結婚していたということもあり、彼は歌のことを知り尽くしていたため、技巧的に華やかなアリア、それを引き立てる凝った器楽パートなど、実に贅沢な作りの作品となっています。

 歌詞台本は、旧約聖書の民数記21章4~9節を題材としており、「エジプトを離れたイスラエル人の一行が葦の海の途中までやってきたときに、苦しみに耐えかねて不平を言った。そこで神は炎の蛇(毒蛇)を送ったので、かまれた人々の中から死者が出た。民がモーゼに許しを願うと、モーゼは神の言葉に従って青銅で蛇を作り旗ざおの先に掲げた。この蛇を見たものは炎の蛇にかまれても命を永らえた」という物語です。

 ハッセの複雑で表現力豊かな音楽は、このエピソードを最も効果的にドラマチックに表現しています。素晴らしいシンフォニアで始まり、8つのアリアと6人のソリストによるデュエットで展開します。弦楽器と通奏低音に支えられた、対照的な色彩のボーカル曲は、特にアリアでは演奏者に極めて高度な技巧を要求します。この作品は、ドラマに内在する感情をすべて担う3つのソプラノと3つアルトのために書かれており、アリアは簡単なレチタティーヴォまたは伴奏付きのレチタティーヴォで囲まれ、聖書の物語に命を吹き込みます。モーゼ(アルト)の力強く荘厳な姿は、イスラエル人の傲慢さと恩知らずを叱責し、天罰を受けるに値しています。ハッセは、人間と神の間に慈悲深く仲介する天使(ソプラノ)の姿と、人々の感情を反映する4人のイスラエル人を並置しています。エリアブ(ソプラノ)は神とモーゼを非難し、エレアザル(アルト)とヨシュア(ソプラノ)は神の善良さを信頼し、ナタナエル(アルト)は毒蛇の猛攻撃を語ります。イスラエル人は神の許しを懇願。彼らの苦しみに対する神の救済策、すなわち青銅の蛇を投げ捨てることを明かすのは天使。彼らの運命は今や平和と愛に満ちています。ヨシュアとエレアザルはデュエットで人々の喜びを表現し、善良な神を讃えます。その後モーゼは神の許しを称え、天使が悪を正し正義の者を迎える神に敬意を表する高揚感のある叙情的なアリアが続きます。最後にはインキュラビリの少女たちがミゼレーレを歌い、祈りのような叙情性で悔い改めのテーマを完成させます。

 
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ウィリアム・クリスティ/エラート録音全集


2173227699
(61CD)
\39000→\37990

17-18世紀フランスのレパートリーを幅広い聴衆に紹介してきたチェンバロ奏者、指揮者、音楽学者、ウィリアム・クリスティの全エラート録音を収録したボックス
 ウィリアム・クリスティ/エラート録音全集


Disc1
カンプラ:
  グラン・モテ『神はユダにおいて知られ』
  グラン・モテ『深い淵より』
  グラン・モテ『主は汝の声を聞き』
  レクィエム

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:28-29.IX.2002, Salle des Concerts, Cite de la Musique, Paris


Disc2
  カンプラ:サルヴェ・レジーナ
  F.クープラン:すべての者よ、恐れ聞け
  F.クープラン:私に御顔を向け
  F.クープラン:サルヴェ・レジーナ
  F.クープラン:主よ、いつまでもわれを
  カンプラ:主よ、入ってください
  F.クープラン:主よ、あなたにどうやって報いましょう
  カンプラ:谷川慕いて鹿のあえぐごとく
  カンプラ:銀の剣

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:28-30.VII.2004, Eglise de Lessay, Manche


Disc3-5
  シャルパンティエ:歌劇『メデ』全曲

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:3-12.V.1994, Salle Berthier, Opera-Comique, Paris
Disc6
  シャルパンティエ:歌劇『オルフェウスの冥府下り』全曲

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:20-23.V.1995, Salle Berthier, Opera-Comique, Paris


Disc7
シャルパンティエ:
  ディヴェルティスマン『ヴェルサイユの楽しみ』
  『ル・シッド』のスタンスによるエール~思いもよらぬ耐え難い心の痛手に H457
  『ル・シッド』のスタンスによるエール~なんと恐ろしい葛藤よ! H459
  『ル・シッド』のスタンスによるエール~父上、恋する女、名誉、愛 H458
  パストラッレ『愛はすべてのものに勝つ』

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:20-23.V.1995, Salle Berthier, Opera-Comique, Paris & 19-20.IV.1996,
Eglise St Martin de Vertou, Vendee


Disc8
シャルパンティエ:
  ディヴェルティスマン『賢者の石』 H.501
  ヴィオールのための4声のコンセール H.545~プレリュード
  エール『寂しい荒野よ、陰鬱な隠れ家よ』 H.469
  エール『慎みのないため息』 H.464
  ヴィオールのための4声のコンセール H.545~アルマンド
  エール『おお! もう決して見ることはない』 H.461
  エール『ああ! なんて短いのだろう』 H.442
  ヴィオールのための4声のコンセール H.545~ロンド-形式のサラバンド
  エール『咲いておくれ、かわいい花たちよ』 H.449b
  エール『ああ、何もあなたを止められないのでしょうか?』 H.462
  ヴィオールのための4声のコンセールH.545~イギリスのジグ
  エール『無駄だよ、熱心な恋敵たち』 H.452
  エール『ああ!なんて残念なこと』 H.443
  エール『ああ!夢を見させて』 H.441
  ヴィオールのための4声のコンセールH.545~フランスのジグ
  エール『もう愛してはいない』 H.455
  『何も恐れずこの森に』 H.467
  ヴィオールのための4声のコンセール H.545~パッサカーユ
  エール『暖炉のそばで愛し合おう』 H.446
  エール『赤ワインを飲んだあと』 H.447
  エール『ファンション、かわいい小さなファンション』 H.454
  ディヴェルティスマン『羊飼いたちの論争』 H.484

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:10-17.V.1998, Salle Wagram, Paris


Disc9
シャルパンティエ:
  クリスマス・オラトリオ『主の御降臨のカンティクム』 H.416
  真夜中のミサ曲 H.9(器楽のためのノエル H.534-3,4,6, H.531-2付)

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:21-22.XII.2000, Grande Salle, Cite de la Musique, Paris


Disc10
シャルパンティエ:
  テ・デウム H.416
  死者たちのための8声部のミサ H.2
  死者たちの祈り(怒りの日) H.12
  死者たちに捧ぐ8声部のモテ H.311

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:Live: 14-15.IX.2004, Cite de la Musique, Paris


Disc11
シャルパンティエ:
  ソロモンの裁き H.422
  主は高座を裁きの場に用意した H.434

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:IX.2005, Theatre de Poissy


Disc12
F.クープラン:
  聖水曜日のための第1~3のルソン・ド・テネブル
  王の命令により作曲された4つのヴァーセット

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:14-17.X.1996, Salle Wagram, Paris
Disc13
アンリ・デマレ:
  主よ、いつまでもわれを
  エルサレムよ、主を讃めたたえよ
  主よ、われらを懲らしめたもうなかれ

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:13-14.X.1999, Arsenal, Metz


Disc14-16
  ヘンデル:歌劇『オルランド』 HWV.31 全曲

パトリシア・バードン(メゾ・ソプラノ)
ローザ・マニヨン(ソプラノ)
ヒラリー・サマーズ(アルト)
ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ)
ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:16-23.I & 5-6.III.1996, Salle Wagram, Paris


Disc17-18
  ヘンデル:歌劇『エイシスとガラテア』 HWV.49 全曲

ソフィー・ダヌマン(ソプラノ)
パトリシア・プティボン(ソプラノ)
ポール・アグニュー(テノール)
ジョゼフ・コーンウェル(テノール)
アラン・ユーイング(バス)、他
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:10-13.V.1998, Salle Wagram, Paris


Disc19-21
  ヘンデル:歌劇『アルチーナ』 HWV.34 全曲

ルネ・フレミング(ソプラノ)
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
ファニータ・ラスカッロ(ソプラノ)
スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)
キャスリーン・クールマン(アルト)
ティモシー・ロビンソン(テノール)
ロラン・ナウリ(バス)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:Live: 10, 13, 16, 19-20.VI.1999, Palais Garnier, Paris


Disc22-24
  ヘンデル:歌劇『テオドーラ』 HWV.68 全曲

ソフィー・ダヌマン(ソプラノ)
ロラン・スラール(バリトン)
ジュリエット・ガルスティアン(メゾ・ソプラノ)
ダニエル・テイラー(カウンターテノール)
リチャード・クロフト(テノール)
ネイサン・バーグ(バリトン)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:12-20.V.2000, Espace de projection, IRCAM, Paris


Disc25-27
  ヘンデル:歌劇『セルセ』 HWV.40 全曲

アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
エリーザベト・ノルベルグ=シュルツ(ソプラノ)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ローレンス・ザッゾ(カウンターテナー)
シルヴィア・トロ・サンタフェ(アルト)
ジョヴァンニ・フルラネット(バス)
アントニオ・アベーテ(バス)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:Live: 17-25.XI.2003, Theatre des Champs-Elysees, Paris


Disc28
ヘンデル:
  ヴァイオリン・ソナタ第8番イ長調 Op.1-14, HWV.372
  ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.1-6, HWV.364a
  ヴァイオリン・ソナタ第7番ニ長調 Op.1-13, HWV.371
  ヴァイオリン・ソナタ第3番イ長調 Op.1-3, HWV.361
  ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.1-1, HWV.359a
  ヴァイオリン・ソナタ ト長調 HWV.358

ヒロ・クロサキ(ヴァイオリン)
ウィリアム・クリスティ(チェンバロ)

録音:4-6.IX.2002, Chapelle de Jesus Enfant (Paroisse Sainte Clotilde), Paris


Disc29-30
  ハイドン:オラトリオ『天地創造』 Hob.XXI:2(ドイツ語歌唱)

ゾフィー・カルトホイザー(ソプラノ:エヴァ)
マルクス・ウェルバ(バリトン:アダム)
ゲニア・キューマイアー(ソプラノ:ガブリエル)
トビー・スペンス(テノール:ウリエル)
ディートリヒ・ヘンシェル(バス・バリトン:ラファエル)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:23-25.VII.2007, Eglise Notre-Dame du Liban, Paris


Disc31
ディンディア:
  5声のマドリガーレ集 第3巻~「情けを」と私は泣きながら叫ぶのだが
  5声のマドリガーレ集 第5巻、器楽~私はあなた方に言った、ため息をつきながら
  5声のマドリガーレ集 第8巻~気高く幸福な目よ
  5声のマドリガーレ集 第8巻~私はお前のもとから去る
  5声のマドリガーレ集 第5巻、器楽~この美しい胸の
  5声のマドリガーレ集 第1巻~つれないアマリッリ
  5声のマドリガーレ集 第8巻~つれないシルヴィオ
  5声のマドリガーレ集 第8巻~けれども、生来の思いやりや美徳が
  5声のマドリガーレ集 第8巻~ああ、ドリンダ
  5声のマドリガーレ集 第8巻~この胸に傷を与えるですって?
  5声のマドリガーレ集 第8巻~シルヴィオ、とても疲れました
  5声のマドリガーレ集 第3巻~「ああ」とフィレーレは美しいクローリに言った
  5声のマドリガーレ集 第3巻、器楽~木陰の多い優しい森よ
  レ・ムジケ第5巻~さあ、私を殺してくれ、悲嘆にくれた苦悩よ (ジャゾーネの嘆き)
  5声のマドリガーレ集 第4巻~愛の不思議なハーモニー
  5声のマドリガーレ集 第4巻~このことでだけ私たちは違っている
  レ・ムジケ第4巻~ああ、私は何を見ているのか (オルフェオの嘆き)
  レ・ムジケ第2巻~つれない僕のフィルリは
  レ・ムジケ第2巻~これがフィルリ、僕の恋人だ
  5声のマドリガーレ集 第3巻、器楽~ああ、誰が私を憔悴させるのか
  レ・ムジケ第1巻~つれないアマリッリ
  レ・ムジケ第1巻~私の嘆きに野獣も涙を流し
  5声のマドリガーレ集 第3巻、器楽~とても甘美に歌うあの小鳥は

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:20-23.IV.1997, Salle Wagram, Paris & 14-15.VII.1997,
Chapelle de la Fondation Eugene Napoleon, Paris


Disc32-33
  ランディ:歌劇『聖アレッシオ』全曲

マリーズー・ヴィーチョレク (ソプラノ)
ニコラ・リヴァンク (バス)
クリストファー・ジョージー(テノール)
パトリシア・プティボン (ソプラノ)
マイリ・ローソン(ソプラノ)
スティーヴ・ドゥガルダン(カウンターテナー)
クリーヴ・ベイリー(バス)、他
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:26.IX-02.X.1995, Salle Berthier, Opera-Comique, Paris

Disc34:魔法の島の歓楽~リュリ:ディヴェルティスマン集
  リュリ:『プシシェ』『恋は医者』『ジョルジュ・ダンダン』
 『アルミード』『魔法の島の歓楽』『イジス』などからの名場面集

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:18-20.I.2002, Espace de projection, IRCAM, Paris


Disc35
  メユール:歌劇『ストラトニース』全曲

ヤン・ブロン(テノール)
エティエンヌ・レスクロアート (テノール)
パトリシア・プティボン(ソプラノ)
カール・デイモンド(バリトン)
カペラ・コロニエンシス
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:23-27.IV.1995, Studio Stolbergerstrasse, Westdeutscher Rundfunk, Koln


Disc36
モンドンヴィル:
  グラン・モテ『主は王』
  グラン・モテ『イスラエルがエジプトを出た時』
  グラン・モテ『深き淵より』

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:18-20.VI.1996, Paris
Disc37-38
  モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:14-21.VII.1997, Chapelle de la Fondation Eugene Napoleon, Paris


Disc39
モーツァルト:
  レクィエム K.626 (ジュスマイヤー版)
  アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618


アンナ・マリア・パンザレッラ(ソプラノ)
ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ネイサン・バーグ(バス)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:22-24.XI.1994, Salle Berthier, Opera-Comique, Paris


Disc40
  モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K.427

パトリシア・プティボン(ソプラノ)
リン・ドーソン(ソプラノ)
ジョゼフ・コーンウェル(テノール)
アラン・ユーイング(バス)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:20-23.IV.1999, Abbaye de Lessay, Normandie


Disc41-42
  モーツァルト:歌劇『魔笛』 K.620 全曲

ナタリー・デセイ(ソプラノ:夜の女王)
ハンス=ペーター・ブロホヴィッツ(テノール:タミーノ)
ラインハルト・ハーゲン(バス:ザラストロ)
ローザ・マニヨン(ソプラノ:パミーナ)
アントン・シャリンガー(バリトン:パパゲーノ)
リンダ・キチン(ソプラノ:パパゲーナ)
ウィラード・ホワイト(バス:弁者)
スティーヴン・コール(テノール:モノスタトス)、他
リヨン歌劇場合唱団
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:2-9.VIII.1995, Studio Olivier Messiaen, Radio France, Paris


Disc43-44
  モーツァルト:歌劇『後宮からの逃走(誘拐)』 K.384 全曲

クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ:コンスタンツェ)
パトリシア・プティボン(ソプラノ:ブロンデ)
イアン・ボストリッジ(テノール:ベルモンテ)
イアン・ペイトン(テノール:ペドリロ)
アラン・ユーイング(バス:オスミン)
イェルク・レーヴ(語り:セリム・バシャ)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:13-19.XI.1997, Theatre de Poissy, Centre Vocal Baroque


Disc45
  パーセル:歌劇『ディドとエネアス』全曲

ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ネイサン・バーグ(バリトン)
ソフィー・マラン=デジョー(ソプラノ)
クレア・プルア(メゾ・ソプラノ)
ソフィー・ダヌマン(ソプラノ)
ゲイエ・メシャリ(ソプラノ)
ジャン=ポール・フシュクール(テノール)、他
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:8-11.XI.1994, Theatre-Opera de Massy


Disc46-47
  パーセル:歌劇『アーサー王』全曲

ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
マーク・パドモア(テノール)
ペッテリ・サロマー(バス)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
クラロン・マクファデン(ソプラノ)、他
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:21-22, 25-26.II.1995, Salle Berthier, Opera-Comique, Paris


Disc48:パーセル:賛美の宗教曲集
  パーセル:神よ、なんと多いことでしょう、わたしの敵は
  ウィリアム・クロフト:神に捧ぐ音楽への賛歌
  パーセル:神に捧ぐ賛歌
  パーセル:いと高きところへホサナ
  パーセル:救世主が齢12のころ姿を消したときの祝福されたるおとめマリアの忠言
  パーセル:神は、おやさしく耳を傾けてくださいます
  パーセル:葬儀の祈り
  ジョン・ブロウ:そのかたこそ平和、最も頼れるかた
  ペラム・ハンフリー:主よ!わたしは罪を犯してしまいました
  パーセル:おお民よ、汝らみな手を叩いて
  パーセル:罪を知る夜に
  パーセル:夕暮れどきの賛歌(夜は訪れ)
  パーセル:静かなる意識について
  ペラム・ハンフリー:どうかお赦しください、この罪は
  パーセル:夕暮れどきの賛歌(太陽は今や)
  ジョン・ブロウ:この世を救ってくださるかた

ポール・アグニュー(テノール)
クレア・デボノ(ソプラノ)
トマス・マイケル・アレン(カウンターテナー)
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
コンスタンティン・ヴォルフ(バス)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:24-26.IX.2006, Eglise evangelique Allemande, Paris


Disc49
ラモー:
  グラン・モテ『主が連れ帰られると聞いて』
  グラン・モテ『どれほど愛されていることか』
  グラン・モテ『神はわたしたちの避けどころ』

レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:8-12.VI.1994, Radio France, Paris


Disc50-52
  ラモー:歌劇『イポリートとアリシー』全曲

マーク・パドモア(テノール)、ロラン・ナウリ(バリトン)
アンナ=マリア・パンザレッラ(ソプラノ)
ロレイン・ハント・リーバーソン(メゾ・ソプラノ)
エイリアン・ジェイムズ(メゾ・ソプラノ)、他
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:6-13.X.1996, Salle Wagram, Paris


Disc53-54
  ラモー:オペラ・バレ『エベの祭典(青春の女神ヘーベーの祭り)』

ポール・アグニュー(テノール)
ソフィー・デイヌマン(ソプラノ)
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
マリーズー・ヴィーチョレク(ソプラノ)
ガエル・メシャリ(ソプラノ)
ジャン=ポール・フシェクール(テノール)、他
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:21-28.I.1997, Salle Wagram, Paris


Disc55
  ラモー:アクト・ド・バレ『花飾り(魔法の花)』

ゾフィー・デインマン(ソプラノ)
ポール・アグニュー(オート=コントル)
フランソワ・バゾラ(バス)
レザール・フロリサンの合唱団員
カペラ・コロニエンシス
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:16-20.I.2000, Studio Stolbergerstrasse, Westdeutscher Rundfunk, Koln


Disc56
  ラモー:アクト・ド・バレ『ゼフィール(ディアヌのニンフたち)』

ガエル・メシャリ(ソプラノ)
レベッカ・オケデン(ソプラノ)
ゾフィー・デソダヴェイヌ(ソプラノ)
レザール・フロリサンの合唱団員
カペラ・コロニエンシス
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:16-20.I.2000, Studio Stolbergerstrasse, Westdeutscher Rundfunk, Koln


Disc57-59
  ラモー:歌劇(音楽悲劇)『ゾロアストル』(1756年版)

マーク・パドモア(オート=コントル)
ネイサン・バーグ(バス)
ガエル・メシャリ(ソプラノ)
マテュー・レクロアール(バス)
アンナ・マリア・パンツァレッラ(ソプラノ)、他
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:28.VIII-10.IX.2001, Theatre de Poissy


Disc60:声の園(LE JARDIN DES VOIX)
  パーセル:『インドの女王』~アリア集とデュエット
  マッツォッキ:『アドーネの鎖』~第2幕第3場
  ロッシ:オラトリオ『悔悛せる罪人』~ため息が…
  ランベール:『別れた恋人がたくさんいる』『あなたのさげすみは毎日』
  シャルパンティエ:『ヴィーナスとアドニス』~前奏曲とアリア
  ラモー:『ピグマリオン』よりアリア「致命的なアモール、残酷な勝利者」
  カンプラ:『アエネアスとディド』(抜粋)
  ヘンデル:『ラダミスト』~第3幕第10場
  ヘンデル:『アマディージ』よりアリア「脅してください、私は恐れていません」
  モーツァルト:『アルバのアスカニオ』より「Al chator di que' bei rai」
  グレトリ:『ゼミールとアゾール』~第2幕第2場三重唱「Veillons, mes soeurs」
  フィリドール:『トム・ジョーンズ』~七重唱「C'est vous mon pere」

アメル・ブライム=ジユール(ソプラノ)
クレア・デボノ(ソプラノ)
ユディス・ファン・ヴァンロイユ(ソプラノ)
クサヴィエ・サバータ(カウンターテナー)
アンドルー・トーティス(テナー)
アンドレ・モーシュ(バリトン)
コンスタンティン・ヴォルフ(バス・バリトン)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:Live: 1-10.III.2005, Cite de la Musique, Salle de concerts, Paris


Disc61:室内二重唱曲集
 ジョヴァンニ・ボノンチーニ:Pietoso nume arcier
  フランチェスコ・マンチーニ:Quanto mai saria piu bello
  フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ:Quando veggo un'usignolo
  ジョヴァンニ・ボノンチーニ:Chi d'Amor tra le catene
  ジョヴァンニ・ボノンチーニ:Bella si, ma crudel
  ニコラ・ポルポラ:Ecco che il primo fonte(ここに一日の最初の光が来る)
  ベネデット・マルチェッロ:Chiaro e limpido fonte
  ベネデット・マルチェッロ:Tristi e Fileno
  アレッサンドロ・スカルラッティ:Nel cor del cor mio

フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(カウンターテナー)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音:19-23.I.2011, Salle Colonne, Paris

 ウィリアム・クリスティは、バロック音楽復興の先駆者として知られています。1944年生まれのクリスティは、1979年にアンサンブル「レザール・フロリサン」を設立し、歴史的背景に基づいた演奏の先駆者となりました。フランスのバロック・オペラ、特にリュリ、ラモー、シャルパンティエなどの作曲家の作品に精通したクリスティは、国際的に高い評価を得ています。歴史的背景に基づいた演奏への献身は、この分野で新たな基準を確立し、忘れられた傑作に新たな命を吹き込んでいます。献身的な教育者でもあるクリスティは、新世代の音楽家に影響を与えています。彼の貢献は、古楽に対する理解と評価を大幅に高め、クラシック音楽における中心人物としての彼の地位を確固たるものにしました。
 ボックス・セットには、彼がエラートとヴァージン・クラシックスのために制作したすべてのアルバムが収録されております。







WARNER CLASSICS



2173238078
\3100

アンドリュー・フォン・オーエン(ピアノ)
 天使と悪魔~ピアノ作品集


 J.S.バッハ/ブゾーニ編:
  来たれ、異教徒の救い主よ BWV.659
 J.S.バッハ:フランス組曲 第5番ト長調 BWV.816
 マクダウェル:モダン組曲 第1番 Op.10~
  第5曲『狂詩曲』
 リスト:メフィスト・ワルツ第1番 S.514『村の居酒屋での踊り』
 ドビュッシー:月の光
 J.S.バッハ:協奏曲ニ短調 BWV.974~
  第2楽章:アダージョ
   (原曲:マルチェッロ:オーボエ協奏曲)
 サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』 Op.47~
   バッカナール(ピアノ版)
 マクダウェル:2つの幻想的小曲 Op.17~第2曲『魔女の踊り』
 メシアン:幼子イエスに注ぐ20の眼差し~
  第20曲『愛の教会の眼差し』
 フォーレ/フォン・オーエン編:
  レクィエム Op.48~イン・パラディスム
アンドリュー・フォン・オーエン(ピアノ)
 録音:2024年2月28,29日、3月1日、ロンドン、St Jude's

 カリスマ性あふれるピアノ界の貴公子、アンドリュー・フォン・オーエン。5歳よりピアノを始め10歳でオーケストラと協演、17歳でエサ=ペッカ・サロネン指揮のロサンジェルス・フィルと協演。ほか、フィラデルフィア管、アトランタ響、サンフランシスコ響、ニューメキシコ響、セントルイス響、シアトル響、シンガポール響などと協演。ジュリアード音楽院ではハーバート・ステッシン、ジェローム・ローヴェンタールに師事し、アルフレート・ブレンデルやレオン・フライシャーの教えも受けています。彼の演奏はナショナル・パブリック・ラジオでも度々放送され、同放送の番組「パフォーマンス・トゥデイ」にもゲストとして招かれています。2016年よりニューヨークとパリに居を構え演奏活動を続けています。
 このアルバム『天使と悪魔』について、「私は長い間、天国と地獄、霊的なものと肉体、聖人と罪人といった相反するテーマに捧げられたリサイタル・プログラムを思い描いていた」とピアニストのオーエンは語っています。ソロ・キーボード用に考え出された作品と、オーケストラ、オペラ、合唱のレパートリーからの編曲を組み合わせ、バッハ (ブゾーニによる編曲も含む)、ドビュッシー、フォーレ、メシアンといった「天使的」なルートと、リスト、サン=サーンス、マクダウェルといった「悪魔的」なルートをたどっています。聴く者を人間の感情の最も暗い隅々への旅に導くと同時に、恍惚とカタルシスへと導くことは、自信に満ちた感動的なガイドであることを証明しています。完璧さと難なく弾きこなすテクニックだけでなく、作品のロマンティックな雰囲気に溺れることなく、自由さと情緒的な豊かさをみごとに表現した彼ならではの独自なコンセプト・アルバムです。



素敵なプロモーション動画。
https://youtu.be/B3Fi3R5e8VI?si=PzeXbzaw-DoQ3U4O


 


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\3100
セバスティアン・クナウアー(ピアノ)
 『ハリウッド~アルフレッド・ニューマンを中心に』
 1. アルフレッド・ニューマン:
   映画『Greatest Story Ever Told』~メイン・タイトル
 2. ジェームズ・ホーナー:
   映画『ビューティフル・マインド』~メイン・タイトル
 3. ジェリー・ゴールドスミス:映画『いつか見た青い空』~組曲
 4. アレックス・ノース:映画『スパルタカス』~愛のテーマ
 5. デヴィッド・ニューマン:『Some Time Ago』
 6. エルマー・バーンスタイン:
   映画『アラバマ物語』~メイン・タイトル
 7. アルフレッド・ニューマン:
   映画『How the West Was Won』~No Goodbye
 8. アルフレッド・ニューマン:
   映画『百万長者と結婚する方法』~Street Scene
 9. ジェリー・ゴールドスミス:映画『氷の微笑』~組曲
 10. ジェームズ・ホーナー:
   映画『ニュー・ワールド』~An Apparition In The Fields
 11. コンラッド・ポープ:『Capriccio』
 12. アルフレッド・ニューマン:映画『聖衣』~愛のテーマ
 13. アーロン・コープランド:映画『我等の町』~我々の街の物語
 14. ジョージ・ガーシュウィン&モートン・グールド:
  『Rhapsody on Someone to watch over me & Fascinating Rhythm』
 15. トーマス・ニューマン:『Shoulder Length』

 ※アレンジ:デヴィッド・ニューマン(01-04,06-10,12)
 
セバスティアン・クナウアー(ピアノ)
ダイアナ・ニューマン(ソプラノ:02,10)
ハリー・エルマー(ハーモニカ:03)
トビアス・バックハウス(ドラムス:05)
ハガイ・コーエン=ミロ(ダブルベース:05)
ヴォイテク・ドルネク(アコーディオン:06)
ベルリン・ドイツ交響楽団
デヴィッド・ニューマン(指揮)
 録音:2024年2月6-9日、ベルリン、テルデックス・スタジオ

 セバスティアン・クナウアーは、カール=ハインツ・ケマーリング、フィリップ・アントルモントに師事し、指揮者のロジャー・ノリントンと長年にわたり活動。ダニエル・ホープのピアニストとして、幅広いレパートリーと独自なプログラミングと演奏として高評価を得えています。
 この新しいアルバム『ハリウッド』は、伝説的なアメリカの映画音楽作曲家、アルフレッド・ニューマンの音楽と家族の物語を中心にしており、アルフレッド・ニューマンの息子で作曲家のデヴィッド・ニューマンによる指揮と、ベルリン・ドイツ交響楽団と共にこのアルバムを録音しました。
 アルフレッド・ニューマンはハリウッド・サウンドの創始者であり、世界で最も有名なファンファーレである20世紀フォックスのロゴ音楽の作曲者です。彼は9回アカデミー賞を受賞し、45回のノミネートを受けました。ガーシュウィン、コープランド、バーナード・ハーマンの友人であり、アレックス・ノース、エルマー・バーンスタイン、ジェリー・ゴールドスミスのメンターでもあります。また、最も成功した映画音楽の一家を築きました。弟のエミール・ニューマンとライオネル・ニューマン(「ハロー・ドーリー!」)、長男のデヴィッド・ニューマン(「アイス・エイジ」、「アナスタシア」)、次男のトーマス・ニューマン(「アメリカン・ビューティー」、「ジェームズ・ボンド:スカイフォール」)、甥のランディ・ニューマン、そしてその孫たちも既にキャリアをスタートしています。
 ジョージ・ガーシュウィンやアーロン・コープランド、アレックス・ノースやエルマー・バーンスタイン、バーナード・ハーマンやジェリー・ゴールドスミス・・・このセバスティアン・クナウアーの新しいアルバムに収録されている作曲家たちには3つの共通点があります。彼らはアメリカ出身であり、クラシック作曲と映画音楽を自然に融合させており、アルフレッド・ニューマンと深く関わっています。





ストイックでかっこいい動画。

https://youtu.be/-C8cckewxiI?si=8wUvfoQloAR4i60G



<国内盤> 

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BIJIN CLASSICAL



BJN 1031
\2970
イリーナ・メジューエワ、2024年録音
 「ショパン:ワルツ集」

 ショパン (1810~1849):
  ワルツ 変ホ長調 作品 18〈華麗なる大円舞曲〉/
  ワルツ 変イ長調 作品 34-1〈華麗なる円舞曲〉/
  ワルツ イ短調 作品 34-2〈華麗なる円舞曲〉/
  ワルツ ヘ長調 作品 34-3〈華麗なる円舞曲〉/
  ワルツ 変イ長調 op.42〈大円舞曲〉/ワルツ 変ニ長調 作品 64-1〈小犬〉/
  ワルツ 嬰ハ短調 作品 64-2/ワルツ 変イ長調 作品 64-3/
  ワルツ ホ長調 KK.IVa/12/ワルツ 変ト長調 作品 70-1/
  ワルツ 変ニ長調 op.70-3/ワルツ ヘ短調 作品 70-2/
  ワルツ ホ短調 KK.IVa/15/ワルツ ロ短調 作品 69-2/
  ワルツ 変イ長調 KK.IVa/13/ワルツ イ短調 KK.IVb/11/
  ワルツ 変ホ長調 KK.IVb/10 (ソステヌート)/
  ワルツ 変イ長調 op.69-1〈告別〉/3つのエコセーズ 作品 72-3
イリーナ・メジューエワ
 (ピアノ – 1925年製
  NYスタインウェイ CD135))

 変幻自在、繊細かつ大胆なルバート 。~目眩めくばかりの優美と洗練に酔う。ショパン:ワルツ集/

 録音:2024年3月&6月、新川文化ホール(富山県魚津市)
 STEREO/96kHz+24Bit録音、発売元:日本ピアノサービス株式会社

 メジューエワによる新ショパン・シリーズの第5弾、ワルツ集。
 作曲家生前に出版された8曲を作品番号順に、残り 10曲(遺作)を自由に配列、最後に「3つのエコセーズ(作品 72-3)」をアンコールのように置いた魅力的なプログラム。
 繊細優美かつドラマティックな表現が古き佳きピアノ黄金時代を彷彿させます。
 ヴィンテージ・スタインウェイ(1925年ニューヨーク製)の華麗な音色で味わう贅沢なひととき。
 



<映像>

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GRAMOLA(映像)



GRAM20006
(DVD)
\5100→\4790
ラン・ランもヴォロドスも忘れよう
 フロリアン・クルムペック(ピアノ)
シューベルト、ベルク、リスト:ピアノ作品集

 フランツ・シューベルト(1797-1828):
  1. 即興曲 変イ長調 Op. 90 D 899 - 第4番
  2. 即興曲 変イ長調 Op. 142 D 935 – 第2番
 アルバン・ベルク(1885-1935):
  3. ピアノ・ソナタ Op. 1
 フランツ・リスト(1811-1886):
  巡礼の年 第2年 イタリア S161/R10b より
   4. 第1番:婚礼
   5. 第7番:ダンテを読んで – ソナタ風幻想曲
フロリアン・クルムペック(ピアノ)

 収録:2020年5月26、27日(ライヴ) ウィーン、楽友協会大ホール
 収録時間 59分
 リニアPCMステレオ/DTSサラウンド 5.0ch/字幕 なし/画角 16/9NTSC All Region

 かつてウィーン・コンツェルトハウスでのデビュー・リサイタルが『プレッセ』紙で「ラン・ランもヴォロドスも忘れよう。オーストリアにも虎のようなヴィルトゥオーゾ・ピアニストがいる」と激賞されたクルムペックが2020年にウィーンの楽友協会大ホールで行ったリサイタルから得意曲を収めた映像。
 チェリストの父と美術史家の母のもとに生まれたクルムペックは、ルドルフ・ブッフビンダー、ゲルハルト・オピッツ、エリザベート・レオンスカヤ、ダニエル・バレンボイムらの指導を受けました。
 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会をはじめ、ウィーン、ミュンヘン、モスクワなど多くの都市で演奏活動を行っています。
 またバレンボイムの助言で指揮活動も行い、フィラデルフィア管などを指揮。より広い視野から作品にアプローチするようになっています。
 ここでも鮮やかな技巧で聴衆を魅了する彼の姿が生き生きと捉えられています。

 
 

<LP>


京都コンピュータ学院(LP)


KCG 1/2
(2LP)
\6600

ベートーヴェン:「月光」「テンペスト」「熱情」
 ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2《月光》
 ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31-2 《テンペスト》
 ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57《熱情》
 ロンド ハ長調 作品51-1

多川響子(ピアノ)

 京都コンピュータ学院 京都情報大学院大学 創立60周年記念。多川響子のベートーヴェン 「月光」「テンペスト」「熱情」、アナログLPで発売!

 録音:2024年3月4-6日、京都コンピュータ学院ホール
 使用楽器:Steinway &Sons D-275

 6月にCDで発売になり好評を得ておりました多川響子のベートーヴェン「月光」「テンペスト」「熱情」。この度LPでも発売になります。

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。人類の有史以来、音楽に最も影響を与えてきた人物である。苦悩に満ちた人生を歩んだその男は、生涯を音楽にかけ、ピアノを愛し、32曲のピアノ・ソナタをこの世に残していった。
 その中には傑作とされる名曲が多くあり、ここに収録された「月光」「テンペスト」「情熱」は、その核たるものとして存在する。音楽を生む活力が感情であるならば、まさにこの3曲には、「恋」「死生」という人間の根幹をなす"力"が、ひしと詰まっているからだ。
 演奏する多川響子は、ベートーヴェンの"力"に魅了され、演奏家としての金字塔「ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会」を成功させている。演奏にも"力"が必要だと、改めて感じさせるアルバムだ。

 
 

















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